パワポケでエロパロ25

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1前スレ750
ようこそ、「パワポケでエロパロ」スレへ。
当スレッドは野球バラエティゲーム『パワプロクンポケット』シリーズのエロパロスレです。
SS(エロあり・なし)、小ネタ、妄想などを投稿したり、投稿されているのを見て楽しみましょう。

前スレ
パワポケでエロパロ22(23スレ目)
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1314626290/

SS保管庫wiki
http://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/
避難所
http://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/bbs/3390/l50
議論スレッド
http://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/bbs/3389/l50

1.「sage進行」
・sageの方法はE-mailの欄に[sage]と入力
・テンプレを見ているかどうかを見分けるための意味合いが強いです。
2.「人を選ぶ内容の作品は投稿前に注意を呼びかける」
・特にNTR、レイプ、リョナなどは先にレスしといた方が無難です。
・苦手な人は、注意が出ていたら読み飛ばすか、専ブラならNGすること。
3.「煽り・荒らしはスルー」
4.「無自覚な荒らしにならないこと」
・1〜3を守れていても、「他人の作品を"過剰に"貶して空気を悪くする」等、
 マナーがあまりにもない場合、無自覚だろうと煽り・荒らしだと判断されます。注意しましょう。

2前スレ750:2012/02/06(月) 01:39:43.05 ID:O7rcYwbl
FAQ
・作品を投稿したいんですが
ちゃんと書き終わりましたか? 未完成ではありませんか?
よし、なら投稿しましょう。

・○○ネタなんだけど、需要あるかな?/書いていいかな?
まずは投稿しましょう。スレ違いでない限り、大抵は需要があります。
なくてもスルーされるだけです、気にしないでまた投稿してください。

・台本形式ってダメなの?
台本形式でも良い作品はあります。結局はキャラ崩壊していないか、扱うネタはどうか、そして『面白いか』です。

・エロなしSSってダメ? 雑談ってダメ?
エロなしSSはローカルルール的にはグレーです。禁止されてはいませんが……ケースバイケースでしょう。
雑談は「萌え談義」「エロ妄想」などはローカルルール的に問題なしです。ただしやりすぎるとウンザリされます。

・wikiって何なの?
有志の管理人が、このスレッドに投稿された作品をまとめてくれています。
一部のページ以外は誰でも自由に編集することが可能ですので、手伝ってあげると喜ぶかもしれません。

・あの、俺の作品がwikiにまとめられてないんですけど……
基本的にwikiの管理人が一人でまとめる、という風潮があるので、どうしても遅れてしまうらしいです。
一刻も待てない、という人は自分でwikiを編集すると良いでしょう。

・遅れてしまうって割には、俺の後から投稿された作品もまとめられているけど?
もしかすると、管理人や他の編集者が載せ忘れているかもしれません。
報告してあげましょう>(ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/%a5%b3%a5%e1%a5%f3%a5%c8%a4%cf%a4%b3%a4%b3%a4%c7)
wikiを編集できない事情があり、ここに書き込む場合は、その旨を書いておくと荒れにくいかもしれません。

・報告しても載せられないんだけど? というかスルーされました
もしかしたら「テンプレを守れていない」などの理由により、荒らしと見なされたのかもしれません。
自分のレスを見返し、ageていないか、マナーのない行動はしていないか……
つまり「荒らし扱いされるようなことをしていないか」を確認しましょう。
書き込んだ時には何も問題ないと思っていても、冷静になればかなりイタイことをしてしまっていた、なんて良くある話です。




3前スレ750:2012/02/06(月) 01:42:17.35 ID:O7rcYwbl
『ピッチャー、替わりまして――』
だんだんだんだんだん。場内アナウンスと共に鳴り響く重低音。歓声と悲鳴がスタジアムを席巻する。
開幕戦、九回裏、一点差。こんな燃える場面は、何度も経験できるものじゃない。
「せんぱーい、頑張ってくださーい!」
バックネット裏、特等席から愛する人のエールが飛ぶ。躊躇のかけらもない応援に脱力するも、らしいと言えば彼女らしい。
マウンドには、去年さんざお世話になった相手チームの守護神が登っていた。
――借りを返さないとな。
固まる体をほぐそうと、息を吸って、止めて、吐く。
さわわ。
一陣の春風が背後から吹き抜けると、深呼吸に春の味が混じり、改めて実感した。

長かった冬は、ようやく開けたのだ。

4前スレ750:2012/02/06(月) 01:42:34.44 ID:O7rcYwbl
12月25日。夜。ミルキー通り。
身を切る冷たい風が街を通り抜ける。
灰色の雲は空を覆い、冬特有の陰鬱とした空気を生み出していた。
しかし、そんな枯れ模様など意に介せぬと、街を行き交う人々の表情は幸せに満ち溢れていて、嫌でも今日が特別な日なのだと思い知らされる。
寒い。
もちろん身体もだが、それ以上に心が荒んでいた。

俺にだって。女友達の一人ぐらい居るんだ。

大見得を切って寮を飛び出した手前、おいそれと帰るわけにもいかない。
女友達の一人ぐらい。いるには、いる。
しかも、単にともだち、と一言では済ませたくないぐらいには親しい人が。
とある先輩のお見舞いに行った病院で出会い、再会した時は、財布を落とし泣きべそをかいて探していた。
そのあともう一度、このミルキー通りで偶然見つけて。三回の偶然を乗り越え、正式に仲良くなった人が。
一軍に昇格して迎えたプロ二年目、文字通り命懸けで野球に取り組んだ一年の、数少ない華やかなひとときは、いつもその人と共にあった。
ボーリングでこてんぱんにしたときの、やけくそ気味の笑顔。お返しとばかりに、ビリヤードで俺を叩きのめしたときの、得意気な笑顔。
ミルキー通りでのショッピング。茶色の髪によく似合う若葉の髪留めを贈ったときの、ぱぁっと輝いた笑顔。
そして、ここから少し遠い、老舗の遊園地で乗った観覧車のてっぺんで浮かべていた、寂しげな笑み。
まるでうぶな高校生のように、どこまでも清い付き合いだった。
しっかりと手は繋ぎ、しかしその距離を縮めようとはせず。
決して満足してた訳じゃない。
俺はもっともっと彼女に近付きたかったし、ともだちの一歩先へと到達したかった。望みだってゼロじゃないどころかそれなりにあると思っている。
偶然を積み重ねていくうちに、一年前とは比べ物にならないほど、俺たちは仲良くなった。
今では、出会えばどちらともなく手を取り街中のカップルの一員になり、彼女が時々球場まで応援に来てくれることもある。俺が彼女に熱っぽい視線を送る頻度もずいぶん増え、そしてそれは、向こうも同じようだった。
正直言って、端から見れば既に立派な恋仲なのかもしれない。ふと、そんなことを思ってみたりもするのだが――
「はぁ……」
いくつか、首をもたげる大きな弊害があるのだ。俺は、彼女の連絡先を知らない。
彼女はいつも、春風のように不意に現れて、去っていく。
出会う度に次こそは、と意気込み、そして毎回タイミングを逸していた。
次第に膨らむ不安。
もしかしたら、彼女は意図的に避けているのじゃないか、と。事実、俺が話題をその方向に持っていこうとすると、持ち前の強引さで会話をねじ曲げられている気がした。
今日だって、出来ることなら二人一緒に過ごしたかった。
誘いさえかけられれば、きっと受けてくれるだろう。流石にそのくらいの自信はある。だが、俺には出来ない。彼女を誘うことなどできやしない。
そして何より、彼女は時たま寂しげに笑うのだ。どこか遠くを見つめて、淡く、弱々しく、不安げに。
この微妙なもどかしさが、俺の悩みの種だった。
彼女を掴みきれない。
この一点が、どうしてももう一歩踏み出せず、ただ思慕の情を募らせるにとどまる理由であり。
つまり、俺は片思い真っ最中なのだ。
5前スレ750:2012/02/06(月) 01:42:51.98 ID:O7rcYwbl
ぴゅう。
また風が吹いた。
吹き抜けと化した、遮るものが何もない俺の中身は、寒さをモロに受ける。
(……仕方ない。帰るか)
非情な冷風に急かされて、希望に背を向け、負け犬が傷を舐め合う球団寮へと戻ろうとした時だった。
「あれ?どうしたんですか?こんなところで」
知った声に、背後から呼び止められた。今、一番聴きたい声だった。
「もしかして、暇だったりしちゃいます?」
驚きと、それを上回る喜びに胸を膨らましながら、ゆっくり振り向く。
積み重ねてきた偶然が、また一つ高くなった。
俺の唯一の女『友達』にして、俺の胸を悩ます張本人。倉見春香さんその人が、いつもの人懐っこい笑顔を浮かべ、赤茶色の髪をふわふわ揺らして佇んでいた。
「えぇ、まあ。見ての通り独りですね」
「じゃあ行きましょう!ほら、東先輩もいますから!」
差し出された小さな手。どこに、とも何しに、ともわからない手だが、俺は迷わない。ぐっと握ると、彼女は一段と輝く笑顔を俺に振り撒いて、俺を聖夜の灯りへと引っ張っていった。
今年の聖夜は、ひと味違うらしい。


6前スレ750:2012/02/06(月) 01:43:18.83 ID:O7rcYwbl
「よかったんですかね、俺なんかが居ちゃって」
「まぁ、構わないんじゃないかな」
「まだ来てない人もいますしねぇ」
倉見さんに連れられてやって来たのは、集合場所らしいナマーズパーク前。
どうも話を聞くと、東さんたちの高校同窓会兼忘年会らしい。ピリリリリ。電子音が鳴った。
「あっ、先輩からです。ちょっと失礼しますね」
そそくさと倉見さんは会話の輪を抜け、携帯電話を耳に当てる。
「あ!湯田先輩、遅いですよ!……え?……はい。それは大丈夫です。もう、決めましたから。ですから、その、……手伝って、下さい。はい。ありがとうございます。じゃあ、待ってますね」
……何を決めたのだろう。何を手伝うのだろう。お店か何かの予約だろうか。それに何より、湯田……さん?その名前には、聞き覚えがあった。
「あと来るのは二人なんだけど、そういえば君は湯田くんが苦手だったな」
「え、湯田くん、ってやっぱりあのホッパーズの湯田さんですか?」
「ああ、そうだよ」
湯田浩一。
ポジションは投手。コーナーに変化球を投げ込むサウスポー。ストレートはそれなりだが、甲子園全試合を一人で投げたスタミナは健在で、回跨ぎも可能、ピンチに強く、コントロールも良い……はずなのだが、何故か四球も多く、何より被弾率が高い。
ノーアウトから四球、ヒット、三振、セカンドゲッツーで四者凡退など日常茶飯事。
時には同点に追い付かれたあと延長を一人で投げ抜き勝ち星を得るなど、その投球スタイルはかつて防波堤、時には土嚢と呼ばれた伝説の劇場王を彷彿とさせるのか、コアなファンが多く、親愛を込めて『湯ダコ』『四凡王』、
炎上時には『裏切り者』(ユダだけに)などと呼ばれているらしい。
今シーズンは6勝2敗31セーブの防御率2.83。
最多セーブのタイトルホルダーだ。
クローザーにしては多い勝ち星はいずれも芦沼の後を継いであげたものであり、うち5回は芦沼の勝ちを泥棒したものだが、それでも険悪な話を聞かないのは、湯田さんの人徳なのだろうか。
ちなみに俺は今シーズン、幾度となく劇場の終幕を飾らされてきた。
去年の最終戦、九回ツーアウト6点差から四死球を挟み6連続安打を浴び、1点差まで詰め寄られた挙げ句結局踏ん張り、両チームのファンの胃をこれでもかと痛め付けた、『最後の晩餐』と名高い大劇場のラストバッターも俺だった。
対戦成績は25ー2、打率にしてなんと一割を切っている。

7前スレ750:2012/02/06(月) 01:43:37.65 ID:O7rcYwbl
「……くん、おーい」
「はっ、すいません東さん」
「大丈夫かい?何だか考え込んでたみたいだけど」
「あ、はい。ちょっと……」
野球は頭が良くないとできないスポーツだ。
加えて、キャッチャーというポジションから、俺は相手選手の特徴や、果ては敵チームの采配までを徹底的に叩き込んでいる。
例えば、あのピッチャーはワンポイントでフォアボールを出して帰っていくとか、あのチームは中継ぎをマシンガンのように連発してくるとか、そういうことだ。
ただ、ちょっと詰め込んだ量が多すぎたのか、一度自分の世界に入るとついつい没頭してしまう。
……改めないとな。
ぼりぼり頭をかいて東さんに向き直ると、もう東さんは俺を見ていなかった。
「おや、来たみたいだな」
視線を追うと、暗がりから二人の男が並んで歩いてきていた。仲良く談笑しているうちの一人は、中肉中背にメガネと、今季何度も煮え湯を飲まされた湯田さんだったが、もう一人の姿を俺はにわかには信じられなかった。
――まさか。
――いや、間違いない。あの人は……
「もう、先輩!遅いですよ!」倉見さんがとてとて駆け寄る。
――先輩。もう一人はこの人だったのか。
緊張に汗が吹き出してきた。震える足を必死で抑える。
「ん?あんたは確かナマーズの、何でこんなところに……」
「あ、わたしが呼びました。お友達なんですよ」
「あぁ、なるほど、お友達でやんすか……よろしくでやんす」
湯田さんがなめつけるように俺を見て、手を差し出す。半ば上の空でその手を握ると、湯田さんは倉見さんを連れて少し遠くへ行ってしまった。
何やら二人で話し込んでいる。すると、入れ替わりに、湯田さんよりもひとまわり大きな手が視界に入ってきた。
「初めまして。東さんに話は聞いてたよ。若くていいキャッチャーがいるって。よろしく」
感動に、卒倒しかけた。
甲子園優勝捕手として鳴り物入りで入団し、高卒一年目からスタメンマスクをかぶり新人王を獲得、その後も活躍を続け、今年は首位打者と打点の二冠、キャッチャーとしては驚異的な成績を残し続ける偉大な選手が、俺の、俺の憧れがっ……
「よ、よろろしきしくししおねびゃ」
「あ、噛みましたね今」
「おいおい、緊張し過ぎだろ」
「そうでやんす!基本フレンドリーなやつだから気楽にするがいいでやんす!」
そんなこんなでてんやわんやしながらも、お店へと向かう道中、俺はなんとか会話することができた。
ああ、俺幸せだ。
8前スレ750:2012/02/06(月) 01:43:52.05 ID:O7rcYwbl
「だから、オイラは決してノーコンじゃなくて、一発を避けようとコーナーを丁寧につくが故の四球なんでやんす!」
「それってチキン……」
「うるさいでやんす後輩!さんざんカモられてきたやつには言われたくないでやんす!」
「う」
「あはは、湯田君が苦手なのか。確かに打ちにくいとこはあるよね。よし、その辺も踏まえながら同じキャッチャーとしてちょっとアドバイスをしてもいいかな?」
「ご、後生だからやめるでやんす……」
「もももちろんです!ああありりががとうございまぶゃ」
「あ、舌噛みましたね。痛そうです」
「まだ緊張してたのか」
「……大丈夫でやんすか、後輩」
「でも、確かに湯田くんはもう少し下半身をがっしりさせた方がいいかもしれないな。そしたら自然に球威もコントロールも増すだろうし」
「あはは、スチールさんだって『Oh、ミスターユダナラバットフラナクテイイナ』とか言ってますもんね」
「お、上手いねモノマネ」
「……ぶん殴っていいでやんすか、後輩」
「えー、でも湯田先輩が誰かを殴るなんて想像できませんよ」
「俺は高校時代いきなし殴られたことあるけどね、湯田くんに」
「本当かい?ちょっと興味深いな。話してみてくれないか?」
「……あれは、幸福者への鉄槌でやんす。悪かったと思ってるでやんすよ」
どんちゃんどんちゃん。
通りを離れた所にある居酒屋の一角で、お酒を交わしながら野球トークに盛り上がっていた。予想に反して予約をとっていなかったみたいだが、すんなり入ることができて、料理も美味しい、いわゆる穴場的お店だった。
湯田さんも大先輩も本当に人当たりが良くて、やや部外者の俺にもどんどん話しかけてくれていた。
男所帯だが倉見さんも慣れた調子で、高校時代の思い出話らしきものに花を咲かせていた。
中でも、とりわけ大先輩と喋る倉見さんは独特の雰囲気を醸し出していて、どこかぎこちない倉見さんの表情が、俺に一抹の不安を抱かせる。
……まさか。
「よし、じゃあまずはリードについてからいこうかな。とはいってもこれは俺の持論だから、あくまで参考程度だけど」
だが、そんな俺の不安は、対面の明朗な声に霧散した。
――今日の今日まで雲の上だった、偉大な先輩からの金言だ。すぅ、はあ。三度目の正直、落ち着いて――
「はい、是非お願いしみゃ……」
口の中に鉄の味が広がった。人間、運命には逆らえないらしい。



9前スレ750:2012/02/06(月) 01:44:11.24 ID:O7rcYwbl
夢のようなひとときだった。
憧れの人たちと共に過ごせたクリスマス、叶うことならいつまでも続いて欲しい夜だった。
だが、現実は厳しい。店先を出ると、暖かな空気は凍てつく冷風に吹き飛ばされてしまい、宴の終焉を冷酷に告げられてしまった。
わかっている。わかっているのだ。年端もいかぬ子供じゃあるまいし、時間はどうしようもないのだということぐらい。
会計を終えた先輩たちが、倉見さんを連れて出てきた。
それでも、やっぱり寂しい。
先輩たちもそうだが、何より倉見さんに次いつ会えるのだろうか。
「ふぅ。楽しかったけどあっという間だったね」
「……全くでやんすねぇ。じゃあ、東さん、今年一年の締めとして音頭をお願いするでやんす」
「おいおい、いきなりだな」
湯田さんの無茶な振りに、東さんが咳払いする。
自ずと静まり返る場に、よく通る声が響いた。
「……今年は二人のタイトル獲得と、それから」
東さんは俺の方を見て、にっこり笑う。
「レギュラー奪取もだね。おめでとう。だが、決して満足することなく常に上を目指して欲しい。勿論俺も、来年は今年の分まで頑張るつもりだ」
「怪我も治りましたしね!応援してますよ、東先輩!」
「ありがとう、春香ちゃん。じゃあ、みんな……、一年間、お疲れさま。来年も更なる飛躍を目指そう」
すらすら言葉を紡ぎ、東さんは祝宴を締めくくった。
不測の事態にもそつなく対応する辺り、東さんは万能人だとつくづく思う。
「ふっふっふ、東さん、ありがとうでやんす。しかぁし、まだまだ夜は長いのでやんす!オイラの最多セーブ獲得を祝って二次会でやんす!オイラの奢りでいいからいくのでやんすよ!」 少し酔っているのか、湯田さんが大先輩の腕をわしづかみにしている。
二次会と聞いて俺のテンションも再興しかけたのだが、即座に鎮火されてしまった。
「……気持ちはわかるでやんすが、大人として二十歳になったばかりのぺーぺーをあんまり遅くまでつれ回すわけにはいかないでやんす。それより」
湯田さんが、倉見さんに首をしゃくる。
「春香ちゃんを送っていってあげて欲しいでやんす。いくらクリスマスでも、もう遅いでやんすからね」
「そうだな。よろしく頼むよ」
「は、はい!わかりました。任せてください」
棚から落ちてきたぼた餅に内心ガッツポーズ、散々打ち取られてきた恨みも忘れて、湯田さんに惜しみ無い賛辞を送った。
倉見さんと。無邪気に手を振る想い人と、この聖夜の下共に過ごす時間が、ちょっぴり伸びた。小さくなる背中に、今一度感謝を送る。
はたして念が通じたのか、湯田さんはもう一度だけこっちを振り向いて、消えた。
浮わついた心地で倉見さんの方を振り向くと、上目遣いで俺を見つめていた。
いつもの笑顔で、何かを待ち望むように。俺も微笑んで、右手を差し出す。
今日、彼女からの招待を受け取った手。ならば、彼女を無事に送り届けるのもこの手の役目だろう。
ぎゅっ。
数時間前にも感じた、小さな手のぬくもり。
ほんの数秒、こっそり幸せに浸り、そして。
「行きますか」
「……はい」


10前スレ750:2012/02/06(月) 01:44:26.32 ID:O7rcYwbl
駅までお願いします。
倉見さんはそう言った。ここから駅までなら二十分。できるだけゆっくり歩こうと思った。
「もうすぐ」
おもむろに、倉見さんが口を開いた。
「もうすぐ今年も終わっちゃいますね」
「はい。早いものです」
吐く息は白く、話すたびにもやが混じりあう。
そんなささいな交わりすら嬉しくて、俺はさらに歩を緩めた。
「けっこう遊びに行きましたよね、今年」
「ええ。こないだの遊園地は楽しかったです」
ほのかな街灯が、ほんのり赤い倉見さんの頬を照らす。
二人きりなどもう慣れっこの筈なのに、クリスマスの魔力なのか、不必要なほどどぎまぎしてしまう。
結んだ手の距離も、心なしかいつもより短い。
「……本当に、楽しかった、ですか?わたしと一緒で」
並んでいた小さな肩が、少し後ろになった。ペースダウンした彼女の歩幅に合わせて、もっとゆっくり歩く。
クリスマスの喧騒から離れた裏路地。アスファルトに、靴音がよく響いた。
「もちろんですよ。今日だって、幸せな時間は、残酷なほどあっという間でした」
「そう、ですか……。まったくですよね。時間は、先回りも、後戻りも、できなくって、どうしようもなくって、……残酷、です」
靴音が、どんどん遅くなっていく。何処かに引き摺られていくような声色。何かタブーを踏んでしまったのだろうかと思い、慌てて言葉を継ぎ足した。
「でも、短くても濃密でしたよ。今日は最高のクリスマスでした。湯田さんは面白い人でしたし、憧れの先輩とも話せましたし……それに、何より倉見さんと一緒に過ごせましたから」
慌てたが、取り繕った言葉じゃない、偽らざる気持ちだった。
足はもう止まってしまっている。
倉見さんの返事はなかった。妙な照れ臭さを誤魔化そうとして、再び歩き出す。しかし、繋いだ腕はまっすぐに延びて、俺の足取りも急停止した。
倉見さんは立ち止まったままだった。ほのかに頬を染め、じっと空を見つめている。
キラリ。その目尻が、一瞬光った気がした。
――涙?
11前スレ750:2012/02/06(月) 01:44:41.19 ID:O7rcYwbl
「あ、雪」
倉見さんが、空を眺めたまま、ポツリと言った。
ふわふわふわ。暗白色の曇が落とした無数の白い綿毛が、いつの間にか、ホタルのように暗闇を飛び回っていた。
ひとつ、倉見さんの顔に落ちて、ホロリと溶けた。
残された雫は、倉見さんの目尻に宝石のように輝いている。
さっきの光はこれだったのだろうか。
「ホワイトクリスマスですね……」
「あ、そう言えば……」
ほよほよと、またひとつ、倉見さんの小さな鼻の上に落ちた。俺が小さく笑うと、倉見さんも少し恥ずかしそうに、クスリとした。
まるで恋人同士のような雰囲気に気恥ずかしくなって、思わずうつむいてしまう。
……恋人のような、か。
一体いつまで、俺たちはこのままなのだろう。
俺は、倉見さんが大好きだ。倉見さんだって、俺のことを好いてくれている、とは思う。
少なくとも、お互い友達以上には意識しあっているはずだ。そろそろ一歩踏み出すべきではないのか。幾度となくそう思ったこともある。
だが。俺はやはり看過できない。
倉見さんに時折訪れる影を。俺はこの人をどこか理解しきれていないのではないか、そんな疑問を。
現に、今日だって、大先輩の前で――
「……あの」
はっと我に帰る。
倉見さんが、妙にこわばった面持ちで俺を呼んでいた。
「は、はい……行きましょうか、駅」
「違うんです!」
突如張り上げられた、およそ倉見さんらしからぬ悲鳴。
「ど、どうしました?」
「あの、あのっ、今日ですね……」
「はい」
「今日、これから……」
「これから?」
「そのっ、お時間はありますか!?」
形のいい眉をきゅっとすぼめて、ままよ、と言わんばかりに倉見さんは叫んだ。
唇を噛みしめ、立ち上らせた烈帛の気合いに若干気圧されながらも、俺は倉見さんの意図を図りかねて、一つ尋ねる。
「……どうして、って聞いていいですか?」
「お話し、したいんです」
「俺と、こんな時間に?」
「はい」
即答だった。
倉見さんをもう一度眺める。
固い決意を浮かべた顔に、俺は天を仰いだ。
突き刺さる冷気が、停止しかけた頭を冷やしていく。
倉見さんは、頭のいい人だ。少しそそっかしいところもあるけれど、その利発さは、この一年の付き合いの随所に表れていた。
だから、倉見さんが何の思慮も無しに、俺を誘ったとは思えない。今日はクリスマスであり、もう夜は遅く、何より俺は男で、倉見さんは女性なのだ。
それを踏まえてのお話しならば、よっぽどのことなのだろう。或いは、全てが俺の自意識過剰で、実は俺を完全に人畜無害なお友達としてしか見ていないか、だ。
長い息を吐き出す。
後者だったら寂しいなぁ、なんて思いながら、夜に消える吐息を見送る。
「……わかりました。でも」
ちらっと腕時計に目を向けると、針は、十一時を少し回っていた。
「場所が問題ですね。……ウチの寮とか来ちゃいます?」
口調は冗談染みているが、ぶつけた言葉は真剣そのものだ。
結んでいた手を解き、再び差し出した。覚悟には、覚悟で返す。
間髪いれずに、右手を強く握られた。
「はい、お願いします」
揺るぎない言葉に、俺は微笑んだ。ほっとしたのか、倉見さんも固かった表情を崩し、俺を魅了するいつもの笑顔をくれた。
そして、一緒に歩き出す。駅とは逆の、住み慣れた球団寮へと。
ぴゅうう。
またしても風が吹いた。が、今度は寒くなかった。どうやら、今年の聖夜はもうしばらく続くらしい。

12前スレ750:2012/02/06(月) 01:44:57.63 ID:O7rcYwbl
カラァン。
グラスの氷が、透き通った音をたてる。
寮の自室に、俺と倉見さんは向き合って座っていた。
手持ちぶさたに、氷を入れたスポーツドリンクをちびちび飲む。倉見さんは一言も話さない。
初めは男の部屋など物珍しかったのか、おどおどと目で部屋を眺めていたが、いざ雰囲気が整うと、縮こまってしまった。
俯いて、何かに怯えたように、ただ小さな肩を震わせて。
「寒いですか?」
「……あ、いえ、違うんです。……ごめんなさい、わたし」
「大丈夫ですよ」
「え?」
「焦らなくても、大丈夫です。気付いてないと思いますけど、倉見さん、今とっても恐い顔してます」
「……、迷惑かけちゃってますから」
「そんな心配しないで下さい。……この一年。大して長い付き合いじゃないかもしれませんけど、それでも俺は、いろんな倉見さんと一緒にいたつもりでした。でも」
夜道のやりとりを思い出す。
歪んだ表情。夜を切り裂いた、悲壮な叫び。全てが、俺の知る倉見さんとは真逆だった。
「俺とお話ししたいと言ってくれたときの、歯を食い縛って、今にも泣きそうだった倉見さんを、俺は見たことがなかった。正直、驚きましたよ」
少し苦笑いする。倉見さんは頭をあげて、不安げに俺の胸当たりを見つめていた。
「……だけど、違うんですよね。驚くことなんて何もなかった。だって、俺は知らなかったんですから」
そうだ。結局俺は――
「俺は、倉見さんのふんわりぽかぽかした笑顔を知っています。いつぞやホラーな映画を見に行った時の、びくびく怯えた倉見さんを知っています。
だけど、今日の今日まで、あんなに辛そうな倉見さんは知らなかった」
――俺は、この人の笑顔の外を全然知らないままだ。
「一番知らなくちゃいけないことを、俺は全く知らなかったんです。
倉見さんに言われるまで、俺はそんなことにも気付いていなかった。なのに、俺はこの一年、倉見さんとそれなりに近くなった気でいました。
……迷惑なんかじゃありません。むしろ、俺からお願いします。教えて下さい、倉見さん。あなたのお話しを、もし俺でいいのなら。
俺は、あなたのことをもっと知りたい。もっともっと、あなたに詳しくなりたい。全部聞き遂げます。
たとえどんなお話しでも、俺は今日この夜をあなたに捧げます。ですから……、教えて下さい。俺のまだ知らない倉見さんを」
少し、強引だったかもしれない。だけどもう逃したくなかった。この一年の正体不明の違和感を解消する糸口を、ようやく掴みかけている。
ここで離してしまえば、俺は永遠に倉見さんに近付けない。
夜も遅いというのに俺との会話を望んだからには、たとえ俺のことをどう思っていようと、逃してはいけない、相応に重要なお話しに違いないのだ。

13前スレ750:2012/02/06(月) 01:45:12.95 ID:O7rcYwbl
「あの……」
控えめな声。視線がゆっくりと下がっていく。
まさか、糸口は掴む前に引っ込んでしまったのか、そう思って慌てて目を追いかけると、
「わ!す、すいません、つい」
いつの間にか、俺は倉見さんの手をひしと握っていた。
それも両手で、がっしりと。
頬がひりひりする。見れば、倉見さんも同じようで、真っ赤になっていた。
「いきなり手なんて握らないで下さいよ!不意打ちです!反則です!照れるじゃないですかちくしょー!」
叫ぶと同時に、ぶんと握りこぶしが振り上げられる。
今年何度か目にした、倉見さん独特の感情表現。肉体言語と言うべきか。
とにかく、火照った顔は愛嬌たっぷりだ。
……かわいい。本当に、かわいい。こんな場面でも魅了されてしまうほど、この人はかわいい。
「どうかしました?ぼーっとして」
「……、いえ、何でもナイデス」
まさか見とれてました、とは言えない。それよりもだ。
「踏ん切り、ついたみたいですね」
弛緩した空気にほだされたのか、ひと噴火してすっきりしたのか。らしくなくまごついていたさっきまでとは顔付きが違う。
「……はい」
やんわりと笑う倉見さん。
「まず、ありがとうございました」
「何がです?」
「わたしのお話しを聞きたい、って言ってくれて。わたしの背中を押してくれて。
ようやく決められそうです。……二年前と一緒。結局わたしは一人じゃ何も出来ませんでしたから」
二年前。引っ掛かる言葉だったが、今は気にしていられない。
「そんなことないです。そもそも、倉見さんが俺を引き留めなければ、俺はそのまま駅に送ってましたよ。誰がなんと言おうと、今の状況は倉見さんが掴みとったんです。負い目なんかいらないですよ。胸張っちゃってください」
認めてもらわなくてはいけなかった。倉見さんの振り絞った勇気を、倉見さん自身に。
俺は、申し出をあっさり断ることもできた。と言うか、なにせ時間が時間だ。普通なら断っていた。
倉見さんだって、怖れただろう。断られたらどうしよう、と歩を躊躇っただろう。だけど、倉見さんは止まらなかった。確かに一歩、足を踏み出した。
それは、紛れもない倉見さんの勲章だ。
「……そうですか。わたし、頑張ったんでしょうか?」
「その通りです。倉見さんは、今夜、すっごく頑張ったんですよ」
「えへへ。そう言って貰えると、少し気が楽になりました。
……えっと、じゃあ、もう少し頑張りますから」
「はい。大丈夫ですよ」
「……お願いします」
カランカラン。
倉見さんが、グラスを手に取って、少し口づけた。
小さく喉を揺らして。そして。
「……昔、好きな人がいました。ずっと、好きでした」


14前スレ750:2012/02/06(月) 01:45:35.03 ID:O7rcYwbl
カランカラン。
場末の居酒屋には似合わない、澄んだ音を氷は持っている。
この世の綺麗なものだけを集めて固めた、透き通る結晶。
それは当たり前のように美しいが、残酷なほど冷たくもある。グラスを傾ける。乾いた唇に、凍てつく冷気がしみた。
左手で握りこぶしを作り、開く。何度か繰り返すうちに、少し酒の回った頭にも鮮明に浮かんでくる、鈍い痛み。
後にも先にも、誰かを思い切り殴ると言うのはあれっきりだろう。
忘れもしない、高校時代の後悔のカケラ。
――思えば、爽やかな春風のような子だった。
沢山の人の愛情を一身に受けて育ったのだろうその子は、また自身も愛らしい笑顔を振り撒いていた。
見る人全てを自然と幸せにできる子だった。
そんな子は、時折一段と魅力的な顔を覗かせていたのだ。
それが、一人の男の側に居る時だった。先輩、先輩、と呼ぶことすら心地よかったのか、周りをぴょこぴょこ跳ねながら、春を謳歌していた。
ほとんど毎日だっただろうか、時には堂々と、時にはこっそりと、グラウンドに遊びに来ては大きな瞳を目まぐるしく動かして、ずっと一人の野球部員を見つめて。
誰もが一目見て気付いてしまうほど明らかに、その子は恋していた。
相手は、自分もよく知った人物。
入部当初からバッテリーを組み、クラスも同じ、話してみると気が合い、あっという間に親友と読んで差し支えない間柄になった。
だから。だから安心していた。正直少し妬ましかったが、そいつは真面目で友達思いで、顔もいい。美男美少女、お似合いじゃないか。
そんなことを思いながら、いつも目の端で二人を追っていた。あの子の幸せを願い、また信じて疑わなかった。
だが。
とある日を境に、その子の笑顔は凍りついてしまった。
最初は気のせいかとも思ったが、一ヶ月もしないうちに恐れは確信に変わった。
春のうららかな陽光はぱったり消え失せ、木枯らしのように乾いた笑みを、親友の前で無理矢理張り付かせていた。

15前スレ750:2012/02/06(月) 01:47:12.82 ID:O7rcYwbl
愕然とした。
百八十度変わってしまったあの子に、一体何が起こったのだろうか。
あれこれ考えていると思い当たったのが、学校の文化祭だった。
様子がおかしくなったのは、ちょうどその頃ではなかったか。二人が一緒に出し物を回っているのは知っていた。
もしやと思って尋ねて回ると、文化祭の日に一緒に帰る二人を見た、と言う話を聞いた。

一抹の不安を抱えながらも、後は親友に直接聞くしかなかった。
一体、当日あの子と何かあったのか、と。
返ってきた答えは、受け入れ難いものだった。頭が、理解を拒否した。
爆発的に膨らんだどす黒い衝動に身を任せ、渾身の力を込めて、親友の頬をぶん殴った。
ゴッ、と響く鈍い音。
……元々、腕っぷしに自信などまったくなかった。
体格も力も負けている自分など、喧嘩して勝てる見込みはまるでゼロだった。
にわかに騒然となる教室。
誰かの悲鳴、野次馬の足音。
だがそんなことはどうでもよく、激情に駆られるまま二発目を繰り出そうとした瞬間、倒れた親友を見てしまった。
その顔に浮かんでいたのは、憎悪でも恐怖でもなく。
親友は、ぽかんと口を開けていた。
二発目を撃つには、その顔はあまりに鈍く、そいつとの付き合いは長すぎた。
とうに知っていた。
そいつは、親友は、いたずらに人を傷つけるような人間ではないということぐらい。

振り上げた拳を、力なく落として。
しばし、呆然と立ちすくんで。
額を、床に擦り付けた。
何度も何度も、うわ言のように謝罪を繰り返した。
気づいてしまっていたのだ。
あの子の悲痛な覚悟を踏みにじり、ぶち壊す一歩手前だったことに。
ぶつけた胸のうちを全て無かったことにされて、それでも慕う『先輩』に負い目を残すまいと、必死に笑ったであろうその子の思いを、踏みにじりかけたことを。

親友を殴っている場合ではなかった。
真っ先にその子の元に駆けつけて、溜め込まざるを得なかった絶望を吐き出させるべきだった。頭では解っていた。

なのに、出来なかった。

怖じ気づいたのだ。
その子との繋がりはそもそも希薄、精々『先輩』の友達、程度だった。それに何より、いざ悲哀を露にされて上手く受け止めるだけの自信もさっぱりなかった。
赤の他人が口を挟んでも、傷口を広げるだけかもしれない。
そんな不安に負け、その子をみすみす見殺しにした。
いずれ時が癒してくれるだろう、と無責任に信じて。

とんだ勘違いだった。
時間は、残酷だった。



16前スレ750:2012/02/06(月) 01:47:34.63 ID:O7rcYwbl
カラカラカラ。
二度、グラスを傾ける。
少し溶けた氷は、先程より軽い音を鳴らした。
薄く笑って、目を閉じる。


……結局、卒業してもその子は変わらなかった。
二年前のことだ。
久しぶりに四人で集った時も、変わらず乾いた笑みを張り付かせ、その子は親友にすがり付いていた。
痛恨の極みだった。
その子の心は、思い出の中に置いていかれてしまっていた。
失意の中、時間に取り残されて、たった一つ手元に残った、儚くも華やかだった初恋への未練が、やがて心を過去に氷付けにしてしまったのだった。
だが、その子はまだ、かろうじてひどく自嘲めいた素面を覗かせることがあった。
見るのも痛々しい姿だったが、それは同時に唯一の光明でもあった。
まだ、辛いと感じてくれていた。
まだ、立ち向かってくれていた。
まだ、心を止めてはいなかった。
今度は迷わなかった。
滅多に使わない携帯電話の、一度も使ったことのないアドレス。
たった一文、短いメールを作り、町外れの喫茶店にその子を呼び出した。
ぽつぽつと会話するうちに、長年その子を蝕み続けたしがらみがだんだんと見えていった。
うちひしがれて、自分を誤魔化しながらも辛うじて止まってはいなかった心の歯車に、無数の過去への未練が糸のように食い込み、軋んだ音をたてていた。
高校時代のあの時からずっと、その子はたった一人で苦しんできたのだ。明らかに限界だった。あちこち傷だらけで、今にも止まってしまいそうだった。
もう、ほどくことはできなかった。長い時をかけ、幾重にも絡まってしまった糸は迷路のように複雑で、一つ一つたどる猶予など、その子にはもう残されてはいなかったのだ。

だから。

全てを切った。

大きな刃物で、その全てを乱暴に断ち切った。


反動で、その子は倒れた。体を、心をしこたま打ち付けて。
よっぽど痛かったのだろう、その子は声をあげて泣いた。
……出来ることなら、優しい言葉をかけてやりたかった。
こんがらがってしまった過去への憧憬を一つ一つ丁寧にほどいていって、泣かせることなく元に戻してやりたかったのに。
無力な自分には、叶えられぬことだった。
だが、別れ際のその子は、ペコリと頭を下げて、少し恥ずかしそうに笑ってくれた。
それはまだまだ万全には程遠かったけれど、昔を思い起こさせる、この子本来の笑顔だった。
少しだけ救われたのを、今でも覚えている。



17前スレ750:2012/02/06(月) 01:49:42.96 ID:O7rcYwbl
そっと目を開けると、眩しい明かりが目にしみた。
ポケットから携帯電話を取りだし、受信メールを開いていく。『お友達が出来ました!男の人です!〇><』
『今日はボーリングに行きました!こてんぱんにされました!ちくしょー!〇><』
『今日はショッピングでした!可愛い髪留めを買ってもらっちやいました!〇><』
『今日は遊園地に行きました!ちょっと、昔を思い出しました……』

可愛らしい顔文字もだが、何よりその内容に救われた。
たった一人、取り残されても。過去に、後ろ髪を引かれても。あの子は未来に背を向けなかった。
先の見えないトンネルの中、あの子は土俵際で踏ん張り続けて、なんとか前に倒れてくれた。荒療治を施され、思いっきり転んで、痛くて泣きじゃくって、……それでも、前に。
一度だけ、お友達とのことを直に訊いたことがある。柔らかに笑って、わからない、でも優しい人だと言っていた。その笑顔を見て決めたのだ。
その時の笑顔は、昔に負けず劣らず素敵なものだったから。
この子をもう一度笑顔にさせた、顔も知らないお友達になら、すべてを託せると。
やれるだけのことはやったはずだ。
何とか二人きりを作り出した。もう、手助け出来ることはない。ここから先は、あのお友達に任せるしかなかった。
「どれ、そろそろお開きにしようか」
「そうですね、東先輩。もう遅いですし。おーい、もう帰ろうよ。俺も明日は真央ちゃんと遊びにいくし」
真央ちゃん、か。
何も知らない親友は上機嫌だ。
あのぶん殴り事件の後も、友情は変わらぬまま今日まで続いている。共にヒーローと闘い、甲子園を勝ち上がり、卒業後もリーグこそ違えど同じプロの舞台で頑張っている。
甲子園優勝バッテリーとしてオールスターで対峙した時は、柄にもなく燃えた。暇な時は一緒に飲みにも行く。友情同様、相も変わらず親友はまっすぐないいやつだ。
ただ、酔う度に『真央ちゃん』がいかに可愛いか熱弁をふるうのは勘弁してほしい。
おかげで今では、二人の馴れ初めから何までほとんど覚えてしまった。
まぁ、結果的にそれがあの子の治療に役立ったと言えば役立ったのだが。
それにしても、『真央ちゃん』とは高校一年からの付き合いだったとは。
片手に余るほどの年月が経てども今も変わらずこれだけ熱を上げていては、当時からどれだけ溺愛していたかもはかり知れる。
だからこそ、あの子は完膚なきまでに打ちのめされ――そして守ったのだろう。
歯を食い縛り、失意を内に隠し、『真央ちゃん』に注がれているだろう笑顔を。
あの子自身もさぞ欲しかっただろう親友の心からの笑顔を、決して負い目で曇らせてしまわないように。
弱冠十五歳だった少女が身を挺して、自分の恋心をかなぐり捨てて。
――頼む。いい加減報われてもいいだろう。
一心不乱に祈り、グラスに残ったぬるい酒を飲み干した。
氷は、もう溶けていた。


18前スレ750:2012/02/06(月) 01:51:33.91 ID:O7rcYwbl
お話しは、倉見さんの学生時代を巡るものだった。
高校受験の日に、校門前で受験票を落としたこと。その時に一緒に探してくれた、優しい人、『先輩』との出会い。
その人に惹かれて、難関私立を蹴ってまで選んだ花丸高校へ無事入学できて、飛び上がって喜んだ春のある日。
全ての始まりが、その日だった。
先輩との再会、買ってもらったばかりの携帯電話に初めて登録した電話番号。日々の些細な出来事でも、初めは先輩と話しているだけで楽しくて仕方がなかったそうだ。
でも、だんだん物足りなくなっていって。
ある日観に行った試合での、野球をしている先輩が、とてもかっこよくて。おぼろげだった恋心を、そのころはっきり自覚したらしい。
梅雨も開けて、東さんについてく形で野球部の練習をよく観に行くようになったこと。
あんまり先輩ばかりを見つめていたから、東さんにバレちゃって、今度どこかに連れていって貰ったらどうだ、と言われたこと。
それで踏ん切りがついて、一生懸命台詞を考えて、噛まないように復唱して申し込んだ、初めてのデート。
意外とすんなり先輩は了解してくれて、それからは時々遊びに行くようになった。そんなに頻繁にはいかなかったけれど、
先輩と二人っきりなだけで幸せで幸せで、会うたびますます好きになっていって、落ち着かなくてベッドで足をばたつかせたり、もう四六時中先輩が頭から離れなくなってしまったのだと、倉見さんは語ってくれた。
本当に、微笑ましかった。
お話しの中の倉見さんは、今より少し幼くも、今と変わらない素敵な笑顔で春を謳歌していた。
先輩の腕をとって、あちこちはしゃぎ回る高校一年生の倉見さんが、安易に想像できた。
目を閉じて聞いていたら、きっと俺は笑っていただろう。これがラジオドラマなら、心暖まる傑作だったはずだ。
だからこそ、心配だった。
お話しの中の倉見さんとは違い、今俺のそばに居る倉見さんは、ひどく切なく、寂しげな笑みを浮かべているのだ。
嫌でも解ってしまう。このお話しが、このまま平和に終わらないことぐらい。
だから、俺は笑わない。笑えない。その代わりに、倉見さんをずっと見つめていた。
一字一句聞き漏らすまいと、全意識を、倉見さんに集中させていた。
やがて、お話しは秋を迎えた。
心なしか、倉見さんの顔色に影が増えた。
寂しげな笑みはさらにその色を強めて、まるで笑いながら泣いているようだった。
間違いない。このお話しの山場が、秋にある。
倉見さんに、こんなに似合わない笑みを浮かべさせる出来事が、俺が知らなくてはならない倉見さんが、ここにいる。
一端、倉見さんが語りを止めてグラスに手を伸ばした。
俺も残っていたドリンクを飲み干す。いつの間にか、氷は小さくなっていた。
ほぼ同時にほぅっと息をついて、それがなんだか恥ずかしく、一緒に顔を赤らめて、再び、向き直った。
「じゃあ、もうしばらく、お願いします」
「はい。喜んで」


19前スレ750:2012/02/06(月) 01:52:22.37 ID:O7rcYwbl
「……恋心って、不思議なものなんですね。
好きになればなるほどどんどん膨らんでいって、その分だけ、幸せと不安が同時にやって来るんですよ。
……あれは忘れもしません、10月の初め、東先輩が野球部を引退しちゃって、わたしもちょっと練習を見学しづらくなっちゃった頃です。
出会って半年、わたしはもう先輩に完全に心奪われていて、ひとつ、大きな大きな心配事がありました。
先輩は、誰か好きな人が居るのかな、って。
あまり考えないように努めてたんですけど、いい加減限界だったんですね。
ただの仲の良い先輩と後輩じゃ我慢できなくなって、先輩の特別になりたくて、でも、下手にフラれて今の関係が消えるのも恐くて……、堂々巡りの中、ふと行事表を見たら、文化祭が近づいていました。
渡りに船でした。
文化祭、先輩を誘ってみよう。誰かいい人がいれば、きっとその人と一緒のはず、そして、もし一緒に回ってくれれば、その時は……思い切って、告白しちゃおう、そう計画立てました。一度決めれば後は速かったです。
また台詞を考えて、何度も復唱して、いつもより早く起きて鏡とにらめっこしておめかしして……。受験なんて目じゃないぐらい緊張したまま、到着するなり野球部のお店に直行して、先輩を早速誘いました。
そしたらです。思いの外、あっけなかったんです。
わたしが差し出した手を、先輩は迷うことなく取って、いつものように笑ってくれたんですよ。
もう、有頂天でした。
そんなに広い学校じゃありませんでしたけど、先輩と一緒に回るだけで夢の国のようでした。時々先輩が同級生らしき人にからかわれてて、照れながらも、満更でも無さそうだったのがまた嬉しくて嬉しくて仕方がなかったんです。
もしかしたら、もしかするかも……。そんな淡い希望も抱きました。
それで、二人っきりの帰り道に、夕焼けの河川敷で、尋ねたんです。
先輩は、好きな人は居ますか?って。そしたらですね、思いの外、あっさり答えてくれました。
ふふ、どんな答えが返ってきたと思います?」
……出来ることなら、倉見さんが好きだと、そういう類いの言葉を答えたかった。
だが、倉見さんは、薄く笑っている。
まるで笑うことが唯一の救いであるかのように、悲しみも、苦しみも全て押し込んで、倉見さんは無理矢理笑っている。
俺が知らなくてはならない、この一年の違和感の象徴とも言える、薄っぺらい笑みだった。
そんな倉見さんを目の当たりにして、明るい言葉なんてかけられるはずもない。断腸の思いで、俺は恐らく正解だろう答えを口にした。



20前スレ750:2012/02/06(月) 01:52:50.24 ID:O7rcYwbl
「……フラれちゃった、んですか?」
しかし、確信に近かった予想に反して、本当に意外なことに、倉見さんは首を横に振った。
「……いいえ。それなら、まだ……。わたしの台詞が悪かったんです。
先輩は、居るよ、って一言、当たり前のように言いました。
そして、わたしがまだなにも言わないうちに、先輩の彼女さん……、『真央ちゃん』って言う人なんですけど……、その人のことを、たっぷり十分ぐらい、微に入り細に入り話してくれました。
よくぞ訊いてくれた、キラキラ光らせた目はそう語ってましたよ。わたしなんかには一度も見せたことのなかった、底抜けに明るい吸い込まれる笑顔で、ちょうど一年ぐらい前に出会ったんだとか、
掴めないけどなんだか放っておけない子なんだとか、とにかく溺愛っぷりをとことんのろけられて。
……あらかたお話しが済んだときには、わたしは相当グロッキーで、頭の中ぐちゃぐちゃだったんですけど、先輩は、その、勿論そう思ってやったんじゃないにしても、すでにギリギリだったわたしに、とどめを……、春香ちゃんは誰かそういう人は居ないのか、
かわいいのに、って、いつもの笑顔で、わたしの知ってた笑顔に戻って、言われちゃいました。
あ、でもですね、わたし、その時は泣かなかったんですよ?
いつもみたいに先輩と別れて、家に返って、鏡の前で一生懸命笑う練習してた時に、ようやく、でした」
「……倉見さん」
「だって、先輩はわたしのことなんかなんとも思ってなかったんですから。わたしが勝手に舞い上がってただけで、先輩に心配かけちゃいけませんでしたし、何より、これだけ思いっ切り眼中にない、って言われちゃっても、それでもわたしは先輩との関係を維持したかった。
だから、わたしは笑う必要があったんです。
先輩が、大好きだったんですよ」
少し、早口になっていた。
乾いた笑みは、あからさますぎる空元気は、あまりにも倉見さんに似合わない。
……それだけ、思い出したくないのだろう。
「バカみたい、ですよね。先輩には一年も前に特別な人がいたのに。もうその席には先に人が座っていたのに。
わたしは一人勘違いして、半年間ずーっと、行き止まりをぐるぐる回ってただけですよ。
気づいた時にはもう遅くて、先輩ばっかり追いかけてたつもりだったわたしには、何にも残りませんでした。
それからの学校生活は、よく覚えてません。
全部、白黒の世界でした。あんなに楽しかった毎日が嘘のように、日々をぼぅっと過ごしてました。
ふふ、かくしてわたしは、フラれることすらできなかったのですよ。わたしの初恋は初めからバッドエンドだったのですよちくしょー!」
叫んで、倉見さんはぶん、とこぶしを振り上げた。
その仕草は、俺のよく知る倉見さんに似ていた。だが、俺にはわかる。この一年、倉見さんの笑顔を側で見てきた俺にはわかる。
振り上げられたこぶしに、まるで勢いがないことを。
張り付かせた笑みが、やけっぱちであることを。
倉見さんは、俺に教えてくれた。
未だ癒えぬ傷をこじ開けて、切ない過去を明かしてくれた。……辛いのだろう。苦しいのだろう。
それはきっと、わざとらしい明るさで、早口で捲し立てることで、やけっぱちの笑みで、思い出から自分を守ってやらなければならないほどに。
「あ、あれ?笑わないんですね」
笑えなかった。
「可笑しくありませんか?
結局、わたしが一人で舞い上がってただけだったんですよ?
終わっていた恋に半年も悩んで、始まってすらいなかった青春に心踊らせて、結局フラれちゃうことすらできなかった。
初めからわたしはただの後輩って決まっていたのに、一人で勝手にはしゃいで、落ち込んで、でも先輩は何も知らなくて。
そんなの滑稽じゃないですか。ほ、ほら、笑えてきませんか?」
笑えるわけがなかった。
「……笑いませんよ」
笑ってはいけなかった。言葉とは裏腹に、倉見さんは見るからに不安で満ちていた。
揺れる瞳で、上ずった声で、俺に賭けていた。
「倉見さんが、本当は笑っていませんから」
笑ってしまえば、倉見さんも笑わざるを得なくなる。そうすれば、倉見さんが遠くに行ってしまう。もう二度と届かない、はるか彼方へ。

21前スレ750:2012/02/06(月) 01:54:17.50 ID:O7rcYwbl
「それより、倉見さん」
「……、はい」
図星だったのか、倉見さんはもう笑っていなかった。
逆に安堵する。あの嘘っぱちの笑みを取っ払わないと、倉見さんと腹を割って話すのは叶いそうになかった。
「もう、終わっちゃうんですか?」
「え?」
「倉見さんのお話しですよ。もう続きはないんですか?」
「…………、どっちだと、思います?」
質問に、質問で返される。
俺は迷わない。もとより答えは決めていた。
「俺は、まだ続くと思いますよ。倉見さんのお話し」
「……どうして、そう思うんです」
訝しむというよりも、すがりつくような、倉見さんの声色。
今度はすぐには返さずに、じー、と倉見さんの目を見つめる。倉見さんがくすぐったいように身震いして、次第に顔中が赤く染まっていった。
「あ、あの?」
若干しどろもどろになって俺をせかす。
ふ、と頬を緩めた。答える前に、素の倉見さんをもう一度見ておきたかった。
「倉見さんですよ。倉見さんが理由です」
「……どういう意味ですか?」
「倉見さんは、ここにいる。今こうして俺の目の前にいます。今を生きている限り、人のお話しは続く。俺はそう思います。……それに」
少し逡巡したが、言葉を繋げた。
「信じたいんですよ。俺の……、いや、俺と倉見さんの一年を。もともと、違和感は感じていました。
どこに遊びにいっても、倉見さん、たまーにぎこちなく笑ってたじゃないですか。
見かけは、ちょっとだけなんです。いつもの笑顔と、その笑みが違うのは。
それに、すぐ顔を引っ込めちゃうんですよ、そっちは。だから、いまいち俺は正体を掴めないままでした。……もどかしかったですよ。
あぁ、どうしてこの人は、時々あんなに寂しそうに笑うんだろう、って。
今ならわかる。あの笑い方は、倉見さんの仮面だったんですね。のっぴきならない現実に迫られて生みざるを得なかった、あの作り笑いは」
「……」
「はたから見る分には、違いなんてわからなかったと思います。俺だって、初めは気のせいかと思った。そのぐらい、よく作られた仮面だった。…
…でも、この一年間、俺に見せてくれていた笑顔を、思わず見とれちゃうぐらい素敵に笑っていた倉見さんを、俺はニセモノだなんて思えない。
垣間見せていた物憂げな笑みや、さっきのやけっぱちな笑みと、俺の大切な思い出が同じなわけない。身勝手な話ですけど、自惚れかも知れませんけど、それでも俺は信じます。
今日まで俺が見てきた倉見さんは、ホンモノだ。
だから、倉見さんのお話しはまだ続く。過去を振り切って、今このときへと至る第二章があるはずだ。あるに違いない。あってほしい……って、ちょっと、倉見さん?」
ぴと。組んでいた手の上に、微かに汗ばんだ小さな手のひらが重ねられた。
ぎゅっと、軽く力が込められる。
倉見さんが、ちょっぴり泣きそうな顔で、俺の手を握っていた。
一方の俺も、かぁっと頬に帯熱する。不意に手を握られてしまい、胸の鼓動が跳ねあがった。
「えへへ。不思議ですね。手って、不意に握られるとあんなに恥ずかしいのに、いざこっちから握ってみるとそうでも無いんですね」
「いや、俺はどっちも恥ずかしいですけど」
「あれ?そうですか?……それより」
倉見さんが少し首をかしげた。ふぁさ、と赤茶色の髪が揺れる。手は、まだ握られたままだ。
「凄いですねぇ。わたし、昔にそうとう頑張ったんですよ?
先輩にばれないようにって、何回も何回も練習して、長い間これで、先輩も、わたし自身さえもずーっと誤魔化してきたのに、たった一年で見破られちゃうなんて思いませんでした」
たった一年、か。
「たかが一年、されど一年ですよ。……倉見さんだって、そうだったんじゃないですか?」
少しだけ、いじわるだったのかもしれない。
傷口をピンポイントに突っついてやると、倉見さんは怯んだらしく、重ねた手が離れた。お返しに今度はこっちから握ってやる。
あっ。そんな呟きと共に、倉見さんの顔もまた赤くなった。
でも、もう慣れてしまったのか、頬こそ染めてはいたが、掴まれた手を離そうとはしなかった。
「えへへ……」
「ははは……」
なんだかくすぐったくて、一緒に笑う。
覗かせた笑顔は、弱々しくも裏のない澄んだもので、願望に近かった俺の推測は確信へと姿を変えた。
この素敵な笑顔が、バッドエンドなわけがない。
倉見さんのお話しは、まだ終わらない。
願わくは、第二章が再起の章でありますように――
「倉見さん」
「……わかってます。続き、ですよね」
「はい!」
22前スレ750:2012/02/06(月) 01:55:28.32 ID:O7rcYwbl
「ちょうど二年前です。一通のメールが、わたしに届いたのは」
二年前。聞き覚えのある言葉だった。
「相手の人とちょっと前に会ったばかりじゃなかったら、さぞかし驚いてたと思います。
だって、高校生の頃に、それもまだ先輩がいた頃に交換したきりのアドレスでしたから、まさかと思って。
――話したいことがある。空いている日を教えてほしい――
たった二行の短いメールでしたけど、気づけばわたしは画面を食い入るように見つめていました。
必死さと言いますか、とにかく心のこもったメールだった気がしたんです。
おかしいですよね。手書きならともかく、メールでそんなこと思うだなんて。
……実は、当時は相当参ってたんですよ。
先輩がプロ野球選手になってから何年も経って、もう昔みたいに気軽には会えなくなっちゃってたのに。
とっくの昔に、わたしも先輩を卒業していなくちゃいけなかった筈なのに。
あと少し、あと少しだけ夢を見ていたい。
そうやって、長年惨めにすがり付いていたツケだったんでしょう。
先輩との接点はどんどん減っていくけれど、一向にわたしは先輩を忘れられなかった。
希望が、見えなかったんです。時が経つにつれて、日に日に昔の足枷が重たくなっていくのがわかって、怖くて仕方がないようになっちゃってたんです。
藁をもつかむ思いでした。その人は、先輩とわたしの数少ない共通の知り合いでしたから、もしかしたら何かあるのかもしれない、
そう思ってすぐにメールを返しました。
……藁だなんて、とんでもなかったです。わたしがいまここに居るのは、その人のおかげですから」
「誰なんです、その人は。俺も知ってる人ですか?」
「正体はばらすな、って言われてるんですよ。……ええ、でも確かに、先輩と、それからわたしたちみんな知っていますね」
そんな人、俺の思う限り二人しか居ない。
なんとなく勘付いているものの、俺は、そうだと思う方ではなく、そうあって欲しい人の名を出す。
「……東さん、ですか?」
半ば予想通り、倉見さんは首を横に振った。ならば、残るはあと一人しかいない。
「その人は、わたしにとある二人のお話しをしてくれました。お話しは、とろける恋物語です。
どこまでも甘く、聞いてるこっちが恥ずかしくなっちゃうくらい濃密な、二人の愛……、
先輩と彼女さん……『真央ちゃん』っていうらしいんですけど……、のお話しですよ。
写真や映画なんかじゃなくて、人づてに聞いてるだけのお話しなのに、脳裏に、鮮明に浮かぶんですね。
わたしと一緒に居た時なんかより、断然素敵に笑う先輩が。わたしにはちっともくれなかった愛情を、彼女さんに惜しみ無く注いで。
気付いてすらくれなかった山盛りの好意を、彼女さんからたっぷり受けとって。
二人手を繋ぎ、熱く抱き合って、揚々と恋愛街道を往く先輩が。笑うことすら出来ませんでした。
思い出の中の先輩すら、わたしから離れていくのが耐えられなくて、耳を塞ぎかけたんですけど、その人は許してくれませんでした。
……とっくに、バレてたんです。高校時代から、その人は先輩の親友として、密かにわたしたちのことを気にかけてくれてたんですよ。
だから、思い出にすがりついていることも、作り出した偽の笑いも、全部わかっていたんです、その人は。
ひとしきり終わったあと、わたし、きつくお説教されました。
――諦めろ。決して先輩は振り向かない。いつまで自分を苦しめる。人は忘れないと生きていけないのだから――
一言一句、欠かさず覚えています。
とっても優しい人なのに、見たことのない厳しい顔してました。
……言われたこと全部、自分ではわかってたつもりだったんですよ。
けど、いざ真っ向からお説教されてみると、本当に突き刺さりました。やっぱり、どこかで目を背けてたんでしょうね。
しかもそのあと、謝られちゃったんですよ?
本当は高校時代に話すべきだった、長い間ひとりぼっちで苦しませてすまなかった、って。
……背負い込んでたもの、全部の糸を切られた感じでした。堪えましたねぇ。机に突っ伏して、どれだけ泣き叫んだか。
でも、今なら思えます。これはどこかで必要なことだった。
そして、本来はわたしが自分でやらなきゃいけないことだったんです。今日だって、いろいろ手伝ってもらっちゃいました」

23前スレ750:2012/02/06(月) 01:55:55.24 ID:O7rcYwbl
思うところもあるのだろう。倉見さんは、恥ずかしげに締めくくった。
俺は、矛盾する……とまではいかなくとも、複雑な感想を抱いていた。安堵と、感謝と、それからわずかな嫉妬心。
俺が、友達以上に倉見さんを求めているが故の、くだらない、けれど抗えないジェラシー。
いかんせん、格好よすぎた。
この人の口から、そんなに格好いい男の話なんぞされてしまっては、たとえ倉見さんの恩人と言えども、正直歪な感情を御しきれない。
東先輩ならよかった。あの人なら、俺はまだすんなり納得、素直に百パーセントの感謝だけで済んだのに。
だが、その人は東先輩ではない。今日一日を振り返ってみても、その人の行動は、明らかに俺たちのためだった。
倉見さんが電話で、「手伝って欲しい」と言っていた人。
待ち合わせに来るなり、値踏みするように俺を見つめて、手を差し出した人。
その後しばらく、倉見さんとなにやら話し込んでいた。
そもそも、俺に倉見さんを送らせたのも、その人ではないか。本来なら年長者の東さんが打つような釘を機先を制して打ち込み、
俺たちを二人きりにした張本人は、去り際にこちらを一度だけ振り返ったではないか。
(カッコつけすぎですよ……先輩)
まったく、オフシーズンにまで借りを作らされるとは思ってもみなかった。
こうなると、来年返さない手はない。
もちろん、野球で、だが。
……それにしても。
夜の小道で、胸に浮かんだひとつの不安。
結局、倉見さんにとって俺は何なのだろう。
文字通り、ただのおともだちなのか、それとも。
もし後者ならば、あとひとつだけ残っているはずだ。ずっと過去を綴ってきたお話しが迎える新たな展開、倉見さんが今ここにいる理由が。
「あの」
「……はい」
「ありがとうございました。わたしの長い長いお話しを最後まで聞き遂げてくれて。
……こうして誰かにお話しできる日が来るなんて、思っても見ませんでした。
これで、一人語りは終わりです。
本当に、心の底からのお礼を言わせてください。
……ありがとう、ございました」
倉見さんは、笑った。
俺のよく知るホンモノの倉見さんだった。
それも、まだ何かを隠している、ちょっといたずらっぽい笑顔だ。
俺もにっこり笑う。
わざわざ「一人」、と言ったのだから。
ならば、あるのだろう。
「じゃあ、残りを」
「はい。あと少しだけ聞いてくれますか?わたしの最後のお話し、わたしも結末を知らない後日談を」
「はい、もちろんですよ」
「こっちのお話しは、短いです。だけど、とっても大事なんですよ。こっちをお話しすることが、今日一番の目的ですから。あ、でも前の二つがオマケってわけじゃないですよ?」
「わかってますよ。昔話は倉見さんなりの精算ですよね。……嬉しかったですよ、話してくれて」
「えへへ、そう言って貰えるとわたしも肩の荷が降りた気分です。……いいですか?」
「ええ。お願いします」
深くうなずいて、俺たちは見つめあった。
互いの瞳に互いを映し、どちらともなく三度手を重ねて。
もう、倉見さん一人じゃない。今度は二人で、足並み揃えて進む。
24前スレ750:2012/02/06(月) 01:56:16.05 ID:O7rcYwbl
「出会いは偶然でした。今年の春です。……どこだと思います?」
「病院、ですよね。ナマーズパーク近くの」
「はい。その通りです。わたしはそこで、とある男の人と出会いました。
……実は、第一印象から特別でした。顔も年も全然違うのに、纏う雰囲気と言いますか、なんだか先輩に似てるような気がするんです。
しかも、前々から東先輩に聞いてはいましたけど、ポジションまで同じキャッチャーだなんて」
そうだ。出会いは三月。開幕間際にオープン戦を怪我で離脱した東さんのお見舞いに行った病院だった。てっきり東さんの付き添いかと思っていたから、邪魔者は退出しようとしたら一緒に帰ることになって面食らったものだ。
それから、二週間後ぐらいだったか。
「……再会した時、倉見さん泣きべそかいてましたよね」
休みの日、ミルキー通りの人の海に揉まれながら必死に探し物をしていた倉見さんを見つけたのは。
「あはは……、あの時は、助かりました。寒い日でしたのに、ずっと手伝って貰っちゃって。慌てふためくわたしを見て、本当に親身になって探してくれましたよね。
あの時、なんだか妙な懐かしさを感じたんです。随分遠ざかっていたものを、忘れかけていた何かを、ふと思い出した気がしたんです。
……よく、似てましたから」
誰に、とは倉見さんは言わない。勿論言われなくともわかる。
「それからも、不思議とよく会いましたよね。
特に約束したわけでもないのに、街中でばったり出会って、そのまま行きずりで遊びに行って。
気のせいじゃありませんでした。
いつの間にか、休みの日はミルキー通りで次の偶然を心待ちにするようになりました。
懐かしいはずです。
この思いは、かつて先輩に抱いたものとそっくりでしたから」
俺とて同じだった。一軍に昇格した今年、明らかに去年と比べフリータイムは減っていたが、たまの休みはほとんどミルキー通りで過ごしていた。
また会えるかな。いや、また会いたい、だ。
淡い期待を胸に、俺も次の偶然を探していた。
「……でも、それだけ恐かったんですよ。
わたしは結局、先輩の代替を求めてるだけなのかもしれない、そんな不安を拭うには、わたしが先輩にしがみついていた時間はあまりに長すぎました。
……だから、わたしはしばらくテストしたんです」
「テスト?」
「はい。映画にカラオケ、ボーリングにビリヤード……、時々わたしが指定したデートコース、あれ全部、昔わたしが先輩に連れていってもらったとこの踏襲なんですよ。
映画のジャンルからカラオケの歌まで、全て揃えました。……黙っていて、ごめんなさい」
絞り出した声で、倉見さんはぎゅうと体を折った。
言われてみれば、倉見さんのレパートリーはどれも少し古く、自分で選んだ和風ホラーには心底怯えていた。
つい腕を組んでしまったりもしたのだが、その辺もいろいろ被っているのかもしれない。
時折覗かせていた寂しげな笑みも、ふと重なる過去の一幕に苛まれるが故のものだったのだろう。
にしても、謝るようなことではない。
どころか、むしろ嬉しかった。今の俺なら、倉見さんの気持ちは痛いほどわかる。
果たして自分が、本当に前に進んでいるのか、それとも未だに囚われのままなのか。
答えの見えない迷路を、俺を供して進み続けてくれたのだから。
25前スレ750:2012/02/06(月) 01:56:31.68 ID:O7rcYwbl
「そんな、別に謝ることないですよ。俺は気にしませんし。それよりどうだったんです?」
「……結果は、出ましたよ。覚えてますか?一緒に乗った観覧車を」
「はい。ちょっと遠目の遊園地の、オープン七年だか八年だかの記念日でしたよね」
当時は、何故近場のナマーズパークを選ばなかったのだろうと思いもした。今となれば、その理由も大体見当がつく。
「あの遊園地は、わたしと先輩が最後に二人で過ごした所なんですよ。……とりわけ思い出の残り香の強い、ずっと避けていた場所でした」
「ああ、だからですか」
「え?」
「俺が倉見さんにはっきり疑問を持ったのも、遊園地だったんです。観覧車の頂上で、倉見さん、とびきり寂しげに、どこか遠くを見てましたから」
そう言えば、観覧車からはあの辺りが一望出来る。倉見さんたちの学校とか、高校時代の馴染みの風景も、ゴンドラのてっぺんから見えていたのかもしれない。
それだけ余計に昔を思い出してしまったのか、あの時の倉見さんは明らかにいつもの笑顔ではなかった。
「あー、やっぱりあそこでばれちゃってたんですね。……先輩と二人で乗った、最後の乗り物も観覧車だったんです。
てっぺん辺りで、先輩わたしにありがとう、なんて言ってくれちゃって。もうすぐ卒業しちゃうけど、春香ちゃんが後輩で良かった、とか。
最後まで、わたしが欲しかった言葉は一つも貰えないままでした。
それで、つい、いろいろと思い出しちゃったんですよ。
なんだか泣きそうになっちゃって、あわてていつもみたいに笑おうとして……、でも、ダメでした。
先輩に負けちゃいました。出ちゃったんですね。はっきりわかるぐらい、ニセモノの方が。……ずいぶん焦りました。
その人には、ニセモノのわたしなんて見られたことなかったはずでしたから。
その人の前なら、わたしはいつも……。
そこまで切羽詰まって、ようやく気づけました。一体、わたしは誰が好きなのか。
その人と一緒だと、どうして楽になれるのか。あと少しなんです。残りは、想いを打ち明けるだけなんですよ」
重ねた手が剥がされた。意図を察して、二人がかりで空気を作る。
倉見さんは軽く深呼吸していた。
俺も背筋を伸ばす。これから来る全てを、一つとして取り零さないために。
目端で捉えたグラスの氷は、もう完全に溶けきっていた。
ごくん、と倉見さんの喉が小さく動く。膝に置いた握りこぶしは、目に見えて震えている。
……無理もない。何年になるのだろう。四年?五年?いや、それ以上か。
気の遠くなるような長い間、倉見さんに深く根を下ろし、蝕み続けた過去。呪縛。そう言っても過言ではない。
その禍根の根元といえる感情に、倉見さんは再び挑まんとしている。
怖いに決まっている。怯えるに決まっている。
またしても、全てが空振りだったなら……。絡み付く恐怖はたくさんあるに違いない。
できることなら手を引っ張ってあげたい。
俺の方から、とうに決まりきった答えを伝えて楽をさせてあげたい。だけど、それは倉見さんにとっても、もう一人にとっても本意ではないはずなのだ。
お互い、密度こそ違えど同じ方向で悩み続けてきたこの一年。単純明快なひとつの気持ちを共にしつつも、
ただひたすらにそれに向かって走ることのできない、複雑怪奇な人の心。
俺だって随分翻弄されてきた。見えない未来に悩みもした。だが、倉見さんは俺の何倍もの時間、俺の何倍もの苦悩を味わってきたのだ。
だから、あとわずかな距離を踏破するのは、倉見さんであるべきだ。
長かったマラソンの、ゴール・テープを一番に切るのは倉見さんの権利だ。
それに何より俺は約束した。倉見さんの話を終わりまで聞き遂げる、と。意を決したのか、倉見さんの唇が、そっと開いていく。
最終章の、未知なるページが。まだまっさらな未来が。そっと捲られていく。



