ファイアーエムブレム&ティアサガ第37章

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952名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 20:54:53.90 ID:OD433ISx
ギムレー子にヤられるものがよく挙げられるけど
逆にマイユニ子が策謀の限りを尽くして強気なギムレー子を快楽に溺れさせちゃうのもオツなものだと思う
953敗北マイユニ娘:2012/05/11(金) 21:28:19.10 ID:9P/rKiIw
読んでくれた方、ありがとうございました。
最初は二軍落ちで始まる展開だったんですが、それだと普通にバッドエンドのままになるので、より酷くなるようにユニ子に少し選択肢を残しました。
すれちがいユニ子と結婚出来たら……もっとひどい愛憎劇だなぁ
954名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 23:23:47.79 ID:qe7GdiXb
2軍落ちはよ

結婚した後初夜も迎えてないマイユニ子が
旦那の前で輪姦される妄想で今日も捗る
955名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 23:39:20.55 ID:M5Rl2oYZ
>>951
その場合マイユニ子はマー子のお母様?
どっちにしろマイユニ大好きなマー子にとっては願ってもないシチュかなw
956名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 01:03:54.43 ID:9lmL795r
実際ルナやルナプラスはされる方の陵辱三昧だよなw
957名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 01:58:13.83 ID:hNT3AcVk
俺がすれちがいチームで女マイユニばかり捕獲し始めたのは間違いなくこのスレの影響
958名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 03:49:08.43 ID:Jo568dSJ
チキにパイズリしてほしい
959名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 05:26:48.13 ID:HKmccgwN
男マイユニ→リザイア地雷部隊or器天空滅殺勇者剣三騎派遣で全送りして名声の肥やし
女マイユニ→バサカ軍団でじっくり殲滅し妄想のネタに

最近はこんなパターンばっかだ
960きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 06:52:27.60 ID:rrb3qkMv
おはようございます。
今回も空気読まずいきます。

クロム×マイユニット女(デフォルトネーム)口調私1

注意事項

EDネタバレ全開
(見たくない人のため行間あけます)






クロムとルフレは夫婦設定
犠牲エンドルートでルフレが戻ってくるところから
捏造100%
素人クォリティの超長文で半分以上前置きという地獄
深夜テンションで一気に書き上げたので、すいこナニソレ状態
それでもかまわないという心の広いお方はお付き合いください。
エロだけ読まれる方は5〜6レス飛ばしてください。
(390も前半も一切読まなくても話は普通に通じます)
NGは『きっとそれは七色の』でお願いします。
961きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 06:54:17.33 ID:rrb3qkMv
すいません、1行ぬけてました。この話は390の二人のその後です。



「一瞬だけで顔はよく見えなかったけど、でもあれは確かにルフレさんだったよ…!」

最初は付近の住民からの情報。
二週間ほど前から嵐でもないのに紫色の雷が頻発。なのに周囲には焼け跡ひとつなく不審であると。
ならずものの魔道士の仕業か、流れの傭兵団の小競り合いかと調査隊を派遣したのが一週間前。
しかし近辺を調べてもそのような不穏なものは見つからなかった。
ただ、透ける人影が草むらの中に現れては消えるという。
人々の屍兵への恐怖は根強い。そうでなくても亡霊か何かではという話になり
シスターの資格ももつ王妹リズが調査を兼ねて人々の不安を解消しに行ったのが三日前。
そこでよくよく聞けばその亡霊の姿が驚くほどルフレの特徴を備えている。
そしてとうとう、彼女は見たのだ。
心配ないと住民に伝え、調査隊には人払いを言いつけて自分は即座に王都にとってかえした。
かの人を求め続けている、兄王に知らせに。


