1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 04:07:24.96 ID:I5ovXMO6
1/6の私
,, ,,
ヽ(*゚д゚)ノ
人__
(カイバー)
 ̄ ̄ ̄
貴様らぁーっww前スレ埋めて来い、今すぐにだっww
あ、
>>1さん乙です
/::::::::::;:ィ::::::::';:::::::::::`ヽ::::::::::::::ヽ
,'::::::;':::/ l:::i::::::ヽ:::\:::::::';:::::::::::::::',
i:::l::::i:/ ';:::';:::::::',\::ヽ:::::::::::☆:::
l::l::;イ__, ヽ、ト、::::ヽ、\:',ヽ〃l::::::
';l l::l ` ‐- l:::::l:::::: こ、ここ、これ読んで下さいっ!
l::::l == 、 ,.ィ== l:::::l:::::::::
l:::::li //////////// l:::::l::::::::::
, -ーl::::lヽ、 r....::´`ヽ /l:::;'> 、:::::
, -ー 、'´`ヽl::::l// ` ‐-r‐ァ' ´ ,':/ー、 ';
/ , ノ ` l::::l li /ニく /⌒ヽ \.i
, └ '´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / ノ__ ', ,イ:
/ \ (⌒⌒) , └ '´ / i/
/ ヽ / ー ' / /,.イ
∠ __ 岡部へ / / /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄─── -------/-‐'´ /
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/ ヽ(*゚д゚)ノカイバー! / / /
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/ ____ / / /
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MMQ
新スレ記念投下sage
取りあえずできた分からちまちま投下していきます
本編中のセクハラ台詞を本番中に口走ったらどうなるのかが見たかった動機でオカクリのツンデレ情事をるか子が「家政婦は見た!」宜しく目撃してしまった設定で。
注意書き:基本紅莉栖へのどSオカリン言葉責めメインでるか子は空気ですが都合上オカリン萌ではなく百合(?)キャラに性格改変されているので、るかオカ派の方はNG推奨
「・・・や、やめなさいよ、このHENTAI!」
「うぐ!クリスティーナ、俺はお前のHENTAI的欲望を叶えてやろうというのに、大した言いぐさだな」
「そんなわけあるか!己のHENTAI的欲望の責任をこっちに押しつけんな!このバカ岡部!」
・・・
何か向こうの方で人の話し声が聞こえる。
話しているのは、男の人と、女の人。
あれは、岡部さんと、・・・牧瀬・・・紅莉栖・・・さん?
・・・そういえば、昨晩岡部さんのラボで宴会があって、
岡部さんと橋田さんと桐生さんが酒盛りをはじめて、
そのうち酔っぱらった桐生さんがまわりの皆にアルコールを無理矢理奨めてまわって、
ボクは未成年だからって断ったんだけど強引に何杯か呑まされて、
それでラボの片隅の開発室の物陰に逃げ込んで隠れているうちにだんだん眠気に襲われて・・・
今、ボクこと漆原るかは、自分の置かれている状況を整理していました。
ええと、時間は午後10時から11時頃ってところでしょうか。
そんなにお酒を飲まされた訳ではありませんが、それでも未成年のボクには、ぼうっとした感じが
まだ残っています。
あたりを見渡すと、ボクが今いる薄暗い開発室には灯りはありませんが、談話室からカーテン越しに
ほのかな灯りが漏れてきていました。
声が聞こえてきたのは、カーテンで仕切られた向こうの談話室の方からです。
部屋の中では岡部さんと紅莉栖さんのお二人以外の話し声は聞こえませんから、
他の皆さんはお開きで帰ってしまい、どうやら開発室に隠れていたせいで
ボクだけが取り残されてしまったみたいです。
だから今このラボの中にはどうやらボクと岡部さんと紅莉栖さんの三人だけが残っていて、
岡部さんと紅莉栖さんはボクがいることに気が付いていないみたいだから、
二人きりだと思っていて、それで・・・
・・・
「やめて、だからやめてってば!このバカ岡部!
・・・あっ!変なとこ触るな!揉むな!舐めるな!やめろこのHENTAI!」
「フハハ、クリスティーナよ、口ではやめて欲しいと言っているのに身体は正直だぞ!
この天才HENTAI少女めが!」
「誰が天才HENTAI少女よ!てゆうか身体は正直って何よ!デタラメ言うな!このHENTAIの上に大嘘つき!」
「ウソではないぞ。その証拠を示すために、これから色々とお前の肉体について
じっくりたっぷりねっとりと調査してやるところだ。覚悟を決めるのだなクリスティーナ。」
「ちょ・・・やめ・・・おま!・・・どこ触ってんだ!!!あっ、変なモノ押しつけんな!
バカバカ!やめろ!やめて、やめてってば!!」
「んん〜天才HENTAI美少女はここが感じるのかなあ〜ホラホラ!」
「嫌、イヤだってば!変なとこ触んないで!いい加減にしないと許さないから!だからやめてって!
やめないと許さないって言ってるのに聞こえないの?あんっ!イヤ、やめて!」
ええええええ!!!???
お二人の台詞の内容からすると、どうやらカーテンの向こうでは
ただならぬ行為がおこなわれているのに間違い有りません。
その瞬間、ボクは自分がいまここで何をすべきなのか、まったく判らなくなってしまいました。
このまま談話室に出ていって岡部さんを止めるべきなのか。
それとも黙ってこのまま見過ごすべきなのか。
でも、情けないことに身体が固まってしまって全く自分の意志で動かすことができません。
そうしているうちに、どんどん事態は怪しげな方向に進んでいるようでした。
「フゥーハハ、それにしても何時見ても男好きのするエロいカラダをしているなクリスティーナ。
これでもう少しばかり胸のサイズがあればパーフェクトだったのだが。」
「ばっ、バカ!いつも人の身体を貧相とか胸が貧弱とかさんざんおちょくってるクセに、
なんでこういう時だけ都合良くそういう台詞が吐ける訳よ!
それにそんなHENTAI的視点で誉められたって嬉しくなんかないんだから!」
「んん〜、あれは常にそう自己暗示をかけておかなければ
すぐに欲情してお前を襲ってしまいそうになるからやむを得ないのだよ。
だがこの俺の涙ぐましい努力が理解して貰えないとは重畳至極なことだ。
大体あの黒パンとホットパンツの組み合わせとかエロ過ぎて、
あれでNYとLAとか歩いたらコールガールと間違われて5分もたたずに
レイプされても文句いえんレベルだろJK。」
「んなワケあるか!ひ、人のこと嫌らしい目で見ンナ!エロオヤジ!
それより何時までも人の上に乗ってんだ!苦しいから早く退け!」
「ん〜?どいても良いが、そうするとお前がこの場から逃げてしまうではないか」
「あたりまえだ!ていうか本当に重くて苦しいの。だから上だけでももう少し楽にしてくれない?」
「そうやって苦しむお前の表情もまたエロくてキュートだぞクリスティーナ」
「バカなこと言ってないで早く楽にしなさいよ!」
「これから犯されようと言うのに注文の多い奴だな。
まあその早く楽にしろという注文は後で叶えてやるとして、
取りあえず少し身体の位置を動かすからこれで良いか?」
「うん、さっきよりは少し楽になった。ていうか、今何ていった!
後で叶えてやるってどういう意味よ!!?
早く楽にしろって全然そういう意味じゃないから!!全然そういう意味じゃないから!!
大事なことだから二度言いました!」
「ええい、やかましい奴だな、声が外に聞こえてしまうではないか!
そういう聞き分けのない奴はこうだ!!!」
「!」
「・・・」
急に声が途切れてあたりが静かになりました。
でも完全な沈黙が訪れたかというと、そういう訳でもありません。
静かにしているとうっすらと何やら艶めかしい吐息が切れ切れに漏れ聞こえてきます。
そのときボクは、自分の身体の自由が少しだけ戻っていることに気が付きました。
おそるおそる、怖いもの見たさで、ずりずりと、開発室と談話室を仕切るカーテンに近づいていきます。
心のどこかでダメ、見ちゃダメという声が聞こえてきましたが、
それとは別に今度は自分の意志ではない何かにつき動かされるような感覚で、
誘蛾灯に集る蛾のように引き寄せられていく自分がいました。
そうしてカーテンの隙間をそっと捲って談話室の中を覗き込んだ瞬間、
ボクは思わず声を出しそうになってしまいました。
何故ならそのときボクが観測したのは、
ソファーの上から上半身裸で覆い被さっている岡部さんと、
その下で悩ましげに喘いでいる下着姿の紅莉栖さんの姿だったのです。
今日はここまでで続きはきりのいいところまでできたら投下します
ヽ(*゚д゚)ノ カイバー!!!
乙
犯リンすぐるwww
いいところで切るなwwwwwwwwwwwww
次回への期待を込めてグッジョブしておくんだぜ
乙!
期待
乙
これは期待w
明日まで全裸待機とか凍死するわ
>>17続き
「くっ・・んんっ・・・」
その時ボクが観測したのは、岡部さんが紅莉栖さんの唇を奪いながら、
彼女の身体中をいじくり回している光景でした。
漏れ聞こえてきた溜息は、キスで唇を塞がれている紅莉栖さんが
言葉を出せずに喘いでいる声だったのです。
それを知った瞬間、ボクの頭の中は真っ白になってしまい、
ボクの中の砂時計は再び凍り付いてしまいました。
一方紅莉栖さんはそうやって唇を塞がれている間、
じたばたと暴れていましたが、そこから唐突に解放されたとたん、
こらえきれなくなった彼女の口から「はあ〜っ」という艶っぽい溜息が漏れ出てしまいました。
そして紅莉栖さんは、自分が漏らした溜息を聞くなり、赤くなって黙り込んでしまいました。
一方岡部さんは、そんな紅莉栖さんをからかうように、セクハラ行為を絶賛続行中です。
「どお〜うしたクリスティーナ、そんなに感じてしまったのか。
あの指圧師も一瞬で黙らせた我が秘奥義、サイレンス・マウスで
その良く動く口を封じられてしまった気分はどうだ」
「うう・・・なんて卑怯な・・・
こんなコトしてどうなるか覚えていなさいよ、このHENTAI!」
「フン、マッドサイエンティストたるこの俺に卑怯呼ばわりとは、誉め言葉と受け取っておこう。
にしても相変わらず口の減らない女だな。ならば次の攻撃はこれだ」
「ちょ・・・こ、攻撃って一体何するつもりよ」
「ナニするってナニをするつもりに決まっておろうが。
いいから黙ってこの俺の責めを受けるのだ」
「ああっ!ちょ、ちょっとどこ舐めてるのHENTAI!変なトコ舐めないで!」
「脇の下を舐り廻されるのが不満か?」
「ダメに決まってるでしょうが、さっさと離しなさい!このバカ岡部!」
「フフン、それなら仕方がないな、じゃあ次は別の処を舐めるとしよう」
「ちょ、ちょっと待って!それおかしい、それ絶対おかしいってば!
あっ!ソコもダメ!ソコもダメだって!やめてお願い、恥ずかしいからやめて!」
「ん〜?ヘソの周りも不満か?」
「だから舐めるのがダメなんだってば!今すぐ舐めるのをやめろ!このHENTAI岡部!」
「んん〜困ったな〜脇の下もダメ、ヘソの周りもダメ、
となるとアレか、クリスティーナ、お前はやっぱりココを責めて欲しいのだな」
「だから人の話を聞けよ鳳凰院!
あっ!そこはダメ!許して!お願いだからそこは勘弁して!」
でも岡部さんは紅莉栖さんの懇願など無視して彼女のブラジャーを捲り挙げたので、
紅莉栖さんの小ぶりだが形の良い綺麗なおっぱいが露わになってしまいました。
「イヤあ・・・見ないで・・・」
薄紅色に色づいた光り輝かんばかりの頂点を、嫌らしい視線に晒されてしまった紅莉栖さんは、
屈辱で頬を真っ赤に染めて抗議しましたが、岡部さんは構わず彼女の片方の乳房を揉みし抱きながら、
もう片方の乳房をゆっくりと舐め上げていきます。
「イヤ・・・舐めないで・・・お願い・・・そこは恥ずかしいから舐めないで・・・」
紅莉栖さんはそう懇願しましたが、岡部さんは聞き入れてくれず、
そうしているうちに岡部さんの唇がとうとう乳房の頂点に到達してしまいます。
そしてそこにキスされてしまった瞬間、紅莉栖さんは赤面したままもう息を呑むしかありませんでした。
「あっ!うう・・・恥ずかしい・・・」
・・・そしてボクは固まったまま、ただ呆然とその光景を見つめることしかできませんでした。
その後も岡部さんは紅莉栖さんの両方の乳首を交互に吸ったりキスしたりして、
彼女の乳房全体を嘗め回し続けていましたが、そうしているうちにも紅莉栖さんの
抵抗が目に見えて弱くなっていくのが判ります。
「あう・・・イヤ・・・や、止めなさい岡部、や、止めないと許さないんだから・・・」
「どお〜うした?クリスティーナ!
やっぱりお前はおっぱい舐められるのが嬉しくてたまらない、淫らなオンナなのだな」
「ちっ・・・違う!そんなわけない!・・・お願いだからそんな恥ずかしいコト言わないで・・・」
「フフン、大分お仕置きが効いているようだなクリスティーナよ。
日頃ツンツン取り澄ましているお前のような誇り高い美人が、
ここまで淫らな本性を晒してしまったのだからなあ。」
「みっ・・淫らな本性とか言うなあ!このHENTAI!」
「事実ではないか。ねえ今どんな気持ち?いつもツンツン取り澄ましている天才美少女が、
こんな痴態を一番見せたくない相手に見られてしまうのってどんな気持ち?」
「くっ・・・悔しい・・・岡部なんかに・・・こんな屈辱を味合わされるだなんて・・・」
「テンプレなツンデレ反応乙。
だがその後に『でも感じちゃうビクンビクン』を付け加えていただけますと我々の業界では」
「か、感じてなんかいないんだから!デタラメいうな鳳凰院!」
「嘘を言っているのはお前の方だクリスティーナ!
ならば今すぐオマエに自分の本当の気持ちを認めさせてやろう」
岡部さんはそういうと、紅莉栖さんの柔らかいおっぱいをぬめぬめと揉んでいた片手を放し、
ぴったりと閉じられた太股の間にその手を伸ばして下着の中へじわじわと差し込んでいきました。
(省略されました。続きを表示するためには「お前なんかメロメロQだ氏ね」と書き込んでください)
何だと・・・?
お前なんかメロメロQだ氏ね
メロメロQだ氏ね
メロメロQだ氏ね
メロメロQだ氏ねええええあああああああああああああ
お前なんかメロメロQだ氏ねぇぇぇぇぇぇえええええ
お前なんかメロメロQだ氏ね
書き込んだぞ!続きはまだか!
なんだろ、ニヤニヤしかできないよ
メロメロQだ氏ね
そろそろ風邪をひきそうだぞどうしてくれる
お前なんかメロメロQだ氏ね
お前なんかメロメロQだ氏ね
続きはまだなのか!?
お前なんかメロメロQだ氏ねええええええええええええええええ
おい
お前なんかメロメロQだ氏ね///
おいおい いい大人が何してるw
お前なんかメロメロQだ氏ね
氏ね///
お前ら情けないな…
べ、べつに、続きが気になるからってわけじゃないんだからっ///
MMQだタヒね///
こんなしょうもないSS書きやがって
お前なんかメロメロQだ氏ね
>>29続き
紅莉栖さんの下着の中に手を差し込んだ岡部さんは、
その奥を何やらいやらしい手つきでかき回しているようです。
「いやああっ!何するのこのHENTAI!指入れるな!変なことやめろ!」
「フフ、見てみろクリスティーナ、これを見てもまだシラを切れるのかな?」
岡部さんはそういうと指を引き抜き、紅莉栖さんの目の前に差し出して
そこで二本の指を開きました。
そうするとぬらぬらと粘っこい液体のようなモノが糸を引いて、
開かれた人差し指と中指の間に膜のようなものが出来てしまいます。
「ホラホラ見てみろよ、これが動かぬ証拠だ。クリスティーナ、
お前のシュタインズ・ゲートはもう既に淫らに男を求めて
こんなに凄いことになってしまっているのだよ!フウーハハハ!」
「イヤあ、そんなもの見せんなHENTAI!
終わったらぜったいお返ししてやるんだから!覚えていなさいよ!」
「フン、ほんの少し手を緩めただけでまた生意気な口を利くだけの余裕を取り戻すとはな。
どうやらお前にはさらなるお仕置きが必要なようだ。」
岡部さんはそう言うと、紅莉栖さんのぴっちり閉じられていた太股に
もう片方の手をこじ入れて、強引に股を押し開いてしまったのです。
「あっ!・・・な、なんてコトするの!」
「フフン、エロスティーナよ、何度見てもお前の脚線美は最高だ。
エロい、エロいよエロスティーナ。」
「わ、ワケのわかんないこと言ってないで、早く私を開放して。」
「開放してやるとも。ただしお前が心底満足しきった後にな。」
「こ、こんなHENTAI行為なんかで私が満足するなんてありえないんだから、
今すぐやめて私を開放しなさい!」
「おお、なんということだろう。例え何度イかされても永遠に満足する日がこないとは。
お前はどこまで欲望の深い女なんだ、このSEX大好きっ娘め!」
「んなわけあるか、いい加減なこといってこれ以上変な渾名増やすな!このHENTAI!」
「随分と威勢のいいことだ。しかしその生意気な口もすぐにきけなくしてやる」
そう言うと岡部さんは紅莉栖さんの無理矢理開かれた股の間に身体をこじ入れ、
すらりと延びた美しい脚の間に顔を深々と沈めて、太腿の内側に舌を這わせはじめました。
やがてその舌はゆっくりと彼女の中心部に近づいていきます。
「ああっ、やめて、お願いだからそこだけは恥ずかしいからやめて。
や、やめないと許さないって言ってるでしょう?だからやめて、お願い岡部!」
「だが☆断☆ワル!」
岡部さんは速攻で訴えを却下すると、紅莉栖さんの下着をずらし、
股の間に顔を埋めて女の子のいちばん恥ずかしいビンカンな部分を
クンカクンカし嘗め回し始めました。
紅莉栖さんの朱に染まっていた頬が、見る見るうちにさらに紅く染め上げられていきます。
「ああ〜ダメダメ!そ、それだけはダメ!お願い!許して!
何でも言うこと聞くからそれだけはヤメて!」
紅莉栖さんはそう言って抵抗していましたが、岡部さんが指でつつきながらぴちゃぴちゃ、
ぬらぬらと舐め続けるに従って、段々と抗議の声が弱々しくなっていきます。
「ああ・・ダメ・・・イヤ、止めて・・・お、お願い岡部・・・でないと、私・・・」
紅莉栖さんはその美貌を屈辱の色に染めて切なげに喘ぎながら、岡部さんにそう哀願しています。
でも、この期に及んで岡部さんがそんな願いを聞き入れてくれるとは到底思えません。
「フフフ、淫らな欲望が満たされなくて苦しそうだなクリスティーナ。だが案じるな。
最初に約束したように、もう少しで楽にしてやるから安心するがいい。」
岡部さんはさらっとそう言って、さらにしつこく紅莉栖さんのその部分をねちねちと舐り続けています。
「うう・・ち、違う・・・!楽になんかなるもんか・・・
あんたみたいなHENTAIに死んでも屈服するもんですか・・・」
紅莉栖さんは悔しそうにそう呟いたきり、眉根を寄せて唇を噛みしめ、ただ悩ましげな喘ぎ声を漏らし、
身もだえしながら岡部さんの責めをじっと耐え続けているようでした。
しかし紅莉栖さんほどの鮮やかな美女が、大きくこじ開けられた股の間を男の人に嬲られ、
懊悩しながら裸身をくねらせて悶え乱れているのは、異様なまでに淫らな光景としかいいようがありません。
ボクはこの光景を見て、信じられない気持ちで一杯でした。
美人で、背が高くてスタイルが良くて、クールで理知的で頭が良くて、
その上に男勝りで度胸も勇気もある格好いい紅莉栖さんは、
ボクにとっては密かに憧れのお姉さまのような存在でした。
だのに、いつも颯爽として凛々しい紅莉栖さんが、こんなふうに男の人に辱められ、
苦悶し喘いでいる姿を見せられるだなんて、ボクには信じられないくらいの大ショックだったのです。
そうしているうちに、紅莉栖さんの息遣いが次第に激しくなってきてしまいました。
「ああ・・・あんっ・・・うう、だ、ダメ、岡部、お、お願い止めて・・・
そこまでにして・・・さもないと、こ、これ以上されたら、私、もう・・・」
見るからに苦しそうな紅莉栖さんは、もう一歩で彼女の限界を超えてしまいそうな気配でした。
ところがそんな紅莉栖さんに、岡部さんが意外な言葉を投げかけたのです。
「フフン、そこまで言うならやめてやっても構わないぞ。
だが、ここまで来て本当に止めても良いのかな?クリスティーナよ。」
(省略されました。続きを表示するためには「お前なんかメロメロQだ氏ね」と書き込んでください)
お前なんか、お前なんか…お前なんかメロメロQだ氏ねぇぇぇぇぇぇぇええええええええ
ONMMQS
omaQdaSINE
氏ね氏ね死ね氏ねお前なんかメロメロQだ氏ね
お、お前なんかメロメロQだ氏ね//
52 :
FB:2012/01/10(火) 10:19:11.37 ID:TDgCvvWX
お前なんかメロメロQだ氏ね
>>52 FBさんwww
こんなとこでなにしてるんですかwww
>>52 お父さん、「お前なんかメロメロQだ氏ね」ってなーに?
お前なんか.....メロ.....メロ......Q?だ氏ね.......
/. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
,:'. . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.' ,
/. . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:' ,
. / . . . . . . .., . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ; . . . . . . ':,
/ . . . . . ., . , . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . '., . . . . . .:',
,' . . . . . ..,' . i . . . . . . . . . . . . . . . ,. . . . . . . . . . . . . . . . . ', . . .: : : :',
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|: : : :代rtrト、 Wヽ: : : :;:`‐-=:_/ _ゝ-―-:: : : : : : : : :i: : : : : : : : l
i : : : : ', ヘ {:::(`ヾ、 '; : : ト;: : : :/ ̄ ̄ __\: : :__; : : : : : : i:.: : : : : : : :!
l : : : : :', ヽ::`ー'::λ ':; ::| '; : / ァ"¨ ̄):::丁¨フ": : : : : : :ハ.: : : : : : .:i
|: : : : : :',. `‐-‐' ヾl ∨ 'ヘ:::`ー':::::::ノ イ: : : : : : : :;' |: : : : : : :i
|: : : : : : ',. //// / `ー--‐" i: : : : : : : :;' /: : : : : : i お前なんかメロメロQだ氏ね!
|: :. : : : : :', ノ ////// |: : : : : : :.;'/: : : : : : .:!
|: ::. : : : : ::'、 |: : : : : : :;': : : : : : : :.::.|
|: ::: : : : : :::::ヽ _ |: : : : : : ;': : : : : : : : :.:|
. |: ::: : : : : : :::::::\ Y `ヽ |: : : : : :.;': :
お前なんかメロメロQだ氏ね
おまいらそろいも揃って酷い釣られっぷりだYO!!wwww
いや、これはSS主を褒めるべきか。スレ住人の行動をよく理解しておられる
それにしてもけしからん、まったく
釣堀かと思うくらいの入れ食いっぷりだよなw
MMQまだー?
お前何回目だよwww
いい加減溜めて、とっとと書け太郎www
ヽ(*゚д゚)ノ < メロメロキューダ、シネ!!
>>46続き
岡部さんのひとことも意外でしたが、もっと意外だったのが、
紅莉栖さんが明らかに動揺した様子だったことでした。
「・・ふ、ふえ?」
「いや、だから望み通り止めてやってもいいと言っているのだが、何か不満でも?」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!
あんた、さっきまでいくら私がやめてって言ってもやめてくれなかった癖に、
どうして今頃になって突然そんなこと言い出すわけ!?バカなの?氏ぬの!?」
「ふん、今まではまだ貴様にも余裕が残っていたからな。
だが今や発情して男が欲しくて欲しくて仕方がない状況にまで追いつめられてしまって、
淫乱HENTAI少女にクラスチェ〜ンジしてしまったお前には、
もはや選択の余地は残されていないことなど、神に選ばれしメーッドサイエンティストである
この鳳凰院凶真様には全てお見通しなのだよ!」
「だっ、誰が発情して男が欲しくて仕方がない淫乱HENTAI少女だ!
大嘘言うな!このHENTAI!」
「フフ〜ン?そうなのか?じゃあどうしよ〜かな〜止めちゃお〜かな〜」
「くっ・・卑怯な・・・」
64 :
バレル・タイター:2012/01/11(水) 01:34:08.19 ID:Da7VtkiQ
>>60 >>59のメル欄
しかもこれ、間違って途中送信したと思われ
近年稀に見る酷さでしょ常考。
「フフフどうやら止めて欲しくないらしいな。だが続けて欲しくば、
お願いです凶真様、私はえっちで論破厨で無理矢理あなたに嬲られて
アソコをぐしゃぐしゃに濡らして感じてしまうような淫らではしたない女ですが、
そんな私でよろしければ思う存分犯してください
と哀願するのだ。そうすればお前を満足させて楽にしてやろう。」
「あ、アソコをぐしゃぐしゃに濡ら・・・ぬ、濡らしてなんかいない!
それに感じてなんかいないんだから!で、デタラメいうな!バカ岡部!」
「ん?それならばもう一度お前のアソコに指を突っ込んで
証拠物件をVIPにスレたててうpしてやってもいいのだぞ?」
「う、う、うpなんかされたら私、私もう、お嫁にいけない!
お、お願いだから、このことは内緒にしといてよお・・・」
「では認めるのか?」
「・・・」
「まあいい、もう証拠物件などなくとも、あそこまでビショビショに濡らしてよがり狂ってた
インランHENTAI少女が、いくら自分は感じてないなんて喚いても、
もはや何の説得力もないことだけは間違いないからな」
「うう、そ、それは・・・否定できない今の自分が憎いいい・・・」
「どうやらぐうの音も出ないようだな。
ならばこの機会を逃さずして、プライドの高い生意気な貴様に
屈服の台詞を吐かせる機会はないと判断したこの俺、
鳳凰院凶真様の深謀遠慮を呪うのだな!フウーハハハ!」
「くう・・・岡部の意地悪!卑怯者!終わったら覚えてなさいよ!」
「まあそういう訳だ。続けるためにはさっきの台詞で哀願してもらおう。
どうした?言うのか言わないのか?」
「い・・・言うわよ・・・言えばいいんでしょう?
・・・わ・・・私は、天才少女なのに、HENTAI岡部如きに、
こんな恥ずかしいコト無理矢理言わされてしまうはしたない美少女ですが、
それでもそんな私をとっとと早く楽に汁!このバカ岡部!」
「なんかもう肝心なところで色々と好き勝手に改変されてるし。
そもそも今自分が陵辱されている最中だっちゅ〜のに
何でこんなに偉そうなのだこの女は。」
「誰が偉そうなんだ誰が!今日のお前が言うなスレはここですか?」
「だったら鳳凰院凶真様の大きなお☆ん☆舐めたいですうと言ってみろよ」
「そ☆れ☆は☆イヤ♪!!!」
「それ見ろ、お前は本当に扱いにくい女だな
・・・まあいい、さっきのはプライドの高いお前にしてはまあ上出来だといっておこう。」
「じゃあ、これ以上私を虐めないと約束して!」
「ああ、約束するとも、これからこの狂気のメーッドサイエンティスト、
鳳凰院凶真様が貴様のことを存分に可愛がってやるから、
熱く股間を濡らして待っているのだな!フゥーハハハ!」
「・・・ダメだコイツ・・・早くなんとかしないと・・・」
(省略されました。続きを表示するためには「お前なんかメロメロQだ氏ね」と書き込んでください)
ギャグパートほぼ終わり支援THX
エロパートは難しい・・・多分あと2〜3回です
ヽ(*゚д゚)ノ < メロメロキューダ、シネ!!
お前なんか…メロメロQだ氏ね///
おおおおおお前なんかメロメロQだ氏ね!氏ねじゃなくて死ねえええええええええええええ
お前なんかメロメロQだ氏ね、氏ね、氏ね、氏ね、氏ね、氏ね、氏ねえええええええ
メロメロQだ氏ね(必死)
オカリンはだっちゅ〜のとか言わんだろ
いくらパロだからってキャラ崩壊させすぎ
いや、言うだろ。
なに?人気だから僻んでんの?
新参のお子様は黙っておこうね
アニメ化以降関連スレの程度が落ちて酷い有様だな
SS作者ももちっと勉強してからSS書けよ
省略ネタうぜぇからやめろ釣られるバカを踊らせていい気分か?
未完結長編SSをダラダラ続けるくらいなら完成させてからうpしろ週刊誌じゃねーんだぞンモー
僻む…(´Д` )?
作者様は臆せず続けてくれたまえ
ただ、続きは省略されました(ryはMMQレスでスレがいっぱいになるのでそろそろ自粛してくれないかなー…なんて…たはは
他の人はどう思ってるかわからんけど
75の何様っぷりに笑う。過疎スレで投稿少ないんだから好きに書かせてやれよ
アニメ化前も後もこんなもんだったろうが作者はやりたいようにやれ
愛こもってて完結さえしてくれればどのヒロインでもおいしくいただくぞ
真面目が馬鹿を見るこんな世の中じゃ
まあ言い過ぎだけどね
まぁ他スレでこういう引き延ばししたら鬼のように叩かれるだろうなとはおもた
ここらへんのユルさはシュタゲ界隈ならではか
世の中は焦らされるのが好きなやつと嫌いなやつがいるからな
ここの大多数は口をあけて餌を待ってる雛状態だから
気にせず無理せず続きを投下してください まじで頼む
だああああああ! またおまいかよ!
いい加減にしやがれ
ヽ(*゚д゚)ノ < メロメロキューダ、シネ!!
同じネタは3回が限界だな だから次はないと思った方がいいとは思う
作品の内容云々より作者のせいで他スレだったら確実に叩かれる流れだ
それはない
他スレなんか知らんがな
ここはシュタインズゲートのエロパロだ
仲良くやろうぜ。
そうだよねー
クリスちゃんとオカリンの二人だけで愉しむなんてなんてずるいと思うのです
みんなでヤッた方がぜぇーったい、愉しいよねー★
続きマダー?チンチン
いい加減にしろよお前なんかMMQだ氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね
そろそろ靴下だけでも履くお
MMQ
お前なんかメロメロQだ氏ね///
メロメロQはとっとと氏ねえええええええええええ
待つなら黙って待ってた方が再登場しやすいだろうに
あの流れを作った張本人にしてみりゃ気まずいだろ
流れ作ったのはケチ付けてた連中だろ
まるで投稿した方が悪いような言い方だな
なんでもいいから続き早く
今から超短編うpします。
ギャグ多めで稚拙な文章ですがよろしくお願いします。
或る日の昼下がり、ラボにて…
室内には上気した少女がソファに深くもたれて“作業”に没頭しているのみ。
「ッはぁ……あぁっ!」
「ぁ…んんッ・・・」
「あっ、あっ、あぁっッ!」
(イ、イく…!!)
カツカツ
ガチャ
「ん?居たのかクリスティーナ」
「ハ…ハロー岡部っ!早いわね!!」
「何言ってんだ?もう昼過ぎだぞ」
「へっ!?……あ、と…時計の見間違いだわ!!気にしないで!!」
「……?」
(岡部のバカ!どんだけKYなのよ。おかげでイきそびれちゃったじゃない!!)
「ところで、シャワー使いたいんだが誰も使ってないよな?」
「え?うん、わたし一人だから」
ザバー
(もう、雑に置いたら白衣が皺だらけになるじゃない!これだから男って……)
(……岡部の白衣…)
(………)
(ダレモイナイ・・スーハースルナラ イマノウチ)
(たぶんソッコーでやって戻せばバレないわ、よし!)
スーハークンカクンカ
(うおおおおぉぉ!岡部の匂いだわ!!たまらーんっ!!!)
スーハークンカクンカ
(そうだ!さっきの続き……バレにように服着たままうーぱクッションにこすり付けてと…)
スーハークンカクンカ ズリズリ
(ハァハァ…ヤバイ、これはヤミツキになるかも!フヒヒヒ超気持ちいいwww)
スーハークンカクンカ ズリズリ
(ハァハァ……あぁん!もうイきそうっ!!)
「トゥットゥルー♪何してるの?クリスちゃん」
「ひょえええええええええぇぇぇぇ!!!」
「あれ、それオカリンの白衣?」
「なっ、何もしてない!ほんと何もしてないのよ!!た…ただ汚れてないか見てただけだから!!」
「そーなんだぁ。まゆしぃは昨日完成した衣装を取りに来たのです。じゃあね、トゥットゥルー♪」
(#^ω^)ビキビキ
(おい、まゆり空気嫁よ!こっちはもうちょっとだったんだよッ!!)
「今誰か来たのか?」
「ま、まゆりがコスプレ衣装取りに来ただけよ!」
「あれ、その白衣俺n」
「岡部、ドクペ買ってきなさい!今すぐ!!」
「はぁ?なんだよいきなり。それにドクペならまだ冷蔵庫に…」
<●><●>
「……わかった、逝ってくるノシ」
「よろしい…」
(よし、これで邪魔者はいなくなったわ!今のうちにはやくスッキリしないと…)
スーハースーハークンカクンカクンカクンカ ズリズリズリズリ
(ああああぁぁぁっ!!イくっ!イっちゃう!!もうおかしくなっちゃううううぅぅ!!!!)
「ただいまだお!まったくフェイリスたんはまじ天s……あれ、どうしたん?牧瀬氏」
「……」
(表☆へ☆出☆ろ!!!)
その夜、ホテルに戻った紅莉栖は猿になった…
改行乙
無駄な改行をなんとかしろ
確かに改行多すぎだな
SSの優劣はともかく、ここまで改行入れられるとテンポ良く読めないと言うか何か変な感じ
でもこんなけ過疎ってたのにたまに投稿があったら文句しか書かないとか
荒れたらうp主に責任押しつけるとかしてたらそのうち誰もここにうpする奴いなくなるんじゃね?
2回目まではみんな素直にMMQして待ってたじゃないか
あの作者どこ行ったんだろな
やり方はアレだが、せっかく始めたんだから最後までうp しろし
111 :
FB:2012/01/15(日) 22:42:20.87 ID:JVU3lNjN
うるせーぞ たまにはおれも話にだせ 若え女としゃべりてえ
>>109 3回目に文句つける奴が下みたくやり方が気に入らんとか叩いたから逃げたんじゃね?
Mr.ブラウンがこのスレに張り付いている姿を想像すると笑える
Mrブラウンは萌郁と良い感じになる妄想はしたことはあった
今でもMr.ブラウンが萌郁と良い感じになる妄想はする
雇った12歳年下のバイトに手を出して後妻にするとか…FB…
>>67続き
紅莉栖さんのジト目をガン無視して、岡部さんは再び紅莉栖さんの
恥ずかしい部分に顔を埋めて、唇と舌でねっとり愛撫しはじめました。
「あっ・・・ちょ、ちょっと待ちなさい、本気で、やめ、あ!ああっ!」
紅莉栖さんはたまらず岡部さんの頭を押さえつけ、
何度も「いやあ」とか「やめてえ」とか喘ぎ声を漏らしながら、
今まで以上に身体をよじり身悶えし続けていました。
そうしてどの程度の時間が流れたところでしょうか。
「いや、イヤ、いやああっ!」
紅莉栖さんは唐突にそう大きな声を出すと、ぐったり静かになってしまいました。
「フフ、あまりにも気持ちよくてイってしまったのか、クリスティーナ」
「イってない!イってなんかいないんだから!」
「ふん、相変わらず強情な奴だ。まあそうであればこそ、
そんなお前を屈服させたときの果実がこの上なく甘美な味わいになるのだ。
まあこれ以上焦らすのも可愛そうだからそろそろトドメをさしてやろう。」
岡部さんはそういうと凶悪な犯罪道具を取りだして
紅莉栖さんの目の前につきつけました。
「ば、バカあ!乙女の目の前にへんなもの出すなあ!し、しまわないと海馬に電極ぶっ刺すぞ!!!」
「なあ〜ぜだあ?なぜイヤがるのだあ?正直に言え、クリスティ−ナ。
本当はお前はこの鳳凰院凶真様の猛り立ったバナ〜ナが欲しくて堪らないのだろう?」
「へ、HENTAIのバナナなんて、・・・だ、誰が欲しがるもんですか・・・!」
岡部さんの挑発に、紅莉栖さんは悔しそうにそう応じることしかできませんでした。
既に一度イかされてしまったうえに、これだけねちねちと責め続けられながらも
まだプライドを保とうとする紅莉栖さんの気力には驚かされましたが、
でも岡部さんはそんな気丈な紅莉栖さんを何とか屈服させようとして、
責め立てる勢いをとても緩めてくれそうにありません。
「この期に及んでまだツンデレを通すとはなかなか見上げた根性だなクリスティーナ。
だが安心するがいい。お前のためにメインエベントは最後に取って置いてあるのだからな」
岡部さんはそういうと、紅莉栖さんの腰から下着を強引に剥ぎ取って床に放り出し、すらりと延びた
長い脚を両脇に抱き抱えて、腰と腰を密着させるために彼女の身体をぐいっと引き寄せました。
「ちょ・・・な、なにすんのHENTAI!やめなさい!やめないとゆるさない!絶対にだ!」
紅莉栖さんは必死に岡部さんを止めようとしたようですが、
先程一度絶頂に達してしまったせいで、身体に力が入らないようです。
「ああ・・そんな・・・うう・・・悔しい・・・」
紅莉栖さんは悔しそうに岡部さんをちらりと睨み付けましたが、
どうやら観念せざるを得なくなってしまったようです。
ああ、ついにあのクールで格好良い紅莉栖さんが、岡…いえ卑劣で狡猾なマッドさいえんすと、
鳳凰院凶真さんの毒牙にかかって犯されてしまうのです。
岡部さんは腰を動かして紅莉栖さんの深いところにねじ込もうと狙いを定めているようです。
「見れば見るほど佳い女だなあクリスティーナ。そんな貴様に、
望み通り最高の快楽と恥辱を同時に味合わせてやろう」
「くっ・・ま、負けるもんか・・・」
紅莉栖さんは覚悟を決めたのか、唇をきっとかみ締めて
来たるべき決定的な瞬間をじっと耐えようとしているようでした。
「入れるぞ紅莉栖。お前の狭いところに無理矢理むぎゅ〜っと押し込んでやる」
「い、イヤ、私のクリスティ・ゲートに無理矢理むぎゅ〜っと押し込むのはやめて・・・」
紅莉栖さんは最後の力を振り絞って必死に顎を左右に振り、
せめてもの抵抗の意思を表示しようともがいていましたが、それが限界でした。
「くう・・・あああ・・・うう・・あうううう・・・」
ボクは、やがて聞こえてきた悩ましげな喘ぎ声で、紅莉栖さんの最後の砦が
ついに敵兵の侵入を許してしまったことを知ったのです。
しかし岡部さんはそんな紅莉栖さんの耳元に口を寄せ、容赦ない言葉で責め立て続けます。
「どんな気持ち?ねえねえどんな気持ち?
この狂気のメーッドサイエンティストであるこの鳳凰院凶真様に身も心も捧げてしまった気分は」
「か、勘違いしないで・・・身体はあんたに汚されても
こ、心まであんたに汚されてしまった訳じゃないんだからねっ・・・」
「うん?それはどのエロゲで会得したツンデレ台詞なのだ?
さては今は亡き師匠(笑)が遺せしエロゲ100連発完全制覇に向け
師匠(笑)の死も乗り越えてギアナ高地で猛特訓した成果なのだな!?」
「そ、そんなワケあるか・・・あんたたちHENTAI厨二病と一緒にするな・・・」
「ふん、大分弱ってきているようだが、二度とそのような生意気な口がきけないほど、
お前がこの俺の女になってしまったという決定的な事実を、
お前の肉体に完膚無きままに思い知らせてやる☆NODA!」
そういうと岡部さんは、紅莉栖さんに挿入したまま二人の肉体をぴったりと密着させて、
紅莉栖さんの唇に再び自分の唇を重ねようとします。
「ん・・・んんっ・・・」
もはや紅莉栖さんは観念したかの如く、黙って濃厚なディープキッスを
受け入れるしかありませんでした。
こうして岡部さんは紅莉栖さんの上と下の唇を両方犯し、
彼女の身体を抱きすくめたまま、彼女の両脚に挟まった腰を、ゆっくりと動かし始めました。
(省略されました。続きを表示するためには「MMQ氏ね」と書き込んでください)
MMQ氏ね
MMQ氏ね!
ああああああああああああ途中で逃げるなあああああMMQ氏ねえええええ
投下お疲れ様です。
しかし、省略ネタは無駄レス増やすだけだから遠慮してくれないか?
そういや、MMQって初出はどこなん?原作中にそういう台詞なかったよな?
紅莉栖が岡部に『私の甘い香りでメロメロキューだ氏ね!』ってメール送っただろ
個人のパートスレとかなら別に構わんと思うが一応ここは同好の友が共有しているスレなわけだし
不必要に荒れるになったorなりかねないような発言は控えた方がいいと思う
回避可能な反感をあえて買うのは勇気でもなんでもない、周囲にも被害を及ぼす自爆テロだよ
>>126 本当だ、Chapter7にあった
ゴメン……
129 :
FB:2012/01/17(火) 16:28:33.95 ID:eQ3SRYYf
店番してる場合じゃねーな 二階行ってくる
オカクリは嫌いじゃないし投下はありがたいんだが
ここまで空気読めないつーか学習能力のない書き手はエロパロ板でも珍しいな
一度ケチが付いた以上、書き手側からMMQネタ自粛しないと以降延々とケチ付けられると思われ
>>118は空気どころかレスも読めないんですか?
いい加減引っ張るのはやめれ
133 :
M4:2012/01/17(火) 22:44:30.38 ID:RfoK1fdE
>>129 FB・・・・・どこ・・・行くの?
・・・・・私も行きたい
134 :
MMQ:2012/01/17(火) 23:44:13.80 ID:yrW/BTar
続きができるのに時間がかかってしまいご心配おかけして申し訳ありません。
やりかたがまずいとのことですが方法を変えると動機がうまく継続できませんでした
あと1〜2回で終了すると思いますので支援があれば最後まで何とか続けたいと思っておりましたが
どうしてもこの方法では不味いようであればここではこれで最後にさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申しわけ有りません。
MMQ氏ね
残り数回なら書き切ってから氏ね氏ねじゃなくてMMQ氏ね
>やりかたがまずいとのことですが方法を変えると動機がうまく継続できませんでした
あの儀式はどうしても必要な事だったんかね
あんまりヒネた言い方したくないけどさ、MMQ氏ねと言われる事で「続編を待ち望んでくれる人がこんなに!」となり
モチベが上がるのは凄く良く分かるんだが、同時にその儀式「だけ」を寒いと思っている読み手のレスを加味しないのはどうかと思うよ
面白いSS書くから期待されるのであって、期待されるためにSS書いてる書き手は読み手側の過敏な層に咬まれるだけ
せっかく時間かけて書いたSSなんだし、できる事なら皆に楽しく読んでもらいたいだろうに…偏屈と言うか何と言うかもうアカンわ
>方法を変えると動機がうまく継続できません
これの意味が分からない。モチベーションが上がらんってことか?
「省略されました。続きを…」なんて釣る文章を2、3回目の投下時に書かず
単純に「続く」にしておけばGJもらえただけだってのに何言ってんだ。
自分もシュタゲ以外ならエロパロ投下するけどここまで訳分からん書き手は初めて見る。
叩いてる奴ってなんでこんなに必死なん?
気に入らなきゃスルーしとけばいいだけの話なのに
普段だって保守レスしかついてなかったのに省略ネタが来たとたん突然必死になるとか理解不能
そっちのほうがよっぽど偏屈に見えるわ
とりあえずMMQ氏ね
ばかやろう、続き気になるだろ!!
全裸がとまらないだろっMMQだ氏ね。
そんなgdgdした議論なんざどうでもいいから、とっとと続きを書け太郎
MMQだし
だよねえ
クレーム付けてるほうも如何にも自分は正義の味方ですって口調で言ってるけど
俺なんかそんな細かいことはどうでもいいからSS投下してくれる方が正義で
難癖付けてる奴なんて大義名分は何とでも言えるけど悪でしかないわけで
>>138とか難癖いうだけ言って書きもしないで開き直ってる分だけ始末におえんわ
ということらしいので、誰かSS投下しつつ文句付けてやって
自分もシュタゲ書いてるけどここには投下してないから
>>142曰く「始末におえん奴」だが
モチベ上げるって意味だけなら同じ書き手としてはシブとかいっそオフを強く勧めとく
数字で目に見えて評価が即返ってくるから名無しのレスとは段違いにモチベ上がる
名無しで叩かれつつ自分を鍛えるには2chっていいけど要は閲に都合よく読み捨てられる訳で
どうも
>>134はそういうタイプじゃなさそうに見えるから
ガチレスし過ぎだろwww引き延ばされてイライラする気持ちは分かるがもうちょっと心を広くもてよmmqしね
>>145 ガチレスといえば、まゆりと助手のガチレズなんてのもいいな。
空気を読まずに短いのを投下します。
オカリンとまゆりのベッドでのいちゃいちゃです。
名前欄は「熱いのです」としておきます。
148 :
熱いのです:2012/01/18(水) 20:59:19.96 ID:wfgRmFpq
「……ふぅ……」
「えっへへ〜」
俺が抱きしめると、まゆりは恥ずかしそうな笑顔を浮かべながらいつもの調子で
返事を返してきた。
ともすれば中学生に見えなくもないあどけない少女が、あられもない姿で俺の
腕の中にいる。
俺達は恋人同士で、今日はデートの後こうしてホテルにしけこんで一戦交えた
後ということだ。
そう。
俺とまゆりの関係は、あの日を境に一変してしまった。
……入院中の病院でのことだ。
見舞いに来ていたまゆりが俺に向って珍しく怒りをぶつけてきたのだ。
まぁ怒りと言ってもあのまゆりのことだから「ぷんすか」と書き文字が伴って
いそうな迫力に欠けるものではあったのだが。
「そんなわけで、オカリンはマッドサイエンティストの自覚が足りないと思うのです」
「くっ、一体何のことだ」
「人質のまゆしぃを放りっぱなしにして勝手にどこかに行ってしまうなんて無責任
だと思うのです!」
「なん……だと……」
「だから、オカリンはずっとまゆしぃの側にいないと駄目なのです!」
「そ、それは、だな」
「ずっと側にい・る・の・で・す!」
「……ワカリマシタ」
そんなわけでまゆりは人質からクラスチェンジして俺の恋人に昇格した。
いや、汚れた身体の清拭や下の世話までする様はまるでお袋のようだった。
なんというかいろいろな意味で、俺はまゆりに頭が上がらなくなった気がする。
退院してからデートを重ね、きこちないながらも俺達の仲は進展していった。
二人の手が重なり、唇が重なり、そして身体が重なったのはその年の冬のことだった。
149 :
熱いのです:2012/01/18(水) 20:59:39.88 ID:wfgRmFpq
「……どうしたの、オカリン?」
「あぁ、なんでもない。まゆりと初めてこうして寝たときのことを思い出していたのさ」
「恥ずかしいのです……」
「あの日も外は寒かったな……」
「そうだったね」
「まゆりが暖かいから、思い出すのさ」
片手で髪を撫でながら、まゆりを抱きしめる手に力を込める。
「え〜? オカリンの方があったかいよぉ?」
「そうでもないさ」
健康優良児のまゆりとモヤシっ子の俺ではまゆりの方が代謝は活発なはずだ。
ましてまゆりは冷え性というタイプではない。こう言うと怒るかもしれないが、
どちらかといえば「子供は風の子」というタイプだ。
そんなまゆりが、ぎゅっと俺に抱きついてくる。
「ほら、オカリンこんなにあったかいのです」
すりすりと俺の肩に頬ずりしてくる身体が柔らかい。
いかん。またその気になってきた。
まぁいいか、時間はまだある。
「そんなことないぞ? まゆりはこんなにあったかいじゃないか」
「きゃん!?」
驚いたまゆりが反射的に脚を閉じてももう遅い。俺の手はしっかり彼女の花園に
潜り込んでしまっていた。
つい先程俺を飲み込み、とろとろに蕩けていた蜜壺は今なお充分に潤みきっており、
その中は熱い蜜で満たされていた。
「ほら……こんなに……」
「あっ、あ、オカリン……ああ……」
恥ずかしいのか、感じているのか、まゆりがもじもじと身をよじらせる。
だが俺は片腕でしっかり彼女を捉えており、その上で片手でその一点をいいように
弄んでいる。この姿勢で逃げることはできないだろう。
さらに追い討ちとして唇を重ね、舌を絡めて拘束する。
まゆりの抵抗が弱くなっていく。小さな身体がさらに熱をおびてくる。
150 :
熱いのです:2012/01/18(水) 20:59:55.69 ID:wfgRmFpq
「で、でも、オカリンの方が絶対あたたかいと、思うのです」
「まだ言うか?」
「だって、ほ、ほら」
「むう?」
まゆりの方から俺のモノを掴んできた。
考えてみれば病院であんなことやそんなことまで世話になってしまったのだから、
今更ソコを掴まれた位でいちいち反応するべきではなかったかもしれない。
「お、オカリンの、こんなに熱いのです」
まゆりの手の中でビクビクと震える俺の分身。
いや、女の子の柔らかい手でそんな風にされたら誰だって熱くなってしまうだろう。
「それじゃ、どちらが熱いか勝負するか?」
風邪をひいて熱がある時のように、こつんと額を合わせて問いかける。
もちろん、二人のどことどこを合わせて熱さ比べをするのか、わかっていない
まゆりでもなかろう。
「……まけないのです」
よろしい、ならばクリークだ。
俺は枕元からの箱からその日2つ目のソレをとり出し装着する。
まゆりはまだ高校生だ。万一妊娠させてしまって退学とかそういうことになったら
親父さんたちに会わせる顔がない。
「……いくぞ?」
「……はい、なのです」
片手で狙いを定め、ゆっくりと沈み込んでゆく。初めての時は我ながらみっともない
くらいに何度も失敗してしまったが、さすがにもう要領が掴めている。
まゆりの熱い胎内に、ゆっくりゆっくりと挿入してゆく。
「あ、あ、ああーーーっ」
侵入する異物に対する無意識の拒絶か、あるいは愛しい男に対する手荒い歓迎か。
まゆりの柔肉が驚く程の力で俺を締め上げる。
きゅうきゅうと締めつけてくるその力は、まるで野獣の顎門のようだ。
151 :
熱いのです:2012/01/18(水) 21:00:11.39 ID:wfgRmFpq
「ほらまゆり、こんなに熱いぞ……」
「お、オカリンの方が、ずっと、あついのです……ああ……」
深々と突き入れたまま腰を上下に動かし、まゆりをかき回す。
根元まで深く深く挿入しているので、密着した下腹部がまゆりの感じやすいところを
押しつぶすようにして刺激するのだろう。
蕩けたような表情をうかべながらまゆりが喘ぐ。
あどけない少女が淫らな歌声をあげる様はどうしようもなく背徳的だ。
「あ、あ、そんな、ああ、ああっ!」
繋がったままで円を描くように、あるいは8の時を描くように腰を動かす。
激しいピストン運動ではなく、こうして優しくグラインドすることで可愛がってやる。
その報酬は愛らしい嬌声と、そして猛烈な反撃。
「くっ、あいかわらずなんという……」
まゆりのそこが俺を噛み砕こうとする。まさにそう言いたくなるほどの締めつけが
容赦なく襲いかかる。俺のものをくわえ込み、吸い上げ、一滴たりとも残さず絞り
とろうとする本能の賜なのか。
「ああ……おかりん……オカリン……」
「まゆり……」
「ああ……あつい……あついのです……」
相変わらず強情だ。まゆりはこうと決めたら譲らない頑固な子だった。
「まゆり……まゆり……」
「オカリン……ああ……!」
愛しい声。もう我慢ができなかった。俺は激しく腰を打ち付け、まゆりを犯した。
幼さの残る顔が淫らに蕩けてゆく。妹を犯すかのような背徳感に俺は酔いしれる。
組み敷いたときはMの字型に押さえつけていたはずのまゆりの脚で、いつの間にか
俺は絡みつかれていた。ああ、この姿勢では逃げることはできない。
「ああ! オカリン! オカリン!!」
「まゆり、まゆり!」
大丈夫だまゆり。
俺はどこにも行かない。
ずっとお前の側にいるから。
まゆりの奥深くで弾けた俺は、力なく彼女の上に覆いかぶさる。
「……ふぅ……」
「……えっへへ〜……やっぱり、オカリンの方が熱かったのです」
あどけない笑顔の裏に秘めた無意識の魔性。
ああ、俺はやはりこいつに頭があがらないのかもしれない。
終
以上です。
オカリンは当然まゆりの両親とも顔見知りだろうし、子供の頃からお世話になって
いるだろうから彼女のご両親に頭が上がらなくなるようなことは避けるだろうなぁと
思った次第。
GJ!
…ふぅ
おかまゆイイヨイイヨー!
あまりにも甘くて、一気に読めなかったよ
GJ!
こういうダダ甘を待っていた、乙!
>>154 おかま臭やホカホカおかゆ臭がするカップリングだなw
156 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 03:10:51.64 ID:hUZYL9EI
まゆしぃに中出しするお♪
オカマユなんかどうでもいからMMQはまだかね
岡部×椎名で『おかしい』
もう無理じゃね?
いい加減あきらメロン
ミスターブラウンが自棄になって次々と……
よろしいならばルカクリだ
無理なら無理で仕方がないと思うけど、釈然としないのは結局叩いてた奴自身も
結局自分自身で自己矛盾しているというか、自分のやってることがよくわかってない感じなんだよね
荒れる元になるとか空気が悪くなるとかいってる奴もいるけど、空気が悪くなるっていうんなら
端から見るとどうでもいい省略レスみたいなどうでもいいことで
必死になって叩いてるほうが、よっぼど見苦しいというかうんざりする感じだし
普段自分がネタ投下してもほとんどレスつかないのに
他人のネタが大ウケしたのが単に気に入らなかったんじゃね?
ルカクリてどっちが受けでどっちが責めなの
つかそれ百合スレ池
>>162 始めの頃はともかく、ここまでくると最早どっちもどっちだと思うがなあ
気の短い奴が騒ぎだすのはどこのスレでもある事だし厄介な存在ではあるけど
それを煽るような返しをするのもどうかと…
しかしMMQが気に入らないなら読まずにNG入れるなり黙ってスルーすればよかったのは確定的に明らか
それができないのに2chやってると頭皮と宇宙がヤバイ
俺は書き手を絶対崇拝してないんで、ああいう手合いは要らないです
ブログか渋かVIPでやれ
俺は楽しみにしてるけどね。
他の人も言ってるようにウザいならNGにしとけよ。
そんなことも出来ないのか?
まあ、単純に続くとか「〜」の内容毎回変えたりすればいいと思うけどね
叩いてたのも三回目のMMQ氏ねあたりだし
続きが読みたければリアクションしろ、って乞食だな
内容は置いといて、続きをねだるレスだけが延々続くなんてレスの無駄
スレ消費は激しくなるし、一部の住人の馴れ合いのせいで他の職人も逃げそう
ダラダラ続くMMQ氏ねのレスがうざいんだから、SSをNGにしたって意味ないだろが
っていうか、皆本当にあれの熱心なファンなの?
誰かも言ってたが、キャラのイメージと大幅と違う台詞とかイライラしてたまらんよ
違う人が続きを書けばよっぽどいいんじゃないか?
