>>291-306プロフェッサー様
お疲れ様でした。ようやく読めました。
相変わらず、めまいがしそうなエロさです。
早苗さんが逃げられないと観念して自らヒルの群れに飛び込むシーン、
けっこうツボでした。強制改造もいいのですが、
こういう半強制的状況で腹をくくるシチュエーションも好きです。
ポプラ並木の道がある桜花女学園の門から、ひとりの少女が出てきた。
少女の名は御堂華菜。この学園の小等部5年生である。
ふいに携帯が鳴り、足を止めた。ポケットから携帯を取り出し画面の文字を見ると、嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。
その液晶文字には<清掃活動>と書かれていた。
大河内信明は近づく音に、ビクッとして視線を遣った。
暗闇
何も無い。だが、大河内は大きく眼を見開き、その闇を凝視した。
彼は、この一帯で恐れられるギャングのリーダーだ。
命知らずの兵隊三百人を抱えるボスだ。だが、その貌には、その威厳すら微塵も無い。
アジトで見た<あの光景>のせいだ。
いきなり全裸の小学生三人が現れ、異形の姿になり襲い掛かってきたのだ。
青色の蜂女と名乗る娘は乳頭から針を噴出し、茶色い方(おそらく蝉女)は物凄い音を立てて仲間を昏倒させた。
その隙に、大河内は逃げ出したのだ。それを卑怯卑劣と言うだろう。仲間を見捨ててはならないがギャングの掟の筈だ。
だが、それは警察や暴力団、外国人犯罪者と渡り合っている時で、あんな化け物相手では無い。
ふいに背後に気配を感じて振り返る。
そこに全裸の少女が立っていた。子役かモデルなんじゃないかと思える端正な顔立ち、僅かに膨らんだ乳房。細くしなやかな肢体。股間には恥丘の膨らみさえなく、女性器を示すタテスジがある。
「ヒェェェェェッ」
大河内は、あられの無い悲鳴を上げ、その場に尻餅を着いた。
「怯える事はないわ・・・・。貴方をお掃除に来たの・・・・。」
そう言い、唇に笑みを浮かべた。子供とは思えぬ妖艶な笑みだ。
「変身!!」
ふいに小麦色の肌が銀色になり、御腹に黒い文様が浮かんだ。
「私は<神の結社>の改造少女 テッポウウオ女・・・・・。」
<続く>
「さぁ、お掃除を始めるわ・・・・・。」
そう言うと大河内に背を向け、脚を大きく拡げると膝小僧をおおうおうに手を置いてお、お尻を突き出すように中腰になる。
尻餅を着いた大河内の眼前には、銀色の淫唇の間から、紅い膣穴が覗いていた。
いままで散々、SEX(殆どがレイプだが・・・)に明け暮れてきた大河内からすれば見飽きた物だ。
だが、テッポウウオ女のおまんこを見た瞬間、股間が興奮で熱くなるのを感じた。
シャァァァァァァッ
銀色の太い放射物が尿道が「プクッ」と膨らむと放たれた。
その放射線が激しく大河内の全身を叩いた。
放尿を終えたテッポウウオ女は、首を背後に向け「さぁ、おいで・・・・。」と優しく言う。
同時に、大河内は自分の意思を無視して立ち上がった。おまけにジッパーを降ろし、右手で膨張した自分のイチモツを握り出した。
「さぁ、溜まってるんでしょ?私のなかに入れて・・・・。」
イチモツを摑むと、中腰のままのテッポウウオ女の股間に宛がう。
(何してんだ、俺!?辞めろ!!)
だが、悲しいかな大河内の命令を無視して、男根をおまんこに宛がい突き刺す。
ズポッグチュッ
「ああああッ!!」
淫液が飛び散り、同時に射精した。
「ふふっ・・・。もう射精したの?でも。これからだよ♪」
大河内の命令を無視して体が勝手に腰を降り続けた。
もう数十発は射精しただろうか?
大河内は意識はあった。だが、その体は精液として水分や筋肉が搾り出されているせいで干乾びている。
テッポウウオ女は振っていたお尻の動きを止め、抜く。
ズポッ
萎えた男根が、死んだナマコのようで情けない。
徐に体を起こすと、正面を向き右手を頭に翳すと左に振る。
キュッ
大河内の頭部が消えた。まるで落書きを消すように、テッポウウオ女の掌が大河内の体を拭き取っていく。
キュッ
キュッ
吹く度、頭が両腕が上半身が消え、テッポウウオ女はアスファルトに片膝を着き、さらに拭いた。
キュッキュッ
大河内の姿は、完全に姿を消した。
立ち上がるテッポウウオ女。
<終わり>
こんばんわ、大阪ドームです。
エロマリオン、いいです。
私的にはこっちがはまります。
東京ドームさん、刺激をください。
もう少し余裕ができれば、何か投下します。
妄想は浮かぶのですが、まとめる時間がありません。
何とか年を越せそうなので、来年こそいい年にしたいですね。
ちょっとコメントが、早すぎたかもしれませんが。
* 大阪ドームさん、お久し振りです。
刺激として、大阪ドームさんが最初に投稿されたサラセニアン女は刺激的でした。
東京某所
1台の黒塗りのスポーツワゴンが、闇に沈む住宅地に停まり、闇に溶け込んでいく。
乗っているのは運転手の男 それに制服を着た女子高生だ。
「もう、そろそろだ・・・・。」
男= 本山は腕時計を見つめ、呟いた。
この一帯の住宅の水道水に流した睡眠薬が効いて来ている時間だ。
菜月綾乃はスカイブルーのフレームの眼鏡を外し、制服を脱いだ。白いシャツを脱ぐと、白い肌と豊満な乳房が露になる。
「今度のお掃除は 村瀬卓也。強盗殺人を犯しながら、心神喪失のフリをして罪を逃れた。奴の父親の村瀬組組長と弁護士もだ。」
スカートを脱ぐ。細い肢体、細い脚が露になる。秘部を覆うパンティの純白が、凄く刺激的だ。
本山は綾乃の肢体を見ないように、ハンドルを見つめながら言った。
本当は、綾乃の体を視線で嘗め回したい。眼で這わせ、露にした秘部の奥の奥まで眼で犯したい。
だが、それは出来ない相談だ。彼は<神の結社>の諜報部員、そして綾乃は社会の汚れをお掃除する崇高なる使命を果たす改造少女なのだ。
それは普通の人間が神を犯すのに似て、行ってはならない行為だ。
ブラを外し、ゆっくりとパンティを脱ぐ。薄い陰毛が露になる。
「では、お掃除に行きます・・・・・。」
綾乃は言った。事務的な口調だ。
全裸になった綾乃は、車を出た。
「ヒェェェェッ!!いやだぁぁぁぁッ!!」
泣き叫ぶ声を聞きながら、淫液を飛び散らせ綾乃はお掃除相手を吸い込む。
床には透明のおしっこの池、ふたつの糞の山が積み上がっている。
積み上がった糞の山が、湯気を立てている。
「さぁ、もっと苦しんで・・・・・。」
唇に残虐な笑みを浮かべた。
飛び散る淫液が、薄緑の陰毛に飛び散る。
膝小僧を摑む掌に力を込める。膝小僧のヒンヤリした感触、さらに泣き叫ぶ男の声が興奮を昂ぶらせる。
「さぁ、もっと苦しんで泣き叫んで・・・・・。」
<続く>
訂正=摑む
綾乃は最近、自分の心境の変化にサデステックな言葉を吐きながら驚かされた。
以前は、お掃除という物は、崇高なる使命のために淡々とこなすのが普通だと思ってきた。
憎悪や正義感は、その崇高なる使命を歪めるとさえ考えていた。
初めてのお掃除=母親 千鶴と共に猟奇マニアをお掃除した後、抱いた嫌悪感から得た体験だ。
それが普通だと思ってきたのに・・・・・。
本山との<淡い恋心>が終わったあの夜以来、何かが綾乃のなかで変ったのだ。
改造少女と普通の人間が恋をして、幸せになれる筈がない。本山に抱いた淡い恋心は所詮、亡くなった菜月教授への父親愛の替わりに過ぎなかったのだ。
「いゃだぁぁぁッ!!」
泣き叫ぶ男を陰部で飲み込む。
<続く>
314 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/17(月) 05:09:10.17 ID:5HNoaMsQ
つまり新人セクスドールに女性専用車両を襲撃させろということだな
<<313
叫びながらもがいた。もがいた瞬間、飲み込んでいた膣肉が緩んだ。
男は、さらにもがく。首筋まで飲み込まれていた男は、イッキに腰の辺りまで引き戻す。
「あっ」
綾乃は慌てた。本人は普通に飲み込んでいた筈だが、考え事をしている間に無意識に筋肉が緩んでしまったのだ。
「アヒィィゥィィッ」
淫液で服が塗れてもがく様は、まるで死にかけの蛆虫か蚯蚓のようだ。
慌てて、綾乃は下半身に力を込め、逃げかかった男の体が淫液を飛び散らせながら徐々に飲み込まれて行く。
ふいに
「アン♪」
綾乃は喘ぎ声を漏らす。
男の体が膣壁を刺激したのだ。
それは不快な感覚ではなかった。寧ろ天にも昇りそうな感覚
おまんこが熱い。
綾乃はわざと緩めた。
男は慌ててもがきながら、膣穴から体が抜けていく。
また吸引。
「アン♪」
<続く>
317 :
プロフェッサー:2012/12/31(月) 06:44:02.72 ID:q6ZkgnlE
おはようございます。
本年もワタシの駄作にお付き合いいただきありがとうございました。
本年中にと思わせぶりな事を書いておりましたが、所々の都合により
年内投下が困難となり、お待ちの方々にはお詫びを申し上げます。
暮れも正月もない生活ですので、その点どうぞご理解くださいませ。
今年も色々とありましたが、どうかみなさまにとって来年が良い年に
なりますよう、お祈り申し上げます。
数ヶ月前僕 古郷 健(こきょう たける)は姉 古郷 美代子(こきょう みよこ)と二人で百貨店に来ていた。
僕達姉弟は仲がよく、よく一緒にこうして買い物に来たり一緒に映画を見たりする。
そして夜になり帰りはタクシーで帰ろうとタクシーを捕まえ、タクシーに乗った。
運転席の周りにはビニールのようなものが貼りめぐされていた。
その時は最近はタクシー運転手が襲われたりするから防犯のためにつけたのだろうとタクシー運転手を憐れんだりしたが、今から考えるとそれは睡眠ガスを吸い込まないためだったのだろう。
揺れるタクシーの中で眠たくなり姉と一緒に眠りこけてしまった。
次に目が醒めたときは白衣以外何も身に着けていない裸の姉に裸でどこかの通路でおぶられ、そして姉さんが人間とは思えない速さで逃走している時だった。
そして何やら、けたたましく音が鳴り響いていた。異常事態に僕は混乱していた。そして僕はまず最初に姉に自分が覚醒したことを伝えようと
「姉さん!?」
と姉さんに張り詰めた声を上げた。今思えばこれはうかつだった。声で居場所を知られるかもしれないからだ。けれども起きてすぐそこまで冷静になれなかった。
「!起きてくれたのね、健」
姉は嬉しそうに声を上げた。そして次に冷静な口調で言った。
「いいから冷静に聞いてね。まず今から降ろすから、ちゃんと私に付いて来てね」
「えっ!今の姉さんのスピードには僕は
そう言い終わる前に僕は降ろされた。慌てて全力で姉さんに付いて行こうとした。すると僕は凄まじい運動をし付いて行くどころか、姉を少し抜かしてしまった。
「ど、、どうなっているの僕の体!?」
僕は自分の体がどうなってしまったのか自分のことが分からなくなり混乱していた。
「男性型だから私よりも少しスピードは速いのね…今から地図を渡すわ。道は教えるから私より先にここから脱出しなさい」
そしてそんな僕に姉さんは諭すようにそういった。そのおかげで僕は頭が冷静になった。──僕一人だったら間違いなく捕まっただろう。姉さんがいなかったらおそらく陽の光に当たれすらしなかった──
けれども僕には姉さんより先に脱出するなんてことはできなかった。僕は地図を受け取り言い返した。
「そんなことはできないよ姉さん。僕には分かるよ。姉さんしんがりをするつもりでしょ?僕を確実に逃すために。そんなことはできない。姉さんを見捨てるようなことはできないし、