クロムは目の前の光景に言葉を失った。確かにそこにルフレがいた。
あの時のように目を閉じて静かに草むらに横たわっている。以前と全く変わらない姿。
唯一つ、体が透けていることを除けば。
薄紫の燐光に包まれて。彼女からこぼれる光の粒が蛍のように舞っている。
すぐにでも腕の中に捕らえたいのに透ける彼女は触れば砕けて消えそうな儚さで、伸ばしかけた腕を戻す。
「やっぱりルフレさんだよっ!前見たときはもっと薄くて一瞬で消えちゃったのに、今はこんなに…!絶対、お兄ちゃんのこと待ってたんだよ!」
「そうなのか?ルフレ…?」
呼びかけると光が強くなる。そうだ、と答えてくれたような気がした。
恐る恐るルフレの髪に触れる。…意外にも感触があった。
「戻って来い、ルフレ。お前にはまだやるべきことがあるだろう。お前を待ってるやつらがいるんだ。俺も」
胸が詰まる。
言葉に合わせて燐光がルフレの体に収束していく。段々と髪が、肌が、色味を濃くしていく。
「俺も、お前がいない世界は嫌なんだ!傍にいてくれ。ルフレ…っ!」
鈴を鳴らすような硬質な音が響く。
吹き抜ける風に髪や服が揺れる。呼吸で静かに胸が上下している。
もう、ルフレは透けていなかった。
泣きながらルフレに飛びついて押しつぶしそうになる妹を宥めるのが彼の次の仕事だった。
それから一刻近く経って、ようやくルフレは目覚めた。
962きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 06:55:15.53 ID:rrb3qkMv
ルフレが戻ってきて半年。
結論から言えば、彼女は何も覚えていなかった。
前例がないためナーガにも詳しくは判らないらしいが
邪竜の器ではなく只人として戻ってきたことは言わば生まれ変わりのようなもので
以前と変わらない姿を保つ代わりに記憶が失われていても不思議はない。ということらしい。
記憶がなくても関係ない。ルフレはルフレだと断じて城に連れ帰った。
事情をかいつまんで説明したらルフレは驚いて目を回してしまったが、最終的には受け入れてくれた。
かつての仲間たちも純粋に彼女の帰還を喜び、最初は圧倒されていたルフレもすぐに打ち解けた。
ナーガの言葉に全く落胆しなかったわけではない。だがルフレが生きている。生きて自分の傍にいる。
彼女を失ったあの日から、ずっとクロムの心臓から流れ続けていた血がやっと止まった。

そして今日。平和なイーリス城、ルフレの部屋の前に立ち扉を叩くクロムがいた。
「ルフレ?いないのか?」
仲間や子供達とはすぐ打ち解けたのに夫に対してだけは酷く緊張するらしく
戻ってきたばかりの頃はクロムの顔を見るだけで赤くなり逃げ出していた。
無理もない。見ず知らずの男にいきなり妻だと言われても普通信じられないだろう。
クロムの方も、記憶のない彼女に無体を強いる気は毛頭なかったのだがこれでは尚更何も出来ない。
逃げられたことに内心結構傷ついていたのは内緒だ。
そういうわけで二人はずっと別々の部屋で寝起きしている。
しかしクロムはそれで大人しく諦めるような男ではない。
ルフレは事実を受けとめルキナのことも母親として真実心から愛して育ててくれている。
焦ってはいけない。嫌われたわけではない、むしろ好かれている(ここは断言する)。
政務の合間に(時には抜け出して)ルフレに会いにゆき、扉越しに他愛もない話をする。
朝一番に王宮の庭で美しく咲いた花々を手ずから切って持っていくこともある。