26前スレ750:2012/02/06(月) 01:57:56.61 ID:O7rcYwbl
「そんな、別に謝ることないですよ。俺は気にしませんし。それよりどうだったんです?」
「……結果は、出ましたよ。覚えてますか?一緒に乗った観覧車を」
「はい。ちょっと遠目の遊園地の、オープン七年だか八年だかの記念日でしたよね」
当時は、何故近場のナマーズパークを選ばなかったのだろうと思いもした。今となれば、その理由も大体見当がつく。
「あの遊園地は、わたしと先輩が最後に二人で過ごした所なんですよ。……とりわけ思い出の残り香の強い、ずっと避けていた場所でした」
「ああ、だからですか」
「え?」
「俺が倉見さんにはっきり疑問を持ったのも、遊園地だったんです。観覧車の頂上で、倉見さん、とびきり寂しげに、どこか遠くを見てましたから」
そう言えば、観覧車からはあの辺りが一望出来る。倉見さんたちの学校とか、高校時代の馴染みの風景も、ゴンドラのてっぺんから見えていたのかもしれない。
それだけ余計に昔を思い出してしまったのか、あの時の倉見さんは明らかにいつもの笑顔ではなかった。
「あー、やっぱりあそこでばれちゃってたんですね。……先輩と二人で乗った、最後の乗り物も観覧車だったんです。
てっぺん辺りで、先輩わたしにありがとう、なんて言ってくれちゃって。もうすぐ卒業しちゃうけど、春香ちゃんが後輩で良かった、とか。
最後まで、わたしが欲しかった言葉は一つも貰えないままでした。
それで、つい、いろいろと思い出しちゃったんですよ。
なんだか泣きそうになっちゃって、あわてていつもみたいに笑おうとして……、でも、ダメでした。
先輩に負けちゃいました。出ちゃったんですね。はっきりわかるぐらい、ニセモノの方が。……ずいぶん焦りました。
その人には、ニセモノのわたしなんて見られたことなかったはずでしたから。
その人の前なら、わたしはいつも……。
そこまで切羽詰まって、ようやく気づけました。一体、わたしは誰が好きなのか。
その人と一緒だと、どうして楽になれるのか。あと少しなんです。残りは、想いを打ち明けるだけなんですよ」
重ねた手が剥がされた。意図を察して、二人がかりで空気を作る。
倉見さんは軽く深呼吸していた。
俺も背筋を伸ばす。これから来る全てを、一つとして取り零さないために。
目端で捉えたグラスの氷は、もう完全に溶けきっていた。
ごくん、と倉見さんの喉が小さく動く。膝に置いた握りこぶしは、目に見えて震えている。
……無理もない。何年になるのだろう。四年?五年?いや、それ以上か。
気の遠くなるような長い間、倉見さんに深く根を下ろし、蝕み続けた過去。呪縛。そう言っても過言ではない。
その禍根の根元といえる感情に、倉見さんは再び挑まんとしている。
怖いに決まっている。怯えるに決まっている。
またしても、全てが空振りだったなら……。絡み付く恐怖はたくさんあるに違いない。
できることなら手を引っ張ってあげたい。
俺の方から、とうに決まりきった答えを伝えて楽をさせてあげたい。だけど、それは倉見さんにとっても、もう一人にとっても本意ではないはずなのだ。
お互い、密度こそ違えど同じ方向で悩み続けてきたこの一年。単純明快なひとつの気持ちを共にしつつも、
ただひたすらにそれに向かって走ることのできない、複雑怪奇な人の心。
俺だって随分翻弄されてきた。見えない未来に悩みもした。だが、倉見さんは俺の何倍もの時間、俺の何倍もの苦悩を味わってきたのだ。
だから、あとわずかな距離を踏破するのは、倉見さんであるべきだ。
長かったマラソンの、ゴール・テープを一番に切るのは倉見さんの権利だ。
それに何より俺は約束した。倉見さんの話を終わりまで聞き遂げる、と。意を決したのか、倉見さんの唇が、そっと開いていく。
最終章の、未知なるページが。まだまっさらな未来が。そっと捲られていく。



27前スレ750:2012/02/06(月) 01:58:14.11 ID:O7rcYwbl
「好きな人は、いますか?
わたしには居ます。わたしの好きな人は、とっても優しい人なんです。
その人は、わたしの手をとってくれました。わたしの無茶なお願いも、長い長い昔話も、全部受け止めてくれました。
……正直に言って、初めは先輩を重ねていました。きっかけも、先輩との出会いの面影に引っ張られたからです。だから、しばらくわかりませんでした。
わたしは誰を見ているのか。結局、わたしは先輩の後ろ姿に恋しているだけなのか。
でも、今なら。
さっき、自惚れかもしれない、そう言ってましたよね。
とんでもないです。むしろ、わたしがお願いしなくちゃいけないんです。
信じてください。わたしはもう振り返りません。わたしはもう昔に囚われたりしません。
だって、新しい憧れができましたから。
一緒に居るだけで幸せな人との、夢見る未来ができましたから。
信じてください。わたしが好きな人は、先輩じゃないです。
わたしはもう、先輩の前では笑えません。心にもない作り笑いで、先輩も、自分も、何もかも誤魔化さないとやっていけなくなっちゃいました。
だけど、その人のそばなら。自分でも気付かなかったくらい自然な笑顔でいられるんです。
笑うことが、苦しくないんです。
信じてください。大好きです。わたしは、その人のことが……、わたしにもう一度笑顔をくれた、今目の前のあなたのことが、大好きです!!」



28前スレ750:2012/02/06(月) 01:58:41.29 ID:O7rcYwbl
――好きな人は、居ますか?
倉見さんは、どんな思いでこの言葉を選んだのだろう。
数年前、自らを失意の底に叩き落とした言葉。
生まれたばかりの初恋を無情にも断絶した言葉。
倉見さんにとって忌むべき言葉のはずなのに、同じ局面で、同じ目的で、同じ言葉を選んだ。
声をわななかせ、握りこぶしは震えたまま、胸のうちを俺にぶつけてくれた。
俺は報いなければならない。全身全霊で、倉見さんの覚悟に答えなければならない。
そのためには、言葉では足りなかった。
また手を握る?
いや、それでもまだ、倉見さんの覚悟には敵わない。なら、どうする。……決まっている。
「失礼します」
返事を待たず、手を伸ばす。
「……あ」
初めて抱いた倉見さんは、見たままよりずっと細く、頼りなかった。目端に映る真っ赤な頬。きっと俺も同じだろう。
「信じますよ。今さら何を疑えと言うんですか。俺は、倉見さんを信じます」
「……でも、こんなに長々と、先輩のことばかり話してきたんですよ?」
「話してくれたからこそ、です。倉見さん。俺まだ答えてませんよね。倉見さんの質問に。
……好きな人、居ますよ。俺も。出会いは偶然、再会も偶然、だけど次第に、次の偶然を探し求めてまで会いたくなった人が居ます。
いつの間にか、たまの休みはミルキー通りで偶然を期待するようになりました。倉見さんと一緒なんです。偶然ですけど、奇遇ですよね」
今日だって一緒だ。クリスマスといっても、何らいつもと変わらない。
単なる巡り合わせのおかげで、俺は倉見さんと出会えたのだ。それだけに、今ここにいる倉見さんは特別だった。
今このときは、倉見さんが初めて望んでくれた、俺との必然なのだ。
いつ消えるかもわからない偶然をいくつも繋ぎ、正体の見えない違和感をかき分けて、ようやく知り得た倉見さんの過去。もう離さない。
腕の中の小さな必然を、俺は優しく抱きしめる。
「笑顔が素敵な人なんです。思わず見とれちゃうぐらい素敵に笑うんです、その人。
恥ずかしながら、初めて見たときから虜になってしまいまして、多分、一目惚れってやつに近かったです。
……でもですね、その笑顔には時々陰がかかるんです。
俺の大好きなぽかぽかの笑顔とは似ても似つかない、乾いた笑みを浮かべるんですよ。
聞くに聞けない、だけど気のせいじゃない。言いたいことも言えずに、悶々としてました。
だから、俺は嬉しいです。倉見さんが包み隠さず話してくれたおかげで、やっと気兼ねなしに抱きしめられる。
言いたいことも、やっと伝えられる。……虚しかったんですよね」
「!」
29名無しの金平糖:2012/02/06(月) 02:00:02.55 ID:O7rcYwbl
序盤はエロなしの小説ですが、投稿します。相手はカズです。
題名は『一閃』で

今日の分の練習を終えた小波(小波 十夫 こなみ とうふ)は、
何故か部室での一件以来色白になった疋田
や荷田、真薄と共に二時間追加練習をしてから寮へと戻った。
荷田「ついに明日は天道との二度目の戦いでやんすね。」
疋田「緊張してるんすか荷田先輩。」
荷田「二度目でやんすからね。して無いわけではないでやんすが、
慣れてきたでやんす。」
小波「真薄はどうだ?」
真薄「すぴーすぴー‥‥」
小波「って寝てるか。まあ今日はハードだったしな。速球対策とか。」
疋田「先輩今日MAX162k/mでしたから、キツかったと思いますよ。」
小波「まあね。でも、それを捕った荷田くんもだよ。‥‥荷田くん?
って荷田くんも寝てるし。」
疋田「俺ももう寝るんで、消灯お願いします。」
小波「俺ももう寝るわ。」
パチン
すーすーすー
小波は夢の中で前の戦いを思い出していた。いくら延長しても勝負はつかず、
お互い全力で戦っていた。しかし、望まれぬ形で勝負はついた。
それは四日目の朝監督から告げられた。
監督「お前ら、よく聞け。昨日の試合の後、天道が怪我をして、相手は棄権した。」
みんな「よっしゃー!!!!!!!」
しかし、小波・荷田・疋田は納得出来なかった。そして、三人は調子を
崩し裁判高校に18・0でコールド負けを喫した。
・・・・・・・・・・・
そして‥‥
小波「さあ、みんな。去年とは違って実力で勝つぞ!!!!!!!」
みんな「おーっ!」
天道「誰に勝つって?」
小波「お、お前は!‥‥‥どちら様?」
天道「天道だよ。去年は怪我で棄権した天道だ。」
小波「ええええええっ⁈」
天道「じゃあな。」
小波「‥‥‥。」
荷田「大丈夫でやんすか?」
そして‥‥
プレイボール!審判の声が鳴り響く。
オーダー親切
一番センター越後◯二番レフト真薄三番サード岩田四番ピッチャー小波五番セカンド官取◯六番ライト疋田◯七番キャッチャー荷田◯八番ファースト宇多九番ショート杉下
先制は星英
一球目ストライクインハイへの直球160k/m二球目ストライク空振りど真ん中からボールになるチェンジアップ三球目ストライクど真ん中スローボール
相手はチェンジアップだと思ったようで手を出さなかった絶好調だ。キレ、伸び、コントロール共に過去最高だ。そして残り二人も三球三振に抑えた。
それは天道にも言えることで、天道も三者連続三球三振で抑えた。そのやり取りは八回まで続いていた。八回、天道がソロホームランを放ったのだ。
今晩はここまでで、失礼します。


30前スレ750:2012/02/06(月) 02:00:33.00 ID:O7rcYwbl
ぎゅう、と首もとがしまった。倉見さんが、俺の上着にしがみついたのだ。
「たった一年、出会いが遅かっただけで、先輩は遠い人になってしまった。
たった一年の差が、先輩を好きになることすら許してくれなかった。
胸いっぱいに膨らんでいたはずの希望が全て、ある日突然シャボン玉みたいに弾けて消えてしまった。……たった一年、その一年が全てだった」
ぎゅうぎゅう。肩のところに皺が波打つほど、強く、強く握りしめられる。
もしかしたらそれは、口に出せない拒否反応なのかもしれない。
倉見さんの防衛本能なのかもしれない。だけど、俺とて今さら止まれない。
「……今日の帰り道です。時間は残酷だ、って倉見さん言ってたじゃないですか。倉見さんもたくさん振り回されちゃいましたもんね。
あまりにも理不尽で、恨もうにも途方が無さすぎて、胸にぽっかり空いてしまった穴をどうしても埋められなかったんですもんね。
……それほど、虚しかった。先輩と、肩を並べることすら叶わなかったことが。初めから、諦めるしかなかったことが。
納得いかなくて、認めたくなくて、虚しかったんですよね」
「……っ」
嗚咽が一滴、微かにこぼれた。倉見さんが体を寄せてきて、完全に密着する肌と肌。
肩口に乗せられていた顎が、胸へと沈んだ。柔らかな髪を愛でながら、ごめんなさい、と心中で謝る。
俺は今一度、倉見さんの傷口に塩を塗り込むような真似をしている。
それが倉見さんにとってどれほどの苦痛なのか、想像に難くはない。だけど、俺だって伝えたかった。
俺なりの、お話しの解釈。何がどうなって、こんなにも長い間諦められなかったのか。
何が原因で、こうも長々と尾を引いてしまったのか。
数年越しの倉見さんの苦悩を理解した上で、俺は倉見さんを信じているのだと。
そして、何より――
「倉見さん。俺、頑張りますから。
今すぐ、とは言えませんけど、失くしてしまった分もお釣りが来るぐらい、倉見さんを幸せでいっぱいにしてみせます。
だから、お願いです。
これからも俺のそばにいてください。もっともっといろんな倉見さんを俺に教えてください。
大好きですよ。倉見さん。俺もあなたが大好きです!」
――俺は、あなたを愛しています、と。
31前スレ750:2012/02/06(月) 02:00:48.97 ID:O7rcYwbl
「ちくしょー……」
くぐもった声が胸に響いた。
倉見さんの涙声だった。
いまいち要領を得ない言葉だったが、そもそも意味なんてないのかもしれない。
「わたし、今日は泣かないって決めてるんですよ……、二年前のあの時、たっぷり泣きましたから……。なのに……」
違った。意味はあった。なんともいじらしい意味が。
「我慢なんてしないでください。おもいっきり泣いちゃってくださいよ。
泣いちゃってる倉見さんも、俺は見てみたいです。きっと可愛いでしょうし」
「あー、ひどい……。人がせっかく必死にこらえてるのに…………、い、意外といじわるなんですねっ、そんなこと言われたら我慢できないじゃないですかちくしょー!
……ちくしょー、ぅう、ちくしょー……」
後ろ手に回された腕が、背中を締め付ける。
俺のことがちょっぴり恨めしいのか、その力は強く、小さな顔を俺の胸板に埋めてまで泣き声を押し殺しているのは、倉見さんなりの意地なのだろう。
でも、涙までは誤魔化しきれない。
倉見さんが、俺の胸で泣いている。
上着が次第に湿ってくると、指通りの良い髪を撫でていると、そんな見たままの現実が形として感じられて。
今は、それだけで十分だった。
32前スレ750:2012/02/06(月) 02:01:42.97 ID:O7rcYwbl
「……ぐす、結局だめでしたねぇ」
ぐしゅぐしゅ。真っ赤に泣き腫らした目を擦っている。
小柄な彼女の小動物然とした仕草はなんとも可愛らしく、やはり俺の目は間違っていなかった。
「でも倉見さん、帰り道も涙ぐんでませんでした?」
雪、と空を見上げた時のことだ。
今にしてみれば、あの頃から倉見さんはどこかおかしかった。
「う、バレてましたか。あの時は、その、クリスマス一緒に過ごせて楽しかった、って言ってくれたじゃないですか!」
「ええ、言いましたね」
「もしかしたら、今度こそは……、そう思って、感動しかけちゃったんですよ。それより!」
「それより?」
大分落ち着いたのか、全部片付いてスッキリしたのか。
だんだん俺がよく知っている、ハイテンションな倉見さんに戻りつつあった。
どころか、いつも、の幅を針が振り切っている気がする。
反動かな、そう思ったが。
「キス!」
「……へ?」
「キスしてください!ぶちゅっと、強烈に!」
違った。ほんのり染めた頬を見るに、照れ隠しらしかった。実感が欲しいのかもしれない。正式に恋人となった証拠が。
「俺から、ですか?」
「はい!ファーストですよ!大事にしてくださいね?」
口早に言い残して、倉見さんが目を閉じた。無防備に放り出された、小さくみずみずしい唇。
弾む胸の鼓動に急かされて、そろっと、軽く、口付けた。
「……あれ?」
物足りないような拍子抜けしたような反応。
「どうしました?」
「いや、その、……あれ?」
わざとらしく聞いてやる。
きょとん。そんな擬音を体現している倉見さんが、なんだかおかしかった。
「……もっかい!」
「へ?」
「もういっかいお願いします!そんな、ちゅ、じゃなくてこう、ぶちゅっと!」
だが、倉見さんは怯まない。立て直しも早い。
闘牛のように、一直線に突き進んでくる。
「なら、倉見さんがお手本を」
俺は突進をかわす。
「えぇっ!……わかりました!」
かわした先に、さらに倉見さんは突っ込んできた。さすがに回避を諦め、ひそかに期待を膨らませて、目を閉じその時を待っていると。
――ちゅっ。
あっさり来て、あっさり終わった。

33前スレ750:2012/02/06(月) 02:02:09.22 ID:O7rcYwbl
「あれ?」
「ふっふっふっ、期待を裏切られる切なさ、身に染みましたか!?」
「……はぁ」
「ならいいです!さあ、三度目の正直ですよ!」
声も高らかに、再び倉見さんが目を閉じた。
軽く深呼吸する。さっきのは確かにからかい半分だったのだが、それはそれとして実際俺の胸は緊張に波打っている。
いかんせん、万事が初めて尽くしなのだ。
片腕で背中を支え、もう片方を顔に添えて。
ちゅう。
三度、倉見さんと口を交わした。今度はそのまま離さない。唇をそっとこじ開け、おそるおそる舌を伸ばしていくと、つん、と倉見さんにぶつかった。
互いにたどたどしくも、正直に。
唾液を交わらせ、舌肉を擦り、粘膜をむさぼりあって。
「ぷはぁ」
「はぁ……はぁ……」
息苦しさに、結合を解いた。
強烈だった。
初めて味わった、女性の肉体。駆け巡る悦楽も強烈なものだったが、何より。
「…………」
「…………」
恥ずかしい。今しがた濃厚なキスを交わした人と向かっていることが、強烈に恥ずかしい。
「……ふぅ」
「しちゃいましたね、キス、ぶちゅっと」
「……気持ちよかった、ですか?」
「ええ。……倉見さんは?」
「あ、わたしも、……とっても」
それきり、会話が続かない。
倉見さんも先の勢いはどこへやら、すっかり押し黙ってしまっている。
沈黙を破るべきか否か、取り敢えず相手を伺おうとそぅっと様子を覗くと――おそらく同じことを考えていたのだろう――図ったようなタイミングで倉見さんと目が合ってしまった。
瞳と瞳の間に、ぴっと引かれた一筋の糸。
気まずくて、恥ずかしくてたまらないはずなのに、不可視の糸に結ばれた俺達は、目をどうにも反らせない。
しばし、視線で会話を交わす。もはや言葉などまどろっこしい。
涙の残し輝く倉見さんの瞳が、妖しく光る倉見さんの唇が、今、一番俺がしたいことを明確に教えてくれている。
「倉見さん……」
かろうじて残った理性を頼りに、ごくゆっくりと衣服へ手をかける。
薄いピンクの鮮やかな、よく似合ったパーカー。
そのチャックに手を触れたとき、ぴと、と一枚、小さな手のひらが被さった。
「あ、あの!」
そのまま、ぎゅっと押さえ込まれる。
嫌悪、とまではいかなくても、倉見さんは明らかに抵抗を示していた。
早まったか――?
押し寄せる苦い後悔に、俺は余程渋い顔をしていたのだろう。倉見さんは慌てて首を振り、困ったふうに笑った。
「あの、そうじゃなくて、……服は、自分で」
めっ。
早まる子どもを諌めるような口ぶりは、未だどこか少女の可憐な面影を残す倉見さんには珍しく、年相応の女性の風格を感じさせるものであり。
(……そう言えば、年上だった)
俺はすっかり手を止め、今さら過ぎる事実を、うまく働かない頭にぼんやりと刻んでいた。



34前スレ750:2012/02/06(月) 02:02:25.11 ID:O7rcYwbl
「あの、目が怖いです」
「……すいません。でも、不可抗力です……」
あのあと。
さすがに恥ずかしいですからと、後ろを向かされ。
妙に生々しい衣擦れの音に欲情させられて。
永遠にも思えた数分を耐え、ようやく目に入れることの叶った光景はあまりにも現実離れしたものだったのだ。
「だって、倉見さんが……」
弁解しようにも、その後が続かない。ベッドの端には、きちんと畳まれた衣服の山。
スカートの奥からは白い足がスラリと伸び、所在無げにぶらぶら揺れている。
ほどよく肉付いたふくらはぎを登ると、悩ましい曲面を描く魅惑の腰つきに、幾分倒錯的な印象を持って俺を惑わす小さなおへそが絶妙なアクセントを加えていた。
……そして、何よりも。危うげに隠された倉見さんの小ぶりなふくらみは、俺の目を奪ってやまなかった。
なんだかんだ言ってもそこを外気に晒すのは躊躇われたのか、倉見さんは胸元を手のひらで覆っていたのだが、それはあまりに中途半端だったのだ。
見えそうで見えない先端、焦れる男を逃さず引きずり込む胸の谷間。だがしかし、倉見さんは決して誘っているわけではないのだろう。
柔らかそうなほっぺたは完熟の色を呈し、形の良い眉は軽く伏せられ、乙女の恥じらいを存分に見せていた。
驚くことはない。
これが、女性の持つ天性の魔性なのだ。
倉見さんとて、立派な女性の一人ではないか。
……そんな意味のない正論を、首の皮一枚繋がった理性は繰り返している。
本当に、ナンセンスだ。
日々の明朗快活な倉見さんから、こんなに色っぽい姿などどうして想像できようか。
このギャップの前には、あらゆる冷静な思考は無力。
ただただ、俺の視線は母性の象徴へと注がれていた。
「もう!そんなに胸ばっかりじろじろ見ても、べつにぜんぜん大きくないですよ!?」
「小ぶりなのも、俺は好きです」
だから、反射的に本心で答えてしまった。言葉をオブラートに包む余裕が、今の俺には無い。
「うわ、そんなにはっきりと……ええそうですよひんにゅーですよバストなのにタイニーですよちくしょー!……あ」
「いや、貧しい、ってほど……で……は」
ちくしょー。
今日何度目だろうか、倉見さんは叫んだ。
ちくしょー。
握りこぶしを作り、腕を振り上げ、天を突きながら、愛嬌たっぷりに。
そう。「腕」を振り上げながら。
たった一枚の胸の囲いは、呆気なく。俺が手を下すことなく、実に呆気なく消えた。
腕の勢いに、倉見さんの上半身が揺れる。当然、支えを失った胸部も同時に――
ぷるん。
控えめな弧を描き。
ぷるん。
小ぶりと言えども、決して貧しくなど無い乳房が。
ぷるん。
肌寒いのか、はたまた緊張か、ツンと勃ち上がった桜色の乳首も露に。
ぷるん。
――揺れた。
腕もそのまま、自分の胸元を見下ろし、倉見さんは固まっていた。
一方の俺はというと。勿論、見た。
全身の神経を研ぎ澄ませていた俺は、鍛えぬいた動体視力で一瞬の躍動を限りなく圧縮し、スローモーションではっきりと倉見さんを捉えた。
ぱきん、と、頭の中で何かが崩れ去った。最初、それは理性だと思った。待ち望んだ宝を刺激的すぎる形で手に入れて、てっきり俺は暴走するのだと思った。
だが、予想に反して俺は飛びかからない。
無防備な倉見さんを組み伏せて、瑞々しい果実に喰らいつき、キスの嵐を降らせようとはしなかった。
なぜ。
答えは単純だった。
崩れ去ったのは、倉見さんへのギャップだったのだ。
35前スレ750:2012/02/06(月) 02:02:50.02 ID:O7rcYwbl
「あはははは……」
「む、何を笑ってるんです」
我に帰った倉見さんに、刺々しく睨まれた。
「いやぁ、俺も若造ですけど、倉見さんもなかなか大人になりきれないんだなぁ、って思うとなんだかおかしくってですね」
「うわ、さっきから人が気にしていることをズバズバと……優しさのかたまりみたいな人だと思ってましたけど、結構いじわるなんですね!騙されたー!ちくしょー!」
「騙されたって、人聞きの悪い……」
「まぁそれはもういいです!それより、ほら!」
「どうしました?」
「……やっぱりいじわるですね。とっとと幸せにして下さい!」
「あはは……了解です」
まぁ、これはこれで良かったのかもしれない。
ムードこそあったもんじゃないが、同時にやっかいな緊張も程よくほぐれてくれたのだから。
手始めに、肩にそっと触れた。思った通りの滑らかな手触りにうっとりしつつも、気遣いは忘れない。
「震えてますね。……やっぱり怖いですか?」
「……はい。まぁ、少しは。……優しくしてくださいね?初めて、ですから」
「俺も一緒ですよ。俺だって初めてです」
「あ、そうなんですか。じゃあ……んっ」
返事の代わりに、唇を優しく押し当てた。
忘れかけていた刺激を呼び覚ますために。生暖かい唾液を被膜にした、ぬるぬるの舌を互いに伸ばし、俺達は一足先に抱き合った。
「ふ、ぁ」
「ふふ、倉見さん、喜んで下さい。今なら、大人っぽいえっちな顔してますよ」
「な、なんですかそれはぁ、だれの、せいだと……むあぁ」
「そりゃ、俺のせいでしょう」
軽くあしらって本丸へと向かう。
快楽と羞恥にぷるぷる震える、お椀型の芸術。
触れれば壊れてしまいそうな繊細なバランスを保つ白乳を、おそるおそる揉みしだいた。
むにゅ。むにゅ。
手ごろな大きさのふくらみは薄く汗ばみ、しっとりと手のひらに吸い付いてくる。
ものすごく柔らかいなにか。潤いもたっぷりに押し返してくるなにか。
病み付きになりそうな、異次元の感覚に脳が震えた。世界中の枕研究家は、この、ため息のでる天上の感覚を目指すべきではないか、そんなわけのわからない感動を抱きすらした。
勿論、胸だけで満足はしない。仰向けに寝かせた、目前に広がる倉見さんの真っ白な裸体に覆い被さり、舌を丹念に這わせていく。
「ひゃぁっ!な、なんだか、こしょばくって、ふぁあっ!」
首筋から鎖骨、つつ……となぞるように下り、ここかそこか、倉見さんの悦ぶポイントを探る。時折、ちゅうちゅう啄み、白い布地に赤い斑点を施しながら、
下り、下り、再び二つのふくらみへと戻ってきた。
ぷっくり膨らんだ、おっぱいの先っぽ。
しゃぶられるためにあるその器官に、俺は迷わずしゃぶりついた。
36前スレ750:2012/02/06(月) 02:03:13.92 ID:O7rcYwbl
「ひっ!ふっ、いやっ、ふゃあ!?」
やわやわな果実をつっつき、固めの種は優しく弾く。
上唇と下唇ではみはみマッサージしたりもしていると、今までのどの部位よりも倉見さんの嬌声が熱っぽいことに気付いた。どうやら、ここが倉見さんの弱点らしい。
ならば、責めるのみ。
弱点を責めるのは、何事にも通じる鉄則だ。
野球だって、中継ぎが穴のチーム相手なら、粘って先発を降ろさせる。
コントロールに難がある投手なら待球作戦。
外野の一部が穴のチームならなら、狙い打つのが当然ではないか。
勿論、男女の交わりは相手を打ち負かすのが目的ではないのだから、倉見さんとの約束を破らない程度に、だが。
「も、もう、どうして、んぅ、そこ、ばっかり……っ!!」
ちょっとだけ強めに。実った果肉を吸ったり潰したり。
倉見さんの熱い吐息がかかり、たぎる血が股間へと集まる。
欲望の化身は、硬く、熱い。
「ふゃ、んぁ!あのっ!わ、わたし、もう……ひぅぁ!?ああぁっ!」
そろそろいい頃合いかもしれない。
髪を振り乱し、全身をひくつかせて、倉見さんはすっかり肉欲の熱に犯されてしまっていた。喘ぎ声も切れ切れ、頬には涙が伝い、どうみても限界そのものだ。
かくいう俺も、一年間片思いを続けた人の恥体を目の当たりにし、暴発の恐れなきにしもあらずといったところで、あまり余裕をかましてられなかった。
倉見さんの頬に手を当てる。零れた涙を一筋拭い、髪をさわさわ撫でてやった。
「大丈夫ですよ、倉見さん……安心して……んむ」
最後に残しておいた、取って置き。
もう一度、谷間に顔を埋め、固く腫れ上がった倉見さんの一番敏感なところに口を添えて、
「ひぁっ!?そ、そこはっ…………ぁああああああっ!!!」
甘く、歯を立てた。
小柄な体のどこから絞り出したのか、倉見さんの絶叫が部屋全体に響き渡る。
背筋を反らし、ひときわ大きく跳ねて、倉見さんの絶頂はひとまず止んだらしかった。
「はぁ……はぁ、ほ、ほんとーに」
「え?」
「ほんとーに、初めてなんですか?要領とか……、いろいろ」
「昔から器用な方なんですよ。これでも、うっかり傷つけちゃわないか戦々恐々としてるんですからね」
「あ、覚えててくれたんですか……」
「当たり前じゃないですか。それより」
スカートの下、さらには中に手を差し込み、倉見さんの股部をまさぐる。
「ひっ!?な、何するんですかいきなり!」
「初めてにしては……すごいなぁ、と思いまして」
ひとしきりまさぐった手を明かりにかざすと、てらてら妖しく輝いていた。
生まれつき敏感な方なのだろう。そこは認めるとしても、いくらかぐしょ濡れが過ぎる。
……何も俺は倉見さんを疑っている訳ではない。ただ、倉見さんとてうぶなねんねではないのだから、
日々のルーチンワークの中に時たま挟まるイメージトレーニング(?)があるだろう。
俺はその行為の名前と、仮想相手を倉見さんの口から直接聞きたいだけなのだ。これも結構いじわるかもしれないが。
「ど、どういう意味ですか?」
「そのまんまですけど、……まぁ、単刀直入に聞きますと。……倉見さん、けっこう一人でしちゃったりしてますよね」
質問、と言うより脅迫に近いかもしれない。
相手の否定を想定していない高圧的な態度だ。
37前スレ750:2012/02/06(月) 02:12:38.25 ID:O7rcYwbl

「い、いけませんか!わたしだって時々えっちな気分になったりしますよ!悪いですかっ!」
「いやいや、悪いわけないです。ただ、俺、倉見さんのお相手を知りたくて」
「お相手って……………………ああ、なるほど。そういうことですか。
ふふん、やっぱり嫉妬しちゃいます?それとも、心配ですか?わたしのこと」
「倉見さんのことは一滴たりとも疑ってません。俺のみっともない焼きもちですよ」
「そうですか。……えへへ」
「……どうして笑うんです」
「いやぁ……両思いって、嫉妬してくれてるって、嬉しいなあ、って思いまして。……わかりました。答えますよ。
わたしが……、えと、一人で気持ちよくなるとき、ずっとずっと、そばには先輩が居ました。それこそみっともなく、
長年、幻の先輩にしがみついてました。でも、今は……最近は……えっと」
「……俺、ですか?」
「……、はぃ」
消え入りそうな声、でも確かに聞いた。
「倉見さん」
溢れ出る歓喜。
ぷいと顔を背けてしまった、俺の望んだ答えをくれた倉見さんがいとおしくて堪らない。
「……もう、さすがに恥ずかしいいですよ」
「……すいません。お詫びに俺も、何でも言うこと聞きますから」
「本当ですか?」
「ええ。約束します」
「なら、早くください」
「くださいって……何を」
「しあわせですよ。早く、しあわせをわたしにください」
なるほど……しあわせ、ねえ。この上なく嬉しい喩えじゃないか。
「わかりました。では、剥かせていただきます」
「剥くって、なんだかいやらしい……ひぁぅう……」
そうして、いざ剥いてみると、ひとつわかったことがある。
なぜ倉見さんが年上風を吹かせていたにもかかわらず、下は一枚たりとも自分から脱ごうとしなかったのか。
もちろん恥ずかしいからなのだろうが、恥ずかしい、のレベルが知れたのだ。
スカートの中は、それはもうめちゃくちゃだった。
湧き出る愛液はもはや歯止めが効かないらしく、下着に半円状の黒ずみを浮かべ、内股を伝ってシーツにまでシミを作ってしまっている。
発情の証を、止めどなく漏らし続けてしまっているのだ。いやらしくて、はしたなくて、だけどどうにもできない。
高ぶる性欲に身を乗っ取られ、ぐしょ濡れになってしまったそこを自ら晒すというのは、考えただけでも、無理だ。
見てるだけの俺にすら刺激的過ぎて、しばらく言葉を失ってしまった程なのだから。
「……じゃあ、その、最後のほう、失礼します」
「はい……」
飛んでいきかけた気を取り戻して、最後の一枚。もっとも隠されて然るべき秘部を守るには、あまりに小さく脆い一枚。
たっぷりの水分を含み、もはや役目を失ってしまった布を、丁重に脱がせていく。
ぬちゃ……、粘液質な汁気を吸った布切れは意外なほど重く、その内に立ち込めていた、濃厚な香りが辺りに拡散した。
爽やかでこそないけれど、鼻をつまむ臭いでもない。雄の本能を揺さぶりにかけるため、発情した雌が発する誘い香。
恥毛は薄い。若草のような草丈の低い茂みが雨露を受けて艶やかに光り、ピンク色の媚肉は物欲しげにひくひくと蠢いている。
これだけ薄いと、さぞかし舐めやすそうだったが……まあ、今日のところは遠慮しておこう。
「んんっ!んっ!」
代わりに指を差し込んでみると、それなりにきつそうではあったものの、丸々二本くわえこんでしまった。
準備万端、と言うことか。
ズボンを下ろし、俺の方も臨戦体制に入る。
天を突く俺の怒直は苦しげに喘いでおり、若干グロテスクながらも女体の神秘を纏う倉見さんの恥部とは違って、どうみてもひたすらに醜い。
こんなものが倉見さんをしあわせにできるのかはたはた疑問だったが、倉見さんが俺を望んでくれている以上、そこの裁量は俺が関与すべきではないのだろう。
38前スレ750:2012/02/06(月) 02:12:57.18 ID:O7rcYwbl
「いきますね、倉見さん」
「……」
くちゅくちゅ、くちゅくちゅ、数回入り口で慣らしてから、挿入を始めた。……やはり、これだけ濡れていてもキツいものはキツい。
得体の知れない侵入物を拒もうと、倉見さんの膣が収縮する。
「……ぅあ、くぅう……」
そこを押し入っていくのだから痛くない筈がない。
怖くない訳がないのだ。
現に、倉見さんは苦しげに呻いている。額に鈍い汗を光らせ、顔をくしゃくしゃに歪ませてしまっているではないか。
優しくすると言った。しあわせにすると約束した。
それがなんだ、俺はこの人を……。
「大丈夫、ですよ」
膨れ上がる罪悪感に、腰の動きを止めかけていた時だった。
「そんなに……悲しい顔、しないでください。わたしなら、だ、大丈夫、です」
「……倉見さん」
「もちろん、痛い、ですよ?だけど……ぅあ、この痛みは、しあわせの、証、です……。
届くことのなかった、空振りの想いとはちがう……大好きな人と、繋がってる、正真正銘の証……。ですから、大丈夫ですから、一つだけ、お願いが……」
「……ええ」
「……あ」
ぱたと投げ出された手。
今夜の始まりを告げた手。
小さな手のひらに勇気を握り、俺を聖夜へと引っ張った手。
ちょっぴりあどけなさを残す手を、もう何度目だろうか、ぎゅっと握った。
「こう、ですよね」
「えへ、へ。嬉しいなぁ。自分の気持ちが、わかってもらえるって、……ひっく、しあわせ、なんですねぇ」
「倉見さん、まだ泣くには早いですよ。俺たちはこれから一緒に、たっぷりしあわせになるんです。今満足しちゃうなんてもったいないですよ」
「ぐす、本当ですね?それじゃあ、これからも、ずっと、ずっと、よろしくお願いしますよ?」
「はい。誓って」

39前スレ750:2012/02/06(月) 02:13:21.05 ID:O7rcYwbl
『一塁側、ホッパーズ、スターディングメンバーは、一番――』
「先輩」
「なんでやんすか、後輩」
「ありがとう、ございました」
「……なんの話でやんす」
「とぼけないでください。クリスマスのことです」
「…………、はぁ、名前は出すな、って言ったでやんすのに」
「格好つけすぎですよ。俺に頭ぐらい下げさせてください」
「……何か、勘違いしてるでやんすね」
「勘違い?」
「そうでやんす。勘違い甚だしいでやんす。おいらは可愛い可愛い後輩のことだけを考えてたのでやんす。どこぞのかわいくもない後輩なんて知ったこっちゃないでやんす!」
「……」
「だいたいあんたがおいらと対等に話そうってのが間違いなのでやんす。まだ三年目の駆け出しと、去年のセーブ王。お礼なんて生意気もいいところでやんす。盗めるものは黙って盗んどけでやんす」
「……でも」
「何が、でも、でやんすか?口で語る前に、野球選手ならバットで語れでやんす。
今シーズン、おいらから勝ちをもぎ取ってから、もう一度話を聞こうじゃないでやんすか。
ま、とは言っても。大事な開幕戦、後輩はまだまだベンチでやんしょ?」
「……いえ。ナマーズのスタメンマスクは俺です」
「ほう…………、いいでやんす。上等でやんす。言っておくでやんすけど、こっちは可愛い可愛い後輩を盗られて、あんたのことが憎たらしくて仕方がないのでやんす。おいらの壁は、こう見えて分厚いでやんすよ」
「わかってますよ、先輩」
「……今年もこてんぱんにしてやるでやんす。それじゃあ失礼するでやんす、後輩」
「ええ。先輩」
『――九番、ピッチャー、芦沼――』
40前スレ750:2012/02/06(月) 02:14:18.87 ID:O7rcYwbl
九回裏、無死満塁。
スコアボードに並ぶ大量の0と、たったひとつの1。
たこ焼きに楊枝が刺さったようだ、とは、誰が言ったものだったか。
移籍二年目の若きエースは、開幕投手の役割を立派に果たしてくれた。
八回まで必死にしのぎ、九回表、ようやく諸星さんのソロで得た勝利投手の権利。
しかし。完封間際の九回裏、四球と連打を浴びあえなく降板、守護神である自分にマウンドを譲ってベンチへと引っ込んだのだった。
すいません、と。後始末をよろしくお願いします、と。あの男が、確かにそう詫びた。
……勝たせてやりたい。防御率0のまま、ウイニング・ボールを渡してやりたいと思う。
見渡せば、塁を埋め尽くす走者。一人でも生還を許せば、その時点で芦沼の勝ちは消える。それどころか、ホッパーズそのものの勝利も極めて怪しくなってしまう。
『せんぱーい、がんばってくださーい!』
鳴り物が止んだ、一瞬の静寂。その間を縫って、知った声が微かに聞こえた。
目を凝らせば、バックネット裏、特等席に可愛い後輩が居るではないか。
敵陣のホームグラウンドで、こともあろうにビジターチームの守護神の応援など、辺りの反応が気がかりだったが、すぐに杞憂だと気付いた。
『せんぱーい』では、誰のことだかわかりはしない。
それにあと少しもすれば、あの子の応援はどうせナマーズに翻ってしまうだろう。

寂しいが、仕方のないことだ。

打順はトップに返り一番、俊足の外国人がバットを構えている。
内野は前進、外野フライも許せない、なら、狙うは――
41前スレ750:2012/02/06(月) 02:14:36.87 ID:O7rcYwbl
『ストライク、バッターアウッ!』


どわあああ、と観客席が湧いた。
捕手からボールを受け取り、一息つく。二者連続三振。狙ったとはいえ上出来だ。
これでツーアウト、守備体形は通常に戻った。しかし、気は抜けない。むしろここからが本番だ。
『三番、キャッチャー……』
クリンナップの一角を迎える。リードと肩を買われ、二年目ながらシーズン途中にスタメンマスクを被り、去年下位打線を打っていた男。
その男が、今年は三番まで打順を上げてきた。
プロ生活十年の観察眼は、危険信号を灯している。
少なくとも、さんざんカモにした去年とは、体つきから何まで違う。
自主トレ、キャンプ、死に物狂いで励んだのだろう。感心はするが、無論、打たせる気はない。
とりわけこいつには、打たれるわけにはいかないのだ。
……まったく、何が『お礼』だか。礼を言うのはこっちだと言うのに。
あのクリスマスの後、一通だけメールが届いた。
『ありがとうございました、先輩。わたし、しあわせになれそうです!〇><』
きっかけこそ与えども、取り戻してやることは出来なかった、あの子の笑顔を。
凍りつき、止まりかけていたあの子の心を。目の前の後輩は救ってくれた。あの子の願いを取りこぼすことなく、さながらサンタクロースのようにしあわせを送ってくれた。
そんな男に、どうして頭を下げられなければならない。
お礼など言わせるものか。
自分とて、今年のキャンプはしこたま走り込んだ。
ウェイトトレーニングもみっちりこなし、血を吐くようなキャンプを終えてみれば、制球力、球威はずいぶん向上し、紅白戦で諸星さんのバットをへし折ったりもしたものだ。
そう簡単には打たれはしない。セーブ王の名は、伊達ではないのだから。
改めて状況を確認する。
二死満塁、一点リードながら打席には好打者。
チームの命運が、まさにこの手に懸かっている。
この上なく痺れる最終局面。全身を流れる野球好きの血が、煮えくり沸き立つのを感じる。
おもしろい。これだからクローザーは、これだから投手は、これだから野球は――おもしろい。

ぴゅう。春風が軽快にマウンドを駆け抜けた。
この風は、果たしてどちらの味方なのだろうか。
どちらにしろ、もう冬は明けた。熱い勝負の一年が始まった。それだけわかれば充分だ。

早く救いたい。チームのピンチを颯爽と救い、ヒーローになりたい。
投手なら誰しもが抱くだろう自己顕示欲を抑え、まずはサインに頷く。
一球目、アウトローにまっすぐ。
セットポジションに入る。呼吸を整え、体に染み付いた動作に移り――
持てる全ての感謝と気迫を、キャッチャーミットめがけ投げ込んだ。


白球の行方は、風のみが知る。
42雪解け:2012/02/06(月) 02:20:55.87 ID:O7rcYwbl
ええと、大変申し訳ないことに投下時に容量を失念しており、前スレをパンクさせてしまいました。
そこで新スレを立てて、自分の投下物と、間に挟まっていた前スレ776氏(名無しの金平糖氏)
の作品をそのままこちらに持ってきました。
ご迷惑をおかけしました。
43名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 08:04:06.30 ID:PX/l/suw
そうか、お疲れ
二度と書くなよ目が滑る
44名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 11:32:00.65 ID:v74z697U
文才に嫉妬してる奴がいるな。
GJ。十分に楽しませて貰ったよー。
45名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 12:35:04.44 ID:lXYeoxi6
乙です。終わり方がいいね
しかし所々既視感がある気がするのは何故だろう
46名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 13:08:37.96 ID:lHtbsVN6
>>42
GJ!
47名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 17:34:07.79 ID:FvC2GwT9
長編GJ!いい話だった
48名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 18:24:42.00 ID:GgX+nmhW
乙、キャラ崩壊というほど悪くは無いし面白いと思ったよ
>>45
途中でコバスコだの肩ストロフ(43)だの入れてきて野球ファン的に噴いてしまうこのスタイルは記憶にあるw
夏:夏の海空とか白い恋人とか似てる作品があるからじゃねえかな、作者もしかしたら一緒かもしれないが
49名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 22:02:04.18 ID:9DNFud2h
GJ!
珍しい組み合わせだった
だがそれがいいw
50名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 22:23:42.15 ID:lXYeoxi6
>>48
思い浮かんだ作品と違うな・・・ちょっと確認してくる
5150:2012/02/07(火) 01:01:22.08 ID:iuYVcmHH
気のせいだったみたい。変なこと言ってスマンかった
52名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 03:30:47.17 ID:iCW4ebEQ
色々おっつー!

武美の乳房や尻を見てると勃ってしまう
ちょっくら書き溜めしてくる
53名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 23:15:20.69 ID:Ul/ccxAI
既に100KBとかw力作乙
54名無しの金平糖:2012/02/08(水) 11:28:34.74 ID:PTbdC6rW
今後半部分を書いていますが
そのうちにでもさらの作品を書こうと思っています
できるだけハードにしたいかな
55名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 02:04:25.93 ID:Tzy0otX4
おおう、長編GJです
56名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 03:24:32.67 ID:2oaxZq8e
武美と友子のエロさは異常
サクセス中でも勃ってくる
57名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 04:58:37.75 ID:1gSbIEAo
札侍編のレンちゃんつよかわいい
58名無しの金平糖:2012/02/09(木) 16:05:41.42 ID:rmgVevQ3
>>29の続きを書くのはあきらめました
本格ストーリーは向いてませんね
やっぱりさらのスカトロ物が書きたいんです!!!!!
59名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 02:48:27.46 ID:lFDy6ZSO
>>57
14裏は多くのキャラの和服姿が見れて満足
60名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 03:13:36.12 ID:LT+4yJOb
大神の女サイボーグもっと出してくれてもよかったのに
きっと、胸が大きいロリばっかだっただろうに…
61名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 14:51:22.40 ID:FX5g5ltz
さら「あ〜ん、もうでちゃうわ〜ん」
ブリリリリ、ビチチチツ、ブシャ〜
とてつもない悪臭を放つ下痢便!!
62名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 03:22:58.40 ID:WXRC+Kyg
>>60
いや、小野さんみたいに母性溢れた人もいる
きっと、貧乳とかさまざまな属性がいるに違いない
63名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 22:04:38.95 ID:RBMCBdfK
64名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:07:48.60 ID:vQyWIDth
バレンタインデーまであと少しだねー
65名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:43:18.88 ID:+0McLtFY
そういう話題がしたかったら萌えスレでも行けよ
話題がないのならそのスレはそれまでってことだろ
66名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:47:16.03 ID:iyNoq60P
そんなことよりバレンタインネタを考えるんだ
67名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 00:56:32.78 ID:RpP/AHMF
チョコレートボンボンで酔わせてだな……

バレンタインは料理上手よりナオとか苦手な子が光る日だと信じてる
68名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 01:43:29.05 ID:YYEuopap
しかしナオだとセットバルエンチン
69ある一時:2012/02/12(日) 23:30:38.30 ID:5ApcbREU
「お兄ちゃん!チョコ作ってきたよ!」

「え?いったいどうしたんだ?」

「今日はバレンタインデーだよ?もしかしてお兄ちゃんしらない?」

(そういえば父さんのビデオできいたことがあるぞ、後でヒカルにでも聞いてみよう)

「それじゃ!ばいば〜い」

そういって少女は帰っていく
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「なあヒカル、バレンタインデーってなんなんだ?」

「バっ、バレンタインどぇ」

「おいおい、大丈夫か?」

どうやら舌をかんだようだ。

(やばい、そういやバレンタインデー!?チョコ作ってないよ〜!)

(こうなったらあの、プレゼントはわ・た・・)

よほど戸惑っているのかが目に見える

「そういや父さんのビデオでプレゼントはわ・た(ry」

ドガァァン!そのような音をたてて少年?は(@@)の顔で崩れ落ちる。

「ヒカル!だいじょうぶか!」

その時!
70pspからだから・・:2012/02/12(日) 23:44:50.07 ID:5ApcbREU
ガシャン ガシャン 

「これって、しs(ry」

少年はとばされた・・・ 

モブ「せんせーこなみ君が謎のロボットにとばされて、ヒカルくんが爆発しましたー」

こなみ「な、何でこんな羽目に・・・」 

ガクッ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日は何日だ?

14日だよ。

「しまった!絶対に来年は忘れないようにしなければ・・・」 

「五十鈴はなにをしようとしているんだろう・・・」
71いまさっきの:2012/02/12(日) 23:57:30.90 ID:5ApcbREU
〜 反省会〜 
五十鈴「一番の反省はやはり・・・」 
五十鈴の娘「なんであたしのなm(ry」
五十鈴「エロパロなのにエロがなかったことだな」
娘「・・・」
五「ああ!それから極端に短かったところだな」
娘「・・・それから?」
五「めんどくさくなって質がひどいところか!」  
娘「・・・・・」
72名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 15:33:44.06 ID:jIy30qe9
>>71

14ネタも増えるといいなあ
73名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 15:41:51.72 ID:AUtW0iNa
だったら〜、自分で作ればいいじゃない!
74返事がないただの屍のようだ:2012/02/13(月) 17:29:54.12 ID:BIFNVIF+
14だと小学生だからエロが書きにくいからなぁ
五十鈴使いやすそうだな(笑)
75名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 17:47:52.89 ID:zwj7RPG4
もうこのスレも終わりだな
たまに投下されても変なのばっかだし、いるのは評論家気取りの奴ばかり
シリーズも終わりだし丁度いいのかもな
76名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 19:30:31.99 ID:8Z2RPWVY
>>75
そのレス書き込む必要あるのか…?
77名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 19:34:35.79 ID:OwY6PTN3
スルースルー
78名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 22:14:31.74 ID:BIFNVIF+
>>75
さすがに変なのはナオっちでもへこみましたよ・・・
否定する気はないですけど
79さっきの:2012/02/13(月) 22:16:29.09 ID:BIFNVIF+
sage忘れすまん!
80名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:17:09.95 ID:9OuTgQIP
バレンタインデーだぜい
81名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:41:21.63 ID:tMMTPlqd


中学生になった14主に、性的興奮というのを教える為にπタッチやパンチラをしたりするなんてのはどうだろう?
82名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:53:26.45 ID:zFqIzcSt
14主にπタッチするんか・・・
83名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 03:47:46.39 ID:CIu4dpLE
陵辱の方が通常より数倍エロく感じるの俺だけですか
84名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 04:15:48.52 ID:9OuTgQIP
>>81
14主にかw
85名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 04:25:31.74 ID:UfkDeI2O
中学に上がりたてなら同級生はまだそんなに育ってないしここは准か姫子にやってもらおう
86名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 00:53:16.50 ID:Rxo/hNV9
ぶわっ

「なっ!?」

姫子はわざとスカートを捲り上げて、純白の下着を見せつける。
下着が見えてるにも関わらず、姫子は平然としている

「どうだ、小波?もう子供じゃないと言うんなら、今の感想を聞かせてみろ」
「え……えっと…」
「(あぁもう、早く言えよ!内心じゃとっても恥ずかがってるんだぞ!)」



みたいな内容で
87名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 01:25:23.45 ID:U+4n8/tr
14主は小学生だからエロが思いつかない

のでバレンタインのギャグ小ネタを1本

「ヒーロー達のバレンタイン」
88名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 01:26:15.74 ID:U+4n8/tr
ピンク「はい、あ〜ん♪」
十二波「あ〜ん♪ モグモグ、手作りチョコは美味しいな〜」

真央「……何してるの……」

十二波「何って?」
ピンク「今日はバレンタインだからチョコ食べさせてあげてるんだけど」

真央「…邪魔だから出て行ってくれない」

ピンク「あれ〜、ブラック相手いないから僻んでるの?」
十二波「いや、俺達よりあっちを取り締まった方が良いんじゃないかな」

真央「んっ?」

ハンナ「おい、ヒカル抜け駆けする気だったろ」
ヒカル「何言ってるのさ、十四波は僕のチョコを早く食べたいに決ってるじゃいか」
十四波「おいおい、そんなに食べられないよ」
(紗矢香、響子、姫子、准ねえさんの分食べた後だから苦しいのに…)

十二波「最近の小学生は凄いね」
真央「……」
ピンク(うわ〜、ブラック凄い顔してる…)

真央「……」
九波「おい、ブラック」
真央「…何…」
九波「あいつ(七波)と喧嘩したらしいな」
真央「…レッドには関係ない…」
九波「そうはいかないな、元リーダーとして言わせてもらう。今すぐ仲直りするんだ」
真央「…言われなくても分かってる」
九波「いや、分かってないね。大体俺達と違って人間には寿命がある」
真央「…それで…」
九波「そして、俺に毎年チョコをくれてた女の子はもう居ないんだ」
真央「…!?」
九波「大神製のサイボーグの子で俺と会った時には、もう寿命が十年しか残ってなかった」
真央「……」
九波「だからブラック、好きな人との時間は大切にするんだ」
真央「…レッドは今でもその人のこと愛してるの?」
九波「当り前だろ」
真央「…そう、じゃあ私…」
89名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 01:26:54.42 ID:U+4n8/tr
十四波「あっ、レッドさ〜んそういえば預かり物があるんですけど」
九波「なんだい、十四波君」
十四波「チョコ何ですけど、准ねえさんと、姫子の職場の元先輩と、コウキの知り合いのお姉さんからです」
真央「!?」
九波「やった〜! 今年は諦めてたけど准と夏菜ちゃんと維織さんからだ〜♪」
真央「……ブチッ…」
九波「えっ、いや、ブラックこれは違うんだ」
真央「…問答無用!!」
・・・・・・
・・・・
・・

“ぐっしゃ!!”


