【アイドル】★THE iDOLM@STERでエロパロ32★【マスター】

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717妄想の餌食(後編)5 ◆Dh3uz1Pis2 :2012/03/13(火) 04:52:23.14 ID:RL9CDKrz
 涼がDランクに相当する実力を取り戻すのに時間は掛からなかった。
 それが、猛レッスンの成果に因る所である事は疑うべくもない。
 しかしながら、雪歩によるヴィジュアルレッスンが無かったとしたら、もっと時間が掛かった事であろう。
 以前の強烈なキャラ性に惹かれていたファンは一時離れた。
 しかし、営業やライブで実力を発揮するたびにファンは引き戻されて行き、やがて以前のファン数を超過。
 ついに、元の人格で、Cランクへの昇格を果たしたのである。

 それを見届けた律子は、765プロへ戻り、アイドルとして復帰。
 その復活ライブで涼は前座を務め、トップアイドルの従姉に埋もれぬだけの存在感をアピールしたのであった。

 律子から見て、大惨事は全て元通りに復帰し、そしてより良い方向へと、順調に進んでいた。

 ちゅぷ、ぬちゃ、ぴちゅ、にゅぽ
 レッスン場の更衣室。雪歩は長イスに腰かけた涼の前に跪き、その股間に顔をうずめていた。
 そして、そそり立った涼のペニスをぱっくり咥え込んで、そのシャフトに舌を絡ませる。
「んっ、ん、んう、んん……」
「はあ……ふう……。雪歩さん……気持ち良い」
 涼は雪歩の頭に手を置き、股を開いて雪歩の舌と口腔を堪能していた。
「んふっ! ふっ! う! んん!」
 じゅっぽ、ちゅるる、ぬっちゃ、じゅるる
 頭を前後に動かし、口で涼の肉棒をしごく雪歩。
「はあっ! んんんんん!」
 涼はその刺激と快感に、思わず嬌声を上げる。
 顔を伏せると、上目遣いで「こういうのはどうですか?」と問い掛ける雪歩と目が合った。
「ふう……はあ……。雪歩さん……最高です」
 涼の言葉に、雪歩はニッコリ微笑む。そして、より強く頭を前後させ、涼のモノをこすり上げた。
「は……!! あああ……! 雪歩さん……! 僕もう……!」
 涼は雪歩の後頭部に手をそえ、軽く押し付ける様に力を入れる。
 それに応え、雪歩は涼のシャフトを奥まで咥え込み、激しく舐め回した。
「ふううううううっ!!」
 どぷっ、どぷっ、どぷっ、どぷっ
 堰を切ったような勢いで、雪歩の口に、喉に流れ込む涼のほとばしり。
 雪歩は口を離さないまま、それを全て受け止め、飲み干した。
「……っぷはぁ。
 ふふっ。涼さん。いっぱい出ましたね」
「それはもう。雪歩さんにしてもらったら、幾らでも出ちゃいそうです」
「涼さんったら……」
「えへへっ。それじゃ、次は雪歩さんですね。こっちの方に……」
「はい……」
 涼は腰を引いて、長イスに完全に乗る。
 そして、雪歩を後ろ向きにして抱き寄せると、手を上にずらし、胸の膨らみに触れた。
718妄想の餌食(後編)6 ◆Dh3uz1Pis2 :2012/03/13(火) 04:53:39.35 ID:RL9CDKrz
「んんっ。はあ。ああん」
 雪歩は長イスの上で涼に背中を預け、胸を揉みしだかれながら喘ぎ声を上げる。
「雪歩さん……先っぽが硬くなってきましたね。こっちはどうです?」
「ふうああ!! んううう!!」
 乳房の突起と股間の突起を同時に指先で刺激され、さらに高く啼き声を上げる雪歩。
「あははっ。すっごく濡れてる。こんなにヌルヌルにして。ねえ、雪歩さん。僕も……ほら」
 腰を揺り動かす涼。雪歩の尻に擦り付けられる、熱く硬い感触。
「凄い……涼さん。さっき出したのに、もうこんなに硬く」
「だって、雪歩さんがとってもかわいいから。
 ……それじゃ、雪歩さん。向こうに肘を付いて下さい。膝を立てて」
 涼の言葉に、雪歩は恥ずかしげに俯く。
「……またお尻ですか? 涼さん」
「はい……。見たいんです。雪歩さんのお尻。
 あのとき、僕が元に戻って一番最初に見たものですから……忘れられなくて」
「……もうっ。涼さんのエッチ」
 雪歩は軽く抗議の声を上げると、そのまま前方に体重をかけ、肘を着き、涼に向けて尻を上げる。
「雪歩さんのお尻……。白くて綺麗……とっても可愛い」
 涼のうっとりした声に、雪歩の顔がカッと熱くなった。
(ああ……涼さん、見てるんだ。私のお尻。オマ〇コも……。
 後ろの穴も、割れ目も、太ももに垂れてるヌルヌルも。
 私のいやらしい所、全部見てる)
 後ろから股間に浴びせられる涼の視線を感じ、また一筋の熱い流れが雪歩の股を下り、長イスに滴る。

「は、恥ずかしいから……じっと見ないで下さい」
 目を奪われたままの涼に、焦れた雪歩の声が届く。
「そうですね。それじゃあ……」
 もっとじっくり見ていたかった気持ちはあったが、頃合いとばかりに涼は雪歩の尻肉に手を置いた。
「んっ……ふう……はああ……」
 その滑らかさと柔らかさ、弾むような弾力。そして雪歩の吐息を楽しみながら、雪歩の尻の手触りを堪能する涼。
 外面の手触りを存分に味わうと、続いて尻たぶを押し開き、その溝の側面を指先で撫で始めた。
「はっ……! ふうん! ふうっ……!」
 普段接触する事の無い奥まった部分を愛撫され、雪歩の尻がピクピクと反応を示す。
 涼の指によって奏でられる快感に一層高められる雪歩の性欲。
 それは雪歩の抱えられる限界を超え、発散の欲求が雪歩の精神を支配する。
 すなわち、涼のモノを迎え入れ、セックスしたくて溜まらなくなっていた。
「涼さん、涼さん……。もう駄目です。我慢できません。
 涼さんのおちんちん、下さい。私のナカで……ズプズプして下さいぃ!」
 腰をくねらせ、尻を踊らせながら催促する雪歩。
 その卑猥に蠢く下半身を前に、涼の欲望も高まり、悠長に愛撫する場合ではなくなっていた。
「はい。雪歩さん。僕も、もう……」
 自らを突き動かす興奮に任せ、涼は雪歩の尻をがっちり掴む。
(あ……この感じ。涼さん、私のお尻を抱えて……今からおちんちんが入って、んんんん!!)
「んんんうううううう!!」
 ずぶぶぶ!!
 潤った秘裂の中に、一気に奥まで滑りこむ剛直。
「はあ。雪歩さん。中、ヌルヌルで、すぐに、入っちゃいました」
 ぴたぴたぴたぴたぴた!
「ふうん! ん! ふぅん! んん! はあ!」
 小刻みな速いピストン運動による快楽のリズムに刻まれる雪歩。
 高く掲げた股間から発する快感が、山を下る渓流の様に、枝分かれしながら全身へと伝わり、身体を震わせる。
719妄想の餌食(後編)7 ◆Dh3uz1Pis2 :2012/03/13(火) 04:54:36.71 ID:RL9CDKrz
(正面から抱き合って、見つめ合って、口付けを交わしながら愛されるのが、私は大好き。
 私がねだるときは、いつもそう)
 涼の動きに合わせて自ら腰を動かし、快楽を貪る雪歩。
(でも……。一番興奮するのは、涼さんが好きな、この格好。
 私の恥ずかしい所、全部見られてからエッチするの、恥ずかしいけど……気持ち良い)
 柔肉がぶつかり弾ける軽快な音が室内に響く。
(涼さんにお尻を差し出して、抱えられながら突かれていると……。
 私の全体が、涼さんのおちんちんを入れるための穴になった様な、とってもエッチな気分になっちゃう)
 雪歩の膣壁の感触を堪能する涼の眼下には、自分の腰を押し付けられて揺れ動く雪歩の尻。
 その光景を前に、涼は湧き出る劣情をストレートな行動で表した。
「はあ、はあ。雪歩さぁん……」
 ぬぶ
「ふうああ!!」
 尻を割り開き、奥の窄まりに触れて埋まり込んでいく涼の指。
(また……! 涼さんたら、そうやって私のお尻をオモチャみたいに。本当、エッチなんだから……!)
 前を貫かれながら後ろを弄ばれ、身体が痴情と興奮に包まれ、熱を帯びて行くのを感じる。
(でも……私、それを悦んでいる。
 涼さんが、私の身体に興奮して、恥ずかしい事、いやらしい事……エッチな事をするのが……嬉しい)
 雪歩の内側をグニグニとこする涼の指。そして激しい抽送に翻弄され、雪歩の限界が近付く。
「ふあ! はあ! んああ! 涼さん、涼さぁん! 私、もう……もう、イきます。イっちゃいますぅ!」
「雪歩さん、僕も……! 出ちゃう! 出しますよ! 雪歩さん!」
「はい……! 来て……! 来て下さい、涼さん……!」
 尻を弄ったまま、雪歩の催促に応えて全力で動く、涼のピストン運動。
 内部を蹂躙し荒らし回る男根に突き動かされ、ガクガクと揺れる雪歩の身体。
「雪歩さん……雪歩さん! 雪歩さん! 雪歩さん……!」
「涼さん……! 涼さぁん!!
 イク、イクぅ!!」