そんなことしたら僕は悪夢でうなされることになる。それはできない。そうなるくらいなら姉さんと一緒に捕まるか死ぬ」
「…分かったわ。でも地理は把握しておいたほうが良いでしょ?だから今から脱出口を教えるわね」
その後僕は脱出に関する説明を受けた。すごいスピードで走っているのに一向に道が途切れないなと思ったら、どうやらここは入り組んでいてキロ単位の通路があるらしい。
そして脱出口は限られており脱出は不可能…のように思われているが実は今の僕達の体なら突き破れるところが一箇所あるらしい。そこから脱出し、隠したボートで逃げるらしい。
「分かった。地図はすべて覚えたよ。それと教えて欲しいんだ。僕達の体はどうなったのか」
僕はそう姉さんに問いかけた。
「良い?私たちはいわゆるサイボーグにされたの。脳と神経の一部以外は人工物に置き換えられたわ。と言っても無機物じゃなくて有機物、それも生成可能な物質で作られているんだけれどね。だから人間と同じような生活を送れば基本的にメンテナンスはいらないわ。
後、経緯を話しておくわ。どうやら私の恩師である青川 聡(あおかわ さとる)博士はここの研究者だったらしいの。…誤解しないでね彼は人格者よ。ただ周りに被害を与えると脅迫されてね…仕方なく協力したのよ。
でも組織は裏切り、私達を改造した…そしてそれは博士にとって看過できないことで、私を開放しそして私があなたを開放した。その後博士は君たちを逃すのに全力を尽くすと言いどこかに行き、そしていまに至るというわけよ」
「組織って名前もわからないのか」
「そうよ。とにかくいまの私達に出来る事は逃げ延びることよ。そうすれば打てる手はいくらでもある」
「分かった。で、僕達と戦闘員の情報は?」
「可能な限り戦闘は避けるべきだけれどね。博士曰く私達ほどのサイボーグはそう量産出来るものじゃないらしいわ。
後私達には最新の技術がつぎ込まれていると」
「つまりこんな数の利が活かせようにない、狭い上にさらに入り組んでいるため銃火器の利が活かせそうにないところでは戦わないと」
「そういうこと。それに監視カメラがあるしね。この中なら私達の行動は丸見え…と言いたいところなんだけれど開発中だったEMP兵器を作動させて無効化しているみたいよ今は」
そして僕達は脱出できる場所についた。
「はっ!」
姉さんはそう叫び声を上げ、壁に体当たりをした。すると壁が壊れ向こうから陽の光が差した。
「さあ、行きましょう」
そしてなんとか隠しボートの場所についた。後は海岸にボートを出し脱出するだけだ。そう思った時、僕の耳には大きなものが羽ばたく音が聞こえた。
そして上を見上げると取りのような翼を持った人型が目に入った。
((姉さん))
僕は慌ててそう言いかけたがおそらく羽ばたいていると言うことは上空を飛んでいるわけだ。
しかし上空の羽ばたきという音が聞こえるということは僕の感覚器はそれだけ強化されているということだろう。そしてそれは上の飛んでいるものにも当てはまるかもしれない。
もし上の飛んでいるものの役割が偵察だったのなら…僕以上に感覚が強化されているのかもしれない。それにここの想定しているケースは脱走だろう。なら偵察の可能性が高い。
そんな状況で声を発したらどうなるか。日を見るより明らかだ。
((分かっているわ))
すると頭の中に響くように声が聞こえた
((これは!?))
((テレパシーみたいなものみたい…博士には私達にはいろいろな機能がついているということを説明されたわ。
でも脳改造を途中までしか受けてないから一部機能は使えないって…特に私は特殊な機能が沢山あるけれど使えないって言われたわ。多分たまたま使えたんでしょう。そしてその感覚をふたりとも覚えた…だから使えた))
((分かった。姉さんも気づいているよね上のやつに。このままじゃボートを出しても上のやつに気付かれちゃうよ))
((…私はどうやら空を飛べるらしいわ。その機能を使って上のやつをどうにかしてみる))
((ほとんどの機能は使えないのに!?無茶だよそんなの!後姉さんをおいてなんて嫌だからね))
((でも他にどうすればいいのよ!))
((…そうだ。待てばいいんだよ))
((!もしかして夕立を狙っているの?確かに夕立が起こるということは気流が乱れているということ。それだけで危険だしさらに落雷の危険性がある。でも運任せだわ!))
((もし首尾よくボートで逃げ出したとしても組織に回収されるかもしれないだろ?もともと運任せだよ))
((…仕方ないわね。待つしかなさそうね))
そうして僕達は待った。そして落ち着いてみると、必死で何も思っていなかったが、ほぼ裸同然の姉と裸でふたりきりなのだ。それに気づき僕は姉から目をそらした。そして姉さんもそのことに気が付き僕に背を向けた。
そしてしばらく待ち夕方がき、そして運良く敵に見つからず夕立が降ってくれた。本当に運が良かったと思う。
目論見通り空の敵は撤退した。そしていよいよ脱出の時がきた。エンジンを掛け、そのまま脱出しようとした時に…
「うっ」
姉さんが声を上げた。
「姉さん!」
見ると姉さんの足に小型の注射器のようなものが刺さっていた。そして目を凝らしてみるとカモフラージュした狙撃兵らしきものが見えた。どうやら運悪く見つかってしまったようだ。本当に運悪く見つかってしまった。
「隠れなさい健!」
そう姉さんが声を上げると同時に僕の胸に同じ物が刺さった。なんとか抜いたもののそれが限界だった。そのまま意識がなくなっていった。そして僕が最後に見たのは笑顔で
「ごめんね健」
という姉の姿だった。
その後僕は運良くマグロ漁船に助けられた。けれども助けられたのは僕一人だけでそこに姉さんの姿はなかった。
僕はその後服を着せてもらい事の顛末を話したが最初は信じてもらえなかった。けれども僕の身体能力を見せたら信じてもらえた。
本当に優しい人たちだった。ほんの数日しか一緒にいなかったけれど良くしてくれた。けれどもその人たちは死んでしまった…僕のせいで。マグロ漁船に救助されたと組織が知ったらしくマグロ漁船が襲われたのだ。
漁船員の果敢な抵抗も虚しく皆殺しにされ残った僕は機転と運で何とか撃退することができた。その後漁船の地図で現代地を確認し、救命ボートで脱出しなんとか陸地に辿りつけた。本当に運が良かったと思う。本当に僕だけ運が良かったと思う…
そしてそのあと僕は浮浪者同然、いや浮浪者の生活を送っていた。マスメディアに僕の存在を明かそうとも思ったが漁船員の人たちの慟哭がそれを不可能にした。それでも見つかった僕は送られてくる組織のものを一人、また一人、あるときは二人最大で四人倒してきた。
そんなある日…僕はいつもの様に裏路地にいた。ここならもし何かあって誰かが証言者となる可能性は少ないからだ。どうやら僕の身体自体は例え風呂に入らなくても匂いがきつくなることはないみたいだ。
けれども裏路地に長く居続けたせいで裏路地の匂いがついてしまった。自分の匂いは人間は分からないようになっているらしいがサイボーグとなってしまった僕には分かる。さすがに四六時中分かるとまずいからon offと切り替えができるらしいが。
そして歩いていると、突如、上から気配がした。僕は跳ね跳び10mぐらい離れる。そして気配をした場所を見てみると壁と色が同化して見難いが何かがいた。
「俺の気配に寸前に気づくとは…もしもの話だがお前を殺そうとしてもおそらく防がれたな」
僕は黙って構える。例え言葉では殺意がなくてもそれは内心を保証してくるものではない。組織の者ならなおさらだ。
「良い警戒だ…数ヶ月前まで素人だったとは思えない。いや、脱走をしたのだからこれぐらいは当然か」
僕は相手の隙を伺い自分の隙をなくす。
「俺は戦闘員としてきたのではない。大使としてきたのだ」
「大使?」
「お前と交渉しにきた。お前は今まで組織の追手を何人も倒してきただろう。組織はこれ以上犠牲者を出すくらいならお前と停戦することを決めたのだ」
「詭弁だ。今まで戦力の逐次投入をしてきたから、そうなったに過ぎない。僕を殺すか捕まえることは出来るはずだ。それに僕は四六時中君たちを警戒しないといけない。
長期戦になったら当然疲れてくる。それだけ組織は有利になる。それに停戦した後僕、もしくは組織が裏切らないとは限らない」
「…姉が取り戻せるかもしれないのだが」
「!」
その言葉は僕に組織の提案を飲み込もうと思う…いや飲み込もうとするのには十分だった。この数カ月間どん底の生活をし、いつも脳裏に浮かんでいたのは姉さんのことだった。
姉さんの無事を祈って、姉さんを取り戻すことを願ってここまで来た。でも組織から送られるサイボーグを倒しても当然ながら姉さんの情報なんて手に入らない。そんな僕にとってそれはあまりにも魅惑的、悪魔的だった。
「条件は何だ」
「今後お前とお前の姉に一切かかわらず、またお前たちも私達に干渉しない。以上」
「分かった。その条件を飲む」
「契約は完了とみなして良いか?」
「ああ」
「分かった。じゃあこれを。飾花(しょっか)ホテル4126だ。これが地図だ。それと金をやる。これは俺の慈悲だ」
「慈悲だと?」
「せっかくの再会をその格好でするつもりか?」
「…分かったよ」
そうしてカメレオンみたいな男は僕の視界から消えていった。
僕はもらった金で身なりを整え、指定されたホテルへ向かった。
着いた。中を見る。そして改めてホテルを見上げて見るとめまいがしてきた。
(高級ホテルじゃないかここ)
金をもらっといて良かった。普通のホテルでも浮浪者の恰好は恥ずかしいというのに高級ホテルならなおさらだ。けれども何か緊張する。そもそもこんなホテルは縁もゆかりもなく、初めて入るのだ。僕はホテルの中に入り
僕は一目散に指定された部屋へ向かった。
「やっと着いた」
指定された部屋の前にやっと着いた。今僕の胸の鼓動はかつて無いほど高まっている。生死をかけた戦いをしていてもこれほど心臓を感じたことはなかった。鍵を鍵穴に差しそして回す。
ただそれだけの何の変哲もない筈の一つ一つの動作が僕の感覚をさらに尖らせる。そしてドアを開け、中へ入る。背後でバタンと音がしオートロックがかかる。部屋は暗く、さらに静かだった。僕の足音が部屋に染み渡り、そしてベッドを見てみる。するとそこには…
「姉さん!」
服を何一つ着ていない美しい芸術的な裸体を晒した僕の姉がいた。僕は姉さんを抱きかかえ呼びかける。
「姉さん!姉さん!姉さん!」
「ん…」
姉さんはうめき声を上げ、そしてまぶたが開き黒い瞳が見えた。
「姉さん!…良かった姉さんに会えた。姉さん、もう離さないよ姉さん」
僕は涙を目に溜めながら姉さんを全身の力で抱きしめてそういった。
「私も!私ももう健を離さないよ」
姉さんもそう叫ぶ。
「これからも決して」
と僕を抱きしめ、なぜか恐怖を感じる口調で言った。
そして胸に何か針が刺さったのを感じた。針が刺さったように感じたところに触れているのは姉さんの乳首だけだ。
気がついた時にはもう遅かった。僕の力は失われ女性型でおそらく僕より力の弱い姉さんの拘束、いや抱擁なのかもしれないが、それをほどくことはできなかった。
「ねえ…さん…」
僕は姉さんに問いかけるようにそういう。
「ふふふっ可愛い。まだ私が必要ね。こんな可愛い隙を晒すなんて…本当に手のかかる可愛い弟。私の胸からは蜂みたいに針が出て薬物を注入することが出来るのよ」
そう笑いながら…まるでひどく尖った犬歯が見えるんじゃないかと思う笑顔を見せながらそう言う。
「そんな…姉さん」