MMQ氏ねをNGにすりゃいいじゃん
結局叩いてるのって個人的な好き嫌いにあとから理由をつけてるようにしか見えないんだよね
>「い、イヤ、私のクリスティ・ゲートに無理矢理むぎゅ〜っと押し込むのはやめて・・・」
ワロス
これはいくらなんでも酷い
例えどんな上手いSS書きだろうが、レスくれないなら続き書かないよ(チラッ)
とかやったら叩かれるだろうよ
>>171 君はもうあれだ、俺ら全員NGに放り込んでMMQさんの投下来たらID抽出すればいいんじゃないかな
その発想ワロタwwww
悪い意味で
おまいらおいつけ
なんか、それぞれが売り言葉に買い言葉でスレの雰囲気が悪くなってるぞ
ここはエロパロだ、エロスな話をさせてくれよ
と、言うわけで未来で鈴葉に狙撃されそうだった熟女紅莉栖のおっぱいについて語りたい
だれだ鈴葉って
鈴羽だった…
失敗した、失敗した、失敗した…
失敗といえば、オカリンのは待機時は普通のサイズだけど膨張率が凄そう
普通サイズの近藤さんならパァンと破裂させるぐらい
雰囲気が悪いのはどうにもならんよ
なんでアンチってああも執念ぶかいのかね
しつこいといえば本人がダメならもう書かないって謝ってたのにしつこく叩いてるのがいたな
空気読めないやつは人格がゆがんでるなんたらかんたら
謝ってる相手をしつこく罵倒してるやつのほうが人格がゆがんでると思うのは俺だけだろうか
>>175 リベリオンは傑作だと思うんだが絵柄のせいで嫌ってる奴が多いな
>>177 ,、 ___,,,
// |亅 /|.,、 / ̄ ̄ /
/ / | |. /l __ ||| l ∠-一ァァ 7 / __
/ / /1 ||| | / /∧l/ V / / / .// \ / /
7 / | | | l |/ / /|1 ,-‐─¬ / ./// ヽ、_/ / /
/ / l | |ノ / / | | `"7T7// / ´ __/ /
/ / l | | /⌒ l | // レ // / ̄ ̄__/ l\ノヽヘノヽヘ
/ / \ l | ,' l/へ `' ), |/__∠人  ̄ ̄ ̄ __ 〉
/ / 丶レV 」 ,;;‐====-,,、/l/_ノ⌒) (_) < ハ お こ
` ヽ \,ノ ム、_,、,, __ ミ (_,-一'´ ̄二> / ン れ れ
,へ__ kー。、〉,-。,∨|ー、 ( ̄ ̄` ´__ ヽ サ の が
/`‐'´ ̄ー- | ´〈,' ` !ヨ  ̄ ` ̄`'´ ̄ ,‐。 ) / ム 本
(,-、 `' ´ 彡 `(i| ,‐- 、 ,´ハ っ-一ー-, Y  ̄7 < 顔 体
( (゚),( _l ´` ,ィソ, ´ ー< ヽr' _ 、j | だ の
()o。 ノ´ ̄∠/‐' (( iヘ';';;;;,/ ; |ノヽ _) ̄´ _ノ ( ヽ、 ∠
/ / / ̄ヽ、_ゝl ヽ ' |)丿 ⌒つー、 / ヽへノヽへノヽノ
/  ̄ (_ ,二ニヽ ヽl ノ _, ゝ'´_∠ ̄スー-' ___
し;, _(ノ⌒、へ ヽ、''´ て_丿/ 、\_へ \ `‐´
_入_,rzラ_<_7'´ `ー";:' _,,, 、_ ) ヽ/___/__ \ゞ
_ /'';: ;:' 〃 ,'´ん、_ c `ヽ `ヽ
/ /、 / 、_ ゝ 、へ 人} |
| l 、,,// ヽ / ヾ__ _ノ / |
| l 、 ';,, '´´, 〉 /`‐- 、 / /
\ ヽ \ ,,, - ‐'´ )/ ヽ `へ / /
L ヘ、`´ヽ ソ ヽ ,, \丿 /
`i`、 | ヾ_ / / _l 冫〈
ヽ l ヽ、 o ) イ
| ヽ、 | / /
ヾ `Y o { /
リベリオンは名作だと思う
鈴羽は、SGに到達する以外の世界線じゃあんなに辛い思いをしながら過去にきてたんだよなぁ
鈴羽のおっぱいには夢と希望が詰まっていたから、助手と1cm以上の差が出来たんだね!!
由季さんの貴重な出番だしなぁ
リベリオンは3巻まで読んではじめて名作になると思う
だが1、2巻あたりの鈴羽と助手のやりとりも好きだ
俺も俺も
鈴羽が助手への遺恨を絶ちきって、むしろ可愛いなって思えてたって描写が有ったのは嬉しかった
シュタインズゲートでは是非とも、ダルとゆきさんの濡れ場を見てしまって半泣きでグレながら過去に遊びに来て欲しいな
リベリオンなんかどうでもいいから続き早く書けやゴルア
何でMMQが叩かれてるのか今までよく分からなかったけどなんか
>>170とか
>>172とかで
わかるような気がしてきた。
要するに他人のSSが評価されてそのレスでスレが埋まるのが見たくないってか。
それでそれをクレクレねだる奴はけしからんと。
気持ちはわからなくはないけど恥を晒すだけだからもうやめれw
そんな誰でもわかるようなことわざわざ得意げに書かれても
全てFBのせい
え、批判のほとんどは「引き延ばしウザイ!」って明確に指摘してんじゃん
こんなせめー界隈で、評価レス多い奴ムキー!とか有り得なくね
シュタゲってモブによるヒロイン達の凌辱って少ないよな
深夜アニメでそれなりに売れたのって、モブ使ってヒロインのエロを書くのが多かったりするのに
シュタゲはしっかりキャラを書いてくれるのが嬉しい
世の中には建前と本音というものがあってだな…
>>192 すまんが何が言いたいのか分からん
だが、もし不快にしたのなら謝る
>>190 だから引き伸ばしなんかじゃなくて
他の誰か(=自分)が書いた方が遙かにマシ!(ムキー!)て
>>170>>172が自分でゲロしてるじゃん
ここまで壮絶な自爆は久々に見たぞw
197 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 00:16:14.72 ID:rdXAc6No
続きを書いて下さい!!
なんで書いてくれないんですか!!
MMQ氏ね☆
あと荒らしも氏ねよ!!!!ひがんでんじゃねえ屑
>>191 モブが4℃さんくらいしかいないからだからだろうな
基地外アンチが手ぐすね引いて叩いてやろうと待ち構えてるからここにはもう書かんほうがいいだろ
かといってこのままではいつまでたってもクレクレくんが出没して収拾がつかん
>>144 お前責任とってどこか適当なところに誘導しろ
ここには心が貧しいひとしか居ないんでしょうね・・・ザンネンです!
でMMQの人が逃げたって訳ですし、続きを書いてくれるなら、別に続きを違う方が書かれても良いとおもいます!!
(本人がいいなら)
>>199 まだ張り付いてるだろうしな…MMQの人も荒らしも
ぶっちゃけどっちが正しいとか全く興味ないので続き書くなら他所でやって論争もそっちでやって欲しい
そっちで続きが読めるなら俺はそれで満足だし論争に加わる気もないからそっ閉するだけで不毛なやり取りとオサラバできる
シュタゲが好きでSSが好きでエロパロが好きなら
ここはひとつMMQの人が大人の対応をしてもらえると有難い
なんだ?あれだけ偉そうに言って誰も続き書かないのか?
しょうがないなあ〜じゃあ漏れが続き書いてやるよ
紅「あん!あん!あん!」
岡「クリス、えーか、えーのんか!」
紅「いくいく、いっちゃうーーー!!!」
岡「ふう、良かったよ」
紅「早すぎだ、このバカ岡部」
完
やっぱ本人じゃないとあかんやろ
勝手に終わらすな
質問です。
岡部がクリと尿道?を間違えてると思うんです。
岡部はいつも「クリ◯リスw」と言いながらおしっこが出るところをコリコリします…。
初めは私も「ここがクリなのか…」と思っていましたが、自分で触って気持ちいいのはまんまん付近(穴から1〜2センチ離れた部分)の一部分だけだし、岡部がクリだと言い張っている部分は気持ちいいとは程遠く、くすぐったいだけです。
ググって画像なども見ましたが、やはり私が思うのがクリなのか、岡部の言うのがそうなのか、特定はできませんでした。
以前思い切って「ねぇクリ◯リスってどこ?」と聞いてみましたがやはり岡部は私が思うのとは違う部分を触って、ここがクリだ!といいはります。
この際正直もうどっちがクリでもいいのですが、私の気持ちいい部分を触って貰いたいんです…。
いつもは運良く岡部が私の思うクリの部分を触ってくれた時に反応をオーバーにしたり、「そこ気持ちいいもっと」と伝えるのですが、別の日になるとまた違う部分をコリコリしますw
岡部の中でクリは大事な性感帯という意識があるみたいで…。
もう2年ちかく勘違い(おそらく)し続けてるんです。
いまさら「実はクリはここなんだよ」とかストレートには言えません。
2年ちかく勘違いしてドヤ顔で「クリ◯リスw」とか言ってた岡部になんと伝えたらいいのか…。岡部超傷付きやすいし…。
私の思うクリの思う部分を触って貰えるようになるにはどう伝えたらいいでしょうか。
クソワロタwwwwww
処女と童貞だと実際にありえそうなのがまたwww
>>206 @ちゃんでスレ立て遠まわしに指摘するのがいいと思います
>>208 住人に遊ばれて変な知識植えつけられそうだな
ビラビラのあたりを鞭打すると女はアヘる!とか
バックなら尻に両手の人差し指突っ込んで強制クパァし放屁させ羞恥心を煽れとか
しかしネット弁慶耳年増なメリケン処女様の性知識は更にかたよってました……とかはないよな?
それはそれで面白いと思うなw
>>210 「お、男の人って、前立腺が感じるのよね」
「まてまてクリスティーナ、その手術用ゴム手袋はなんだ」
クリ「前立腺ぱーんちっ☆」
岡部「」
フェイリス「くっ、悔しいけど完敗ニャ… 約束通り、フェイリスの事24時間だけ好きにしていいニャ☆」
ガタッ
低身長巨乳なフェイリスちゃんを好きにできると聞いて
未来ガジェット28号
装着している最中、脳神経に刺激を与える事によって性欲が極限にまで高まってしまう猫耳
栗御飯食べたいなっと
俺はクリご飯のご飯ぬきで
MMQ
じゃあ俺は炊いてないジョン炊いたー
<<あぁっ!ジョンが炊かれたっ!>>
この人でなしっ!
ジョン炊いたーは蒸らし時間が重要
じゃあ娘は俺がもらっておきますね
ジョンの娘ハァハァ
一人で連投してる奴いい加減うざいよ
MMQ連投の頃のほうがまだマシだったかもな
炊いたーがかわいいのは良く分かった。
分かったからエロパロはよw
フェイリスをニャンニャン言わせたい
ラボメンガールズのアンダーヘアの濃さを想像しようぜ!
まゆりじゃね?
眉毛太いし
未処理の可能性で言えば確かにまゆしぃに軍配が上がるだろう
しかしバイト戦士というダークホースもいる
さらにもえいくさんもそこら辺に無頓着そうだ
だがルカ子だけはツルッとしていると信じたい
発育が遅めにくわえてUSAの習慣にのっとって
パイパンに近い状態になっているクリスティーナさん
助手はツルツル
助手はうっすらだろう。処理はしなさそう
まゆりも処理しないだろうがパイパンorボーボーどちらか
鈴羽はもっとも濃そう。ダルの娘だからな
ルカ子は処理済み(非ツルツル)
フェイリスは処理済み(ツルツル)
もえいくさんは普通
つまり
鈴羽>(まゆり)>>>萌郁>>助手>ルカ子>フェイリス=(まゆり)
これでどうよ
鈴羽は薄いんじゃないか?蒸してるしスパッツで締め付けてるしwww
フェイリスは一人のとき留未穂モードで処理するのかな
今年はルカ子に陰毛入りチョコ貰う予定だから1ヶ月前から処理させてない
チクチクするらしくモジモジしてるルカ子でらべっぴん
オカクリとダル由季とルカまゆで夜の円卓会議と称したセックスの見せ合いっこ下さい!
>>242 そのまま乱交に移行してそれぞれ相手変わりそうで嫌やわぁ…
紅莉栖のホテルでイチャるオカクリとダル家でイチャるダル由季と柳林神社の境内でイチャるるかまゆ下さい!
鈴羽と萌郁が居ないではないか!!!有り得ん!!!!
フェイリスルートでフェイリスのオナニーを目撃して本番に移行するオカリンください
あそこの毛がない→一人で剃ったのか?どんな気分だった?もください
>>244 もえいくさんにはMr.ブラウンがいるじゃないですか!
やだー
>>243 そこでMr.ブラウンと萌郁さんも追加してラブラブエロな群像劇みたいにすればいいと思います!
>>247 素晴らしいと思います!
…あれ、隙間から何かがこっちを覗いて(ry
>>248 それかガールズトークで自分の夫の床自慢ってのも良いかも
もちろん、フェイリスはオチ担当で
そして誰もいなくなった…
まゆ氏の死因でリンカーンされまくった挙句●されるとかあるだろな絶対
萌郁「…椎名まゆりは必要ない…強制オナホールの刑」
>>252 すっごいどうでもいい事だけどまゆしぃ見るたびにSWANSONGの^q^を思い出す
こーひーのみたいです、こーひーのみたいです
>>252 それはあるかも知れないけど、そんなのオカリンが観測したら確実にダークサイドに堕ちるだろjk
>>252 嫌だなぁ…オカリン確実にブチ切れるだろうな
257 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 18:02:24.26 ID:0aFvF9zJ
(◔ω◔)
258 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 18:02:42.85 ID:0aFvF9zJ
(◔ω◔)
フェイリスとニャンニャン早くきてくれー
ダルとブラウン除くイチャエロ来てくれー
中鉢「ガタッ」
Mrブラウンと萌郁は萌える
4℃ 「ガタッ」
綯「カタッ」
ひぃぃ
ケン「ォアタッ」
るかパパ「」
ここまでエロなし
次回予告 「ロス・アンジェルスでMMQ」
SG線に到達して数ヶ月後、アメリカで再会した岡部と紅莉栖は……
風邪引きそう
25話カーセックス話がそろそろ来てもいい
オカクリまゆちゅっちゅ世界線こい
過疎ってるな…
誰か燃料投下を…はやく…
それではオカクリなのを投下します。
特に捻ってない普通のいちゃいちゃエッチですので警告の必要はないと思いますが
一応名前欄にタイトル入れて投下します。
タイトルは「剥カレテシマウ」です。
275 :
剥カレテシマウ:2012/03/04(日) 21:54:25.16 ID:chJKXLN+
恋人達がホテルの一室で睦み合っている。
彼氏の名は岡部倫太郎。
彼女の名は牧瀬紅莉栖。
この世界線で劇的な出会いをして劇的な再会をした二人は、しかしずいぶんと
奥手な性格が災いしてかなかなか劇的な告白ができなかった。
やきもきした周囲の陰謀により仕組まれたいささかだめぽな告白ではあったが、
それでも二人は恋人同士となり、劇的ではないにしても素敵な初体験をして
素敵な日々を送っていた。
「ん……」
重ねた唇、その僅かな隙間から漏れる小さな濡れた音と紅莉栖の甘い声。
「んっ……ふっ、んん……」
形のよい眉がひくつく。
今日デートに着てきたのは彼女にしては珍しいミニスカート。それも美脚を堂々と
見せつけているかのような超ミニだった。
どうやら一緒にブティック巡りをしたラボメンガールズのノリに負けたせいらしい
のだが、それでも岡部が照れて視線を逸らしがちになるほどであった。
そして今。
そのミニスカートから伸びる細い美脚に岡部の手が伸びていた。
羞じらいのためかぴっちり閉じられていた脚がおずおずと開かれる。
露になった内股に貼り付いた掌がゆっくりと柔らかな肉を撫でる。
少しずつ、少しずつ近づいてくる指先に紅莉栖がまた甘い吐息を漏らす。
276 :
剥カレテシマウ:2012/03/04(日) 21:54:50.71 ID:chJKXLN+
「ん?」
「……え……どうしたの……?」
「あ、いや、ストッキングが伝線しているのでな」
「嘘!?」
驚いて脚を見る紅莉栖。左脚の肌が一部剥き出しになってしまっていた。
「下手くそ」
「ち、違うぞ、おお俺が今撫でたから伝線したわけではないっ」
「わかってる。冗談よ」
岡部が撫でていたあたりとはぜんぜん違う場所なのだから当然だ。
「あぁでもこのストッキング駄目ね」
「棄てるのか?」
「勿論。おばあちゃんの知恵袋よろしく掃除とかに再利用はしないわ。少なくとも
こっちではね」
確かに休暇で日本に滞在する間のホテル住まいでそんなことをする必要はない。
「……だったら、なぁ、紅莉栖」
「何よ」
「頼みがあるんだが……」
「?」
紅莉栖の可愛らしい耳に口を寄せて小声で何かを伝える岡部。そして囁かれた
紅莉栖は一瞬で沸騰する。
「こ、このHENTAI! 信じられない!!」
「い、いたた、すまんすまん、悪かった」
「……これだから男ってのは……」
「悪かったというに」
「……いちどだけ」
「ん?」
「一度だけ、なら、いい」
優しい恋人の言葉に岡部は破顔した。
277 :
剥カレテシマウ:2012/03/04(日) 21:55:15.93 ID:chJKXLN+
「やっぱり恥ずかしいわね」
ベッドサイドに腰掛けた紅莉栖が頬を染める。
先程ソファに並んで座っていた時とは異なり岡部は床に正座している。彼の目の前には
すらりとした脚が伸びている。
「それでは、いくぞ」
「……うん」
岡部が手を伸ばす。先程中断された愛撫の再開だ。両手で脚を開かせ、そのまま掌で
内股を撫でながらさらに開いてゆく。
「……あン……」
この男の手によって開発された身体だ。泣き所はすっかり知られてしまっている。
まして部屋の灯かりも落とさずにこんな風に見られながら愛撫されるとあっては
紅莉栖はあっという間に煽られて火が点いてしまう。
「あ……ふ……」
黒いストッキングごしに透けて見えるショーツ、その中心部に染みが拡がっているのが
判る。たちのぼる牝の匂い。岡部は勢いにまかせてかぶりつきたい衝動をなんとか
抑えて焦らすような愛撫を続ける。
柔らかな曲線を描いて膨らむ丘をなぞるように指先を滑らせ、正中線を描くかの
ように上下に撫でる。
「あ……!」
ショーツとストッキング、二枚の布ごしにもはっきりと判る小さな突起を擽ると
紅莉栖の身体が小さく跳ねる。敏感な、ひたすら敏感な部分に二度、三度と指先が
触れる。
「や……あぁ……ン……」
いつしか指先はその一点を集中的に責めていた。小さく上下に震わせたり、ぐっと
押し込んで十字ボタンのように四方に動かしたり、あるいは円をえがいて周囲を
擽ったり。
「あ、そ、そこ、いい、イイ!」
弱点を責められ、紅莉栖はたやすく最初の絶頂を迎えた。
278 :
剥カレテシマウ:2012/03/04(日) 21:55:40.94 ID:chJKXLN+
「それでは、まず一枚」
岡部がストッキングに手を伸ばす。そしてヴィイッ!と音を立ててそれを引き裂いた。
「ああっ!」
大切なところを剥き出しにされて羞恥に喘ぐ紅莉栖。ストッキングごしに見えていた
下着が今は剥き出しになっている。
どうせ棄ててしまうなら一度破らせてほしい、岡部は彼女にそう頼み込んだのだ。
(やっぱり男ってこういう乱暴なのも好きなのかしら)
絶頂したばかりで半分薄桃色の靄がかかっているような意識の片隅で紅莉栖はそう
考えた。しかしそれ以上思考を巡らせる前に、彼女の意識は淡いピンク色の靄で
覆い隠されてゆく。岡部が今度はショーツ越しの愛撫を始めたのだ。
「あ! ああっ!!」
あの高みから未だ降りてきていない紅莉栖の身体は全身が性感帯になっているも
同然だった。第二ラウンドのゴングが鳴って一分も経たないうちに、彼女はロープ際に
追いつめられてしまう。
「や、やぁ……感じ、る、ああっ、感じちゃう!」
ぶるっ、と身震いする。クロッチに拡がる染みをさらに塗り拡げるようにしながら
続けられる愛撫。ぬらりとした粘液で濡れた指がふたたびあの一箇所に食らいつく。
「あああっ!!」
ショーツ一枚ごしの愛撫。濡れて肌にぴったり貼り付いた薄布は彼女を護ってくれない
も同然だった。
「イく! イク! イッちゃうう!!」
びく、びく、と跳ね上がる腰。紅莉栖は瞬く間に二度目の絶頂に打ちのめされた。
279 :
剥カレテシマウ:2012/03/04(日) 21:56:00.98 ID:chJKXLN+
「では、もう一枚」
普段紅莉栖がスナック菓子の袋を切るのに使っている鋏を手にした岡部が、ショーツの
股布の部分を持ち上げる。
「ああ……」
しゃきん、と音がして濡れた布が両断された。紅莉栖のそこを隠すものはもはや何も
存在しなかった。
「続けるぞ」
「うん……あ……ああ……!」
人差し指一本。それだけで紅莉栖が打ち震える。さっきまで散々弄ばれていた一点、
ぷっくりと膨らんだ可愛らしい突起が男の指先に蹂躙される。
上下に、左右に、小刻みに動く指先が過敏な雌蘂を擽り続ける。
「ああっ! ひっ、イイッ! ああン!!」
もはやベッドに腰掛けていることもできず上体を倒してしまう紅莉栖。
激しい快感に閉じてしまいそうになる脚を無理矢理にこじ開けられ、感じやすいソコ
への愛撫を受け続ける。
「また、また、くる! きちゃう! きちゃうの!! あああああああっ!!」
悲鳴をあげながら大きくのけぞり、何度も何度も跳ねる。そしてぐったりと力なく
くずおれる。
「はぁ……はぁ……いい……よすぎて……しんじゃう……」
もはや全身の肌が性感帯のようなものだ。局部を露出するようにストッキングを破られ
ショーツを切り裂かれても、それ意外の着衣はそのままとあっては身じろぎするたびに
ブラウスが、ブラジャーが彼女の身体を愛撫する。
280 :
剥カレテシマウ:2012/03/04(日) 21:56:23.61 ID:chJKXLN+
「おかべぇ……きて……おくまで……きてぇ……」
はしたない、と思いつつも彼を求めてしまう。何度も絶頂に導かれて身体は奥の奥から
じんじんと疼いている。
欲しい、彼が欲しい。奥まで、ワタシの奥底まで来てホシイ。
「もう一枚だよ、紅莉栖」
「……え?」
ストッキングを裂かれショーツを切られ、彼女の大切な部分は完全に無防備だ。
もうそこを護るものは何一つないはずだ。
「これを剥かないと、な」
岡部の左手が彼女の下腹部に押し付けられる。親指の先で薄皮の裾を引っ張る。
紅莉栖の一番過敏な部分が、剥き出しにされる。
「や、だ、だめ! だめだめだめだめ! しぬ! しんじゃうから! ほんとうに
しんじゃああああああああ!!」
完全に晒された性感帯をそっと、そっと撫で回す。だがそれは彼女にとっては
鞭による殴打にも等しい衝撃だった。
「イく! ああっ! また、また! あああ! ひいいいいっ!」
何度も、何度も、連続する大波に煽られる。顔をぶんぶんと左右に振り、
長い髪を振り乱しながら連続する絶頂に耐える。耐える。耐えかねる。
一際大きな悲鳴をあげ、彼女は失神した。
281 :
剥カレテシマウ:2012/03/04(日) 21:56:42.46 ID:chJKXLN+
「紅莉栖、紅莉栖」
「んん……おかべぇ……?」
ぺちぺちと頬を軽く叩かれて目を覚ます。
「戻ってきたな?」
「うん……あれ……」
全裸の岡部が彼女に覆いかぶさっている。
彼女が気を失っている間に服を抜いでいたらしい。
熱いモノが蕩けきったトコロに当たっている。
「欲しいんだろう?」
「うん……きて……ああああああ……!」
ゆっくり、ゆっくり挿入ってくる。
「ああ……あつぅい……!」
散々焦らされたせいか、潤みきった蜜壺は愛しい男をすんなりと奥底まで
受け入れ、悦びに打ち震えた。
「ああっ!」
優しい挿入、それだけでも軽い絶頂。どこにそんな力が残っていたのか、
彼を逃がすまいと締めつけてくる。
「くっ、今日は随分と貪欲だな紅莉栖よ」
「ああン……あん、なに、されて、こうならない、わけないじゃない」
途切れ途切れの抗議も愛らしい。岡部は彼女の頬を撫でながら頬にキスする。
「ああンン……」
また達しそうになって顔をそむける。ふと、彼が使ったのであろう避妊具の
袋が棄てられている。
彼と彼女の間の最後の一枚。
「ねえ、おかべぇ」
「なんだ?」
「いつか……いつか、さいごのいちまいも、剥いて……ね?」
終
以上です。
……ふぅ
GJなのだぜ
グッジョブ、グッジョブ!!
やっぱり黒ストと生肌の攻撃力は高いなー
GJ!
最初の解説はもうちょっと短く出来たような…
でもラブラブエロ良かったよ!
素晴らしい。 素晴らしい。
大事なことなので二回抜きました
, ・ ´  ̄ ̄` ヽ
/: : : : : : : : : : : : : \
/,::'/i : : : : : : : : : : 、: :ヽ
i : {_{从: : : i }人 i| l: :|: :i| ねえねえオカリンオカリン
|::小● \,リ'● 从: :|、i|
| :|l/// _,、_,//* : :|ノ│ 赤ちゃんがほしいの
/⌒ヽ__|ヘ j_| j /⌒i !
\ /〃|: :l>,、 __, イァ/ /::|
. /〃/|:リ v只v´ {ヘ、__∧ |
`ヾ< ´ j j 「 ̄ヾ、三シ:|
助手はオカリンなんて呼ばない
だが赤ちゃんプレイというシチュならば萌える
ルカまゆください!
助手のアソコにぬるぽ
まゆしぃは…クリスちゃんにガッつきたいと思うのです
赤ちゃん鈴羽とオカリンのイチャイチャくれさい
謹んでお断りします
赤鈴「んだぁ!あー!」
オカリン「いくらバイト戦士とは言えこんなガキの頃からあんなに強いわけないよな」
赤鈴「ンダゴラァ!あ”ぁ”!?」
オカリン「ふっ…さすがダルの娘だ、さっそく俺を雄な部分にお熱か、この淫乱ベイビーめ」
赤鈴「あうあうあー」
オカリン「これか?この棒が吸いたいのか?やれやれ仕方がない、全く仕方がないな。」
ジジィー…
オカリン「我が剛の剣・益荒男!略してマラ!門外不出の一品モノだ、とくと味わうがいい!」
赤鈴「うもっ、んばば、んぶぅー」
オカリン「はぁーん!歯茎!いいね!そこ!あぁそこそこ!こりっとしてるぅ!ふ−ぃ!」
赤鈴「んもふも、んぼっ!んばっ!」
オカリン「あっやだ!出る!出るよ!こくまろおちんぽみるく出る!」
赤鈴「じゅっぼ!じゅっぼ!じゅっぼ!じゅっぼ!」
オカリン「ん… ん!? わ! んっはぁ!」
びゅるどばぁ
赤鈴「ん!んんっ!」
オカリン「ふぅー…んふぅ」
赤鈴「ん…んく………ふぅ、いっぱい出したね、この鬼畜外道が」
オカリン「えっ」
ペドはさすがにお断りします
オカリンはそんな鬼畜じゃねえよ…
この赤鈴には綯様が入ってるんじゃないか???
真空切りと聞いて
それは赤胴鈴之助
ネタとかいいから、実験でちっちゃくなっちゃったロリスティーナと
ようじょキターなオカリンはよ
幼女ネタなら鈴羽の方が適任じゃね?
いっそ誰か一人を残して全員子どもに戻ったらどうだ
エロパロ的にはアウトだろうが
肉体だけなら問題ないのだろうか
シュタゲでエロやる意味がわからん
エロパロスレに来ておいて何をいまさらw
エロパロスレってそういうもんなんだけど?
萌郁とミスターブラウンが恋仲になるといいなと思っていたが
前の奥さんをああいう亡くし方してたらきっと難しいよな…
>>307 鈴さん没後にPCに触ってからの流れだから
鈴さんが居ない筈のSG線上でアレがあったとは限らない
奥さんが死ぬのは収束でも、死因が違うかも知れない
もうこのスレいらないんじゃね?
渋にR-18SS結構あるしなー
そんなにあったっけか?
少なくともここよりはマシ
>>311 前は全然だったけど、アニメ終わってからは結構増えた
「オカクリ R-18」で検索しただけでも252件あったわ
鈴羽とフェイリスのが欲しいんだが…!
まともな書き手は皆pixivに行ってしまってここにはもう三流しか残ってないよ
両方に投下してる人はどうなるやら
渋に書く場所がある人はわざわざこんな場末に投下しても意味がないでしょ
投下したのが誰か分からない匿名掲示板でドヤ顔でそんなこと言ってもw
説得力があるとでもw
いや、同じ物をここと渋両方に投下してるってだけだろ
つか、なんでそんなにこのスレつぶしたいの?
別にあってもいいだろ
うん、あってもなくても大差ないしあっていいよ
それはなくていいと言ってるのとどう違うんだw
>>322 同じのが投下されてる奴のリンク貼って見て
>>326 ちょっと上のSSも渋にも投下されてる
自分で検索しろks
あれマルチだったんか阿呆くさ
GJして損したわ
他人が無断転載してるなら問題だろうけど
本人が自分でやってるんだったら情けなすぎる
え、何で?
初出の作品の投稿のみ可というサイトがあって、そういうサイトの場合
書いた本人であっても他所に投稿した作品の再掲載はできないという
ことはある。
でもそういう制限がないのであれば別に問題はないと思うが。
なんか喚いているの一人だけじゃない?
そろそろスルーしたら?
そうか?俺は渋に投下した奴は渋だけに投下するようにしてる
こっちは投下してるのが本人かどうか確認取れないしね
真面目にここだけに投下してる人間からすると馬鹿馬鹿しくなるんだろう
真面目にここだけに投下w
今時ここしか投下できないってどんだけ三流w
ここが初出で渋に転載の場合はまず本人じゃないだろうか。
2chと渋の両方に投下なんて今どき普通だろう
人によっては更に他の投稿サイトだとか、自分のHPだとかにも載せてたりするし
>>339 呼んだ?
俺も最初2chの某スレだけだったけど、今は渋→自分のサイトの2回上げだな
つかこの議論もう飽きたわ
オカクリのガチエロカモーン!
つか、俺はこのスレでエロ見たいわ。普通に。
pixivとか関係あるか
個人のHPとかだったらいいけどここは色々な人が出入りするし
気を悪くする人がいるんだったら止めた方がいいと思うけどな
pixivってさ、よくこんな子供の落書きみたいな絵を得意げに載せたなってのあるよな
しかも罫線のあるノートに書いたやつでデジカメで撮ったやつとかスキャンして横になったままとか
絵はサムネイルである程度分かるけど小説は読むまでわからんからな
まあそういう玉石混交な場所だから仕方ないんだけど
ピンからキリまで
いちいちあれがダメとかこれがダメとか下らないことでグチャグチャいうからどんどん過疎るんだろ
三流が必死だなwww
はい
すまん誤爆った
マルチうぜーー
今書きかけのSSが完成するまでこのスレがもって欲しい……
完成まではまだまだ遠い道のりだけど。
MMR
間違えたけどまあいいや
全裸待機
巡回してるから!
待ってるから!
ふぅ
紅莉栖の黒パンストで足コキされたい
鈴羽に素股したい
助手のおっぱいでパイズr……無理か
ナイズリで肋骨当ててもらう
助手は半脱ぎもしくは着衣で楽しむのが一番だと思う
363 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 08:10:03.26 ID:kxiY7UES
ふぅ
夜中遅くまでとか寝起きにねっとりもいいよね
鈴羽とならいい
お前は尻過ぎた
>>362 助手のスレンダーな裸身がいいんじゃないか!
助手が普段キリッとした顔してる普段着を好き放題蹂躙したい
369 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/22(日) 06:09:05.13 ID:88D1f1iy
保持
目を見てぱふぱふ
372 :
涅槃寂静のレゾリューション:2012/04/22(日) 17:46:18.03 ID:88D1f1iy
STEINS;GATE「涅槃寂静のレゾリューション」
STEINS;GATEのエロパロSS。
時間設定はSG到達から10ヶ月ほど経過した夏。
Mr.ブラウンとモエイクさんはすでに恋愛関係にあること前提です
※エロ描写少なめですが、かなり濃厚
『なかったことにしてはいけない』『リーディングシュタイナーは誰にでも備わっている』
もし、彼女らにもその力が存在しているならば、かつてを知った上で、一体どんな選択をするのだろうか
2011 6.19 PM3:21
萌郁「店長…」
裕吾「…ん?なんだ萌郁、今手が離せねぇから後にはできねぇか」
チラッと彼女の方に目をむけ、すぐにまた巨大な42型ブラウン管テレビの修理に戻る裕吾。
言い方こそ優しいものの、まだ怒りが静まりきったわけではないようだ。
……というのも、つい先ほど家賃の交渉をしに訪ねてきた岡部倫太郎が帰り際に足を引っ掛け、
工房の奥に鎮座していた42型ブラウン管テレビをド派手に凪ぎ倒してしまったのである。
店長がどんなリアクションをとったかは言うまでもないが、
ようするに彼は今、無残に横倒しになった愛する42型ブラウン管テレビの手当ての真っ最中なわけである。
壊した本人はというと、何かを言いかけた直後、狂乱の猛牛と化した裕吾の姿を目の当たりにし、
猛スピードでどこかへと逃げ去ってしまった。
まぁ…、いくら自分が悪かったとしても、その時は懸命な判断だったかもしれない。相手が店長ならば…。
裕吾「あーあ、派手にやってくれたなおい、ボードも中身も、完っ璧にボロクソだ」
しらばくして立ち上がった店長は、横にあったパイプ椅子にドカっと座り込み、
背もたれに体重をかけギィィっと鈍い音を鳴らした。
萌郁「…何か…手伝える、こと……ない…?」
裕吾「ああ?あー、なんだコイツのことだったか。萌郁は気にしなくていい、店先の掃除でもしといてくれや」
萌郁「……」
裕吾「ったく岡部の野郎、こんな事しといて、またのうのうと帰ってきやがったら今度こそ……」
萌郁「………ブラウン管」
裕吾「ああ?」
萌郁「……直り…そう、なの……?」
裕吾「あー」
それを聞くと、裕吾は岡部への愚痴を止め、ゆっくり目を閉じ、萌郁に告げた。
裕吾「 もう、こいつともお別れかもな… 」
2011 6.19 PM4:33
店長がわたしのことを萌郁と呼ぶようになったのは、今から4ヶ月ほど前。
店長がわたしに正式に交際を申し込み、わたしがそれを了承してから。
とても嬉しかった。大好きな綯ちゃんともっと一緒にいられるし、店長も…素敵な男性だと、思う。
年は少し離れているけれど、それほど不自然には感じなかったし、なにより……
ブラウン管工房にバイトとして雇われるずっと前から、彼とは関わりを持っていた、そんな気がしたから。
いつだったか、岡部君が言っていた
「お前はここへ来るべくして来た女、それが『運命石の選択』なのだ」と
岡部君が言うには、この世界は様々な可能性に満ち溢れており、それらは無数の糸のように構成されている。
そして、その線を『世界線』と呼び、それらが交差する部分が、運命を左右するターニングポイントなのだと。
そして、わたしは別の世界線で岡部君たちと出会っており、未来ガジェット研究部を知り、
その一員となることは必然だったらしい。そして、今わたし達がいる世界線は、
未来から干渉を受けることのない唯一の世界線『シュタインズゲート』なのだそうだ。
正直チンプンカンプンだったし、少ししてから、よくダル君や牧瀬さんの言う「厨二病設定」なのだと思っていた。
……だけど、ここ最近になって、それが本当の本当に「真実」なのかもしれないと感じ始めているわたしがいる。
これはあくまで、この1年で見た夢の中の話だけれど…
暗い部屋の中で首を吊って自殺する夢。
FBからの連絡が途絶え、絶望する私の前に、岡部君が現れる夢。
そして……、まゆりちゃんに向かって、ピストルの引き金を引く夢。
これらは何一つ事実とそぐわない、不思議で、それでいてすごくリアルで恐ろしい夢。
でも今、わたしが見た中で最も恐ろしいと感じる夢は…
「 わたしが裕吾さんに銃弾で胸を撃たれ、その直後に裕吾さんが自身の頭を打ち抜き、自殺する夢 」
2011 6.19 PM5:12
萌郁「?!!あ”あ”う……ぐうう…ハッァ…ハァッ…!!」
水中で息が限界に達したかのように飛び起きる。
冷や汗にまみれ、撃たれたはずの胸にギュッと手をめり込ませるが、そこには出血どころか、傷ひとつない。
我に返って隣に目をやると、そこには畳の上でタオルケットをかぶり、すやすやと眠っている綯ちゃんがいた。
最も見たくない嫌な夢を見た…
FBからこの数ヶ月、連絡はない。でもそれは、長期的な待機命令が下ったから。
以前は彼女からのメールだけが私の心の支えだったけど、岡部君たちや天王寺一家と出会い、
それに対する依存はだいぶ克服することができた。
萌郁「…ああ、そうか…あの後、言われたとおり…店先の掃除を終えてから、わたし……」
裕吾「よう、ようやくお目覚めかい」
萌郁「あ……」
隣の部屋から店長が顔を覗かせ、呆れた顔でわたしを見ている。
その足元には、飛び散った破片と一緒に透明なビニール袋に包まれた42型ブラウン管テレビが置いてあった。
裕吾「居眠りの邪魔してすまねぇが、やっぱりちょいと手を貸してほしいんだ、いいか?」
萌郁「……ごめん…なさい」
裕吾「まぁいいさ、綯のこと見てくれてたんだ、忘れといてやるよ。コイツをトラックに積むのを手伝って欲しいんだ」
萌郁「…わかった」
裕吾「さすがに我が工房の重鎮なだけあって、一筋縄にゃいかねぇんだこれが、はは」
修理に着手していた先ほどとはうってかわり、なぜか店長は妙に嬉しそうだった。
萌郁「……なにか…」
裕吾「あん?」
萌郁「……なにか…いい…こと、あった…?」
裕吾「はっはっは!それがよー、さっきまゆりちゃんやおデブがここに来てな」
店長が言うには、工房の異変に気づいたラボメン達がここへ来て、岡部君のかわりに謝罪した後、
秋葉原の町に消えた岡部君を捕まえてくるとの約束をしたらしい。
まゆり『もー!!オカリンったら、こんなことして天王寺さんに謝らないなんて、まゆしぃはビキビキなのです!』
ダル『いや、ひどいってレベルじゃねーっしょこれ。これでとんずらとかマジキチとしか言いようがないお』
るか『岡部さん…、いったいどこへいってしまったんでしょう…』
紅莉栖『…絶対に許されてはならない行為ね、恋人としては、きっちり罪を償う場を与えないと…』
ダル『さりげないノロケ乙!リア充爆じけて混ざれ!』
紅莉栖『うっさい!とにかく、なんとしても岡部を捕まえますから!』
そしてラボメン達は岡部倫太郎、もとい狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真を拘束すべく、
フェイリスさんの力も借りて、町に包囲網を張るらしい。
裕吾「ま、そんなわけだからよ、岡部が縄巻かれて引きずられてくるのが今から楽しみで仕方ねぇんだ」
萌郁「…ふふ」
店長が言ったことを自分なりに想像したら、思わず笑ってしまった。
でも岡部くんは今、きっとどうやって謝るかを必死に考えてるんだろうなって思う。
そうこうしてるうちにブラウン管をトラックに積み終え、一息ついたところで店長が言った。
裕吾「久々に笑ったな」
萌郁「……そんなこと…ない、と、思う…」
裕吾「ついでだし、このままトラックで業者まで運んでやって、その…なんだ…、少しドライブでもするか」
萌郁「……まゆり…ちゃん、達、は…?」
裕吾「ついさっき出て行ったばっかりだ、そんなにすぐには帰ってこねぇだろうよ」
萌郁「……なら…綯ちゃん…起こしてくる…」
裕吾「あー…、いや、綯は俺が起こしてくるからよ、ちぃとばかしここで待っててくれや」
萌郁「……」
店長はそそくさと店の奥へ入っていき、綯ちゃんとなにかヒソヒソと話している。
話を終えたのか、店長は店先へと戻ってきたが綯ちゃんの姿はなく、その表情はどこか緊張しているようだった。
裕吾「綯なんだが…、工房でまゆりちゃん達を待っとくとよ」
萌郁「……戸締り…平気…?」
裕吾「なぁに、綯はもう今年で11歳だ。表のシャッターは閉めとくから、ちゃんと留守番できるさ」
萌郁「……店長…珍しい」
裕吾「え?」
萌郁「……いつも…綯ちゃんを、一人に…しない…」
裕吾「……」
萌郁「…もしかして…二人っきりじゃない…と…だめ…?」
裕吾「………………」
しばらくの沈黙の末、ふと気付くと、店の奥にひょこっと顔を出した綯ちゃんがにっかりと微笑み…
綯「 おとーさん!ファイトー!いっぱーつ! 」
と、こちらに叫んだ。
萌郁「……?」
裕吾「………綯ェ………」
店長はなぜか顔を抑え、うなだれていた。
2011 6.19 PM5:21
引き取り業者の前にトラックは止まり、あらかじめ店長が電話をしておいたので、スタッフらしき男性が待っていた。
荷台からブラウン管がおろされ、店長が千円札を何枚か手渡すと、
スタッフは「ありがとうございました!」と一礼し、ブラウン管を運んでいった。
萌郁「……」
裕吾「……」
そろそろ夕暮れ時。これが、店長が長年大事にしてきた42型の最後の姿だと思うと、なんだか切ない。
…でも、その店長はというと、何事もなかったかのように運転席へと戻っていた。
あれだけ愛情をこめて、何度となくパーツを取り替えて延命してきた、
綯ちゃんと自分の命の次に大事なものだと思ってたのに、なんともあっけない最後に、わたしは少し疑問を感じた。
萌郁「……いいの?本当に…」
裕吾「ん?壊れちまったんだ、そりゃしかたねぇだろ?」
萌郁「……でも、なん…だが…切、ない…」
店長が私の肩に手をのせる。
裕吾「…壊れちまったもんは、もう、元には戻らねぇんだ」
なぜか、嫌な予感がした
引渡しを終え、店長は1時間ほど周辺の名所にトラックを走らせてくれた。
会話は全くない、だけど少しも嫌ではなかった。店長は…さっきから妙にそわそわしてるみたいだけれど。
これでもわたし達は、恋人である。ただ、マトモに恋愛をしたことのないわたしが、
未だに人とまともに会話もできないわたしが、岡部君と牧瀬さんのように、
ラブラブなカップルにはなれないことなんてわかってる。
だから、店長がそばにいてくれるだけでいい、それだけで…今は我慢できる。
裕吾「さて、次の場所いったら、ぼちぼち帰るとするぜ」
萌郁「……」
最後に店長は、夜景の見える静かな丘へと連れてきてくれた。
丘とはいっても、コンクリートで一面舗装はされているし、まだ雑居の音がそばに聞こえる、
誰もが想像するロマンチックな場所ではないけれど、二人で見るその風景は、
わたしには充分すぎるほどに綺麗だった。
ようやくわたしが口を開く。
萌郁「……すごく……綺麗…」
裕吾「そうだろ?たまーに、仕事帰りに寄り道するんだ、ここらにもまだこういう場所が残ってやがってな」
萌郁「店長……意外…ロマンチスト……」
裕吾「…やめてくれ、岡部達には絶対に言うんじゃねぇぞ?」
萌郁「店長……意外…ロマンチスト……」
萌郁「……今日、楽しかった…、ありがとう…」
裕吾「…………」
これで、今日はもう帰って夕食を食べて眠って、またいつもの朝…。変な期待をしてはいけない。
そう思ったその時、わたしはゆっくりと、それでいて力強く、店長のほうへと引き寄せられた。
しばらく店長の腕の温もりを感じていたが、今度はわたしの両肩を掴み、
お互いが向き合う形になるよう、ゆっくりと力を込めた。
裕吾「今日は伝えたいことがあってここへ来た」
萌郁「……?」
…なぜだろう、今からとっても嬉しいことがおきそうなのに、
私の心はいつにもなく、ざわめいていた。
彼はこう口にした
裕吾「『お前を辛い目に会わせた俺に、こんなこと言う資格なんてないだろう』、だけど、聞いて欲しい」
『お前を辛い目に会わせた俺に、こんなこと言う資格なんてないだろう』
店長は、どこか見覚えのある瞳で、私のことを見つめた。
萌郁「……あ」
『お前を辛い目に会わせた俺に、こんなこと言う資格なんてないだろう』
何のこと?わたしがいつ、あなたに…
『 頼む…、やめてくれ…!まゆりだけは…!まゆりだけは…! 』
たったこれだけの、本来なら聞き流してしまう、ふとしたキッカケ
裕吾「俺の女房になって欲しい。そして…綯の母親になっちゃくれねぇか」
萌郁「……あ…」
もはや、なにも考えられない
『 依存の次は現実逃避か? 』
そのフレーズを聞いたとき
『FBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFB
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FBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFB』
萌郁『……あ…あ…あああああああああああああああああ!!』
私の中で
何かが
『再構築』された
2011 6.19 PM5:25
わたしは裕吾さんの奥さんになることがなによりもの望みだったし、
本来ならば涙を浮かべ、彼に向かって微笑み、力強く「はい」と答えるのが当然だったんだろうと思う。
だけど、違った。
その前に、わたしは歓喜する前に、店長が発した不意の言葉によって、決定的なある『真実』が覚醒してしまった。
まるで頭の中に電流が走るかのようにそれらは湧き出て止まらず、わたしはしばらく、
パソコンでいうフリーズ状態となっていた。
この1年で何度も見た悪夢、ほんのささいな疑問
裕吾「…萌郁…??」
萌郁「……裕…吾…さ…ん…」
裕吾「お、おい!萌郁?!」
萌郁「……辛い目って…何…答えて…?」
裕吾「は?な、なにを…」
萌郁「……あなたがいつ、どこで、私を傷つけたの…答えて?」
裕吾「……」
限界まで見開かれた萌郁の瞳、それはもう、先ほどまでの、ロマンチックな夜景に輝かせていた瞳ではなかった
萌郁「 あなたはもう、別の世界線の記憶を思い出しているの? 」
裕吾「………………………?!!」
萌郁「……ねぇ、お願い、答えてよ…」
萌郁「 フェルディナント・ブラウン 」
裕吾「あ、あああ…!!」
男は、その場に崩れた
2011 6.19 PM7:00
日はすでに暮れていた。わたしは『なかったことにしてはいけない記憶』を取り戻した。
これが、岡部君のいう「リーディングシュタイナー」なのだろうか?
どうやらFBは、今の私のように多くの記憶を取り戻していたわけではないらしい。
ただ断片的に、この数ヶ月でのわたしのように、夢のような形で別の世界線の記憶を感じ取り、
そして彼なりに考えた結果、それがただの妄想ではないことに、薄々気付いていたとのことだった。
裕吾「…………」
萌郁「…………」
一時的な狂気に陥ったわたしは、ずいぶんと執拗にFBに詰め寄ったようで、彼はすでに憔悴しきっていた。
冷静さを取り戻したわたしは、岡部君の言っていた、全てが未確定な唯一の世界線…
『シュタインズ・ゲート』なるものに自分達が到達していることに気付くことができていた。
FBに殺された時の気持ち、そしてまゆりちゃん達に対する深い罪の念を一時的におさえることができていた。
もちろん消えたわけではない、いざまゆりちゃんと対面すれば、わたしはまた混乱し、先ほどのような半狂乱状態
に陥る可能性は充分にある。
でも、それよりも先に、まず目の前。FB…天王寺裕吾に対するわたしの気持ち、
そしてわたしに対する彼の気持ちを、整理する必要があった。
萌郁「……さっきは……ごめんなさい、あなたが…全てを『理解』した上で、今ここにいるのかと思ったから…」
裕吾「……すまねぇ、信じてもらえなくて当然だが、本当に、さっきはうわごとみてぇにああ言っただけなんだ」
萌郁「…………」
裕吾「『お前に辛い思いをさせた』…、これは、俺の中にある別の世界線の記憶とやらの影響で不意に…」
萌郁「…………」
萌郁「……いい、信じる……」
裕吾「……すまん、M4、俺は…」
萌郁「……あなたを…、もう責めたりはしない……わたしも同じくらい……人を傷付け…罪を…重ねた……」
裕吾「だが、だが俺は…!たぶん、いや間違いなく、一度お前を殺してる…」
萌郁「…………」
裕吾「それに、俺は今まで、ラウンダーのリーダーFBであることを隠し、長い間お前を騙していた上に…」
裕吾「何食わぬ顔でそばにいようとした救いようのねぇ最低のクソ野郎だ…」
あれ?続きは?
