【スカトロ】排泄系妄想廃棄所10【汚物】

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1名無しさん@ピンキー
他スレで日ごろ迫害されがちなスカトロ系の妄想ネタやSSなどを吐き出すスレです。
版権物の二次パロ、非版権物のオリジナル、いずれも歓迎です。

ネタはライトな便意我慢やトイレ覗きから、ディープな飲尿吐瀉食糞塗便まで、
女性キャラの排泄関連をテーマとしていれば大小上下固形液ガス問いません。
ふと思いついた一行ネタから、貼るに貼れずお蔵入りしていた長編SSまで、
巧拙に関わりなく、形式その他なんでもありで参りましょう。

sage推奨。紳士はこういう時sageるものです。
2名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 09:03:20.96 ID:mwwXI7gz
■過去スレ
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所9【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1313821227/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所8【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296478979/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所7【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所6【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234355887/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所5【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209737498/
排泄系妄想廃棄所4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185461945/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152551089/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131210760/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116597854/
3名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 13:31:06.71 ID:Iybd33Ke
4名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 14:30:09.81 ID:uYuxAtrg
otu
5名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 22:31:04.38 ID:qdIqxvYU
ありがとしゃん!
ってキモく言ってみる…
なら書くなよって話だが…
6名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 17:17:44.53 ID:cecrIYS+
>>1
7H:2011/11/29(火) 22:43:39.51 ID:72S2ELXZ
乙です


クリスマスにって言ってたやつ、思いのほか早く出来ました
短めですが月が変わったら投下しようと思います。
8名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 19:43:34.84 ID:sHuW9SLU
保管庫URLも一応乗っけといたほうが
9名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 18:40:32.14 ID:+mJi4c+/
>>8
まかせた
10名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 03:16:01.07 ID:w+jQZAhO
>>8
排泄系妄想廃棄所@まとめ
ttp://wiki.livedoor.jp/eroparo_suka/

ここか?
11H:2011/12/03(土) 12:01:06.95 ID:Bb3OmHyV
予告してたやつです。

少々気が早いですが、新スレ記念てことで前倒しでこっちに投下。
12H:2011/12/03(土) 12:01:53.45 ID:Bb3OmHyV

 ヒュージな彼女 Y

 絶対秘密のクリスマス・ギフト



「やぁ、頑張ってる? 調子はどんな感じ?」
「あ、店長さん。ご苦労様です」

 ある、大きなショッピングモールの中である。
 大勢の買い物客が行きかう吹抜けのコンコースに面した、ケーキ店の前。
そこで紺のスーツ姿の男が、店先で客の呼び込みをしていた若い女性に声をかけた。
 髭をたくわえた、恰幅の良い中年の男性である。
 彼の姿に気づいた女性は呼び込みを止め、軽く頭を下げて応えた。

「とりあえず順調です。今のところ。子供連れで、その子供さんに引っ張られて来る人もいますね」
「そうかそうか。やっぱり子供には効果あるね、その格好」
 店長はその女性の姿を下から順にひとしきり眺めてから、得意げに笑った。
 年のころは20歳前後だろうか。
 おそらく女子大生のアルバイトだろう。
 店長の嘗め回すような視線に苦笑いを浮かべる、彼女の姿。
 それはほとんど全身真っ赤っ赤の、いわゆるサンタルックなのであった。
 黒のセミロングの髪にきっちりとサンタキャップも被り、そして背中にはご丁寧に、大量の綿を詰めて膨らませた
大きな白い袋も背負っている。
 ただし下は、赤いミニスカートに黒のタイツとブーツである。
 確かに小さな子供(および大半の男性)には、とても効果的な客寄せの方法と言えるだろう。

 ……長かった一年も、残す所あとわずか。
 列島全域がシベリアからの寒気に覆われたこの日は、年の瀬らしい冷たい風と、低くどんよりとした雲の漂う一日だった。
 ひょっとしたら、年明けを待たずに雪が降るかもしれない。
 だが、業界関係者にとってはまさに冬物?き入れ時である。
 外界の陰鬱な景色を他所に、モールの中は至る所にやたらキンキラした飾り物やモミの木、そしてトナカイの意匠が並べられ、
正にクリスマス商戦本番に向けて、気分を盛り上げるべく準備が整えられていた。
 せわしく行きかう客の様子も、心なしかいつもと雰囲気の違う空気をまとっている。
 一年の終わりはもうすぐそこまで近づき、そして世間で言うところの一大イベントのため、関連業界とそのアルバイトは
大忙しの日々なのであった。


13H:2011/12/03(土) 12:02:57.92 ID:Bb3OmHyV


「……ところで、もう一人はどうした?」
 店長が、辺りを見回して言った。
 アルバイトが一人足りない。
 この時間は本来二人一組で、客寄せをやっているはずだった。
「ああ、すいません。ちょっと調子が悪いとかで、裏の方に行ってます」
「しょうがないな……。少しくらいは大目に見るけど、あんまり長いとその分は引くって言っといて。あと、万一大量に売れ残ったら、
いくつかは引き取ってもらうし」
「……わかりました」
 ため息を一つしてから、男は背中を向けて事務室のほうに向かった。
 そして女性アルバイトは再び、営業スマイル全開で行き交う客の流れに向かって声をかけ始める。

(全くもー……何やってるのよ、この忙しい時に……)

 訓練された事務的な笑顔の下で、彼女はイライラを“もう一人のバイト”にぶつける。
 しかし、店長が様子を見に来ていた正に同じ時間。
 そのもう一人のバイトは、自分自身と死闘を演じていたのだった。



 ぷっ…しゅ…… ぼぶっ…! にちっ… む、むりゅりゅりゅりゅりゅっ!!! 



「んっ…ん! あっ! んああああああああっ……!」
 ほんの小さな、ガス漏れのような音が聞こえたかと思うと、次いで、耳を塞ぎたくなるような下品な音が、
大音量で薄暗いその部屋の中に響いた。
 本能的に、人の脳裏に汚物を想起させる音。
 とっさに例えるものの見当たらない、正に

“脱糞しているような”

 としか表現できない音である。
 そしてそれを裏打ちするかのように、醜悪な大便の匂いが、部屋の中いっぱいに立ち込めていった。
14H:2011/12/03(土) 12:03:30.53 ID:Bb3OmHyV

 そこに居たのは、段ボール箱に隠れて床にしゃがみこんでいる、一人の女の子の姿。
 ふわっとした長い髪に、真っ赤なサンタルックが良く映えている。
 そしてその、豊かな胸のふくらみに添えられた白い名札には「風間」の文字が挟みこまれていた。
 ケーキ店の恒例行事、クリスマスシーズンの短期バイトに来ていた風間薫である。

「ん……んんんんん……!」
 薄暗い、モールのバックヤードの隅っこ。
 そこに隠れながら、彼女は脱糞していた。
 大きなビニール袋の上にしゃがみこんで、いつものように肛門から極太の大便をひねり出し続けながら、
彼女は声が出そうになるのを必死で我慢する。
 その顔は涙目だった。
 しゃがんだその傍らには、たった今脱いだ青いショーツが、そのまま放りっぱなしになっている。

 ……今更、何が起こったか説明するまでもないだろう。
 大学の講義が無い日を利用して、ケーキ店の売り子をしていた彼女だが……これまたいつもの如く、突然襲ってきた
土石流のような便意に敗北してしまったのである。

(ああもう最悪……! 今日はもう大丈夫だと思ったのに……!)
 壁一枚隔てた先は、客の行き交うモールの通路である。
 夕闇に紛れながらの野外や、トイレ以外の場所でのうんちにもいい加減慣れたと思っていたが、今回は仕事を放り出して、
それも仕事場の隅での脱糞である。
 背後の壁越しに、店内の華やかなクリスマスソングも聞こえてくる。
 情けなさで涙が出そうだった。
 だが、彼女の腸も肛門も、同情などしてはくれない。
 まるでケーキにホイップクリームを搾り出すかのように、真っ赤なミニからはみ出た大きな白いおしりから、柔らかめの大便が
うねうねと勢いよく飛び出ていく。
 肛門を締めようとしても、全く意味はない。
 便器代わりの大きな袋の中に、醜悪な匂いを放つ巨大な大便の山が築かれていく。
15H:2011/12/03(土) 12:04:02.84 ID:Bb3OmHyV

 ――建物の中とは言え、冬にミニスカートがいけなかったのかもしれない。
 使い捨てカイロか何か、用意するべきだった。
 ……というのは完全に後知恵である。
 同僚に悪いと思い、休憩時間まで何とか笑顔で頑張ろうと思ったのだが、それもよくなかった。
 最初に軽い便意を感じたところで、素直にトイレに向かえば良かったのだ。
 本格的にトイレに行きたくなったときには、もう遅い。
 そして店先から従業員用トイレまでは、距離がありすぎた。
 結果、途中のバックヤードに駆け込んで、備品の陰に隠れながら脱糞する羽目になったのである。
 大勢の買い物客の目の前で、汚物をぶちまける醜態だけは、避けられたが……。
 体質への“慣れ”が、油断を招いた結果だった。

(暴発だけはしないですんでよかったけど……でも、どうしよう。これ)
 ふう、と一息ついて、現状について考える。
 かわいい口から漏れる息も、最初のような苦悶に満ちたものではない。
 まだまだ中身が尽きる気配はないが、排便開始から約2分、ようやくおなかが軽くなってきた。
 あとはもう自然の成り行きに任せるしかない。
 思いきり力んでも、出口の大きさは変わらないので、全部出し切るまでの時間は大して変わらないのだ。
 そして受け止める方の、袋の重さはどんどん大きくなっているはずである。
 “土石流のような”
 というのは、比喩でも誇張でもない。
 彼女はなぜか、実際食べた量の数十倍もの大便を毎日出してしまうという、特異体質の持ち主なのである。

「あとどれくらい、出るかな……」
 ちらっと下を向いて、股の下にこんもりと、汚物の山が出来上がっている現状を確認した。
 実際、見なくても、立ち上ってくる湯気の量だけで大体察しはつくのだが……。
 店内とはいえ12月。
 暖房の届きにくいバックヤードの中、素肌をさらしたおしりにあたる、その大量の湯気がむしろ心地よかった。
 量が量だけに臭いも凄まじいはずなのだが、鼻の方はもう、とっくに麻痺している。
(ん…… とにかくこれ、運ばなきゃいけないし……)
16H:2011/12/03(土) 12:04:52.43 ID:Bb3OmHyV


 にちにちっ……ぼ、ぶりゅっ……


 脱糞音は途切れない。
 まるで顎が外れたように口を開けっ放しの肛門から、うねうねとしっぽのような長い便を排出し続けながら、薫は困った顔をした。
 彼女の大量便を受け止めているものは、バックヤードにあった、業務用の巨大なサイズのゴミ袋。
 どこかの店の備品である。
 両の手で掴み、口を大きく広げ、その中に彼女は脱糞しているのである。
 これを見つけたおかげで前のようにコンドームを使わずに済んだが、少し軽率だったかもしれない。
 ……半透明なのだ。

(ん…んっ……! まだもうちょっと出そうだし……どうしよう。どうやってトイレまでもって行こう……)
 ぼたぼたっと、情けない音を立てながら便を断続的に産み落としつつ、彼女は考える。
 大きくめくれ上がった肛門は、便でこすられ続けて赤くなってきていた。
 しゃがんだ和便器スタイルから、山が大きくなるのに合わせて中腰になりながら、あたりに視線を走らせる。
 とにかくこの、大量の茶色い物体が詰まった袋を、客や同僚に隠しながらトイレに向かわなければならない。
 それも、できたら従業員用ではなく、一気に処理できるオストメイトのついた客用の便所のほうに。
「えーと……」
 相変わらずどんどん伸びる、茶色いしっぽをおしりにくっつけたままの情けない格好で、薫はきょろきょろと使えそうなものを物色する。
 大分おなかもスッキリしてきたが、まだまだ大便の山は成長を続けている。
 排便が終わるのを待って行動していたら時間の無駄だ。
(何か、ないかな……)
 各種物産展に使うのぼりや小道具、そして大量の段ボール箱が所狭しと積上げられた、バックヤードの一角である。
 何か、借りられる入れ物はないか。
 できれば、サンタ姿で持っていても不自然でない……

(…あ、あったあった! 大きくて、しかも、ぜんぜん不自然じゃないのが!)

 
 すぐ近くにあった「それ」に気がつくと、彼女は、ぽんとひざを叩いた。
 



17H:2011/12/03(土) 12:06:14.77 ID:Bb3OmHyV



「――お、あれ見ろよ。かわいいな」
「ホントだ。何かイベントでもあるのかな」
 

 それから数分後。
 悠然と店内を闊歩する、サンタ少女の姿があった。
 真っ赤なミニのサンタコスに、すらりと伸びた両脚が美しい。
 そして、にこやかな笑顔の彼女の背中には、「いかにもサンタクロース」といった、大きなプレゼントの袋が背負われているのだった。
 鮮やかな赤と白は、人ごみの向こうからでも良く目立つ。
 買い物客の視線を一手に集めながら、彼女――薫はトイレに向かって歩いていた。

(クリスマスでサンタが白い袋を背負ってても、なんにも不自然じゃないし……完璧ね)
 
 もちろん、回り中から注目されているのは分かっている。
 しかしあの状況では、これ以上の選択肢はなかっただろう。
 アルバイトで渡された、客引き用のサンタ服の付属品。
 あの白い袋で、彼女は自分の大便を隠したのである。
 
「おねーさん、それケーキ屋のバイト?」
「はい、只今クリスマスキャンペーン中ですので、ぜひ“アンデルセン”にいらして下さい。東側コンコース横のお店です」
 一応、今はアルバイト中である。
 時折自分にかけられる声に対しては、落ち着いて、練習した営業スマイルで対応する。
(大丈夫、大丈夫……落ち着いていけば……)
 だがもちろん、その裏では、薫の顔は脂汗まみれだった。
 さっきのゴミ袋と二重になっているので匂いは大丈夫だが、万一にでもこの袋の中身がバレたらとんでもないことになる。
 楽しいクリスマスプレゼントどころか、ほとんど自爆装置を背負っているようなものだ。
 ちなみに、我慢しきれず少し汚してしまったショーツは、においを漏らさないために拡げたコンドームに押し込んでポケットにしまってある。
 ストッキングだけでは非常に寒いが、仕方がない。
 しかし……
18H:2011/12/03(土) 12:06:46.83 ID:Bb3OmHyV

(け、けど……これ、ホントに…… お、重い……)
 ずっしりと、重さがのしかかってくる右肩が痛い。
 ちょっと油断すると、客を避けたりする時に自分の大便の重さでよろけそうになる。
 ……下手をすると特大の米袋並みの重さがあるのではないだろうか?
 いつもの、バケツで運ぶ時とはまた勝手が違う。
 声を掛けてきた、さっきの男性客にお辞儀をするのも一苦労だった。
 ちなみに、これでも今日3回目。
 そして昼休みの時間に2回目で使ったトイレ(業務用)は現在修理中である。
 もしバレたら、バイト代から引かれるだろうか。
(とにかく、焦らず、急がなきゃ……)
 そろそろ袋の口を掴む両手も疲れてきた。
 正に絵本に出てくるサンタクロースのような、巨大なプレゼント袋を背中に、彼女は最寄のトイレへと急ぐのだった。

 ――と。





「あー! サンタさんだー! プレゼント持ってるー!」
「え、どこ? サンタさん? どこにサンタさんいるー?」
「サンタさん、プレゼントちょうだいー!」

 甲高い、その叫び声に血の気が引いた。
 そして、自分のほうに駆け寄ってくる多数の足音。
 その方向を振り向くまでもない。
 いや、背中の重さで、できなかった。
 ……彼女は、自分が最悪のルートを選んだことに気づかなかった。
 トイレへの最短ルートは、キッズルームの正面を通っていたのである。
「どこー? どこからきたの、サンタさん!」
「こっち来てー! 一緒に遊んでー!」

 一人、二人……三人、四人五人六人。
 見る見るうちに数が増えていく。
19H:2011/12/03(土) 12:07:30.99 ID:Bb3OmHyV

「えっ、えっとね……」
 彼女が困惑している間に、わらわらと、彼らはあっというまに集まってサンタを取り囲む。
 身体をさわり始める。
 引き剥がしたかったが、彼女の両手は塞がっている。更に、遠慮も何も無く、彼らはスカートまで引っ張り始めた。
「ちょっ、それはだめ……ああっ! それはもっとだめっ!!!」
 薫は全く抵抗できない。
 が、そうこうしているうちに今度は、なんと別の子供がプレゼントの袋をぐいぐい引っ張り始めた。
 非常事態である。
「ごめんっ! 遊んであげられないの!」
 たまったものではない。
 ここにいたら危険すぎる。
 叫ぶが早いか、脱兎の如く、袋を抱えて薫は逃げ出した。




「……ん? あれって、ウチのバイトじゃないか? ……頼んでないのにあちこち回って宣伝してくれるとは。いい子じゃないか」

 
 その日、大きなプレゼントの袋を抱えて子供たちに追い掛け回されるサンタクロースの姿が、複数の買い物客によって目撃された。
 そのサンタが無事、目的地にプレゼントを届ける事が出来たかどうかは、定かではない。







20H:2011/12/03(土) 12:09:37.88 ID:Bb3OmHyV

 以上。
 アルバイトで頑張る薫ちゃんの話でした。
 なんか、困った時の大量ネタって感じで、詰まった時に気分転換みたいに書いてましたが……しかしこの話も
そろそろマンネリ気味ですかね?



つ選択肢

 ・薫はこのまま、薄幸の大量少女のままでいるべき

 ・普通の彼氏ができて、秘密を隠し通すために今以上の苦労を重ねるべき

 ・大量体質を知った上で受け入れてくれる恋人ができて、幸せになるべき

 ・その他

さてどうしよう。
中学時代の話もあるにはあるんですが。
21名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 00:40:49.18 ID:C3NN/T/N
乙だよー
第一号は自分とか思ってたけどままならんね。いいサンタだ
22名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 02:38:30.89 ID:gj0a/Kpl
悩ましい3択…
薄幸なまま受け入れてくれる彼氏が現れるのがある意味一番幸せそう

若しくは社会が大量体質に寛容になるという変革が起きる…という壮大な夢オチ
23名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 14:24:14.24 ID:xv6IEqxl
乙せざるを得ないッ!
いつぞやの風紀委員の子やいつきサンと絡ませてくれるという選択肢はないんですか!
とりあえず、自分は大量便だと自惚れている娘の目の前で埋め尽くすくらい大量にやらかしてくれたらいいな…といってみるテスト
24H:2011/12/04(日) 23:01:13.28 ID:6UheQatY
 レスどうもです。
 前スレ余裕あるみたいですけど、前回ああなったんで安全策を取りました。

 いつきとの絡みはVの前に考えたんですが……。
 実際やってみると高校時代で絡めるにはどうにもやりにくいし、あんまり面白く出来ないしで、
 代わりに中学編でできないか考えてます。(いつき中一、薫中三)
 実は二人とも、気付いてないけど過去に出会っていた、という。
 園芸店終わったら時間取れるかな。

 登場する度に違うバイト先で働いてて、行く先々でトラブルを起こすってのは、一話完結の基本型で割と楽なんですけどねー。
25名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 23:20:32.54 ID:ZFVxl7nd
過去を振り返って…みたいな感じで
中学生の薫の事とかで書いてみたらどうだ?
これならいくらでも続ける事が出来ると思うんだが…
26名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 06:16:22.24 ID:b6A9h4SL
遅れながら新スレ&投下乙です!
彼氏ができて隠そうとするけど失敗して壮絶におもらししちゃうが、受け入れてくれてハッピーエンド
なんてのがいいなあ
27名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 20:22:35.43 ID:xjIexL1G
>>26を頼む
28名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 23:26:10.61 ID:iQdMrS8z
彼氏を作るなら、その彼も何らかの秘密付きという設定はどう?

例えば……排泄物が体内で作られない超エコ体質で
大量体質に嫉妬しつつも憧れてしまうとか
29H:2011/12/07(水) 23:17:32.06 ID:6XB4b5VQ

いやはや、薫ちゃん愛されてますねぇ〜
自分が産んだキャラではないですけれども。
皆さんの貴重な意見、参考にさせてもらいます。

実は@が一番多いだろうと勝手に思ってたんですが。



あと、園芸店の方は近いうちに続きの投下できると思います。
ただ今回はちょっと肩すかしな内容になるかもしれませんが……。
先に断っておます。

あと5回で収拾付ける予定。 段々と残り話数が増えて行くのは悪い癖ですよ本当……。
30名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:16:38.84 ID:/VmgYWbL
もし薫ちゃんが園芸店の存在を知ったら、どう思うのかな
よろこんで連絡しちゃうのかな
でもこれほど大量だと工場がパンクするんだよな

1日で瓶3本満タンにして納品したら送り返され・・・
涙なくしては語れないな
31巫女ちゃんのお仕事3:2011/12/08(木) 23:42:02.84 ID:c4I2hzYO

 木々の間を抜ける上り坂に差し掛かったところで、ミコトは少しだけ足を止めた。ここから自宅である山中の神

社までの道のりは、幼い少女の両足にかなりの負担を強いるものであることを、ミコトは承知していたからだ。
(……まあ、入学してからずっと通ってるし、さすがに慣れたけど)
 ミコトの腹部が、静かな唸り声を上げる。学校を出てからすぐに催した便意は、少女の足取りを重くしていた。
(タイミング悪いなぁ……いつもなら、ちょうど家に着く頃にしたくなるのに。なんか、間隔変わってきてるのか

な)
 疑問に思いつつも、いつまでもここで佇んでいては埒が明かない。ミコトは思考を打ち切り、舗装の剥げかけた

坂道を、腹部に負担をかけぬよう、ゆっくりと上り始めた。


(主よ……)
 そんなミコトの姿を曲がり角の影から観察していたヒジリは、ロザリオに手を当て、自らの加護を願った。
(この山はもう、結界の内側。できれば踏み入りたくはないのですが……)
 遠ざかっていく赤いランドセルを眺めて、ヒジリは自らの使命を思い出す。ここ数日、ミコトを観察し始めてか

ら、ヒジリは彼女の悲痛な面持ちを、何度も目にしていた。
(わたしが目にしてきたのは、彼女に降りかかった災いの、ほんの一握りにしか過ぎないはずです。神社ではきっ

と、夜な夜な残忍な儀式が行われているはず……)
 言葉を交わしたのは今日が初めてとはいえ、ずっとミコトに張り付いていたヒジリにとって、彼女は非常に身近

な存在となっていた。
(彼女の体調が変化の兆しを見せ始めています。恐らく、もう一刻の猶予もない……)
 ミコトの姿が木々の合間に消えるのを待って、ヒジリは静かに駆け出した。行動の障害になることを嫌い、ラン

ドセルの中身は全て学校に置いてきていた。
(危険を冒してでも、今日こそ、確証を掴みます)
 意を決して、ヒジリは忌避していた山道へと、足を踏み入れたのだった。
32巫女ちゃんのお仕事3:2011/12/08(木) 23:45:23.34 ID:c4I2hzYO

やべ、なんかずれた。
すいませんやり直します。


 木々の間を抜ける上り坂に差し掛かったところで、ミコトは少しだけ足を止めた。ここから自宅である山中の神社までの道のりは、幼い少女の両足にかなりの負担を強いるものであることを、ミコトは承知していたからだ。
(……まあ、入学してからずっと通ってるし、さすがに慣れたけど)
 ミコトの腹部が、静かな唸り声を上げる。学校を出てからすぐに催した便意は、少女の足取りを重くしていた。
(タイミング悪いなぁ……いつもなら、ちょうど家に着く頃にしたくなるのに。なんか、間隔変わってきてるのかな)
 疑問に思いつつも、いつまでもここで佇んでいては埒が明かない。ミコトは思考を打ち切り、舗装の剥げかけた坂道を、腹部に負担をかけぬよう、ゆっくりと上り始めた。

(主よ……)
 そんなミコトの姿を曲がり角の影から観察していたヒジリは、ロザリオに手を当て、自らの加護を願った。
(この山はもう、結界の内側。できれば踏み入りたくはないのですが……)
 遠ざかっていく赤いランドセルを眺めて、ヒジリは自らの使命を思い出す。ここ数日、ミコトを観察し始めてから、ヒジリは彼女の悲痛な面持ちを、何度も目にしていた。
(わたしが目にしてきたのは、彼女に降りかかった災いの、ほんの一握りにしか過ぎないはずです。神社ではきっと、夜な夜な残忍な儀式が行われているはず……)
 言葉を交わしたのは今日が初めてとはいえ、ずっとミコトに張り付いていたヒジリにとって、彼女は非常に身近な存在となっていた。
(彼女の体調が変化の兆しを見せ始めています。恐らく、もう一刻の猶予もない……)
 ミコトの姿が木々の合間に消えるのを待って、ヒジリは静かに駆け出した。行動の障害になることを嫌い、ランドセルの中身は全て学校に置いてきていた。
(危険を冒してでも、今日こそ、確証を掴みます)
 意を決して、ヒジリは忌避していた山道へと、足を踏み入れたのだった。
33巫女ちゃんのお仕事3:2011/12/08(木) 23:47:43.21 ID:c4I2hzYO

「はあ、はあ……うぅっ」
 石畳の階段が視界に入るところまできて、ミコトはついに蹲ってしまう。くぅ、と腸が鳴き、肛門から音もなく屁が漏れた。
「やっ、出ちゃう……」
 立ち上った腐臭に表情を歪めながら、ミコトは慌ててスカートを捲り、下着の上から肛門を押さえた。ピンクの水玉模様の中に、歪な黄色い染みが混ざった。
(うぅ……またパンツ汚しちゃった。授業中もちょっと漏らしちゃったし)
 ミコトは汗の滴る顔を上げて、階段の上に位置する神社を見上げた。あそこまで上りきれば、使い慣れた汲み取り式の便所が口を開けて待っているはずである。
 しかしミコトは現在、渾身の力を込めて肛門を抉じ開けんとする排泄欲に抗っている最中であり、もはや立ち上がることさえ困難であった。
(んん……せめて、せめて道から外れないと……)
 今更参拝客が訪れることはないだろうが、万一、父親に見咎められようものなら、また嫌われてしまう。そう思ったミコトは、下着を丸出しにした尻を押さえたまま、前かがみでゆっくりと歩き出した。
(もうちょっと、もうちょっとだけ……)
 草木を掻き分け、林の中に身を隠し、ミコトは事を済ませる場所を見繕った。背の高い草に囲まれた場所で足を止め――否、それ以上足を進めることなど、できなかった。
「あ、あ、出る出る出るぅ!」
 思ったよりも早く限界が訪れ、ミコトは無意識に叫びながら下着を下した。黄土色の軟便がショーツを掠め、同じような色をした地面に注がれた。
「あ、あああ……んんっ!」
 和式トイレに跨る格好そのままに、ミコトは膝の上に腕を乗せ、顔を伏せ、排便に没頭した。
 山道からはかろうじて黄色い帽子が見え、少し覗いてみれば、ランドセルを背負ったままの華奢な少女が、茶色く染まった下着を下ろし、綺麗な丸い尻を晒して、下痢便を放出している姿を容易に確認できるであろう。
 そんな自らの情けない姿を鑑みる余裕もなく、ミコトはただひたすら、便意を開放する快感に身を任せていた。
(なんで、だろう……なんかだんだん、うんちするのが、気持ち良くなってるような)
 目を閉じ、快感と異臭と破裂音に感覚を支配されながら、ミコトはそんなふうに思った。
 それはまるで、激しい運動で汗をかいた後、シャワーを浴びている時のような、爽快な気持ちに似ていた。自らの中にある汚いものが全て、音を立てて尻から出ていく、そんなイメージだった。
 事実、ミコトは下痢が始まってからというもの、寝起きも寝つきも良く、頭も冴え、体育の成績も上がり、腹具合を除けば、健康状態はむしろ良好になっていたのだ。
(あーあ……)
 便意が落ち着き、ぷうと可愛らしい放屁をして、ミコトはようやく顔を上げた。股の間から尻の下の地面を確認すれば、案の定、肛門に触れるほどの高さの山ができていた。
(生まれて初めて、しちゃったな……野ぐそ)
 そんな下品な単語を思い浮かべて、ミコトは更に、情けなさで押しつぶされそうになる。ポケットティッシュを取り出しながら、目には涙を浮かべていた。
(授業中にうんちしに行ったり、野ぐそしたり、女の子として、最低だよね、こんなの)
 付け加えれば、夜な夜な得たいの知れないモノに犯されているという事実もある。ミコトは膨らみ始めたばかりの乳房に手を当てて、深いため息を吐いた。
(これからどうなっちゃうのかな、あたし。……あっ)
 尻を拭こうとして、ミコトは再び便意を覚えた。ティッシュを手にしたまま一歩足の位置をずらし、先程築いたばかりの山を避け、ミコトは腹に力を込めた。
(って、あ、れ……?)
――腹に力を込める。まずはその行為自体に、ミコトは違和感を覚えた。
(これって……)
 続いて、肛門を擦る固い感触。生み出されたそれを振り返って確認し、ミコトは目を見開いた。
(普通の、うんちだ)
 黒々とした一本の大便が、黄土色の泥山のすぐ前に、横たわっていた。いつの間にかミコトの腹の中からは、深いな蠢きが、嘘のように消えていたのである。
(下痢……治ったんだ……嘘みたい)
 スカートを捲くったまま、下着を下したまま、汚れた尻と縦筋を晒したままであることも忘れて、ミコトはしばし、自分の排泄した物に見とれいていた。影の差していた心に、ほんの少しだけ、灯りが点った気がしていた。
(……あ、お、お尻、拭かなきゃ!)
 ふと我に返り、今更ながら草木に身を隠すようにして、ミコトは尻を拭き始めた。遅れて湧き上がってきた羞恥に赤面しながらも、汚れた下着を脱ぎ捨てる頃になると、少女の顔には安息の笑みが浮かんでいたのであった。
34巫女ちゃんのお仕事3:2011/12/08(木) 23:50:28.74 ID:c4I2hzYO

 思いがけず、好機は訪れた。草木を隔てた死角の向こう、鼻を突く異臭を辿った先に、ヒジリの求めていたものは山となって存在していた。
(人の不幸を喜ぶようで申し訳ありませんが、これは僥倖です)
 ミコトがスカートの裾を気にしながら神社への階段を上りきったのを確認して、ヒジリは土の上に不自然に敷かれたティッシュを探し当て、心の中で詫びてからそれを捲った。果たして黄土色の汚泥が姿を現す。両掌で掬ってもこぼれそうなほどに、相も変わらず大量であった。
(これが……ミコトさんの……)
 陰に潜んでいたために目にはしていないが、授業中にトイレを覗いた時の記憶が呼び覚まされ、ヒジリは無意識のうちに、ミコトが目の前のおぞましいものを排泄している光景を想像してしまう。
 ヒジリの耳にも届くほどの盛大な放屁の音、荒々しい息遣い。いたいけな少女を襲った悲劇に心を痛め、ヒジリはしばらく呆然と汚物の山を凝視していた。
(……いけない、わたしはわたしの務めを果たさなければ。彼女のためにも)
 我に返ると、ヒジリは拳を握り締め、汚物の前に膝を着いて屈んだ。凄まじい臭気が、精神をも腐食させんばかりにヒジリの中に吸い込まれる。負けじとヒジリは自らの両頬を叩くと、僅かな躊躇を振り払い、意を決した。
(彼女の身に起こっている異変、その確証を掴む一番手っ取り早い手段……っ!)
 ヒジリは黄土色の山の中腹へと指を伸ばすと、すっかりと冷たくなったそれを救い上げ、目を閉じた。
(……ごめんなさい、ミコトさん)
 口を開き、汚泥に塗れた指を、中へと突っ込む。ねちゃりと粘つく感覚を舌先に覚えた刹那、形容しがたい味覚がヒジリの脳天を貫いた。即座に気管から肺までの空気が全て汚染され、胃がひっくり返りそうな強烈な吐き気を覚える。
「……ぅぇっ、んん……!」
 気力で胃の痙攣を抑え、逆流しかけたものを飲み込む。目尻に涙を浮かべながら、ヒジリは再びミコトの排泄した大便を掬い上げ、間髪いれずに口へと運び、至極真っ当な身体の反応を無理矢理押さえ込み、嚥下する。
「ん……ぇっ、うぇ……んんっ、んー!」
 えずきながら、眩暈を覚え、意識が遠のきそうになりながらも、ヒジリは手を、口を休めることはなかった。泥でも食べていた方が遥かに美味いであろうおぞましい味と臭気に感覚を蹂躙されながら、ただひたすら、少女は糞を食べ続けた。
「はあっ、はあっ、んっ、はふっ」
 ふと和らいだ味覚に気が付けば、ヒジリは土を噛み締めていた。いつの間にか汚物の山は全てヒジリの腹の中に収まっており、無我夢中のまま、その下の土を口に入れていたのだった。
「はあっ、はあっ、うぇっ、げぇっ、はあっ、こ、これで、きっとしばらく、すれ、ば……んっ!」
 呼吸を整えようとした途端に、ヒジリの腹が悲鳴を上げる。尋常ならざる勢いで腸が収縮し、凄まじい便意がヒジリの下半身を襲った。
「き、きました……くっ、これほど、とは……ああっ!」
 状況を把握しようとしたヒジリの思考を、瞬く間に欲求が支配する。想定外の感覚に、ヒジリはすっかりうろたえ、蹲ってしまう。
(お腹が痛い、お腹が痛い、排泄したい……ああっ、我慢できない、したい、したい……!)
 腹痛を伴う排泄の欲求に、歳不相応の精神力を持つヒジリでさえも、抗うことは難しかった。
(こ、ここでするしか、は、早くスカートを……ランドセル……邪魔っ……ああっ)
 立ち上がることもままならず、長いスカートを捲り上げている最中、ヒジリの肛門はいとも容易く決壊する。下着の中で軟便が噴出し、衣服に覆われた臀部が膨れ上がる。
(ま、間に合わなかった……くっ……)
 ようやく腰まで裾をたくし上げると、腿とショーツの隙間を抉じ開け中身が漏れ出てきた。大きくなり始めた少女の尻を覆う純白の下着は、瞬く間に穢れの色に染まっていた。
「はあっ、はあっ、う、んっ、はあぁ……」
 ヒジリは肩で息をしながら、未だ蠢きの収まらない腹を撫でた。断続的に遅い来る便意に表情を歪め、排便の快感に表情を緩める。感情を表に出すことの少ないヒジリが、野外失禁の最中において、自身でも驚くほどに表情豊かになっていた。
(生理的な苦痛、快楽……抗えるものではないとはいえ、なんてはしたない……)
 恍惚としかけた自分を、ヒジリは恥じた。今自らを襲っているこの異変は、そもそもはミコトの内に潜んでいたものである。身をもって彼女の状況を把握した今、ヒジリの心中にあるべきは、己が使命のみでなければならない。
35巫女ちゃんのお仕事3:2011/12/08(木) 23:51:57.26 ID:c4I2hzYO

 ヒジリは収まりつつある便意の隙を見て、下着を脱ぎ捨た。押し固められた大便が音を立てて落下し、その上からまた排便を再開する。
 僅かな陰毛が泥をまとっていることを確認し、性器に汚物が浸入することを危惧しながらも、ヒジリはまず携帯電話を取り出して、唯一登録されている番号へとかけた。最優先事項であった。
「もしもし……ヒジリです。……はい、確認しました」
 小刻みに放屁と排便を繰り返しながらも、ヒジリは気にすることなく会話を続ける。
「神父様の仰るとおりでした。……『浄化現象』、おぞましい感覚です」
 ふと視線を彷徨わせた拍子に、ヒジリはあるものに気が付いた。ミコトの使用したティッシュの一部が、そよ風によって舞い上がったおかげであった。
「……し、神父様」
 ヒジリは目を見開き、電話先の相手に呼びかける。ヒジリの視線の先にあるもの――ミコトの排泄した、一本の硬質便。それは即ち、最悪の状況を示すものであった。
「どうやら、ミコトさんの『浄化』は完了したようです。もう一刻の猶予もありません、至急突入部隊を……、っ!」
 ヒジリの言葉を待たずに、電話が不通になる。全身にぞわりと寒気を覚えたヒジリは、しゃがみ込んで尻を落とした格好から、咄嗟に身体を横に倒して地面を転がった。
 直後、側に生えていた草が薙ぎ払われた。
 空気が変わる。まだ夕刻にも早い時刻だというのに、周囲に闇が満ち始める。ヒジリの手にした携帯電話は、圏外を表示していた。
「……結界。気付かれましたか」
 内部の人間を逃がすまいとして形成された強い結界の力を感じ、ヒジリは唇を噛んだ。
「いい反応だ。その歳で、それなりに戦闘経験を積んでいるな」
 闇の奥から、男の声と足音が響く。加えて、もう一つ。視覚では確認できないが、何か恐ろしい気配を、ヒジリは感じていた。
「……子供とは見做さん。邪魔はさせんぞ、《教会》の犬が!」
 憎悪、嫌悪、負の感情が力となって押し寄せるのを感じて、ヒジリは動いた。逃げるにしても立ち向かうにしても、一度体勢を立て直す必要があった。
 スカートを捲くり上げたまま性器も尻も丸出しの状態は、恥じらいを感じないヒジリにとってはむしろ動きやすくて好都合であった。
 闇に紛れて視認できないが、横に跳んだ直後、ヒジリのいた場所で土が跳ねたようだった。飛び道具だろうかと思案した刹那、ヒジリの腹で再び、凄まじい便意が膨らむ。
(んっ、こ、こんな時に……!)
 排泄は、人間の生理的行動の中で、睡眠に次いで隙が大きい。戦闘中に催さないよう、日常生活の中で排泄をコントロールするのは戦士としての基本であったが、今ヒジリを襲っているのは、呪いに近い現象である。
(漏らしながらでも、とにかく動かなければ、狙い撃ちに……っ!)
 そう考え、足を踏み出した先に、ぬかるみがあった。便意に意識を支配されつつあったヒジリは、バランスを取り直すこともままならず、勢い余って地面に突っ伏してしまう。
(しまった……! なんて、不覚……っ)
 土に混じって、異臭を放つ汚泥が、ヒジリの端正な顔を汚した。ヒジリが足を取られたのは、他ならぬ自分自身の排泄物が詰まった下着であった。
 間髪入れずに、何かがヒジリの四肢にまとわりつく。生暖かく、ぬらりとした感触が一つ、二つ……やがて数え切れない数の『それ』が、ヒジリの全身に巻きつき、宙へと持ち上げていた。
「……ま、さか……既に、召喚を……」
 闇に蠢く、おぞましい存在。
 虚空から伸びた無数の触手が、ヒジリの身体を締め上げる。すぐに酸素の供給が間に合わなくなり、ヒジリの視界が白く染まっていく。何も身に着けられていない股間からは大小便が大量に溢れ出し、細い腿を汚した。
「殺しはせん。小娘、貴様は娘の『予備』として取っておくこととしよう。《教会》の連中には、良い見せしめになろう」
 感情の込められない男の声を遠くに聞き、やがてヒジリの意識は途切れた。
36巫女ちゃんのお仕事3:2011/12/08(木) 23:56:18.73 ID:c4I2hzYO

3章は以上です。
触手も食糞も、本当は趣味じゃないんだけど、書いてみると意外と楽しいものね。
なんか要望のシチュあったら、気まぐれで取り入れるかも。
37名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 02:13:17.24 ID:tjVhpOxZ
乙。前スレも埋めてくれよな、立てたのが早すぎたようだ。すまない
38名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 17:43:16.17 ID:9Qfd85L7
GJだと何度言わせれば済むんだ
39名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 20:14:54.65 ID:boC91FqQ
いいねいいねー
続きが気になる
40H:2011/12/12(月) 21:37:11.48 ID:SE/a3Lnb

園芸店の続きです。
脱糞なしですが、前振りと言う事で許して下さい。
41H:2011/12/12(月) 21:37:59.52 ID:SE/a3Lnb


 注文の多い園芸店5(前)



                            【1】

 乾いた風が吹く、秋のある日。
 心地よい風が広大な田園の、どこか懐かしい土の匂いを運んでくる。
 小春日和の11月、青空に浮かんでいた羊雲はいつの間にか鱗のような薄い雲に変わり、風に吹かれながらあてもなく、
ゆっくりと流れていく。
 そんな気持ちのいい空の午後のことだった。


「裏部門担当の入江です。よろしくね」
「あ、はい。こんにちは。お世話になります……でいいのかな」

 市街地からは大分離れた、とある田園地帯に建つ工場。
 その従業員用駐車場の一角である。
 さわやかな笑顔と共に差し伸べられたその右手に、美緒は困惑しながらも、同じく右手を差し出した。
 目の前に立つのは入江と名乗る、きれいな金に染めた長い髪の女性。
 ここへ連れてきた浅見の代わりに突然現れた、美緒にとって初対面の人物である。
 作業着姿とその物言いからして、まず間違いなく、ここ――浅見の会社の関係者なのだろう。
 小さめの眼鏡が良く似合う、自分よりもずっと年上の女性。
 美緒は握手をして、こちらも挨拶に笑顔を返した。
 しっかりと掴んだ手から向こうの体温が伝わってくる。
 長袖の作業着姿のためにそう見えるのか、女性にしては力強い、悪く言えば少し荒れた、そんな手だった。

「あさ……」
「それじゃ、撮影の準備はもう出来てるから、ついてきてくれる?」
42H:2011/12/12(月) 21:39:23.20 ID:SE/a3Lnb


 挨拶が終わるや否や、彼女は両手を腰にあてて言った。
 浅見さんの同僚ですか?
 と美緒がそう切り出そうとした瞬間だった。
「……え? あの……?」
 しばし、思考の流れが止まる。
 そして何のことか分からないまま、美緒はぽんぽんと肩を叩かれた。
「大丈夫、初めてなのは知ってるから。まぁ、最初はみんな緊張するんだけどね〜。こんな場所だし。でも別に
裸になる訳じゃないし、男もいないから安心して」
「あの、そうじゃなくてですね」
 緊張を解こうとしてくれているのか、変わらず彼女は笑顔を絶やさない。
 しかし、美緒の方は例のカバンを肩に掛けたまま、どうしたらいいのかわからず、戸惑うばかりだった。
 
「撮影って、何を撮るんですか?」
「……あれ?」
 その美緒の一言に、入江の表情が変わった。
 何か、おかしい。
 視線だけ横に、彼女は考え込む顔をする。
「提供者、だよね? びん開けるときの動画撮るからここに来たんじゃないの?」
「ああ、えっと……そういうの撮ったりするのは知ってましたけど、撮るとは言ってないです。ぜんぜん、そのつもりじゃ
なかったですから」
「えっ。 じゃあ何しに来たの? 今日、わざわざ」
「工場……見学?」
「……」
 何故疑問形なんだと自分自身で思いつつ、美緒は突っ立ったまま、困ったような笑みを送った。
 言われて初めて考えたが、確かに、なんでここに来ているのか自分でもよくわかっていなかった。
 別に浅見に無理やり連れてこられたわけでもない、自分で行くと言っておきながら……。

43H:2011/12/12(月) 21:40:00.83 ID:SE/a3Lnb

「……まぁいいわ。わかった。連絡ミスね」
 目を閉じ、小さくため息をついて入江はもう一度腰に両手をかけた。
「あの……」
「いや、いいのよ。今までここに女の子が来るのって、イコール立会いの動画を撮るってことだったから、ね。……まぁ、
確かに“連れてく”としか言ってなかったけど、もー……ちゃんとそこまで言ってくれなきゃ困るじゃない。
出したり片付けたり、手間掛かるのに」
 言って、彼女は金に染めた後ろ髪を不機嫌そうに掻いた。
 おそらく、今は姿の見えない浅見に対しての文句だろう。
「カメラのことですか?」
「そ。どんな動画撮るかは知ってるのよね? セルフ撮影はいいけど、男に見られるのは嫌! って人多いから。準備したり、
実際撮ったりするのは私の仕事なの」
「そうなんですか。……すいません」
 美緒は頭を下げた。
 自分の責任ではないようだが、迷惑をかけたのは変りない。
 なんとなく謝らなければならない気がした。
 ……そういえば出発前、携帯でどこかに電話を掛けていた浅見の姿を、美緒は思い出した。

「いいのよ、あんたのせいじゃないし」
 持ち上げた左手を、入江は投げやりな様子で振った。
 ちなみに、彼女の美緒への第一声が

“工場見学の女子高生?”