分かっていなければいけないはずだった。だって自分と違い姉さんはあのまま組織に囚われていたのだ。洗脳されたに決まっている。いやもしかすると脳を直接弄ることもあの組織には出来るかもしれない。
けれどもそれをどこかで認めたくなかった。姉さんが無事であって欲しいという願望、今まで自分が殺してきたサイボーグが無垢な人であるかも知れない。そういうものがあったんだろう。そしてそれが僕の命取りとなってしまった。
そして僕の体に次の変化が現れた。股間に熱が集まりだした。そしてそれはズボンを押し出し、姉の…その…膣に当たっている。それだけで僕は達した。股間にヌルヌルした液体を感じる。
「あはっいい匂いがする〜もう出しちゃったの?そんなにお姉ちゃんの体気持ちよかった?」
そしてそれを姉に感づかれた。僕はもう恥ずかしさで紅潮した。
「ベトベトして気持ち悪いでしょ?脱がしてあげる」
「やめて!姉さん」
僕の抗議の声も虚しく姉さんは僕の衣服を脱がし、裸の男女がベッドの上に存在することとなった。
「姉さん!やめて!目を覚まして!」
僕は無駄だと思いつつも最後の望みをかけてありったけの声で姉さんに呼びかける。
「逆に目をさますのは健の方だよ。組織に入れば望みが叶うわ」
けれども無情にも姉さんはそう返す。
「姉さんはそう洗脳されているだけだよ!僕達にしたことを忘れたの?僕たちは人間じゃなくなったんだよ!?」
「素晴らしいことじゃない。お陰で老いもせず…」
聞きたくなかった。組織の傀儡となってしまった姉さんの言葉なんて…涙が溢れだしてきた。
「あなたと愛せるじゃない」
「えっ」
姉さんは意外なことを言い出した。この場合の愛は姉弟愛ではない。どう考えても男女の情愛だろう。
「ふふっ、良いこと教えてあげる。組織はね、直接脳を弄って精神に干渉することが出来るの。けれどもやっていることはね、
脳の機能の制限なの。だから能力は落ちてしまう…だから脳改造は最小限にした方がいいの。で、私はどれだけ最小限で済ませられるかの実験体なの。
おかげで私は開放されたわ…つまらない倫理から、姉弟で愛しあってはいけないという道徳から開放されたの!そしてそれを認めてくれる、組織にも忠誠を誓ったわ。…それに組織に入ればこんなホテルを借りることも出来るのよ?もうあなたにバイトをさせることもない。
あなたに苦悩させる日々を終わらせることが出来るわ!それにね、どうやら私は前より能力が上がっているらしいわよ?ふふ、きっと自分に素直になったからしら。あなたにもその素晴らしさを味あわせてあげる」
姉さんはそう後半になればなるほど嬉しそうに早口になっていきそういった。そこには前みたいな知的で理性的な姉さんの姿はなく欲望に忠実は姿があるだけだった。
「そんな…駄目だよ姉さん、あんな組織に入っちゃ…それに姉弟で愛しあうなんて駄目なことだよ」
僕は弱々しくそう言うしかなかった。
「嘘つき」
そう言って姉さんは僕の…その、おちんちんを…握った。
「口ではそう言いながら本当は私と同じ気持ちなんでしょ?知っているんだから私に欲情していたこと。脱走の時も性的な目で見ていたよね?私のこと。今度してあげようか?裸で白衣」
「そ、それは…」
確かに僕は姉さんに欲情していた。が欲情したからといって良いわけがない。けれども姉さんが話しているのは本当の僕についてだ。確かに僕は姉さんに欲情した。
けれどもそれを抑えたのも僕だ。これを含めて本当の自分のはずだ。そう言い返せばいいのに言葉が出ない。
「私は見てたわよ〜健の体を性的な目で。男になったその体…性的な目で見ないわけがないでしょ。欲情しちゃった。今思えばあの時に押し倒してセックスすればよかったわ」
姉さんは恥じらいもせずそう言う。僕だって分かっていた。姉さんが僕を見る目にそういうものが混じっていることぐらい分かっていた。けれどもそのことで非難するつもりはなかった。そもそも僕だって人のことをあざ笑うことなどできないのだから。
「そうそう確か胸とかよくチラチラ見てたよね?変な男が言い寄ってきたりしたから嫌いになりかけたけれど健に好かれたのならこの胸があってよかったわ…そうだ胸でしてあげる」
「えっ」
そう言って姉さんは僕の股間へ移動し、その赤く滾ったモノを胸で挟んだ。
ドピュッ
そしてそれだけで僕は射精した。
「やぁん、もうお姉ちゃんの胸そんなに良かった?」
「うう…姉さん、僕に何をしたの?」
いくらなんでもおかしい。僕が姉さんに欲情するにしても程度がある。この興奮具合は尋常ではない。
「ちょっと素直になってくれるように媚薬も一緒に注入したわね…後おちんちんの力も入らないのかしら」
やはりそうだ。このままだとまずい。このままだと姉さんと一線を越えてしまう。そうなってしまっては姉さんがもとに戻らなくなってしまう…そんな予感がする。
そしてそのまま姉さんは胸を動かし僕のモノに快感を与えてくる。その姉さんの動き一つ一つが僕の理性を削っているようにも感じた。
姉さんが動き、射精する。また姉さんが動き、白い液体を出す。その繰り返しだ。
「あ…うううっ、あっ、んんんっ」
その行為に僕はうめき声しか出せなかった。
「た〜くさん、た〜くさん出してね。お姉ちゃんにた〜くさん出してね」
心底嬉しそうに、いや心底嬉しんだろう。姉さんはそういった。
「ふふっ美味しそうなオチンチン食べてあげる」
そう聞こえた後股間のものにねっとりと温かいものに包まれる感触がした。
「やめて!姉さん、そこは汚いから!」
僕は姉さんにそう叫ぶ。さっきシャワーを浴びた時ちゃんと洗っただろうか?いやそもそも例え衛生上の問題がなくても咥えてはいけないところだ。そんな場所を実の姉に咥えられている…それで僕はまたイッてしまった。
それでも姉さんが口を離す気配はない。姉さんは実の弟の精液を飲んでいるのだ。
「姉さん…ごめんなさい」
僕の口からそう言葉が漏れた。とても罪悪感を感じた。僕は実の姉に…それも正気を失っている姉に何をしているのだろう。あの知的で優しい姉さんを貶めているのだ。そう思うと涙も出てきた。
「何で謝るの?健はお姉ちゃんに美味しい精液をたくさん出してくれる姉想いの優しい弟だよ?お姉ちゃんをこんなに入れ込ませるようなすごく魅力的な弟だよ?いつも私のことばかり考えてくれる私の夫だよ?」
「ごめんなさい、僕を守るためにごめんなさい」
僕はただただ謝り続けた。
「許せない…」
「えっ」
「健を泣かす倫理だの道徳だのが許せない…健、お姉ちゃんが今すぐそんなものから開放してあげるね」
そう言って姉さんは僕に抱きついた。また胸に何か刺さる感触がする。そして僕の心の奥底からふつふつとした欲望が湧いてきた。今すぐ姉を抱きしめて犯したい…そんな声に出すのが憚られる欲望だ。
「ねえ…さ…ん、や…め」
そう欲望で自分が塗りつぶされつつあるときに僕が見たのは
「おいで、健」
そう笑顔で言う姉の姿だった。ああ…なんていい笑顔なんだろう。その笑顔を守るためなら僕はなんでもする。そう誓ったんじゃなかったのか。両親が死に僕の前では笑顔で、
僕のいない影ではむせび泣く姉さんの姿を見て。この人のすべてを受け入れられる、そんな男になると決めたんじゃなかったのか。それなのに忘れてしまった。
くだらない倫理や道徳ばかり覚え忘れてしまっていた。そうだ僕は受け入れるんだ。この人のすべてを。お姉ちゃんのすべてを僕は愛する。
「お姉ちゃん…愛しているよ」
そう言い僕はお姉ちゃんを抱きしめた。
「私もよ健」
裸で生まれたままの姿で何も隠し事がない姿で僕とお姉ちゃんは抱き合う…それだけでは駄目だ。僕とお姉ちゃんはさらに一歩進まないといけないんだ。お姉ちゃんと一つにならなければいけないんだ。
「お姉ちゃん、僕お姉ちゃんと一つになりたい」
「私もよ健…お姉ちゃんの何も入ったことがないおまんこに健のおちんちん入れて。そしてお姉ちゃんの中にいっぱい精液出して。お姉ちゃんを真っ白にして。お姉ちゃんを孕ませて健」
そう穏やかな顔でお姉ちゃんは言う。それがお姉ちゃんの願い、なら僕が拒む理由はない。そしてそれは僕の願いでもある。僕のおちんちんとお姉ちゃんのおまんこを重ねあわせ、
そしてそのまま入れていく。僕の体の一部がお姉ちゃんに入っていく。僕とお姉ちゃんが一つになっていく。そして根本まで入っていき腰と腰が重なりあった。
「はいちゃった…健の」
「はいっちゃったねお姉ちゃんのおまんこに」
「お姉ちゃん…」
「健…」
僕達は見つめ合い、そして口もくっつけ合わす。そして僕は腰を動かす。お姉ちゃんのおまんこは僕のおちんちんに絡み合い吸い付いてくる。おちんちんの全部を包み込み射精を促してくる。
けれども僕は射精しない。まだお姉ちゃんはイきそうにない。お姉ちゃんの望みは僕とこうして頭の中がグチョグチョになるほどすることだ。
お姉ちゃんと一緒にイッてその後に立て続けに射精する…それがお姉ちゃんの望みでもあり僕の望みだ。
僕はお姉ちゃんをイかせようと腰の動きを早め、膣口から子宮口までおちんちんを動かす。そしてお姉ちゃんの口の中に舌を知れる。
お姉ちゃんはそれを受け入れ舌で抱擁をする。僕はお姉ちゃんにもっと僕を感じて欲しく、動きを激しくする。お姉ちゃんはそれを暖かく受け入れる。
お姉ちゃん…いつも僕を受け入れてくれる優しいお姉ちゃん…だから僕はお姉ちゃんに全てをさらけ出す。そしてお姉ちゃんもそれに応え全てをさらけ出す。ああ、これこそ僕が求めたものだ。お姉ちゃん、愛している。
僕は奥までおちんちんを押し付ける。するとお姉ちゃんのおまんこが収縮する。その刺激で僕はお姉ちゃんの奥で射精した。けれどもこれじゃダメだ。もっとお姉ちゃんを犯さないといけない。
お姉ちゃんが何も考えられなくなるまでおちんちんから射精しないといけない。イったばかりの敏感なオチンチンでお姉ちゃんのきゅっとしまったおまんこの中を動かす。そして射精する。それでも止めずに抽送する。そして射精する。
抽送、射精抽送射精抽送射精抽送射精抽送射精抽送射精抽送抽送射精抽送抽送射精抽送射精抽送射精抽送射精抽送射精抽送射精
「ふふっ、よく寝ちゃって可愛い」
私の横で寝る健の顔はさっきまで私を獣のように犯し続けたことなど微塵も匂わせないほど安らかに眠っていた。育って私の手から離れていく…そんな健を見て不安になった。
もしかして私は捨てられるのではないかと…他の女を見つけ私から離れてしまうのではないかと…そうなった時健の実の姉である私は笑って見送ることしかできないのではないかと…そんな不安を自覚もせずに抱いていた。けれどもそれも今日までだ。
健は逞しくなったその腕で私を抱きしめてくれた。そのセクシーな唇で私への愛を轟いてくれた。厚くなった胸板で私を受け止めてくれた。その大きくなった健のおちんちんが私のおまんこに入り私の中で射精してくれた…ああなんて素晴らしい日だ。私と健の日…
「健、愛している」
そうつぶやき私は健の唇に自分の唇を合わせた。私と健はこれから永遠に愛し続けられる…老いることがないこの体で永遠に…ああなんて幸せ。
愛しているよ健。
以上で投下は終了です。駄文をご覧いただきありがとうございました
ご無沙汰しています。明けましておめでとうございます。
>>キラーハニー様
>>319-326 正統派改造物の姉弟相姦ネタですね。
ヒントに使って下さって恐縮です。
>>318のリンク先の作品は当然、自分自身興奮するから
書いたわけで、全然違うシチュと味付けで
似た嗜好の話を読めたのは、とても美味しい思いでした。
第二作第三作も大いに期待します!
