【アクセル・ワールド】川原礫総合 4層目【SAO】

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1名無しさん@ピンキー
『紳士諸君、エロパロの世界へようこそ。ここはただの川原スレではない』
『もっと先を――《妄想》したくはないか』

ここは川原礫作品のエロパロスレです。
SAOやAWのSS職人を当スレは歓迎します。

・Web小説未読者に配慮し、未書籍化部分の話題は文サロのバレスレで
・新刊の内容バレ解禁は公式発売日の24時(翌日0時)
・空気は読むこと、荒らしはスルーすること
・480KB付近もしくは>>980になったら宣言したあと次スレをたてること
・妄想をオブジェクト化する際は躊躇わないこと

前スレ:
【アクセル・ワールド】川原礫作品総合 3層目【SAO】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1323088885/

関連スレ:
●ラノベ板本スレ
【アクセル・ワールド】川原礫スレッド102【SAO】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1326801044/
●文サロ板バレスレ(※未書籍化作品についてはこちらで)
【Web時代も】川原礫作品ネタバレ総合スレ 第27層
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1326805910/
●関連URL
2chエロパロ板SS保管庫 ライトノベルの部屋 3号室
http://red.ribbon.to/~eroparo/
2名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 10:57:23.26 ID:CI/d/UW3
            _     _
       , -─ゝ `ヽr'´    `>
     ∠   -─- ミ   二 ´ ̄ >    どうなさいました………?
    , '   ニ-‐ r─ ミ  -‐    、\    作者様……
   / /    | r;ニV三、 ヽ ヽ.  l  \  さあ さあ お気を確かに……!
.   l /       :|     |    l  | ヾ`
  │    /    l |     :|. トi     |   ROMるには及ばない……!
  │   / / ,1 L_    :!│l ト、ヾ |   作者様のスレの残りは
.   ! !   / / レ'  `ヽ   ゝ!´ヽ! \ 、|    まだ998もある……!
.   | |   ノヾ、二raニ   ('ra二フ"レ′
    |  _,、イ|            `ー-;  :|    まだまだ……
   |  ヾニ|:|           - /   |   神作誕生の可能性は残されている…!
   | | |  |  ヽー----------‐ァ :|
    | |  |  |   ` ー-------‐´  ト    どうぞ……
.   | l/ヽ. ヽ     ー一    / |  存分に妄想を文章にしてください……!
  _レ':::;;;;;;;;ト、 l.\           ,.イ , l     我々は……
 ̄:::::::::::;;;;;;;;;;| ヽ. l l ヽ、..__.// |ル^::ー-    その姿を心から
:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;|.  \!         , ' :|;;;;;::::::::::     応援するものです……!
::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|    \   /  :|;;;;;;;;;:::::::
3名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 18:02:47.09 ID:XkZqmcN2
一乙ー
4 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:37:03.52 ID:He3w99E6
SS投下します。


1レスのみ。小ネタです。
5 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:37:51.70 ID:He3w99E6
 彼女は彼にとって、本当に理想的な妻だった。

 当時まだつとめがあった彼女は、彼の願い通りに仕事をやめ、専業主婦として彼をさ
さえたのだ。彼女は彼の理想の妻だった。慎ましく、愛らしく、また趣味も共有できた。
 古今東西のMMORPGには「M」「F」が設定され、それ故に『結婚』というシステム
もありとあらゆるタイトルで実施されている。彼と彼女は現実的にも良き夫で、良き妻で
あり、夫が戦闘職のビルドを行ったときには、妻は補助――鍛冶、支援、援護――ビルド
を行い、彼をたてるように突き従った。
 身体の相性も良かった。少々、いやかなり、七十四層のリザードマンロードくらいに特
殊な性癖の彼を、彼女はうまく受け止めていた。ろうそく、亀甲縛り、目隠し手錠などま
だまだ序の口。ソードスキルもかくや、というプレイすら彼女は悦んで受け入れた。
 なぜなら、彼はドSであり、彼女がドMだったからだ。夫婦生活は順風満帆であり、彼
の稼ぎも良かった。二人の趣味はMMORPGという方向にむき、本当に夫婦と順風満帆
だったのだ。

「あなた……もう、もうやめて! 目隠しを外して!……縄で胸が、胸が痛いの……ろうそく
も熱くて……ああっ、背中弱いのっ! 外にでれなくなっちゃうわ……あなたに料理を作
れなくなっちゃう……だから……んっ、くぅ……そんなに無理やりしないで……揺らしち
ゃだめ……縄が食い、食い込んで……手錠も、もう手首が疲れて……んぐっ……んっ、ん
っ、んっ、んぐっ!……口ならちゃんとしますから……無理やり、しないでっ!――んぐ
っ、んっ、んっ!」

 女の嬌声は寝室の暗がりにとけていく。

「でも……あなた……愛して、います……」

――――

 ――なにごともなければ、そのまま子供をもうけ、幸せに暮らしただろうその二人を変
化させたのは<<ソードアート・オンライン>>というVRMMORPGだった。彼女はさな
がら羽化した蝶のように才能を輝かせ――。

「もう、もうやめてくれ……胸にエストックを刺さないでくれ……頼む……いや、片手剣
でもだめだ。斧はもっとだめだ。部位欠損は本当にだめだ……。くっ……もう許してくれ、
もう十六回も……まだ足りない? わたしにどうしろというのだ……もう立ち枯れだ。お
願いだからもう解放してくれ……ぐっ……そろそろ貫通ダメージが……あと五パーセント
を切っているんだ! たのむ! エストックを抜いてくれ! ……また勃ってきただって
……そんな馬鹿な。私はSであるがMでは……ぐあああああああ! くっ、君は本当に変
わってしまったのだな……なに? シュミット君の方が大きいだと……? カインツ君の
がちょうどいいだと……君は、君は本当に……」

 男の悲痛な叫び声が夜霧にとけていく。

「本当に、変わってしまったんだね……グリセルダ……」

――――

 彼が目を覚ますと、彼の親戚の人間がとても残念そうに口を開いた。
 その男性の手には白い陶磁器でできた、ひと抱えもある壺を彼に差し出した。彼は受け
取る。人間の体温などみじんも残さぬ、陶磁器の壷を抱く。
 ふ、と。彼が光に目を潜めた。
 親戚のだれかが置いたのであろう、窓辺におかれた彼女の形見が窓からさしてくる光を
反射していた。
 夫婦となったその日に交わしたリングを見やり、彼はそこで――胸に抱いた骨壺に崩れ
落ちた。
 肉の殺げ落ちた彼の左手の薬指から、サイズの合わなくなった結婚指輪が外れ、ジェル
ベッドを転がり、床に落ちて、りん、と涼やかな音を鳴らした。
6 ◆T.om8vwXYU :2012/01/21(土) 21:44:41.15 ID:He3w99E6
以上です。次回未定です。
7名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 21:49:18.64 ID:8aZdiL6V
こんなネタなのに締め方が上手すぎるw
なんつーか、感動の無駄遣いというかイイハナシカナーというか
8名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 22:28:19.77 ID:u41aWpxk
>>1
前スレは容量落ちしたみたいですね
9名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 22:56:37.15 ID:6j2GUssl
>>6
ああ、そうだよな、グリムロック氏は生きてるんだよな……
10名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 14:04:40.46 ID:51n96/FM
ALOのアインクラッドでは、フィールドボスはどうなってんだろ……
11名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 14:08:05.17 ID:XjjNUzWA
そりゃいるんじゃないの、強化済みで
12名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 14:18:16.63 ID:51n96/FM
……翅、あるじゃん?
13名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 18:49:34.16 ID:ty3itj9/
陽の光がないと飛べないとか、そんな設定があったはず
あと新生アインクラッドではやけくそみたいに強化されたボスがいる、だか
14名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 02:32:36.41 ID:YbgSeUWA
ういういマダー?
15名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 09:08:07.31 ID:/AbNN33r
もっ先の尻を叩きたい

16名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 09:37:05.43 ID:0LPrY+dm
前スレにAWのハーレムもの書くって言っていた人がいたような
17名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 22:22:57.37 ID:i40VtxhC
親権は女に譲れ
慰謝料もらわない代わりに養育費は一銭も出すな

赤の他人の子供に情があるなら好きにしろよ



18名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 22:23:20.76 ID:i40VtxhC
誤爆
19名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 23:45:39.60 ID:PeU7gFK5
どこだかわかったw
20名無しさん@ピンキー:2012/01/27(金) 16:53:51.18 ID:pzjuJGgz
ういういが口を「がっちん」しちゃうのって、喋ろうとするときだけだよね?
なにかをくわえたりするときには、「がっちん」しないよね?
ご飯はちゃんと食べてるし……

21名無しさん@ピンキー:2012/01/27(金) 21:33:57.02 ID:cSFW8fFx
ホウさんが「ぱっくん」してくれるってさ
22名無しさん@ピンキー:2012/01/28(土) 21:18:48.02 ID:su9WmyAm
新作投下を期待しております
23 ◆T.om8vwXYU :2012/01/28(土) 23:53:28.34 ID:oJESdoca
SS投下します。


・「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2」は短編連作です。
・妹丼編
・キリト・リーファ・シリカ ハーレム
・シリカはピナのせいでバラの香りがします。
・リーファはトンキーのせいで蜂蜜漬けになってます。

※NGは「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2 ◆T.om8vwXYU」です。

「とりあえず、お兄ちゃん」
「とりあえず、キリトさん」
「ん?」



「「服、ぬいで」」


 すっかり、<<発情>>しきっている二人に押し倒された。地面は永久凍土のような冷たく
て硬い地面だった。俺はしたたかにその氷の床に後頭部をぶつけた。
 そのうえシリカの手がベルトに伸びてくるという超絶緊急事態に、俺は慌てて二人から
あとずさった。

「うわっ、うわわ! 二人とも! まず説明を聞いてくれぇ――!」

 ほぼ同時に目をさましたリーファとシリカが俺の顔を補足した瞬間、つっこんできたの
だ。予想とは違う展開に玉を真っ白にしながら、俺はまず二人をシェラフに正座させ――。

「う――!!」

そして一秒に満たない短い時間で本気で後悔した。

 裸の美少女二人がシェラフの上で正座している光景がそこに広がっていた。

 あわてて目を背けようとしたが、スプリガン特有の暗視性能と<<フォーカシング・ディ
ティール・システム>>がフル回転し、二人の裸身の詳細を知覚してしまう。
 うっすらと頬に赤を乗せて、潤んだ視線を向けてくるところまではシリカもリーファも
一緒だ。だが体型は対照的といってもいいほど、違った魅力を露わにしていた。

 まずシリカの身体は――。彼女が一三歳の時にSAOで設定されたものなので、もちろ
んそれなりの小柄な体格だ。十三歳と言えばまだ中学一年のころだ。瞳も小さく、唇もち
んまい。ライトブラウンの髪の上にはケットシー特有の三角耳が愛らしくのり、尾てい骨
のあたりから生えるというオレンジ色のしっぽがふわふわと揺れる。ここまでなら本当に
愛らしい、ですむのだが、シリカはいまなにも装備していないため、真っ白な肌がたき火
の生むライトエフェクトの淡い光に浮かび上がっていてしまっている。なだらかにもりあ
がる乳房の上にちょん、これまた小さな乳首がのっていて、正座しているせいで生まれる
幼いくびれがある。どこか未成熟なオンナノコの危うさと色気を裸から醸し出している。
さらにさっきから、シリカの身体から良い香りがしてくる。

 んで、リーファはといえば豊かな金髪にきりりとした眉……が彼女のデフォルトだし、
イメージも見目麗しいしいシルフの剣士……なのだが、いまはどこか苦しげに眉をひそめ、
目の端に涙をためている。おもわず抱きしめたくなるような弱々しさがあって、そのうえ、
どう考えても俺の両掌には収まりきりそうにない、重量感いっぱいの乳房が呼吸とともに
上下に揺れ、理想的なまでにくびれたウエストにしなをつくっているとくれば、眼福――
もとい、目に毒この上ない。一瞬リーファのリアルが妹であること忘れさせるほどの色香
を醸し出していた。女性の裸体として理想的なリーファの身体にどぎまぎしつつ、目をそ
らした。

「……」
「……」
「……」

 ――沈黙を挟んで、俺は切り出した。
 俺が乗んでしまった謎アイテムのことから、リーファとシリカのステータス異常<<発情
>>と、俺に発生している<<絶倫>>のこと。さらにその解消方法――これに関しては、まだ
試行の余地があることも、すべて。

「あたしは……いいよ……」

「リーファ……」

 一通り現状を説明し、再び沈黙が訪れ最初に口を開いたのはリーファだった。

「……大好き、お兄ちゃん……こんな状況だけど……大好きです。だから、お兄ちゃんに
……その、してもらえるなら……本望だよ」
「あたしも……大好きです……会ったときからずっと、こうしてもらうならキリトさんが
良いって思ってました」

 妹分二人が顔を真っ赤にしながら言う。シリカなんて、お尻のしっぽが俺の目でもみき
れないぐらいぶんぶん振るいながら。
 あんまりにもストレートな言いように俺は一瞬だけ気圧されたものの、俺は苦笑しなが
ら二人の耳に手を向けてやさしくなでてやった。
 ケットシーの獣耳とシルフのエルフ耳から異なる感触が伝わってきた。「きゃん」「ん
んっ」とそれぞれ反応する二人の顔を見ながら、俺は覚悟を決めた。

「わかった……後悔するなよ」
「うん……やさしくしてね」
「よろしくお願いします……キリトさん……」

 俺よりよっぽど肝がすわっている答えだった。

「お、おう……」

 覚悟を決めたあとの女性って、どうしてこんなに強いんだろーなんて考えつつ、二人と
もいっぺんにはできないので順番を決めてもらう。
 リーファとシリカが微妙な顔をした。なんだか、俺が決めないのを非難するような表情
だった。
 避難の視線に一秒も耐えきれなかった俺は、二人を促す。
 
「じゃ、じゃ、ほらじゃんけんで……」
「ええー」
「ぜんぜんロマンがありません……」

 リーファとシリカはどこか釈然としない顔でじゃんけんをはじめる。

 ――結果。リーファが一戦目、シリカが二戦目に決定した。


――――

 押し倒されそうになった時から、なんとなくこうなるんじゃないか、と予想していた格
好だった。

「リ、リーファ……ほんとうにそんな格好でいいの……? ふつうの方がいいんじゃない
か?」

 腰のあたりをまたいだリーファがぐちゅっ、と入り口を性器の先端に押しあてた。わず
かに亀頭が入り口をノックする。濡れそぼったそこはすでに熱くぬめっていた。
 リーファは首を横にふるった。

「だめ……これ以上待たされたら、気が狂っちゃう……んっ――」

 リーファが慎重に腰を落としていく。篝火のライトエフェクトがリーファの白い肌を舐
めるようにチロついていた。

「いくよ……お兄ちゃん」


 その揺らめく炎に照らされる表情に覚悟が浮かんだ瞬間、リーファが一気に腰をおろし
た。
 
「ん――っ!」

 ごじゅうっ、とすさまじい音を発生させながら、亀頭をくすぐるようにうごめいていた
リーファの秘裂に、性器が突きささる。性器の先が一気にリーファを突き刺していく、な
まめかしい刺激が頭を焦げつかせた。


「ふあっ……ああっ……んっ――!」
「う、うわ……」

 俺は快感で思わず背を浮かせてしまった。が、リーファは俺の様子などまったく気がつ
かないらしく、せつなく叫んでいた。

「はああっ……やだ……っ……んっ……気持ちいいっ――!」

 リーファが大きく腰を上下させた。いちど限界まで引き抜き、一気に自分を貫くリーフ
ァ。その温かさと滑らかさと新鮮な締めつけ感やらに背筋が凍りつく。俺は危うく暴発さ
せるところだった。

「あああああっ、んんっ!」

 美貌の剣士の顔がみるみるとろけていく。口からかすれた悲鳴をあげながら、容赦なく
腰をくねらせる。

「り、リーファ! 頼むからもうちょっと――」
「無理だよ!……とまんないっ…もんっ……お兄ちゃんの、ごりって、入ってきて……気
持ちいい!」

 今年十六歳になるはずの妹さんは、まったく容赦なく腰を上下させてくる。
 
「んっ、んんぅっ、入ってくる、ときっ……!」

 ごじゅっ、とスリットに性器が埋まるたびにリーファが切なげに眉を細める。
 おそらくいつもつるんでる仲間内で一番グラマラシィな胸がすごい勢いでふるふると上
下した。反らし気味の背中の向こうで緑がかった金髪のポニーテールが揺れている。

「んんっ、あっ! ぅうぅ! とまん、ないっ!」

 性器を握り締めるような強さで収縮してくる膣道の感覚があまりにも気持ちいい。柔筒
自体は体格にあわせてそれほど狭くない――考えようによってはこれほど失礼な感想もな
いが――そこからの締めつけが半端じゃなかった。
 冗談でなく、根元から持って行かれそうだ。

「そうか! リーファ……おまえ、背筋と腹筋、どれくらい……?」
「うあっ、んっ、えっとっ、んっ、この前の体力測定のときには――ぐらいだったよ…
…」

 腰を動かしながら数値を口にする。
 ……聞いてはみたものの、それがどれくらいのボリュームゾーンにある数値なのかわか
らなかった。少なくとも俺より高いのは確かだけれども。

「それ、ちなみに平均値より上?」
「んっ、んっ、かなり、上だと思う……んっ、んっ、あぅ、これ、いいよぉ……」

「あ、あたしの二倍以上ですよ、それ……」

 となりで俺たちを見守っている、シリカが唖然と言った。それを聞いて確信する。

「わかった……スグ、おまえその腹筋と背筋のせいだ……締め付けてくるのが、強すぎる
――。運動信号が現実の体にそって出力されてるから――」
「んぅ、ふぁっ、んあっ、んっ!」
「き、聞いてない……」

 二年間SAOにとらわれていたせいで、体力が落ち気味の俺たちサバイバーと違い、
リーファ/直葉は剣道部で鍛えまくっている。筋力トレーニングが生んだ結果なのだろう
が、事実股間のオブジェクトを引っこ抜かれそうな強い絞り具合だった。

「ふあぅ、んっ、ぅ、ああっ、っ、また、また――!」

 言葉通り、ひくんひくんと体とポニーテールを揺らしながら、リーファが達するのがわ
かった。体中をびくびくと揺らしながら、眉をきゅっ、とすぼめて唇をかむ。

「ふあ……あああ……んっ……んっ……」

 リーファが腰の動きをとめた。脚からも力をぬいてしまっているため、性器をまきこん
だまま、うっとりと焦点のあわない視線を中にさまよわせている。淫らな姿に背筋がぞく
りとする。よくよく考えれば――いまさらだが、人生の中で一番長い時間を過ごしている
少女がリーファのリアルであることをいまやっと思い出し、妙な感慨で胸が埋まった。

「……リーファちゃん」

 うらやましそうな、切ない声をだすシリカが少し気になって俺は、シリカのお尻をふい
うち気味になで回してみた。

「ひゃっうぅ!」

 シリカが尻尾を天井を向けて突き立てた。その反応だけで感じてくれるのはよくわかる。
リーファの柔筒に性器を納めているのでそれほど激しくは動けないが、シリカのもちもち
柔らかいお尻を手のひらでぷにぷに、さわさわしてみる。男性型アバターには絶対に存在
してほしくない柔らかさを返してくるお尻をむちゃくちゃになで回した。

「ひゃう……はう……キリトさん……やさしいです……はうっ……ん。お尻……マッサー
ジされてるみたいです……」

 
 身体こそ小さいのに、目の端に涙をためながら、恥ずかしそうにつぶやくシリカの色気
につられて、そのままシリカのお尻を手のひらで味わう。
 が――やがてお尻とお尻の間に指がいくと再びシリカが体を硬直させた。
 
「き、キリトさんっ! そこは、そこはまだ難易度高いです!」
「あ。やっぱり?」
「当たり前です! まだ……経験ないですよ……そっちは……」

 なんだか柔らかい「しわ」のようなものを指先に感じたとおもったら。やたらと見当違
いのところを触ってしまったらしい。
 ごめん、と一言謝ってから俺はシリカのお尻に指を深く寄せた。
 ここはVR空間なので、シリカのお尻はあくまで3Dオブジェクトでしかないはずだが、
手のひらからは乳房とはまた違う、もちもちした感触が伝わってくる。正直いつまでも触
れていたい――。


「あ……んっ……はうっ……んっ、す……んっ……指……埋まってます……」
「くすぐったいか?」
「いえ、んっ、なんだか、お尻の神経がちりちりします……はう……」

 ――それなりに付き合いが長いはずのシリカだけど、いまの色っぽい声は初めて聞いた。
 お尻に指を食い込ませるたびに、シリカが小さくなのがおもしろい。

「シリカも頑張ったんだな」

 そういえば、さっきまでピナに体中を舐められたと言っていた。それはそれで恐怖体験
だったろう。俺だって怖い、そんなの。

「シリカ……こっち向いてくれ」
「え、えええええっ! そんな……み、見えちゃいますよ!」

 いまさら恥ずかしくなったのか、車座になっている脚を閉じるシリカ。俺に向けられて
いるしっぽが、ぱたっと動きをとめて小さく震えている。あまりにも愛らしい態度に、俺
はもう一度お尻をさわってやった。

「ひゃぅっ!!」
「ほら、シリカ……本当に恥ずかしかったら、途中でやめるから」
「うう……はずかしいですよ……もう……キリトさんのばか……」

 何度か迷うように目をしばたいた後、何十秒もかけてシリカがこちらを振り向いた。
 かちんこちんの正座だったので、俺は脚やらお腹やらをさすってリラックスさせてから、
シリカをさらに促す。シリカは――ほんとうに顔から火を噴き出しそうなほど顔を赤くし
つつも、俺の命に従う。

「ううう……恥ずかしい……恥ずかしいです……」

 唇をかみしめながら、シリカはお尻をぺたんとシェラフの上掛けにのせて、脚から力を
抜いていった。じっくりと時間をかけて広げられた脚の真ん中に、ぬらぬらと輝くスリッ
トが見える。

「ふあ……ああっ……恥ずかしい……キリトさんにみられてる……変なところ、ありませ
んか……」

 シリカが投げだし気味の足先を震わせた。アバターには体毛が存在しない――というよ
りも前述の理由でシリカが十三歳のときにこのアバターは作られているので、恥毛がなく
てもいっこうに不自然ではない気がする。

「きれいだぞ、シリカのここ……」

 リーファが腹部にのっかっているので、動かせるのは片手だけだが、何とかシリカのソ
コに指を向ける。なまめかしく輝くピンク色の割れ目に指を近づけた。湿った感触が一指
し指から伝わる。

「う……」

 ひくっ、と入り口震える。羞恥心が一回りしてしまったのか、ほんの少しずつシリカが
脚から力を抜いていく。
 ぬめるそこの柔らかさを指先で味わいながら、親指をスリットの頂点に近づけた。親指
の腹で転がしてみる。


「んんっ――! つ、つよい……です……」
「あ、ごめん……」

 刺激が強すぎたらしい。涙が流れないのが不思議なほど瞳に涙をためたシリカの姿に興
奮しつつも、今度は秘裂から抜き出した人差し指を秘芯にすりつける。
 
「ふあ……ああ……」
「これなら大丈夫?」
「はい……」

 了解を得られたので、改めてふにふにと、かわいい秘芯を指先でくすぐってみる。わず
かな突起なので、指先へのフィードバックはそれほど強くないが、指を動かすたびにシリ
カが」ふあっ!」とか「んんっ!」ものすごくかわいい声で鳴いてくる。
 すこしずつ夢中になってシリカにいたずらしていると、再びあの魅力的な締め付けが俺
の性器をおそった。

 背筋に走った電撃にあわてて下半身に視線を巡らせると……。

「ああ……んっ……」

 再びなまめかしい吐息を唇からこぼす、リーファが再び動き出そうとしていた。ぐちゅ
っ、とことさら大きな水音をさせて、確かめるようにゆっくりと腰をあげはじめた。
 丸見えになっている結合部から性器が姿をあらわした。

「く……あああっ……」

 再び激しく締め付けられ、おもわずシリカのオンナノコを押し込んでしまった。指で、
こり、こりっとだいぶ強めに――。

「い、いきなり強く――ふあ、ああああっ! ああああっ!」

 シリカは悲鳴をあげながら、背筋をのばし、しっぽをまっすぐのばした針金のように硬
直させた。指先が秘裂のしまりに巻き込まれた。

「はぐ……んっ、んっ……」

 イってしまったシリカが俺の胸のあたりに座り込んだ。自然と目に入ってくる秘裂から
ゆるゆると透明な液体が流れ出てシェラフの上掛けをぬらす。
 シリカの足が力をなくしてしまった。大股開きに格好になったシリカのスリットがくぱ
っと割れて丸見えになる。スリットの頂点はいまの刺激のせいか、真っ赤にぼっきしてい
た。

「ふ……あああ……指で……いっちゃいました……」
「お、お疲れ……可愛かったよ……」
「……恥ずかしいです」

 胸元どころか、お腹のあたりまで真っ赤にしつつ、いまだに幼い柔肉をひくつかせるシ
リカの姿を目に焼きつけ、リーファに目を向ける。

 俺の腹部に両手をついたリーファはふたたびじゅぽじゅぽと音をさせながら、動きはじ
めている。

「はああ……んっ……んっ……ああっ……」
「……大丈夫か?」
「んっ……んっ……きもちいい……」

 肌から珠のような汗をうかせ、身悶えするリーファのような姿は、それはそれで魅力的
なのだが、このまま続けると少しアブない気がした。
 しかも腰の動きが加速しはじめている。結合部から俺とリーファのくっつく音が盛大に
あふれ出し、しかも音のスパンがだんだん早くなっている。

「ごめん、シリカ。ちょっとリーファがまずそうだから――」
「え……は、はい……」

 気だるげな様子のシリカの秘裂から指を抜きつつ、リーファに声をかける。

「リーファ、ちょっと落ち着けって……」
「ふああっ……んっ、んあっ、ああああっ!!」

 結構強く呼びかけたのだが、リーファは腰の動きをゆるめてくれない。
 切なげに整った眉をよせ、俺の腹部を手がかりに一生懸命腰を上下させるリーファの艶
姿にやや感動する。胸がたぷんたぷん揺れていて、見事なくびれを持つ腹部がなまめかし
く動いていた。口元は淡くとろけて、甘い吐息をこぼしていた。

 あまりにも色っぽい淫れ姿に股間のオブジェクトが反応しぐぅ、と膨らむのを押さえき
れない。が、そろそろ本気でどこかにイったきりになってしまいそうなリーファが心配に
なって、俺は上体を起こしながら、白い二の腕を両手で捕まえた。

「ふあっ……あんっ……んっ!!」

 吐息をこぼしていた唇を唇で押さえつけた。ぽっかりと空いてしまったいる口の中に舌
先をつっこみ、気つけをしてやる。

「んんんっ、く、ふぅ……」

 リーファの目が大きく見開かれ、ほんの少しずつ腰のペースがおちはじめた。そのまま
リーファの舌をあじわう。なんだかとても甘かった。
 そういえばトンキーから解放された時、リーファの身体全体は艶やかに濡れ輝いていた。
きっとそのときの液体が極甘だったのだろう。思わぬ甘味に夢中になりながら、ディープ
キスを続けていると、リーファがおずおずと舌を絡めはじめた。そういえばこれ、もしか
したらリーファのファーストキスだったりするのではなかろうか。

「んっ……んんっ、んちゅ……」

 リーファも積極的に舌を絡ませてくる。下半身と上半身からそれぞれ別の刺激を得なが
ら、しばらく、くちゅくちゅとリーファの口を味わっていた。
 最後に一度大きくリーファを吸ってから、口を離した。
 ぷはっ、とリーファが空気を吐き出す。

「リーファ……め、目覚めました……?」
「覚めた……かな……」

 なぜか敬語になってしまった俺を、くすりとわらいつつ、リーファが照れくさそうに言っ
た。

「……夢中になっちゃった。気持ちよすぎ……」

 いまだ瞳のまわりはとろん、としていうもののリーファの目にはいたずらっぽい光が浮
かんでいた。

「止めてくれてよかった……うん。止めてくれなきゃ……」

 ばふっ、とリーファが抱きついてくる。胸元にさっきまでぶるんぶるん揺れていた乳房
が俺の胸部にあたる。柔らかくて暖かい双丘をもみほぐしたい誘惑をなんとか押しやって、
俺はリーファの背中に手を回した。抱きしめてやる。
 おずおず、とした口調でリーファが言葉を続ける。

「止めてくれなかったら……たぶん、ずっと、お兄ちゃんとえっちしてたと思う……」
「そ、そうですか。それはそれで魅力的なような、そうじゃないような」
「……もう」

 もう一度リーファにキスしてやりつつ、俺はリーファ腰骨に手のひらを当て、ひざを曲
げた。くっ、とリーファの身体をひきよせながら仰向けになる。

「んん……?」

 先ほどとは違う体位にリーファが小首を傾げる。

「俺もこうやって膝を曲げてた方が動きやすいしさ……いっしょに気持ちよくなろうぜ、
リーファ」
「そっか……うん……じゃあ、いいよ……」

 間近にあるシルフの美貌を見つめつつ、腰をゆっくりと突き込んだ。キツくとじられた
リーファの中を行き来させる。

「んっ! ふ、うぅぅ……」

 再びリーファの唇から吐息がこぼれる。俺のゆるやかな動きに同期させるように、リー
ファも腰を動かしはじめた。上体を俺に預けているため、リーファは身体をすりつけるよ
うに動く。胸元にあたる二つのスポンジが俺とリーファの間でつぶれていた。

「んんっ、んんっ、当たってるところが違う……」
「耐性変えたからな。どっちが気持ちよかった?」
「……お兄ちゃんとくっついたままだから……こっちかな……」

 いたずらっぽく笑うリーファの瞳を、しっかりと見つめてやる。快感と――おそらく一
種の感動で潤むリーファの瞳を見ていると、胸に不思議な感傷が生まれた。生まれてから
ほぼ毎日のように顔を合わせていた妹とこういうことをしている事実が、いまさらながら
背筋をじりじりと焼いてくる。性器からは電撃のような刺激があるのだが、それ以上に胸
が激しい背徳感で切なくなる。

「んっ、んっ! お兄ちゃんと……エッチしてる……」
「……リーファ」
「……夢、みたい……きもちいい……んんっ、んっ……」

 同じ感傷を持っているらしい、リーファが泣きそうな声で言いながら、小さく震えた。
焼け付くような背徳感を得ているのはリーファも同じのようだが、動きはまったくゆるま
ない。ぐっ、ぐっ、と強く腰を打ち付けてくる。

「ふあ……ああっ、んんっ! んっ!!!」


 胸に抱ける距離でリーファが再び夢中になっていく。愛らしく狂っていく妹のアバター
の内側をめちゃくちゃにつきあげた。

「あうっ! んっ! やあっ!! いいよ! お兄ちゃん……出して……んっ、あ、あた
しも……もう、限界だよぉ……」
「わかった……」

 いつもはとんと聞かない気弱な言葉にどぎまぎしつつ、最後まで上り詰めるためにリー
ファの中をかき回す。
 曲げていた脚でシェラフの上掛けをけり、リーファの内側に性器をずぼずぼ、出し入れ
する。
 
「ふあっ、あああっ、あっ、あああっ!」

 密着しているのでなまめかしく動くリーファの身体を感じることができる。汗でぬれた
肌をぶつけ合うようにして、高ぶりあっていく。

「んあっ……ああああっ、またっ、またぁっ!!」

 再び絶頂するリーファが背をそらし、体をもちあげた。自然、おいしそうな乳首がくん
っ、と揺れながら目の前に落ちてくる。俺はおもわず――手でつかまえてしまった。
 俺の汗か、リーファの汗か、それともトンキーの粘液なのかわからないが乳房はぬめり
を帯びていた。そのせいでそれほど強くつかんだつもりはないのに、指先がスリップする。
にゅろん。掌から乳房がにげていき、その間にきゅっ、と尖った先端に刺激を――。

「ああああっ、ああああああっ!」

 新たな刺激を得たリーファがさらにきゅう、きゅうと、性器を絞ってくる。もう限界だ
った。リーファのせばまった膣道をわりこむ。

「リーファ――っ!」

 肌がぶつかりあう音を洞窟いっぱいに響かせつつ、吐き出したい本能のままに、俺は
リーファの奥底で発射した。
 
「やああああああっ、あつっ!」

 しぶきをリーファの子宮にたたきつけた瞬間、リーファが甲高い悲鳴をあげた。

「あ、熱い! んんんっ! あついよぉ!」

 とうとう涙を流しながら、リーファが柔筒を狭めてきた。スグの――リーファの嬌声に
すら興奮し、俺は新たなしぶきをリーファに注ぎ続ける。
 しぶきをぶちまけられるたびにリーファの唇がわななく、何かにたえるように瞑られた
目から透明な涙がぽろぽろと頬へ流れ落ちる――。

「あ、あああっ……暴れてる……」
「お疲れ……ス――リーファ」
「うん……大好き……お兄ちゃん……」

 思わずリアルネームを口にしてしまいそうになった俺に、リーファは仄かな笑みを浮か
べ、全身から力をぬいた。
33 ◆T.om8vwXYU :2012/01/29(日) 00:03:56.32 ID:AJIhgMOw
以上です。次回はたぶん来週の同じくらいに。

前スレの埋めネタですが、喜んでいただけ他なら幸いです。微妙にテンプレに引っかかるのが気になりますが……。

今後もロンドの小ネタは投下させていただきますというか、投下させてください。
おとといのアレとか、これとか、いろいろ、その、あの、容量不足で投下できなかった埋めネタとかあったりするもので……。
34名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 00:31:54.72 ID:XO8smp4q

ところで
・最近はくのりんが毎日更新していた
・T.om8vwXYU氏はその間居なかった
つまり・・・
35名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 00:43:55.55 ID:8feeuKGZ
余計な詮索はするなよ

乙乙
36名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 12:21:01.71 ID:TpC+rbAC
まっさかーw ないないwww  ……え、ないよね?
ともあれ乙です。毎回楽しませてもらってます
37名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 14:57:29.06 ID:GFnNpF4E
乙です。

まさかな……。
38名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 21:26:03.58 ID:ZJ2HIK5d
39名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 21:36:24.47 ID:RhIqmdYs


凄いなw
偶然って面白いよ、偶然って奴はw
40名無しさん@ピンキー:2012/01/30(月) 01:25:12.90 ID:JD+c3bn5
偶然ってすごいなー(棒
41名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 07:29:37.72 ID:RvBTWtIY
相方のサグスレでもしょっちゅうこの流れになるけど、やっぱり同一視厨は気持ち悪いな
42名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 08:09:24.34 ID:OQ515tV5
VIPのssスレで湧く「○○の人?」とか言う奴と同じ臭いがする
43名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 10:00:12.30 ID:iQcASucF
いいじゃないか詮索くらい。
それが2ちゃんの匿名たるロマンというものだ。
44名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 10:01:36.11 ID:7BHaGCwk
本スレ……シリカのあれ……
45名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 10:59:05.46 ID:9GOEsQQn
590 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2012/01/31(火) 06:29:52.23 ID:DSIVuQBt
>>527
ユイさんがアスナになってる

母と娘の体が入れ替わってキリトさんがピンチになる妄想をしてしまったぜ


うん、妄想が広がるね。

46名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 23:39:26.03 ID:pph5geCi
これ幸いと迫る娘と、複雑ながらもいつもと違う甲斐甲斐しい旦那にドギマギする幼妻か
47 ◆T.om8vwXYU :2012/02/01(水) 02:06:49.48 ID:nRaNKzeB
下記、2012年2月1日現在、原作者webサイトで公開中の『儚き剣のロンド』の内容を含みます。
未読の方はスルー、もしくはNGをお願いします。

NGワードは『小ネタ1 ◆T.om8vwXYU』です。

1レス完結で、3レスほど。
48小ネタ1 ◆T.om8vwXYU :2012/02/01(水) 02:08:44.53 ID:nRaNKzeB
(略
 「スグ! 俺だ! 開けるぞ――!」
(略
 絹を引き裂くような悲鳴をスルーし、膝上までのキャミソールのみを装備したリーフ
ァに無言で近づく。いまさら妹のそんな姿を見ても何とも思わな(略
「ス、スグじゃないもん! リーファだもん! それにノックのあと返事も聞かずに入っ
てくるお兄ちゃんがノーマナーだよ!」
 目の端に涙を浮かべながら、艶のある黒髪をゆらし、ぽかぽか殴ってくる十三歳の妹を
なだめながらなんとかメイン・メニュー・ウィンドウを操作させる。
 ――ついつい、リアルネームを言ってしまうのは仕方ない。妹として扱ってきた年月が
長すぎるのだ。しかし、これがもし『リーファ』でなく、スグが愛してやまない英雄譚の
主人公そのものの名前だったりしたら――たとえばオルランドゥとか、ベイオウーフとか、
レーゼとかだった場合――さすがに愛せない、かもしれない。さらにギルド名を<<○○○
○○○・ブレイブス>>とかやり出した暁には――もう目も当てられない、かもしれない。
「じゃあまず装備タブを――!?」
 装備タブを開いて、絶句した。なんちゃらキャミソールしか装備していない。ようする
にいま下は――。パンツはいてない状態だ。まあキャミソールの裾で見えてないから必要
ないと言えば必要ないし、妹に――劣情を催したりはしない。
 運動系の部活にいるせいかもしれないし、聞いたら窓からたたき落とされそうだがたぶ
んこいつ、いまだに剣道着を着るときは下着をつけていないのはなかろうか。たしかそれ
が原因で上級生にいじめられたとかなんとか、聞いたことがある。それでも亡き祖父の言
いつけを守るスグは単純なのか、純朴なのか。
 ブレストプレートやらコート・オブ・ミッドナイトやらをがしゃがしゃ移動させつつ、
装備の中で一番重い、かの両手剣を探してる。
 正直に言うとはじまりの街でゲームクリアを待っていてほしいのだが、あそこの圏内
コードが突然解除されたり、MMORPGどころかゲーム全般の知識が無い故に、起こし
てしまうだろうトラブルを最前線から心配するよりはいい、と結局第二層まで連れ回して
しまった。まあ、早く家に帰りたい、と泣きながら縋りついてきたスグを放っておけなか
ったのが決心の主要因になっているのは確かだが。
 ちなみにリーファの戦闘センスは抜群だった。剣道をやっていた経験のおかげか、両手
剣の戦闘センスには目を見張るものがある。あとは、重度のコアゲーマーが自然と身につ
けるゲーム勘さえ得てしまえばおそらく最前線で活躍できる剣士になるはずだ。
 本人の意気も高い。ただ教えなければならないことがまだまだ多いので、ボス攻略デビ
ューはしばらく先だ。それに兄として社会的な一般常識も教えておかなければならない。
 俺は無くしたはずの両手剣をちんまい胸に抱き、「……うそ……」と呟きをこぼすリー
ファに囁いた。
「リーファ……その、なんだ。ズボンをスナッチアームされたり、耐久度限界で消えたら
困るだろ? だから、その……パンツはいてくれ。頼むから……」
「――!!!」
 俊足の踏み込みで俺はリーファに抱きつかれた。まな板――よりは少々マシな膨らみか
けのナニかが押し当てられ、俺は思わず身を引いた。引いた瞬間、ぐるん、と視界が一回
転。重い両手剣を振り回すべく、腕力優先で振られたステータスが、小柄なスグの腕力を
強力にサポートし、一応フル装備の俺を開けっ放しの窓へと押しやり、宙に放り投げた。
俺は落下しながらリーファの叫びを聞いた。
「お、お兄ちゃんがずっとそばにいたから恥ずかしくて買いに行けなかったんだもん! 
最初にはいてたのが耐久度限界で消えちゃったんだもん! いつもはちゃんとはいてるも
ん! お兄ちゃんのばかぁ――――!」
 あ、そういうことか。お年頃の妹への配慮が足りなかったようだ、
 俺は頭から地面に落っこちる。あれなら二層のボス戦でデビューいけるかなー、とか考
えつつ俺は頭部を強打した。落下で生まれた鈍い神経ダメージが、一歩ぶん、俺を死に近
づけ頭の痛い話題を想起させる。
 俺に内緒で、お兄ちゃんと同じ世界が見てみたいから、と母さんの伝手を使ってナーヴ
ギアとSAOを購入し、デスゲームに巻き込まれた大事な妹に、俺はまだ大切なことを伝
えていなかった。

 伝えたら最後、兄妹でいられないかもしれない秘密を。それを伝えるべきか、もう少し待
つべきか、俺はここ一ヶ月ずっと悩み続けている。

 意識が落ちる少し前、脳裏を埋めたのは、スグの――泣き顔、だった。
49小ネタ1 ◆T.om8vwXYU :2012/02/01(水) 02:10:39.40 ID:nRaNKzeB
(略
 「キリト君! 私よ! 開けるわね! いまリファレンスを見ていたら,救済手段が―
―!」
(略
 意外にもかわいらしい悲鳴が響きわたる。
 トランクス一枚で就寝に入ろうとしいたキリトを極力目にしないようにしつつ、先ほ
どリファレンスマニュアルに表記されていた方法を促す。
「そ、そうか! 俺もうっかりしてたな!」
 叫び、キリトが手慣れた動作で<<コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタ
イズ>>を実行する。
 どさどさどさ、と最寄りの床にできあがったアイテムの山にアスナは近づいた。
 ――どうしてこんなに下着が少ないのかしら、ブリーフとトランクスと――ブーメラ
ンパ(略
 間に合って良かった……と思いつつ、アスナはまだキリトを直視できない。仮の身体だ
とはいえ、目の前には半裸の男性がいるのだ。顔に血が集まるのを感じつつ、思わずかす
れた声でこう言ってしまった。
「……あなたの奥さんになる人は幸せかもしれない
わね。洗濯や手入れの手間がラクでいいわ」
「……」
 <<アニール・ブレード+6>>を胸にかき抱き、キリトはバツ悪そうに頬をひっかいてい
た。
――――
 ――それがまさか、キリトくんの服を作ることになるなんて……ね。
 第二十二層のプレイヤーホーム。燃える暖炉の前でアスナは自然と頭に浮かんだ述懐に、
思わず口元をほころばせた。
 裁縫スキルの派生で、この手の布衣類は作成することとができる。
 元となる布アイテムと作成したいオブジェクトの雛形を選択し、後は規定回数分、針を
とおすだけの簡単な作業ではあるが、その針を通す動作一つ一つにアスナは心魂を傾けて
いた。
 料理とおなじくかなり簡略化されている裁縫の衣類作成ではあるが、ずっとずっと一緒
にいたいと思える彼のためにアスナは一生懸命、針仕事に精を出す。
 裁縫レベルがあがれば「アイアンミシン」なるミシンで衣服作成がおこなえる。
 しかしアスナは針仕事の動作に言いようのない幸福感を得ていた。
 だれかの為に行う作業がこんなに楽しく、終わるのが切ないものであることをアスナは
知らなかった。針仕事が終わりに近づくと、アインクラッドの雲海に沈む夕日を眺めてい
る時のようにきゅっ、と胸が切なくさざめく。
 ああ、終わっちゃうんだ――と。
 やがて布のアイテムが成功のエフェクトを発生させ、アイテムが実体化する。
 まだ裁縫スキルはそれほど高くないため、できはそれなりだ。しかし針に込めた愛情は
必ず成功率に補正がかかるはずだと、とアスナは確信している――そもそも、キリトの身
につけるものを作成するのに、一手順でも手を抜きたくない、のも理由の一つではあるが。
「ん……できた……かな?」
 アスナは針と糸をそばのソーイングセットに格納しつつ、変化を待った。
 オレンジ色のエフェクトが腕の中でゆるやかにはじけて、布地のアイテムができあがる。
出現した現実世界ではほとんど目にしなかったアイテム――男性用のトランクスに目を細
める。
 心にしんしんと染み込む感動が目頭を熱くする。名前のかわりにフェルト印字した<<二
刀流>>の文字が、涙でよく読みとれなかった。
 今日からこれがキリトを守るのだと切ない感傷と熱い達成感を胸に――

 アスナは、ほわんほわん笑いながらキリトの下着を抱きしめた。
――――
 アスナは寒い、寒いとキリトのベッドに滑り込んだ。アスナ一人分のスペースを空けて
待っていたキリトの横に身体を横たえる。上はキャミソール、下はショーツという格好な
ので、トランクス一枚で横になるキリトの体温を即座に感じる。
 アスナは抱きしめられるまま、そろそろとキリトの背に腕をまわした。
 深いキスをかわしながらお互いの肌に手のひらで触れていく。アスナは最後に昼間に作
ったトランクスをスナッチアームして……。

 キリトをぺろぺろ、した。
50小ネタ1 ◆T.om8vwXYU :2012/02/01(水) 02:11:20.25 ID:nRaNKzeB
「……いただきます」
 いままでレザーグローブに包まれていた五本の白い指先が、ぶっくりとした質感のそれ
を捕まえる。陶器できている、と言われても全く違和感のない白くて美しい指先が、ソレ
の表皮に埋まり沈み込む。「んっ?」とアスナが小首を傾げた。
「ん……ちょっと硬い……かも」
 触感覚が予想していたものと違ったのだろう。柔らかいものの再現を苦手とするシステ
ム制約で、現実のモノよりガチガチになっているはずのソレの表皮を、アスナは確かめる
ように指先でつまびき、ようやく納得したのか、ソレに清楚な唇を寄せていく。
 そしてはしばみ色の目にわずかな戸惑いが浮かんだ。
「これ……どうすればいいの? 普通は、どうするの……?」
「ど、どうすればいいの……って」
 『良家のおじょうさまー』を素で行くアスナにそう言われ、俺は少々困惑した。そもそ
もソレを口にしたことがないのではないか、という結論に至ったがしかし、コミュニケー
ションスキルの修行を怠っていた俺は、「あ、アスナの好きにすれば、いいと思う。アス
ナがしたいように、しなよ……」とアドバイスだかなんだかわからない、少なくとも気の
利いてない回答をキラー気味に放り投げる。しかしアスナは意外にも首肯を返してきた。
「でも……うまく食べられるかしら……なんだか、こぼしてしまいそうで、怖い……」
 アスナは眉をよせながら、ソレの外周に桜色の唇を密着させた。
「んっ……んんっ……」
 楚々とした唇が上品にめくりあがり――ソレをほうばっていく。徐々にソレが可憐な口
腔へと飲み込まれていった。
「んんっ……」
 少々苦しげな吐息を漏らすアスナ。ややオーバーサイズ気味に口にいれてしまったらし
い。表皮が厚いのでん、ん、とうめきながらなんとか口のなかにいれようと、それに添わ
している指に力を――。
 あ、やば……と思わずアスナにむかって手を伸ばそうとしたが、わずかに遅かった。
「うにぁあ!」
 奇声が響き渡るとほぼ同時に、びしゃぁぁぁぁ! とやや大げさな効果音をせつつ、そ
れが白濁した粘性の液体を吹き上げた。
「ひやああああっ、ああ……ああ……」
 飛びあがった液体は、容赦なく細剣使いの顔に飛びかかる。液体は当たり判定の差異で
びゅっ、びゅっ、と断続的に放射され、アスナの頬や首もと、プレートアーマーを除装し
た胸元までをべったりと濡らしている。
「んっ、やっ……あう……熱っ……」
 やや陶然と――呆然とし唇から粘性の液体がゆるゆる、おとがいに向かって垂れていく。
 泣きそうな顔になりながらも律儀に口を動かして、「んぐ……んっ……こくっ……ん
っ」と、最初の一口ぶんを呑み込んだアスナは、か細い声で言った。
「……中身、あったかい……もし、あなたがわざと……ソレを食べろっていったなら……
わたし、自分を抑えていられる自信がないわ……」
「誓って知りませんでした。ホントに、絶対、アブソリュートリィ」
 あわててベルトポーチから小さなハンカチを出し、アスナに向かって差しだそうとした。
が、アスナは両手を白濁液でよごしてしまっている。刹那の間迷って、俺はアスナに近づ
いた。ハンカチを手に、驚き、目を見張るアスナの顔に手を寄せた。そのままハンカチで
汚れエフェクトを払っていく。
「んんっ……やっ……だめっ……」
「ちょ、ちょっとの間我慢プリーズ……」
 クリーム色の汚れを頬から払うと、真っ赤になった肌が見えた。そのまま唇に指を這わ
せる。
「ふあっ、ああ、んんんんん!!!」
 アスナがびくんっ、と体をヒクつかせ、。そのままあふっ、あふっ、唇を震わせる。
 ……べつにいやらしいことをしているわけではないのだが、悔しげに目をふせ、指先の
感触にたえるアスナの顔に言いようもないなにかを感じつつ……。顔を拭き終えた俺は、
まじごめんほんとごめんなさいを三回ほど繰り返したあと、アスナの胸元に手を向けた。
「や、やだっ……もういや……さわっちゃだめぇ……」
 細剣使いの弱々しい悲鳴が、部屋いっぱいに響きわたった。

 その一連の間にネズハが店じまいをしてしまい、アスナとは次の日も待ち合わせの上、
ネズハの監視をはめになってしまい、俺も、アスナも自分の内側にわき上がる若いエネ
ルギーを発散するのに、いろいろと奔走する羽目になったが――詳細は省く。
51 ◆T.om8vwXYU :2012/02/01(水) 02:13:50.36 ID:nRaNKzeB
投下以上です。ネタはほぼすべて、本スレからいただきました。
そのうち二つは例の画像を参考にさせていただきました。本スレの方GJ!

次回未定です。
52名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 02:29:02.16 ID:91VjMz/x
本スレのネタをこうして具現化してくれるとはww
ただただGJです
53名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 02:46:17.73 ID:cP8YT3IG
二刀流パンツwww
笑わせてもらいましたwww
54名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 09:02:15.28 ID:TxIPkbEP
スグがかわいすぎて俺の股間が(ry
あと二刀流パンツわろたw
55名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 14:25:30.94 ID:RdZQu2Jh
しかしスグがSAOに囚われていたら、発育不良であのおっぱいがががが
56名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 15:33:05.15 ID:K1jkJlhO
あっぶねぇ
年越し企画忘れてた…
57名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 17:21:30.12 ID:RdZQu2Jh
ところで、アスナがエリカって複垢のキャラを作ったのは、目先を変えて新鮮なHをする為ってことでよろしいか?
58名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 19:44:33.25 ID:CQzNW8eo
キリトさんが浮気してないかチェックするためさ
59名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 20:00:57.77 ID:ubic6jYV
そんなことしなくても既にハーレムがあるじゃん
60名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 20:13:39.07 ID:i1NfofFm
心配しなくてもしないよ
61名無しさん@ピンキー:2012/02/01(水) 23:56:20.80 ID:cXsfPexU
5Pぐらい余裕で出来るからなキリトさんの力なら
62名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 15:28:43.36 ID:fWIdzUgj
ふと考えたが、感覚をフィードバックするだけのVR世界なら赤玉や枯れる心配が無いのでは?
63名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 18:28:27.78 ID:6/924s9i
そんなん当たり前だが今更どうした?
64名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 19:38:51.75 ID:04rCPU8u
クライン「ふと考えたが、感覚をフィードバックするだけのVR世界なら赤玉や枯れる心配が無いのでは? 」

キリト「そんなん当たり前だが今更どうした? 」


こういうことだな。
65名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:17:00.40 ID:+ZflC/gx
クライン「ふと考えたんだが、感覚をフィードバックするだけのVR世界なら赤玉や枯れる心配が無いんじゃないか? 」

リズ「そんなの当たり前でしょ、今更どうしたのよ? ねえ、キリト」

キリト「あ、ああ、そうだな…」

アスナ「へえええ、いつ確かめたのかしら〜?」


66名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:22:23.86 ID:T9z/SO4G
いや、意外とそこだけは現実でも実際に射精してしまってたりして

SAOの時は管を突っ込まれてて支障なかったかもしれないが
ALO以降は現実に戻ると下着にべったりと(ry
67名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:38:34.22 ID:M16l54O1
介護状態なのに垂れ流して掃除されるとか新鮮な逆羞恥プレイだな!
68名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:56:21.66 ID:75hFIxNc
以前そういう内容の投稿あったなw
69名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 00:56:32.96 ID:jZEg3mzV
キリトだけでなくアスナまで安岐ナースに頭上がらなくなるフラグにしか見えません!(><)
70名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 01:02:53.22 ID:sIbdlHFI
実際に頭の上がらないナースはアスナもいる気はしますが・・・。
71名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 17:11:09.46 ID:ZkFi0IjE
直葉のお兄ちゃん育成日記

という頭の悪いタイトルが浮かんだんだが。
72名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 19:15:26.96 ID:LSMFM38G
直葉の放屁調教と申したかwww
やーでも実際スグはアナル調教はされる側だと思うなー
73名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 20:47:39.05 ID:b5u3Y6ZY
214 名前:イラストに騙された名無しさん [sage] :2012/02/04(土) 18:52:40.24 ID:2n98pjX7
ふと思ったが、フルダイブ環境ってSMには最高なシステムだな
現実の肉体が壊れるわけじゃないからどんなハードプレイも可能とか・・・


…アスナがいじめられる才能があるとか書いてあったのを思い出した
でもキリトに鬼畜攻めは似合わんとです…
74名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 21:05:41.56 ID:QifUeo3+
>>73
kwsk
75名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 21:34:43.01 ID:b5u3Y6ZY
>>74
改行スペース前までが本スレでの話題
直後に裏でやれと言われてたのでネタとして引っ張ってきてみた

ID:2n98pjX7は俺じゃないけど俺と同じことを考える奴もいるんだなと
76名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 23:05:07.50 ID:iD1JyDQM
スグに開発されちゃうキリトさんですね!
77名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 02:52:25.71 ID:HtomkYUm
実際現実でスグが本気になったらキリトは手も足もでないだろ
78名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 15:38:29.20 ID:66RvaPl7
押っし倒せっ!押っし倒せっ!!

多分サブヒロインの中で一番実力行使に訴えそうなのがアリス、次点でスグ
断れないシチュに持ち込み既成事実へ畳み掛けるのがシノン、リズ
誘ったりねだったりして情に絆されるのを狙うのがシリカとロニエ
79名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 20:03:35.85 ID:j9oLGr/O
>>75
そのいじめられる才能がある、のソースってなに?
80名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 20:26:12.90 ID:nXJ6XCx8
>>79
多分T.om8vwXYU の文章だと思う
たしか書いてあった
81名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 23:11:56.15 ID:n8JxhpSn
アスナっちを縛って叩いてビシバシアヒンアヒンいわすのは無理があると思うなー
されるのが好きなタイプだから目隠しや焦らしはかなり効果ありそうだが
82 ◆T.om8vwXYU :2012/02/06(月) 04:43:57.83 ID:n35ywtIv
SS投下します。


・「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2」は短編連作です。
・妹丼編
・キリト・リーファ・シリカ ハーレム
・シリカはピナのせいでバラの香りがします。
・リーファはトンキーのせいで蜂蜜漬けになってます。

※NGは「ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン2 ◆T.om8vwXYU」です。

83 ◆T.om8vwXYU :2012/02/06(月) 04:45:41.07 ID:n35ywtIv

 しばらく幸せそうに俺の胸に頬を埋めていたリーファが徐々に状態をもちあげる。胸に
乗っかったままだったリーファの乳房が徐々にはなれていった。
 さすがに恥ずかしそうに笑いつつ、リーファはよいしょ、と性器をから抜いて、そのま
ま俺のとなりに寝っ転がる。一応、リーファ、シリカの順番的なものは覚えていたようだ。

「……じゃあ、次はシリカの番……その、大丈夫か?」
「は、はい……その……お願いします……」

 顔を真っ赤にしながら、ただ、しっぽをうれしそうにぶんぶん揺らしながらシリカが言
った。
 シリカは空いた、というと御幣がありそうだが、いまだに硬さをたもっている性器の上
にまたがる。
 さっき指で触れた秘処がぱっくりと割れて、亀頭とキスをする。

「リーファと同じ格好でいいのか…?」
「はい。すごく気持ちよさそうでしたから……あたしも……」

 三角耳を揺らして、こくこく頷くその横顔にどこか乙女のプライドちっくなものを感じ
取らないでもないが、わざわざそれを指摘するような度胸は――ない。
 シリカが性器に手をたずさえて直立させる。洞窟自体が冷えているせいか、シリカの指
先は冷たい。
 と、視界の端に緑がかった金髪が現れた。俺の鎖骨にリーファが頭を乗っけたのだ。

「ん……お兄ちゃん……あたしもかまってよ……」
「な、なんかすごい積極的じゃないデスカ……」
「うん。なんだか遠慮してたのが馬鹿みたい……だって――」

 きゅっと、リーファは俺の二の腕に豊満なアレを押しつけてくる。暖かくて柔らかい、
アレが。

「だって、もうえっち……しちゃったし……気持ちよかったし……」

 気持ちよかったし、のあとに言葉が続かなかった。リーファの顔は俺の位置からは確認
できない。けれどもおそらく顔を真っ赤にして恥ずかしがってるんだろう。
 なんだかすこし嬉しい。よしよし、とリーファの頭をなでてから――再びシリカに目をやった。

「んっ……んんっ……」

 シリカがすごく難しい顔をしている。
 入り口のあたりに亀頭をくっつけたまま、進まないし、戻らない――。
 舌で先端を舐められているような、秘裂の入り口の感覚はかなり魅力的だし気持ちいい。
しかし、このまま行為が進まないのも困る……。

「シリカ……が、がんばってるのはわかるけど……もし勇気がでなかったら、俺からする
よ……?」
「だ、大丈夫です! ちゃんと……ちゃんとします!」

 悲壮な覚悟を感じさせるガチガチの声音でシリカが言うと、

「シリカがしないなら……ねえ、もう一回しようよー」
 と、リーファが抱きついてくる。甘ったるい声だった。
 それを見て、シリカが悲しげに眉を寄せた。泣き出す一歩前の顔。
 俺はあわわしながらリーファに言う。

「リーファ! お、おまえちょっとエッチすぎる……それにあんまりシリカを挑発するな
――ぐあっ!」

 最後の「な」を見事にファンブルした。理由はシリカが思い切りからだを落としてきた
からだ。ほとんど限界なんじゃないかと思わせるほど入り口が広がって、太い性器を内側
に納めていく。

「ふああああああっ!」

 シリカが悲鳴をあげつつも、けなげに身体をおろしていった。
 すさまじい狭さだった。シリカの体格上予想はしていたが、それにしても狭い。

「あああっ! なか……なかに……キリトさんが……」

 最後にずぼっ、と貫く感触があって、性器がすべてシリカのなかにおさまった。

「ふあ、ああ、くぅう……」

 それこそ子猫のような鳴き声で挿入に耐えるシリカ。ぺたんと車座にすわる姿は果てし
なく愛らしいのに、シリカの柔肉から与えられる刺激は目がくらむほどなまめかしい。

「あ……くっ……狭い……キツすぎ……シリカ……」

 リーファの場合は緩急が気持ちよくて、シリカの場合はそこが小さいので、すでにキツ
キツにしまていた。しかも、先端がなにかをつついている気がする。小さなシリカのそこ
は性器が反射で身じろぎするたびに、柔筒を押し広げてしまう。

「ふああ……ああっ……おおきいっ……おなかいっぱい……」

 無理矢理な挿入にシリカが目を回しているのがわかる。痛みがなさそうなのが唯一の救
いだ。

「ふあ、ああっ……んっ……これがキリトさんの……キリトさんのが……わかります…
…」

 それでも身体と心はやっぱり別なのか、隙間なくびっちりと抱き込まれた性器を、シリ
カがぞふぞふとくすぐってくる。シリカが場所を調整するたびに、尿道口のあたりが奥を
こつこつ、つついてしまい、そのたびに出してしまいそうになるのだが、さすがに格好わ
るいし、せめてシリカを気持ちよくしてやりたいので気合いでこらえる。
 再び眉根を寄せたシリカが言った。

「あ……んっ……みちみち……してます……すこし気持ちいいかも……」
「そりゃ幸い……動ける?」
「――いま、動いたら……たぶん……いっちゃい――」

 言葉の途中でシリカが大きく体をわななかせた。三角形の耳もびくんっ、とそそり立つ。

「え……あっ……やっ……」
「え?」
「んんっ……な、なかでこすれて――」
 シリカの顔がくしゃっとゆがんだ。まだひとこすりもしていないが、内側がはげしくう
ごめいてきて――。

「はあっ、んっ、んんんっ、いっちゃい――!」

 シリカが甲高く悲鳴を上げる。しっぽがびっくーん、と天高く突き上げられる。

「う、うわ……急に……」

 同時にきゅう、きゅう内側をせばめる。迫る肉壁に性器を絞られ思わず射精しそうにな
りつつ、何とか我慢した。

「あああ……んっ……んっ……」

 ひくひくと投げ出した脚まで震わせたシリカははふ、はふ、と荒い呼吸を繰り返してい
た。

「んんっ……んっ……はう……まだ一回もしてないのに……キリトさんのせいです……は
じめてなのに……」
「い、いや、今の俺のせいだけじゃないだろ……?」

 そこまで俺のせいにされてしまうと――いや、明らかに俺のせいではあるのだが、まだ
一回もしていないのに、達してしまったのはシリカの方だ。

「それは……そうなんですけど」

 シリカはぴくぴく、耳を揺らした。

「シリカの顔……かわいかったぞ」

 びっくーん。首筋の辺りから赤くなりつつ、シリカがしっぽと耳を突き立てた。

「……キリトさんの、えっち……」
「ま、まあ休憩しながらでいいよ。ゆっくり、えっちしよう」
「はい……」
「……じゃあ……シリカが休んでいるうちに……」

 少しお休みしたいらしいシリカの姿を見て、リーファが小さくつぶやき、とんでもなく
やわらかくて重力感たっぷりのナニかを俺の頬に押しつけてきた。

「おふっ……」
「さっきトンキーに甘いの出されちゃったから、まだ残ってるのかも……ねえ、吸ってい
いよ」
「す――吸う?」

 胸をおしつけてきた時点で、どうされたいのかなんとなくわかっていたのだが、直接言
われると少々刺激が強かった。なにせ目の前の少女は、リアルでは妹なわけで……
 そんな逡巡を知ってかしらずか、リーファは再び身体をよせてきた。
 全体的にむちむちしていて、体にのっかってくる上半身が温かくて気持ちいい。

「ほら、きっと、甘くておいしいよ」
 リーファの目が妖しくとろける。俺を誘惑するように胸を差しだしてきた。健康的なピ
ンク色のそれの先端がふるん、と震え、あまりにも柔かそうな右乳房にさそわれるように
……ぱくっ。

「あふっ……」

 リーファの色っぽい声にどぎまぎしつつ、そのまま舌でつついて見る。驚いたことに本
当に甘い。蜂蜜と砂糖をまぜてとかしたような味が舌に落ちてくる。思わずくちゅっ、と
吸い上げてみた。

「んっ、あう……お兄ちゃんに舐められてる……」

 今度は幸せそうな声音で言ったリーファが俺の頭を抱いて、むぎゅっと胸を寄せてくる。
視界がリーファの白い胸元で埋まった。別に息苦しくはないのだが、重量感さえあるその
胸肉に圧倒され、口に含んだままの乳首を甘噛みしてしまう。

「やっ……噛んじゃ、やだ……」
「ご、ごめん……」

 早くも主導権交代がありそうな予感があるが、今度は噛まずに舌先でころがしてやった。

「うう……んっ……んっ……そっちだけじゃヤダ……」
「わ、わかった」

 すっかり夢中のリーファに応えるべく今まで食べていた右の乳首から口を離し、もう片
方の乳房に顔をよせる。そのまま口に含んだ。こっちからも甘く、とろけるような味がし
た。
 
「んっ……んっ……もっと、強くしても……いいよ?」

 吸われるたびに悩ましい吐息を吐き出すリーファ。さっきと矛盾している。苦笑しなが
らも、あまりに心地よさそうな声であえぐリーファのリクエストに応えた。

「ふああっ、あっ、ああっ……ちりちりする……おっぱいの先……ちろちろ……して…
…」

 まあ許可が出たので、口いっぱいにリーファをほうばってから、先端をちろちろなめて
やった。

「ふあっ……あふ……んくっ……やっ……またいっちゃう……おっぱいで、いっちゃう―
―!」

 背を美しくそらして、リーファが小さく達した。密着しているのでリーファが気持ちよ
くイっているのがよくわかった。全身がびくびく揺れている。
 それにしても、さっきあれだけ達してなお――。

「ま、またいっちゃったのか?」
「う、うん……気持ちいいんだもん……それになんていうか……ちょっとハードル下がっ
ちゃったような……なんていうか……」
「……?」
「な、なんでもない……」

 リーファは呟きつつ、もう一度きゅっ、と抱きついてくる。
「とりあえず、お兄ちゃんのせいだもん……こんなにえっちになっちゃったのは……」
「……ごめん」
「んっ」

 そのまま大人しくなったリーファの首に腕をまわして髪を撫でる。
 しばらくそうしていると、シリカがんっ、と腰を持ち上げはじめた。
 正直包まれているだけでもだいぶ気持ちがよかったが、やはり擦られると頭の奥に火花
がはぜる。

「んっ……そろそろ……」
「……了解。じゃあ少しずつでいいから、抜いてみてくれ」
「はい……」

 うなずいたシリカがおずおずと腰をあげてきた。結合部から性器の肉茎があらわれはじ
める。
 
「んんっ……んっ……もう、これだけでも……」

 さっきのリーファとは違い、おそるおそる、リーファが腰を上げていく。上になっても
らっているので、自然と腰のあたりをまたいでいるシリカの身体が、すこしずつ、すこじ
ずつ持ち上がっていく。

「あう……んっ……んっ……」
「ぐ……」

 一秒一秒を大切にするように、ミリ単位引き抜かれていく性器が狭い膣道のざらざらに
くすぐられる。シリカにまったくそんな気持ちはないのだろうけど、まるでジラされてい
るような、緩やかに刺激だった。
 性器の形にゆがんだ膣道がきゅっ、きゅっ、とせばまってくる。
 長い時間をかけて、やっと性器の首のあたりがシリカの中からでてきた。性器はシリカ
の分泌液でぬらぬら輝いている。
 はあはあと熱い吐息をまき散らしながら、シリカが涙目で俺につぶやく。

「あああ……くうう……ぬ、ぬけました……?」
「いや、まだ頭が入ったままだよ」
「じゃあ、今度は降りていきますね……んくっ……」

 そそりたった性器をレールがわりにシリカは、ゆっくりと腰を下ろしてきた。これもま
た、ぞふぞふと性器の縁をくすぐるようにうごめいて射精をさそってくる。
 
「この……んっ、入ってくるとき……気持ちいいです……ごりっ……って……ごりって入
ってきて……」

 じゅぷっ。シリカの内側うめるたびに、シリカがゾクゾクと背筋を震わせるのがわかる。

「ふあ、んっ、んっ……気持ちいい……です……癖になっちゃいます……」

 なんどか緩やかな出し入れを繰り返していると、シリカの膝が時々ふるえた。俺はとき
おりリーファの乳房をすいながら、シリカを見守る。
 ちなみにリーファはときおりあふ、あふっ、と声をあげるだけでそれほど激しくしてこない。
さっきのシリカとおなじで、もしかしたらお互いの初めてを過剰にじゃましないようにして
いるのかもしれない。
 ぐちゅ、ぐちゅと結合部から流れる水音がリズムカルに……滑らかになっていく。
「んっ、んっ、んぅ、んっ……ふああ……ああっ……ちょっと、なれてきました」
「うん。シリカもうまくなってるよ」

 事実、一番最初より腰の動きがスムーズになっている。が、俺がそう言うと、ぼん、と
音がしそうな勢いでシリカの顔が赤くなる。

「うまく……なんて……そんな、エッチなこと……」

 恥ずかしさから再び硬くなってしまったシリカをリラックスさせるべく、まだ触れてな
かったシリカの上半身に手をのばした。
 
「はひっ! や、キリトさん……」
「痛い?」

 さすがにいきなり過ぎたかも、と後悔しながらシリカに聞くと、当の本人は首を横にふ
るふるとふった。少しびっくりしただけらしい。

「痛くないなら……続けてもいい?」
「いい……ですけど……その、ゆっくりお願いしますね」

 とりあえず試してみる。指のぽっちを指でつぶしてみる。すぐに反応してくる。

「や、あんっ、キリトさんっ、ゆ、指がいやらしい!」
「イヤならやめるけど……?」
「うう……リーファちゃんも気持ちよさそうだったし……」
「うん……すっごく良かったよ……お兄ちゃんにつぶされるの……」

 リーファが再び胸をよせてくる。俺は再びちゅぱちゅぱと先端をすすってやった。

「んっ!! やっぱり気持ちいいよぉ……」

 再びふにゃっ、と脱力するリーファ。
 そしてリーファの反応に三角耳をひくひくさせるシリカ。

「じゃ、じゃあ、続けてください……おっぱい……リーファちゃんほど大きくないですけ
ど……」

 もうこれ以上無いくらい顔を赤くしたシリカにうなずき、指をふたたびはわせる。
 揉む――のは残念ながら無理だった。指先ではじいてやったり、手のひらでつつんでや
ったりする。
 そのたびにシリカが唇から嬌声をこぼした。

「んっ……んっ……手のひらがあったかいです……びくびくします……」

 シリカは言葉の通りおなかの辺りをびくっ、と震わせた。小さいと感じやすい……かど
うかは結局わからなかったが、当初の目的通りシリカの身体が弛緩していくのを感じて、
指先で先端を転がしてやりつつ、ほんのわずかに腰をうごかしてやった。

「ふああっ……んっ……」

 びっくりして目を瞬かせたシリカに、ほほえんでから、もう一度突き上げてみる。
 んんっ、と眉をよせて悲鳴をあげつつも、シリカは柔肉をきゅっ、と絞ってきた。

「ぐ、うう……」

 俺も悲鳴を抑えられない。
 さざ波のような性感の刺激が心地いい。そのまま刺し貫いてしまいたい。

「ぐあっ……シリカ……気持ちいいよ……」
「はあっ……はぁっ……キリトさんの……お、おっきくて…おっきすぎて、うまく動けな
いです……」

 その一言を口にだすのに、シリカがどれだけの勇気を振り絞ったのか。俺はうなずいた
あと、シリカの身体を前傾させて、手を胸につかせてやる。こうすれば俺は思いきりシリ
カにつきこめる。

「あ……」

 間近にあるシリカの唇から吐息が洩れた。そのまま、確かめるようぐちゅっ、と動かし
てみた。

「ふあ、ああああっ、んっ……キリトさん……」
「シリカ……そろそろ限界で……」
「はい……あたしももう……限界です。キリトさんので気持ちよくしてください……」

 俺はシリカにうなずいてから腰の動きを再開させた。
 なま暖かいそこに何度も性器を行き来させる。じゅご、じゅごっ、とシリカの内側でう
まれた愛液がが飛沫になってつながる。

「あんっ!!」

 短い悲鳴。腰が抜けそうな快感が性器から伝ってくる。シリカに渡していた主導権を渡
してもらい、わずかにシリカを突き上げた。先端をごつんとぶつけたあと、一気に引き抜
く。ぞふっ、と大きな音が鳴りひびく。

「んんっ!!! は、はげし――!」

 シリカが背を反らして唇を引き結ぶ。泣き出す寸前の顔をしながら、何度もまあるいお
腹を波立たせる。
 俺は最初はゆっくり、でも徐々に加速しながらシリカを味わっていく。

「ふあっ! いっ、ああっ、やっ!」

 じゅご! じゅご!
 