誰に笑われても茶化されても、ルフレに振り向いてもらうためなら何でも出来る気がした。
ルフレがいる。もう一度彼女と恋ができる。それだけで、きっと今のほうが幸せだ。

努力の甲斐あって次第にルフレの方からも話しかけてくれるようになった。
騎士団相手に試合や鍛錬をしていれば必ずルフレが見に来てくれることに気づく。
ルフレに向かって笑いかけたり手を振るとすぐに隠れられてしまうけれど。
先日はとうとう二人だけの遠乗りの誘いに乗ってくれた。
一頭の馬に相乗りして、町外れの丘の上でひとしきり喋ったあと見詰め合ったあの瞬間はとてもいい雰囲気だった。
自然と顔が綻ぶ。自惚れでなく確実に距離を縮めつつある自覚と自信はあった。
今日も今日とて、愛しい妻(というよりは恋人関係に近い)とのひと時を求めてここへ来たのだ。
もう一度声をかけてから静かに扉を開ける。やはりいない。
「またあの部屋にいるのか…?」
記憶が無いゆえに王妃としての責務を果たせないと落ちこむ彼女の手助けになればと昔使っていた勉強部屋の鍵を渡した。
ルフレは頭がいい。きっとすぐに誰よりも豊かな知識と才をもって国政に携われるようになるだろう。
実はあの部屋の鍵を渡すのは二度目だったが、最初の時と同じように目を輝かせて喜んでくれた。
また時間を忘れて本を読みそのまま寝ているのかもしれない。
扉を閉め、目的地を変更した長い足が動き出した。
963きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 06:56:43.55 ID:rrb3qkMv

時間は少し前に遡る。

クロムの想い人は大筋彼の予想通りの行動をしていた。
ルフレにとってここの本から得られる知識はどれも今後の施政に役立つと思えるものばかりだった。
…単に今の自分が何も知らないだけだとも言えるが。
沈みがちになる思考を前向きに戻そうと青い色を思い浮かべる。

最初にクロムを見たときから様々な想いが胸に去来して抱きつきそうになるのを必死でこらえた。
王族だと聞いて驚くと同時に、きっと結婚されているのだろうと密かに落胆した。
妻がいると言うからああやっぱりと思ったのに、それが自分だって。
熱のこもった目で見つめられた、あの時の彼の顔を忘れられない。
彼に良く似た娘にも会わせて貰えた。
初めて会うはずの娘…ルキナは小さな足で一生懸命に私に駆け寄ってきてくれた。
思わず抱きしめたら懐かしくて愛しい感情が溢れて、人目も憚らず泣いてしまった。
私の…大切な娘。
(でも…それならやはり。かつての私はあの人…クロムさんと、つまり、そういうことを……。)
そこまで考えて顔が熱くなって慌てて再度思考の方向を変える。
勝手にいなくなって、勝手に戻ってきて、その上何も覚えていない薄情な自分。
捨て置いても良かったのに探して、見つけてくれて、もう一度妻に迎えてくれた。
記憶の戻らないルフレが困らないように何も言わずに微笑んで、ずっと待ってくれている。
夫の包み込むような愛情に少しでも同じものを返せるようになりたかった。

切り替えるはずがすっかり頭の中は桃色になってしまい、これでは本を読んでも内容が頭に入りそうにない。
ルフレは持っていた本を閉じ長椅子から立ち上がって何とはなしに部屋を見回す。
と、見慣れない小卓に気が付いた。飾り気のない卓の上には一冊の本。
表題は無いがこれまで見たことがないほど重厚な装丁である。
皮とも布ともつかない不思議な質感に所々に宝石が散りばめられ豪奢な印象を与えている。
表紙の中心部には紫色の、絡み合う蔓と六つ目の意匠…。

心臓に冷水を浴びせられた気がした。
これはいけない。触れては駄目。すぐにここから逃げなくては――
脳がそう警告を発するのに体は一歩も動けず視線をその本から外せない。
さっきまで外から聞こえていたはずの騎士達の演習の声も、窓から差し込む陽光も、全てが急速にルフレから遠ざかっていく。
全身が冷たく、鉛のように重い。
震える右手がルフレの意思に反して動いていく。
(クロムさん…!)