>>328 返信ありがとうございます。後、紛らわしくて申し訳ないのですが、キラーハニーはHNじゃなくて題名です。誤解を招いてすいません
* HNが判らないのでキラーさんと呼ばせていただきます(仮という事で)。
なかなか濃い味でございました。過去にこられた作者さんを思い出しました。
ぜひ次回作を・・・・。
<<316
”何、これ・・・・!!”
慌てて力を込め飲み込み始めた。だが、その瞬間に今までお掃除で飲み込んだ時とは違う快感が脳を突き上げた。
「あふぅん♪」
思わず喘ぎ声を漏らす。10歳の時以来、かなりの数のお掃除をこなしてきた綾乃だったが、喘ぎ声を漏らすのは初めてだった。
まるで巨大な男根でおまんこを擦られているようだ。
わざと力を緩める。男は喘ぎながらおまんこから這い出そうとした。
また力を込める。
男が飲み込まれていく。
また緩め、這い出そうとし、また腰まで飲み込まれる。
<続く>
大阪ドームさん御元気ですか?
>>318=329様(◆Oc340crnMs様)
お名前の件、失礼いたしました。
>>330東京ドーム様
本年もよろしくお願いします。
今回は勝俣刑事シリーズとはまた別のお話ですよね?
malediCt様
御久しぶりです。今年も宜しく御願いたします。
ネタ切れ?
保守しておくね
<勝俣編つづき>
このままでは、本気で脳髄が溶けてしまうのではないか?
勝俣は顔を歪め、慌てて男根を咥えた三津子の頭を&#25681;み、強引に引き剥がそうとした。
「うううッ辞めろ!!辞めてくれぇぇぇぇッ!!」
「貴方も、この快楽から逃げられなくなる。そして我々の崇高な任務を受け入れるようになる・・・・・。間違いなく、そうなる。」
引き剥がそうと力を込めた。だが、残念なことに、いや驚くべき事に全く力が入らなかった。
「辞めろろろッ。誰が・・・・・。」
「ジュポッ」と咥えていた男根を引き抜く。体を軽く押した。
柔道で鍛えて、体重が重い相手にも身動ぎもしない勝俣の体が、まるで軽い木の棒を倒すように倒れた。
勝俣は貌を歪めた。先程の蜂女の<お掃除>なる物を思い出したからだ。
「怖がる必要はありませんわ・・・・・。」
少女のような笑みを浮かべた。
三津子は10歳の時からお掃除を初めて、お掃除をした回数は数万回に及ぶ。その自信からであろう。
服を脱ぐ三津子。その生まれたままの姿を見た時、勝俣の心臓が高鳴る。
おそらく40後半であろう三津子の体の張りは衰えがない。
痛い程、勃起した男根を&#25681;み、跨いだ。熟女にしては薄い陰毛が見える。
「ふふっ・・・・。へ・ん・し・ん♪」
青い放射光。その眩しさに貌を覆い眼を庇う。
改造と言っても、某シ○ッカーと<神の結社>とでは大きな違いがある。
某シ〇ッカーは一部筋肉を金属に替え、改造強化された物である。<神の結社>の場合、改造とは言っても肉体にメスを入れる事は無い。
ある意味、普通の状態と変わらないと言ってもよい。
ただ違うのは眼に見えない部分= 通常の人間体の遺伝子に動植物を組み込んだ<特殊細胞>を植え込み、同化させる作業だ。
無論、勝俣に、そんな事が判ろう筈もないが・・・・・。
<続く>
335 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:33:17.39 ID:/+KktLN7
ご無沙汰しています。大阪ドームです。
東京ドームさん、お元気で何よりです。
新人の方が投下されていて、嬉しく思います。
maledictさんもお久しぶりですね。
私は何とか生きています。少し落ち着いたので、遊びにきました。
壊れたパソコンのHDから、友人がデーターを吸いだしてくれました。
その中にいくつかの未完成なネタがありました。もう何年も前のネタです。
当時何を考えて妄想していたか覚えていませんが、生活に余裕があり、仕事中も妄想を浮かべていたようでした。
とりあえず完結した物から投下しようと思います。
例によって実在する何物とも関係がありません。
嫌悪を抱く方、興味がない方はスルーしてください。
336 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:37:20.46 ID:/+KktLN7
大畔泰蔵は、人を騙す事にかけては右に出る者がいない、天性の詐欺師であった。
投資詐欺・融資詐欺・振り込め詐欺と、詐欺と名がつく事は殆ど手掛けてきた。
しかも手口が非常に巧妙で、警察の捜査は言うに及ばず、<神の結社>の調査からも逃れていた。
大畔は決して表には出ない。必ず他人を代表や責任者に仕立てるのである。典型的な手口はこうだ。
まずダミーの会社と表の会社を設け、表の会社で融資や投資を募るのである。
次に集めた資金をダミーの会社に投資したように装い、資金を全て大畔個人が手にするのだ。
ダミーの会社は実体がないので、表の会社は債務を回収する事が出来ずに倒産する破目になる。
表の会社が倒産すれば、出資者は債権を投資先に委ねる事になるが、当然ダミーの会社はもぬけの殻で、こうして大畔は、これまでに何千億という金を集めていた。
しかも最近は同業者が次々に行方不明になっており、非常に仕事がやりやすかったのである。
似たような投資内容の詐欺がTVを賑わせば、疑い深い者は簡単に話しに乗らない可能性が高くなるので、失踪事件は大畔にとって渡りに船であったのだ。
<神の結社>のお掃除が詐欺の片棒を担いでいたとは、お釈迦様でも気づきはしないだろう。
ところが大畔は非常に頭の切れる男で、同業者の失踪を対岸の火事とは思っておらず、何者かが詐欺グループを消そうとしているのなら、必ず自分にもその手が及ぶと考えていた。
その為に最近では、ビルの地下に構えた核シェルターに篭もり、自分の周りを探る者がいないか、部下に調べさせていた。
このビルも巧妙な取引で手に入れた物である。
まず大畔の息の掛かったデベロッパがゼネコンに発注し、核シェルターを装備したビジネスビルを建てさせる。
前渡金のある公共工事と違って、民間の工事は完成時の一括支払いが常である。
デベロッパは完成時にビルを担保に借入を行ない、その後手形を不渡りにして倒産するのだ。
当然借入先も大畔の関連会社で、抵当権を行使してビルを乗っ取り、それをまた別の関連会社に譲り渡す。
こうして他の債権者が指を咥えている間に、事実上自分の物にしてしまうのである。
しかも核シェルターのセキュリティーは異常なほど綿密に仕組まれていて、登録した人物しか入れないようになっていた。
つまり暗証番号やカードの類いではなく、指紋・虹彩や静脈血管などの生体認証を組み合せて本人を識別するので、絶対に第三者の侵入は不可能なのだ。
シェルター内は居住区と共用区の二つのブロックに仕切られていて、居住区には大畔と愛人の菅川千尋しか入れないようになっていた。
共用区には腹心の部下の黒井と笹川が入れ、ここで大畔はそれぞれから報告を受けて指示を行なっていた。
337 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:38:40.29 ID:/+KktLN7
「最近、何か変わった動きはないか?」
「例の一件で、土地が暴落した事以外何も。」
「そうか・・・。」
共用区の事務所で黒井から外部の情報を聞いていた大畔は、そう呟いた。
ここに篭もってから、もう一ヶ月以上が経つ。
何者かが自分達を消そうとしているなら、必ず黒井と笹川の身辺に現われるはずだ。
もし二人のどちらか一方でも行方不明になれば、自分の考えが正しかった事になる。
また愛人の千尋を泳がせているのも、その為であった。
ここに来て一週間は、大畔の忠告を聞いて居住区に篭もっていたが、そのうちに息が詰まるといって、毎日外出を始めた。
大畔が強引にそれを止めなかったのは、黒井達を飛び越えて自分を探しているのなら、まず千尋が狙われると考えたからである。
所詮女だ。誘拐して拉致すれば、拷問など掛けなくとも、自分の居場所を教えるであろう。
ただ居場所がばれても、この中には絶対に入っては来れないし、黒井達や千尋が消されても、何の支障もない。
最悪の場合、今の事業を全て潰されても、資金は別に隠してあるので、ほとぼりが冷めた頃に再開すればいいだけの事だ。
とにかくここから出さえしなければ、問題はないのである。
「とにかく何か変わった事があったら、すぐに連絡をくれ。」
「わかっています。」
そう行って出ていった黒井と入れ替わりに、千尋が帰ってきた。
相変わらずブランド品の買い漁りをしていたようで、両手でバッグを抱えている。
「遅かったな・・・」
だが千尋は疲れているのか、大畔の問い掛けには返事をせず、無言のまま居住区への認証ゲートに向かった。
居住区には大畔と千尋の二人しか入れない。難なくパスを受けた千尋は足早に中に入っていった。
外で何か気に入らない事があったのだろうと、千尋を宥める為にすぐに大畔も後を追った。
認証ゲートはトンネル状になっていて、それぞれの認証システム毎に強固な扉で区切られているので、何処かでエラーが生じればそれ以上進めないのは当然だが、場合によっては退路も断たれるのである。
また強引に侵入しようとしても、チタン合金の複層構造の扉は簡単に破壊できない上に、トンネル内は狭く、一度に多数の人間が入れないので活動が制限され、その間にガスや高圧電流などで一網打尽にされるのである。
中の者はワインを片手に、モニターでその様子を眺めていればよい。
一昔前にTVでしていた風雲たけし城のように、侵入者の不様な姿は大いに笑えるであろう。
しかし現実には、このゲートまで辿りつくのも不可能に近い。
居住区ほどではないにしろ、共用区にも同様な認証ゲートが設けられている。
要塞と謳われた米○○が、ゴルゴ13の侵入を許したのも、一部に有人警備を伴なっていた為で、この核シェルターのように、完璧なコンピューター認証システムを用いていれば、付け込む隙は全く無いのである。
侵入も破壊も絶対に不可能。
しかも内部は高級ホテルのスィート顔負けの造りになっていて、たとえ核戦争で全世界が滅びても、中の人間には快適な生活が保証されるとあれば、身の危険を感じた大畔がここに篭もったのは、懸命な判断だと思う。
338 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:39:34.68 ID:/+KktLN7
ゲートを抜けて大畔が中に入ると、千尋が仁王立ちで待ち構えていた。
外出から戻ると真っ先にシャワーを浴びるはずであるが、今日の千尋は何かが違う。
洞察力に長けた大畔は、僅かな違和感を感じていた。
「どうしたんだ、今日は。機嫌が悪いようだが・・・、何かあったのか。」
正面に千尋を見据え、そう問い掛ける大畔。その態度は明らかに千尋の様態を気遣って
いた。
ところが千尋は、とんでもない事を話し始めたのである。
「おほほほ、私は千尋さんではありませんわ。私は<神の結社>のフタナリ狐女。」
「おいおい、何馬鹿な事を言ってるんだ。ふざけるなよ。」
「ふざけてなんかいませんわ。信じられないようですから、私の正体を見せてさしあげ
ます。」
そう言って、千尋は衣服を脱ぎ始めた。
普段から二人きりの時は、裸でいる方が多いので、驚くような行為ではないが、問題は
その前だ。
<神の結社>?フタナリ狐女?おまけに私の正体を見せるだと?