 音をさせつつシリカに突き込んでいると、すぐに性器がしびれ始めた。なにをしても柔
らかい柔肉の刺激を受け続ける。それが気持ちいい。夢中になって腰を打ちつけ、シリカ
の腰をつかんで打ち付ける。
 耐える姿に胸が切なくなるのと同時に、もっとそんな顔を見てみたい。
 肉壁を何度もこそいでやる。腕でシリカの腰をつかんでいるので、出し入れすら自由だ。

「んんんっ――!」

 シリカが引き結んでいた口を開いた。

「ふあっ! ふあっ、ああっ、んっ! ふああああっ!」

 シリカの甲高い鳴き声が洞穴に響きわたる。体中から汗が噴き出し、背中の尻尾が突き
立てながら、ひくひく柔肉を絞ってくる。

「シリカ……いくよ……」
「ふあっ、ああああっ、いいですっ! キリトさん! きて――!」

 求めるように手を伸ばしたシリカの指先に指をからめて、ごつん。
 最奥に突き込み、俺は性器から飛沫を吹き上げた。
 そもそも狭苦しい、奥行きのないシリカの奥につっこんでたっぷりと子宮を犯す――。
 
「やああっ、なかっ、なかが溶けちゃい……あっ……ああっ……あ……」

 一度柔肉を強く絞ってから、シリカの悲鳴が少しずつ消えていく。

「ふあっ、ああ…………」

 幸せそうな吐息のシリカがはき、いつもより数段赤い頬に小さく小さく、微笑が浮かぶ。

「んっ……んっ……まだびくびくしてます……」

 性器を受け入れるのに精一杯のシリカの結合部から、今吐き出したばかりの白濁液が流
れはじめている。たっぷり一分くらい、背をそらして達していたシリカがぱたん、と上半
身を倒してきた。

「はふ……」
「おつかれ……」
 
 俺はリーファとは逆の方向に頭をよせて、荒い息を吐くシリカを抱きしめ、射精の余韻を味
わっていた。
91 ◆T.om8vwXYU :2012/02/06(月) 05:04:36.97 ID:n35ywtIv
以上です。妹丼編は終了です。ALO惚れ薬は、次回から親友丼編(アスナ、リズ、シノン)がメインとなります。

乙、GJありがとうございます。モチベーションを保てているのは、毎度の乙、GJのおかげです。

次回はおそらくシチュエーションモノです。

よろしくお願いします。

92名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 18:34:47.42 ID:gNRPZCUq
誤字脱字おおすぎw

死ねw
93名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 18:48:36.53 ID:ZUyBqg0b

94名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 18:58:13.34 ID:RhLnDQ/u

相変わらずのクオリテイGJ
ありがとう
95名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 19:18:17.20 ID:uM8XwRGE

毎度毎度エロすぎるやろが!
96名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 21:11:18.16 ID:RhhigtSP
もっとゆっくり推敲してもいいのよ?ともあれ乙です
毎回毎回楽しみにしてます
97名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 21:18:28.32 ID:wktie2r6
乙!
98名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 18:15:25.65 ID:zz1NDL5p
ALOほれ薬次作も期待
99名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 00:34:33.98 ID:WpcOkyz7
次、もしかして百合百合?百合百合?
100名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 21:06:19.78 ID:oxlYLwzQ
ME9をとらで通販したんだが、ついでに買ったTHE小学生に、うたたねひろゆきの描いたういうい凌辱モノがあった
2ページしかないが、タッくんが輝いてたw
101名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 22:37:33.11 ID:WpcOkyz7
あー、うたたねさんタっくん好きそうだもんなw
あの人の描くういういは容易にイメージ出来る
102名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 23:23:37.24 ID:BnYQMHYv
ういういものって一応需要はあるのかな?
103名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 23:33:20.54 ID:CO/mNT4b
ある程度は固まったSAOと違って、幾らでも組み合わせが出来るじゃないか!
ういうい陵辱3Pとか、ういうい和姦3Pとか、ういうい×ハルとか
104名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 05:55:49.91 ID:/SHyMwll
>>103
>ういうい×ハル
(精神的に)ロリババアなういういが、初なハルの上で激しく腰を振り悶える………やっぱり小学生は最高だぜwww
105名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 05:59:56.55 ID:TSuoX7ZG
リアル割れさせてニコとういういと綸でロリロリ乱交強姦とか、3人まとめて師匠に食ってもらうのも可
106名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 09:10:08.81 ID:HX46VGhb
師匠に攻められるういういに攻められるハル
107名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 12:23:03.69 ID:/SHyMwll
>>106
そして、師匠を責めるハル
なんという永久機関w
108名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 17:42:48.53 ID:P9cHqyNd
ちょっと書いてみようか・・・と思って手が止まった
ハルユキってういういのことは苗字でしか呼んでないが、名前呼びにしたときはどうなるんだろう
109名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 17:49:38.99 ID:8c0yrmd6
言っていいのか数十秒は悩んで固まりつつ、やっとさん付けで読んだら
おかしいですよハルユキさんって言われてちゃん付けに切り替える。
呼び捨てにしてくれませんかとさらに言われて戸惑いながらもなんとか言ったりして赤くなったりするんだよ、きっと
110名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 17:52:58.61 ID:HX46VGhb
>>107
素晴らしい桃源郷だな・・・そして姫が怒りの乱入

>>108
「今は〜って呼んでください」とか想像しただけでバーストリンクしそうだ
自分の萌える表現のままに書けばいいと思います!
111名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 18:26:10.53 ID:P9cHqyNd
わぁ思ったより反応早かった
参考になりました!とりあえずがんばってみますw
112名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 19:21:18.01 ID:fRmdcT+H
待機
113名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 08:34:49.39 ID:TkAbD754
あれですよね、発声出来ないけどハルから見えない位置で喘ぐ様に口を動かして
気付かれないよう聞こえないように内緒でハルを名前で呼んだりしてるんですよね、ムハー
114名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 01:44:08.91 ID:iw0WJYx9
(あれ……キリトくん、朝いつも脈拍と体温あがってるなー。ちょっと心配)
(……ん? 夜も上がってる……? あ、でもまた十分くらいで下がってる……?)

「ねえキリトくん、いまななにし「んーお兄ちゃん……えっちの時は電話でないでぇ……あっ!?」……」ジワッ


こうですかね、わかりません。
115名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 01:49:47.03 ID:l8h5MoKN
アスナさんが24時間見てらっしゃいます!
116名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 09:16:49.96 ID:usio3OC2
シノンの愛人臭について
117名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 14:56:31.90 ID:SwRf9tqb
AWの次巻でういういの過去が語られると聞いて下世話な想像をしてしまった。
どういうわけか口に猿轡かまされたういういが脳裏からはなれない
118名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 21:51:01.78 ID:GfSdyVBD
乱れた着物ってエロいよねっ!!
119名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:43:54.04 ID:DY7QBgb7
一晩かけて正妻と妾の序列について体に叩き込まれるシノン
120名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 02:23:12.30 ID:JMMayv/W
ういういの過去か〜
巫女装束で猿轡噛まされて、縄化粧&首輪のコンボでもかまされたのだろうか?
121名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 00:05:51.02 ID:9OlDtB/I
ういういがリアル割れして脅されて、ついでに色々されてるかと思うと堪らんね。
122名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 00:10:29.58 ID:w2bDg8kq
すでに師匠から一通りされていると思う
123名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 12:25:21.89 ID:n2s9Hoy7
ニコとういういがメインぽいけど小学生同士の絡みとかあるのかなあ、と書くといやらしく見えるけどまあいいか
ういうい職人が生まれそうな時に次巻のメインがういういという事に運命を感じる、悲しい過去・・・ゴクリ
124名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 15:46:54.35 ID:YJAyIesk
ういういの親だれかな
そういえばSAO新巻でBICがでてたな
125名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 00:40:18.51 ID:aD5aoWwX
ういういがどこぞの王辺りに色々やられちゃったりしてるのか…
126名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 01:36:34.54 ID:dOYU09eg
>>116
本スレでも話題になったけど、なんか肉体関係もってもベタベタしなさそうなイメージあるな
127名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 01:46:47.34 ID:wQYEQDZN
そうか?
人前でベタベタするのは嫌いそうだけど
二人っきりならごろごろ甘えてきても…私は一向にかまわんッ!
128名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:04:17.99 ID:eIFQ4mvL
クールな振りをしてるけど尻尾は正直だぜ。
129名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:08:25.31 ID:wQYEQDZN
しかしX2では全くこれっぽっちも動じず好きと宣ったからな…
130名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:24:03.87 ID:eIFQ4mvL
最近はVRに対する偏見も薄れてきたアスナママ、溜まった書類仕事を片づけるのにVRを利用してみようと思いつく。

アスナのアカウントを借りてログイン(その間アスナはVtのプレゼントの為の編み物)

キリトが後からログイン、最近忙しくて(編み物の為)会えなかったので後ろからいきなり抱き付き、有無を言わせずキスで口をふさぐ



アスナのアカウントを使ってたらハラスメントコードは発動しない?
131名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:35:19.08 ID:wQYEQDZN
それ以前にVRで上手く動けなかったり目眩を感じるのは純然たる体質と慣れの問題だから・・・
132名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 05:19:15.26 ID:rsLaCPAc
>>115
うむ、実際に娘に24時間監視され嫁に逐一報告されてます
133名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 07:02:00.86 ID:wQYEQDZN
ユイは人間観察がオシゴトのAIだからしかたない
134巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:42:54.05 ID:Q3F/cNmm
お初ながら投稿させていただきます。

ういうい×ハルユキものです。
最後までは行きません。

こういう場所での投稿は初めてなこともあって未熟なとこも多いですが、温かく見守っていただければ幸いです。
では始めます。『巫女と鴉』
135巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:43:27.79 ID:Q3F/cNmm
夏休み。古くから多くの学生たちが待ち焦がれる季節。
宿題と言う制約はあるが、それ以上に学校から開放される自由な時間。
人によっては部活動、勉強その他もろもろなどで制限されることもあるだろうが、学生にとってとても貴重な自由時間であるのは間違いなく、それは二〇四七年になっても変わってはいなかった。……はずだった。

七月二十四日、水曜日。その日の夕暮れ、有田春雪は拘束されていた。それも物理的な拘束である。
手を後ろに組まされ、手首同士をビニール紐で縛られている。腕と胴体は座っている椅子の背もたれに密着させられたままぐるぐる巻きにされ、完全に手は使えない。
過剰なまでに縛られた上半身とは対照的に、足はまったく縛られていない。その気になれば立って動くことくらいはできそうなものだが、ハルユキはそうするわけにいかなかった。
「……あ、あの、これから何を……」
戸惑い混じりの問いに、目の前の人影が指を宙で躍らせる。
ハルユキの視界の中に表示されたチャット欄に、桜色の文字が流れた。

【UI>何でも言う事を聞いてくれる、と仰ったので、お言葉に甘えさせていただきます】
136巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:44:23.46 ID:Q3F/cNmm
――遡ること数時間前、梅郷中飼育小屋。
ハルユキと四埜宮謡はこの小屋で暮らす住人のため、毎日夕方ごろには訪れることになっていた。
本来の飼育委員はもう二人、浜島と井関というメンバーがいるのだが、浜島は最初の顔合わせ以来まったく小屋を訪れず、
真面目に仕事をしてくれる井関さんについては『ごっめーんイインチョ!期末ひっかかって最低七月いっぱいは補習!』というメッセージを本人から聞いていた。
仕事には慣れたので多少人手がなくとも問題はない。この日もすべての作業を終えて、あとは帰るだけという状態……だったのだが。
「……四埜宮さん、遅いなぁ」
御手洗いに行く、という旨を残して校舎へと消えた彼女を見送ってからそろそろ十数分は経とうとしている。荷物をそのまま置いていってしまっているため、迂闊にここを離れてもいいものかという迷いが生まれていた。
荷物を小屋の中に置いて帰ってしまうか……それとも、彼女のバックを持って校舎の中を探したほうがいいか……などと迷っていた時。

【UI>あの、有田さん】
チャットの文字列がしばらくぶりに更新された。言葉を話せない彼女と会話する場合、突然チャットが更新されることに驚くことも多々あったが、今では急に話しかけられてもスムーズに会話できるようになっている。
「あ、お帰り。ずいぶん時間がかかっ……て?」
振り返って、その光景を認識したとき――ハルユキはおや、と思った。謡の姿は校舎入り口のすぐ傍に見つけることは出来たが、その様子が普段見たことがないものだったからだ。
いつもはまっすぐにこちらを見据えてくる瞳は謡の足元数センチ先ほどにまで下に向けられ、落ち着きのない子どものように身じろぎを繰り返している。
もしかすると自分や同級生よりも大人びているのではないかという雰囲気はすっかり消えており、普段の凛とした姿からは少し想像できない光景が、そこにはあった。
「ど、どうしたの?何か具合でも悪い?」
【UI>体調の問題というのは間違いないのですが、その……少しお願いが……】
「うん……な、何をすればいいの?」
【UI>私を、どこかおトイレへ連れて行ってもらえないでしょうか……?】
「何だそんな……へぇっ!?」
137巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:45:59.94 ID:Q3F/cNmm

少し前、第二校舎一階のトイレへと向かった謡であったが、ゲスト扱いでログインしていた学内サーバーから現在設備点検のため利用不可というメッセージを受け取った。
現在利用できるトイレには活動中の部活動生らが列を作っており、その列に並んではいたもののなかなか先へと進まない。
徐々に我慢の限界が近づき、このまま並んでいても間に合わないと判断した彼女は列を抜けた。
どこか別の場所で点検の終了した場所はないかと第一校舎と運動棟を回ってみたがどこも利用できず、第二校舎はどうかと足を向けたところで限界がきてしまった――と、簡潔な文章で説明された。
そういえば一学期最後のHRの際になにやら学校設備の大規模メンテナンスがあるとか話をしていたような……とハルユキの思考が飛んでいるあいだにも、謡の説明は続く。

【UI>ゲストユーザーでは利用可能な場所を案内されるだけで、進捗状況を問い合わせても教えてもらえないのです。……でも、生徒のアカウントであれば……】
「わ、分かった。試してみるよ」
デスクトップから校内マップを呼び出すと同時に設備情報も呼び出し、マップと照らし合わせる。
利用可能と表示されるのは利用者の多い第一校舎ばかり……かと思いきや、目の前である階のステータスが≪利用不可≫から≪利用可≫へと変わった。
「あった!ここから近いけど、動けそう?」
【UI>あともう少しだけなら、なんとか】
了承の意味を込めて頷くと、謡の手を取って走り出すハルユキ。
138巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:46:27.88 ID:Q3F/cNmm
人間の脳、とはかなり習慣に縛られているものである。日々同じ動作を繰り返していれば脳は学習し、特別に意識を向けなくとも同じ行動を取ることができる。
そして、体に染み付いた反応というのはそう容易く変更することはできない。

この緊急時に、ハルユキが謡を連れて第二校舎三階の男子トイレに飛び込んでしまったのも、それはある意味仕方のないことだったのかもしれない。【UI>有田さん。ここは男性用のトイレですが、私が入ってしまっていいのでしょうか……】
「う、うん……大丈夫、だと思うよ。ここは誰も通ることないし……もし問題になっても、どうしようもなかったことを説明すれば分かってくれるよ……うん」
――実際、職員室で先生に囲まれてもちゃんと言えるかなぁ。
などという不安は心の中に留め、「じ、じゃあ僕は外で待ってるから」と個室の扉を閉め、内側からロックがかかったことを音で確認した後、男子トイレ入り口の廊下で待つことにする。
139巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:47:50.90 ID:Q3F/cNmm
ハルユキにとってかけがえのない存在であり、今ではともに体と心を重ねた恋人であり、加速世界では彼の≪親≫たる黒雪姫が少し前、彼に対してこう評していた。
――ハルユキ君。君の状況処理の能力は胸を張っていいレベルにあると、私は思っている。
だがな、君はどうもその力を現実で活かしきれてないときがあるぞ。
あちらとこちらの境など関係なくその力が発揮できれば君はもっと素晴らしくなる。あ、いや、別に今が素晴らしくないとかそういう意味では……

当の本人にしてみればこの後に続いた惚気話のほうばかり記憶に残り、とても重要であるはずの前半部分は今の今まですっかりどこか遠いところへ行ってしまったのだが、この緊急時が訪れて長旅をようやく終えたようである。

先達の指摘をいまさらながらに実感しつつも、現在の状況に問題がないかを確認する。
この第二校舎は現在ほとんど使われておらず、生徒の出入りは少ない。
もちろんソーシャルカメラはあちこちにあるので何台かのカメラに姿は映ったろうが、軽微な違反や警告――たとえば、空き教室に許可なく入ろうとするなどの行為を取っていなければ教師が駆けつけてくることはまずない。
こんな場所に来る人間はまずいない、というのは一時期ここを隠れ家のように利用していたハルユキの経験から明らかだ。
140巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:48:35.66 ID:Q3F/cNmm
あとは何食わぬ顔で階段を降り、普段どおりに帰れば問題はないだろうという結論に達すると同時に、トイレ内からコンコンとノックの音が響いた。
「は、はぁい」
小学生の頃に見た怪談もののビデオに似たようなシーンが――厳密にはハルユキが返事をする側ではなくノックをする側なのだが――あったことを思い出しつつ返事を返す。相手はもちろんトイレの花子さんではなく、四埜宮謡である。

【UI>たびたびご面倒をおかけします。トイレットペーパーが切れてしまっているようなので、取っていただけませんか?】
「分かった。ちょっと待ってて……」
学内サーバーにアクセスし、掃除用具入れロッカーにトイレットペーパーがあることを確認すると使用許可を申請。すぐに許可のレスポンスがあり、ロッカーの扉を開ける。
日用品の補充程度であれば特別な権限も必要ないのであるが、この申請が手間だから、と事前に紙があるかを確認してからトイレに入るという輩もいるらしい。
「……いっそ、紙がないなら最初に案内とかしてくれたら便利なのに……」
……などと、思考をそらしながら動いていたのが失敗だったのかもしれない。
何の気なしに、本当に何も考えずに、個室の扉を開いてしまった。
141巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:49:27.47 ID:Q3F/cNmm
トイレの個室、というのは大体座ったとき、真正面に扉が来るか左右どちらかに扉がくるかという状態になる。
梅郷中の場合では大体扉が右側にくるようになっており、座ったままで鍵をかけられるくらいには扉との距離が近い。

それほど近くの距離で、ハルユキと謡は対面した。
まず目に飛び込んできたのは、きょとんとした表情を浮かべる謡の瞳。思考ペースが超低速にまで落ちたハルユキの脳内は、それでも状況整理へと働く。
彼女の着ている松乃木学園初等部の指定制服は、そのスカート部分をお腹あたりまで引き上げられており、ふっくらとしたやわらかさを感じさせつつも引き締まったお腹は丸見えの状態。
若木のように細くしなやかな両脚の膝あたりには薄い水色の下着が引っかかっている。
そして、少し開かれた脚の付け根の部分には、まだ何も覆うものがない一本の縦スジが……
そこまで思考がたどり着いたのと、ハルユキの手からトイレットペーパーのロールが取られたのはほぼ同じタイミングだった。


後から思い返しても、ここからの記憶はどうもところどころはっきりと回想できない部分が多い。
顔を紅潮させた謡が扉を閉めるまで処理速度はまったく回復せず、水の流れる音でようやく事態を飲み込みきったハルユキは「すすすすすみませんわざととかそういうんじゃなくてそのちょっとぼーっと」と貧弱な語彙をフル回転させて謝ろうとしたところを手で制され、
「よければお家でゆっくりお話しませんか?」と謡の提案で彼女を自宅に連れて行き、そこで頼りない言語エンジンからほぼ定型句となっている謝罪をあらかた述べたところまでダイジェスト形式で記憶していた。
142巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:54:33.65 ID:Q3F/cNmm
そして、有田家にて。
【UI>有田さんがうっかりしている方なのは存じていましたし……私も、鍵を早々に解除していたのは迂闊でした】
「いや……それでも僕が悪いよ……お詫びに何でもしたっていいくらい……」
【UI>何でも、とは。多少無茶なお願いでも聞いていただけるということですか?】
「そりゃ、出来ないことは出来ないっていうけど……それでも精一杯努力はするよ!」
ここまで言い切ったのは、申し訳なさのほかにも謡への信頼がとても厚いこともあった。少なくともかつて自分をいじめていた集団に強要されたような、辛いことはないだろうと信じて。
もっとも、その予測はすぐ裏切られることになるのだが。

目を閉じてほしい、という謡の要望に目を閉じ、自分に何かしているらしい彼女の動向を気にしつつも忠実に守ったハルユキが見たものは……すっかりぐるぐる巻きにされた、己の肉体であった。
143巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:55:11.00 ID:Q3F/cNmm
【UI>何でも言う事を聞いてくれる、と仰ったので、お言葉に甘えさせていただきます】
椅子から離れられないハルユキの膝元にしゃがみこむと、躊躇いなくズボンのファスナーを下に――
「ってちょっちょっちょっちょっちょっ!?ししししのみやさんなになになななななな……」
【UI>私だけ恥ずかしいところを見られて、有田さんが何もなしというのはずるいです。こういうのは有田さんも見せておあいこだと私は考えます】
いやそんなそれにしても心の準備というものが、と言いかけて、ようやくハルユキは気付いた。
先ほどからずっと顔がほのかに紅潮していたのは気付いていたのだが、普段との違いがもう一つある。
謡の瞳に、何か黒い影が覆っているような雰囲気……普段とはまったく違う表情。
表現をするなら、熱に浮かされてまともな判断ができていないような……。
144巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:55:29.45 ID:Q3F/cNmm
「のひゅっ!?」
考えることができたのはそれまでだった。もうすでにファスナーは全開、最後の砦のトランクスも下ろされて、ハルユキの分身は完全に剥き出しになっていた。
非戦闘状態である相棒を、謡の小さな手が優しく触れていた。新感覚のおもちゃでも弄ぶかのごとくふにふにと揉み続ける。
最初こそこらえていたハルユキも、悲しいかな肉体に与えられる刺激には
【UI>男性の方は徐々に硬くなる、とは聞いていましたが……最初さわったときからは信じられないくらいなのです】
「いやぁそれほどでも……ってそうじゃなくって!」
一人身ならまだしも現在は恋人のいるハルユキにとって、この状況は非常にまずい。不貞などという生ぬるいものではない。
せめて息子が完全な臨戦態勢になるのを避けるため、出来る限りの対策は行っておくべきだ。

「ほ、ほらさわったしおっきくなったとこまで見たしもう満足……」
いじるのを右手だけにし、左手が宙を舞う。
【UI>まだまだなのです。準備万端になるともっと大きくなることくらい知っているのです】
「さ、さいですか……」
残念ながら、流れはすっかり謡が優勢である。
他に、ほかに何か方法はないのか!?と焦るハルユキの思考を読んでいたかのように謡がぴたりと手を止める。
終わってくれるのかなと思ったのも束の間

【UI>そういえば有田さん。サッちんとえっちをしたご感想はいかがでしたか?】

「!!?!?!?!?!?!!!!?」
とんでもない爆弾が投下された。
145巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:56:11.94 ID:Q3F/cNmm

「な、な、ななんのこ……」
【UI>とぼけなくても分かっています。ちょっと前にサッちんの雰囲気が変わったことぐらい、私とフーねえは気付いてましたから。その後にお二人から交際宣言が出た、となれば察することぐらい簡単なのです】
確かに二人はそういう関係になっており、レギオンメンバーにはきちんと話をつけてはいたのだが……そこまで見透かされていたとは思っていなかった。
【UI>サッちんはそれはもう幸せそうで、きっととても気持ちの良い時間だったと思うのですが、有田さんはどうでしたか?】
「ど、どう、……って……初めてのことばっかりだったからドキドキしっぱなしで……」
――あのときは先輩も顔まっかにしてて……ああでも服脱いだときってめちゃくちゃきれいで……きれいっていっても初めてデュエルアバターを見たときとはぜんぜん違ってて……お互いおそるおそる触ったり触られたり……

【UI>こんな感じですか?】
「そうそうちょうどそのくらいの力加減で……ってうわぁっ!?」
脳内メモリの思い出フォルダを閲覧しているうちにも刺激を与えられた片割れは、その思い出効果も相まって完全な戦闘態勢に突入してしまっていた。
【UI>……やっぱり我慢していたのですね。これまでとは大きさも太さもぜんぜん違うのです】


すっかりそそりたったソレは、謡の手で包みきれないほど大きい。心臓が鐘を打つたびに細かく震えるその様は、まるでソレが一つの生物であるかのようだ。
今までホロキーボードに添えられていた左手を、ハルユキの竿に当てる謡。
そのまま竿全体をゆるやかに上下へ擦る。この硬さを揉み解そうとするかのように極めて優しく揉むことを忘れない。
しかしそのマッサージはむしろ血流をさらにかき集め、硬さはほぐれるどころかより強化されているフシさえある。
完全にに主導権を奪われたハルユキは「手、汚れるから、気をつけて……」とせめてもの気遣いをするのが精一杯だった。
146巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:56:55.08 ID:Q3F/cNmm
いわゆる先走り液がハルユキの竿と謡の手を濡らすまで、それほど時間はかからなかった。
最初は驚いた様子の彼女も特に気にすることなく触りつづけ、指先や竿はコップでもこぼしたかのように濡れていく。
数分に渡り色々な触り方を試していた謡だったが、突然両手を離した。

――終わったんだ。
ちょっと残念な気もするけど、と邪なことを考えるハルユキが体の力を抜くことが出来たのも束の間。

【UI>私の手ではここまでが精一杯のようですね。……ちょっと緊張しますが、こうするのです】
同時に、ハルユキの分身にこれまでとはまったく違う刺激が襲い掛かった。
相棒の先端を、小さな少女の口がぱっくりとくわえ込んでいる。亀頭と呼ばれる部分は口の中にすっぽり入り、しかも謡はさらにその奥まで飲み込もうと――

「ちょっ、ストップ!四埜宮さんストップ!」
虚ろな目に疑問符を浮かべながら、ホロキーボードが軽やかにタイプされる。
【UI>なんでしょう?】
「いや、あの、えっと……そ、そこまでしなくてもいいよ」
【UI>でも、有田さんのココは物足りないみたいなのです。私の手では最後まですることが出来ませんでした……】
「そんなことないよ!さっきだってもうちょっとしたら……」
【UI>もう少しだったのですね。……もう咥えてしまいましたし、続けさせてもらいます】
言うやいなや、先端に舌と思われるやわらかいものの感触が触れた。時折当たる硬い感触は恐らく歯だと思われる。
顔を小刻みに揺らすたびにじゅぷじゅぷと音がする。揺れるたびに先走り液と唾液の混ざった雫がハルユキのトランクスやズボンに染みを作っていく。
サイズの限界か先端を飲み込むのが精一杯のようだが、それでも女性経験の少ない……どころかそもそも一人しかいないハルユキには、充分すぎる刺激だった。
147巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:57:58.90 ID:Q3F/cNmm
「しのみや……さん。その、もうそろそろ……出ちゃいそう……だからさ…………は、離れたほうが……」
という言葉を聴いて、謡は離れるどころか一呼吸間をあけ、そして

じゅるるるるるるるるるっ!

一気に、吸った。
空気の吸い付きと舌の感触、これまでの我慢の限界が相乗効果を生み出し、ハルユキの限界を破る。
脈打った分身はそのまま4回、5回……と謡の小さな口の中で脈動を続ける。
大きく目を見開いた謡はそのまま動くこともなく、ハルユキの精を受け続けた。



竿の部分は緩やかに硬さを失い、謡の唇から離れる。
その間に真っ白な架け橋が生まれるが、ハルユキの分身が萎えていくにつれて橋の長さは長くなっていき、ぷつりと途切れる。
「あの……しのみや、さん……?」
しばらく惚けていたらしい謡は、呼びかけにぴくりと体を強張らせる。
左、右、そして真正面のハルユキの顔を見て、先ほどまで自分が弄んでいた性器に目をやり、もう一度ハルユキの顔を見る。今度はお互いの瞳を見据えて。

謡の首筋あたりからみるみる肌が紅く染まり、頬が染まり、目にはっきりとした輝きが戻った――と思った途端、急に謡が立ち上がった。
「あ、あの四埜宮さん?」
顔をそらしつつ、叩きつけるようにホロキーボードに言葉が紡がれていく。

【UI>変なことをしてすみませんでした忘れてください明日もまた小屋に来てくださいごきげんよう】
その一文を残し、自分の荷物を掴むと脱兎のごとく走りだす。
「え!?ちょ、ちょっとまって……」
ハルユキの言葉すら届いていないのか、数秒の合間にリビングから玄関へたどり着き、待ってと声をかけるときには無情にも玄関の閉まる音が響いた。


「……これ、外してもらわないと、動けない……」
その声を聞き届けるものは、誰もいなかった。


巫女と鴉:前編「縛り鴉」 終わり
148巫女と鴉:2012/02/14(火) 09:59:10.31 ID:Q3F/cNmm
今回の投稿はこれで終了です。

もしよければ次回もお付き合いいただけると喜びますw
149名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 10:13:11.94 ID:vgSPoAR2
乙乙

後編待ってます
150名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 12:50:10.84 ID:LmNQwErK
>>130
アスナのアカウントでも結婚しているかアカウントの連結をしてないとだめなんじゃあないかな?
GGG編でエギルに荷物を預けていたあたりアイテム関係はだいぶ変わったぽいし(SAOそのままならアスナに預けておけばいい、アスナも別IDのエリカがいるので活動はそっちにしても良いし)
151名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 13:03:19.19 ID:r6FLkYFp
>>148
おつ、エロパロ始めてらしいけどいい感じだったと思います
ういうい攻めいいわあ、俺もぐるぐる巻きにされて攻められたい
152名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 20:26:49.57 ID:DINffYIc
もしかしてまだないのかも知れないが
キリトがアスナでログインして
アスナがキリトでログインするというネタは使われてない?

あとクラインがキリトでログインして、、
153名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 20:37:03.35 ID:UT0qdowi
性別は個別に認識されるから他人のID成りすましは不可能なんじゃね?
154名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 22:44:30.55 ID:QeclJQJ3
>>148
素晴らしい…後編を全裸待機してます
155名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 02:14:24.33 ID:yhBFPqsX
>>148
すげーぜ
こういうういういも新鮮でいいなあ
156名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 02:45:54.98 ID:u+5wIvWZ
>>148
できておるのう……
157名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 13:37:23.70 ID:emmCBzCE
何かこのスレの作品レベル高いな
158名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 19:30:52.60 ID:AgEVH1JU
総じて完成度高いよな
159名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 19:33:58.66 ID:/VGgmwt5
ここで一番書いてる人が上手いからだろうな
160名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 09:22:41.86 ID:yzxcdA9a
1スレ目から読み応えあるの結構あったしな
161名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 19:52:25.89 ID:Jt97iS5g
ニコのを書いてた職人さんはもういないのだろうか?
162名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 21:27:55.98 ID:3tDbacup
そういや居なくなっちゃったなぁ
戻ってこーい
163名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 22:23:51.93 ID:Gbkgkz3o
まぁアニメが始まって11巻も出たらまたニコ熱が再燃するでしょう
164名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 03:22:27.45 ID:yiK5NKa6
先輩がその内やらかしそうなこと
・ハルぐらいの大きさの豚のぬいぐるみを購入
・そのぬいぐるみを抱き締めて寝るようになる
・ハル宅に泊まる
・いつもの癖でハルに抱きついて寝る
・朝になり事態に気付く
・開き直る
165名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 00:48:52.36 ID:cRujtPOf
今度は師匠だけでなくニコにも目撃されるんですね
166名無しさん@ピンキー:2012/02/18(土) 02:02:06.41 ID:8cOPblZf
>>164
そんな感じで先輩がエスカレートしてって、最終巻でセクロス、が理想やな
1巻でヤったSAOとも対比になるし
167名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:35:57.02 ID:/EQhy40z
ALO惚れ薬編の新作投下期待
168名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 15:21:36.87 ID:XBI/c7Wb
アリス×キリト期待
169名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 15:31:01.42 ID:13e6hz/j
子供時にやっちゃうとユージオかわいそすぎるから騎士アリスにしてあげて
170名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 16:31:00.18 ID:gpzHeMcj
ネタバレになるぞ
171名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 21:34:03.17 ID:Iw7Fu46B
・・・・・・UWで同性愛ってどうなっているんだろう?
172名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 22:19:44.58 ID:PaTWpxBe
ファナティオ直属の騎士の一人が整合騎士になった理由が同性を好きになったという禁忌目録違反だったような。
173名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 23:43:39.39 ID:4LgDkglj
同性を好きになることは整合騎士にされるくらい異常ってことなのだろうか
174名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 00:01:31.96 ID:XBI/c7Wb
宣死九剣ってみんな女なのかな
175名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 00:09:42.62 ID:nLdjqa7/
まだ文庫になってない部分のネタバレは余所でやろうな。
176名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 13:59:35.26 ID:qfdlqzIc
>>174
男も複数いる
177名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 22:00:59.17 ID:4hrWnXAG
シノンまだー?
178名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 17:11:05.90 ID:XWniCUnX
シノン次作品・ALO惚れ薬編の投下期待

職人さん頑張れ!!!
179名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 22:03:28.68 ID:bnCgEYv4
test
180名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 03:30:14.46 ID:Jk8LngcQ
キリト×アスナで思いっきり糖度高いの見たいね
ss書けんでスマヌorz
181名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 04:30:11.51 ID:aZ9uhkJc
>>180
みな誰しも最初は書けないものさ
書いてみたいという気持ちが溜まったときに書き始めてみればいい。意外と1作生まれたりするもんだ
182名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 05:02:32.78 ID:DsNLooD/
なんか書きたくなってきたがネタがない
ネタをくれないか
183名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 05:33:14.37 ID:Zs4/GgLA
アリスがショタになりそうなネタはあるな・・・。
具体的に言うと同人誌でのイラストなんだが
アリスが和人の子供を抱いている(「との」でないのに注意)
184名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 06:40:13.85 ID:JMAcpm+m
残念だがネタバレは御法度ぜよ

そうねー、ユウキに無邪気に迫られるアスナ受けとか
GGOにコンバートしたアスナがいつもと違うプレイがしたくてキリトを襲う(あるいは襲われる)現場にシノのん鉢合わせとかは?
185名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 07:18:14.84 ID:ogvfzANi
>>183
悠司きゅんはユイお姉ちゃんとかアリスお姉ちゃんとか
永遠の少女を地で行く姉が二人も居てもげろってなる
186名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 11:40:54.85 ID:S5i2I5aG
オーフェンとかハウザーって、年取らない美人の姉が二人もいるけど、ちっとも羨ましくない件
187名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 15:19:18.21 ID:v093w/Gy
正直惚れ薬は少し飽きた
188名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 18:26:44.16 ID:Dd2yB/VP
おいまだシノン書かれてないのにふざkんn
189名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 19:38:22.58 ID:ASJyU+vY
リズさんdisってんのかおいィ?

>>182
恋するユニコちゃんはせつなくて以下略 というネタでひとりエッチを希望します!
190名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 21:07:46.95 ID:dPouiHJA
俺は惚れ薬編を愛してるぜよ!

職人さんがんばれ。期待してる
191名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 23:53:25.03 ID:V1xNq+uN
>>189
恋するニコはせつなくて、チェリーのチェリーをつまみ食いしちゃうの
192名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 23:54:23.34 ID:8hmvM2Uo
まだ新刊読んでる最中だけどSAOでアリスが出てきたと思ったらいなくなってしまった。
SAOはほとんどのキャラが女子高生以上で高めのボール球だから久々に期待したのにこれだよ。
193名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 23:58:41.99 ID:WIW4WWgr
ロリキャラならユイがいるじゃん
だいたい登場時は幼くてもキリトと同い年って事実は変わらんわけで
194名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 23:59:04.43 ID:WIW4WWgr
つうか女子高生で高めボール球とか業が深いわ・・・
195名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 00:17:43.10 ID:n87BOhNs
子持ちのキリトさんがロリに手を出すとは考え辛いものがあるぞw
196名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 00:29:17.26 ID:j5XEquN0
うーん、冷静になって考えてみたけどやっぱりユイくらいしかいないな
カーディナルはロリババアだし・・・
197名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 00:36:37.66 ID:1HMn96h9
ふぅ…… アンダーワールドはゴブリンでsenkaするのが楽しいゲームになりそうだな。禁忌目録関係ないし。
セルカちゃん攫って白い肌に浅黒い緑の棒を押し付けたい。

>>194
アクセルワールドはその点一回り下がって打ち頃ホームランですよ。
次回はニコういターンっぽいし。
198名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 15:30:41.41 ID:g/xiaRFs
アクセルは設定からしてロリ多めだもんな、素晴らしい
ういういの続き待ってます
199名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 17:48:45.49 ID:LKcmhUEn
キリト「禁忌目録で婚姻前の交合は禁止だけど、アナルセックスは可能なんじゃないか?」
ユージオ「!?」
200名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 18:54:17.05 ID:hY6j0o5G
会話の流れ次第だが、野郎からいきなりそんな話振られたら引くわw
とんだハッテン場だよwww
201名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 19:30:07.26 ID:0dnXhDqE
>>199
禁止されとらんがなw
202名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 19:54:51.48 ID:bi1qLfeS
キリトさんから言われるならむしろウェルカムだな
203名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 22:13:54.16 ID:ikMsNPmc
>>182の者ですが、>>184のネタで一本書かせてもらいます
週末には投下しようと思います
204名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 23:37:45.38 ID:xOPV1CgH
ALOプレイヤーになってキリトさんの超絶技巧とリア充っぷりに絶望してALOを引退したい
205名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 01:30:26.30 ID:ZTVibHQn
引退するくらいなら別ゲーにコンバートすれば良いのに
206名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 07:22:09.51 ID:RPmBFE9S
傷心で漢臭いGGOに引っ越したら、偶然見かけたあのコに一目惚れするんですね
207名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 07:47:21.31 ID:EULhMGB5
>>206
しかし、愛しいあのコ()は男の娘だったw
彼の苦悩と葛藤の日々が始まるが、あのコは彼女持ちだったw
彼「………ここが、あの女のハウスね」
208名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 15:47:24.74 ID:KRy6Phrw
むしろGGOで一目惚れしたシノンさんがキリトといちゃこらしてるのを大会中継で見せつけられて「またお前かよっ!」な展開の方が美味しいw
209名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 12:01:09.08 ID:9ejjhpIL
最近職人さんを見かけない。
さみしいね・・・・・・。
210名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 16:08:35.98 ID:hkIIj8PZ
文章は時間がかかるものさー
早い人は早いけど、いっぱい作品書いててもペースはゆっくりってのもあるし
まったり待とうじゃないか
211名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 16:52:37.51 ID:nbSwg5Z0
>>203
まってる
212少女と少女?とスナイパー:2012/03/04(日) 19:36:01.09 ID:a0y68AMR
184のネタで一本行きます

注意
GGOでのキリコさん×アスナ×シノンです
あんまエロくないし短いです
NGは少女と少女?とスナイパーでお願いします
213少女と少女?とスナイパー:2012/03/04(日) 19:37:55.39 ID:a0y68AMR
 GGO内《SBCグロッケン》のとある宿
 
 ベッドに寝そべった影の、つるりとした剥いたばかりの
ゆで卵のような肌のうえを、少女の指がつつぅとなでていった。
「…やっぱりこれはとてもずるいと思うの」
そう呟いたのは、栗色の髪を垂らした少女であった。
「そうか?っていうかこっちで、その、したいって言ったのはアスナじゃん」
そう返したのは、黒い真っ直ぐに流れる長い髪。白く透明な肌。長いまつげに縁取られた瞳。スラリと通った鼻筋。
そして艶やかな唇をあわせもった、一見して少女としか見えないM型アバターである少年、キリトであった。
「それはそうだけど…なんていうか、これ単に女の子ってわけじゃなくて美がついちゃうレベルじゃない。…あーもう!えいっ!」
「ひゃう!」
少女、アスナに腰のくぼみを指でなでられ、キリトはぞくっとした感覚を受け
やや低いが十分少女として認識されるであろう声をあげた。
「ううっ、やっぱり声も可愛らしいし、こう、女の子として負けてるような気がするって言うか」
「それはもうむこうで散々言い尽くした話だろ?まぁALOとちがってそっちの気がある女の子って見られるから、やっかみが無い分こっちの方が楽といえば楽だけど」
と、いったんキリトは言葉を切り、こう続けた


「で、…その、さ。はじめる…か?」

214少女と少女?とスナイパー:2012/03/04(日) 19:39:22.05 ID:a0y68AMR
事の発端はなんてことのないアスナの言葉であった。
「そういえばさ、キリト君。私思ったんだけど」
「? なに?」
ALO内アインクラッド第22層の我が家でアスナと二人くつろいでいたときのことであった。
「ちょっといつもと違う感じでエッチしてみない?」
「はぁぁ!?」

もちろんキリトもアスナも彼氏彼女の関係であり、リアルでもALOでもそういう行為に及んでいたが、どちらも十代の若者である。いろいろなことに興味があるのはおかしいことではないと言えるのだが…

「それで?違う感じってどういうことだよ?」
「んーと。そうだなぁ」
「思いつかないんだったら別にいいんじゃないか」
「でも、お互いをもっと知るためにはいろいろシテミルベキジャナイ?」
「そーいうものなのか?」

と、これだけであればいつもの日常の中のちょっとおかしな会話だけで済んだのであるが、このときは偶然もしくは運悪く壁の大型スクリーンをつけていたのがまずかった。
その大画面に映されたのはご存知ネット放送局《MMOストリーム》による第4回バレット・オブ・バレッツの開催告知であった。

「そーだ!これだよ!」
「うぇ?」

これが本件の全貌である
215少女と少女?とスナイパー:2012/03/04(日) 19:40:44.43 ID:a0y68AMR
"ぴちゃ……、くちゅ……"
「く……っ」
キリトは首筋をなめるアスナの舌に思わず声をあげた
「キリト君どうしちゃったの?まだなめてるだけだよ?」
 舌が湿った何かを舐め取るような音と、何かを啜るような音。そして少女のか細い喉が、小さく上下する音。
「いや…でもっ、ぅあっ、これは…」
キリトの反応に満足したアスナは、ぬらぬらと光る舌をさらに下に向けキリトの胸にある桜色の突起を啄ばんだ。
「ん……あっ、……んん」
頭が小さく動き、その度に変化をつけた刺激が、熱のような刺激で溶かす。
「く……っ」
彼が出した声に気づいたのだろう。アスナは顔を上げた。
すぼめられた桜色の唇から、彼女の唾液でてらてらと濡れた突起がその姿を現す。
「キリト君……ふふっ、気持ちいいの?」
ほっそりとした指をで摘み上げ、さわさわと上下しながら、まるで涙をこらえているかのように潤んだ目で、見上げる。
だが彼女が泣いているのではないことは、一目でわかる。その目元は、あからさまな淫らな欲望で、薄く上気していた。
216少女と少女?とスナイパー:2012/03/04(日) 19:42:50.75 ID:a0y68AMR
「そっか、気持ちいいんだ……嬉しいな」
頬を染めながらそうつぶやくと、彼女は二つの突起を指先ではじき、さらに舌でなめあげた。
"ぴちゃ……"
「ひうっ…もっ…やめっ」
「だーめ。いっつも私が気持ちよくしてもらってばっかりだし遠慮しなーい」
"ちゅぅ……はむ……んくっ"
さらに唇で吸い上げ、啄ばむ。
「ひゃんっ!くぅん!ぁぁっ、」  
「ふふっ。女の子じゃなくても胸でこんなに感じるんだね。それともこのアバターは違うのかな?」
 何かに憑かれたような熱心さで、少女は行為を続ける。
 口元からたれ落ちた唾液が形の良い顎まで濡らすのも構わず、頬をすり寄せ、舌を絡め、なおもつつきまわす。
"ぴちゃ……、くちゅ……"
「どうキリト君?女の子の感じわかった?」
アスナの顔が、彼にそっと寄る。彼女の顔が、彼の視界に大きく被さってきて、そしてキリトの唇に、柔らかな感触が伝わった。
軽く、静かな、そうであるからこそに、一番深く感じさせてくれるような、そんな口付けであった。
217少女と少女?とスナイパー:2012/03/04(日) 19:46:10.40 ID:a0y68AMR
しばらくの間そんなふうにお互いを感じ合った後、その唇はゆっくりと離された。
頭がぼんやりとしてきたキリトの肉棒に、柔らかな、ひんやりとした指先の感触が触れる。アスナが彼の下半身に手を伸ばし、細い指を少年の熱い欲望に絡めてきたのだ。
「あ……くっ」
アスナとのキスに気を取られていたキリトはは、不意打ち気味の刺激に、小さく声を洩らしてしまう。
「すごいねキリト君。顔も体もほんと女の子なのに、すごくあつくて大きい」
彼女の指が絡みついた肉棒は、一見美少女にしか見えないアバターに不似合いな大きさで、興奮によって硬くなり、たぎっていた。
「もうこっちは準備万端だね。」
そういった少女の顔は、獲物を前に舌なめずりする、メスライオンのそれだった。
218少女と少女?とスナイパー:2012/03/04(日) 19:54:31.72 ID:a0y68AMR
すみません書き込み途中でデータ飛びました
プロットはあるのですぐに書き上げて一両日中には投下します
ごめんなさい
219名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 20:09:57.04 ID:6mHmCmsj
風邪ひいちゃうから早く
220名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 20:11:58.68 ID:iHpvadmc
>>218
とりあえず乙
221名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 20:39:45.60 ID:9MugSkiL
やだこのアスナさん肉食獣・・・
222名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 00:12:46.36 ID:wl7f6XHe
うおお、まさか本当に書いていただけるとは・・・ッ!!
223名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 06:24:07.01 ID:bmc69OMV
そういえば、菊丘が2巻で本名とキャラネーム、最終レベルしか把握できてないって話をするよね。

これって4巻の積極的殺人歴のあるプレイヤーは〜と矛盾しない?
224名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 06:24:29.71 ID:bmc69OMV
誤爆
225名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 18:38:32.23 ID:aoNC8kY7
と、糖分が足りない。そろそろ誰か甘さ山盛りな投下を……
226名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 18:50:07.45 ID:wenh3WG4
キリトを庇ってアスナが死銃に撃たれて昏睡状態
そこをシノンが寝取るという話を思いついたんだが
227名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 19:09:59.52 ID:aoNC8kY7
甘いのっつってんだろッ、修羅場必至なNTRとか鬼か貴様!是非書いて下さい!!
228名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 19:15:35.52 ID:wenh3WG4
雑食だなアンタww

俺はSSなんて書いたことないから作者様助けて!
229名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 19:40:42.65 ID:9Tw1lenT
俺も甘いの欲しいっす
230 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:11:08.98 ID:sVM3yZBq
せっかくのカップルイベントだったのに、何もないのも寂しいので……。

・キリト×アスナ エロなし
・アスナリハビリ中
・バレンタインネタだと……?

NGは「バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU」です。
231バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:12:00.72 ID:sVM3yZBq
 埼玉県所沢市の高度医療専門病院。
 その最上階の個室で明日奈はそっと、つま先を床へおろした。
 おろした足先が踏んだ床はまるで氷が張っているかのように冷たい。そのわずかな刺激
にも心臓は大きく波立ってしまう。SAOにとらわれてから二年の間、まともに使われな
かった神経は、刺激に対して過剰に反応してしまう。

「……はあ」

 明日奈は痩せてしまった胸に手を当てた。
 二年間の寝たきり生活ですっかり弱くなってしまった、自分の体にあきれつつ明日奈は
両足のかかとを床につけた。確かめるように足の指で床をくすぐり、ベッドの端にそろえ
てあった院内用スリッパに足を通す。

「よっ、と……」

 意を決して、ベッドから降りた。
 立ってみると、二本の足は意外にもしっかり、地面をとらえて明日奈をささえた。
 じゃあ、次は――明日奈は一歩踏み出してみる。
 足裏は確かに床をとらえたが、膝の屈伸がうまくいかずに結局バランスを崩してしまっ
た。

「あ……!」

 すがるように壁に片手を添えて転倒を防ぐ。
 深呼吸で乱れた呼吸を落ち着かせたあと、もう少し慎重に足を踏み出す。
 今度は膝の動きを意識し、曲げて、のばすことに集中した。
 ひた――。スリッパの下部に貼られたラバーと床がきちんと密着した。逆足を追いつけ、
再び直立に戻る。
 これでやっと一歩分。
 ふう、と安堵のため息を吐いた。

「ちょっとなら、大丈夫……だよね」

 自分に言い聞かせるようにしたあと、寝ている間に乱れた院内衣の上下をなおし、壁に
立てかけてあった松葉杖をとった。このナノカーボン製の松葉杖が明日奈の頼りだ。
 滑り止めと消音の効果を持つ、杖の先端を包むラバーが床をしっかりととらえる。
 明日奈はよろめきながら個室の外へ出た。
 ほかのSAO帰還者よりいくらか、健康状態は良好とはいえ、二年間ベッドの上から動
くことのなかった体の節々は固まっていた。
 筋力も低下している。仮想世界から解放されて一月近く経つが、まだ歩行は止められて
いる。激しい運動などもってのほか。
 だが、理性の訴えを退けるだけの強い意志が、明日奈を駆り立てていた。
 明日奈は熱を持ちはじめる足をひきずりつつ、数十メートル離れたエレベーターに向か
う。
 廊下の左右には、明日奈の個室と同じく、カードスリット付きの緑の扉がある。
 個室のテレビを大音量で流しても、決して音漏れしない防音壁が個室を囲っているので、
直接確認されない限りは、廊下を歩く明日奈に気がつく者はいないだろう。
 だが巡回中の看護師に見つかれば、すぐに病室へ戻されてしまう。
 焦りつつも、足と杖をつかってなんとか誰にも発見されずにエレベーターホールに辿り
着いた。
 背中から声をかけられませんように、ボタンをプッシュする。十三、十四、十五……上
昇してくるエレベーターの表示をにらみつけり。やがて表示板が十八を差し、ちん、エレ
ベーターの扉が開いた。
 するするとなめらかに開くエレバーターの扉に倒れ込むように入り、急いで扉を閉めた。
 そこでやっと明日奈は体から力をぬいた。体をエレベーターの壁によりかける。たかだ
か何十メートルを歩いただけなのに、脚や腕に熱を感じる。冷たい壁は体温を逃がすのに
ちょうど良い。気持ちよかった。
 エレベーターの下降を感じながら、もう一度体をチェックする。足首がうまく動かなく
なってきていた。
232バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:12:27.70 ID:sVM3yZBq
 小さく嘆息する。「アスナ」の体が懐かしくなるのはきまって、現実世界の弱り切った
体を実感する時だ。
 仮想世界に残してきたものはとても大きい。思い出すのは恋慕に似た切なさが胸を占め
る。
 ソードアート・オンラインの仮想空間で明日奈は優先的に伸ばした敏捷値のおかげで、
数々のアクロバットを実現させていた。風を切り、あるいは飛ぶように走る爽快感はまだ
まだ忘れられそうにない。
 だからこそ胸をきゅっ、と絞るような郷愁が訪れる。あれほど頼りになった脚はいま、
鉛のように重苦しく、細剣の乱舞を実現させていた腕は細くて頼り無い。
 二年間一緒に浮遊城アインクラッドを駆けめぐった「アスナ」はSAOサーバーととも
に初期化、消去されているため、二度と明日奈が「アスナ」として仮想世界を走り回るこ
とはできない。
 その上VRMMOというジャンルは風前の灯火だ。ソードアート・オンラインとアルヴ
ヘイム・オンラインで行われた非人道的な事件はすでに世間へ公表されている。これから
世論の論調によっては、VR空間そのものへの規制もありえる。
 やがて下降が終わり、エレベーターはちん、と律儀な音を鳴らして目的階への到着を告
げた。
 もたつきながらエレベーターから出る。
 再び始まった歩行に足が悲鳴をあげている。胸を占める郷愁は去らないが、しかしだか
らこそいま現実でできることを明日奈は確かめたい。
 現実でしかできないことを果たすことで、現実空間の価値を自分自身に証明したい。
 ホテルのラウンジを想起させる広々とした待合いロビーも、お昼時のいまは閑散として
いる。受付脇にある時間を確認すると、どうやらまだ外来の受付を行っていないらしい。
 ともあれ、人が少ないのは明日奈にとって幸いだった。牛歩のようにゆるゆると、ラウ
ンジを横切った先にある売店に進む。
 それなりに巨大な――というよりも提携しているコンビニそのものの売店にとことこ足
を踏み入れていく。目的の「お菓子売場」はすぐに見つかった。いくつかあるパッケージ
を眺めて十数分ほど迷い、結局デザインが一番シンプルなパッケージを手に取った。
 黒い長方形の、板状のお菓子。薄いそれを指先ではさんで再び杖を操り進む。
 レジにむかう途中でぐら、と視界が斜めに傾いだ。不安定に松葉杖をもあってしまった
せいではない。膝とくるぶしあたりに激痛がはしった。
 おもわず杖によりかかってしまうと、今度は肘から目もくらむような痛みが走った。

「っ――!」

 足と腕の激痛を押さえ、悲鳴をなんとか飲み込む。涙で視界がゆがんだ。
 気力を振り絞ってレジ前まで進んだ。
 ふるえる指先で握りしめるようにつかんでいたお菓子のパッケージを店員に差し出し、
院内用マネーカードをポケットから取り出した。
 入院患者には摂取制限があるため、店員が病人然とした格好の――実際に病人であるの
だが――明日奈に食料を売ってくれるのかどうか、正直それだけが心配だった。しかし店
員はやる気がないのか、とくになにも言わずにアスナへ商品を売ってくれた。
 差し出されたそれを受け取り、院内衣のポケットにつっこむ。そして再び痛みや虚脱感
と戦いつつ、確かに得た達成感を燃料にして、復路を辿りはじめる。
 明日奈が院内のざわめきに気がついたのはその時だった。
 売店で迷ってしまったせいかロビーには受付待ちの外来患者やその付き添いで混みはじ
めていた。
 明日奈にとってランダムに挙動する人垣は障害物でしかない。
 明日奈は額に汗が浮かぶのを感じつつ、くっ、と唇を引きひきしめて、足を進めようと
したその時に何かが杖にぶつかった。
 まだ数メートルほどの距離にあるロビーに気をとられていた明日奈は、売店に向かおう
とする子供に気がつけず、松葉杖の右側に十歳前後の少年の体が引っかけてしまった。
 ちょうど体重を移動させようとしていた明日奈は大きくバランスを崩す。
 とっさにもう片方の手を松葉杖から離して床に突き出す――。

「――っ!!」

 がつ、と生々しい音がした。
233バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:13:28.83 ID:sVM3yZBq
 今度こそ悲鳴すら上がらない。一瞬とはいえ、明日奈の体重のほとんどを右手は引きう
けてしまった。

「ああ……ぐ……ぅう……」

 明日奈は手首を押さえてうめいた。あまりの痛みに目の前が白くなる。

「お、お姉さん……?」

 気遣わしげな声で明日奈を呼ぶ少年を見上げる。泣きそうな顔の少年を安心させるべく
たちあがってみせようとするが、足先は床をすべるだけで、膝から上がまったく持ち上が
らない。手首の痛みも明日奈の神経を混乱させる。

「う……っ……」
「お姉さん、その……ごめん、なさ――」

 ――大丈夫。ぜんぜん大したことないよ。こっちこそよそ見していてごめんね。

 その一言が喉元でひっかかってしまう。痛みで言葉にならない。
 男の子の瞳はついに潤みはじめ、いつ涙をこぼしてもおかしくない。ユイと同じ位の年
格好の少年を泣かしたくない。
 とうとう男の子が顔をくしゃくしゃにして、口を大きくあけ――。

「アスナ……なにしてるんだ」

 突然投げかけられた声に驚き、明日奈は少年と一緒に声の主を見上げた。
 明日奈が一番すがりたいと思った人物が、両手いっぱいの花束を抱えて立っていた。
 服の上からも線の細さを感じさせる少年が目を見開いている。

「キリトくん……」

 桐ヶ谷和人の黒い瞳は明日奈と泣き出しそうな少年を、交互にとらえていた。
 涙が明日奈の視界を覆っていく。
 和人は床に膝をついた。


――――――


「……怒られちゃった」
「――俺も、怒ってる」

 言って和人は口を堅く結んだ。来客用の椅子をぎぃ、と揺らした。
 ちょうど明日奈の見舞いに訪れようとしていた和人は、明日奈と激突した少年を落ち着
かせ、どこからか車いすを借り受けてきた。さらに無言で明日奈をそこに乗せ、明日奈を
十八階まで連れ戻した。
 個室に続く廊下で、明日奈の担当看護師とは鉢合わせしてしまったのは運がよかったの
か、悪かったのか。
 看護師は明日奈をベッドに寝かせいくつかの処置をおこなったあと、勝手に病室をぬけ
だすという無茶をした明日奈を、それはもう、烈火のごとき勢いで叱りとばした。
 記憶にないくらい叱られた明日奈は、情けなさやら申し訳なさで、涙をながしてしまっ
た。もうしません、二度と抜け出したりしない――と誓っても、看護師は明日奈を許して
くれなかった。
 明日奈がこの個室に入院して依頼、ずっとおせわになっている40歳手前に見える女性
看護師の、職業意識以上のお説教はしばらく続き、看護師は最後にあらためて、二度と無
茶をしないこと、担当医の言うことをちゃんと聞くこととを明日奈に約束させ、病室を去
った。
 さすがに気まずく、しばらく明日奈は和人に話しかけることができなかった。腕を組み、
唇を引き締めたままの和人が怖かった。
234バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:14:22.50 ID:sVM3yZBq
「……俺もリハビリ経験者だからわかるけどさ」

 眉をひそめたまま、和人が言う。

「無茶したって別に早くよくなるわけじゃないぞ? 薬をちゃんともらって、適度なリハ
ビリをするんだ。じゃないと一緒に高校通えなくなっちゃうぞ」
「でもキリトくんも、無茶してくれたよね……私のために。看護師さんに怒られながら」
「そ、それをどこから――!?」

 憮然とした表情から一変、目を見開いて驚く和人の顔があまりにもおもしろくて明日奈
は声を上げて笑おうとし、体のあちこちに走った痛みに眉をしかめた。四肢が重苦しく、
関節が悲鳴をあげている。頬がひきつりそうになるのをこらえて、和人に言った。

「この間、直葉ちゃんがお見舞いに来てくれたでしょ? そのときにキリトくんがどんな
無茶したのか聞いちゃった。ベッドでじっとしているの、キリトくんらしくないもん……
担当の看護師さんに怒られてシュンとしていたって……」
「スグ……あいつは、もう……今度個人情報については改めてレクチャーしとかいないと
……。いろいろ、小さいころの時のこととか……」

 ぶつぶつ言った後、大きく息をはいて椅子の背もたれに寄りかかる。さっきまでの厳め
しい雰囲気はない。

「ああ、もう! とにかくもう無茶するなよ! 退院遅れたってしらないからな!」
「はい……ごめんなさい……」
「う……そ、そもそもどうしてあんなところにいたんだよ。まだ本格的な歩行訓練は先の
はずだろ? 売店にいきたいなら俺や看護師さんに頼めばいいじゃないか。あの看護師さ
んだってほしいモノがあれば言いなさい、って言っていたろ?」
「あ」

 そこで思い出した。看護師に叱られたり、和人におぶわれたり、子供とぶつかったりし
たので、そもそも病室を抜け出すまでした目的を忘れていた。
 無茶をした報酬はポケットの中に眠っている。
 明日奈はポケットから例のお菓子のパッケージを手に取ろうとして挫折した。転倒する
際に体をささえた右腕は手首だけでなく、肘や肩にまで衝撃を伝播させているらしい。肘
を曲げようとすると痛みが走った。
 腕が曲がらない。ポケットに手が入らない。

「キリトくん……わたしの、ポケットの中にはいっているもの、出してくれる?」
「ポケット?」

 いきなりの話題転換に目を数度しばたかせたキリトは、それでも頷いて明日奈にうなず
き椅子から立ち上がる。

「その……右のポケットに」
「わかった」

 和人は明日奈の胸元までかかっていたシーツをはぎはじめ、膝のあたりまでおろした。
するとこんどは、膝下まで伸びている上着の裾を持ち上げて、めくりあげた。
 う――、と明日奈と和人はほとんど同時にうめき声をあげた。少々手早く裾をめくりあ
げたせいで、上着と一緒にキャミソールの裾もめくれあがってしまった。
 和人の視線が腹部に向かうのを、明日奈は見逃さなかった。恥じらいつつも、やっぱり
キリトくんも男の子なんだなーと、場違いな感想が浮かぶ。
 和人は明日奈の腹部から目をそらしつつ、そっとズボンのポケットを探り、明日奈が売
店で購入してきた長方形のお菓子を手にした。
 和人は、明日奈の上着をなおし下腹部をかくしたあと、魅入られたようにお菓子のパッ
ケージを見つめていた。

「アスナがほしかったのは……これなのか?」
235バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:15:14.35 ID:sVM3yZBq
「アスナがほしかったのは……これなのか?」

 和人のつぶやきに、明日奈は小さく頷いた。
 なんてことはない。どちらかといえばシンプルな包装のお菓子だ。黒地に金のインクで
商品名が掻いてあるだけの、板状チョコレート。板チョコ。

「これこそ……俺や、看護師さんに頼めばいいじゃないか」
「……バレンタインチョコだもん。キリトくんに頼んだら、意味ないよ。本当は手作りで
あげたかったもん……それに、キリトくんが取り戻してくれた脚で歩いて、自分で選びた
かったの」
「それだけのために無茶したのかよ……」
「……だって、初めてだよ。キリトくんとこうして恋人っぽいことできるの。そのチョコ
だってずいぶん迷ったんだよ」

 言葉に嘘はない。
 現実世界に帰ってきたからはじめての「甘い想像」は、明日奈を無茶に駆り立ててしま
うほど、魅力的だった。
 売店で悩んだ数分間は、痛みをわすれるほど楽しかった。
 しばらくパッケージを見つめていた和人は、「ありがと……」と消え入りそうな声でつ
ぶやき再び椅子に座り直す。
 がりがり頭の後ろを掻くとパッケージの内袋をばりばり破いてシンプルな形の板チョコ
を露出させ一気に口に入れた。途中でぱきん。チョコを前歯で折る。そのままもぐもぐと
口を動かし、和人がチョコの断片を飲み込んだのを見計らい、明日奈は聞いてみた。

「おいしい?」
「ああ、おいしい。あまくて……なんだか、温かい」
「……」

 温かいのはポケットに入れていたせいだよ、と言おうとして明日奈は口をつぐんだ。
 和人の目に涙がたまっている。瞳の表面で揺らぐ涙が、窓から差し込む光をゆらゆら映
している。
 和人はそれきり無言でチョコレートをほうばった。やはりというか、なんというか。板
チョコは転倒の衝撃で折れまがっている。和人は分裂したチョコ一枚一枚を丁寧に指です
くい、口に運んだ。たまにばりばりと音を立てつつ、ついに最後の一片を飲み込む。
 足下にむけたまま、和人がつぶやいた。

「――俺、たぶんこの味は一生忘れないと思う」

 やや大げさな和人の言葉に、明日奈は苦笑した。

「もう。大げさだよー。来年はちゃんと手作りするね。ビターなほうがいい?」
「明日奈がつくってくれるなら、なんでもいい」

 どうやら怒る気力すら、なくしてしまったらしい和人の顔を眺めたあと、明日奈はずっ
と胸の内にしていた言葉をゆっくりと紡いだ。

「キリトくん。これからふつうの……高校生らしいこともいっぱいしようね? 和人君と
いっしょに学校へ通って、リズたちともおしゃべりして……一緒にいたい。もうあそこに
は帰れないけど、だから現実でキリトくんと、もう一度……」

 和人は組み合わせていた指を、ぴくりと震わせた。そろそろと頭を上げる。窓からさし
こむ光にさらされた和人の顔は「キリト」とはほんの少し面差しが異なっている。彼もま
た現実の二年間をうしない、頬の肉がそぎおちていた。
 が――片頬に浮かぶシニカルな笑みだけは変わっていない。その不敵な笑みは何度も、
何度も明日奈を励ました。
 和人はそのまま続ける。
236バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:15:40.99 ID:sVM3yZBq
「……ああ。やっと帰ってきたんだから、あっちでできなかったことを一杯しよう。俺も
……明日奈と一緒にしたいことはいっぱいある。連れて行きたいところも、一緒にいって
もらいたいところも……。だからもう無茶はしないでくれ。俺、心配でベッドの脇に張り
付いちゃうぞ」
「え……」

 明日奈はつい、その魅力的な提案に頬を緩めてしまった。
 が、和人は明日奈の表情を取り違えたようだった。顔を赤くそめ言い繕う。

「……じょ、冗談だよ! とにかく、もう無茶はしないこと」
「う、うん……。キリトくんやみんなに心配かけちゃうもんね……」
「そうそう。リズ……いや、里香もそのうち来てくれるっていうからさ。すこしでも元気
になったところ見せてやりたいだろ」
「里香……?」
「リズのリアルネーム。シノザキリカだってさ。今日の午前中に会ってきた。明日か、明
後日くらいにはつれてくるよ。髪型は必見だな……。ああ、これはまだ内緒だっけな」
「……もう。気になるよー。リズの髪がどうしたの?」
「まあまあ。オタノシみに……少し休むか? 薬を飲んだ後、眠くなるかもって看護師さ
んも言ってたし、と」

 和人がシーツをつかんで明日奈の胸元まで引き上げる。
 やわらかなシーツとジェルベットが、ふと睡魔を呼んだ。まだ体も拭いていないが、耐
え難いほど瞼が重い。
 飲んだ薬が効き始めている。体中をむしばんでいた焚きつけるような痛みが遠のいてい
る。右腕はまだ熱いが、耐えられないほどではない。
 しばらくすると、さらに眠気がとろとろと意識を包んでくる。

「キリトくん……手を……握って」
「……うん」

 和人は椅子を引きずり、明日奈のベッドに寄りシーツの内側にある明日奈の指先をとら
える。そのあと包み込むように明日奈の手を握った。

 ――あれ?