十四波「レッドさ〜ん、胸に大穴が!!」
九波「し、死ぬ〜」
ピンク「大丈夫よ、死にやしないから」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カズ「なあ、リーダー」
真央「…何…」
カズ「レッドさんには問題あるけど、言ってることは正しいんちゃうか」
真央「…うん…」
カズ「リーダーも仲直りのチョコを渡した方が良いんちゃう」
真央「…でもチョコが間に合わない…」
カズ「それなら大丈夫や、プロ野球は今はキャンプで今日は練習やけど明日は休み」
真央「…えっ…」
カズ「朱里も含めて、選手の奥さんや彼女はその日に渡すみたいやで」
真央「…でも、ヒドイこと言っちゃたし…」
カズ「そういう時はウチみたいに代打を頼めばいいねん、おい十四波〜」
十四波「なんですカズさん」
カズ「明日、何処行くんや」
十四波「明日は父さん達とキャンプ中の四波おじさんと、七波おじさんを激励に行くんですよ」
真央「!?」
十四波「七波さんは僕の魔球簡単にホームランするし、四波さんは素手でキャッチするし、あの二人に会うと自信なくなるんだよね」
カズ「リーダー、十四波は七波選手の親友の湯田元選手の息子やねん」
真央「湯田君の…」
十四波「あれ? ブラックさん、湯田父さん知ってるの」
カズ「リーダー、今から朱里の家に行ってチョコ作り混ぜてもらっておいで、十四波はそのチョコを明日七波さんに渡してあげて」
真央「うん」
十四波(あれ、ブラックさん楽しそうだけど七波おじさんのファンなのかな)
カズ「あと十四波、ウチの分うまくやってな」
十四波「う、うん」
90名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 01:27:28.13 ID:U+4n8/tr
―――次の日


七波「へ〜、真央ちゃんがね」
湯田「もう、良い年して夫婦喧嘩はやめるでやんす」
七波「分かってるよ。そして十四波君ありがとう」
十四波(……今年はフェンス直撃…)
湯田「打たれたショックで放心状態でやんす」
七波「いや、でも手は抜けないしな〜、まあお礼としてはせこいけど昼飯おごるから」
湯田「やったでやんす」
・・・・・・
・・・・
・・


食堂

―――ワイ、ワイ、ガヤ、ガヤ

七波「あれ? すごい人だかりだ」
湯田「本当でやんす… あ、おーい十一波」
十一波「あっ、湯田先輩に七波先輩」
七波「なんだい、この人だかりは」
十一波「渦の中心を見れば一目了然ですよ」



五十鈴「だから、何で大江さんのチョコが、書斎の机の引き出しに入っていたんだ」
十波「それが、全然思い当たる節が無いんですけど…」
五十鈴「ほう、まだしらを切るのか」
十波「いや、濡れ衣だ」
五十鈴「何処の世界に家にまで来てこっそり、机にチョコを隠す奴が居る」
十波「きっと、僕を陥れる誰かの罠だ! 昨日来た奴の中に犯人が居るんだ」
五十鈴「語るに落ちたな、昨日来たの紗矢香はのお友達の十四波君だけだ」
十波「何だって!」



十一波「これじゃ食事どころじゃないな…、あれ朱里?」
湯田「ウチの子も居ないでやんす」
七波「この人だかりじゃ、中々見つからないぞ」







91名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 01:27:54.11 ID:U+4n8/tr
朱里「で、犯人さん何でそんなことしたの」
※※※「えっ、何で僕が犯人」
朱里「いや、あれだけ冷や汗かいてたらわかるわよ」
※※※「でも…」
朱里「あのバカはともかく、秀才の天月さんまで頭に血が回るとわからないのね」
※※※「……」
朱里「キャンプ中にどうやって家に帰るのよ」
※※※「うっ…」
朱里「それに、カズの知り合いのあんたが家に来たなら100%犯人でしょ。十四波」
十四波「ごめんなさい」
朱里「私に謝ってもしょうがないでしょ。何であんなことしたの?」
十四波「カズさんから、チョコを隠して渡すように言われたんで…」
朱里「それたぶん、キャンプの界隈で出会ったらこっそり渡せって意味よ」
十四波「えっ、そうなの!」
朱里「……」
十四波「直ぐに、紗矢香のママに本当の事言わなきゃ」
朱里「面白いからもう少し後で良いんじゃない」
十四波「あれ?」
朱里「どうしたの」
十四波「そういえば紗矢香は?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(某公園)

紗矢香「ねえ、瑠璃花おばさん、走波おじさんこっちに大きなお魚がいるよ」

走波「ねえ瑠璃花、いつまで天月さんお子さん預かれば良いの?」
瑠璃花「ごめん、私に聞かないで」

その後、朱里が五十鈴に十四波のイタズラだったと説明したのはその日の深夜だったことは言うまでもない

ー完ー
92名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 02:32:41.68 ID:7a6jiet4
>>91
乙乙

14は小学生でエロって考えるから難しいのかも
ダッシュみたいにアフターストーリーでエロを考えた方がいいかもしれないね
93名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 03:28:40.76 ID:Rxo/hNV9
何かピンと来た

厨房になった14主に自慰というのを教える姫子

自慰という言葉を知らない14主に対して姫子は、スカートを捲って太股を見せたり、自らの胸に触らせたりする

そして姫子は一枚の手紙を渡す
「親が寝ている夜に……」
94名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 12:50:00.61 ID:RbaDS6S8
最近オリ主やオリジナルやねつ造が激しいな
ジャンルの終焉ってのはこんなもんか
オリジナル好きの暴走やオリ主sugeeeやkawaiiが流行ると糞だな
95名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 13:46:24.11 ID:lFTKAUAl
大変お久しぶりです、キオです。
今回はバレンタインという事でバレンタインのネタを描いてみたので投下します。
タイトルは「幸せのバレンタイン」です。
96名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 13:47:32.57 ID:lFTKAUAl
私の名前は野々村愛。ドリルモグラーズの球団食堂で働いているの。
そして、私には彼氏がいて、その人の名前は小波虎鉄。
今年からモグラーズのエースになる投手なんだって!
そして今日は2月13日。バレンタインデーの前の日。
球団職員としてモグラーズの春キャンプにいる私は虎鉄君にチョコを渡す機会があるので虎鉄君にプレゼントしようと思います。

丁度オフの日だったので切らしてしまった日用品とチョコの材料を買いに出ていた私は偶然、虎鉄君がチームメイトの凡田さんと寮に向かって歩いているのを見つけた。
「虎鉄君!練習はもう終わったの?」
私が呼んでいるのに気付いた虎鉄君はすぐに私の方を振り向いてくれた。
「あ、愛ちゃん!少し前に終わったんだ。あれ、それは…」
虎鉄君はふと目をやった先にあった私の買い物袋に気付いたみたい。
「ほほう、さてはこの中身はチョコレートでやんすね?はぁ…彼女がいる人が羨ましいでやんす。リア充爆発しろでやんす!!」
凡田さんに中身を言い当てられて私は一瞬ドキッとしてしまった。
「ははは…去年くれたチョコ、とっても美味しかったから今年も楽しみにしてるよ」
虎鉄君はそう言って笑顔を私に見せてくれた。凡田さんの反応に対する苦笑いもあったかもしれないけれど…
その夜、私は虎鉄君にプレゼントするチョコレートを無事に作り上げ、準備万端。満を辞して床についた。
球団職員、特に私のように食堂で働く人の朝は早い。
選手がやって来るより早く食事の用意をしなければならないうえにそれに続いて昼食、夕食の用意もしなければならないから休む暇もない。
だから去年は夜になるまでチョコを渡すチャンスは無かったし、今年もそうに違いない。
だから仕事が終わるまではチョコは冷蔵庫にしまっておいて、虎鉄君が寮に戻って来てから渡すことにした。

私が食堂の重労働から解放された頃には時刻は8時半を回っていた。とっても疲れていたけど私は早く虎鉄君にチョコを渡したい一心で寮に走って帰った。
お父さんと一緒の部屋に着いたけれど、鍵が掛かっていた。お父さんはまだ練習に付き合っているみたい。
私は鍵を開けて中に入り、チョコレートを持ち出して虎鉄君の部屋に向かった。
…虎鉄君もいなかった。だけど少し待っていれば帰ってくると思った私は入り口の近くで待っていることにした。それから10分くらいして虎鉄君が帰ってきた。
97名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 13:48:59.12 ID:lFTKAUAl
「あれ?愛ちゃん!どうしたのこんな所で?」
虎鉄君はこんな所に私がいるとは思っていなかったのか、キョトンとして私を見た。
「お帰りなさい!足音がしたから虎鉄君かなと思って出てきちゃった。はい!バレンタインチョコよ」
そんな虎鉄君に私は早速チ手作りチョコの入った箱を虎鉄君に差し出した。
「あっ、手作りチョコだ!ありがとう!」
チョコの箱を見た途端、虎鉄君は満面の笑顔を浮かべた。これだけでも私は満足なくらい幸せ!
「そうだ、ここじゃ寒いから中に入ろうよ。お茶くらいならあるよ」
「いいの?それじゃ、お邪魔しまーす」
虎鉄君の言葉に甘えて私は部屋に入っていった。
虎鉄君の部屋は整理整頓が行き届いていて、とても綺麗。虎鉄君が台所でお茶を入れて、私の隣に座った。
「ね、愛ちゃんのチョコ、今開けて良いかな?」
虎鉄君はふと私に問いかけてきた。
「うん。私も早く感想を聞きたい」
私がそう答えると虎鉄君は丁寧にリボンをほどいて箱を開け、私の手作りチョコが姿を表した。
虎鉄君は早速そのチョコを一口食べた。
「これ…とっても美味しいよ…俺のために頑張ってくれて…愛ちゃんっ…!!」
私のチョコがそんなに美味しかったのか、虎鉄君は感極まって私に抱きついた。
「だって虎鉄君が大好きだから。良かった、喜んでくれて」
私は落ち着いて虎鉄君を宥めるように語りかけた。
その時、虎鉄君が目をつぶって顔を近づけてきた。
私も目を閉じて、二人の唇が重なりあう。
さっきまでチョコを食べていた虎鉄君の唇はほろ苦かった。唇が離れて目を開けると、虎鉄君は顔を真っ赤にし

ていた。
「虎鉄君…いいよ、来て…」
「愛ちゃん…」
私は両手を広げて虎鉄君を受け入れる体勢
をとった。虎鉄君とこういう事をするのは初めてじゃないから、あまり抵抗はない。
私の言葉を合図に、虎鉄君は私を抱き上げてベッドに寝かせた
そしてその体勢からまた私と唇を重ねる。今度は大人のディープキス。
私と虎鉄君の舌が絡み合う度に私の体は熱くなっていく。
「んちゅ、んむ、んはぁ…」
唇が離れるとお互いの唾液が糸を引き合う。そして今度は虎鉄君の手のひらが私の胸に触れた。そしてその手

が私の乳房をマッサージするように揉みしだいていく。
「愛ちゃんのおっぱい…相変わらずとっても柔らかいよ…」
「あっ、あ、虎鉄君、んっ…」
虎鉄君に胸を揉まれるのが気持ち良い。そして私もだんだんエッチな気分になってきた。
98名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 13:50:11.18 ID:lFTKAUAl
「愛ちゃん…脱がしても…良いよね?」
私は黙ってうなずく。虎鉄君は私の黒いブラウスのボタンを一つづつはずして、そして私の上半身とブラジャー

が露になる。そしてブラジャーも取り払われ、虎鉄君に揉まれて敏感になっている胸が丸見えになった。
「あっ…やっぱり見られるの恥ずかしいよぉ…」
「大丈夫だよ、愛ちゃんの体、とっても綺麗だから」
恥ずかしがる私に虎鉄君は耳元でそっと囁いた。
そして虎鉄君は私のスカートにも手をかけ、簡単にホックをはずしてパンツが見える状態になった。
すでに私のパンツは愛液でびしょ濡れになっていてその役目を果たしていなかった。
そして私を守る最後の砦も取り払われて、ついに私は生まれたままの姿を虎鉄君にさらけ出した。
「愛ちゃんのここ…凄く濡れてる…」
私のあそこを見て興奮したのか虎鉄君はそう呟きながらごくりと唾を鳴らした。見ると虎鉄君のズボンがテントを

張っていて、今にもはち切れんばかりだった。
虎鉄君の方が我慢できなさそうだったから、私の方から誘ってみた。
「虎鉄君…私、もう我慢できないよ…早く、一緒になりましょ…?」
「あ、あぁ。それじゃ、いくよ…」
虎鉄君は素早くズボンを脱いで自分のモノを私のあそこにあてがった。
そして虎鉄君のモノの先っぽが私の中に入った。
「あ…虎鉄君の…来た、ぁ…」
すでに欲情しきっていた私は虎鉄君の先っぽが入っただけで強烈な快感を覚えた。
そしてすぐに虎鉄君は腰を動かし始めた。
「ひぁっ!?虎鉄、君、いきなりっ…激しいよぉっ!!」
「ごめん、愛ちゃん。気持ち良すぎて、止まらないよ!」
虎鉄君は快感に任せて一心不乱に腰を振った。それで私も気持ち良かった。
「あっ、あ、あん、虎鉄君、虎鉄君!」
「はぁ、愛ちゃん、愛ちゃんっ…」
腰を振っているうちに段々私の中で虎鉄君のモノが大きくなってきた。射精が近いみたい。
「愛ちゃん、俺、もう出そうだ…!」
「いいよ、一緒にイキましょ…!!」
虎鉄君がスパートをかける。私も絶頂に向かって一直線に進んでいた。そしてその瞬間は間もなく訪れた。
99名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 13:58:34.27 ID:lFTKAUAl
「愛ちゃん、いくよっ…うっ!!」
「あぁぁっ!!いくっ、イクゥゥゥ!!」
虎鉄君の精液が解き放たれ、今までとは比べ物にならない快感に襲われる。射精が終わると虎鉄君は力尽き

て私の隣に倒れ込んだ。

「はぁ…最後まで、しちゃったね…」
私は今、虎鉄君のベッドで二人で寝ていた。私がそう話しかけても返事がない。
良く見たら虎鉄君は練習と私とのセックスで疲れきっちゃったのか、寝息をたててしまっていた。
「…練習、大変だもんね。おやすみなさい」
私は虎鉄君の耳元でそう言って眠りについた。

その年、虎鉄君はエースとして大活躍し、最優秀防御率、最多勝、最多奪三振の三冠に輝き、
虎鉄くんに鼓舞されたというモグラーズは万年Bクラスから日本一になった。
だけどモグラーズは解散してしまった。それでもその実力を買われて虎鉄君は他球団への移籍が叶った。
私も、モグラーズの解散を機に辞職して、虎鉄君と結婚した。
モグラーズが解散した年の12月、私と虎鉄くんの間に一人の女の子が産まれた。
名前は…「なな子」にしようと思います。
100名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 14:04:48.58 ID:lFTKAUAl
終わりです、いかがでしたか?
今回は以前に比べて短めでしたが、こんなものでもいいのかな…?
大急ぎで書いたので吟味する余裕がなかった…
次回もまた何かのイベントの時にネタを考えて書いてみようと思います。
101名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 15:15:47.23 ID:mYxmqc8H
>>100
GJ!
102名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 17:17:02.45 ID:EBnAuBO8
GJ!
なな子とか懐かしすぎるww
103名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 21:27:16.38 ID:3JTUtYeA
乙乙
虎鉄ってなんのことやらと思ったが、大鉄に合わせたのか
104名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 23:07:28.74 ID:7a6jiet4
>>100
乙!
105名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 23:56:32.87 ID:+0irIgEe
>>100
GJ!
106名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 00:06:52.13 ID:Cu7qj2Xm
今vipでパワポケSSやってるね
107名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 01:00:04.47 ID:i/r7ipxC
わざわざ報告しなくていいよ。他所は他所
108名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 01:05:40.45 ID:8gcoieHu
タイトル『悪者達のバレンタイン』

ジオット「ん〜、何かが変だ」
マーカス「ジオットのアニキどうしました」
ジオット「マーカスか、昨日のバレンタイン何か変なんだ」
マーカス「変って言われましても、例年と同じで沢山貰ってたじゃないですか」
ジオット「そうなんだが、まあ聞いてくれ」

―――昨日

エアレイド「ジオット様、どうぞチョコをお受け取りください」
ジオット「おお、そういえば今日はバレンタインか、エアレイド君毎年すまないね」
ハームレス「ジオット様〜、私も作ってみたんだよ」
ジオット「ハームレス君は手作りか、中々美味しそうだ」
ルチア「ジオット様、るちあもツクってみた。タベてくれ」
ジオット「ルチアはもう少し練習した方が良いな」
ホンフー「ジオット、五つ星レストランパテシエの技術をコピーして作ってみましたよ」
ジオット「これは凄いね。後でみんな分けよう」
ジナイダ「ジオット様、コレうまくできたと思うゾ」
ジオット「うん、メイドの経験が生きてるよこれ」
マゼンタ「ジングルベール! ジオット様にプレゼントだ」
ジオット「ほお、チョコレートのクリスマスケーキか、これは力作だね〜」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ジオット「まあ、昨日はこんな感じだったんだ」
マーカス「違和感といえば、ジオット様にしては誉め過ぎの様な気がしますが?」
ジオット「マーカス、僕も男の子なんだから女の子にプレゼント貰ったら普通に喜ぶんだよ」
マーカス「じゃあ、マゼンタの奴がバレンタインなのにクリスマスとか違和感バリバリですが」
ジオット「それは彼女のアイデンティティーなんだから否定しちゃ駄目だよ」
マーカス「じゃあ超合金のジナイダ…」
ジオット「ジナイダ君は体は超合金でも心はオトメなんだからそんな事言っちゃ駄目だ」
マーカス「じゃあ、無いんじゃないですかい?」
ジオット「確かにそうなんだけど… まあ、良いや忘れよう」
マーカス「それが良いですよ」




ホンフー「イタズラが気づかれないって、案外寂しいということが分かりました」
十四波「はあ?」
109名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 01:07:13.88 ID:8gcoieHu
昨日対で投下するの普通に忘れてたorz
110名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 18:35:00.62 ID:kHE1Cr5D
ふと気づいたけれどジオット社長の身の回りには女性陣が多くてハーレムだよな。
111名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 20:23:33.91 ID:bOSw0V49
レ○プ物で真央と武美、どっちがより色っぽさが出ると思う?
112名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 20:31:30.05 ID:GeankMIL
>>111
武美の方が使えるシチュは多いかな?
113名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 20:32:30.44 ID:Bb0ioVg8
武美は電脳世界に送って云々できるし真央ちゃんよりスタイル良さそうだしな
114名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 21:58:13.00 ID:skFft/ki
>>110
※ただし人外ばかり
115名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 22:57:07.71 ID:kHE1Cr5D
もしもジオットと身の回りの女性陣とでSS書くとしたら誰と絡ませれば良いだろうか?
116名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 23:00:31.78 ID:kHE1Cr5D
少々考えてみたがハームレス×ジオットの触手プレイならいけそうな気がする。それと生前のセヴェルス婦人とジオットとの情事を買い手も面白そうだ。
117名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 23:59:23.54 ID:GeankMIL
>>116
sage忘れてるよ
118名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 00:02:32.79 ID:iTvbYxIN
ハームレス以外でもいけるんじゃないか?

@エアレイド…ファンタジーエンドののち普通の肌を手に入れればそこそこ可愛い?

Aルチア…見た目は問題ない

Bジナイダ…イオンボールで破壊されたボディを修理してる間、元の人間体へ

Cマゼンタ…包帯の下は美人らしい?

Dホンフー…オカマでも許せる

まあ全員性格は問題しかないが、ジオットの性格も問題しかないので問題ない

ちなみに超特殊能力はどうなるんだろう?

ハームレスは気迫、奪力だろうけど
119116:2012/02/17(金) 15:07:10.61 ID:Qxnsb87R
考えてみた

ルチア・呪縛、緊縛

ジナイダ・鉄腕

マゼンタ・闘気

エアレイド・絶倫、剛球

ホンフー・野球超人伝

穴だらけですまん。それとは別にジオットは絶倫と持続をデフォで持っているイメージ。
どんな意味かは分かるよな?
120116:2012/02/17(金) 22:27:34.99 ID:Qxnsb87R
つまり
ジオット「ふぅ・・・そろそろエアレイドの相手をしに行かないと。」
マーカス「ジオットのアニキは数時間前からハームレスとルチア相手に立続けにヤったってのに
まだヤるんですかい?精力絶倫なんですねえ。」
みたいな感じか?キャラの口調違ってたらスマン。
121116:2012/02/17(金) 22:32:00.53 ID:Qxnsb87R
↑パソコンから目を離した隙に友人が勝手に書き込んだらしい。まことにスイマセンorz
122名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 23:28:55.36 ID:AjHkJDAc
初々しいというかここは一応R指定というか
123名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 00:27:28.60 ID:4LCB4Pou
極亜久高校の妨害工作みたいだな。
「本人になりすまして、あることないこと書きこみまくってやるでやんす!」
124名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 00:30:39.26 ID:yPKrydun
阿修羅とヤヌス作戦現代版か
125名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 01:06:14.38 ID:Paiy5ZZq
スルースルー

猫の日(2月22日)が近いので、真央ネタで考えたいね
126名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 08:02:40.35 ID:LjLUBLC9
スキヤキのことも、忘れないで。
127名無しの金平糖:2012/02/18(土) 13:51:44.97 ID:MkU63wer
何か書いてほしい作品ってありますか?
128名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 14:08:42.52 ID:yPKrydun
猫とパワポケで最初に思い浮かんだのが、天本さんと野良猫
次が畑山さんのミチコ

全然えろにつながらん
129名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 14:16:57.62 ID:3j5dJ15e
ネコイメージって真央だけだっけ?
130名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 14:48:15.07 ID:/xlyrGjV
いじられキャラが無理やりコスプレさせられるとか?
ピンクとか
131名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 16:54:14.72 ID:r/zpmLRg
あえて主人公達を猫に
132名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 16:58:51.45 ID:K0N+AKUd
おいやめろ猫のチンコにはトゲがついてるんだぞ
133名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 17:03:45.49 ID:Unl837gr
猫イメージっていうと維織さんも当てはまるんじゃない?
134名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 17:14:50.08 ID:K1kYFqtq
あれはナマケモノだろう・・・となるとポリネシアンセックス?
135名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 18:19:02.28 ID:QBQQK6L4
ガチ犬ヒロインは二人いるのいに、ガチ猫ヒロインはいないね
136名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 18:34:27.88 ID:Unl837gr
ドリームマシンの誤作動でジャジメントの女性陣が猫に変わってしまうというネタなんてどうだろう?
137名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 21:25:25.26 ID:Unl837gr
ホンフーやルチアは猫になった後の姿が想像つくがエアレイドやマゼンタはどんな猫になるんだ・・・
138名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 22:22:12.02 ID:LjLUBLC9
なんとなくだけど、智美が猫なイメージ。
139名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 22:27:24.50 ID:0LVOJiVo
武美の陵辱物投下。


人の声すら届かない大神研究所の地下室
此処で、武美は多数の男達に犯され続けていた。
「おらぁ、とっととしゃぶれよ!」
「くっ……だ、出すぞ!」
「もっとシコれつってんだよ!」
「んふ……んんっ!」
膣内に射精され、休む暇も無く武美は目の前に突き出されたモノを口に入れる。
同時に、片手で別のモノを愛撫をし始めた
「あ…あぁ…気持ぢぃ…」
「手の動きが鈍いぞオラァ!」
「ひぐぅっ!」
モノを愛撫している手の動きが鈍い所を突かれて、武美は顔を殴られる。しかし、止める事無く口に含んでいるモノを刺激し続けた
「うっ……出る!」
「こ、こっちも…っ!」
「んぐ……んうぅ……」
武美は涙を流しながら、口から溢れ出る精液や手に掴んでいるモノから吹き出す精液を絡め取る。
「けほっ……はっ…あぁ…ぁ……」
武美が仰向けに倒れると、男達は武美に寄りかかり、両手にモノを握らせ、膣内にモノを挿れ、そして口の中にモノをしゃぶらせて一斉にレイプをし始める。
「ん……んぐぅっ…んふっ、ふぅっ……」
武美は苦しみながら、口に含まれたモノを舐めつつ手に握ったモノを愛撫し、犯し続けられる。
140名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 22:27:52.63 ID:0LVOJiVo
「やべぇ、そろそろ出る…」
「あっ!俺も!」
「じゃあ、一斉に出すか!」
「い、いいなそれ!」男達が声を合わせると、武美は身震いをした。
そして数秒も立たない内に、男達は一斉に射精をして、武美の身体や顔を白く染め上げる。
「ふぅ……気持ちよかった…」
「でも、こんなに汚れちまったぜ?」
「なぁに、風呂場で洗えばいいさ」
「そうだな。ヤ り な が ら な」
「………っ」
見下しながら嘲笑う男達を見て、精液まみれの武美は恐怖を表していた。

――浴場――
「あっ、また奥に!ふあぁ!」
「五月蝿ぇっ!中に出す!」
湯気の中、武美はシャワーを浴びながら男達に犯されていた。
幸い、まとめてヤられる事は無いが、それでも連続で犯されるのは苦しい事だ。
「あぁ…スッキリした」
「じゃあ、次は俺の番な」
四つん這いの状態で肩で息をしている武美を無理矢理起こすと、壁に叩き付けて強引にモノを秘部へと突き差した。
「あああああぁぁっ!!」
「くっ、相変わらず良い声あげるねぇ!」
武美に深い口付けを交わすと、男は腰を動かし始める。
141名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 22:28:26.08 ID:0LVOJiVo
男が前に動く度に武美の乳房が擦れて、より強い快楽が送られる
武美は逃げようにも後ろが壁なので逃げられず、次第に快楽に溺れていった。
「ぐぁっ!もう、出すぞ!」
「あっ、あぁん!いっぱい出してっ!」
二人が大きな声を上げると同時に、武美の膣内に精液が吐き出される。
射精が止まって男がモノを引き抜くと、武美はその場に崩れ落ちた。
「いい雰囲気だったじゃないの、この〜」
「次は俺ね♪」
―こうして、浴場での乱交は続いた。


――就寝時間――

ビュ、ドピュッ
「っ………」
両手両足を手錠で繋がれて裸で床に寝ている中、武美は顔や身体に精液をかけられている。
「あぁ、コイツのおっぱい柔らかかっ……うっ!」
「犯してぇ…犯し…っ!」
周りで男達が自慰をしていて、絶頂で出される精液を武美にかけている。
性交は禁止されているが、武美をオカズにして自慰をする事は許可されている
武美は既に全身精液まみれだ。
「(もう……嫌…)」
武美は涙を流しながら、男達の精液を浴びていた。
142名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 22:29:45.95 ID:0LVOJiVo
投下終了。
もっと長く書きたかったけど、gdgdになったり読むのダルくなったりするのでやめました。


サイボーグの女組はエロいなぁ!いじたくなる!
143名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 22:46:25.15 ID:Unl837gr
ふと思ったがマゼンタって包帯とったらどんな感じなんだろ?
144名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 23:20:07.36 ID:Unl837gr
マゼンタが猫になったら?やっぱり全身包帯でしっぽが2つに分かれていてその先端が大剣
担ってるイメージだな・・・ってどこのバケモンだよ(笑)
145名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 23:38:24.44 ID:QBQQK6L4
しかし、14は本当にエロ書くの苦労してるな
表は主人公小学生、裏は札侍で中学生だしな


せめて札侍の勝負で1点差つくごとに、女の子が1枚づつ脱いでくれたら
このスレも盛り上がったに違いない
146名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 23:42:15.13 ID:Unl837gr
主人公に出会ったのがきっかけで今まで隠していたショタの欲求が目覚めて主人公を襲う姫子なんて
どうだろうか?
147名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 23:43:34.25 ID:K0N+AKUd
>>142


中学生なんてかなり盛んな時期じゃないか
それって逆に男が点取られたらどうなるんだ、脱ぐのか
148名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 00:03:19.23 ID:QBQQK6L4
>>147

ハルツグ、小杉、ホンフー、柿本兄弟は脱ぐと腐女子が歓喜して問題が無い様な気がする

逆に脱がなくてもキンマン(松竹珍)、フグリマル(布具里)は問題しかない
149名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 00:10:50.96 ID:SreoUhQG
>>142
GJ!
>>145
14表は小学生のだと難しいかもしれないけど、数年後の中学生とかなら考えやすいんじゃないかな?
14裏も中学生とはいえ、裏の世界だと14裏主でもそれなりの身長だったような
150名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 00:25:23.28 ID:xgPgfXgs
ダッシュの作品もそれなりにあるし単に書き手の好みとキャラがあってないんだろうなあ
151名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 00:28:21.20 ID:ndZkP6HF
14裏の脱衣札勝負は誰とやるかが重要だな、やはり野球札の特訓という名目でまこととやるのが
セオリーか?
152名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 00:35:33.97 ID:tkrPny1m
ただ残念ながらあの時代の女性はみな貧相なスタイル……
153名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 00:46:58.36 ID:ndZkP6HF
待ちたまえ、世の中には着やせという言葉があるのをご存知かな
154名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 00:55:50.38 ID:hmzy3US5
>>150
でもヒロイン的にダッシュ近いと思う

妹系ヒロイン
ダッシュ:さくら
14:紗矢香


男ぽいヒロイン
ダッシュ:夏海
14:ハンナもしくはヒカル


犬系ヒロイン
ダッシュ:わん子
14:ハナ


強気なお姉さん系ヒロイン
ダッシュ:青空
14:姫子


すごく年上系ヒロイン
ダッシュ:モモコ
14:准


すこしストーカー系
ダッシュ:瑠璃花
14:響子

なぜ差がついたんだろう(棒)


>>152
パラレルワールドなんだから問題ない!
155名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:04:30.03 ID:ndZkP6HF
ものは言いようさ、貧相ではなくスレンダーと言えばいいじゃないか!
156名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:11:07.68 ID:ndZkP6HF
脱衣札勝負か・・・、トウコの前でハルツグお兄様とやったらすごい面白そうだな。
他にもキンマン様VSフグリマルでやってもいいかもしれん。
157名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:15:05.46 ID:ndZkP6HF
他にもコウヘイVSユウヘイの野外脱衣札勝負ってシチュを思いつきますた。
158名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:20:16.91 ID:ndZkP6HF
それにしても脱衣札勝負ってすげえな数十分前から妄想が止まらねえwwww
159名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:28:00.67 ID:9yMsW4tQ
10のPカードのときも似たような話題で盛り上がってたような
その割りに脱衣の作品はそんなに無いけど・・・・
160名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:33:30.87 ID:ndZkP6HF
脱衣札勝負といってもやはりシチュが大事だよな。例えば野球札の実力を付けるためだとか、
もしくはデフォで相手に点を取られると自分の服が消えていくシステムだとか。
161名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:43:35.93 ID:ndZkP6HF
デフォで点を取られると自分の服が消えるシステムだったら一番最初のマダラ対まことが
すごいことになるな。
162名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:50:13.97 ID:IDoh0vkK
5点で終了ってことは上着→袴→さらし→下着で1点余るな
163名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:52:36.83 ID:hmzy3US5
ホクロクとキュウコクが熱いな

キュウコク→巫女は下着をつけない→3点でコールド
ホクロク→まずズーコの頭を取ります→10点コールド

ゲームの難易度変わってるやん!
164名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:54:24.36 ID:ndZkP6HF
他にも難易度上げるために各地方の領主は厚着をしているんだろうな。
165名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 01:58:49.93 ID:ndZkP6HF
上の下着が消えて片手で胸を隠しながら札勝負をするまことの姿が脳裏から
はなれん。
166名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 02:01:31.62 ID:ndZkP6HF
脱衣札勝負ってVS紅紫のときは何点でコールドなんだ?
167名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 02:16:52.44 ID:ndZkP6HF
主人公「こんな話を聞いたんだ。ある札侍が女札侍に町中で真剣勝負を仕掛けたんだ。
勝負を仕掛けられた女札侍は大勢の目の前で裸に剥かれた上で
札にされてしまった。でも、彼の札が強かったのと何より女札侍が裸に剥かれる様子が
見られたので皆なにもいわなかったとか。」

注・デフォで札勝負で点を取られると服が消える世界の話です。
168名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 09:27:56.23 ID:OCWlvSyU
乱打戦だと互いの股間が熱くなるな・・・
169名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 13:34:15.38 ID:Ydl+FcU5
点を取られると服が消える設定でホウロク地方orキュウコク地方を解放するまでを書いたら
立派なSSが完成するな。
170名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 13:36:36.97 ID:Ydl+FcU5
だとしたらカムイ地方は難関だろうな。なにせ寒くてみんな厚着してるだろうから。
171名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 13:43:39.57 ID:Ydl+FcU5
ヤマシーロ地方でホンフーとの札勝負に勝ってホンフーを全裸にしてから初めてホンフーが
男だと気づく主人公。
172名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 13:45:08.72 ID:Ydl+FcU5
もはやこのスレでは札侍編での札勝負は点を取られると服が消えるのがデフォになってるな。
173名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 13:53:30.86 ID:Ydl+FcU5
札勝負に負けて全裸になり、股間を隠しながらあわてて逃げて行くマダラ&加山。
174名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 13:56:55.07 ID:Ydl+FcU5
しかし点を取られると服が消える札勝負って点を取り返したり、終わった後は服は戻ってくるのか?
175名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 16:55:19.63 ID:6pSOHxcR
戻ってはこないだろ。
1失点毎に一枚脱いで、ゲームセット後に点差分さらに脱ぐというのはどうだろう。
176名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 18:30:25.62 ID:gg3EGlXh
おいおいミスフルか
177名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 18:38:37.63 ID:JIFlGKcE
誰か書いちまおうぜい!
178名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 18:47:33.87 ID:8KqbTJcu
こんな雰囲気の中でそのネタ書く奴がいたら、
相当頭がイってるか心臓に毛が生えているかのどっちかだろうよ
少しは落ち着け
179名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 19:52:44.32 ID:Ydl+FcU5
いやいやいや今こそが札侍編一本目のSSを投下する時だ!
180名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 19:55:21.75 ID:Ydl+FcU5
書くとしたらいったい誰を裸に剥くんだろうな?
ちょっと今から全裸待機するわ。
181名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 19:58:38.59 ID:Ydl+FcU5
オレも全裸待機するわ。
182名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 19:59:37.04 ID:Ydl+FcU5
全裸で理想を語る大統領wwww
183名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:01:45.69 ID:Ydl+FcU5
俺も今から全裸で作品投下を待つぜ。
184名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:08:24.38 ID:Ydl+FcU5
ちょっと目を離したら全裸待機が3人も居るwwwww
185名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:09:38.69 ID:SreoUhQG
みんな少しクールダウンだw
186名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:11:11.93 ID:Ydl+FcU5
やめろ!これ以上気を高めるな!落ち着けー!
187名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:12:19.68 ID:Ydl+FcU5
パラガスさん何やってるんすか?
188名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:12:37.16 ID:vvNdWALn
>>185
ヒント:ID
189名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:14:57.22 ID:+QOja9af
190名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 21:08:32.50 ID:hmzy3US5
人の事言えんが何か凄いな…
何故バレないと思うのか…
191名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 21:54:05.12 ID:Ydl+FcU5
脱衣札勝負は難易度をノーマルとハードを用意しても面白いかもな、
ノーマルは脱いだ相手の服は戻ってこないけれど、ハードだと
相手に点を取られると相手の服が戻る仕様になるとか。
192名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 04:42:51.11 ID:HW6yEatH
まあその熱意は買おう
193名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 16:09:09.62 ID:ct4oMF1l
しかし札侍編は脱衣札勝負いがいに何かいいアイディアはないものか。
194名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 16:18:21.46 ID:1hJZhpdv
まず札にします
次に一旦解放します
エロい要求をします
断られたら札に戻します
また解放してエロい要求をします
以下要求が通るまで無限ループ

本編じゃ札にしたり戻したり繰り返してることがあったしいけるはず
195名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 20:25:50.69 ID:ct4oMF1l
それをマダラ×まことでやれば恥辱SSのできあがりというわけだ。
196名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 20:30:29.15 ID:ct4oMF1l
普通に純愛物もの書いてもいいんじゃないか?しかしあの時代は避妊具とか発達してないから
情事の後は高い確率で妊娠しそうだが。
197名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 20:40:43.49 ID:ct4oMF1l
キュウコク地方では主人公がシズヤの力を借りてキュウコク地方のレンや桜華達
全員と世界を超えた通い婚なんてのもありかもな。
198 ◆Freege5emM :2012/02/20(月) 23:07:12.32 ID:WUDkT6c4
お久しぶりです。
前回の天本さんの読んでくださった方、感想を寄せてくださった方、
まことにありがとうございます。此の場で御礼申し上げます。

猪狩進君の誕生日が近かったので(2月14日)彼のネタを一本投下します。
パワプロスレでやれという声もありそうですが、この話は、パワポケ1で進が野球マスクに改造された後、
さとみグッドエンドで加藤先生が進の治療をするという流れが前提なので、パワポケスレに投げます。

猪狩進×加藤理香
和姦
また長いので前後編に分割、前編は25KB程度、14レスの予定
最初の12KB程度はエロ無しの前置き
199名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:08:24.32 ID:WUDkT6c4
「Happy Trigger」 猪狩進×加藤理香



――たった一度がいつしか二度に。二度は三度に。詮無いこととは思いつつ、今日までずっと数えてる。
  あの子が離れていくまでに、どこまで数が増えるかしら。

――姉さん。姉さんったら。

――どうしたの。珍しく真剣な顔して。

――姉さんも、いい加減にしないと、ダメだからねぇ。

――もう、京子ったら、何を……。


200名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:09:42.58 ID:WUDkT6c4
七月の半ば過ぎ、小中学生が夏休みに入ったあたりの日だった。午前中から、太陽は苛烈な光を地面に浴びせていた。
正午を過ぎると、光は地上すべてを包まんばかりに勢いを増した。真夏日か、猛暑日かという気温だった。

住宅街の真っ直ぐな道路は、人影もまばらだった。住民はみんな暑熱に追い払われてしまったのだろう。
元の交通量が少ない道路だったため、車の一台も走っていない。そんな中、猪狩進はひとりきりで道路を歩いていた。
白いTシャツにジーンズ、つば付き帽子のラフな服装。童顔だ、とよく言われる彼の面には、汗が幾筋か垂れている。

アスファルトに照り返される反射光と、空から降り注ぐ陽光に挟まれて、進は光の中を彷徨っている錯覚がした。
それも不愉快ではなかった。彼は元々、机に座っているよりも、屋外で運動する方を好む性質だった。
だからか、冷房の効いた部屋にいると、時折この暑さが恋しくなってくる瞬間があった。
その恋しさに耐えかねると、進は行き先も決めずに外を歩き出していた。

進が足の向くままに歩いていると、目線の先にT字路が見えた。
T字路の縁にはガードレールが立っていて、その向こうに土手への階段が伸びている。
階段の周りは、緑白色の細長い草が脛(すね)ぐらいまで伸びていて、やや角度のきつい斜面を覆っている。
土手に上がれば、川からの風が吹いているはずだった。
彼の足はガードレールを乗り越えて、土手の階段を淡々と登っていった。
201名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:10:43.59 ID:WUDkT6c4

「野球か。この、暑いのに」

ひとり呟きながら、進は頬が緩んだ。土手の上には、犬の散歩をしている人がぽつりぽつりと見える。
川の方には、土手の麓と岸との間に、平らな河川敷が広がっている。そこで、小学生ぐらいの子供がボールを投げていた。
ボールが野球用の軟球だということは、遠目にもすぐに分かった。子供は三人で、一人が残りの二人に対してノックをするらしい。
ノッカーは女の子だった。女子小学生がバットを振る場面を見るのは、野球少年だった進にとっても珍しかった。
彼女は可愛らしい見た目だったが、見れば意外と腰の入ったスイングで、打ち損じも少ない。進は堂に入ったノックに感心した。

進は川岸側の土手の斜面に座り込んで、子供たちがボールを打っては投げ返し、打っては投げ返しと繰り返す様子を眺めていた。
子供たちが時折上げる声と、川風の立てる音以外は、進の耳に触れるものが無かった。

進が腰を降ろして間もなく、ノッカーが交代した。女の子に代わって、野球帽を被ったやんちゃそうな男の子がバットを握る。
進は何となく、その男の子に対して、かつて甲子園で対決した“ある男”の姿を重ねていた。河原の風景がそうさせたのか。
彼はずっと野球ばかりやっていたと語っていた。きっと、数年前もこんな風に野球をしていたのだろう、と進は想像した。

あっ――という表情が男の子に広がる。男の子のノック一本目は、力とタイミングの加減を間違えたのか、あらぬ方向へ飛んだ。
進は反射的に打球を目で追い、やおら左腕を空へ伸ばした。同時に足の裏に力が込められ、膝を経由して腰が上がる。
眩しい日差しを指で適当に遮りつつ、風で一歩か二歩ずれた目測を修正し、見定めた落下点を踏みしめた。
打球は狙い澄ましかのように、進の左手に吸い込まれていった。少しだけ、懐かしい重みが手のひらを叩いた。

「ナイスキャッチ――って、ごめんなさーい! そこのお兄ちゃーん!」
「お兄ちゃん? あ、僕のこと、か」

女の子の甲高い声が飛んでくる。進は視線を空から河川敷へ下げた。芝生の中で、三人が棒立ちになってこちらを見上げていた。
進は捕球したボールを右手で握り締めた。目測では、あの三人とはホームとマウンドほども離れていない。
やや間を置いて、そのまま進は右腕を振った。リリースされた軟球が、山なりの軌道を描く。

「あ、ごめん、投げ過ぎた!」
「いーよー、お兄ちゃんありがとうー!」

進から描かれた放物線は、女の子の頭を超え、ノッカーとの間で途切れて河川敷にバウンドした。
土手の斜面から立ち上がってしまうと、進に吹きつける川風が強くなった。
草いきれのまとわりついたジーンズをぱんぱんと払う。もう一度座り込む気にはならなかった。

「肘で投げてるような感じがしたわね。もっと、腕全体を使うようにするべきじゃないかしら」
「先生――近くに居たのなら、声ぐらいかけてくださいよ」

進は土手の中腹から天端を見上げた。赤いプレーンのパンプス。はためく白衣の裾。
すらりと伸びた黒いパンツスーツが、脚の長さを強調している。細いベルトの金具が光る。
上はシンプルな白いYシャツが、なだらかな稜線を作っている。彼はさらに目線を上げた。
明るい栗色の長髪を川風になびかせ、加藤理香が彼を見下ろしていた。
202名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:11:43.78 ID:WUDkT6c4


猪狩進と加藤理香が出会ったのは、およそ一年前。
進は野球の名門高校“あかつき大学付属高校”の野球部で、二年生ながら捕手のレギュラーを務めていた。
さらにひとつ年上の兄・猪狩守と共に、彼はプロからも注目される実力者だったが、不慮の事故で大怪我を負ってしまった。
事故によって、二度と野球ができない身体になってしまった、と進は聞いた。その事実を、彼は受け入れられなかった。

幸か不幸か、進は“プロペラ団”という組織の力を借り、人体改造手術を受け、野球のできる身体を手に入れた。
名前を捨てて、手術の後遺症を背負いながら、彼は“プロペラ団”のために甲子園に出場し、決勝まで勝ち進んだ。
しかし“ある男”たちによって“プロペラ団”は壊滅し、彼自身も“ある男”たちに甲子園の決勝で敗北。
彼に残ったのは、一度捨ててしまった猪狩進という名前と、ぼろぼろになった身体だけだった。

その身体の治療に手を上げたのが、医師の加藤理香だった。
進は知らないことだが、彼女もまた“プロペラ団”に因縁のある人物であり、その因縁は、治療を買って出たこととも関係があった。

「まだ、スコープ無しだと遠近感が掴めなかったかしら?」
「目はだいぶ良くなったと思いますよ。あの子たちがノックやってるぐらいの距離なら、裸眼でもまともに見えるようになってます。
 投げ過ぎたのは、たぶん力加減を忘れてしまったせいですよ。何せ、一年ぐらい本気で投げてませんから」

進は土手の天辺まで登って、理香の隣に並んだ。二人が並ぶと、頭半分ほど進の目線が上になる。
彼の背丈は、高校球児としては高くもなく、低くもない。一方、女性としては、彼女の身長は高い方だ。
軽くシャギーのかかった栗色の長髪。顔には、切れ長で釣り上がり気味の目が据わり、瞼を閉じると長い睫毛が目立つ。
鼻筋はよく通っていて、目鼻立ちがはっきりとしている。口元は、笑っていてもどこか引き締められているように見えた。
彫りが深めな顔立ちに合わせて、化粧は薄くまとめられている。

「今日はリハビリ休みだと思ってたんだけど、もしかして私が間違ってたかしら」
「いえ、部屋に閉じ篭ってると、この暑さが恋しくなるんですよ。それで、適当にブラブラしてたところです」
「あら、いいご身分ね。受験生でしょう? それにこんな暑さ、私なら外に出たくないわ」
「先生は学生の時に何かやってなかったんですか」
「そんな。十年近く前の話をされても、ね」

理香は大袈裟にげんなりとした表情をしてみせた。
スーツとシャツのせいで、河原よりもオフィス街を背景にした方が似合いそうな姿態だった。
203名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:12:49.54 ID:WUDkT6c4

理香の務める病院は、土手のすぐ近くだった。その病院に、進は一年近くリハビリで通っている。
治療を始めたばかりのころ、彼は日常生活に支障をきたすほどの後遺症を抱えていたが、今はかなり回復している。
以前ならば、不意に打ち上げられたフライを目で追って落下点を読みキャッチする、なんて真似はできなかった。

「大学、入ったらどうするの。また野球をやるのかしら」
「野球はやりますよ。あんな身体があちこちガタガタしてたころなら、やりたくてもできませんでしたが。
 今は先生のおかげで、どうにかここまで動くようになってきました。動くとなれば、もう我慢できないです」

野球帽の下に収まり切らない髪の毛を直す進は、童顔も相俟って、無邪気な少年そのもの。
その様子は初々しい生命力に溢れていたが、それを見た理香は、内心にちくりと刺さる感触を覚えた。
進の回復は、彼と理香の努力の成果である。喜んでしかるべきはずのものだったが、素直に受け取れない所があった。

「先生はどうしてこの土手に来られたんですか。暑いのは苦手らしいじゃないですか」
「ちょっと時間が空いたのよ。病院の中だとね、京子の手前、露骨にぐうたらし辛いもの」
「それなら、先生も中々いいご身分ってことで」

対して進の方は、自分の回復を純粋に喜んでいるようだった。
というより最近の彼は、事故から数えたこの一年あまりを、すべてひっくるめて肯定的に捉え始めていた。

この一年で得たものは、普通の高校球児として過ごせるはずだった一年と比べても大きい、と進は思っていた。
兄と一緒くたで評価されることに辟易しながら、兄の後追いをしていた自分の矛盾を、野球を離れて直視できるようになった。
当たり前に野球ができることの有難味を知った。当然、理香との出会いも怪我の功名に含まれる。

「へえ。進君ったら、そんなこと言ってくれるんだ。それなら、今からリハビリのメニューを追加してあげようか」
「先生が付き合ってくださるなら。丁度、最近物足りないかな、と思ってたところですし」
「やれやれ、あなたも世話の焼ける患者ね」

河川敷でノックを続ける子供たちの声を背にして、二人は土手の道を歩き出した。
204名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:13:50.35 ID:WUDkT6c4

――野球は好きだった。けれど、野球を始めてからずっと、僕は兄の後追いだった。

――周りもそう見ていた。努力すればするほど、活躍すればするほどそうなった。結局、僕は兄に追いつけなかったから。

――加藤先生に惹かれた時、僕はやっと“猪狩守の弟”から猪狩進になれた気がした。
205名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:15:00.82 ID:WUDkT6c4


土手から病院まではあっという間だった。大きなマッチ箱のような直方体で、白亜を模した外壁を持つ建物である。
壁の一角はガラス張りになっている。そのため、会計待ちの人が椅子に座っている光景が外から見えた。
理香は外来用の応接口を素通りし、奥まった場所にある関係者用の出入口を通る。
進も平然と理香に従った。彼はいわくつきの患者であるため、こんな扱いにも慣れている。

妙にざらつく薄緑の床を、パンプスとスニーカーが叩く。対照的な足音が廊下に響く。
進は黙って先行する理香に続いた。前を見れば、セミロングの髪が足の運びに合わせて揺れている。
理香はしばらく廊下を歩き、休憩室とだけプレートに書かれた部屋の前で止まった。

「いつも思うんですけど、この部屋って、僕たち以外誰も使ってないんですか」
「ここみたいに大きな院だと、こういう隙間みたいな場所はあるものよ。一応名目上は私の管理下なんだけどね」

理香はドアの鍵を開け、部屋の中に入った。進もすぐに続いた。

普通の病院ならば、空室があっても、それを一医師が私物化するなど、簡単にはできないことだ。
しかし、ここは元々病院という看板が建前で、実際は“プロペラ団”が人体改造を秘密裏に行うため所有していた施設だった。
“プロペラ団”壊滅後は、団の存在を隠したい一部の意向により、何事も無かったかのように病院として利用されている。
理香(と妹の京子)はその一部にコネを持っており、それゆえ常識では考えられないような裁量を持っていた。

長方形の部屋は、進にとってそれなりの広さに感じられた。理香によれば、十畳ぐらいはあるだろうとの話だった。
進は実家住まいの高校生で、部屋の広さに関する感覚は乏しかったが、その部屋を狭いと思ったことはなかった。
部屋には灰色のデスクがひとつ、黒い回転椅子がふたつ、白いシーツのベッドがひとつ置いてある。すべて病院の備品と同じものだ。

四面ある壁のうち、一枚には大きな窓がついている。外から差し込む午後のきつい日差しは、ブラインドで遮られていた。
窓の下には、事務机が置かれている。本も照明も乗っていない。おそらく本来の用途で使われたことは無いだろう。
壁紙は薄いレモンイエロー。床の間際だけは黒くなっている。床はわずかに赤みがかったクリーム色。
普通のリハビリ室と違って、カーペットが敷いてある部分が無ければ、フローリングの床も無い。
よくイメージされる歩行補助の平行棒や、バランスボール、矯正具、エアロバイクなど、他のリハビリ用器具も見当たらない。

とにかく彩度の低い空間だった。清潔そうで、同時に殺風景な印象を与えてくる。
理香と進がいつもこの部屋で行っている行為を、内装から類推することは、不可能に近い。
206名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:16:01.81 ID:WUDkT6c4

進は部屋の中央から数歩動いて、ドアを閉めようと背を向けている理香の後ろに立った。
ドアに嵌め込まれた磨りガラスに、二人の顔が映る。理香も、すぐ背後に彼がいることに気づいているはずだ。

「……若いからって、がっつかないの。まだシャワーも浴びてないじゃない」
「あの、先生。そういう雰囲気になってからだと、聞き辛いことがあって……先生は最近、疲れてないですか」
「はぁ。あなたには、そう見えるのかしら」

進は理香の背後から手を伸ばして、部屋の内鍵をかけてしまった。そのまま、理香の肩口まで顔を近づける。
栗色の長髪の匂いが、進の鼻腔に入り込んでくる。色の無い磨りガラスの反射では、互いの表情は定かではなかった。

「ま、ひとり無茶をやってる患者がいるのよ。たぶんそれのせいよ。学生時代からの付き合いで、無碍にできなくてね。
 今度会ったら文句言っておくわ。あんたのせいで老けたって言われたって」
「そういうことじゃなくて――」
「はいはい、そんな話もうやめ。将来誰かといい感じになった時、そんなこと言っちゃだめよ」

進は立ったまま、後ろから理香を抱き寄せた。彼女は特に抵抗しなかった。
口でつれない台詞を言いながら、理香は進の求めを断ったことがなかった。
彼に対して、彼女は二つの面で負い目があった。ひとつは、彼が野球人生の危機に陥った原因に関わっていることで、

「ね、嫌よそんなの。外、歩いてきたばかりで、汗臭いじゃない」
「先生は、僕がもし野球ができるぐらい身体が治っても、こうして会ってくれますか」

もうひとつは、理香は自分で良くないと思いつつも、進に惹かれていた、ということだった。

「治るって、よく言うわ。それだけギラギラしてるんだもの。あなたなんて世間の男子高校生基準なら、じゅうぶん健康よ」

理香が進に近づいた理由は、理香の元同僚が進に強いた犠牲――人体改造の後始末のためだった。
だから、後始末が済んだ時、彼女は進を解放しなければらないはずだった。

理香たち大人は、進たちの眩しいほどの思いを利用して、その才能を使い潰させ、最後は放り捨てた。
自分たちが傷つけたものへ、臆面も無く惹かれることを自分に許すほど、彼女は図太くなかった。

「いいわ。頭冷やしてあげる。こっちに来て……座りなさい。お話は、その後でね」

進は言葉を濁したが、理香の指図通りにベッドへ腰掛けた。彼女の声音に押し切られた。
207名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:17:02.90 ID:WUDkT6c4


部屋のベッドの縁、白く糊の効いたシーツに、進は膝を軽く開いて座っていた。
彼の履いていたジーンズは既にファスナーを下ろされ、ボクサーパンツも下ろされている。
男子高校生の欲棒は血流を集めて早くも滾っており、籠っていた匂いもきつい。

「変な話してたかと思ってたけど、こんなに熱く大きくしててね。素敵よ、とっても」

進の両膝の間で、理香は進に向き合う形で、床に膝を立てていた。理香の右手は、進の屹立した欲棒に触れていた。
最初は熱を吸うように軽く、じきに硬さを確かめるように、白く細い指が絡みつく。
真珠のような質感の短く切られた爪が、色素の沈着した欲棒を滑っていく。

部屋は静かだった。二人の距離は近く、互いの息遣いも鼓膜で拾えるほどだった。
無機質だった空間に、生々しい雄の匂いが染み渡っていく。進は羞恥心を覚えたが、理香は止まらない。

「最近物足りないって言ってたのは、一体何が物足りなかったのかしら。いつもより、反応が良い気がするわ」

理香は包み込んだ手を上下に動かして、進の欲棒を刺激した。先走りが滲み出て、動きがスムーズになっていく。
同時に左手をベッドについて体重を支えながら、進に顔を近づけて、そのくちびるを奪う。味わい慣れないリップのぬらつき。
まずは浅く、徐々にキスは深くなっていく。進は舌を絡ませながら、右手をシーツの上に彷徨わせる。
進の右手が理香の左手指先に触れた。彼女の指先からも、熱が伝わってくる。しばらくシーツの上で戯れる。
進が理香の歯列を舌で撫ぜて、その内側に入り込もうとした時、彼女はキスを打ち切った。

「すっかりキスのやり方覚えちゃって。やらしいんだから、もう」
「先生が教えてくれたことですよ。こういうこと、全部」
「あら、私のせいだって言うの。そんなこと言ったら、手加減してあげないわよ」

理香は緩めていた右手の手戯を止めた。
先走りに塗れて、人指指と中指の間に糸が引いているのを、さらにそれを舌で拭う様を、進に見せつける。
伸ばした右手の中指に舌をつつと這わせる姿は、凛とした顔立ちや服装との落差で、ひどく興をそそった。

「絶対、先生のせいですよ。そうとしか考えられませんって」
「その減らず口が、いつまで叩けるかしらね」

理香はたっぷり唾液を垂らして、進の欲棒を口腔に収めた。強烈な刺激に、進の腰が浮きかける。
欲棒ごと持って行かれそうな吸引に襲われたかと思えば、栗色の髪が揺れるほどの抽送を仕掛けてくる。
時々わざとくちびるを開けて、じゅぽじゅぽと下品な音を立ててみせる。音は静かな部屋の中で、耳にしつこくこびりつく。
進の下肢に力が入り、ふくらはぎがベッドに押し付けられる。キスや手戯とは違い、動きに遊びが無い。

「先生っ、そんなにしたら、すぐ出ちゃいますって。くち、口はちょっと」

荒い息混じりの進の言葉に、理香は目線だけを上げて応えた。至近距離の上目遣いに射竦められる。
口淫で歪ませた頬、広がった上唇から、進のくすんだ欲棒が見え隠れする。鼻息がシャツをかいくぐって、腹までくすぐってくる。
どんどん限界が近づいてくる。理香の口内は、容赦無く進の欲棒を搾り取ろうとする。
彼女は躊躇うどころか、むしろ進の呻きでさらに勢いを得ているようだ。

「せんせっ、も、もう駄目、出る、出ますから、離してっ」

理香は空いていた右手で、先走りと唾液の垂れた欲棒を、その下の睾丸を撫でた。
それだけで、彼女は追い詰められた進に、あっさり引導を渡す。手戯に引き続き刺激を受けていた欲棒は、ついに暴発してしまった。
精液のえぐみが理香の口内を奔り、欲棒は三度四度と拍動した。すべて理香の思うままだった。
208名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:18:15.82 ID:WUDkT6c4

「すっごい量出しちゃって、もしかしてかなり溜まってた? まだ喉に引っかかってる気がするわ」
「出るって、言ったじゃないですか……もう、勝手にやり過ぎです」

理香は屈託ない笑顔を見せたが、進には、彼女が意地悪を楽しんでるようにしか見えなかった。
彼女は進の射精を口内で受け止め、飲み下してしまった。ねばつく味が粘膜を這い、身体の芯を疼かせた。
くちびるの隙間からわずかに零れ落ちた精液も、進が虚脱している間に掬いとってしまっていた。

「何、お気に召さなかった、それとも早過ぎたかしら。はじめに比べれば、だいぶ辛抱できるようになってると思うけど」
「そういう問題じゃなくてですね」
「いいじゃない、男子高校生が一発ぐらいケチケチしちゃいけないわ」

なおも釈然としない表情でベッドに座り込んだままの進を、理香はベッドに乗って膝立ちで見下ろした。
進が首を曲げて見上げると、理香の顔と、肩甲骨あたりまで伸ばした栗色の髪、彼女の肩から下を覆う白衣とシャツが目に入った。
その格好だけ見れば、さっきまでの痴態が嘘のように思える。

「だから、終わったことは気にしないで……次はあなたの番ということにしましょう。
 実は、舐めてる時から、私も結構盛り上がってきてたし、ね」

理香は片手を進の肩に乗せて、薄くくちびるを開けて囁いた。

209名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:19:19.83 ID:WUDkT6c4

「あなたの手並みが鈍ってないか、今から確かめてあげるわ」
「ここ濡らしながらそんな殊勝なこと言っても、様になりませんよ」
「うるさいわねぇ」

理香は両膝を曲げてベッドの上に座っていた。いわゆる体育座りの姿勢から、幾分脚を開いている姿勢だ。
重心が背中側に偏っているため、両手を尻のすぐ後ろに突いて、身体を支えている。黒いパンツスーツは脱ぎ去られていた。
着衣の時は直線的で細く見えた脚も、素肌の形作る線では、しっとりとした柔らかさを湛えている。
進はその理香の両脚の間に、肘と膝とをベッドに突いて、四つん這いになっていた。

「不思議ですよね。自分のだとあまりいい気分しないのに、先生のだと、もっと嗅ぎたくなる」
「やだ、汗臭いって言ってるじゃないの。変態みたいよ」

進は頭を理香に近づけた。Yシャツに隠されたままの理香の胸に、伸ばし気味の進の髪が触れる。
汗と雌蜜を吸い込んだ白い下着から、生々しい熱(いき)れが漂ってくる。
進は特殊な嗜好があるわけではないが、理香の放つ匂いを無性に嗅ぎたくなった。
そうすることで、理香の他人に晒せないものを自分だけが享受しているという状況が、強く実感できそうだった。
同時にそれは、男子高校生にはあまりに濃密な性の香りだった。

「布越しですけど、先生の大事な所、触りますよ」
「はいはい、どうぞ。くれぐれも注意して扱って頂戴ね」

理香は軽い口調で返していたが、彼女の白い下着は、陰毛や秘裂の色がはっきりと透けている。
進は最初から下着には触れず、秘裂に近い理香の腿に左手の指を食い込ませた。
彼女が脚を開いてるせいか、腿や恥丘周りの筋が浮き上がって、肌にアクセントを添えている。
進がそこを指の腹で撫でると、心臓の鼓動のように緊張と弛緩を繰り返す。

「そんな、気障ったらしい触り方なんて覚えちゃって。可愛くないわ」
「……待ち遠しいんですか」

進は指先を軽く添えて、理香の恥丘を引っ掻く。じっとりと雌蜜の潤みが増して、匂いが濃くなってくる。
秘裂が呼吸しているかのように蠢(うごめ)く様子が、下着の上からでも窺えた。

210名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:20:24.22 ID:WUDkT6c4

「先生が好きなのは、こっちでしたよね」

布越しに存在を主張している理香の陰核へ、進は指を寄せる。触れた瞬間、彼女の臍下が息づくのが、進の視界に捉えられる。
理香の脚は一瞬だけ反応して、シーツが衣擦れの音を立てた。進は陰核の突起を囲むように、ゆっくりと円を描く。

「そうそう。そこは敏感だからっ……ん、んっ」
「でも、これだと物足りないですか。下着越しですし、ちょっと弱いですよね」
「……こいつめ」

進は、下着の貼り付いた理香の陰核を、親指人差し指中指と、三本の指で取り巻く。
微妙に方向の違う三種の刺激で、下着の突起を突き回す。下腹部が力んで腰が浮く。雌蜜が新たに滲み出て、進の指先を濡らす。

「く、ふっ、んんっ……ふ、うっ、それ、じゃ、下着が、汚れてしまうわ」
「……もう遅いと思いますけど。それより、もっと強くしていいですか。僕も、先生がイクところ、見たいです」

問いを投げかけつつ、進は答えを待たずに陰核責めを再開する。脱がすのさえもどかしく、進は下着の中に手を突っ込んだ。
理香の指がシーツを掴み、ベッドの上に皺が走る。既に包皮が剥けていた陰核を、指先で形を変えるほど揉む。
彼女の広げられた脚が強張る。膝が見えない糸に吊り上げられ、腰を突き出す格好になる。

「んあ、あっ――こっこらっ、私、は――ひ、んっ、んんんっ!」
「この姿勢だと、先生の顔が見られないんで、その分こっちを見させてください」

恥丘の震えが、秘裂の息づきが、進の左手に包み込まれ、べとつく下着の中をかき回していく。
進の目は、理香の臍下から恥骨のふくらみまでに向けられていた。そこに起きる反応は、静かながら濃密だった。
快楽が高まるに連れて恥丘がひくつく。もっとはっきりした動きが見たくて、進はもう片方の手で理香のYシャツをたくし上げた。
理香の白い下腹部が進の視野に曝け出される。しなやかなくびれも、こんもりとした尻肉の曲線の表情も見下ろせる。
快楽に弾かれて収縮する筋肉の動きがよく見える。無駄な肉がついてないせいで、反応はいき過ぎとも思えるぐらい露骨だった。
もう目線をずらして太腿の引き攣りを収めるまでもない。顔を見られなくとも、進は理香の喜びが見えている。

「先生のクリトリス、とても素敵ですよ。いつまで弄っても、飽きる気がしないんです」
「ん、うぁああっ、だ、だめ、えっ! や、やあっ、やめ……ぁぁあああ!」

理香のハスキーな嬌声を、進の聴覚が拾う。はじめ抑えられていたそれが、だんだんと鋭く、間隔も狭くなっていく。
流れに乗った彼は、性熱を沃(そそ)がれ肥大した理香の陰核を、三本指で挟んで何度も擦り上げた。

「あぁん、そ、そんなに弄ったら、だ、め、だめったらっ」
「腰、動いてますね。もっと、指、欲しいですか」

指ばかりで続けられていた進の愛撫が、手のひら全体を使った動きに変わる。
陰核を押しつぶすように手のひらを押し付け、荒々しく恥丘を捏ね回す。力を込めて恥骨を揺さぶる。
理香の腰が吊られたようにびくびくと浮いて、雌蜜の潤みが、進の手首まで広がっていった。

「んうっ、あ、くあっ、だ、めっ――イ、クっ、イクっ、くあ、んあ! あ、いっ、ひあぁぁあっ!」

嬌声が一際大きく部屋に響くと同時に、かくん、かくん、とぎこちなく両脚でベッドを拍(う)ちながら、理香は絶頂に達した。
雌蜜は、下着はおろかシーツにまで痕を広げている。絶頂に導いた方である進の呼吸も、すっかり荒れていた。

211名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:21:33.48 ID:WUDkT6c4

「今日は、先生が動いてくれるんですか」
「まぁね。生憎、あなたに任せられる気分じゃなくなってしまった」
「もしかして……中に手付けなかったのが、お気に召さなかったんですか」
「……それもあるけれどね。あなたには、少し復習が必要なようだわ」

ベッドの上に、進は仰向けに横たわっている。理香はその上に跨って、彼の顔を見下ろしていた。騎乗位の体勢だった。
二人の着衣は既にすべて取り去られている。進の正面には、理香の両腿が開かれて、秘裂があらわになっている。
視線を上げれば、尻肉と比べて線が鋭敏なウエスト、さらにその上には白衣とYシャツに隠されていた双乳が見える。
脇腹に微かに浮く肋骨の間と、進の手から溢れるか溢れないかといった胸の稜線には、午後の日差しで光る汗が乗っていた。
下から見上げる角度のせいか、進は理香の表情が一層挑発的に感じられた。

「先生、その格好すごくやらしいですよ。あそこがびしょびしょになってて、クリトリスもおっきくなって」
「あーあ、そんな台詞、前は指図しても中々言ってくれなかったのにね。もう純朴なのは顔だけかぁ」
「それ、いったい誰のせいですか」

理香は、進の天井を向いた欲棒に手を添えた。
欲棒にはゴムが被せられていたが、男の熱はその薄い膜を通して、指先が火傷するかと錯覚するほど激しく渦巻いている。
理香は目測で進の欲棒を秘裂にあてがった。先走りと雌蜜が混じり合って、進の亀頭を覆う。

「心の準備はできたかしら?」
「はい。ただ、できれば口の時みたいに、最初から飛ばすのは勘弁してくれませんか」
「すぐに出すとつまらないんだっけ。ま、善処しましょう」

主導権は再び理香に移っていた。進は理香の為すに従い、彼女の秘裂が肉棒で割り開かれる光景を眺めた。
どろどろとした熱が亀頭を取り巻き、カリを呑み込む。理香の両膝がベッドに着くと、茎から根本までが雌孔に隠れてしまう。

「ん……う、ぅうあっ……先生、これ、はっ」
「あっつい、本当に熱いわね。根本まで入ってると、中でも動きが分かる。一回出したっていうのに、元気でいいこと」

中まで入り込んだ拍子に、進の腰が浮いて、口の端から呻きが漏れる。理香も反射的に肉棒を締め付けてしまった。
理香は進の欲棒の熱と堅さそのものを味わいたくなって、しばらく大人しくすることにした。

「いい顔してるじゃない進君。ここだと、視点高いからよく見えるわね」
「……手はどうしますか。組んだ方が安定しますけど」
「そうね。そうしてみましょうか。組んだ方が、こっちに集中できるし」

余裕を取り戻してきた進の口調に、理香は軽く笑って応えた。上と下から手を組み合わせて、律動が始まる。
理香は腰を前後に揺すっている。その動きで、彼女の上半身が一定のリズムで波打つように見える。
彼女の動きは慎重だった。一方的になりがちな指や口の前戯とは違って、騎乗位は息を合わせなければ快楽が逃げてしまう。
その機微を進に仕込んできたのは他ならぬ理香であったし、進にも一年間仕込まれてきた自負があった。

「慣れてきたら、あなたも腰を使っていいわよ」
「これで手を組みっぱなしだと、派手なことはできませんよ」
「それならやれる範囲で構わないわ。さっきみたいに変に気合い入れない方が、上手くいくのよ」

進は欲棒と五感に神経を集中させて、理香の動きに応じる構えに出た。
このまま身を任せていても快楽は得られるが、それでは面白くなかったし、理香も満足しないと思われた。
212名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:22:55.51 ID:WUDkT6c4


秘裂、その中の雌孔を、進は欲棒全体を使って刺激し、時に下肢の力で突き上げた。
そうして上下運動が加わった瞬間、雌孔は別の器官のように変貌する。包み込むような感触に、さらに貪欲な刺激が兆す。
互いを探り合うように律動のリズムを刻み、潤みが増すのに合わせてエスカレートしていく。

「そんな、歯食い縛らなくってもいいのに。その癖は、いつまでも取れないのね」
「出るの我慢する時は、そうなるんですよ」
「はぁ……男の子って、存外に不便よね」

理香は欲棒を深く収めたまま、腰を揺らし始めた。降りてきた子宮口を擦りつけながら、雌孔の蠢動が進の欲棒を弄ぶ。
互いの腰を密着させたまま動かしているので、肌のぶつかり合う音は控えめだった。
しかし距離が近い分、刺激が深いままで、雌孔はより強烈に進の欲棒を責め立てる。
下半身全体に気を張っていなければ、あっという間に欲棒を搾り取られていただろう。

「そろそろ、本気出していきましょうか、ね」

理香の言葉と同時に、進は一層強くなった責めに襲われる。色々な刺激が同時に来て、どんな動きなのかまるで想像がつかない。
欲棒が絡みつかれる。締め付けられ、擦られ、翻弄される。早くも限界が迫ってくる。食い縛る歯列の隙間から吐息が漏れでてくる。
進は追い詰められてしゃむに下肢を暴れさせたが、それも理香の掌中から逃れるには至らない。

「せん、せっ、もう、駄目です、出、ますっ」
「うぅぅ、そんな。まだ、まだよ、もう少し、ほら頑張って!」
「頑張っ……い、言ってるそばからペース上がってっ」
「まだいかないまだいかない、えーと、その。ほら、あー、うん」

雌孔での責めを緩めるという選択肢は無かった。もどかしいのは理香も同じだった。
何か言いかけて、結局すぐに考えるのを止めてしまう。程無く肉棒が弾かれたように跳ねて、進の限界を知らせた。
抑え切れなくなった声が、身体の滾りを溶かした吐息混じりに部屋に広がっていく。
快楽に押しまくられた進の表情を、理香はじっと眺めていた。征服感と罪悪感が綯交ぜになって、内心でさざなみを立てていた。

(後編へ続く)

213名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:42:44.63 ID:cwMdXq7m
>>212
GJ!
そういえば3まで理香さん出てたなあ、ダイジョーブ博士も
214名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 04:14:50.11 ID:D681axU+
>>212
GJ!
215名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 16:45:06.23 ID:E/u10UNT
GJ!
良作品投下まことに感謝する。
216名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 16:57:37.47 ID:E/u10UNT
夜中に子供に隠れてAV見ている湯田・山田・落田。
そしてトイレに起きてきた時にそれを目撃する主人公。
217名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 17:08:43.25 ID:E/u10UNT
↑そのシチュが誰とつきあってる時に起きるかが重要だな。
218名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 21:40:15.68 ID:E/u10UNT
それで?どうゆうことよ?
219名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 00:41:01.54 ID:E8LrOYNh
猫の日到来
220名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 00:48:10.80 ID:5DZXcv+J
>>212
GJ!
凄いとこついてきたなあ
しかし違和感は感じないな
続きも期待してます
221名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 11:38:07.76 ID:jCEU2ZHJ
自ら手錠をして主人公に食べられるヒロインとかいそう
漣とか友子とか
222名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 18:20:06.70 ID:NuRsTuph
ふと思ったがドリームマシンってこのスレにぴったりの機械だと思わないか。
アレさえあればどんな妄想でも実現し放題・・・

おや?家に誰か来たようだ?
223名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 18:36:02.55 ID:0y7POlyv
ジオット様ですら失敗した事を我々がなし得ると本気でお思いで?
224名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 18:55:30.94 ID:NuRsTuph
いやいやアレは大規模にやったからバレて破壊されたんだろ?
だからバレないようにこのスレの住人だけでひっそりとエロイ妄想を実現させて行けば大丈夫さ!

