【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 36フラグ目

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1名無しさん@ピンキー
ここは鎌池和馬氏著作、『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』『ヘヴィーオブジェクト』のエロパロスレです
カップリングやシチュエーション、エロの有無を問わずSSは常時大歓迎。


ただし、特殊だったりや好みが分かれたりするシチュは投下前に警告しましょう(例 百合や調教、鬼畜や陵辱物など)。
投下前にカップリングの表記があるとなお良いです。
このスレは基本的にsage進行です。レスしたり投下したりする際はメール欄に半角で『sage』と入力しましょう。


次スレは要領が480KBを越えるか、レス数が950を突破した辺りで立てましょう。焦って重複しないように注意。
荒らし煽りはスルー。雑談は雑談スレに行きましょう。
ルールを守って、気持ち良く楽しみましょう。

前スレ
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 35フラグ目(実質36)
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1316527845/

2chエロパロ板SS保管庫
(ライトノベルの部屋>とある魔術の禁書目録の部屋)
http://sslibrary.gozaru.jp/

総合データベース
http://www12.atwiki.jp/index-index/

過去ログは>>2以降
2名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 08:38:24.81 ID:QJ3wRNFh
とある魔術の禁書目録
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144682421/
とある魔術の禁書目録 2フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1160741334/
とある魔術の禁書目録 3フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168450515/
とある魔術の禁書目録 4フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173925452/
とある魔術の禁書目録 5フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184435294/
とある魔術の禁書目録 6フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191802991/
とある魔術の禁書目録 7フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197245107/
とある魔術の禁書目録 8フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203107365/
とある魔術の禁書目録 9フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210639825/
とある魔術の禁書目録 10フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219072030/
とある魔術の禁書目録 11フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225625574/
とある魔術の禁書目録 12フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229736089/
とある魔術の禁書目録 13フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1233681145/
とある魔術の禁書目録 14フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1236084927/
とある魔術の禁書目録 15フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238177532/
とある魔術の禁書目録 16フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241373517/
とある魔術の禁書目録 17フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1245347100/
とある魔術の禁書目録 18フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1247681121/
とある魔術の禁書目録 19フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1250227058/
とある魔術の禁書目録 20フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1252893000/
3名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 08:43:10.63 ID:QJ3wRNFh
とある魔術の禁書目録 21フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1256077315/
とある魔術の禁書目録 22フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1260208744/
とある魔術の禁書目録 23フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1262184828/
とある魔術の禁書目録 24フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265879380/
とある魔術の禁書目録 25フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268258778/
とある魔術の禁書目録 26フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1270447978/
とある魔術の禁書目録 27フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1276411604/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 28フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280839493/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 29フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1285307937/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 30フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1288300635/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 31フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1292488980/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 32フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296966129/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 32フラグ目(実質33)
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1302298202/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 34フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1311846477/

>>1の前スレの (実質〜) ってところは間違いです
次回からは削除してください
4名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 08:56:16.73 ID:G3hngEjy
>>1乙でありにけるのことよ
5 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/01/29(日) 10:26:00.61 ID:kt3Oy2aA
>>1
6名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 11:49:34.84 ID:PZ6nAZdl
>>1
7名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 13:36:32.92 ID:G/vrp9yJ
8名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 16:27:27.62 ID:mPJwJyUq
乙です。
バレンタインネタがそろそろ始まりそうですな
犬条、犬セラ、犬面はご主人様にどんなプレゼント(お仕置きとも言う)を喰らうか見物ですなw
犬条のご主人様:禁書目録、美琴
犬セラのご主人様:打ち止め、番外個体
犬面のご主人様:滝壺、むぎのん、絹旗
9名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 18:24:06.77 ID:skjaKSUL
股間に塗りつけたチョコを舐めさせて
一ヶ月貞操帯つけてお預け焦らし
一ヶ月分の性欲をホワイトデーのお返しに全解放する
みたいなプレイはどうか
10名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 19:57:36.03 ID:dimhYM3p
>>1乙なんだよ
11名無しさん@ピンキー:2012/01/30(月) 10:08:24.47 ID:wf1+7Jhq
>>9
それ良いよ
12名無しさん@ピンキー:2012/01/30(月) 23:34:28.96 ID:0wesJzEC
一方さんのご主人様の打ち止めと一方さんの雌犬奴隷の番外個体
そんな食物連鎖が構築されている一方通行一家とかどうだろうか
13名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 19:45:13.00 ID:8bZQ8XyK
上条当麻は苦境に立たされていた。

ここはとある高校の男子寮の自室。
そこで正座を強要され、冷や汗を垂らし身をこわばらせている。
そして小ガラステーブルを挟んでベッド側のほうに座る少女が一人
誰あろう。学園都市第三位の超能力者にして上条宅の掃除と称し上りこんできたストーカー。
今ではただコメカミを引きつらせるだけの爆発秒読みの少女、御坂美琴その人であった。

ガラステーブルの上に置かれるは数冊の写真集
見目麗しい豊満な肢体がこれでもかと踊る肉の祭典
男とは常に肉に惹き寄せられるものであり、肉こそがリビドーの真理
かぶりつける絶対量の差こそが戦力を決定的に指し示すと
強固に自己主張せんばかりの「ソレ」らを前に御坂美琴の前髪は放電を始めていた
「さて、コレは何か説明してもらおうかしら?」
「え、エッチな本です・・・」
上条は、しどろもどろな口調で目を逸らしつつ答えた。
「それだけ?で、コレは何?」
「・・・・・・・・」
「おいコラ目を逸らすな」
御坂美琴は、上条の顔を両手で挟むとぐいっと自分の正面に向き直らせる
「なぜ黙るのかな?ん?」
「・・・・・・・」
「アンタ私と付き合ってるのよね?」
「・・・はい・・・」
「こんなのが必要なの?私に不満?」
「・・・・・・・・・・」
「黙ってちゃわからないでしょ。何とか言いなさい」
「は、浜面が置いていったんだ!」
御坂はおもむろに電話を取り出し、何処へともなくプッシュし始め
自分の携帯を上条の耳元に当てる
『逃げ道は無いぜ大将。アンタも一緒に死ぬんだ』
それだけ言うとプッツリ切れた。何か電話の向こうがやたら騒がしかった気がするが
向こうも向こうで何か大変なことになっているらしい。
「随分巨乳な本じゃない?こういうのが好きなの?」
「・・・・・・・・・・」
「優しく甘えられる年上のお姉さん大集合?・・・私とは正反対ね?ん?
やっぱり乳か。男は所詮乳か。おっぱいの何がいいんだ。そこまでおっぱいか。
無駄な脂肪風情が天下を統べるとかこんな世の中間違っている」
なんかそろそろ論理的に飛躍しすぎて世の爆乳全てを狩りかねない域に足を踏み入れつつある
第三位を前にして賢明に延命の手段を試みる上条当麻であったが、壁越しにモールス信号で
隣人の土御門宅に「S・O・S」をしきりに送るも、返答は「頑・張・れ・カ・ミ・や・ん」のみであった。
もはやこの運命を変える術は無いのか。自分に残された道はDEADENDしかないのか。
14名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 19:45:57.18 ID:8bZQ8XyK
上条は意を決し、ガバッと立ち上がりつつ、宣言する。
「いや、違うんだ!実はそれは数ヶ月前までの(記憶の無い)俺の嗜好であってだな
俺はお前と付き合うようになってから貧乳つるぺた萌えに生まれ変わったんだ!」
「貧乳こそ世の宝具!乳の大小で人の価値は決まらないなどというがアレは嘘だ!!
『発達していない乳』には無限の可能性が詰まっている!大は小を兼ねないが小は大を兼ねる!
一度育った乳の可能性はそこまでであり、育たぬ乳には未開発の平原の如き純白のフィールド感がある!
その平原から育つ芽は大きな明日を連想させるであろう!!俺はそいつを育てたいんだ!!」

それは間違いなく『漢』の発言であっただろう
隣の部屋で聞き耳を立てていたメイド妹萌えのロリ星人が涙を流しつつコクコクと頷いていた。

「・・・・・・・」
御坂美琴はしばらく無言だったが。突然すっくと立ち上がったかと思うと
上条の首根っこをむんずと掴み、そのままずるずると引きずって靴を履いてドアを開けた。
「ちょ!?どこへ行くつもりですか御坂さん?心なしか放電の勢いが増しているような?」
「ここでやっちゃうとちょっと被害が大きそうだから何も無い平原に行こうか」
「え?あの何がどうしたの?俺何か対応を間違った?ここは『普通乳万歳!』と褒め称える場面だったか!?
いや違うはず!御坂は普通乳ではないはず!数々のおっぱいを見定めてきた
おっぱいソムリエ(自称)の目が叫ぶ!御坂の乳は紛れも無いちっぱーーーー」

上条が叫べたのはそこまでだった。
その後、地元住人の通報で風紀委員や警備員がとある高校の学生寮に駆けつけた時、
そこには原型を留めない半壊した学生寮の無残な姿があり、第七学区には学園都市観測史上
例を見ないほどの巨大な雷雲からスコールの如き雷が幾つも降り注いだと言われている。
15名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 22:44:49.31 ID:lgTjNpjw
GJや!
16名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 22:49:36.90 ID:95zLxjIi
乙!!
腹がよじれるーw
17名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 23:03:54.80 ID:LqPdAhIX
賠償金が大変な事に!
18名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 03:20:47.11 ID:rvDsnjv9
サーシャ「要求1、かまって」
19名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 09:28:30.21 ID:hEyW6lwK
>>18
気をつけろカミやん! そいつは天使だ!!
20名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 10:06:33.95 ID:CSFIq/jI
天使ちゃんぺろぺろ
21名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 10:08:19.52 ID:F0IVacOh
浜面もアイテムの連中にお仕置きですかw
滝壺「はまづら、お仕置き。」
むぎのん「ぶ、ち、こ、ろ、し、か、く、て、い、ね♪」
絹旗「超コロします!」
22名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 10:25:44.63 ID:CSFIq/jI
滝壺「はまづら、伏せ。」(ペニバン)
むぎのん「け、つ、ま、ん、こ、か、く、て、い、ね♪」(ペニバン)
絹旗「超オカします!」(ペニバン)
23名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 13:33:46.73 ID:dr/F9tqF
ペニパンってなに?
24名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 13:55:43.11 ID:y0Q8CIPm
>>23
ググれ
色々バリエーションがあるが基本は張り形付きのパンツだ
25名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 14:36:04.15 ID:XGSwRzqh
>>19
カミやんなら天使も落とせるだろ

人造天使も落としてるんだから
26名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 15:38:17.59 ID:dyknf9ld
えっ
27名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 16:30:48.09 ID:QPfuSwe6
上条さん別に風斬にフラグ立ててないよね、あとあわきんとか
28名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 16:35:29.47 ID:AabTtvKq
エロパロスレは幻想を構築するところであってぶち殺すところじゃない
29名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 18:46:04.04 ID:ZZ9v0nV7
あいつのすごさはフラグ建築能力じゃなく、その前の誰かと関係を結ぶ能力が異常に高いんだってことが新約2巻でわかった
つまり、超コミュニケーション強者
30名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 19:25:35.89 ID:RAaso9z+
上条フラグは伊達じゃないな。
超電磁砲だけのキャラでも充分になびくし、特に佐天さんなんて簡単に落ちそう。
鉄装さんも重腹さんも危険信号でしょ。
31名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 19:28:30.69 ID:r0ICFstF
人の彼女(嫁)にフラグが建たない時点で……
32名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 22:49:33.15 ID:UWgHLKBi
上条さんがガッツリフラグ立てたのだってインさんと美琴と御坂妹ぐらいだし
それ以外の奴らは簡単に他の奴らに転がる程度のフラグしか立ててねえしな
オルソラも五和も作者のマイブームが終わったので用済みだし
浜面も一方さんも、数は少なくともその分強力なフラグを立ててるからな
上条なんかじゃ立てれんわ
33名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 23:05:38.70 ID:/GTi518M
一方信者はいつもキモいな
34名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 23:43:47.10 ID:dscR4Gw5
>>32
五和はガッツリフラグだろ
最近出番ないけど
35名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 23:48:08.55 ID:r0ICFstF
>>32
まぁ厳密に言うと
上条さんは御坂にはそんなにフラグを立ててない
むしろ御坂の方からがっつりフラグを立てに行ってる 
エロ展開がないのはそのため
36名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 23:56:20.49 ID:UWgHLKBi
>>34
今やヒロインどころか、その他に数えられてるけどな
37名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:00:01.39 ID:UWgHLKBi
>>35
御坂へのフラグはアクセラ戦でデカイの一本よ
それ以降余計なミニフラグを立ててないだけ
インさん以外のエロ展開あった奴は正直言って使い捨てヒロイン
38名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:30:34.47 ID:0jaVx3ES
何を言ってるのか解らん
この場所で必要なのは、誰それにフラグが建つ建たないじゃなく
息子が立つか立たないかだ
39名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:34:04.15 ID:QLtHZM+s
一方通行ってEDっぽいよね
40名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:41:16.81 ID:0jaVx3ES
血流操作なめんな。幼女相手ならしっかり立つぞ
41名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:51:52.81 ID:LLTHnPjL
もういいから誰か息子と会話するヒーローズ書けよ
42名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 02:39:46.87 ID:HMjFtdKY
>>41
息子と会話しちゃうタイプは三主人公よりも青ピとか土御門とかあのへんだと思うんだ
43名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 15:07:15.36 ID:lk8QXlYh
神の力を得た天使は受胎していた。と言う事で子作りしましょうかサーシャちゃん
と縛られてワシリーサに連行されてきた上条さん共々

十字教にあるまじきピンクな物が大量に置かれてる部屋に監禁される上条さんとサーシャ

とりあえず後で覚えておけよクソ野郎と扉越しに小一時間、サーシャとワシリーサが漫才

その後にワシリーサが焚いたピンクの香炉効果で火が付いたサーシャが暴走して上条さん大ピンチ
44名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 19:57:02.42 ID:wmORlrQK
そういえばガブリエルって受胎告知の天使だったな
45名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 20:39:24.57 ID:H4v3GyWn
ジブリール?
46名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 09:14:09.96 ID:skQyzvp0
アリエール?
47名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 06:56:34.37 ID:VKzHHKG5
ミサカ19090号が抜け駆けし上条さんと挿入寸前の結ばれかける時
学園都市中にけたたましく鳴り響く警報

19090号がビクンとして気付かれたとブルブル震え始めて

御坂妹(10032号)より各ミサカへ抜け駆けした裏切り者が居る模様。見つけ次第、少年を確保の後に裏切り者に制裁を

と打ち止めが止めるのも譲れない戦いもあると聞かず学園都市に残ったミサカシスターズ同士による銃撃戦(マーカー弾)が勃発

事情を聞いた美琴も参戦し御坂妹の側に付いて更に上条さん不幸に
48名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 13:44:52.64 ID:DI42JQrQ
上条×美琴のプロット練ってるんだがエロ書くのはかなり苦手なんだよなぁ
ホモセックスは書くの得意なんだが・・・
49名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 14:45:02.58 ID:GH/w8Rd6
美琴が上条さんの後ろを開発すればいいんでないの
50名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 08:00:56.79 ID:7LHGpZej
>>48
愚痴なら愚痴スレ行ってかけやksg
51名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 07:39:08.57 ID:GoEzIJjN
嫁コレに美琴に続き黒子も登場。
しかしやはりキスはできないのかー。
52名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 09:38:18.80 ID:Nh79U8ND
公式でそんなビッチになったら関連グッツすべてぐしゃぐしゃに破壊してうpしたるわ
53名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 14:12:02.51 ID:s22rvENV
>>52
非公式ならば良いと?
美琴が内ももにマジックで「アイツ専用」って書いて矢印で前と後ろを指したり、
黒子が湾内から水流をケツの穴からブチ込まれてマーライオンと化しても甘受出来る訳だな。
ふむ…。
54名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 17:48:35.63 ID:r5YNpl2P
犬条のクローン量産化計画ネタが見たい。
フラグを建てまくった女性陣の逆襲が今、始まる。
モノホンの犬条だけは禁書目録と美琴がご主人様ということで。
55名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 18:10:47.49 ID:y2/GHxiH
お前ら犬ネタ大好きだな
56名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 18:14:45.11 ID:16yzeHBJ
俺としてはあわきんを犬にして黒子を襲わせたいです
57名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 20:39:13.21 ID:xidElkGF
そろそろ黒子SSの続きを書かないとなー

試みに尋ねてみますが、黒子が上条と結ばれた場合美琴やインデックスはどんな行動に出ると思われるでしょうか?
58名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 20:50:09.30 ID:ekEnJqh3
インちゃんは真面目な恋ならわりと素直に祝福しそうかな
美琴は喧嘩したり仲直りしたりの青春ルートかかあるいは泣き寝入り
59名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 21:03:00.88 ID:QK862MJ0
インちゃんは我侭なように見えてなんだかんだで懐広いから色々あっても祝福すると思う
夜中に一人で泣いたりしてそうだけど

ビリビリの場合はかなりいろいろまずい方向に創造が膨らむ…
本人の性格云々の問題以前にルームメイトが恋敵ってシャレになんない状況だし
性格的にも重いことが発覚したから思いつめて大変なことを言っちゃったりしちゃったりしかねないかもしれない
最終的には丸く収まるだろうけど
60名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 21:42:30.57 ID:Dz8aXUrd
どのヒロインも、惚れた要素に「恩人」とか「憧れ」とかそういうのがある分、スパッと諦め付きそうだけどな
61名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 21:55:33.78 ID:MHj3MqfJ
そういうの最初からなしでフラグ立ってるのは美琴だけか
62名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 00:08:32.76 ID:/0tvT9Wy
>>59
振られたショックとセクハラ魔の卒業と言う二重苦で
立ち直れないくらいの精神的ダメージを受ける気も

それこそスキルアウト相手に陵辱されても無抵抗でなすがままな位に

そして、おいでおいでと手招きする麦のんof小萌先生でどっちに付いていくかでルート分岐

暗殺・犯罪なんでもありな血と闇に染まる麦のんルート

癒しの博識?な小萌先生に諭され暫く居候し新たな出会いで救われたりする小萌先生ルート
63名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 00:17:00.84 ID:8coYBlsf
3Pルートがいいです
64名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 01:22:11.25 ID:MzFkgM7v
>>62
そこはきれいなインデックスさんの出番では
一応はシスターさんだし
65名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 07:48:23.54 ID:ORVWrUFG
やっぱり無許可ペアリングの件からして美琴はヤンデレ化しそうな気がしてならない
美味しいと思います
66名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 10:47:09.89 ID:17yP9Y7G
禁書目録「当麻〜逃げちゃ駄目なんだよ!」
美琴「隠れてないで出てきなさいよ!」
姫神「逃がさない…」
五和「すぐに迎えに行きますからね♪」
神裂「上条当麻!あまり私を怒らせないでください!」
オルソラ「貴方様は得意のかくれんぼプレイですか♪」
吹寄「貴様に逃げ場は無いのよ!出てきなさい!」
フラグ持ちといわれる少年が…女難に逢い、能力を超え、大きなリスクを背負う。
結婚強要、既成事実の捏造。常に人生の墓場の巡り合わせ。
夢のラブラブ生活の現実は苦痛の連続、決して真似しないように
67名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 15:48:39.03 ID:/0tvT9Wy
>>66
風斬さんは庇う側に回りそうな気も。小萌先生ら庇う側と美琴ら狩る側が激突

業を煮やした御坂妹がヴェントに依頼して天罰術式で成敗して貰って上条さん独占の1人勝ちに
68名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 16:40:33.44 ID:17yP9Y7G
御坂妹「何処へ逃げても無駄とミサカは心の中でクスリと笑います。」
結標「上条君、逃げられると思ってるの♪」
レッサー「お楽しみプレイですか♪」
アニャーゼ「私達から逃げられると思っちまってますか?」
ルチア「甘く見られたものですね。」
風斬「観念してください。」
69名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 17:42:09.25 ID:67LhoSfn
>>68
誰やねん
70名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 19:26:05.37 ID:fRmdcT+H
ニャンコプレイするアニェーゼをイメージした
>アニャーゼ
71名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 20:24:44.14 ID:nRwxe/Ml
ここまで来てSS投下が一本だけとは悲しい
72名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 07:36:41.54 ID:TjcnwbHF
>>68
もう偽海原・土御門・青ピアスまたは
麦のんらアイテムに匿ってもらう以外に逃げ道が無くなってる気も
73名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 01:56:29.96 ID:12e7U9kc
クリスマスに引き続きバレンタインにもなにもなかったらどうしようって心配でならない
74名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:21:48.42 ID:N/UcPgNX
落ちてる?
75名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:34:31.60 ID:mg6YZjLM
おのれディケイド(冤罪
76名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 11:34:41.17 ID:bLzqT/4X
言葉でスキルアウトを翻弄した布束さんも
今では、言葉で責め立てられて陵辱されてるんだろうか?
77名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 23:16:44.77 ID:7602X6i6
いきなりですが、投下おkですか
いいなら投下しますが3DSでやっているので超時間かかります
すいません 内容はR18ではなくR15だと思われます
78名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 23:22:52.48 ID:wUaus9gs
おk
79名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 23:58:50.74 ID:7602X6i6
ここはとある主人公のかよう高校の寮
朝 ???「 インデックスさんわたくしめの頭を食べてもおいしくないのことですよ!?」
インデックス?「問答無用なんだよとうま!」
とうま?「ギヤーーー不幸だぁーーーーー!」
朝からここはうるさいそしてメンドイので割愛(いいのか!
いいんだ(いいのかよ!
場面は変わってとある高校の教室
???「上やんぐったりしてどうしたんだにゃー」
上条「土御門か、インデックスが朝から狂暴なんだ。スフィンクスも怖がって隅で震えてた」
上条当麻この話の主人公だ。この話を書いてる自分としたら(中3)不幸すぎて笑えてくるが、フラグ建築士の能力はうらやましい(モテないし)
土御門「自業自得なんだにゃー、それはおいといてこれみるにゃー」
上「んーと何々、『遠赤外線肩もみホルダー君』?何これ」
土「にゃー、青ピが言うにはメッチャ気持ちええから使っててみーと言うんだぜよ。そこで上やんに聞いてみたんだにゃー」
もうめんどいので省略!このあとは吹寄に殴られる12巻のやつね
小萌「突然ですがこのクラスに転校生と教育実習生がくるのですよ「おお転校生誰が来るんだ」ちなみに
転校生は男の子、教育(略)は女性ですよ〜」
80名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:04:45.54 ID:YJAyIesk
青「なんや男かいなきても面白ないでー、だが!女性は嬉しいでー、ロリっ子来てくれんかね、ん上やん何もだえてんるん」
上(不幸の予感!!!!)
小萌「それでは入ってくださ〜い」
ガラ
一方通行「・・・・・・」
神裂「・・・・・・」
(・∀・)
(⊃_⊂)ゴシゴシ
(・∀・)
(・д・)ハアアアア!
上・土「ちょっと待ったーーーーーーーー!!!!???!?!?!?!?!?」
一方「あァ」その声の先をみると仕事の同僚と最弱が!
神「ぶごふぁっ!?!?」
上「なんでお前らがここにいる!?そして一方通行!首に手を持ってくなビリビリ
よりしゃれになr「ギロッ」すいませんでしただから血流操作はやめろ!」
土(にゃーーー!?なんでここにいるんだ!?長点上機学園はどうしたんだにゃーーー!?)
戦慄しているシスコンエージェント
そんな混雑(カオス)の場に最後の希望が舞い降りる
打ち止め「保護者顔してミサカはミサカはあなたの挨拶に来てみたり」
騒ぎが一気に静まった、土「先生、その子も転校生ですかにゃー?そうしたら
青ピがメッチャ喜ぶとおもうにゃー」
青ピ「分かっとるやないか土やん、でセンセーどうなん」
81名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:07:17.43 ID:YJAyIesk
続きはまた今度眠いです
すいません 感想あると嬉しいです
82名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:10:02.65 ID:seU2qYbB
SSを投稿してくれたのは嬉しい、かな…
も、もう少し他の作品を見ながら推敲するともっといい作品になると思うよ…
83名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:11:14.73 ID:dnVB86J2
うん…乙
取り合えず次は推敲ののち一気に投下できるときに来るといいと思う
84名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:13:13.34 ID:YJAyIesk
ちなみに中3はマジです
85名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:22:09.98 ID:s5csRVUy
じゃあ回れ右して帰りなさい
作品がR15だろうがなんだろうがここは板自体が18禁です
86名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:22:53.08 ID:P16PR6QM
・・・まぁなんて言うか半年と言わず、五年ぐらいROMってろ
87名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 12:59:24.33 ID:tDmvzNXD
あまり余計な事を言うと過疎るから言葉には気をつけた方がいい。
幾らなんでもここはハードルが高すぎるから尚更。書けなくなるよ。
88名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 14:25:16.00 ID:tvFS9wf7
全てにおいてゴミ
89名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 14:40:21.13 ID:Zqof0Iez
>>87
前半は同意だが後半の意味が分からない
特別厳しいとは思わない…というかここのハードルは普通に低い
90名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 14:48:37.93 ID:/mjZHeeM
>>73
ここのルールじゃ2月いっぱい受け付けおkだから一つくらい投下あるでしょ?
91名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 15:29:02.82 ID:YJAyIesk
皆様誠に申し訳ござません私の弟が迷惑をおかけしました
79,80,85は弟のものです
申し訳ございませんでした
92名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 16:35:17.04 ID:tvFS9wf7
もうここまで来ると……
93名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 16:36:45.01 ID:x8EoE4tr
麦のんに粛清される以外に道が無い気も
94名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 17:31:28.29 ID:WYhJ1NVq
次は弟の友達が出てきそうなんだよ!
95名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 17:39:50.94 ID:afc7q7xb
母親だろそこは
96名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 20:12:46.31 ID:seU2qYbB
ネタだろこれは
ネット黎明期を思い出して普通に笑ったわwww

…だよね?
97名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 01:47:56.84 ID:C/0YEaaw
懐かしい感覚だ
10年前を思い出した
98名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 02:33:48.26 ID:tgID3JhG
クリスマスに引き続きバレンタインも閑古鳥とかせつねー
99名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 10:30:55.84 ID:YWrsl6Zx
言っちゃ悪いけど不用意な原作ネタはネタバレ乙とかネタバレ嫌悪厨にブッ叩かれるのは目に見えてるから
投下し辛いんだと思うよ。アニメでやってない物は例え原作ネタであっても排除対象って傾向あるし特にアニメ2板の禁書本スレ
100名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 11:03:50.60 ID:CU9D7Kg6
>>99
>言っちゃ悪いけど不用意な原作ネタはネタバレ乙とかネタバレ嫌悪厨にブッ叩かれるのは目に見えてるから
>投下し辛いんだと思うよ。

今までずーっと原作ネタは原作発売日翌日解禁でやってきてるじゃないか
何いってんだこいつ
101名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 17:14:36.88 ID:TGiJxZa/
どーでもいいから燃料になるネタをくれ。
最近ゲスか犬ばっかで正直困る。
102名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 18:54:06.72 ID:WUc3g4pv
いや、単に書き手が禁書を見限っただけだろ
新約に入って熱が覚めたんだろ

自分の書いているキャラをことごとく殺されたら、そりゃあやる気なくすわ
103名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 19:23:28.09 ID:KcAi3o/B
少し投下がなかったりちょっと雑談が続くくらいで煽りだしたり荒れたりして
投下されてもカプとかのクソ下らないことでぐだぐだ文句つける
そんなスレには誰も投下したくないんだろ
104名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 19:24:07.54 ID:pQ9Du0SV
>>100
スレなんかちっとも見てないんだろ
お察し
105名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 19:50:07.57 ID:POE3sN3+
渋には投下があるしな
106名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 22:20:52.92 ID:Asnk/WiK
数学参考書の表紙が上条さんハーレムで勉強する気ねぇだろ。
あんなにたくさんの美少女に囲まれてたら勉強はかどらないだろうに。
107名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 22:28:05.88 ID:30bO3ZjZ
いや女いると意外と勉強捗るよ
一緒に大学行ってリア充したいって思うようになるからね
108名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 23:09:00.47 ID:g980T5I4
数T・Aの参考書の話で大学受験とか…
109名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 01:30:05.08 ID:n85eUzNE
ガチエロでもSS速報に投下されちゃってるし
110名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 06:37:22.48 ID:itWyiBFz
>>109
それ何処ですか?自分も引っ越したいから教えて。
つか、レスが伸びてるからうんたらかんたら。ネタ雑談もないんだね。
111名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 06:49:35.09 ID:Uw7Osjkf
>>110
どこですかって、はっきり「SS速報」って書いてあるじゃないか
112名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 08:22:31.12 ID:0zVjwZLZ
アニメになってない原作ネタは叩かれるの当たり前だろうし投下する意欲なくすのは当たり前な気も
はっきり言って変に雁字搦めになるような場所よりネタバレ注意でオッケーな
比較的、自由な個人サイトやピクシブとか外に流れるのは当たり前だし

多分、浜面・滝壺のネタで今やったらネタバレすんなとかネタバレ踏むとは思わなかったみたいな馬鹿は絶対に湧くと思う
113名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 08:27:05.60 ID:A9ggfV4r
ネタバレの基準が人によって違いすぎるからな
114名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 08:33:11.00 ID:Uw7Osjkf
>>112
いつまで同じ事書いてんだよしつこいな
115名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 08:36:17.85 ID:0zVjwZLZ
>>113
全員が全員、新約まで見てるわけじゃないのを考えたら
ネタバレの基準は明確にしとくべきったって気もするよね
1にせめて原作ネタのネタバレもオッケーくらい記述してれば、変に敬遠される事も無かった可能性あるし

1にそう言う記述が無いから現段階では使えるネタはアニメになった所までって誤解されてる恐れもあるし
116名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 08:37:55.24 ID:1QK+sDWs
今までだって原作のみのキャラとか出まくりだし解禁直後にそのネタ投下があったりしたけど
ネタバレすんなみたいな事言うアホ出なかったのに何を言っているんだ
117名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 08:45:04.53 ID:JfCfC5Lk
>>99さんは日をまたいでID変わってもなおネタバレについて頭を悩ます、とても真面目な人なんですね
118名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 12:09:55.13 ID:k6jxqCi1
そんなことを気にしているのはお前だけだ
119名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 12:33:07.81 ID:Uw7Osjkf
なんだこの怖い人は
120名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 13:35:58.01 ID:XcvpeYbm
キャーリサと神裂の娘が上条宅に未来からやってくるような感じのネタを考えてみたが、原作読んでないでアリなのかと思った瞬間
諦めた
吹寄と木山先生あたり出そうか考えて辺りで(要は乳
121名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 14:59:06.15 ID:Kv3NdvYZ
自分が無知なことを言い訳にすんのは勘弁
122名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 15:09:58.51 ID:JfCfC5Lk
>>120
今までにも原作未読者(アニメだけとかコミックスだけとか)の投下例はあるし
作品パロにすらなってないレベルの大破綻だとさすがに問題だが、そこまでじゃないなら普通に受け入れられて来てるよ。
ただねーちんはまだしも、原作読んでないのにキャーリサ絡みのネタ書けるのか?
さっきも書いたが、いくらなんでもパロにすらなってないレベルだとそもそも二次パロスレに投下する意味ないわけで
そうなるとどんなにありがたいネタでもフルボッコにされて文句言えない状態になっちゃうしな。
ここに限らずどの二次パロスレでもそうだが…
123名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 19:16:08.89 ID:n85eUzNE
SS速報の禁書総合スレにエロ上がっても棲み分け注意もないからな
124名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 00:10:33.30 ID:/3P3HkaP
SS速報に禁書エロなんてあるんか?

と思って探してみたら現行では一個だけあった
ゲス条×黒子のやつ
美琴のは無いのか、残念
125 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2012/02/17(金) 04:35:27.49 ID:FQsAfyGP
>>124
過去、いいのがあったような気がするけど…
タイトル忘れた
126名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 07:28:01.84 ID:a62N/7YW
なにそれおしえろよ
127名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 07:51:35.32 ID:5nSsdxbw
ガチエロ 浜面ラブラブ、上条鬼畜、一方黄泉川
とある主人公たちのハーレムルート
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1325514832/
128名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 09:07:52.35 ID:YZ/b9eQt
上琴なら「週末はアイツの部屋でしっぽりと」とか人気だったような
129名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 13:04:24.22 ID:+y/Hh8a5
見てみたらあっちもあっちでくだらないケチつける奴やクレクレ厨だらけだった
住人層同じじゃないですか
130名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 13:06:44.73 ID:38Bug01T
あわきんはないのな
131名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 13:18:55.09 ID:7nKvxHOe
禁書ss探しててたどり着くんだから住民層が被るのは当たり前じゃないですか
132名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 13:46:05.56 ID:K/Z9oQmu
>>130
こっちの保管庫になら数本あるが、あっちでしかもエロネタでとなるとこれからも無理だろうな
133名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 14:45:48.85 ID:lLqEuIjC
あわきんがショタを連続誘拐監禁調教するSSまだか
134名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 15:40:29.77 ID:YZ/b9eQt
>>130
あわきんは一方通行とのドロドロSSがあった
上条とならゲス条さんのハーレムものとかでなら見たことある
135名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 16:52:19.66 ID:8DQaGz2h
上条フラグ…それは端から見ると羨ましいのだが、現実は既成事実の捏造、
結婚強要のスリルな日々、どんな事があっても決して真似をしないように
美琴「何?訳の解らない事を言ってるのよ!アンタ!」
黒子「逃がしませんの類人猿さん♪」
初春「観念してください♪」
涙子「てへっ♪上条さんの知り合いには全員知らせておきましたから♪」

136名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 17:39:20.66 ID:K/Z9oQmu
>>135
黒子と初春が加わった途端に恐怖値が跳ね上がるな
137名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 21:27:57.49 ID:IFDWZRbm
>>128
それってvipじゃなかったっけ?
続編のエロ無しがSS速報だと思ったけど
138名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 21:38:51.39 ID:B6qDCuPL
現行じゃほとんどないけど、禁書板って呼ばれてた頃には結構あったな
代表的なんはゲス条さんとか
139名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 22:11:14.30 ID:IFDWZRbm
で、>>125はなんなんだ?
すげー気になる
140名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 23:51:38.25 ID:B6qDCuPL
>>139
黒子「……好きにすれば、いいですの」
141名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 00:08:39.15 ID:wJeAQHLZ
>>140
それは>>124の言ってるヤツではなかろうか
142名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 00:55:50.48 ID:Nn0WKCpm
過去の有名どころはまとめサイトやお勧めスレでよく挙がるし
新作や埋もれたニッチ向けとか知りたいわな
143名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 01:05:14.95 ID:9ycrtXvs
>>127
エロとか全体のレベル高いのな。心理描写が強すぎる気もするけど。
144名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 02:22:26.14 ID:0z0vuYnK
>>139
美琴「一日でいいの」
145名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 09:35:49.19 ID:t0nd5XJg
>>127>>140>>144
なかなか実用的だな
146名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 12:18:51.68 ID:T5TlJf25
ここはエロパロと全く関係ないスレのSS案内所なのか
147名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 13:39:10.53 ID:UayPCOcX
そう思うならSSを投下してくれ
148名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 13:43:38.25 ID:RhAQB7sz
150レス近くまで1本しか投下ないとか……
149名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 13:53:32.08 ID:DGldAQ9/
>>147
お前が言うな
150名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:30:29.29 ID:BqBmVa3R
すいません
>>13-14の者です

バレンタインに投下しようと思ってたら大分日数立っちゃいましたが
バレンタインSSを書いてみたので投下しようかと思います
やっぱりエロはありません
151しあわせなバレンタイン:2012/02/19(日) 03:32:37.95 ID:BqBmVa3R
                1
「はあ・・・」
神裂は居間のカレンダーに慎ましやかに赤丸をつけられた日付を見て、思わずため息をついた

彼女は必要悪の教会という魔術組織でもエースを張るクラスのバリバリの現役魔術師なのだが
何故か今はとある高校学生寮の管理人などという役職に甘んじている
それもこれも彼女の上司の気まぐれによるものなのだが、今はそんなことを気にしている余裕も無い

そう、今日は聖バレンタインデーなのである
その昔、キリスト教の偉い人がどーしたのこーしたのとか
さらには、日本のチョコレート業界がどーしたのこーしたのとか
まあとにかく、有り体に言えば「女性から男性に親愛の形としてチョコを贈る日」となっている

彼女の所属する天草式自体が元はキリスト教から端を発するということもあり
バレンタインについての考え方は宗教的にも決して否定されうるものではないのだが
仏道や神道などが混在した多角宗教融合型になるにつれ、色んな思想や方針を取り入れている
つまりは、ごった煮であるがゆえに明確に信仰すべき絶対的な指針というものが存在せず
結局こうやって答えを出せない時に頼れるのは己が己の中で提示した絶対なる真理のみである

「救われぬものに救いの手を!!」

結局、帰結するところはそこである。
そう。これは救済なのだ。チョコを貰えぬ哀れなる子羊に天に代わって恵みを分け与えることは
本来一切悩むに値しないことなのだ。
だが、先月より、同組織にて自分の不在時に教皇代理を務めて貰っている男に

「このイベントこそが積もりに積もった恩を返しに行けるチャンスなのよな
今まで散々お世話になってきた者に不義理を働くのは如何なものかと思うのよ。
真っ当なる人間であるならば全裸にチョコをコーティングしてリボンを巻いて
『私を食べてください』ぐらいは言って然るべきだと思うのよな!」

こう言われて、即座に七閃で斬り刻んでやったものだがそこは多くは語らない
また、同学生寮に住む金髪グラサンの胡散臭い風体のいかがわしい同僚には

「いいかねーちん。俺がお前にアドバイスできることはそう多くは無い
だから何も言わずこれを着て指定された時間に隣の部屋のドアをノックしろ
俺がふんじばってでも、アイツを部屋で待機させておいてやる
そこでこの秘密アイテムを使えば男なら誰だって奮い立つ。
気がつけばもう半年以上も煮え切らない状態を続けてきたイライラ関係に
今度こそ終止符を打ってやる時が来たんだ!!」

そう言われて渡された紙袋がひとつ。
また奇妙奇天烈なゲテモノメイドだろうと嘆息する
しかし今さらこの程度のことで動じてはいられないので意を決して袋を開ける

――そこにあったのは紐だった。
両胸と股間の部分だけが申し訳程度に隠れるようなキワモノだった
もはや水着などと呼べるシロモノではない。素直に素っ裸になったほうがまだマシかもしれない

「着れるかぁぁぁぁ!!!!!!」

声を荒げて絶叫しつつ、地面に叩きつける。ドッと疲れが押し寄せて来る気分だった
自分はチョコの渡し方を聞いたはずだったが、あまりに脱線振りに頭が痛くなってくる。
ハァ、ハァと息を切らし、とりあえずお茶をいっぱい飲んで落ち着くことにする
152名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:33:17.06 ID:BqBmVa3R
ともかく、周りからの茶々がやたら多かったとは言え、結局は自分の問題なのである
前置きが長くなったが、結局やるべきことは『彼』に今テーブル上に置かれたチョコを渡すこと
たったそれのみである。

しかし、たったそれのみのことが何故だかこうも足を鈍らせる
たかが半年、されど半年の付き合いである
なまじ今まで隣人として友好的な関係を築いてきただけに、
突然このようなマネをしでかして「勘違い」されたら・・・
何と言うかそう、色々と困るではないか!!

世の中には「義理」という言葉もあると知った
特にそういう感情を持ってはいないが、職場などでお世話になっている上司や同僚などに
労いの意味で渡すもので、そこにあるものはあくまでコミュニケーションの一環的なものであり
決してそういう関係に発展するものではないという

そうなのだ。だからこそ何食わぬ顔で渡せばいいのであって本来とても簡単なことだ。
だがしかしだ。せっかく英国の同僚・オルソラ=アクィナスより師事を賜って
決して得意とはしない洋菓子作りに丸一週間もの月日を費やしてまで作ったものをだ

「これはいわゆる義理チョコと言うヤツです。決して他意はありませんので余計な詮索をなさらぬよう」
「そっか、サンキュ」

こういう一言で、ひょいぱくと口に入れられ、ものの三秒で食べられてしまおうものなら
それはそれで立ち直れないかもしれない
というかあの男はそういう男だ。こちらが何を考え、何を想って作ったかの過程など一切伝わらず
朝遅刻しそうな時に慌てて口に突っ込むパンなみのぞんざいさで消化されてしまうことだろう
せっかくの力作がそんな扱いをされるのはあまりに忍びない

かと言って、このチョコがどういうものであるかと詳細に説明してやることなど絶対に出来ない

善意はその見返りを他者に求めた瞬間から偽善と成り下がる
このチョコを渡すことが『彼』に自分のそうした浅はかな思惑を連想させるだけの結果しか
生まないのだとしたなら。それは自分の想いが一瞬で虚仮になった瞬間に他ならない
自分がこのような浅ましい女であると、軽蔑されてしまう危険性を孕むかもしれない。

いや、「軽蔑される」のならまだいい。「憐れまれる」ことが一番耐えられない。
自分が必死であればあるほど、その想いを見透かされることこそが最も精神的に立ち直れない

…この調子で、神裂は2月13日深夜からずっと悩み続け、机の上に置かれたチョコとにらめっこしながら
あーでもないこーでもないと思索を繰り替えしつつ、気がつけば2月14日の時計は既に正午過ぎまで回っていた

「しまったぁぁぁぁ!!!!!?」

神裂が完全に我に返った時にはもう昼2時すぎになっていた。
これで作戦の第一段階「早朝の玄関先の掃き掃除時の『いってらっしゃい』作戦」が
使えなくなってしまった。痛恨のミスである。

あの男は帰る時間がまちまちのため、一日のうちで確実に接触できるタイミングがここだけだったのに。
ともあれ、過ぎたミスを悔やんでいても仕方が無い。今は考えるより行動あるのみである
153名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:34:25.67 ID:BqBmVa3R
               2
「はぁー…不幸だ――」
上条当麻は、机の上に突っ伏して口から出すに任せてため息を吐く
今日は聖バレンタインデー。
リア充が世に蔓延する浮ついた空気に耐えられない負け組がグチを垂れ流す日である。

「…チョコが欲しい…」

ヒュッ…
何かが風を切る音がした。その音をいち早く察知した上条は慌てて机から横っ飛びに離れた
ガシャアアアアアアンッッ!!
上方から突っ伏した上条の後頭部目掛けて振り下ろされた正拳が二つ、上条の机にヒビを入れる。

「「ちいっ…!外したか!!」」
「何すんだテメェら!!殺す気か!!」

机の横に移動する形でパンチを避けて、地面に伏した形となった上条が見上げた先にいる二人の大男。
一人は金髪にグラサンで如何にもチャラついた外見の男「土御門元春」
もう一人は青い髪にピアスをして関西弁を使う謎の男「青髪ピアス」見た目そのまんまの通称である。本名は不明

「カミやん…お前はいい加減、自分が吐いていい台詞とそうでない台詞を学習するべきや」
「特にこういう浮かれた日は尚更な。神経が過敏になっている男どもに後ろから刺されても文句は言えない日だぜい」

何やら圧倒的に重い負のオーラをバックに背負った二人の男を前に、一瞬だけ後ずさる上条であったが、
すぐ気を取り直して立ち上がる。何かわからんが二人は本気だ。下手な言動次第ではマジで命が危ない

「えっとその…何かあったのかお前ら」
「「『何も無かった』」」

返答は簡潔にして明瞭だった
「この日この時において『何も無い』ことが男にとってどれほどの意味をもつかお前に分かるんかカミやん。」
「義妹からのメールを前日からずっと待ってたのに、一通も来ないし、こっちからメールするのは何となく
ガッついているようでカッコ悪いからと携帯封印していたけども耐え切れなくなって一通だけ遠回しに確認メールを送ったら
今日の日付すら忘れられていたという義兄の気持ちがお前にわかるかカミやん!!」

血涙を流し、絶叫する二人の漢
何かこの日に向けてよほど期することがあったようだが、それが叶わなかったことでこっちまで
被害を及ぼされてはたまったものではない。

「ちょっと待て落ち着け二人とも。そもそも今日は俺だって一個もチョコ貰っていないんだ」
「「嘘つけやコラぁぁぁぁーーーー!!!」」

もう何を言っても殺されそうな気しかしないので、とりあえず落ち着いてもらうために
空っぽの鞄と下駄箱を見せた。

「今朝からずっとこんな調子だ。言っちゃなんだが俺だって世を嫉みたい気持ちは決してお前らに劣らない」

二人は何かを考え込むような調子でお互いの顔を見合わせていたが。
やがてその顔がパアッと明るくなり、上条の手を握って感涙にむせぶ

「俺たちはずっと友達や!カミやん!!」
「一人はみんなのために!みんなは一人のために!決して一人だけ幸せになることなかれ!」
「ああ!実に空々しく白々しい友情をありがとうお前ら!!!」

そろそろ本気で友達って何なのか考え直したくなる上条であった。
154名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:36:37.35 ID:BqBmVa3R
                 3
ともあれ、上条は帰宅の途についた。
学園都市はバスの終電も早く、門限も定められているため
日が落ちるまでに帰らなければならない規則がある。
自炊派である上条は今朝チェックしておいた本日のスーパーの特売に合わせて
買い物をしてから帰ったため、時刻は夕方6時近くになろうとしていた

「そういえば今日は何でか女子に出会わない日だったなー」

何の気なしに上条が今日一日を振り返ってそんな感想を洩らす
ゲタ箱がカラだったのは言うに及ばず、親しい女子は今日に限ってみんな早退
小萌先生すら、HRが終わったらあっという間に姿を消していたほどだ
しかしまあ、そんな日もあるだろう、と上条が気楽に考えて帰途についた

ふと後ろの茂みががさがさっと動き、その後姿を見守る複数の人間が姿を現した
「よし、上条当麻は予定どおり寮に帰宅したのよな」
「今日一日、彼に張り付いて身辺の調査をしていましたが
不自然なほど病人や怪我人の多い日でしたね」

黒髪ロングの少女が二人ほどいた。博多人形のように物静かなほうは
白い包みを持って教室に向かう途中で何故か階段から足を踏み外して保健室に運ばれた
委員長然とした勝気なほうは、赤い包みを手に教室の机で一人でずっと思案していたが
昼食の健康食パンの賞味期限が切れていたらしく腹痛で救急車に運ばれていった
その他にも何人か似たようなケースで何台か救急車が呼ばれた。
こうまで事故が続くと流石に気味が悪い。

「ともかくだ、これで後は女教皇様の到着を待つだけなのよな」
「それがあの人、今は10学区に迷い込んで現地のスキルアウトと目下交戦中です」

「一体何をやっているのよ神裂火織ーーーーー!!!!??」
155名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:37:17.07 ID:BqBmVa3R
                4
気がつけば日はとっぷり落ちていた。
よく考えたら自分は上条当麻が通っている高校の名前を知らない。
どこへ行けばいいのかよく分からなかったが、まあ彼や土御門のようなガラの悪そうな
学生のいる学校に違いないだろう、ということで如何にもチンピラ然とした
トレパン姿で茶髪の男に話を聞いてみることにした

「すみませんが少々道をお尋ねしたいのです
貴方のように髪がボサボサで見た目アホっぽくて女性に無頓着で
そのくせやたら喧嘩っぱやいツンツン頭の高校生のいる学校を知りませんか」

「絶望した!何か初対面の痴女みたいなカッコした姉ちゃんに一瞬でコケにされた気がした!!」
「落ち着け浜面!!本当のことなんだからしょうがねえだろ!!」
「黙れ半蔵!俺はこれでも女性関係は優しくホットなクールガイでキメてんだよ!!」
「嘘をつくな!あの眠そうな目をした姉ちゃんやオバサンみたいなカッコしたレベル5に
何度お前の身辺調査を依頼されたと思っている!!」
「あっ、テメェ!あいつらに情報を流していた元凶はテメェだったか!!
おかげで何度俺が死に掛けたと思ってんだ!お前も死んで詫びろ!!」
「全て自業自得なんだよ!死ぬならお前が死ね!!!」

何だかお取り込み中のようで、これ以上情報が聞けそうにないと判断した神裂は
そそくさとその場を後にし、聞き込みを再開した。
彼女は昼ごろからそんなことを繰り返して、何でかスキルアウトを3つほど壊滅させてしまっていたのである。

「・・・何で私はこんなことをしているのでしょう?」
「それはこっちが聞きたいのよな!!」

ふと見上げれば見慣れた顔が二つ。元教皇代理の建宮斎示と、骨太の体格をした牛深だ

「ようやく見つけたのよなプリエステス!余計な道草を食ってないでさっさと寮に戻れ!!」
「いえでもまだ彼の学校を見つけていませんし」
「あの人はとっくに学校終わって帰ってるんですよ女教皇様ーーー!!」

時々この女教皇様は果てしない天然になる気がすると、頭を抱える建宮と牛深だった。
156名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:39:22.48 ID:BqBmVa3R
                5
2月は流石に日が落ちるのも早い
上条が買い物を済ませて部屋に着いたのは午後6時前だったが、既に廊下は真っ暗だった
今日は特売日だったのでいつもより多く買い込みすぎてしまったな、と苦笑しつつ
足早に部屋を目指してエレベーターから降りる上条だったが
ふと、部屋の前に見覚えのある人影が佇んでいた

「ようカミやん。待ってたぜい」

金髪グラサンの胡散臭い男である。この男に関わる度に死に目にしか遭わされないので
全力でスルーしたいところだったが、部屋の前に陣取られてはそうもいかない
「…で、何の用だ?土御門」
上条は嘆息しつつ、両手一杯に持っていた買い物袋を取りあえず下に置いた。
「まぁ何と言うかちょっとした野暮用でな。そろそろ向こうの段取りもついただろうから
こっちはこっちでお膳立てをってな」
何を言っているのかさっぱりわからない

「舞夏から放課後にようやくメールが来てな。1週間ぶりにウチに来て飯を作ってくれるって言うんだにゃー
見よカミやん!この燦然と輝くチョコを!もはや今のオレは最高に充実したリアルに生きる勝ち組!
すまないカミやん!!オレ一人だけ先に大人の階段を登っちまった!!」

昼間とはまるで別人のような浮かれっぷりだ。あれどう見ても市販の100円チョコに見えるんだが
そんなものはまるで関係ないらしい。こいつぐらい単純だと人生幸せだろうなー

「あ、いやいや。そんなことは取りあえず置いといてだ。とりあえず部屋に入ろうかカミやん」

一旦ノロケモードが始まったらここからが長いことに定評のあるこの男が話を途中で切り上げるとは
これはよほど重大な用件に違いない。上条はただならぬシリアスの雰囲気を感じた。
とりあえず土御門を居間に通し、茶の一杯も出してやってガラステーブルに向かい合ってようやく話し合える態勢を整えてから

「…唐突だがカミやん。お前、最後にヤったのっていつ?」

ドガァァァァ!!!!!
上条は全力の右拳を持って土御門を壁に吹っ飛ばす。

「ま、待て待て!言葉が足りなかった!んじゃ出来るだけ直接表現を避けてだな、
最後にケダモノと化して猛り狂う欲望を可憐な肉壺にぶち込んだのはいつかという話でだな」
「婉曲的に言っても同じだ!むしろ余計卑猥になってるし!どんだけ真顔なんだよ!!」
「んじゃお前まだ童貞?」
「………悪いか」

しばらく部屋を無言の静寂が支配する

「そうかカミやん…。お前は大人の階段どころか一皮剥けるところすら行ってないんだにゃー」
「いい加減シモネタから離れないと本気で殺しかねんぞ」

目に涙まで浮かべて、心底憐れんだような表情で肩に手を置いてくるこの男に殺意が沸いた
しかしそんな空気は全く読まず、土御門は平然とした顔で口を開く
「んじゃお前チョコとかはどーしてんの?」
「どーしたもこーしたも、俺は生まれてこのかたチョコなんて貰ったことがないんだよ」
「お前女子の知り合いいくらでもいるだろ?義理くらいないのか」
「知らねぇよ。義理だか何だか知らないけど貰ったことないもんはしょうがないだろ」
157名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:40:36.72 ID:BqBmVa3R
土御門は何となく理解した気がした
これが上条当麻。誰よりも人望を集めるがゆえに肝心なところで最も人望が集まらない
誰一人からも認められず気に掛けられない孤独を不幸と呼ぶのではない
万人から認められつつも彼に訪れるべき「幸福」は全て何らかの形で彼の元まで届くことは無い
故に徒労。積み重ねた想いはどんなに膨れ上がっても決して絡まることなく平行線を保つ

それこそが『不幸』。

どんなに想いが強かろうと因果の強制力がそれを排除する
まるで神様とやらが決して彼の『幸福』を許さないかのように
そしてそれは間接的に、彼に関わった女子達にも影響を及ぼしていく

(……こいつは予想以上に根が深そうだぜい。
カミやん自身の鈍感さとかねーちんの奥手さとかそういう気持ちの問題じゃない
『運命』ってヤツが相手とかどんだけ『不幸』なんだよカミやん)

「どうしたんだ土御門?難しい顔して」
「何でもねぇよカミやん。オレも神様ってヤツを一発ブン殴りたくなってきただけだ」
「??」
相変わらず土御門の言うことはワケがわからない
そうこうしてるうちに、土御門の携帯が鳴った。
誰かと二、三会話をしているようだったが、携帯をパチンと閉じると
「悪いカミやん。オレ急用が出来たから帰るわ
だがカミやんはしばらくこの部屋にいてくれ。頼むから絶対出ちゃダメだ」
それだけ言うとそそくさと部屋から出て行ってしまった

「なんなんだ…?」

上条はいつにも増して理解し難い土御門の行動にクビを捻った。
158名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:42:06.93 ID:BqBmVa3R
                    6
…とまあ、色々紆余曲折があって、ようやく神裂火織は上条当麻の部屋の前まで来れた。

あの後、自動車を片手で持ち上げる少女や白い電磁波でコンテナを消し炭にするような女性との
争いに巻き込まれて交戦していたとか、騒ぎを聞いて駆けつけてきた空間移動能力者の風紀委員と一戦交えたとか
ここまで辿り着くまでに無用な戦闘を幾度も繰り返した

今日一日色々なことがあって、肩で息をしている建宮たちは、部屋の前で人差し指を構えたまま
固まって動かない神裂を訝しんだ。
「えっとその…こういう時は、何と言って入ればいいのでしょう?」

ピンポーン♪
建宮は無言で部屋のチャイムを押す

「まだ心の準備が!!」
「知るか馬鹿!もう後は自分で何とかしろ!!」
いよいよ堪忍袋の尾が切れた建宮は、神裂の尻を半ば強引に蹴り込むような形で部屋に放り込んだ

「な、何をするのですか!?」
バタァン!!
神裂が部下の非礼を咎めるよりも先にドアを締められた

「か、神裂…?」
全く予期しない突然の来訪者に目を丸くする上条
しかも状況は最悪だった。というのも。
久々に開放感を味わうかと言うことでひとっ風呂浴びて、
そのまま腰布一枚で出てきていたのである
それが、ドアが閉められた振動でハラリと取れた状態…

つまりは、全裸だった
「き……やぁぁぁあああああーーーーー!!!」

神裂は絶叫したかと思うと、鞘で思いっきり突きを入れて上条の胸を殴打した
彼はそのまま空を舞って天上にぶち当たり、ベッドのほうに落ちてくる。

「か、上条当麻!!?」
我に返った神裂は、顔を青くしながら彼の元に駆け寄る。
普段の彼女ならば、男の裸ぐらいで取り乱したりはしなかっただろう
しかし今は精神的に大分余裕が無い
数日前からほぼ徹夜を繰り返して悩み続けて全然寝ていない上に、
今日一日で一体何回の戦闘を繰り返してきたかわからない
身体はすっかり温まって完全に戦闘モード状態なのである。
有り体に言えば、テンパっていた。

自らの不明に心底呆れつつも、今は自責に費やしている場合ではない
神裂は出来うる限りの看護にあたった。…股間を出来るだけ見ないようにタオルで隠しながら
159名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:43:48.92 ID:BqBmVa3R
                7
「…あ、め、目が覚めましたか?」

上条が目を開けた時、そこにはおろおろした顔でベッドに寝かされた
自分の顔を覗き込む神裂の姿があった。
胸に包帯を巻かれ、毛布を掛けられている。当然のように全裸だった
今の状態の彼女に着替えをさせられる余裕は無い。
時刻は既に午後11時を回っていた。
最後に確認した時間が午後7時だったから、4時間も寝ていたことになるのか。

神裂はしばし何かを逡巡していたようだったが。
すーは、すーはと深く息を吸って深呼吸を始めた

「すいませんでしたっっ!!!」

夜中だと言うのも構わずの大声で全力の謝罪をする神裂
本来、こんな形で彼の前に現れるはずではなかった。
もっとこう、裏庭の木の下でもビルの屋上でもどこでもいい
人気の無い場所で二人きりになり、彼にチョコを渡すはずだったのだ。
それがいつの間にかこんなことになってしまっている。
もう神裂は自己嫌悪で頭がおかしくなりそうだった。

「い、いや、気にしないでいいから…。
つかその…ちょっといいか?神裂」
「は、はい、何でしょう?」

上条は咳払いをひとつすると、重々しく呟く

「着替えたいんだけど」

顔を真っ赤にした神裂は脱兎の如く駆け出し、そのまま
ドアを開けて部屋から出て行ってしまった。
約1分ほどした後、上条に呼ばれて部屋に招き入れられ、ようやく仕切り直しである。
上条は居間のテーブルの座布団で、神裂が入れたお茶を受け取っていた
普通逆だよなーと思いつつも自分とは入れ方の違う渋いお茶を啜りながら寝ぼけた頭を覚醒させる

グゥ〜〜

上条の腹の虫の音だった
そういえば今日は紆余曲折あって結局何も食べていない
その音を聞いた神裂は、今この時こそが好機では無いかと思った
自分が夢想していた、少女漫画的な展開はないかもしれない
空腹を満たすためだけの一個の黒い塊にすぎないのかもしれない
しかしそれでも良いと思った。もはや彼に報いられるのなら、
自分の個人的な感傷などは二の次であった。
160名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:45:44.98 ID:BqBmVa3R
そう思って自分の懐に手を入れるが、再び神裂の顔が青くなる

「・・・・・・ないっっ・・・・・・!!!?」

神裂は狼狽し、自分の身体中をパンパンと手を叩いて突っ込んで探し回るがどこにもない。
そういえば今日はやたら戦闘の多い日だった。『どこかで落とした』か!!?
神裂はくずおれ、心底悲しそうに目に涙まで浮かべながら自嘲する

自分は一体何をやっているのだ
こんなことなら最初から体裁など繕わず、黙って渡しておけば良かったのだ
それを個人的な理想のために何日も無用の時間を費やし、挙句の果てがこのザマだ
自分の我が侭のために仲間まで巻き込み、その果てに彼まで傷つけてしまった。
もう消えてしまいたい。こんな馬鹿な自分などいなくなってしまえばいい。

頭の中でグルグルと、取りとめも無い思考が渦を巻く
その間、上条もまた心ここに在らずといった風情の神裂の様子に狼狽していた

「…n裂っ…!おい!神裂!!」

上条は両手で神裂の両肩を掴み、ガクガクと頭を揺さぶっていた
ふと我に還った神裂は、上条と目を合わせるや否や、伏目がちに目を逸らした
もう真っ直ぐに彼と向き合うことすら出来ない。自責の念でいっぱいの今の精神状態では
まともに相対することすら限りなく困難と言えた。

「…申し訳ありません…」
かろうじて搾り出せた言葉がそれだった
それだけ言うと、よろよろと部屋の出口に向かって足を進めようとする
「お、おい!どこ行くんだよ神裂!」
無言だった。正確には何か言いたくても言葉にならない
本当に自責を感じるなら、ここで上条が治るまで手厚く看病して
少しでも自分の非の責任を取り、献身的に報いるべきであっただろう。当然そんなことも分かっている
しかし、それ以上に今の彼女はいたたまれなかった

今この場にいることが何よりも辛い
これ以上彼の顔を見ているだけで胸が押し潰されそうになる

結局逃げるのか

心のどこかで冷静な自分がそう嘲った気がした
思えばいつもそうではなかったか
人を護りたいがため、剣を取った。人を幸せにしたいがため、戦った。
仲間を傷つけないため、その元を離れた。

だが、今になったらわかる。そのいずれも、本当に護りたいのは自分自身ではなかったか

自分の弱さを受け止める強さが無い
さればこそ、自分が生まれ持った力を糧に力を振りかざすことで上等な自分になったような気がした
人のために尽くしていると自分を納得させられる瞬間だけ、自分は自分でいられた
それを続けなければ、自分が自分に押し潰されてしまうから

「……ごめんなさい……」

もはや誰に謝っているのか分からなかった
それは上条への謝罪であっただろうし、自分自身を悔いる天への懺悔でもあった

161名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:47:04.76 ID:BqBmVa3R
             8

上条当麻は、不幸だった。
いつから不幸だったかはよく覚えてない。ただ物心ついた時から不幸だった。
しかし、彼は自分が受ける迫害や嘲笑を不幸だとは思わなかった。
自分がどれだけ傷つこうと、罵られようと、それを不幸とは感じなかった

彼が不幸だったのは。
彼がいるだけで周りの人間全てを傷つけるからであった。

自分が傍にいるだけで。無関係な他人が傷ついていく
自分を中心に数限りない災厄が起こり、それに巻き込まれる形で多くの人が怪我をした
だから思った。「もうこれ以上誰かが苦しむのを見たくない」

だが、彼は間違いなくただの一般高校生だ。
世界中全ての人間を助けられるはずはないし、その力も無い
だから、彼は自分の手の届く範囲だけ護ることにした
その届かない範囲で泣いている人間を見た時は胸が痛んだ
でも、しょうがないじゃないか。俺には力が無いんだから、と自らを慰めた

『偽善使い』

誰言うことなく、自分で自分を嘲笑うために生まれた言葉
そしてそれこそが、上条当麻という男そのものだった。
162名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:48:30.62 ID:BqBmVa3R
               9
神裂が泣いている。
上条はそう感じた。

涙を流しているわけではない。忘我状態で表情は無いが、上条は確かにそう感じ取れた。
このまま行かせてはならない。と思った。
気がついたら、上条は神裂の手を取っていた。
今ここ、この時に手を離してしまったならきっと取り返しのつかないことになる
そんな気がした。

「……離してください……」
「いいや、離さない」

幽鬼のような表情で呟く神裂に対し、あくまで敢然と正面から目を見据える上条
「…ならば、仕方ありません」
ドガァァァッッ!!!!
「がぁぁぁっっ!!?」
言うや否や、一本背負いの態勢で上条を投げ飛ばす神裂
ガラステーブルが砕け、上条の体のあちこちに破片が刺さる。
上条を傷つけたことに狼狽した彼女としてはあまりに矛盾した行動である
しかし、きっかけが何であれ、自分を支えていた柱が崩壊した
今の彼女にとっては、自分の行動を邪魔するものは敵でしかなかった
あるいは、自己停止することでようやく自分を保っている状態とも言えた。

地に伏せた上条を一度見下ろすと、再びくるりと玄関口へ歩を進める神裂
「ま、待てよ・・・っ!」
しかし上条は痛む身体を押して、神裂の右足首を掴む
ピタリ、と神裂の体が止まった
神裂は少しだけ足を浮かせると、そのまま上条の左手の甲を踏み潰した
「ぐっがぁぁぁぁぁあぁああああ!!!!!?」
上条の左手の骨がミシミシ、と悲鳴をあげる嫌な音がした
「…お願いですから、ジャマをしないでください…」
表情の無かった神裂が、一瞬だけ眉を歪めた気がした
声色からも僅かに動揺の色が伺える。彼女も彼女で、精神的にいっぱいいっぱいなのだろう

上条は右手で神裂の左足首を払い、そのままバランスを崩した神裂は倒れこんでしまった
その期を逃さず、上条は彼女の身体に馬乗りとなり、両手を押さえつける
「…何のマネですか…」

彼女は聖人。上条は一般人。
本来ならばこのような拘束は無意味である。
神裂が何気なく身体を起こすだけでそのまま上条を吹っ飛ばせるぐらいの力量差はある
しかし動けなかった。
思考停止することで自己を護っていた神裂が、上条と真正面から向き合い
彼の目を見続けることで心の中の何かが悲鳴を上げていた。

「…んでですか」
ともすれば聞き逃してしまいそうなか細い声だった
しかし段々と頬に赤味が差してきた神裂は、声を荒げ、絶叫する
163名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:49:49.34 ID:BqBmVa3R
「何でですか!何で貴方はこんなことをするんですか!
私なんか止める必要ないのに!貴方の前から消えたほうがいいのに!!
私はいるだけで貴方を傷つける!私の存在が貴方に影を落とす!!
だから私は貴方の前から消えたい!貴方を傷つけたくない!
私が傷つきたくない!!誰もいない場所に行きたい!
悲しくならない場所に行きたい!もうこれ以上悲しいのは嫌なの!!」

もはや何を言っているのか自分でもよく分からなかった
ともかく、離して欲しかった。逃がして欲しかった
聖人としての全身全霊を費やし、全力を込めてどこまででも逃げ続けたかった
しかし、どこまで行っても逃げられない。彼女を追い立てているのは彼女自身だから

「…そうやって逃げ続けて、どこまで行く気だ」
ぼそりと、低く、しかし明らかに怒気の篭った声が漏れた

「ふざけんじゃねえ!!
自分がいなければ傷つかない!?だから自分はいないほうがいい!?
そんなのはテメェ自身が傷つきたくないための方便だ!都合のいい言い訳だ!
テメェは傷ついた人を護ってきた!多くの人たちの幸せを願った!!
しかし本当はただ自分が幸せになりたかっただけだ!
自分のせいで傷ついた人間を見ることに耐えられないから!
自分の目に映る全ての視界から『不幸せな人間』を消したかっただけだ!!
この世の全てが幸せな人間なら!自分も幸せになってもいいはずだって!
そう『自分に許してもらう』ために頑張って来たんだ!!」

それは翻って上条自身に刺さる言葉
だから、吐いた上条自身が痛かった。
吐かれた神裂も、痛かった。

「ならばどうすればいいんですか!!!」
神裂もまた、怒気の篭った声を荒げる

「自分独りだけが幸せになっちゃいけないって、ずっとそう思ってた!
自分が生まれ持った力は!人を幸せにする義務を課せられたものだから!!
だから私には自分の幸せを願う権利なんか無かった!なのに!!
貴方に出会ってから全てがおかしくなった!!
『幸せになりたい』と思った!私みたいなモノが!分不相応にも!
自分が精魂込めて作ったチョコを『美味しい』と言ってもらえる瞬間!
ただそれだけが見たくて!似合わないことを続けてきた!!
そうした私のエゴが人を!貴方を傷つける!こんなモノは私が願っていいことではなかった!!」

ドガァァァァァッッッ!!!!!
早口でまくしたてる神裂に対し、上条は大きく仰け反ったかと思うと
背筋の力でもって全力で神裂の額に頭突きをぶつけた。

「自分が幸せになっちゃいけないなんて誰が決めた!!
幸せになってもいいんだよ!自分が幸せになったことで誰が不幸せになったとしてもだ!
俺たちみたいなちっぽけな人間は自分の世界で与えられた幸せを甘受していい!
それを偽善と呼ぶなら呼べ!堕落と呼ぶなら呼べ!!
幸福の椅子を他人に譲り渡し続ける人生は幸福でもないし不幸でもない!
ただの馬鹿だ!他人を幸せに出来た自分で悦に入った酔っ払いだ!!」
164名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:51:48.46 ID:BqBmVa3R
「そんな身勝手は許されない!力を持って生まれたものはその力を万人に役立てなければならない!」

「それはお前自身が力に呑まれているだけだ!自分自身では力を律しているつもりだろうが
『他人のために』という強迫観念の元に自分を殺し続けている!!
他人を助け続ければいずれは『自分』に会えると思った!しかし気がつけば『自分』がどこにもいない!!
営々と自分自身に課せられた任務を遂行し続けるロボットがそこにいただけなんだよ!!」

「ロボットで…いいじゃないですか!
感情の無い機械なら!悩まずに済む!悲しまずに済む!苦しまずに済む!!
だから私はロボットを目指した!感情を殺した!感情を残したままでは
助けられる人の影に取りこぼされる助けられない人に胸を痛め続ける日々から逃れられなかったから!」

……上条は返答をしなかった。自然と神裂も黙る
重々しい静寂が場を支配し、やがて上条が口を開く

「…そんなのってさ、楽しくないだろ」
ぽつりと、そう呟いた
「人として生まれたからには人として幸せを求めるのは当然だろ
俺たちはあくまで人だ。神様じゃない。だから万人を幸せにしようなんて願いは
身に余る偽善だし、身の丈を越えた願いのしっぺ返しはいずれ自分がもっとも辛い形で還ってくる
それが分かった。だから俺はやり方を変える事にした。」
神裂は黙って聞いていた。既に腕の拘束は外れている。

「まず自分が幸せになる。その後で他人も幸せにする。」

「…は?」
神裂は、きょとんとした顔で上条の笑顔を覗き込んだ

「自分が楽しいと思ったことを率先して他人にもやってやるんだ
自分が楽しいと思わないことを他人にやったところで他人が楽しいと思うかどうかはわからないだろ?
だからまず、自分が楽しむ。その後で自分と同じくらい他人を楽しませられるならそれが一番だ」

「ですが、私にはそんなこと思いつきもしなくて…」
「何言ってんだ。お前はもう充分自分の楽しいこと知ってんじゃねえか」

神裂は不思議そうな視線を向けると

「チョコ、俺にくれるんだろ?」

ぼんっ!と、耳まで真っ赤になってしまう
「ああああれは単なる言葉のあやというかそんなこと私がするはずなくて!
そもそも貴方如きがそんなもの貰えると思っているとか自惚れもはだはだしいですよ
大体なんで私がそんなものを作ることが私の幸せになるんですか!それに…」

神裂の言葉はそれ以上続かなかった。上条が包帯を巻いた胸の中に引き込んで抱擁をしたからだ

「なっ!なななな・・・・・」
「俺はそれが幸せだ。だからお前も幸せに決まっている。決定事項だ」
そうハッキリと断言する上条に、神裂はクスリと笑うと、
「やっぱり貴方は自分勝手です。自意識過剰です。自惚れモノです。最悪です」
そうまくしたてると、一息ついて

「…でも、私もそれが幸せです」


後日、3月14日、エプロン姿でチョコを作る男の姿が見られた
俺あんときチョコ喰ってないのに理不尽じゃね?とぼやきつつもその後姿はどこか楽しげであったという
165名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 03:55:56.51 ID:BqBmVa3R
とりあえずここまでです
当初のバレンタインの期日まで出来てたのは実は4までだったんですけど
その後から思いついたものを書き足してるうちにこんな文量になってしまいました
そのため前半と後半で大分空気が違うのが反省点です
もう少し精進しようと思います
166名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 10:50:46.00 ID:EBlFEOSz
おつん
167名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 14:19:49.76 ID:ebqhfZZk
ギャグパートですごく笑えたw
面白かったよww
168名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 15:36:07.60 ID:XSTmUih/
乙です
ねーちんの暴走機関車っぷりと恋する乙女っぷりの揺れ幅がwww
何だかんだ言って締める時には卑怯なくらい格好よく締めるカミやんずるい…ずるいぞ…
あと土御門のいかにも10代男子な意固地っぷりがリアルすぎて、こんなところにも妙な甘酸っぱさがw

メインで登場するキャラは勿論だけど、それこそ舞夏みたいにちらっと名前が出る程度のキャラまで
いかにもそいつらしい行動してて楽しいわ。
こんだけの量ダレずに読ませるってすごい。掛け合いのテンポがいい。
ギャグ部分もだけど、シリアス部分で回りくどくなって流れが止まっちゃう事多いんだよなあ
台詞ばっかりって訳でもないのに説明過多でもなく、かといって不足もなくって難しい。
すごく面白かった。改めて乙!
169名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 15:53:14.67 ID:AoYLhCY+

ねーちんってこんなに可愛かったんだな
170名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 21:29:09.53 ID:dQnRGRxu
GJですぞ
171名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 21:38:38.11 ID:+LzRtE71
上条×吹寄が見たいぜ・・・
172名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 02:58:38.14 ID:TugaTX4b
GJです。もう"でした"かね
本当にテンポいいなー各章三回は噴き出したw
散々笑わせておきながらいざシリアスパートに入ったら恋乙女ねーちんでキュンキュンさせ、
最後には男前上条さんにこっちまでキュンキュンさせるという…
恐ろしい名作であった。

ねーちんはそろそろ、テンパった時に急所を打たない癖を身につけるべきw
173名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 03:01:43.63 ID:VIVxk7dT
なんというか、原作が大好きなんだろうなって伝わってくるSSだったわ
特に前半パートなんか各キャラに1ミリの違和感もねえ
GJ
174 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/21(火) 01:55:13.52 ID:J118e2Uv
175名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 15:12:46.41 ID:TL2CDHVm
GJです。自分もこれくらい書けたら良いなと思いました。
176名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 03:28:51.19 ID:rEMIt9T0
そういえば、上条さんに関わった女子って例外なく酷い目に遭ってるよね

自分のアパートにシスター匿ったら屋根に大穴を空けられたり
彼にローマ正教側に差し出されたばっかりにリンチを受けてボコボコにされたり
魔術師の貼った護符で昏倒して病院に担ぎ込まれたり
魔術師に勘違いで胸を大きく袈裟斬りにされて瀕死の重傷を負ったり
彼を狙ってきた神の右席の争いに巻き込まれて大怪我をしたり
騎士派の粛清の矢で瀕死の重傷を負ったり
虎の子のスペシャルカスタムを一瞬で木っ端微塵にされたり・・・

上条さんが関わらなければ酷い目に遭わなかった子は多いかもしれない
177名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 06:12:28.96 ID:pBiMTtRl
>>176
何か悪意を感じる見方だな。
書かれているうちの三人は、上条さんが関わらなければ死んでたと思うけど。
178名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 09:17:45.60 ID:jrxVCoa5
>>177
姫神も上条さんがいなけりゃあのまんま死んでたろうし、胴体大破裂した事だって上条さん全然責任ないのよな
……って書くと今度は微妙に土御門を責めるみたいになってしまうな
そんなつもりはないんだが
179名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 09:21:55.12 ID:MtCtenv2
アニメ版の描写だけは納得いかん
あの状態の姫神見つけて、無表情でノーリアクションとか
演出下手過ぎ
180名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 09:31:00.26 ID:Q23e0kxS
>>179
 さすがにそういう話まで持ち出すなら専用スレ行けよと言いたい
181名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 22:18:18.44 ID:KDsX2AHF
あわきんが上条フラグに陥落する話を希望。
182名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 23:37:47.47 ID:5DZXcv+J
姫神SSが投下される流れか
全裸待機だな
183名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 00:07:21.03 ID:CVZcu7e6
ここはグループにレイプされる話だろ
184名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 00:15:18.92 ID:+HHSb0lj
あわきんがショタを逆レイプする話
185名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 12:58:50.75 ID:0pgxAQlL
まばゆい光が美しく交差しながら騎乗位に乗った結標淡希は私、
上条当麻をの目の前でおよそDカップはあろうその豊満な乳房を激しく上下に揺らしていた。
その凄まじい腰振りは百戦錬磨の恥女のような一種異様な恐ろしさがあった。
さっきまで普通のお姉さんだった結標淡希は魔女のように豹変して襲い掛かってきたのであった。
「喋ってないで少しは腰を動かしなさい上条君♪」
   
186名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 14:23:37.65 ID:Akg3I+QG
>>185
うむ、簡潔でありながら夢想する余地を広く残した大変素晴らしい逸品だが
>普通のお姉さんだった
ダウト。

ハッ
もしかして上条さんがショックのあまり直前の記憶を自発的に書き換えているのか……!?
187名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 16:29:57.67 ID:dIVNNtDG
>>182-183
姫神がグループにレイプされる話とは胸熱
188名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 16:58:02.51 ID:PbDP0Tm5
>>187
「「「高校生はちょっと……」」」
 
189名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 17:21:26.84 ID:zPZDAHJz
それなら打ち止めと舞夏と美琴とショタとグループで乱交か
190名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 17:26:25.56 ID:0pgxAQlL
>>186
あわきんは猫を被っていた言う事でご了承くださいw
191名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 18:13:11.64 ID:jmj05wQF
>>187
一「12歳以下じゃねェと嫌だ」
土「妹キャラじゃないと嫌だにゃー」
エ「御坂さんと同じ顔じゃないと嫌です」
192名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 18:42:46.72 ID:mxRo1/I6
それを全部満たす相手なんて一人しかいねえじゃねえかw
193名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 18:47:25.78 ID:s5yq/gI9
ラストオーダーァァァァァァ!
194名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 19:12:17.18 ID:r2LgK25+
打ち止め輪姦レイプの流れと聞いて飛んできました
195名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 00:07:41.02 ID:7yNNrdRN
>>191
ねぇ、ミサカの事誰か呼んだ?
196 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/24(金) 07:53:10.43 ID:vcXs+so8
一「見た目も12歳以下」
197名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 08:44:03.53 ID:bFZX+q6I
ショタにレイプされ「くやしい。でも感じちゃう」と化す、あわきん

と思ったが敵役でショタって居ないんだよね。ゴスやら痴女やら女ではレパートリーが多いけど
198名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 11:51:24.21 ID:Id8OUj6V
あ、それわかるわー。とあるシリーズってホントショタキャラ少ないもんな。ロリは必要以上にたくさんいるくせに。
199名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 12:40:56.68 ID:x5t4yq3L
だからあわきんが上条を喰う話で良いのでは?