本を、取った。
964きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 06:58:15.24 ID:rrb3qkMv

――――リィィィィン―――――

常に腰から下げている神剣が不意に輝いて、クロムは足を止めた。
何事かと鞘から刀身を半分ほど出してみれば益々輝きを強める。
その刀身に一瞬、ルフレが映った。
瞬間、クロムは剣を鞘に納めると同時に駆け出していた。

「ルフレ!!」
目的の部屋が見えるなり叫びながら扉を蹴破る勢いで開ける。
室内の状況にクロムは我が目を疑った。
ルフレの周囲には金色の魔方陣が幾重にも広がり紫の燐光が舞い散っている。
しかもそれらの中心で彼女が手に持っているものは。
(…魔書 ギムレー…。)
馬鹿な。
ファウダーの死後、瓦礫の中から傷一つない状態で見つかったもののギムレーが滅んだ今あの本には何の魔力もないと判断された。
それでも戦が終わってから王宮深部の宝物庫で厳重に封印されていたはずだ。
なのに、それが何故ここに。一体誰が?
考えるのはあとだ。どうせ碌な目的じゃない。今やるべきなのは。
「ルフレ!その本を離せ!」
ルフレの肩を掴んで揺さぶるが体が硬直していて動かない。
目の前のクロムが見えているのかいないのか、ルフレの目はどこか虚空を見つめたまま涙がとめどなく溢れている。
魔書はルフレの手の中で開き、勝手に頁がバラバラと捲られていく。
それに合わせるかのようにルフレが声にならない悲鳴をあげている。
クロムは意を決してルフレの手首に手刀を入れ力技で魔書を叩き落とす。
地に落ちたそれを即座に足で蹴り飛ばし部屋の隅へ追いやった。
本が離れると同時に崩れ落ちるルフレを支える。
「大丈夫か?ルフレ。」
「…クロムさん…。私…私は…。あなたに、ルキナに、酷いことを」
「言うな!無理に思い出さなくていい。それはお前じゃない。お前のせいじゃない。」
さっきの姿を見たとき、ルフレが記憶を取り戻したという確信がクロムにはあった。
「もう終わったんだ。ギムレーは滅んだ、永遠に。運命は変わった。お前は邪竜に勝ったんだ。」
まだ涙で揺れているルフレの瞳を見ながら一言ずつゆっくり言い聞かせる。
クロムの静かな言葉は記憶の奔流に呑まれかけたルフレの心に染渡っていく。
ルフレが瞬きをするたびに新たな雫がこぼれ、それをクロムの指が拭う。
「私、帰ってこれたんですね…。」
「ああ。おかえり、ルフレ。」
「ただいま、戻りました…!」
さっきまでとは違う涙がルフレの頬を濡らした。
965きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 06:59:33.08 ID:rrb3qkMv

再会を果たした時に出来なかった抱擁。耐え難かった空白が埋まっていくのを感じる。
どれくらいそうしていたか、先に話し出したのはルフレだった。
「あの…ずっと思い出せなくてごめんなさい。それから。ずっと優しくしてくれてありがとうございます。」
「あ、ああ…いいんだ。記憶があってもなくても、お前はお前だ。」
記憶が戻ったとなると急に恥ずかしさがこみあげてきた。
かつての自分からは想像もつかないような、柄にもないことを沢山した気がする。
考えていたことが伝わってしまったのか、腕の中でルフレが小さく笑う。
「おい、笑うな。これでも必死だったんだ!」
「ふふっ。ごめんなさい。でも、もうしてくれないんですか?」
「花か?遠乗りか?もう自棄だ。試合百人抜きでも何でもやってやるぞ。」
「全部です。私、記憶がないままクロムさんにもう一度恋をしました。あのクロムさんをもう見られないなんて寂しいです。」
幸せそうな顔でルフレが見上げてくる。嗚呼、こいつには本当に敵わない。
「あ、あの?クロムさん?何で私は抱き上げられているんでしょうか?」
「『続き』が見たいんだろう?いいとも。存分に見せてやる。」
「えっと、あの…」
「ここでするか、それとも俺の部屋に行くか。特別に選ばせてやろう。」
「お、お仕事…は…」
「聖王陛下は病で一週間床に伏せられると急遽知らせが入った。…答えないならあの時みたいにここでするぞ。」
「おっお部屋で!お部屋でお願いします!」
「そうか。ルフレは俺の部屋の寝台が好きか。」
「別にそうは言ってません…いえ、何でも…。」
悪い顔で笑うクロムの顔がこちらを見たので口を噤む。今余計なことを言えば全て自分に跳ね返ってきそうだ。
本当に、この人には敵わない。
ルフレを抱いたまま足で器用に扉を開閉して歩いていく。
堂々と歩く城主の異様な姿にすれ違う兵士や女官達がぎょっとして、しかし何も言わずに察して顔を反らす。
「周りなど気にするな。なにしろこれから俺達は病で一週間寝所から出られないのだからな。」
恥ずかしさに顔を伏せるルフレだが、かけられる言葉を聴いてやっぱり私もなんですね。と覚悟した。
966きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 07:01:09.74 ID:rrb3qkMv