 だったのは、工場見学が半ば“撮影”の隠語のようになっていたからである。
44H:2011/12/12(月) 21:41:30.45 ID:SE/a3Lnb

「全く、あとで文句言ってやるわ、浅見に」
「……あ、そういえば浅見さんは?」
 思い出して、美緒は視線をあちこちに向ける。
 トイレを出てから姿が見えないし、車も移動させてしまったようだ。
 原料の瓶を運んだのだろうか。
「ああ、さっき事務所で会ったけど? ここにゆいちゃんがいるから、行ってやってくれって言われてね。
それで、そこで待ってたわけ。今は工場長と話してるんじゃない? ……こんな会社だけど、報告書とか会議とか、
やってることはいっちょまえだから」
「そうだったんですか。ちょっとびっくりしました、最初。女の人が居るなんて思ってなかったし」
「ああ、それはね……。まぁ立ち話もなんだから、中に入る? 外だと匂いキツいからね。せっかくかわいい服
着てくれてるんだし、匂いが移ったらマズいでしょ」
「え、……あ、そうですね」
 秋晴れの、気持ちのいい澄んだ空とは裏腹に、二人のいる辺り一体には動物性の肥料特有の、鼻を突くにおいが立ち込めていた。
 もちろん、この工場で生産されている有機肥料の匂いである。
 開けた場所で、今は風が吹いているのもあり、その濃度はホームセンターの園芸コーナーと同じか少し濃い程度であるが。
 どちらにせよ、嗅いでいて、あまり心地のよいものではない。
「せっかく来てくれたんだし、飲み物くらいは出すから」
「はい。じゃあ、お言葉に甘えて」


 くるっと背中を向けた入江のあとについて、美緒は歩き始めた。
 二階建ての家の高さくらいある、工場の大きな白い壁にそって、駐車場の脇をすすむ。
 明るい白の工場の壁と、空の青さの対比がきれいだった。
 いくつも並んで停められている車は、従業員の通勤用だろうか。
 遠くの方に、入江と同じ作業服で歩いている人間の姿もちらほら見える。
 スカート姿でここにいる自分が、なんだか場違いなように美緒は感じていた。
(でも、変わった人だなぁ……)
 作業着を着て、後ろで束ねた長い金髪を揺らす入江の後姿。
 明るい、きれいな人だと思うが、男勝りといった形容詞がよく似合う。
 自分より背が高いのもそう見える一員だろうが。
 しかも、裏部門の責任者だと彼女は言った。
 一体どんな縁があってここに来たのだろう。
(あれを売る仕事なんだよね……結局)
 こんなところで、働いている女の人。
 自分の仕事を、どう思っているのだろう。
 しかしそう考えてから――自分が他人のことをどうこう言える立場では全く無いことを思い出し、美緒は自分に嫌悪を感じた。


45H:2011/12/12(月) 21:42:17.30 ID:SE/a3Lnb

「……それにしても、こんな若くてかわいい子捕まえてくるなんて、浅見もなかなかやるじゃない」
「えっ?」
「て言うか、犯罪じゃないの? 大丈夫? とかも思ったけど。さっき初めて顔を見たとき」
「……」
 歩きながらの、唐突な入江の言葉に、美緒は返事に詰まってしまった。
 かわいいとか言われても困る。
 しかも、本来は犯罪なのも明確であるので、なんとも返事のしようがないのだった。
 数秒置いてから、話をそらすため美緒は反撃に転じた。
「そう言う入江さんて、いくつなんですか」
「……いい度胸してるじゃないの。……まあいいけど。あと3年ちょっとで、めでたく“おばさん”の仲間入りってところ、よ」
「じゃあ26歳? 若いじゃないですか、十分」
 言った瞬間、前を歩いていた入江は、ぴたっと足を止めた。
 あれ、と追い越しそうになった美緒が足を止めると、

「うれしー! なんて良い子なのゆいちゃんって! お姉さん大感激!」
「ちょっ……苦し…」
 突然振り向いたかと思うと、彼女は猛禽が小動物に襲い掛かるかのごとく美緒を全身で抱きしめ、揺さぶりを掛けながら
激しく頭を撫で回し始めた。
 まるで猫か犬をかわいがるかのようだった。
「ややや止めてくださいぃ」
「ああ、ごめんごめん」
 もみくちゃにされながら、美緒は嘆願した。
 それでようやく入江は体を離す。
「うーん、あんまり嬉しいこと言ってくれるから、つい」
「ついって……」
「これからはそうしようっと。私は26歳♪ 26歳♪」
 軽やかに、再び歩き始める。
 リズムに乗って口ずさむその姿は、なんと言うかシンプルに、もの凄く嬉しそうな顔だった。
 何と言うか、今にもスキップでも始めそうな……。

 しかし、つまり、ということは……それ以上考えてはいけないということだ。
 美緒は自分の中で、その件について鍵を掛けることに決めた。



46H:2011/12/12(月) 21:44:02.74 ID:SE/a3Lnb



                           【2】


「――ところで入江さんは、仕事は大丈夫なんですか?」
「ああ、うん。大丈夫。ゆいちゃんの相手するもの仕事だからね」

 小さなアンティーク調の椅子にちょこんと座って、美緒が入江にたずねた。
 所変わって、別棟のゲストハウスの中である。
 二人は小さめの丸いテーブルをはさんで、それぞれのティーカップを手に向き合っていた。
 工場の建物から切り離されたここは、鉄とコンクリートの無味乾燥な敷地内とは打って変わって、
小さいながら落ち着ける空気に満ちている。
 緑豊かな観葉植物の鉢植えに、ゆったりと回る天井扇やヨーロッパを意識した内装と木の調度品。
 壁の照明までレトロなランプ風だ。
 客は彼女ら二人しかいないが、まるで本格的な欧風カフェのような空間が作ってある。
 もちろん、外の匂いも無い。
 カウンターの奥から飲み物とお菓子の小皿を運んできた入江によると、撮影の準備中や終わった後の休憩で、
提供者に使ってもらっている場所だという。
 そのため、提供者が来る日は基本的に男子禁制の大奥状態になるのだとか。

「午後は予定変えて、動画の準備とゆいちゃんの応対の時間とってあったのよ。さっきの話……提供者が
急にこっち来る事もよくあるから。表のほうは今人足りてるし、私は表より裏の方優先でやりなさいって言われてるからね。
……せっかくだから、今日は私もゆっくりさせてもらうつもり」
「表とか裏とかって言うのは……」
「裏は……今更言わなくてもわかると思うけど。女の子のアレで肥料作って売る部門ね。で、表の方ってのは、普通に
農業用の有機肥料の生産やってる仕事のことなの。あちこちの牧場とかから、家畜の糞を引き取ってね」
「ああ、そっか……。それで、こんな大きい工場だったんだ」
47H:2011/12/12(月) 21:50:10.65 ID:SE/a3Lnb

 ずっと引っかかっていた事が、ようやく合点が行った。
 来たときは火急の便意で切羽詰まっていて、気にもしなかったが……この工場の規模は、生産しているその商品に比して大きすぎる。
 比較できるものが自分の中にあんまり無いが、小学生の時に社会科見学で行った、大きな清掃工場と同じくらい広い。

「うん。つまり、やってることは同じなわけ。原料をもらうのが牛とかの動物か、人間の女の子かってだけで。……だからこんな、
無茶苦茶な商売がなんとか成り立ってる訳なんだけど。最初に来た人はみんな驚くよ。ゆいちゃんと同じ理由で」
「そうなんですか……」
 ジェスチャーを交えつつ説明する入江はどこか楽しげだ。
 ちなみに、これだけの工場で外に人の気配がほとんど無かったのは、提供者が来るという連絡を受けて、従業員になるべく
外に出ないよう構内放送を流していたからだったりする。
 もちろん、顔を見られるのを嫌う女性のためだ。
「質問とかあったら答えるよ。こんなアングラな仕事だけど、やってもらう以上は疑問も不安もなるべく無い方がいいからね」
 外の陽気は相変わらず、レースのカーテン越しに二人を照らしている。
 そして美緒は、入江の言葉で、ようやく自分の目的を思い出した。
 飲みかけの紅茶のカップを置き、入江に切り出す。

「……私は、知りたくて、ここに連れてきてもらったんです」
「うん。……何を?」
「わかりません」
「へ?」
「……わからないんです。今、自分のやっていることが」
 質問にならない質問に、入江はきょとんとする。
 そして、少しうつむき加減になりながら美緒は続けた。
「大学に行くために、どうしてもお金が要る。だから浅見さんの誘いをOKして、あれを買い取ってもらってる。でも本当に、
こんなにお金を貰えるようなことを自分がやってるのか、わからないんです。もやもやするんです。……ここに来れば、なんとなく、
それが分かるんじゃないかって思ったんです」
 そこまで言い切ってから、美緒は入江の顔を見た。
 最後の方は、正にその“もやもや”が滲み出たかのような口調だった。
「そっか……そうだったんだ。まぁ、まだ高校生だもんね……」
 難しい顔で、入江は腕組みをする。
 それからもう一度彼女が口を開くまでには、少し時間がかかった。
48H:2011/12/12(月) 21:51:24.37 ID:SE/a3Lnb




「それじゃあ、ちょっと昔話をしてあげよう」
「昔話?」
 深く考え込む格好から、また一転。
 入江は意外な事を切り出した。
 そしておもむろに眼鏡を外すと、ゆっくりテーブルに置く。
 ほんの僅かだが、彼女の眼つきが鋭くなったような気がした。
「私がここで働いてる理由と、ここが出来たときの話。聞きたい?」
「あ、はい。聞きたいです」
 美緒は椅子から身を乗り出すようにして、それに応えた。
 すると入江は、

「じゃあ……昔々、アダルトビデオ作ってる、小さな会社がありました。……ゆいちゃんは見たことある? 
男の子が大好きな、えっちなビデオ」
「え!? いえ、そんなの無いですよ!?」
 びくっと、美緒の小さな肩が震えた。
 前に乗り出していた身体がその一言で引っ込んでしまう。
 それは完全に想定外の話だった。
 真っ赤になって目を丸くする彼女を、実に楽しそうな顔で眺めながら、入江は続ける。
「そっか。私は昔、その小さな会社でアダルトビデオに出てたんだ。スカウトされて」
「……え、ええっ!?」
「どんなやつかって言うと、今ゆいちゃんや他の女の子がしてるのと同じこと。カメラの前でうんこひねり出して、
喘いで……時々はうんこしながらセックスもして、えっちな台詞を適当に言ってね……。スカトロマニアのオカズになるためだけの、
最低なビデオ。それの売り上げからお金貰って、私は生活してたんだ」

 テーブルに頬杖をつきながら。まっすぐに美緒を見つめる入江。
 その顔は、明るさの中に少しだけ憂いと自嘲がブレンドされた……そんな笑顔だった。
49H:2011/12/12(月) 21:52:07.71 ID:SE/a3Lnb


 いわゆる、AV女優。
 仕事でセックスをする女の人。
 衝撃の告白だった。
 美緒にとっては、正に未知の人種である。
 流石に16歳、周囲から入ってくる様々な情報で、AVの存在と「どういう物か」は知っている。
 知ってはいるが……。
 悪い意味で、さっきのもやもやが一気に吹き飛んでしまった。
 何も言えない美緒を前に、入江の昔話は続く。
「もう何年前になるのかな……本当に無茶苦茶お金に困ってた時があって、仕方なく。……ゆいちゃんとは、ちょっと
理由のニュアンスが違うけど。でも一時期はほとんど、スカトロビデオのおかげで生活できてた感じだった」
「は、はぁ……」
 逃げる訳にもいかず、両手を太ももの上に、美緒はただただ縮こまる。
 一体なんで、そんなことを私に話すのだろう?
 一体、どう反応すればいい?
 普通の女の子であれば、汚いと思うのが普通なのだろう、多分。
 しかし今の自分に、それを言う資格はない。
 視線をあちこち散らしながら散々に迷った挙句、やっとのことで、美緒は言葉を返した。
「凄い、ですね……」
「それだけ?」
「ええと……びっくりしました、本当に。それって私たちと違って、スタッフの男の人に見られながら、その……するんですよね。
恥ずかしくないんですか? そういうの……」
「ある意味生きるか死ぬかだったからね〜。最初はもちろん恥ずかしかったし、何回か鬱になりかけたりもしたけど、
いくつも出てるうちに意外にも人気出ちゃってね。うんこマニアの間だと結構有名になっちゃってたみたいよ。で、稼げるし、
ファンレターみたいのまで来るし、そのうち慣れちゃって」
「ファンレター……来るんですか」
「うん。慣れると面白いよ? スタッフも割といい人というか……性癖以外は普通で真面目なのが多いしね」
 “性癖以外は普通で真面目”。
 そこで入江は、美緒を置いて一人で笑った。
50H:2011/12/12(月) 21:53:48.19 ID:SE/a3Lnb

「……それでね、その時の……私が仕事してたスカトロマニア向けの、企画の会社の人間。その人たちが殆んどそのまんま、
今この工場動かしてるんだ」
「えっ。ビデオ作ってた人が、なんでまた……? 前の会社はどうしたんですか?」
「潰れちゃった。AVに限らないけど、こういう狭い仕事って博打みたいなとこあるからね……。小さい会社で、ちょっと連続で
企画がコケると、借りてたお金返せなくなっちゃったりね。それで……」



 ブランド乱立と、動画サイトの隆盛による売り上げ低迷。
 社長以下、社員一丸となって努力を重ねたものの資金繰りに行き詰まり、もう会社を畳むしかないと覚悟した、そのとき。
 意外なところから救いの声をかけてきた人物がいた。
 有機肥料の生産工場のオーナーで、他にも個人消費者向けの、無農薬野菜の農園と直接発送販売のネットワークを手がける人物。
 社長の実の兄である。

「ちょっと面白いこと思いついたから、お前手伝ってくれんか?」

 ……何を思いついたかは、いまさら説明する必要もないだろう。
 蛙の子は蛙、とは少し違うかもしれないが、兄弟で根は同じ二人なのだった。
 工場を広げるし、どうせ会社を畳むならこっちに来ないかと誘ったのだ。
 これからは消費者密着型農業の時代、新しい需要を掘り起こすのだと。
 そして、今までの経験を引き継ぎつつ、安定した仕事ができるなら……と正に畑を変える決心をした元社長以下、
18名の人間が移ってきたのがこの工場なのである。
 かくして、女の子の排泄物で有機肥料を作って、かつその過程を動画にして消費者に公開するという、正に前代未聞の
事業が始まったのだった。



「てなことがあって呼び戻されたのよ、私は。そのときはもう引退して、派遣で働いてたんだけどね」
「その、社長のお兄さん、よくそんなこと思いつきましたね……でも怒られなかったんですか? 勝手にこんな部門作っちゃって」
 気がつくと、さっきの衝撃はどこへやら、美緒は入江の話に聞き入っていた。
 細かいことを言うと、浅見に聞いた話と少し違うようだが――
その社長に入れ知恵した女の子がいるということなのだろうか。
51H:2011/12/12(月) 21:56:25.40 ID:SE/a3Lnb

「上の方の話は、私もそこまで詳しくは知らないんだけど……まぁ多分、他の偉い人には秘密だったと思うよ? 
色々ともっともらしい理由つけて、今は半分独立させちゃったしね。本社の人間にはずっと秘密なんでしょうね。潰れるまで」
 乾いた笑いを浮かべながら、入江はそう言った。
 少し背伸びをして自分の紅茶の残りを飲み干し、さらに続ける。
「私はもうビデオに出るつもりは無かったけど、これは副業で、普通の肥料作るほうで正社員として雇ってもらえるっていうのが
大きかったからね。まぁまぁ面白いし……。私の他に、同じ引退した嬢と、前の仕事の要領で新しくスカウトした女の子何人か
連れてきて、とりあえず始めてみたのが裏部門ってわけ」


 昔話はまだ続く。
 事業の最初の立ち上げには大抵時間と資金がかかるものだが、ここの場合はさほどの時間も手間もかからなかった。
 何せ、大規模な設備投資の必要がほぼゼロである。
 工場は元からあるし、新たに小さな区画を作って稼動率の低い機材を融通すればいい。
 「そっち方面」で使える経験を持った人間もいる。
 販売のネットワークなら、以前の仕事のつてやコネで何とかなる。
 原料調達だって、スカウトが素人女性を勧誘したり、事務所との出演交渉をするのとそう変わらない。
 軌道に乗っても常に少量ずつの生産にしかならないが、あくまで、本業で空いた時間とリソースを回せば製造コストは抑えられる。
 売れなかったら、すぐ近くにある自社の畑で使えば廃棄コストもゼロ。
 あくまで副業、何年か試して軌道に乗らなかったら、別に撤退してしまってもかまわない。
 もちろん、量産に関しては牛や鶏のように既存のノウハウがあるわけではないので、それだけは一からの模索になるだろうが……。
 そしてそれを、この元社長とスタッフは本当に実行してしまったのである。
 あまつさえ軌道に乗せることにも成功した。
 最近はどういうルートで情報を仕入れたのか、海外からの注文が増えてきている。
 こんな仕事が現実に存在するなんて、夢のようだと絶賛されているとか、いないとか。


「……とまぁ、ざっとあらましを説明するとこんな感じ。昔話はとりあえず、これでおしまい」
52H:2011/12/12(月) 21:58:50.87 ID:SE/a3Lnb

「すごい、ですね……」
 先刻と同じ言葉しか出てこない。
 後はなんと言っていいかわからず、美緒はまた押し黙ってしまう。
 ……しかし最初こそ衝撃を受けたものの、内面では、自分でも驚くほど彼女は冷静だった。
 少なくとも頭はパンクしていない。
 最初の時に受けた浅見のレクチャーと、サイトで他人の排便動画をいくつも見ていたおかげだろうか?
 知らない内に、精錬無垢だった彼女の中にも多少の免疫ができてしまっていたようだ。
「ごめんね、調子に乗って。あんまり高校生にするような話じゃないけど、とりあえず知ってて欲しかったんだ」
「いえ、そんな……私が、知りたいって言ったんですから」
 美緒は小さく首を振った。
 教えてほしいと言ったのはこっちだ。
 しかしまさか、最初のAVの話がこんな風につながってくるとは思いもよらなかったが……。

「……それから、ごめんね。謝る」
「謝るって、なんで入江さんが?」
「ゆいちゃんの理由。最初は、もっと軽い気持ちだと思ってた。実際、いい稼ぎになるからね、これ……。援交とは違うけど、
簡単にお金を稼ぎたいってだけなのかと思ってた」
 言って入江は、軽く頭を下げた。
「それは、ええと……軽いか重いかは、自分でも良くわからないです。でも本当に、その……好きなんですね。
男の人って、こういうのが……」
 美緒はなんとか自分なりに、無難と思える言葉を選んで入江に返した。
 そんなことを言われたらこっちのほうが困ってしまう。
 なんがか妙におしりの辺りがムズムズしてきた。
 しかし、年単位の時間をかけて、ひとつの計画に情熱を傾ける男たちの話。
 なんだかN○Kのドキュメンタリーでありそうな話だと思った。
 ……素材がこれでなければ、だが。

「ああ、いや、もちろん嫌いな人のほうが多いんだけどね? 男が全員、女の子のうんちが好きなわけじゃないよ? そこは間違えないで。
だからサイトも、わざわざ隠してるわけだし」
 入江が待ったをかけた。
 少し視線を外して、軽く鼻の頭を掻く。
53H:2011/12/12(月) 22:01:35.70 ID:SE/a3Lnb

「うーん……ゆいちゃんも高校生ならわかると思うけど、男の、“エロいこと”に対する情熱とか欲望って、ちょっと
女の想像を絶するものがあるのよ。ほっとくと暴発しかねない、やっかいなやつ。そこらへんのドス黒いエッチな欲望を、
薄めて浄化して無害化するために、AVとかそういう本とか風俗とかが、世の中に溢れてるわけ。いいとか悪いとか、道徳抜きに」
「はぁ……」
 美緒は体を縮めたまま、生返事だけを打った。
 少し前の自分なら、理解できないどころか耳にもしたくない話だっただろう。
 何と表現すれば良いか……今度は握った手の中が妙にムズムズする。 痒い。
 さっきとはまた違う意味で、胸の奥がもやもやする。

「でね。その男どもの中に、ちょっとベクトルが違う少数派がいるってこと。なんて言うかな……かわいい、きれいな女の子が
うんちをする、世界で一番汚いものを産み出すっていうギャップに興奮してるんだと思う。この仕事ってのは、結局はそいつらの
欲望を満たすためにあるんだし」
「それがなんで肥料になるんですか?」
「肥料だったら、買って自分のものにすることができるから。それに家庭菜園で使って、それで育てた野菜を食べることもできる。
ある意味、夢を売ってるのかもしれないね……」
「……やっぱり、よくわかりません。おいしいんでしょうか、その野菜」
 そこまで聞いて、美緒はまた首をかしげた。
 聞いた話を自分の中でなんとか噛み砕こうと努力はするものの、半分も飲み込めない。
 事務所での、最初の日のことを彼女は思い出していた。
 あの日浅見に受けたレクチャーと、今の入江の話。
 今度は自分と同じ、女性から聞くことが出来たが……核心の部分は同じことだった。
 まだ子供だから、理解できないのだろうか……?

「そうねぇ……どうなんだろうね? ……とりあえず、あと言いたいことはね、ゆいちゃん」
「はい」
「必要なお金を稼ぎ終わったら、とっとと足を洗いなさい。この会社、本人が辞めると決めたら、ちゃんと辞められるから。
バックにやばい連中もいないし」
 ガラッと、入江の話し方が変わった。
 外していた眼鏡を掛け直し、腕組みをしていた両手をテーブルに、真剣な眼差しで美緒を見つめる。
54H:2011/12/12(月) 22:02:22.16 ID:SE/a3Lnb

「それから、この仕事がわからないって言うなら、最後まで分からないままの方がいいと私は思う。その歳で、目標があって
やってるんなら、わからないうちに終わらせたほうがいいと思う。……ずるずる続けて深みに嵌っちゃった、先輩のアドバイスね」
 笑顔ではあるものの、一緒に暗い影が見える喋り口だった。
 さっきと同じだ。
 美緒はそれに、また何も答えられない。視線を外し、自分の膝を見つめてしまう。

 ……この人は後悔しているのだろうか。
 だから私に、“戻れ”と言っているのだろうか。……今の話、全てで。
 しかし何故か、それを聞き返してはいけない気がした。




 
「……おっと」
 と、そこで唐突に、聞いた事のない携帯電話の着信メロディが流れた。
 初めて聞く――入江の携帯だった。
「はい、もしもし? ……ご苦労様。……ええ、そうですよ、主にあんたのせいでね」
 すっと立ち上がると、彼女はズボンのポケットから電話を取り出して通話を始めた。
 仕事の電話だろうか。
 ……にしてはなんだか言葉が刺々しい気がするが。
 椅子の背もたれに片手をつきながら、眼鏡の奥の視線は窓の外に。
 入江は頷きながら電話の相手に相槌を入れている。
「あ、そう。……はい。……え、私に? ……わかりました」
 それで、話は終わった。
 入江は携帯を畳んでポケットにしまうと、一息入れてから椅子に座りなおした。
 そして美緒の顔を見る。
55H:2011/12/12(月) 22:03:01.56 ID:SE/a3Lnb

「んーと……ごめんね。今の電話、浅見だったんだけどね。ちょっとトラブルがあったって」
「あ、そうなんですか?」
「んん。それで、車で家に送るのかなり遅くなりそうだって。……どうする? あんまり遅くなったらまずいし、タクシー呼ぶ?」
「待ちます。大丈夫です」
「じゃあ、思いっきり時間余っちゃうけど……」
「そうですね。だったら、撮影に使う時間、十分取れますよね」
「え? ちょっと?」
「いつも撮る動画……私のも撮ってください。その方が、男の人は喜ぶんでしょう? ……アドバイスは、有難く受け取っておきますけど」
 不敵な、どこか挑発するような笑顔を美緒は入江に向ける。

 ……まさか自分が、こんな負けず嫌いの性格だとは知らなかった。
 普通に働いたり、アルバイトもまだした事はないけれど……。
 何故だろう。
 怖いよりも、もっと前に進んでみたい気持ちがある。




「……いい度胸してるわ。ゆいちゃんみたいなタイプの女の子、初めて見た」

 忠告はしたからね。
 入江は最後にそう付け加えると、椅子から立ち上がって美緒を手招きした。








56H:2011/12/12(月) 22:04:21.33 ID:SE/a3Lnb

以上です。
前スレを埋めるにはちょっと長すぎました。
本当は脱糞のない回はなるべく作りたくないんですが……。

年明けくらいに後半の投下できるかな。
57名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 22:07:58.24 ID:GEFuEEmn
GJ
58名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 22:37:37.43 ID:GEFuEEmn
Hさんに聞きたいんですけど、大量娘のss書きたいと思ってるんですが、例の娘や風紀委員の娘使っていいですかね?
ダメなら今後ネタ提供
59H:2011/12/13(火) 22:45:33.58 ID:hyrf4uPK
>>58
そう言ってもらえるのは嬉しい事です。

しかし、頭ごなしにダメとは言いたくないんですが、この先の考えてた話に影響出る可能性もありますんで
キャラ使用は出来れば遠慮して頂きたいところです。

薫ちゃん、元はと言えば早乙女先生のイラストから許可貰ってお借りしたものでもあるわけで、あまり自分も他人の事を言えた立場では
ないんですが……。
けど大量娘って響きからして良いですよね。
他にももっといっぱい居ていいと思うんですよ。

どんな話になるか、投下お待ちしてます。
60名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 23:42:47.39 ID:M5TNHAKA
横からだけど大量娘ってほんともっといっぱい居ていいよね
それぞれ事情も違ってそれがまた面白そうだし
RepulsiveMagicの呪いで大量とか違うシチュも新鮮だった
6158:2011/12/14(水) 03:22:42.42 ID:NsuehjHO
>>59
Hさんそうですか…わかりました。

というか現代を舞台に考えたりすると、どうしてもシチュや雰囲気が被ってしまうというのは難しいね
独創的なネタやキャラって難しいね。

という訳でHさん大量娘用没ネタのシチュ書いときますね↓

年末帰省した薫ちゃんが酔って意識朦朧のままトイレの扉全開で大量脱糞
それを懐かしの風紀委員長の四条ちゃんに見られ、後始末を手伝ってもらう
仲良くなった二人は…

帰省すれば会いたい放題だから正月から出しまくっていいと思います
あと、個人的に薫ちゃんのキャラは秀逸だと思います。
恥じらいながらも結局大量に出すんかい!って所がイイ!

誰かいいネタをください、切実に。
62名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 23:29:40.48 ID:Ug/JtbDL
>巫女ちゃんのお仕事
脱いでから食べない所を見るとまだルーキーですなw

>注文の多い園芸店
なんかしみじみしちゃいますねえ…

>>61
いいネタ出すには自力で捻り出すしかないな
他人のネタだとちゃんと消化するのに時間かかるし

三題噺でトレーニングとかどう?
適当な言葉を単語帳か何かにたくさん書き込んで
その中の三つをランダムに選んで物語を脳内妄想
これを繰り返せば発想力が養われる……といいよなと妄想
63名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 19:25:46.08 ID:x8heJAkY
埋まった埋まった
64名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 23:31:37.37 ID:LONab5ul
大量便で和式便器が埋まったとな
65名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 23:10:32.03 ID:1oxH7Qtt
前スレが容量オーバーで埋まったんだよ、言わせんな恥ずかしい
とまあとりあえず説明乙なネタ台詞をしておいて改めてマジレス

洋式便器だと溜まったになるから和式便器を選択するそのチョイスや良し
俺は埋まると言われても自分の体が埋まるほど大量にかけられる事しか想像できなかったぜ
66名無しさん@ピンキー:2011/12/28(水) 00:03:31.68 ID:ljKZMdKq
誰か素質のある人書いてくれないだろうか。巫女ちゃんや大量娘はかなり好きだな
コンドームに排泄するやつ。。。あれは最高!いってしまったわ。
67N・W ◆1ZneHWn/KE :2012/01/02(月) 01:27:55.61 ID:koCiJlf3
二人がごきげんようと、別れに振ったその手の先を知っているでしょうか。

お姉さまはそのまま降ろします。
普段の彼方も降ろします。

ようやくお姉さまの部屋で二人きりになった彼方の手は。
息つく間もなくお腹に添えられ。
それでも足りないとばかりに、もう片方の手はそっと添えられるのです。

二人きりとなった部屋で、グルグルゴロゴロと不穏な音が響きます。
それは雷でも地震でも火事でもこの部屋に似つかわしくないオヤジでもなく……

「ん…あ、う、あっ」
お腹をさすり、両脚をすり合わせ、お尻の感触をそっと確かめる。
お客様の前で腹音一つ立てないよう、
微妙な腹圧で押さえ込んでいた反動が襲い掛かってきたのである。

くい、くいっ、
と小ぶりな尻が揺れ動く。
お腹をさすりながら、背筋をのばし、まるめ、
体をふるわせる。
唐突に、ごぽりごぽりと音が鳴り響き。
ふは、と一つ大きく息を吐いて彼方の動きは落ち着いた。

「ふふ、彼方?今の貴方、とっても扇情的よ?」
「お姉さま…お願いです、どうか、どうか……」
食べちゃいたいぐらい、と微笑むお姉さまに対し、
彼方は必死に懇願を繰り返す。

美しきこの女学園で、
蝶よ花よと育てられ。
お手洗いに行くそぶりすらはしたないと教えられ。
お願いです、お願いですと繰り返す彼方の顔は羞恥に染まる。

何をお願いしたいのかしら、とクスクス笑うお姉様。
お願いです、と繰り返す彼方。
そんな状況は長くは続かなかった。

「ひっ」と声をもらし、彼方の顔が情けなく歪む。
脚がガクガクと震えだし、お尻に添えていた手をぎゅっと押し込む。
青ざめた顔で何かに耐えるように震える。

「ん、は、あ、あ……」
ブピッ、と何か液状の音がし、僅かに周囲の空気が変わる。
68N・W ◆1ZneHWn/KE :2012/01/02(月) 01:30:46.64 ID:koCiJlf3
お願いです…どうか、トイレ、トイレに……」
ついに「トイレ」という言葉を口に出した彼方に対し、
お姉さまはクスクスと笑いながら大きな姿見を彼方の目の前に置いたのである。

「貴方のおトイレは…ココ♪」
うふ、と笑ったお姉さまは彼方の後ろにまわり、
慈しむようにスカートを持ち上げる。

「あら、もう出してしまったのかしら?」
パンツの中心には小さな茶色い染みができていた。
隠そうとする彼方の手は、
もっと見せて頂戴というお姉さまの言葉によって頭上に上げられてしまう。

お姉さまの目の前では、ヒクヒクと盛り上がりとすぼまりを繰り返し、
呼吸を繰り返す菊門が布越しに見える。
時折プシュッと吐息を吐き出し、そのたびにショーツの染みが広がっていく。

彼方の目の前には、両手を頭上で抑え、
何かに耐えるように脚をすり合わせる娘がいる。

そして、手を封じられた彼方はついに決壊した。
「あ、あ、お姉さま、お姉さまあああ!」
息を殺して叫びながら。
ショーツの中にもりもりと軟便が溜まっていく。
あっさりとショーツの許容量を超えた分はぼとぼとと隙間から落ちていき、
次第に水気をましていくものが絨毯を茶色く染めていく。

「ふふ…彼方、可愛いわよ……」
お姉さまにしっかりとお尻の様子を観察され、
彼方は目の前の総てから開放されたような少女の顔を見ながら、
いつ果てるとも知らぬ排泄に身を任せていた…

-----------------
百合スカトロで妄想を一つ。

場面描写とか舞台設定とかうまく書けるようになりたい。
>>1乙です
69名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 13:53:58.51 ID:eZsX5JN/
>>67おつ
70名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 17:12:53.28 ID:V1jfct1I
素晴らしいお年玉だ!
71変身:2012/01/02(月) 20:22:15.34 ID:gLnUybkn
有り余る財産の使い道について、私は一つの結論に達した。
お抱えの科学者に私は、胸のうちを伝えた。
「サイボーグになりたいんだが。それも、全身を改造したい」
「どのようなサイボーグに? 脳髄を交換すれば、どんな姿にでもなれます。犬やゴリラといった動物から子供の姿にまで。望むがままの姿になれますよ」
科学者は、事務的な口調で答えた。
私は答えた。
「私を便器に改造してくれ。それも和式便器に。なに、女子高の理事長とはすでに話がついていて、私を設置してもらうよう、言っておいた。
あ、感覚器官は、ちゃんとのこしておけよ。視覚と、嗅覚。
そして聴覚。これは特に大事だから、感度を良好にしておけよ」
科学者は、呆れたような顔で私を見つめていた。

あくる日、私は便器になって、とある女子高のトイレに設置された。
72変身:2012/01/02(月) 20:45:11.28 ID:gLnUybkn
女子高の便器に生まれ変わってからというもの、私の人生は至福そのものだった。
女子高生達の排尿音はどんな歌声よりも、私の心を癒してくれたし、
大の排泄音など、一流のオーケストラより私の心を踊らせてくれた。
温感機能により、彼女たちの温かさを直に触れる度に私はエクスタシーの絶頂に達した。
また、長い間便器として生き続けた結果、臭いにより彼女達の体調まで把握できるようにもなった。
いつも携帯をいじりながら鼻歌まじりで用を足す、ミキちゃんの尿の臭いがいつもり、すっぱいときなど心配で夜も眠れなかったりした。
視覚機能であるカメラは二カ所につけてもらった。 一つは、便器の底。
これにより彼女達の秘部から、宝物が落ちてくる瞬間を粛々と見守ることができた。
もう一つは、タンク部分。彼女達が屈んだときにちょうど顔を見ることができる。
用を足しはじめる瞬間の苦悶の表情から、ことを終えた至福の貌まで、じっくりと観察することができた。
私は彼女達と共に苦しみ、そして解放されていくプロセスを共有していくことを何年も、続けていくことで有益に老後を満喫していた。
73名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 15:47:22.98 ID:lhrWJhH+
金持ち過ぎるにも程があるw
74H:2012/01/14(土) 21:22:50.47 ID:Yo1lx4bw

保守に1レスネタ投下。

75H:2012/01/14(土) 21:27:16.33 ID:Yo1lx4bw


「えー、HRの最後に、ちょっとみさなんにお知らせがあります」
「何ですか先生」
「来週の健康診断の時、一緒に検便もあるんですけど、そのやり方が今までとは変わりましたので」
「どう変わったんですか先生」
「えー……。今回からですね、一回分のうんちを全部、パックに詰めて持ってきてもらう事になりました」

「えっ」






「……な、なんていやな初夢なの……」
 ぼやけた目で枕元の時計を見ると、午前五時を少し回った所だった。
 オレンジ灯の下、息を荒らげて布団をはねのけ飛び起きた薫は、それが夢であった事実に心の底からの安堵を浮かべるとともに、
正夢とならぬよう全力で天に祈ったのだった。



76H:2012/01/14(土) 21:28:34.44 ID:Yo1lx4bw

これだけですいません。
高校時代の薫ちゃんの初夢でした。
もちろん正月はお餅とおせちフルコースで出る方も普段比50%増量中。
時間があれば詳しく書きたい所なんですけどね……



おまけ

Q.実際検便がそうなったとしても、少量だけすくってパック詰めしたら問題ないのでは?
A.「普通の女子高生が出す一回分の量」が彼女にはわかりません。


77名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 21:35:05.90 ID:HHrHUsb4
素晴らしい初夢、ありがとうございます!
これだけでもすっごく興奮しました。

もしお時間ができた暁には
トイレのシーンだけでもいいので書いてくださると大変にありがたいです

なにはともあれ、ありがとうございました!
78名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 21:36:50.37 ID:HHrHUsb4
上でトイレのシーンと言ったのは
おせちとお餅で普段比50%増になった薫ちゃんのトイレのシーンという意味でした。

念のため
79名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 04:41:27.32 ID:+liA9IYt
年末年始もそうだけど、食べる行事があるシーズンは毎度凄い事になりそうだ
これからだと忘年会、新年会とか、春はお花見、夏はキャンプでBBQとか色々

あと大学生だと友達やサークル関係に誕生日パーティー開いて貰うとかイベントもありそう
良い子な彼女は友達が用意してくれた(用意しすぎた)料理を残すなんて出来ないから、いつも以上に食べちゃって次の日が大惨事に…とか
80H:2012/01/18(水) 22:27:34.90 ID:rGCbT+XZ
そんなこと言われたら書かない訳にいかないじゃないですか。
ちょっと待って下さい
81名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 06:25:37.31 ID:F44vqZmR
もちろん先日のケーキの売れ残りは手絞り生チョコレートになったわけですね
わかります
82H:2012/01/21(土) 00:07:41.66 ID:CNcF9zXp
投下します。
時系列的に、VとWの間の、まだ高校生の薫ちゃんです。
83H:2012/01/21(土) 00:08:27.98 ID:XiWAcKkC


 ヒュージな彼女 Z




「やっ。久しぶり。それから、明けましておめでとう」
「あ……まもりちゃん!? 久しぶりだね〜。おめでとう」


 その少女は、扉を開けると笑顔で手を振って見せた。
 初日も高々と昇った、元日の11時過ぎ。
 ニュータウンの一角にある一軒家、風間薫の家の玄関先である。
 門松を始めとした正月飾りも厳かな新年の雰囲気の中、今年最初の来客を出迎えた薫は、チャイムを鳴らしたその意外な相手――
中学時代の同級生の姿に、顔をほころばせていた。
「二年の夏休み以来だから、もう一年半くらい? 元気だった?」
「うん。近所だから高校違っても会えるかなって思ってたけど……難しいね、色々」
 中に入ってドアを閉じると、彼女――大沢まもりは被っていたニット帽を脱いだ。
 学校は違えど、薫と同じ、直に卒業を控えた高校三年生だ。
 どこかボーイッシュな雰囲気があるのは、掃いている紺のジーンズと、男物のようなダウンジャケットのせいだろうか。
 短めにカットした黒髪に、白のヘアピンも特徴的だ。
 その彼女に相対する薫は、白いセーターに同じく紺のジーンズである。
 身を切るような外の寒気に赤らむ顔を合せて、二人の少女は久しぶりの再会を喜ぶ。
 そしてそのまましばらく、寒さも関係なく玄関に突っ立ったまま、あれこれと友達の近況や、お互いの学校、そして受験のことなどの
おしゃべりをしてから――
 ようやく、まもりは本題を切り出した。

84H:2012/01/21(土) 00:10:33.09 ID:CNcF9zXp


「ところで……」
「何?」
「あのさ、今日駅前の新春イベントで、おしるこ大食い大会があるんだけど……出ない? 賞金5万円だっ…」
「やだ」


 言い終わる前に否定されてしまった。
「えー、ひどい! ちょっとは迷うとかしてよ!」
「……あのさ、久しぶりにウチに来てさ、それは無いんじゃない。私がそういうの嫌いだって知ってるでしょ? いくらまもりちゃんの
頼みでも、それはできない相談だよ」
 声の調子は変わり無いが、今ので薫が不機嫌になったのは間違いなかった。
 中学時代の付き合いからそれを察した彼女は、あわてて訂正する。
「ん〜、ごめん。そんなに怒るとは思わなかった。冗談だよ、冗談」
「それに私これから、おせち食べなきゃいけないから」
「おせち?」
「うん。お母さんの手作りの。毎年楽しみにしてるんだ、だから大食い大会がイヤとか別にしても、食べに行くのはダメなの」
「へ〜……。今時ちゃんとやってるんだ……すごいね、薫のお母さん」
「でしょ。私にとっては、大会で優勝して5万円貰うより、お母さんのおせち食べるほうが重要なの」

(こりゃダメだわ。でも、やっぱり自信はあるんだ……)
 出ないと言いつつ、優勝して当たり前といった感じの薫の物言いに、心の中でため息をつく彼女だった。
 まぁ元々、あわよくば……くらいにしか考えていなかったが。
 しかし、おいしいものを食べることに関しては妥協を許さない彼女に、ここまで言わせる手作りのおせちとは、どんなものなのだろうか。
 段々と興味がわいてきた。
「ねえ、見せてもらっていい? そのおせち。私も見てみたい」
「あ、いいよいいよ。量は十分あるし、なんだったら食べて行ってよ」
「じゃあ……お邪魔します」
 よく考えて見たら「おせちは買うもの」というのが当たり前で、手作りのおせち料理を食べたことなどほとんどなかったことに気がつく。
 小さな子供のようなワクワクした気持ちを胸に、彼女はニット帽を傍のハンガーに掛けて、ブーツを脱いだ。
 そして薫のあとに付いて奥のダイニングへと入った彼女が見たものは……自分が知っているおせち料理ではなかった。
 たぶん、悪い意味で。


85H:2012/01/21(土) 00:13:39.32 ID:CNcF9zXp



「おお、いらっしゃい。久しぶりだねぇ。明けましておめでとう」
「ほんと、中学校の卒業式のとき以来かしら? 良く来てくれたわねぇ」

 ダイニングに行くと、薫の両親が笑顔を向ける。
 卒業式の後に挨拶して以来だが、変わりは無いようだ。二人揃ってほっそりとした印象の、スマートな夫婦である。
 だがその二人に挨拶を返す、まもりの様子はぎこちない。
「え、ええ。おめでとうございます……?」
 顔はちゃんと挨拶用の笑顔だが、お辞儀をしながらでも、その視線の先が全く別のところに引き寄せられてしまう。
 食器棚やレンジが並ぶダイニングの中央、テーブルの上に“そびえたつ”奇妙な漆塗りの箱に、である。
「あのですね……それって、何ですか?」
 指差しながら聞いたまもりに、薫の両親は苦笑しながら答えた。
「あー、うん。初めて見た人は大体みんなそうなるよね」
「三年くらい前までは、もうちょっと低かったんだけどねぇ」
 何が言いたいのかよくわからない。
 そうしていると、割って入った薫がその“塔”に、ぽんと右手をあてて、

「うちのおせち料理だよ。今年は新記録、十五段!」

 どうだ!
 と言わんばかりの笑顔だった。 
(……馬鹿じゃないの!? この家族!?)
 言葉が出なかった。
 彼女が“やせの大食い”なのは元から知っていたし、だからこそさっきの頼みごとをしに来たのだが、流石にこれは……。
「……もったいない」
「へ?」
「い、いや!? なんでもないよ、うん」

 ……つくづく、もったいない。
 彼女の才能を――中学の時に出ていた大会の“圧勝ぶり”を知っている立場としては、本当に残念だった。
 今回だって優勝間違いなし、顔もスタイルもいいし、テレビにだって(ローカルだけど)注目されるかもしれないのに。
 ……いや、それがイヤなのか。
 やっぱりもったいない。そう思うまもりだった。


86H:2012/01/21(土) 00:15:03.13 ID:CNcF9zXp



「ええと、じゃあ栗きんとんを少し……」
 とりあえず勧められるままテーブルにつき、まもりは遠慮がちにリクエストする。
 座ると余計に、目の前に積み上げられた重箱が異様な存在感を放っていた。
 おせち料理に威圧される……彼女にとって人生初の経験である。
「どこだっけ栗きんとん」
「六番。毎年同じですよ、そろそろ覚えて下さい」
「おお、そうだったそうだった」
 言われた薫の父はテーブルに体を寄せると、“十五重の塔”の上部分をえい、と持ち上げる。
 現れたのは、一面きらびやかな金色だった。
 ……重箱一段を丸々使って、栗きんとんが盛り付けられている。
「すごい、ですね……」
「ああ、勘違いしないでね。まもりちゃん。これは三日くらい掛けて食べるんだから。一気に全部なくなるわけじゃないよ」
「そ、そう……」
 薫が、まもりの分を小皿に取り分けながらフォローを入れたが、大して意味が無かった。
 しかし、彼女がさっき塔の側面を叩いても、微動だにしなかったわけだ。
 すさまじい密度である。
 栗きんとんに続いて重箱が次々に開けられていくが、それらがテーブルに並べられていく様はもう、見ているだけで
満腹になりそうな勢いだった。
 かずのこに黒豆、伊達巻、えび、紅白の蒲鉾に焼き物など……いかにもなおせちの具材は全て「各一段」に割り振られている他、
たけのこやふきのとうの煮しめに、きんぴらや昆布巻きといった地味なものでも「二分割」程度でぎっしりと、そしてなおかつ美しく
盛りつけられている。
(アメリカ人ですか、あんたら……?)
 もちろん言葉には出さない。
 伝統的正月料理がずらっと重箱に入り、3×5の格子状にテーブル全体を覆いつくす様はもう、壮観と言ってよかった。
 量が多いとかいう問題ではない。これで、三人家族の正月の食べ物である。
 まもりは完全に呆れてしまった。
(正月早々、すごいの見ちゃった……)
 そんな彼女を他所に、おせちの展開が終わると薫と両親もテーブルに着き、そして少し早めの昼食が始まった。
87H:2012/01/21(土) 00:15:45.40 ID:CNcF9zXp