「ああああああああああああああああああああああ!!!」

 二人はどちらからともなく限界を迎え、互いに全身を震わせながら絶頂を迎えた。

(エッチな涼さん……大好き……)
 弾け、吹き出し、流れ込む涼の情愛と欲望を感じながら、雪歩は快感の余韻に浸った。
720秋月丼P:2012/03/13(火) 05:01:13.85 ID:zDRAEhY/
連投で書き込めなくなっちゃった
721妄想の餌食(後編)8 ◆Dh3uz1Pis2 :2012/03/13(火) 05:22:31.31 ID:8j1DUnpJ
 876プロのトップアイドル・秋月涼が男性であるというニュースは、世間と芸能関係者を大いに賑わせた。
 素直で性格が良く、女装アイドル時代から人当たりの良かった涼。
 女性アイドルとの交友も当然広く、世間の関心は、「ひょっとしてすでにお相手が?」と言う点に向いた。

 事務所の同期の水谷絵理に日高愛。ライバル関係だったとされる桜井夢子。
 まずは身近な人間関係から探りが入る。
 876プロの提携先である765プロからも、天海春香、星井美希、我那覇響等々。
 人当たりが良い、自由奔放、活発と言ったイメージを持った人物にアタリが付けられた。
 涼の持つ典型的な草食系男子のイメージから、特に先輩にあたる765プロのアイドルについては、
「交際があるとすれば相手の方が積極的に迫った場合だろう」
 と判断されたからだ。

 そうした状況下、765プロ所属アイドル・萩原雪歩との交際宣言は、完全に世間と報道関係者の裏をかいた。
 男性が苦手な事で有名な雪歩との交友について、世間では、
「やっぱり秋月涼は女性なんじゃないか」とか、
「騒ぎを収める為に、一番何も無さそうな人選を765と876が行ったんじゃないか」
 とか言った憶測が流れた。

 草食系アイドルの秋月涼と清純派アイドルの萩原雪歩の交際は、極めて健全なものであろうと思われていた。
 所属先である876プロと765プロの面々も、同じように思っていた。

 そうして、微笑ましく寄り添う二人を、温かく見守っていたのであった。
722秋月丼P ◆Dh3uz1Pis2 :2012/03/13(火) 05:26:04.30 ID:8j1DUnpJ
以上です。途中でもたついて申し訳ない。
状況説明が多くなったので、今回エロシーンは控えめになっております。
2人の関係と、世間とりっちゃんの節穴具合をお楽しみくださいw

ストーリー展開は終わったので、あとはエピローグのみ。
ほぼ全部エロシーンで書き上げる事が出来ると思います。

多分、投下は次のスレで。

それでは、乱文乱筆失礼いたしました。
723名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 05:27:32.39 ID:V+vCPKAO
>>722
乙でした。濃厚な読み物ご馳走様でした。
724名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 06:05:24.29 ID:mlwLAqTc
>>722
乙ーごちそうさまでした
725名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 07:52:09.21 ID:eH4JLAo+
>>709
GJ
伊織は生えてても受けが似合うんだね…

>>722
GJ
こういうガチ変態な雪歩を待ってた
726名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 07:54:43.62 ID:ofnWJgin
乙乙
エロいゆきぽは実にいいな
727名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 14:41:57.65 ID:8j1DUnpJ
コメント有難うございます。
あとは、サカリの付いた草食系アイドル(笑)と清純派アイドル(笑)のエロシーンを書くだけですので、
「後編の涼ちんは大人しかったんだなあ」と思えるようなエピローグを目指して執筆中です。

>>725
こういう作品って、生えた方は大体受けの様な気がしますが。
728名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 14:43:21.10 ID:TbzYm7ct
いやいや、普通生えた方が攻めだよ
まあこの作品においては受けの方がいいけれど
729名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 20:41:22.70 ID:V+vCPKAO
>>722
現状460KBだからもしかしたらこのスレで間に合うかも。
最近進行は低速だし。応援してます。
730名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 21:21:53.27 ID:5Wt+8KYK
>>722の製作速度やSS容量にもよるけれど、待っていた方がいいかもしれんな

SSが出来たけれど、容量的にスレ跨ぎそうだ……
731名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 21:55:58.53 ID:Vnm75aq4
Pの担当の娘が涼ちんに取られる展開ってどうだろ…
その逆とかも色々考えてみた。
が、やっぱり765と876って絡めにくいな。個人的に。
732名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:00:24.22 ID:si/x9WYf
そのSSのオリ設定で
「765と876、業務提携」とか「876、765に吸収合併w」とか
733名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:09:25.94 ID:8j1DUnpJ
>>728
そっか。見てる作品が偏ってるのかなあ。

そう言えば、貴音の股間から生えてきて、
お姫ちんと涼ちんで「ちんちんコンビ」というネタは、まだこのスレでは使われてなかったっけ。

>>729
SS書いてるの自分だけじゃないしねえ……。
急いで端折ったら意味が無いし。
734名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:32:31.50 ID:7YBWLSN4
コンビ名付けるとギャグになってしまうな
いっそ全員(ry
735名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:44:08.45 ID:xKNeTWla
お姫ちんとまこちんで(ry
でも真は生えてる娘にヒィヒィ言わされてるほうが思い浮かぶなぁ
736名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:29:30.89 ID:/tgWlAsk
最近たかちは物を見た影響sで生えてるお姫ちんが千早を手篭めにしてる図が浮かんだ
ここの過去のSSだと、この二人が出た場合Pを間に対立するパターンばっかだった気がする
好みな組み合わせだし仲良くエロエロなのも良さそうだな
737名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:58:55.82 ID:s9QCERHp
手篭めにするといい対立するといい千早は貴音に苦手意識を抱いてるとしか思えない
どっちにしろ貴音にいいように振り回される千早って展開はいいねぇ
738名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 19:22:37.80 ID:oFrelkNB
とんでもなく陰鬱なストーリーになりそうなものが出来上がろうとしている。
だいたい早々とアイドル11名と音無さんが犠牲になる展開。
美希とやよいとPしか残らないんだ。(社長は最初に犠牲になる)
はっきり言ってエロシーン入る前に「お前なんでここでやるんだ」展開確定。
だいたいエイリアンの襲撃とかもうね。
739名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:03:39.29 ID:EsDIboAA
グロはVipでやれよ
740名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:04:24.12 ID:5Hzr8yoL
いつものあなたですか
741名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:10:52.90 ID:jOGLJx2X
そういう誘い受けすごくいらないです
せめて完成品持ってくるぐらいの気概を見せろよ