ここまでくる間に既に話が届いていたのか、クロムの部屋周辺は王族の居住区画とは思えないほど人気がなく静かだった。
扉を足で乱雑に閉め、続きの部屋の寝台にルフレを下ろすとクロムも剣やベルトをてきぱきと外し放り投げていく。
ちなみにルフレが戦時に愛用していた軍師服は女官に取り上げられており今は生成りの簡素なドレスを着用していた。
「あの…私もここまで来て逃げようとは思いませんけど、せめて先にお湯を使わせてくれませんか?」
「必要ない」
短く答え、かなり軽装になったクロムが寝台に上がりルフレを強く抱きしめる。
「もう一時だって待てない。ルフレ。お前がいない間、俺がどんな気持ちでいたかわかるか。」
「…ごめんなさい。謝って済むとは思っていません。でも私は…。」
「お前がどんなことを考えて選択したのかはわかる。だけどな」
視界が反転する。押し倒されたのだ。
「お前が犠牲になって得た世界には、お前がいないんだ。戦いに勝ったって、そんなのは誰も、喜ばなかった!」
クロムがルフレの肩口に顔を埋め、震える声で言った。
「お前は一度俺の命の半分を削り取った。俺の半身を殺すのはたとえお前でも許さない。」
「クロムさんっ…!」
ルフレの目からも涙がこぼれる。
「愛している。ルフレ。離せないんだ。二度と。」
答えは聞かずに唇を奪う。
逃げられないようにルフレの頭を固定して深く深く貪る。
「んっ……あむ…」
歯列を割り歯茎をなぞり舌を絡めて舐め上げる。混ざり合った唾液がルフレに流れこみ、嚥下する。
脱がせやすいドレスなのは主を思う女官達の心遣い。
破けるような音がするのも構わず一気に脱がせて下着だけにしてしまう。
耳から顎、首へと口付けを落とし赤い痕をつけていく。
胸を隠す清楚な下着も取り外した。
子を産んだせいか昔よりも少し大きくなった、その久しぶりの感触を確かめるように両手で包み込む。
ルフレの心臓が早鐘を打っているのが直に伝わってくる。
「あっ…ああ…クロムさん…」
もう一度口付けながらルフレの目を見る。
歓喜に震える大きな瞳に飢えと渇きを訴える昏い目が映っている。
ルフレの口内をどれだけ蹂躙しても満たされないような錯覚。
口付ければそれだけ、もっともっとルフレが欲しくなる。
967きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 07:02:27.80 ID:rrb3qkMv

