不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part17

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429淫魔と彼女 第2.5話 (1/11)
ベッドの上で三角座りをしながら、遥はまだ余韻に浸っていた。
昨日の夢、そして…さっきまで自分の体を張っていた、触手。
なんだか、すべてが昨日までと一変したかのようだ。
頭の中がまだ整理できず、自分の思考を取り戻すのに、時間がかかっていた。

ふと時計を見ると、もう7時を回っている。
そろそろ学校に行くしたくをしないと、ヤバい。
と、着替えようとして、ベッドの上でパジャマの下を脱ぐと、パンツがぐしょぐしょに濡れているのに気づいた。

「あっちゃー…
 でも、昨日のアレがあったし、仕方ないかぁ」
と、パンツを脱いでみると、シミの様子がいつもと違うのに、気づく。
なぜか、白くてどろっとしたものが付着している。

「…おりもの?」
不審に思い、顔の前に脱いだパンツを持ってくると、強烈な、甘い香りが漂ってきた。
なんだか、嗅いでいるだけでトロンとしてくる、蠱惑的な香り。

「あ、これ、お姉さまの、アレだ…」
夢の中で、ハルカから唇越しに飲まされた、エッチな気分になる液。
…と、自分がハルカのことを自然に「お姉さま」と呼んでいることに気づき、恥ずかしくなる。

どうしてこんなものがパンツについているのか気になって、自分のアソコを指で撫でてみる―と、
「あ、あふぅっ!?」
ものすごい快感が電気のように体の芯を走る。

我慢して、ちょっとアソコの中を指ですくってみると、さっきの白い液体で、中がベタベタになっていた。
理由が全然思い至らない。夢の中では口で飲んだけど、ここには塗りこんだりしていないはず…

と、さっき指を当てたところが、すごく、熱くなってきた。
そのまま全身に広がり、勝手に息が荒くなる。

「う、こ、これは…」
自分が自分でなくなったかのような昨日の記憶も相まって、ものすごく、エッチな気分になってきた。
指が再び、自然と、アソコに向かう。
430淫魔と彼女 第2.5話 (2/10):2012/09/09(日) 15:35:57.35 ID:u4DFpFcH
「…ちょっとくらいなら、いいよね。うん…」
自分に言い訳をしつつ、くちゅ、くちゅ、と、いやらしい音を鳴らしながら、アソコに指を入れ、中を擦る。
「ふ、ふぁ、あああぁん…あ、あっさり、イっちゃった…」
恐らく1分も経っていなかっただろう。自分が恐ろしく感じやすくなっていて、びっくりする。
こんなに、この白い液って、強烈なんだ…

と思っていると、再びアソコが熱くなり、全身に広がる。
「ちょ、ちょっと、これじゃ、ダメじゃん…」
自分の体を鎮めようとしてやったのに、むしろ、火に油を注いだかのようだ。

仕方なく、もう一度、する。
しかし、終わるとまた、体が熱くなる。
また、する。
でもやっぱりまた、体が、熱くなる。
自分の下のシーツがもう、ぐしょぐしょに濡れていた。
「どうしよう、止まらない…」

と、そこに

「ちょっと遥!何やってんの、遅刻するよ!」
ガバァっ!

突然母親が入ってきて、思わず布団を被る。
ビショビショになったシーツとパンツを見られる訳にはいかない。

「どうしたの?体調でも悪いの?」
「う、うん。ちょっと、熱っぽくて」
「そうなの?あら、確かに顔が赤いわね。うーん、熱測る?」
そう言って体温計を持ってきた母親は、遥の口に体温計を突っ込むと、ピピピ、という電子音とともに取り出す。

「あら、ホントに微熱だわ。
 うーん、学校、休んだほうがいいかしらね」
「う…うん。今日は、休みたい」
「そう。わかったわ。学校には連絡しとく」

今この状態から、シーツとパンツを片付けつつ支度をしていたら、確実に遅刻だ。
まぁ、いい口実になったかもしれない。
遥は、布団をかぶりつつ、お尻の下にビショビショのシーツを敷きつつ、熱くなったアソコがもどかしくて
腰をくねらせながら、そんなことを考えていた。
431淫魔と彼女 第2.5話 (3/10):2012/09/09(日) 15:38:13.06 ID:u4DFpFcH
母親が入ってきたおかげで、ようやく、一人エッチが止まった。
でも、アソコはまだムズムズして、熱い。
ぼーっとした気分のまま、昨日のエッチな夢のことを思い出す。