口調が普段と違うが、明らかに千尋の声だ。気でも狂ったのだろうかと、大畔は思った
。
確かに千尋の性格なら、何ヶ月もこの中に篭もっていれば、ストレスでそれも考えられ
るが、最近は毎日外出させている。
昨日も一昨日も、別に変わった様子はなかったのである。
上着とスカートを脱いだ下着姿の千尋。それは普段から見なれた肢体だ。
それどころかブラに隠れた乳首の色も、パンティーの下のオマンコの形さえ知っている
。
その姿を見て、大畔は改めて千尋本人である事を確信した。
認証システムを疑うわけではないが、自分の目で見て確認した方が、納得できる事もあ
るだろう。
しかし間違いなく千尋本人であっても、仕草や態度が何処か違う事に大畔は気づいてい
た。
もし異常事態が起きているとしたら、何者かが千尋を洗脳した場合である。
一日で洗脳が無理であれば、催眠術か何かを掛けられているのかもしれない。
当然その目的は自分にあると大畔は思った。
自分の行方を探している連中が、シェルターに篭もっている事を掴み、何らかの手を打
ってきたのだ。
何かメッセージを託されているのか。それとも操られて危害を加えようとしているのか
。
大畔はこの時初めて、完璧と思っていたセキュリティー機構に欠点がある事を悟った。
持ち物や身体検査を行なっていないので、爆弾物を隠し持っていれば、容易く持ち込め
るのである。
もしこの中で自爆テロを行なわれたら防ぎようがない。
ただ服を脱いでいるので、その危険は低いようだが油断は禁物だ。
大畔は全裸となった千尋の一挙一動に全神経を集中させた。
339 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:40:44.50 ID:/+KktLN7
千尋はパンティーを放り捨てると、胸を張って大畔と向き合った。
口元は笑っているが、何処か相手を蔑んだような目つきをしていて、別人のような雰囲
気である。
やはり何かあったのだ。大畔はそう確信した。すると突然、千尋のお腹が膨れ始めた。
何だ。これはどうした事か。驚く大畔を尻目に、当の本人は平気な顔をしている。
千尋のお腹は臨月の妊婦のように大きくなった。
しかも千尋の身体の変化はそれだけではなく、乳房も膨らんでいったのである。
大畔の掌に収まっていた小振りな乳房は、西瓜より大きな爆乳へと変貌を遂げた。
ボテ腹に爆乳。まさに妊婦のAV女優顔負けである。
常識では有り得ない事だが、最初からそうなっていれば、まだ理解できただろう。
妊娠すれば当然お腹は大きくなるし、豊胸手術でシリコンを埋め込んだ、ミンカのよう
な女優も存在する。
つまり日数を掛ければ、起こり得ない事態ではないのだ。
ところがそれはたった今、僅か数秒の間に目の前で起きた出来事なのである。
それでも大畔は懸命に理解しようと努めていた。
しかし本当に理解不能に陥るのは、むしろこれからであった。
続けて茶色いウェーブの髪の毛が黒く染まり、真直ぐに伸びていった。
髪型が変わったせいか、大畔には千尋の顔つきが変わって見えた。
いやよく見ると、変わったというよりも、全く別人の顔になっている。
驚きのあまり、目が点になる大畔。もはや理解は不能となった。
それよりも千尋が変わっていくに連れ、不安な気持ちが顔を擡げるのである。
これまで幾たびの危機を乗り越えてきた警戒心が、危険を予感しているのであろうか。
すると大畔の気持ちが少し落ちついてきた。取り乱すのは自分のキャラではない。
冷静かつ沈着。慌てて自分の首を締めるのは愚の骨頂である。それが自分の信念だ。
340 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:42:22.90 ID:/+KktLN7
大畔は改めて千尋だった女性を見た。スレンダーな千尋とは真反対のグラマーな女性だ。
ただ異常に膨れたお腹が、せっかくのスタイルを台無しにしている。
この妊婦のような腹には、何か意味があるのだろうか。
急に膨れた原因は定かではないが、これ以上驚くべき事態は起こるまいと大畔は思っていた。
ところが女性の身体の変化はまだ続いていて、股間からチンポが生え始めたのである。
しかも並のチンポではない。長さが30cmはある巨根だ。
大きなお腹に隠れてあまり目立たないが、もしボテ腹でなければ相当な威圧感があったであろう。
それといつのまにか狐のような耳と尻尾も生えていた。
どうやらお腹とチンポに気を取られて、気が付かなかったようだ。
フタナリ狐女。大畔は女性が言った言葉の意味が理解できた。
しかし意味が理解できたとしても、現実としては納得しがたいものがある。
コスプレや特殊メイクの類いなら頷けるが、それでは目の前で起きた変化の説明がつかない。
それにあの妊婦のような大きなお腹には、いったい何の意味があるのだろうか。
また本物の千尋の行方も気になる処だ。その時大畔の脳裏に閃くものがあった。
ただそれはあまりに突拍子もない仮説であり、大畔自身口に出すのを躊躇う内容である。
つまり狐女と名乗った女性の膨れたお腹の中に、千尋がいるのではないかと考えたのだ。
だが食われたのであれば当然胃が膨れるが、膨れているのは下腹の辺りであって、やはりこれは子宮が膨れているとしか考えられない。
そうなると現実問題として説明がつかず、理解に苦しむのである。
『どうやって、中に入ったのか?』そう思った大畔は、すぐさまそれを打ち消した。
馬鹿馬鹿しい考えだ。一時でもそう思った自分恥ずかしくなる。
それでは千尋は何処に?その答えは目の前の女性が知っているだろう。
答えを得るには、下手に考えるより聞くのが手っ取り早い。
大畔は動揺している事を悟られまいとして、極めて冷静な口調で尋ねた。
「それで、本物の千尋は何処にいるんだ?
もう死んでいるのかい。」
すると狐女は嬉しそうにお腹を摩りながらこう答えた。
「おほほ、もう気づかれていると思いますけど、この中ですわ。
でもお掃除するつもりはありませんから。」
お掃除。重要なキーワードだが、大畔はその言葉に注意を傾けなかった。
それよりも自分が否定した馬鹿げた考えを、あっさり肯定された事に腹がたったのだ。
「おい、ふざけるなよ。
どうやって人間が腹の中に入れるんだ。」
その口調は明らかに、怒りで震えていた。いくらなんでも馬鹿にするにも限度がある。
大畔は真剣に千尋の身を案じているのだ。
341 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:43:17.76 ID:/+KktLN7
「ふざけては、おりませんのよ。本当の事を言っているだけですわ。
そんなに疑われるのなら、見せてさしあげますわ。」
そう言って狐女は、股を開いて腰を下ろした。つまりウンコ座りの状態である。
この格好だとオマンコが丸見えだ。見せると言ったが、オマンコを見せて何がしたいのであろうか。
するとそのオマンコの膣口が大きく広がり始めた。どうやら中から何かが出てくるようだ。
興味深そうに注視する大畔。次の瞬間、大畔の目は驚きで見開かれた。
狐女のオマンコから人間の頭が出てきたのだ。大畔はまさかという気持ちになった。
ところがまさかではない。オマンコから顔を出したのは、紛れもなく千尋であった。
ただ意識はないようで、完全にオマンコから顔が出ても、目を瞑ったままだ。
「おほほ、鳩が豆鉄砲食らったような顔をされて・・・、そんなに驚くような事かしら。
私は子宮内に取り込んだ人間に変身する事が出来ますのよ。」
「子宮内に取りこむ?」
「そうですわ。このオマンコで人間を呑み込むのです。
そうしますと、その人の姿だけでなく、遺伝子レベルまで全く同一人物になるのです。
当然知識や記憶も頂く事になりますわ。
それで貴方がこのシェルターに潜んでいる事が分かったのです。そして入り方も・・・。
どんなに厳重なセキュリティーでも、千尋さん本人に変身してしまえば無意味でしょ。
こうして私が楽々侵入できましたのが、その証拠ですわ。」
「それで千尋をどうする気だ。」
「おほほ、さっきも言いました通り、千尋さんはお掃除の予定に入っておりませんわ。
それに、もう用は済みましたので、このまま解放してさしあげますわ。」
「用が済んだ?」
「ええ、貴方の元に辿りつくのに、利用させてもらいましただけですから。」
「・・・・・・。」
この女性の目的は、間違いなく自分にある。
そう感じた大畔だが、常識的に有り得ない出来事に、頭の回転が追い付いていかなかった。
自分が狙われる理由は山ほどある。だからこのシェルターの中に篭もっていたのだ。
それにも関わらず易々と第三者の侵入を許してしまった。
しかも千尋をオマンコに呑み込んで、変身したのが原因だというのだ。
ほんの数分前なら、馬鹿馬鹿しいと一笑に臥してしまったのだが、目の前でオマンコから現われた千尋の顔を見れば信じざるを得ない。
首の太さまで狭まっていた狐女の膣口が再び広がり始めた。
そして股間いっぱいまで広がると、中から千尋の両肩が見えてきた。その光景はまさしく出産だ。
ただ産まれるのは赤ん坊ではなく成人であるが、狐女は全く気張らずに平気な顔をしていた。
一般的にウンコをする時でさえ、もう少し下半身に力が入るものだ。
それが余裕の表情で、時折笑みさえ浮かべていた。
肩に続いて千尋の上半身が現われたが、狐女のオマンコは充分に余力があるようで、千尋の乳房を潰す事なく膣口が悠々と広がった。
当たり前かもしれないが、乳房が見えると言う事は裸である。
散々見なれた千尋の裸だ。今更見たからって、特別な感情はないはずだ。
ところが何故か、オマンコから出る千尋の姿に、大畔は新鮮なエロさを感じていた。
いや正確に言えば千尋本人ではなく、千尋を出産している狐女に対してであった。
人間をオマンコに呑み込む女など、常識で考えれば化物である。
それなのに恐怖で金玉が縮み上がるどころか、反対にチンポが勃起しているのだ。
つまり恐怖心よりも、性的な興奮の方が上回っているのである。
大畔自身、ここまで興奮した記憶がなかった。
女性とはあくまで大人の交際で、性産業にのめり込むような輩を下賎な人種と蔑んでいた。
ところが今、出産ショーさながらの光景を、チンポを固くして食い入るように見ている自分がいる。
これは大畔の人生観と照らし合わせれば、恥ずべきことであった。
しかしそうはいっても、見たいものは見たいのが人間の心情だ。
偉そうにしていても、所詮大畔も一人の男だという証拠であった。
342 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:43:52.89 ID:/+KktLN7
狐女のオマンコは緩みっぱなしで、千尋の上半身に続いて下半身が、何の抵抗もなく出てきた。
スレンダーな体形とはいえ、女性特有の安産型で、お尻周りは相当太い。
つまり千尋を出産する上で、一番の難所であるはずだ。
だがそれを苦もなく過ぎるとは、恐れ入ったオマンコである。
案ずるより産むが易しとは、この事を指すのであろうか。
これから先は、太股から足首にかけて細くなっていくので、何の問題も生じないだろう。
この時点で狐女のお腹は半分程度小さくなっており、間違いなく千尋がその中にいた事を物語っていた。
それにしても小柄とはいえ、千尋の身体を膣の収縮だけで押し出すには並大抵の力では及ばない。
括約筋の締まりは元より、収縮運動を継続するのにも相当な筋力を要するであろう。
ところが狐女は下半身に力を込めるどころか、他人事のように涼しい顔をしている。
それにも関わらず千尋の身体は、まるで目に見えない誰かが引き出しているように、オマンコから出ているのであった。
狐女の膣口は足の太さに添って小さくなっていき、最後に踵の部分で一旦大きく開くと、つま先が抜け出た後は何事も無かったように、指さえ入らないほど固く口を窄めた。
そして妊婦のように膨らんでいたお腹も、すっかり元通りになり、その代わり女性の肢体に似つかわしくない、股間のチンポがやけに目立つようになった。
大畔はホモでもゲイでもない。
だから他人のチンポなどに、興味を示すはずがないと考えるのが当たり前である。
ところが大畔の眼は、オマンコから出てきた千尋にではなく、狐女の股間に向けられていた。
それも先ほどまで興味の対象であったオマンコではなく、その上に有るチンポに対してである。
それが何故であるか、大畔自身も納得できる答えは用意していなかった。