 かのプレイヤーホームの寝室で、なんどかこうして手を握りながら眠りについてことが
ある。その時と若干、感触がちがう気がした。
 違和感の正体をさぐろうとして、もう一度強く握ってみる。

「そっか手が……」
「え?」
「キリトくんの手、少し大きくなってるよ」

 もう一度にぎりしめる。
 SAOで使用していたアバターは、「はじまりの街」で容姿を再現したものに置き換え
られている。そして成長は再現しなかった――。

「そりゃ……二年の間も成長してたから、すこしは大きくなってるさ。つい最近MTBも
新調した。脚が合わなくなっててさ……」
「ん……また引き継ぎしたの?」
「ああ。一台目も、二台目も、三台目の魂もちゃんと……魂はいいすぎか?」
「ううん」

 明日奈は首を横にふりつつ、動かない右手の代わりに、左手で左腰に触れた。敵を切り
裂く武器として、時には身を守る防具として、アスナと共にあった細剣は、いまはもうど
こにもない。それをさびしく思う気持ちはもちろんある。

「今度、明日奈に見せるよ……四台目もさ。見せたい物がいっぱいある」
237バレンタインネタ 和人×明日奈 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:15:58.20 ID:sVM3yZBq
 指を握り返す。ついさっきまで痛みを伝えていた右手首は、現金なことにもう痛まなか
った。ただ熱くて大きな手のひらに包み込まれる安心感だけを明日奈に伝えてくる。和人
の指紋や手のひらの皺の感触までも明日奈に安らぎをもたらしている。
 目に見えないなにかが胸に染みこむ。
 不思議と痛みは遠ざかり、ただゆるゆるとしたまどろみだけが残っていた。そのまま目
を閉じる。
 視界は闇に閉ざされたが、つないだ手は絶え間なく和人の体温を伝えてくる。目をつむ
っていても、瞼の裏には微笑む和人の表情が像を結ぶ。
 見守ってくれている安心感にやさしく包まれ、次いで意識が眠りの底へと落ちていく。

「おやすみ……」
「おやすみ」

 手を包まれる感覚は意識が落ちる最後まで、手のひらに残っていた。
238 ◆T.om8vwXYU :2012/03/10(土) 00:17:45.91 ID:sVM3yZBq
以上です。
お蔵入り予定でした。
239名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 00:35:11.71 ID:M6BVj41R
GJでした
これをお蔵入りだなんてとんでもない!
240名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 01:09:36.40 ID:91JE1e3W
お蔵入りにならなくてよかった!
うーむ、やはりディティールは大事だな
241名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 02:45:10.15 ID:uG1HlDzi
素晴らしいの一言に尽きますヨ!
お蔵入りなんてとんでもない!!
242名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 18:34:53.94 ID:9JKKbWjl
GJです!
243名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 22:11:35.48 ID:91HyvDWj
素晴らしい……!
ストレートにベタ甘いのはこんなに美味しいのか
244名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 23:30:03.62 ID:0o3RmWzX
描写を詳しくすればここまで破壊力が上がるのか・・・!
245名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 23:49:57.82 ID:XdSxCEkR
甘い話は嫁の特権だね
246名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 02:03:29.02 ID:VDoOwZsn
こういうのもなんだがエロ書くよりこういうのが向いてるような……
247名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:05:47.28 ID:k++y/pRM
test
248名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 22:28:44.11 ID:pm10gVC5
投下ぜんぜんないな
249名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 23:30:26.74 ID:tGFhiT8X
30分綸ちゃん
250名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 23:33:25.20 ID:EsKBGTEL
僕のものです
251名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 23:34:41.57 ID:x7UB+C1H
               __
           , イ´:::::::::::::::::`::...、
           ,. '. : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::\
.        /::::::::::::::::::::::/:ハ::::::::ハ::';::::::ヽ:ヽ
      ./::::::,::::::::::::/::::// }::::::i:::i:::ハ:::::ハ:::ハ
      i:::/:;イ ::::::| ::((  j‐;-!-廴:ハ::::ハ::::ハ      何か言いましたか?>>250さん
      |/:/:::/!:_;:斗ヾミ  ´⌒ ´   l::i:::::::i:::::ハ
     /:/:::/八゙゙`        ィァ==ェk'|:::::::i:::::::ハ
.     {:::{::::{:::バ  ,ィ≡     :::::::::.` |:::::::ト、:::::ハ
     V:\!:::ヘ 〃.....  ,       小::::!::ハ :::ハ
.     |::::::::iハ:::ヘ ::::::     ,    /i/::: ,':::::ハ : ハ
.     |::::::::i:::}::::::ヽ、   ` ´   ,イ:/:::::/:::::::::ハ : ハ   
.     | ::::::::/:::::ノ:::::::> 、 _, ' .|,':::::/:::::::::ヘ、 : ::ハ  
     .i::::/:::/::::::::::/::i:::::| __,ィ/::::: |\_:::ヘ\: :ハ
     .,/:::/:::::::::::::; イ:スV\,/::;イ ::! |  `ヽ、 :::::ハ、
    ´/:彡',:::::::::, イ:/ / }::::/ 川 川/     `ヽ:::ヘ、
    ,':::::::::/:::::/!  イ´ {/:::::|/   \      / ハ::\、
.   / :::::::/::::://\  V:::/  , ィ<´  ヽ   /    }::::::ヽ
   ::::::::/::::/    :\ V, ィ<´     .:::.ヾ /    :|::::::::::ヽ
    ::::/:::/      oV  . . . . . : : : : . . : : :i:    |\\::::}
   ::://::{. : : : : : : : : : ::i: : : : : : : : : : : : : : : : :i:    |\ハ :::!
252名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:41:01.79 ID:vHQBKvtO
30分しののん
253名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 00:44:18.10 ID:1doUjk9M
30分アッシュヒャハハー
254名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 01:14:04.04 ID:WOg21xhQ
間に合うかっ
255 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 09:38:23.26 ID:d/BU21md
SS投下します。
『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン3 アスナ、リズベット、シノン』

・シノン、キリト、アスナ、リズベット 4P
・導入編です シノンのハーレムになってます。しばらくシノン視点が続きます。

※タイトル長いので、NGワードは省略します。
※AHO3 シノン・キリト・アスナ・リズベット ◆T.om8vwXYU

 カーテンで遮られたぼんやりとした光の中、シノンは甘くとろけた嬌声をまき散らして
いた。

「くっ……はっ……んっ……ぅぅう……き、キリト……」
「シノン……」
「ひ……くっ……ぁぁ」

 シノンは背後から延びた手のひらに、太股を捕まえられていた。強引に脚を開かされ、
あらわにされた鮮紅色のスリットに、すでにやや大きめの浅黒い性器が肉扉をぐぐ、と割
り込んでいる。ぎちぎちに食い込む性器とそれを受け入れるスリットの間から、滴のよう
な愛液が白く丸い美尻のほうへと流れていく。
 頭の上に生えた猫耳をびくびく震わせる。普段は鷹の瞳のように獲物を観察する水色の
瞳は、鋭さをうしなって潤み、頬はゆるんでとろけ、そらし気味の背筋のラインは汗でし
っとりと濡れていた。尾てい骨のあたりから生える細長い、水色のしっぽが力を失って、
シーツの上に乗っているさまは、さながら抱き抱えられた猫のようだった。

「んっ……ふぅ……んんっ……」

 小ぶりながら肉つきよく張った美乳が、宙に投げ出されふるふる揺れる。乳房を彩る淡
いピンクの乳首は、さきほどキリトにもてあそばれたため、花のつぼみのように小さく勃
起してきゅっと尖りをみせている。出し入れが強すぎるせいで、包皮は左右へめくれあが
り、普段はさわったところで「触感」しかない秘芯は、シノンの意思とは無関係にぷっく
りと充血していた。

 背後から脚をかかえられているので――逃げられない。
 身軽さが特徴のケットシーでは、中量級のスプリガンからは逃れられない。 
 シノンはしっぽと三角耳と同じ水色の髪を振りふり、背中の――キリトにうったえる。

「ひぐっ……んっ……キリト……動かないで……して……お、おなかがとけちゃう………
…あぐっ――!!」

 言葉の途中で、抱え上げられた体を持ち上げられ、落とされた。

「ふあっ、あうっ、ん…っつ! はぐっ……ひっ……くっ……あ、あばれないで……―
―!」

 貫かれる衝撃にシノンは短く悲鳴を上げた。
 まるで小さな子供におしっこをさせるように脚を抱えられたシノンは、秘裂をじゅぽ、
じゅぽ…と出入りするキリトの性器の熱さに、白くなめらかな腹部をくっ、くっ、とへこ
ませてしまう。それがキリトをより追い込む行為だと、ほんの数分前まで処女だったシノ
ンは気がつくことができない。

「ひゃっ、ああっ……んっ……くぅんっ……!」

 続けざまばしぃ、ばしぃ、とキリトと結合するたびに、小さくひらかれたシノンの唇か
ら吐息が漏れ、水色の猫耳と細長いしっぽが力なく揺れる。

「ん……くっ……ひっ……」
「だめだ……止まれない……いくよ……シノン」
「ふあ……あっ……やっ――」


 柳のように細くしなやかな、シノンの体を支えていたキリトの腕から――力がぬけ
た。

 じゅごおおっ

「ああぁぁぁぁ――!」

 自分の体重で串刺しになる。視界がかすむほどの電撃がシノンを打ちのめした。
 
「ふぐっ――やぁ……やめて……ひ、あああ……ああ……んっ……」

 体の内側が熱さにシノンはうめく。
 しばらくして……キリトがシノンを再び抱き上げる。
 性器はじゅぷっ、とシノンの膣粘膜ををひっかきまわしながら、ぎりぎりまで引き抜か
れる。シノンは唇を噛みめる。分泌された愛液でキリトの浅黒い性器は、てらてらと光っ
ていた。

「んっ――!! き、キリト! もっと、もっとゆっくり抜いてぇ……」
「むりっ……だよ、シノン…… しっぽがびん、ふるえている……突くたびになかが締ま
って……絡まって……」

 切なげな声を上げるキリトは、シノンの懇願にかまわずより奥へ、奥へ性器を挿しこむ。
シノンは太った先端の感触を膣の奥底で感じてしまう。

「んぐ――っ! んっ……やっ……ふっ、やぁっ、深いっ――!」

 シノンの混乱とは裏腹に、体は快楽に従順だった。
 膣道はつらぬかれるたびに潤みを増し、より深くキリトを受け入れようとする。挿入自
体に痛みはない。それよりもシノンを夢中にさせてしまうほど魅力的な刺激が、羞恥心も
なにもかもを忘れさせていく。
 《絶倫》と《発情》の効力は、先にキリトと結ばれた「二人」の様子で理解していたつ
もりだった。だが、見るのとやるのでは大きく違う。

 ――と。

「シノン……ここ……すごい……キリトくんと……つながってる……」
「ふああっ、あっ、アスナ……」

 キリトに揺さぶられたまま、シノンは顔を上げた。
 うっとりとした表情でシノンとキリトの結合部を見つめるアスナの姿があった。
 アスナの水色の瞳は、妖しくも魅力的な光をたたえて潤みかがやき、胸元に流した水色
の髪が汗で鎖骨のあたりにはりついている。ほんの数分前、キリトと交わったせいで釣り
鐘状の乳房のピンクはきゅっと尖っている。車座でしなをつくるアスナの脚の間から、激
しく犯された証拠のような真っ白い粘液が流ていった。

「あ、アスナ……」
「シノ……のん……かわいい……」

 アスナは夢見るような口調でをつぶやいたあと、たおやかに指先をシノンの肩へと伸ば
した。華奢な肩を捕まえる。アスナはそのままそっと顔をよせ、くちゅ…水音をさせなが
らシノンの唇を吸いあげた。


「むぐっ!?」
「んっ……はむっ……んっ……」

 驚き目を見張るシノンにかまわず、アスナはそのままシノンの舌を誘って絡めとる。ぴ
ちゃ、ぴちゃ、と卑猥な水音が寝室に響きわたる。
 脳髄そのものをなめとられるようなディープキスのなまめかしい刺激は、シノンにさら
なる混乱をもたらしていく。
 親友のキスはやや強引なのにシノンを気づかうようなやさしさに満ちている。舌と舌が
唾液ごしにからまりあうたび、シノンは温かく背筋を震わせた。

「んっ――んっ!」
「んっ……ちゅっ……ちゅ……んっ、シノン……舌おいしい……」

 アスナは何度かシノンをついばみ、ちゅぱっ、とひときわ大きな音をさせたあと唇を離
した。唾液の橋がシノンとアスナの唇から落ちる。

「んむ……んっ……」

 生温かくもやわらかい、アスナの舌の感覚は遠ざかる。しかし、いままで絡んでいたシ
ノンの舌は熱く痺れていた。
 アスナは少し恥ずかしそうにしながら、いままでシノンをむさぼっていた唇をシノンの
三角耳によせる。

「大好き……シノのん。もっとかわいいところ、見せて……」
「――っ!」

 シノンは甘い言葉に気を失いそうになった。無二の親友となった少女から与えられるコ
トバは、セックス以上に理性を揺らす。
 が――あまやかな台詞に酔い、意識を失いそうになったシノンを目覚めさせたのは、も
う一人の親友だった。

「もう……アスナばっかりみちゃだめ……こっちも、シノン」

 頬のあたりに寄せられた手でやさしく振り向かされたシノンの瞳を、リズベットが間近
でのぞきこむ。
 吐息がふれあう距離でリズベットが呟いた。
 
「シノン……えっちな顔……かわいいわね……困った顔の猫みたいで……」
「は――あ、うっ……」

 十数年の人生のなかで、かわいいを連呼された経験はない。再び、糖蜜のような甘い言
葉がシノンの心を揺さぶる。心を結んだ親友の言葉が魂にしみ入った。
 アスナよりもさらに幼げな印象の頬をゆるませ、内ハネの髪をゆらすリズベットも、輝
かんばかりの肌をさらし、キリトに激しく犯されつづけた残滓を体の各所にのこしている。
おわんの形をした半球状の乳房の先端はぷっくりと充血し、キリトが吐き出した白い残滓
が、肉感的なふともものあたりに残っていた。
 リズベットは無邪気にほほえみ、シノンの唇をやさしく奪った。

「んんっ! んっ!」

 アスナとは違う、むさぼられるキスの刺激で背筋をびくん、と震わせるシノンを後目に、
シノンを奪われた格好となったアスナが、甘味をとられた子供のように唇をとがらせる。

「む……リズ、ずるい……シノンの口、すっごく暖かくて、甘くて……おいしいのに…
…」
「んちゅ……んっ……だーめ。あんたはさっきずっとシノンとしていたでしょ。今度はあ
たしの番……ね、シノン」
「り、リズっ! ち、ちがっ! う、んんんっ!!」

 答えるどころではない。スリットを間断なくつつかれ、美少女ふたりに唇を奪われ続け
る。激しすぎる刺激に理性の薄皮を一枚一枚はがされていく。

「んちゅ……んっ……うぅ……んっ、く、くるし――!」

 あぐ、あぐっ、と空気をもとめてリズベットからはなれたシノンの口を、今度はアスナ
がふさいできた。

「むぐぅ――!?」
「んっ、ちゅ……んっ……シノのん……かわいい……」
「あ、ずるい……じゃ、あたしは、こっち……」

 リズベットは舌先で鎖骨のあたりをくすぐったあと、するすると舌をシノンの胸元に落
としていった。そのままキリトから与えられる振動でゆれるベビーピンクの乳首を、まる
で甘菓子のようにぱくっ、とふくんでしまった。

「んん――!!」
「シノンのここ……勃ってる……んっ、ちゅる……んっ……こりこりしてるわよ……」

 リズベットは一度ふくんだ乳房を舌でぺろぺろと刺激した。舌が上下するたびに生まれ
る電撃にシノンは悲鳴を上げる。唇をアスナに塞がれているため、くぐもっていた。

「んっ……んっ……!!!」
「んちゅっ……んっ……じゃあ、わたしはこっちね……」
「んむっ、んんんっ! んんん――!!」

 アスナは口づけを続けながら、シノンの乳首を摘んだ。
 同姓にしかできない絶妙なタッチで、乳房の先端を親指と人差し指で転がす。

「んむ――!」
「ちゅ……んっ……んっ……シノン……おっぱい気持ちいい?」

 ディープキスの間にささやくアスナが、勃起している乳首の先端を絞る。

「んっ、んむっ! んんっ!! ぁあう……アスナの指、き、気持ちいいっ……」

 アスナの指が乳首を優しく捻るたびにシノンはびくびく体を揺らす。胸全体がしびれる、
そんな快感にもだえ、いまだ膣道を犯してくるキリトの性器をきゅうっ、と締め上げてし
まう。

「うわ……シノンっ……」


 シノンの柔筒に締め上げられ、キリトが切ない悲鳴をあげる。
 小ぶりな故に敏感な乳首をアスナとリズベットになぶれられてしまい、力がぬけたとこ
ろに今度はキリトが性器をぐりぐりおしつけてくる。下から突き上げられる衝撃で耳とし
っぽまでもがはげしく上下した。

「ああっ、んんっ、いやぁ――! も、もう……もう無理……! アスナの舌もリズの舌
も気持ちいいっ……! お腹も! キリトので――!」

 ごちゅうっ――
 シノンの愛液をすべて散らすほどの勢いでキリトはシノンを貫き、抜く――

「――!!」

 もう声もでない。あたえられる快感の量が多すぎ、神経が混乱していく。思わず背中を
キリトに押しつける。

「んう……っ! あ、や……いやぁ……こんな、あちこち……ひうぅっ!」

 シノンが色の違う悲鳴を挙げる。
 キリトが深く貫きながら、シノンのうなじのあたりを舌で舐めあげた。

「なっ、あふっ。んんんっ、キリト――!」
「んっ……んっ……ちゅっ……シノンっ!」

 背筋をキリトの舌が舐めまわすたびに、力が抜けてしまう。力が抜けた体を今度はキリ
トが思い切り貫く。
 
「ふあ――あっ、あああああっ――!」

 すでに何度か経験した絶頂へ向かう。内側でふくれあがった幸福感によがりくるいなが
ら、シノンはアスナから口をはなして悲鳴をあげる。キリトのライバルたりたいというプ
ライドも、親友に対する気遣いも快感の波におしながされてしまった。
 小さい子供がするように髪と首をふり、シノンは叫ぶ。

「いやあぁ――! また、またいっ――!」

 キリトの性器がシノンの膣道の入り口あたりの粘膜を思い切りこすりあげる.

「くっ――はっ――! やあああっ!!!」

 もう限界だった。シノンはきつく唇をかみしめ、背をそらしびしゃあああっ、と透明な
ししぶきをふき上げる。

 びちゃ、びちゃ、びちゃ……。

 透明な液体が清潔感のある白いシーツにびしゃ、びしゃとまき散らされる。
 
「ああ……ああ……ぁぁぁ……」


 いまだ放物線を描いて吹き出す潮を見つめながら、シノンは心地よい絶頂感にしたがっ
て脱力する。

「ぐっ――! シノン、ごめん!」

 普段からすこし線の細いキリトの獣欲に満ちたうなり声とともに、キリトの性器がシノ
ンの一番奥までつきこまれる。そしてそのまま――性器の先端から熱い飛沫が拭きあがっ
た。

「あぐっ――!」

 子宮を焼き尽くさんばかりに暴れ回りつつ、精液をまき散らす性器が、達したばかりの
シノンを追いつめる。腰の裏側から背筋に走る、エクスタシーが脳髄を直撃した。

「や、やああああああっ! ま、またっ!」

 さきほど一人で絶頂したときよりも強い快感に、おさまりかけていた潮が再びしゅ、び
しゅと吹きあがる、奥を直撃する射精の快感にシノンは折れんばかりに背を反らした。

「ふあ、ああっ……ああっ……」

 容赦なく注がれる精液にすら感じてしまう。そのたびに白い電撃が腰や頭を直撃し、意
識を押しながす。シノンの瞳から透明な涙が流れていった。




――――


「ごめんねシノン……やっぱり重いでしょ、あたし……」
「大丈夫。心配しないで」

 よいしょ、と背中に抱え直して、シノンは顔を真っ赤にしたリズベットに答えた。
 浮遊城アインクラッドの外縁までたどり着いたので、アスナとキリトの「ホーム」はも
うすぐだ。
 ノーム領からこっちリズベットを背負い続け、やっとここまで辿り着いたシノンは安堵
のため息をもらした。
 随意飛行を覚えておいてよかった、とシノンは本気で思った。そうでもなければ、こう
してリズベットを背負って長距離の飛行などできなかったろう。

「もうちょっとだから頑張って。もうすぐホームだから……」
「……うん」

 背中でリズベットがこくん、と頷く気配がする。
 現実空間の時間と同期しないALOの時間で昨日の夜、リズベットとシノンは《発情》
のステータス異常に犯された。
 ステータスが発生した瞬間、前を飛んでいたリズベットがいきなり高度を失い、シノン
はあわてて自然落下する彼女を抱えてた。そしてリズベットは――。

「……」

 シノンはそのさきを思い出すのをやめた。
 それからこっち、シノンはリズベットの介抱をしながらアインクラッドまで飛んできた。
 女性にとって悪夢のようなステータス異常《発情》は、どうやらALOにアバターを作
成したばかりのシノンには効き目が薄いようなのだ。リズベットの様子を見ればそれは明
らかだ。
 シノン自身も体の熱さは感じているがまだ理性のほうが勝っているし、冷静である自信
もあった。リズベットのようにステータス異常が発生し、すぐに――達してしまう、とい
うこともなかった。
 こうなるとアバターとの親和性とか運用時間などが妖しくなる、がそれ以上は結論がで
ない。シノンは考えるのをやめた。

「リズ。上昇するからしっかり捕まっててね……」

 二百メートルほどの高さで岩盤が重なり一つ一つの層を形成する、アインクラッドの側
壁を上昇する。
 旧SAOプレイヤーはALOにログインし、最初に思うことはこのアインクラッドの全
景に関するものが多いらしい。
 浮遊城アインクラッドは、SAOプレイヤーをその終焉まで捕え続けていたため、アイ
ンクラッド全景を俯瞰するのは「ほぼ」だれにもできなかった。だからそれぞれ思うこと
があるのだ、とアスナは微笑みながらシノンに語った。
 「ほぼ」だれにも。
 シノンはその「ほぼ」に当たるプレイヤーが誰なのか、あらかた予想がついている。ア
スナは切なげに瞼をふせ、となりでアスナの話を聞いていたキリトは目を細めていた。だ
から――。


「十九、二十、二十一……」

 まだアインクラッド各層の特徴を覚えきれていないシノンは、こうして数えていないと
階層を間違えてしまうことがままある。普段なら適当な階層へ飛び込み、転移門をくぐっ
て目的の階層へと飛ぶこともできる。しかし、いまは《発情》状態のリズベットを抱えて
いた。顔をあからめた彼女の表情は、同姓のシノンから見ても魅力的だ。そんな姿を男性
の目にでもさらそうものなら、リズベットの艶姿見たさに人が殺到するだろう。
 ぶるり、とシノンは仮装の肌をふるわせた。同じ女性として、そんな恐怖には耐えられ
ない。
 きっかりに二十二の岩盤の数をかぞえ、岩盤の隙間から飛び込む。
 銀色の雪と氷の世界がひろがっていた。針葉樹も、階層のほとんどを占める湖も真っ白
い。しばらく南西方向に飛び続けるとアスナたちが必死の思いで手に入れた「ホーム」の
姿が見えた。雪にまみれたログキャビンの前に降りたった。

 キリトとアスナのホームにシノンが訪れるのは、まだ二回目だ。

 クリスマスイヴの夜に行われた第二十二層解放戦にシノンは参加できなかった。
 ちょうどALOのアップデートがあった日時に、シノンは大澤夫妻とその娘、瑞恵から
自宅に招待されていた。
 四歳の瑞恵から手作りの「しょーたいじょー」をもらってしまい、そのおかげでシノン
はALOでボス攻略をとるか、瑞恵とのクリスマスパーティをとるか、大いに迷うことと
なった。
 悩んだすえ、アスナにそのことを打ちあけた。ALOにキャラクターを作成してから、
つきっきりでシノンへのレクチャー役をやってくれたアスナに対して、ある種の裏切りと
もいえる悩みを打ち明けるのは勇気が必要だった。アスナがシノンを教えるかたわら、何
時間にも及ぶユルドのファミングを行い「ホーム」の購入費用をためていたのを知ってい
るのでよけいに言い出しにくかったのだが――。
 友情を失うかもしれない恐怖にシノンが心中をふるわせていると、アスナはシノンの体
をぎゅっ、と抱きしめ「シノンは瑞恵ちゃんのところへ行ってあげて。喜ぶよ、瑞恵ちゃ
ん」と、いつもの穏やかな笑顔で言った。
 そのおかげでシノンは後ろ髪ひかれることなく、大澤宅のクリスマスパーティに足を運
んだ。まだ四歳児の瑞恵にお姉ちゃん、お姉ちゃんと連呼されるのはさすがに気恥ずかし
いかったが、小さな瑞恵を膝のうえにのせ、せがまれた児童書を朗読していたときの安ら
ぎも、制服のスカートの上に乗った子供ならではの体温も、うれしそうに次のページをせ
がむ声も、シノンは忘れていない。
 だから、二十四日の夜にアスナからアインクラッド二十一層攻略完了と「ホーム」攻略
の報告を受けたときはうれしかった。
 見事に二十一層のボスを葬り去ったアスナにシノンは昨日、ホームに招かれた。アスナ
のセンスも手伝って、居心地の良い室内はあっという間にシノンを虜にした。
 今日もノーム領でレアメタルを入手したあと、シノンとリズベットは「ホーム」に戻っ
てくるつもりだった。暖炉の前のふかふかなソファーで、今日の冒険を語るために。

 それがよもやこんな状況で訪問することになろうとは。

 白くかすむため息を吐きつけ、リズベットを背負ったまま片手でホームの木扉をノック
する。

「アスナ! いる? リズをつれてきたよ!」
 
 ザ・シードネクサス規格のゲームは皆、ノックした何十秒かは、普段は完全防音の空
間にも、声を通してくれる。
 事前にメッセージは送っておいたので家主は中にいるはずだ。シノンが待っていると、
扉が内側からおずおずと開いた。


「おかえり……シノのん、リズ……」


 ああ、よかった。これでリズを休ませることができる――と、シノンは扉を開けたと思
われる家主に視線を送り、おもわず目を見開いた。

 内側から開かれた扉に添うようにアスナが立っている。
 ただその立ち姿が、妙に色っぽい。剥きだしの肩がなめらかに光を反射している。
 普段は新雪のように白い頬はバラ色に染まり、むき出しの肩には力が入っていない。ど
こか気だるげな表情だが、それらがすべて集まると同姓のシノンですら背筋が震えるほど
の色気を生んでいた。

「あ、アスナ……? 大丈夫……?」
「……ん?」

 アスナを良く知らない人物ならば、シノンのように驚くこともなかったろう。青と白の
チュニックにスカート、さらにふとももまでを隠す白いブーツ――装備品に異常はない。
だが、結城明日奈も、ウンディーネのアスナもよく見知っているシノンは、アスナの異
常を感じとった。

 アスナが形のよい眉をよせたまま小首を傾げる。髪が、さらと肩から胸元へこぼれ落ち
た。
 そんな普通の動作にすら、滴るような色気に満ちて――

「……シノン? どうしたの、ぼうっとして……」
「え、あ、ごめん……」

 まさかみとれていた、などとは返せず、、アスナの誘いにしたがって「ホーム」の二階
までリズを背負い、寝室のベッドの上におろした。
 清潔感のある白いシーツの上に檜皮色のフレアスカートがふわっ、とひろがる。

「……リズ、大丈夫?」
「……大丈夫。ありがと、シノン」
「どういたしまして。そもそもわたしの武器素材の収集を手伝いに来てくれたんだから…
…当たり前よ。これくらいは当然よ」
「ああー、もう。そうだった、武器素材……そっちもごめんね。また取りに行こう」

 イグドラシルシティの店長兼看板娘は、そのまま目をとじた。
 体を横たえたリズベットは、憂い湛える童女の人形のようだった。檜皮色のバフスリー
ブに首元を留める赤いリボンやふんわりとシーツの上に広がるフレアスカートが、四肢を
投げ出すリズベットを飾っているので、胸元で光るブレストプレートが少々場違いだ。


 シノンはそのブレストプレートの下に埋もれている乳房が、意外に大きいことにさきほ
どリズベットを背負って運んだ時に気づいていた。突発的な戦闘に巻き込まれてもいいよ
うに、ブレストプレートなど防具の類は解除せずにリズベットを背負って運んできたのだ
が、防具越しに背中に押しつけられた乳房の存在は、はっきりと感じることができた。
 ふと、アバター「シノン」の――胸元に視線を落とした。銀色の金属板に包まれている
シノンの乳房は、アスナやリズベットに比べると一回り小さい。

 ――うっ。

 そのあとガンゲイル・オンラインに存在しているアバターの胸部を思い描く。記憶の中
に残っているGGO「シノン」のバストサイズとALO「シノン」のバストサイズは、そ
うそう変わらないはずだ。
 最後の最後に詩乃の乳房を思い出す。
 あんまり大きくない。
 むむっ、と思わず眉根をよせる。ソードアート・オンラインのアバターは現実の体とほ
ぼ同じ体格を再現している。そしてアスナとリズベットがアルヴ・ヘイムオンラインで使
用しているアバターは、SAOからのコンバートだ。
 ということは「明日奈」と「里香」のスタイルをある程度再現している、ということに
なる。。

「うう……」

 格差におもわずシノンは呻いた。しかし、こればかりは遺伝でしかたがない。思い出せ
ば、シノンの母もあまり「大きい」方ではなかったように思う。
 親友が目の前で苦しんでいるというのに、なんたることを考えているのか、と自分を叱
咤していると、背後で扉が開く気配がする。
 シノンが振りむくと、アスナがコップと水差しの乗ったトレーを持って、寝室に入って
くるところだった。

 ――うううっ。

 ついついアスナの目が胸元にいってしまうのは、いままで胸について考えていたせいな
ので仕方ない、と思うことにする。
 二つの乳房がチュニックの胸元をおしあげているのがわかる。胸のアンダーには細いベ
ルトが通っているのできっと現実の「明日奈」の胸も、同じように膨らんでいるはず――。

 シノンはそっと、アスナの胸元から目を離した。仮想世界でも、現実は厳しかった。

 アスナはサイドテーブルにトレーを置き、リズベットの顔を覗き込む。
 わずかに金属光沢の輝きを含むピンクの髪を内ハネにしているので、汗ばんだ頬に、髪
の幾筋かがくっついてしまっていた。健康的なピンク色の唇は、空気を求めてあえぐよう
に開かれ、ブレストプレートに隠された胸が苦しげに上下している。

「リズ……」

 アスナが横たわるリズベットに覆いかぶさるようにして、胸元のブレストプレートに手
をかけた。そのままリズベットの上半身を片手で支えて上半身を起きあがらせると、一息
でリズベットの防具をとりさる。

 ブレストプレートに包まれていた胸部が解放され、リズベットの呼吸が穏やかになった。

「ふぅ……んっ……ありがと……アスナ」
「……うん」

 シノンはふと、違和感を覚えた。
 アスナは口をつぐんだまま、リズベットの顔をぼんやりと見つめている。
 リズベットがいぶかしげに目を細める。だきよせられる格好になっているリズベットは、
すがるようにアスナのチュニックを片手で握りしめている。

「アスナ――?」

 尋常でないアスナの視線の熱さにシノンは、思わずアスナの肩へ中途半端に右手を差し
向けた。
 が、伸ばした指は空振りする。
 アスナは「ごめんね、リズ」と呟き、咲きかけ花弁のように浅く開いた、リズベットの
唇を――。
267 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 09:52:27.49 ID:d/BU21md
以上です。
次回のALO惚れ3はアスナ×リズベット、シノン×アスナあたりを予定しています。

お待ちいただいた方、時間かかってもうしわけありませんでした。

ちなみにALO惚れ3を書くに当たり、いくつか副産物が生まれました。
こちらも順次投下します。
投下時期は未定ですが、今回ほど空きません。

>>246 すみません。努力します。




268 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:03:02.91 ID:d/BU21md
もうひとつSS投下します。小ネタです。

・和人×直葉 騎乗位
・SAO9巻の内容を含みます。
・いつからSTLの外にいると錯覚していた?

NGワード「STLの使い方 ◆T.om8vwXYU」
269STLの使い方 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:03:56.83 ID:d/BU21md

「ん、ふぅ……んっ……きもちいぃ……んっ、んんっ」

 なんだか暖かくてなまめかしい感覚に目を覚ます。
 ゆっくりと瞳をもちあげると自室の天井が目に入った。時間は――と視線を巡らせたと
ころ――。

「ふあ、んっ……んっ……」

 聞き覚えのある嬌声を聴覚がとらえた。
 薄暗い室内を視線で探っていくと、窓から差し込むひかりにつやめく黒髪があった。見
覚えがあるなんてレベルじゃない。

「スグ……なにやってるんだ……?」
「あ、んぅ……んっ……おはよう」

 胸元に密着している、妹――直葉が顔をあげた。まだ瞼のあたりが甘い――。
 しかしなんというか、まあ……格好が格好だ。
 俺の胸板に当たっていたのは、剣道着の胸元をもりあげ強調するよく育った胸だった。
 圧力でつぶれてはいるものの、先端には確かにしこりの感触がある。さらに下は……す
でに直葉に包まれている。
 
「ちょ、ちょっと……なにを……」
 
 さすがに俺がうろたえていると、直葉が小さく微笑んだ。小刻みに体を動かしつつ。

「忘れちゃったの? 昨日寒かったから、一緒に……その、寝ようって……それで……え
っちして……あたしが上で、お兄ちゃんが下で、そのまま寝ちゃって……」
「……」

 そうだったろうか? 俺は昨夜の記憶をさぐりよせる。
 ああ、そうだ。たしか寒い、寒いと布団に潜り込んできた直葉と体を重ねて、そのまま
……眠ってしまったんだった。
 まだ母さんや親父には、俺たちがつきあっていることは内緒にしている。そのせいでい
ろいろ制約は多いが、一つ屋根の下にいられるだけでも良しとしていた。たまにこういう
ふうにくっつくことができるので。
 母さんは昨日帰らなかった。仕事が忙しい……とのことで、久々に二人だけの食事&い
ろいろをして、最後に直葉を抱きながら眠った。

「――思い出した。たしかにそのまま、裸で寝たな……」

 下腹部からしんしんと響く快感は、すでに直葉の柔肉に包まれているせいだ、といまさ
らになって気がつく。
 
「んっ…んっ、はうっ……んっ、ふともものあたりにね……お兄ちゃんのが当たってきた
から……こうして……」

 一度先端近くまで抜いた直葉は、そこでいったん制止する。そのままはあ、はあと吐息
をはき つけたあと、一気に腰を沈みこませ、自分を貫いた。
 性器は先端から根本まで一気に包まれる。直葉の柔肉の内側がぞふぞふ、性器の表面を
くすぐっていく。思わず腰を浮かせてしまった。
270STLの使い方 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:04:31.55 ID:d/BU21md

「うわっ……!」
「っ――!! んっ、気持ちいい……んっ…… 」

 再び、水音をさせながら腰を大きくグラインドさせた。
 ……ようするに、直葉は朝立ちしてしまった性器で飛び起きて、そのまま俺を慰めてい
てくれたのだ。

「…まあ俺の意志とは無関係で、アクティブになる男の生理現象だからな……起こしてご
めん……」
「ううん。新鮮だったから、いいよ。お兄ちゃんのぐうって、おっきくなって目が覚め
て」

 考えようによってはものすごくなまめかしいことを口にした直葉は、顔をあかくしなが
らも、体の動きをとめない。
 俺から積極的にもとめることが多いので、行為の先手をとられるはすこし新鮮だ。
 そもそも愛しい直葉にそんなことをされているという状況が否応もなく、俺を興奮させ
る。

「んっ……んっ……んぅ……」

 ちっちゃな唇がわずかに開き、切なげな吐息がこぼれるように漏れる。

「す、スグ? どうした?」
「んっ、意識したら……いつもより気持ちいい……その…このまま動いていいよね…
…?」
「お、お願いします」
「じゃ、いっしょに……気持ちよく……なろうね……んっ!!」

 直葉が俺の首筋に腕を回して密着しながらとろとろと腰を上下させる。
 汗ばんでいるせいで予想外にぬめる双丘の感触が俺の胸板の上を移動する。

「はぁっ、はぁぅ…、っ、ぅぅ、ぁ……」

 耳元に直葉の吐息が吹き込まれてくる。視界の端に切りそろえられた黒髪がおどり、真
っ白な鎖骨が汗で光る。筋トレの鬼である妹――というか従兄妹、もう少し詳しく言うと
恋人は、鍛え上げられた背筋と腹筋を駆使して、柔筒を根元から締めつけてくる。
 下手をしたら持ち上げられそうな勢いだ。

「あ……くっ……スグ……」

 俺は直葉の背中に手をまわした。指先で肩甲骨のあたりをくすぐり、しっとりと濡れた
――熱くとろける肌を指でなでまわす。わき腹のあたりをくすぐってやると直葉はんんっ、
と可愛らしい悲鳴を上げた。肌の下に日ごろの努力を感じさせる、硬すぎず柔らかすぎな
い、しなやかな筋肉の感触がある。
 が――快感におぼれつつある俺は、ここでとんでもない失言をした。

「んっ……くっ……スグ……またちょっと……重くなったんじゃないか……?」
「な……」

 絶句した直葉が上半身を持ち上げて、視線を合わせる。
271STLの使い方 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:05:29.34 ID:d/BU21md

 なんたることか、重力に従った胸の先端はひっついたままだった。そこまでおっきく育
っていたのか。

「ち、ちがうもん! 筋トレの量増やしただけだもん! 太って……ないもん! ぐすっ
……お兄ちゃんのばか」

 直葉の目尻に大きな透明の水滴が浮かぶのを見て、俺はやっと自分の犯した罪の大きさ
に気がついた。
 いつだったか泣いている直葉にパピコをぶん投げたことを思い出しつつ、あわてて謝る。

「わ、悪かった……泣くなよ、もう……それになんていうか……その……そのせいで気持
ちいいよ……」
「え……?」
「……体重移動のせいだとおもうけど……一気に腰をおろしてくるとき、全部こすられる
ような気がしてさ……」

 本当だった。
 直葉が体を移動させるときの慣性が心地よい。一気に包まれ、一気に抜かれる。その静
動が性器をあぶるように刺激している。
 直葉は不満げに唇をとがらせたあと、俺の肩に両手をあてた。そのままくりくりと手の
ひらで鎖骨のあたりをくすぐってくる。

「ほめられてる気がしないけど……もう……」

 すがる場所を得たことで直葉は、下腹部を擦りつけるように動いてきた。
 直葉は快感に集中するように目を閉じる。

「んっ、んっ、んっ、んっ――! や……いつもよりびくびくしてる……!」
「そりゃ……スグが、かわいいからだろ……!」
「おせじに聴こえる……」

 この手のコミュニケーションスキルレベルを上げそこなっている俺からすれば、必殺の
一言だったのだが、すでに腰のグラインドに夢中な妹さんは聞いていない。
 俺を包む柔筒から間断なく熱くとろけた愛液が分泌されて、俺と直葉の熱の交換を手助
けする。襞にも潤みが満ちていて、肉茎を根元から先っぽまでを包んで引っ掻いていく。

「んんんっ、あうっ! んっ! んっ! んっ! すごい……お腹の中でごりごりする…
…っ!」

 無意識にイヤラシイことを呟く直葉の声にくらくらする。。
 さわり心地のいい髪と耳をくすぐってやると、直葉はぱちっ、と黒目がちの瞳を見ひら
き笑みを浮かべる。陽のような微笑みをうかべながら、腰を躍らせる直葉は背筋がふるえ
あがるほど色っぽい。瞳が涙を湛えて潤み、強くひきしめられていた唇が徐々にひらかれ
ていく。

「スグ……すごい、顔、してるぞ……!」

 じゅるっ、と結合部から水音がするたびに眉をさげる直葉の顔に大昔、まだ直葉を
「妹」としかみていなかったころの、幼いころの表情が重なった。浮かんだ直葉の顔は、いま
のとろけるようなつやめいた表情とは、あたりまえだが全く違う。
272STLの使い方 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:05:58.74 ID:d/BU21md

 見ようによって、男の子にしかみえなかった直葉を、こんなふうに泣かせているのは自
分なのだ、という事実に頭がぼんやりとかすんでくる。。
 しかしその事実は背徳感として燃え上がり、ただでさえもちあがっている性器を更に膨
らませた。

「ひゃうっ――!」

 どんなふうに膨らんだのかは、直葉が一番よくわかっているのだろう。深くつながった
直葉の動きがより容赦のないものになっていった。
 そもそも精神的にも、肉体的にも追いつめられ、俺はすぐに限界まで昂る。

「スグ……っ! もう――!」
「いいよ! 来て! んんっ、んんんんっ――――!!!」

 小さく絶頂した直葉の膣がぴくぴくと脈打ちながら収縮を繰り返す。
 すでに限界が近かった俺は、根元から先端までをなめあげられるようなその感触にさそ
われ、性器から飛沫をまき散らす。

「ああ……ぁ……」

 密着していた直葉が法悦の吐息を漏らし、背筋を震わせながら再び小さく絶頂して、糸
の切れた人形のように俺のほうへ倒れ込んできた。
 乳房が俺の胸の上にのっかり、ふんわりと形を崩していく。暖かい。
 鎖骨のあたりに頬をよせる直葉と俺はしばらく、荒く息を吐きつけて……。

「お兄ちゃん……キス……」

 陶然とした呟きとともに、キスをねだる直葉が顔をあげる。流れた髪が唇の脚にひっか
かってしまっている
 俺はその髪を払ってやってから、ねだられるままに唇を重ねた。
 そのまま、直葉を抱いたままくるっと体の上下を入れ替えた。
 
「はう……」
 
 直葉が小さく息を吐いた。体の各所を汗でひからせる直葉の体は、ひいき目なしで美し
かった。
 さっき俺の胸の上でおどっていた胸部は、仰向けになっても形が崩れない。

「スグ……ごめん、もう一回……」

 一度だけでは済みそうになかった。
 直葉が「うん……」うなずくのをみて、今度は俺から直葉を味わうべく、直葉へ手を伸
ばした。
273STLの使い方 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:07:02.80 ID:d/BU21md
――――

「ん? どうしたんだいキリトくん。妙にすっきりな顔してるじゃないか」
「ああ……菊岡さんか。いや、なんだか……すごく気持ちいい夢を見ていたような気がし
てさ。STLってすごいな」
「……守秘義務があるから、記憶のことについてはなにもいえないけど、キリトくんが満
足ならそれでいいさ!(言えない! まさかもう一方のSTLに妹さんがログインしてい
たなんていえない……! けどデータは完璧だ! ここまで性行時のデータが――正常位
と騎乗位、後背位と立位のデータがとれるなんて予想外だ!) えーと。じゃあ、アスナ
くんにもよろしくね……楽しみにしてるそうだから」
「え……? アスナがどうかしたんですか?」
「いや、なんでもないよ。(まさかアスナ君が小学生のときからキリトくんといっしょに
……なんて要求してくるとは思わなかったけど、貴重なデータになりそうだしなぁ……)
とりあえず、今日の分の協力費はいつもの口座に振り込んでおくから、本日はお疲れさ
ま」
「あ、ああ……とりあえず、今日は帰る……。また何か考えているんじゃないだろう
な?」




「ま・さ・か!」




「ならいいけどさ……」

274STLの使い方 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:07:34.75 ID:d/BU21md

――――

 とん、とん、とん。
 リビングから続くキッチンで、耳心地のいい音をさせながら、食事当番の直葉が包丁を
使っている。
 俺は直葉の後ろ姿をぼんやりと見つめていた。首と腰の後ろにエプロンの紐がまわって
いて、包丁がとん、と音をさせるたびに、結び目が同じリズムで小さく揺れる、
 ホットパンツからのびる脚が、妙に艶めいて見えるのは、どうしてなのか。
 ふくらはぎも、ふとももも実に肉感的で、しっかりと鍛え上げられているのがわかる。
 普段は用意ができたら、俺を部屋まで呼びに来てくれるので、こうして料理をする直葉
をうしろから眺めることはない。しかし、どういうわけか、直葉の姿がみたくなり早めに
リビングへと降りてきていた。
 母さんは夜が遅いことが多いし、親父はそもそも日本にいない。俺がSAOにとらえら
れている間、きっとあいつは一人で朝昼晩の料理をつくり一人で食べていたはずだ。
 ややシチュエーションが異なるものの、一人で食べる食事の味気なさは、SAOの迷宮
区や野宿で経験ずみだ。そんな生活を二年間も送らせてしまったことに小さな罪悪感があ
る。
 しかし、SAOでの二年間の上に、いまの俺と直葉の関係は成り立っている。そのあた
りはやや複雑だ。
 ぼんやりと、みていると包丁の音がやみ、直葉がこっちへ振り向いた。

「もう……どうしたの…? さっきからぼうっとして……座ってるくらいなら、手伝って
くれればいいのに……」

 どうしたの、と聞かれても俺自信、自分の行動に首を傾げている。

 背中を向けてはいても、俺の視線は感じていたらしい。頬がほんのり赤い。

「や、その、さ……」
 
 しかたなしやで、頭に浮かんだ疑問を口にした。

「スグっていま体重どれくらい?」
「――デリカシーない人には、お夕飯あげない! せっかくポトフに挑戦してるのに!」

 ぷくっ、と頬が膨らんだ。ぱたぱたとエプロンを外して、向かいの椅子にひっかける。
怒らせるつもりはなかった……が、よく考えれば怒られてもしかたないことを口にしてい
る。俺は平謝りした。

「や、ごめん。うそうそ、冗談……あれ? でもスグを抱っこした記憶があるような…
…? しかもやたらとつい最近…………?」

 最近……といっても一体それがいつのことなのかわからない。そりゃ、もっと小さいこ
ろには一緒にお風呂に入ったりしていたし、それなりに甘えん坊だった直葉の面倒をみた
りしていたので、抱っこくらいはしている。でも、腕の中にのこっている重みは、目の前
の直葉の重みのような気がしてならない。
 俺が正体不明の記憶に首を傾げていると、直葉が小さく口を動かした。
275STLの使い方 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:08:36.41 ID:d/BU21md


「……お兄ちゃん。もしかして覚えてるの」
「ん? 今何かいったか?」
「な、なんでもない!! でも――今日も、いい夢みれるといいね、お兄ちゃん!」
「え、あ、あああ……」

 不思議な笑みをうかべ、直葉はキッチンへと戻って行った。
 どこかかるい足取りだ。

「……でも、なんだったんだろうな、さっきのあれは……?」

 直葉を抱きしめた記憶の正体は、結局わからずじまいだった。
 しかし、まあそんなこともある。これ以上気にしてもしかたのないことだ。
 俺は気分を切り替えるべく、大きく両てのひらを組んで伸びをした。それがおわったら
食器ぐらいだしてやろう。


 首筋や肩のあたりに血流が流れていくのを感じて、気分をリセット。
 そのまま、両手を振りおろす。



 ぽっ――




 小さなポップ音が部屋に響いた。





「え……?」


 現実世界にあってはいけない音を聞きつけ、俺はいやな汗を背筋にあたりにかきながら、
恐る恐る、右手の、ポップ音が聞こえた場所へと視線をむけた。





そこにはSAOに存在したものとほとんど同じ、青枠で区切られたメイン・メニュー・ウ
ィンドウが――
276 ◆T.om8vwXYU :2012/03/17(土) 10:09:08.09 ID:d/BU21md
以上です。
本スレで盛り上がっていたみたいなので、小ネタです。
277名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 16:29:31.61 ID:LaGmHTkW
うぉ新作きてた!職人さんGJ
278名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 19:43:09.07 ID:T63Wup3u
アスナさんがリズとシノンを毒牙にかける直前で寸止め・・・
何という・・・何と残酷な・・・!
279名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 21:19:25.29 ID:KxzgGbOI
エローイ!相変わらずエローイ!!
280名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 23:47:40.45 ID:lzdZ5P65
エロパロ的にはSTLを万能イメージプレイに使うのは実に正しいといわざるをえないな
281名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 00:40:54.76 ID:d9kcPp0Y
菊サン仮にも国家公務員なんだから止めろよww
282名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 03:12:28.52 ID:Yw6ST6o6
リアルで近親相姦してるわけではないからセーフという判断なんだろ
あとそういった体験のデータなんて取ろうと思っても取れるもんじゃないからなぁwww
283名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 12:54:13.17 ID:FW6nkczh
菊岡はアスナちゃんじゃなかったか?
284名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 17:40:20.75 ID:YacaKEF5
小学生の頃からなんたら
って所を誰か解説してくれ
285名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 20:00:00.91 ID:bYXLR5Av
正妻さんはそういうシチュ希望って話でしょw
286名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 21:01:25.81 ID:YacaKEF5
>>285
さんくす
さすが正妻さんやw
287名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 08:59:40.39 ID:tqZ+MGDs
だが幼馴染みポジは負けフラグ
288名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 11:28:22.39 ID:zWrBZTax
>>287
(義)妹と争ってる場合は、勝ちフラグ
289名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 12:47:30.44 ID:b4X85Dj8
しかし毎回このシリーズはエロくていいなぁ
この調子でサクヤさんやアリシャさんやユウキも巻き込まれてくれないかなぁwww
290名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 06:40:00.15 ID:5k5i200o
絶ナル久々に読んだが色々妄想できるな
アイソレータによる防御膜内密着プレイ
アクセラレータによる超高速逆ピストンプレイ
リフラクターによる不可視青姦プレイ
リキダイザーによる人肉ローションプレイ
とか
291名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 02:00:15.81 ID:MNpFzuD4
test
292名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 22:30:25.41 ID:Biw9X8hM
リズがイイ女すぎて生きているのがつらい(チラッ
293名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 23:35:45.29 ID:as7zYJ9D
萌えろいい女とな
294名無しさん@ピンキー:2012/03/29(木) 17:52:19.79 ID:p3M6Hqf7
test
295名無しさん@ピンキー:2012/03/29(木) 19:49:19.72 ID:9wS0wIeH
誰か書いてくれー
296名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 22:38:18.45 ID:nsq7p9vP
>>292
男にとって都合がイイ女、ですね?分か(ry
実際の所、シノンよりもリズの方が愛人臭が強く感じるのは私だけか?
297名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 23:34:49.69 ID:32lGezeQ
そういやもうすぐアクセルワールドがアニメ始まるな
これで夏には成人向け薄い本が増えるのか、正直小説展開から考えると
おっそろしい速度でメディア押し進んでる気がするが

ぶっちゃけ二次創作は割とし易い作品だよなこれ、夏のお祭り辺りはいろいろ期待してる
298名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 23:44:44.48 ID:u35ZZNpe
メディアミックスはわりと遅かったほうだろう
3年以上かかってるんだから
299名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 02:55:23.21 ID:keiMORqZ
須郷(オベイロン)×明日奈(アスナ)
なNTR系作品とかどこかにないかね。結構探してるんだけど
300名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 04:43:47.10 ID:bT4lQn0z
オリキャラで俺つえーみたいなのが溢れても困るけどな
まぁ基本オリキャラ主人公物は見ないけどさ
301名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:16:17.34 ID:TXRNQ3xT
戦闘シーンとか見ると童顔なのにしっかりとバーサーカーらしい怖・・・じゃなかったカッコイイ感じが出てるぞ
302名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 23:24:10.38 ID:2zEHN9BV
q&aにあったキリトよりもLVの高い人を書くのはありだとは思うけどね。
あの世界AGI=STRとかだとキリトとは違った感じが出せそうだけど
303名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 04:57:26.02 ID:wCNe9/OJ
>>296
確かに、リズは付き合ったりしたら相手に尽くしそうですね。
キリトさんに告白したときは、「自分のところに帰って来てほしい」的なこと言ってましたし、
基本、待つ女というイメージが在りますね。
304名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 22:15:43.67 ID:I9KZyUuh
>>303
SAOでリズと先に出会ってたら間違いなくキリトさんはリズ落としてただろうな
そして順番は違えどアスナも・・・あれこれって何も変わらなくね?
305名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 22:38:53.04 ID:KeJYwU41
リズと出会っても当時だと武器も作れないからキリトさんは華麗にスルーしていたとおもうよ。
当時のキリトさんはよくもわるくもゲーム脳だし。
306 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2012/04/01(日) 23:42:24.79 ID:UTrgBvgI
まあ、どっちも魅力的ということで……。
307名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 23:58:28.41 ID:bG6BJ5De
強さが無いとキリトさんをGETは出来ないな
308 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:02:40.18 ID:UTrgBvgI
すべりこみでSS投下します。
本スレで大人気の青龍と朱雀です。

・青龍×朱雀
・このSSはフィクションです。
・AW既刊分までネタバレしています。

※後半は八巻カラー口絵の<<七星外装>>の解説が手元にないと、
若干わかりづらいところがあります。御容赦ください。

NG「青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU」
309青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:03:49.56 ID:s0EsZA2x

「だぁぁぁぁぁぁから! 深追いはやめろっつったろ! あのままやられてたらどうすん
だ、おまえ! いい加減レベルドレインすんぞ!」
「うう……だってあんな風に逃げられちゃったら、おいかけたくなるんだもん……。それ
に心意つかってたんだよ! 心意使いのアバターって、お肉がきゅうっってジューシーな
んだもん! メイちゃんのは、特に! メタルカラーはすんごく、マズイけど……」

 黒髪を背中でまとめて流し、鮮やかな赤地の着物を身につけた少女が、頬をふくらませ
ながら、スツールに腰掛ける青年に反目する。目のあたりは涼やかで、鼻梁が整っている
ので、黙っていればかなりの美形なのだがしかし、いまは青年を厳しくにらみつけている
ので、魅力が半減している。
 やや時代がかった格好の少女とは違い、少女から厳しい視線を向けられている青年は青
と白のストライプシャツに、ウォッシュジーンズといった格好だった。髪は青で、重力に
さからうように逆立てている。
 青年はけっ、悪態を突いてから、と目のまえにあったタンブラーを一気にあおった。

「ま、まあまあ……朱雀ちゃんだって悪気があったわけじゃないんだし……ねー、朱雀ち
ゃん」

 黒一色のスーツを着こなした初老の男声が、テーブル席から少女に声をかける。
 少女は朱雀、という名前らしい。
 その朱雀は、乙女ならざる表情で身をひきながら男性から遠ざかった。

「いや、こっちみないで玄武おじさん。目がきもちわるい」
「わ、わたしのどこが気持ちわるいというんだね」
「だって、あたしの火、効きにくいし」
「そ、それなら青龍君の方が相性わるいだろ!」
「――ああもう! 属性云々はいいわけなの!! 本当は生理的に無理なの!」
「ああ、気をつかってくれていたんだね……ありがとう」

 がたん。
 にべもない朱雀の態度にテーブルに突っ伏す、玄武。
 ふん、と鼻をならしてカウンター・テーブルに向き直る朱雀に、奥からバリトンの男声
が響いた。

「……その辺にしたらいかがですか、朱雀さん」

 しゃか……。いままで薄暗い店内の、固有のBGMのように音をたてていたシェイク・
サウンドが消え、カウンターの向こう側からぬっ、と人影が顔をだした。三日月の兜の下、
荒武者の頬かむりをかぶっているので表情は見えない。
 この「バー・テイジョー」のマスター、鎧武者マスターだ。
 具足やら皮鎧なやらをがちゃん、がちゃん鳴らしながらシェーカーをふるう鎧武者の絵
は、違和感たっぷり。まるで異国の風景だが、これが帝城アフターファイブの日常風景だ。
帝城につとめる人間ならば、いつでもだれでも、この「バー」を利用することができる。

 ちなみに白虎は、青龍、朱雀、玄武のコミュニティからややハブられている。「一人で
飲むのが性に合ってるみたいだし、無理矢理さそうのもなんかさー。それにあいつネガビ
ュのエレメンツ逃してるしー」とは、青龍の談。
 四聖獣同士とはいえ、全員馬が合うとは限らないようだ。
 鎧武者マスターが続ける。
310青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:04:22.01 ID:s0EsZA2x


「朱雀さん。青龍さんは本当に心配していらしたんですよ。なにせ……一番最初に、ヒー
ルをとばしたのは、青龍さんなんですから」
「な、なんで言うんだよ! マスター! 秘密にしてくれって頼んだじゃないか!」

 よほど暴露されたくなかったのか、青龍が慌てていう。朱雀は目をしばたいていた。
 鎧武者マスターはニヤソ、と笑いながら――実際は面が光に反射してそう見えるだけな
のだが――朱雀に続ける。

「でも、本当のことでしょう。それほどまでに、青龍さんは朱雀ちゃんのことを、心配な
さっているのですよ」

 開店当初から――ぼちぼち八千年間ずっと――マスターをつとめている鎧武者の含蓄あ
る言葉に、朱雀は黙りこくった。
 鎧武者マスターは能面の面が笑みに見えるよう、面の位置を調整し朱雀にむけると、
テーブルに一つアイテムを湧出させた。

「マスター……これは……?」

 うつむく朱雀の目の前に現れたのは、プレートに乗せられた長方形のケーキだった。
 朱雀が首をかしげていると、鎧武者マスターが解説をはじめた。

「それはショコラケーキ、というものです。今日久々に外からの仕入れがありましたので
で、トリリードさんにお願いして持ってきてもらいました」
「へえ……でもこれ、チョコレートケーキじゃないの?」
「いえ、そのとおり。チョコレートケーキ、ですよ」
「……?」

 朱雀が小首を傾げる。
 鎧武者マスターがいたづらっぽく微笑んだ。あくまで面かむりの光の反射でしか、表情
がよめないが、きっといたづらっぽく微笑んでいる。

「ショコラ、というのはフランス語で、チョコレート、という意味だそうです。ただ材料
はあくまでショコラ。ですのでそのまま、ショコラケーキ。素材の名前がそのままケーキ
の名前になっているのです。この場合、チョコレートケーキはあくまでカテゴリ名ですね
……まあ、それはともかく。どうでしょう朱雀さん。ショコラの味は」
「……」

 目の前のショコラケーキに、朱雀の目尻がほんの少し甘くなった。朱雀は備え付けられ
た銀のフォークで一片を切りとって、小さな口をあけてほうばる。

「どうだ……?」
「お口に合えばいいのですが」

 もぐもぐ、頬を動かす朱雀。それを青龍と鎧武者マスターが息を飲んでのぞき込む。
 と、しばらくして朱雀がと真っ白な喉を上下させた。
311青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:04:49.28 ID:s0EsZA2x


「おいし」

 一言つぶやいてから、華やかな笑みを浮かべる朱雀。続けてもう一片、口に入れる。
 いままでふれていたのが嘘のように、朱雀は幸せそうにほほえみながら、次をほうばっ
た。
 そして年相応の笑顔をにじませる――年相応といっても、七千年以上の時間がたってい
るのだが、そこはそれ、愛らしい少女の外見をしているので微笑みは愛らしい。
 次々にほうばり、やがてプレートからケーキがなくなった。

「んっ……ごちそうさまでした。おいしかったー!」

 そんな姿を見つめひとつ頷いた鎧武者マスターは、満足そうに頬を緩める朱雀へ呟いた。

「さ、朱雀さん……。青龍さんに言うことがありますよね」
「う……」

 鎧武者マスターに促され、朱雀はぺこっ、と頭を下げる。黒髪がさらさらと、彼女の動
きにつられて流れた。

「ごめん、青龍。次からは、深追いしないように気をつけるから」
「お、おう……わかれば、いいよ」

 素直に謝る朱雀が意外だったのか、青龍の方がしどろもどろに言葉を返した。

「このショコラケーキも美味しかったけど……はあ……メイちゃん、また食べたいなー。
青龍さー。今度配置がえして、カレントちゃん食べさせてよ」
「いやだ。カレントちゃん見たいな美味アバター、ゆずれるわけないだろうが。炙りトロ
なんてメじゃないぞ、カレントちゃんの足の味は……」

 にべもない青龍の言葉に、朱雀が頬を膨らませようとしたところで、玄武が常識的な突
っ込みを店内に響かせた。

「は、配置替えはまずいんじゃないかな。ボクら四聖獣的に……ち、ちなみにグラスたん
はどうかな。軟骨みたいでこりこりして、さらに口の中がエッジでグサグサ刺さってきて
「いらない」……グスっ」

 額の汗を拭きながら、突っ伏す玄武。いい年をした初老男性の涙など、みっともなくて
みたくもない、と朱雀は視線を切った。切って捨てた。<<絶対切断>>級に、視線を切った。
 バーの一角は、初老のおっさんと一緒に朱雀にとっていないものになった。


「さ、未成年のお二方は、もうしわけありませんが、そろそろ御退店いただきましょう」
「じゃあ、酒をだすなよ、マスター」

 青龍はぶつくさいいながらも、スツールからおりる。一歩遅れて、朱雀も地面に降り立
った。ややバランスを崩した朱雀を、青龍が片手で支える。

「あ、ありがと……」
「別に……」

 素直に礼を言う朱雀から、青龍は目を離す。頬が若干赤い。

「じゃあ、マスター。また来るわ」
「さよなら、マスター。今度もおいしいケーキ、食べさせてね」

「ええ、もちろん……。ご来店をお待ちしています。さようなら、青龍さん、朱雀さん」

 鎧武者マスターは、どこか寂しそうにそう言った。
312青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:05:25.91 ID:s0EsZA2x
――――


 二人が連れだって店を出たのを確認し、いままで強制ハインディングさせられていた玄
武が、カウンターに移動する。
 朱雀が飲んでいたグラスに手をかけようとしたところで、鎧武者マスターが玄武の手を
パリィ。その隙に朱雀のグラスをカウンターの内側に待避させた。
 玄武は、変態行為などなかったかのように口を開いた。

「しかしいいのか、マスター……あんた、この店今日までなんだろ? あいつらにそれを
言わずに、いなくなるつもりなのか?」
「ええ。まあ……明日には、私は存在しないものになりますから。あの二人には、玄武さ
んから伝えてください。鎧武者マスターは、旅に出たと――」
「いったいなにを……仕事上の不手際か?」
「ええ。実は――」

 鎧武者マスターは、玄武にカクテルを差し出しながら、無念そうに頬面を反射させて、
呟いた。

「七千年くらい前から、帝城本殿の鍵かけ当番だったんですがね。実はこっちの仕事がい
そがしくて、その仕事を今日の今日まで、鍵かけのことをさっぱり忘れてまして。今日、
侵入者があったでしょう? それで今日<<メイン・ビジュアライザー>>から、お役御免を
申し渡されました――」
「そうか」

 人間いついかなる不幸がもたらされるかわからないものだからなあ……。と玄武は水滴
のついたタンブラーを揺らした。世知辛い世の中の苦みを飲み干すように、ぐいっとタン
ブラーの液体を飲み干す。

「世知辛いな。七千年も勤めたあんたを……奥さんや娘さんには、なんて説明するんだ」
「……」

 鎧武者マスターは押し黙った。
 さきほど朱雀に説教をした同一鎧武者とは、思えないほどその肩は落ち込んでいた――。
 一寸先は、心意でも見通すことができない。
313青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:06:32.73 ID:s0EsZA2x
――――
 
 いっぽう、朱雀と青龍は、そのままそれぞれの守護する門へと帰るだけ……なのだが、
どういうわけか、本殿を出たところで二人でとどまっていた。
 二人はふと空を見上げた。空には満天の星空がある。<<メインビジュアライザー>>の生
む比喩的表現の星たちが、朱雀と青龍のニ体を見守っている。

 しばらく無言でいた二体のうち、先に口を開いたのは青龍だった。
「じゃ、俺ん家こっちだから」
「う、うん……」
「なんだよ、さっきから。調子狂うなー」
「だ、だって……今日は……青龍とつきあって、六千五百三十八年目の記念日だし」

 そうなのだ。実は、朱雀と青龍はお付き合いをしているのだった。
 四聖獣というお仕事の関係上、恋人同士だとまわりにバレると、いろいろやりずらくな
る。そのため、二人は相思相愛でありながらも周囲にはそれを隠していた。
 青龍が嘆息する。

「そ、それは内緒って約束だろ……?」
「う、うん。でもね……ときどき、すごくさびしいの。それで実は……実はね……さっき
倫理コード設定を解除したの……」
「は、はああ!?」
「だ、だって……今日みたいなことがあって、いつ青龍に会えなくなるかわかんないんだ
もん……」
「朱雀……」

 おどろく青龍を濡れた瞳で見上げる朱雀のほほに、一滴の涙が流れていく。
 倫理コード設定解除……とは、すなわち「えっちなことができるようになる」オプショ
ン機能のことだ。とうぜん「BB2039」にも実装されている。なにせ少年を男に、少女を女
に変える機能だ。無い方がおかしい。

「ね……お願い。もう三千年も我慢してたんだよ……あたし……」
「そ、それは朱雀が初めての時、痛がってたからだろ?」
「うん。青龍の大きくて、熱くて……痛かった……」

 朱雀は衣装に隠された太股を、擦り合わせた。

 ――そのとき、北斗七星の六番星とその横の伴星が「アア、ナンダ痴話喧嘩カ。付キ合
ッテランネー」的な輝き方をしていたが、朱雀と青龍は気がつかなかった。
 ついで七番星が「え、朱雀ちゃんマジで決めちゃうの!? やべえ、この先十八禁じゃ
ね? 録画録画! 魂に刻みつけるぜぇ!」的な輝き方をし、北斗七星の三番星が「…
…!!」的な輝き方をしていたが、朱雀と青龍は気がつかなかった。

「青龍……」
「朱雀……」

 いまにも泣き出しそうな声音で恋われ、青龍はゆっくりと朱雀に近づいた。
 青龍が朱雀の涙を拭いながら、その幼い顔を上向かせそのまま唇を落とした。朱雀のま
んまるな瞳が大きく見開かれる。青龍は本殿の脇……暗がりに朱雀をつれこんだ。
314青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:08:11.87 ID:s0EsZA2x
 そのとき、北斗七星の三番星が「………!! …………!! …………!!!」的な輝
き方をした。
 北斗七星の五番星が「だ、だめだよ! 二人の幸せを祈って、ここは見ない振りをしま
しょう!」的な輝き方をした。
 北斗七星のニ番星が「いやぁぁぁぁ! 濡れるぅぅぅぅっ!……ぃっく、ライダー……
さみしいよぉ……いっく」的な輝き方をした。
 北斗七星の一番星が「いや、待てよ! 五番星! これはエッチな勉強をするチャンス
じゃないか。俺たちの情操教育には必要なものだ! ……っておい、泣くなよ、ニ番星…
…気持ちは察するけどさ……。そういえば、なんで六番星も、しっぽと耳をぐったりさせ
ながら泣いてるんだ……? 見てるこっちが切なくなってくるんだけど」的な輝き方をし
た。

「んっ……くっ、やっ、青龍のえっち……」
「朱雀が……、お尻をつきだしてくるからだろ……?」
「だって、青龍の手……気持ちいいんだもん。ねえ、もっと、して……青龍の全部で……
レベルドレイン、して……」
「ああ……ここ、さわるからな……」
「いいよ……。ひゃあっ、んっ、んっ、くっ……んっ、んんっ!!」

 青龍にすこしずつ衣服をむかれる朱雀が小さく喘ぐ。少女の熱い吐息がまき散らされ、
誘うような呟きに青龍も興奮していく。
 湧出したてのエネミーのように、丸裸になった朱雀の体を青龍は丁寧になでまわした。
そしてついに、朱雀のそこへ、そこを当てる。青龍も朱雀も、周囲の目などきにしていな
かった。いや、むしろそこらをうろつく鎧武者たちに見つかるかもしれないというスリル
が、お互いを高ぶらせていた。

 北斗七星たちの興奮も最高潮だった。三番星など緑色の心意を漏らしているし、一番星
は鼻血をもらしているし、ニ番星はいろいろ漏らしている。
 三千年ぶりの行為に燃え上がる感情のままに、青龍は朱雀の臀部へ腰をおしつけ――。

 ちゅく……。

「あれ? 青龍と朱雀じゃん、ナニしてんのー?」
315青龍×朱雀 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:08:40.48 ID:s0EsZA2x

 朱雀と青龍ははっとして、声の主を振り返った。
 四聖獣――白虎がいた。
 肉団子みたいなヤツがいた。
 白いよれよれのティーシャツに、これまた白いチノパン。さらに白いリュックサックに
白いバンダナ。白虎は手にした「はずかしい格好をした少女」の紙袋を、恥ずかしげもな
く揺らしながら、青龍と朱雀に近づいた。豊満な腹肉がたぷん、たぷん、揺れる。

 北斗七星は一様に「テメェェェ――! 空気読めよ! ボケェェェ――!」的な輝き方
をしたが、そもそも空気が読める人物なら、甘い雰囲気をかもしだしている二人に近づい
たりはしないだろう。
 
 着衣をみだす青龍と朱雀へ無造作に近づいた白虎は、そこでやがて、二人が睦み合って
いるのに気がついた。

「え……あ……ほんとにエロいことしてたのか。ごめーんちゃいっ!」

 ぴゅー。と風をまきながら、白虎が遠ざかる。さすが四足獣。逃げ足も速い。

「……」
「……」

 今まさにひとつになろうとしていた二人は、バツ悪げに視線をからませた。
 熱情が嘘のように二人の体から消え去っていた。
 どちらからともなく着衣を直した。

 
「ああ、決めたよ、朱雀。俺……」
「うん。あたしも決めた……。あたし……」





「「白虎には――絶対に、ヒールを飛ばさない!」」
316 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:10:09.82 ID:s0EsZA2x
投下は以上です。
下記、次回予告です。




アクセル・ワールド でもにっく・こまんでぃあ!