にしてもさっき背後でバキンという音がしたんだがこれは悪い予兆だろうか?
225名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 19:04:30.80 ID:NuRsTuph
223・・・アイツは一体何者なんだ?
言動を見るにバッドエンド可能性が高いな。
226225:2012/02/22(水) 19:11:34.63 ID:NuRsTuph
ふと窓から外を見たら家の前に顔に包帯を巻いた大男ととメイド服を着た無骨なロボットと
浅黒い肌の女性の3人組が居るんだが・・・テレビか何かの撮影かな?
227名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 19:14:57.36 ID:0y7POlyv
>>225
バッドエンドとはなんの事で?
私はビターエンド主義者ですよ?
228225:2012/02/22(水) 19:36:35.84 ID:NuRsTuph
人違いだったようで申し訳ない。
せっかくこのスレにきたのだ。ついでに何かネタを一つ投下して欲しい。
229名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 19:59:57.37 ID:0y7POlyv
それが……さっきから誰かに見られてるようn
230名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 00:55:44.87 ID:1pgATUUh
きめえ
231名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 01:31:09.87 ID:DAsmbXq7
>>230
スルーしんさいな

ひな祭りが近いね
232名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 01:53:10.20 ID:SdOm6Nrn
14白瀬SS投下します
233とある雨の日の一日:2012/02/23(木) 01:54:05.09 ID:SdOm6Nrn
雨の音が聞こえる
「ん」
その音を目覚ましに目を覚ます
廃ビルの床から上半身を起こし、念のため周りの気配を探る
……誰もいない、勘が鈍っていなければ、だが
凝り固まった身体をほぐすため軽くストレッチをしながら先程理解したことを反芻する
「今日、か……。結構はっきりわかるもんね。……ごほっ、ごほっ」
病人のような咳を繰り返しながら微笑む。この咳との付き合いも長い。すでに日常の一部と化したといえるだろう
そばに置いてあった薬と水を掴み、飲み込む。効果はないよりかはまし程度、ほとんど気休めだ
咳が落ち着いてから立ち上がりビルの出口へと向かう
今日の天気は雨



しとしとと降る雨の中、街を歩く
目的の場所はあったが、まだ向かわない。ちょっとしたことだが準備などもあるのだ
だがそれ以前に、くぅ〜、とあたしにしては随分とかわいらしい音が鳴る
「……はぁ、あたしも人間だものね」
眠るのにすきっ腹では悲しい物があるだろう、そう思い適当な店に入る事にした
ちょっとした事情により懐が寒いので最後の晩餐とはいかないが
からん
最初に目についた喫茶店に入る
入ったことはないがたしかチェーン店だったはず。名前を見た事は幾度かある
今のあたしでも払える金額でそこそこのものが口に入れれるだろう
従業員に一人だと告げ窓側の席に腰を下ろす
「ふう」
息が漏れる。今のあたしにはこんな距離を歩くだけで体が休憩を欲したがる
衰えた物だ、あいつに見られたらどんな風に笑われるか……
「……とっ、危ない危ない」
思い出に浸っていてうっかり意識を手放しそうになる。こんなとこで失ったら本当に笑いものだ
運ばれてきた熱いコーヒーを気付にする。味の方は良くわからなかった
234とある雨の日の一日:2012/02/23(木) 01:55:05.11 ID:SdOm6Nrn
その後運ばれてきたサンドイッチをたいらげ、一息つく
食も細くなったな、とぼんやりと思う
以前ならまったく足りない様な量でも、今では食べきる前に満腹を感じ始める
食べる事に関することだけではなく、この体は確実に終わりに向かっている
以前と比べできない事も増え、できたとしても以前ほどではない
老いが怖いと言った博士の言葉も分かる気がする
少し訂正するなら見た目が若いからと言って、怖くならないとは言えないということぐらいか
そう、怖い
人に言った事もないし、勘付かれるようなこともした事はないが、あたしは確実に怯えている
銃が撃てなくなること、走れなくなること、食べれなくなること、咳が続くこと、――終わりに近づくという事
その全てに怯えている
第3世代最高傑作とかなんとか言われようが、怖い物は怖いのだ
……第3世代は人間の範疇である事がコンセプトだから当然とも言えるかもしれないが
話すような事じゃないし、話す相手もいないので数年前からずっと抱え込んできた
だがそれもあと少し。ちゃんと墓まで持って行こう
「よしっ」
顔を叩き思考を元に戻す
荷物があるのを確認しトイレに向かう。最後の準備を整えるために



まだ朝の早いこんな時間だ。誰も来ないだろう
その方が都合がいい。長時間粘っても文句は言われないだろうし
鏡の前を陣取る。鞄から物を取り出す。あたしには無縁だと思っていたものを
化粧品
CCRにいた時は男に舐められると思い、抜けた後はそんな事をしている余裕はなかった
だから一生無縁の物だと思っていた。だけど……
「いくらなんでも、これじゃあ、ね……」
鏡の中の自分と向き合う。何度見なおしても酷い顔だった
眼には隈、頬は痩せこけ、肌もめちゃくちゃ
死にぞこない、そんな言葉がよく似合う。さすがにこれで終わるのは勘弁してほしかった
だから少し前から練習していた。この日のために。顔だけでも全盛期のあの頃に近づくため
「時間もないし始めますかね」
さあ、前哨戦の始まりだ。悔いを残さない様頑張ろう
235とある雨の日の一日:2012/02/23(木) 01:56:05.73 ID:SdOm6Nrn
「……こんなもんかしらね」
時間はかかったが何とか体裁は整ったと思う
不健康そうに見えず、なおかつ化粧が濃いなんて言うあたしらしさから離れたことにならないギリギリのライン
お金と時間を掛けただけはあったと思う。これならあいつに会っても笑われはしないだろう
さすが潜入型の第3世代だ。とりあえず博士に感謝してみる
こんな体にしたのも博士なので、本末転倒な気もするが
「うっ、うーん」
同じ姿勢でいたので体が凝り固まってしまっている
思ったより手早く済ませれたので若干時間に余裕ができた
身体をほぐしながら、他にやり残したことはないか考えてみる、がすぐに無い事に気づく
そもそもこの体でできることなど、限られているのだ。余力は少しでもあれの為にとっておきたい
そしてあれ以外の目的は達成した。後は用意したあの場所へ向か
「!?ごほっ!ごほっ!ごほっ!……はっ、はっ、はっ、はぁ。不味いわね」
思った以上に進行が速い。体から少しずつ力が抜け始めてる
動いてないのに呼吸が少し荒い
前言撤回。これは少し急いだ方がいいかもしれない
荷物をポケットに詰め直し、店から出ることにした
カウンターには財布ごと置いてきた



雨の中、早歩きで目的地に向かう。少しずつ息が上がって行くが気にせず進む
ここからはそう遠くない。タイムリミットには間に合うだろう
運よく信号にも引っかからずに進めた。神様が祝福してくれているのだろうか
「こんなしょぼい祝福なんてって前なら思うでしょうけど、今はありがたいわ」
思わず笑ってしまう。人の価値観なんて簡単に変わるものだなと
程なくして目的地に到着する。待っていたのはそこはかとない安堵と
「……最後に会ったのはいつだったかしらね。まあ、久しぶり」
あたしが生涯でただ一人愛した男との再会だった
236とある雨の日の一日:2012/02/23(木) 01:57:08.19 ID:SdOm6Nrn
「あ〜、疲れた」
少し息を整えてから、そこに置いてある大きめの石を背もたれに座り込む
そして待っていた男に、今までため込んできたものを吐き出すよう、話しかける
「まったく、最後の場所の用意を女に任せるなんて何考えてんのよ
女の方が長生きする?あたしたちにそんなの当てはまらないでしょーが!
まったく、ここ買うのに今までためてた資金、空になっちゃったじゃない
えっ?資金全部使ったならもっといいとこあるだろって?うるさい!あたしだってビル街の一等地を手に入れたかったわよ
でも偽装戸籍とか手を回してる間にどんどん減っていって、ここ買うので精一杯だったのよ
まったく感謝しなさいよ?あたしじゃなかったら手に入れる事も出来なかったんだからね」
話す
「で、あんたの方は最近どーなのよ?普通?はんっ!あたしたちみたいのが普通だなんて最高じゃない!
あたしの方は最悪よ、最悪!体がドンドンボロくなっていって、昨日できたことが次の日にはできなくなってる何てざらだし
感覚器官も衰えてるから食事を楽しむとかそういうこともまともにできないし。食細くなってくるしね
それ以前にあの環境での生活よ!?体が万全だってフ・ツ・ウだなんて発言あたしにはできないわよ!」
まだ話す
「饒舌になったなって?ストレスがたまってるだけよ。信頼して話せるやつなんてそうそういなかったし
その中で世間話を出来る相手なんてどれだけいると思ってるの?まったくからかう相手がいなくて気が滅入りっぱなしよ
だ、か、ら!あたしが女々しくなったとかそういうのは、一切、無い!」
ただひたすら話し続ける
自分の中の楽しかった思い出を基盤にして、愛しい男との会話を作り上げる
なにやってんだろとか、感じないわけでは無い。思い出に浸るなんて自分らしくないとも感じる
でも最後の日くらいいいかなって、思った
あいつと話した記憶を思い出して、あいつと遊んだ記憶を思い出して、あいつと笑いあった記憶を思い出す
あの日々がよみがえる。2人で何でもできると感じた日々が
幸せだったんだろう。世間一般の意味とは違うかもしれないがそれでも自分は幸福だった
だってあいつといれた。これだけでそこら辺の人より幸せだったと言える。……心の中では
捻くれた自分があいつと一緒になる確率は、そんな高くない、むしろ低いだろう
あいつが事実に気づいた時でさえ、あたしは我が身を優先し組織についた
何度ゲームオーバーを繰り返したら、あたしと一緒になれるんだろうか?
よくこんな女にくっついたな、と考えると思わず笑えてきてしまう
それでもあいつは一発であたしを選び、我が身を危険に晒してでもあいつといたいと、思わせてくれた
その事実を思い出すと身体に何かが満ちていく。久しぶりに本当の笑顔を浮かべれる。枯れかけた自分がよみがえると実感する
だからこれぐらいは許そう。自分らしくなくても。自分へと送る最後の手向けの花として
237とある雨の日の一日:2012/02/23(木) 01:58:07.22 ID:SdOm6Nrn
「……あ〜、雨も強くなってきたわね。雨は好きだけど、髪のセットが崩れるのよね
……そうだったわね。あんたは下した姿も好きなんだっけ。まったく何がいいんだか、こんな少年っぽいの
ギャップ?まあ、あたしは大人の女だからね。そう言われたらしょうがないか
……そりゃ、ね。自分でも柔らかくなったと思うわよ。老衰間際なんだしいつまでもツンツンしてられないって」
雨の衝撃を全身で感じる。体が冷えてくるのを実感する。目も少しずつだが霞んできた
最後の瞬間を下を向いて迎えたくない、そう思い石に頭を乗せ、空を見上げる
四肢にはもう力が入らず、投げだした状態だ。首がまだ動いてくれてよかった
顔に当たる水滴が気持ちいい。自分と違う温度という物は気分がいい。あいつがそう教えてくれた
あいつの体温が好きだった。からかわれたくなくてあいつには言ったことないけど、肌が触れ合うときは優しい気持ちになれた
そういう所を見ると、あたしも根は女っぽいのかもしれない。いや少女っぽいかな?
表面がひねくれ過ぎて誰も気づいて無いだろうけど
……いや、もしかしたらあいつは気付いていたかもしれない。なんだかんだで鋭い奴だし
となると、今日の化粧も気づくんだろうか?いや、問題はないんだけど
心配されたくなかった訳じゃなくて、単に一番きれいな頃のあたしを見て欲しかっただけだし
ただまあ、それなりに頑張ったのに簡単に看破されるってのも癪だし、気づかれなかったという事にしよう
っと、目が
「見えなくなった、か。そろそろあたしもお終いかあ」
ふぅ、っと息を吐く。おそらくだが紫色になっている唇が、寒さに震える
死は怖い、が受け入れられないわけじゃない。受け入れるだけの時間はあったし、それに今はあいつと一緒にいる
そもそもこんな業界に身を置いていたんだ。十分長生きした方だろう
ただ、何か足りない。この身を死にゆだねるには、まだ
それはなんだろう?と思考を巡らせてたどり着いたのは
「……あいつの声、ずっと聞いてないなあ」
答えはずいぶんとロマンチックな物だった
前からそうでないかとは思っていたが、あたしはずいぶんとロマンチストなようだ
何処か気恥ずかしくて認めないでいたが、さすがにここまできて意地を張るのもバカらしい気がする
「といっても、今更認めても遅いんだけどね」
あいつの声を録音なんてしてないし、それ以前に録音していてもこの体じゃ操作できないだろう
すごく損をした気がする。飯のタネにもならない維持を張らなければ、満足しながら逝けたなんて
ハッピーエンドが嫌いなんて言ってたから、神様が鵜呑みにしたんだろうか?そうだとしたら実に間抜けな話だ
……それもあたしらしいか。苦笑を浮かべながら意識を手放そうとして



――――――せっかく会いに来てやったんだから、まだ寝るなんて言うなよ



線が一本、指に引っかかった
238とある雨の日の一日:2012/02/23(木) 01:59:06.86 ID:SdOm6Nrn
「……えっ?」
今のは、何?
オカルト、具現化、妄想幻想幻聴希望願望。頭の中であらゆる可能性が浮かび上がるが、纏まりを持たせられない
「は、はは、ははは……。王子様の登場で目が覚めるなんて、あたしは夢でも見てるのかしら……?」


――――――おいおい、俺を王子様扱いなんてどうした?お前らしくないぞ


「――っ!」
夢、じゃない。これは現実?でも何故?どうやって?あいつは確かに……
「あんたそれどうやってんの?アンドロイドも幽霊になれるとでも言うの?」

――――――さあ?俺にもよくわかんないが、話すことぐらいはできるらしい

「ははっ!何それ?そんな無茶苦茶あっていいの?はははっ!」
笑いがこみあげてくる。命の灯火が再燃焼を始める。意識が底から引っ張り上げられる

――――――いいんだよ。知らなかったか?俺とお前が揃えば何でもできるんだよ

「相変わらずクッサイわねえ!あんた最高!あはははははっ!」

――――――それにしてもお前、変わったな。死に際に俺の声が聞きたいだなんて口にするなんて

「変わってないわよ?言ったじゃない、死ぬ時は誰か傍にいて欲しいって!
あんたが死んで、女々しい部分が表に出てきただけよ!あたしはあんたが愛してくれたあたしのままよ!」

――――――そうか。それは嬉しいな。俺の方も相変わらずだよ

「それは最高な報せね。あたしが死んだらあの頃がそのまま蘇るのなんて!あはは、は、は――っ!」
心が躍る。涙があふれる。笑いが止まらない。感情の振幅が制御できない
満たされた。あたしは世界で一番の幸せ者だ。もうこの世に未練はない。あいつの元へ行こう
「あははは。じゃ、そろそろそっち行くわ。約束通り神様に抗議しに行かないとね。…………ねえ、最後にキスしてくれない?」

――――――それぐらい、お安い御用だ

そうして最後に唇にあいつが触れた感触を感じ、今度こそあたしは意識を手放す


今日の天気は雨
神様に祝福された、最高の日
239名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 02:00:35.52 ID:SdOm6Nrn
投下終了です

こんなおいしい題材をオレなんかが使っちゃっていいのかびくびくしてるがどうしても書きたかったんだ
240名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 02:36:14.85 ID:DAsmbXq7
>>239
GJ!
241名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 03:18:27.66 ID:S3FiXgRw
おっつー!
242名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 06:26:19.32 ID:KMSlDBEm
>>239
GJ!
読んで心が満たされた
243名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 15:29:52.23 ID:uygLVX/g
>>239
乙、この話を待っていた
244名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 17:19:36.03 ID:ZVIVkqxE
>>239
マジGJ!
245225:2012/02/23(木) 18:02:23.23 ID:q4tzT/YZ
GJ!
ここまでの作品が掛けるんだから239はびくびくする必要はないし、
もっと自信を持っていいと思う。
246225:2012/02/23(木) 18:14:10.44 ID:q4tzT/YZ
↑訂正・掛ける→書ける
247名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 18:21:26.56 ID:otfbYoOy
スレチだけどパワプロパワポケ速報消えたな
今後VIPにパワプロはともかく、パワポケSSは投下されないだろう
248名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 18:39:02.61 ID:q4tzT/YZ
となるとここがパワポケSS最後の砦という訳か!
というわけでパワポケSSの明日のためにみんなでひな祭りネタを考えようぜ!
249名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 18:47:25.28 ID:q4tzT/YZ
甘酒は子供が飲み過ぎると酔う・・・
これを利用すればポケ14でも女性キャラに大胆な事をやらせられるんじゃね?
250名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 19:03:13.14 ID:zJD2OkMb
お前のお陰でその砦も軽く崩れ去りそうだけどな
251名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 19:18:09.84 ID:q4tzT/YZ
甘酒で子供は酔うのか・・・するとさやかはレン甘酒飲んだら
レンと同じ感じになるのかな?
252名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 19:45:22.46 ID:q4tzT/YZ
↑つまりさやかが甘酒飲んだらレンとおなじ酔い方をするのかという事でOK?
253名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 19:55:07.09 ID:4Tb4OLqs
>>239
GJ!
>>252
スレを盛り上げたいという気持ちはわかるんだけど、自演とかしたりして逆効果になってると思うよ
書き込む前に一度考えてほしいです

254名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 19:59:54.73 ID:DAsmbXq7
まあ「何事もほどほどに」だね

ひな祭り頃だと自宅に帰れるプロ野球選手も多いかな?
255252:2012/02/23(木) 21:03:38.92 ID:q4tzT/YZ
申し訳ないORZ。ただし252の書き込みはメチャメチャな文章になってた251の
書き込みのフォロー的な意味で入れた、
256名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 21:59:58.37 ID:q4tzT/YZ
ひな祭りネタでは巫女服のレンちゃんを何らかの形で絡ませてみたら
おもしろそうだ。
257名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 22:21:12.76 ID:n1CqMsiM
ID:q4tzT/YZ
お前もうウザいから出てくんな。
258名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 23:48:37.23 ID:4Tb4OLqs
>>257
スルースルー
259名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 23:54:57.39 ID:P+QB4HcS
>>239
GJ 白瀬が報われる話は良いね

しかし、8主はやっぱり死んでるのかな〜 12のプロフで最後は最愛の人の所で迎えたい
みたいなことが書いてあったけど…

実際14主が8主の息子説だったら、最愛の人の息子と、自分のクローンの義理の娘を
守るためにマゼンタと命がけで戦ってたと思うと泣ける
260名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 00:06:41.63 ID:L4FyjuoU
>>239
このネタの話ずっと読みたかったわ。
書いたのがお前さんでよかった。
GJ!
261 ◆Freege5emM :2012/02/24(金) 01:36:51.84 ID:+YNsLdv/
>>212の続きを投下します。


「もうすぐ、リハビリも終わりかしらね」

窓辺に佇んで、窓の外に視線を放りながら、理香がぽつりとつぶやいた。
着衣は申し訳程度に整えられている。皺の寄ってしまった白衣が、冷房の風にさらりとなびく。
進もまた服を着直した。汗が残るか残らないかのシャツの生地が、決まりの悪い肌触りだった。

「……リハビリと言っていいんですか、これは」

行為が終わった後、互いの身支度を見ない、というのは、二人の間に何時ともなく定着した不文律だった。
進が窓辺を向けば、理香の横顔に目の焦点が寄った。

「また、そんな顔してますね」
「人の顔見ながら、そんな、とか失礼よ。どうしたのよ、今日は」

呆れて鼻で笑った理香に向かって、進は歩み寄った。
リハビリの初期で、真っ直ぐ歩行することもままならなかった頃を、彼女は感慨と共に思い出した。

「どうかしてるのは、先生のほうです」

ひたむきな高校球児の視線に、至近距離で射竦められる。進はいつだって眩しく映る。
そうなると、もう負けそうになる自覚が、理香にはある。認めてはいけない感情に、流されてしまいそうになる。
昔の自分が、もう少ししっかりしていれば、彼らの悲劇は防げたはずだった。
彼のリハビリを引き受けたのも、贖罪という名目の自己満足でしかない。
それでも、彼に対して何かできることがあれば、と思って、ここまでやってきた。

「あまり、分かった風な口を聞くものじゃないわ」
「いえ、先生のことはよくわかりません。今まで、先生のことを信じて、一緒に頑張ってきたのに、
 治る間際になって浮かない顔をされると……何だか、治りたくなくなってきますよ」
「……我が儘な患者ね、本当に」
「さっきみたいに、はぐらかさないでください」

身体が治っても、こうして会ってくれるか。会っていいものだろうか。
理香は、自分がとてつもない悪女に思えて仕方がなかった。
もっともらしい理屈で、純粋な少年を誑かして弄んで、ずるずると甘えてるばかりな気がした。

「私にも、色々と思う所があるのよ。あなたとの付き合いも、長くなったしね」
「何ですか、思う所って。そんな気を持たせるような言い方、珍しいじゃないですか」
「あなたが、何時の間にか、こまっしゃくれてきたせいよ」

進の顔を見つめ返すと、理香の内心がじくじくと疼いた。
それは彼と出会ってからの感慨か、罪悪感か、一回りも年下の相手に対する羞恥か、それとも。
彼女はそこで思考を打ち切った。

「僕は、先生のことが好きです。だから、治ってからそれでサヨナラ、なんて嫌です」
262名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:37:57.49 ID:+YNsLdv/

――悲劇のヒロイン気取っちゃって、格好悪いわよぉ、姉さん。
263名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:39:01.26 ID:+YNsLdv/

進が告白を投げつけた瞬間、理香の表情が苦しげに歪められた。
ほんの僅かな動揺であったが、そばで見ていた彼には、それと分かるものだった。

「出会った時から、素敵な女性だとは思ってました。でも、最初はそれだけでした。
 それから、一緒に過ごしている内に、僕は先生に惹かれだした。他の誰でもない、僕自身を見てくれていたから。
 どうしても、別れたくないと思いました。こんなに強く思った人は、あなたしかいません」

ストレートで力のある言葉をぶつけられて、理香は折れそうな自分を必死で支えていた。
ここれで折れたら、後ろめたいという感情で、自分のしてきたことがひしゃげて、何もかも歪んでしまうと思った。

「進君の、気持ちには応えられないわ。こんなことまでしておいて、それから言うのも不細工だけど」
「応えられない、ってどういうことですか。そんな言い方っ」
「私だって言えないことはあるの、言っても、あなたを納得させられる話じゃないし」
「……もしかして、プロペラ団の件、未だに責任を感じているんですか」

進が理香の肩を掴んでいた。その手を払おうとした彼女が、動きを止めた。
詰め寄って来る彼に対して、いよいよ彼女は気圧された。

「……ああ、そういうことね、どうせ……京子に吹きこまれたんでしょう。
 そのあたりの事情は、あの子ぐらいしか知らないだろうし。変な気を回して」
「僕が、プロペラ団の改造を受け入れたのは、僕の判断でしたことです。それを、先生に気に病まれたら」
「子供がっ、子供が、大人ぶった口叩くんじゃないわよ」

すぐそばまで近づいていた進の胸板を、理香は手で押し退けようとした。
しかし体格の差は歴然としていた。押そうとした手で逆に押し返され、彼女は窓際の壁に背中をぶつけた。

「へぇ、子供って言うんですか。それなら、先生はさぞ立派な大人なんでしょうね……」
「……何とでも言いなさいよ」
「いえ、もういいです。やっぱり、口では先生に敵わない」

そのまま進は、窓際の壁に寄っていた理香との距離を、息がかかりそうなほど縮める。
額と額が当たって、窓から差し込む午後の陽光に照らされている。
緊迫した空気が緩みだす。頭がぼうっとして、昼下がりの気怠さの中へ漂っていく。

「まだ、し足りないの?」
「先生が、はぐらかしてばかりで、何も言ってくれないからです。覚悟、してくださいね」
「……本当に、手間をかけさせる患者よね……」

進の手が、理香のパンツスーツをかすめてバックルにかかる。理香は、すっかり手馴れた手の動きを黙って眺めた。
さっきの騎乗位で絶頂し損なった女陰に、ちらりと熱が溜まるのが、彼女に感じられた。
264名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:40:03.79 ID:+YNsLdv/


「壁から背中離しちゃ、ダメですからね。あ、踵もですよ」
「変な趣向ね……しかも、脱がすの下だけって」

理香は壁に背中を寄りかからせながら、軽く足を開き気味にして立っていた。
白衣とYシャツはそのままで、パンツスーツが床で足と絡んで脱ぎかけのままになっている。

「取り替えた下着が、また濡れてますね。このままだと、スーツ汚れてしまいますよ」
「踵を壁にくっつけたままじゃ脱げないわ。替えも用意してあるから、いいわよ、もう」

進は身体全体を、理香から見て右側のすぐそばに置いていた。反対側、彼女から見た左には、机と窓があった。
肩口から彼女の耳元に囁いて、目の前に広がる髪の匂いをも堪能する。

「さっきは、よくも好き勝手にやってくれましたね。おかげで、まだイってないでしょう」
「何よ。あなたが根性無しなせいでしょ。そんなことでムキになってる内は、子供なのよ」
「本当に、下全部汚すことになりますよ」
「やれるもんならやってみなさいな」

売り言葉に買い言葉。進は躊躇いなく右手で理香の下着の中に分け入った。
微かに彼女が息を乱す。雌蜜の潤みを指に塗れさせ、秘裂もそこそこに膣内へ侵入する。

「ん、んんぁっ! な、そんな、乱暴に、だめよ」
「今、先生ぎゅーってしましたよね。中指と薬指、すごく絞められましたよ」
「それは、その、いきなりだったからっ」

進が中指と薬指をぐいと曲げる。理香の下着に浮いた彼の指関節が蠢く。
彼女の腰がかくんと落ちて、下品なガニ股になってしまう。無理な姿勢を支えるために、さらに力が入る。

「もうすっごく熱いです。騎乗位だと、どうしても責められないところがありましたから、そこいきましょう」
「や、嫌よ、こんな姿勢は、ねぇ」
「僕に寄りかかってもいいですけど、僕の右腕に体重かけないでくださいね。危ないですから」

理香の腰がふらついて、太腿がいやらしく開かれる。
膝から下が落ち着かなく動き、脱ぎかけのパンツスーツが床を滑る。パンプスのヒールがかつかつと硬い音を立てる。
進は、女陰の浅いところを執拗に指でこじって責め立てている。

「はあぁぁっ……う、くっ、ふぅっ」

壁に貼り付けられた身体をくねらせる。快楽を逃がすことも出来ず、不格好で卑猥なダンスを踊るばかり。
ただ膣内を掻き回しているのとは違う、進の指の意志を悟った時、理香は身体が沸き立つ感覚に揉まれていた。
265名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:41:06.19 ID:+YNsLdv/


「ここ、ですよね。確かに、みっともない格好です。いい大人の姿じゃないですよね」
「あふぅぁあっ……この、そんな、ことばかり、覚えてっ――くぅぅ、あ、あ、あ、ひああっ」

進の生意気な物言いに、理香は彼の顔を睨もうとしたが、それはまともに果たせなかった。
彼女の身体に、出口を求めて迷走している衝動が、徐々に熱を持って集まってくる。
指はGスポットを確実に擦り、それに合わせて下腹が引き攣る。疼痛と快感が溶け合いながら、女陰に収束していく。
仰け反り出した彼女の身体を、彼は力づくで壁に押し付け直す。二人の身体がさらに密着して、息と息が混ざる。
指戯はエスカレートしていく。彼女の左手は壁を所在なさげに引っ掻き、右手は進の右腕を強く握る。
身体の震える感覚が短くなっていく。色の変わってしまった下着から、沁み込んだ雌蜜がついに垂れだした。

「や、やぁっ、だめ、このままじゃ、汚れちゃう、出る、出るからっ」
「このまま掻き出したら、少しすっきりするんじゃないでしょうか。男だからわかりませんけど」
「わ、私が下手に出たら、しれっと――は、あ、んあ、はっ、あああっ!」

理香の体勢は崩れて、完全に進の肩に寄りかかっていた。全身が悦楽に喘いでいた。
女陰の歓喜に翻弄されて、白衣や髪の毛はずりずりと壁に擦られ乱れていた。
指が膣内を激しく突くと、彼女の腰が大きく落ちて、とっさに左手がかろうじて机に手を突く。
腹から女陰にかけては、呼吸するようにびく、びく、と蠢いている。脚の震えは、今にも壊れてしまいそうだ。

「私が、私が悪かったから、だから、あっ! もう、止めてぇ、出るっ、出るのやだあっ」
「じゃあ。指、やめますか」
「止めて、止めてぇ、もうだめ、んやぁああっ、あああっ! い、イク、いっちゃうからっ」
「そうですね。盛り上がってきたみたいですし、そろそろ僕も満足したいですから」

指責めが途切れたと思った瞬間、理香の視界がまるごと回転した。
266名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:42:10.01 ID:+YNsLdv/


息も絶え絶えの理香は、また自分の体が何か硬く冷たいものに押し付けられたのを感じた。
悦楽に犯されて朦朧としている手足で探る。眩しい光が半開きの目を襲う。

「な、何これっ、ま、窓なの……?」
「そうです。今日は、まだまだいい天気ですね」

理香はいつの間にか移動させられ、隣にあった窓際の机に、前屈姿勢で上半身を投げ出していた。
そして後ろに突き出された下半身を、進が両手でがっちりとホールドしている。ちょうど後背位の体勢だった。

「だっ、駄目、よ、ここ一階なのよ、こっこれじゃ外から見えちゃうじゃない!」
「先生。僕はこれから、先生の腰が立たなくなるまで、先生のおまんこを突こうと思います。
 この体勢だと、僕が支えられるのは下半身だけですから。その机から落ちないでくださいね」
「やめなさいっ、そんな勝手は許さな――ひいぃいっ!」

痺れを切らしたのか、進はガチガチに張り詰めた欲棒を着衣から解放して、強引に理香の雌孔をこじ開けた。
肉体の奥深くまで雄を迎え入れる快楽が、達しそうで届かなかった騎乗位と指責めの分まで、まとめて理香を襲ってくる。
進は両腕を理香の下腹部と肩に回し、力づくで持ち上げて机の角に押し付ける。
その弾みで欲棒がさらに鋭く雌孔を抉り、彼女の尻がむずかるように打ち震えていた。

「あ、ひ、ひあぁっ、ね、進君、お願いだから、こんなの、や、ぁああっ! そこ、突いちゃ、駄目よっ……」
「これが……先生の、子宮口なんですよね」
「そう、そうよ、だから、ね、お願い、そこは」

進は理香の腰に両手を移し、勢いをつけて肉棒を打ち付けた。声を噛み殺しながら、理香が背中をのたうたせる。

「本当は、ここまでして欲しかったんですよね。何度もセックスしてれば、僕にだって分かります。
 僕の人生狂わせたって、そんな罪悪感があるなら、それごとあなたを僕のものにします。いいですよね」

机の上に突っ伏している理香に向かって、進は彼女の背後から囁いた。
彼女の返事を待たずに、彼は欲棒を一旦引き、入口近くまでためを作ってから押し出した。
腰から脊髄まで痲れる衝撃に、彼女は声も出ないまま背を仰け反らせた。

「まだ、まだ、もっと、行きます、先生、覚悟して下さい」
267名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:43:11.52 ID:+YNsLdv/

律動は、今までの二人で共同して快楽を探って集める、という生やさしいものではなかった。
進は欲棒を理香の奥まで打ち、叩き、貫いて征服しようとする。それは肉欲より図々しく、素朴な独占欲の発露だった。

進は理香の雌孔を執拗に穿ち、抉り、粘膜の襞のひとすじにまで抽送を張り巡らせようとする。
理香の充分に成熟した子宮を、その入り口に捻じ込まんばかりに責め抜く。

「う、く、うぁ、んんんっ、ひあぁあぁっ、んはぁああっ」

ひゅうひゅう覚束無い呼吸と、喚呼か悲鳴かといった切れ切れの声が、理香の喉を交互に飛び出す。
切れ長の目と長い睫毛が、むずかっているように震える。虹彩の据りが怪しくなる。
くちびるは涎をせき止め切れず、時折思い出したように開いたり閉じたりしている。
理香の吐息を浴びせられ、部屋と外を隔てる窓ガラスの曇りが、わずかに濃くなったり薄くなったりする。
窓枠近くに置かれた机に、理香の両腕がしがみついているが、上半身を支えるだけでもやっとの有様。
欲棒が雌孔の中で彼方此方と行き来する度に、彼女の手指は何かを掴もうとして窓辺を引っ掻く。
くちびるの動きに合わせて首筋は引き攣り、栗色の髪は振られ、背中の骨肉が軋む。雌孔が収縮する。

理香がここまで深い侵入を許したのは、進が初めてだった。身体の底まで貪られる衝撃が、彼女を苛み、蕩かせていく。
子宮からその奥まで及びそうな、力強い欲棒の運動の一回一回が、鑿(のみ)と槌の如く彼女の理性を削ぎ落としてくる。
未知の体験で、理香は性交について持っていたはずの余裕を引き剥がされていく。どんどん素の情欲を晒される。

「あっ、んぁああ、く、お――んあ、はうァあッ、うあアアぁあっ!」

腰が力を失い、ずるずると落ちていく。進の勢いづいた律動をぶつけられ、尻肉が小気味良い音を立てる。
より腰の高い進に突き上げられて、爪先立ちになった理香の足が、今にも壊れそうに震える。
太腿は大きく開かれている。そこから垂れる雌蜜の雫が、進の欲棒の突き入れの衝撃で、細かい飛沫となって床に散る。

「せんせ――先生っ、僕、先生のこと、好きです――誰にも、渡したくないくらいっ」

顕在化した独占欲と、身体で覚えたやり方が結びついて、進の責めは尽きる気配がない。
理香を相手に最適化された進の手管は、一年余りの成果を存分に発揮し、今度は彼女を開発する。
彼女が密かに眠らせていた淫らさを、その門を乱暴に叩いて呼び起こす。
目覚めたそれは、身体の芯から徐々に沁み出して、やがて全身を残らず溶かしてしまう。

理香は無意識にそれを悟っていた。分かっていて、彼女は身体を吹き抜ける愉悦に身を任せた。
進との交歓を重ねて、理香の雌孔はすっかり彼の欲棒を受け入れていた。
彼女を最後に押しとどめていた心の箍も外れてしまった。

「んあっ、う、んはぁあぁっ、おあぁっ、んぁっアぁぁあアッ!」

獣じみた体勢で組み敷かれ、ただの雌として一方的に蹂躙される。
それは技術だとか、知識だとか、経験だとか、そういう小手先のものが及ぶ領域ではなかった。
もっと根源的で、荒々しく、飾り気の無い雌悦が、理香を押し潰していく。

進は理香の腰骨のあたりを抱え直し、浅い所から一気に欲棒を奥まで押し込んだ。
押し込んで、降りてきた子宮口を亀頭で探り当てると、そこだけを何度も徹底的に刺激した。
何度も子宮口を襲う責めは、進の理香を孕ませる意思、欲棒による宣告だった。
その意思が過ぎった瞬間、理香は圧倒的な悦びに意識が眩む。ひとつの雌となった理香は、子宮の快楽に全身をのたうたせる。

「んくぅっ、んんんっ、んあっ、あっ、うあぁっ、あ――んあアアぁアぁアッッ!!」

彼女は膝から崩れ落ちかけ、それを後ろから支えていた進に、完全に重心を持って行かれた。
理香は進に足を絡ませながら絶叫した。彼女の咆哮が、無機質な部屋を天井まで騒がせる。
進は本懐を遂げるべく、彼女のがくんと落ちた腰ごと貫かんばかりに欲棒を押し付け、子宮口を擦りながら吐精する。
彼女の情欲に熾った雌孔を宥めるように、さらに欲棒を往来させ、粘膜の隅々にまで塗り込む。
吐精は三度ばかり欲棒を脈打たせて終わった。進が息をついても、理香は余韻に身体を慄かせていた。
268名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:44:14.15 ID:+YNsLdv/


理香の様子は、一見してひどい乱れ様だった。
腿は股関節のぎりぎりまで開かれ、膝は本来の役目を放棄して笑い、ふくらはぎは足先の伸びに連動して突っ張られている。
秘裂からは、しどけなくも雌蜜が湧き出して、あまりの量で進の下半身まで雫が伝わっていた。
下着やパンツスーツは無残に汚れて、かろうじてパンプスを履いた足先にまとわりついていた。
理香の腕は、疾うに彼女自身を支える力を失っていて、窓際の机に上半身ごと投げ出されていた。
ばさばさと乱れた栗色の髪が散らばる背中が、荒い呼吸で上下している。それと共に、上から圧(おさ)えられている双乳が形を変える。
さらにその向こうの、突っ伏された顔の表情は伏せられて、進の視点では定かでない。

進は欲棒を引き抜くと、そのまま腰を落として膝下に力を込めた。
充分力が残っていることを確認すると、彼は未だ絶頂醒めやらぬ理香の身体を後ろから両腕で抱え上げた。
進の右腕は理香の首に、左腕はアンダーバストに回され、理香の上体を起こす。勢い余って、進は後ろによろけてしまう。
その拍子に彼女の秘裂から、精液と雌蜜の混合物がどろりと糸を引いて床に落ちた。

「あ、やっ……こんな、こんなの、恥ずかしい……っ」

足腰の動作が回復していない理香は、背中から進に寄りかかっていた。
進がよろけたとき、彼女の身体も軽く仰け反って、直接垂れ落ちる様子が見えてしまったらしい。

「先生、今の、すごく可愛かったですよ。もっとそういうところ、僕に見せてください」
「もう、すぐ調子に乗って。こんなのは、今日だけなんだから」
「じゃあそれなら……これだけじゃ惜しいですから、ひとまずもう一回、僕に付き合ってください」
「……これもしかして、明日は本当に私の腰が立たなくなるんじゃないかしら」

理香は進の言葉を聞いた刹那、悪寒にも似た疼きが、子宮から走るのを感じた。
彼女はそれを誤魔化すように薄く笑ってみせた。が、秘裂は行為の気配を察して、早くも新たな雌蜜を滲ませていた。




――回数を数えるのは、もうやめてしまった。

――もうじき私は、あの子から離れられなくなる。あるいは、もうあの子のものにされている、かも知れない。

(おしまい)
269名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 01:51:33.07 ID:+ZpNzZIb
>>268
GJです!
270名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 06:18:49.26 ID:oQDn7n9S
GJ!
271名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 00:12:24.30 ID:k7YoDt9m
GJ!
272名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 01:21:34.83 ID:ECb5igGu
GJ
若干暗い関係がいい味出してるなあ
273名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 01:29:55.26 ID:uguJh4J6
>>268
GJ
274名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 15:31:02.62 ID:NatzoG/P
一番人気の女キャラってやっぱりさら?
275名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 20:58:42.02 ID:k7YoDt9m
レンちゃんだと思うぞ俺は。
276名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 21:30:11.15 ID:pfI7M8Hj
そういう話題は荒れるからやめとけ
277名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 21:36:10.99 ID:k7YoDt9m
よし!またみんなで新たなネタでも考えようぜ!
278名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 22:49:47.45 ID:9rfUozRv
8主×武美と9主×友子とかか?
279名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 23:37:31.17 ID:uguJh4J6
みんな違ってみんな良い
>>278
きっと4Pとかもいける
280名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 00:18:27.68 ID:/3S20Onh
オニザメ×8主×輝×疋田×官取×11主の恐怖の6連結・・・
ではなく6Pなんてどうだ?
281名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 00:21:30.36 ID:ahYRpIis
>>280
残念だがホモネタはNG
282名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 00:34:15.98 ID:/3S20Onh
新たなネタに期待して全裸待機。
283名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 13:28:12.76 ID:7gilzcYh
9以前で一番好きなキャラは?
284名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 13:33:20.62 ID:Vx5zK/9m
恵理
285名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 13:34:56.26 ID:h6UW111g
梨子
286名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 15:14:46.77 ID:M5Kg+4g3
小晴
287名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 16:14:10.81 ID:Lr3B2G36
芙喜子
288名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 16:40:26.34 ID:LwjoAYKj
289名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 16:40:43.27 ID:euuCBYSU
たまちゃん
290名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 17:01:28.96 ID:YDvU/Vnd
霧島さん
291名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 17:19:09.43 ID:5+Sz3Ngr
これは挙げた彼女候補でネタを書くって事なのかな
292名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 17:26:02.63 ID:wMtP+XYX
寺岡さん
293名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 17:41:20.78 ID:qvZ7891E
さら
294名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 17:59:31.72 ID:ENbZvsPl
9以前だと恵理ですみゅん☆
・・・・・・この流れはいつまで続くんだろうか
295名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 18:12:15.19 ID:qvZ7891E
さら
296名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 19:31:49.17 ID:/3S20Onh
流れを変えるためにそのキャラでSS書くとしたら
どんなシチュにするかでも書けばいいんじゃね?
297名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 19:49:14.02 ID:qvZ7891E
さらのお漏らし物を希望
10主の目の前で
298名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 20:03:29.54 ID:J+zdam2k
需要なんて気にするなら書くな。
自分でネタを考えられないなら諦めろ。
書けないからって報告は必要ない。
書いてる途中って報告も必要ない。
書くって宣言も必要ない。
書きたいなんて宣言も必要ない。

>>296
書くとしたら、じゃなくて実際に書けば良いじゃん
299名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 21:08:38.47 ID:ahYRpIis
まあ、気にせずネタ考えて投下すればいいんじゃないかな
ネタ談義とかはありかもしれないけど好きなキャラとか語るのは流石にスレチかもしれないね
まったりまったり行きましょう
300名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 23:10:37.68 ID:NP9HAGGR
フッキー
301名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 23:39:45.65 ID:qvZ7891E
さら
302名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 00:40:16.26 ID:a09X9TOQ
この流れのまま500レスまでいったら、のりか×ジオット
303名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 01:12:58.05 ID:fp/tysUn
のり塩なんて誰得
304名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 01:23:22.85 ID:Z1x/jhsi
そろそろ流石にスレチ
305名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 02:05:20.64 ID:JEfwTKIs
さら
306名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 03:01:10.86 ID:+/Pm4iXV
ひな祭りってテーマにどんなキャラがぴったりなんだろうか?
307名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 04:32:38.35 ID:+7DV0jBh
12の女の子とかまともに雛祭りしたことなさそう
逆に6や9に出てくる少し歳行ったヒロインとかは「そんなの祝う歳じゃない」と言いそう
308名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 04:47:06.22 ID:6+Bh7Awu
白瀬や武美を無理矢理祝って赤面させるという嫌がらせをだな
309名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 15:09:15.81 ID:o3JLjjBq
>>307
確かにパカは初体験かもしれないな
310名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 15:49:18.94 ID:u++/DUuM
6なら鈴音さんあたりがぴったりかと。
311名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 17:41:50.43 ID:mcgtnp99
木岡社長がものすごい豪華な雛人形とか出してそう
312名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 21:09:53.24 ID:a09X9TOQ
ひな祭りでよく飾られるひし餅って、下の緑と上のピンクに挟まれるように白があるのか。
……桃色の髪の女性が彩さん以外に思いつかない。
313名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 21:29:25.36 ID:GKStP6GG
若菜は?
314名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 21:35:27.51 ID:OumGVS/d
しあーん
315名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 22:24:52.67 ID:u++/DUuM
ひな祭りにはシズヤもぴったりかと思う。
2人でこっそり小さなひな人形を買ってひな祭りをするシズヤと主人公。
その様子を見て不機嫌になる魔人。みたいな?
316名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 01:49:52.43 ID:d2ID0fna
個人的イメージではナオもまだ楽しんでそう
317名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 02:00:44.26 ID:ZcL32+OL
>>312
葉月とヒヨリ
318名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 22:53:36.02 ID:VtXCGDDf
シズヤ攻略時の三月三日のとある会話
具田「小波くん、大きな包みを抱えているでやんすね。
    何を買ってきたんでやんすか?」
小波「これ?ああ、ひな人形だよ。自分の部屋にかざるんだ。」
具田「どうして彼女どころか女っ気もない小波くんがひな人形を?
   それにどうしてわざわざ寮の自分の部屋に飾るんでやんすか?」
小波「いやーシズヤがどうしてもひな祭りをやってみたいって言うから・・・
   って何でもないよ!ただ何となく飾ってみたくなっただけだから!
   じゃあね具田くん!」
具田「なんか最近の小波くんは怪しい行動が多いでやんすね・・・
   独り言を言いながらニヤニヤしていることが多いしこの間部屋をのぞいてみたら一人で
   ババ抜きをしながらだれもいない空間へ話しかけていたでやんす。」

ダメだ!オレの力ではここまでが限界だ!
319名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 00:31:49.22 ID:8cN0KW4I
11主とシズヤとマジンと悪魔でババ抜きしてるんだろうけど
空中に浮かぶカードを見て、具田君はどう思うんだろう…
320名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 01:03:15.42 ID:Z8rOPr49
パワポケではよくある事
321名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 01:09:52.41 ID:8cN0KW4I
ひな祭りネタなら14でも出来そうだな、ただし甘酒で酔っぱらって… とか、
322名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 20:49:16.06 ID:ZgQpkylU
じゃあ14の彼女候補の中で甘酒で酔っぱらったら一番大胆になりそうなのは誰か考えようぜ!
323名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 21:00:36.99 ID:FnSwjOsR
先ず隗より始めよ
324名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 21:24:48.88 ID:ZgQpkylU
どういう意味ですか?
325名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 21:55:48.80 ID:Vg5APbLb
ググることが出来ない哀れなお前のために、
わかり易い言葉で言ってあげると「言いだしっぺの法則」ってとこかな
326名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 22:01:14.62 ID:ZgQpkylU
甘酒に酔って今まで以上に主人公に体当たりする響子なんてどうだ!
327名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 22:11:08.20 ID:Vg5APbLb
鳴く猫は鼠を捕らぬ
喋ってばっかり考えてばっかりで実行はしないのね
328名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 22:14:43.60 ID:4ADXaUdv
ぶっちゃけ14の彼女は姫子さやか以外レベル低すぎて話す気になれねぇ。
329名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 22:17:20.10 ID:ZgQpkylU
となるとさやかor姫子に路線変更しなければ・・・
にしても響子ネタは誰得なネタだった今は反省している。
330名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 22:31:20.11 ID:TKdqp9iv
最近このスレに中学生臭い奴が出没して困る
331名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 22:52:25.43 ID:xjpuvmXE
ネタ出しが全く意味が無いとは言わないが、これまででスレのネタが拾われたのなんて片手で数えるほどだしな
さらに過疎るよりはマシだろうけど
332名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:48:37.95 ID:8cN0KW4I
だって仕方がないだろ 
俺達は…

14でエロSSを書くことを、強いられているんだ!!!!!!!!!!
333名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:49:19.09 ID:Vg5APbLb
強いられてるなら書けよ
334名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:50:19.70 ID:4ADXaUdv
>>332
お前もうウザいから二度とここに来るな。
文面からして以前から来てるウザいやつだってバレバレなんだよ
335名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:51:12.64 ID:SQVWS9HZ
あまりに普通にハンナがディスられてて怒りが有頂天
オレに技量があればSS書いて布教できるというのに……
336名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:55:44.54 ID:Vg5APbLb
技量なんて必要ないよ。
才能なんてもっと必要ないよ。
必要なのはモチベーション。文才だの何だのは甘えでしかない
337名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:56:23.79 ID:PMlZUc2y
ハンナは外見がベジータだし中身もほぼ男だしルートでも恋人じゃなくて友達っぽかったし…
恋人にはならなくても外見と中身が少しでも女らしければな
338名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 00:24:26.98 ID:xhl85qrW
書いてGJ貰うのはともかく好きでもない人を好きにさせるのは相当の技量が必要な気が


まあいいや
とりあえず口調を確かめてこようかね
339名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 00:55:09.54 ID:kaSppaQt
響子可愛いじゃない、青春してる感がなんとも言えない
340名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 00:59:16.58 ID:TpA9NvcA
まあまあ、揉めても仕方ないしまったりまったり行きましょうよ、
ネタが浮かんだら、とりあえず一度チャレンジしていけば良いのさ。そこから見えることもある
341名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 01:00:14.75 ID:G3yGAWG6
>>334
意外とバレるんだな
342名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 01:13:49.32 ID:zR4OuVq2
テンプレにも書いてるけどそういう人は構ったり反応したらアレだから、スルーが一番いいんだよな
そういう人は構ってちゃんが多いからね、大方前に沸いてたいつもの人だろうし
荒らしはスルースルーで行きましょう
343名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 08:38:10.02 ID:6YR1UVrH
試しに1つ書いてみたので上げてみます、エロパロに相応しい内容ではないかもしれませんが…


ピンク「ううう…あんまりよぅ…」
14主(ヒーローって何だろう…だんだんカズさんとブラックさんが悪魔に見えて来た)
カズ「ケーケッケッケ」
ブラック「大丈夫、皆で不幸になれば怖くない」
ピンク「うわーん。恨んでやる恨んでやるー!!」
14主「あのー、ピンクさん泣きながら壁に頭突きしてますけど…」
ブラック「作戦成功♪」
カズ「リーダーはこういうのに関しては天才的やなぁ。尊敬するわ」
14主「何やらかしたんですか?ピンクさん普通じゃないですけど」
カズ「ああ、それはな…」


(数日前)

ブラック「明日は3人で一晩中パトロール決定ね」
ピンク「ちょっと待ってよ。明日は彼の誕生日なんだから勘弁してもらえない」
カズ「そんなの知ってるわ。だからこそや」
ピンク「確信犯!!」
カズ「朱里もいなくなってヒーローも人手不足やからなぁ。お前の彼氏も野球のコーチの仕事で忙しいらしいし丁度ええやん。他の皆には既に明日は休むようにってリーダーから連絡入れとるし」
ブラック「そういうわけで明日はよろしく♪」
ピンク(悪魔だ…人の面を被った悪魔がいる…)


14主(うっわー…ピンクさん可愛そうだなぁ)
ブラック「誕生日はそれほど重要じゃない。他の日にイチャイチャすればいい」
カズ「ホンマ。お前らの惚気話聞かされるこっちの身にもなってみぃ。毎日毎日夜の生活聞かされてたらこっちも腹立つわ。この前なんて裸エプロンで…」
ピンク「わー!!わー!!わー!!あんた子供に何てこと言ってるのよ。あいつがどうしてもやってくれって土下座しながら頼み込んできたからどうしても断りきれなくて…じゃなかった。この子が変な事に興味持ったらどうするのよ」
ブラック「大丈夫。いつか必ず興味を持つ時が来るから。それが早いか遅いかだけの事」
カズ「あいつは特にそういう感じでもなかったんやけどな。気付いたら他の女と結婚して可愛い娘までおったけど」
14主(ああ…そう言えば紗矢香のお父さんってカズさんの元恋人だって言ってたっけ…)
カズ「朱里は朱里でラブラブやったし。昔は大の男嫌いやったのに今じゃ旦那と毎日あんな事やこんな事を…」
ブラック「こっちはこっちで全然上手くいってない。最近は喧嘩ばっかりだし」
14主(恋愛って難しいんだな…紗矢香やヒカルやハンナもいつかこうなっちゃうんだろうか…)
ピンク「自分らが上手くいってないからって、人の幸せの邪魔しないでよ。お陰でせっかく買ったプレゼントを誕生に渡せなかったじゃない」
ブラック「大事なのはピンクが彼を想ってプレゼントを渡したって言う事実。いつどこで渡すのかは重要じゃない」
カズ「その気持ちが大事なんや」
14主(言ってる事は正しいんだろうけど、妨害工作した人たちが言っても何の説得力もない…)

ピンク「良いわよ。家に帰ったら彼とイチャイチャしてやるんだから」

14主「あのー、ピンクさん出て行っちゃいましたけど…」
カズ「なあ、リーダー。次の作戦はどうする?」
14主(聞いてねぇ…)
ブラック「クリスマスのホンフーは流石にやりすぎだっただからそこまではしないけど、この手の妨害策はちょくちょくやりましょう。バレンタインと彼の誕生日が終わったら今度はピンクの誕生日という事で」
カズ「うちらの前でイチャついてるカップルは皆爆発すれば良いんや」
14主(紗矢香と付き合ってる事がバレないようにしなきゃな…)
344名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 16:12:32.66 ID:80PdNRFn
GJ!
こんなヒーローとつきあっている14主の将来が危ない気が・・・
345名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 16:14:22.23 ID:80PdNRFn
GJ!
こんなヒーローとつきあっている14主の将来が危ぶまれるな。
346名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 16:44:55.96 ID:SyxymCHi
↑調子の悪いパソコンで無理矢理書き込んだら二重に書き込んでしまったみたいです。
どうもすいませんorz
347名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 19:47:23.57 ID:dIi7R/f/
ハンナはもう少し容姿が女性らしかったらなぁ・・・
まあハンナルートいってみたら意外と可愛かったがなw
348名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 20:29:07.49 ID:TpA9NvcA
そういえば高校生はもう卒業シーズンか
349名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 21:42:16.88 ID:dIi7R/f/
そういえばさやかは漣のことなんて呼んでたっけ?
350名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 22:10:41.00 ID:DxT6fOIa
まとめに2作投稿しました。
良ろしければ読んで頂けると幸いです。
351名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 22:30:32.71 ID:dIi7R/f/
GJです!
352名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 05:00:40.55 ID:HTvz9JMe
>>350
GJ!
353名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 14:08:15.71 ID:36H1rud8
パワポケ14のひな祭りネタなんだけど
彼女候補じゃなくて主人公が甘酒で酔って大胆な行動に出るネタなんていいと思うんだ。
354名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 14:17:18.37 ID:B01MrNpI
じゃあSSにすればいいと思うよ
355名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 16:32:53.55 ID:36H1rud8
そういえばさやかって漣のことなんて呼んでたっけ?
たしか漣おねえちゃんだったか?
356名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 18:29:06.19 ID:36H1rud8
ジン「小娘もご主人様も今日がひな祭りだからって完全にワタシの存在を
   完全に忘れてるでマジン。だからちょっと過激な仕返しをするでマジン。」
   (ぼわわーん!)
ジン「ご主人様の甘酒のアルコール度数を大幅に上げた上に媚薬効果を加えたでマジン。
今晩小娘がこれを飲んだご主人様に襲われて純潔を散らして泣き叫ぶ様子が目に浮かぶでマジン♪」
357名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 02:52:27.39 ID:LduDXMQM
>>355
「漣おねーさま」だったかと
358名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 03:04:45.31 ID:vZOlzqrx
流れ切って申し訳ありませんが、この場で宣伝させていただきます。

現在某所でパワプロクンポケットのパロロワを企画進行しています。
興味のあるお方は以下のURLからジャンプしてください。

企画議論スレ
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/15311/#1

よろしくお願いいたします。
359名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 04:47:24.02 ID:mbcJazie
>>350
毎度毎度GJです!
360名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 08:20:48.26 ID:La3O/byk
>>358
スレチ。帰ってください
361名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 10:15:11.28 ID:2Iv2uKKV
雛祭りだねえ
362マゼンタ:2012/03/03(土) 12:02:34.55 ID:dSYUhaWb
メリークリスマス!
今日はひな祭りだ。
363名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:53:57.17 ID:6mPP0NIN
せっかくのひな祭りなので。


かちゃかちゃかちゃ。
水のせせらぎに乗り、食器が互いにぶつかり合う音が聞こえてくる。
かちゃかちゃかちゃ。
かちゃかちゃかちゃ。
かちゃかちゃかちゃ、きゅっ。どうやら、終わったらしい。
「ふぅ。これにてしゅーりょー!」
「おお、ありがとう。でも今日ぐらい俺に任せりゃいいのに。今日はお前のための日なんだぞ?」
「いいよ、このぐらい。それよりそっち行っていい?」
「ああ。おいで、ピンク」
キッチンから声が弾む。返事を返すと満面の笑みでこちらに歩いてきた。ベッドに腰かけている俺の隣に、ぴょん、と飛び乗り、すりすりくっついてくる。よほどごきげんなのか、甘えん坊モード全開のピンク。
それでいい。
なんと言っても、今日は桃の日。
今日はピンクの日なのだから。
364名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:54:38.80 ID:6mPP0NIN
ことのおこりは数年前に遡る。
出会い、別れ、再び出会い。
二人を隔てていた壁を、少しずつ乗り越えつつあったある日。
もうすぐ俺の誕生日を迎えようとしていた、そんな夏の日。
ふと気付いた。
そういえば、ピンクには誕生日があるのかな、と。
尋ねてみれば案の定、ちょっぴり寂しそうに首を振られてしまった。
ある意味、仕方ない。彼女の特殊な出自が、誕生日など彼女に与えなかったとしても、それはそれで仕方ない。仕方ないのだが……。
あまりに寂しいのではないか。
短いようで長い一年、ピンクにも一日ぐらい何かしら特別な日を持ってほしい。
ヒーローとして、平和のために日々身を粉にするごほうびぐらいあってしかるべきなのだ。
頭を捻ったところ、無いなら作ればいいという至極簡単な結論にたどり着いた。
出会った日は生憎覚えていなかったから、何かぴったりな日はないかと探してみると、おあえつら向きの一日が見つかった。
そうして迎えた数年前の今日。サプライズ気味に祝ってやると、わんわん泣いて喜ばれたその日から、今日はピンクの日になった。
今日は三月三日、桃の節句である。
365名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:55:29.68 ID:6mPP0NIN
「なあピンク。幸せか?」
「うん、とっても幸せ」
「そりゃよかった。ピンクの幸せは俺の幸せだからな」
そんな、どこにでもあるような甘い言葉にすら、ピンクはすぐに赤くなる。
照れ隠しに目を閉じ、くすぐったそうに身をくねらせるのだ。……可愛いやつめ。
愛らしい仕草をたっぷり眺めながら、準備しておいた小箱を取り出した。
今日という日を飾る、とっておきのプレゼントだ。
「はい、ピンク。今日ももうすぐ終わっちゃうけど、あとひとつだけ、俺から幸せを送るよ。……誕生日おめでとう」
「うん、ありがと。何かな…………わぁ」
ピンクのふわふわの吐息を聞いてひとまず安心する。
とりあえず、好みを外しはしなかったらしい。
「あ、あのさ、いいの?」
「いいんだ」
「でもさ、なんだかすごく高そうだし、アタシなんかには似合わないよ」
「見た目ほど高くはないよ。それに、ピンクに似合わなけりゃ誰にも似合わないさ」
ピンクパールのネックレス。それが、今年のプレゼントだった。
今年、とは言えども、実のところしっかりとしたプレゼントを贈れたのは今年が初めてである。
不況に中途採用、上がらない給料。
なかなか貯蓄も出来ず、祝おうにもせいぜい、毎年美味しいものを食べに行って終わり、が関の山だった。それが、ようやく。今年になって、相変わらずの安月給もわずかながら上向き、地道な節約の末、こうして形あるものを贈ることができた。
その辺の事情は何となく察してくれているのだろう。達成感に浸る俺の傍らで、ピンクはすでに半分泣いていた。
「ふえぇ……ありがとお、大事にするよぉ……」
「おいおい、泣かなくてもいいだろ。せっかくだし笑ってくれよ」
「う、うん……ごめん、えへへ」
……なるほど、似合わないとは言わずとも、若干早い気はしないでもない。
まあ、いいさ。17才、カラダもココロも発育途中、待てばそのうち時は満ちる。
ピンクがもう少しだけ大人になって、戦いだけでなく、何から何まですっかりパートナーとなれる未来が。
この間出席した結婚式ほど派手にはいかなくとも、その頃には、俺の給料も幾分ましになっている……はずだろうし。
「それじゃ、電気消すぞ。明日も休みだしゆっくりしよう」
その日を目指してまた一歩進もうと、立ち上がった時だった。
366名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:55:53.41 ID:6mPP0NIN
「…………待って」
真っ赤になったピンクが、パジャマの裾をつかんでいる。
ぐいぐい引っ張る様子からして、もう一度座れと言っているようだ。
「どーした?顔真っ赤だぞ?」「うぁ、あの、あのねっ」
「焦らなくていいから。落ち着いて、ゆっくり」
「う、うん。……あのさ」
「ん?」
「アタシ、その、せっかくだし、あと一個だけ、幸せがほしいなぁ、って思って。……だめかな?」
「だめじゃないけど……物によるぞ」
「さっきいってたじゃん、アタシの幸せはあんたの幸せだって。あれ、アタシも一緒なんだ。あんたの幸せは、アタシの幸せ。それで、アタシはまだ今日、あんたの幸せを貰ってない。アタシは……最後に、二人一緒に幸せになりたい。明日は休みなんだし」
「……そっか。じゃあ」
「うん……………………、合体、しよ?」
合体。
桃というよりもすももと化したピンクが、もごもごこぼした言葉。
それは照れ屋で恥ずかしがりのヒーローが操れる、精一杯の誘い文句だった。
「……ああ、わかった」
髪をかきあげ、濡れた瞳をじっと見つめて。
熟れた唇に、返事のキスをした。
367名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:57:42.57 ID:6mPP0NIN
同日、某所特設会場にて。
「……本日もやって来ました、ピンクをいじめ隊隊員会議。
まず出席から。
隊員No.1。終身名誉隊長、ブラック」
「隊員No.2。うちの幸せどこいったん?コードネーム『ダークスピア』」
「隊員No.4。人の不幸は蜜の味、コードネーム『バッドエンド』新入りのホンフーです。よろしくお願いしますね」
「隊員No.5。同じく新入り。レンちゃんのレンは横恋慕のレン、
目指すは逆転サヨナラ満塁結婚決定ホームランの浅井漣でーす」
隊長の命令に従い、大部屋に集った隊員たちが、ひととおり自己紹介を終えた。
刹那。
「ちょっと待てやぁ!!」
「……なに?カズ」
「いやなにやのうて。どこから突っ込んでええのんかわからんのやけれど、とりあえずな、二人ほどおかしな奴らが混じっとるんやないか?」
「ドゥームチェンジ、ピンク……特に不審者は感じませんよ?」
「もうカズさんったら、気のせいですよ気のせい」
「あんたらやぁぁ!!」
「カズ、気のせい」
「気のせいなわけあるかぁ!だいたいホンフー!」
「はい?」
「こんなとこで何しとるんやおのれは!」
「何と言われましても……
私はブラックさんに呼ばれたんですから、そちらに聞いてください」
「リィィダァァァ!」
「カズ、聞いて。度重なる盗さ……活動の結果、ついにピンクは警戒するようになった」
「……はぁ」
「情事の際、常時ピンクは能力を発動している。だから、もう隠し撮りは無理。代わりにこれを用意した……」
「これて……なんにするんやこのどでかいスクリーン」
「ホンフー」
「ドゥームチェンジ、デイライト」
ドゥームチェンジ。呪文のようにホンフーが呟くと、みるみるうちにスクリーン上に一組の男女が浮かび上がった。
ご存知正義の味方随一の弄られ役、ピンクご一行である。
「カメラはバレる……、だから、ピンクの能力範囲外から光を曲げて……」
「ああ……なるほど。わかった。いやわからんけども。隊員No.3、朱里は?」
「朱里は新婚生活満喫中につき臨時脱退」
「そうか……なら」
「なら何も問題ありませんね!」
「んなわけあるかぁ!」
「うう、怖いなぁ。何ですかもう」
「あんたは何や!というか誰や!何もんなんやぁぁ!!」
「だから、レンちゃんでーす。またの名を、ラブブレイカー5号!」
「ら、らぶ?……この人もリーダーが呼んだんか?」
「いえ、そちらのかたは私が。実はこの間、決闘を申し込まれましてね」
「あんたの仕業か……って決闘!?あんた相手にか!?」
「ええ。相手は凄腕の剣士でして。紛れもない一流、一流中の超一流です。
しかも超能力者でもサイボーグでもない、生身の人間ですよ。
久しぶりの、武道の『試合』でした。実力の切迫したもの同士の試合は良いものです。実に、実に楽しかった」
「あんたと互角て……世の中広いもんやなぁ……っていやいや、説明になっとらんで」
「ああ、失礼。それでですね、勝負のあと意気投合しまして。その方、あ、中村さんとおっしゃるんですけど、
なんでもラブブレイカーなる、幸せなカップルを片っ端から撲滅する活動を行っているそうで。
今回の件をお話ししたら、それならばとこちらの方を派遣してくださったのですよ。
……時に大江さん、今スクリーンには像が映っています。これは私の仕業ですが、音はどうでしょう?光を操るだけのこの能力、音は運べませんよね?」
「音って……言われてみればそうやな」
「ふふふ、そこで私の出番です。見てください、この機械を」
「……なんやそれ」
「レンちゃんのひみつ道具その1、エフェクトジャマー機能つき盗聴機です。この機械は自らの周囲にバリアフィールドを展開、あらゆる探知系能力の干渉を無効化します。ちゃんとホンフーさんに検証もしてもらいました」
「そうか。……んで結局あんたは何もんなんや」
「だから、ラブブレイカーズのブレインにして異端児、夢見る2X才、レンちゃんでーす」
「わかった。もうええ。もうつっこまん」
混沌としたメンバーに脱力、リーダーの盗撮への執念に脱力、自分一人常識の世界に取り残されたことに脱力しつつ、カズはスクリーン上の、乱れ始めたピンクに目を向けた。
(ツッコミ一人は辛いでぇ……朱里ぃ……)
368名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:58:06.63 ID:6mPP0NIN
はじまりは、いつもキスからだ。ピンクはいつも始めにキスをねだってくる。
あったかくて、ほっとして、とろんとして、心の準備ができるから、らしい。
初めての夜のことだ。ピンクは今にも泣きそうな顔をしていた。
怖いのだという。かりそめの肉体で、きちんと最後までできるのかどうか、わからなくて、怖くてたまらないのだという。

