不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part17

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372淫魔と彼女 第ニ話 (1/13)
自宅のPCの前で、遥はすっかり沈鬱な気分に浸っていた。

自分の身に起こったことをちゃんと理解しようと、遥はここ数日、学校の図書室に篭ったり、
ネットで検索したりして色々調べていたのだが…
どうも、自分はとんでもない境遇に陥ってしまったことがわかってきた。

淫魔。人にエッチなことをして、堕落させる、悪魔。
男性の淫魔をインキュバス、女性の淫魔をサキュバス、というらしい。
…すると、彰くんはインキュバスで、私は――使い魔も淫魔みたいだから、じゃあ、サキュバス?
「ふえぇ…」
あまりの途方も無さに、全然実感がわかない。

サキュバス、で画像を検索してみると、背中に蝙蝠の羽を生やして、胸の大きい、
グラマラスで色気たっぷりの女性の絵ばっかりが出てくる。
自分は別に羽も生えてないし、胸もBカップのままだし、色気なんて全然ない。
そのうち羽が生えたり、胸が大きくなったり、するんだろうか…

「でも、彰くんも、見かけは全然悪魔っぽくないけどなぁ…その、アソコ、以外は…」
自分で言いながら、顔を赤らめる遥。

違いは――そう、彰くんには、触手、が、生えていた。
触手、で画像を検索すると、ズラッと並ぶのは、ウネウネした触手に絡め取られて喘ぐ女性の画像ばかり。
「うわぁ…」
免疫がない遥には、なかなか正視できない。
でも、自分の記憶にある「あの現象」を、確かに思い起こさせるものでもあった。
『ハルカ』に、変身したとき――確かにあのとき、体中が触手をまとっていた。
いや、まとっていた、というのはあまりに生易しい表現だ。
体中を触手に責め上げられ、締め上げられ、縛り上げられていた。
変身したのはほんの僅かな間だったが、あの時に体感した、
快感と苦痛と気持ち悪さがないまぜになった強烈な感覚は、自分の処理能力を到底超えて、理解不能だった。
ただただ、強烈さとおぞましさだけが脳裏にこびりついている。

「変身、か…」

もう一度、あの時みたいにやってみよう、と思いはするが…嫌悪感が先にたって、どうしても変身できなかった。
遥が使い魔としてすべきこと、と、彰が言ったのが唯一「たまに変身して」だったのだが、
それすらままならない自分に、ため息しか出なかった。

「彰くん…ハードル高すぎだよぉ…早速くじけそうだよぉ…」

こうして。
遥の悩みは尽きぬまま、一度も「変身」できないまま、ただただ時間だけが過ぎていった。
373淫魔と彼女 第ニ話 (2/13):2012/09/04(火) 07:57:28.13 ID:4HOSa4QN
遥が彰の使い魔となってから、10日目のこと。

遥は気づくと、見たこともない空間の中にいた。
果てしなく向こうまで何もない、全体が紫色の空間。
おかしいと思い、後ろを振り向こうとしたところで、自分の体が自由に動かないことに気づいた。
見ると、両肘から先と両膝から先が、なかった。
いや、空間にぽっかり空いた穴に自分の手足がすっぽりはまって、抜けなくなっている、と言ったほうが感覚的に近かった。
そして、一糸まとわぬ姿で大の字に固定されたまま、紫の空中に浮かんでいた。

「うふっ。ごきげんよう。『遥ちゃん』」
突然、目の前から声がした。見ると、自分がいた。
全く同じ顔、全く同じ髪型をしてはいるが、よく見ると、瞳が真っ赤だ。
そして、胸の中央で異形の「眼」がギョロギョロと蠢いている。