 一話のあらすじ
「おまえが新しい主か! よろしくな、俺のダスク・テイカー!!」
 風邪ひいてお休みのサルファ・ポットにかわり、沖縄でファーミングをすることになっ
たダスク・テイカーこと能美征二。ニックが語る、彼の本当の心意技とは――!?

 二話のあらすじ
「ニックは僕のものなんだからね!」
 あまりのニックとダスク・テイカーの仲の良さに嫉妬したサルファ・ポット。
 沖縄においてけぼりくらったダスク・テイカーの前に現れたのは――!?
 
 三話のあらすじ
「これが、クースー……?」
 打ち捨てられたように存在するNPCバーの中で、かつて《史上最強の名を持つ男》と
出会うデスク・テイカー。彼におごられたクースーで雰囲気酔いし、気がつけば酒浸りの
日々に陥っていく。クリムゾン・キングボルトとの飲み比べの結果は――!?
 
 四話のあらすじ
 「あなたは……ブラック・ロータス……」
 いつものようにNPCバーで飲んだくれるダスク・テイカーの前に、本来のターゲット
であるブラック・ロータスが現れる。捩れていく因縁のなか、ヤツらが再び姿をあらわし
て、事態は思わぬ展開へ――!?
 
 五話のあらすじ
 「お前の力、すべていただくぞ……サルファ・ポット!」
 サルファ・ポットを倒すべく、その力を奪ったためシルバー・クロウの翼をリリースし
てしまったダスク・テイカーは、ブラック・ロータスに全てを話しはじめる。愛する子を
窮地においやったダスク・テイカーに対し、ブラック・ロータスが下した決断とは―
―!?
 
 六話のあらすじ
 「僕にパイルを貸せ! シアン・パイル!!」
 「――!?」
 ハルユキたちに土下座で謝罪し、すっかり新生ネガ・ネビュラスの参謀役、博士キャラ
におさまったダスク・テイカーこと能美征二。沖縄においてきてしまったニックに会うた
め、五月の大型連休を利用し、彼は沖縄を訪れる。琉花と真魚に沖縄の街を案内してもら
う征二。しかし、彼女たちはなぜか、そわそわと落ち着きがなくて――!?

317 ◆T.om8vwXYU :2012/04/02(月) 00:11:02.51 ID:s0EsZA2x
ここまで、エイプリルフールネタでした。
結局4/1に間に合わなくてごめんなさい。

次回からまじめにやります。
318名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 00:22:30.23 ID:MuTJss+1
乙でした
しかしマイナーCPってレベルじゃねーぞw
319名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 00:24:24.70 ID:HaV57qRH
この発想はなかった、マジで
320名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 01:48:28.66 ID:9q2fhVeA
いい感じに頭悪いなw(ほめ言葉
321名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 19:58:01.87 ID:HFOni6rl
白虎テメェェェェェッッ!!
322名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 23:57:10.00 ID:0wkDQgpM
test
323名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 08:43:07.15 ID:1hgthW0q
> ハルユキたちに土下座で謝罪し、すっかり新生ネガ・ネビュラスの参謀役、博士キャラにおさまったダスク・テイカーこと能美征二。


って、略奪スキルは健在じゃねーか!
たっくんは怒ってもいいのよ?
324名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 22:38:23.50 ID:MmTtjsOd
NTRとか凌辱系統ってここでも良いのかな?
フェアリーダンスのラストの後味悪いヴァージョンが思い浮かんだ
325名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 22:40:45.43 ID:HJgAiOAZ
パンツ脱いだ
326名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 22:41:15.66 ID:8XQIS1Lh
注意書きさえ付けてくれればおk
327名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 22:41:44.15 ID:Tv7zE2+r
投下前に注意書きさえ忘れなければ大歓迎
328名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 22:59:17.12 ID:MmTtjsOd
おお、早速ありがたい
文章書くのが何年ぶりすぎてあれだが書き上がったら投下しにくる!
>>325は風邪ひく前にパンツ履いてくれw
329名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 23:08:51.62 ID:uLbVHR+J
>>325
俺のパンツやるよ!
330名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 19:43:06.01 ID:EZUqivKm
エロ画像探してたら何で黒雪姫よりハルユキの方が多いんだ?
今はデブショタが微笑む時代なのか?
331名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 00:41:29.25 ID:ALrl4h4x
そこらへん好きな人ガチだからなー 肉丸くん以来のヒットだったりして。
ナルトとか乱太郎にもデブいるけど
332名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 22:22:27.10 ID:WY5xrT0i
余裕の30分リズペロペロ
333名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 22:24:33.63 ID:z5aTmoFw
ん?
334名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 22:59:13.48 ID:WtA/Hlbz
阻止早すぎワロスw
335名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 08:09:45.95 ID:gM5palHe
まるごと一冊のスグがT.om8vwXYU氏の和人×直葉モノと合わさり最強に見えた
いや氏の文章+挿絵的な意味で考えると逆だな
336名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 16:51:35.13 ID:516Uo34O
脚フェチって正直おっさんの嗜好だと思う
ハルユキさんさすがや
337名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 17:10:00.96 ID:B1FSRE+/
んなことねーよ
俺ガキの頃から脚の良さは知ってた
338名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 17:46:09.79 ID:mHMZ3YaD
でも脚フェチってふとももとかふくらはぎフェチが大半だよな
くるぶしの丸みに欲情する奴がいなくて寂しい
339名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 17:48:09.99 ID:KqqvD2ha
それはちょっと・・・
340名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 20:05:44.59 ID:UCnqJUy4
>>338
アンタマジスゲェよw
………幼女の膝小僧って良いよね?
341名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 01:19:13.58 ID:GiDEPO5w
>>340
くるぶしからつま先までのラインがいいと思う
342名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 02:01:35.13 ID:bx3YhNfP
黒雪姫さんはそろそろひんそーでちんちくりんな身体で誘惑し始めないと
寝取られるだろ、この展開

それに比べて師匠の身体はなんだありゃぁたまげたなぁ……
343名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 07:47:22.62 ID:3rtxcY49
>>341
狭すぎるよwww
344名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 07:55:17.43 ID:BaJHyr3E
なんたらフェチってそこにちんこくっつけたい欲求があるかどうかじゃないのかな。
俺はそうなんだけど。
ふくろはぎとか膝小僧でイケるのかなぁ
345名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 10:44:00.15 ID:imGcdmWC
すりすりペロペロしたいってのも立派なフェチだと思うw (腰とお腹とおへそ派
つーかハルはそこまでフェチじゃないような……

SAOもあと3ヶ月で例のリンカーン解禁ですな。ここも楽しみだ
346名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 13:45:06.85 ID:mBlM/KMG
巻末予告をよーく読んでくるんだ
初等生編がまるまる書き下ろされるくさいからその辺は次の次にずれ込む公算が大
347名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:32:27.81 ID:37CbreOQ
僕はういういとか綸ちゃんとかが良いや
ペロペロ
348名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:36:49.42 ID:4/ER+PSv
さすがに小学四年生はどうかと・・・
あ、でもユイはおk
349名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 21:03:05.70 ID:6pF9aSdL
最近、エロ不足や...
350名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 07:40:15.31 ID:sNQ/gxqE
>>348
「12歳以上は年増」byムトウ・ユウト
という名言があってだなw
351名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 07:51:22.14 ID:Fss2euy8
体が小4でも加速時間換算だと大人だと思われるのでセーフです
352名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 12:36:21.62 ID:sNQ/gxqE
>>351
加速ってマジ便利だなw
353名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 12:52:19.59 ID:BBapvXK7
だがまってほしい
性的行為には身体的成熟が重要なのではと愚考する次第
354名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 20:28:02.84 ID:lB7HCx+J
大丈夫、長年オナニーして開発MAXだから
355名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 23:04:39.87 ID:x3XUEobv
年齢:○○歳(ただし〜)のような表記で(加速時間換算では△△歳)が一般的になるのか
356 ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:46:00.99 ID:WpVMKGfv
スレ住人の目がテレビに釘付けになっている間にすばやかにSS投下します。


タイトル『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン3 アスナ・リズベット・シノン 02』

・アスナ・リズベット・シノン 3P 百合
・しばらくシノン視点が続きます。

NGワード『AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU』
357AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:47:02.22 ID:WpVMKGfv
『朝田さぁ。こういうのには興味ある? 兄貴の部屋にあったんだけどさー』

 言いつつ、遠藤は詩乃の目の前に週刊誌をひろげた。
 開かれたページには、裸体をさらし陰部と乳房を丸出しにした女性が、男性とセックス
をしている写真があった。脚を大きく広げ、男を受け入れ、恍惚の表情を浮かべる女性…
…。
 いまならシノンも、遠藤とそのとりまきが、ウブな詩乃の反応を、陰で笑うために持ち
込んだものだと理解できる。
 が、当時の詩乃にとって、写真は衝撃的だった。
 父親は詩乃が物心つく前に亡くなっているし、育ての親となった祖父と一緒にお風呂へ
入ったのは遠い昔のこと。さらには、同性、異性に関わらず人との関わりを持ってこなか
った詩乃は、自分でもよく知らない場所に、そそり立つ卑猥なものを差し込まれる女性の
絵は、凄まじいものに映ってしまったのだ。

『うわ、朝田顔まっかじゃん。ウブすぎー』

 顔を赤らめうつむく詩乃を、本を見せた張本人たちが無遠慮に笑った。詩乃は嘲笑がお
さまるまで、顔を隠し続けた。羞恥心が主な理由ではない。恐怖心で蒼白となるのを、他
人にみられたくなかった。
 ファーストインパクトが強すぎたせいか、詩乃はその手の雑誌から目をそらし続けてき
た。GGOにログインしてからは、銃への恐怖を克服すべく時間をつかっていたので、性
に関する知識は周囲よりも幼く、つたない。

 そんなシノンの目の前にはいま、唇を重ねる二人の少女の姿が実像を持つ。

「んっ、んん――!」

 わずかに窓が開いているのか、カーテンが風で揺れ、外から差し込んでくるやわらかい
陽光がゆらゆら揺らぎながら、寝室を照らし出す。
 そして光は、ベッドの上で唇を交わす妖精を包み、水色とピンク色の髪を透かしていた。

「んっ――! んっ、んんっ……んっ……ぁっ」

 メタリックピンクの髪をふりふり、リズベットが悲鳴をあげる。
 呆然とするシノンの目の前で、アスナはリズベットの上体を片腕で起こし、やや上をむ
いた唇をついばんでいた。

「むっ、むぐっ……んんっ!!」

 桜色の唇と唇が、互いの弾力を引き受けて歪む――。
 リズベットは目を見開きながら、アスナのキスをうけとめていた。

「むぐ……んっ……んんっ……あ……うぅ……」
「んんっ……んっ……リズぅ……」

 アスナは水色のロングヘアをゆらゆら揺らし、白のチュニックと揃いのスカート。リズ
ベットはメタリックピンクのショートヘアに、檜皮色のバフスリーブ。同色のフレアス
カートを装備している。
 その髪と髪がふれあう距離で、美少女二人が深く唇を重ねる姿は、清潔な白いシーツを
背景とした一つの絵画のようだった。
 ぴちゃ、ぴちゃ、互いの舌を打つことで生まれる淫音も、アスナの瞳からながれる一筋
の透明な涙も、背筋を震わせるリズベットの姿にも、いやらしさが微塵もない。
 いつの間にか、シノンは二人のやりとりに目を引きつけられていた。普段は意識などし
たことのない下腹部のあたりが切なくなり、じわ……と潤むのを感じた。

 ――やっ……なんで……。

 シノンははっとして、脚をすりあわせる。自分の反応に戸惑っているうちに、アスナは
最後にひときわ大きな水音をさせたあと、リズベットをキスから解放した。
358AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:47:32.33 ID:WpVMKGfv
「んんっ――!」

 唇と唇の間に、透明な橋がかかって、落ちる。
 リズベットがあえぎながら、いまにもキスを再開しそうなアスナに言う。
 
「ふあ……ああ……はあ……あ、あんた! アスナ……どうしちゃったの……」

 リズベットは目の端に涙をためて頬を紅潮させている。自ら上体を起こし、ベッドの上
でシノンに足をむけて崩した人魚座りになると、アスナの瞳をのぞき込んだ。
 シノンは二人の様子にはらはらしながら、見守る。いまだ胸の奥には正体不明のぐずぐ
ずとした感情が渦巻いていた。
 キスの余韻に酔っているかのように、アスナは目元をゆるめ、濡れた唇をみだらに輝か
せている。その色っぽい姿のまま、しなだれかかるようにリズベットの肩へ指を置く。
 涙目でリズベットをみつめて……。
 
「リズ……」
「な、なに……やっぱり調子が悪――」
「もっと、ちょうだい……」
「へ? あ、ちょ……むうぅぅ!」

 再びキスが始まり、リズベットは手足をびくっ、とふるわせた。

「んぐっ――んっ、んんっ!」

 眉をきゅっと寄せて、くぐもった悲鳴をあげるリズベットをよそに、アスナはリズベッ
トの胸元を留めるリボンを指で抜きとり、その下にある小さいボタンをつぷつぷはずして
いく。

「ちょ、んっ……なにしてっ――! ああっ――!」

 リズベットの短い悲鳴が響いた。
 アスナは果実の薄皮を剥くように、リズベットの肩から服をおろした。
 リズベットとのキスを続けながら、アスナの手が布をつまんだまま下がり続ける。
 まばゆく輝く白い肩が露出する。リズベットの首筋から続く鎖骨は、なめらかで美しい
曲線を描いていた。

「やっ……いやぁ……!」

 と――いままでアスナのなすがままになっていたリズベットが首を力なく左右にふった。
すでに胸元はあらわになっている。
 
「ね、ねえ、アスナ。落ち着いて! むぐっ……!」

 アスナはもう一度、リズベットをキスで釘付けにしたあと、そっと服をつかまえている
指先をおろした。布切れとかした服が肌の上をすべって、落ちる。

「あ……」
「んつ……リズ、ブラしてないんだ」

 あっけないほど簡単に、リズベットが守ろうとしていた双丘がさらされた。トップとア
ンダーで釣り合いがとれ、ふっくりふくらんだ乳房の先には、赤みを持つ乳首が、乱れた
呼吸と一緒に上下している。
 
「だ、だってブレストプレートしているときには邪魔だし……」

 かあー、とリズベットの顔が赤一色にそまった。
 
「やっ、ちょ……みないで!」

 胸元までをも真っ赤にしたリズベットはきゅっと目をつぶる。唇が小さくふるえていた。
359AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:47:59.24 ID:WpVMKGfv
「……だーめ。隠しちゃ、だめ」

 幼い子供か――妹に言い聞かせるかのように、アスナはリズベットの髪をくしゃくしゃ
となでつけながら、繊細な指先がリズベットの腕から衣服を抜き、さらに理想的に膨らん
でいる乳房の上をやさしく撫でる。

「あんっ……んっ……やだ……っ!」
 
 わずかな刺激にもリズベットの背筋は、びくびくとふるえた。
 やがて……アスナの指先は、天頂にふれ、刺激でわずかに勃起しはじめていたピンクの
先端を摘む。人差し指と親指が、羽毛のように優しくリズベットの乳首をつつっ、となぞ
った。

「……あぁ……んっ……」

 瞳に涙をためて目を見開いたリズベットは、縋るようにアスナの瞳を見つめる。

――かわいい。リズ、あんなにかわいい顔できるんだ……

 あまりにも愛らしい表情を浮かべるリズベットに、シノンは素直な感想を抱きかけ……、
途中でいま自分が抱きかけていた感想の危うさに気がついた。

 ――だ、だめ……止めないと……でも……

 気持ちとは裏腹にシノンは、一歩も動けなかった。手を出したらいけない気さえしてい
る。もっと二人の姿を見ていたい気もしている。

「ふふ、柔らかい。リズの胸、私よりも大きくて……」

 アスナはほほえみを崩さず、乳房から手を離してリズベットの脚にふれた。めくりあげ
あれたスカートの裾から、ふとももがまろびでる。生気あふれる健康的なふとももを、ア
スナは指先でなでまわした。
 
「な、なにするの……?」
「……えっちなこと、っていったらどうする?」
「――!」

 アスナがなにをするつもりか理解したのか、再びリズベットが首をふった。その合間も、
アスナの指はつつっ、とふとももを上下する。


「ちょ、くすぐったい……は、はずかし――」
「でも……リズ、かわいい……」
「あうっ」

 アスナはあわててスカートを直そうとするリズベットの手を押さえ、今度は手のひらで
ふとももをなでまわす。
 アスナの手がたおやかにうごくたびに、スカートの檜皮色が、リズベットのふとももの
上をさらさらすべった。

「ここも、ね。もっとかわいいところ、見せて……」

 くっ、とリズベットが脚を閉じる。
 
「や、やめて…!…指……やだ…こわいっ!」
「大丈夫……」

 アスナは慈愛の笑みをうかべたまま、ふたたびリズベットの唇をうばった。

「むうっ! んっ、ふっ……んっ……ぅぅ…」
360AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:48:33.56 ID:WpVMKGfv
 キスにとかされてしまったのか、シノンから見てもリズベットの両足からあきらかに力
がなくなっていった。険しかった表情がほんのすこしずつではあるが、ゆるみはじめてい
る。
 
「……むっ……んっ……はぅ……」

 おとなしくなりはじめたリズベットを、満足げに見つめ返し、アスナはほほえんだ。
 アスナの手首あたりにかかったスカートは、手の動きによって、さらさらともちあげら
れていき――。
 やがてリズベットの片脚すべてが露わになった。
 脚を人魚座りにしているせいで、片脚の稜線を追うように裾が翻る。小さなリボンのつ
いたショーツ――がシノンの視界にさらされた。

 恭しくのびたアスナのはショーツをつまみ上げ……ゆっくりとおろしはじめる。
 
「むぐっ!」

 リズベットが慌ててアスナの手首のあたりをつかむが……力がはいっていない。アスナ
はそのまま白いショーツを時間をかけて膝下まで抜いてしまった。
 ちゅる……。とリズベットの唇から赤々と濡れかがやく舌が、引き抜かれる。

「あう……んっ……ふぁ……ああ……」
「リズ……ここ……いいよね……。下着、とっちゃおうね……?」
「う……」

 くっ……と息をのんだリズベットは、それでも小さく、アスナにうなずき返していた。
 アスナは答えるように、手をのばしてリズベットの片脚から下着を引き抜き、脚の付け
根から膝上までの脚線を指先でなぞった。

「ふあっ! あ、アスナぁ……や、やめて……」

 リズベットが上半身を起こし、アスナの指の行方をとらえて目を伏せた。目尻に浮かぶ
涙が、陽にてらされて、宝石のようにきらきらと光る。

「んっ……大丈夫……リズ……気持ちいいこと、しよ……」

 甘いささやきが散らばる。
 シノンは目をそらすことができない。その合間にも、アスナはリズベットに唇を落とし
ていた。ちゅぱ、ちゅぱと水音がなる。
 普段はハンマーを握るリズベットのしなやかな指先が、白いシーツをつかんでいた。 

「うう……」

 ほとんど涙声でリズベットがうめいた。

 ――リズ……。
 
 シノンは衣服の胸元を握りしめる。胸の奥が切ない。
 水色の長い髪を、裸の上半身たらし、愛おしげな表情でリズベットに唇を落とすアスナ
の姿も、あらわにされた脚部に羞恥を感じ、目をふせるリズベットの姿も、シノンの胸を
きゅうっと締めつける。

 無意識にそんな言葉が脳裏に浮かんだ。

 ――も、もしかして、仲良くしている二人がうらやましい、とか……?
 
 無意識に浮かんだ言葉を、改めて意識したとたん、現実世界においてきたままの心臓が、
大きく跳ねた。
361AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:48:59.72 ID:WpVMKGfv
 心をあずけられる友人を求めていたシノンにとって、二人は間違いなく『親友』だ。そ
の二人が、親しい人にしか許さない行為をしている。シノンはごくと喉をならしつつも、
二人の姿から目が離せなかった。
 
「んちゅ……んっ……リズ……」

 ふとももをなでていたアスナの指が、スカートの内側に進入した。

「あ……そこ……だめぇ……っ!」

 飛び退くように身体をふるわせたリズベットを、片手で優しく抱き寄せる。それはどこ
か逃げ出そうとする獲物をとらえる仕草にも似ている。
 その手の知識にうとくとも、リズベットのスカートの内側で行われていることを、シノ
ンはおぼろげに察した。

「あ、んっ……んっ……ふっ……ん、んんっ……」
「リズのえっちな顔、いいなぁ……」

 腕の動きが激しくなった。遠慮をなくしていくアスナの手が、よりはげしく檜皮のス
カートを揺らす。それにまじって、くちゅ……という水音もきこえはじめた。
 
「やっ、んっ……んっ、んんぅ――! や、だぁ――! もうだめっ! アスナ! も、
もうっ!」
「うん……いいよ、リズ」

 リズベットの背に手を這わせたままアスナは、リズベットの胸元に口を寄せた。スリッ
トをなぶられることで揺れる乳房の先端を、桜色のリップが甘く包んだ。
 
「あっ、やっ、それだめぇぇ!」

 アスナの舌が、勃起した乳首の先をころがす。両乳房を交互に唇を寄せるアスナの責め
に、リズベットはとうとう陥落した。

「んっ、ふあっ、あああぁぁぁぁ!」

 唇をかみしめつつリズベットが、大きく背をそらした。むき出しの鎖骨が、カーテンか
らの光にさらされる。唇が空気をもとめるようにふるえた。
 
「んっ……んっ……ああぁ」

 ひときわ熱い吐息を散らし、がく、と脱力するリズベットをアスナが優しく支えた。
 もてあそんでいたリズの乳房からアスナが口を離した。おわんの形を下白い乳房がゆれ
る。綺麗な桜色の先端はアスナの唾液でぬらぬら輝き、花のつぼみのような尖りをもって
いた。
 アスナが微笑んだ。

「ちょっとは楽になった……?」

 リズベットは夢みるように目元をぼんやりとさせたまま、おずおずと言う。

「楽に、ってそれは……その……うん……よかったけど……」

 もうちょっとやり方ってものをね、と続けたリズベットの頬は赤かった。

「強引すぎ……」
「うん……ごめんね。でもリズが我慢していたの、わかっちゃったし……」
「だ、だからっていきなり、女の子どうしで……その」
「イヤだった?」
362AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:49:29.78 ID:WpVMKGfv
 アスナの声のトーンがすこし落ち込んだ。どこかすがるような目線で、アスナはリズベ
ットを見つめている。目の端には、小粒の、涙。
 う――、と小さく呻いたリズベットは、数秒アスナから視線をそらし……。間近にいる
シノンでさえ聞きこぼしてしまいそうなほど、小さく「イヤ……じゃなかったけど」言っ
た。

 ――リズ……。

 シノンは複雑な心境を抱いていた。あれだけ、混乱していたリズベットが、アスナの真
意を理解したとたん、打ち解けてしまった。

 ――そうよね。だってあの二人はもうずっと……。
 
 アスナとリズベットはSAOにとらわれていたころからの親友だと、シノンは二人から
聞いている。アスナが愛剣を鍛冶職のリズベットに預け、そこから始まった友誼は、SA
Oクリアのその時まで続いた。現実世界で再会してからも二人はより強く絆を結び、今に
いたる。

 ――そうだ。二人がうらやましいんだ。だって二人とも、あの頃から知り合いで……な
にもかも、知っていて……。だからあんな風にお互いに……

 すこしずつ胸にたまり始める、黒い感情からシノンは、意識をそらせなくなった。

 ――じゃあ、邪魔かな、私……。

 ぎゅっと、と目を閉じる。二人の仲むつまじい姿をそれ以上見ていたくない。
 二人と友人でありたい、と魂は叫ぶのに、感情は正反対へ向かおうとしていた。

「シノン……?」
「っ――」

 ゆがんだ視界で目を見開くと、いつの間にかアスナとリズベットがシノンの顔をのぞき
込んでいた。頬が熱くなる。

「な、なんでもない……あの、ちょっと、風にあたってくる」
 
 シノンはベッドにおいていた膝を浮かせた。
 二人の姿から視線をきり――。

「え? あ、ちょっと待って! シノのん!」
「わっ……」

 中途半端に膝を立たせていたシノンは、そのままアスナに腕をひかれてベッドに倒れ込
んだ。ちょうど、アスナとリズベットの中間に。
 ばふん。柔らかなベッドに着地する。
 シノンが呆然としていると左隣から、リズベットがため息をついた。

「アスナ。あんたいつの間に、そんな馬鹿力を……」
「ち、ちがうよ! 体術スキルのせいで、基礎筋力が上乗せされていて……」
「ああ……」

 慌てたようにアスナが弁解する。
 が、シノンはそれどころではなかった。逃げ出そうとした二人の間に、どう言うわけか
身体を横たえている……。

「え、えっと……その……」
363AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:50:21.37 ID:WpVMKGfv
 まさに借りてきた猫状態で混乱する、シノンの二の腕に、なにか柔らかいものが、ふに
ふに、と直接当たった。

「り、リズ……胸、あたってる……」
「当ててんの、っていったらどうする?」
「……どうしよ」

 へにゃ、とシノンは耳を倒した。予想外の展開に、いままで澱んでいた感情まで、吹き
飛んでしまったようだった。

「ふふ。じゃあ、わたしも……」

 アスナの声が艶っぽくなった。瞬間、シノン脳裏に先ほどの光景がフラッシュバック。
 左右の腕から俊敏にぬけだしつつ、シノンは後ずさった。といっても、ベッドの枕元ま
で移動しただけだ。ほかに逃げ道は――ない。

「あ、あの! わ、わたしは、その……そういうのは、遠慮――! アスナやリズみたい
にできない――。」
「シノン」

 ちゅる

「へ、きゃあ、あ、ああっ……!」

 いつの間にか半裸のリズベットに手首のあたりをとられていた。
 指から伝わる、心の核になる部分を直接舐めとられるかのような愛撫にシノンは悲鳴を
あげた。

「り、リズっ――さ、さっきいきなりされて、困ってたでしょ……?」
「んっ……だめ……あたしもスイッチはいっちゃったかも……ああ、いまなら、アスナの
気持ちが少しわかるかも……」

 うわずった声をあげたシノンを、リズベットはぼんやりと見つめ返す。金属光沢をもつ
ピンクの髪をゆらして、どこか幼さを感じさせる頬をぽうっ、と赤く染めている。
 よくパーティを組む男陣にずばずば強気にモノを言うリズベットはそこにはなく。甘い
お菓子を口に含んでいるかのように幸せそうに微笑み、ちゅぱちゅぱとシノンの指を口に
含んだり、また出したり……。思わず指をしゃぶられていることすら忘れて、シノンはリ
ズベットのあまりにも愛らしい表情に見とれてしまった。
 と――。

「シノのん……こっちも…………」

 ちゅる。

「ひっ――!」

 今度はリズベットに吸われている方とは逆の――左手をとっていたアスナがシノンの指
に舌をはわせる。リズベットとは違いシノンの指を口には含まず、とがらせた舌先でシノ
ンの指をくすぐるようになめていた。時折ちゅる、と唇で指を吸っている。
 目を妖しくとろけさせ頬をゆるませるアスナの姿は、同姓のシノンをゾクリとさせる色
気に満ちていた。水色の髪が滴るように鎖骨のあたりを流れて、盛り上がった胸元におち
ていき、シノンの指をくすぐるたびに淡く波立つ。

「あ、アスナ! やめて……くすぐったい!」
「だめ。シノン、反応がかわいいんだもん……」
「うそ……うそ……やだ……っ! いやぁ……!」

 シノンは背筋にはしるぞくぞくとした快感に耐えられず二人から手を引こうとしたが、
もし口や唇を怪我させてしまったら……と考えると乱暴に手を引くのもためらわせてしま
う。
364AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:52:02.00 ID:WpVMKGfv
 そのうちリズベットが手の甲をなめあげはじめた。
 シノンはまつげをふるわせながら、背筋をひくつかせる。

「あうっ、んっ……リズ、アスナぁ……もう、ゆるして……」

 髪色の違う美少女が、恭しく青い髪の美少女の手をとり、その手をなめとっていく。
 手を握る、という行為に無類の感動を覚えたのはつい最近のことだ。アスナの手は暖か
くて、強くて、体温はしんしんと染みる。

「くっ……ふっ……うううぅ……」

 ぺちゃぺちゃと指先を舐められ、心の芯を溶かされていく道の感覚に、シノンは悲鳴を
上げながら夢中になっていく。
 さらに、シノンの視線の外からリズベットが、しっぽをつかんだ。

「――っ?」

 シノンは自分のしっぽを眺める。
 アスナはいまだにシノンの指先を舌でくすぐってくる。丁寧になめあげる様は、どこか
男性への奉仕にも煮ている。
 そのアスナはリズベットがつかんだ水色のしっぽを視界に入れると、いたずらっぽくほ
ほえんだ。
 最後にちゅっ、とシノンの指にキスをしたあと唇をはなした。

「あ……」

 シノンを夢中にさせていた、アスナの舌の感触が遠ざかる。あまやかな感触が遠ざかる。
それを惜しい、と感じてしまうほどシノンはアスナとリズベットからもたらされる体温か
ら、快楽と安堵を得ていたからだ。
 
 が――。シノンの心配は杞憂だった。
 
「シノのん……しっぽ……」
「――!」

 言葉とともに、アスナがシノンのしっぽに指を添えた。

「あ、アスナ……それ、だめ……」

 ぷるぷると首を振る。
 指だけでもあれほどかんじてしまうのに、それ以上に敏感なしっぽを刺激されたらどう
なってしまうのか――シノンは震撼する。

 ――で、でも……でも、キスも、指も、気持ちよくて……

 このままアスナとリズベットに身をまかせてしまいたい気持ちもある。しかし、それを
口に出すのをシノンはためらっていた。心底「嫌」なわけではなかった。
 もっとさわってほしい。体温を交わし合いたい。が、羞恥心がジャマをして素直になれ
ない。
 
 ――でも……さっきの二人みたいになれるなら……。

 シノンは一度唇をかんだあと、アスナとリズベットにつぶやいた。

「アスナ……さわって…ううん。さわってほしいの……リズとアスナに、気持ちよくして
ほしいの……さっき、二人がしていたみたいに」

 アスナとリズベットは、照れたように頬を赤らめつつ――大きくうなずいた。
365AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:52:46.14 ID:WpVMKGfv


「じゃあ……」
「いただきます……」
 
 二人はシノンのしっぽの左右に唇を這わせて、
 

 かぷぅ……

 甘く、噛んだ。
 
 

――――


「んんっ……お兄ちゃん……ちゃんとゴムしなきゃだめだよ……。赤ちゃんできちゃう
よー」
「キリトさんそっちでも、いいですよ。キリトさんがしたいなら、そっちでえっちしても
……いいですよ」


 ヨツンヘイムからこっち、背負いっぱなしだったリーファとシリカをベッドに寝かせる。

「ど、どんな寝言だよ……」

 妖しい寝言をつぶやいていた二人の妹分は、吐息もやすらかにベッドへと埋もれた。や
っぱり疲れているのかもしれない。ブレストプレートの類は、とりはずしているので、寝
苦しくはないはずだ。
 俺はそのまま二人にシーツを掛け、となりのベッドを見やった。
 ユイがひとりでシーツをかぶっている。アスナの姿はない。
 リビングにもいなかったので、おそらくは隣の部屋にいるのだろう。続いてウッドログ
でくまれた壁をみやるが、あいにくと隣の寝室からは何の物音もしない。ログでくまれた
壁は、見た目とは違い完全な防音を実現している。もちろん「部屋」と「部屋」が、シス
テム的に区切られているせいだ。

「時間的にリズとシノンも戻ってきているよな。ということは」

 その先を考え俺は、仮想の肺に息をためこんだあと、大きく吐き出し隣の寝室へ向かう。
 歩きながら、考える。
 現実の俺はベッドに体を横たえたままなのだから、現実の「体力」ゲージは一ドットも
消費していない。くたびれてきたのは、主に精神のほうだった。
 アスナから始まり、次にユイ、さらには妹分のシリカとリーファ。ぼちぼちメンタルの
方がきつくなってきた。俺はあと何回エッチすればいいのか……。
 ……クラインあたりに聞かれたら、首をはねられそうだな、という自覚はあった。
 この状況を楽しむ余裕はないが、行為自体は、病みつきになってしまうほど気持ちがい
い。

「――いや、もしかしたらもう取り返しのつかないところまで、来てしまっているんじゃ
……」

 状況を楽しみはじめている自分に戦慄する。
 リーファがヨツンヘイムでつぶやいたとおり、すこしずつハードルが下がってき来てい
るのかもしれない。
 むむっ、とうなりつつ、SAOではアスナと一緒につかっていた寝室の扉をあけた。

 寝室には、なんだかすごい光景が広がっていた。
366AHO3 アスナ・リズベット・シノン ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:53:08.17 ID:WpVMKGfv


「アスナ……リズ……シノン……なにやっているんだ……?」
「あ、き、キリトっ! た、助けて……お、おぼれちゃう……」

 ケットシーのシノンがそう叫んだ。
 ――助けてって言われても。
 アスナとリズにサンドイッチされているシノンがいる。アスナ以外、誰かしら衣服をみ
だしている。

「んっ……あ、キリト君、おかえりなさい」
「ひぅっ!」

 状況に対してやや場違いな「おかえり」を口にしたアスナがくちゅ、とシノンの首筋を
すいあげる。青い髪のケットシーが飛び上がった。

「ん……おかえり、キリト」
「ふあっ!」

 そして、今度はリズが、あひる座りになったシノンのスリットに指をはわせた。ふあっ、
と普段なら絶対に聞くことができない声を出したシノンは、二人から離れようともじもじ
している。

「やっ、アスナもリズも落ち着いてっ! た、助けて、キリトっ!」
「ええー。シノのんがいっぱい気持ちよくして、っていったんでしょ……?」

 ぷく、と頬を膨らませるアスナに、シノンは獣耳をしゅん……とうなだらせてから、答
える。
 
「だ、だってこんなに……こんな風に気持ちいいなんて知らなくて……キリトも来たし、
い、一旦やめて……!」
「「だーめ」」

 シノンの懇願にいっさい耳をかさず、アスナとリズは幸せそう表情でシノンをいじめつ
づける。
 二人があんまりにも楽しそうに、シノンをかわいがっているから、止めていいのか、止
めない方がいいのか、迷う。
 いくつか浮かんだ選択肢のうち、黙って記録結晶を使いこの光景を永久保存する、とい
う行為が正解な気がしないでもなく――。

「き、キリト――!」

 いまにも泣き出しそうな悲鳴を上げるシノンに苦笑しつつ俺は、三人に近づいた。


367 ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:54:04.38 ID:WpVMKGfv
続いてSS投下します。
タイトル『キリト(GGO)×シノン(GGO)』

・キリト(GGO)×シノン(GGO)
・ホームのシノンさんマジクーデレ……。
※<<発情>>設定ひきずっていますが「エッチしないとログアウト不可」とだけ、覚えておいていただければ大丈夫です!

NG「キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU」
368キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:55:38.98 ID:WpVMKGfv
「はぁ……ああっ……んっ、んっ……んんんっ……」

 じゅぷ……じゅぷ……。
 ベッドから脚を下ろし、足裏を床につけた少年の上で、一人の少女がみだらなに腰を振
りたくる。
 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ……。
 そそりたった男性器は、少女のスリットをリズムカルに出入りするたびに、卑猥な音を
立て続ける。
 
「あんっ……んっ……んっ……」

 のどをさらしてあえぐ少女の手は後ろ手で固定されていた。カラダを動かすのは、ベッ
ドにのった脚のみだった。バランスをとるため、むつみあう男性に、乳房をおしつけてい
る。
 普段、彼女の首もとを飾るサンドイエローのマフラーは、いまは彼女の両手首を後ろ手
で縛り付ける拘束具になりはて、さらに丈の短いショートパンツは、片足を抜かれ膝下に
引っかかっている。彼女が戦闘時に身につける、ガンベルトや対弾アーマー付きのジャケ
ットは、無造作に床へとなげすてられていた。

「あああっ、んっ、ぅぅぅっ、んん…キリトっ……!」

 重なる相手の名前を少女が叫んだ。
 時折、カーテンの隙間から色とりどりのネオンが、対面座位で結びついた男女の姿を照
らし出す。

「あんっ、んっぅ……んっ……んっ、気持ちいい……!」

 猫のように丸く大きい藍色の瞳をとろけさせ、少女は――シノンはキリトの性器を求め
て腰をおとした。
 
「ああ――!」

 突き上げられるたびに淡いブルーの髪はゆらゆら揺れ、スレンダーな肢体がびくっ、び
くっとふるえあがる。

「シノン……。そんな顔されたら、俺も止まれなくなるよ」
「んっ、ぅぅぅ…止まらないで……。はあっ、やぁぁぁ――」

 シノンは下腹部をへこませ、小さく達した。
 が、挿入は止まらない。絶頂でほそまった膣道をあじわうかのようにキリトは、更に性
器を突き上げる。

「ああ……シノン」

 なめらかなハスキーボイスをつぶやいたキリトの唇が、シノンの乳房をぱくっとくわえ
た。

「んっ――!!」

 と、小さくあえぐシノンをもてあそぶかのように、キリトの舌先が勃起したチェリーピ
ンクの乳首をはじく。

「はあっ、ああっ、ああああ! やっ! 胸、やだっ!」

 切なく泣き叫びつつ、しかしシノンは手首を拘束されているせいで、なにもできない。
 サイズはそれほど大きくないものの、形よく張った乳房は、キリトが唇を這わせるたび
に唾液で濡れ輝いていった。
 
「んっ――!」
369キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:56:12.79 ID:WpVMKGfv
 小さい分感度が良好な乳首をせめられ、びくびく四肢を揺らしながら、シノンは浅く達
した。

「ふあぁっ……ああっ!」
「そ、そんなに締めてくると――!」

 ヒクつく膣道に誘われるように、キリトはシノンを下からするどく貫いた。
 
「あああ! んっ……んっ! 腰っ、動いちゃう……!」

 シノンはみずからも腰を振りたくり、突き上げる性器にあわせて身を踊らせた。顔の両
脇で結わえられた髪が跳ねる。暗闇の中にあって、真っ白な裸身がまばゆく輝く。

「あああっ、んっ、んっ、んんっ――!」

 頬から一筋の涙をながしつつ、野太い肉茎に貫かれ、背を揺らすシノンの姿は、可憐で
小柄なアバターに艶やかさを与えている。くくっ、とかみしめられた唇から、時折あまっ
たるい吐息がこぼれ落ちる。
 男声にも女声にも聞こえるハスキーボイスで、キリトが唸った。

「うう……もうっ!」
「はあっ、んっ、んんんっ! うんっ。来て――キリトっ!」
「じゃあ、遠慮なく――!」

 ぐぐっ、とキリトがシノンの腰を思い切り引き寄せる。
 両手を縛られているせいで、キリトに寄りかかったシノンは、真下から吹き上がる精液
の直撃を受けた。
 
「あぁぁぁっ! あっ、あぁぁぁっ!」

 下腹部を灼かれる射精が強引にシノンを絶頂へと追いやっていく。

 どぷ、どぷ、どぷ……。まるで出の悪いポンプのごとく、断続的にあがる熱いしぶきを
子宮でうけとめるシノン……。

「あ、ああぁ……ぁ……」

 無遠慮に吐き出される精液と、吐き出すことによって生まれる性器の微震動が鋭い快感
におぼれるシノンは、唇をかみしめて耐える。
 やがて飛沫の放出がおわり、シノンはキリトに覆いかぶさるようにベッドへ横になった。
 ぼふっ。柔らかなスプリングがシノンとキリトの身体を受け止める。

「はあ……ああ……ぁぁ……」

 目を閉じ、法悦の吐息を漏らすシノンの髪に、キリトの指が埋まる。同時に――ちゅぷ
……。スリットに、一度ぬかれた男性器がシノンへ押しつけられた。

「シノン……俺……」

 キリトが上半身を折る。肩甲骨あたりまでのびたキリトの黒髪が、シノンの胸元をくす
ぐった。

「あ……っ。もう……?」
「ああ……。俺もがまんできないよ。シノンもそうだろ?」

 じゅぷ……じゅぷ……。
 愛液と精液にまみれた亀頭が、ぬらぬらと濡れ輝きながらシノンの肉壁を左右に押し開
く。

「ぁぁ……んっ……ぅぅ……」
370キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:56:34.64 ID:WpVMKGfv


 髪先が偶然、乳首の上を通りすぎ、思わず腰をくねらせたシノンの膣道へ、膨らんだ性
器が侵入していく。

「あ、あああっ! うんっ……いいよぉ……!」

 体で敷いた手首の痛みなどあっという間に遠いた。
 自由にならない体のまま、シノンはキリトを受け入れる。

「んっ……くっ……!」

 キリトの剛直がシノンのスリットをめくりあげるたび、シノンは快楽に泣き叫ぶ。
 頬をキリトの鎖骨にあてつつ、再開される律動が生む、セックスの快感にシノンはずぶ
ずぶと飲まれていった。


――――



 絹の質感をもつ黒髪を鎖骨にさらさらと流した少女――にしか見えないアバターのとな
りで、シノンはゆるゆると目をあけた。
 灰色のカーテンから漏れる光量に目をひそめつつ、ベッドの上辺部に据え付けられたデ
ジタル時計の表示を確認する。時間は八時五十分。起きるにも寝るにも中途半端な時間だ。
 嘆息しつつも、もう一度シーツにもぐりこみ、となりで眠る美貌の人へ視線を送る。
 光り輝く真珠のようになめらかで真っ白な肌。折れてしまいそうなほど細い首から繋が
る、うすい肩が芸術的な曲線を描く。

 ――朝から……いいもの見ちゃったかも。

 正直な感想をシノンは抱きつつ、さらに視線をすべらせていく。
 うつぶせに眠っているせいで男性的特徴はまったくみあたらない。ゆたりと膨らんだ臀
部は、腰から下を隠した薄いシーツになだらかな丘をつくっていた。

 ――ウエストからヒップへのラインとか、ちょっとうらやましい……。

 つい、「本当に」女性であるシノンが、つい憧れてしまうほど、ガンゲイル・オンライ
ンのアバター<<キリト>>の姿は、あまりにも女性的だった。
 絵画的な肢体を、どこぞの絵師が女性的な特徴を付加し――胸部などを書き足して――
裸婦画として売り出せばすぐにでも買い手がつきそうだ。
 寝息は穏やかそのものだった。となりに体を横たえるシノンへ向け、ときおりむにゃむ
にゃと口元を動かし、片頬を枕にぐりぐり押しつける。その美貌とはアンバランスな無邪
気な仕草が、シノンの胸をさらにさざめかせる。

 ――かわいいなぁ……もう……。

 現実の彼もこんな無防備な寝顔を浮かべて眠り、安らかな寝息をたてるのだろうか、な
どと考えるとなぜだか心臓が大きくさざめき、頬がじわじわ熱くなる。
 そもそもこのキリトはいま、シノンの独り占め状態だ。キリトへ想いを抱くほかの女性
陣は、GGOにキャラクターをコンバートしていない。

 ――これなら簡単には起きないかも。なら……。

 ふと浮かんだいたずら心が、指をキリトの唇に運ばせた。妖艶な朱を刷いた唇を指先で
くすぐってみる。
 絶妙な弾力が指に跳ね返ってきた。ここがVR空間であるのをおもわず忘れてしまうほ
どの、みずみずしいリップ。整った朱唇を、端から頂点までたどってまた端まで、それを
なんどか繰り返してみた。当たり前だが、頂点のほうがやわらかい。
 唇の感触をたのんでいると、キリトの長いまつげがふるえだす。
371キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:57:13.94 ID:WpVMKGfv
 ――っと。
 
 シノンがさっ、と指を離した数秒後、長いまつげをふるわせつつキリトは、ゆるゆると
目を開いた。
 吐息が当たるほどの距離でキリトの黒曜石の瞳が見開かれたので、シノンはあわてて視
線をはずした。じっと見つめていると、目がはなせなくなってしまう気がした。

「ふあ……あ……」

 そんなシノンの煩悶を知らずキリトはのんきに、美貌に不釣り合いな大あくびをした。
そのあと瞳に拳をあてる。
 緩慢な動作を見つめながら、シノンはさっきまで唇に触れていたことを悟らせないよう
に言った。

「おはよ。キリト……コーヒー飲む?」
「んっ……やあ、シノン。うん……コーヒー……よろしく」
「うん。砂糖とミルクは?」
「ブラックよろひ……ふぁ……。シノンに任せるよ」

 まったくキレがない返事。常時、シノンが舌を巻くほどの洞察力を見せるキリトだが、
珍しいことにまだ頭が回転していないらしい。しかし、そんなのんびりとした仕草にすら、
萌え立つ色気があるのは、なんたることか。
 女性として、複雑な心境を抱えつつ、シノンはシーツから這いでる。
 昨日は疲れ果て眠ってしまったので寝姿も適当になってしまった。
 黒地のタンクトップとショーツ。ブラはつけていない。
 そんな格好を異性の前でさらすことに、いささかの抵抗と羞恥心が頭をよぎる。しかし、
キリトも同じ様なものだ。おそらくシーツに下にはなにもまとっていまい。そこまで考え、
いまさら服装を気にするのがばかばかしくなった。
 それとも……。

 ――もしかしたら、まだ心のどこかで信じてないのかも。「こっち」のキリトが男だっ
て。

 男性的特徴を目で見て、現実の桐ヶ谷和人が男性であることを知ってもなお、<<キリト
>>を男性として見ることができないでいるのかもしれない。
 同姓ならだらしない格好を見せても、まあいいか……という思考がないとは、シノンに
も断言できなかった。
 
 ――第一印象のせいよね……。ほんと、「アレ」がついているのが嘘みたい。

 ひとつため息をついて、シノンはキリトに背を向けると、狭苦しいアパートメントホテ
ルのキッチンに立った。
 シノンはチェックインした後に、この施設の本質――「いきずりの男女が寝落ちする」
施設だと気がついた。
 ガンゲイル・オンライン《SBCグロッケン》。その居住区に存在するこのホテルは、
特定の「ホーム」を持たないプレイヤーに一夜の寝床を提供するNPC施設だ。大きめの
ベッドとシャワールーム、それに簡易なキッチン、建材打ちっ放しの壁の部屋は寒々しさ
すら感じさえるほど殺風景だ。その上、ホテルの入り口には、運営者のいかなる配慮の発
露なのか「休憩3,500クレジット」「一泊6,500クレジット」などという、けしからん文言
がおどっている。
 しかし、シノンはチェックインの際、恐慌に陥っていた上、あとからやってきたキリト
もそれを気にした様子は見せなかった。
 一晩たってやっと、シノンは羞恥心を覚えた。知らず「そういう施設」へ足を運び、さ
らには男性と同衾してしまったという事実に、ふたたびぶすぶす思考がゆであがる。しか
も、この部屋は朝田詩乃のアパートとほとんど間取りが同じで……。
 シノンは頬の熱さをごまかしつつ、ラックに備え付けられたインスタントコーヒーを手
にし、これまた備え付けのカップを二つ手に取る。カップへインスタントコーヒーの元―
―すなわちコーヒー粉をさらさら注ぎ、ポットからお湯を注いだ。
372キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:57:46.41 ID:WpVMKGfv
 こぽこぽ、耳心地のよい音とともにお湯がカップへ注がれていく。インスタントにして
は芳ばしい香りが漂った。
 VR空間のコーヒーにカフェインは含まれない。だが、香りと味が覚醒をうながすのに
一役買う。
 左手で角砂糖とミルクをカップに落としたコーヒーをかき混ぜつつ、右手でメインメニ
ューウィンドウを開いた。

 ――やっぱり……。

 そこにはステータス《発情》の表示がある。
 昨晩、ログアウトするにはあまりにも、ひっついているキリトの体温は魅力的だった。
キリトも同じように感じたようで、シノンとキリトは二人、ぴったりと寄り添うように眠
ってしまった。その間に日を跨いでしまったため、例の惚れ薬が生む《発情》の効果が再
び現れてしまったらしい。だからこそ《寝落ち》ログアウトが機能せず、シノンはキリト
の隣で目を覚ました。
 役得、という言葉が勝手に頭へ浮かんできた。無意識に浮かんだ言葉を、インタラプト
すべくコーヒーを一口。

「あっ。おいしい……」

 ホテルのアメニティーとは思えないほど、味が良い。

 ――これははやく、キリトにも飲ませてあげないと。

 湯気をうかべたカップを二つもってベッドへと戻るとキリトが、うとうととまどろんで
いた。

 ――ほんとに良く眠るわね……。

 シノンはコーヒーをサイドチェストの上に置く。ふと、髪の毛には触れていないなと思
いつき、それからキリトのとなりであひる座りになり、頬のあたりにかかっていた髪を指
ですくった。
 十分にコシのある、絹糸めいた触感。そのまま何度か指先で髪を梳いていると、なぜだ
か陶然とした心ごこちになった。指の間をさらりと涼やかに流れる。
 二度寝を実施していたキリトが、本格的に目をさましはじめる。

「んんっ……んっ……」

 小さく唸り声を上げつつ、キリトが上体を持ちあげた。シーツが腰のあたりを滑ってい
き、細い裸の体があらわになる。そのままぱちくりとなんどか瞬きをおこない、気だるげ
にシノンの方へ体をひねった。黒髪がはらはら、後ろへと落ちていく。

「シノン……いま、何時?」

 男声にも、女声にも聞こえるハスキーボイス。
 シノンは手元のウィンドウを確認してから答える。

「朝の九時……ね」
「あれ。でもどうして寝落ちしてな……そうか。あのまま寝ちゃったからログアウトでき
なかったのか」
「あたり。やっぱりでているわね、アレ」

 ウィンドウを可視化して、キリトにむかってひっくり返す。シノンのステータス異常を
見とったのだろう。キリトががっくりとうなだれた。

「くそ……まいったな。こっちのシノンにまで迷惑かけるなんて」
「迷惑だなんて思ってない。そもそもこうなったのはキリトのせいじゃないし、それにこ
っちのあんたからも感染するなんて考えてなかった……」

 言いつつサイドテーブルのコーヒーカップを、手にとってキリトに差し出した。
373キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:58:16.20 ID:WpVMKGfv
「とりあえず、コーヒー飲んで、落ち着いたら?」
「ああ……」

 ありがとう、と手を伸ばしキリトがカップをとらえる。シノンの指にふれた。
 
 ――っ

 ふれたのはほんの一瞬だった。キリトの白い指先がカップの取っ手をつかんで、口元へ
カップを運んでいく。
 細くて白い指を改めて意識する。昨日の夜はあの細くて柔らかい指に、思い切り狂わさ
れたのだ。やめて、と叫んでもやめてくれず最後には何度も何度も、シノンを追い込んだ
指。
 最後にはお互い力つきるようにベッドへ沈み込んだ昨晩の記憶に、かっ、と体中が燃え
上がるように熱くなった。視界がかすむほどの熱情に、頭がくらくらする。
 触れてもらいたい。あの細い指先で思い切り、昨日みたいにしてほしい。
 そんな欲望がシノンの内側で膨れ上がり、足と足の間にあるそこが、なにかをもとめる
ようにきゅっ、とせつなくなる。

「キリト……」

 コーヒーを一口含んだキリトのじっと見ていると吸い込まれそうな黒瞳を、みつめなが
らシノンは顔を近づけた。
 
「し、シノン?」

 こくん、と喉が小さく鳴って、コーヒーが嚥下される。
 やや呆然としつつも、シノンに向き直るキリト。
 シノンは自分のしていることに、すこし混乱している。いままで自分からせまったこと
などない。でも、唇が熱くてしかたない。
 求めるまま、シノンはキリトの細い首に手をまわした。
 びくっ、キリトの肩が震える。
 現実空間のキスをしらないシノンでも、唇と唇で交換される淫らな魅力は知っている。

「んっ……ふぅ……んっ……」

 ややとまどい気味のキリトをうながすように、シノンは舌を絡ませる。しばらくそうし
て、くちゅくちゅとキリトの舌の感触をシノンが楽しんでいると、俊敏な動きでキリトの
片腕がシノンの首筋に巻き付いた。シノンはそのまま、くっ、と体を引きつけられる。

「んっ――!」

 シノンは驚いて舌を抜いてしまった。が、今度はキリトの舌がシノンの口に侵入する。

「んっ……ふっ……んっ……」

 攻守があっという間に逆転してしまった。そのまま目を閉じ、キリトに口腔を犯される
心地よさに酔う。
 しばらくディープキスの応酬をつづけ、どちらともいわず唇をはなした。名残惜しそう
に引かれた唾液の橋がぽた、と落ちる。
 キリトの頬が、やや赤らんでいた。

「いきなり……びっくりしたよ」
「その割には楽しんでいたでしょ……」

 キリトがシノンからのキスに、おどろいたのは一瞬だけで、シノンはそのあとずっとイ
ニシアチブを握られ続けた。
 シノンの言葉が図星だったのか、すこしだけ困ったように眉を下げたキリトは、表情を
ごまかすように持ちっぱなしだったコーヒーを口に運んだ。そのままぐぐっ、と飲み干し
てしまう。
 どうやら恥ずかしいのは一緒のようで、シノンはほんのすこしだけ胸をなでおろした。
374キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:58:38.32 ID:WpVMKGfv
「ねえ……手伝って……くれる?」
「ぶっ……な、なにを……?」
「その……」

 シノンはキリトへしなだれがかりつつも、言葉の先を口にした。頬が熱い。

「わかるでしょ?」

 キリトが生唾を飲む音を、シノンは確かに聞いた。

――――
 
「シノン……いいよ、そんなことしなくて」
「……」

 気遣わしげにキリトが言った。シノンは答えずに指だけを進める。
 胡座をくずした格好のキリトの下半身には、天井へとそそりたつ男性器がある。シノン
はそこへ顔を寄せ、スナイパーらしからぬ心臓の高鳴りをなだめつつ、硬くなった男性器
をくわえ込んだ。

「んっ……」

 舌先で先端をくすぐると、すぐにキリトが頭上で色っぽい声をあげた。
 キリトのものはALO「キリト」のものよりも小さく、どこかかわいらしい。それでも
性器には違いないちゃんと男性的な機能がそなわっていることを、シノンは昨晩、身をも
って体験した。
 性器から口をはなして根本を舌でくすぐる。それから根本を唇で吸い上げる。生々しい
あたり判定があるフクロを指先でいじり回す。

「し……シノン……」

 ややうわずったキリトの声に、ちゅうちゅうと肉茎の縁をすいながらシノンは、上目遣
いにキリトをみつめた。
 視線の先のキリトは眉をひそめ、腰をたわめて、普段は真っ白い頬を赤く染めている。
思わずといった風に開かれた唇が淫らだ。呼吸の執拗がない仮想空間でも、意図的ではな
い胸骨の動きは再現してしまうので、薄くなめらかなキリトの胸部が、激しく上下してい
る。

「ちゅ、んっ、んっ……もう……勘違いしてもしかたないじゃない……」
「な、なにが……」
「なんでもない……ほら」

 もっと気持ちよくなって……。
 音にはせず、シノンは舌先でぼっこり膨らんだ尿道をなめあげ、先端のカリ首をちりち
ろなめまわしたあと、再び口に含む。

 ――どんな顔……しているの……キリト……

 キリトの表情を確認したい、すこしだけ性器を傾がせた。そのまま視線を上にあげてい
く。
 
「熱っ…」

 キリトの悲鳴とともにシノンの口腔で性器がはねあがった。シノンは悦んでくれている
実感に、充実感を得ながらも、暴れる性器を口から出ないように気をつけつつ、のカサを
なめまわす。

「ちゅ……ぢゅる、んっ……んっ……」
「くっ……んっ……んんっ……」
375キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:59:31.59 ID:WpVMKGfv
 面白いように嬌声をあげるキリトをシノンはかわいい、と思ってしまう。あえぐ様な吐
息は、最初よりも荒く早くなっていた。
 フェラチオの経験が少ないため、キリトの反応をいちいち気にしつつも、シノンは行為
を続けた。舌先と唇をはわせて、なでるようにしていると、よりいっそうキリトの悲鳴が
大きくなる……。

「んんっ……んっ、ぢゅる……」

 亀頭の上にキスを落としていると、キリトの指がシノンの着るタンクトップの上をすす、
と上下した。

「んっ、んっ……んっ、くすぐったい……」

 背筋を上下する指先が、ちりちりとした刺激を生む。
 そのまま背中を探るような手つきで、さすりあげる。そして最後に、シノンの脇下から
手のひらを進入させ、薄布につつまれた乳房に触れた。

「むぐ……んっ……んっ……」

 キリトに抗議の目線をむけつつ、お返しとばかりに性器にむしゃぶりつく。
 そのうち、胸をなで回していた手が、より容赦なくシノンを誘惑しはじめた。指が器用
にうごめき、シノンのタンクトップの裾をたぐりよせる。
 ふるん、とまだわずかに先端をとがらせただけの、他の女性陣とくらべるとささやかな
実りが露出する。そしてキリトの指先が、シノンの先端をさらうようにうごめいた。
 
「はふっ――!?」

 服の上からの優しい愛撫とは違い、指先の体温を強くかんじる。灼かれるようならなれ
ない刺激にシノンは背筋をふるわせながら、フェラチオを続けようと……。
 
「シノン…」
「え……?」

 思わず間抜けな声をあげてしまいつつも、いったん性器から口を離した。
 キリトの性器はシノンの口から解放されても、刺激をもとめるようにびくんびくん、う
ごめいていた。

「シノン……」

 もう一度切なげな声で呼ばれ、視界をあげると、眉を切なげにゆがめた、キリトの顔が
あった。どこか保護欲をそそるその仕草に、シノンは胸が高鳴るのを感じつつ、いつもキ
リトがやるように、シニカルな笑みを作った。そのまま無言で性器をひとなめする。

「くっ……」
 
 キリトのかわいらしい悲鳴は、魅力的だが、《発情》におかされた身体は、すでにキリ
トの性器を受け止める準備を終えている。
 口腔で感じた体温をすべて、そそぎ込んで欲しい。

「キリト……お願い」

 つぶやきながら、そそりたつ性器の少し上、なめらかなおなかに口を近づけた。蝋でで
きたような白い肌に舌をあてて、そのままそろそろと上半身をもちあげていく。胸骨のあ
たりをぬけ、鎖骨をくすぐったあと、再び間近となったキリトの頬を一なめする。そのま
ま、欲望のまま呟いた。

「気持ちよかったなら……、わたしにごほうび、ちょうだい……」

 ふだんなら恥ずかしくて言えない台詞を、つぶやき顔を赤らめつつも、シノンはそのま
まキリトに口を近づけた。
376キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 00:59:57.42 ID:WpVMKGfv
 ――――


 ベッドサイドにおいてあるヘカートUを手に取り、キリトをサイトインしたとして、命
中率は果たしていかほどが。おそらく心臓の鼓動と同期するパレット・サークルは激しく
収縮・拡大を繰り返し、まともな射撃などできないはずだ。それほどまでシノンの心臓は
高ぶっている。
 もっとも、バレット・サークル以前に一メートルに満たない距離でヘカートUを構えれ
ば、銃口が対象と接触する。
 キスをされたまま押し倒されたシノンは、ベッドのシーツへ埋もれるように体を仰向け
た。キリトの指がするするとのびて、下着を脱がしてしまう。
 
「っ――」

 タンクトップ一枚の姿にされ、さすがに恥ずかしくなったシノンは、キリトからわずか
に視線をはずした。いままで下着に守られていたスリットが心細い。
 キリトはごくん、と唾を飲み込む音をさせる。

「ああ……ごめん。こっちでやるのまだ二回目だし、昨日の夜は急いでいたからさ……。
こうやって」

 キリトはやっといつものシニカルな笑みを浮かべると、つつ、とシノンの溝を指先でな
ぞった。

「きゃっ……あ……」

 思わず挙げてしまった悲鳴にかあっ、シノンは顔を赤らめた。本当に自分が発したもの
なのかと、おもわずうたがってしまうほど、声がかわいらしい。
 シノンの煩悶をよそにキリトはそのまま指先でくく、とスリットを広げた。
 せき止められていた愛液がこぽこぽと流れ出る。なんどかそうして指先でシノンをいじ
めたあと、すでに包皮をおしあげるほど育った秘芯を指ですりあげた。
 敏感なところを優しく触れられ、シノンはひくひくと体を揺らした。電撃のような刺激
がキリトの細い指から間断なく与えられる。

「は……くぅ……んっ……」
「シノン……もうこんなになっているぞ……」

 くちゅ……くちゅ……。
 すこし大きめの水音が、部屋中に響く。
 
「んんっ……はぁぅ……んっ、言わないでっ……恥ずかしい……気持ちいいけど……」

 キリトの指がふるえて、シノンの秘芯を優しくはじく。
 
「ひっ、んんっ…ぅう…んっ、じらしちゃ、やだぁ……」

 スリットをひくひく揺らすシノンの反応に満足したのか、キリトは秘芯から指を離すと、
両手のひらで太股を押し上げた。
 
「ひゃう……んっ……」
「苦しくないか?」
「ん、んっ、それは平気だけど……」

 いままではわずかに開いていただけだったスリットが大きく開いた。小柄なシノンの体
型に合わせた、小さめなサーモンピンクのスリットが露出する。
 脚を持ち上げられ、息をのむシノンにキリトは、妖しい笑みをうかべる。
 
「昨日はよくみなかったけど……かわいいな、シノンのここ」
「……昨日は部屋が暗かったから」
377キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 01:00:22.74 ID:WpVMKGfv

「うん。そう考えるとちょっともったいなかったかもしれないな……」
「で、でも…そ、その……じろじろみられると……」

 熱を持っているかのようなキリトの視線に、シノンはからだをくねらせた。秘処からと
ろ……と、透明な液体がこぼれおちた。

「ね、ねえ。恥ずかしい……、キリト……」

 キリトはシニカルに微笑むと、性器をシノンにあてがい、挿入する。じゅぷ……とおお
きな水音をまき散らしながら、濡れそぼった膣道はすぐさま性器をうけいれた。

「んっ――! んっ……入ってるっ……」
「ああ。温かくて気持ちいいよ。痛くはないよな?」
「うん。んっ……昨日よりちょっとおっきいかも……」
 
 膣道に確かに存在する性器の熱さに理性を焼かれながらも、そこから得る甘美な刺激は
シノンを虜にする。重なり合う安心感に脱力しながら、キリトを促した。
 再び頷いたキリトが腰を動かし始める。

「あ……はんっ……」

 パン、パンという乾いた音が響く。
 キリトの思い切りのいいグラインドにシノンは背筋をふるわせる。

「あっ、あっ、あっ、ああんっ……ふあっ、ああっ! いいっ……キリトのいいっ!」

 キリトの性器が脈打つたびに、膣粘膜をけずられる。形を誇示するように、自分のうち
がわで動く性器が、断続的な快感をシノンに与えてくる。
 じゅる、じゅる内側をこすられる熱に夢中になる。もっと深く、強く……と望んでしま
う自分をおさえられない。
 狭めの膣道を埋め尽くさんばかりに突きこまれる性器に夢中になってしまう。

「あっ、あっ、あっ、ああんっ! んっ、はああっ! もっと――!」
「ああ――!」

 腰をしっかりと掴んで固定される。膝がぐぐ、とシノンの体側に押し付けられ、挿入が
より深くなる。こつ、とキリトの先端が下腹部を押す。
 深く灼熱した性器が無遠慮に、シノンをさいなみ始める。
 
 
「んっ、んっ、んっ、あぁ……んっ、奥にとどいてる――!」

 シノンはベッドへ背中をこすりつけるように背をそらした。ぴんと勃起した乳首が、キ
リトのグラインドに同期してぷるぷる揺れる
 目の前が白くなり、腰や脳髄の深い部分を直撃する快感に、唇を閉じて耐えるシノンへ
キリトがせつなげな声を漏らした。

「シノン……俺、もう――!」
「うん――わたしも」

 シノンはうなずいてから、キリトの首に手をまわし、キリトのために勉強した言葉を耳
に吹き込んだ。

「私のなかにいっぱい――だして――」
「っ――!」

 キリトの性器が大きく波うった。
 挑発にのるように、キリトの腰がより激しくシノンへ突きたてられる。
378キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 01:00:46.81 ID:WpVMKGfv


「ふ、やあっ、激しっ……! んっ――!」

 エクスタシーが理性を焼き尽くす。
 背筋をふるわせるシノンの柔肉をむさぼりつくすように、性器を押し付けられる。
 そして、次の瞬間、性器の先端から飛沫がふきあがった。

「あっ、あああああああ――!」

 膣内射精の灼熱感に悲鳴をあげるシノンにかまわず、より奥へ奥へ、キリトは性器をお
しつける。仮想空間のアバターとはいえ、膣口は存在する。そこに熱いしぶきをぶちまけ
られた。

「んっ……出てる――っ!」

 最奥をさらに押し広げるほどの勢いで熱い精液を注がれる快感は、シノンを再び頂点へ
と導いていった。

「あああ…っぅ……んっ……!――キリトのが……いっぱい……!」
「く……あっ……」

 シノンに向かってキリトが脱力した。汗ばんだ背中をだきしめる。

「んっ……あああ……ぅぅ……」

 膣の中で震える性器が、シノンに余韻を伝え続けている。
 自分の膣で愛液と精液が絡みつくのを想像しながら、シノンはキリトの耳元につぶやい
た。

「お疲れ様……気持ちよかったよ、キリト」

 髪をなでてやると、キリトが気持ちよさげにうめいた。頬に頬を当てる温かさに酔いな
がら、シノンは射精によって力つきたキリトを抱きしめつづけた。
379キリト(GGO)×シノン(GGO) ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 01:01:10.71 ID:WpVMKGfv
――――