唇を離し、胸にかじりついた。文字通り歯を立てルフレが泣いたら舐めてやる。
唾液でてらてらと光る乳房はもっともっとと言うかのように固く尖ってクロムを誘惑する。
「…っふ…あ……ん…っ…あっ…」
二つの可憐な果実を交互に味わう。ルフレという女はどこもかしこも旨いのだ。
ルフレの両脚の間に自分の膝を入れて押し当てると予想外に甘く甲高い声が上がった。
閉じようとする脚を無理やり開いて指先でなぞれば既に湿って下着ごとぬるぬると動かせる。
「もうこんなに濡らしたのか」
「あっああ…いやぁ…」
押せばいくらでも溢れてくる。
もう下着の用をなさない小さな布も剥ぎ取って、ルフレの身を守るものは何一つ無くなった。
ルフレの脚の間に体を割り込ませ、閉じられなくしてしまう。
花芯を押し広げ、掌全体で蜜をぬりたくり、ルフレが一番感じるところに指をあてる。
「あああっ!あっあ…だめ、そこ…だめぇ!」
小さく震える芽にあてた指をダンスを踊るようにくるくるとまわす。
彼女はここが本当に弱い。ルフレの花が愛らしく痙攣し涙を流して喜んでいる。
「やぁ…いやっだめ…あっ…ひゃぁ…くろ…む…さ、ああぁん」
常ならば懇願されればやめてやるのだけど、今日は許さない。
逃げよう逃げようとする腰を腕でがっちりと固定する。
指を舌にかえてくすぐるように舐めあげ、吸ってやる。
「いや…いやぁ…んぅ…は…あんっ!も…だめぇ……っあ」
はしたなく声を上げてクロムの目の前でがくがくと震えながら達してしまう。
ルフレの奥から暖かいものがとろりと溢れでるのを感じる。
絶頂の余韻に浸る間もなくクロムの下半身がルフレの中を割り開いて突き上げてきた。
「はぁっ…ああん…」
急激な圧迫感に吐息とも悲鳴ともつかない声が漏れる。
一度達してしまったせいで脚の力はすっかり抜けきり骨が入っているか心配になるほど柔らかい。
肌同士がぶつかる乾いた音とクロムがルフレを穿つ粘着質な音の二種類が入り混じって耳に届く。
クロムの力で容赦なく突かれるのは絶頂の後でなければ痛みを伴っていただろう。
ルフレ自身からたっぷりと溢れた潤滑液のおかげで滑りがよくそれもまたクロムの動きに拍車をかけていた。
「あっ…はふ……んっ…はぁっ…くろむっ…さぁあん!あん!…くろむさん…」
もはや意味不明の言葉の羅列のなかにも自分を呼ぶ声があるのを聞いて口付けてやる。
一際強く突き上げたら口の中でくぐもった悲鳴があがった。
口付けたまま体を密着させて高みへ昇るために輸送を早める。
クロムに揺さぶられるままに喘ぐルフレもまたぶるりと震えて胎内のクロムを締め上げる。
それにあわせて猛りに猛った欲望を吐き出す。
968きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 07:17:17.24 ID:rrb3qkMv

ルフレは普段の顔からは考えつかないような恍惚とした色っぽい表情でクロムを見つめる。
もうかなり目の焦点があっていないその頬に音をたてて口付けると
一度体を離してルフレをうつ伏せにひっくり返し、腰を高く持ち上げる。
クロムの意図を悟ったルフレが顔を半分こちらに回しながら呂律の回らない声をあげた。
「ふぁ…くろむさん…もう…だめです…わ、たし…」
「だめじゃない。こちらもいくぞ。」
ついさっき己の出したものとルフレとが交じり合ってとろとろに溶けているそこへもう一度自身を埋める。
「あっあぁぁ…!…はぁっ…はっ」
熱くとろけるそこは難なくクロムを飲み込み、いやらしくひくついて歓迎する。
ルフレの小さな尻と白い背中が全て見える。
小刻みに最奥をノックしながらルフレの背中に吸い付き、乳房を掴む。
繋がったまま大きく回し、かと思えばルフレの内側のよいところに当てて擦って鳴かせる。
ルフレはもう息も絶え絶えに震える指でシーツを掴んでされるがままだ。
喘ぎながら目を閉じて苦悶の表情を浮かべるルフレを後ろから犯し抜いているような気分になる。
子を産んだとは思えないほど細いルフレの腰を掴んで更に高く引き上げ、いよいよ乱暴に腰を打ち付ける。
「んっあっはあ…ひあぁ!はぁ…あっあっあん!」
こんな風に犯されても喜ぶのか。いや犯しているのが自分だからか。
昏い欲望と甘い感情が入り混じってどうしようもなくなる。
目の前が真っ赤に染まって、ひたすら快楽を追い求めてしまう。
「すきだ、ルフレ…。すき、だ…。どこにも、いくな…。ルフレ…。」
後ろから抱きすくめたまま、いつかも囁いた言葉をルフレに投げかけた。
ルフレの答えは聞かずに顔をこちらに向けさせ、きつい体勢のまま唇を奪う。
繋がったまま溶けてしまいそうな熱にうかされながら二人一緒に達した。
969きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 07:18:22.74 ID:rrb3qkMv