まあ投げたところでその様子じゃ誰得な気もするが
742名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:27:31.85 ID:H8Cgx8Ah
以前投下した伊織Pが伊織と麗華とするSSの続きを投下します。
今回は後編で幼馴染ドンブリとなります。以下注意点、苦手な人はスルーで。
残り容量を見つつ、次スレも立てます。

・修羅場パートは軽く、Pを性的に奪い合う所に焦点を合わせた展開です。
・3P・貧乳パイズリ・妊婦セックス要素有り。最終的にはラブラブボテ腹ハーレムENDです。
・エロシーンが後半に固まっている上に導入部分が長いため
 エロだけ見たい方は直前のタイトル欄告知まで読み飛ばしてもらって構いません。
 気の長い方は冒頭シーンからどうぞ。
743「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)@:2012/03/14(水) 20:28:49.90 ID:H8Cgx8Ah
オフの日、東豪寺麗華は水瀬家に足を運んだ。
彼女は水瀬家の執事である新堂に従って、伊織の部屋に案内された。
当の伊織はベッドの上で次のステージに着る衣装カタログを物色している途中だった。
「何か用事?」
例の件があってから、この二人は極力互いの存在を無視し合っていた。
伊織はプロデューサーを寝取った立場上、相手の罵詈雑言を覚悟していた。
しかし麗華はそういった動きを見せず、プロデューサーにだけ受け答えしている。
その行動に怪しんでいた矢先に、彼女の訪問だ。何かあると伊織は踏んだ。
「伊織。久し振りにゲームでもしない?」
「ゲーム……別にいいけど、何やるの?」
麗華はショルダーバックから缶製の箱を取り出した。
その蓋には、暗闇に地面に突き刺さった剣とその傍に横たわった薔薇のイラストが描かれている。
「『ローゼンケーニッヒ』……昔、良くやっていただろう?」
「懐かしいわね……」
「どうだ?」
「いいわ、丁度退屈していた所だし……」
窓際のテーブルで麗華の提示したゲームをやる事になった。
ローゼンケーニッヒーー中世の薔薇戦争をモチーフにしたこの陣取りゲームは
二人のお気に入りのボードゲームだった。
父親たちがドイツに出張した際、大量にドイツ製のボードゲームを購入し、持ち帰ってきた事がある。
ドイツのアナログボードゲームは様々な趣向・ルール・アイデアが散りばめられていて
日本のテレビゲームに勝るとも劣らない楽しさと魅力を持っていた。
それらの中で、彼女たちが一番デザインに魅力を感じて手に取った物が、このローゼンケーニッヒである。
744「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)A:2012/03/14(水) 20:29:50.28 ID:H8Cgx8Ah
「始めましょう」
このゲームでプレイヤーはランカスター家とヨーク家に分かれて
それぞれ赤薔薇と白薔薇の駒を用いてイングランドの描かれた盤を支配していく。
まず、前後左右八方のうち一方向にどれだけを動かせるかを示したカードを五枚
そして「騎士カード」という敵の駒を自分の駒にできるカードを四枚所有して行なわれる。
王冠の駒を起点とし、カードに従って新たに置いた駒にそれを次々と動かしていく。
手札はその都度山札から補充し、駒がなくなったあるいは両者共にパスをした時点でゲーム終了とする。
駒は縦横に繋がれば繋がるほど高得点になる。
計算方法はやや特殊で、繋がった駒の数を2乗した数字が点数となる。
1駒なら1点、2駒なら4点、3駒なら9点といった具合だ。15駒連続で繋がれば225点が手に入る。
「下に1マス」
「左に3マス」
「右上に2マスよ」
盤上に白薔薇と赤薔薇の丸い駒が広がっていく。
その様は陣取りゲームでありながら、どこか優雅である。
「左下に3マス」
「……くっ」
伊織の一手で、麗華は盤上の端に追い詰められた。
彼女の持っているカードのうち、3枚はこの位置では進めないカード
残りの2枚が指し示す先には相手の駒があるためにこのままでは進めない。
「……騎士カードとこのカードを使うわ。上3マス進んで、これを私の駒にする」
「どうぞ」
伊織は笑みを浮かべながら指示された白薔薇の駒をひっくり返し、赤薔薇にする。
このゲームの勝敗は、如何に各4枚所有する騎士カードを効果的な場面で使うかで決まる。
騎士カードがなくなった状態で逆転するのは、至極厳しい。
また、このゲームはカードで進める以上はパスできないという制約がある。
そのため使いたくない場面で騎士カードを使わされる事もしばしばあり、非常に痛いのだ。
「右1マス」
「左下2マス」
合計81マスあった盤面に次々と駒が配置され
段々と進行可能な場所が少なくなってくるのがこのゲームの悩ましい所だ。
「騎士カードを使ってこの場所を取るわ」
ここで麗華に取られた場所は、伊織が自駒を13個繋げていた重要な地点だ。
そこを取られると6マス繋がりの領土2つに変化する。
これだけで13×13=169点から6×6×2=72点に落ち、97点もの差が生まれてしまうのだ。
伊織としては何としても回復したい場所である。
「……。左2マス」
「下3マス」
「右3マス」
「……」
そのカードを相手が使用すると、麗華の表情が曇った。
「早くしなさい」
「……上に2マス」
「そうよね、それしか方法はないから。
 じゃあ私は騎士カードを使って左下1マスのここを私の駒に戻すわよ」
伊織はくるっと赤薔薇の駒をひっくり返して、白薔薇の駒にした。
745「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)B:2012/03/14(水) 20:31:16.07 ID:H8Cgx8Ah
「……麗華」
「何よ」
「私に何か言いたい事があるんじゃない?」
「……」
彼女は静かに盤面に赤薔薇を置いた。
「……アイツの事を、どう思っているの?」
伊織は相手の目を見ず盤面に目を向けて尋ねる。
アイツとは言うまでもなく、彼女たちのプロデューサーの事である。
「好きだよ」麗華は言った。「こんなに人を好きになったのは、今までにないわ」
伊織もそうだが、麗華にも素直になれない一面がある。
ファンに対して猫被っている時は本より、親しい人間にも滅多に見せない感情が二人にはあった。
この時の麗華は、自身の素直な恋情を初めてプロデューサー以外の人間に吐露したのだ。
もし彼女が素直に答えず茶を濁すような返答をすれば
伊織は迷う事無くプロデューサーを奪うつもりでいた。
「言っておくけど、譲らないわよ」
麗華の心が本気であると感じ取った伊織は、間髪入れずに告げた。
彼女は伊織の無遠慮な発言に眉を顰めたが、すぐに表情を変え、盤面に駒を放った。
「譲ってもらう必要はないわ」パチンと赤薔薇の駒が置かれる。
「だって、彼は私のものなんだから」
麗華は補充カードがなくなったので、捨て札を集めて手早くカードを切る。
このゲームは山札がなくなった時、捨て札を再利用するのだ。
「プロデューサーは悩んでいるそうだな。私たちとの関係に」
その言葉には二重の意味が込められていた。
盤の脇に出来たカードの山をポンと置く。
「私一人の事だけを考えていればいいのに……
 お前が後からしゃしゃり出てくるから」
そう言って伊織に向けられた視線は鋭く、痛みを感じさせるほどだ。
746「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)C:2012/03/14(水) 20:31:58.51 ID:H8Cgx8Ah
「……。遅れを取った事は認めるわ。けどね、私だってあいつの事が……!」
伊織の騎士カードが麗華の急所を赤薔薇に変えた。
「好きなのよ。アンタよりずっと前から……。
 諦め切れるような……生半可な恋じゃないの!」
「伊織」
麗華が叩きつけるように強く駒を置いた。
「お前は私と違って、周りに素敵なお仲間が大勢いるだろう。
 私にないものを、お前は沢山持っているんだ」
「……麗華」
「私だって……そんな大切な人を欲しいと思っている!
 傍にいて愛したいと思っている!」
こんな熱情を語る麗華の姿を、伊織は初めて目の当たりにした。
そしてここで伊織は、彼女を諦めさせる事が到底不可能と知った。
だが自分に引く気がない以上、この幼馴染との全面的な対決は避けられない。
「……駒がなくなったわ」
「終了ね」
麗華は6個の駒群・4個の駒群が1つ、そして5個の駒群が2つ
対する伊織は7個の駒群・6個の駒群・3個の駒群が1つ、そして2個の駒群が2つ
盤上に配置されている。
そこから二人は、双方同じポイントの駒群を順々に盤面から除いていく。
こうする事で、雑多な計算をする手間を省く事が出来るのだ。
「んっ? ……これは珍しいな」
麗華は感嘆の声を上げた。盤上には全く駒が残っていない。
両者とも合計102点の引き分けだったのだ。
「……ねえ伊織」
「何かしら」
「プロデューサーの気持ちに決着を付けてみない?」
「……。出来るの?」
「殴り合いなんかよりも、ずっとスマートな方法で……」
747「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)D:2012/03/14(水) 20:33:30.21 ID:H8Cgx8Ah
   #  #  #