裕吾「……何萌郁「…どうして言って…くれなかったの…」
裕吾「……命令だ、SERNからのな。それに背けばどうなるか、今のお前ならわかるだろう」
萌郁「…………」
萌郁「……もう一つ、純粋な疑問で…、理由が知りたいこと…ある」
裕吾「……何だ」
萌郁「…どうして、42型を……棄てたの…?」
裕吾「……」
裕吾は一瞬ためらったが、ゆっくりと目を閉じ、話し始めた
裕吾「……あれが、全を引き起こした元凶な気がしてたんだ」
萌郁「え…?」
裕吾「……あれさえなけりゃあ、あんな狂った世界なんざ存在しなかった、俺にはまだはっきりとはわからねぇが…」
萌郁「…あ…!」
裕吾「 42型さえなければ、あんな血みどろの世界は生まれなかった、そんな気がしたんだ 」
今日一日、ずっと引っかかっていた疑問。
萌郁は蘇った記憶を頼りに、裕吾が感じていた「それ」を、ハッキリと理解した
萌郁「……『リフター』」
裕吾「……あ?」
萌郁「過去に…メールを送るために…必要な…重要なファクター…」
裕吾「…過去に…メール?」
萌郁自身、タイムマシン理論についての知識は皆無に等しく、それがいったいどんな役割を果たしていたのか、
詳しいことは知るよしもない。しかし、ラウンダーとして集めた情報、岡部君の持っていた電話レンジ同様、
42型ブラウン管テレビは、タイムマシン理論を完成させるためになくてはならないものだったことは覚えていた。
裕吾「……残念だが、俺にはそれについて思い出すだけの脳ミソが足りねぇみてぇだ」
萌郁「思い出す…記憶の量や…質は…、人によって、違うみたい…だから……」
裕吾「とにかくだ、やっぱりあの42型があったせいで、俺はお前を殺す結果になっちまったってわけか…」
萌郁「…決して42型の…せいだけでは…ない…」
裕吾「ずっとひっかかってやがったんだ…、逝っちまった女房、忘れられない恩師との約束」
裕吾「それに負けないくらい大事に大事にしてきたモンだったのによ…あの42型は」
萌郁「……」
裕吾「まぁ、もう、そんなことはどうでもいいこった、な…」
萌郁「……?」
裕吾「俺は結局棄てることを選んだんだ、もう考えても無意味だ」
そういうと裕吾はスッと立ち上がり、のそのそと重い足取りでトラックのほうへ歩み、開いた窓から手をつっこむと、
中から鈍く光る黒い鉄の塊を取り出した…。
萌郁「?!!」
ごめんなさい、またちょっと停止します
うおぉ、なんかいいところで引いたぞw
2011 6.19 PM7:15
FBはいざとなれば、自分を含めたSERNに関する情報の全てを抹消するよう命令を受けている。
歯向かえば、自分を取り巻く無関係な家族、友人、天王寺に関わったあらゆるものに制裁が加えられる可能性がある。
裕吾「悪かったな萌郁、嫌な夢を思い出させちまってよ。俺は一人で寝ぼけることにするぜ」
そして彼はなにかに操られているかのように、自らのこめかみに銃口を当て…
萌郁「一人で死ぬ気…?」
裕吾「……お前はもうお払い箱だ。SERNはM4のことなんざどうでもいいと思ってるし、殺す価値すらねぇんだよ」
引き金を引こうとした…
萌郁「…嘘つき」
引き金にかかった指が、ギリギリのところで停止する
裕吾「…あ?」
萌郁「…あなたが今…しようとしている、ことは…裕吾さん…」
そう言いながら萌郁は、裕吾へと少しづつ歩み寄っていく。
萌郁「それは…SERNに命じられた情報隠蔽なんかじゃない…」
裕吾「…何だと」
萌郁「わたしがお払い箱だなんて嘘!だって、あなたは別の世界線でわたしをキッチリ殺してるじゃない!」
裕吾「……」
萌郁「あの時FBは『可能な限りのあらゆる情報の抹消』を実行した、M4『桐生萌郁の殺害』を含めて…」
裕吾「……!」
萌郁「なのに、あなたは今、わたしを生かそうとしている…それはなぜ?」
裕吾「それは…」
萌郁「今、あなたはただ、罪深い自分を消し去ろうと同時に、保険をかけようとしているだけ」
裕吾「……?」
萌郁「…あなたは自分の代わりに綯ちゃんのことを好きでいてくれる人をこの世に残して死のうとしてるんでしょ?」
裕吾「…違うっ!!」
萌郁「あなたが死ねば…、他に誰を残したって、綯ちゃんが幸せになれるわけないじゃない!!」
裕吾「違う俺は…!!」
萌郁「未来からの干渉を受けないこの世界線で、あなたはもうFBである必要なんてない!!」
萌郁「おかしなサークルを住まわせてる、ブラウン管大好きな優しいお父さん、天王寺裕吾でいればいい!!」
裕吾「……!!」
萌郁「もし、それが本当に、FBとしての命令を忠実に行おうとしているのなら」
裕吾の目の前まで来た萌郁は、彼の拳ごと拳銃をつかむと、
その銃口をあの世界線で打ち抜かれた自分の胸元へと押し当てた
萌郁「あの時と同じように、わたしを殺してみなさい!!」
裕吾「………………………………」
2011 6.19 PM7:24
天王寺裕吾は、握られた手をゆっくりと下ろし、そのまま拳銃をガシャリと落とした。
そして、自由になった両手で、目の前で涙を流す萌郁を抱き寄せ、きつくきつく、抱きしめた。
萌郁「FB…」
裕吾「違うんだよ萌郁…」
萌郁「うん…?」
裕吾「綯じゃねぇよ…」
萌郁「…?」
裕吾「俺は別の世界線のお前を殺した。それは、お前なんかだたの駒だと割り切ってたからだろう」
萌郁「…うん」
裕吾「だが今は違う。俺は、この世界線のFB、天王寺裕吾は、お前のことを…本気で愛してる」
萌郁「……!!」
かつての世界線との決定的な違い。
α世界線において、天王寺裕吾は桐生萌郁に対してなんの感情も抱かない。ゆえに、殺せる。だが、
萌郁「……わたしも、あなたを愛してる」
裕吾「俺のこと、もう恨んじゃいねぇのか?」
萌郁「過去は…変えられない。すでにおきてしまったことは、帳消しにはならない…でも、今と未来は変えられる…」
裕吾「……」
萌郁「だったら…、あの時を通して、こうして手に入れることができたこの世界を…もっと大切に、愛するべき…」
裕吾「…まゆりちゃん達には、俺達ができることの全てを、やってやらねぇとな」
萌郁「うん、たくさん、してあげよう…」
この世界線において、天王寺裕吾は、桐生萌郁を殺せない。
それがシュタインズゲートの選択である。
萌郁「やっと…自由…ね」
裕吾「は、バカいってんじゃねぇ、SERNからすれば、俺達はまだラウンダーであることにかわりはねぇ」
裕吾「本当にこの仕事から足を洗えるかどうかは、俺の腕次第だぜ。ったく、どうごまかしたらいいものやら…」
萌郁「うん…頼りにしてる…」
裕吾「おうよ」
萌郁「裕吾…さん、さっきのお返事…言ってもいい?」
裕吾「ああ…」
萌郁「わたしは、裕吾さんの…奥さんに…なる…、綯ちゃんの、お母さんになる」
裕吾「…ありがとよ」
萌郁「……でも、今日のデート、で…もっと…二人っきりで、その…、して…おきたい」
裕吾「…お、おう?」
萌郁「今…、帰ったら、たぶん、みんな待ってる…から、今日のデート、終わっちゃう…」
萌郁「だから…今ここで、もっともっと…愛して…ほしい」
裕吾「……そりゃあ、お前ー」
萌郁「…我慢できると…思ってたけど、もう…無理…」
萌郁は顔を赤らめ、やわらかな胸を裕吾の胸板へとさらに強く押し付けてくる
裕吾「……どうなっても、知らねぇぞ?俺だって正直もう限界なんだ、やめろっていったってやめねぇからな?」
萌郁「うん…いいよ、きて…裕吾さん…」
2011 6.19 PM8:00
「あ!…ん…あん…ああ…!」
人気のない丘の上に、軽トラックが一台止まっている。
エンジンもかかっていないにもかかわらず、小刻みに、時に激しく揺れていた。
二人は向かい合い、裕吾は運転席のシートに座ったまま、萌郁はその上にまたがり、一心不乱意に腰を振っていた。
一糸まとわぬ姿の二人は、車内であることなどお構いなしに、汗と蜜を散らしている。
恋人となって4ヶ月。二人はもう、完全に我慢の限界に達していた。
こんな場所でイケナイとは分かっていても、その背徳感が二人をさらに高揚させていた。
萌郁「ふああ!…ひい…!もうだめ!…裕…吾さんん…!」
がっしりとした見事な体格に似合ったそのいきりたつ立派なモノは、萌郁の秘部を隙間なく埋め尽くし、
白い両太ももをがっしりと掴んだ腕力と腰のピストンで容赦なく突き上げ、彼女を何度も何度も絶頂へといざなう。
萌郁「はッ!……あ、また…イッた…ほひ…ふ…」
裕吾「うっ!…ったく何度目だかもうわかりゃしねぇな。…いっとくが、まだまだやめるつもりはねぇぞ、あ?」
「も…ほおお、無、無理、無理無理!イッ!…くふぅ…はぁぁ!死ん…しひゃ…うよおほ…ひッふゥ!」
ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ
萌郁「やっあっあっはあっあっあっひっひっいんッ!」
なんとも卑猥な音が、時折リズムを変えながら狭い車内に激しく響き渡り、時折男女の嬌声が重層を奏でる。
二人の間に一切の障害はなく、裕吾は何度も何度も吐き出す子種の一滴残らずを萌郁の最も深い場所へと流し込む。
婚約した以上、このメスを確実に妊娠させるつもりだ。
たっぷりと騎乗位を堪能した後は、イチモツを深く突き刺したまま萌郁の片足を持ち上げ、内枠で攻める。
それが終われば、今度はバックの姿勢でより激しく彼女に突きを叩き込む。これを何週も行った。
結局、全ての営みが終わるまで、裕吾は一度たりとも穴からイチモツを引き抜くことはなかった。
さすがに裕吾も精力を限界近くまで近い果たし、次に萌郁がイッたタイミングでようやく動きを止める。
萌郁「ふ…ひゅ…ふ、うああ、あは…あ…ふ」
最初こそ意気込んでいたものの、裕吾の圧倒的なパワーでとうに限界を超えた萌郁は、
目をトロンとさせ、口はだらしなく半開きとなり、タラタラと唾液を漏らしている。
裕吾がぐったりとした萌郁の体をどけようとするも、車内が狭いせいでうまく引き抜くことができない。
裕吾「こりゃ、参ったな、調子に乗りすぎちまった…」
しかたなく萌郁をかかえたまま、いわゆる駅弁スタイルで車外へ脱出し、ゆっくりと膣からペニスを引き抜いた。
どゅるるぶぴゅっどぷ…
栓を失った膣からは、度肝を抜かれる量の白濁液が流れ出し、足元に小さな水溜りを作り出す。
意識を取り戻した萌郁は、裕吾の顔を確認しると微笑んでキスをねだった。
萌郁「…むちゅっちゅっちゅ…はふううんぷちゅっちゅ」
このまま外ではあまりにマズイので、裕吾は愛しい女を抱き寄せ、あたふたと車内へと戻る。
萌郁「…最後…は、綺麗に…してあげる…」
萌郁はシートに座った裕吾の両足を広げさせ、ハンドルの下の空間に潜り込むと、
すっかりゲルバナと化した愛しい男のそれを口いっぱいに含み、勢いよく吸いあげた。
裕吾「うおっおおおお、おおう?!!」
あまりの衝撃に思わず裕吾は雄たけびを上げ、力を使い切ったはずのヒーローが再び起き上がってしまう。
彼女はそれに気を良くし、お掃除とはなんだったのか、豊満な乳房の間にそれを挟み、にゅるにゅるとしごき始めた。
裕吾「お、おい待ちやがれ!やめろバカ!お、俺はこれから運転すんだぞ、これ以上消耗させんじゃねぇ!!」
先端を舌で転がしながら、上目遣いで裕吾を見つめる萌郁
裕吾(うお…、この絵図は…なんつー破壊力だ…)
うろたえる裕吾
萌郁「…やめろっていったってやめねぇぞって言ったのは、裕吾…さん…」
そう言って彼女はしごく速度を上げ、さらに裏を舌で刺激しながら先端をバキュームする。
裕吾「おおお、おおおおおおおおおおおおおおおいいいいいいやめらあああああああああああああッ?!!」
裕吾の腰がグンと浮き上がり、ビクンビクンと大きく痙攣した。
痙攣するたび、萌郁は喉をコキュコキュと鳴らしながら、残された最後の精を飲み干した。
萌郁「……わたしの…勝ち?」
口をムグムグさせながら、裕吾にむかって萌郁がたずねる。
裕吾「………………………………」
そこにはまるで、たった今特異点を超えてこの時代に流れ着いたかのように、ぐったりとした男の姿があった。
萌郁「……また、しようね…ダーリン」
2011 6.19 PM8:52
るか「あ、天王寺さん、桐生さん!」
時刻は午後9時、二人を乗せたトラックを出迎えたのは、今まさに帰路につこうというるかとまゆりだった。
まゆり「あ!萌郁さんトゥットゥルー☆」
萌郁「…トゥ…トゥルー…」
別の世界線で、わたしが殺したまゆりちゃん。
改めて顔を合わせたら、わたしはどうなってしまうんだろうと心配していたけれど、
いつものようにわたしに微笑んでくれるまゆりちゃんに、思わず涙が出そうになった。
るか「ふふ、今日はお楽しみだったようですね、綯ちゃんが嬉しそうにお話してくれましたよ」
裕吾「ああ?!ああ、まぁ、そうだな、たっぷり楽しんできたよな、なぁ萌郁」
…漆原さんにはまったくその気はないのだろうけど、今のはちょっとドキッとした。
まゆり「あ、そうそう、オカリンは無事に逮捕されて2階にいるよー、綯ちゃんも今は一緒に遊んでます☆」
裕吾「お、おいおい、まさが綯を岡部とおデブに任せてるんじゃねぇだろうな?」
まゆり「クリスちゃんとフェリスちゃんがいるから平気なのです、それにオカリンは今もお説教中なんだよー」
萌郁「いつ…、見つかった…の?」
るか「夕方の6時くらいです、天王寺さんが戻るまでは絶対に正座を崩させない!絶対にだ!って牧瀬さんが…」
まゆり「クリスちゃんがいつにもなく楽しそうでなによりなのです☆」
3時間の正座…、それはかなりキツいんじゃないだろうか…。
牧瀬さん達も待たせちゃったし、その間…あんなことをしていたと思うとかなり罪悪感…。
まゆり「えへへ〜、それでね、確かにオカリンはすっごい悪いことをしたのです」
萌郁「……」
まゆり「だけどオカリン、ちゃんと天王寺さん達がどうしたら喜ぶが、一生懸命考えてたんだよ〜☆」
なんのことだろう。代わりのテレビを買ってきたとか…?
裕吾「ほー。ま、俺はあいつが簀巻きにされて、彼女の分厚い洋書でボコボコにされてりゃ充分なんだがな」
…変なプレイに目覚めなければいいけど。それとも、もう遅いのかしら…
まゆりちゃんと漆原さんを見送り、わたし達は二階のラボへの階段を上る。
岡部「助手よおおおおお、もう、もう本当に限界だ!頼む、これを外してくれええええええええ!」
紅莉栖「我慢しろ、天王寺さんがそこの扉を開け、その格好で深く頭を下げることで、お前の罪は浄化される…」
ダル「さすが牧瀬先輩パネェーっす!相手が彼氏とて一切の容赦のなさ、そこにシビれる憧れるゥ!!」
フェイリス「ニャフフ、クリスティーニャン達はこれによって新たな禁断領域を開拓してしまうのニャ…」
紅莉栖「しないし、彼氏とかは一切関係ないし、天王子さんが本気で怒ってたら、この程度じゃすまないと思うし?」
岡部「くあああああMr.ブラウウウウウウウン!頼む早く!早く帰ってきてくれええええ!!」
綯「お、オカリンお兄さん、本当に大丈夫?きっとお父さん、今日はそんなに怒らないと思うよ?」
フェイリス「大丈夫にゃ!キョーマはこう見えて機関のあらゆる拷問に耐えられるよう訓練されてるのニャ!」
綯「す、すごーい!そうなのかー!」
岡部「子供に嘘を教えるなフェイリスウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」
ダル「今日のお前が言うなスレはここですか?」
なにやら中からみんなの愉快な声が聞こえてくる。
裕吾さんは呆れたような、でもどことなく楽しそうな顔でラボのドアを開いた。
2011 6.19 PM9:02
ガチャリッ
裕吾「ほっほー、随分苦しそうじゃねぇか、なぁ〜岡部」
岡部「ミスタアアアアアアアアアアブラウウウウウウウン!サーーーーセン!!ッシッタアアアアアアアアアアァ!!」
扉を開けると、昔の野球アニメで父からスパルタ特訓を受けていた主人公が身に着けていた強制ギブスのようなもので両手足を正座の状態のままギチギチに固定された岡部君が前のめりになって必死に土下座をしている姿があった。
裕吾「はっはっは!その様子じゃだいーぶ反省したみてぇだなぁ、42型ちゃんの痛み、思い知ったか?ん?」
岡部「はう、ぞ、ぞの件に関しては…本当にずばなかったど…とほ…思っている…!本当にサーーーセンしたはあ!!」
ダル「ちょ、オカリンついにマジ泣きすか…さすがにこれは可愛そうになってきたお…」
紅莉栖「情けないわね…、天王寺さんがよければいつでも解除しますよ」
ダル「『エキスパンダーX』!このガジェットを身に着けたもののポーズを遠隔操作で自由に固定できるんだお!」
裕吾「またくっだらねぇもんを…、ま、このまま騒がれるのもうっとおしいし、今日のところは勘弁しといてやるよ」
岡部「ううう、お、恩に着るMr.ブラウン、本当に辛い3時間だった…」
プシュー シュウチュウリョクコウジョウスタイル カイジョ
岡部「はぁ…はぁ…、じょ、助手よ…、ソファーまで…引っ張ってくれ…」
紅莉栖「…はいはい、よく耐えた。でも岡部が悪いんだからね?」
岡部「ああ、俺が悪かった、心から反省した、だから紅莉栖う…」シクシク
紅莉栖「よしよし、分かってくれればいいの、本当はわたしだって岡部にこんなことしたくないんだから」ナデナデ
岡部「うう、紅莉栖、紅莉栖うう」スリスリ
ダル「…とんだバカップル、というかバカだお…」
フェイリス「クリスティーニャン、やってる間すごくノリノリに見えたんだけどにゃ…」
裕吾「…ったく、もう3時間くらいあのままにしときゃよかったかもな」
萌郁「…二人も、本当に…ラブラブ…」カシャッ
ダル「あ、ところで、やっぱあの42型はオシャカになっちゃったんですかお?」
裕吾「あー、あれからトラックで引き取り業者のほうにもっていったにはいったんだがな…」
2011 6.19 PM9:15
綯「あれー?持って帰ってきちゃったんだー」
紅莉栖「かなり壊れてたみたいですけど、直るんですか?」
裕吾「まーな、業者のほうに一通いれたら、まだ処分はしてなかったらしいから、急いで回収してきた」
フェイリス「やっぱり42型ブラウン管テレビがないと、ブラウン管工房は成り立たないってことかニャ」
裕吾「へっ、まぁそんなとこだ。うちの守り神様はいつまでも不滅ですってな!」
42型ブラウン管テレビ。
どんなに忌まわしくても、やっぱりこの工房からそれがなくなるのは、あまりにも寂しすぎる。
たとえ動かなくなっても、これはずっとここになくてはならない、そんな気がする。
岡部「…あー、時に、指圧師よ…」
萌郁「……?」
岡部「なんというか、これは決して今日の一件に関してとは関係ないとだけ言っておく…」
そういうと岡部君は懐から小さな小箱を取り出し、わたしに手渡す。
綯「あれれー、もしかしてこれって…結婚指輪?!」
岡部「んなぁ?!」
紅莉栖「ちょ…!」
裕吾「あぁん?!」
ダル「修羅場キタコレーーー!!」
フェイリス「キョーマはクリスティーニャンというものがありながら、実はモエニャンを狙ってたのニャ!!」
裕吾「岡部てんめええええええ!」
岡部「違う!おおおお前らふざけるな!さっき話しただろうが!い、いいから開けてみろ指圧師!」
小箱を開くと、そこには大きめのリング、中くらいのリング、そして小さなリングの三つか並べられており、
よく見ると一つ一つに名前が刻印されている。
Mr.Broun Moeka Kiryu Nae Tennouji
…この名前が刻印されている部分って…
綯「おおー!指輪にテレビがくっついてるよー!」
それは、すごくヘンテコなデザインだけど、わたし達にはピッタリな、
ブラウン管の銀細工が象られたシルバーアクセサリ。
ディスプレイにあたる部分には、裕吾さんと綯ちゃん、そしてわたしの名前が刻印されている。
岡部「お前、6月6日が誕生日だったのだろう?本来ならば当日渡したかったのだが、特注品ゆえに
少々期日までの都合がつかなかったのでな…」
裕吾「…おめぇがデザインしたのか?」
岡部「デザインというほどのことでもなかろう、あなた達にピッタリなものといえば…」
…岡部君にはいつか恩返しをしないといけないような気がする
岡部「ブラウン管しか思い浮かばなかった」
岡部君には、近々わたしにリーディングシュタイナーが発動したことを伝えようと思う
萌郁「…ありがとう…岡部…君」
裕吾「しかしテメェなぁー、なんで俺の名前がMr.Brownになってんだよ!」
岡部「事実を書いたまでのこと…、ミスターブラウン氏はミスラーブラウン氏、それ以上でもそれ以下でもなぁい」
別の世界戦において、その出会いがどれだけ悲しいものだったとしても
岡部「それと、だ。6月といえばジューンブライド…、贈り物の種類としても、丁度いいと思って、な」
裕吾「ケッ、なにきざなこと言ってんだ、要するになにが言いてぇんだ?ああん?」
この未知なる世界線において、あらゆる可能性が無限、想い次第でどんな結果だって導き出すことができる、それが…
岡部「おーやー?そんなことまでこの俺に言わせようというのか?それは少々、情けないというものでは?」
裕吾「…わーった、だったら言ってやるよ!本日よりブラウン管工房バイト、桐生萌郁は…」
シュタインズゲートの選択、でしょう?
END
終わりです、ありがとうございました。
途中止まってごめんなさい;
読みにくければ、こちらもどうぞ↓
「STEINS;GATE「涅槃寂静のレゾリューション」」/「tabix」の小説 [pixiv] novel/995411
乙ー
リンク貼るのダメだったかな?
ガイド読んで大丈夫だと思って貼っちゃいましたが…
別にいんでね?
まぁそう思うならもうやめたほうがいいな
↑以後気を付けます
>>424 乙でした。
ブラウン氏と指圧師が幸福になれば綯ちゃんも萎えさんにならずにすむし丸くおさまってよし!
乙!スペースと名前がちょっと多かったけどいいよいいよ!
おまけ
2011 6.19 PM11:53
ラボにて
岡「くううううおおおお!いくぞ紅莉栖!ぬうっ!」ドクッドクッ
ク「あ!!ああああああああ!!岡部!!らめええええええ!!」
岡「ふうーーー」
ク「ふ…はぁ…もー無理、そろそろ寝ましょう岡部…」
岡「ふっはっは、だらしないなクリスティーナよ、本場メリケンのoh!!エキサイティング!精神はどうした!」
ク「おのれの勝手なイメージなんぞ知るか!それに、わたしは…お、岡部と…日本でしたことないっつの…」
岡「ふ、ならばあの時LAで一度体験しておくのだったな、期待してなかったわけではあるまい?」
ク「つ、付き合い始めていきなりとかないわー!妄想乙!」モゾモゾ
岡「ふ、まぁいい、ならば先に寝るがいい、俺はお前の寝顔をじっくり観察してから寝るとしよう。」
ク「…ぐぬぬ、彼氏が落ち込んでたからその晩付き合ってやったらいつのまにか調子をこかれていた、何を言ってるか
わからねーと思うとにかく氏ね!」
岡「ふ…、それは口実で、本当はお前が寂しかっただけなんだろうクリスティーナ、んん?」
ク「はいはいワロスワロス、とにかくもうわたしは寝るからね、おやすみ」チュッ
岡「ふ、ツンデレめ、ゆっくり休め」
ク「……」
2011 6.20 AM1:53
岡「…んが…ぐーぐー」
ク「……」ゴソゴソ…
ガチャン エムジカイキャクモード ニ キリカエマス
ク「……」ニヤリ
2011 6.20 AM2:53
ク「ほらほらほらほら、早く外さないと干乾びちゃうわよー♪」シュッシュッシュ
岡「いいいいやああああああああもうやめてくれえええええええええ!!」ギリギリギリ
ク「我ながらいいものを作ったわ・・・これさえあれば岡部はもうわたしの思うがままね」シュッシュ
岡「こ、こんなことしなくても俺はお前の思うがままだ!頼むからもうやめ…!ううっ」ビュッ
ク「あっはっはwさて、お次はどんなポーズにしようかしら?」とりせつペラペラ
岡「おおおおおいまて!い、一体何通りのポーズがあるんだこれぇ?!!」
ク「んーインプットしたのは橋田だけど、大体108通りとか言ってたけかな?」
岡「……ま、待ってくれ、許してくれマイハニー!!もう馬鹿にしたりしないからぁ!!」
ク「ふふふふふふふ@100通り、明日はラボには二人っきりだし…いけるとこまでいこうね、岡部☆」
岡「…なんだよこれ、何だよこれえええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
完
お疲れ様でした(笑)
なんだよこれw
日本でしたことない→日本でしかしたことない ですたノシ
乙www
うよおほ…ひッふゥ!
ワロタw
エロいけどそこは俺もワロタw
440 :
STEINS;GATE「虚空のサイコメトリー」:2012/04/23(月) 21:47:14.28 ID:2BRkXsKm
オカリンと助手以外のラボメンが集まったときのお話
ダル「ぶっちゃけた話さ、まゆ氏的にオカリンのことはやっぱ好きだったん?男女的な意味で」
まゆり「ええー!うーんと…、どうだったのかなぁ、えへへ…」
萌郁「…正直に…話したほうが……すっきりする…」
フェイリス「モエニャンの言うとおりニャ、この機会にはっきりさせちゃうニャ!」
るか「僕も…、気にはなってたな、まゆりちゃんの実際のところの気持ちっていうか…」
昼下がりの未来ガジェット研究所。
所長である岡部倫太郎とその助手の牧瀬紅莉栖は今、アメリカ旅行へと赴いている。
そのため、現在ラボには二人を除いたメンバーが集っている。
全員揃うことの珍しいラボメンだが、このメンバーで話をするのは全員が揃うより珍しいといっていい。
ダル「僕たちってこう、なんつーか、なんだかんだオカリンのとりまきじゃん?」
ダル「オカリン達抜きでこうやってぶっちゃけトーク的なことってしないし、なかなか新鮮だお」
フェ「ニャニャ?フェイリスは常にぶっちゃけ話しかしてないニャよ!」
ダル「もちろん、フェイリスたんが真実であることは疑ってないけどさ!
でもせっかくだし、普段は話さないようなこと話してググッと距離を縮めたいわけですおデュフフフフw」
萌郁「それで…まゆりちゃん…は…、岡部君のこと……」
フェ「そうニャ、触れる機会がなかっただけで、ホントはみんなそのことが気になってたのニャ!」
まゆ「え、えー?だってまゆしぃはオカリンの人質さんだし…うーんとねぇ…えへへ…☆」
まゆりはコスプレ衣装を縫いながら返事をしているが、その顔はほのかに赤く染まり、作業もはかどっていない。
るか「む、無理に答えなくてもいいよ?本来それは、みんながそれぞれ心の内に秘めておくものだし…」
まゆ「い、嫌なわけじゃないよ?まゆしぃも、せっかくだから今はみんなとおしゃべりしたいなって思うし…」
そういうと、ついにまゆりは作業を止め、顔を上げる。
ダル「…んで?」
フェ「…どうかニャ?」
るか「……」
萌郁「……」ワクワク
まゆ「……うん、まゆしぃは、オカリンに恋してました☆」
恥ずかしそうにモジモジしながらも、みんなに最高の笑顔を見せながら答えるまゆり。
ダル「うっほーーーついに聞けたお!NO.2メイドマユシィニャンニャンの秘めたる想いが今、ベールを脱いだのだぜ!」
フェ「マユシィ偉いニャン!みんなで詰め寄ったりして悪かったけど、でも聞けてすごく嬉しいのニャ!」
まゆ「でもね、クリスちゃんはオカリンととっても仲良くなってくれて…」
まゆ「だからもうまゆしぃはそれだけで二人と同じくらい、幸せなんだよー☆」
るか「…まゆりちゃんって、本当に天使みたいだよね、僕なんだか、心が清められた気分だよ…」
ダル「か、神に仕える巫女様が昇天しておられる…!まゆ氏、やはりあなたが神か!」
萌郁「……神様、ごめんなさい」シクシク
あまり自分の気持ちを表に出すことのなかったまゆりだが、
あの夏以来、こうして少しずつ自分の気持ちを表に出してくれるようになった。
まゆ「昔からまゆしぃはオカリンのお嫁さんになるのかなって思ってたし…」
まゆ「オカリンはすっごく優しいから、そうなってもいいかなって思ってたのです」
萌郁「……まゆりちゃんは、どうして人質に…なったの?」
まゆ「んーとね、それは〜」
まゆりは祖母のこと、岡部がマッドサイエンティストとなった理由をみんなに話した。
ダル「…マジかお、オカリン…イケメンすぎるだろ…」
萌郁「…あの設定の裏に…、そんな真実が…」
るか「う、ううううう、岡部さん、素敵です…」ズズーッ
フェ「かっこいいニャー、キョーマの主人公補正はその時からすでに始まってたのニャ!」
ダル「そんな話聞いちゃったら、もうオカリンの設定あんまりイジれなくなってしまいますお…」
まゆ「だから、まゆしぃはオカリンの重荷になってるんじゃないかって、ずっと気にしてたの」
まゆ「クリスちゃんが来て、オカリンが幸せになってくれて本当によかったのです♪」
ダル「…そこで牧瀬氏登場ってわけですかお…、こう言っちゃなんだけど、やっぱツラくね?それ」
まゆ「んー全然そんなことないよぉ?」
るか「牧瀬さんと岡部さんが付き合ってるって聞いたときはびっくりしましたよね、結構急でしたし…」
まゆ「うーん、まゆしぃもびっくりはしたけど、でもオカリンには絶対クリスちゃんが必要だよー」
フェ「クーニャンって、キョーマに通り魔から助けけもらって知り合ったんだったかニャ?」
るか「そうとは聞いてます、それから岡部さんを探して秋葉原を放浪してたって」
ダル「やっぱり助けられたときにズッキュンってきちゃった系?」
萌郁「…吊橋効果…」
まゆ「んー、まゆしぃが違うとおもうなー」
フェ「ニャ?」
まゆ「オカリンとクリスちゃんは、そういうの抜きで、まるで昔から恋人さんだったみたいに通じ合っててね」
まゆ「特にオカリンは、クリスちゃんの細かい癖とか好みとか、すごく理解してるのです」
ダル「……それってオカリンストーカー疑惑?」
るか「え、ええ?!それは違うんじゃ、牧瀬さんはアメリカにずっと住んでたわけですし…」
フェ「にしても、キョーマのクーニャンについての情報を知り尽くしてる感はすごすぎるニャ」
萌郁「…全てのルートを、最初から理解…してる」
ダル「うん、真面目な話エロゲ二週目プレイしてんの?ってほどの強くてニューゲームっぷりだお」
フェ「…そういえばたまに、クーニャンに対して以外でも、なぜか教えてないことを知ってたりするニャ」
萌郁「…気配り上手で、わたしも…たまに驚く…」
るか「も、もしかしてほんとに、岡部さんは秋葉原を監視するエージェントだとか…?」
ダル「…そんな可能性も疑ってしまうほどだお」
フェ「未来人って可能性も捨てがたいニャ!きっとラグナロックを防ぐためにタイムリープしてきたのニャ!」
ダル「あるあ…フェイリスたんが言うのならきっと間違いないお!」
萌郁「……ねー…よ」
まゆ「うーん、なにか理由はあるかもだけど、二人は運命の赤い糸で結ばれてたってことじゃないかなぁ」
フェ「ニャ、ロマンチックだニャー」
まゆ「とにかく、まゆしぃもオカリンが好きだったけど、オカリンを幸せにできるのはクリスちゃんだけなのです!」
まゆ「二人が出会えて、一緒になれて、もうまゆしぃはそれだけで満足なのです☆」
フェ「…うう、マユシィはなんて素直でいい子なのニャ、こんないい子を…キョーマは本当に罪な男なのニャー!」
るか「…まゆりちゃんって、本当に天使みたいだね、僕、なんだが心が清められたよ…」
ダル「か、神に仕える巫女が昇天していらっしゃる…、まゆ氏、やはりあなたが神か!」
萌郁「…神様ごめんなさい…」シクシク
もはやまゆりを崇める宗教団体になるつつあるラボ。
…だが、残念ながら神の愛は無償ではなかったのである。
まゆ「じゃ、次はフェリスちゃんだね☆」
フェ「…ニャ?」
次の瞬間、ラボメンの視線は猫耳メイドに向けられる。
ニコニコとしているまゆりだが、そこからはもはや絶対に逆らえない力、神威があった…。
まゆ「まゆしぃもフェリスちゃんが好きな人、知りたいなー♪」ゴゴゴゴ
フェ「え、ええええええ、そうくるのニャ?!」
ダル「フェ、フェイリスたん…!」
るか「……えっと」
萌郁「……」コレデヨイw
フェ「あうう…」
ダル「ちょちょちょwちょっとタンマ!僕トイレ行ってくるからしばしザ・ワールドよろ!!」ガタッ
緊張感が一気に高まったせいか、ダルは椅子から立ち上がると小走りでトイレへと駆け込んだ。
残されたラボメンガールズ(?)
フェ「にゃ、にゃふーマユシィ、か、勘弁してくれないかニャー…?」カーッ
まゆ「もちろん、無理にとは言わないよ。ただ、まゆしぃもフェリスちゃんのことをもっと知りたいだけなのです♪」
萌郁「……」コクコク
るか「////(この流れって、やっぱり…そうなるのかな…)」
ダルには彼女がおり、萌郁はすでに天王寺と改名済みであるため、特に問題はない。
…次は自分。フェイリスだけではなく、るかの顔にも焦りが見え始める。
フェ「わ、わかったにゃ!で、でもでも、ダルにゃんが戻ってくる前に言っちゃうニャよ!!」
ダル<「え?!!ちょまwwwwwまだ俺のバトルフェイズは終了してないのだぜ?!wwwww」
ドタドタとトイレの方から物音が聞こえるが、かまわずフェイリスはガールズにのみ聞こえる程度の声量で
留美穂「わ、わたしも倫太郎さんが…好き…でした…」
いつのまにかフェイリスの猫耳が膝元に落ちており、顔を真っ赤にした一人の普通の少女が現れる。
まゆ「おおー、フェリスちゃんも、やっぱりそうだったんだね…♪」
萌郁「…岡部君…無双…ふふ…」
留美「り、倫太郎さんは、わたしの数少ない、秋葉留未穂として接することのできる男性なの…」
るか「え?フェ、フェイリスさん、本当は…そんなにしおらしい方なんですか…?」
留美「は、橋田さんには絶対に内緒だよ、彼らの前では、あくまでフェイリスニャンニャンでいたいの…」
まゆ「うんうん、フェリスちゃんも留美穂ちゃんも、どっちも本物だもんね」
留美「つい最近まで、岡部さんが夢に出てくることがあるくらいで…」
まゆ「!まゆしぃもだよ、夢の中でオカリンが、まゆしぃを必死に助けようとしてくれるの」
留美「ほ、ほんと?私の夢も、倫太郎さんがわたしを悪い人たちから守ってくれて、王子さまみたいで…」
萌郁「…夢の中まで…天然ジゴロ…」
るか(うう、僕の夢にも出てくるなんて言えない…、岡部さんすごいなぁ、こんなにみんなから愛されてるんだ…)
留美「でも、岡部さんには紅莉栖がいるし、マユシィと同じでわたしも今は二人を祝福してるの…」
留美「実はね、紅莉栖とはよくお茶するんだよ、お互い悩んでる時の相談相手なんだ」
まゆ「えー!クリスちゃんとフェリスちゃんってお話ししてるイメージなかったけど、実は仲良しさんなんだね☆」
留美「うん、紅莉栖にはわたしも倫太郎さんのことが好きだったこと、もう話してるんだ」
るか「意外だなぁ、僕ももっと留美穂さんのお話聞いてみたいです…」
留美「もちろんいいよ、今度女子メンバーで集まって、ガールズトークしようね」
るか(…あれ、今なにかおかしかったような…)
萌郁「…フェイリスさんの…意外な面が知れて、よかった…」
まゆ「まゆしぃも嬉しいのです♪教えてくれてありがとね、フェリスちゃん」
そう言ったところで、ダルがハンカチで手を拭きながらバタバタと戻ってくる。
ダル「そして時は動き出すッ!!さぁフェイリスたん時間だ、答えを聞こうか?!」
フェ「ニャ?ダルニャンはなにを言っているのにゃ?猫耳メイドが愛するのは、お慕いするご主人様達みんなニャ♪」
真っ赤だったフェイリスの顔は一瞬で平常を取り戻し、悪戯にダルにウィンクした。
いつのまにか落ちた猫耳も定位置に戻っている。
ダル「うほwwwwwそれってつまり僕も含まれてるってことですよねデュフフ…ってそうじゃなくてwww」
まゆ「ダル君残念☆もうちょっとだけ我慢してれば、猫耳メイドの真実に近付けたのにねー」
るか「は、橋田さん、ごめんなさい…」
萌郁「……」ニヤニヤ
ダル「チ、チックショオオオオウ!!僕だけ仲間外れですか!悔しい!でも感じちゃう、ビクンビクンwwwww」
ダルが一人で暴走している間に、すでに皆の視線は次のターゲットへと向かっていた。
フェ「んじゃ、お次はもちろん…」
まゆ「るか君なのです♪」
るか「…やっぱり…そうなるのかぁ…」シクシク
萌郁「…一番…興味ある…かも…」
ダル「あ、なに?やっぱりそういう流れなん?そういうことなら次は僕がぶっちゃけてもいいお!」
フェ「…」
まゆ「…」
るか「…」
萌郁「…」
ダル「ぐふふ、誰が好きかって?そんなの決まってるお!僕達のスーパースターにしてNO.1猫耳メイド!!フェ
フェ「で、ルカニャンどうするかニャ?」
ダルンクス「嘘です!wwwww全て嘘です!wwwwwハイッ!wwwww」
まゆ「ダル君は彼女さんがいるのに…、いけない子だねぇー」
萌郁「…ダル君…阿万音さんに、言っちゃうからね…」
ダルはすでに、無事コミマで阿万音由季と出会い、恋人関係に発展していた。
ダル「ちょ、それはマジ勘弁!あくまで僕のハニーは由季たんだお…」
フェ「ならご主人様は、ちょっとだけ静かにしておいてくださいニャ♪」
ダル「オーケー大佐wwwww」
軽くいなされたダルを尻目に慌てるるかだが、
頬を赤らめながらも、拳をギュッっと握り、まっすぐを向いて話し始める。
るか「わ……わかりました、まゆりちゃんとフェイリスさんが言ったんです…、男の僕が逃げるわけにはいきません!」
フェ「え?」
ダル「え?」
萌郁「え?」
るか「え?」
まゆ「♪」
るかの言葉に一瞬時が止まるが、すぐにみんなその意味を理解し…
フェ「あ、ああ!そニャ!ルカニャンは男の子だもんニャ!」
萌郁「……そう…だった」
るか「…ええー、ど、どういうことですそれー?!」
まゆ「るかくんは本当に可愛いからねぇ、時々男の子だってことをみんな忘れてしまうのです」
るか「や、やめてよ、可愛いだなんてそんな…、は、恥ずかしいよぉ…」モジモジ
ダル(…かわええ)
フェ(か、可憐にゃ…)
萌郁(ハァハァハァハァ)タラタラ
ダルフェ萌郁(…男だ…だがそれがいい)
ダル「…るか氏ってさ、ぶっちゃけ学校でモテモテだったりしない?」
るか「え、え?そんな…全然モテたりなんかしないですよ…」
ダル「んでもさ、男の娘って裏を返せば超イケメンってことだお?」
まゆ「可愛い男の子が好きって女に子はいっぱいいるしねぇ」
フェ「それにルカニャンは背も低いわけじゃないしニャ、普通の女の子なら黙ってないとおもうニャ」
萌郁「…口には出さなくても、ファンは絶対…いるはず…」
るか「い、いやほんと全然、そんなことない…と思います」
まゆ「…あ、でもるかくん、この前も下駄箱にお手紙入ってたよね☆」
るか「あ!ま、まゆりちゃん〜…」
まゆりの言葉にビクリとし、再び慌てるるかだが、ごまかすのは止めて正直に話すことにした。
るか「…正直に言うと、告白されたり、お手紙をもらったことは何度かあります」
ダル「あ、やっぱし?」
フェ「やっぱりルカニャンもモテモテだったのニャー」
るか「もちろん、お付き合いをしたことはないです、申し訳ないですが、全て断らせていただきました」
ダル「うおお…、るか氏がまさかの女泣かせな男に!!」
萌郁「…ここにも、罪な男が…」
まゆ「何回くらいあったの?」
るか「えっと…じゅ、十回以上は…」
ダル「じゅ…?!まじかお…、う、うらやましすぎるだろ常考!エロゲの主人公でも裸足で逃げ出すレベル」
フェ「つまりルカニャンは、十人以上の女の涙を見た男ってことかニャ…」
萌郁「……すごい漢だ」
るか「ち、違います!それはないです!だって…」
るか「半分は男性でしたから…」
ダル「oh…」
萌郁「……わお」
フェ「な、なるほどニャ…」
るか「ちなみにまゆりちゃんの言ってた手紙も、男性からでした…」
一同「…………」
宇宙の法則を乱す存在、漆原るか、恐ろしい子…。
というかダル達は、今の男子高校生のダークサイドを目の当たりにした気がした。
フェ「そういえばキョーマはどうなのニャ、大学でモテないのかにゃ?」
るか「ぼ、ぼくもそれ気になります、岡部さんもその…、背が高くてかっこいいしモテるんじゃ?」
ダル「んー…、普段は全然だお、見た目はともかくあの性格だし、正直友達も少なめと言わざるをえない」
まゆ「隠れファンは多いと思うんだけどなー、オカリンの優しさに気付いてる人はきっといるはずだよ〜」
フェ「ギャップ萌えニャね、普段は滅茶苦茶でも、ふとした優しさがキュンとくるのニャ」
フェ(わたしや紅莉栖も正直そこにやられたわけだしね…)
ダル「…ただ、実はまゆ氏とフェイリスたんの読み通りだったりするんだお、これが…」
まゆ「え?」
ダル「これはオカリンと牧瀬氏には内緒だけどね…」
萌郁「……ゴクリ」
ダル「大学内に、オカリンのファンクラブがあるんだお…」
フェ「ニャニャ?!マジかニャ?!」
るか「ファンクラブ…ですか?すごい…!」
ダル「ん?んー…まぁすごいのはすごいんだけどさ、一応女性ファンが作ったものだし」
フェ「どういうことニャ?」
ダル「それは…、まぁ、これを見てくれればわかるお」
そういうとダルはパソコンでなにかを検索し、開かれたサイトをみんなに見せる。
るか「こ、これって…」
そのサイト名は『鳳凰院様言行録』
フェ「……」
まゆ「……」
萌郁「……ンプッw」
サイトの内容は、主に岡部の迷言や行動がまとめられている、一部抜粋すると…
『エル・プサイ・コングルゥ』
『<狂気>の<マッド>サイエンティスト』
『我がマイフェイバリットアームスーパーハカー』
『魔眼リーディんグシュタイナー』
『さすが助手は格が違った』
『妖刀五月雨でバラバラに引き裂いてやろうか』
『追撃のスターダストシェイクハンドでさらにダメージは加速した』
『致命的な致命傷を負った』
『病院で栄養食を食べるハメになった』
『唯一ぬにの世界線』
まゆフェ萌郁るか「 こ れ は ひ ど い 」
ダル「いやさ、この人達、もともと悪気があってやってないのがまたタチ悪いんだよね…」
ダル「大学内でちょいちょい目撃されるイケメン行為が淑女達のどストライクにハマっちゃったらしくて…」
ダル「普段の厨二病を『可愛い』と称して、こういったまとめサイトを立ち上げたらしいんだお…」
フェ「っていうか、後半のこれは確実にキョーマ言ってないニャよwwwww」
萌郁「…捏造が…ひどい…ブフッwwwww」
ダル「そうなんだおwこんなんだからもう、大学内どころかネットで話題奮闘しちゃっててwwwww」
るか「…お、岡部さん達…がこれ見たら…、確かにた…大変です…ね…ウクッ」
ダル「今となっては男女問わずファンが多いお、僕も鳳凰院様の大ファンだしwwwww」
萌郁「これは…あとで裕吾さんに教えたら、岡部君のこと好きになってくれる…かも…ブフゥッwwwww」
フェ「モエニャン笑いすぎニャwwwww」
まゆ「オカリンがみんなの人気者でまゆしぃは嬉しいのです☆」
ダル「関連サイトはまだまだあるから、もうちょっと検索してみるおwwwww」
しばらく岡部のファンサイトで盛り上がりっぱなしのラボ。
途中るかと萌郁が笑い死にしかけて大変なことになったので、ひとまず落ち着いて話題を変える。
るか「ハァ…はぁ…ご、ごめんなさい、取り乱してしまって…」
ダル「大丈夫かお?まぁ気持ちは分かるけれどもw」
萌郁「……」カチカチカチカチッブックマークトウロク
フェ「はー、今年で一番笑ったかもしれないニャ…」
まゆ「ふぅ…、あれ、なんの話してたんだっけ〜?」
ダル「えー…、あ、あれだお、オカリンに彼女ができたときの大学内についてだお」
フェ「そんな話だったっけニャwww」
ダル「いや、もうちょっとオカリン押しでいきたくて言っただけwww」
萌郁「wwwww」
るか「そういえば牧瀬さんは大学で知られてるんですか?たまに顔を出してるって聞きますけど」
ダル「そりゃもちろん紳士の間じゃ有名だお!サイエンス誌に載ったあんな可愛い子が岡部の彼女なわけがない!って」
フェ「もともとクーニャンは有名人だし、キョーマに会いに大学へ行ったら、特別講習を頼まれたらしいニャ」
まゆ「おお、さすがクリスちゃんは天才さんだねぇ」
萌郁「…若くて…可愛いし、男の子の興味を引くには、うってつけ…」
ダル「あーその講習なんだけどさ、ちょっとマズいことになったんだお」
まゆ「ん?」
ダル「オカリンと牧瀬氏が講習中に小競り合いを始めてね、その時はさすがにみんなメシマズな顔してたお…」
フェ「あ、それ聞いたかもニャ。もしかして、受講中の隣の女の子を泣かせちゃったって話かニャ?」
ダル「そう、それそれ、オカリンの横に座ってた女の子がノート忘れちゃって、見せてあげながら解説までしてあげて」
ダル「それを見てやきもち焼いた牧瀬氏がオカリン達の近くをうろつき始めて、それにオカリンがいつもの感じで…」
萌郁「いじめ…ちゃったのね…」
ダル「そそ、そしたらすげぇ空気悪くなって、隣の女の子が耐えられなくなって泣き出しちゃったわけだお…」
るか「そ、それは、確かにマズいですね…」
フェ「クーニャンもかなり落ち込んでて、自分はダメな子だってすごく悔いてたニャー…」
まゆ「んーでもそれは、オカリンも悪いねぇ…」
るか「心配ですよね、密かに岡部さんが好きな人はたくさんいるようですし…」
萌郁「…男女の問題…は、難しい…」
まゆ「萌郁さんは、ブラウンさんとはどんな感じなのかなぁ?」
萌郁「……」
ダル「あ、僕も聞きたいお、夫婦の営み的な意味でドゥフフ!」
るか「や、やめましょうよ橋田さん…」
フェ「モエニャンはブラウンさんにゾッコンだから、仲良しおしどり夫婦に決まってるニャ!」
萌郁「…………」
ダルまゆフェるか「……あれ?」
萌郁の顔にはあからさまにシャドーがかかり、周囲に突如負のオーラを巻き始める。
萌郁「裕吾さんは…、私のこと、とっても…大事にしてくれるし、綯ちゃんも…いるし…幸せ」
フェ「ふむふむ…」
萌郁「……夜、特に…裕吾さんは……本当にすごいし…」ポッ
ダル「ちょwwwwwパンツ脱いだwwwww」
るか「////」
フェ「////」
まゆ「?」
萌郁「わたしも…家事とか覚えて、それには裕吾さんも…満足してる…みたい…」
ダル「んじゃ、なにが不満なんだお?」
萌郁「裕吾さん…、何度言っても、そういう…お店通い、こっそりしてて…」ズーン
ダル「……」
るか「そ、そういうお店って言うと、やっぱり…?」
萌郁「洗濯…してるとよく、ポケットから…名刺とか、レシートとか、色々…出てきて…」ズーーーン
フェ「…それは、こう…お、お客さんとの付き合いとかで仕方なくじゃないかニャ…?」
萌郁「…そうは言うけど…、でも…たまに…夜中にこっそり…出て行くこと、とか…ある」
フェ「あー…」
まゆ「そういうお店ってなぁに?名刺ならお得意様とか、レシートはコンビニでももらえるよ〜?」
るか「え、えっとね…まゆりちゃん…」
ダル「うーん、お店通いは僕もなんというか、実際やってるのでアレですけど…」
フェ「も、モエニャン!ダルニャンだって彼女がいながらお店通いしてるのニャ!あくまでそれは別腹なのニャ!」
萌郁「…橋田君は、どうして…阿万音さんがいるのに…メイクイーンで女の子とお話しを…?」
ダル「もちろん!猫耳メイドと対話することで、己の欲望を満たすために決まってるだろ常考!!」キリッ
フェ「ちょwwwww」
るか「あああ!はは、橋田さん?!」
ダル「は…しまったつい本音が!」
フェ(…ダメにゃコイツ)
萌郁「……阿万音さんは、嫌がらないの?」
ダル「一応由季は理解してるお、由季も一時期メイド喫茶でバイトしてたらしいし」
まゆ「あ、そういえば由季さんがメイドさんのバイトやめたの、ダルくんと付き合い始めたからだって言ってたよ?」
ダル「…なん……だと……?!」
るか「それってやっぱり、橋田さんに気を使ってのことなんでしょうか…」
萌郁「……」
ダル「……」タラリ
まゆ「んーと、ダル君にとってフェイリスちゃんはアイドルみたいなもので、好きの意味は全然違うんだよねぇ?」
ダル「そ、そうだお!フェイリスたんは僕達の憧れであり正義!だけど僕が愛してるのは由季だけなのだぜ?!」
るか(は、橋田さん、顔が必死だ…)
萌郁「じゃあ…橋田君は、阿万音さんにやめてって言われたら、やめられる…?」
ダル「え……」タラタラ
萌郁「もうメイクイーンには行かないでって言われたら、ダルくんは…どうするの?」
ダル「…………」ダラダラダラダラ
フェ(だ、ダルニャン、ものすごい顔になってるニャ…)
まゆ「ねー、どういうこと?ブラウンさんもメイクイーンに来てるってこと?」
るか「ええ?!そ、そうじゃなくてね、えーっとぉ…」
ダルはゆっくりと立ち上がり、腕を組み虚空を見つめる。
そしてスーっと息を吸い…みんなに言い放つ。
ダル「るか氏!僕達はまだるか氏の好きな人を聞いていないのだぜ!!」ビシィッ
まゆフェ萌郁「ΩΩΩ<な、なんだってー?!!」
るか「え、えーーーーー!!そこに戻るんですかーーーーー?!」
まゆ「あー!そうそうその話だよ〜、すっかり別の話で忘れちゃってたねぇ」
萌郁「……」ニゲヤガッタナコイツ
フェ(ダルニャン…もう出禁にしたほうがいいかもしれないニャ…)
るか「ああ…内心助かったと思って安心してたのにぃ……」
ダル「ところがどっこい!あとアンノウンの状態なのはるか氏だけなのだぜ!」
るか「うう…」
まゆ「るかくんどうかな?やっぱり…やめておく?」
るか「……」
るかは岡部のことを思い浮かべる。自分の憧れである師、あの時僕を助けてくれた恩人…。
しばらく考えた後、るかは口を開く。
るか「…まだわからないんです」
まゆ「ん?」
フェ「ニャ」
ダル「お?」
萌郁「…?」
るか「えっと、僕が好きだと思ってた人は、みんなに愛されてて、少し変なところではあるけど、誰にでも優しくて…」
まゆ「…」
フェ「…」
るか「ぼくはその人に憧れてて、たぶん最初はその人のそばにいれればそれでいいって思ってたんです、でも…」
るか「僕はもう、その人の背中ばかり追いかけてちゃいけない、その人みたいに僕自身ももっと強くならなきゃって」
るか「今は、尊敬しているその人に認められるような立派な男になりたい、そう思ってるんです!」
ダル「るか氏…」
萌郁「漆原さん…」
るか「ご、ごめんなさい、わけわかんないですよね、好きな人の話をしてたのに、こんな話しちゃって…」
まゆ「…いいよ、るか君、まゆしぃもそれでいいと思うよ」
フェ「ルカニャンの気持ちは受け取ったニャ!さっきは…女の子扱いして申し訳なかったニャー」
ダル「うん、なにも無理にその人を好きな人と位置づける必要はないしね」
ダル「今るか氏があくまでその人を尊敬してるって言うのなら、今はそれで間違いないお!」
萌郁「漆原さん…、ファイト…」
るか「…はい!」
力強く返事した後、るかは最後の話題を切り出す。
るか「そういえば、橋田さんにずっと聞いてみたいことがあったんです、いいですか?」
ダル「ん、なんだお?」
るか「橋田さんはどこで岡部さんと仲良くなったんですか?」
ダル「…ほう、ついにそこに触れてしまいますか、るか氏…」
るか「……」ゴクリ
ダル「フフフフフ、それは
フェ「ダルニャンとキョーマの付き合いが本格化したのは、実はメイクイーンがきっかけなのニャ☆」
まゆ「うん、そうだったねぇ♪」
るか「え、そうだったんですか?」
ダル「ちょwww台無しだおwww」
萌郁「…でも、これはまた…意外」
まゆ「まゆしぃがメイクイーンでバイトし始めたことをオカリンに言ったらね、秋葉原まで様子を見に来てくれたの〜」
フェ「フェイリスもキョーマと知り合ったのはその時ニャ、あの頃はキョーマもよく来てくれてたのにニャー」
るか(…キョーマさん、本当にまゆりちゃんのことが心配だったんだなぁ)
ダル「んでまぁ、高2の頃はクラス違ったし、3年でも特に仲いいわけではなかったんだけども」
ダル「オカリンがメイクイーンに通ってるって話聞いて、声かけてみたのが最初かなー」
フェ「キョーマは、お前と一緒にするな!って否定してたけど、ダルニャンの技術力を見て眼をキラキラさせてたニャ」
ダル「調子いいのは今も昔も変わらないよねオカリン、あんなんだから学校で最強の変人扱いだったし」
るか「そ、そうだったんですか…?」
ダル「うん、有名な不良グループでさえも、オカリンがあまりにヤバすぎて手をださなかったレベルだお…」
るか「あはは…」
まゆ「そうだったんだー、まゆしぃは全然気付いてなかったのです…」
萌郁「…高校生の岡部君、見てみたい…かも…」
ダル「いやー、オタクグループの僕達からしても異質だったから、打ち解けるのはそれなりに苦労したお」
ダル「で、その後は特に語るほどもなく、まぁ同じ大学にいって、少ししてからラボに誘われたって感じかな」
るか「なるほど…」
ダル「ま、劇的でもなんでもない、ふっつーな感じだお」
るか「でも、橋田さんは今ではすっかり、岡部さんの右腕…ですよね」
まゆ「ダル君がラボにきてから、色んな発明品が生まれたんだよね♪」
フェ「ダルニャンはこのラボで大出生を果たしたのニャ。ダルニャンなしでラグナロックは戦い抜けなかったのニャ!」
萌郁「…偉大なる…副将…」
ダル「…ま、僕もオカリンのつるむのは楽しかったし、もはや僕なしでこのラボは成り立たないだろ常考!」キリッ
フェ「ニャニャ!ダルニャンが調子に乗ったのニャ!フェイリスも負けてられないニャー!」
ダル「そもそもフェイリスたんがいなきゃ僕達は出会わなかったのだぜ!まさしくフェイリスたんは運命の女神だお!」
萌郁「…それなら…まゆりちゃんも…女神…様」
まゆ「ん?まゆしぃはなにもしてなかったよ〜?」
るか「ふふふ…ありがとうございます橋田さん、昔の話を聞かせてくれて」
ダル「こちらこそ、みんな色々な話を聞かせてくれて感謝だお!」
フェ「ニャ、フェイリスからもお礼を言うニャ、みんな本当にありがとうニャ♪」
ダル「ウホーーーーーー!!フェイリスたんのありがとうに対して、ありがとうございますwwwww」
萌郁「…今日は…このメンバーで話せて、よかった…」
るか「ええ、今日でまた、みなさんとさらにお近付きになれましたね!」
そんな話をしているうちに、いつのまにか日は沈み、外は暗くなっていた。
フェ「そろそろフェイリスはおいとましますのにゃ、今日は本当に色々話せて楽しかったニャ!」
るか「僕もそろそろ失礼します、またお話しましょうね、みなさん」
萌郁「わたしも…夕食の支度があるから…これで…またねみんな…」
まゆ「はーい、またなのです♪」
ダル「明日はオカリンも牧瀬氏も帰ってくるし、また明日からいつも通りだお!」
フェ「あ!もちろん今日のことはキョーマには絶対秘密ニャよ!」
まゆ「うん、わかってるよ☆」
ダル「バイバイだお!フェイリスたん、また明日メイクイーンで!」
萌郁「あ、橋田君…そのことについては、また今度お話し…ましょうね」ギラリ
ダル「ひ、ひぃ…!」
フェ「あ、フェイリスからも。もしユキニャンを泣かせたら、その時は永久に出禁にするから、肝に銘じておくニャ♪」
ダル「ひ、ひいいいいいい!か、勘弁してほしいおおお…」
バタン…
三人が帰り、ラボに静けさが訪れる
ダル「ふー話し疲れたおー、たまにはまた、あのメンツで話したいね」
まゆ「うん♪またお話しようね☆」
ダル「…あ−、そういえば…」
まゆ「ん?」
ダル「いやさ、もう一つみんなと話したいことがあったの思い出してさ」
まゆ「ん、なにかなぁ?」
ダル「ほら、オカリンが前に言ってた、謎のラボメンナンバー008のことだお」
まゆ「あー!そういえば、まゆしぃも気になってたなぁ」
ダル「最初はまた設定かと思ってたけど、なんか僕の必然とかわけわからんこと言うし…」
まゆ「…ダル君の必然?」
ダル「うん、なんか僕に関係してる人物みたいだけど、誰のことなのかサッパリ」
まゆ「由季さんのことじゃないのかなぁ?」
ダル「いやー、由季のことも近々ラボメンに迎えたいって言ってたけど、その場合は009になるって言うんだお」
まゆ「そっかぁ…、誰なんだろうねぇ、8番さん」
ダル「まぁ、そのうちわかるってオカリンが言ってるわけだし、それまで楽しみにしとくって感じですかお」
まゆ「そうだね、とっても楽しみにしておこ☆」
ダル「んじゃ、僕明日は由季とデートだから帰るお。まゆ氏も帰るっしょ?」
まゆ「うん☆明日はオカリン達に負けずにダル君もファイトなのです!」
ダル「おー、僕の本気ってやつを見せてやるお!もちろん性的な意味でwww」
二人は帰り支度をしながら、旅行先の岡部達について話し出す
ダル「しかし、うまくいったのかね、あの二人」
まゆ「大丈夫だよ♪きっとクリスちゃんのお母さんとも、オカリンは仲良くなって帰ってくるのです☆」
ダル「そうなったら、オカリンもついに、かぁ…」
まゆ「その時が来たら、みんなでいっぱいお祝いしてあげないとね!」
ダル「だお!」
同時刻のアメリカ
岡部「ふむ、次の便か、ようやく日本に帰れるな」
紅莉「あら、こっちの居心地はよくなかったかしら?」
岡部「決してそうではないが、やはり俺にとっては日本が一番ということだ」
紅莉「ふふ、そうね。わたしもなんだかんだいって、日本が一番居心地よくなっちゃってるかも」
ターミナルのベンチに腰掛け、軽食を食べながら飛行機を待つ二人
岡部「緊張したな…」
紅莉「案外ちゃんと挨拶できてたじゃない?なにかやらかすつもりなんじゃないかと思って心配だったわよ」
岡部「バカいえ、俺達の今後がかかっているのだ、真剣に向き合うのが当然だろう」
紅莉「ん、安心できた、よく頑張りましたね鳳凰院さんw」
岡部「フッ、今頃ダル達は困っているだろう、所長であるこの鳳凰院凶真が不在とあってはな!」
紅莉「そうかしら?みんなはあんたなんていなくても、ちゃんとやっていけてると思うけどね」
岡部「……ぬう」
その時、紅莉栖の携帯の着信音が鳴る
紅莉「……クス」
岡部「ん、どうした?」
紅莉栖は黙って、たった今届いたメールを岡部に見せる
岡部「…フフ、こいつら、俺達抜きで楽しそうに」
差出人は萌郁だった。
そこには、ラボに5人で集まり、楽しそうにネットサーフィンをしている姿の写真が添付されていた。
文面にはこうある
『岡部君、紅莉栖ちゃん、頑張ってね、こちらは大丈夫です。だけど、みんな二人が大好きだから、早く帰って来て!』
紅莉「…早くみんなに会いたいな」
岡部「…ああ、そうだな、みんなが待ってる」
岡部(そう、未来で待っている…鈴羽、お前ともな…)
いつまでも仲間でいたい。
様々な想いを秘めながも、彼らはみなそう願う。
それが、シュタインズゲートの選択
END
終わりです、失礼しました!
乙乙!すげえ面白かった!
SG未来のラボメンズが仲良くしてるのを見るとホッコリするなぁ…
でもなんでエロパロスレに?
セリフ形式だし、VIP辺りに落とすのが適当だったのでは?
乙
見辛い
面白かったw
でも確かにエロパロスレでなくてもという気もする。
あと「美」が残念。
そうですね…1でエロなしでもOKらしかったので書いちゃいました…
これはスレチだったか、申し訳ない;
そして「未」ですね!
