不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part17
これは、時系列的には、もう少し、後の話―
澪は、窓から差し込む、日曜の晴れた日差しを浴びながら、
ただひたすら、股間の触手からの刺激を、受け入れていた。
ここは、澪の部屋。
澪は、自分のベッドの上に、大の字になっている。
身に着けているのは、「モコちゃんスーツ」― 遥の、プレゼント。
モコちゃんが変形してできた、特殊なビキニショーツだ。
その股間の裏地は、裏から生えた毛によって、澪の股間にある隙間―
澪のクリトリスの包皮とその裏、ヴァギナのひだ、アナルのひだを、すべて埋め尽くしている。
モコちゃんは今、遥によって、
「澪ちゃんの体に力が入るほど、澪ちゃんを気持ちよくする」という、『お願い』をもらっている。
したがって、澪が少し、快感に身をよじっただけで、
股間の刺激が激しくなり、それに反応して体を動かすと、また刺激が強くなり…
(―あ、だめ、イクッ)
イク瞬間のガクガクとした痙攣に合わせて、また刺激が強くなり、
澪の体の動きが収まるまで、ただひたすら、股間が責められる。
最初は、何度もイッては、また身をよじってしまい、またイッて…というのを繰り返していたが、
だんだんと、かすかな快感で力が入ることすら、辛くなってしまい、
とにかく、力を抜こう、抜こう、というふうに意識が働くようになっていた。
脱力していても、最弱の緩やかな責めは延々と続いているので、
ちょっとずつ、気持ちが高ぶっていくのだが、それで足に力が入りそうになるのを、自らの意識で、食い止める。
結局、自らひたすら脱力して、ただひたすら、股間の緩やかな責めを、受け入れることを、強要されるのだ。
まるで、自分が力を込めるたびに、股間の触手にそれを吸い取られていくかのような、錯覚を覚える。
しかも―
「あっ、お、おしっこ、うっ」
尿意を感じた瞬間、それで走った緊張に股間の触手が反応し、その刺激を食い止めようと無意識に抑えが働いて、
そのまま弛緩を余儀なくされ、そのまま、スーツの中に放尿してしまう。
尿は全て、モコちゃんが吸収し、ついでに、尿道の近くを吸い上げるような感触を、与えてくる。
それがまた、快感の波となって、暫くの間、ブルブルと体が痙攣し、そして再び、脱力に戻っていく。
排尿すらも、コントロールされているような感覚。
さらに言えば、大きい方は、どうやらモコちゃんがお尻に入れた触手で適当に摂取しているらしく、
時折、お尻の穴の奥を弄られているような違和感を感じる。
とどのつまり、このスーツを装着している限りは、トイレにいく必要もなく、
ただただ、いつまでも、脱力し、股間のじわじわとした、緩やかな責めを受け入れることだけを、強要されるのだった。
(…何時間でも、このままで、いれそう…)
ベッドの上で大の字になりながら、そんなことを、ぼんやりと、澪は考えていた。
何時間でもいれる訳は、もう1つある。
「みーおちゃん!ご飯持ってきてあげたよ!」
「あ…ご主人様…」
遥がそばに居て、ひたすら、澪のお世話をしてくれていた。
「おくち、あーんして」
「…あーん」
ぬるいお粥を乗せたスプーンを、口に運ばれ、ただただ、口を半開きのまま、舌で舐めとる、澪。
口に力を入れるとやはり刺激になるので、とにかく、必要最小限の力で、摂取するしかない。
「えへへ、よくできました。澪ちゃん、赤ちゃんみたいだね」
「う…」
恥ずかしくて、つい目線を逸らしてしまう。
「じゃ、最後は、お口であげる。はむっ」
遥は、お粥を自分の口に含むと、そのまま、澪に口移しで与えた。
遥の舌の上から、やはり舌で、舐めとる。
「…ふぅ。終わり。よくできました」
「ありがとう…ございます…」
傍から見れば立派な調教プレイなのだが、
遥は自らこういうプレイを望むことはめったになかった。
今回も、澪の思いつきで、澪からお願いして、してもらっているのだ。
そして、こういうことをしている時の遥は、とにかくひたすらに、優しかった。
世のご主人様がみんな遥みたいだったら、世の他の人間はみんな奴隷になっているだろう、と、
自分がもはや、身も心も遥の奴隷になってしまっている事を感じつつ、ぼんやりと、思った。
これが全て「計算ずく」なら、自分はもう、すっかり、遥に堕とされている。
とたとたと、遥が階下の炊事場に、食器を運んでいく音が、聞こえる。
そして、一人。
ただただ、脱力。股間の、刺激。
再び、遥が戻ってくる、音がする。
「澪ちゃん、アイス持ってきたよ」
遥が手に持っていたのは、バニラの、アイスバーだった。
「食べさせて、あげるね」
澪が、少し口を開けると、バーの先を、少しだけ、その中に入れてくる。
澪は、ただただ、舐めとる。
「くふっ」
少し力が入ったため、股間の刺激が強くなり、少しだけ、吐息が漏れる。