「…もしかして、『ハルカ』さん、ですか」
「そう、ご明察ね」
目の前で腕組みをしながら、目の前の「自分」が答えた。
「貴方が全然呼び出してくださらなくて暇だから、ちょっと遊びに参りましたのよ」
「…ごめんなさい。だって…私、あんなエッチなこと、できなくて」
「あら、貴方は十分エッチですわ。だって、こんなこと、できるんですもの」
言うやいなや、『ハルカ』はふわっと浮かぶと、自分の前で股を大きく開く。
すると、体中から真っ赤な触手が飛び出し、手足をぐるぐる巻きに拘束する。
腕が伸び、足がM字に固定された状態で、『ハルカ』は自身の触手に固定される。
まるで股間を遥に見せつけるような体勢になり、『ハルカ』はニンマリと淫靡な笑みを浮かべる。
そして背中から2本の触手が現れ、遥の目の前で、『ハルカ』のヴァギナとアナルに突き刺さる。
更にもう2本現れたかと思うと、両の乳房をぐるぐる巻きにして、搾り取るように締め上げる。

「はぁん、気持ちいいですわぁ」
自分と同じ姿をした目の前の「自分」が喘ぐ。
まるで、自分の目の前で自分が犯されるのを見ているような気分になり、遥はつい視線を逸らしてしまう。

「ほぉら、貴方は胸とお尻とオマンコにこんなエッチなことされて、すんごく感じていますのよ。十分エッチですわ」
「そ、そ、それは、『ハルカ』さんで、私じゃ、ありません」
「あらぁ?じゃあ、貴方のそのカッコは、何なのかしら?」
ふと自分自身を見ると、目の前の『ハルカ』と全く同じ体勢で拘束され、全く同じように、胸とお尻とアソコを責められていた。
途端に、ものすごい快感が自分を襲う。

「ふ、ふあぁっ!?な、何で?」
「ふふふ、どう?気持ちいいでしょう?」
「い、いやぁ、私…気持ちよくって死んでしまいそうですわぁ―えっ?」
「うふふ。もうこんなに感じちゃって。カワイイですわよ『遥ちゃん』」―と、「私」が口にする。
向かいを見ると、目の前で瞳の黒い『遥ちゃん』が触手に蹂躙され、喘いでいる。
「そ、そんな、私…?」
「うふふ。気持ちいいでしょ?『ハルカ』さん」
「―ええ、とっても。『遥ちゃん』」
「あぁん、私、オマンコもアナルもぐちょぐちょに犯されて、最高に、気持ちいいの」
「いやぁん、私も、オマンコもアナルもぐちょぐちょに犯されて、最高に、気持ちいいの」
「ねぇ、私のぐちょぐちょオマンコ見て、ねぇ、『遥ちゃん』」
「わ、私のぐちょぐちょオマンコも見てよ、ねぇ、『ハルカ』さん」

クスッ。
「ほら、貴方、こんなにエッチじゃない。『遥ちゃん』」


「いやぁあああああああああ!?」
遥は飛び起きた。寝汗をびっしょりかいている。

「――夢、なの?」
374淫魔と彼女 第ニ話 (3/13):2012/09/04(火) 07:58:29.25 ID:4HOSa4QN
あくる日もあくる日も、遥は『ハルカ』の夢にうなされた。
毎夜毎夜、ひたすらエッチな目にあわされるのだ。
そして、夢の中の遥は、日に日に少しずつ、エッチになっていた。
…いや、無理やりエッチに開発されているような、そんな感じがしていた。
その反動か、夢の中の自分がエッチになればなるほど、目覚めた後の自分はげっそりするのだった。

「はぁ…」
朝食にトーストを焼いてみたものの、全然手を付ける気になれない。
少々のことではへこたれない自信のあった遥だが、さすがにこの連日連夜は堪えていた。
「私が、変身しないからかなぁ…でもなぁ…」
やっぱり、あの強烈な感覚を味わいたいとはどうしても思えない。
ただ――夢の中の、ちょっとずつエッチになっている自分は、そのうちあの感覚が平気になってしまうんじゃないか。
それはそれで、なんだか、自分が自分でなくなるようで、怖い。
あの夢の自分は、現実の自分と、同じなんだろうか。