一人でわからなければ、二人いっしょに考えればいい。
そのために、二人がひとつに限りなく近づくために、俺はピンクに口づけた。
ピンクの小さな口のなかで、二人の舌を絡ませあって、暖かな粘液を混ぜ合わせて、二人をひとつに溶かし合った。
「ん……ふぁ」
……こんな風に。
「ピーンーク。だらしない顔になってるぞ」
「……だって、嬉しいんだもん。気持ちいいんだもん。アタシみたいなニセモノの体でも、大丈夫だって感じられるんだから……」
「自信がつく、か?」
「うん。…………ね、もっと。いろいろ、して」
か細く言い残して、ピンクは瞳を閉じた。
ぐでんと投げ出された白い裸身。
未だ成長を余らせた控えめなバランスが、目にまぶしい。
「ん……あ、ぅ」
首筋から肩、そっとなぞり、甘い吐息を浴びながら小ぶりな膨らみにたどり着く。
パジャマの下、シャツの下、もう一枚を隔てることなく、無防備なそれ。
夜は着けないピンクだ。気にするほど大きくないもん、と以前口をとんがらせていた。
「んっ、んぅ……」
記憶のピンクに微笑み、実物に手を添える。
見てくれ通り手のひらにすっぽり収まってしまう小さな胸。
しかし、そこは年頃の乙女たるピンクだ。俺の両手は、ちらほら残る幼さの中のわずかな成長を感じ取っていた。
369名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:58:50.88 ID:6mPP0NIN
「な、ピンク。ひな祭りって女子の健やかな成長を祝うん日なんだ」
「んぁ……、そ、そうなの?」
「ああ。だから喜べピンク。おっぱいちょっとだけ大きくなってるぞ」
「え!?ほんとー?」
「本当だとも。……どうするピンク。希望も見えたことだし、もっともっと大きくなりたいか?」
「う、うん……、おっきくしたい、から…………おっきく、して」
了解だ。と、言葉代わりに、添えっぱなしだった手を動かす。はじめはゆっくりと、ピンクの息づかいを探りながら。
淡雪の降り積もった低い山を、指で登り、舌で登り、桜色の頂点を軽く弾いてやる。
「ふぁあ……、いいよぉ……気持ちいいよぉ……」
しばらく弄くっていると、ピンクは呆気なく快楽に酔っぱらってしまった。
潤んだ眼に半開きの口元で、切な気に俺を求めている。
……こんなことを言えば全否定されるのだろうが、やはりピンクは攻められる方が似合う。
広範囲の探知能力を持つピンクはさまざまな刺激に敏感であり、痛みや悦楽も例外ではない。その過敏な体が、ピンクのちょっぴり臆病な性格の一端を担っているのではないかと俺は睨んでいるのだが、まぁ、そこは置いといて。
要するに、ピンクは人一倍感じやすいのだ。
初めの頃はいまいち要領を掴めず、ピンクに恥ずかしい思いをさせたりもした。
羞恥に悶え、意地悪されるとすぐ涙ぐむピンクはとてもかわいらしく、いまだに時たま、俺はつい苛めてしまうこともある。
ピンクとて内心癖になっているのか、口では嫌がりつつも、きちんと突っぱねてきた試しはない。
「んぁっ!あ、アタシ、もう……!」
それでも、今日はナシだ。
今日はピンクの日なのだから、最後の最後まで甘やかしてやるべきだ。
泣きべそをかかせることもなく、意地悪な言葉でもてあそぶこともせず、この穏やかな表情のまま――
「んぅ…………!!!」
きゅっ、と。ぷっくり膨れた先端をつまんだ。
同時に口を塞ぐ。叫び声すら逃がさないように、唇と唇をぴっちり張り合わせる。
熱い吐息を飲み込み、小刻みな痙攣を抱き込み、ピンクの絶頂の全てを受け止めた。
「ふぅ、はぁ、はぁ……ふぁあ……」
「息、荒いぞ」
「うぅ……、だって、気持ちよかったもん」
「そっか。それはよかった」
「…………?あれ、なんか今日優しくない?」
「何いってるんだ?俺はいっつも優しいだろ」
「………………まあいいや。ね、それより」
「ああ、わかってるよ。何てったってこんなだもんな」
じゅく。下のパジャマに手を伸ばす。
じくじく濡れた股部に触れるやいなや、一目散にやって来たピンクの両手が、半円状に広がった染みを隠してしまった。
「こーら、隠すなよ」
「だ、だって……」
「それだけ気持ち良かったってことだろ?いいじゃないかびしょびしょで。ほら、手をどけろ。脱がすから」
そう言って、柔らかな髪を数回撫でてやる。
あっけにとられた、と言ったところだろうか、ピンクはぽかんと口を開けていた。
「……やっぱり優しいよ、今日」
「気のせいだ」
軽くあしらって、しゅるしゅるパジャマを脱がせにかかる。
薄い桃色の下着ごとひんむかれ、一糸纏わぬピンクの秘所はすっかり準備万端のようだ。
溢れる愛液は太股をつたってシーツに垂れ、媚肉はひくひく蠢き待ち構えている。
ここも、ちょっぴり大人になったのだろう。体つきだってまだまだ未熟とは言え、見かけは高校生ぐらいだったピンクを前に
ずいぶんしんどい葛藤を強いられていた頃と比べると、ピンクも女らしくなった。
「そ、そんなにじろじろ見ないでよぉ……、早く、一緒に……」
「そうだな。二人で幸せにならないとな」
ピンクの催促に、にっこり笑って俺は答えた。
そうとも。俺達は幸せにならないといけないのだ。
なぜって、幸せでない者が、人々に幸せを与えられる訳がない。ヒーローとして、平和な世をもっと平和にするために、止むことのない幸せを降らせるために、
まずは自らの幸福求め、今日も俺達はひとつになる。
世界一の幸せ者を目指して、桃色ヒーローは合体するのだった。

370名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 00:02:22.08 ID:6mPP0NIN
「はぁ……、あーんな幸せそうな顔しおってピンクのやつ……あーうらやましぃ」
「まったくです!しかし勝機は見えました。ピンクさんみたいなちんちくりんぼでぃでは味わえないお楽しみを
このレンちゃんのむちむちぼでぃで教えて寝取ってやろうじゃありませんか!」
「わっ、こ、こら!んなところでいきなり脱ぐんやない!」
「すごい……うらやましい」
「リーダーもそんな目ぇすんなや!ないもんはしゃあないんやから」
「ふっふっふっ、どうですかこのはち切れんばかりの……って、きゃああ!?」
「あかん、嫉妬に狂ったリーダーが暴走してもうた!」
(さてと……そろそろ頃合いでしょうかね)
少し離れたところで、三人のどたばた騒ぎを眺めていたホンフー。
正義の味方だろうがラブブレイカーだろうが、結局は妙齢の女性達である。
映像がエスカレートするにつれて、三人共頬を紅潮させ、しきりに足を組み替えたりしていたのを、この生来の悪戯好きが見逃すはずがない。
「ドゥームチェンジ、フランシス」
小声で呟き、そして。
「内なる性欲を全て隠しなさい」
命令を発した。従うことのできない命令を、デジタルカメラ片手に。
「ドゥームチェンジ、ブラック」
後は傍観に徹するのみだ。いそいそと姿を隠し、カメラの操作に専念する。
暗示効果は切れてしまうものの、目の前の極めて刺激的なシーン――美女三人の、半ば全裸での絡み合い――
を見るに、その辺りの心配は無用だった。
(ふむ……、やはり浅井さんが真っ先に落ちましたか。続いてブラックさん……、まだ喧嘩中なんでしょうかねぇ。大江さんは頑張っているようですがまぁ時間の問題でしょう。
ふふ、思いの外いい土産になりそうですね。あの子もそろそろいいお年頃でしょうし……、いや、もしくはすでに……?)
それにしても。いつぞやは生死をかけて戦った敵が、今にも全裸に剥かれようとしている異様な光景。
信じられないほどぬるま湯な世界に、そしてそのぬるま湯を思いの外楽しんでいる自分に、思わず苦笑がこぼれる。
レンズの向こうでは、抵抗むなしく最後の一人が陥落していた。

371名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 00:03:45.20 ID:6mPP0NIN
以上です。焦って書いたのでいろいろと薄い&荒いですが、読んでいただければ幸いです。
372名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 00:40:30.54 ID:V/RjdeaU
>>371
GJ!
373名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 00:43:55.93 ID:F0WTujsP
後半が適当過ぎ
無理にひな祭りに合わせなくてもいいのに
374名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 17:20:04.09 ID:N9iNwii/
GJ!
まさかホンフーの能力をそのように使うとは!
375名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 00:13:41.67 ID:qgb7brdv
ジン 「昨日のひな祭りの日にワタシはご主人様の甘酒に術をかけて
ご主人様が小娘を襲うように仕向けたでマジン。昨日の夜に
ベッドが軋む音がしたからどうやら小娘はご主人様に襲われ
たみたいでマジン。これであの二人の仲は険悪になっている
に違いないでマジン。ちょっと二人を見物にいくでマジン。」

そして・・・
ジン「納得いかないでマジン。どうしてご主人様と小娘の距離が以前
より縮まっているでマジンか!昨日の夜はベッドが軋む音で少し
も眠れなかったんでマジンよ!おまけにご主人様と小娘の視線
が冷たくなってるでマジン・・・ しばらくはおとなしくしたほ
うが良さそうでマジンね。」

勝手に356の後日談を書いてみた。魔人の口調違ってたらゴメン。
376さらウン予告編:2012/03/05(月) 19:10:21.12 ID:ZioP3M4w
さら「うんわ〜ん、早くしないと漏れちゃうわ〜〜ん」
ブ、ブスッ、ブプィィィ、ブブフウッ
臭い屁を撒き散らしながら野グソスポットを探すさら
彼女の運命は!?
377名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 08:45:28.39 ID:MZ0hzKQX
ホワイトデーも近いね
378名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 09:59:17.11 ID:ncO/NFur
>>377
突き並みなところでは精液によるお返しだが
さすがにこんなベタなネタは投下されないよな(チラッ
379名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 13:17:24.87 ID:a1EI/lE6
そんな気持ち悪いレスしたって何の足しにもなんねーんだから、黙って待ってなよ
380名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 13:56:53.30 ID:6ur6WdUj
わざわざ喧嘩腰に言わなくでも、まったり行きましょう
381名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 15:29:03.54 ID:oqPX3tos
まとめサイトにある「悪人達のバレンタイン」のホワイトデー版
希望します。
382名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 15:50:28.29 ID:SGzzRpgV
は?自分で書けよ
383名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 19:02:32.08 ID:MZ0hzKQX
スルースルー
384名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 19:05:56.18 ID:DB56Cf/l
今一度テンプレを読んで落ち着け、煽り・荒らしはスルーしとけって
喧嘩腰になって反応して、スレが荒れてしまったら荒らしの思う壺だよ
385名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 04:20:23.73 ID:CXL9J556
まあ、リクエストはスレチだね。
それに喧嘩腰に反応するのもあれだけどね
まったり行きましょう
386名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 04:50:37.70 ID:RdAQTe3W
昨日が巫女の日だったとは知らなかった
387名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 16:04:10.58 ID:px1CawjH
札侍編でキュウコク地方のSS書こうと思ってたら巫女は純潔を守らなければならないって
掟があるの思い出した・・・orz
388名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 17:25:13.79 ID:FITerBdW
大昔には巫女と遊女(売春婦)がイコールだったという学説があってだな
389名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 19:54:55.17 ID:CXL9J556
掟を破る云々かんぬんの葛藤とか
まあ、異世界ってのもあるしそこまで気にしなくてもいいのかも
390名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 20:04:13.99 ID:AFdC7D6k
「その人の心が気高いままならばその人は永遠に純潔よ!」っていう神風怪盗ジャンヌの超理論思い出した
391名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 20:59:22.07 ID:drcUka0r
「お帰りなさい」
「うわっ、紗矢香。急に抱きつかれたらびっくりするだろ」
 プロ野球の遠征で数日間家を開けていた十四松を妻の紗矢香が出迎える。
「仕方ないじゃない。新婚なんだから」
(大分前に同居してたんだけどな…)
 十四松はプロ7年目を迎えている。今では球界屈指の選手として知られている。
 紗矢香が高校を卒業した直後から同居を始めて、オフにようやく結婚した。
(それにしても紗矢香、本当にスタイル良くなったよなぁ。胸が柔らかくて気持ち良いなぁ)
 初めて会った時は可愛かったけど年相応だった。年齢を重ねた事で大人の魅力を身に付けたようだ。
 紗矢香の感触に興奮しっ放しの自分の下半身の弾道が一気に上がっているのに気付いた。
「もう。相変わらずエッチなんだから」
 密着状態だったので紗矢香にはすぐにバレた。紗矢香は十四松のチャックを下して中から出て来たモノに目をやった。
「ごめん。我慢できなくて」
「お風呂とご飯の準備できてるけど、先に一度出しちゃった方が良いかもね」
 そう言うと紗矢香は十四松のモノを口に含んだ。
「う…紗矢香…出る…」
 紗矢香は慣れたもので、上下運動を繰り返しながら舌と口を使いながらあっという間に十四松を射精させた。
「ん…美味しい」
 十四松の精液を飲み干して、綺麗に掃除した後、紗矢香は口元を拭った。

「ありがとう紗矢香。これで少しはもつと思うよ」
 普段ならまだまだ元気なのだが、刺激がなければ夕飯と風呂の間くらいは大丈夫だろう。
 その後のベッドインは凄まじい事になるのは言うまでもない。

「あー、気持ち良い」
 夕飯を食べた十四松は早速風呂に入る事にした。
 紗矢香は一緒に入ろうと言ったのだが、泣く泣く断った。
 そうなった場合、風呂で一戦交える事になるからだ。前に一度風呂場でハッスルして2人揃ってのぼせているのでなおさらだ。
「周りは皆早く子供作れって言ってるけど…どうなんだろうなぁ」
 愚弟的な人物を挙げると父3人や紗矢香の両親、カズ、ホンフーetc…
 紗矢香は大好きだし、子供は確かに欲しいが、だからといって簡単に作れるものではない。
 子供を育てるのは大変な事だ。紗矢香はかなりノリノリだったが。
「結婚するまでは中出し禁止だったしなー」
 それまではずっとゴムを付けていた。それでも十分気持ち良かったが、結婚初夜に初めて生でしたときの感動は今でも覚えている。
 それ以来危険日以外は全て生でしている。
「楽しみだなー」
 既に顔はにやけっ放しになっている。先程一度は収まった弾道がまた一気に上がってた。

「あ、もう大きくなってるんだ。私はいつでも良いよ」
 そこには裸になってベッドに横になっている紗矢香がいた。どうやら楽しみにしていたのは紗矢香も同じだったようだ。
「よーし。今日は寝かさないぞ」
「うん、私の中にいっぱい出してねお兄ちゃん」
 その日は本当に一晩中ハッスルして、数ヵ月後に紗矢香が妊娠している事が分かった。
 しかし、紗矢香が妊娠した事で十四松は長期的にセックスレスになった。
 その反動で出産後の夜の回数は増え、紗矢香は妊娠・出産を繰り返し、2人は一躍大家族として知られるようになった。

14ネタが極端に少なかったのでむしゃくしゃしてやった、クオリティ低すぎて反省してる
392名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 21:55:33.06 ID:px1CawjH
GJ!
よくぞ初の14ネタを書いてくれた!大いに感謝する!
393名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 23:03:52.07 ID:px1CawjH
GJ!
さやかがどことなくレンに似ているな。
394名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 05:05:16.62 ID:fVnTD1EG
たしかに14主と紗矢香は子沢山になりそうな感じはするね
395名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 07:28:04.74 ID:nnsRNHaj
それに子供の将来が楽しみ&心配だな(周囲の人間的な意味で)
396名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 15:34:28.12 ID:nnsRNHaj
本日は国際女性デーです!
397名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 19:46:49.56 ID:nnsRNHaj
上のSS読んで思ったけどホンフーって子供の相手とか上手そうだ。
398名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 23:52:52.50 ID:a0fBGCd/
「十四日、休憩中とはいえ欠伸するのは関心しないな。ちゃんと寝てるのかよ」
「あ、すみません十三沢さん。最近寝不足で」
「あー。もしかしてこれか?」
 十三沢が小指を立てる。女という意味だ。
「はい。嫁が寝かせてくれなくて。昨日も一晩中やってましたから」
「まあ、お前のところは新婚だからなぁ」
 とはいっても十四日は妻の紗矢香が中学を卒業してからすぐに同棲していた。
 ただし双方の親から同棲を許す代わりに結婚するまでは関係を持つ事は禁止されていた。
 紗矢香が高校を卒業する年になってようやく結婚を許されることになったわけだ。
「昨日は…5回出しましたね。口と胸と騎乗位とバックと正常位で。朝も1回しましたし」
「お前の嫁さん、天月コーチの娘さんだよな。奥さんも結構すごいってコーチも言ってたけど、血は争えないんだな」
「それ言ったら八神ヘッドのところはもっとすごいじゃないですか。奥さんが滅茶苦茶床上手で今でもラブラブだって聞いてますし」
「そう考えると七瀬監督は全く浮いた話ないよな。現役当時は勿論、今だって相当モテてるだろうに」
「そうですね…」
 十四日は敢えて何も言わなかったが、監督の七瀬は十四日の知り合いと恋仲だったそうだ。
 結局色々あって結ばれなかったが、その後七瀬は誰とも付き合っていないようだ。

「十三沢さんのところはどうなんですか?確か○○○○の雨崎さんの妹さんだって聞きましたけど」
「俺も似たような感じ。千羽矢の奴完全に勃たなくなるまで続けるからな」
「うっわー…」
「この前なんてベッドに押し倒された挙句馬乗りになって、一滴も出なくなるまでずっと腰振ってたんだぞ」
 十三沢家の壮絶な夜の生活を聞かされて流石に十四日も引いてるようだ。
 とはいってもこちらはこちらで似たような事はしているのだが。
「紗矢香も結構露骨ですけどね。裸エプロンで料理したり、ミニスカで椅子に立って高いところから物取ったりしますから」
「俺今年タイトル獲れなかったら1年間セックス禁止って言われたんだよ…今年は死に物狂いでタイトル獲らないと」
「その動機は如何なものかと思いますが…というか十三沢さん何だかんだで楽しんでるじゃないですか」
「千羽矢はもうちょっと自重してくれれば最高なんだけどな。子供3人産まれても夜の回数は変わらないし」
 やりすぎなければむしろこちらから頼み込みたいくらい十三沢は千羽矢に入れ込んでいた。
 今は普通に話しているが、家ではそれはもうデレデレで普段からは想像できないくらいキャラが崩壊していた。

「けど、お前のところの嫁さんまだ18歳だろ?それにしちゃあ随分そういうのに慣れてるみたいだけど」
「周りの人がすごくて。お義母さんもそうですけど、その友達の方からいろいろ情報を仕入れてるみたいです」
 紗矢香曰く、自分のテクの8割は漣に仕込まれたらしい。
 漣はそのテクで10歳近く年下の彼を現在進行中で調教しているそうだ。
 彼女を漣ちゃんと呼び、完全に骨抜きにされているので調教はほぼ完了していると言って良いだろう。
「で、初めてした時にそのテクで完全にノックアウトされちゃったせいで、余計に紗矢香がのめり込んじゃったみたいで」
 今では十四日も完全に紗矢香にデレデレになっていた。最も回数が多すぎて夜眠れない事は問題だが。
「セックスのイニシアチブを完全に嫁が握ってるのが問題なんだ。何とか俺たちの方に持っていかないと」
「けど、紗矢香が頑張ってくれるおかげでこっちはいっつも新鮮ですけどね。今日はどんなプレイかなーって楽しみにしてますし」
「お前も大概だな…」
 ちなみにその日は高校時代の制服を着た紗矢香が出迎えてくれた。
 もう着る必要がないからと遠慮なくプレイに励んだ結果、精液まみれになって結局使い物にならなくなったのでその日限りでお蔵入りになってしまった。
 ただし十四日の評判がすこぶる良かったため、紗矢香が後日、別の制服を買ったようだ。
 それから暫く2人の間でコスプレが大流行して専用のクローゼットを買う羽目になったそうな。
399名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 05:38:26.42 ID:PD5x/3+W
GJ!
にしても女性陣が完全に主人公たちを骨抜きにしてますな。
400名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 06:36:55.18 ID:PD5x/3+W
さやかの露骨なセックスアピールは今後のさやかss
において重要な要素になりそうだな。
401名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 09:35:52.07 ID:Ud2ftwg0
>>396
一々なんたらの日だとか言わなくていいから
いい加減ウザいよ
402名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 14:36:58.58 ID:mHns5bGb
>>396
さすがに国際女性デーからネタは生まれんだろw
403名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 04:46:23.45 ID:aDRY+088
巫女=遊女という書き込みがあったので恐る恐る
ググってみたら日本の遊女のルーツは巫女が神社を去って
宿場や港で歌や踊りをしながら一方で性を売るよ
うになったが始まりらしい。
404名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 09:29:39.38 ID:puv0DFfk
で?
405名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 10:41:55.71 ID:T+VSS6Bb
>>403
清楚だけでなく淫乱な巫女さんもありってことですな
>>404
前から思ってたんだけど言葉が辛辣過ぎない?
言いたいことがあるにしろ、場の空気を悪くしない程度のマナーがないと
406名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 11:34:51.86 ID:aDRY+088
これは札侍編のいいネタになりそうじゃないか?
407名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 13:15:27.27 ID:N5kudKUb
自分で書いてみる気ないの?
正直見ていて痛々しいんだけど
408名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 13:33:46.22 ID:T+VSS6Bb
>>407
わざわざそれを言う方が痛々しい気がする
409名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 14:01:04.54 ID:lbj2Mi/L
>>408
わざわざそれを言う方が痛々しい気がする

↓スルー野郎
410名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 16:31:09.94 ID:T+VSS6Bb
テンプレ読まない人多いね
411名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 16:45:32.85 ID:tImbOVL0
文句しか言えない人は放っておけばいいかと
sage進行なのにageてる人もテンプレ読んでから書き込んでほしい
412名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 18:47:05.22 ID:+hL0I4dy
ぶっちゃけネタだけ放られても逆にそのネタ使う気が失せるねん
413名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 20:47:08.12 ID:R424/Dqu
ある程度の雑談は別にいいんじゃないかね。過疎るよりはよっぽどマシさ
まあ、スレの空気が悪くなるのはいかんでしょうな

もうこの話題話しても仕方ないし、切り替えていこう
414名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 22:58:06.28 ID:aDRY+088
札侍編のカムイ地方で主人公がウタノに捕まって性的に拷問されるという
ネタを思いつきますた。
415名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 23:24:46.40 ID:R424/Dqu
>>414
よし、書こう
416名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 20:54:25.34 ID:SPmVppml
よし、じゃあ全裸待機だ。
417名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 22:14:38.30 ID:bAlmBbhF
>>414
さあ、速く執筆に取りかかるんだ
418名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 22:20:38.23 ID:KQ3Mlm1m
主人公が性的拷問されるのってあったっけ?
419名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 23:17:08.14 ID:nlCVsh2c
「ふーん、ふーん、ふーん♪」
「ピンクさん、どうしたんですか?すごく楽しそうですけど」
「あいつがね。今度のホワイトデーにデートしようって言ってくれたの」
「良かったじゃないですか」
「ええ、もう最高よ。ホテルでディナーを食べて、その日はそこで一晩過ごすんですって。楽しみだなぁ」
 滅多にない事なのか、ピンクはえらく上機嫌だった。十四の前で思い切り惚気ていた。
「どこのホテルなんですか?」
「ホテルPAWAって言ってたわ。カップルが良く利用するみたい」
「それってカズさんとブラックさんに聞かれたらまずいですよね」
「そうなのよ。あの覗き魔とデカ女に知れたらその日はパトロールとか言うに決まってもの」
「前のクリスマスとかそうでしたよね。大丈夫ですよ。俺は何も言いませんから」
「君も彼女持ちだものね。だから話したんだけど」
 流石に子供の邪魔をするまで大人げない事はしないと思うが、話さないに越した事はない。
「紗矢香のお父さんってカズさんの元恋人らしいんですよ。だからあんまり会わせたくないって言うか…」
「確かその子の両親とカズと朱里がクラスメイトだったんだっけ?」
「そうらしいですね」
「朱里が羨ましいなぁ。前に会った時は旦那とラブラブだったもの」
 彼氏とラブラブしたいと思ってもいつもカズとブラックに妨害されている身としては朱里は羨ましすぎる。
 旦那もプロ野球のスター選手なので、収入の少なさを気にする事もない。
「お互いホワイトデーは頑張りましょう。」

「ほー、ホワイトデーに彼氏とねぇ…」
「ホテルでイチャイチャ…」
「何であんたたちでここにいるのよ!パトロールはどうしたのよ!!」
 2人がパトロールでいないと知っていたから十四と話していたのに気付けば背後にいた。
 予想外の状況にピンクの顔が真っ青になっていた。
「いやな。今回はなかなかボロを出さへんから、罠を張ろうと思って。その子と一緒なら何か話すかも知れへんし」
「ホワイトデーはホテルPAWAに直行決定♪」
「ふざけるなぁぁぁぁ!!」
(ピンクさん、強く生きて下さい…) 
 2人の悪魔に嵌められた事で、ピンクの幸せなホワイトデーは終わりを告げた。
 身の危険を感じた十四はピンクに悪いと思いながらもその場から立ち去ろうと思ったが、2人の悪魔がそれを許すわけがなかった。

「どこに行くん?」
 逃げようとする十四をカズが取り押さえる。
「放して下さい。勘弁して下さい本当に」
「水臭いなぁ。彼女紹介してくれてもええやん。その子の両親うちのクラスメイトなんやし」
「カズさん、痛い。痛いですって」
 掴んでいる肩に物凄い握力を加えている。口調はいつものカズだが、顔が全く笑っていないのが怖い。
「イチャついてるカップルなんて皆○ねば良いのに」
「ブラックさん、その発言は洒落にならないですから。ヒーローとして問題発言ですって」
「リーダーはピンクを方よろしく。この子はうちが相手するわ」
「OK」
 紗矢香と一緒にお菓子を食べてお風呂に入って寝るという十四の幸せは脆くも崩れ去るかと思われた。
420名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 23:17:53.29 ID:nlCVsh2c
>>419の続き

「いやー、君の彼女めっちゃ可愛いやん。まさかあの野球バカからあんなに可愛い子が産まれるとは」
 ところが、元々年上の女性の知り合いが多かった紗矢香が思いの外カズに懐いたようで、カズもまんざらではなかったらしい。
 特にカズお姉さまと呼ばれた事が嬉しかったらしい。
「ええか。あの子泣かせたらうちが絶対許さんから」
「大丈夫ですよ。紗矢香が16歳になったら結婚するって約束してますから」
「うーん、最近の子はませとるなぁ。うちなんてその頃は喧嘩ばっかりしてたんやけど」
 ひとまずカズが紗矢香と仲良くなってくれてホッとする十四。
 後日、アジトの廃ビルでブラックにデートの妨害をされ泣いているピンクが発見された。
 どうやらホテルで今夜はごゆっくりと意味深な発言をされたらしい。
 最悪の事態を考え、警戒を怠らなかったが、能力を使いっ放しの状態では彼氏と良い雰囲気にはなれなかった。
 流石にブラックも2人の夜の営みを覗くほど無粋ではなかったが、ピンクが警戒しすぎて結局性的な意味で合体出来なかったと嘆いていた。
(カズさんとブラックさんってこういう事してるから余計に彼氏が出来ないんじゃないかなぁ)
 十四はそう思ったが何も言わなかった。下手すれば自分がピンクの二の舞になるからだ。
 ちなみに十四も紗矢香とお風呂に入れなかったため(カズと紗矢香が一緒にお風呂に入った)、後日、自室で1人泣いていた。
 カズの話では、大人になれば出るところは出るそうだ。その話を聞いた十四の弾道が上がったのは言うまでもない。
421名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 23:32:54.29 ID:SPmVppml
GJ!
ヒーロー達がラブブレイカーに近くなってるな。
だがそれがいい!むしろそっちの方がいい!
422名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 13:39:24.29 ID:RRoPnCwd
最近のラブブレイカーっぷりにブラックは7主と仲直りしたらどう仕返しされるのか気になるw
ともかくGJ
423名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 23:03:43.87 ID:bIcAV9+7
GJ!
にしてもさやかと一緒に風呂に入って寝る?
主人公はまさかさやかの家に泊まるつもりだったのか!?
424名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 21:52:29.92 ID:uK8IHaUL
普段から割と特殊能力取得時は下ネタを挟むパワポケをもっと露骨に表現してみた。
後悔はしてない。多分ゲームでもここまで極端ではないだろうけど、似たように事やってると思うんだ。

「お帰りなさいあなた」
「ただいま」
 試合を終え、妻が待つ家に帰る十四郎。
 巷では20代前半にも関わらず2年連続三冠王という輝かしい成績を誇るプロ野球選手だ。
 どうすれば彼のようになれるのかと多くの選手から羨望の眼差しを受けている。
 そんな彼の超人的なプレーの秘密は妻との夫婦生活にあった。
「おいおい紗矢香。2人きりの時は昔みたいに呼んでくれって言ったじゃないか」
「ごめんなさいお兄ちゃん。なんかこの年になるとちょっと恥ずかしくて」
「やっぱその呼び方だよ。紗矢香は可愛いなぁ」

『ローボールヒッター』を身に付けた。

 お兄ちゃんと呼ばれた事ですっかり舞い上がっている十四郎。
 すかさず紗矢香にボディタッチを試みるがそんな彼の行動は完全に読まれていた。
「だーめ。お兄ちゃん一度セックスしたら朝まで続けるでしょ。だからお風呂入ってご飯食べてからよ」
「はい…」
 紗矢香には逆らえない。十四郎は大人しく従う事にした。

『盗塁◎』を身に付けた。


「よし、早速始めよう」
 とっくに我慢できなかったらしく、飢えた獣のようにベッドの紗矢香にダイブする。
 紗矢香は慣れているのか、ササッと避けたため、十四郎はベッドの奥に全身を強打した。
「もう、そんなに焦っちゃ駄目。まずはこっちで…ね」
 いつの間にか豊満に育っていた胸で十四郎の一物を包み込み、上下にしごいていく。
「あっ、あっ、あっ…」
 気持ち良すぎて全身が痙攣している。紗矢香は止めとばかりに口も使いだした。
 何年もかけて磨かれたテクに十四郎が抗う術はなかった。
「紗矢香、出る!!」
 その瞬間、紗矢香は十四郎の一物を咥えるの止めた。
 十四郎はその直後に射精したため、紗矢香の顔は精液まみれになっていた。
「ん…濃い…」
 十四郎が自分でこれだけ気持ち良くなってくれたという事実に満足したよう。 
「あ、一回出したのにまた勃ってる。ていうかお兄ちゃん最近早すぎだよ。私だってもっと楽しみたいのに」
「気持ち良すぎてつい我慢できなくて。ごめんなさい」
「お兄ちゃんまだまだ元気だから大丈夫そうね。とりあえずこれ飲んでおいた方が良いかも」
 紗矢香が精力剤を取り出した。要はこれで勢力を蓄えろと言う事だ。
 紗矢香はまだ全然疲れていないようだ。
(最初は俺が色々教えたのに今じゃ紗矢香の方が底無しだもんな)
 愛しの妻を満足させるのは簡単ではないとつくづく痛感したようだ。

『ヘッドスライディング』を身に付けた。
『体当たり』を身に付けた。
『神速』を身に付けた。
『レーザービーム』を身に付けた。
『流し打ち』を見に付けた。
『初級○』を身に付けた。
『持続』を身に付けた。
425名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 21:53:28.48 ID:uK8IHaUL
>>424
 そして第2ラウンド。紗矢香の本領発揮はこれからだった。
 まずはバックで十四郎に包み込まれるように抱かれ、彼が射精寸前のところで動きを止める。
 半泣きで射精させてくれと頼み込む十四郎だっただが、それは無視して次は正常位を要求した。
 ここも射精直前と寸止めして、最後は騎乗位でフィニッシュ。
 徹底的に焦らされ続けた結果、濃さは先程の比ではなかった。
(バックと正常位も良かったけど、騎乗位は反則だ。あんなの我慢できるわけない)
 自分の一物が紗矢香の中に収まる光景を目の当たりにしただけでない。
 上になって一心不乱に腰を振り続ける事で、紗矢香の豊満な胸が上下に揺れていたのだ。
 興奮のあまり鼻血を出して、恍惚の表情を浮かべながらずっとにやけっぱなしだった。
 一方の紗矢香も上からそんな十四郎の顔をこれでもかと見続けていた。
 彼がこんなにも喜んでくれているのが嬉しくて余計に力が入ったようだ。
 最も紗矢香が張り切りすぎたせいで十四郎の鼻血は暫くの間止まらなかった。
「紗矢香は最高だ。もう紗矢香無しじゃ生きていけないよ」
「大好きだよお兄ちゃん」
 2人はそのまま一晩中セックスし続けていた。大量に買った精力剤も一役買ってくれたようだ。
 ちなみに近所迷惑にならないようにと2人の寝室は完全防音になっている。
 つまりどれだけ大声を出しても誰にも聞かれることなくやりたい放題できるというわけだ。
 こうしてセックスという名のハードトレーニングを積んだ十四郎は翌日以降も大活躍を続けたそうな。
 余談だが、紗矢香の父も五十鈴との円満な夫婦生活のお陰で球史に名を残すほどの名選手となっていた。

『固め打ち』を身に付けた。
『粘り打ち』を身に付けた。
『広角打法』を身に付けた。
『パワーヒッター』を身に付けた。
『バント◎』を身に付けた。
『天然芝』を身に付けた。
『内野安打◎』を身に付けた。
『ホーム○』を身に付けた。
『チャンス◎』を身に付けた。 

忘れちまったぜ…自重なんて言葉…
426名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:54:45.05 ID:D3nzGP8G
GJ!
それにしてもさやかSSが投下されまくってウハウハだぜ!
427名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:02:16.89 ID:D3nzGP8G
それにしても特殊能力取得時は下ネタが絡むが
それを露骨にするとここまでエロくなるとは・・・
これだからパワポケ(とエロパロスレ)はやめられないんダ!

428名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:05:12.13 ID:qAC/3e+h
いつか、天月親子の「究極の親子丼」という話も出てくるかな?
429名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:14:15.68 ID:SYVN9zrs
前にまとめサイトの更新が停止されたから
VIPとかでスレ立てされなくなるってあったけどなんで?
430名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:26:06.69 ID:zUgf6ANl
天然芝って発送は無かったwww
431名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:35:36.34 ID:D3nzGP8G
「究極の親子丼」とはイヤラシイですな〜。
どんなssになるんだろうか?


・・・たまにはシズヤを思い出してあげてください。
432名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:50:27.34 ID:QjdGqIQy
>>424
GJ
433名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:50:51.50 ID:QjdGqIQy
>>424
GJ
434名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:51:16.54 ID:06TyUcC5
男同士のを書く人はいないの?
435名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:52:04.45 ID:ERZz5nz9
>>427
ちょっと流石に書き込みが寒い…
自重してほしい
436名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:52:42.22 ID:QjdGqIQy
>>429
わからん、関係ないんじゃない?
437名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:07:29.53 ID:cVGd61xy
主人公の名前がパワポケ以外だと違和感を感じるからやめてほしい。
数字とか入れなくていいから
438名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:14:41.02 ID:D8vd8zr1
>>434
やらないか
439名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:18:03.52 ID:lYaEXAb+
>>437
誰もがお前のために書いてる訳じゃないんだから黙ってろ。
440名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:20:40.73 ID:NJGaVDDk
>>437
そん時はすぐに読むのを辞めれば良いと思うよ
441名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:25:03.50 ID:oiiAkboV
名前に文句垂れてる人はいつもの荒らしだろうからスルースルー
442名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:25:25.01 ID:KXnIjpHz
ナオ「>>428>>431との意見がありますけど、いかがですかすずちん。
五十鈴「……何故それを私に聞くんだ?
さら「十主さんに愛想が尽きたら、いつでも突っ走ってください。
カズ「あいつの事はウチがきっちり面倒見るから♪
五十鈴「 そ の 喧 嘩 買 っ た 。

十四主「……おじさん。
十主「何も言うな魔球少年。
443名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 00:33:58.13 ID:YMc3G5JA
紫杏を死姦したい
444名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 01:14:03.00 ID:bS1Gnoy2
>>442>>443

つまりこういうことか

十主「はぁ〜、もう疲れた…」
十四主「おじさん、早まっちゃ駄目だ」
十主「もう良いんだ、紗矢香の事は頼む」
十四主「…おじさん…」
紗矢香「パパ、死なないで!」
五十鈴「やめて、あなた―――!」 
十主「でも、死んだら一人ぼっちになってしまうのかな…」
紫杏『大丈夫だ、私がいる!』
十主「えっ?」
五十鈴「何をしている 悪霊!」
紫杏『どうせ死ぬんだったら良いじゃないか、婚姻届も死んだ後は無効なんだし』
五十鈴「 そ の 喧 嘩 買 っ た 」



十四主「……おじさん」
十主「何も言うな魔球少年」
445名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 03:23:13.80 ID:aNTRYx/F
>>429
だって、まとめに載らないことが確定だったらSS書く人いないでしょ

と思ったら、プロポケ速報更新再開してた
446名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 10:50:21.49 ID:CLOMTx2u
まとめにのないから描かないって思考が分からん
まとめできる前からパワプロのはいっぱいあったしまれにだけどパワポケのもあったし
そもそもパワプロSSが増えた時期があってそれで作られたんであってまとめができたから増えたんじゃないぞ
447名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 11:41:54.94 ID:R1yiDoS7
その話題をここでやるのはスレ違いかと
448名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 11:46:44.13 ID:KXnIjpHz
10主「未来の義息子よ。君に一つ忠告しておきたい事がある。
14主「なんでしょう。おじさん。
10主「バレンタイチョコを複数貰った場合、ホワイトデーのお返しは、
   多少無理をしてでも全員統一規格にするべきだ。


カズ「…………
ナオ「…………
さら「…………
五十鈴「…………


10主「こういう事になるからね、うん。
14主「……あの、何でおばさんたち殺気むき出しでにらみ合って……
10主「一つだけ包装の違うクッキーを、変に勘繰って奪い合ってるんだ……
449名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 18:09:32.13 ID:umKhn7VW
最近投稿される10主絡みのSSがほぼ全て昼ドラな件。
なかなか面白いがw
450名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 19:26:06.73 ID:+/FIf6aI
紗矢香「最近お父さん帰ってこないの…漣お姉さまが背の高いお姉さんと楽しそうにデートしてたって言ってた」
14主(どう考えてもカズさんだよな、その人…)
紗矢香「それ聞いたお母さんが1ヶ月セックス禁止だって」
14主「それはきついな」
紗矢香「うん。お父さん泣きながらお母さんにずっと謝ってたよ」
14主「それでどうなったの?」
紗矢香「寝室も別にされちゃったみたい。夜になるとお父さんの泣いてる声が私の部屋まで聞こえるの」
14主(もしかして最近成績落としてる理由ってそれなのかな?)
紗矢香「お兄ちゃんは絶対浮気なんてしないよね」
14主「そんな事したら、紗矢香とセックス出来なくなる。そんなの耐えられないよ」
紗矢香「良かった。もしそんな事したら、その女を呪った上でお兄ちゃんのピーをちょん切っちゃうところだもん」
14主「ガクガクブルブル」
紗矢香「もう、冗談だよお兄ちゃん」
14主(そうだよな、いくら紗矢香でもそんな…)
紗矢香「そんな生温い事で済ませるわけないじゃない。いっそ殺してくれって泣きつくまで痛めつけてあげるんだから」
14主(俺絶対浮気しない。浮気なんてしたら紗矢香に殺される)
451名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 19:50:32.86 ID:H77t3TOB
台本形式ばっかり
死ね、つまんねーんだよ
452名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:33:05.54 ID:umKhn7VW
GJ!
浮気したら(ピー)をちょん切る・・・
こんな紗矢香じゃ真ルートいけねえじゃんw
453名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 22:45:50.37 ID:YMc3G5JA
特に何もないし仕方ないね
まぁエロパロ板はどこもそんな感じだけど
454名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 23:42:24.92 ID:QbdCZwr2
つまり浮気するんじゃなくて、きっちり関係を清算してから他の彼女と付き合えということか
…まあ清算させてくれるとも思えんけどw
455名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 00:10:12.57 ID:ULSK2JZj
GJ
456名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 00:14:12.48 ID:AfKqFO+4
何かパワポケ新シリーズが出来たら、主人公の相方が全員10主の息子とか普通にありそうな気がしてきた
457名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 00:41:19.11 ID:vviVqhxl
リンとか梨子みたいに気の強そうなキャラを
力ずくで犯して自分の虜にしたい
458名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 00:58:25.67 ID:baTm8NVF
そんなことしたら後が怖いぞ・・・
459名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 02:30:29.37 ID:LJD2TF3W
姫子の考えてるんだけど、自分の文章が稚拙すぎてかけねーわ……
姫子ルート結構やってるのに、いまいち口調とかでつまずいたりするし
シチュエーションとかは妄想だけはできるのにな……
エロパロなのにエロがほとんど妄想できなかったけど
460名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 14:21:52.89 ID:baTm8NVF
ふと思ったがSS書く時に複数のユーザーで連携とかは出来ないんだろうか?
461名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 14:48:31.35 ID:GwwYUZ+9
>>459
短くても良いから一度書いてみるのもありかも
それこそ台本形式でも構わないから
俺もここでいくつか書いてるけど
難しく考えないでその場のノリで書く事が多いかな
姫子が難しいなら別のキャラに置き換えて
シチュエーションだけ流用して練習するとか
462名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 14:56:36.75 ID:ui7RcOG8
>>460
連携って何を連携するんだ?
おれはリレー小説が思い浮かんだが、あれ普通に書くより神経使うぞ
463名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 15:05:47.28 ID:jGf2utJg
それこそエロゲやギャルゲみたいにキャラごとに違う人が書くってならまだしも、
一つの物語を複数人で書くのは凄くきつそうだな・・・

>>459
キャラの口調はそこまで神経質にならなくていいと思うよ
よっぽど違わない限り細かく指摘してくる人なんてほとんどいないし
464名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 17:00:44.40 ID:j8Sq/3nl
>>460
詰まった時のネタ提供くらいが限界だろうなあ
465名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 21:00:20.34 ID:baTm8NVF
ユーザー同士の連携って言うと一つのssを書く際に
あるユーザーはエロ展開前の前振り部分を書き、
またあるユーザーはエロ展開の部分を書くみたいに役割分担をするのか?
それは少々難しいと思うぞ。
そういう自分はエロ展開前の前振りや情事の後を書くのは比較的得意だが肝心のエロシーンを
書くのが少々苦手だがなorz
466名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 21:33:58.88 ID:6s6ykdN9
>>464
連載のないエロパロスレで「詰まった時のネタ提供」ってのも順番おかしい気がするけどな
467名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 21:45:22.97 ID:NQXNIBjP
馴れ合いじゃねーか
468名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 21:56:27.50 ID:ui7RcOG8
ネタ出しの話でふと思ったんだが
ここの住人はシリーズのうち、どのくらい作品をプレイしたことがあるんだろう

おれは一回でもサクセスクリア経験があるって条件だと1、2、3、4、6、ダッシュしかない
アルバムコンプリート済み、という条件だと1、2、4しかない
だから最近の話は全然分からんし、逆に昔のが分からんって住人もいるんじゃないか
469名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 22:05:01.79 ID:6s6ykdN9
シリーズ全作プレイしてるし、アルバム一覧モードがある作品はコンプしてるよ
このスレなら珍しくはないだろうが
470名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 22:19:47.43 ID:LJD2TF3W
一応、台本形式でまとめたけどひどいわ……

本読むのと書くのってやっぱ違うよなー
こんなときに3の服部になってみたいわって思う

他の人の作品を読みながら、合間に野菜カットのミニゲームしてるわ
471名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 22:28:06.08 ID:6s6ykdN9
最初はそんなもんだよ。
完成させる事をまず身体に馴染ませとけ。
秀逸な文章を書けるとしても、オチがつけられなきゃ台本形式に劣るんだから。
472名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 22:54:40.10 ID:nq9BROGn
とりあえず投下してみよう
473名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 22:55:44.64 ID:CGWSfKvN
>>470
とりあえず投下してみて、ですな
応援してますよ
474名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 23:56:18.39 ID:baTm8NVF
とりあえず投下してみてくれ、どんな作品だろうかと全裸で
待ってるぜ!
475名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:25:11.25 ID:qmTasiuf
下手くそとか、他にも需要薄いマイナーとか、そんなこと気にしてたらSS書く気が失せてしまう
足立じゃないが、たかがSS、しくじっても命まで取られるわけじゃない、みたいなノリでいんだよ
476名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:25:54.20 ID:952vOIrM
10主×さらで会話だけ聞くとエロにしか聞こえない小説投下します。

さて、ここは親切高校の教室。


一組のカップルが勉強を教え合っていた。いや、語弊があるかもしれない。


勉強のできない彼氏に彼女が教えているというべきか。



「・・・それはこうなってですね。答えはこうなると。」


「あ〜なるほどね。やっとわかった。・・・もう因数分解って何だよ。分解す
んなよ、そのままにしておけよ・・・」


この物語の主人公、小波は勉強という言葉が嫌いだった。



その中でも数学を中心とした理系科目については壊滅的だった。

このままでは卒業出来ないと担当教師から脅された彼は自身の恋人である芳槻
さらに勉強を教えてもらうよう頼んだのだった。


477名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:27:34.12 ID:952vOIrM
「・・本当に数学ダメですね。」


「数学なんか出来なくても人間生きていけるって。」


「・・・そんな事言ってると本当に卒業出来ないですよ?」


「う・・わかったよ。」


(うう・・さらが厳しい・・・そうだよなあ、何回同じとこ教えてもらったん
だろ・・)


「さらは勉強できるね。・・ナオと違って。」



「お姉ちゃんは昔から馬鹿でしたからね・・・ああはなりたくないなって。」



(この子は本当に頑張ったんだろうな・・褒めてあげたい。)


「ん・・・少し辛いなあ・・・」


「ん・・どうしたの?」


「いや、最近ちょっと身体に気になるとこあって。」


「どんなとこ?」


「・・・・です。」


「そっか、じゃあ俺が治してあげるよ!得意なんだ」


478名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:30:36.08 ID:952vOIrM

場所は変わって彼らがいる教室の廊下。


「ふい〜タエタエは本当に厳しいですよ。疲れたから、初々しい妹とその彼氏
さんでもからかいに行きますかね。」


「確かここで勉強やってるって・・」





「小波君、いいですって!」


「ダメ、さらの身体が心配だから。気にしないで。ほら上着脱いで。」


「・・はい。ちょっと恥ずかしいですけど。」


(何?小波君とさら、何してるの?)


479名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:31:25.94 ID:952vOIrM
「じゃあ、始めるね。」



「んっ・・・」



「どうかな・・?気持ちいい?」



「・・・気持ちいいです。はぁ・・・」



「そっか、じゃあ、続けるね。あ〜あ、こんなに固くなっちゃって・・辛くな
かった?」


「ちょっと辛かったです・・」


「そっか、ここがすごく固いよ・・・どうかな?」


「痛ッ・・」




「ごめん、痛かった?もう少し優しくしようか?それともやめようか?」




「やめないで・・続けて下さい。」



(・・ちょ・・何やってるの!?小波君・・・)

480名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:38:01.12 ID:952vOIrM
「姉御〜 何やってるの?さらちゃんに勉強教わろうと思ったんだけど・・」


「しっ・・静かに。」


「ん・・・気持ちいいです。」


「そっか・・良かった。」


「やぁ・・」



(さらちゃんに何してるの・・?ずっとさらちゃんが楽しそうだったから、
我慢してたけどもう我慢できない!)


「ちょっ・・・いつき!!」



ガラッ!!



「この変態め!!さらちゃんの大事な物を奪って・・・この桜井いつきが月に
代わって成敗してやる!!」

481名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:41:13.08 ID:952vOIrM
「えっ・・・いつきちゃん・・・急に入ってくるなんて。」



「・・?小波さん、何してるの?」



「・・・マッサージだよ。さらが「肩が辛い」って言うから・・・」


「えっ・・マッサージ・・てっきり私・・」



そう言うとさらがいつきちゃんの肩を掴んだ。




「・・・いつきちゃん。ちょっと体育倉庫行こうか。」





「いつき〜野暮な真似はしちゃダメよ。悪い子はおしおきしなきゃね。」



「・・・ちょ、ちょっと・・・い、嫌ぁ!!!!!」


そうしていつきちゃんは2人に引っ張られて行った。



「・・・全くいつきちゃんは・・・」


(何してると思ったんだろ?俺がさらを襲ってるとか?・・そんな事するわけ
無いのに。)


「・・さらの身体、暖かかったな・・男の俺と違って柔らかいし・・」


(・・俺は何を考えてるんだ?さらは大事な彼女だ。だから守らなきゃ。)


「さあ、勉強やるか。折角プロ入り決まったのに留年とかごめんだからね。」



そうして彼は勉強に戻った。


しかし、同時に会話という物がいかに恐ろしい物かも知ったのである。
482名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:48:40.06 ID:952vOIrM
以上です。 正直これが限界です。

なお、この小説の2人の会話は本当にあった会話を元にした実話です。

10主×さらの小説をpixivで書いてるんで読んで頂けると幸いです。

題名は「桜色の空〜後日談〜」です。
483名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 01:26:07.60 ID:S6PeQYUF
>>482
GJです
484名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 09:35:45.45 ID:jXa89POZ
GJ!
こういう話は本偏でもありそうだから困るw
485名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 13:05:17.78 ID:AC9f/0dW
つまんねえ。宣伝すんなうざい
486名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 17:07:40.64 ID:952vOIrM
>>485
気分を害してしまって本当にすみません。
487名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 18:15:54.74 ID:fvTjyAax
>>486
あ、気にしなくて良いよ。その人いつもの荒らしだからスルースルー
だだ確かに宣伝はやめといた方がよかったね
488名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 18:57:52.97 ID:BWGBrBnz
>>482
乙です

>正直これが限界です。
>なお、この小説の2人の会話は本当にあった会話を元にした実話です。
>10主×さらの小説をpixivで書いてるんで読んで頂けると幸いです。

この三行はまるまる「言わない方が無難な書き手のレス」なので、止めといた方が良いです。
正直この手のレスで良い感情を持たれる事はありません
489名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 19:01:40.32 ID:952vOIrM
>>488
アドバイスありがとうございます。 本当に申し訳ございませんでした。
490名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 06:03:34.81 ID:H1LZ++Yh
>>482
GJ
491名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 06:15:47.59 ID:8d/vwXjO
>>482
GJ
小説書いてアドバイスや荒らしに会うのは誰しも一度は通る道。
アドバイスは次に生かし荒らしはスルー
次回作待ってますよ〜
492名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 13:40:01.18 ID:1uMgy4+X
札侍編でまことのssを書こうとして札侍編を
プレイしてみたんだが、書けそうなシチュが多すぎるという贅沢な悩みにぶち当たった。なのでどのようなシチュで
書いてほしいかこのスレの住人の意見を聞こうと思う。
493名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 13:59:24.98 ID:eRXdDFXA
自分でネタを選べないで何が書き手だと言うのか。
アンケと投下宣言はやめといた方が無難だよ。わりとマジで
494名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 15:36:05.71 ID:H1LZ++Yh
>>492
自分が書きたい物を書いてくれ
495名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 18:13:57.74 ID:h0D5ngv2
>>492
ひとまずテンプレを読もう、基本的に誰が何を書いてもここの人たちは歓迎する場合が多い
誰得だよこれってくらいでもガンガン投稿して良いと思う
その上で分からない事があれば質問するのはありだとは思うけど
496名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 18:23:12.89 ID:eRXdDFXA
この手のレスをして実際に書いてきた奴を俺は見たことがない
497名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 19:29:32.56 ID:npfOaZIe
パワポケ12の魔王城でとらわれた女性キャラを助けに行くと
カイダが顔を赤らめながら「すごいことになってるでやんす!」
とか言うが一体どんなことになってるのかという妄想がとまらない。
498名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 21:36:10.32 ID:npfOaZIe
ポケ12の秘密結社編でアマルダ&イーベルと二股掛けた主人公のその後が気になる
そのまま良好(?)な関係を続けているのか、それとも二股がバレて修羅場になっているか。
499名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 04:28:06.71 ID:gKBNrSKF
せっかく維織さんが9主を見つけたっぽいのに
それ関連のネタは全然ないのね・・・
500名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 04:29:23.92 ID:on51APBQ
読みたきゃ自分で書いてみると良いよ
数のあるSSはなんだかんだ書かれやすい。大嘘だけど
501名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 04:41:07.89 ID:8VlU6EEu
要求してるんだろ
言わせんな恥ずかしいってか
502名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 05:21:03.35 ID:on51APBQ
そういう風に書くと余計投下しにくくなるんだけどねぇ
503名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 05:33:42.28 ID:HXTAJ2nU
まったりと行きましょう
504名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 15:09:02.09 ID:EDJFti/g
リコのうなじにちゅっちゅして1日過ごしたい。
505名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 16:44:05.70 ID:i4Fiqvzr
「かんぱーい!!」
 廃ビルの一室でささやかではあるが、パーティーが開かれていた。
 波和と紗矢香の火星からの帰還及び、甲子園優勝記念を兼ねたものだった。
「おめでとう。やっぱり君は筋が良いな。プロでの活躍が楽しみだよ」
「ありがとうございますレッドさん。今日はスーツじゃなかったから一瞬分かりませんでしたよ」
 今のレッドはヒーローのスーツではなく、風来坊の服装だった。
 レッドは未成年の2人のために用意していたオレンジジュースをグラスに注いでいた。
 波和は渡されたジュースをグイッと一気飲みした。
「甲子園で優勝できたのはタロウやリョウや中杉先輩たちがいたおかげですから」
 波和の高校はフィンチーズのメンバーを中心に構成されていた。
 個々の実力もさることながら、チームとしての成熟度が非常に高かった。
「いや、本当に大したもんだよ。俺はプロになれなかったけどさ。君がどこまでやれるか応援し続けるよ」
「小波監督の指導の賜物ですよ。俺も他の皆も監督の指導でここまで成長できたんですから」
 ピンクの彼氏こと、小波は現在は波和たちの高校の職業監督として雇われていた。
 エースの小波や4番のリョウ。ドラフト上位指名が確実視されている中杉らを育てあげた手腕は高校球界でも屈指との評判だ。
「中杉君は本当に良かったわね。他の子たちも皆進路を決めているみたいだし」
「そうだな。中杉たちは最初の教え子だったから特に心配してたけど。皆しっかりしてたからな。俺が心配するまでもなかったよ」
「監督もご結婚おめでとうございます」
「いやー、最近まで収入少なかったのがコンプレックスだったけど、やっとピンクと一緒に暮せるくらいの収入になったからな」
「私はそんなの気にしてないって言ってたのに〜」
 既に酒が入っているのか、ピンクは腕を搦めて小波に抱きつきながらキスをしている。
 普段は厳格な監督の小波だが、新婚ホヤホヤな事もあり、デレデレになっていた。

「ケッ、幸せな連中は良いわな。うちの幸せはどうなっとるねん」
 その一方でカズはヤケ酒を煽っていた。今のところ誰かに絡む様子はないのでその辺りはまだ安心だ。
 もし紗矢香に絡むようなら命懸けでカズの相手をしなければならないと波和は覚悟していた。
「カズ。飲みすぎは良くない」
「リーダーは彼氏と仲直りしたからええわな」
 言ってる事は普通だが、顔はニヤニヤしていた。
「あれ?ブラックさん仲直りしてたんですか?というかそもそも何が原因で喧嘩してたんですか?」
「それがな。目玉焼きに何をかけるかで喧嘩してたみたいなんよ。リーダーが醤油派で彼氏がソース派」
「そんな事で喧嘩してたんですか?」
「重要。目玉焼きの味とみそ汁の具は絶対に譲れない」
「で、暫くずっと喧嘩しとったんやけど、彼氏がずっとセックスレスで我慢できなくなってリーダーに泣きついたみたいで…」
 ちなみに仲直りはしたようだが、その後はブラックがイニシアチブを握る事が多くなったようだ。
 彼氏の方はずっと傍にいてくれるならそれでも良いと快諾してくれた。
 ただし、ヒーローの仕事は命の危険がある物は極力止めて欲しいとは思っていたが。
「こっちは紗矢香が料理作ってたから味付けは全部紗矢香の基準に合わせてますよ」
「お兄ちゃん、何を作っても美味しそうに食べてくれるからすごく助かったんです」
「紗矢香の料理が美味しいからだよ」
 こっちはこっちで惚気る。ヒーロー勢で唯一独り身のカズにとってこのパーティーはある意味地獄だった。
「最近は夜の方も食いしん坊で…」
「俺だって必死に頑張ったんだよ。エースになれたら紗矢香がセックスしてくれるって言ったから」
「本当はそんな必要なかったんだけど、そう言ったらお兄ちゃんもっと頑張るでしょう?」
(この子まだ中学1年やろ?恐ろしい子やな。完全に波和を操っとる)
 3年間2人きりだった事もあり、紗矢香はどう言えば、何をすれば波和が喜んでくれるのかを完全に把握していた。
 それだけでなく、彼が最も力を発揮するにはどうすれば良いのかも分かっていた。
 この時点で完全に尻に敷かれている状態だが、波和自信が一番この状況を喜んでいるので何も問題はないだろう。
506名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 16:44:40.96 ID:i4Fiqvzr
>>505の続き
「羨ましいですね中村さん」
「一体どこで道を間違えてしまったんだろうか渦木君」
 幸せそうな人たちは別に結婚生活の地獄を味わっているのがこの2人だ。
 正直言うとこのパーティーが永遠に終わって欲しくないと思っている事だろう。
「私は早く結婚したいですけどね。このままだといずれおばあちゃんになってしまいます」
「ミーナさん。経験者から言わせてもらうと、結婚は無理にするものではないですよ。一歩間違えると我々のようになりますから」
「出会いが少ないですから流石に焦りますよ。ヒーローの皆さんもほとんどが恋人持ちですし」
「ミーナさんのような人を選んでいれば我々の人生もちょっとは変わっていたんですかね中村さん」
「ああ、家に帰りたくない…」

「そういえばレッドさんは恋人はいないんですか?」
「いたよ。昔ね。もう亡くなっているけど」
「そうだったんですか…」
「短い間だったけど楽しかったよ。君も彼女持ちなら大切にするんだぞ」
「はい」
 言うまでもなかった。3年間の火星での生活で紗矢香は完全に家族になっていた。
 紗矢香の両親は完全に公認になっており、漣に至っては両親以上に躍起になっていた。
 一方、波和の3人の両親、特に湯田は天月選手の娘の間に産まれた子供ならばさぞ優秀な子供だろうと期待していた。
 そのため、波和はとっとと結婚していっぱい子供を作るでやんすと毎日のように言われていた。
 最も口ではそう言っているが、純粋に孫の顔を見たいという気持ちも強いようだが。
 最近は専ら子供名前を考える事が多いらしい。
 紗矢香は紗矢香で3人の両親にいっぱい産むので楽しみにしていてくださいと宣言しており、早くも仲良しになっているらしい。
 ただし、波和はまだ16歳、紗矢香に至っては13歳なのでまだまだ先の話ではあるのだが。
「そろそろあいつの命日だからお墓参りに行かないとな…」
「今でもその人が大好きなんですね」
「勿論」
「寂しくないんですか?」
「全く寂しくないって言えば嘘になるかな。けど、今はブラックたちとヒーローとして動いてるから毎日充実してるよ」
 ヒーローたちはカタストロフ後も精力的に動いていた。ヒーローの需要がそれだけ多いという事だろう。
「俺たちは大勢の人たちを守る。君は身近な人たちを守ると良い」
「はい。春のセンバツも絶対優勝しますからレッドさんも試合を見に来てください」
「楽しみにしてるぞ」
 こうしてヒーローたちとのパーティーは夜中まで続いた。
 恋人がいないカズとミーナが酒の飲みすぎで出来あがってしまって、周りに絡みまくったのはここだけの話である。
507名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 16:50:10.50 ID:2pRd+ig6
GJ!
508名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 16:56:44.30 ID:2pRd+ig6
GJ!
十三歳という年で三歳年上の波羽を完全に操っているとは・・・
紗矢香ったら恐ろしい子!
509名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 21:10:17.09 ID:prrd6oaX
テンプレの方で、人を選ぶ内容の〜っていうのがあるけど
ハーレム物をやる時も予めレスした方が良いんだろうか?
510名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 21:24:54.65 ID:pOpZG/zP
そういうのが好きじゃない人もいるだろうし言っといて損はないんじゃない?
最初にハーレム物です、の数文字で済むんだし
511名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 23:58:50.87 ID:prrd6oaX
>>510
ありがとう、一度書いて見て必要があるなら記述するよ
512名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 11:49:29.02 ID:T0LUEA47
「かわええ女の子やと思たか? 残念!和那ちゃんや!」
513名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 21:22:21.76 ID:lkLI7eu5
五十鈴「>>512との事だが、それは10主との恋が悲恋に終わったという自己申告なんだな?
カズ「はっはっは。何を言い出すかと思えば。
    しっとるか? ネット界隈では仁美よりさやかへの支持が圧倒的なんやで?

五十鈴&カズ『…………』


10主「そして、俺の役回りの上条恭介は、クソミソに叩かれている、と。
14主「おじさんの背中が煤けてる……
514名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 22:46:38.34 ID:L78cLjHT
ピンク「じゃあ、私は色から言って主役ね」
真央「…ほむらちゃん、悪くない…」
レッド「そしたら俺が杏子ちゃんかよ」
朱里「余り物でマミさんか…」
ホンフー「私と契約して魔法熟女になってよ」

14主「ややこしくなるから帰ってくれません」
515名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 23:28:41.78 ID:W+tfh+I9
>>513
お前いい加減ウザいよ
516名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 23:53:29.44 ID:hpyyCS4J
元ネタが分からないから何が何だか…
517名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 00:07:30.70 ID:W+tfh+I9
梨子を無理矢理犯したい
そしてその後優しくしてラブラブエッチしたい
518名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 01:05:40.56 ID:ByEU4bpn
>>517
ヘイ、ブラザー。
519名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 01:34:44.81 ID:PHHdis4W
梨子に無理矢理犯されたい
そしてその後子供と一緒に襲撃を受けたい
520名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 03:09:29.50 ID:6m8X1D/b
個人的には梨子相手に攻めに回ってその後
攻守逆転ってのが良いな。
521名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 09:30:53.01 ID:Tr2CI0Z4
俺は逆だな
襲ってきたとこをひいひい言わせて最終的にいちゃいちゃに落ち着く
522名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 14:55:40.48 ID:6m8X1D/b
みんな裏サクセスのリコのことを忘れないでください。

海洋冒険編でリコが主人公の船へ夜這い。目的は主人公。
             ↓
そして、キャッキャウフフやってるうちにコンキスタ号の
女性クルーに気づかれる。
             ↓
レン「どうして私という恋人がいるのにどうして女を連れ込んでいるんですか?」
主人公「ままま待ってくれレン!これには深い理由が!」
523名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 17:43:14.69 ID:ByEU4bpn
裏だと、9のリコが自分的に一番可愛い。
なにより、ライトサーベルってロマンだしな。
524名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 15:54:15.50 ID:lH4wQhuP
レンちゃんって見た目がどっかで見た事ある感じなんだけど・・誰ですかね?