200名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 15:50:32.31 ID:S/4qZDHz
ロシアにいるじゃないの
201名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 16:04:22.17 ID:UO8nBcpx
>>200
それ言ったら香焼とか一方さんに助けられたモブ少年とかもいるわけで…
>>197の言う敵味方の区別が分からんからなんとも言えないが
202名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 17:23:00.81 ID:XSCuTL7Z
皆さんは
上条×  がいいですか?
私は御坂さんです
203名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 17:24:48.07 ID:S8jpICo7
黒子と御坂の3Pが至高ですが
あわきんやミサカハーレムなども捨てがたいです
204名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 17:27:21.83 ID:IeRWGFP8
いろいろあるけど上条さんはインデックスさんに搾り取られるといいと思うよ
205名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 19:10:35.95 ID:4+rVrBxG
やっぱりなんだかんだ言って上インに行き着く
上条さんとインさんは一線越えちゃったら絶対毎日ヤりまくりだと思うんだ
206名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 20:10:25.55 ID:EOEa5fUL
オルソラかな
ほのぼのエロ
207名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 20:23:45.80 ID:cLze6Gos
ほのぼのエロwwどんなんだよw
208名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 20:51:34.47 ID:UO8nBcpx
>>207
えっ
209名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 23:27:06.70 ID:cLze6Gos
えっ?
210名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 23:40:58.36 ID:Y/we1+M6
姫神




と見せかけての滝壺寝取り











からの姫神、滝壺の3P
211名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 23:45:44.57 ID:ntUwPCyk
>>209
ID変わるまで黙ってろ
212名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 01:17:37.31 ID:ECb5igGu
エロならインデックス、非エロなら姫神がオレ的至高
213名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 02:46:03.05 ID:/YZNy24r
皆さん人それぞれなんですね
214名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 03:15:39.51 ID:HykCMWtX
基本的に女キャラが楽しそうだったり気持ち良さそうだったりすれば、どんな組み合わせも好物だな
男の描写に入り込みすぎると一気に脳内賢者タイムに陥る
女が痛め付けられてたり嘘臭くヒーヒー言ってるだけだったりすると愚息も心も萎える
215名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 05:07:43.22 ID:cpMnXLKf
上条×レッサー、上条×アニェーゼ、上条×黒夜、上条×バードウェイ(姉)が好きです
216名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 08:10:42.48 ID:QRZUs2tc
男性向け男女CPはストーリーが完結した後二人の関係が続くんだか続かないんだか微妙な終わり方をするのが大多数
(ただし双方がもとから恋人同士設定である場合は別)であるのに対し、
女性向け男女CPは恋人同士設定の場合はいうまでもなくレイプ設定や付き合う前設定でも
『この後二人は恋人同士となり末長くイチャイチャしました』みたいな空気を匂わせる終わり方をしている。
例えば同じレイプものでも男性向けは事後放置だが、
女性向けは男キャラが
『好きだからこんなことしたんだよ…責任とるからつきあってくれ…嫌いにならないでくれ…』
な結末を迎えるみたいな。
217名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 09:23:52.18 ID:jHsC0/Lv
個人的には上条はハーレムエンドに終わるだろ?
218名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 09:24:55.90 ID:OsBwY8Wk
新約2巻みたいなのはもう勘弁
219名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 09:28:37.97 ID:HykCMWtX
>>218
パロ板で何言ってんの
220うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
221名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 02:12:13.70 ID:Jd3W+drx
何だお前?
222名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 10:54:20.50 ID:hWSsDtMj
上条さんて日本産、英国産、ロシア産、クローン、人外な女のアソコを
堪能しているんだな。脳内でランク付けとかしてるのかな……
まぁ締まりはインさんかロリ先生だろーけど。
乳や尻はわからん
223名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 11:04:31.75 ID:NV3pFUp/
フランスの香水で誤魔化しても括約筋はロシア女のものだ…
224名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 11:04:31.90 ID:1Qn6z65Q
上条さんサイテー
225名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 11:17:21.48 ID:MLVfJsVN
インデックス「と〜う〜ま〜逃がさないんだよ!」
当麻「ここだけは噛まないでソーセージじゃないんだし(涙)!」
興味津々でガブリ!と上条ジュニアに噛み付くインデックス。
インデックス「(がっかりした顔で)美味しくない…」
当麻「死ぬから勘弁してください!」
インデックス「(悔し涙を流す)美味しいと期待してたのに当麻の馬鹿!」
当麻「八つ当たりはよせ!不幸だ!」
226名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 11:24:24.25 ID:UUVpPdca
>>225
噛み付かれたのに余裕綽々な上条さんさすがやでえ…

でもインデックスは、美味しくないならないで納得して食べる事ができる子だと思うんだ
とうまのソーセージはおろかケフィアすらも出されりゃ一応は胃におさめるはず
227名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 16:30:01.79 ID:IDiXgf7r
ありえない展開だが、浜面が上条さんの取り巻き女を全員寝取る展開。
『もう浜面様無しじゃ生きていけない』となるまで徹底的にコマす
超絶浜面。

何か番外個体を破壊する勢いで犯す一方通行。
精神崩壊する寸前まで犯し尽くし、這い蹲らせ
『もう二度と逆らいません、許してください。お願いします』
と泣きさけぶ番外個体。

上条さんに関わった女性キャラ全員を孕ませる展開。
228名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 17:15:04.64 ID:kH/IVlHP
2月中にバレンタインネタが書き上がらないorz
不幸だ……
229名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 17:41:18.18 ID:1PYwTx9i
だから寝取りは相思相愛の仲じゃないと成立しないと何度言えば
つまり上条さん関係じゃ誰が相手でも成立しないんだ
インさんがかろうじて成立するかしないかのレベル
230名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 17:49:16.10 ID:InFhS4Ho
インデックスさんでも、寝取りレイプとかじゃなく心奪うタイプだったら祝福して送り出しそうだがな・・・
231名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 18:17:02.22 ID:FxPRryB+
心中複雑だけど笑顔で送り出して
いなくなった後に寂しくなってやりきれない気持ちになる展開だな

レイプ寝取りだったら相手が誰であろうとそげぶすると思う
堕ちてる堕ちてないとか関係なく知り合いが酷い目にあってる時点でそげぶ対象になるだろうし
232名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 18:40:04.03 ID:kF6T0D1V
>>231
それは寝取りではない…
233名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 18:44:07.35 ID:IBXw+9HG
>>223
ゴルゴ13かよw
世界各国の女と寝たからといって、実際そんなことが分かるのだろうか

麦野「ああ〜!ち、ちくしょう!こんなのってあるのぉ!!悪魔!人殺しっああ〜〜!」
浜面「・・・」
234名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 23:36:08.40 ID:xOPV1CgH
>>230
なんか美琴辺りとくっつくための導入でしかなさそうな感じ。
235名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 01:59:56.38 ID:YUYOrwCz
君たち、もう今ではSSマダー?すら言わなくなったよね
完全に雑談スレであることを受け入れてしまっているかのように見える
236名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 02:10:38.96 ID:Cg+OkIX0
>>227
ミサワさんは屈服しちゃったらおしまいだと思うなぁ
元々が対一方さん用必殺兵器なだけあって暴力的な手段じゃ何されても屈しないと思う
どんだけ屈辱的な目に会っても視線だけで人を殺せそうな目と不快な笑みで対応してくれるに違いない
でもそういう子が泣きながら許しを請うっていうのも凄くいいよね
鬼畜番外通行はすばらしいと思います

ただ原作もで命救われちゃっただけで丸くなったり割と仲良しなことを考えたら
無理矢理するよりも優しくしていったほうが堕とせるかもしれない
あれの遺伝子が入ってることを考えれば尚更そっちのほうが効きそう
一回惚れたらそのまま一直線なんじゃないかなと思います
なので甘々番外通行もすばらしいと思います

でもなんかラブラブチュッチュな番外通行って個人的にはちょっと違和感があるから
原作の悪友チックな二人の関係がベストだと思うんだよ
いつもは互いに冗談混じりで貶しあってるけど心の底では信頼しあっててツーカーの仲の関係が一番だと思う
当然ベッドの上でもそういう関係がベストですよ
ただの身体だけの付き合いに見えて通じ合ってる関係がいいと思う
面倒そうに乱暴にしてるように見えて実はすごく番外個体に気を使ってる一方さんとか
悪態つきまくってるように見えてキスされたり頭撫ぜられたりするとすごく嬉しそうにする番外個体さんとか
終わった後は背中をぴったり合わせてお互い悪態つきあいながら眠ったりするとすばらしいと思います

つまり何が言いたいのかっていうとどんな形であれ番外通行いいよねってことだよ
いいよね、本当にいいよね
なので誰か書いて
237名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 09:31:00.89 ID:JE2/VpCy
ミサカネットワークでレイプ・強姦・痴漢など何があったんだよ!!な凄まじい情報が
番外個体に押し寄せたらどんな反応するんだろ?
238名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 09:51:01.37 ID:CYZF4uSB
>>236
長文うざい
SSにしろ
いつもの番外通行長文妄想の奴だと思うが、なんで自分で書かないんだよ?w
239名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:25:45.26 ID:AmS8O7Y2
自分で書けとみんな簡単に言うがな
妄想をSSにして投稿するってかなりハードル高いんだぞ
240名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:39:54.70 ID:CYZF4uSB
こんだけ長文妄想晒した挙げ句誰か書いてはねーだろwなら自分で書けって言いたくなるわ
241名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 11:31:50.88 ID:XlhBLWrR
自分で書くと自分でなにやってんのって自問自答したくなる
242名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 12:06:25.61 ID:vXVp1bMS
じゃあ誰か書いてとか言わずに黙って待ってるべき
そのなにやってんの俺…感覚を乗り越えて投下して貰える作品を伏して待つべき
243名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 20:14:54.97 ID:KxY7wdQ7
何で番外通行妄想だけがこんなに叩かれなきゃならないんだ
番外通行が目障りな通行止め廚がファビョってんのか
244名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 21:01:22.30 ID:aVQEDWX1
何度も長文投下するわりには誰か書いてって言うだけだからじゃね
245名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:45:02.64 ID:SQVWS9HZ
>>239
初めてはみんなそんなものだ
レッツトライ
246名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 10:17:01.45 ID:dmBx9Xtr
W○E風に逃げ場無しのイリミネーションチェーンバーに強制参加させられる
私、上条当麻は5人の猛者どもから無事に生還できるのか?
禁書目録「許せないんだよ当麻(最後にドアが開く人)!」
美琴「ドアが開いたら真っ先にあいつを狙うわ(一番最初にドアが開く人)!」
神裂「五和が羨ましいです(二番目にドアが開く人)!」
姫神「美味しい所は私が頂く(三番目にドアが開く人)!」
五和「どうですか?私の奉仕は(上条ジュニアを銜える)?」
上条「やべえ、我慢できないって言うかレフェリーの吹寄は助けろよ!」
吹寄「嫌よ。貴様はこれぐらいお仕置きをしないと駄目(皆が終わったらマネーインザバンクで上条を追い討ちするチャンス)!」


247名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 01:28:58.61 ID:M2q5e+xf
>>134
教えてよ
248名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 05:40:14.30 ID:qwA4bP8x
>>239
文章構成能力が必要になるからな

頭の中では、漠然とこのキャラがこれこれこうというイメージは沸く
しかし、いざ書いてみようとなると、その乱雑なイメージを繋げるための文が思い浮かばない
妄想をただ書きなぐって行くだけではヤマなしオチなしイミなしの典型になってしまうので
やっぱSSとして書くからには起承転結とか構成をハッキリさせたいところだしね
自分が読んでて意味わからんものを他人が読ませる気にはなれないし
249名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 09:38:17.83 ID:3pGbBnQy
淫乱なあわきんが上条を篭絡するネタを投下

250名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 09:45:30.11 ID:3pGbBnQy
あわきん「ふふ、上条くん、御坂さんに見つからないようにしないとね」

そう言って結標は微笑むと、凹凸のはっきりした肢体をさらに反り、
仰向けの上条と向き合って、かぶさるようにちょっとづつ前進した。
顔の距離があまりにも近くなったので、上条はどぎまぎして目をそらした。結標のほうを直視できなかったのだ。

あわきん「ふふ。照れ屋さんだなぁ。ちっちゃい子供みたいね。ねえ上条くん、あたしのおっぱい、大きいでしょ?」

そう言って母性的な優しい表情で笑うと、結標は自分で自分の小ぶりなスイカほどありそうなおっぱいを、
上条に見せつけるように両端からはさんで揉みはじめた。いたずらっぽい表情しながら、
でもくちが半開きになっているのは、自分で揉みしだいているのにもかかわらず、
とても気持ちいいからだ。金田一は自分で気持ちよくなっている結標そのくちびるのテカり方が
あまりにもいやらしかったので、股間を熱くさせながら、たわわに揺れる魅惑的な胸間にうっとりして手をのばした。

あわきん「ダメ。まぁだ」

甘えた声で小さな子供を叱るように、結標はそう言って胸間を上条の目の前からとりあげるように離すと、
顔を近付けながら、いきなりいやらしい肉付きの指を上条のくちの中につっこんだ。

あわきん「ほぉら、とうま君におしゃぶりでしゅょぉ。ちゅっぱ、ちゅっぱ、してね」

上条はわけのわからない満足感にあたまのネジが飛びそうだったが、結標のもう片方のゆびが股間のものを
まさぐっていることに気がついて、欲望の満たされ方の違いに一気に全身がとろけそうな気持ちがした。
パンツの中をもぞもぞしはじめた結標のゆびは、赤ちゃんを触るような優しさで、
上条のムキムキした肉棒をさぐっていたのだ。

251名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 09:51:21.98 ID:3pGbBnQy
当麻「あっ…、み、御坂や小萌先生にこんなとこ見られたらマズいよ、結標さん…」

あわきん「うふふ。そんなのだいじょうぶでしゅょぉ。…かわいいなぁ、とうま君は。よしよし」

そう言ってあたまをなでられた上条は、いまだかつてない倒錯的な欲望に、
連続で射精したときのような満足感を感じていた。結標はしだいに下のほうに下がっていき、
痙攣するほどぴんぴんしているペニスを見つけると、うっとりした目でそれを見つめた。

あわきん「ぃけなぃんだぁ。とうま君のおちんちん、筋肉の固まりみたいになってましゅね。 よし、優しいお姉さんが、すっかりもとにもどしてあげましゅね」

そう言ったかと思うと、結標はあたたかいまなざしを向けたまま、喉の奥深くまでいく
素晴らしいフェラチオをはじめた。前後にストロークするたびに、胸間がぷるぷるして見える。
その丁寧でとても情け深いくちの動かされ方に、上条は背徳感さえ感じて、
裸の尻をふるわせながら、涙を浮かべて結標の名前を連呼してしまった。

あわきん「ふふふ。とうま君、どぅしたんでしゅかぁ? じゃぁ、今度はお姉さんのおっぱぃを揉み揉みしましょうね」

上条は手を掴んで、結標のはちきれんばかりおっぱいを揉みしだかされた。
それから背後にまわると、だんだん自分のいきおいでその逞しくいやらしい弾力のあるエロいおっぱいを揉んだのだが、
そのあいだ結標はずっと上目づかいで上条を見ていた。

252名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 09:55:50.64 ID:3pGbBnQy
あわきん「あっ…、あのね上条くん、あたし首筋に舌を這わせられたままこれされると、胸だけでイッちゃぅの…」

結標は急に甘えるような口調に変わっていた。おっぱいだけでイッてしまう…
そんなことを言い出したら、上条は何が何でもそうせずにはいられなかった。

あわきん「ぁふん… あっ、あっ、おっぱい、気持ちぃぃ… あぁん、ちくびぃ、そんなことされるとぉ…」

結標はボリュームのあるおっぱいの先にあるものをコリコリされると、
ビクついてふとももにトロトロした愛液を垂らしてしまった。
上条は激しくうしろからおっぱいを揉みしだき、首筋に舌を這わせると、
結目はいゃんいゃんいゃんとあたまをふりながら連呼し、次第にガクガクふるえ、
あまつにはアゴを急に持ち上げて電池が切れたように止まってしまった。

上条「お、結標さん、本当に胸だけでイッて…」

あわきん「…はぁ、はぁ、は、とうま君は悪い子でしゅょぉ…悪い子には、お、ぉ仕置しましゅょぉ…」

253名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 10:01:18.01 ID:3pGbBnQy
そういって上半身の下着を下にずらした結標は、魅惑的にゆれる一番危険な部位で、
上条の肉茎をはさみこんだ。あっ、と叫んだ上条は、もうすでに遅かった。
はじめからこうされていたら、自分のほうが先に快楽の海に溺れていたどころか、
何度イッても止まらないほどいやらしいことをされていたのだと思うと、上条は情けない声で、
うっ、うっ、うっ、と目を閉じながら喘いだ。

あわきん「…は、とうま君、お姉さんのおっきぃおっぱいで、いやらしいおちんちんがこしゅ、こしゅ、されていましゅょ…?」

上条の肉茎は、もはや快楽にふるえ、それ自体バイブのようにじんじんしていた。
ただ結標の胸間も、そのはさんだものの激しい脈打ちによって、いまだかつてないほど敏感に反応していた。

上条「うっ、うっ、うっ! 淡希さんのおっぱい、おっぱい、おっぱい、おっ…」

あわきん「ぁ、うっ、上条くんの、いままでで一番はさみがいがぁるのぉ… なんかすごぃ、ぁ、うっ、ぁ、ダメまた胸だけでイッちゃうかもお!」

快感で尻穴の奥まで貫かれた上条は、ぶるん! とペニスを胸間からはずれるほど弾ませると、
跳ねあげるいきおいのまま、爆竹がはじけるように射精してしまった。
自分もイッてしまった結標はというと、いいように顔面に精液を飛び散らされ、
目を閉じながらガクガクすると、あはぁ、あはぁ、といって、顔中についた精液を、
うつろな目をしたままいやらしい手つきで何度も何度もさわった。

254名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 11:22:34.38 ID:3pGbBnQy
それ以降はネタが浮かびませんでした。ご了承ください
255名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 11:39:55.83 ID:DAQECtP+
乙あわきんエロい
256名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 18:53:27.76 ID:DXea/3bi


そして今からすっげえ不粋なことをいうぜ――
>>250で名前が一ヶ所「金田一」になってる
257名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 19:49:46.06 ID:NKJD2PSp
盗作はだめなんだよ!
258名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 22:27:41.74 ID:hcnm+cE2
見なかったことにしよう!
見なかったことにするんだ!!
それが一番だ!!!
259名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 22:35:48.33 ID:mni5E16U
3年以上前の金田一スレの作品か
盗作は指弾されるべき
260名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 22:39:23.29 ID:lkzcAOLD
謎は全て解けた
261名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 22:42:17.96 ID:5lpqpOKy
例え金田一の改変ミスがなかったとしても
どう見ても両方ともキャラ全然違うし、流れも全然禁書を意識して無いし
明らかにどっかのSSを名前だけ変えたってのが分かるのがキツい
262名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 22:42:54.30 ID:hMb1+YKh
上条さんがシンジみたいと思ったらそういうことか
263名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 22:48:47.26 ID:zL4LSDep
という訳で保管禁止な
264名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 23:17:12.10 ID:DAQECtP+
勃起してしまった俺っていったい・・・・・
265名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 00:09:07.23 ID:aCerMt66
吹寄対青髪ピアスのドロレスネタ投下
266名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 00:32:32.05 ID:aCerMt66
深夜のイベントに吹寄制理が提案したドロレスリングを開催する羽目となったクラス連中。
初めは乗り気でなかった連中も吹寄の一言で空気が変わる。

「誰でも良いから私と戦いなさい。」

その一言で完全に乗る気になった男子生徒…ただ二人を除いては…

「土御門…お前は参戦しないのか(こんなイベント俺にはむいてねぇ!)?」
「俺は義妹を裏切ることは出来ないにゃー!かみやんは?」

両者が興味を示さなかった事に内心腹を立てた吹寄せはジワジワと目で睨みながらこっちに近づく。

「上条と土御門は私に興味が無いのね!だったら上条、貴様はその試合のレフェリーをする事!良いわね!」
「ええ!?そんな役は私、上条さんには無理ですよ。ルールも知らないし!」
「大丈夫だにゃー。どちらかが抑え込んで3つ叩いて肩を上らなきゃ勝負は終わらないにゃー。」

この裏切り者と内心毒づく上条。だが吹寄はそれで満足しないのか土御門も睨みつける。

「貴様も職場放棄で実況として仕事をするのよ。解説は姫神さんにやってもらうから!」
「了解。」

どうやら吹寄の本音は実験台相手に上条にお手合わせをしたかったのだから、相手をしてくれないので完全な八つ当たりである。
姫神は内心、お手合わせしないでよかったと思う反面、実況を一緒にしたかったのは秘密である。

「本音は上条君と一緒にいたかった…」
267名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 00:55:04.28 ID:aCerMt66
両者の妖しい格好をみて際ど過ぎる格好。片方は完全に尻まで食い込んでる黒いビキニでもう片方は完全なきつきつのスクール水着である。
レフェリーの格好をさせられる上条。だがこの格好に溜息をつくだけである。

「なんでレフェリーの俺が海パンなんだよ。」
「そんなことよりも私の相手は青髪なんだからボディチェックをする!」
「はい?」

状況の解らない上条にニコニコと笑いながら土御門がアドバイスを贈る。

「かみやん!両者の膝と二の腕から先をさわるんだにゃー!」
「(あの野郎!吹寄さんに変なことしたらお仕置き!)…」

上条は姫神の人を殺すような視線が怖かったのでさっさと手短に済ませる。

「さあ2人のロックアップが始まったにゃー!吹寄は手腕を決めてるにゃー!」
「彼女の実力から見れば当然だと思う。彼では役不足…」
「どうした?青髪もう終わりか?」
「まだや僕はここでは終われへん。」
「へ?」

青髪が取った作戦は女性が嫌がるセクハラ攻撃である。
うまく切り返し吹寄の豊満な胸をぎゅうっと鷲掴みにする。
さすがにこの作戦は計算に入ってなく完全に固まってしまう吹寄。

「勇者だにゃー。あいつ…」
「ただ、この作戦は彼は墓穴を掘ると思う。」


268名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 01:53:43.96 ID:aCerMt66
男性陣からは羨ましいブーイングと女性人からは軽蔑のブーイングが入り混じる。
上条の目の前でふと目が覚めた吹寄は怒り心頭で顔を真っ赤にする。
一応、プロレスの勉強をした上条は解こうとする。

「青髪!殺されるぞ覚悟をしておけ。」
「ここで吹寄は青髪を首投げから首4の字に入ったにゃー!」
「でも…かなり厳しく絞められてるのに彼は苦悶の表情じゃないで至福の笑顔で悦んでる。」
「そりゃそうだにゃー、吹寄のあの涎のそそる太腿なら誰でも悦ぶにゃー!」
「俺は違うぞ土御門!」
「上条はさっさとこいつをチェックしなさい!」

所が青髪は天性の身体の柔らかさからか巧く脱出する。

「今度は青髪がアームロックに切り替えたにゃー!」
「彼の場合、別のような技に見える。股間を彼女の二の腕こすりつけてるし…」
「(変態だな青髪…)互いに泥まみれになって…吹寄!ギブアップ?」
「ノーよ!」

互いの肌が完全に泥まみれな姿になり、興奮する男子とは別に女子はあきれて沈黙する。
青髪は勝利を確信した途端、フィニッシュ宣言をする。

「ツームストンパイルドライバーに入ったにゃー!」
「…しかもゆっくりで、青髪君は吹寄さんの股間を嗅ぐような形になってるし…」
「上やん!何でカウントとらないんや!」
「そらお前!完全なセクハラ行為じゃねぇか!」

269名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 02:23:06.75 ID:aCerMt66
苛つく青髪に毅然と態度で注意をする上条。
その間に完全にぶち切れた吹寄は青髪の股間にパンチする。

「これのチェックを全くしない上やん、流石だにゃー。」
「まあ当然だと思う。」
「吹寄は青髪にスタナーだにゃー!」
「完全に綺麗に決まってる。」
「ワン、ツー、スリー!」
「何という高速カウント!青髪哀れだにゃー!」
「上条君が勝者の吹寄さんに手を挙げようとした途端、フロントフェイスロックで締め上げてる。」

上条の心理状況は…吹寄のおっぱいに快楽を味わう天国とチョークで息が出来ない地獄に苛まれる。
上条当麻は思った。御免…インデックス…もうお前にご飯を作ってやれなくて…
思った。御坂…お前はまともな恋をしろよ…俺はまともな恋は出来ない…もう俺は…
思った。吹寄のイベントに付き合うんじゃなかったぜ。
思った。姫神…楽しかったぜ。こうして上条当麻は意識は完全に飛んだ。
270名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 07:50:51.91 ID:kMJBa8bU
お、乙?終わりなら終わりと言ってくれよ書き手!

過疎煽り対カプ厨盗作コンポ・・・36続いたスレも末期か?
四巻燃料あればいいな
271名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 08:35:57.42 ID:juf5d9TL
絹旗最愛を陵辱したいが素朴な疑問
窒素装甲ってどの程度の範囲までが自動防御の発動条件の範囲になるのか気になる
不意打ちで演算を狂わせる薬を注射程度では発動条件を満たさないなら何とかなるだろうけど

美琴の漏電?みたいにある特定の人物相手にだけ窒素装甲が不安定になるとかなら面白そうだが
272名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 10:38:00.17 ID:mH10Qzkr
窒素装甲の自動防御が一方通行の反射と同じ原理なら無意識下の演算を狂わせれば何とかなる

良心的な研究者の皮を被り幼最愛ちゃんを信用させるゲスモブ
密かに慕っていた相手に襲われ絶望する最愛ちゃん

陵辱される最愛ちゃん。

(やぁ…いや…や、いやあぁ…、なんで、なんでこんなこ、と…)
拒否感から自動防御が発動しかけるも、嫌われる恐怖から能力を自分の意思で押さえ込む最愛ちゃん

最愛ちゃんマジ優等生。

「ふぅ、最愛は、本当にいい子だね」
「………………あ、は」
(はい、わたしは、超、いいこです。だから)
暗闇の五月計画で黒夜に研究者が殺されるまで陵辱は続き、超電磁砲や15巻のドライ系暗部少女絹旗化
ゲス面でもいい
273名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 21:35:09.00 ID:/9v+BpnS
郭ちゃん。新約1巻で浜面たちの見せしめで
陵辱された後に磔にされて見せ物にされるとか期待したのに

単なる忍者としては残念なオチでないた
274名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 23:26:46.84 ID:1adzlWFs
表で出てる話題かもしれないが
補習授業で「スケスケミルミル」やります的なのがあったけど、
学園都市の超能力ってスタンドみたいに一人一人固有の能力持ってて
レベルの高低関係なくそれ以外はできないよな
透視能力者以外はそれやってもできないわけで、やらせる意味ないじゃんね?
275名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 23:28:01.35 ID:jbTkas5H
オルソラさんネタって少ないな。陵辱も無いし純愛物も無いし
276名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 23:40:29.76 ID:eBqVXkIk
>>274
素養格付があるから
無能力者が受けさせられるような補習なんて効果も意味もないと思われる
277名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 00:02:06.07 ID:CyIYIs0t
>>275
薄い本としては純愛ものは無いが凌辱はいくつかある
あと、凌辱でもなくて不特定多数の男に慈愛の心で御奉仕する話も複数ある
シスターや女神系のキャラはよくこういう御奉仕ものが描かれたりする
278名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 01:12:27.10 ID:KlYFf9h2
上条さんの超能力は判明してないからとりあえず色んなのやらせてるとか?
279名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 03:21:56.36 ID:n5iaiKPh
純愛ものは基本美琴無双だわな。次点は神裂
禁書同人は基本この二人の両輪で持っているのかも
280名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 03:28:48.04 ID:KGhM+PuS
>>276
素養格付をなんだと思ってるんだ
あれ上限リストだぞ
281名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 07:15:49.09 ID:rfCFzjEN
>>279
つ打ち止め
某同人通販ジャンル内ランク上位が美琴打ち止めで埋まった時は食傷気味だった
他キャラもっともりあがってもいいのよ
282名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 10:01:39.86 ID:qjuWyk9z
原作でも美琴ちゃんはメインヒロインである筈のインデックス嬢以上に目立つからな。
神裂さんはエロス要因に適任だし、後は五和さんくらいか?
一番目立たない可哀想なヒロインが姫神嬢…超電磁砲チームよりもヒロインのエロスの存在が無いw
283名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 12:44:43.29 ID:rz412AsV
ビリビリさんがスピンオフで出番多いからそう見えるだけで
原作ではインさんのほうがしっかりメインヒロインやってるだろうが
284名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 12:58:57.04 ID:Bt41CNEz
なんであからさまなのに触っちゃうのかなエロパロスレらしく放置プレイさせてろちゃん

そんなことよりエロパロ書こうぜ
285名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 13:09:06.35 ID:iVW6g8TB
上條さんを倒すにはまずは外堀(女性陣)を埋めて(罠に嵌めて陵辱調教)がベストだろうけど

簡単に捕まえられるのが誰もいないのが難点だよね
286名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 13:10:37.48 ID:JEJQ2+ef
あわきんの野菜痛め食わせれば一発だろそんなの
287名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 13:23:43.37 ID:Z6ivWQEn
五和 陵辱で検索したら上條さんがポケモントレーナーになるカオスなSSあって吹いた
288名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 13:31:26.84 ID:FHu3l+OR
インさんとビリビリさんの論争が出るたびに思うんだけど
エロパロなんだからどっちも娶ればいいちゃん?
289名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 22:23:06.86 ID:5Ke16Lbp
>>285
そういう意味で上条さんを堕とせる希望のエロい星がオリアナ姉さんだけな件について
290名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 11:01:06.53 ID:WfP44HWc
犬条さんのご主人様は禁書目録さん、犬方通行のご主人は打ち止め、犬面は滝壺が野外調教される話が見たい。
それに犬条を見て幻滅する美琴嬢と五和さん。
犬方通行に幻滅する番外個体。
犬面に幻滅するむぎのんと絹旗。
彼女等のリアクションも希望。
291名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 15:15:35.90 ID:t+Ze6uvy
そんなに犬が好きならお前が犬になれば良いんじゃないかな
292名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 15:34:27.51 ID:jxN8o0/F
もういい加減気付こうぜ
雑談の中からネタが生まれることもある(キリッなんていうふざけた幻想は
職人のためではなく、雑談がしたかった住人の都合の言葉に過ぎなかったんだって
その結果がこの職人離れだよ。どんなネタをキボンしようが、そもそも職人がいないんじゃ廃駅で乞食をやるようなもんだ
293名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 15:47:35.10 ID:8zZQw/5s
じゃあ落とすってか?
294名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 16:16:06.61 ID:ph7iIknI
投下がない間妄想雑談してるのなんかこの板じゃどこも同じだろ
それ以前に住人の傲慢極まりない態度が問題だって気づけよ
295名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 16:34:04.59 ID:kN/U+tEV
>>292
つい半月前にもしっかり投下してくれた人がいるのになあ…
そうやってすぐ「職人離れ」とか言い出すから続きがどんどん投下されにくくなるのになあ…
296名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 17:29:35.11 ID:sYlXnBMt
ここに投下するメリットが何もない
297名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 17:40:31.83 ID:kDY1tc0v
賑わってたほうが投下しやすいか
静かなほうが投下しやすいかなんて人によるんじゃないの
298名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 18:05:13.45 ID:kN/U+tEV
299名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 14:00:24.11 ID:McGELL36
ホワイトデーネタがそろそろ来ても良い予感。
禁書目録「当麻から出るホワイトチョコを貰うんだよ。」
当麻「それはホワイトチョコとは言いません!」
美琴「アンタ!嘘言ってるんじゃないわよ。」
御坂妹「ミサカはその日の為に貴方に赤マムシ等の精力剤を持ってきましたとミサカはニヤニヤと微笑みながら答えます。」
神裂「上条当麻…諦めて覚悟を決めてください!」
姫神「上条君のそれは私も頂く。」
オルソラ「貴方様のそれは私にとっても必要なものです。」
吹寄「貴様に逃げ場は無いのよ!」
五和「上条さんのそれは絶対に貰います。」
黒子「類人猿さんお覚悟を!」
初春「どこへ逃げても無駄ですよ♪」
佐天「体力勝負なら負けませんからね!」
あわきん「座標移動で上条君の邪魔してあげる!」
小萌「上条ちゃん、いい加減、奉仕させてくれないと補習の量を増やしますよ!」
どんなことがあっても良い子は絶対に上やんの真似しない様にだにゃ。
300ネタ:2012/03/10(土) 17:08:35.30 ID:JCA0zX7N
 そこは薄暗い空間だった。
 どこもかしこもがぼんやりとしていて頼りなく、まるで現実味がない空間。
 それなのに、そこに置かれた椅子と、その椅子に座る金髪の少女の姿はアンバランスなほどにはっきりと輪郭を保っている。
 肘掛に頬杖を付き、黒いタイツで覆われた華奢な脚を組んだ姿――そしてそこから見下ろすように見つめる青い瞳。
 レイヴィニア=バードウェイは唇を意地悪くゆがめると、あえてゆっくりと言い放つ。
「いいかよく聞け――3月14日は何の日か、知っているな?」
 それから数秒間、相手の出方を待つように無言を貫いた。
 そして、
「ふん。その様子では解っていない様だな」
 そう言うとバートウェイは、「おいマーク」と側に居るであろう部下に呼びかけながら、左手を自分の頭の位置に五本の指をそろえる様にして差し出す。
 すると、その白く細い指先に不思議な色をした小さな丸いものが載せられた。
 バードウェイはそれを躊躇無く口の中に放り込む。
 コロ、カラ、と先ほどの丸いものが少女の歯とぶつかって軽い音を響かせ、
「ん、美味ひ」
 桜色の唇を閉じて、白い頬を膨らませて暫く何かに浸っていた少女は、突如両の肘掛をバンと叩いて立ち上がると、
「ホらイトれ……」
 舌足らずにそこまで呟いたところで、はたと我に返ってくるっと背中を見せた。
「(ボス、口の中のそれを出さないと……)」
「(ばひゃ言え! わたひはレりィらぞ! くひのなひゃにいれら物をそう簡ひゃんに出ひぇるか! くひょ、こおなればぁ……)」
「(あ!? 駄目ですよボス! 飴は噛むものじゃありませんよ!)」
 暫く少女の背中越しに、バリ、ボリボリッ、ボキィと聞くに堪えない音が響き渡り、やがて振り返ったバードウェイは、
「か、は……、あ、顎が砕けるかと思った……」
 顎を両手で押さえて暫くがくがくと左右に動かして何かを確認した後、ハッと我に返ってから何事も無かったかの様に金髪をかき上げてから、
「ホ、ワ、イ、ト、デェ」
 そして再び椅子にドカッと腰掛けると脚を組み、胸の前で腕を組んだ。
「そう驚いたような顔をするな。この『明け色の陽射し』のボス、レイヴィニア=バードウェイ ともなれば東の小国に伝わる悪しき慣習も当然網羅していて当然だ」
 歌う様にそう述べると、再びにやりと意地悪そうな笑みを頬に浮かべて、
「でだ」
 先ほどと同じように、今度は右の手を頭上に翳すとパチンと指を鳴らす。
 するとバードウェイのすぐ側にスポットが辺り、小さなテーブルとその上に載せられた袋が浮かび上がる。
「飴はこっちで『用意』しておいた。お前はそれを世話になった女達に配ってやれ」
 組んだ脚をを解いてテーブルの端をドカッと足蹴にする。
 だが、
「……いや配るだけではアレだな……」
 うーん、と唸って考え込む様に自分の顎に拳を当てた。
 そして、その拳でポンと掌を打った少女は、
「そうだ。包みを開けて食べさせろ。うん。その方が女達も喜ぶだろうからな」
 そう言うとこれ以上ないくらいに邪悪な笑みを浮かべる。
 すると、まるで演出の様に下からスポットライトが当たり、顔に出来た陰影が更に邪悪さを醸し出す。
「と言う訳だ。理解したならさっさと行動しろ。因みに私はお前達の事をしっかりと見ているので、興ざめする様な行動を取った場ペナルティーを科すからそのつもりで」


「はぁ!? おま、ふざけ……、え、えぇえぇぇっ!?」

「チッ」

「え? あの、ちょ、ちょっと意味判んねぇんだけど……」


 少年達の騒乱はまさにこれから始まろうとしていた。
301名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 19:42:29.73 ID:kmIAumQD
続きまだ―
302名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 00:19:56.16 ID:F4EfYfms
また投げっぱなしか…。
303名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 02:11:15.30 ID:ho2/PiQI

やっぱりバードウェイはかわいいな…
304名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 05:50:07.64 ID:bKq1C2Cy
>>300
さすが頼りになるバードウェイ。
マークのツッコミっぷりが原作に忠実でナイスだ

ただ「この1レスだけで終わりですよ」って分かる注釈が欲しかった
これで終わりなのか続きのネタ振りがあるのか区別つかなくて、リアクションに困りながら眺めちゃったのよな
305300:2012/03/12(月) 09:47:47.22 ID:ALAbqSxR
投げっ放しにしたのは私です。
申し訳ない。もう少し判り易く放れば良かった。本っ当に申し訳ない。
この後のネタも思いつくはつくんだが、何分書ききる時間が無い。
なので面白いと思った人は自由にいじってもらいたいと、ネタと銘打ってみました。
無責任で申し訳ない。
本当、スンマセーン。
306名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 10:00:03.60 ID:vp2QOz99
これで終われると思うなよ、魔術師!!
307名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 02:03:57.29 ID:951EXYWA
>>305
何も謝ることはないと思う
でも文章はわかりやすいしキャラもしっかり捉えてて読みやすいからできれば続きも見たいなあ!

ところで新巻ネタバレって解禁済み?
308名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 02:07:21.49 ID:G8pkFuAx
オブジェクトネタって今まであった?
309名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 03:52:31.56 ID:Eq3Vuclb
>>307
発売日当日ならまだしも、3日もすぎてまだ「ネタバレすんな」なんて事ないだろう
310名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 06:27:49.69 ID:62poHL+U
つまり通信機を使った逆転が出来ずに病理おばちゃんに蹂躙陵辱されるマリアンとか

マリアンの肉塊兵士に犯される鞠亜・手裏とかも妄想し放題と
311名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 06:30:32.94 ID:QQdC68P+
幻術の世界では上条さんにあんなことやこんなことをさせ放題ってことになるのか
あの人たちの中で上条さんがどんな人間かによって鬼畜度が決まるな
312名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 10:31:27.65 ID:fUKeKtui
ホワイトデーのネタはこうなりそう。一人だけ悲惨な目にあうがw
上条:金が無いのでフラグを立てた女性陣に身体で払わされそう。身体から出るホワイトチョコ目当て。
一方通行:リクエストした物をちゃんと居候や芳川達にプレゼントする。
浜面:不器用ながらもアイテムの皆さんがご満悦な物を渡す。お手製のチョコを作る。
313名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:03:49.83 ID:LJu6/xED
上条×吹寄はなぜ流行らないんだろ?
314名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:26:24.95 ID:4QhEwcKK
お前が書かないからだろ
315名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:38:12.71 ID:fvpY+Oml
おいおいまた同じ流れを作るきか?学習しろ
316名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 23:49:13.95 ID:qrN0IjQq
麦野んにバニーガールをお願いするのはどうだろうか
絹旗も可
317名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 07:24:33.58 ID:EKhAhP+5
インさんにボンテージ
ビリビリにブタラバー
を把握した
318名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 07:27:55.07 ID:Syiz7/HC
>>313
流行ったよ。少なくとも禁書二期放映当時はブレイクしていたさ
二次SSも薄い本もたくさん描かれた。よほど吹寄のキャラが萌えヲタのストライクゾーンに入ったらしい
319名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 19:28:35.36 ID:Ya4KxXCN
二次だと口調に違和感満載なのが多いんだよな
吹寄とアニェーゼ
320名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:18:11.20 ID:X6RmlX9x
流行に乗っとけ! ってやつが多いからだろ
321名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 21:32:30.56 ID:MUMXWZFv
男口調の吹寄の多いことといったら
322名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 01:53:39.91 ID:OjbBSE1K
ホワイトデーSSでもラブレター大作戦でも上条さんに惚れなかった吹寄のガードの堅さは凄い
ああいう馬鹿話でも公式はキャラがブレないから素敵だ
323名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 23:11:40.60 ID:z8Lz0rYb
吹寄の場合はバレンタインを義理(5円チョコ)でも上条には渡すだろ?
324名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 23:18:32.59 ID:/ekD6k92
むしろあの話は、2月14日に向けて頑張った姫神を泣かせてしまったことに対して
詰め寄る正義感が如何にも吹寄っぽいという感じではあった

でも見方によっては姫神が、あの日のことを忘れられてしまった件に関しての憤りを
晴らす口実にも見えるところが2828だがww
325名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 13:33:41.25 ID:jVloQ8sj
ホワイトデーSSkwsk
326名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 20:31:00.28 ID:KFHDB2rV
ちょっと目覚めたので以前ここで読んだ上条×美琴で上条さんのほうが美琴に放尿するssを
しりたいんだけどまとめのどれかわかる人いませんか?
327 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/16(金) 23:46:18.22 ID:jETCtVv5
目覚めたwww
328名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 01:41:55.01 ID:Ol/JIXPi
クソみそテクニックでも読んだか
329名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 05:04:45.45 ID:DAOwoBE0
>>326
明らかに上琴なタイトルのSSで4話編成×2の奴ですね
330名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 07:20:55.66 ID:pGK9lnHa
ありがとー まさしく王道エロパロって感じでよかった。
思ったより放尿シーンは短かったけどそりゃメインじゃないよね。
331名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 08:15:11.03 ID:58roUWoc
個人的な趣味にどうこういうのは野暮なんだろうけども
どうも俺はそういう排泄、スカトロ系は生理的に嫌悪感をもよおしてダメだ
NTR以上に受け付けないわ
332名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 16:03:38.32 ID:SAXrLyU2
腹黒滝壺の依頼でゲス条とゲスセラが結託し、アイテムのむぎのんや絹旗を肉奴隷に陵辱しまくる話が見たい。

333名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 18:02:04.83 ID:RDWhdnei
>>332
書いて
334名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 23:17:34.38 ID:cfE7yfey
で最後に 滝壺がやってきて
「はまづらは、私のもの」と告げて踵を返そうとした瞬間

無理やりゲス条さんにやられるパターンでいいと思う
335名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 00:53:39.16 ID:yxuAPuzB
そういうのもう良いから純愛もの来いよ
336名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 23:16:11.47 ID:N5Cp6EmJ
御坂妹が美琴から上条さんをNTR
鞠亜が芹亜先輩から(ry
五和が女教皇様から(ry
レッサーがフロリスから(ry

NTRでもメッチャ興奮できる見たい奴はあるなw
337名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 01:34:26.41 ID:lD/fKoKm
上条さんがヒロインをNTRれる話つっても
正直誰がヤラれようと大してダメージ受けてくれそうな気がしないんだよなぁ
338名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 01:56:00.62 ID:SoLOqtd8
インさんがヤラれたら流石にダメージは受けるだろう
ってこの話題何回目だ
339名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 02:17:58.78 ID:CwigDaLA
「上条、様」
ボロ切れと化した修道服で胸と局部を頼りなげに隠すオルソラをベッドに横たえ
上条が白い腹の上に舌を這わした。
「くっ、うん……」
 子犬のような儚い声に、理性が振り切れそうになる。
 ビアージオの部下に襲われていた彼女を間一髪で救い出せた上条だったが、敬虔で奥手なオルソラにとって
 その出来事は看過できるものではなかったようだ。
 よほど恐ろしい思いをして精神のタガが外れたのか、オルソラは上条の腕に抱かれている間
 胸板に体を擦りつけるように身を縮めていた。
「本当にいいのかよ。俺なんかで」
「あなたでないと、駄目なのです。それに、私の身はもう……」
「って、あれ、純潔奪われたとかってわけじゃあ」
 純潔という言葉に反応し、オルソラが恥じらいのあまりに顔を赤らめた。上条も誤魔化すように頭を掻くばかりだ。
「でも、体をまさぐられて……あの者たちの指が、濡れていて。私は淫乱だと」
「……あー」
 そんなのは体の防衛本能だ。そう諭すことは簡単だが、今のオルソラにはなんの慰めにもならないだろう。

「わかった、俺もオルソラのような可愛い子に迫られて我慢できるほど紳士じぇねえ」
「か、可愛いだなんて」
「本当さ。だからその、出来る限り優しくするから」
 そう言って、上条はオルソラの豊かな双乳に手の平を埋める。
 オルソラの体がピクリと反応した。手足が強張っていたが、上条の手を押し返したりはしなかった。
 好きな男に身を委ねようと、未知の感触に耐えているのだ。
 上条はそんなオルソラに愛おしさを感じつつも、指の間に突起をそっと挟み、巧みに動かした。

「んふっ!?」
 先ほどよりもずっと顕著に、オルソラの腰が跳ね上がった。上条は手に吸いつく乳房を抓み、揉みほぐしていく。
 段々と動きを激しくしていくに従って、オルソラが辛うじて抑えていた声が大きくなっていく。

「ん……くぅ……はぅん……あふっ、あっ、ああぁ! かっ、上条、さ……ひゃあんっ!?」

 左の乳房を解放し、しかし薄い金色の繁みに指が伸びていた。なぞるように陰毛を掻き分けながら秘裂の境目をわずかに伸びた爪で押し広げ
 そして小さな突起を探り当てた。

「はっ、はぁっ、だ、ダメ! こ、これ以上……されたら……私、私は一体」
「怖いか?」
「……っ、す、少し。でも、上条様にされるのでしたら……」

 健気な言葉に、上条は胸が熱くなるのを感じた。かつてないほどに火照ったオルソラの体を更に熱するべく、幻想殺しの指先を躍らせた。

「ひゃあ、あ、あ、あああああ!?」

 オルソラの突っ張った足がシーツの皺を伸ばし、ギシギシとベッドを軋ませる。
 包皮に包まれた突起を連続して突き、撫で擦り、膨れてきたところで捩じるように抓み上げる。

「くぅっ……〜〜〜〜〜ぅぅぅううんん!!」

 ほどなく、水音が噴射する音が鳴った。手の平に勢いよく愛液が吹きつけられた。
 オルソラは上条の手によって、生まれて初めての絶頂を迎えていた。
340名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 02:19:55.98 ID:CwigDaLA
暇つぶしに書いてみたが、純愛ってこんなんでいいのだろうか
341名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 03:18:04.42 ID:ixh5PnSZ
素晴らしい
342名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 17:27:31.36 ID:SoLOqtd8
こういうの待ってました
343名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 18:47:21.53 ID:9T7RnnC7
GJ以外の言葉が出ないわ。素晴らしい。
心理描写あり、エロあり、ストーリー性ありでこのコンパクトな字数に上手くまとめるとか…
さては相当書き慣れてると見た

いや、いかにもエロパロでしか出来ません系の起承転結にとらわれないギットギトのエロエロもそりゃあ好きだけどさ…
344名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 21:17:02.78 ID:snxPwha3
話の構成上手だなぁ
345名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 23:36:03.53 ID:CfQgkaVP
最高です
346名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 20:13:35.23 ID:c2Xknptl
みさきちは美琴より前に上条と知り合っていた。とある騒動に巻き込まれたみさきはそこで上条と関わりあい、彼に恋をする。
何度かデート(らしき何か)を重ね、そろそろこの気持ちを打ち明けようかと思っていた矢先、インデックスがベランダへ。上条は記憶を破壊された。
急報を聞いて病院にかけつけたみさきはカエルを洗脳、症状を聞き出し我が耳を疑う。だがとりあえず病室へ。
そこでは上条が優しい嘘を白いシスターに語って聞かせていた。
(こんなの・・・・入っていけないじゃない) そう理解して、泣きながら走り去る。みさきは彼の芝居をブチ壊しにすることだけはしたくなかった。
みさきは上条当麻を理解していた。彼の心を盗聴出来たことは無いが、誰よりもその精神性を理解していたのだ。おそらく、上条は迷いも後悔もなく消えて逝ったであろうことを。

精神系能力者最強のはずの自分が、彼の記憶には何も出来ない。
この事実に苦しみ、けどたまに見かける上条はあのシスターと楽しそうに街を歩いている。のみならず最近は同校の御坂とも仲良くなりはじめた。
自分もあの場に割って入りたかった。けどそうすると彼の優しい嘘、幻想が壊れてしまう。上条のその性根を愛したそれだけはしたくなかった。
だがみさき自身は嫉妬や無力感に苛まれ苦しむ。悩みに悩んだ末、みさきは自分の中から上条に関する記憶を一切消去すればいいと結論づけ、実行してしまう。
己の気持ちの暴走が怖かったからだ。
その後、みさきは美琴に対して険悪に接したり上条にちょっかいかけたりするのだが、なぜついついそうしてしまうのか、その理由をみさき本人が知ることは無い。
347名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 23:47:03.79 ID:t6Xm+71L

切ない話ですね、こういうのも大好きです
348名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 03:10:28.19 ID:jvDzICj3
>>346
それとおんなじもの随分前に禁書板の
とあるSSの禁書目録 PART11
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1318073465/
ここで見たが、本人の転載なのか悪意ある晒しなのか手抜きのパクりなのか、どれなの?
349名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 09:05:20.13 ID:viVGqkre
パクリ
350名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 11:48:01.37 ID:VxcAJGNN
パクリでも何でもただのプロットごときに「乙」は無いわな。
前の一行ネタといい、最近必死すぎやしないか?
351名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 11:54:11.10 ID:jvDzICj3
>>350
最近乙コールついた一行ネタってどれの事だ
352名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 01:45:53.28 ID:dKxtg3pG
オルソラとお茶をのみたい
353名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 20:27:57.40 ID:BArwC78g
他の所で書いたやつとかもおっけーなのかここは
354名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 20:58:27.72 ID:2bSq5/I2
他スレだとおkだな

後日談のエッチシーンとか
355名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:38:42.85 ID:BArwC78g
■月■日 晴

浜面のところに住むことになりました。

滝壺さんがあの実験で能力を超暴走させて学園都市の能力者が全員能力を失ってから二か月。
当然私も例外ではありませんでした。

おかげで学園都市は超大混乱です。
無能力者狩りなんてやっていた馬鹿たちはスキルアウトからの反撃に超怯えています。

そういう意味では私も超例外ではありません。
暗部時代の貯金がありますのでしばらく生活には困りませんが能力も使えない小さな女の子が一人暮らしをするのは超怖いです。
浜面はスキルアウトともコネがありますから安心です。

ただ、北京原人クラスの超オスの浜面が私の魅力に負けて襲いかかってきたらどうしようと思いましたが所詮は超浜面です。なんとでもなります。

夕食はいつものファミレスでした。
珍しいことに浜面がハンバーグセットを奢ってくれました。
一緒に住む記念だそうです。
浜面にしてはなかなか気が回ります。

ドリンクバー往復も少しだけにしてあげました。
二人きりですからそんなに飲めませんしね。
ただ、疲れていたんだと思います。
途中で眠っちゃいました。

朝起きたら見たことのない天井で超驚きました。
356名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:39:12.08 ID:BArwC78g
■月■日 晴

少しですが新しい生活にも慣れてきました。
意外とお布団って重いんですね。天日干しするのも一苦労です。
それに男臭いっていうんですかね。超浜面臭がします。
洗濯物を取り込むのだって超大変です。
こういうとき自分の小さい身体が恨めしいです。

お料理も始めました。
浜面に作らせてばかりには超いけませんから。
ただ、超浜面の癖に私が切った野菜にケチをつけるのは許せません。

「お前、切ったジャガイモが転がらないってどれだけ不器用だよ」なんて。

思いっきり蹴っ飛ばしてやりました。


■月■日 曇

――信じられないことがありました。

浜面が私の食事・衣服・それに排泄の自由を制限するって言ったんです。

どういう意味ですか?

思いっきり罵るように笑いました。
超見下す目でした。

瞬間頭にきて殴りかかったら吹っ飛ばされました。

軽く手を払われただけなのに私の身体は壁に叩きつけられました。
殴られたんだと理解した時本当に怖かったです。

だって、浜面なのに。
「暴力はきらいなんだけどな」
なんて言ってるのに、私のことを超殴ったんです。

思いっきり泣きました。大声でわんわん泣きました。
実験動物として扱われていた時も暗部入りした時も泣かなかったのに。
357名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:39:47.86 ID:BArwC78g
■月■日 晴

(このページは汚れていて読めない)


■月■日 曇

もうずっと浜面としゃべっていません。
ずっとお布団をかぶったままです。
でも御飯は用意してくれます。
服は取り上げられました。外に逃げ出すこともできません。

ううん、ここを出て行っても当てなんかありません。
そもそも戸籍があるかどうかすらあやしい置き去りの私がまともに部屋を借りられるでしょうか。

こんなに弱かったんだなってずっと泣いてました。


■月■日 曇

ファミレスに連れていかれました。
前にここに来た時は楽しかったのに、どうしてこうなっちゃったんでしょう。
でも、今日はわががまを言ってもいいって浜面が言いました。
むしゃくしゃしてたんで何度もドリンクバーに往復させました。
おしっこしたくなっちゃうって気付いた時には遅かったです。

なんでですかね。
ここでは私の知っている浜面なのに。


■月■日 雨

布団をはぎ取られて目の前にアレを突き付けられました。
舐めろって言うんです。咥えろって言うんです。
噛んだら殴るって言うんです。

ボロボロ涙を流しながら舐めました。
私、キスだって超まだなのに。

でも、舐めているときに浜面が大きな手で撫でてくれるのだけは気持ちよかったんです。

私は、どうなってしまったんでしょうか。
358名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:40:20.03 ID:BArwC78g
■月■日 晴

今日も舐めさせられました。
浜面のはおっきすぎます。
私の顎が超外れそうです。
そう訴えたのに聞いてくれません。


■月■日 晴




処女を奪われました。

初めてだったのに、これっぽっちも優しくありませんでした。




―――日 晴

(このページは切り取られている)


■月■日 雨

朝から晩までずっと犯されました。
浜面の身体は大きくてのしかかれると超怖いです。

初めてイクってことを知りました。
目の前が真っ白になって身体が粉々になりそうで。
それで意識を取り戻したときに浜面の腕の中にいてすごく安心してしまったんです。

好きか嫌いかでいえばまだ好きなんでしょうけど、こんな奴に私はなんで靡いているんでしょう?


■月■日 晴

浜面は私に声を出させようとします。
いやらしい顔をして無理矢理してくるんです。
少しでも反抗したくて必死になっても全然駄目です。

超悔しいですが、気持ちいいんです。
嫌だなんて思えないんです。

私、まだ十三歳にもなってないのに。
359名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:40:51.78 ID:BArwC78g
■月■日 雨

すえた匂いが部屋にこもるようになりました。
毎日浜面に抱かれてます。
イッた回数なんてもう超覚えてません。

それなのに
「イク寸前になるとキスしたくなるんだろ」
なんて浜面が言いました。

図星だったので反論ができませんでした。


■月■日 晴

―――――――――


■月■日 晴

きのうからずっとおもちゃをつっこまれたままいちにちじゅうほっておかれました
しぬかとおもった
360名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:41:16.12 ID:BArwC78g
■月■日 雨

浣腸をされました。
大きなシリンダーを見せつけれた時、それが本物なのかすらわかりませんでした。
押さえつけられてお尻に冷たい溶液を入れられました。
すぐにおなかがごろごろいい始めました。

こんな趣味があるのかって驚きましたがそれどこじゃありませんでした。
だって、トイレは浜面の許可が無いと使えないんです!

「フェラでいかせられたらトイレに行かせてやる」
そんなことを言いました。

反論も何もありません。もう超必死になってフェラチオしました。
少しでも気を抜けば全部出してしまいそうだったんです。

頑張ったから、浜面が射精しました。
いつも言われてる通り生臭いのを我慢して全部飲みました。
安心して力が抜けそうなのを必死に耐えてました。

それなのに
「じゃあ思う存分ここで出せ」
って言われて。

ああ、トイレに行かせてくれないんだなって理解した瞬間漏れてしまいました。
まるで赤ちゃんみたいにうんちまみれになったってわかったら、もう号泣してしまいました。

一時間ぐらい泣いたでしょうか。
「掃除をしておけ」と言って浜面は外出しました。

ボロボロ泣きながら片付けました。
もう、私はどうにかなってしまいそうです。
361名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:41:37.18 ID:BArwC78g
■月■日 晴

ファミレスにいきました。
浜面が色々と話しかけてきましたが正直耳に入りませんでした。

なんで私こうなっちゃったんだろうって。
何人も殺してきたのに自殺する勇気すらありません。
気がつくと浜面が私の頭を引き寄せてました。

「滝壺も麦野もいなくなって、お前までいなくなっちゃうかと思うと怖かったんだよ」

そんなこと言って。
そんなこと――――
寂しかったんですか?
私に鎖をつければ何処にもいかないって思ったんですか?
馬鹿ですね。超馬鹿面です。

それに、私も馬鹿です。
こんな一言で今までのつらいこと超忘れてしまいそうになってしまいました。


■月■日 晴

久しぶりに映画を見に行きました。
ポップコーンを食べて炭酸を飲んで。
浜面も一緒でした。
なんかデートみたいです。
家に帰ったらお風呂で身体を洗ってくれました。

「お前が可愛いんだよ」なんて。

超嬉しかったです。
362名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:41:59.45 ID:BArwC78g
■月■日 雨

今日はおしりに入れられました。
ずっと毎日拡張されていたからこの日が来るのはわかってましたけど超緊張しました。

ぬるっとした油をお尻の穴に塗り込められた後おっきなおちんちんを入れられました。
すごく痛くて苦しかったです。
裂けなかったのが超信じられません。

普通のセックスがそうだったように最初痛くても気持ち良くなったりするんでしょうか?

心配してくれる浜面に大丈夫だと答えました。
いっぱい出してくれました。

なんか嬉しくなってお尻からでた直後のおちんちんを舐めてあげました。

汚いのにちっともそう思えなかったんです。


■月■日 雨

今日も浣腸されました。
牛乳パック一本分入れられたんです。
無茶ですよ。超無茶です。
サイトとかで調べたら慣れている人でも三百ミリリットルとかじゃないですか。
その三倍ですよ。

でも、強く言われると超逆らえません。

案の定漏らしてしまいました。

最初に浣腸された時のように一人にされるんじゃないかと思うと怖くて泣いてしまいました。
抱きしめてくれました。
離さないでくださいって思いっきり抱きつきました。

駄目です。
私、もう、浜面がいないとおかしくなってしまいます。
変態だったんですね。
チョロかったんですね、私。
でも、もう駄目なんです。
363名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:42:17.61 ID:BArwC78g
■月■日 晴

お風呂場で足の指を舐めてあげると浜面が喜んでくれました。
一回舐められた時気持ち良かったからしてみたんですけど好評で超嬉しいです。

お風呂上りにまたお尻でえっちしました。
脂汗が出るだけでそんなに気持ち良くなかったんですけど、今日は初めてお尻でイクことができました。

なんか、この身体はもう浜面のものなんだなって超嬉しくなってきます。


■月■日 晴

裸にされてコートを着せられました。
どうするのかと思ったらこの格好で外出するっていうんです!