(あ。これ……すごいおいしい)
 テレビも見つつとりあえず談笑しながら、まもりは栗きんとんのほか、少しずつあちこちの料理に箸をつけていく。
 見た目に反する、と言ったら非常に失礼だが、実際食べてみるとデパートのそれと何の遜色も無い。
 むしろ素朴で、懐かしい感じがする。
「どう? おいしいでしょ?」
「うん。すごいわ。薫のお母さんに料理教えてもらいたいくらい……」
 それを聞くと、薫は自慢げに笑った。
 正月特番や昨日の紅白のこと、初夢の話、まもりの高校のことなどを話しながら、まもりと、風間家の三人はそれぞれのペースで食事を楽しむ。
 その様子も大食い大会とかで見るような豪快でガツガツしたものでは決してなく、ゆったりと、量はともかく実においしそうな食べ方だ。
 最初は呆れたが……こうなるとこっちも笑うしかない。
 むしろなんだか楽しくなってくる。
 しかしこんな食生活を送っていながら、薫をはじめ三人とも、見た感じは至って普通の体型を保持している。
 なんだか憎たらしいと言うか何と言うか、やっぱり、改めてもったいないと思うまもりだった。


「――さて、そろそろ行かなきゃ」
 12時半を回った頃だろうか。
 かなりゆっくりとした昼食のあと、一緒にテレビを見続けていたまもりだったが、唐突に椅子から上がると、そう切り出した。
「何か用事あるの?」
 腕時計を気にする彼女に、薫が聞いた。
「ちょっとね。さっき言ってた、大会に行くから」
「あ、そうなんだ。 ひょっとしてまもりちゃんが出るの?」
「いやいや、違うよ。高校の友達が出るから、見に行くんだ。薫を誘ったのも、一緒にどうかなって思ったから」
 笑いながら手を振って、彼女は否定した。
 賞金のことはもちろん頭にあったが、それより、こういうイベントは何人かで出たほうが応援する方も楽しい。
(ていうか、これだけ食べた後に、大食い大会に出るのか尋ねるその神経ってどうなの)
 もちろん喉の奥に押し留めた。
 最初はちょっと味見するくらいの気持ちだったが、気付けば腹八分目以上に食べてしまっている。
「あらー、ゆっくりしてもらいたかったけど、予定があるんじゃねぇ……」
「すいません。本当においしかったです。また今度、遊びに来ますね」
 薫の母親に御礼を言って頭を下げると、まもりは畳んであったジャケットを手にとってダイニングを出る。
 板張りの廊下の、外と大して変わらない冷気に身体が震えた。
 少し長居しすぎたかもしれない。
88H:2012/01/21(土) 00:17:18.75 ID:CNcF9zXp

「あ、えーと、トイレ……どこ?」
「そこだよ。お風呂場の横」
 後から、薫が指差した。
「じゃあちょっと、借りるね」
 遠慮がちにいうと、まもりはトイレに入った。
 食べている間はなんとも無かったが、ここへ来て急に、しかも大の方をよおしてきた。
 外を歩く前に、済ませてしまいたい。
「おっと、和式か」
 鼻を突くのは、「他所のトイレ」の慣れない芳香剤の匂い。
 狭いタイル張りの部屋の中、壁付けのタンクが銀色の配管で、一段上がった床に埋め込まれた和式便器と繋がっている。
 最近はあまり見かけなくなってきた様式だ。
(まぁ、人の家だしね)
 もちろん使い慣れているウォシュレットは無い。
 彼女はジャケットを壁のフックにかけると、ジーンズと下着を降ろして白い便器にまたがった。
 むき出しの白いおしりに当たる真冬の冷気が全身を震わせる。
 文句があるわけではなかったが、暖房付の普段使っている洋式便座がふと恋しくなった。
(あ……あ、出そう……)
 寒さでいつもよりも小さく閉じた菊門が、ぐぐっと押し開かれていく。

「ん、んんー…………はぁ」

 びちゃっ、と水にはねる音がして、彼女の排便は終わった。
 丸二日振りのうんちである。
 あとは放物線を描く小水が、便器の水溜りを黄色く染めていく。
 ほっと、彼女は白い息をついた。
 視線を下に降ろすと、黒々とした、見事な一本の大便が蛇のように横たわっていた。
(でかっ。久しぶりにいいの出た……。けど人の家のトイレ借りてうんちするのって、なんか変な緊張と言うか……罪悪感があるなぁ)
 丁寧におしりとアソコを拭いて、下着とジーンズを履きなおす。
 ――と。
 
89H:2012/01/21(土) 00:18:03.54 ID:CNcF9zXp


 
「……あ、ダメだよお父さん。今使用中」
「ん、そうなのか。なら後で」
「ごめん。あのね、次私が予約してるから……」
「えっ。 ……じゃあしょうがない。食後の運動ついでに公園まで歩いてくるよ」
「ごめんね」


(……ちょっとタイミングまずかったか)
 背後の扉越しに聞こえてきたのは、廊下でやり取りする薫と彼女の父の声だった。
 少々気まずい。
 その父の足音が聞こえなくなるのを待ってから、まもりは水を流して手を洗い、トイレを出た。
「……なんか、ごめん」
「別に、しょうがないよ。それより時間は大丈夫?」
「うん、十分。それに私は応援の方だし」
 ジャケットを着ながら、まもりは笑った。 
「それじゃ、行くね。またメールするから」
「うん、私も。今年はもっと会えるといいね」
 再びの玄関先で、二人は手を振り、そして別れた。

(うう、寒っ!)
 道に出ると、頬に当たる風が痛いくらい冷たい。
 体に突き刺さるような寒気に笑顔も一瞬で消えてしまう。
(……そういや薫のお父さん、公園まで歩くとか言ってたな……こんな寒いのに……)
 一昨日の雪が僅かに残る歩道を、ジャケットの襟を押えながら歩く。
 今日は晴れているからまだマシだが、悪いことをしたと思う。

 しかし、もちろん彼女が、あの会話の意味に気付くことはなかった。

90H:2012/01/21(土) 00:19:18.75 ID:CNcF9zXp





「……さてと。私も」
 友人を見送った後の、静けさの戻った玄関。
 両手を腰に仁王立ちする薫の顔にも、同じく笑みは無かった。
 これから、ひとつ仕事をしなくてはならない。
「早く出さなきゃ。今日の分」
 彼女は何かの覚悟を決めた表情で、ぱしっと自分のおなかを叩いた。
 そしてその大きな曲線に沿ってゆっくりと撫でる。
 ゆるいセーターだとあまり目立たなかったが、彼女のおなかは本来のウエストの数倍にまで膨らみ、そして内側からの圧力で
ぱんぱんに張っていた。
 さっきの昼食のせい……だけではない。
 昨日から一日かけて腸内に溜まり続けた、大量の大便のせいである。

 ――重要な仕事。
 それは毎日腸内に溜り続ける大量の便を、安全に排泄するということ。
 暴発させないように、コントロールすることだ。
 彼女は何故か、実際食べた量の数倍以上の大便を毎日排泄してしまうという、特異体質の持ち主なのである。
 

「あ〜あ、いつもこうだと助かるんだけどな〜……」
 ……しかしながら、いつもと違い今日の彼女には余裕があった。
 一言でいうと軽い。
 クリスマスに始まる年末年始のごちそうとお餅のフルコースとで、普段よりも更に腸内がぎゅうぎゅう詰めになっているにもかかわらず、
重たいおなかを抱えながらも、やれやれ、といったくらいの様子で廊下を歩いている。
 少なくとも、不意打ちを心配する必要が無いからだった。
 いつもの――学校に通っている時のように、すさまじい便意が時と場所を選ばず突然襲ってくることがない。
(ん〜。最後のお餅……あれが効いたかな)
 白い息と一緒に漏れたのは、小さなげっぷだ。
 ついつい調子に乗って食べ過ぎてしまった。
 大好きな味を心行くまで堪能してご満悦の彼女だが、ずしっと下半身にのしかかってくる重さと息苦しさは結構辛い。
 これで丸一日分、全く排泄せずに大便をおなかに溜め込んでいることになる。
(けど、ほんとに不思議。何が違うんだろ?)
 疑問のため息をつきながら、薫はトイレに入った。
 ここ最近、普通なら一日に少なくとも五〜六回あるはずの便意が、全然やってこない。
 ……いわゆる、便秘状態である。
91H:2012/01/21(土) 00:20:13.69 ID:CNcF9zXp

 どうも学校に行かないと緊張感が薄れるのか、長期休みに入ると度々便秘を起こすようになったのである。
 この兆候は去年の夏休みからあり、最初の時はあまり気にせず自然に任せたのだが……結果、全く出ないまま三日分も腹に溜めてしまい、
ほとんど臨月の妊婦のような姿になってしまった。
 そうなる前に、出してしまわなければならない。
 出過ぎるのも問題だが、それが出なくなるのはもっと大問題だ。


「まもりちゃんの匂い……残ってる」
 扉を閉めた密室の中、彼女の鼻を突いたのは馴染みの無い……他人の排便の名残だった。
 時間がたっていないので、芳香剤でも消しきれない。
 やっぱり、自分のとも家族の物とも違う。
(普通の女の子のうんち。……って、どれくらいなんだろ)
 白い便器の表面に、洗浄水では取れなかった褐色の痕跡も残っていた。
 まじまじと、薫はいつも使っている便器を見つめる。
 別に出すところを見てみたいわけではないが、一回分でどれくらいの量になるのか、少しだけ気になった。
 同世代の“普通”を知ったら知ったで、ショックを受けそうな気もするが……。
 今朝方見た、初夢の内容が少し頭をよぎる。
「まぁ、いっか。人のことは」
 気を取り直して長い髪をくくると、薫は壁の物入れを開けた。
 一番目立たない最上段の隅から取ったのは、青地に白の、小さな紙箱。
 イチジク浣腸のパッケージである。
「今日もよろしく、ね」
 ピンク色のカプセルを一個つまんで、箱は元に戻した。
 使うのは20ccの小さいカプセル一個だ。
 彼女の巨大なおなかとその内容物の量に比べてあまりに小さく、頼りないように見えるが、“呼び水”に使うにはこれで十分。
 むしろこれより多いと、結局、制御不能な便意を呼び起こしてしまうので都合が悪い。
 初めて使った夏休みの時以来、実地で学んだ境界線だった。
 便秘の状態からなら最初に少量の浣腸で便意を起こさせて、その後は普通の女の子のように、力を入れて水に流せる分だけ順番に大便を
ひねり出していくことができる。
 これが、彼女の余裕の理由だった。
 もちろん浣腸を薬局で買うこと自体には、やはり抵抗があるのだが……。



92H:2012/01/21(土) 00:21:02.18 ID:CNcF9zXp


「よっと」
 薫はカプセルを足元にそっと転がすと、ジーンズと下着を完全に脱ぎ去って、物入れの中に押し込んだ。
 下半身は、靴下とスリッパだけ。
 すらりと伸びた美しい両脚に、ぷりっとした形のいいおしりが丸見えの状態だ。
 そして大きく膨らんだおなかの一部が、セーターでは隠しきれずに裾の下から覗いていた。
(あああ、寒いぃっ! せめて電気ストーブとかあったらなぁ……)
 大事なところを隠すものは何も無い。
 ほんの小さな隙間風で、つま先から頭のてっぺんまで震えが駆け上る。見るからに寒そうな格好だが、これで戦闘体制が整った。
 意を決し、薫は便器を跨いで――カプセルをもう一度手に取った。
「ん、んっ……よっと……入った」
 しゃがみ込んだ普通の和式体勢を取ると、大きなおなかが太ももにあたってバランスが悪い。
 中腰のまま、後ろから手を回してなんとかイチヂクの先端を肛門へと導いて行き――ようやく、挿入に成功する。
 そして、ほんの少しだけ時間をおいてから、ぐっと指先に力を入れた。

「ん……あっ……!」

 小さなあえぎとともに漏れた透明の液の一部が、便器の水面に落ちて波紋を描く。
 それは、ほとばしったグリセリン溶液が、眠れる氷山を揺り動かした印だった。
 握りつぶされたピンクのカプセルが、こんと小さな音を立てて床に転がる。
 ……そしてそのまま、タンクに寄りかかるようにして彼女は波が来るのを待つ。
 寒さに耐えながら、自分が乗る熱い波が来るのをひたすら待つ。
 それが見えたのは、注入からきっかり一分後だった。
(あ……あ? あ、あああ……き……来たぁっ……!)
 タンクに体を預けるのをやめ、薫は大きくしゃがんで排便体制を取り直した。
 最初はじわじわと、途中からは一気に、便意の波が腸内を覆っていく。
 人工的に引き起こされた便意で、肛門が押し開かれていく。
 それはあたかも、危険なレベルになる前に意図的に雪原を爆破する、人工雪崩のようだった。
(よーし……まだよ……まだ頑張らなきゃ……)
 左右の補助手すりにつかまって、やや後ろよりになる体を支えながら、深呼吸を一回。
 グリセリンが硬い便秘便の先端からじわじわと浸透し、直腸の壁を刺激し、眠っていた彼女の腸とその内容物を揺り動かしていく。
 たった20ccでも、普段全く薬を使わない薫の身体に、イチヂク浣腸の効力は絶大だった。
 あとは歯を食いしばり、十分に便意が高まるまで――ギリギリのタイミングを見極める。
(もうちょっと……もうちょっと……!)

 ぷっ ぷびゅっ……!

 ぽたぽたと、薄い茶色に染まったグリセリン溶液が漏れ始めた。
 そして、閉めようとする脳の命令に反して肛門が開きかけた、そのとき――
(んっ く……! も、もう出る…出る……うんち……出るぅっ!)



93H:2012/01/21(土) 00:24:50.05 ID:CNcF9zXp




「……あれ、地震? ……じゃないか。なんだろ、今の」
 駅前に向かう道の途中。
 まもりは、妙な地響きが後ろのほうであったような気がして振り返った。
 ――もちろん、何も無かった。

 
 
 

「んあああああっ……!」
 狭いトイレの中に、悲鳴にも似た喘ぎが響く。
 両手がふさがっていては、異常な刺激に歪む口元を押えることもできなかった。
 悲鳴と一緒に、盛大な音を立てながら肛門から飛び出た大便……直径、5〜7センチくらいはあるのではないだろうか。
 肛門が開いたその瞬間から僅か数秒で、その物体は白い便器を覆いつくしてしまった。
 落ちたそばから次々に新しい便が折り重なって山を成した、彼女の、今年最初の脱糞。
 雪のように真っ白な彼女の肌と、同じく白の便器との対比でそう見えるのか、茶色というより、ほとんど真っ黒に近い。
 便秘便特有のごつごつした表面には、グリセリンと混じった腸粘液が、ねっとりとまとわりついていた。
 その山盛りの大便から、強烈な臭気を含んだ湯気が立ち上っていく……。
(ふ、ふぅぅ…… い、一回目……)
 便秘とは言えわずか一日溜めただけで、この熟成具合である。
 小刻みに息をして、極太排便の衝撃にくらくらする頭をどうにか支えながら、薫は右手を手すりから離してタンクのレバーを捻った。
94H:2012/01/21(土) 00:25:30.45 ID:CNcF9zXp

(……よし、二回目行こう)
 水音が響く。
 溢れるかどうかの瀬戸際で、どうにか大便の山は排水口の彼方へと飲み込まれていった。
 安堵のため息を一つ、薫は両手で手すりをちからいっぱい握り締め、再びおなかに力を入れる。
 むしろ、ここからが本番だ。
「ふっ……! んん、んんんっ……!」
 浣腸の刺激で排出されたのは、ほんの先端部分でしかない。
 歯を食いしばり、彼女は、今度は腹筋に力を込めて残りの便を押し出しに掛かった。
 両手両足で体を支え、下というよりやや前の方に向かっておしりを突き出し、いきむ姿はさながら分娩の光景のようだ。
 ぴったりと閉じた、清楚な割れ目のすぐ下で……再び肛門が盛り上がり、大きく口を開けていく。
「んんっ…! んんんっ!」
 苦悶の表情と共に、次に控えていた分の大便が、さっきよりもゆっくりとしたスピードで排出されていく。
 太さはほとんど変わらない。
 が、硬い先端はとりあえず終わり、今度はチョコレートクリームのような柔らかめの便がうねうねと産まれ落ち、また幾重にも
折り重なって大便の山を作る。
 そしてまた便器がいっぱいになりかけたところで止めて、洗浄。
 同じように大量の便が吸い込まれていった。
(さ、三回目っ……)
 太い大便が肛門を通り抜ける度に、その刺激で下半身が震える。
 タンクに洗浄水が溜まる時間を見計らいながら、おなかに力を入れたり緩めたり……まるで間欠泉か、もしくは工場の生産ラインのように、
大量排便と洗浄のサイクルが一定時間ごとに繰り返される。
 そのたびに、僅かずつ彼女のおなかも小さくなっていく。
 少しだけの浣腸で便意を起こした後は、普通の女の子のように力をこめて大便をひねり出していく。
 狙い通りだ。ただ……

「じゅ、十四回目…… はあぁ……」
 体重を支える両腕と両足が、小刻みに震えだしていた。
 回数を重ねるごとに、彼女の顔にも疲労の色が濃く表れていく。
 普段、五〜六回かけて出している一日分の大便を、たった一回の排便で全部出してしまおうとしているのだ。これだけ力んで捻り出しても、
まだまだ腸内の容量は残っている。
95H:2012/01/21(土) 00:26:15.69 ID:CNcF9zXp

 むしろ手間取っている内に、後から食べた分も順番に腸へ降りてきているので、減りながら増えていると言ったほうがいいかもしれない。
 過去に、三日間溜めっぱなしにした大便を出したこともあるにはあるが……。
 その時は30ccのイチジク四個をいっぺんに注入し、公園のマンホールに直接またがって、文字通り滝のように一気に流しつくした。
 今いるのは家の水洗便所だ。
 一回一回、流せる量を見極めて排便しなければならないのがもどかしい。
 それにいつも通りであれば力を“せき止める”方に使うが、便秘の今は逆に押し出すことになり、普段より腹筋に余計な力が要る。
 マヨネーズか、ケチャップ……いや、マスタードが近いだろうか。
 チューブ入りの調味料を両手で力いっぱい握って、小さな口から中身をちょっとずつ搾り出す。そんなイメージだ。

 いつものように、津波のような便意を必死で押し留めながら、タンクに水が溜まるのを待って少しずつ出すか。
 それとも並べたバケツに一度全部出した後、ちょっとずつそのうんちを処分するか。 
 この二択に比べれば、自分でコントロールできる今のほうがいいとは思うのだが……やはり痛し痒しだ。
 ちなみに、時間が経つとやはり慣れてくるのか、休みが始まって十日ほどもするとまた突発性の便意が襲ってくるので
全く油断はできないのだった。


(あぁ、もう……寒いし疲れる……)
 はぁはぁと、大きく肩で息をする。
 既にかなりの量を出したものの、まだウエストは完全には元に戻っていなかった。
 小休止を入れないと、持たない。
 十九回目の排便サイクルの途中で、薫はゆっくり立ち上がって膝を伸ばした。
「あと三回くらい、かな……」
 立ったまま、セーターとシャツを胸の下までぐいっとめくりあげて現状を確認した。
 まだ若干ぽっこり膨らんでいるように見えるが、しかしトイレに入る前と比べれば、ほとんど別人だ。
 大量の便でぱんぱんになっていたそのおなかの出っ張り具合と言ったら、これまた立派な彼女のおっぱいにもう少しで並ぼうかと言うほど
だったのだが、今はすっかりスリムになっている。
 排便するそばから流しているので、どのくらい出たのかはっきりわからないが、最低でもいつものバケツ四杯分は確実に行っているだろう。
 しかも、食べ過ぎのせいなのか出しても出しても一向に細くならないので、途中で止めるのも肛門が擦り切れそうだ。
 便器をまたぐ彼女の足もとでは、いま産み終えたばかりの茶色い塊から、やはり白い湯気がその匂いと一緒にもうもうと立ち上ってきていた。
96H:2012/01/21(土) 00:28:12.68 ID:CNcF9zXp


 しかし、大人と子供と言うか、スライムとキングスライムというか……。
 “普通の”と言われたまもりが、便器を覆い尽くすこの大便の山を見たとしたら、完全に言葉を失ったに違いない。
 いや、むしろ当然と納得するだろうか。


(……頑張ろう。あと少し)
 ひざの痛みに耐えながら、インターバルを終えて彼女は再び排便体勢を取った。
 膝と、腰……それから極太の便で擦られ続けるおしりの穴も痛い。
 今が真冬でなければ、あの神社の汲み取りトイレまで行っていたと思う。
 近い内にこのトイレを新しくするとかいう話を両親がしていたが、その時は絶対に、自分の要望を聞いてもらおう。
 そんなことを考えながら、彼女は残りの便を順番に処理していった。
(やっぱり疲れる、これ……)
 暖房の無い、冷たいタイル張りの部屋の中で頑張っていたにもかかわらず、彼女の額にはうっすらと汗が滲んでいた。
 心拍も早い。今ので軽いジョギングくらいのエネルギーを消費したのではないだろうか。
 しかしながら、いつものときのような、爽快感が足りない気がする。
 なんと表現すれば良いか……“物足りない”というわけではないのだが。

(疲れたし、寒いし……)







「……おしるこ食べたいな」
 
 ようやく全部をしぼり切り、トイレットペーパーでおしりを拭く。
 そして最後の洗浄レバーをひねりながら、彼女は、ぽつりとつぶやいたのだった。
 




97H:2012/01/21(土) 00:29:32.11 ID:CNcF9zXp

 以上です。
 薫ちゃんの新春初うんこでした。
“食べすぎで超絶便意に襲われて爆発的噴出”を期待してたら、ごめんなさい。


 時間がないと言いつつ、それにしても書ける時と書けない時の落差がひどい。
 こういう、前後のしがらみがあまりない文章は割と早く書けるんですけどね……。 
 ではまた。
98名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 00:32:43.52 ID:UozmtH2b
今回も果てしなくGJ
しかし大量娘ももう7作目か…
99名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 05:51:36.44 ID:21/wfgt9
最高やわ(^_•)b
次もお願いします。
100名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 09:42:53.22 ID:Gf/shhmx
一家揃ってヒュージな家族だったのか
お父さんまずトイレ改築してあげて!
タンク式は水が溜まるまで連続使用できないのよ
101名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 22:50:52.47 ID:l8sXYmvx
一家そろってじゃないでしょさすがに。
薫ちゃんが使うと長いの分かってるお父さんが外へ出たってことじゃないかな
102名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 03:54:05.19 ID:l7b2TTIm
ありがとうございます!
毎回、本当に素晴らしいですね

二人の量の差は、大人と子供なんてもんじゃなくて
ゾウの糞と子犬の糞ぐらいの差があるんじゃないでしょうか

薫ちゃんの家は一戸建てなんだと思いますが、これがもしマンションだったら
マンションの浄化槽だけが、どれぐらい違うかの真実を知っていることになりますね
103名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 10:41:52.55 ID:ii39Fxyq
薫ちゃんは食った数倍出す
両親は普通といっても、そりゃ食った相応に出すわけで
お父さんは勘弁だがお母さんのトイレ描写フラグきたか・・・!

家族は体質のことを知ってるんだろうか
知ってるような会話だが、産まれたころからそうだったのかな
証拠として薫ちゃんのおむつ姿のアルバムおねがいします
104H:2012/01/22(日) 11:06:55.13 ID:OZMji0D0
>>101
そう言う事です。
両親は、まだ世間で言うところの「大食い」の範疇内ですよ。
食べる方も出す方も、薫に比べたら常識的です。
おせちが高層化していったのは、薫の大量体質が現れたころから徐々に。

トイレの改築とか親の事とか、あといつごろからそうなったとかはWでちょろっと書いてるんですけど、一応母親の方は体質の事を知ってます。
父は、「異常に娘のトイレが長い」のと「なぜか何回も流しまくる」ことは知っていても、流石に思春期を迎えた娘にトイレの事で
あれこれ言うのもはばかれるので……「あれだけ食うんだからしょうがない」くらいで、黙って母に任せている状態ですね。
もともと仕事であまり家にいませんし。

最近は浄化槽より下水道直結の方が増えてるみたいですけど……もし大型の分譲マンションだったら元から数百人分は
想定してますから、定期メンテナンスの業者が多少いぶかしむ程度の影響で済むんじゃないでしょうか?



あとは、大学で第二の大量少女を出すかどうか真剣に迷ってます。
105名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 21:56:17.98 ID:OVnV9QoE
第二の大量少女・・・
出てくるとして、薫ちゃんとの対比がどうなるかで物凄く悩みそうっすね
性格とか、大量体質に対する本人の認識とか色々
106名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 19:24:09.59 ID:yZUgOPmk
>大量体質に対する本人の認識

大量体質を誇りに思っているとかだったらすごいなと妄想
107名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 23:38:58.69 ID:20wOZU5Z
江戸時代の農村とかだったら豊穣の女神様に祭り上げられるだろうな
108名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 20:50:19.12 ID:WHsaeTHg
書いてる途中のうんこSSを同僚の女の子に見られたっぽい
死にたい
109名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 11:00:32.54 ID:afaA6OAp
その同僚の女の子を引きずり込め!!!
こういう世界がある事を教えてやれよ
110名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 11:05:11.13 ID:JaGkZsqq
むしろ仕事場で何をしてるんだお前は

関係無いけど、好きな妄想駄文垂れ流しでもいいんだよね?って予防線を張ってみる。まだ書いてないけど
111名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 15:54:38.05 ID:BySKcscA
>>110
美少女がウンコ大量垂れ流しとな

おう書け書けい。
どんな変化球作品だろうと受け入れてやるぜまかせろ
112名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 21:02:10.31 ID:1Exnk1Px
>>110
妄想直球どんと来い
多少読み難かろうがどうとでも脳内保管できる

113名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 22:24:28.88 ID:T0rm4Cf5
待ち遠しいなぁ
でも一週間書き込みないと寂しいな
ここって年齢制限とかあるか?
あ、未成年のかそっちの方の
114 ◆loliscavmU :2012/02/13(月) 01:48:32.29 ID:WaaToF40
何か書きたいとは思っていても、難しいのですよー
今度何かの記念で1本書きたいです
115名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 05:58:40.75 ID:Jq5rcMJO
もうすぐ、女の子が勇気を振り絞って茶色いアレを差し出すイベントが来るじゃないか
116H:2012/02/14(火) 23:36:29.93 ID:0gjeBJrG
園芸店の続きです。


残念ですが時間切れです。
14日に工場編残り全部投下できるようにと考えてたんですが、また途中で切れます。申し訳ない。
117H:2012/02/14(火) 23:37:35.39 ID:0gjeBJrG



「ほり……寺川さん、どこ行ったか知りませんか」
「えーと、あの子か。 レストハウスじゃないの? 入江が連れてくの見たけど。てか、お前営業会議はどうしたん」
「いきなり社長が急用で出て行ってお開きですよ。……レストハウスなんですけど、見に行ったけど居ないんですよ。入江さんは
そこにいるとか言ってましたけど」
「じゃあ知らんなぁ……もう一回電話で聞いてみたら?」
「出ないんですよ。家に送ってかなきゃならんのに……」

 並んだ事務机の上に乱雑に物が置かれた、肥料工場の事務所の一角。
 珍しく、やや冷静さを失った様子の浅見がそこにいた。






「やっぱり、ニオイ……きついですね」
「作ってるのがアレだからねー……こればっかりは、我慢してもらうしかないし」

 その浅見のあずかり知らぬところで、作業着姿の長い金髪の女性――入江は、客人の少女と一緒に、人気のない廊下を並んで歩いていた。
 緑色の塗料が塗られた床に、何種類もの白いラインが走る、工場建屋の管理通路だ。
 工場の中だけあって幅は広いが、天井は低い。
 壁の向こうからは、工場の機械や換気設備のものだろう、ごちゃごちゃした重低音が響いてきていた。
「大きい工場なのに、誰もいないんですね」
 長袖のシャツに膝下のスカート姿の、その少女――美緒は、今歩いてきた一本道の廊下を振り返りながら尋ねた。
 淡い色のスカートが、ほどよく日焼けした脚によく映えている。
 瞳のきれいな、さわやかな印象の少女である。
「ああ。さっきもちょっと言ったけど、裏部門は半分隔離されてるのよ。女の子が、他の職員と顔会わせないようにね。
今は女の子が来てるから、ここは通らないでって放送流してあるの」
 そして美緒の問いに応えた入江は、なにやら白い大きな袋を乗せた台車を押していた。
 歩きながらその台車から片手を離して、彼女は、白いペンキで塗られた壁を指さす。
「ゆいちゃんの横、そっちの壁の向こうは、今も何人かで作業してるわ」
 背も高く、長袖の作業着の下、腕の筋肉も女性にしてはかなり逞しい。
 女だてらに彼女はこの工場の第二生産部……通称、裏部門の責任者を任されている人物である。
 であると同時に、提供者の女の子たちの、「原料確認動画」のカメラマンでもあった。
 今二人が向かっているのは、その動画を撮影するための区画である。
 本来は予定から削除されるはずだったのだが……美緒のたっての希望で、通例通り彼女の、開封時の動画を撮ることになった。
 浅見の心配を全く知らず、彼女は入江に導かれるまま工場の――この業界の最深部へと、歩を進めつつあった。

118H:2012/02/14(火) 23:38:07.68 ID:0gjeBJrG

「じゃあ、そこね。ちょっと開けてくれるかな」
「あ、はい」
 人気のない廊下をしばらく歩くと、右手に灰色の大きな扉が見えてきた。
 その前まで来ると、入江は足を止めて、台車を90度右に転回させた。
 代わって前に出た美緒が、扉の引き棒を握って戸板をスライドさせる。
「ありがとね」
 言いながら、入江は台車を押してその部屋の中に入る。
 美緒が続いて入り、扉を閉めようとすると――。
「あ、ごめん。待って」
 閉まる寸前、何かに気付いた入江が、扉の隙間から廊下に手を伸ばした。
「どうしたんですか?」
「いや、ちょっとね。注意書き」
 彼女が扉の外側に張り付けたのは、

“撮影中 入室厳禁”

 のマグネットプレートだった。
「入江です、入りました」
《――はい。了解です》
 扉脇の内線電話で、入江はどこかと連絡を取る。
 工場の管理室だろうか。
 そして、鍵をかけられたその部屋――「第1特別工程室」は密室になる。
 

「ここで、ですか」
「そう。初期材料処理工程……最初に瓶をあけて、専用の容器に移し替える所」
 学校の教室より少し大きいくらいの広さだろうか。
 壁際にはいくつかの大きな機械、そして部屋の真ん中には理科室のようなテーブルが二つ並べられていて、よれよれになった大学ノートや
書類の束がその上に散乱していた。
 緊張の面持ちと、そして珍しいものへの興味が半分ずつ混じったような表情で、美緒はその部屋のあちこちに視線を巡らせる。
 緑色のペンキが塗られた床と白い壁は廊下と同じだ。
 だが天井は高く、外側の壁にはガラス窓も大きく取ってあり、さっきのまでのような圧迫感は無い。
 もちろん、窓のブラインドは目隠しのためきっちり締めてあるが。
 しかし特に何も無い、学校の廊下のようだった廊下とは打って変わって、部屋の中は「工場らしい」雑多な、良く分らない機械が
いくつも壁に沿って並べられている。
 それらを繋ぐ細い銀色の配管が、大きな壁を縦横無尽に巡っていた。
119H:2012/02/14(火) 23:38:42.27 ID:0gjeBJrG

「ここの機械を使って、肥料を作るんですね」
「まぁね。でも、どういう想像してたかは知らないけど、有機肥料って、本当は機械で作るようなものじゃないのよ」
「え、そうなんですか」
 作業着を腕まくりしながら、入江が応えた。
 長袖では分からなかったが、顔に似合わない、かなり逞しい腕だ。
「えーと、そうね……。この窓の向こう、見える? あっちの屋根の下で、パワーショベルで黒い山をかき混ぜてるでしょ」
 入江は窓に近づくと、指先で、締めたブラインのフィンを少し曲げて見せた。
 そして指さした方向、建物の外に、美緒は目をこらす。
 曲げたブラインドの隙間、ガラス窓の向こうに見えるのは屋外の……今いる建物の隣のスペースだ。
「あれって……?」
 車で来るときに見えた田園風景は、そこには無かった。
 さっきの駐車場と同じくらいの広いコンクリート舗装の上に鉄骨の柱と、平たい大きな屋根がかけられている。
 その下で、何人かの作業員が動き回っているのが見えた。
 屋根の下は人の背の高さくらいのブロック塀が建てられ、櫛のように、何本も袖壁が伸びて、細かい区画に分けられている。
 上から見ると、いわゆる“魚の骨”の形が何列も並んでいるような感じだ。
 その区画の一つ一つに、黒っぽい、腐葉土のようなものが山と積まれていて――そこを黄色いパワーショベルが行ったり来たりして、
黒い山をショベルでかき混ぜていた。

「見えますけど。農園で使う土か何かですか? あれって」
「違うよ。あの黒い山一つ一つが、作りかけの有機肥料なの。運んできた牛とか鶏の糞を、大きな機械にかけて他の色々な材料と混ぜたら、
後はああやって……外に積んで、自然に発酵していくのを待つの。作るのは人間じゃなくて、細菌の仕事。私らがやるのは、天気と
気温の変化を見て、時々かき混ぜるだけなんだ」
「……知らなかった。お店で売ってる有機肥料って、そんな風に作られてたんですね。意外とシンプル……」
「まぁね。実際は糞の貯蔵、一次、二次、三次発酵って段階があって、タイミング計りながら微妙な調整しなきゃいけないから、
言うほど簡単じゃないけどね。異常気象とかで温度管理しくじって、途中で使い物にならなくなったりとかね」
「そうなんですか……。ってことは、あっちがその、表の方なんですか」
「うん。そういうこと」
 入江と同じ作業着と長靴姿で、屋外の貯蔵ヤードをあちこち動き回るスタッフを美緒はしばし眺める。
 あのサイトで売られている“普通”な方の肥料――学校での園芸活動や、母親がやっているガーデニングで使っている有機肥料が
こうして作られていると言うのを、彼女は初めて知った。
「こっちの、工場の建物でやってるのは工程の最初と最後だけ……機械で原料混ぜるのと、発酵が終わったやつを袋詰めして
出荷できるようにするとか、そういう仕事」
 入江の声を聞きながら、純粋に感心した様子で、美緒は外の仕事の様子を眺める。
 両手を腰に、彼女の背に立つ入江はどこか得意げだった。
 その様子は何と言うか、社会科見学の子供とガイドのようだ。
 ……ある意味、それで正しいのではあるが。

120H:2012/02/14(火) 23:39:20.29 ID:0gjeBJrG


「それと……おおっぴらにできない、裏の方の仕事ね。中でやるのは」
「女の子のうんち集めてる方、ですね……」
「うん。そっちは1ロットの量が少ないし、他の人のが混ざっちゃいけないし、この部屋にある、その……鍋みたいのが乗っかってる
機械の上で作業するの」
 腰に手を当てたまま、入江はくるっと後ろを向く。
 つられて美緒も、視線を設置されている機材の一つに向けた。
「……ホントだ。ステンレスのお鍋みたい」
 雰囲気の似たものをあげるなら、レストランの厨房にあるような寸胴が近いだろうか。
 両サイドに持ち手が付いていて、簡単な蓋がその上にかぶせられている。
 だが実際は厨房の鍋や、例の瓶よりもかなり大きい。
 ローラーが並んだ、回転寿司のレーンを巨大にしたようなラインが部屋の壁際に走っていて、その上に容器がいくつか置かれていた。
 今は、機械は全て止まっているようだが、ラインは壁を貫いて隣の部屋まで延びている。
 その台の上で容器を移動させながら作業するのだろう。
 なんとなく、美緒は大きな鍋が並んだ小学校の給食室を思い出した。
「それに隣のは……なんだろ。攪拌器? ホイップクリームの……」
 ラインに沿って設置された機械の中の一つに、美緒は目を留めた。
 銀色のモーターボックスとスイッチ類の基盤から伸びたアームの先に、どこか見覚えのあるアタッチメントが取り付けられている。
 自分が知っている物よりも遥かに巨大で、全く場違いだが――お菓子作りに使う、電動の攪拌器みたいだと思った。
「あはは、正解。あれ攪拌器なのよ。お菓子じゃなくて、アレ用だけどね」
「えっ」
「裏の方ではね。あのおっきな鍋みたいのに女の子のうんち入れて、しばらく寝かせて、そのあと肥料の材料入れて……あれでかき混ぜるの。
空気を入れて、細菌が良く働くようにね」

 彼女の中の、お菓子作りのイメージが崩れる。
 言うんじゃなかったと思ったときにはもう遅い。
 何の気なしの言葉で、美緒は正解を出してしまった。

121H:2012/02/14(火) 23:40:36.40 ID:0gjeBJrG


 ――もちろん実際には、作業はもっと細かい。
 各提供者の大便を一人ずつ別のなべに入れて、まずは寄生虫除去などの前処理を行った後、植物性副材料――おがくずなどを混合する。
 適度に混ざったら発酵を促すため、なべをライン上で滑らせるようにして、繋がった隣の保管庫に移動させる。
 そして適度な室温を保ちながら、一月〜二月ほど放置。
 発酵の過程で長期間に渡ってかなりの高温をとガスを発するので、容器の取り扱いと換気には注意を要する。
 様子を見ながら、時々かき混ぜて空気を入れる。
 その際は保管庫からまたライン上を滑らせてこの作業室に戻し、例の攪拌器を使うことになる。
 その一次発酵が終わる時期になると、次にまた米糠、微生物培養液などの副材料を混合し、また保管庫に戻してしばらく放置。
 それを更に繰り返し、三次発酵も最後の段階に来ると、細菌の働きで、もう大便の姿形は殆どなくなって、土のようになってくる。
 副材料の混合で量も元の大便より増え、匂いも、園芸店で売っている肥料に近づいていく。
 最終的な仕上がりは熟練作業員の目と鼻と指先で確かめつつ、出来上がったものから袋詰め・パッケージングされて、出荷準備完了となる。
 これを、瓶が各提供者から回収されて送られてくる度にスケジュールを組んで行うのである。
 余談だが、提供者名の「取り違え」は即廃棄につながりかねないので、なべの保管とそのスケジュール管理は非常に重要である。
 顧客のたっての希望で複数の女性のをブレンドしたりすることもあるのだが、それは例外的な事例だ。



「――バレンタインとかの特別な日だとね、その日に採れたやつだけを別に小さな瓶で回収して、ものすごい少量で発酵させた、レア肥料
作ることもあるんだけどねー。よく売れるのよこれも」
 入江の顔は実に楽しげだ。
 固まる美緒を尻目に、彼女の講義は続く。
「あと、こっちの方の製造過程で大切なのが、うんちのなかに含まれてる重金属の分離ね」
「じゅ、重金属!?」
「うん。人間てのは食物連鎖の頂点だからねー。個人差あるけど、ちょっと入ってるのよ。肥料として使うためには、それを分離機にかけて
取り除かないといけないの。研究じゃないから、そこまで正確なデータは取ってないけど」
「ああ、そう言えば何かで習ったような……」
 美緒は社会の授業を思い出した。
 魚介類の例が教科書に載っていたような気がする。
 生物濃縮と言ったか……社会科の、環境の授業の内容だ。
 まさかこんな所で自分が直接関係することになるとは、思いもよらなかったが。

「牧場の牛や、鶏とかと違って、人間ってホントに色んなものを食べるでしょ? 好き嫌いもあるし……。だから肥料にするための微妙な調整は、
その人の食事のレポート見ながら、見た目とか匂いで判断して、勘でやるの。その技術を持ってるのは、私のほかはこの工場で二人だけ。
ちょっとすごいでしょ」
「はぁ……」
 ということはつまり、世界で三人だけということなのだろうか。
 確かにすごいとは思うが、何と言うか、反応しにくい。

122H:2012/02/14(火) 23:41:48.47 ID:0gjeBJrG

「ちなみに、あの瓶いっぱいが、ちょうど作業しやすい量になってるの。でも、オーダーメイドって言うのとはなんか違うけど……
一人ひとり出すものに合わせるのって、結構大変なのよ。一人分のうんちが、ここへ来てから肥料になるまで、最低半年かかるしね」
「そんなに時間かかるんですか!?」
「さっきも言ったよね。作るのは人間じゃなくて細菌だって。そいつら滅茶苦茶マイペースだから。こっちが色々手助けして、
発酵が進むのを早めて、それでも半年。こんな最低な仕事だけど、本当に手間暇かかってるんだ。だから普通の人じゃ、なかなか勤まらない。
……匂いも、体に染み付くし」
「そ、それは本当に大変ですね……」
 非常に特殊な経歴を持っているとは言え、入江も女性である。
 男ならいいという話でもないが、“うんこの匂いをなんとかして誤魔化す”という苦労は美緒自身もこの二ヶ月間の溜める過程で
嫌というほど味わっている。 
 美緒は入江の苦労を察し、肩を落とした。

 ……ついでに言うと、今二人がいるこの作業室の空気も、換気設備があるとは言え結構なレベルで大便の臭いに汚染されている。
 入口から工場内の長い廊下を歩くことによって徐々に慣らしたおかげでそこまで気にならないが、もし何も知らない人間が、
清浄な空気の外からいきなりこの部屋に入ったなら、かなり息が詰まるに違いない。
 だが元凶は、例の瓶ではない。
 それは作業用ラインで繋がった、正にすぐ隣の部屋、第一保管庫に存在している。
 二人がいる場所からは見えないが、壁の向こう側では、生産初期の材料を詰めたステンレスの容器が数十個、スチールの専用ラックに
並べられて鎮座していた。
 その中では回収された女の子の大便と副材料の混合物が、高温を発しながら全力で発酵中であり――それら一つ一つが、排泄されてから
約二ヶ月の熟成期間を経て、生半可な言葉では言い表せない程のすさまじい臭気と熱気を放っていた。
 耐性の無い普通の人間が入ったなら、ガスマスク無しでは五秒と持たないだろう。
 ハエですら逃げ出すと言っても過言ではない。
 大型の換気装置を常に動かしていても、そこから浸透してくる臭気を完全に消すことはできないのだった。
 うっかり深く吸い込んだら気絶してしまうほどの強烈な匂いと発酵の熱気、そして奇妙な銀色の容器がずらっと整列した
異様な空間故に、裏部門関係者の間でここは“腐海”や“バイオ”といった俗称が半ば定着している。
 まだ肥料と呼べない原材料――数十人のうら若い女性が数ヶ月かけてひねり出して溜めた、大量の大便。
 そこから溢れるエネルギーがその空間には満ちていた。
 美緒の分も、これからその列に加わることになる。

「……あと、作業中の記録写真も日付入りの黒板付けて撮らなきゃいけないんだけど……見たことある? 長時間の作業だと、
みんなガスマスク付けてやってるのよ。うんこくさいとか言うのを超えて、ホントに健康に悪いから。表の仕事みたいに外でやれたら、
こんなこと無いんだけどね……」
「大変ですね……」
 最後の方はもう、ただの仕事のグチになっていた。
 美緒も、さっきと同じ言葉しか出てこない。
123H:2012/02/14(火) 23:42:28.74 ID:0gjeBJrG