「うーん…」
テーブルの上にあごを乗せ、思案してみたものの、思考がまとまらない。
ただやっぱり、連夜の悪夢は、何とか止めたかった。

「やっぱり、彰くんに相談するしかないか」


その日の、学校、昼休み。

「ちょ、ちょっと。何でもっと早く相談してくれないのさ?!」
「だって…使い魔として、ダメダメみたいじゃん。私」
「いや、そこは意地張らないでおこうよ…」

間違いなく、『ハルカ』の仕業だ――彰は確信していた。
そして彰は、自分が何か大きなミスをしたことに気がつき始めていた。

彰は、『ハルカ』が『遥ちゃん』に干渉できないよう、『ハルカ』を植えつけた時、「眼」に仕掛けを施していた。
『遥ちゃん』の目が開いている時、「眼」は開くことができない。
『遥ちゃん』の目が「閉じられた」時―つまり、漆黒の闇で覆われた時のみ、「眼」が活動できるようにしたのである。

しかし、両方が「閉じられている」状態、すなわち、遥の体が深い眠りに落ちているときに、
どうやら仕掛けにスキができてしまっているようだった。
「眠っているときは「眼」も活動できないようにしたはずだけど、それじゃ足りなかったのか…うーん」

「どうしたら、いいかな…」
遥のつぶやきに、うーんと考え込む彰。…と、そろそろ午後の授業が始まってしまう。
「…とりあえず、学校終わったら、うちにおいでよ。一緒に考えよう」
375淫魔と彼女 第ニ話 (4/13):2012/09/04(火) 07:59:24.45 ID:4HOSa4QN
その日の夕方、彰の部屋。

「…やっぱり、『ハルカ』と話をしないと、だめか」と、彰。
「じゃ、変身、するの?」
「うん、仕方ないよ」
「うう…で、でも、私、変身できる自信ないよ」
「それは大丈夫。俺が変身させたげる」
「そんなこと、できるの?」
「まぁ、俺はご主人様、だからね。…ちょっと、我慢してて」
というと、服の上からハルカの胸を押さえた。手の下には布地ごしに宝石が収まっている。
「ええっ、ちょっと待っ、あああぁっ」
と、言うやいなや、彰の手の下、服の下から赤い光が一瞬発し、大量の触手がウネウネと舞い始めた。
遥の大事なところを責め上げた後、体をグルグル巻きにする。
数瞬の後、真っ赤な触手ボンデージを着込んだ『ハルカ』が登場する。

「はぁん、ご主人様。やっと出られましたわ」
「いや、今日は話し合いをしたかったんだ」
「話し合いぃ??」
「その…『遥ちゃん』の夢の中に出てくるの、やめてくんねーかな」
「はぁ…そんなことですの。お断りいたしますわ」
「ご主人様のいうことが聞けないのかよ」
「そういう事ではありませんけど…私は全然呼んでいただけず、全然体を動かせず、すっかり欲求不満ですのよ。
 夢の中で暴れるくらい、いいではありませんか。
 それに「この娘」だって、心の中ではヤリたがっていますのよ。私はそれに応えてるだけですわ」
「遥ちゃんが?…そんなバカな。遥ちゃんは俺達とは違うんだよ!」

彰の言葉を聞いて、はぁ、とため息をつく『ハルカ』。
「ご主人様。現実を直視してくださいまし。この体はもう、淫魔の体ですのよ。
 どんな清純な乙女とて、心がウブな生娘のままでいられるはずがないじゃありませんか」
ぐ、と彰は言葉に詰まる。

「…ということで、アホらしくなりましたので帰りますわ。
 次はもうちょっと楽しくエロエロなお話のときに呼んでくださいまし。それでは」
というと、しゅるしゅると触手が縮み、『遥ちゃん』の姿に戻った。