冗談じゃありません。
私は浜面の前だったら何処でも裸になりますけど他の人には絶対に見られたくありません!
でも浜面のいうことは絶対です。

寒いし恥ずかしいしで超つらかったです。
誰かに見られるんじゃないかと心臓がドキドキしてました。

公園にまで連れてこられました。
夜の公園なんて超怖いじゃないですか。
誰がいるかわかったもんじゃありません。

それなのに、浜面にコートを脱げって言われました。
思わず泣いちゃいました。
だって、私は浜面だけのものであって他の人に肌を晒したくなんかありません。
可能性が少しでもあるだけで嫌です。
髪の毛一本まで浜面のものです。

結局、押し倒されちゃいました。
ベット代わりにするにはコートは薄かったですけど三回もされちゃいました。
いっぱいキスしてくれました。

ああ、私は浜面のものなんだなって思えて。
その瞬間私は超幸せでした。
364名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:42:34.05 ID:BArwC78g
■月■日 曇

料理もそれなりに上手になりました。
カレーぐらいなら超お茶の子さいさいです。
ルーは使いますけどね。
料理してたら浜面がニンジンをあそことお尻とに入れてきました。
超変態です。
カレーに使うんだって言ったら嫌そうな顔をしました。

ふざけてるんですかね?
私は何処に突っ込まれたおちんちんだろうと舐めているじゃないですか。
頭に来たから夜は超甘えてやりました。六回はしましたよ。
もう夫婦ですよね私たち。


■月■日 晴

おなかが重いです。
もう七カ月ですからね。
おっぱいだって大きくなりましたよ。
騎上位でえっちしてると超揺れますもん。

出産は記録に残しておいた方がいいですかね。
浜面は超変態ですからね、きっと興奮します。
第二子もそんなに先の話じゃないですね。

考えてみると、私にようやく家族ができたんです。
置き去りで、実験動物で、暗部暮らしで、私はずっと家族がいなかったんです。
この子には寂しい思いをさせたくありません。
兄弟もいっぱい必要ですね。

超頑張ってくださいね、浜面。
ううん、あなた。


■月■日 曇

 ――以後判読不可能――
365名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:44:42.99 ID:BArwC78g
某所で書いたやつの絹旗バージョンです
書き方が間違っていたら指摘してくれると助かります
あんまり空白入れるなとかレスを食うなとか
366名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:45:13.39 ID:5JJr62lm
すばらしい…gj!
依存っていいよな
367名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:49:12.86 ID:6vtzxpD7
おお、絹旗視点もいいなぁGJです
黒夜verも待ってる
368名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:59:26.93 ID:0Oi673sg
絹旗のはかなげな感じに熱くなりました。
369名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 00:57:53.75 ID:xWh19hhR
浜面爆発しろ
…いや、この浜面は本当に爆死しろ

GJでした
ストレートにエロいのに飢えてたんで超よかったです
370名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 01:12:24.30 ID:FvfiW5ay
エロくて切ないな乙

>>367
黒夜verだと上条が相手か?
371名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 02:08:02.50 ID:D+6BwCSq
「あ、あんたたち、こんな真似して――ぐっ!」

 両手首を鎖に繋がれた茶髪の少女の腹に、ヤンキー風の男が容赦なく拳を突き上げる。
 少女の体がくの字に曲がり、膝が崩れ落ちかけた。
 が、手首に嵌められた鎖が倒れることを許さない。前屈みになった少女の口元から、胃液の混じった唾液が零れ落ちた。

「う……ぐふ……ぅ!」
「お、お姉様ぁ!」

 ワインレッドのツインテールの少女、白井黒子が、自分が慕っている御坂美琴へと手を伸ばす。
 だが、それは叶わなかった。二人の男に腕を掴まれ、一歩も進めなかった。
 本当であれば超能力によって簡単に逃れられるはずの状況。
 男たちの用意は周到で、ライブハウス内に超能力を封じるための妨害音波が延々と発せられていた。

「く……能力さえ使えればあんたらなんかに――がはっ!」
「はぁあ? 何言ってんだ。てめえらだけチート能力使うのは不公平だろうがよ」
「あぎぃ!・・・やぁ! やめ、え゛、あ゛!・・・あ、ぐぶっ!!」

 にやにやと下卑た笑いを浮かべる男が、美琴の下腹に食い込んだ靴の先を前へと押し出す。
 美琴の顔が歪み、目尻から溜まっていた涙が零れ落ちる。
 身を蝕む吐き気に小さく頬が膨らんだのを見計らい、男は止めとばかりに足を引き、さらなる力で胃にブーツの爪先を叩きこむ。

「――う、ぶぅ――おっ、ぇええ!!」

 腹筋が耐え切れず、胃が窪み、中身が一気に上昇。酸味のある悪臭を伴った胃液が美琴の口から溢れ出た。辛うじて堪えていた壁はあっさりと決壊した。断続的に体が震え、泡の混じった胃液を外へ排出しようとする。

「……うげっ、ぇあ゛! ……あっ……う……ぅ」

 鼻腔を刺激する醜悪な臭いがさらなる吐き気を催し、最後にはすべてを吐き切らせた。涎と胃液と涙に汚れた美琴の口から乾いた息が吐き出される。
 涙が絶え間なく頬を滑り、顎から途切れることなく落ちていく。

「な、なんて、ひどいことを! お姉様だって女の子ですのよ!?」
「わかってねえな、だからこそだ」
「な、なんですって」
「分相応の立場を弁えねえクソ女に、礼儀を叩きこんでやってるだけだろう」
「そうそう、そういうこと」

 笑い声が防音の効いたライブハウスに響き渡った。
 すっかり大人しくなった美琴の髪を、殴っていた男の隣にいたパーマ男が持ち上げた。痛みに呻く美琴の頬を舐めつつ、腹の下に手を差し入れて一気にセーターを捲り上げる。

「お、おやめなさい! これ以上お姉様に手を出したらこの私が」
「おまえさぁ、少し黙ってろや」

 視線だけで殺せそうな表情をする黒子に男が口の端を持ち上げ、渾身の力で鳩尾に拳を叩きこんだ。
 咽るような声とともに黒子の体が弛緩し、床に崩れ落ちる。

「やっと大人しくなりやがった」
「く、黒……子……」

 気絶した黒子を床に転がし、六人の男が円陣を組むように美琴を囲い込む。
 気の強そうな少女の、しかし青ざめた顔を見て男たちはさも満足げに笑うのだった。
372名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 02:12:24.73 ID:D+6BwCSq
「ほらほら、早く逃げろよ超電磁砲」
「それとも、俺たちが襲ってくれるのを待ってるってわけ?」
「ひゅー! 可愛い顔して進んでるぅ!」
「…………くっ」

 乾いた瞳から再び涙がじわりと浮かび上がる。手を鎖に繋がれ、超能力を封じられたこの状況で逃げられるはずはないのに。
 男たちは美琴の心を徹底的に破壊しようとしていた。そして、そのことは美琴も理解していた。
 結局、彼らは自分を踏みにじりたいだけなのだ。なら、こんなやつらを喜ばせてやるもんか。
 気丈に振る舞おうと眼光を強める美琴に、男たちはさらなる追い打ちをかける。
 眼鏡をかけた男が肩に提げていた鞄から取り出した物――

「な、なに、それ……」
「おいおい、ハンディカムくらい知ってるだろ?」
「なんで、そんなもん……」
「今から大切な思い出作りするんだよ、俺たちと美琴ちゃんとでね」
「後でネットに流してやるよ。いい思いは、みんなで共有しなきゃな」
「そうそう、この色気のないタンパンとか」

 おもむろに男が伸ばした手の平に、美琴が身をすくませた。

「や、いや、やめて! やだって言ってんの! 放し……放せぇ!!」

 必死に閉じようとする足から、日に焼けた手が遠慮なく短パンをずりおろす。
 その下にある純白の下着が露わになり、美琴の顔が羞恥と屈辱に染まる。
 太った男が真ん中に陣取り、後ろのポケットから黒い警棒のような物を取り出す。
 その端から青い電気が散ったのを見て、ついに美琴の体がカタカタと震え出した。

「名門常盤台のお嬢様が、涙流して悶絶するところとかな」


助けが間に合う→上条R 助けが間に合わない→リンカーンR
多い方で書きま
373名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 02:15:19.60 ID:FvfiW5ay
>上条R
上条が輪姦される略か
上条が美琴と黒子を輪姦する略のどっちだろうと思ってしまった
374名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 03:55:31.18 ID:BUkD5d+n
リンカーンR希望
375名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 11:21:50.90 ID:nB/tLVfh
リンカーンで!
376名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 11:36:07.00 ID:ovStQacN
なんでビリビリさんはこんなテンプレ展開が凄まじく似合うんだろう…
377名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 12:01:18.00 ID:6R58naJx
上条R
378名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 12:20:54.12 ID:m2+Cra0J
上条R
379名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 12:36:13.88 ID:roufVKT7
上条R
380名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 13:31:13.35 ID:pNzc7Ueo
間に合う展開で頼む
381名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 14:55:02.93 ID:YS6V4iyj
上条Rで
382名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 16:07:40.78 ID:3eMCsQvF
上条R
383名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 17:59:18.89 ID:D3rAVsiH
上条R
384でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:21:29.70 ID:v3E972cF
■月■日 晴

能力が使えなくなったしメンテナンスも面倒くさいからわき腹と背中のジョイントを取り除く手術をした。
サイボーグで内臓弄ってるからって外見を気にしないわけじゃない。
これでも女の子だしぃ。ぎゃはっ。

腕は金がかかりすぎるからNGになっちゃったけど気にしない。
近づけばラインが見えるけどそうはわからないしね。
背中とわき腹は露骨に黒い穴だったから気にはなってたんだ。
これから学校とか通うようになって水着とかになったら目立つからね。

でも、この私が学校通うようになるのかね。
学園都市は今大変なことになってて大騒ぎだから裏から手を回せば戸籍ぐらい手に入りそうだけどなんだかんだで金がないんだよね今。

で、浜ちゃんのところにお世話になることが決定したわけですよ。
まぁ殺し合いもしたり一緒にワイハにいったりもしたしそれなりに腐れ縁だからかな。
絹旗ちゃんも一緒に暮らしてるのが気に入らないけど。


■月■日 晴

今日から浜面ハウスでの生活なわけなんだけど。

絹旗ちゃんがいきなり喧嘩売ってきた。
取っ組み合いの喧嘩なんていつ以来だろうね。
お互いもう能力ないから大したことにはならなかったけど。
ひっぱたかれてもそんなにダメージないしね。

でもちょっと驚いたのは浜ちゃんが怒鳴りつけると絹旗ちゃんがきゅんと大人しくなったことかな。
てっきり矛先がそっちに向かって巻き込まれ型ヒロイン浜面になるかと思ってたのに。

まぁ、家主の言うことだから素直に従うよ私も。


夕飯はファミレス。
安っぽいけどそんなに美食家じゃないしね。
引っ越してきたお祝いだって浜ちゃんが奢ってくれた。
ハンバーグセットを頼もうとしたら絹旗ちゃんとタイミングがあっちゃってね。
本当に間が悪いよね。
一昔前なら窒素爆槍叩きつけているところだよまったく。
385でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:22:06.67 ID:v3E972cF
■月■日 晴

浜ちゃんがピンクゴールドのペンダントトップをプレゼントしてくれた。
可愛いイルカの形をしている。
誰かから悪意も何にもないプレゼントもらうのなんていつ以来かな。
置き去りで孤児院入ってたときに誕生日祝ってもらってからかな。
やだなぁ、寂しい人生送ってるね私も。

ちょおっと気に入らないのは絹旗ちゃんにも同じプレゼントしてるところだ。
プラチナシルバーだから私よりちょっと価格は高いんだよ。

まぁ、嬉しかったんだけどね。
ありがとね、浜ちゃん。

チェーンは絹旗ちゃんがやっすいのをくれた。
あとでちゃんとしたのを買おうっと。


■月■日 晴

まぁ、家主が無能力者のスキルアウトなんで浜面ハウスは狭苦しい。
三人ものびのびすごせる空間はないよ。
ちょっと大きめの布団を敷きつめて寝てる。

暗部暮らしが長かったから熟睡する癖はないんだよね。
夜の二時ぐらいかな。
絹旗ちゃんが浜ちゃんの布団にもぐりこんでたような気がする。
寝ぼけてたのかなぁ。
そんなわけないじゃん。

でも、少しだけ濡れちゃったんだよね。やらしい夢見てたんだなァ。


■月■日 雨

ざあざあ雨で外に出られない。
ずっと絹旗ちゃんのお勧めのくっだらないB級映画を見ていたわけさ。

ちっぽけなソファに三人座ってさ。
浜ちゃん身体大きいけど私たち二人が身体ちっさいから別に苦しくはないわけ。
なのに絹旗ちゃんが妙に浜ちゃんに擦りよってるんだよね。
正直映画よりそっちの方が気になっちゃった。
ときどきちら見してくるし。

なんなんだよ、もう。
終いには浜ちゃんの膝をまくら代わりにして横になるしさ。

知ってるんだよ、絹旗ちゃん。
あんたが映画を真剣に見るとき寝っ転がることだけはないってこと。

なんなのさ、いったい。
386でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:22:37.61 ID:v3E972cF
■月■日 曇

信じられないことがあった。
浜ちゃんがお風呂に入るときに絹旗ちゃんがついてった。
なんのギャグだよと思ったけど二人とも当然のように一緒にバスルームに入って行った。

擦りガラスの向こうのシルエットで絹旗ちゃんがしゃがみ込んで浜ちゃんの股間を口に含んでるのがわかった。

なんで?
だって浜ちゃんのこと馬鹿にしてたじゃない。
ううん、そんなことじゃなくって。
なんでそんなことしてるの?

自分と同じ年のまだ十二歳の絹旗ちゃんがそんなことをしてるのが信じられなかった。
裸視していないからってわけじゃなくって、リアルには程遠かったから。

ごくりと喉を鳴らしてしまった。
聞かれたかもしれないと思ってこっそり部屋に戻ったけど顔が真っ赤になってるのが自分でも判った。


■月■日 晴

浜ちゃんがいやらしい目で絹旗ちゃんを見てた。
絹旗ちゃんもその視線を嬉しそうに受け止めてた。

なに、この生々しい空気。
あんたたちできてたの?

すっごく居心地が悪い。

抱き寄せるなよキスするなよ私がいるんだぞ。

寝る時も絹旗ちゃんは当然のように浜ちゃんの布団に入る。
嬌声なんて聞くもんじゃない。
特に知り合いのものは。
必死に頭から布団をかぶって耐えた。
耳のスイッチオフにできればよかったのに。
387でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:23:25.21 ID:v3E972cF
■月■日 晴

腕と足を縛られた。
少しだけ抵抗したけど能力が無ければ私はか弱い女の子に過ぎない。

私は出力を上げるサイボーグじゃないから縄をぶち切ることなんてできない。
ううん、たぶんそんな気になれない。
腕を取り外して逃げようって思えなかった。

だって、絹旗ちゃんがすごく嬉しそうな顔してるから。
幸せそうな顔してるから。

置き去りで、暗闇の五月計画の被験者で生き残りで、暗部で殺しばっかしてたのに。

すっごく綺麗だった。

横になった浜ちゃんの上で慣れた態度で腰を振ってる絹旗ちゃんが輝いて見えた。
ものすごくうらやましかった。
部屋中がすえた臭いになったのに気にならなかった。

セックスの後で浜ちゃんが私の下着を覗きこんだ。

当然濡れていたんだと思う。


■月■日 晴

今日も縛られた。
抵抗する気力なんかない。

絹旗ちゃんが思いっきり浜ちゃんに甘えてた。
可愛いとか好きだとか、そんなチープな言葉をねだって、言われると溶けそうなぐらいに幸せそうに笑って。

聞いてらんない。
うらやましくなる。
絹旗ちゃんばっかりずるいよ。

無意識のうちに太股をこすり合わせてるとぐじゅって湿った下着がずれる感触が気持ち悪かった。
388でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:23:52.34 ID:v3E972cF
■月■日 雨

今日は縛られなかった。
けど見てろって言われた。

駅弁っていうのかな。
こう、抱える形で、でも向かい合ってじゃなくって小さな女の子がパパにおしっこさせてもらう時の形で。
絹旗ちゃんの毛も生えてないおまんこに浜ちゃんの黒くておっきなおちんちんが出入りするところを見せられた。
あんまりにも生々しすぎて怖かった。

だって、あんなの絶対痛いはずなのに絹旗ちゃんはすごく気持ちよさそうで。
生臭い臭いがして頭ががんがんした。

それに、信じられないことに、その恰好のまま絹旗ちゃんのおまんこからちんちんを抜いて、お尻の穴に入れ直した。

思わず息を飲んだ。
だってそこは入れる場所じゃないよ!
そんな変態みたいなこと絹旗ちゃんがしてるの?
驚いている私を見下ろしている絹旗ちゃんは勝ち誇っていた。

悔しいとか何だとかの前に、もう羨ましくってしょうがなかった。
389でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:24:15.52 ID:v3E972cF
■月■日 晴

この街の科学力は変な方向に進んだりもする。
五歳の女の子が男欲しさに股を開く、そこまでおかしくなるような薬だって作られてる。
私だってそうなってたかもしれないよ。

殺したり下部組織を好きなように動かしていたり、それが楽しくてげらげら笑ってたはずなのに。
今はなんでそんなことが楽しかったのか思い出せない。
考えてみれば絹旗ちゃんに劣等生扱いされてコンプレックス解消するためにサイボーグになって。
そこまでして作った強さを浜ちゃんにブチ壊されたんだよな。
情けないな、私。

浜ちゃんに抱きついて泣いて懇願した。
女にしてくれってわんわん泣いた。
まだ十二歳で、年齢的にはほんの少し前までランドセル背負ってたかもしれない私が男を欲しがってぼろぼろ泣いた。




私は女になった。

第一位の精神構造を植えつけられた私は痛みにはものすごく強いはずなのに涙が止まらなかった。
390でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:24:47.96 ID:v3E972cF
■月■日 曇

今日から絹旗ちゃんが私の教師ってことになった。
旧式に負ける訳にはいかない。
生徒って立場は気に入らないけどテクニックは全部盗んでやる。

目の前におちんちんを突き付けられると処女を捧げたときよりも恥ずかしい。
よくこんなの平気な顔で舐められるな絹旗ちゃんは。

最初に絹旗ちゃんのフェラをじっくりと観察する。
ちろちろ舐めるだけじゃなくっていっぱい口に含んだりした。
喉の奥まで呑みこんだりもした。

ちっちゃい口なのによくやるよ。

でも私がするときよりも浜ちゃんが気持ちよさそうなのが悔しい。
絶対うまくなってやる!


■月■日 晴

今日はデート……でよかったのかな?
浜ちゃんと絹旗ちゃんと私とでゲーセンに行った。

ガンシューティングで絹旗ちゃんと勝負をして負けた。
音楽ゲーで勝負したら勝った。
決着をつけようとしたらプリクラに引きずり込まれた。
浜ちゃんは結構強引。

コスプレプリクラってやつだった。初めて見た。
貸し出してくれる衣装が何種類もあった。
絹旗ちゃんがいうところでは浜ちゃんは結構コスプレが好きらしい。

ウエディングドレスを着せられた。
やっべぇ、めちゃくちゃ嬉しい。
浜ちゃんの横で純白のドレスなんて安っぽい映画みたい。
髪も綺麗に整えておけばよかったかな。でも携帯の充電池に張り付けた写真の中の私はすごく幸せそうだ。
でかいコブが邪魔だけどさ。

帰りにいつものファミレスでご飯を食べた。
ここでは浜ちゃんがカーストの一番下になるのでドリンクバーへ行けって命令する。
めちゃくちゃ気持ちよかった。ぎゃはっ。
391でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:25:32.15 ID:v3E972cF
■月■日 雨

私の舌が気持ちいいって浜ちゃんに褒められた。
ぎゃははっ、絹旗ちゃんとはCPUの出来が違うんだにゃーん。

でも私がフェラをしているときに絹旗ちゃんが浜ちゃんの後ろに回ってお尻の穴を舐めた。
浜ちゃんがすっごく興奮していた。

なんだよ、それ。私まだ教えてもらってない。
言ってくれれば絹旗ちゃんより先にしてあげたのに。

今日は絹旗ちゃんは危険日だって。
だから中出しできないねぇ、ご愁傷さま。
ってはずだったのに三回もしてもらってた。

私は二回だったのに。

超許せねェ。
危険日中出し三回なんて羨ましすぎる。
絹旗ちゃんのお掃除フェラを邪魔してしゃぶりながら私にも同じことしろって浜ちゃんに迫った。
392でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:33:50.37 ID:v3E972cF
■月■日 雨

今日は浣腸をされた。
絹旗ちゃんが言うには初心者は二百ミリリットルでもきつい、らしい。
知らないよ、そんなマニアックなこと。

三人して狭いお風呂場に入る。
絹旗ちゃんが一リットルも入れられているのを横で見ていると正直怖くなった。
あんなに入るわけないじゃない!
半分でいい、って浜ちゃん言ったけど、それでも五百だよ!

結局入れられた。
おなかがめちゃくちゃ痛かった。

フェラでいかせられたらトイレに行かせてくれるって浜ちゃんが言った。
こんなに苦しいのにそんな時間あるわけないじゃない。
絹旗も余裕があるわけじゃなかったけど二人して必死になっておしゃぶりした。
お尻の穴だって舐めたよ。ドリル舐めってやつ?
おかげでか、結構早く射精してくれた。
こっちはぎりぎりだったけどね。

でも、酷いんだ浜ちゃん。
ここなら掃除が楽だから思う存分出せって。
もうトイレに駆け込む余裕なんか無くってさ。
思いっきり泣きながらうんちしたよ。
この年になっておもらしするなんて思いもよらなかった。

そのあとで掃除したんだけどさ。
浜ちゃんが手伝ってくれるのがすっごくつらかった。


■月■日 晴

(このページは切り取られている)
393でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:34:45.74 ID:v3E972cF
■月■日 晴

これからはセックスの前には必ず浣腸しろってさ。
お尻の拡張をしてくれるみたい。
絹旗ちゃんとのアナルセックス見てからやってみたいなとは思ってたんだけど浣腸は恥ずかしすぎるよ。

絹旗ちゃんのお尻って白くて丸くてシミ一つない。
そんなところに浣腸するのってレズじゃないけどすっげぇドキドキする。
私もされるんだけどさ、汚い肌じゃないかな。
比べられたらしょげるかも。

おなかごろごろしてるのに絹旗ちゃんとシックスナインをしろって言われた。
だからレズじゃないってば!

浜ちゃんの命令は絶対だからしぶしぶ舐めたよ、舐められたよ。
絹旗ちゃんのおまんこは近くで見るとめちゃくちゃ綺麗だった。
ピンク色で形も綺麗で。
比べられたりしたら嫌だな。
自分のじっくり見たことないけどこんなに綺麗だったら勝ち目ないもん。
394でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:35:16.36 ID:v3E972cF
■月■日 晴

今日は水族館デート。

海鳥って名前だからさ、結構海の生物とか好きなんだよね私。
タチアナゴとか色々いたから浜ちゃんに説明してあげた。
よく知ってるなって頭撫でてくれた。
おっきな手で撫でられるのすっげぇ気持ちいい。
猫耳とか尻尾とか欲しくなっちゃっう。
にゃにゃにゃーんって甘えてもまだ許されるよね?

そしたらさ、絹旗ちゃん妬いちゃったんだろうね。
浜ちゃんの足蹴っ飛ばしたの。
ざまぁみろってげらげら笑っちゃった。

帰りの公園の林に連れ込まれてパンツずり下ろされた。
真昼間の外で中出ししないでよ、怖いからさ。


■月■日 晴

今日はショッピング。

第一位のくっだらねぇ趣味の影響か、私はモノトーンしか持ってないんだけど浜ちゃんがワンピース買ってくれた。
空色の透明感のあるワンピース。
こんな女の子っぽいやつ私に似合わないよ。
嬉しいけどさ。

絹旗ちゃんはオレンジ色のブラウスとチェックのスカート。
畜生、かなり可愛いぞ同性の目から見ても。
素材じゃ負けてないはずなのに少しだけベクトルが違うだけでこうも変わるかなぁ。

着替えたまま購入してタグを切ってもらった。
そのままデートを続けるはずなのにトイレに連れ込まれちゃった。

おしゃぶりして一回づつ中出しされちゃった。

もう、せっかくのワンピースにシミがついたらどうしてくれるのさ。
飲ませてくれた方が安心だよ、まったく。
395でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:35:52.75 ID:v3E972cF
■月■日 雨

浜ちゃんの太い指を三本受け入れられるようになったから、今日は初めてのアナルセックスだ。

正直ドキドキする。
絹旗ちゃんのあの顔が私にもできるんだなってちょっとした優越感がある。
たっぷりワセリンを塗ってもらっておちんちんを受け入れた。

すっげぇ苦しかった。
私は痛みや苦しみに強いはずなのに内臓を圧迫される感覚は別もんだよ。
下半身はまっさらで改造してないからなぁ。
でも浜ちゃんは絹旗ちゃんのアナルヴァージンよりも楽そうだって言った。
ロストヴァージンの時ぐらい他の女の話をしないでほしいなあ。

思いっきり射精してもらった。
初めてでもおなかの熱さってわかるもんなんだね。おまんこと一緒で。
初めてをいっぱい捧げたおちんちんを口で綺麗にしてあげた。


■月■日 雨

今日も雨だ。
雨って手術跡が痛んだりするから嫌い。
でもお風呂場で裸で過ごすのは好き。

狭苦しい湯船につかって思い切り浜ちゃんに甘えた。
大好き。
全部あんたのものなんだからね。

絹旗ちゃんに負けないように全部の穴が使えるようになったんだ。
全部つかってもらった。
いっぱい精液飲んだしいっぱい精液注いでもらった。

二回目のアナルで私はイクことができた。
おまんことおなじで目の前がちかちかしてすっごいことになった。
そうしたらさ、浜ちゃんそのまま私の中でおしっこしたんだよ、酷いよね。
そんなのも受け入れちゃう私も大概だけどさ。

でも、これは絹旗ちゃんもされてないことだったんだ。
結構優越感に浸れたよ。
396でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:36:36.79 ID:v3E972cF
■月■日 晴

今日は最低だったよ。
何なんだよ、もう。

裸に剥かれたのはいいよ。首輪をつけられたのもいい。リードをつけられたのだって我慢するさ。

けどそのまんま外に出るって!?

確かに誰もいない真夜中だけどさ、首輪と靴下と靴だけで散歩なんてハイレベルすぎるわコラ。
柔らかい地面の場所を見つけたら四つん這いになって犬みたいに歩けって、本当に最低だ。
私に露出趣味はねェンだよ!

さらには植え込みにおしっこしろって言うし。
絹旗ちゃんが泣きながら片足上げるから私もしたよ。
でも、そんなのすぐに出る訳ないじゃない。
思いっきり冷や汗かいてやっと出たらくせぇくせぇって浜ちゃんが。

仕方ないじゃない。濃縮されちゃったんだよ汗かいたからさ。

もうボロボロ泣いたね。
警備員が来るかもしれないから声は上げられないけどプライドなんかもうズタボロさ。

それでも太いおちんちん入れられると喜んじゃうんだから私も絹旗ちゃんも本当に牝犬だよね。
正真正銘の変態だよ。
こんな身体にした責任絶対取ってもらうんだから。
397でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:37:01.89 ID:v3E972cF
■月■日 雨

最近身体の調子が悪い。
脂っこいものが食べられないしすぐ吐くし。
もしかしたらと思って検査キットを買ってきてチェックしたら妊娠していた。
絹旗ちゃんも一緒だったよ。

まったく、まだ十三歳になったばかりだっていうのに、この変態。

でも嬉しい。めちゃくちゃ幸せ。
絹旗ちゃんも喜んでる。
二人一緒に妊娠するって、これはもうちょっとした運命かな。
もちろん産むよ。大好きな浜ちゃんの赤ちゃんだもん。

記念ってことで指輪をおねだりした。
まだ結婚できる年じゃないけど欲しいんだから仕方ない。
腕がつくりものってことをこの時だけは後悔したなァ。

ニップルピアスとかつけてもらおうかな。
乳首は『生』だし。
398でっちあげ浜面日記2・黒夜編裏:2012/03/26(月) 19:37:30.72 ID:v3E972cF
■月■日 晴

臨月も近いのに性欲が収まらないね。
飲精だってジャンキーレベルだよ。すぐ口が寂しくなっちゃう。
お尻の穴だってぱくぱくしちゃうし。
本当に変態だね私たち。

このでっかくなったボテ腹を二つ合わせた腹ズリが浜ちゃんのお気に入りだ。
せっかくおっぱいも大きくなったのに。
そりゃ二人で頑張らないと挟めないけどさ。

でもお腹押しつけられるので本当にいいのかな。
こんなの何処が気持ちいいのかわからないけど興奮するらしい。
うん、まぁ私も興奮するし。
あんたのパパはあんたの入ってる袋を感じて気持ち良くなってるんだよってよく子供に言ってるよ。
蹴っ飛ばしたりぐるぐる回ったりで返答感じるのが面白いね。

子宮を残しておいてよかった。
女って子宮でものを考えるっていうけど本当だね。
大好きな人の子供がいるってだけで幸せだもん。

絹旗ちゃんがさ、初めての家族だって喜んでた。
私もそうだよね。
血の繋がった家族ってこの子が初めてだもん。
でもさ、もう私たち家族だよね?

あとさ、絹旗ちゃんがとんでもないことを言うの。
これまでで一番幸せなことは赤ちゃんを孕んだことで次が浜ちゃんの女になったことだからこの子たちも同じことさせてあげたいって。
ちなみに赤ちゃんは二人とも女の子だよ。
この子たちに浜ちゃんの子供を孕ませたいんだってさ。

近親相姦じゃん。
めちゃくちゃ変態じゃん。

でもさ、私、めっちゃ興奮した。
三十前におばあちゃんになるのにさ。
おなかの子と一緒にママになれたらどんなに幸せだろう。
浜ちゃんも苦笑いしたけど否定はしなかったよ。
十三歳の妊婦妻が二人もいる変態だからね、何をするかわかったもんじゃないし。

あーっ、幸せェ。
浜ちゃんに抱かれて本当によかった。
こんなことが待ってるって最初っからわかってたんならあのくっそくだらない時間にももう少し耐えられたのかな。
もっと早く犯してくれればよかったのに。

ああ、もう浜ちゃんじゃないね。


大切にしてね、私の旦那様☆

一緒に奥さんとして頑張ろうね、最愛☆


■月■日 雨

 ――以後判読不可能――
399名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 19:45:41.32 ID:Cnn7M8/X
GJ
黒夜かわいいよ
400名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 19:45:57.90 ID:v3E972cF
流れも読まずに再投下
これも某所で書いたやつの裏バージョンです
一応浜面は爆発しません

>>371
上条Rに一票で
401 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/26(月) 23:12:52.94 ID:hteThkRx
gj
402名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 00:50:22.59 ID:rN5jSHDm
またこってりとしたエロスじゃのうgj
403名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:37:45.65 ID:oV0FGTga
連日で投下します
輪に掛けて鬼畜なのでそこのところよろしく
浜面日記フレメア編です
404名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:38:15.74 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

学園個人の暴走で学園都市の能力者がみんな能力を使えなくなってたくさんの人がいなくなった。
噂では超能力者と原石だけは能力を保ったままだって言うけど第一位は精神病院行きだって聞いた。
駒場のお兄ちゃんのカタキだけれども命の恩人ってことには変わりないんでちょっと複雑。にゃあ。

それに第四位のババアが行方不明なのも気になる。
学園個人のガードについてるって話もあるけれども。

学園都市は半分以上崩壊。
半蔵と廓も生まれ故郷に帰らなくちゃいけないらしい。
スキルアウトのまとめ役とかどうするんだろう。

一緒に来るかって誘われたけれども断った。
浜面のところにお世話になるつもりにゃあ。
大体、お邪魔虫の役どころもいい加減疲れたし。
廓は優しくしてくれるから嬉しかったけど辛かったし。

学園都市そのものにいい思い出はあんまりないけれども学校には友達がいるしお姉ちゃんが生きた街でもある。
フレンダお姉ちゃんも駒場のお兄ちゃんもお墓参りしてくれる人がいなくなると悲しいと思うんだ。

浜面のところには黒夜っていう私の命狙ってたやついるけど別に恨みはない。
なんでだろうね。第四位は殺してやりたくてしょうがないのに。

私のこといっぱい可愛がってくれたから半蔵と廓にはいっぱいお礼を言った。
廓は涙を浮かべて私を抱きしめてくれたよ。
405名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:38:31.81 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

浜面のおうちに到着。
これからお世話になります。

半蔵は浜面と真面目な顔して話していた。
色々と引き継ぎがあるんだと思う。
今の学園都市でスキルアウトを束ねるっていうことは治安を預かるってこととそう変わりはないから。
元能力者をまもるために暴走したスキルアウトを止めたりとか、本来の目的と逆転したこととかもやってる。

でも私はまだ子供だから深く考えないんだ。にゃあ。

廓が買ってくれたふわふわのフリルのついた服を着てご挨拶。
大体、浜面が可愛いって言ってくれたのが嬉しい。
絹旗のお姉ちゃんと黒夜とが機嫌が悪かった。
私には優しくしてくれるんだけど、どうも浜面が私の服の分のスペースを作るために自分の服を処分したのが気に入らないみたい。

にゃあ、ちょっと失敗したかも。
でも廓が買ってくれた服だからどれも捨てられないよ、ごめんね。

久しぶりに浜面にあったからいっぱい抱きついてみた。
二人とも、浜面取られるのが嫌なんだなってわかったけどこれは子供の特権。
思いっきり甘えた。にゃあ。
406名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:38:53.75 ID:oV0FGTga
■月■日 雨

今日は雨。
雨の日は好きじゃないけど紅い傘はお気に入り。
可愛い鳥さんのイラストが入ってるんだもん。
ランドセル背負って行ってきますって大声で出かけた。

そういえば浜面は学校どうしてるんだろ。
絹旗のお姉ちゃんも黒夜のお姉ちゃんも言ってないな。
浜面はともかく二人はまだ義務教育じゃないのかな。
暗部ってもうないんだよね?


■月■日 晴

博打で勝ったからって浜面が赤い宝石をプレゼントしてくれた。
とっても綺麗。
でも、大体博打はよくない。にゃあ。

安い石だって言ってたけどそんなの気にしないよ。
大切にするね。浜面。

お姉ちゃん二人もすっごく喜んでた。
浜面のこと好きなんだなってわかったよ。
これでも女の子だからね、にゃあ。
でも浜面は私のヒーローだからね。私のだよ。

あとね、えっちな夢を見た。
生まれて初めて。
浜面が側にいるからかな。大体、まともに顔が見れないよ、にゃあ。
407名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:39:12.90 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

久しぶりにフレンダお姉ちゃんの夢を見た。
いっつも優しくてたくさんお話してくれてたのに居なくなっちゃって泣いちゃった。
眼を覚ますといっつも側で寝ているはずの三人がいない。
お風呂場の方で明かりが漏れていた。

すごくびっくりした。
直接見たわけじゃないけど漏れている声でえっちなことしてるのはわかった。
大体、子供だからってわからないわけないじゃない。

二人とも浜面の恋人なんだなってすごくびっくりした。
そんな関係だなんて思わなかった。
お股が変な気分になって少しお漏らししていた。


■月■日 雨

今日は出かけずに部屋で映画を観た。
流行った恋愛映画みたい。。
貴族のお姫様と農民の青年との結ばれぬ恋のお話は見ていて切なかったよ。

絹旗も黒夜もこんな思いをしてるのかな。
それとも結ばれて幸せなのかな。
私はまだ子供だからよくわからない。にゃあ。

でも浜面から離れたくなくって膝の上から動かなかった。
絹旗も黒夜も浜面の両隣りに座ってくっついてた。
胸を押し当ててたよ。わかるもんそれぐらい。

お尻に何かあたる感触があった後浜面が急にトイレに行った。
十分ぐらいかかって戻ってきた時絹旗も黒夜も泣きそうな顔をして浜面のこと睨みつけてた。
私は子供だよ。でも、大体なんで泣きそうになってたかぐらいはわかるよ。女の子だもん。
408名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:39:35.99 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

浜面が作ってくれたハンバーグをみんなで食べている時、私は決心したことを口に出した。

私にも同じことをして。
何を、とかは言わなかったけど。

浜面も絹旗も黒夜も誤魔化そうとしたけどもうわかってるんだよ。
ブラだってしてるし身長だって二人とそうは変わらないよ。
二人にできることはきっと私にもできるよ。

グリーンピースを食べられるようになってからって浜面が言った。

それって自白だよ。大体、わかってないでしょう。
グリーンピースはきらいだけど頑張るよ。お邪魔虫はもう嫌なの。

学校行けなくなるかもって言われた。
それはちょっと、ううんすごく嫌だった。
もしえっちなことをして、それがばれたら浜面は警備員に捕まっちゃうし本格的に逮捕されちゃうかもしれないって。
私はみんなからえっちな子だって言われて居場所がなくなるんだって。

悩んだよ。
でも、答えは変わらなかった。
佳奈ちゃんやみんなとお別れになっちゃうかもしれないのは怖いけど、私は浜面が好き。にゃあ。
409でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:40:22.35 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

今日は学校をお休みした。
恥ずかしかったけど下着姿でお座りして浜面たちを見学。

裸になった絹旗と黒夜が嬉しそうな顔しながら浜面のおちんちんを舐めてた。
音がするほどにしゃぶってほっぺたが沈むぐらいに吸ってた。
おしっこするところなのに汚くないのかな?

浜面の腰が震えて気持ちよさそうな顔をしたら絹旗のほっぺたが膨らんでた。
射精って言葉ぐらい知ってるよ保健体育で習ったもん。
でもあれってお腹に出すものじゃないのかな。
そんなこと思ってたら絹旗が黒夜にキスした。
女の子同士なのに。
口と口の間から白いのが垂れた。あれがせーえき?
美味しいのかな?
だって嬉しそう。

びくびくしてたら黒夜が私のこと見てた。
口元が膨らんでた。
最初のキスは浜面がいいって思わず叫んでた。

苦笑いされたけどファーストキスは浜面がしてくれたよ。
大体、女の子同士はカウントしないとかそんな話も聞いたけどやだったもん。

そのあとで黒夜からせーえきを飲まされた。
唾液で薄められてたはずなのに生臭いし苦いし、全然美味しくない。
でも全部飲んだよ。
私だってできるんだよ。にゃあ。

あとで絹旗に自分のときなんかキスよりも先におしゃぶりさせられたって言われた。
ううん、いくらなんでもそれは嫌かも。
410でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:40:40.92 ID:oV0FGTga
■月■日 曇

一応ね、私は外人だから成長が早いんだ。
初めて裸になって三人で並んだけど負けてないもん。
おっぱいのサイズだっておんなじくらい。
あそこのお毛毛だってみんな生えてない。

そう考えるとちょっと悔しい。
幼児体型の二人ばっかり可愛がられてる。
小学生の分だけ私の方が将来有望だよ、浜面?

でもえっちは二人としてた。
二人とも後ろから抱き抱えるみたいな恰好で私につながってるところを見せつけながらのセックス。

絹旗のちいさなおまんこに太いおちんちんが入ってるのはすごかった。
でも黒夜のお尻の穴に入れてた時の方がびっくりした。
入るの? あんな大きいのが。
にゃああ、めちゃくちゃ怖いよぅ。

そうしたら黒夜が自慢げな顔で私を見てた。
そんなところでまで浜面を受け入れられる自分が誇らしいんだ。
羨ましかったし悔しかった。

でも浜面が生意気だぞって言って一回分減らして絹旗を抱くって言ったらボロボロ泣いてごめんなさいって言った。

怖かったんだね嫌われるの。
私も一緒に浜面の腕に飛び込んだ。
きっと心だけは同じだから。

結局絹旗に一回多く射精した後のおちんちんを私と黒夜とで舐めておっきくして、それを黒夜のおまんこにいれてもらった。
黒夜はすごく幸せそうだった。それぐらいに浜面が好きなんだね。
私もあんな顔できるのかな?
411でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:41:19.16 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

今日は十歳の誕生日。
ハッピーバースデー、フレメア。

ケーキに十本のろうそくを立ててもらって一息で消したよ。
去年はフレンダお姉ちゃんと駒場のお兄ちゃんとがいたな。
浜面と絹旗と黒夜といるけど、ちょっと寂しいかも。

でもいいんだ。
今日は私が子供から大人になる日。

浜面にえっちしてもらう日なんだから。

痛かったよ。すっごく痛かった。怖かったよ。
浜面って大きいんだね。身体の外側も内側も抱きしめられた。
駒場のお兄ちゃんの方が大きいのかもしれないけど、なんか存在感が違う。

いっぱい泣いた。
浜面のこと好きだけどわんわん泣いたよ。
痛かったもん。
でも最後までやめてって言わなかったのは自分なりに偉いと思う。にゃあ。


■月■日 晴

今日はみんなそろって遊園地。
浜面のお財布はすっからかん。にゃあ。

みんなして乗れるやつってそうはないよね。

コーヒーカップで中央のハンドルを浜面以外の三人でいっぱい回した。
ぐるんぐるんって。
浜面酔っちゃったみたい。

休憩代わりに乗った観覧車の中でえっちなことされた。
一周二十分?
それで三人に出すんだからすごいのかもしれない。

あと、ゲームコーナーでホラーシューティングゲームをやったよ。
怖いゲーム大好き。
お化け屋敷にも行った。
科学の街でお化け屋敷なんて変かもしれないね。にゃお。
412でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:41:43.41 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

今日は一日中えっちしてた。
私の身体がまだ感じ切れてないからって今日は私が浜面を独占してた。
ごめんね、二人とも私に優しくしてくれてるのに。

うぃんうぃん鳴るピンク色の太いやつでお互いを慰めてろっていう浜面の命令があったけど。
二人ともやる気が無いのはすぐわかった。
おまんこに入れられるから気持ちいいわけじゃないんだよね。
抱きしめられている感覚が無いと怖いよね。

でも女の子同士がえっちしてるのはちょっと変な気分になった。
少しだけだけど感じちゃったのかな。
大体、浜面は変態。にゃあ。


■月■日 晴

(このページは汚れていて読めない)
413でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:42:03.03 ID:oV0FGTga
■月■日 曇

昔の偉い人が書いていた日記があって、天候が一つ残さず書いてあるから時代劇にいちゃもんが入ったりするんだって。
浜面が言ってた。
あこーろーしのきらてーのうちいり? の日には雪が降ってなかったとかなんとか。
私は歴史ってよくわからない。勉強不足かな。

今日はね、初めて『イク』ことができたよ。
目の前が真っ白になってぱあんって爆発したみたいになって体中がふわふわしたの。
こんなすごいこと二人はしてたんだなぁって思うと自分が子どもだったってよくわかった。
でも、私の『イク』はすごかったんだって。
十分ぐらい続いてたって。

絹旗のお姉ちゃんも黒夜のお姉ちゃんも羨ましいって言ってた。

初めて『イク』ことができたからって浜面が記念写真を撮った。
三人を座らせて顔にせーえきをかけたの。
大体、浜面は本当に変態。

でも写真を貰って日記帳に張る私も変態かも。にゃあ。

(写真が貼られていた痕跡がある)


■月■日 晴

今日は遊水地の大型公園にピクニック。
絹旗のお姉ちゃんと黒夜のお姉ちゃんと私とでお弁当を作ったんだ。

絹旗は包丁つかえるけど細かい料理は苦手かも。
黒夜はお料理上手だね。出汁巻き卵と唐揚げとおにぎり作ってた。

私はサバでサンドイッチを作った。
サバのお寿司は美味しいし、あってもおかしくないと思うんだけどすっごく不評だった。

絹旗のお姉ちゃんが、新鮮なサバを酢づけにしてマリネ作ってパンももっちりしたベーグルにすればいいかもってアドバイスくれた。
ううん、その通りかも。
サーモンのベーグルサンドとかはあるしね。

あとはみんなでボールを蹴っ飛ばして遊んだ。
えっちなことばっかりじゃなくってお外で遊ぶのもいいな。
414でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:42:30.43 ID:oV0FGTga
■月■日 雨

浣腸をされた。
浜面には内緒で話は聞いてたから覚悟はしてたけどちょっと怖い。にゃあ。
大体、うんちするところ見られるのってめちゃくちゃ恥ずかしい。

最初だからって二百ミリリットルお腹に入れられた。
黒夜のお姉ちゃんは五百が最初だって言ってたからちょっとほっとしたけどそんなことなかったよ。
ものすごく痛かった。

三人して浜面のおちんちんを舐めた。
スペースが無いからね、顔がぶつかるの。
すぐそばでえっちな顔でおちんちん舐めている絹旗とか見てると私もこんな顔してるのかなって思ったよ。

いっぱい射精してくれたからやっと終わりかな、トイレの順番どうなるのかなって思ったんだけどその場で出せって言われた。
やだやだ! 浜面の変態!
我慢できなかったからお漏らししちゃった。
にゃあああ。すっごく恥ずかしい。
三人していっぱい泣いたよ。
415でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:42:56.55 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

今日はファミレスで外食なの。
でも浜面ったら私にお子様ランチを頼んだりしたんだ!
大体、もう子供じゃない!

お子様ランチなんて大人になったら食べられないんだぞって言われたけど、子供扱いはやめてほしい。にゃあ。
だったら絹旗だって黒夜だって頼めばいいじゃない!

でも無理矢理注文された。
足らなかったら追加していいって。
にゃあああ。ケチャップライスの上に乗ってるグリーンピースがぁあ。
このお店のメニューでグリーンピースのってるのこれだけなのにぃ。

絹旗のお姉ちゃんと黒夜のお姉ちゃんは嬉しそうにドリンクバーへ行けって浜面に命令していた。
ここではそういうルール見たい。
私だってしてやるんだから!


■月■日 晴

にゃあああ。
絹旗と黒夜の二人のお姉ちゃんが浜面に甘えてた。
好きだって言えとか可愛いって言えとか。
にゃああああ。
私だって言ってほしいよお。
頭なでなでしてくれるけど女の子として褒めてほしいよ。

いっぱいいろんな言葉で褒めてくれた。
顔が真っ赤になっちゃう。

恥ずかしかったけど嬉しかったから夜にいっぱい甘えちゃった。
浜面、大好き。
416でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:43:18.13 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

今日もお尻に指を入れられた。にゃあ。
恥ずかしいけどやっぱりここでもおちんちんを受け入れられるようになりたい。
ビーズのおもちゃとかバイブレーターとか入れられるのはすごく辛い。
入れるのは浜面だけがいいよ。

お尻を弄られてるときに絹旗のお姉ちゃんと黒夜のお姉ちゃんとが変な話していた。
おまんことお尻とどっちが気持ちいいかって。
絹旗のお姉ちゃんはおまんこがいいって。形もちゃんとわかるしやっぱり気持ちいいって。
黒夜のお姉ちゃんはお尻がいいって。そんなところまで使ってもらえるのが嬉しいって。

大体、どっちもわかっちゃう。

でも最終的な結論は妊娠できるからおまんこがいいってことになった。

妊娠かぁ。
大体、私はまだせーりが来てないから妊娠できないんだけど、浜面の赤ちゃんは欲しいな。
でも妊娠しちゃうと学校行けなくなるよね。
お友達とお別れしなくちゃいけない。
それはやだな。
でも赤ちゃんは欲しいな。

そう浜面にいったら絶句してたよ。
赤ちゃんはきらいなのかな?
417でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:47:38.66 ID:oV0FGTga
■月■日 雨

今日は浜面のおちんちんをお尻に入れてもらった日。
てかてかする白いやつをいっぱい塗り込められた後おっきなおちんちんを入れられた。

出す場所だから入れるのは辛いよね。
でも痛くはなかったよ。息が苦しかったけど、そのうち慣れるかな。

おまんこにはおちんちん全部は入らないんだけどお尻には全部入ったみたい。
後ろから入れてもらったからよくわからないんだよね。
絹旗のお姉ちゃんも黒夜のお姉ちゃんも驚いてたよ。

あとね、二人が頭なでてくれた。
これでおんなじだねって。
優しくしてくれるから大好き。
フレンダお姉ちゃんには負けるかもしれないけど、二人いるからフレンダお姉ちゃん以上かな。
ごめんね、お姉ちゃんのこと大好きだけど今は二人が可愛がってくれてるんだよ。

だからね、二人とおんなじになれてすごく嬉しかった。

浜面もいっぱいしてくれたよ。

だからかな。
初めてのお尻えっちなのに私は『イク』ことができた。
おまんことちょっと違うね。
ルートが曲がってるって言うのかな。
どっちもすごいけど。

大体、私も変態かも。にゃあん。


■月■日 雨

佳奈ちゃんとお話ししながら学校から戻ってきたらいきなり浜面におちんちん舐めさせられた。
もう、服がしわになっちゃうよ。
ランドセルも外さないでそのまま後ろからおちんちん入れられた。
私のこんな姿、佳奈ちゃんは知らないんだよね。
そう思うと切なくて興奮しちゃう。

絹旗のお姉ちゃんと黒夜のお姉ちゃんは出かけてたみたい。学校かな。

せっかく二人きりだったのにフレメアばかりずるいって大騒ぎされちゃった。

三人してお尻を突き出して浜面に好きなようにされちゃった。
418でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:48:11.36 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

裸エプロンで料理させられた。
本当に変態なんだから。

大体、裸エプロンだと油ものとかできないよ、怖くて。

絹旗のお姉ちゃんは包丁使えるけど味付けが下手だよね。
ルーを使うカレーとかならいいんだけど。

黒夜のお姉ちゃんは本当に料理が上手。
みりんを使えるようになると料理スキルがワンステップアップするって教えてくれた。
肉じゃがとか本当に美味しいし。

結局三人で作ったのは回鍋肉。
ピーマンもあんまり好きじゃないんだけどなぁ、
ほとんど黒夜のお姉ちゃんが作った。
私たちは材料切っただけかな。

ご褒美ってことで黒夜のお姉ちゃんだけ浜面に撫でられた。
嬉しそうに喉を鳴らしてる姿は猫みたい。
でも悔しいよ。私だって頑張ったのに。

態度が悪いって絹旗のお姉ちゃんと私とお尻を叩かれた。

痛いんだってば!

もう、いつ以来かなこんなの。

でも絹旗のお姉ちゃんは何回か叩かれると切なそうな顔し始めた。
マゾってやつなのかな。
こんなことしていいのは浜面だけだって思うと私もちょっと気持ちいいかも。

ご飯が終ったらいっぱいえっちしてもらった。
419でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:48:41.03 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

にゃああああああ!!!
変態! 変態変態!

夜にお散歩っていって三人して連れ出されたよ。
五百ミリリットルづつお浣腸されて紙おむつつけて、コートを羽織って。

浜面は世界一の変態だにゃぁ。
大体、こんなの恥ずかしいだけだってば!

人の少ない時間帯でちょっと安心したのに、わざと遠回りしてコンビニの前を通ったるするし!
こんなのばれたら警備員に捕まっちゃうんだから!
でももし補導されたら私なんて言い訳すればいいんだろうって頭が真っ赤になった。
お腹だってぐるぐる言ってるし。

公園まで一キロもなかったけど、汗だくだくでやっとついたら、おむつのまま、たったままうんちしろって!

やだあああ、変態! 変態!

もう、結局そのまま出しちゃった訳だけど。
私のプライドとかボロボロだよ。
泣きながらお尻拭かれてそのまんまお尻の穴を犯された。

でも気持ち良かったりしたんだから大体私も変態かも。


■月■日 雨

最近体調が悪い。にゃあ。
身体が重いし頭がくらくらする。
ちょっと貧血気味かも。

浜面が買ってきた妊娠検査キットをつかったらどうやら妊娠してるみたい。
お姉ちゃん二人もそうだった。

二人はいいけど私は初潮もまだだよ?

そしたら絹旗のお姉ちゃんが、初めての卵をあげられたんだからって頭を撫でてくれた。
にゃあ、そう考えるとちょっと嬉しいかも。

でももう学校行けなくなっちゃうのかな。
佳奈ちゃんとも遊べなくなっちゃうのかな。
それはすごく悲しい。
だからって赤ちゃんを産みたくないわけじゃない。

ごめんね、佳奈ちゃん。みんな。

私はみんなより赤ちゃんを選ぶよ。
だって、私の家族だもん。
絹旗のお姉ちゃんも黒夜のお姉ちゃんも本当に幸せそうで。
だからきっと私も幸せなんだ。
420でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:49:19.29 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

一応、お腹が隠せるうちは学校に通うことにしたよ。
出産の前後の二か月は行けないだろうけど、それでも通えって絹旗のお姉ちゃんも黒夜のお姉ちゃんも言ってくれた。
赤ちゃんの面倒は見てくれるって。
いいのかな。
でも嬉しい。
これまでとおんなじようには遊べないだろうけどまたみんなといられる。

今日は浜面がプライベートビーチに連れてきてくれた。
いいのかな、赤ちゃんの費用だっていっぱいかかるのに。

白いスクール水着を着ると浜面がやらしい目をしたよ。
知ってるんだ、浜面がコスプレ好きなの。
でも妊婦とスクール水着ってあうのかな。

絹旗のお姉ちゃんは白いひらひらつきのワンピース。
黒夜のお姉ちゃんはツーピースのジーンズ地のツーピース。
ふたりともお腹はすっごく大きい。
赤ちゃんが入ってるんだもんね。

浜辺でボールを追っかけたり泳いだり楽しかった。
久々に身体を動かしたかも。
もちろんえっち以外でね。

えっちなこともしたよ。
プライベートビーチだから他に誰もいないもん。

水の浮力を借りると浜面が楽みたい。
絹旗お姉ちゃんがものすごく軽いって言ってた。
たぶん私より体重軽いよね。
大体、発育不良なのかも。にゃあ。

黒夜のお姉ちゃんは浜辺で裸になって、パパミルクください、なんてこと言った。
そういう言い方もあるんだなあって妙に感心したよ。
えっちって色々奥が深いね。

私だっていっぱいえっちしてもらった。
おまんこでもお尻でもイケたよ。
おしゃぶりだっていっぱいしたもん。

今日はすごく楽しかった。
421でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:49:38.53 ID:oV0FGTga

■月■日 晴

もうすぐ臨月。
流石にお腹は隠せないね。
病気ってことで学校休んでる。

でもえっちはしてるよ。
さんどーを鍛えると赤ちゃんが元気で生まれてくるんだって。
あんざんになるんだって。

お尻は関係ないと思うけどね。
大体気持ちいいからしてるけど。

まだ赤ちゃん生まれたわけじゃないけどミルクが出るようになった。
ママミルクなのかな。にゃあ。
えっちしながらかけてあげると浜面がすごく喜ぶの。
本当は赤ちゃんのものなのに駄目なパパだね。

絹旗のお姉ちゃんも黒夜のお姉ちゃんも母乳マッサージをしてるよ。
おっぱいが痛いんだけどこれをよくやっておかないとミルクが出ないんだって。
赤ちゃんの本に書いてあったよ。
大体、暗記できるぐらいに読んだかも。
学校の授業より勉強したかな。

ママ三人で子育てのお話とかしてるよ。
パパはお邪魔虫だから参加は駄目なの。
赤ちゃんは三時間おきに授乳が必要だとか哺乳瓶は一回ごとに煮沸しなきゃいけないとか。
色々大変なんだから。
でも三人いるから分担できるよね。

浜面はスキルアウトをまとめて会社を作ったみたい。
今の学園都市だと最大勢力かもしれないね。
警備員もトップが公的な地位を持っていたほうがいいみたいなんで許可は結構すんなりと下りたみたい。
危ないことはしてないって言ってたけどどうなのかな。
学園都市の理事が不正に流用していた資金の一部が不明になってるってニュースがあったけど浜面じゃないよね?

私ね、最近綺麗になったって自分でも思うの。
これからママになるっていう自覚があるからかな。
頑張るよ。いっぱい頑張る。

もう浜面なんて言えないね。
絹旗も黒夜ももう言えないね。


だから大切にしてね、ダーリン☆

頑張ろうね、最愛、海鳥☆
422でっちあげ浜面日記3・フレメア編裏:2012/03/27(火) 23:50:04.71 ID:oV0FGTga
■月■日 晴

(このページは新しい紙が貼り付けられている)

時間がたつのはあっという間。
子供の頃は一日があんなに長かったのに。
人生二十歳で折り返しっていうけれども本当かも知れないわ。

私たちの三人の娘、恋、小鳥、それにフレンダは元気に育ってくれた。
誰が誰の娘かなんて説明の必要はないわよね。
大体、これは私の日記なんだもの。

私たちね、酷いことしちゃったの。
フレンダも恋も小鳥も、仕上の子供がお腹にいるのよ。
そういう風に育てたの。

フレンダお姉ちゃんにも幸せを知ってほしいと思って、それを自分の子供に託したのね。
私たちが孕まされた時と同じ年齢になった子供たちに女になってもらったの。
もちろん、私たちも一緒。計画的に六人の赤ん坊がお腹の中にいるの。

大体、こんなのおかしいってわかってる。
でもみんな幸せよ?
社会から見ればただの鬼畜でしかないことはわかってる。
でも幸せなの。外側からの観察で内側の世界は理解できないわ。

幸い、遺伝子研究はこの街ほど進んだところはないもの。
子供はみんな健康に生まれてくるの。

私たちのあのころにそっくりな娘が夫の腕の中で喜んでいる姿を見るとうっとりしちゃう。
大体、私もあんな顔をしていたのね。
フレンダお姉ちゃんにも味わってほしかったな。

海鳥も最愛も笑ってる。
狂ってるわ。凶ってるわ。
でもこれが私たち家族。

おばあちゃんになるのが先かな。ママになるのが先かな。
一緒だとすごく楽しいんだけれども。

出産の日が楽しくて仕方ないわ。最高の気分よ。


■月■日 晴

(以降のページは存在しない)
423でっちあげ浜面日記の真実:2012/03/27(火) 23:50:32.47 ID:oV0FGTga


――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
――――――――――

「だぁぁあああ!!!! なんじゃこりゃなんじゃこりゃ!!!!」
「騒ぐな茶が不味くなるわ」
「茶なんか知ったことか! おい、半蔵! これがネットに出回っているのか! このでっちあげの私小説が!」
「おう。その通りだぞ。鬼畜帝王浜面」
「だれが鬼畜じゃ! おい、人を指差すんじゃない!」
「だってしゃあないじゃん。もう道行く人が全員お前を鬼畜だと思ってるぞ。顔写真付きだし」
「ざけんなテメェ! 俺は絹旗にも黒夜にもフレメアにだって手を触れてないわ!」
「いや、手は触れてるだろ。こないだフレメア膝の上に載せてただろロリコン」
「おいぃい! それは子供として可愛がっただけで女として愛でたわけじゃないわ!」
「いんにゃ。わからんな。なにせ学園都市でNo.1の鬼畜。心の中で何を考えておるのやら。
 駒場の旦那もお前にとどめを刺さなかったことを草葉の陰で嘆いておられるに違いあるまい」
「ブチ殺すぞテメェ」
「ちなみに、犯人はわかってる。絹旗嬢に黒夜嬢、それにフレメアだ」
「……なん……だと」
「さらに言えば近日中に滝壺女史と麦野女史が参戦決定だそうだ」
「……なん……だと」
「よかったなぁ、浜面。ハーレム決定だ。アメリカ大陸までロケットで飛ばしてやりたい気分だよ。死ねばいいのに」
「いいことなんかなにもねぇよ! 最近滝壺が俺を見る目がおかしかったと思ったらそういうことかよ!
 俺の趣味とか聞いてきたからコスプレしてくれるかと期待してたのに!」
「愛されているじゃないか死ね」
「ざっけんな! 俺の肖像権はどうなる? 俺のプライバシーは?」
「ねえよ死ね」
「死ね死ねうるせェンだよ! 俺の立場になって見やがれ!」
「おお、それはいいな。俺と黄泉川先生の話とか書かれたら喜んで見るわお前書け」
「そのまま警備員にとっつかまってシボラれろ」
「いいな。黄泉川先生にシボラれたいわ。性的な意味で」
「お前は本当に死んでくれません!?」
424名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:53:24.25 ID:oV0FGTga
というわけで某所で投下した浜面日記の裏バージョン3種でした
表とストーリー展開は一緒です視点が違うだけ
基本的に絹旗編→黒夜編→フレメア編とやってる内容は同じです
インフレはしてるけど

鬼畜すぎて受けつない方はごめんなさいな
425名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 00:06:22.80 ID:AO7T5jBc
浜面爆発しr…しなくていいわやっぱり
ドン引きしながら興奮しつつもオチで落とされて笑ってしまったw
GJです

上条さん編や一方さんとかも見てみたいなぁ(チラッチラッ)
426名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 00:23:53.32 ID:vlTs2/1O
ふう


あー、でも「スカ注意」は書いておいて欲しいかも
いや抜けるけど
427名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 12:22:42.61 ID:CnM42iYT
ご馳走様w
確かに浜面のウブっぽさと比例してるネタでGJですぞ。
428名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 12:53:01.97 ID:UBjrMVL9
参戦決定って年長者連も小説撒くって事?
429名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 22:46:22.81 ID:aX8LJ2rG
オチそこかよ!
430名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 23:58:29.00 ID:jf16RyPH
最近総合に来ないと思ったらここにいたのかっ!

相変わらずエロ面白れぇなぁ、乙!
431名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 22:39:05.45 ID:FSgflh+y
削ジェンヌによる狂った暴走が発動したおかげでまたも規制の嵐だ
ここが書き込めるのだけが何となく救いかも
432名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 00:58:02.88 ID:6irdESLl
規制ですか?
では引っ掛かる前に投下させてもらいますね。
以前に >>300 でホワイトデーネタを振った者です。
何とか浜面バージョンが形になったので投下します。
残念ですがエロはありません。ごめんなさい。
それでは、以下9レス頂戴して『キャンディー狂騒曲』いざ開演。
433キャンディー狂騒曲 1/9:2012/03/31(土) 01:00:04.02 ID:6irdESLl
 何の変哲もないアパートの扉がドバンと爆発する様に開いて、中からぼさぼさの茶髪頭をした少年が転がるように飛び出して来たのは、挨拶の言葉がおはようからこんにちはに切り替わる、そんな時刻であった。
 少年は突っ掛けた靴を履くのももどかしく走り出そうとするが、鍵をかけ忘れたのを思い出すと慌てて部屋の前に戻ってくる。
 ジャージのポケットから取り出した鍵を鍵穴に突き刺してぐるりと回し、ドアノブをガチャガチャと乱暴に動かして施錠を確かめ、そして今度こそ走り出す。
 少年の名前は浜面仕上。とある事情から暗部に身をやつしていた事もあるが、今は足を洗い真っ当に暮らしている。
 そんな彼の元に今朝届いたのは、1枚のDVDと、ひとつひとつが丁寧に紙で包まれてビニール袋いっぱいに詰められた飴玉であった。
 覚えの無い荷物をいぶかしみつつもDVDを再生した。すると画面に、とある騒動で知り合った少女からの尊大な命令口調での無理難題。浜面は寝ぐせの目立つ頭をガツンと一発殴られた気分だ。
 再生が終わった画面の前で茫然とする事暫し――。
「ふざけんじゃねぇぞクソったれがっ!!」
 怒りの咆哮と共に側にあった飴の袋をむんずと掴み、そのまま部屋を飛び出した。
 毎回毎回振り回されてなるものか。ここは年長者、そして男の意地としても飴は叩き返す。ついでに尻の一つも引っ叩いてやろうか。
 そんな気持ちで部屋を飛び出した浜面であったが、数百メートルも疾走したところでその脚がぴたりと止まる。
 浜面はやっと気が付いたのだ。自分がバートウェイの居場所どころか連絡先も知らなかった事を。
 つまり、彼がどんなに闇雲に走りまわっても、彼女の尻を叩くどころか、その影すら踏む事が出来ない事実。
「…………っ」
 その事実に浜面は頭を抱えてしゃがみ込んだ。
 何か良い手だては無いか……暫く考えて、そして彼はある事を閃く。
 慌ててポケットから携帯電話を取り出すと、アドレスから『上条当麻』の名前を呼び出して通話ボタンを押す。
 あの少年だったらクソ生意気な少女の居所を知って居るに違いない――はたして携帯電話を耳に当てて呼び出し音を聞いていると、
『おかけになった電話番号は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません』
 その言葉にハッとしてもう一度かけ直してみるが、
『おかけになった電話番号は――』
「何だよ大将おっ、もぉ、こんな……、ああぁぁぁああああああああ、使えねぇなぁああもぉおっっ!!!!!!」
 携帯電話にそう怒鳴ってみても、理不尽な怒りは相手には届くはずも無い。
「くっそ……ほ、他に……、他に当てになる奴は…………………………、あ!?」
 浜面はディスプレイに浮かんだ『あくせられた』の文字を消すと、携帯電話をポケットに突っ込んでトボトボと歩き出すのであった。
「あぁ……俺が一体何したってんだよこんちくしょぉぉ……」
 焦燥感でとても家に帰る気分にはなれない。とは言え他に行く当ても無く――無くも無いが今は誰かと顔を合わせたい気分では無い――浜面は当ても無く街中をとぼとぼと彷徨っていた。
 そして気が付けば人気の無い公園に辿り着いていた。
 浜面はベンチに体を投げ出すように腰掛けて、ふとジャージのポケットにねじ込んであった飴の入った袋を取出して、目の前に持ち上げてみた。
「……しかし何なんだよ……飴(こいつ)を食わせろって……それに何の意味があるんだよ……?」
 手にした袋にそう話しかけても当然何も答えは返ってこない。
 そのまま暫く百面相をしていたが、その内律儀に悩んでいるのが馬鹿馬鹿しくなって来る。
 大体自分は飴ごときで何を一喜一憂しているのか。
 相手は『魔術師』とか言う得体のしれないヤツだが所詮はガキ。
 どこぞの誰かが偉そうに『年下のガキにいろいろ振り回されンのは、人間なら誰でも通る道だ』とのたまっていたがまっぴらごめんなのだ。
 同じ振り回されるならやっぱり同年代位の美人に限る。
「残念だが俺にはガキに熱を上げる様な特殊性癖は無ぇんだよなぁ」
 それはただの意味の無い独り言だった。だから相槌など来るとは思っていなかったから、
「ガキって誰が?」
434キャンディー狂騒曲 2/9:2012/03/31(土) 01:02:08.04 ID:6irdESLl
「!?」
 浜面はその声に心臓が飛び出すほど驚いた。


『――――因みに私はお前達の事をしっかりと見ている――――』


 その一言が唐突に頭の中に甦った瞬間、体が勝手に動いた。
 ベンチを飛び越えてその後ろに隠れると、
(こ、攻撃は……どっちから来やがるっ!!!?)
 眼を大きく見開き、盾にもならない薄っぺらい合板の背もたれに身を隠しながら状況把握を開始する。
 相手は小娘ながら笑顔で空港を爆破出来る様なヤツなのだ。軽くミサイル……か何か知らないが、とにかく物騒なものを打ち込んでくるかもしれない。
「浜面、大体、どうしたの。にゃあ?」
「どうしたって、今から魔術師の攻撃が……」
 そこで浜面は、とある重要な事に気が付く。
 この独特なしゃべり方には聞き覚えがある……。
「フ、フレメア!?」
「そんなに、大体、驚かなくてもいいと思う。にゃあ」
 2人は並んで、先ほどのベンチに腰掛けていた。
「お前何でここに?」
「ここに来ると面白い事があるって聞いた!」
「誰がそんな事を?」
「ん……、大体、会った事があるおじさんだった……と思う。にゃあ」
「思うってお前なぁ……」
 フレメアの曖昧な回答に不安を口にした時、ふとポケットの中身を思い出した。
「飴、食うか?」
「うん!」
 浜面は袋の中から飴の包みを一つ取出すと、フレメアの差し出された掌に乗せてやる。
 少女は嬉しそうに掌の上に乗ったそれを一度握りこんでから、両手で包み紙のねじられた部分を左右に引っ張って開こうとした。
 所が、
「あ、あけられない」
 何の変哲もない包み紙は紙の柔らかさそのままに、しかしどんなに少女が力を入れても決して結び目がほどけることは無かった。
「う゛」
「何で開けられねーんだよ。つか飴ぐらいで涙ぐむんじゃねぇよ」
435キャンディー狂騒曲 3/9:2012/03/31(土) 01:04:23.47 ID:6irdESLl
 泣きそうな顔をする少女から浜面は面倒くさそうに飴を奪い取ると、フレメアと同じように包み紙の両端を引っ張ってみる。
 すると今度は何の抵抗も無く包みは開いて、中から宝石にも似た輝きを放つ、緑色をした半透明の球体が現れた。
「ほら」
「飴だ!」
「だからさっき飴だっつっただろーが……」
 浜面が指先で摘まんで見せたそれにフレメアが眼を輝かせる。その様を呆れながら見つめていると、少女は急に口を大きく開けて、
「あーん♪」
 その姿に浜面は、何の疑問も無く手にした飴を少女の口の中に放り込んだ。
 フレメアがもごもごと白い頬を動かす事暫し……。
「美味ひい!」
「美味いか、そりゃ良かったな」
 思いのほか喜んでいる様子のフレメアの頭を帽子の上からポンポンと撫でる。
「うん!」
 浜面はその様子に鼻から大きく息を吐くと、ベンチの背もたれに上体を預けて空を見上げた。
 カラコロと飴玉が少女の口の中で転がる音を聞きながら、
(そう言えば何でここに居るんだっけ?)
 そんな疑問が頭を過った時であった。
「……はまづら、何してんの……?」
「!!!?」
 耳に届いたその声。それは良く知った少女の声だったが、何故かそれを聞いた瞬間、浜面は心臓が口から飛び出すかと思うほど驚いた。
 慌てて声のした方に顔を向ける。
 するとやはり、そこには見知った人物が立っていた。
 上下ピンクのジャージ姿に肩で切りそろえられたショートヘアは、
「た、滝壺っ!?」
 確かにそれは彼が愛してやまない滝壺理后であった。
 だが、その表情は何時もの茫洋とした物ではなく、何か鬼気迫る陰影を浮かべてこちらをじっと見つめている。
「滝壺……?」
(あれ、前にもこんな事無かったっけか俺?)
 浜面はフラッシュバックに似た感覚に襲われる。
 あれは何時の事だったか……思わず宙に視線を彷徨わせるのと、滝壺が歩き出すのはほぼ同時だった。
436キャンディー狂騒曲 4/9:2012/03/31(土) 01:06:04.69 ID:6irdESLl
 ジャリっと砂を踏む音に浜面が滝壺に視線を戻すと、少女は眉間にらしくも無い深い皺を刻んで、
「……はまづら、私が目の前に居るのに上の空……そんなにその女がいいの……?」
「ちょ、ちょっと待て滝壺!? 今のは誤解。ちょっと変な所に意識が飛んだだけでお前の存在を否定した訳じゃないぞ!!」
「?」
 最速修羅場に突入した2人に、フレメアは取り残されてキョトンとした顔をする。
 一方、浜面の方ではまたも誤解されて詰め寄られる事態に困惑していた。
 嫉妬してくれるのは嬉しいのだが、相手が幼女(フレメア)では話が飛躍しすぎて何処から言い訳すればいいのか思いつかない。
 その内距離もたいして離れていなかったから、あっという間に滝壺はすぐ目の前に。そしてその足がぴたりと止まる。
「「…………」」
 じっと見つめてくる滝壺に、浜面も思わず無言になった。
 無言になったのだがその内心では、
(やっべ、滝壺の膨らみが目の前に……クソったれ今それどころじゃ無いでしょ俺っ!!)
 気を抜くと視線は胸に、そして鼻の下がでれっと伸びそうになる。
 だがそんな浜面も、滝壺の右手が手刀の形を取ってすっと高く持ち上げられると、流石に置かれた立場を思い出して――、
「……あの……滝壺さん? あなたの能力は能力追跡(AIMストーカー)でしょ……? 明らかに何かキャラを間違っていると思うのですが……?」
 そんな間抜けた台詞に効果などある筈も無く、少女は無言のまま手刀を振り下ろす。
「ひいっ!?」
 これだけの至近距離では浜面に避ける暇は無い。
 無様に悲鳴を上げて顔の前で腕をクロスさせ、ギュッと目をつぶり歯を食いしばり、これから来るであろう衝撃に備える。
 爆発か、衝撃波か、もしかしたら空間切断か隕石落とし(メテオ・ストライク)かもしれない。
 だがしかし、結果は予想したどれでも無い。
「確保」
「ぎ、ぎぎ、ぎ……、へ?」
 滝壺の言葉の意味が判らず浜面が間抜けた声を出し所へ、
「つー訳だから観念しな」
「超面倒だから抵抗は無しにしてくださいね」
 両サイドからの別の少女達の声。それと共に何かに腕を抱え上げられた所で、自分が置かれた立場を理解する。
「む、麦野!? 絹旗お前までっ!?」
 学園都市第4位の『原子崩し』と、大能力者(レベル4)の『窒素装甲』に挟まれて声を裏返させる少年に、少女達は会心の笑みを見せて、
「「はまづらぁ、楽しいオシオキの時間だよーん♪」」
「撤収」
「うわっ!? ちょ、ちょっと待て待て、待ってってば!! 俺は無実だぞ!! は、放せっ、いや話を聞けっ!! いや聞いてくださいですお願いしますお代官様ぁぁぁああああっ!!」
「?」
 キョトンとしているフレメアをよそに、滝壺を先頭に麦野と絹旗に両脇を固められた浜面は、何処へともなく連れて行かれてしまう。
 後に残された少女は一人、小さくなる4人の背中を見つめて小首をかしげるのであった。