また狐女の方も、大畔の視線が自分のチンポに注がれている事には気づいていたが、それを誇示するわけでもなく、無言のまま立ち上がった。
ストレートの黒髪に、モデルのような端正な顔立ち。
そしてビーチボールのような豊満な乳房に、物の見事にくびれた腰。
これで股間にチンポが無ければ、申し分のない女だ。
いやチンポだけなら、今時はニューハーフでも女性顔負けな美しさを持った者もいるので不思議はないが、問題なのは狐のような耳と尻尾である。
一見作り物のようにも見えるのだが、明らかに生えてきたので間違いはない。
この時点で大畔は、得体の知れない狐女の正体を警戒しつつも、さほど危機感を感じていなかった。
それは狐女の容姿がそう判断させたのかもしれない。
これが見るからに恐ろしそうな怪物の姿をしていたら、いち早く逃げ出していただろう。
しかし耳と尻尾とチンポ以外は、普通の女性と全く変わらない。
それどころかむしろ、それらがコスプレのようなエロさを醸し出していて、反対に興味を抱かせるのである。
もし今、狐女が大畔を誘えば尻尾を振ってやってくるだろうから、お掃除が簡単にできると思う。
だが最終の目的は大畔であっても、今するべき相手は千尋の方であった。
狐女は脳波で相手に語り掛ける能力があり、これによって催眠術を掛ける事もできる。
一般的に催眠術は、視覚や聴覚を用いて行なう場合が多く、5円玉の振り子を見させて、言葉巧みに掛けるのが最も有名であろう。
改造少女でも蝙蝠女が催眠術を得意としているが、その方法も直接眼を見させている。
ただこれらの方法は、途中で目を伏せたり耳を塞げば効果が無くなるが、狐女の場合は直接相手の脳に語り掛けるので防ぐ事はできない。
また同時に大勢の人間に幻想を見させる事も可能で、俗に言う狐に化かされた状態である。
ただしこれは脳波が届く領域に限定され、催眠術と違って領域を一歩出れば、すぐに現実に戻される。
狐女は気を失っている千尋の目を醒ます為に脳波を送った。
343 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:44:33.73 ID:/+KktLN7
頭の中で誰かの声が響く。千尋はしだいに意識を取り戻していった。
「う・・・ん・・・?」
「大丈夫か、千尋?」
寝起きのように頭がまだぼやけているが、千尋の耳に聞きなれた声が届いた。
「泰・・・蔵・・・さん?」
寝ぼけ眼で声のする方に顔を向ける千尋。見なれた顔が目の前に見える。
そして緊張から解き放たれたせいか、忘れていた記憶が甦ってきたのである。
「泰蔵さん、買物帰りにチンポのある女の人が、突然裸で現われて・・・
それで・・・それで私・・・、どうしてここに?」
それから先は、狐女に催眠術を掛けられた為に記憶が繋がらないのだ。
千尋は不安そうな表情で大畔に尋ねた。すると大畔ではなく狐女が、満を持したようにそれに答えた。
「おほほ、私がオマンコに呑み込んで、連れて来てあげましたのよ。」
他の女性の声がしたので、千尋が驚いて振り返ると、そこには見覚えのある女性が立っていた。
「この女よ、この女だわ。」
狐女を指差し大畔に訴える千尋だが、女に出会ってから先は説明のしようがない。
ただこの女が不思議な出来事の要因である事を、大畔に知ってもらう為のアピールであった。
だがそんな事をしなくても、大畔は頭脳明晰である。すでにこの件の事実関係は理解していた。
問題は経緯ではなく、その理由だ。
女の目的が自分にあるのは間違いないだろうが、それが何か全く分からないのである。
武器を所持している気配がないので、危害を加える気はないようだが、ただ会いに来るだけにしては、行動があまりにも大胆だ。
その時大畔は、狐女が最初に言っていた、もう一つの意味の分からないキーワードを思い出した。
<神の結社>。たしかそう言った。言葉から推察すれば、何かの組織のようだ。
その組織が自分に用があるのだろうか。しかし化物のような女を送ってくる組織だ。
目的が分からないうちは、用心するに越した事はない。
ところが狐女は大畔ではなく、怯えた顔をしている千尋に声を掛けたのである。
「おほほ、そんなに怖がらなくてもよろしいですのよ、千尋さん。
ほら、私のチンポをご覧なさいな。大畔さんより立派でしょ。」
チンポという言葉に、それまで助けを求めるように大畔の顔を見つめていた千尋が振り返った。
視線の先は当然狐女のチンポだ。千尋の目がチンポに釘付けになった。
扱きもしないのに、勃起を続けている。長さも太さも申し分なく、大畔のチンポなど較べようもない。
こんなチンポで突かれてみたいと、千尋はオマンコが濡れるのを感じた。
狐女は自慢のチンポを誇示して視覚に訴えると同時に、脳波で千尋の脳下垂体を刺激して、性欲を高めていたのである。
「おほほ、いらっしゃいな。
チンポをオマンコに入れてさしあげますわ。」
その言葉に反応して千尋が起ち上がった。
そして盛りのついた雌犬のような表情で、フラフラと歩み寄って行ったのである。
「おい、千尋。」
驚いた大畔が声を掛けるが、千尋の耳には届いていなかった。
千尋の視線は狐女のチンポに向かって一直線だ。当然チンポが目に焼き付いて離れない。
何故なら、こんなチンポは二度とお目に掛かれまい、オマンコに入れてみたいと、それだけしか頭になかったからだ。
千尋は狐女の催眠術に掛かっていたので、オマンコに呑み込まれた事を憶えていなかった。
だから当然、狐女に対する危険意識は低いだろう。
いや、例え危険を認識していても、今は性欲がそれを上回っている。
一度火の付いた女の身体は、どうする事もできないのだ。
344 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:45:38.17 ID:/+KktLN7
千尋はソファーの背もたれに両手をつき、お尻を狐女に向けた。
「あぁぁぁ、早く・・・
狐女様、早くチンポを突いてください。」
オマンコがチンポを欲してビチョビチョに濡れている。理性など女の欲望の前では相手にならない。
チンポ、チンポ、チンポ。すでに千尋の頭の中は、チンポ一色に染まっていた。
「おほほ、そんなに待ちきれないの?」
チンポを振り振り、狐女が千尋に歩み寄って来た。
左手を千尋の腰に置き、右手でチンポを掴んで千尋の股間にあてがう狐女。
亀頭で膣口の位置を探っているような素振りだ。お世辞にもやり慣れているとは言えない。
実は狐女はチンポ改造されたばかりで、まだ童貞であった。
つまり実際に女のオマンコにチンポを入れた事がなかったのだ。
改造された際に必要な知識は埋め込まれるが、それでも経験不足は補えない。
やはり実戦をこなさなければ、手際の悪さは否めないのである。
それでも膣口を探り当てた狐女は、そのままチンポを突いた。
「あぅ〜ん・・・」
さすがは狐女のチンポだ。百戦錬磨で男を知り尽くしている千尋の口から嗚咽が漏れた。
今は羽振のよい大畔の愛人に納まっているが、大畔と出会う前に誑かした男の数は、楽に千人を越える。
貢がせた金も桁外れだ。千尋の身体に溺れて財産をなくし、挙句の果てに自殺した者もいた。
そんな男達に、毎日のようにチンポを突かれても、心から感じた事など一度もなかった。
チンポは金を生む打出の小槌だ。オマンコを突かれる度に金の勘定をする。千尋はそんな女であった。
その千尋を感じさせたのである。それは<神の結社>のチンポ技術の賜物だろう。
しかも、この後の手順は狐女の脳に刷り込まれているので何の問題もない。
本能の赴くままに、千尋を犯せばいいのである。
そして千尋のオルガスムスと同時に膣内射精を決めれば完璧のはずであった。
ところがそんな皮算用とは反対に、狐女は大きなピンチを迎えていた。
何と千尋のオマンコが気持ちよすぎて、射精寸前だったのだ。
狐女のチンポは、お掃除にチンポを使う馬女などの改造少女に比べて生身のチンポに近く、女を気持ちよくする改造が施されていても、相手から受ける快感には無防備であった。
それなら早漏でも致し方ない事であるが、改造少女としてのプライドがそれを許さなかった。
自分より先に千尋を逝かさなくてはならない。
亀頭を擦る膣壁の感触に耐え、狐女は無心でチンポを突きまくった。
女は快感に身を任せればよいが、男は射精感を我慢しなくては、すぐに果ててしまう。
狐女は、自分のオマンコにチンポを入れた男達の気持ちが理解できた。
しかも改造されたオマンコは、千尋などとは比べ物にならない。
腰を振るたびに、男がだらしなく精液をぶちまけたのも頷けるわけだ。
345 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:46:15.44 ID:/+KktLN7
射精感を耐えながら、狐女はチンポの醸し出す快感を満喫していた。
チンポに比べるとオマンコは鈍重な気がする。
サイドブレーキを掛けたままアクセルを踏む、そんな感じだ。
激しくチンポを突かれても、スカッとトップスピードまで上がらない。
それに対してチンポは、クリトリスを弄られた時に似ているが、快感の度合いが全く違う。
クリトリスは感じる反面、冷めるのが早く、弄るのを止めれば気持ちよさがすぐに失せてしまう。
その為に並行して膣に指を突っ込んで責めるのが常である。
膣は鈍い分、快感が蓄積していくが、それでも女は必ず逝けるとは限らない。
最終的に相手のチンポに依存している以上、男が先に射精してしまえば終りとなるからだ。
短小包茎で早漏の男が多い昨今、<神の結社>の改造少女のようなチンポは滅多にお目にかかれまい。
狐女のチンポは長さで馬女に劣り、太さもゴリラ女に敵わないが、バランスの取れた立派なチンポである。
30cmは楽にあるので、女を満足させるには充分だ。
むしろ極端に長かったり太かったりしない分、オマンコに入れた時に痛みが伴なわないのかもしれない。
そんなチンポで突かれている千尋は果報者であろう。
最近の<神の結社>は、世間のゴミをお掃除するだけでなく、協力者を募って組織を拡大させている。
ただ協力者といっても、犯罪被害者で<神の結社>に救われた本山達のような工作員ではない。
改造少女とのSEXで究極の快感を味わい、洗脳された輩であった。
少し前までは、女王蜂女である葛城三津子がオマンコやチンポに卵を産み付け、改造少女や工作員を増やしていたが、三津子一人で行なうには自ずと限界がある。
そこで膣内射精によって仲間を増やす改造少女が考え出された。
その特徴は、お掃除の機能とは別にチンポを有しており、代表的な者がゴリラ女だ。
お掃除をオマンコで行なうので、チンポは全く必要ない。
ところがゴリラ女に犯された女は、ゴリラ女に服従するようになるのである。
狐女にも同じような能力が組み込まれていた。古今東西、女性を服従させる手口は皆同じだ。
オマンコにチンポを入れられただけでは、犬に噛まれた程度にしか思っていない。
しかし中出しで膣内に精液を受けた瞬間、妊娠の二文字が頭を過ぎり、女性は全てを諦めてしまうのである。
そのような強姦魔をお掃除する<神の結社>が、似たような方法で協力者を増やしているとは、皮肉な巡り合わせである。
346 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:46:51.54 ID:/+KktLN7
これまで千尋はチンポを気持ちいいと思った事がなかった。
何千回とオマンコを突かれても、少しも感じないのだ。
SEXは男を誑かす為の手段で、自らが楽しむものではない。
金を儲ける目的で男に抱かれているうちに、いつしかそうなってしまったのである。
ところが千尋は今、逝こうとしていた。生涯初めてのオルガスムスだ。
女としての悦びが、狐女によって齎せられようとしていた。
「あぅ、あぅ、あぅ・・・逝くぅぅぅ!」
「ドピュゥゥゥ!」
千尋の絶叫と共に、狐女のチンポから噴き出す精液。
射精は男にしか味わえない快感だが、早漏では充分に男の楽しみを知った事にはならない。
我慢に我慢を重ねるほど、得られる快感は大きいのである。
狐女は女の身でありながら、男の楽しみを堪能していた。これこそ改造少女の特権であった。
女の悦びと男の悦びが重なり合った時、最高の快感が齎されるのである。
一方の千尋もまた、チンポの快感の余韻と子宮に精液を受けた満足感が相俟って、至福の時を迎えていた。
やはり最後は胎内に熱い物を受け入れないと締めにならない。