「…彰くん」
「…説得失敗、か」
彰はそうつぶやいたが、実際は、それどころではなかった。
『ハルカ』の言葉は、『遥ちゃん』の心のど真ん中に突き刺さっていたのだ。
376淫魔と彼女 第ニ話 (5/13):2012/09/04(火) 08:01:07.48 ID:4HOSa4QN
その後も2人で話し合ってはみたが、大して良い知恵も出ないまま、とっぷりと日が暮れてしまった。
「彰くん、そろそろ…」
「うん。ごめん、大して力になれなくて…」

遥が帰り支度を済ませると、2人は二階の彰の部屋から揃って出て、トントンと階段を降りた。
と、そこで、真正面の玄関の鍵がガチャガチャと言っているのに気づく。

「げ」
彰の顔が真っ青になり、そのまま回れ右をして逃げようと試みる。
「え、どうしたの、彰くん?」
しかし、気づくのが遅すぎた。すぐにドアが開き、向こう側にいた人物が現れる。

「ただいま〜!あれ、彰何して――」
赤みがかったショートヘアでタイトスカートのスーツ姿、目鼻の整った美人。
高校生の親なのだから30はとうに超えているはずだが、20代と言っても十分通じる若さ。
帰ってくるなりハツラツとした声をあげていたが、彰の後ろにいた遥を見つけると、凍りついたように固まってしまった。
手に持っていたボストンバッグをドサッと落とす。

「か、母さん…」
「あ、おばさま、なの?」
しまった、という顔をしてうなだれる彰。

「あ、あ、あ、あ、あ、」
その母は、口をパクパクさせていたかと思うと、

「あぁぁぁぁぁきぃぃぃぃぃるぁぁぁぁぁぁあああ!!??」

「ひぃぃいいっ!?」
怒髪天を衝くとはこのことか。
麗人の顔がいっぺんに鬼の形相に変化する。
何故か黒いオーラが辺りを充満し、ガラスがビリビリと振動し、家具がガタガタ揺れていた。
(な、何この人、魔王…!?)
遥も恐怖で固まる。
「母さん今日はまだ帰ってこないはずじゃ―」
「うるさいっ!!!貴様そこに直れっ!!」
はぃいっ、と情けない声で返事すると、彰は言われるまま、フローリングの廊下の上に正座した。

「約束を、破ったね?」
「…はぃ」
「人を使い魔にするなって言ったよね?」
「…はぃ」
「後でたっぷりと説教する。覚悟しとけ」
そして、ずぃ、と遥の方を一瞥して
「ついて来なさい」
と言い捨てると、落としたボストンバッグを拾い上げ、そのまま彰の横をすり抜けて廊下の奥へと進んだ。
「は、はぃ…」
遥は足がガクガク震えていたが、おずおずとその足を出し、彼女に従う。
「あの、俺は…」
「お前はそこで正座っ!」
ひぃ、とまた彰が情けない声を上げた。
377淫魔と彼女 第ニ話 (6/13):2012/09/04(火) 08:02:12.87 ID:4HOSa4QN
一階の廊下の奥にある部屋に彰の母親は入っていった。
遥も後をついて中を覗くと、広々とした和室だった。
小さなタンスと化粧台がある以外は何もなく、がらんとしている。

「えっと、名前は…」
「遥、です。佐久遥」
「遥ちゃんね。さ、入って。私の部屋なんだここ」
「はい…」
「ごめんね、みっともないとこ見せちゃって」
さっきの黒いオーラはどこへやら、声のトーンも顔の表情も、最初の柔和なものに戻っていた。
遥に座布団を勧め、自分も一枚取ってその上に座る。

「…で、早速だけど。見せて。胸のもの」
「え?」
「あるんでしょ?」
突然で面食らったが、言葉の意味を解釈すると、遥は服のボタンを外し、胸をはだけてみせた。
真っ赤な宝石が輝いていた。
彰の母は覗きこむと、右手でそれと周辺を確かめるようにさすった。
表情が少し険しくなる。