見苦しくてすみませぬorz
昨日のモエイクさんSS書いのと同じ人かな?
お恥ずかしい質問なのですが…
VIPに投稿ってどこからすればいいんでしょうか…?
今自分なりに探しておりますが、よろしければお返事ください…
激しく乙
なぜにこのスレでとは思ったけど内容に文句は付けられないな
強いて言うなら地の文+して倍サイズくらいにほしかったくらい
>>468 携帯から返事を
「ニュース速報(VIP)」でググってみて下さい
お返事ありがとうございます!
早速確認してみますね
アドバイスありがとうございます!
>>469 名前は消したほうが読みやすかったかーorz
登場人物多いので誰が話してるのかわからないかと思って…
次に書くときは、つけないでおきますね
>>468 確かに地の文書くのサボりました、反省…
乙乙
>>473なww
名前がなくても台詞に特徴がしっかり込められてるし
なくても快適に読めると思うぞ
ごめんなさいw
ありがとうございます!
この投稿ラッシュどうした…
ちょっと前までの過疎っぷりはどこいったのか
いいぞもっとやれ
>>479 今インストしました!
ありがとうございます!
昨日の分も含めて乙乙!
雰囲気が違うから同一人物とは思わんかった〜、書き分けれてるのすごいね。
どっちもとても良かったです。
オカリン紅莉栖抜きのラボメントークってのは斬新で面白かった。
地の文があった方がより良いとは思うけど、楽しげな会話の雰囲気にはVIP形式もよく合ってたよ。
>>481 ありがとうございます!
どなたか教えて頂けると嬉しいのですが…
1
>>468さんに教えていただいたニュース速報(VIP)に行ってみたのですが
SSが投下されてなかったので不安になって調べてみたら
今はSS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)に投稿が推奨されていました
場所はここで合ってるでしょうか…?
2 先ほどもVIP投下が適していると言われたので
そちらのほうにも…と思って↑を調べたのですが
そもそも同じものを投下しても問題はないでしょうか?
くだらない質問であればスルーでOKです
こちらも自力でルールを理解できるよう努力します…
1そこでいい
2全然問題ない
3お前は気にし過ぎだw
1 …もしかしてVIPで言うSSスレがどれを指すか分かってない?
Janeを導入したなら、スレタイ検索で『「』と入れてみそ。たくさんヒットするはず
もし、VIPSSのお作法?慣習?みたいなのを全くご存知ないんなら、まずはROMるなりググるなりした方がいい
郷に入っては郷に従えの精神で
また、SSスレはSS速報で、ってルールは今やもう形骸化してるからキニスンナ
VIPとSS速報じゃ、板の空気も作法もまるっきり違ってしまっているしね
どっちに投下しても別にいいんだけど、まぁ両方覗いてみて
合ってそうだなと思った方に投下すればいいよ
2 完結作の再投下はどの板でもお勧めしないな
>>484 お答えありがとうございました!
1 わかりました、大型掲示板はもうしばらく修行してからにします…
2 了解です。またの機会に別のものをVIP投下しようと思います。
このSSはここだけに留めておきますね
>>485 設定しました!教えてくれてありがとうございます;
>>486 VIPもここも板違いなだけで同じ大型掲示板だからな
すぐ戻ってこいよ!お前はSSを書くことを強いられているんだ
488 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 03:58:40.87 ID:48zedhcY
まだあるだろ
保守
VIPは作法も何もあったもんじゃない
それがVIP
台本はやっぱ読みづらいわ
491 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 17:11:43.03 ID:shfq8D0i
保守
エロ無しだけど投下する
ラブチュッチュお下品ネタなんで皆安心して読んでね!
The girls talk is
「ただいまーっ!」
盛夏の夕方。
秋葉原に有る私達の研究所、未来ガジェット研究所には朗らかな声が響く。
「ユキさん、トゥットゥルー☆」
「…おかえりなさい」
「ニャフフ、すっかりユキニャンもこのラボの一員だニャン」
まゆり、桐生さんとフェイリスさんに迎えられるこの女の子は、新しく入ったラボメンの阿万音由季さんである。
そして我が研究所が誇る年中半袖のHENTAIスーパーハカーこと、橋田至の恋人でもある。
「えへへへへ。今日でテスト終了!つっかれた〜」
「お疲れ様。テストはどうだった?バッチリ出来たかしら?」
「あ、紅莉栖ちゃん。ばっちりだったよ!」
由季は私と同い年で大学1年生である。
御茶ノ水のコミマの創立者の名前を冠した施設がある某大学に通っている。
今日はその大学の定期試験最終日だったのだ。
「良かったわ〜、後はラボメンボーイズが来るのを待つだけだわ」
「ニャニャ。ルカニャンをボーイズと呼ぶのには凄く違和感があるのニャ・・・」
確かに。
中性的な外見やおっとりした仕種、立ち振る舞いは下手な女より女らしい。
だが、
「あ〜ひどい〜!ルカくんは男の子でれっきとしたまゆしぃの彼氏だよ〜」
そう言って(´・ω・`)の顔文字そっくりに眉をひそめるまゆり。
そう、ここで漆原さん、ルカニャンの名称で呼ばれる漆原るかは男である。
れっきとした遺伝子XY型である。
だが、男だと頭の中で反芻しないと男の人ならず、女の子でも過ちを起こしそうな・・・
だが男だ。
だがまゆりの彼氏だ。
それに私にだって彼氏が、彼氏が・・・えへへへへへへへへへへへへ・・・・・・
「クーニャン、キョーマの考えているニャね?」
「な、なんでそれがわかったの!?」
「・・・牧瀬さん、岡部くんの事になると…顔に出る」
「だ、だってしょうがないでしょ!?岡部はわ、私の恋人、な、なんだから!」
「・・・ニャ。そんなにストレートに惚気られるとこっちも反応に困るニャ」
「そうだ・・・あなた達に…相談したい事がある」
「「「「?」」」」
何のことだろう。と思った瞬間、携帯の着信音が鳴る。
494 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 18:41:06.97 ID:ewuhsg4C
〜中略〜
「つまり、桐生さんは天王寺さんとのSEXの時に受身になっちゃうのどうにかしたいって訳?」
「…」コクコク
「とはいっても、私達全員お互い初体験同士がくっついた恋人達だからあまり参考にならないと思うけど・・・」
「・・・それでも聞きたい」
う〜ん。小恥ずかしくて本当は話したくないけど・・・
顔を真っ赤にしながらも、意を決して聞いてきた桐生さんを無碍には出来ない・・・
どうしようか・・・
「そうだねぇ〜。萌郁さんはおっぱい大きいから、パイズリはどうかな?」
「あ、それいいわね!」
「ちゃんとローションを塗らないと余り気持ちよくならないらしいから、ちゃんとローションは用意しておくのニャ」
「って、何普通に話しているのよ!?」
「「「えっ!?」」」「…」
「「えっ!?」じゃないわよ!?それにフェイリスさん、あなたはまだバージンでしょ!?」
「な、何故フェイリスが鉄の処女(アイアンメイデン)な事を知ってるニャ!?さてはクーニャン、魔眼のつk」
「そんな訳あるか!何でみんなノリノリなのよ?」
「え〜!?クリスちゃんはみんながどんなセックスしてるか知りたくないの〜?」
ま、まゆり!?
そうだった。数行前の事をすっかり忘れてたわ・・・
漆原さんとまゆりは付き合っているんだった。
リアル男の娘と豊満な身体のほわほわ系な女の子の性行為・・・
「・・・知りたい」
「なら決まりだね。紅莉栖ちゃんは萌郁さんについて何かアドバイスある?」
「えっ!?・・・フェ、フェラはどうかしら?」
「ニャ。確かにモエニャンあんまり器用そうじゃニャいから、パイズリよりフェラの方がいいかもニャ」
「といっても、歯を立てちゃうと相手は痛いだけし、きちんと相手の呼吸に合わせなければいけないわよ」
「お、紅莉栖ちゃん言うねえ。やっぱり慣れている人は違うわね」
「そういう由季は橋田とどうなのよ?」
「私?昼も夜も順調よ?至さんもダイエットに励んでいるお陰で、色んな体位で出来るようになって最近は特に捗ってるわ〜」
約7ヶ月前、2011年の冬のコミマで橋田と由季は出会った。
今のラブラブな所を見ても、5年後に鈴羽ちゃんが生まれる可能性は限りなく高いであろう。
えっ?何で私が阿万音鈴羽の事を知ってるかって?
それは私が、前の世界線の記憶を思い出したからに他ならない。
岡部がまゆりの死を認められずに足掻きつくしたあの2年前の3週間。それを思い出した私に迷いは無かった。
・・・岡部倫太郎と一生を共に歩くことに。
急に日本に住みたいってママに言った時、凄く驚かれたけど最終的には許可してくれた事に今も感謝している。
今、私は海外の研究所から日本の研究所に転籍し、岡部の実家での同棲生活は順調である。えへへ・・・
SERNに利用され尽くす事も、18歳で父親に殺される事も無い人生を与えてくれた岡部。
そんな岡部と結婚し子供を作る事、岡部の「お前みたいな科学者」になる手助けしていく。
それが岡部に対する最大の恩返しであり、私の幸せでもある。
「…どんな体位してるの?」
話が脱線しかけているのを元に戻すためか、桐生さんが口を開く。
「・・・あ、そっか!萌郁さん!騎乗位はどう?」
「…きじょうい?」コクッ
「女の子の方が上になるセックスだよ〜」
「…いいかも」
「でも、失敗したら一番大変よ。かくいう私も至さんのアソコを痛めそうになったわね」
「ちょ、折れたらシャレにならないわよ!?」
「あはは〜流石にそこまでは行かなかったけど、至さんはしばらく悶絶してたわ」
橋田が悶絶する姿が頭に容易く浮かぶ。
岡部に同じような目に合わせないように気をつけなければ・・・
「でも私の経験上、女の方から快感を与えているって感じだから一番いいかも」
「そうね。私が正常位が好きだから余りやらないけど、男の人を気持ちよくさせる、という点では右に出る物は無い体位だと思うわ」
「でもね萌郁さん。今、話し合った事はね。最後は萌郁さん自身で言い出す勇気が無いと駄目だよ?」
その通りだと思う。
知識だけで性行為は上手くならない。
性行為はお互いの高まりたいという欲求が無ければ上手くはならないのである。
・・・それは岡部との熱い交わりの間で学んだことであった。
「…ありがとう。今夜、店長を誘って見る」
「その意気だニャ!」
「結果はちゃんとラボで報告するんだよ〜?」
「///」
ふふ、桐生さん顔真っ赤。
ラボメンとして今夜の萌郁さんの交わりが上手く行くことを祈るばかりね。
私も今日の夜が楽しみになって来た。
「顔綻んでいるわよ。紅莉栖ちゃん、今日の夜でも想像した?」
「あるあ・・・ねー、あるあるwwwwwww 私はただ微笑ましいなって」
「でも、しばらく夜は控えてるでしょ?」
「そりゃあ、岡部は大学生だから。勉学に集中する時はして貰わないと。留年なんかされちゃうと困るわよ」
「うふふ。そうね。そういえば至さん達もテスト終わったはずよね?」
「そう言えば。北千住だしそろそろじゃない?」
さて、私達の未来の夫はテスト上手く行ったのかしら。
秋葉原駅の改札口を降り、UPX側に出る。
今年もまた酷暑であった。日は沈みかけているというのに、歩くだけでも汗が滲む。
それは隣に居る、俺の右腕(マイフェイバリットアーム)こと、ダルも同じであり、小太りのコイツからは大量の汗が滴り落ちていた。
「・・・」
沈黙が流れる。
中高生は夏休みに既に入っているこの時期、秋葉原には沢山の人があふれ返っている。
その人並みを避け、俺達は足早に歩く。
中央通りを渡り終え、グッと人通りが減る所に差し掛かる。
その時、いきなりダルが口を開く。そして無言で親指を下に指す。
「・・・オカリン」
「・・・どうした?」
「・・・!」
そこには肥大した息子が二つ並ぶ姿が!・・・っておい。
「ダァルよ!何勃起してんだ!」
「オカリンが言うセリフじゃないし、オカリンのオカリンもおっきしてるじゃん」
「オカリンのオカリン言うな!夕方とは言え、この往来に男二人はチ○コ勃起させてる姿は非常にまずい!」
「そんな事お前に言われんでもわかっとる」キリッ
わかっているなら鎮めろよ!と思うが、何故勃起しているのかは大体分かるだけに口には出せない。
紅莉栖よ!あれは殺し文句だろうよ!
ダルの興奮を押さえつけている風を見ると、由季もおそらくダルに似たようなメールを送ったのであろう。
お互い試験の為に禁欲していたのが丸分かりだ。
「話してても埒が開かん!進むぞ!」
夕闇が深くなっていく。
無様に勃起している男二人のチ○コなんて気づく奴なんて少数だろう。
とはいえ、気づかれたらHENTAIのレッテルを貼られるだろう。
それは非常に困る。秋葉原を出歩けなくなる。
と、その時、
「きょ、凶真さぁぁぁん」
ルカ子が前方から、前屈みになりながら歩いてきた。
「あ、るか氏。どうしたん?そんな涙目で?」
最近にしては珍しく、ルカ子が顔を赤くして俯いている。しかも目に涙を浮かべてさえいる。
「どうした?何があったんだルカ子?」
「そ、それは・・・」
ルカ子は前屈みになりながら、股間を抑えている。
・・・まさか、
「ルカ子、もしやお前、」
「い、言わないで下さい!」
ルカ子はそう言うや否や、赤い顔をもっと赤くさせた。
忘れていた。ルカ子もそういえば、夏休みを利用して北関東の神社へ研修という名の修行に行っていたんだったな。
と言う事は、恋人であるまゆりとはお預けだったと言う事か。
「まゆりちゃんの身体思い出しちゃって・・・」
「俺たちもだ」
えっ!?と顔色を変え、こっちを見るルカ子。
それに合わせて二人でさっきみたいにマイサムを下に持って行く。
「・・・岡部さん達もあのメール貰ったんですか?」
「ああ、そうだ」
・・・やっぱりか。
という事は三人でメールの内容を合わせたのか。
あのメールの内容を合わせたという事は、・・・ラボは桃色空間になっている可能性が!?
〜〜〜
「クリスちゃん、ユキさん・・・ルカくんが帰ってくるまでお股が切ないよぉ・・・」
「そうね。私もよ・・・岡部のが欲しくて欲しくて・・・」
「ねえ。至さん達が帰ってくるまでに私達慰め合わない?」
「由季、それナイスアイディアね」
「ひゃっ!クリスちゃんエッチだね〜」
「これからエッチな事するんだから当然でしょ?」
〜〜〜
・・・はっ。俺はなんて想像を!?
これではダルと変わらんではないか!
しかも、益々俺のマイサムに血液があああああああああ・・・
・・・ごほ、ごほん。
おちつけ俺。こんなリアルブートしない限りこんな理想郷なんてある訳が無い。
俺は岡部倫太郎では無い。鳳凰院凶真だ。
狂気のマッドサイエンティストだ。女に現を抜かさない。
この仮面を被って、世界(人の目)を騙せ。自分を騙すんだ俺よ。
・・・ふぅ。何とか鎮まった。
俺達はいつの間にかラボの前までたどり着いていた。
「・・・ダル、ルカ子」
「何だオカリン?」「何ですか?」
「・・・長い戦いになるぞ」
「・・・はい」
「とか言いつつ、下はこんな事になってい」
「ダル。そのネタは洒落になってないからやめろ」
ラボのドアを覚悟を決めて開ける。
「フゥーハハハ!帰ったぞ!」
「ただいまだお」
「た、ただいまです」
・・・ふう。良かった。恋人の帰りを待ちわびて互いに慰めあう女たちは居なかったんだね。
・・・まあ俺のを妄想なのだが。
でもあんな妄想が出来る程、俺のリビドーは限界である。
「おかえり岡部。テストどうだった・・・ふぇ!?」
気づいたら俺は紅莉栖を抱きしめていた。
「ちょ、ちょっとおかべっ!?皆見ているわよ!?」
「かまわん。あんなメール送った紅莉栖が悪い」
「い、家に帰ってからするんじゃなかったの?」
「ダルもルカ子もおっぱじめているぞ」
「えっ!?」
「ちょっと、至さん!?ホテルでするんじゃないの!?」
「もう我慢できないお」
「ル、ルカくん?ちょっと・・・眼が怖いよ」
「何日もか、かわいいまゆりちゃんを抱いてないんです。も、もう我慢出来ません!」
「で、でもフェイリスや桐生さんだって・・・」
・・・ククク、そうはいっても紅莉栖よ。
あんなメール送っている以上、俺とのセックスを待ちわびているのは分かってきっている。
口元が僅かながらだが緩んでいるぞ。
「フェイリス」
「ニャ?」
「3日後の朝に電話してくれないか?」
「わかったニャ!」
「え、3日も!?嬉しい!・・・あ」
「フゥーッハハハ!クリスティーナよ!ついに馬脚を現したな!」
「・・・ばか」
「ああ、大馬鹿だよ。‘ピル飲んでるわよ’っていうメールで性欲全開になるくらいのな」
「・・・わかったわよ。岡部を止められなくした責任くらいは負うわよ」
フゥーッハハハ!牧瀬城陥落したりぃ!
これで紅莉栖の体を思う存分楽しめるぞぉぉおぉ!
「ニャフフ。邪魔者はドロンするニャ。後は若い6人で楽しむといいのニャ///」
「わたしも…裕吾さんの所に行くわ…後で皆がどんなエッチしたのか…聞くからね…///」
「わかった。終わったら円卓会議を開いて報告するから待ってろ」
「楽しみに待ってるニャ!それではさよならニャ〜!」
「///」
そう言ってフェイリスと指圧師はラボから出て行った。
「あれ〜フェリスちゃん帰っちゃったの〜?」
まゆりの声がする。
いや、普通帰るだろうと心の中で突っ込み、後ろを振り向く。
後ろでは既に全裸で抱き合うまゆりとルカ子が居た。
往来を気にして涙目になっていたルカ子の姿はそこにはなく、まゆりの身体を求める一人の男として姿がそこにあった。
「ああ。後で報告求むだそうだ」
「そっか〜 ひゃん!ルカくん、おっぱい気持ちいいよ〜」
「あれ、橋田と由季は?」
「橋田さんなら‘由季とソーププレイするお!’と言ってシャワーの方に向かいましたよ」
「そう、私も岡部の汗を落としたかったけど、先を取られちゃ無理ね」
そう言い終えると紅莉栖は、俺に口付けをした。
「――――!」
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
甘い。
何時かの時の様ないい香りがする。
完全な不意打ちだ。
それだけで俺は取り戻していた理性が最後の一片を残し、吹き飛ぶ。
ラボのソファーに紅莉栖をやさしく寝かし、お互いに服を脱がせ始める。
これでは拙い。俺は紅莉栖に言いたいことが有る。
「・・・紅莉栖、ヤる前に一言言いたい事がある」
「何?」
紅莉栖は俺がすぐに押し倒すと思っていたのだろうか。
紅潮した顔を俺に向け、少し困惑した表情を見せる。
「俺と居て幸せか?」
「・・・愚問だわ」
そう言い終えると紅莉栖は、また俺に口付けをする。
「愛する人にエクスタシーを与えられている日々が不幸だと岡部は思っているの?」
「・・・さっさと私を滅茶苦茶にする事ね。ダーリン」
ああ、お前と会えて本当に良かった。
――――そうして、俺は最後の理性を吹き飛ばした。
おしまい
……おかしい、続きがない…
乙乙
ラボメンガールズのエロ会話…
>>501 乙なのぜ。
ラボメンガールズがY談に話を咲かせてもいいよね。うんうん。
うまいな
乙!
( ;∀;) イイハナシダナー
507 :
紅莉栖「ご、ごめんなさい先生…」:2012/04/27(金) 17:28:36.88 ID:XlEWsT8Z
紅「あんたにこんな趣味があるとは驚きだわ」
岡「人間誰にでもフェチズムというものがあるのだよ、助手よ…」
その日、ラボには私と岡部の二人っきりだった。
岡部はいつもどおり、粗末なズボンにTシャツ、そして白衣を着ている。
しかし、私のほうはというと、ワケあってま高校生の制服に、ニーハイソックスをはいていた。
「凶気のマッドサイエンティストさんのフェチズムが制服とは笑えるわねw」
「俺を馬鹿にするのは構わんが、制服を馬鹿にすることは許さんぞクリスティーナ」
「気合入ってるわね…、わざわざコスプレショップに行ってまで手に入れたんでしょ、これ」
「それはあまり言うな、俺も恥ずかしかったんだ…」
「…で、ここからどうするわけ?」
今日は岡部の要望で、シチュエーションプレイというものをするのだ。
内容はシンプルに、男性教員と女子高生、らしい…。
この時点で岡部の趣味にあまり共感できない私は、いまいち乗り気ではなかった。
「ときに助手よ、このラボの風景、どことなく職員室を彷彿とさせないか?」
「…まぁ確かに、PCと古びたソファと積まれた洋書、絶妙に散らかってる感じがどことなくはね」
「お前もそう感じているのなら問題はないな、ではとっとと始めるぞ」
「はぁ?そんな急に言われても、どうしたらいいか…」
「牧瀬」
「…は?」
思考が止まる。え、なにこいつ、今牧瀬って呼んだ?
岡部はPCの前まで移動すると、椅子に座り足を組んだ。
「どうした牧瀬、先生が名前を呼んでいるんだ、返事をしろ」
ああ、なるほど…こいつ早くも私の先生役になりきっているのか…。
しかし了解も得ずにいきなり茶番を始めるとは、一体どういうつもりだろうか。
私は少々腹が立った。
「…いきなりなに言い出すかと思ったら、勝手に始めないでよ!」
「口を慎め牧瀬。それにここは職員室だぞ、大声を出すな」
「待ちなさいって、ちょっとストップ!」
「口を慎めと言ったはずだ…」
「岡部は言いだしっぺだからいいけど、わたしはまだなんの説明も受けて…」
私が岡部に意義を申し立てた次の瞬間…
「牧瀬!!」ドンッ!!!
「ひぃッ?!!」
突然岡部が机を思いっきり叩き、ラボに轟音が鳴り響く。
「先生に向かって呼び捨てとはなんだ、え?岡部先生だろうが、言い直せ」
「は、あ…だって…わたし…は…その…」
声が出なかった。信じられないことに、私は恐怖していた。
あまり人に怒られたことのない私にとって、それは未知の体験。
体をすくめ、恐る恐る岡部のほうを見る・・・。
そこには、肩をいからせ顔をしかめ、じっとこっちを睨む岡部先生がいた。
もともとの老け顔もあり、今の岡部はまさしく学校の教師そのもの
白衣を着ているところから、担当教科は科学で間違いないだろう。
岡部先生は怯える私に続けて言う。
「いいか牧瀬、お前は賢いし、成績もすばらしく優秀だ。知識も先生よりあるかもしれん」
「あ、は、はい…」
「だからといってその口の利き方はないだろう、目上の人間にはちゃんと敬語を使いなさい」
「ご…す、すみませんでした先生…」
…ってなにを言っているんだ私は。
突然怒鳴られたせいで、すっかり岡部のペースにはまっている。
しかし、なぜかいつものように反論できない。
まるで魔法にかかったかのように、私はすっかりこいつの生徒にさせられてしまった。
「…お前を呼んだのはそのことだ、そこのソファに座りなさい」
「わ、わかりました先生…」
言われるがままに私は岡部先生の言うとおり、ゆっくりとソファに座る。
しばしの沈黙が続くが、その間わたしの目は泳ぎっぱなしで
まともに岡部を見ることさえできず、ただうつむいていた。
私はなにも悪いことしてないのに、こんなの絶対おかしいのに…。
「牧瀬。お前俺の授業のとき、そうやって俺にタメ口で話しているな?」
「え…?あ…は、はい」
そうなのか…確かに普段は岡部に対してタメ口で話しているため、否定できない。
そういえばこいつ、私より一個上の目上の人間だったな…。
「それだけじゃない、お前は俺の授業に対して不満があるとすぐに論破を始めるくせがあるな」
「…はい」
「お前は俺より頭がよくて、俺より正しいかもしれない。だがそれで授業が停滞するのは困る」
「で、でも先生、私はただ、先生やみんなにもっと真実を知って欲しいと思って…」
「気持ちはわかる。ただ俺達教師は必要な情報を効率よく前達に教える義務がある」
「はい…それは、分かります…すみませんでした…」
いや、なんだこれ、勝手な設定だけで私が悪いことになっている。
そしてそれに乗せられてしまっている私がいる、くそぅ…。
こっちの気などお構いなしに話を進められる。
「俺の授業がお前を納得させるに至らないことは謝ろう。お前の優れた頭脳は俺も認めている」
「そ、そんなことないです!岡部先生の授業は面白いし、生徒に人気があるし…」
「…ありがとう、そう言ってくれると嬉しいよ」
「そ、それだけじゃないんです。生徒っていっても特に…女の子に、人気があって…」
「……?」
あれ…なんだこれ、なにを言っているんだ私は。
「み、みんな岡部先生のことが好きで…全然お話しする機会がなかったから…その」
「…ま、牧瀬?」
「岡部先生…か、かっこいいし優しいし、誰とでも気さくに話す…から…悔しくて…」
「……」
「だからぁ…私はみんなみたいに…素直じゃないから、ムキになって…それで…私…」
こいつには催眠術をかける能力があるのだろうか。
だとしたらたいしたものだ、もはや私はこの術に完全にはまっていた。
「…そ、そうだったのか牧瀬、すまない、お前の気持ちも考えずに」
「ふぇ?!い、いえそんな…先生が謝らないで、私が嫌な奴だってだけなのに…」
「……」
岡部先生は黙っていたが、しばらくすると立ち上がり、私の横にポンっと腰掛けた。
先生の重みでソファがきしみ、自然と体がそちらへと傾く。
「…今日話したいことはそれだけじゃないんだ牧瀬。いや、実はここからが本題なんだが…」
「は、はいい…。な、なんでしょうか…?」
「…正直に言うとな、俺はお前の気持ちに気付いてたんだ」
「え?!あ、あの、それって…」
「他の先生に対しては礼儀正しくて素直なのに、なぜか俺の授業だけ食って掛かるだろ、お前」
「は、はう…」
耳元で聞こえる岡部先生の声。
私の頭は沸騰し、今にも倒れそうだ。
「それで俺もな、このまま卒業まで、そのままにしとくべきか否か、よく考えたんだ、それで…」スッ
「ぴ?!」
岡部先生は私の手を握り、真剣な眼差しでじっと私の目を見つめてくれる。
私の顔は真っ赤になり、目には涙がたまっているのがわかった。
そして岡部先生は私に言ってくれる。
「はっきり言うよ、俺はお前が好きだ」
「ふぇ?!」
「俺はずっとお前の理論に痺れ、憧れ、自然と目で追っていた」
「お、岡部…先生…」
「お前はどうだ、牧瀬」
その質問にたじろぐ私。
だけど、この時を逃しちゃだめだ、岡部先生がこんなにはっきりと気持ちを伝えてくれたのに
私も、今の気持ちを精一杯伝えるんだ。
わたしは先生にお願いする。
「なら…目を閉じてください、先生」
「え、どうして…」
「いいから!目を閉じて…」
「ああ…」
私は目を閉じた先生に、少しずつ顔を近づける。
先生の吐息を感じる、先生の体温を感じる。
そしてついに、私は先生の唇に、自分の唇を重ねた…。
「…!!」
「…ん…!」
痺れるような衝撃が頭の中を支配する。
それと同時に、とめどない幸福感が私を満たしていく。
そして…次の瞬間…
「…牧瀬!」
「きゃ!」
岡部先生は私をソファに押し倒し、覆いかぶさるように私を抱きしめた。
そして、口の中に舌を入れ、ディープキスをする。
「ん…んちゅ…はぁ…んむ」
「んは…くちゅ…ああ…せ、先生…」
もうなにも考えられない。
教師と生徒という禁断の愛。
だけど、私たちはその禁忌を犯し、さらなる領域へと足を踏み入れようとしていた。
岡部先生はスカートの中にスッと手を入れ、私のふとももをなでる。
「?!だ、ダメえぇ…!」
「牧瀬…先生はもう…」
「いやぁ…先生と生徒なのに…こ、こんなこと…」
「ああ、牧瀬…お前はなんて魅力的なんだ」
先生の指はわたしの大事な部分へゆっくりと近付き、刺激を与える。
もう片方の手は、覆うような手つきでわたしの胸を揉みしだく。
「あ、ああ!い、いやです先生…!」
「嘘をつけ、牧瀬ももう濡れているではないか…」
「ふ、ふぇ?」
私の秘部を刺激するたび、くちゅくちゅといやらしい音が職員室に響く。
ほんの少し触られただけなのに、私のお股はもうぐちゃぐちゃになっていた。
どうして…?どうしてこんなに興奮してるの、私…
「…いつからこんなにしてたんだ、ん?」
「い、いやぁ…こんなのいけないのに…勝手に…」
「先生は嬉しいぞ牧瀬…、あんなに生意気だったお前が、今はこの通りだ」
「ひ、ひどいよ先生…信じてたのに…」
「ならばもう少し、俺を信じていてくれ」
いつの間にか私の胸のボタンは外され、ブラがあらわになっている。
先生はブラの隙間から手をすべりこませると、私の胸を直にイジりはじめる。
パンツの中にも手を入れ、刺激を与えながらスルスルと下へずらしていく…。
よしきた続けろ
ふぅ
「あん!…お、お願い先生、こんなことしちゃ…あぁん!」
「全然そうは見えないな。本当に嫌ならいつものように俺を突っぱねてみろ、ん?」
「そ、そんな…こと…はぁッ!」
体に力が入らない。
両手で押し返すも、先生の体はビクともしない。
ブラもパンツも完全にずらされ、わたしの大事な部分が全て日の元にさらされる。
先生の愛撫はどんどん激しくなる。
「ちゅ…ちゅぱ…んちゅ…」
「い、いやぁ!胸…そんな、吸っちゃ…いやぁ…」
「ほのまかに甘くて絶品だぞ、牧瀬」
「それに…ああ!指が入ってます先生!ぬ、抜いてください」
「気持ちいいんだろ?吸い付いてくるぞ…こっちの準備は万端、か…」
先生は立ち上がるとズボンを下ろし、そそり立つイチモツを私の目の前へ差し出す。
「次は先生の番だぞ、口でするんだ牧瀬」
「え…?」
まって、口でなんてしたことない、咥えるってこと?先生のを、私が口で…。
目線を合わせられず、どうすればいいか分からずにうろたえている私に、先生は再び…
「牧瀬!!先生の言うことが聞けないのか?!」
「ひ、ひいい!!」
わたしは恐怖に支配され、言われるがままに先生のおちんちんを咥える。
精一杯口に含むが、全てを飲み込むことはできない。
それでも先生は私の頭をつかみ、さらに奥へと押し込む。
私の口の中が、先生で犯されていく…。
「じゅぶ…んぐ…ううぐ…ずず…」
「ああ…いいぞ牧瀬、お前は最高だ…」
「ん、んふ…うう…ぐす…」
私は泣いていた。悲しいからではなく、先生に最高と言われたことで…。
信じていた先生が、大好きだった先生がこんなことをするなんて思っていなかった。
それでも私は、この人に犯されることを、心の底で望んでいるのだと理解した。
「そろそろ、俺も限界だ」
「ずず…んふぅ…はぁはぁ…」
「立つんだ牧瀬。いいか、次は先生の机に肘をついて、ケツをめいいっぱい突き出すんだ」
「そ、そんな…!」
「口答えをするな。制服は着たまま、パンツだけ下ろしておくんだ」
「は、はいぃ…」
なにをされるのかは分かっている、だけどもう止められない。
「こ、これでいいですか…」
「ぴちゃ…ずずず…」
「あはああああ?!」
先生はお口でわたしの秘部に吸い付く。
私に聞こえるようにわざと激しい音をたてながら、舌を出し入れする。
「ああ、ああああ!!だめぇ、やめてぇ!」
「ずずず…くちゅ…くちゅ…」
「これ以上は…!も、もう、くる…イっちゃ!…あ…」
そこで先生は動きをとめる。
もう少しでいけたのに…どうしてそこでやめちゃうの。
私はかすかに腰をふり続きをねだるが
先生は仁王立ちになり、私を眺めている。
「どうした、やめろといったからやめてやったぞ牧瀬」
「あ、ああ…そんな…ひどい…」
「なにがひどいんだ?俺たちは教師と生徒だ、これ以上の関係になってはいけないのだろう?」
「あ、うう…」
「そんなにヒクヒクさせて、苦しいか?牧瀬」
「……」
いきたい…いきたい、いきたい、イきたい。
「せ、先生…お願い…します…してください、お願いです…ぐす…」
「ならばこう言うんだ
『教師と生徒なのに興奮してしまう変態女子高生おまんこに先生のおちんちんを突っ込んでください』
とな…」
「ええ…い、嫌です!そんなこと…!」
「先生に嘘をついた罰だ、言わないならこれで終わりにする」
「あ…ああ…!」
そんな、そんな、そんな、嫌だ。
せっかくお互いの気持ちが通じ合って、せっかく…だったのに、終わりなんて…嫌だ。
いつの間にか、勝手に私の口は動き始めていた。
「私…は、先生のちんこに興奮してしまう変態女子高生…です、どうかおまんこにちんこ…突っ込んでくだ…さい」
「…よく言えたぞ牧瀬」
ズブッ
「あはああああッ!!」
次の瞬間、私の中に勢いよく先生が挿入された。
わたしは入れられた瞬間に最初の絶頂に達し、体をビクビクと痙攣させる。
「あひ…あ…はぁ…ハァ…」
「…入れた瞬間にイクとは、さすがは変態女子高生だな…だが、もちろんこれでは終わらん」
「あ!はぁ!ひぃ、ま、まってぇ!」
ずじゅッずじゅッずじゅッ
私のことなどお構いなしに、先生は乱暴に私のおまんこにちんこを出し入れする。
イッたばかりのわたしは、ガクガクと足を震わせその場に崩れそうになるが
先生は私の腰をガッチリ掴んで持ち上げ、その腕力で前後にゆする。
バックから先生の突きを必死で受け続ける私。
もはや何度イッたかわからないが、ついに先生にも限界が訪れる。
「…もう俺も限界だ、さぁどこに出して欲しい、牧瀬!」
「ああん!あああ!は、あ…?!」
先生が私になにか言ったようだが、気持ちよすぎて聞こえない。
教師と生徒という背徳感に、私は本当に興奮していたんだ。
わたしは先生の言う通り、ただの変態女子高生だ…。
「…そうか、何も言わないということは、このまま出して欲しいんだな」
「ああああ!ください!もっと先生を!変態生徒おまんこに先生をくださいいいい!!」
「はぁはぁ…おお!い、イクぞ牧瀬…!奥にぃ!ううっ!!」
「は、はああああああん!!」
先生は私の中で果てた。
熱いものが、私のなかにトクトクと注がれていく。
わたしが先生の所有物になっていく。
そして、わたしも絶頂を迎えた。
「はぁ…ハァ…あぁ…」
「ふぅー…牧瀬…よかったぞ、お前は本当に優秀な生徒だ…」
「はいぃ…私も、気持ちよかった…です…」
「…愛しているぞ、牧瀬」
「…岡部先生…私も、愛して…ます…」
先生がちんこを引き抜くと、私は力尽き、その場に崩れる。
こんな快感を得たのは、人生で初めてだった…。
岡部先生は私をお姫様抱っこすると、ソファへと寝かせてくれた。
そして、私の頭を撫でながら、優しく微笑みかけてくれる先生。
ああ、私はなんて幸せ者なんだろう。
よし
そう思ったとき、先生は私に言った。
「…フハハ!どうだったよクリスティーナ、なかなかこういうのも悪くなかっただろう?」
「…ハッ?!」
その言葉で、一気に現実に引き戻される。
…一体何をしているのだ私は、やばい恥ずかしすぎる。
私は顔を押さえ、そのばでゴロゴロと回りながらもだえる。
「な、なんてことさせるのかおのれはああ!!」
「ククク、お前、すっかり役に入り込んでいたな、さすがの俺も驚いたぞ」
「おおお岡部がバカこと言うから、し、仕方なく付き合ってやっただけよ!」
「それにしてもお前があんな下品なことを言ってくれるとはなぁー!なんだったっけ?おま…」
「うわーーーーー!うわーーーーー!////」
岡部を思いっきり手元にあった洋書でぶん殴ってやる。
ダメだこいつ…でも、私も自分があんなことを言うだなんて信じられない。
…いや、今の私なら絶対に言えない。あれが言えたのは、私が変態女子高生の牧瀬だったからだ。
服を着替え、一息ついたところで私は岡部に問う。
「…あんた、もしかして催眠術とか学んだことある?」
「うむ、実はそれなりにその系統の本を読んでおいた、あんなにうまくいくとは思わなかったが」
「悔しすぎる…じゃあ私はやっぱりあんたの術中にまんまとはまっていたわけね」
「そういうことだ。まぁよいではないか、お前も気持ちよかったのだろう?」
「……」
言えない、今までで一番気持ちよかったなんてとてもじゃないけど言えない。
それに、その、岡部の先生の演技…すごくかっこよかったし…虜になるのも当然だ。
今日は本当に私の完敗で、完全にコイツにしてやられた。
…だって、もうすでに次のシチュエーションを妄想してる自分がいる。
「…岡部」
「ん?」
「わたしの頭に致命的なエラーが発生している、どしてくれるんだこれ」
「…お前はなにを言っているんだ」
「いいか岡部、このままじゃ絶対終わらせないんだからな、だから今度は…」
「今度は、私にも考えさせろ…!」
その後、制服はプレゼントとして譲ってもらった。
またいつつかうかもわからないので、今でもラボのクローゼットにこっそり隠してある。
すっかりコスプレイに目覚めてしまった私だが、誤解されそうだから注意しておく。
私があそこまで興奮できるのは、相手が誰でもない岡部だからである。
岡部の色んな姿が見たい、彼の発する色んな言葉で攻められたい
そんな願望が私の中にあるからだ。
次はどんな岡部に出会えるのだろう、どんな私を演じさせてくれるのだろう。
その日私は、様々な期待と妄想を膨らませ、眠りについたのだった…。
後日
「助手よ、こんなものが手に入ったんだが」
岡部のその手には、純白の看護士服が吊り下げられていた。
END
ダル「言っとくけどな、ラボはラブホじゃねーんだぞっ!!!!」
終わり
ありがとうございました!
,, ,,
ヽ(*゚д゚)ノ
乙乙
いいオカリンだった!
続き期待する
乙
ダル由季編はよ
ダル由季編ゴクリ
>>507 ,, ,, カイバー
ヽ(*゚д゚)ノ
532 :
ダル「なんだこのレポートは…」:2012/04/28(土) 01:32:25.96 ID:zs0tE8H3
ダ「全然ダメ、こんな粗末な内容じゃ評価はやれんお」バラバラ
由「…ご期待通りのもを提出できず、申し訳ありません橋田先生」
橋田先生は私のレポートをしばらく眺めたあと、呆れた顔をして足元に投げ捨てた。
クリップを外していたため、用紙が散らばる。
私は深く頭を下げた。
「君は確かT大に進学希望だったおね?」
「そうです、どうしてもやりたいことがあって…」
「んなら諦めたほうがいいお、その内容を見る限り、君の今の力だけじゃ無理だろうね」
「そんな!お願いします先生、先生に認めてもらえる内容のものをまた提出します!」
散らかったレポートを拾いながら、私は先生にお願いする。
今、私が志望する大学にいけるかどうかは、橋田先生の推薦にゆだねられていた
「またって君…、そう何度もチャンスがあると思われちゃ困るんですけど」
「そ、そこをなんとか…お願いします!わたしができることならなんでもしますから…!」
「何でもって…あーもう、いいからそれ邪魔だから早く片付けてくれお…」
「す、すみません、今すぐに…」
散らかったレポートを急いで片付けるため、私はヒザをついて必死でかき集める。
私の後ろにも散らばっていたため、橋田先生にお尻を向ける形となった。
その時は必死で、それ以外のことに気が回らず、彼の視線に気付かなかった…。
「…フヒ」
…橋田先生のかすかな笑い声が聞こえた次の瞬間、突然お尻が涼しくなる。
ハッと驚いて振り向くと、私のスカートをめくり、鼻息を荒くしている先生の姿があった。
「え?!きゃああ!!せ、先生何を!」
「騒ぐなお、気付かれるだろ」
「や、やめてください!でないと…!」
「…おい、君の進学が誰にかかってるのか忘れたのかお?」
「……!!」
「ほうほう、純白かお、やっぱりパンツといえば白だおね、デュフフフw」
言葉を失った。
私は今、この男に脅迫されているのだ。
「別にね、嫌ならこのまま叫ぶなり、教室から逃げ出すなりしていいんだお?」
「……」
「でもさ、ガチな話今の君の力だけじゃ志望大学に合格するのはまず無理だお」
「……」
「ま、もちろん他に協力してくれる人間がいれば話は別なんだけど?」
「……」
「ふふん、黙ってるってことは、ちゃんと理解してるってことでおk?w」
「……」
「フヒヒwいい子だお。まぁとりあえずもっとそばへおいでw」
…私は言われるがまま、橋田先生の前に立つ。
「もっとだお、もっと近付くお、ヌフフ」
「……」ススッ
「オーケーんじゃ、そのままゆっくりスカートめくるお」
「…!」
「え、何、できないの?何でもするっていったおね?」
「…わ、かり…ました…」
私は…先生の目の前で、自分の手でゆっくりとスカートをめくりあげる。
パンツが丸見えとなったところで、先生がそこに顔を近付ける。
私の内股に、先生の吐息が吹きかかる。
「フーフーフー…い、いいねいいね!んじゃ、次はブラ見せてw」
「…はい」
私はスカーフを外し、ブラウスのポタンを外してゆく。
下着と同じ白のブラが先生の前にさらされる。
先生はまた顔を近付け、まじまじと私の胸を見ている。
お腹の辺りに先生の吐息を感じ、思わず体が震える。
「ふむ、大きすぎず小さすぎず、ベストな大きさだね由季タンw」
「…ありがとう…ございます…」
「うーん着たままもいいけど、やっぱ邪魔だし脱いじゃおっかwんで下着だけでヨロw」
「……!」
その言葉で、ここまで気丈にふるまっていた私の心に恐怖が芽生える。
この男は、これ以上私になにをさせるつもりなのか。
…考えては駄目だ、今はとにかく言うとおりにしないと。
私はスカートをストンと落とし、ブラウスを脱ぎ捨てた。
学校の職員室で、生徒が教師の前で、ブラとパンツ、靴下と上履きだけの姿になる。
「おっほーう…エロい体つきだお…、そのままじっとしててね」モミモミ
「あ…!」
「うっほーやわらけー!下のほうはどうかお?」スリスリ
「あ…ああ…」
橋田先生は私の体を触り始めた。
胸を揉み、太ももを撫で、そして大事な部分を、パンツごしに指でなぞり始めた。
体が震えるが、拳を握り必死で我慢する私。
目には涙がたまり、今にもこぼれ落ちそうだった。
そのうち先生は私のアソコを重点的に触り始める。
嫌でもおそってくるかすかな快感に、私は声を抑えきれなくなった。
「あ…あん…ああ…」
「フヒヒ、気持ちよくなってきちゃったおねー。ほら見てみこれ、もうこんなだおwww」
先生は手についた私の体液を指でこね、糸を引かせて私に見せ付ける。
「い、嫌…そんなの見せないでぇ…」
「ん〜こんなに汚れちゃってるし、もうパンツも脱いじゃおwついでにブラもねw」
「?!…そ、それは…無理…です」
「はー?なに言っちゃってんの…、じゃあもう好きにすれば?試験頑張ってね〜」ヒラヒラ
「…あああ…わ、わかりました…脱ぎます…!」
「最初からそう言えお…、うっとおしいなぁ」
私はポロポロと泣きながら、ついにパンツとブラを脱ぐ。
橋田先生が手を差し出してきたため、私は脱ぎたての下着を先生に渡した。
先生はそれをポケットにしまうと、ついに靴下と上履きだけになった私の体を舐めるように見る。
…ものすごく興奮しているようで、口を開けたまま、まるで犬のように息をしている。
「ふぅ、ふぅうう…!や、やっべ超エロい、そのまま上履きと靴下は履いたままでヨロ」ハァハァ
「はぁ…はぁ…」ガタガタ
「怖がってるね〜。大丈夫大丈夫、優しくするからさ、なるべくねw」クチュ
「ああ、あああ…!いやぁあ…」
「うっほー中あったけー、指吸い込まれそう、クリちゃんのほうはどうかな?」クチュクチュ
「ああ、あ、あああ、ああああ…」ピクッ
「おほ、もしかしてもうイきそうだった?wダメだお〜勝手にイッたら」
そう言って橋田先生は立ち上がると、ズボンを下ろして男性器をあらわにする。
太っているため、腹の肉が邪魔で先端しか見えないが、ギンギンに膨らんでいることがわかる。
「フヒヒ、僕のほうも出勤準備おkだおwんじゃあ机の上で仰向けになろうか」
「……」ガタガタ
「…なに、この期におよんでまだ抵抗するわけ?」
「……」ガタガタガタ
「さっさと寝るおっ!!」グイィ
「あああ痛いいッ!やめて!やめてええ!」ドカッ
先生は私の三つ編みを思いっきり引っ張り、机へと叩きつける。
お願い助けて…誰か助けて…助けて…。
私は泣きじゃくりながら机に乗り、仰向けになる。
「うし…あ、上履きは脱がなくていいお、そのほうがエロいからw」
「は…い…」
「んじゃ、脚ガバッと開いちゃって〜早くね」
「……」ススッ
「ウヒヒ、いい眺めwそしたら両手使って自分で開いて〜」
「……」クパァ
「うほ、綺麗な色してるお、味はどうかな〜…?」ペロ
「ひッ!」
「ん〜ぶちゅ…ぶちゅ…ずずずー…」
「ひあ、ああああ!!」
女の子にとって一番大事なところを、先生に舐められている。
お願いだから誰か来て…!心の中で必死で叫んでも、誰も助けには来ない。
しかも、頭では嫌だと思っているのに、体はどんどん熱くなり、快楽の波が押し寄せてくる。
ああ、駄目だ、このままじゃ…!くる、きちゃう…!
「あっ…!」
「っとーーーあっぶねー、またイきかけたおね。勝手にイクなっていってんじゃーん」
ああ、また止められた…。
もう嫌だ、早く楽になりたいのに…こんな苦しいこと、早く終わらせたいのに…。
そんな私に、橋田先生は最後の命令をする。
「さて、遊ぶのも飽きてきたし、そろそろ本番行きたいんだけどさ」
「…うああ…ひ、ひいい」ガタガタ
「まーなんつーか?このまま無理矢理ヤルのもなんか気分悪いし?選ばせてあげるおw」
「え…?」
「もしやめて欲しいなら、もう帰っていいお。ま、その場合大学は諦めることになるけど」
「…ああ…あ…」
「でももし未来を諦めたくないなら、僕にこう言うんだお、
『私はおまんこで評価を得る薄汚い淫乱女です、こんなブタまんこでよければ、
どうかあなた様のおちんちんを突っ込んでジュボジュボ気持ちよくなって下さい』
ってwwwww」
「あああ、あ、いやあ、いやああ…!」
もうどうしていいかわからなくなる。
私の顔はもう涙でぐしゃぐしゃになっていた。
その顔を見て、先生はさらに興奮している。
そしてニヤニヤしながら、私に囁きかける。
「いいじゃん、言っちゃえば…、そう言うだけで君は志望の大学にいけるんだお?」
「ああ、あああ、ああ…」
「それに…早くイキたいっしょ?進学キメてしかも気持ちいい、一石二鳥じゃねこれフヒヒww」
「…ああ、あはは、あははははw」
「んじゃ…どうしてほしい?由季タンwwwww」
ちょwマジでダル由季きてるしw
>>532乙すぐるww
……そうだ、たったそれだけのことじゃないか。
橋田先生の言うとおりにするだけで、すべてがうまくいく。
自分の夢もかなう、この体の苦しみからも開放される。
嫌なことがすべてなくなるんだ、そうだ…!
…私は…お股をめいいっぱい広げ、橋田先生に言った…
「私はおまんこで夢を買う最低の淫乱女子高生です、こんな家畜以下のおまんこでよろしければ、
どうぞあなたのおちんぽ奥まで突っ込んでジュボジュボ気持ちよくしてください♪」
「ウホ!うっひょーーーう!!そ、そこまで言うなら、しし、仕方ないお!デュフフフwwwww」
ジュボッ
「あひいッ!あひいいいいいいん!!」
「キターーーーー!フヒッフヒッ!き、気持ちよすぎワロタwwwww」
「あひゃああ!あは♪あははははは!」
「うひいい!マジで、じょ、女子高生まんこに…ちんぽ入れられる日が来るなんて!!wwwww」
目の前は真っ白だった。
もうなにも考えたくない。
この快感だけに漬かっていたい。
もっともっとおまんこを気持ちよくしてほしい。
私からはもう、それ以外の思考は完全に消え去っていた。
「ウホッ!ウホッ!ふぅ!ふううう!も…もう出るおお!!由季タン中に!中に出すからね!」
「あはあああん!きてぇ♪おまんこいくううう!!」
「う、うう…ウッ!うッほおおおおお!!」ドビュルッ
ドクッドクッドクッドクッ…
なんというgj
私の中に先生の精が放たれ、みるみるいっぱいになっていく。
その身を焦がす熱さを感じながら、私も絶頂に達した…。
「…はぁ…ハァ…ゆ、由季タン大丈夫…?」
「はぁ…ふぅ…あはは、橋田先生に中出しされちゃった」
「ご、ごめんお、僕もう色々突っ走っちゃって、つい…」
…紅莉栖が岡部君とこういうプレイをしてるって聞いたから
私もしてみたいって、思い切って橋田くんにおねだりしてよかった。
「それにしても、橋田君の鬼畜教師すごかったね、似合いすぎよw」
「いやぁ、やるからにはとことんやろうと思って、数々のエロゲから厳選したセリフでしたハイ!」
「…あのセリフは、さすがに恥ずかしかったかな…」
「んでも、こういう機会にしか言ってもらえないフレーズじゃないともったいなって思って…」
「にしてもねぇ〜…さすがにちょっと引いたかも?」
「ちょちょちょ待っておー!悪かったお、許してほしいおー!」
「ふふ、冗談よ。すっごく気持ちよかった!ありがとね、橋田君」チュッ
わたしは大満足の意を表して、橋田君にキスをする。
「うっほ…この上ないご褒美に感謝感激だお…」
「うふふ、大好きだよ橋田君!」
「僕も!心から愛してるお由季タン!」
普段は優しい橋田君。
そんな彼だからこそ、こうしてわたしの要望に全力で応えてくれる。
今度は橋田君にどんな鬼畜芝居を演じてもらおうか
今から楽しみな由季なのでした…♪
END
ほんとに書いてしまった…俺はアホだ…
ありがとうございました!
,, ,, カイバー
ヽ(*゚д゚)ノ
良いモン読めたありがとん
投下ラッシュww
>>529だけど、マジでダル由季が来るとは・・・感謝する
何気に初のダル由季エロ小説じゃね?
ダルのデュフフフがウザいw セクハラ親父の貫録充分ww
GJだったww
最近賑わってんな
ロボティクスノーツに成長した綯ちゃんが出るらしいぞ
すごい成長したなw
キャラデザが違うから別人に見えるわ
お漏らしプレイはまだか!
>>551 なぁにメガゾーン23を思えば大した落差じゃない
>>532 合法エロ親父プレイ……だと……!?
由季さんHENTAIすぐる!GJでした!