黒髪ロングで美人系で・・
525名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 18:30:46.33 ID:vw99iMUc
外見的には類例が多すぎてなんともいえん
526名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 21:46:27.23 ID:lH4wQhuP
>>525
類例が多いってどんな感じですか?
527名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 21:56:06.10 ID:vYhU5Eih
>>526
黒髪ロング 2次元で検索してみ
528名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 08:50:23.03 ID:HATFFMIX
12裏のカズーイがいいな
和那ではなく
529名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 14:28:58.69 ID:fIkD+KEZ
レンちゃんは何故かヤンデレなイメージがあるんだが。
530名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 21:43:18.05 ID:qeAjPsN6
>>529
ちょっとの事でSHITして好感度下がるからね。

でも頭良いし美人だしでレンちゃんは12主さんのお嫁さんにふさわしい人物だと思います。
531名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 22:54:01.28 ID:UH4JD/xs
レン乙
532名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 23:07:08.86 ID:ki5tH2Yv
漣の影響受けてるさやかがヤンデレだったから何となくわかる気がする
533名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 02:00:39.29 ID:oInkJN2e
さやか「ねえお兄ちゃん、お兄ちゃんが最近仲良くしている
ヒカルって女の子とはどんな関係なの?」
14主「そ、その話をする前にみ、右手に持ってる果物ナイフ
をし、しまってくれないかな・・・?」

ヤンデレなさやかときいて頭に浮かんだものを書いてみた。後悔はしていない。
534名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 11:16:41.67 ID:LPXIqQz7
レンちゃんとさやかの怖いところは別に恋人関係でなくても刺してくるのが想像できること
535名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 11:38:18.43 ID:oInkJN2e
だとしたら裏サクセス(特に13裏で)血みどろの大惨事がおきそうだな。
536名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 18:52:19.69 ID:+wvA6LLE
ちょっと嫉妬しただけなのにw
537名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 18:53:03.51 ID:RPL0oHUl
「五十鈴…もう許して…」
 真夜中の寝室に小波の震えるような声が響く。
「私と紗矢香に寂しい思いをさせていた罰だ。簡単に出させてもらえると思わない事だ」
 小悪魔のような笑みを浮かべながら五十鈴が騎乗位の状態で腰を振る。その度に小波の喘ぎ声が洩れる。
 20年以上の夫婦生活で、彼女は小波の趣味を完全に把握していた。どれだけ攻めれば彼が射精するのかもだ。
 小波はコスプレが大好きで、五十鈴はクローゼットの中に大量のコスチュームを用意していた。
 特に一番のお気に入りのナース服は十着以上持っていた。今五十鈴が着ているのは一番小波が好きなものだった。
「もう寂しい思いはさせないから…お願いだから出させて」
 もう半分泣きながら五十鈴に懇願する。先程からイク直前で寸止めを繰り返されていた。
 夜の生活では小波は完全に五十鈴には逆らえなかった。
「一日五回。それが最低条件だ」
 五十鈴の条件は夜の回数を増やす事。新婚当初はもっとすごかった。
 小波のあまりの性欲の強さに五十鈴は泣かされっぱなしだった事もある。
 しかし、紗矢香が産まれた辺りから五十鈴の性欲が覚醒し、それからはずっと小波は五十鈴の言いなりになっていた。
 後に彼は義理の息子にとんでもない怪物を目覚めさせてしまったと語っている。
「分かった、分かったから出させてくれ。もう我慢できないんだ」
「ふふふ。それは楽しみだな」
 小波を完全に屈服させた五十鈴は今度は寸止めはしなかった。
「う…出る…」
 今の今まで溜めこんでいたものが一気に溢れだす。まるでダムが決壊したかのように小波の精液は五十鈴の膣の中に注ぎ込まれた。
「あ…」
 そのあまりの気持ち良さと解放感に小波は立っている事さえできなかった。腰は完全に砕けてしまっている。
 しかも溜めこんでいた量があまりにも多かったのか、一度の射精では出しきれず、連続的に射精していた。
「あんなにいっぱい出したのにまだまだ元気だな。今日は精液を一滴残らず出しつくすまで寝かせないから」
 こうして天月家のハードすぎる一夜が終わった。

「お義父さん、最近ゲッソリしてますね」
「波和君か。実は最近五十鈴が激しくて。昨夜も勃たなくなるまでずっとセックスし続けていたんだ。君の方もあまり顔色が良くないね」
「紗矢香と喧嘩しちゃって。それでずっとセックス禁止にされてるんですよ」
 きっかけは本当に些細な事だったが、紗矢香の怒りを買った事で波和は地獄を見る事になった。
「俺とは逆か。それにしては随分元気がないが」
「あんまりなんですよ。セックス禁止なのに毎晩俺のベッドに潜り込んで顔騎してくるですよ。耐えられるわけないじゃないですか」
「俺が五十鈴にそんな事されたら発狂するな」
「はい。あんな事されたらこっちは勃つ一方ですよ。それで紗矢香を抱こうと思ったらセックス禁止だから駄目だって言われて」
 波和は既に泣いている。それだけ辛いのだろう。小波としては複雑な思いだ。
 セックス禁止されて泣き出すほどに娘を想ってくれているのはありがたいが、自分とは違うベクトルで夫婦生活に難を抱えているのだから。
「おまけに俺の目の前で産まれたばかりの息子に授乳しているんですよ。前は俺にも吸わせてくれたのに」
「母娘揃って極端すぎるな。俺は毎日2回ほど出させてくれればそれで良いんだ」
「1回で…1回で良いからさせて欲しい…許してくれるなら何だってするから…」
 大の大人2人が泣いている光景は物凄くシュールではある。
 泣いていた場所が天月邸だったため、五十鈴と紗矢香にあっさり見つかって強制連行されたのだが。
 ちなみに2人が怒っていた理由は紗矢香が妊娠中に彼らがチームメイトと麻雀をして朝帰りをしたためらしい。
 これに懲りたのか、2人は二度と麻雀をやらなくなったという。朝帰りがなくなってからはいつも通りのラブラブな夫婦に戻ったそうだ。
538名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 19:04:13.87 ID:RPL0oHUl
>>537
ミスあったすまん、妊娠中じゃなくて出産直後だった
539名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 01:33:31.07 ID:DNbWg5D5
だからヤンデレと病んでたり嫉妬深い女の子は別物だと何度(ry
540名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 21:19:11.55 ID:PUGp83vy
GJ!
最近どんどん五十鈴とさやかが鬼畜になっていくな。
541名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 14:41:17.31 ID:3eMCsQvF
あぁ…
542名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 03:11:29.10 ID:8LxlCmWg
>>534
そこまでヤンデレじゃないだろw
543名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 11:52:44.59 ID:UINWq1Fz
カナたそ〜
544名無しさん@ピンキー:2012/03/29(木) 20:27:00.09 ID:VB1eqqvJ
少し過疎り気味だな
545名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 00:08:32.43 ID:U1ifQkse
14が不作だったから仕方ない
次のパワポケが出るかどうかでこのスレの命運が決まるな
546名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 01:08:28.72 ID:fPS7DibU
個人的に不作っていうほどもんでもないなあ、普通によかった
まあ、まったり行きましょう
547名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 01:33:48.94 ID:Tgo9kgnO
以前パワポケやっててまた復帰したんだが、一年に一本とか出されると、当分追いつけない気がする。
548名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 07:15:42.13 ID:HiCB/2Bm
プロスピサンジッパーが発売されればな
549名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 08:42:47.70 ID:HKub9pet
>>546
すぐにまったりって言うクセ辞めようぜ
連投くんのような半コテになってんぞ
550名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 09:24:31.00 ID:U1ifQkse
>>546
14の出来じゃなく投下された作品数は不作だろ
551名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 11:10:55.97 ID:pWyP8UO+
ぶっちゃけ14自体が超不作。
552名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 12:13:08.59 ID:Bzaj/Dvf
14はまだまだこれからさ
553名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 22:36:17.71 ID:rykb34fS
何か盛り上がる要素でも無い限り、まだまだこれからってのは無理があると思うよ
発売直後が一番モチベーションが上がってるがは当たり前だし
なにせ13は作品の約8割が三ヶ月以内に投下されてるんだぜ・・・
554名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 23:20:04.31 ID:fPS7DibU
諦めたらそこで(ry
555名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 23:28:56.96 ID:HiCB/2Bm
ですぞ!
556名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 23:58:12.03 ID:xAPiWUEj
シリーズ完結しちゃったしね
ネタ思いついたらちょくちょく書くって感じで良いんじゃね
まあ今書いてる人はせいぜい数人くらいだろうけど
557名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 00:47:50.14 ID:g/e9AQH8
なにかネタを投下して職人を応援しようぜ!
558名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 01:00:34.13 ID:eTTaqRhN
職人を応援したいなら自分で作品を書いて投下するのが一番いい。作品で活気があったほうが投下しやすいから
ネタだけ投下されてもそれが使われることはほとんど無いしな
559名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 01:01:48.87 ID:R5IylVmp
智美を正面から抱き締めて頬にキスしたい。
560名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 01:06:09.30 ID:1ZjBhBAo
>>553
13は表も裏もネタの宝庫だったからなぁ。
逆に14は表も裏も微妙でネタが出ねぇ。14主絡みより9主のネタの方が出そうだし。
9主と(恐らく)武美の幸せな10年間や、寡夫レイプ!野獣と化した元社長とか。
561名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 01:48:43.68 ID:3RIgaJET
>>557
その発想は、典型的なお客様になってしまっているぞ
562名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 07:39:55.93 ID:g/e9AQH8
ちょっとした小ネタでいいから作品を書いて投下することが重要だな。
563名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 22:49:12.47 ID:CWXY60qr
14の姫子ネタ投下します
564名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:10:43.02 ID:CWXY60qr
すいません。塾の課題忘れてて明日の晩になりそうです。
565名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:15:17.64 ID:eTTaqRhN
塾に行く年齢がくるスレじゃないとマジレス
566名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:20:38.37 ID:CWXY60qr
大学4年生なんですけど...
567名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:21:13.78 ID:CWXY60qr
大学4年生なんですけど...
568名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:33:56.19 ID:eTTaqRhN
そうか。それはスマンかったが>>1を読んで出直せ
569名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:34:45.05 ID:5gu0G7bN
「小波、あーんして」
「あーん」
 湯田の前の前で2人がいちゃついてる。身体が密着するくらいの距離で互いに料理を食べさせ合っている。
 彼は湯田の高校時代のチームメイトだ。現在は湯田とはプロ野球で別のチームで対戦している。
 現在でも交友があるのだが、今日はたまたま彼女が一緒だったらしく、結果的に放置プレイを食らう羽目になった。
(どいつもこいつも爆発すればいいでやんす)
 以前いたチームメイトも彼女持ちだった。しかもバレンタインに宿泊先のホテルで一戦交えるほどの強者だ。
 その時は別のチームメイトと壁越しに2人の声を聞きながら自慰行為に耽っていた。
「真央ちゃん、今日はこっちでゆっくりしていってくれるんだろ?」
「大丈夫。予め休みを調整しておいたから」
 ちなみに2人の中では湯田は既に存在していない扱いだった。
 最初は箸やスプーンを相手の口に入れていたのだが、どんどんエスカレートして最終的には口移しにまでなっていた。
 しかも抱き合っている。このラブラブっぷりは今の湯田にとっては拷問に等しかった。
 これ以上ここにいると刺激が強すぎると判断して湯田はその場を立ち去った。
「今日はいっぱい出しても良いんだろう?」
「うん。小波が勃たなくなるまで出して」
 結局2人はその後朝までいちゃついていた。
 日程が合わず、久しぶりの再会だった事もあり、小波は真央に完全に勃たなくなるまで射精を繰り返した。
 真央の好みの体位は正常位らしい。小波に抱きしめられるように包み込まれている感覚が堪らないとか。

「あんまりでやんす。目の前であんなにラブラブな空気でいられたらたまらないでやんす」
「湯田君も災難だったなぁ」
「波和君はおいらの味方でやんすよね」
「あ…いや…実は…」
 湯田に同意を求められて言葉に詰まる波和。湯田はこの時点で察したようだ。
「よっ、元気」
 現れたのは波和の彼女だった。波和を見つけるや否や腕を組んでいる。
 彼女の豊満な胸が波和の腕に当たっている。というか当てている。
 さっきまで普通の表情だった波和はあっという間に鼻の下を伸ばしてデレデレになっていた。
「ごめん湯田君。俺これから友子と…」
「言わないで良いでやんす」
 彼に同意を求めたのが間違いだった。小波以上のリア充男にこんな事を言っても意味がなかった。
「俺もう我慢できないよ。早くホテルに行こう。友子の中に全部出したいんだ」
(あちゃー、ちょっと張り切りすぎちゃったかな)
 初体験の時に波和が暫く腰が砕けて動けなかったほど激しいセックスをした。
 仕事一筋の波和には天地がひっくり返るほどの衝撃だったらしく、それ以来友子を見る度に強い性欲を覚えるようになった。
 今も友子の手を引っ張ってホテルに一直線に向かっている。
(じゃあ今日は波和君が泣くくらい徹底的に焦らしちゃおうっと♪)
 セックスし続けているうちに波和限定でSの部分に目覚めたらしい。
 頭の中が友子を抱く事でいっぱいの波和は小悪魔のような笑みを浮かべる友子に気付いていなった。
 こちらも一晩中セックスし続けていた。ただし、波和が射精を許されたのは朝方になってからだった。
 彼が射精する直前に何度も何度も寸止めされた。波和が泣きながら土下座をしても友子射精する事を許さなかった。
 その分最後の射精はこの世のものとは思えない気持ち良さだった。
「もう死んでも良いやって思うくらい気持ち良かったよ」
 文字通り完全に昇天させられた。その後2人の攻守が逆転し、今度は友子が何度も何度も昇天させられ、失神してしまった。
 そんな彼女が最も好きな体位は騎乗位だ。女性優位の体位で、波和が自分のテクで喜んでくれる事が何よりも嬉しかったからだ。
570名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:35:34.03 ID:5gu0G7bN
>>569
「思えばオイラの周りの人たちは皆いちゃついてやがったでやんです」
 高校時代のチームメイトとプロ入り後のチームメイト。そして…
「湯田父さん。そろそろ帰らないと姫子が心配するから」
「まさかあんたまで…」
 義理の息子も既に所帯持ちだった。姉さん女房の姫子に息子は夢中になっていた。
 本人曰く、普段はストイックだが、夜は目一杯甘えさせてくれるところが好きだそうな。
(まさか孫までオイラの前でいちゃついたりはしないでやんすよね)
 姫子は既に2人出産して、最近3人目を身籠った。今までのパターンを考えると十分にあり得るのが恐ろしい。
「最近はそんなでもないよ。姫子が妊娠しちゃったからお預けでさ。今は口でしてもらってるけど、やっぱり姫子の中が恋しいんだよ」
「もう止める出やんす。これ以上父さんを苦しめないで欲しいでやんす」
 湯田がその後、孫がいちゃついている光景を見せられたのは言うまでもない。
571名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:38:35.72 ID:R5IylVmp
塾があるとかはどうでもいいから、sageくらいはやろうな。これから社会に出ようっていう年齢なんだから。
572名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:45:54.27 ID:CWXY60qr
わかりました。申し訳ありませんでした。
573名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:59:51.86 ID:g/e9AQH8
GJ!
にしても湯田が不憫で仕方ないwww
574名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 21:48:32.90 ID:U9Sc2Je8
知欠とか赤松とかが参加する公式アンソロジーが出るらしいから、ネタには困らなそうだな
575名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 22:16:44.16 ID:JNNnZFnN
>>574
まず間違いなくどこかの誤爆なんだろうが想像して吹いた
576名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 22:29:32.48 ID:LvQT1o0u
一瞬マジかと思っちまったじゃんか。
577名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 23:53:33.91 ID:iMxA+rqW
維織と由良里ってどっちの方が人気あるんだろう?
578名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 00:06:13.29 ID:hP2W7sh4
人気とか気にして何になるのか3行くらいで的確に教えてくれれば答えてやるよ
579名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 06:04:13.63 ID:JmBqlAlq
>>577
人気とかは気にしなくても大丈夫よ
580名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 15:04:10.25 ID:q32PlZmn
荒井紀香
581名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 19:34:03.04 ID:3vP+GRlT
そういえば昨日はエイプリルフールだったんだな
582名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 21:02:40.26 ID:YJiPRSzp
パワポケシリーズ彼女全員攻略可能なエロゲ出るとか?
583名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 21:50:04.99 ID:YnG9o1hS
書いてる途中で自分の文章見るとうわああああってなる人少しはいるよね
それにしてもエロパロ書く人は一体どのくらいの時間で書き上げてるんだろう教えて作ってる人
584名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 22:07:01.44 ID:sl3/12ZO
>>582
コナミが本当にお金に困ったらやるんじゃね?
585名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 22:07:25.19 ID:WwUrV7NO
>>583
前に書いたときは電車での移動時間1時間を使って一ヶ月しないくらい
まぁ真剣に考えながらやってたわけでもないし文章書くの苦手な人間だからあまり参考にならんかもしれんが
586名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 22:08:23.24 ID:Fwc4Of3Y
シリーズ全員は無理だろ
毎シリーズ6人×ダッシュ含めて15作って80人だぞ…
587名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 22:35:21.21 ID:f1Sar2C1
81Pか…
588名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 22:39:06.00 ID:hP2W7sh4
>>583
10レスくらいの小ネタを幾つか投下した事あるけど、
その時は書き始めてから五日目には投下できる形になってたかな。

一日目にテーマ(SS風に言うとネタ・シチュ)を決めてコンセプト(雰囲気)を決めて、
二日目にストーリーを書きだしてプロットに組み直してシナリオを作って、
三日目に書き始めて完成させて、
四日目に休んで、
五日目に誤字脱字をチェック。
589名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 23:45:39.33 ID:BBGk6/LO
586>>春田蘭はカウントしないの?

590名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 00:30:33.50 ID:/WANJM8F
15×6だと90だが、80ってのは重複除いた数なの?
591名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 00:38:08.19 ID:zdsUMP/J
概ねの計算って書いて概算ってのがあってね。
いや詳しいわけじゃないよ、ネットってところで見ただけ。
うん、まぁ普通かな。
592名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 00:57:26.54 ID:LHATI8Jb
概算なら約とかだいたいとかつけるべきじゃないかな
何にせよざっと調べてみたら重複除いて89人だから、80ってのは少なく見積もりすぎだな
593名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 01:02:01.09 ID:zdsUMP/J
まぁ多分計算間違えただけだろうけど
594名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 01:40:38.90 ID:Vj7hL8hO
個人的に荒井紀香、春田蘭、西湖ミユは彼女候補にはカウントしていない。
595名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 09:10:19.98 ID:qrtqsMRq
>>594
武内何とかさんと大島何とかさんを忘れてるぞ
596名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 16:41:55.32 ID:LeiCSTfW
>>595
響子はまだ普通にかわいいだろ!
597名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 17:45:08.02 ID:NN3bVvHc
>>583
前に書いた約4500文字で昼空いた時間とか夜寝る前とかに書き溜めて10日以内だったはず、実時間だと20時間いかないぐらいか
テーマ思いついたらメモに残して、自分が書きたいシーンを明確にする
後は脳内でそのキャラにやらせたいシーンに辿り着くにはどうしたらいいかを検討して文字に起こす

後は書いては消しを繰り返してオチまで書いたら推敲して投下
598名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 18:12:23.65 ID:Vj7hL8hO
表サクセスのシズヤは受けなイメージ。
裏サクセスのシズヤは攻めなイメージ。
599名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 18:28:11.35 ID:reuIVBn+
>>598
全力で肯定する
600名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 18:57:17.97 ID:Vj7hL8hO
迷いの森の魔女のクエストで

最初の選択肢で迷わずAを選択。
       ↓
シズヤにつまらないと言われてクエスト失敗
       ↓
     リセット
       ↓
後日やり直したときにまた最初の選択肢でAを選ぶ。

ちょっとした黒歴史。
601名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 07:40:46.10 ID:T2ww7zaA
魔人×シズヤ・・・
そんなエグいものは見たくないよな。
602名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 12:10:13.15 ID:7S5G9Rpe
>>601
出来たなら投下してもいいんだぞ
603名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 12:31:49.05 ID:+0aWtJpe
最近見てなかったけどさやかネタが結構投下されててうれC
待ってました
604名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 12:32:39.81 ID:+0aWtJpe
sage忘れすまん
605名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 15:07:14.54 ID:T2ww7zaA
魔人はシズヤを襲うよりもシズヤに卑猥な知識植え付けて
主人公を困らせる方が会ってる気がする。
606名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 19:51:11.81 ID:T2ww7zaA
12裏のシズヤはイーベルとかの人形を作れるんだろ?
あれはいいネタになると思うんだ。
607名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 19:53:59.60 ID:4iWcoU0W
ポケ11は朱里一強だと思ってたけど、最近やり直したら涼子さんもイケる
ということが判明した
608名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 19:59:00.03 ID:Bs+xc5zb
一強というより一凶
609名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 23:11:38.21 ID:NVkUpDyQ
誰もやってなかったみたいなので、姫子書いてみた
若干うろ覚えの部分があったから
性格とか口調でおかしなところがあったら指摘してもらえるとありがたい



「おー、良い当たりだなぁ」
 小波と姫子は近場のバッティングセンターで汗を流していた。今は小波が快音を響かせている。
「何球か芯を外しちゃったけどな」
 少なくとも以前よりは格段に打撃は進歩しているが、小波は不満なようだ。
「試合の時だと集中してるけど、私とバッティングセンターに行ってる時は結構注意力散漫になってるかも」
(いや、そりゃあね…)
 小波が姫子の足元に視線を移す。彼女は高校の制服を着ていた。勿論スカートは短い。
 そんな状況でバッティングセンターでフルスイングされると年頃の男子なら当然反応しないわけがない。
 彼女と出会ってから1年ほど経つ。その間、小波は身長も伸びて少しは大人びてきたとは思う。
 しかし姫子も出会った当初よりも大人の女性っぽくなっていた。主に胸とか脚とか…
「はぁ、気付かれてないと思ってるかも知れないけど、私の脚をジロジロ見てるってとっくに気付いているんだぞ」
「やっぱバレてた?」
「そりゃあ、あんだけ露骨に見られてれば分かるわよ。この前ジーンズだった時は物凄い落ち込んでたし」
「ごめんなさい、どうしても目に入っちゃって」
「別に怒ってるわけじゃないんだけど。それだけ私が魅力的って事でしょ?」
「うん、だって姫子可愛いし…」
「嬉しいぞ。このー」
 褒められた事が余程嬉しかったのか、姫子は小波に抱きついてきた。
「うわっ、まずいって」
 姫子が至近距離にいるというだけでドキドキするのに今は身体が密着している。
 胸なんて完全に当たっている。しかも思っていたよりもずっと軟らかい。
 何がまずいって、この状況に小波のアレがもろに反応してしまう事がだ。

「あー、下のバットがすごい事になっちゃってる」
 抱きついた時に偶然小波のアレが姫子に当たってしまった。
 周りの人に見られないようにズボンの上からアレを触る。
 小波が今にも泣き出しそうな目で姫子を見ている。
「大丈夫。小さい時に父親のを何度も見てるし」
 赤ん坊をあやすように小波の頭を撫でる姫子。その甲斐もあってか小波も少しは落ち着いたようだ。
(でも、小波の方が大きいかも。物凄く硬いし)
 普通の状態の父親と限界まで勃起した小波とでは単純比較はできないが、それでもこの年頃の子供にしてはかなり大きい方だろう。
「あの…姫子…そんなに触られると…」
 直接ではないにせよ、触られ続けたせいで小波のアレはさらに大きく硬くなっていた。
「しょうがない。私の家に来てもらうしかないわね」
「家で行ってどうするのさ」
「全部出すしかないじゃない。ずっとこのままじゃデートなんて無理だし」
「その…いいの?」
「私の事好きなんでしょ?だったら大丈夫じゃない。それともこういうのは嫌?」
「よーし。それじゃあ姫子の中にいっぱい出すぞ」
「調子に乗らない。ちゃんとゴムは付けるの。私と生でしようなんて10年早いぞ」
 性欲の塊と化した小波の頭をはたく。姫子が止めなければ間違いなく生でするつもりだっただろう。
「じゃあ10年後なら良いの?そしたら姫子の中に出しても良いの?」
「君の頭の中は私の中に出す事しかないの?もうちょっと大人になったらしてあげるから今はゴムで我慢してね」
「うん。分かった」
 もうほとんど飼い主とペットのような関係になっていた。最も姫子も快楽を共有するという点では大きく異なるが。
 家には誰もいないのを良い事に、姫子は夕方までずっと小波の性欲処理を手伝っていた。
 昼頃からぶっ通しだったため、性欲処理が終わった時には2人とも疲労で暫く立てなかった。
 後に姫子はこの時の体験をこう振り返っていた。
「初めでちょっと痛かったけど、太くて硬くて激しくて気持ち良かったぞ」
610名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 00:33:20.77 ID:8lIt+mbp
全裸待機
611名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 00:35:38.40 ID:8lIt+mbp
GJ!
初の姫子ネタがこんな名作とは!
作者マジでGJ!
612名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 03:38:56.68 ID:IPDK/lYZ
>>609
乙乙です
613名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 10:44:48.97 ID:slk2hr85
>>609
GJ!!小波生しか考えてないってwww
614名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 11:38:14.44 ID:Tj4I3RaF
ここの作品って終わりとか付けないでそのままレス止める人多くて
終わったのか終わってないのかビクビクしちゃうな

>>609
乙です
615名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 14:23:21.72 ID:IPDK/lYZ
>>614
人によって終わりってつけたりつけなかったりだなあ。つける人の方が多いとは思う
616名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 15:16:06.44 ID:8lIt+mbp
それにしても上の姫子SSみたいに主人公が彼女候補に
飼いならされる展開が最近多いよな。俺得だからいいけど(笑)
617名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 17:11:22.23 ID:HrpxYcXQ
主人公が飼いならしてるのは
なんか想像しにくいな。
618名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 17:56:21.01 ID:8lIt+mbp
上の書き込みのシズヤのイーベル人形ネタが面白そうだな。
619名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 18:30:54.57 ID:Tuap5I0C
乙っす
620名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 21:19:14.99 ID:cwySGEFL
13主以外はどっちかというと女性の方が攻める印象
13主は靖子以外は全員弾道イベントありだし
自分の孫すら攻略できるって意味で歴代主人公でも別格
鬼畜系をやっても違和感ないくらい
621名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 21:40:56.46 ID:43n0sJFj
>>620
冴花には結構積極的に攻めてそう、チハヤには攻めたり攻められたりって感じが
622名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 22:25:57.94 ID:8lIt+mbp
>>620
ゆらり相手に攻めまくって後でそのことでネチネチ言われてそうなイメージ
623名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 02:37:46.25 ID:ILcMgNsf
キリッとした顔で変態、鬼畜プレイを懇願する13主の顔が目に浮かぶな
624名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 03:56:42.19 ID:hec/iq1P
>>620
麻美はそういう時になった途端にしおらしくなりそうだから
13主の方がリードする感じか?
625名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 04:44:21.66 ID:NHrRN3u5
リードと見せかけて無知に付け込みナチュラルに変態プレイを強要だな
626名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 05:16:23.76 ID:7lGCQWCv
13主に変態プレイを懇願されて口では嫌がりながらも楽しむ
桜華。
627名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 12:33:40.19 ID:7lGCQWCv
まとめサイトを見に行ってみたらシズヤ相手だと主人公攻めだったぞ。
628名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 15:26:27.89 ID:q0ZlEQR4
知らんがな
629名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 16:59:53.58 ID:HmGwVqpE
逆にゲーム中はそういうのに淡白というか、ウブな主人公っていたっけ?
小学生の14主は例外として、大概の主人公はそれなりに性欲あった気がするけど
ナチュラルに女子高生をラブホテルに連れ込んだ6主とか
630名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 17:42:09.91 ID:7lGCQWCv
なんとなくだが11主。
631名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 17:50:53.60 ID:7lGCQWCv
それと8主。
632名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 17:58:33.87 ID:dmVhUN5z
9主も意外と淡白な気がする。
633名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 18:22:43.11 ID:RxCgyxa2
何となく7
ヒーローに対してもそうだけど、真央とかリコに受け身の印象あるから自分からはガッツかなそう
634名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 20:29:23.00 ID:ILcMgNsf
7,8,9主らはがっつかなくても
やるときは激しくやる男だと思うんだ
635名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 20:32:17.85 ID:7lGCQWCv
10主。
バカで女好きだが誠実なイメージがある。
636名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 20:42:53.54 ID:rCHnV/mg
10主が誠実とか何かのギャグですか?
それは置いとくとしても洞窟とか保健室とか全然淡泊じゃないだろ
637名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 21:53:45.58 ID:HmGwVqpE
>>634
7主は忘れちゃったけど、8主は友子と弾道イベントが多数
9主は奈津姫と朝チュンだっけ?

>>635
10主は結構性欲強いイメージある
正史から察するに高校時代は五十鈴とカズルートを両方こなした可能性が高いし
まあ、五十鈴やさやかにはちゃんと愛情あるみたいだから良いけど
638名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 21:58:55.41 ID:+3OPPxAt
紫杏ルートのジャジメントに入るきっかけを見る限り紫杏にも手を出してるな
これだけやっといて淡泊は
639名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 22:23:27.15 ID:7lGCQWCv
とりあえず13主と10主は野獣ということでOK?
640名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 22:28:47.50 ID:q0ZlEQR4
おkでも何でも良いから連レスやめれ
1回で済むだろ
641名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 01:25:32.98 ID:OmcXP7Mu
このぶんだと、まとめにあるハーレムが一番近そうだよな10主は。

いっその事、なおさらも奴が和解させたのなら、突き抜けた女タラシとして納得できるんだがw
642名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 05:54:51.06 ID:M/nrpTWD
そこまでくると単純に尊敬に値するな10主は。
643名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 06:18:44.89 ID:M/nrpTWD
↑修正・単純に→逆に
644名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 06:52:13.06 ID:/8+ceaKM
このスレって童貞多そう
645名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 09:27:04.93 ID:htmzm8Kt
>>639
13主は肉食系男子だけど、10主みたいに二股しないで一途っぽいからまだマシや
646名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 10:24:06.48 ID:egItamx6
>>639

6主もなかなかの野獣だと思う。社会人の身分で女子高生をPAWAに連れ込むとか(
647名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 10:49:36.29 ID:KTQ7FLC4
未来世界ではそれくらいは社会常識の範囲内なのかも知れんぞ
648名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 16:42:38.93 ID:M/nrpTWD
10主とその周りの彼女候補たちとでちょっとした昼ドラがつくれそうだな。
649名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 16:53:25.84 ID:KTQ7FLC4
公式で既に昼ドラ状態じゃないかw
650名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 18:13:26.83 ID:jwxQSAVz
>>648
ムーミンはストーカー役かw
651名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 19:58:20.49 ID:JPZOfAkg
むしろ13の方がよくね
652名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 21:47:33.05 ID:T6V2BhJJ
五十鈴だったかさやかが14主は10主に似ているって発言があった
と言う事は将来的に14主も女性関係でトラブルを起こす可能性があるかもしれないな
まあ、別に10主は結婚後は浮気とかはしてないだろうが
653名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 21:52:49.96 ID:LKZlClMy
むしろ結婚相手こそが浮気で本命は愛人だったんだよ!なんてオチが…さすがにないか
654名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 22:56:10.94 ID:wDA8J8x1
昼ドラ乙ww
655名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 00:20:24.21 ID:MbJVevER
結局12主の正史彼女はピンクでほぼ確定だよな
だけど、漣が13や14で12主っぽい人に触れてるんだけど
13ならまだピンクと再会できてないって事で説明はできるけど
14だと既に再会してるから矛盾が生じてるよな
ピンクに隠れて浮気とかまず不可能だと思うし
14のクリスマスに12主と歩いている女が漣だったらドロドロの展開になって面白そうなんだが
656名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 00:33:52.96 ID:nb5b4xko
個人的にはまとめサイトの「あるヒーロー達の御節風景」みたいな
ピンク→恋人
漣→小姑
みたいな関係だと思うんだ。
657名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 02:59:30.73 ID:P2M8FOIL
久々に13で麻美攻略したら麻美の弾道イベ発生した。
658名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 03:24:47.09 ID:FzACRcpm
SS書く人にイラストも描ける人っているんだろうか
659名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 03:29:31.64 ID:Hw/tOpmX
>>655
もしかしたら12主にあたる人物がもう一人いる可能性も…?
660名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 08:34:52.35 ID:nb5b4xko
その発想は無かった。
661名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 10:42:55.37 ID:wXK9EAnV
12に限らず主人公複数説は結構よくある発想だぜ。
まあ1人の方がドロドロ度合いが増すから面白いけどさ。特に10。
662名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 14:10:07.78 ID:jWuqaRqs
となると13ではあの野獣が六人はいることになるのか・・・
考えてみると恐ろしいな。
663名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 14:27:08.93 ID:jWuqaRqs
ドロドロな女性関係といえば12裏もあるぞ。
2人の女性と関係を持ち、子供までつくってしまった
主人公があの後タダですまされているとは思えない。
664名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 14:31:46.11 ID:YQWMnR9X
>>663
12裏の時代は重婚OKな環境なので何の問題もない
665名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 14:36:08.92 ID:9XOgq6cW
12裏の話なんだけど、皆パーティーメンバー誰にしてた?

自分は 主人公・サラ・イーベル・メモリー

控え コウ・ドリー・ロック って感じ。

サラが死にそうになったら優先的に回復してたな・・「さらをいじめるな。」
とか痛い事言ってたし。
666名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 15:52:04.54 ID:/XLi294x
西川さんが主人公は本編中ではできない複数のイベントを同時にこなしたのが正史って言ってる辺り
主人公は普通に1人だけなんだろうけどな
667名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 15:55:28.92 ID:TPh4VkQa
まあ仮にそうだとしてもここはパロスレだし複数主人公でもいいじゃない
668名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 22:09:39.38 ID:9ezEmaQm
全キャラの性別反転させたら10主周辺はレディコミあたりで連載されてそうな感じ
669名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 23:15:14.91 ID:e00juoOe
ちょっと聞きたいんだが13主は若葉の事なんて呼んでたっけ?
あと若葉も主人公のこと、○○様か○○さん、のどっちで呼んでたか教えてくれ
670名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 23:47:35.63 ID:P2M8FOIL
>>669
主→若葉は忘れたが主←若葉は○○様だったと思う
671名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 04:59:39.39 ID:v0BipAoD
シズヤ「昼ドラというものが面白いというきいたのだ。」
14主「へえ、そうなんですか。」
シズヤ「しかし種類が多すぎてどれを観ればよいのかわからないのだ。
そこで14主とさやかの意見を聞こうとおもうのだ。」
14主「そんなこと言われても昼ドラのことはよくわからないです。
(父さんたちは野球関連の番組以外見せてくれないからなあ・・・)」
さやか「昼ドラかあ・・・そうだ!じゃあお父さんの高校時代の
話でもする?」
14主「あの有名な十野選手の高校時代!?さやか!ぜひ話を聞かせてくれないか!」
シズヤ「まて!全く関係の無い話になっているではないか。」
さやか「そうでもないよ。お父さんの高校時代の女性関係はすごかったんだよ。
だってお母さんを入れて6人の女の人と付き合ってただから。」
14主「そ、そうなのか・・・」
さやか「それでお父さんと6人の女の人の愛と悦楽と苦悩の3年間の話を漣おねーさま
にしたら漣おねーさまはまるで本物の昼ドラみたいな話だって言ってたんだよ。
シズヤ「なるほど興味深いのう、詳しく聞かせてくれぬか?」
14主「俺にも聞かせてくれ。十野選手の高校時代について詳しく知りたいからな。」
さやか「わかった。じゃあ話し始めるよ。
お父さんがいた高校は親切高校っていう全寮制の学校で、その学校の中では
男子生徒と女子生徒が隔離されてたんだって。
ある日お父さんは敷地内の森を通れば女子生徒に接触できるという噂を聞いて
森に入って行ったの。そこで・・・」

その頃

十野「なんでだろう?練習中なのに妙な寒気をかんじるな・・・」




10主の高校時代が昼ドラみたいだという書き込みに触発されて書いた小ネタです。
672名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 05:02:29.06 ID:v0BipAoD
↑修正・面白いというきいた→面白いと聞いた
673名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 10:27:46.39 ID:rib34k4z
>>671
乙です、書き手が増えるのは嬉しい
674名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 18:27:48.19 ID:Qa1KVA9R

675名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 00:43:39.94 ID:oVFlcp97
札侍編のネタでも考えようぜ。
676名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:11:54.17 ID:IukCR9S7
 ある日のこと。俺、小波が目を覚ますと、一匹の巨大な毒虫に変身…ではなく、両腕を縛られて、室内用物干し竿に吊るされていた。
 …え?な、なんで吊るされてるの?しかもなんか肌寒いと思ったら、服を全部脱がされちゃってるし…
 薄暗く、ちょっと目を凝らさないと部屋の中が見えないが、おそらく場所は俺の部屋。
 「あ、小波。起きたんだ」
 「ああ、おはよう」
 ベッドの上で枕に抱きついて座っていた少女…石川梨子、俺の彼女だ…が、立ち上がって俺の方に歩いてきた。間違いなく犯人はこいつだ。
 「ずいぶんと寝起きがいいのね」
 「ま、気になることがあるからね。…なぁリコ」
 「なぁに?だーりん」
 甘えたような声で、リコは返してくる。…リコがこういう声を出すときは、ろくなことがないんだよなぁ…
 「どうして部屋が薄暗いんだ?」
 「それはきっと夜だからよ」
 「どうして俺は裸なんだ?」
 「それは服を洗濯したからだよ」
 「どうして俺は縛られているんだ?」
 「それはお前を食べるためだよ!うりゃーっ!」
 リコは俺の胸板に抱きつき、頬ずりを刷る。コンクリートの床に叩きつけたスーパーボールのように、声が弾んでいた。よっぽど楽しいんだろうな…
 …わかっていたけれど、とりあえずこれはリコの仕業なのか。
677名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:12:50.21 ID:IukCR9S7
 「ん〜、いいもんですねぇ!好きな人を好き放題できるこの征服感!」
 「もう抵抗する気もないよ…で、リコ。どうしてこんなことをしたんだ?」
 「順応力早いね」
 「おかげさまでな」
 俺はため息をつく。リコは常に突拍子のない行動をする女の子だ。付き合い始めてもう何年になるだろうか。慣れる兆しは一向に見えてこない。
 「え〜、いつも同じようなプレイをしているとマンネリ化しますよね?」
 「なぁリコ、お前いつから起きてる時にも寝言をいえるようになったんだ?」
 俺は思わず真顔になった。…ほんと何言ってるんだろう、こいつ。普通はいやだ〜!とか言って毎回変なことを提案してくるのに。しかも被害者はたいてい俺だし。お尻が痛くならない日は…ごほんごほん。
 「しますよね?」
 「しますね!そうですね!それで?」
 「で、しかもいつもリコちゃんはかわいそうに、鬼畜王コンマイに組み敷かれてしまっているわけです」
 「あー、突っ込みどころが3つくらいあるな」
 「あのね小波。あたしは真面目な話をしているんだよ!穴があったら突っ込みたいとか言わないでよ!」
 「どこをどう解釈したらそんな結論が出るんだ!」
 痛む頭を押さえようとして、縛られていたことを思い出す。なんだかいろんな意味で疲れてきた。
 「まず『いつも』!そんなに頻繁にセックスなんてしてないだろうが!次にコンマイ!俺の名前は小波だ!さらに鬼畜王ってほど鬼畜なことしてないだろうが!何かしたか、俺!」
 「この間せっかく作った夕食を、食欲ないって言って食べてくれなかった。小波、カレーが好きだって言ってたのに。せっかく作ったのに。あたし、待ってたのに」
 少し目をうるませ、しょんぼりした様子で言うリコ。ああ、それはたしかに鬼畜だ…
 「あの、リコ。そのこと気にしてるなら、今度埋め合わせするから…」
 俺がそう言うと、リコは少し困ったように笑った。
 「縛られてる人に優しい言葉をかけてもらうってのもいいもんだね」
 「縛られながらこういうこと言う方は必死だけどな」
 「アハハハハ!何それ、おっかしー!…で、話を戻すけどさ。あたしが組み敷かれてるっていうのは否定しないんだよね?」
 リコはそう尋ねる。…意外かもしれないが、確かに彼女の言うとおりなのだ。最初はリコが主導権を握っているのに、終わる頃には完全に俺のペースなのである。
 「…いっつも最後はあたしが…その…なんか…」
 みるみるうちに赤くなっていくリコ。…やっぱりリコのような女の子でも、あけすけにアレなことを言うのには抵抗があるようだ。変な道具はやたらと持ってくるのに。
678名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:13:17.13 ID:IukCR9S7
 「そ、そういうの、負けっぱなしっていうか、かなわないみたいですごく悔しいじゃん」
 「途中はいっつもリコがやりたい放題やってるけどな。それにセックスは勝負じゃないだろ…」
 「小波はさ、小さい頃、キャッチボールとか2人リフティングとか、したことある?」
 リコは真面目な調子で尋ねた。またずいぶんと話が飛ぶなぁ…縛られながらする会話じゃないよな、これ。
 「もちろんあるよ、外で遊べってうるさい家庭だったし」
 「小波だって最初から野球の申し子だったわけじゃないでしょ?その相手がすごくうまくて、自分が下手っぴだった時って…どう思った?」
 「そりゃうまくなりたいと思ったさ」
 「それと同じ事だよ。相手に釣り合う自分になりたい、あわよくば相手よりうまくなりたい、そう思うのは当然のことじゃない。だから、練習するの」
 リコは胸を張った。ひたむきで頑張り屋な、リコらしい意見だ。…だが…
 「あの、リコ。すごくいいこと言ってるように思うんだけどさ…それ、俺が縛られている理由になってないよな?話が全然戻ってないよな?」
 「まぁ…新たな性癖の開拓も兼ねて、色々練習してみようかなぁと思って」
 俺の質問に答えながら、リコは俺の裸身をぺたぺたと触る。
 「今日は小波は何もできないもんね。逆転サヨナラ負けはないってわけだ」
 「お、おいリコ…」
 「ま、覚悟しててね」
 リコは手をワキワキとさせる。…今から抵抗しようとしても、それは多分リコの悪戯心と嗜虐心に火をつけるだけだ。ここは下手(したて)にでるのが得策…!
 「…優しくしてね?」
 「小波、それ気持ち悪いよ」
 「それは俺も思うんだけど…あの、本当に優しくしてください。体が資本なんで」
 俺はこうべを垂れた。彼女とSMプレイして怪我をしました、体を痛めました、なんて笑い話にもならない。というかそれは、バカップルを通り越した、ただのバカだ。
 「ま、考えてあげる」
 リコはそう言って笑う。…こいつのこの笑顔を見ると、どれだけひどいことをされても許せてしまうのだ。
 やっぱり俺、こいつに心の底から惚れてるのかもなぁ。そんなことを、ふと思った。
679名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:14:13.99 ID:IukCR9S7
 「えーっと…まずこういうのは形から入らないとね」
 リコは腕まくりをしながら言う。…よく考えたら、裸なのは俺だけだった。なんか不公平だよな。
 「というわけで、レッツ口プレイ!」
 「言葉攻めな」
 「色々練習したんだよ?」
 リコはそう言って、ニヤリと笑う。…言葉攻めか。今までやったことがなかったけれど、どんなもんなんだろうか?
 「あー、ごほん…小波ってさぁ…」
 リコは声のトーンを落とし、ささやくように言い始めた。なんとも妖艶な感じの声だ。
 「本当に…」
 耳元でささやく、婀娜っぽい声に、思わずどきりとしてしまう。リコって、こんな声も出せたんだ…なんだかドキドキしてきたぞ…
 だが、次の瞬間!
 「野球のことしか頭にないよね」
 「…え?」
 興奮が光の彼方へ消え去った。…や、野球?なんで今、野球が出てくるんだ?
 「服はいっつもしわくちゃだし、部屋の片付けもできてない。成績も悪かったんでしょ?よく卒業できたね。野球で活躍できなかったら危なかったんじゃない?」
 夢のような暗闇の中に、唐突に厳しい現実がつきつけられる。言葉が刃となって、俺の心にぐさぐさと突き刺さった。
 「お前の母ちゃんは泣いているぞ!」
 …やばい。これ攻めを通り越して猛攻撃だよ。なんだよこれ…
 「ふぅ…どうだった?」
 「優しくしてって言ったのに!ひどい!俺の心はズタズタだよ!」
 「えー!?あ、で、でも…ふふふ、体の方は正直…」
 リコはそう言って、俺の下半身に目を向ける。しかしその視線の先にあるのは…
 「…ふにゃふにゃじゃない!」
 興奮とは無縁の我が愚息が、疲れはてたようにぐったりとしている姿だった。
 「ちょっと、どうすんのよこれ!」
 「俺が聞きたいよ!むしろ泣きたいよ!これじゃあ言葉攻めじゃなくてただの罵倒だよ!」
 「え!?言葉攻めって罵倒のことじゃないの!?」
 「そこからかよ!」
 真顔で聞き返すリコに、俺は思わず大声を返していた。…なるほど、生兵法は大怪我のもととはよく言ったものだ。
 「だって『罵倒されたい』とかたまに見るじゃない。そのためにわざわざフルメタルジャケットとかも借りたのに」
 「それ教科書にしたら、間違いなくカップルは破局するぞ。あれだろ、ハートマン軍曹の」
 「そうそう!罵倒の演技指導の時に役者が泣き出したっていういわくつきのあれ!結構きっつい映画だから、最初の何分かで見るのやめちゃったけど…さすがにあれくらいひどくすると小波も泣いちゃうからね、ちょっとソフトに…」
 「あのな、言葉攻めっていうのは泣かせることが目的じゃないよ!」
 「じゃあどういうことなのさ!」
 リコが起こったように尋ねる。…どう、と言われるとちょっと困るな…
 「ほら、あるだろ…ちょっときつい言葉を言って励ますような…あんな感じだよ…」
 「あ…納得」
 リコはすんなりと納得した。そして、
 「がんばれー!まけるなー!ファイトー!」
 俺の愚息に向かって、大声で叫び始めた。
 「…もういい、わかった、やめて…」
 なんで緊縛された挙句にこんな目にあわなきゃいけないんだろう…ああ、なんか俺、こんなにひどい経験をしたのは、生まれて初めてかも知れないや…
680名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:15:15.62 ID:IukCR9S7
 「あー、さて…慣れないことはするものではない。そういう教訓を得ました。人類はまた一歩前進したのです。だから…今度は、慣れてるやり方で気持ちよくしてあげるからね」
 リコがそう、低い声で言う。
 「…あ、うん」
 「…気持ちよくしてあげるからね?」
 「はい」
 目を輝かせて言うリコだが、俺はというと冷めたものだ。そりゃあんなことがあった後だもんなぁ…
 「反応薄いなーもー!」
 「まないたの上のコイのような気分だよ」
 「今の小波はマグロだけどね」
 「誰がうまいこと言えって言ったんだよ!」
 さながらコントのようなやり取りだ。もはや性交渉の最中というのを忘れてしまう。…俺、このまま気持ちのいい関係を築けるのかなぁ…?
 「えー…それじゃあ小波。今からが本当のスタートだから…」
 リコは「本当の」というところを妙に強調して言った。そして俺の背後にまわり、俺の愚息…ではなく、その付け根にある柔らかな袋部を、優しく握った。
 「っ!」
 道の快楽が、潮のように押し寄せてきた。…こ、これは…!
 「…おや。体の方は正直だね。今、少し跳ねたよ」
 リコの言葉と共に、細い指が肉棒の裏筋をなぞる。快楽と期待に、体がぞわぞわと震えた。
 「こっちの方、あんまり攻めたことなかったものね」
 そう言いながら、リコは袋部をマッサージするように刺激する。くっ、これはなかなか…!
 「ほれほれ、どうじゃ?小波よ。ええのか、ここがええのか?ん〜?」
 「っ…い、いい…」
 「あら、結構余裕ないんだ」
 リコは屈託なく笑う。本当に、よく笑う女だ。
 「ねぇ小波。どう?今の気持ち。気持ちいいのに、相手のなすがまま。気持ちいいのと同時に、結構屈辱でしょ。自分は何もできない、何もしてあげられない…この気持ちを、あたし、いっつも最後に味わってるんだよ?」
 ささやくように言いながらも、手の動きは激しくなる。普段の恨みを晴らすかのように、それでいて相手を愛でるかのように、リコの細指が俺に快楽を与えてくる。
 「体、結構引き締まってるよね…羨ましいなぁ…」
 胸のあたりに、空いている方の手が伸びる。その手つきは妖艶で、普段の快活なリコからはとても考えられない所作だった。
 「あ、そういえば…耳って攻められると気持ちいいのかな」
 そして、ぬめりとした舌が、耳の付け根を這いまわった。未知の快楽が、俺を襲う。…やばいな、このまま新たな性癖でも開発されるんじゃないか…?
 「ねぇ、小波。どう?」
 「や、やばい…結構…」
 「…これから耳がくすぐられるたびに、今日のことを、あたしのことを、思い出しちゃうのかな?」
 「や、やめて…うひゃっ!?」
 細い指が俺のカリ首をなぞった瞬間、俺の欲望が、暴発した。
 「…はぁ、はぁっ…!?」
 白濁が、生命のメカニズムに従って吐き出される。興奮と快楽で、がくがくと体が震える。体中のものが、解き放たれるような快楽…やばい、これは…!
 「んー…それじゃあこのまま、後ろから…」
 そんなことはお構いなしなのか、リコは手の動きを休めることなく、俺のモノをしごき続けた。脳髄に直接快楽を叩きこまれるような感覚。これはかなり、危険だ…!
 「うっ…!」
 「ふふっ…」
 「も、もうちょっと優しく…」
 「痛くないでしょ?ならいいじゃない」
 「そ、そうじゃなくて…」
 俺は荒い息をつきながら言った。
 無駄な動きが一切ない。たまに手の勢いが弱まるけれど、それすらも緩急をつけて、俺を再び、絶頂にまで押し上げていく。
 …いつの間に、こんなにうまくなっていたんだろう。今日ばっかりは、主導権を完全に握られてしまっているようだ。
681名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:16:17.25 ID:IukCR9S7
 それから数分後。
 「ほれほれ、まだ出せるんでしょ?」
 「げっ、限界だよ…うぐっ…ふっ、はっ…!」
 どれだけ白濁を吐いても、リコの手はまったく休まることはなかった。最後の一滴までを搾り取るように、容赦のない刺激を与えてくる。
 心臓が、鳴りすぎて痛い。締め付けられるような痛みだ。灼熱の血液が体中をめぐる。スポーツとはまったく違った疲労が、体を苛んだ。
 「もうやめて…痛い…」
 「どこが?」
 「胸、ってか心臓…はぁっ、はぁっ…」
 荒い息でそう言うと、リコはようやく手を離してくれた。
 「アハハ、大丈夫?何回出たの?」
 「6…っ、少し、休ませて…このままじゃ本当に死んじゃう…」
 俺がそう言うと、リコが俺の胸板に耳を当てる。そして、目を見開いた。
 「うわっ、すごい動悸。本当に大丈夫?縄、といてあげようか」
 「リコの好きなようにしていいよ…」
 「それじゃあ…」
 リコが縄を解いてくれた。疲れはてた体が、ベッドの中に沈んだ。

 「で、どうだった?」
 「…やばいよ、これ。何かに目覚めそうだ…」
 「性癖の開拓ってのもあながち間違いじゃないんだね。どこがよかった?」
 「…ちょっと…わからない…悪いな…」
 「いいのいいの。ま、そうやってお互いに成長していくのであった!小波のことがまたひとつわかって嬉しいよ」
 リコは本当に嬉しそうに言う。…本当に、笑顔のよく似合う女だ。
 「耳に弱い」
 「うっ」
 「体をなでられるのに弱い」
 「…はい」
 「野手なのに絶倫」
 「…あの、それ別におかしくないんじゃ?」
 「え、どうして?」
 「いや、なんとなく…ふぅーっ…もうちょっと休んだら、またできそうだ」
 「あんなにしたのに、スタミナあるね〜。あ、それともリコちゃんに天国見せてもらって興奮したとか?」
 「まぁいつもデートで見ているのは三途の川だからなぁ…」
 「近くの川に浮かせてあげようか?」
 「遠慮させて頂きます。…ほら」
 俺は両手を合わせ、リコに突き出す。
 「ん?」
 「今日はリコが主導なんだろ?」
 「…いいの?」
 「ああ」
 「それじゃ遠慮なく…よいしょっと!」
 リコは手際よく、俺の両手を縄で縛り上げた。縛っただけで、今度は吊るさないようだ。そして着ている服を、威勢よく脱いでいく。
 「リコさん、もうちょっと女の子っぽく脱いでください!はしたないでしょ!」
 「待ちきれないのんだって」
 風呂に入る前の幼児を思わせるような雑な脱ぎ方を思わず注意してしまった俺に、リコはまたしても弾んだ声で言う。わくわくが抑えきれないような、そんな声だ。
 それにしても、待ちきれないだなんて…興奮しちゃうじゃないか!
682名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:16:33.74 ID:IukCR9S7
 「へぇ…」
 素早く服を脱いで、その辺に放ったリコは、俺の股間に視線を送り、そして感心したような声を出した。
 「6回も出したのに。私の裸見て、興奮してくれたんだ?」
 「好きな女の子の裸を見たら、誰だって興奮するさ」
 「よかった!あ、小波。そのまま座って。あ、足は伸ばしてね」
 「ん、分かった」
 リコの言うとおりに、俺はあぐらをかくように座り、そこから足を伸ばす。
 「そのままじっとしててね。よい、しょっと…」
 リコは座っている俺に、抱きつくように腰掛けた。いつのまにか濡れそぼっていた秘所が、いきり立つ俺のモノを、ずぶりと飲み込んでいく。
 「あたし、この格好が一番好き」
 「えーっと…なんて言ったっけ。対面座位…でいいのかな?」
 「名前なんて知らないよ。でも小波の顔が見える。だから一番好き!」
 「それなら他にもいろんな体位が…」
 しゃべっている俺の唇に、リコが指を当てて黙らせる。…最近、ちょっとだけおしとやかというか、「女らしく」なった…ような気がする。本当にちょっとだけだけど。
 「んふふ〜…」
 すごくうれしそうに微笑むリコ。…これは何かよからぬことを企んでいる時の微笑みだ。…こ、これからいったい何をされるんだ、俺は…
 「そう固くならなくてもいいって…ねぇ?」
 リコはそう言って、おもむろに抱きついてきた。腕を縛られている俺は、バランスを崩し、なすすべなく押し倒されてしまう。…起き上がろうにも、手が使えず、うまく起き上がれない。
 「ん〜…」
 そしてそのまま、唇同士が触れ合う。リコの舌が、強引に、俺の口をこじ開けていく。
 「ちゅぷ…じゅるっ…ちゅっ」
 舌の裏を、生温かいものが這いまわる。舌の付け根を少し強めに刺激され、唾液をすすられる。
 いつもより、ずっと積極的なキス。…いや、キスと呼ぶには熱すぎる行為だ。反撃を許されぬ、一方的な行為…これは、なかなかいいな…!
 「っぷはぁ…おいし…」
 リコはそう呟く。手コキとはまったく違った感覚と、リコに一方的に貪られているという無力感が、俺の射精欲を、面白いように高めていった。
 「くっ…!」
 「イきそうなんだ?」
 リコは挑発的に言った。俺はと言うと、何も言い返せない。言い返せるだけの余裕がなかった。
 「はっ、はぁ…」
 「小波ってさ、イきそうになると、目が泳ぐんだよね。息も少し荒くなるかな。今、すっごくかわいい顔してるよ」
 「なっ…」
 何を、と言おうとした俺の唇を、リコが塞ぐ。熱い吐息。股間のものを締めあける力が、一気に強くなる。やばい、出る…でも、こんなに早く出すなんて…
 「ちゅっ…」
 舌が触れ合い、絡みあう。その瞬間、ふっと気が抜けた。そして俺は、リコの中に、精を解き放っていた。
 両手を縛られ、抵抗することもできず、ただリコに、一方的に蹂躙されてしまう感覚。だが悔しさとか、惨めさよりも先に、未知の快楽に対する「呆然」だった。
 「…っぷはぁ…小波、震えてたね」
 リコは口元を歪め、満足そうに俺に抱きつく。俺はというと、荒い息をつきながら、焦点の合わぬ瞳で、がくがくと痙攣するばかり。
 …なるほど。好き放題されるっていうのは、こういう感覚なのか。
 そんな、悟りを開いた僧侶のような気分で天井を見上げる。…天井のシミを数えていれば終わる、なんて言い回しは、実に言い得て妙だと思った。
683名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:17:25.20 ID:IukCR9S7
 「はぁ、満足、満足!」
 ひとしきりの行為の後。
 「こうやって小波をいじめたり、甘えたり…そういうことができただけでも、あたしは幸せだよ」
 リコは屈託の無い笑顔で、満足そうに言った。
 「そうか、それはよかったな」
 一方で俺はと言うと…まだ、縛られたままである。
 「あの、そろそろ縄を…」
 「もうちょっとそのままでいて」
 リコはそう言って、俺の胸に頬ずりをする。…こんなに甘えてもらえるのは、悪くない気分だ。思わず頬が緩んでしまった。
 「今度はメスとか注射器持ってきて手術ごっこというのも面白いかも知れないなぁ…」
 「それは本当に勘弁して下さい」
 緩んだ頬は、一瞬にして元に戻った。一体こいつは何をたくらんでいるんだろう…
 まぁでも、こういうのも、たまにはいいのかもしれないな。
684名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 07:46:02.59 ID:aFllMLRJ

リコいいなあ
685名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 10:40:29.36 ID:B77d8vV8
リコ好きな俺得
乙乙
686名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 16:28:05.08 ID:S7lNVT7k
GJ&乙!
687名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 16:30:38.07 ID:+ateoA9X
>>683
GJ!
688名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 21:57:11.31 ID:d26LXn9b
GJ!
リコが可愛すぎて死ねる
689名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 03:46:06.47 ID:U64xZFMR
>>683
GJです!
690名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 05:36:39.44 ID:x5yogexy
GJ!
691名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 23:59:52.07 ID:c7DCRrUz
14の准の話書いたんだけど
ここに投稿するの恥ずかしいからwikiに直接やりたいんだけど
やり方がわからないんだけど
助けて欲しいんだけど
692名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 01:03:56.07 ID:oXhqif9g
>>691
コメント欄から管理人に質問してみたらいかがですかな
693名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 01:28:30.26 ID:mpMvwdgK
wikiのマニュアル見たほうが早いんじゃね
携帯じゃない限りあれ見て出来ないってことは無いだろう
694名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 06:40:38.30 ID:+cIyihjV
「桜空と旅行でも」
http://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/wiki/%E6%A1%9C%E7%A9%BA%E3%81%A8%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%81%A7%E3%82%82
スレの勢いがなくなってきたので投下しましたー

毎度ながら批判・アドバイスは遠慮なくお願いします。
色々なことに気がついて、いい作品を書きたいなと思っているので・・・。
695名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 11:46:09.19 ID:SINFuZgZ
乙。とりあえずそうやって反応を求めるのは止めたほうがいいと思うよ
696名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 12:30:36.21 ID:+cIyihjV
>>695
すみません;
以前もこういう感じに書き込んだので、今回もこれで良いのかなと思いました。
次投稿するとき、気をつけることにします。
697名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 15:11:53.68 ID:h/O78XBa
GJ!
この調子で投下し続けても大丈夫だよ。
698名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 23:47:12.93 ID:esgPJG+C
>>694
乙乙です!
699名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 02:28:50.00 ID:Mh2Wo3qc
ヒカルとばかり仲良くする主人公のを振り向かせるためにレンにアドバイスをもらうさやか。
アドバイスと称してさやかにいろいろんことを吹き込むレン。
700名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 18:11:16.14 ID:gdJWwdky
ヒカルくんはバグ
701名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 20:10:30.06 ID:K1BeNRSn
存在自体がバグって事?
702名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 21:24:33.53 ID:O+xR7wlR
>>700
攻略できても良かった…
703名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 22:05:03.16 ID:PeVmjbFU
9の初登場以降、皆勤賞だったルッカさんと言う人がいてだな
ヒカルやハンナはグラが男にしか見えなかったな
彼女と言うよりチームメイトの立ち位置だし
704名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:18:18.07 ID:Mh2Wo3qc
ルッカさんがマゼンタに捕まって恥辱されるなんてシチュを
考えてしまう俺は我ながら末期だとおもう。
705名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:18:39.21 ID:5scYwDDk
ぶっちゃけヒカル可愛くないから攻略出来なくても何の問題もないな。
706名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:39:17.57 ID:Mh2Wo3qc
真ルートだとヒカルとさやかの二股をかけることになるんだよな・・・
ヒカルとさやか、どちらに発覚しても恐ろしい事態になりそうだ。
707名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:46:40.46 ID:O+xR7wlR
>>705
中身は立派に女の子だろ…
成長したらさらに可愛くなるって
708名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:58:10.76 ID:4z7RgT3X
中身は可愛い女の子だし
外見もカズの遺伝子使ってるはずだから大きくなったら美人になるだろうな

ボーイッシュが二人も出て今回はオレ的にたまらなかった
709名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 00:08:08.66 ID:Mh2Wo3qc
ハンナはもう少し容姿がカイに似ていれば完璧なんだがなあ。
710名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 00:13:31.43 ID:MopqMIE0
ヒカルもハンナもあと三年ぐらい待てばだいぶ違うと思うんだ
711名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 00:28:57.79 ID:UIHFt2pq
少数派が必死こいてヒカルハンナを擁護してるのをみると笑えてくるな。
3年後に期待だとかボーイッシュだとか毎回擁護内容も一緒な辺りも芸が無い。
712名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 00:29:06.25 ID:+dKOcqNY
スレに勢いが戻って安心した。
713名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 00:45:02.97 ID:+dKOcqNY
さやかの三年後の姿が気になって仕方がない。
714名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 00:57:41.85 ID:qH4HOfqJ
>>711
逆にわざわざ否定する書き込みをする必要があるのかというと…

まあスレ違いだな
715名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 01:01:34.95 ID:FT6J364t
とにかくもっと妄想すればいいんじゃないの
716名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 02:42:29.89 ID:+dKOcqNY
トイフェル×マルチナ・・・
まさに誰得w
717名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 21:31:57.93 ID:+dKOcqNY
秘密結社編のシズヤネタでを考えているがなかなか難しい。
718名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 21:52:41.43 ID:I6XWhgUE
>>717
シズヤが媚薬系魔術を小波かイーベルにかければおk
もしくは失敗して自分にかかるとか
719名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 23:08:26.21 ID:oEhpykQn
>>717
誰が12裏主にとって一番か決めるためにイーベル、サラ、トモと4P

三人に絞りつくされた12裏主をアマルダが止めをさす…

みたいな話はどうだろう?
720名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 06:21:05.82 ID:fgYIXNUz
今まで気づかなかったけれど12裏ってエロネタの宝庫だよな。
721名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 12:21:42.48 ID:iQaV7C1G
12裏のシアンに花嫁衣装を着せて婚礼の鐘が鳴る中教会セクロスしたい
722名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 16:54:48.98 ID:2aoaPffL
12裏のシアンで普通に結婚したあとの新婚初夜なんてのもいいんじゃない?
723名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 17:43:55.77 ID:OTA5Q0jn
>>719
良いと思う。
724名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 17:59:07.61 ID:KPZq9rrE
とどめをさすのがアマルダじゃなくてトレロなら
もっと良くなるはず・・・
725名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 21:03:21.15 ID:mZtN9liN
>>724
トレロはホモじゃない、ロリコン&ショタコンだ
726名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 21:18:08.57 ID:KPZq9rrE
12裏のシズヤはなぜか攻めで絶倫なイメージがある。
727名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 22:50:22.64 ID:o+Ix+Ntb
12裏のシズヤって一応分身できるから、シズヤだけで乱交できるよね
728名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 23:00:03.72 ID:KPZq9rrE
その発想は無かった。
シズヤだけで乱交とか俺得すぐるw
729名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 23:02:43.77 ID:2jmzYoPj
12裏に限らず裏主人公って基本ハーレムって印象だな
13裏主人公とか相当持ててたし
エンゼル、ミーナ、レン、カズーイにブサイとか
730名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 23:24:20.95 ID:OLc/ae6g
札侍が不評なのは野球札が面白いかどうかより
ハーレム展開にならなかったのが問題では?
731名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 23:33:58.25 ID:h2nc9YKX
ハーレムと言うか仲間が増えないのがな、あれはあれで良かったけども
732名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 00:23:01.13 ID:BtTX7KcD
旅の先々でいろいろって感じかなあ、書くとすれば
キュウコクは書きやすそうな…
733名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 00:31:08.95 ID:qTVccXSz
そして旅の先々で身篭らせた方々が元の世界に戻ろうとする主人公の
もとに押しかけてくるんですねわかります。
734名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 17:51:12.48 ID:xjzuNiXw
あの世界だったら、側室つくっても不思議じゃないよね?
735名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 18:07:07.26 ID:7dc9Nc8k
>>734
可能だろうけど孕ませといて元の世界に戻ろうとしたら怒られるだろうなwww
んでシズヤに有無を言わさず連れ戻されると
736名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 20:08:30.94 ID:qTVccXSz
つーかあの時代ってどうやって避妊するんだ?
737名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 20:16:19.67 ID:qTVccXSz
江戸時代はあらかじめ膣に和紙をつめて避妊していたみたいよ。
でもけっこう身ごもってしまう可能性が高かったみたいだけど。
738名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 20:18:59.44 ID:wIQqCrdx
>>736
外出しとか、女性の体内に和紙を詰めたりとか。
だもんで避妊率も低くて堕胎薬で堕胎することが多かったとか。
まぁ14主なら野球人形があるから子供何人いても困る事は無かろう
739名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 20:19:27.46 ID:wIQqCrdx
ちんたら書いてたら被った。申し訳ない
740名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 20:24:10.27 ID:qTVccXSz
シズヤには世界を超える力があるんだからキュウコク地方で主人公が
誰か身籠らせてしまってもその後通い婚みたいにすれば丸く収まる・・・のか?
741736:2012/04/18(水) 20:28:53.51 ID:qTVccXSz
お二人ともこんな愚問に答えてくれてサンクスorz
742名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 23:07:29.39 ID:CvzrV2WW
そういえば6主は未来から来てたけどちゃんと避妊してたのかな
どうも未来に最後帰ったぽいんだけど?
743名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 23:13:27.56 ID:3/IpsV3t
>>742
未来に帰ったかどうかはわかってないんじゃなかったっけ? 個人の解釈次第かと
744名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 23:20:48.46 ID:4Hy36WsT
どうなったかはともかく元々は未来に帰る気だったんだしさすがに避妊はしてるだろう
745名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 23:59:22.01 ID:CvzrV2WW
靖子さんとか、木村さんとか未来人避妊する気ゼロだから6主も怪しいと思うんだけどなぁ〜
746名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 12:29:13.50 ID:zbIB3kSJ
>>745
その2人は今の時代に残るつもりだったから例外だと思う
靖子に至っては最初に誘ったのは13主の方だし
孫に中出しとか本当に恐れ入る
747名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 18:56:22.33 ID:a6aO5dp2
木村とか「最高の女達を手に入れた!」とかなんとか言ってるようなすがすがしいまでのゲスだしなw
748名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 19:22:03.87 ID:iVsA4TtO
その結果木村は14歳の少女に殺されたわけか。
749名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 19:55:48.55 ID:mSXKG9+L
しかも死ぬ間際までその子に奉仕させてたんだろ
屑すぎてワロエナイ
750名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 22:03:27.46 ID:p+59I9Js
確かに14歳の少女だけどさあ…w
751名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 00:02:24.49 ID:WyiVq63O
奈桜がSで主人公がMの小説書いてください。
752名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 00:59:24.29 ID:wgSP/UH0
嫁がBBA呼ばわりされて凹んだのでやってみました
カズ×14主というあり得ない組み合わせなので気に入らない方は飛ばして下さい
753名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 00:59:46.26 ID:wgSP/UH0
「はぁ…」
 ヒーローのアジトの廃ビルで茨城和那が大きくため息をつく。
「ちょっとどうしたのよカズ」
「なあピンク。うちっておばさんなのかなぁ?」
「う…」
 言葉に詰まるピンク。別にカズがおばさんだと思っているわけではない。
 ただ、彼女がこのネタで落ち込む事が多いのでまたか、と思ったわけだ。
 長身のため敬遠されがちだが、見た目は美人だし、モデルと間違われる事も多かった。
 ただ、相手が悪かった。相手は小学生の子供で、大人の女性に対してそう言う呼び方をしているだけだった。
 その彼もカズが世間一般で言う意味のおばさんだとは思ってない。
 実際問題、彼の友人の母親はカズの同級生(年齢はカズの1つ下)だった事も無関係ではないかもしれない。
 普通の恋愛とは長らく無縁だとはいえ、カズも女性だ。当然そんな事を言われて傷付かないわけがない。
「朱里はもうじき子ども産まれるんやろ? それなのにうちは…」
 カズが朱里のお腹に目をやる。既に大きく膨らんでいる。そろそろ出産が近く、産婦人科の帰りにたまたまこちらに寄ったらしい。
 どうやらブラックやピンクとたまたま出くわしたらしく、久々に話でもするかという事になった。
「お腹の子供に悪い影響ありそうだからあんまりそういうのは言わないで頂戴」
「はいはい分かりましたよ。どーせうちは…」