「今日の仕事はこれで終わりだ。二人とも、お疲れ様」
俺が二人にそう言った時だった。伊織がゲームをしようと持ち出してきたのは。
「いいとも、何にする?」
伊織の申し出は俺にとってありがたかった。
ここ最近、伊織と麗華の関係はギスギスしていて、間にいる俺は彼女たちを天秤に掛けながらも
どちらを選ぶか決めかねて、胃薬を飲んで耐える日々が続いていたのだ。
ゲームを機に二人の関係が少しでも良くなってくれればという淡い期待もあった。
そもそもゲームに誘うという事は、二人の関係に修繕の余地があるという事ではないか。
少なくともデュオをする上で問題のない程度に関係を回復できればと思い、俺は承諾した。
「『ケルト』をやってみようと思うの」
「ケルト? どんなゲームだ?」
俺は事務所に置いてあるテレビゲーム――小鳥さんと亜美・真美の私物である――
にそんなものがあったかなぁと探し出した。
「ケルトならここにはないな。ちょっと足を運ぼうか」
麗華に言われて俺たちは近隣の店に足を運んだ。
そこはトレーディングカードがずらりとショーケースに並べられてある
言わばアキバ寄りの玩具屋だが、女性二人は気にせずに店の奥に足を進めていく。
「店長はいる?」
麗華がそう聞くと、奥から髭を生やした痩せぎすの男が出てきた。
「これは東豪寺のお嬢様、本日は何用でございますか?」
どうやらここは東豪寺グループと縁のある店らしい。
「静かな部屋でケルトをしたいんだが、できるか?」
「ケルトでございますか。はい、では奥の応接間をお使い下さい。
 他の部屋は少し散らかっておりますので」
748「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)E:2012/03/14(水) 20:34:57.28 ID:H8Cgx8Ah
   #  #  #

俺たちは彼女の後ろについていって小奇麗な応接までゲームする事にした。
俺は改めて二人にケルトというゲームが何なのかを聞いた。
「簡単に言うとだ、数字の付いたカードを色別に昇順か降順に繋げていって
 出来た列の枚数に応じて点数がもらえるゲームだよ」
「それだけ聞くと簡単そうだな」
「まあね」麗華の説明に伊織が付け加える。
「ただし、カードの列は4枚以上ないとマイナスになるわ。
 あと『願いの石』という物があって、これも2つ以上ないとマイナスになるの」
細かいルールはやりながら聞いていけばいいだろうと、俺は軽い気持ちでいた。
「どうするの、伊織。スパイラルでやる? それとも拡張版? なんならタイルで?」
「ケルトカードにしましょう。初心者でも分かりやすいし、軽く遊ぶにはいいと思うわ。
 スパイラルも好きだけど、かえって混乱しそう」
彼女たちの言っている事は今一つよく分からなかったがケルトにはどうも色んな種類があるらしい。
ポケットモンスターの金銀みたいなものだろうか。
「んー……」
俺はこのゲームを試しにやって気づいた事がある。
それはカードの列を作る際、特定の数字カードを重ねるかどうかといったジレンマが仕込まれている事だ。
何も出さなければ0点のままだが、出した以上は最低4枚並べないとマイナスになる。
このルールのおかげで出しても2枚や3枚では列が育たないのではないかと躊躇してしまう。
しかし、1列や2列並べた程度ではこのゲームはまず勝てないのだ。
だから何時カードを場に出すかの見切りが非常に重要になってくる。
同じ数字カード2枚を提出してもらえるボーナスカード「願いの石」も各種1枚しかなく
気がつけば無くなっていたりするので、気をつけないといけない。
「しかし、ケルトって妖精とかそんな印象があるんだが、あまりゲームに関係ないんだな」
俺はカードの図面を見ながら率直な感想を言った。
カードの表面には紐で作った四葉のクローバーみたいな模様が1つついている。
「クニツィアの作るゲームは大体そんなものよ。テーマよりもシステム重視なの」
「まあシャハトに比べたらまだマシかもね」
伊織と麗華は例の願いの石カードを4枚も集めている。俺の所にはまだ1枚もない。
「クニツィア? おもちゃ会社の名前か」
麗華はクスと笑って俺の問いに答えた。
「違うよ。ゲームデザイナーの名前。彼は多作でね、作品には良作が多いの」
彼女はその後、「なんとかトイバー」とか「アレックスなんとか」とか
人名と思しき単語を並べて説明していたが、生憎良く覚えていない。
説明を聞いている間に、俺は手前の場に6枚の列が1つ、4枚の列が2つ、願いの石カードが1枚
という結果に終わった。伊織と麗華は同点の1位タイで、俺は断トツの最下位。
だがルールは覚えられたし新鮮なカードゲームの楽しさを味わえた。
749「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)F:2012/03/14(水) 20:36:42.32 ID:H8Cgx8Ah
「これソリティアにも出来そうだな」
「携帯機ゲームで出ているわ。海外版だけどね」
DSだっけと伊織が言うと、麗華はそうそうとうなづく。
「今度『バトルライン』ってゲームをしましょう。絶対面白いから」
麗華は俺の手を握って目を輝かせていると、伊織がそこに入ってきた。
「『頭脳絶好調』ミニもいいわよ。ルールも簡単で遊びやすいし」
「ミニって……何でわざわざ2人用のをやろうとする訳?」
麗華が不機嫌そうに伊織に突っかかり、何やらまた雲行きが怪しくなってきた。
「頭脳絶好調は4人でも出来るでしょう。私は要らないっていうの?」
「あんただって、2人しか出来ないバトルラインをチョイスしてるじゃないっ」
俺はこれ以上ゴタゴタしないように無理やり2人の間に割って入った。
「今度両方ともやってみようか。その時は俺にルールを教えてくれ」
そう言うと二人は嬉しそうに微笑んで、「いいよ」と言って引き下がってくれた。
「ねえ、まだ時間あるし罰ゲーム有りでケルトやらない?」
「罰ゲームか、いいね。面白そうだ」
「受けて立つわ」
「じゃあ、決まりだ。勝負は3回戦。ビリは1位の言う事を何でも聞くってどうだ?」
俺は多少嫌な予感はしたが、2位くらいなら潜り込めると判断してOKした。
伊織は既にカードをシャッフルして、8枚の手札を3人分分けている。