「そういえば、触手…」
夢の中だけだと思っていた、自分のへそから伸びた、触手。
でも起きてみたら、現実に、自分の体にまとわりついていた。
そして、自分が引っ込めと念じると、しばらく後に引っ込んだ。

「…もしかして、出す…ことも、できるのかな」
出し方は、夢の中で、やった。
あのときと同じようにやれば、できるかも、しれない。

布団をかぶって仰向けに寝転がったまま、目をつぶって、昨日のイメージを、反芻する。
胸の宝石…「眼」に、意識を、集中する。

…すると。
「ひゃああああああん!」
へそをする快感とともに、触手がへそから飛び出した。
自分の上に直立し、テントのように、かぶっていた布団を吊り下げている。

「で、で、出ちゃった…」
やっぱり、夢では、なかった。
布団を取ってみると、長さ1mほどの真っ赤な円筒形の物体が、ぴん、と上を向いて、立っている。

まじまじと、観察する。

「…あんまり、グロく、ない、かな」
以前、ネットで検索して見ていた触手の画像は、
デコボコしていたり、目がついてたり、色も肌色だったり肉の色だったり、
いかにも「悪魔の生き物」と言わんばかりのおぞましさだった。
彰くんのアソコについていたのは…まぁあんまり長い時間見ていたわけじゃないけれど、
黒くてちょっとヌメっとしていて、大きなウナギみたいな感じだった。

それに比べると、自分のおへそから生えているコレは、そういった特徴が全然なかった。
割と細めで、形もでこぼこせず、すっきりしている。
色も、深紅の単色。鮮やかな、原色の赤だ。
生き物という感じがあまりしない。プラスチックで作ったオブジェと言われてたら、それなりに信じるかもしれない。

「…なんか、カワイイかも」
淫魔駆け出しの女の子である自分に、似合ってるかもしれない、なんてことを思ったりした。

…ふと、昨日の夢のことを、思い出す。
そう、自分はコレを、腰に巻きつけた上で、アソコに入れて、オナニーしたのだ。
「う」
自分の中で、また火がつきはじめたのを、感じる。

「ちょっと…ためして、みようかな…」
432淫魔と彼女 第2.5話 (4/10):2012/09/09(日) 15:40:34.64 ID:u4DFpFcH
昨日は、腰に巻き付けたりしたが、わざわざ起き上がってそこまでする気にもなれない。
寝っ転がったまま、直立しているソレに、意識を向け始め、動くかどうか、試してみる。
しばらくすると、ウネ、ウネ、と、自分が思ったように、くねりはじめる。

「うん、一回…だけ…」

ウネウネしていた触手の先端を一回伸ばすと、自分の下半身の方に、ゆっくりと、曲げてみる。
そのまま、自分のアソコの上に、先端を、乗せる。
いきなり、ビリッとした衝撃が、走る。
「ひゃあああん!」
うっかり、触手の根元の方を握って先をどかそうとしたところ、その根元で握ったところがまた快感を発し、
体を、熱くする。
「や、ばい、かも…」
と、言いつつ、つい、触手の動きを、激しくしてしまう。
クリトリスとヴァギナの筋を、触手の先端で何度もなぞると、知らず知らず少しずつ接地面積が大きくなってきて、
なすがままに先端をヴァギナの中に入れ、かき混ぜ始める。
「あっ、イク…」
刹那。
アソコの中に、膨大な量の、白濁液が、放出される。

「うひゃああああああ!」
びっくりして自分の手をアソコに当てて濡れたところを拭うと、手についた液は、まさしく、
昨日の夜に夢で飲んで、朝アソコに付着していた、エッチになる液だった。

「そっか、コレの先から、出るんだ…」
やばい。アソコが、熱くてたまらない。
朝は、ちょっと残っていた程度の液を指で擦っただけで、一人エッチが止まらなくなったのだ。
今こんなに放出してしまったのだ。どうやって自分を制御すればいいのだろう。
「あっ、だめ、だめ、止めなきゃ、だめ、あぁん、あああああん」
考える間もなく、ひとりでに触手は動いて、何度も快感を自分に与え、
その度に液が自分の中に放たれ、また、アソコが熱くなった。

何度目かの絶頂の後、手で無理やり引きぬいて、どうにかこうにか、止めた。
でも、体はまだ火照って、うずいている。

…もうちょっと、したい。

「でも、コレを、アソコに入れるのは、まずいよね…
 でもでも、何もしないと、液が出て、ビショビショになっちゃうし」
何とかして、体の外で、液を閉じ込めないといけない。