「キリト」
「……ん?」

 同じシーツにうずもれながら、シノンは隣のキリトにつぶやいた。いまだに汗ばんだ肌
に指を乗せる。

「その…いつ、ALOに帰るの?」
「あ、ああ。そりゃ……アカウント一つで、コンバートだし。今日中にはもう一回コン
バートをするけど」
「……じゃ、急ぎの用事があるわけじゃないのね?」
「え……たしかに急ぎの用事はないけど」
「そう」

 シノンはほんの少し胸をなでおろす。

「そっか……」

 この世界に彼女はいない。彼女がいるべき場所こそ、キリトがいるべき場所なのだと、
明確に理解している。
 しかしこの仮想世界にはシノンとキリトしかいない。予定がないというのなら、少々の
わがままをしても、彼女を裏切ることにはならないだろう。
 汗ばんだキリトの胸板に額をおしつけてシノンは目をつむった。

「じゃあ、もう少しこのまま――こうしていて」

 このくらいのわがままは、許してほしい。本心の前半分を押し殺してつぶやく。
 やがてキリトの腕は、おずおずとシノンの肩を抱きしめた。
 差し出された腕に頭をのせ、シノンはしばらく、キリトを独り占めすることに成功した。



 そして額で感じるキリトの体温にまどろみながら、音にせずつぶやく。


 ――キリト……愛してる……。ずっとこのままこうしていて……。
380 ◆T.om8vwXYU :2012/04/14(土) 01:02:31.30 ID:WpVMKGfv
 長くなりましたが、以上2作を投下しました。よろしくお願いします。


 次回未定です。
381名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 01:02:35.43 ID:4hyisS4P
だが俺の目は誤魔化せないぞ
リアルタイムで乙でした
382名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 01:14:27.28 ID:sjKYMKnw
地方民の俺メガラ〜〜ッキィィィィィィ!
いつも乙です
383名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 01:41:54.19 ID:wdVCMN+Y
MXで見終わったらダブルで投下GJ
そして妹達の夢も正夢にしちゃっていいのよ?
384名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 02:36:20.12 ID:jtttkoLu
ふう……
いつも俺に賢者タイムをくれてありがとう
385名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 08:37:09.35 ID:sL8zX7CT
朝起きたら、ご褒美が!
386名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 08:39:00.44 ID:+z0u1dpo
おはようございました
387名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 01:45:14.04 ID:7OqtXATB
毎回毎回良い仕事してるぜ!GJ
388名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 19:50:47.59 ID:9AuP47Ct
>>338
小学星のプリンセスは17歳でつよ
389名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 23:38:15.88 ID:lzqghLkS
3分マーガさん
390名無しさん@ピンキー:2012/04/18(水) 23:38:55.64 ID:dfkS3sHr
はぁ
391名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 00:15:51.92 ID:144YAee+
リアル割れしてないキャラでエロやるのは難しいな
アバターでというのは無理だろうし
392名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 04:06:18.49 ID:8GbB+meo
クロウがベルの胸つついたり、
チユがハルユキ抱いて寝たりしてなかった?
393名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 04:42:51.39 ID:gMPO01js
脚フェチハルユキさんが女性陣の脚を撫でさすりまくるSS下さい
オチはタッくんで
394名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 19:08:47.20 ID:auy5gdQw
豚と蝶がバーチャル世界で交尾して孕ませるのは〜?!
395名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 19:21:15.39 ID:gt4vvqEi
アニメ化でハルの魅力に気付いてss増えると思ったんだけど・・・
396名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 19:31:57.75 ID:zJOPw1IB
まだ2話じゃん
397名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 22:17:47.38 ID:T0fFVCUn
SAOは読んでて楽しいんだけど、AWは原作1巻の後に2巻を読む気が起きない
アニメも1話の途中で切った
398名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 22:50:40.80 ID:g6HZK7c4
>>397
お前の趣味とか聞いてないから
399 ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:12:06.84 ID:kX6D7NRf
いつもGJ乙ありがとうございます。
スレ住人の目がMXとサーベラスに集中している間に投下をイグニションします。


タイトル『ふぃじかる・のっかー・あーだーだうん』

・ハルユキ×ういうい フェラチオ、スマタ(後背位)、スマタ(正常位)、スマタ(騎
乗位)
・原作11巻の内容を若干ながら含みます。既刊分を未読の方はスルーください。
・ういうい 年齢:10歳(ただし加速時間換算では18歳以上)

NG「PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU」
400PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:13:28.57 ID:kX6D7NRf



※ういういの「」は演出上の都合です。不随意反射の呼吸音等だとお考えください。くし
ゃみみたいなものです。


【UI>有田さんのおうちにお泊まりしたいです】
 そんなテキストメッセージが来たときに、もう少し警戒しておけばよかった、とハルユ
キは思う。いや、思っていた。
 ことここに至り、ハルユキはもうどこまで「後悔」をしているのか、わからなくなって
いた。
【UI>あの……ちゃんと気持ちいいですか、有田さん】
 アドホック・コネクション経由で視界に写り込む文字に対しハルユキは、
「き、きもちぃです……」
返した。
 すぐさま、謡から返信。
【UI>よかったです。有田さんがよろこんでくれるなら、うれしいです】
 ややうわずった声をあげるハルユキに微笑みを向け、謡はハルユキの性器/クロム・デ
ィザスターに健康的な色合いの唇を這わせて、そのまま口腔いっぱいに飲みこむ。
 じゅる……。
「うわ……」
 ハルユキは性器をおそった熱さにうめいた。謡の口に性器が含まれた瞬間、電撃が脳髄
を直撃する。
「じゅる……んっ、んっ……」
 バスマッドの上に四つん這いに近い格好になった謡は、ハルユキをじゅるじゅるともて
あそんだ。首を動かすたび結い上げた黒髪が、謡の後頭部で揺れる。
 舌先でぺろっ、と亀頭をなめあげたあと、謡はハルユキを上目遣いでみつめ、メッセー
ジをとばしてきた。
【UI>有田さんの先、ちょっと……しょっぱいです】
 ちゃぷちゃぷと音をさせつつ、首を縦に動かしてハルユキをせめてくる。
 たまに先端が謡の内頬にあたる。わずかな刺激が快感へ変換され、ハルユキはそのたび
に気を失いそうな快感を得ていた。
「んっ……んっ……んっ……」
【UI>いっぱい、気持ちよくなってくださいね、有田さん……】
「ふむっ、んちゅ……ちゅ……」
 バスルームに淫靡な音をひびかせながら、四埜宮謡の奉仕は続いた。


――――


 急遽おこなわれた謡とのお泊まり会は、ハルユキの母親が、会社へ泊まり込みを行う日
に決行された。ハルユキ宅の事情はクリアされたので、そうなると謡が一晩家をあけるこ
とが出来るのかが、突発的お泊まり会のネックとなる。しかしハルユキの心配をよそに、
謡はあっけらかんと「そちらは問題ないです」と言い切った。実年齢はともかく、精神年
齢はハルユキより遙かに年上な、謡がどんないいわけをつかったのか、考えるのが少々こ
わかったので、それ以上なにかを聞くことができなかった。
 夕方、飼育委員の仕事を片づけた二人は、マンション備え付けのショピングモールで、
夕食用の食材を買い込んだ。キッチンでは、謡がはやばやと主導権をとって料理をはじめ
たので、ハルユキは野菜をきったり、食器をだしたり、フォローに回った。
401PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:14:28.54 ID:kX6D7NRf

 作った夕食を食べ終わり、ほぼ同時にごちそうさま。皿を洗い、片づけ食後のおやつと
ばかりに買ってきたシュークリームを、ソファーではむはむしていると、小刻みな電子音
が響きわたった。浴槽に温水がたまったのを知らせる音だ。
 じゃあ四埜宮さんからお風呂先にどうぞ、と勧めるハルユキに対して、謡はポニーテー
ルを横に振って答えた。
【UI>先に入るとプレッシャーがあるのです。主に浴槽を汚さないように……とかです。
主に私側の都合ではあるのですが、できれば有田さんのあとにお湯を頂戴したく……】
 首を振り終わるまでに、ハルユキの視界に浮かぶチャット窓にそんな言葉が踊る。
 あ、あいかわらず速筆だなぁ……と次元の違うタイプスピードに改めて感心しつつ、浮
かんだウィンドウに走り書きされた文字を読みとる。
 文字に乱れはない。すくなくとも文脈状は。意味が伝わるし、タイプミスはない。
 だが、それを打ち込む謡自身は顔を真っ赤にしている。
 お、オフロの話題はここで終了しないと……。
 ――そしてこれ以上、会話が続ける自信がハルユキにはなかった。
 文章と謡の表情をもう一度交互に見た後、ハルユキは顎を縦に、ぎーこぎーこしながら
答えた。
「そ、それなら……僕から入りますね。す、すぐに上がりますから、テレビでも見ていて
ください……」
【UI>ここは有田さんの家ですから、気にしなくていいのです。ゆっくり、お湯につか
ってきてください】
 よほどお風呂の話題が恥ずかしいのか、謡はうつむき加減に、ちこちこホロキーボード
をいじります。
「じゃあ……先にお風呂、いただきます……」
【UI>はい、ごゆっくりどうぞ】
 これじゃ、どっちが家主かわからないなあ……。
 ハルユキは、椅子を引いて風呂場にむかった。
 何かを覚悟したような顔の謡の表情にハルユキは、最後まで気がつくことができなかった。

――――

 そういえばニコの時にもこんなことがあったようなー。いきなりバスタオル姿であらわ
れてびっくりしたなー。状況的にはそっくりだなー。
 などと熱めに設定したお湯に、ぶくぶく沈みながらハルユキは考えている。
 妹がいたらあんな感じかなぁ……ニコが来たときも、お風呂でこんなことを考えていた
っけ…。
 はからずも同じシチュエーションで、同じ様な思考が浮かんだ。
 ――四埜宮さんを待たせたら悪いし……早く体を洗って、出よう。
 ざばあー。
 ハルユキは浴槽の縁を跨ごうとして、片足をバスマットに接地した。ハルユキの体重を
半分だけ引き受け、バスマットの表面がへこむ。
 その瞬間、バスルームの扉が開いた。
「へっ?」
 片足を浴槽からだした格好のまま、顔を扉へむけたハルユキの前に――
 リビングでテレビを見ているはずの四埜宮謡が、バスタオル一枚をカラダに巻き付けて
立っていた。
「え……へ……え?……し、四埜宮さんっ!?」
「――!」
 謡が体を震わせた。普段からくりくりと愛らしく大きな目が、一回り大きく見開かれて
いる。
 ハルユキは謡の視線を追った――。視線の先には隠蔽度0パーセントなハルユキのクロ
ム・ディザスターがある。
402PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:15:01.89 ID:kX6D7NRf

 あわあわするハルユキの間で、謡ははっとした表情で、ホロキーボードをタイプした。
 が――。ハルユキは謡がどんな文章を打っているのかさっぱりわからない。
 意志がつたわっていないことに、謡はまだ気がついていないようだった。性器から目を
そらし、なんどもなんども、ホロキーボードに文章をうちこんでいるようだが、ブレイ
ン・インプラント・チップによって常時アドホック・コネクション接続が可能な謡と違い、
ニューロリンカー非装着状態のハルユキは、テキストメッセージを受信するすべがない。
 ニューロリンカーでしかなければ意志疎通ができない事実に、心臓に針をさされるよう
な痛みが走るが、その痛みのおかげでハルユキの脳味噌は、ローペースながらも回転をは
じめた。
「あああああ、あのっ! ちょっと待って――」
 回転しはじめた思考に理性をたたき込んで、浴槽の縁においていたニューロリンカーへ
手を伸ばそうとするハルユキ。しかしあわてたハルユキは、床と浴槽の段差に足先をひっ
かけてしまった。
 がっつーん。風呂縁にくるぶしあたりがぶつかり、盛大な音が浴室に響く。
「あ、っと、っとぉ――!?」
 そのままぐらりと重心を崩したハルユキは、盛大な水しぶきを立てて沈んだ。
「あぶぶぶぶっ!!」
 お湯が鼻と目にはいりこんだ。
 何とか腕を振り回して風呂の底に手をつき、巨鯨よろしく水面から顔を出す。
 呑み込んでしまった水をげほ、げほと吐き出しつつ、涙目になりながらニューロリン
カーに手を伸ばした。首筋の水分を拭き取り、ニューロリンカーを装着する――。
 そして急いで謡のほうへと顔をむけると、至近距離で謡と目があった。その距離は、ハ
ルユキの予想よりも一メートルは近い。
「――うわ!」
 後ろの風呂縁に頭をぶつける勢いでハルユキは後ずさりする。謡が風呂縁へ指をのせて、
心配そうにハルユキをのぞき込んだ。
 アドホック・コネクション警告。接続を了承するとチャット欄がポップ。桜色のフォン
トが、ハルユキの目の前でめまぐるしく更新され、羅列されていく。
【UI>おおおおお背中、流そうと思いましてっっっっt】
【UI>あ、あの! その!】
【UI>けっして驚かそうとしたわけではなくて!】
【UI>だ、だ、大丈夫ですきや!?】
 どれもこれも、謡の慌てぶりを象徴していて、ハルユキが転倒したのを親身に心配して
くれているのがよくわかる。
 そしてメッセージが指し示す意志は、はっきりと読みとれそうだ。一応、チャット欄を
もう一度たしかめて、謡の真意をとりちがえないように――。
 ――え? お、お背中? ええっと背中ってなん……え、背中?
 文章を飲み込みおえたハルユキは、やっと謡が風呂に出現した理由を理解した。
 ――えっ! えええー! なんでどうして?
 ばばっ、と謡に視線をむける。
 謡は結い上げた黒髪を揺らして、頬に笑みが浮かべた。指がぽちぽち動く。
【UI>もう、遅いです。有田さんの……そこをみてしまったのです】
 そして謡はあろう事か、片手で支えていたバスタオルを落とした。
「――!」
 まっしろな肌が風呂場の照明にあたってひかりかがやく――ハルユキはあわてて目をつ
ぶった。
 瞼の裏には、表示されたままのチャット欄が浮かんでいた。
 なんでいきなり、こんなことに……。
 混乱して目をつむるハルユキの頬に、微風があたった。
 ふにゅっ、と柔らかい感覚をなんとくちびるに感じて驚き目を見開くと――。
403PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:15:36.68 ID:kX6D7NRf

 吸い込まれそうな黒瞳と柔らかそうなほっぺた。そしていままで自分の唇とひっつい
ていた、小さな唇が目の前にあらわれる。先ほど感じた微風は、謡が顔を近づけたときに
発生したものだと、今更ながら気がついた。
【UI>もう遅い、です。 有田さんにファーストキスをあげちゃいました】
「え、えええ――!!」
 目の前にポップした文章をとらえて、ハルユキはガクプルしつつ、謡の瞳をのぞき込む。
目には涙の膜がたゆたっていた。
【UI>ですから、責任とってください、です……。有田さん……】
 とどめの一言がポップアップした。シンプルな言葉があらわす圧力におされて、ハルユ
キは浴槽の中で脱力した。

――――

 ――6月だし、今日は暖かいから、風邪はひかないだろうけど……でも、身体を冷やし
たら大変だし……。だから一緒に湯船もやむなしで……。
 思考が頭のなかでぐるぐる回る。
 ハルユキは、全裸の謡をふとももの上にのせていた。現在進行形で密着するお尻のやわ
らかさに、理性の何割かをがりがり削られる。
 そのうえ、二の腕あたりまでを湯面に沈ませる謡からは、幼い色気としか表現できない
何かが萌え出ていた。
 ハルユキの女性への嗜好はいたってノーマルだったが、水面から浮かび上がる細い肩や
首筋へ、視線がひきつけられてしまう。
 謡もまた、所在なげに揺れる水面を見つめている。
 そのお尻のすわりがわるかったのか、謡がちいさく身じろぎする。
 んっ……
 ふに……。
 お尻がハルユキの太股の上をすべった。男の体には存在しない柔らかさに心臓がはねる。
「あ、あの……」
 沈黙にたえきれず、ハルユキは口を開いた。バスルームの壁で声が反響したせいで予想
外に声が大きくなってしまう。ハルユキ自身がハウリングに驚いていると、謡が肩を小さ
く小さくふるわせて、おずおずハルユキを見上げた。
 居住まいをただし、再度たずねる。
「あの……どうして、こういうことを……その、お礼のつもりでも、さっきのキスは……
その……」
 進みすぎじゃないかな――。あれじゃ、まるで恋人同士だよ!
 なんて言えるわけがなく。中途半端に言葉をとめたハルユキは、硬直する。
 と――。水面の下で謡の指が上下した。ホロキーボードの位置は、本人が自由にうごか
せる。旧世代のハードキーボードには不可能な、水中タイプも可能だ。
【UI>ホウさんのことも、アバターのことも……きちんとお礼がしたい、と思いました

「おおおおお礼なら十分してもらってますよ。クロム・ディザスターのことも、最後には
四埜宮さんに浄化してもらったんだし……」
【UI>でも、それだけじゃ、全部のお礼ができていません。私も……考えた結果なので
す。それに……】
 ぴちゃ、と水面に波紋がひろがる。
 ハルユキの方へとふりむいた謡は、片手で胸元を隠し、もう片方の手でホロキーボード
をタイプする。いつもよりもタイプスピードが遅い。十分な時間をかけて打たれた文章が
ウィンドウにうかびあがる。
【UI>サッちんにもういちど希望をあたえてくれたこと……フーねえに再び立ち上がる
力をあたえてくれたこと……。私たちをもう一度、再会させてくれたこと……感謝しても
しきれません】
404PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:16:15.44 ID:kX6D7NRf

 つやめいた長いまつげに彩られる目を見開いた謡は、ハルユキと視線を絡ませる。胸
元を隠していた腕をとき、指先をハルユキの鎖骨のあたりに当てた。
 そして、次のメッセージが送られてくるまでの時間は、いままでで一番長かった。
【UI>キスは……有田さんのことを好きになってしまったからです。私は……もしかし
たら惚れっぽいのかもしれません。有田さんと出会ってから、一週間とすこししか経って
いないのに。でも、我慢ができませんでした】
「そ、それはそうだけど……だって時間の流れがちがうわけで……え、でもキスって…
…」
 そこで目の前の少女が、実年齢からは想像ができないくらい、成熟した精神をもつ女性
であることに気がついた。
 すると、謡に対する認識の変化を敏感に察したクロム・ディザスターがむっくりと充血
をはじめてしまった。
 う、うわ……。
 あわてて持ち上がる性器を隠そうとするも、そもそも謡はハルユキの膝の腕にのってい
る。ハルユキが手で局部を隠すよりもはやく、むくむくと育ち続けた性器が、謡のおへそ
のあたりにあたった。
 ふ、と謡の視線が水面の下に落ちる。そしてお腹にあたったものの正体を知ると……、
目を見開いた。
【UI>大きくなっています。有田さんの……そこ】
「う、うん……ごめんなさい」
 硬直するハルユキをよそに、謡はハルユキの鎖骨に当てていた手を水面下にしずめてい
った。
「え、あ……」
 反応力を最大の武器とするシルバー・クロウにとって致命的な反応の遅れだった。
 その隙に状況は進む。
 謡の片指が器用にタイプを行い、もう片方の五指がふわっと、ハルユキの性器を包む。
【UI>お湯よりも熱いのです。こんなに硬く、熱くなるものなのですか……?】
「わ、わわ……ちょっと離れて――!」
 思わず腰を引いて謡から遠ざかろうとするも、そもそも謡はハルユキの膝に乗っている。
年相応の身長体重である謡の体も、体をひいたハルユキにひっついて動いてしまう。
 それどころか――。
 片手はタイプのために宙を浮き、体はハルユキの脚にのっている。こんな状況でスライ
ドが発生すれば、体勢が崩れるのも当たり前だった。そしてその状況で、謡がすがれるも
のは、にぎりしめていたハルユキのクロム・ディザスターのみだった。
「ぐふううぅ!?」
 根本から引っこ抜かれそうな衝撃が股間にはしり、ハルユキは浴室で絶叫した――。

――――

【UI>お礼に加えて、お詫びが追加中なのです】
 ハルユキの太股と太股の間にかしずいた謡が、タイプした。浮かんだメッセージに目を
はしらせ、ハルユキは頬をひくつかせる。さらに追い込まれた気がしたからだ。
 根本の痛みはすでになくなっているし、謡が納得するまで終わらないのは予期済みなの
で、ハルユキはおとなしく(語弊有り)ザ・オフロチェアーに腰掛けている。そしてふた
たび謡の裸身を目の前にして、ハルユキの性器は絶好調に勃起していた。
 謡はハルユキ脚と脚の間に正座しつつ、おそるおそる性器へ手をのばした。亀頭の下、
くびれた部分に親指と人差し指がからみつき、指の輪が上下をはじめる。
「うっ……四埜宮さん……」
 まだわずかな刺激であるにもかかわらず、性器から燃え上がるような快感が走る。性器
にはりついていた水分と謡の指先が干渉して、浴室にぐちゅぐちゅと音を響かせ……。
【UI>やっぱり熱いです。硬くて……】
405PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:16:47.49 ID:kX6D7NRf
 へにゃっ、と眉をよせ、と視線で「これで大丈夫ですか?」聞いてくる謡。
 ハルユキは是、是、是とうなずく。包まれているだけでも、十分に気持ちいい。しかも
浅黒い性器に対して謡の指は、雪のように白かった。そのアクセントが視覚的な官能をハ
ルユキにもたらしてくる。
 くい……くい……。
 ハルユキが、しばらく性器にもたらされる快感に酔いしれていると、謡がそろそろと顔
を近づけてきた。
「え……」
 無類の心地よさのせいで反応が遅れ、制止動作をファンブルする。中途半端に延びた手
は、謡にふれる前に止まった。
 ぱく……。
 血色のいい唇が開き、ハルユキの性器の先端を浅く含んだ。
「う……ああ……」
 熱くてぬるぬるとしたものが性器を包んでいた。
 ハルユキが生涯はじめて得る、フェラチオの快感に意識を遠のかせていると、性器に唇
をはわせた謡がタイプした。
【UI>どちらにしろ……。有田さんが、だしくれないと終わらないのです……私も初め
てなので要領を得ていないです。ですから、えっちなお願い受け付け中です】
 謡はちろ、ちろ、と裏スジをなめあげる。「いやもうそれで十分です」の心地よさだが、
出すまでやめない、と言われてしまうと少し自信がない。もっと強くして欲しい……が、
本音だった。
 亀頭の部分をなめ回しつつ、キーボードを叩かない方の手が、ハルユキの根本から笠の
下あたりまでを覆い、卑猥な音をさせながら上下する。
「んちゅ……んっ……んっ……んっ……」
 謡は時折ちゅぱちゅぱとすったりなめたりしつつ、上目遣いでハルユキの顔色を伺う。
それはまるで、飼い主の指示をまつ小動物のような仕草だった。
 ハルユキはええい! ままよ! な気分で、本能から出力される願望を謡へ伝えた。
「じゃ、じゃあ……その、深く、口で……くわえてください!」
 ハルユキは叫ぶ。すると謡はこくんとうなずきながら、一度大きく深呼吸して、口を開
いた。
 亀頭のみを対象とした刺激が一変、性器の上半分を包み込むような刺激にかわった。
「う、わあ…………」
「んんっ……んちゅ……んっ……んっ……」
【UI>気持ちいいですか? 有田さん】
 謡は頭を前後に動かしつつ、片手で正確なタイプを行い、ハルユキを見つめてくる。反
射的に頷く。
「も、もちろんデス……ぬるぬるしてまるで……」
【UI>まるで、なんです?】
「いえ、その……本当にセックスしてるみたい、です……」
 性器からつたわってくる刺激は、先日ブラッド・レパードに教えてもらった女性器のな
めらかさとはもちろん違う。が、脳につぎつぎ送られてくる官能には、確かにおぼえがあ
る。
【UI>そう思ってもらえるなら、私もうれしい、です】
 ちゅぱ、とハルユキの男根から口を離した。性器と謡の唇の間に、透明な橋がかかる。
【UI>残念ながら、私の身体ではまだセックスはできませんし……私ができることで、
有田さんが喜んでくれるなら、私もうれしいです。拙い奉仕で申し訳ありませんが、精一
杯やらせせていただきまう】
 メッセージが打たれた瞬間、謡の顔が風呂場の熱気以外の要素で赤らんだ。タイプミス
が心情を物語っている。謡は律儀にぽちぽち修正した。
【UI>残念ながら、私の身体ではまだセックスはできませんし……私ができることで、
有田さんが喜んでくれるなら、私もうれしいです。拙い奉仕で申し訳ありませんが、精一
杯やらせせていただきます!】
406PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:17:07.80 ID:kX6D7NRf

 最後にエクスグラデーションマークが追加され、よりどぎまぎする羽目になったハルユ
キは、最後の気合いを振り絞ってお湯でしっとりと濡れた謡の髪をなでてみた。湯気でし
っとりとした黒髪が指の腹をしゃらしゃら流れる。
 髪をなで回しつつ、謡の顔を再度みつめる。
 ちゅぱちゅぱと亀頭をなめあげる謡の表情は真剣そのもので、どこか迫力に満ちていた。
フェラチオのいやらしさと矛盾する、凛々しい表情に性器が大きく反応する。
「んちゅ……んんんっ、んっ――」
 ぼこっ、と謡の口から亀頭が抜け、唇から飛び出した性器は、謡の頬にぴとっ、と当た
る。謡は少し考える素振りを見せた後、自分を納得させるように頷いた。
【UI>すこし、失礼します】
 へ? と浮かんだ文章にハルユキが目をとられた刹那、性器からさきほど以上のなまめ
かしい刺激が与えられた――。より、包まれる感覚。
 両手がハルユキの性器をとらえていた。ソレを柔筒がわりに上下させつつ、ふたたびハ
ルユキの亀頭を口に含む。
 じゅぷ……。
「う、うわっ……」
「ぱくっ、んっ……んちゅ、んっ……んっ……」
 謡は両手のひらを肉茎に添え、亀頭だけを咥える。ときおり肉茎に唾液をまぶし、指の
動きをなめらかにする。
「ど、どこでそういうことを覚えて……あ、ごめんなさい……」
 謡の両手がふさがっているのを忘れていた。
 そ、そうか……さっきの「失礼します」ってこれの……両手をつかうってことなんだ…
…すごい気持ちいい……
 無類の感動を得ているハルユキをさらにせめたてるべく、謡は指を上下に動かしつづけ
た。
 じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ――
「んっ……」
 小さくうめく謡の吐息すら、ハルユキの耳朶にしみこむ、快感を呼ぶ。
 加速世界では敬愛すべき、古参のバーストリンカーである少女が、ひざまずいてフェラ
チオをしてくれている……事実も興奮を呼び起こしていた。
 そろそろ高ぶりも限界だった。
「あ、あの……四埜宮。そろそろ離してくだ……」
 ハルユキの言葉をうけて、上目づかいのまま謡は行為を続けた。
 ちゅぱ、ちゅぱ……ちゅぷ、ぴゅぷ……。
 やめるどころか、謡はさらに指の上下を激しくしてきた。肉茎にそえられた指がより強
く内側におれる。強すぎず、柔すぎず、絶妙なタッチでハルユキをくすぐる。
「あ……う……、四埜宮さん……」
 含んだ先端の頭を、謡は舌でくすぐりはじめた。
「う……あ……ああっ……」
 セックスを体験済みとはいえ、一方的な奉仕にハルユキは耐えられない。
「ぐ、ううううぅ!」
 性器の根本に溜まる射精感をこらえきれず、先端から噴き出してしまった。
「!!」
 あまりにも勢いよく発射された飛沫におどろいたのか、謡が首をひいてしまった。
 唇から性器が飛び出す。幼い口腔でしゃぶられていた性器が、粘性をもつ白濁液を謡へ
たたきつける。
「っ!!」
「わ、わわわ……!」
 いまさら止められない。ハルユキは最後のひと飛沫まで、謡にぶつけてしまった。
【UI>ニガイです……】
407PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:17:32.86 ID:kX6D7NRf

 謡は精液まみれになった顔をくしゃ、とゆがめた。印象的な黒髪や桜色の唇……柔らか
な頬にまで白濁液が飛んでいる。
「ごめんなさい……」
 ハルユキは謝り倒した。いや、だって口をはなしてくれなかった四埜宮さんも……など
といいわけがなかったわけではないが、顔を汚し、涙目になった謡に、なにも言うことは
できなかった。


【UI>人に髪の毛を洗ってもらうのは、気持ちいいのです♪】
 飛び散った精液をハルユキは丹念に謡の顔や髪から洗い流した。
 ……髪を洗ってあげたとき、四埜宮さんが嬉しそうだったのはなんでだろー。
 ハルユキは永久に答えが出そうにない問いを抱えつつ、シャンプーが絡んだ髪へシャ
ワーを当てた。

 ひゃん……。

 身をよじらせる謡から発せられた悲鳴が、二人っきりの浴室に響いた。

――――

【UI>あの、じゃあ……次は、有田さんからしてください……】
「へ?」
 謡の背中に泡をぬりたくりながら、さあこれで泡を流せば事態終了――と思っていたハ
ルユキは、おどろいてスポンジを床におっことした。
【UI>じゅ・ん・ばん、です……】
 立ち上がった謡は、浴槽の縁に両手をついて、お尻をハルユキへつきだした。泡にまみ
れた真っ白な――頬をすりつけたくなるようなお尻がハルユキの目の前にある。背中から
ながれてきた泡でいろいろ隠れているが、お尻の二つの山の真ん中にちょこんとあらわれ
ているのは、おそらく後ろのアレだ。
 さらにその下には、閉じきったスリットがある。
 ハルユキはあわててソコらから目を離した。
「な、なんで……お礼してもらいましたよ? さっきのフェラチオ、すごく気持ちよかっ
たですし」
【UI>だめなのです。まだしたりません】
 なにをしたりないのか! ハルユキはチャット欄に刻まれた文字に、スタンする。
 はっ、と謡が追加のタイプを行った。どうやら一文字入れ忘れてしまったようだ。
【UI>だめなのです。まだ「お礼」をしたりません。それに男の人は、「スマタ」でも
気持ちよくなれると、フーねえに聞いたのです】
「そ、そうですか……もしかしてフェラチオがうまかったのも、師匠が……って師匠おお
おおおぉぉぉぉ!?」
【UI>ち、ちなみにフーねえとは……その、もう……】
「い、いいです! それ以上は言わなくてもおっけぃです!」
 危うくネガ・ネビュラスの暗部に脚を踏み入れてしまうところだった。肺にいっぱい空
気を吸いこんで、一息に吐き出した。覚悟をきめてお尻をながめる。
 指をそろそろのばし、泡をけずってみると、足と足に息づくスリットが、よりあらわに
なった。
「入り口、ちゃんとあるんですね……」
【UI>突然割れたりはしないのです】
 答えてはくれるものの、顔だけを振り向かせる謡の視線は泳いでいた。
 四埜宮さんも緊張しているんだよな……。
 ハルユキは指先でつっ、と秘裂をなぞってみた。
「んっ――!」
 謡のお尻が波立った。
408PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:17:55.35 ID:kX6D7NRf

 ハルユキの指が、キツく閉ざされていた扉の左右を押し広げる。
 と、いままで一本の線のようにぴっちりと閉じていた、秘扉から、つぅ――。滴があふ
れた。ハルユキはゴクン、と唾を飲みほし、さらに謡をうながした。
「あの、もう少しお尻をあげてください……」
 恐れ多すぎるお願いすると、謡は浴槽の縁へ上半身を乗せ、つんとお尻が高くあげた。
ハルユキの視界に、ピンク色のスリットがより大きくフォーカスされた。
【UI>こ拘泥井出ですか?】
「――ぷっ」
 豪快な誤字にハルユキはつい吹き出した。遅れて謡も気がつき、恥ずかしそうにぽちぽ
ち。
【UI>これでいいですか? お尻、ちゃんと見えていますか?】
 今度はファンブルなしでタイプをし終えた謡は、ハルユキを伺うように振り向いた。
「は、はい……これなら大丈夫……です、たぶん」
 言いつつ、ハルユキは指先で謡のお尻をなでた。石鹸の泡まみれのお尻を、滑るまま、
ふにふにもむ。年相応の柔らかく、大理石のようなまっ白い、お尻のさわり心地は最高だ
った。
 自分のどこにもない絶妙な弾力をもった臀部を、ハルユキは手のひらすべてで味わう。
泡のぬめりを受けて、謡のお尻がゆがんだ。
「ふ……あ……んっ……」
 謡は子犬のような鳴き声をだしながら、ハルユキのチャット窓にメッセージを送信した。
【UI>くすぐったいです。そんなにさわられたら、恥ずかしいです】
「ご、ごめんなさい……でもさわり心地が……四埜宮さん、いつも姿勢がいいから、弾力
があってさわり心地がいい……」
【UI>もう……ホントウにはずかしいです!】
 ハルユキが強めに五指をうめるたび、肌の先の筋肉がぴくん、ぴくんと反応し、ときお
りうしろのはまりが、内側へきゅきゅっ、と収縮する。そんな光景と手のひらに帰ってく
る弾力を十分に堪能した後、浅く開かれた両足のつけ根に再度指をはわせた。
 指先で秘裂をなでると、じわ……。さっき指でふれたよりも潤み、左右に開いた。
 石鹸のぬめりもあるので、おそらく多少の無茶も、大丈夫だろうと結論づけ、ハルユキ
は立ち上がった。
 泡をおしのけ、性器を謡のスリットへすりつける。
「んっ……」
 謡が下半身へ視線をおとした。
【UI>ああ……有田さんのそこが、生えているみたいです。硬くて熱くてずりずりしま
す】
「え、ええっと……じゃあ、このまま動きます……でも、そのまえに」
【UI>え?】
 そのまま謡の両手首をつかまえた。


 な、なにをするんですか、クーさん! はなして! 離してください!


 <<加速空間>>でしか聞こえないはずの涼やかな肉声が、脳裏に響いた気がする。
「あの、その、四埜宮さんにも気持ちよくなってほしくて……こっちに集中してもらいた
く……その……」
「……」
 当たり前だが、無言。それでも謡はこくんっと小さく頷いた。謡は一歩、浴槽にあゆん
で、胸部を縁にのせる。
409PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:18:22.53 ID:kX6D7NRf

 ハルユキはほっとしながら、性器をぐちゅぐちゅとすりつける。
「っ――!」
 無言になった謡の股に性器をこすりつけつつ、見た目にもやわらかそうなわき腹をつつ
いてみる。
 ――や、柔らかい……。
 そのままおなかの周りを撫で回す。こちらも、もちもちとした弾力を指に返してきた。
 指先でも性器でも謡のカラダをあじわっていると、謡がびくん、びくんっと全身を揺ら
す瞬間があった。ハルユキは首をかしげつつも、検証するように腰を送る。
 ちょうど、性器の段差がスリットの頂点角を、通過するときに反応が激しくなっている
ような……?
 ずる……。
「んんっ――!」
 無声音の悲鳴が響いた。
 あ、そうか……。
 性器がスリットの上部にかくれる秘芯を刺激してしまったらしい。
 ああ、そこが気持ちいいんだ、四埜宮さん……。
 「そこ」に性器の頭をすりつける。
「ん――! んっ――! んっ、んんっ……!」
 無音の悲鳴。
 あわのすべりと、スマタの魅力に夢中になったハルユキは、謡の桃尻に太股を押しつけ
続けた。水をはりつかせた肌と肌がぶつかりあう。
 気持ちよくて、もう……。
 性器があっという間に灼熱する。
 耐えようとしたが、根本にたまった射精感を我慢できない。ハルユキの意志とは関係な
く尿道のチューブを、白濁液が走っていく。
「ぐっ――!」
 あまりの心地よさにもうろうとしていたハルユキは、射精の瞬間つい性器を引き抜いて
しまった。
「う、うわっ!!!」
 あわてて制御しようと試みたが、性器の頭は謡の――堅く閉ざされた秘裂と接触した。
その一刹那後、白濁液が吹き上がる。
「っ――! っ――!!」
「わ、わあああ、ご、ごめんなさいぃぃぃぃ――!」
 性器自体は肉扉でとめられたものの、あまりにも勢いよく発射された精液は、わずかに
開いた謡の膣道へ飛んでいった。
「っ、んんんっ――!」
 謡が無言の絶叫をまき散らした。
 どぷん! どぷん! どぷん!
「はっ……ぅぅ……んんんんっ!!」
 ふたたび、謡が背をそらして絶頂する。
「ん、んん……」
 しばらくお尻をびくびくさせていた謡が、くたぁ……脱力した。しばらく肩で息をした
あと、指が気だるげに宙へタイプする。
【UI>有田さん。お腹の中……すごく、熱いでしゅ……】
「ご、ごめんなさい……」
【UI>でも……気持ちよかった、ですか?】
 体をひねって、聞いてくる謡。
 ハルユキはもちろんです、と答えてうなずく。答えに安心したのか、謡がへろへろと脚
から力を抜いて、ひざまずいていく。
 肩甲骨にかかった髪先から、水滴が流れ落ちていくのを、ハルユキは目で追った。水滴
は背骨のラインをつたって、白濁液で汚れたお尻へと流れていく……。
410PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:18:46.73 ID:kX6D7NRf
――――

「はあ……んっ……んんっ……」
【UI>有田さんの……くっついています……恥ずかしい……】
「す、すみません……でもなんだか収まらなくて……」
【UI>遠慮はいらないのです……ですけど……はずかしい……のは……どうしようも…
…なく……その……】
 謡がそっと、ハルユキから顔を背けた。
 ハルユキと謡はいま正常位で交わっている。といっても、性器を挿入しているわけでは
なかった。浅いM字開脚になった謡のそこにハルユキがクロム・ディザスターをこすりつ
けている……。
「ふあ……んっ……んっ……」
 謡の小さな指がシーツをきゅっ、と握りしめる。なだらかなおなかをプリンのようにな
みなみと揺らし、腰をうごかしてくる少女の様子に、ハルユキはなぜか感動してしまった。
 い、いまなら大丈夫かも……。
 まだ膨らんでもいない胸を、慎重になでまわしてみる。
 ハルユキ自身は気がついていなかったが、実はハルユキの指は、女性に快感をあたえる
のに適した肉の付き方をしている。指の先端はまるで最上級のスポンジのようにやわらか
く、ふくらんだ指間接は、強弱のアクセントになっている。
「んっ……んっ……」
 ハルユキがふにふにと先端をつつくたび、謡の体が揺れ、吐息がこぼれる。指でなぶら
れた未成熟な乳首が、わずかに充血しはじめて盛り上がる。
「んんっ……んっ……」
 幼い乳首を弄びつつ、ハルユキは性器を謡の秘芯に擦り付ける。
「んっ……んっ」
 腰を雨後かていると、謡の秘処から生まれる分泌液が性器に絡んでからんで、刷り上げ
る動きをなだらかにしはじめた。
 じゅる……、じゅる……。
「んっ――!んん――!」
 全身を震わせた謡は、透明な潮をふきだしながら絶頂する。吹き上がった液体は、ハル
ユキの性器の裏側にひっかかる。
「んっ、ん…ん……ん……」
「四埜宮さん……」
「んっ……んっ……」
 絶頂の影響か、新雪のように汚れのない肌を真っ赤にした謡が、唇をふるわせる。
 そのままくたっ、と四肢をベッドのシーツにうずめる。荒い吐息を唇からはこぼして脱
力する姿は、背徳的な色気に満ちていた。右耳をベッドに押しつけてあらぬ方向を見つめ
る謡の瞳は、窓のから差し込む光を、ぼんやりと映し出していた。
「……大丈夫?」
 ハルユキの問いに、謡はわずかに首肯した。はじめての絶頂に酔っているのが、ハルユ
キにもわかった。
 こ、ここは年長者のこっちが我慢して……。などと、今更のように浮かんできた思考を
実践するべく、謡の艶姿を鑑賞し、大いにそそり立つ性器をなんとか謡から引きはがして、
自身もベッドに埋まり、あえぐ謡の姿を見つめ続けた。
 
 しばらくして――。
 体を横たえたままおずおずと近寄ってきた謡の短躯を、ハルユキはだきしめた。腕のな
かにある謡から、小動物を抱いた時の安堵感を得たハルユキは、ついうとうとしてしまっ
た。
 ニューロリンカーは未だ、ハルユキの首筋に接続され、アドホック・コネクションは接
続持続中……。
411PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:19:35.06 ID:kX6D7NRf
――――


 小さな呼吸音とあえぎ声、肌と肌をあわせ叩く乾いた音がハルユキの耳朶にしみ入る。
と、同時に性器の尿道を、何かが行き来する感覚。決して不快なものではない。むしろ。
心地よさすら感じる
 ハルユキは瞼を開き、そして全力で見開いた。となりで眠っていたはずの謡が、ハルユ
キの腰をまたぎ、半勃起した性器にスリットを押し当てていた。
「し、しししししし!?」
「んっ……んんっ……」
 野太い性器の上でアヒル座りする謡の表情は、ふだんの凜とした表情からはほど遠い。
目元と頬をゆるめ、口を浅く開いて、その隙間から嬌声をこぼしている――。
 悦の表情をうかべた謡が腰をスライドさせるたび、肩にかかった髪がちろちろと揺れ、
体重を引き受けた五指がハルユキの腹部へ埋まる。
 時折、ハルユキの性器をなぞりあげるスリットのピンク色が部屋の光を反射して鮮やか
に輝き、てらてら濡れかがやく愛液が、性器の根本から先端までをぬらしていく。
「んっ、んんっ……」
 くくっ、と唇をかみしめる謡の姿に、年下の少女へ抱いてはいけない種類の感動を抱き
つつ、彼女の生命線たるタイピングをわすれさせほど、夢中にさせているのは自分だ……。
そんな事実がハルユキの性器へ、さらに血を通わせる。
「ひあっ……ああ……」
 ハルユキを見つめる謡の黒瞳は、時間とともに潤みを増している。謡の絶頂とともにお
わってしまったため、ハルユキの性器は、オフロでの二回目以降、一度も吐き出していな
い。
 謡「から」行われるスマタは、徐々にハルユキを追い込んでいった。
「んっ……んっ、ぁぁ……ぁぁ――!」
 明確な言葉にはならずとも、謡の限界が近いのをハルユキは洞察した。おずおずとした
動きが、より容赦ないものへと変わり、びちゃ、びちゃ……。
 性器のカリ首に謡の秘芯が当たる。それが引き金になったのか謡の体が大きく揺れた。
「んんっ――!」
 矢なりに背をそらし、スリットの入り口をわななかせ、ハルユキの尿道管をくすぐる。
 その魅惑的な快感に、ハルユキの理性もおれてしまった。
「四埜宮さん……っ!」
 謡の腰を――ウエストなどハルユキの半分しかないと思われる薄い腰を――手のひらで
包んで前後に揺らす。
「んん――!」
 くぐもった悲鳴。水音が倍するペースでうち鳴る。
「んんっ、んんっ、んんんっ!」
 謡はされるがまま、ハルユキの上であえいだ。ハルユキは謡が気持ちよくなれるように、
性器の秘芯をこするように位置を微調整する。
「んんんっ! ――!」
 包皮をめくりあげたカリ首が、直接謡のクリトリスをすりあげた。
 とたん、謡は音が鳴りそうなほど目を見開いて無音の悲鳴をあげる。
「んっ、んんんっ、んんっ!」
 快感からにげるように首を左右にふる謡は、それでも腰を上下させるのをやめない。
 スジ裏とクリトリスを互いにすりつけあう。ハルユキは、夢中で謡の腰を揺らしていた。
 やがて限界がおとずれる。男根の根本に、こらえきれない射精感がたまっている。
「四埜宮さん――!」
「――っ!」
 名前をさけびつつ、ハルユキは謡をみあげた。そこにはいつもの凛々しい謡の姿はない。
412PK・あーだーだうん ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:20:01.84 ID:kX6D7NRf

 目線を妖しくさまよわせ、薄く開いた唇から激しく吐息をこぼし、頬をとろけさせる、
なれない快楽に酔う少女の顔が――。
 美しくもみだらな表情を知覚した瞬間、限界がおとずれた。
 と――ハルユキはおもわず腰をうかせてしまった。ずるっと謡の体がすべって、ハルユ
キにたおれかかる。
 そのせいで謡の秘裂が、ハルユキの噴射口と接触した。
「し、しま――!」
 失敗をさとったハルユキは、性器を謡からはなそうとした――。が、ハルユキの意思と
は無関係に、性器がどくどくと、精液を謡へ注ぎこんでいく。
「んんっ――!」
 さきほどと同じく、未熟な膣道にむりやり精液を注ぎこまれた謡が、ハルユキの腕のな
かで激しく震えた。
 ハルユキはその後一分半もの時間吹き出し続け、そのさらに一分半後、謡が体から力を
抜いた。ハルユキの胸を枕代わりに四肢を投げ出す。
「お、おしり……また汚しちゃいましたね……」
【UI>またオフロなのです。でも……私、夢中になってしまって……】
 メッセージはいったんそこでとぎれ、一秒の間をあけた後、追記された。
【UI>中だしがクセになってしまったら、有田さんのせいです……そのときは、責任と
ってくださいね】
「うん……え、ちょ……」
【UI>♪♪♪】
 あわてふためくハルユキへ、謡はやさしく微笑んだ。
 ハルユキはつられて――苦笑混じりに――微笑み謡の体をだきよせた。汗でぬれる小さ
な体を抱きしめ、はあ、はあ、お互いの吐息をからませつつ、二人は今度こそやすらかな
眠りへと落ちていった。


――――


 次の日。朝風呂で汗をながしていたとき、再び盛り上がってしまったハルユキと謡は、
遅刻のデッドラインぎりぎりでマンションを飛び出した。
 
 のちに、このことを知ったネガ・ネビュラスのサブリーダーは、笑顔のまま嫉妬にから
れ、ふたりに愛あるお説教をしたとか、しなかったとか――それはまた別の話。
413 ◆T.om8vwXYU :2012/04/21(土) 01:22:55.41 ID:kX6D7NRf
以上です。



次回は未定です。
414名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 03:37:00.78 ID:Jdesrduh

やっぱハルユキがヒロインだな〜
415名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 08:30:04.19 ID:XyJLbGuu
GJでした
積極的なういういカワユス
416名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 22:44:27.79 ID:H/111XwB
乙です
次は師匠かチユリがみたいです。
そして最後に先輩がブチキレて暴走するところが見たいです!

しかしハルユキの息子がクロムディザスター呼ばれるたびに笑いがww
417名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 23:44:19.55 ID:2GCW6uj7
もっ先「ハルユキ君、君は誰よりも(性的な意味で)速い」
ハルユキ「飛び(イき)たい!彼方まで!!」
録画してたCM見てたらこんなのが頭に浮かんだorz
418名無しさん@ピンキー:2012/04/21(土) 23:46:01.90 ID:kX6D7NRf
それだとあおり文句の「最高のカタルシス」がいやらしい意味に聴こえるような
419名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 23:47:05.87 ID:RsAEcrg6
超硬の
420名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 02:18:51.76 ID:b2wb2wdH
ういういフェラとかストライクですな ひゃっほー
421名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 07:03:07.47 ID:ATVkVbY0
>>419
処女膜w
422名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 16:54:29.88 ID:7yunZhDE
>>413
乙です
風呂に入るたびういういの痴態を思い出したら責任とってくださいねw
423名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 01:28:53.98 ID:9IXmYi7j
そろそろ綸姦希望
424名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 03:49:56.85 ID:6NMwHNxQ
>>423
ふむ、無制限中立フィールドでオリーブ達に盛大に綸姦ーんされていると思ったが?
銀烏の王子様に助けて貰い、宿屋(師匠の車)で熱い一夜も過ごしていたなw
425名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 01:52:52.32 ID:QX1hLH0W
自分なりにない頭絞って解釈したんだけど、STLって
自分が持ってない器官(男の子のおまんまんや女の子のおにんにんやら)の感覚は
与えられない…ように思えるけど実はできるって事でいいんだよな?
426名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 02:01:13.63 ID:H1Ak9SOz
例の翼はどうだったっけ?
427名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 06:43:39.86 ID:Yl/cy4Wr
確か妄想出来るんならOKなんじゃなかったか?
つまり、TSどころかフタナリや触手プレイも………って、考えてみれば触手プレイは能美がタッくんにやってたなw
428名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 12:42:31.87 ID:VgCb5IK0
それどころか某ナメクジさんが既に実践済みだと思うの
明記されてはいないけどさ、相手の意識も感覚も思いのままなら絶対ヤってるだろアレ
429名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 06:41:56.41 ID:kuLHdGmt
>>428
だが待って欲しい
SAOサバイバーの男女比を考えると、ALOに拉致監禁された人間は大半orほぼ全てが男性だったのではなかろ〜か?w
430名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 06:59:31.34 ID:8r6+qMNE
そうだが、リズ以外のヒロインが囚われている可能性は微粒子ながら存在するよね。
そもそもアスナの記憶か本当にSAOから目覚めたてのものかどうかわからない。さんざん妖精王さんに悪戯されたあげく、記憶を調整された……とか
431名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 07:31:07.13 ID:kuLHdGmt
>>430
リズ………だと?
つまり、>>430によるリズ触手編を期待しても良いのですね?
432名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 07:49:25.50 ID:8r6+qMNE
>>431
すまん書き方が悪かった。リズは現実世界でアスナのお見舞いにイの一番で現れたのでALOにとらわれたと考えるのは難しい。
でもシリカやサーシャは、ALO編で何やっていたかわからないから、触手責めにあっていた可能性は否定しきれない、

と、言いたかった……。
433名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 19:32:23.26 ID:kuLHdGmt
須郷「貴様のせいで私の完璧な計画がっ!!」
リズ「もうやだぁ………こんなのやだよぉ!」
須郷「不座蹴るなっ!明日菜お嬢さんをサルベージする予定だったのにっ!貴様ごときを釣り上げる羽目になるなんてっ!!」
リズ「そんなの私知らないよぉぉぉ!!」
須郷「お陰で明日菜お嬢さんは黒の剣士様と来月挙式をあげるんだぞっ!!どうやってあの堅物の奥様を口説き落としたかは知らんが、トントン拍子に話が進んじまったたよぉぉぉ!!」
キリト「くしゅん」
明日菜「キリトくんどうしたの?」
京子「あら、風邪かしら?」
キリト「いや、何か寒気が」
京子「風邪なら、汗をかいてゆっくり寝ておかないといけませんね」
明日菜「そうね。今度は私に挿れてたっぷり汗をかいてね?」
リズ「酷いぃぃぃぃ!私はこんなナメクジに犯されてるのにぃぃぃぃ!自分達だけ幸せになるなんてぇぇぇぇ!!」
須郷「償って貰うぞっ!貴様は一生俺のモルモットだっ!狂っても、何度でも人格を書き換えて再利用してやるぅぅぅ!!」
リズ「やだやだやだやだやだぁぁぁ!!助けてよぉぉぉキリトォォォォ!!!」
キリト「………ん?何か聞こえたような?」
明日菜「もう、焦らさないで早く挿れてよ」
キリト「………まあ、いいか。それじゃぁ、挿れるよ」



負の心意が暴走して、こんな事象の書き換えが起こってしまったwww
誰かオイラに正の心意(リズのラブラブ触手調教)を見せてくれwww
あ、因みにキリト達が居るのはALO内の二人の愛の巣です
434名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 20:11:53.82 ID:4+gd+JHS
須郷さんかわいいw
あとリズ不憫すぐる
435名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 20:21:01.15 ID:FwEPU5mO
明日菜じゃなくて明日奈やで
436名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 20:27:42.52 ID:kuLHdGmt
>>435
ohマジスマン
アスナにマザーズ・ロザリオで突き殺されてくるorz
437名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 20:31:55.55 ID:x1GzcxMw
マザーズロザリオが汚れるからクラインのツムジグルマにしろw

ロザリオで思ったけどキリト×アスナ×ユウキとかどうでしょうかねえ(チラッ
438名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 21:08:37.24 ID:JWZJVBzk
猫豚腸の仮想交尾まだー
439 ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:46:09.76 ID:/dmDo1Fx
SS投下します。

タイトル『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン3 キリト×アスナ 03』


・キリト×アスナ 後背位、後背座位、側位、羞恥プレイ

NGワード『AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU』
440AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:47:38.18 ID:/dmDo1Fx
 シノンに群がるアスナとリズベットを何とかひきはがし、とりあえず落ち着いてもらっ
た。
 
 アスナは俺たちが置かれた状況について、大まかな説明をリズベットとシノンの二人へ
してくれていた。
 ステータス<<発情>>とスキル<<絶倫>>の存在。そして、それを解消するのに必要だと思
われる行為について……。
 そのおかげか、リズもシノンもあまりショックを受けていないようだった。

 さて……。
 
 俺はアスナたちの向かいのベッドへ腰掛けながら、記憶結晶を持ってこなかったことを
かなり切実に後悔していた。
 なにせ向かいのベッドにはウンディーネ、ケットシー、レプラコーンといった、種族の
違う三人の美少女が半裸で並ぶという、レアな光景がひろがっている。

 まずウンディーネのアスナ。ミスリルを編み込んだチュニックとスカートをきちんと装
備中しているので、あとのリズとシノンに比べれば、着衣の乱れはすくない。しかし、目
元をゆるませ、肩から力を抜き、光沢のあるスカートからのびる白い美脚をベッドの外側
に投げ出す様は、もしかしたら全裸よりも色っぽいかもしれない。

 次にケットシーのシノン。アスナとリズベットのとなり、つまり中央で身体を小さくし
ている。水色の獣耳がときおりぴこぴこ動くのは、身体を隠すものがシャツだけだから、
だと思う。ベッドの上でアヒル座りをしているので、ソコを直視することはできないが、
形の良いふとももが窓から射す光に照らされ、肉感的な魅力を醸し出していた。

 最後にレプラコーンのリズベットはすでに彼女のトレードマークとなっている檜皮色の
上着を脱いでいる。アスナ以上に育っていそうな乳房は、彼女の両手に隠されて、残念な
がら直視できない。下半身はフレアスカート一枚……だが、どうやら下着はつけていない
らしい。その証拠にリズベットのものだと思われる、かわいらしいショーツがベッドの端
に放ってあった。

 それぞれに魅力的な、少女三人の色気に満ちた艶姿――眼福きわまる光景だったが、そ
っち方面にまったく免疫がない俺は、そーっと、三人の姿から目をそらしつつ、しどろも
どろに言った。

「え、えっと……だ、だれから……する?」

 我ながら、色気もなにもない台詞だ。でも、状況をあえて押し進めるにはこれしかない。
恥ずかしくても、事の発端たる俺が積極的に動かないと。
 と――。
 顔をあからめたまま、シノンが言った。

「あ、あの……キリト。そ、その……どうやって、「する」のか見せてほしいっていうか
……」
「え……?」
「だ、だから! どんなことされて、どんなふうになるのか、ぜんぜん想像できなくて…
…できれば、見本を、ね」

 恥ずかしさを紛らわすようにシノンのしっぽがぱたん、ぱたんとシーツの表面を叩いた。
441AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:48:02.87 ID:/dmDo1Fx
「……」

 気持ちはわからなくもない。要するに見本が欲しいということなのだろう。となると最
初の相手は限定される。
 俺は「ど、どうする……?」と――アスナに目線で聞いてみた。この三人で経験がある
のはアスナだけ――相手はもちろん俺――なので話のながれだと、彼女が一番初めになる。
 アスナはしばらく迷うように目をしばたいたあと、こくん、と頷いて水色の髪をゆらし
た。つづいて胸元にあった手をきゅっと握りした。

「うん……いいよ。私が最初で。だ、だけど……ね、ねえ、キリトくん……」
「な、なんだよ……?」
「……やさしくして、ね?」

 アスナが頬を赤らめながらほわっ、と微笑んだ。
 最後に小さく付け加えられた言葉に――ファーストアタックに――心臓をわしづかみに
された気分で、俺はぶんぶん、首を縦にふった。

「よ、よろしく……」
「うん……」

 アスナの手をとって、俺が腰掛けているベッドへ導き、仰向けに寝かせる。シーツの皺
にそって、水色の髪が涼やかに流れた。
 じゃあ、と手をのばそうとしたところで、アスナは俺以外には聞こえないだろう声量で
つぶやいた。

「あ、あの……キリトくん。うしろからしてもらってもいい?」

 アスナはかぁーっと音がしそうなほど、顔を真っ赤にした。
 俺は今の言葉を無意識に反芻していた。
 うしろから……? えっ、後ろからって……。
 いつもはどちらかと言えば俺がリードしているし、羞恥心をあおるためにいろいろ言わ
せたことはあっても、アスナからそんなふうに「願い」をされたことはほとんどない。
 しかし、リクエストとあれば聞かなわけにはいかない。
 希望に答えるべく、アスナの身体をひっくりかえし、続けて四つん這いにさせる。
 わずかな衣擦れの音が、どういうわけかやけに大きく寝室に響く。

「んっ……」

 水色の髪ごしに振り向けられたアスナの白い横顔は、不安と期待で揺れている。
 しかし、不安の方はアスナの杞憂だ。
 五時間ほどまえにもむさぼったアスナの身体は、いまだあせない魅力に満ちている。
 衣装からむき出した白く華奢な肩。背に流したさらさらの水色の髪。ベルトをのせ理想
的にくびれたウエスト。チュニックの裾をたおやかに押し上げるお尻。シーツの上になげ
だされた足先。
 さながら一つの芸術品のように思えた。
 そしてなにより、「うしろから」、というリクエストが俺を燃え上がらせている。
 初めてのシチュエーションにくらくらしながら、アスナのお尻に手をのばした。
442AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:48:26.27 ID:/dmDo1Fx
 ミスリル――青銀の糸を編み込んだスカートには、現実世界には存在しない、不思議な
触感がある。布がわずかに冷たく、見た目よりもすこし硬い。
 布ごしにお尻をなでまわし、手のひらでお尻の柔らかさを味わってから、スカートをめ
くる。
 ピンク色の下着とともに、桃尻があらわになった。
 
「んっ……おしり、はずかしい」

 くく、と枕に顔を押しつけるアスナ。そのういういしい反応に陶然とした気分になりな
がらも、俺はあらためてアスナのお尻を見つめ、淡いピンクの下着に手をかけた。びくん
っ、とアスナがふるえる。それにかまわず、下着をゆっくりと引き抜いていった。

「ん……んっ……」

 愛らしい声が響く。
 かまわず、ショーツを太股とお尻のちょうど中間までさげてやる。わずかにのぞいたス
リットと下着の間には、透明な糸が張っている。
 しばらく光景を堪能したあと、一気に下着をずりさげる。
 
「ひゃうぅ、んっ、くぅ……んっ……はずかしいよ……」

 さすがにこころぼそくなってしまったのか、泣き出す寸前のような声音で言うアスナ。
 が……俺はとぷとぷと愛液を分泌するスリットから、目が離せなくなっていた。スリッ
トが愛液で濡れ、輝いている。
 ここまで濡れるまで、アスナは我慢を続けていたのだ。
 いつもより積極的に俺を求めたのは、我慢をしたが故なのだろう。
 これ以上焦らすのは、あまりのも酷だ。
 お尻を一なでした後、スリットの壁をわって、指を侵入させる。あっという間に、熱く
ぬめりをおびる柔肉に指を包まれてしまった。そのまま内側の壁へ指を曲げ、膣道をくす
ぐってみる。
 じゅぼ……じゅぼ……。

「あ……んっ」

 アスナが柔筒を絞りながら、吐息をもらす。

「うぅぅ……んっ、うぅ……んっ、はあっ……んっ」
「痛くない?」
「大丈夫だよ……んっ、んぅ」

 かすれた声が返ってきた。
 愛液をかきまぜるように指を動かすと、スリットと指の隙間から新たな分泌液がながれ
だしてきた。
 
「ああっ……んっ……だめ、力、ぬけちゃう……」

 いいつつ、四つん這いの格好で腕から力を抜くアスナ。
 そんなことをすれば、自然とお尻を高く突き上げる格好になる。これ以上なく恥ずかし
い格好になっていることに、アスナは気がついていないようだった。
443AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:48:46.06 ID:/dmDo1Fx
 でも……わざわざ教えることはないだろう。
 俺はそのまま指を鋭く抜き挿しした。性器より細く、短い人差し指を、膣道がきゅうき
ゅうしめつけてくる。指一本でもこれだけ激しい締めつけがあるのなら、本番はさぞ……。
 俺はアスナをいじめる傍ら、自分の装備フィギュアを操作し、ズボンと下着を装備解除
した。

「あ……」

 自分の肩越しに振り向いたアスナは、一度大きく目を見開いた。視線の先には、アスナ
の愛らしいしぐさでそそり立った性器があった。

「あ……いれるの……?」
「まだ早いか?」
「う、ううん……。いいよ……」

 こくん、と首肯するアスナ。

「ちょうだい……」

 桜色の唇から甘ったるい言葉をもらすアスナに、ぞくりとする。
 頭を焦がされたまま、ついさっきまで指でなぶっていた部分へ性器の先端をおしつける。
 スプリガンの体色を現す浅黒い肉棒が、サーモンピンクのそこを押し広げていく。

「いくよ」

 いいながら、思い切り腰を突き込み、性器でアスナの膣道一気に埋めた。

「んんっ――!!」
「うお……」

 アスナの一番奥をたたいたのがわかったので、いったん腰をとめる。分泌液でぬめる膣
ヒダが、ざらざらと心地いい。
 そのまま腰を動かすと、背中にかかっていたアスナの髪が波うった。アスナの身体彩る
装飾品が、体の震えにあわせてきらきら輝く。

「んっ、ああ……んっ……んっ――!」
「わかる? アスナ……」
「う……んっ……キリトくんの……おなかの中にあるよ……。ああ……んっ……あつい…
…よぉ……」

 ぐちゅぐちゅ、音を鳴らしながらアスナを味わっていると、アスナが自分の指を唇に当
てた。

「んっ――、あっ、あんっ……ぅぅ……!」

 どうやら悲鳴を漏らさないようにしているらしい。桜色の唇が、指の圧力で色っぽく形
をゆがめている。我慢していたものがあふれ出したのか、腰を送り込む俺の動きにあわせ
て、お尻を押しつけてくる。瞳を閉じているのは、より強く快楽を得るためなのかもしれ
ない。
444AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:49:21.03 ID:/dmDo1Fx
「んっ、んっ……ああっ――」

 法悦の吐息を散らしあえぐアスナの姿が、俺の中にあらがいがたく存在する性欲を増幅
させる。
 もっと、もっと、アスナが快楽に乱れる姿を見たい――。
 どうすればいいのか、性器からもたらされる快感でとろけそうになる脳髄で考える。
 
「あ――」

 脳裏に名案がうかび、思わず声を上げてしまった。

「んっ――? んっ、どう……したの?」

 状況的にアスナの疑問は当然だ。が、いまはその悪巧み――もとい、名案をあかすわけ
にはいかない。俺はアスナに笑いかけながら、一度大きく腰を引いた。アスナの愛液でぬ
れた性器を、再び思い切り突き込む。
 
「んんっ――!!!」

 アスナがひときわ大きな嬌声をあげているうちに、奥底につきこんだまま彼女の腰をこ
ちら側に引き込んで体位を変える。
 といってもあまり難しいことをしたわけじゃない。膝立ちで交じわっていたのを、座り
ながら交わるように変えただけだ。いわゆる後背座位の格好になりながら、アスナを抱え
て体の正面をリズベットとシノンの方へ向ける。アスナの体重を引き受ける分、動きは不
自由になってしまうが、俺には別のねらいがあった。

「んっ……え……?」

 うしろから激しくつつかれて、軽く絶頂していたらしいアスナがぼんやりとつぶやいた。
俺はついでとばかりにアスナの太股をなでまわした。アスナの脚はいま、ベッドの上へ正
座するように――俺の両脚をまたぎつつ――折られている。
 これこそが、さっき思いついた悪巧みだ。
 後ろ向きのアスナを抱っこしているような体位なので、俺にはアスナの髪や背中しか見
えない。
 でも、向かいのベッドにいるシノンとリズベットは、まったく別な光景を見ているはず
だ。

「あ……ああっ……いやっ、ちょっと……キリトくん……!」

 アスナがぶるっと、背筋をふるわせる。きっと表情は驚愕に彩られているはずだ。
 なぜなら、向かいのベッドにいるリズベットとシノンには丸見えだからだ。
 俺とアスナの性器が交合しているところが――。


「アスナ……えっちして、くっついているところ、シノンとリズにみられてるよ……」
「い、いやあああああ――!」

 アスナの悲鳴が寝室を満たすとともに、性器が激しく締めつけられた。 なまめかしい
刺激が脳髄を直撃する。
445AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:50:07.20 ID:/dmDo1Fx
「いやあああっ! 見ちゃだめ! みないで! シノン、リズ……!」

 首筋を真っ赤にそめて、膝の上から逃げ出そうとするアスナの乳房を、チュニックの上
からふにふにともてあそんだ。

「いや――! いやぁ……! んっ! はっ、はずかしい……キリトくん………!」

 アスナが髪を波立たせながら、首を振るった。

「……!」

 ごくっ、とシノンとリズベットのどちらかが息をのむのが聞こえた。気持ちはわかる。
それほど恥ずかしがったり、涙をうかべるたりするアスナの顔は、魅力的だった。体位の
関係上、正面からみることができないのが残念になってしまうくらいに――。
 服越しにも関わらず、やわらかな感触をもつ乳房に指をうずめる。指先を乳房の真ん中
あたりでくりくりといじり回すと、ひゃっ、とか、んんっ、とかかわいらしく反応し、柔
筒をせばめてくる。
 そんな彼女の反応がいとおしくて、さらに羞恥心をあおるべく、ささやく。

「アスナ。装備フィギュア、出してみて」
「え……? い、いやよ!」

 アスナが肩越しに振り返る。
 羞恥心のあまりいつ落ちてもおかしくないほどの涙を目尻にためた、彼女のすがるよう
な表情に、ぞくりとした。

「頼んでも……ダメ?」
「だ、だめっ……!」

 ぷいっ、とそっぽを向いてしまう。
 やれやれと思いつつ、片手をアスナのスリットの頂点――包皮につつまれた部分へと向
ける。スカートをさらいつつ、指の腹でしめった秘芯をいじりまわしてやると、再びアス
ナが背筋をふるわせた。

「んっ――! 声、でちゃう……」

 唇から、我慢しているのに、我慢しきれない……といった風情の悲鳴があがる。

「やっぱり……いつもより気持ちよくなってるだろ? だってここ、すごい締めてくるし
……リズとシノンに見られていると、興奮する?」
「ち、ちがう……ちがう……は、恥ずかしいだけ……気持ちよくなんて、なってないもん
……」

 きゅうきゅうと膣道をせばめながら、アスナは自分の体を両手で抱いた。だんだんと幼
くなっていくアスナを胸で抱えつつ、性器をすりつけるように動かした。アスナの中をぐ
りぐり味わう。

「んんっ……んんっ……」
「ほら……いつもより感じてるし……」
「んんっ……んっ、んんっ……あう、ちがう……ちがうよ……」

 突き上げ、わざとアスナの愛液と性器をぶつけて音をたててやる……。
446AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:50:31.09 ID:/dmDo1Fx
「ああ……んっ……えっちな音、聞かれちゃう……リズと……シノンに……」
「いいだろ……ほら、ちゃんと見てもらわないと、最初にえっちしてる意味がないだろ…
…?」
「で、でも……でも……はずかし、ぃ……」

 いまだに戸惑い、消え入りそうな声で言うアスナだが、体は心より正直だ。性器のねも
とまでが、ぎゅうぎゅうにしめつけられる。

「アスナのきれいな裸、見たいから……な? 装備……はずしてみて」
「んっ、ひっ……いじわる……そんなこと、キリトくんに言われたら……」

 迷うように右手を払い、俺には四角い枠にしか見えないウィンドウが開いた。
 小刻みに人差し指を震わせ、アスナがゆっくりとウィンドウの表面に触れようとした。

「あ、ちょっとまって、アスナ」

 アスナの手をとめる。

「アスナ。ウィンドウを可視モードにしてみてくれないか?」
「え……。う、うん……」

 わずかに声を弾ませたアスナが、ウィンドウの可視モード決定ボタンを押した。ウィン
ドウ自体にはアスナしか触れることができないが、こうやって可視化すれば装備フィギュ
アがどのような状態なのか、みることができる。
 いまは上半身にチュニック、下半身にスカートという装備状態だ。ショーツははずして
いるので、チュニックとスカートを装備解除すれば、残るのは胸を覆う下着のみだ。