結論を言うとその勝負は俺の三連敗、しかもすべてビリだった。
お試しプレイ時よりかはカードの得点を稼いだのだが
また伊織と麗華に圧倒的点差を付けられた。
二人に俺の欲しい数字カードを押さえられていた事も敗因の一つだ。
「二人とも手厳しいなぁ……」
伊織と麗華はこれが絵に描いたように三戦とも同点トップだった。
プレイ中の二人には鬼気迫るものを感じた。
やはり罰ゲームは人を熱くさせるものなのだなと確認せずにはいられない。
「手番は私が先だから、私が1位ね」
「手番を考慮するなんて聞いてないわ。私だって命令する権利はある」
また言い争いを始めようとしていたので、俺は2人にこう言った。
「俺が2人の命令をまとめて聞くよ」
それを聞くと2人は顔を見合わせ、少々納得が行かないといった顔をしつつ俺の提案を飲んだ。
「そう、だったら……」
   #  #  # 

俺は何でこのような状況になったのか理解できずにいた。
伊織と麗華のされるがままに丸裸にされた俺はベッドの縁に座っている。
眼下では美少女二人が俺の愚息を交互に舐めている姿があった。
「何だその下手クソな舐め方っ!
 プロデューサーはね、アタマよりも雁首の方が感じるんだよ」
「わっ、分かっているわよ! メリハリよ、メリハリ!
 そっちこそ……さっきから同じ所ばかり攻めて、単調過ぎるんじゃない!?」
二人は奪い合うように雁首へ舌を這わせる。
熱く蠢く二対の舌肉に、俺の性根は脈を強く打っている。
「玉を揉まれるのが好きなんだよな、プロデューサー」
麗華はそう言って優しい手つきで皮巾着をほぐすように弄くる。
確かに、俺は玉を愛撫されるのには弱い。
「あむっ……」
方や伊織は玉を袋ごと口に含み、ちゅうちゅうと吸い始める。
美少女にこのような事をさせているという倒錯感が俺の脳髄を心地良く刺激した。
俺の反応を見て麗華も残った精玉を口に咥えて舐める。
美少女二人の厚い性奉仕に、俺の逸物はみるみると硬度を上げていく。
「ほらっ、プロデューサー。お前、私の胸好きだろ?
 お前がいつも吸っていた乳首……固くなっているの、分かるよな」
麗華がその可憐な発育途上の乳を俺の逸物にピタピタと擦り付けてきた。
そこへ伊織が反対側から肉棒を掠め取って、同様に擦り付ける。
「麗華の硬い絶壁胸になんて擦られても痛いだけでしょっ。
 ほら、私のおっぱいの方が柔らかくて気持ち良いに決まっているわよね……」
「何だとっ、大して変わらないくせに偉そうな事言うな!」
二人はそれぞれの豆乳を俺の硬い肉根に夢中で押し付けた。
可愛らしい桜色の乳首が、ちょうど肉棒の性感帯を官能的に刺激して非常に心地良い。
「さあ、言いなさい! 私の胸が良いって!」
「駄目よっ! 私! 私のおっぱい!」
俺はああ、ああと喘ぐだけで中々結論が下せない。
二つの硬い胸乳に挟まれて、俺の肉棒はダラダラと涎を流していた。
「どっち!?」
彼女たちが同時に詰め寄ってギュッと挟んだ時、俺は答える間もなく噴水のように豪射した。
溜まっていた精汁がビュウビュウと空気を切って宙に舞散する。
そのあまりの勢いに、二人は一瞬ビクッとなって半身を引いた。
発射された汁はピチャピチャと彼女たちの胸や顔に降りかかる。
「で、どっちが気持ち良かった!?」
そう言われても両側から責め立てられたら、比較しようがない。
決められない情けない俺を尻目に、2人は次なる攻めを考えているようだ。
751「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)H:2012/03/14(水) 20:40:28.08 ID:H8Cgx8Ah
「やっぱり決定打が必要よね」
「そうだな。で、どっちが先に……」
すると伊織がさっと俺の不意を突いて体を押し倒し、腰上に跨ってきた。
横から「おいっ、伊織!」と麗華の怒声が飛んでくる。
「早い者勝ちよ!」
伊織はそう呟くより早く、あのあどけない隠部に俺の淫根をこすりつける。
射精を終えたばかりの逸物だが、刻み込まれた快楽は充分に昇華されず
射精前と変わらぬ硬直度を保っている。
「プロデューサーのおちんちん……!」
伊織の恥穴を潜った肉根は、ゆっくりと蜜奥へと導かれていく。
奥から垂れ落ちる充分な愛液によって、狭い彼女の膣道もそれほどキツくは感じない。
「ああんっ……! あはぁ……!」
彼女の小さな身体が俺の上で激しく跳ねる。
逸物は内部で蜜汁をぐちゅぐちゅと泡立てながら、恥悦にうち震えた。
「初めて、なんだから……」
伊織は熱い喘ぎを発しながら、俺を見下ろして言う。
「こんなに、男を好きになったの……初めてなんだからっ……!」
一言一言発する度に、彼女の痴肉がきゅうっと切なげに締まる。
「寝ても起きても、あんたの事ばかり考えて……
 あんたの事考える度に、身体が熱くなって……」
グチュグチュと蜜汁の泡立つ音と、彼女の柔らかい尻肉が下腹部を叩く音
その2つが部屋で淫らに響いた。
「私……こんなにもあんたに夢中なの……。大好きなの……!」
「伊織……! ……ああっ!」
返事をしようと口を開いた瞬間、自分は緊張を解いてしまった。
怒涛の速さで尿道を駆け上がった肉欲汁は
著しい膨縮により鈴口からどくどくと射出されていく。
受け止めきれなかった白液は、恥肉の隙間から薄く漏れて出てきた。
752「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)I:2012/03/14(水) 20:41:38.15 ID:H8Cgx8Ah
「今度は私の番だ!」
麗華は伊織を離して、射精直後で呆けたままの俺にすがりつく。
彼女はくたあっとした逸物を懸命にしごいて勃たせようとするが
先程から強力な連射をした愚息は、中々起き上がろうとしない。
麗華は軽い焦りを覚えながら、何度も手淫で肉茎を刺激する。
「どうしたの、麗華? 早く始めなさいよ」
一戦終えた伊織は余裕の表情で幼馴染の焦りようを見て、言う。
彼女は俺の持久力を知って早めに俺の相手をしたのかもしれない。
「この……! プロデューサーも頑張って勃たせろ!」
「そうは言っても……疲れて」
麗華は手淫を止めて、俺の顔を膝間に挟んで跨る。
彼女の見目良い美尻が、淫靡な恥門が、俺の目の前に控えている。
「目を離すなよ……」
そう言って麗華は恥部を細指で弄い始めた。
くちゅくちゅと音を立てて指を伝い落ちる蜜液。
そして指にまとわりつく薔薇の花弁のような肉色の恥唇。
弄る度にひくつく秘肛。
「ああっ……んっ……ぁぁ……」
眼前にアップで繰り広げられる彼女の公開オナニーに俺はいたく興奮した。
普段の彼女からは考えられない、恥を捨てたあられもない痴態に
逸物も首を重々しくもたげる。
彼女はそのまま俺の脚に上体を被せた。
「黙って舐めて……」
麗華は柔らかく温かな尻肉を俺の顔に押し付け、血が通い始めた俺の分身を口淫していく。
俺は溢れてくる艶香を鼻腔で味わいながら、出来上がっている恥部に舌を這わせた。
彼女の愛液を喉に通しながら舌で掬っていると、まるで催淫薬のように股部が熱く膨れ上がっていく。
「悪いな、時間をかけて」
彼女はそう言うが、口淫されて数分も立たずに俺の逸物は勢いを取り戻して雄々しく隆起していた。
「こっちでも、私を感じて……」
麗華は長ける俺のモノを内奥に導いた後、伊織に負けず劣らず激しい動きで送迎した。
それだけではなく、彼女は上体を前に倒して俺と深いキスをした。
「んむっ……ちゅっ……」
彼女の熱い舌が、俺の舌と快楽中枢を絶えず刺激する。
「お前が好きだ、プロデューサー……!」
彼女は体の全てを密着させながら俺に告げた。
「あの日から決めていたんだ……お前と一緒になるって。
 お前と一緒に居られるなら、お前の言う事……何でも聞いてやる」
彼女が改めて唇を強く吸うと、俺の理性も唾液と一緒に彼女の紅唇に飲み込まれていく。
「どんなに恥ずかしい事でも、どんなにエッチな頼み事でも、全部……聞いてやる!」
身動きできない俺を、麗華は精力的に犯し抜いた。
既に豪根は限界を目前にして、肉帽を極限まで膨張させている。
「だから私を選んで! お前の赤ちゃんも、いっぱい産んでやるから!」
俺は愛おしさから彼女の体を抱き締めた。
「ううっ……!」
彼女の熱い口付けを味わいながら、俺の熱い肉根は白い肉欲をたっぷりと豪射する。
無論、腕の中にいる麗華は逃げられず、この快楽の洗礼を肉筒にまともに受けた。
だが彼女は幸せに満ちた笑みを浮かべて、俺の体をぎゅっとだけ締めている。
753「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)J:2012/03/14(水) 20:42:45.09 ID:H8Cgx8Ah
   #  #  #