いろいろ思案した挙句、結局、ティッシュを先端に当てることにした。
433淫魔と彼女 第2.5話 (5/10):2012/09/09(日) 15:42:18.58 ID:u4DFpFcH
世の男性が日夜そうやってオナニーしていることなど遥は知りもしなかったが、
先にティッシュをかぶせて屹立する触手の姿は、何とも、間抜けであった。

なんだか、自分の視界にその姿が入るのは恥ずかしいので、
自分の右手で更に先をくるもうと思ったのだが、どうにも触手の長さが長くてジャマだし、
手が自由に使えなくなるので、やりづらい。

更に思案した結果、ティッシュを当てて、更にそれを、口にくわえることにした。
口の中に液が入ったら元も子もないので、念入りにティッシュを巻いておく。

「ふごふご…」
(ちょ、ちょっと他人には見せられないけど、名案、かも、しれない)

へそから出た触手の先を、ティッシュ経由で口に加えつつ、
アソコに手を当て、ついでに、触手の棹を、もう一方の手で、擦ってみた。
触手自身が性感帯であることは、昨日の夢の中でわかっている。

(け、けっこう、気持ち、いい、かも…)
特に、触手が擦られて得られる快感は、どちらかと言えば男性器のそれに近く、
よって遥には新鮮で、またしても、あっという間に、イッてしまった。
口の中のティッシュに、液が、放たれる。
「むぐ、うぐ、ぐ、う、うぐう!?」
きちんとティッシュが液を受け取れると信じていたのだが、思ったよりも液の量が大量で、
口の中に、少しだけ、入る。
(し、し、しまったー!)
飲んじゃダメだ、と思い、ティッシュごと、吐き出す。
しかしそれでも、口の中でわずかに垂れたところが、かああっ、と、熱くなる。

更に誤算だったのは、その匂いだった。
その強烈に甘い香りは、嗅いだだけで気持ちよくなってしまうもので、それはティッシュでは止められるものではなかった。
口の中から鼻に抜ける香りで、クラクラくる。

結局また止まらなくなってしまい、さらに何度か、先にティッシュを当てて(今度は口に含むのをやめて)する羽目になった。
434淫魔と彼女 第2.5話 (6/10):2012/09/09(日) 15:44:36.18 ID:u4DFpFcH
さすがに疲れて、ベッドの上で、大の字になる。上半身だけパジャマを着たまま、下半身は裸だ。
触手は右の方に曲がって、へたっ、と力なく倒れている。
もう、朝から何回したか、わからない。何回イッたか、わからない。

「…なんか、あたしすごく、エッチになっちゃった、みたい」
いくらエッチな気分になる液を何度も体に浴びたとはいえ、朝からひたすら耽るなんて、
過去の自分からは想像もつかないことだ。
彰と付き合う前は、一人エッチもほとんどしたことがなかった程なのだ。
昨日、確かにハルカに「エッチにして欲しい」と頼んだのだけど、
それにしたって、一晩でのあまりの変わりように、自分でもびっくりしていた。

「あれ?」
ふと見ると、自分の脇腹のところでくたびれている触手の先から、白い液が漏れ出ていた。
びっくりしたが、勝手に出たと言うよりは、さっきの自慰で出きらなかった分が、ここで垂れてきているようだった。

「はぁ。またシーツ汚しちゃった…」

と、おもむろに、ティッシュで拭こうとベッド横の箱に手を伸ばすと、空になっていることに気がついた。
ふと、使ったティッシュを捨ててていたゴミ箱を覗くと、ティッシュで溢れていっぱいになっている。

「こ、こんなに使っちゃったの!? 私…」
改めて、恥ずかしい気分でいっぱいになる。

「はぁ…なんか、虚しい…替えのティッシュ、どこだっけ…」
と、気だるく、起き上がる準備をする。

ベッドの右側から降りようと、寝ていた体を右側に回す。
と、自分の右脇にあった触手がジャマだったので、いったんクルッと触手を反対側に回す。
そのまま、右側に回転して四つん這いになりつつ、触手も自分の左腰からさらに回して、自分の腰の上に乗せる。
「…えへへ」
何となくやってみたが、何だか自分にしっぽが生えたみたいで、楽しい。

四つん這いのまま移動しようとベッドの上を這っていると、
腰に乗せた触手の先がお尻の谷間に垂れてきて、先端が、ピト、と、穴に当たった。

「あ…」
そういえば、昨日は全く体験しなかったが…
自分がハルカに変身するとき、お尻の穴にも触手が刺さるのを、確かに記憶していた。
自分はソレを克服するため、ハルカに自分をエッチにしてもらうよう、頼んだのだ。

「てことは…いずれ、お、お尻にも、入れてみないと、いけないって、ことだよね…」
意味もなく、ドキドキしてくる。
ついさっき、シッポみたいでカワイイ、と思っていた触手が、途端に卑猥なものに思えてくる。