「う……」

 指先をぷるぷる震わせ、アスナの指がウィンドウの装備一括解除ボタンを押し込む。
 ぱら、とライトエフェクトがはじけ、彼女を包んでいたチュニックとスカートが消えさ
る。
 乳房を覆っていた布が消え、押し上げられていた乳房がふるん、と手のひらにおさまっ
た。

「んっ――!」

 とたん、色っぽい声をあげるアスナ。直に手のひらにあたる乳房は、あたたかくもやわ
らかい。
 乳指がうまりそうなほどやわらかいそこを、ふにふにもてあそんでみる。
 
「ふあ……んっ! ひゃう……」
「胸、気持ちいい?」

 しこりを持ちはじめた乳首を、指でころがしながら、ふに、と少し強めにもんでみる
 背中をぶつける勢いでアスナの身体が反った。
 
「んんっ! うん……気持ちいい……キリトくんの手、暖かい……」
447AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:50:54.45 ID:/dmDo1Fx
 お。少し素直になったかな、なんて思いながら、そのまま二の腕や肩胛骨にキスをして、
さらにウエストをなで回す。男性型アバターにはないやわらかさと、なめらかな肌の触感
がくせになりそうだった。ずっとこうして、さわっていたいのが本音だ。
 が、そろそろまずそうだ。
 アスナが締め付けてくるたび、性器がふるえてしまう。アスナを突きたくてしかたない。

「ああ……ぅぅんっ、んっ……」
「アスナ……」
 
 いつも強くあろう、強くあろうとしているアスナは、だからこそ弱くなってもいい自分
を許せるシチュエーションに弱いのではないか――と唐突に思い当たった。

 となれば、おもいきり甘えさせてあげよう……などと都合のいい思いつきを実行にうつ
すべく、秘芯にあてていた指をはずし、腰のあたりに添える。
 その時点で俺がなにをするつもりなのかあらかた察したのだろう。アスナが体を堅くし、
首を横に振った。
 
「いや……お、おかしくなっちゃう……!」

 アスナが弱気につぶやいている最中に、俺はアスナを下から突き上げた。
 
「あああ――!」

 びくんっ、と背をそらすアスナ。髪が波立ち、毛先が俺の胸をくすぐる。
 そのままできうる限りの早さでアスナを突きこむ。
 性器から漏れる水音と、俺の太股とアスナのお尻がぶつかり合う音が室内に大きく響い
た。

「キリト……あんた……鬼ね」

 アスナの身体の向こうからリズベットの声が聞こえてきた。

「や、ほら、アスナも感じてるし……」
「それは……」

 リズベットはちらっ、とアスナの表情と格好とその他もろもろを眺めた後、小さくつぶ
やきを返した。

「そうかも……」
「り、リズ……」

 親友にまで肯定されたアスナはだらん、と脱力して体重を俺に預けてきた。肌が接触し、
体温が伝わってくる。いつもより体温が高い。
 やっぱり恥ずかしい行為をだれかに「見られている」という状況が、アスナの快感を
ブーストさせているらしい。

「あ、あぁぁ……んっ……ゃぁ……」

 性器の内側に射精感がたまり、限界が近づいてきたころになって、挿入している俺しか
気がつかないくらいに小さくアスナが腰を上下させはじめた。
448AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:51:16.50 ID:/dmDo1Fx
「んっ、んんっ……恥ずかしい……」

 じゅぽ、じゅぽと水音が激しくなる。肌と肌が打ちなる音も、いっそう激しく……。

「アスナ……」
「いいの……お願い……みられちゃってもいいから……えっち……して……キリトくんの
で……して……」
「わかった……アスナも動いて」
「うん……んっ、んっ!」

 羞恥心も限界だったのか。それとも「恥ずかしい」よりも「気持ちいい」の方がうわま
わってしまったのだろうか。アスナが激しく腰を振りたくりはじめた。

「んっ、んっ、あぅ! んっ、キリトくんの……いつもより大きい!」
「り、リズとシノンに聞こえるよ」
「い、いっちゃだめぇ……!」

 狭苦しくなった膣道を、さらに性器で貫く。それだけで、しびれるような快感がもたら
された。性器の表面をアスナの膣道がなでていく。
 もっと激しく……。
 俺はアスナの肘あたりをつかみ、彼女が腰を上げた瞬間にがくっ、と引き寄せた。

「あああああ!!」

 深い挿入にアスナが背をそらして嬌声をあげた。

「アスナ……すご……」

 思わず発せられたリズベットのつぶやきに、アスナは過敏に反応した。

「やあ……リズっ、んっ、んっ、んっ!! みないでぇ……!」
「あ……ご、ごめん!」

 叫んだリズベットはあわてて目をそむけるものの……しばらくするとアスナの痴態に視
線を戻してくる。

「いやぁ……みないで……!」

 口とは裏腹に、すでに快感の虜になってしまったアスナは、腰の動きをまったくゆるめ
ない。あまりにも激しい抜き差しに、アスナのアソコから透明な愛液がとびちって、俺の
太股をぬらしていく。
 心地いい。無意識にぐっ、と性器がふくれあがる。

「ああっ、んくっ、んっ、また、おっきくっ……!」
「アスナ――もうっ!」

 一声かけ、アスナをベッドに横倒しにした。
 片足をもちあげ、横倒しのまま……側位でつながる。腰をおしつけるたびに、きれいな
お尻や太股がぷるんぷるん波立つのがよく見えた。血がめぐって尖った乳首の片方をちろ
ちろ、指先でくすぐる。
449AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:51:38.07 ID:/dmDo1Fx
「ああっ、んっ、んっ、はあぁっ、ぁぁんっ!」

 リズベットとシノンの視線も、もう気にならなかった。アスナからもたらされる快感に
夢中になる。
 
「んんんっ、いやっ! んっ、んっ、んんっ! キリトくんの、熱くてっ……んんっ、お
かしく……んっ――!」

 いつになく甲高い声をあげつつ、アスナがのぼりつめる。

「ああ、ああああああ――!」
 
 アスナは背筋をびんっ、と反らし、汗をちらした。同時に、柔筒が先端から根本までを
なめ尽くさんばかりに締めつけてくる。
 すさまじい快感にしたがって、俺はアスナの奥底にしぶきをまき散らした。


「ふああっ! あああっ! ああああっ!」

 吹き出すたびアスナが悲鳴をあげて、腰をくねらす。女性の絶頂は――実は男性から搾
り取る機能なのかもしれない。深く絡みあいつつ、俺はあますことなくアスナにそそぎ込
んだ。

「ふあ……あああっ……お腹に……ぜんぶ……」

 俺は果てた余韻に浸りつつ、性器をアスナにつなげたまま、彼女の背中側に寝ころんだ。

「アスナ……お疲れさま」

 続いて汗ばんだ背中にキスをする。背中にはりついた髪が淫らだ。

「ああ……ぅぅ……。うん……キリトくんも、お疲れさま……」

 吐息を散らすアスナを抱きしめ、心地よい射精感に身を任せた。
450AHO3キリト×アスナ ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:51:55.56 ID:/dmDo1Fx
 しばらくして――。

 俺はアスナの背中に寄せていた上半身を起こして、すこしずつ遠ざかった。

「んっ……」
「アスナ。いったん抜くよ……」

 アスナの頭をなでながら、半萎えした性器を引き抜く。

「んっ……んっ……はぁ……ぅぅ……」

 感じてしまったのか、アスナが夢見るような声をだした。
 俺はそのまま起きあがり、四肢を投げ出すアスナをながめた。
 側位の格好のまま、瞳をうるませ、ときおり快楽の余韻にふるえるアスナ。
 その姿にふたたび興奮してしまいそうになりながら、もう一度だけ髪をなでる。
 すると、くすぐったそうしながら、アスナが言った。
 
「……キリトくん、大好き……愛してる……」
「お、おう……」

 とろとろと瞼をおろすアスナへ、俺も愛してるよ、とアスナにしか聞こえないくらいの
音量で、つぶやき、めくれあがっていた上掛けをかけ直してやる。
 
「んっ……」

 アスナは枕に顔をよせて瞳をとじた。子供のような、幼い寝顔だった。

「さて……次、どうする?」

 いままでアスナとの痴態を観察――俺の痴態かもしれないが深く考えないことにする―
―していた二人に視線を送る。
 全裸のシノンとリズベットが俺の視線から逃げるように目をそらした。
 その間に半裸の二人を眺めてみる。
 メタリックピンクの髪に、フレアスカートのみ……という扇情的な格好をしたリズベッ
ト。
 淡い水色の髪から三角形の耳をはやし、緑色のシャツのみを装備したシノン。
 二人とも大切なところは手で隠しているものの、リズベットの鎖骨やシノンのふともも
やらは、カーテンから漏れる光を反射し、輝いている。

 俺は二人が心に整理をつけるのを待つ。逆の立場だったら時間がほしい。

 一分ほどして、リズベットが顔をあげた。


「じゃあ……次はあたしと……あたしと、して……キリト……」
451 ◆T.om8vwXYU :2012/04/28(土) 00:53:56.42 ID:/dmDo1Fx
以上です。

申し訳ありませんが、ALO惚れ本編はあと三話で終了となります。
ユウキや領主さんたちまでネタが持ちそうにありません……。ご了承ください。

次回未定です。
452名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 01:16:08.31 ID:nH06Iehi
GJでした
アニメ見たあとこのスレをチェックするのが習慣になりつつあるなw

関係ないが、「ういういしい反応」で彼女を連想しちゃうのはしょうがないよね
453名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 01:32:14.88 ID:CcyKgpqa
ふぅ・・・GJ
454名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 03:27:52.33 ID:r5aLa08D
いつもいつも素晴らしい!
ただ、続きでも外伝でもユウキが出ないのだけが残念ってか血の涙が流れそうや・・・
455名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 04:25:49.36 ID:OBtfa4a3
ユウキネタでやるとしたらどんなんが良いだろうか
後ろ向きな理由は似合わないしやっぱあれだ
冗談でアスナさんと絡むユウキ、高まってマジになっちゃう正妻さん
そして巻き込まれるキリト先生と自爆っぽいユウキみたいなノリでひとつ
456名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 14:49:46.83 ID:1ynqCVD3
加速しながらエロエロなことをしまくる
裏ブレイン・バーストは〜?!
457名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 16:19:36.18 ID:XrNj0NIf
半公式(川上の短編)でフォワーダー設定あるし、男連中は絶対あれ使ってるよな
458名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 16:35:46.34 ID:6UR7qCUM
>>457
あれは単なる二次創作であって公式とは何の関係もない
459名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 16:54:49.85 ID:cq9lHz+b
>>457
あんなもん公式なわけないだろ
460名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 04:13:58.92 ID:3RtcTaSD
だいしゅきホールドきめといて義足の制御が効かないと嘘をつく師匠
461名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 09:14:58.50 ID:VRcVrmmb
>>460
それ確か小ネタで投稿されてたような・・・
462名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 13:30:41.68 ID:B63hgMuz
たしか前スレ
463名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 01:56:28.50 ID:VeBselUQ
>>457
むしろあれが公式だと困るわw
464名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 00:05:38.93 ID:2+EJIzzB
ロニエとかティーゼを読みたいなぁ(^◇^)
465名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 22:50:42.23 ID:otYpm1f7
ショップに行けば懲罰向けにペニバンと痛くない穴開け器が売っている加速世界
466名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 04:19:14.44 ID:LMDM/gC9
ロニエとティーゼは登場するまで我慢だ……俺も読みたい
467名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 04:26:39.12 ID:ANDd9uqr
正直ああいうのはノーセンキュー
ラブラブなのでお願いしますホント
468名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 12:24:34.19 ID:xdjfPOEr
あまり知らない作品については色んなの受け付ける俺だが
この件に関しては超同意
469名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 12:59:09.35 ID:540ZJyo/
あーあるよね
薄い本とかでも思い入れがある作品はNTR凌辱系を読めないという
470名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 14:10:03.59 ID:K8gkw2Cc
陵辱はちょっと……。ロニティー限らず。
471名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 15:05:13.07 ID:esouHAX1
ならキリトさんが寝取る側でどうか?(迫真
472名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 16:14:19.10 ID:jzLoGCyD
結局他の男が出てくるじゃん…

そうか、ロニティが百合ん百合んな所に先輩が入ってきて3ぴーになっちゃえばいいのか!
473 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:44:40.86 ID:1pq/H7fX
テレビがないのでSS投下します。

タイトル「ふぃじかる・のっかー・すかいだうん 前編」

・シルバー・クロウ×スカイ・レイカー 騎乗位?
・長くなりそうなので分割投下します。続きは近日中に。
・デュエルアバター同士なので、やや特殊なシチュエーションです。

NGワード「PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU」
474PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:45:48.01 ID:1pq/H7fX
 ――無理だ……無理だったんだ。無謀な挑戦だったんだ……。こんな、こんな……。
 シルバー・クロウ……有田春雪は絶望の圧力に折りそうになりつつも顔をあげた。
 ――でも――! ただ、負けるわけにはいかない! 得るものを得てから、負けるんだ
――!
 魂に刻まれたバーストリンカーとしての誇りを胸に。拳に力をこめ、地面を踏む足に力
を入れる。
 自分を叱咤しつつ、周囲へ視線を巡らせる。
 まずは索敵だ……! タイミングはさっきの一撃で掴めてる……! まずは技の出掛か
りを正しく認識しないと……!
 薄暗い世紀末ステージにあってそこらに散らばる炎のオブジェクトより、遙かに強い光
を放つだろう、強化外装をみつけるためだ。左右を高層マンションと街路樹が壁のように
そびえる幅広の道路の先を見据える。
 しばらくして、ハルユキの構える真正面で青白い光が瞬いた。
 ――来た!
 幅広の道路の先から、その光は地表すれすれの軌道でハルユキへと迫ってきた。まるで
低弾道ミサイルのようだ。百メートルはあった距離が、みるみるうちに縮まっていく。
 ――激突は一瞬だけど、うまく避けて返せば……まだ逆転のチャンスはある!
 対戦がはじまってから、ハルユキ/シルバー・クロウを何度も痛めつけている高速ヒッ
ト&アウェイに対して、ハルユキは集中力をかき集めた。
 光源との距離が五十メートルを切った。光は速度をゆるめることなく突進してきた。
 ――交錯のタイミングで、受けて、返す――!
 過去二回の交錯も、シルバー・クロウの真正面から行われたものだ。そしてあの光は、
一直線にしか飛翔できないことを、ハルユキは身を持って知っている。
 が――。
 だぁん! というすさまじい音とともに、光がハルユキからみて右上へ、大きく飛んだ。
 光は道路に並ぶ街路樹を越え、周囲にそびえ立つマンションの壁へ移動する。刹那の制
止のあと、落雷のごとき破砕音が今度は二度、鳴り響いた。
「え……」
 破砕音の正体がマンションのコンクリート壁を蹴りつけた音だと気がつき、ハルユキは
瞬時に体の向きを変える。が――正面からの突撃のみを警戒していたため、急な軌道変更
に頭と体がついて行かない。
「え、ちょ、ちょっと――!」
 攻撃――は無理だと判断し、交錯に備えるべく、両手で×の字を描くクロスガードで身
構える。
 直後、右ななめ上より迫った光が、ハルユキへ肉薄した。
 ハルユキは、百メートルを一瞬で詰める超絶突進に耐えるべく、体を硬くする。
 しかし、光はまたもやハルユキの予想を裏切った。
 マンションの壁から離れた光は、ハルユキへ直接飛ばず、ハルユキの目の前――五メー
トル手前に降り立った。破砕音、いや、着地音が響きわたる。着地の衝撃で、アスファル
トにクラックが走り、割れた破片がまき散らされた。
 ――た、タイミングをずらされた!
 身構え硬直した体は、予想外のディレイに反応しきれない。一度「タメ」を行った光は、
クロスガードではカバーしきれない頭部へと、「手を」のばしてきた。
 強襲者の五指がたおやかにシルバー・クロウのヘルメット上部に触れる。タッチ自体は
優しく、柔らかかったが、強化外装の生む推力はいまだ健在だ。
 一切の抵抗をゆるされず、ハルユキは首を背中側に倒した。
 視線をうわむかされていく。背中にむけて倒れていく途中、アーモンド型のアイレンズ
と目があった。ヘルメットの額部分をやさしく、ただし暴力的に押しつづける強襲者は、
瞳で語る。
『まだまだですね、鴉さん?』
475PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:46:34.11 ID:1pq/H7fX

 胸元にあった重心が、ハルユキの意志とは無関係に、腹部へと下がっていく。腰の骨を
折らんばかりに後傾しつつハルユキは心の中でこう答えた。
 ――ええ、そうです! まだまだ師匠には、かないそうにありません――!
 ネガ・ネビュラスのサブリーダー、スカイ・レイカー。彼女の強化外装ゲイルスラス
ターが生み出す突進力を、これ以上なく利用した攻撃に、敬意と畏怖を覚えつつ、ハルユ
キは再び心中で答える。
 ――でも、いつか必ず師匠に追いついてみせます――! そして、あの人にも――!
 リベンジを誓った刹那、シルバー・クロウはのけぞるまま、頭部をしたたかに打ち付け
る。
 痛みを感じるまもなく、ハルユキは意識をうしなった。
 最後にハルユキの視界がとらえたものは、ゲイルスラスターから噴出する青白い光に照
らしだされた、女性型アバターの優美な脚部だった。



「あ……くっ……うう……いたた……」
 首への神経ダメージにより、気をうしなっていたハルユキは、ゆるゆると意識を浮上さ
せた。
 あれ……生きてる?
 かすむ視界のなか、HPゲージをみやる。ほんの一ドットだけ、シルバー・クロウのH
Pは残留していた。
 現実世界ならば、頸骨を折り、頭蓋骨を粉砕しているはずの一撃をもらいつつも、シル
バー・クロウがHPを残すことができたのは、頭部を守るヘルメットが頑丈だったこと、
地面に走っていたクラックがクッションになったことが原因だった。メタルカラーの強固
な防御力を裏付けるヘルメットがちょうどひび割れの真ん中に落ちた。そのおかげで、か
ろうじてHP全損をまぬがれ、対戦には敗北しなかったようだ。
 しかし、たたきつけた後頭部と首がびりびりとしびれた。背骨にもダメージが残留して
いて、痛い。背中全体がすごく痛い。
 こ、これ、素直に負けていたほうがよかったかも……。
 システム上に存在する、一時行動不能効果#スタンや部位欠損で生じるペナルティより
も、よっぽど凶悪なリアル気絶攻撃は、ハルユキの中枢神経に強いダメージを与えていた。
「う……くっ……」
 視界がぐるぐるまわる。まるでイエロー・レディオの必殺技を、現在進行形で受けてい
るかのようだった。上下がさだまらない。
 起きないと……まだ対戦終わってないし……
 それでもなんとか身を起こそうとしたハルユキを、の胸を柔らかい何かが押しとどめる。
「あら、まだだめですよ」
 胸部装甲を押され、ハルユキは再び地面へねころがった。
 あれ……?
 地面を枕にして数秒たったとき、さきほどのやさしい声が、あまりにも近いところから
発せられたのを遅まきながら気がつき、ハルユキはおそるおそる首をあげた。
 一般対戦フィールド、世紀末ステージの上空には黒い雲がたゆたっているので薄暗い。
空からはわずかな光がとどくだけで、火のついたドラム缶やら、火に巻かれた街路樹など
のオブジェクトが主な光源となる。
 そんな揺らめく光のなか、見目麗しい女性型アバターがシルバー・クロウの胴を馬乗り
にまたがっていた。
 珍しい流体金属の髪を背に流し、鍔広の帽子を装備している。一応、強化外装であるワ
ンピースの裾が、アバターの太股あたりまでを覆っているので、直接視認するとマナー違
反になってしまう部分はきちんと隠れていた。
476PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:46:59.61 ID:1pq/H7fX

 空色の装甲色を持つそのアバターの名前は、スカイ・レイカー。倉崎楓子のデュエルア
バターであり、さきほどハルユキを完敗させた対戦者だ。
「師匠……」
「はい。おつかれさま、鴉さん」
 やわらかな声が降ってくる。その声にはハルユキへのねぎらいが純度百パーセントでこ
められていた。
 うれしさで小躍りそうになりつつも、同時にどうして馬乗り?という疑問も浮かんだ。
 ハルユキの混乱をよそにスカイ・レイカーは、シルバー・クロウの腹部に指をあて、微
笑む。
「どうでした? 私のヒット&アウェイは」
「え、あ、えぇっと……」
 ローペースながらも回転をはじめた頭で先ほどの対戦を脳内リプレイする。
 対戦のさなか、シルバー・クロウとスカイ・レイカーが接触したのはわずかに三回だけ。
すべてレイカーが仕掛け、クロウが受けるという構図だった。
 ゲイルスラスターの直進方向を、垂直ではなく限りなく水平に設定することで実現でき
る、超高速のヒット&アウェイに、ハルユキは終始翻弄されつづけた。最後の一撃は、楓
子のセンスと経験を物語る「脚部で地面やマンションの壁面を蹴りつけて軌道を変える」
という、神技もいいところの攻撃だった。
 ハルユキは地面に横たわったまま、感想を口にした。
「驚きました……。そ、それはそうですよ……。一時期、僕もゲイルスラスターにはお世
話になりましたけど、でも、そんな使い方があるなんて聞いていませんよ!」
「でもあの時点では、この方法を鴉さんに教えるのは不可能でした。鴉さんにこの子の」
 レイカーがひょこっ、と肩をうごかす。
 ゲイル・スラスターを着装すると、レイカーのワンピース・ドレスや帽子は装備箇所の
干渉で消えてしまう。レイカーがワンピースを装備できているということは、逆説的にゲ
イルスラスターを装備していない、ということだ。
 ただ、師匠たるスカイ・レイカーの言う「この子」が、ゲイルスラスターのことだとい
うのは、ハルユキにも理解できた。こくんとうなずく。
 ハルユキにうなずき返し、レイカーは言葉を続けた。
「鴉さんへこの子を譲渡したとき、私は脚を喪っていました。ですから実演は不可能でし
たし、制御に失敗すると恐ろしいことになりますので、あえて教えませんでした」
「あ……ご、ごめんなさい……そうでした。たしかに危険きわまりない……機動でした…
…失敗したら身体の前面、地面にガリガリ……」
 ハルユキはやや落ち込む。レイカーが脚を取り戻したのは、ついこの間のことなのだ。
 レイカーは微苦笑しながら、ととん、とハルユキの腹部を指でたたいた。
「もう。謝るの禁止にしちゃいますよ? いまこうして脚を使えるのは、鴉さんのおかげ
なんですから……。でもまさか、三回目で対応されるとは思いませんでした。あのレパー
ドでも、体勢をととのえるまで二、三戦はかかっていたのに……」
「え……? ち、ちなみにパドさんはどうやっていまの突撃を避けたんですか?」
「避けませんでした」
 昔を懐かしむように、楓子の口調が穏やかになる。
「鴉さんもキティのシェイプチェンジは知っているでしょう? あれで変身したレパード
は、チャージを敢行する私へ――走ってきました」
「へ……? で、でもそれって、正面衝突コースですよね。ど、どうなったんですか?」
「……聞きたい、ですか?」
 レイカーのアバターマスクから「真空破レイカースマイル」が放射された。
 ハルユキは有らん限りに首を横に振った。今聞いたらいろいろな意味で危険な気がした。
 じゃあリベンジでもう一戦――はハルユキにとっても臨むところだが、それでは「突発
的な対戦をはじめた理由」と、あまりにもかけ離れてしまう。
 スカイ・レイカーは指先でシルバー・クロウの腹部を撫でつつ、言う。
「鴉さんの成長が早すぎて私もこの技を隠していられなくなりました。立派になりました
ね……最後にあきらめなかったのも、ハナマルです」
477PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:48:25.28 ID:1pq/H7fX

 ハルユキの腹部にあてられていた指が、するすると移動し、ヘルメットをなでた。
「……ありがとうございます。次はこうはいきませんよ! もう技のタイミングも読めま
したし……」
「ふふ。楽しみしていますね」
 楓子は穏やかに言った。
「さあ、もうしばらく休んでください。神経ダメージは、回復するまで時間がかかりま
す」
 悪戯っぽくアイレンズを輝かせるスカイ・レイカーは、そのままふにふにとシルバー・
クロウの腹部をもみ続けた。
 くすぐったさに思わず、身をよじると楓子がくすくすと笑いを漏らす。
 じゃ、じゃあ僕も……。
 すでに神経ダメージは回復しつつある。取り戻した理性で、視線をめぐらせ、両手の近
くにレイカーの膝があるのに気がついた。
 生身とは明らかに違えども、感覚フィードバックの生じるデュエルアバターの性質をお
もいだしながら、ハルユキは楓子の膝に指をあて、円を描くようにくすぐった。
「ひゃっ、あ……んっ……」
 とたんに、スカイ・レイカーが脚をびくんと震わせる。
「か、鴉さん……いきなり……ひゃんっ!」
「さっきお腹さわりましたよね……おかえしです!」
 さらに膝の上に指をはわせる。
 遺伝子異常で下肢をうしなった状態で生をうけた倉崎楓子に、どんなフィードバックが
生まれているのか、ハルユキには想像するしかない。
 しかしハルユキが、太股をなでたりふくらはぎを撫でたりすると、スカイ・レイカーは
ワンピースを揺らして反応する。薄布につつまれている乳房が、体の動きにあわせてたゆ
ん、たゆん、と揺れるのをハルユキははっきりと目視した。
 レイカーがややうわずった声で言う。
「もう……いたずら、禁止です……」
 茜色のアイレンズを色っぽく明滅させた楓子が、指でハルユキの腹部をふにふにいじり
回した。
 なんとも言い難いくすぐったさを腹部に感じつつ、ハルユキはふと浮かんだ疑問をレイ
カーへぶつけた。
「ちなみに……師匠の脚にも、感覚フィードバックはあるんですよね」
「感覚フィードバック……? ああ、そういうことですか。脚の感覚は……非常に言葉に
困るのですが……。きっと鴉さんが生まれつきにもっている「脚」の感覚と大差ないと思
います。足裏とか、くすぐったいですね。でも、鴉さんが私の脚に興味津々なのは、とっ
てもうれしいです」
「は、はい……ちょっと失礼かな、とも思ったんですけど……」
「いまさらですよ。つ・い・で・に……こっちも、さわってみます?」
 レイカーがあろうことか、両腕を組みワンピースに包まれた胸部をおしあげた。
 ハルユキはかちーん、と固まる。布地の下にある山の大きさに驚く。
 じゃ、じゃあ遠慮なく……とハルユキはレイカーの胸へ手をのばした。
 クロウの指が押し上げられた乳房の中心をたたいた。
「あぁ……んっ……もう……冗談なのに……」
「え……じょ、冗談? え、ええっと……ごめんなさい!」
 思い切りふれてしまってから、ハルユキは手をひっこめようとした。その手を、レイ
カーがすばやく押さえる。クロウの手のひらがぎゅぎゅっ、とレイカーの乳房へ押しつけ
られる。
「はあ……んっ……鴉さんの……えっち……そんなにさわりたかったんですか……」
「あ、あの、さっきのは冗談……だったんですよね…」
「さわりたく……ありませんでした?」
「いえ、すごくさわりたかったです……」
「……もう」
478PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:48:58.25 ID:1pq/H7fX

 レイカーがため息混じりの声音でいった。
 あまりのさわり心地の良さに、ついつい本音を披露したハルユキは、照れながらも膨ら
んだ指をはわせつつあらためてスカイ・レイカーというアバターの肢体を眺めた。
 同時に何人か、より正確に言えば何体かのF型アバターが脳裏に浮かぶ。魔法使い然と
したライム・ベル、ちんまいスカーレット・レイン、巫女服風の衣装をまとったアーダー・
メイデン、豹頭のブラッド・レパード、四肢剣のブラック・ロータス……。
 それぞれ別種の魅力と色気をもつアバターばかりだが、目の前のスカイ・レイカーは、
あくまで「女性的」に魅力的だった。
 スカイ・レイカーというアバターの本質が、すべてゲイルスラスターに集約されたから
こそ、本体はこれ以上無いほど、女性的なアバターになったのかもしれない。
「あの……。鴉さん……そんなに見つめられると、さすがに恥ずかしいです」
「え、あ、ご、ごめんなさい!」
「い、いいですけど……鴉さんなら……じゃあ、服、脱ぎましょうか?」
「へ?」
「か、鴉さんがもし……みたいなら……いいですよ?」
 消え入るような声でレイカーが呟く。
 その呟きに対して……ハルユキは無意識にうなずいていた。あまりにも魅力的な提案だ
った。
「じゃ、じゃあ……その……」
 レイカーの指がふんわりしたワンピースの裾に指をかける。ハルユキは胸を高鳴らせな
がら、その光景に見入り……。膝蓋骨のパーツまでワンピースが翻ったところで、レイ
カーの手がぴたりと止まった。
「あ…イヤ……ぬ、脱いでいるところは、見ないでください……」
 恥ずかしそうに言うレイカーに、ハルユキは首を傾げた。
「え? でもゲイルスラスターをつけているときは、ワンピース着ていませんし、それに
旧東京タワーで初めて会ったときには、なんにも気にせずに脱いで……ぼ、ボクもどきど
きしていますけど、そ、そんなに恥ずかしがらなくても……」
「あの時とは状況が違います。 ぬ、脱いでいるところを見られたくないです。 早く目
を閉じて……」
「は、はぃぃぃぃ――!」
 おっかないレイカー師匠になるまえに、ハルユキは目を閉じた。
 楓子のいぶかしげな声が響いた。
「本当に目をとじてくれました……? ヘルメットで、鴉さんが本当に目を閉じているの
かわかりませんので……」
「と、閉じてます! 全力でクローズドです!」
「なら、いいですけど……でも一応」
 ふわ、とヘルメットの上に何かが乗った。
 ハルユキが驚いて目を開くと、視界が真っ白だった。レイカーの帽子がヘルメット前面
を覆っているようだ。
 でも、これ……。
 帽子の裏地にレイカーの影がうつっている。
 師匠……これ、もしかしたら直視するよりも色っぽいです――!
 つぷ……。つぷ……。
 ワンピースのボタンをはずす音……と思われる音がハルユキの聴覚に届いた。
 帽子の裏側でレイカーの影が艶めかしくおどる。膝上に手をかけたレイカーはそろそろ
とワンピースのスカート部をたくしあげていく。美しく折られた脚の影がすべてあらわに
なり、裾が下腹部までめくれあがった。
 そこで、レイカーの指が止まる。
「あ、あの……か、鴉さん……ごめんなさい。こ、これ以上は恥ずかしくて……」
 ふわ、と帽子の裏地で占められていた視界がはれた。楓子が帽子を取り去ったのだ。
 ハルユキは、目を見開きながら、スカイ・レイカーの姿を凝視した。
479PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:49:49.06 ID:1pq/H7fX

 あ……。
 思わず息を飲む。
 白いワンピース・ドレスの裾が、腹部の上、乳房の下あたりまでめくれあがっている。
 膝パーツからなめらかにつながる大腿部が、肉感的な丸みを帯びて下腹部へ続き、クロ
ウの胴を挟み込んでいる。脚と脚の付け根には残念ながら、女性的な要素は存在しない。
しかし、恥骨の部分から上では、腹部が磨き抜かれた大理石のように輝いていた。きゅっ、
と締まった腹部の中心に息づくお臍が、色っぽくかわいらしい。ワンピースの胸元を留め
ていたボタンは外れていてわずかに開いた胸襟から、緩やかな弧を描く鎖骨が見え隠れし
ていた。
 まるでひとつの芸術作品のようだった。人間的な要素がある程度排斥されているからこ
そ、生まれる半裸の像……。
 と、レイカーがちいさく身じろぎした。
 あれ……師匠……?
 ハルユキは、ワンピースの裾をささえる楓子の指が小刻みに震えていることに、気がつ
いた。
 視線をあげるとレイカーは、ハルユキの視線から逃れるように顔をそらした。
 そのいじらしい姿が、ハルユキの内に存在する獣欲を刺激した。レイカーの艶姿のせい
で、ぼんやりとした頭のまま、ハルユキはそろそろとワンピースの裾をつかんだ。
「あ……っ」
 コットン地の触感を持つワンピースに触れると、レイカーが小さくうめいた。かまわず
そのままワンピースを上げていく。布の裏地が装甲表面をすべり、そろそろ……音を立て
た。
「や……やめっ、やめて……鴉さん……!」
 潤んだ悲鳴に耳を貸すこと無く、ハルユキは白い衣装を、レイカーの首もとまでおしあ
げた。
 ワンピースにかくされていた胸部が、ぷるんと露出する。
「ああ……っ!」
 羞恥心の底が抜けてしまったのか、レイカーがハルユキの腹部へ尻餅をついた。こわば
っていた太腿も、力を失い柔くなっている。
「んっ……か、鴉さん……」
 わずかにとがめるような声を出すレイカーをよそに、ハルユキの目は、彼女の身体の一
点に引きつけられていた。
 ハルユキの視線の先で、いまのいままでワンピースに隠されていた美乳が、呼吸にあわ
せて上下する。対戦格闘ゲームをコアとするブレイン・バーストにあって、胸部はデュエ
ルアバターに女性的特徴を付加する特徴でしかないはずだが、ハルユキは一瞬それを忘れ
てしまった。
 乳房の根本から緩やかにもりあがった乳房は、果実的な、みずみずしい丸みをおびてい
る。シルバー・クロウが両手で触れてもなお余りそうな豊満な乳房は、あまりにも女性的
だった。
 さらにハルユキは――敬愛する女性の衣服をめくりあげ、強引に胸部をさらさせている
事実に酔いはじめていた。
 もっと師匠の乱れたところを……。
 やや嗜虐的な思考のまま、マント質の体表で包まれた中心点を人差し指でつっつく。驚
くほど簡単に、指が埋まった。
「んっ――!」
 ぴくん、とレイカーはわずかに背を反らし、くすぐったそうな悲鳴をあげる。悲鳴はわ
ずかに、潤んではずんでいた。
480PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:50:12.29 ID:1pq/H7fX

 悪戯の域をこえつつあるのを認識しつつも、ハルユキはさらに指を内側に織り込んだ。
空色の乳房は強くふれれば崩れてしまいそうなほどやわらかいのに、クロウの指をやんわ
りと受け止めていく。
「はあ……ああ……んっ……そんな、さわりかたっ――」
 美しく張った乳房が、形を崩していく。やはり直接触れる肌の感触とは差異があるが、
柔らかい材質で包まれている乳房は、十分にさわり心地が良かった。触れている感触では、
体表面の向こう側に生身の乳房があるようだった。
「あの……質問ばかりですけど」
 ハルユキは息を飲みながら、肩をびくつかせるレイカーに言った。
「師匠っていま……裸ですか?」
「裸……という感覚ではないですね。体の隅々まで、ラバースーツに包まれているような
……」
「だから……ここ、ちゃんと……硬いんですね……」
 ふに、と中心点をつまんでみる。こりこりとした感触があった。ビクン、とレイカーの
体が跳ねあがる。
「んっ……た、たしかに、そこは……あの……部分ですけど……でも、こんな風になった
ことなんて、いままで一度も……ないですよ……」
「じゃあ、僕がはじめてなんですね……」
 いいつつ、胸の先のしこった部分を指ではじいてみた。
「ンっ……ひぅ、んんっ……はぁ……ああっ……それ、だめぇ……」
 体表面をおしあげるほど乳房の先がふくらみはじめる。薄手の水着を着込んだ状態で乳
首を勃起させてしまったかのような、淡い陰影がレイカーの乳房に現れた。
 もしかしたら全裸よりもいやらしいかもしれない……そんな風に思いつつ、ハルユキは、
ぷくっと膨れた乳首を指で転がしつづける。
 実のところ、シルバー・クロウの指はロボットのマニュピレータのように金属質なので、
レイカーが痛みを感じないかハルユキは心配だったのだが。
「ふあっ……んっ……ぅぅ……んっ……」
 乳房をもみあげるたびにかすれた吐息をはくレイカーの様子をみるにつけ、痛みはない
ようだった。
「んっ……はあ、ぁ……」
 レイカーの吐息に愉悦が混じりはじめた。もじもじと太腿を動かし、喉をさらす。
 もうちょっと……かな。
 レイカーの様子もみつつ、ハルユキは少し強めにツンと尖ったままの乳首を指で摘んで
転がした。
「――あっ、ああああ!! や、んっ……!」
 アイレンズが強く瞬いた。びくびく震え続けるレイカーの乳房をむさぼり尽くすべく、
ハルユキは乳房の中心を強く押した――。
「んっ、あああああぁぁ! や、もう、もう――! イっ――!」
 一段と頬や脚をふるわせ、レイカーが天を仰いで絶頂する。世紀末の街並みに楓子の悲
鳴が響き渡った。
「はあ――! ぁ、ぁ……ぁ……」
 アイレンズの端からほろん……涙がこぼれ落ちる。呼吸は再現されていないが、肩を上
下させるレイカーの姿は十分にみだらだった。ドラム缶の炎を再現した光源エフェクトが、
アバターの肌を舐めるように輝かせる。
「ふ……ああ……ぁ……んっ……」
 身体をわななかせていたレイカーが、ゆっくりと身体を折った。そのままクロウの胸元
へすがるように身体を横たえる。胸部の装甲板の上へ倒れ込んだレイカーを両手で抱きつ
つ、ハルユキは一つの感情と戦っていた。
 ……我慢するの……辛い……。
 びくびく身体をふるわせるレイカーを抱きしめつつも、ハルユキは生まれた性欲を解消
する手段がないことに途方にくれていた。なにせ男性的なオブジェクトが加速世界には存
在しない。パドさんに加え、四埜宮謡とも経験したハルユキは、自分の内側にふくれあが
る性欲を持て余してしまった。
481PKスカイダウン前篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:50:29.66 ID:1pq/H7fX

 が……がまん、がまん……。
 どちらにしろ対戦をしている限りどうしようもない。燃え上がるような情動を封印しつ
つ、レイカーの体を抱き続けた。やはりデュエルアバターとは思えないほど柔かいからだ
だった。それだけで十分だ……。などとハルユキが自分をごまかしていると、んんっ、と
小さくうめいたレイカーが言った。
「……気持ちよかったです」
 レイカーは慈愛の表情をうかべ、上半身を浮かべてクロウの胸を撫でた。
「でも……このままじゃ、鴉さんは……えっち……できませんし」
「ぼ、僕のことは……気にしなくても……」
 強がりを言うハルユキヘ寄りかかりつつ、レイカーは耳元にそっと言葉を吹き込んだ。
「我慢しなくていいですよ……。勇気もわきました」
「そ、それじゃ……でも……本当に大丈夫ですか?」
「……ええ。大丈夫。戻りましょう……。でもね、鴉さんもし……泣いてしまっていても
残念に思わないで……くださいね」
「もちろんです……。それに、対戦をしかけたのは僕なんですから……」
「……はい」
 レイカーは瞳をうるませつつ、指を動かした。
 ハルユキは、眼前にあらわれたレイカーからのドロー申請を了承する。
 対戦は引き分けに終わり、ハルユキと楓子は現実世界へと、意識を回帰させていった。








 ゆるやかに現実の感覚がもどりはじめる。
 当たり前と言えば当たり前だ。加速時間では実に濃い約三十分にもおよぶの対戦だった
が、現実では一.八秒ほどしか経過していない。
 だから――有田家のベッドの上、ハルユキと向かい合う形で直結する楓子は、頬を赤ら
めたままだった。
「か、鴉さん……」
 身体に薄いシーツを巻きつけたままの楓子が、おずおずとハルユキに手を延ばしてきて
――。
 
482とむ ◆T.om8vwXYU :2012/05/05(土) 00:53:55.57 ID:1pq/H7fX
以上です。

続きのハルユキ×楓子は近日中に。ここまで長く鳴るとは思いませんでした。
ユウキの件はすみません。別SSでフォローします。

あとコテつけました。スリップ縮めたものです。よろしくお願いします。
483名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:06:23.47 ID:ek8BWF+Z
とむさん……GJです!
484名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 01:31:47.39 ID:keeKEpkQ
恒例の放送後の楽しみキター
485名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 02:38:28.42 ID:xeoh5orO
毎週GJです
師匠がかわいすぎて続きが楽しみすぐる!
486名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 08:38:47.85 ID:c1l5q1vP
やべ、デュエルアバターなのにエロいぞ
487名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 02:54:30.30 ID:htW4WEHg
タッくんがハルユキを押し倒して大事なモノ(ニューロリンカー)を奪ってるシーンの後に、応報ってサブタイトルを挿れるのはあざとすぎるwww
488名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 22:29:56.52 ID:ZCrvePaM
青の王とマンコバたちの日常のやりとりがきになる。

玉座っぽいオブジェクトにすわりながら、左右の二の腕あたりにマンコバ侍らしたりしてるんだろうか、青の王さんは。
489名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 22:34:32.67 ID:KUMqwnCE
そんな中学生やだ
490名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 05:47:41.06 ID:lM23b8WC
>>489
いつから青の王が中学生だと錯覚していた?
幼稚園児の段階で直結していたリア充小学生の可能性も微レ存
491名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 09:13:40.81 ID:lXO/+Yd5
内藤さんはオリジネーターだから現在中学生で確定
492名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 20:54:53.25 ID:Rm8nDH0b
うはwww無理wwとか言ってるのか
493名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 22:32:11.33 ID:/5tBoiYQ
マンコバが一番しっくりくるとおもう
494名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 01:35:36.44 ID:im9hlP7J
ここってリズエディションの話でかいてもいいの?
495名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 01:43:17.64 ID:qAM+yzbH
いいんじゃないの
なに、ハイネマンさんに見せつけながらキリトの剣をメンテするリズとか?
496名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 23:29:42.84 ID:6zNUaneG
小ネタでちょっと出てたスグエディションも大歓迎。
497とむ ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:53:55.83 ID:a5sYsEJN
SS投下します。

タイトル「ふぃじかる・のっかー・すかいだうん 後篇」

・ハルユキ×楓子 手コキ、騎乗位、正常位

NGワード「PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU」
498PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:55:16.70 ID:a5sYsEJN
「あの……師匠、大丈夫ですか?」
「……ええ。さっきよりずいぶん楽です。対戦で気を紛らわせてくれた鴉さんのおかげで
すね」
「……それならよかったです」
 おずおずと差し出された楓子の手をとりつつ、ハルユキはほっとして、体から力を抜い
た。
 密度の濃い対戦だったが、現実では一秒とすこしの時間しか経過していない。
 ハルユキはちら、と楓子の脚を見てみた。楓子が身体にまとった布団の上掛けからは彼
女の義足が見え隠れしている。脚を追って視線をあげていくと、脚の付け根に乾ききらな
い血のあとがある。

 四埜宮謡との情事をどこからか聞きつけた楓子は、ハルユキのお仕置きを宣言した。一
晩かかるというので、ハルユキは楓子を自室にとめることになった。ちなみに週末なので、
ハルユキの母は会社に泊まり込みをおこなっていた。
 自室での待機を命じられたハルユキは、時計をみつめながらガクプルしていた。
 視界の隅にAR表示されたデジタル時計は八時を示している。いまはお風呂にはいって
いる楓子が、あと五分でかえってきたとして、八時五分。夜はまだまだ長い。通常、睡眠
時間にあてられるべき時間を、全部無制限中立フィールドでのお仕置きに当てられてしま
ったら……もしかしたらお仕置きは数年ごしに及ぶかもしれない。
 それから三十分経過しやっと現れた楓子は、倒れてしまうのではないかと思えるほど顔
を真っ赤にしていた。
「おまたせしました……」
 と呟き、ハルユキと同じベッドにふわりと正座した。いつか見たネグリジェ姿の楓子に
どきっ、としつつも、これから始まるオシオキの恐怖がそれに勝った。
 そのころから、視線をうつむかせたり、ハルユキをじっとみつめてきたりと、やや怪し
げな行動があったのだが、恐怖にふるえるハルユキはまったく気がつかなかった。観念し
て用意していた二メートル強のXSBケーブルをさし出し、目をつぶってただ待っていた。
「……もう。そんなにおっかないですか? わたし……」
 戸惑い気味の楓子の声が聞こえてきて、ハルユキは目を開いた。
 以前も見たことがあるネグリジェを着た楓子は、いつのまにかベッドに横座りしていた。
いつもはほわほわと柔らかな髪が、お湯でしっとり濡れて輝いていた。
 ケーブルの末端をニューロリンカーの挿入口に差し込んだ楓子は、いつもの微笑を――
少しだけ紅潮していたものの――浮かべて、ハルユキへじりじりとにじりよった。
 そのままイベイドもブロックも間に合わず、唇が重なった。
 楓子は、驚くハルユキをそのままベッドに押し倒し――。

 夢を見ているかのようなここちのまま、ハルユキは楓子を貫いた。その瞬間にあがった、
絹を裂くような悲鳴に我に返り、あわてて性器を抜いた。
 楓子が涙をながしていた。処女をうしなった楓子は痛みで泣きだし、その場でうずくま
ってしまったのだ。
 顔面を蒼白にして震える楓子に布団の上掛けをかけながら、ハルユキはVR空間への待
避を楓子に提案した。フルダイブは肉体の感覚をシャットダウンする。その間にすこしで
も痛みが引けば……と考えての提案だったが、楓子は少し迷うように視線をさまよわせた
あと、そのあとそっと首を振り、ハルユキをなだめるように言った。
「痛みも受け止めるつもりで、鴉さんとひとつになりました……。だからこの痛みは、そ
の想いの証拠です……」
 痛みをこらえて言う楓子の言葉の意味を、ハルユキはよく理解できた。
 理解できたがそれでもハルユキは、あまりにも辛そうな楓子に、一時でも痛みを忘れて
もらいたかった。ニューロリンカーの直結状態を利用して、ハルユキはまず初期加速空間
へ移動し、インスコをひらいてスカイ・レイカーへ対戦を申し込み、さきほどのエキシビ
ジョンマッチかつ、意識消失による《零化現象》体験会となったのだった。
499PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:55:44.88 ID:a5sYsEJN
 楓子に導かれるように、ハルユキはその隣に体をよこたえた。
 おもに右側面から感じる体温に安らぎを覚えていると、もぞ……とハルユキの腕に、楓
子が頬をおしつけてくる。
 楓子もハルユキも裸なので、肌と肌が密着した。しっとりと汗ばんだ楓子の肌が、ハル
ユキには心地よく感じられた。
 消え入りそうな声で楓子が言った。
「まだ……少し痛いので、このままでいいですか?」
「はい……」
「じゃあ、もうすこしこのまま……。でも……さっき対戦していたとき、鴉さんにふれて
もらったところはすごく気持ちよかったです……」
 つぶやく楓子に、いつものたおやかな笑顔はない。眉をしかめ、目の端に涙をためる。
 が――、唇をふるわせながら痛みに耐え、それでもなんとか微笑もうとしている楓子の
姿にハルユキは目を奪われてしまった。胸がせつなくなる。
 ハルユキはおそるおそる楓子の背中に手をあててみた。男性には絶対に存在しない、や
わらかい感触が手のひらに返ってくる。
「んっ……」
 小さく漏らす楓子に目をひきつけられる。
 上目遣いでハルユキを見上げる楓子の顔の造作が、意外に幼いことに気がついた。
 本当はこわいレイカー師匠のイメージがハルユキの根底に根強く残っているため、幼さ
とオッカなさとのギャップが、心のどこかをくすぐる。
 薄暗い自室にあっても、栗色の髪は、眩く輝きながら胸元に落ち、大きめの乳房が楓子
自身の呼吸によって小さくふるえていた。
「もう……すこし……このままで……いてください」
 そのまま楓子は目を閉じ、口をつぐんだ。
 無言の空間の中、ただただ呼吸音だけが響く。
 ハルユキには我慢の時間だった。
 師匠のむ、胸がふにふに……して……それに、お腹とか柔らかいし……、い、息が熱く
てくすぐったい……。
 ハルユキも男性である以上、そんなことをされれば、ハルユキの意志とは関係なく反応
してしまう。
 すでに血のめぐりきった性器がひとつの槍のように天井を仰いでいた。
 楓子の魅力的な肉体から、意識をはずそうとすればするほど、逆に意識してしまうとい
う悪循環に陥りつつも、ハルユキは内なる獣と戦った。
「あの、ねえ……鴉さん」
「ひゃ、はっ、はい!」
 誰かにいいわけしつつ、おそるおそる楓子に視線をむけると、彼女は唇をハルユキへ向
けてとがらせていた。
 楓子はハルユキの頭のうしろへ腕をまわし、腕枕をしつつ、もう一方の手を脂肪につつ
まれた腹部にあてた。
 楓吐息がまじりあうほど近くに顔をよせた。
「鴉さん……キス、しましょう」
「は――い……え、あ……ちょっと……」
「いや、ですか?」
「そんな! ぜ、ぜんぜんいやじゃないですけど……」
「ふふ。さっきまでたくさん、していたじゃないですか。対戦したから忘れちゃいまし
た? 本当に忘れてしまったなら……」
 楓子の目尻に涙がたまりはじめるのをみて、ハルユキはあわてて口を開いた。
「わ、忘れるわけないじゃないですか! 師匠の舌も口も、気持ちよかったです! でも
さっきと雰囲気全然違うのでびっくりしているんです……」
 ちなみにさっきのキスシーンとは、目をつぶりおとがいをわずかに上向かせる楓子に、
ハルユキからキスするというシチュエーションだったため、いまこのときよりは難易度的
にひくかったりするのだが、気恥ずかしいのはかわらない。
「じゃあ……いいですか?」
「も、もちろんです……」
500PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:56:03.75 ID:a5sYsEJN

 楓子は小さくうなずき目をつむりながら、ハルユキへ唇を近づけてきた。ハルユキは覚
悟を決めて顔を固定する。
「んっ……」
 ハルユキも覚悟をきめ、楓子の背中に手をまわしてウエストあたりを抱きしめる。
 やがて唇と唇がゆっくりと接触した。
 押しつけあうだけのキスだが、それ故に暖かく、唇が燃え上がるようなキスだった。
「はう……んっ、んっ……んっ……」
 あまりのやわらかさに陶然としつつ、ハルユキは本能のまま、そろそろと楓子の胸へ手
をむけた。やや赤みの強い乳首を指先ではじいてみる。
「あ、んっ……」
 楓子が唇を遠ざけた。
「ンッ……いたずらしちゃ、だめですよ……?」
「し、師匠こそ、さっきから僕のおなか――」
「……さわり心地がよくて、つい」
 楓子が笑った。「真空破」が付属しない「可愛い」笑顔に心臓が跳ねる。
 右手を楓子の背中にまわしているので、空いた左手で楓子の腹部を撫でまわした。
 やがて指が、きれいなひし形にととのった下生にかかった。さらさらするそれを、指先
でくすぐりつつ、と楓子の足の間に指を差し入れる。
 ぬる……。
 指が温かいなにかで濡れた。
「あ……んっ……」
 か細いつぶやきが至近距離で発せられた。
「そこ……いいです。自分でするより……。鴉さんの、指……すごく、気持ちよくて夢中
に……」
「そ、そうですか……?」
 そんなほめられ方をするとは思いもしなかったハルユキは、ほんのすこし強めに楓子の
肉芽をくすぐった。
「ひゃんっ……んっ……んっ……」
 気持ちよさそうに目を細める楓子。切なげな吐息が唇から漏れ、すぐそばにあるハルユ
キの頬をくすぐる。
「ひゃあ……あんっ、上手…鴉さん……っ」
 うるみはじめたスリットから分泌される愛液が、ハルユキの指に絡んだ。濡れた指先が
肉芽をくすぐる動きをスムーズにさせていく。
「んっ……んっ……ひゃうぅ……」
 水音が一つ響くたび、楓子は悲鳴をあげた。あまりにも甘い声に、どきどきしながら楓
子をみつめてみる。楓子は切なげに眉をよせ、わずかに開いた唇からかすれた悲鳴を……。
「あん……も、もう!」
「いっ!」
 夢中で秘芯をすりあげていたハルユキは、下半身からあたえられた刺激にふるえあがっ
た。
 刺激のでどころを確認すべく視線をさげていくと、楓子の指先がそそりたったハルユキ
の性器を指先でつついていた。
「さっき……一回、気持ちよくしてもらいましたから……お返しですよ」
 楓子の指が、先走り液で先端をぬらすハルユキの性器に絡まった。硬くなった肉棒を上
下にしごきはじめる。
「あ、ああ……し、師匠……っ!」
 性器がつたえてくる電撃のような快感が、ハルユキを直撃した。
 そのうえ楓子は「鴉さん……」と小さくつぶやいたあと、ハルユキへ唇をよせてきた。
再び、唇がかさなる。
501PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:56:19.97 ID:a5sYsEJN

「んぐっ……」
 同時にぬるっ、と何かが口内に進入してきた。なめらかで暖かいそれは、楓子の舌だっ
た。。
「んっ……んっ……」
 淫らな水音をひびかせながら、楓子は丁寧にハルユキの舌をさらった。舌そのものを持
って行かれるようなディープキスに誘われ、ハルユキはすぐに楓子と舌をからめた。
 性器と口内からそれぞれ与えられる、別種類の快感がハルユキを焦がしていく。
「んっ、ちゅる……んっ、んっ、鴉さん……気持ちいいですか……?」
 微笑みながら聞かれ、ハルユキはこくこく頷いた。
「はい……ぐっ……師匠……フーコ、さん……」
 敬愛し、尊敬する女性に奉仕されるというシチュエーションがハルユキをさらに追い立
てる。楓子が指をうごかすたび、先端を勃起させた彼女の乳房が、ハルユキの胸にすりつ
けられた。ときおり「んっ」とか「あんっ……」とか、小さくうめくのは、楓子自身も乳
首をすりつけることで性感を得ているようだった。
 そんな手コキにハルユキは耐えられなかった。
「あ、あ、し、師匠っ――!」
「んっ……なんです……」
「あ、あの、その……!」
「ちゅっ……んっ……いい、ですよ……気持ちよくなって……鴉さん」
 より容赦なく、楓子の指が上下する。指先でつくられた輪がカリ首の上をすべった。
「う、うわあ……!」
 耐えきれず、ハルユキは性器の先からしぶきをあげた。
 ほぼ真上に吹き上がった精液が、ハルユキの腹部とそして楓子の身体に降りかかってい
った。
 アワアワするハルユキの目の前で、楓子は一度だけ大きく目を見開き、すぐにほほえん
だ。
「いっぱいだしましたね……」
 手のひらを汚す白濁液をながめつつ、楓子が言った。
 ハルユキはそれどころではない。優しく手コキされて射精した事実と、射精そのものの
快感に頭がくらくらしている。
 それはすぐに、安らかな眠りの誘いへとかわっていった。さきほどの対戦で精神を疲弊
されていたという事情もある。
 楓子はそっとハルユキの髪をなで、耳元でつぶやいた。
「サっちゃんのときにも、優しくしないとだめですよ、鴉さん……」
「ふぁ……い」
 夢心地でつぶやきつつ、ハルユキは目を閉じた。
 五感もまた眠りに落ちていくが、かたわらに存在する楓子の身体の柔らかさや暖かさを、
ハルユキは最後の最後まで感じ続けた。
502PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:57:24.12 ID:a5sYsEJN

 精液をかぶってしまった身体を洗い流すべく、ハルユキと楓子は再度浴室にいた。
 ぴちゃん……ぴちゃん……。
「あ、あのさ、さっき! 最後になにかいっていませんでした?」
「はぁ……んっ、んっ……ああぁ……いいえ、なにもっ、んっ! ああ、鴉さんの、熱い
っ!」
 楓子はバスマッドに横たわるハルユキの上で腰を振りたくりつつ答えた。ハルユキの眼
前で、スイカのような豊満な乳房がぷるんぷるん、上下にゆれる。
 義足は装着されたままだ。
 ハルユキは以前、楓子が黒雪姫とお風呂へ入っているところを(偶発的に)目撃してい
る。そのときも、義足をはずしていた様子はなかったので、義足の耐水性は問題なさそう
だ。
 それよりも心配なのは――。
 いろいろタガがはずれてしまったと思われる、楓子の様子だった。
「あんっ、んんっ、ぅぅ……んっ! 気持ちいい……!」
「……」
 ハルユキにまたがりつつ、硬く太くなったハルユキの性器を自分の膣へ導いていく。ハ
ルユキはやや呆然としながら、腰をスライドさせる楓子をみつめていた。
 痛みにでまともに重なれなかったことを理由に、楓子は再度、ハルユキを求めた。
 結果として、ハルユキは仰向けに寝転がり、楓子がその上に腰をおとして……、騎乗位
の格好で重なった。最初こそ痛そうな表情をみせていた楓子だったが、すぐに愉悦乃表情
をみせるようになった。そして激しくハルユキをもとめるようになり……いまにいたる。
 楓子はぐっ、と唇をかみしめながら喘いだ。
「んっ、んっ……んっ……奥に……っ!」
「し、師匠――!締めすぎですっ!」
「んっ、んっ……! か、鴉さんっ、んんっ、ぅぅ、んっ、な、なにか、いいました――
っ!」
「い、いえ……なにも……」
「そう、ですか……んっ……もう……きもちよすぎて……」
 楓子は、はぁ、はぁ、と激しい呼吸をくりかえしながらも、腰の動きをとめない。
 義足はすくなくとも人体よりは「重い」オブジェクトであるため、楓子の臀部や下腹部、
背筋はほどよく鍛えられている。そのせいか性器を締める圧力が強い。ハルユキは呑み込
まれるたびに生まれる快感に痺れていた。
「ふぁ……あんっ、んっ……ぐりぐりっ、してっ――!」
 わずかなサーボ音がきこえる以外、生体とまるで変わらない義脚を、がくがくと稼働さ
せ、身体を動かしていた。
「ああっ、んっ……」
「師匠……痛く、ないですか……」
「んっ、んっ……んっ……だいじょうぶ……ああ、これなら……これなら、ういういが夢
中になるのも――んんっ!」
 刹那、楓子が悲鳴をあげながら、背を反らした。適度に鍛えあげられた腹部が汗とお湯
で光り輝く。
「し、師匠……そんなに締め、たら……」
「はぁっ、ああっっ、ああっ、気持ちいい――!」
「わ、わわわっ!」
 性器を包む柔肉が、きゅうっと狭まった。
 ぐちゅぐちゅと、リズムカルに淫音が打ちなる。
 頬をゆるめ嬌声をあげる。胸元まで真っ赤だ。丸見えのスリットは、ハルユキの性器を
飲みこみつづける。
「ああっ! んっ、いいっ、よぉ……! ふ……ああんっ! あっ、あっ、いい……あは
んっ、んはああっ! ああ……んっ、んっ、んっ……はあ……鴉さんの……気持ちいい…
…」
503PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:57:41.55 ID:a5sYsEJN

 「し、師匠……」
 理性の人たる年上の女性を夢中にさせている事実が、ハルユキを際限なく興奮させる。
「じゃ、じゃあ……僕も……」
 程良くしまったウエストに手を添えて、彼女の上下を助ける。
「ああああっ!」
 楓子の嬌声が一オクターブ高くなる。浴室に悲鳴が反響した。
「ああぅ、またっ……ま、またっ……」
 限界が近いのか、楓子は小刻みに身体をゆらした。乳房の先に色づいた桜色も身体にあ
わせて揺れる。お湯に濡れた乳房から水滴が散った。
「ああ、あああああぁっ――!」
 ひときわ大きな声で泣き叫んだ楓子はそのまま達してしまった。柔肉が強く締めつけら
れる。
「んっ、く……うぅ……んっ……」
 楓子は小刻みに震えながら腰の動きを止めた。
「くっ――うっ――!」
 しかしたまりにたまった性欲を解消できない苦しさにハルユキは、呻きながら腰を突き
こんだ。
「ひゃうっ!」
 指の人差し指と中指で乳首を挟み込む。そのまま指をうずめると楓子がひときわ高い声
をあげる。
「ああっ……! ま、まって……!」
 イったばかりで敏感な膣をくすぐられたせいか、楓子は眉をしかめた。しかし、楓子の
感情とは別に、敏感な柔筒がハルユキの性器を締めつけていく。一度、達した楓子の膣道
は灼熱していた。
 びりびりと痺れるような快感が頭を貫き、ハルユキは性器からしぶきをあげた。
「ふぁ……ああ……ああ……鴉さんの……中で……」
 楓子の下腹部がふるえながら、内側へへへこむ。
 絶頂したての状態で性を注ぎ込まれた楓子が目をとじながら脱力した。
「ああ……ああ……これが……んっ……鴉さんの……」
楓子がハルユキの耳元で熱い吐息を吹きかける。ハルユキは楓子の汗ばんだ身体を抱きし
めつつ、感動に酔っていた。
 最後の一滴まで楓子にそそぎ込む。膣壁はおろか、子宮の奥まで汚し尽くし、やっと射
精がおさまった。男根はきつくしびれ、いまだ楓子の膣をむさぼるように小刻みに震えて
いた。
 心地よい射精感に溶けてしまいそうだった。
「はぅ……あんっ……んんっ……」
 楓子は小刻みに震えつつ、頬をハルユキの鎖骨に当てた。
「まだ……暴れて……。ふふ……熱いです……溶けちゃい、そうです……」
「ぼ、僕も……」
 顔をあげた楓子が口の端を笑みにかえた。ハルユキもあわせて微笑み、ぐったりと倒れ
込んだ。
504PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:57:59.08 ID:a5sYsEJN


 バスマッドのうえで、仰向けになる楓子の姿に、ハルユキはおもわず唾をのみこんだ。
いままでハルユキの男根でうがたれていた秘処から、愛液と精液がまざりあったものがゆ
るゆると流れ出ている。
 その左右には生体である股下とさきほどまでハルユキを責め立てて稼働していた義足が
ある。
 楓子の骨から上を支えて稼働する義足は、やはり一つの芸術品のようだった。
「……あ、あんまり……そんな……じろじろ……恥ずかしいです……」
「も、もういまさらな気がしますけど……」
 ほんの五分ほどまえまで、ハルユキをあっとうするほど乱れていた楓子が、今度は羞恥
心に顔を染めている。しかしそれでも気になるのか、ちらちらとハルユキの性器をとらえ
ていた。
 そんな愛らしい姿を見せられても、普通の男性ならまだまだインターバルが必要だ。し
かし、ハルユキの性器はすでに硬さを取り戻している。
 過剰なまでの再生能力はかのエンハンスド・アーマメントのようだ。
 これなら大丈夫そうだ……とハルユキが濡れそぼったそこに亀頭を押し付けようとした
とき、楓子がストップをかけた。
「あの……鴉さん。ひとつお願いがあって……」
 おどおどしながら、楓子は指先を宙に向けた。仮想デスクトップを操作しているようす
だが、直結接続もアドホック接続も行っていないハルユキには、なにをどうしているのか
がさっぱりわからない。
 しばらくして楓子が宙に浮かべていた手を握り締めた。
「お、おわりました……。脚をさわってみて、くださいませんか?」
「あ、脚……ですか? でも師匠の脚は……」
 以前話をきいたところでは、義足が楓子に伝えるのはおおざっぱな圧感のみ。生体の鋭
敏が感覚からは程遠い……とのことだった。
 ハルユキは脳裏に浮かんだ疑問を口にしようとして、失敗した。瞳に涙の膜をはる、楓
子の姿が視界に入ってきた。
 心のなかでごめんなさいしながら、緩いM字を描く脚に触れる。まずは足指のあたりを
こちょこちょ……。
「ひゃんっ!」
 予想よりも大きく楓子が反応した。
「え、ええっと……大丈夫ですか?」
「へ、平気です……。さあ、続けて……ください……」
 でも反応が良すぎなような……。
 あまりにも気持ちよさそうな――それこそ、秘処や乳房を愛撫したときのように反応す
る楓子に、ハルユキは心中で首を傾げた。
 すす――と、今度は膝の裏からかかとまでを指でなぞってみる。
「ふあ……っ、ああ……んっ……」
「し、師匠ほんとうに大丈夫ですか? さっきから、反応が……」
「……あ、あの……じ、じつは……その」
 楓子が脚をぴくぴく痙攣させながら呟いた。
「サっちゃんに義足の感覚置換パッチをつくってもらって……」
「感覚置換パッチ――ですか……」
 楓子が呟いた言葉を反芻する。
 キーワードと脚に触れたときの反応が頭の中でつながる。
 息をのみながら、ハルユキは言った。
「も、もしかして……感圧センサーの触感覚を、性感におきかえている……!?」
「……はい」
505PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:58:47.16 ID:a5sYsEJN

「た、たしかに反応が良すぎるなとは思っていましたけど……」
 さすがの無茶に、あぜんとするハルユキの前で、楓子が子供のようにうなだれる。いつ
もとは立場が逆になったかのようだ。
 叱られた子供のように消え入りそうな声で楓子が言った。
「でも……でも、鴉さん。こんなに……脚に触れてもらいたくなったのは、はじめてなん
です。脚はどこまでいっても、生体の触感覚にはかないません。でも、どうしても鴉さん
を……感じたくて……」
 言葉を詰まらせつつ、楓子が言った。先ほどとは違う色合いの涙が目尻にたまっている。
「だから……その……」
「あ、あの!」
 涙をこぼしてしまいそうになる楓子に胸のうちを伝えるべく、ハルユキは言葉をさえぎ
った。
「あの……師匠。ぼ、ぼくに……その役目に、僕を選んでくれて……ありがとうございま
す……。その……すごく、うれしいです」
「……だって鴉さん以外、考えられません。それに、鴉さん以外に身体をゆるしたりは…
…しません。絶対に……」
「フーコさん……」
 頬を真っ赤に染めた楓子は、ハルユキを見つめながらそんな告白をした。
 胸の奥がじんわりと暖かくなった。尊敬の念すら抱いている女性に認められ、信頼され
ているのが素直にうれしい。
「じゃあ……さわりますね……」
「はい……」
 期待に答えるべく、ハルユキは早速、もはやひとつの性感ユニットと化した脚をなでる。
敏感に反応した楓子が、背筋をわななかせる。同時に、ビンビンに充血した乳首がこまか
に震えた。仰向けになってもなお、形を崩さない双丘はみごととしか言いようがない。
「ひゃう……んっ……もっと、強くしても大丈夫ですよ…?」
「わ、わかりました……ちなみにどんな感じが……するんですか……」
「か、鴉さんに……胸や、あの、あそこを撫でてもらったときのような感じがします…
…」
 いいながら、脚をもじもじと閉じてしまう。
 師匠……フーコ、さん……!
 いじらしい態度に我慢が効かなかった。
 ハルユキはぐぐっ、と楓子の足を押した。ふくらはぎのあたりを自分の肩に乗せつつ、
性器を秘処におしつける。
「あっ――!」
 脚ぜめの影響で新たな愛液を分泌した膣は、すみやかにハルユキを迎え入れる。膣道の
間を満たしていた愛液が、性器の間からもれだしていく。
 性器が楓子の奥を小突いたのを確認し、おそるおそる腰を動かした。愛液でとろとろに
とろけた膣道は、絶えずハルユキへ快感をもたらしてくる。
「ひゃあ……んっ、深いっ…そこ……いいです……ひや……んっ、んっ……んっ……んっ
……」
 想像以上の乱れぷりで楓子が小さくうめいた。うっすらと鎖骨のまわりが赤くなってい
る。締め付けも激しくなっていた。心地よい波のような快感を得ながら、楓子の様子をみ
つつ腰を動かす。
「ひゃんっ……んっ……、はぁっ……脚をそんなふうに触れてくれる人に出会うなんて…
…触れられてうれしいと思うときがくるなんて、すこし前まではおもいもしませんでした。
鴉さんのおかげですね……」
「師匠が……気持ちいいなら、それがいちばんです……」
 折られた膝部を指でいじりまわす。間接部はやはりメカニカルなさわり心地がするそこをく
りくりといじりまわした。
506PKスカイダウン後篇 ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 00:59:05.99 ID:a5sYsEJN