「ごめん。なんか変な空気になっちゃったね。それじゃあ、そろそろ……しよっか?」
「え?」
 その一言に、美緒はドキッとした。
 最後のため息を境に入江の声の雰囲気が変わり、忘れていた緊張が戻る。
 鼓動が、また段々と早くなっていく。
「工場見学とレクチャーは、とりあえずこれくらいにして。……そっちにカメラ置いてあるでしょ。そこ立ってくれるかな」
「……あ、はい」
 入江が指さした先は、機械の並んだ部屋の一角だった。
 三脚に据えられたカメラが一つ置いてある。
 カメラと言っても本格的な撮影用のものではなく、小さなハンディカムだ。撮る動画の内容を考えれば、その程度で十分なのだろう。
 そこだけ床の色が周りと違っていて、横の壁にも配管があまりない。その代わり反射板や照明機が、同じく三脚や、天井から吊り下げられている。
 願書の証明写真を撮るときのような、町の写真屋さんの小さなスタジオのようだと美緒は思った。
「殺風景な場所でごめんね。じゃあ、これの脇に立って、こっち向いてて」
「わかりました」
 そう。別に、証明写真を撮るようなものだ。
 いつもみたいに、パンツ脱いで局部を晒さないといけない訳でもない。
 美緒は指定された位置に移動すると、緊張を胸の底に押さえ込んで、はっきりと返事をした。 
「……よっ、と」
 そこへ、入江が例の瓶が入った白い袋をかかえて持ってくる。そしていかにも重たそうに、ゆっくりと美緒の側に下ろした。
 瓶を置く時の、ごとっ、という鈍い音がその中身の密度を物語る。
「ごめんなさい。重いですよね」
「いいのよ〜。それだけいっぱい、ゆいちゃんが頑張った証拠だからね。いいうんち、たくさん出してくれてホントありがとね」

 ……分かっていて言うのだろうか、この人は。
 恥ずかしさに、美緒は真っ赤になりながら沈黙する。
 浅見からそういうセクハラを受けるのはいい加減多少慣れてきていたが、同じ女性に笑顔で言われると、どうしていいか分からない。
 そんな美緒の様子に、入江はさらに楽しそうな顔で、袋の上から瓶の側面をとんとんと叩いた。
「いい音だわ〜、良く詰まってる。中を見るのが楽しみね、これは」
「スイカじゃないんですから……! 撮るなら早く撮りましょうよ」
「うーん、緊張をほぐしてあげようと思ったんだけど。ところでゆいちゃんは見た? 他の人の、開封の動画」
「……ああ、はい。ありますよ、一個だけですけど」
「じゃあ何するかは分かってるよね?」
「ええと、カメラに、瓶の底のプロフィールの紙を見せます。そのあと小さなバキュームカーみたいなやつで中身吸い出すんですよね。
途中、質問に答えたりしながら」
「おっけー。質問の他に時々、プラカードとかで指示出したりもするから、なるべくちゃんと答えてね」
「はい」
 ひょっとして、他にもパターンがあるのだろうか。
 こんなことならもっと他の人の動画も見て予習しておけばよかったと、美緒は少し後悔した。
 そして、ようやく撮影が始まる。
124H:2012/02/14(火) 23:43:45.65 ID:0gjeBJrG



「――はい、今日はみなさんお待ちかね、期待の新人寺川ゆいちゃんが、初めての開封に来てくれました。これから瓶を開けて、
二ヶ月間の成果を見せてもらいます。こんにちは、ゆいちゃん」


「よ、よろしくお願いします」



 背筋はまっすぐ、両手を腰の後ろに。
 緊張の面持ちで、美緒はレンズを見据える(もちろん編集で目線を入れるが)。
 そして彼女の隣、傍らにちょこんと置かれた白い袋が、入江の構えたカメラの、小さな液晶画面に映っていた。
「……じゃ、袋から出してくれる?」
 本体の、“REC”のランプが消えた。
 画面を覗き込みながら、そこまで喋ったところで、入江はいったん間を空ける。
「なるべくゆっくり丁寧に、もったいぶる感じでね」
「は、はい」
 すぐに撮影再開。
 入江の手信号で指示を受けながら、美緒は瓶の横、コンクリートの床にしゃがみこむ。
(もったいぶる、って言われてもな〜……)
 具体的にどうしたらいいのかあんまり分からないが、とりあえず瓶を袋の上から右手で撫でてみた。
 白い布地の上からでも、ほんのり暖かい。
 若干ながら、便の発酵が始まっている証拠だ。
 ちなみにこの袋、小学校六年の家庭科で、被服実習の練習として美緒が作ったものである。
 他に隠す適当なものが無かったから押入れにあったこれを利用したのだが、全く用途を考えず適当に作ったものが、五年も経ってから
こんなことで日の目を見ることになるとは。
 少々複雑な心境だった。
(なんて言うか……ごめん)
 そして自分が作った袋に謝りながら、口を結んでいた青い紐を解いていく。
 入江のカメラは近づいて、その紐が絡む細い指先をアップで追っていた。
「えと、じゃあ、出しますね」
 きつく縛られていた口を大きく開けると、灰色の樹脂製のふたが見えた。この瓶の蓋は完全に密封されているので、閉めている限り
中身の匂いが漏れることはない。
 もっとも、漏れていたとしてもこの部屋の中では全く分からないだろうが。
 そして、子供の服を脱がせるような手つきで、美緒はその袋を下へとずり下げていった。

125H:2012/02/14(火) 23:46:36.89 ID:0gjeBJrG

(やっぱり恥ずかしい……)
 真横からの、カメラのレンズ越しの視線を感じる。
 段々と袋の中身が姿を現すにつれ、自分の顔が熱くなっていくのを美緒は感じていた。
 大きな瓶いっぱいに溜め込んだ、二か月分の自分の大便……そしてそれをカメラに収めているのは、いくら関係者とは言え、
今日初対面の相手である。
 まるで、自分の服を脱いでいくかのように、鼓動が激しくなっていく。

「……はい。わかりますか〜? ゆいちゃんが二か月間トイレに行かず、部屋で頑張ってうんちしてくれた成果です。
凄いですね。正に圧巻です」

 ついに袋は下までおろされ、入江がカメラに向けて――大勢の、この動画の視聴者向けて、言った。
 覚悟はしていたつもりだったが、その一言で美緒の心拍と体温が更に上昇する。
 瓶から少し離れ、しゃがみこんだ両脚を、彼女はもどかしそうにこすり合わせる。
 カメラの前から外れた今は、ただ下を向いて羞恥に耐えるだけだ。
(がまん、がまん……)
 念仏のように心の中で唱える彼女の前で、瓶の中身の全容がカメラの前に明らかになっていく。
 現れたのは……包んでいた袋の、純白の布地からは全く想像できない、禍々しい内容物だった。
 透明の、アクリル製の円筒にぎっしりと……全く隙間無く詰め込まれた美緒の大便。
 硬いもの、柔らかいもの、全てがぎゅうぎゅうに押し込まれて、一分の隙間も無い。
 また貯蔵された大便といっても、古い民家に残っているような汲み取り便所の肥溜めとも、様相は全く違っていた。
 要するに、混ざっていないのである。
 美緒の肛門から排泄されたときのまま積み上がった、おしっこも水も一切混ざっていない、100%の純粋な、少女の大便。
 色も単純な茶色ではない。
 それは産んだ美緒自身でさえ、目を背けたくなるほどの……。

「じゃあちょっと、周りをぐるっと見てみましょうか」

(えっ!?)
 その一言に、驚いた美緒は顔を上げた。
 瓶の周りをゆっくり回るようにして、入江は至近距離で撮影を始めたのだ。
 想定外だった。

126H:2012/02/14(火) 23:47:54.62 ID:0gjeBJrG


(な、なんで? そんなの全然、撮ってなかったのに……)
 “予習”で見た動画では、瓶は少し写しただけで、すぐ次のシーンに入っていた。
 だが今は撮影中、勝手に声は出せない。
 これが初めての撮影だからか?
 それとも特別な理由が?
 疑問と緊張、恥ずかしさが混ぜこぜになったまま、美緒は黙って入江を見ていた。

「記録によるとうんちの生産期間は二ヶ月と四日、合計排便回数は六十回。途中三回分、どうしても我慢できずに、学校のトイレに
流してしまったそうです。残念ですね。でも真面目なゆいちゃんは朝昼晩、毎食きちんと好き嫌い無く、いろんな物を、
いっぱい食べてくれていました。だから、うんちもとてもいい色をしていますね」

(ああもう……そんなことまで言わなくても……)
 そして美緒は、邪魔にならないように瓶から少し下がったところでしゃがんでいた。
 もちろんその顔は、風呂でのぼせたかのようにまっかっかである。
 入江が言葉を発するたび、頭の奥のほうで変な電気みたいなものが走る。
 それは嫌悪感とも、単純な“恥ずかしさ”とも違っていた。

「ちょっと硬めの黒っぽいの、柔らかそうな黄色っぽいの……同じうんちの茶色でも、これだけバリエーション豊かなのは、
見ていて楽しいですね。未消化物がほとんどないのも健康な証拠で……あ、珍しい。形が残ってるのがありますね。何でしょう、
コーンとかじゃないですね」

 まるで地層のように、下から順に積み上がる便の表面の様子をじっくりと撮りながら……入江は浅見から受け取ったレポートの内容を
織り交ぜつつ、視聴者に向けて途切れることなく喋っている。
 腰を低くして横移動しながら、口も動かしつつハンディカムを向け続ける。
 そのほとんどカメラをぶれさせない体捌きは流石といっていいかもしれない。
「……」
 そして自分の排泄物を詳細に解説されるという、未体験の羞恥に美緒はもだえる。
 こんなので本当にお客――男は喜ぶのだろうか?
 それとも女の子を恥ずかしがらせるのが面白いのだろうか。
 やっぱりわからないと彼女は思った。

127H:2012/02/14(火) 23:48:35.53 ID:0gjeBJrG


 ――わからないと言ったら、匂いがわからない状態で、普通の人間が何の説明も無しにこれを見せられたら、不気味だとは思っても
大便の塊だとはなかなか気づかないのではないだろうか。
 変った種類の味噌か何かが、瓶に詰まっていると勘違いする人も中にはいるかもしれない。
 そのくらい世間の常識から逸脱した、異質な物体がそこにあった。
 どれ一つ同じもののない、様々な茶色が積みあがった、独特な紋様だ。
うんこでできた地層のようだと美緒は評したが、自然界で強いて似たものを挙げるとするなら、巨大なスズメバチの巣の見た目に
通じるものがあるかもしれない。
 もっとも、スズメバチの巣のように、そのグラデーションが美しいと感じることなど絶対に無いだろうが……。
(……あれ?)
 と、今まで斜め上から見下ろすようにしてカメラを向けていた入江の体勢が変わった。
 瓶の周りを回るように移動しながら、美緒とは真ん中に瓶をはさんで向こう側、ちょうど彼女の正面に来そうなあたりで、急にカメラを
超ローアングルに切り替えたのだ。
 床にこすりそうなほどの位置で、カメラの液晶画面を斜めにして、自分は上からそれを見ながら。

(これって、つまり……そういうことなんだろうなぁ……)

 あらかさまに、カメラでこっちのスカートの中を覗こうとしている。
 ……としか思えなかった。
 いわゆる、売り上げ増のためのサービスカットが欲しいということなのだろう。
 流石にそれくらいは、自分にも理解できる。
(別にいいけど……。そういうの、するんだったら最初に断ってほしかったな……)
 胸の中で、ため息を一つ。
 ここまで来ると、美緒もパンチラくらいでは大して動じなくなっていた。
 逆に、熱くなっていた頭が少し冷えたくらいである。
 しょうがない。ここは協力しよう。
 念のため、見られても大丈夫な「ちょっと良い下着」を穿いておいてよかった。
 どこか覚めたような表情で、彼女はゆっくりと、カメラに向かってしゃがんだ両脚を横に拡げて――
128H:2012/02/14(火) 23:51:09.27 ID:0gjeBJrG


「こらっ! いいのよそんなことしなくて!」
「えっ」
「ぱんつ見えちゃったじゃないの! 今のは見えないように、角度狙って撮ってたのに」
 急に入江が大きな声を上げた。
 だが、なぜ叱られたのか分からない。
「……見えた方が、いいんじゃないんですか? 男の人的には」
 美緒はきょとんとした顔を入江に向ける。
 すると入江はカメラを置き、諭すような顔で言った。
「見えない方が、いい事もあるのよ? いくらモデルがゆいちゃんでも、おまんこまで全部丸見えの脱糞動画ばっかり見てたら、
客の男も感覚がマヒしてくるからね……。だからこういう機会に撮る動画は心機一転しないと。穿いてるかはいてないか、
大事な所が見えるか見えないかギリギリのラインで、ひらひらのスカートと太ももの曲線美の、きわどい境界線で男の心を
もう一度掴むのよ。さわやかに、女子高生らしく」
「……あの、言ってる意味が全然分からないんですけど」
「別に分からなくても大丈夫よ。でもせっかく、かわいいスカート着てくれてるんだしね。ゆいちゃん、陸上やってるんだっけ。
脚も腰も、ホントひきしまっててきれいだし……普通は、この組み合わせだけでも男は勃起しちゃうよ?」
「ぼっき……って、脚で!?」
「ゆいちゃんのスタイルとこのお肌なら余裕よ。 ……これ以上は話が脱線するから今はおいとくけど。とにかく、撮りなおし、いいわね?」
「は、はい」



(……て言うか、おまんこって何?)

 “勃起”は流石に知っているが、こちらは初めて聞く単語だった。
 入江に聞いたらヤブヘビになりそうな気がしたので、口には出さなかったが。
 今度ネットで調べてみようか。
「そう、もうちょっと右足前に……ん、そんな感じ。じゃ、ちょっと戻って取り直すから」
「はい」

 やや釈然としないものを抱えつつ、美緒は指示に従う。
 カメラマン兼演出・監督の入江の厳しいダメ出しを更に何度か受けながら、瓶を開ける気配の無いまま、開封確認動画の撮影は続くのだった。




129H:2012/02/14(火) 23:58:22.24 ID:0gjeBJrG

以上。
消化不良ですが、なんとか急いでに残りを仕上げます。

……バレンタインと言えば、西嶋さんの話、随分長い事書いてないな〜。
最初の話書いたのはもう3年も前なんですね。
130名無しさん@ピンキー:2012/02/15(水) 10:28:35.49 ID:109+YtJA
GJ!
我々の業界では最高のバレンタインです
131名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 12:14:22.46 ID:XrBknyL4
GJ
132名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:55:50.56 ID:hJj9e4Ry
期末課題
便秘少女における下腹とガスの観察実習

要旨
便秘の少女を観察し、その状態を調べる

実験目的
人間、特に少女は時折便秘になる。本稿における便秘とは、三日以上排便がない状態が
1年以上にわたって定期的に発生し、かつ対象の少女がそのことに不快感を覚えている状況であると定義する。
こうした便秘の症状としては、下腹の張り、放屁、肌荒れ、排便の困難などが報告されている(Hmbalt.Dm 1988)。
こういった症状が便秘少女に本当に存在するのか、するとすれば、その程度はどのくらいなのかを調べることで
便秘少女に関する理解を深め、よりスムーズな排便を促すことができると考えた。
133名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:56:43.17 ID:hJj9e4Ry
今回、重度の便秘少女10名を用いて、便秘の日数とこれらの従属変数との間にどのような相関があるかを調べた。
実験を行うにあたって、検体には都内の中学と高校の便秘少女のうちから無作為に抽出したものを用いた。

実験方法
慢性便秘の女子中高生を無作為に10人抽出し、まず摘便と高圧浣腸を用いて腸内を空にした。
実験開始時の便秘日数に違いが見られたためである。この時点で最大で一ヶ月排便を行っていないものもいた。
特に便秘が酷かったもののうち、一名の肛門からは意識を失うレベルの強い腐敗臭がしたため、そのサンプルの浣腸処置のみ別室でおこなった。
処置後、摘便棒を用いて腸内が空であることを確認した。
肌荒れや腸内ガスの条件をそろえるため、野菜のみからなる食事を一週間室温で与え、健康状態の違いによる誤差をコントロールした。
一週間後、検体を2人ずつ5つのグループに分け、グループAからEとラベリングした。
グループAはコントロール群として、研究者からの一切の干渉を行わなかった。
グループBは毎朝下腹部を30分ずつマッサージし、ガスを実験者が吸引した。
グループCは少量の下痢止めを食事に混入した。
グループDは肛門に中型の栓をし、物理的に排泄をとめた。
グループEは、B、C、Dの処置をすべて同時に行った。
134名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:57:58.94 ID:hJj9e4Ry
それぞれについて、室温25℃、湿度70%の環境下に置き、栄養バランスの悪い肉料理などを食べさせた上で
毎朝と毎晩、下腹部の張りと便秘日数、ガスの噴出量と臭いの関係などを調べた。
二週間後、自力排便を求めたが、いずれのサンプルも不可能であった。
この際、涙を流しながらお腹をマッサージするという特有の行動様式を取る個体も見られたが、結果は便秘のままであった。
そこで、それぞれの群に対し催眠術による記憶消去を行った後、自宅に放流した。
135名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:58:34.98 ID:hJj9e4Ry
結果
排便回数に関して
A-1 xxoxxox xooxxox
A-2 xxxxoxo xxoxxxo
B-1 oxxoxox ooxooox
B-2 ooxoxoo oooxoxx
C-1 xxoxxxx xxoxxxx
C-2 oxxxxxx xxxxxxx
D-1 xxxxxxx
D-2 xxxxxxx
E-1 xxxxxxx
E-2 xxxxxxx
平均排便回数は、グループAから、2.25/week,4.00/week,1.50/week,0/week,0/weekであった。
なお、一週間の計測の後、グループD、Eの少女群は自力の排便が不可能であったため
組にして摘便を行わせ健康にしてから自然界に放流した。今後の計測が不可能であると思われたためである。
グループAと比較した際、明確にグループBでの排便効率の向上が見られた
これは、Pokkoly Maughm(1981)が行った下腹部指圧実験の結果を裏付けるものである。
136名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:59:12.46 ID:hJj9e4Ry
また、A、B群と比較した際のC群での排便効率の悪さも注目に値する。
C群の二人が強気であったことから、これは、強気な少女の排便は薬によって
コントロールされるとしたBen Deney(2003)の仮説によって証明できるのではないかと考えられる。
Ben(2003)は、強気な少女20人に対して10日間に及び下痢止めを投与し、
弱気な少女に投与した場合との反応の差を調べている。それによると、強気な少女のほうが有意に排泄回数の減少が見られ
またそれにともなって強い苛立ちが観察されたという。苛立ちは便秘を誘発するというHal(1977)の研究成果を踏まえると
強気な少女は排便ができないという状況に苛立ちを感じやすいことから、さらに便秘が長引くということが言えそうである。
137名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 10:59:45.22 ID:hJj9e4Ry
下腹部の張りに関して
グループA 75pok
グループB 42pok
グループC 86pok
グループD 98pok
グループE 83pok

実験の結果、グループBの少女の下腹部の張りは、有意に他グループの少女よりも少なかった。特に、もっとも張りがみられた
グループDの少女群と比べたときには、その差は平均して56 pokにも及んだ。グループAとBの差は平均して34pokなので、これは
グループDに施した処置によるものだと考えられる。張りがガスによるものであるとすると、栓によってガスの放出が抑えられ
内部の気圧が高まったせいで、こうした張りが生じたと考えられる。最も張りが少なかった検体B-1と、最も張りがあった検体D-2を比べたときに
は、その差は71pokであった。検体D-1はこの実験中、たびたび腹痛を訴えたため、鎮静剤を投与されている。
138名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 11:00:22.73 ID:hJj9e4Ry
放屁量と匂いに関して
放屁量に関しては、グループDとEにおいて、明確な減少が見られた。これは、栓による影響だと考えられる。
下腹部の張りが大きい検体において、特に激しい放屁量の減少が見られたことから、
放屁量と下腹部の張りには負の相関関係があると考えられる。
匂いに関しては、B群以外のすべてに関して、殺傷能力をもつガス物質の製造が確認された。
この研究中に、研究員が一名入院していることがその証拠となる。これは、便秘少女の兵器転用へ可能性を開くものである。
特に強い腐敗臭が感じられた少女に関して、理由を問いただした研究員は強い敵意を向けられた。この理由として
便秘中の少女が苛立ちを感じていることがあげられそうだ。

考察
便秘の少女に関して、下腹部の張り、ガスの放出、便秘日数と排便効率の関係を調べた。
肛門に栓をした群で、特に、下腹部の張りに著しい増加が見られた。
下腹部の張りとガスの放出量には負の相関が存在した。これは、栓が排便を不可能にするということだ。
また、そもそも便秘の少女が便を溜め込みがちであるということも示された。
便を溜め込んだ少女は苛立ちがちになり、従順さを喪失する傾向がみられたが、便秘日数や慢性度に比例して
その生成するガス量が増加した面は興味深い。これは、便秘少女について理解する一助になるだろう。
139名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 11:00:53.02 ID:hJj9e4Ry
参考文献
Hmbalt.Dm, 1988, 放屁と便秘, Tokyo: Poop pooless
Hmbalt.DM, 1976, constipated era, London: cute toilet
Pokkoly. Maughm, 1981, Pushing the stomach, Paris: Constipational Art magazine
Ben. Deney, 2003, control about constipations
Hal Wonak, 1977, Girls and poops
Benza. D. kbalt, 1992, the attractive costipation, New york: toilet jounal
140名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 11:35:51.41 ID:hJj9e4Ry
形式とかめちゃめちゃですいません><
とにかく便秘に関する何かが書きたかった・・・
141名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 19:39:38.07 ID:birhVeHd
いやokok
gj
142名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:19:40.59 ID:aYKD1jVn
うん
こういうのもあっていいと思う
143名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 00:10:22.00 ID:YRIeo+FE
その検体にされた少女目線のSSもひとつ頼む
144名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 13:57:03.19 ID:vIdLSgrP
>>141
>>142
ありがとうございます。
排泄のシーンもなくて、とにかく便秘の話だけ続けるスタイルが許されるのかいまだに自信は無いです
しかもSSというか淡々としたこういうの。これ自分は興奮するんですけど、みんなしますか?

>>143
それは書きたかったんですよね・・・これ自体が何かの外伝っぽいのでw
ちょっと描写の時間と気力がなくて。どなたか書いてくださるとすごく嬉しいです・・・ごめんなさい
145T:2012/03/01(木) 14:23:56.97 ID:ax0Q44ik
最近排泄系があるオナクラで働き始めました!

まだこの、プレイはやったことありませんが、
お客さんが私を指名してくれてこのプレイを選んだらやることになるので、
その前に少しお伺いしたいです。

みなさんはどのような排泄をしたら嬉しいですか?
どのような排泄プレイが好きですか?
146T:2012/03/01(木) 14:24:39.80 ID:ax0Q44ik
最近排泄系があるオナクラで働き始めました!

まだこの、プレイはやったことありませんが、
お客さんが私を指名してくれてこのプレイを選んだらやることになるので、
その前に少しお伺いしたいです。

みなさんはどのような排泄をしたら嬉しいですか?
どのような排泄プレイが好きですか?

147T:2012/03/01(木) 14:27:18.98 ID:ax0Q44ik
あれ、二度同じもの投稿してしまいました!

すみません!
148名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 23:12:47.64 ID:Z+s+mfVQ
>>147
プレイレポをここに書き込めば助言できるかもしれません
149紳士x:2012/03/02(金) 13:39:48.10 ID:Aii9biIN
 おはつです。
 いつも面白く、拝見しております。
 今宵は、こんな小話をひとつ。

「…
 自宅までの道のりを、これほど遠いと感じたことはなかった。
 ランドセルを背負った少女は、ひどい内股のまま家路を急いでいる。
(おなかいたい、おなかいたい)
 圧倒的な何かが押し寄せてくる尻の穴を、必死に引き絞っている少女。
 その脳裏には、トイレに駆け込んだ自分の姿しか映っていない。
「あっ……!」

 ぷっ、ぷぴっ、ぶぴぴ!!

「い、いやっ、まだ……!」
 わずかに緩んだ隙を突いて、濁った空気が尻の穴から漏れ出した。
「まだ、でちゃ、だめっ……!」
 足を止めた少女は、両手を尻の穴に押し当て、体を震わせながら必死に堪える。

 ぷぴっ、ぷっ、ぷぅぅ〜。

「う、ううっ、うぅ〜!」
 絶望的な表情を浮かべながら、奥歯をかみ締めて、中身が溢れるのを我慢する。
 傍から見れば、尻に手を当てて体を震わせている少女の姿は、滑稽なものであった。
(トイレ、トイレ、トイレ!)
 脇目も振らず、両手で尻を押さえながら、少女は再び駆ける。
 尻の間から溢れる空気には、少しずつ水気が混じっている。
(もれるっ、もれちゃうっ……!!)
 もう、猶予はなかった。
「ま、まにあっ……」
 家に着いた。少女は心底、安堵した。
「!?」
 家には着いたのだ。しかし、鍵が開いていなかった。
「そ、そんな……ん、あっ!」
 生じた一瞬の気の緩み。
 それが、致命的だった。
150紳士x:2012/03/02(金) 13:41:03.39 ID:Aii9biIN
 ぶぉっ!!


「あっ、い、いやぁっ…!」
 引き締めていたはずの尻の穴が大きく開いて、ひときわ大きな爆音を発てた。
 それが、全ての始まりであり、結末であった。

 ぶりっ、ぶりぶりぶりっ!!

「だ、だめっ……もう、だめっ……!」
 立て続けに放たれた爆音。
 一気に駆け下ってきた質量のあるものが、そのまま少女の尻の穴から飛び出した。

 ぶちゅっ、ぶちゅぶちゅぶちゅっ!

「んあっ……あぁぁ……!」
 柔らかく、それでいて、圧倒的な存在感が尻と下着の間を埋め尽くす。
 開かなかった玄関のドアに上体をもたれかけ、尻を突き出した格好のままで、少女は体を震わせた。
「うっ、うぅぅぅ……」

 ぶりゅっ、ぶりゅぶりゅっ、ぶびっ、ぶびびっ……

「も、もうちょっと……だったのにぃ……」
 もうあとひと月ばかりで、ランドセルから卒業するはずだった。
 真新しい、少し大きな制服を着て、違う学校へ登校するはずだった。
 そんな少女が、うんこを漏らしてしまったのだ。
「でちゃった……がまん、できなかった……」
 まるで幼女のように、トイレのある場所まで我慢することができず。
 下着の中にそのまま、うんこを漏らしてしまったのだった。

 数分後。
 尻と下着の間に、大量の汚塊をみっしりと詰め込んだ滑稽な格好のまま、少女はようやく鍵を取り出して、扉を開いた。
 そして、鼻を啜りながら、ひどいがに股で家の中に入っていった。
 静かに閉まった扉の向こうで…。
 少女は何を思いながら、後始末をしたのだろうか。

 ……』

 失礼いたしました。
 m(__)m
 
151名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 15:34:41.49 ID:O4Byk3ha
gj
152名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 18:00:10.95 ID:/JNHLTn4
ぐっじょーぶ
153H:2012/03/03(土) 22:33:07.38 ID:j2Flh4A7

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 22:03:30.21 ID:WfmcSK1F0

プリクラは本体に画像残るんだぞ〜
機種にもよるが、
大抵は最新20枚くらい(店員は)自由に観覧できるし、プリントアウトできる

うちは出禁になったり、
問題起こす客のプリクラプリントアウトしてスタッフノートに貼ってる
たまにおっぱ○出したりフェ○してるプリクラとか、むっちゃ可愛い子とかのは休憩室に貼られて話のネタにされるから注意しとけ〜

(昔エロプリや可愛い子のプリクラ溜めて勝手にプリ帳作ってたスタッフもいた)

ネットに出回る流出プリクラはほとんどこれだからな!!







154H:2012/03/03(土) 22:33:51.66 ID:j2Flh4A7



 由姫「えっ」
 いつき「まぁ、知ってましたけどね」



 関谷「……ちょっと頭痛薬買ってくる」
 絵美里「大丈夫だってば。あそこって客の入れ替わりが凄い早いし、見られる前に消えてるって。
      あ、薬局行くならついでにいつもの買ってきてくれない? 減ってきたから」



155H:2012/03/03(土) 22:35:03.50 ID:j2Flh4A7

 以上、小ネタ投下でした。
 こういう投下って有りなんでしょうか。
 SSでもなんでもないですが、以前の書いた話の再利用で息抜きを一つ。

 プリクラの中でお漏らしぱんつ交換しながらキスしてた由姫たちと、逆駅弁スタイルでカメラの前に身体持ち上げられて、
性器くぱぁしながら極太うんこもりもりの西嶋さん。
 由姫たちは下半身映ってませんが、どっちも、チェックされてたら完璧アウトですね……。
 逆に西嶋さんのレベルまで行くと、変態過ぎて店員も見なかったことにするかも?


156名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:20:23.05 ID:gLMUqRPy
葉月さおり
157紳士x:2012/03/05(月) 17:30:53.09 ID:gwgv67OG
>>151
>>152
 GJいただきました。ありがとうございました。m(__)m
 それでは懲りもせず、今宵はこんな小話をひとつ。

『...

「う、あうっ、も、もうだめぇっ!」

 ぶちゃぁっ、びちゃびちゃっ、ぶばぁぁぁ!!

「うぅぅぅ……ひぅっ……くうっ……」
 どうしても、我慢できなかったんです。
 私が今、してしまったことは、立派な犯罪とわかっていながら…。

 ぶりぶりっ、ぶびっ、ぶりぶばぶばぁっ!

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
 どうしても、どうしても、外でするしかなかったんです。
 トイレまで、とてもいけなかったんです。

 ぶぴっ、ぶぴっ、ぶぅぅっ…

 バス停から降りた私は、そのまま人目のつかない茂みに分け入り…。
 駆け下ってきたものを留めることもできないまま…。
 外で、ウンチを、してしまったんです…。


 
 

 



158紳士x:2012/03/05(月) 17:31:48.19 ID:gwgv67OG

 その予感があったのは、バスに乗って空いていた席に腰を下ろした瞬間でした。
 お腹の奥底から、まるで滲んでくるような苦しみが起こり、それはどんどんと下っていきました。
 最初のうちは、私が降りる予定の、駅前のバス停まで我慢できると思いました。
 そのまま駅のトイレを使えばいいと、そう思っていました。
 でも、それは甘い考えでした。
 数分もしないうちに、お腹の苦しみは激しさを増し、冷や汗が体中から吹き出てきました。
 お尻の穴に力を入れて、中身が出てこないようにしていましたが、目的地までもつかどうか、自信が持てませんでした。
 やがてお腹は、くぐもった悲鳴をあげるようになりました。
 それにあわせ、高まった圧力によって、お尻の穴が今にも開いてしまいそうになりました。
 当然、そんなことになれば私はおしまいです。
 県下でも指折りのお嬢様学校である女学院の、生徒会長を務める身でありながら、公共の場で粗相をするなど…。
 女の身としても、そんなことになってしまったらもう生きていけません。
「知ってる? あの子、バスの中でウンチを漏らしたんだって!」
「高校生にもなって、ウンチをおもらしするなんて、なんてはしたない人なのかしら!」
 後ろ指をさされ、侮辱される姿が目に見えます。
 私は背筋を伸ばし、お尻に力を込めて、必死に耐えました。
159紳士x:2012/03/05(月) 17:32:52.39 ID:gwgv67OG

 トイレにたどり着き、思うままに全てを開放している姿を思い浮かべながら、私は堪えていました。
 バスの窓から見える景色は、とてものどかな田園風景です。
 トイレのあるような施設など、目に付きません。
 お腹の悲鳴はさらに高まり、周囲に気づかれないか不安でたまりませんでした。
 それ以上に、何かの拍子にお尻の穴が開いてしまわないか、細心の注意をこめて、耐えていました。
 でも、限界は来ました。

 ぷすっ、ぷしゅっ!

 不意に、お尻の穴が空気を漏らしました。
 力を入れているはずなのに、肛門が少し開いてしまったのです。
 それほどに、お腹の苦しみはひどいものになっていたのです。

 ぷすっ、ぷすすっ、ぷぅぅ〜。

 体を震わせ、必死に力をこめても、空気が漏れていくのを止められません。
 私は、両手をお尻の下にもぐらせて、開きかけている穴を押さえました。
 布越しに湿った感じがして、背筋が怖気立ちました。
 もしかしたら、少し、漏らしてしまったのかもしれないと…。
「ねえ、なんかにおわない?」
 後ろの座席に座る女生徒がそんなことを言いました。
「そう? わたし今、鼻かぜをひいているからわからないわね」
「ひどいにおいよ…多分、誰か…」
 その先の言葉は、聞けませんでした。
 今すぐにでも、停止のボタンを押したい気分になりました。
 けれど、それをすればはっきりわかってしまうでしょう。
「あぁ、今の子なんじゃない?」
「こんなところで降りるなんて、よっぽど我慢できなかったんだね」
「それにしても、ほんとひどい匂いだったわ。漏らしたんじゃないの?」
「いやねぇ」
 そんなことを言われるのが目に見えていました。
 だから私は、必死にお尻を押さえて、空気が漏れてしまうのを我慢していました。
 もちろん、空気以外のものが出てしまうのも…。
160紳士x:2012/03/05(月) 17:34:04.20 ID:gwgv67OG

 数分経った時でした。

 ぶぶっ、ぶびっ、ぶびびっ!

 私は、周囲にはっきりと聞こえるぐらいの音を出してしまいました。
 ざわめきが、後ろの座席から生まれます。
 もう、どうしようもありませんでした。私は、すぐに停止のボタンを押しました。
 幸い、バス停はすぐ近くだったので、それほど待つこともなくバスは止まりました。

 ぶぅぅっ! 

「す、すみません! すみません!!」
 立ち上がった時、力加減を誤ってしまい、私は大きな音をお尻から出してしまいました。
 それ以上に、今にも中身が出てしまいそうで、私は腰を引いた滑稽な格好で、バスの降り口へ急ぎました。
「あ、ありがとうございました……!?」

 ぶりぶりぶりっ!

 小銭を探そうとしたとき、また、お尻から大きな音を漏らしてしまいました。
 運転手の方が、驚いたような表情をしていました。
 私は、500円玉を無造作に料金箱に叩きいれると、脇目も振らずにバスから降りました。
 中にいた人たちは、多分、わかっていたでしょう。
 私が、どうしてこんな人気も何もない場所で降りてしまったのかを…。
161紳士x:2012/03/05(月) 17:36:08.51 ID:gwgv67OG

 その後、茂みの中に身を潜ませて、下着を引きおろし、私はあらん限りの力をこめて、排泄を始めました。
 我慢していたものが、一気にお尻の穴から飛び出して、はしたない音を挙げました。
 私は外で、排泄行為を始めてしまったのです。ウンチを、出してしまったのです。
 私がしていることは、上品な言葉を使えば「お花摘み」です。品のない言葉を使えば「野糞」です。
 花も恥らう女学生のするものではありません。分別のある女性がするものではありません。
 それはわかっています。わかっていたんです。
 でも、我慢できなかったんです。
 もう、漏らしてしまいそうだったんです。
 だから、私は、こうやって茂みの中でお尻を丸出しにして、
 はしたない音を立てながら、ウンチをするしかできなかったんです。
 誰も来ないことを願いました。誰にも見られないことを願いました。
 本当に情けなくて、恥ずかしくて…。
 私は涙をにじませながら、お尻に力を込めて、排泄を続けるしかありませんでした。


 …』


 所要1時間で書きました。その分、推敲が足りなかったかも。
 お粗末でございました。
 m(__)m


 
162名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 20:31:09.69 ID:ZH9pbKgJ
GJ!
腸の苦しさから解放される安堵や排泄自体の快感に目覚めちゃう心理描写もあるとよかったな
ひとしきりスッキリしたあとに、また我に返って自己嫌悪に陥ったり証拠品の隠滅に悩むのも悪くない
163紳士x:2012/03/06(火) 12:02:27.99 ID:/bd6uZpC
>>162
 GJいただきました。ありがとうございます。m(__)m
 また、そのネタをいただきました。
 以下の小話は、その後のエピソードでございます。


『…

 ぶりゅっ、ぶぴっ、ぶびぶびぶばぁっ!
 
「はぁ、はぁっ、はぁっ!」
 ポンプのようなもので空気を押し出されているように、私のお尻から濁った空気が出ていました。

 ぶりぶりっ、ぶっ、ぶぅぅぅっ!

「はぁうっ……!」
 耐え切れず、茂みの中で始めてしまった排泄です。
 トイレのように四方を壁で囲まれておらず、風を感じる場所でこのようなことをしている…。
 
 ぶすっ、ぶぶっ、ぶびっ、ぶびびっ…

「ふぐぅっ、う、うぅっ……」
 あまりの情けなさと頼りなさに、私の嗚咽は止まりませんでした。

164紳士x:2012/03/06(火) 12:07:50.83 ID:/bd6uZpC

 ぷぷっ、ぷすっ、ぷっ、ぷぅっ…… 

「………」
 やがて、お腹の苦しみは治まり、お尻から溢れるものも止まりました。
「ふぅぅ……」
 今まで味わったことのない、開放感がありました。
 すべてが終わったその一瞬だけ、私は心からの安堵を覚えました。
 それは、必死になって我慢していたウンチを、トイレで存分に排泄できた時の達成感と、同じものでした。
 でも、ここはトイレではありません。人目もあるかもしれない、外なのです。
「は、はやく、後始末をしないと……」
 苦しみがなくなり、少しだけ冷静になった私は、しゃがみこむときに、慌てて引きおろした下着を見ました。
 膝の間で間延びしている布地の、お尻の当たる部分には、茶色の何かがついていました。
「ああ、やっぱり……」
 バスの中で、私は少しだけ漏らしてしまっていたのです。下品な言い方をすれば、ちびっていたのです。
 降りる直前、運転手の方を驚かせるほどの放屁をしてしまったとき、勢いあまって中身も少し出てしまったのでしょう。
 あまりにも情けないことでした。
「う……」
 私は、お尻の下に視線を向けました。
 お尻から一直線に、黄土色の泥のようなもので道ができていました。
 かなり後ろのほうにまで、出してしまったものが飛んでいました。
 そして、お尻の真下は、沼地といっていいほどでした。
 においも、ひどいものでした…。

165紳士x:2012/03/06(火) 12:18:55.73 ID:/bd6uZpC

「ど、どうしたらいいのかしら……」
 おぞましい光景です。本当なら、すぐにでも目を背けたいくらいの…。
 しかし、このままにしておくことはできません。
「お、おしりを拭かないと……」
 私は、ポーチの中からティッシュを取り出し、まずはお尻を清めようとしました。
 べっとりと、柔らかい名残がティッシュ越しに感じ取られ、怖気立ちました。
 何度も、何度も、お尻を拭きました。
 その都度、茶色の名残が白い紙をたくさん汚しました。
「だめ…。足りない……」
 ティッシュはすぐになくなりました。まだ、汚れは残っているというのに…。
 今日に限って、予備を持っていなかったのです。いつもなら、そういうことはないというのに…。
「どうしよう」
 お尻を、完璧に綺麗にすることはできませんでした。
「あっ…」
 そして、迂闊なことに、お小水も出していたことにやっと気づきました。
 お股の間に感じる冷たい感触は、小水で濡れたそこが、風に冷えてしまったからです。
 お尻の汚れに気を取られてしまい、私はそこを拭き清めることを忘れていました。
「も、もう、どうしようもないわ!」
 仕方がないので、お尻とお股を汚したまま、清めの行為を終ることにしました。
 下着はもう、ちびりによって汚しているのです。お尻とお股が汚れたままそれを履いたところで、変わりはないと判断しました。
 もちろん、家に帰り着いてから汚した下着は捨てるつもりです。
 わずかとはいえ、おもらしをしてしまったことを、家のものに気づかれないよう、厳重に封をして…。
 私が出してしまった汚物は、使ったティッシュで覆い隠しました。
 本当なら、穴を掘って埋めたいと思ったのですが、スコップも何もありませんでしたから…。
 見るからに、誰かがここでウンチをしてしまったことがわかる有様でした。
 私は、明日が雨であることを願いました。この痕跡を、洗い流してくれるようにと。
「ふぅ……」
 全てを終えて、私は立ち上がりました。下着を引き上げて、そのまま身に着けました。
「あ、う……」
 お尻とお股に残る湿った感覚は、気持ちのいいものではありませんでした。
 特に、小水の雫にまみれたお股が下着に張りつく感覚は、耐え難いものでした。
「うぅっ」
 ぶるり、と私の背筋が震えました。
 ウンチの汚れとオシッコの染みが、間違いなく下着についていることでしょう。
 とても、惨めな気持ちになりました。
 年端のいかない女児ならともかく、十七にもなって下着をこんなことで汚してしまうなんて…。

166紳士x:2012/03/06(火) 12:21:34.34 ID:/bd6uZpC

 でも…。
 とてもすっきりした気分になったのも、紛れもない事実でした。
「すごかった……」
 お腹の中で暴れていたものが、一気にお尻から出て行った瞬間を、なぜか私は思い出していました。
 我慢に我慢を重ねた後、それを排泄する瞬間の心地よさが、確かにありました。
 体中の火照りは、恥ずかしさもあるのでしょうが、それだけではないのです。
 私は間違いなく、この排泄に対して特別な意識を持ってしまったのです。
 私は、周囲を見渡しました。人気はありませんでした。
 少し離れた場所にある、バス停のポールと屋根つきの小屋だけが、目立っていました。
「………」
 バスを待つ間、私は何度も自分の排泄行為を思い出していました。
 我慢していたときの苦しみから、一気に解放された瞬間を思い出していました。
 お知りの穴を乱暴に開いて、何かが飛び出していく感覚を思い出していました。
 トイレではない場所だというのに、お尻をさらけ出して排泄してしまった自分の惨めな姿を…。
 バスの中で大きな音を発てて、下着の中に少しだけ漏らしてしまった醜態を…。
 私はなぜか、忘れることができませんでした。

167紳士x:2012/03/06(火) 12:29:03.50 ID:/bd6uZpC
 
 数日後、私はこのバス停で降りました。
 まるで何かに引き寄せられるように…。
 あの時、お花摘みをしてしまった茂みの中に、私はいました。
 当然、その時の名残はもう消え果てていて、草地は若々しい緑を萌やしていました。
 静かな風のざわめきだけが聞こえてきます。
「………」
 しかし、私の脳裏には、あの時してしまった排泄行為の一部始終が生々しく蘇ります。
 風の中に混じって、声がささやきかけてきます。
「また、あのときみたいに……」
 吐息とともに漏れた呟きには、熱気がこもっていました。
「して……みたい……」
 私は、躊躇いと恥じらいを同時に感じながら、それでも…。
 下着をひき下ろして、お尻を丸出しにして、その場にしゃがみこんでいました。
「ん……く……んっ」
 茂みを揺らす風のざわめきに、情けなく濁った音が混じりました。
 草の萌える青いにおいの中に、つんとした独特の異臭が混ざりました。
「あ、あぁ……」
 あのときに感じた、とてつもない開放感。
 その開放感に浸りながら、私は…。
 私は、恍惚となっていました。


 ……』


 と、いうわけで、いただいたアイデアを参考に追加したエピソードでございました。
 お粗末で、ございました。
 m(__)m

 
168紳士x:2012/03/06(火) 13:43:45.53 ID:/bd6uZpC
 
 書き込みすぎて恐縮です。
 にもかかわらず、こんな小話を、今宵はひとつ。


『…

 お嬢様の様子がおかしくなったのは、インターチェンジに入ったすぐのことだった。
「………」
 いつものように、独り言に近い他愛のないおしゃべりを、私に向けていたお嬢様が、黙りこくってしまったのだ。
 ミラー越しに様子を伺うと、なにか、もぞもぞと足を動かしている。
(ああ、なるほど)
 私はすぐに、お嬢様の体に起こった異変を察した。
「お嬢様」
「な、なによ」
「休憩をいたしませんか?」
「!」
 お嬢様の顔には、困惑が浮かんだ。同時に、わずかながら安堵の表情もそこにあった。
 自分が置かれている状況を気づかれたのは恥ずかしいが、それを察してくれたことをうれしいと思ったのだろう。
「そ、そうね。あなたがそうしたいなら、次のPAに入ってもいいわよ」
 相変わらずの高飛車な言葉遣いに、私は心の中で苦笑を漏らす。
「それでは、次のPAで車を止めます」
「そうしてちょうだい」
 腕を組み、背すしを伸ばしているお嬢様だが、その太ももは忙しなく蠢いていた。
(次の……)
 最寄りのPAまでは、二十キロ程度である。
 何事もなければ、数分でたどり着く距離である。
 そう。
 何事も、なければ…。
 
169紳士x:2012/03/06(火) 13:45:10.16 ID:/bd6uZpC
 
「………」
 普段であれば、渋滞することなどありえない高速だ。
 もともとの交通量も、全国の平均に比べれば下位に位置しているはずなのだ。
 それなのに、である。
「これは、また」
 嘆息せざるをえなかった。
 どうやら事故による、一時の通行止めが発生したらしい。
 前を行く車のハザードランプが点滅し、後続車に注意を促していた。
 当然、私の運転する黒塗りの車も、止まることになった。
「………」
 お嬢様の顔が青ざめているのは、我慢のせいだけではないだろう。
「ど、どうなっているのよ」
「事故のようですね」
「う、動かないの?」
「この様子では、どうにもなりませんね」
「そんなっ」
 お嬢様の声に、はっきりとした焦りが混じる。
「横の道路、そこ、空いてるじゃない」
「追い越し車線に入ってしまいますよ。たぶん、すぐに詰まると思います」
 事実、追い越し車線を走る車両の流れも、緩やかなものになり、やがて渋滞が発生した。
「PAは!?」
「十数キロ先です」
「ど、どれくらいで動けるのっ!?」
「こればかりは、なんとも」
 お嬢様のおかれている状況は、はっきりと理解している。
 私は、お嬢様の焦りが伝わったように、心の中に苛立ちを覚えた。
(よりにもよって)
 この状況下での渋滞発生は、想定していなかった。
「………」
 お嬢様の体が、崩れるようにソファへ沈む。
 その華奢な手が、小さなお腹を撫でさっていた。
(まさか…)
 お嬢様が催していることは、疑いようがない。
「う、うぅ……っ!」

 ぐきゅるっ、きゅううぅぅ…

 だが、まさか、腹を下してのことだとは思わなかった。
 お嬢様は、尿意ではなく便意を催していたのである。
 それも、強烈な下痢のようだった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
 隠すことなく、あらぶる呼吸を繰り返す。
 鈍い音を立てるその腹を、何度も撫でさすって衝動を逃がそうとしている。
 下した便意を答えるお嬢様の姿は、あまりにも不憫なものであった。
 普段のお嬢様ならば、絶対に見せることのない姿であった。

170紳士x:2012/03/06(火) 13:46:52.26 ID:/bd6uZpC

 私は、幸いにしてお嬢様になつかれている。
 気難しいところのあるお嬢様が、多少、砕けた様子を見せることでもそれはわかる。
 今のように、はっきりと便意を我慢している姿など、私の前でなければ絶対に見せない醜態であったろう。
「まだ、まだ、動かないの?」
 荒い呼吸の中で、お嬢様はつぶやくように言う。
 たぶんお嬢様は、私がお嬢様の便意に気づいていることはわかっているだろう。
「ねえ、まだなのっ!?」
 だから、このような強い催促をしてくるのである。
 渋滞が発生してから20分は経過したが、距離は数キロも進んでいない。
「まだ、なのぉ……!」
 お嬢様の声は、泣き声のようだった。
「あっ……!」

 ぷすっ、ぷぷぅっ!