ルフレは躰の痛みで目が覚めた。
クロムと交わった後はいつもあちこちが痛いのだが今回はまた特別痛い。
様子見に少し脚を持ち上げようとしたが感覚が鈍くしびれて動かない。
「起きたか。」
頭上から声がして見上げる。
ルフレを抱き枕のように全身で抱きしめてこちらを見下ろすクロムがいた。
「体は大丈夫か?」
「…今日は起き上がれそうにありません。」
少し声がかすれている。泣きすぎたせいだ。
クロムの指がルフレの頬を掠めて撫で、ルフレは目を伏せてそれを受け入れる。
「すまん。」
「全然、悪いと思ってないでしょう?」
青い目が細められる。
「まあな。…まだ開放する気はないぞ。」
「さっきみたいなことが何日も続いたら本当に死んでしまいそうです。」
「ほう。では聖王も床に伏せったままこの世を去ってしまうな。」
「自覚がおありなら少し自重なさって下さい。」
「善処しよう。」
そこまで言って、二人同時に噴出す。
ルフレは笑い泣きのようになってクロムの胸に頭を預け、クロムはルフレの額に口付けを落とす。
「おなか、すきましたね。」
「あと二刻ほどしたら朝食の時間だ。それまで我慢だな。」
「お風呂に入りたいです。あとお水くれませんか?」
触れるだけの口付けを落としてクロムが寝台から降り、水差しだけを持って戻ってきた。
「…?器は?」
「こうするんだ。」
クロムは水差しから直接自分の口に水を含み、ルフレに口付けて水を流しこむ。
最初驚いたルフレもすぐに目を閉じて流し込まれる水を静かに嚥下してゆく。
「うまいか?」
「…ん。はい。…とても。」
その答えにルフレを見つめる青い双眸がぎらりと光り。
970きっとそれは七色の:2012/05/12(土) 07:19:45.93 ID:rrb3qkMv

「あの…なんで私はまた抱えられているんですか?」
「風呂に入りたいんだろう?」
「えっと…」
「お前は歩けない。俺はお前を離したくない。必然こうなるしかない。」
「あ、朝ごはん…は…」
「それまでには終わるさ。」
そう言って悪い顔―でもとても魅力的な顔―で微笑む。
嗚呼、この人には本当に、敵わない。
静かに、扉が閉まった。


後に数多くの文献で語られる英雄。その素顔は捉えどころがない。
だが聖王クロムとその妻ルフレが互いを深く愛し合っていたことはどの書物でも変わらなかった。
971名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 07:21:05.07 ID:rrb3qkMv
以上で終了です。
途中連投規制かかって焦りました。
ギムレーの本はクロムに蹴られたまま埃かぶってると思います。
長文・乱文失礼しました。
読んでくださった方ありがとうございました。
972名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 07:26:09.96 ID:HJ2l5/KE
GJ
朝から覗いてみてよかった!
そしてマークが生まれるわけですね
973名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 07:53:54.60 ID:/t14kUOg
叫びたまえ、相変わらず甘い作品を前にしたGJを。
やはり純愛ものはいいものだ、普段の話題がゲスいだけに
974名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 08:19:43.17 ID:9lmL795r
なら純愛だけ取り扱った個人サイト行くといいよw
975名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 08:28:24.92 ID:/t14kUOg
>>974
別に普段の話題を否定したわけじゃないんだ。
不快にさせたならスマソ
976名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 08:40:32.96 ID:eQ0OJALL
GJ!眠気覚ましのコーヒー代わりにスレを覗いたつもりが何時の間にかミルクと砂糖たっぷりだったぜ。それもまたいいけどね
やっぱこの二人はいいな
977名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 08:47:11.42 ID:hNT3AcVk
GJ、覚醒モノ増えてきて嬉しい限り