437キャンディー狂騒曲 5/9:2012/03/31(土) 01:08:06.40 ID:6irdESLl
 そしてここはとある……では無く浜面の住むアパートである。
 そこで浜面はフローリングの上に正座させられ、滝壺、麦野、絹旗に見下ろされていた。
「はまづら。またあんな小さい子に手を出すなんて」
「誤解だ!! 何度も言ってるが俺の好きなのはバインバインの出るところが出て引っ込むところがちゃんと引っ込んでるメリハリボディの持ち主だ!!」
「メリハリだってさ」
「超何でこっちを見てるんですか麦野」
「べっつにぃ……」
「…………」
 滝壺の後ろで何やら麦野と絹旗が盛り上がっているが、針のむしろに座る浜面には構っている余裕など無い。
 連れてこられるまでの間に考えに考えた言い訳の効果の方が重要だ。
 果たして、滝壺は大きなため息を吐くと、
「……前にもそんな事言ってたけど。こう何度も続くと私、はまづらの言葉信じられなくなるよ……?」
「お、おう」
 結果は僅かに効果があった様に見えた。見えはしたが尋問は続行されるようだ。
「それじゃあ答えて。はまづら、あそこで何をしていたの?」
「ああ、それはだな――」
 簡単だこれでやっと誤解が解ける、と即座に話を始めようとした浜面は、
(おいちょっと待てよ)
 彼はそこで我に返る。
 ここで全部本当の事を話すとなると、必然的に『魔術師』の話をせざるをえなくなのではないか。
 信じる信じないは別として、何かの『きっかけ』が彼女達の中に残るだろう。
 それはすなわち、彼女達を新たな騒動へ引き摺りこむ『楔(くさび)』事になるのではないか?
 彼女達は感が良い。今、少年が巻き込まれている騒動との関連に気が付くかもしれない。
 巻き込む訳にはいかない。相手は目の前の少女達以上に常識の通じない力を持った連中ばかり。つまり危険はあの第三次世界大戦の比ではないのだから。
「はまづら?」
「うん? お、おう……」
 不安そうな滝壺の声に浜面は我に返るが、返ったところで頭の回転が速くないから急に言葉など出てこない。
「あ、え、えっとだな……何というか……そのなんて言えばいいのか……」
 しどろもどろに言葉を濁せば濁すほど、滝壺の表情が暗くなってゆくのが判る。
 それだけでも心が引き裂かれる様な気持になる所へ更なる追い打ちが、
「はまづら。何か、隠してる……」
「!?」
 明らかに確信を持った少女の言葉が、切れ味の良いナイフの様にすっと心に突き刺さる。
 さしずめ浜面はまな板の上の鯉。このまま全てを曝して彼女達を巻き込むか、はたまた何も話さず八つ裂きにされるのか……。
 この世に神も仏もねぇのかよ――そう嘆きたくなったその時、
「ねえ浜面」
「「「?」」」
 唐突に話に割り込んできた麦野に、全員の目がそちらに向いた。
 そんな中、彼女はすっと浜面を指さして、
「ずっと気になってたんだけどさぁ、その膨らんだポケットの中身。何が入ってんのよそれ?」
 その言葉に麦野に向けられていた視線が、今度は浜面の膨らんだジャージのポケットに注がれる。
(ここしか無ぇ!!)
 浜面はこのチャンスに賭けた。
438キャンディー狂騒曲 6/9:2012/03/31(土) 01:10:26.88 ID:6irdESLl
「なぁーんだ!! 見つかっちまったかぁー!!」
「え?」
「あ?」
「はい?」
 頭の上に疑問符を浮かべた3人を前に、浜面はやおら立ち上がると、これでもかと満面の笑みを浮かべて見せる。
 少女達の顔には一斉に「?」の文字。
 一世一代の大芝居。浜面はポケットに手を入れて飴の袋を握り締めると、
「いいかお前ら……」
 そして未だ話について行けていない少女達の目の前に、例の飴の入った袋を突き出して、
「ホワイトデーだぜっ!!」
 空いた方の手を口元の辺りに引き寄せ親指を立て、白い歯を見せてにっこりと笑うのも忘れない。
 これで流れが変わる筈――、
「「「……………………、…………………………………………」」」
 4人の間に明らかに白けた空気が流れた。
 そしてそんな中、まず最初に復活した麦野が大きなため息と共に髪をかき上げながらとある事を指摘する。
「テメェは一体何人の女にそれ配るつもりだったんだ、あ?」
「え?」
 そう言われて見れば確かに、飴の数はここに居るメンバーに1つ2つ配ってもまだまだたくさんある。
「いや、そ、それはだ……」
 その事に浜面の頬が引きつった所へ、今度は絹旗が参戦して来て、
「ふーむ、これは浜面の交友関係を一度超洗った方がいいですね」
「……おい何でそうなる……?」
「前も第一位なんぞとつるんで変な連中としけこんで居やがったからな……」
「確かに、あそこにも何人か超見知らぬ女がいましたね」
「……修道女(シスター)のコスプレがいた……」
「そう言えばいたわね綺麗なのが」
「いましたいました、超浜面好みの外人少女が」
「おいちょっと待て! あれは師匠の女――」
「「「師匠!?」」」
 そこからちょっと話がややこしい方向に向かったが、浜面は「とにかくここはたたみ掛けるのみ!」と言わんばかりの勢いで、何とか少女達に飴を握らせる所までこぎつける。
「変なもの入って無いんでしょうね」
「……止めてくださいよ。うぷ、今超想像したじゃないですか……」
「汚いモノを見る様な眼で俺と飴を見比べてんじゃねーよ!! 入れる訳ねーだろ!!」
「そう。残念」
「「「!?」」」
 滝壺が小さく漏らした言葉に一同ギョッとするが、とにかく少女達は食べてみようと言う事になった。
(何とか誤魔化せそうだぜ……)
 浜面はその事にホッと胸を撫で下ろす。
 ところが勝利の女神はそう簡単には浜面に微笑まない様で、少女達は暫く飴と格闘した後――、
「浜面ぁ」
「ん、何だ麦野?」
「開けられないんだけど」
「は?」
「はまづら、私も駄目」
「へ?」
 不機嫌そうな麦野と、困った様な顔をする滝壺。
439キャンディー狂騒曲 7/9:2012/03/31(土) 01:12:05.30 ID:6irdESLl
 更に、
「……何ですかこれ、私にも超開けられません……!?」
「なにぃ!?」
 浜面は慌てて正面に居た麦野から飴を奪い取った。
「…………」
「そ、そんな馬鹿な!?」
 そして殺気立つ麦野をそのままに、震える指先で飴の包み摘まんでみる。
 果たして……両サイドに引く様にすると結び目がほどけて、中から半透明の宝石の様な黄色い飴玉が転がり出て来た。
「……んだよ脅かすなよお前ら……」
 浜面はホッと胸を撫で下ろそうとした。
 だがここでもそれは許されない様で、浜面はいきなり麦野に胸倉を掴まれた。
「む、麦野!?」
「ふざけんじゃねぇぞこの……テメェはさっきから色々と怪しすぎんだよ!! 何隠してやがる、吐け、それとも内臓ごとぶちまけたいか!!」
「ちょ、待て麦野!? く、くるじ……」
「隠してんじゃねえ!! またテメェは一人で厄介事抱えてんだろ!! テメェみたいなカスが一人で何が出来る!!」
「むぎの!?」
「いけません、滝壺さんはこっちに」
 そんなやり取りが微かに耳に聞こえたが、目の前の事態にそんな事はどうでもよかった。
「話せよはーまづらぁ、それとも部屋ごと消し飛ばされたいのかにゃーん?」
 これは何時もの綺麗な麦野では無くあの頃の麦野だ。敵も味方も見境無く殺戮するあの時の――。
(洒落にならねえっっ!? これじゃあこいつ等を守る所か俺の身が危ねぇ!!)
 浜面は久々に目の前に迫る死の予感を肌で感して鳥肌を立てた。
「ま、待て麦野……落ち着こう……な?」
「落ち着けって? は、私は何時だって冷静よ」
 だがその言葉とは裏腹に、瞳は燃える様だし、気が付けば辺りに淡い光が揺らめいていて、
(ぜ、全然冷静じゃあ無ぇぇぇええええええええええええええ!!)
「さぁーて。浜面ちゃーん?」
「は、はい!」
「3秒で答えな」
 どうやら3秒で考えろと言う事らしい。
「さーん」
 浜面は必死に考える。
「にー」
 どうやれば麦野の裏をかいて、かつ後を引かない結果を残せるか。
「いーち」
 ロシアのあの極寒の大地で、自分はどうやって麦野沈利の心を溶かしたのか。
「麦野」
「はーん、答える気になっ――」
 少女の手は思ったより簡単にほどけて、少女の体はあの時よりほんの少し軽い様な気がする。
 軽く片腕に抱きとめて、そのまま優しく抱き寄せた。
 長いまつ毛。片方は特殊メイクだと言うが、言っては何だがこの距離で見ても見分けはつかない。
 そんな息も掛かりそうな距離から、浜面は麦野の名前を呼んでみる。
「麦野」
「なによ」
 何故か彼女は顔を逸らした。
440キャンディー狂騒曲 8/9:2012/03/31(土) 01:14:01.39 ID:6irdESLl
 そんな彼女の視線の前に、先ほどから手にしていたものを差し出す。
「飴」
 麦野はとてつもなく深く長い溜息を吐くと、黙って自ら唇を開く。
 浜面は黙ってその開いた唇の奥に、輝く飴玉をそっと押しこんだ。
「むぎの……」
「麦野?」
「どうだ?」
 浜面の声に唇を閉じたまま顎を動かしてた麦野は、一瞬浜面の顔を見て、再びぷいっとそっぽを向くと、
「……美味しい、わよ……」
「いぃいよっしゃぁぁぁあああああああああああああああっ!!!!!!」
 浜面は麦野を片腕に抱いているのも忘れて、空いた方の手でガッツポーズを決める。
 更には調子に乗って滝壺と絹旗を指さして、
「ほら見やがれ!! ただの飴だったろうが!! 何か文句あんのかテメエら!!」
「はまづら……」
「チッ、超浜面なんて死ねばいいのに」
 何故か不服そうな2人の顔にも、今の浜面はビクともしない。
 彼は勝利した。
 今日は負けっぱなしで終わると思われたが値千金の大金星だ。
 もちろん勝者には美女が似合う訳で、
「私にも」
 そう差し出された滝壺の手から、自分が渡した飴を受け取る。
 抱いていた麦野を解放して、取出したピンク色の飴玉を誇らしげに指先に摘まんだ所で――その腕を誰かにぐいっと引っ張られた。
 目標をそれた浜面の腕は滝壺から絹旗の方を向いて、その指先に少女が食いつくに至って、
「お、おま絹は……」
「ふ。超浜ひゅらのくへに生意気なんです。ん、でもこれは超美味ひー♪」
「う゛ぅ……」
 何か勝ち誇った様な台詞と共に舌鼓を打つ絹旗に、涙目になる滝壺と言う構図。
 浜面は何が起こったのか判らないと暫し茫然そしていたが、滝壺が涙目の上目づかいで「ずるい」と無言の非難をしてきた。
「じゃ、じゃあすぐ……」
 言葉通りに飴の包みを開けてやり、それを少女の口に運ぼうとした。
 が、
「それじゃあ変わらない」
 その意味を理解する前に滝壺に手首を掴まれて、
「滝壺?」
 更にはその手を誘導され、浜面は自らの口に碧い飴を入れられ、
「おひ、たひ壺?」
 そしてとどめに唇を塞がれた。
「!?」
 生暖かいものが口の中に侵入して来て、飴ごと自分の舌をからめ捕る。
 何が甘いのか判らないまま目を白黒させていると、熱い吐息と交換に、飴玉と舌をまとめて絡めて吸われた。
 ぶちゅぐちゅと成すがままにひな鳥の貪欲さで、口内を隈なく蹂躙されて、
「美味しい」
 やっと滝壺が満足して離れた時には、思わずそのまま膝から崩れ落ちてしまった。
 何だかよく判らない。
 判らないが、判らないながらとんでもない事になった気がした。
441キャンディー狂騒曲 9/9:2012/03/31(土) 01:18:12.59 ID:6irdESLl
 とにかく心を落ち着けないといけない――浜面は膝立ちの姿勢から、床に胡坐をかく姿勢になろうと床に手を付く。
 だが、
「ほぉ……」
「なるほど……」
 その声に顔を上げると、何故だか珍しくギラついた目をした麦野と絹旗の姿が。
 更にその向こうでは何故か、いそいそとジャージを脱ぎ始めた滝壺が見えた。
「あの……ちょっとだけ待て」




 かくして――――、
「よーし浜面ぁ!! 誰が一番良かったか言ってみな!!」
「むぎの」
「よっしゃおらあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「ふざけないで下さい!? 浜面、超一番良かったのは私ですよね?」
「うん」
「よしっ!」
「何を言っているの? はまづらは2人に貸してあげただけ。本命は私よね?」
「はい」
「大丈夫だよ、はまづら。私がちゃんと守ってあげる」
「何言ってるのかねこのアマチャン共は。ワ、タ、シ、だ、け、名前で呼ばれたんだよ? 他はただの反射だこのクソったれ!!」
「麦野の場合は超脅しが入ってるじゃないですか」
「恐怖によるすりこみ」
「はん! それじゃあテメェらのくされ×××と私の美××のどっちがすげーかもう一回勝負だ!!」
「超望むところ」
「はまづらの為にも負けない……あれ、はまづらがいない?」
「ちっ」
「あの野郎まだ超正気を残していやがったンですねェ」
「……あっち。北西の方向にはまづらを感じる……」
 ゆらりと立ち上がる3人の全裸の少女達……浜面の明日は、どっちだ……?



END


以上、とんだ尻切れトンボをお見せしてしまい失礼しました。
次はもっとちゃんとしたモノを投下したいです。
では。
442名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 22:07:40.48 ID:ofpEPBrq
乙!
浜面め 爆発しろ
443名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 04:04:39.23 ID:QOkMSM/V
乙ですそしてGJです!
腹抱えて笑ったw流石は頼りになるバードウェイさんやでえ……
そして浜面爆ぜろ焦げろ炸裂しろ
テンポ良くサクサク読めるし、頭から終わりまでちゃんと軸が一貫してるからじっくり読み返しても面白い。
良作ありがとうございます

久々に読みごたえあるの来たなー
444名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 00:25:41.13 ID:4ZwofQm/
445名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 03:40:09.16 ID:fZfIaJmV
4461レス「最愛の彼女の日記」:2012/04/03(火) 05:05:34.27 ID:xVSNRSFt
隣に座っているだけで、幸せ。暗部にいると戦わなくても、そんな時間はすごく大切に思える。
私に残された時間が長くないだろう事をしきりに気にして、何かやりたいことはないか聞いてくる。だけど、今のままで良い。
多分、叶えたら、その時点で終わるから。だから、今のままで。


怒られた。その程度だと思わないで欲しいと力のこもっていない平手打ちまでされた。
同情なら、とっくに捨ててる。誰かを好きだと思う以外に説明なんてできないとも、言われた。
だから、求めた。全てを。


むぎのに呼び出されるまでの数日間、ずっと一緒に居て、色んな事をした。普通の性行為から、媚薬や道具を使ったもの、軽いSMまでやった。攻めたし受けた。
本当に色々した。多分、私が思いつく、傷つけない、傷つかないでできる範囲のことはそれこそ全部。それでも、付き合ってくれた。
誰かを求めて、際限なく求めて、それでも一緒にいてくれる事に、感謝している。
だから、二人を死が分かつまで、付き合って欲しい。
多分、私が先に死ぬことはないから、すぐに追いかけるね。


「浜面、人の秘密を盗み見とか超趣味悪いですよ」
滝壺の古い日記を発見し、読んでしまった俺に対して、絹旗の言葉ももっともだ。だが一つ言わせて欲しい。
滝壺の好きだった、もしくは好きな、奴は誰なんだ? 俺はここまで心許されてる気はしないぞ。
「なあ、絹旗。後で殴るなり好きにして良いから教えてくれ、この日記に書かれてる滝壺を好きな奴って誰だ?」
暗部だからか、明確に人物を割り出せるような情報は書いていない。
麦野に関しては彼女を抑えるのは難しいし、逆に滝壺をどうにかして麦野に対するカードになるとは考えにくいから、気にせずに書いているのだろう。
「あ、あ〜」
聞かれるとは思わなかったのか、切れの悪い呟きの後、しばらく立ち直れそうにない一言が飛んで来た。
「超若気の至りってことで『お互い』水に流しましょう。滝壺さん引き取ってくれてありがとうございました」
言うだけ言って、絹旗は逃げ出した。
お前かよ! ってか、若気の至りとか何だよ!
絹旗の下の名前は飾りか? 愛が重いみたいな態度止めろよ!
ここまで心許されてない俺ですら、ちょっと重いけど大好きな滝壺だし、って時あるんだぞ!
447名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 10:18:11.23 ID:uKcxKZBn
乙。
浜面の向こうに作者を感じてにやにやが倍増したw
448名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 16:00:26.29 ID:v9WBut7x
面白い
449名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 16:46:21.24 ID:s9qxwWtG
インデックスを微弱電流で気絶させ、とーまとイチャラブエッチをする御坂さん

という作品はまだ来てませんよね…?
450名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 17:24:28.52 ID:6joq06ku
ペンデックス vs ビリビリ という展開も見てみたい
451名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 18:13:02.67 ID:ymv61dcN
>>450
ペンデックスとは良く分かってるじゃないか
452名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 21:07:18.38 ID:/CmEn8s0
ぺんでっくすは口調がよくわからん
453名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 01:58:57.14 ID:zSI6I0Aw
つまりインちゃんVSビリビリという科学と魔術の二大巨頭激突展開だな?
ただし性的な意味で
454名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 14:01:56.86 ID:Izm0aF2B
ただし胸の大きさは底辺レベルのたたか…うわなにをするやめ
455名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 20:09:31.13 ID:LQr/htVF
真夜中魔力供給のためにインデックスの意志とは無関係に上条に迫る自動書記
既に美琴と付き合っているので拒否するもなら他の男を探すと慌てて引き止める上条
さすがに本人の意志の関係ないところで処女喪失はまずいだろうと口やアナルですませる
げっそりとやつれた上条が朝食を作っているとごちそうさまなんだよと意味深に笑うインデックス

というところまで考えたんだが自動書記をどう描写していいものか
456名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 20:30:51.62 ID:0GrMOS5C
某SSの自動書記の口調が一番あってると思ったな

457名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 20:51:34.57 ID:LQr/htVF
ほう、ヒントを教えてくれると助かる
458名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 22:53:15.57 ID:0GrMOS5C
>>457
SS速報で自動書記って検索したら出てくるよ

貴重なペンデックスさんのSS
459ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/05(木) 18:42:26.15 ID:ytb+Nffd
「――警告、第七十七章第三節。起床を促します。起きてください上条当麻」
 ゆさゆさと揺さぶられながらうっすらと瞳を開ける。
 そこでツンツン頭の不幸少年上条当麻が見たのは着古した自分のワイシャツをパジャマ代わりにした銀髪碧眼の少女、インデックスの姿だった。
 ほえ、と寝ぼけ眼で毛布にくるまったまま上半身をあげる。
 狭苦しい浴槽の中でまるまっていたからいつものように身体の節々が悲鳴を上げていることを確認しながら明かりとりの窓を見ると外はまだ暗い。
「なんだよ、まだ真っ暗じゃん。腹が減って眠れない夜食作れとか言うのはやめてくれよな」
 まだ焦点の合わない上条。しかし徐々に側にいる少女がいつもと様子が違うことに気づく。
 とうまは私のことを食欲しかないと思っているのかな?
 だってお腹がすいたんだもん。なんでもいいから作ってほしいんだよとうまの頭が噛み砕かれる前にぐるるるるる。
 どちらでもない、どちらとも言わない。
 どういうことだ?
 赤髪黒服香水と煙草に包まれた長身バーコード神父がみたら「焼き殺したいほどに間抜け面だね」と評価するような顔をして上条がぽかんと口をあける。
 疑問に対する回答は少女の口から発せられた。
「私はイギリス清教必要悪の教会所属の魔道書図書館、Index-Librorum-Prohibitorum。"禁書目録"
 その付属人格である自動書記、ヨハネのペンです」
 淡々とハンコを押していくような言葉は明るくぽんぽんと言葉が飛び出てくるいつものインデックスとはまったく異なっている。
「――懇願、今回はあなたに協力をお願いしたい事項があって現出いたしました。
 このことは本人格、あなたがインデックスと呼称する存在は知覚しておりません」
 付属人格? 本人格?
 なんじゃそりゃ状態の上条。
 イギリスのクーデター終了時に右方のフィアンマに遠隔操作霊装によって別人格のインデックスが存在することをいやというほどに知らされてはいる。
 が、あの時のインデックスは間違っても「お願い」などという単語が出てくるようなキャラクターではなかった。
 実際には彼が記憶を喪失する出来事の当事者としてその場にいたのだが当然ながら記憶を失った上条がそのことを覚えている道理はない。
「はぁ、まぁその――インデックスなのか? 違うのか?」
「肉体的にはあなたの呼称する”インデックス”ですが人格的には同一であり別個であると回答します。
 同一のオペレーションシステム上の別アプリケーションと例えるのが科学サイドのあなたには理解しやすいと判断します」
「えっと、つまり、今のインデックスは食欲魔人だったり噛みつき魔人だったりするインデックスさんではないのうでせう?」
「――あなたが本人格をどのように認識しているかを理解しました。
 余談ですが同一の肉体である以上記憶の交錯の可能性があることにご注意ください」
 科学関係にまったく知識のないインデックスからOSだのアプリだの違和感のある単語が飛び出る。
 おかげで、こいつはインデックスじゃないんだな、と上条は悟ることができた。
「ん――つまり、この、なんて言えばいいのか」
「自動書記、或いはヨハネのペンとお呼びください」
「じゃあペンデックス」
「――精神的な障害を確認。自己修復開始。成功。
 名前など装飾に過ぎません。が、もう少しまともな発想はないのでしょうか」
 付属人格にセンスを否定される。
 嘆くべきか悲しむべきか、少なくとも喜ぶシーンではない。
 上条は完全に覚醒した頭をぼりぼりとかきむしった。
460ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/05(木) 18:43:15.08 ID:ytb+Nffd
「で、ペンデックスさんはなんの御用でせう? 聞き間違いでは無ければ上条さんに何か頼みがあるようなのですか」
「その呼称で定着するのですか。
 付属人格に感情は付与されていません、が本人格の感情が最低限反映されています。
 ――結論。あなたは本当に馬鹿ですね」
「うわぁい、インデックスよりも明確に人格否定されたぜひゃっほう。女王様とお呼びすべきですかべいべー」
「わたしはクイーンではありませんし赤子でもありません」
 映画の中の筋肉男のように白い歯を輝かせてはじき出したジョークもあっさりスルー。
 タフじゃなければ生きていけないが優しくされないと上条さんは生きていけないのだ。
 がっかりと肩を落とす。
「よろしければリビング、或いはベットへと移動しませんか。
 毛布にくるまっているあなたにはわからないかもしれませんがここは少々冷えます」
 誰のせいだよ、と一瞬思うもインデックス自身はいつだってきちんとベットに上条の居場所を用意してくれている。
 自分の理性が信用できないからバスルームで寝ているのはあくまで上条自身の判断だ。
 あくびを噛み殺しながら素直に言葉に従った。
 リビングに到着。明かりをつける。やはり冷え冷えとしているがバスルームよりはましだ。
 どんと床に胡坐をかいて座れば上条言うところのペンデックスは西欧人の苦手な正座をして対面に座った。
 ちなみにここで彼女の服装を再表現すれば下着に上条のワイシャツを纏っているだけである。
 つまり、正座をすれば秘密のデルタゾーン(レモンイエロー)がワイシャツの余り布の狭間からちらちらと見えたりする。
「ちょ、ちょっとペンデックスさん? その座り方はやめて! せめてお膝かけを!」
「――確認。どこを見ているのですか?」
「確認も何も、見えちゃうでしょ!
 紳士たる上条さんだって健全なる青少年なんです! 少しは恥じらってください!」
「わたしは本人格と異なり恥じらいという感情は存在しません。ですが会話の障害となるのであれば隠します。
 座布団でよろしいですか?」
「何でもいいから鼻血が出る前に早く!」
 上条はそっぽを向きながら自分の座っている座布団を押しつける。
 自分の座布団を使おうとしていたらしいペンデックスは困惑の表情――表情というほどのものではないが――を浮かべながら上条の座布団を受け取った。
 細くて白い太股の上にちょこんと乗せる。
 考えてみればそこはスフィンクスの特等席だな、と上条が思えばくだんのネコは部屋の隅で軽い寝息を立てていた。
「こちらを向いてください。障害は対応しました。横を向いていても会話は可能ですがあなたが理解しているかどうかを判断する材料が不足します」
 言われて上条がペンデックスの方を向く。
 耳まで真っ赤になっている上条に対してペンデックスの顔色は何一つ変わらない。小憎らしいほどだ。
 ちらりと太股を見ればそこはきちんと隠されていてほっとする一方で心のどこかに残念な気持ちがわく。
「――警告。第二十三章八節、真実を語っても真実は伝わらない。
 これからする話はすべて真実であり真実を否定をしないことを約束してください」
「うん? いやはや真実だったら否定はしませんよ。違うんだったら違うというけどさ」
「では。まずあなたは個体名御坂美琴に告白をされ恋人になった。違いますか?」
「違わない。うん、まさか上条さんに春が来るとは思いませんでしたよわはは」
 事実である。
 つい先日、いつもいつも電撃を浴びせてくる常盤台のエースに呼び出されていい加減殺されるかとびくびくしていたら突然告白されたのだ。
 常日頃のおこないから嫌われてこそいなくとも好かれているとは思わなかった。
 そして女子からの積極的な告白など一度も受けたことが無い(スル―しまくっていたともいう)上条は一発でKOされた。
 特段するほど美人ではないがクラスで一二を争うレベルの可愛らしさを持ち、努力家で正義感の強い真っ正直な性格。
 そのような御坂美琴が顔を真っ赤にして付き合ってくださいと言ってきたのだ。破壊力は折り紙つきだ。
 かくしてめでたくも一組のカップル、古い言い方でツガイが誕生したのである。爆発すればいいのに。
461ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/05(木) 18:43:53.10 ID:ytb+Nffd
 なはなはとだらしなく顔を歪める上条をペンデックスは一刀両断する。
「中度の精神的損傷を確認。自己修復開始。成功。
 ――警告。のろけ話は聞きたくありません。
 それ以上続けると本人格の影響により上顎と下顎であなたを噛み砕きたいという衝動を抑えられなくなります」
「ああ、うん。ごめん」
「続けます。そのことにより本人格に過大なストレスがかかっています」
「はい? インデックスにストレス? だってちゃんと応援するって言ってくれたぞ?」
「――驚愕。正真正銘の馬鹿ですねあなた。女の子の発する言葉が常に真実な訳ではありません。
 事実、本人格は嫉妬しています」
「嫉妬? うぅん、確かに構ってやる時間は少なくなったけれども」
「そういうことを言っているのではありません。端的に言います。
 本人格はあなたを男性として見ているのです。女性として愛してほしいのです」
「アイ? あいって?」
「脳味噌カニみそですね。LOVEですよらぶ」
 沈黙。上条は絶句する。
 三点リーダーがごく普通の男子寮の空間を飛び回る。
 時間にしてたっぷり一分たった後、上条は完全にねじが抜け落ちた顔で口を開いた。
「え? マジ?」
 外見は完全にインデックスである、いやインデックス本人に「インデックスは上条当麻に惚れています」と言われて上条は困惑した。せざるを得ない。
 確かに随分と甘えてきているしわがままも言うし噛みついてきたりもする。
 噛みつきは嫌だが少なくとも他の誰かにしているところを見たことはないので自分が特別なのだろうという自覚はあった。
 しかしそれは兄妹愛、家族愛のようなものであって男女の仲とは想像できなかったのだ。
 本当にこの男はその部分のねじが抜け落ちている。
「マジですよマジ。大好きな男性を他の女に取られて、それを嬉しそうにその男性の口から語られています。
 本人格には耐えられないほどのストレスです。付属人格の私にまで影響が出てきています」
「いや……そうなのか。上条さんは確かに馬鹿でした。美琴のことはインデックスの前では言わないようにしよう」
「ことはその段階を通り越しています。付属人格である私を維持する魔力が生成できていません」
「え? インデックスは魔力がないんじゃ」
「本人格には魔力は存在しません。
 しかし私、Index-Librorum-Prohibitorumの付属人格ヨハネのペンは十万三千冊の魔道書の保持のための魔力が常に必要であるように構築されています。
 ――質問、あなたは本人格が大量に食事を摂取している割にはまったく肥満にならないことを疑問に思ったことはありませんか?」
「いや、あれって体質だと思ってたぞ。後背筋につく脂肪細胞が燃焼しやすい形質だとか。そうか違うのか」
「間違いではないでしょう。しかしこの会話の本質はそこではありません。私を維持するための魔力が不足しているという点です」
「えー? まだ食べるの? 上条さんの家計簿はもうこれ以上赤くなりませんのことよ?」
「食事ではありません」
 ここまで話してきて、ペンデックスがふいに顔をそむけた。
 ほとんど変わっていない顔色だが心なしか赤くなっている。
「深刻な精神的損傷を確認。自己修復開始。自己修復中。成功。
 ――困惑。私にもこのような現象が起きるとは。しかし言わざるをえません。
 上条当麻。私と、その、せ、せ……」
「せ?」
「セックスをしてください。お願いします」
462ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/05(木) 18:44:38.53 ID:ytb+Nffd
 横を向いていても会話は可能だが相手が理解しているかどうか判断できない。
 そういったはずのペンデックスは顔をそむけたまま。
 もちろん、土下座をするなんてことはしていない。
 しかし湯気が立ちそうなほどに顔が真っ赤なのは横目でもわかる。無表情のままなのに。
「ぐ……む……」
 上条当麻は絶叫しかけた口を、そして先ほど出かかっていた鼻血がぽたぽた落ちるのをすべての幻想を例外なく殺す右手で必死に押さえつけていた。
 真夜中である。
 大声を出せばばれる。
 おもに隣の家の多重スパイに。
 いや、今の衝撃の一言だって聞かれているかもしれない。
 思わず薄い壁に目をやる。ぱっとみ穴があいているようには見えないが何分ここは学園都市。
 外の技術だって窓の振動から部屋の中の会話を傍受する装置が作られているのだ。
 いや、絶対に聞かれている。覗かれているに決まっている。
 あいている左手でティッシュを取って鼻に詰めて、そしてくぐもった声で反論した。しようとした。
「あ、あのですねペンデックスさん。女の子がそういうことを冗談でも口にしては――」
「冗談ではありません。カバラやカーマスートラ、理諏教など有名なものから土着信仰まで含めて性は魔術の基本です」
「あ、その、えっと――」
「男根信仰はインドのシヴァ神が有名ですがこの国にも多種多様な信仰があります」
「えっと、ですから――」
「そもそもオシリスからホルスへとの時代変貌にはイシスの存在が必須ですがイシスは性行為によりオシリスを復活させようと――」
「わかった! わかりました! わかったからちょっと黙って!」
 魔術に関してはど素人である上条が反論できるわけがない。
 そのうえ次から次へと畳みかけられてはもう頭を抱えるしかない。
 非常に残念なことに上条の脳味噌に搭載されているメモリは少なすぎてすぐ容量不足を訴える仕様になっている。
「おっしゃることはよぉくわかりましたが、他に方法はないんでせうか。その、性行為以外で」
「ありません。本来ならば飲食により賄われるはずですが過度のストレスにより機構が一部破壊されています。
 上条当麻に対するもっとも効率的な提言方法を検索。
 卑怯な言い方ですがあなたが本人格を傷つけなければこのような状況には追い込まれませんでした」
「効率的な、とか言わないでくれませんかね!?
 ようするに俺がインデックスの気持ちも考えずに浮かれてたのがいけないんでせう!?」
「物事の起因はそうなります。ご協力いただけますか」
 了承も何もない。
 いくら一級フラグ建築士とはいえどもセックスしてください、らじゃ―了解となるわけがない。
 上条当麻は童貞である。年頃の男の子である。
 確かに性的な事柄に興味まっしぐらではあるがだからといってできたばかりの恋人を裏切ることなんてできない。
 いや、それ以前にインデックスに対して欲情を抱くことに抵抗を感じている。
 天真爛漫でありながらどことなく清浄な空気を纏っているシスターを性欲の対象としてみることに恐れを抱いているのだ。
463ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/05(木) 18:45:45.38 ID:ytb+Nffd
「なぁ、それってやらないとどうなるんだ?」
「十万三千冊の魔道書の管理が不可能である場合、半径二千キロメートルを破壊殲滅したのちに自爆します」
「って、おいいぃい!」
 真夜中であるにもかかわらず思わず上条は叫んだ。土御門のことなど忘れていた。
 半径二千キロ。日本列島どころか中国やロシアまで含まれてしまう。いや、余波で人類が滅びるかもしれない。
 しかも自爆となれば当然ながらインデックスは死んでしまう。
 そんなことをさせる訳にはいかない。
 目の前の可憐なシスターが戦術核以上の危険物であることを改めて知って上条の背筋が寒くなる。
 だからといって嫌いになるとかそういうことではないのだが。
 そして、そんなことを言われたって発情できるかと問われれば否と答えるしかない。
「繰り返しますが、ご協力いただけませんでしょうか?」
「と言われてもなぁ。俺には美琴がいる訳だし浮気はできないよ」
「浮気ではありません。緊急避難とお考えください。人工呼吸を浮気と定義しますか?」
「うーん」
 腕を組み上条は悩む。
 ここでインデックスを抱かないと世界が滅ぶ。
 しかし恋人を裏切りたくはない。
 それにインデックス本人が知らないところで自分の身体が穢されるなんてことが果たして許されるだろうか。
 性欲だけに従えば美味しい話である。
 可愛らしい女の子から性交渉を持ちかけられ、しかも大義名分もある。
 だからといってそんなものに乗れるほど上条は大人ではなく汚れてもいなかった。
 何分かの沈黙の後、ペンデックスが静かにつぶやいた。すくっと立ちあがる。
 ぺとんと膝の上の座布団が落ちた。
 透明感すらある白い足が上条の目に映り、それを振り払うように無表情のインデックスの顔を見上げる。
「仕方ありません。次善の策を用いることとしましょう」
「次善の策? あんのかよ。あるんならそれで――」
「スキルアウトという存在はこの時間でも活動していると聞き及んでいます。彼らに協力を――」
「ちょっとまちなさい!」
 思わず手を掴んだ。
 一歩踏み出そうとしたインデックス、否ペンデックスを引っ張って座らせる。
 そんなバカなことをさせる訳にはいかない。
「――質問。上条当麻は破壊殲滅がお望みなのでしょうか」
 引っ張って座らせた。そのせいで向かい合って座るというよりも抱きかかえられるような形になったペンデックスが無表情のまま腕の中で上条を見上げた。
 薄紅色の唇に思わず視線が釘付けになる。
 ごくり、と唾を呑んだ。
 まだキスは一回だけ。御坂美琴に告白された日の一度きり。
 彼女ではない少女の、しかし憎からず思ってくれている少女の唇の小ささに上条の心の一部が踏みぬかれた。
464ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/05(木) 18:46:04.64 ID:ytb+Nffd
「えっと、だな――こんなことを女性に聞くものじゃないが、インデックスは処女なのか?」
「――警告、第零章零節。女性に性経験を聞くのはタブーです」
「いいから答えろ」
「ありません。本人格に記憶はありませんが幼少時より神の娘としての教育を受けたためこの肉体はまぎれもなく生娘です」
「じゃあ流石にまずいだろ」
「性行為には膣だけではなく口腔や直腸を用いたものもあります。
 本来ならばソドムとして神の教えに禁じられた行為なのですが緊急時です。それでは如何でしょう」
「えっと、それはフェラとかクンニとかアナルセックスってこと?」
「少しはボカすということをしてほしいのですが」
 抱きしめる、というほど力は込めていない。
 しかし高い体温と華奢な身体、女の子特有の甘い香りが上条の理性を揺さぶる。
 いつもの無邪気な、性的なことをまったく連想させない明るい笑顔のインデックスではない。
 無表情の、機械のような、理屈でしか構築されていない、それでいながら体温のあるインデックス。
 股間の経験のない性器に肉体のポンプが血流を送る。
 ごくり、と再び唾を飲み込む。
 御坂美琴に告白された日にひそかに買った避妊用のゴムが財布の中に収まっていることを今更のように思い出す。
「繰り返しますがこれは緊急避難です。故に浮気には当たりません。
 最初の性行為の相手に御坂美琴を選びたいとしても膣腔を用いないのであれば問題はないのではありませんか」
 問題はありまくりだ。
 しかし穴だらけの論理でも言い訳にはなる。
 上条の中の理性と情欲に揺れた天秤に錘が乗せられる。
 くらくらと目眩がした。
「それに、まったく経験が無い二人が性交渉に及びうまくいかず別離を選択することはよくある話です。
 私や本人格に経験はありませんが月詠小萌の部屋においてあった雑誌にはそのように記載されていました」
 とん、と見えない錘がまた一つ。
「あなたは御坂美琴に嫌われたいのですか?」
 とん、と見えない錘がまた一つ。
 そしてぐらりと傾いた。
 嫌われたくなんかない。これは仕方がないことなんだ。いつものように世界を救うだけの話。
 そう、誰も困らない。
 ぎろり、と上条の血走った眼が回る。
 肉体全てが勃起するかのように心臓が高鳴る。
「どうかご協力をお願いします」
 鈴を転がすような甘い甘い、セイレーンの歌声。
 再度再度の懇願に、答えは言葉にする必要すらなかった。
465名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 18:50:40.27 ID:ytb+Nffd
どうも浜面日記のもんです
ペンデックスで書いてみます
後半も近日中にサクッと書きたいです
466名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 02:35:20.20 ID:qlVKxLgT
gj後半も待ってます
467名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 02:38:00.91 ID:drwIJIJg
GJ
ペンちゃんかわいいなおいw
あと上条さん爆発しろ
468名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 10:41:55.03 ID:1fJQcod7
>>465
後半も楽しみにしてます
469名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 13:02:19.27 ID:pM8A2Bsc
内容は非常にいいんだけど、上条さんは途中からでせう使わなくなってるんよね。
470名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 14:18:03.13 ID:DHJvDHM3
乙乙。
自動書記なんて誰も手を付けないと思っていたけどチャレンジャーっているんだね。
後半も期待しています。
後、今回の投下で今更気が付いたんだけど、投下の前にも予告した方がいいと思いますよ。
いくら最近過疎気味と言えど全くバッティングしないとは言えないので。
471名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 17:35:46.31 ID:lIZNVFGw
いろいろとご指摘どうもです
上条さん口調は大目に見てください
後編投下します
472ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:36:32.92 ID:lIZNVFGw
「おお、とミサカはミサカは初めて目のあたりにする男性性器に感嘆の声をあげてみたり」
「ってキャラがちげーし。感情が無いと言う割にはギャグもやるのかペンデックス」
「ごほん。お願いした状況に違いはないのですがあまりにも衝撃的な光景に思わず付属人格に障害が発生しました。
 修正は完了しましたのでお気になさらないでください」
 鼻血はなんとか収まった。間抜けに鼻孔からティッシュが覗いている訳でもない。
 下半身丸出しとなった上条がインデックス――否、従属人格であるヨハネのペンの前に性器を突き出している。
 未経験ゆえに淫水焼けなど欠片ほどもない肌色でピンク色の亀頭が露出した性器は雄々しく臍にまでとどかんとしている。
 もちろん上条に羞恥心が無いわけではないが物事には勢いというものがある。
 パンツごとパジャマのズボンを下ろすと窮屈を訴えていたペニスは弾けるように飛び出した。
 幼少時の記憶が無い上条にとっては初めて誰かに見られているということになる。
 確かに学校の男子トイレで「かみやん意外と可愛いんやね」「いやいや、膨張力がすごいんだにゃー」などという体験はある。
 が、そんなものは数の内には入らない。
 そして常日頃皮のうちに隠れているそれが三倍以上に膨らんで銀髪碧眼のシスターがマジマジと見つめている訳である。
 感情が無いと言ったペンデックスもバグが起こるほどに衝撃的なようだ。
 膝をついて鼻先のペニスを見つめている。
 おずおずと手を伸ばして握るとひんやりとした柔らかい手のひらの感触が上条を包み込んだ。
 両手で掴んで軽く前後に動かす。
 多少余っている皮がカリ首のあたりを前後した。
「ううっ……」
 上条が短く呻く。
 年頃の少年として当然ながら彼も自慰の経験はある。
 ペニスを前後に扱くという点では同じはず。
 否、自分のリズムで動かせるだけ自分でした方が気持ちいいはずなのにインデックスの手のひらは何倍も気持ちいい。
 ほんのりと頬を染めながらも表情を変えないペンデックスが上条を見上げた。
 生々しくグロテスクな肉塊をおぞましいと思っていないようだ。
「これでよろしいでしょうか。魔道書に書かれているのは概要なので繊細な調整は実施中に行わなければならないのですが」
「いいよっ、気持ちいい――」
 黙々とペンデックスは手を動かす。
 どこを触れば少年が感じるのか、その表情を一つたりとも見逃さないよう注意深く上条を見ている。
 少し、少し、重ねるように力を強く、速くしていく。
 心なしかペンデックスの吐息が早くなった。
 当然ながら彼女の肉体はインデックスと同一である。インデックス本人である。
 大輪の向日葵が似合うような明るく笑う彼女が自分の性器に奉仕している姿に上条の心臓は高鳴る。
 恋人たる御坂美琴に対する疾しい気持もある。それが気にならないぐらいに気持ちがいい。
 は、は、と興奮した犬のように呼吸が荒くなる。
473ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:37:02.21 ID:lIZNVFGw
「ペンデックス、そろそろ――」
 あむ。
 言葉が終わる前に小さな口が開かれてペニスが飲み込まれた。上条が情けなく相好を崩す。
 当然ながら生まれて初めての体験である。そのはずである。
 咽るほど喉の奥にまで呑みこんで、ペンデックスは顔を前後に動かし始めた。
「ん……ちゅう……ん……はむぅ……きもち、いいですか……ちゅう」
 歯を当てないように、舌を動かし絡ませる。
 唇がいやらしく動いてペニスを扱く。
「すごい……ちゅう……味が……んむぅ……します……口の中がいっぱい……です……チロっ」
 舌が滑るたびに淫らに唇が揺れる。溢れた唾液がつぅと下顎にまで伝わって糸を引いて床に落ちる。
 とても初体験とは思えない。
 ぞくぞくと上条の背筋が鳴った。音は立たないがその音を聞いた。
 ペンデックスの、インデックスの小さな口。泡立った唾液が唇の端で白く光る。
「ペンデックスの口、上条さんのをめちゃくちゃ吸い込んでいやらしくて気持ちいい――」
「んちゅぅ……ンぐぅ……ん……さきっぽから、熱い、おつゆが……んむぅ」
 最初に僅かながらに灯っていた困惑の光が淫蕩なそれに変わる。ペンデックスの無表情な瞳に光る。
 唇をすぼめ上条の存在をより一層深く咥えた。
 いかなる魔道書に記載されているのか、本当に魔法のような快楽に上条は震える。
 右手で小さな頭に触れても快楽は消えない。
「ペンデックス、そんなに荒々しくしゃぶられたらっ」
 まるで吸盤。
 強く甘く蕩けるように舐められ転がされる。
「んにゅ――ふみゅ――あふ――」
 脊髄から脳髄まで快楽の信号が駆け巡る。
 泣きそうな笑いそうな上条の表情にペンデックスの無表情が僅かだが満足げに微笑んだ。ように見えた。
 唇を割るペニスは唾液まみれでぬれていない場所などどこにもない。
「んむ……付属人格の、私に、感情はない、はずですが、可愛いですね、上条当麻―――」
 口をもごもごと動かしながら頭全体を前後させる。
「可愛い、です……んぢゅ……もっと、震えて、ください……」
 ディープスロート。
 喉の奥、食道に飲み込むほどの。
 生まれて初めてみる――記憶喪失の前にもありはしない――新鮮すぎる光景。
 いやらしい唇、あどけない顔。無表情でありながらほんのりと染まった頬。滑らかな舌の動き。
 めくりあがる唇。人形のような愛らしい顔。笑い顔によく映える綺麗な頬。快楽すぎる舌の動き。
 あふれだす唾液の様すら愛おしく見える。
 それは快楽がもたらす擬似的なものではある。
 しかし恋人に対する疾しい気持ちと同量の黄金のような快楽がちかちかと目の前で踊る。
「んちゅうぅっぅ――第九十、八章、七、十二節、えっちな味、します――」
474ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:37:32.08 ID:lIZNVFGw
 上目づかいで見上げる瞳。細い前髪が額に張り付いている。
 無表情のはずなのに、性的なことを一切感じさせないインデックスの顔なのに匂いたつほどに官能的な視線。
 コケティッシュな魅力にメスの存在。
 フレッシュを入れたコーヒーのようにマーブル模様が目に見える。
 小鼻を膨らませながらペンデックスが奉仕を続ける。
 火がついたように淫らな水音を立て喉奥まで吸いこもうとする。
 魔力を得ているのか、快楽なのか、走らせた馬に水を与えているかのように止まらない。
 あだっぽく、淫らで、懇願しているかのよう。
 上条の性感は限界だった。
 舌がうねる。唇が潰そうとする。軽く歯を立てられる。
「溶けちまいそうだっ」
「あう……んむぅ……魔力補給のため、射精は、口内でお願いします……はむぅ」
「わかっ、ああっ、出ちまうぞっ」
「はいっ、いっぱいだしてくださいっ」
 人形のような美貌を歪ませてペンデックスが根元までかぶりつく。
 食いちぎられる、ではない。
 溶かしつくされる、ような快楽。
 どびゅっ、びゅるるっ、どくん。
「んむぅ……ん……」
 ぶるると上条の太股が震えた。
 脳味噌をすべて打ち出すような快楽が尿道を抜けて吐き出される。
 鮮やかなピンク色をした口内でペンデックスは男の汚濁を一滴残らず受け止め、細い喉を鳴らして嚥下する。
 頭が真っ白になって上条はしゃがみ込みそうになるのを必死でこらえた。
 その股間でインデックスの顔をしてインデックスの声で囁いた少女は濃厚な白濁汁を受け止め続ける。
 あまりにも生々しい光景。
 最後の最後、尿道にのこった僅かな残滓もちゅうちゅうとすすってペンデックスが満足したかのように上条の萎えたペニスから口を離した。
「す、凄かった……上条さん溶けるかと思いましたよ……」
 ぜいぜいと荒い息をつく上条当麻。その顔は快楽の余韻に酔っている。
 一方のペンデックスは相変わらずの無表情だが頬の色は確実に赤かった。
 生臭い息を吐きながら上条を見上げる。
「――報告、必要な魔力の三割を補給しました。安定稼働にはまだ不足です」
 赤く、朱く、紅い頬と耳。
 銀色の髪にエメラルドの瞳の少女が言う。
「引き続きご協力をお願いします。上条当麻」
 わざとだろうか、無意識だろうか。
 擬似人格がちろりと上唇を舌先で舐めた。
 その仕草にぞっとするほどの色香を上条は感じた。
 濃厚なムスクの香りにも似て。
 ぞくり、と喉が一瞬で乾く。ぞわわと全身の皮膚があわだつ。
 同時に萎えたはずの肉棒がむくりむくりと元の硬さを取り戻し始めていた。
475ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:38:13.88 ID:lIZNVFGw
――――――――――

 魅力的だと思った。
 四つん這いの丸い尻。何一つ身にまとっていない。
 最初にぐるりと周囲を回った。
 長い髪が四方に広がるさまは美しいの一言だった。
 真っ白でつややかな白い肌がほんのりと桜色に染まっている。
 湯上りの肌のような艶めかしさを全身から発している。
 興奮も度を越してしまうと鼻血が出てこなくなるようだ。
「――注進、どうかしましたか? 早く油を塗りこんでください」
 上条は今手に食用油を持っている。
 まさかこんなことに使うことがあろうとは思いもよらなかった。
 たぷんと肉のついた白い臀部はハートを逆さまにしたように整っていて中央にくすんだ色の蕾がある。
 それは当然ながら排泄に用いるための器官でセックスのための部位ではない。
 故に潤滑材を分泌する機能はないためその代替物として油を使うのだが――
 このような恥ずかしい姿をさらしながらまったく羞恥の色を見せないペンデックスと異なり上条の心臓はがんがんと高ぶっていた。
 浮かべた笑みも思わず引きつってしまう。
 細いと思っていた身体だが腰回りからヒップへつながるラインは豊かで魅力的だ。
 ヒップのすぐ下にインデックスの性器がある。
 まともに陰毛も生えそろっていない芸術品のような一本線。
 おそらく頼めば見せてくれるのだろうが、今の上条はそうなったときに理性を保てる自身が無かった。
 いや、今でも十分狂っているかもしれない。
「――警告、十分な潤滑材が無ければ損傷し本人格が異変に気づく恐れがあります。過剰と思えるほどに塗り込めてください」
 言われるがまま油をインデックスの肛門に垂らす。
 冷たいのか、ひく、と背中が震えた。
 塗り込めるという言葉通りに可憐な蕾に指を添える。
 本当に入るのか、と上条は一瞬恐ろしくなった。
「いいんだよ――な?」
「構いません。必要な措置です」
 未成熟なメスの香りがする。ひそかに呼吸するようなアナル穴に上条は幻想を殺しつくす右手の小指を滑り込ませた。
「はうっ」
 ペンデックスが短い悲鳴を上げる。
 意外と思うほどに抵抗は少なくするりと指は飲み込まれた。
 くすんだ桜色の内側を油まみれの指でなぞる。そのたびに白い背中が波打った。
 もう片方の左手を尻肉に触れさせるとしっとりとした感触が手のひらに伝わる。
 滑らかで凹凸の激しさはないが触り心地がいい。
「け、けいこく、十六章四十九、節――エゼキエル書より、肛腔で交わるときには、指の、二本、は――」
 ペンデックスの言葉が乱れる。
 上条は小指を引き抜いて次に太い指――薬指を肛門に差し込んだ。
476ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:39:13.51 ID:lIZNVFGw

 次第に黒くて赤い喜びが心の内側に湧いてくる。
 彼とて性的なことに興味を持つ青少年に違いはない。
 可憐な少女を弄んでいるという事実は興奮を誘う。
 同時に切ないぐらい御坂美琴に対する贖罪の意識が湧きあがっていた。
(上条さん、こんなことしてたら美琴のこと壊しちゃうんじゃないだろうな――)
 ただでさえ不幸に他者を巻き込むのを嫌う優しさのある上条である。
 自分が田舎のロバでなくなったときにブレーキを踏めなくなるのではという意識を本能が感じていた。
 しかし目の前の状況はあまりにも美酒だった。
 インデックスのヒップは青少年には甘すぎた。
 なにより、今こうしなければ世界は滅んでしまうのである。
(ごめん、美琴。上条さん変態になっちゃうかもしれません)
 小鳥の囀りのような透き通る甘い嬌声。指を出し入れするたびに聞こえるペンデックスの声色が心地よい。
 電流を流されたかのようにぴくんと背筋が震えている。
 当然それはインデックスの声でインデックスの背中で、触れてはならない硝子細工のような脆さと美しさを感じさせる。
 本当に当然なことなのに、インデックスの肛門に指を突っこんでいる上条当麻は気付けない。
 ただ夢中になって淡い色の肛門に指を出し入れしている。
 摩擦する肛門部と蠢かせる指の腹。もう中指の第二関節までが飲み込まれていた。
 太い指が乱暴にかきむしる。しかしペンデックスは苦痛の声を上げない。
「ひああああっ」
 肛悦に鳴いた。
 つつ、とペンデックスの性器から一筋の液体が太股を伝って流れる。
 ごくり、と上条は何度目かわからない唾を飲み込む。一度肛門から指を引き抜いて伝った淫液を掬いとって肛門に塗り込めた。
 白い背中はもう汗まみれだ。瞬きすら忘れて見惚れてしまう。
「二本、いくからな」
 上ずった声で上条が人差指と中指を肛門に添える。
 男の太い指を到底のみこめなさそうな小さな場所に。
 僅かに口を開いてひくついているそこにダメージの内容にゆっくりと慎重に入れていった。
「ぎっ!」
 一瞬、歯車が砂を噛んだような悲鳴をペンデックスはあげる。
 思わず上条の動きが止まる。硬直する。歯車が止まったように。
「し、失礼しました。問題はありません。どうぞ続けてください」
「問題ないって――どう考えても今の声――」
「問題はありません。強いて言うのならばもう少し油を足してくれるとよろしいかと」
 四つん這いのまま肩越しに振りかえるペンデックスの表情は変わらない。
 しかし顔面には細かい汗がびっしりと張り付いていた。
 インデックスと同じ顔。よく笑い怒り噛みつき、悲しい時には本当に悲しそうになる顔を見て上条の心がきゅうと引き締められる。
477ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:40:06.58 ID:lIZNVFGw
「いいのかよ、本当に」
「再度言いますが問題はありません。事実、指が一本の時に性的な快感をこの肉体は感じていました」
「――っ、おまえ、ペンデックス。本当に恥ずかしがらないのな」
「私にそのような感情は存在しないと何度も申し上げておりますが」
 しれっと、何の感慨もなくペンデックスは応答する。しかしその額には新しい大粒の汗が浮かんでいた。
 羞恥はなくとも痛みは感じるのだろうか。
「あなたに心痛を与える様な行動をとってしまったことは謝罪します。
 ですが第十八章二十八節により正しい行動をとるものは最後までやり遂げなければなりません。
 あなたは協力を承諾したのですから私の魔力が補充されるまで行為を続ける義務があります」
 ぎゅう、と上条の心が痛む。
 しかし心を鬼にする。
 もちろん、そこに疾しい気持を持つ自分自身を認めたうえで。
「――いいぜ、どうしても魔力の補給が必要だって言うなら最後までやってやるよ。
 ただし、お前に辛い思いをさせないっていう条件でだ」
「感謝、します――」
 上条は一度指を引き抜いた。
 そして改めて腫れぼった肛門粘膜に指を添える。ただし今度は挿入しない。
 慎重に、そして大胆に周辺の敏感な粘膜を揉みほぐしていく。
 さほど広がりはないにせよ、粘膜であることに違いはない。
「ひあっ」
 寒気にもにたびりびりする感覚がインデックスでもある体内を駆けた。
 一撫でするたびにその甘い声が鳴る。皺が撫でられるたびに淫蜜が溢れてくる。
 自覚こそなかったがペンデックスの乳首は硬く尖っていた。
「ま、魔力が形成されています! ひあっ、気持ちいいです!」
 感情が存在しない、と言っていたがどうやらそれは嘘らしいと上条は思った。
 恐らくは御坂妹と同じく感情の発露の仕方がわからないだけなのだろう。
 同じハードウェア上の人格なのだからインデックスのように欲望に忠実であってもいいはず。
 淡々と事実と状況だけを語っているはずのペンデックスの口調がだんだんと色に染まってきているのがその証拠だ。
 この穴を犯して獣のように鳴かせたい。
 上条の脳がかっと赤くなった。
 ずきん、と心臓が痛くなる。今の上条のことを知れば御坂美琴は激怒するだろうか号泣するだろうか。
 しかし一度崩れた理性の壁は本能に容易く乗り越えられてしまった。
 左手を淫裂に添える。割れ目をこする。ぬるぬるとしていたそこが嬉しそうにひくつく。
 肉芽を見つけ出し指先で転がす。
478ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:41:03.41 ID:lIZNVFGw
「はぐっ、ひやっ、ひぅっ、そ、そこを触ってしまうと個体名御坂美琴への裏切りとなる可能性が――」
 元々快楽機関。そしてアナル弄りで火照っていた肉体。乾いた大地に水がしみ込むようにペンデックスは快楽に溶けていく。
 前髪の生え際に大粒の汗が浮かぶ。前髪が張り付く。わずかに眉間にしわが寄る。
 まるで後ろめたさを感じているかのように瞳が揺れ動いた。
 そして。
 ずぶっ。
 再度行われるアナルへの二本指の挿入。
 今度はペンデックスの悲鳴はない。
「はひゃあぁぁあああっ!?」
 ただ妖しい疼きに悩めかしいメスの声をあげる。
 同時に少女らしい丸みを帯びた美脚がぴんと張った。四つん這いの状況から膝が浮く。
 アナルに指を咥えこんだまま床を蹴っ飛ばした肉体はぴくぴくと痙攣した。
 無表情であるはずの瞳が快楽に澱んで気だるそうに口元を緩ませる。だらしなく涎が飛び散る。
「ほ、ほうこく――た、大量の魔力が生成、さ、れました――必須魔力の、八割が、補給されま――」
 とてん、と重力に引かれてペンデックスが床に転がった。衝撃でアナルから指が抜ける。
 ちゅぽんという間抜けな音。
 ひくひくとひくつく穴は物おしそうに何かを強請っている。
 上条の脳裏でアナルに剛直を突き刺す光景がフラッシュした。
 ペニスは痛いほど勃起している。
 がんがんと心臓が痛いほど胸の内側を叩いている。
 視線はペンデックスの――すなわちインデックスの排泄の、性交の穴に釘付けだ。
 まるで一輪の花のように可憐に咲いているそこはひくひくと淫らに男を誘っている。
 瞬間、何もかもを忘れていた。
「イン――デックス――」
 避妊或いは病気予防のためのゴムもやっかいなお隣さんも可愛い勝気で泣き虫な恋人も。
 自動書記もヨハネのペンも。世界を救うというお題目も。
 すべてが櫛の歯のように抜け落ちて。
 残った抜け殻がプログラミングされた自律行動を起こす。
 上条当麻は無意識のうちに脱力したペンデックスの腰を引き寄せ屹立し先走り液を流すペニスを熱い肛門に押しつけていた。
 灼熱のような亀頭をぐいと押しこむ。
479ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:48:14.69 ID:lIZNVFGw
「うひゃあああっ!?」
 めちめち。
 酸漿の実の様に赤く丸い亀頭がペンデックスの肛門に飲み込まれていく。
 悲鳴においてキャラクターの崩壊しはじめていたペンデックスが更に頓狂な悲鳴を上げた。
「――け、警告――、す、既に魔力は過剰なまでに補給され、ていま――」
「どうせすぐに足らなくなるんだろう。インデックスの心が治るまで」
「そ、そうですが――ひあっ! だ、駄目です! 予想以上です! 太すぎます、裂けてしまいます!」
「全然そんな気配ないぞ。うまそうに頬張ってひくついている」
「そんな訳が――ひあっ!」
 大輪の向日葵のような青空が似合う笑顔の眩しいインデックス。
 そんな彼女が、人格は異なれども排泄の穴で上条を受け入れている。
 抵抗は少ない。欠けていたパーツを埋めるがごとく当たり前のように入っていく。
 ずくんとペニスがみなぎる。有り得ないほどのエネルギーを感じる。
 大きく尻穴を開いて自分を受け入れるペンデックスに上条は妖しいトキメキを否定できなかった。
 だが痛みを与えたい訳ではない。
 油を自身の肉茎にも垂らす。
「インデックスのケツの穴に上条さんのが入ってますよ。約束通り最後の最後までやってやるからな」
 心を奪われてしまった女性の秘密の穴。
 清浄にして神聖なる、性的な匂いを一切感じさせないインデックスの肉体。
 そのはずなのに娼婦のように女の匂いを撒き散らしている。
 上条当麻が初めて感じる女の体の内側に悦楽も興味も幾何級数的に加速していく。
 肛門周辺の肉を巻き込みながらペニスが埋没していく。
 異物を受け入れるようにはできていないはずの排泄専門器官。
 しかしオイルとマッサージの効果、そして強引な上条の挿入でもはや三分の二を受け入れていた。
「ん……むぐぅ……はぁ……熊野比丘尼によると肛性交は――はうっ!」
 ずん。
 最後の三分の一が一気に埋め込まれる。
 病のように解説をしようとしたペンデックスが口を開いたために一瞬括約筋から力が抜けたのだ。
「あううっ! は、はいりましたっ!」
 ペンデックスの尻肉が上条の腰に押しつぶされて開かれて。
 その状況にペンデックスが背中をそらせてか細い悲鳴を上げる。
 ぷるぷるとか細い肢体が震えてダイレクトに上条のペニスに伝わる。
480ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:48:53.98 ID:lIZNVFGw
「わ、私の中に、お、大きいのが、大きいのがはいってま、す――」
 唇の端から涎を垂らし体内に感じる異物に驚愕するペンデックス。
 当然ながら初めて受け入れた男性性器にインデックスとペンデックスの肉体が歓喜の歌を奏でている。
 苦痛はない。
 だが大きな肉の塊が自分の内側にあることへの戸惑いは隠せない。
 いかなる魔道書にもこのような記載はなかった。
 知識と経験は別物なのである。
 しかし神裂火織をしてまぎれもなく天才と言わしめた彼女の脳はこの妖しい感覚の手綱を既に握りしめていた。
「ぐぅ、イン、デックス――」
 もはや上条にインデックスとペンデックスの区別はついていない。
 いや、同一人物なのだからそもそも区別が必要だったのだろうか。
 別人格とはいえども守らなくてはいけない少女に変わりはない。
 無数の輪ゴムで縛りつけられているような強烈な締め付け。オイル越しに伝わる熱い体温、柔らかい粘膜の感覚。
 ほんの十数センチに過ぎないペニスがまるで上条の全身になったかの如く苦痛と快感を訴えている。
 混乱という言葉が一番状況説明に適していた。
「大きくて、息が、苦しいです――」
 異物感に小柄な少女が嘆息する。
 常日頃は小ぶりだが三倍以上に膨れ上がる上条のペニスは極太と呼称するに足る。
 しかしペンデックスの、インデックスのアナルは限界近くまで引き延ばされながらもどこも出血していない。
 そして、この違和感は徐々に快楽へと変換されていく。
「ふあっ……あ……へ、変です。息苦しいのに、なにか、すごく、熱いです。ああっ、気持ちいい――」
 直腸壁が戦慄き始める。蠢く。お尻の肉が肉棒をきゅっと抱きしめる。
 そして無意識のうちにか、ペンデックスがゆっくりと腰を動かし始めた。
 徐々にスピードが上がり肉の摩擦を楽しみ始める。
 同時に、上条も腰を動かし始めた。
 初めての経験だ。やり方なんかわからない。それでも本能に焼き付いていた。
「インデックス――インデックス――」
 肉棒をつつむ直腸の熱が心地よすぎる。ただただ肉の槍でインデックスの肛門を突き刺す。
 絡みついてくる腸壁、締め付けてくる肛門。初めてのアナルセックスは少年を虜にする以上に度数の強い美酒だった。
 ―――ずん、じゅん、ず、じゅずぅっ
 潤滑油のおかげで抵抗は少なくなっている。
 それでも肛門はきつく締めつけて少年を甘く誘惑する。
 上条は無意識のうちにペニスを肉壁に押しつけるように挿入していた。
「はきゅっ、ひぃ、き、きついです、上条、とうまっ!」
 ペンデックスの身体も前後に動く。動かざるを得ない。直腸だけでは乱暴なピストン運動を受け止められない。
「おし、お尻が、こんなに気持ちいいなんて! か、神がメキドの業火を用いるほどの禁断であることが、理解、できます!」
481ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:49:37.04 ID:lIZNVFGw
 後ろの処女。つまりは性器として認められている。
 元々排泄口と性器は同一のものだということぐらいは上条の薄い知識にも記載されている。
 空を飛ぶ鳥などは完全にそれが同一化していることを。
 つまり、直腸で快感を感じるのは生命が本来搭載している機能。
 処女と童貞はいきなり禁断の果実をかじってしまった。
 しかし上条の顔に嫌悪感はない。
 絶対的に興奮している雄の表情だけがある。もう夢中だ。二人とも完全に肛門快楽に囚われている。
「けいこ、あひっ、だ、駄目です、声が、抑えられません! 気持ち良すぎます、あうっ」
 無表情の仮面はもう剥がれおちている。
 そこにいるのはメスの顔をした一人の少女。
 インデックスと同じ肉体と顔をして、そして男を誘う淫婦。
 子孫を残すための機能という意味では花は性器とみなすことができる。
 ならば大輪の向日葵をイメージさせるインデックスは性的であったのだろう。
 きっと、清浄すぎて気付かなかっただけで。
「可愛いな、インデックス――」
 背中からのしかかり、思わず呟いた。
 それは心からのもので、だからこそペンデックスにも強く響いた。
 ひあっ、と可愛らしい悲鳴が漏れる。
「ひ、卑怯です。今そのようなことを言われると、わたし、は――」
 快感に惚ける呆けるあどけない顔。
 インデックスの顔なのにインデックスと違う。
 そして可憐に開いている桃色の唇を見て、瞬間上条は唇を奪っていた。
「んむっ――」
 キスは。
 キスだけは我慢しようと思っていた。
 しかし耐えられなかった。完全に酔っぱらっていた。
 ずきん、と今更のように御坂美琴が泣いている光景が浮かぶ。
 あの鉄橋での寂しく笑いながらも助けを求めていた細い少女。
 自分は今彼女を裏切っている。
 顔面にストレートを食らったかのように罪悪感が上条を塗りつぶす。
 それなのに身体は止まらなかった。
 くちゅくちゅと唾液を交換する。舌と舌を絡める。
482ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:50:00.96 ID:lIZNVFGw
 その間も腰の動きは止まらない。
 ペンデックスの、インデックスの肉体は正直だった。
 直腸の壁は蠢いてペニスを扱き美味しそうに頬張っている。
 上条に彼女を気遣う余裕などない。ただただ自分の快楽のためだけに腰を振っている。
 カリ首の段差まで引き抜いて一気に押し込んで甘い直腸粘膜を味わっている。甘い摩擦を味わっている。
 白い尻肉が真っ赤になるほどに音を立ててぱんぱんと腰を打ちつけていた。
「んむっ、はむっ、はんっ」
 その間も舌と舌を絡めて。
 濡れた瞳。媚びるような視線。唇が離れるとものおしそうにちろりと赤い舌が上唇を舐めて。
 その仕草に上条は加速させられる。
 呼吸する暇も厭うほどに再び乱暴に唇を奪う。
 幼い顔。圧倒的な色香。そのギャップが上条の脳を甘い電流で焼く。
 肉竿が膨らんで睾丸が引き上げられ、熱い塊が今にも飛び出そうだ。
「可愛いぞ、可愛い、気持ちいいぞインデックス――もう出そうだっ」
「い、いいです! 出してください! いっぱい、奥に出してください!
 あひっ、あふぁっ、わらひのおひりに、いっぱい、らしてぇえええ!
 ああ、わらひもイっちゃいます! 性的な、絶頂が、来ちゃいます!
 わらひ、付属人格で、こんな気持ちいいこと、搭載されてなひ、はずらのにひぃぃ!」
 銀色の髪が揺れる。白く細いうなじが見える。
 きめ細かい肌の背中が反り返って肛門が限界近くまでペニスを飲み込んだ。
 全身が噴き出す汗で鈍く光っていた。
「出る! 出すぞ!」
「はひぃい! 来て、きてくださひぃぃ!!! 、、い、イクっ! イっちゃう! わらひも、イクぅ!!!」
 腰が溶けるほどの快楽を味わいながらペニスをぎりぎりまで引きずり出して一気に奥底まで突き刺した。
 濃縮された雄のリキッドが塊になって銀髪碧眼の少女の腸粘膜に打ち込まれる。
 ―――どくん、どくん、どくん
「ふわあぁああぁぁぁ、おひりが、あついれふっ! やけどしちゃ、あひっ、気持ちいい!!!」
 直腸への中出しに華奢な肉体が仰け反る。
 後背位で上条にのしかかられていて、空間はそんなにないが、その中で大きく強く絶頂を迎える。
 全身を痺れさせ蕩けたような顔をして、糸が切れたマリオネットのようにとすんと床につっぷした。
「あひぃぃい、おしり、さいこうれふ……すごい、まりょく、れふ……けど、こわれちゃひます……」
 ふわりと広がる柔らかな銀色の髪。汗まみれの白い背中。
 上条も無意識のうちに重なった。
 快楽の余韻に酔いながら重ねた肌の温もりを感じる。
 荒い息と苦しい心臓の鼓動。それすらも二人分重ねながら上条は自分が何をしたのかを今更のように理解して背筋を冷たくしていた。
483ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:50:24.40 ID:lIZNVFGw