「や、いやっ……!」
 俯いていたお嬢様の顔が不意に起き上がると、その目がかっと見開かれた。
 異臭が車内を漂った。かなり強烈な臭いであった。
 まちがいなく、お嬢様はお腹を壊していた。
「な、なんとかしてよぉ……!」
 懇願する視線と声が、私に突き刺さる。
 お嬢様は、もう限界だ。このままでは、PAに着く前に、全てを開放してしまうだろう。
「………」
 私はひとつの解決策を、既に持っていた。
 万が一の可能性を考えて、常に携帯されているものがここにはあった。

171紳士x:2012/03/06(火) 13:53:02.81 ID:/bd6uZpC

「お嬢様」
 私は、ダッシュボードからそれを取り出すと、お嬢様にそっと差し出す。
「!?」
 その存在を、お嬢様は当然知っていた。
「こ、こんなもの、使えないわ!」
 差し出したのは、携帯トイレだ。つまり、車の中で処理をしようというのである。
「いやよ、ぜったいに、いやっ!」
 お嬢様の激しい抵抗は、当然のものだった。なにしろ、私もこの場にいるのだから。
 後部座席の窓ガラスには、スモークが貼られている。外からは絶対に、見られることはない。
「使えない、使えないわよぉ……!」
 しかし、異性である私がこの場にいる以上、お嬢様は自らの排便姿を私にさらすことになる。
 そんな事態を、簡単に受け入れられるはずがないだろう。
「うっ……!」

 ぐぎゅるっ、ぐるるるっ、ぎゅるぎゅる!

「うくっ、はぁうっ……い、いたいっ……おなか、くるしぃ……!」
 お嬢様は急性の下痢に襲われたのだ。お腹を抱えて、蹲るように体を丸めている。
 もう、猶予はないらしい。
「………」
 額に汗を浮かべ、私が差し出した携帯トイレを見つめている。
 強くかみ締めているであろう奥歯は、羞恥と苦しみによって小刻みに震えていた。
「………て」
「?」
 不意に、お嬢様の顔が深く沈んだ。
「目を瞑って! 耳もふさいで! お願いだから!!」
 正気を失ったようにまくし立てた後、私の手から携帯トイレをもぎ取る。
 やにわ、令嬢とは思えないほどの必死の形相で、透明パックを引き裂いた。
「ああっ、ああぁぁぁぁ!」
 袋を中から取り出して、座席の上にいったんそれを置く。
 そして、おもむろに自らの下着を引きおろすと、その袋の中に、小ぶりなそのお尻を突き入れた。

 ぶりぶりぶりぶりっ、ぶりゅっ、ぶりゅぶりゅぶりゅっ!!

「!」
 私が耳をふさいでいないというのに、お嬢様は排泄を始めていた。
「あ、ああぁぁ……!」
 ミラー越しに、排泄を始めたお嬢様の表情が見えてしまった。
 だらしなく口を開き、令嬢とは思えないほど呆けた表情で、お嬢様は排泄をしていた。
(い、いかん)
 つい、凝視してしまった。私はすぐに目をそらすと、耳をふさぐ仕草をして両目を閉じた。
 しかし、澄み切った聴覚はお嬢様が行っている全てを、残さず聴き取っていた。

 ぶりゅっ、ぶびっ、ぶぶっ、ぶりぶりぶりっ…

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
 濁った破裂音と、袋に何かが叩きつけられる音が同時に起こっている。
「う、うぅっ、うぐぅぅぅっ……!」
 お嬢様のうめき声が絶え間なく続き、袋に埋まった小さなお尻が震えて、袋の底が何かに叩かれるように蠢く。
 目を閉じていても、そんな光景が浮かび上がってきて、私は自分の不敬を呪った。
172紳士x:2012/03/06(火) 13:54:17.66 ID:/bd6uZpC

 数時間後、ようやく渋滞から開放された。
「………」
 お嬢様の足元には、きっちりと封をされた携帯トイレの袋がある。
 その中には、お嬢様が、その小ぶりな尻から噴出させてしまった汚物が充満している。
 しかし、袋には高い消臭効果があるらしく、車内の空気は割と清浄なものだった。
「…わかってるわよね」
 お嬢様が、その愛くるしい顔を真っ赤にしながら、ミラー越しの視線も合わせず、私に言った。
「いいこと? わかってる、わよね?」
「はい、わかっております」
 今日、見聞きしたことは絶対に他言無用であるということだ。余計なことは何も聞かず、私はただ頷いて、お嬢様を安心させる。
「ふぅっ……」
 とにもかくにも、下痢の苦しみから解放されたお嬢様は、どこかすっきりした様子で、ソファの背もたれに深くその身を預けたのだった。
「………」
 当然だが私は、今日の出来事を誰にも話すことはしない。
 しかし、おそらく忘れることもできないだろう。
 来春から高等部へ通われるお嬢様が見せた、その無様な姿を…。
 必死に排便を我慢して、それでも耐え切れずに、携帯トイレを使わざるを得なかったその有様を…。
 私は終生、忘れることがないであろう。


 ……』

 使い古された間のあるネタで恐縮です。
 お粗末で、ございました。
 m(__)m

 
173名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 23:30:19.02 ID:hcptaUG8
いいもの読ませてもらいました
174名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 23:49:34.62 ID:lHf6Q3Ag
乙でした。
175名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 18:56:31.68 ID:kKp0qx4b
いいようー
176名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 01:40:44.49 ID:2gux48G4
大変おいしゅう御座いました。
ただお嬢様の年齢を最後に明かすくらいなら
むしろ伏せたままの方が良かったのでは
177紳士x:2012/03/09(金) 11:24:43.88 ID:FrST44Qh
>>173
>>174
>>175
>>176

 皆々様、お言葉ありがとうございました。
 m(__)m

 懲りずにまた、投下できればと思っております。

 
178汚辱の宴    1/7:2012/03/10(土) 19:11:01.35 ID:I+iLiffM

奏陽子の定期連絡が途絶えたのは、昨日の夕方だ。
陽子は某国外務省直属の極秘捜査官で、マフィア絡みの犯罪を追う捜査チームの一員だった。
長い黒髪と整った顔立ちをした、美しい日本人。
チームでは主にそのルックスを活かし、名を偽った上で組織構成員との交渉役を担う。

捜査は長い時間を掛けて行われた。
陽子はその中で、何度も構成員と肉体関係を持つこととなる。
情報を得るため設けた酒の席で、浴びるほどにカクテルを飲まされ、
仲間に内線を通じさせたままで抱かれる。
時には六人以上の人数に輪姦されている事もあるようだった。
陽子は娼婦さながらの巧みな技術を用いて男を悦ばせ、
しかし最後には演技でなく感じ入ったような艶かしい声を上げながら耐え忍ぶ。
そうして一夜が明けた後には、涼しげな顔をして仲間の乗る指令車に戻り、
男達と粘膜で触れあいながら聴き出した情報を語り始める。
その情報は、毎度必ず捜査に進展をもたらした。

中間達はそれに感謝をしながらも、陽子の身を案じていた。
報告を行う陽子の顔は涼やかで、口調も淡々とした機械的なものだ。
しかし彼らは、内線を通じ、彼女が何度となく絶頂を迎えたと告白する様を、
もうやめて欲しいと哀願する様を耳にしている。
その乱れようが演技なのか、或いは淡々と報告する顔が羞恥からの強がりなのか。
仲間である男達にさえそこの見当が付かない。
それは捜査官としては頼もしいが、人間としては薄気味悪くさえ思えるものだった。

やがて数ヶ月の後。
陽子の人脈にいよいよ組織の大物が加わり、捜査も佳境に入った頃。
陽子は組織幹部の一人から自宅へ招かれる栄誉を得た。
わざわざ家へ招くという事は、改まって腹を割った話をしようという意思表示だ。
当然、陽子はそれを快諾しる。
しかしその幹部の男は、女に対して変態的な趣向を持つ人物だとの情報もあった。
特に美女の排泄物が至上の好物ともされている。
そのような人物の自宅に招かれれば、女の地獄を味わう事は間違いない。
しかし陽子は、それで引くような芯の弱い女性ではなかった。
むしろいつも以上に凜とした表情で、背を伸ばして指令車を後にした。
コートの襟元に小型の無線機を忍ばせて。
179汚辱の宴    2/7:2012/03/10(土) 19:11:42.77 ID:I+iLiffM

数時間の後、陽子は薄暗い地下室に繋がれていた。
壁は一面石造りで、あちらこちらにポールダンスをするような鉄の棒が設置されている。
天井からは色とりどりの縄が垂れ下がり、唯一の光源である壁面下部からの仄白い光に照らされる。
そして何より異常なのは、その床の一面がガラス張りで出来ており、地上でなされるあらゆる行為を映し出している事だった。

陽子の身にはショーツだけが残されていた。
腕も、乳房も、腹筋も、脚線も、局部を除くすべてを晒すがままだ。
両手首は万歳をするように天井からの赤い縄で吊るされている。
他に変わった事としては、白い腹筋から重苦しい唸りのような音が漏れてもいた。
「うく……く」
唸りが大きくなるにつれ、陽子の唇から声が漏れる。
苦しいのだろう。美しい顔と腋の下には、はっきりと見えるほどの汗が浮いている。

原因は、彼女の踵の近くを見れば明らかとなった。
金でできた洗面器にガラス式の浣腸器が立てかけられ、グリセリンの瓶が脇に置かれている。
グリセリン浣腸を受けたのであろう事は明らかだ。
「うンッ……は、くっ……」
陽子は痛烈な排泄感に苛まれながらも、なお捜査官らしい凜とした表情を崩さない。
斜め下を向く表情には隙のなさと寒風のような鋭さが同居し、男の視線を釘付けにする。
なるほど、用心深いマフィアの構成員が次々と篭絡されるはずだった。
陽子の正面に立つ男は、その毅然とした態度に顔を綻ばせる。
小太りで頭の半ば禿げ上がったこの男が、この館の主、つまりはマフィアの幹部なのだろう。

「……そろそろ浣腸を施してから20分。中々によく堪えるものだ。
 食事の時にも説明したが、お前がディナーと共にこまめに服用した錠剤には、
 消化活動に働きかけて排泄物そのものの容積を増し、さらにそれを膨らませる作用がある。
 その総量たるや、一ヶ月全くの排泄をしなかった場合と同程度。
 あれから4時間あまり……もはやお前の十二指腸はおろか、小腸の一部にまで排泄物が詰まっているだろう。
 出しても出しても終わらんぞ」

小太りの男は余裕の態度で陽子を眺めながら、その顎に指を掛けて顔を上げさせ、凛とした瞳を覗きこむ。
男に取り入る必要のある陽子には、その視線を避ける事は許されなかった。
苦悶に震えながらも男と目線を交し合い、やがてさらに10分近くが経った頃、ついに決壊が訪れる。
180汚辱の宴    3/7:2012/03/10(土) 19:12:04.01 ID:I+iLiffM

「ンぐぅっ!!!!」
陽子が目を見開きながら膝を擦り合わせ、内腿に力を込める。
その直後、凄まじい破裂音が臀部から響き渡った。

まず異臭が立ち込める。
次いで陽子のすらりとした脚の間から、茶色い汚液が滴り落ちていくのが見える。
さらに唯一身に着けていたショーツが、繁みを覗かせるほどにずり落ちた。
陽子の背後に回れば、ショーツの後ろがまるで石を詰めた麻袋のようになっているせいなのだと解る。
小太りの男はそのショーツの惨状を嬉しげに見やっていた。
「どうかね、良い歳をした美しいレディである自分が、“お漏らし”をしてしまった気分は。
 屈辱と羞恥に混じって、妙な開放感があるだろう」
男はそう良いながら陽子の髪に指を絡ませ、押し込んで下を向かせた。
直視しがたい現実が鏡に映り込んでいる。

純金の洗面器とガラス浣腸器、それに浴びせかかる形での茶色い下痢状の便。
茶色い液溜まりを踏みしめる形の足首、すっと汚液の線が伸びる脚線、穢れを滲ませながら歪に膨らんだ下着。
小太りの男がショーツを腿の半ばまでずり下げれば、いよいよ股布にこんもりと乗った汚物が露わになる。
その一部は股布と腿の間をすり抜けるように滑り落ち、ガラスに映る陽子の秘部を覆い隠した。

「……お尻が気持ち悪いわ。早く処理をしてちょうだい」
陽子は努めて冷静な態度で男に告げた。
まるで排泄ぐらいどうということもない、と言いたげに。
しかし何も感じていない筈はない。
絹糸のように艶めく黒髪や、女らしさを損なわないままによく鍛え込まれた腹筋、神経質なほどに揃えられた恥毛。
そこに見て取れるのは、陽子という女がもつ美しさへの徹底的なこだわりだ。
仕事柄だ、という見方もあるかもしれない。しかし公私の別なく、外見にこだわる行為にはプライドが付き纏う。
そのプライドを強制排便という恥辱的な行為で穢されて、心中穏やかであろうはずがない。
「これからが楽しみだな」
小太りの男はそうした女の心理を熟知しており、ゆえに嗤った。
陽子の頬がほんの僅かに引き攣るほどの醜悪さで。
181汚辱の宴    4/7:2012/03/10(土) 19:12:41.51 ID:I+iLiffM

一旦床と陽子の下半身が清められた後は、手首を吊るす格好をそのままに別の責めが行われ始めた。
幹部の男の子飼いと思しき男が、陽子の足元にしゃがみ込み、排泄の孔に器具責めを課す。
用いられるものは、膣用のバイブレーターと、真珠がいくつも連なったような棒状の器具。
男はバイブレーターを唸らせて陽子の前の孔を蕩かしながら、真珠状の棒を尻穴に出し入れする。
陽子は手を吊るされたまま、脚を肩幅より広く開いてそれに耐えていた。
「んっ……く、ふんんっ……!!」
陽子は唇を噛みしめるようにして声を殺していた。
つまりはそうする必要があるほどに、責めに何かを感じているという事なのだろう。

手の平で掴めば、簡単に形を変えてしまう白く柔らかな尻の肉。
そのちょうど渓谷に当たる部分に真珠の棒が出入りしている。
男が言った様に、陽子の腸の中には所狭しと便が詰まっている状態だ。
一度グリセリン浣腸で直腸の分を出し切ったとはいえ、
腸の蠕動によってすぐにまた新たな汚物が十二指腸の幽門を越えてくる。

その状態での尻穴責めは、それはえげつないものだった。
パール状の物体が引き抜かれるたび、珠の尻穴側の方にべっとりと汚物の付着している様が見える。
何度も抜き差しされると、その半液状のものは膣を苛む方の男の手に滴り、そこからさらに床のガラスへと飛沫を散らす。
責め手の男も意地が悪いもので、何度も連続して責め具を抜き差しし続ける最中で、
不意に責め具の動きを止める事があった。
陽子の初々しい肛門は、その動きに対応しきれずになおもひくっ、ひくっと蠢いている。
珠の冷たく無機質な感触だけが感じられる状況。
それに耐え切れず、陽子が下を向けば、そこには汚液を散々に掻き出され、尻穴から噴き出させている惨状がある。
その光景は陽子を確実に追い詰めているはずだった。

また、純粋に尻穴調教として見ても油断ならない状況だろう。
膣の方をバイブレーターで抉りまわされながら、尻穴に異物を抜き差しされる。
その薄皮一枚隔てただけの刺激は、脳に至る過程で簡単に交じり合い、尻穴の快感として伝わる。
特に延々と排便を繰り返すような、確実に物が出て行く感覚を伴いながらの責めは痛烈に脳に刻み込まれるはずだ。
182汚辱の宴    5/7:2012/03/10(土) 19:13:01.96 ID:I+iLiffM

「随分と心地良さそうな事だな。蜜壷を掻きまわされながらのアナル責めは効くだろう」
いつの間にか陽子の傍に立っていた小太りの男が言葉を掛ける。
陽子はその瞬間、潤みかけていた瞳を何度か瞬かせ、毅然とした瞳に戻した。
「退屈だわ。セックスの方がずっとまし」
淡々とそう語る陽子の顔へ、男の半笑いの表情が粘りつく。
「ほう、その割にはよく秘部を濡らしているようだが……まぁいい。
 もう少し立派なものに変えてやれ。それでは感じんそうだ」
男が責め手に告げると、男は無表情のままに責め具を引き抜き、一回り太い物にローションを塗していく。
それが尻穴へと埋め込まれ、勢いよく引き抜かれた瞬間。
「ぐっ!!」
陽子の口から明らかな声が漏れ、両の足指が丸め込まれる。
「直径が1cm太くなるだけで、感じ方も大分違ってくるらしいな」
小太りの男はそう言いながら、新たな快感に戸惑う陽子を観察し続けた。

「……よし、そろそろ左脚を上げてみろ」
反応が薄くなると、そうして新たに命令を下しもする。
陽子は言われるがままに左脚の膝を曲げ、右足一本で立つ状態での二孔責めを余儀なくされた。
「ぐ、うううっ!!!」
姿勢が不安定になることで腹圧も強まり、腰に力を入れざるを得ないために括約筋の刺激も増す。
「うう、あうっ!!」
軸足である右の太腿が筋張りながら痙攣し、健康的な土踏まずがより床から遠ざかるように反る。
「おうおう、ドロドロになってきたな」
小太りの男は、開かれた脚の間を覗きこみ、秘部を凝視しながら呟いた。
「…………ッ!」
陽子は凛とした態度を保とうとするが、秘部のバイブレーターが柔肉の割れ目から飛沫を飛ばし、
桜色の蕾からブリブリと音を立てながら太い責め具が抜き差しされる状況は、どうする事もできなかった。
183汚辱の宴    6/7:2012/03/10(土) 19:13:31.03 ID:I+iLiffM

恥辱はそれからも続いた。
仰向けに寝転がる格好の陽子の脚を、背後の男が肩につくまでに引き寄せる。
そうして晒された肛門へ、何度もローションを付け直しながらの指責め。
男の2本指を使っていよいよ肛門性感を覚え込ませると共に、ローションを尻穴内部へ染みこませる事が目的のようだった。
そうして肛門が充分なローションで満たされると、その菊輪には蛇口にも似た器具が取り付けられる。

息むたびに肛門の器具から少量だけ排便できるようになった陽子は、床のガラスに引かれた和紙の上に映される。
「さて、ではその紙の上に、美女の糞便で以って名でも記して貰おうか。
 日本人ならば習字などお手の物だろう?」
小太りの男がそう告げると、陽子は従うしかない。
両の手のひらを紙に突き、震えのきはじめている両脚をつま先立ちにしながら必死に腹部へ力を込める。
そうして少量ずつ出て行く便を視認し、自分の語っている偽名の綴りを思い出しながら腰を動かした。
「はっ……はあっ……はああっ…………」
呼吸も、発汗も酷い。陽子が精神的にかなり追い詰められている事は明らかだった。

名前を記し終えても、汚辱の宴は終わらない。
陽子はガラス床の上に四つ足で這うようにさせられ、延々と浣腸を受けていた。
暴れるのを防止するためか、肩口を押さえ込まれ、足指をぴんと張らせた下半身に、何度も何度も浣腸を施される。
すでに陽子の腹部は膨れ上がり、妊娠したかのようになって垂れ下がっていた。
それを床の鏡に映して確認しながら、背後の男は淡々と浣腸を続ける。
「へへ、よくもまぁこんなになるまで我慢ができるもんだぜ」
別の男は膨れ上がった陽子の腹部を撫で回しながら、小馬鹿にしたように告げる。
「ふうっ……ふううーっ……!!!」
陽子はそれらの屈辱に耐えながら、やがて本当の限界が来ると肛門から放物線を描いて汚液を飛ばした。
さすがに最初に比べると薄いものの、なおしっかりと赤茶色の付いた汚液。
それは美しい女捜査官の身体を穢しながら、勢いよく噴出しはじめた。
「はは、壮観じゃ、壮観じゃ」
小太りの男は椅子に腰掛けながら、満足げにその様子を見守っていた。
184汚辱の宴    7/7:2012/03/10(土) 19:15:29.34 ID:I+iLiffM

朝が来る頃になっても、陽子は肛門を犯され続けていた。
数人の若い男から、入れ代わり立ち代わり肛門に逸物を捻じ込まれ、下痢便を漏らしながらアナルセックスを繰り返す。
「おおおっ、いいっ!!!おおおぉぉおお尻がいいいいいっ!!!!!!
 だめ、気持ちいいっ!!こんなの、こんなのぉ、知らな……いいいいっっ!!!」
度重なる恥辱と快感に、とうとう堪えきれなくなったのか。
陽子はそれまで発したことのないような獣じみた声で快感を宣言し続けていた。
もはや理性はほとんど残っていないように思える。
本当に任務を続行できるのか、このまま篭絡されて逆に情報を明け渡してしまうのではないか。
狂乱の様子を無線を通じて聴いていた仲間が、そう危惧し始めた頃。
その無線から、妙にはっきりとした声が流れ、仲間達を戦慄させる。

『……さて、聴こえているかな、雌犬捜査官のお仲間諸君。
 私の屋敷では、来客の衣服は極秘裏に調査することにしていてね、盗聴などの愚行は見逃さんのだよ。
 少々手間取ったが、先ほどようやく逆探知に成功した。
 そこを動かずにいたまえ。諸君らの中に女がいるなら、器量次第では次の玩具にしてやろう』

そう下卑た嗤いを含む声がした直後。
指令車の窓を開けたチーム員は、車が既に包囲されている事実に愕然とした。
チーム員には他に女が2人おり、彼女らは顔を強張らせながら、縋るように銃を抜いた。
185名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 23:29:45.35 ID:3DL8aeL4
亀だけど、紳士X乙です!俺史上最高の作品群だぜ

今書いてくれた人もgj
186名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 22:49:28.05 ID:oiAuZpg8
GJ!

もし続きがあるなら、次の捜査官は一週間くらい監禁されて、その間排泄を最小限にしか許されず、溜まった便を浣腸で強制排泄させられる…
ってのがいいなぁ!
とにかくGJでした!
187名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 12:16:00.50 ID:5xxrR8ZF
三ヶ月ぶりに来てみれば・・・
長編も小話も小ネタもみんなGJ!
188名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 21:22:02.06 ID:1485hUDH
毎日一回はここ覗かないと落ち着かない俺は異端?
189名無しさん@ピンキー:2012/03/17(土) 22:22:33.84 ID:gjEcQeQm
こういう話を読んでみたいっていう書き出しだけ投下

神々は日々、人々の営みを見守っている。
見守るのみならず、祝福や天罰を与えている。それが仕事だ。
例えば厠女神、つまり女子トイレの女神様は、全ての女性がトイレに間に合うように計らうし、俺みたいな不幸の神は不届き者に対して突然の腹痛を与えたりする。
しかし祝福にも天罰にも限りはある。
いかに神とて激務による疲労で限界がくれば倒れるのである。
ちなみに神は基本は用足しを行なわないものだが、司る象徴がトイレの神ならば話は別だ、その疲労は便意となって表れる。
今目の前で必死に子羊達を救おうとしてる彼女の姿を見れば一目瞭然にそれが分かる。
「はふ……、何度繰り返しても彼女達を助けられない……、もう……駄目ぇ〜!」

ブリブリブリブリブリブリ ブボボ モワッ

着衣脱糞、失禁そして失神。
仕事熱心な彼女のお漏らしを、俺はここ最近で何度目撃した事だろうか。
少なくとも俺の性癖が歪んで捻じ曲がるのに十分すぎる回数であるのは確かだ。
失神してしまった彼女を尻目に、俺は彼女の仕事のデータを覗き見た。
子羊達はとあるトイレを使用しに訪れ、そこで爆発事故に巻き込まれて死ぬ運命にあるようだった。
どうやら人間界に、公衆トイレに爆弾を仕掛ける不埒な輩が出没しているようである。今の所被害者は出ていない。というより出させていない。
今ここでみっともないお漏らし姿を晒している格好良くも素敵な彼女の働きぶり、そして漏らしぶりぶりの成果である。
だけれども、もうこれ以上彼女に無理をさせる訳にもいかない。というかさせたくない。
だから俺は、子羊達の命を助けようと思う。
その結果が例え公衆面前脱糞になってしまおうとも。

これは複数の女性に訪れるであろう不幸を、不幸のみを用いて回避せざるを得なくなったとある不幸神のお話。
190紳士x:2012/03/20(火) 10:13:22.80 ID:iBk7x+SP
>>185
紳士xでございます。
お言葉、ありがとうございます
m(__)m

また、皆々様の作品を面白く拝見しております。
さて今宵は、こんな小話をひとつ。

『…

 とある女子トイレの個室に、私はいました。
 今は昼休みの最中なので、この特別教室棟のトイレに人はいません。
 だからこそ、私は今ここにいるのです。
「くっ……う、ふぅっ……」
 喉から溢れそうになる声を押し殺し、私は一心不乱に指を蠢かしています。
 指先が触れているものは、私の性器……オマ×コです。
「あふっ……うっ、ふぅぅっ……」
 ぴちゃ、ぴちゃ、と指先にからみつきながら、粘り気のある水音が響きます。
 糸を引きながら、指から伝い落ちて、便器の水だまりに波紋を広げます。
「センパイ……センパぁイ……」
 心の底から慕う人のことを思い、指をひたすらオマ×コに擦りつける…。
 私がしているのは、自慰です。オナニーです。

 ぐるるっ…

「ふくぅっ……!」
 不意に、私のお腹が鳴りました。
 今は昼休みです。でも、お腹がすいているわけではありません。

 ぐぎゅるっ、きゅるっ、きゅるるっ…

「う、はぁぅ……き、効いて、きたぁ……」
 グル音の響きがそのまま鈍い腹痛となり、私に苦しみを与えてきました。
 背中を走り抜ける寒気が、そのままお尻に集まって、切ない感覚が湧き上がってきました。
「か、浣腸したの……効いてきたよぉ……」
 ひどい便秘であることを伝えて、保健の先生からもらったイチジク浣腸…。
 浣腸はクセになるからと、先生は差し出すのを躊躇っていましたが、便秘で苦しくて堪らないと嘘を言って無理やりもらったものです。
 浣腸がクセになる? そんなことは知っています。
 私は、小さいことからひどい便秘で、何度も浣腸をしてきました。
 浣腸の気持ちよさを、もう知っているんです。 
 私のオナニーは、イチジク浣腸をお尻の穴につきたてて、握り潰すところから始まるのです。
「はぁっ、はぁっ、あ、あぁっ……!」
 浣腸によって催してしまったものを出さないように、お尻に力をこめました。
「ん、くぅっ…!」
 きゅ、と窄めたお尻の穴から、まるでなにか電気が走ったように、私のオ×ンコに刺激が加わりました。
 指を伝う蜜液が、白く濁ったものに変わりました。まるで日を経た蜂蜜のように、トロッとしていました。
「センパイ……センパイ……っ!」
 指の動きは更に激しくなり、腰も前後にゆすって、私は浣腸オナニーに夢中になっていました。

191紳士x:2012/03/20(火) 10:19:30.25 ID:iBk7x+SP


 ぎゅるるるるっ!

「ううっ!」
 グル音を交えたお腹の鈍い痛み。
 お腹を壊したときと同じように、切なく頼りない感覚が暴れだし、お尻の穴をこじ開けようといています。
「はぁ、はぁ、はぁ……も、もう……だめ……」
 腰に力が入らなくなってきました。
 性の高みが見えていましたが、どっちを我慢しているのかわからなくなっていました。
「ご、ごめんなさい、センパイ……私……わたし……!」
 びりびりとした感触が、背筋を駆け巡ります。同時に、お腹の中で暴れるものが、お尻の穴を刺激してきます。
「ウ、ウンチします……でちゃいますぅっ……!」
 頭の中が真白いモヤに包まれたとき、私は我慢していたものを全て解き放ちました。

 ぶしゅうっ、ぶぶっ、ぶりぶりぶりっ!

「ああぁぁあぁあぁぁっ!」
 お尻の穴を刺激しながら、自ら浣腸した薬液が飛び散りました。

 ぶりゅっ、ぶりゅぶりゅっ、ぶりっ、ぶりっ、ぶりぶりっ!

「す、すごいっ……で、でてるぅっ……!」
 盛り上がり、開き切った肛門から、薬液によって溶かされたウンチが次々と飛び出します。
「うぁっ……す、すごっ………!」
 その引きずられる感覚に、私は呆然としていました。
 指の動きは止まっているのに、オマ×コから粘っこい蜜液が溢れました。
「あっ……イクッ………!」
 お腹の奥底に眠っていたらしい、一番大きな塊がお尻の穴を広げた瞬間でした。
「い、イッちゃうっ……!」
 私は、オマ×コへの刺激ではなく、ウンチがお尻を通り過ぎていく感覚によって、絶頂に達したのです。
 ぶるぶるっ、と体が震えて、頭の中は完全に真っ白。
 制御を失ったお尻の穴は、開ききったまま。
 体中を駆け巡る快楽の虜になって、宿便を垂れ流しながら、私は恍惚としていました…。

192紳士x:2012/03/20(火) 10:29:54.05 ID:iBk7x+SP

「変態だよね、こんなの……」
 お尻とアソコを拭き清めながら、私はオナニーの後にくる独特の虚しさを感じていました。
 しかも、普通のオナニーじゃありません。浣腸しながら、一人でいやらしいことをしていたのです。
 どう考えても、おかしいことだと思います。
 便秘が続いて、お腹が張っていたのは事実です。イチジク浣腸を使うのも、初めてではありません。
「浣腸しながら、オナニーなんて……」
 ウンチをしながら、イッてしまうなんて、変態だとしか思えません。
「………」
 でも、浣腸をした後に出すウンチは、とても気持ちがいいんです。
 なにか、自分のお腹を洗い流している感じがして、それが一気に肛門を広げて飛び出していく感覚に、ゾクゾクするのです。
 だから、こんなことを考えるようになってしまったのです。
 浣腸しながらオナニーしたら、どんなに気持ちいいことかと…。
 実際、とても気持ちよくて、おかしくなりそうでした。
 いえ、もうおかしくなっていたのだと思います。
「はぁ……自己嫌悪」
 やっていることがあまりに変態的だという自覚はありますから、冷静になると自分の行為で引いてしまうのです。
 後始末を終えて、水洗を操作してトイレを綺麗にしてから、私は個室を出ました。
「フフ」
「えっ…?」
 そこで誰かが待ち構えているなんて、考えもしませんでした。
193紳士x:2012/03/20(火) 10:31:41.18 ID:iBk7x+SP

「随分とお楽しみだったようね」
「セ、センパイ!?」
 オナニーの最中に思い描いていた相手が、目の前にいました。
「貴女、とても個性的なオナニーをするのね」
「っ……!」
 全部、知られてしまった。
 浣腸しながらオナニーをして、ウンチをしながら達したことを…。
 私がしていた変態的な行為を、よりにもよってこの人に知られてしまった。
「スッキリした?」
「あ、う……」
「浣腸するぐらいだから、ひどい便秘だったんでしょう? 欲求不満でもあったみたいだけど」
「う、あ……」
 私の頭の中は、真っ白になっていて、まともな答えも返せませんでした。
「フフ。可愛い子」
 センパイは不意に、私の両肩に手を当てると、そのままトイレの個室に私の体を押し戻しました。
「え、あ、あの……?」
「ああ、すごい。貴女の匂いが、たくさん残ってるわ」
「!?」
 センパイは、何処か恍惚とした表情で深呼吸をしていました。
「や、やめてください! そんなことっ……!」
 私はこの個室で、浣腸してオナニーしていたのです。
 ウンチをしながら、イッてしまったのです。
 いろんなものが混ざり合った匂いは、まだ残っています。
 それを、憧れの先輩が吸い込んでいるのです。
「フフ」
 センパイの顔は、なにか面白いものを見つけた子供のように、爛々としていました。
「私いまから、貴女を脅すわ」
「えっ……」
「貴女が、ウンチしながらイッちゃうような変態だって、言いふらしてもいいかしら?」
「!」
 もう、なにがなにやらわからなくなってしまいました。
 私は二の句も告げずに、黙ることしかできませんでした。
「それが嫌だというのなら……」
 センパイの顔が間近にあります。学園中の誰もが憧れる、美しく整った顔立ちが…。
「私のオモチャになりなさい」
 初めて見た妖艶なその微笑み。
 抗うことなどで、とてもできませんでした。
「いい? 私のオモチャに、なりなさい」
「ハ、ハイ……」
 私はただ、頷くことしかできませんでした…。

194紳士x:2012/03/20(火) 10:42:18.51 ID:iBk7x+SP

 その日から、私はセンパイのオモチャになりました。
 センパイの目の前で、浣腸オナニーを何度もしました。
 トイレだけでなく、屋上や教室でも、人のいない時を見計らって、センパイに見られながら浣腸オナニーをしました。
 トイレでない場所で浣腸オナニーをしたときは、バケツの中に排泄しました。
 どんなにお願いしても、センパイは絶対にトイレに連れて行ってくれませんでした。
 センパイに見せたのは、浣腸オナニーだけではありません。
 トイレじゃない場所で、何度も排泄をさせられました。
 体育倉庫では、バケツの中にオシッコをさせられました。
 トイレに行くことを許されず、必死になって我慢していたオシッコだったので、バケツの底を叩く音が激しく響きました。
 校舎の裏では、ビニール袋の中にウンチをさせられました。
 そのとき私は下痢をしていて、授業中も必死に我慢をしていました。
 ようやく授業から開放され、慌ててトイレに駆け込もうとしたときにセンパイに捉まってしまいました。
 差し出されたビニール袋を、私は懇願して受け取り、その中に下痢便を撒き散らしました。
「浣腸オナニーじゃないと、もうイケないんじゃないの? 貴女、本当に変態なのね」
「なによ、この音。まるで馬みたいね。女の子のするオシッコじゃないわ」
「なんて惨めな姿なのかしら。がに股になって、ビニール袋にウンチを撒き散らすなんて」
 そういって私を蔑むセンパイは、それでも、とても恍惚とした表情をしていました。

 センパイの要求は、どんどんと変態的になっていきました。
 その頃になると、私もセンパイの性癖がわかってきました。
 センパイは、女の子が屈辱的な格好で排泄する姿を見るのが好きなのです。
 私が浣腸オナニーをしている場面に出くわしたとき、獲物を見つけた思いだったでしょう。
 ひょっとしたら、センパイはずっと私のような子を探していたのかもしれません。
 だから、昼休みのトイレを徘徊していたのかもしれません。
 そして、私を見つけた…。
 センパイの変態ぶりは、私以上だと思います。
 あんなに美人なのに、女の子の排便姿に興奮するなんて…。

195紳士x:2012/03/20(火) 10:47:53.88 ID:iBk7x+SP

「セ、センパイ……あ、あの……トイレ……」
 体操服に身を包んだ私は、お尻を手で押さえながらセンパイに懇願していました。
「あら。今日は随分と早いのね。またお腹を壊したのかしら?」
「………」
 センパイに下剤を盛られたことはわかっていました。何度も同じことがあったから…。
 居残り練習をさせられた時から、こうなることはわかっていました。
「我慢できないの?」
「は、はい……。げ、下痢ぎみなんです……。お願いですから、トイレに行かせてください……」
「ダメね。満足に自己管理もできないなんて、選手失格よ」
「ご、ごめんなさい……」
 このやりとりも、数え切れないほど繰り返しました。
「こっちにきなさい」
「………」
 センパイに連れられた先は、やはり体育倉庫でした。
 何度、この場所で先輩に見られながら、オシッコとウンチをしてきたか…。
「今日はこれを使いなさい」
 そういってセンパイが指差す先にあったのは、アヒルの形をしたおまるでした。
 なんでこんなものが、こんなところにあるのか…。
 センパイが用意したのは間違いないのでしょうが、誰にも気づかれなかったのでしょうか。
 薄暗い体育倉庫の中に置かれた真っ白なアヒルのおまるは、明らかに滑稽なものでした。
「どうしたの?」
 私がためらっていると、センパイは背中に体を寄せてきました。
 そして、腕をぐるりと私の体に巻きつけると、急にお腹を押し込んできました。
「うあっ、セ、センパイ!」
 便意が高まっているお腹に、思わぬ刺激を受けた私は、首をのけぞらせて叫びました。
「あっ、だめっ……!」

 ぶっ!

「あらあら。はしたない」
 真後ろにセンパイがいる。
 そのセンパイにお腹を押されて、私はオナラをしてしまったのです。
「堪え性のない子ね」
 いうや、センパイはまるでマッサージをするように何度もお腹を押さえ込んできました。
「ひっ、やっ、やめてっ……!」

 ぶぶっ、ぶびっ、ぶっ!

「フフッ。なんだか、ラッパみたい」
「だ、だめですっ……押しちゃだめっ……み、実がでちゃうっ!」
「我慢なさい」
「そんなっ……」

 ぐにぃっ…。

「うぁぅ!」
 センパイは遠慮など知らないように、とても強い力で、お腹を押してきました。

196紳士x:2012/03/20(火) 10:54:47.93 ID:iBk7x+SP

「ほ、ほんとに実がでちゃう! あっ……!」
 お尻の穴にかかる猛烈な圧力を逃すため、私は反射的にお尻の力を緩めてしまいました。

 ぶっ、ぶりっ! びちびちっ!!

「やっ……い、いやっ……!」
 瞬間、お尻の穴を熱く湿ったものが通り過ぎました。
 空気だけではない何かが、下着の中で弾けた感覚がありました。
 そして、漂ってくる臭いは、オナラをしてしまった時よりも強烈なものでした。
「あら、ウンチの臭いがするわね。……勢いあまって、実が出たの?」
「ううぅぅ……ご、ごめんなさい……少しだけ、でちゃいました……」
「フフ、可愛い子…」
 鼻を鳴らしながら、センパイは熱い吐息をこぼしています。
 間違いなく、私が苦しむ姿を見て、センパイは興奮しているようでした。
「さ、ウンチがしたいんでしょ? ここに、しなさいな」
「………」
 センパイの腕から解放された私は、体育倉庫にあることが余りに滑稽なアヒルのおまるに近づきました。
 楕円に開けられた穴の中には、新聞紙が敷かれていました。
 私は、穿かされていたブルマとパンツを同時に膝まで下ろしました。
 パンツの中心には、茶色い汚れがついていました。実が、出ていたんです。
 アヒルのおまるにまたがり、頭の部分についている黄色の取っ手を掴んで、私はそのまましゃがみました。
 幼児用のサイズなので、お尻をぴったりあてないといけません。
「フフ。こぼしちゃ、ダメよ」
 センパイが後ろに廻って、覗き込んできます。
「ん……くっ……んんっ!」
 見つめる視線を背中に感じながら、私はお腹とお尻に力をこめました。

 びちびちっ、びちびちびちびちっ!

 柔らかい下痢状のウンチがお尻から勢い良く飛び出し、おまるの底に叩きつけられました。
 少しだけ便秘をしていたはずなのに、出てきたものは下痢をした時と同じウンチでした。
 そんなに、強烈な下剤だったのでしょうか…。
「くふぅ、うっ、うぅぅっ……!」

 ぶちゅっ! ぶりゅぶりゅっ! びちびちびちびちぃっ!