「…いやいや。き、きっとそんなのは、ま、まだまだ、先だよ、うん」
と、変な思いを振り切るべく、替えのティッシュを取りに行く作業に戻ろうと思った刹那、

「ぎゃああああああ!?」
お尻に、触手が、刺さった。
435淫魔と彼女 第2.5話 (7/10):2012/09/09(日) 15:47:27.43 ID:u4DFpFcH
「ぐ、ぐぉ、ご、ご」

お尻の痛さと頭の中のチカチカで、しばらく思考が停止していた。
おかしい。自分はもうそこまでエッチな気分ではなかったし、動かそうなんて一切思ってなかったはずだ。
とはいえ、まだ触手の操作に慣れたわけでもない。動いた拍子に、たまたま入ってしまったのだろうか…

と、
「ふ、ふぁあああああ!?」
お尻の穴が、キュゥ、と締まる。
すると、締め付けられた触手から、強烈な快感が流れ込む。
ソレを感じると体が反応し、触手が動き、脈打ち、拡がろうとする。
するとそれをお尻が感じ、また、キュゥ、と、締まる。

「な、何これ、ちょっと、気持ちよさが、と、止まら、ない、あぁあああああぁん!」
別に、触手を動かしたり、伸び縮みさせたり、一切していない。
何も動かしていないのに、自分のお尻と、自分の触手との間で、勝手に快感がぐるぐるまわって、
どんどん上り詰めていくのだ。

「う、あ、ダメ、出ちゃう、出しちゃダメ、お尻の穴になんか、出したら、たい、へ…
 う、う、いやあぁああああん!」

ドピュッ、と、液が、お尻の中に、放たれる。
お尻の中がかああっ、と、熱くなる。
また、お尻と触手の快感のやり取りが、始まる。

「ちょっと、ダメ、ふぁん、ああ、だ、だれか、止めて、あああぁああん!」
四つん這いのまま、自分は一切動いていない。触手も一切、動いていない。
全く同じ姿勢のまま、快感だけが延々とリピート再生され、ひたすら、イった。
436淫魔と彼女 第2.5話 (8/10):2012/09/09(日) 15:50:13.79 ID:u4DFpFcH
流石にまずい、と思い、何回めかのときに、意を決して、触手に力を込め、引きぬいた。
「ふああああああ」
おしりの穴が触手で擦れる気持ちよさと、触手がおしりの穴で擦れる気持ちよさが一気に襲う。
そのまま、再び元の大の字になって、ベッドの上に倒れた。

「うう…なんか、すごく、恥ずかしい…」
思い返すと…まるで、ただ快感を生み出し、ただイクだけの機械にされてしまったようで、強烈な背徳感があった。

「それに…お尻、なんて、汚いし…」
さっきまで自分の後ろを辱めていた赤い触手は、自分のお腹から天井に向かって伸びて、
朝顔のつるのように、ふにゃふにゃとしている。
先に、触手を洗ったほうがいいのかな…

などと、ぼんやりと考えていた、その時。
触手の先がふにゃりと足の間に向かったと思うと、クルッと大きな弧を描いて、
再び、遥のお尻の穴に、突き刺さった。

「ぎゃあああああま、まままま、またぁあああああああ!?」
しかも、今度はお尻に刺さった後、しゅるしゅると、おへその中に反対側が引っ込み始めたのだ。
「え、ちょ、ちょっと、きゃあああああああああ!!?」

おへそに引っ張りこまれた触手は、そのうち、お尻とおへその間で、ぴん、と、張った。
大事なアソコに触手の棹が食い込み、更に、クリトリスを、圧迫する。

「はぁあああぅ、ちょ、さっき、よりも、スゴ、い…」

辛くてつい、股を開いたまま、右手で右膝を抱え、左手で左膝を抱え、ぐぐ、と肩のほう引っ張りこんで
背を丸め、触手の緊張を緩めようとしたのだが、するとまた、へそにしゅるしゅると触手が入っていって、
その状態で、ピン、と張るようになってしまった。
まったく、動けなくなった。

四つん這いなんかよりずっと恥ずかしい体勢で、またしても、動けない、ただイクだけの機械にされてしまった。
しかも、さっきよりもヴァギナとクリトリスの刺激がある分、強烈だった。

「あっ、あふ、イク、ぐぁ、また、イク、あふ、も、もう、ダメ、あ、イ、イク…」
さっきよりも断然速いペースで、何回も何回も、動かないまま、イキ続ける。

(や、ヤバい、これは、本気で、ヤバい、逃れないと、この格好のまま、し、死んでしまう…)
薄れつつある理性の中で、なんとかせねば、と思っていた、そのとき。

「遥〜リンゴむいたわよー」
ガバァっ!