「赤ちゃんが産まれたら私にもだっこさせてね」
「ええ、いいわよ」
 ピンクは朱里の子供に興味津々だった。子供相手のボランティアをする事が多いだけに興味があったのだろう。
「そういえば、最近旦那さんとはどうしてるの? そのお腹じゃ満足に出来やしないでしょう?」
「ブラック…あんたはそういう話題になると食い付きが良いのね」
 呆れ顔でため息をつく朱里。どうもブラックは他人の性生活に対する興味が強すぎて困る。
 自分のところも最近仲直りをした彼氏と相当やっているとの話は聞く。
「そりゃあね。こんなお腹でしたら子供に悪い影響があるから最近はずっと口でしてるわよ」
 朱里に妊娠を誰よりも喜んでいた夫だが、反面朱里を抱けない事のショックも大きかったらしい。
 見かねた朱里は何とか夫に喜んでもらおうとあの手この手を尽くした結果、口でするのが最も有効だと分かった。
 経験はなかったが、夫に喜んでもらいたい一心で一生懸命奉仕してくれた事がよほどうれしかったのだろう。
 夫は朱里の口に全てをぶちまけた。あまりも気持ち良さに腰が抜けて暫く立てなかったほどだ。
「旦那さんの方は何もしないの?」
「あんまり激しいプレイはしてないわ。あの人も本当はそうしたいんでしょうけど」
「まあ、しょうがないんじゃない? 子供に何かあったら困るし」
「だから最近は私も口でしてもらってるわね。所謂顔騎って奴? 本番ほどじゃないけど、あれも一度やったら癖になるわよ」
 うっとりとした表情を浮かべながら夫との性生活を惚気る朱里。ブラックたちが想像している以上にラブラブのようだ。
「顔騎かぁ。私も今度やってもらおうかな。最近はほとんどコスプレばっかりだったし」
「対面座位もお勧め。私やピンクは身長が低いから」
「私はオーソドックスだけど正常位が一番かな。ずっとあの人の顔を見ていられるから」
 三者三様で自分の性癖を暴露している。おおよそヒーローの会話とは思えない内容だ。

「…うちパトロール行ってくる」
 その雰囲気に耐えかねたのか、カズは1人廃ビルを後にした。
「カズに悪い事しちゃったわね」
「後で皆で謝ろう」
「女としての自信を無くしてるみたいなのよね。おしゃれでもすれば変わるのかもしれないけど」
 流石に3人もバツが悪そうになっていた。ついつい盛り上がって旦那、彼氏との性生活の話をしていた。
 カズがずっとフリーなのは皆知っている。恋愛とは無縁の生活を送っていたが、人並みの恋愛をしたいという欲求はずっとあった。
「カズがいる時は恋愛の話は禁止という事で」
 カズが知らない間にそんな条約が交わされていた。
754名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 01:00:20.40 ID:wgSP/UH0
「うちだってその気になれば彼氏の1人くらい…」
 河原で1人呟くカズ。近くの小石で水切りをしているのが切ない。
 以前付き合っていた男性は他の女性と結婚して子供までいる。
 おまけに現在もプロ野球で活躍するなど輝かしい人生を送っている。
 一方の自分は毎日充実しているとはいえ、未だに独り身だ。
「カズさん、こんなところで何やってるんですか?」
 そんな折、件の少年が現れた。この場に現れたのは全くの偶然だった。
(私が本当におばさんなのかどうかこの子で確かめれば良いんや)
 ふとカズが思いついたのは悪魔のような作戦。こんなタイミングで出くわしたのは間が悪いとしか言いようがない。
「小波。時間空いてたら廃ビルに来ない?」
 傍から見れば誘拐でもするのではないかと誤解されそうな内容だ。カズとは普通に親しい間柄の小波はその招待にあずかる事となった。


「廃ビルなのに結構綺麗なんですね」
 廃ビルの一室に入った小波の率直な感想だった。ここはカズの部屋だ。ブラックたちにはバレないようにこっそり入っていた。
 部屋にはカーペットが敷かれ、ベッドやクローゼット等の家具も揃っていた。
「いつも君が来てた場所は広いから話し合いに使ってたんや。手間もかかるから最低限の掃除しかしてないんよ」
「ここはカズさんの部屋なんですか?」
「そう。流石に個人の部屋もあんな感じやったら困るからそこはちゃんとやってるけど」
 最初にここをアジトにした時に、しっかり掃除したおかげで、個室は普通の部屋とほとんど変わらないほどになっていた。
 秘匿にされては要るが、ヒーローには支援者がおり、廃ビルでも電気、ガス、水道はちゃんとある。
 個室にはバス、トイレも完備されていて、とても廃ビルとは思えないほど最低限の生活は保障されていた。
「それより汗大丈夫か? 最近空調が壊れてて結構暑いんやけど」
「言われてみれば結構暑いですねここ」
「良かったらシャワーでも浴びたらどうや? 気持ち良いと思うけど」
「良いんですか?」
「かまへん。時間はあるんやし話はその後でも」
 カズがせっかくこう言ってくれているので、遠慮せず小波はシャワーを浴びる事にした。

「あー。やっぱ気持ち良いな」
 廃ビルのシャワーという事もあってか、若干不安はあったが、思った以上に良かった。
 浴槽も比較的広めで、大人2人は厳しいが、親子くらいなら何とか入れるだろうか。
「いやー、気に入ってもらえて良かったわ」
「暑い日のシャワーって良いですねって…えーー!!」
 後ろを振り返るとバスタオルすら身に付けず裸のカズがいた。
 慌てて背を向ける小波。カズの胸や下半身を直視した事で、彼の肉棒が勃起してしまったからだ。
「何やってるんですかカズさん」
「何ってシャワー浴びに来たんやけど?」
「俺入ってるじゃないですかーー!!」
 小波の叫びも空しく、カズはお構いなしに入ってきた。近くに置いてあった椅子に座って脚を開いている。
(うわぁ…)
 小波がこっそりカズの方を見ると、開いた脚からピンク色の物が見えていた。
(カズさん…綺麗だ…)
 良く見ると乳首もピンク色だった。カズの裸を観察すると、伸長こそ高いが、体つきは丸みを帯びていて女性的な軟らかさが見て取れた。
 カズをチラ見しているうちに(カズにはバレバレだが)肉棒がさらに大きくなっていくのが分かったが、最早抑える事は不可能だった。
「大きくなっとるなぁ。おばさんっ言われたからショックやったけど、まだまだいけそうやな」
 恥ずかしくて顔を赤らめる小波とは対照的に大きくなった肉棒を嬉しそうに眺めていた。
「うう…カズさん」
「そんなに恥ずかしがらなくて良いのに。溜まってるもの全部出しちゃえば良いんや」
 カズは後ろから小波を抱きしめた。その上で彼の肉棒にそっと手を触れる。
「胸当たってます…そんなに強く掴まないで…」
「これは当ててんのや。君は胸に興味があるみたいやな。シャワー浴びたら好きにしてええよ」
「ゴクッ」
 これから起きる事を想像しただけで小波の肉棒はさらに大きくなっていた。
755名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 01:00:46.47 ID:wgSP/UH0
 ベッドの上に移動した2人は早速行動を開始した。小波の愛撫でカズも準備は出来ていた。
「ここに君のを入れるんよ」
 カズは自分の秘部を手で開く。そこにはピンク色の物が見えていた。
「カズさん…カズさん…」
 小波はカズの名前を呼びながら延々と腰を振り続ける。コンドームは付けていないが、今日は安全日なのでいくら出されても平気だった。
 むしろ小波の肉棒を直に感じられるため、コンドームは邪魔でしかない。
(すごい…まだ大きくなってる…あいつよりもずっと大きい…)
 中学生になったばかりの小波にまともなテクニックなどないが、体力に任せた乱暴なまでのピストン運動は次第にカズを快楽の虜にしていった。
「カズさん…もう…出ちゃう…」
「あっ、あっ、あーん、イクー!!」
 小波は圧倒言う間に昇天した。後先考えずに動いていたので、疲労が溜まってカズの上にドサッと倒れ込んだ。

「うわー。いっぱい出たなぁ。シーツが精液まみれになっとる」
 限界まで大きくなっていた小波の肉棒から出た精液は、カズの中だけでは収まりきらず、シーツにこぼれていた。
「カズさん。滅茶苦茶気持ち良かったです」
「うちもあんなに気持ち良かったのは初めてやな。もしかして相性良いのかも」
「カズさん。胸を吸っても良いですか?」
「本当に胸が好きなんやね。ええよ。好きだけ吸っても」
 それを聞いた小波は赤ん坊のようにカズの胸に吸いついた。
(あれだけとんでもないのを持ってても中身はまだまだ子供やね。それにしても胸が好きなんて可愛いところあるなぁ)
 身体を丸めて必死にカズの胸を吸っている小波をカズは優しく抱きしめる。
「俺大人になったらカズさんと結婚したいです。だからそれまで待ってて下さい」
「うちの夢はな。馬鹿みたいに子供作って老後は孫に囲まれて暮らす事なんや。最低でも10人は子供作りたいけど大丈夫?」
「カズさんがすぐ妊娠できるように毎日しますから。だからいっぱい産んでください」
「嬉しい事言ってくれるわー」
 カズが小波を抱きしめる。顔をカズの胸に挟まれている状態だ。
(あ…これも気持ち良いかも)
 その直後小波の肉棒が再び勃起してカズの身体に当たっていたのは言うまでもない。


「何があったのよあの2人。物凄く良い雰囲気になっているんですけど」
「あの子はきっと将来有望ね。今はまだカズがリードしてるけど、そのうち逆転しそう」
「あの人より大きいかも…」
 ドアの隙間から覗いている野次馬3人がいた。2人のベッドでの一部始終を見ていたようだ。
 行為に夢中になっている2人が気付くわけもなかった。小波は既に回復して、カズへのピストン運動を繰り返していた。
「うわ。カズったらあんなに脚を広げて…」
「今度は騎乗位か。カズもスイッチ入ったみたいね。腰の動きが普通じゃないわ」
「最後は駅弁。まさか重力変化をあんな事に使うなんて」
 体型はスマートだが、長身なだけあってカズは普通の女性よりは若干体重はある。
 しかし、重力変化を使う事で今のカズの体重は恐らく5kgにも満たないだろう。
 実際、小波は楽々とカズを持ち上げていた。カズはその都度上手に重力を変化させていた。
 この体勢はそのままでも深く挿入できるため、カズにはおあつらえ向きかも知れない。
「あの子きっと足腰立たなくなるまで搾り取られるでしょうね」
「んー、良いんじゃない? あんなに喜んでるんだし。自分から率先して腰振ってるんだから」
「射精の喜びを知ってもっといっぱい出したいのかも。あの人もそうだったし」
 などとじっくり観察している3人。あまり長居するとカズにばれるので、この場で撤収する事となった。

(あの子大きかったわね。ううん、男は大きさじゃないわ。小さくてもあいつの肉棒は最高だもの)
(この子を産んだら馬鹿みたいにやりまくらないとね。うん、あの人もそうしたいだろうし)
(今度会う時はもっと色んな体位に挑戦しよう)
 などど三者三様の感想を持ちながら3人は各々のパートナーとの性生活を楽しむ事にした。
 余談だが、この日は一晩中2人の喘ぎ声が響き渡ってブラックとピンクは興奮して眠れなかったそうな。
756名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 01:01:49.28 ID:wgSP/UH0
>>753>>755
以上です、見て下さった方ありがとうございます
757名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 06:24:26.07 ID:xPDXZLNt
GJ!
14主の将来がいろいろな意味で危ないなw
758名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 08:11:04.59 ID:z6p233Dc
GJ
欲を言えばもちーっとだけ関西弁がんばって欲しなー
と関西人でもないヤツが言うてみる
759名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 12:42:37.13 ID:qW+1BVTW
いいね、GJ!
760名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 18:48:17.71 ID:Wpi3BARx
そのうちカズがショタに目覚めたりしないだろうか。
761名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 23:07:59.33 ID:yJTdx5dg
ようやく姫子攻略したけどいい話だった。
父親関係にもちっと踏み込んでもよかった気もするけど、
いろいろ微妙だった霧生さんのシナリオ顧みるにこれでよかったのかも。
何より安藤さんの下で働きてえw
762名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 00:44:05.36 ID:Wbm6G337
妙子S10主Mの小説希望
763名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 11:45:23.88 ID:hrIcHPNi
>>762
言いだしっぺの法則というものがあってだな。それよりもまずsageくらいはやろうや。
764名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 21:49:29.33 ID:hTnKRYTg
小ネタでもいいから自力で書いて投下してたら?
765名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 22:08:44.87 ID:U9zBQzga
流石に自分で書きもしないでリクエストやってるのは
766名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 00:44:51.62 ID:DQMg4gsP
書き込み少なくなってるねこのスレ
767名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 02:01:09.90 ID:67zYndr6
エロパロだと書き込みあるほうかと
まあ人はいるでしょ
768名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 19:22:01.31 ID:q/TiLbHB
なんか妄想でも書き込もうぜ。
769名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 03:21:21.62 ID:AgluimPH
このスレってレズは控えた方がいいんだっけ?
完成するかわからないけど
今書いてる長編でちょい必要かな?とか考えてて。。。
770名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 05:25:27.01 ID:hQsQQhpu
むしろ大歓迎だ。作品の執筆がんばってくれ。
771名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 08:05:00.90 ID:7+ma5qKv
サイボーグ同盟の女性3人やってみました。

「よ、元気…って聞くまでもないか…」
 密閉されたホテルの一室で友子がつぶやく。彼女の視線は一点に向けられていた。
「待ってたよ友子。早く一緒にしよう」
 彼女の視線の先には既に全裸待機している恋人がいた。しかも彼のペニスは既にギンギンに勃起していた。
「気が早すぎよ。そんなに焦らなくても一晩中好きにしても良いのに」
「それがさ。もう我慢できなくて」
 友子は小波のペニスがビクンビクンと動いているのを確認した。彼女の経験上、これは限界状態だとすぐに分かった。
「先にシャワー浴びてきて正解だったわね」
 この前は、ホテルに来てからシャワーを浴びていたのだが、そこで事件が起きた。
 友子を待ちきれなくなった小波がシャワーを浴びている最中に乱入して、そのまま友子の中に射精したのだ。
「あの時の小波君、目がマジだったわよね。というか問答無用で挿れるってどうなの?」
「ごめんなさい」
 流石に小波も悪いと思っているのか、しょんぼりとしている。
「小波君がケダモノなのは今に始まった事じゃないから良いけど。それにそれくらい私が魅力的って事でしょう?」
「友子は最高だよ。可愛いしスタイルも良いし、何より床上手だし」
 少々童顔で幼さも残るが、一般的に見ても美人の部類に入るだろう。
 にも関わらずスタイルは反則的に良い。Fは確実視される巨乳。くびれも美しく、お尻も引き締まっており、脚もスラッとしている。
 顔の幼さと身体の妖艶さのギャップが小波を虜にしていた。
 そして床上手のおまけ付き。彼女とのデート中は下半身の弾道が上がりっぱなしだった。
 その事との因果関係は不明だが、友子と付き合ってから小波のHR数は激増していた。
「最初はあんなにウブだったんだけどねぇ。今じゃあ正真正銘の変態になっちゃうんだから人間って分からないわね」
「良く言うよ。最初緊張してガチガチだった俺の上に乗って勃たなくなるまでずっと腰振ってたのに」
「けど、小波君喜んでたじゃない」
「ほら、友子胸が大きいだろ? 上に乗って腰振ったら揺れるんだよ。それが良くてさ」
 そのため、小波は正常位よりも騎乗位の方が気に入っていた。一方の友子はどんな体位でもOKだそうだ。
「やっぱり小波君って変態だよね…」
 彼氏の性癖を聞いて改めてそう思う友子だった。


「小波君はギンギンでも私はまだ準備できてないの。そういうわけでいつものお願いね」
 友子はまず服を脱いだ。小波の強い希望で、下着はいつも彼に脱がせている。
 そしてベッドの上に膝立ちになると、両手で膣を広げる。そこには綺麗なピンク色をした世界が広がっていた。
「ここ舐めて」
 小波は床に跪いて友子のそれを舐める。両手は彼女のお尻を撫でまわしている。
「あっ、あーん。気持ち良いよぉ」
 前と後ろの同時攻撃に友子はあっさり陥落した。
 それでも小波は手を緩めない。それどころか一層激しく攻め続ける。
「ま、待って。もう、いいから」
 その言葉を聞いてようやく友子を解放した。
「もう、小波君ったら激しすぎよ」
「友子もびしょ濡れだね。じゃあ俺もそろそろ…」
「待って、今日は生でしましょう」
 小波がベッドに置いてあるコンドームを取ろうとしたが、友子が制止した。
「え、いいの?」
「うん、今日は安全日だし。それに小波君今日は頑張ったからそのご褒美」
 顔を赤らめながら恥ずかしそうに切り出す友子。
 2人の性生活にはあるルールがあった。それは野球で活躍すればするほど友子がその分気合を入れて奉仕してくれるというものだ。
 本音を言うと友子も出来れば毎日小波に抱いてほしいと思っているが、彼の成績向上のために我慢している。
 実際これのおかげで小波の成績は上がっているのだから2人とも不満があるわけではない。
 今日は猛打賞も獲り、絶好調だったため、いつもよりも気合を入れて奉仕するつもりらしい。
「生でするなんて久しぶりだよ。友子、早くしようよ」
「もう、だから焦っちゃ駄目だって。まずはベッドに横になってね」
 腰を振って友子にアピールする小波。
 普段は頼りがいのある人なのに、ベッドの上だといつも甘えん坊だ。

 そんなところが可愛いと思っていた。
 小波の行動は早い。一刻も早く友子に挿れたいのだろう。ベッドに横たわっても腰を振り続けている。
772名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 08:05:41.92 ID:7+ma5qKv
>>771

「それじゃあ行くよー」
 友子は両手で膣を広げながら、ゆっくり小波のペニスを挿入していく。
「おおぅ」
 その瞬間、小波のペニスを友子の膣が一気に締め上げる。特に今日は邪魔なコンドームがないので、余計に感じてしまう。
「クスッ、気持ち良い? さっきまでは小波君が主導権握ってたけど、ここからは全部私がリードするからね」
「あっ、あっ、あっ…」
 友子は悪戯好きな小悪魔のような表情を浮かべながら軽く腰を上下に動かす。
 それだけで先程までリードしていた小波はあっさり陥落した。
 友子の動きと連動して彼も全身がビクンと動く。
「じゃあそろそろ一発出しちゃおうか」
 友子の腰が激しく上下する。パンパンという音が部屋中に響き渡っている。
「友子、友子ォォ。出る、出ちゃう!!」
 溜まりに溜まっていた小波は、一分と持たずに友子に放出されていた。


「はぁはぁはぁ…」
 本日何度めの射精だろうか。もう数えるのを止めてしまうくらい友子の膣に出している。
 体力を使い果たした小波はベッドに倒れ込んだ。友子は小波に寄り添う形で横たわっている。
 最初あれだけ元気だった小波のペニスはもう勃たなくなっている。
 友子も丹念にペニスを舐めて胸で挟んだりしたのだが、どうやら今日は限界になったらしい。
「んー、ちょっと物足りなかったかな」
 既にボロボロの小波とは対照的に、友子はピンピンしている。彼女としてはまだまだ抱いて欲しかったようだ。
「勘弁して…これ以上は死ぬ…」
 実際先ほどの射精で一度三途の川を見そうになったくらいだ。本当の意味で昇天しそうだった。
「小波君にはまだまだ教育が必要みたいね。焦らなくても良いから少しずつ慣れていきましょう」
「いつか友子が失神するくらい気持ち良くさせてみせるよ」
「嬉しい。楽しみにしてるわ」
 小波に抱きつく友子。友子の豊満な胸に顔を挟まれて小波はにやけっ放しだった。

 一方その頃、隣の部屋では3人の男たちが待機していた。
「ちくしょうでやんす。小波君ばっかりずるいでやんす」
「羨ましいなぁ」
(まさか小波の彼女が友子とは思わなかったな…)
 湯田、アキラ、石中の3人はズボンを脱いで下半身を露出していた。
 小波と友子の行為を壁越しに聞きながら自慰行為に耽っていたわけだ。
 部屋には大量のティッシュが散乱している。それが彼らの自慰行為の事実を物語っている。
 しかも独特の匂いがする。2人の行為を聞く事に夢中になっていたので、ティッシュの処理は後回しになっていたからだ。
 湯田たちに盗み聞きされているなど露ほどにも思っていない小波たちだった。

「よっぽど疲れてたのね。終わったらすぐ寝ちゃうなんて」
 行為が終わった小波は友子の胸の中で気持ちよさそうに眠っている。
「赤ちゃんみたい…って、私の胸吸ってるし」
 これでは本当に赤ん坊だ。そんな小波も可愛いと思って、こっそり携帯で写真を撮っておく事にした。
(映子や武美はどうしているのかなぁ。2人とも好きな人と一緒に暮らしていられれば良いんだけど)
 離れ離れになった仲間を思い出す友子。特に武美はずっと会っていない。幸せに暮していれば良いのだが。
(小波君の子供が出来たら2人に会いに行こうかしら)
 そんな事を考えながら友子も眠りにつく事にした。
773名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 08:06:59.24 ID:7+ma5qKv
>>772

「ううう…映子さん。出る」
 ドピュッ、という音と共に映子の中に大量の精子が注ぎ込まれる。
「気持ち良いですか?」
「はい、最高です」
 恍惚の表情を浮かべる相手の男性。映子もその表情を見て満足気だった。
 現在はホッパーズではなく、別の球団の選手寮の食堂で働いている。
 友子に頼んで記憶操作はしてもらっている。今度は年若い未亡人という設定だ。
 料理上手で温厚で美人という事で、選手からは大人気との事。
 特に若手からは何度もプロポーズされているらしい。
 今映子を抱いている選手は、彼女が前々から目を付けていた男性だった。
 球団からの期待値が大きいわけでもなく、容姿端麗というわけでもないが、誠実な人柄に惹かれたとの事。
「最近落ち込んでいたみたいですけど、これで元気出ましたか?」
「はい、俺頑張ります。だから―――」
「良いですよ。好きなだけ抱いてください。私あなたの事好きですから」
「わーい」
 子供のようにはしゃぎながら映子を抱き続ける。
(この人なら私幸せになれるのかしら?)
 少し気が小さいが、とにかく優しい。彼となら幸せに暮らせそうだ。
(うん、いざとなったら既成事実を作って…)
 などと若干恐ろしい事も考えていたが…


「クシュン」
「大丈夫か武美」
 一方こちらは2人旅を続ける風来坊と武美。現在は商店街から離れた小さな町に一時的に住んでいた。
「んー、誰か噂でもしてるのかなぁ。それともこんな格好だから風邪ひいたのかも」
 2人は裸で抱き合っていた。風来坊が懸命に腰を振り続けてようやくフィニッシュ。というところで思わぬ形で寸止めを食らった。
 武美は冗談交じりにこう言っているが、サイボーグの彼女が風邪をひく事はない。
 くしゃみも体内の異物を出す行為でしかない。
 とはいえ、せっかく良い感じなのに、そんな事を言うのは無粋だと思って風来坊は敢えて何も言わなかった。
「大丈夫だよ。寒いなら俺が温めてあげるから」
「風来坊さんのエッチ」
 その後何事もなかったかのように武美の中に出すと、風来坊は武美を抱きしめる。
「こうすれば温かいだろう」
「うん。ちょっとくすぐったいかも。というか風来坊さんのが私に当たってるんだけど。出したばっかりなのに」
「う…ごめん武美。もう一度出しても良いかな」
「うん、良いよ。いっぱい運動すれば温かくなるだろうし」
 結局その日は一晩中2人の行為は続く事になった。
 何度でも蘇る風来坊に武美は冗談半分でこう言った。
「もしかして風来坊さんってケダモノ?」


fin
774名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 17:32:56.11 ID:w2tqEEf3
乙です!!
775名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 20:31:50.21 ID:hQsQQhpu
GJ! 
サイボーグ同盟の女性のSSは最近投稿されてなかったから新鮮だな。
776名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 21:03:48.72 ID:UnUGQlwg
GJ!
つか石中さんなにやってるんすかwww
777名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 05:40:42.72 ID:7wHMfE8n
http://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%8C%E8%8B%A6%E6%89%8B%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F
桜華を書きました。口調が難しいと思いました。
次はハンナか典子ちゃんを書きたいと思っとります。
ああ、ちよちゃんも捨て難い……。
778名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 07:33:07.06 ID:NWcI3bEL
GJ!
779名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 22:52:05.14 ID:YxEI+HMg
ハンナが29歳で魔法少女か…
パワポケだったらアリかもしれん。
780名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 23:14:30.36 ID:mwCbkROW
>>773>>777
二人ともGJ!
781名無しさん@ピンキー:2012/04/27(金) 22:15:11.35 ID:fqcQjD0P
もしもシズヤと魔人の立ち位置が逆だったらというssを書いたら面白そうだ。
782名無しさん@ピンキー:2012/04/27(金) 23:46:11.69 ID:mB+4CU0U
シリーズ終了になったらこのスレどうなるんだろ?
783名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 02:29:19.75 ID:7iXQBT+7
勢い上位のスレをぱっと見ただけでも、原作なしのシチュスレとか、原作がとっくに完結してるのとか、
原作が未完のままになりそうなのとか、ちらほら見つかる。それなりになんとかなるんじゃない?
784名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 05:58:37.77 ID:BqF2OPnR
12裏で、イーベルの人形を使って主人公を性的な意味で特訓するシズヤ。
そしてイーベル人形にさんざん搾り取られた後、授業料ということでシズヤに逆レイプされる主人公。
785名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 07:57:48.71 ID:GipBdKzE
ググってみたらコンドームは江戸時代には既に日本に導入されていたという。
これで札侍編のSSを書く時に避妊方法を考える心配がいらなくなりますな。
786名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 16:33:43.05 ID:suietog0
>>785
ゴム製のはもうちょっと後だっけか
787名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 21:52:21.73 ID:yCwTN0bu
>>745 >>746
そうなのか、興味深いな。
788名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 22:50:06.23 ID:BqF2OPnR
14裏で小ネタを投下。時間軸はガンダーロボを倒した直後あたり。

小波「あのー?どうしてナマズ党の皆さんがここに?」
アカリ「あら、シアンとあそこまでヤっておいて今更とぼけるつもり?」
しのぶ「ぶっちゃけて言うとシアンに小波との赤ちゃんができちゃったの。」
カイ「そのことであなたに責任をとって頂くためにお迎えに参りました。」
小波「う・・・嘘だろ・・・確かにあの日シアンは安全日だって言ってたじゃないか!?」
カイ「そもそも安全日、危険日というのは確率の問題です。だから女性にとって本当の安全日なんてものはないんですよ。」
小波「・・・・・」
小杉「小波・・・あの日やけに帰りが遅いと思ったら・・・!」
マダラ「ひっひっひっ、そんな軽い気持ちでおなごを身籠らせるとはおぬしも悪よのう。」
まこと「小波殿・・・私という人がいながらどうして・・・」

ガシッ

カイ「さて、立ち話はこれくらいにしてそろそろ一緒に来てもらいましょうか。」

ガシッ

わん子「もう小波がシアンと結婚する準備は整っているから心配は無用だワン!」
小波「うわあああ〜〜〜!」

ズルズルズルズル

マダラ「達者でな〜!」
小杉「幸せに暮らすんだぞー!(棒読み)」
まこと「・・・・」

以上です。735あたりの主人公があの世界で子供を作ってしまったらどうなるのかという
議論に触発されて書き始めたら遅筆故にこんなに時間がかかってしまいました。あとキャラの口調
が間違ってたらごめんなさい。
789名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 23:39:38.07 ID:5T+9D1q1
>>788
乙。
札侍は増えてほしいな、GJと言っておこう。
まことの夜這いとか出てきたら俺得。
790名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:27:34.17 ID:xf3kJnDC
時間空いてるけど連投スマソ。

麻美とゆらりは、二人を選ぶ選択があってもいいと思うんだ。
そう思ったらなんか書いてた。
中身はほとんど小ネタの詰め合わせだけど。





「……暇だな」

「……暇だね」

「……暇ですね」

「もう今日の分の練習はこれでもかってくらいやったんだけどな」

「まだまだ今日は長いね」

「麻美、ゆらり、何か面白い物ないか?」

「美少女二人をはべらせておいて
更に何かを望もうとは、贅沢の極みですね、小波君」

「お前らも暇って言ったんだから、俺に攻撃の矛先を向けるな。
あと、自分で美少女って言うなよ。
否定はしないが」

「わ、私が……び……びしょうじょ……はぅ……」

「ほう、さすが小波君。
面白い物ならぬ、面白い者を
一瞬にして作り上げてしまいましたか。
では真っ赤に染まった麻美ちゃんで遊ぶ事にしましょうか」

「い、嫌だよ!」

「大丈夫です。
麻美ちゃんは既に小波君に遊ばれているじゃありませんか」

「ひどい言いよう!」

「おいゆらり、人聞きの悪いことを言うなよ」

「いえいえ、私が好きなのか麻美ちゃんが好きなのか
はっきり言わない小波君の姿を見たら、普通の人は遊びと思われるかと」
791名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:29:06.27 ID:xf3kJnDC

「はっきり言ってるぞ。
俺にとっては二人とも大切な人だ。
優劣なんてつけられるか」

「女の子二人の前でよく堂々と二股宣言できますね。
おっとこんな所に何故か包丁が。
これはヤンデレ化して小波君を刺せという、神のお告げかはたまた……」

「しまえ、危なっかしい!
けどまあ、事実だけ見たら、二股か……」

「おっとこんな所に何故か空の鍋が。
これはヤンデレ化して小波君を撲殺しろという、神のお告げか……」

「確かにヤンデレ的アイテムだが用途は違う!」

「ゆらり、あんまり小波君を虐めないであげなよ」

「その分麻美ちゃんを虐める事になりますが、いいですか?」

「うん、よくない」

「とは言え、冗談です。
小波君が優柔不断な考えで私達と一緒にいるわけじゃないことは、
私も重々承知してますから。
ただ、私達二人が本気で好きなだけ。
私も、あなたと麻美ちゃんが本気で好きなだけ。
おや、これでは私も二股ですね」

「おあいこだな」

「いえ、おそろいです。
そして、麻美ちゃんは――」

「うん!」

「私達の愛玩動物だから一緒にいるだけ」

「ペット!?」

「おいで麻美ちゃん。
餌のポッキーのチョコ付いてない部分2キロですよ」

「なんでそこだけそんなに大量に食べなきゃいけないの!
じゃなくて!
私だって二人とおんなじだよ!
ゆらりが好きで小波君の事も好き……だかりゃ……」
792名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:37:06.85 ID:xf3kJnDC
「おやおや、好きと堂々と言ってしまって
また真っ赤になってしまいましたか。
食べてしまいたいです」

「えええ!?」

「待てゆらり、ケチャップ用意するから」

「え、食べるってそっち!?」

「いりません。
麻美ちゃん本来の味が嗜好です」

「ゆらり目が怖いゆらり!?」

「安心してください小波君。
半分は差し上げます」

「私、問題はそこじゃないと思うんだけど!」

「濃縮したバレットもちゃんと受け渡しますから」

「OK。
それに合わせて切り込んでやる」

「人どころかペットとしても見られてないよね、私!
完全に討伐対象だよね!?
補食対象だよね!?」

「いやー、暇だなー」

「暇ですねー」

「ごまかせてないから!」

「…………」

「…………」

「…………。
暇なら三人で何かする?」
793名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:38:04.95 ID:xf3kJnDC

「小波君。
麻美ちゃんが三人でいやらしい事をしたいそうですよ」

「よしきた!」

「違う違う!
私そんなこと言ってないよ!」

「さすが麻美だな。
野菊のよう、闇の魔導師、クマ紳士
なんて評されるだけの事はある」

「誰が評してるの!?
それ全部要するに言いたいことは“変態”の二文字だよね!?」

「どうでもいい話ですが、この間、ある方に野菊云々の話をしたら、
私の事を『野崎のような変態』と上手いこと言った顔で評してきた時は
流石の私もイラッ☆ときました」

「その星は何」

「とまあ、麻美ちゃんの提案は今度にするとして」

「え?
今度するの?
私の提案じゃないけど」

「私、少しやってみたい物が一つあるんですが、
お二人共手伝ってもらえませんか?」

「なんだ?
俺達に出来ることならなんでもやるぞ。
な、麻美」

「うん、ゆらりの頼みだし、暇つぶしにもなるんでしょ」
794名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:39:37.14 ID:xf3kJnDC

「TRPGという物です。
キャラクターを作って、それを演じ楽しむ。
そういう物なんですが」

「やったことないな」

「私聞いたこともないよ」

「普通のRPGと違ってどんな展開にも持って行けるんですよ。
それこそ、魔王を倒して替わりに魔王になったりできます。
小波君のような野球少年を演じる事もできます。
私と麻美ちゃんの出会いをやり直す事だってできます」

「待ってゆらり。
やり直したいの?」

「『可愛い子は組んでた方が何かと得だと思い、
私は麻美ちゃんに声をかけた』」

「お前らには不思議の国的な能力でもあるのか……。
あと、今のは有名所だから分かったが、
さすがに少女マンガネタはそこまで着いていけないから
そのあたり理解頼む」

「では早速やってみましょう。
麻美ちゃん、戦士になってもらえます?」

「うん、構わないよ」

「私と小波君でモンスターになって触手攻めしますので」

「それゲーム成り立ってるの!?」
795名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:40:48.55 ID:xf3kJnDC

「言ったじゃないですか。
キャラを作って演じればそれがTRPGです。
他のルールなんて知りません」

「だからってそのチョイスはありえないと思うよ!」

「ご心配なさらず。
冗談です」

「ほっ……」

「私達が演じるとはいえ
モンスターなんかに私の麻美ちゃんを汚させはしません。
麻美ちゃんを汚していいのは私と小波君本人だけです」

「私に人権をちょうだいよ!」

「では麻美ちゃん。
人権の無い種族になったつもりで、人権が欲しいと訴えてください。
それが麻美ちゃんのTRPGです」

「ええっ!?
えっと、えっと……。
ワ、ワレラニモジンケンヲクレナキャコマッチャウゾ――」

「では小波君。
このルールブックの中に書いてある職業の中から一つ選んで
キャラシートに書き込んでください。
能力値はダイスで決めますよ」

「ちゃんとルールあるんじゃん!」

「麻美ちゃんはそちらの方が面白いと思いまして」

「ひどい!」

「まあ、実際面白かったな。
麻美、ワンモア」

「ひどい!」
796名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:41:59.96 ID:xf3kJnDC

「よし、俺はフェンサーにするか」

「ほら、麻美ちゃんも決めちゃってください」

「うう……。
じゃあウィザードで……」

「バイトでか?」

「そのネタ、麻美ちゃんには通じないと思います。
さて、ではダイスを振って能力値を決めましょう」

「う、うん。
えいっ!」

「……さすが麻美ちゃん。
予想を裏切りませんね。
恐ろしい程に低ステータスになりました」

「魔法使いなのにINTよりSTRが高いってなんだよ……。
全体的に酷いのにSPDだけは何故かあるし。
よし、麻美。
その速さと幻術で必殺の消えるドリブルだ!」

「できないからそんなこと!
ていうか何でゲームの中でバスケやんなきゃなんないの!?」

「じゃあ俺も振るか。
そいっ!」

「……ふむ、中々の値じゃないですか。
麻美ちゃんがまるでマルチーズのようです」

「どんな例え……?」

「愛でれます」

「そんな理由!?
やっぱり私ペット扱いなの!?」

「どうか貴女を私の犬としてください」

「ん……?
……ってやだよ!」

「ではGMは私がやりますので、頑張って演じてくださいね」

「さっきから私のツッコミスルーされすぎじゃない!?」
797名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:43:47.65 ID:xf3kJnDC

「場所は魔王城。
魔王との最終決戦が今まさに始まろうとしています」

「色々すっ飛ばしすぎだろ!」

「巨大すぎる魔王の姿。
その全長、実に13キロ」

「なにその絶望的な数字」

「対するは二人の勇敢な勇者。
一人は二刀流の剣士。
性癖的にも二刀流な為、様々な人から恐れられている
ダークヒーローならぬダーク勇者、その名も『コナミ』」

「そんな勇者になってたまるか!」

「意気のいいバットをお持ちの為、またの名を『広角打法のコナミ』」

「そのバットでお前とオールナイトで語り合ってやろうか……」

「望むところです」

「もしもし、二人とも!?」
798名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:44:54.15 ID:xf3kJnDC

「こほん……。
もう一人の勇者は魔法使い。
炎の魔法を操るも、高確率で自分に引火して、
よくあっちゃあっちゃ言っているドジっ娘魔法使いです」

「説明に悪意を感じる……」

「名前は『アチャミ』」

「またの名でもなく!?
そんな噛んじゃったみたいにゃ名前嫌だよ!」

「そう言いながら噛むのが実に麻美らしいな……」

「ドジでコナミに惚れてしまった哀れな魔法使い」

「どんなドジ!?」

「そんな二人に魔王が語りかけます。
『ふはは、よくきたなアリンコ共。
貴様らなどお茶漬けにしてくれるわ!』」

「野太っ!
セリフもあれだがどこから出してんだその声!?」

「ほらほら、演じてください」

「う……。
『いいだろう、魔王め!
貴様など、この俺様が逆に食ってくれるわ!
はーっはっはっはっ!』」

「と、魔王すらも手込めにしようとする、鬼畜勇者コナミ。
さすがの二刀流ですね」

「食うってそういう意味じゃねえよ!」
799名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:53:40.98 ID:xf3kJnDC

「おっと、アチャミの服が燃えた事で、露出が増えましたね。
コナミが萌えて、そのバットが覚醒。
ダイスをプラス一個していいですよ」

「やなダイスボーナスだなおい!
まあいいか……。
そらよっと」

「……麻美ちゃんの運を吸い取ってるんじゃないですか?
見事、クリティカルです」

「……ずるい」

「よし!
『いくぜ、魔王!』」

「コナミの必殺攻撃!
『勇者玉!』」

「俺本当に勇者か!?
魔王か絶対神じゃねえの!?」

「『ぐわあああああっ!
貞操は守りたかったあああっ!』
魔王は断末魔を残し崩れ落ちます」

「だからそっちの意味で食う気はない!
というか、魔王弱ッ!
何もせずに終わった!」
800名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 02:56:41.41 ID:xf3kJnDC

「見事魔王は倒れ、世界に平和が戻りました」

「GMがほとんど進めちゃったな……。
結局キャラ設定とかも全部ゆらりが決めちゃったし。
なんだかなあ……」

「おや、嬉しくないんですか?
魔王倒したのに」

「いや、まあ嬉しいよ」

「なるほど、甲子園優勝と同じくらい嬉しかったですか。
それはよかった」

「そこまでじゃねえよ。
そうだな、飛ばない飛び道具が強化された時くらいの喜びだな」

「姫様はいつ強化されるんでしょうね。
待ち遠しいです」

「何の話!?
ねえこれ何の話!?」

「…………」

「…………」

「…………」

「……暇だな」

「……暇だね」

「……暇ですね」
801名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 03:01:48.65 ID:xf3kJnDC
おしまい。
駄文、適当なネタでごめんなさい。

こんな感じの、主人公が麻美とゆらりのどちらかと付き合ってるわけじゃない、
三人でのラブラブエロシチュを誰かが書いてくれたら崇め讃える。
802名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 03:09:27.05 ID:xf3kJnDC
>>801追記。
連投スマソって書いてあるから解るかもしれないけど、>>789は自分だから。

さっき気付いたけど、なんでID変わってるんだろ……。
携帯のブラウザアプリから投稿してるからなんかあるのかな……。

蛇足だったらゴメン。
803名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 03:19:29.23 ID:xf3kJnDC
重ね重ねゴメン。
一カ所飛んでた。

>>798>>799の間。




「『わ、私だって勇者だよ!
負けないからね、魔王!』」

「アチャミが担架を切ると共に、バトルの幕が切って落とされます。
『いいだろう。
やってみせろ勇者共!』
さあ、最初は麻美ちゃんのターンです。
ダイスを振ってください」

「う、うん。
さっきは散々だったけど、今度こそ、えーい!」

「……ファンブルですね」

「それっていいの!?」

「『やーい、やーい、大失敗ー』の意味です」

「悪意がすごい!」

「アチャミは必殺の炎魔法で魔王を攻撃しようとします。
アチャミの攻撃!
『アチャミフリェイム!』」

「フレイムまでおかしな名前になってる!」

「失礼、かみました」

「わざとらしいよ!」

「きゃみみゃしてゃ」

「わざと言うのも難しいよそれ!?」

「しかし、攻撃失敗。
服に引火してしまいました」

「『熱い、熱い!
コ、コナミ君助けて!』」


「ほんとに麻美の分身みたいだ、このキャラ……」
804名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 06:14:55.70 ID:CLom18vK
GJ!
805名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 07:07:34.55 ID:CLom18vK
GJ!
主人公がゆらりっぽくなってるなw
806名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 22:09:38.87 ID:CLom18vK
14裏の世界にもコンドームはあるんだな。

やすし「にいちゃん、にいちゃん、これさえつければ女とヤっても身篭らせる心配が無いという
道具があるんや。その名もコンドーム!どうやいまなら安くしとくで?」
主人公「!!」
807名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 22:17:55.20 ID:CLom18vK
江戸時代にはすでにコンドームがあっあのか。
808名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 22:51:34.78 ID:CLom18vK
788みたいに14裏で身篭らせてしまって責任をとらされるってのも面白いな。
809名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 00:31:24.23 ID:lHFsEZjv
>>803
GJです!
810名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 01:06:06.46 ID:j0hQxgy8
江戸時代のコンドームって絹製の亀頭に被せる帽子みたいなもんだったらしいから快感の面では酷そうだ
14主がゴム持込みとかシズヤが術で何とかするとかの方が楽しいかもしれん

シズヤ「実践に優る修業は無い。数多の女と交わり、手管を鍛えよという神託が(ry」
811名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 08:39:27.77 ID:sff83B2s
14裏のシズヤ神託と称して他の女性陣を出し抜いて主人公と交わりそう。
812名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 07:42:18.22 ID:nbuDDuqr
シズヤ「我が一族に伝わる力を取り戻すには赤い衣を纏った男と交わる必要があるという
神託がでているのだが。」
主人公「・・・・」
813名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 10:19:16.72 ID:+PQ3SRnt
主人公「赤い衣を纏った男ってこの人の事?」
レッド「これは正確には服じゃ無いんだが…」
シズヤ「………」
814812:2012/05/01(火) 18:30:17.45 ID:264v66Kp
その発想は無かったwww
815812:2012/05/01(火) 19:22:16.48 ID:TxuCx6cH
813の続き的なものを書いてみました。
武美「風来坊サン。私ガイナクナッタカラッテ他ノ女ノ人ニウツツヲ抜カシタリシタラ許サナイヨ?
レッド「!!」
主人公「どうしたんですかレッドさん?急に怯えだして。」
レッド「い、いや別になんでもないぞ。」
シズヤ「(先ほどからレッドとやらの背後から妙な気配がするのう。)」


816名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 19:58:41.34 ID:vvqYfwGy
>>815
極悪天使乙。しかも同期にも存在する亡霊ネタすら奪いますか。

今更ながら9プレイ中だが、あの世界観がどうなったらシャッターにつながってしまうのか考えると不眠症になりそうだ。どうしたらいいだろう。
817名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 20:36:06.51 ID:VsuM+fYT
pixivの絵を見て14主に対して五十鈴と紗矢香の親子丼が見てみたくなった・・


書いてみようかな・・ というか親子丼ネタってあったかな?
818名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 20:38:44.64 ID:ODOzdmjs
たしかまとめサイトにるりかと母親の親子丼ネタがあったはず・・・
819名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 21:31:16.89 ID:vbk0rgCw
>>817
五十鈴は優しくリードしそうなイメージがあるな
で、五十鈴のテクに溺れてる14主に紗矢香が嫉妬みたいな
紗矢香は漣やシズヤ経由で教わったテクで攻める感じなのかなぁ
820名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 22:12:34.83 ID:ODOzdmjs
五十鈴親子丼ネタとはおもしろそうだな。シチュでも考えてみよう。
821名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 22:48:53.67 ID:2xYbsnkY
14主に五十鈴を寝取られる10主って…
822名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:02:09.75 ID:vbk0rgCw
>>821
五十鈴「私14主君と結婚するから」
紗矢香「何…だと…」
10主(カズんところ行くか)

ヨリを戻した理由がこんな感じだったら嫌すぎるな
823338:2012/05/01(火) 23:27:10.76 ID:5TD4Do7G
ようやく書き終わった……
14主×ハンナ、投下します
824名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:28:18.44 ID:5TD4Do7G
春の日差しを受け眠気を誘われながら、オレはベンチに座っていた。
「……おっそいなあ」
待ち合わせの時間から早数十分。ハンナは未だに姿を見せていない。
互いに多忙でなかなか時間が取れないのは、しょうがないとはわかっているものの、理屈とは別に早く会いたいのだ。



世界大会優勝からすでに5年が経過していった。
オレは当然野球の強豪校に進学した。小学生とはいえ世界大会優勝のピッチャーだったのだ、
それなりにスムーズに中学、高校と歩みを進めていく事ができたと思う。
ハンナの方もオレと同じ高校に入りたかったらしく、勉強をがんばり、無事入学することができた。
他のヒーローの人たちは所在がばれると襲われる危険があるらしく、学校に通ったりはできないらしいが
そこは唯一の正体を明らかにしているヒーロー。色んなことがストッパーとなり問題ないらしい。
それ以前に、世界最強であるあいつに、襲撃しようなんて企む奴がいるかどうか分からないが。
……とはいえ、ヒーローの関係で出席日数が足りず、1年生をもう一度頑張る事に。
卒業もオレとしたかった、とさすがのハンナも、留年が確定した時はしばらく落ち込んでいた。
付き合っているのだからそれぐらい別にいいと思うんだけどなあ。
――そう、オレ達は付き合っている。
まあ、あの流れから付き合わなかったってのも不自然な流れな気がするし、妥当だろう。
あの後もずっと交流を深め、中学の時、あいつの方から告白してきた。
それ以降も特に変わったりはしなかったが
とはいえ部活と、ヒーロー。やってることは全く別であるが二人とも時間が取れない身分ではある。
青春真っ盛り、会いたい盛りのオレ達にとっては割と辛い日々。
そんな中、今日は偶然二人の休日が一致したのだ。わかった時はずいぶんと喜んだものだ。
だからといって、今更しゃれ込んだりするわけでもないが。むしろあいつとのデートは運動したりが多いのでラフな格好で来ている
世間一般様からみればデートに見えないかもしれないが、そもそもが世間一般から離れているオレ達だ。
他人に迷惑かけないよう、オレ達が楽しめればそれでいいと思っている。


「ごめん!待った?」


っとようやく来たようだ。声の方に顔を向け


825名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:29:03.28 ID:5TD4Do7G
「お〜い、遅い、ぞ……お……?」
走ってきたハンナを見て驚愕した。
ノースリーブの服より見える健康的な二の腕は色っぽく、
ヒーロー業で鍛えられた脚線美はあくまで女の子を失わない程度にカッコよく、
いつもはいてる使い古したスニーカーも、清潔な、いわゆるペタンコ靴に履きかえて、
いつもぼさぼさに突っ立ててあった髪の毛は降ろし、ちょっとふんわりさせながらも横に流してあり
そしてとどめに、唇が薄くだが綺麗な色につやつやと――化粧のことはよくわからないが何か塗ってあるのだろう――していた
何が言いたいかと言うと、男勝りという言葉を超えそうだったやつが、ボーイッシュな女の子に変身していた。
「お……お……お、おお……?」
「ど、どうしたの?そんな驚いて、いつもと変わらないだろ……でしょ?フ、フツー、フツー」
オレの彼女は何時の間に変身ヒーローになったんだ。というか口調もいつもと違わないか?
化粧なんて今までしたことあったっけ?腕きれーだなー
色々疑問が湧き上がってくるが、纏まった形をなさないため口から出て来ない
なおも口をポカンとあけハンナを見つめていると、少し顔を赤らめ
「や、も、照れるって。そんなに見ないでよ。さすがに照れるって」
「……いや、見るなってお前。一体そのかっk「あ、あああー!もうこんな時間!今日は行くとこあたしが決めてあるんだ!行こ!」
何かをごまかす――いや丸わかりなんだが――様にオレの言葉を遮ると腕を絡め引っ張ってきた。
「うわっ、わっ、わっ」
一気に近づいたことによりハンナの匂いが漂ってくる、今まで意識したことのない甘い女の子の匂いが。
顔が赤くなることを止められず、思わずうつむく。
すごい意識しちゃってるのがわかるが、どうしようもない。
ハンナも緊張してるのか若干早足だ。
さすがにこの速度でうつむいたままは危ない、そう思い前を向くとむき出しのうなじが目に入った。
息を飲む。さっきから不意打ちばかりであたふたしっぱなしだ。
オレも男なわけで、どうしようもないっていうものはある。
しかもあのハンナの女の子の部分をこんな短期間に味わっているのだ。
いったいオレにどうしろと。対処の仕様がない。
二人とも真っ赤な顔をして電車に乗り込む。周囲の視線を少し集めてしまう。
しかし、赤い顔は隠すことも治すこともできない。
組んだ腕を外すのも忘れて席に座り込んだ。
――結局二人が少し冷静になれたのは、ハンナの言う目的地に着く直前だった。
826名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:30:14.60 ID:5TD4Do7G
「イチゴ狩り?」
「うん!あたし一回してみたかったんだ。たぶん小波もしたことないよね?二人一緒の初めてだね!」
「まあ、今まで野球ばっかりだったからな……」
ハンナに連れられた先はイチゴ畑だった。今が季節なのかイチゴ狩り体験ができるようだ。
……ハンナの口調と姿には多少慣れが出てきた。とはいえまだまっすぐ見れないレベルだが。
オレは多少ぶっきらぼうな口調になり、ハンナはテンションを高く維持してごまかしている。
「いきなり行ってできるもんなのか?」
「大丈夫!ちゃんと予約してきたよ!すみませ〜ん!」
ハンナが係りの人に声をかけに行った。その間にふっと息を吐き、自分の内の熱を吐き出す。
……今日のハンナはどうしたんだろうか?
女の子らしくしたかった?あのハンナがか?
驚かせたかった?ハンナ自身もあんなテンパってるのに?
わからない……、なんかの病気にでもかかってるんじゃ……。
「……み、……なみ、小波!」
「うわっ!ど、どうした!?」
「どうしたはこっちが聞きたいんだけど……。もう採っていいって!時間制限あるから早くいこ!」
「あ、ああ、わかった……」
まあもうちょっと落ち着いてから聞けばいいか、そう思いオレ達はイチゴ畑へと向かった。


「ふう、結構食ったな」
「そうだね、思ったよりたくさん食べれた!」
イチゴ狩りを終え、オレ達は畑から出る。
イチゴばかりそんなに食べれるのかと思ったが種類が違うと味も違い時間制限いっぱい楽しむ事ができた。
ずっと屈んでイチゴを摘んだため、少しこった体をほぐしながら、ハンナに次の予定を聞く。
「次はどうするんだ?食ったばかりであれだけど昼飯にするのか?」
「うん。お弁当、作ってきたんだ。あっちに公園があるから外で食べよ!」
「作ってきた?」
「作ってきた!」
ハンナの料理……、どんなものなんだろうか。
昔自炊してるから料理は得意って言ってたけど、まともに食べたことはなかった気がする。
何となく不安な気もするが、ここは彼女を信じよう。
827名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:31:05.75 ID:5TD4Do7G
「あ、普通に美味しい」
「エヘヘ。……褒めてるんだよね?」
前述のとおりハンナの弁当は普通に美味しかった。
しかもどうやって調べたのか、中身はオレの好きな物で詰められている。
イチゴも食べた量が量だったので全部食べれるか心配だったがそんなの関係なく箸が進む。
瞬く間にたいらげた。
「ふ〜、ごちそうさま」
「お粗末さまでした」
「いや〜、ホント美味しかった。料理上手いなあ。……あれ、ハンナ、お前それだけで足りるのか?」
今日はかわいらしい小さなお弁当箱一個だった。普通の女の子が食べているような。
ヒーロー業はかなりの重労働だ。オレ程とはいかなくてもいつもはもっと食べていた気がするのだが。
「えっ!……う、うん。大丈夫、大丈夫。ほら、イチゴもたくさん食べたしさ」
あはは、とごまかすように笑う。
「……まあ、大丈夫ならいいけどさ」
少し腑に落ちなかったが、本人が大丈夫と言っているのでどうしようもない。
まあたぶん、服とかと一緒の理由なんだろう。そう思うことにする。
ハンナが食べ終わるのをゆっくり待ちながら、口を開く。
「ごちそうさま」
「おう。これからはどうするんだ?もうどこに行くか決まっているのか?」
「うん、映画を観ようと思うんだけど……、予約した時間までまだあるからここでまったりする」
「まったりねえ。まあ、たまにはいいかもな」
「というわけで、ほら、ここ、ここ」
ハンナが自分の太ももの辺りをポンポンと叩く。
「太ももがどうかしたのか」
「膝枕!」
「………………」
こいつはまたオレを真っ赤にしたいのだろうか。
そんな事を考えてるとハンナが無理やりオレを寝かしつけてきた。
「――っ!」
当然のように真っ赤になった。ハンナも少し赤くなっているがご機嫌のようだ。
「……はあ」
軽くため息をつく。こんなことでハンナが喜ぶならいいか、そう思いあきらめる。
固い筋肉ではまだ覆い尽くせない少女の柔らかさに身をゆだねる。
こうしてオレ達は昼を過ごした。
………………膝枕はとてもきもちよかったです。
828名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:32:04.24 ID:5TD4Do7G
所変わって繁華街。時は夕暮れ。
映画を見るために町に戻って来ていた。
映画館の近くについたので聞いてみる。
「予約したって言ったよな?どんな映画観るんだ?」
「恋愛映画。もう王道まっしぐらの超ラブラブの青春ものだぜ!」
「途中で寝たりしないだろうな」
「そ、そんなことしねーって。さ、早く行こっ」
絡めた腕を引っ張り足早に映画館の中に連れ込まれる。
途中でスタッフに券を渡しそのまま劇場内へ。
席に座った後聞いてみる。
「お前が恋愛映画なんて見るのは意外だな。アクションとかかと思ってた」
「まあアクションも好きだけどな。こういうのも嫌いじゃないよ」
「ふ〜ん。ああ、そういえば……」
そのまま映画が始まるまで雑談を続けた。
そして上映開始。
内容はあまりわからなかった。
オレが恋愛映画が苦手でちゃんと見なかったわけでは無い。
途中でハンナが手を握り締めてきたのだ。
もちろんテンパった。暗いから周りには気づかれなかったとは思うが。
我ながらうぶだと思う。女の子に手を繋がれただけでテンパるなんて中学生じゃないんだから。
でも見っともなく言いわけさせてもらえるなら、オレは日常生活の中でハンナ以外の女の子と密着したことなどほとんどなく、
唯一のハンナもいつもは女の子っぽさを全然見せ無い様な状態なのだ。免疫を作るには経験が少なすぎると言いたい。
映画館を出た後面白かったね!と同意を求められたが曖昧に返事するしかできなかった。
ハンナはあの状態でもきちんと映画を観れていたようだ。こちらだけあたふたして、何か悔しかった。
「この後も予定は決まっているのか?」
映画の深いとこまで聞かれると困るので、早々と話題を変える。
「ううん、もう決めてあったのは全部行った。あとは二人が満足するまでぶらぶらしようかなーって思ってる」
もう予定は全部終わったらしい。ならばもうそろそろいいだろう。
「じゃあさ」
一呼吸おいてから続ける。
「お前の家に行っていいか?」
829名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:33:02.54 ID:5TD4Do7G
「で、何がお前にそうさせた」
「な、何の話?」
ハンナの部屋に入ると単刀直入に問いただした。
「もうそれはいいって……。誰かに何か言われたりしたのか」
「え、いやー、そんなことないぞ。うん、何にもなかった」
あからさまな嘘のつき方。問い詰めてみる。
「ホントか?」
「う、うん」
「本当にか?」
「……」
「本当のほn「だって……」
ようやく話してくれる気になった様だ。
「だって?」
「だって……学校の友だちがたまには女らしいとこ見せないと、小波、かっこいいから他の子のとこに行っちゃうって……」
「……」
「そ、それに先輩たちも彼女としてちゃんとしてないと、色々こじれて大変な目に合うって!」
「…………」
「それから、それから……な、何とか言ってくれよ……」
「………………プッ、あっはっはっはっはっは!」
ハンナを抱き寄せる。もう照れることはなかった。
こいつはハンナだ。人が離れて行くことに臆病な、可愛い可愛いオレのヒロイン。
ハンナの頭を強く撫でまわした。
「わっ、わっ、髪が」
「いいんだよ、これで。男っぽくても、ガサツでも、髪がボサボサでも、そういう所を全部ひっくるめてオレはお前が好きなんだ」
「小波……、オレ、似合ってなかったか?」
ハンナが的外れな返答を返して来る。背中をポンポンと叩きながらなだめる様に答える。
「いや、スゴイ似合ってた。ドキドキしっぱなしだったよ」
「そっか、よかった。みんなに協力してもらったんだ。オレでも似合う服探してさ。頑張った甲斐あったぜ」
今日一番の嬉しそうな笑顔。いつものあれからここまでなったんだ。相当頑張ったんだろうな。
「そうだったのか。ありがとうな、オレのために。……でも、途中素の口調に何度も戻ってたぞ?」
「マジで!うう、練習いっぱいしたのに……」
「ハハハハハ!………………いいか?」
「……うん」
830名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:34:03.70 ID:5TD4Do7G
「んっ」
始めは触れるだけの簡単なキス。
そこから回数を重ねるごとに、長く、深いキスへと変えていく。
「ちゅ……んんっ……じゅる……はっ、はっ……」
ハンナの目がトロンとしてきた辺りで舌も入れ始めた。
「んっ!……れろ……ごくっ……ちゅる……ぷはぁっ!」
互いの唾液を交換するようなキスも、息が切れたのでここでお終い。
荒くなった息を整えている時にハンナがしゃべり出す。
「小波、好きだ。好きだから……やってやる」
そう告げるとオレのズボンに手を掛け、降ろしてきた。
そしてオレのものに顔を近づけ、舌を伸ばす。
「ちろっ……ちゅうー……んぅ……ぺろ……」
「くっ、はっ!……ハン、ナ――っ!」
めちゃくちゃ気持ち良かった。
口調や髪形が戻ってもまだ女の子の雰囲気を醸し出してるからだろうか。
いつもと違うだけでこんなに気持ちいいとは。
思わずハンナの頭を押さえつけてしまう。
「んぐっ!……じゅるる……ちろちろ……」
無理やり口内の奥に突き入れられても文句も言わず、むしろ今まで以上に熱心にやってくれた。
そのことがさらにオレを興奮させる。
「んむむ……れろり……ちゅっ、ちゅうううう……」
最後の中身を吸い出すような動きに我慢の限界に達してしまった。
「ごめん!ハンナ!出るっ!」
「んんんんんっ!?……うぐ……うぐぅ……じゅるるる……ゴクン」
「はあ、はあ、はあ。……ハンナ、お前、もしかして飲んだのか?」
「うん!エヘヘ、おまえのこと好きだからな、抵抗なんかなかったぜ。むしろ、ちょっと美味しかったかな?」
ハンナはおかしそうに笑うながらそう答えた。
そんなハンナが愛おしくて抱きしめる。
「お前に包まれると安心するな。あはっ、これオレだけの特権だな」
「やって欲しかったら言えよ?いつでもやってやるからな」
「街中や、学校でも?」
「やってやるさ。オレのハンナを安心させるためだ」
「へへっ、ラッキー。……小波」
「ああ、続けよ」
そしてオレはハンナをベッドに押し倒す。
831名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:35:06.62 ID:5TD4Do7G
シャツをまくり上げブラをはずすと小ぶり健康的な胸が露出した。
「お、大きさのことは言うなよ。鍛えてると、どうしてもだな……」
「お前のなら何でも好きだよ。それに……」
胸にさわる。
「んっ」
「感度がいいって言うしな」
「エロ野郎め」
「そんなオレを好きになったんだろ?」
「まあな」
ハンナが腕をオレの頭に回し、胸に押さえつけてきた。
行為に便乗し片方の胸にしゃぶりついた。開いている方は手で弄る。
「あっ、こ、なみっ」
よだれでべたべたになっていくが気にせず、吸い続ける。
甘くておいしい。いくらでも吸い付いてられる気がした。
「こな、みぃ!したのほう、も」
「わかってる」
抱擁を抜け、下に移動し、ハンナのズボンを降ろす。
すでに秘部からは愛液が溢れていたが、ハンナの希望だ、しっかり責めてやろう。
すっかり充血しているクリトリスを咥え、舐め回す。
「――――っ!!」
思ったより強い刺激だったのか、首をぶんぶん振っている。
前から思っていたのだがハンナはここが弱いらしい。
時折甘噛みしながらそう考える。
「こなっ、みい!もっと、ゆっく、り」
上をチラッと見れば息を荒くしながら、目を潤ませて懇願してきた。
そんな嗜虐心を揺すられる顔で言われても困る。
「こなみぃ……」
なので返事代わりに思いっきり吸い上げてやる事にした。
「〜〜〜〜――――――っ!!!!」
ハンナは思いっきり背を仰け反らせ、足をピンと突っ張らせた。
そして少ししてからベッドに倒れ込む。
「はっ、こ、なみい!はっ、お、まえなあ!」
涙目で睨んでくる。さすがにやり過ぎたか。
「すまん、すまん。つい可愛くて」
「何、で可愛いと、はっ、いじめ、るんだよ!はあぁ……」
「男の子は複雑なんだよ」
「わかんねー」
832名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:36:03.22 ID:5TD4Do7G
「まあ、とりあえず、抱きしめてやるから落ち着けって」
ハンナの上に覆いかぶさるように移動し、力強く抱きしめてやる。
「うっ、ひ、卑怯だぞ」
「じゃあ、止めるか?」
「…………もうちょっと」
「可愛いなあ」
抱きしめながら頭を撫でる。
「……今日の小波はいじめっ子だ」
どこかすねた様子でそうつぶやいた後、軽くため息をつかれた。
「ありがと、もういい。ゴムつけて」
いったん体を離しコンドームを取りに行く。
互いに問題を起こすわけにはいかない身、避妊はしっかりすることにしている。
「よし。……行くぞ」
「うん。……ん、は、ぁ……」
ハンナの体内に入る。口の中とはまた別の気持ち良さがある。
きゅうきゅうと締め付けて来るのがたまらなく、我慢しなければすぐに達してしまいそうだ。
ゆっくりと奥まで入れる。オレのを全てハンナが包み込んでしまう。一番奥で一息つく。
「ハンナ、動くぞ」
「お願い」
腰を前後に動かす。初めはゆっくり。徐々にスピードを上げながら。
「はっ、んんっ、あっ、ふっ、ああ!」
ハンナがまた声を上げ始める。二人とも体が再度火照る。
「小波っ、小波っ、小波っ!」
腕をオレに向かって伸ばして来る。少し動きにくくなるが、抱きしめた。
より強く繋がれた気がした。
気遣う余裕も無くなってき、少しずつ腰の動かし方が荒々しくなっていくのを感じる。
しかし、止めれない。勝手に動いてしまう。
「んあっ!ひゃっ!くぁ!こ、なみ!」
それでもハンナは決して離さないとばかりに、強くしがみ付いてくる
そうしているうちに限界が
「ハンナっ!もう、いくぞ!」
「オレも!一緒に!いこ!」
そして二人同時に果てた。
オレは脱力感に襲われ、そのままハンナの上に倒れ込んでしまう。
「はあ、はあ、はあ、気持ち、よかったな」
「ぜえ、ぜえ、うん、とっても、よかった」
この後しばらく息を整えていた
833名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:37:02.83 ID:5TD4Do7G





「倒れ込んじゃったけど、平気だったか?」
「うん、鍛えてるからな」
息が整った後も触れ合っていたく抱き合ったまま話し始めた
「今日はいつもよりすごかった気がする」
「すごかったって……、お前がいつもよりいじめてきただけじゃないか」
ハンナがジト目で視線を送ってくる
「ごめんごめん、悪かったよ」
「うん、よし」
笑いながらの謝罪だったが、元々ハンナもそんな悪い気じゃなかったのだろう、簡単に許しが出る。
「それにしても今日は楽しかったなあ。小波がドギマギしてる姿も見れたし、ありのままのオレが好きって言ってくれたし。
これからは気を張らなくていいって考えると、だいぶ楽だ。女の子するのも悪くはないけど、やっぱり結構疲れるんだよなあ」
ハンナが首筋に顔を埋め、甘えながらそうつぶやく。
「あー、そのことなんんだけどな?たまに、ホントたまにでいいからまた女の子やってくれないか?」
あんなこと言われた後だと言い辛いが、話を切り出す。
「おい、さっきいつものオレが好きって言ったばかりじゃないか」
案の定ハンナから不満が飛び出る。
しかし、オレも男。今日みたいなドキドキも味わいたい気持ちがある。
「いや、その、な?……ほ、ほら、女の子するのも悪くないって言っただろ?そういう一面も含めて全部のハンナが好きなんだ」
ちょっと苦しいけど何とか取り繕ってみる。
「う〜ん…………、ま、いっか。オレはお前の彼女だからな。少しくらいのわがままは聞いてやるよ」
フフンという声が聞こえそうな声色で承諾してくれた。なんでそんなご機嫌なんだ?
「その変わり、お前もどこでもオレを抱きしめてくれるって約束、守ってもらうからな!」
あれのせいだったか。そんなの是非もない。
「承知しました。学校で抱き付いてやるよ」
二つ返事で了解した。
「エヘヘ、楽しみにしてる」
こうしてヒーロー兼オレのヒロインの休日は過ぎていくのであった。
834名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 23:40:24.66 ID:5TD4Do7G
投下終了です
題名は変身ヒーローです