夢のような、信じられない光景だった。
胸と胸、腹と腹を合わせ、妖しく組み重なった美少女二人を俺は交互に姦通している。
二対の鮮やかな肉唇の狭間に俺は何度も淫根で猛攻を繰り出す。
淫芽を肉幹で擦る度、彼女たちは切なげな声を漏らした。
「プロデューサー、私に……私にちょうだいっ!」
伊織に催促され、俺は逸物を彼女の肉穴へうずめて抜挿する。
「ああっ……いいっ! 気持ち良いっ!」
どこか済ました所のある伊織だが、交わっている時の彼女は
自分を全てさらけ出し、悦びを身体で主張していた。
伊織の痴穴は緊々としていて、奥を突く度に温かな蜜汁がとろとろと溢れ出てくる。
挿入している間は、ずっととろけてしまう錯覚に捕らわれていた。
「プロデューサー! 私のにも、入れてぇっっ!」
伊織の下で麗華が俺を求めてくる。伊織の穴から彼女の穴へと猛根を移す。
「くっ……あはぁぁ……っ!」
麗華は俺の腰の動き一つ一つに健気にも反応し、艶やかな嬌声を放っている。
膣内は伊織ほどキツくはない。しかし膣口は肉幹を強くしごき抜き
内の肉襞は舐めるように俺の逸物にまとわりついてくる。
どちらの隠器も、病み付きになる強大な魔力を有していた。
「プロデューサー、私……もうイキそうなの!」
「私も……! ああっ……駄目ぇっ!」
二人は匂い立つ愛汁を乱れ垂らしながら叫ぶ。
「イクぅ……っっ!」
「お願いっ、私の中に出してぇぇっ!」
「いやあっっ、私のオマンコにちょうだいっ……!」
迷っている暇はなかった。
玉嚢はきゅうっと縮まり、短時間で限界まで量産したDNAを尿道まで押し上げた。
びゅうううっ、と精道が決壊せんばかりの勢いに負け、俺の膨根は膣穴から滑り出てしまった。
制御不能に陥った暴君槍は、けたたましい射精音を鳴らしながら
重なっている双尻に幾度も白いリボンを掛けていった。
射精後の疲労感に俺は息を荒げた。
こんな肉棒が壊れそうな射精など、これまで経験した事がない。
ぐったりとしている二人を霞の向こうに見つつ、俺は軽く微睡んだ。
754「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)K:2012/03/14(水) 20:44:08.17 ID:H8Cgx8Ah
   #  #  #

数ヶ月後――

「お待ちしておりました」
「ささ、どうぞ御新居へ。お嬢様方も貴方様を心待ちにしていらっしゃいます」
迎えの車から降りた途端、身なりを整えた二人の執事にそう告げられた。
俺は両家のお手伝いさんたちの列に挟まれながら新居の玄関を開いた。
「へえ、あの人が……」
「そうなの。それで……」
「ええ、まさか……」
歩いていく後ろで、彼女たちの囁き声が聞こえる。
俺が居なくなった後はたっぷりと噂話をするに違いない。何せ前代未聞の事なのだ。

「遅かったじゃない。待ちくたびれたわ」
ロッキングチェアに座り本を読んでいた伊織は
部屋に入って来た俺の顔を見るなり、本を閉じて言った。
「仕事の整理をしていたんだ。
 お前たちがメディアに出られなくなった損失を埋めるのは大変なんだぞ」
俺がそう説明していると、トイレから用を足し終えた麗華が飛び出してきた。
「ああっ! やっと来てくれたんだな!」
彼女は俺に抱きついて親愛の情を示す。
「どうだ、この家は。東豪寺グループが特別に建てたんだ。見事なものだろう?」
「確かに立派な家だな」
600坪平屋建てのこの豪華な邸宅は、3人で「住む」には少し大きすぎる気もするが
伊織や麗華にとっては少々奮発した程度らしい。
「土地を買ったのは水瀬グループなんだけど」
横から伊織が麗華に突っかかると、麗華は露骨に嫌な顔をした。
「2人ともケンカをするな。約束だろう?」
そう言うと、2人は黙った。
「そうね、あまり怒るとお腹の子に悪いし」
755「ツンと来た!!!」(P×伊織・麗華)L:2012/03/14(水) 20:46:55.67 ID:H8Cgx8Ah
2人の妊娠が発覚したのは、新生デュオの人気が世間に認知されてきた時期だった。
しかしまさかこっちまで認知しなければいけない事態になるとは……。
「堕ろす……?」
2人は揃って不安げな表情を浮かべて俺の顔色を窺う。
「そんな無責任な事は出来ないよ。伊織も麗華も俺にとっては大切な娘だ。
 2人の子供だって、それは変わらない」
「じゃあ、産んでいいのか!?」
俺がうなづくと、麗華は膨れ出した下腹部を愛おしそうに撫でる。
怯えていた赤ん坊を慰めるような手つきに、俺は彼女の母性を感じた。
「それよりこれからどうするつもり?」
伊織の言葉に、俺は再び頭を痛くして唸る。
妊娠相手が1人なら、多少荒れるが結婚するという解決法が残されている。
しかし、同時期に同じ男の子供を身ごもった女性がいるケースはこうもいかない。
一方を捨ててもう一方と結婚するしか、一夫一妻の社会において選択肢は無い。
「だが、それじゃ捨てられた娘が可哀想だ。
 ワガママと言われてもいい、俺はお前たち2人とも幸せにしてやりたいんだ」
「プロデューサー……!」
俺の苦悩を理解した2人は、必死の思いで両家に俺と一緒になれるように願い出た。
両家から怒号を食らったのは想像に難くないだろう。
アイドルとしても年頃の女の子としても、俺が彼女たちと淫らに関係を持って
妊娠させた事実は認め難いに違いない。
当初両家は俺を「色キ○ガイ」とか「人の皮を被った汚豚野郎」
とか罵って和議の姿勢など欠片も見せていなかった。
ただ醜聞が漏れるのを避けてマスコミへの情報漏洩を
完璧に抑えてくれた点だけはありがたかった。
マスコミに知られたら暴徒と化した伊織・麗華の両ファンから殺されかねない。
というより、既に両家から密かに暗殺の指示が有ったくらいだ。
俺は風呂に入るにも伊織と麗華を伴って暮らし、何とか首を繋いでいた。
そんなゴタゴタの最中、とうとう2人は父親たちの前で自殺を図るまで追い詰められた。
汚されたとは言え、大事な娘とまだ見ていない孫に死なれては
と狼狽した両家の親は、しぶしぶながら俺が生きるための条件を盛り込んだ折衷案を提出した。
それは大まかに見て、次のような内容だった。