「くふっ……ん、んっ……んぁっ……!」
 楓子が切なげな表情を浮かべて、声をもらす。
 そろそろと手を下げていくと、足先にふれる。感圧センサーは足指の間にも存在するら
しく、ハルユキが親指と人差し指の間を指でくすぐると、楓子の柔筒がきゅきゅっと狭ま
った。
「んっ、ぅぅ……んっ……もっと、私がこの脚を持って生れてよかったと思えるくらい…
…触れて、くださ……い……」
「はい……」
 お願いに頭をくらくらさせながら、ハルユキは自分が達しないように動きを制限しつつ、
楓子の脚を手で味わった。
 膝の裏のあたりをくすぐり、ふくらはぎをもてあそぶ。人工皮膚の表面を傷つけないよ
うにやさしく撫でまわしつつ、膣道へ腰をおしつける。
「んっ…、やぁっ、んっ、んっ、脚も……鴉さんのも………」
 長いまつげを震わせながら、楓子は切なげな表情で訴えかけてくる。
 膣道が、脚からの刺激をうけてさらに狭苦しくなる。油断すれば腰がくだけてしまいそ
うだった。
 たゆんたゆんと揺れていた。ほんの少し先を陥没させた乳首を空いた指で摘んでみる。
「あっ、んっ――!」
 楓子が背中がバスマッドからはなれるほど背を反らした。
 そのまま脚と乳房を手で、膣道を性器で犯しつつ、楓子の淫らな姿に視覚的な官能を得
ながらハルユキは夢中で腰を送り込む。
「あっ……あっ、あんっ……鴉さんっ……! あぁんっ……!」
 甘く切ないその音色を耳に、ハルユキは昂っていく。
「はぁ……師匠……!」
 熱くとろけたそこを削り取るようにかき回し、膣道を揺さぶるように腰を叩きつける。
「ああっ……んっ、んっ、鴉さんっ……わたし、もう――! くぅっ!」
 限界が近いのか、楓子はすがるように乳首をいじめるハルユキの手を掴んだ。手繰るよ
うに両指を領指にからませる。ハルユキも、同じように楓子の手を強く握りつつ訴えた。
「あ、あのっ、僕も、もうっ――!」
 つながる心地よさがやがて限界を迎えた。背筋が焼けつくような快感に囚われつつ、ぐ
ぐっと、性器を押し付ける。
 こりこりした子宮口に尿道をくすぐられ最後の堰が外れてしまった。
 ハルユキは楓子にむかって射精した。膣の奥――女性にとって重要な器官へむけて、大
量の精液を注ぎ込む。

「あ、ああああっ、やああああああっ!」
 どぷん、どぷん――
 三度目の射精とは思えないほど濃い精液が楓子の奥へと殺到していく。

「んっ、熱っ――!」
 それを受けた楓子は、背中をのけぞらしながら、絶頂へと上り詰めた。
 膣道がぎゅぎゅっ、と収縮し、尿道にのこっていた精子すら搾り取る。
「師匠……全部……」
 絶頂の余韻に酔っているのか、楓子はいまだとろけた表情でぼんやりとハルユキをみつ
める。
「はい……鴉さんので、お腹いっぱいです……火傷しちゃいそうですよ」
 射精の心地よさに酔いしれつつ、ハルユキは楓子に覆いかぶさるように倒れかかった。
頬で押しつぶした柔らかい枕のようなモノを感じつつ、ゆっくりと瞼をとじた……。
507とむ ◆T.om8vwXYU :2012/05/12(土) 01:00:34.49 ID:a5sYsEJN
以上です。次回はたぶんALO惚れですがフレキシブルに変化します。

次レスで連絡を一点。
508とむ ◆/MZPCeoKT2 :2012/05/12(土) 01:03:14.77 ID:a5sYsEJN
以前◆/MZPCeoKT2名義で投下した下記作品を、◆T.om8vwXYUへの統合したくおもっています。

『キリト「SAOには排泄は無いが、果たしてアナルセックスはサポートされてるんだろうか…」』

この後保管庫に依頼してきます。よろしくお願いします。
509名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 01:10:48.58 ID:sd3L8p2o
やはり来てたか・・・GJ
510名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 04:57:54.11 ID:hAsQ6YMF
なんか読んでて幸せな気持ちになったわ
511名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 20:40:28.24 ID:3vdE69mL
論理コードを解除された上でシノンに拘束&監禁される男の娘キリトたんのエロパロはよ
512名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 00:24:24.25 ID:NzHyEhyL
エロパロに言ってもあれだけどういういに師匠にハルちんこもげろとオモタ
513名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 23:42:51.46 ID:onQX7uC4
ホモォになるのはヤだけど逆レイプはいいよね!
514名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 14:42:07.80 ID:fEMuKUAL
そういやハル自身が中学生だからオネショタ要素もあるのか
・・・いやまてよそれならキリトさんも中学生だから、そういう可能性も微レ存
515名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 14:44:31.02 ID:VpCvVMVa
別にアッー!じゃなくてもM男逆アナルというジャンルもあってだな
516名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 20:49:50.38 ID:a02QdbIm
意外にユウキのエロ少ないよな
517名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 21:20:11.00 ID:Z8rcbpwH
いや意外でも何でもないように思えるんだがw
518名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 22:23:05.45 ID:BHqSxBY3
ユウキネタ書くのには勇気が要るからな
519名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 03:04:03.72 ID:/CS2JZIB
ヒーローアスナ、ヒロインユウキだからなぁ……
520名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 08:04:06.48 ID:UAgzW6yh
>>518
だれかかまってやれよ
521名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 20:20:07.25 ID:3ZloLmKF
>>511
そのネタ良さそう
522名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 00:59:17.30 ID:P9Tmn835
Lv9必殺技「宣告・性○による死(デス・バイ・ファ○キング)」
快楽の余り一瞬で神経がイッてしまい全損
・・・ないか
523とむ ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:38:11.00 ID:WZ2wUXps
SS投下します。

タイトル『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン3 キリト×リズベット 04』


・キリト×リズベット 正常位

NGワード『AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU』
524AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:39:15.06 ID:WZ2wUXps
「あたしから……して……」
「お、おう……よろしく」

 俺はすごすごとリズの座るベッドへ向かった。手を伸ばせば届く距離で向かい合う。
 フレアスカート一枚の姿が、どこか淫らでしかたない。

「……」

 リズは、シーツへ落としていた目線をあげた。ウサギのような赤い瞳と目があう。
 リズはほんのわずかに視線を逸らしてつぶやいた。

「あんたと……こんなことになるなんて……」
「え、えーっと……」

 うるうると潤ませるリズにそういわれてしまい、思わずのばしかけていた手を止めてし
まった。
 リズの瞳がはっ、と見開かれる。

「ち、ちがう! そうじゃなくて……ね。なんだかいろんな意味でフクザツでさ……」

 唇がわずかに震えていた。そのままやや上目遣いになり、片手を胸の前でにぎりしめな
がら、

「ね、キス……して。さっきアスナにしていたみたいに……」

 と、恥ずかしそうな声で言った。
 普段、軽口をたたきあっているときの声じゃなかった。瞳をうるませ、じっと見つめて
くるリズにうなずき、俺は彼女の肩に手を置いた。
 わずかに頤をうわむかせ、瞳を閉じるリズへ現実空間だったら吐息がかさなり合うよう
な距離まで近付き、最後に間合いをつめる。

「んんっ……!」

 唇同士をふれあわせただけのキスに、緊張か、恐怖か、リズは唇を小刻みにわななかせ
ていた。
 唇の神経が燃え上がるのを感じつつも、俺はリズをリラックスさせるべく、彼女の肩に
置いていた手を握りこんだ。

「む……んっ……ふっ……」

 ぱち。音がしそうなほどリズの瞳が大きく見開かれる。俺はかまわずキスをしながら、
緊張でかたくなっている肩をほぐしてやった。肩は思ったよりも華奢で、小さい。
 ときおりキスの角度がかわり、触覚が変化する。唇の温度が俺とリズでは違うようで、
少々冷たいリズの唇は気持ちよかった。

「ちゅっ……んっ、んっ……んんっ……」

 しばらくそうしてキスを続けていると、リズがおずおずと俺の背を抱き始めた。最初は
触れるか触れないかの絶妙な仕草で。最後にぎゅう、と強くしてきた。
 仮想の肌が、直接密着する。
525AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:39:40.72 ID:WZ2wUXps
「んんっ……んっ……」

 いつも軽口をたたくその唇から妖しげな吐息が漏れてくる。
 舌と舌をくちゅくちゅと絡め合いながら、体温を奪うようにつながり続ける。
 そばにはアスナと、それからシノンがいるはずだったが、気の時ばかりはきにならなか
った。
 ぐずぐずと燃え立つ情欲に押されるがまま、リズをベッドに押し倒した。

「あ……んっ……」

 耳朶に響き、脳髄を揺らす嬌声をあげながらリズは、シーツに沈み込んだ。
 俺は、ふたたび唇をかさねようと、彼女の下半身からにじりよろうとした。
 にじりよろうとした――が。
 仰向けに寝ていてもなお、形を崩さないそこに目が引きつけられてしまった。リズの呼
吸と一緒に揺れる、大きな乳房が視界にはいった。
 おそらくリーファよりは小さくて、アスナよりは大きいそこに目がいってしまうのは、
俺が先天的なパラメータに逆らえないが故なのだが、それにしても見事な張り具合だ。
 俺の視線に気がついたリズが、弱々しくつぶやいた。

「……な、なにまじまじ見てるのよ……。胸なんて、アスナので見慣れてるでしょ」
「や……その。ここの形って一人一人違うからさ……。大きさも」

 今日一日でいろんなそこを見てきてしまったが故のコメントだ。しかしそのやや直接的
な感情にリズはあきれた顔をした。

「やらしい……ちなみに、どう?」
「……どうって?」
「……」

 リズが顔を赤らめた。俺はようやくなにを聞こうとしているのか理解した。顔に血がめ
ぐりはじめる。
 どう、と言われても表現にこまるのだが……。
 あらためてまじまじリズの乳房を見やる。根本から均等に張った乳房は、ほんのすこし
汗に濡れている。そのせいか、窓から差し込む光を照り返していた。
 光り輝く双丘の頂点には、赤のつよい乳輪と、いろいろな刺激をうけておいしそうに勃
起する乳首があった。
 貧弱な語彙に辟易しつつも、感想をつたえようと口を開くと……。

「や、やっぱりいい……。聞いたら聞いたで、妙な気分になる気が……」
「なんだよ、それ」
「い、いいでしょ、別に」

 リズは、すねたように顔を背ける。
 どこか納得がいかない心持ちのまま、呼吸で上下する乳房へ顔をちかづける。
 乳輪を唇でくすぐる。VR空間で再現されているものとは思えない柔らかさを唇で十分
に味わい、最後に乳房のなかで一番硬く、花の新芽のように膨らんだそこをぱくっ……と
くわえる。
526AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:40:08.89 ID:WZ2wUXps
「ひっ!」

 あたまのうえから鋭く、短い悲鳴が聞こえた。痛みはなさそうだったので、しっかりと
持ち上がった先端を舌先ではじいてみる。
 
「んんっ!」

 リズの背中がシーツから浮いた。
 空いた手で、もういっぽうの乳房にふれてみる。手のひらで包み込むようにしながら、
弾力と重みがある乳房を押し上げる。
 そのまま先端を人差し指で押したり、摘まんだりしてみる。

「うぅ……んっ、くふぅ……んっ――な、なんでそんな…んっ、ぅぅ……アスナと舐め方
まで似てるのよ……!」
「そんなこといわれてもな……」

 苦笑しつつ、顔をあげた。

「そっか、じゃあ……リズは、胸が敏感なんだな」
「な、なんでそういうことになるのよ!」
「だって俺とアスナの舐め方が同じだって気がついたろ? そんなの、胸が敏感じゃない
とまず気がつけないはずだ」

 言ってから、硬くなった乳首を舌先でつんつんつついてやる。

「――ひゃぅっ!」
「ほら。こんなに敏感じゃないか」
「や……んぅ……ん……わかった、からっ……くぅっ……んっ……」

 すこし悔しげな声をあげつつ、リズが手のひらを俺の後頭部へ押し当てた。
 髪をなでまわす指も、かすかにふるえていた。その行動が心細さからくるものなのか、
恐怖からのものなのか、俺にはよくわからない。
 それでもリズは、俺の頭をはなさなかった。
 ときおり指がわしゃわしゃ髪をなでまわしてくる。決して不快ではないのだが、まるで
小さな子供にもどったかのような不思議な安心感のせいで、かえって落ち着かない。
 このまま胸に頬をうずめてねむったらさぞ……幸せだろう。
 邪悪な感想を抱きながら、吸ったり、舌でふれたり、甘噛みしたり、リズの胸を思う存
分味わう。舌でいくら押しても、絶妙な弾力で、触れた部分が跳ね返ってくる。
 乳房が彼女の汗と唾液でてらてら輝いていた。

「んっ――! ふあ……あぁぁ……」

 最後に大きく吸い上げ、口をはなした。
 さきは唾液でかがやき、充血しきっていた。

「くぅぅ……んっ……ふぁ……」
「リズ……」
527AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:40:44.50 ID:WZ2wUXps
 スカートを指先でなでまわしつつ視線で許可をもとめると、リズがうなずいた。
 裾をつまんでとろとろと持ち上げる。
 予想通り、彼女は下着をつけていなかった。
 ALOのアバターには、体毛が存在しない。脚と脚のつけねに存在するスリットが、明
るい室内で露わになる。
 檜皮のスカートと肉付きのいいふともも、スリットからのぞくサーモンピンクが生むコ
ントラストに頭がくらくらした。
 そこはもう濡れ輝いていた。小指ほどの広さまで、門扉を開いている秘裂から、一滴、
また一滴と愛液が流れ出て、後ろの穴へと流れていく。
 濡れそぼった秘裂に指を当ててみた。指の圧力をうけ、扉が左右へ押し開いていく。

「んっ……」
 
 色っぽい声をあげたリズは、不安げに俺を見上げる。
 すぐに愛液がからんだ。入り口がきゅきゅっ、とせばまり、指の第一関節を包んだ。
 自然と口角があがってしまった。内側は温かく、愛液に満ちている。

「あ……笑ってる……んっ……あ、あんたたちのせいでしょ……こんなになってるの…
…」

 真っ赤になったリズからすぐに抗議がとんできた。「たち」というからには、アスナも
入っているのだろう。

「いや、そうだけどさ。ここ、もうぐちゃぐちゃなんだな……」

 にちゃにちゃ、リズに聞こえるよう、指で音をたててやる。ひっ、と悲鳴をあげる彼女
が可愛らしい。
 
「……んっ、くっ……手つきがイヤらしすぎ……っ」
「痛くは?」
「んっ、んんっ……大丈夫……痛くないし、その……?」
「……その、なんだよ?」
「……ちょっと気持ちいい……アスナよりは少し……つよい、かも」
「そっか」

 涙目で愛撫に耐えるリズは、いつもよりもずっと幼く見えた。
 最後にリズの内側で指を曲げ、思い切り引いた。
 指に絡んだ愛液がシーツに飛び散った。

「んっ――! くっ……いきなりっ……」
「でも気持ちよかったんじゃないか?」

 片頬をつりあげつつ、スリットの周りをくすぐってやる。

「う……んっ……まあ、ほんの少しだけ」
「素直じゃないなぁ……」

 でもアスナよりも愛撫が強い……らしいので、方法を変えることにした。
 そのまま濡れ輝くそこを、指二本で押し広げる。ぶるっ、とリズがふるえた。
528AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:41:12.23 ID:WZ2wUXps
「そ、そんなとこ……汚い……」
「大丈夫……」

 簡単に返事をしてから、両手の親指でスリットを広げる。
 すると頂点角に存在する鮮やかなサーモンピンクの真珠があらわれた。
 そこに口を近づけ、舌をとがらせてひとなめする。

「ひゃっう!!」

 反射的に脚を閉じようとするリズ……だけれど、脳筋型スプリガンの筋力補正にはかな
わない。そのまま舌先でクリトリスをはじいてやる。

「んんっ、ぅぅ……っ! つっ――!」

 リズは舌の動きにあわせて、ふとももを小刻みにふるわせる。
 しばらくそうして舌で責め続ける。明らかに分泌量をました愛液を舌でなめとり、クリ
トリスにすりつける。

「ああ……んっ、もう……」

 十分になぶったあと、顔をあげた。スリット全体にも血が巡りきったらしく、指を離し
ても、包皮はめくたままだ。愛液と俺の唾液で、クリトリスが濡れ輝いていた。
 ベッドから背をうかせたリズが、再び体をかたくしてしまうより前に、ふとももを抱え
上げた。
 乳房とは違う弾力のあるふとももをおしあげて、いままでなぶっていたスリットが見え
やすいやすくしてやる。

「ぐっ……んっ……、そんな、じろじろみなくても……。あたしだって、そんなにみたこ
とないのに……ヘンじゃない?」
「大丈夫だよ。現実のリズも、こうなの?」
「し、しらない!」

 リズがぷいっ、と顔を背けた。
 少々なまなましい話をすると、この仮想世界に存在するアバターは、どれほど傷つけら
れようと、生成したときの格好を取り戻す。だからどれほどここを突いてしまおうと、色
がかわったりはしない。
 きれいに広がるサーモンピンクへ、スプリガンの肌を正確に再現した、浅黒い性器をく
っつける。濡れそぼったスリットへ性器を当てただけにもかかわらず、性器は確かな快感
を俺へ伝えてきた。本能のもとめるまま、リズの大事なところへ先端を押し込もうとし―
―。

「ちょ、ちょっと待って……!」
「え?」

 動きをとめる。
 リズが首を左右にふるった。

「こわい……。こわいよ……。さっき指だけでも、気持ちよかったのに……」
「リズ……」
「そんなの……キリトのそんなの、いれられちゃったら……」

 じょじょに涙が盛り上がる。いままでなんだかんだで気丈な態度をとっていたリズが初
めて見せた泣き顔だった。
529AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:41:41.17 ID:WZ2wUXps
 ――いや。
 俺は以前に一度、リズのこんな表情をみている。たしか、出会って二日目のことだ。
 恐怖でひきつっているリズの頬を、手のひらで包む。間近で瞳と瞳を向かい合わせた。
 
 しばらく視線をからませていると、リズが力をぬいた。
 決意ができたのか、俺の目を見ながら言う。

「……あたしがどんなになっても、嫌いにならないで。避けたりしないって……約束し
て」
「……約束するよ」

 彼女の誠意に答えるべくうなずき、入り口間際をさまよっていた性器の先を、彼女にあ
てがった。
 亀頭のさき、カリ首あたりまでが包まれる。とりあえず頭が入っただけ……なのに、膣
道はきゅうきゅうに狭まる。

「くっ……んっ……おっきい……」

 うめきながら、リズが俺をみあげる。

「で、でも、じ、じらさないで……一気に……。お、おかしくなっちゃいそうだから…
…」
「了解……じゃあ、一気に……」
「んっ……」

 リズは目をつむり、俺に行為をあずけるように身体から力をぬいた。
 俺は勢いをつけて、一気に腰をおしすすめた。

「んぅっ――!」

 ぬぽ、と根本までが包まれる。

「うぅ――ああ……うぅ……ほんとに……はいってる……」

 リズが、俺たちの結合点を眺めつつ、言った。
 やわやわと性器をしめつける柔筒から、なまめかしい快感が脳髄を灼いてくる。性器の
先が、なにかにあたっていた。亀頭の平らになった部分を、リズのヒダがくすぐってくる。

「り、リズ……ここ、すごいな……」

 はじめての経験だった。
 アスナをはじめ、ユイ、リーファ、シリカと、今日一日で何回もセックスをしているの
に、この「挿れているだけで射精してしまいそうな」快感は初めてだ。
 停止している合間にも、リズの膣道が性器の根本から先端へ向かって収縮する。
 激しい官能に背筋がふるえた。

「は……くぅぅっ……んっ、これで、全部……入ったの……?」
530AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:42:03.13 ID:WZ2wUXps
 不安でまつげを揺らすリズに答える余裕もない。
 じっとしているだけで精一杯だ。
 それでもなんとか、彼女を見やる。
 はじめての挿入に耐えるリズの姿があった。
 唇をとがらせ、挿入に耐える健気な姿に、目が引きつけられる。

「り、リズ……ここ、気持ちよすぎだ……。いま全部、入ったよ」

 試しに奥をつっついてみる。腰を白い電流が直撃した。
 リズは、下腹部に手を当てる。

「んっ……これ、キリトのなんだ……中で、びくびくしてる……」

 かすれた声で、リズが聞いてくる。俺はうなずき、もう一度奥を突っついた。
 
「あ……んっ……」

 瞳にたまっていた涙が、ほろ……と、頬を伝っていった。
 しかし、そんなわずか抜き差しでさえ、心地よかった。
 すさまじい罪悪感が胸に渦巻く。なるべく緩慢な動きで、性器の抜き差しをしはじめた。

「あんっ……んっ、んんっ……」

 口から漏れる吐息は、やや苦しげながらも、痛みはなさそうだった。
 挿入するたびに白い電撃が理性をがりがり削ってくる。
 愛液の絡んだ膣道が、性器の表面をなめあげるようにうごめく。
 そのたびに生まれる灼熱感が、背骨をかけめぐって脳髄を貫く。

「くっ――やぁっ、やだっ! もうすこし、ゆっくり――」

 戸惑いの入り交じった声すら、天上の音楽に聞こえてしまう。
 入り口あたりにまで引き抜き、一気にリズの膣道を埋める。 柔肉が性器の形にゆがん
でいく。

「ま、待って……いやああああ! や、やめっ――!」

 リズは、俺の胸をぐいぐい押してくる。俺は彼女の両手をベッドに押さえつけた。

「んっ――!」

 理性は八割以上、とろけてしまっていた。
 スカートから真っ白な脚を投げ出したリズは、瞼をきつく閉じ、目尻に涙をためていた。
宝石のように輝くそれを心底うつくしいと感じた。
 しかし本能には勝てず、俺は腰を動かし続ける。

「ん――っ! んっ、ひぐっ……んっ、んんぅ、! あう……んっ!」

 リズは眉をきつくよせて挿入に耐える。
 痛々しいほど先をとがらせた双丘が、はじけるようにゆれていた。
531AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:42:43.91 ID:WZ2wUXps
「んっ、んっ……! はぅ……んっ、んっ! んんん――っ!」 

 胸元まで真っ赤にした彼女の声が徐々にとろけ始めた。いままできつくかみしめられて
いた唇が、ほころぶ。初めてにもかかわらず、リズがここまで乱れているのは、俺とリズ
の身体の相性が抜群にいいせいだろう……。
 大きく腰をひき、リズに叩きつける。肌と肌がうちなる、乾いた音が室内にひびきわた
った。

「んっ……くっ、うぅ……やぁっ、は、はげしぃ……っ!」

 その証拠に、あばれまわる性器をうけとめるリズのそこが、より内側へ収縮している。
根本から先までが、だんだんとしめあがっていく。それにむかって突き込んでいくと、今
度はリズが身震いした――。
「くっ――あぁ……リズ……リズっ!」

 性器がしびれる。強すぎる快感に思わずうめきつつ、上半身を折ってリズの肩に手をま
わした。そのまま腰をおしつける。こつん、と性器の先端がリズの奥を叩いた。


「んんっ――! や、やめっ……こわれちゃう……っ! おなか、と、溶けちゃう――
っ!」

 声をとろけさせたまま、リズが俺の背中に腕をまわしてすがってくる。

「あああっ――! ああっ、ううっ、あっ、あぁっ…キっ、キリトっ!」

 ぎゅうっと抱きしめられる。俺の胸板と、リズの乳房がかさなり、挿入がより深くなっ
た。
 
「あああっ、んっ、くぅ……やんっ――! お、おくまで……んっ、とどいてる……
っ!」

 吐息のまじりあう距離から、嬌声をあげるリズ。
 肌を上気させ、身体をくねらせ、より快楽を教授しようとする姿は、淫らであまりにも
可愛らしかった。耳に吹き込まれるかすれた悲鳴すらいとおしい。
 異性の親友、という言葉がしっくりくる関係の彼女を、性器で刺し貫いている事実も、
精神に食い込んでいた。

「ぐ……うぅぅ……リズ……俺、もう……」

 が――。やがて限界がきてしまった。俺の意志とは関係なく、性器がふるえだし尿道の
さきへ、欲望が収縮していく。

「ああっ!あああっ……んんっ、くぅ……キリト、あ、あたしっ――!」

 間近にあるリズは、自分の身体の変化に戸惑っているようだった。

「や、やぁ……! なにっ……なにっ――! なにか、きっ、きて……!」

 リズの声がかすれていく。
532AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:47:16.34 ID:WZ2wUXps
「あぅっ――んっ! んんんんっ――!」

 リズは目をみひらき、俺をはじきとばす勢いで背をそらした。
 俺の背中に回した腕を引きつける。鈍い痛みが背中に走る。
 爪を突き立て、眉をせつなげに引き寄せる。真っ白な喉が俺の目の前にさらされた。

「んっ、や、やだっ――!」
「え……?」

 俺はおもわず声をあげてしまった。
 つながり続ける部分から暖かい何かがふきあがり、下腹部やら、陰嚢やらふりかかって
くる。

「やっ、やああああっ! な、なんで――!」

 リズが目を見開いて叫んだ。挿入で絶頂する――を通り越してしまったようだ。
 クリトリスと秘処の間から、熱い潮がふきあがった。

「んんっ――! あ、あ、ああぁぁ……! な、なんで……、こ、こんなっ!」
「くっ――リズ!」

 あまりにもいきおいよく潮がぶつかってくるので、俺はそれを直に確認したくなった。
しかし、背中にまわされたリズの腕が俺を拘束し続ける。

「いやぁぁぁぁ! み、みないでっ! 見ちゃだめっ!」
「わ、わかった……」

 リズの懇願にうなずく。
 俺も余裕がない。
 おそらく絶頂と羞恥心があわさった結果、性器をなぞりあげるような締め付けが性器を
おそっていた。

「ひあっ……ああっ、くっぅ、んっ――!」
「リズ……!」

 性器の先端がしびれる。彼女を強く抱きしめながら、ごつんと亀頭を奥にぶつける。
 耐えられない。挿入したときと同じく、亀頭を襞がくすぐった。
 それがとどめだった。

「ぐ……リズっ……いくぞ――!」

 尿道をかけあがり、性器から飛沫が吹き上がった。
 リズの子宮を奥へおしやるような勢いで、粘性の液体が飛び散っていく。

「やああああっ、くぅ、んんっ――!」

 再度、悲鳴を響かせ、リズが背をそらした。
 子宮を汚し尽くすように、精液がちらばっていった。
533AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:47:53.44 ID:WZ2wUXps


「ああっ、んっ、く……うぅ……んっ――で、でてる……!」

 激しくあえぎながら、リズが俺の耳元でつぶやいた。

「んっ……あ、あつ……あついよ……キリト……」
「リズ……」
「あんっ……んっ……お、おなかっ! や、やけど、しちゃう……」

 泣き声のリズに、最後の一滴までそそぎ込み、俺は額を彼女の鎖骨のあたりに預けてう
なだれた。

「……んっ、まだ……びくびく……んっ、んっ……で、でて……だ、だしすぎ……」

 いまだ感じ続けているのか、譫言めいたリズのつぶやきを聞きながら、俺はしばらく心
地よい射精感に酔っていた。


――――――


「あ、あんたはー!」

 さっきとは色の違う涙を浮かべたリズが、俺の胸をぽかぽか殴ってくる。
 数分前まで、揺らすがままにしていた胸を左手で隠し、もう片一方の手をふりおろす。

「ご、ごめん……」

 俺は叩かれるままだった。
 はじめての彼女を本能のままつらぬいてしまった罪悪感におもわずうなだれてしまう。
 くっ、とリズの拳が空中で止まった。瞳に逡巡の光がはしり、緩慢な動作で拳をおさめ
た。

「ホント、もう――ばか……ばかっ……もうっ……!」

 顔をくしゃくしゃにしながら、リズが手を伸ばして俺の髪をなでる。俺は、彼女にして
しまったことを深く自省しつつ、彼女の繊手に手をかさねる。
 視線が、横座りする彼女の姿をとらえた。ところどころに情事のあとがみえる。
 首筋のあたりには、メタリックピンクの髪がはりつき、乳房のさきのつぼみはいまだ尖
ったままだった。
 衣服もまた、乱れたままだった。スカートは装備されていれども、ふとももの半ばまで
たくしあげられている。抜いたときに散らばってしまった精液が、スカートを白く汚して
しまっていた。
 そのうえ、ところどころ濡れ染みがあるのは、リズが吹きあげた……。

「あっ――! み、見ちゃだめ……」

 視線に気がついたのか、リズが真っ赤になりながら装備フィギュアを操作し、スカート
を取り外してしまった。
 さっき犯し尽くしたそこがあらわになるが、リズはそのまま布団の上掛けにくるまって
しまった。
 そこでやっと心に余裕ができたのか、息をついた。
 俺はすかさず、アイテムストレージからよく冷えたポーションを差し入れる。
 リズは手をのばしてポーション瓶をひったくった。そのまま口に含む。
 小瓶を満たしていた液体が量を減らしていく。
 と、どう声をかけようかと迷っていた俺の手を、リズが引っ張った。
534AHO3キリト×リズベット ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:48:10.27 ID:WZ2wUXps


「うお――んんっ!」

 戦闘ならまず見せない隙をつかれ、俺はリズの方へ倒れ込んだ。
 リズはそのまま俺の頬に手をあて、唇を近づけてきた。

「んっ……んっ……」

 リズは、口に含んだポーションを口移ししてきた。
 疲れた身体に、冷えたポーションはちょうど良かった。
 興奮をおさめるように、しみ入るように、液体が喉を落ちていく。
 
「んっ……ふっ……ん!」

 リズがゆっくりと唇をはなした。

「強引にされた……おかえし。これで貸し借り無しだから。もう……気にしないで」

 さばさばした言いようが彼女らしい。
 いつぞやのようにつながれた手から、リズの体温が染みてくる。
 俺は肩からちからを抜いた。心中でもういちどごめん、と謝った。きっとリズもこれ以
上の謝罪はつけとっていないだろう。
 ポーションで濡れそぼる唇を笑みの形にかえながら、リズが指でシーツをなでまわしな
がら、続ける。

「でも……な、なんか……つきあっているわけでもないのに、カラダの相性がいいってい
うのは、フクザツだけど……。あんたが気持ちよくなってくれたなら……悪くない気分だ
けど」

 リズの発言にどきりとする。たしかにカラダの相性的はおそらく最良だ。
 リズは、おそるおそるといった感じで隣のベッドへ視線を向ける。俺もつられてベッド
を見た。
 隣のベッドでは、アスナが安らかな寝息をたてていた。
 視線をもどしたリズと二人で苦笑する。

「ま、まあ……アスナには、内緒で……ね」

 すぼめた唇に人差し指を当て、リズがいたずらっぽく微笑んだ。


「じゃ、じゃあ……えっと……」
「……」

 気をきかせてくれたリズが、アスナのいるベッドへ座り込んだのを確認し――ベッドの
端で所在なげにしていたシノンへ向き直った。
535とむ ◆T.om8vwXYU :2012/05/19(土) 00:50:24.59 ID:WZ2wUXps
以上です。

いつもGJ乙ありがとうございます。しばらくALO惚れが続きます。
536名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 01:16:58.27 ID:CyPhGrAL
週刊とむさん状態…GJです!
537名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 11:31:17.25 ID:d3VxM9hh
アニメ後に来るかと思ったら・・・今回も良い仕事してるわー
リズが処女とは思えんくらいにH方面の知識が豊富なのはやはり・・・
538名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 15:24:32.13 ID:XRTpL1bh
リズベットの時代きてるぜ…
539名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 21:39:03.13 ID:BgRu+CRs
まあリズが可愛いのは自明だしな!
体の相性が良いってのは個人的にグッとくるものがあるな!!
540名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 22:51:18.63 ID:lw2kIyO2
Good jobとしか言えねえ・・・
541名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 00:17:08.42 ID:FnAI+PfK
アニメ公式のリズちゃんの可愛さは予想外でしたごめんなさい
542名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 10:17:39.82 ID:n9U8Z4vj
シノン視点だとこれどーなってたんだろう
なし崩しで混ざっていって3P発展でも俺は一向に構わん、むしろその方がry
543名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 19:01:45.24 ID:PdZcuqoX
>>542
いいだしっぺの法則
544名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 00:39:05.75 ID:O2jNVhu/
喫茶店でケーブルでつながってるカップルがヴァーチャル・セックス
545名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 11:44:17.50 ID:yu6yDSqb
アニメしか見てないニワカなんだが、無理矢理直結しで、ヴァーチャルレイプとか出来るの?
546名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 11:52:00.30 ID:YRpXrlUM
原理的には、エロ空間につれこんでアバターに快楽信号を送り込むくらいは可能なはず。
たしかハルたちが通う中学校では、アバター同士の接触はできないけど、よりローカルなVR空間なら、あるいは・・・
547名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 13:25:46.05 ID:WEs5Y218
できなくはないんじゃない?
けど過剰なレベルの信号はハードウェアの機能でカットされるから難しいと思う
まあやる方がスーパーハカーって設定にでもすればいいんじゃない
548名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 18:12:50.10 ID:xShHoQ2e
つまり先輩がヤる側なんですね
549名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 23:18:43.32 ID:W5g2D4kr
生徒会室に呼び出されて扉を開けたら直結されたと
550名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 00:04:27.66 ID:YRpXrlUM
>>549
ドラマCDだけど、道端でいきなりハルユキに直結してた
551名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 06:41:48.54 ID:Qv0mlcU/
直結って、セクロスの暗喩だろ?
つまり、もっ先はまっ昼間の路上でハルユキを………
552名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 10:07:46.50 ID:pMoo6/Rh
p
553名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 20:03:40.66 ID:/ebDQ9kW
kunori @campione001 無制限フィールドへのダイブぶんと砲撃死のぶんはあとでエネミー狩りをしてプラス収支まで持って行ったのではないでしょうか。なにせパーティーに王が二人、幹部が三人もいましたから…


エネミーA「何で無制限フィールドに魔王と幹部がうろついてんだよ(泣)」
エネミーB「メタ公対策で、銀烏に理論鏡面アビ覚えさせるらしいぜw」
エネミーC「ふざくんなw何でメタ公はあっさりティムられてんだよorz」
エネミーD「ティムなんかには負けない(キリッ とか言ってあっさり即堕ちとか、何処の虹鳥ノベルだよwww」
エネミーE「魔王キター」
エネミーABCD「うわーもうだめだーwww」
554名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 21:07:06.06 ID:SJfaluL/
幹部三人ってパドさん、レイカー、メイデンの三人か。


全員ハルユキの餌食になってんじゃねえか
555名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 21:24:11.15 ID:0jMf40cc
まあレギマスからして完全に落ちちゃってるからね
556名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 22:10:49.61 ID:ujvjxqli
エネミーさんたちかわいいなおいw
557名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 00:28:35.36 ID:Vfk5SBSY
アクセル見つつ職人来るかと待機
558 ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:51:38.83 ID:B7SD6UiZ
SS投下します。

タイトル『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン3 キリト×シノン 05』


・キリト×シノン 後背座位

NGワード『AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU』
559AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:52:53.07 ID:B7SD6UiZ
 GGOの「シノン」と同じく、細く小柄なALOの「シノン」が、ベッドの隅で小さく
なっていた。
 こちらに背を向けているので、清潔なシーツの上でアヒル座りをするシノンの表情は、
見ることができない。見えるものと言えば……ベッドのシーツと接触するお尻とそこから
生えるケットシーの尻尾くらいだ。
 上半身にシャツ一枚だけを身につけている、彼女の背中へ話しかける。

「シノン……いいか?」

 こちらに背を向けたまま、シノンは小さく答える。

「うん……で、でも……まだ少し恥ずかしい……だから」

 どこかあきらめたように、しっぽが力をうしなった。

「こ、このままで……して」
「……了解」

 俺はシノンのすぐそばまでにじり寄り、シーツの上でぐったりとしているしっぽを、思
い切り握りしめた。

「フギャア!」

 ものすごくヘンな感じ、かつ倫理コード解除状態では、性感すら存在するしっぽを撫で
てやりながら、シノンを抱きしめる。
 身体のつくりが華奢なので、シノンは腕の中にすっぽりと収まった。

「……あ、あんたって……こんなときまでいたずらしないと気が済まないの……?」
「ち、力抜けるとおもってさ……!
「……まあ、効果はあったかもしれないけど」

 シノンは肩の上から回った俺の手に、おずおずと手をかさねた。指先がふるえているの
で、緊張が伝わってくる。 シノンが落ち着いたのを見計らい、行為を始める。
 首筋にキスをしつつ、美しくくびれるウエストをなでつける。麻のシャツの向こうから、
柔らかな感触がつたわってきた。
 
「んっ……んぅぅ……んっ……くすぐったい……」

 つぶやき、身をよじるシノン。
 俺は続けて、シノンの身体をなでまわした。気分は気位の高い猫のトレマーだ。
 敏感な部分にはわざとふれずに、マッサージのようにシノンの身体を手のひらで味わっ
た。

「はぅ……んっ……んっ……手つきやらしいわね……」
「しょうがないだろ。ほかにしようがないんだから……でも、やっぱりいいな、ケット
シー」

 頭のぴこぴこ動く獣耳が面白い。シリカとの経験で、ここにも独特の感覚があることが
わかっている。
 三角形の耳を指でなぞってみた。密着状態にある彼女の背筋がぶる、とふるえる。
 
「――ひゃんっ! や、やめて――!」

 やっぱり敏感らしい。シノンは片目で俺をにらみつける。
 降参、もうしませんのポーズで視線をイベイドしつつ、シノンのシャツをめくり上げる。
560AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:53:15.51 ID:B7SD6UiZ
「あっ、んっ…っぅ……」

 その途中で、指のあたりに柔らかい何かがふれた。
 人体の構成的にそこはF型アバターの特性として存在する、あれだ。膨らみはじめるあ
たり……。

「キリト……指、当たってる……」

 シノンはおずおずととこっちを振り向いた……が、すぐにぷいっ、と正面へ向き直って
しまう。
 一瞬見えた頬は、紅色に染まっていた。シノンからすれば不本意きわまりないだろうが、
とうとう不機嫌な猫の機嫌をとる飼い主の気分になってきた。
 でも、これはこれで悪くない。
 
「じゃあ……」

 本格的に愛撫をはじめる。
 せっかく近くに、さわり心地良さそうな乳房があるので、触れてみることにした。
 あまり強く刺激しないよう、手でもちあげてみる。

「はうっ……んっ……さ、さわってる……」

 なにかするたびにいちいちぴくぴくふるえる、裸の背中に口付けする。

「ひゃうっ――!」
 
 浮き上がる背骨にあわせて、舌をはわせた。
 
「なんっ……んっ! ど、どこっ、舐め――!」
「あれ、シノン。もしかして、背中弱い――」
「――!」

 口にこそ出さないが、反応が肯定していた。
 では、今度は肩甲骨にキスしてみる。本来なら翅があってしかるべきところだ。

「――!」

 そのままの首筋に唇を押しつけつつ、手のひらにすっぽりと収まる乳房をこね回した。

「やっ――!? はうぅ……んっ、くぅ……ひっぅ……んっ、くぅ!」

 まだ乳首には触れてもいないのに、シノンは身体をくねらせて吐息をまき散らす。
 これなら大丈夫かな、と乳房の天頂を指で摘んでみる。

「んっ――! くっ、んっ……んっ……、そんなとこ、だめ……」
「強い?」

 親指と人差し指で、なるべくやさしく、先端を捻ってみた。

「くぅ……んっ……痛く、ないっ、けど…びりびりして……んっ……やっ、やめっ……」

 乳首の刺激から遠ざかるように、シノンが自分の背後――俺の胸元にカラダをぶつけて
きた。

「ふあ……ああっ、あんっ…ぅぅ……いやぁ……くっ…し、しびれ……」
561AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:53:42.66 ID:B7SD6UiZ
 しこりはじめたつぼみを親指と人差し指でころがしつつ、シノンにささやく。

「な、なあ……シノン、そろそろこっち向いてくれないか」
「んっ……こ、……このままでも、大丈夫でしょ。……エッチするだけなら、手早くすま
せてほしいっ、し……」
「シノン……」

 俺は思わずため息をついてしまった。言葉だけならクールこの上ないし、人を寄せ付け
ない。
 しかし、ぱたぱた揺れるしっぽのせいで、シノンがただ恥ずかしがっているだけだとい
うのが、すぐにわかってしまった。
 本当に便利だ。この尻尾は。

「……そもそも、前なんて見てもしかたないでしょ……あ、アスナや、リズより、その…
…小さいし……」

 シノンが消え入りそうな声で言う。
 ああ、前を見せたくないのはそれが理由なのか。納得しつつ、声をかける。

「そ、そんなことないぞ。シノンのここ、さわり心地いいし。シノンはスタイルいいから
……前から見応えもありそうだし……」
「そ……それでも、イヤ……」
「……」

 まあ……無理強いはできない。
 本当はおいしそうに尖った乳首とか、泣き出しそうな顔のシノンを正面から見てみたい
……という気持ちもあるのだが、やっとシノンも身体から力を抜いてきたところだ。自分
の欲望よりも、シノンの希望を優先させるべきだろう。
 俺はいったんあきらめて、シノンのおへそをくすぐった。

「ひゃうっ――! んっ……んっ……ひゃうっ……あんた、ほんとにいろんなところを…
…」

 シノンの声が少し弾んだ。くすぐったいのかもしれない。
 そのままそろそろと、指をおろしていく。ちょうど下生えがありそうなところに指をか
けたときだった。

「い、いやっ――」

 ばしん、と手の甲がはたかれた。
 ややトーン落ち気味の声が響く。

「そ、そこは……まだ、やめて……」
「……」

 じゃあとばかりに、再びマッサージ然とした愛撫を再開する。今度はふとももを手でさ
すってみた。
 きめ細やかな肌との摩擦感が、手のひらに心地よい。

「あんっ……んっ、あっ…ふぅ……んっ、んんっ……!」

 しばらくそんな風にマッサージしていると、シノンの声が艶っぽくなりはじめた。

「シノン」
562AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:56:24.52 ID:B7SD6UiZ
 さっきはいそぎすぎたから、手をはじかれた……のだと思うことにして、今度は声をか
けてから、下腹部をくすぐってみる。

「――っ!」

 股をひろげてもらう。緩いM字開脚になったシノンのそこへ、指をはわせる。
 包皮のうえから、秘芯をすりあげた。

「くっ……んっ、あ、んんっ……!」

 腰を浮かせようとするシノンを抱き寄せつつ、もう少し下の方へ指をおろした。ぴちゃ
……と、湿った感触がある。

「……入り口、ここでいいか?」

 つぶやくとシノンは低い声で返事をした。

「からかってるの……?」
「ち、違うちがう! 俺の位置だと見えないんだよ、シノンのそこ……。ちゃんとふれて
るか確認をさ……」
「……大丈夫よ。ちゃんと……入り口にあたってる……」
「よ、よし」

 とりあえず大丈夫そうだ。俺は入り口……だと思われる部分を指でなぞり続ける。

「ぅぅ……んっ、くぅ……、ひゃっ、……んっ、んんっ――」

 シノンの声がとろけるにつれ、指に絡んでくる愛液の量が増えはじめる。
 今度は、絡んだ愛液を包皮と秘芯にすりつけてみた。片手で秘芯を刺激しながら、もう
一方の手で乳房やふとももにも、触れてみる。

「あっ――んっ」

 なかなか新鮮な反応だった。
 悲鳴と一緒にシノンの身体が後傾した。お尻の位置が俺の方へずれてくる。

「――!」
「と……」

 肉茎がシノンのお尻に接触した。

「あ、あの……キリト……お、おしりに……お尻に、あたってる……硬いのが……」
「当ててるんだよ」

 シノンのかわいい反応で、性器はとっくに硬くなっていた。それをシノンに意識させた
くて、もう一度、お尻に性器を押しつける。

「そろそろ……いいか?」
「…………」

 沈黙は長かったが、やがてシノンはこくん、と獣耳を揺らしながらうなずいた。」
 俺はシノンを四つん這いにさせると、ソコが見やすいようにお尻を引き上げた。

「うう……」

 シノンがうなった。お尻を異性へ突きだすようにしていれば、恥ずかしいのも当たり前
かもしれない。
563AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:57:10.66 ID:B7SD6UiZ
 しかし、俺はすでに彼女の美しい臀部に夢中だった。

「おお……」

 思わず息を飲んだ。月と見まごうばかりの、きれいなお尻が目の前にある。
 シノンのお尻は理想的な丸みを帯びていた。その表面はまるで殻をむいたばかりの卵の
ようになめらかで、なにも考えずに触れたら指が滑ってしまいそうだった。
 さらにケットシー特有のオブジェクトである、猫のしっぽが、尾てい骨の先から延びる。
その下には、いっそ可愛いとさえ表現できそうな、後ろのハマりが息づいていた。
 誘われるように、手のひらで二つの真珠珠を包み込む。

「んん――!?」

 まるで吸いつくように、お尻は手のひらに収まった。

「あう……ぅぅ……は、恥ずかしい……」

 肌の向こうに、絶妙な弾力をもつ筋肉の感触がある。いったいなにを考えてヤツは、こ
んなこんな感触まで再現させたのだろうか。
 しばらくやわやわともみほぐしたあと、そこにキスをしてみた。
 二つの尻肉が、びくっ、と距離をせばめる。


「ど、どこに……そ、そんなとこ……汚い……」
「VR空間には細菌も雑菌もないから、ここももきれいだよ。もうすこし……お尻をあげ
られるか?」
「……うん」

 おずおずとお尻を高くするシノン。体毛がないので秘裂が丸見えだ。
 お尻をつかみつつ、スリットへ舌をはわせた。入り口のあたりを舌でなめあげる。

「はうっ……んっ……んんっ……!」

 一番敏感なところには届かないまでも、シノンは十分に感じてくれているようだ。
 お尻がきゅ、きゅっと狭まる。
 その様子を素直にうれしくおもいつつ、空いた指で秘芯をなぶる。
 充血した肉芽をなるべく優しくさらい続ける。

「はぁ……んっ……はぁ……ぅぅ、そんなに…あ、遊ばないで……くぅ……!」

 しばらくそうして、舌と指でシノンを犯し続けた。
 舌先で感じる、湿り気が増していく。
 ――あ。
 俺はふと思い立って、しっぽの方へと舌をすすませた。

「え……」

 シノンが自分のスリットから、舌がはずれたことに気がついたようだ。
 俺はそのまま、しっぽの下まで顔を近づけ……。

 ぺろ……

「きゃ、きゃあああああ――!」

 悲鳴とともにお尻がしまる。そのさなか、ひくひくとうごめく後ろのソコへ、さらに舌
をくっつけてみた。
564AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:58:16.67 ID:B7SD6UiZ
「いやっ、いやああぁぁぁぁ――! この――! な、なにすん――!」

 ぺしん!
 
「っ――!」
 
 額に衝撃。
 あわてて顔を離す。目の前には水色のしっぽ。
 額を強襲したのは、彼女のしっぽのようだ。

「し、しっぽにそんな使い方が……」
「こ、この……あんたって……ほんとに……!」

 シノンは射抜くような視線で俺をみつめる。涙目なので迫力には欠けている。
 シノンはしばらく、拳をにぎりしめていたが、やがて何かをあきらめたように手を開い
た。

「……そっ、そ、そんなとこ……舐める、なんて……場所が違う……」

 知ってるよ、とかつぶやこうものなら、しっぽでぺちんされそうなので、いたずらはそ
こまでにしておいた。
 
 秘裂が十分に濡れたのを確認し、俺は膝立ちになった。気配を感じたのか、シノンが自
分の肩越しに振り向き、不安げに見つめ返してくる。
 ウエストが美しく捻られ、乳房の先端に淡く色づく桜色が、見え隠れした。

「じゃあ…シノン……」

 シノンのスリットを照準し、腰をすすめる

「ふあっ! んっ――くぅ……!?」
 
 膣口が亀頭の形に広がり、飲み込んでいく。
 キツい……。それでも腰をおしすすめ、性器を根本まで埋めていく。
 性器を受け止めたせいで濡れそぼった膣道から、愛液がこぼれ落ちた。

「んっ――! く……うぅぅ……!」

 眉をしかめて、挿入に耐えるシノンは、手元にあったシーツをぎゅうっと握りしめてい
た。

「――っく……はぁ……はあ……あんたの……お、おっきすぎ……」
「いや、シノン……ここが……狭い……」

 想像以上に狭い。性器は四分の一くらい外にでたままだった。
 先端には行き止まりの感触があるので、そこが一番深いところなのだろう。

「痛くは……?」

 シノンはふるふると首を振るう。

「痛くない……いいの……くっ……! でも、まだ動かないで……! お腹……押し上
げられてて……へ、へんな感じで……」
565AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 00:59:28.65 ID:B7SD6UiZ
 戸惑いがちにシノンはそう言うが、すでに彼女の膣道は俺をしっかりと受け止めていた。
 こうして性器を差し入れているだけでも、シノンの膣道はひくひくとうごめいて、表面
をさすりあげてくる。

「じゃ、じゃあゆっくり……」

 大きく、腰をひき、シノンの反応をたしかめるように動いてみる。
 
「あう――!」

 通常時よりたくましい性器は、膣道を埋め、すぐにシノンの最奥部をつっついた。先端
をくすぐられる感触が心地いい。
 
「や、だ、だめ……動かないで……! おかしくなっちゃう……。な、なかで、暴れて…
…」

 泣き叫ぶシノンに言われ、俺は動けなくなってしまった。
 嗚咽が流れ続ける。俺は途方に暮れ、動きをとめた。

「シノのん……」

 助け船があったのはそんなときだった。身を起こしたアスナが、こっちのベットへ写っ
てくる。その後ろでは、リズがにやにやと笑みを浮かべていた。

「もう……キリトくんも、強引すぎだよー……」

 四つん這いのシノンを抱きしめ、アスナが頬をふくらませた。

「うう……」
「シノのん……大丈夫?」

 シノンの頭をなでるアスナ。
 その仕草は血のつながった姉のように優しい。
 優しいのだけど、服は着てきて欲しかった。
 アスナも、リズも裸だ。二人ともなまじスタイルがいいので、裸をみると性器が反応し
てしまう。

「はぐ――! ま、また、暴れて……」
「も、もう! キリト君! ちょっとストップ!」

 ――俺のせいじゃない……!

 といっても、男ならぬアスナたちには、男の生理現象を理解……してくれないだろうか
ら、黙っておく。

 しばらくして、シノンが顔をあげた。
 俺はその間、ずっとシノンとつながり続けていたので、旗から見れば実に間の抜けた光
景だったろう。下半身を包み込むような心地よさは、その間ずっと継続していた。

「もう……大丈夫か? シノン」
「ゆ、ゆっくりなら……たぶん」

 おずおずと言うシノン。
 しかし、まだ緊張が抜けきっていなようなので俺はその場を和ませようと……。

「じゃあ、シノン。試しに、にゃー、って言ってみて!」
566AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 01:00:11.70 ID:B7SD6UiZ

「こ、この……っ! さ、さっそく調子に……」

 弾道予測線もかくやの視線が振り向きざまに照射されてきて、俺は首をすくめた。半分
以上冗談で言ったのでまあいいか、と流そうとしたところに思わぬ援護がはいった。

「あ、それ……私も見てみたいかも……」
「な、アスナまでなにを――」、

 アスナに促され、シノンは恥ずかしそうに目を伏せた。
 俺のお願いは足蹴にしたくせに、とやや嫉妬に近い感情が胸に生まれる。
 しかし、いくらアスナのお願いでも、さすがにこれは……。

 ――が。




「にゃ、にゃあ……」




 か細い鳴き声が寝室に響きわたった。

「「「!!!!」」」」

 小さく発せられた声は、破壊力抜群だった。
 あまりの可愛らしさに、俺とアスナとリズはしばし呆然としてしまった。
 なんでアスナのいうことは素直に聞けて、俺のお願いはフル却下なのかは、この際考え
ない。
 いまはさらに重要な事項がある。

「な、なに……」

 尋常ならざる俺たちの様子に、シノンが不安げに眉を寄せる。それはもう、いきなり違
う主人に抱き抱えられた子猫のような困惑顔で……。

「あ、だめだわ……これ……」

 リズのささやきに俺とアスナはこくこくと頷いて、ほぼ同時にシノンへ襲いかかった。

「え……えっ、ちょ、ちょっと――!」

 シノンは、驚いて身動きとれない子猫のように固まる。そんなシノンのシャツをはぎ取
ろうと手を伸ばす。
 
「え……やっ、やあっ!」

 こうなると、そんな声すら起爆剤だ。やや強引にシャツを脱がした。

「な……ちょ、やめ――!」

 息をのむシノンにかまわず、そのまま膝の裏に腕をまわし、膝の上に乗せる。
 ずぼっ。性器がシノンの子宮を押し上げた。

「んぅ――!」
567AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 01:00:37.20 ID:B7SD6UiZ
 シノンがくぐもった声を辺りに散らす。
 格好としてはあぐらを掻く俺の上に、シノンが越しかけるような体位だ。
 シノンの体は軽いので抱えやすい。
 さっきアスナにしたような後背座位とは違い、脚を抱えているので、シノンは自由に身
動きできない。
 俺は自分の胸を壁代わりにしてシノンをもたれ掛からせた。

「んっ……くぅ……んっ……や、んっ……やめて……お、落としちゃ……だめ……」

 性器に真下から貫かれるシノンの吐息は、言葉と反比例して、甘く、濡れている。聞い
ているだけでも、うっとりとしてしまいそうな声音に、俺は否応なく興奮させられる。
 性器がより深く刺さったせいで、先端はシノンの最奥部に達し、さらに押し上げていた。
 亀頭全体がくすぐられる。

「シノン……」
「はう……くっ、ぅぅんっ、はうぅ……くぅ……んっ、んっ、こ、こんな格好で……」

 肩越しに俺をにらみつけてくる視線にもどこか力がない。
 俺は腕をゆるめて、片手で彼女の太股をなでてみた。

「ひゃぅぅ――! くぅ……」

 くすぐったそうにシノンが身をよじった。一度秘丘のあたりまで流した手を今度は膝に
むかって動かしていく。膝の裏までさすりあげたら、また中心へ――。

「あああっ……んっ……んっ……んっ――」

 吐息をとろけさせ、シノンは、くっ、くっ、と柔肉を絞る。小さな快感だが、ゆるゆる
とした刺激がくせになりそうだ。
 そのうち、シノンの体から力が抜けてきた。それを見計らって片腕でシノンを抱えたま
ま、包皮に指をはわせる。

「あ、あああっ、んぅぅっ……!」

 シノンが激しく脚を揺らす。そのたびに膣道がわななき、性器をさすりあげる。

「やっ、やぁ……んっ、んっ、んんっ、やめ……」

 かまわず、手探りで包皮をめくりあげ秘芯を探す……。太股をひっぱられているせいで
露出し、ぷっくりと勃起したそこを指のはらでイジってやる。
 後背位でいたときに流れた愛液で、秘芯は十分に潤んでいた。そこをくりくりといじり
回す。

「ああ…んっ、んんっ……あう……んっ! んっ――!」
「シノのん……かわいい……」
「あ、アスナ――!んぐっ――」

 秘芯を俺にいじられたままのシノンへ、アスナが迫った。
 唇を吸い上げる。美少女同士の唇が俺の目の前で重なり合った。

「んっ……んふっ……んっ――!」
「あんっ……ちゅ……んんっ……んっ……くぅ……」

 アスナとシノン。どちらのものともしれない水音が響く。
568AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 01:01:02.71 ID:B7SD6UiZ
「シノン。アスナとだけじゃ、だーめ……こっちみて」
「り、リズ……んぅっ、んんっ――!」

 アスナとのディープキスを終えたシノンは、今度はリズに振り向かされた。目の前でリ
ズとシノンの唇が重なる。
 美少女同士のキスシーンが眼前で繰り返される。アスナにしろ、リズにしろ、シノンに
しろ、アバターが美形なので、光景は絵になっていた。

「シノのん……」
「シノン……」

 アスナとリズが甘い声でシノンにささやき、彼女の乳首や乳房をなぐさめはじめた。

「あうっ――! んっ、あう――!」

 正直にいって、愛撫は同姓同士の方が気持ちよさそうだ。
 ……やや悔しいが、シノンの感じ方が今までとは違う。
 ただし、その反動か、膣道は刺激のたびに狭まってきて、俺を責め立て続けていた。
 腕を膝の裏に通し、そのまま上下に揺さぶってやる。
 アスナとリズが目の前にいるのでそれほど激しくはできないが、狭苦しい膣壁に性器が
接触するたび、背筋に電撃が走った。それだけでも十分心いい……。
 
「お、奥まで……くっ、と、届いてる……そんなところ……くすぐらないでっ……!」

 一気に貫かれたシノンが泣き声まじりの悲鳴をあげる。
 さっきのアスナとは違い。こうするとシノンはいっさい、自分から動くことができない。
 子宮を揺さぶる様に腰を動かしてみる。

「はあっ、ああっ、あんっ、いやっ、いや――! ゆらしちゃ、だめぇー!」

 シノンが、可愛らしい悲鳴をあげるたびに、支配欲とでも言うべき感情が胸に渦巻いた。
 もっと、もっと――。甘さの混じる嬌声を聞いていたい。
 股間から響く音がたちまち湿り気を帯びてくる。

「いや――! お、おかしく……んっ、ひぅ――!」

 持ち上げたシノンの身体が落っこち、再び大きな悲鳴があがった。
 
「っく――! いやぁ――! な、なにか……なにか――!」

 シノンの膣道が強く性器を締め付け、絶頂の前兆を伝えてくる。
 俺も限界だ。シノンの耳に囁きかけながらラストスパートをかけた。
 腕力補正を限界まで使って、シノンを上下させる。

「あ、あっ、あああっ、くぅ――! いっ、いやぁぁぁぁ――!」

 シノンの背が矢なりに反らされた。同時に、なま暖かい何かが、俺の脚にひっかかる。
 シノンと俺の間にはさまっていたしっぽがびくーん、とつきたった。
 シノンはぶんぶん頭を振るい、潮を吹いている所から眼を背けた。

「っ――、だめ……! こんな、こんな、格好で――!」

 脚を抱え上げられたまま潮を吹いてしまったシノンは、羞恥心に焼かれ、今でも十分に
狭苦しい膣道をさらに狭める。

「んくっ、んっ……んっ――! やだっ……まだ、まだ、出てる……!」
「ぐ……シノン……! お、俺も限界……!」
569AHO3キリト×シノン ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 01:01:20.48 ID:B7SD6UiZ
 俺はそのまま欲望を吐き出した。深く貫かれたまま、性器の延長線上にふきあがる。

「い、いやああぁぁぁっ!」

 のけぞるようにしてもだえるシノンは、収まりかけていた潮を再び吹き上げた。

「んっ――! 熱いっ! 熱いっ! だ、だめ……出さ、ないで――! お、おかしくな
っちゃう……っ!」
「む、無理だ――!」

 余裕のない頭でシノンに答える。
 途中で止めることなどできない。
 精液は膣道の奥へ殺到し、その先の子宮までを満たす。

「ふあ……あああっ……、あああっ……」

 一分ほど――身体を硬直させ続けていたシノンは、力つきたかのようにシーツへ倒れた。
 俺たち三人に思う存分犯されたシノンは、ぐったりとシーツにうずくまった。

「はあ……ああっ……んっ……んっ……ぁ……」

 俺に恥部をさらしている……という認識も押し流されているらしい。俺がじろじろとそ
こを見ていても、シノンはなにも言わなかった。

「……んっ……んぅ……お腹が……重い……熱い……」

 いまだ、快楽によっているのかシノンは気持ちよさそうに頬をシーツへ寄せている。
 シノンの秘処から、白濁液がスリットの頂点へと流れていった。液体はめくれあがった
包皮と秘芯を汚し、それから太股へと落ちていく。
 そのシノンの隣に、アスナとリズベットが無言で添い寝した。はじめての体験で混乱し
ているシノンをなぐさめるためか、二人はシノンの身体にそっと腕を回した。
 
「シノのん……お疲れさま……」
「は……ああ……アスナ……リズぅ……」

 体温を求めるように、シノンは二人の腕を抱きしめた。
570 ◆T.om8vwXYU :2012/05/26(土) 01:02:58.12 ID:B7SD6UiZ
以上です。
毎度のGJありがとうございます。
以前ラスト2話と話しましたが、1話分伸びそうです。次次回が最終回となります。
571名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 01:04:36.88 ID:Vfk5SBSY
キテター
催促した感じになって申し訳・・・
相変わらずクオリティ高須
572名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 06:14:05.51 ID:M5oUhcXL
最近は金曜深夜なのかーGJ
よもやの4P発展になるとは思わなかったぜ
573名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 13:11:02.55 ID:pqAoREit
毎週GJです
しののんカワユス
574名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 22:46:44.08 ID:a/PsKt7Q
シノンさんは愛人可愛い gjです
575名無しさん@ピンキー:2012/05/29(火) 10:55:27.72 ID:tnhwBqLD
この展開だとベッドにすっ裸の3人が並んでる訳だよな
キリトさんがルパンダイブしない訳がないと思うんだがどうだろうか
576名無しさん@ピンキー:2012/05/29(火) 19:49:03.12 ID:9+5t3ekl
しのんいい!!
純愛なかんじのシノンほしいなー!!
577名無しさん@ピンキー:2012/05/29(火) 23:24:04.64 ID:jgFmvwZ1
アクセルワールドのSSこないかなー
578名無しさん@ピンキー:2012/05/30(水) 17:30:34.31 ID:elc2QhIx
伏射姿勢のシノンたんの背後から股間をぶち抜きたい。
ヘカートクラスのライフルで。
579名無しさん@ピンキー:2012/05/30(水) 18:01:45.21 ID:oWyq9pf4
そのデリンジャーをしまえよ
580名無しさん@ピンキー:2012/05/30(水) 23:21:04.10 ID:uXLu0hmN
リボルバーとデリンジャーだったらどっちのほうがノズル短いんだろう
581名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 00:31:16.69 ID:0HZ1nQxx
お前は何を言ってるんだ
582名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 00:44:58.38 ID:dLRZE5HP
キモイ
583名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 22:36:58.30 ID:kOyPjftC
もう五月も終わりか…
584名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 14:48:40.77 ID:d0J6eh2+
後一ヶ月もしたらSAOアニメ始まるんだよな
夏に薄い本が激増するなまじで
585名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 14:57:55.87 ID:1Gc1vXr7
>>577
つまりピンクの豚が何故かキリトさんからSSを渡されるんだな(ぇ)
586名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 17:26:52.52 ID:/a6ke0OY
>>584
AWはともかく、夏開始のSAOの薄い本が充実するのは冬じゃないか?
既にいくつかはあるけど
587名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 18:48:10.40 ID:Fk9rJQ3j
AWも全然充実してないけどね
ハルとニコ、ハルと黒雪姫がもっと増えてほしい
いや贅沢は言っちゃ駄目だな
ハルだけでも全然構わないよ
ハルのねんどろいどが欲しい
ハルのぬいぐるみがほしい
588とむ ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 00:55:40.08 ID:C4BJEUxw
SS投下します。

タイトル『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン3 06』


・キリト×アスナ フェラチオ
・キリト・アスナ・シノン・リズベット 後背位

NGワード『AHO3-06 ◆T.om8vwXYU』
589AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 00:57:55.55 ID:C4BJEUxw
 今日一日で一生分の情事を行ってしまった気がした。
 それは、もちろん絶倫によるステータス補正があるが故だが、現実でこんな回数をこな
せば、二度と持ち上がらなくなってしまうのではないか……。俺はいまさらながら、状況
に震撼していた。
 
 しかし、男の本能というものは十数年生きただけの俺の知識を、遙かに凌駕していた。
 
 アスナ……シノン、リズ……。
 
 アスナとリズの二人が、行為を終えたばかりのシノンのとなりに寝そべり、彼女を抱き
しめている。
 
「はぁ……はぁ……はぁ……」

 行為の余韻によっているのか、シノンは荒い吐息をもらしながら、シーツに顔を押しつ
けている。四肢は力なく根出されているので、ソコとか、アソコとかが露わだった。
 行為のあとがあるのは、シノンだけじゃない。
 最初に交わったアスナにも、リズにも……さきほどまでの情事を証明するかのように、
白い粘液が太股や下腹部に飛び散っていた。

「……」

 美少女三人の艶姿に興奮し、俺の意志とは無関係に性器が硬くなりはじめていた。
 正直、もう少しおとなしくしていてほしかった。
 節操なき相棒に気恥ずかしくなり、布団の上掛けでこそこそ覆い隠そうとしていると、
 
「き、キリトくん……それ……」

 アスナに発見されてしまった。

「ああ、っと……」

 もう隠しても無駄だとわかりつつ、アスナの視線から性器を隠そうとしていると、シノ
ンをリズに任せたアスナが、俺の目の前までにじりより、ぺたんとアヒル座りした。そし
てじーっという音がなりそうなほど、アクアブルーの瞳で性器を凝視する。その視線があ
まりにも熱いので、性器は速やかに硬さを取り戻していく。
 アスナがふう、とため息をついた。

「本当に、もう……元気なんだから……」
「面目ない……」
「……。でも、苦しそう。まだ……シノンたち休んでいるから……。わたしも……まだ
ちょっと……だから……」
「うおっ……」

 勃起しはじめていた性器がなにかに包まれた。いきなりもたらされた官能に驚き、当該
箇所を目視すると――。
 アスナの白い指が、勃起した性器へ絡みついている。

「んっ……こう、かな……?」

 そのまま上下にしごかれる。電撃が腰へと走った。
590AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 00:58:57.19 ID:C4BJEUxw
「ぐ……」

 快感に思わずうめくと、アスナが小さく言った。

「キリトくん……ここ、もうおっきいよ……?」

 アスナの手のひらと指がもたらす快感にぼうぜんとする俺へ、アスナは唇を近づけてき
た。そのままキスする。

「んっ――」

 唇の柔らかさに陶然とし、舌と舌を絡める間にも、アスナの五指は性器を捕らえたまま
だ。じんわりと伝わる体温が心地いい。

「ふふ。びくびくしてる……一回だしちゃう?」

 実に魅力的なお誘いだった。
 すみやかにお願いしようとしてはっと、邪悪な思念がよぎった。

「じゃあ……口で、どう?」
「く――」

 アスナが目を丸くした。

「え、えーっと……う、うまくできるかわからないよー? それに初めてしたとき、キリ
トくんあんまり気持ちよくなさそうだったし……」

 ……ここで俺の脳裏に、長らく封印していた記憶がフラッシュバックした。
 アスナとホームに引っ越しをして、何日目かの夜に、同じベットへ入ったアスナがおず
おず「き、キリトくんも……その、舐められると気持ちいいの?」と聞いてきたことがあ
った。
 まさか超絶優等生のアスナから、そんな提案をされるとはおもっていなかった俺は、大
いに硬直した。
 しかし、思考停止の硬直を了、と誤解したアスナが、ととのった唇を上下にひらき、性
器をぱくっと、咥えたところで――。
 最愛の女性に己の性器を咥えさせる行為を気恥ずかしく思ってしまった。俺はあわてて
アスナを引き剥がし、照れ隠しで逆に襲いかかった。
 彼女の言う「気持ちよくなさそうだったし」の裏にはそんな事情がある。
 それを伝えようか迷い――迷っている間に、アスナがそろそろと口を近づけた。

「あ、あの……アスナ……」
「そういえば……。恥ずかしいところ見られてばかりだもんね」

 桜色の唇が上下にひらかれた。
 情けないことに、いまだに決心がつかなかったが、止める……という意志も持てなかっ
た。
 自分でもグロテスクに思えて仕方ないそこに、アスナが頬に赤をちりばめつつ、顔を近
づけた。
 俺の脚に身体をのりあげる。太股のあたりに乳房が当たる。その柔らかく暖かな感触に
性器が反応する。
 アスナはちらっと俺をみた後、言った。

「いただきます……気持ちよくなってね……」

 口調こそいたずらっぽかったが、その表情は、まるでキスをする直前のように穏やかで
優しかった。
591AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:00:12.41 ID:C4BJEUxw
 チェリーピンクの唇がほころぶように開き、性器は吸い込まれるように彼女の口腔へ…
…。
 収まった。
 