555 :
紅莉栖「はやくギュッてしてほしいな…」:2012/04/30(月) 23:02:12.85 ID:+uh9J1Ap
「…紅莉栖、すまんが布団をどかしてくれるか、蒸し暑くなってきた」
「はいはい、ちょっと待ってなさい」
「…紅莉栖、申し訳ないんだが、テレビのチャンネルを変えてくれないか」
「わかったわかった、何チャンよ?」
「…紅莉栖、すまないが棚から本を取ってもらっていいか」
「えーっと、何段目の本かしら」
「…紅莉栖、本当にすまないんだが、靴を…」
「もーいいって言ってるでしょ?!いちいち謝らないでよめんどくさい!」
「…う、うう、すまな…いや、わかった」
「それでよし、あんたは何も気にしないで、してほしいことがあったらすぐに言うのよ」
「ああ、わかった、ありがとう…」
私にお礼を言う岡部の両腕には、分厚いギブスがはめられている。
実は先日、ラボの階段で足を滑らせた岡部は、両腕を骨折してしまったのだ。
それ以外の目立った怪我はなく、命に別状がなかったことが不幸中の幸いだろう。
とはいえ、全治二ヶ月の大怪我を負った岡部は今、池袋の自宅で絶対安静状態だった。
「まったく、本当におマヌケなマッドサイエンティストさんだこと」
「俺の不注意だったことは事実だが、あのときは雨で滑りやすかったのだ」
「…まぁ生きててよかったわよ、頭なんか打ってたらどうするつもりだったのかしら」
こうして動くことのできない岡部のために、今日は私が身の回りの世話をしている。
普段は岡部のお母様がしているのだが、今日は大切な用事があるそうで
留守の間だけ…一応、恋人である私が代わりをつとめている。
「…心配をかけすまなかったな、紅莉栖」
「はいはい、いいから大人しくしてて下さい、今日は責任をもって私が介抱しますから」
そう言いながら私は、ベッドの補助机に飲み物を置く。
手を使わなくても飲めるよう、ストローをさしておいてあげる。
こうしていると、なんだか母親になったようで、ちょっぴり気分がいい。
「はいドクペよ、そろそろ飲みたいって言い出すと思って」
「ああ、まさしく言おうとしていた…、さすがは我が助手だ」
「助手じゃないわよ。飲み終わったら着替えましょう、汗かいたでしょ?」
「う、うむ、着替えか…それならそこに服を置いておいてくれれば自分で」
「できるわけないでしょーが…こんな状態で、いいから私に任せなさい」
「ま、まままてクリスティーナ!お前がそんなことしなくてもよい!」
空になった入れ物を下げ、岡部の着替え作業に入る。
最初はぐずっていた岡部だが、私が一喝するとすっかり大人しくなる。
もちろん下着まで着替えさせるわけだが、別に付き合っているわけだし
それをすることが恥ずかしいとも思わない。
とはいえ、顔を赤くし目をそらしている岡部をみるとなんだか可愛くて
少しだけイジワルしたくなってしまう。
「フフ、そういえば鳳凰院さんが両手が使えないで一番困ってることってなにかしら?」
「唐突になんだ、困ることなど、ありすぎてなんともいえんな」
「でも療養を始めてから一ヶ月以上経つし、そろそろやりたいことってあるんじゃない?」
「…まぁ、そうだが」
「でしょ?だったら言ってみなさいよ、できることなら手伝ってあげてもいいわよ♪」
「…貴様、何が言いたい」
「え、別に?ただちょっと気になっただけよ…」
場が沈黙する…あ、あれ、しまったな、こんなつもりじゃなかったのに
なんだかとても変な感じになってしまった…。
岡部も微妙に不機嫌になっちゃったみたいだし、どうしよう…。
自業自得とは言え、つらい思いをしている相手に言うべき言葉ではなかった。
罪悪感に苛まれている私…。
「ご、ごめん、嫌味…だったわよね、今の…気に障ったなら謝るわ」
「……」
「そ、そうだ!橋田がね、岡部が戻ってくるまでに新ガジェットを作るって言ってたわよ」
「……」
「漆原さんも岡部の怪我が早く治るようにって、毎日お祈りしてくれてるらしいわよ!」
「……」
「う、えっと、あとは…まゆりが…えーっと…うう」
…まずい、完全に怒ってる、どうしよう。
介抱は任せろとかいいながら、弱ってる岡部にあんなこと言うなんて…ひどいな私。
なんとか許してもらいたくて色々と岡部に話題をふるが、反応が返ってこない。
どうしよう、私嫌われちゃったかな…あああもう、なんであんなこと言ったんだろう…。
こんなことで軽く泣きそうになってるとか、私はどんだけこいつにメロメロキューなんだ…。
どうにかして許してもらおうと必死で考える私に、岡部が言う。
「紅莉栖…」
「えっ?な、なに?どうかした、ドクペもういっぱい持ってこようか?」
「…その、冗談抜きの話でな…マジでキツいんだ」
「えっと…骨折よね?うん、わかってるわよ、だから私ができることならなんでも…」
「そっちじゃない、たぶんその…お前がさっき聞こうとしたほうだ」
「…えっと」
「こ、こんなこと…本当にお前にしか頼めないことだから言うが、嫌なら忘れてくれ」
「…うん、何?」
「その…」
言葉をつまらせるが、本当にツラいんだろう、意を決して私に頼む。
「…ぬ、ぬいてくれないか、骨折前から換算するとかなり長いことオナ禁状態でな…」
「うん、わかった、ちょっと待っててね、新しいティッシュ持ってくるから」
間髪いれずに、さも当然のことのように私は答える。
「…!紅莉栖」
「私にできることならなんでもするって言ったでしょ」
「……」
「それに、それは本当に私しかしてあげられないことじゃない、なんていうか…ちょっと嬉しい」
「…ありがとう、すまない紅莉栖」
「謝らないでってば…それじゃ、始めるね」
わたしは岡部の下半身のほうへ移動し、ズボンを下ろしてあげる。
先ほど私が嫌味を言った時点で反応してくれたのだろう、すでに少し大きくなっていた。
どうすればいいか少し迷ったが、とりあえず私は岡部のそれを優しく手で包み
ゆっくりと上下に動かす。
「…はぁ…はぁ」
「気持ちいい?岡部」
「ああ…うっ…最高だ紅莉栖」
「でも、できれば出すのはもう少し我慢してね、なるべく岡部に気持ちよくなってほしいから」
「ああわかった…満足させてくれ、紅莉栖」
岡部のものが完全に大きくなったところで、髪をかきあげ、おもむろにそれを口にくわえる。
唾液をためながら、岡部に聞こえるようにわざといやらしい音を響かせる。
ねっとりと舌をからめながら、絞り上げるように頭を上下させる。
「もっと…もっと先のほうを強く刺激してくれ」
「はむ、むう…ふう…」ジュッジュッ
「ああ…いいぞ、いいぞ紅莉栖、今度は根元を指で小刻みにしごいてくれ…」
「…んむ、むふぅ、ふうう…」シュッシュッ
「はぁ…ハァ…出そうになったら…合図する、そしたら思いっきり吸い上げてくれ…」
「んむ、んむ、ぷふ、む…」
…本来ならば、動けない相手に対して主導権を握りたくなるところだろう。
しかし、私は助手として、恋人として、岡部の思い描く最高の快感を与えるため
動けない彼の言うとおりに動き、従順に徹した。
「うう…よ、よし、スピードを上げてくれ、そろそろ…イキそう…だ…!」
「ふう、ふう、ふ…ふうう」ジュボジュボジュボ
「お、おおお?!イ、イク…いくぞ紅莉栖!う、うおあ、うぅっ!!」ドビュルッ
「ん!んんんん…んふううう…!」チュウウウ…
ドッドッドッドッドッ…
多い…これだけの量をためこんで、さぞつらかっただろう。
だが、これは私が彼を満足させられたことを証明している。
すさまじい勢いで口の中にたまっていくそれを一滴もこぼさぬよう
わたしはグビグビと喉を鳴らし、飲み干していった。
「…ああ紅莉栖…顔を見せてくれ」
私は最後の一塊を口に残したまま岡部のほうを見る。
口をあけ、それが口内にたっぷりとたまっていることを岡部に確認させると
口をとじ、ゴクンと飲み込んで見せる。
再び口をあけ、空になったことを岡部に確認させてから、ニッコリと微笑む。
「…ハァ…はぁア…紅莉栖…お前は最高だ…」
「満足…してくれた?」
「当たり前だ…これほどの快楽が得られたのだ、ためこんでいたかいがあったと言えよう」
「フフ、でも一回じゃ出し切れなかったんじゃない、もう一回する?」
「そうだな…やってくれ紅莉栖」
私も岡部のが欲しくなっちゃったけど、さすがにこの状況では無理がある。
あくまで彼の体が第一で、私はできる限りのことをしてあげるだけ。今は我慢だ。
そして、私が再度岡部のイチモツを口にふくんだその時…
ガチャッ
「ただいまー。いやーごめんねぇ紅莉栖ちゃん、倫太郎の世話押し付けちゃって」
「トゥットゥルーなのです☆さっきそこでおばさんに会ったから、お手伝いにきました♪」
「……」
「……」
その後…二人は申し訳なさそうにしながら一階へと降りていった。
迂闊だった…固有結界に入り込みすぎてすっかり二人が来ていたことに気付いてなかった…。
「鬱だ…死のう…」
「…マイマザーには後で俺から言っておく、もう今日は帰れ…」
「うう、嫌よ…!」
「な、なぜだ?!」
「だって、今降りたらお母様もまゆりもいるし、気まずいにもほどがある…」
「…では、どうするのだ」
「明日の朝までここにいる」
「…お前なぁ」
「ダメ…?」
「…まぁいいさ、俺もお前にいてほしい」
「ん…ありがと岡部、今日はずっと一緒にいられるね…」
「ああ、そうだな…」
今日は岡部が退屈しないように色々な話をしてあげよう。
そして、私にしかできないことがあれば…引き続きしてあげよう。
とにかく今は彼のそばにいたい、ただただそれだけ。
「しかし、両腕骨折は本当につらいな」
「今更なにいってんだか…当たり前でしょそんなの」
「さっきの質問、今答えようか紅莉栖」
「え?…ああ、さっきのってあれね、もういいでしょあのことは」
「まぁ言わせろ、俺が今一番つらいことはな、紅莉栖」
「……」
「お前をこの手に抱きしめてやれないことだよ」
「…バカ」
心の中では岡部の腕の完治する日が待ち遠しくてしかたがない。
治ったら、今度は私がためこんだ色んなワガママを岡部に要求してやろう。
そして今度こそ、私が主導権を握ってやるのだ。
覚悟してろよ岡部、私がどれだけあんたにデレデレか、思い知らせてやるんだから。
「ごめんねぇまゆりちゃん、せっかくお手伝いにきてくれたのに、変なところ見せちゃって…」
「んーん、平気だよおばさん、まゆしぃは二人が仲良しなところが見れてよかったのです♪」
「まぁなんというか…あたしも安心したわ」
「ん〜?」
「うちの倫太郎、あれで奥手だから、ちゃんと進展してるのかなって少し心配だったのよね」
「大丈夫だよおばさん♪オカリンとクリスちゃんはラボでNO1のラブラブカップルさんだから☆」
「そう…、んじゃ、今日二人きりにしたのは余計なお世話だったかしらね」
「?」
子供はすぐに大きくなるって聞いてたけど、うちの倫太郎も例外じゃなかったってわけね。
少し寂しい気もするけど、お邪魔にならないよう、今日は全て紅莉栖ちゃんに任せるとしよう。
さて…そろそろ二人の結婚積み立てでも始めたほうがいいかしら、この不景気に困ったもんだわ。
いいこと倫太郎、いくら紅莉栖ちゃんが可愛いからって、母親の私を忘れるんじゃないわよ。
あたしはいつだって、あんたたちの幸せを一番に願ってるんだから。
END
終わりです。
ありがとうございました!
,, ,, 母カイバー
J(*゚д゚)し
_n
( l _、_
\ \ ( <_,` )
ヽ___ ̄ ̄ ) リアルタイムでグッジョブ!!
/ /
おお
気まずさが半端ないなww
助手が羞恥心で死んでしまうww GJww
乙乙
おかあちゃん優しいなぁ…
かあちゃん……
570 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 20:40:14.00 ID:yudj13jT
保守
ふむ、人妻か…
……ふぅ
ワッフルワッフル
なんか新しいのでないかなー
574 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 14:12:47.18 ID:cSHe9jS0
保守だ!
575 :
まゆり「すごいよるか君!」:2012/05/03(木) 21:36:25.07 ID:bRzUCupJ
る「あ、ありがとうございます…まゆり先生」
ま「うんうん、るか君みたいな生徒がいて、先生も鼻が高いのです☆」
まゆり先生は僕の頭を優しく撫でてくれる。
僕の書いた習字が、コンクールで最優秀賞を受賞したのだ。
「ま、まゆり先生が応援してくれたからです…ほ、本当にありがとうございました」
「んーん、それはるか君自身の力なんだから、もっと胸を張っていいんだよ♪」
そういうと、まゆり先生は自分の胸を張って見せる。
まゆり先生の豊満な…それが、たゆんと柔らかそうに揺れる。
僕はゴクリと唾を飲み、先生に…あのことを話す。
「そ、それで…先生…あの…」
「んー?なにかなぁ?」
「えっと、覚えてますか?その…僕がもし、コンクールで入賞したら…って」
「…先生なにか…るか君に言ったかなぁ?」
「い、いいえ!!と、とんでもないです、僕の…思い違いでした、はは…」
そうだ、覚えてるはずない、あんな約束…。
結構前の話しだし、先生も疲れているようだったし…ほんの冗談のつもりだったんだ、そうだ。
そう思いつつも、僕はガックリと肩を落とす…。
「…ふふふ、冗談だよ〜るか君!」
「ふ、ふぇ?」
「ちゃーんと覚えてるのです、るか君との約束♪」
「…!」
胸の鼓動が一気に高まる…覚えている…じゃああれは、本当だったんだ。
先生は約束を守る人だ…僕はあの時先生と約束した、もしコンクールで入賞したら、先生の…
そう思った次の瞬間、僕の頭は完全に沸騰した。
「…はい、るか君♪約束の…先生のおっぱいだよ☆」たゆん
「あ!…あああ…あ!」
「んふふ、顔真っ赤だねぇ。どうしたの?触っていいんだよぉ、約束なんだからね」
「う、うあ…うう…」ブルブル
体が震える、手を出すどころか、一歩も動くことができない。
僕の目の前で、服越しにしか見たことのなかったまゆり先生の…生のおっぱいが揺れている。
もし入賞したら…先生のおっぱい、触らせてあげるね…そういう約束だった。
でも…そんなことできるわけないって思ってた、現実味が僕にはなさすぎたんだ。
女性の胸を触るだなんて…僕には…まだ…!
「るか君…大丈夫?ほら、鼻血…出てるよ」フキフキ
「え?!あ…あう…」タラー
「…嬉しいなぁ、先生のおっぱい見ただけで、そんなに興奮してくれるんだ〜」
「ご、ごめん…なさい…あ、ああでも、でも当たり前…ですよっ!そんなの…」
「ふふ、恥ずかしそうにしてるのに、目は先生のおっぱいずーっと見てるよ?」
「あっ!ごめんなさい!ご、ごめんなさい先生…!」
「…るか君、つらかったら、次にしよっか…無理しなくていいんだよ?」
「え…!!」
それを言われた瞬間、僕の頭に何かが囁きかける。
次っていつだ…これが最後かもしれないのに、ただ指をくわえて見ているのか?
嫌だ、絶対に嫌だ、ずっと憧れていた先生の胸を…このためにあれだけ頑張ったのに!
いけ、いけ、いけ、いけ、いけ、動け、怖がるな、逃げるんじゃない…!
ようやく掴み取ったチャンスを逃すなんて…絶対…嫌だっ!!
「あああ?!ああん…る、るかくぅん…はぁ…はぁあ…」
「え?!あ、あれ…ぼ、僕どうして…」モニュ
ハッと我に返る、気付けばすでに僕は…
「あん…い、いきなり…激しいのは…ダメだよぉ…!」
「…はああ…はあああ…!」モニュモニュ
僕はいつのまにか先生のおっぱいを鷲掴みにし、激しく揉みしだいていた。
完全に今、我を失っていた…そして自我を取り戻すと同時に
手に余る信じられないほど柔らかい感触と、かすかに香る妖艶な匂いが僕をさらに刺激する。
「ま、まゆり…先生…!!」モニュモニュ
「ああうっ!だ、ダメだよぉ…先生ね…胸…弱いのぉ…はぁん…!」
「すっごく…柔らかくて気持ちいいです…先生…先生…!」
「あはぁ…よかったぁ、るか君にそう言ってもらえると、嬉しいなぁ…」
「ふうう…ふううう…」
「よかったら…ね、吸っても…いいんだよ…?」
ああ…先生、なんてことを言うんですか。
そんなこと言っちゃいけない、僕は生徒なんですよ。
そして…今までみんなから女の子みたいだとか、可愛いだとか、色々なことを言われた。
でも僕は、僕は…男なんですよ先生。
「は!はあぁん!!ああ、気持ちい…るかくぅん、はぁあ…!」
「んむ…ちゅ…ぷあッ…あむう…」チュウウッ
「は!はあ!あああ!!ああ!!す、すごいよ!先生…も、もうう…んんっ!」ビクンッ
「ぷああ!…はぁ…はぁ…」
「ハァ…ハァ…えっへへ〜、先生今ね…るか君におっぱい吸われて、あのね…////」
「ああ…まゆり先生…」
「るか君…とっても苦しそうだね…ここ」スッ
「あ、あああ…」
自分でも気付いていなかった、まゆり先生に言われてようやく気付く。
僕の…パンパンになって、すごく苦しい…。
先生がゆっくりチャックを下ろすと、中から勢いよく、僕のそれが飛び出す。
こんなに大きく腫れ上がっているのは初めてだ…。
「…先生のコト、気持ちよくしてくれたおわびに…るか君も…気持ちよくしてあげるね☆」ススッ
「ああ!う、うう!ううう!だ、ダメです…先生…それはあ…」
「んふ〜、るか君はすっごく可愛くて…女の子みたいなのに、ここは立派なんだねぇ」シュッシュッ
「…僕は…女の子じゃ…ない…うう!」
「先生の手、気持ちいい?出そうになったら言ってね…」シュッシュッシュッ
「はっあぁ!!で、でひゃう!先生…!あ、あああっつあ!!」ビュッ
「わぁ!!あっはぁ♪いっぱい出てるよ、先生のおっぱいに♪」
先端から放たれる白い液で、先生の胸が白く染められていく。
…先生は勢いのおさまったそれを、今度は口にくわえる。
「せ、先生!汚いです…汚いですよぉ!!」
「んふ…きらなくないお…んぷ…ふうん…うふぅ…」ジュッジュッ
「はっはっはっああ…あああ…!」
「ぷあ…ふふふ、今日はるか君がいーっぱい満足して帰れるように…してあげる…」
先生はそういうと、先っぽを舐めながら、柔らかいおっぱいで僕のイチモツを包み込む。
そして、すり合わせながら前後に胸を動かし、まんべんなくしごきあげてゆく…。
「はぁはぁはぁはぁ!!」
「気持ちいいでしょ…るか君は先生のおっぱいが大好きだもんね…いつも見てくれてたよね」
「あ、はぁ!ああっああう…!」
「先生も嬉しかったよ、大好きなるか君が、先生のこと見てくれて…」
「先生…!僕は…僕はぁ…!」
「でもね…、私は教師で、るか君は生徒なの…」
「…?!」
どうして…どうしてそんな切なそうな顔をするんですか先生。
「だから…どれだけ想ってても、るか君とはね、最後までは…できないのです」ジュッジュッ
「う、ううう…う」
「だから、先生ができる限り、気持ちよくしてあげる、だから…」
「あ、あああ…」ビクンッ
「これでもう、先生のことは、見ちゃだめだよ…☆」
「い、嫌だ…ああ、ああああっああッ!!」ドビュルッ
先生の顔に、僕の精液がかかる。
射精の途中から再び口でくわえ、残りの精液を飲んでくれる先生。
その目には、一筋の涙が流れていた…。
「……」
「ふぅ…いっぱい出たね、るか君♪」
「……」
「先生ね…るか君があんまりにも可愛いから、時々いじめたくなっちゃうのです☆」
「……」
「だからもう、今日のことは忘れて欲しいのです…」
「……」
「それじゃ!最優秀賞、ほんっとーにオメデトウ!あとで改めてみんなでお祝いしないとね♪」
終わりです!ありがとうございました!
乙
なんかあっけなく終わった…
ごめんウソです…
続きいきます!
先生はティッシュで体についた僕の精液を拭き取り、乱れた洋服を直そうとする。
「…忘れない」
だけど…もうそうはさせない。
ガバッ
「きゃっ?!!る、るか君…?」
「…嫌だ…」
「え…?」
「生徒だとか教師だとか…関係ないんだ!!」
僕は…先生の洋服を思いっきり引っ張る。
自分にもこんな力が出せたのかと驚くほどに、先生の洋服はビリビリと音をたてて破けた。
必死だった。僕は昔から女の子みたいな顔つきで、みんなからも男として見てもらえなくて
まともに女の子を好きになれたことさえなかった…。
先生だけだった、僕をドキドキさせて、男としての恋を教えてくれたのは、先生だった。
この人を離してはいけない…もし離せば、僕はもう…きっと男ではなくなってしまう。
「ああ!!コラるか君!やめなさい!!」ビリビリッ
「やめませんッ!!」
「ああ、あああ!!ほ、本当に怒るよるか君?!!」
「あそこまでしといて…やめられるわけないだろうが?!!」
「ひっ…!」ビクッ
「先生が悪いんだ…僕を女の子扱いして…!僕は…僕は男なんだ!!」
僕は先生を机に思い切り押さえつけ、うつ伏せの状態に固定する。
そして、必死でもがく先生に構うことなく、さらにスカートを破る。
先生の白い下着があらわになり、その隙間からは痺れるような香りを放つ蜜が滴っていた。
僕はそこに手を滑り込ませ、乱暴に指で刺激する。
「ああ、ダメェ!!るか君…お願い…!」
「ここが…ここがまゆり先生の…ハァ…ハァ…!!」グチュグチュグチュ
「ひ、ひい!いいん…あああるか君…そんな…」
「先生…愛してます…もう先生以外…考えられない!!」
「ああ…るか…君」
まゆり先生の顔は真っ赤になり、体はすごく熱く火照っている。
先生は…喜んでいるんだ、僕に押さえつけられて喜んでる。
「先生…おっしゃってください、あなたの気持ちを…」
「う、うう…るか君、怖いよ…そんなの、るか君じゃ…ないよぉ…」
「ちゃんと聞きたいんです、先生が僕のことをどう思っているのか…!」
「…はぁ…はぁ…」
「あなたは…ウソはつかない、そうでしょう?」
「…先生も…るか君のこと…好き、よ……愛してるよ…」
「……」
「でもね!ダメなんだよ…先生なのに、生徒に恋しちゃうなんて…だから、もうやめよう?」
「…ありがとうございます、それが聞けて、本当に…よかった」
先生の洋服はズタズタに破れ、形を保っているのは、秘部を守る純白の薄い布のみ。
僕はそれをグッと掴み…思いっきり破り捨てた。
「ああ?!!るか君ダメ!見ちゃダメぇ!!」
「ぐちゃぐちゃだ…これが先生の…僕がここに…挿れるんだ」
「ああ…るか君…るか君…るか…ぁ…」
「先生、ごめんなさい、もう止まりません…」
先生を押さえつけたまま、バックの体勢で先生のヴァギナに自分のペニスを押し当てる。
口では説得しつつも、もはや抵抗する力を失った先生は、机の上にぐったりとしていた。
「僕はもうあなたを離しません、あなたがなんと言おうと、僕は男で、女のあなたが好きです」
「る…か…」
「…いきます、まゆり先生!」
「あ…!」
その瞬間、確かに先生は、微かだが僕に笑みをこぼした…。
ジュブッ
「あっ!!ああはあああああッるかあああ!!」
「はぁ!…はぁ!…あなたは僕の…ものだ…僕のものなんだッ!!」
バンッパンッパンッパンッパンッ!
一切の容赦なく、乱暴に…野獣のようにまゆり先生に腰を打ちつける。
想像を絶する快感が僕の体を支配する。
それと同時に、女を制圧したという男としての喜びに震えた。
「はぁあ!!ああるか様…ああッ!いいです…もっとまゆしぃのおまんこ…突いてぇ!!」
「はぁ…はぁ!…あれだけ言ってたくせに…生徒に腰ふっていいのかよ先生!!おい!!」パァンッ
「ふああ!!ごめんなさ…いぃ!!まゆしぃは…まゆしぃ…はあああッ!!」
「言えよッ!!どこに欲しいんだよ?!さっきの精液…今度はどこに欲しいんだよッ!!」グリグリ
「はっはひいいいん!!ひぃいいッひああ!…んこにぃ…!」
「あァ?!!ハッキリ言えよ!!どこに欲しいんだよ!!」
「おまんこにください!!生徒…の!はぁッ生徒の精子…先生のおまんこに入れてくださいぃ!!」
「ああこれで…これで完全にまゆりは…僕のものだ!!僕のものだあああ!!」ドビュッ
「あああきてる!!きてるう!るかの精子入っちゃってるうう!まゆしぃの卵子に届いちゃううう!!」
ビュルッビュルッビュルッビュルッビュルッ…
まるで刻印を刻むかのように…これは自分の所有物なんだと誇示するかのように…
僕は先生に強く腰を押し付け、放たれるものの全てを、先生の中に流し込んでいった…。
「はぁ…はぁ…」
「ハァ…はぁ…よかったよぉ…るか君」
「はぁ…あ、えっと…その…ごめんねまゆりちゃん…」
「…ぷふ、るか君…どうしたの?急にかしこまっちゃって〜☆」
「だ、だってー!僕まゆりちゃんに…す、すごいこと言っちゃってて…改めて思い返したら…うう////」
「えっへへー☆それはまゆしぃも同じなのです、るか君にすっごく恥ずかしいこと言っちゃった////」
「あ、あはは、確かに…ふふふ…そうだったかもね」
「えへへ////」
教師と生徒のシチュエーションプレイ…。
最近ラボのカップルの間で流行っているらしいので、ちょっと気になっていたんですが…
僕からはとても言い出せなくて、結局まゆりちゃんに誘ってもらう形でやってみました…。
みんなはどうしてるかわからないけど…こ、こんな感じでよかったのかな?
「るか君のこと…るか様って言っちゃったのです…きゃー////」
「僕も…まゆりちゃんのこと、まゆりって…」
「ねぇるか君、エッチしてる時以外でも…できれば、まゆりって呼んで欲しいな〜」
「え、え〜!ど、どうしようかなぁ…岡部さんたちの前じゃさすがに恥ずかしいよ…」
「ちょっとずつでいいから…まゆり先生からのお願い…なのです☆」
「…ふふ、わかったよ、まゆり…」
「るか…////」
「ま、まゆり…////」
そうして僕は、まゆりに唇を重ねた…。
ちなにみ、習字コンクールで最優秀賞をとったのと…鼻血を出したのはホントのことでした。
うう、情けないなぁ僕…、これからもっとまゆりちゃんを満足させられるよう鍛えないと…。
その一環として、僕は今日も妖刀五月雨を一生懸命に振るっている。
END
本当に終わりです
ありがとうございました!
,, ,, カイバー
ヽ(*゚д゚)ノ
乙乙
はげしくおつ
停滞していたスレが流れるのはいいことだ
乙っす
乙!ルカまゆブームよカモーン
誰かあげてくれないかな
596 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:08:38.24 ID:2Z1KbETi
るかの性事情暴露話
るかのキャラ崩壊がひどいです
ではいきます!
597 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:09:26.58 ID:2Z1KbETi
「るか子よ…お前、まゆりとはその後どうなんだ」
「えっと…よいお付き合いをさせて頂いてますが…」
「ヌフ、知ってるおるか氏、昨日まゆ氏とラボでエチィしたおね?w」
「…?!」
珍しく男同士でしかできないような下ネタ談義を始める俺たち。
ラボメンガールズは今、女子会というものに行っている。
るか子も誘われたらしいのだが…さすがにそれは断ったらしい。
俺やダルはともかくとして、るか子とまゆりの性生活は謎が多い。
そのため、るか子を交えてこのような話をするのは大変貴重なのである。
「な、なんの話でしょうか?」
「隠してもためにならないお、証拠はガッチリ掴んであるのだぜ?」
「るか子お前、昨日ラボのゴミ箱に例のアレを捨てたな?」
「え、ええ?!捨ててないですよ!使ってないですし…」
「…フ」
「あ!ああ…////」
「やっぱりね〜、知ってるお、風呂場でしたんでそ?」
るか子の顔がみるみる赤くなる。
こやつめ…大人しそうな顔をしていてもやることはやっているようだ。
神聖なラボをラブホ代わりに利用するとは不届きなやつめ…。
…といっても、俺やダルが言えたことではないわけだが。
ラボ内で三組ものカップルが成立してしまった今
この場所はもはや性の無法地帯と化している。
まぁ無理もあるまい、このような都合のいい場所はそうそうないからな。
598 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:10:31.89 ID:2Z1KbETi
「あの時お前の髪の毛が少々濡れていたのが気になってな」
「るか氏は家が近いからラボでシャワー浴びることなんてないしね」
「はい…ごめんなさい、勝手にそんなことに使ったりして」
「いやそれは全然問題ないと思われ、それを言ったらオカリンなんか…」
「だ、黙れダル!俺もそのことを咎めるつもりは毛頭ない」
るか子は申し訳なさと恥ずかしさの入り混じった微妙な顔をしている。
別にラボでエッチをしてはいけないという決まりはない。
強いていえばミスターブラウンや綯に知られてはならない程度か。
ミスターブラウンはともかく、綯に悟られるのは非常にマズイので
その点に関してだけはるか子に注意をうながす。
「でまぁここからが本題だけどさ、まゆ氏ってしてるときどうなん?」
「ええー…そんな、いきなりどうって言われましても」
「この際だ、あのまゆりがどんな様子でるか子に抱かれているのか…」
「是非気になるところですお、普段のまゆ氏からは想像つかんしw」
幼いころからのまゆりを知っている俺だが
もちろんベッドの中でどんな風に乱れるのかなど知るよしもない。
一緒に寝たりしたことはあったが、せいぜい知っているのは寝相が
とてつもなく悪いことくらいである。
るか子は気乗らない素振りをするが…これでも男だ。
せっかくの男子だけの貴重なトークシーンということで
暴露するのはやぶさかでもないようだった。
599 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:11:05.72 ID:2Z1KbETi
「…まゆりって、あれですごく快楽に溺れやすいんですよ」
「マジ?もうるか氏求められまくり?」
「そうですね、付き合い始めた頃はほぼ毎日…」
「ま、毎日だと?!そんなにしてたのかお前ら…よく耐えられたな」
「え?やっぱりおかしいですかね…?」
「うん、さすがの僕たちでも毎日はねぇ…」
意外だ…るか子によれば、一度あの味を覚えてしまったまゆりは
それはもう見境がなく…ジューシーから揚げNo.1を貪るかのごとく
暇さえあれば何度でも交わっていたらしい…マジか。
しかし、るか子の衝撃暴露はまだまだ終わらない。
「ラボだけじゃなくて、我慢できなくて学校でしたこともあります…」
「おっほーマジすか!放課後調教キタコレ!」
「んな?!ま、マジかお前…」
「は、はい、お恥ずかしい話ですが、実を言うと…」
まゆりのおねだりは時と場所を考えないことも多く、ラボはもちろん
学校の屋上、トイレ、体育倉庫などあらゆる場所を制覇したらしい…。
中でも俺たちが最も驚いた場所は…
600 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:11:53.07 ID:2Z1KbETi
「マジで?!じ、神社の社の裏で青姦とかマジムネアツ!」
「そ、外ですることは比較的多いですね…」
「…お前、それは一応神に仕えるものとしてどうなのだ」
「ぜっ絶対お父さんには内緒でお願いしますね!!」
「オカリン…まゆ氏のってもはや依存症レベルじゃね、大丈夫かお?」
「う、ううむ…問題ないとは思うが…るか子よ、一応我慢は学ばせろ」
「はい…すみません、僕が悪いんです、求められると断りきれなくて…」
とりあえず俺たちの中でルカマユがすごい勢いで堕天している件。
要求にすべて答えているるか子の底なしの精力にも驚きだ…
まゆりの彼氏がるか子でよかったかもしれん
これもきっと修行の成果であろうと勝手に納得する。
「ドゥフwるか氏もノッてきてることだしもういっちょ質問しちゃうお!」
「な、なんでしょうか…」
「これはオカリンにも聞きたいんだけどズバリ、一番多い体位」
「体位か、なんだろうな…パッとは思い浮かばんが」
ふむ…まぁ普通に正常位だと思う。
バックや騎乗位もそれなりにするが、特別多いというわけでもない。
何気なくやってみた体位に名前があるのかどうかがわからんのは
俺の勉強不足という点が否めないので伏せておく。
「ヌフフ、ちなみに僕たちはバックが一番多いお!」
「…お前の場合、腹が邪魔でそれ以外ろくにこなせんのではないか?」
「ちょ、オカリンヒドス…そんなことないお!」
そしてここで、問題の男がまた問題な発言をする。
601 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:12:36.58 ID:2Z1KbETi
「僕は…あれなんて言うんでしょうか、持ち上げてあげるやつ…」
「も、もしや駅弁スタイル…?!」
「ああそれだと思います、あれがまゆりのお気に入りですね」
「ほ、ほう…それまたなぜに」
「えっと、正確に言うと、あの体勢が一番都合がいいというか…」
なんでもそれが見つかったときに一番ごまかしやすいから、らしい。
理由がひどすぎるがそれは置いておくとして…
俺もたまにするが、壁を背にしないとすぐに力尽きてしまうし
少なくともそんなものを頻繁にこなしていたら体がもたない。
るか子のこの細い体のどこにまゆりの体重を支える力があるのだろうか…。
というか今更だが、この男の娘、ノリノリである。
「最近は向かい会って立ったままの姿勢でとかもよくしますね」
「もうるか氏たちの体位の基準がベッドの上じゃない件」
「そんなにやりまくって飽きないのかお前らは…」
「飽きることはないですが…たまに趣向を変えてお尻でしたりはしますね」
「って後ろも開発済みか貴様!」
「うっは!アナルキター!いよいよるか氏が真の実力を見せ始めたお!」
「ちゃ、ちゃんと下準備はしてますよ、そのままするのは危険ですから…」
そういう問題ではなかろうが!どんどんこいつのメッキが剥がれてゆく。
ていうかあの妹のようなまゆりがそこまで汚れていることを知って
軽くショックを受けている俺なわけだが・・・。
「他には?なんか工夫してることとかないん?w」
ダルはもうるか子に尊敬の眼差しを向けている始末だ。
正直俺はもうお腹いっぱいですハイ…。
602 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:13:41.09 ID:2Z1KbETi
「そうですね…色々とプレイを模索したりはしてます」
「…えーっと、プレイといいますと?」
「レズプレイにペットプレイ…あとSMも少々」
「……」
「もうるか氏が単なるHENTAIとしか見れないお!www」
「い、いやでもそれは昔の話で!最近はもう別のものに移行してます!」
「んじゃ、最近はなにプレイを?」
っていうかレズプレイってなんだよ…お前は男だろうがるか子よ…。
もういいやめてくれ、これ以上俺の弟子と妹のイメージを壊さないでくれ。
そう密かに願う俺に、現実は容赦がなかった。
「放置プレイっていうのをやってみたんです」
「……」
「……」
「あ、あれ、どうしましたお二人とも…?」
「いやぁ…放置プレイって言われても、どうやんのかなって…」
聞いたことはあっても実践しろと言われてできるものではない。
つーかそんなものにまで走るとは…お前らその間に一体なにを挟んだのだ。
「えっと…まゆりを縛って、前と後ろにバイブを入れたまま部屋に…」
「ほ、放置したん?!」
「はい、ほどよく時間が経ったら僕が戻ってエッチをするんです」
「…それでまゆりは喜んでいるのか?」
「ええとっても、戻ったときの表情がすごく可愛いんですよ〜!」
「あ、ああ…そうなんだ…」
603 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:14:53.10 ID:2Z1KbETi
すまん、完全に引いた…。
こいつらのしていることはもうファンタジーのレベルである。
まゆりのやつ、興味がないと言いながら確実にその手のものを参考にしているな…。
怒涛の爆弾発言で疲弊しきっている俺に、るか子は止めを刺しにかかる。
「僕もちょっとお二人に質問があるんですが…」
「どぞどぞ、変態大魔王のるか氏を満足させられる回答はできないと思うけど」
「や、やめてくださいよ橋田さん!」
「で…貴様が気になっていることとは?」
「中出しについてお聞きしたいんです」
「……」
もはや驚くこともないが…聞いてはいけないことを聞いた気がする。
「な、中出しって先輩・・・あれは確かにいいものだけどさ」
「るか子お前…まさかまゆりと避妊なしでしているのではあるまいな」
「とんでもないです、そんな無責任なことはしません」
「んじゃまだ中出し実践しちゃったわけではないんだ?」
「ええ、今はゴムをつけるか、出す直前に引き抜くかなんですが…」
るか子が言うには、前々からまゆりと中出しセックスについて話しているらしい。
というのも、まゆりが入念な計画のもとにやってみたい…とせがんでいるそうだ。
「んじゃピルでも処方してもらうのかお?」
「もうもらっているんですが、実際のところみなさんはどうなのかなって…」
確かに愛するものに自分の精を直に受けてもらいたいとは思うのは自然だが…
あいにく俺はゴム以外での避妊に挑戦したことはない。
というか初めての時に勢い余って普通に出してしまったことは内緒である。
604 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:15:36.92 ID:2Z1KbETi
「効果があると言われても、やはり実際使ってる方がいれば意見が聞きたいなと」
「あいにく俺は中出しをしたことがない、恐らくダルもな」
「そうですか…」
「つーかさ、るか氏たちどんだけエッチに熱意もってんだおw」
「や、やっぱり変ですかね?エッチについて一日中語り合ったりもするんですが…」
…こいつらは変態というか、もう単なるバカなのではないだろうか。
「エッチついて一日中話してるカップルとか軽く引くお…」
「ど、どうしてですか!真面目に僕たちは快楽と向かい合いたいんですよ!」
「もうキャラ崩壊ってレベルじゃねーぞ!!wwwww」
「…とりあえずお前たちには細心の注意を怠るな、としか言えんな…」
最初こそこいつらの絡みはもっと清純でハートフルなイメージだったが
もはやこの数時間で元のイメージは綺麗に消し飛んでいた。
るか子先輩パネェっす…。
「相談に乗っていただいてありがとうございました」
「いやいや…僕たちもるか氏の口からとんでもない発言が聞けて面白かったおw」
「るか子…何度もいうが、ほどほどにな…」
「はい、まゆりにもしっかり言っておきますね」
まさか俺たちの中で一番のHENTAIカップルがるか子とまゆりだったとはな。
後先考えずに行為に及んでいるわけではないし、そこは安心したが…。
機会があればまゆりのほうにも俺から言っておくとしよう。
605 :
るか暴露:2012/05/06(日) 01:16:05.20 ID:2Z1KbETi
その晩、電話で紅莉栖と軽く今日の出来事を話をした。
もちろんるか子と話したことは男同士の秘密だが…
どうやら女子会のほうでもある人物の暴露話で大いに盛り上がったらしい。
誰かはわかりきっているが、そのことはお互いに伏せておいたのだった。
END
短めですが終わりです
ありがとうございました!
乙!!
激しく乙
乙!
イイヨイイヨー
みなぎってるな!ごちになります
ルカ子……いや、ルカ子さんパネェっす……
激しく乙
確かにまゆりは欲望に忠実そうだしなw
で、次はまだですか?
まゆりやばし
というかこいつら全員HENTAI度高いと思っていたけど、ルカまゆ半端ねえwwwwww
まだ一日経ったばかりなのにもう長い間投稿されていないように感じてしまう
616 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 16:56:02.18 ID:+Jd6DNJc
全力で保守!
617 :
まゆりのわがまま:2012/05/09(水) 20:45:26.44 ID:Lk1URc1h
エロい…かな?
とりあえず始めます!
ま「ねぇねぇ、そういうえばオカリン〜」
岡「なんだまゆり?」
ま「…オカリンと一緒にお風呂に入らなくなったの、何歳の時からだっけ?」
岡「ぶふぉッ!!」
紅「ぶふぅッ!!!」
ま「?」
「ま、まゆり…いきなりなんてことを言い出すのだお前は…」
「でも〜気になったのです、つい最近まで一緒に入ってた気がするのにな〜」
「はぁ?!!つい最近までって…岡部アンタ!!」
「ば、馬鹿者が!!つい最近なんてあるわけないだろう!!少なくとも…えっと…」
「……」
「…たぶん…ここ4年は?…入ってないよな…うん」
「はあああああああああああ?!!」
「い、いや違う待てッ!!も、もっと長い期間をあけてる筈!!じゅ、10年!!そう10年だ!!」
「えーそれだとオカリンは8歳だよねぇ、小学2年生のときはいっつも一緒に入ってたよ〜」
「う、うぐう…そうだったか…?」
「おいコラおい、そこのHENTAI…本当はどうなんだおい」
「い、いやしかしだな!!最近というのはおかしい!!最低でも4年以上は…あけている…よな?」
「どうだったかなぁ…少なくとも中学生のときは一緒に入ったよねぇ?」
「…だったかな」
「ちゅ、中学生で…一緒にお風呂…?!!」ギリッ
「よ、洋書を置けクリスティーナよ!!まゆりよもう忘れよう!!な?そんなことなど思い出すことは…」
「え〜〜でもそんなの嫌なのです!ちゃんといつだったか思い出したいな〜」
「い、いやしかしだな!今はその…」
「…あっ思い出したよー!!確か最後に入ったのは高…」
「だああああああああやめろおおおおもういい!!もういいんだまゆりぃ!!」
「…おのれは高校生にもなって幼馴染の女の子を浴室に連れ込んでいたのか?」ジリ…
「ま、待て!!俺は本当によく覚えていないんだ!!俺の中で高校時代は黒歴史まっしぐらでその…!!」
「健全な高校生なら異性を意識してない…なんてことなかった筈よねぇ…?」ジリジリ…
「く、クリスティーナ…?!!」
「信じられない…あんたって奴は…」
「おおおお落ち着いてください紅莉栖さんんんん?!!」
「こんの…HENTAIマッドサイエンティストがあああああ!!」ブンッ
「うわああああああ待てえええ!!洋書はやめろおおお!!」
「オカリン、覚えてないんだ…じゃあオカリン、今日は一緒にお風呂に入ろうよ〜☆」
「へ?」
「は…?」
「だってねぇ、こうやって思い出がちゃんと思い出せないのって、なんだかとっても悲しいのです…」
「ま、まゆりよ、だからどうするというのだ…?」
「だから、ちゃんと思い出を残すために、今日をオカリンと一緒にお風呂に入る最後の日にしたいなーって」
「……ちょっとなに言ってるかわかんないです」
「ほほほほんとになにいいいい言ってるのよまゆり?!ちょっと落ち着きなさい?!」
「でもぉ…なんだか今のままだと、まゆしぃの心はモヤモヤしたままで、スッキリしないのです…」
「い、いやだからって…岡部はもう大学生よ?!あなたはもう高校生なのよ?!」
「大丈夫だよ〜、オカリンは入る前は恥ずかしがってても、一緒に入るとすっごく優しいんだよ?」
「おおおおい馬鹿を言うなまゆりいいい!!勝手に俺の反応を捏造するなああああ!!」
「だ、黙りなさいHENTAI!!…まゆり、とにかくダメよ!こんなHENTAI厨二病患者なんて特にダメよ!!」
「…でもオカリンは、まゆしぃと最後にお風呂に入ったときのこと、覚えてないんだよねぇ?」
「う、うむ、残念なが…い、いや!!申し訳ないが俺はその時のことはよく覚えていない…!」
「じゃあね、今度はオカリンもまゆしぃもちゃんと忘れないように、最後に一緒に入りたいなぁ」
「いや!!それは無理だまゆり!!俺たちはもう…!!」
「ねぇ…ダメかなぁ…オカリン…」ショボン
「ま、まゆり…ほ、本気で言ってるの?一度冷静になって考えてみて、ね?」
「あのなまゆり…確かにその…こ、高校生?までは…よかった?かもしれん…」
(全然よくないわ!!)
「だが今俺は…これでももう大の男だ、まゆりももう…その、女性としてその…魅力的になった」
「オ、オカリン…魅力的って…////」
(お、岡部が…岡部が魅力的って…!う、羨ましいよぉ…)
「そういうわけだから、もう俺とお前が裸の付き合いをするのはよろしくない、わかるな?」
「…うん、そうだよねぇ…」
(やっぱり胸か?この豊満な胸が魅力的なのか??男が見てるのはやっぱり体なのか??…くそぅ)ペタペタ
「うむ、すまんがまゆり、その思い出とやらはお前の中だけで大切にしてやってくれ」
「…ハッ!そ、そう、とにかくダメ…まゆりは寂しいかもしれないけど、覚えてちゃいけないこともあるのよ!」
「……」
「……」
「……」ポロポロ
「…ええ!?ちょっとまゆり?!」
「ままままゆり!?なな、なぜ泣く!!」
「だって…だって悲しいよぉ…まゆしぃはオカリンとお風呂に入るの…いつもすっごく楽しみにしてたのに」
「ま、まゆり…」
「それ…なのに…オカリンは…ぞれを忘れちゃうなんで…まゆしぃは…まゆじぃは…ううう」ポロポロ
「…本当にすまない、お前がまさかそんなに悲しむなんて…」
「それ…なのに…オカリンは…ぞれを忘れちゃうなんで…まゆしぃは…まゆじぃは…ううう」ポロポロ
「…本当にすまない、お前がまさかそんなに悲しむなんて…」
「ひっく…いいよーおがりん、まゆじぃごぞわがまま言っで…ごべんねぇ…」グスッ
「……」
「まゆしぃは…おがりんが大好きだから…ちょっと…悲しくなっちゃって…我慢でぎなぐう…なっで…」
「……」
「…まゆりにとってそれは、本当に大切な…思い出だったのね」
「うん…まゆしぃの宝物なのです☆」
「……」ズキン
「でももう大丈夫だよ、まゆしぃはもう高校生なんだから、無理言っちゃダメだよね」
「……」
「じゃあ…今日はもうまゆしぃはお家に帰ります☆また明日ねオカリン、クリスちゃん」
「…ええ、また明日ねまゆり」
「まゆり」
「ん?どうしたのオカリン」
「俺も今日は帰るから…一緒に出よう」
「うん♪」
「助手は…どうする」
「岡部が帰るなら、私も帰るわよ」
「わかった、ではもうラボを閉めるぞ」
「……?」
「じゃあ私はホテルあっちだから、ここで」
「ああ」
「じゃあねぇクリスちゃん♪また明日〜☆」
「ええ、おやすみなさい」
「……」
「んじゃ、いこっかオカリン」
「…ああ」
「…あれれ?」コツコツ
「……」コツコツ
「ねぇねぇオカリン、駅こっちじゃないよ〜?」
「…うむ、駅へは向かってないからな」
「え?じゃあどこにいくの〜」
「ラボに戻る」
「……!」
「まゆり…」
「な、なぁに?オカリン」
「…大切な思い出を忘れてしまったこと、本当にすまなかった」
「うん、それはもう気にしないでオカリン、まゆしぃこそごめんなさい」
「それでな…まゆり、俺もお前との思い出をなかったことにしたくはないのだ」
「うん…」
「お前が俺に忘れられて悲しかったように、俺も自分が忘れてしまったことが悲しかった」
「……」
「だから…今日を最後の思い出にしよう」
「…うん!」
ラボ
(なにをしているのだ俺は…ダルに知られればマジキチと言われるのは間違いないだろう)
(もし…紅莉栖が知ったらなんて言うだろうか?…軽蔑…いや、絶交だろうな…フフ)
「ラボ、静かだねぇ」
「家にはちゃんと連絡したか?」
「うん〜、ちょっとだけ遅くなるって電話しておいたのです」
「…うむ」
「♪」
「さて…シャワー室だな」
「えへへ、そうだねぇ」
「…脱ぐ、か」
「うん☆じゃあ脱ぐね」シュッ
「…!あ、ああ…」ドキ
「〜♪」スルスル
(こいつは…本当に純粋に俺と風呂に入りたいだけなんだよな)
「オカリン、どうしたの〜?」
「い、いや、ちょっと汗でベタついていてな、先に入って待っていてくれ」スルスル
「うん☆」
シャーッ
「……」
「いいかよく聞け、岡部倫太郎の岡部倫太郎よ…」
「まゆりは今、純粋な気持ちで楽しい思い出を作ろうとしている…」
「だからお前も…今日だけは無垢で純情な岡部倫太郎として紳士的に振舞え、いいな?」
「……」コクリ
「…スゥーッ」
「よし!」
バッ
シャー…
「……すまん」バッキーン
「いいよ〜オカリン、それは仕方ないことだから」ゴシゴシ
「…まゆりよ」
「なぁにオカリン♪」ゴシゴシ
「…楽しいか?」
「うん☆オカリンが一緒お風呂にはいってくれて、とーっても楽しいよ!」
「フフ、そうか…」
「…本当にありがとうなのですオカリン、まゆしぃのわがままを聞いてくれて」
「気にするな、言ったであろう?俺もお前と風呂に入りたかったんだ」
「えへへー♪」
「た、ただしいいか!絶対に紅莉栖には言うなよ?絶対にだぞ?!」
「うん、わかってるよオカリン☆」バシャバシャ
「はは…ならばよい」
「…本当はね、せっかくだからまゆしぃはクリスちゃんと3人で入りたいな〜って思ってたのです」
「んな…?!おおおお前今度は何を言い出すのだ?!!」
「でもやっぱり、今クリスちゃんがオカリンの前で裸になるのは嫌だろうし、それは言っちゃダメかなって」
「まぁ、当然だな…俺もそれは本当に無理だ」
「だけど…まゆしぃのこの気持ちだけはどうしても抑え切れなくて、ついわがまま言っちゃって…ごめんね」
「お前は最後には引き下がったではないか、今こうしているのは俺が誘ったからだろう?」
「うん、オカリンがそう言ってくれてとっても嬉しいのです☆」バシャバシャ
「フフ…」
「フフ…」
「オカリンと最後にお風呂に入れて、まゆしぃはすっごく嬉しい、だけど…」
「う、うむ…」
「こうやってクリスちゃんに内緒にしてるとね、クリスちゃんはきっとすっごく怒っちゃうと思う」
「う、うむ…?」
「だってクリスちゃんはオカリンのことが大好きだし、オカリンもクリスちゃんのことが大好きでしょ?」
「……」
「だから、せめてちゃんとクリスちゃんの前で、オカリンと最後にお風呂に入りたいな〜って言ったの」
「そうか…」
「まゆしぃにそういう気持ちはなくて、ただ本当にオカリンとちゃんと思い出を残したいだけだからって」
「…ははは、お前は本当に…昔から変なやつだな」
「うーん、そうかな〜?」
「大丈夫だ、お前が気にすることはない、助手には…そのうち俺からしっかりと気持ちを使えるつもりだ」
「わあ!今日はオカリンが素直なのですっ!」
「今更お前に隠し事をしても仕方ないだろう、なにせこの年で一緒にお風呂に入る仲なのだからな」
「んふー、そうだねぇ☆」
「俺は紅莉栖が好きだ、お前がやましい気持ちがないことを証明したように、俺にもこうして証明させてくれ」
「うん、大丈夫だよ、まゆしぃはちゃんとわかってるから」
「…ありがとな、まゆり」
「でもオカリン…相変わらず元気なままだねぇ////」
「うぐ…!!い、言うな!!これはもう無理なのだ、頭ではわかっていてもこの現象はどうにもならん!!」
「勝手にそんなふうになっちゃうなんて、男の子は大変だよぉ…」ジャバー
「よーしまゆり、俺の背中はもういい…今度は俺がお前の背中を流す!!」
「あはは、なんだかオカリン吹っ切れちゃったね」
「うーむー、この際コレのことは俺自身一切気にしないことにする、だからお前も気にするなまゆり!!」
「うん、これが最後なんだしね☆」
「…ああ、そうだな」ゴシゴシ
その後、常にフルスロットル状態のコイツを俺たちは完全放置し、お互いに笑いあいながら体を洗いっこした。
当然洗いっこしていれば、まゆりの胸やらなにやらに手が触れるが、それさえも一切気にはとめない。
しつこいようだが、まず恋人でもない若い男女がこうして一緒に風呂に入っている時点で異様だろう。
さらに、この状況でこの可憐な少女を襲わない俺は、完全に頭のイカれた男かホモにしか見えないだろう。
信じられないと思うが俺はいたって正常だし、もちろんホモでもない、その証拠に体は正直だしな。
とにかく俺たちはなにもかも忘れ、本当に子供同士がはしゃいでるかのように、二人で最後の時を楽しんだ…。
「湯船がないのが残念だな、一緒に湯に浸かりたかったところだが」
「そうだねぇ、でもまゆしぃはその分長く洗いっこできたから、満足かな☆」
「それならよかった…では、そろそろ上がるとするか」
「うん、もう体の芯までポッカポカなのです♪」
ゴソゴソ
「タオル一枚で足りるか?」
「うん、大丈夫だよ〜」
「フッハッハ、どれ、頭は俺が拭いてやろう」フキフキ
「あはは、くすぐったいよオカリン〜、じゃあまゆしぃも!」ゴソゴソ
「どわはっ!!まゆりそこは近いやめろ!!シャレにならん!!」
「えへへ…本当に楽しかったよオカリン、まゆしぃの胸のモヤモヤもサッパリしました!」
「俺もだ、改めていい思い出をありがとうな、まゆり」
「うん、オカリン☆」
体を拭き終え、服を着る俺たち。
…最後は少し名残惜しくなり、まゆりの一糸纏わぬ姿を目に焼き付けようとガン見していたのは内緒だ。
そのくらいならば神もお許し下さるだろう…いやダメか。
俺たちはラボを後にし、少々急ぎ足でまゆりを駅まで送った。
「すまんなまゆり、すっかり暗くなってしまって」
「ちょっと長湯しちゃったもんねぇ」
「まぁいいではないか、最後だったのだからな」
「オカリンはこの後どうするの?」
「俺は…今日はラボに泊まっていくことにする」
「そっか、じゃあまゆしぃは今度こそ帰ります☆また明日ねオカリン!」
「ああ、またな」
満足げな笑顔を俺に向け、まゆりは駅の改札えと消えていく。
今まで何気に一緒にいたまゆりだったが、今日の別れはなんだかいつもと違い切なく感じる。
まるで今日がまゆりとの最後の触れ合いかのような、そんな気持ちになるのだ。
最初はまゆりにせがまれて仕方なく…だったにも関わらず、今は俺のほうが寂しさに打ちひしがれている。
「…なにを落ち込んでいるのだ俺は、なにも残念がることなどないではないか」
「そうね、大学生にもなってあんな可愛らしい女子高生と一緒にお風呂に入れたんですものね」
「…ああそうだな」
「……」
「…いつからいらっしゃたんでしょうかクリスティーナさん」
「あんたたちの様子が気になって、ラボに戻ったら鍵が開いてて…」
「……」
「脱ぐか…のとこから」
「最初からかよ?!!」
「あ、あんたがしっかり戸締りしないからよ!!誰か入ってきたらどうするつもりよ?!!」
「ぬう…それは俺の不注意だが、まさか最初からずっと息を殺して盗み聞きとは恐れ入ったな貴様!!」
「うっさい!!出るタイミングなんてなかったじゃないのよ?!!私だってどうしたらいいか…」
「……」
「それにしても本当に一緒に入っちゃうなんて、心の底から呆れたわ…」
「軽蔑したか?」
「…した」
「絶交するか?」
「は…なにそれ馬鹿じゃないの、子供かよ…」
「……」
「あんたがまゆりに変なことしたら、絶交してた…かも」
「…信じられんかもしれんが、俺には本当にやましい気持ちなどなかった」
「お風呂から出た後まゆりの体を妙にじっくり見ていたくせに?」
「あ、あれは!名残惜しさというか、娘の姿を目に焼き付けておきたいという親心のようなものだ…」
「あっそ、まぁ深く追求するつもりはないけど」
「っていうか、クリスティーナよ…」
「なに?」
「そこまで見てたということは…まさかお前俺の…」
「みっ見てない!!見てないわよ馬鹿じゃないの死ね!!氏ねじゃなくて死ね!!////」
「違うそっちではないわこのHENTAI処女が!!浴室での俺たちの会話は聞いていたのかと…!!」
「ええ?!あ、ああ、その…そんなのシャワーの音でほとんど聞こえなかったわよ!!」
「そうか…それは、よかった…」
「なに?聞かれたマズいことでもあったわけ?なんか断片的に元気になってるとか聞こえたけど??」
「ち、違うそれは断じて違う!!」
「じゃあなによ?」
「それは…お前にも近々言わねばならないことだ」
「…なにそれイミフ」
「頼む、今は聞かないでくれ、必ず近いうちにお前にも伝えなければならないことなんだ」
「はいはい、もういいわよ…まゆりの様子を見れば、なにもなかったことなんてわかるし…」
「うむ、まゆりは最後に俺と一緒に風呂に入りたかっただけだ、それは信じてやってくれ」
「疑うつもりないけど…でもあんたがまゆりの裸を見た事実は消えないからな!」
「…うーむ、おかげで一生忘れることの許されない思い出ができてしまったな」
「ちょ、なに開き直ってんのよムカつく…!」
「助手よ」
「助手じゃない」
「今日のことは俺とお前、そしてまゆりの3人だけの秘密だ」
「当たり前でしょ…」
「ではホテルまで送ろう、もう結構な時間だしな」
「あんたが一番危険であることは間違いないがな!」
「……」コツコツ
「……」コツコツ
「…岡部」
「なんだ」
「まゆり…喜んでた?」
「ああ、あんなに嬉しそうなまゆりを見たのは久々だった」
「そう…それなら、よかったわね…」
「……」
「ねぇ、岡部」
「なんだ」
「この後…あんたはラボに泊まるのよね」
「うむ、そのつもりだ」
「そう…」
「……」
(私も…岡部と一緒に…)
「ん?なにか言ったか助手」
「…!!言ってない!!言ってないからなこのHENTAI!!////」
「なんでそこで俺がHENTAI扱いされなければならんのだ?!」
紅莉栖がなにを言ったのかは教えてくれなかったが、まぁ俺も秘密にしていることがあるし、お互い様だ。
次の日、まゆりも紅莉栖もいつも通りラボに顔を出し、いつものようにのんびりして帰っていった。
ただそれ以来、まゆりがどことなく大人っぽくなってしまったのは気のせいではないはずだ。
子供が一人立つように、あれはまゆりが俺の人質であるうちに叶えたかった最後のわがままだったのだろう。
あの時の甘えん坊で可愛らしいまゆりを思い出すと少々寂しい気もする…なるほど親心とはこういうものなのか。
「岡部?」
「ん、どうかしたか紅莉栖」
「なに一人で感傷に浸ったような顔してるのよ」
「む…そんな顔をしていたか?」
「してるわよ、さっきまゆりと別れてからずっとね」
「そうか…まぁあれだ、例のことを思い出してな」
「ああ、はいはい把握…今となってはまゆりは漆原さんのものだもんね、ちょっと寂しくなった?」
「まぁな、娘を嫁にやる親の気持ちがこの年で理解できてしまった気分だ」
「爺臭いわねぇ…まゆりは幼馴染でしょうが、あんたのその気持ちは娘を送り出す父親とは別物よ」
「ふむ、ところで紅莉栖よ」
「なに?」
「あの日の夜…お前が帰り道でつぶやいていたことなんだが…」
「そ、そんなこと未だに覚えてるわけ?」
「あの時お前、俺になんて言いたかったんだ?」
「……」
「いいではないか、俺はあの時の秘密をちゃんとお前に打ち明けたぞ?次はお前の番だ」
「…笑うなよ」
「内容によるな」
「…岡部、今日は一緒に…」
まぁそんなこと聞かなくてもわかりきっていたわけだが、どうしてもこいつの口から言わせてみたかった。
ようやく俺にも気枯れなく甘えてもらえる女ができたのだからな、今度は遠慮なく愛でることができる。
今夜は長い夜になりそうだ…。
END
乙乙!