 おう、いっつあ賢者たーいむ。
 思いっきり射精をして冷静さを取り戻した上条を待っていたのは悔恨と懺悔の世界だった。
 当たり前である。
 最初はともかくとして最後の方は自分からペンデックスを求めていた。
 唇を奪って唾液を交換していた。
 つまりは完全なる浮気である。
 緊急避難も何もない。
 経験があればいざ鎌倉という時に美琴を不安にしなくても済む、なんていうお題目に意味が無いことは上条自身が知っている。
 あれから二人してシャワーを浴びて汗を流した。
 ペンデックスは魔法を使い自身の腫れた肛門粘膜を治療した。
 曰く、自分自身の使った魔法であれば本人格も気づかないでしょう。それよりも違和感を覚えられる方が危険です。
 治癒魔法が全く効かない、そもそもその必要のない上条だったがペンデックスから放尿をしておくように強く言われた。
 避妊具もなしに肛門に突っ込んだのである。尿道炎になってもおかしくはない。
 亀頭を包茎の皮で包んで内部に放尿して洗う酸漿洗いという手段もあるとか。
 ちなみにこれも魔道書の記載事項。
 何考えているんだ魔術師。
 言われるままトイレで用を足そうとするも上条さんちの一人息子はわんぱくでたくましすぎて少しも言うことを聞こうとしない。
 痛みを覚えるほどまげて放尿し終えるとペンデックスが歯を磨いていた。
 曰く、精液の匂いがするから、と。
 生々しい情事の後始末に苦笑しながら上条は再びバスタブの寝床に横になった。
「本来の魔力生成機構を修復するまでの魔力を補充できました。ご協力に感謝いたします。
 ――宣言、今後私が出現することはないでしょう」
 それだけを言い残してベットに戻るペンデックスの後姿。
 まるで何事もなかったかのようにすたすたと歩く彼女を少しだけ寂しいと思う。
 それでも上条は目をつぶった。
 太陽が昇るまでの僅かな時間。
 興奮冷めやらぬ肉体を必死に眠りに就かせた
484ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:51:29.65 ID:lIZNVFGw
 数時間後。
 起床。
 学園都市でもちゅんちゅんと雀は鳴く。
「ふわああああ」
 大きなあくびを隠さないまま上条はじりりとなる携帯電話の目覚まし機能を止めた。
 見れば、ゆーがっためーるのランプが点灯している。
 開けるとそこには一件。恋人である御坂美琴より。
『おはよう。今日は朝ごはんつくりに行くね』との一文。
 ばわっ、と起きて駆けだすようにリビングに向かえば美味しそうな味噌汁の匂いとともにカエル模様のエプロンを纏った少女がそこにいた。
 エプロンの下は名門常盤台の制服。型口で整えられた柔らかそうな茶色の髪。白い花弁の髪飾り。
「やほー。お目覚めみたいね」
 にこっと笑うのは愛しい恋人の御坂美琴。
 もちろんここに彼女がいるのは合鍵を渡しているからである。
 インデックスの事情に関しては了承済みだ。
 どくん、と上条の心臓が鳴った。
「や、やほー。朝ごはん作ってくれたのか。忙しいのに悪いな」
 視線を微妙にそらしながら美琴に返答する上条。
 ドロドロしたコールタールのような罪悪感が染みついて離れない。
 ほんの数時間前、ここで、インデックスの別人格と嬌楽を繰り広げていた。
 そのことが痛いほど心に刺さる。
「ん? どうしたの? なんか調子悪いのかな?」
 小首をかしげて人差指で頬を突いて。そんなあざとい恰好をして下から上条を覗きこむ。
 可愛い、と思う反面黒いものがある上条は何とも言えない顔をした。
「いやなんというか、その――」
「もしかして照れてるのかしら。それとも見惚れちゃった? 惚れなおした?」
「――っ」
 小さく唾を呑む。
 まずい。
 どちらかわからないにせよ今の自分ではろくなことにならない。
 息苦しい時間の中で何とか言葉を紡ぎだそうとする。
485ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:52:30.83 ID:lIZNVFGw
 しかし。
「あーあ、朝っぱらからごちそうさまなんだよ。砂糖はきそう」
 そこに白生地に金糸の刺繍の入ったシスター装束に着替えたインデックスが現れた。
 もちろん、数時間前の痴態の面影などない。
 性的な匂いなど一切させない幼くあどけなく清浄なインデックス。いつものインデックスだ。
「い、いんでっくす?」
 ぎぎぎ、とオイルの切れたブリキロボットのように不自然に上条が首を動かす。インデックスを見る。
 いつもの、いつものインデックス。
 一瞬あの嬌勢を重ねるもイメージが一つにならない。
 それぐらいに違和感がある。
 本当にいつもの性的な匂いを一切放たないインデックスだ。
「おはよーの一言ぐらい欲しいかも。
 あとみこともご飯作ってくれるのは嬉しいけど朝っぱらからいちゃいちゃしないでほしいかも」
 ぶすー、と言わんばかりに頬を膨らませて食台の席に座った。
 おいでー、と声をかけてスフィンクスという名前のネコを膝の上に座らせる。
「とうま。おはようは?」
「お、おはようインデックス」
「? 変なとうま。なんかきょどきょどしてるんだよ」
 インデックスは怪訝な顔をしていぶかしむもすぐに興味をなくす。
 テレビのリモコンを手にとって電源をつけてチャンネルを切り替え始めた。
「今日の占いはどうなってるのかな。あ、とうまはいいことがある日だって」
 きゃっきゃとはしゃぎながら笑う姿はいつものインデックスだ。
 数時間前のことが本当にあったのか、と思わず思ってしまうぐらいに普通の、いつもの光景。
 はは、と上条は笑う。
 あれは夢だったんだな、と。
 淫夢と割り切ることはできないがもう終わったことなんだ。
 恋人である美琴に対する申し訳ない気持ちはまだまだあるが、それは時間が解決してくれるだろう。
「当麻ー、運ぶの手伝ってー」
 ご飯、豆腐とわかめの味噌汁、アジの開き、納豆。
 どこにでもありそうな和風の朝食。
 ちょっと違うのはどでかいどんぶり飯が一つあることだがあまり説明の必要はないだろう。
 小さな食台に並べていく。
 こうした朝食はもう三度目になるだろうか。
 常盤台のお嬢様は意外と家庭的なのだ。ちなみに味噌はお隣さんの手作り品である。
 更に余談を言えば上条の弁当とインデックスの昼食も作ってあったりする。
 将来は素敵な奥さん間違いなしの御坂美琴の到着を待って三人が箸を持った。
486ぺんでっくすちゃんの魔力生成:2012/04/06(金) 17:53:08.91 ID:lIZNVFGw
「じゃあ、いただ――」
 さぁ食事というその前に。
「ちょっとごめんね、みこと。とうまに言っておきたいことがあるんだよ」
 インデックスが流れを止めた。
 疑問符が空間に浮かぶ。
 小さな猫がにゃーと鳴いた。

「ごちそうさま、なんだよ」
 ちろり、と赤い舌で上唇を舐めて。

 瞬間、上条の背中に冷たいものが流れる。脊髄に氷の塊を突っこまれたかのような。

 ――同一の肉体である以上記憶の交錯の可能性があることにご注意ください――

 そんなことを言っていなかったか?
「ん?」
 なんのことだろうと御坂美琴がいぶかしむがインデックスはその時間を与えなかった。
「いただきますなんだよ! みことのご飯はとうまのより美味しいから好きかも!」
 がつがつむしゃむしゃ。
 漫画のような大喰らい。
 はは、と思わず上条が反射的に笑った。笑うしかない。
「当麻? 食べないの? やっぱり体調がおかしいの?」
 心配そうに自分をうかがう恋人に上条は何とか作り笑いを見せる。
「大したことではありませんのことよ?
 いやぁ、ちょっと上条さん調子悪いから美琴たんの美味しい手料理で元気取り戻しちゃうぞー」
「たん言うな」
 お椀と箸とを手にとってさも美味しそうに上条は食べ始める。
 嬉しそうに御坂美琴がその姿を見ている。
 インデックスの食欲は言うまでもない。
 それでいながら剣呑な光で上条を見ている。そう感じてしまう。
 心なしか頬が赤いような。
(ふ、不幸――とは、口が裂けても言えない!)
 一歩踏み抜けば地獄に落ちる。とんでもない爆弾を抱えていては味なんかわかるわけがなかった。
487名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 17:56:40.55 ID:lIZNVFGw
以上でした
サクサク書けたんで結構早めに投下できました
記憶があるのかないのか、そもそもペンデックスなんて存在そのものが嫉妬したインデックスの演技だったのか
そこらあたりは全部投げっぱなしです
そういう意味で羊頭狗肉、タイトル詐欺です
488名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 18:46:39.18 ID:2nszEw0I
489名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 19:37:53.81 ID:JnPAyS15
乙なんだよ!ペンデックスに目覚めそうです
490名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 19:43:06.66 ID:drwIJIJg
なんという速さと丁寧な仕事…
乙です
もうインちゃんとビリビリさんの二人で共有すればええねん
491名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 23:40:59.85 ID:snCHlenb
魔法を使っているからペンデックス、いや治っている箇所を観察している訳じゃないから演技かも
ともかく乙なんだよ
492名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 00:20:20.53 ID:/yudtfFc
こいつはできておるのう
493名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 06:01:25.32 ID:fF8vSJSK
GJ&激乙と言わざるをえない。
女の子は男の子じゃ窺い知れない・測れない不透明な幕を被ってるのよ、って何の映画の台詞だったかな
とにかくソレを思い出した。
もう全てまとめて飛び込んじまえよ上条さん

しかしこんだけ投下早いのにこんかハイレベルとかどうなってんの?
全体論による歪みの一つなの?
494名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 13:15:26.06 ID:1NHmMq90
素晴らしすぎる。
495名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 15:23:50.60 ID:zEALSuGi
嫌がるレイヴィニアちゃんを上条当麻が右手で押さえ込み
無理やり犯してるのが読みたい
496名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 23:05:25.81 ID:mN7vIBZM
>>495
自分で書くか、嫌なら一生ここに書き込むのを辞めたらいいと思いますよ。
497名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 23:06:57.11 ID:1Cp2HJ7L
ごめん
498名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 00:23:29.71 ID:XXnmAUKe
逆にレイヴィニアが攻めだったらわりと違和感ないな。
499名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 00:31:27.17 ID:dk7N5gUf
レイヴィニアさんにもはっきりしたフラグ立てればいいのに
500名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 05:49:16.71 ID:3oeNoRJF
そこをどう話を違和感なくもって行くのが書き手の腕の見せ所だと思うのだけど?
何かたまに見るけど読み手の挑発なのか拙い書き手の愚痴なのか。
501名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 22:34:57.99 ID:xMC3fep0
まぁ、ちょっと空気がよくないですね
流れを変える意味でも投下します

バードウェイで
502レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:36:30.66 ID:xMC3fep0

「一の組織を束ねるためには、はむ、うぐうぐ。
 プライドを捨ててごっくん美学を身につけなければならぬのだよけぷぅ」
「のうのうとよく顔を出せたな。とりあえず上条さんの非常食の魚肉ソーセージから口を離せ。
 というかしゃべりながら食うな」
 学校から帰ってきたらどこかで見かけたトンデモガールが冷蔵庫を開けて魚肉ソーセージを頬張っていた。
 肩にかかる程度のカールのかかった短い金髪。
 白いブラウスとスカートに黒いガーターストッキングという服装。
 十二歳の少女という外見と裏腹にイギリスの黄金系魔術結社「明け色の陽射し」を束ねる魔術師。
 残忍にして狡猾、ブレーキの代わりにアクセルがもう一つ備え付けられているような情け容赦ない女。
 レイヴィニア=バードウェイである。
 ちなみに胸が薄いことは禁句だ。
「まぁそう硬いことを言うなもしゃもしゃ。私とお前の仲じゃないかむしゃむしゃ」
 そうそうと二本目に突入するその顔には反省の色など欠片もない。
 あけっぱなしの冷蔵庫の前からしゃがみ込んで動こうともしない。
 こいつに謝罪をさせるよりはミドリガメにダンスを覚えさせる方が何倍も楽だと上条は嘆息した。
 そもそも食いしん坊キャラは一人だけでたくさんである。
 ただでさえ空気と呼ばれているインデックスさんから魔術の解説役だけでなく食欲魔人の座も奪うつもりか。
 紳士を自称する割には男女平等に右手を顔面に叩き込む印象の強い上条。
 だが、それは戦闘においてそれしか手段が無いからそうなっているだけで別に暴力主義者ではない。
 事実、決闘というよりもじゃれ合いが強い御坂美琴との戦いで彼女を殴ったことはない。
 誰か他人のために怒りが湧いた時でなければ拳を握れないのだ。
 つまり、今の上条はバードウェイに対して無力である。
 もっとも、上条が本気になったところでこの小娘に敵うとも思えないのだが。
「で、なんのようだ。インデックスはどーした」
「禁書目録なら『こもえのうちで焼き肉パーティなんだよ!』とか言って出掛けたが。
 つまり私は留守番を頼まれている訳でこの程度の、ごっくん、報酬は頂いても文句はなかろう、と思うのだが」
「だったら外で待ってればいいだろうが」
「なにを言う。『部屋の中で待っていればいいんだよ』と禁書目録から許可も貰ったぞ」
 インデックスはハワイでバードウェイが行ったことを知らない。
 説明していないからだ。
 それに裏切りをしたものが厚顔無恥に表れるなんてことを彼女は信じていない。
 善人はみんなが善人だと信じる。
 色々と怪しいところはあるがインデックスはシスターなのだ。
 そういうところに付け入るバードウェイの態度が上条には気に入らない。
503レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:37:09.34 ID:xMC3fep0
「繰り返すぞ。なんの用だ」
「んー」
 強く上条が言葉を重ねるとバードウェイが少しだけ眉間に皺を作った。
 二本目の魚肉ソーセージを平らげてだらしなくゲップを出して言う。けぷぅ。
「実はだな、とうとうマークが切れてしまってな。ちょっと帰りづらいのだ。
 まったく、私の命令よりもデートなどというものを優先しおって。
 思わずお仕置き代わりにデート中に召喚爆撃かましただけだなのに三代虎徹振り回してくるんだぞ。
 困ったものだ」
「帰れ」
 つかつかと歩み寄って右手でぐわしと襟首を掴む。そして引きずるように上条はバードウェイを玄関の外に放り投げた。
 すると猫のように寮の廊下の壁を蹴ってすとんと着地、両手を腰に当てない胸を張りバードウェイが上条の前に立った。
 見上げる形で見下している。
 もちろん彼女は土足で人の家に入るというイギリス式マナーと日本式との違いを心得ているから足は来客用スリッパである。
「いいじゃないか。私とお前の仲だろうに」
「わざわざ日本に来るな。イギリスでもどこでも潜伏していればいいじゃないか、マークさんの気が落ち着くまで」
 上条は黒い礼服の二十代金髪の男を思い出す。
 特にこれと言って強い印象はないがその分悪印象もない。
 上条を裏切って学園都市協力機関を離反させたという意味では目の前の少女と何も変わらないのだが違いはなんだろうか。
 傲岸不遜を地でいくこの少女の理不尽極まりない命令にこき使われている姿に哀愁を感じたからだろうか。
 結構楽しそうでもあったが。
「いやいや、マークはあれで結構優秀なんでな。少なくとも欧州にいたら感づかれる。
 人脈がかぶっているのが厳しいな。
 何分、私とマークとを天秤にかけて後者を取る連中が多すぎるんだ酷いと思わないか」
「酷いのはお前の性格だ。頭の一つでも下げてみろ。人生が随分と変わるぞ」
「残念だが、組織の長が持っている権威というのは個人が壊してよいものではないのでな」
 とは言いつつも、上条は靴も履いていない少女をマンションのような寮の廊下にいつまでも放りだせる人間ではなかった。
 これで靴を叩きつけられれば人生もう少し楽なんだけどなぁ、と再度のため息をつく。
 仕方ない、と身体をずらして室内を見せる。道を作る。
「うむ。最初からそうしていればいいのだ。余計な手間暇をかける必要などなかったのだぞ」
「会釈程度でもいいから頭を下げるという発想はないんだな」
「無用なものは無用だ」
 玄関マットの上で一度スリッパを手に持ってパンパンと叩いて、バートウェイが室内に入る。
 かぽかぽと再度スリッパを履きなおした。
 うっとおしそうに後ろ髪を掻きあげて上条を見上げる。
「この国の湿気は髪に悪いな」
「じゃあ湿気のない国に行け。南極なんかどうだ、サハラ砂漠より乾いてるぞ上条さんお勧め」
「馬鹿を言え。湿気をものともせずお前に会いに来たんだ。泣いて喜ぶがいい」
504レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:37:45.70 ID:xMC3fep0

 部屋主の意向も伺わず軽い足取りで座布団を取り出して座った。
 絨毯の上だからスリッパは脱いでいる。
 この彼我の距離でいちいち履いたり脱いだりするところは良識的だろう。
 M字を潰して脚の間に両手を置くような女の子座り。
 こたつと兼用するケーブルに顎を乗せた。
 意外なことだが何故か似合っている。
「インスタントでいいぞ。いくら貧乏でもその程度あるだろう?」
 ふんふんと軽い鼻歌を奏でながら言う姿はなるほど愛らしい。
 中身さえなければ。
 本当、中身があれでさえなければ振り向く男はそれなりにいるだろうに。
 白い奴とか。白い奴とか。あと白い奴とか。
「コーヒーが飲みたければ一方通行のところに行けば良かっただろうに。アイツはそれなりにコダワリあるし。
 上条さんちにあるのは実家に贈られたお歳暮の残りですよ」
「それがいいんじゃないか。日本人の発明したインスタントコーヒーを日本人の風習で飲む。贅沢というやつさ」
 はぁ、と何度目か数えるのも面倒になったため息をつきながら上条はマグカップを手に取った。
 節電のためにポットは使っていない。電気ケトルに水道水を注して電源を入れる。
 学園都市も水道水は軟水だ。コーヒーを淹れるのには向いている。
 そして二人分のコーヒー程度の湯量なら一分もあれば沸くのだ。
「これを飲んだら帰るんだぞ」
「話を聞いていなかったのか? スポンジ脳だというのはわかっていたがここまでとは。
 一晩と言わず好きなだけ泊って行けとは言わんのか。
 可憐な乙女が寝床を探しているんだぞ。膝まづいて手を取ってキスしてもいいんだぞ」
「どれだけわがままだよお前。うちにはインデックスという居候が既にいるんですぅ。
 貴重なカロリー源喰いやがって。出てけ出てけ」
「滞在費用ぐらいは出すぞ? 貧乏なんだろう?」
 費用という金銭にかかわる言葉を聞いて、ぴくり、と上条の肩が震えた。
 にんまりとバードウェイが笑う。
「一日に付き日本円で一万出そうか。なに、ホテルで過ごすことを考えれば格安だ。
 うまい事やりくりすれば現金収入にもなるぞ、ヒーロー?」
 ぴくぴく。
 上条の肩が震え続ける。
 座敷童も裸足で逃げ出すようなエンゲル係数の上条家はいつだって金銭が不足している。
 なるほど魅力的だ。しかし魅力的な餌には強力な罠が仕掛けられているものだ。
 根っからのサディストであるこの少女を近場に置いておけば絶対に不幸が訪れる。
 上条当麻とて馬鹿ではない。いや、馬鹿だが百パーセントの馬鹿ではない。金星人ではない。
 少しは学習するのだ。
505レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:38:52.14 ID:xMC3fep0

「断る」
 瞳が泳いで戸惑ったが上条ははっきり断言した。
 絶対にろくなことにならない。
 とうまはまた女の人をつれこむんだねがるるるる。
 アンタ! その女がなんでこんなところにいるのよ! びりびり!
 目に浮かぶようだ。上条さんの不幸になる世界が。
 第一この少女にどんな目にあわされたのかを思い返してみるがいい。
「ふぅむ。金では駄目か? なんだったらこの身体でどうだ?」
 コーヒー入りのマグを二つ持ってきた上条にバードウェイがシナを作って見せた。
 テーブル九十度横の座布団に胡坐をかきながらはんと上条は鼻で笑う。
 冗談にしても笑えない。
「フレメアに負けているようなナイスバディで上条さんを誘惑? ブラいらずの癖に?
 一方通行じゃあるまいし、上条さんはロリではありませんのことよ?」
 驕りがあったかもしれない。
 弱みを見せているバードウェイを軽んじていたのかもしれない。
 手酷い目にあわされている少女を見返したかったのかもしれない。
 上条は虎の尾を踏んでしまっていた。
 コーヒーの香ばしい湯気が漂う。その向こうで意志の強い顔の少女が怒りを露わにしている。
「ほ、ほう? 仮にも『明け色の陽射し』の首領であるこのレイヴィニア=バードウェイを前にしてそんなことを?
 あんなくそちんまいガキより魅力が劣ると言うのか?
 今ならジャパニーズ正統謝罪作法DO☆GE☆ZAで許してやらんこともないぞ?」
 額に青い血管が浮かぶ。
 唇が引きつる。
 しかし上条は一本取ってやったとばかりに勝利の美酒代わりに右手でマグを取ってコーヒーに口をつけた。
 にやにやといやらしく笑う。
 踏み抜いた。踏み抜いてしまった。
 繰り返すが、今彼の右手はマグカップを持っている。
 簡単に振り回せる状態ではない。
 残酷で冷静な、そして怒りに燃えている眼がそれを見ていた。
506レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:39:17.52 ID:xMC3fep0

 レイヴィニア=バードウェイの得意技の一つに「召喚爆撃」がある。
 本来必要な準備を敢えて省略し、自らの腕と勘を頼りに即席で発動させる火属性大規模魔術。
 つまりは魔術の手順を省略して発動させるという行為が誰よりも得意なのだ。
 ましてや、のんびりとコーヒーを飲んでいる上条は隙だらけだ。
「――――!」
 バードウェイがコーヒーに指を突っこんだ。
 引き抜いてテーブルに陣を描く。簡単に座標を定義するような低レベルなものだが彼女には関係ない。
 ぽん、とバードウェイの小さな手がテーブルを叩いた。
 魔術が発動する。
「――――!?」
 瞬間、上条の身体に電流が流れる。全身に強力な痺れが起きた。
 崩れていく身体。力を無くして落ちていく。視界がかすんで上条が倒れ込んでいく。
 コーヒーが零れることはなかった。崩れおちる途中の上条からバードウェイが取り上げたから。
 何か起こったかわからない。そんな顔をしながら上条の意識が朦朧となる。
 バードウェイが残酷に微笑んでいた。
 上条が口をつけていたコーヒーをさも美味しそうに飲み干す。
「いーだろ。光栄に思うがいい。
 宿代替わりに私がフレメアなんてクソガキよりよっぽど性的な魅力に溢れていることを証明してやる」
 上条は忘れていた。
 バードウェイという少女がどういう存在なのかを。
 か細い華奢な肢体と裏腹に凶暴なものを内側に秘めている。
 目的のために手段は選ばない。
 そして敵と判断してものに一切の容赦をしない。
 そのうえで人間としての感情を強く持っている。
 常識なんて関係ない。
 誰かの手綱なんかに操られない。
 にやりと歯を見せて笑った。
 まるで虎のようだと朦朧とした意識の中で上条は思った。
507レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:40:26.53 ID:xMC3fep0

(ここは……)
 上条が意識を取り戻した時辺りはうす暗かった。
 ぼんやりとしたオレンジ色の光が揺らめいている。
 それがランプの明かりだと気付くのに少々時間がかかった。
 蒸し暑い。
 まるで石造りの地下室のよう。
 天井に換気装置が見える。そんなに古びたものではない。
 だがコンクリートは打ちっぱなしで装飾なんかなかった。
 妖しいものも見える。
 天井から吊るされた鎖。産婦人科で使うようなM字開脚にさせられる背もたれつきの診療台。
 三角木馬(重り付き)。壁に掛けられたさまざまな鞭。磔用の十字架。
 鉄の処女。
「へ?」
 まるで中世の拷問部屋である。
 魔女という名目で十字教会が一般市民から財産を奪い拷問した暗黒時代の遺物。
 そんな場所に上条はくくりつけられていた。
「な、なにが起きたのでせう? 上条さんは一体!?」
「起きたようだな」
 ランプの光の届かない部屋の隅、その暗闇から小柄な少女が現れた。
 レイヴィニア=バードウェイ。
 その姿はまさに異形だった。
 いわゆるボンテージスタイル。
 ガーター付きの黒ビスチェにやはり黒のヒールの高いブーツ。小柄な彼女の背を伸ばしている。
 小さな股間に張り付くような下着もやはり黒。揺れるランプの光で僅かに縦筋の陰影が現れる。
 腕にはロンググローブ。これもまた黒。
 素材はすべて皮のようだった。
 ローティーンの女王様。
 知人の青い髪の変態ならば泣いて喜ぶ状況だろうが、上条にその気はなかった。
「そ、その姿は一体……」
「まずは自分の情けない姿を確かめてみるんだな」
 くすり、と笑う姿は獰猛さを隠さない。
 踏みつぶす寸前の小虫を見るような目で見つめる先につられるように上条が自分の体に視線を移す。
「え? えええ?? な、なんで! どうして!?」
 全裸だった。
 正座の状態で手枷足枷が嵌められている。それぞれの先に重りが付いていた。
 反射的に股間を隠そうとするも両手を動かすことはできない。
(いったい……なにが……そう、確かバードウェイにコーヒーを淹れてやって……)
 かつんかつん。
 硬質な音を立てながらバードウェイが近づいてくる。
508レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:41:14.80 ID:xMC3fep0

「まったく、厄介だったぞその右手。魔術が使えないと本当に不便だな。この街にはタクシーも少ないし、苦労したぞ」
「ど、どこだここは! どうしてこんなことを!」
「ここは、ま、ラブホテルの一室ってやつだ。随分と趣味がいいな学園都市。
 で、どうしてというのはアレだ。私の魅力というやつを鈍感な気様に骨の髄まで叩き込むためだ」
 見下ろしてくる瞳には憎悪が灯っている。
「貴様の節足動物並みの脳でも理解できるようにたくさん反省してもらうぞ。なに、安心しろ。最後は私に感謝しているさ」
「せ、先生……節足動物には脳はありません。はしご状神経節です……」
 どす黒いオーラを隠さないバードウェイに上条は素っ頓狂な突っ込みを入れる。
 背筋が凍るような状況に置いて上条当麻はなお上条さんだった。
「ほほう。よっぽど私にいじめてほしいようだな」
 絶対零度の微笑み。ぞぞっと背中に恐怖を感じてしまう。
 エターナルフォースブリザード。上条さんは死ぬ。
 そうなっていれば楽だったかもしれない。
 冗談を言っている眼ではない。狂気が混じっている。
 もともと戦闘戦斗において周囲の被害を気遣わない非常識な少女だ。
 目隠しをしたままアクセルを限界まで踏み込む。そのことに喜びを感じる。
 それなのに妙に色っぽいのは何故だろう。
 頬が桜色に染まっている。ランプの焔が艶やかさを引き出しているのだろうか。
 高揚している。女を感じる。たかだか十二歳の少女に、この状況で、上条当麻はメスの色香を感じ取っていた。
「随分と人のことをガキ扱いしてくれたが、お前も随分とガキの様だな、上条当麻」
 股間も隠せない上条の前につかつかと歩み寄ってバードウェイが乱暴に股間を掴んだ。
 そこは委縮していて完全に皮の中に包まれている。
「ええ、おい。ガキのまんまじゃないか。日本には割礼の風習はないんだったな。
 こんな粗末なものじゃ女の経験なんかないんだろう?」
 ぐりぐり、と握る。
 少女の小さな手と熱い体温、そして皮に包まれた未熟な少女の匂い。
 上条のペニスはたちまちにして大きくなった。
 赤い亀頭が顔を出して雄の匂いを放つ。
「ほう? やればできるのだな」
 余裕しゃくしゃくで手を離したバードウェイだが、その頬は赤い。むしろ言動に不自然さを感じる。
 そのことに気づかないまま上条はまだしゃがみ込んでいる少女に言う。
「おい! ふざけるんじゃない! 一秒も早く上条さんを解放しなさい!」
「安心しておけ。禁書目録ならコモエの家で一晩お世話になるようだ」
 そうして、バードウェイはショーツの左右についている金属ボタンを外した。
 甲高い音が二つ。
 脚を上げなくとも自然に下着がむき出しのコンクリートに落ちる。
509レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/09(月) 22:41:37.08 ID:xMC3fep0

「ご褒美だ。見たことなんかないんだろう? じっくりと見せてやる」
 やめ、と言いかけて上条が息を飲んだ。
 見たいという強烈な欲求がある。雄として当然の欲求が。
 薄暗くてよく見えないが、ちらりと焔が瞬くと白い肌がオレンジ色に映えた。
 毛は生えていない。
 白磁のように美しい肌に作り物のような一本線が刻まれていた。
 僅かにもりあがる肉の丘に刻まれているそこは複雑な機構を何一つ見せていないのに淫らだった。
 股間部分だけの下着が無いという異様な状況に上条は思わず興奮する。
「まぁ、まだ毛はないが……内側はきちんと大人だぞ? あんな小娘どもとは違ってな」
 拘束した上条の前でバードウェイが少し間抜けに脚を広げる。
 両方の手でその場所を開くとピンクというよりも赤い肉が現れた。
 むっ、とすえた匂いが漂う。
 傲慢、高慢、唯我独尊。
 そんなバードウェイが自ら性器を開いて上条に見せようとしている。
 ものごとは急展開過ぎてついていけないが、瞬きを忘れたように上条は目を離すことができない。
 ごくり、と喉が鳴った。
 バードウェイの言葉と違ってまだ未成熟のそこは襞が大きいわけではなかった。
 ただ粘膜と粘液の光沢が見える。
 小さな可愛らしいクリトリスは既に顔を出していて溶けそうなほどに熟していた。
 白百合のような外見と違い内側は濡れた薔薇のように艶やかだった。
「どうだ? 初めて見せたんだ。光栄だろ? これでも私を子供というのか?」
 バードウェイは小柄だ。ちびっこと言い換えてもいいだろう。
 大体まだ十二歳だ。
 そんな彼女が、それでいて尊大極まりない彼女が自分は大人だと背伸びをしている。
 上条の中で何かがときめく音がした。
「お前を脱がしているとな、こうなんて言うか、興奮してしまってな。
 濡れてしまったよ。細かい傷跡が多いし。股間は子供のくせに体つきは大人なんだな上条当麻」
 そして、上条が見ている前で小さな膣口からとろりと蜜が溢れ出た。
 大粒の滴になってつぅと太股の方へと流れていく。
 それを視線で追うと自然と二人の視線は上条の股間へと移った。
「――っ! あれが最大ではなかったのか!?」
 嗜虐的な色が一瞬消えた。本当に驚愕したようにバードウェイが息を飲む。
 何もかもを知っているはずの少女に怯えの色が走った。
 肉棒は硬直して膨張して先ほど彼女が手で刺激した時よりも一回りは大きく成長していた。
510名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 22:43:43.90 ID:xMC3fep0
というわけで浜面日記とペンデックスのもんです
バードウェイだと一方通行との絡むSSが多いような
でもまぁ、上条さんというオーダーなので
後編は近いうちに書けたら
ペンデックスのときは本当にサクサク書けたんであの早さは無理だと思います
511名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 03:19:42.09 ID:4sqv+GYO
これはなんだかいい雰囲気。逆転してもしなくてもいいそんなやつだ
512名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 10:26:19.36 ID:iWgNwNHr
バードウェイちゃん可愛いよちゅっちゅっ!!!!
513名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 12:20:41.83 ID:OuvniQqO
台詞の取り回しが秀逸です。
早く続きが読みたい!
514名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 13:02:29.62 ID:Mb0PZAMC
平日昼間で人はいらっしゃらないでしょうが、SSを投下します。
非エロ短編で上黒、NGワードは「他人の不幸は蜜の味」で。
515他人の不幸は蜜の味:2012/04/11(水) 13:03:23.67 ID:Mb0PZAMC
 彼の第一印象は? と問われれば、
「お姉さまにまとわりつく有象無象」
 と、答えただろう。
 二度目に会った時の感想はといえば、
「モーションかけてきやがった羽虫」
 三度目は、
「逃げ遅れた一般人」
 四度目は、
「風紀委員の事件現場に首を突っ込む一般人」
 六度目は、
「懲りない類人猿」
 七度目は、
「女の敵」
 八度目は
「ノーコメント」
 九度目は、
「乙女の柔肌を覗いた痴漢」
 十二度目に出くわせば、
「とにもかくにも学ばぬ殿方」
 十五度目の邂逅にして、
「またかこの野郎」
 十七回目の鉢合わせでは、
「いい加減にしろこのクソど素人」
 そして。
 十九回目の、すなわち十五回目の事件現場にての感想はといえば。
「やれやれですの」
 溜息しかでなかった。

***

 最後の一人を投げ飛ばしたあげく鳩尾を踏みぬいて気絶させ、白井黒子はぱんぱんと手を払う。
 八名ものスキルアウトが、あるものは金属矢で拘束され、あるものは気を失って地に伏せっていた。
 そんな彼女にぱちぱちと拍手を送るのは、ある種風紀委員の間で名物と化している少年、上条当麻だ。
「お見事お見事」
 やれやれと首を振り振り、黒子は溜息をついた。
「事の元凶が何を呑気な……そもそも逃げ惑うくらいでしたら、厄介事に首を突っ込まないでくださいまし」
「事の元凶ってのはこいつらのことだろ。それに俺だって好きで逃げてたんじゃねーよ。はじめ二人だったのが、まさか通常の三倍以上になるとは思ってなかったんですよ」
 別段憤慨した風もなく、彼は言葉を返す。
 不良たちに絡まれている男の人を助けて、という女性からの通報があって駆けつけてみれば、スキルアウトの集団と追いかけっこをしている当麻に出くわしたというわけだった。
「例によってあれですの? こいつらが女性に狼藉を働こうとしていたところに割って入ったんですの」
「まあ……」
 決まり悪げに頬を掻く彼に、黒子は本日二度目のため息をつく。
「何度も言いますけど、何度でも言いますけれど、一般の方がこういった揉め事に首を突っ込まないでくださいまし!」
「何事もなかったんだからいいじゃねーか」
「何事か起こってからじゃ遅いから言っているんですの!」
「そんなに怒るなよ」
「ここで怒るのが普通の風紀委員感覚ですの!」
「普通の風紀委員感覚と言われても、上条さんは風紀委員じゃないからわかりませんよ」
「ですから! 一般人は! 揉め事に首を突っ込むなと! 口を酸っぱくして申し上げておりますのこの類人猿!」
 ぜはー、ぜはーと肩で息をする彼女に、
「白井」
「何ですの!」
「血圧あがるぞ?」
「誰のせいですの!」
 すぱーんと。
 小気味いい音をたて、彼女の平手が当麻の後頭部に炸裂した。
516他人の不幸は蜜の味:2012/04/11(水) 13:05:12.04 ID:Mb0PZAMC
***

「やれやれ、ですの」
 こきこきとこわばってしまった肩を鳴らし、黒子は本日何度目かになるため息をつく。
 あの後、現場に到着した警備員にその場を任せ、二人は風紀委員第177支部へとやってきていた。
 半ば形骸化している彼の調書とりをするためだ。
 ほどなくしてまとめ終わった書類を束ね、彼女は大きく伸びをした。
 対面に座る当麻も、彼女と同じく伸びをしている。
「お疲れ」
「……事の元凶がのうのうと」
 気安くいってくる彼に、もう怒るのも馬鹿らしくなったのか、苦笑すら浮かべて彼女は席を立った。
「どうした?」
「お茶でも淹れてきますわ。ご希望があれば承りますわよ」
「……明日は雨か」
「抹茶カルボナーラティーをお持ちしますわね」
「すいませんでした! 白井様と同じものをお願いします!」
 一転して、卓に額をこすりつけんばかりに頭を下げる当麻。
 その様を見て溜飲が下がったのか、黒子は小さく微笑んだ。あいにく、その表情を見る者は居なかったのだが。

「それにしても」
 奇を衒わずに淹れてきたダージリンを一啜りして、彼女は呟く。
「本当に改まりませんわね、あなたのその性癖。もしかして、厄介事に首を突っ込まないと息ができない体質ですの? 回遊魚?」
「……ついに上条さんは哺乳類から魚類にまで格下がりましたか」
 カロリー摂取のためにか、スティックシュガーを三本も入れた甘ったるい紅茶を大事そうにしつつ、彼は苦笑した。
「原生生物にまで駄々下がらなかったことを感謝するべきですわ。本当、困った発作をお持ちです事」
 一仕事終わって気も緩んだのだろうか、平素より穏やかな気分で一言し、いたずらっぽく彼を見やる。
 そこに映った当麻の表情に、ティーカップに伸ばしかけていた黒子の手が止まった。
 神妙な面持ちで、こちらを見る彼の姿。
 黒子の視線に気づいたのか、当麻はすぐに相好を崩す。
「……何かおかしなこと、言いました?」
「いや」
 不審げに問うてくる彼女に、笑顔を微苦笑に変え、彼はゆっくりと首を振った。
「ただ発作っていうのは、あながち間違ってねーな、と思ってさ」
 病気みたいなもんだよな、と聞かせる風もなく呟いて、当麻はティーカップを持ち上げた。
「どういうことですの? もしかして強迫神経症でも患っていらっしゃいますの」
 首をかしげて、彼を見る。
「そんなカルテが必要なほど大そうなもんじゃねーけどさ」
 今度はそれとわかるほどに苦く笑い、当麻は中身を一口含んでティーカップを置いた。
 少し悩むような素振りをし、ちらりと黒子を窺う。
「なんですの」
「……いや。つまんねー話なんだけどさ、聞いてくれるか?」
「……それは、私が伺ってよろしい類のことですの?」
 常とは違う面持ちで言ってくる彼に少々心拍数を上げつつ、彼女はそう切り返した。
517他人の不幸は蜜の味:2012/04/11(水) 13:06:21.32 ID:Mb0PZAMC
 ああ、と当麻は頷く。
「白井にはさんざん迷惑かけてるしな」
「……全くですの」
 かすかに目を伏せて言う黒子に、彼は容赦ねーな、と呟き、
「それに、何度も聞かれてたことへの答えでもあるし」
「え?」
「『どうしてそう他人の厄介事に首を突っ込みますの!』」
「似てませんの!」
 妙になよなよしい当麻の台詞に、彼女は卓を引っ叩いて抗議した。
 いつもの調子を取り戻した黒子に、彼はははと笑う。
「俺さ」
 ふ、と表情を改め、彼は彼女を見やった。
 様子の変わった当麻に、黒子は思わず居住まいを正す。
「厄病神なんだよ。少なくともそう、呼ばれてた」
 それはまたぴったりのニックネームですわね、などと軽口を叩ける雰囲気ではなかった。
「俺に近寄ると不幸がうつる。……本気で言われてたんだぜ? 借金苦のおっさんに付けねらわれたり、挙句の果てにはテレビで特番まで組まれてさ。……覚えてないんだけどな」
 いろんな意味で。
「で、幼稚園卒園後、オカルトなんて代物とは無縁のこの街に編入してきたわけだ。ま、色眼鏡がなくなっただけで、改善されたわけじゃないんだけどさ」
 そのようですわね、と黒子は彼の今までの経歴を思い返した。
「別に俺は、自分の身の上を呪ってる訳じゃないんだ。親父はこれを何とかしようと、オカルトにまで手を出してたけど。人の不幸を知らずにいることが『幸せ』なら、俺はそんなものいらない」
 らしい台詞だな、と彼女は思う。
 でも、と彼は続けた。
「たまに、思う。俺がこうでなかったら、どうだっただろうって」
「どう、とは?」
「だからさ」
 と当麻は言う。

 例えば今回の一件、もしも彼が不幸でなかったらどうなっていただろう。

 単に当麻が関わらず、風紀委員が解決したかもしれない。

 何の助けも入らず、彼女は攫われていたかもしれない。

 そして。

 もしかしたら。

「そもそも彼女は、スキルアウトどもと出くわさなかったかもしれない」

 自意識過剰ですの、と笑い飛ばしたかった。
 でも、彼の声音が、それをさせない。
 何かあったのだろう。何が、あったのだろう。
「だとしたら、俺のやっていることは、ただの自分の尻拭いだ。帳尻あわせだ。他人の不幸が見過ごせないんじゃない。俺の不幸で、誰かが不幸になるのが嫌なんだ」
 ははと乾いた笑声をあげ、肩をすくめる。
 被害あるいは加害な妄想。
 確かに病気というしかない。
 もはや病気というほかない。
「……」
 思いもよらない、想像したこともない話に、さしもの黒子も言葉を失う。気押されたとすら、いえた。
 当の本人は、何事もなかったかのように冷めきった甘い紅茶に口をつけている。
 ただそれだけのことなのに。
 彼の仕草が、弱々しく見える。
 その振る舞いが、痛々しく映る。
518他人の不幸は蜜の味:2012/04/11(水) 13:07:11.25 ID:Mb0PZAMC
 これはだめだ。

 黒子は思う。
 これはだめだ。これではだめだ。
 これはいけない。これではいけない。
 この類人猿が。
 この回遊魚が。
 この人が。

 この人が、こんな顔をしてはいけない。

 この人は、迷惑をかけて心配をかけて、不安をかけて。
 そして、泥にまみれて怪我にまみれて、血にまみれて。
 それでも笑顔で事を終わらせる、そんな人なのだ。

 この人が、こんな顔をしていいはずがない。

 だから。
 考えもせずに、言葉がこぼれる。
「あなたの不幸は」
「え?」
 唐突な彼女の呟きに、当麻は怪訝そうに顔をあげた。
「私の不幸ですの」
「……え?」
 予想だにしない言葉に、彼はかすかに顔を赤らめる。
「あなたの厄介事(ふこう)は、私の事件(ふこう)ですの」
 言って彼女は、卓に置かれていた当麻の携帯電話を取り上げた。
「白井?」
 何やら声を上げる彼を無視して、使い勝手の悪い自分の携帯電話と少しばかり悪戦苦闘する。
 ほどなくして、黒子は当麻に携帯電話を押し付けた。
「不幸になったら」
 真剣な表情で、彼女は言う。
「ご連絡くださいませ。……厄介事に首を突っ込むなとは、もう言いませんの。でも、できるだけ小さな不幸になるよう、ご協力いただけません?」
 いえ、と黒子は首を振った。
「できるだけ小さな不幸にできるよう、協力させてはいただけませんか?」
「……白井」
 茫然と、当麻は言う。
 急に照れくさくなったのか、彼女は朱に染まった顔をそむけ、結わえた左側の髪を意味もなく弄りだした。
 ようやく、会話が咀嚼できたのだろう。彼は天井を仰ぎ、口元を手で覆う。
 いくばくかの時が過ぎ、当麻は正面に視線を戻した。
 黒子もそれに応じるように、前を向く。
 ……彼の目元が光っているように見えたのは、錯覚だろうか。
「……風紀委員が、一般人にそんなこと言っていいのかよ?」
 彼女の視線から逃れるように、照れ隠しのように目をそらして、少しかすれた声で言う。
519他人の不幸は蜜の味:2012/04/11(水) 13:07:54.98 ID:Mb0PZAMC
「いいはずがありませんの」
 やれやれとばかりに、黒子は大仰に肩をすくめた。
「ですから、オフレコでお願いしますわ」
「不良風紀委員」
「お黙りなさい、ツリガネムシ」
「ついに単細胞生物に?!」
「あら、案外学がおありで」
「上条さんのことなんだと思ってるんですか?!」
「お人好し」
 ヒートアップする当麻とは反対に、いつもの調子を取り戻した彼とは対称に、彼女は実にらしからぬ様子できっぱりと言った。
「あなたがどう言葉を弄したところで、あなたがどうご自分を卑下したところで、傍から見れば、傍から見ずとも、あなたは単なるお人好しですの」
 だから、と。
 黒子は微笑む。
「そんなあなたに巻き込まれたがっている物好きが居りますのを、お忘れなきよう心にお留め下さいまし」
「白井……」
 感極まったように、彼女の名前が突いて出た。
 ぎゅうと目をつむり、そして開いて、その瞳で彼女を見る。
 黒子はぎこちなく視線を戻して、当麻を見返した。
「ありがとう」
 彼は言う。
 そして彼女は、
「はい」
 と答えた。

「なんか、悪かったな」
「……いえ、誰でも自分がホット汁粉の缶の底の小豆のように顧みられない存在なのではないかと弱気になったり、魔が差すことはありますの」
 決まり悪そうに頭をかく当麻に、黒子はゆっくりと首を振る。
 妙に具体的な例えが引っ掛かりはしたが、口に出しては突っ込まなかった。
 その代わり、彼はポケットから携帯電話を取り出して言う。
「連絡するよ」
「不幸の電話ですのね」
「うう、否定できない……」
「……ちなみに明後日、私非番ですの」
 ああそう、と言いかけ。
 信じがたいものを見るような眼で、当麻は彼女を見た。
 そこには、何を言っていますのわたくしと言わんばかりに目を見開いて驚愕している少女の姿。
 ……魔が差すというのは、こういうことを言うのだろうか。
「……連絡するよ」
 急にそっぽを向いた彼女に逆に気を落ちつけた彼は、そうささやく。
 横目で当麻をにらみつつ、黒子は一言呟いた。
「……幸か不幸かは、保留にしますの」 
520他人の不幸は蜜の味:2012/04/11(水) 13:08:21.39 ID:Mb0PZAMC
***

 二日後、記念すべき二十回目の邂逅の感想は、
「やっぱり不幸の電話でしたの」
 だった。
 待ち合わせ場所と書いて、事件現場と読む。
 地に伏したスキルアウトたちを尻目に、黒子は腕を組んだ。
「……申し開きのしようも御座いません」
 気まずげに、当麻は降参とばかりに諸手を挙げる。
 非番ですのに、と肩を落としつつ、彼女はぼそりと呟いた。
「あなたの病気はとどまることを知りませんわね」
「ほんと、返す言葉も」
「他人の不幸は蜜の味?」
「……そんなこという状況じゃありませんよね?」
「いーえ、あなたは甘い薬を暴飲しすぎですの」
 彼女は顔を上げ、腰に手を当て背筋を伸ばしてそう宣言する。
「苦い紅茶(くすり)を、処方しますの」
 そして少女はくすりと笑い、
「……ダージリンでお願いします」
 そして病気はころりと治った。
521名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 13:09:39.99 ID:Mb0PZAMC
以上です。
黒子かわいいよ黒子。
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
522名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 13:43:32.21 ID:4iCHhiyB
上黒キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

乙!
523名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 18:43:29.51 ID:Fjazc68+
乙でした
上黒だとこういうさっぱりすっきり系が似合いますね

バードウェイの後半投下します
524レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 18:44:23.92 ID:Fjazc68+

 二人の視線の先で赤黒い亀頭がエラを張っていた。
 少女の秘密の部分を覗いた、その正直すぎる反応に見せた側の少女が息を飲む。
 年相応に、いやこの状況でそれもないが、顔を赤めた。
 思わず性器を開いていた手をひっこめた。
 黒いブーツのつま先部分でつついてくる。
 興味半分恐怖半分といったところか。ただ持ち前の勝気がバードウェイを動かしている。
「こ、こら! なんてことを!」
「反省するのはお前だろうが。こんなに大きくして。だが、正直なのは嫌いじゃないぞ?
 ――ちょっと驚いたが」
 上条が認めるかどうかは別として。
 事実として女性の肉を見て、上条の肉体は興奮した。欲情した。
 あの赤い谷間に包まれたいとペニスは自己主張している。
 恥ずかしいという気持ちはもちろんあるが、隠すことすらできない。
 手枷は皮のバンドでその先に数十キロはありそうな鉄の塊がぶら下がっている。
 両腕は開かれたまま。
 いくらすべての異能を打ち砕く右手でも拘束からは逃れられない。
 もちろん、股間を隠すことは当然できない。
 そして、あの濡れそぼった粘膜はあまりにも美味しそうだった。
「いや、だってこれは――」
 だから仕方ない。
 上条当麻だって健康な青少年なのである。
 女性の肉体に興味が無いわけではない。
 ただ、肉付きが豊かな女性を好んでいると自己分析していた上条は凹凸の少ないスレンダーボディに欲情する自分を認めたくなかった。
 ましてや年頃を考えれば異性として考えるのもはばかられるような幼さなのだ。
 確かに精神年齢は上条を超えているだろう。
 魔術師としての云々よりも一派閥を率いているという点において上条はバードウェイを評価している。
 アニェーゼもそうだが、カリスマというものを持って誰かの上に立つには相当の精神力が必要だろう。
 だからと言って子供であることに変わりはないのだ。
 子供を性欲の対象として見るのは変態のすることである。
「口答えするな。それに――視線を感じるぞ、ずっと」
 どこに、とは言わなかった。
 言わなくても上条は理解する。当たり前だ。ずっと幼い性器に視線は釘付けだ。
「それに、ほら――」
 もう一度、ブーツでつつかれた。
 肉棒が嬉しそうに揺れる。敏感な刺激となって上条の腰のあたりに甘い感覚が跳ねた。
525レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 18:45:15.57 ID:Fjazc68+
「止めろ馬鹿! 痛いだろうが!!!」
 痛い、だけではない。心地よかった。
 だが上条は認める訳にはいかない。
 しかし多くの人間の上に立つものは心の動きが自然と読めるようになる。
 にやぁ、とレイヴィニア=バードウェイが笑った。
 嗜虐的な不遜さがカマをもたげている。
「正直じゃないな。なぁヒーロー。素直さは美徳だと思うぞ? なに、安心しろ。私はそこのところもわかっている女だからな」
 どこか嬉しそうな顔をしてバードウェイが上条から離れた。
 ブーツで突かれることはなくなった。
 安堵するとともにどこかしら残念な気持ちが上条の中に湧く。
 先ほどの刺激が心地よかったのだ。
(はは――笑えねぇ――変態ですか上条さんは――)
 自覚する感情を飲み込む上条の前でバードウェイが片方のブーツを脱ぎ始めた。ストッキングも脱ぐ。
 白い足がするりと抜け出てくる。
 走り続けてつま先が広がった足ではない。細くまとまった、しかし中国の纏足のような不自然さを感じさせない足。
 王族や貴族のように人の上に立つ者の足。
 上条のごつごつした足なんかと違って実に柔らかそうだ。
 しばらくそうしてみて、高さが合わないともう片方のブーツも脱ぐ。
 黒いガーターベルトと白い素足。そのコンストラクトは淫美過ぎて風紀委員を呼んでしまいそうなぐらいだ。
 そしてバードウェイが見下すように上条の前に立った。
「こういうのが好きなんだろう?」
 言って、バードウェイが上条の性器を裸足の方の足で踏みつける。
「――!!??」
 驚愕する。
 これまで感じたことのない感覚に上条の呼吸が止まる。
 親指と人差し指。二本の指が開いて亀頭のあたりを挟む。
 土踏まずの柔らかい部分がしっとりと幹を踏みつけてかかとの硬い部分が尿道の付け根に押しつけられる。
 硬い、といっても皮膚は柔らかい。しっかりとした骨組みを感じるのだ。
 ほれほれ、とからかうようにバードウェイが踏みつけると前後に開かれた足の間で幼い性器が花開いている。
「足こき、だったか? ジャパニーズ・ヘンタイはブリティッシュでも有名だぞ。 
 なに、私は天才だからな。初めてだって上手くやってみせるさ」
「ぐあっ……」
 踵が睾丸を踏みにじる。
 五本の指が器用にペニスを扱く。
 痛みと快感がごちゃ混ぜになって上条の脳を焼く。
 シルクのような滑らかで冷たい肌。触れ続けているとそれが暖かさに変貌する。
 踏むだけでは飽き足らないのだろうか。バードウェイが親指の下で筋裏を擦る。
526名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 18:46:28.66 ID:Fjazc68+

「あうっ……」
 痺れるような快感。異常なシチュエーション。早く射精したいとばかりに睾丸がひきあがる。
 だが、その動きは踏まれているバードウェイには丸わかりだった。
 高慢な笑みで勝ち誇る。
 牙をむき出しにして微笑んだ。
「まだまだ。もっと楽しませろよヒーロー」
 ぐりぐりと捻じるように。
 身悶えするほど硬直した上条の肉茎の先、紅い亀頭から先走りが滔々と溢れる。
 バードウェイの足裏を汚して踏まれる摩擦ににちゃにちゃという下品な音が混ざる。
 目の前に突きつけられるようなバードウェイの肉筋。
 そこが太股にかけて光っていた。
「なんだ? こんなことをしていっぱい膨らませて。いやらしい目つきで私の割れ目を見つめて。
 変態だな。変態だ。卑しい虫けらだ。
 性器を踏まれて感じているのか?」
 侮蔑。興奮。そして同じぐらいの強い愛情のような。
 そんな視線でバードウェイが上条を見下ろしている。
 ぐい。
 親指の腹で尿道口が抑えられた。これでは射精ができない。
 上条当麻が情けない顔で悲鳴を上げた。皮膚が裏返りそうなほどの強烈な快感だった。
 尿道に丸ごと指を突っ込まれたかのようにすら感じる。
「もっとだ、もっといい顔になるんだ」
 はあはあ。
 バードウェイの呼吸が荒くなる。目が血走っている。
 間違いなく興奮していた。
 責める行為に酔っていた。
 もともとS気の強いバードウェイである。無理もなかった。
 くいっと足の位置が変わる。
 五本の指で竿を掴み、上下に擦り始めた。
 器用なことに片足一本で立っていながらバードウェイはその行為を行う。
 バランス感覚が優れているのだろう。
 より前後に脚が開かれて狭間の花は淫らに光っている。
 上条の視線が釘付けになる。
「ははっ☆」
 バードウェイが勝ち誇った。
527名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 18:47:08.54 ID:Fjazc68+

 強く擦りあげた。
「――――っ!」
 目の前が真っ白になる。
 上条当麻が奥歯を噛むと同時に。
 ―――どくん、どくんどくん―――
 ペニスが跳ねる。少女の柔らかな足裏にめり込もうとする。
 どろりと濁った白い液体をぶちまけて汚そうともがく。あがく。
 汚液で足裏も甲も汚された。
 ―――どくん、どくんどくん、どくん―――
 するり、と親指と人差し指の間から亀頭が出て遠く高く放物線を描く。
 第二射は遠くバードウェイの腹のあたりにまで飛んだ。
 つぅと垂れて股間の幼い性器へと滑ろうとする。
 しかしそれはならなかった。
 バードウェイが指ですくって舐めたから。
「ンむぅ――苦いな、それに凄く濃い。変態め。こんなことで喜びおって」
 もちろん初めての経験だ。比べる相手なんかいない。
 それでもバードウェイが『濃い』と判断した。そしてそれは間違っていなかった。
 ぜいぜいと上条が荒い息をつく。
 魂が全て抜け落ちてしまったかのような快楽に脳の処理が追いつかない。
 しかし、同時に異常なまでの冷静さを取り戻している。
 異常な状況に酔っていた意識は明瞭に覚醒していた。
「―――もう、充分だろ。こんなこと好きでもない相手にするんじゃねェよ」
 びくん。
 レイヴィニア=バードウェイ。
 傲岸不遜自信過剰。無礼千万の少女の肩が震えた。
 上条は言葉を続ける。
 無様な格好で精液を撒き散らした彼にはもう言葉しか残っていない。
「確かにさ、興奮した上条さんがどうこう言える権利はないかもしれないけれども。
 こういうのは好きな相手とするもんだろう?
 もっと自分を大切にしろよ、馬鹿」
 上条は自身が今どんな格好をしているかを理解している。
 SMとかは分からないけれども、確かに足で踏まれて性的に興奮した、そういった需要があることは身をもって体験した。
 でも性的なことはそれなりに大切なものであってジャンクフードを食べる感覚で味わうものではないという観念がある。
 少なくともご褒美などという名目で好きでもない相手に女性器をさらけ出すような真似をバードウェイにして欲しくはなかった。
 そういった空気がバードウェイを怒らせる。
「ほほう? 随分と勝手なことを想像して人を判断してくれるな。
 この私が、男と見れば尻を振るビッチだと思ってるのか。この私が。
 冗談じゃない。レイヴィニア=バードウェイを甘く見るな」
 バードウェイの視線が怒りに染まった。禍々しいオーラが背中から溢れてくる。
 上条の精液で濡れた足で再びペニスを踏みつけた。
 ぐぅ、と上条が呻く。
528レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 18:48:07.49 ID:Fjazc68+

「ええ、おい。こんなことをして喜んでいたお前が偉そうにこの私に説教を垂れようというのか?
 下らない。何がヒーローだ。勝手に幻想を押しつけてくるんじゃない。
 お前は快感に喘いでいればそれでいいんだよ」
 否定するのだったら反応しないで聞き流せばよかったのだ。
 だがバードウェイは反応してしまった。
 プライドを傷つけられたからなのか、真実なのかは分からない。
 だが反応してしまった。
 言い訳は通用しない。
 それがわかっているからバードウェイはより強く踏みつける。
「ほらほら、びくびくしてるぞ。あれだけ出したばかりだというのに。ほら……ほらぁ……」
 ぐりぐりと踏まれると上条を鈍い痛みと鋭い快感が襲う。再び局部を嬲られて身体が喜んでいる。
 責めているようで、責められているようで、縋られている。
 ぐ、と奥歯を噛んだ。
「なんだ、その目は? まだ足りないのか? もっとして欲しいのか?」
 サディストの女王様は言葉を強めるがどこか自信なさげだ。
 あっという間に元の硬さを取り戻し精液の潤滑油で扱いかれているペニスを踏みながらも不安の色が瞳に宿る。
 怒り顔が泣き顔に見えた。
「――お前は、それで、満足なのかよ」
 上条が言葉を短く区切りながら言う。
 性感は強い。暗闇の中、ランプの焔、足で踏まれるという状況。異常すぎる。
 だがそれでも言いきった。
「そうやって、自分の価値を貶めて。自分が子どもだってことも認めずに大人のふりをして。
 素直に泣けよ、喚けよ。癇癪を起こせよ。
 それぐらい――俺が聞いてやるから」
 上条は再び虎の尾を踏んだ。竜の逆鱗に触れた。
 レイヴィニア=バードウェイは上条が考えるより遥かにプライドが強かった。
 高いのではない。強いのだ。
 自分が見下されていると感じた。
「この……偉そうに! ガキの癖に! ガキのくせに! なにもわかってないくせに! 鈍感野郎が!」
 足を退ける。
 バードウェイが先ほどのように近づいて上条の顔に自分の性器を見せつける。両手で開く。
 正座状態で拘束されている上条の目に先ほどよりもよほど湿っている性器の内側が見える。
 つるつるの土手はやけに色っぽく、内側の色も赤みを増している。
 しっかりと濡れた光沢。
 甘酢っぽい香り。
 小さな尿道口すらも見える。
 自身を伸ばしている真珠のようなクリトリス。
 男を頬張るための機能があるとは思えない小ぶりな膣口。
「ここで、お前を大人にしてやるよ上条当麻。感謝しろ。私が大人で女だってことをお前で証明してやる。
 光栄に思え」
529レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 18:48:58.90 ID:Fjazc68+

 尊大で傲慢。己が一番だと信じて疑わない。
 だからこそ自信過剰だ。自信過剰を演出する。
 正座させられている少年の膝の上でM字開脚して腰を下ろす少女。
 上条の首に手をかけて支点とし開かれた花弁を巨塊になっているペニスに当てる。
「ん――」
 少しだけ緊張したような声。
 躊躇せずぐい、と自ら腰を下ろした。体重をかけた。
「―――――!!!???」
 いくら上条が男性としては背が低い方とはいえバードウェイと比べれば大柄だ。
 だから膝の上に乗る形になられても視線の高さは変わらない。
 ペニスが狭苦しい肉についばまれた瞬間、声なき悲鳴を上げるバードウェイの顔は薄暗くてもよくわかった。
「ぐ――」
 痛い、と言わないのはプライドが強いからだろう。
 しかし肉体の方は彼女の意思ほどではないようだ。
 ぽろぽろと眦から大粒の涙が浮かんでは落ちる。
 上条の首筋に掛けられた両手がぶるぶると震えた。
 レイヴィニア=バードウェイは今自分の意思で大切なものをどぶに捨てた。
 アクセルだけがある彼女にブレーキは存在しない。
 例え自らの判断だろうとも、その姿は上条には悲しいものにしか映らなかった。
 ぐ、と一度唇を噛んで、言う。
「なんで、ここまでやるんだよ! 少し子供扱いされたからってここまでする意味あるのかよ!」
「お前が、私を子供扱いするからだろうが! 私だって女なんだ!」
「だからって――」
「特別なんだよ、お前は! それぐらいわかれこのクソ鈍感野郎!
 世界中どこにだって行けたのになんであの狭い部屋に来たと思ってるんだ!」
 睨みつけられる。
 涙で濡れた目で憎々しげに見つめられる。
 そして、突き飛ばされるような勢いで唇を奪われた。
「んむぅ――?」
 困惑する、目を回す上条。たっぷり一分程も唇を重ねてバードウェイが上条を解放する。
530レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 18:49:36.95 ID:Fjazc68+
「これでもわからないのか、馬鹿!」
 上条が驚いてバードウェイを見る。その瞳は怒りに燃えていて、それでいながらもう一つの想いを覗かせていた。
 瞬間、理解する。同時に信じられなくなる。
「え――、おま、バードウェイ、お前――」
 言葉はそこで途切れる。
 もう一度唇を奪われたから。
 亀頭の半分程度を膣口に埋めて苦痛に耐えている少女に抱きつかれて唇を奪われる。
 鈍感すぎる上条でもいい加減に理解した。
「――ごめん。わかったよ。わかったから、もう止めよう? 痛い思いをするだけだ」
「いやだ――さいごまでやる――」
「――っ、じゃあ、痛いことだけは止めよう。最後までやるよ。わざわざ辛い思い出を作る必要はないだろう」
「ふざけるな――わたしは――」
「レイヴィニア=バードウェイ。ただの女の子だよ」
 ぶるぶると震えている。
 涙がぼろぼろと落ちている。
 バードウェイに対する愛情は薄い。それなのに応えようとしている。
 それは同情と同義だが、上条はだからといって放っておけるほど残酷ではなかった。
 優しさではない、甘さだと誰かは言うかもしれない。
 それでも上条は震える少女を見捨てることができない。
 外道だ。レイヴィニア=バードウェイは滅ぶべき悪党である。
 矛盾してる。だが上条はその矛盾が嫌いではなかった。
 覚悟を、決める。
「外せよ。手と足の枷を。逃げねぇよ。最後まで抱いてやるよ。女だって認めてやる。
 このままじゃ抱きしめてやることだって出来ねぇ」
「―――生意気なんだよ。皮かぶりのガキのくせに」
「オボコが言うな」
「もう、違う」
 ぶるぶると震える両腕。おそるおそる腰が持ち上げられ、赤い血がつぅと太股を流れる。
 裂けたのだろう。
 多少は濡れていても本格的ではなかったのだ。
 処女膜に痛覚はない。男を受け入れる準備の整っていなかった膣が傷ついたのだ。
 ぼろぼろと涙をこぼしながらバードウェイが上条の枷を外していく。
 皮作りの拘束具。
 シンプルなつくりだが震える指先では少々時間がかかった。
 手足が自由を取り戻して、上条が立ち上がる。
531レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:07:58.39 ID:Fjazc68+

「ホテルだって言ったな。柔らかいベットはあるのか?」
「――隣の部屋に」
 別人のように大人しくなったバードウェイ。痛みで歩けないようだ。
 裸のままの上条は隆々とペニスを勃起させたまま彼女を抱えた。
 所謂お姫様だっこ。
 ひゃ、と可愛らしい悲鳴を上げるバードウェイは羽のように軽い。
 腕の中で震えている女王様が可愛らしいと上条は思った。
 ふわふわの髪。つぶらな瞳。小さな唇。バランスの取れた顔。勝気すぎるところが珠に傷だがそれさえも可愛らしい。
 隣の部屋はコンクリートの打ちっぱなしの調教部屋と違っていた。
 しかし壁の色は黒でベットのシーツまで黒であるところはやはりいささか趣が異なる。
 小柄なバードウェイをそっと横たえた。
 震えている。
 獰猛さは欠片も見当たらない。
 枕元にあるスイッチで部屋を明るくした。
 レイヴィニア=バードウェイは暗い場所で横になることを強く嫌う。
 上条はそんな彼女の膝を割り、傷ついた性器をむき出しにして顔を近づけた。
 毛も生えていない白磁造りのような艶やかな肉の筋。
 ちろり。
「ひあっ!」
 上条が舌を這わすとバードウェイが乙女のような悲鳴を上げた。
 小水の臭いがする。血の味がする。いやらしい女芯の匂いがする。自分の飛ばした精液の残滓がある。
 少し開いた割れ目の内側の赤い粘膜。
 上条は募る想いを感じながら舌を動かしていく。
 ふちゃ……ぺちょ、ぺちゃ……ちゅる……
 肉の裂け目に舌を潜り込ませていく。
「ふわっ、あ、あ、そこ……いいっ!」
 バードウェイが上条のツンツン頭を抑え込んだ。
 強く股間に押し当てる。
 片方だけのガーターストッキングと素の白い太股とが上条の耳のあたりを柔らかく挟みこんだ。
 圧迫される鼻孔。呼吸が制限される。圧倒的なメスの香りを強制的に嗅ぐ形になる。
 僅かに息苦しいが、あの高慢なバードウェイにこんな官能的な声を上げさせているのだと思うと上条のペニスは強く勃起していた。
 バードウェイの熱気と湿気が顔面を襲う。
 むっとする女の匂い。
 くらくらした。
532レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:08:33.58 ID:Fjazc68+

 べちょ……ぬちゅ……ぬちゃ……
 一心不乱に舌を動かす。傷ついた粘膜を少しでも癒そうとする。
 ピンク色に染まった大陰唇も小さく畳まれている小陰唇も、紅真珠のようなクリトリスも、ゼリーのような尿道口も、膣口も。
 無毛のすべすべとした肌がしっとりと唇に調和する。張り付いてくる。
 愛らしい肉筋の中の蜜が溢れだしてシーツにまで垂れる。舌で味わうように絡ませる。
「あ、はぁっ、はっ、な、なんだよ、変態! 変態!! こんなに、舌遣い、上手いなんてっ! はあんっ!!!」
 ちゅる、ずっ……
 溢れ出る淫蜜を啜ってやるとバードウェイは身も世もないほど切なく鳴いた。
 滔々と蜜を吐き出す膣口に舌を伸ばす。
 ずいぶんと消えたがまだ若干鉄の味がする。
「はぁ、はぁ……そんなに美味しいのか? いやらしく舐めて……」
 少しバードウェイの強気が戻ってきた。
 痛みが引いてきたのだろう。
 腰を浮かして上条に押しつけてくる。
 やはり支配する悦びの方が強いらしい。
 だがそれは同時にレイヴィニア=バードウェイが一人の女で一人の男として上条当麻を求めている証左でもあった。
 要求されるまま上条はクリトリスを唾液でべとべとにする。
 元々濡れていたが自分色に染め上げる。
 そのたびにバードウェイが嬉しそうに切なそうに啼いた。
 十二歳相当の未熟な身体は外見と裏腹にしっかりと女だったのだ。
 肉体が嬉しそうに淫蜜を溢れだし上条の顎をべとべとにしていく。
 奉仕する悦び、のようなものが上条の中に浮かんでくる。
 隷属しているつもりはないがどんなわがままでも聞き届けてやろうという気分になる。
 同時に、それ以上に男根が強くこの場所を支配したいと訴えていた。
 上条当麻も健康な青少年である。性欲は強い。
 ちゅ、ちゅぶ……ちゅぶ……
 クリトリスに吸いつきながらバードウェイの顔を伺う。
 黒いレザー衣装の向こうの白い顔は赤く火照っていて男を誘った。
 だらしなく口を開いて快感に酔っている。
 視線が、絡んだ。
「―――いいぞ、もう。たぶん大丈夫だから」
 レイヴィニア=バードウェイが言う。
 なにが、を言わない。
 言う必要が無い。
 侮蔑していたはずの瞳の色はどこにもなかった。
533レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:09:02.10 ID:Fjazc68+

 無数の糸を引きながら上条がバードウェイの股間から顔を離した。
 そして顔を耳まで真っ赤に染めながらバードウェイが両膝を抱える。
 M字開脚の形になる。
 花弁はいやらしいほど咲き誇っていて上条を誘う。
 開かれたそこを見て上条のただでさえ反り返っていたペニスが限界以上に膨らんだ。
 愛らしいと思った。妖艶な笑みを浮かべている傲慢な少女が。
(ああ、上条さんは本当にロリコンになってしまうのですね――)
 ほんの僅か残った理性が悲鳴を上げたがこの状況では本能の方が強かった。
 ぎし、とベットのスプリングを鳴らしながら上条がバードウェイに重なる。
 ペニスに手を添えてヴァギナの穴に押し当てる。
「―――――!?」
 二度目の挿入の時もやはりバードウェイは悲鳴を上げなかった。
 ただ、苦痛の色は驚くほど少なかった。
 亀頭が熱い体温に包まれる。ぬちゃ、と淫らな水音を立てて吸いこまれる。
「小さい――な――」
 思わず上条が感想を漏らした。
 M字開脚から上条の腰に足首同士を絡ませたバードウェイが睨みつける。
「小さくて悪かったな。発育不良で申し訳ないな。そんなに脂肪の塊が好きか馬鹿野郎。
 たかだか脂肪の有無程度で女の魅力が左右されてたまるかなんだこの野郎私を誰だと思ってやがる」
「いや、そういう意味でなくてな」
 どうやら胸が小さいことはよほど気にしているらしい。
 ボンテージ衣装に隠れている慎ましい膨らみを両手で隠しながらバードウェイが怒りを露わにした。
 上条は苦笑する。
 小柄な身体が震えている。
 淫蜜に濡れた女芯は既に縦筋ではない。上条のペニスの形に丸く膨らまされている。
 強い興奮状態。
 痛みはさほど感じていないようだ。
 黒と白の足に力を入れて上条にしがみつく。首の後ろに手を回す。腰を入れろと誘う。
 恐れなんて微塵もない。自信に溢れて顔を火照らせる彼女はレイヴィニア=バードウェイだった。
 ずず、と少し少し飲み込まれていく。
 本能は一息に奥まで入れてしまいたいと訴えているが流石の上条もそれはできなかった。
 それに、せっかくの美処女を性急に味わってしまってはもったいないという思いもあった。
534レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:09:38.27 ID:Fjazc68+