「いつ?」
「二週間くらい前…」
「何があった?」
「えっと、あの…」
「セックスしたのはわかってる。彰が求めた?」
「いえ、わ、私から…
 何度かそういう雰囲気になって、その度彰くんが拒否してたんですけど、
 こないだ初めてOKしてくれて…」
「彰のこと、好き?」
「…はい」
「一生、一緒にいられる?」
矢継ぎ早に質問が繰り出される。彼女の眼は真剣だ。
遥もそれに応えようとする。
「…先日までは、そこまで考えたこと、ありませんでした。
 でも、こういう事になって、ずっと、一緒にいれたらいいなって、思うようになりました」

「…そう」
彼女は答えると、すっと立ち上がって、奥のふすまの方に向かう。
「服、脱いで。全部」
「えっ?」
「私、医者なんだ。診てあげる」
そういうと、彼女はふすまの奥から薄い敷き布団を取り出し、畳の上に敷き始めた。
378淫魔と彼女 第ニ話 (7/13):2012/09/04(火) 08:03:21.19 ID:4HOSa4QN
布団の上で、裸になった遥が仰向けに寝ている。
彰の母はその右手側に座ると、遥のお腹の上に、右手の人差し指と中指を当て、その先をじっと見つめている。
触診のようにも見えるが、聴診器の類は一切ない。
そのまま、トン、トン、と指を置く場所を数秒ごとに変え、同じ動作を繰り返す。
みぞおち、丹田、下腹、脇腹、胸、脇の下、肩、反対側の肩…と手足を除いた全身を指がくまなく移動する。
胴体が一通り終わると、今度は両の手足をさすったり持ち上げたりして、
最後に、おでこの上に指を置き、そのあと胸の宝石を手のひらで触れた。
おでこと胸の間を何度か往復する。

ふぅ、と彰の母は一息ついた。そのあと今度は、はぁ、と肩を落とし、大きなため息をつく。

「ヘッタクソな術だなぁ。こんなんでよくヤろうと思ったな、あのバカは」
「そう、なんですか」
「夢にうなされてるんじゃない?」
言い当てられて遥はびっくりした表情を見せる。
「驚くようなことじゃないよ。夢魔を取り込んだんだもん、当たり前なの」
そういうと、指や肩の関節をコキコキ鳴らす。
「…しゃーない。ま、子供の尻拭いは親の仕事だしね。ここは一肌脱ぎますか」
「えっ?あの…」
「ちょっと辛いかもしれないけど、我慢して」
そう言うと、右手の手のひらを、遥の胸の宝石の上にかぶせるように乗せる。
続けて、左手の人差し指と薬指を遥の両まぶたの上に置いてぐいっと上に上げ、中指をおでこの真ん中に置く。
「あの、まばたき、できないです…」
「いいのそれくらい。こらえなさい」
それどころじゃない、と言った体で、遥に向き直ることもなく答える。
そして、1つ大きな深呼吸をした。

「いくよー。せーーーのっ!」

ぐぃ、と右手と左手の間を離すように力を込める。
刹那、遥の体がビキっと硬直した。
「ひぎっ!?」
遥の頭の中で、火花がバチバチっと弾ける。
そのまま、脳天から胸の宝石を通り、そして下腹部へと、高圧電流が駆け抜けるかのような衝撃が走る。
全身がビリビリと弾け飛ぶ。
「ぐぁ、がっ、がぁぁ、ああああっ」
「もーちょい、我慢してね」
感電したかのごとく、手足がガクガクと震える。
その後、オーガズムを迎えたかのように、全身が弓なりに反る。
アソコから多量の潮が吹き出す。
「ふぁぁああああぁぁああんっ」

電流の衝撃が収まった後も、遥は虚空を見つめ、彰の母の手の下で全身をピクピクさせていた。