腹射は興醒めするし、顔射など論外だ。何故AVで主流なのか理解に苦しむ。
実際のHで顔射する奴を聞いた事が無い。第一精液で顔をベトベトにされて、悦ぶ女がいるだろうか。
子種を欲するのは雌の本能だ。それが愛しい男なら尚更である。
しかし最近は妊娠を望まないケースが殆どで、それが少子化の要因にもなっている。
まことに残念な話しだ。ただ狐女に中出しされた者は、若干状況が異なる。
勿論妊娠の心配は無いが、快楽の代償として家畜人間にされてしまうのである。
チンポを入れたまま、オマンコの余韻を楽しむ狐女。狐女の精液は一種のナノマシンだ。
精液と同じ様に子宮に吸い上げられた後、血液と共に隈なく全身に廻る。
まず脳に<神の結社>の意識を埋め込み、それから身体を改造していくのである。
改造といっても、改造少女ではなく家畜人間であるから、遺伝子に服従属性を持たせるだけで、それ以外は人間と全く変わらない。
家畜人間は親たる改造少女の意識の支配化に置かれるので、かって人類の奴隷化を目指したショッカー蝙蝠男のヴィールスに犯された者と似ている。
ただし恐ろしい副作用はない上、遺伝子レベルなので血液を検査しても判明しない。
<神の結社>の方が相当優れているが、これはショッカーが劣っているわけではない。
当時と現代では、科学の進歩が雲泥の差である。時代を考えれば当然の事だ。
347 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:47:30.97 ID:/+KktLN7
暫しの間、千尋と共に快感の余韻に浸っていた狐女は、頃合いと見てチンポをオマンコから抜いた。
たちまち膣口から溢れ出す精液。これこそが中出しの醍醐味だ。
女のオマンコに種付けする事で、満足感を得るのである。全く持って男とは身勝手な動物だ。
狐女もチンポを有しており、心理的には同類であった。
否、家畜にした事を思えば、それ以上かもしれない。
二人の痴態を呆然と眺めていた大畔は、一区切りついた事で我に帰った。
「大丈夫か、千尋?」
「大丈夫も何も、オマンコが気持ちよくて満足よ。」
心配そうに尋ねる大畔だが、当の本人は全く意に介していない。
さっきまでの不安そうな顔は何処吹く風だ。今は笑みさえ浮かべている。
「何を言ってるんだ。この女はチンポがでかくても化け物なんだぞ。判ってるのか。」
懸命に説得する大畔の言葉を狐女が遮った。
「千尋さんに何を言っても無駄ですわ。だってもう家畜人間ですもの。」
「家畜人間?」
「ええ、私の精液を受けた人間は、家畜人間になりますのよ。
牛や豚のように、一生私に飼われるのですわ。」
「くっ・・・、それで私も同じように家畜人間にするつもりか。」
「いいえ、あなたはお掃除されるのです。
ただしその前に、あなたの全財産を引き出させていただきますが。」
「馬鹿な事を言うな。通帳と印鑑だけで卸せるほど甘くはないぞ。
本人でなければ絶対不可能なシステムにしてあるんだ。」
「承知していますわ。でも<神の結社>に不可能はありません。
お忘れですか。私が千尋さんに化けていた事を。
子宮内に取り込んだ人間に、変身できるとお話ししたでしょう。」
そう言って狐女は近くのソファーに腰を下ろし、足をM字に開いて股間を大畔に晒した。
チンポの下のオマンコがパックリ口を拡げている。ここに大畔を取り込むというのである。
一見馬鹿馬鹿しい話しだが、千尋がオマンコから出てきたのは事実だ。
ならばその逆も可能だと思わざるを得ない。
「おほほ、私からは逃げられませんわ。観念してオマンコにお入りなさい。
難しくはありません。指を入れるだけでいいのです。
そうすればオマンコの収縮力で呑み込んでさしあげますから。」
狐女が誘っている。それなのに大畔は、狐女の言葉を聞いて少し安堵しした。
強制的に呑み込む能力はないと判断したからだ。
ただこれ以上係わるのは止めた方がいいと、大畔の脳裏に赤信号が灯る。君子危うきに近寄らず。
千尋が敵の手に落ちた以上、長居は無用だ。大畔は全速力で出口ゲートへと走った。
ところが認証システムにエラーが生じ、ゲートが開かない。これはどうしたわけだ
「おほほほほ、だから逃げられませんと申したでしょう。」
背後で狐女の高笑いが聞こえた。どうやらシステムを弄られたようだ。これではどうしようもない。
348 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:48:12.42 ID:/+KktLN7
後を気にするが追って来る気配はない。
恐らく何処へも逃げられないと高を括っているのだろう。
確かに出口はあの部屋にしかないが、それはまともな道筋の場合である。
大畔は配管内を伝って外部に出ようと考え、機械室へ入った。
故障やメンテの必要性から、シェルター内の構造は配管の位置まで全て頭に入っている。
排水関連は全てシェルター内を循環しているが、人間が通れる大きさの換気パイプが、シェルター外の空調機械室まで続いている。
壁に掛けてある工具を用い、床のマンホールのボルトを緩める大畔。
ここも外部からは絶対に侵入できないようになっている。
しかしこうして固定してあるボルトを外せば、逃げ道になるのだ。
マンホールの蓋はかなりの重量があり、一人ではきつかったが、死に物狂いで開けた。
脱出だ。大畔は床に腰を下ろし、期待を胸に両足を挿し込むと、足で配管の底を探った。
両手を床において、腰まで入った時点でつま先が触れる。
思ったより浅いが、人間が通るには充分な大きさだ。
次に大畔は上半身をマンホールに沈めようとした。ところが何故か膝が曲がらない。
これではマンホールに入る事ができないではないか。焦っていると、突然目眩に襲われた。
「おほほ、お帰りなさい。」
女性の声に驚いて顔を上げる大畔。すると目と鼻の先に狐女がいた。
何がどうなったのか、理解する間もない。だが周りの状況が一変している。
大畔がいるのは機械室ではなく、元の部屋であった。
しかもマンホールだと思って入っていたのは狐女のオマンコだ。見事に腰まで埋まっている。
「・・・・・・・」
「おほほ、どうなさいました。狐につままれたような顔をして。」
「えっ・・・いや・・・あの・・・」
理解不能な展開に、大畔は言葉にならない。代わりに狐女が状況を説明した。
「おほほ、あなたの方から私のオマンコに入ってきましたのよ。
私はここで股を開いていただけですわ。」
「そんな馬鹿な!」
大畔は絶叫した。自らオマンコに入るなどありえない。
自分は間違いなくマンホールに入ろうとしていたのだ。
ところがこれこそ狐女の特殊能力、催眠脳波であった。
つまり大畔は、この部屋から一歩も出ておらず、幻を見せられて狐女の思惑通りに行動していたのである。
349 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:50:01.44 ID:/+KktLN7
狐女の股間から伸びた大畔の上半身。まるで置き物のようだ。
消えたように見える下半身だが、何かに圧迫された感覚がある。
これでは膝を曲げられなくても当然だ。しかし一体何処に存在するのだろう。
すると大畔の脳裏に、先ほどの狐女の姿が浮かんだ。臨月の妊婦のように膨れたお腹。
千尋がオマンコから出る前は、確かにそうであった。
無意識の内に、狐女のお腹に目が行く。筈かに下腹部が膨らんでいるのがわかる。
果たしてそれがそうなのか。信じ難い結論に自問自答する大畔。
頭が混乱してパニックになりそうだ。しかしそれは自分のキャラではない。
あくまでも自分は、冷静沈着な判断が売り物だ。慌てふためくのは愚者の行動である。
そんな大畔を、更に追い込むように狐女が言葉を告げる。
「おほほ、それではオマンコにお入りください。」
「ちょっと、待ってくれ。話しをさせてくれ。」
「おほほ、オマンコに呑み込みながらでも、お話しはできますわ。
私に聞きたい事がございましたら、遠慮なさらずに、どうぞ。」
そう言って狐女は、大畔をオマンコに呑み込みはじめた。
底無し沼に沈むように、大畔の身体がオマンコに埋まっていく。
「待て、止めろ!止めてくれ!」
大声で叫びながら、両手で狐女の太股を突っ張り、必死に抵抗する大畔。
しかしオマンコの括約筋の伸縮力には適わない。抜け出るどころか、ますます埋まっていく。
ついには肘が折れた。もう突っ張る事は出来ない。
大畔は藁にも縋る思いで、目の前の狐女のチンポに手を伸ばした。
溺れた者が丸太に抱き付いた心境か。だが狐女は冷ややかな表情で眺めている。
そう、無駄な足掻きなのだ。こんな事で助かるほど狐女のオマンコは甘くはない。
その間にも大畔の身体は呑み込まれ、それと反比例するように狐女のお腹がどんどん膨れた。
とうとう首まで埋まった。残すは顔のみである。チンポを掴んだまま不安そうな表情を浮かべる大畔。
人間、心底絶望すると、反対に騒がなくなる。無言のまま、頭まで呑み込まれた。
それでも残ったチンポを掴む手には、力が入っている。オマンコの中の大畔は、諦めてはいなかった。
これが最後の砦なのだ。だが健闘空しく、チンポから指が離れた。
オマンコに埋まっていく手の、助けを求める仕草は哀れでしかない。
無駄な努力という言葉が、あまりに似合いすぎる。そして今、大畔の指先が完全に消えた。
オマンコは膣口を閉じ、何事もなかったかのように振る舞っている。
ただ大きく膨れたお腹が、その中に大畔がいるのを物語っていた。
350 :
大阪ドーム:2013/02/02(土) 23:50:36.03 ID:/+KktLN7
狐女は子宮内に取り込んだ人間に変身できる。それも遺伝子レベルまで完全に本人に成り代わる。
立ち上がると、すぐに変身を始めた。身長が伸び、乳房がなくなり男性の体形に変わっていく。
狐の耳も尻尾も消えていくが、チンポは勿論そのままだ。
ただお腹が萎むにつれ、チンポの根元が球状に膨れだした。
これは男の身体に子宮がないので、子宮内の大畔の身体を睾丸に圧縮して移しているのである。
フタナリのチンポはキンタマのない場合が多く、狐女も例に漏れず持っていない。
だがお腹が平になった頃には、股間からキンタマをぶら下げた完全な男の身体に変わっていた。
しかも何処から見ても大畔本人だ。唯一つ違うとすれば、チンポの大きさであろう。
変身してもチンポの大きさは、狐女のままであった。
大畔も使い込んだ見事なチンポを持っているが、大きさ太さでは、明らかに狐女に軍配があがる。
ただしそれはベッドを共にした女にしかわからない事である。
まさか本人確認の為に、チンポを見せろと言う者はいまい。
大畔となった狐女の身体の廻りに衣服が現われた。ぼやけていたのがしだいにくっきりとなる。
子宮内の大畔の衣服だけを原子に分解し、転送しているのだ。
宇宙刑事ギャバンの蒸着と似たような原理であるが、とても0.05秒では終わらない。
10秒は楽に掛かるだろう。
「千尋、出掛けるから服を着て仕度しなさい。」
「はい、泰蔵さん。」
大畔の声も仕草も、本人そのものである。狐女が化けているとは、想像し難い。
千尋は自分に化けていた狐女が脱いだ服を拾い集めた。二人の行動には全く違和感がない。
例えモニターされていたとしても、怪しむ者はいないであろう。
狐女の子宮内にいる本物の大畔は、深い眠りに落ちていた。
狐女が変身を解かない限り目覚める事はないが、むしろこのままの方が幸せかもしれない。
次に目覚めた時は、全てが終わっているからだ。
秘密口座の金は全て没収、会社や諸々の権利も移譲されて無一文の身となり、その後に待っているのはお掃除だ。
もはや狐女の子宮から出るには、ウンコになるしか道がないのである。
今回の件で、<神の結社>は膨大な資産を手に入れる事だろう。
これまでにも蛭女の自白剤などで資産情報は聞き出せたが、本人不在だと移行手続きに相当な日数を要し、場合によっては凍結されたりもした。
ところが狐女の変身能力のおかげで、いとも容易く引き出せるようになった。
集めた金を役立てるには、<神の結社>に任せるにかぎる。
この手の輩は蛆虫の如く湧いてくるので、これからも<神の結社>は、お掃除によって多額の資産が手に入るであろう。
一ヶ月後、ビジネスビルの前にウンコをした者がいた。高さ1mの巨大な野グソだ。
ただしこのウンコが、このビルの元オーナーの変わり果てた姿であるとは誰も知らない。
そこにウンコをした狐女以外は。
糸冬
>>大阪ドーム様
新作乙です
そして復帰おめでとうございます!