母親の再びの奇襲に、再び布団を被る。
足を伸ばすが、その勢いで、触手がアソコに目一杯食い込む。
体を電気のような衝撃が襲う。

「が、あぐ、ぐ、ぐぇ、ぇ」
言葉が出ない。思考も定まらない。
とにかく、母親に早く出ていってくれと願うばかりだった。
437淫魔と彼女 第2.5話 (9/10):2012/09/09(日) 15:52:27.62 ID:u4DFpFcH
母親が部屋にいる間も、布団の下でよがり続けたが、なんとかごまかして、凌いだ。
よっぽど調子が悪いんだ、と思ってくれたのが、幸いだった。

母親が去った後も、とにかくこの無間イキ地獄から脱出しよう、とひたすら格闘し、
どれだけ時間が経ったかの後、再び意を決して、今度は両手で触手を掴み、引きぬいた。

「ぎゃああぁあああああああぁぁぁ…」
お尻での衝撃に、更にアソコで擦られる衝撃もプラスされ、とんでもない快感の激流だったが、なんとか、耐えた。

遥は再び大の字になり、触手は自分のお腹から上に伸びて、再びふにゃふにゃと漂っていた。

「…もう、いいです…もう…十分です…
 どうか…どうか…引っ込んで…ください…」

するとしばらくの後、しゅるしゅると触手がおへその中に引っ込んだ。
息が荒いまま、体を動かす気力もなく、大の字で、ベッドに横たわり続ける。

「うん…わかった。
 …お尻は…ヤバい。
 お尻と、触手の組み合わせは…かなり、ヤバい」

今日一日の、収穫だった。


ふと、時計を見ると、午後4時になろうかとしていた。

「ええと…7時すぎに始めたから…8、9、10、…じゅ、じゅ、10時間!?!?」

突然、我に返った。ガバっと上体を起こす。

「私…ただの、アホだ。
 ていうか、終わってる。
 人間として…あ、もう人間じゃなくなったけど、
 淫魔としても、終わってる…と、思う」
438淫魔と彼女 第2.5話 (10/10):2012/09/09(日) 15:55:14.51 ID:u4DFpFcH
まだまだ体の中に火照りがあるが、そんなものを気にしてはいられない。
これ以上やっていたら、本当にただの廃人(廃淫魔?)だ。

まず、大量に消費されたティッシュのゴミを、母親に見つからないよう、トイレに流した。
詰まらないよう、何回かに分けて流さないといけなかった。
次に、これが最大の難関だったが、母親が買い物に出かけた隙をついて、
汚れきったシーツとパンツをお風呂場の洗濯機のところにこっそり運び、
洗濯機にかけ、終わるのを待って即座に乾燥機にぶち込んだ。

乾いたシーツをこっそり自分のベッドに戻して敷き直すと、今度は自分を洗おうと言わんばかり、シャワーを浴びた。
シャワーのお湯が体中の快感を刺激したが、がんばって、無視した。
アソコもお尻も、気持ちいいのを我慢して、念入りに洗った。

「ちょっと遥、熱あるのに何お風呂はいってるのよ!?」
「いいでしょぉ、汗が気持ち悪かったんだもの」

そのまま自分の部屋に戻るとまたしてしまいそうで、なので新しい下着とパジャマに着替えると、
ずっとリビングと台所にいて、テレビを見たり、雑誌を読んだり、母親と会話したりして過ごした。
エッチなことを考えたくなくて、なるべく、一人きりで考え事をする時間を作らないようにした。

そうこうしているうちに夜も更け、父親も帰ってきたので、そのまま家族で夕食をとった。
ひとしきり元気そうになったので、母親も安心したようである。

そして、9時になろうかと言う頃に、ようやく、遥は自分の部屋に戻った。
やっと自分の体も鎮まったようだ。

ベッドに入り、これでやっと、ゆっくり眠れる、と思った。

「あ、でも、お姉さ…じゃない、ハルカさん―」
そう。遥はずっと、ハルカの夢を見続けていたのだ。
一昨日までは悪夢でうなされ、昨日はうなされはしなかったが、ひたすら、エッチなことをした。

「また今日も、ハルカさん、出てきちゃうかなぁ…
 エッチなことさせられちゃうかなぁ…」
とぼんやり考えた後、

「…それも、いっか」
と、つぶやいた。

その数分後、遥は静かな寝息を立てていた。