「すごい勢い。ホウセンカみたい。ウンチが中で飛び跳ねちゃってるわ」
「………!」
 トイレとは違い、おまるの底に水は溜まっていません。
 深さもそれほどあるわけではないので、勢い良く叩きつけられたウンチは、センパイの言うように、私のお尻に跳ね飛んできました。
 もし、お尻でおまるに蓋をしたような状態でなければ、外に飛び散っていたかもしれません。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……うっ、ううっ……!」
 お腹の差込が収まらず、私は何度も息んで、噴き出る下痢便をおまるの底に叩きつけました。
「ああ、臭い臭い。相変わらず、ひどく臭うわね」
 センパイが鼻をつまむ動作をして、私を見下します。
「女の子なのに、ほんとにひどい臭い。下水みたい。毎日、何を食べているのかしら」
 何度も耳にした、センパイの嘲りです。
 私はそれが、センパイのいつもの戯れだと知っていながら、ウンチの臭いを罵られた恥ずかしさに、顔を赤くしていました。
197紳士x:2012/03/20(火) 11:00:26.12 ID:iBk7x+SP

 アヒルのおまるの中は、私が出した下痢便でいっぱいになっていました。
 そして、ちびりと飛び跳ねで、私のお尻はとても汚れてしまいました。
「さ、きれいにしましょうね」
 センパイは、さっきまでの嘲りの表情とはまったく違う、やさしい微笑を浮かべています。
「お尻をこっちに向けて」
「ハイ……」
 言われるまま私は、汚れてしまったお尻をセンパイに差し出しました。
「あらあら。いっぱい汚れて可哀想。すぐに、きれいにしてあげるわ」
 ウェットテッィシュで、センパイが優しくお尻の汚れを拭ってくれました。
 太ももの付け根まで汚れていたらしく、センパイの手がその辺りを何度も行き来しました。
「パンツも汚しちゃったはずよね」
 センパイに悪戯をされて、少しだけちびってしまったのは知られています。
「フフ。ごめんなさい。お詫びに、これを使って頂戴」
 いうや、センパイは自分の下着を脱ぐとそのまま私に手渡しました。
 渡されたシルクの下着には、センパイのぬくもりが残っていました。
「それ、返さなくていいわ。好きにしてね」
 そういうふうにしてもらった下着が、何着もありました。
「さ、帰りましょう」
 センパイは、アヒルのおまるに蓋をして、体育倉庫の奥にしまいこみました。
 私のお尻の汚れを拭ったウェットティッシュは、ビニール袋につめこんで、それもアヒルのおまるのそばに置きました。
「フフ。変態騒動が、また起きるわね」
 体育倉庫に漂う臭いと、残されたアヒルのおまる。その中に充満する下痢便と、後始末の痕跡。
 間違いなくそれはすぐに発見されて、大騒動が起こるに間違いありません。
 体育倉庫で、誰かがアヒルのおまるを使って排便をした…。
 明らかに自然ではないその行為は、変態がこの学園にいるのだという証拠になります。
 同じ場所でバケツにオシッコをしたときも、同じことが起こりました。
 校舎裏でビニール袋の中にウンチをしたときも、同じことが起こりました。
 変態がいる。この学園には、変態がいる。
 そして、その変態とは、私のことなのです…。
「いつか、ばれちゃうかもしれないわね」
 そんなことになったら、私は生きていけません。
「でも、安心して。私は、貴女を絶対に手放さない」
 変態的な行為を私に強いた後、センパイはかならずこう言ってくれます。
「絶対に貴女を手放さない。だって貴女は、私の大切な、やっと見つけた大切な…」
 恍惚とした表情で、私を見つめてくれます。
「とっても大切な、オモチャなんだから…」
 そういって抱きしめてくれるのです。
 だから私は、センパイの言うことを聞いてしまうのです。
 だって私は、センパイの大事なオモチャなのだから…。
 センパイの孤独を癒すことのできる、
 たったひとつのオモチャなのだから…。


……』



 なぜか途中から、百合モノになっていました…。
 ヤンデレ化した女の子が、ストーキングの最中にお尻を爆発させるつもりだったのですが…。
 難しいものです。

 失礼いたしました。
 m(__)m

 
198名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 12:45:06.97 ID:FbFwU7Mr
199名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 14:35:41.77 ID:OSuZqtXK
いいぞもっとやれ!
200名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 23:03:25.81 ID:7LuSZSTV
どストレートな変態百合は大好物です
201紳士x:2012/03/22(木) 10:06:21.93 ID:gItMGAKR
>>198
>>199
>>200

 紳士xでございます。
 お言葉、ありがとうございます。
 m(__)m

 連投連投で恐縮ですが、今宵はこんな小話をひとつ。


『…
 この学園には、変態がいる。
 そんな噂の出現に、あたしは思わずドキリとした。
「この前なんかさあ、旧館の体育倉庫にアヒルのおまるがあったんだって」
「うそ! なんなのそれ!」
「しかも、中身までいっぱいでさ。臭いがホントひどくて、見つけた子がゲロったんだって」
「そのゲロった子って、すんごいお嬢様で有名なあの子でしょ?」
「運転手つきの、あのお嬢様かぁ。しばらくはゲロった子って見られちゃうんだろうね」
「可哀相よねぇ」
 周りが思い思いに話題をめぐらせている中で、あたしは止まらない動悸を抑えるので目いっぱいだった。
「何が楽しくて、あんなことをするんだろうね」
 話によれば、変態は学園中のあちこちのバケツに大小便を残しているらしい。
 バケツだけでなく、この前なんかは、校舎裏に捨てられていたビニール袋の中に下痢便が詰まっていたとか。
 いわゆるスカトロ愛好者なんだろうけれど、やることは本当にキチガイじみている。
 最初は外から侵入者がいるんじゃないかとも言われていた。
 でもこの女学園は、外部からのセキュリティについては万全であるし、郊外のさらに丘の上にあるから、侵入者がいるのならすぐにわかってしまう。
 だとすれば、内部の人間によるものとしか考えられない。
 何度も言うが、ここは女学園である。生徒は当然、女子しかいない。
 講師に何人か男性はいるが、おかしな行動を取ればすぐにわかるぐらいその数は少ない。
 つまり、変態は学園の生徒の誰かであり、当然、女の子だということになる。
 自分の排便したものを残して、悦に浸っているというのだろうか?
 …女の子なのに。
 トイレじゃない場所で排泄することに、興奮しているのだろうか?
 …女の子なのに。
「ねえ、どうしたの?」
 クラスメイトの中で、一番仲の良い子に話しかけられ、あたしは現実に戻った。
「考え事?」
「あ、うん。変なやつがいるもんだねーって、思ってたんだ」
「ほんとうだよね」
 腕を組み、呆れたように大きく息をつく彼女。
 多分この子は、変態娘のしている行為について、全て否定しているだろう。
「………」
 でも、あたしには、どうしてもその変態娘を全否定することができなかった。
 なぜなら、あたしも…。
 あたしも、排泄という行為に普通じゃない感情を抱いていたから…。



 
202紳士x:2012/03/22(木) 10:15:36.54 ID:gItMGAKR

 あたしには、忘れられない衝撃的な思い出がある。
 それは、小学生のときのことだ。
 帰り道の途中で急にお腹が痛くなって、我慢できずにウンコを漏らしてしまったことがあった。
 なんとか家にたどり着くことはできたけれども、その時、ドアに鍵がかかっていてすぐに入れなかった。
 家の前に着いたことでちょっと安心したのか、あたしはお尻の力を緩めてしまった。
 結果、パンツを穿いたままウンコを漏らしてしまったのである。
 我慢していたものが一気にお尻の穴から飛び出して、パンツの中に溢れていく…。
 お尻に充満していく、ぬるぬるしたあの感触を、あたしは今でも覚えている。
 ランドセルから卒業して、もうすぐセーラー服を着ようかという頃だった。
 そんな年頃の女の子だというのに、トイレまで我慢できずにウンコを漏らしてしまった…。
 誰にも見られなかったけれど、あたしにはかなりショックな出来事だった。
 ウンコを漏らしたことがあまりにも情けなくて、半べそになってしまった。
 とにかく後始末をするために、半べそのままドアの鍵を開けて中に入った。
 パンツの中は、漏らしたウンコでいっぱいになっていたので、それがこぼれないように、がに股ヨチヨチ歩きでトイレまで行った。
 そんな格好を、例え両親にでも見られてしまったら、本気で死にたいと思った。
 当時、1階のトイレはまだ和式だった。
 その便器にまたがり、パンツを膝まで下ろして、へばりついていたウンコの塊を落とした。
 ポチャッ、と勢いよく水溜りにそれは落ちて、あたしの靴下にまで飛沫が跳ね飛んだ。
 おしりもアソコも汚れてべとべとになっていたので、トイレットペーパーをロール丸ごと使う勢いで汚れを拭きまくった。
 まっ茶色になったパンツを持って、あたしは風呂場に行った。
 服も全部脱いで裸になって、シャワーを浴びながら、汚したパンツを必死になって洗っていた。
 少しだけ茶色が残ったけれども、パンツはなんとか言い訳ができるくらいには綺麗にすることができた。
 ドライヤーで無理やり乾燥させたから、パンツはゴワゴワになってしまった。
 このパンツをどうしようか、少し悩んだ。
 そして、あたしはそれを、なぜかタンスの中にしまいこんでいた…。


203紳士x:2012/03/22(木) 10:26:50.63 ID:gItMGAKR




 そのパンツは、実は今もタンスの中にあったりする。
 小学生の時に穿いていたものだから、子供っぽいフルーツプリント柄のパンツだった。
 ところどころにホツレがあり、ゴワゴワしていて、ゴムも伸びきっている。
 かなり使い込んだことが良くわかるシロモノだった。
「………」
 そう。
 あたしはこのフルーツプリント柄のパンツを、今だに使っている。
 と言っても、普段着として使用しているわけではない。
 特別な時にだけ、このパンツを使っている。
「ふぅ……」
 学園を騒がせる、スカトロ変態娘。
 彼女のことに想いを馳せると、あたしは動悸と衝動を抑えられなくなってしまう。
 そして今、家には誰もいない。
 両親はいつも帰りが遅く、中学の頃には、あたしは完全に鍵っ子になっていた。
 中学の頃は友達を家に呼ぶことも多かったが、スポーツ推薦で今の女学園に進学してからは、少し疎遠になってしまった。
 学園のクラスメイトにも、仲のいい子は結構いるが、お嬢様学校と名高いだけあって、放課後になると習い事に行っていたりする。
 あたしみたいな中流サラリーマンを親に持つ女子も少なくないが、大体が遠地からの推薦入学なので、寮生活がほとんどである。
 あたしも最初は寮に入ろうかと考えていたのだが、家の経済事情を考えて通学することにしていた。
 結果として、今日みたいに部活がオフだったりすると、家でひとりきりになる時間ができてしまうのである。
 そういうときに、あたしはこのフルーツプリント柄のパンツを取り出してしまう。
 そして、そのパンツを穿いてしまうのだ。
204紳士x:2012/03/22(木) 10:29:29.22 ID:gItMGAKR


 ゴムは伸びきっていても、もともとが小学生用のものなので、お尻にぴったりとフィットする。
 キツイ感じもするのだが、それが丁度いい具合である。
 そして、姿見に映る自分の格好を見てみる。
 スカートをたくし上げて、お尻を少し突き出している自分の姿を…。
 そんな格好の自分を見て、ドキドキしてしまう。
 あの時、ウンコを漏らしてしまった時のことを思い出して、ドキドキしてしまうのだ。
「はぁ……」
 変態的な行為に、身体が火照ってしまう。
 内股がムズムズして、なんだか落ち着かない。
 そしてなにより…。
 お尻に、きゅっと力が入っていた。
 それは、自分の中にある分別のスイッチが切り替わってしまった瞬間だった。
「変態、か……」
 排泄の痕をあちこちに残して、学園を騒がせるスカトロ変態娘。
「あたしも、そうなんだろうなぁ……」
 洗濯したとはいえ、お漏らしで汚した小学生のときのパンツを、こうやって穿いている自分。
 どう考えても、変態にしか見えない。
「でも、でもさ……」
 あたしは、机の引き出しにいつも入れているモノを取り出した。
「やめられないのよ……」
 便秘解消のために、通販で取り寄せているスーパーオリゴというカプセル錠剤だ。
 これは下剤とは違って、純度100%のオリゴ糖でできている天然食品である。
 カプセルの中にオリゴ糖が入っていて、服用して2時間ぐらいで効き目が出てくるスグレモノだ。
 あたしは陸上部に入っているから、便秘は大敵。
 中学の頃、顧問の女先生に薦められて飲んでみたのだが効果はバツグンで、記録が見る見る伸びていった。
 その結果が、スポーツ推薦による今の学園への進学である。
 そうでなければ、天下のお嬢様学校に自分が入ることなど到底ありえなかった。
「………」
 今日はお昼に一度トイレにいったけれども、それは小のほうで、大きいほうは出していない。
 あたしを満足させてくれるほど、お腹の中にはそれが溜まっているはずだった。

 ごく…。

 カプセルを口に含み、ペットボトルのミネラルウォーターでそれを飲み下した。
「はぁ……」
 胸の動悸がいつもより高ぶっているのは、例のパンツを穿いているから。
 これから自分がする行為に、期待をしているからだった…。

205紳士x:2012/03/22(木) 10:35:47.68 ID:gItMGAKR

 1時間と少しで、効果が出てきた。
 制服のままでヨガ式ストレッチをしていたあたしは、お腹に鈍い感触が出てきたのでそれをやめた。
「ん……」
 立ち上がって、お腹の鈍い感触に意識を集める。
 それはやがて螺旋を巻くように下っていき、お尻に重い衝動を与えてきた。
「ん……き、きた……!」
 待ち望んでいた、強烈な便意が来たのである。
「んぁ……すごい……集まってきてる……」
 直腸がモリモリと膨らみ、出口を求めてお尻の穴を刺激してくる。
 浣腸とは違って、オリゴ糖の力を借りたそれは、健全な便意の発露だった。
 だから、いま直腸を膨れ上がらせているウンコの塊は、あたしにとって理想的な固さを持っていた。
「なんか……いっぱい、でそうだよぉ……」
 もちろん、まだ出す気はない。
 開こうとする肛門をしっかりと締めて、膨れ上がる便意を押さえ込んでいた。
「あ、はぁ……」
 直腸に溜まっているものが、括約筋の動きに反応してグニグニと形を変えている。
 この感覚が、たまらなく心地いい…。
 あたしは四つんばいになり、姿見にお尻を突き出す格好をした。
 フルーツプリント柄のパンツは、お尻とアソコを覆い隠してはいるものの、やはり小さいので、ヒップラインがいつも以上に盛り上がって見えた。
「ん、く……う、はぅ……」
 この格好は、腹筋に力が入る。
 直腸が更に膨らんで、その中に溜まったウンコがお尻の穴を強く刺激してきた。
「ちょっと、遊んでみよっかな……」
 あたしは戯れに、括約筋を緩めて、お尻の穴を広げてみた。
 ぐぐっ、と直腸からウンコが外に出ようとする。
「くっ……!」
 瞬間、お尻の穴をきゅっと引き締めて、出かかったウンコを直腸内に押し戻した。
「う、うぅっ……こ、これぇ……この感触……!」
 姿見の中で、逆さまになって映るあたしの顔は、だらしなく緩んでいた。

206紳士x:2012/03/22(木) 10:43:00.59 ID:gItMGAKR
 
「これ……この感触……最高ぉ……」
 ウンコを出そうとお尻に力を込め、肛門から顔を出すぐらいでそれを押しとどめ、また直腸に戻す。

 ぶすぅっ、ぶすっ、ぶすぶすっ、ぶすっ…。

 その度に、直腸内に溜まっていたガスが漏れ、部屋の中に独特の臭いを充満させた。
「はぁ、はぁ、はぁ……あ、くっ……」
 どこまで力を込めれば、ウンコが自制を失って完全に出てしまうのか。
「ん、んんっ……!」
 その限界点を試そうと、腹筋に力を込める。
 鏡に映るパンツの下では、肛門がぱっくりと口を開いていて、その奥にウンコの塊が見えているはず。
「まだ……いけ、そう……かな……」
 ぐっ、と肛門を押し開く。
 お腹の奥から圧力を受けて、巨大な塊となったウンコがミチミチと肛門を広げていくのがわかる。
「あ、あ……う……す、すごい……」
 ウンコの塊が、肛門の内側ををじりじりと刺激する。
「ふ、うっ……くっ……!」
 ほとんど出てしまう寸前…。
「う……んっ……!」
 あたしはお尻の穴を一気に引き締めて、ウンコの塊を無理やり直腸内に押し戻した。

 ぐにゅぅっ…。

 と、ウンコの塊は直腸の中で大きく形を変える。
「くはぅっ……!」
 直腸の内粘膜がその刺激を受けまくり、あたしの全身にびりびりとした感覚を駆け巡らせた。
「や、やばい……これ、ほんと、やばい……」
 あたしの顔は、その感覚に酔いしれて、完全に蕩けていた。
 ウンコを出そうとしながら、それを我慢して、無理やり直腸内に戻す。
 つまりは、肛門の内側をウンコの塊が行ったり来たりしているのだ。
「くっ、はぅっ……す、すご……」
 直腸の中に詰まったウンコが、あたしの力加減によってグニグニ形を変える。
 その時に受ける刺激もまた、あたしを興奮させていた…。


 
207紳士x:2012/03/22(木) 10:53:31.85 ID:gItMGAKR


「も、う……いい、かな……」
 今にも出てこようとするウンコの塊によって、肛門を中から苛める行為。
 ひとしきりそれを愉しんだあたしは、お尻の穴の感覚が鈍くなってきたことで、その限界を感じた。
 あたしのひとり遊びは、最高のクライマックスを迎えようとしていた。
「う……く……んっ……」
 両手両足にこれまで以上の力を込め、腹筋に全ての意識を集中させる。
「んう……んんっ……んくぅ、うぅぅ……」
 直腸の中に詰まっているウンコを、全て押し出すつもりで、肛門に力を込めた。

 ぐぬぬぬ…。

 と、巨大な塊となったウンコが肛門を押し開いていく。
 もう、それを留めるつもりはまったくない。
「ぐ、は……うっ……!」
 奥歯をかみ締めて、呼吸を整えつつ息み、すべての力を肛門に注ぎこむ。
 滑稽なほどに顔をゆがませているあたしの姿が、鏡には映っていた。
「で、る……でる、う……う、うぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 みりみりっ、むりゅっ、むりゅむりゅむりゅむりゅ!!

「んおぁあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 巨大な塊となったウンコは、まるで大蛇が巣穴から這い出るように、お尻の穴を広げて飛び出した。
 パンツのお尻の部分が、生き物のようにもこもこと内側から盛り上がる。
 巨大なウンコの塊は、蛇のようにうねりながら、伸びきったゴムをさらに引っ張る勢いで、パンツの中でとぐろを巻いた。

 みちみちみちっ、ぶっ、ぶりぶりっ、ぶりぶりぶりっ!

「んはぁっ……あっ……あああぁっ……!」
 途切れることなく、ウンコはパンツの中に溢れていく。

 ぶぼぉっ、ぶすっ、ぶぶぉっ…!

 その合間に吹き出るガスは、布で蓋をしたように濁った音をしていた。
 お尻とパンツの間が漏らしたウンコで敷き詰められ、空気の逃げ道がないからだろう。

 ぶるっ、ぶるぶるぶるっ…。

 ズッシリと重くなったお尻の、おぞましいその感触に、あたしの全身は震えるばかりだった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
 ウンコが出てくる波が、途切れた。
 鏡の中のあたしは、完全に白目を剥いていた。
 それは、あまりにも異常な姿だった。
「はぁ、はぁ、はぁ……きもち、いい……」
 あたしはいま、本気で、ウンコを漏らすことがとても気持ちいいと思っていた。
「はぁ、はぁ……い、いっぱい、でちゃったよぉ……」
 排泄の余韻を愉しみ、荒い息をつきながら、あたしは鏡の中のパンツを見てみる。
 思っていた以上に、大量のウンコが出てしまったようで、パンツの脇からはみでてこぼれそうになっていた。
「どうしよぉ……ちょっとでも、うごいたら……こぼれちゃうよぉ……」
 正気を失った表情のまま、あたしは頭が真っ白のままで、しばらく呆然としていた。

208紳士x:2012/03/22(木) 11:09:01.47 ID:gItMGAKR


 正気に戻れば、自分のやったことの愚かさがよくわかる。
 あたしは四つんばいのまま、パンツの中に溢れるウンコをこぼさないよう、ヨチヨチ歩きでトイレに向かった。
「こんな格好、誰かに見られたら……」
 本気で、死んでしまいたいと思うだろう。
 トイレは2階にもあるので、階段を下りないでいいのは、ホントに良かった。
 階段を下りようとすれば、間違いなくウンコはパンツからはみでて、床の上にこぼれてしまう。
「そぉっと、そぉっと……」
 なんとかトイレにたどり着き、パンツの中のウンコがこぼれない様に中腰になると、ドアを開いて中に入った。
 2階のトイレは、リフォームした後も和式のままだった。
 その便器をゆっくりとまたぎ、パンツを少しだけ下ろしてしゃがみこんだ。

 ぼちゃっ、ぼちゃぼちゃぼちゃっ…!

 と、パンツからウンコが土砂のようにこぼれ落ちて、水飛沫を上げる。
 それはいつかのように、あたしの靴下にまで跳ね飛んできた。
「ふぅ……」
 パンツの中に、大量のウンコを溢れさせた時の興奮は、既に冷めている。
 考えているのは、汚れたパンツと自分の後始末のことだけだった。
「家の中だから、こんなことできるんだけど……」
 トイレットペーパーをロールまるごと使う勢いで、パンツの汚れを拭い取る。
「学園内でやっちゃうなんて、すごい変態娘としか言いようないよ」
 べとべとになったお尻とアソコも綺麗に拭いて、あたしはパンツを片手に風呂場に向かった。
 そして、シャワーを浴びながら、パンツを丁寧に洗濯する。
 布地のよれも、ゴムの伸びも、もう限界に近いのだけれど、あたしはこのパンツを捨てようとは思わなかった。
 小学校のときに、お漏らしで汚してしまったこのパンツ。
 そして、その後も何度となく、あたしのひとり遊びに使って、ウンコまみれにしてきた。
 このパンツは、アタシの歪んだ性癖を、文字通りいつも受け止めてくれたのだ。
「最初にこんなことしたのって、いつだったかなぁ?」
 中学のとき、陸上で記録が伸びなくて、スランプになっていた時かもしれない。
「でもあの時の方が、ひどかったんだよね…」
 推薦入試が近づいていたとき、ストレスを感じると、このひとり遊びを毎日のようにしてしまった。
「………」
 ウンコをお漏らしするひとり遊び。
 誰にも理解されないだろうし、誰にも言うつもりもない。
 このパンツだって、今は大事にしているけれども、いつか手放さなければならないことはわかってる。
「もし……もし、もだけれど……」
 学園を騒がせる変態娘が、このことを知ったら…。
 あたしも、パンツの中にウンコを漏らすことで興奮してしまう女の子だと知られてしまったら…。
「なんてね……ばっかみたい」
 ひょっとしたら、良い友達になれるかもしれない。
 そう考えて、あたしは、まだ正気でないのかもしれない。
「ふぅっ」
 大きく息をついて、頭をぶるぶる振ってから、あたしはパンツを洗い始めた…。


 ……』


 こちらの板で、はじめて書いたおもらし小話の女の子。
 成長した姿で再登場と相成りました。
 でも、なんというか、ひどい変態娘になってしまった…。
 
 お粗末で、ございました。
 m(__)m

 
209名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 13:49:21.65 ID:cgRdgXms
か、神さま・・・
押し戻すところとか最高すぎる!
210名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 18:14:25.80 ID:5kML0ShV
d
211名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 21:22:02.52 ID:voR9zanO
212名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 16:28:17.61 ID:tU5hKHkZ
>>208
学園内でやっちゃった時の話を
213紳士x:2012/03/27(火) 10:02:37.72 ID:r2Tb9lMc
>>209
>>210
>>212

 紳士xでございます。お言葉、ありがとうございます。
 リクエストに応えるものかどうか、微妙ではありますが、今宵はこんな小話をひとつ。


『……


「あぁ、お姉さま……」
 わたしの見つめる先で、お姉様がグラウンドを走っている。
 麗しくスラリとしたその両足で、リズム良くグラウンドの土を蹴り、小気味の良いステップを刻んでいた。
「素敵……」
 その姿を、とても美しいと思った。
 お姉様は、自分の身体に自信を持っていないようで、特に胸が小ぶりなことをとても気にしていた。
「そんなことはないのに……」
 お姉様の身体は、とてもスレンダーである。
 特に、あの脚線の美しさは、モデルにしてもおかしくないくらいだ。
 お尻のラインも引き締まっていて、つい見蕩れてしまう。
「素敵です……お姉さま……」
 もっと、自信を持ってもいいのに。
 わたしは、お姉様が他の女子たちをうらやむ姿を遠く見ていて、いつもそう思った。
 本当なら、言葉にしてお姉様に伝えてあげたい。
 この学園に通っているお嬢様連中さえ敵わない、お姉さまの魅力を教えてあげたい。
「でも……」
 わたしには、それができない。
 こうやって遠くから、お姉さまを見つめるだけしかできない。
 どうしても、お話をすることができない。
「だって……わたし……」
 お姉さまの優しさを、踏みにじってしまったことがあるから。
 わたしを、助けてくれたのに。
 わたしを、庇ってくれたのに。
「………」
 お姉さまの周りには、後輩の雌が集まって、輪を作っている。
 どいつもこいつも、似たようなつくりの顔をして、親しげにお姉さまに話しかけている。
 …死んでしまえばいいのに。
 お姉さまに近づく雌はみんな、死んでしまえばいいのに。
「死ね……死ね……」
 お姉様を見つめていたはずの視線はいつのまにか、その周りに集まってきた女どもを呪うものに変わっていた。
「みんな、みんな……死んでしまえ……」
 わたしは強く爪を噛み、お姉様に寄り付く後輩の雌どもに、呪いの視線を浴びせ続けていた。

214紳士x:2012/03/27(火) 10:14:21.43 ID:r2Tb9lMc

 わたしもお姉様も、この学園には高等部から入ってきた。
 中学は、違うところに通っていた。
 本当なら、この学園に来るまで、わたしとお姉様に接点はないはずだった。
 でも、お姉様とは過去に一度、出逢っていた。
 それは、わたしにとって忘れることなどできない、黒い歴史でもあった。
 …夏の盛りのある日。
 朝から少し具合の悪かったわたしは、それでも学校に行こうと、電車に乗っていた。
 あいにくと、電車の中で座ることはできなった。
 満員と言うほどでもなかったが、立ちっぱなしはさすがに苦しかった。
 体の不調が、そのままお腹に来てしまったのかもしれない。
 わたしは、電車が走り出して間もなく、ひどい下痢を催してしまった。
 お腹が激しく痛み出し、お尻に頼りないものがどっと押し寄せてきた。
 目的地までの10分程度の時間が、とても我慢できそうになかった。
 それでもわたしは、必死に堪えた。
 ぶるぶると体を震わせながら、下痢の苦しみに耐えていた。
 電車の中で、ウンチを漏らすなんて、女の子としては致命的な失敗になってしまう。
 我慢している間の、1分1秒がまるで永遠のように感じられた。
 わたしの切羽詰った雰囲気が伝わったようで、次第に怪訝な視線を浴びるようになった。
 下痢を我慢している顔色も、ひどく悪かったに違いない。
「ねえ、調子悪いんじゃない? 席、かわろっか?」
 間近の椅子に座っていた、同じ学年くらいの女子。
 その女子が、調子を崩した様子のわたしを見かねて、声をかけてくれた。
 それが、お姉様だった。
 今とは違い、髪は長めで、それをポニーテイルに結わえていた。
「………」
 下痢の苦しみに耐えることで精一杯だったわたし。
 お姉様のその申し出に、返事をすることができなかった。
 うなずくことも、首を振ることさえもできなかった。
 もう、限界寸前まで来てしまっていたのだ。
 お腹の中で張り詰めている、凶暴な便意が…。
 ふとした拍子に、それが容易く弾けてしまいそうだった。
 だからわたしは、お姉様の好意に全く応えることができなかった…。



215紳士x:2012/03/27(火) 10:23:22.11 ID:r2Tb9lMc

「ねえ、替わるよ」
 お姉様が席を立って、わたしの肩に手を置いた瞬間だった。
「あっ…!」
 それが原因だったかどうかは、はっきりしない。
 ただ、張り詰めていた糸がぷっつりと切れる感覚を、わたしは初めて体験した。

 ぷすっ、ぷぷっ、ぶしゅぶしゅっ!

 お尻の穴を締めているはずなのに、熱く濁り淀んだ空気が漏れだした。
「………!」
 唇をかみ締め、奥歯を必死にかみ合わせ、体に力を入れているはずなのに…。
 お尻の穴は、言うことを聞いてくれない。
「えっ……?」 
 お姉様の、唖然としたような呟きを覚えている。

 ぶちゅぶちゅぶちゅっ、ぶりぶりっ、ぶばぁっ!!

 しかしそれも、わたしのお尻から発せられた、濁った爆発音に掻き消された。
「え、あ、えぇっ?」
 お姉様は、何事が起こったのか、わからない様子だった。
 わたしが下痢便を漏らしたことに、気がつかない様子だった。
「………」
 漂う独特の悪臭と、足元まで垂れ落ちる下痢便の痕跡。
 状況はもう、わたしにとって最悪の事態となっていた。
(あの子、やっちゃったんじゃないか?)
(ちょ、ちょっと、なにあれ!)
(うっ、うわっ、くせえぞ!)
 車内が、騒然とし始めた。
 わたしが下痢便を漏らしてしまったことは、もう隠しようがなかった。

 ざわ… ざわ… ざわ…

 視線とざわめきが、わたしの全てに集中する。
 それを浴びながらわたしは、ぶるぶると生理現象の震えを起こす。
「う……うぅ……」
 俯かせた顔を起こすことができずに、ただ、早く、次の駅に電車が着くことだけを願っていた。

216紳士x:2012/03/27(火) 10:32:11.02 ID:r2Tb9lMc

「あ、あの……」
 お姉様もようやく、事の重大さを把握したらしい。
「……大丈夫?」
 うろたえた様子を見せながら、それでも、漏らした下痢ウンチで足元を汚しているわたしのそばを離れることもせず、そう言ってくれた。
「おほっ、JCのウンコチビリキター!」
「うはっ、カワイ子ちゃんじゃね? 俺得、俺得ぅ!」
「晒しage、乙ぅぅぅ!」
 俯いたままのわたしに向け、シャッター音のようなものが連続して起こった。
「ちょっと! なに考えてんのよ!!」
 瞬間、お姉様が体を大きく広げて、わたしを背中に覆い隠す壁となった。 
「ふざけたことしてんじゃないわよ! 頭、おかしいんじゃないの!?」
 そして、おもむろに始まった口論。
 お姉様とキチガイ連中とのやりあいを横目に、わたしは俯いたままだった。
 でも、わたしは心の中で感激していた。
 ウンチを漏らしたわたしを、厭うことなく庇ってくれたお姉様の姿に…。
 わたしにとっては本当に、ヒーローのように輝ける存在であった。
 それから間もなく、電車が駅の構内に滑り込み、緩やかに停車した。
 幸いなことに、開いたドアから乗り込む客は、誰もいなかった。
「…ごめんなさい」
「えっ?」
 わたしは、開いたドアから駅のホームへと駆け下りた。
 その場に、下痢便の跡を残したままで…。
 足の裏側を伝って垂れ落ちる下痢便の痕跡を点々と残しながら、走って逃げてしまったのだ。
 庇ってくれたお姉様を、置き去りにして…。
 わたしは、逃げてしまったのだ。


217紳士x:2012/03/27(火) 10:43:36.64 ID:r2Tb9lMc

 残されたお姉様がどうなったかは知りようもない。
 ただ、奇異の目にさらされ、車掌に事情を聞かれたりして、面倒なことになったのは確かだと思う。
(なっ!? これ、あたしじゃありません!!)
 ひょっとしたら、下痢便の跡を見られたときに、漏らしたのがお姉様だと疑われたかもしれない。
(あたしがしたんじゃありません!!)
 当然、お姉様は否定をしただろうが、お漏らしを疑われるだけでも相当な辱めだったろう。
 逃げ降りた駅のトイレにこもって、わたしは和式の便器にしゃがみこんだまま、後始末もしないで頭を抱えていた。
 惨めな気持ちと、申し訳ない思いを抱えながら、汚したお尻もそのままに、シュクシュクと泣いていた。
 …その後、ほとぼりが冷めるまで半年ほど電車は使わなかった。
 写メを撮られた可能性があったので、ショートボブだった髪は、そのまま伸ばし続けた。
 コンタクトもやめて、眼鏡を使うようになった。
 一転して風貌が変わり、わたしはさらに地味な印象になった。
 それは、わたしが望んだことでもあった。
 そうしないと、電車の中で下痢便を漏らした女子だとばれるんじゃないかと思ったから。
 電車に再び乗るようになって、お姉様を見かけることがあった。
 お姉様の髪型は、わたしとはまったく逆になっていて、長い髪をバッサリとカットして、ボーイッシュな雰囲気になっていた。
 当然だが、声などかけられなかった。遠目に見つめて、心の中で謝罪を繰り返すだけだった。
 見かけるたびに、何度も何度も、心の中でお姉様に謝った。
 お姉様を見つけて、何度も何度も、心の中で謝り続けた。
 …あの時と同じように、お姉様を遠目に見つめる。
 それがいつしか、わたしの心の安らぎとなった。
 どこまでも、どこまでも。
 お姉様をどこまでも追いかけて、見つめ続ける。
 わたしはもう、お姉様のことしか考えなくなっていた。
 お姉様に気づかれないように、どこまでも追いかけていた。
 学園の入学式で、お姉様の姿を見つけた時は、心の底から狂喜した。
 本当に狂ってしまいそうになるぐらい、うれしかった。
 これからも、お姉様をずっと追いかけることができる。
 見つめ続けることができる。
 その日からずっと、わたしは、お姉様のことしか考えられなくなった。
 お姉様の姿しか、見たいと思わなくなった。
 お姉様の傍に寄り付く雌どもを、本気で憎らしいと思った。
 お姉様とわたしの視界には、なにも必要がない。
 お姉様とわたしの間には、誰も入ってきてはいけないのだ。
 お姉様、ああ、お姉様。
 お姉様。
 お姉様、お姉様。
 お姉様、お姉様、お姉様。
 お姉様、お姉様、お姉様、お姉様。
 お姉様、お姉様、お姉様、お姉様。お姉様。
 お姉様、お姉様、お姉様、お姉様、お姉様、お姉様。

218紳士x:2012/03/27(火) 10:50:29.81 ID:r2Tb9lMc

(お姉様ぁ……)
 昔のこと、下痢ウンチを漏らしたことを思い出したからだろうか。
「……ん」
 わたしは、何となくお腹が緩くなってきたのを感じた。
「もうっ…」
 お姉様のことを、もっとずっと見ていたいのに。
 わたしは、自分の生理現象にさえ呪いをかけたい気分になった。
「でも、まだ、これぐらいなら…」
 はっきりとした感覚ではないので、わたしはお姉様を見つめ続けることを優先した。
 お姉様の一挙手一投足を、この目に焼き付けることは至上の喜びなのだ。
 その隣に群がっていた雌どもは、お姉様が走り高跳びの練習を始めるため、既に追い払われていた。
 …いい気味だ。
 お姉様の邪魔をする奴等は、本当に死んでしまえばいいと思う。

 ぐるぅ……ぐる、ぐる……

「ん、ぅ……」
 お腹の緩み具合が、徐々に強いものになってきた。
 わたしはそれを自覚しながら、お姉様を見つめ続けた。
 お姉様は、高飛びの歩幅を確かめるため、低い位置に設定されているバーを何度も背面で飛んでいる。
「ああ、素敵……う、うぅっ……」
 その一方で、切ないものが徐々にお尻に集まってきていた。
「ん……う……」
 絞るような鈍い痛みが、下腹に刺激を与えいる。
 それを逃がすため、わたしは太ももの内側に力をこめて、括約筋を引き締めた。
(ウンチ、したい、けど……まだ……)
 便意の高まりは、右肩上がりの曲線を描いている。
 それでもわたしは、お姉様を見つめ続けたいという、自分の欲望を優先した。
 お姉様は、ウォーミングアップを終えたのか、本格的な高飛びの動作に入っている。
 軽やかなステップを刻みながら助走を取り、背面飛びでバーを飛び越えていく。
 その流れを生み出す脚線の美しさに、わたしは便意を抱えながら見蕩れていた。

 
219紳士x:2012/03/27(火) 10:58:15.28 ID:r2Tb9lMc

 ぐるるっ、ぎゅるるっ、ぎゅるぎゅるぎゅる……。

「ぐぅっ……」
 高まるばかりの便意は、苦しみを伴ってわたしに排便を要求している。
 肛門の内側に集まってきている緩めの物体が、外に出して欲しいと懇願している。
「もう少し……もう少し……」
 わたしはお腹に手を当て、波状的に襲ってくる鈍い痛みを撫で逃がしながら、便意を何とか抑えようとした。
「お姉様の、練習が、終わるまで、なんとか……」
 途中で目を離すなんて、そんな勿体無いことできるわけがない。
 わたしは、知らないうちに中腰の姿勢をとってお尻を大きく上下させながら、お姉様を見つめ続けていた。
 10本の跳躍が終わったところで、お姉様が一息を入れるようにマットの上で伸びをした。
 記録員を務めているらしい、マネージャーと思しき雌となにやら談笑している。
「………」
 その光景に、わたしは奥歯を噛んだ。
 さっきとは違い、その雌と話すお姉様の表情に喜色があったからだ。
 お姉様は少なくとも、その雌には心を許しているらしい。
「死ね……死ね……」
 わたしは、お姉様に親しげに会話を交わす雌が呪わしかった。
 そういう負の感情が引き金になったのだろうか…。

 ぎゅる、ぎゅるぎゅるぎゅるっ、ぐるおぉぉぉぉぉぉぉっ!!

「!!」
 便意が一気に急降下してきた。

 ぷすっ、ぶすっ、ぶびびびぃっ!

「う、あっ……!」
 あまりにも激しい急落下であったため、お尻の引き絞りが間に合わず、濁った空気を漏らしてしまった。
「くっ……さすがに……限界……」
 慌てて括約筋を引き締めて、便意の氾濫を防いだが、一度緩んでしまったのだ。
 もう便意は、わたしに猶予のないことを、肛門を通して訴えかけてきた。
「………」
 ここから間近いトイレの場所を、わたしは思い浮かべる。
 お姉様のいる陸上部のグラウンドは、旧校舎棟の一角にある。
 あまり使用されなくなっている旧校舎棟のトイレは、かなり古く、いまだに和式である。
 故障して使えない場所もあり、不潔な感じがするので、ほとんどの女子がそこでの用足しを敬遠していた。
「ごめんなさい、お姉様……」
 もっともっと、見つめ続けていたかった。でも、さすがにもう我慢できない。
「あの雌め…」
 わたしに負の感情を与え、便意を高める契機になった雌。
「死ねばいいのに」
 その雌に呪いの言葉を投げ捨て、わたしは木陰を後にした。

220紳士x:2012/03/27(火) 11:02:52.17 ID:r2Tb9lMc

 向かう先は、旧校舎棟の1階便所である。
 確か、玄関に入って右側の通りの突き当たりにあったはず…。
 木造の建物に入り、薄暗い感じのする廊下を進んで、その便所のある場所へ向かう。
 放課後なので人気はまったくなく、なんとなく薄ら寒い感じがした。

 ぶるっ…。

 と、背筋に感じる寒気は、便意だけではないだろう。
 100年近くの歴史を積み重ねてきた建物には、特有の雰囲気が備わっていた。
 こみ上げる便意も手伝って、わたしは小走りでトイレのある場所へと急ぐ。
「あ、あった……」
 【女子便所】と古めかしく掠れた文字で書かれているドアをみつけ、きしみ音をたてながたそれを開けて中に入った。
 便所の個室は、3つしかなかった。
 手前二つの個室は、扉が開いていたが、一番奥のそれは閉じられていた。
「………」
 独特のすえた臭いが鼻をつく。この中はさらに薄暗く、ホラーな感じがした。
 わたしは、一番手前の個室をおそるおそる覗き込んでみた。
「う……」
 個室の中に、便器がなかった。ぽっかりとあいた穴には木板で十字に仕切りがされていて、【使用不可】の文字が赤く塗られていた。
 やむなく、二番目の個室を覗き込む。
 やはり同じように、木板による封が施されていて、使えないトイレだということがわかった。
(使えないのなら、さっさと取り壊せばいいのに!)
 胸の中で毒づいて、ドアが閉じている一番奥の個室に足を向ける。
 わたしは何の気なしに、そのドアの取っ手に手をかけると、手前に引こうとした。

 ガチッ…。

「えっ……」
 思いがけない手ごたえに、わたしは取っ手の部分を見やる。
 中に人がいることを示す、赤い印が視界に入った。
(誰か、使っている……?)
 こんなトイレなのに? と、怪訝に思った、その瞬間だった。
221紳士x:2012/03/27(火) 11:09:15.09 ID:r2Tb9lMc

 ぎゅるるるるるっ、ぐるるっ!
 ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるっ!!

「ぐっ、はうぅっ!!」
 便意が凶暴な意思を顕わにして、わたしのお腹とお尻に襲い掛かってきた。

 ぶうぅぅぅぅっ!!

「い、いやぁっ……!」
 盛大な音を鳴らし、お尻が震え上がった。
 トイレに着いたことで無意識に我慢の緩んだところを狙われ、便意が自制を失ってしまったのだ。
 中身は出なかったが、次に同じような爆発が起こればおしまいだろう。

 ガンガンガン!

 と、わたしはドアを乱暴に叩いた。
「だ、誰かいるの!?」
 しかし、返事はなかった。

 ガンガンガンガン!

「ねえ、ここ、使えるの!? ねえってば!!」
 いくら乱暴にドアを叩きつけても、中からの反応はない。
「ちょっと、いるんでしょ!!」
 空気を漏らしたことで猶予がなくなった肛門。それを、スカートの上から押さえ込む。
 そうでもしないと、もう我慢ができそうになかった。
 それぐらい、膨れ上がった便意は凶悪なものになっていた。

 ガンガンガンガンガン!

 狂ったようにドアを叩き続ける。
 しかし、ドアの向こうは沈黙したままで、一向に応える様子がなかった。
(まさか、誰も、いないの!?)
 余裕を失う中、わたしは、お尻から便意が漏れないようにたたらを踏みつつ、ドア越しの気配をさぐる。
 …気配を、感じる。
 確かに、この中には誰かが入っている。
「お、お願い!! 少しでいいの!! 替わって頂戴っ!!」
 ドアを叩きつけながら、わたしは叫んだ。
 もう、数秒たりともお尻が保ちそうになかった。
「お願い、ねえ、お願い!」
 必死の懇願。それにも、応えようとしない中の住人。
「ちょっとぉ! 早く出てこないと、殺すわよぉ!!」
 わたしの顔は、便意と怒りと困惑とで般若のようになっていた。

222紳士x:2012/03/27(火) 11:12:59.50 ID:r2Tb9lMc

 ぶすっ、ぶすぶすっ、ぶっ、ぶっ、ぶぶっ……。

「おねがいっ! おねがい、おねがい、おねがい、おねがいっ!!」
 お尻から空気が漏れるのを止められない。
 スカートの上からでもわかるぐらいに、空気の熱いほとばしりが、便意の限界を訴えていた。

 ガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!!

「殺すっ……! 殺す殺す殺す殺す殺す!!」
 わたしは既に、正気ではなかった。それぐらい、お尻にかかってくる圧力が、今にも弾けそうになっていた。
「出てきなさいよ! 殺してやるから!! はやく、はやくぅっ、あっ、あっ、あ……」

 ぶすすっ、ぶすっ、ぶすっ、ぶっ、ぶぶぶぶっ!!

「だ、だめぇっ……と、まらな……!」
 お尻の穴からこぼれていく濁った空気。もう、それさえも留めることができない。

 ぶぶぶっ、ぶぶっ、ぶしゅぶしゅっ!!

「あ、うあっ……!」
 空気に水気が混ざった。
 本当にもう、限界だった。

 ぶりっ、ぶりぶりっ、びちびちっ!!

「あ、ああっ………!!」
 はっきりとした質量のあるものが、肛門を震わせながら飛び出して、パンティの中で弾け飛んだ。
「もう、だめっ、らめぇっ! らめえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!」
 わたしは、何かに追い立てられるように、お腹とお尻を押さえていたそれぞれの手を離して、スカートをまくりあげてパンティをひき下ろした。

 ぶちゃぁっ!! ぶりぶりぶりぶりっ、ぶりっ、ぶりぶりぶりぶりぶばぁぁぁぁ!!

「んぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!!」
 ぱっくりと開いた肛門から、爆音を立てて下痢状のウンチが噴き出した。
 びちゃびちゃっ、と床の上を黄土色の下痢便が這いずって、泥の道を作り出す。
「う…あ、あ……あぁ……」
 放出の圧倒的感触に、わたしは呆けてしまっていた。

 ぶちゅ、ぶりゅっ、ぶちゅぶちゅぶちゅっ……。

 我慢を重ねていたためか、最初の大噴出でほとんどのウンチを出してしまったらしい。
 その後から出てくるものは、水っぽいオナラばかりであった。
「く…う、う……」
 ずるずると、力の抜けた体が沈んでいく。
 お尻からは、下痢便の残滓が泡となって、音を立てながら垂れ落ちていた。

223紳士x:2012/03/27(火) 11:15:29.28 ID:r2Tb9lMc

 時間にして、十分足らずの出来事だった。
 お姉様を見つめていた至福の時。
 そこから、一気に地獄に突き落とされたような無様な姿を、わたしは晒していた。
 引きおろしたパンティは、お尻の部分が茶色く汚れていた。ちびっていたのである。
 床の状況は、もっと凄惨だった。
 勢い良く下痢便を噴き出してしまったので、広い範囲にわたって黄土色の汚れが飛び散っている。
 ドラマでよくあるような、事件現場の血痕の飛び散りを思わせる光景であった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 お腹の差込が続き、わたしは荒い呼吸をする。
 時折、下腹に力がこもって、名残の泡便をぐじゅぐじゅと肛門から噴いた。
「はぁ、はぁ……く、くそぅっ……」
 わたしは、殺気を込めて、赤い印を未だに出し続けるドアを睨んだ。
「殺す……」
 取っ手に手をかけ、ガチャガチャと引っ張り、何度もドアを開けようとする。
「殺す! 殺してやる! 糞豚っ! いるんでしょ! 出てきなさいよぉぉ!」
 口の端から泡を飛ばして、叫びつける。

 ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!