マダラは可愛いって言ってるし、何よりあの犬井がいい女になれって言ったんだ
ハンナは成長したら可愛い子になってるはず

上でハンナ書こうかなって言ってる人いたしこれを機にハンナSS増えることに期待
835名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 00:35:57.38 ID:SYTtF47W
可愛くなったハンナの見てくれが頭に思い浮かばなくて申し訳ないが、
このハンナは可愛くてしかもハンナだ。
これはGJと言わざるを得ない
836名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 04:18:59.56 ID:9eUXSkS2
GJ!!
837名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 04:27:33.90 ID:9eUXSkS2
GJ!
838名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 04:42:17.13 ID:0z3guQyU
ボーイッシュが成長したら可愛くなるのは当然のことである!
ハンナかわいいよハンナGJ!
839名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 05:07:07.82 ID:9eUXSkS2
14裏でシズヤの術でできそうなこと。

・媚薬効果
・避妊効果
みたいなかんじかな?
840名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 05:55:15.53 ID:9eUXSkS2
あと、14裏のシズヤは巫女という立場上術で処女膜の再生とかもできそう。

主人公「そういえばシズヤは巫女なのに俺と交わって大丈夫なのか?」
シズヤ「・・・私と四回も交わっておいて今更そんなことを言うつもりか?」
主人公「ギクッ!」
シズヤ「だが、心配は無用だ。むむむ・・・」
ほわわ〜ん
シズヤ「私はこのように純潔を取り戻す術を心得ているからな。」
主人公「(だからシズヤは毎回挿入するたびにあんなに痛がっていたのか・・・)」
841名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 10:46:32.58 ID:7h/qLmNS
「はぁ〜つぐみ大丈夫かなぁ・・・」
そんなことを考えつつ小波は
842名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 10:48:48.41 ID:7h/qLmNS
すいません、間違えました・・・ ただいま主人公とハナの獣姦モノを制作中です
843名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 13:14:31.69 ID:w2ia5g3D
>>834
GJ!
844名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 14:23:51.90 ID:f5+ByNji
作品執筆頑張ってくれ、期待してるぞ。
845名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 16:37:02.70 ID:r/je2FcC
うむうむ
846名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 19:56:47.38 ID:8eAy+n0f
よく考えたら獣姦ものが投下されるのってこのスレ始まって以来じゃね?
未知との遭遇に備え全裸にならなければ。
847名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 20:03:24.19 ID:8eAy+n0f
ワクワク。
848名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 20:40:37.22 ID:w2ia5g3D
>>846
一応わん子がいるけど…


獣姦って事は人型の方のハナじゃないのかな?
849名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 00:43:05.02 ID:BuHM3foT
先日、五十鈴と紗矢香の親子丼ネタがあったのでちょっとやってみました。


 ドピュッと音と共に小波の肉棒から白い液体が大量に放出される。
 量があまりにも多かったため、一度に出しきれず、その後も少しずつ放出されている。
「お兄ちゃんの気持ち良いよぉ」
 白い液体は紗矢香の中に放出されていた。騎乗位で挿入されていたため、白い液体が彼女の中から大量にこぼれていた。
(紗矢香の中…気持ち良い…)
 小波もまた、紗矢香と共に快楽を共にしていた。そしてもう1人。
「2人とも満足みたいで良かった」
 小波の下半身は紗矢香への挿入に集中していたが、上半身は違った。
 五十鈴が小波の顔にまたがっていた。所謂顔面騎乗だ。小波は必死になって五十鈴の秘部を舐めまわしていた。
 要するに小波は紗矢香だけでなく、五十鈴も交えた3Pを楽しんでいたわけだ。
 紗矢香に射精した後も、五十鈴への奉仕は緩む事はなかった。
 最も五十鈴自信はあくまでも2人により良い性生活を実演を踏まえてレクチャーしているだけなので、小波を異性として意識しているわけではない。
 紗矢香への紗矢香を終えたのを見計らって五十鈴は小波への顔面騎乗を止めた。


「すごく勉強になりました。実は最近、紗矢香がマンネリ化して飽きられてるじゃないかって心配だったんです」
「やっぱりお母さんに相談して正解だったね」
「うん、明日からもっと色んなプレイに挑戦しよう」
 とても中学生と小学生の会話とは思えない。特に紗矢香の知識と性欲は異常だった。
 小波も大概だったため相性は抜群だったが、普通の人なら一歩間違えれば恥女扱いされかねない。
 

 事の発端は小波が天月家に泊まった時にまで遡る。2人で一緒に寝ようとした際に、紗矢香に呼び止められて彼女の両親の寝室の前まで連れて行かれた時の話だ。
「ここがどうかしたのか?」
「いいから覗いてみて。すごいのが見られるから」
 深夜で眠かったため、最初は頭が回らなかったのだが、中を覗くと小波の目は一気に覚めた。

「ううう…五十鈴…気持ち良いよ」
 そこには裸で抱き合っている紗矢香の両親がいた。五十鈴が両足を大きく広げ、紗矢香の父親が彼女に覆い被さりながら腰を激しく動かす。
「アン…アン…アーーーン」
 ピストン運動を繰り返すたびに五十鈴の艶やかな喘ぎ声が聞こえてくる。
 普段から綺麗な人だ思っていたが、今の彼女はより魅力的に見えた。色っぽさは普段の比ではない。
「五十鈴、出すよ」
「あなた。私の中に全部出してーー」
850名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 00:43:36.82 ID:BuHM3foT
「……」
 小波は無言のまま固まっていた。彼にはあまりにも刺激が強すぎたのだろう。
 鼻血がポタポタと床に落ちている事さえ気付かなかったくらいだ。
 そんな小波が紗矢香の行動が目に入っているわけもなかった。
「あは、お兄ちゃんのこんなに大きくなってるよ」
 紗矢香にギンギンになった肉棒を掴まれてようやく我に返った。驚きのあまり悲鳴をあげそうになった小波を紗矢香がキスで遮る。
「駄目だよお兄ちゃん。こんなところで声を出したら2人にばれちゃうでしょ。続きはベッドの上でしよ」
 誘ってくる紗矢香は、普段の可愛らしい少女ではなく、色っぽい1人の女性に見えた。
 この日小波は紗矢香で童貞を卒業する事になる。小学6年生の冬の日の出来事だった。


「あれから何回か泊まった時にお母さんにばれちゃってのは焦ったけどね」
「俺生きた心地しなかったよ本当に」
「私とあの人は高校の時が初めてだったのに2人は随分早かったから驚いたけど」
「けど、まさか怒らないで、そのまま俺たちにレクチャーしてくれるなんて思いませんでしたけど」
「2人が真剣に愛し合ってるならそれで良いけど、避妊だけはしっかりするように」
 まだ中学生と小学生で妊娠は洒落にならない。大人になってから結婚して子供をたくさん作れば良いだけの話だ。
 当初の2人は避妊の知識がろくになかった。五十鈴が見つけてなかったら危なかったかもしれない。
 恐らく紗矢香の性格上、遅かれ早かれ漣に性生活の事で相談してそこから発覚はしていただろうが。
「早く大人になりたいよ。紗矢香といっぱい子供作りたいし」
「野球が出来るくらいの人数は欲しいなぁ」
「いいなそれ。じゃあ結婚したら子供9人つくって野球をやらせよう」
 恐ろしい会話が繰り広げられていた。何事もなかったかのようにスルーしている五十鈴も十分恐ろしいが。
「紗矢香。何か分からない事があったら相談するように。あと、小波君にした事はお父さんには黙っているように」
「いくら私のためとはいえ、そんなこと知ったらお父さん泣いちゃうもんね」
「うん。私が愛しているのはあの人だけだから、余計な心配をかけたくない」
「俺もそれで良いですよ。人妻のテクを味わえただけでありがたいですし。今度は紗矢香にやってもらいます」
 五十鈴のレクチャーは基本的に彼女がまず最初に自身のテクで小波を攻めるというものだった。
 そして次は紗矢香がそれをこなし、五十鈴は新しいテクで小波を攻めるという手法で続けられていた。
 そのおかげもあってか、紗矢香のテクは短期間でメキメキと上達していた。繰り返すが彼女はまだ小学生だ。
「じゃあ続きしようよお兄ちゃん」
 今度は紗矢香が小波の顔にまたがる。小波は先程と同じように紗矢香の秘部を舐める。
「ん…お兄ちゃんの気持ち良い」
「それじゃあ、邪魔者は退室しようか。そろそろあの人が帰って来るし」
 ちゃんと避妊も教えたので問題はないだろう。それよりも夫の帰宅が待ち遠しくて仕方がない。
(遠征で1週間近くいなかったし、朝まで続けられそうだ)
 その日、天月家では朝まで2人の女性の喘ぎ声が途絶える事はなかったという。
851名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 00:46:49.42 ID:BuHM3foT
以上です。結局親子丼ネタとはほど遠くなってしまって申し訳ない。
最初ガチでやってたら完全にNTRになっちゃって10主があまりにも気の毒だったので軌道修正しました。
プロ野球選手で美人の嫁と可愛い娘がいるとか歴代主人公で一番幸せだと思う。
爆発しろと何度思った事か…
852名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 01:23:44.72 ID:wDwbGO++
>>834
GJ!
ハンナかわいいよハンナ
>>851
GJ!
親子丼最高や!
853名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:00:07.85 ID:mekr4Z5h
GJ!
最高のSSをありがとう!
854名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:46:07.98 ID:WtLLcvEM
朝っぱらから非エロで申し訳ないですが投下します。
855名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:47:16.81 ID:WtLLcvEM
よく晴れた秋の日、長い髪を風に任せ、一人の女が歩いていた。少しつり上がった目に、締まった眉。
秋もたけなわ、冬の冷風が顔を出し始めたこのごろ、寒さに負けじと黒いスーツに身を包む女は、堂々とした風格を振り撒いていた。
背筋を張って小道を往く。かつて毎日のように通った道を踏みしめながら、彼女は町の香りに鼻を震わせる。
山と川と共に暮らす町だった。唯一の商店街には、定番のスーパーから怪しい漢方屋まで色々集い、一つの輪となって、生命の火を灯していた。
料理にたとえるなら、さしずめ具沢山のクリームシチューだろうか――十年前と変わらぬ町の匂いは、そんなことを彼女に思わせた。
今すぐにでも足を向けたい、と彼女は思った。商店街だけではない。この小さな町をぐるりと回りたい、変わらないものを目に入れて、この激動の十年の休息にしたい、と。
しかし、まず足を向けるべきは、とあるレストランだった。
商店街よりも町よりも、何よりも変わってほしくないものが、彼女にはあった。
やがて、彼女の視界に赤い点が映った。
青空によく映える焦げた赤色は、やがて線となり、屋根を作っていく。
彼女は歩を早めた。一刻も早く、思い出が今もなお健在なのか確かめたかったのだ。
「レストラン、ブランネージュ……はぁ、なんだ」
彼女の口から、気の抜けた声が漏れる。
最後の百メートルほど、息急いて駆けつけた思い出の場所は、拍子抜けするほど昔のままだった。
「へえ、懐かしいな。見かけは全然変わってないな」
誰ともなしに呟き、彼女は店の前に立つ看板を見た。
木製のそれに塗られた塗料は、溌剌と日光を照り返している。まだ作られて日が浅いのだろう。ということは、店は少なくとも形だけの剥製ではないはずだ。
小さな安堵を覚えて、彼女は看板に書かれた白字を読み上げた。
「なになに、メニューは……シェフの気まぐれサラダに、シェフの気まぐれ料理!?おいおい、シェフ気まぐれすぎだろ」
ずいぶんとユニークなメニューである。半分笑いながら、彼女は思わず看板に注文をつけていた。
彼女の知る、この店の料理長は、絵に描いたような頑固親父であった。幾度となく小言を浴びさせられた経験上、
こんな力の抜けるメニューを並べるような人間ではないことを彼女は知っている。
店長に何かあったのだろうか。
……まあいい、開ければ全てわかる。
彼女はドアノブに手をかけた。真鍮の冷ややかな感触すら懐かしく、郷愁の念に背を押されて、彼女は勢いよくドアを押した。

変わらぬ匂いが、部屋から溢れた。
856名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:47:37.56 ID:WtLLcvEM
皿、皿、皿、皿――うず高くつまれた白い円盤を退治しながら、安藤良一は肩をひとつ回した。
碌にフライパンすら握らせてもらえなかった下積み時代に、毎日格闘した憎き敵も、かきいれ時の忙しさを知った今となっては可愛く見える。
ランチタイム後のひとときは、食材の仕入れから、店の経理まで全てをこなし、連日多忙を極める安藤にわずかながら残された、物事を考えられる時間なのであった。
何もそこまで一手にこなさなくても――そう人は言うかもしれない。
しかし安藤は、爪に灯をともし、朝から晩までひたすら働き、この十年、店の維持に細心の注意を払ってきた。
安藤の情熱は、端から見れば常軌を逸した鬼気迫るものだった。
先代店長への恩返しか、と聞かれれば、安藤は首を縦に振るだろう。
実際それは間違いではない。もっとも、それだけでもないのだが。
――だって、この辺じゃこの店が一番美味しいしさ――

あらかた皿を片付けたところで、昨日耳にしたフレーズを、安藤は空で繰り返した。
懐かしい、実に懐かしい。
かつてこの店で共に働いていた一人の女性を、安藤は想起していた。
この時間はいつも、安藤は彼女と共に皿を洗っていた。単純作業の肴にと、日々の何気ない話を互いに振る舞い、時には料理について弁舌を振るいあう仲であった。
相手はともかく、安藤が特殊な感情を抱いていたのは間違いない。
しかし、安藤は、それは恋愛感情ではなかったとしている。
……それにしても、「なかったとしている」とは、相変わらず中途半端だ、と安藤は苦笑を浮かべた。
仕方がなかったのだ。
敬愛なのか、はたまた恋愛なのか。
安藤が自らの感情の正体を暴く前に、彼女は姿を消した。
煙が空気中に溶けていくように、微かな残り香を置き土産にして。
あまりにも急な失踪劇に、当時の安藤は心中穏やかではなかった。
彼女の身に何かあったのではないかと、安藤の胸中は黒雲に覆われていた。
不安は今とて晴れたわけではない。この十年、未だ理解し得ぬ特別な気持ちもろとも、安藤の心には彼女が引っ掛かり続けているのだ。
それゆえ、安藤はこの店に心血を注いできた。
この店は、料理人としての安藤の夢であると同時に、未来への担保であった。
もし彼女が無事ならば、いつの日かまた会えるのではないかと、安藤はこの店に淡い期待を託していた。

――カラン。

店内に、安藤を呼び戻すかのように、備え付けの鐘が鳴った。安藤は姿勢を正し、カウンターで客を待ち構える。

「よう、安藤。久しぶり」

その客は、開口一番、あっけらかんとして言った。
まるでこの十年などなかったかのように。
昔と変わらぬ長い髪。ややぶっきらぼうな口調。
安藤は目を見張る。
十年前が、帰ってきた。


857名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:48:14.60 ID:WtLLcvEM
「それじゃ、安藤の大出世に」
「いや、俺からすれば桐生さんの帰還がウルトラCです」
「そうか。じゃあ、二人に」
「ええ」
安藤と彼女――桐生夏菜は、高くグラスを掲げた。
店一番のワインを賜った透明の器は、誇らしげに、澄んだ音をたてた。
「うん、美味いな。さすが料理長兼店長。ワインにもよく合うし」
二人は、テーブルに向かい合って座っていた。
並べられた二つの料理の、自分の手元にある方を口に入れ、桐生は舌鼓を打った。
安藤はニコリともしない。渋い顔で、黙々ともうひとつの料理をつまんでいる。
「どうしたんだよ、神妙な顔して。誉めてるんだぜ?」
「桐生さんに褒められても、素直に喜べませんよ」
「おいおい、どういう意味だよ」
桐生が怪訝そうに尋ねた。安藤はため息をついて、
「そのままの意味です。どうして二十代の青春の十年を料理に捧げた俺より、ずっと行方不明だった桐生さんの方が上達してるんですか?俺だってそりゃ落ち込みますよ」
と答えた。
安藤の手元の料理は、桐生が調理したものだった。
桐生の予期せぬ帰還に、安藤は息巻いて店を閉め、急遽祝宴をしつらえた。
ワインセラーから数本、上等なものを引っ張り出し、付け合わせに腕を奮っていたところに、調理着に身を包んだ桐生が現れたのだ。
私も一品作る、そう言って調理を始めた桐生の手際を見て、安藤は驚嘆した。
何もかもが、現役さながら、どころではなかった。
調理過程を目にして、そして実際に口にして。
敗北感を二度、安藤は味わう破目になったのだった。
「はは、そうか。……しかし、何なんだよあの表のメニュー。気まぐれすぎだろ、料理長」
「ああ、あれは客引きですよ。いわゆる広告塔です。……桐生さん、商店街の方は行かれましたか?」
「いや、まだだ。何かあったのか?」
「あった、と言うよりは無くなってしまったんですけどね」
そう前置きして、安藤はここ十年の商店街を話し始めた。
あの年、例のスーパーとの抗争には打ち勝ったものの、結局、商店街の衰退に歯止めはかかりそうもない。
もはや、郊外の小さな町というカテゴリそのものが、時流に取り残され、緩やかに淘汰されつつあるのだと。
「主だった店はみな移転するか、あるいはシャッターを下ろしてしまいました。この辺りの人口もずいぶん少なくなって……大変でした」
「大変って……、ああ、なるほど」
858名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:48:50.86 ID:WtLLcvEM
「ええ。もう、この辺りの人達だけをお客さんにしていても、どうにもならなくなっちゃいまして。
当時、岩井さんから店を受け継いだばかりの新米店長だった俺に、初めて出された宿題は、客層の維持ではなく、拡大でした。
味の向上はもちろん、経営戦略も色々と練る必要がありました。
遠方からのリピーターも付き、なんとか軌道に乗るまでの三年程は、本当に死にものぐるいでしたよ。
岩井さん信頼を裏切るわけにもいきませんし、それに」
安藤は言葉を切り、なじるような視線を桐生に向けた。
「店を開けさえしておけば、急に姿を消したどこかの先輩が、ひょっこり帰ってくるかもしれませんでしたしね」
「……はは」
「昼はフライパンを握り、夜はそろばんを弾く毎日です。ほとんど店に泊まり込みで、息つく暇もほとんどありませんでした。……なのに、まるで桐生さんに叶わないんですから、さすがにショックでした」
がっかり、という音が聞こえてきそうなぐらいあからさまに、安藤は肩を落としていた。
桐生は内心微笑む。
安藤の仕草は、十年前から変わっていなかった。
口ひげを蓄え、貫禄を身に付け、一から百まで昔のままでは無いけれども、この青年は今も自分の知るところを持っている。それは桐生にとって、とても貴重な存在なのだった。
「そう落ち込むなよ、安藤。お前は十年を店に費やしたらしいけど、私の十年だって数奇な運命に拐われたわけだしな」
「……たとえば?」
「お父さんの残したぬいぐるみがきっかけで、私は城田さんの元で料理と格闘術の手解きを受けることとなった」
さばさばと語る桐生。彼女の予想とは裏腹に、安藤は一言、
「……はあ」
と呟くだけだった。
「何だよ、驚けよ」
「いや、先に数奇とか言われてましたし。……それより、少し納得がいきました」
「納得?」
「ええ。桐生さんが、失踪中もちゃんと料理に携わっていた、それもあの城田さんの元で修行をしていたのなら、俺が負けた理由も理解はできます。
まあ、悔しくないと言うのは嘘ですけど、それより、桐生さんがしっかりとした生活を送っていたことに、俺は安心しましたよ。先例を知ってるだけあって」
先例。
二人の脳裏に、しっかりとしてなかった大人の権化、根なし草の風来坊が映る。
互いに軽く笑って、桐生は目を伏せた。
「……そっか。何だか、ずいぶん心配かけたみたいだな」
「ええ。それはもう。……でも、いいんですよ。桐生さんが無事でいてくれただけで」
「ところで、私の数奇な運命談は聞かないのか?」
「それは次に取って置きます。また桐生さんが店に来てくれるように。それより今は……、飲みましょう」
安藤はグラスに口を付ける。
859名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:50:40.25 ID:WtLLcvEM

「…………ありがとう」
流れ落ちる液体を眺めながら、桐生はぼそっと呟いた。
「ん、何か言いましたか?顔赤いですよ、桐生さん。お酒弱かったですっけ?」
「いや、何でもない。確かに酒はあまり強くないけどな。それより安藤」
頬の火照りをごまかして、桐生は立ち上がった。
「酒で舌がバカになる前に、心配かけたお詫びとお礼にさ、店のために一役買わせてくれ。城田さん直伝のメニューを一品教えるから、
店に加えてくれよ」桐生の提案に、安藤はゆっくりかぶりを振った。
「……ありがたいですけど、それは駄目ですよ。だって、そのメニューを作るのは桐生さん一人でしょう?」
「そりゃそうだけど、それがどうしたんだよ」
「ここは、俺の店ですから。俺の手が加わっていない料理を、お客さんにお出しするわけにはいきませんよ」
……人は、それを成長と呼ぶのだろう。
自らの申し出をやんわりたしなめられて、桐生は、ひしひしと、元同僚に刻まれた年月を感じていた。
小さな寂しさと、大きな感動を覚えつつ、桐生は椅子に戻ろうとする。
「ですから」
座りかけた桐生の腕を、安藤が掴んだ。
「合作といきましょう。桐生さんのをベースに、俺の手も加えて一から作り上げましょうよ。……って、やっぱり顔赤いですよ。大丈夫なんですか?」
「……大丈夫だ、問題ないぜ。それより安藤、お前何だか見ちがえたかな」
「十年も経てば、多少は。でも桐生さんも俺も、根っこの部分は変わってませんよ」
その言葉は、先程、桐生自身が抱いた感情を正確になぞらえていた。
桐生は改めて確認する。十年経とうが、周囲が目まぐるしく変わろうが、自分は自分で、安藤は安藤で、ブランネージュは今も立派なレストランなのだ。
見た目や中身が少々変わろうとも、本質はそう簡単に変わりはしないし、無くならない。
「……それじゃあ、そろそろ」
「ああ、善は急げ、だしな」
860名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:51:37.71 ID:WtLLcvEM

クリスマス明けのお昼時、七辻姫子は、一人の少年と共に、馴染みのレストランでくつろいでいた。
嵐の後の静けさ、だ。
昨日の、店内を埋め尽くした人海とはうってかわって、今日は自分たち以外誰も居ない。
姫子は平穏な午後に浸っていた。
「はい、小波君に七辻、お待ち。熱いから注意してくれよ」
「おお、店長、ありがとう」
器をテーブルに丁寧に置き、安藤は揚々と去っていった。
「へえ、これがその?」
「おう、シェフの気まぐれクリームシチュー。これ本当に美味いんだけど、こっちにしたら困るんだよな」
「困る?」
「ああ。何が気まぐれって、そもそも登場が気まぐれなんだよ、このシチュー。これが並ぶ日は得てして大繁盛するからさ、心の準備をしたいんだけど、ランダムすぎて出来ないんだ」
「ふぅん、何か法則でもあるのかな?最近店長の機嫌が良いのと関係あったりして……うん、確かにうまい!」
シチューを一口掬い、至福に顔を綻ばせる少年を、姫子は眺める。
「ああ、店長が機嫌良いのは別件だぞ。こないだ店長の先輩が店に来ててさ、桐生さんって言うんだけど、それからなんだ」カラン。来客を告げる、軽やかな鐘が鳴った。
「あ」
あの人だよ、と姫子が小波に教える前に、
「夏菜さん、いらっしゃい!」「おう」
銃弾のような速さで、安藤が歓迎を告げた。
夏菜は微かに頬を染め、安藤から目をそらし、一人、端の席を選んだ。
一人の女性の微細な変化を、姫子は見逃さない。
なるほど、案外こいつの言うことは当たっていたんだな、と認識を改めて、姫子は小波に尋ねた。
「なあ小波、気付いたか?」
「ん?何が?」
幸せそうにシチューを頬張る少年は、まるで姫子の問いに関心を持たなかった。
……まだまだ、か。
ひとつ溜め息をついて、姫子は安藤へと振り向いた。
「店長ー、明日はシチューの日かー?」
「おーう、そうだ。よくわかったな」
やっぱりか。姫子はニヤリと笑って、湯気をたたせ、まだかと催促するシチューに匙を潜らせた。

ブランネージュの一日は、今日も平和に過ぎていく。








861名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 07:52:31.61 ID:WtLLcvEM
これで終わりです。誰得&お目汚し失礼しました。
862名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 08:03:35.32 ID:1UW6ZwNv
GJ!
最近投下ラッシュでうれしいね。
863名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 09:26:05.07 ID:ZfDa4lqD

あえてケチつけるなら桐生じゃなくて霧生な
864名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 14:38:26.65 ID:d9fXebL6
GJ!
865名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 17:45:17.79 ID:mekr4Z5h
上の方にあったシズヤの処女膜再生の術はおもしろそうだな。
866名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 20:19:35.66 ID:mekr4Z5h
たしかにな。これでキュウコク地方のSSを心配なく書けるな。
867名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 21:23:17.33 ID:mekr4Z5h
でも、彼女達に毎回痛がらせるのは酷じゃないかな・・・
868名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 22:32:55.16 ID:KoyaJWw3
毎回おもうんだがIDの存在を知らないのだろうか
869名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 22:43:49.05 ID:mekr4Z5h
まあ、あれだ。心変わりってやつだ。
870名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 23:43:58.52 ID:QmgwVWVv
突っ込んでやるなw 誰でも一度はやる事だ……orz
871名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 23:51:09.49 ID:BuHM3foT
近親相姦物はNGかと思ったら何気にさくらや靖子のも投稿されてたのにびっくりした
パワポケの彼女の守備範囲の広さは本当に異常
そんなコナミも男の娘ネタまではやらなかったけど
実は彼女が男とか言われたら低年齢層はトラウマになりそう
872名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 00:22:16.23 ID:SsdaL2V/
男だった奴ならいなかったか?
873名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 01:39:15.65 ID:WNzCCdU3
プロでいたなあ>男だった奴
874名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 05:32:10.53 ID:5Kksrszm
ルッカが捕まってジオットやらマゼンタに輪姦されるというシチュを思いついてしまった。
875名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 06:52:02.10 ID:5Kksrszm
フダガミ×主人公、もしくはジオット×フダガミというのはどうだろう?
876名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 11:24:21.62 ID:o0OXI81J
>>875
シチュ提案は別にいいんだけど
さっきから同一IDで連投やら自演やらでちょっと寒い…
877名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 14:34:36.10 ID:Nelw11X7
2ちゃんねるの書き込みにはIDが振ってあって、同一人物の投稿ということが見る人に判るようになってるからな
と自演君にマジレスしてみる
878名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 17:12:48.65 ID:K3gtb0tT
874 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2012/05/04(金) 05:32:10.53 ID:5Kksrszm
                                                     ↑これね。
879名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 00:18:38.02 ID:adgdJOei
↑sageしよ
880名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:05:16.00 ID:0wXpHrV0
10主×ナオルートでの、いつきネタ投下します。
881名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:06:51.55 ID:0wXpHrV0
「大変です!大スクープですよ!!」
午前中の授業が終わり、中庭のベンチで休んでいた小波にナオが駆け寄っていった。
「落ち着けよ、ナオ」
小波は冷静に答えた。
「落ち着いてられませんよ!とりあえず来てください!」
ナオはそう言うと、小波の腕を掴み引っ張り始めた。
「ちょっ、どこに行くんだよ!?」
「後で分かりますから。」
「お、おい!?」
いきなりの出来事に困惑する小波だが、ナオの勢いに呑まれ、校舎内まで引っ張られていった。

「で、何なんだよ。」
廊下まで来た所でナオが手を離し、やっと自由になった小波が不満げに尋ねた。
「何だか嫌そうな顔をしてますね〜」
「そりゃそうだろ。いきなり理由も言われずに連れて来られたんだからな。」
更に不満そうな顔になる小波。
「いや〜、でも大スクープなんだから仕方ないじゃないですか。」
「それで、結局その大スクープって何なんだ?」
涼しげに話すナオに対し、小波が疑問をぶつける。
今までのナオの大事件、大スクープは、ほとんどが都市伝説のようなものであり、小波がその調査に付き合って良い事があった覚えは無い。
だが、今回のナオはいつもと比べると真剣であり、珍しくちゃんとした事かもしれないと小波は思っていた。
・・・まあ、あまり大きな期待はしていないのだが。
「今回は本当に大事件なんですよ。驚かないでくださいよ。」
「ああ、分かった。もったいぶらずに早く言ってくれ。」
「それがですね・・・いつきが付き合ってるみたいなんです!」
ナオが言った後、二人の間に微妙な空白が流れる。
「・・・へぇ。」
「反応が薄いですよ!」
小波に軽く受け流されたので、ナオが語気を強めて言った。
882名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:08:21.18 ID:0wXpHrV0
「でも、いつきちゃんも高校生なんだし、それに、男子から人気ある方だろ?」
いつきちゃんは、同じ親切高校に通う、ナオの一つ年下の幼なじみである。何かと小波には突っかかっているが、性格は明るく元気で友達も多い。
また、顔もかわいい方なので、男子の間で話題になる事もある。
なので、いつきちゃんが付き合ってると言われても、小波にはそれほど不思議では無い話だった。
「確かにそうですけど、いつきは今までそういうのは断ってたし、それに、私に何も言わないなんて、信じられませんよ・・・」
「でも、付き合ってるってのは事実なんだろ。」
「そうなんですよ。ナオッチのリサーチによると、音楽室でタージマンと会ってるみたいです。」
「ふーん・・・って、今、なんて言った!?」
ナオの言葉に小波が思わず聞き返した。
「音楽室でタージマンと会ってるって言いましたよ。」
「タージマンって、田島の事か?」
「そうですよ。それがどうかしましたか?」
「う、嘘だろ・・・」
まさかの事実に、驚きを隠せない小波。ここで田島の名前が出るとは予想だにしていなかった。
「今度は驚きすぎですよ。」
「驚くだろ!田島は確かにいい奴だけど、付き合ってるなんて信じられねえよ。」
田島は小波の同級生で、同じく野球部に所属している。また、野球だけでなく、勉強、ピアノなど様々な事で好成績を残している。
とても真面目な努力家で、確かにいい奴なのだが、何となく表情が暗く、モテるようなタイプではない。
「あの田島が・・・想像できねえよ。」
「おっと、これは興味が湧いてきたようですね。小波君。」
動揺してる小波を見て、ナオが楽しそうに言った。
「まあ、確かに興味はあるな。二人は逆のタイプの人間だし、どんな感じなのかはかなり気になる。」
「じゃあ、早速現場に行きますか!」
「だから、引っ張るな!」
そして二人は、音楽室の前までやって来た。

「本当にここにいるのか?」
「調査によると、今日はいるはずですよ。」
どうやら鍵は空いているようだ。入ると気付かれるので、ドアの前まで来て立ち止まる。
883名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:09:37.77 ID:0wXpHrV0
「シッ、何か聞こえますよ。」
壁に耳を当て、ナオが小声で言った。
それを聞き、小波も耳を当てると、確かに話し声が聞こえた。
「田島さん、付き合ってくれて本当にありがとうございます!」
「別にいいよ。俺も暇だったし。」
「あっ、この事は誰にも言ってませんよね?」
「この前秘密にしといてって言われたから、誰にも喋ってないよ。あまり人に気づかれたくないんだろ?」
「はい・・・友達に知られると恥ずかしいので、これからも秘密にしててください!」
「分かったよ。じゃあ、始めようか。」
確かにこの声は田島といつきだった。
「(本当にあの二人みたいだな。)」
小波が声を抑えて言う。
「(そうですね。でも、私にも秘密にするなんて、これは怪しい事してるかもしれませんよ。)」
「(それはないだろ。田島は真面目な奴だからな。)」
テンションの上がったナオの言葉に対し、小波は呆れながら返事をした。
「(まあ、とりあえず聞き続けてみましょう。)」
また二人は耳をすませ、音楽室の会話に集中した。
「ほかの人と比べると、小さいんだね。」
「まあ、そうかもしれませんね・・・やっぱり、大きい方がいいんですか?」
「いや、そんな事は無いと思うよ。」
「でも、田島さんのは大きいですね・・・」
「そうかな?」
「あまりよく見た事とかは無いですけど、大きいほうだと思いますよ。多分。」
「そう?野球やってるから大きいのかな。」
そして、音楽室から小さな笑い声が聞こえた。
「(これは、胸とアレの話じゃないんですか!?)」
「(いやいや、何でそうなるんだよ!)」
「(だって大きいとか小さいとか言ってますよ!確かにいつきはあまり胸もないですから。)」
「(お前が言うな。それに、野球してるから大きいってのは何なんだよ。)」
「(それは、野球のバットと夜のバットを掛けた比喩表現ってヤツですよ!)」
「(田島はそんな事言うようなキャラじゃねえよ・・・)」
小声で話しているうちに、また音楽室の方から声が聞こえ始めた。
884名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:10:34.55 ID:0wXpHrV0
「大分良くなってきたみたいだね。」
「田島さん・・・そんなに舐めないでくださいよ〜」
「(どこを舐めてるんですか!!)」
「(落ち着けナオ!声が中に聞こえるだろ!)」
声を荒げたナオの口を慌てて小波が抑える。
どうやら、音楽室までは聞こえなかったのか、中の二人には気づかれてないようだ。
「でも、この辺は弱いんじゃないかな?」
「あ、そこはダメです・・・おかしくなっちゃうんですよ。」
「じゃあ、ここを中心にしていった方がいいね。」
「うぅ、酷いです。田島さん厳しすぎますよ・・・」
「弱い場所があったら、そこを責めるのは普通だよ。」
「わ、分かりました・・・頑張ります。」
ナオと小波は神妙な顔つきになっていた。
「(田島君ってSなんですね。)」
「(俺に向かって言うな。で、これからどうするんだ?)」
小波がナオに問いかけた。
「(そりゃ、突っ込むに決まってますよ!)」
「(突っ込むのかよ!気まずいだろ!)」
「(引き下がった方が後味悪いですよ!!)」
「(まあ、それはそうだけど・・・)」
「(ここまで来たからには、覚悟してください。もう、逃げる事は出来ないんですよ。)」
全く理にかなっていない事を言うナオ。
「(そうだな。もうこうなったら突っ込むしかないな・・・。)」
そして、何故か納得してしまう小波。
二人は音楽室に突入する心の準備を整えて、そのタイミングを静かに待った。
「じゃあ、そろそろ仕上げに入ろうか。」
「はい・・・」
「誰も見てないし、緊張しなくて大丈夫だよ。じゃあ、始めよ―」
バタンッ!!!
「「何やってるんだ(ですか)!!!」」
ドアを勢い良く開け、小波とナオが音楽室に飛び込む。
その中ではいつきがピアノの前に座っていて、その後ろに田島が立っている。ただそれだけだった。
誰もが今の状況を理解出来ていない。音楽室を嫌な静寂が包み込んだ。
885名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:11:57.47 ID:0wXpHrV0
「小波、音楽室に入る時はもっと静かに入れよ。」
その沈黙を少し不機嫌そうな田島の言葉が破った。
「ああ、ごめん。」
とりあえず謝る小波。
「ピアノの練習・・・ですか?」
ナオがいつきに聞いた。
「うん、そうだよ。」
いつきは頷きながら言った。
「何でいつきがピアノをしてるんですか?」
「それがね、今度クラスで合唱をするんだけど、伴奏してた子が骨折しちゃったから、私が代役で伴奏する事になったんだ。でも、思ったより難しかったから、空いた時間に練習してるんだよ。」
軽く頭を掻く動作をしながら理由を語るいつき。
「・・・じゃあ、何でナオにも秘密にしてたんだ?」
少し気になったので小波がいつきに聞いた。
「クラスの皆には楽勝とか言っちゃったから、練習してるの見られるのが恥ずかしかったんだよ。ナオちゃんに言うとすぐ広まっちゃうから・・・」
小波は納得した。ナオに秘密の情報を教えると、広まる危険性はかなり高い。流石ナオの親友というべきか、こういう所は心得ているようだ。
「でも、それならどうしてタージマンがここにいるんですか?」
いつきの言葉に少し不満そうな顔をしたナオが尋ねた。
「二週間くらい前に音楽室に行った時、ピアノを弾いてるのを見かけて、伴奏の練習をしてるって聞いたから、それを少し手伝う事にしたんだよ。」
「田島さんが教えに来てから、練習のペースが良くなったんだよ。本当に、ありがとうございます!」
そう言って、頭を下げるいつき。田島も軽く会釈した。
「本当に、ピアノの練習をしてたんですね?」
ナオが聞いた。いつきは頷いた。
「じゃあ、大きいとか小さいとか言ってたのは何なんですか!」
「ああ、それは手の事だよ。私は手が小さくて、田島さんの手は大きかったからね〜。」
「・・・手?」
意外な返答に、気の抜けた声が出たナオ。
「・・・田島、野球してるから手が大きくなるって事は無いと思うぞ。」
「ごめんごめん、軽いジョークのつもりで言っただけだよ。」
小波の言葉に、軽い調子で答えた田島。
その田島にしては珍しいジョークのせいで、二人の勘違いが加速してしまっていた。
886名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:13:33.56 ID:0wXpHrV0
「それなら、舐めるとか言ってたのは!?弱い部分とかおかしくなっちゃうとかは何だったんですか!」
ナオがさらに質問を続ける。
「いや、思ったより上達するのが早くてね。本当はもっと時間がかかると思ってたんだ。」
「田島さんは少し私を甘く見すぎですよ。舐めたらダメですよ!」
「舐めるって、そういう意味ですか・・・」
二人の言葉を聞いて独り言のように小さく呟いたナオ。そんなナオを無視して会話は続く。
「でも、転調の所はまだ練習しないと駄目だからな。」
「分かってますよ・・・でも、そこに入るとリズムが狂って、テンポもおかしくなって・・・」
「弱い部分ってのは、この事だったのか。」
ひとり納得して呟く小波。そして、今の状況を整理する。
自分自身がナオと考えていた事は全くの勘違いで、いつきは真面目にピアノの練習をしていて、田島はそれを手伝っていた事。
俺たちが二人の関係を勘違いして音楽室に突っ込んだ事がバレたとすると、ものすごく気まずい。出来れば何事も無かったように去りたい。
幸いにもまだ感づかれていないようなので、何か一言言ってから立ち去ろう。そう思ったその時―
「もしかしてナオちゃん達、私たちが、その・・・ヤってるとでも思ってここに入ってきたの?」
一足遅かった。いつきに気づかれてしまったようだ。小波とナオはそれに答えない。それが、無言の肯定を表していた。
またも、沈黙が音楽室に流れた。いつきと田島の視線がとても冷たい。小波たちは目をそらすしかなかった。
「小波・・・もう少し俺を信頼してくれよ。」
「ごめん。本当にごめん。雰囲気に流されて、つい・・・」
謝る以外出来ない小波。
「でも、いちいち言い方がわざとらし過ぎですよ!勘違いしますよ!!」
ナオが何とか反論する。
が、二人に無言で冷たい視線を向けられ、その後の言葉につまってしまう。
「ナオ、これ以上何を言っても傷口を広げるだけだぞ。」
「うぅぅ・・・」
「じゃあ、練習頑張れよ。」
小波はそう言ってナオを引っ張りながら音楽室から去っていった。
887名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:15:03.96 ID:0wXpHrV0

―バタンッ。

ドアの締まる音がした後、田島といつきはため息をついた。
「何だったんだろうな。あいつら。」
「バカなんですよ。バカだから、間違った方向にも真っ直ぐ進んじゃうんですよ。」
少し呆れたようにいつきが言う。
「馬鹿、か。でも、あれはあれで二人とも楽しそうだな。」
田島は苦笑いしながら言った。
「そうですね。本当に楽しそうですよ。」
いつきはそう言いながらピアノの方を向いた。そして、言葉を続ける。
「でも―」
ここで、いつきの言葉が一度止まった。田島がいつきの方を見る。
「私は、今ここで田島さんと一緒にいる事が、結構楽しいと思ってますよ。」
いつきはピアノの方を向いている。いつきの後ろに立っている田島からはどんな表情をしているのか見えなかった。
なので、この言葉が本気で言ったものなのか、それとも、からかうつもりで言ったものなのか、分からなかった。
「・・・ありがとう。」
とりあえず答えた田島。いつきは何も言わない。少しの間、何の言葉もない時間が流れた。
「じゃあ、練習を始めようか。」
「はい!」
いつきの元気な返事の後、音楽室にはまたピアノの音色が響く。
ほんの少しの幸せな時間と共に―。
888名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:28:44.65 ID:0wXpHrV0
いつきも田島も、出番はそれほど多くないけど、とてもいいキャラだと思うんだ。
それで、ついこんな話が頭に浮かんで、勢いのまま書いてしまった。
文章が稚拙だったり、声が聞こえるのにピアノの音が聞こえない矛盾とかは許してください・・・
889名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 03:12:43.40 ID:CyOTd4A6
>>888
GJです!
890名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 05:55:13.14 ID:WoqfAe32
GJ!
891名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 20:48:33.46 ID:WoqfAe32
GJ!
想像してみたら田島といつきは以外とお似合いだな。
892名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 21:22:29.05 ID:WoqfAe32
ふと思ったが裏サクセスのホンフーには男性器あんのかな?
893名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 02:15:30.77 ID:GSckhC1f
14裏主が女と間違える→男性器のふくらみが見えない→男性器はない
と、俺は思ってる
894名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 06:15:33.53 ID:hQw+wPKg
単に短小で気づかれなかっただけでは・・・
895名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 16:25:37.61 ID:hQw+wPKg
裏サクセスのホンフーに男性器があればいろいろと妄想の幅が広がりそうなんだけれどなぁ。
896名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 00:05:50.32 ID:aWqe06pG
ホンフー×まことという誰得ネタw
897名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 00:36:58.79 ID:Yhq4ODvu
ホンフー×洗谷、ジオット×パカーディとかよりはマシ
898名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 01:11:29.47 ID:aWqe06pG
ホンフー「男の大事な(ピー)を切断する前は馬並みで絶倫だったんですよ?」
ハームレス「・・・・」
899名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 08:22:40.29 ID:lvGFNsbQ
男性器なら体内に押し込んで、あたかもついてないように見せるもできるらしいな。
900名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 08:23:10.33 ID:r8nlusmm
タックだっけ?
901名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 08:25:56.62 ID:/7QzALE6
ホンフーはフダガミ作れるくらいだから男性器くらい再生できてもおかしくない気はする
902名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 07:14:34.40 ID:KDc9R2Np
ホンフーが本当に女性だったらというシチュっておもしろそうだな。
903名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 19:56:19.59 ID:C+QvpvXL
>>902
悪かないけど相手次第で揉めそうなネタだなww
904名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 20:21:02.40 ID:463Fi5Yv
よし、じゃあ女性ホンフーと交わりそうな相手をあげていこうぜ!
まず手始めにホンフー×ジオットなんてどうだ?
905名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 20:27:37.62 ID:C+QvpvXL
>>904
……それ、そのうち801板案件か否かで荒れそうだからやめた方がいいんじゃないだろうか
ホンフーは公式で男って断言されてるし
906名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 22:20:10.18 ID:7eXbK4Yk
それ以前にホンフーとエアレイドとの間に争い勃発だなw

エアレイド「ジオット様を狙う泥棒猫は破裂させますよ?」
907名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 22:26:12.25 ID:7eXbK4Yk
さすがに発想がぶっ飛び過ぎていた。
今は反省している。
908名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 00:55:40.81 ID:a1tf6JHz
ふたなり彼女を後ろから責めつつオナホでイカせたい。
909名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 03:00:49.36 ID:LgodDVK0
全キャラの性別入れ換えて♂エアレイド×♀ホンフーとか

そしてビッチと罵倒される♀10主
910名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 10:13:38.33 ID:jXiK3XtO
靖子ネタ投下します。近親相姦注意。
911名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 10:14:05.06 ID:jXiK3XtO
 小波はラブホテルでシャワーを浴びていた。連れはもう少ししたら入るとの事だ。
「早く来ないかなー」
 はやる気持ちを必死に抑えながら彼女が入って来るのを待ちわびていた。
 彼自身人並みに性欲はあると考えていたが、まだ女性経験はない。嫌が応にも緊張が高まっていた。
 ましてやその相手が彼の―――なのだから余計に緊張してしまう。
 幸いなのはまだ彼のペニスは勃っていない事だろう。そんな状態でいつ来るか分からない彼女を待つのはきつすぎるからだ。
 いつ彼女が来ても良いように先に身体を洗っておく。特に下半身は入念にだ。
「お待たせ」
 彼女がやって来たのは小波が丁度自分のペニスを洗っている時だった。

「靖子。待ってたよ」
「ごめんね。やっぱり初めてだから緊張しちゃって…」
「はは、俺も緊張してるよ」
「でもその割には随分元気みたいだけど…」
 靖子の視線が小波の下半身に集中している。どうやら先程まで抑えていた性欲が一気に開放されたらしい。
 小波のペニスはこれでもか、というほどに膨張して逆立っていた。
 何しろ靖子は裸のまま入って来ていた。何も隠していない状態だ。胸は乳首まで見えている。下の方も一切隠していない。
「すごーい。こんなに大きくなってる」
 子供のようにはしゃぐ靖子。彼女の手は小波のペニスを包み込んでいたが、両手を使っても覆いきれず、先の方がすっぽり出ていた。
「靖子、手を上下させないでくれ。出る」
「ごめんなさい。小さい時におじいちゃんと良く一緒にお風呂に入っていたんだけど、その時はあんまり大きくなかったから」
「そりゃ年を取ればそうなるだろ」
「うん。だけどこんなに大きい何て思ってなかったもの」
 昔から祖父が大好きだった靖子はしょっちゅう一緒にお風呂に入っていたようだ。
 そんなわけで小波のペニスは見慣れているはずだった。だから一緒に入っても全然問題ないんだと自分に言い聞かせてようやく風呂に入った。
 しかし肝心の小波のペニスは靖子の予想を大きく裏切る大きさになっていた。
「それにしても孫の裸を見てこんなに大きくなっちゃうなんて…」
「でも俺まだ孫はおろか子供もいないからあんまり実感ないんだよな。実年齢でいえば今の靖子の方が年上なんだし」
「私も正直言うとあんまり実感ないかも。当り前だけど、私が知っている小波は未来のおじいちゃんであって、若い頃のあなたじゃなかったから」
「だけど、ちゃんと靖子の戸籍が手に入って良かったよ。ミーナさんには感謝しないとな」
「本当ね」
 取材でたまたま知り合った竹内ミーナだが、彼女の知り合いに戸籍を偽造できる人物がいた。
 偶然その事実を知った小波が事情を説明して靖子の戸籍を作ってもらえたわけだ。
 ただし、話したのは靖子が未来人という事だけで、彼女が小波の孫という事は一切言ってない。
 そのため、戸籍上は小波と靖子は赤の他人であり、結婚する事も何の障害もなかった。
「靖子。大好きだよ」
「私もよ小波」
 こうして2人の初体験が始まった。

「うっ、出る」
「もぉ。本当に元気なんだから」
 靖子の顔に小波の精液がぶちまけられる。これで二度目だ。最初は手コキで、今のはパイズリでだ。
 2回も出したのにまだまだ衰える事を知らない。精液まみれになった顔を洗い、今度は小波のペニスを直接咥えた。
「おぉう」
 小波は仁王立ち状態で、靖子は立ち膝で上目遣いをしならが小波のペニスを咥えている。
 まるで全身に電流が走ったような感覚にとらわれていた。そんな小波が射精するまでに時間はほとんどかからなかった。
「靖子。出すぞ」
 強引に靖子の髪を掴みながら力任せに靖子の口を使ってピストン運動を繰り返す。間もなく靖子の口に小波の精液が放出された。
「苦〜い」
 一度に出した量が多かったのか、靖子の口から小波の精液がこぼれている。
 流石に強引過ぎたのか、靖子は咳き込んでいるようだったが、小波は靖子の口の射精した満足感からか、満面の笑みを浮かべていた。
「さっきから小波ばっかり気持ち良くなってずるいわよ。私だって気持ち良くなりたいのに」
「ごめん。まだまだ俺は余裕あるけど、残りは靖子の中に出すためにとっておくから。ひとまずは靖子の準備が出来るまで俺がちゃんと奉仕するからさ」
「あの。私初めてだから優しくしてね」
「分かった。靖子がちゃんと気持ち良くなれるように頑張るから」
 そしてここから小波のターンが始まった。
912名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 10:14:25.28 ID:jXiK3XtO
「あぁん…気持ち良いよぉ」
 艶やかな喘ぎ声を上げる靖子。小波は靖子の胸を吸い、指は彼女の秘部に挿入されていた。
 どうも小波はSの気が強く、一度攻めに転じると容赦ないところがあるようだ。
 しかもなまじテクがあるため、靖子は早々に濡れていたが、小波はそれでも攻めるのを止めようとしなかった。
「小波…駄目…逝っちゃうよぉ…」
 止めを刺すと言わんばかりに小波は靖子の秘部に顔をうずめる。
「ひゃっ」
 靖子の身体がビクンと痙攣する。小波に散々焦らされた事で、身体がかなり敏感になっているようだ。
 秘部の奥に舌を入れられ、舐めまわされた靖子はあっという間に昇天した。
「もう、小波ったら激しすぎ」
 気持ち良さのあまり足腰が立たなくなって小波に寄りかかる靖子。
 この段階で息が荒く、呼吸するたびに彼女の胸が上下に動く。
「ここからが本番じゃないか。もう身体もほぐれてきたみたいだし」
 ニヤニヤしながら靖子の前で腰を振ってアピールする小波。
(おじいちゃんがこんなに変態だなんて思わなかったな…)
 若干呆れつつも嫌な感じはしない。むしろ自分でこんなに喜んでくれるのは嬉しくもあった。
「よーし。今日は寝かせないぞ」


―2年後―

「あなた、時間よ」
「分かったよ」
 そういうと靖子は服を脱いで赤ん坊に授乳し始めた。もう片方の胸は小波が吸っていた。
(はぁ、孫に赤ちゃんプレイを要求するおじいちゃんって実際どうなのかしら?)
 結婚して子供が産まれても相変わらず2人はラブラブだった。
 特に小波は普段遠征でいないせいか、休みの日は最低でも5回以上は靖子に出していた。
 しかも気付けばこんなに甘えん坊になっていた。とはいえ、靖子もノリノリなのでお互い様だが。
「それにしてももう2人目かぁ。この子が産まれたのがつい最近なのに」
「そりゃあ小波が何回も中出ししてればすぐにでも妊娠するわよ。最初の子は女の子だったけど、次はどっちなのかしら」
 まだまだお腹は大きくなっていない。まだ性別も分からない時期だが、2人とも次の子供を楽しみにしているようだ。
「流石にこの子が産まれたらもう中出しは厳しいか」
「コンドーム付ければ大丈夫よ。結婚前はちゃんと付けてたのに、結婚してからは一切付けなくなっただけで」
「あれ付けると生の時ほど気持ち良くないんだけど仕方ないか」
「母乳飲みながら真面目な話してもすごくシュールな気がするけど、回数は減らすつもりないから。小波さえ良ければもっと増やしてもいいし」
「俺もそうしたいんだけど、あんまりやりすぎると疲れちゃうからなぁ」
「妊娠してなければ私の方から攻めればそんなに疲れないと思うけど。騎乗位も結構好きだし」
「あ、それ良いな」
 結局この日も夜遅くまで靖子を抱き続けていた。
 後に2人目の子供が産まれても結局小波が我慢できず、中出しを繰り返した結果、2人の間には10人もの子供が出来ると言う事は知る由もなかった。
913名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 10:15:04.06 ID:jXiK3XtO
終わりです。13主がゲーム以上の変態になってしまってすまない。
でも反省はしていない。
914名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 15:27:52.18 ID:7FQiGuK1
GJ!
915名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 19:26:31.50 ID:4O1kRsXE
>>913
GJ!
916名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 22:34:32.20 ID:mwk5LW8h
GJ!!靖子キターーーーーーー!!
917名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 22:35:57.78 ID:mwk5LW8h
GJ!!靖子キターーーーーーー!!
918名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 22:37:36.23 ID:mwk5LW8h
>>917
間違えた。スマン
919名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 22:46:44.51 ID:ZsLVAM7w
GJ!
この祖父にしてこの孫ありかw
920名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 07:11:14.01 ID:I+ahWrYk
札侍編のSSを書くときには主人公にコンドームやら経口避妊薬やらを持ち込ませればいいんじゃないかな?
921名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 08:45:34.89 ID:I+ahWrYk
野球の練習にコンドームやら経口避妊薬を持ち込む中学生なんてどんだけ性欲強いんだよw
922名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 12:28:30.93 ID:7V/pcOx0
>>921
クリア後に元の世界戻っても、シズヤにちょくちょく呼ばれてるからそんときでよくね
923名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 12:34:13.21 ID:0Wyd6Edd
別に気にせずガンガン中だししていいんじゃない?(ゲス顏)
924名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 19:24:46.86 ID:LrJK6gn2
14裏主なら、将軍に頼んだら上級職になれそうだから
側室は何人でも作ってもいいんじゃないかな

925名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 21:57:32.78 ID:7V/pcOx0
野球人形の作成でも良い顧客と仕入ルートが確立してるから家族で路頭に迷う事は無いだろう
926名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 02:02:44.61 ID:lWHRl2GS
国を救った英雄の14裏主を自分達の領地に引き入れ優れた遺伝子を手にいれようとホクロクとキュウコクが野球札で激突
1点取られた方が1枚づつ脱いでいく脱衣対決!

という話を考えたが真シズヤが強すぎてお話にならないことに気づいた…
927名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 07:32:01.02 ID:8UWTDx1K
男が絡めば女はどこまでも強くなれるから、きっとホウロクの女性陣もシズヤと互角に戦える・・・はずだ。
928名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 09:24:25.10 ID:8UWTDx1K
ここで14裏の小ネタを投下。

フグリマル「くそー、小波の野郎にやられちまったよ。」
加山「札勝負ではもはや奴にはかなわない。どうにかして奴に一泡吹かせる事は出来ないものか。」
カメダ「フフフ、憎き小波に一泡吹かせるならいい方法があるでやんすよ。2人とも耳をかすでやんす。」

そして・・・

加山「ここが憎き小波が滞在している宿か。」
フグリマル「おい、もたもたしていると小南達が戻ってきてしまうぞ。とっとと小南達の部屋に忍び込もうぜ。」

そして・・・

フグリマル「よし、何とか小南達の部屋に忍び込んだぞ。小波の持ち物はどこにあるんだ?」
加山「見ろ!あんなところに小波のものとおぼしき包みがあるぞ!」
フグリマル「よし、早速作戦開始だ!」

そして・・・

加山「見つけたぞ。これがカメダの言っていたコンドームというやつだな。これをどうするんだ?」
フグリマル「たしかコンドームの先端あたりにこう針を刺して・・・」

プスリ

加山「ようし、僕もやるぞ。」

プスリ

そして・・・

フグリマル「カメダの言う通り小波の持っているコンドーム全部に穴をあけたけれど本当に効果あるのかなあ・・・」
加山「カメダが言うには札勝負で負かして札にする以上の痛手を負わせる事が出来るという事だからそのうち効果が出るかもしれないぞ。」
フグリマル「それもそうだな。さて、そろそろ立ち去らないと小波達が帰ってきてしまうぞ。」

タタタタタタ・・・

加山「待て!僕を置いて行くな!」

彼らの作戦が成功して小波が子宝に恵まれてしまうのはだいぶ後の話である。

929名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 09:24:59.49 ID:8UWTDx1K
以上です。キャラの口調とか間違ってたらごめんなさい。
930名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 09:28:40.81 ID:8UWTDx1K
乙。意外と面白いSSだった。
931名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 09:34:19.68 ID:wiG7s+Hs
乙です。小さいようで重大なイヤガラセだ。被害者が外道でないことを祈りたいね。
932名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 10:28:30.26 ID:8UWTDx1K
嫌がらせなんてレベルじゃねぇだろw
けど上にあるみたいに主人公には野球人形とかがあるから大丈夫じゃね?
933名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 10:45:46.25 ID:l7x7auUr
>>928
これは酷いww一目見ただけじゃ気付かないくらい小さい穴だったのかな?
要するにこう言う事なのかね

女性「今日危険日なんだけど…」
14裏主「コンドーム付けるから大丈夫、いっぱい出すからよろしく」

数か月後

女性達「子供出来たんだけど」
14裏主「何…だと…」
934名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 12:05:40.44 ID:LMzLyAtN
>>933
妊娠したい女やラブホに行った際に愉快犯がやる古典的ないたずらで、
よく見れば気が付くらしいがまじまじとゴムを眺める瞬間などなかなかない訳で
セクロス前で頭に血が上っていればなおさら
935名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 14:57:27.75 ID:5Y/cgTNF
そろそろ次スレの季節
936名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 19:14:49.10 ID:fGl9rG2P
>>927-930,932
あのさ、こないだ懇切丁寧に自演について解説した人がいたのにまだやるのか…?
見てて居たたまれなくなるから自演で自画自賛とかやめてくれよほんと
937名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 19:39:46.71 ID:vB9L6Thu
もう何言っても無駄でしょ
スルーするしかないね
938名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 05:27:30.18 ID:+oH/J0JL
コンドームに穴をあけられてもまこととかは気がつきそうだな。でも漣は気がついても黙ってそうで怖い。
939名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 00:54:26.47 ID:AcNNOOWB
そろそろ次スレを建てた方が良いかも
940名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 01:08:52.42 ID:TnVE9n63
いや、今のペースだと980くらいまでは普通に大丈夫だと思う
941名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 06:27:06.11 ID:2rst1yth
時事ネタということでナマーズパークで同性婚イベント開催なんてネタはどうかな?
942名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 18:36:12.16 ID:5R/4B3M3
それならアルゼンチンもいるだろ
943名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 19:53:39.03 ID:Pow+va7i
鬼鮫コーチと主人公or官取しか浮かばなくて困った>ナマーズパークで同性婚
944名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 20:16:29.71 ID:2rst1yth
神条社長とカイを忘れちゃダメだろう。
945名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 20:39:28.34 ID:HxoyYHwW
カイと犬井もおもしろそう
946名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 21:14:03.99 ID:PuwGcPQf
>>941
つまりあれか。大統領と結婚しろってことか。
947名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 22:30:36.96 ID:2rst1yth
ちょっと待ってくれ、どうしてそうなるんだw
948名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 06:30:43.24 ID:i3+GvETZ
小康状態ですなあ。
ところで完全パワポケ正史無視のアフターストーリーもどきってありかな。そもそも正史に幸せを求めるなって話だけどさ。
949名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 06:40:49.37 ID:mLIZdHED
>>948
さあ書くんだ
950名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 08:51:12.33 ID:COV2XwRO
実況の堀江さんのエロパロはまだですか?
951名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 15:38:48.31 ID:AksfyoCL
その発想は無かったw
952名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 19:50:44.73 ID:s1ufr0ib
上のナマーズ同性婚イベントにデート中に出くわして気まずくなるというシチュ。
953名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 21:07:20.71 ID:i3+GvETZ
何だ、まだまだ大丈夫そうだね。
何とか挑戦してみるけどなにしろ1文字も書いてないから没ったらすまない。どの道投稿は次スレ以降になりますぞ。
954名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 21:12:50.66 ID:C399sLuh
>>948
そんな作品何本もゴロゴロあるがな既に
955名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 22:53:57.35 ID:s1ufr0ib
作品執筆がんばれよ。全裸で待ってるからな
956名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 00:28:12.71 ID:lyp2zPB3
おいおい、シルクハットを忘れるなよ
957名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 16:43:34.37 ID:VraPs0DN
そろそろ埋める?
958名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 17:11:34.29 ID:yh4wtU8W
次スレ立ってからでいいでしょ
959名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 17:25:36.97 ID:ZStChXXW
>>956
白靴下も忘れちゃ駄目さ。
960名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 18:38:16.31 ID:VraPs0DN
シズヤに卑猥な知識や植えつけて主人公を困らせる魔人とか面白いと思うんだ。
961名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 13:14:49.42 ID:i85WTyCN
シチュ次第では面白そうなネタだな。
962名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 23:36:10.70 ID:i85WTyCN
そろそろ次のスレを立てねば
963名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 00:20:19.05 ID:Sb9P19kM
立ててみようかな
964名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 00:24:28.65 ID:Sb9P19kM
965名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 00:56:11.17 ID:zKCtRvKR
>>964
GJ!
966名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 04:11:27.10 ID:HWIV+bCX
>>964
GJっす
967名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 06:08:09.45 ID:OeSjgqe9
よし、このスレ埋めるか!
968名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 07:52:53.31 ID:JP6C+AmA
埋め
969名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 10:03:11.84 ID:fkVPchib
>>964 

GJ
970名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 17:46:29.17 ID:+KZdtxHQ
久々にやってみて思ったけど、やっぱり武美はエロい
971名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 19:36:53.67 ID:OeSjgqe9
このスレ最後のネタは武美にケテーイだな。
972名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 21:18:46.30 ID:LmmWKzUH
そういえば武美巨乳説を聞いた事があるんだけど、作中にそういう描写ってあったっけ?
973名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 21:38:30.55 ID:OeSjgqe9
たしか武美の正体が主人公にバレるイベントじゃない?
974名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:05:46.52 ID:9OCyPCS1
9主と武美の二人旅を想像するだけでご飯十杯はいける。
その後の話で9主が女の人に言い寄られるたびに化けて出てくる武美を想像するのも美味。
975名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:13:49.58 ID:Sb9P19kM
>>972
文章で明確な描写は無いはずだよ
画像が他のキャラと比べてわずかに大きく見えるって所から来たんじゃないかな
976名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:18:17.37 ID:xJWJ8xYm
二次だと武美は童顔巨乳のイメージが強いようだけど実際に9をやり直してみると別にそんな感じはしないんだよな
奈津姫と同級生という設定で騙しとおせるし(まあこれは奈津姫も相当な若作りってだけかもしれんが)、
カンタはおばちゃん呼ばわりするしで
977名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:23:51.96 ID:OeSjgqe9
しかしパワポケで女性キャラの体型がわかるイベントは少ないよな。
自分が覚えてるなかではナオは貧乳だとわかるイベントがあって、シズヤは体型だけみると十代に見えるといイベントがあったな
978名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:38:14.38 ID:LmmWKzUH
>>975
ありがとう、やっぱそういう理由だったか

>>977
妙子はナオ絡みのイベントで巨乳っぽい感じだった
パカは主人公に夏っぽい恰好して欲しいって嘆願されたからスタイル良さそう
冴花は安産型かな
979名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 23:13:25.90 ID:vkRILhIT
妙子ちゃんは巨乳可愛い
980名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 00:50:11.40 ID:ZENTdzHB
友達にリアル維織さんとリアルさらちゃんとリアルリコがいるんだが・・

緑髪っぽい子が多いのはなぜだろう・・というか現実にいるような性格じゃな
いけど接しててそう感じる。
981名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 00:52:34.99 ID:NQWhpb5x
なんてうらやましい・・・
982名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 00:54:23.21 ID:L6LhWVZa
単に緑髪が好きだから脳内補正かけてるに100ペラ
983名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 01:13:25.01 ID:57wflAUp
真央は父親に犯罪云々言われるし相当小柄なんだろうなー
984名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 01:38:37.13 ID:NQWhpb5x
シズヤは体型は十代だが抱きつかれると柔らかいらしい・・・
おのれ11主。
985名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 12:15:34.74 ID:E1acXp4u
>>984
50%くらいの確率で外れ彼女掴むんだからそのくらい大目に見てやれよ……
986名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 15:33:43.13 ID:JWFt1+6l
じゃあ腹いせに華音攻略してくるわ。
987名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 16:45:12.33 ID:JWFt1+6l
ジオット×エアレイドを考えていて気がついたが、エアレイドはそのままではsexどころか触れることすらできないんだよな。orz
988名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 20:08:06.96 ID:E1acXp4u
>>987
自分の意志で可視化できるから触れる・触れられるも自分の意志で可能とか、
ラブドールにでも憑依させてSEXとか

ドリームマシンで何するか、って言う問いに「人間の姿になってジオットの傍に居る」って言っただけで
順位的にはもっと上であろう触れ合いについては何も言ってないから触れる方法はあると思う
989名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 23:02:02.48 ID:aNTzFdHM
>>987
主人公が最終試合で負けたファンタジーエンドなら問題ないだろう

エアレイド本人も愛人になりたいみたいなこと言ってるし
990名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 23:20:40.49 ID:5OCycq/D
歴代彼女候補で一番エロに興味ありそうなのって誰だろうか?
991名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 00:15:42.13 ID:GmwmaYFK
>>990
1、のりか
2、のりか
3、薫
4、秋生
5、恵理
6、沙耶
7、春香
8、友子
走、さくら
9.、維織
10、妙子
11、華音
12、漣
13、麻美
14、姫子

各シリーズで言うとこんなところか?
992名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 05:32:24.26 ID:8n+g/lk6
埋め
993名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 05:32:47.61 ID:8n+g/lk6
埋め
994名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 05:58:54.75 ID:8n+g/lk6
埋め
995名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 12:16:25.63 ID:Cqeo3B5B
埋め
996名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 12:47:56.98 ID:Cqeo3B5B
埋め
997名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 13:39:48.84 ID:Cqeo3B5B
埋め
998名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 14:38:07.09 ID:Cqeo3B5B
埋め
999名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 14:42:15.04 ID:cUj6Moc5
>>999なら>>1000はのりかと付き合う
10001主:2012/05/23(水) 14:50:37.18 ID:wkxsRol9
>>964

>>1000なら将来プロ野球選手になれる
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。