 
「んっ……」
「ぐ――!?」

 膣とはまったく違うなまめかしい感触が性器を包みはじめる。

「んっ……んっ……じゅる……」

 ちゅぱちゅぱ音を鳴らしながら、アスナは気遣わしげに俺を見上げてくる。そのころに
亀頭はおろか、性器の半分ほどがアスナの口の中に捕らえられていた。

「んっ――、ちゅうっ……ぢゅる……んっ、くふっ……」

 すこし息苦しくなったのか、アスナは一度顔を離した。先端を覆うなま暖かさは遠ざか
ったが、性器に絡んでいた五指が上下運動をはじめ、性器を慰める。唾液で滑りが良くな
った指が、性器の傘を乗り上げ、降りる。

「ぐう……ぅ……アスナ……」
「ああ……可愛い。キリトくん……ちゅるっ……!」

 再びアスナが性器へと顔を近づけた。今度は咥えず、舌で尿道管をくすぐってくる。
 
「はうっ……んっ、んっ……ちゅる……、ここ、柔らかいんだ……」
「そ、そう……かな?」

 何せ自分では咥えたことがない。

「ちゅる……んっ……ぱくっ……ちゅる、んっ、んふっ……」

 何度か亀頭をなめ回したアスナは、再び性器を含み始めた。桜色の唇が性器の形にそっ
てめくらる。

「ちゅ……んっ、ちゅる……ちゅっ……んっ……んっ……!」

 さらに頭を上下にふりつけはじめたアスナは、口の内側で頭をなめたり、尿道口の先を
つついたりしてくる。

「くっ……ぅぅ……」

 俺はしばらくされるがまま快楽を享受していた。
 しかし、やがて唯一反撃出来そうな部分をみつけた。美味しそうに尖る、そこに指をよせる。

「アスナ……アスナも、たってる……」

 身体にあわせ、ふるん、ふるん揺れる乳房の先端をつまみ上げる。
 
「んむっ!? んっ……んんっ…ちゅる……」

 つかの間驚いた様に目を見開いたアスナだったが、口淫はとめなかった。根本を指で慰
めながら、カリ首を舌先でくすぐってくる。
592AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:00:37.49 ID:C4BJEUxw
「んっ、んっ……ちゅる、んっ、んっ……んむっ……んっ……」
「ぐっ……うぅ……ぅ」

 声が抑えられない。

「あ、アスナ……そ、そろそろ限界なんだけど……それに、ちょっと……」
「……」

 このままでは吐き出してしまう。やんわりとアスナの顔を遠ざけようと、頬をなでた…
…のだが。アスナはしゃぶりついていた性器から口をはなしたものの、行為そのものはと
めなかった。尿道を唇の上下ではさみ、ちゅる――。

「ちゅる……いつかね……んっ、ちゅっ、キリトくんにこうするために、ちゅ、ぢゅる、
勉強……したんだよ……リズのお家で、その……そういう、ビデオ見て……」
「え――? な、なんで……」
「だ、だって……ちゅる、キリトくんの可愛いところ、見たかったから――、いつも、し
てもらってばっかりだったし……ちゅぱ…ちゅ、ぢゅるっ…だから……いいよ」
「っ――!」

 上目遣いですがるような瞳を向けてくるアスナは、もう一度性器を口に含んだ。いまま
での刺激はいったいなんだったのか。倍する刺激が性器を苛む。
 アスナは頭を上下させ、激しく責め立ててきた。
 
出来れば「んっ……ちゅる、んっ、んっ……んんっ……!」
「う、あ、あぁぁぁ!」

 一気に高ぶった性器が、尿道口から粘液が吹き出る。亀頭をくわえられたままなので、
自然、尿道管を伝った精液は、アスナの口の中に放出される。
 
「むぐぅ――!?」

 アスナの眉がきゅうとしかめられた。

「むぐっ――んっ、んっ、んんっ――!」

 暴れ回る性器を唇でしっかりと捕らえ、アスナは俺の吹き上げる飛沫を、受け止め続け
た。性器は身をふるわせるたびに、アスナの口へとそそぎ込んでいく……。
 最後の一滴までを彼女の口内に吐き出した性器は、そこでやっとおとなしくなった。

「……んっ んっ……んっ……!」

 すこし涙目になりながらも、アスナは最後にちゅる、と亀頭の上を舐めあげ顔をあげた。
 俺は射精感におぼれつつも、指先を動かしてアイテムストレージを開いた。
 
「あ、アスナ……ほら……」
「……」

 口の中に含まれたままの精液を処理すべく、俺はアスナに無限ハンカチを差し出した。
 ここに出してと視線で促す。
 が――。アスナは意を決したかのように瞳をとじるとごくん――。精液を飲み込んでし
まった。
593AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:00:58.95 ID:C4BJEUxw
「はあ……んっ……すこし、苦い……かも」
「ごめん……アスナ……」

 汗ばみ、髪の張り付いた額をなでると、アスナが苦笑した。

「大丈夫……。だってキリトくんのだもん。それに……それに、長い目でみたらメリット
ばっかりだったかも……。だってキリトくんの弱点見つけちゃったし……」
「じゃ、弱点……」
「うん。でも、キリトくんには内緒……。さて」

 アスナ真剣味をました声で言った。

「でも……このままじゃ、ログアウトできないままね。そろそろユイちゃんたちを起こし
て、作戦会議しよっか」
「そ、そうだな……」
「で、でも……そのまえに……」

 アスナは頬を染めつつ、いま吐き出したばかりの性器をちらちらと眺めた。

「お願い……して、いい?」
「あ、あの……キリト……あ、あたしたちも……」

 アスナと一緒に声の主へ視線を向ける。おそらく俺とアスナの交わりを見ていたのだろ
う。リズとシノンがアスナと同じく、熱い視線を俺と俺の性器へ向けている。

「あ……」

 いまだアスナの手のひらにつつまれていた性器が持ち上がる。

「も、もう……誰にでも、すぐにこうなっちゃうの……?」

 アスナがぎゅうっと性器を握りしめた。ペインアブソーバー機能のおかげで、痛みは全
くない。包まれる快感だけがあった。

「い、いやアスナたちが魅力的だから……だよ」
「……! 本当に、もう……!」

 アスナはそのまま俺の肩に手を回し、抱きついてきた。ふに……と温かいものが胸元に
あたる。
 んっ……と小さく吐息を漏らしたアスナは、俺の耳元でつぶやいた。

「やきもち……焼いてないわけじゃないんだから……それだけは覚えておいて……」
「あ、ああ……もちろん」
「で、でも……中途半端に、リズや……シノのんにするのも、だめだよー……。リズやシ
ノンも……一生懸命、なんだから……」
「それはなんだか、矛盾してないか……?」
「……してるかも。ごめんね、キリトくん」

 真正面から感じる体温にどきどきしつつ、同時にこんな状態になっても俺を深く愛して
くれているアスナの背を撫でる。この状況だ。アスナにもアスナなりの葛藤があるのだ…
…と思う。

「わかったよ……じゃあ…アスナたちにも、ちゃんと気持ちよくなってもらわないと
な!」
「え……。そ、そうじゃなくて! あのね、キリトく――!」

 あわてて身体を離すアスナの唇を指で塞いだ。
594AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:01:27.25 ID:C4BJEUxw
――――


「う……すごいな、これ……」
「あ、あんたがしろっていったんでしょーが!」

 うがーっとリズが顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
 俺は目の前の光景に息をのんでいた。
 全裸の美少女が三人、お尻と秘部をさらけだしている。シノンを慰めていたときの光景
を再現したものだ。恥ずかしいところをさらけ出したアスナたちは、三者三様の表情をう
かべている。
 この光景こそ……。

「お、男のロマンっていうか……」
「――へ、変態! うう……は、恥ずかしい……」
「……もう」
「……」

 三人の表情があきれ方面に傾いで行くのを感じつつ、俺はまずアスナに近寄った。
 すっかり硬さをとりもどした性器を、スリットにすりつける。

「んんっ……や、……じらしちゃ、やだ……!」

 小さく声を漏らし、身体をわなななかせるアスナへ声をかける。

「じゃあ……いくよ」
「うん……」

 アスナがうなずくのを確認し、すでに濡れそぼったそこへ性器を突き込む。
 同時に悲鳴。
 
「んんっ――! はうっ!」

 まったく抵抗なく、奥まで突き込めた。
 どうやらフェラチオしている間にも感じていたらしい。そのままストロークをはじめる。

「ふぁっ……んっ、くっ、んっ……ぅぅ……んっ――!」

 腰をおしつけるたびにアスナが悲鳴じみた嬌声をこぼす。
 美しくくびれたウエストを撫でつつ、身体をくねらせるアスナへ声をかけた。

「アスナはやっぱり後ろからの方が……反応いいよな」
「んっ、くぅ……んっ、そ、そんなの……ど、動物みたい……」
「……それがいいんじゃないのか?」

 腰を思い切り引き、たたきつける。肌と肌が干渉して耳心地のよい音が響く。

「あああっ――! んっ……くぅ――」

 アスナが背中の髪を波立たせて、膣道をきゅうっと狭めた。
595AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:01:54.14 ID:C4BJEUxw
「ほら、反応いいだろ……」
「んっ…うんっ……! 気持ちいいけど……は、はずかしい……」

 俺は緩い動きでアスナを責め立てつつ、彼女の羞恥心をあおるように声をかけ続けた。
彼女のはずかしがりそうなことをつぶやき、アスナはほぼ予想通り、恥ずかしがり……感
じていた。

「――ふぁっ! あんっ、んんぅ…んっ、んっ、ぅぅっ……」

 そのまま適度に揺さぶると、アスナの悲鳴がとろけてきた。緩くではあるが、アスナ自
信も腰をスライドさせはじめている。ぱしん、ぱしんと肌を打ち合わせる音が最初の頃よ
りも高く、部屋の中に響いた。

「あああっ、くぅ……んっ、んっ…んんっ――! ふぁっ、ぁぁっ……キリトくっ、ん
っ!」

 アスナが腰をよせてくるタイミングにあわせて、思い切り腰をたたきつけた。
 性器はすでにアスナが分泌した液体で輝いていた。

「ああっ、あぁぁぁっ! いやっ、も、もう、きちゃうっ――!」
「くっ……ぅ……もう、いっちゃいそう……なのか?」
「うんっ……ぅぅんっ……んっ……くぅ、もう……もうぅ……っ!」

 頭を左右に振りながら、甘く切ない……嬌声をあげるアスナは、柔肉をさらに狭めた。

「ふぁっ、あっ、あっ…いやっ……いっ――!」

 アスナが絶頂の寸前まで高ぶったのを感じ……俺は、アスナから性器を引き抜いた。
 性器に絡んでいた愛液がシーツに飛び散る。

「ん――! え……?」

 アスナが振り向く。ブルーの瞳には涙の膜が張られていたが、俺はあえて視線を逸らし
た。

 最後のひと突きをあたえられず、戸惑うアスナをよそに今度はシノンのうしろへ回り込
む。
 
「え……も、もう私の番なの……?」

 まだ心の準備がととのっていないのか、シノンが身体を凍り付かせた。
 つかみ心地の良いお尻に手を添え、性器を秘処へと押し込んだ。
 狭苦しい膣道を押しのけ、まずは性器をおくまで届かせる。
 喉の奥からしぼりだしたような声が聞こえた。

「はぁ――っ! くぅ……!」

 シノンのここはどうやら小さめに出来ているらしく、すぐさま性器の先端が子宮を押
しあげる。
596AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:10:41.28 ID:C4BJEUxw
「ぐっ……んっ……あう……」
「苦しくないか……?」

 確かめるように性器を出入りさせる。
 これだけ狭いとシノンが体感する性器の大きさも、すごいことになっていそうだ。
 シノンは頭を左右にふり、気丈に言った。

「だ、大丈夫……すこし驚いただけ……んっ、ふぅ……んっ……」
「……シノンは、やっぱり後ろじゃないと恥ずかしいのか?」
「くっ……も、もう少し…あっ、言い方って、くっ……んっ、もの……をっ……」
「でも、しっぽは嘘つかないな……びくびくしてるぞ」

 ふるふる震えるしっぽを眺める。貫くたびにぴくぴく揺れるのが面白くて仕方ない。
 毛で包まれたしっぽの表面を指でさすりあげてみた。
 
「あんっ……くっ……いたずら、んっ、しないで……」
「別にいたずらしてるわけじゃないさ……気持ちいいだろ、しっぽ」

 少し強めにしっぽを握りしめてみる。
 思った通り、シノンが震え上がった。

「んんっ――! や、やめっ……やめてぇ……くっ、んっ、やぁ……!」

 挿入としっぽ責めで混乱しているのか、シノンは揺さぶられるままだ。頭の上にはえた
獣耳が突き込むたびにぴこぴこ動いておもしろい。
 腰を押しつけたまま左右に腰をうごかし、子宮を揺さぶってやる。
 シノンがすぐさま反応した。
「くうっ…んっ、ひぅ…んっ、んっ……あぅぅっ! お、おなか……ゆっ、ゆれちゃ
う!」
「揺らしてるんだよ……俺もこすれて、気持ちいい……」
「そ、そんなっ、あう……恥ずかしいこと、言わないで――!」

 シノンが背筋を小刻みにふるわせる。
 俺は細く締まったウエストを両手で包み深く深く貫き続けた。

「ふぁ――! ああっ、んっ、くぅっ、んっ……んんっ! もう、だめぇ――!」

 せまくるしい膣をさらに狭めるシノン。
 こちらも、絶頂寸前で、性器をはずした。性器をとらえていた膣圧で、愛液がとろとろ
……秘裂から溢れてくる。

「んっ……はうぅ……ぅぅ……」

 達することはなかったものの、挿入で十分な快感を得ていたのか、シノンは力なくベッ
ドに寝そべった。真っ白なおしりが窓からの光で光り輝く。
 続いて、リズ……。
 うしろから眺めるとサーモンピンクのスリットから、洪水のように愛液が流れている。
 俺はアスナとシノンに気がつかれないよう、唾を飲んだ。さっき理性をこなごなに吹き
飛ばしたのは、リズの、ここだ。
597AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:11:11.91 ID:C4BJEUxw
「り、リズ……」

 すこしビビりつつ、リズのお尻をなで回す。肩越しに顔をむけるリズは、火をふきそう
なほど顔をあからめつつ言う。

「そ、そんなにびくびくされるとこっちが緊張するわよ! ほら……、や、やさしくして
あげるから……」
「……なんか立場が逆転してないか?」
「あんたがウジウジしてるからでしょ……!」

 まったくもってその通りだ。男としてはやや情けないが、おかげで決心がついた。
 お尻を高くあげるリズにねらいをつけ、一気に貫く。性器はリズの肉扉を押しのけ、内
側を犯していく。
 
「あん――! んっ、くっ……やっ……さっきと当たってるところが……深いっ!」

 リズが戸惑いがちに言った。

「はぁ……くっ、まあ体位が違うから……かな」

 うしろからがつがつ突いていく。アスナ、シノンの時とは違い、身体の自制がほとんど
効かない。やわやわと表面をあぶるヒダにも、段のように締めつけてくる膣道にも夢中に
なった。

「んっ、んんっ……はうっ、激しいの……クセに……クセになっちゃう……」

 今回、先に根をあげたのはリズの方だった。
 最初はおずおずと……しかし、だんだんと大胆に腰をうごかしはじめた。

「くっ……じゃ、じゃあ……俺も……」

 リズに覆い被さり手を伸ばして、たわわな乳房を絞ってみる。
 豊満な乳房を手のひらで味わう。面白いほど、乳房が形を変える。そのたび、膣道がせ
ばまってくる。

「指……んっ、はぁ……あんっ、やさしい――だめ……腰……っぅ……動いちゃう……」
「はぁ……はぁっ――リズ……」

 理性が快感でひび割れる。指にかかっていた乳首をきゅっ、とつまみ上げた。

「あんっ…んっ、くぅ、やぁっ、胸、胸、やめて……! か、感じすぎちゃう……!」

 リズの腰の動きに会わせて、腰をたたきつける。乾いた音がリズムカルに鳴り、いやら
しい水音もまた音高く響いた。

「んん――は、うぅ……やっぱり、あんたの……キリトの、それ、気持ちいい……っ!」
「うぉ……ちょ、り、リズ!」

 リズが容赦をやめた。ひと突きするたびに快感が背筋を這い回り、性器が痺れてふるえ
てしまう。

「ふあ……ああっ、気持ちいい……気持ち、いい――!」
598AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:12:48.54 ID:C4BJEUxw
 際限なくとろけたリズの嬌声すら、昂る要素になっていた。
 突き込むたびに生まれる快感を解放すべく、ラストスパートをかける。胸にあてていた
手を彼女の腰へ。性器が入り口近くまで露出した瞬間に、腰をつかんで引き寄せる。
 ぱしんっ!
 
「ふあ――! あんっ、あっ、やっ、だ、だめっ! は、はげしい……っ!」

 メタリックピンクの髪が左右に降られる。が、今更とまれない。そのままがっつくよう
にリズを犯し続けた。

「くっ……も、もう――!」
「いやっ――! い、んっ……くっ……はぅ――! んっ――!」

 限界が近いのを感じ――俺はリズの秘処から性器を引き抜いた。

「ふあっ……!?」

 腰をふるわせていたリズが、振り向く。自分の内側をうめていたものがいきなりなくな
ってしまったことに、驚いたようだった。
 そして性器を、限界まで高ぶらせたアスナに差し込む。

「え、えっ、キリトくん――!」

 アスナが俺の名前を呼ぶのほぼ同時に、性器が彼女の膣道をすべて満たした。待たされ
ていたせいか、先ほどとは比べものにならないくらい、熱いゼリーのように内側はとろけ
ている。

「んんっ――! ふぁ、はああ――! キリトくん――!」
「……アスナ! 俺、もう――!」
「ん――っ! あうっ、あぁぁぁ――!」

 最後の一突きでアスナを絶頂に導き、最初のほとばしりを彼女の膣にぶちまける。

「ふぁ、あああっ、ああああ――!」

 切なげな悲鳴を漏らすアスナの、背筋が美しく反らされ水色の髪が背中からこぼれ落ち
るのに感動しつつ、射精が続いているうちに、身体を引きはがし、同じく待っていたシノ
ンへ男根を押しつける。

「あ、あんた、なにす――あ、あああっ!」

 挿入の衝撃で、シノンの声がとぎれる。
 性器の先から飛沫をまきちらしつつ、シノンの膣道を一気に埋めた。
 自分でもあきられるほど長い射精を繰り返し、シノンの奥を汚し尽くす。

「くっ……んっ――! はうぅ――! や、もうっ――! んん――! ふぁ、ああぁぁ
――!」

 おあずけしていた間にも十分に高ぶっていたシノンは、びしゃ、と潮を吹き出し絶頂す
る。性器を彼女の奥まで突き込み、子宮に精液をそそぎこむ。
 
「あああ、あっ、おなかっ、熱い――!」
599AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:13:29.88 ID:C4BJEUxw
 きゅうきゅうに締め上げてくる膣道から身体を引きはがし、今度はリズへ――。
 先ほどまで突き込んでいた、ぽっかりと開いた秘裂に性器を穿つ。

「――あうっ!――んっ、い、い……くぅ……ぅぅ――!」

 高ぶるのはあっという間だった。リズが絶頂したのとほぼ同時に、精液をリズの奥へと
放出する。驚いたことに、リズにうけとめてもらっているうち、再度性器がかたくなった。
二度、三度のストロークですぐさま達した俺は、先端から新たな飛沫をふきあげる。
 
「くっ、んっ――!? あ、やっ――、ま、まだっ、出てる……!」

 リズははぁはぁと荒い息を吐き出しながら、ベッドに寝そべった。しかし、射精はまだ
終わらない。

「くっ……んっ、まだ……びっ、びんかん……なの……!」
「わ、わかってるけど……さ」

 うなだれる彼女に最後までそそぎ込み……俺は後ろに倒れ込んだ。
 顔をあげて、三人の様子を確認する。

「んっ……はう……キリトくん…」
「あう…ぅぅ……ま、まだ……まだ……熱い……」
「はぁ…はぁ……あ……んっ…」

 アスナ、シノン、リズ……三人とも意識をもうろうとさせながら、ベッドへうつぶせに
なっていた。鮮紅色のそこから精液が流れだし、スリットの形にそって流れ出ていく様を、
俺は射精後の倦怠感に身をゆだねながら見つめていた。
 


――――


「で……どうなの? ユイちゃん」
「はい……みなさんのおかげで、わかったことがあります」

 <<ナビゲーション・ピクシー>>の姿をとったユイが、ふらふらとテーブルの上に立った。

 これからやっと作戦会議だ。ログキャビンのリビングルームに集まった俺たちは、ユイ
を囲んで言葉を待った。
 そろそろ連続ログイン時間が、最長を達成するころだ。休憩もはさんでいないので、現
実世界においてきぼりの身体が、ぼちぼち心配になる。
 
 それにしても……疲れた。
 
 女性陣はいくらか休息をとっているはずだが、俺は一日中、休みなく彼女たちと交わり
つづけたのだ。さすがに体力というか、精神の限界が近づきつつあるようだ。

「お、お兄ちゃん……寝ちゃだめよー」
600AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:13:56.16 ID:C4BJEUxw
 言いつつ片手で俺の頬をつっつくリーファ……。その動作で昨日までならまず意識しな
かった、豊満な乳房がたゆん、たゆん、と揺れる。眠りに落ちようとていた意識があわて
て覚醒する。

「そ、そうよ。あんたがキーマンなことにはかわらないんだから……妹さんの胸を凝視し
ている暇があったら、案の一つも……」

 切り株イスに座りつつ、手厳しく言うシノンだが、しっぽはぱたんぱたん、上機嫌に揺
れている。下がった肩がすさまじく色っぽい。若草色のシャツに隠されているが、その下
にはさわり心地のすばらしい乳房が、隠れているのを知ってしまったせいで、心臓が無意
識に高鳴ってしまう。

「で、でも……すぐには浮かびませんよ……案なんて」

 言ったシリカは、俺の視線に気がつくと、頬を赤に染めながらスカートの裾をひっぱっ
た。しかしスカート丈自体が膝上までしかないのでどうしても限界がある。ニーソックス
とスカートの中間地点でまろびでる薄桃色に目が引きつけられた。シリカはその隙間すら
隠すべく、ピナを乗っけてしまった。

「それに関してですが……方法はおそらくひとつしかありません。パパやみなさんには、
もうひと頑張りしてもらわないといけませんが……まずはログアウトするための条件二つ
をお話しします」

 ユイはたっているのも限界なのか、テーブルに座り込んだ。人形のように――サイズ敵
に直喩ではない――細い足をワンピースの外側にほうりだす。

「まずは、第一の条件「ストレスの解消」についてです。ママが言うとおり、人間とスト
レスは切っても離すことができません。このままではたしかにロジックエラーですが、実
のところカーディナルが判定するのは、「自覚あるストレスのみ」です。これはカーディ
ナルが監視できるデータとしてもっとも確実な「ストレス」の計り方ですので、まず間違
いないでしょう。実は「自覚あるストレス」と「自覚なきストレス」は、脳生理学的にま
ったく別のものなのです。前者は明確に脳波にあらわれますが、後者は計測という行為を
行うにあたり、あまりにも不確定です」

 ユイはいったん言葉をきり、俺たちを見回した。
 要するにカーディナルは、内在するストレスのすべてを監視できているわけではない、
ということなのだろう。
 シリカとリーファが若干目をまわしていたが、ユイは続けた。どうやらここからが本題
のようだ。

「そしてもう一つの条件は、みなさんすでに条件をクリアーしています。みなさん、パパ
と……えっと……口にするのは……ちょ、ちょっとな……あの、おしべとおしべを……す
るような……行為は済んでいます」

 ……なんだか細部を曖昧にしてしまったせいで、かえっていやらしくなってしまった。
シノンとアスナが頬を染める。

「しかし、このステータス異常はカーディナルの実験でもあります。つまり……<<発情>>
が存在している――ひとりでもストレスを感じている状態では、実験終了とみなされない
ため、みなさんのステータスも……解消されないのではないかと……」
「ちょ、ちょっと待って」
601AHO3-06 ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:14:32.72 ID:C4BJEUxw
 脚をくんでいたリズが、ユイに声をかけた。いつもの衣装をまとったリズはこの中では
一番冷静に見えた――胸元を俺から隠すようにしていなければ、だが。
 ユイが小首を傾げるのを見て取ったリズが、言葉を続けた。

「それって……みんなで寝落ちすればいいっていうこと? 意識的なストレスって、たと
えば寝たりとか……していれば、感じることはなくなるわよね? 寝たらスッキリするっ
ていう……あれでしょう?」

 リズの問いに、ユイはおずおずと首を横に振った。

「基本的にはそうです。パパと……その……ことを……その……する、という条件はすで
に満たしています。このまま全員で横になり、自覚ストレスを極端に低下させればログア
ウト出来る可能性はあります。でも……みなさん、いまの状態で眠っても残念ながら……
ログアウトできません。これこそカーディナルの予期していなかったイレギュラーな状態
なのだと思うのですが……いまみなさんは「自分が発情している」というストレスを自覚
してしまっています。これはストレス……というよりも……その……わ、わかりますよ
ね!」
「……」

 女性陣は誰一人こたえなかった。脚をもじもじとさせたり、視線をそっぽにむけたりと
反応はそれぞれだった。
 しばらくしてアスナが毅然と立ち上がり、俺を見つめた。

「じゃあ、キリトくんに、責任をとってもらいましょう……。そもそもの発端は、キリト
くんだし……ユイちゃん。確認だけど……」

 アスナは瞳を潤ませながら、熱い視線を俺にむけている。むき出しの肩やスカートから
のびる脚には、萌え出るような魅力があった。

「自覚するストレスを全員、一緒に消滅させないと実験が終了しない……ということでい
いのよね? ということは……」
「はい……多少のタイムラグは誤差範囲となりますが、時間をあけるとおそらく失敗しま
す」
「わかったわ。じゃあ……」

 テーブルに手をのせ、俺と視線を合わせる。身体を折る動作が彼女の乳房を揺らしたの
を、俺は見逃さなかった。

「それで、いい……キリトくん?」

 まるで天使のささやきのようなアスナの声が、三半規管を揺らす。

「……ああ」

 断る理由はまったくなかった。いろいろな意味で。
 ただ――女性陣の何人かが、熱いため息をついたのを、俺は聞き逃さなった。
 
602とむ ◆T.om8vwXYU :2012/06/02(土) 01:17:47.77 ID:C4BJEUxw
以上です。途中投下にまごついて、申し訳ございません。
GJ乙ありがとうございます。おかげさまで次回で最終回となります。

次回投稿時480KBを超えてしまいそうなので、次スレを先に立ててから投下します。

よろしくお願いいたします。
603名無しさん@ピンキー:2012/06/02(土) 01:22:04.39 ID:KWjAdbs4
全裸待機してたら途中で風邪引くとこだった・・・だが実にGJ
次回の乱交で妹の胸が沢山揺れるのを期待して服を着るとしよう
604 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2012/06/02(土) 07:45:53.48 ID:hfNwoufT
GJ!
605名無しさん@ピンキー:2012/06/02(土) 11:32:03.62 ID:QOQuqBow
いつもながらすばらしいなあ
そしてキリトさんモゲロ
606名無しさん@ピンキー:2012/06/02(土) 13:04:58.52 ID:0zdxhSL1
GJ!
絶倫すなぁ
607 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2012/06/04(月) 22:13:12.84 ID:fGnbxwDf
test
608名無しさん@ピンキー:2012/06/04(月) 22:33:27.99 ID:Q+JND2sb
路地裏で声を抑えながら背面座位でするシチュを思いついたんだが、
俺には中学生並の文章力しかないのであった
609名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 02:15:41.00 ID:J7zl/D78
相変わらずどこからその文章が湧いてくるのか・・・すげぇなぁ
610 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2012/06/05(火) 09:10:48.56 ID:jCFO1Wr+
GJ!
611名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 16:08:40.24 ID:oZGESuQo
エロパロやなぁ
612とむ ◆T.om8vwXYU :2012/06/09(土) 01:10:12.76 ID:mbscbjQ5
SS投下する予定でしたが、スレの容量を割ってしまいそうなのでうpします。
下記URLからダウンロードをお願いします。

タイトル『ALOに惚れ薬が導入されました。オンライン3 07』

・キリト、シリカ、ユイ 3P ちんまい丼 コスプレ
・キリト、リーファ、リズ 3P 姉妹丼 巨乳丼
・キリト、アスナ、シノン 3P 酩酊 騎乗位

改行なし
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/143/AHO-3-7+%E6%94%B9%E8%A1%8C%E3%81%AA%E3%81%97.txt

改行あり (40行折り返し改行済み)
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/144/AHO-3-7+%E6%94%B9%E8%A1%8C%E3%81%82%E3%82%8A.txt


よろしくお願いします。




以上で完結となります。
週一投下を続けてきましたが、今後はしばらくROMります。投下スペースを長らく独占し申し訳ございませんでした。


最後になりましたが第二層の職人さまに謝辞を。下記の小ネタがALO惚れの下敷きです。初見で爆笑したのをいまだに覚えております。本当にありがとうございました。
613とむ ◆T.om8vwXYU :2012/06/09(土) 01:11:53.97 ID:mbscbjQ5
川原礫総合 2層目より

6 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/05(日) 07:07:42 ID:4GLD2wXW [1/2]
Sword Art Days

┌?─┬アリシャ ────┐┌─┬─リズベット
│  ライダー         ││パドさん
└─┬サクヤ ─────┐| |┌──┬─シリカ
  ソーン            |││|   フーコ
チユ父─チユ母(スグ)┬┐|││|┌─┬─エギル
(レコン)    ┌───┘│|││|│アッシュさん
       チユリ     │|││|│┌────┬ユリエール─ハル父
クラディール┬── キリトさん(キリコ)┬アスナ └──┐   (シンカー)
 ラスト・ジグソー .┌┘││        │         .│
           │  ││  ┌──┴───┐    │
.クライン─┬──┘  │└┬ユイ(白の王) 黒雪姫┬ハル
     チェリー    │  │             ??
  恭二───シノン┬┘ ういうい
           ニコ

7 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/05(日) 07:56:05 ID:4GLD2wXW [2/2]
↑からわいたあらすじ。

キリトさんに隠し子がいっぱいいる原因はユイの陰謀。

パパとママの行為を夜な夜な見ているうちに自分もパパの子供がほしくなって、
将来クローン技術が発達したときのためにキリトさんの精子採取をたくらみ、
仮想世界をハッキングしてパパとエッチさせてあげると、スグ・シリカにもちかける。

夢と誤認させたALO内でスグがキリトを誘惑、擬似近親相姦してるあいだに、
現実世界でシリカがキリトさんと合体しつつ精液採取。
ユイはハッキングでの倫理コード解除と認識操作&ログアウト防止を担当。

こうしてシリカ妊娠&夢で妹を抱いた記憶が残ったキリトさんの自制心弱体化成功。
ユイは採取した精液とアスナの遺伝子を掛け合わせた受精卵作成に着手。
成長させたユイ細胞にさらにキリトさん精子を掛け合わせた遺伝子工学の結晶がういうい。
のちに黒雪姫とういういがその事実を知ったことが、第一期ネガ・ネビュラス崩壊につながる。

一方で味をしめたスグはリズやアリシャ、サクヤ等も巻き込みキリトさんと仮想Hしまくり。
キリトさんの子種が本人も知らないまま各地にばらまかれることに。
女性陣の何人かは偽装結婚で妊娠をごまかしたが、
ユリエールさんのように夫にバレたり、シノンのように経済事情から育児を断念する者も。

え? クラインとエギル? ALO内の性別はユイがいじれるし、現実世界でもiPS細ぼ(ry
614名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 01:55:33.36 ID:30+uUHPs
トムさん乙
今回もめっちゃよかった!
またいつか気が向いたら書いてくださいー
615名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 02:02:34.28 ID:zi7IIhfN
大作完結おつかれさまでした
落としてゆっくり読ませていただきます
それにしてもまさかアレが元ネタだったとはw
616名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 02:54:39.06 ID:30+uUHPs
GJ
617 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/06/09(土) 06:20:44.73 ID:I1nu7ZzY
乙でした
楽しい(エロい)物語ありがとうございました
618名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 07:08:29.60 ID:0wd0Kt5P
乙でした
しかしこれはハーレムENDって言うか後々を考えるとあんまりハッピーなENDではなさそうなww
619名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 12:17:41.69 ID:tM3wioXq
長編完結ほんとうにお疲れ様でした!!帰ったら落とさせてもらいます
またしばらくして気が向いたら来てください ノシ
620名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 17:48:52.04 ID:HAPC/ljd
現実世界で全員と子作り・・・これがX3か
実に素晴らしい
621名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 21:10:04.57 ID:ID1dwIq+
どこぞの孕ませるあの男ですか。まぁ、あのどうしようもない最低男と比べると
人間性ははるかまともですが。
622名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 21:24:09.50 ID:MNBQmsyO
大作完結お疲れ様でした。とむさんの作品には大変お世話になりました

今後も定期的じゃなくとも書いていてくれると嬉しいなぁ(チラッ
623名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 01:44:25.00 ID:x46u9DBr
エロパロ板には最近来始めたんだが、
投稿されたSSって>>1の保管庫には何日くらいで保管されるんだ?
投稿されて数週間でまだ保管されてないのもあるし
新参乙と言われても仕方ないが、誰か教えてくれ
624名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 06:27:01.35 ID:BWYl/FsW
GJ!

長編お疲れさまです
625名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 20:56:58.66 ID:LN14to+Y
>>623
気にいったのなら自分でさっさと保存しとけ
わざわざ保管庫まで何度も見にいくこともないだろう
626名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 22:27:32.49 ID:cBcZQdCw
>>625
それもそうだな、すっかり忘れてたわ
スレ汚し失礼した
627名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 22:54:09.73 ID:nFwTnk/S
保管庫の管理人さんの忙しさ次第……としか。
早い時はいつの間に!?という感じ。
628名無しさん@ピンキー:2012/06/13(水) 19:14:18.72 ID:TQWWyYgD
黒雪姫先輩に貧乳、洗濯板、大平原の小さな胸、哀れ乳とか言ってやりたい
それか赤と黒とで乳比べしたい
629名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 01:32:41.93 ID:VMDpzkXu
アニメじゃでかいらしいじゃない
630名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 02:05:09.69 ID:n8xYQ/bZ
アニメじゃなくても「脱いだら案外スごふっ」らしい
631名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 03:41:13.16 ID:NKviextd
脱いだらすごく乳が無かったというオチ
632名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 10:22:07.38 ID:gzLdNVIb
>>630
とはいえ言ったのはニコですから・・・
633名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 10:25:35.82 ID:Y6Xo68rZ
今まで川原磯だと思ってたが礫だっんだな
634名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 13:11:12.22 ID:ObS3aKxI
河原の石礫と覚えるがいい
635名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 14:56:15.49 ID:izvEH+j8
かわらつぶて?
636名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 22:06:39.18 ID:sHN0rzeV
川原に転がってる石ころみたいな作家って意味だったか
初期の頃はうざいくらい自虐あとがきばっかりだったな
637名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 22:13:33.74 ID:FJjQsJRx
瓦礫ライターですねわかりません
638名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 22:20:28.63 ID:ONNhOYFc
>>636
じゃあ今は丸くなったんだな
639名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 05:13:19.46 ID:wnzbyDsz
川の水に洗われ続けた石礫(せきれき)のようにな
640名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 19:37:30.06 ID:CPLRCexE
ロンド来てる
641ユカラカキ ◆SNwumj5Nac :2012/06/15(金) 22:27:51.26 ID:8u8nieeA
トリップを忘れてしまったので、テストも兼ねてリハビリがてらに。

現在、投下予定のSSは以下の通りです。
基本、ハーレム系から消化して行くつもりです。NTR系を投下する際は必ず注意書きをします。


・領主さん達へのご褒美(ハーレム系)
「領主さん達の色仕掛け?」後のお話。
首尾良くアスナを助け出したキリトに、協力の「ご褒美」をおねだりする領主さん達。
恩と情、そして身体で多彩な攻撃(主に理性へ)をしかけて来る、最強のコンビ。
果たして、キリトは彼女達の誘惑に耐えられるのか?

・安岐ナースの愛情リハビリテーション(ハーレム系)
昔書いた「心のリハビリ(安岐ナースxキリト)」をベースにして書く予定(原文はHDが壊れて失いましたorz)
アスナの意識回復がまだと知って落ち込んでいるキリトを、エロエロなリハビリと優しさで癒す安岐ナースのお話。

・領主さん達の色仕掛け?リアル編(ハーレム系)
キリトに襲いかかる領主二人の魔の手はリアルにまで!
オフの約束を断れないまま、待ち合わせ場所に向かうキリトの運命は如何に!
(昔、投稿した作品を手直ししています。ただ、この作品の投下はもう少し待とうかなと。
本編でリアル領主さんの細かい描写が出てきたら、と思っているので)

642ユカラカキ ◆vY64Y8zpnE :2012/06/15(金) 22:38:17.32 ID:8u8nieeA
以下のプロットは、NTRです。
NTRは劇薬なので、概要だけでも拒否反応を示す人は、すぐさま「アスナビッチ」をNGワードにしてください。
















・アスナ陵辱(NTR、陵辱)
むかーし某所に投稿した、本編の「あの流れ」から、ナメクジ社員にペインアブソーバが効いていたら?という話。
後日談として、ナメクジにエロエロされた挙句、電子ドラッグプレイで遊ぶくらいなら……と、プレイを楽しんでしまう堕ちたアスナの後日談を加筆。


・アスナビッチ(NTR)
キリトへの愛情はなるべくそのままにした状態で、
アスナの快楽への耐性や貞操観念のステータス値を最小値にしたら?というお話。
新婚生活で、倫理コード解除しての性行為に嵌ってしまったアスナ。
淡白なキリトが中々相手をしてくれず、自分から言い出すのも(好きな人の前だから)恥ずかしい。
という状況の中、新居にエギルとクラインが遊びに来た。夜中、キリトは明日は朝から釣りだからと寝てしまった後、
シモネタで盛り上がる3人。内容はどんどん過激になってきて……二人のモノがどれだけ大きいかという話になった時、アスナは――。

・アスナビッチ2(NTR)
キリトを裏切って性交する背徳感が病みつきになってしまったアスナは、ある日、裸で水浴びをしている所をニシダに見られてしまう。
性的好奇心に満ちた彼女は、一瞬ニシダの目に浮かんだ中年男特有の欲望を見逃さなかった。
謝り倒すニシダに、アスナは悪戯な笑みを浮かべて言った。
「ニシダさん、一緒に水浴びしませんか?」

643名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 22:43:21.19 ID:1cKqvt2f
NTRとか俺得
期待age
644名無しさん@ピンキー:2012/06/16(土) 03:27:05.82 ID:6h+DWgyM
「アスナの危険な好奇心」のプロットは散ったのか…
645ユカラカキ ◆fmEMGDA1qk :2012/06/16(土) 18:50:41.91 ID:kPcNgqt4
>>644
そちらは、アスナビッチシリーズ(?)として書くつもりです。
まずは先に書いた二つからかなと思い、今回プロットの投下はしませんでした。
(HDでデータを失ったのも大きいですorz)
646名無しさん@ピンキー:2012/06/16(土) 19:48:41.38 ID:6h+DWgyM
なるほど、個人的には勉強会(娘編)とか待ってます。
リバース当時のファイルなら手元にあるし、必要なら上げますよ。
647ユカラカキ ◆gY58f6pwzI :2012/06/17(日) 19:48:34.56 ID:PQTc6YK8
>>646
リバの掲示板に投下した作品のログがあれば是非!
物凄く助かります。

アドレスはメル欄に……と思ったら、長いと怒られたので、本文に。
yukarakakiあっとまーくgmail.com
648名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 22:00:27.41 ID:Bn58vZWI
送りましたー。掲示板のログ自体は保存していなかったので、保管前だったパジャマパーティの最初の方は無いですが。
649名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 21:46:13.57 ID:0fV9UIX7
今来た俺のためにシノンっちの良作ナビゲート頼むぜ
シノンっち大好きなんだぜ
650名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 22:06:10.84 ID:neSh46Nx
>>649
シノンはそんなに数無いから保管庫のやつ全部読めよ
651ユカラカキ ◆U3LCPLxZ82 :2012/06/18(月) 23:50:01.20 ID:ZtNgoG04
>>648
すみません、メール届いていないようですorz
作りたてだったので、まずかったのかもしれません。もう一度お願いできますか?
652名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 03:09:11.85 ID:72bPSDac
>>651
おや、もう一度送ってみますね。
添付ファイルもあったし迷惑メール扱いされてなきゃいいんですが……
653名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 19:30:04.47 ID:wKJQKGBD
暗黒時代のシノのんが不良どもにリアルPKされる話しキボン
654名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:57:06.21 ID:dz9mM2jF
ういういの鏡プレイ
655名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 05:42:15.81 ID:TtQrQcvR
昨日、黒雪姫先輩が真剣な顔で豊胸手術のチラシを眺めてるのを見た
656名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 22:14:00.30 ID:LM9dx0pa
胸を揉んで大きくしてもらおうとハルにおねだりするもっ先
657名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 22:20:52.39 ID:EOtQ3gB9
もっ先は胸より先に、お腹が大きくなりそう。
658名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 22:21:11.59 ID:DhHZ2Xfl
黒豚とピンク豚のアバターがこの前さかってましたよ。
659名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 06:37:31.05 ID:TQcl7tlO
効果音が「パンパン グチョグチョ」ではなく
「ガッシャンガッシャン」ですねわかります
660名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 00:18:06.84 ID:gSm20z3c
http://himapo.blog32.fc2.com/
アクセル・ワールドの絵の人が普通にエロ描きだったとは不覚
661名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 00:49:58.89 ID:b4/OYpb9
え、いまさら?
662ユカラカキ ◆gY58f6pwzI :2012/06/22(金) 01:20:58.03 ID:p8ZCPMZd
>>652
やはり、駄目でしたorz
何度も要求するのは難なので、今度新しいアドレスを作った時に、作品も一緒に投下します故、
その時に送ってもらえると嬉しいです。
663名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 05:33:18.02 ID:zWZkdGL5
>>662
ダメでしたか、了解です
664名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 16:11:44.44 ID:kS6DbSTZ
>>661
クーさん、以前からAWを読んでる人ばかりとは限らないのです
665名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 18:07:53.14 ID:ooSuyYYU
というよりも作者自身が・・・
666名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 20:32:07.04 ID:6zrFBBK8
投下ー、とうかマダー?
667名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 20:36:08.64 ID:+SiBOt4v
シノンっちが好きな俺が作品作っちゃおうかな
アスナビッチからの寝取り物なんだけどいっとく?
668名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 20:36:10.74 ID:bqJOoJvG
黒雪姫スレより

34 名前:策士拓武策に溺れる之巻  メェル:sage 投稿日:2012/06/22(金) 00:27:49.73 ID:Wn/RauZeP (3/7)
「ちーちゃん、ハルとマスターの絆には誰も入り込めないよ。
マスターはたった1回の子を作るチャンスをハルに与えたんだよ。
それに、交通事故の件、覚えているだろ?
マスターはリアルで瀕死の重傷を負い、ポイントの99%を消費してまでハルを助けたんだ。
自分の命を賭けてまで守ろうとする…親友のボクでもそこまではできないよ。
ハルだってその思いを邪険にするような奴じゃない。
そりゃ学校では、姫とペットの仔豚扱いかもしれない。
しかし、あの二人はもっと深いところで固く結ばれているんだよ。」
「タッくんもうやめて、私どうしていいかわかんない。」
「でもね、ちーちゃん」
「?」
「ボクは、ちーちゃんなら子にしてもいいし、ちーちゃんのためならポイントの99%を消費しても助けたいと思っているんだ(できないけど)。」
「タッくん…」
「ちーちゃん。
 (よっしゃー やったー これで千百合の処女は俺が頂いたも同然だ!最薄ゴムも昨日買ったし、念願の筆おろしだー!) 」
「タッくん。」
「!?」
「直結してるから心の声もダダ漏れなんですけど。」
669名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 20:36:59.65 ID:bqJOoJvG
51+1 名前:>>34のつづき メェル:sage 投稿日:2012/06/22(金) 14:09:00.95 ID:Wn/RauZeP (6/7)
タッくんを振り払い駆け出すチユ
「あー男ってどうしてこうなんだろう。ハルも小学5年生をウチに連れ込んで、こともあろうか胸揉んだっていうし。
 しかもタッくんもハルも黒雪姫先輩の下僕となってるし。あーイライラする。」
すると向こうからもっ先がやって来て
「どうした倉嶋くん、元気無さそうじゃないか。」
「黒雪姫先輩には関係ないことです。」
「まあそう言うな。恋のライバルが弱いと戦い甲斐がないじゃないか。
 それが嫌なら生徒会副会長という立場でキミの悩みを聞くぞ。
 他人に話せば楽になることもある。さあ、話してごらん。」
「黒雪姫先輩…」

このとき倉嶋千百合の名の如く、チユの心のなかに百合族の花が咲いた…

以下、薄い本に続く。
670名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 23:47:42.23 ID:6zrFBBK8
まあよほどうまくやらんと、SAOではアスナさんからキリトを、AWでは黒雪姫からハルユキをのntrものになるんだよなぁ・・・
671名無しさん@ピンキー:2012/06/24(日) 03:59:36.18 ID:rd9GLo2G
>>670
あの世界での男って基本的に主人公以外フラグの建てようがないからな
ハーレム要素があるお話じゃしょうがないのさ
672名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 21:47:11.65 ID:s/Ky88X1
そろそろ直葉たんのSSがみたいお…
673名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 22:32:47.46 ID:RtHErKY7
サチのSSが書かれてないことに今更気づいたんだが
674名無しさん@ピンキー:2012/06/27(水) 05:52:58.42 ID:QFBXD1WQ
この前黒雪姫先輩が胸パット売り場の前でウロウロしてたの見た
675名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 21:26:00.87 ID:j9Zwdxgn
しののんさんの場合は残念ながら相手は実はキチった犯罪者だったけど
直葉さんなら片思いしてくれてる男子がいるというのに!
676名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 01:03:43.84 ID:RvHihLRN
残り容量20KB強か
次スレ立てた方が書き手さんたちも投下しやすくなるかな?
677名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 10:44:02.25 ID:YgwY5vl8
タクチユが読みたいです
678名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 13:32:36.53 ID:qGI0AvCI
まちがってエリカをおそっちゃうキリトさんまだー?
679名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 07:16:24.63 ID:FkoS8nap
[883]メロンさんex@ご利用は紳士的に [sage] 2012/06/30(土) 08:06:37.58 ID:7QNN84uV0
来週からの新OPで、師匠がどんな風に出てくるか?
前期OPでのパドさんの様に、「水ぶっかけちゃうドジっ子ウェイトレス」も出して欲しいが。

[891]メロンさんex@ご利用は紳士的に [sage] 2012/06/30(土) 11:49:48.30 ID:iqPGhvBwO
AAS
>>883
確実に店のトイレに何回か連れ込まれてるな


アニメのバレスレからなんだが、綸ちやんが師匠に店のトイレに連れ込まれて、一体ナニをされてるかと考えるだけでもいきり勃つなw
680名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 22:03:23.04 ID:tEEDMq1H
久々にAW9巻を読み直したら、デムパを受信キwwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !
断片的だけど、P344と345の隙間だと思って下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『2047年6月20日、午後10時30分。』

「ハルユキくん、先ほどの事を気にすると言うのなら、君には罰を与えないといけないな。
今夜は私のベッドで、抱き枕の刑だ(むぎゅ)。」
風呂上がりのボディソープとシャンプーの香りに混じる、黒雪姫自信の、女の子の甘い体臭がハルユキの鼻腔を刺激する。
「そして、君の恋人である黒…として、君へのご褒美だ」
リアルでは初めてのキスをし、軽く体を離した黒雪姫は、フリーズしているハルユキの右手をそっと握り、自分のささやかな
膨らみへと導いた。
「フーコの様に大きくはないが…わ、わたしの胸を、す、好きにして良いのだぞ」
そして
「む、胸だけではないぞ。生身の体だから、加速世界での体の様に無茶な事をされたら壊れてしまうが、他の所も」
今度はハルユキの右手を自らの下腹部に導き、一瞬の戸惑いを見せながらも、意を決して更に下へと導いた。
「キミのち…男性器に、熱いエネルギーが集中している様に」
「キミの事を思うと、キミを受け入れるべく、私のここが熱く潤んでしまうんだ。こんな風になってしまうのは、キミだけなんだぞ。」

「これがキミの…ひゃんっ!」
「もぉ、出すなら先に言ってくれ。口で受けとめようと思っていたのに」
「何とも言えない味だな。キミの物だから愛おしく、口にする出来るが」

「大丈夫だ、私の生理の周期は安定しているから、今は妊娠しない。なにより、「初めて」は、生身でもキミの全てを感じたいんだ」

「ん…ちょっとキツいが、大丈夫だ。思いっきり奥まで来てくれ」

「はぁはぁ…これが…セックスなんだな。痛み以上の快感が、私の胎内で爆発して、体が砕けてしまうかと思った。
そうだ。直結状態でお互いの感覚をリンクさせながら、もう一回やってみよう。
キミの暴れん坊は、まだ収まりがつかないだろ?
681名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 23:05:30.58 ID:OUppwafy
そのまま一つ書いちゃいなよYOU
682680:2012/07/02(月) 21:37:38.75 ID:uMeLnF8B
「とらのあな」で、もっハルいちゃラブな「薄い本」を何冊か買って来たら…
>>680で受信したのと同じ様なネタを、もっと上手く料理してる本が。

他の作品原作の「薄い本」でもそうだけど、『あ、この本、良いな♪』って思った本の殆どが、
作者(絵師)さんが女性なのは何故なんだろう?
683名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 22:03:01.23 ID:Wg/ZkTcG
それはもう・・・しょうがないにゃあ・・・
684名無しさん@ピンキー:2012/07/05(木) 22:18:03.25 ID:8DAnMmul
AWは次回からOPとED変わるかね〜?
685名無しさん@ピンキー:2012/07/06(金) 19:28:42.18 ID:RwLP+QP0
しかし過疎いな、ここ。なんで?
686名無しさん@ピンキー:2012/07/06(金) 19:48:19.74 ID:QEyS2InT
たまにしかないからエロいんだよ
687名無しさん@ピンキー:2012/07/06(金) 21:30:46.02 ID:zfeCExDk
そういえばゲームのインタビュ―でスタッフの人が俺の妹のゲームでやってる人で
今回は腹ボテはありません(笑)と言ってるのに別の人がstage1ではありません(笑)とか
原作者も超少子化が問題になってます(笑)といってるからやるかもしれん
688名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 01:38:09.94 ID:HY4S5EtP
アニメ現役と新アニメもあるのに、こんんあに過疎いと人気ないのかと不安になるな
689名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 07:06:20.82 ID:xywlSogf
待ってるだけじゃなくて自分でも積極的に投下しないと賑わうことなんてないからな
690名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 12:12:47.89 ID:dAMfvz1D
単にアニメ人気がそんなにないだけでは?
SAOの方は開始前から不安要素だらけだし
691名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 12:18:21.23 ID:699IS5nq
ニコ腹ボテだったら神
692名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 00:01:37.53 ID:Cjh/xgho
乗るしかない、このSAO(ビックヴェーブに)に
693名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 01:09:16.07 ID:eMwNn3Hx
容量残り少ないからみんな次スレ待ちなんじゃないかなぁ
694名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 01:50:08.71 ID:RTkTkA1N
SAOは最初はコケそうだなーという感じだったが、PV2を見るとかなり印象変わった。AWよりは人気出るだろうとは思う。
695名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 02:07:23.70 ID:RTkTkA1N
須郷×明日奈、またはオベイロン×ティターニアを読みたい。内容はあまり変わらないだろうがww
696名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 05:38:01.95 ID:WKu9//uS
第一話を見る限りSAOはいけてる

AWは演出が酷くてのう……同じ尺使ってももう少しやりよう有るんじゃない感が……
697名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 06:57:53.40 ID:za+v0BqO
スレ容量中途半端なのこり方だな。一応テンプレの次スレ容量経過しているし、良いタイミングだから次スレ立ててくるわ。

アニメスレのURLとかいらないよね?
698名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 07:19:00.77 ID:za+v0BqO
とりあえず次スレ 職人さんは残容量見て投下先をお決めください(一応4層目が優先かな?)

http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1341699464/
699名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 08:57:53.82 ID:2v4DszrO
>>695
アニメがそこまで行けば
薄い本とか出まわってくるだろうね
700名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 12:55:58.07 ID:W4NKxtNo
|SAO… 開幕ネカマ瞬殺とか夢がないよ……
巡回先のスレで上記のレスを見かけて、さすがのキリトさんもネカマ美少女はダメだろうと返そうと思った。返そうと思ったんだけど……。
それでもキリトさんならどうにかしてしまうんじゃないかとか、最初のデスゲームから解放されて出会ったネカマ美少女の婚約者がやっぱり美少女でそのうちふたりまとめてキリトさんがおいしくいただいてしまうんじゃないかとか考えてしまった。
これは自分の中のキリトさん像がおかしくなってしまったのだろうか?
701名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 13:12:48.66 ID:t7hKEWc7
スカート履いた男性キャラとかどうすんだよアレ
702名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 14:05:56.35 ID:XZU3U3Nx
> |SAO… 開幕ネカマ瞬殺とか夢がないよ……

ISAO に見えた
703とむ ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 15:08:20.51 ID:za+v0BqO
埋めます。


・ユージオ(幼)・アリス(幼)・キリト(幼) 後背位 正常位
・時間軸はSAO9巻アリシゼーション・ビギニング冒頭部。登場人物は幼少期の三人です。その手の描写が苦手な方はスルーください。
・禁忌目録あたりの描写をところどころ間違えているかもしれません。ご容赦ください。


NG「ユージオ・アリス・キリト ◆T.om8vwXYU」
704ユージオ・アリス・キリト ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 15:10:10.33 ID:za+v0BqO
「んっ……んぅ……あんっ……んっ、ユージオ……そこ、気持ちいいかも……」
「……こ、ここのあたり……?」
「うんっ……ぅぅ……ぁぁ……いいよ、ぉ……」

 かの悪魔の巨樹《ギガスシダー》に刻まれた切りこみに桜色の爪先をのせ、まばゆかん
ばかりの金髪を背に流し、真っ白な肌をソルスの光の元にさらしている幼馴染の少女と深
く交わる。
 性器から伝わる甘い快感に酔い、お尻を突き出すような格好でいるアリスを後ろから
次々に貫いていく。

「ふあぅ……ひゃんっ! さ、さっきと、ち、ちがうところ……当たってる……」
「足元が不安定だから……きつくない?」
「だ、大丈夫……すこし驚いただけ……んっ、ふっ、あんっ……でもこっちのほうがいい
かも……」

 途端になまあたたかくも、背筋が震えるような快感が性器から走る。膣道は狭苦しく、
わずかに性器を動かしただけでも表面が膣粘膜を擦る。それがなによりも心地よかった。

「あんっ……ユー……ジオっ! ちょっと、つよいっ……!」

 涼やかで、それでいてなまめかしい声が森に響く。幼いころから聞いてきたどんな声音
よりも甘くて淫らな声が、ユージオの鼓膜をふるわせる。
 ――だめだよ……アリス……そんな声で甘えちゃ……。止まれなくなっちゃうよ。
 背筋が震えあがる快感に思わず喘ぎそうになりつつ、つながったまま、上半身を折って、
汗が光る背中に唇をおとした。わずかに汗の味がした。

「ああ……く、くすぐったい……舐めちゃ、だめ……」

 アリスが華奢な肩の向こうから不安げな視線を送ってくる。
 波打つ金色の髪をちりばめ、いつものバラ色の頬を真っ赤に染めあげたアリスは、熱い
吐息を漏らし続けている。二年ほど前、いっしょに入浴していたときより、彼女の四肢は
長く、丸かったお腹はくびれていて、そしてなにより胸のあたりがなだらかに盛り上がっ
ていた。

 二年ほど前は水浴びや入浴を一緒に行っていたし、お互いの体を洗ったりした。
 それをしなくなったのは《ルーリッド村規範》に「天職を得たものは、みだりに肌をみ
せあわないこと」の一文があるからだ。

『じゃあ、「みだり」じゃなければいいんだろ――』

 その、「みだりに」という部分を豪快にぶち破った相棒の様子をちら、と見てみる。ズ
ボン一枚でギガスシダーの根に腰をおろし、呆然とした表情のまま樹上の葉を見上げるキ
リトは、ユージオの視線に気がつきにやっと頬をつりあげた。

「二人とも気持ちよさそうだな」
「キリトだって、さっきまでアリスと……えっと「子作り」してたじゃないか……」
「そりゃ……今日は俺のほうが「いい音」させてたからな。ご褒美だよ、ご褒美」
「ぐ……」

 キリトの言うとおりだ。膣内を満たすぬめりはもちろんアリスの愛液がほとんどだが、
その何割かはキリトがついいまさっき吐き出した白濁液だ。
705ユージオ・アリス・キリト ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 15:11:57.36 ID:za+v0BqO
 ギガスシダーの刻み手を任じられたキリトとユージオの役目は、もちろん悪魔の巨樹を
切り倒すことだ。しかし、この徒労感の強い仕事は、想像以上に二人の精神を疲労させた。
仕事を厭う気持ちは、竜骨の斧の重量を割り増した。
 どうにも調子のよくない二人を見かねたアリスが「じゃあ、良い音をさせたほうにご褒
美あげる。なんでもいいわよ」などと言いだしたのが、今の状況のきっかけだ。
 幼い好奇心から、三人はすこしずつ性の魅力へと夢中になった。
 最初はアリスの身体に服の上から触れる――という至極単純なご褒美だった。しかし行
為は徐々にエスカレートしていき、誰に教わることもなく体の機能を理解した三人は、一
月前にとうとう繋がってしまった。
 キリトとユージオの二人は週に一度、休日の前日に訪れるアリスと交わっていた。順番
はその日の刻みで良い音が多かった方が先……というルールができあがった。
 今日はたった一打ではあるものの、キリトがユージオの回数を凌駕した。
 目の前で正常位でまじわるキリトとアリスに焦らされ続けたユージオが、やっと見つか
った欲望のはけ口へ、夢中になってしまうのも無理はない。

「はあ……ああ……アリス……」

 ユージオは確かめるように大きく腰を叩きつける。瞬間、アリスが高い声で悲鳴を上げ
た。

「ふああああっ!? いき、いきなりしちゃ、だめぇっ!」

 真っ白で歳相応に薄いお尻がユージオの動きをふるわせながら、アリスは神を左右にふ
りつけ喘いだ。
 膣道がぎゅうっと狭まり、内側を埋めていた液体が秘処から漏れ出していく。
 そのさまを見つめながら、ユージオはさらに腰をぶつける。乾いた音が森の中に鳴り響
く。

「やああっ、やっ、だめっ――、だめっ――!」

 性交をはじめてから一番大きく背を反らし、森に響くような悲鳴をあげたアリスは、柔
肉をひきしめて絶頂した。

「あああっ、ああ――!」
「くっ……」

 性器の先から根元までを締められる快感に、ユージオは耐える。
 ぴん、とつま先立ちになったアリスは、体中を震わせていた。繋がり続ける秘処は、新
たに分泌された液体でさらに濡れそぼっていった。

「ん――! んっ……」

 しばらくのあいだ絶頂に酔っていたアリスが、すこしずつ身体の緊張をほどいていく。

「ふあっ……ああっ、ああっ……んっ……」
「アリス……先にいっちゃったんだね……」
「ああっ、んっ……んっ……んっ……う、ん……ごめん、ユージオ……」

 迫っていた肉壁がアリスの落ち着きと共にやわらかくなっていく。だが――。
 ギガスシダーにすがりつきつつ、喘ぎ声をおさえるように口をつぐんだアリスの艶姿に
ユージオは思わず息をのんだ。
 とろけた視線は、すこしまえまで一緒に野山を駆けまわっていた少女のもとは思えない
ほど、色っぽく……ユージオをそそらせるものだった。
706ユージオ・アリス・キリト ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 15:12:33.27 ID:za+v0BqO

「あ、アリス……っ!」

 汗ばんだ首筋へ淫靡に絡みつく金髪の上に覆いかぶさりながら、達したばかりで敏感な
秘処を容赦なく刺し貫いてしまった。

「あん!」

 普段聞いたことのないような声で喘ぐアリスに誘われてしまい、ユージオはさらに性器
を推し進めた。
 大人と比べてまだまだ未成熟なユージオの性器は、それでもアリスの奥まで到達した。
こつ、と性器の平らな部分が子宮口に触れ、響く快感にとうとう理性が決壊する。
 アリスが脚から力を抜いてしまっているのを良い事に、ユージオは強く抱きしめたら壊
れてしまいそうな腰を両手で掴み、律動にあわせて引き寄せた。

「あっ、やんっ、んんっ――! ふっ、ふかい……ふかいよぉ――!」

 アリスはすでに身体を戦慄かせながら、ユージオを振り向いた。すでに涙を頬におとし
なら快感にむせび泣く幼馴染の姿を眺めると、押さえつけることの出来ない欲求が性器の
内側に溜まる。

「アリスっ――! 僕……もうっ!」
「ん――! い、いいよっ! ユージオも、出して――!」

 キリトより奥へ――わずかにくすぶっていた自分より先にアリスを犯したキリトへの対
抗意識で、お尻がむにゅっ、とつぶれるほど強くアリスの腰を引き付ける。肌と肌を打ち
つける乾いた音とともにユージオは射精した。

「あああっ、熱っ――!」

 最奥で解き放たれた性を子宮口で受け止めるアリスは、ふたたびユージオの性器を締め
る。普段から狭苦しい膣道がさらに狭くなり、尿道にのこった最後の一滴まで絞り尽くさ
れる。

「ふあっ、あんっ……あばれてる……ゆーじお……はあっ、ああ……お腹、とけちゃう…
…」

 絶頂直後の射精についに腰が砕けてしまったアリスがゆるゆると座り込む。その拍子に
性器の結合がとけて、いまだユージオの男性器にこびりついていた精液が、アリスのお尻
へと飛び散っていった。

「……はあっ……はあっ……気持ちよかった」

 アリスと同じようにへなへなとひざまずきながら、目の前にあるお尻をさすりあげた。
白いお尻はユージオの姉にくらべるとずいぶん薄いが、その分すべすべと滑らかだ。

「はあっ……はあっ……わ……私も……」

 ゆっくりとユージオに向かって振り返り、ギガスシダーの根に身体をねかせたアリスは、
口元に仄かな笑みを浮かべた。
707ユージオ・アリス・キリト ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 15:13:35.69 ID:za+v0BqO

「私も……気持ちよかった……ありがとう、ユージオ……さきにいっちゃって……ごめん
なさい……」

 そのままアリスは目をつむり、大きく呼吸した。
 快感の余韻に酔っているのかもしれない。そんなふうに思いながら四肢を投げ出すアリスを、ユージオはしばらく眺めていた。

「ふう……見せつけてくれるよな! ほんと」

 いつのまにか未だ全裸のユージオのとなりにキリトが現れていた。
 ユージオがわっ、と驚く前に、キリトが指でアリスの一点を指す。

「え……。ああ……」

 ユージオはキリトの指した先になにがあるのかを理解した。
 アリスはいま、彼女の体のふた周りは大きい木の根に、脚の左右を下ろしている。開脚
の形になったせいで、常時ではまだ一本のタテ筋にしか見えないスリットが、左右に開い
ていた。小指の先程度の大きさしかない秘芯もあらわだ。
 再び息を飲むユージオの前で、秘処からこぼれおちた白濁液がギガスシダーの根に敷か
れた、苔の絨毯へとしみこんでいく。
 釘づけになる少年二人の視線を感じたのか、アリスがぱっちりと目を開き……。
 頬を赤で染め上げた。

「あっ――や、やだ……、なにみてるの……! や、やめなさい……!」

 キリトとユージオの視線を感じたアリスは、股を閉じるより先に手のひらでスリットを
覆ってしまった。
 だが乱れた花弁のようなそこを目にしてしまったユージオの心中は、再び燃え上がって
しまった。
 ユージオはキリトの方を眺める。
 相棒の顔も張りつめていた。視線のさきには、アリスの手のひらが……。実際にはすで
に覆い隠されてしまったスリットがある。

「あ、アリス……そこ、見せてくれよ……」

 首筋のあたりに掻いた汗を手でぬぐい、キリトが恥ずかしがるアリスへ手を伸ばした。
その手がそーっと、太腿に触れる。キリトの指先がアリスの肌にそっと沈み込んだ。張り
のある肌がすこし沈み込み、夕暮れの陰影をすこしづつ変えていく。

「えっ、んっ……やっ、やめて……キリト……」
「いや、ムリ……」

 アリスの懇願をあっさりと否定したキリトはそのまま太腿を持ち上げ始めた。膝の裏に
手を当て、彼女の胴へと押し付ける。
708ユージオ・アリス・キリト ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 15:14:08.57 ID:za+v0BqO
「ああっ……やっ、だめ……恥ずかしい……」

 秘処を手のひらで覆ったままのアリスは、もじもじと身体をくねらせる。

「僕も……見たい」

 ユージオは新たに生まれた情欲押されるがまま、いつもの彼なら決してしない強引な手
段へ訴え出た。秘処を覆い隠すアリスの手を掴んで、ばっとはらってしまう。もう片方の
手もとり、押さえつける。

「あっ、やだっ、やだぁ……やめて……!」

 大事な部分は、二人の少年の前に晒された。
 白濁液で汚れていてなお美しい、鮮紅色のスリット……。性交のあとを色濃く残す女性
器は、乱れた花弁のようだ。

「くっ……だめだ……アリス……」

 キリトはすばやく自分のズボンを下ろし、すでに準備を終えそそりたった性器をアリス
へ突きつけた。そのままぐっ、と亀頭を押しつける。

「んっ――!? キリト……!? ま、またっ……ひゃっ、はっ、はぅぅっ!」

 早くも始まった律動にアリスは嬌声をあげる。ユージオは交わる二人をまじかで見つめ
ながら――自分の番をじっと待ち続けた。


 ちなみにやや無理やりな行為だったこともあり、キリトとユージオはきっちりとアリス
に叱られた。が、なぜか二人へのおとがめはほとんどなしだった……という。
709とむ ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 15:15:14.76 ID:za+v0BqO
 以上です。
 「ソードアート・オンライン アリシゼーション・ランニング」は、電撃文庫より7月1
0日発売です。
710名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 15:39:11.29 ID:HR2aH5Qk
埋めネタ乙
キリトさんロリスはユージオの嫁なんだからあまり無体なことはせんでください・・・!
711名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 15:42:22.21 ID:46L/haDj
さらっと投下来てたよ!?
やっぱロリショタはいいもんだな!!
712名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 15:46:14.99 ID:t7hKEWc7
梅乙!
713名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 15:51:13.47 ID:R1lfbPBu
お久&GJ
最後にしれっと新刊の宣伝してるのにワロタw
714名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 21:32:15.07 ID:GSW0dYz/
アドみんとUGOさんによる濃厚なM男プレイを所望する!
715名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 21:51:34.27 ID:3QKV7Dz0
まだそこ文庫になってませんよ!アウト!
716名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 22:23:39.60 ID:JPmW2CRy
ugoってユージオのことかwww
ウゴと読んだのは俺だけでいい
717 ◆T.om8vwXYU :2012/07/08(日) 22:32:20.48 ID:za+v0BqO
GJ乙ありがとうございます。4層のLAもいただいてしまいました。
描写を削ったりしてスレ容量を計算しながらSSを投下したつもりでしたが、結局少しあまってしまいました。申し訳ありません。
機械があればじーっくり、キリト・ユージオ・アリスの三人がハマっていく様子も描写したいです。


再度になりますが次スレのご案内です。

【アクセル・ワールド】川原礫総合 5層目【SAO】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1341699464/


718名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 04:02:53.02 ID:OWK+zklo
>>710
タクとユージオは、ハルとキリトをぶっ飛ばしてもいいと思う
719名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 04:05:21.02 ID:aVGsalTk
でもタクはハルが一番好きだから。チユとはどう見ても偽装カップル
720名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 11:26:40.76 ID:uAL2ioP/
>>719
もっ先のらいばるで一番手ごわいな
721名無しさん@ピンキー
  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|r'~i:i:i:i:ir='~⌒ヾ:.:.:.:.:.:ヽ  ト、                    /:::::::
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