気にせず、遥は、少しずつ、角度や面を変えながら、澪が舐めやすい位置にバーを動かし、
それを、澪はただただ、舐めていった。
「…なんか、エッチぃね、澪ちゃん。えへへ」
「…今更、言わないで下さい」
「えー、そんな事言ってると、えいっ!」
「あ、いやぁ!あぁん!」
遥が乳首の先を、ちょん、と指でつつく。
快感で体がよじれ、それでまた、力が股間に吸い取られていく作業が、始まる。
「…もう、いたずら、やめてください」
「えへへー」
遥が見せる、最大限の、サディズム。
優しすぎるご主人様の傍らで、ただひたすら、ゆるやかに過ぎていく時間と、ゆるやかな股間の責めを、
澪は、脱力する体に任せるまま、感じ取っていた。
「あー、澪ちゃん、そろそろ…」
「あ…そうですね…」
朝から始まったはずが、いつの間にか、午後1時に差し掛かろうとしていた。
本当に、このままずっといつづけられるな…と澪は思っていたが、
今日は、遥と買い物の約束なのだ。
「じゃ、そろそろ、モコちゃんへの『お願い』を、解いていただけると…」
「あ、ちょっと待って」
「え?」
ふと横を見て、澪は、驚いた。
「じゃーん。
澪ちゃんとおそろいだよ。えへへ」
ベッドの脇に立つ遥は、いつの間にか全裸になっており、その上で、自分のへそから伸ばした
触手の先がそのまま、モコちゃんスーツと全く同じ形になって、遥自らそれを履いていた。
「…え?」
…嫌な予感がする。
「何だか、澪ちゃん見てたら、私もやりたくなってきちゃった。
お出かけする前に、私も一緒にするよ。
一緒に気持よくなろ?えへへ」
「は、遥さん、それはもしかして、まずいのでは―」
「いっくよー、それっ…ひゃぁああっ!?」
掛け声と同時にその場にすっ転ぶ遥。
そしてそのまま、床に仰向けになり、足を開いた状態で、ガクガクと痙攣している。
「あ、ダメ、これ、イクッ、あっ、ちょっと、気持ち、い、イクッ、あふっ」
遥はすっかり忘れていたことだが、
ただモコちゃんからの刺激を感じているだけの澪とは違い、
遥の場合、スーツ自身が感じる刺激も、快感となって還ってくるので、
同じ事をした場合、遥の方がずっと刺激が強く、しかも、快感がグルグルと循環してしまう。
しかも―
「あ、あの、もしかしてそれ、妖液―」
「う、うん、イクたび、おしりの中に、入って、あふっ、イクッ、あぅっ」
イクたびに媚薬の妖液がお尻の中に発射されているようで、
どうやら、イクたびに、快感が増幅しているらしい。
「あ、あの遥さん、せめて、私の方、だけでも―」
「だ、だめ、考え、られない、止まら、ない、あっ、イクッ」
(こ、これっていわゆる、「嵌まり」…?)
隣でひたすらイキっぱなしの遥を横目に、澪もまた、体が自由になるすべを失い、
ただただ、股間からの刺激を受け続けるままでいるしか、なくなってしまった。
2人が解放されたのは、遥がイキ疲れたついでに自分のスーツが解けた、約3時間後のことであった。
「はぁ…」
澪はベッドの上で、遥は床の上で、それぞれ仰向けになったまま、ぐったりしていた。
特に遥は3時間ずっとイキっぱなしだったのだが、それでぐったりしている程度で済んでいるのだから、
さすがは淫魔という他はない。
「ま、また、自分の触手に、嵌っちゃった…」
「…またって、前も、やったんですか…遥さん」
「うん…何度か…」
「はぁ…」
既に、時計は午後4時を回っていた。
「…お買い物、って、時間じゃ、なくなりましたね…」
「そ、そうだね…はぁ…」
やれやれ、とお互いにため息をついていたところ、インターホンのチャイムが、鳴った。
「あれ?宅配便でしょうか…ちょっと、見てきますね、遥さん」
「うん…」
澪は、側にあったTシャツを羽織る。下半身はモコちゃんスーツのままだ。
ちょっと過激な恰好だが、まぁ宅配便くらいならいいか…と、部屋を出て、インターホンを覗きに行く。
「どなた、ですか?」
『おー澪!遊びに来たぞー!』
「え、絵理、さん?」
十数分後。
「ぎゃーはっはっは、なんだこれ、ぎゃあああ!うっひゃぁあーたまんねー!」
2人の話を聞いて羨ましくなった絵理は、澪のベッドで自分もおっぱじめ、動かない体にひたすら喜んでいた。
彼女のクリトリスから伸びた触手が、そのまますぐ下のヴァギナを埋めている。
後は、同じ『お願い』を、遥から自分の触手にしてもらっている。
「…何か、人によってずいぶん雰囲気、変わりますね」
「…そうだね」
なんとなく、自分たちがさっきまでしていた行為も、虚しいものに思えてきてしまった。
「…これから、どうする?澪ちゃん」
「とりあえず…私、お腹、空きました。下行って、何か、食べてきます」
「うん、じゃ、私も、行くよ。疲れた…」
大の字になったまま澪のベッドで動けなくなり、ギャーギャー騒いでいる絵理を尻目に、
澪と遥は部屋を出ていくのであった。