 甘いため息を吐いて妖艶にバードウェイが笑う。
「ほら……もう全部入るぞ……」
 初めてなのにしなやかに自分から腰と足とを使った。
 小ぶりな女性器に上条の極太ペニスが飲み込まれていく。
 眉間を寄せて、バードウェイが歯を食いしばる。
 苦痛が少ないとはいえゼロではない。第一、小柄な彼女に上条のペニスは大きすぎるのだ。
 ぬぷっ、ぬぷぅっ!
 結合した部分からぬちゃりと水音が立つ。淫蜜が飛び散る。
 バードウェイの瞳が細くなって艶やかな唇が甘く開いた。
「ひ、はぁぁ……はいったぞ、お前のが、全部……はいったぁ……」
 柔らかな膣口が歪む。誰も足を踏み入れたことのない処女地が踏破される。
 二人の分泌液を潤滑油にして受け入れられる。奥の粘膜がきゅうきゅうと啼く。
 肉茎に絡む粘液に血の色が再び混じった。
 奥の赤ん坊のゆりかごを初めて突かれる感覚にバードウェイはすべてが入ったと勘違いした。
 だが正確ではない。まだ上条のペニスは余裕を残している。四分の一ほどが外部に露出したままだ。
 首筋に手をまわして抱きついてくる少女の甘い体温。はあはあという荒い息遣いとが心地よい。
 カールした金色の前髪が汗で張り付いている。いや、顔そのものが汗まみれだ。
「わ、私の中で、こんなにおちんちんおっきくして、この、変態が……んはっ、あっ……びくびくしてる……
 気持ちいいのか……なぁ?」
、くちゃくちゃ、と濡れた肉に周囲全てを舐められるような感覚に上条は短く呻きをあげる。
 その姿にバードウェイは満足そうに微笑む。
 貪欲に快楽を味わいたがっている上条は必死になって腰を動かしたいという衝動をこらえていた。
 小さな身体だ。無理をさせている。
 その禁忌に上条はときめいてしまっている。
 不敵で尊大な少女にそこまで耐えさせているという事実に感動している。
 だが、きつく締めつけてくる膣肉だけでは物足りないと若い肉体は訴えていた。
「……動かせばいいだろ。動かしたいんだろ? はぁ……お前は足で踏まれて喜ぶ変態なんだから、んっ、正直になれ、よ……」
 左手を首裏にかけたまま、右手で上条の頬を撫でる。
 虎のようだった少女が猫のように甘えている。素直ではないだけで。
535レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:10:07.73 ID:Fjazc68+

「いいんだな?」
「くどいぞ。んっ……二度も言わせるな、馬鹿……あっ」
 ぬぷっ……ぬぷっ……ぬぷっ……
 上条がバードウェイの真っ白な尻肉を掴む。
 掴んで腰を動かす。
 隙間なくペニスを締め付けてくる膣肉の甘さと狭さと柔らかさ。
 亀頭に絡みつく柔らかい肉の刺激に痺れるような快感が走る。
 肉棒が埋まる膣穴が捲りあげ押し込まれるたびに強気な少女が快美と苦痛に眉を顰める。
 一種の被虐的な喜びなのだろうか。
 苦痛があっても抱きついている男が喜んでいるという状況にバードウェイは優越を感じつつある。
 ずぷっ、ずぷっ、ずぷっっ。
 足を絡まれているからそれほど派手には動けない。
 しかし徐々に上条の腰が加速していく。
 やがて白と黒の足が解ける。切なそうにバードウェイが啼く。
 上条はガーターストッキングに包まれた黒い足を肩に担ぐ。
 屈曲位の変形。脚を広げられる形になって上条の腰が大きくバードウェイに打ちつけられる。
 より大胆な動きにバードウェイの淫蜜がより増量した。より滑らかに激しくピストンが行われる。
 膣肉がペニスを頬張って喜んでいる。
 汗まみれになりながら二人は愛欲の泥沼に塗れていく。
 欲求を吐き出したいという思い。全てを受け止めたいという願い。
 馬鹿馬鹿しいほどにシンプルなそれが純度を高めて結晶になっていく――
「同情で、抱いてくれた、のは、わかるけど、一緒にいて、くれないか?」
「それに、『はい』って、今答えるのは、卑怯すぎるだろ」
「ふん……足で踏まれて喜ぶ変態が……私以外の、はんっ、誰に、相手、されるっていうんだ……」
「そうかも、な。でも嘘をつきながら側にいたくはないな。あんなことはもうたくさんだ」
 とある少女に記憶喪失のことを隠し続けていた。
 嘘を貫くために嘘を重ねて、結局ふわふわとしたスポンジのような土台のままで拳を振るった。
 かつての上条当麻を裏切っては行けない、という薄紙を重ねてぼやけた『今』の自分。
 自分自身を基準に置くことができなかったから誰かからの好意に一つも気付けなかった。
 今の今まで、この不敵な少女に薄紙を剥がされるまで。
「いいさ……嘘を、本物に、変えてやるよ……私は、レイヴィニア、んっ、バードウェイ、なんだぞ?」
 傲岸に笑った。
 不遜に笑った。
 レイヴィニア=バードウェイはこうでなくてはいけない。
 いついかなるときも。
 例え断頭台にくくりつけられていても。
 例え上条たちを裏切り学園都市協力機関の離反を促しても。
 そして、ただ一人の少女として組み伏せられて女の顔をしていても。
536レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:10:32.21 ID:Fjazc68+

「はははっ」
 上条は笑った。
 こういうところは好きになれそうだ。
 大げさに腰を振りながら顔を近づける。
 当然黒い足は逸らされる。柔らかくシーツの上に沈む。
 一瞬、紅い顔が更に赤くなったがバードウェイは黙って静かに瞼を閉じた。
「んっ――」
 性衝動激しい行為の最中の、子供のようなキス。
 ただ唇を重ねるだけ。
 それは契約のしるしだった。
 ぬぢゅ、ぬちゅ、ずぼっ、ぬぢゅ、ぢゅぶっ!!!
 ぎゅっと抱きついてくるバードウェイ。もはやその顔に苦痛の色はない。
 密着される心地よい温もりと下半身に起こる強烈な肉悦に溶かされていく。
「当麻! 上条当麻! あっ!」
 上条の筋肉質の太股の狭間でバードウェイの白い尻がゴム毬のように弾む。
 ベットのスプリングが揺れる。
 ぷちゃ、ぷちゃとメスの汁が弾けて散った。
 柔肌すべてから玉のような汗が浮かぶ。
「バードウェイ……」
「馬鹿者、んっ、こんなときぐらい、あんっ……名前で呼べェ!」
「レイ、ヴィニアっ!」
 名前を呼んだだけで湧きあがってくる狂おしいほどの愛おしさ。
 抱きしめながら抱きしめられている充足。
「ぁひぃんっ! 初めて、なのに、こんなに、感じてるぅっ! 変態の、マゾ、ちんぽ、なのにぃ!!!
 ぐちゃぐちゃになるっ! もう、何も、考えられないっ!」
 割れ目が泡立つほどの高速ピストン。苛烈なまでに打ちつけられている。
 そのことにバードウェイ、否、レイヴィニアは痛みを感じたりはしていない。
 亀頭のカリ首を摩擦するようにしっかりと絡みつく柔らかい膣肉が上条を快感のうねりに突き落とす。
 レイヴィニアもまた突き落とされつつあった。
 打ちあがっていくのに頭からまっ逆さまの錐揉み状態で螺旋を描きながら落ちていく感覚。
 飛行機が落下するときに中の乗客が感じる無重力のような、矛盾。
 上条もまた上りつめている。このまま中にすべてをぶちまけてしまいたくなる。
(それだけは、ダメだな――俺には責任取れないからな、まだ――)
 だが、察したのだろうか。
 バードウェイの白と黒の足が先ほどのように上条の腰に絡んだ。
 強くしがみつく。
 上条の腰を離そうとしない。
537レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:11:01.56 ID:Fjazc68+

「ば、馬鹿、お前!」
「はーっ、はーっ、だって、身体が、勝手に……欲しがってるんだ、お前を、当麻を、欲しがっていてしょうがないんだっ!
 だって、痺れちゃうっ! これ、全部、私のぉぉお!!!」
 後頭部をベットに押しつけてレイヴィニアが仰け反る。
 それでいながら胸は強く押し付けられる。
 レザー地のごつごつした感触の向こうにつつましい乳房の柔らかさを知ってしまう。
「出してっ! まだ誰も汚したことのない、子宮を、全部、当麻色にしてぇっ!!!
 このままどびゅどびゅって! 一滴だって漏らさないからぁ!!!」
 カールのかかった艶やかな金髪が淫らに激しく揺れる。
 前髪の下の瞳は勝気でありながら完全に欲情していた。メスの顔をしていた。
 ぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷぷぅっ!
 上条の腰がこれまでよりも深く激しく突き入れられる。
 濡れた摩擦音と男と女の嬌声がラブホテルの一室を満たしていく。響き渡る。奏でられる。
 二人の身体から滲んだ汗が混じり合って絡み合って一つになる。
 猥雑で性的な粘膜の臭気が何も考えられない。
 ぱんぱんと打ちつけられる上条の腰。極太のペニスが幼い肉体に容赦なく打ちこまれる。
 連続する音とともにレイヴィニアの中の炎が一層大きく燃え上がった。
 瞳が先ほどと異なる涙で濡れる。
「いいっ! 凄くいいんだっ! あっ……はぁんっ! 体中の穴が開いちゃう! 溶けちゃうっ!!!
 とうまっ! 一緒にイかないとっ! お仕置き! だからなぁあ!!!」
 ぎゅっ、きゅるきゅるっ!
 膣肉が強く締め付けられた。
 絶頂が近くなって男の肉を貪ろうとしていた。
 反発するようにペニスが限界を超えて太くなる。
 上条の脳が真っ赤に染まる。
 もう、射精することしか考えられない。
「出るっ! 出すぞっ!!!」
 ―――どくん、どくん、びゅるっ!!!
 が、と思わず息を飲むほどの快楽が駆ける。レイヴィニアの狭苦しい膣内でペニスが暴れて灼熱の液体をぶちまける。
 腰を限界まで打ちつけて、余るほどの長さのペニスをすべて飲み込ませて、上条が快楽の全てを吐き出した。
 濁流のような射精。目の内側が痛くなるほどの。
「AHHHHH! I’m  coming! Aoooohhhh!!!]
 レイヴィニアの唾液が飛び散った。
 Oの字に広げられた口が赤い舌を覗かせる。
 泣き出しそうな顔が仰け反って上条に白い喉を見せた。
 強張りが溶けて子宮に流れ込むような感覚に上条はだらしなく溶けていく。
 最後の一滴まで子宮に絞りとられるような貪欲な肉粘膜にペニスはしゃくりあげ続ける。
 その腕に強く抱かれながらレイヴィニアはいつまでも終わることのないような絶叫の声をあげて快楽の性悦に打ち上げられた。
 少女の小柄な身体が痙攣しながら硬直する。
 淫蜜まみれの膣口はひくつきを止めずぶしゅぶしゅと淫蜜を吐き出して上条の陰毛を濡らす。
 時間にして実に十分ほども絶頂し続けたレイヴィニア。
 疲れ果てて力も抜けた彼女を上条は優しく抱きしめながら自分の中に確かにある愛おしいという気持ちが本物であることを確認していた。
538レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:11:36.71 ID:Fjazc68+

 学校から帰ってきたら愛しいトンデモガールが冷蔵庫を開けて魚肉ソーセージを頬張っていた。
 肩にかかる程度のカールのかかった短い金髪。
 白いブラウスとスカートに黒いガーターストッキングという服装。
 十二歳の少女という外見と裏腹にイギリスの黄金系魔術結社「明け色の陽射し」を束ねる魔術師。
 残忍にして狡猾、ブレーキの代わりにアクセルがもう一つ備え付けられているような情け容赦ない女。
 レイヴィニア=バードウェイ。
 胸が薄いことを上条は誰よりもよく知っている。
「いきなりだな。インデックスはどうした」
「ん? 邪魔だから焼肉食べ放題のチケットを渡して消えてもらった。
 しかしあれだな。敬虔で清貧を尊ぶはずのシスターがあんなに欲望に忠実でいいのだろうか」
 むしゃむしゃ。
 上条家の貴重なカロリー源である魚肉ソーセージをバードウェイは容赦なく頬張っている。
 まったく、どちらが欲望に忠実なのかわからない。
 あの後、抱きしめ合うように互いの体温を確認しながら眠りに就いた。
 そして上条が目を覚ますと彼女はいなくなっていた。
 ただ一枚、『マークに謝ってくる』というメモを残して。
 上条が右手で触る懸念があったのか、ごくごく普通のメモ用紙。
 ピンクでちょっとしたキャラクターデザインが入ったものだった。
 女の子らしいメモ帳の持ち主が上条の起きるのを待たなかったのは恥ずかしかったからなのか。
 そういう弱みを見せたくなかったかもしれない。
 宿代、なんて言葉も矛盾して。
 少し寂しさを覚えつつも、まるで猫のようだ、と上条は笑った。
 気まますぎて捉えられない。
 一度は虎と例えた彼女だがどうやらその系統で間違いはないようだ。
 そして猫科の彼女が今目の前にいる。
539レイヴィニアちゃんのぼんてーじ調教:2012/04/11(水) 19:25:06.11 ID:Fjazc68+

「知っているか? この国では代替品、廉価品で通っている魚肉ソーセージだが欧米ではヘルシーなものとして人気があるんだぞ。
 カニカマとかもそうだ。ローカロリーで大人気だ。戒律でカニが食えない猶太人も大喜びで食ってるんだ。
 まったく、この国の人間は自分たちが作り出したものの価値を知らなすぎる。
 ああ、そうそう。猶太人といえばチーズと牛肉の組み合わせは駄目だったり金曜日に肉を食べてはいけなかったりと色々あるんだ。
 ハンバーガー屋のフィッシュバーガーがそのために開発されたのを知ってたか?」
 けぷ、とだらしないゲップをしてバードウェイが即席の講義をする。
 やれやれ、と上条は欧米人のように肩をすくめた。
「で、なんのようだ? また何かしでかしたのか?」
「酷いな、私をなんだと思っている。
 最近パトリシアが中華料理に凝りだしてな。
 私が辛いものが苦手だとわかっているのに山椒たっぷりの麻婆豆腐なんかつくるんだぞ。
 おかげで舌が痛いこと痛いこと。
 まぁ、クリア寸前のセーブデータを私が上書きしたのを根にもってるのかもしれないが」
 いや、それは根にもっているんだろう。
 額に手をついて上条が天を仰ぐ。
 まったく、このトラブルメイカーが。
 厄介事しかできないのか。
 それなのに、微笑ましい。
 そしてそういう風に思える自分自身を上条はどこか嬉しく思った。
「というわけでしばらく厄介になるぞ。なに、安心しろ滞在費用は出してやる。
 ――なんなら永久就職でもこっちは構わんのだが?」
 呆れる上条にバードウェイはつかつかと歩み寄って、一歩にも満たない距離で見上げる。
 華奢な身体。細い肢体。
 勝気で不敵な顔つき。頬が赤く染まっている。
「惚れさせると言ったよな。私は目的のために手段を選ばんのだ。ほら、宿代の手付分だ」
 言って、目を瞑る。
 腰の前で両手が硬く握られる。少し震えている。少しだけ、怯えている。
 突き放されるんじゃないか、と。
 それぐらいに、華奢で、細くて、か弱い。
 きっと、上条だけが知っている。
「ったく。ホント勝気なお姫様だな」
 笑いながら上条は気ままな猫のような少女に優しく唇を重ねた。
540名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 19:30:04.85 ID:Fjazc68+
以上でした
二度も規制食らってしまいました
今回は脚にこだわってみたけど上手く出来たかどうか
541名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 21:31:54.44 ID:Ybd68cim
足こきっ
そういうのもあるのか
542名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 22:36:26.60 ID:+coea7lf
>>521
やべえ、黒子めっちゃかわいい
この雰囲気いいな、好きだ
GJ

>>540
GJ
543名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 07:06:33.27 ID:vQH0xClv
俺もこんなSSを書ける職人になりたいと思う作品でした
544名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 21:23:37.94 ID:WdxGGq3B
>521
GJでした。
なんかこちらも久々に上黒書きたくなってきたというか書いてるけど中々纏まらずorz状態。
なんか軽い短編書いてみようかしら?
545名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 22:13:20.13 ID:w8spTVJO
短編wktk
546名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 19:15:33.20 ID:8jk80JIg
投下します

上黒短編
やるだけの話なのでひねりも何もないです
547白井黒子の膣出し撮影:2012/04/15(日) 19:16:57.01 ID:8jk80JIg
「あぁ……もう撮ってますの?」
「せっかくの記念だからな。きちんと最初から最後まで撮っておこうかと」
 カメラのレンズに覗かれて白井黒子は頬を赤らめた。
 名門常盤台中学校の一年、風紀委員でもある白井黒子。ふわふわと柔らかいツインテールの茶色の髪が特徴的な華奢な少女。
 ウェーブの強い髪はストレートにはならない。丁寧な語り口調と反して気の強い彼女には似ず、大人の色気を醸し出していた。
 羞恥と期待とが黒子の中で渦を巻く。
 学園都市製のビデオカメラと雖も機能は兎も角使用目的は外部とほとんど代わりはない。
 記録として残す。
 これからの行為が『記録』される。そのことに黒子の心臓は痛みを感じるほど高鳴っていた。
「早く脱いでこっちに来いよ」
 一足早く脱衣を済ませた上条は隆々としたペニスを隠そうともせず胡坐をかいてベットの上に座っている。
 促されて黒子は僅かに身に着けたほとんど紐のような下着を外した。
 一子纏わぬ姿となってベットに上がった。
 何一つ抵抗の色を見せないことに上条の機嫌は良い。
 これまで何があってどうしてこうなったか、は今回は不要な描写だろう。
 男と女が裸になってベットのうえで行うことはそう多くはない。
 二人はそんな間柄だということだけ理解してもらえればいい。
 上条は黒子を自らの足の間に座らせ背中から抱くように両手を黒子の腹の前で組む。黒子も自然と体重を上条に預け密着する皮膚を楽しむ。
 黒子の耳元に唇を寄せた。
「カメラに向かって自己紹介しようか。黒子が誰で、どういう人物で、誰のモノで、これからどうなるか」
 ぼそぼそとした小さい声。だがはっきりとくっきりとつながる声。
 三脚立てでベットの一メートルぐらい横に備えられたカメラに黒子は視線を遣る。
 そこには誰も居ないはずなのに、もう一人の上条がいるような、視線が絡んでくるような気がした。
「白井黒子、ですの。常盤台中学の一年に在籍しておりますの……レベル四の空間移動能力者、ですの……
 風紀委員でもありますが……今のわたくしは、当麻さんのオンナ、ですの……」
 カメラとベットの間の僅かな空間に目を泳がせて躊躇いがちに黒子が自己紹介をすると上条は満足そうに頷いた。
「じゃあ、足を開いてどうなってるか見せ付けようか」
 自己紹介を終えた黒子に上条は野卑な笑いを浮かべながら命令する。
 指示に従って黒子は細い太股を開いて腰を持ち上げた。自然上条の両手が離れる。
 部屋の明かりはついたままなのでカメラのレンズが一点の曇りなく彼女の秘密の花園を記録する。
 そこには産毛が生えているだけで性毛らしき存在はない。
 白く艶やかで一筋の筋目が通っていてそこがてかてかと光を反射していた。
「今日は……危険日なのに、避妊をしないで膣内射精、してもらいますの……もしかしたら妊娠してしまうかもしれませんの……
 でも、そうなったらわたくしは卵子まで当麻さんのモノになれるから、嬉しいとも思ってますの。期待している自分が居ますの……」
 そこまで言った時、上条が右手で黒子の尖ったクリトリスを摘んだ。
548白井黒子の膣出し撮影:2012/04/15(日) 19:18:00.41 ID:8jk80JIg
 これまで何度も愛撫され鍛えられたそこは敏感に女の機能を果たす。
「ひぃんっ!」
 不意打ちの快感に黒子は思わず悲鳴を上げる。仰け反る。
 その刺激でイけるか、という寸前までは達したが僅かなところで絶頂には届かなかった。
 感じすぎている。
 やはり、彼女もこの状況に興奮している。
 満足そうに笑った後、上条はベットの上に横になった。
「それにしてもわくわくするな。黒子と本格的な子作りだ。
 もちろん、できるかどうかなんかわからないけど危険日の膣内射精が本物のセックスだからな」
 先程の小さな声とは違う。はっきりと意思のこもった強い声。カメラが音声を拾えるぐらいに大きく。
 黒子が顔を赤らめて上条の隣に座る。
 見つめる視線の先には誰の者よりも見慣れた愛しいペニスが大きく自己主張している。
 もっとも、黒子は上条しか男を知らないし知るつもりもないのだが。
「ほら、きちんとカメラに向かって宣言しなくちゃ。言いながら入れろよ。自分の意思で、な」
 うっとりと頬を染めながら黒子が上条のペニスを握る。
「わたくし……これから当麻さんと本物のセックスをしますの……
 だって、わたくしはもう髪の毛一本まで当麻さんのモノですし、もしお腹に当麻さんの赤ちゃんを宿すことができたらきっと幸せになれますの」
 力強く口上を述べて黒子が上条に跨る。所謂蹲踞の姿勢。爪先立ちで膝を開いて腰を落とす。
 その腰の狭間に咲いた黒子自身の花びらに黒子は自らの手で上条のペニスを導いた。
 艶めく表情は光悦に染まっている。
 ちゅるり、とそれが当たり前であるかのようにペニスが黒子に飲み込まれた。
 外見は幼いままの性器がぱんぱんに伸ばしきったゴムのように広がって上条を受け入れる。
 こつん、と子宮の入り口につくと黒子はぐいぐいと腰を使って子宮口を亀頭に押し付けた。
 慣れた、大人の女の淫らな行為。
 あは、と黒子が笑う。
「素敵ですの……入れただけですのに、すごく幸せなんですの……」
 自分で宣言する。
 その行為が黒子の肉体を歓喜させた。
 腰から脳天まで極太の快楽電流が流れる。
 小さな性器がぎゅう、みちみちとペニスを頬張って根元から食い千切らんとばかりに締め付けた。
 ペニスが一瞬、びくんと膨らむ。
「あはっ……すごいですの……これだけでイってしまいましたの……」
 軽い絶頂を迎えて黒子の顔が弛緩する。
 常日頃の凛々しい彼女を知っている人間には想像もつかないほどの緩みきった顔をカメラが物一つ言わずに捉える。
 上条が下から手を伸ばして黒子の頬を撫でるとうっとりとしながら黒子が自身の手を上条の手に重ねた。
「どろどろですごく締まってるぞ、黒子。でもこれで終わりじゃないだろ?」
549白井黒子の膣出し撮影:2012/04/15(日) 19:19:02.35 ID:8jk80JIg

「ああ……申し訳ありませんですの。当麻さんのがすごすぎて何も考えられなかったんですの……」
 手を戻して自身の後頭部で組みなおす上条。
 見上げる形で命令している。
 余裕綽々といった表情だが快楽は強く上条を責めている。
 しかしそれ以上に黒子は感じていた。腰を動かさない現状でも気持ちよすぎて脳がショートしそうになっている。
 これで本格的に腰を使ってしまったらどうなってしまうのだろう。
 恐れにも似た期待が膨らんでいく。
 ――ぬぷ、ぬちゅ、ぬちゅ
 少し間をおいて、黒子が腰を上下に動かし始めた。
 両手を上条の脇において支えとし、蹲踞姿勢の不恰好な状態で腰を動かす。
 両膝の発条を使って全身を動かす。ツインテールの茶色の髪が柔らかく空気をかき回す。
 ほんの僅かにだけ、気づかない程度の薄い香水の香りが舞った。
 同時に、たっぷりの蜜を含んだ性器がメスの臭いを振りまく。
 尻が落ちるときには鉄塊ではないかと思うほど硬く大きく、そして熱いペニスが子宮口を打ち抜く。
 反面引き抜く際には大きく張ったエラが敏感な紅粘膜を掻き回していく。
 黒子は紅く染まった頬に淫蕩な笑みを浮かべて上条を見下ろす。
 視線が絡んで、愛されてると感じて、それがいっそう快楽を加速させる。
 眉間に皺を刻んで快楽に耐えた。
「あはっ……すごいんですのっ! 気持ちいいんですのっ! わたくし、風紀委員なのに! 取り締まらなくてはいけないのにっ!
 気持ちよすぎて嬉しくてたまらないんですのっ!!! もう、これなしじゃ生きていませんっ!!!」
 シンプルなピストン運動で愛する男のペニスを扱きながら黒子は吼える。
 彼が与えてくれる快感を全身全霊で貪る。
 膝を浮かした騎上位に黒子の薄い胸も僅かに揺れる。それぐらいに激しい。
 白い乳房の上で可憐に咲く淡いピンク色の乳首を上条は摘む。
 白井黒子が嬉しそうに微笑んだ。
「わたくし、ここから、当麻さんの、赤ちゃん、んんっ、授乳、するのですわ……」
「待ち遠しいのか?」
「はいっ! 待ち遠しくてたまりませんのっ」
 もう片方の空いた乳房を黒子が自身で揉む。それほどのボリュームはないが乳首と乳輪とを刺激する。
 ちゅん、どん、どむっ、ぱふっっ
 黒子の軽い肢体が上下に揺れる。勢いが加速する。
 いくら華奢な身体であっても流石に上条の腰に衝撃が伝わる。高級なスプリングの入ったベットでも衝撃は吸収しきれない。
 茶色の美しい髪をこれでもかと振り乱し涎を流しながら快楽の声を上げ白い肌が紅く染まって汗の水滴がつぅと落ちる。
 メスの臭いが部屋に充満していく。
550白井黒子の膣出し撮影:2012/04/15(日) 19:19:52.42 ID:8jk80JIg
 黒子は体臭が濃い方ではない。しかしここまで乱れると関係ない。
 白いシーツに淫らな雫が染みを作っていく。
 この淫らな光景をカメラは延々と記録していく。
 上条の上で淫らなダンスを繰り広げながら黒子はカメラに視線を遣る。嬉しそうに微笑む。
 自分のこの淫らな姿を見せ付けたい。
 将来の上条と自分自身に。
 今こんなに幸せで自分は淫らなんだと証拠を残したい。
 五分、十分と時間が進む。
 二人ともいつ達してもおかしくない綱渡りのような快楽時間。
 事実、少なくとも黒子は軽く二度は達した。
 しかし一度も休息をとらず上条を責めたて続ける。
 危険な日の膣にまだ、たっぷりと射精してもらっていない。
 肉体が達しても心が満足しないのだ。
 膝を付いた。
 蹲踞の形からノーマルな騎上位に変わる。ベットのスプリングを利用していっそう動きを加速させる。
 いっそう深くめり込むようになったペニスに黒子は喜ぶ。歓ぶ。
 子宮口が亀頭に蹂躙される。
 猥雑な腰使い。
 とても中学生のものとは思えない。
「ねぇ、当麻さん――わたくしのお腹が大きくなってもセックスしてくださいます?
 お腹大きい間、お預け、無理ですの。きっと、狂っちゃいますのっ!」
「もちろんだ。むしろ俺のほうが我慢できなくなって襲っちまうな」
「あはっ、嬉しひっ!」
 媚びる。諂う。もし尻尾が生えていれば振り切れんばかりに振っていただろう。
 ツインテールという二本の尻尾を振り乱して黒子が妖艶に色香を漂わせた。
 劣情を隠さない顔で上条が見上げる。
「セックスっ、本当のセックス、気持ちいいですのっ! くださいっ! わたくしに中出しして種付けしてくださいっ!
 もう全部全部、当麻さんのものにっ、してくださいましっ!」
 腰を振ったままの黒子の顔を捕まえる。後頭部を捉える。
 力尽くで引き寄せて唇を奪う。
 至福の笑みを浮かべた黒子は素直に従う。
 唇。舌と舌。唾液を交換しながらも腰の動きがとまることはない。
 ぐちゃ、ぐちゃと淫らな音が響く。
 そして、それだけでは足りなくなったのか、互いに頬や首筋を舐め、互いの汗すらも味わう。
 汗ばんだ細い黒子の白い尻。
 大振りな上下運動とともに上条の極太ペニスを飲み込んでいくのが悪い冗談であるかのようだ。
 その様をビデオカメラが無機質にただただ録画していく。
 時間単位で尻を振る回数が増えていく。二人を襲う言い様のない昂ぶり。
 上条に尽くすことが最高の喜びとなった白井黒子が官能と幸福を膨らませていく。
551白井黒子の膣出し撮影:2012/04/15(日) 19:20:40.81 ID:8jk80JIg
 淫靡に激しくピストンが加速する。
 遠慮などない。
 マシンガンのような終わりない衝動。
 蕩けるような膣肉に締め付けられながらこすられて上条が高揚する。
 最高の美酒に酔う。
 黒子に身を任せて自身では腰を使わない上条は感慨深げに黒子を見上げた。
 最初、きついだけだった性器はきつさを失わないまま柔らかく蠢く女の穴へと変貌を遂げていた。
 黒子が隠していた貪欲で淫乱な本能が形になったのかもしれない。
 常盤台中学という名門。風紀委員としての正義感。それは嘘ではない。
 しかし全てでもないのだ。
 彼女の中には抑圧されていた性欲があって上条はその鉱脈を掘り当てたのである。
 極上の雌穴に成長した黒子の性器は上条でもそう長く耐えられるものではない。
 ただひとえに意地があっただけのことだ。
 だがそれももう限界。
「んはっ、ああんっ、当麻さん、もう、出ますのね? 出されますのね!?」
 黙って耐えていた上条を黒子が欲情した瞳で覗き込む。
 騎上位というよりもただ黒子が上になって抱き合っているだけのような形。
 黒子は感じ取っていた。上条の表情で、上条をくわえ込む膣の肉の感覚で。
「そんなことまでわかるのかよ」
「だって、これまで何回したと、思ってますの? わたくし、当麻さんのオンナですのよ?」
 時計回り。逆回り。腰を淫らに動かして膣壁にペニスを擦り付ける。
 いくら淫液に塗れているとはいえ摩擦係数を上げたその行為は二人の快楽をさらに打ち上げた。
「ひああぁっんっ、わたくしも、もう少しですごいのがきますのっ!
 お願いですのっ! 一緒に、一緒にイってくださいましっ! 当麻さんの極太ちんぽで黒子を妊娠させてくださいましっ!!!」
 ――ばんっ、ぱんっ、ばむっ
 尻を大きくぶつけるようなピストンに上条の腰の動きが加わった。
 ベットのスプリングを利用して大きく強く打ち込む。
 黒子の汁で汚れた二人の腹部が淫らな音を立てた。
「んはっ! はやくくださいましっ! 黒子のすべてを当麻さんの色に塗りかえてっ!
 将来も、人生も、全部あげますからぁっ!!!」
 富士山の形に眉尻を下げて恍惚の笑みを浮かべながら黒子が叫んだ。
 加速する上条の快楽も負けてはいない。
 ただのケダモノ二匹に変換された二人は本能の赴くままただひたすら快楽を貪る。
 上条の腰の中に圧倒的な塊のようなものが形成された。
 次の瞬間。
 どくん、どくどくっ、どりゅん、どくん!
 交尾本能の限界を超えて、上条のペニスが決壊した。
 濁流のような勢いの精液が黒子の一番奥を叩き続ける。
 ペニスを這う青いうどんのような血管すべてが破裂するのではないかと錯覚するほどに膨張する。
 破裂する寸前まで我慢した小便を出すような勢いで精液が放出される。
 その勢いは硬く閉じられているはずの子宮口をこじ開けて子宮内粘膜にまで届こうとしていた。
552白井黒子の膣出し撮影:2012/04/15(日) 19:21:04.03 ID:8jk80JIg
「あっはぁぁああっ! ああっ、出てますっ! 一発で妊娠しちゃうような濃いのがっ!
 私の子宮にっ! いっぱい!!! いpっぱい!!!
 ああああんんっっ!!!! いっくぅぅううう!!!!」
 黒子は硬く膨らんだ亀頭を子宮口に無意識に押し付けて男の液体を身体の一番奥で受け止めた。
 深々と飲み込んだ膣肉はペニスのしゃくりあげにあわせて強く搾り取って一滴も残さないよう吸引する。
「ひぃぃんっ!!! きてますっ! きてますのっ!!! 感じるっ! 子宮が飲んでるっ!
 当麻さんの精液っ! 当麻さんの遺伝子っ! わたくしの遺伝子と絡み合って赤ちゃんできちゃうっ!!!
 すごいい!!! 赤ちゃんできながらいくっ! いっちゃうっ! わかるっ! これ、絶対にんしんするぅう!!!」
 精液を吸いだす白い尻がかくかくと揺れる。
 大津波のような圧倒的な絶頂が白井黒子に襲い掛かりもみくちゃにする。
 打ち上げられ飲み込まれ流されつぶされ、もう彼女を構成するものは圧倒的な快楽だけだった。
 真っ白になる。
 固形化しそうなほどの至福の瞬間。
 それが連続して訪れる。
 禁断の果実だってもう少し優しい。
 それほどの快楽。
 絶叫を上げながら目を白くして倒れこむ黒子を上条は抱きとめる。
 びくびくと大きく痙攣しながら膣肉が精液を飲み干そうと動く。
 そんな二人をカメラはただ録画している。
 物音一つ立てない。
 やがて意識を取り戻した黒子が疲れ果てた快楽の余韻におぼれた顔で上条を見て、嬉しそうの微笑んだ後ゆっくりと身体を離した。
 ベットに腰を下ろして脚を広げる。
 カメラに向かって陰毛の生えそろっていない性器を広げて見せた。
 両手で広げる。
 内側の赤い肉が顔を出す。
 むっと性臭が広がる。
 どろっ、と白い遺伝子情報が膣奥から流れ出てくる。
「わたくし、白井黒子は――大好きな当麻さんに、種付け、されましたぁ……
 きっと、妊娠しちゃいますぅ……
 中学生で、結婚もできないのに……ああ、でも幸せですの……後悔はしてませんの……
 だって、わたくし、当麻さんのものなんですから――」
 その表情は。
 白井黒子の人生において、間違いなく最高に美しいものだった。
553名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 19:28:38.41 ID:8jk80JIg
36-355
浜面日記とかのもんです
やるだけ短編でなんのひねりもないですが枯れ木も山の賑わいと申しますし
でもなんちゅうか、黒子に快楽系はあんまりあいませんね
554名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 21:10:53.88 ID:NTVnswzg
もう上条さんはお腹一杯。
555名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 21:40:48.70 ID:/hq2Dkt3
GJです
乙!
556名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:59:48.68 ID:cdKY4iEE
ボテ腹黒子は?
557名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 11:12:53.60 ID:gucIqTAo
>>553
乙。
エロいんだけどさ。本当にそれに関しては非の打ちどころは無いんだけど。
キャラの面影とかさ。前回のノリで読み始めると上条さんが何と言うか……。
今回の上条さんのキャラ設定を教えてください。
558名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 14:35:12.11 ID:6dFypNU3
乙です
エロさ満天。

思うに、カップル成立とか初めての日とか、その辺があれば違和感が抜けるのではないかと
559名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 19:49:35.84 ID:LKdiELJn
感想どうもです
エロだけネタなんで細かいところは考えてません
気の強く上条嫌いの黒子が自分から腰振ってるのがえろいかなぁというだけなんで
でも録画映像は黒子が知らないところで美琴が見てるとは思えたり
560名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 21:53:37.81 ID:R+8pV+tz
>>556
ボテ腹黒子になったら常盤台的にはありなのかな
561名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 21:56:11.26 ID:TSixIeO1
まあ普通に考えたら退学だろ
常盤台みたいなトップ校は世間からの目も厳しいから
ボテ腹中学生なんぞ通わせられるわけがない。

ましてそんな腹でジャッジメントとか風紀(笑)だからこっちもクビだな・・・
562名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 23:14:08.37 ID:HWqPw4lD
しかし高位能力者だからどこかが拾ってくれるだろうな
563名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 23:27:42.57 ID:ZPCqhSxS
ぼて腹が風紀委員の資格要件だったらギャグだな
564名無しさん@ピンキー:2012/04/17(火) 18:42:43.79 ID:KLiiasi8
ボテ腹黒子が上条さんの部屋で暮らしだすギャグ小説ができそうだな
565名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 01:46:01.92 ID:KcgkBDNI
唐突ですが、上黒で小ネタ投下します。
56632-335:2012/04/18(水) 01:46:49.48 ID:KcgkBDNI
 〜似た者姉妹〜

「黒子の奴、まだ来ないわね」
 指をコツコツとテーブルに当てながら、美琴は不機嫌そうに残り少なくなっていたコーラをストローで吸い上げた。
「多分支部の方で、また固法先輩に捕まってるんじゃないかと」
「ああ、それじゃ白井さん、また始末書書かされてるのか」
 年下の友人達の説明に、美琴は溜息を吐きながら空になったコップを置いた。
「はあ、毎度の事ながらアイツの横紙破りはちっとも直らないわね。
 学習能力無いのかしら?」 
「まあまあ、御坂さんを見習っていたら自然とそうなってただけですよ」
「初春、それ全然フォローになってない」
 親友に思わず突っ込みながら佐天は視線を美琴に戻すと、なおも指を止めずテーブルを小突いていた。
「でもまあ、白井さんが御坂さん待ってる時もそんな風にイライラしてるから、確かに似ているなあ」
「そうですよね佐天さん、私もさっきから御坂さん見てて同じ事思ってました。
 まるで本当の姉妹みたいだなって」
「げっ、私ってそんな風に見えてた訳?」
 あの百合要素全開な後輩に似ていると言われ、地味にショックを受ける美琴だった。
「そんな嫌そうな顔しないで下さいよ御坂さん、白井さんに悪いですよ」
「そうは言われてもねえ佐天さん、まるで黒子がああなったのは私のせいだと言われてるみたいで、何か濡れ衣着せられたような気分だわ」
「それだけ御坂さんと白井さんの仲がいいって事ですよ、羨ましいくらいです」
 初春から向けられる羨望の眼差しに、美琴は満更でもない表情で口を開いた。
「まあ嫌われるよりはずっといいんだけどさ、私としては佐天さんと初春さんくらいの仲が良かったんだけどねえ」
「あはは、白井さんってば愛情過多ですからね」
「でも気兼ねなく話せる相手っていうのも中々居ないですから、大事にしてあげないと」
「うっ、まあその、悪い奴じゃないのはよく分かってるんだけど、流石に同性愛はちょっとね……」
 複雑な表情で答える美琴に、佐天と初春は苦笑するしかなかった。
「あはは、まあ確かにその辺は分からなくもないですけど、白井さんだっていつか真っ当に男の人を好きになりますよきっと」
「そうだといいんだけどね……」
「いやいや御坂さん、そう悲観したものでもないですよ。
 人生何があるか分かんないからですね」
「そうですよ御坂さん、現に最近白井さんは――」
 
「遅れて申し訳ありません。今日もまたあの不幸な殿方のせいで、トラブルに巻き込まれてたもので」
 
「――とこんな風に満更でもない顔で毎日会ってるみたいなんですよってひいいいい御坂さんの笑顔が怖い!」
56732-335:2012/04/18(水) 01:47:45.03 ID:KcgkBDNI
以上です、ショボいネタで申し訳ない
568名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 20:51:38.08 ID:f5E3xnPl
こういう小ネタ大好きですw
56936-355:2012/04/19(木) 03:06:16.27 ID:RaQSZKOs
こんな時間に投下しますよ
眠れないので

ぼて腹黒子の流れがあったのでそれで
570名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 03:07:03.70 ID:RaQSZKOs

 清浄な朝の空気を取り入れて黒子が朝食を作っている。
 愛しい人の愛しい子種で臨月を迎えた腹はいよいよ重々しくもあどけなさの残る幼い体つきのマタニティドレスがどこか愛嬌を誘う。
 とん、とん、とん――
 リズムの良い包丁の音と共に黒子の軽快な鼻歌が混じる。
 キッチンには包丁と黒子の歌声と共に食欲をそそる味噌汁の香りが漂っている。
 上条好みの合わせ味噌だ。
「んあっ!」
 とても調理中に出たとは思えない鼻にかかった声と共に鍋のふたがステンレスの流しに落ちた。
 じゃあん、とシンバルのような響く金属音がする。
「おいおい、包丁は落とすなよ?」
「でしたら悪戯はおよしになってくださいまし。調理中は危ないのですから」
 甘えるような声で黒子は自分の肩の向こうのツンツン頭を見遣った。
 黒子の肉体は丸みを帯びている。
 一般に肉体の脂肪細胞が増える時期は三回あるといわれ、一つは成長期、一つは妊娠期、そしてもう一つが出産後の半年だ。
 後ろ二つは女性特有のため、どうしても中年以降の肥満の率は女性のほうが高くなる。
 華奢な肉体の黒子も例外ではなかった。
 かなりの節制を心がけてはいたがすっきりとしていた顎のラインは丸くなっていてほとんど感じさせなかった乳房も上条の手になじむほど膨らんでいる。
 そして上条の一番のお気に入りは丸く成熟したヒップと自分の子を育ててくれている丸いお腹だった。
 今の黒子が身につけているのはエプロン一枚のみだ。
 全裸に、丸く熟した乳房を隠しながらも大きく育った腹を隠しきれていないフリルつきの可愛らしいエプロン。
 もう真下を見ることの許されない大きな腹の更に下、黒子の雌の器官を上条の指が捉えていた。
 片方の手で陰芯を、もう片手で肛穴を捉えている。
「黒子だって喜んでるんだろ? 思いっきり腰動かしてさ」
「ふあぁんっ、そんなこと言わないでくださいまし……」
 上条が弄りやすいように足を開いている黒子の秘密の穴は滔々と蜜を流して上条の指を汚す。
 ちゅる、と指が揺れるとその度に淫らな糸を引いた。
「あぁんっ、くふぅっ、酷いですわっ、気持ちよすぎるんですものっ!」
 クリトリスをぐりぐりと弄られると黒子が切なそうに身をよじる。
571白井黒子の臨月肛交:2012/04/19(木) 03:08:06.80 ID:RaQSZKOs

 膣口に差し込んだ人差し指がGスポットを的確に責める。
 肛門を穿つ指は肛内から子宮の裏側を捏ねるように刺激する。
 黒子は大好きな三点攻めにだらしない顔をしながら乳房を弾ませて大きく身震いした。
「ひゃああん☆」
 まだ中学生のはずの幼い肉体が熟練の娼婦のように絶頂した。
 膣がぎゅっと収縮してびゅるっ、と射精のように陰蜜を噴射する。
 当然ながら上条の手が汚れる。
 野卑な笑みを浮かべた上条がその手を黒子の顔の前に突きつけると当然のように嬉しそうに黒子が指を舐め始めた。
「うふふ……酷い人ですの。黒子を孕ませて奴隷にしただけじゃ足りませんの?
 もう常盤台の生徒でも風紀委員でもない、ただの黒子ですのに」
 背中にある力強い男の体温に媚びるような声で黒子が甘える。
 素肌の背中に大きく高ぶったものを感じる。
 空いたもう片方の手で乳房を鷲掴みにされながら先端突起を甘く摘まれた。
 上条の体温を振り払うように彼の腕の中で身を回し座り込む。
 大きな腹が重そうに揺れる。
 パジャマのズボンの中で窮屈そうにしていたペニスを取り出す。
「あはっ☆」
 目の前に飛び出してきたぎんぎんに勃起したペニスに嬉しそうに指を絡みつかせた。
 ――じゅるっ
 唾液をたっぷりと乗せた舌を伸ばして亀頭を舐める。先走り汁を丁寧に舐めとって口いっぱいに頬張る。
 その体積の何倍もの幸福感が黒子の中に湧き上がる。
 どこをどうすればいいか、なんて考えるまでもなく肉体が覚えている。
 何度も何度も、数え切れないぐらいに口に含んだのだ。
 愛しい人の勃起をちゅうちゅう吸いながら奉仕する姿はかつての凛とした黒子とは完全に別人だった。
 ――じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ
 頭を前後させると茶色のツインテールが前後に動く。
 彼女のトレードマークは変わっていない。
 しかしその顔は完全に愛欲に囚われていて、そして満たされていた。
572白井黒子の臨月肛交:2012/04/19(木) 03:08:44.89 ID:RaQSZKOs

 窄めた唇で性器を扱く。温かい舌を絡める。喉の奥で刺激する。
 すべてを同時にこなしながら見上げる視線で上条を伺うと愛しい人は実に満足そうに微笑んでいる。
 奉仕欲が満たされて黒子は喜悦を浮かべる。
 吸って、減圧して、カリ首に舌先を絡める。
 より力強く脈打つ肉棒に黒子は上条に教えられたテクニックのすべてを嬉々として使いこなした。
「黒子……もっと吸ってくれっ、そろそろ出るからっ」
 上ずった上条の声は黒子の待ち望んでいたものだった。
 あの熱いものが。生臭くて苦くてとても美味しくて幸せにしてくれるものが、出る。
 小鼻を膨らませて上条の表情をじっと見つめ、ローティーンとは思えないフェラ奉仕を加速させる。
「出るっ!」
 瞬間、陰毛に鼻先が突っ込むまで迎え入れた。
 喉がふさがるまでペニスを飲み込んで射精を促すように真空圧に吸い込んだ。
 ――どくん、どくんどくん
 ゼリーのように硬さすら感じる精液を黒子は喉の奥で受け止めた。
 顎が外れそうなほどに大きなペニスが脈打つ。
 生臭い精液を大きく喉を鳴らして嚥下する。
 小鼻を膨らませて自慢げに見上げると上条が実に気持ちよさそうに快楽に酔っていた。
 一滴残らず飲み干して、尿道に残っている残滓も吸い取る。
 射精前と同じ、否、それ以上に綺麗に舌先でクリーニングする。
 たっぷりと射精したはずなのにまったく硬さを失わないままのペニスが黒子の口からこぼれ出た。
「ふふ、とっても元気ですの」
 うっとりと瞳を潤ませながら上条を見上げる。
 欲情した二人の視線が絡み合った。
 黒子の張った乳首から僅かに母乳が溢れて甘い匂いが当たりに漂う。
「黒子。たって尻をこっちに向けるんだ」
 少々上ずった声で上条が命じると黒子は嬉々として従う。
 重い腹を大事そうに抱えながらキッチンのシンクを手の台として上条に豊かになったヒップを突き出す。
 白いヒップは果実のように熟していながら不釣合いなことにまだ毛は生えそろっていない。
573白井黒子の臨月肛交:2012/04/19(木) 03:09:24.15 ID:RaQSZKOs

 もともと線が細いのだろう。
 それでもむわっとするメスの性器の匂いが上条に突きつけられる。
「どっちの穴でも結構ですの。当麻さんが気持ちよくなってくださるのなら」
 言って、肉厚になった尻肉を割り開いてくすんだピンク色の蕾も曝け出す。
 そこは切なそうにひくひくと振るえぱくぱくと小さく口を開いている。
 二つの穴の向こう側、開いた足の谷間から見える大きな腹。
 その中には上条と黒子の子供がいる。
 二人の大切な宝物だ。
 はてさて。
 柔らかい膣穴にしようか窮屈な尻穴にしようか。どちらも最高級の肉穴。
 いきり立った一物の先端から先走りの汁が流れた。
 数瞬の惑巡の末、上条は血走った目を黒子の尻の狭間の蕾に向けた。
 鍋を置いてある棚の下の段にある納戸を開いてサラダオイルを取り出して黒子の尻に垂らした。
「ひあんっ、お尻、ですのね……」
 冷たさに察したのか、黒子が恥ずかしそうに頬を染めながらも上条に強請るような目を向ける。
 既によくほぐされた肛門はいきつくようにひくついている。
 ハートを逆さまにしたような肉感的で淫蕩なヒップ。
 まだ十代も前半、華奢なつくりなのに経験が成熟させた尻肉はぷりぷりとした張りと艶を誇っている。
 完熟した桃のようにむしゃぶりたくなる衝動を見る者に与える。
「下さいまし……黒子の淫乱なけつまんこに当麻さんの大きなおちんちんをお恵み下さい……」
 自らの手で尻肉を割り開いて、黒子がいじらしい声を上げた。
 神殿娼婦。淫売でありながら神聖という、地中海風習の男性原理が幅を利かせすぎている現社会では矛盾する概念。
 たった一人のための娼婦は無様に尽くすことに切ないほどの官能を覚えていた。
「堪らないな。素敵だよ、黒子」
 淫らな尻を揺すって美麗な臨月少女が肛交合を求めてくるさまに上条の興奮は高まる。
 猥雑な肉体を征服したいという当たり前のオスの本能がこみ上げてくる。
 二つの尻肉の狭間は川になるほどにオイルが溜まっている。
 ぽたりぽたりと床に流れ落ちるが、ひくつく肛門にもそれなりに飲み込まれている。
574白井黒子の臨月肛交:2012/04/19(木) 03:10:05.25 ID:RaQSZKOs

「力抜けよ?」
 期待感からかふっくらと盛り上がった肛門に亀頭を押し当てる。
 窄まって膨らんでとまるで単独の生き物のようなそこをゆっくりと貫いていった。
 ――ぐぷぅ、ぬぷぷぅ
 過剰なほどにオイルを投与したそこは硬さを見せたものの亀頭の先端が通ると思っていたよりもあっさりとペニスを受け入れる。
「あひぃいいいっ!」
 すんなりと入った。
 とは雖も上条のペニスは太く逞しい。
 こればかりは何度受け入れても変わることはない。
 そもそも肛門は何かを受け入れる場所ではない。
 これまでの調教によりそのように書き換えられただけだ。
 しかし苦痛ではなかった。
 オイルの潤滑を借りてペニスが飲み込まれていく。そのすべてが埋没する。
 肛口は限界ちかくまで伸びきったゴムのようだった。
 途中、何か硬いものに当たる。
「あはっ、子宮を叩いてますの……」
 ごり、という感覚。
 上条の亀頭が薄い膣との空間を押して黒子の孕んで降りた子宮を刺激したのだ。
 肛門に極太ペニスを受け入れて顔に大粒の汗を浮かべている黒子が幸せそうに笑う。
「これから、だぞ?」
 黒子の腰を掴んだ上条はゆるく腰を引き、そして一気に突き刺した。
 彼の引き締まった腰と黒子の尻肉とがぶつかって頓狂な音と共に黒子の白い尻に漣が走る。
「っきゃんっ!」
 力強く子宮を押されて黒子は年相応の少女の悲鳴を上げた。
 その声が聞きたいのか、上条は二度三度と同じ行為を繰り返す。
 その度に黒子は強烈で新鮮さすら感じる肛悦を味わう。
 なんて淫ら。なんて猥雑。なんて官能的。
 硬く膨らんでいる黒子の下腹が衝撃で重く揺れる。
575白井黒子の臨月肛交:2012/04/19(木) 03:10:47.93 ID:RaQSZKOs

 そのことに気遣ってか、黒子が左手で自分の腹を抑えるも上条は腰の動きに加減をしない。
 それどころか自ら突き立てるだけでは飽き足らず黒子の腰を強く引いて結びつこうとした。
 衝撃を持って深く男根が打ち込まれる。
「当麻、さんっ! 気持ちいいの、ですの?」
「当たり前だろう? 黒子の身体は全部気持ちいいさ」
「あはっ、嬉しいっ」
 鋭く腰を振る。
 二人とも若く生命力に溢れている。
 ましてや次世代たる命をも抱えている。
 だからこそ上条は獣のように雄々しく、このさまはまさに交尾だった。
「やっぱり、やっぱりわたくし、幸せですのっ! 大好きですのっ、当麻さんっ!!!」
 若く強いオスに支配されるメスの喜び。
 ましてやその子を孕まされ、さらには不要な交接で快楽にふけっているという矛盾。
 人の価値観としては黒子はただの淫らな女に過ぎない。姦淫に溺れた唾棄すべき存在だろう。
 しかし彼女は幸せだ。
 強い者に従うというメスの本能。愛する人を夢中にしているという女としての自負。言いようのない至福の時間。
「ふぅんっ、あっ、あっ、当麻さんが気持ちいいと、幸せ、なんですのっ!
 あ、赤ちゃんも、喜んでるっ! パパとママと三人でっ! 気持ちよくなってますのっ!」
 上条の動きだけに任さず黒子は自分の意思でも動き始める。
 自ら尻を振りたて肛門を強く締め付ける。
 上条のペニス全体を直腸粘膜と大きく膨らんだ子宮とで感じた。
「んわぁあっ、当麻さん! 当麻さんっ!!! わたくし、イきますのっ! イってしまいますのっ!!!」
「イけよっ! 俺もイくからっ!」
 黒子の喜びがそのまま伝わってくるように直腸粘膜が上条のペニスに絡みまくる。
 窄まって締め付けてくる。
 ペニスそのものが重い鐘を押すように子宮を押すと強い何かが響きかえってくる。
 そのすべてが上条の射精欲を高めていく。
576白井黒子の臨月肛交:2012/04/19(木) 03:11:32.59 ID:RaQSZKOs

 一方黒子の意識の中で金属マグネシウムの爆光のような強く白い光が目の前で光り続けていた。
 ペニスが突き入れられるたびに官能の塊が脳天まで突き抜ける。
 愛しい人の子を宿した宮が切なく疼く。
 ペニスに子宮の裏側を突かれる感覚はこれまで何度も味わってきている。
 しかし今日のそれは格別だ。
 黒子を肛悦の頂上へと誘う。
 いくら快感に溺れてもいい。淫らだと石を持って追われることもない。
 それどころかこんな自分を彼は愛してくれている。
 身も心も奔放に性と愛とを求めることを当たり前に許してくれる。
 黒子は幸福感に包まれながら絶頂へと足早に駆け上がった。
「イきますのっ! わたくし、お腹に赤ちゃんいるのにっ! 中学生なのに妊娠してっ! お尻の穴をおちんちんでほじってもらってっ!
 イきますのっ!!! イってしまいますのぉおおお!!!!」
 ぞくぞくぞく。
 全身の皮膚に鳥肌が立つ。
 堤防が決壊する。
 並々と水をたたえたダムが爆破されたかのような圧倒的に押し寄せてくる快感に怒涛のように黒子は絶頂を迎えた。
「イくっ! イくイくっ!!! あはっあああっ!!! あおぉんっ!!!」
 水辺に打ち上げられた魚のように不自然なほどに全身をびくびくと動かして。
 思いっきり背を反らす。
 目を白黒させながら痙攣する。
「俺も、イくっ! 黒子のけつあなでイくからなっ!!!」
 上条が絶叫する。
 痙攣する黒子の尻をしっかりと掴んで奥の奥までペニスを打ち込む。
 尻肉がつぶれるほど密着させる。
 直腸の一番深いところまで亀頭をめりこませた。
 ――どくん、どくん、どぴゅぴゅうっ!
 直腸内で濁流が渦巻くような勢いで射精する。奔流のような白いオスのリキッド。
 吐き出す精液で黒子の腸すべてを満たそうとするぐらいの勢い。
577白井黒子の臨月肛交:2012/04/19(木) 03:21:24.01 ID:RaQSZKOs

 噴出するたびにぼて腹を抱えた黒子の華奢な肢体が痙攣した。
 もう、離れることなんて出来ない。
「でてまふぅのぉ! とうまさんのせーえきぃっ! いっぱい、れてるのぉっ!
 おひりでも、にんひんしちゃうぅ……にんひんしたひぃ……」
 絶頂と共に全身から汗を噴出した黒子が夢現の表情でぐったりと沈み込む。
 瞬間上条が後ろから抱きかかえる。
 自然と大きな腹を抱える形になる。
 黒子は幸福に緩みきった顔をしながら絶頂の余韻に酔っている。
 凛とした風紀委員の面影はもう何処にもない。
 ただの幸せな女の顔がそこにあった。
「良かったよ、黒子。すごく良かった」
 上条のペニスはまだ黒子の直腸に包まれたままだ。
 徐々に硬度を失って半勃起となったそれがちゅるりと排泄される。
 オイルと二人の体液との交じり合ったものがぽっかりと口をあけたままの括約筋の隙間から漏れる。
 やがて思い出したかのように肛門が締まっていくと交じり合った液体がぶりゅ、と頓狂な音を立てた。
「はあぁ……すごかったですの。わたくし、こんなに乱れて……ああ、お味噌汁が冷めてしまいましたわ……」
 寄せては返す波のような快楽の余韻に浸りながら強い腕でお腹の子供ごと抱きしめられる。
 女としての最高の幸せに浮かれながら黒子は真っ赤に染まった頬を隠そうともせず肩越しの上条に唇を強請った。
 乱暴に尻を犯した男がくれるやさしいキス。
 陶然恍惚に黒子が甘えていると腹部に軽い衝撃を感じた。
「あっ……蹴りましたの。赤ちゃんが蹴りましたわ」
「はは。ママが思いっきり感じて驚いたんだろう」
「酷いですの。感じさせたのはどなたですの?」
「いいじゃないか。パパとママが仲良しだって喜んでいるぞ、きっと」
「んもう、ズルイ人……そういう言い方をされると嬉しくなってしまいますわ」
 黒子を強く抱きしめる上条と安心しきったかのように腹の子ごと体重を上条に預ける黒子。
 二人の淫らな睦言は空腹を感じた上条の腹が鳴るまで続いた。
578名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 03:25:06.73 ID:RaQSZKOs
>>567
黒子のティータイムの話は好きでしたええ
せっかくの流れを台無しにして申し訳ない

今回も設定などありません
エロさえあればいいという開き直りですので悪しからず
どんびきするような内容ですけどね
579514:2012/04/19(木) 08:53:22.36 ID:czU0VgjD
>>566
実は、ティータイムに触発されてこれを書いたんだったりします。
完結編構想もおありのようですので、期待しております。
580名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 09:43:15.21 ID:q4K/uaDC
出遅れたら新作が来ていたでござる。

>>567
美琴が何気に口が悪いw
あと台詞でちょっと名前呼びすぎじゃない?

>>578
毎度実用に耐えるSSGJです!!
エロ描写が実に手慣れてる気がする。
58132-335:2012/04/19(木) 19:49:30.41 ID:7KG+gC9q
こんなにも上黒派が居るなんて……あちき、もう一人ぼっちじゃないんだ。
もう何も怖くn(ry

という冗談はさておき、久々に禁書SS書いた上あんまり時間掛けずに投下したものだから出来が粗い粗い。
今度はもう少し台詞を吟味してから書き起こす事に致します、感想くださった方に感謝。
しかしまさか以前投下したSSをまだ覚えていてくれていた方が居たなんて……こちらも感謝。

>>578
いえいえ、お気になさらずに。
むしろこちらの方が、あれだけエロいSS書ける事を羨ましく思っているくらいです。
そんな訳でこれからもドンドン投下して下さい、当方もいずれ上黒エロを書く予定なので、参考にさせて頂きます。

>>579
当方の拙作に刺激されてとは、凄く嬉しいです。
というか明らかにティータイムより上ジャネ?というのが正直な感想です(苦笑
ちなみにティータイム(というかその後のデート)の続編は構想自体既にできてはいます。
しかし現在、仕事先に長期滞在を余儀なくされているせいで(ちなみに現在4ヶ月目)アパートを離れている為自前のPCが使えない上、ネット環境もままならず二〜三日に一度仕事先近辺にあるネカフェに行って何とかしのいでいる有様です。
それでもおおまかな流れとしては、デートの最後で一方通行から強襲され入院を余儀なくされた上条さんの元に、見舞いと称し訪れた黒子と、抜け駆け許すまじと扉を蹴破って乱入する美琴とインデックスが繰り広げる正妻戦争を書きたいなあと。
流れもオチも決まっているので、環境さえ整えば書き上げていくつもりです。
582名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 20:20:09.46 ID:I27SNH+S
>>581さんは、かみさまです?
58336-355:2012/04/20(金) 00:44:06.19 ID:AzKfMIeW
>>581
キャラ愛のかけらもない拙作など参考にしてるとまみられますよ
こう、がぶりと

エロだけだと頭使わないで書けるんですけどねぇ
日常描写が一番面倒臭いのでそこがうまい人には敬服せざるをえません
58432-335:2012/04/20(金) 00:51:16.76 ID:z5mJ8P8B
>>583

お互いに欲しいスキルが欠けてる辺り、中々上手くはいかないものですね(苦笑

しかしせっかく拙作が御好評のようなので、本編ではありませんが近々ティータイムシリーズの幕間短編でもあげようかと思案中です。
期待せずにお待ち下さい。
585小ネタ 1/2:2012/04/21(土) 11:22:22.81 ID:VSsT74kp
2レス使って小ネタを投下させてもらいますよー。
エロ無しの上条さんの不幸を書いてみました。
では早速スタート。


 今日の上条当麻は珍しくイライラしていた。
 とある不運が重なった――彼にしてはそれはよくある事なのだが、よくあるからと言って別に慣れる訳でも、慣れたい訳でもない。
「……クソっ……俺が運が悪いのは知ってるよ……知ってはいるけど……」
 まさか無人だと思ったていた放課後の教室で、クラスの女生徒達が一端覧祭(いちはならんさい)の衣装合わせをしているとは思わなかった。
 何故よりにもよって衣装がバニーガールだったのか。
 皆レオタードを着ようと、半裸と言うかTバック一枚と言う全裸よりもいやらしい格好になっていた。
 そんな所へ、誰かがうっかりしたのか鍵が掛っていなかった扉を開けて、上条は踏み込んでしまったのである。
「……日を改めてゆっくり詫び入れて貰うって……その場で殴り倒されるより怖いんだけど? はぁ、何で俺がこんな目に……不幸だぁ……」
 吐きだした溜息と同じくらいに気分が重い。
 いっそ、もう一回あの教室に乗り込んでひと騒ぎ起こして本格的にぶちのめされてこようか……とそんな自暴自棄な考えさえ浮かんでくる。
 だがそれと共に――、
『ここは私が収めておくから行きなさい。貴様はここに来なかった――いいわね』
 吹寄制理の、今まで聞いた事の無い低い声。それを思い出すと奮い起した気力がしぼむ。
 その瞬間、後日とやらまでの生殺しがここに確定した。
「……ぅぅ、不幸だっ……」
 やりきれない気持ちを携えたままトボトボと歩いていると、そんな彼の目の前にとある少女が現れる。
「や、やあ」
 御坂美琴は、何故だか曖昧な笑みを浮かべながら挨拶して来る。
 何時もなら口より先に電撃が飛んでくる――あくまで上条個人のイメージ――が一体……。
 その瞬間、上条は思わず天を仰いでしまう。
「神様、俺が一体何をしたんでせう?」
「人の顔見るなり何よアンタ?」
「……いや別にお前には一個も関係ねーけど……」
 先ほどとは一変した美琴の不機嫌そうな顔と声音。
 それらひっくるめて関わるのはよそうと話を、そして顔を逸らし、更にそのまま踵も返して彼女に背を向けた。
 取りあえず後ろに向かって右手をひらひらさせて『さようなら』の合図を送って立ち去ろうとしたのだが、
「ちょ、ちょっと待ちなさいよアンタ!! 逃げるわけ!?」
 普段なら何気ない、彼らの間では挨拶代わりの様なその一言。
 だが、先より虫の居所が悪かった上条はその一言にカチンと来た。
 こいつは常々目上の者に対する態度が悪い。コイツとかアイツとかアンタとか――。
「おい御坂」
「な、何よ」
 振りかえり様に不機さを露わにしただけで、少女の顔に怯えた表情が浮かぶ。
 所詮は中学生、高校生の上条にとっては子供も同じ。
「アンタアンタってお前は俺のなんだ?」
「ぇ……、え?」
「だ、か、ら。『アンタ』って何で俺を呼ぶんだ? て言ってるんですよ」
「そ、それは……」
 一気に美琴が泣きそうな顔になる。
 ちょっとやりすぎの感もあるが今更止められない。
 子供を躾けるのは大人の仕事なのだ。
 今こそガツンと言わせる時。
「お前は俺のもんだ」
「!!」
 美琴の瞳が大きく見開かれ、その瞳の端から涙が頬を伝う。
 拒絶されたとショックを受けたのだろう。わなわなと震える桜色の唇に、些か言いすぎたかと流石の上条も気が引けて来る。
 元より彼女に対して悪感情は無い。ただちょっと懲らしめてやろうと思っただけ。
 この辺で勘弁してやるか――と浅く溜息を吐いた瞬間、美琴に抱き締められていた。
「え?」
 気が付いた時には美琴の腕はしっかりと上条の首に絡みつき、それがぎゅうっと閉まるものだから、
「く、くる、しぃ……」
586小ネタ 2/2:2012/04/21(土) 11:25:05.63 ID:VSsT74kp
 一体何が起きたのか。
 その答えのヒントはすぐ耳元で熱く囁かれた。
「(わ、私もアン……、当麻が好きっ!!)」
 名字を飛び越えて一足飛びに飛び越えてきやがった――では無く、何故こうなった。
 一触即発の状況に、上条はこんな時こそフル回転する頭で状況を把握する。
 そしてそれはほんの一瞬前に放った一言だと合点が行く。
 『お前は俺の何なんだ』のつもりが何を言い間違ったか『お前は俺のもんだ』……これではまるで愛の告白の様ではないか。
「よし当麻行くわよ!!」
「行くって何処へ!?」
 突然解放されたかと思ったら、思わぬ力で腕を引かれて上条はたたらを踏む事になる。
 そんな上条などお構いなしに、美琴はズンズン歩きながら空いた手で携帯端末から次々と何かを選び出す。
「まずはチャペル。それからそのままホテルに直行して、その後はハネムーンよん♪」
「は、はあっ!?」
「全くこれだけ科学が進んだのに相変わらず婚姻届は紙じゃないと出せないなんて……。まあいいわ、全ては既成事実の積み重ねで万事オッケーでしょ♪」
 そう言って振り返った美琴の瞳が、尋常では無い光を放つのを見て上条は戦慄する。
「ちょっと待てお前変だぞ!? もしかしてまた御坂妹の変装じゃ――」
「アン……当麻はやっぱり妹がいいんか!? よし、姉より優れた妹などいないって事を身体と心に刻んであげるわ!!」
「やだ、何それ怖い!?」
 いくら踏ん張っても引き摺られて行く上条は、流石にこれはまずいと思い始めたその時、彼には珍しく救世主が現れた。
 その救世主の第一印象はパンツ丸見えだったのだが。
「ごふぁ!?」
 顔面へのドロップキックに上条が吹っ飛ぶ。
 もんどりうって路上に転がると、うつ伏せになった頭の横に人の気配が。
「(お姉さまのテンションが尋常ではありません。殿方さんは取りあえずそのまま)」
「(し、白井……)」
「(殿方さんは後でたぁーっぷりわたくしがお相手して差し上げますわ)」
 ワイシャツの襟首に何かが触れたが、上条は白井黒子の言うとおりそのまま動かない。
「黒子!!」
「探しましたわよお姉さま。寮監様がお探しでございますの」
「りょ、寮監が!? 何で!!」
「先日の無断外泊の裏工作が全て露呈したみたいですの」
「あ……が……」
「さあ、一刻も早く参りませんとプール掃除どころか校内隈なく清掃にもなりかねませんの。勿論その前にきっつーい折檻……」
 その言葉が合図になったのか、地面を蹴る音が遠のいていった。
 ようよう暫く地面に寝そべっていた上条は、人の気配が無くなった所でやっとその身を起こす。
 キョロキョロと辺りを見回しても人影は見えない。
「た、助かったのか?」
 貞操の危機は去った。
 それに安堵して、やれやれと頭の後ろに手を当てた所で、カサカサと何かが指先に触れる。
 それを指で摘まむと、それは4つ折りにされた紙片。
 開いてみると『この座標を検索!』と言う言葉と共に数字が書かれている。
「白井か……?」
 携帯を使って律儀に調べてみると、上条も知る某高級ホテルがデンと地図の真ん中にそびえ立つ。まさか今回のお礼にここで奢れと言う事なのか……。
「ふ、不幸だっ」
 上条はまた一つ重い十字架を背負った事に気が付かず、己の不幸を呪うのであった。


おわり


スレ汚し失礼。では。
587名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 20:26:57.53 ID:uvUMqC9K
GJwwwww

着替えに突入した件の後日談も読みたいですwww
588名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 09:44:40.93 ID:j7kpaNXe
>>586
ええい、可愛いすぎる!
ブラックコーヒーを飲まねばなるまいw
589名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 15:22:59.30 ID:j7kpaNXe
ちょっと【上条美琴&インデックス】でエロSSのせます。
たぶん3レス

題名 『インデックスの大切なトモダチ』
590インデックスの大切なトモダチ:2012/04/22(日) 15:24:55.15 ID:j7kpaNXe
 高校生の青年が、15歳の中学生の美少女を犯していた。
 愛欲という欲望をたっぷりにまぶして。