オカリン変態だなwww
乙
オカまゆと見せかけてからのオカクリ…
この
>>617、できる…!
乙
激しく乙
最後のシーン切り替えがちょっとわかりにくかったな
でもよかったよ!
>>647 あとで自分で読んで思ったw
しかも誤字脱字多くてすみませぬ…
渋だけ修正してます
すみません、そのつもりはなかった…
そのつもりがなくてもそういう節はあるだろ
ここに書くなとは言わないがそういうのは気をつけろな
別のところで書いてますよ的アピールはマジNG
わかった、SS以外のことはできるだけ書かかないようにする
もちろんここ以外の場所でも
>>649 言ってくれてありがとう
別にいいんじゃないの?リンク張ってないし
654 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 12:39:16.90 ID:WLIwQste
露骨に他にも渋でこんなの書いてますみたいなことを言い出すならともかく
この位見逃してやれよ、厳しいな
ほんまそれ。
何をそんなにイライラしてるんだろ。
ていうか…ここ数日のやつ同一人物だったのw
どんだけやる気に満ちあふれてるんだ!
気にせずもっと書いてくれー
657 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 18:06:47.89 ID:aqxB1Vqz
保守
保守なんかしなくても落ちんよ
新しいのでないかな
ところで今回のスレではオカリン×るかってある?
フェイリスのメイド服を精液臭くしてお店用のを新調させたい
椎名まゆり→しいなまゆり→C 生 百合
百合なのにCをして生だというこの矛盾を解消するにはやはりるかまゆしかないのか。
天才現る
ちなみに地域差はあるが
A キス
B ク○ニ
C S○X
な、AとBは色々変わるけどCはどこも似たようなもん
豊胸淫魔王に次ぐ暗号解読だなw
Bがペッティングだと思ってた俺はおっさんw
>>667>>670 昔GTOの単行本で鬼塚に押し倒された女生徒の図で
A キス
B 胸掴み(?)
C S○X(図では性器接触(服越し))
だった。
スレチ失礼。
お店モードのフェイリスたんと濃厚セックスはよ
ビビリはいらない、ここは焼肉定食の世界なのだ
マダム「店内での携帯電話は禁止だよ」
マナカナー
ふぅ
今僕はウォシュレット買うのさ
迷うことなく
尻を洗われる者
紙への挑戦
被洗系ジェニアック?
最近全然だな
681 :
私のご主人様:その1:2012/05/29(火) 23:58:57.26 ID:EXCumvYQ
迂闊な行動が取り返しのつかない災いを引き起こしてしまうことがある。
かつて私が起こした不用意な行動で、私のパパが帰らぬ人になってしまったように。
あれから10年間、私は物事を慎重に見定め、冷静に物事を進めているつもりだった。
もう二度とそんな悲劇を生み出すまいと心に誓った…筈だった。
ダ「ふぃーあっちぃ…今日も元気に!ご主人様参上しましたおー!」カラン
フェ「おかえりなさいませニャ!ご主人様〜!」
いつものようにメイクイーンニャン×2でせっせと仕事に励む私。
常連の橋田さんは今日も元気に来店してきた。
「今日は…キョーマは一緒じゃないのかニャ?」
「うん、オカリンはなんか用事があるからって断られたお、大事な用とか言ってたけど…
フェイリスたんとの謁見より重要なことがこの世にあるわけないだろ常考!」
「ニャニャ、それは残念だニャ〜…」
「うは…チッキショウ!オカリンのやつフェイリスたんに思いおかれるなんて…
うらやましすぎるだろ!!僕は提訴も辞さない覚悟である!」
岡部さんは…来ていない。
しょんぼりとする私を見て、橋田さんは悔しそうに叫んだ。
…今のは失言だったかと反省し、橋田さんの怒りを静めるために私は言う
「大丈夫ニャ!キョーマの分までダルニャンにいっぱいご奉仕させていただきますニャ♪」
「うっはキタコレwwwでもその発想はあったおデュフフwww」
喜ぶ彼を見て、ホッと胸を撫で下ろした。
私、フェイリス・ニャンニャンは世界中のご主人様の幸せを第一に願う猫耳メイドだ。
決して特定の誰かをひいきせず、どのご主人様にも平等に仕えるのが私の仕事である。
だけど…彼のことになると…私の中の秋葉留未穂がひょっこり顔を出してしまう時がある。
「では、ご案内いたしますニャご主人様〜!」
「ハイッ!ありがたき幸せでござるwww」
私はキョーマに…岡部さんにずっと想いを寄せていた。
でもそれは、誰にも打ち明けることのない禁則事項…
彼にはすでに愛する人がいて…その人もまた、岡部さんを心から愛しているから…
決して表に出してはいけない気持ち、抑えなければならない私の本音だった。
上機嫌となった橋田さんをいつものように席まで案内しメニューを手渡す。
いつものように水をお出しし、いつのもように注文を聞く私。
「んじゃ今日も今日とて特製オムライスを!オカリンの分入れて2人前頼むお!w」
「ニャニャ?!そんなに食べて大丈夫かニャ?」
「大丈夫だwww問題ないwww猫耳メイドの愛情は別腹なのだぜキリッ!」
「ありがとニャン♪お飲み物はいかがなさいますかニャ?」
「アイスコーヒーで!オプションでできれば目を見て混ぜ混ぜをご所望いたしますwww
いつも通りの光景、なにも変わらない日常、笑顔でお客様に接する私。
それは崩してはならないバランス。絶対の均衡。そのはずだったのに、なのに私は…
橋田さんの注文を受け、いつものように元気よく返事をしかけた、その時。
「がってんニャ!今日もダルニャンのために猫耳メイドが腕を振るってッ…あ…あっ」ビクッ
私は体を強張らせ、言葉を詰まらせた。
気付かれてはならないと…下腹部から発されるその感覚を、グッと堪えた…
「ん?どうかしたかおフェイリスたん」
「え…あう…しょ、少々お待ちくださいニャ!、すぐに持ってくるニャ!」タタッ
「?」
私は…突然いつもと違う様子で取り乱し、逃げるようにホールを飛び出した。
そして微かに息を荒げながら、急いで厨房担当の子に伝票を手渡す。
私の様子を見て、仲間たちは心配して声をかけてくれる。
「ど、どうしたのフェイリスちゃん?!具合悪そうだけど…」
「ハァ…ハァ…ご、ごめん、ちょっと外の空気を吸ってくるから、これよろしくニャ…」
「うん、わかったわ。今はお客さんも少ないし、気分が悪ければ休んでていいからね」
「大丈夫ニャ…すぐ戻るから」
私は裏口から外に出て、その扉にドッとよりかかり、ズルズルとその場にへたれ込んだ。
秋葉原の雑居音が私の耳に飛び込んでくる。
それらを切り裂くかのように、私の耳にハッキリとした音で…彼が囁きかけてきた。
『どうしたフェイリス?仕事中に店を飛び出すとはお前らしくもない』
「お願いやめてニャ…今だけは…!」
『クク、早く戻ったほうがいいんじゃないのか、ダルが首を長くして待っている筈だぞ?』
私の悩まし声を聞き、イヤホン越しに嘲笑しながら彼は言う。
『まさかこのままなにも起きないと思っていたわけではなかろうに…情けないメイドだ』
「お願いだから止めてニャ、常連さんの…友達の前なのに、こんなの…」
『フン、甘えるなこの程度。戻ってお前がしっかりダルに料理を運び終えたら止めてやる』
「そ、そんなの無理ニャ!」
私は…足の間に両手を埋め、ソコから発される刺激を必死で鎮めようとする。
ヴー…
音は小さくて聞こえない…だけど私にだけ感じ取れるこの振動。
今朝、イヤホンと一緒にコレを手渡された。
そして…今日はコレを入れて仕事をしろと、この人は言った。
『おいおい、まさか感じているのかフェイリス?このローターの最も弱い振動なのだが』
「はっ…はっ…ああ…」
必死で拒んだ。
…けど許してもらえず、嫌がる私のアソコに…この人は無理矢理コレを押し込めた。
逆らえなかった…私はもう、彼の言いなりになるしかないのだ…。
『…いつまでそうしているつもりだ?とっとと店に戻らんか、さもないと…』カチ
「はッ?!あはぁッ…!」ビクンッ
ヴーヴー…!
振動がさらに高まる…体が震え、抑えきれなくなった涙が視界を霞ませる。
強く手を押し当るも、中への刺激がさらに強まるだけで無駄な足掻きだった。
『お前は俺の命令に従っていればよいのだ。行け…それとももっと強めて欲しいのか?』
「?!わかりましたニャ、だからもうこれ以上は…!」
『よし、では存分に俺を楽しませてくれよフェイリス、ククク…』プツン
彼の声が止む。聞こえてくるのは騒がし雑音だけとなった。
ほんの少し外に出ただけなのに、夏場の暑さで汗が肌ににじむ。
「なんでこんなことになっちゃったのかニャ…」
虚空を見つめながらポツリと呟く。
そう口にしながらも、心の中で私はこれを受け入れている。
なぜならこれは、私の中にいる…秋葉留未穂への罰だから…
「く…ふぅ…ふぅ…」スッ
ガクガクと痙攣する膝を押さえながら、ゆっくりと立ち上がる。
ドアノブに手をかけ息を整えると、私は意を決して店の中へと戻った。
「あ、フェイリスちゃん。もう大丈夫なの?」
「うん、心配かけてごめんニャ!猫耳メイドにかかればこのくらいへっちゃらなのニャ!」
「オッケー、さすがフェイリスちゃんね!」
「ニャハハ…」
こんな会話の間も、ローターは容赦なく私のお腹の中で暴れている。
振動が弱められることもない。
それでも私は笑顔を作り、仲間に心配をかけまいと必死で取繕った。
気を抜けば今にも変な声が出てしまいそう。
?「フェイリスさん…?」スッ
そんな時にふと後ろから、誰かが私の肩に手を添えた。
「あ?!」
「わ!…驚かせてごめんなさいフェイリスさん、体調が悪いって聞いていたから」
そこには…紅莉栖がいた。
日本に滞在中の資金確保のため、数日前からここでメイドのバイトをしているのだ。
彼女は顔を覗き込ませ、心配そうに私の体をねぎらう。
「まだ顔色が悪いようだけど…」
「…へ、平気ニャ、ちょっとした立ち眩みニャ」
その手には先ほど橋田さんが注文したものであろう、
世界がヤバイとケチャップで書かれた特製オムライスに、
砂糖とミルクが添えられたアイスコーヒが乗せられている。
「本当に大丈夫?なんなら次のシフト私が代わりに出るわよ、今日は特に予定ないし」
「ううん、全然大丈夫ニャ、だからもう心配しなくてOKニャ…」
「そう…分かった。あ、これフェイリスさんが橋田から注文された分だけど、どうする?」
そう言って彼女は私の目を見ながらお盆を差し出す。
日本人とは思えない澄んだ青い瞳、ほっそりとした綺麗な顔立ち。
…岡部さんが愛する美しい女性。そして、誰よりも岡部さんを慕う一途な女性…。
「…フェイリスさん?」
メイドを始めたころは、恥ずかしさからか失敗ばかりの可愛い後輩だったけど、
今ではすっかり落ち着いて、私の一つ上のお姉さんのような存在になっていた。
それと同時に、私が素直に留未穂として接することのできる親友…でも
「えっと…それはフェイリスが、ダルニャンに持っていくニャ!」
「分かったわ。じゃあこれ、申し訳ないけどお願いするわね」スッ
彼女に頼るわけにはいかない、私に選択の余地などなかった。
もしここで私が引き受けなければ…後で間違いなく後悔することになるから。
紅莉栖から受け取った品を片手に、私は再び橋田さんの席へと向かう。
ヴーヴー…
「…はぁ…うう…」ピクン
容赦なく私のアソコを攻め続けるローター。
今にも…きそう。でも料理と飲み物を置いてくるだけ…それだけならきっと耐えられる。
私はこのくらいで音をあげたりはしない、あげるワケにはいかない…!
「お待たせしましたニャ!特製オムライスとアイスコーヒーになりますニャ!」コト
「うっはーいつもありがとうフェイリスたん!これで僕はまた10年戦えるキリッ!」
「お…お熱いうちにお召し上がり下さいニャご主人様♪」
「オーキードーキー、お疲れ様だおフェイリスたん!」
なんとか…ギリギリ耐えられた。
渾身の力で、笑顔を崩さずに注文の品を渡し終えた。
もうダメ…早く戻らないと…!
勘付かれぬ程度に、少々足早に橋田さんのもとを離れたその時…
「あ…そうだ、えっとーフェイリスたん?」
え…?
「…はいニャ?!」ビクッ
な、何…まだなにかあるの?お願い後にして橋田さん、もう本当に限界なの!
そう心の中で叫ぶ私だったが…
「あ、いやもちろん無理にってわけじゃないからいいんだけども…」
「…あ」
「ムフフw目を見て混ぜ混ぜの件…どうかな〜って思ったりしてフヒヒサーセンwww」
一瞬脳が停止し、目の前がグラリと歪む。
どうして忘れていたんだろう、彼はちゃんと注文していたじゃないか。
こんな土壇場で思い出して…ちゃんと覚悟してくれば気の持ちようは違った筈なのに。
今のこの状態でそんなことできるワケがない。もしそんなことをすれば私は…
「あ、いいっていいって!調子に乗ったご主人様をお許し下さいフェイリスたん!」
「……」
ごめんなさい橋田さん、でも絶対無理なの!もししたら私…絶対に…イッちゃう。
ヴーヴー・・・
ああ…でも駄目よフェイリス、橋田さんはごひいきにしてくれている常連さんなのに!
行かなきゃ…行かなきゃ…
ヴーヴー・・・
「んじゃちょっと残念だけどこちら早速いただいちゃいますお。いやー腹減ったお〜!」
「うう…!」
その言葉に追い討ちをかけるかのように…立ち尽くす私の耳に…彼が囁きかけてきた。
『おいおい、まさかダルの注文を断るつもりではあるまいな?』
「…!」
『ダルはいつもこの店をひいきしてくれる大切なお客様じゃあなかったのか?
まぁ、貴様がダルごときに…と思うのであれば俺も強要はしないがな…クククク』
「…く」
断れるわけないじゃない…こんなにもお店を愛してくれている人のお願いを。
私をこれほどまでに慕ってくれているご主人様のリクエストに答えるのは、
猫耳メイドとして…人として当然のことだ。
…私はクルリと振り向き、橋田さんに微笑んだ…
「ニャハ!フェ…フェイリスとしたことがうっかりしてたニャ、ごめんニャダルニャン」
「おお?と言いますと…?!」
「…砂糖と、ミルクは…お入れしますか…ニャ?」ピクン
「キターーーッ!!おおおながいします先生!!」
「わ、わかったニャ〜!」
私は決死の思いで砂糖とミルクをアイスコーヒーに入れ、スプーンを差し込む。
カランッと小気味よく氷の音が鳴る…それだけで私の心は砕かれそうだった。
でもまだ全然…やるべきことを終えてはいない。
「じゃ、じゃあ…いくよダルニャン」ジー
「サーイェッサー!どどどうぞだお!」ハァハァ
スプーンを回転させると、真っ黒なコーヒーが白く濁っていく。
早く…早く済ませないと。
だけどそんなすぐに終わらせたら、橋田さんにあまりにも失礼だ。
私の頭の中も、グラスの中と同じように思考が混ざり合い、
もはやなにがなんだかわからなくなっていく。
「フェ、フェイリスたん…?」
「……」ビクビク
橋田さんの目の前には、顔を真っ赤にし、体を震わせ、目を見開く私の姿があった。
「きょ、今日のフェイリスたんはなんていうかすごく…か、官能的だね」
「……」ギリリ
「えと…大丈夫かお?フェイリスたん」
だけど口はピッタリと閉じ、音がなるくらい歯を食いしばり耐え続けた。
アイスコーヒーはすっかり薄茶色に染まている。
よし、もういい…私はよく頑張った、彼は充分満足してくれた筈だ…!
私が手を止め、混ぜることをやめようとした…次の瞬間だった…
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…!
「んンッ?!んんん!!」ガクガクガク
ローターの振動がさらに…高められた。
「ちょちょちょフェイリスたん?!」
「んんあああああ橋田さん駄目…!!」
「ああッ!!」ビクンッ
私は堪らず口を開き嬌声を上げてしまった。
そしてその直後、私は橋田さんの目の前で…目の前で……
「あ、あああ…」ガクッ
「…フェイリスたん?」
「……」
だらしなく口を開いたまま、その場にしゃがみこむ私。
数秒の沈黙がその場を支配する…だけど…
「あはは!お、驚かせてごめんニャダルニャン♪ちょっとサービスしすぎちゃったニャ」
「え?えっと…と言いますと?」
とっさに浮かんだ言葉を並べ、なんとかその場をおさめようとする。
常連さんへの特別サービスだと話すと、彼は首を傾げながらも信じてくれた。
「あ〜なーるそういうことだったのかおwもーフェイリスたんってばぁ、
さすがの僕も今のはビビったお〜!でもゴチになりますたヌフフフwww」
「ニャフフ…これぞネコ耳メイドの究極奥義、ガン見で混ぜ混ぜなのニャ!
特別なお客様にしか見せてはならない捨て身の業なのニャ、なぜなら…」
先ほどまでのは演技だったということを強調し、彼に精一杯微笑んで見せる。
「こ、こんなコトいつもやってたら、恥ずかしすぎて死んじゃうのニャ////」
「ヌオオオ!!しかも恥じらうフェイリスたんまで見れるなんて!
もう今日は死んでもいいかもしれないそうかもしれないwwwww」
嘘をついてごめんなさい橋田さん、だけど本当のことなんか話せるわけがない。
私を辱めた忌々しいローターは、いつのまにかは停止していた。
喚起する橋田さんの横で、私は力の抜けた足に渇を入れ立ち上がった。
「じゃあ、名残惜しいけどフェイリスはそろそろ戻らないとなのニャ。
ダルニャンゆっくりしていってニャ☆」
「あいおーフェイリスたんのおかげで食欲万倍だお!w」
彼に背を向け、深く息を吐くと、私はホールを後にした。
太ももをつたって滴ってくる液を、コソコソとスカートで拭いながら…
「すんごいサービスだった…これを見れなかったオカリンマジざまぁだお!www」
「…それにしてもヌフフw
しばらくこれでオカズには困らないお!神様どうか愚かな主人をお許し下さいwww」
厨房に戻ると、再び私の様子を察した仲間が慌てて控え室へと連れて行ってくれた。
虚ろな目でグッタリとソファに横たわる私に、優しく声をかけてくれる。
「やっぱり無理してたのね、頑張り屋さんなんだからフェイリスちゃんは」
「ごめんなさいニャ、本当に…ごめんなさい」
「いいっていいって、今日は私たちに任せて、今日はもうあがっちゃいなよ」
「で、でも」
なんとか仕事に戻ろうとする私に、彼女はこう付け加えた。
「牧瀬さんが次も代わりに入ってくれたから、もう心配しなくてオッケーよ!」
「……」
もはや私があの場所に戻る必用はないのだと悟る。
起こそうとした頭を再び寝かしつけ、彼女に笑いかけながら答える。
「そっか…分かったニャ、あとでクリスティーニャンにお礼言わなきゃ…」
「私からも伝えておくね。ちゃんと黒木さんに連絡してお迎えもらうんだよ」
「うん、ありがとニャ…」
彼女は手を振り、控え室を出て行く。
彼女がいなくなったことを確認した瞬間…
堪えていた涙が抑えきれなくなり、私は仰向けになったまま泣きじゃくった。
しばしの静けさの後…再び彼が囁きかける。
『クククク…大丈夫かフェイリス、随分辛そうだったが?』
「ひどいニャ!ひどすぎるニャ!あんなのってないニャ…ううう…」
『楽しかったぞフェイリスよ、客に見られて気持ちよくなるとは、
お前は見事な変態猫耳メイドだな!』
「ううう」
いやらしく弄るかのような声で、彼はさらに続ける。
『イッたんだろ?ダルの目の前で…ならばあいつに言ってやればよかったではないか!
アナタに見られておまんこ気持ちよくなってイッちゃいました♪となぁ…ククククク』
「…やめてニャ」
『そうすればあいつもさぞ喜んだろうに勿体無い、全財産置いていったかもしれんぞ?』
「やめてニャ!!ダルニャンはそんなんじゃないニャ!!」
『…クク、だがこれでお前もよく理解できたであろう?お前の真の主人が誰なのかをな』
「……」
なにも答えられない、でも屈しては駄目…
『お前から言い出したのだぞ?俺になんでもすると、どんな罪滅ぼしでもするとな』
「それでも…!」
どんなに責められようと、罵られようと、これだけは譲れない…
ご主人様たちを…『フェイリス・ニャンニャン』をこれ以上裏切るわけにはいかない…!
「フェ、フェイリスのご主人様はみんななのニャ!世界のどこかで…
フェイリスを愛してくれている人たちみんなが、フェイリスのご主人様なのニャ!!」
『……』
私が…秋葉留未穂がこの人に深い傷を負わせてしまったのは事実…
そしてその罪は、私と共にいるフェイリス・ニャンニャンも背負わなければならない。
それでも…決してフェイリスの志までもを売ってはならない、謙譲してはならない!
私にはフェイリス・ニャンニャンを守る義務があるんだ…!
『…言ったな?ならば証明してもらおうか』
「…!」
『確かに聞いたぞ。愛してさえくれれば、お前にとって世界中の誰もがご主人様だと』
「それは…」
この人の私への復讐はまだ終わらない、私はこの人の命令に背くことはできない…でも
『では早速検証開始というこか?お前は今から俺の言ったものを持ち、
言ったとおりの場所へ行くのだ、もちろんイヤホンは外すなよ?』
「…分かった…ニャ」
『ククククク』
どんなことをさせられようと、フェイリスの魂だけは…必ず最後まで守り抜いてみせる。
私はそう強く心に誓った…
私のご主人様:その1 完
乙でした。
その1ということは続くのかな。
あまり可哀想にならなければいいけど。
通信の向こうにいるのはオカリンじゃないのか?
続きはよ
シュタゲでフェイリス、しかも陵辱ものとは珍しい
はよ
乙
続き期待
これは展開が気になる
久々にきてた!デブオタにドロドロにされるフェイリスか、期待
うわっ、なんだこれ! 熱っ!マグマ?!マグマだ!
フェイリス!ニャンニャン!!
ダルって言ってるから相手はオカリンだろ
鬼畜オカリンだなw
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
そろそろ風邪を引きそうなんだが
お前ら馬鹿なことやってないで少しは世間のためになることやりなよ
ipadのsteins;gateクリアしたから次のお勧め教えろ
>>710 ドラマCDα〜γ
世間のために買えよ
まだ夜は冷えますね…
冷えてきた、はよ
エロエロ展開期待
あーでも全盛期に比べたら過疎ってきたな…
はよ
まったく放置プレイが多いな、ふぅ
今日シャイニングフィンガーの誕生日だけど誰か書いてないのか…
西條拓巳、三住大輔、岡部倫太郎、橋田至、漆原るかたちの中で、魔法使いになる可能性が一番高いのはやはりタクだろうか?
助手と子作りの練習
鈴羽と子作りの演習
>>717 少なくともダルは結婚して子供できるしな
オカリンだって何気にモテるからすぐ卒業できそう。
そもそも三住君は童貞じゃないしw
タクとるか子の一騎打ちか。
タクにはビシィさんがいるが……るか子の方はどうだろうか
るか子は…駄目だ、まゆしぃしか思いつかん
るか子は……男としての性欲はあるのだろうか?w
まゆしぃに迫るとことか想像しにくい
タクはビシィさんと相思相愛だし、そのうちビシィさんの方から押し倒しそう
るか子が一番魔法使いに近いんじゃね?
……巫女だから元々似たようなものとも言えるが
ルカ子はむしろ後ろの方を処女をオカリンにだな
マダカナー
マチクタビレター
イツマデモマッテルゾー
イチビョウゴトニー
セカイセンヲコエテー
キミノソノーエガオー
トゥットゥルー
マモリタイノサー
ソシテマタ
トキヲアヤツル
操ってどうするww
ジョインジョイントキィかw
お前らもっと不健全になれよ
お前らノリ良すぎww
カナシミーノナイー
ジユウナソラヘ
ノミコマレテイクー
マッチョシィ
マッチョシィ飲み込まれたのか
743 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 17:41:16.28 ID:rPFe1FEh
ダルからどうやって鈴羽生まれんの?
ダルから産まれるわけないだろJK
由季さんから産まれるんだよ
>>743 母似なんだよ。髪の色はダルの血だろうけど
まだか!
つまり、由季×鳳凰院だと黒髪の鈴羽か…
厨二病の鈴羽…イイ!
助手にくすぐり→お漏らしヨロ
鈴羽にくすぐりヨロ
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
ハヤクキテー
753 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 21:30:42.21 ID:KcsdgD2V
ζ*′ヮ′)ζ<萎えさん18歳可愛過ぎワロタ
相変わらずの焦らしプレーだこと
マナカナ
まだかなー
まだかなー
学研の〜
アメリカのモーテルでMMQとか
おばさん
紅莉栖おばさん!!
剃ってしまってトゥルットゥル~☆
フェイリスはよ
どうしてこうなった……
ゴガギーン
ドッカン
m ドッカン
=====) )) ☆
∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこい
>>681 「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________
| /  ̄ | |/ 「 \
| | | | || || /\\
| | | | | へ//| | | |
| | | ロ|ロ |/,へ \| | | |
| ∧ | | | |/ \ / ( )
| | | |〈 | | | |
/ / / / | / | 〈| | |
/ / / / | | || | |
/ / / / =-----=-------- | |
ぐでぇ
鈴羽がSERNに捕まって競売にかけられる同人の、
顔射を受け止めながら恍惚の表情を浮かべるような勢いの奉仕こそフェイリスは輝く
…どゆこと
淫乱ピンク最高や
ビシィ!
BCさんはコンテナハウスでちちくりあってろ!!!!
まゆり「となりのトゥットゥルー♪」
違和感ねえw
まゆり「ダルくんってトトロさんみたいだねぇ〜」
トゥットゥルー
ルカ子とオカリンの18禁ってホモだと嫌だから読んだ事がないんだが
同人だと男るかが多くて女バージョンの和姦ってほとんどないのかな
ルカ子にはむしろ助手とかまゆりを攻めて欲しい
ルカまゆは確かにイイネ
余り者同士を強引にくっつけるのは嫌いでルカまゆ最初は抵抗あったが
二次創作色々読んだ結果けっこう似合いの組み合わせで好きになった
成人後のルカは背は高くないがイケメンなんだろうな
>>781 いや、ルカ子の体型からして、成長は遅めで今からぐんと伸びるかもしれないぜ。
父親も背はそこそこありそうだし
今更ながらロボテクスプレイして萎が出て来てビビッた。
世界線が同じってだけでシュタゲキャラなんぞ皆無だと思ってたのにバリバリ話に絡んできてるじゃんw
っても萎以外のキャラは2019年での近状報告程度に垣間見れるだけだけど
>>783 まあ、シュタゲでのカオスヘッドの扱いと同じなんだろう
旧作キャラが新作で目立ち過ぎたらいけないってガノタが言ってた。
「あんたって人はァァーーーッ」
健康的過ぎるぞこのスレ!
>>782 ルカくんの大きいよぉ、な未だ発展途上巨大ナニで貫かれるまゆしぃキボンヌ!
鈴羽とウブに性的にアレするオカリンちょうだいあ
「そ、それが岡部の……倫太郎?」
「凶真と呼べ!!」
「あ、えっと……いやぁ……どう見ても凶真って言うよりは倫太郎って感じだよ?なんかかわいいし」
「オッカリーン」
アメリカのモーテルでMMQさせてみっか……盆休みくらいに
ワクテカ
助手「夢だけど、夢じゃなかったー!!」
今までダルクリってあった??
例のvipssを除いて
ああダルクリはもっとあって良い
ダルクリとだけ聞くとなんかいやらしいプレイやらテクニックみたいにも聞こえるな
ダルクリよりは、資料が少なくてもダル由季が読みたいです先生…
資料が少ないのよりはオカ鈴読みたいなぁ
あと紅莉栖はオカリンだけのものじゃないのでダルクリも欲しい
ダルクリとか誰得
それならまゆクリとかフェイクリとかルカクリの方がいい
クリがクリトリスの略に見えて
新手のプレイにしか聞こえねえ……
紅莉栖はもういいから、他のヒロインもっとオナシャス!
フェイリス!ニャンニャンニャン!
いっそハーレム展開!
……はないか
オカリン体力なさそうだお
オカリンは人が良いから陵辱系とかだと動かしにくいんだよね
どうしても幸せな和姦モノみたくなってしまう
オカリンを陵辱すればいいんじゃね?
つまり和姦ハーレムならok
いつまで待機してればいいんだよ
814 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/17(金) 21:25:03.81 ID:MpMC78HP
ダルオカはまだですか?
>>814 友情ならいざ知らず
エロパロ板で
誰得
>>814 やおいスレにでも行けや
まあシュタインズゲート自体若い男キャラ少ないからな。
オカ疾風とかなら
まあ
……ねえな
オカリン、ダル、ブラウン、4°C
お好きなカップリングでどうぞ
ルカ子は普通に可愛いからダメ
ルカ子ENDの最後の一枚絵見たときは正直ダメージが大きかった…
いや、性別が女になってるのはわかるんだけどさ…でも本当は男なんだってわかってるとね…
ルカまゆが欲しい
オカルカかオカまゆがいいわ。そっちの方が幸せだわ。
オカルカまゆのハーレムで末永くやっていけそうな気もする
ルカまゆ仲良いから
ロボノをやったら以前途中で挫折したシュタゲのエロSSを供養したくなってきた
線香あげは任せろ!
>>824 マジか
でも十八禁って言ってもストーリーとか攻略パートも込みだからエロ部分は相対的に少なめなんだよね
あとちょっと長めかもしれない
そういうのでもここに書き込んでいいの?
速くしろ
需要が高まっております( ̄^ ̄)ゞ
じゃあとりあえず何日かで1章ぐらい上げてみますー
お気に召さなかったら勘弁してね
1−1:2011/02/14 21:32 神田『ドラ八』
「はあ……なにやってんだろ、私……」
牧瀬紅莉栖は神田にあるとある居酒屋で、カウンターの上に突っ伏していた。
彼女の横、カウンターに鎮座しているジョッキには泡立つ黄金色の飲料が注がれている。最初はなみなみとつがれていたようだが、どうやら勢いで半分ほどあおった後のようだ。
いや、彼女はそもそも未成年ではないか。半年前に来日した当時18になったばかりのはずで、飲酒のできる年齢ではない。
とはいえ牧瀬紅莉栖はアメリカ在住である。ここは日本なので適用されないにしても、普段の飲酒生活は向こうの法に倣っているのでは……
いや、それはあり得ない。意外なようだがアメリカの飲酒年齢は日本のそれより高いのだ。アメリカの法ではなく社会通俗に則っている、という話ならば確かにこの年齢で飲んでいても不思議ではないが、彼女はそういうタイプでもない。
ではこのいかにもビール然とした飲料はなんなのだろうか。
なんの事はない。これはただのビールテイスト……以前はノンアルコールビールと呼ばれていたものである。
アルコール度数は1%未満。殆ど無視してもいいレベルだ。
居酒屋にはこの手の飲料は珍しいが、どうやら競争の激化と昨今の飲酒取締りの厳格化から導入に踏み切った店らしい。
だが、飲酒経験のない彼女がいったいなぜそのような飲料を頼んだのだろうか。慣れぬ者にとって酒の味は決して良いものとは言い難い。清涼飲料の方がよほど舌あたりもいいはずである。
「バカバカバカ、私のバカ!」
カウンターに額をついて、ごろんごろんと頭を転がす。
自省と自戒の言葉に含まれたどこか投げやりな雰囲気……
つまるところ彼女はビールテイスト飲料によって本来のビールと同様の気分を味わおうと試みていたのだろう。
それは有り体に言って、要するに……
『酔って憂さを晴らしたい』
という試みの結果である、という事に他ならない。
彼女の顔はほんのりと薄紅色に染まっている。カウンターに上半身を投げ出した様子は、確かにどう見ても正真正銘の酔っぱらいだ。
ビールテイスト飲料にも一部の例外を除けば若干量のアルコール分は含まれている……が、それにしてもこの泥酔状態は頷けない。
極端に酒が弱いのか、雰囲気で酔ってしまっているのか、それとも他に何かその赤面に理由があるのだろうか。
……そもそも、である。
妙齢の女性がこんな場末の居酒屋で、しかもこんな時間に1人寂しく酒(の味のする飲料)をあおっている、という事実それ自体が(よほどの酒好きでもない限り)少々異常ではある。
だがそれに輪をかけておかしいのは今日という日のカレンダー上の、いやイベント上の意味にある。
2月14日。
それは一般的にはバレンタインデーと呼ばれる日のはずで、日本に於いては女性が懸想している男性にチョコレートを送りその想いを伝える、という一大イベントのはずである。
若いカップルなどはこの時間ともなればそんなイベントなぞとっくにクリアして、洒落た店でティナーなどを楽しんでいる頃合いかも知れない。
いや、それどころか既にどこぞのホテルへとしけ込む者がいてもおかしくない時分である。
牧瀬紅莉栖はその手の情報に関して実にテンプレな知識だけはあったから、そんな夜の街の光景を(妄想ながらも)ありありと想像することができ、不機嫌そうに眉を顰め、カウンターに突っ伏したまま八つ当たりのように叫んだ。
「ええい、リア充死ね!」
そんなリアルではなかなか出てくることのない台詞を吐きつつ、ビール(テイスト)のジョッキをあおる。
世のカップルどもが浮かれている時分に独り酒をあおる彼女には想い人の一人もいないのだろうか。
いや……いる。
彼女には気になっている男性が一人いた。
……名を、岡部倫太郎という。
1−2:2011/02/14 21:40 回想1
去年の7月の終わり頃、彼女は講演のために訪れていた日本で命の危機に晒された。
良好とは言い難かった父親との関係が完全に破綻し、あまつさえ当の父親に刃物で襲われたのだ。
そこに颯爽と現われたのが彼……岡部倫太郎である。
彼とはそれ以前にも会った事があった。
とはいってもほんの30分ほど前に、同じ建物の中で、ではあったが。
最初に会った時、彼は初対面にもかかわらずなんとも奇妙なことを呟いた。
「お前を……助ける」
そして、理解できぬ彼女を置いて足早に立ち去ってしまった。
その表情は何事かに対し懊悩し、極度に思い詰めている者のそれで、妙に牧瀬紅莉栖の印象に残った。
だって彼の苦しみは、葛藤は、わずかな情報と彼の表情、そしてその強い視線の先を考慮すれば……自分に対して向けられたものとしか思えなかったからだ。
それはなんとも弱々しく、縋りつかんばかりで、だが同時に強靭で、まっすぐで、迷いなく、断固とした決意を湛えた瞳だった。
これまで男性経験どころかボーイフレンドの一人もなく、研究が恋人のようなものだった牧瀬紅莉栖は、そんな強く真摯な視線をその身に受け事などついぞなかった。
家族以外でそれ程までに自分に執着した、自分に強い想いを向けた瞳など、一度も。
まあそれでも研究仲間や大学時代の知人ならまだわからぬでもない。物好きだとは思うだろうが。
けれどその時の相手……白衣を着て無精髭を生やした、いかにも風采の上がらぬその痩躯の男とは、彼女は一切面識がないはずだ。
印象に残った事なら日付から時刻に至るまで正確に覚えている彼女の明晰な頭脳が明確に否を唱える。間違いなく自分はこれまでに目の前の男に会った事はない。初対面の筈だ。
なら……この男の瞳は、この男の表情は一体なんなのだろう。
敵意や悪意はない。目の前の相手を大事に、大切に想っている瞳、そんな風に見えた。
目の前の相手……となれば、当然ながら自分のことだ。
無論嫌ではない。男性からそんな風な瞳で見つめられて嫌に思う女性がいるとも思えない。が……同時に軽く混乱する。
なぜって彼女にはそんな瞳を向けられる心当たりがまるでなかったからだ。
もしかして誰かと勘違いしているのではないか。
或いは考えたくはないが思い込みの激しいストーカーか何かなのだろうか。
彼女がそんな事を思い巡らせている僅かの間に……彼は消えてしまった。
次に会ったのはドクター中鉢……即ち牧瀬紅莉栖の父がタイムマシン研究に関する発表を行っていた会場だった。
彼女は思わず彼を連れ出し、先刻の件の釈明を求めた。
……が、どうにも様子がおかしい。
目の前の男はどこからどう見ても先刻と同じに見えた。着ている服に至るまで、全て。
だのに……違う。さっきまでの張り詰めたような空気がどこにも感じられない。
まるでパンパンに張った風船から空気が抜けてしまった後のようだ。
その上その態度も奇妙である。
自分のことを、ついさっき会ったばかりの自分のことをまるで覚えていないかのような挙動。
表情も目付きも、まるで別人といっていい程の変貌ぶり。
一体どういうことなのかと問いただそうとしたが……結局再び逃げられてしまった。
その相反する印象を受けた二度の出会いは、牧瀬紅莉栖に強烈な印象を残した。
誰なんだろう、どんな人物なんだろう、なぜあんなにも態度や様子が違っていたのだろう。
もしかして別人なんだろうか。それとも良く似た双子なのだろうか(それならばそれでとても興味深いのだが)。
けれどどちらにせよ最初に会った時のあの表情の、あの思い詰めた瞳の説明がつかぬ。
……何かが引っかかる。
気になる、気にかかる、己の心に浮かぶその衝動に牧瀬紅莉栖は戸惑った。
それはその時点では父親と再会する高揚の前で容易く掻き消えてしまう程度のものではあったが、彼に対するそんな気持ち……興味が、執着が、彼女の心の内に僅かな萌芽を伴っていた。
1−3:2011/02/14 21:45 回想2
再会の機会は意外に早く訪れた。そして彼があの時呟いた謎めいた言葉の意味も。
半ば崩壊した会見のすぐ後、父親との久しぶりの邂逅。
牧瀬紅莉栖の父、日本ではドクター中鉢と呼ばれイロモノ発明家として有名であるが、当人はそういった評価を良しとしていないらしい。
彼は自説を顧みない学会を恨み、自分を色物としてしか見ない世間を恨み、そして己の論文を論破した娘を全てのケチのつけ始めだと恨んでいた
上手くゆかぬ理由のすべてを他人になすりつけ、それでも他者から己への賞賛を望む自己顕示欲の塊、それがその時の彼の実態だったのだ。
当然父との関係修復を望む牧瀬紅莉栖の言葉など聞く耳は持たず、あまつさえ彼女の(先刻己が発表しようとしていたものと同じテーマの、だがそれよりも優れた)論文を盗作しようとさえした。
ショックを受けてそれを指摘した娘の言葉さえ、彼には謂れ無き弾劾に、手酷い名誉毀損に聞こえた事だろう。
彼は懐に隠し持っていたナイフを取り出すと、こともあろうに己を否定しようとした邪魔者を……実の娘を刺そうとしたのだ。
そこに……あの男が現われた。
彼は本気なのかハッタリなのかよくわからぬ大言壮語を吐くと、牧瀬紅莉栖の前に立ち危険な刃の前に自らの身を躍らせた。
そして彼女の耳元で、彼女を必ず守ると……そう告げて、
そのまま……彼女は意識を失った。
意識を取り戻した時には周囲は血の海で。
大慌てで己の体を確認しても全くの無傷で。
そして……あの男の姿も父の姿もどこにも見あたらなかった。
すぐに警察に通報し捜査してもらったが、どうやら現場に残っていた血は彼女のものでも父のものでもなかったらしい。
とすればあの血溜まりの主に心当たりは一人しかいない。
あの時父に刺され出血していた、あの男である。
現場にはその血液以外の血痕はなく、また彼女以外に倒れていた人間はいなかったようだ。
つまりあの男は彼女の父を殺す事なく追い返し、そして自らはその足であの場を立ち去った、という事になるのだろうか。
これ程の血を流して……この出血量なら命の関わる傷だったはずだ。
だのに会ったばかりの自分のために身を投げ出して、誰にも告げる事なく、たった一人で。
助かった。助けてくれた。あの人は言った通りに自分を助けてくれたんだ。
錯乱したあの父すらも傷つける事なく。
彼女は知る限りの事情を警察に話した。だが加害者が逃亡し、襲われたはずの当人が無傷で、重傷であるはずの被害者が行方不明というなんとも奇妙なこの事件の進展は芳しくなくなかった。
さらに言えばまた警察にとって重要なのは被害者の捜索ではなく傷害事件を起こした犯人……すなわちドクター中鉢の行方である。
彼女の恩人であるあの男は参考人として一応捜査はされたが、どうにも足取りが掴めない。
なにせ現場から続く血痕は階下ではなくビルの上へと続き、あろう事か屋上で途切れていたのだ。
これではまるでその謎の人物は投身自殺したか、宙空に消え失せてしまったかのようではないか。
警察の捜査が難航する中……彼女自身もまたあの男を探し始めた。
ドクター中鉢の熱狂的なファンでもない限り、あんな場末の発表会にわざわざ遠くから出向く者はいないだろう。そして彼がドクター中鉢のファンでない事は会場での彼の態度からも明らかである。
つまり彼はあの近くに在住、あるいは通勤または通学していて、発表内容になんらかの興味を抱いて立ち寄った可能性が高い。
ならばあの近辺で捜し歩けば案外すぐにでも見つかるのではないか……
牧瀬紅莉栖はそんな推論を導き出した。
元々数日でアメリカに帰る予定だったが、命の恩人に礼も言わぬままとんぼ返りしては流石に失礼な気がする。
少なくとも自分には彼をニ、三日は捜索する責任がある、彼女はそう結論付けた。
それだけ探し回っても見つからないのなら、すっぱりと諦めもついて帰国できるだろう、そう考えていたのだ。
……少なくとも、その時点では。
とりあえず今日はこんな感じで……
エロなくてごめんね
ちゃんとあとでエロくする! するから!
よしいいぞ!続き待ってるからな!
がんばれ…いや、頑張ってくださいお願い致します。
またオカクリかwwww
これは期待せざるを得ない…!!!
それすらも、『運命席の扉』の導きなのだというのか…!?
ガチそうなのが来たぜ
これは楽しみ
頑張れ!
ふぅ
今晩もやって来ました
読んでくれる人が少しでもいてくれたなら嬉しい限り
ではしばしの間お付き合いください
なお今回も第一章にエロはありませんorz
1−4:2011/02/14 21:54 回想3
だが……探し始めてすぐに、彼女は奇妙な感覚を覚えるようになった。
訪日してから数日、憧れの秋葉原の街もそれなりに歩いたつもりだった。
けれどそれまで足を運んだのは主に大通りの店などで、一本外れた裏通りや細道などはあまり廻っていなかった。
だが彼を探すうちそんな裏通りも巡るようになって、見知らぬ道を少しどきどきしながら覗き込んで、
そして見ず知らずのはずの通りを歩きながら……ふと思うのだ。
あれ、この道を通ったの今日が初めてだったっけ……?
……と。
初めて曲がる角、初めて踏み込んだ通り。なのにまるで幾度も歩いたかのような感覚、既視感。
あの先に電気屋があって、そこには本屋が……ある。本当にあった。
確かそこには電気屋があったはず……と思っていた場所が萌え系のショップになっていたりしたこともあるが、それでも割と的中してしまう。
そして……そのたびにあの男の事が気にかかる。
だって浮かぶのだ、毎日思い浮かぶのだ。
彼の横顔が、自分を見つめる瞳が、その白衣を纏った後ろ姿が。
大仰な身振り、怒鳴るような大声、高らかにそして不敵に笑う姿、情けなく項垂れる滑稽だがユーモラスな背中。
それらが秋葉原を歩いている最中に不意に脳裏に浮かんでくる。
それだけではない。数日もしない内に今度は夢にまで見るようになった。
きっとあの日見た彼の強烈なイメージがフラッシュバックしているのだろう。牧瀬紅莉栖はそう結論付けた。
あれ程の強い印象付けが行われたのだ、彼に関する記憶が長期記憶になっていてもおかしくはない。
だが、だからといってこう毎日毎日思い出すのはおかしくはないだろうか。
自分はそんなにも彼の事が気になっているのだろうか。
浮かんでは消え、消えては浮かぶあの男の姿。
夢の中で、彼の後ろ姿……その白衣を知らず視線で追っている自分がいる。
なんでこれほど気になるのだろう。なんでこんなにも気にかかるのだろう。
一昨日よりも昨日、昨日よりも今日の方が、もっともっと鮮明に思い出して、ずっとずっと気になって。
アメリカへ帰る日取りは一日、また一日と先延ばしになっていった。
やがて……脳裏に浮かぶ彼の姿に変化が訪れる。
それまでの明るい、ふざけた感じの印象から一変、やけに重苦しく、迷い、悩み、惑うような表情に。
そう、ちょうど初めて会ったあの時の彼の表情……苦悶に歪む表情にをどんどん近づいていったのだ。
苦しみ、煩悶し、必死に足掻いて、その全てが徒労に帰す。
だがそれでも足掻く事をやめず、そしてそのたびに彼の精神はますます疲弊し、磨耗し、欠損し、壊れてゆく。
そんな様子、そんな有様。
単なる己の妄想にしてはやけに真に迫った彼の憔悴と懊悩、そして慟哭。
そんな彼の姿が思い浮かぶたび……牧瀬紅莉栖の胸は張り裂けんばかりに痛んだ。
肺腑が抉られるような辛さと、心臓が締め付けられるような切なさと。
まるで心臓に痛覚が備わって、そこに一本一本針が打ち込まれていくような感覚。
だんだんと強くなるそんな気持ちは……彼と初めて会ったあの日から、およそ三週間ほどでピークに達した。
何かしてあげたい、手助けしたい、力になりたい、この人の力に……!
だのに……自分には何もできない。
妄想の中で思い浮かべる自分にできたのは、せいぜい偉そうに適当なアドバイスを送る事だけ。
彼の役に立ちたいのに、隣に立って共に苦難を分かち合いたいのに……それができない。
大学を飛び級で卒業し、若干18才でヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所の研究員となった己の頭脳を以ってしても、彼をその苦しみから救い出せない。
そして彼は全ての苦難と苦悩を独り背負って、まるでマンガに出てくる苦行者のように、蹌踉としながらも先へ行ってしまう。
役立たずの自分を置いて、縋りつく自分を置き去りにして、新たな旅路へと。
その先に……絶望が待っているとわかっていながら。
「待って! 行かないで! 私を置いていかないで! 聞いてる?! ●●! ねえ!」
必死に彼の名を叫んだところでがば、とベッドから飛び起きる……そんな日すらあった。
頬に何か熱いものが伝ってゆく。どうやら寝ながら泣いていたらしい。
「妄想乙……ってホントになにやってんだ、私は」
ごし、と目元を拭いながら頬に赤味が差す。
自分の妄想に酔って涙するだなんてなんともみっともない話ではないか!
初めて彼に会ったあの日、一瞬でもストーカーかもと疑った自分が恥ずかしい。
確かに彼は自分の命を救ってくれた恩人だ。会いたいのに会うこともできず、その上情報も不足している。だから色々と想像力で補完しようとするのも脳科学上説明できる現象ではある。
けれど勝手にキャラを創って、勝手に妄想して、勝手に思い入れをして、その上こんな夢まで見ている自分は一体何様なんだろう。
自分が勝手に思い描いた姿を現実の彼に押しつけて、こうして今日も彼を捜しに秋葉原をうろつき回ろうとしている。
これではまるで自分の方がストーカーではないか。
牧瀬紅莉栖は思い出す。
現実のあの人は……父に刺されていた。
自分と父との間の確執なのに、赤の他人のはずの彼が、身を挺して。
お腹から出血して、床があんなになるくらいに血を流してまで、私を守ってくれたんだ。
どうしてなのかわからない。どうして見ず知らずにの自分にそこまでしてくれたのか。
あれほどの出血である。相当な重傷のはずだ。あそこから立ち去った後、彼は無事だったのだろうか。
生きているのだろうか、もしかして死んでしまったのだろうか。
そんな考えがふと脳裏に浮かんだ途端……胸がきゅうん、締め付けられて。
牧瀬紅莉栖は、まるで己の心臓を掻き毟るように寝巻きの上から胸を押さえた。
不安になる、心配になる。
確かめたい、確認したい。
もし生きているなら……聞いてみたい。教えてほしい。
だから会いたい、会いたい、会いたい……っ!
……ぼふっ
牧瀬紅莉栖は大きめの枕を抱き締めたまま、再びベッドに倒れ込んだ。
夢の中でいつも叩き合っているような軽口を、あの人と交わしたい。
でも……そのためには、どうしても知らなければならないことがある。
……名前だ。
あの時彼は確かに自分の名を名乗っていた気がする。
ホウオウイン……だったろうか、でも動転していてよく覚えていない。
だから、もし会うことができたなら聞いてみたい。彼の名を、あの人の名前を。
そうしたら……もう忘れない。
今度こそ絶対に忘れないと思うから。
「ねえ、知りたいの……教えてよ、あなたの名前……」
抱えた枕に顔を埋めるようにして、絞り出すような声で呟く。
「寂しいよ……」
まるで面識のなかった、たった一日しか会った事のない相手が傍にいない。
それだけで、なぜこれほどに切なくなってしまうのだろう。
……枕の端はいつのまにか涙に濡れていた。
帰るきっかけを失ったまま……
そうして牧瀬紅莉栖は、実に二ヶ月近く秋葉原を彷徨っていた。
今宵はこんな感じでー
明日で第一章は終わりの予定です。
それではまた明日!(推定)
おつ!
続き楽しみにしてます。
……もう明日になったぞ続きはまだか〜w
乙です
期待!
んーオカクリ以外も欲しいねェ
まあ、我慢するんだな
これは楽しみ
ということで今日もやって来ました
今回でお試し期間の第一章ラストですー
1−5:2011/02/14 22:20 神田『ドラ八』
ぼんやりと意識を取り戻す。
どうやら少しの間だうたた寝をしていたらしい。
ごろんと顔を横に向ける。頬が焼けるように熱い。
眉をしかめた牧瀬紅莉栖は、思わず吐き捨てるように呟いた。
「……なんの羞恥プレイだ、これは」
結局牧瀬紅莉栖が岡部倫太郎に再会したのはあの日から二ヶ月近く経ってからだった。
いくら命の恩人とはいえ、正味数分も会っていない相手を、大した手がかりもなしに二ヶ月も探し続けるなどおよそ正気の沙汰ではない。
だが彼女はそれをした。してしまった。
どうしても、そうどうしても彼に会わずにはいられなかったのだ。
……再会は実にあっさりしたもので、初めて会ったあのビルの前、秋葉原の雑踏の中で互いにすれ違った。
慌てて振り向いた時には……彼はもうこちらを向いていて。
そして、彼女を見つめながら……優しく微笑んだのだ。
その後……
彼、岡部倫太郎に唐突にラボメン(ラボラトリーメンバーのことらしい)として迎えられ、彼に連れられ『未来ガジェット研究所』なる彼のラボに案内された彼女は、そこで椎名まゆりと橋田至に邂逅する。
二人とも実に気さくな人物で(橋田至に関してはすぐにかなり重度のHENTAIである事が判明するのだが)、牧瀬紅莉栖は彼らともすぐに打ち解けた。
世事にも目付きがいいとは言えず(当人にも自覚はあるのだが)、議論好きで理屈が先に立ち、舌鋒鋭い牧瀬紅莉栖は、アメリカの研究所の同僚たちを別にすれば、とかく友人というものを作りにくいタイプだった。
だが彼らはまるで旧知の間柄のように、たちまち牧瀬紅莉栖の心の風景に溶け込んでしまった。
本当に不思議な感覚だった。
いつもならもっと距離を置く期間が長いはずなのに……
そしてそんな彼女を見ながら、岡部倫太郎は実に嬉しそうに顔をほころばせていた。
彼……岡部倫太郎は、牧瀬紅莉栖が『想像』した通りの人物だった。
狂気のマッドサイエンティストを自称し、大言壮語を吐き、常に尊大で不遜な人物。
あの日名乗っていた名前……鳳凰院凶真という名はどうやらそのマッドサイエンティストとしてのハンドルらしい。
一方で素の岡部倫太郎は真面目で仲間想いのお人好し、そしてちょっぴり気が弱い。
そう、何から何まで、驚くほどに牧瀬紅莉栖が妄想した通りの人物だったのだ。
ただ……彼女の想像とやや異なる部分もあった。
それは、優しさ。
岡部倫太郎は、優しい。
口調こそ偉そうだが、仲間たるラボメンに対してはいつだって親身だった。
牧瀬紅莉栖の歓迎会としてその日の夜に開かれたささやかな宴会。
そこで紹介された他のラボのメンバー達……漆原るか、フェイリス・ニャンニャン、桐生萌郁(いずれも劣らぬ美人ぞろいだった)。
彼女達もまたそんな彼の本質を知っていて、慕っているように見えた。
だがそれでも、牧瀬紅莉栖は自分には、自分にだけは彼は偉そうな口を叩くものだと、叩き続けるものだと勝手に思っていた。
だが……違った。
そこだけは、彼は彼女の妄想とは違っていた。
確かに普段は彼女に対して軽口を叩く。幾度も自分の名前は牧瀬紅莉栖だと言っているのに「クリスティーナ」だの「助手」だのと呼びかける。「セレセブ」や「ねらー」なんて時もあった。
そして彼女が必死に反駁するのを、どこか楽しげに眺めているのだ。
けれど牧瀬紅莉栖の様子が少しでもおかしくなると、まるで人が変わったように心配する。
見ている周囲が恥ずかしがるほど親身に接してくれるのだ。
そういった状況に馴れていない牧瀬紅莉栖は、それこそ周囲のラボメン以上に恥ずかしくなって、思わず彼を突き放し、きつい言葉で距離を取ってしまう。
だってそうでもしないと耐えられない。
あれ以上彼の胸に抱かれて、心配そうな顔を間近で見せ付けられて、その上あの低い声を耳元で囁かれては、平静でいられる自信がない。
けれど……少々口調がきつすぎたかもしれない。
もしかして彼を傷つけてしまったかもしれない。
命懸けで救った女がこんな可愛げのない娘だなんて、さぞや幻滅したろう。
でも……もしこれで彼に、岡部倫太郎に嫌われたら……
嫌だ。
それは嫌だ。
なぜだかわからないけれど、それだけは絶対に嫌だった。
どうしよう。
嫌われたらどうしよう。
もし彼に、岡部倫太郎に嫌われたら、自分は……!
そんな悲壮な想いで、牧瀬紅莉栖が彼に顔を向けたとき……
……その時の、彼の、優しそうな顔と言ったらなかった。
不覚にも牧瀬紅莉栖は耳まで真っ赤になり、口から支離滅裂な脳科学の専門用語をまくし立てて、夜風に当たってくるとラボを飛び出してしまった。
そしてそのままビルの屋上で、両頬に手を当てて己の火照った顔をひたすらに冷やす。
なぜだろう、なぜなんだろう。
確かに劇的な出会いだった。命の恩人でもある。
でも再会するまではたった一日、それもたった数分しか会っていない相手でもあった。そのはずだった。そのはずなのに。
なのになんで……あの衝撃的な出会いよりも探していた日々の方が、探していた日々よりも再会した今の方が、彼に対する想いが募っているのだろう。それもこんなにも。
牧瀬紅莉栖ははっきりと自覚した。
今までは恩人がどうのと、このまま帰ったら寝覚めが悪いだのと、必死に言い訳してきた。
けれど駄目だ、認めなければならない。いや認めざるを得ない。
牧瀬紅莉栖は、岡部倫太郎に……惹かれている。
己が感じているものは胸のときめき……彼を求める“焦がれ”なのだと。
2−0:2011/02/14 21:34 秋葉原・未来ガジェット研究所
「ハァ……」
牧瀬紅莉栖が居酒屋でくだを巻いていた、ちょうどその時分。
岡部倫太郎は、灯りを消したラボにて、奇しくも牧瀬紅莉栖と同じようにテーブルに突っ伏していた。
ボサボサの頭を掻き毟り、何度も何度も気の抜けた溜息をつく。
彼が突っ伏しているテーブルの近辺には、なにやら怪しげな装置が幾つも転がっていた。
このラボのメインテーマであるところの未来ガジェットどもである。
ただ……テーブルの中央付近にあるものは、その中でもいささか奇妙だった。
テーブルの上には電子レンジ。
そして……テーブルの下にも電子レンジ。
テーブルの上に置かれた電子レンジは少し型が古めだが、普通の電子レンジに見える。
一方テーブルの下に置かれた電子レンジは、なぜかその扉が取り外されており、その上部にいかにも古臭いPCマシンが取り付けられていて、そこから幾つかの奇妙な配線が伸びている。
そしてその配線の一つの先にあるのは……ヘッドホン。
そう、もはや疑うべくもない。
消沈の岡部倫太郎の足元に鎮座しているそれは、彼が、彼らがかつて発明し、そして廃棄したはずの素晴らしき、だが忌まわしき発明品……
タイムリープマシン、だった。
(『第2章 再帰性のリパティション(前)』へ…… つづく?)