「殺してやるっ! ころしてやるっ!! コロシテヤルゥゥゥゥゥ!!!」
 わたしをこんな目に合わせた、中にいるであろう糞豚女。
 本気でわたしは、その糞豚を殺してやりたいと思った。
 お尻が汚れたままにもかかわらず、ドアを狂ったように叩き、力の限り引っ張って開けようとする。
 糞便で何もかもを汚した中の、常軌を逸した行動。
 それはあまりにも、異常な光景であったろう。
「ねえ、どうしたの!」
 切羽詰ったようにかけられた声にも気づかないまま、わたしは狂った奇声をあげながらドアに食いかかっていた。

 
224紳士x:2012/03/27(火) 11:20:11.04 ID:r2Tb9lMc



「うっ、うっ、うっ、うえええぇぇ……」
 わたしは泣いていた。
 優しく頭を抱かれながら、泣いていた。
「大丈夫、大丈夫だから……」
 頭を優しく撫でてくれる。
 わたしが出した下痢便の臭いが充満する中で、その人はずっとわたしを慰め、温めてくれていた。
 …お姉様だった。
 練習を終え、お姉様は用足しをするためにこの旧校舎に入ってきた。
 こことは違うトイレで小用を済ませた後、出て行こうとしたときに、尋常でない物音をききつけて駆けつけたのだ。
 お姉様の目の前では、わたしが暴れ狂っていた。
 そんなわたしを羽交い絞めにして、それでも凶暴さのとまらないわたしを無理やり便所から引きずり出し、そして、抱きしめてくれたのだ。
「大丈夫だよ、もう。安心して、いいよ」
 糞便の臭いをまとまわりつかせているわたしを、それでも、お姉様はずっと抱きしめてくれている。
 これは、夢ではないのかしら…。
 わたしは、その胸にすがりつきながら、そうでないことを何度も何度も願った。
 お姉様の行動は、とても早かった。
 わたしが撒き散らした下痢便によって惨状と化したトイレはそのままに、まずはわたしの身を案じて、別のトイレに運んでくれた。
 そこで、呆然となっているわたしのお尻を綺麗にしてくれたのだ。
「あなたのウンコ、すごいビチビチだったけど…。お腹、壊しちゃった? もう、大丈夫?」
 わたしは頷くばかりで何も言葉にできなかったが、お姉様は微笑を浮かべて後始末をしてくれていた。
 とても、信じられない光景だった。
 見つめるだけしかできないでいたお姉様に、わたしの粗相の後始末をしていただけるなんて…。
「このパンツ、どうしよっか?」
 膝の辺りで所在なげにしている、ちびりで汚したパンティ。
「脱がしてあげる。ね、足を上げて?」
 そう言うや、お姉様はわたしのパンティをするすると足元まで引き下ろすと、少し浮かせた足を通して、それを脱がせてくれた。
「………」
 お姉様はなぜか、汚れたパンティを凝視していた。その頬が、うっすらと紅くなっている。
「あ、ご、ごめんね」
 わたしの怪訝なまなざしに気づいて、お姉様はパンティから視線を外した。
「ねえ。ウンコ、おもらししたの、誰にも知られたくないよね?」
 全ての始末を終えたとき、お姉様がそう言ってきた。
「お腹の調子、いま大丈夫ならさ。その、あたしの家に来ない?」
 最初は、お姉様が何を言っているのか、わからなかった。
「あたしの家でさ、おもしろいこと、しようよ」
「え……?」
 水場でお姉様が洗濯をしたパンティには、まだわずかに汚れが残っている。
 お姉様はそのパンティを手にしたまま、顔を紅くしたまま、わたしに問いを続けた。
「おもしろくて、気持ちのいいこと……しようよ」
「……はい」
 お姉様が持っている闇。
 わたしは直感的にそれを悟り、そして、本望とばかりにその申し出を受けていた。



……』

 ヤンデレ化したストーカー娘の小話でした。
 小話といいつつ、長文となり恐縮です。
 お粗末で、ございました。
 m(__)m

225名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 06:24:03.03 ID:tG1ArXow
ヤンデレとスカトロを組み合わせた全く新しい
いいぞもっとやれ
226名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 16:27:07.82 ID:pcaS2kQJ
総集編の文庫本をそのへんの書店で購入したいのですが
どうやって注文したらいいですか?
227 ◆AkXsOcg8VE :2012/03/30(金) 19:28:18.18 ID:tOUuS9ML
どうも、こんばんは。
大作続きの後で恐縮ですが投下させてください
4レスくらいでいけると思います
228 ◆AkXsOcg8VE :2012/03/30(金) 19:29:49.01 ID:tOUuS9ML
「…千歳、なんかお腹出てきてないか?」
唐突に、カレシが競泳水着姿の私を見ながらそう言った。
「…は?」
思わず、そう聞き返してしまった。
ここは学校の温水プール。
デートの代わりとか言って、カレシは私を誘ってよくここに泳ぎに来る。
周りも似たようなカップルがちらほらいるので、私たちが目立つということはない。
それにしたって、こういう二人っきりのときに言ってほしいことじゃないよねー。
「いや、この辺。ほら」
そう言って、カレシがお腹を指先でぎゅってしてくる。
「のおおおっ!?」
反射的に変な声が出てしまった。
…そう言われてみれば、確かにちょっと出てきてる気がしないでも。
ちょっと押されて、確かに苦しいものを感じたぐらいだから…。
デキてしまわないようには気を付けてるはずだし、これは… あれだ。
「…大丈夫か?」
私の変な声を不思議に思ったのか、カレシが心配そうに声をかけてくる。
「あー平気平気。ちょっと休んでから帰るよ。先に行ってて」
心配してくれるのは嬉しいけど、これは女の子特有のデリケートなこと。
男であるカレシにはとても言えないこと。
キョトンとしてるカレシを尻目に、私は早足でプールサイドを歩いていった。カレシが呼んでるような気がしたけど、気にしない気にしない。

あれとは、つまりお通じのこと。
普通に人には言いにくいことだけど、このカレシの前では特に、だ。
前にセックスしながら… 出しちゃった、と言うか、出さされたんだよね。
それも、外で。
入れながら、お腹をグリグリしてくるから、思わずウンコ出しちゃって。
ものすごい量が出てきて、スゴく恥ずかしかった。
それ見てめっちゃ興奮してたカレシ。いつもよりチンチンずっと大きくしてたよね、うん間違いない。
そんなカレシだから、もしかしたらトイレの中まで付いてくるかもって思って。
いかに好きなカレシでも、そんなとこはさすがに見せられないよね。


カレシが後ろに付いてきてないのを確認して、私は女子トイレに入っていった。
帰るんだから着替えてからでも良いんじゃって言われそうだけど、出そうなタイミングというのは意外と少ない。
だから、そういうのをなるべく逃さないようにしてるってわけ。

広いトイレの中から和式の個室を見つけると、そそくさと中に入って扉を閉めた。
洋式ではなんとなく力を入れにくいし、他の人が座ってたと思うとどうも苦手なんだよね…。
競泳水着の上に着てきたジャージを脱いで、フックに引っかける。
そして、水着の肩紐を外す。
…恥ずかしいけど、大きいほうをするときには全部脱がないとできないわけで。
生地が固い上に水で濡れてる水着は、容易に脱げてくれない。
ぐいぐいと肩紐の辺りを引っ張って、窮屈そうにしてたムネを丸出しにしていく。
ぶるんと音が響きそうな勢いで、自慢のFカップが外に飛び出した。
「ふうっ…」
最近また大きくなってきたのか、ただでさえピチピチな競泳水着では特に苦しく感じてしまう。
そのまま、さらに下へずりずりと。
お尻の辺りに引っ掛かった水着を引っ張って、膝まで下ろした。
そうして、ようやく用を足せる体勢が出来上がった。
229名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 19:30:41.61 ID:SeYwYHxz
230 ◆dXbabdZRppEG :2012/03/30(金) 19:32:23.33 ID:tOUuS9ML
水着を膝に残したまま、和式便器を跨いでしゃがみこんだ。
その体勢で、ぐぅっとお腹に力を入れ始める。
「ん… んぅううっ… く、ああっ…」
喉から声が漏れる。
我ながら、結構エロい声だって思う。
アイツにあの時言われるまで意識したこと無かったけど、踏ん張るときの声ってセックスのときのと似てるのかも知れない…。
お腹が冷えてたせいか、すぐにオシッコが出始めた。
便器を激しく打つ黄色い飛沫。
誰もいないんだけど、一応水を流して音をごまかす。
水流に負けないぐらいの勢いで、すべすべの股間からオシッコが吹き出し続ける。
丸出しの尿道から綺麗な放物線を描いて、ぷしゅううっ、っていいながら。
体から熱が出ていく感触に、思わず身震いしてしまった。

一分ぐらいして、飛沫は止まった。
放尿が終わると、まずはペーパーを使って濡れた部分の後始末。
一息付くと、お腹の中にある大きなのを出すべく、また力を入れていく。
「ふっ… んううっ」
力んだ瞬間、ぎゅるるっ、と音が響いた。
お腹は動いているみたいだけど、その中のものは簡単には出てきてくれない。
「んぅ、あ、ああっ…」
ぐうっと力を入れてると、つーっと白っぽいオリモノが伝ってきて、ポチャンと水の中に落ちた。
だけど、出したいものは容易に姿を現してはくれないようだ。

「はぁはぁ… くぅ、は、ああ…」
さっきから5分ぐらい、腹筋をぐいぐい動かしてる私。
その甲斐あってか、ようやく固いものが降りてくる感覚を直腸に感じてきた。
今度はお尻の方に力を入れて、それを捻り出す作業だ。
「ふぅ、ん… んうう、んあっ」
何回か、腹筋に力を入れることを繰り返す。
そうして、ようやく肛門を通ってきた固まり。
お尻の割れ目の間で、それは出たり入ったりを繰り返してる。
「んううううっ!」
思いっきり声を出してしまった、その瞬間。
じゅる、という感触とともに、何かがスルッと抜け落ちるのを感じた。ボトンと重い音が聞こえる。
下を見ると、茶色というより黒っぽい色をした塊がひとつ、便器の中に転がっていた。
「ん、あはっ… 出た… 出せたぁ…」
思わず、それをじっと見つめてしまう。
231千歳の秘め事(3) ◆AkXsOcg8VE :2012/03/30(金) 19:34:50.99 ID:tOUuS9ML
肛門に栓をしてたかのような、固くて太いもの。
長さはそれほどでもないけど、直径にして5cmほど。
よくこんなものが通ってきたなって思った。
でも、まだこれで終わったわけじゃない。
「う… うっ、んううううっ… でる、かな…」
もう一頑張り。
お腹の中にはまだいっぱい溜まってるのが感じられる。
出せるときに全部出してしまわないと、またいつ出せるか分からないから。
お腹に手のひらを当てて、ぐっと押してやる。ずっしり鈍い痛みが伝わってくるのが、大量に溜め込んでしまってる証拠だった。
構わずにマッサージし続けると、ふと、何かがずるっと動くのをお腹に感じた。
「んは、ああっ… きた… でるぅ…」
再び姿を見せた茶色の太い物体。
肛門を通って、それは少しずつ外に吐き出されてきた。
「く… ああっ、はあっ」
ウンコが通っている肛門からほとばしる、気持ちよさとも苦痛ともつかない感覚に、思わず喘ぎ声が出てしまう。

 みちっ、じゅ、ぷぅ…
 むりむりっ… じゅるっ…

細い穴をこじ開けるかのように、重い音をたてながらゆっくりと出てくる。
お尻から途切れることなくそれは延びていき、肛門の真下に山を作っていく。
出しながら、少しずつ足を前に進める。そうすることで、少しずつ茶色の太いラインがまっすぐ敷かれていく。
「うう、んんっ…」
力を込めるたびに、それは徐々に長さを伸ばしていく。
その長さが便器の奥行きと同じぐらいになろうかというところで、ようやくそれは途切れて便器にボトンと落ちた。
時間にして3分近く。
出し終わったウンコは便器を縦断して、さらに余った分が水の中に垂れ下がっている。
こういうの、一本糞って言うんだっけ…。
「はぁ…」
まだお腹には重いものが残ってる。でも固いのが出終われば後は楽なものだ。
少し力を入れると、肛門に再び熱いものを感じてきた。
すぐにそれは通り抜けていき、お腹の中のガスとともに外に飛び出していった。
さっきのとは違う、匂いが強くて柔らかいウンコ。

 ぶ、ぶぶぶっ、びゅふ、びゅぶゅうう…!

肛門からスゴい音をたてて、半分液状になったそれは破裂した水道管からの水のように噴き出してくる。
続けざまに、二度、三度と。
そうして、便器の中をたちどころに濃い茶色で埋め尽くしていった。

 ぶ、ぶりゅ… ずりゅ…
 びちゃ… ぶぶっ、ぶひゅぅ…!

聞くに耐えない音を水流でごまかす。でも、私の耳にはしっかり聞こえてしまうわけだけど。
232千歳の秘め事(4) ◆AkXsOcg8VE :2012/03/30(金) 19:36:08.69 ID:tOUuS9ML
2週間以上も溜め込んだものは、色も臭いも、そして量も相当なものになってる。
流し終ったところに更なる便意が襲いかかってくる。しゃがんで膝を抱えたポーズのまま、それを全部開放してやる。
「く、うううっ… いたいぃ…」
めくれあがった肛門の粘膜を容赦なく刺激しながら、お腹の奥底のものが排泄されていく。

 ぶりゅ、じゅるっ… びゅぶっ…!

15cmぐらいの細くて黒いのが一息に便器に落とされ、ようやくお腹の違和感は収まっていった。
流れ切らなかったらしい最初のと折り重なって、強い臭いを発している。
「うぐ… くっさ…」
臭いと力の入れすぎのせいで半ば意識が朦朧としながらも、ボタンを押してそれを水に流していく。
ペーパーを取ってお尻を丁寧に拭っていき、それも一緒に流してやる。
しぶとく便器の中に残ってた太くて長いのも、全部流れていった。
それを確認して、元のように水着とジャージを着て立ち上がる。
壁に両手を付きながら、ふうっと大きく息をつく。
これで、しばらくはお腹のことで苦しまなくて済みそうかな。


それにしても。
こんなとこ見たいなんて、間違いなくうちのカレシだけだろうなあって、ふと考えた。
出してるとこ見てるときのあの興奮ぶり…。
あの時は私も盛り上がってて何がなんだか分からなくなってたけど、素の時に目の前で… なんて言われたら、恥ずかしくて気絶しちゃうかも知れない。
でもお願いされたら、やっちゃうのかも… はぁ。

更衣室にやってきて、カレシに電話。
ちょうど着替え終わって入り口のとこにいるって言ってる。
いつものとこで合流しようって約束をして、私は電話を切った。
帰っちゃうにはまだ勿体ないし、今日はこのまま夜まで付き合っちゃおうかな。
そう思いながら、私は着替えを始めるのでした。
233 ◆AkXsOcg8VE :2012/03/30(金) 19:37:20.99 ID:tOUuS9ML
以上です。
…名前欄がgdgdになってしまいまして失礼いたしました。
それでは。
234名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 22:51:21.11 ID:Lf8R6HFx
素晴らしい!GJ!
235名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 09:16:52.83 ID:ooO8eROD
お久しぶり!
今回もいいですね〜
236H:2012/04/01(日) 16:06:25.53 ID:LCd45Ym6

園芸店の続きです。
工場での話は、これで最後です。


237H:2012/04/01(日) 16:07:20.81 ID:LCd45Ym6




 注文の多い園芸店5(後編)





「……はい、おっけー。とりあえず」

 その一言で、部屋の中の空気が少しだけ軽くなったような気がした。
 入江が構えるカメラのRECランプが消えると、ほっと息をついて、被写体である彼女――美緒は指定されたポーズを解いた。
 一旦立ち上がり、そして曲げっぱなしだった背筋をぐっと伸ばす。
 ようやく、例のサービスカットの撮影が終わったのだ。


「ごめんね、でもおかげで良い画が撮れたよ。じゃあ、次……倒してくれる?」
「あ、はい」
 そして撮影は、ようやく次の段階に進む。
 結局、インターバルは一分ほどしかなかった。
(多分もうちょっとだ……頑張ろう)
 なんとなくムズムズするような、変な気分を振り払うために、美緒はもう一度大きく伸びをした。
 弓のように、彼女の細い身体がしなる。
 運動部特有の引き締まった体の曲線と、控えめながらもしっかりと存在を主張する、浮き上がった胸のラインが彼女の魅力を端的に表していた。
 もっとも、それを彼女は全くわかっていなかったが。
 それを横目で見ながら、入江もカメラのセッティングを進める。

 次は材料証明――つまり、プロフィール用紙の確認である。
 今、美緒のすぐ脇に置かれているこの瓶の中身が、間違いなく彼女の肛門から排泄された大便だということを消費者に対して
はっきりさせなくてはならない。
 そのために、部屋でうんこを溜め始めた最初の日に書いた――瓶の底に敷いた、専用の用紙をこれから確認するのだ。
 ……ただし、原材料の“産地偽装”を疑う会員は、現在ではほぼ皆無であるので、これも半は視聴者のためのサービスになっているのだが。

238H:2012/04/01(日) 16:08:07.45 ID:LCd45Ym6

「よいしょっ……と」
 そして入江に指示されるまま、美緒は慎重に、貯蔵瓶の頭を掴んでコンクリートの床に倒していく。
 茶色い便で満杯になり、一人では持ち運べないほどの重さになってしまったこの瓶であるが、この程度なら彼女の腕力でも問題ない。
 そっと横倒しにされ、カメラのレンズに写るのは、瓶の丸い底だ。
 美緒が最初に書いたプロフィール用紙が、二ヶ月分の便による圧迫と熱と水分とに耐えて、そこにあった。
「はい、じゃあプロフィール確認しますね〜」
 入江が、今度はその瓶の底をクローズアップしていく。
 細いマジックで書いた、美緒自身の字である。
 紙も文字も、かなり茶色に侵食されているが、まだはっきりと読み取れる。
「かわいい字ですね〜。ちょっと自己紹介してもらえるかな?」
「えっ あ、ええ……と。 て、寺川ゆいです。平成○○年5月12日生まれ、18歳で……今は高校三年生、です……」
 急に振られて一瞬、“堀江”と名乗りそうになってしまった。
 慌てて頭を“寺川ゆい”の方へ切り替え、美緒は用紙の内容を読み上げる。
 ゆいを演じている、と思う事で、彼女は恥ずかしさを誤魔化した。

「本は、歴史小説とかをよく読みます。部活は、陸上部で……」
 震える声で淡々と読み上げる、その文章の中にいる人物。
 寺川ゆい。
 それは二ヶ月前の自分だった。
 スカウトの浅見に出会った頃の……。
 身長体重、好きな食べ物、好きな芸能人、特技と自慢に思うこと……そして嘘の生年月日と、進学のためという、この仕事をしている理由。
 浅見に付けて貰った、新しい名前と一緒に。
 嘘で出来た、正に虚構の存在だ。
 自分で書いた文章ではあるが、改めてこれを読むと、「寺川ゆい」で呼ばれることに……そう振舞う自分自身に、段々と
違和感が無くなってきているのに気が付いて、彼女は怖くなった。
(テレビに出ている芸能人とかも、こんな気持ちになるのかな……?)
 普通の緊張感や、ドキドキとは違う。
 人生で初めて経験する感情だった。
 うんちを溜めて、それを売ってお金を稼ぐことも……。
 慣れて段々と薄れてきていた、胸の奥底に沈んでいた、いけないことをしているという罪悪感も、一緒にまぜ返されて美緒の心を乱す。
 そしてそれを、大勢の見知らぬ男が見ているという事実も。

239H:2012/04/01(日) 16:09:03.30 ID:LCd45Ym6


「――はい。みなさんに、ゆいちゃんのプロフィールを確認して頂きました。それではこれから、発酵容器にうんちを移していきます」

 そんな美緒の揺れる気持ちを他所に、動画撮影は最後の段階へと入る。
 カメラを少し引いて、瓶と、その傍にしゃがむ美緒の姿を一緒に写すと、入江は撮影を止めた。
「それじゃ、次で最後ね。もうちょっとだから我慢してね」
「は、はい」
 一旦カメラを三脚に戻し、入江は早足で部屋の反対側に移動する。
「よいしょっ! ……と」
 掛け声を一つ、彼女が奥から引っ張ってきたのは、スチール製の大きな台車だった。
 引き手がついた四輪の台座の上に大きな掃除機のような機械と、その隣に例の鍋のような発酵容器が載せられている。
「これってあれですか。ポンプ?」
「そう。ゆいちゃんが見た動画でもこれ使ってたでしょ」
 言いながら、入江は機械のラックからホースを取り上げる。
 ポンプの機械の横からは太いホースが二つ伸びていて、入江は先端に長い金属製のノズルが付いた方を両手に抱えた。
 そしてもう一つの方のホースは、となりの容器に接続されていた。
 これを使って、瓶から大便を吸い上げ、発酵容器に移すのである。
「結構大変なのよね……これも。一回使う毎に、中を完全に洗浄しなきゃいけないから。……じゃ、準備できたし、開けようか。びん」
「はい」
 瓶をポンプの隣へ。
 そして三脚のカメラの角度を調整し、最後の撮影準備を終える。
 あとは、美緒がカメラの前に立つ必要はなかった。
 三脚の後ろで、回収作業の様子をじっと見守る。


 ぷ……ぷしっ!

 
 力任せに、入江の腕で開けられた蓋の隙間から、まるで炭酸飲料を開けた時のような音が漏れた。
 美緒の家で、最後の便を詰め込んで密封したのが三日前。
 弱い発酵が始まり、便から発生して今まで溜まっていたガスが抜けたのだ。
240H:2012/04/01(日) 16:09:56.62 ID:LCd45Ym6

「それでは、回収を始めます」
 開けた蓋を持ち上げると、その裏にもべったりと軟便が付着していて、納豆のように細い糸を引いた。
 そして入江はそんなことお構い無しに、銀色の長い吸込み口を、ぐっと瓶の底まで一気に突っ込む。
(……なんだろ。ヤクルトの容器にストロー突き刺すみたいな……)
 見守る美緒の正直な感想だった。
 これも、参考に見た動画で同じようにやっていた。
 あとちょっとで、この撮影もおしまい――


 じゅ… ぐじゅっ! ずっ…… ずずじゅるるるるるるるる……!!


(ううぅ……! ひ、ひどい音だぁ……) 
 ぞわぞわっと、背中が寒くなる。
 黒板を爪でひっかいたような寒気に、思わず美緒は、両手で耳を押えてしまった。
 途中からホースに空気を巻き込んで、それはより一層下品な音に変わる。
 昨今の一般家庭では久しく聞かなくなった、汲み取り便所の、バキュームカーによるし尿回収の音である。
 少し前の世代なら耳になじんだ生活の音の一つであるが――下水道完備の時代に生まれた美緒にとってはほとんど初体験の異音だった。
 パソコンのスピーカー越しではない、生の音の刺激はまた格別である。
 聞くに堪えない無様な音を立てながら、二か月分の材料はあっというまに、ポンプを通してあの鍋の中へと収まっていく。
 しかし、音だけでなく、直接作業する入江は相当な悪臭にも晒されているはずだが、眉一つ動かさない。
 本当に、慣れというのは凄いと美緒は思った、
 だが……これでようやく、動画撮影も完了である。
(あれ?)
 と思ったら、空っぽになった瓶を前に、入江が笑顔で手招きをしている。
 なんだろうと思って美緒が歩み寄ると、
「最後に、ゆいちゃんのうんち買ってくれるお客さんに、挨拶してくれない?」
「……やらないと、いけないですか?」
「やってくれたら嬉しいな。どうしてもいやなら、いいけどね」
「……はい」
 もう、どうにでもなれ。
 やると言ったんだから、最後までキチンとやらなきゃ。
 半ばやけくそ気味の心境で、美緒は再びカメラの前に立った。
241H:2012/04/01(日) 16:10:41.40 ID:LCd45Ym6



「ええと、その、ええと……。今日、回収してもらった、その……うんちを出した、寺川ゆいです。あ、自己紹介はもうしてましたね、
ごめんなさい。えと、ここに来るのも動画を撮られるのも、何もかも初めてで……すごく緊張しました」

 言葉通りの表情だった。
 工場の機械を背景に、部屋の真ん中で、まっすぐに立って三脚に据えられたハンディカムの前に美緒はその華奢な身体を晒す。
 しどろもどろになりながら、視線も泳ぎっぱなし。
 小さな声なのに、喉がもう痛くなり始めていた。 
 もう、何を言えばよいのか良くわからない。
 何か。
 何か言わなければいけないことは……。

「あの……私の肥料、もう予約してる人が何人もいるって聞きました。でも、こんな私ので本当にいいんでしょうか?
 ……ああ、なんて言ったらいいんだろ? よくわかりません。こんな変な気持ち、生まれて初めてです」

 そこまで言うと、あとは顔を下げてしまう。
 だがその“よくわからないこと”で溢れる言葉は、まだ止まらなかった。

「でも、明日からまた……じゃなかった。今日家に帰ってから、またあの瓶にうんちを溜め始めます。次は、我慢できなくて
捨てちゃうことが無いように、気を付けます。いっぱいごはん食べて、いっぱい出せるように頑張ります。自分の、夢のために。
だから、予約してくれた人、次のも買ってくれたら……嬉しいです」

 最後は顔を上げて、ぺこりとお辞儀を一回。
“かわいい笑顔でお願い”という入江のプラカードの指示には応えられなかったが、精一杯の勇気を振り絞って美緒は言葉を紡いだ。

「……はい、これで確認動画は終了です。これから順次、肥料化の作業に入っていきますので、予約のお客様は今しばらくお待ちください。
最高品質の商品を提供できるよう、従業員一同、鋭意努力してまいります。では」
 最後に、入江が一言添える。
 それで本当におしまいだった。


242H:2012/04/01(日) 16:11:28.00 ID:LCd45Ym6

「はい! おっけー、終了! お疲れ様、ゆいちゃん」
 入江が大きく手を叩いて、美緒に歩み寄った。
 それでやっと、身体が締め付けられるような緊張から彼女は解放される。
 胸に手を当てて、大きな息を一つ。
 今のがこれまでで一番、ドキドキした。
「よかったよー、今のしゃべり。声の震え具合とか、微妙に腰とか脚をもじもじさせてるのとか、初々しさが最高! 
喋れなかったらカンペ書いて出そうかと思ってたけど、やるじゃない」
「は、はぁ……」
「絶対、固定客増えるよ。次も一杯食べて、それで良いうんちいっぱい出さなきゃね!」
 ぽんぽんと、労いに肩をたたかれる。
 その入江な表情は、実に満足げな笑顔だった。
「ほんと、ゆいちゃんには色々手伝ってもらっちゃったし。ありがとうね」
「あ、いえ。入江さんもお疲れ様です」
 美緒も釣られるように、笑顔を返した。
 正直、ほっとした。
 これでやっと今日の仕事は終わりだ。
 自分がやりたいと言い出した以上は、最後までやりきらなければと思っていたが、とにかくこれで、家に帰れる。
 両親は今日も遅いはずだが、流石に夜までには家にいるようにしないとまずい。

(……あ、そう言えば浅見さん、どうしてるんだろ)
 と、そこで美緒は思い出した。
 帰りは浅見の車に乗せてもらうつもりだった。
 緊張しっぱなしで完全に忘れていたが、まだ向こうの用事は片付かないのだろうか。
 左手の腕時計に視線を落とす。
(……まぁ、いっか。あのレストハウスで待ってたら。ホントに今日は疲れたし……)
 ずいぶん時間が経ったような気がしていたが、時間を見ると工場に入ってからまだ四十分しか経っていなかった。
 あまり遅くなるようならタクシーを呼んでくれるとも言っていた。
 疲れたし、少し休んでいけばいい。
 やっと熱の冷めてきた頭で、そう楽観的に考えた――その時だった。


243H:2012/04/01(日) 16:12:07.98 ID:LCd45Ym6


 ぐ、ぐるるるっ…… 



「……あ、あら?」
 どこか間抜けなその声を漏らしたのは、入江の方だった。眼鏡の奥の瞳をぱちぱちとさせる。
 美緒は、何も言わない。
 ……あえて何か言う必要は無かった。
 入江の耳にもはっきり聞こえるほどの大きな音が、その美緒のおなかから響いてきたからである。
「ちょっ……ごめんなさい。入江さん、あの……新しい用紙ってありますか……?」
 突然のことに、美緒は微妙に顔を引きつらせながら聞いた。
 もどかしそうに、華奢な腰をよじらせる。
 その彼女の仕草が全てを物語っていた。
「ごめん、ここには置いてないのよ。少し我慢できる?」
「あんまり……余裕、ないです……」
 事態の深刻さと彼女の意思を察し、心配そうな表情で応える入江。
 言葉を返す美緒の顔は、既に少し蒼かった。
 また突然、彼女を襲った大きな便意の波。
 長い緊張から開放され、腸の方まで緩んでしまったらしい。
 さっき――工場に到着したときに一度トイレで出して、もう平気だろうと彼女はタカを括っていたのだが、どうも今日はずっと、
おなかが緩い傾向にあるようだ。
「ん、んっ……」
 小さな声を漏らしながら、美緒は両手をおなかにあてて、ゆっくりとさする。
 ブランコでゆられるように、間欠的な痛みが繰り返し襲ってくる。
 なんとか腸をなだめようとするものの、既に動き出した下半身の緊張の度合いは、急激に高まっていく。
 もともと便秘などとは無縁の、健康な生活を送っていた彼女である。
 とにかくたくさん排便することを念頭に、彼女は常日頃から、ネットで調べた「便通が良くなる食べ物」を出来る限り多く
摂るようにしていたのだが、その努力の成果が、今回に限っては悪い方向に現れてしまったのであった。
(どうしよう、あの用紙がないと……またトイレに捨てることになっちゃう……)
 そして、緊急事態にもかかわらず彼女は迷っていた。
244H:2012/04/01(日) 16:12:42.14 ID:LCd45Ym6

 近くにトイレが無いのではない。
 この部屋に来るときに通った廊下の途中、ここからほど近い場所に女子トイレはあった。
 そこへ駆け込んで排便するだけなら、十分間に合うだろう。
 だが、それは負けなのだ。彼女にとっては。
 このままでは、また間に合わない。
 また――無駄にしてしまう。
 最悪、日付と名前さえ書いて瓶に入れてあれば良いので、白紙があるならこの場で書いてあの瓶を使うこともできた。
 しかし紙は無い。取りに行って貰ったとしたら、多分間に合わない。
 進むことも引くこともできない状態で、美緒はただ立ったまま腰をもじもじとさせている。
 ジレンマに、彼女は自分の行動を決められずにいた。


 ぐるっ ぐ、くきゅぅぅ……!!


「ん、んんっ……!」
 また大きくなった便意の波に襲われ、美緒はおなかを押えて前かがみになる。
 その背中を入江がさする。
 傍から見ても、彼女が限界に近づいているのは明らかだった。
「ええと、緊急事態なら、そこカーテンで仕切れるけど。あの瓶使う?」
「でも、用紙が……」
 泣きそうな顔で眉をしかめながら、この期に及んでも意地を張る美緒である。
 そのプロ根性に達しつつあると言ってもいい、意地と悲壮感の混じり合った顔に、入江は舌を巻いた。
「……いい根性してるわホント。でもそのくらいは、責任者の私が証人ってことでOKだから。ちゃんと材料として扱ってあげる」
 言って、入江は自分の胸をぽんと叩いた。
 そして美緒から離れると、彼女の見守る中、先ほどの瓶を部屋の隅っこのほうに持っていく。
 部屋の中のそこだけ天井からレールが吊り下げられていて、白いカーテンで周りから隠せるようになっていた。
 ちょうど、学校の保健室のように。
「はい、どうぞ。こぼさないように、これも付けてあげる」
 瓶を床に据え、彼女はプラスチックの、大きな漏斗のようなものをその口にかぶせた。
 即席トイレの完成である。
245H:2012/04/01(日) 16:13:22.85 ID:LCd45Ym6

「は、はい……! ありがとう、ございます……」
 他に選択肢は無かった。
 よろよろと、内股になりながら、入江が引いたカーテンの奥にもぐりこんだ。
 これならさっき宣言したことを反故にせずに済む。
「あ、おしっこはね、そこにしびんあるから。それ使って」
 カーテンの外から、入江が追加で声をかけた。
 きょろきょろと見回してみると、すぐ横の壁に、病院とかで使うのと同じようなプラスチックのしびんがフックに掛かっていた。
 だが美緒に返答する余裕はもう無い。
 最初の異音からまだほんの少しの時間しか経っていなかったが、既に「うんちを我慢できるかどうか」ではなく、
「漏らすのをどれだけ遅らせられるか」のレベルまで、事態は悪化していた。
 自分の意思と無関係に、肛門が開きそうになる……。

「はっ……はっ……!」
 ついさっき中身を吸い取られた、あの瓶。
 まだ細かい汚れが――美緒の大便のカスがこびりついた空の瓶を傍らに、美緒は最後の準備をする。
 おしりから下腹部全体に拡散する我慢の痛みは限界に近づいていた。
 荒い声で、額に脂汗を浮かべながら……少しでも気を抜いたら、その瞬間に茶色い液体が直腸から溢れそうだ。
 痛みと焦る気持ちを押えて慎重にショーツを降ろし、片足を抜き、白い漏斗のかぶさったビンの上にまたがり――年頃の女の子として
普通ならありえない、横綱土俵入りのごとき大股開きでスカートを捲り上げ、そして。


 ぴゅっ ぶりゅ、ぶびゅびゅっ! びしゃっ!! びしゃしゃしゃっ!


「うあ、あああああっ……!」
 美緒はぎゅっと目をつぶって、汚物をぶちまけた。
 準備完了と同時に、肛門をせき止める努力を放棄し、脱糞の刺激にその身を委ねる。
 すぐ傍に入江がいるにもかかわらず、熱い声が喉の奥から漏れ出ててしまう。
 我慢できないほどの濁流だった。
 工場に来たときにトイレで排便したときよりも、更に柔らかい――大量の水分を含んだほとんど液体状の大便が、
盛り上がった彼女の肛門からあふれ出し、茶色いシャワーとなって白い漏斗を汚物の色に染め上げていく。
 中腰に構えた彼女の白いおしりも、その肛門からのほとばしりを受けて、性器のあたりまでが液便に汚れてしまっていた。
246H:2012/04/01(日) 16:14:11.62 ID:LCd45Ym6

「ふっ……! う、ううう……!」
 そして美緒は傷みに耐えながら、目を閉じてひたすらおなかをさすっていた。
 もちろん肛門からはまだまだ、腸の奥のほうから次々押し出されてくる軟便の濁流が溢れ続ける。
 我慢を開放しても、出るだけ全て出し切るまでは、その痛みもなかなか消えてくれない。
 時折、少し大き目の固形物も液便に混じって肛門を抜けていく。
 そのたびに、じんじんと痺れるような刺激が美緒の脳天に駆け上がってくる。
 茶色い液体がひとすじ、肛門から柔らかなそのおしりのふくらみつたって――頬を流れ落ちる涙のように、静かに落ちていった。
(あ、ああぁ……? も、もうちょっとで全部……)
 両手をおなかに、大股開きで瓶に跨ったみっともない格好のまま、美緒は大きな息をついた。
 茶色いしぶきに汚れた白いおしりの下では、びんの中に突き出した漏斗の筒先から、集まった緩い便がゆっくりと底へしたたり落ちていく。
 べちゃっと、瓶の丸い底いっぱいに広がった、彼女の今日二回目の便。
 大便の形は全く無かった。
 漏斗で一点に集められても、落ちた先で形を保持することができず、自重でつぶれて広がっていく。
 まるで、具の少ないカレーソースのようだ。
「んっ…… ふぅっ……」
 腹痛の苦しみと羞恥心と、脱糞の快感と開放感と……。
 はぁはぁと細かな息をする、激しい運動を終えた後のような彼女の真下で、白い湯気がじんわりと立ち上ってゆらめいた。
 下痢便特有の、酸っぱさの混じった匂いに包まれながら、美緒は排便姿勢のまま脱糞の余韻が――
肛門と頭の熱が冷めるのを待つのだった。



247H:2012/04/01(日) 16:14:48.19 ID:LCd45Ym6



(あ――…… すっきりしたぁ……) 

 そして、しばらくの後。
 今度こそ全部絞り出して痛みから解放された美緒は、さっきまでと打って変わったほっこりとした表情で、股間に尿瓶をあてていた。
 だが大また開きで下半身丸出しなのは全く変わっていない。
 ちょろちょろとかわいい音を立てながら――レストハウスで紅茶をご馳走になった分の勢いも加わった熱い黄金色の迸りを、
股間に押し付けた小さなその容器で受け止める。
 便器以外の入れ物に向かっての排尿……この行為ももう慣れたものだ。
 家では主にペットボトルだが、こっちの方が、入口が広くて楽でいいと彼女は思った。

「……えーと、終わった? 大丈夫だった?」
 その音を聞いていたのだろうか。
 放尿まで全て終わると、カーテンの向こうから、再び入江の声が聞こえてきた。
 あの声と音を生で聴かれたのは流石に恥ずかしいが、うんちを無駄にせずに済んだのは彼女の気遣いのおかげだ。
 とりあえずそこは感謝したい。
「あ……はい、なんとか。ありがとうございます。……でもこれ、どうしましょう」
「うんちのこと? こぼしてはいないんでしょ? なら大丈夫だって。さっきも言ったけど、ちゃんと保管して、次の回収の時に
足してあげる。おしっこは隅に置いといて。あとで捨てるから」
「すいません。次から気をつけます。……それと、あの」
「何?」
「紙が、ないんですけど。……おしり拭く方の」
「ああ……はいはい。ちょっと待って」
 白いカーテンのむこうで、ぱたぱたと、足音が遠ざかっていくのが聞こえた。
 美緒はもう一度ぐるっと自分の周りを見てみたが、トイレットペーパーの類はやはり見当たらなかった。
 自分も今日は、ポケットティッシュは持っていない。
 ……おしりを拭くものがない。
248H:2012/04/01(日) 16:15:27.00 ID:LCd45Ym6

「ごめんごめん。そういえば紙は無かったんだよね」
 ごまかし笑いを浮かべながら、入江がカーテンの中に入ってきた。
 手にはトイレットペーパーのロールを携えている。
 ほっとして、美緒はそれを受け取ろうとして――
「じゃ、拭いてあげるから立って後ろ向いて」
「えっ」
「何が“えっ”なのよ」
「いえ、子供じゃないんですから、自分でそのくらい……」
「だってそのカッコで、スカート押えながらじゃあ、どう考えても拭きにくいでしょう。ねぇ? 跳ねたのも結構
かかっちゃってるから、おしり全体拭かなきゃダメだよ。どこまで拭けばいいか、ゆいちゃん見える?」
「ええ、そんなに……」
 言われて体をひねってみたが、おしりの丸い輪郭がなんとか見えるだけで、全体像が見えない。
 そんなにひどい状態になっているのだろうか?
「……じゃあ、すいません。お願いします」
 やや釈然としないものの、結局美緒はそう頼んだ。
 きっちり拭いておかないと服が汚れてしまう。それだけはどうしても避けたい。
「うん。そう来なくっちゃ」
 応えた入江は、なぜか楽しげだった。


(んっ……)
 ぴくっと、未体験の刺激に美緒の細い背筋が反応した。
 カーテンで仕切られた小さな部屋の中、美緒はタイルの壁に手を付いて、後ろに大きく下半身を突き出していた。
 壁に付いた手でスカートを大きく捲くり上げて、さっき片足に引掛けていたショーツは完全に脱いでポケットにしまってある。
 露になった、白い桃のような彼女のおしりを、入江が後ろから丹念に拭き上げていく。
 そっとおしりの柔肌に触れてくる、入江の手とトイレットペーパーの感触。
 くすぐったさに、つい身体が震えてしまう。
「くすぐったい? ごめん、ちょっと我慢してね」
「は、はい」
 いっそ、ごしごし力を入れてくれた方がいいのに、と美緒は思った。
 優しい、そっと撫でるような手つきがむしろイヤだ。
 どうにもくすぐったくて、油断すると変な声が出そうになる。
 両親以外の他人に排便した後のおしりを拭かれるなど完全に初体験であるが、こんな屈辱的なポーズを取るのも、もちろん人生初である。
 完全に無防備な下半身を、ただされるがまま……本当に、小さな子供に戻った気分だった。
249H:2012/04/01(日) 16:16:21.34 ID:LCd45Ym6

(ああもう、早く終わって……)
 おしりを触られるくすぐったさと恥ずかしさをひたすら我慢しながら、彼女はぎゅっと目をつぶっていた。
 同じ女性ということで嫌悪感はそこまでないが、ビデオを取られていたときとはまた違った羞恥心が、くすぐったさを助長する。

「……こういうことも、よくしてたんですか? ビデオに出たとき」
 恥ずかしさを誤魔化すため、美緒は入江に話しかけた。
「そうだね……。共演の女の子のおしり拭いたりするのは確かにあったけど。それはまだヌルい方かな。汚れたまま舐めあいっことか、
もっと凄いことも色々あったよ」
「凄いこと、ですか……」
「あれ? ゆいちゃん、興味あるんだ?」
 ぴたっと、入江の手が止まった。
「い、いえ! 無いです全然!」
 あわてて否定する。
 その美緒を、入江はくすくすと笑っていた。
「ホント何やってもかわいいね、ゆいちゃんは。昔は私が、今のゆいちゃんのポーズしてカメラで撮られるほうだったけど。
……ついでに、AVじゃなくても介護で、うんちのあとのおしり拭いてあげたりするってのはよくあるけどね。派遣で、一時そういう仕事もしてたのよ」
「そうなんですか……」
 どこかおかしな会話を交わしつつ、入江の後始末は淡々と続く。
 一緒にかかえてきた小さなゴミ箱に汚れたペーパーの塊をぽいぽいと捨てながら、次々紙を取り替えて外側をきれいに――
おしりと太ももに飛び散った薄茶色のしぶきを拭き取っていく。
 まくられた服の下から現れる、細く絞られたウエストからの艶かしい曲線と、陸上で鍛えられた力強さを感じさせる太もものラインが美しい。
 その太ももの中間辺りにくっきり残る、短パンの日焼け跡の境界線は特に印象的だ。
 だが柔らかな曲線で形成される深い谷底は、まだ汚物にまみれたまま残っている。
 今はようやく、その外側が綺麗になったところだ。
「家に帰ったら、ちゃんとお風呂で洗ってね。女の子の一番大事なトコロだからね〜」
「は、はい」
 外が終わると、次はいよいよ“真ん中”の番だった。
 流石に汚物の出口付近――おしりの谷底は汚れの中心地である。
 今度は入江も少々力が入っていた。
 おしりの割れ目の奥、再びぴったりと閉じた肛門から性器にかけて、丸めたペーパーをぐいぐいと……。
 痛痒いその感触を、美緒はぐっと我慢する。
 だが介護の経験もあるという言葉通り、その手つきはとても丁寧だった。
 同じ女性で、二十歳も年上の女性。
 保育園の頃、母親にトイレを手伝ってもらっていたおぼろげな記憶が彼女の頭をよぎる。
250H:2012/04/01(日) 16:17:01.92 ID:LCd45Ym6

「でもホント綺麗ね、ゆいちゃんのアソコ。芸術品って言ってもいいわ、これ。羨ましい〜」
 ようやく拭き終わった頃には、ゴミ箱は半分くらい、汚れたトイレットペーパーで埋まっていた。
 後始末を終え、元通りきれいになった股間を後ろからまじまじと見つめて、感慨深げに入江がつぶやく。
「……って言われても、困るんですけど。自分じゃよくわからないし」
 動いていいのか、まだ分からない。
 美緒はおしりを入江に突き出したまま、素直な疑問を返した。
 かわいいと言われるのもそうだが、性器が綺麗だとか美しいとか言われても、褒められている気が全くしない。
 他の人がどうなのか、良い悪いの基準が全くわからないのもあるが……なにせ、これに関して自分は全く何もしていないのだから。
 テストの成績や陸上の記録更新など、努力の結果を褒められるのは嬉しい。
 だが、何もしていないことを褒められるというのは、何かおかしい気がする。
「んー、まぁ確かに。銭湯とか温泉とか行っても、普通他人のアソコなんか見えないしね。男だったら……前についてるから
一目瞭然で比べられるけど」
「はぁ。でもその、本当に……褒められるくらい綺麗なんですか? 私の……アソコって」
「うん。今これを動画に撮れないのが本当に残念。芸術品って言うより、天然記念物かな? ゆいちゃん、オナニーもあんまりしてないでしょ」
「はぁ……。まぁ確かに、そういうの全然しませんけど」