神の結社も地道にイノベーションを続けているのですね。
>>大阪ドーム様(追記)
そういえば、年末、pixivに一文字vs蜂女の話を
アップしたのですが、考えてみると
大阪ドーム様の、老いた一文字が籠絡される話に
インスパイアされていた部分があった気がします。
353 :
マッド狂太郎:2013/02/06(水) 15:24:40.66 ID:xgy0D43j
(ショッカー+バイオ ジル改造計画)
秘密結社ショッカー。秘密結社ショッカーとは、端的に言うならばテロリストグループの一つである。
ただし、2001年の9.11以来有名なイスラムテロ組織アルカイダを初めとするあらゆるテログループの中でも、
秘匿されているだけでその損害や要人の暗殺数は極めて大きく世界で最も危険とされる組織である。
その思想は、世界をショッカーの管理下に置き優生思想の元優れた存在が弱者を支配し、強者が強者たりうる力による
支配を目的としているとされている。
その思想性・危険性から各国政府特に史上最大最強の超大国たるアメリカは防諜機関としての
能力を備える連邦警察組織俗にいうFBIやアメリカ大統領直轄であり、議会を通さず多額の資金を得られる
諜報組織CIAやアメリカを構成する特殊部隊を駆使しての壊滅を意図しているが、うまくいってはいない。
その一つは、ショッカーの科学技術力が極めて高いからだ。
ショッカーを秘匿している理由の一つには損害だけではなく、第二次世界大戦において猛威を振るい
その後もその非道さを訴える小説を生み出すことになる忌むべきナチスドイツの存在があるからだ。
ナチスドイツは、壊滅したとされているが、流石にヒットラーの生存はないのだが、南米で脱出し逃亡生活という
惨めな生活ではなく敗戦時に持ち出した芳醇な国家資産と麻薬の売買を初めとする非合法ビジネスによって、
勢力と士気を維持しながら活動したグループがショッカーである。
そのショッカーの誇る兵器の一つが、改造人間。ナチスドイツが、オカルトな兵器を開発していたりラストバタリオン
(最後の大隊)と呼ばれる超人によって構成されたオーバーテクノロジーの塊たりうる部隊を構成していたという
噂があるのは周知のとおりだ。
それらは、陰謀論者の陰謀論ではなく事実であり大戦中にこそ間に合わなかったものの、
同盟関係にあった日本からナチスドイツに出向していた人体改造のスペシャスト通称死神博士の
手と現実に魔術や霊能力、あるいは超能力というオカルトな力の実存を証明したことによって
作り出された機械改造系のサイボーグあるいはバイオテクノロジーベースの
強化兵士の総称だ。
これら強化兵士は、その気になればトン単位の筋力を発揮して人体を容易にばらばらにし、
特殊合金製のボディーは戦車砲の直撃や爆撃を集中的に受けでもしない限り倒せず、
バイオテクノロジーベースの兵士であろうと対人用の銃弾では倒せはしない威力を誇っている。
そんなショッカーのアメリカ支部にある来訪者があった。
354 :
マッド狂太郎:2013/02/06(水) 15:41:13.27 ID:xgy0D43j
ショッカーを公表できない理由の一つが、その強化された兵士の猛威でかつ一般人をさらっては、
脳改造と呼ばれる一種のロボトミーと目される外科的手法による洗脳によるパニックを避けるためなのだが、
この分野ではショッカー=一番であるといえなくなってきている。
世界中の銀行や企業、投資家による支援を受けながら活動する軍産複合体のブラックゴーストや、
プロペラ団と呼ばれる営利目的に世界中のスポーツを支配するという組織を前身にし、
世界的大企業でありながらサイボーグを初めとする物量においてはショッカーさえも上回るといわれる
私兵を有する日本企業オオガミやそれからサイボーグ技術を盗み出し、超能力兵器を実用化した
多国籍企業ジャジメント。
これらの存在が出てきている中では、ショッカーのサイボーグも絶大とは言えず世界的に進められている
人の身体能力の強化技術は、しのぎを削っているのが現状だ。
今回の来訪者は、その勢力の一つから情報の提供と人体改造の技術を見返りにショッカーへの
加入を求めてきた人物だ。
長身であり、戦闘のために鍛えられたと一目でわかる体には一部の隙もなく、並の改造人間なら
倒せそうな雰囲気を抱かせる。
金髪の髪は、オールバックに纏め目にはサングラスをかけているためどのような表情をしているかは分からない。
招かれたといっても堂々とした態度をとっていることから、おびえではなく自信に満ちた表情でもしているのだろうか。
男の名前は、アルバート・ウェスカー。オズワルト・E・スペンサーを始める生物学関連の科学者によって
創設された世界的大製薬企業アンブレラ社。その工場誘致によった発展した街ラクーンシティの
SWATに変わる都市型テロを初めとする凶悪犯罪に対処する特殊部隊STARSの隊長を務めていた男だ。
警察とテロ組織というと、ありえない組み合わせだがおとり捜査でもなんでもない。
これは、本当の意味での技術提供だ。
ショッカーの独特の戦闘衣装、黒衣と言えば聞こえはいいが実際は幾ら特殊繊維であろうと
黒タイツでしかないものをまとった下級戦闘要員の後をついていきながら、ウェスカーは歩みを進んでいく。
やがて、ある部屋の前に達するとそこで戦闘要員は歩みを止めた。
「ここです、ミスターウェスカー。」
「ありがとう、君。さて、ミスター・モンティナ・マックス氏との話はどう転ぶかな・・・・・」
後ろを振り返ることなく、颯爽と部屋の中に入っていたウェスカーの後ろではため息を戦闘要員はついていた。
本来ショッカーに脳改造されている時点であり得ないのだが、根源的な畏怖というものをその男から感じ、
それが脳を揺さぶったのだ。
355 :
マッド狂太郎:2013/02/06(水) 15:57:57.57 ID:xgy0D43j
「ウェスカーというのは、君だね。いやぁ、会えて嬉しいよ。なにしろ、今はやりの
ビデオメールも画像も無しで今まではなしていたんだからね。」
「そんなありきたりの通信手段では、傍受されるだけだ。それとも、消されて重要な物が手に入らないのがよかったのか。」
ウェスカーは、そう答えながら相手を値踏みする。この基地の指揮官の部屋だけあってちょうどは整えられ、来客者用なのか
ナチスの国旗をたたえた椅子の前に置かれたソファーに一人の男が座っている。
典型的なゲルマン民族の特徴を持った男で、おそらくヒットラーからはたたえられるような理想形だろう。
もっとも、お腹が出ている肥満体質でさえなければだが。
好々爺然とした笑みこそ浮かべているものの、どことなく狂気をそれは感じさせ
眼鏡の下は一切笑っていない。
油断のできない人物だとウェスカーは相手に評価を下す。裏の世界で生きているためには、このような相手への観察眼も
重要となっていくのだ。
この評価は当たっている。デブでこそあるが、この男はナチスドイツの陸軍士官学校を好成績で卒業し、
大隊指揮官、それもナチスドイツが大戦後期に初めて開発した改造人間部隊というよりも
オカルトの解明していく中で、存在の明らかとなった吸血鬼部隊の指揮官に抜擢された人物だ。
吸血鬼といってもその戦闘能力は、より後記のサイボーグベースやバイオベースの生物兵器にも引けを取らない化け物。
よっぽど優れたテクニックを持つものか、高性能型でもない限りは話にならない性能を単体でもっている化け物を
取りまとめているのがこの男だった。
「早速だが、商談に入ろうじゃないか。例の物は、持ってきているかいないかによって
君の組織での価値は決まることになるんだから。勿論、持って生きていなかったらどうなるかはご想像にお任せするよ。」
「心配してもらわなくても、結構だ。T−ウィルスのアンプルならばここにある。」
ウェスカーは、懐から緑色のどす黒い色をした液体を収めた注射器を取り出して見せる。中に入っているのは、
まともな医療薬品などではない。
遺伝子を狂わし、怪物を生み出す化け物のようなウィルス。
T―ウィルス、正式にはタイラントウィルス。
356 :
マッド狂太郎:2013/02/06(水) 16:26:41.24 ID:xgy0D43j
人を傘のようにウィルスを守ることからと社名の由来を語るアンブレラ社だが、
その実態は表では製薬で裏では生物兵器売買を行っている闇の企業。
それがRNAウィルスの一種、始祖ウィルスを背景にしてつくりだされたもので、人に感染させて死亡させるのではない。
これに感染した生物の凶暴な攻撃性を持つことや、肉体を変異させ戦闘的な体を作り出すといったことに着目して、
生物を強化させての兵器開発をもくろんでいるものだ。
ウェスカーは、STARSというのは表の顔であり実際はアンブレラの上級幹部の一角。警察へと
送り込まれたスパイがその正体だ。
七面倒くさいと思うかもしれないが、戦闘における最大の資源は人間である。例えどのような優秀な兵士であろうと、
銃弾を一発食らっては死亡し、長い時間と金をかけて要請された兵士が死亡するのは痛手だ。
最終的にこれを軽減し、究極的に言えば陣取りゲームたる戦争で敵地を制圧する歩兵部隊の能力強化を
図るのが目的としている。
勿論、コントロールもその分難しいのだが、あらゆる生物に感染して肉体を変異させ凶暴化させる
ウィルスは、ショッカーにとっても手からのどが出るほどほしいものだった。
それの提供を持ちかけてきたのがウェスカーであり、条件はこれを手土産に自分をショッカーの一員とすること。
「確かに事前に入手した情報といってしてるな、一応強力な生物兵器と私兵を有するアンブレラからの奪取は
難しかったんだし、お礼を言っておこう。だけど、聞かせてもらおう。何故ショッカーに入りたいのかをだ。」
「人間とは、弱く儚い生き物だ。万物の霊長といっておきながら、人間が頂点に立てたのは、ただ
知恵だけだ。そんな惰弱な生き物をより優れた存在にするのが私の野望だよ。そのためには、アンブレラよりもショッカーがいい。」
狂気。盲信。そのような人間の負の部分を感じさせる鬼気迫る口調でウェスカーは告げた。
普通の人間であるならば正気を疑うところだが、異常者にとっては異常こそが正常であり、
殺人狂のモンティナにとってみれば見慣れたものだ。
確かに使うのは、骨がいるかもしれないが優秀な幹部として活動しうる人材だ。
消すべき対象ではない。
「いいだろう、ショッカーへ君の入隊を認めてやる。脳改造なしで改造手術も行ってやろう。そうだ、
確かSTARSとかいう特殊部隊に邪魔されたんじゃなかったかな、T-ウィルスベースの改造手術の被験体を
一から探すのも手間だ。君の古巣でもあるんだから、よければここから被験体をえらんでくれないかな。」
そう聞いて、まず思いついたのがクリス・レッドフィールドだ。が、その次にあの憎き女豹ジル・バレンタインの
顔が思い浮かんだ。
あの生意気な女がTーウィルスによって、あの均整のとれた女神のような体を失っていくのも見るのも楽しみだろう。
ならば、ジルがいい。
あの女を晒させて改造させよう。
ウェスカーの脳内を、邪悪な思いがよこぎっていた。
(終わり)