「美琴ッ、美琴ッ、美琴ッ〜!」
「あっ、あぅっ、はっ、だ、めえ! とぉまぁ、はうっ、そんなに赤ちゃんのお部屋を小突かないでぇ〜〜ッ」

  ベッドに腰掛けた上条当麻の上で、御坂美琴が背面座位の姿勢で繋がっている。
  当麻は美琴の陶器のような白くて美しい太ももをつかみ、上下左右複雑に少女の体を動かした。
  じゅぷ じゅぷ ぬぷ ぬぷ 
  ペニスは逞しくボッキして、軟らかい15歳の美少女おまんこを情け容赦なく抉り、グラインドして美琴の一番奥の子宮口をごちゅんごちゅんと突く。

「うあぁ、うぁあ! あ、あ、あぁん! はぁ、とおまぁ……キス、してぇ……」
「美琴……」

  美琴が顔を横にしキスを可愛くイヤラシクおねだりされたら、無碍にできる健康男子は存在しない!
  上条は美琴の濡れた唇に唇を重ねる。その間にも、ゆっさゆっさと、ゆっくり美琴の身体を動かしてあげてペニスの先の脹れた亀頭をぷっくりした少女の子宮口にグリグリする。
  その刺激で膣がキュンキュン反応し、少女の優れた超能力を生み出す脳の奥から、じゅわわ〜と熱い脳内快楽物質が大量に放出され、ブラウンの髪に隠れた額のたりにゾクゾクする感覚が生まれる。

「はむ……ん、ん……はむ、ちゅ……ぷはぁっ♪ キスだいすきぃ。んッ! ああう、ゆっくり動かされるのもすきぃ……」
「美琴っ……!俺、もうそろそろ……」

  美琴のとろけるような表情が、もう愛らしくて愛らしくて仕方ない。たまらない!
  美琴の恥ずかしい場所をチンポでぬっこぬっこしていって、むずがいような射精感でさいなまれ歯を食いしばる。
  もう15歳の美少女から許可は取っていた。
  中出しのサイン。今日は安全日だという美琴の発言。連続する死に直面する場面とかいろいろあって健康な上条さんのオスの本能が、惚れたメスを孕ませたい、自分の遺伝子を残したいのを訴える!
  凶悪な快感、射精したくてたまらない感覚。

「ん、うんッ、うっ、は、アアッ、ふっくっ、はあッ、アぅ、うん、いいよわたし、御坂美琴の中に当麻のせーえき出してぇ! せーえきでイカせてえーー!」

  眉根を寄せた、とんでもなくエロイ表情をした中学生の美琴ちゃんの許可が出た途端、上条の15歳少女の子宮口まで届く巨大ちんぽがメリメリ巨大化する。

「うあ、ヤッ、やあああ〜〜……当麻のおっきくなった!あたしのおまんこ、うっ埋め尽くしてェ、はぐ……子宮のお口が開いてるッせーえき欲しがってる……あうッ!」
「うっ、うっ、ヴッッ!!」

  孕みたいという気持ちの表れか、美琴の子宮全体が降り、子宮口が緩くなり受け入れようとする。
  鈴口と子宮口がコネクトした! 
  そして……。

「グウウ〜〜ッッ」

  上条当麻は歯を食いしばり獣のような呻き声をあげて射精。
  ビュグ  ビュグ  ビュグ  ビュゥゥゥ……どくん  どくん  どくん……

「熱ッ はう! ん、っくう〜〜〜! ふあぁぁ〜〜〜〜っっ」

  学園都市最強クラスの超能力者の口から、蕩けた嬌声があがった。
  15歳の女子中学生の口から絶頂したことを周囲に報せる。
  びゅるびゅるゼリー状のような粘度の高い精液が子宮の中に注がれる。
  その感覚がダイレクトに電流となって美琴のショートヘアが可愛い頭に伝えられ、少女の視界をフラッシュさせた。
591インデックスの大切なトモダチ:2012/04/22(日) 15:26:41.65 ID:j7kpaNXe
  数分後、収まったと思ったら再び当麻は美琴の膣内をグラインドさせて……今度は2往復くらいで子宮口に押し付けて「どっくん」と勢い良く射精する。

「ふぁ〜〜〜〜っっ!!」
「ハァ!ハァ!ハァ!と、とまんねえっ!……悪い!」
「ふぇ?」
「美琴、おれの赤ちゃん生んでくれッ!!」
「ふふ、良いよ……お母さんになるよ……だから、無茶はもう止めて……一緒に居させてぇ……はうっ。うあぁ、わかる!わたしの卵巣が喜んで『赤ちゃんのたまご』産んじゃう!」
「クッ、ごめん美琴!美琴〜〜!!」
「あう、う、動いちゃらめぇ、ふあああぁ〜〜〜っ」

  美琴は、長くて、やわらかくて、優しいあえぎ声を出して、イッたことを自分の背中にいる運命の恋人に教えてあげた。
  普段は明るくて活発で、能力の有る無しに関係なく、分け隔てなく接する、優しくて血から強い15歳の美少女はトプントプンと凄まじく臭い精液が注がれ続けている子宮の上あたりのお腹の上に手を当てた。
  やさしい手つきで摩ってあげた。我が子がそこに居るかのように……。

「あううう〜〜!良かった!!とうまとみことの命が結ばれたよ〜〜!」

  突然の声でハッと意識を戻すと、目の前で純白のシスター服を着たインデックスがへたり込んでいた。
  感動で涙を流し「えぐっえぐっ」と泣いている。
  美琴と当麻の目の前……、つまり、背面座位の目の前であるから……。

「ッ! や、やだぁ!インデックス見ないで〜〜!! やあぁぁ〜〜」
「い、インデックス!いつから、ていうか出てけ、グッ!うおお、美琴膣がしめつけられるぅッッ」
「ごめんなさい……教会に用事があるって嘘……」

 急にしゅんとして、涙をスソでグシグシ拭う。
  その仕草に胸が締め付けられる美琴。
  あれから巨大な事件が終り……当麻を通じて美琴とインデックスは仲良しになった。
  そして、当麻を巡って……とは言えないが、密かに当麻をより自分の方に向かせたいと考えていた。
  ある日、インデックスは当麻の背中を蹴って、美琴に押し付けた。物理的に。二人が振り向いたらもうその場に居なかった……。
  当麻の部屋には「しばらく戻らない」「わたしの大切なトモダチの美琴は真正面からとうまに伝えてあげて」という書き込みを残して。
  美琴は思った。インデックスを抱きしめてあげたい、優しくしてあげたいと。
  それを察してか、インデックスは優しく微笑んで答えた。
  聖母のように美しい、可愛い笑顔。

「まって二人とも動かないで」
「インデックス、なにを……」
「いいからいいから」

  そして、美琴と当麻の繋がっている部分から目を離し、白魚のごとき美しい手を差し伸べる。
  その前に、美琴にちょっと目を合わせると、  「うん」と頷いて美琴は手をどけた。
  美琴のその場所……美琴の、15歳中学生子宮のあるあたり、おへその下に、暖かい手を当てた。
  インデックスは小さく呟く……。
  遥か昔から続く呪文、宗教・文化・文明の違いを超えて唱えられたおまじない。

『この子に幸あらんことを……』

  短い、それゆえ普遍的で当たり前で、万国共通の祝福の言葉。
  手をどけ、子宮のある場所にインデックスは顔を近づけ「ちゅっ」と口付けをした。

「はあう……」

  ピクンと震え、可愛い声を美琴はあげ、その瞬間温かい気持ちになった。
  心がやさしさに満ち、とろけるような吐息をだす。
  当麻も感じた。それは魔術でもなんでもない、それゆえ実感した……。
  美琴と当麻の目から熱く、やさしい涙があふれだす。
  インデックスはそんな二人を間近で見て、自分が『禁書目録』であることを感謝した。心の底から……。
592名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 15:27:51.78 ID:j7kpaNXe
「あのね……みこと……」
「ん、なぁに?」
「この指輪を作ったんだ。別にそんなたいしたもんじゃないよ」
「また魔術をつかったもんか?」
  
  なら『幻想殺し』で効果が消されるんじゃ……。
  当麻はそう思ったが違った。それは変哲の無い、ただの銀の指輪だった。

「んん、違う。ただの銀の、美琴の小指に合うように造ったんだよ。魔術よりもっと基本的なことに従って造ったんだよ」
「うん、いいよ。はめさせて」

  美琴が指輪を見てみると、裏には呪文でもなんでもない言葉が彫ってあった。
  銀の指輪はピッタリ美琴の小指に収まった。
  キラキラ輝いて美しいと『これから夫婦になる少年と少女』は思った。

「ただ思いを込めて造っただけだよ」
「そっか、それじゃあオレの『幻想殺し』は意味無いな」
「そうだよ。愛は幻想じゃない……命の営みも幻想じゃないんだよ。『パパになることもママになることも魔術でも超能力でもなんでもない』。だから……」

  ふいにインデックスの姿が揺らいだ……。
  美琴と当麻はインデックスの名を呼んだが、もう消えていた……。
  指輪の裏に込められた言葉。

『良き父と母になる友へ贈る いつかその子と会える日を祈り』

【おわり】
593名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 17:47:31.15 ID:mQTmgKHO
>>592
いいエロ話だなぁ〜(/_;)
あと15歳アピールワロタw
594名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 23:40:02.30 ID:zywryWJ+
よかったけど凄く頭が悪そうな文章だな
595名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 09:42:42.82 ID:3lkcSjCl
頭悪くていいだろ
596名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 20:43:09.45 ID:F0EwNO8Q
投下するですよ

今回はステイル×ツンツン頭の少年(?)……
597名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 20:43:46.34 ID:F0EwNO8Q
 そこは小さな町だった。
 焼き煉瓦が積み重ねられて作られた小さな家々の壁は塩が噴出して白く濁っている。
 漁港であるこの町の近場で焼かれたのだろう。
 質の悪い煉瓦の町並みはもはやぼろぼろで人が住んでいるとは到底思えない。
 そして、少なくとも多少なりの人間が住んでいるはずなのに此処に人の気配はない。
 狂気を司る月が紅い。
 凶器のように赤い。
 狂喜してるかのように朱い。
 古臭いというよりは化石のような町並みを明々と照らしている。
 影絵のように切り取られたような町並み。
 しかし明かりは月ばかりではなかった。
 それを遥かに上回る光量と熱量。
 配置された無数のルーンが作り出す火焔巨人。
 魔女狩りの王。
 業火そのものである魔人を従えるのは天を突くほど背の高い漆黒の神父。
 くすんだ赤色の肩まで伸びた髪。ごついシルバーをすべての指に纏わせた両手。
 咥えた短い紙巻。
 苛立つ右の目の下にあるバーコード模様の刺青。
「さてさて。こんなもので終わりとか言わないでくれよ? 僕はまだ本気を出していない」
 イギリス清教必要悪の教会所属のルーンの魔術師。ステイル=マグヌス。
 うっとうしげに右手を上げ摘んだカードを放り投げるとそれは無音で空気を切り裂いてステイルの数メートル先の地面へと突き刺さる。
 瞬間、爆発した。
 業、という爆ぜる音。
 火山の口が開いたかのような衝撃。
 まるで固体のように濃密なそれはいくら幻想殺しといえども完全に殺すことはできなかった。
 少年は無様に吹き飛ばされる。十数メートルの距離を舞ってごろごろと地面に転がる。
 だが不思議なことに火傷一つ負っていない。負ってはいないがダメージがないわけではない。
 疲労の色は明らかだ。息も絶え絶えなほどに体力を使い果たしている。
 それでも、業火に照らされながら立ち上がる。
 ツンツンと髪の逆立った東洋人の少年。
 いかなる困難にもその不可思議な右手と勇気とで立ち向かい勝利してきた少年だが今回ばかりは分が悪い。
 もはや足はふらふらで立っているのがやっとだ。
 思考は瞭然としていて定まっていない。だが恐れも不安もない。ただ何かが物足りない。
 それを求めるように一歩前に進む。
 炎の音以外に何も聞こえない。
 闇がすべてを飲み込んでしまうかのよう。
 波の音すら聞こえてこない。
 東洋人の少年の荒い息遣いの音がうっとおしいほどに響く。飲み込まれない。
598名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 20:44:01.29 ID:F0EwNO8Q
「もうお終いか。いやはや、意外と呆気なかったな。ずいぶんと手加減をしたつもりだったが買いかぶりすぎていたようだ。
 この程度の男に苛立ちを抱えていた僕自身が許せないね」
 漆黒の神父は言って、咥えたタバコを摘んで少年に向かって投げ捨てた。
 暴、という音と共にタバコは無数の火矢へと変貌し少年を襲う。
 立っているだけがやっとの少年は必死に火矢を打ち消そうとするが右腕はたったの一本。
 数え切れぬほどの火矢に成す術はない。
 慟、と顔と腹と左腕と両足を火矢は焼く。
 戎、と皮膚が焼ける嫌な音がする。
 ぐあああ、と少年が悲鳴を上げて膝から前のめりに崩れ落ちる。
 だがしかし、よく見れば少年に火傷の痕はなかった。
 いくらか燻っているが水ぶくれどころか皮膚の変色すら見受けられない。
「ふん。別に殺すことが目的ではないからな。痛みで動くこともできないだろうけど命までは取らないよ」
 パチン、と神父が指を鳴らすとすべての炎が消失する。
 火焔魔人たる魔女狩りの王ですらも。
 決着はついた、といわんばかりに無防備に勝利者が敗者へと歩み寄る。
 だがそれは決して健闘を称えるためではない。
 少年の短いツンツン髪を掴んで引き起こす。ぶちぶちと髪が千切れる嫌な音がする。
 不自然に首を伸ばす形になって立たされる。
 圧倒的な身長差が少年のつま先から地面を奪う。
「殺しはしない。が、屈服してもらおう。僕をイラつかせたんだ。それ相応の代償は必要だろう?」
 言って、すべての指にごついシルバーリングを纏わせた指が少年の服を引きちぎった。
 引き締まった、そして数え切れぬほどの戦いで負った無数の傷跡を残す肌と肉。
「ずっと君が気に入らなかった。あの子の傍にいる君が。だが憎しみは反転する。
 不可思議なことにね。いつしかあの子ではなく君を支配したいと思うようになった」
 神父の瞳に暗い欲情の炎が宿る。それはまさに這いよる原始生物のような凶った本能。
 戦い、疲労し、そして敗北した少年に逆らう術はもう何もない。
「勝利とは奪い取ることだ。陵辱しつくすことだ。支配し君臨することだ。さぁ、代価を支払ってもらおうか」
 何一つ動作を起こさずに、少年の服もズボンも靴も下着さえも焼け消えた。
 ただ産まれたままの裸の姿に変換される。
 それなのに、彼の股間は隆々と勃起していた。
 疲労によるものか、生命の危機に本能が暴走したのか。
 ただ口元にはまるで何か探していたものを見付けたようなどこか満足げな笑みが浮かんでいた。
599BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/24(火) 20:46:37.44 ID:F0EwNO8Q
「やったー! 作業完了ー!」
 目の下に大きな隈を作り髪飾りの造花も萎れているように見えるほど憔悴しているショートカットの少女。
 初春飾利はそれを吹き飛ばすように大きな声を上げて両腕を突き上げた。
 飴玉を転がすような甘い声色が歓喜に震えている。
 彼女は今パソコンの前に腰掛けている。
 画面には
『受信完了しました。お客様の原稿を受付ました。十日程度でサンプルが届きますので落丁等をご確認ください』
 とブラウザが表示されている。
 黒髪ロングヘア、白い花のヘアピンが愛らしい元気たっぷり少女、佐天涙子が白いリビングテーブルから顔を上げて引きつきながら微笑む。
 初春と同じように精根尽き果てた様子だ。
 テーブルの上にはカラス口やら使ったペン先を入れておくビンやら製図用インクやら墨汁やらトーン指定用の青鉛筆やらが無数に転がっている。
(青鉛筆の色はスキャナがほとんど拾わないのでトーン指定などに良く用いられる)
 更に言えば佐天涙子の顔にはトーンの切れ端がいくつか張り付いていた。
「お、おつかれー」
 それだけ言って、ばたんと力尽きる佐天。
 スキャナに挟み込んでいた原稿を纏めて角一の茶封筒に収めながら初春が苦笑する。
 二人とも学校指定のジャージ姿である上に丸一日シャワーも浴びていないため女を捨てている状態だ。
 それでも髪飾りもヘアピンも外さないのだから彼女たちなりのオシャレは貫いているのだろう。
 ここは初春飾利の寮である。
 春上衿衣が枝先絆理との共同生活を送るためにこの部屋を出て行ってから一人暮らしをしている。
 中学生の寮では二人一組の共同生活も多いのだが風紀委員として帰宅時間が不定期になりやすい初春飾利はちょっとした特例だ。
 そういう意味では無能力者で何も役職についていない佐天涙子も一人暮らしなのが不明だが。
 二人は人には言えない共同の趣味を持っている。
 腐女子なのである。男同士の恋愛が大好きなのだ。
 まだ中学一年生の癖に女性向け創作活動を行っていてそれなりに人気があるサークルでもある。
 初春飾利の職場の同僚であり常盤台のお嬢様で空間移動の大能力者・白井黒子に言わせれば、
「男同士なんておぞましいだけですの。むしろ乙女同士の愛こそが本物の愛ですのに」
 ということなのだが彼女の言うことは基本的におかしいので気にしてはいけない。
 ホモが嫌いな女子なんていないのです。ただしビアンは除く。
「ふふふ……学校行きながら木金土の三徹は結構きついわぁ」
「佐天さん頑張りすぎなんですよ」
「だってぇ。初春が風紀委員の仕事あるからさぁ。そのぶん私が頑張っておかないと原稿上がらないじゃん」
「もっと計画的に前倒ししておけばいいんですけどねぇ」
「無理無理。学生は忙しいのだ。赤点ぎりぎりの私には試験勉強をサボるわけにはいかないのだよ、初春」
「佐天さん、私より勉強しているはずなんですけどねぇ」
「はははは。露骨に馬鹿だと言われてしまった」
「ち、違いますよ!」
 ピンクのスリッパを引っ掛けながらキッチンで二人分のコーヒーを沸かす初春を徹夜のしすぎてテンションのおかしい佐天がからかう。
 圧倒的なまでに陽性の佐天とどちらかといえば大人しい初春という二人の関係は大抵こうなるのだ
600BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/24(火) 20:47:13.95 ID:F0EwNO8Q
 佐天涙子も色々コンプレックスを抱えているし初春飾利も熱血漢(乙女?)の部分はあるのだが彼女たちの日常は得てしてこういうものだ。
 頬に張り付いたトーンの四十番を剥がしながらぼさぼさになった髪を気にする涙子に飾利は言う。
「なんか、終わってから言うのも何なんですけど、佐天さんのお話凄く良くなってますよね。なんていうか幻想的でありながらリアルで。
 絵も綺麗になってきているし。今回も売れますよ。ホームページで告知しておかないと」
「あー、やらしいなぁ。売り上げのことなんか気にしちゃって。お金儲けに敏感なんだから」
「違いますって!」
 尖った顎をテーブルに立てにまにま笑って佐天がからかうと火のついたように真っ赤になった初春が両手を振って否定する。
 そんな彼女を見て相好を崩したままの佐天がふと表情を改める。
「お金儲けが好きなのは私か。マネーカードとかずいぶん拾ったし」
 これって拾得物横領だよね、と言いながらこてんと首をテーブルに横にすると髪がふわりと広がる。
 そんな彼女を見て風紀委員であるはずの初春は苦笑しながらも言った。
「でもあのマネーカードのおかげで色々と揃えられたんですよね。漫画用の道具だって私たち一般の中学生には大きな出費です」
「だねー。刷るのだって只じゃないからねぇ。ただ好きな話だけ考えて萌え萌えできるだけでいい、って訳にはいかないし」
「でもファンの人からお手紙貰うのとか、作る側にならないとわからない喜びですよ。それだけでも私は創作活動してる意味あると思います」
「にゃははは。他のサークルさんともお友達になれるしね」
 繰り返すが徹夜明けである。
 初春は流石に三徹もしていないがそれでも徹夜明けである。
 どうしたってテンションはあがる。
 一仕事終えたばかりだという喜びもある。
 ほかほかの湯気の上がるマグカップが涙子の前に差し出される。
 ありがと、と小さく言って原稿を汚さないための白い手袋を脱いでピンクのウサギのプリントの入ったマグを両手で抱えた。
「あふぅ。生き返るぅ」
 砂糖三杯入ったこってりと甘くて熱いコーヒーをふうふういいながら飲む。
 熱いのも贅沢だと痛感させられる一時。
 脳が甘いものを欲しがっていたということもある。
 だが成長期の、そして徹夜あがりの少女の脳みそにはこれっぽっちの糖分では不足なのも現実だ。
 佐天は満足したように飲み干したが、直後に少しだけ柳眉を顰めて眉間に皺を作ってみせる。
「んにゃー。ちょっと物足りないかな」
「もう一杯飲みます?」
「うんと、そうでなくてさ。チョコレートとかアイスとかないかな? 昨日から何も食べてないじゃん。甘いもの食べたい」
「ないんですよ、すみません。家に置いておくと節操なく食べちゃってにきびができちゃいますんで」
「そっかー。面倒くさいけどコンビニで買ってこようかな?」
 初春飾利が厚手のカーテンを見ると早朝の如何にも爽やかです、という光が漏れている。外は快晴のようだ。
 壁掛け時計を見上げれば朝の六時。別段女の子が出歩いても危険な時間帯ではない。
 それにコンビニは結構近いのである。往復徒歩でも十分とかからない。
「じゃあ、私行ってきますよ。佐天さんは少し休んでいてください」
「いいの? あ、じゃあさ。ふてぶてしいんだけどお風呂借りていいかな? ちょっとお肌べたべたするし髪も汚れてると思うんだよね」
「いいですよ。着替え持ってきてますよね?」
「初春も入るよね? お湯張っていい?」
「遠慮なんかしないでくださいよ。熱いお風呂入ってすっきりしましょうよ」
「ありがと。じゃあさ、掃除もしておくから。トーンの切れ端とか削りカスとかいっぱい落ちてるし」
「いいんですか? すみませんね。じゃあ、朝ごはんも奢っちゃいますよ。コンビニのお弁当ですけど。昨日から何も食べてませんしね」
601BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/24(火) 20:47:49.87 ID:F0EwNO8Q
 徹夜明けの上に断食で少々胃が荒れているのも事実だが、こんなときにコーヒーを飲んでしまう二人である。若さは食欲を優先させる。
 初春は簡単にワンピースに着替えて髪をブラッシングして玄関に立った。所要時間実に三分。
 その間に佐天がお風呂の自動張りボタンを押す。押入れから掃除機を取り出す。勝手知ったる他人の我が家である。
 用具を自分の鞄と初春の書棚に片付けながら佐天涙子が玄関の初春飾利を見遣る。
 にっこりと笑った。
「いってらっしゃい。のんびりしてきていいよ。部屋漁るから」
「……早く帰ってきますからね。見られて困るものとか別にないですけど」
「一緒にお風呂入る? 初春のえっちなの見付けてさ。うぃんうぃんいうやつとか」
「ありませんから!」
 初春飾利は僅かに額に青筋を立てながら玄関の扉を開けて出て行く。
 十秒。二十秒と佐天は立ちすくみ、三十秒を経過した時点でにやりと笑った。
「んふふっ♪ 当然、あっさるよねー。ないわけないんだよねー。腐女子の初春が何も隠してないわけがないんだよねー」
 何度も繰り返すが徹夜明けでテンションが高いのだ。
 ましてや佐天涙子は噂話のように隠されたものを見つけ出すことが大好きである。
 ぱぱぱ、と簡単に作画用具を片付けてざぁっと掃除機をかけてテーブルを拭いて後片付けを済ましても五分とかからない。
 湯船にお湯が張る告知メロディもまだ鳴っていない。
 ざっと部屋を見る。
 二段ベット。下は物置になっている。
 パソコン。複数台が置かれていてその脇に「パソコン用具」と書かれたダンボールが置いてある。
 勉強机には参考書が整えられて置いてある。
 本棚には埃がかからないようレースカーテンが取り付けられていて中にはBL本が何十冊も納められている。
「ぴーんっ」
 新しい悪戯を思いついた子供の目で瞳を輝かせながら佐天涙子がパソコンに近づいた。
 ベットの中は怪しすぎて逆に何も置いていないだろう。
 勉強机に変なものを置くような性格でもない。
 本棚はBL本がいっぱいあるが佐天が勝手に手を伸ばす可能性がある。
 となると答えは自然と決まってくる。
 ダンボール、ではない。
 そちらは囮だろう。
 パソコンラックの下に置かれているパソコン本体。
 キューブ型とスリムタイプのパソコンが置いてある。
 スリムタイプは電源が入っておらずカバーもスイッチ一つで外れる構造だ。
 つまり。
「お宝はここだよねぇ」
 スイッチを押すとサイドカバーが外れた。
 内側には電源もマザーボードも入っていない。
 すかすかの空間。
 そして小さく丸められたピンク色のコード。
602BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/24(火) 20:49:12.97 ID:F0EwNO8Q
「あははっ。初春ったらやっぱりむっつりだ」
 手を伸ばして引き出すとそれはピンク色のローターだった。しかも三つ。
 延びたコードの先の電源を押すとぶぶぶと鈍い音がする。
 さらにはドレッシングのビンのようなものもあった。中にはどろりとする液体。ローションだ。
 到底中学生の女の子が持つものとは思えない。
 にんまりと笑う佐天涙子。だが取り出したお宝は丁寧に元の形に収めてパソコンカバーも元に戻す。
 カードは手に入れた。だとしたら焦ることはない。
 初春飾利には少々抜けているところがある。風紀委員の勤務中に甘いものに誘われてしまうという意思の弱い部分もある。
 快楽主義的な一面があるのだ。楽観主義でもあるのだ。
 警報機でもなんでも仕込んでおく、という概念がない。
 それだけ善人なのだ。
 そして佐天は初春のそんな部分が嫌いではない。と同時に利用することに躊躇いはない。
 別に佐天が悪人というわけではなく、初春との距離感の問題である。
 自分の好きなことは初春も好きに違いない、という依存に近い信頼があるのだ。
 佐天涙子は独り言つ。
「ローター三つってことはやっぱりお尻にも興味あるんだろうねぇ。腐女子だし。だとしたら経験って重要だよねぇ」
 徹夜明けとは思えないほど爛々と瞳孔を輝かせて佐天涙子が笑う。その場でくるっと一回転してお姫様のように踊る。
 ふわりと長い髪が開いた。
「膜は大切に取っておいてあげるとして、お尻で経験させてあげればきっと漫画も面白くなると思うよ?」
 誰に聞かせるというわけでもないハイテンション。
 ニコニコ笑いながら携帯電話を取り出す。
「起きてるかなぁ。日曜の朝だからまだぐっすりかもね」
 か行を検索。発見。すぐさま呼び出す。
 十数回のコールのあと、相手が出た。
 眠そうな声で不満を訴える相手を無視して簡単に状況を説明する。初春の寮の住所を伝える。
「うん、初春。知ってますよね? うん、初物ですよ? 賭けてもいいってば。
 すっごく可愛い子ですし。大丈夫大丈夫。お尻に興味あるのは間違いないんですよ。
 あ、でも膜破っちゃダメですよ? いいじゃないですか。御坂さんと私のだけじゃ足りないんですか?
 ――うん。そろそろあげようかなぁって思ってたんです。好きになっちゃったし」
603BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/24(火) 20:49:28.09 ID:F0EwNO8Q
 生まれたままの姿で頬を染めながら佐天涙子が妖艶にけらけらと笑う。
 携帯を持ったまま、リビングという生活空間で服を脱ぎだす。
 片手でジャージのファスナーを開ける。ひらりとあけて簡単に脱ぐ。すとんとズボンを落とす。
 桜色の下着を纏った白く染め抜かれたような細い肢体が現れる。
 中学一年生とは思えない肉付きのいい肉体。細い四肢と裏腹に手に余るほどたわわに実った二つの乳房と丸い尻。
 圧倒的に狂うほどの陽性の笑みを浮かべながら下着姿で踊るように一回転する。
「ローションはあるけど一応準備してきてくださいね? 昨日から栄養補給ゼリーぐらいしか食べてないから空っぽだとは思うけど。
 なんだったらお風呂で洗いっことかして確かめておきましょうか?」
 脱いだジャージを空いた手で引っ掛けて持ってきたスポーツバックの上に落とす。
 バックから替えの下着と着替えとを取り出す。
 もっとも、すぐ脱ぐかもしれないけれども。
 ちょうどタイミングよく「お風呂が沸きました」という告知音。湯が張り終わったようだ。
「じゃあ、また後ほど。
 テンション高いって? あはは、三徹したんですよ。もう、本能暴走状態。ひーはーってなもんですよ。
 え? そうですそうです。新作描きあげたところです。今回も楽しく描けましたよ。
 え、ええ。大丈夫ですって。私若いんだから。体力問題なし!
 ええ? いいじゃないですか。ホモが嫌いな女の子なんていないんですよ。
 モデルと本人の人格は別ですってば。肖像権分私の身体を楽しんでるでしょ? 私も楽しんでるんですけどね。
 可愛いセックスフレンドの我儘ぐらいきいてくださいよ。こんな都合のいい女の子っていないと思いますけどね」
 きょとんとしたり甘えてみたり戯けてみたりと百面相を繰り広げながら佐天涙子がけらけらと笑う。
 赤く頬を染めながら瞳を泳がせている。
 実に楽しそうだ。
 根が奔放な快楽主義者である佐天涙子にとっては楽しみでしょうがない出来事がこれから待っている。
 通話を切って携帯を折りたたんでスポーツバックの上に放り投げて、下着と着替えとを抱えて初春家の浴室へと足取り軽く向かう。
 丁寧に身体の汚れを落として脂っぽくなった髪を整えよう。
 年相応の無邪気さと年齢以上に甘酸っぱい相貌を両立させた佐天涙子は鼻歌交じりで浴室に足を踏み入れた。
60436-355:2012/04/24(火) 20:54:23.89 ID:F0EwNO8Q
……ではなくてステイル×謎の少年のBLを描いている佐天・初春の話です
二人分だから中・後編になると思います
人気BLサークル「アイテム」VS「レールガン」の骨肉の争いと資料・取材として裸にむかれて絡まされる男二人の苦悩とか考えてたけど無理でした
できるだけ近いうちに中編をあげたいと思います
605名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 22:39:31.72 ID:f+wGpBmv
>>604
よし、黒子出番だ!

>15歳
???「15歳、15歳、15歳!そんなに15歳がいいのかぁーー!!」
浜面「わかった!わかったから落ち着け!な?」
606名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 11:58:27.01 ID:SxQ9AokR
五和さんと上条の話って少ないよな。普通にラブコメ風味の純愛物を見てみたい。
神裂さんや美琴ネタは結構あるけど。

607名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 23:11:48.21 ID:jxSey1uc
>>604
この一ヶ月で随分と書いてるね
スレも賑やかになったような

なんかか行のひとは絡んじゃえばいいと思う男同士で
読みたくないけど

>>606
ねだるな勝ち取れされば与えられん
60836-355:2012/04/26(木) 13:12:19.69 ID:+b0Zb5K0
中編投下します
昼のうちに終わらせるつもりだったんだけど少々ずれた
609BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:12:58.93 ID:+b0Zb5K0
 ―――ん……あふん……ちゅぷ……じゅる
 遠くから何かを啜り上げるような粘ついた音がする。
 身体はすーすーと涼しいのに下腹部だけが妙に熱い。
 眠りと覚醒との間の心地よい揺らぎの中でゆっくりと初春飾利の意識が覚醒していった。
(あれ……寝てたんですかね……お風呂、入ってたような……)
 深いところから浮かび上がる感覚。両脚の間にもどかしい何かを抱えながらうっすらと瞼を上げた。
 白く明るいいつもの天井模様が飛び込んでくる。
 目を擦ろうと手を動かそうとするとがちゃという金属音と共に腕を動かすことができない。
 意識を向ければ両腕は背中で括りあわされていた。手首の辺りの冷たい感覚は文字通り金属の何かだ。
 身体は横になっている。
 ふと自身の身体を省みればなんということか、一糸も纏っていなかった。
「えええ!!??」
 クリアになった意識が初春の知性を呼び戻す。しかし知性は現状を認識できなかった。
 ちゅるん、という粘ついた音が終わって、よく聞いた声が響いた。
「起きたんだ、初春。お風呂で眠りこけててここまで引っ張ってくるの大変だったんだから」
 顔を動かしてみればそこには裸の佐天涙子と裸の男とがいた。
 火照って緩んだ顔は紛れもなく佐天涙子。
 長い黒髪。自分と同い年とは思えないほどたわわに実った胸の果実。
 だがもちろんのこと、彼女の裸を見たのは初めてのことだ。
 そしてなにより。
 もう一人いる男。
 黒いツンツン髪で目元の垂れたどこにでもいそうなごく普通の容姿の少年。年は高校生ほど。
 ばつの悪そうに頭を掻いているが身を隠そうという仕草はない。
 学園都市の誇る七人の超能力者、第三位であり二人の一つ年上の友人が惚気まくっている無能力者。
 そして学園都市のBLファンの間では彼のことを知らない人間はいないという有名人。
「か、上条さん! なんでここに! っていうか、何してるんですか二人とも!!??」
 上条当麻だった。
 後ろ手のまま、それでも状態を起こす初春。
 トレードマークの咲き乱れる髪飾りはつけていない。
 驚愕し困惑する初春を前に佐天涙子は悪びれもせずに答える。
 愛らしく微笑む少女の姿は繋げる台詞とはあまりにもミスマッチだった。
「裸の男と女がすることなんて一つしかないでしょ? 初春はそれもわかんないほどネンネだったのかな?」
610BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:13:27.85 ID:+b0Zb5K0
 言って、座り込んでいる上条の膝の上に頭を乗せて屹立するペニスを口に含んだ。
 どうやら二段ベットの上に敷いてあった布団やら来客用の寝具やらを床に広げて空間を作っているらしい。
 完全な裸になっている上条の一物を舐めながら視線は初春を見ている。
 唇に絡んだ唾液を小さな舌で舐めとり微笑む。
 てらてらと光るペニスとの違和感すら覚える組み合わせ。
 しかし凶器のようなその男性器をまるで氷菓にでも見立ててるかのように佐天は美味そうに舐める。
「何してるんですか! 何してるんですか! 私を裸で拘束したりとか、犯罪ですよ!」
 顔を真っ赤にして、それでも視線が釘付けになってしまった初春飾利。
 必死に現実を否定しようと大声を張り上げる。
「ん? いいボーイズラブ描くためにはそれなりの経験が必要だってことをね、教えてげようかなって。
 初春はおちんぽの描き方だって間違ってるからね。なまらおかしいから取材させてあげようかなって」
 遊びに来た親戚を家に泊めるような気楽さで佐天涙子が笑う。
 口唇愛撫に没頭しつつも初春が恥ずかしがっていることを楽しんでいる。
 先端に伸ばした舌で舐りながら唾液塗れの肉竿を白い指で扱く。
 黒く長く艶やかな髪が上条の太股に広がって、くすぐったいのか筋肉が微妙に強張った。
「んぐっ!」
「あはっ! 当麻さんのおちんぽぴくってなった……可愛いでしょ、初春?」
 愛撫に悶える少年と恥辱に悶える友人とを交互に見遣って佐天が嬉しそうに眼を細める。
 熱い血潮の通ったペニスに頬擦りする中学一年生。
 つめの先で裏筋を引っかきながら亀頭先端の尿道口に舌を這わせる。
 去年までランドセルを背負っていたとは思えないほどのテクニックで上条を焦らす。
 上条が感じるツボは心得ている。それでもそこは責めない。からかうように甘えているのだ。
「初春は精液の味知らないでしょ? 男の人ってどこが感じるのかも知らないでしょ?
 おちんぽの画像そのものはネットでいくらでも無修正漁れるけどさ、やっぱり一次資料ってものを作るのには大切だと思うんだよね?」
 勝ち誇ったかのような笑みを浮かべる佐天涙子。
 徹夜明けのテンションの高さは脳に過剰のドーパミンを放出させている。
 切なそうに疼くペニスに指を絡めながら上条の膝から頭を上げる。
「だから少しぐらい経験させてあげようかなって。
 あ、うん。大丈夫。初キスも膜もとっておく約束だからさ。
 やっぱり最初は好きな人がいいよね?
 今回はお尻だけだよ。大丈夫、当麻さんアナルセックスすごく上手だから」
611BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:14:15.82 ID:+b0Zb5K0
 一回だけペニスを扱いて、佐天涙子が立ち上がる。
 すらりとした四肢。肉付きのいい肢体。あどけない容貌。濡れた烏のような黒い髪に相反するかのように抜けるほど白い肌。
 その股間には茂みがなく割れ目がくっきりと見える。そして光を反射していた。
「ひぃっ」
 親友ではない。化け物を見た。まさにそんな表情で初春飾利が後ろに逃げようとする。
 しかし腰が抜けていた。
 ぞわぞわと全身に鳥肌が立つ。
「ひっどいなぁ。私のことそんな目で見るなんて。親友じゃない、私たち」
「し、親友だったらこんなことしません!」
「大丈夫大丈夫、怖くないって。すっごく気持ちいよ? ローターだってね、自分で使うのと人にされるのじゃ全然違うんだから」
 ぎく、と初春の動きが硬直した。
 ぎぎぎ、とオイルの切れたブリキロボットのような不自然な動きで首をあげて佐天を見る。
「な、何を言ってるんですか?」
「あれぇ? ローター五つも持ってるのに使ったことないなんて言わないよね?」
「五つも持ってません!」
「へぇ? 持ってるのは否定しないんだ」
 唇の端っこを釣り上げて笑う佐天に初春はしまったと自分の間抜けさを呪う。
 つかつかと歩み寄る佐天に瞬間四肢を硬直させる初春だったが佐天は初春を通り越してさらに部屋の奥へと足を運んだ。
 思わず視線で追う。
 すると迷うことなくパソコンラックの前で座り込んだ。
 尻をこちらに向ける形で蹲踞の姿勢になって、自然肉が割れて淡いピンク色の窪みが見える。
 しかし佐天はそれを気にする様子もない。
「ここに三つ、入ってたよね?」
 ぽんぽん。
 叩いてるのはスリムタイプのパソコン。
 さぁ、と初春の顔が青ざめる。
 ぱちん、とサイドのふたを開けて佐天が手を突っ込んで取り出すとそこには三つのローターが握られていた。
「すげぇな。最近の中学生ってみんなこうなのかな」
「私は違いますってば。オナニーで道具なんか使いませんし」
 呆れたような上条の声に佐天が他人事のように答える。
 その会話に、舞台装置でなかった上条が人間だということを初春は今更のように思い出す。
612BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:15:03.92 ID:+b0Zb5K0
「上条さん! なんなんですか、これ! 御坂さんが悲しみますよ!」
 赤くなったり青くなったりした顔を怒気に染めて初春が絶叫する。
 このままではどうなるのか、交渉する手段は。
 テンぱった脳が導き出した回答法が上条を糾弾した。
「んー、まぁ、アイツには秘密にしてるんだけど」
 ぼりぼりと右手で頭を描く少年に悪びれた色はない。
 むしろ巻き込まれたんだと言わんばかりの表情をしている。
「私から誘ったんだよ、初春」
 ローターを手に取ったままの佐天が初春の背後に立った。そのままとん、と初春を押し倒す。
 きゃ、と短い悲鳴を上げた彼女の肩を佐天涙子の両手が抑えつけた。
 後ろに回された手が潰されて腰にあたる手錠に痛みを覚える。
「なんていうかさ、私たちボーイズラブ大好きじゃない。ネタにしてるわけじゃない。
 もちろん妄想と現実は別物だけどさ。上条さんと知り合いになっちゃったから居心地悪くてさ。
 あとはえっちなことに興味もあったから持ちつ持たれつって感じ?
 御坂さんには悪いんだけど私は二号でもいいし寝取るつもりもないって割り切ってるから勘弁してもらおうかなって」
「そんな勝手な言い分、言い訳にすらなりません!」
「あんまり深く考えると頭でっかちになっちゃうよ? ただでさえ初春は頭重いんだから」
 ふふんと澄ました佐天の愛らしい顔。
 組み伏せられて見つめあって、何故だか初春の心臓が痛みを覚えた。
 恥じらいやら怒りの気持ちが甘くぬるくなってくる。
 しかし、ちゃらっと目の前にぶら下げられたそれを見て初春に衝撃が走った。
 大人のおもちゃ。ローター。
「使い方は知ってるよね? 私も誰かにしてあげるのは初めてだけどされたことはいっぱいあるから安心して身を任せてね♪
 お尻も気持ち良くしてあげるから♪」
 すいっちを入れてぶぶぶ、と鈍い音でうねる。
 ウズラの卵ほどのプラスチックの球体を聴診器のように初春の小ぶりな胸に押しつけた。
「ひあっ!」
 緊張しているのか、触れた瞬間初春の乳肉がぴくんと跳ねた。ローターよりも薄い色のピンクの乳首がつんと張る。
 振動でぷるぷると震える。
「うひゃあんっ!」
 にやにやと軽薄な笑いを浮かべた佐天が自己主張する乳首にローターを触れさせると素っ頓狂な悲鳴をあげて初春の腰が浮いた。
613BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:15:43.22 ID:+b0Zb5K0
「ちょ、ちょっと待ってください! いや! 刺激が強すぎるっ!」
「慣れているはずなのに不思議だよねぇ。うんうん。いや、私はこれでオナニーしたことないけどさ。
 やっぱりしてもらうほうが何倍も気持ちいいよね」
 性感帯は急激過ぎたのだろう。だが佐天は反省しない。背中をくねらせながら暴れる初春の姿が面白すぎる。
 自分の手で親友を感じさせているというシチュエーションに心臓が高鳴る。
 乳首の勃起に釣られて盛り上がる淡い乳輪にもローターを力強く押しつける。
「だからっ! それダメですってばっ! ダメですっ!!!」
 過剰なまでに反応する親友の敏感な身体。白い肌に汗が浮かび上がってくる。
 少しだけ離して触れるか触れないかの接触で振動を味あわせると焦らしているかのように細い肢体が踊り狂った。
「こらこら、初春。逃げないでよ。うまくできないってば」
「できなくていいんですっ! あひんっ! いや、感じちゃいます!」
 佐天に抑えつけられながら爪先と後肩でブリッジして綺麗なアーチを描く。
 奥歯を噛みしめて快感を堪えようとして、身体を左右に動かして、子供のようにじっとしていられない。
 佐天は喉が乾いていくのを自覚しながら両方の乳首を交互に嬲った。
「あ……あひぃ……ひぅあぅうっ」
 右に左に顔を動かして逃れようとする初春飾利。だが逃れられない。
 わなわなと唇を震わせて端からよだれを垂らす。うるうると涙を貯めた眼窩から一筋涙が零れた。
「こ、これ……凄すぎる……いつもと全然違う……」
 思わず漏れた不用意極まる発言に初春は気付かない。
 にんまりと勝ち誇る佐天には息もできないほど乱れる初春を休ませてあげようという心遣いなどない。
 汗で張りついた前髪を整えてあげながら初春の耳元で囁く。
「脚、開いて……まだローター二つもあるんだよ? おまんこもお尻も可愛がってあげるから」
 快感が強すぎて思考が麻痺してしまったのだろう。
 優しげな言葉に初春の肉体は佐天の言葉通りに従う。
 乳房と呼ぶにも小さい胸を呼吸で上下させながら虚ろな視線で初春が佐天を見た。
「ほら、おっぱいは自分でしてね? そのかわりもっと気持ち良くしてあげるから」
 振動するローターを手に握らせると佐天は汗で輝く柔らかそうな脚線を付け根まで広げる。抵抗する力はない。
 膝を立たせて開いた両足の間に身体を滑り込ませる。
614BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:16:21.51 ID:+b0Zb5K0
「おお! これが初春の処女まんこかぁ」
 透明で粘度のある液体が内腿に撒き散らされている。
 淫裂の周囲や脚の付け根、果てはお尻の谷間まで濃厚な蜜が垂れ落ちていた。
 その狭間で息づく花弁は色を纏っておらず陶器のように滑々としている。
 ボーンチャイナのような光沢には無毛であることが当然のように見える。
 その下、お尻の谷間に円周から中心に皺を刻む愛らしい蕾があって、ひくひくと物惜しそうに膨らんだり萎んだりしている。
 感心したかのようにじっと見つめていた佐天ははっと気付いてローターを二つ手に取った。
「いやいや、見とれちゃったよ。綺麗だね、初春」
「へぇ、上条さんにも見せてもらいたいな」
「ダメですって。今、初春は私のものなんです」
 華奢な中学生二人のロータープレイにペニスを限界近くまで勃起させた上条が悔しそうに言うと佐天がそれを窘める。
 しかし初春には二人の声は聞こえていないようだ。
 切なそうに腰をくねらせて次の刺激を待っている。
 手にローターを持ってはいるものの、どうやら自分で胸に押しつける気は無いようだ。
「じゃあ、いっくよー」
 肛門付近までべとべとになっていることを確認して、佐天が二つのローターのスイッチを入れる。振動は弱、だ。
 ピンク色の卵がうねって振動音を立てる。
 乳首よりも敏感な二つの場所へ慎重に丁寧にローターを近づけた。
 潤滑油には足りている。
 一つのローターは肛門の皺をなぞり、もうひとつは大陰唇の右側をなぞる。
「あんっ……うぅ……やぁ……」
 初春の声に苦痛の色は無い。
 飴玉を転がすような甘い音色。
 うっとりと眼を閉じて快楽に身を任す。
 異常すぎる状況だが快楽がそれだけ強いのだろう。小ぶりな胸が上下している。
 一人残される上条も二人の様子にペニスを疼かせている。
「どう? 気持ちいいでしょ、初春」
「んくふぅ……気持ち、いいですけど、なんか、わかんない、です……すぅごく、身体の奥まで、びりびり、してぇ……」
 尻肉と内腿とが強張る。痙攣するかのように初春の肉体と声とが小刻みに揺れる。
 悩ましく息を吐き腰をくねらせ強請るように脚を開く。
 ぱくぱくと口を開くかのような膣口と肛門とが切なそうに疼いてより強い刺激を求めている。
615BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:17:14.29 ID:+b0Zb5K0
「慣れてるんだねぇ。お魚みたい。いっぱい食べさせてあげるね」
 言って、つぅと押し込むと二つの小型ラグビーボールはそれが当たり前だと言わんばかりに半分ほど飲みこまれる。
 コードを引っ張って抜こうとしても二つの場所を支配する括約筋が締め付けている。
 快感を与えてくれるおもちゃを逃すまいと訴えている。
「すっごぉい。初春のおまんことお尻、ローター二つも咥えこんで。まるで吸いこんでるみたい。本当にえっちなんだなぁ」
「違う……違いますっ! わたし、えっちなんかじゃ……あひゃっ!」
「無理無理。説得力無いよ? ほら、言ってごらん? どこにローター入ってるのか」
「いや、そんなの恥ずかしくて言えません!」
「言わないと抜いちゃうよ? 気持ちいいのやめちゃうから」
 ぐり、と佐天が二つのローターを同時に捻じる。ひぃん、と切なそうに初春飾利が啼いた。
「ほらほら、抜いちゃうぞ? 抜いていいのかな?」
「い、言います! おまんこと、お尻です!」
「ん? お尻? あなるって言いなよ。あ・な・る」
「いやぁ! そんな変な言葉!」
「抜いちゃうぞ? それとも押し込んでほしい?」
「い、言います! 言いますから! アナルに入ってます! ローターがアナルに入ってるんですっ!」
 二つの敏感な場所を同時に責められて、言葉でも責められて、初春が仰け反る。
 胸でも相当感じていたがやはり性密度では二つの穴は相当に上回る。
 もともと自分でも開発をしていたこともあってか、全身を汗まみれにしながら暴れまわる。
 がちゃがちゃと後ろ手の手錠が音を立てる。
「素直な初春は好きだよ。ご褒美あげるね」
 暴れる肢体を無視して佐天は二つのローターをぐいっと押し込んで完全に飲み込ませてスイッチを強に切り替える。
「あひゃあああああっ!!! だ、ダメです! それ、だめだめっ!!!
 ひぃぃいいいいいっっっつつぅうっっ!!! おかしくなるっっ!!! おかしくなりゅっ!!!!
 おまんこイくっ!!! あなるイくっ!!! いやぁ、どっちもいっちゃうぅうっっっ!!!」
 感電したかのように全身を震わせながら初春が絶叫する。
 ひくつく二つの穴がローターを舐めしゃぶりぎゅうと咥えこむ。
 これまで自分を慰めるだけでは決してたどり着けなかった大きな絶頂の波に飲み込まれて大きく肉体を跳ねさせる。
 そして、重力に引かれて落ちると二つのローターはちゅるんと排泄された。
 絶頂の大きな波になお飲まれながら初春は床に沈み込む。
 ぜいぜいと荒く息をつく初春の瞳にはまだ理性は戻らない。
616BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:31:23.13 ID:+b0Zb5K0
 三つのローターのスイッチを切った佐天は、
「これじゃ三つも必要なかったかな」
 と呟いて上条を見遣った。
 憮然とした表情の上条が、
「だったら言えよ。手伝ってやったのに」
 と言い切る。
「ダメですよぉ。そんなにおちんぽ膨らませた上条さんが初春に近づいたら何するかわかりませんから」
 場所を変えて初春の頭の横に座った佐天涙子が初春の頭を膝の上に乗せる。
 汗で乱れた初春の髪を整える。
 撫でられるような感覚に理性の戻ってきた初春がだらしなく緩んだ笑顔を見せた。
「どうだった? 初春。自分でするのと全然違うでしょ」
「そうですけど……でもこんなの犯罪ですっ! 手錠はめて無理矢理イかされて、レイプじゃないですかっ!」
 切なげな光を瞳に宿しながらも悔しそうな顔をして初春が不満を述べる。抗議する。
 うーん、と初春の頭を撫でながら佐天は困った顔をした。
「でも、いい経験になったでしょ。これでレイプ物描けるようになったかもよ。
 嫌がっているのに肉体は感じてしまうなんて初春の大好物じゃない」
「んもうっ! 佐天さんっ!」
 顔を真っ赤にした初春がぷくぅと河豚のように頬を膨らませる。
 涙目になりながらの抗議も立て板に水と流されてしまう。
「それにさ、本番はまだだし」
 え、と初春が唖然とする。大きく目を見開く。瞬間、恐怖に染まった。
 がくがく震えながらこの場にいるもう一人の人物に目を向ける。
 上条は先ほどと同じように胡坐をかいて座ったままで、その股間に二人の女の子にはついていない器官が大きく屹立している。
 佐天涙子の唾液は既に乾いているが代わりに先端の尿道口に透明な液体が滴を作っていた。
 初春が、ひい、と息を呑む。
「大丈夫だってば。するかどうかは初春に決めさせてあげる。
 もちろん膜は奪わないから。お尻だけ。
 ローターであれだけ感じてたから才能はあると思うよ?
 それにね」
 膝の上の初春飾利に佐天涙子は真っ赤な顔を見せた。
 これまでに見せたことがないほどに照れた顔。
617BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:31:41.55 ID:+b0Zb5K0
「私が、当麻さんとえっちするところ見せてあげるから。
 実はね、偉そうに言ってたけど私、まだ処女なんだよ。お尻でしかえっちしたことないんだ。膜付きなんだよね。
 今から私のロストヴァージンとアナルセックスを初春に見せてあげる。
 初春は大切な親友だから、見てもらいたいんだ」
 なはは、と笑う姿はいつもの快活で飄々とした佐天涙子なのだが、その瞳に女の情欲が溢れている。
 初春は親友の中に花開く美しさを見つけた。
 ごくん、と大きなつばを飲み込む。
 長い髪が緞帳のように下りて初春の頬を擽る。
「それを見てさ、興味が湧いたら初春もお尻でえっちしてもらおうよ。
 当麻さんすっごく上手だから初めてでも気持ちよくなれるよ、きっと。
 アナルセックスしたら初春の漫画も一皮むけると思うんだよなぁ、私。
 実際にさ、初春褒めてくれたじゃない。私の漫画良くなってるって。百聞は一見に如かず、だよ?」
 まるで自分から淫乱だと告白するような、そして初春を淫乱だと決めつけるような台詞。
 普通に聞けば噴飯ものの言葉なのに初春の心には鉛をぶち込まれたように重くなる。
 と同時にどこかワクワクしている自分もいる。
「もちろん御坂さんには秘密だからね? ばれたら殺されちゃうから。
 本当は仲良くみんなでできたら最高なんだけどね」
 酷過ぎる内容なだけに本音だと初春は理解する。本音を打ち明けてくれるほどに信頼してくれてるんだと納得する。
 それでも良識というものが異常だと訴えたが言葉にはならなかった。
 佐天が初春の手錠を外す。
 両手が自由になった初春が見ればやはり風紀委員支給のものだった。
 後方支援専門の初春は手錠を使うことはほとんどない。こんな形で使われるとは思わなかった。
「さって、と。上条さん、出番ですよ? いっぱい焦らしたからってがっつかないでくださいね?」
 座らせた初春を残して佐天が上条に抱きついた。
「あのなぁ、がっつくにきまってんだろうが。上条さんそこまで紳士じゃありませんのことよ?」
 甘えるように背中に手を伸ばすと太い腕が佐天の白い背中を強く抱く。
 ほっそりとした裸身。
 白い肌に黒い髪。
 甘い匂いが上条の鼻を擽る。
 汗ばんだしっとりとした肌。
 女の子を強調する年齢に不釣り合いな乳房が上条の胸板で潰れて勃起した乳首が転がった。
618BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:32:34.61 ID:+b0Zb5K0
「ねぇ、当麻さん。私可愛いですか?」
「可愛いよ。決まってるだろ」
「じゃあ、好き?」
「ああ」
「御坂さんと比べると?」
「ん、うん……」
「あはは、冗談ですよ。そういうところはちょっと妬いちゃうなぁ。
 でも簡単に心変わりしちゃうような人だと好きになんかならないです」
 少し悔しげに微笑んだ佐天涙子が欲情した瞳で上条当麻を見る。
 その眼が閉じられてうっすらと唇が開いた。
 ごく自然に当り前のように上条が唇を重ねる。
「キス……気持ちいい……」
 佐天涙子の唇は柔らかく甘い。うっとりと骨まで溶けそうなほどに酔った声で佐天が感想を呟く。
 ぺろり。
 戯言の代わりに佐天の舌が上条の唇を舐める。上条の舌も引き寄せられる。
 掠めるように互いのざらつきを味あわせつんつんと突きあって、堪らず舌を口内に差し入れて貪り合う。
「あんっ! ふぁ、んっ……ちゅっ、ぷぅ……はああぁぁ」
 熱い吐息を交換し合い蹂躙し合う。互いの粘膜が欲しいと本能が訴える。
 三日三晩も徹夜して佐天涙子の本能は暴走している。疲労を感じているもそれ以上に興奮が強い。
 彼女は自分が臆病であることを知っている。躊躇いもなく飛び込んでいけるのは興奮している時だけだ。
 その興奮状態を恣意的に作り出しているからこそ軽率であり思い切りがいいのだ。
 物事は走りながら考える。
「あぁ……キス、気持ちいい……もっとしてください、当麻さん……」
 可愛いおねだりに上条のペニスが腹を打つほどに反り返る。佐天涙子の細い腰を抱き締めて押しつける。
 最もわかりやすい誇示方法。
 華奢な作りの手が二人の腹の肉を割ってそれを握り小さなストロークで扱きだす。
 お返しとばかりに上条の右手が佐天の割れ目をなぞった。
 初春を責めていてかキスで感じたのか、驚くほど蜜をたたえたそこは指先がふやけそうに熱くぬかるんでいる。
 人差し指がずぶっと沈んだ。
「ん……っ」
 薄く目をあけると驚愕した佐天涙子の瞳と視線が合う。
 たっぷりと蜜を指に絡めつつ膣口付近を擽ると綺麗な形の眉を歪ませて悩ましげな表情を作る。
 ちゅ、と舌に吸いついて感情を伝える。思考が溶けそうになる。
 舌の付け根に溜まった唾液を佐天の口腔に送ると喜んで受け入れて大きく喉を鳴らした。
619BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:33:24.62 ID:+b0Zb5K0
「佐天さん……飲んでる……」
 小さな両手で口元を隠した初春飾利が息を飲む。
 快感が抜けた身体は今度は友人の痴態によって赤く染まる。愛らしいほどに目を見開いている。
「うふふ。私ね、すっごく幸せだよ初春」
 唇を離して淫蕩に親友に微笑みかける佐天涙子。膝小僧で極太の肉棒の尿道付近をぐりぐりと刺激する。
 反撃とばかりに綻んで柔らかくなった淫裂の肉壁を上条の指が踊り狂う。
 そのままたわわに実った果実の上で自己主張している乳首が上条に含まれた。
「これは取材なんだから、しっかり見ててね。私を男の子に脳内変換すれば色々と使えるよ、きっと」
 んんっ、と快楽をかみしめるように柳眉を歪ませながら佐天が初春に語りかける。
 身悶えして頬を赤らめ上気しながらも自分の乳房と性器をおもちゃにする上条の後頭部を愛しそうに撫でる。
 初春に見られている羞恥が感情を高ぶらせて性器から滔々と水あめのような蜜を溢れさせ続ける。
「当麻さん……舐めて……」
 瞳の色を赤に変えながら佐天涙子が上条を組み伏せた。
 どこにそんな力があるのか、柔らかい布団の上に上条の背中が押しつけられる。
「こんなに濡れちゃったんだから責任とってよ……」
 淫熱に浮かされた中学生に命令された上条はペニスを激しく勃起させながら主人に命令された忠犬のような気分になる。
 大きく足を広げた佐天涙子が上条の顔の上に乗っかる。
 二本の指が割れ目をこじ開けるときらきらと輝くサーモンピンクの粘膜が露わになる。
 見ているだけの初春の股間もじゅんと鳴った。
 佐天涙子と自分とを重ねていることに気づいてはっとなる。
 一方上条当麻は可憐な佇まいの処女地に息を飲む。佐天涙子が呼吸をするたびに息づいて綺麗な谷間が卑猥に歪んで蜜を溢れだす。
 男を誘う甘い香り。虫が蜜に誘われるように上条は佐天の花弁に吸いついた。
「ああああんっ!」
 佐天涙子が悲鳴を上げながら背中を反らせる。
 上条が蜜を吸い舌先で粘膜をぞぞりと撫であげると切なげに首を左右に振り長い髪が舞う。
 思わず腰を上げて逃げようとするがしっかりとしたつくりの両手が抑え込んで逃げられない。
 少ししょっぱくて酸味のある、だが甘さと香ばしさを感じる蜜に上条は心臓を高鳴らせて夢中に舐め続けた。
「じゅる……ちゅ……旨いぞ、涙子汁」
「や、やだっ! 馬鹿なこと言わないでください!」
 細い肢体が踊る。豊かな乳房が揺れる。
 いやらしい腰つきが上条をもっともっとと誘う。
「やっぱり涙子はエッチだなぁ。……んちゅ、汁いっぱいだして。飲みきれないよ。
 エッチ大好きな女の子なんだ……じゅぶっ、じゅるるるっ」
「きひゃああっ! 音を立てて吸わないでくださいっ! 違いますっ、私、えっちなんかじゃないですっ! あ、あたしはっ!
 あたしは当麻さんだからっ!」
620BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:33:59.80 ID:+b0Zb5K0
 ぞろりと陰部を舐め上げられ細い顎が上を向いた。白い喉が長く伸びる。
 びくびく、と身体を硬直させて大きく仰け反った。
「んんっ!!!!!」
 ぶるぶる、と肢体を震わせ、直後力尽きたように佐天涙子が倒れこむ。
 上条の頭を股間に挟んだまま前のめりに倒れる。
 ぜぇはぁと荒い息遣いのまま快楽に溺れた瞳を躍らせた。
 それでも上条は舌を止めない。口の周りをべとべとにしながら愛液を分泌させる小陰唇を貪り敏感なクリトリスを舌で突く。
 そのたびに絶頂を迎えたばかりの佐天の肉体が痙攣した。
 びくびくと処女の入口が口をあける。
 やがて、絶頂から落ちたのか、びくっと身体を震わせながら佐天涙子が上条の顔から股間をずらした。
 恨めしそうな目で上条を見遣る。
 脱力したかのように肉体を崩れ落ちさせて横になった佐天涙子は仰向きになりながら膝を立て腰を持ち上げた。
 綺麗な筋がぱっくりと口を開く。男のものを欲しがって艶めく涎を滔々と吐き出す。
「……もう、充分ですよ。そろそろ来てください。私の初めて、味わってください」
 色欲に染まった眼が期待の色に染まる。
 耳まで赤らんだ顔が羞恥に震えている。
「いい、のか?」
「そういうところ、嫌いです」
 恨めしそうに上条を見上げる瞳は淫欲に染まっている。物足りないと訴えている。
 脱力した少女の身体を仰向きに横たえた。太股の上に腰を持ち上げる。
 脚の間で肉筋がぱっくりと口を開いて男のものを欲しがっていた。
「……あ、ちょっと待ってください」
「なんだよ。ここでお預けなんてできないぞ?」
「そうじゃなくてですね。処女膜なくなっちゃいますから、写真とっておきたいんです」
 言って、けだるい顔のまま佐天涙子が携帯電話を取り出した。
 操作して撮影モードに切り替える。
「撮ってください。私の未使用の処女まんこ」
 上条に携帯を手渡して淫らに笑う。
 腰をついて両足を広げ、濡れた肉に隠されたサーモンピンクの場所を両手で開いた。
「これから上条さん専用になる場所ですからね。可愛く撮ってくださいね」
 上条を見上げて佐天涙子が笑う。
 困惑と苦笑との混じり合った微妙な顔をして上条がその場所に身体ごと近づいた。
 ぱちり、というシャッター音と小さく光るフラッシュ。
 角度を変えて何枚かを取ると上条は携帯電話を佐天涙子に渡す。
621BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:34:28.95 ID:+b0Zb5K0
「えへへ。一生モノですね。待ち受けにしておこうかな」
 ちろり、と舌を出して悪戯っぽく微笑む佐天の額を上条は小突いた。
「まったく、とんでもない中学生だな」
「その中学生をこれから犯す人の台詞じゃないですね」
 言って、佐天が再び横たわる。
 先ほどと同じように膝を立たせて脚を開いて。
 両手で割れ目を開いて中の色を見せびらかす。
 その顔が横を向いて友人である初春飾利を見た。
「見ててね? 私が大人になるところ……」
 肩を震わせながらも視線をそらさない友人の姿に佐天涙子は満足そうに微笑む。
 えっちな娘に心をときめかせながら上条が自分の肉棒突起の狙いをつける。
 くちゅり、と処女の入口に亀頭が押しつけられた。
 ずきずきと痛いほど疼くペニスと物惜しそうに息づく膣口。
 先走りの汁を垂らしながら覚悟を決めた上条がゆっくりと腰を進める。
 もちろん、恋人に対する申し訳ない気持ちがないわけではない。
 しかし自分をここまで思ってくれる佐天涙子を傷つけることもできない。
 優柔不断の曲がった快楽主義者が開き直りながら肉棒を佐天涙子の膣にめり込ませた。
「あ……ああ……」
 処女口が押し広げられる。ペニスが少しずつ熱い肉に埋もれていく。そのたびに佐天のあえぎ声も大きくなった。
 半ばほど進んで行く手を阻む壁に当たる。
 それが処女膜だと悟った上条は腰を突き出し最後の純潔を一気に奪った。
「あああああっ!!! はうぅうう!!!」
 もともと、処女膜そのものに痛覚はない。
 これまで繰り返したアナル性交で快楽を知っている佐天涙子の肉体は何一つ苦痛を訴えることは無かった。
「ああああっ!!! 上条さん、上条さんっ!!! 初春、見てるよね! 見ててくれたよねっ!!!」
 大切な人の名前を叫んで、佐天涙子が初めての性交に耐えた。
 繰り返すが苦痛は無い。
 だが衝撃は大きい。
 黒髪を振り回して涙の飛沫を飛ばす。
 大きく目を見開いたままの初春飾利は親友が女になる瞬間をただただ見守っていた。
 ごくり、と大きく喉を鳴らす。
622BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:35:23.39 ID:+b0Zb5K0
「……どう、なんですか? 上条さんを受け入れて、どんな気分なんですか」
 上ずった声で初春が問いかけると佐天は切なそうに叫ぶ。
「お……おっきいよっ! お尻でいっぱいしたのに、全然違うっ! ああん、私の膣で動いているっ!
  あ、ああっ、どんどんおっきくなるっ!」
 快楽と苦悩とが入り混じった悲鳴。
 なんとかしてやりたい、と思う上条だったが余裕なんてない。
 御坂美琴を抱いた経験も佐天涙子の後ろの穴を味わった経験もあるはずなのにそれが役に立たない。
 直腸とは異なる複雑に絡みつく壁粘膜に包まれてもう爆発しそうだ。
「くぅっ……涙子の、温かくて柔らかいっ!」
 同時に、力強く締め付けてくる。
 矮路が湿った肉でぴったりと吸いついていて精液を絞り取ろうと蠢く。根元まで引きずりこんでぐちゅぐちゅと舐めまわす。
 複雑に絡みつく膣壁はあっという間に上条を爆発間際まで追い込んだ。
「ふ、くっ……熱くて、柔らかいっ!」
 それでいながら力強く締め付けてくる処女の肉。湿った壁が初めて男のものを受け入れたとは思えないほどにぴったりと吸いつく。
 まるで精液を絞り取ろうとするかのように根元まで引きずりこんで戦慄く。
 御坂美琴という相手との経験がある分だけ上条にはわずかに余裕があった。
 だが、ここまで一気に追い込まれるとまるで初体験としか言いようがない。
「うわぁあ……お腹の中じんじんするぅ……痛くは、ないんだけど、なんか、切ないよぉ……」
 柳眉を歪ませる佐天涙子の髪を優しく撫でると彼女の体から余計な力が抜けた。
 心なしか表情が和らぐ。
 腰を動かさないまま全身を両手で愛撫する。
 胸も、お腹も、丸いお尻も、すべて。
「ひあっ、お尻がびりびりするぅ」
 ほんの少し触れただけで丸いヒップが反応する。感電したかのように全身が震える。
 これまで何度もペニスを受け入れた肛門を軽く指でなぞると膣肉がきゅうと縮んだ。
 大きく張ったカリ首が擦られて甘い快感が上条を襲う。
「こ、こらっ、そんなに締め付けたらっ!」
 咥えこんでいるペニスに膣肉が擦りつけられる。佐天涙子の意思とは関係なしに肉体が甘く食んで精を求める。
「だって、じっとなんかしてられないっ! ねぇ、初春っ! 見てるよねっ! わたし、感じてるのっ!」
「佐天さん……可愛い……」
「初春っ! 私っ! 私っ! おかしいのっ! 初めてなのにっ! 処女だったのにっ! なんか、なんかぁ!!!」
623BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:36:07.00 ID:+b0Zb5K0
 救いを求めるように佐天涙子が手を伸ばす。
 腰が抜けたような初春飾利は下半身を引きずるようにして近づいてその手を自分の両手で握りしめた。
 ごくり、とつばを飲んで淫らなことを言う。
「そんなに、気持ちいいんですか? 上条さんの、その、おちんちん……」
「うんっ、うんっ! 気持ちいいのっ! やだっ!
 こんなのボーイズラブじゃわかんないよねっ! 女の子じゃないとわからないよねっ!
 ずるいっ! 御坂さん、こんなすごいことしてたんだっ!」
 嫉妬と欲情の入り混じった絶叫に上条の腰が自然と動いた。
 気持ちよすぎる。
 拷問のような飢えに突き動かされて初めてだということも考えずに乱暴に突き立て始めた。
 ぐちゅっ! ぐちゅぐちゅっ!
[ひあああんんっ! やだ、当麻さんっ! そんなに動かないでっ! 気持ちよすぎるっ!!!」
 涙をいっぱいに浮かべた佐天涙子が腰をくねらせる。自分を犯す男に哀願しながらも身体はもっともっとと欲しがっている。
 膣口もぎゅうぎゅうとペニスを締め付けて甘い摩擦を強請ってくる。
 膣はもともと男を受け入れるための器官だが、それでも粘膜は鍛えないと感じることは難しい。
 唇みたいに外部に露出しているものではない。身体の内側にあっては鍛えるのは困難だ。
 だが、これまでアナルで快楽を得てきた肉体は容易くその前提条件を乗り越える。
 まるで作り物の話のように。
「ううっ! そんなにされると出しちまいそうだっ!」
 上条もまた情けない悲鳴を上げる。まるで許しを請うよう。
 熱い塊が下腹部でマグマのようにどろどろと煮えたぎっていて噴火しそうなのだ。
「いいんですよ! いつでも出してくださいっ! 私、全部受け止めますからっ!」
 限界まで高まっている肉体はピストン運動を止めることができない。
 すぐ傍で初春飾利が息を飲んでいることも関係ない。
 勝手に腰が動く。
 佐天涙子が涙を飛ばしながら響くように絶叫した。
 佐天の手が初春によって痛いほど握りしめられる。
「ああああっ! 我慢できないっ! もっと、もっとぉ!!! おま、おまんこがんがん犯してぇ!!!
 当麻さんのおっきなおちんちんで全部全部私を染め上げてよっ!!!
 私のこといっぱい犯してぇえええっっっ!!!!」
 中学生とは思えない淫語を撒き散らしながら脳をショッピングピンクに染め上げる佐天涙子。
 蕩けるような笑みに上条のピストン運動が加速する。がんがんと佐天涙子の幼い肉谷を貫いて処女肉を犯しつくす。
「あっ、あああっ! 凄いっ! おまんこ凄いっ! 当麻さんのおちんちんが凄いいぃ!!」
 声と身体を震わせながら佐天が仰け反る。
 同時に物凄い力で両脚が上条の腰に絡みつく。
 必死になって口づけをせがんでキスを貪り腰を振ってセックスの快感に没頭する。
624BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:36:55.14 ID:+b0Zb5K0
「涙子っ!」
 上条も無我夢中となってペニスを打ち込む。
 犯すこと犯されることに二人は夢中だ。
 独り取り残された初春飾利は寂しい思いを自覚しながらも二人の淫蕩な交わりから目を反らせない。
 性器同士をこすり合わせて一心不乱の獣に還元されていく。
 じゅる、と濡れた股間を自覚して初春は無意識のうちに太股を擦り合わせていた。
 ―――はぁ、はぁ、はぁ
 三人の呼吸が一つの音楽になって奏でられていく。
 喘ぎと吐息と飢えたような息遣い。
 恥肉に擦れる粘着音が部屋の中を淫らに満たす。
 処女とは思えない大胆な腰遣いで佐天は自分を犯す極太ペニスを味わいつくす。
「あううぅぅ! ヴァージンなのに、こんなに気持ちいいなんてっ! もっとはやくしてればよかったっ!
 おかしくなるっ! 私、くるっちゃうっ!」
 戸惑いと快感とが佐天の柳眉を曇らせる。背中を反らせて細くて白い喉を曝け出す。
 少女の唇や首筋、鎖骨や乳房を上条の唇が凌辱していく。
「ね、ねぇ? 初春? わ、私ね? 今度はもっと凄い漫画描けるよ?
 絶対、絶対っ! だって、気持ちいいってこと、理解したからっ!」
 緩んだ瞳で佐天涙子が初春飾利に語りかける。
 勝ち誇ったように、たどり着いたように。
 初春はその笑みがとても羨ましいものに見えた。
「ひゃああっ、らめぇ、らめになっちゃふぅ!」
 呂律も回らないほどに酔いしれている佐天が快感に翻弄されながら必死に上条にしがみつく。
 それを見ている初春飾利も異常なまでの一体感を持って佐天と同じように感じていた。
「らめになるっ! らめになっちゃふぅ!!! わらひ、わらひ、もうらめぇぇぇ!!!」
「俺も、もう、くうぅ!!」
 絡みつく両足と下から突き上げてくる腰使いに上条のペニスも危険域に達している。腰が蕩けそうになる。
 ペニスが絶頂の予感でぐいと膨らむ。
「もう、出しちまうぞっ!」
「ああっ! らしてっ! このままらしてくらさひっ! かまわないからっ!」
 止められない。
 中学生に膣内射精をするというい危機感と罪悪感がただでさえ暴走しそうな本能に甘美に絡んでくる。
 止めるべき理性のブレーキが破壊される。
 知恵の実を食べるように仕向ける蛇のような悪魔の誘惑に耐えられる通理などなかった。
「出すからなっ! 涙子の膣内に、射精するっ! うわぁぁっ!!!」
 ――びゅるっ! びゅるるっ! どくん、どびゅるるるっ!!!
「ひあああああっっっ!! 熱いっ! 熱いぃぃ!!! 
 わらひのなかでとうまさんのがいっぱい出てるぅっ!!!
 せーえき熱いっ! 熱すぎるっ!!! 熱くてイくっ!!
 初めてのおまんこなのにわらひ、せーえきでいっちゃうっっ!!!!」
 ぐいと膨らんだ亀頭から噴き出るスペルマの奔流に佐天涙子が絶頂する。
 生まれて初めて味わう子宮口への熱量。
 灼熱の精液に絶頂快感を叩きつけられる。
 宇宙速度のような勢いで打ち上げられて全身がばらばらになって意識が真っ白になる。
 びくんびくんと腰をしゃくりあげながら肢体を震わせてだらしなく口を開いて絶叫する。
 痙攣したままの肉体はやがて力尽きて崩れて汗まみれになった全身がだらしなく緩んだ。
625BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/26(木) 13:47:36.67 ID:+b0Zb5K0
「は、はあああ」
 滝のような汗を流しながら上条は佐天涙子を抱き締める。
 心臓がばくばくと悲鳴を上げる。
 意識を失ったままの佐天にちゅっと唇を重ねた。
 気だるそうに悪戯っぽく佐天涙子が微笑む。
「ふふふ……普通のセックスも、すごく気持ちよかった、です……」
 しかし、それだけ言って佐天の瞼が閉じられる。
 座り込むような形の上条に上体を抱きかかえられた佐天はそのまま長い髪ごと上条の肩に頭を乗せた。
 力の入らない身体を体重ごと預ける。
 そのまま一分もしないうちに軽い寝息を立て始めた。
 まだ膣内には上条の半勃起したペニスが収まったままだ。
 ずっと見ていた初春が今更のように気付いて状況を口に出す。
「佐天さん、三日も寝てませんでしたから……」
 三人して裸で、処女を失ったばかりの少女が弛緩しきった表情で安らかに眠りにつく。
 きちんと恋人がいる少年と、現状に無理矢理巻き込まれながらも興奮を隠せない少女と、無邪気に夢の世界に落ちていく乙女。
 異様な状況に上条は佐天涙子を抱きしめたままぼりぼりと頭をかき、初春飾利は恥ずかしそうに顔を染める。
「あ、あの、ですね?」
 何分かの沈黙の後、下を向いて顔を真っ赤に染めた初春が上条に語りかけた。
 うん? と少年と青年の中間の存在が引き締まった身体を隠さないまま意識を向ける。
「佐天さん、しばらく眠らせてあげてる間に、ですね、その、私も……してもらいたいなって」
 かあああ、と漫画なら背景に効果音が出るような表情と飴玉を転がすような甘い声。
 華奢な肉体が小刻みに揺れている。
「私、まだ上条さんが好きなわけじゃないですし、御坂さんを裏切るようなまねはしたくないんですけど。
 でも、それ以外だったらしてもらいたいなぁって」
 自分が何を言っているのか信じられない、といった表情と本音を隠せないといった口元。
 上条が苦笑する。
「わかった。わかりました。ま、いい作品を描くためには取材が必要ってことですね」
 ちゅるん、とペニスを引き抜いて佐天涙子を布団に横たえる。
 ティッシュを取り出して股間をぬぐってやる。そうしないとかぶれてしまうのだ。
 本来ならシャワーできっちり流すべきだが起こすのも可哀想だ。
 そうしておいて初春飾利に近づいた。
 びくん、と肩を震わせる。口ではああいったもののやはり怖いようだ。
「涙子が目を覚ますまで数時間あると思うし、いきなりするのもあれだよね。とりあえず少しお話でもしようか。
 新作とか見せてもらえるかな?」
 特段、ボーイズラブに理解があるわけではないがまずは歩み寄ろう。上条は笑って歯を見せる。
 顔を真っ赤にしたままの初春は緩んだ瞳に困惑と喜色を浮かべて上条を見上げた。
626名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 13:48:46.23 ID:+b0Zb5K0
投稿に時間がかかりすぎたですよ夜にすればよかった
後編・初春編は近いうちに
627名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 13:57:55.54 ID:ibxICCf3
最高だ。エロいエロ過ぎだよ佐天さんと上条のペアも中々良いwww
628名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 14:25:19.80 ID:N3nGYjhz
なんて・・・濃密な・・・
GJ