1. 俺を一族のものとして認めない。生涯どちらの娘とも婚姻関係を持たない。
2. 生まれた子供はそれぞれ水瀬家と東豪寺家の人間として扱う。
3. 最初の子供が出来る間だけ、俺たち3人の生活を支援する事

要するに俺は両家から必要とされていないが、娘と孫は欲しいという訳だ。
肉体的そして社会的な死を覚悟していた俺にとっては、これでもありがたいくらいだった。
かくして俺は、両家共通の奇妙な愛人として2人の美少女と同棲する事となった。
この事実上の妻2人は、世間でシングルマザーとして通っていて
既存のファンからは応援のメッセージをもらう事となる。
756名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:50:51.49 ID:H8Cgx8Ah
次スレ立てました

【アイドル】★THE iDOLM@STERでエロパロ33★【マスター】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1331725763/
757名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:51:21.69 ID:oFrelkNB
>>741
これは連投制限引っかかったっぽいね。ならその間に支援かねて返答しておく。
ああ、作ってるよ。たぶん夜には落とせると思う。
このスレか次スレには落とすよ。
758名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 21:06:53.21 ID:pCoPmg2O
次スレが立ったか。
転載があって、それからちょっと雑談してれば埋まるかな。
759名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 21:35:37.50 ID:oFrelkNB
とりあえず完成したんで投下します。
注意事項
・即大半のアイドルなどが死にます
・残ったアイドルは普通に殺します
・P×美希・やよいの3P
・性格崩壊の可能性大
・ほぼ間違いなくスレまたぎます(7レス)。
タイトルは「宇宙人の侵略、そして3人での生活の始まり」あたりにでもしておきます。それではどうぞ
7601/7:2012/03/14(水) 21:36:25.03 ID:oFrelkNB
少女たちは237地区から396地区へ逃げようとしていた。原因は237地区が襲撃に見舞われたためである。
襲撃してきたのはエイリアン。コード番号(エイリアンの種族を示す)はACPX-3-0-001。
人間型生物で人間との交雑可能。実際にこのエイリアンとのハーフも存在し、さらにそのハーフは、
人間やACPX-3-0-001との交雑が可能であった。要するに人間と互換性のある種族であった。
しかし、とある理由から星間の外交問題が発生、もってACPX-3-0(惑星の名前)連合政府から宣戦布告があった。
技術レベルはもはや地球の比ではなくあっという間に地球連邦軍は圧倒されていった。
237地区は旧日本のとある地域で、そこに偶然アイドルたち十数人が事務所全体で慰安旅行をしていたところだった。
その事務所の社長は高木といったが、この移動の途中に殉職。プロデューサーと事務員とアイドルたちは、
一生懸命396地区を目指していた。

事務所は396地区に到達できればそこから列車で約30分も乗れば到達可能な場所であった。
列車へプロデューサーと事務員である音無さん、それと13名のアイドルの少女たちが乗ろうとした。
しかし396地区もまもなく危険になるとのことで避難民殺到。その雑踏の中、2人の少女が列車に乗りそびれてしまった。
手をつないでいてもすぐ離れてしまってつなぎとめるには役に立たなかったから仕方ないことではあった。
7612/7:2012/03/14(水) 21:37:25.76 ID:oFrelkNB
2人の少女の体格は大きく異なっていた。1人は金色の髪で、背は普通の女性程度はあり、胸も大きかった。
もう1人は茶色の髪で、背はかなり低く、胸も膨らんでいるようには見えなかった。
次の列車は予定では10分後だった。だが、アナウンスが流れた。
「ただいまエイリアンが急接近しており、推定では残り12分で駅周辺に到達する見込みです。
予定では発車できる予定ですが列車そのものに危害が及ぶ可能性がありますので生命その他の保障はいたしかねます。
ご乗車の際には、銃火器その他を準備した上でお願いいたします」
要するに、武装して自分の身は自分で守れ、ということであった。だが、少女たちはそんなものもってはいなかった。
金髪の少女は駅員にこういった。
「星井美希です。そこにいる子は高槻やよいです。銃を2丁貸していただけますか?」
「いくらなんでも子供に貸し出すわけにはいかないんだよねー。次の列車に乗るつもりなのかね。
星井美希と高槻やよいっていうとあの765プロに所属しているアイドルだったよな。だとしたらやむをえないな。
確実に逃がす手配をしたいが、558列車は今どこを走ってる」
「558列車は定刻より30秒早く運転しています。エイリアン襲撃に巻き込まれないために運輸指令が出ています」
「この駅の停車時間は何秒の予定だ」
「45秒で出発です。到着までは残り1分ちょうどです」
「わかった。この列車が最終列車だ。われわれとともに同じ号車に乗る。急ぐぞ」
「うん!」
こうして美希とやよいは無事に558列車に乗車。発車合図をした駅員を乗せ列車は予定通り停車時間45秒で発車した。
だがこの日が彼女たちにとって一番長い1日になろうとは思いもしなかった。
7623/7:2012/03/14(水) 21:39:18.53 ID:oFrelkNB
ところ変わって1本前の556列車。11人のアイドルと同伴者2名は無事に事務所に到着した。だが、長時間の滞在は許されなかった。
事務所までは徒歩2分。558列車は予定より2分早く出発するとのことなので実質3分程度で必要な荷物をまとめなければならなかった。
荷物をまとめ、558列車へ急いだ。だが、荷物が多すぎてまったく身動きが取れない!やはり荷物が多すぎたのだ。
無情にも時間は過ぎていった。558列車到着時間まであと2分と迫っていた。
「プロデューサー、ミキたちは558列車に乗ってるの。どうすればいい?」
「そのまま乗車していてくれ。××駅では降りずにそのまま乗車。終着駅に到着したら駅員の指示に従ってくれ」
「了解なの!」
「ふう、誰が生き残るべきだと思う?」
「全員ですよ、全員!」
「だがこの荷物の量はさすがに…、!?」
「間に合ったみたいね。パパ、荷物全部回収よろしく。じゃ、いくわよ!」
13人は急いで駅に向かった。だが結局ぎりぎり駆け込めたのはプロデューサーのみ。
11人のアイドルと事務員は列車に乗ることさえできなかった。運命は残酷である。
少女たちはエイリアンたちの肉欲の餌食にされた後、蜂の巣にされてしまった。