>>973
最近、父さん父さんと懐いてくる実の娘と遂に結ばれたのですが(当然合意の上です!)、
世間的にはゲス扱いされてしまうのでしょうか?(神軍師さん イーリス聖王国/男性・1X歳)
978名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 08:48:29.40 ID:gXQUiCH/
GJ!!
朝覗いたら投下があって歓喜
979名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 08:52:45.25 ID:/t14kUOg
>>977
近親でも互いの合意があれば良いのではないでしょうか?
世間の目なんて気にする必要はないと思います。(ロードさん ルネス王国/女性・1X歳)
980名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 09:47:19.89 ID:kJsr5Y11
GJ!
クロム=絶倫が定着してますなw

いい作品を読むとこっちが書く手も弾むってもんだ。
981名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 10:10:08.12 ID:VbQOXCt2
GJ!
覚醒ネタ絶好調だなぁ。

次スレ建てようとしたらしくじったOTL
次は39章だったな。後で立てられたら建てなおすわ。
982名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 10:10:59.10 ID:WAOuDWSj
しかしこうまでマイユニ一色になるとは思わなかったのうw
983名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:05:27.09 ID:7dCtVnJ9
ナーガ×ギム子という電波を受信した
984名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:08:53.79 ID:FDjptUNa
次スレは>>980じゃないの?
985名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:30:40.85 ID:47qeU80i
俺が立ててくるわ
986名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:33:38.56 ID:VbQOXCt2
すまん。何か上手くいかないから頼むわ。
987名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:35:32.09 ID:kJsr5Y11
>>980踏んでたのかwすんまそ。
立てました。

ファイアーエムブレム&ティアサガ第39章
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1336790068/l50
988名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:36:42.96 ID:mkRTyMFx
宣言してから行くべきだった…すまぬ…すまぬ…
989名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:37:47.17 ID:47qeU80i
しまった。被ってしまった!
987の方が早かったんで、そっちを使ってくれ。スマン……

ファイアーエムブレム&ティアサガ第39章
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1336790090
990名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:41:35.53 ID:FDjptUNa
おお。>>987 >>989おつ!
991名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:48:30.36 ID:kh6XuLiQ
忘れてた
こっちは使わず>>987のを使ってくだしあ…
ごめんなさい…

ファイアーエムブレム&ティアサガ第39章
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1336790135/
992名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:51:35.90 ID:gXQUiCH/
>>987


次スレでも>>585を待つ
993名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 11:58:50.33 ID:xBuMBHAr
ウキキ あんたに本物のスレが見つけられるかな? ウキキキキ!!
994名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 12:00:36.46 ID:Gs8BeCuL
なら俺は>>751を待つ
995名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 12:39:08.57 ID:TlB6zAN9
>>982
正直マイユニ♀は人によって容姿も口調も異なるせいか
エロがあってもいわゆる女性向けのドリーム物とかっぽくてな…
個人的には容姿固定の女キャラ達のエロの方が見たい
996名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 12:44:19.88 ID:Gs8BeCuL
エロければなんでもいいよ
個人的には姫と騎士が好きだからリズとフレデ肉とか読みたいが
997名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 12:52:49.20 ID:hNT3AcVk
俺はマークちゃん×父さんが好きかな、まぁ既にある分幸せか
何が良いかって、マークちゃんのファザコンっぷりとシチュエーションのインモラルっぷりと

本編じゃ無理なのを救済してくれるところ……
998名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 12:58:32.08 ID:Ml6VbxR/
なんじゃこりゃ…削除依頼出てる?
出てないなら出してくるか?
999名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 13:07:04.02 ID:Ml6VbxR/
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1227193235/
削除依頼出してきた
つーか重複させちゃった人ら、重複しちゃったらほったらかさないで自分で削除依頼くらいだそうよ
上のスレで依頼できるから
1000名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 13:10:47.68 ID:rrb3qkMv
1000なら私の存在が削除

次スレの時期に投下してすみませんでした
スレ立て&削除依頼乙です
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。