というわけで取り急ぎ第一章だけ上げてみました。
この程度の地の文ならエロが来るまで耐えられるぜ! とか
少しでも先が気になる、なんて奇特な人がいるなら
第二章を来週明け以降に上げてみたいと思います。
それではー。
つづけよそこは
いや続いて下さいおながいします
乙です
楽しみにしてます
余裕で読みやすいです。
是非続きを
続きは紅莉栖スレでどうぞ
エロ描写も入って来る以上キャラスレは駄目だろ
>>864 エロパロスレではよくいる特定のキャラの話が続くと「あとは違うスレでやれ」とか言ってくる迷惑な奴だろ
最近しばらく投下無かったし俺はホモ以外なら何が来ても嬉しい
ルカ子はどっちにカウントするか難しいけどな
紅莉栖厨もアンチもどっちもウザイ
喧嘩するなら出てけ
誰も喧嘩してないだろうw
>>868 ほらな?夏にはこういう奴が出てくるんだよ。
まあ公式も二次も紅莉栖ばっかりで飽きてくる気持ちは分かる
書きやすいというか動かしやすいんだろうな。
紅莉栖はメインヒロインでファンの需要が一番多いんだろうから仕方ないとは思うが・・・
逆にメインヒロインの人気が低い作品は公式プッシュと二次の温度差で酷いことになるよな
このあたり、公式は少しまゆりを需要以上に推している感があるなぁ
俺はまゆりも好きだけどね。ルカまゆはよ
シュタゲは人気の割に2次エロがどうにも盛り上がらんな
鈴羽をもっと推して欲しい
こういう話しても萌郁さんのファンは黙っているのだぜ?
フェイリスが淫乱ピンクとしての本領を発揮してくれてもいいのよ?
今宵もお邪魔します。
幸いにも続きを読みたいという方がいてくださるようなので、とりあえず第二章も上げてみたいと思います。
それと……あー、確かに言われて見ればこの時点だとオカクリにしか見えませんねコレ。
いや無論大意はそれで合ってるんですけども。
ただ別のヒロインとも割とイチャイチャする予定なので、序章でストレートなオカクリを期待されてた方には若干不本意な内容かもしれません。
まあお気に召すかは結局筆力次第なんですがー。
2−1:2011/02/14 21:35 秋葉原・未来ガジェット研究所
「はあ……何をやってるんだ、俺は……!」
ボサボサの髪を掻き毟りながら、岡部倫太郎は激しく落ち込んでいた。
これほどに凹んだのは一体いつ以来だろうか。
半年前の、あの椎名まゆりを救うために奔走した日々以来だろうか。
だが、それにしてもこの落ち込みぶりは酷い。
まるでこの世の全てに絶望したかのような諦観と憔悴が見て取れる。
かつて幾つもの世界線を渡り歩き、未来の歴史すら己の恣意で二度三度と書き換えてきた男とは到底思えぬ。
もし彼がそれほどに落ち込むとするなら……
身近な人間の、ラボメンたちの一大事に己が何もできず、無力さに打ちひしがれているような状況だろうか。
しかし仮にそのような状況だとて、彼がここまで諦観するのは珍しい事だ。
救いを求める仲間がいるなら、岡部倫太郎という男はそれこそ鬼神ともなって困難に立ち向かう男のはずである。
そんな彼が一体何故これほどに無様に突っ伏しているのだろう。
確かに、大事はあった。
それも重大極まる大事件が。
ラボメンの一人にとって、それこそ人生に関わると言ってもいい重大な事件があったのだ。
そして彼は、岡部倫太郎はその事件の当事者であり……
そして、敗残者でもあった。
「失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した」
さっきからかつて異なる世界線で見た、絶望を想起する手紙の文面が彼の脳裏に浮かんでは消えてゆく。
この世界線へと導いてくれたあの元気いっぱいの、親友の未来の愛娘の笑顔に、そして彼女が異なる世界線で見せてくれた努力と覚悟に申し訳が立たぬ。
そんな彼女の想いを犠牲にしてまで自分はこの世界線にたどり着いたというのに、これは一体なんたる様だろうか。
けれど……同時に、彼女があの手紙を書いた心境が今ならわかる気がした。
そう、世界線の収束すら利用し、世界の認識すら騙し通し己の我を貫いた、岡部倫太郎……いや、狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真を以ってしても、それは果たしえぬミッションだったのだ。
「くそっ、他に手はないのか……考えろ、考えるんだ、岡部倫太郎!」
テーブルに突っ伏したまま苦悶の呻きを上げる。
だがいかに己を叱咤し、鼓舞しようとしても心の底から気力が湧き上がらない。
彼の精神は、明らかに、そして確実にへし折られていた。
「紅莉栖……!」
ぼそり、と呟いた彼の言葉には執着という名の熱が込められていて、
だがそれゆえにこそ、彼の顔に浮かぶ煩悶からは、彼女に関わる何かが異常がきたしていることを明確に告げていた。
しかし……彼をここまで完膚なきまでに打ちのめした事件とは一体なんなのだろう。
牧瀬紅莉栖の危難にあって、彼が諦めざるを得ない事とは一体なんなのだろう。
彼が為し得なかった事とは……一体なんなのだろうか。
それを知るためには……少々、時間を遡る必要がある。
というわけで今回は第二章の序盤なので短めに。
実はまだ若干ストックはあるのですが、一気に上げたあとそのままエタるのも怖いので、
「量はほどほどに、更新はこまめに」をモットーにちょくちょく頑張っていきたいと思います。
とりあえず今後更新があるとしたら基本的に平日の夜になります。
それでは失礼しました。
ノシ
乙。
続き待つぜ
んあーはよ
ども
進みが遅くて申し訳ない
いつもよりちょっと早めに更新です
2−2:2011/02/14 21:40 回想1
牧瀬紅莉栖は、9月の下旬に再会してから三日ほどでアメリカへの帰路に就いた。
慌ただしい話ではあるが、ある意味当然とも言える。
彼女はお気楽な大学生ではない。
まあアメリカの大学は日本に比べ遙かに数が多いため、入るのが容易な一方で卒業の門戸を狭めており、真面目に大学を卒業したいのであればお気楽などと言っていられる余裕はないのだが、それはそれだ。
彼女は岡部倫太郎より年下であるにもかかわらず、既に大学を飛び級で卒業し、研究所の研究員となった才媛……それも評価の高い論文を発表している、いわゆる天才と呼ばれるタイプのエリートなのだ。
そんな彼女が2ヶ月も帰国を先延ばしにしたのである。海外では日本に比べ長期休暇が珍しくないとはいえ、それでも長すぎる。
まあ半分落ちぶれた中年研究者あたりならまだ看過されるかもしれない(評価や査定的には見過ごされないかもしれない)が、彼女は若いのだ。未だ18歳の若手も若手である。
そんな彼女が己の身勝手でそんな長期休暇を取れば面白くない連中もいるだろう。最悪研究職を追われる危険すらある。
だから溢れる想いを必死に隠し、むしろ岡部倫太郎の方から彼女の帰国を促がしたのだ。
「ふうん、つまり私はこのラボには不要、と。そう言いたいわけね」
牧瀬紅莉栖はなんとも不機嫌そうにジト目で岡部倫太郎を見つめた。
いや、形容的にはむしろ睨んだと言った方が正しいだろうか。
それは明らかに彼女が望んだ言葉ではなかったのだ。
そう、彼女は実のところ岡部倫太郎に引き留めて欲しかったのである。
「そうではない! だがお前は向こうの研究所の正規の研究員だろう。あまり長く開けていると……その、いろいろと不味いのではないか」
「……意外ね、岡部が私の事そんなに心配してくれるなんて」
一瞬きょとん、とした表情を浮かべた牧瀬紅莉栖は腕を組んで、意外そうに呟いた。
頬が僅かに朱に染まっている。なんのかんので岡部倫太郎が気遣ってくれた事が嬉しいのだ。
ほんの短い間に……彼女は岡部倫太郎のことを『岡部』と呼ぶようになっていた。
以前と、同じように。
「意外なものか、お前の才能は俺が保障する。それを発揮させる場所を失うべきではない」
「それはどーも。けど別に岡部に保障されてもらう必要なんてないけどな」
「一言多いな助手よ、いやクリスッティーナよ!」
「だから助手でもクリスティーナでもないといっとろーが!」
「ふ、そうだったな」
「な、なんだ、いきなり素直になるな、気色悪い」
いつもの如き……いや再会して数日でいつもの如きというのも妙な話だが。
けれど、そう、まるでかつての日々のような会話。
牧瀬紅莉栖も、椎名まゆりも、橋田至も、そして他のラボメンも皆忘れてしまったあの忌まわしき、だが素晴らしき毎日。
たった三週間足らずの、この世でただ一人岡部倫太郎だけが記憶している黄金の日々。
それがふと思い起こされて、岡部倫太郎は思わず自嘲めいた、だが優しげな笑みを浮かべる。
「……岡部は、ずるい」
唐突に、そんな事を言われた。
「なぁにがずるいというのだ助手よ」
「だって、そんな顔されたら、私……」
牧瀬紅莉栖が頬を染め、視線を逸らす。
事情の良く飲み込めぬ岡部倫太郎は、だが彼女を背を押すべく言葉を続ける。
「お前の心残りは俺の安否だったのだろう? だがそれは既に確かめられた。ならばもはや未練はあるまい。
心配するな、たとえどこにいようとお前が我が未来ガジェット研究所の栄えあるラボメンNO.4、クリスッティーナであることに変わりはないのだからな! フゥーハハハハハハ!」
「だーかーらークリスティーナのところは変えろー!」
売り言葉に買い言葉、思わず大声で叫んだ後……牧瀬紅莉栖は大きく息を吐いて気を落ち着けて、
頬を赤らめ、岡部倫太郎の瞳を見つめ、困ったような顔をして微笑んだ。
「心配してくれてありがと。そうね、早く帰らないと私の椅子がなくなってるかもしれないし」
彼女の笑顔がやけに眩しくて、岡部倫太郎の声は思わず上ずってしまう。
「お、おお、そうするがいい。だが忘れるな、お前は我がラボの一員でもあるのだ。お前の帰る場所はここにもあるのだからな!」
「……うん」
頬を染め、寂しげに、だが同時に嬉しげに、牧瀬紅莉栖がこくんと頷く。
「また日本に来ることがあったら連絡するといい。我がラボはいつだってお前を歓迎するだろう」
「うん、そうする」
彼女の寂しげな笑顔があまりに愛らしくって。
いちいち素直に頷くしおらしい様子があまりに愛しくて……
どぎまぎしてその空気に耐えられなくなった岡部倫太郎は、思わずこんな事を口走ってしまった。
「……やけに素直だな助手よ。不気味だ。何かの罠か?」
「な、なーんーだーとー! 言うか! 岡部がそれを言うか! 私が素直で何が悪い! ええいせっかく岡部もたまにはいいこと言うなーとかちょっとでも見直した私の感動を返せ! 今すぐ返せ!」
「そ、それは別に返さなくてもいいのではないか?!」
「いいや、駄目だね! 利子つけて返してもらう! トイチよトイチ! 十秒で一割よ!」
「ミ、ミナミの皇帝*以上の暴利だぞそれはー!?」
そんなドタバタを繰り広げた後……彼女は帰国した。
それは9月もそろそろ終わろうかという頃合いで……
日差しは未だ強いままだったが……風は、既に秋のものだった。
*tips:ミナミの皇帝:金融漫画。法外な利子で金を貸す大阪の高利貸しのお話。
というわけでいったんはここまで。
それではまた今度ー。
おつおつ
更新はこまめにってゆった気がする
2−3:2011/02/14 21:52 回想2
牧瀬紅莉栖がアメリカに帰った後も、彼らの交流は続いた。
たとえ彼我の距離がいかに離れていようとも、今のご時勢日本でもアメリカでも大概の人間が携帯を所持しているのだ。
電話なりメールなりやり取りする手段は幾らでもある。
とはいえ岡部倫太郎や橋田至は夏休みが終わり大学が始まってそれなりに多忙に過ごす事が多くなった。
高校生の椎名まゆりなどはとうの昔に夏休みが終焉し、勉強が難しいだの授業についていけないだのの泣き言をメールで送ってくる。
けれど忙しさでいえば牧瀬紅莉栖の方が相当だろう。なにせ彼女は研究職であり、しかも2ヶ月も研究所を空けてしまっている。今頃遅れを取り戻すべく必死に書類や論文に目を通しているに違いない。
つまり……結果として、牧瀬紅莉栖との連絡は滞りがちとなっていった。
それも仕方のないことかもな、と岡部倫太郎は考えていた。
元々この世界線では彼女との接点などなかったはずなのだ。二度と会えぬと覚悟していたはずではないか。
それが僥倖に恵まれて再会できた。
短い間とはいえかつての日々のようなやり取りができたのだ。
それで十分ではないか。それ以上を望むのは我侭というものだろう。
だから岡部倫太郎は、半ば諦めの気持ちでそんな状況を受け入れていた。
寂しくないといえば嘘になる。けれど全ては最初からわかっていたこと。
牧瀬紅莉栖がこの世のどこかで生きている……そしてその気になればいつでもその声が聞ける。
ただそれだけで、彼はどこか赦されたような気持ちになっていた。
……だって、一度は彼女を手にかけてしまったのだ。
自らの手で彼女を刺し殺してしまったのだ。
過去の自分を騙し、世界を騙してあの世界線は結果的になかったことになったけれど、
それでも彼は覚えている。その光景を、彼女の最期の声を、流れて落ちる血の熱さを、そして……彼女の身体を、肉を刺し貫いた刃の感触を。
リーディング・シュタイナーの力を持つという事は……つまりはそういうことなのだ。
岡部倫太郎は、忘れない。
最愛の女性を自らの手にかけてしまったという絶望を、決して忘れる事はできないだろう。
だからこそ、彼女が生きているだけで……何か、満たされたような気分になってしまうのだ。
岡部倫太郎は……時折、ふと考えることがある。
己の力……リーディング・シュタイナーは、ひょっとして優れているのではなく、劣っている力なのではないだろうか、と。
通常の人間は、世界線を移動した結果、新しい世界の記憶が再構築される。
そしてリーティング・シュタイナーの力が発現した場合、彼らは再構築後の世界線の記憶を失わない。
きっかけがあったとはいえ、元の世界線の記憶を完全に思い出したフェイリス。
頭の片隅に元の世界線の記憶を同居させていたルカ子。
己の死を幾度も夢見たというまゆり。
岡部倫太郎とのやりとりの途中、不意に思い出したかのようにかつての、別の世界線での反応を返す牧瀬紅莉栖。
発動程度の強弱こそあれ、彼女達(ルカ子は男だが、当時は女性だったのでまあ彼女たちで問題なかろう)に共通しているのは、再構築された記憶と共に元の世界線の記憶を共有している、という点である。
再構築された記憶が強固すぎるゆえに、それら元の世界線の記憶は(フェイリスを除いて)夢や既視感、あるいは気のせいという事で片付けられてしまっているが、ともかくもどちらの記憶も持ち得ていたのだ。
だが、岡部倫太郎は違う。
新たな世界線にたどり着いたとき、その世界線の記憶を受け取る事ができない。
それは彼以外の人間を仮に『正常』と定義するならば、いわば世界線移動適応不全ともいうべき適応疾患の一種だと捉えることもできる。
彼に適応疾患があり移動後の世界の記憶を受け取れないから、結果として以前の世界線の記憶が上書きされずに残ってしまうのか、それとも彼のリーディング・シュタイナーの能力が強過ぎるがゆえに新たな世界線の記憶の上書きを拒絶してしまうのか、それはわからない。
だがともかくも世界の命運を己で自在に書き換えてやろうだなどという大それた人物でもない限り、これまでその世界で生きてきたという記憶を持ち得ない、というのはなんとも不便なものである。
けれど……もしそんな不便さが、疾患が、結果として他者に真似できぬ選択肢を取ることを可能とし、その結果椎名まゆりと牧瀬紅莉栖の二人を救うことができたというのなら……岡部倫太郎は、己が劣っていることをむしろ誇りとすら思いたかった。
ということでこまめに更新してみました。
今回は可能なら元々二節分更新する予定だったんですが、不確定だったのとちょっと時間が空いてしまいまったのでこんな形になってしまいました。
申し訳ありません。
次回から少しお話が動く予定です。
それではー。
乙
楽しみにしてます
乙
またやってきました。
なんか全然エロい流れにならなくて誠に申し訳ない。
第一章と第二章は導入編なもので……
それでは今宵も垂れ流していきます。
2−4:2011/02/14 22:51 回想3
その後、幾つかの事件が起こったが、結果として大過なく時は過ぎ、月日は流れ2011年となった。
すっかり平和に馴れ、それを満喫していた岡部倫太郎は……
けれど、ある日を境に、再びその身を激動の渦に投じなければならなくなる。
「おおい、岡部!」
背後のドアがノックもなしに突然開き、そこから轟いた大声に岡部倫太郎は飛び上がり、慌てて振り返った。
その日は忘れもしない2月1日。
外は寒風激しく、岡部倫太郎はラボで毛布にくるまって勉強していた。
この時期は彼の大学の、ちょうど学期末の試験期間だったのだ。
「ミ、ミスターブラウン?! せ、先月の家賃は払ったはずだろう!」
そこにいたのは一階に居を構えるブラウン管工房の店主にしてこのビルのオーナー、ミスターブラウンこと天王寺裕吾だった。
「今月分はまだじゃねえか!」
「いや、それについては鋭意努力中というか……すいませんしばらくお待ち下さい月末までには必ず支払いますオネガイシマス」
「いや、別に今日は家賃の催促に来たワケじゃねえよ」
ミスターブラウンの言葉に、がくりと肩の力が抜ける。
「な、なんだ……驚かせないでもらおうかミスターブラウン」
「知るか。てめえが勝手に驚いたんじゃねえか」
……と、その時天王寺の背後からひょっこり顔を覗かせた女性がいた。
「岡部君……」
「おお、よく見れば指圧師も一緒か。一体何の用だ?」
閃光の指圧師こと桐生萌郁は、携帯を取り出すとその異名の由来どおりの凄まじい速度で文字を打ち込んでゆく。
そしてほんの一瞬のタイムラグの後、岡部倫太郎の携帯の着信音が鳴った。
『別になんの用もないよっ! ただ店長が岡部君に会いに行くって言ってたからついてきただけー。エヘヘ ><』
「……相変わらずだな指圧師よ。というかどちらも店を抜けたら店番はどうするのだ」
「心配すんな。どうせ客なんざ来やしねえよ」
「いや、それはそれで心配になるだろう」
岡部倫太郎がそう返事をすると、数瞬のちに彼の携帯が再び鳴った。
『私のこと心配してくれるの? 岡部君やさしー! きゃー! やだどうしようおねーさんドキドキしちゃう! ><』
メールの内容と目の前の娘の無表情な容貌とのギャップに、だがむしろ安心したように岡部倫太郎は肩を竦め、呆れたように笑う。
この世界線で(彼の感覚としては)初めて会った時は携帯を使っていなかったが、どうやら依存症というほどではなくなっているだけで未だに携帯電話は手放せないらしい。
桐生萌郁は天王寺裕吾ともどもラウンダーと呼ばれる危険な秘密部隊の構成員であり、岡部倫太郎を幾度も絶望の縁に追い遣った人物でもある……いや、だった。
彼らがこの世界線でもラウンダーなのかどうかはわからない。ただ確認するのも怖いし、確認する必要もないと岡部倫太郎は考えていた。
なぜならタイムマシンに関わる一切の証拠を隠滅したこの研究所は彼らの調査対象ではないはずで、つまりはこのまま黙っていれば平和裏に付き合っていける相手のはずだからだ。
桐生萌郁は元の世界線と異なり、階下のブラウン管工房でアルバイトをしている。
天王寺裕吾の怒鳴り声にもめげずに、毎日真面目に働いているようだ。
かつて異なる世界線で彼女の死を目の当たりにした岡部倫太郎は、彼女が道を踏み外した要因がその孤独と寂しさにあったことを知っている。
だからこの世界線ではそうした事態に陥らぬよう、暇を見ては彼女の世話を焼いてやった。
なにせ桐生萌郁にはラボメンバッジを渡してあり、正式なラボメンの一員なのだ。
そしてラボメンのためならば一肌も二肌も脱いでやろう、というのが岡部倫太郎という男である。
それに彼には彼なりの打算や思惑があった。
彼女の世話を焼き、構ってやる事で桐生萌郁の心の闇が少しでも埋まるのであれば、それは彼女自身のためにもなるし、引いては未来ガジェット研究所の潜在的脅威の芽を摘むことにも繋がるのだ。
桐生萌郁と積極的に関わるようにしてから、彼女に関して判明した事が幾つかある。
まず整理整頓ができない。部屋の中は男である岡部倫太郎の自室よりもさらに散乱しており、いわゆる『片付けられない女』である事。
生活もずぼらでだらしない。食事はカップラーメンばかりでまたよく酒を飲む。そして飲みかけや飲み終わった酒瓶などもまた部屋に乱雑に転がっている。もし彼氏などが(仮にいたとして)目にすれば5秒で幻滅する事疑いなしだ。
ただ仕事に関しては非常に熱心で、真面目である。いやむしろ与えられた仕事に対して過剰に頑張りすぎるタイプ、と言った方が正しいだろうか。
考えてみればラウンダーとしての彼女の仕事ぶりも、そうした側面ゆえなのかもしれない。
特にメールで鍛えられているのか文章関係はラボの面々が驚くほどに達者であり、幾度か仕事を手伝ってもらった際には彼女のレポートの出来映えに唸らされたものだ。
その才能があまりに惜しいと、岡部倫太郎は彼女を再び(彼の感覚としては、だが)例の編集プロダクション『アーク・リライト』に紹介などもしていた。
臨時仕事ながらその仕事ぶりが向こうの女性編集にも気に入られ、色々可愛がられているらしい。
生活はズボラながら仕事面では優秀な彼女は、もし家事炊事をする主夫でもいるならかなり有能なキャリアウーマンになれるかもしれない。
岡部倫太郎がそんな回想に耽っている間に、桐生萌郁は横歩きですすす、と音もなく移動し、彼のやや後方の壁にその身を預ける。
そして両手でつまんだ携帯で己の口元を隠しながら、じー……とその視線を彼の後頭部から背中、白衣へと注ぎ、頬にわずかに朱を差して目を細めた。
「なんだ、お前らいつの間にそんな仲になってやがったんだ」
ガクン、と上体を崩す岡部倫太郎。
「ご、誤解をするなミスターブラウン! お、俺と指圧師はそういう関係では……!」
キョロキョロと周囲を見回し、岡部倫太郎は今更ながらに彼女が背後に移動している事に気づいた。
「……………………」
「おい指圧師っ、なぜそこで赤くなるっ」
思わず甲高い声で突っ込んでしまう。
桐生萌郁は天王寺裕吾の言葉にますます頬を染め、肩をすぼめて小さくなっていた。
「ほお、なんだなんだ、岡部も隅に置けねえなあ!」
「だ、だから誤解だと……ええいミスターブラウンよ、それで要件というのはなんなのだ、聞かせてもらおう!」
これは何を言ってもからかわれる流れだと理解した岡部倫太郎は、話題を変えてこの状況から逃れようとする。
逃亡ではない、これは戦略的撤退であると己に言い聞かせながら。
「おおそうだったそうだった。てめえに手紙が来てたんだ」
「手紙……?」
天王寺裕吾が懐から取りだした手紙を受け取る。
水色の封筒だ。送り主の名も住所もなく、ただ『岡部倫太郎様へ』とだけ書かれている。
住所もなく切手もなく消印もないとなれば、直接一階のポストに投函した考えるべきだろう。
だが岡部倫太郎にはこんな手紙をもらう心当たりは一切なかった。
「このご時世にメールでもなく手紙とはまた古風な……」
そう呟きながら封を切り、何気なく中身を確認して……岡部倫太郎の目が驚愕に見開かれた。
折りたたまれた紙片には、短く、ただこう書かれていたのだ。
『TLM』
『必要』
『期限は2月14日』
手紙を持つ手が震えている。背筋が総毛立ち、全身がさあっと冷たくなって、冷や汗が手の平に滲んだ。
「おい、岡部、なんて書いてあったんだ?」
岡部倫太郎の様子に怪訝そうに眉を顰め、天王寺が尋ねる。
「あ、いや、これは……!」
「TLMって……何?」
背後から声がして、岡部倫太郎はびくりと肩を震わせた。
いつの間にか桐生萌郁が彼の肩越しに手紙を覗き込んでいる。
「し、指圧師?! ひ、人の手紙を勝手に覗かないでもらおうかっ!」
「ごめんなさい……」
どこか困ったような表情ですすす、と離れた桐生萌郁は、だが携帯を取り出すと凄まじい速度で文字を打ち込んでゆく。
『ねーねーTLMってなにー? 気になるよー。 ね、岡部君、教えて! ><』
そんなメールを受信しながら岡部倫太郎は頭を抱えた。
不味い。この状況は非常に不味い。
この手紙の主が誰なのかは不明だが、おそらくTLMとはタイムリープマシンのことと考えて間違いないだろう。
一体誰が? この世界線ではそもそも開発自体されていなかったはずなのに!
だがいずれにせよ彼らに告げるわけにはいかない。
桐生萌郁と天王寺裕吾はα世界線においてSERNのラウンダーだった。
彼らの任務はSERNにとって邪魔なIBN5100の捜索と回収、そしてタイムマシン開発に関わる人物の調査と拉致など。場合によっては処分……すなわち殺害すら辞さぬ。
この世界線で彼らがラウンダーであるという確証はどこにも無いが、この世界の世界線変動率……すなわちダイバージェンスはβ世界線の近似にあり、これまでの歴史的な流れも彼が記憶している世界に近い。
さらに言えば桐生萌郁はこの世界線でもIBN5100を探していたという事実がある。
つまり彼らがラウンダーである危険性は否定できない、ということだ。
もしこの手紙が示しているものがタイムリープマシンだと知られてしまったら、彼らはその本性を剥き出しにし、かつてのα世界線のように襲撃をかけてくるかもしれない。
岡部倫太郎はそれだけはなんとしても回避したかった。
もちろん椎名まゆりや橋田至といったこのラボに常駐しているラボメンたちの身の安全も気がかりだったが、それと同じくらいに彼ら……天王寺裕吾と桐生萌郁自身もまた、岡部倫太郎は巻き込みたくなかったのだ。
岡部倫太郎は幾つもの世界線を渡り歩く過程で桐生萌郁の、そして天王寺裕吾の過去や因縁を知ってしまっている。
彼らは加害者であると同時に被害者でもあるのだ。これ以上不幸にはしたくない。
なにより桐生萌郁は今や立派なラボメンの一人でもあるのだらから。
「あー、これはだなー、えー、そ、そう! 我が研究所の偉大なる未来ガジェット『チョコ! レイト! メイカー!』の略なのだ! ほ、ほら、2月14日と言えば世間ではあれだ、バレンタインデーとかいう奴だろう!
マッドサイエンティスト鳳凰院凶真としてはそのような世間の雑事などには本来関わる気はないのだが、どうにも俗人どもは放っておいてくれないようでな! こうして手紙で矢の催促が来ているというわけだよフゥーハハハハハハ!」
我ながら見事な返答だと自画自賛しつつ高笑いする岡部倫太郎。
『なんでチョコレートを途中で切るの! おかしくない?! ><』
「だいたいチョコならTじゃなくてCだろーが。お前ホントに大学生か? それで試験大丈夫なのか?」
「おお、そうだったな! 鳳凰院凶真ともあろう者がこれはうっかりしていたな。フハハハハハ!」
「……ったく、いい加減な奴だな。まあいい、ともかく手紙は渡したからな!」
どうやら天王寺裕吾は呆れて興味を失ったらしい。
「ああ、わざわざすまなかったなミスターブラウン」
「それじゃ、私も……」
「ああ、指圧師もわざわざ来てくれて感謝する。また暇なときにでも来るがいい。いつでも歓迎するぞ」
どすどすと階段を降りてゆく天王寺裕吾。
無言のまま、岡部倫太郎に手を振りつつその後にとてとてとついてゆく桐生萌郁。
なんとか誤魔化すことに成功しほっと一息ついたところに……唐突にメールの着信音が鳴り響き、岡部倫太郎は飛び上がって必要以上に慌てふためいた。
メールの主は……先刻階段を降りていったばかりの桐生萌郁だった。
『さっきの岡部君顔が真っ青だったよ! 心配だよー! ><
手紙の内容もすっごい気になるけど、私には言いにくい事なのかもしれないから聞かないでおくね。
でももし話す気になってくれたらいつでもメールして!
おねーさん真夜中だって相談に乗っちゃうよー! ガジェットの開発とかはできないけど、私だってラボメンの一員なんだから! >< 萌郁』
想像していたのとは真逆の内容のメールに大きく息をついて、額の汗を拭う。
そしてラボの一員として仲間を心配するまでになった桐生萌郁の内心の変化に驚きつつ、岡部倫太郎はやはり彼女を巻き込むわけにはいかないと心に固く決意した。
そして……後には、難題だけが残された。
(『第2章 再帰性のリパティション(後)』へ つづく)
そんな感じで今宵はここまでー。
萌郁さん、いいよね……
駄文なりにそんな事を欠片でも思っていただければ幸いです。
それではまた今度ー。
乙なのです。
これは濡れ場は相当先ですなw
長編にwktkしております。
乙乙
続きを書きにきました
エロもないのにだらだら続いて申し訳ない
2−5:2011/02/14 23:02 回想4
二人が帰った後岡部倫太郎は急いで対策を練った。
TLMがタイムリープマシンの略だというのはほぼ間違いない。
そして手紙の主はそれをなるべく秘密裏に開発してくれ、という意図を持っている事もまた容易に推測できた。
略称なのは今回の桐生萌郁の件のようにうっかり手紙を見られた時、もしくは彼に手紙が届く前に悪意で誰かに見られた時、その意味を悟らせないためと考えられる。
なにせこの世界線ではタイムリープマシン自体が開発されていないのだ。存在しない物の略称に気付ける人間がいるはずがない。
かつてそのガジェットが存在していた世界線を観測した記憶のある岡部倫太郎以外には、だ。
わざわざ手紙形式なのもそれを裏付けている。ネット上でうかつなやり取りをしてSERNのエシュロンに捕捉されてしまう事を警戒しているのだろう。
では、一体誰がこんな手紙を……?
それについては現時点では『不明』としか言いようがない。なにせ先述の通りこの世界線でタイムリープマシンは開発されていなかったのだ。
可能性としてはSERNの関係者、未来からやって来た何者か、或いは彼と同様にリーディング・シュタイナーの能力を持ちこれまでの世界線の記憶を持っている者。
岡部倫太郎は一瞬、元の世界線の記憶と移動後の世界線の記憶を全て併せ持つ、己より優れたリーディング・シュタイナーの持ち主が己の影で暗躍している様を思い浮かべて慄然としたが、すぐに否定した。
「馬鹿馬鹿しい。今ある情報だけで考えろ、岡部倫太郎!」
それに仮にそんな能力者がいたとしても、Dメールやタイムリープマシンがなければどうせ大したことはできはしない。自分自身が世界線を主体的に変動させているのでもない限り、せいぜい世界線がころころ変わる事に戸惑い困惑するのが関の山だろう。
他にも幾つも反証が挙げられるが、取りあえず無視していいレベルの危険性だと判断する。
岡部倫太郎は、結局誰がその手紙を寄越したのかはとりあえず後で検証することにした。
もし開発する事にした場合、残された時間があまりに少ないからだ。
だから決めるべきはただ一点……
即ち本気でタイムリープマシンを作るかどうか、である。
それはつまるところ手紙の主が岡部倫太郎の、ひいては未来ガジェット研究所やラボメンたちの敵か、味方か……その判断を下さなければならぬ、という事でもある。
SERNがDメール以外の理由でこの研究所に目を付け、タイムマシン開発能力の有無を確かめているのか?
それとも再び未来に危機が迫っていて誰かが未来からやって来ているのか?
だがそれならタイムリープマシンなどという前時代の遺物をわざわざ作らせる意味がないではないか。当人達がタイムマシンで来ているのならばそれで世界を書き換えてしまえばいい。
とすると……タイムリープマシンでなければできない事がある、ということだ。
タイムマシンでは覆せないなんらかの強い収束が働くのか、それともタイムマシンでは重大なタイムパラドックスが発生してしまうのか。
では……それは一体何なのだろうか。手紙の主は彼に何を求めているのだろうか。
思考が堂々巡りとなってまとまらない。情報が少なすぎて確定ができない。だが時間は刻一刻と過ぎてゆく。
大いに悩んだ末……岡部倫太郎は、結局タイムリープマシンの開発を行う事にした。
現時点では善意からのものか悪意からのものか判然としないが、もし善意のものなら急いで開発しないと間に合わない。
そしてもし悪意のものだったとしたら、隙を見てタイムリープを行い開発前に戻ってしまえばいいのだ。
そうと決まれば話は早い。
岡部倫太郎は急いで牧瀬紅莉栖に連絡を取った。
そしてなるべく早い内に日本に来られないかと相談事を持ちかける。
気をつけるべきは会話の内容だ。SERNのエシュロンがどの程度の網を張っているのかはわからないが、携帯電話での会話が盗聴されている危険性がないとは言えない。
ゆえになるべく話の主題を語ることなく牧瀬紅莉栖を召集する必要があった。
二ヶ月もサボッていたツケで現状仕事が多忙だと当初は難色を示していた牧瀬紅莉栖だったが、岡部倫太郎が例の期限……即ち2月14日について漏らすと、何故か態度が急速に軟化し、結局幾度かの連絡の末、2月8日から17日までの十日間ほど日本にやって来る運びとなった。
次にすべきはタイムリープマシンの原型である電話レンジ(仮)の再開発だ。
そしてそのためにはどうしても彼の優秀な右腕(フェイヴァリット・ライト・ハンド)たる橋田至の協力が必要となる。
初めは一度破棄したものをなんでもう一度云々と文句を並べていた橋田至であったが、岡部倫太郎がどうしても必要なのだと誠心誠意頼み込むと、最後には
「も、もう、オカリンてば僕がいないとホントだめなんだからっ! 放っておけないじゃない! とか言ってみる罠」
などと(ややツンデレ風味に)快諾してくれた。
さらには彼ら以外にラボに訪れる頻度が最も高い椎名まゆりにも、隠し通してはおけないと開発の件について打ち明けることにした。
彼女は一見抜けているようで、その手の事には妙に勘が働くのだ。
岡部倫太郎はやや口の軽い傾向のある彼らにこの事を一切口外することを禁じた。部外者だけではない。他のラボメンにも、である。
「オカリーン、ラボメン差別は良くないと思うのです!」
「フェイリスたんに自慢できないとか何の為に開発するんだかわからんだろ常考!」
などと二人は不満を顕わにしたが、岡部倫太郎はひたすら真面目に、皆の身の安全を考えての事だと説得する。
この世界線のダイバージェンス……世界線変動率がどの程度だったか正確には覚えていないが、阿万音鈴羽の言っていた変動率を加味しても確か1%台ではあったはずだ。
つまり世界の構成や歴史はβ世界線をベースに構築されている可能性が高い。
という事は当然SERNはタイムマシンの研究を続けているだろうし、彼らの組織が秘密裏にタイムマシン開発に関わる人物を調査している危険性も未だ高いままだ。
そして……それぞれの人間がこれまで社会的にどういう立場で、どういう風に生きてきたのかも似通っている推測できる。
つまり階下の二人が未だラウンダーである可能性も十分にあり得るのだ。
桐生萌郁に関しては以前よりだいぶ態度が軟化してきたとはいえ、それでもFBからの指令を遵守する危険性がないとは言えぬ。
敵はどこに潜んでいるかわからないどころではない。すぐ真下にいるかもしれないのだ。迂闊な情報漏洩はあの時の二の舞になりかねない。
「……うん、わかったよ、オカリン。まゆしぃ頑張って口にチャックするのです」
「オーキードーキー。僕もなるべく気をつけるお。もし僕がフェイリスたんの前でうっかり口走りそうになったらぬろぽガッ並のツッコミよろ」
岡部倫太郎のいつもと違う真面目で真剣な様子に二人は何かを感じ取ったらしく、可能な限り他の皆には漏らさないと約束してくれた。
そして大学一年生でもある岡部倫太郎と橋田至の二人は、多忙な試験期間を、取得せねばならぬ必須単位のみ試験を受け、その他の科目を最悪次年度以降に持ち越す覚悟で強引に突破する。
さらにかつて捨てた機材となるべく同一の、見つからなければ近似の部品をかき集め、そうして牧瀬紅莉栖が来日する前日に……どうにか電話レンジ(仮)を以前とほぼ同等の機能で再現する事に成功した。
というわけで今回はここまで
オカダルの友情いいよね……
それではまた次回ー
乙乙。
エロなしでもおもしろい。
ぬろぽってなんだ
ぬるぽだorz
2−6:2011/02/14 23:25 回想5
牧瀬紅莉栖が来日し、ラボメン一同を集めての歓迎会が開かれた翌日、試験の残りを片付けた岡部倫太郎と橋田至、期末試験が迫ってきていて大わらわな椎名まゆり、それに牧瀬紅莉栖の四人が研究所に揃った。
岡部倫太郎はその場で、牧瀬紅莉栖に初めてタイムリープマシンの開発について提案する。
始めはあからさまに胡散臭い顔をしていた牧瀬紅莉栖だったが、電話レンジ(仮)によるゲルバナ現象を見せ、丁寧にその仕組みを説明してゆくと、彼女は俄然瞳を輝かせて会話に乗ってきた。
一方の橋田至と椎名まゆりは、謎のゲルバナ現象を解明し、流暢に解説する岡部倫太郎に唖然としていた。
そして、電話レンジ(仮)が時間遡行の能力を持っていると理解してもらった上で……岡部倫太郎は本格的にタイムリープマシンについて説明を始める。
詳細な専門知識はないが、幸い岡部倫太郎にはかつて開発に関わった事でタイムリープマシンができるまでの基礎理論と流れを知っている。
それをホワイトボードに記述しながら(途中で幾度か牧瀬紅莉栖の突っ込まれ修正はしたが)解説してゆくと、その場にいた一同がみるみる目を丸くしていった。
「ほえー、よくわからないけどオカリンすごいのです!」
「す、すげえ。牧瀬氏、これマジでできるの? オカリンひょっとして天才なん?!」
「びっくりした。うん、岡部が言った事が本当なら確かに理論上は可能かもしれない。でも一介の研究機関に過ぎないSERNがそんな……」
「いや、SERNがカー・ブラックホール作れるってとこまではこっちで確認済みだお。多分あと一週間もあればオカリンの言う通りこっちで自由に使えるようになると思う」
「でも岡部、ハッキングがバレたらどうするの? 危険じゃない?」
「僕はそんなヘマはしないのだぜ」
「それでも絶対安全とは言い切れない。相手は世界的な研究機関よ? 岡部、貴方の意見を聞かせて」
「心配いらん。タイムリープを行えば被験者は過去に遡行する。その時点ではハッキングの事実はないわけだから連中に捕捉される心配はない」
「それは当人の主観だけじゃない。他の人間の主観はどうなる」
「それは……」
そんな喧々諤々の(なるべく声を抑えた)議論の末……結局牧瀬紅莉栖を中心にタイムリープマシンの開発を行なう事が決定した。
タイムリープマシンの開発と平行して、岡部倫太郎は橋田至にSERNへのハッキングも試みてもらっていた。
ハッキングに関しては岡部倫太郎は完全に門外漢だが、電話レンジ(仮)に関してはある程度手伝える部分もあったため、彼が手伝っている間に橋田至にハッキングを仕掛けさせていたのだ。
そしてSERNのタイムマシンに関する実験内容と開発状況が以前とほぼ同等……正確には2011年2月時点においてかつての世界線の8月時点と同程度、という事を確認する。
つまりSERNのタイムマシン開発は元の世界線より半年ほど遅れているわけだ。それは岡部倫太郎にとってやや朗報といえた。
「でもゲルバナはともかく本当にデータなんて過去に送れるん? データをブラックホールで圧縮ってのもなんかよくわかんねーし」
「それに関しては実験と検証を繰り返すしかないわね。とりあえず今の理論が正しいならこの電話レンジから携帯のメールを送るくらいのことはできるはずだし」
「駄目だ。それは許可できない」
「なんでよ。基礎となる理論に確証が取れないとその後の開発に支障が生じかねないわ。岡部、科学者としてその態度は承認できない」
「理論だけならさっき話し合った内容で十分だろう。ともかくメールは駄目だ!」
「納得いかない! 岡部、私を説得する理由を提示して!」
大声で叫びそうになるのを、岡部倫太郎は必死に制した。
うっかり階下のブラウン管工房で留守番中の桐生萌郁に聞こえでもしたら大事である。
幸い今は真冬であり窓はしっかり閉め切ってカーテンも閉めている。夏のさ中よりは多少は防音効果が見込めるはずだが、過信は禁物だ。
そうでなくとも岡部倫太郎の声はよく響くのだから。
「さっきの説明を聞いていただろう。SERNはタイムマシンの研究をしているし、非人道的な実験も行っている。過去へ飛んだメールなどが仮にSERNの張り巡らされたエシュロンに引っかかりでもしたらどうする。
俺たちは拉致監禁されて、一生研究所で飼い殺しにされるかもしれないんだぞ!」
「廚二病乙! ……って言いたいけどさ、さっき見てたゼリーマンズレポートっていう奴? とか見てると割とマジで洒落にならんかもしれんね、それ」
「もー、二人ともー、だから勝手に覗きとかしたらいけないんだよー!」
椎名まゆりのもっともな、だがこの現状においてはいささか現実的ではない意見を無視しながら、岡部倫太郎は牧瀬紅莉栖に視線を向けた。
「そういう事だ。文句は言わせないぞ、助手よ」
「ううー、なんか腹立つ!」
「何が気に喰わないというのだ助手よ」
「だから助手じゃないと何度も言っとろーが! ……はぁ、もうほんっと疲れる!」
「なんだ、これから開発に着手するというのにそれ以前から疲れているとは体調管理がなっていないな我が助手よ」
「あんたのそーゆーところが疲れるって言ってるの!」
苛立たしげに捲し立てた牧瀬紅莉栖は、小さく息を吸って気分を落ち着かせた。
「……別に岡部の意見が間違ってるって言ってるわけじゃないわ。さっきのレポートは私も読ませてもらった。内容が本物なら確かに岡部の危惧は当たってるかもしれない」
「ならばなぜそうまで嫌がるのだ」
「……の」
「なに?」
「……ないの」
「もっと大きな声で言わないとわからんぞクリスッティーナよ!」
「それもちがーう!」
叫ぶようなツッコミを入れた後、牧瀬紅莉栖は少しだけ身をかがめて、斜め下から岡部倫太郎を見上げるようにして睨みつけた。気のせいか頬が少しだけ赤い。
「あ、あんたに言いくるめられたのが気に喰わないのよ!」
「ああ……」
言われて見ればかつての夏の三週間、彼女に論破された事は数あれど岡部倫太郎が彼女を言い負かした事はほとんどなかった気がする。
「負けず嫌いだな、紅莉栖は」
「んなー!?」
首の下からみるみる赤くなり、耳まで真っ赤に染めた牧瀬紅莉栖は、岡部倫太郎をびしりと指さしながらその指先をわなわなと震わせている。
「お、お、岡部っ! あ、あ、あんた、どーしてこーゆー時だけ……っ!」
「? どうかしたのか我が助手よ」
「言い直すなばかぁーっ!」
「おぶぁーっ!?」
ソファの上に置かれたクッションを投げつけられ思わず仰け反り、背後にあった棚に後頭部をぶつけて激痛にうずくまる岡部倫太郎。
クッションを投げ終えたポーズのまま荒い息を吐く牧瀬紅莉栖。
「なにこの壁ドン。正直夫婦喧嘩ならよそでやってほしいお」
「「だぁれが夫婦だっ!!」」
まったく同じタイミングでツッコミを入れる二人を見ながら椎名まゆりがくすくす笑う。
「はー、まったくもー。でもなんか怪しいのよね」
溜息をついて肩を竦めた牧瀬紅莉栖が、岡部倫太郎のことをジト目で見つめる。
「怪しい? 何が怪しいというのだ我が助手よ」
「だから助手じゃ……はぁもういい。いやよくないんだけど。ここで折れるとなんかそのままズルズルいっちゃいそうな気がするんだけど」
何やらブツブツと呟きながらジロリと岡部倫太郎を睨み付ける牧瀬紅莉栖。
「それはともかくとしてまだ実験もしてないのに岡部は確信があるって顔してる。まるで今メールを送ったら悪い事が起きるって最初から知ってるみたい」
「うぐ……とにかくメールはダメだ。どうだ、できそうか」
「できるできないで言うならこの理論通りのものを造る事はできる。けど仮に造る事ができたって問題は山積みよ。本人の自我がどちらに残るのかとか、意識の解凍が失敗した時どうなるのかとか、上書きされた側の人格がどうなるのかとか、実験しないとわからない事が多すぎる」
「その点については問題ない。実験はラボの代表である俺が責任を以って行う」
「ふうん……マッドサイエンティストを自称するのは伊達じゃない、か」
即座に実験台になる事を了承した岡部倫太郎に、牧瀬紅莉栖は感心したように目を細めた。
「俺はアイデアを出す事はできるが脳科学の知識と技術については正直門外漢だ。マシンの調整もダル程にはできん。だから役に立てない分は実験台でもなんでも引き受けよう。
いずれにしろこのマシンの開発にはお前達二人の力がどうしても必要なのだ。頼む、クリスティーナ、力を貸して欲しい」
「ちょ、オカリンー?!」
「岡部……」
岡部倫太郎は姿勢を正し、二人に深々と頭を下げた。
「……わかった、わかりました! もう! あんたにそこまでされて引き受けなかったらなんか私が悪人みたいじゃない!」
「べ、別にオカリンのことがちょっとカッコイイかもとか思ってなんかないんだからねっ!」
「「ツンデレ乙」」
岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖が声を合わせて橋田至に突っ込みを入れる姿を……
椎名まゆりは、なぜかやけに嬉しそうに見つめていた。
ということで今宵はここまで。
日を跨いじゃいましたが。
次あたりで二章が終われそうなので、切りの良さを考えて休日ですが明日……というか今日にまた更新するかもしれません。
それではー。
乙
エロが絡まない部分なら普通に助手スレかオカリンスレに投下しても問題ない面白い内容だな
濃厚なエロシーンを待ちつつ乙しとく
こんばんはー
今日は休日ですが第二章を最後まで上げに来ました。
いい加減エロに入れよ!
とお思いでしょうが今しばらくお付き合いください。
2−7:2011/02/14 23:48 秋葉原・未来ガジェット研究所
「そうだ……開発は順調にいったのだ」
テーブルに突っ伏したまま岡部倫太郎が呟く。
こうしてみると居酒屋でくだを巻いている牧瀬紅莉栖とやっている事が何も変わらない。
そう、開発は順調に進んだ。
途中幾つか問題もあったが、それらを全てクリアして、
遂に2月13日の深夜11時に……そのマシンは完成した。
歓喜に沸く一堂。
明日にでも宴会をしようと浮かれる橋田至と椎名まゆりを制し、岡部倫太郎は宴会の実施を明後日の2月15日に行うと宣言し、徹夜続きで疲労している橋田至と牧瀬紅莉栖のため明日は休養日にする、と宣言して一同を解散させた。
手紙の主がどんな意図を持って開発させたのかはわからないが、期限を提示した以上、きっと当日に何かが起こると踏んだのだ。
しかし……まんじりともせず夜が明けて、朝が過ぎ、昼が過ぎても一行に手紙の主からの連絡は来ない。
かなり精神的に疲労していた岡部倫太郎は、気分転換にコンビニでドクペを買ってこようと玄関に向かったところで、ホテルからやって来た牧瀬紅莉栖と鉢合わせした。
「なっ?! な、なんで岡部がここにいるのよー!」
「それはこっちの台詞だクリスティーナよ! 今日は休養日と言ってあったろう」
「そうだけど! そうだけど! ああもう大事なことなので二度言いました! ああもうっ!」
「…………?」
岡部倫太郎は牧瀬紅莉栖によってラボから無理矢理連れ出された。
できればタイムリープマシンの近くにいたかった岡部倫太郎ではあったが、牧瀬紅莉栖に迫力負けした形だ。
とは言っても連れ出されたからといって別段何かを強制されるような事もなく、秋葉原を歩きながら立ち話をしたり、喫茶店に入って議論をかわしたり、タイムリープマシンの実験と運用についての討議をしたり、ごく当たり前に過ごしただけだ。
なにせ半年振りの再会の割に世間話をする余裕などほとんどなくガジェット開発に突入してしまったのだ。二人とも話題が尽きる事なく、延々と話し続けた。
時に冗談めかして、時に険悪気味に、だが総体として実に楽しげに。
それが……デートのようなものだと、その日が2月14日であると、二人が今更のように思い出したのは夕暮れも迫る時分だった。
どちらからという事もなく口数が少なくなり、会話が唐突に途切れる。
だがそれは気まずい雰囲気というわけではなく、どことなく安らいだ気持ちで……
相手を見つめては我知らず胸を鳴らし、頬が朱に染まっている事に気付き慌てて視線を逸らす。
そんないかにも初々しいカップルのようなやり取りを経た後、遂に我慢できなくなった牧瀬紅莉栖は急に立ち上がると、大股で喫茶店を飛び出た。
慌てて追いかける岡部倫太郎の前で、ドンキ・ホーテの店内に足早に入っていった牧瀬紅莉栖は……
そこで、大きなハート型のチョコを購入した。
「ホントは……ホントは、ちゃんと自分で作るつもりだったの! ホントだからな!」
そして店を出たところで真っ赤になりながら顔を背け、岡部倫太郎へと買ったばかりのチョコを突き出すように差し出す。
「けど! マシンの開発とか色々あって私も夢中になっちゃってたし! それで今朝起きてカレンダーで日付をチェックしてたら今更今日が2月14日だって気付いて、今日は休養日だからラボには誰もいないと思って湯煎の道具を買って合鍵で入ってみたらなんか岡部がいるし!
それでなんとかラボを空けようとあんたを連れ出してみたら気付いたらこんな時間で……あーもうっ!」
「ええい助手よ、落ち着け!」
「これが落ち着いていられるかぁっ! せっかく今日のためにわざわざ日本に来たっていうのに本末転倒よもーっ!」
「はぐっ?!」
わなわなと手を震わせて、一瞬たりとも岡部倫太郎の方を見ようともせず、ラッピングされたチョコレートを一層に強く突き出す。
それは岡部倫太郎の頬と顎を捉え、彼の上半身を押しのけるような形となってしまっていたが……総体としては一応バレンタインの流儀に則ってはいた。
「ええい受け取れ岡部! こ、このままだとあたしが馬鹿みたいじゃない!」
「そ、それは構わん、それは構わんのだが……こんな往来でいいのか、クリスティーナ」
「へ……?」
岡部倫太郎の指摘にハッと我に返った牧瀬紅莉栖は慌てて周囲を見回す。
そこはドンキ・ホーテの店の前、夕刻とはいえ大勢の歩行者が歩いている歩道のど真ん中。
周囲の視線は往来の真っ只中でイチャつきあっているそのバカップルに注がれており、ある者は暖かく、またある者は生暖かく、そして大多数の者はリア充死ね! と各々心の内の掲示板に書き込んでいた。
「はうっ! あわ、あわわわわ……っ!」
岡部倫太郎に突き出していたチョコレートを胸にぎゅっと抱くようにして、牧瀬紅莉栖が耳まで真っ赤になって目をぐるぐると回し、口をわなわなと震わせながら硬直する。
「おい、待て、クリスティーナ! クリスティーナ!」
そしてその直後に、寒風の中、白衣をはためかせつつ奇声を上げながら逃亡を計った。
慌てて牧瀬紅莉栖を追いかける岡部倫太郎。
逃げる者と追う者と、秋葉原の宵の灯火に照らされた、激しく熱く、だが夢のように甘い逃走劇……
「はぁ、はぁ、はぁ……っ」
「ぜえ、ぜえ、ぜえ……っ、ま、待つのだ助手よ……!」
……となれば美しかったのだが、互いに普段の運動不足が祟ってそう上手くはいかなかったようだ。
「とにかく……受け取れ。でないと私がみじめだ」
秋葉原の外れの公園にて遂に捕捉された牧瀬紅莉栖は、観念したかのように再びチョコを差し出した。
身体を横に傾け、視線を逸らし、いかにもどうでもよさそうに振舞いながら。
「ああ、ありがたく受け取らせてもらうよ、紅莉栖」
「はうっ!」
チョコを受け取りながら岡部倫太郎が呟いた台詞に、牧瀬紅莉栖はびくんと肩を震わせ、朱に染めた頬をますます赤くする。
「岡部って……ずるい」
「? 何がだ」
「だって、そうやって言って欲しい時に……名前で、呼ぶとか……っ」
岡部倫太郎の方へ向けた彼女の瞳は潤んでいて……
宵闇の中、灯火に照らされた彼女の表情は何かを期待しているようで……
岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖は、街灯の下で……どちらからという事もなく熱い口付けを交わした。
2−8:2011/02/14 23:53
「それが……まさか、あんな事態になるとは……っ!」
わなわなと拳を震わせて、岡部倫太郎が呻く。
端的に言って、互いの気持ちを確かめ合った二人は、そのままバレンタインのカップルに相応しい行動を取った。
即ち近くのラブホテルに入って愛を交歓しようと試みたのである。
牧瀬紅莉栖はアメリカ在住であり、二人の逢瀬の機会は限られている。
開発が終わったら遠からず彼女はまた帰国する事になっていた。
だから次に再会するまでの間……何かの証が欲しかったのかもしれない。
ただ……少々困ったことに二人は童貞と処女だった。
さらに困った事にこれまでそうした男女の付き合いや交渉事にまったく関わってこなかった、重度の童貞と処女であった。
さらにさらに、その処女は己の事を棚に上げ、初体験というものになんとも乙女な理想を描いていた。
いやむしろ妄想と言っていいかもしれない。
本来ならばそれでも問題なかったのだろう。
研究一筋の彼女ならば実際の性に関して無知なまま生涯を終えてもおかしくはなかったからだ。
けれどここに機会が訪れてしまった。
充実したキャンパスライフとか、彼氏彼女とか色恋沙汰とか、そうしたものとはいかにも無縁そうな、放っておけば確実に魔女と魔法使いにクラスチェンジしそうな処女と童貞。
彼らの知識の拠り所となっているのは、互いに漫画やアニメ、そしてエロゲなどの歪んだ知識のみ。
そう、妙に高い理想と厳しい現実を前に……
……二人は、完全なる敗北を喫したのだ。
大して潤んでもいない状態での破瓜の痛みに耐え切れなかった牧瀬紅莉栖に生足で顔面に蹴りを入れられ、ベッドから転げ落ちた上に激しい罵倒を浴びせられ置き去りにされた岡部倫太郎。
下半身素っ裸のまま廊下に飛び出して、その後なんともばつが悪そうに部屋に戻ってきて、そそくさと着替えて逃げるようにその場を後にした牧瀬紅莉栖。
そして己の行為に今更ながらに猛省しつつ、だが手遅れであることを誰よりも自覚し戻るに戻れぬ牧瀬紅莉栖は居酒屋でくだを巻き、
立ち直れぬ程の精神的ダメージを追った岡部倫太郎は、フラフラと街中を彷徨った末になんとかラボに辿り着き机に突っ伏した。
岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖。
かつて別の世界線で愛を確かめ合った二人のせっかくの再会が……最悪の形で終わってしまったのだ。
927 :
次回予告:2012/09/01(土) 23:27:44.96 ID:E4iZruKU
3−0:2011/02/14 23:58
もう何もする気が起きない。
全身から気力という気力が抜け落ちてしまった岡部倫太郎は、ぐったりと机の上に身を投げ出していた。
「大体なんだったのだあの手紙は……せっかく期日に間に合わせてタイムリープマシンを完成させたというのに、全く何も起きなかったではないか!」
口にしてみるとなにやらふつふつと怒りがこみ上げてきて、思わず罵倒するような叫びを上げる。
八つ当たりに等しいのだが、まあ事情が事情だけに情状酌量の余地くらいはあるかもしれない。
「へえ、本当に完成させたんだ」
「な……っ!」
よく通る、元気のいい声が背後から聞こえた。
先刻ラボに戻った際、消沈のあまり扉の鍵をかけ忘れたことを思い出す。
だが……警戒より先に彼の脳裏に浮かんだ感情は驚愕だった。
その声に……彼は、岡部倫太郎は確かに聞き覚えがあったのだ。
いや、聞き覚えがあるどころの話ではない。それは彼にとってむしろ忘れようとしても忘れられない声であった。
なにせその声は、その声の主は……本来この場にはいないはずの人物のものだったのだから。
「さっすがオカリンおじさん! ……そしてありがとう、あんな手紙を信じてくれて」
「お前は、バイト戦士……っ!」
かつて階下のブラウン管工房で働いていた格好のままの……
阿万音鈴羽が、そこに立っていた。
(『第3章 孤想恋慕のアリテッド(上)』へ つづく)
というわけで第二章完結です。
長ったらしい序章が終わって、次回からいよいよ本編に突入です。
とりあえず手始めは鈴羽・オン・ステージ。
読者の中に鈴羽ファンがいるのなら、少しでも楽しんでもらえるよう頑張ります。
それではまた運が良ければ週明けにでも。
ここまでの感想でもいただければ励みになりますー ノシ
なるほど、これでつながった訳かw
乙
乙
オカリンと助手、何か悲劇が襲ったかと思えばしょーもねーwしょぼい!そこに痺れる憧れる!