558列車。終着駅に到着。襲撃到着まで残り3分。時間的に最後の列車はホームにまもなく到着しようとしていた。
襲撃を逃れるにはそれに乗るしかない。プロデューサーと美希とやよいは運よく会うことができた。
「お前がこのアイドルたちの保護者か。武装してないと危ないから、これとこれをもっていきな」
「美希、この人は」
「558列車に一緒に乗った駅長なの。とりあえず急ぐの!」
最終列車に飛び乗り、3人は無事に駅をたった。さっきまで同行していた駅長たちが乗車した気配はなかった。
どうやら銃火器類は別途もっていたようで、駅にとどまり最後まで戦うつもりだったようだ。
どうなったかはあえて語ることはない。さすがにわかりきったことだから。
7634/7:2012/03/14(水) 21:40:02.93 ID:oFrelkNB
一方、3人の乗った列車はどんどん進んでいった。超満員の列車は無事に当座の安全地帯に到着することができた。
この駅周辺の襲撃はどう贔屓目に見積もっても空から降ってくるのでもない限り最低でも30分は後である。
まあ普通に空から降ってくるので油断もすきもないわけだが。
だがここで致命的失態を犯していたことが判明する。この駅は行き止まり駅。
ここから戻っていたらもはや敵に直接つっこむことになってしまう。かといって近くに行き止まりでない駅はない。
そもそもこの手前駅に降り立ったのが大多数な段階で気づくべきだったのだ。だがもう手遅れだ。
3人は迎撃の覚悟を固めることになった。237地区の駅の駅長からもらった銃の数は6丁。そして弾薬は全部で72発。
その銃は6発の弾薬をこめることができ、あらかじめ6の弾薬がこめられていた。全部をフルに使用して、
1丁の銃から放てる弾の数は9。プロデューサーも同じ銃を2丁持っていて、保有弾薬は24。あらかじめ6発ずつこめてあった。
だから同じように9放てる。プロデューサーは美希とやよいの銃を3丁ずつ、弾薬を36発ずつ渡した。
「何かあったら自分の身は自分で守れ。俺から言えるのは、それだけだ」
「はい!わかりましたー!」
「うん!」
だが18発も弾薬の数がプロデューサーはアイドルたちより少なかった。彼は覚悟していた。
(俺が倒れても、アイドルたちが倒れることがあってはだめだ)
敵はやってきた。だがここで吉報が入ってきた。どうやらあと10分持ちこたえればRXIA-4-0から空に援軍がやってきて、
敵を一掃することができるそうだ。確実に10分は生き残らなければならない。3人は無我夢中で敵に向けて銃撃を行った。
周りの人たちが1人、また1人と倒れていく。3人はいくばくかのエイリアンの殺害には成功したものの、
弾薬はいよいよ底をついてきた。まずプロデューサーの弾薬が枯渇。襲撃の終わりまでは残り4分もあるのに、だ。
そして美希とやよいの弾薬も残り1分の段階で完全に枯渇してしまう。弾薬はもはや残っていない。
美希とプロデューサーはナイフを持って前線へ向かっていった。やよいは、考えた末に、死体から使えそうな銃を手に取った。
美希もプロデューサーも怪我しないようにがんばりはしたのだが、一瞬の隙をつかれ、プロデューサーは重傷を負ってしまう。
美希はプロデューサーをかばいつつ、一生懸命戦った。やよいは4発の弾が残った銃を使い、最後の抵抗を試みた。
そして、時はやってきた。空からの援護射撃だ。敵エイリアンはあっという間に全滅した。彼らは生き延びることができたのだ。
7645/7:2012/03/14(水) 21:40:47.55 ID:oFrelkNB
「やれやれ、とんだ無茶をするもんだよ」
「ははは、すいません」
「だが、そうしなければ命はなかっただろうから仕方なかっただろうがな」
「ありがとうございます」
「でだ、こういう状況において少女たちが法に触れたことについてはとりあえず警察は事情は聞いたよ。
明らかにそうするほかなかったことが明らかだったから無罪放免となったわけだが」
「そうですか」
「とりあえず、水瀬財閥で765プロの資産のほとんどは無事に預かっているそうなんでよかったですが…」
「ですが?」
「星井美希君も高槻やよい君もこの戦争で身寄りを完全になくしてしまったそうでね」
「…ということは」
「そうだ。だから誰かが彼女たちを保護する必要があるんだ。おそらく君しかできる人はいない。早く治るように努力するんだよ」
「わかりました」
「あと、事務所で生き残ってるのは君とあの2人だけだったね。いつ彼女たちに打ち明ける?」
「打ち明ける前におそらく彼女たちは真実を知ってしまうでしょう」
「プロデューサー、ほかの人たちのお葬式、どうしましょう?」
「そうだよね。早いうちに弔ってあげないと浮かばれないよね」
「ていうか美希、やよい、いつの間に来てたんだ」
「今さっきからですけど」
「死んだことに対する悲しみとかはないのか?」
「おきたことは仕方ないと思います。それより私たちがトップアイドルになるほうが、
彼女たちが報われる一番いい方法じゃないでしょうか」
「ミキは最初は悲しんだよ。だけどやよいの言葉を聞いて、がんばらなくちゃ、と思ったの」
「そういうことなら、俺ものんびりベッドに横たわっている暇はないよな」
「ここはミキたちだけががんばるからプロデューサーは寝てていいよ。だけど…」
「だけど?」
「治ったら、3人で一緒の家に住まない?」
「それって大丈夫なのか?」
「大丈夫なの。何があって2人とも平気だから」
「わかった。なら一緒に住もう」
7656/7:2012/03/14(水) 21:41:28.12 ID:oFrelkNB
当然だが、この解決策には致命的欠陥が存在した。それは、いったいどっちと表向き結婚するんだ、ということだった。
この地域では一夫多妻制は認められていない。地球は連邦制を採用しているとはいえ、地域「日本」から出るのは、
きわめて勇気のいることであった。なお、結婚年齢についてはこういう事態が頻繁に起きることが想定されていたので、
男18女16から男女とも13にまで引き下げられていたから障害にはならなかった(美希14、やよい13)。
そこで、プロデューサーはとある結論を出すことにした。
「わかった。表向きの結婚は後回しにしたいが大丈夫か?」
「それなら大丈夫なの」「はい、大丈夫です」
「もちろん子供は認知する。で、一夫多妻制がもしこの地域で認められるようになったら、きちんと結婚をしよう」
「わかったの!」「はい!」
もって、完治した段階で3人による共同生活が始まった。

「あんっ、ハニー、激しいの!」
「うおっ、もう出そうだ!」
「ああぁぁぁぁぁん!」
美希にはすぐ手を出すことができた。肉体が出来上がってるからすぐに子供を作ってもそれほど困らないだろうと。
だが、やよいにはなかなか手を出すことはできなかった。いくら13とはいえ、子供ができる体つきにまだなってるとは思えなかった。
だが、やよいのほうが待ったなしだった。自慰行為を行い、後は挿入を待つばかりまでしておいた上で、
美希との性行為の終わった後のプロデューサーの陰茎をなめ始めたのだ。
「やっぱやよいもハニーがほしいみたいだね。なら、えいっ!」
「あっ、美希さん、だめですっ!あんっ」
「うおっ、やよい、きつくなってきた」
どうやら準備が完了したようだ。いよいよである。初めてだけあって激痛が走ったがやよいはこらえた。
そして…。
「あぁっ、なんか、変な気分ですぅ」
「そのまま、感じていれば、きっと…うっ!」
「中に…プロデューサーのが…あぁぁぁぁんっ!」
中に精液が注がれてイってしまったようだ。
その後2人は互い違いにプロデューサーから精液を中に注ぎこまれていった。
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「やっぱり、ですか」
「まったく、一気に子供作るのは思ったとおりだったけど、こんなに早くとはね」
「ですよねー」
「うちに分娩できる設備は一応あることはあるが…さすがに2台並べては少し難しいからね」
「まさか2人同じ時期に産気づくなんてことはないですよね?」
「普通はね。だが、もしかして、というのがおきえるからそこらへんの覚悟は必要だよ」
「なるほど…」
「定期健診は同じ日に2人まとめて、だろうな。これは」
「まあそちらのほうが送迎は楽ですから」

だいたいこういう場合、おきる可能性のあることは確実におきてしまうという法則が発動する。
そして、満ち潮の時に子供が産まれることを考えれば、病院が大混乱に陥るのは当然のことだった。
一生懸命子供を産む2人の少女を医師は一生懸命助けた。そして、無事に子供は産まれた。

美希の子供は男の子、やよいの子供は女の子だった。その後、1つ屋根の下に5人が暮らすことになる。

「やよい、いつアイドル復帰する?」
「私はあと1ヶ月もすれば復帰できますけど、美希さんのほうが難しい気がするんですよね」
「ミキはたぶん後から復帰するだろうなって思うな」
「わかりました。じゃあ私はトレーニングを始めないと、ですね」
「うん、それがいいと思う」

幸いなことに、一夫多妻制は子供の1歳の誕生日に条件付で認められた。その条件に、
「戦災により保護者を失った未成年者複数がとある人物を愛すことになり、その解決が困難な場合」
があったので、プロデューサーは美希とやよいを娶った。将来、何があろうと全員を守る。そう彼は固く誓ったのだった。