やっぱり中出しは最高ーーー!!
629名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 23:06:49.06 ID:17K1Vq5C
濃厚だー
後編を全力待機
630名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 23:13:28.54 ID:4+gd+JHS
ほんとエロいな
GJと言わざるを得ない
631名無しさん@ピンキー:2012/04/27(金) 20:11:29.63 ID:qvNrZTuD
GJ
初春がこのまま終わるとは思わないから期待
632名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 11:52:50.10 ID:pXx2VTmC
ローターでせめたあと受けに回る佐天さんが矛盾しないでエロいわ
63336-355:2012/04/29(日) 11:09:06.84 ID:iWlksrtV
すいません、後編一気に書ききれませんでした
キリがいいところまで投下します
634BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:10:14.57 ID:iWlksrtV
「えっと……あのですね、とりあえずどういうきっかけで佐天さんとこういう関係になったのか教えてもらえませんか?」
 軽く寝息を立てる佐天涙子に毛布を被せ、自身はくしゃくしゃのシャツとトランクスだけを纏った上条当麻。
 彼に対しシーツ一枚をすっぽりと頭から覆った初春飾利は顔を真っ赤にして視線を合わせないようにしながら問いかけた。
 先ほど佐天涙子と上条当麻が乱れた布団の上に腰かけている。
 いつもの髪飾りをつけていないこともあってか、とても落ち着かない。
 いやいや、友人にローターで責められ、その親友の乱れ処女を散らすさまを見て落ち着けるわけがない。
 軽く肩をすくめた上条はごり、と首を鳴らしてから一息ついて話し始めた。
「きっかけは涙子がスキルアウトに絡まれてたところを助けたことなんだけどさ。その時にどういうわけか気に入られてね。
 ま、理由はあれですよ。ボーイズラブの主人公のモデルだったってことなんだけどさ」
 ぼりぼりと頭を掻いて上条が溜息をつく。
 一戦を終えたペニスは流石に小さくなってトランクスの中におさまっている。
 白いシーツを貫頭衣のように纏わせた初春も身体を小さく縮めている。
「そうでしたか。佐天さんらしいですね。思ったことをすぐに実行に移したりする所とか」
「まぁねぇ。積極的な女の子です。美琴のこと知ってて近づいてきたし。それを拒めなかった上条さんは本当に外道なんですけど」
「でも、それをわかっているんですよね、佐天さんは。御坂さんに対してどう思ってるんでしょう?」
 室内は意外とさっぱりとしている。
 大抵の物は収納にしまってあるし表に出ていて目立つのは二段ベットとパソコンラック、勉強机に本棚ぐらいだ。
 もちろん、ダイニングキッチンのテーブルはあるのだけれども、そこは寝室と同じ空間ではない。
 同世代と比べても物は少ないほうだろう。
 上条は本棚を見遣る。
 そこには埃よけのレースカーテンがかかっていて中身が見えない。
「……何冊ぐらい持ってるの?」
「……上条さんは今まで食べたパンの枚数を覚えているんですか?」
 いきなり突っ込んだことを聞いてくる上条に初春は微妙にはぐらかす。無駄無駄URYYYと言わんばかりに。
 可愛い顔を下に向けながらの上目づかいは吸血鬼を殺せそうなほど破壊力があった。
「なるほど。涙子の言うとおりむっつりなんですね。そして嘘が苦手、と」
 それでも上条は挑発気味に苦笑する。肩をすくめながら息がかかりそうな距離にまで近づく。
 途端、何やらいい香りが漂ってきて上条の心臓が高鳴った。
 なるほど、意外と照れくさい。
 すぐ傍に佐天涙子が軽い寝息を立てていることもある。
 彼女と上条の痴態を初春がじっと見ていたこともある。
 しかし何よりも、上条は可愛らしい女の子と一緒にいることが、初春は自分の親友をあれほど感じさせた男が体温を感じるほど近くにいることが不安なのだ。
635BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:10:52.23 ID:iWlksrtV
 シーツを纏ったまま膝を揃えて座る。
 崩した脚の先がシーツから零れおちて白く透き通っている。
 そして、幾分改まった表情で上条を見上げた。
「上条さんは、御坂さんに対して申し訳ないとか思わないんですか?」
 ずばり、という正に核心を初春飾利は射抜いた。
 性的なことに興味があるのは確かだ。しかし大切な友人二人を傷つけて平気だとこの男が思っているのならば許すことはできない。
 今、その気になれば簡単に犯されてしまうという状況と、そうなってしまう自分を想像してどこか喜んでいることを理解しつつ問いかける。
 んー、と上条が苦渋の顔をしながら頭を掻いた。
「思ってないわけじゃないよ。刺される覚悟はある。あるけど、うん、本当に酷いことを言うけど、二人とも好きなんだよな、俺。
 どっちも泣かせたくないし幸せにしたい。正直、男として最低だと思うけど、そこだけは嘘じゃない」
 苦虫を噛み潰しながらも単刀直入に切り出した答えに初春は自然と破顔していた。
 肩から力を抜いて目に見えたようにリラックスする。
 確かに酷いことを言っているけれども、嘘じゃない。
 突き放す優しさのようなものには程遠い子供の理屈だけれども、きっとそういうところを二人の友人は好きになったのだろう。
 自由奔放で顔を上に向けて歩く佐天涙子という友人の気持ちが少しだけわかったような気がした。
 流れるような仕草で肩口から左手を出した。
 そのまま腕を伸ばすとするりとシーツが落ちていく。
 先ほども見たはずの、目に焼きつくような白い肌が露出していく。
 艶やかな肌はただそれだけでも目に毒だ。
 そのまま、初春はゆっくりと布団に倒れこんだ。
 無防備に、横向きの姿勢でショートカットの黒髪を布団へと垂らしている。
 まだシーツが被さったままの乳房を上側となった左腕で隠すように挟み込み、抑えつけられた幼い乳房は自己主張するようにわずかに歪んでいた。
 白い足も覗いている。
 カモシカのようなしなやかさを感じさせる表面は窓から差し込む淡い光を反射するかのよう。
 腿の付け根ぎりぎりで隠しているシーツが一層淫らさを醸し出す。
 上条を見上げる瞳は媚びるように潤んでいた。
 大きな瞳が宝石のように煌めいて顔は耳まで赤く染まっている。
「これ、取材ですから。いい原稿描くためのものですから」
 わかってはいた。
 こうなることを二人とも了承していたはずである。
 しかしながら突然女であることを表にした初春飾利に上条当麻は驚いた。
 待て待て、と思う間もなくトランクスが盛り上がって窮屈そうにペニスが勃起する。
 それを見て顔を真っ赤にしたまま初春が笑う。
「だから、私は処女はあげられませんけど、他はしてください。佐天さんみたいに綺麗にしてくださいよ。
 上条さんのこと信じてますから。一人のことだけを愛せない癖に嘘がつけない貴方を信じてますから」
636BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:11:21.84 ID:iWlksrtV
 これは信頼ではなく信用。
 故に敗北の結果を受け入れるギャンブルではなくリスクの少ない投資。
 初春飾利の中に上条当麻に対する嫌悪感は無い。
 もちろん、だからといって彼を恋愛対象にできるかというと話は別なのだけれども、ただの都合のいい快楽機関としてならば信用できる。
 少なくとも嫌がるそぶりを見せればいつだってやめるだろう。
 それに、なによりも。
 甘えてみたくなってしまった自分自身を止められない。
 自分が佐天涙子や御坂美琴に負けないぐらいに可愛いんだということを証明したい。
 自然と顔がにやけてしまう。
 横になったまま上半身だけを起こす。
 まるでアルコールに酔ったかのように頭をぼうっと染め上げながら初春飾利は上条当麻の下着へと手を伸ばした。
「お、おいっ、ちょっと、初春さん!?」
 積極的すぎる彼女に上条当麻は戸惑う。
 愛だとは呼べず恋とすら言えない肉体だけが前提の関係を結ぼうというのだが、だとしても物事には順序というものがある。
「ぅ……」
 座っているのに、するりと脱がされた。
 自分から腰を浮かせてすらいた。
 くすぐったいような感覚に苛まれ上条は喉の渇きを覚える。緊張しているのか皮膚が微妙に毛羽立った。
 しかし少年が身じろぎしようが初春飾利には関係ない。
 ゆるゆると太股にまで引きずり下ろして伸びたトランクスのゴムの向こうの勃起ペニスをまじまじと見つめる。
「あ……」
 軽い悲鳴と眩暈。
 男性器の丸々とした亀頭とがっしりと太い竿。根元は剛毛というほどではないがしっかりと生え揃っていて男を強調している。
 生の性器を観察したことなど当然初春にはない。
 もちろん興味はある。あるからネットでこっそりと画像を検索したこともあるし、修正の薄いボーイズラブの本を見て想像を重ねたりもした。
 しかし顔から火を噴きそうなほど真っ赤に染め上げて、その温度が伝わってしまいそうな距離で本物を見るというのは正に圧倒的な経験だった。
「さわり、ますね」
 ごくり、と大きく喉を鳴らして初春飾利がおずおずと手を伸ばす。
 右手を竿の部分に添えた。感触を確かめるように表面を摩ってからきゅっと中ほどを握る。
「つぅ……!」
 触れられた瞬間、上条の男根は切なく澱んだ。身体の芯まで響くような感覚。
 特段敏感な場所でもないのに小さな手に握られて思わず奥歯を噛む。
「こういう握り方、でいいですか?」
 潤んだ瞳で見上げてくる初春に上条は感じていないふりをしながら答える。
「そう、そんな感じで……上下に擦って……」
 覚悟していたよりも遥かに理性を揺すぶられる。
 上条はまったく経験がないというわけでもない。
 今しがた豊かな肢体を持つ美少女の処女地を穢したばかりだ。
 ぞれでも性的な匂いから程遠い初春飾利に手こきされるという状況は彼を興奮させる。
 興奮は素直にペニスを膨らませる。十分勃起していたはずなのに二割増しほど容量が膨らんでグロテスクに血管が浮かんだ。
637BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:11:59.79 ID:iWlksrtV
「あっ……や……」
 初春は息を飲んだ。とても同じ人間の構造物だとは思えないと驚愕する。
 しかし、興味はそれを容易く乗り越える。
「んんっ……大きくなりましたね……すごく硬くて熱い……いやらしいおちんちん……」
 悩ましげに声を上げながら手を動かした。
 カリ首まで丁寧に手のひらを登らせて根元まですとんと落とす。亀頭まで上げてまた落とす。
 上げるときは軽く力を抜いて。落とすときはぎゅっと握って。
 ただ締め付けるだけではない。痛みを覚えないぎりぎりのところで引っ張り上げて落とす。びりびりとペニス全体が痺れ始めた。
 カリ首のあたりから漆黒に近い雪のような疼きを覚える。
「ううっ……くぅ……」
 愉悦が刻まれていく。
 上下に動かす回数が二十を超えるころになると初春飾利はだんだんとコツをつかみ始めていた。
 やや余り気味の包皮が微妙にカリ首にかかるかからないかを目安にして力強さと速さをアップしていく。
 リズムはアップテンポでどんどん加速していってばね仕掛けのようにペニスが乱暴に扱われる。
「うぅ……くぅ……っ!」
 手で扱かれるのはある意味で口淫よりも膣肉よりも快感が強い。
 力と速さの限界が遠いからだ。
 そして初めて男性と存在を心地よくさせる行為に初春飾利は没頭していく。
「あはっ……ぬるぬるしたのが出てきました……これ、先走りっていうんですよね? ああ、でもこれだけじゃお尻は濡れませんよね。
 もっといっぱいでないのかな」
 初春の偏った知識ではどうなっているのか、少なくとも現実の上条にはわからない。
 ショートカットの美少女は飴玉を転がすような甘い声で左手を亀頭に被せてきた。
 ぬるぬるとしたそこを手のひらで回し始める。「おうっ! ちょ、ちょっとそれはっ!」
 扱かれながら先端を舐められる上条の好きなプレイの一つにとてもよく似ていた。
 御坂美琴も佐天涙子も嬉々として行う口腔愛撫。
 何のヒントもなくそこにたどり着いた初春飾利に感服しながらも上条の声が上擦る。
「んはっ! 気持ちいいんですね、上条さんっ♪」
 怒涛の勢いで快楽が募っていく。初春飾利は中学生とは思えない淫蕩に微笑みながら自分の行為に自信を深めていく。
「ほら、いい子いい子……」
 幼子を撫でるように左手が円を描きだす。垂れ流しになったカウパーが亀頭全体に塗されて魂が奪われそうなほどに快楽が強くなる。
 腰の奥がぶるぶると震え疼いて止まらない。
638BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:12:29.88 ID:iWlksrtV
「ちょ、初春さん、急すぎ……」
 答えは聞いていない。
 手のひらだけではなく左手の指が亀頭に絡む。エラにひっかけるように先走り汁を広げていく。
 まんべんなく、塗り残しのないように。
 敏感な裏筋まで弄られてしまっては堪らない。
 肩口が大きく震えて瞬間初春飾利の頭を掴んだ。
 ぐい、と股間へと押し込む。
「う、初春……さん……」
 乾いたような声。初春は自分が何を求められたのかを瞬時に理解する。
 数瞬逡巡した後、興味のほうが勝ったのだろう。恐怖を屈託の笑みで隠して初春が大きく口をあけた。
 はむ。
 性と無縁に見えたまだ中学一年生の少女にペニスを咥えさせる現状に上条の背徳感が一気に高まった。
 竿のほうにまでは流石に含めないものの亀頭部分だけでも温かな口内に包まれてぞくぞくと快感が加速する。
 神経がシェイクされそうな甘美感に目の裏側をちかちかさせる。
 初春飾利のショートカットの前髪は汗で額に張り付いて乱れていた。
 口を動かしてはいないが舌はちろちろと口腔で動いている。
 敏感な亀頭を苛めている。
 なだらかな肩と細い腕。強調されてもまだ小さな乳房とほんのりと色づいた乳首。
 女になりかけた少女が瞳を煌めかせて上条を見上げている。
 冷静な観察と暴走する本能。
 一瞬、見とれてしまう。
「ぐ……」
 尻肉に力を入れて射精を堪えようとするもペニスはますます固くなる一方でその時を待ち望んでいる。
 脂汗を浮かべながらも尿道そのものが広がって早く出たいと内側で何かが暴れだした。
 右手も、そして左手も竿を扱く。
 亀頭は口に含まれたまま鈴口が舌先で刺激される。
 もう沸騰しそうだ。
 男を容赦なく責めながら視線ははしたなく媚びている。
 射精に導きたくて仕方がない。
 それはただの興味なのかそれ以上なのか、二人ともそれすらもわからなかった。
639BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:13:10.58 ID:iWlksrtV
「だめだっ! もう出るっ! 出しちまうっ!」
 ―――どくん、どく、どくどくっ! びゅるんっ! びゅるるっ!
 腹筋が硬く硬直しながら塊のような何かが下腹部を駆け抜けた。
 同時に脳天からすべてを引きずりだすような濁流がゲル状の液体となって初春飾利という少女の口の中で爆発する。
「――っ!! げほっ、ごほっ!」
 思わず口を離す。
 口腔を穢されて必死になってむせる。
 だが射精は止まらない。
 一度起爆してしまえば愉悦が収まるまで射精は止まらない。
 二度、三度と白濁の液体が宙を舞った。
 それは狙ったかのようにむせている初春飾利の顔面を打つ。
 しっとり濡れた額も瞼も頬も、髪の毛すらも白濁に穢されていく。
 そして唇の端には第一射の液体が吐き出されてだらしなく顎へと伝った。
「ゃっ……うぅんっ! んぶっ、はぁっ……」
 舌に感じる苦みか、鼻腔内いっぱいに広がる生臭さか、そして呼吸器を打ったつらさなのか。
 柳眉を寄せてすすり泣くように初春飾利が声を漏らす。
 その眦にはうっすらと涙が浮かんでいた。
 そんな彼女を上条は心臓の痛みを抱えながらもどこか冷静に眺めている。
 上条に見つめられながら初春飾利は小さく痙攣した。
「うう……酷いです、上条さん。喉が痛いし苦いし生臭いです……」
 汚れた顔を左手で拭いながら初春が上条を批難する。なんとか片目を開けられるようになった。
 呟くような声を出す舌先にはまだ白濁が絡んでいる。
 その舌先が卑猥だった。
「……私のことこんなにしておいて、気持ちよくなかったら許しませんから」
 甘えるように睨みつけてくる。
 派手に射精したことで後ろめたさや情けなさがある上条は素直に頷いた。
「ああ、凄かった……めちゃくちゃ気持ちよかったですよ」
「ふぅん……ならよかったです。正直ものだからご褒美上げますね」
 言って、初春が淫蕩に笑った。上条が止める間もなくペニスに口を近づけて口に含む。
 大量の射精をしたばかりで萎え始めていた肉塊にくすぐったい感覚がした。
 敏感なままの亀頭にねっとりとした舌先が絡む。
 ちゅう、と尿道に残っている精液を吸い取る。
 ざらついた舌先が亀頭表面を研磨し、皮に包まれようとしていた亀頭を引きずり出す。
640BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:13:29.86 ID:iWlksrtV
「うおっ、初春さんっ!」
 無遠慮な仕草に上条が震える。ざわわと背筋に鳥肌が立つ。
 荒々しいクリーニングのあと、ちゅるんとペニスが初春飾利の小さな口から解放されると上条当麻は荒い息を吐いた。
 下半身は再び硬さを取り戻しているが腰が砕けて無様に座り込んでいる。
 初春飾利の位置は変わっていない。
 ずっと横になったままだ。余裕なんかどこにもない。
 瑞々しい肌に白濁がこびりついて乾燥しはじめていた。そうでありながら珠のような浮かんでいる。
 生臭い精液の臭いが部屋に広がっている。
「上条……さん……」
 虚ろな視線で初春飾利が上条を見上げる。視線が合うと顔を俯かせてしまうが未練があるのか伏し目がちにちらちらと上条をうかがう。
「気持ち、よかったですよね?」
 不安そうな目で確認を取ってくる。瞳がわずかに揺れている。
 横になったまま両手がぎゅっと肩を抱いた。
「ああ、すごくよかったよ」
「……ありがとうございます。私も、凄い経験でした」
 ぼう、と頬を染めて初春が微笑んだ。
 そして、数瞬の後突然立ち上がる。
 少しだけ脚がよろめいた。
「私、シャワー浴びてきますね。顔と髪洗ってきます。その間部屋の空気入れ替えておいてください。
 ……これで終わりじゃないですよね? お尻も綺麗にしてきます。期待してますから」
 座ったままの上条を置いて、初春が悪戯っぽく微笑みながら浴室へと脚を進めた。
 そんな彼女を見送って上条は大きく息を吐く。
 視線が自然と佐天涙子の方を向く。
 何事があったのかを知ってか知らずか、彼女は軽い寝息を立てたままだ。
「……不幸、じゃないよな。しっかし末恐ろしいな。涙子の観察力って本当に侮れないな」
 ぐい、と背を伸ばす。
 股間のせがれも同じように揺れた。
「末恐ろしいのは上条さんもですね。本当に節操無いんだから。美琴にばれたとき本当に殺されるな」
 妥当な解釈に上条の眉が下がる。スキンシップ、なんて言葉でごまかせる範囲ではない。
 快楽を与えたり与えられたりすれば情もわく。
 そして、セックスに関して自分と同じような価値観を持っているとしたらきっと嫉妬に狂うだろう。
 つくづくダメな男だと反省する。
(勝手な男だな。最低だ)
 自己嫌悪を覚えながらも上条が佐天涙子を見つめる目は優しかった。
641BLにも経験は必要だよね、初春:2012/04/29(日) 11:25:03.54 ID:iWlksrtV
「うぅ……精液ってなかなか取れないんですね」
 一方の浴室。
 シャンプーを使って髪の感触を確かめながら初春飾利は呟いた。
 正直、フェラチオまでするつもりはなかった。
 第一、キスだってまだなのである。ファーストキスが勃起したペニスなんてシャレにもならない。
 だが自分の手で気持ち良くなっている逞しい肉塊に愛おしさを覚えたのは事実だ。
 自分に嘘はつけない。
 つけないが積極的すぎたと思う。
「うう……これも取材です。取材なんです。いい作品を描くためのものなんです。
 おちんちんの熱さや硬さがよくわかったじゃないですか。臭いだってわかったじゃないですか、。
 これでフェラチオシーンとか凄くリアルに描けます。あんなに苦いとか生臭いとかむせるとか、孫引きじゃ絶対わかりません」
 自分に嘘はつけない。
 初春は洗面器いっぱいのお湯を勢いよく頭からかぶる。
 濡れた猫のようにぶるぶると頭を振る。
 その後、顔を真っ赤にしたまま右手を自分の背中側から臀部へと回した。
 狭間のつぼみに触れる。
 ローターでは何度も受け入れた場所。
「ここに……あれが入るんでしょうか? 入ったらどんな気持ちなんでしょうか?」
 どきどきどき。
 心臓が痛いほど高鳴る。
 佐天涙子の漫画が上手いのは当然だと思った。
 経験は口以上に物を言う。
 だが、それはもう切っ掛けに過ぎなくなっていることに初春飾利は気付いていない。
 じゅん、と股間が甘く疼いた。
 見れば無毛の割れ目がお湯ではないもので濡れている。
 先程佐天涙子にローターで責められてあれだけ感じてしまった場所。
 佐天涙子が極太ペニスを受け入れて処女をささげてあんなに乱れた場所。
 ボーイズラブとは全然関係ない、女の子しか知らない場所。
「う、うう……ダメです、それだけはだめです。こんな、数時間前は考えもしなかったことに流されちゃだめです。
 上条さんはいい人ですけど、御坂さんの恋人ですし御坂さんを裏切るような真似はできません」
 自分に言い聞かせる初春飾利。
 だが、それは時間さえかければいいのだ、裏切りでなければいいのだという解釈だということに気づいていなかった。
 そして、その二つの条件を自分なりの理屈でクリアした人間がいる。
 彼女は初春飾利の目の前で踊るように乱れた。
 親友たる佐天涙子の破瓜と彼女に責められたことを思い出して初春飾利はより一層顔を赤らめてしまうのだった。
64236-355:2012/04/29(日) 11:32:20.81 ID:iWlksrtV
初春の手こきと先端ふぇらだけで終わってしまいました
佐天さんが積極的すぎたんや……
後編2はゴールデンウィーク中には何とか
643名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 22:57:59.19 ID:NmqQHCJy
エロいんだけど本番がないと物足りないな
溜めの時期ってことかしら
644名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 00:41:05.19 ID:QwSF9+8x
ふう
64536-355:2012/05/02(水) 15:42:26.77 ID:FkDh6k3n
後編の2、できたんですがボリューム的にこのスレに纏まりません
次スレ立てた方がいいんでしょうか
646名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 16:44:53.14 ID:Cjk+Y5Pc
30KB以上の大作ですか
切り目がないのであれば次スレ立てても構わないと思いますが
64736-355:2012/05/02(水) 18:03:22.78 ID:FkDh6k3n
立てました。

【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 37フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1335949204/l50

こっちも容量がずいぶんと余ってしまったのでちょっとした書きなぐり的な短編を近日中に投下したいです
もちろんがんがん書いてもらえるのが一番なんですけど
648名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 23:57:53.80 ID:/+wv0oTj
>>647
乙。
久々の大作にワクテカ。
649名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 00:19:39.96 ID:sWuNhS/X
エロがあるとやっぱり良いな
650名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 21:10:05.40 ID:6pclPfDv
書きなぐり的でも何でもSSが来ますようにほす
651名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 01:24:05.32 ID:tBSOsp/v
雪女と言えば……そう、白色の化粧ですよね……? だから結婚して夜の営みをしましょう……
652名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 05:27:26.01 ID:Cjd8CSCD
うまい事エロネタ絡めたパッケージとか考えたい所なんだが、
妖怪や魑魅魍魎のエロネタって途中エロエロでも結末までに必ず人死にやグロが出るから難しい…
653名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 23:36:21.43 ID:5qoA9FRF
好きに描いていいのよ
654名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 23:42:20.23 ID:sKsOYNj9
新スレ立てた途端誰も来なくなった件について
655名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 01:14:59.88 ID:u2NugvMZ
少し投下します
エロなし山なし落ちなしの書きなぐりです
656名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 01:15:21.91 ID:u2NugvMZ
 え? 一方通行についてですか?
 そうですね。元同僚として言わせていただければとても心強い戦力でしたね。
 科学の世界で言う戦術核、とでもいうんでしょうか。
 放射能も出ませんし彼一人を送り込めば敵を皆殺しにしてくれます。
 そういう意味ではとても使い勝手のいい人だったと思いますよ。
 仕事以外の面で言うと、ですか。
 彼は御坂さんと御坂さんのクローンと色々とありましたが少なくとも今現在は保護する側に回っています。
 彼ほどの戦力はそうはいませんからね。色々と心強いですよ。
 僕ではできないことも彼ならばできる、という点では嫉妬しますね。
 その逆もあるんですけれども、隣の庭は青い、というんでしたっけ、この国では。
 潜入や情報収集という点では彼はまったく使い物にならないということはよく理解しているんですけれどもね。
 自分に掛けている部分を大きく持っていると憧れますね。
 いや、憧れというよりも感心ですかね。もう見上げるだけで首が痛くなってしまうというか。
 ……はい?
 本当のことを言え?
 言ってますよ、本当のことを。
 御坂さんと彼女の周りの世界を守る限り一方通行は敬愛すべき存在です。
 過去に何があろうとも、その罪を裁いていいのは当事者である御坂さんと御坂さんのクローンたちであって僕じゃありませんし。
 ……そりゃ、確かにね。
 僕は御坂さんに心惹かれて憧れて組織を抜けた人間です。
 そのせいでショチトルたちを酷い目にあわせてしまいました。
 そうだとしてももう一度同じことがあれば同じ選択をする、と断言できるぐらいに僕は御坂さんが好きです。
 御坂さんを幸せにするのは僕の役目じゃないのが悲しいですけれど後悔はしていません。
 だから、ね。
 僕がすべてを投げうって守りたかった御坂さんの世界を土足で踏みにじって粉々にした一方通行を僕は憎んでいますよ。
 ええ、当事者でもなかった僕にその資格がないことは重々承知です。
 一方通行が悔やんでいてその罪を贖おうと足掻いていることも知っています。
 そうだとしても、僕はやはり彼が憎い。
 殺してやりたいほどにね。
 僕がどんなに手を伸ばしても届かない大切なものを彼は穢した。泥まみれにした。
 空を飛ぶ白い鳥を地に落として血と泥の世界に落とし込んだ。
 実際問題、上条当麻が現われなかったら御坂さんは死んでいたでしょう。
 そのときは僕は御坂さんのことを知ることすらなかったし、当然一方通行に対する憎しみなんか覚えることもなかった。
 だからね。
 この気持ちは最悪を回避する場面で当事者になれなかったみじめな男の哀れな嫉妬でもあります。
 嫉妬だからこそ自分で否定できません。
 なんどこの黒曜石のナイフを彼の首筋に突き立てようと思ったか。
 金星の光で彼の存在を抹消しようと願ったか。
 ですがやはり一方通行を裁くのは僕の役目ではありません。
 ……正直ね、すっきりしないもやもやを今でも抱えていますよ。
 どうすればいいんですかね、この気持ち。
 可能性が零になるまで思いっきり御坂さんにふられるまでは呪いとなって残り続けるんでしょうかね?
657名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 01:15:36.81 ID:u2NugvMZ
 一方通行のことについて聞きたい?
 はぁ、最近出番がないとは思っていたけれどもこんなインタビューが来るとは想定外ですたい。
 別に気取ってたわけじゃないけれどもグループの暫定的なリーダーは俺だったわけだ。
 リーダーとして言わせてもらえば奴は自分の仕事を120点取らないと満足しないタイプだったな。
 必要最低は当然。満点でもダメ。もっと上できれいに落としこまないと許せない。
 ある意味几帳面だったのかもな。
 ただ少々感情的すぎたきらいはあったな。
 拘束されて嬲られていた女の子を助けたりとか、それは俺たちの仕事じゃあない。
 どっかの正義の味方の仕事だ。
 くそったれは地面を這いつくばって掃除してりゃいいだけなのにな。
 あいつは正義のヒーローってやつにずいぶんと憧れていたな。
 悪党悪党よくほざいていたがそれは単純に裏返しだろ。
 すべてを都合よく片づけて誰も傷つかない最高のハッピーエンドを運んでくれる最高のヒーローにあいつは憧れていた。
 純真といってもいい。
 だからダメなんだと俺は何度も思ったがな。
 あいつは誰よりもすぐれた能力がある。
 だからその長い手で多くのものを守れる。
 中途半端に守れてしまう。
 もちろん俺だって何の罪もない一般人が巻き込まれたら目覚めは悪いさ。
 だが、な。
 それでも本来守るべき絶対のものとそうでないものとの間に一線を引くべきだ。
 守るべきもののためだったらそれ以外のすべてを切り捨てる。自分自身も含めてな。
 守るべきもののために守るべきもすらも裏切る、騙しきる。そうやって生きてきた俺の目から見ればあいつはたまたま運が良かっただけだ。
 上やんみたいな存在も中にはいるがな、一方通行は自分が舞台の主役じゃないことは重々承知していたはずだ。
 それなのに割り切れない。
 アマチュアだね。まるで処女だよ。経験や想像の外側から切りこまれると簡単にパニックを起こす。
 上やんに負けたことでずいぶんとそこの角は取れたみたいだが、ロシアでもパニックを起こしたらしいな。
 最後の最後で自分を裏切るのは自分だぜ?
 そして人間は自分には勝てない。最強の能力を持っていようとそれは何も変わらない。
 一度自分の極めた能力を失った、という意味では俺とあいつは似ている。
 似ている分だけいらつく部分もある。
 正直何回たたきつぶしてやろうと思ったか。
 単純に命をチップに載せれば俺でもあいつとつぶし合いはできるからな。
 馬鹿馬鹿しいからやらなかっただけだが、それぐらいにいらついたよ。中途半端に背伸びをする餓鬼が。
 まったく、多重スパイが感情的になってどうするんですたい。
658名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 01:16:17.28 ID:u2NugvMZ
 はい?
 ああ、ごめんごめん、思わず聞き返しちゃったわ。
 で、私の耳が確かならば一方通行についてどう思うか、って質問でよかったのよね?
 正直そんな素っ頓狂なことを聞かれるとは思わなかったから意識がバグっちゃったわよ。
 どう思う……ねぇ?
 そりゃ一方通行とは敵対もしたし同僚だったこともあるわ。
 今はもう何もないけれどもね。
 私が救いだしたかった仲間たちが解放されたことには感謝しているわよ、ええ。
 ただ、なんていうのかな。
 学園都市側もずいぶんとあっさりと解放してくれたなぁとは思うのよ。
 一方通行の機嫌をとるだけの理由が必要だったのかしら。
 例えば学園都市上層部でも彼にオーダーを下せないほどに彼が成長したとか。
 だとしたら怖いわね。ただでさえ化けものだったのに。
 大体、すべてのベクトルを操作できるって何よ?
 ベクトルなんて概念上の産物を三次元空間に反映できるんだったら本当に無敵じゃない。
 あれ以上なんて考えたくもないわね。
 うん?
 ああ、あんまり怨んではいないわよ?
 確かに嫁入り前の大切な顔を顔面パンチしてくれたことは憎んだけれどもねぇ。
 人間、よっぽどのものでなければ感情は維持できないわよ。
 ましてや利用し利用されるだけの関係でその資格がなければいつでも切られる、なんていう暗部組織だったとしても同僚だったんだし。
 古い言い方ならば同じ釜の飯を食った仲ってね。
 馴れ合いじゃないけれどもいつまでも嫌悪感を抱えていられるわけがないじゃない。
 ……はい?
 私が嘘を言ってるって?
 いやいや、なによ決めつけないでよ。
 愛着とかと言葉のベクトルは違うだろうけれども、同じ空間で戦っていればそれなりに情も湧くわよ。
 そりゃ確かにね、人のことをショタコンだの露出狂だの馬鹿にしてくれたことはトサカに来たわよ。
 でもそんな軽口どんな間柄でも言うでしょう?
 支配被支配の封建社会ならいざ知らず。
 むしろそんなことを言うぐらいに「人間」なんだなって感心したりもしたわ。
 え?
 やっぱり嘘だって?
 ……誰にも言わないでよ?
 何ていうのかしら、あいつがグループに入ってきたときに資料を読んだんだけれども、それがね。
 自分が一万人以上殺した超電磁砲のクローンによって能力補助を受けているとか0930事件で猟犬部隊を能力なしで葬ったとか。
 そこらあたりが少し引っかかったかな。
 うん、あなたの言葉を借りれば生理的嫌悪感ってやつかしら。
 順番は前後するけれどもまずは猟犬部隊との戦闘データを読んでの感想ね。
 殺しを楽しんでいるなっていうのが実感。
 いくら能力が使えない状況であったとしても敵対する相手を恐怖に陥れて嬲り殺しにするのはどうかしら。
 確かに恐怖っていうのは使いどころによっては強力な兵器なんだけれども、それは相手が多数である場合に限るのよね。
 カンネェの戦いは知ってるでしょ?
 そうそう、片目のハンニバルが数で勝るローマ軍をほとんど皆殺しにしたっていう戦い。
 軍事教練の教科書にも載るぐらいの有名な包囲殲滅戦よね。
 その時の死者の遺体が今でも発掘されるらしいんだけれども、致命傷は後頭部に受けているのがほとんどだそうよ。
 前から刺殺された、殴り殺されたなんていうのはそんなにないって。
 逃げる相手を追撃する時こそ攻撃能力っていうのは本来の牙をむくっていう好例ね。
659名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 01:16:42.44 ID:u2NugvMZ
 ああ、余談が過ぎたって?
 うんうん、まぁいいじゃない。こういう話が好きなのよ。
 つまりね、恐怖を超えて自分に向ってくる相手に対して嬲る行為は決して有効な手段ではないのよ。
 むしろ一撃で殺さなければ自分が反撃を受ける可能性がある。
 逃亡者にダメージを与えれば怪我人の回収や、あるいはとどめをさす銃弾の一発を消耗させることができるのにそうしなかった。
 そうなのに一方通行はそうしなかった。
 彼の戦闘技術は経験も知識も十分に兼ね備えていたはずなのに。
 そして自分と相手のスペックもよく了承していたはずなのに。
 一方通行は自分が楽しむことを優先させたのよね。
 まだアマチュアだったということもあるけれども、私は殺戮の快楽に酔ってるなとしか思えなかった。
 確かに殺すのって気持ちがいいものね。すかっとする。
 男と寝るよりも快感よ。
 でも誰かを守るというミッションにおいて、しかも自分の命より大切な女の子のすべてがかかっている戦闘の中で自分の快楽を優先させた。
 ああ、確かにね、ただのいちゃもんだってことはわかってるわ。
 ただなんていうのかしら。
 腕力のある子供が力任せに暴れただけって感じがしたのよ。
 こう、スマートじゃないの。
 で、ね?
 ここに違和感を覚えて絶対能力者進化実験と直後の彼が脳を損傷した事件を穿ってみるとね?
 凄く不自然じゃない?
 いくらなんでも記憶も経験も共有している一万もの自分の同体を殺戮した男に親愛を覚えるクローンってさ。
 絶対何かあるわよ。
 一万回も殺されたのならば赤ん坊だって憎しみを覚えるはずだわ。
 イノセンスな子供とかそういう風に考えることはできないのよね、残念だけれども。
 脳に何かしら仕掛けがしてあるはず。
 実際0930事件では最終信号の脳にあるプログラムを打ち込んだって話じゃない。
 学園都市で一番すぐれた演算能力を持つ一方通行がその違和感に気づかないわけがない。
 最終信号は自分の都合のいいように作られた人形でしかないってわかっているはず。
 そう思うとね。
 ああ、一方通行はわかっていて家族ごっこを楽しんでるんだなって。
 凄く気持ち悪くなった。
 自分が一万人以上殺した相手に依存してるのよ?
 それってどんな気持ち?
 娼婦を抱いた後に恋人への言い訳を考える男の方がまだ良心的だわ。
 ああ、これはあくまで私の中の考え。
 都合のいいように屋上屋を架して構築したいびつなストーリーよ。
 でもオッカムの剃刀じゃないけれどもけちをつけ続けたらどうしてもこういう結果になるの。
 私は一方通行に感謝してるわよ?
 おかげで自由を取り戻せた。仲間たちを取り戻せた。
 私は私の生きるべき世界で生きていけるもの。
 でも、彼はこれからどうなるのかしら。
 自分で自分をだまし続けているといつかその薬は切れるわ。
 薬効が強ければ強いほど反動は大きくなる。
 彼を拘束する鎖は存在しないのに、耐えられるのかしら。
 正直考えたくないわね。
 少なくとも私は逃げるわ。私の守るべき世界を守りながら逃げる。
 幸い、私の能力は座標移動。
 連れて逃げるという一点においてはこの街で一番ですもの。
 そんな日が来ないことを祈るけれどもね。
660名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 01:18:15.19 ID:u2NugvMZ
以上です
ただ一方通行ディスってみただけです
661名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 04:49:23.68 ID:iMnJFO23
一人称が間違ってるぞ
662名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 08:22:01.15 ID:Z+qLVevA
>>661 の突っ込みに首をかしげて調べてみた。

■各一人称
海原光貴(エツァリ) 自分
土御門元春 オレ
結標淡希 私

ググっただけだから間違っていたらごめんw
このスレはSS書くのに勉強になるわぁ。
しかし >>660 の陶酔感半端ないな。
その情熱に乙を送りたい。
663名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 09:11:13.58 ID:hzoJE0w3
ふむ これはなかなか。裏がある関係でいいな
664名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 14:33:49.27 ID:Vyyz+7ep
どうせなら一通にもみんなをディスらせてみて欲しかった
665名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 14:43:11.82 ID:IHlPix/W
エロパロらしいエロエロうはうはも好きだが、こういうキャラ逆手に取るような小ネタも好きだな
他キャラバージョンも見てみたい
666名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 02:06:44.72 ID:TpKkIXJg
これは他の2人の主人公verも読んでみたい
667名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 02:23:39.08 ID:qPaDu+qH
こういうのは一方ならではって気もする
上条と浜面の場合、誰が語っても結局マンセー要員になる気が
668名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 18:27:12.64 ID:hsB+mm0h
土御門なら誰でもディスれる
669名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 18:33:32.23 ID:JCONWQvf
新約4巻は木原一族がめっちゃ上条さんをディスる話だったような
670名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 19:15:50.40 ID:K/OjkmGY
>>592のようなお気楽エロエろSSでいいんでw
671名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 20:39:00.24 ID:2Q6fGoEx
>>670
何で上から目線
672名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 02:10:41.69 ID:6hsuFjkL
>>670
書いてもいいのよ?
673名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 19:03:09.79 ID:HzU9gPOh
        ⊂ ⊂ヽ、  /)/)
          c、   `っ(  ヽ
        (   v)c、  `っ
          V''V  (   v)  / ̄`⊃
               V''V   |  ⊃
                   (   v)  ハ,,ハ
                     V''V  (゚ω゚  )
                          ⊂⊂ ヽ
                           >   )
                          (/(/
                                 ハ,,ハ
                                ( ゚ω゚ )  お断りします
                               /    \
                             ((⊂  )   ノ\つ))
                                (_⌒ヽ
                                 ヽ ヘ }
                            ε≡Ξ ノノ `J
674とある朝の光景について:2012/05/18(金) 16:40:47.76 ID:C5ueq2rB
 目が覚めると大抵同じ光景です。
 朝日が射して部屋が明るくなっていて目と鼻の距離に浜面の顔があります。
 超呑気に寝息を立ててます。
 こうして見ていると結構子供っぽいというか邪気がないんですよね。
 本当は寝起きのキスをしたいところなんですが浜面が超嫌がるので我慢します。
 寝ている間に口の中の虫歯菌が増えて私に虫歯が移るからって。 超馬鹿ですよね。もっとスゴイことしてるのに。
 だから朝のキスはいつも歯磨き粉のハッカ味です。
 ぬくぬくの布団から起き出して朝ごはんを作ります。
 こう、布団を抜け出すときに超もったいない気分になるのはなんででしょうかね?
 少し浜面の寝汗の匂いが移っているのがなくなっちゃうのがもったいないからですかね。
 起きたら簡単に着替えて台所に立ちます。
 ケトルでお湯を沸かしてトーストを三枚(浜面が二枚です。三枚目のクセに)、あとはベーコンエッグを作ります。
 ベーコンはカリカリで黄身は半熟です。
 崩した黄身に醤油をかけてそれをちぎったトーストで拭うようにこすりつけて食べるのが浜面のこだわりですからね。
 慣れというのは超怖いです。
 昔だったら眠っていても蹴っ飛ばして作らせていたのに今では私が作ることに超抵抗がありません。
 我ながら超ちょろい女ですね。
 ベーコンがいい香りになってインスタントコーヒーが湧いたら夕べの残りの豆腐サラダも出して浜面を起こします。
 別に低血圧ってわけじゃないんですが浜面は結構寝起きが悪いです。
 起こしたら一緒に洗面台で歯磨きします。
 ご飯食べてからもういっかい歯を磨くから二度手間なんですが浜面はぬるぬるする口でご飯を食べたくないって言うんです。
 歯を磨き終わったら浜面の寝癖を直してあげます。
 背が高いから頭を下げさせるんです。
 同じシャンプーとリンス使ってるのに随分と髪質が違うんですよね。
 お湯で絞ったタオルで少し蒸して柔らかくしてからさっと櫛とドライヤーで纏めます。
 ナイトキャップって結構現実的な道具かもしれないなってこの時は思いますね。
 で、寝癖直しが終わったらキスしてもらいます。
 やっぱり気持ちいいですよ。
 ほんと、超気持ちいい。
 頭がぼーっとしちゃいます。
 次は二人でご飯です。
 豆腐サラダは手づくりのドレッシングが豆腐と野菜に染み込んでいて作り立てと半日後で味が変わるんですよ。
 ドレッシングだから豆腐がパンと合わないわけでもないですし。
 ぱっぱとご飯を済ませてもう一度歯磨きです。
 こうやって並んで歯磨きするのは面倒って言えば面倒なんですけど今では幸せを感じちゃいます。
 たいしたことじゃありませんけどこれが私のありふれた朝の光景って奴ですかね?
67536-355:2012/05/18(金) 16:43:15.61 ID:C5ueq2rB
新幹線の移動中で時間があるんでさくっと書いてみました
携帯なんで長文は無理です
なんか次スレたてたことでいろいろとおかしくなってしまって申し訳ない
あと書きだめできないんで投下予告しなかったことも申し訳ないです
676名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 19:41:52.73 ID:pl4exUVM
>>667
上条さんとHAMADURAの場合はかなり呆れと心配と不安が降り混ざった感じになるかもな
677名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 23:53:38.89 ID:XcQQDVnq
>>675
乙。アマアマな感じが良かったです。
スレが別れてしまったのは…まあドンマイって事で。
678名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 05:59:34.84 ID:F2sS7aME
>>675
乙です
いつも思うけど心理描写が抜群だなー。
ああ言ってるけど本当はこうも思ってるんだろうなとか、こう思ってるからこそそういう動作を取るんだなとか
そういうさりげない情動が文章から滲み出てる。

長編投下したい→残り容量に収まるか分からない→長編投下のために早いけど次スレ立て
この流れはエロパロ板で過去にもやってる事なんで、あの時あのタイミングで分割した事自体はなんも悪くないよ。
スレの進行速度の問題でこっちのスレがなかなか埋まらないのがな…
でもそれしょうがない事だし
67936-355:2012/05/19(土) 17:51:28.17 ID:KIpqNU/w
 悔しいけど鉄板の魔力って奴はあるみたいなのよ。
 浜面が作るクセに美味しそうなんだよなぁこれがさ。
 何でも古い鋳鉄の鉄板には細かいスが入っていてそれが食材に火を通すときに一役二役かうんだとか。
 技術が未熟だからできた偶然で、学園都市の技術でつくろうとしてもコストが馬鹿高くなるとか浜面自慢してたけどさ。
 うん、確かに自慢するだけのことはあるかも。
 それに加えて浜面って鉄板料理が上手なんだよねぇ。
 スキルアウト時代に覚えたのかしら。
 魚介たっぷりの塩焼きそばとかお店で通用するわね。
 最初に湯がいた麺を鉄板に乗せてほおっておくのね。わざと焦げさせるの。
 次にお酒かけて麺をほぐして鉄板の別のところで炒めておいたアサリと牡蛎とイカを加えるの。
 味付けは塩とオイスターソース。
 これが随分と高級感のある味なのよね。
 別に美食家じゃないけどちょっとまともなお店で食べる五千円ぐらいの料理に負けてないのよね。
 で、これだけだじゃないのよ。
 次に作ったのはお好み焼き。
 ソースが続くとくどいからヤキソバは塩にしたんだろうね。
 どろどろの生地を鉄板に敷いて豚、イカ、タコ、卵、それでたっぷりの春菊を乗せるの。
 春菊なんてあうのかなって思ったんだけれども、そしたら浜面がテレビで見たのを真似したんだけどすっごく美味しいって言うのよ。
 嘘だったらもうしてあげないよって言ったのに自信満々でその喧嘩買ったって。
 結果から言うと私の負け。
 いや、美味しいかったわ。
 あんまり強く主張しないというか適度に香ってそれが癖になるのよね。
 うん、これは春菊入ってないお好み焼きは食べられなくなるかも。
 まぁ普通はここでお腹いっぱいなんだけれどもさ。
 次に浜面が取り出したのは大きな鮭の半身。
 もちろん鱗とか綺麗に取ってあってさ、それをちゃんちゃん焼きにしたのよね。
 たっぷりの野菜とオリジナルのソースがかかった鮭が「美味しいんだよ?」なんて顔で私を見てるのよ?
 堪えられるわけないじゃない 。
 うん、食べちゃった。
 あとで体重計乗って悶絶したわよ。二キロも増えてた。
 もちろん浜面はサンドバックにしたけれどもね、そのあとで「少しぐらい丸い方が俺の好みなんだけれどもな」なんていって。
 ああ、畜生!
 完全にはめられたしそれを嫌だろ思ってない私自身にムカつく!
 絶対太らないんだから!
 浜面使って汗をかきまくってやる!
680名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 17:52:45.90 ID:6F5ECVdV
なにこれうまそう
68136-355:2012/05/19(土) 17:54:32.97 ID:KIpqNU/w
はいすいませんまた予告なしの携帯カキコミです
浜面って料理上手だと思うの
682名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 17:59:50.60 ID:kMMktgMp
GJ
次は滝壺かな
683UVERちゃん:2012/05/19(土) 20:38:33.92 ID:y3TuBa6s
レズもほしくね?
68436-355:2012/05/19(土) 21:00:14.99 ID:KIpqNU/w
 糟糠の妻、って言葉を聞いてから糠漬けを作るようになった。
 自分でも不思議だと思う。
 積極的に自分から動く方でもないしテレビドラマの一言が何時までも心に残るようなことだってなかった。
 ただ、浜面が「学園都市じゃうまい糠漬け食ったことないんだよな」何て言ったから。
 うん、じゃあ私が作ってあげるよなんて。
 安っぽいよね。
 スーパーに行けば糠漬けのキットもあったけれども、それじゃだめだと思った。
 お米屋さん探して糠を分けてもらおうと思ったけれどもお店そのものがなかった。
 考えてみれば農作物もビルの中で全部作っちゃう学園都市で副産物でできた糠なんて取っておく訳がないんだよね。
 薬品もいっぱい使ってるし。
 別に外の世界の人みたいにそういうことがらに嫌悪感を感じる訳じゃないんだけれど。
 でも浜面が私の食事とかに変な薬が混じってないかすごく気にしてくれてるんだから私もこだわらないと嘘だと思った。
 小麦粉とビールで糠が作れるってわかってから糠漬け作りはじめたんだけれども、なかなかうまくいかなかった。
 時間が短いと味が薄いし長ければ糠の臭いが強くなりすぎる。
 毎日手で撹拌して空気を入れて菌を生かさなきゃいけないし増えすぎないようにときどき辛子で殺菌しなくちゃいけない。
 あと、野菜の旬も重要だった。
 年がら年中取れる野菜だとやっぱり味に限界があるから結局自分で育てることにした。
 茄子は虫がすごくよるから大変。でも農薬は使いたくない。
 キュウリは形にこだわらなければ無農薬でどんどん作れた。
 大根は大きいのは無理だから二十日大根を育ててるけど小さすぎて浸かる時間の調整が難しい。
 結局、試行錯誤は一年続いた。
 野菜が旬になった真夏の日、ようやく納得のいく糠漬けが作れた。
 本当に糠臭くなったけれども、充実していたと思う。
 浜面も美味しい美味しいって喜んでくれた。
 糟糠の妻ってこういう意味なんだね。
 別に糠漬けだけ作っていた訳じゃないし、この人が喜んでくれるレシピはいくつもあるのだけれども。
 きっとどんな雑誌にものってない、オシャレなんて絶対言えない料理とも言えないこの料理を私は誇りに思っているし、そうなれたこと、そう生きれたことをすごく感謝している。
 あとは、糟糠の妻って言葉の半分が叶う日を待つだけなんだけれど、昨日デザインリングの領収書を浜面のズボンから見つけたんだよ。
 待ってるよ。糠みそ臭い女だけど幸せにしてね。
 未来の、わたしだけの、旦那様。
68536-355:2012/05/19(土) 21:05:28.28 ID:KIpqNU/w
うん、済まないまたなんだ。
きっと言葉では言い表せない憤りのようなものを感じたと思う。

すいませんね本当に懲りません。
鉄板焼きも糠漬けも実際に経験してることなのですが塩焼きそばとかお好み焼きはマジでうまいのでオススメ
糠漬けはヴァンプ将軍には到底勝てないレベルですが・・・
686名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 21:12:53.54 ID:MU6Hn+Mc
美味そうでよろしよろし
687名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 22:35:37.70 ID:2sFimU9X

晩御飯しっかり食べたはずなのにまた腹減ってきたよ、どうしてくれるw
こうなったら責任とってこれからもいいSSを書いてくれることを要求する
688名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 02:26:40.35 ID:ZsK2ul94
乙ですそしてGJです
こんな時間に読むんじゃなかった……!!
それぞれ可愛い乙女達の乙女心にキュンキュンする前に、胃袋がキュンキュンしてきたじゃねーか
これはもう>>687と同じ要求を提示せざるを得ないな
689名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 20:43:52.70 ID:Ly6Inbmq
 うん、美味しい。
 林檎はみっしりと詰まってる方が味は良いって訳よ。
 結局病室から出られないからさ、楽しみって限られてる訳よ。
 雑誌もゲームも飽きちゃったし、何だかんだで食に落ち着くのは自然かな。
 内蔵も随分こぼれちゃって作り直す手間もかかった訳で、三ヶ月ぐらい何にも食べてなかったもんだからもう美味しくて美味しくて。
 自慢の脚線美はさよならしちゃったけどあと半年も頑張れば新しいのが作れるみたいだから学園都市もすごいって訳。
 正直さ、麦野には多少は言いたいことはある訳よ。私が悪いってことを頭では理解していても結局人間って感情の動物よね。
 多分麦野もわかってるから顔をださないんだと思う。まともな体を取り戻したらあの豊満な肉体で支払ってもらう訳よ、にひひ。
 でもなぁ、目の前のこの冴えない浜面に麦野が三回も負けたっていまだに信じられなかったりする訳。
 滝壺と取り合ってて、それに絹旗まで乱入したって言うのもなぁ。
 いや、そりゃね。
 私もお見舞い来てくれて太い指で器用にウサちゃんカットとかしてくれればそれなりに気になってくる訳よ。結局、女は優しい男に弱かったりする訳で。
 最近はさ、麦野に対する怒りがさ、変な方向行ってたりする訳。
 私はこんな身体で浜面とデートできないんだって。
 ばっかだねぇ。
 うん、我ながらすっごい馬鹿だ。
 あと、フレメアのこと守ってくれたみたいでさ。
 我が愚妹が浜面と結婚するって言いはじめて。
 結局、浜面を義弟って呼ぶのは勘弁してほしい訳よ!
 お義兄ちゃんならいいんじゃない?
 なんつうかなぁ、アイテムもフレメアも私も根っこのところではおんなじだったんかねぇ。
 こう、馬鹿でマヌケ面で浜面なのに、ナイフで林檎向いてる横顔とか見ていて胸がピンク色になったりする訳よ。
 ああ、下半身なくしちゃう前に使っておけば良かったなぁ。
 うう、うん。さっきの台詞取り消すわ。
 結局、麦野に対して怒ってるのは私が浜面とえっちできないことだ。
 なくしちゃうぐらいだったら膜ぐらいあげときゃよかったって訳。
 まともな生き方してないしまともな死に方しなかったけど(ま、生き残れたのは感謝してるって訳)恋愛だけはまともにしたいなぁ。
 うん、でも、うん。
 私と同じ無能力者でも浜面は主人公で私は脇役って訳よ。
 所詮、登場人物A、友人A。
 ふれんど・A。
 ヒロインにはなれないって訳よ。
 でもね、いっつも勝てなければ逃げてきたけど今回だけは逃げるつもりはないって訳よ。
 せっかくの新品の、誰にも使わせてない穴ぐらいは使わせてもらうって訳。
 結果として敵わなくても綺麗な思い出の一つぐらい欲しいのよ。 ああ、ダメダメ。
 負け犬根性じゃダメ!
 真っ正直にぶつかるんだから絶対に勝利をもぎ取らないとダメって訳よ!
 あ、でも思いっきりよがってる麦野は見たいかもいひひ。
 うん、なになに? いいよ、林檎食べなよ
 私もそんなに食べられ・・・・・・ってうおっ!
 ぬおおお、手で林檎を割ったよこの男!
 う、やばいこういうワイルドなところ、嫌いじゃない。
 ううん、結局どきどきしちゃったじゃない!
 私のまだ青い果実もああやって食べられちゃうのかなぁ。
 うひゃあ、ドキドキとゾクゾクが胸の中で渦巻いてる!
 うう、畜生!
 あんたが私の中に仕掛けた爆弾がどんな音立ててるか少しは理解しなさいよね!
69036-355:2012/05/20(日) 20:48:14.93 ID:Ly6Inbmq
すいません名前忘れてなおかつ予告なしです
フレンダは超電磁砲の冷徹な無邪気さが難しかったんでかなりでっちあげていますごめんなさい
691 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/20(日) 21:20:19.90 ID:834B3pSZ
乙です
692名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 22:02:04.33 ID:GOhgDLJh
こういう切ない話すきだなー
69336-355:2012/05/21(月) 21:27:34.34 ID:KI0FYBdE
 わかってるよ、意味ぐらい。でも、駄目なんだ。自分でしても全然感じないんだよ。
 心の中にもやもやするのが貯まって行くだけで全然すっきりしないんだ。
 奥歯がゆらゆらするみたいで落ち着かないんだよ。
 浜ちゃんなんか変な薬とか使っていない?
 うう、じゃあなんだよこれ。
 ひゃっ!
 耳触るなぁ!
 え? どうだったって?
 そ、そんなの! 言えるわけ・・・
 え? 言わないともうしてやんない?
 う、ううう・・・
 ああ、もうわかった! 言うって!
 びりびりしたよ! 首筋までビリビリした!
 え? これが性感帯なんだって? だって、耳なのに・・・
 うひゃあっ!
 今度はうなじ!
 やだ、やめてったら!
 え? 女の子は全身で感じることができるって?
 うう、経験しちゃうと否定できないじゃんかよ・・・
 えええ? もっと知りたいかって?
 いや、だってそれって入れちゃったりするってことでしょ!
 無理無理!
 私まだ十二歳なんだってば!
 サイボーグになったって言っても下半身は変わってないんだよ! え、ええええ!!!!
 うっそだろー!
 絹旗ちゃんもしてるって!?
 嘘ウソ! あんなちんまいなりで膜なしなの!? 信じらんない!
 っていうかさ、浜ちゃん能力追跡と付き合ってるんじゃ・・・
 ま、私にこんなことしてる時点で相当怪しいとは思ってたけど・・・って、ええっ?
 第四位とも、してる!?
 うわぁうわぁ、外道だ。外道浜面だ。
 なにさ、そんでもって私もそれに加えようってか?
 ぎゃはは、なめてるんじゃな・・・
 ひゃあああっ!
 首筋ナメるなって!
 あ、馬鹿! タンクトップの上からでも乳首勃ってるって!
 当たり前だ馬鹿バカ!
 ぶち殺す・・・やぁぁんっ!
 どこつまんでるんだよ、バカ!
 え?
 直接触られるともっと気持ちいいって?
 ナメられるとすごいって?
 う。
 ううううううう。
 くそ! くっそうっ!
 いっかいだけだかんな!
 そんなに簡単にものにできると思うなよ!
69436-355:2012/05/21(月) 21:30:35.91 ID:KI0FYBdE
帰りの新幹線ででっちあげている最中に携帯のバッテリ切れて涙目
おかげで一から打ち直しに

あいもかわらず携帯からの予告なし投下でした
うん、頑張ったよママン
あともう少しで容量埋まるよ
695名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:08:30.56 ID:R7A/phwW
あんたかっけぇよ!!
696名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:10:15.41 ID:R28nPRcX
かなしい出来事だぜ
697名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 22:28:12.12 ID:mHV0vY8D
神がいた
69836-355:2012/05/21(月) 23:05:53.72 ID:KI0FYBdE
 別に肉ばっか食ってる訳じゃねぇんだけどな。
 素人了見なりにステーキって二種類に分けられると思うのよ。
 強火で一気に焼いて二三分で焼き上げるのと表面だけ一回焼いてじっくり仕上げるのと。
 どっちもうまいんだけど、下手なステーキでさ、レアなのは良いけど中が冷えてるのってあるだろ?
 火力不足なのに短時間で焼いてるとそうなるんだよな。
 短時間で焼くときは表面が焦げるぐらいじゃないとダメだと思うんだよ。
 真っ黒でカリカリになってるところにニンニクとバター、そしてきりわけると中が赤くてジューシー。こういうのが最高だな。
 ちょろっと醤油かけると唾液が止まらないね。
 俺は霜降りではて一回しか焼いたことないんだけど(頑張って貯金したんだぜ?)こういうステーキは赤みの方が旨いと思うぜ。
 学園都市だとビルの中で穀物で育てた牛ばっかりだけど青臭い牧草で育った牛でこれやると最高なんだ。
 あとさ、麦野が機嫌が良いときに連れてってくれた高級店のステーキも旨かった。
 和牛霜降りってやつなんだけど、これをさ表面だけ焼いてあとはじっくりと小一時間かけて火を通したやつ。
 すごかったな。
 ぷるっぷるでふわぁって、これ本当に肉?って感じでさ。
 いやはやすっげえ旨かった。
 なんつうかな、同じステーキのはずなのに旨さのベクトルが別物だよな。
 赤みの旨さと脂の旨さってあるけどさ。
 ご家庭だと前者しかできないよな。それでもうんぜん円かかるけど。
 でも良い鉄板手に入れたからたまぁに焼いてる。
 まだまだ本職には及ばないけどそれなりに好評だぜ?
 日頃あんまり食の進まない滝壺も喜々として喰ってくれるし絹旗も文句言いながら完食するからな。
 けどさぁ、こうなるとサラマンダーも欲しくなるんだよな。
 低温でステーキを焼くあれ。
 いや、くっそ高いのよ?
 場所もとるし、本職の中の本職しか使えないけど。
 でもこう、わかるだろ?
 科学の進んだ学園都市なんだからお手頃の小型高性能サラマンダーとか作ってくれないもんかね。 ご家庭用オーブンレンジだとやっぱり弱いんだよな、火力や余熱が。
 まぁ、麦野の能力をうまーく使えばサラマンダーがわりになるとは思うんだが、それ言い出すと俺がこんがり焼かれちまいそうなんでな・・・
69936-355:2012/05/21(月) 23:09:43.45 ID:KI0FYBdE
もう一つショックな出来事がありました

三キロふえてやがんの・・・
悔しいので旨い肉の話とかかいてみました
スーパーの千円1キロとかの安いステーキ肉の表面を焼いてから一度短冊ぎりにして赤みの部分をもう一度焼いてわさび醤油とかニンニク醤油とか塩胡椒で食べるのが大好きです
700名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 23:20:50.71 ID:Gt+3722V
待て リアルの話は別にしなくていいんだ。
701名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 23:22:14.09 ID:VCSIPH5Q
貴様!
おデブワールドに引きずり込むつもりだな!

いや、勘弁してくださいこの時間に肉の話は
702 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/25(金) 06:47:40.67 ID:R2SIUUcO
うめ
703名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 14:13:28.79 ID:mbiQaTWK
うめうめ
704名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 18:41:10.42 ID:dBxA4jw3
うめー
705うめ

       x   /  ./  / /    ``\.  +
          /_.. ィ7T.フ厂 ̄`フi ‐- ._ |〉     x
      .x    !  ̄フ/l/_×// |ハハl .ト、  x
   |! /    |  /|,イ._T_i`   .r≦lハ!|``   +
   ll/_     .|  | |'弋..!ノ     i'+!l |
  / ミr`!   /   l |' ' '  ,‐- ..__゙ー' .!l .|
  ト、ソ .! ./   .,!l .ト、  l  `,!   .ハ.!
  /ll\ `テヽ、 /_,| |l: > .ヽ.. ィ <l   l|

ダメなんだよ・・・・・・・・
もう我慢の限界なんだよ・・・・・・・・
なんなのかな、この呼び名・・・・・

10万3千冊の魔術書を記憶している
私からするとばかばかしくて見てられないんだよ・・・・・

私の名前は
イソノデラックスでも
イノウタダタカでも
イノケンティウスでも
イノセンスでも
イムホテップでも
インアサイレントウェイでも
インウォーターエンドでも
インカーセラスでも
インカの目覚めでも
インカミングミサイルでも
インキンタムシでも
インクジェットでも
インクリボンでも
インクリメントでも
インクレディブルでも
イングランディーレでも
イングリッドでも
イングロリアス・バスターズでも
インコース低めでも
インサイダー取引でも
インサイトでも
インサイドでも
インザーギでも
インスタントラーメンでも
インスパイアザネクストでも
インスマスでも
インセクトクイーンでも
インソックスでも
インソムニアでも
インタークーラーでも
インターセプトでも
インターチェンジでも
インターナショナルでも
インターネサインでも
インターネットでも
インターネットカフェでも
インターポールでも
インタールードでも

ないんだよ!