そしてやっぱり手紙の主は鈴羽だったか。
鈴羽(゚∀゚)キタコレ!!
鈴羽成功(゚∀゚)キタコレ!!
来ちゃった……
そういうわけで今宵も更新していきます
やっとこ第三章に突入です
3−1:2011/02/15 0:02 秋葉原・未来ガジェット研究所
「バイト戦士って……そりゃあ最近バイトばっかりしてたけどさあ、あたしにはちゃんと阿万音鈴羽って名前があるんだけど」
「あ、ああ……すまん」
「まいっか。オカリンおじさん……じゃなかった、岡部倫太郎にとっては初めまして、になるのかな? 初対面のあたしがいきなり部屋に上がり込んできてこんなこと言い出したって最初はちょっと信じられないかもしれないけどさ、聞いて欲しいことがあるんだ」
「信じるさ」
「へ?」
「お前の言うことなら……信じる」
きょとんとした表情で阿万音鈴羽が首を傾げる。
「阿万音鈴羽。本名橋田鈴羽。“我が頼れる右腕(マイ・フェイバレット・ライト・アーム)”橋田至の娘。2036年からタイムトラベルして現代にやって来た……こんなところか。違うところはあるか?」
「ええー?! なんでー?! なんで知ってるのー?! オカリンおじさんあたしとは初対面のはずでしょー?!」
目の前の少女は、目をまん丸に見開いて驚愕する。
その驚き方も、声のトーンも、以前のままであることに岡部倫太郎はどこか安堵し、目を細め微笑んだ。
「確かに初めてかもしれんな……この世界線のお前とは、だが」
「あ……っ!」
岡部倫太郎の言葉に、阿万音鈴羽は何かを思い出したかのようにぴくんと反応し、眉根を上げ真剣な面持ちとなった。
「それが……オカリンおじさんの言ってたリーディング・シュタイナーって奴?」
「ああ。俺はお前に何度も会ったことがある。異なる世界線のお前とだがな」
「凄い……ホントだったんだ……!」
瞳を輝かせ、何やら尊敬の眼差しで岡部倫太郎を見上げてくる阿万音鈴羽。
どことなく面映くなって、岡部倫太郎は鼻の頭を掻きながら目を逸らした。
「どの世界線でのお前も、正体を隠すことはあっても悪意のある嘘を付くような女ではなかった。そしてお前が俺に頼ってくる時は、いつだって大きな事件が未来に待ち受けていた。
だから信じるさ。この世界に危機が迫っていて、俺の助けが必要なのだろう? この俺にしか為し得ぬミッションがあるのだろう? だからこそタイムリープマシンを作らせた。違うか?」
「さっすがオカリンおじさん! いやあ、話が早くて助かるよ。どうやって説得しようかってそれだけが不安でさあ」
「……お前には借りがあるからな」
「? 借り? なんのこと?」
「……いや、こっちの話だ」
かつて岡部倫太郎は、未来において死別していた父親とこの時代でようやく再会できたという阿万音鈴羽の世界線を、Dメールで改変し書き換えて消し去ってしまったことがある。
所詮別の世界線の話だし、現に今の阿万音鈴羽にはその記憶はない。
だが……それでも。
それでも岡部倫太郎は、岡部倫太郎だけは覚えている。
彼の突出したリーディング・シュタイナーの能力が異なる世界線の記憶を彼の内に残し続けているから。
だから……岡部倫太郎は、再び自分に助けを求めに来た彼女の願いを、できる限り叶えてやりたいと思っていた。
「で、未来では何が起こっている。俺は何をすればいい」
「そうだね、その前に……この機械、使えるの?」
「当然だ。我がラボの知恵と技術の結晶だからな」
「確か記憶と自我を過去に遅れる装置……だったよね。いつまで遡れる?」
「そうだな……」
以前のように発明のための発明ではない。今回このタイムリープマシンは明確に『使用するため』に製造したものだ。
だから岡部倫太郎はここ数日の出来事を、必要ならメモを取り、或いは牧瀬紅莉栖に確認しながら、なるべく正確に把握しようと努めていた。
「確か2月13日の午後11時に完成したから……その48時間前、2月11日の午後11時が限度だな」
「へえ、凄いじゃん! じゃあそれまで間このラボに誰もいない時間ってあった? できればオカリンおじさんだけがいる時が一番いい」
「それならちょうどその日が連続で徹夜していた皆を無理矢理帰して休ませた日だ。俺だけはここで寝るつもりだったから、一人残っていたはずだ」
「いいねいいね! じゃあオカリンおじさんは早速その時間まで遡ってくれる? あたしもタイムマシンでその時間に跳ぶから」
「わかった。そうしよう」
過去に遡る事にもきっと意味があるのだろう。
もしかしたら今から準備していては決して間に合わぬ時間に発生する事件なのかも知れない。
気づいていないだけで既に過ぎてしまった時間に発生していた事件という可能性も十分にある。
だが……単にそれだけならばタイムリープすることなくタイムマシンでも事足りるはずだ。
色々な疑問が岡部倫太郎の中に渦巻いた……が、とりあえず口にしないでおく事にした。
きっと過去に遡った後でこちらの質問に答える時間をくれるはずだ。阿万音鈴羽とはそういう女である。
「あ、でも記憶だけが戻るって事は48時間前……じゃなかった、昨日……でもなくってもう一昨日か……の午後11時に完成したんだから、そこからさらに24時間……じゃなくって25時間経ってるわけで……ええっと……?」
指を折りながら頭に『???』と疑問符を浮かべて首を捻る阿万音鈴羽に、岡部倫太郎は小さく溜息をついて彼女の求める解を告げる。
「73時間前だ」
「そうそう、その73時間前のオカリンおじさんに今のおじさんが『やって来た』事はあたしにはわからないよね。どうしよう?」
「ならば過去に戻ったら俺がお前の名を呼ぼう。返事がなかったら10分おきに一回。これでいいか?」
「オーキードーキー! じゃあそれでいこう。それじゃ、73時間前に!」
「ああ、73時間前に!」
知らぬ者が聞けば理解し難い言葉を交わし、阿万音鈴羽はラボから消える。
寒風吹き荒ぶ中あの格好でよくまあ寒くないものだと岡部倫太郎は呆れたが、もしかしたら未来にはその手の防寒具が発達しているのかもしれない。
ともかく過去へ遡らないと打ち合わせもできぬ。
テーブルに置かれたヘッドホンを装着しながら……ごくりと唾を鳴らす。
なにせタイムリープ自体は何度も経験しているが、このマシン……いわばタイムリープマシン2号を稼働させるのはこれが初めてなのだ。
もしマシンの開発に失敗していたら……記憶の送信に、受信に失敗したら。
かつてのタイムリープマシンの起動はいわば緊急事態だったから即座に覚悟を決めることができた。
だが今回はそうではない。考える時間があるがゆえに……岡部倫太郎は僅かに逡巡した。
「ええい、ままよ!」
だがいずれにせよ使うしかないのだ。そのために開発したのだから。
岡部倫太郎は……意を決してマシンを起動させた。
というわけで今宵はここまでー
鈴羽は可愛いですねえ
少しでもオリジナルの彼女の魅力に近づけたら、と思いながら書いております
それではー
乙
うーんww焦らすなぁww
期待してるので頑張ってくれ!
今日も更新に来ましたー
ちょっと眠いので誤字とかあったら御勘弁くださいませ
3−2:2011/02/11 23:00 未来ガジェット研究所
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
猛烈な吐き気を覚え、岡部倫太郎はがくんと身体を揺らす。
立ちくらみにあったかのように視界が歪み、倒れこみそうになるのを壁に手をつきなんとか堪えた。
混乱した頭で必死に考える。
自分は……誰だ?
なぜここにいる?
なんのために……ここにいるのだ?
ゆっくりと、やがて急速に意識が覚醒する。
そうだ、自分は4日後からタイムリープして過去にやって来たのだ。
タイムリープマシンの起動の瞬間まではっきりと覚えている。どうやら気づく範囲での記憶障害もなさそうだ。
実験は……成功したのだ。
大きく息を吐き、周囲を確認する。
当たり前だが、己の立ち位置が変わっていた。
さっきはカーテンの向こうでマシンを起動させ、タイムリープを行ったはずだ。
だが今は手前の部屋の壁際にいる。おそらく近くのソファでうたた寝でもしていたのだろう。
部屋の明かりが付けっぱなしで、岡部倫太郎は電気の無駄遣いだな、などとなんとも場違いな感想を抱いた。
微弱に続いていた眩暈が徐々に収まり、視界がゆっくりと開けてゆく。
岡部倫太郎は大きく深呼吸をして気分を落ち着かせた。
「バイト戦士……いるのか、鈴羽!」
「ほいほーい。おっはー」
「んな……っ!?」
阿万音鈴羽は、なんと窓を開けて入ってきた。
「こ、ここは二階だぞ?!」
「えー、だって窓越しじゃないと中からの声が聞こえないじゃない」
岡部倫太郎は頭を抱えた。次からはもう少しマシな合図を考えようと。
「ええい、そういえばお前も携帯を持っていたはずだ! それで連絡を取り合えばよかったではないか!」
「え? 携帯? あ、そっか、こっちの時代じゃ必要だからってこの前買ったんだっけ……ってなんでオカリンおじさんが知ってるの?」
「いや……まあそれはいいだろう。とにかく持っているんだな?」
岡部倫太郎が覚えていたのは異なる世界線の彼女との記憶であり、この世界の彼女が携帯電話をあらかじめ贖っていた保証はどこにもなかったわけだが、どうやら同一人物だけに似たような行動を取ったものらしい。
「うん。ええっと……連絡先ってどうやって登録するの?」
「相手に空メールを送って……ええい貸せ!」
たどたどしい手つきで携帯電話相手に格闘する阿万音鈴羽に痺れを切らした岡部倫太郎は、彼女の携帯電話を奪い取り自分の番号やアドレスを登録する。
「へへー。オカリンおじさんのケータイ番号ゲットだぜー!」
「ああ、これからはこれで連絡を取り合うことにしよう」
「オーキードーキー!」
携帯電話を頭上に掲げてはしゃぎつつ、元気いっぱいの返事をする阿万音鈴羽に岡部倫太郎は思わず嬉しくなって目を細める。
「ふ、やはりその返事か。父親譲りだな」
「うん! 父さんが使ってるの聞いてる内に覚えちゃった!」
「そうか」
彼女の様子からすると父親……橋田至との関係は良好のようだ。もしかしたら2036年でもまだ存命なのかもしれない。
岡部倫太郎は一瞬未来の彼女の父親について尋ねたい欲求に駆られたが、自制した。この世界線であまり未来のことを不必要に尋ねない方がいい……そんな気がしたのだ。
「……ところで俺もバイト戦士、という呼び方を改めるからお前もそのおじさん、というのはやめてくれないか。何か微妙に凹む」
「そう? じゃあ岡部倫太郎……でいいかな」
「ああ、それでいい」
一息ついた岡部倫太郎は急に肌寒さを覚え、去年末に橋田至と拾ってきたガスヒーターのスイッチを入れる。
石油ストーブや電気ストーブなどを色々試してみた結果、これが一番部屋全体が温まりかつ経済的であるとの結論に達したのだ。
「その格好では寒いだろう、もっとこっちに来るがいい」
「はいはーい!」
ヒーターの前に座り込んだ岡部倫太郎が声をかけると、阿万音鈴羽は元気よく返事をしてとてとてと彼に近づいて、なんと岡部倫太郎の隣に座り込みそのまま肩を預けてきた。
「ちょっと待て。そこでは駄目だろう」
「え? そお? でも昔みたいに膝の上だとさすがに話しにくくない? ほらあたしもだいぶ背が伸びたし」
「なんの話をしている! 話し合いなら正面に座るのが当たり前だろう!」
「ええー!?」
なにやらご不満らしき阿万音鈴羽はさらに岡部倫太郎に一層強く寄りかかり腕にしがみつこうとするが、彼が席を立ってしまったためすぐ横にあったソファに倒れこんでしまう。
溜息をついた岡部倫太郎は、そのまま立って話を続けることにした。
「……で、鈴羽。俺にタイムリープマシンを造らせた理由はなんだ。進んだ技術を持ったお前があえてタイムリープマシンを作らせた以上、タイムマシンでは実現が困難なミッションなのだな? つまり俺が複数人いると不都合という事か」
「さすがオカ……岡部倫太郎、話が早くて助かるよ」
岡部倫太郎となにやらスキンシップと取りたがっていたらしき阿万音鈴羽は僅かの間『ぶー!』と頬を膨らませていたが、すぐに気を取り直して本題に入った。
こういう切り替えの早さも彼が知っている阿万音鈴羽……一番最初に会った、ブラウン管工房でアルバイトしていた彼女となんら変わらない。
変わったことと言えば、以前より少々馴れ馴れしいというか……妙に自分に懐いているような節があるところか。
「タイムリープマシンを作ってもらった理由は2つ……1つはもう達成されてるはずだよ」
「なに?」
怪訝そうな顔をする岡部倫太郎に、阿万音鈴羽が説明する。
「まず最初に覚えておいて欲しいの。2036年前後にタイムマシンが完成して、そこからあたしが2010年前後にタイムトラベルしてくる……それがこのあたりの世界線の大きな収束みたい。これはオカリンおじさん……未来の岡部倫太郎本人が言ってたこと」
「俺が……?」
だが言われてみればα世界線でもβ世界線でも確かに彼女は未来からやって来ていた。それも理由はまるで別なのに、だ。
さらに疾風迅雷のナイトハルトが引き起こした世界線移動とその修復ミッション『オペレーション・ラーズグリーズ』に於いてすら、彼女はこの時代にタイムトラベルしてきた。あの時は彼女の認識的には世界の危機など起きていなかったはずなのに。
理由が変わっても結果が収束する……つまりより大きな因果律の結果が彼女のタイムトラベルに繋がっている、ということなのだろうか。
「だから岡部倫太郎だけがタイムマシンの研究を放棄しても駄目なの。開発競走の発生に十数年の変動はあるけど、遅かれ早かれ誰かがきっと発見して、そして世界がそれに巻き込まれる」
「考えが甘かった……ということか」
確かにα世界線とβ世界線のいずれでも2036年にタイムマシンは完成していたが、その成り立ちはまるで別のものだった。かたやSERNが世界を牛耳るために開発し、かたや中鉢論文から世界中が争うようにして開発競走が行なわれた。
つまりSERNの陰謀を阻止し、ドクター中鉢の暴走を止めても、世界線の収束が働いてどこかの誰かがタイムマシンを開発してしまう、という事になるのだろうか。
「だから……世界を崩壊させないためには、岡部倫太郎、君がイニシアチブを握ってなきゃいけない」
「ふむ、なるほど……ってお、俺が?!」
彼女の言葉の意味をしばし考え、そこに込められた責任の重大さに気付き思わず一歩後ずさり、ガタ、と後ろにあった椅子に足をぶつけてしまう。
「正確に言えば岡部倫太郎が組織している研究施設……この時代だと『未来ガジェット研究所』だっけ? このラボが表なり裏なりで世界のタイムマシン開発に睨みを効かせている必要があるわけ」
「そんな事が……できるのか?」
岡部倫太郎は半信半疑で尋ねた。
なにせ電話レンジ(仮)の開発は完全なる偶然、タイムリープマシンはほぼ9割方牧瀬紅莉栖が開発したものだ。
岡部倫太郎は偉そうに指示を出していただけで実質何もしていない。
「できるよ。この研究所をなんだと思ってるの? 天才の紅莉栖おばさんと父さん……ええーっと、牧瀬紅莉栖と橋田至がいるんだよ? そして岡部倫太郎は彼らを統括する所長、ここの代表者じゃないか」
「いや確かに未来ガジェット研究所の責任者は俺だが……そうか、もしかして今回の開発の目的は紅莉栖にタイムリープマシンの存在と理論を知らせる事か?!」
岡部倫太郎の叫びに、阿万音鈴羽は不敵に笑ってうなずく。
「ホント理解が早くて助かるよ。そう、おば……牧瀬紅莉栖がタイムマシンの基礎理論をに関する確証を得る……それがこの2011年なんだ」
「半年ずれている……? そうか、バタフライエフェクト……!」
この世界線の牧瀬紅莉栖はタイムリープマシンの開発を行なっていない。論文自体は執筆していたが、確証は得ていない。
それが確信に変わったのが2011年……つまり今回の来日というわけだ。
椎名まゆりが死に至る時間が世界線の変動によって変わったように、SERNのタイムマシン開発の遅れや牧瀬紅莉栖のタイムマシン研究の基礎理論構築時期なども、この世界線に移ったことにより変動したと考えれば辻褄は合う。
「この件でタイムマシン製作に関する確証を得た紅莉栖おば……ええっと牧瀬紅莉栖は、やがてタイムマシン開発の第一人者になる……それが今回の目的の1つ」
「なるほど。ところで一つ確認しておきたいのだが、お前は紅莉栖と会った事があるのか?」
「あるもなにも、ここに来る時もおばさんに見送られて来たよ! あたしの乗ってきたタイムマシンは牧瀬紅莉栖と父さんの共同開発だよ?」
「なに……?」
どうやらα世界線のように彼女が短命でこの世を去る事はなくなったらしい。それに今の阿万音鈴羽はα世界線の彼女と異なり牧瀬紅莉栖とは特に険悪というわけでもないようだ。
僅かずつではあるが未来は良い方向に変わっているのかもしれない……岡部倫太郎は少しだけ安堵した。
というわけで今宵はここまでー
父親と同じくらいの年上のおじさんに懐くみたいに同年代のオカリンに甘える鈴羽
そんな世界線があってもいい
ぼかあそう思うんですよ
では明日以降にまたお会いしましょう
乙乙
鈴羽可愛いぜ。
何気に膝の上も指定席にしてたのか。
それと、Zプログラムと中鉢論文を潰しても、誰かが似たような時期にいずれタイムマシンを発明するってシナリオは、これまで見たことがないけど良いね。リアリティがある。
科学の歴史も一人の天才の独力で進められて来たと言うよりは、同じようなことを考えてる人間が常にどの時代にも複数居たようだから。
さて今宵もこっそり失礼します
少しでも楽しんでくれる方がいてくれれば何よりです
でもエロパロ板でもらう感想がこれでいいのかw
エロの方ももうちょっとで触りが出てきますのでそれまで御辛抱を……
3−3:2011/02/11 23:06
「フフフ……依頼される前に既にミッションを完遂しているとは……この鳳凰院凶真! 我ながら恐るべき才能だ! フゥーハハハハ!」
少しだけ余裕が出てきた岡部倫太郎は、鳳凰院凶真として己の達成感を喧伝した。
「おー、キョーマだキョーマ! すごーい!」
「なに?!」
だが阿万音鈴羽の意外な反応に腰を折られ、思わず甲高い声でずっこける。
彼女は両手を合わせ瞳を輝かせ岡部倫太郎を見つめている。まるで特撮のヒーローを見る少年のようだ。
「お、お前はこの俺を真の姿を知っているのかっ?!」
「もっちのろんだよ! オカリンおじさん……じゃなかった岡部倫太郎の隠された別人格でしょ? あれとかあの事件とか、どんな困難にだって立ち向かって高笑いと共に解決してきたこのラボの守護神だって聞いたよ!」
「はうっ! も、もしかしてそれは未来の俺から聞いたのか……?」
よろりとよろめきながら、弱々しい声で尋ねる。
彼女がその手の話を聞くとするなら5,6才くらいだろうか。そして彼女が生まれるのは今から確か6,7年後……
少なく見積もっても三十代以降の自分が未だにそんな『設定』を嬉々として幼い少女に語り聞かせているとするならば、それは少々痛いどころの騒ぎではない。
「ううん。まゆりおばさまと留未穂お姉ちゃんから」
ぐらり、と岡部倫太郎の上体が大きく揺れた。
「お、おのれまゆり! フェイリス・ニャンニャン! よくも疑うことも知らぬいたいけな娘に……!」
「……え? ひょとしてあれ全部嘘なの?!」
「嘘ではない! 嘘ではない……多分。というかそもそも『あれ』とはなんなのだ! 『あの事件』とは!! 俺が一体何をしたというのだ!」
鳳凰院凶真が世界を救ったのは事実だ。だがあの二人はその事実を知らぬはずである。
一体この世界線の彼女達は阿万音鈴羽に何を吹き込んだのだろう。
「えーっと、あはは、そういえば禁則事項って奴だった。ゴメン、岡部倫太郎」
両手を合わせて謝る阿万音鈴羽。岡部倫太郎は呆れたように溜息をついた。
考えてみれば彼の大言壮語を鵜呑みにしかねない椎名まゆりとあの廚二がかった設定をさも真実のように延々と語るフェイリスの発言である。
話半分に聞いておいた方がいいのかもしれない。もしかしたら幼い少女に単なる想像上の物語を語り聞かせていただけなのかもしれぬのだから。
「まったく……相も変わらず口を滑らせやすいな、バイト戦士……ではなかったか、鈴羽よ」
「うう〜、言わないでよぉ。気にしてるんだからぁ」
泣きそうに拝み倒す阿万音鈴羽の姿にどっと肩の力が抜ける。
いずれの世界線でもあまり調子が変わらぬところを見ると、彼女は基本的に素直で人を信じやすく、口を滑らせやすいタイプのようだ。
彼女を過去に送り込んだ人物は毎回別人なのかもしれないが、何をもって彼女を選んだのか、その選択眼に少々疑念を禁じ得ない岡部倫太郎であった。
「……それで、もう一つのミッションとはなんなのだ? さっきお前は二つあると言っていたではないか」
「ああそうだったそうだった」
阿万音鈴羽はこつん、と自分の即頭部を叩いて話を戻した。
「未来では一体なにが起こっている。SERNによる世界支配か。それとも第三次世界大戦か?」
「へ? なにそれ?! 岡部倫太郎はそんな世界の危機まで救ってたの?! ああでもそういえばちっちゃい頃に聞いたことあるかも! へぇ〜やっぱり全部本当だったんだ! すご〜い!」
ぱああ、と瞳を輝かせて阿万音鈴羽がにじり寄ってくる。
その無防備なほどの尊敬の視線に、岡部倫太郎は思わずたじろいだ。
「ち、違うのか? では一体なんだと言うのだ。新手のコンピューターウィルスか? それとも未知の病原菌によるパンデミックか? 萌え文化による世界汚染……はこの前回避したしな」
「あー違う違う。そういう意味では大きな事件は起きてないよ。少なくともこの時代では……ね」
少々含みのある言い方が気にかかったが、岡部倫太郎はとりあえずその追及を後回しにする事にした。
まず彼女がやって来た目的をはっきりさせなければ。全てはそれからである。
「ではなんだ。巨大台風か。大地震か。それとも天変地異か。大自然の脅威に関してはいかにこの俺、鳳凰院凶真と言えども手の届かぬ領域だぞ」
「あー、そーゆーのとも違う。まあ確かに大災害は幾つか起きるけどさ」
「なに、起きるのか?!」
「ごめん。詳しく言う事は今は禁止されてるんだ。だってそれはあたし達の時代の確定事項だから。過去の人に告げて世界線を変動させる危険を犯すわけにはいかない」
「そうか……」
がくり、と力を抜いて壁に背もたれる。
彼女の言い方が多少気になるが、詳しく言及しないと言うことは今回の件とは深く関わらない話なのだろう。
「ではなぜ貴様がここに来ている、阿万音鈴羽」
「う〜ん、世界規模の大虐殺みたいなのは起きてないんだけど……」
所在無げな左手で頭をぽりぽりと掻きながら、阿万音鈴羽は
「それでもやっぱり、世界規模のすっごい大きな問題が起きるっていうか……」
「結局問題があるのではないか! で、未来では何が起こる。俺は何をすればいい」
「ん〜、えっとー、う〜んと……」
なんとも困りきった表情で岡部倫太郎を見つめていた彼女……阿万音鈴羽は、
「ごめん。何が起きるかは……言えないんだ」
両手を合わせて、実に申し訳なさそうにそんな事を言った。
というわけでちょっと短めですが今宵はここまで
また明日以降の夜にお会いしましょう
鈴羽!(挨拶)
>>953 乙なのぜ。
鈴羽禁則事項おおすぐるw
まぁ状況を考えると仕方ないんだけど。うみゅ。
乙
鈴羽の無邪気っぷりがかわゆすぐるwww
ある意味HENTAIに突っ込んどくのが勿体無いSSだぜ…
あ、エロも期待してますww
乙
乙
楽しみにしてる
乙なんだよ
これは、つまり、アレをアレさせるアレっていうアレか
というわけで今夜も来ました
そろそろメインテーマに入ります
たぶん
3−4:2011/02/11 23:10
「待て。待て待て待て! 俺に世界を救ってほしいんじゃないのか! なぜ何も言えない!」
想定外の事態に、岡部倫太郎は思わず語調を強くして阿万音鈴羽を問い詰める。
彼女は岡部倫太郎に気圧されたようにびくりと身を竦ませて、まるで親に叱られた子供のような、縋りつくような表情で彼を見上げた。
「だ、だって、だってさ。正しい時間軸だとオカリンおじさんはこの時点で未来のことを知らないはずなんだ! 余計なことを喋っちゃったら未来が変わっちゃうかもしれないんだよ?!」
「む……」
確かに彼女の言う事には一理ある。
情報を知ってしまったがゆえにその情報に縛られて本来取るべき正しい行動ができなくなる危険性は十分に考えられた。
「だがならば俺は一体何をすればいいのだ! 何もわからずただ助けてくれと頼まれても困るぞ!」
「大丈夫。『何が起こるか』は言えないけど『何をすればいいか』なら伝える事はできるから」
「そうなのか……良かった、また闇雲にタイムリープを繰り返す羽目になるのかと思ったぞ」
だが、岡部倫太郎の言葉に、阿万音鈴羽は少しためらうように言葉を濁した。
「……うん。えっと……う〜ん、ちょっと聞きにくいことなんだけど……いい?」
「構わん。世界の命運がかかっているのだろう? 何を遠慮することがある」
「えーっと、岡部倫太郎。あのね、怒らないで聞いてね?」
「くどい! 早く言わんか!」
「んーと、じゃあね、その……今日、というかえ〜っと、しあさって、かな? おばさん……じゃなかった牧瀬紅莉栖と、その……上手くいった?」
どんがらがしゃーん!
岡部倫太郎は倒れるように後ろへ下がり、背後の壁に積まれていた廃材……未来ガジェットなどを製作するために雑多にかき集めた資材ども……にぶつかってがらがらとそれを崩してしまう。
「オカリンおじさん! じゃなかった岡部倫太郎! 大丈夫!?」
驚いた阿万音鈴羽が慌てて彼の元へと走り寄る。
「ごめん。けどやっぱり上手くいかなかったんだ……」
「や、やっぱりとはなんだやっぱりとは! 失礼なっ!」
妙にトーンの高い声で喚きたてる岡部倫太郎。なんとも童貞っぷりの甚だしい動揺具合である。
「だっ、大体なんだっ! そのソレがアレでナニなことが未来の行く末に何の関係があるのだっ!」
「アリもアリアリ。大アリだよ!」
時間的には明々後日、だが当人の感覚的にはつい先刻被ったばかりのトラウマをほじくり返され、思わず大声でまくし立ててしまう岡部倫太郎。
だが阿万音鈴羽はなんとも大まじめな顔で答えた。
「タイムマシンの母と世界を何度も救った……あー、ともかく、すごい二人なんだから! それが喧嘩したら大変なことになるんだってば! あたしが生まれたすぐ後のあの太陽嵐の件だって……!」
「……何度も? 太陽嵐?」
「あうっ」
思わず漏らしてしまった一言に突っ込まれ、阿万音鈴羽があからさまにうろたえる。
「鈴羽、お前今『何度も』と言わなかったか?」
「そ、そうだっけ? 気のせいじゃない?」
「いいや、確かに言った! つまり俺はフェイリスやまゆりの妄想などではなく、この先も何度も世界の存亡に関わるような事件に巻き込まれると言うことか?!」
詰め寄る岡部倫太郎を前に叱られた子供のようにわたわたしながら両手を合わせ、必死に頭を下げる阿万音鈴羽。
「え、えーっと、なし! 今のなし! お願い岡部倫太郎! 聞かなかった事にしてー!」
「今更できるかーっ!」
「あうー、後でまた紅莉栖おばさんに怒られるー!」
時折呼び方が牧瀬紅莉栖から紅莉栖おばさんに戻ってしまう。
どうやらよほど呼び慣れているらしい。
(それにしても……太陽嵐、だと……?)
太陽嵐とは太陽が電磁波をはじめ磁場や粒子線などを通常より遙かに多く放出し、その結果機械などに悪影響を及ぼすとされる現象だ。岡部倫太郎も専門外とはいえその程度の知識は持っている。
仮に300人委員会がそれを悪用するとしたら、世界中の機械類に甚大な影響を及ぼすような事件でも引き起こすのかもしれない。
確か半年前、α世界線での阿万音鈴羽は18歳だったはずだ。今目の前にいる彼女も同程度の年齢に見える。
2036年の18年前といえば2018年……つまり彼女の発言から類推すればその事件はそこから数年以内に起こる可能性が高い。
色々と詳しく聞きたいのは山々だが、流石にこれ以上は簡単に口を割るまい。それに今回の件ともあまり関係がないようだし……
少しの間思案して、岡部倫太郎は今の話をとりあえず己の心の内にだけ留めておくことにした。
ラボの仲間のため、いずれ危険な事態が発生した時に自分だけは慌てぬように。あらかじめ対処できるように。
「と、とにかく岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖が2月14日前後にこの部屋で上手く行かないと色々と困ることになるの!」
「この部屋で……だと?」
「そ、この部屋で」
こくんと頷く阿万音鈴羽の前で呻くような声を上げてしまう岡部倫太郎。
先刻は牧瀬紅莉栖とラブホテルで事に及ぼうと試みたが、どうやら最初期の選択肢からして間違っていたらしい。
「なるほど、つまりはそのためのタイムリープマシンということか」
要は今回のミッションは失敗するたびに原因を究明し、相手の喜びそうな台詞や行動を選択し、幾度もやり直しながら牧瀬紅莉栖を攻略せよ、という話らしい。
「セーブポイントから何度も再挑戦するようであまり感心しないが……世界の命運がかかっているというのならそうも言ってられないか」
それに正直なところ岡部倫太郎当人にとってもかなり有り難い話ではある。
牧瀬紅莉栖は数日以内にアメリカに帰国してしまう。彼だってこんな気まずい空気のまま彼女と別れたくはないのだ。
実際阿万音鈴羽が来る直前までは、タイムリープマシンを使って過去に遡り牧瀬紅莉栖とのやりとりをやり直そうかと幾度も考えていた。ただ手紙の主の意図が読めなかったからずっと我慢していたのだ。
しかし今回その手紙の主……阿万音鈴羽当人から許可を貰ったようなものだ。遠慮せずに彼女との関係修復に挑めるというものである。
「よし、では早速明日にでも紅莉栖に声をかけて……」
「ちょっと待って。タイムリープマシンがあるからって安心はしないで」
「……どういう事だ?」
タイムリープすれば遡った時点以降の事は『なかったこと』になる。彼自身が経験してきたことだ。望むなら幾度だってやり直す事ができる。一体何が危険だというのだろうか。
「この部屋で牧瀬紅莉栖を抱いて、もし上手く行かなかったなら……その後高い確率でタイムリープマシンは失われる。それがこの世界線の収束みたいなんだ」
「なんだと……っ?!」
阿万音鈴羽の言葉に愕然とする岡部倫太郎。
もし彼女の言葉が本当なら、前提条件が根本から崩れてしまう。
「牧瀬紅莉栖がアメリカに持ってっちゃったり、分解しちゃったり、自分で使おうとして壊しちゃったり、単純に故障したり……完成させないまま放置してアメリカに帰国、なんて結末もあったんだっけかな?
原因は色々。ただいずれにしても『タイムリープマシンが使えなくなる』っていう収束が起こる可能性がすごく高いみたい」
「待て、それはおかしくないか。タイムリープマシンが使えなくなるならその時点で再び過去に戻ることは不可能ではないか。なぜそこで収束が発生するとわかるのだ」
「25年後の未来だよ。今できない事だってできるようになってるってこと。いつでも使える確実な手段じゃないし、誰でも使えるってわけじゃないけどさ」
「ということは……」
「そ、牧瀬紅莉栖に挑戦できるのはあと一回きりって考えた方がいい」
「なんてことだ……!」
絞り出すような声で岡部倫太郎が呻く。
タイムリープマシンは牧瀬紅莉栖の協力があってこそ作ることができる。彼女がいて初めて完成するのだ。
その彼女とギクシャクした状態のままマシンが失われてしまった場合、現時点の岡部倫太郎ではそれを修復するのは至難の業と言える。
つまり……牧瀬紅莉栖に再び挑むことはできない、ということだ。
「それではタイムリープマシンの意味がないではないか! いや、確かに全くの無意味ではないが……!」
やり直したとところで彼自身が未経験の童貞であることには変わりないし、牧瀬紅莉栖が夢見がちな処女であることもなんら変わらない。
おそらく前回より若干マシになるだけで、ほぼ確実に失敗することだろう。岡部倫太郎にはその光景がありありと想像できた。
「無意味じゃないよ。あたしは『牧瀬紅莉栖に挑戦するのはあと一回』、って言ったんだ。それ以外の目的だったら何度だってタイムリープできる」
「だが! 紅莉栖に手を出せないなら他に何をしろと言うのだ!」
岡部倫太郎の激昂に……阿万音鈴羽は涼しい顔をしてとんでもない事を言い放った。
「練習して。たった一回の挑戦で牧瀬紅莉栖と上手く行けるように」
「だ・か・ら・ど・う・や・っ・て・練・習・し・ろ・と・い・う・の・だ!」
「ほら、いるでしょ、牧瀬紅莉栖以外にも女の人がさ」
「な、に……?」
岡部倫太郎は……あまりに唐突すぎる彼女の言葉を、最初理解できなかった。
というわけでようやくエロパロとしての本題に突入することができました。
詳しいお話についてはまた次回以降と言うことで。
それではまた今度ー ノノ
>>965 乙なのぜ。
このためのタイムリープマシンかw
つかもしや擬似ハーレムルート?
オカリンが犯リンか……サイクリングループでできなかった欲望解放を今こそって感じだな
ある程度のパターンは想像できるが着地点が気になるところだぜ乙乙
乙
なん…だと…!?
オカ×クリかと思いきや他のラボメンガールズとの絡みも見れるとは!
期待してるぜ!
完結したらまとめてtxtかなにかにして上げて欲しいなぁ
あげてくれるかなぁ…。
かなりwktkな展開ではあるから俺もまとめてくれるなら嬉しいけど。
こいつはヒデェ(誉め言葉)
スーパー犯リン期待してるぜ
というわけで今日もこっそり更新
そろそろ次スレ立てた方がいいんですかね
キリ番がどこかわからないんですけど誰か立ててくれると助かります……
3−5:2011/02/11 23:16
「待て、待て待て待て。それは一体どういう意味だ!」
頭を抱えながら詰問する。それもかなり強い語調で。
岡部倫太郎の頭には、何か猛烈に嫌な予感が駆け巡っていた。
「言葉通りの意味だよ。岡部倫太郎にはさ、近くに仲のいい女の人が何人もいるでしょ? その人達でしっかり練習……ううん、特訓して欲しいんだ」
「……………………」
岡部倫太郎が絶句し、押し黙る。
大きく見開いた眼球で床を睨み付けながら、凝然と。
その不気味で異様な様子は……彼を深く知る者ならすぐに感じ取れる程のものであった。
「それも一人だとダメなんだ。サンプルが少ないと応用が効かないからね。だからなるべく多くの人として欲しい」
「……念のために聞くが、何をだ」
岡部倫太郎の言葉は低く、剣呑な響きがあった。
まだそれに気づかぬのか、それとも気づいた上でなのか、阿万音鈴羽の声の調子は変わらない。
「セックス」
「ふざけるなっ! そんな事ができるか!」
「でもほら、タイムリープすればなかったことにできるし」
「そういう問題ではないっ! この俺が! ラボメンに! そんな非道を働けると本気で思っているのか!!」
「できなくてもやるしかないの。世界の命運がかかってるんだよ?!」
「世界のことなど知ったことか!!」
右腕を大きく振り払うような動作と共に岡部倫太郎が叫び、阿万音鈴羽はびくり、と僅かに肩を震わせた。
「俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だ! もう一度言うぞ、世界なんてどうでもいい!」
大見得を切って、己の主義主張をあらためて宣言する。
「俺がこれまでこのリーディング・シュタイナーの力で幾つもの世界線を渡り歩き世界を救ってきたのは、断じてこの世界が大切だから、この世界を愛しているからなどではない!」
岡部倫太郎の叫びは即ち彼の理想、彼の信念、そして彼がこれまで命を賭して貫いてきた行動原理そのものだ。
「だが俺は! この研究所の所長として! 他の何を犠牲にしてでもラボメンを守る義務がある! そのラボの仲間を助けるためなら……ッ! ああ、こんなくだらん世界の一つや二つ、何度だって救ってやろうではないか」
岡部倫太郎は激昂している己を無理矢理鎮め……いや鎮め切れてはいないが声のトーンを強引に落とす。
「わかっただろう、俺には世界の命運などよりラボメンの方が大切なのだ。そのラボメンを犠牲にして世界を救えだと? 戯言も大概にするんだな。鈴羽……だからお前の依頼は受け入れられない」
「………………」
岡部倫太郎に気圧されたのか、阿万音鈴羽は押し黙ったまま彼の言葉を聞いている。
ただその瞳には……岡部倫太郎への敬意と感銘こそ浮かんではいたものの、諦念など欠片も宿ってはいなかった。
「他に方法はないのか。大体俺がそんな案を採用するはずがなかろう。そんな事すらわからんとなると、お前にこの指令を下した未来の連中は相当なボンクラだな」
「オカリンおじさん……ううん、岡部倫太郎ならきっとそう言うだろうな、って言われた」
「なんだ、わかっているではないか。それならば早く別の代案をだな……」
「でも、それでも岡部倫太郎には今の話を飲んでもらうしかない」
「なっ……だから言っただろう、俺はラボメンを……!」
阿万音鈴羽は、岡部倫太郎の言葉を遮るように、厳しい顔で、冷めた口調でこう告げた。
「もし牧瀬紅莉栖と上手く行かなかった場合……そのラボメンみんなが不幸になる、って言ったらどうする?」
「なに……っ?!」
「……さっき何が起こるかは言えないって言ったけど、君を説得するために、君の近しい人についてだけは発言が許可されてるんだ、岡部倫太郎」
小さく溜息をついて、阿万音鈴羽は言葉を続けた。
「君と牧瀬紅莉栖がもし疎遠になった場合……彼女はアメリカに戻り、その後すぐに拉致されて行方不明になる」
「な……っ!」
よろりと半歩下がり、背後の壁に背中をぶつける岡部倫太郎。
「次に表に出てきたときはすっかりSERNの研究者さ。そしてその後タイムマシンの基礎理論を完成させたあと……若くして亡くなってる」
岡部倫太郎は耳を疑った。
だってそれは……かつて異なる世界線で聞いた彼女の末路と、あまりにも似すぎていたから。
「ま、まさか……冗談だろう? 大体なぜ世界線の移動のできないお前がそんな事を……」
「さっきも言ったよ、岡部倫太郎。確かにあたしにはできないけど未来には色々あるんだ。それに詳しくはいえないけどそういうガジェットだってある」
阿万音鈴羽の言葉に……おそらく嘘はない。
認めたくはないが、岡部倫太郎はそれを肌で感じていた。
例えば未来の岡部倫太郎自身がなんらかの手段で世界線を渡り歩き、その事実を彼女に伝えた、という可能性だって考えられる。
2036年時点の自分自身の生死は確認できていないが、少なくとも子供時代の彼女とは面識があったはずなのだ。
しかし“そういうガジェット”とは一体どういうガジェットだろう。
Dメール以外に別の世界線に移動できるような発明品でもあるのだろうか。
「他にもあるよ。秋葉留未穂にも不幸な未来が待ってる。彼女の場合死ぬわけじゃないけど……ううん、もしかしたら死よりももっと辛いかも知れない」
「フェイリスも、だと……!?」
フェイリスこと秋葉留未穂は見た目からは想像つかぬほどに強い女性だ。秋葉原に萌え文化を広め根付かせたのは彼女の意志の強さと行動力によるところが大きい。それは彼だけでなくラボメンの皆がよく知っている。
けれど……同時に彼女がその内に秘めている弱さや儚さ、脆さも、岡部倫太郎はよく知っていた。
そんな彼女に襲い来る死よりも辛い運命など、彼は想像したくもなかった。
「桐生萌郁もね……不幸になる。天王寺裕吾と天王寺綯と一緒にね」
「萌郁も……それにミスターブラウンと小動物まで……!?」
天王寺裕吾とその娘の綯まで巻き込んでの不幸とは一体何なのだろう。
その三人から連想することと言えばラウンダー絡みだろうか。とすれば当然命に関わることのはずだ。
「椎名まゆりは遠くへ引っ越して疎遠になり、その後……多少のズレはあるけどあたしが生まれる前後に音信が途絶える」
「まゆりまで……!? 一体どうして……!」
阿万音鈴羽が生まれた前後ということは2018年近辺、ということだろうか。
とくれば当然先刻彼女が口を滑らせた太陽嵐の一件が関わってくるのかも知れない。
「そして……これはだいぶ不確定なんだけど、あたしの父さんと母さんが別れて、最悪あたしも消えるかもしれない」
「………………ッ!!」
「生別か死別かは世界線によって異なるけどさ……収束としてはみんなおんなじ。“阿万音鈴羽が消える”」
岡部倫太郎は完全に言葉を失った。
たかが厨二病同士の男女の行き違いが、なぜそれほどの大惨事に繋がってしまうのだろう。
「それでもいいなら、あたしは止めない。決めるのは岡部倫太郎……君だよ」
「いいわけ、いいわけが……っ!」
へたん、と床に膝をつき、呻くように、掠れた声で、叫ぶ。
「いいわけが、ないだろう……っ!」
というわけで今宵はここまでー
週末は忙しいので更新は来週明け……と思ったんですが、
このまま放置するとオカリンの胃に穴があきそうなので
もしかしたら土日のいずれかにきりの良いところまで更新するかもしれません
それではまた今度ー ノノ
お、乙なのぜ。
しかしきっつい未来よのう…。
乙乙
この場にダルかルカ子がいたら、風俗店という選択肢も出てくるだろうけど、2人だけだとズレたままだな
さてだいぶ遅くなってしまいましたがなんとか更新の時間が取れました
……ってこの残りレス数で大丈夫かな?
それではこっそり更新しますー
3−6:2011/02/11 23:44
「どうしても……駄目なのか」
「……何が?」
「ラボの……皆でなければならないのか?」
「軟派? 強姦? それとも風俗店にでも行こうって?」
岡部倫太郎の縋るような声を、阿万音鈴羽の冷たい声が断つ。
「学ぶのは軽薄な交渉術? 犯罪? それとも金銭ずくの関係? そんなもので得た経験をたった一度しかないチャンスにぶつける気? 悪いけどそんなリスクの高い行為許可できない」
「だが……それでも俺は……!!」
その声は、今にも泣き出しそうなくらいに震えていた。
阿万音鈴羽が目の前にいなければ、いっそ慟哭していたかもしれない。
「気持ちはわかるけどさ、そんな事でどうにかなるくらいならわざわざあたしが君の一番嫌がることを勧めたりしない。本当は言われなくてもわかってるんでしょ?」
「…………ッ!!」
……そうだ。わかっていた。
ラボの仲間以外に手を出すことが己のためにならぬ事も、今回の事態の解決の役に立たぬ事も。
阿万音鈴羽がわざわざ未来から提示しに来ているのだ。おそらく他の選択肢は世界線の収束に抵触する。
けれど……わかっていても、それでも確かめずにはいられなかった。
完全に否定され、押し潰されるまで、抗い続ける事をやめたくなかったのだ。
岡部倫太郎は今度こそ完全に押し黙り……床を睨んだまま動かなくなる。
その後……彼は一言も喋らず、また阿万音鈴羽も沈黙した。
実際には30分足らずだったろうか。だが2人にとっては永遠に等しいほどの永い静寂だった。
「嘘では……ないんだな」
ぐるぐると巡る思考の迷宮の中から……泥まみれで、這いずりながら、それでもゆっくりと岸辺へと手を伸ばす。
静寂を破ったのは……岡部倫太郎だった。
なんともか細く、掠れた、弱々しい声だった。
だが……その言葉を聞いて、ぞく、と阿万音鈴羽の背筋が震える。
彼の言葉の力の無さ……その内に秘められた決然とした意思を、彼女の肌が感じ取っていたのだ。
それは……誰にも頼れぬ、任せられぬ、己の命でしか贖えぬ何かを悟り、受け入れた者の声だった。
「あたしが嘘をつくような女じゃないって言ったのは君だよ、岡部倫太郎」
「ハハ……そうだった、な……」
絶望と諦観と、虚無と迷妄とが入り混じった乾いた笑い。
けれど……それはあの時幾度も味わった笑い声でもあった。
岡部珍太郎は俯いていた顔をゆっくりと上げる。
その瞳には……この時代の日本人としては凡そあり得ぬものが宿っていた。
『決死』と表現していい……恐ろしいほどに強靭な覚悟である。
「…………わかった。そのミッション、引き受けよう」
「ホントに? ホントにやるの?」
もっと交渉が難航すると思っていたのだろう、やや肩透かしを喰ったような様子の阿万音鈴羽に、岡部倫太郎は憮然とした表情で告げる。
「勧めてきたのはお前だろう、鈴羽。ラボメンの命がかかっているなら俺は悪鬼羅刹にもなれる」
ぎり、と歯を食いしばり、己に言い聞かせるように告げる。
「ラボメンの皆を練習台がわりにしたとて、タイムリープすれば皆の身体の傷も心の傷も消える。なかった事にできる。が……俺の犯した罪は消せはしない」
世界のため、彼女達自身のためと幾ら言い訳しても、それでも「なかったこと」にすることを前提で女性を恣にするのはいけない事だ。岡部倫太郎はそう考える人間である。
そういった意味では、彼はマッドサイエンティストを自称しながらずいぶんと古風な価値観の持ち主なのかもしれない。
「なぜなら俺は、俺だけは全部覚えているからだ。あいつらを襲った記憶も、犯した記憶も! みんなが忘れても、俺だけは決して忘れない……っ! ……忘れては、いけない」
だから……あの時と、同じように。
「背負ってやるさ。全部、一人で。あの時もそうだったんだ……今度だって、やり遂げてみせる……!」
目を細め、鋭い眼光で虚空を睨む岡部倫太郎。
だが、己の思惑通りの流れになったはずなのに……なぜか彼を見つめる阿万音鈴羽の目はどこか不服そうだった。
「オーキードーキー。岡部倫太郎がそれでいいならあたしも文句はないよ」
「ああ。ではこれより本作戦を『オペレーション・フリッグ*』と名付ける!」
「りょーかい。それで、何か必要な物はある?」
「そうだな……」
腕を組んで改めて考えてみる。
今の自分に足りないものはなんだろうか。
「ふむ……確かに本番たる紅莉栖の時と違い何度でもタイムリープができる利点はある。だが、それでも俺が……その、なんだ、未経験というか……」
「童貞?」
「はっきりと口に出すなっ!」
甲高く情けない声で突っ込みを入れる。だが事実なのでそれ以上強くは出られない。
結局彼には女性に関する知識も経験も足りなさすぎるのだ。あるのはせいぜいオタク文化で育んだ歪んだ知識だけ。
実在女性の扱いなど岡部倫太郎にとっては完全に門外漢だった。
「わかった。そういう事ならあたしが助けになれる」
阿万音鈴羽はそう言うと……おもむろに己の服を脱ぎ始めた。
「ちょ、ちょっと待て鈴羽! 何をしている!」
「ふくほぬいでふんだへほー」
脱ぎかけのままもごもごと返事をする。
岡部倫太郎はその間に彼女に近づき、無理矢理服をずり下ろした。
「うわ、なに?! ちょっと、なにするんだよー!」
「それはこっちの台詞だ! 鈴羽、お前服を脱いで何をするつもりだった!」
「なにって……セックス?」
「誰とだ!」
「ここにはあたし以外君しかいないよ、岡部倫太郎」
両肩を掴まれたまま、じぃ、と彼を見上げるまっすぐな瞳。
その瞳の真剣さに岡部倫太郎は頭を抱えた。
「……馬鹿なことをするな。お前は自分が言っている事の意味がわかってるのか」
「わかってるよ。岡部倫太郎こそわかってるの? さっきも言ったじゃないか、このミッションの成否には世界の運命がかかってるんだよ?」
「世界の運命などどうでもいい! さっき俺もそう言ったはずだ!」
先刻と同じ叫び。だが今度は肩を掴まれ、それも恐ろしい形相の岡部倫太郎が目と鼻の先である。
阿万音鈴羽はまるで親に叱られた子供のようにびくり、と瞳に一瞬怯えの色を滲ませた。
「世界の運命なんかより……お前の方が大切だ、鈴羽」
「わ、わわ……っ」
だが岡部倫太郎の次の台詞に阿万音鈴羽の瞳が大きく見開かれ、半開きになった口がわなわなと震え、頬がみるみると赤くなり、耳朶まで朱に染めて……全身をびりりと震わせた彼女は、思わず視線を大きく下に逸らしてしまう。
「だからそんな使命感なんかでその……お前の大切なものを捨てたりするな。鈴羽、お前にだって未来に好きな奴くらいいるんじゃないのか?」
「ずるい……」
「ん?」
「真顔でそんな事言えちゃうから……その気になっちゃうんだ……」
恥らうような上目遣いで岡部倫太郎をちらりと見上げながら、もごもごと、口の中で消え入りそうな声で、
阿万音鈴羽は彼女にしては珍しく歯切れの悪い呟きを漏らした。
「鈴羽? 今何か……」
「未来であたしの好きな人でしょ? いるよ」
岡部倫太郎の問いかけ遮るようにして、やけに不機嫌そうに、
阿万音鈴羽は目の前の男の首に腕を巻きつけると……そのまま飛びつくようにして彼の唇を奪った。
「?!」
「ん……んっ、ん……んちゅ、んん……っ!」
わけもわからず、目を白黒させて硬直してしまう岡部倫太郎。
彼は混乱しながらも、唇に重なる暖かい感触から、自分がキスされているのだという事だけはなんとなく把握した。
しばらくして……阿万音鈴羽の腕の力が緩み、岡部倫太郎はようやくその抱擁から解放される。
彼女の強引な締め付けとキスのせいで息が詰まっていた岡部倫太郎は、激しく咳き込みつつ荒く息を吐いて、肺に空気を吸い込んだ。
目の前には頬を染め、僅かにその頬を膨らませて、己をやや上目遣いに睨みつける阿万音鈴羽。
これまで見たことのない彼女のそんな表情に、岡部倫太郎の心臓は不覚にも大きく打ち鳴らされた。
「オカリン……おじさん」
「な、なんだ?」
思わず間抜けな返答をしてしまう。
岡部倫太郎は、己の声が上ずっているのが自覚できた。
「さっき聞いたでしょ、あたしが好きな人! 岡部倫太郎……キミだよ」
(『第3章 孤想恋慕のアリテッド(中)』へ つづく)
>>986おつー
オカリン悲壮なこと考えているけどぶっちゃけラボメンガールズ相手に強姦なんてせんでも(ry
いやそれはそれで自分の腕の中で幸福そうな笑みを浮かべる彼女らの想いを踏みにじったという
自責の念が倍加するだけか。
tips:フリッグ:北欧神話におけるオーディンの妻。愛と結婚を司る女神。
素直なオカクリを期待されていた方は本当に申し訳ありません。
というわけで改めて『オペレーション・フリッグ』についてまとめてみたいと思います。
「世界の危機を救うため」
「牧瀬紅莉栖との『二度目の初体験』を成功させる必要がある岡部倫太郎が」
「タイムリープマシンを駆使し」
「ラボのヒロイン達を」
「ハーレムではなく、個別に攻略してゆく(性的な意味で)」
というお話です。
第三章以降は各章につきヒロイン1人がメインで登場し、そのヒロインを攻略することが目的となります。
……といったあたりでお気づきかと思われますが、この第三章も立派な攻略、鈴羽ルートでございます。
この後二人は嬉し恥ずかし初体験!
……に行けたらいいなあw
ともかくこれでやっとタグにHENTAIが付けられるようになりそうです。
それではまた次の更新でお会いしましょう ノノ
※この辺りで一杯お茶が怖い……ではなくハードルを上げすぎた自分のエタが怖い orz
乙
オカリン律儀だな
まずは鈴羽からか〜
>珍太郎
ワロタ
乙。
だが一つ突っ込ませてくれ。
一箇所誤字があるのはわざとか?そこで吹いてしまった。
鈴羽好きの俺歓喜
期待!
頼む誰か新スレを。
うめ
「移行のときは来た!」
「スレ民はあらゆる陰謀に屈せず、己の信念を貫き、ついに最終聖戦(ラグナロック)を戦い抜いたのだ!」
「この勝利のため、我らが手足となって戦ってくれた書き手さんたちに感謝を!」
「訪れるのは、我らが望んだ新スレなり!」
「すべては運命石の扉(シュタインズゲート)の選択である!」
「エル・プサイ・コングルゥ」
「スレは、再構成される――!」
エル
プサイ
コングルゥ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。