「……あれ、本当に? しないの? 全然?」
 ほんの短い沈黙があった。
 そして急に、入江の表情が変わった。
 急に、ずいっとこちらに迫ってきた彼女の心底を測りかねるまま、美緒は言葉を続ける。
「ええ。そういう漫画見て、ちょっと前に何回かした事はあるんですけど。でも本で書いてたような……
すごい気持ちいいってことはなかったし」
 事実だった。
“自慰行為”について知ったとき、試しに鏡を見ながらこねくり回してみたことがあったが、それは「こんなものか」程度の
気持ちよさしかなかった。
 そこを触るのは、お風呂で身体を洗う時と、あとは生理の時だけだ。
 そんなことよりも、外で身体を思い切り動かしたほうが、色々スッキリする。
 ストレスを感じたときは、夕日の土手を走っておいしい晩ご飯を食べて熱いお風呂に入って、そして一晩ぐっすり寝たら
次の朝には大抵消えてしまう。
「やっぱり漫画だから、実際はそんなものかなって。……って、入江さん?」
 話の途中で、あれ、と美緒は壁に手をついたまま後ろを振り向く。
 いつの間にか入江は数歩下がって、そこで腕組みをしながら、うーんと唸っていた。
 ……一体何を悩んでいるのだろう。
 思いっきりセクハラな質問に、真面目に答えたからだろうか?
 やはりこの人が考えている事はよくわからないと美緒は思った。
 ついでに、こんなディープな自分の性に関する話、女性とは言え他人にしてよかったのだろうかと今更ながら考える。
 それは、結論から言うと――話すべきではなかった。


251H:2012/04/01(日) 16:18:35.26 ID:LCd45Ym6



「しょうがないな〜。それじゃ私が、きちんと教えてあげようかな」


「は、はい?」
 美緒はその言葉の意味が理解できない。
 だが気が付くと、いきなり入江が背中に覆いかぶさるようにして、身体を押し付けてきていた。
 二人の体格差から、それはまるで肉食獣か猛禽が、獲物の小動物に襲いかかったような光景だった。
「……あ? ちょっ……入江さん? 何を?」
 壁についていた左手を、がしっと掴まれた。
 背中に、何か柔らかな大きい感触が二つ。
 そしてすぐ横に、彼女の香水の香りと息遣いを感じる。
 ……息が妙に荒い。
 訳がわからないまま、次に美緒が感じたのは、まるで電気ショックのような――未知の衝撃だった。

「あっ…… ああっ!? ひっ……んああっ……!?」

 自分の意思と関係なく、声が胸の奥から漏れた。
 脳を内側から揺さぶられるような、初体験の電気信号の洪水が彼女を襲う。
 勝手に声が出るのを止められない。そしてびくびくと、自分の身体が痙攣する。
 それは……以前罰ゲームで、友達数人から体中をくすぐられた時の感覚に少しだけ似ていた。
 そのくらいしか、今の彼女の頭には、該当するデータが存在しなかった。
 身体の敏感な神経を他人に触られ、刺激される感覚である。
「駄目! 汚いです、そこ……あっ!」
 股間を――自分の性器を弄られている。
 そう彼女自身が気づいたのは、それから数秒ほど経ってからだった。
 入江が、身体を後ろから拘束して、自分の性器を指で撫で回しているのだ。
「安心して。指は今、ちゃんと綺麗にしたから。汚くないよ? 全然」
「そ、そうじゃなくて……あっ! だめっ! やめてっ!」
「いっぱい頑張ってくれたんだから、ご褒美あげなくちゃって考えてたんだ。だから……」
「ご褒美、って……何するんですか!? 何なんですかこれ!? あ、あああ……」
252H:2012/04/01(日) 16:25:48.20 ID:LCd45Ym6

 抗議の声も、お構いなしだった。
 股間に触れた入江の指がくいくいと微妙に動かされるたび、体験したことの無い奇妙な刺激が、股間から背中を走って脳をざわめかせる。
 今更ながら、美緒は本能的に危険を察知し、逃れようとした。
 だが、完全に手遅れだった。
 全く振りほどけない。
 腕の力が違う。逃げられない……!
「遠慮しないで受け取って。実践的性教育の特別授業をしてあげる。……いっぱい、気持ちよくしてあげるから♪ 
マニュアル通りのオナニーなんかじゃ味わえない、天国に連れて行ってあげる」
 美緒の横目に、間近に迫った入江の顔が映る。
 作業服の上着はいつのまにか脱ぎ去られ、シャツの胸元を大きく開けている。
 眼鏡も外し、その瞳はどこか妖しい光を放っていた。
 それはさっきまで美緒が話をしていた彼女の――大人の女性のそれとは、まるで違っていた。
 優しげな笑顔の下に、全く違う攻撃的な他人の顔が透けて見える……!
(やだ…… 怖い……怖い!)
 がしっと、入江に掴まれた左腕が痛い。
 壁に押し付けられ、身体を離すことができない。
 どうにか拘束を解こうともがき続けるものの、美緒の顔は、すっかり青ざめてしまっていた。
 あの紳士(?)的な態度を守っていたこの大人の女性が、いきなりこんなことをしてくるとは、本当に全く考えもしなかった。
 襲われる。
 漫画みたいに、犯されて、穢される。
 それも自分と同じ女性に……!
 未知のものに対する本能的な恐怖が、美緒の心を支配していた。


(うーん。やっぱりかわいいなぁ。でもこの反応だとやっぱり、まだまともにイったことないと思うんだよね……)
 しかし、絶望に染まっていく美緒の心と全く対照的に、入江の頭は全くいつも通りの平常運転であった。
 ただ淡々と、腕の中で震える美緒の性器を、中指のさきっちょで優しく愛撫していく。
 顔が変わったように見えるのも、興奮で現役時代の“Sの方の人格”が、つい少し表に出てきてしまっただけだ。
 彼女の考えていることは一つだけ。
 さっきの言葉通り、美緒の性教育である。
 未経験なのは見ればはっきりわかるとして、どうやら本当に、オナニーも彼女はほとんどしていないようだ。
 見た目もそうだが、この、柔らかいのに指先にちっとも“絡み付いてこない”感触は、自分の指ですら全然していない証拠と言っていい。
 18歳でこれはいけない。
 今はしっかりと操を守らなければならない立場だとしても、きちんと、正しく自分を愛する方法は知っておいた方が良い。
 でないと初めての時に必要以上にいたい思いをすることになってしまう。
 入江の心境は、欲望半分に親心半分と言ったところであった。
 この純真な少女にイタズラしてみたいという獣の心理と、(性的に)正しく導いてやらねばと言う人生の先達としての心理である。
253H:2012/04/01(日) 16:26:49.14 ID:LCd45Ym6

「ほらここ。わかる? ここだよ? 指の先っちょが、ゆいちゃんの割れ目の先っちょを擦ってるの。
ここに、一番気持ちいいトコロが隠れてるの」
「やだ、もう止めてください……! こんな……恥ずかしい……!」
 もちろんそんな入江の頭など、美緒が知るはずもない。
 しかし――
 入江に愛撫される彼女の顔は、さっきまでの青ざめた表情から、段々と赤みを帯びてきていた。
 こわばっていた顔と、そして股間が、熱を帯びていく。
(お? ちゃんと勃ってきたね。いい感じいい感じ♪)
 背後から股間に突き立てた右手の中指に、神経を集中させる。
 段々と……入江の指の動きが、変化していた。
 さっきまでの「ただのイタズラ」的な、性器全体を撫で回すウォーミングアップから、より攻撃的な――
本気でイかせるための、一点集中の指使いに。
 狙うのは、未だ包皮に包まれた、美緒のクリトリスである。
「わかんないかな〜。 ほら、ここ。もうわかるでしょ? おっきくなってきたのが。本能で感じるのよ、こういうのって」
「ひうぅ…… ひ……あ、ああっ!?」
 股間の、ある一点からの、電気信号の波状攻撃。
 耳元でささやかれても、美緒はもうまともな言葉を返せない。
 中指の先端を、ミリ単位で前後左右に揺さぶり、入江は鮮やかなピンク色のクリトリスに微細な振動を与えていく。
 電動ローターのような、常に一定のバイブレーションとは違う。
 密着した美緒のあえぎと弓のようにしなる身体の反応を見ながら、強く弱く、「ゆらぎ」のある愛撫で未発達の彼女の性器を愛でる。
 だが決して、激しくしすぎたりはしないように。
 陵辱して辱める、そんなつもりは元より入江にはなかった。
 設定レベルとしては「女の子を犯して屈服させる」二〜三歩くらい前、あくまで初心者向けの、
「気持ちよくなってスッキリしてもらう」ための指使いである。
 それは例えるなら、いきなりバンジージャンプで谷底に突き落とすのと、抱きかかえてトランポリンの上にぽいと投げるくらいに違う。
 男優女優、両方相手に攻めも受けも数限りなく本番をこなしてきた入江の経験に裏打ちされた、正に熟練の愛撫であった。
254H:2012/04/01(日) 16:28:04.79 ID:LCd45Ym6

(――ホント、若いっていいわね〜。嬉しくなっちゃう。この反応)
 拘束するため掴んだ左手の、自分の肌と彼女のそれとを見比べて、入江は自嘲気味に心の中でつぶやいた。
 自分の“本番”だったらオードブルくらいにしかならない、髪をなでるような優しい愛撫。
 そんな指遣いでも大きく波打つように身体を震わせる、可憐な少女の姿――自分の腕の中で身をよじる“ゆい”の姿が、
かわいくて仕方がなかった。
 女性器をいじられても、まだ脳が、それをきちんと快楽として処理し切れていないのだ。
 人の理性と獣の本能のせめぎ合いである。
 そして、力で壁に押さえ付けながら、入江は美緒の細い、日焼けした首筋に舌を這わした。
 こんがりと小麦色に焼けていながら、その肌は瑞々しさを全く失っていない。
 身体の奥から溢れ出してくる眩しいほどの若さに嫉妬が無いと言ったら嘘になるが、むしろちゃんとケアはしているのかと少し心配になった。
 
「はっ、はぁっ……! あ、ああぁ……!」

(……おっと、もうそろそろかな?)
 美緒が抵抗しなくなった。
 頬を真っ赤に染めながら、ただ股間をまさぐられる刺激に身を委ねて、細いあえぎ声を漏らしている。
 引き締まった細い両脚はぴんと伸ばし、さっきまでとは逆に、むしろ入江の右手に自分のおしりを押し付けてくる。
 もっとアソコを弄って欲しいという、彼女の無言の訴えだ。
 そして華奢な身体を預ける壁のタイルが、美緒の熱い吐息に白く曇っていた。
 包皮に守られ、全くの新品状態だった彼女のクリトリスが、他人の指先に触れられる感触を、刺激ではなく快楽と認識し始めた証拠だった。
「気持ちよくなってきたのね? でもまだこれからよ。もっと気持ちよくしてあげるから、期待してね」
 ねちねちと、指先がかすかな音を立て始めたのを聞き逃さない。
 髪の乱れてきた美緒の耳元で、入江は優しくささやく。
 だがそれに返答する余裕など、彼女にあるはずが無かった。
 他人の指先が性器をこする、初体験の性行為の快感に、脳が激しく揺さぶられる。
 彼女の理性が、本能に負けつつあった。


255H:2012/04/01(日) 16:30:35.24 ID:LCd45Ym6



 ――気持ちいい。
 気持ちいい。
 アソコが熱いよ。
 入江さんの指が、気持ちいい……。
 でも怖い。
 怖い。
 なんで?
 なんでこんなに気持ちいいの?
 おかしいよ、アソコ触るのって、こんなに気持ちよくなかったはずなのに……?
 頭が変になる。怖い……!
 助けて、だれか……!


 心の中で張っていた糸が切れ、徐々に美緒の身体から、力が抜けていく。
 何が怖いのかも理解できないまま、美緒の思考は人生初体験の快楽に対応しきれず、そのままどこまでも流されていく。
 おぼれそうな快楽の流れにもがきながら、心の中で必死に助けを求めて彼女は手を伸ばした。
 だが、救い上げてくれる者は居ない。
 そして必死に歯を食いしばっていた彼女の顔も、次第にとろんと溶けていく……。
(ん〜、いいわ。いい感じ! もうちょっとで、空の上まで連れてってあげる)
 針に掛かった魚が、逃げることを諦めた――それを確信した入江は、ぐっと右腕に力を入れた。
 クリトリスが快楽の全てでは決して無いが、まずは彼女に一直線の絶頂を知ってもらうことが先決だ。
 気合を入れ、一気にリールを巻き上げて、獲物をその手に引き寄せていく。

 だが……そこまでだった。

 


256H:2012/04/01(日) 16:31:11.32 ID:LCd45Ym6


「なにをしてるんだ」
「あ、あら……?」

 その終わりは唐突にやってきた。
 突然、背後から右腕を鷲掴みにされて、入江はそのまま、美緒から強引に引き剥がされた。
 驚きながら振り返った彼女の目に飛び込んできたのは、強烈にメンチを切った、浅見の顔面である。
「……来ちゃったのね」
「保護者だからな、今日は」
 黒いスーツに、高い身長から睨み付ける鋭い眼光。
 美緒も、そして入江も初めて見る、浅見の怒りの顔だった。






「――痛いじゃないの、全く。色々教えてって誘ってきたのは、ゆいちゃんの方なのにー」
「嘘つくなっ。じゃあなんでこんなに怖がってるんだよ」
 
 先ほどまで二人が居たカーテンの外、例の部屋の中である。
 力任せに浅見に掴まれた、その右腕をさすりながら、入江はぐちぐちと不満を口にしていた。
 その彼女に正対して、浅見がまた怒鳴りつける。
 だが背中に美緒がいるからか、その声も表情も、先ほどまでは厳しくない。
「恥ずかしがってるだけじゃない。ホントかわいいわねーこの子」
 少しだけ見えるそのスカートと両脚とを見て、入江は笑った。
 美緒は何も答えない。
 ようやく入江の魔手から救い出された彼女は、小さな子供のように浅見の大きな背中にぴったりと寄り添い、姿を隠していたのだった。
「だからもう……暇つぶしに提供者からかうの止めろって、この前社長に注意されたのもう忘れたのか?」
「あー……。あれはねー。うん、忘れてたわごめん」
「悪戯やってるの見つけたら遠慮無くひっぱたいて構わんって、社長に言われてるんだからな」
「はいはい、分かりましたよ。相変わらず硬いんだからもう……」
 両手を頭の後ろに、ため息を一つ。
 今は彼女の方が、おもちゃを取り上げられた幼い子供のようだった。
257H:2012/04/01(日) 16:33:34.54 ID:LCd45Ym6

「じゃあゆいちゃん。中途半端でごめんだけど、今日はお別れね。動画も肥料も、ちゃんと仕上げてあげるから、安心してね」
「……はい」
 返事はそれだけだった。
 気を取り直して話しかけたものの、浅見の背中を覗こうとすると、すっと美緒は反対に逃げてしまう。
「あらら、嫌われちゃったわね……でも、懲りずにまた会いに着てくれたら嬉しい。待ってるからね」
 返答は期待せずに、入江は笑顔で手を振る。
 そのまま、入江に全く姿を晒さないようにしながら、美緒は浅見に守られて一緒に部屋を出たのだった。


「じゃあ、先にエアシャワーの所に。車は表に準備してありますんで、匂いの処理が済んだら急いで帰りましょう」
「……はい」
 そして美緒も、ようやく浅見の陰から出る。
 下を向いて大きな息をつく彼女の姿に、浅見もため息をついた。
 そして美緒の耳に、そっと口を寄せる。
「……あと、それから」
「はい?」
「さっきのことは、悪い夢か何かだと思って忘れて下さい。こういう悪戯の常習犯なんですよ、彼女は……」
「や、やっぱり同性愛の人ってことですか。女同士のビデオにも出たって言ってましたけど」
「ああ聞いてたんですね……。いえ、彼女、旦那もいるんですけど……元が特殊な経歴の持ち主ですんで、どっちでもOKなんです」
「え、えええ……!」
 あくまで小声で、美緒は驚いた。
 元AV女優というのも本気で驚いたが、それとはまた別方向の衝撃に絶句する。
 あれで、人妻だったとは……。
 今日これで何度目かわからない、カルチャーショックだった。


258H:2012/04/01(日) 16:35:13.93 ID:LCd45Ym6



「ごめんごめん! ちょっと待って、忘れるところだった!」

 ――と、急に入江が叫んで、二人のところに走ってきた。
 その声にびくっと反応し、美緒はまた浅見の背中に隠れる。
 今度は一体何だと警戒する二人の前で、入江は何か小さな紙を差し出した。
「ごめんゆいちゃん、ちょっとこれ書いてくれない? 帰る前に」
「え、なんですか? このカード」
 浅見の背中から半分だけ体を出し、それを受け取る。
 入江が作業着の胸ポケットから取り出したのは、小さな名詞大のカードだった。
 白地の上に花柄の枠があるだけで、他は何も描かれていない。
 裏返してみると、反対はあのサイトのロゴマークがプリントされていた。
「ああそれ、商品に付ける直筆のメッセージカードですよ。発送のとき、ダンボールに同封してお客さんに送るんです。
お菓子のおまけみたいな物ですね」
「ちょっとあんた、まだそれ教えてなかったの? ……まぁいいけど。せっかく来てくれたんだから、それ書いてくれない?」
「別にいいですけど……でもメッセージって、何を書けば?」
「頑張っていっぱい出しました。またゆいの特製肥料買ってくださいね。……とか、そんな感じで。一応テンプレも用意してあるから、
とりあえず予備含めて三十枚お願い」
「……」


 ――結局、挑戦はしてみたものの、やはり筆は全く走らなかった。
 さっきカメラの前で似たようなことを口走っていただろうと言われたらそれまでなのだが……喋るのと書くのとは、
また次元が違う話である。
 しかたなく入江に“解答例”を貰った美緒は、エアシャワーを浴びたあと、来たときと同じく浅見の車に乗り、
夕日に染まる工場を後にしたのだった。

「ごめんなさい、浅見さん。次の回収の時までには、ちゃんと書きます」
「あの、別に……書けないならそこまで無理しなくてもいいんですけどね……。三十枚全部“お買い上げありがとうございます”でも
全然問題ないですよ? 代筆は認められませんけど」
「いえ、頑張りますから……」
259H:2012/04/01(日) 16:37:36.51 ID:LCd45Ym6

 両手を太ももの上に、力なく美緒は返事をした。
 もう十一月も後半である。
 まだ四時半だというのに、空も畑も、ウィンドウ越しに流れていく景色はすっかりオレンジ色だ。
 家に付く頃には、真っ暗になっているだろう。
(来て、よかったのかな……)
 助手席のシートに背中を預け、物憂げな瞳で美緒は夕暮れの田園風景を眺めていた。
 ほんの軽い気持ちで浅見についてきたが、まさかこんなことになるとは、本当に思ってもみなかったことだ。
 まだ頭が少しぼんやりしているし、身体の奥が痒いような……変な感覚が残っている。
 ……ここに来て、よかったんだろうか。
 なんで、一緒に行きたいと言ったんだろう。
 自分は一体、何がしたかったんだろう。
 疲れで鈍くなった思考回路の中を、自分自身への疑問が巡る。
「浅見さん」
「はい」
「……やっぱり、いいです」
「そうですか」
 浅見は車のスピードを上げ、運転に集中している。
 それっきり、車の中は静かになった。

(落ち着いたら、ちゃんとお礼言わなきゃ……助けに来てくれて、嬉しかったって)

 本当は、工場のこととか、どうでもよかったのかもしれない。
 だがその想いはまだ彼女の胸の中でさえ、なんの形にもなっていなかった。
 肉体と精神両方の疲れと、浅見と共に帰路に着いた、安心感。
 美緒は揺られるシートの上で、まどろみから一気に深い眠りへと落ちていく。
「……堀江さん?」

 声をかけても反応は無かった。
 結局彼女は、夕焼けの光の中、自宅から少し離れた場所に車が止まるまで、浅見の隣で小さな寝息を立て続けたのだった。






260H:2012/04/01(日) 16:39:50.90 ID:LCd45Ym6

以上、やっと一区切りです。

一つの話に色々詰め込みすぎですね……。なかなか終われません。
そう言えば最後、ぱんつ穿かせ忘れてました。
次の話は、一話で出てきた学校が舞台の予定。

……なんですが、次はまた相当先になりそうです。
最悪、一年くらい?
261 ◆AkXsOcg8VE :2012/04/01(日) 22:14:12.01 ID:GCCFNzEU
>>234
>>235
ありがとうございます
普通の女の子の普通の(?)排泄をエロく書けているでしょうか…

>>260
お疲れさまでした
いろいろと有りすぎて性格に影響出ないか心配ですw
262巫女ちゃんのお仕事4:2012/04/01(日) 23:43:05.67 ID:NZD6qDc+

 静寂と暗黒。ゆっくりと覚醒していく意識の中、ヒジリは感覚を持て余していた。唯一、どうやら晒されているらしい柔肌がぬるりとした感触を覚え、身の毛がよだつ。ひんやりと冷たい床の上に尻を着けて、ヒジリは何かに拘束されているようだった。
「ここは……、んっ!」
 開いた口の中に、即座に進入してくるものがあった。太く、軟らかく、生暖かい。身体中に巻きついていると思しき『それ』が静かに蠢き、全身を締め付ける。
 意識を失う直前、排便中の自らを襲ったあの得体の知れない存在だとヒジリが思い当たる頃には、既に食道から胃の中までを緩やかに蹂躙されていた。
「んっ、ぐぅ……ぇ……」
 辛うじて鼻で息をしながら、ヒジリは込み上げる吐き気に耐えた。
(こんな……こんなことを、ミコトさんにも……? なんておぞまし、ひぃっ!)
 ヒジリの覚醒を察知して動き出したのか、続けて『それ』は幼い少女の、まだ小さな臀部の肉を押し広げ、肛門にまで進入してくる。粘液と軟体が直腸を満たし、粘膜を擦られ、ヒジリは排便時のような錯覚を覚えさせられた。
(酷い……こんな仕打ち、普通の少女が耐えられるものではありません……)
 浄化の儀式――ヒジリが今回の使命を与えられた時に聞かされた、衝撃的なその内容。
(あっ……き、来ました……!)
 胃の中、腸の奥、消化器官の内部にて、触手が液体を分泌する。内臓を叩かれるような感覚に、ヒジリの全身が震えた、その時だった。
「え……、だ、誰かいるの?」
 暗闇の中に、一筋の仄かな明かりが差す。観音開きの扉の向こう、ヒジリが今まさに憂いていた一人の少女の姿があった。

「ヒジリ、ちゃん? ヒジリちゃんなの!?」
 ミコトが部屋に足を踏み入れた途端、少女の身体に巻きついていた存在は、瞬く間に部屋の隅の闇の中へと姿を消した。透明な粘液に塗れて崩れ落ちたヒジリに、ミコトは慌てて駆け寄る。
「そんな……なんで? なんでヒジリちゃんがこんなところに?」
「ミ……コト、さん……」
 涎と、触手から分泌された粘液を吐き出しながら、ヒジリは息も絶え絶えに呟く。
「逃げ……て、ここに居ては……あなたは……」
「余計なことを吹き込まないでもらおうか」
 聞き馴染んだ低い声にミコトが振り向くと、いつの間にか扉の向こうには、袴姿の父親が仏頂面で佇んでいた。
「お父さん……ねえ、これどういうことなの? なんでヒジリちゃんが裸でこんなところに……それに、さっきまで『アレ』が……」
「儀式の邪魔だったからだ」
 突き放すように、最低限の回答が告げられた。
「もう少しで『儀式』の準備が整う。それまではその『犬』の相手でもしておけ。逃がそう、などと余計なことは考えるなよ。分かっているだろう? お前にとって、誰の言葉が最も重要なのかを」
「……はい」
 父親の言葉が、重く重くミコトに圧し掛かる。心を、意思を縛られる。ミコトは俯きながら、ただ頷く他なかった。
「ついに、この時が来たのだ……お前には期待しているぞ」
 歩き去りながら父親の残した言葉に、ミコトは僅かに心を躍らせた。期待されている――それを思うだけで、ミコトはどんな苦行にも耐えられる気がした。
「待、ちなさい……あなたは、どうしてこんな……自分の娘に、こんな仕打ちを……」
 聞こえているかも怪しい程の声量で、ヒジリが床に這い蹲りながら訴えたが、案の定、返答はなかった。唇を噛み締めながら、少女は震える身体を起こし、今度はミコトに問いかける。
「……ミコトさん、あなたは、この『儀式』がどれほど恐ろしいものか、ご存知なのですか?」
「ううん、全然」
「『儀式』を行えば、あなたは確実に死にます」
263巫女ちゃんのお仕事4:2012/04/01(日) 23:44:50.17 ID:NZD6qDc+

 教室では全く見せない、ヒジリの強い眼光に気圧されながらも、しかし耳にした言葉にミコトは全く動じなかった。
「あなたがここ数日間、先程の『アレ』から受けていた仕打ち。あれは『浄化の儀式』というものです。体内に注入された液体が、あなたの中の『穢れ』を全て排泄物に変えてしまう。あなたがずっと下痢に苦しめられていたのは、そういうからくりです」
「穢れ……」
「『浄化』そのものは身体に悪影響のあるものではありません。しかし、そうして『穢れ』を全て吐き出したあなたの身体に、あの男は……くっ」
 話の途中で、ヒジリは腹部を押さえて蹲った。ミコトはすぐに察しがつく。
「もしかして、ヒジリちゃんもその『浄化』っていうのを……」
「……わたしは、あなたのスペアなのだそうです」
 脂汗をかきながらも、ヒジリは表情を崩すことなく、顔を上げて話を続ける。
「恐らくあの男は、あなたの身体に『魔』を降ろそうとしています。『穢れ』を吐き出し、清浄化されたあなたの胎内に……先程の『アレ』よりも更に強大で、凶悪なものを……」
 ミコトはそっと、下腹部に手を当てた。まだ女性としての機能を有していない、からっぽの器官を想像した。
「やがてあなたの中で顕現したその『魔物』は、あなたの腹を突き破り、現世に姿を現すでしょう。……ミコトさん、いわばあなたは生贄です」
「……そっか」
 落胆も、絶望も、ミコトの内にはなかった。ただ、何故ヒジリが事情に詳しいのか、それだけが少し疑問ではあった。
「ミコト、さん……?」
 ミコトが驚愕し、取り乱すことを予想していたのだろう。ヒジリは意外そうに目を丸めて、ミコトの様子を伺っていた。
「そっか、あたし死んじゃうんだ。……痛くないといいなあ」
「そんなこと、させません!」
 ヒジリがミコトの身体に掴みかかる。巫女装束に袖に、細い指先が食い込んだ。
「……今すぐに、ここから逃げてください! きっともうすぐ、わたしの仲間が助けに来ます」
 ぐるぐると、ヒジリの腹からは唸り声が響いている。一刻も早く排便したい衝動に駆られているだろうことは、経験者のミコトには手に取るように分かる。にも関わらず、ヒジリは必死の形相でミコトに訴えることを優先していた。
「でも、ヒジリちゃん……あたしが逃げたら、ヒジリちゃんが代わりにされちゃうんでしょ?」
「ま、まだ猶予はあります」
「ううん、それでもきっと、逃げ切れないよ。……ほら、多分部屋の隅っこに、いるし」
 闇の奥で『アレ』の蠢く気配を、ミコトは微かに感じていた。
「……それにあたし、お父さんの期待に、応えたい。多分、あたしが今日まで生きてきたのは、このためだったんだって、分かったんだ」
「そんな、どうして……」
「あたしね、お父さんの本当の娘じゃないんだ」
 すがりつくヒジリの手をやんわりと引き剥がしながら、ミコトは初めて、他人にそのことを語った。
「神社で、捨てられてたんだって。だから、拾われた命だもん。お父さんが望むように、使ってあげたいんだ。……うん、別に、未練とかもないし」
「嘘、ですよ、そんなの……」
「心配してくれて、ありがと。ヒジリちゃん、今日始めてお話したけど、いい人だね」
 身体を離して、少女たちは見詰め合う。ミコトは、なんとか微笑むことができた。
264巫女ちゃんのお仕事4:2012/04/01(日) 23:45:49.93 ID:NZD6qDc+

「ぐっ、うぅ……」
 ヒジリはついに、むき出しの尻を押さえ始めた。話しているうちに、便意が限界を超えつつあるのだろう。
「……あっ、え、えっと、すぐトイレに……」
「……いえ、きっとわたしはこの部屋からは出してもらえないでしょう。それに……申し訳ありませんが、もう我慢が……」
 ヒジリは震えながら壁際まで這っていくと、壁に背を向けてしゃがみ込んだ。ミコトの視線を気にすることなく、ビチビチと音を立てて排便を始めた。
「はあぁ……」
 ミコトはちょうど正面からヒジリの排便姿に向き合う形となり、快感に口を開いて吐息を漏らす彼女のだらしない表情や、M字に開かれた股の中心部、僅かな陰毛の下から放尿が始まる瞬間までをも目にしてしまう。
 咄嗟に後ろを向くも、流れるように美麗な同年代の少女の肢体、そして痴態が、目の奥に焼きついて離れなかった。
(ヒ、ヒジリちゃんって、もう生えてるんだ……)
 ミコトは赤い袴の下、下着を身に着けていないその部分に手を触れて、ため息を吐いた。
(うぅ、あたしってやっぱり遅いのかなぁ……。ってもうすぐ死んじゃうっていうのに、何考えてるんだろ……)
 高く瑞々しい少女の吐息に続いて、耳を疑うような下品な放屁の音が、断続的に部屋に響く。吐き気を催しそうなほどに強烈な異臭の中、ヒジリの尻から形を失った泥状の大便が勢いよく飛び出る様子を、ミコトは容易に想像することができた。
(おんなじだ。臭いも、音も……。ヒジリちゃん、あたしよりもずっと美人なのに、おんなじように、汚いの出してるんだ……)
「……ミコトさん」
「えっ! あ、な、何?」
 不意に後方から呼びかけられ、飛び上がりそうになりながらミコトは答えた。
「……すみませんが、何かお尻を拭けるものを持ってきていただけないでしょうか」
「あ、そ、そうだよね、ちょっと待っててね!」
 何故だか逃げるようにして廊下へ出たミコトの頭に、些細な疑問が過ぎった。
(あれ……もう終わったのかな? あたしは一度出し始めると、なかなか終わらないんだけどな……)
 トイレットペーパーの備蓄してある物置へと走るミコトは、痴態を晒すヒジリを思いやって振り向かなかったために、気付かなかった。彼女が唇を噛み締めながら、わけあって必死の形相で肛門を締めていたことに。


(ごめんなさい、ミコトさん)
 荒ぶる便意と寒気に震えながら、ヒジリはこの先の自分の行動を前もって詫びた。
「うぅ……くぅ……!」
 呻きながら立ち上がり、扉の陰に身を潜める。直腸に排泄物が蓄積していくのを感じながら。
「……まだ、です。まだ……」
 人生で最も辛い下痢を堪える少女の耳に、廊下を駆ける足音が聞こえてきた。
265巫女ちゃんのお仕事4:2012/04/01(日) 23:48:06.43 ID:NZD6qDc+

「お待たせ、ヒジリちゃ……っ!」
 トイレットペーパーのロールを片手に部屋へと入った瞬間、ミコトの身体は宙に浮いていた。視界が反転し、間もなくして床に叩きつけられる――直前に、襟を掴まれて衝撃を殺された。
「あれ……えっ?」
 仰向けに寝そべったミコトの目に一瞬、ヒジリの鬼のような形相が映った。直後に、何かが目の前に迫った。
 肉の付き始めた、二つの膨らみ。その中心部に存在する、菊の花のような皺の集合体には、黄土色をした泥がこべり付いている。それが『穴』であることに気が付くと同時に、涙声のような掠れた呟きが、ミコトの耳に届いた。
「ごめん、なさいっ!」
 顔を覆われ、口を塞がれる。鼻腔を貫いた強烈な腐臭で、ミコトはようやく状況を把握し、声にならない叫びを上げた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
「ああ、出る、あああああああっ!」
 顔面に宛がわれた尻から――ヒジリの肛門から、直接ミコトの口へと、汚物がぶちまけられた。口を閉じる間もなく、ミコトの口内におぞましい感触が広がる。ねばねばして、苦くて、甘くて、何よりも、臭い。
 今自分の口にしているものの正体など、推測する必要もなくミコトは理解していた。
(い、嫌、嫌ぁ! うんち、うんち、これうんちだぁ! 嘘、嘘でしょ! あ、あたし、うんち食べて……!)
 胃が痙攣を始めるよりも先に、ミコトの口内が汚物で埋まる。押し付けられたヒジリの尻はミコトの鼻までをも圧迫し、呼吸を妨げている。ミコトは否応なく口の内容物を嚥下し、ヒジリの下半身を押し上げて酸素を求めた。
「げふぅ、うぇっ、げぇええ!」
「駄目っ、飲みこんで! お願いします、ミコトさん……っ!」
「げぅっ、んんっ、んんんん!」
 すぐに逆流を始めた胃液を押しとどめるように、ヒジリは即座に身を起こし、ミコトの口を手で押さえた。糞の混じった吐瀉物……とてもこの世のものとは思えないその味に、ミコトはしばらくのた打ち回る羽目となった。
「んんっ、んんんっ!」
「お願い、お願いします……ううっ、まだお腹が……っ」
 対するヒジリも、暴れるミコトを押さえつけながら、未だ収まらぬ腹痛と便意に悶えていた。排泄のために身体を弛緩させれば、それと同時にミコトに振り解かれてしまうことを恐れ、小さな菊門を固く閉じ、歯を食いしばっていた。
266巫女ちゃんのお仕事4:2012/04/01(日) 23:49:41.47 ID:NZD6qDc+

「んぐっ、んん! ……ん、…………」
「はあ、はあ、ああっ……」
 やがて、ミコトがぐったりと四肢を下した。吐き気が消え、排泄物を胃に落ち着かせたであろうことを悟り、ヒジリはようやくミコトを開放し、再び部屋の隅へと走った。最初の排泄で作り上げた泥山、その上に跨り尻を下ろし、中断していた排便を再開する。
「くあぁ、はあぁ……」
 閉ざされていた肛門が破裂し、汚物の塊が床の上で爆ぜた。溢れかえる快楽、恍惚に表情を緩めながら、ヒジリは一心不乱に排便に没頭していた。少女の腸内に蓄積されていた下痢便の量は、歳不相応なまでに強固なヒジリの精神からでさえ、容易く平静さを奪っていた。
「う、うぅ……」
 その背後で、口元を押さえながら、ミコトがよろよろと立ち上がった。今しがた、自分が一体何をされたのか、理解ができなかった――否、したくなかった。ただ、信用していた相手の行動理由に全く見当がつかず、言い知れぬ嫌悪と恐怖感だけが膨らんだ。
(なんで、なんでなの、ヒジリちゃん……?)
 問いかける前に、この場から離れたかった。室内に充満した悪臭と、目の前で股を広げて喘ぎ続ける少女から出てくるものが、断続的にミコトの胃を刺激していたからだった。
「うぇっ、うう……」
 壁に手を付き、震える膝を引きずるようにしてゆっくりと歩く。ヒジリの放屁の音を背に受けながら、朦朧とする意識の中、唯一ミコトの脳裏に浮かんでくるものは、父親の言葉だけであった。
(行かなきゃ……最後の、儀式……)
「ま、待って、ミコトさ……んぐぅ!」
 ほぼ液状になりつつある便を垂れ流しながらも、ヒジリは部屋を出て行こうとするミコトを追いかけようと立ち上がる。が、彼女の細い足首を、部屋の隅から伸びた触手が掴んだ。
「やっ、離してっ、んあっ、嘘っ、ま、またお尻に……!」
 床に倒され、四つん這いになって晒されたヒジリの肛門に、触手は無情にもまたその切っ先を突き立てる。糞便に塗れた下半身にはもはや抵抗するだけの力は残っておらず、またしてもヒジリは『浄化』の洗礼を受けてしまう。
「嫌、嫌、です……っ、また、お腹が……ぐるぐる、いって……、も、もううんちは、嫌ぁ……ああああっ!」
 巫女装束の少女が去り、観音開きの扉が閉ざされ暗闇に支配された密室に、ヒジリの悲鳴と、汚らしい排便と放屁の破裂音が響き渡った。木製の床や壁には、少女の汗、涎、涙、糞尿、腸液、そして、本人の意思とは裏腹に溢れかえった愛液が飛び散っていた。
 無限の排泄地獄。
 幼き聖少女は、自らの生み出した汚物の海で溺れ、苦痛と快楽に浸された意識が朽ち果てるまで、その部屋で悶え、叫び続けたのであった。
267巫女ちゃんのお仕事4:2012/04/01(日) 23:53:14.79 ID:NZD6qDc+
覚えていてくれている人がどれほどいるだろうか……。

今更ですが設定はかなり適当です。オカルト的な知識も皆無なんであんまり突っ込んで考えないでくださいお願いします。
268名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 19:35:46.29 ID:f5HQgD1q
>>260
一年くらいなら今のワクワクを保ったまま待てますっ!
269紳士x:2012/04/03(火) 11:12:42.61 ID:G4reOh4H

 紳士xでございます。
 お言葉、ありがとうございます。
 また、数々の大作も愉しませて頂いております。


 個人的には、
 >>227
 様のお話に惹きこまれました。
 「のおおおっ!?」が、可愛すぎて…。
 (><;)

 それでは次のスレより、今宵の小話をひとつ…。 
270紳士x:2012/04/03(火) 11:15:58.52 ID:G4reOh4H
『…

 すさまじい嵐が、去った。
 個室の中で息を潜ませていた私は、安堵の息を吐いた。
(まさか、こんなところに誰か来るなんてね)
 しかも、“出てこい”“殺す”のオンパレードである。
 さすがの私も、肝を冷やしてしまった。
「………」
 だが、それ以上に怯えてしまっているのは、私の目の前で和式便器に跨る、私の可愛いオモチャの後輩だった。
「う、ううぅうぅ……」
 ガタガタとその体が小刻みに揺れている。
 相当な恐怖を感じていたのだろう。
「フフ。もう、大丈夫みたいよ」
 私は、震えている両肩に手を置くと、耳元で囁いた。
「ふぐっ、ふぅっ……」
 私の可愛いオモチャの後輩は、鼻を鳴らしながら、涙と鼻水と涎でべとべとになった顔をこちらに向ける。
「フフ。なんて顔をしているの」
 恐怖に引きつったその表情が、私にはとても愛らしかった。
 …私の可愛いオモチャの後輩。
 この子が浣腸オナニーをしているところに出くわした私は、それ以来、この子を私のオモチャにしている。
 トイレでも教室でも屋上でも、何度も浣腸オナニーをさせて、絶頂しながら排便する無様な格好を晒させてきた。
 下痢をして、トイレに駆け込もうとしているところを捉まえて、校舎裏でビニール袋に排便させたりもした。
 記憶に新しいところでは、この子に下剤を盛り、便意を催したところで体育倉庫の中に連れ込んで、用意しておいたアヒルのおまるに排便させた。
 私の可愛いオモチャの後輩は、背丈こそ小柄だったが、お尻の肉付きがとても良く、しゃがんだ時の格好がとてもエロティックだった。
 そんなエロティックなお尻から、無様な音をたてて汚いものが飛び散り、撒き散らされるのだ。
 …こんなに、興奮することはない。
 私は、この子に変態的な排便をさせた後、その痕跡をわざと残していたので、学園では大きな騒ぎになっていた。
 学園を騒がせる、スカトロ変態娘。
 私が見下ろしているこの子が、まさにそうなのである。
 さすがに今は、トイレ以外の場所で遊ぶことは危険だったので、人気のないトイレを使っていた。
 まさか、こんなところに闖入者が現れるとは思わなかったのだが…。

271紳士x:2012/04/03(火) 11:18:43.07 ID:G4reOh4H

「………」
 固く閉ざした扉の隙間から、外の様子を伺う。
 すでに、無人となっていた。
 だが、漂う独特の異臭と、床に散らばっている下痢便の残滓が、狂ったようにドアを叩きつけていた女子が我慢できずに粗相をしたらしいことを私に確信させた。
「フフ。みっともない」
 床に向かって、下痢便を撒き散らしている瞬間を見たかった。
「さて、と……」
 私はもう一度、便器にしゃがみこんでいる、可愛いオモチャの後輩の様子を伺う。
 後ろ手に腕を縛り、口には猿轡をかませ、そして、お尻には肛門部分だけを覆い隠す特性の貞操帯を履かせていた。
 ここの便器は汲み取り式になっているので、その肉付きの良いお尻の下には暗闇が広がっている。
 まるでそこから何かが這い出てきそうな、不気味な空間がそこにあった。
「ぐふっ、ふぅっ、ふぅぅっ……」
 私の可愛いオモチャの後輩は、嗚咽を激しくさせていた。
 ふと、この子が今、どんな声を聞かせてくれるのか興味がわいたので、私は猿轡を解くことにした。
「ぶはぁっ……」
 と、テンプレートのように言葉を発して、糸引く唾液をトロトロ零しながら、何度も息継ぎをする。
「こ、こわい……こわいよぉ……こわかったよぉ……」
 ドア越しに浴びせられた、相手の狂気。
 それをまともに受けてしまったオモチャの後輩は、かみ合わない奥歯をガチガチと震わせていた。
「フフ。“殺すわよ、糞豚女”……ね」
「!」
「糞豚っていうのは、あながち間違ってないかもね」
 いうや私は爪先で、可愛いオモチャの後輩が身に着けている貞操帯の、肛門の部分を足蹴にした。
「ひぃっ!!」
 可愛いオモチャの後輩は、びくりと背筋を反らした。
 その反応が面白かったので、私は爪先で何度も突っついてみる。
「や、やめてっ……!」
「フフ。嘘ばっかり。うれしいくせに」

 ぐにっ…。

「んぐぉう……!」
 爪先で強く肛門の部分を押し込むと、私の可愛いオモチャの後輩は、女の子とは思えない獣のような野太い声を、喉から発した。

272紳士x:2012/04/03(火) 11:23:03.21 ID:G4reOh4H


「2週間分くらいかしら。この奥に、詰まってるものは」
 円を描くように、爪先で肛門のところを弄ぶ。
「ひっ、ひぐぅっ、ぅぐあっ……!」
 このアナル専用貞操帯は皮製なので、固い感触ではあるのだが、その奥にある柔らかい何かを弄んでいる手(足?)応えもあった。
「セ、センパイ……も、もう、やめてください……」
「あら、いいの? お尻、苛められるの、好きなんでしょ?」
「だ、だめです……も、もう、だめ……お尻、おしりが壊れちゃう……」
「フフ」
 無理もない、と思った。
 この子の肛門を封印しているアナル専用貞操帯は、その内側にアナルストッパーが仕込まれている。
 貞操帯を解くための鍵は、当然ながら私が持っているので、この子は2週間も、肛門を封じられて生活してきたのだ。
 その間、お腹に溜め込まれたものは排泄しようがなく、水分をとことん抜かれて固くなっているに違いない。
 そしておそらく、排便にまつわる腸の蠕動を、この子は何度も何度も繰り返してきただろう。
 その度に、肛門は絶えず刺激を受け続けて、今となっては正しい感覚も失っているはずだ。
「ウンチ……ウンチ、させてください……おねがいです、おねがいですからぁ……」
 それはまさに、懇願であった。
 お腹とお尻が苦しくて、排便をしたくて仕方がないことはよくわかる。
「フフ。堪えなさいな」
 だが、それを簡単に許してしまったのでは、面白くない。
「うぅっ……」
 私の可愛いオモチャの後輩は、私の言葉を予想していたのか、反抗らしい反抗もせず、顔を俯かせてお尻を小刻みに震わせるだけだった。
「ぐぅっ……!」
「うん?」
 不意に、肛門にあてがっている爪先に、強烈な圧力を感じた。
 どうやら、栓をされているにも関わらず、排便するときのように息んでしまったらしい。
「うぐぅうぅぅぅっ…!」
「あらあら……」
 アナル専用貞操帯が、少しだけ浮き上がった。ものすごい腹圧である。
「えいっ」

 ぐにぃっ!

「うごぉぉおおぉぉぉぉっ!」
 それを私は押し込んだ。まるでバネ仕掛けのように、私の可愛いオモチャの後輩が背を反らせた。
「息むのは、我慢しなさい。ウンチを出す穴が、壊れちゃうわよ」
 栓をされているマヨネーズを、無理やり押し込んだようなものだ。
 まさか直腸が破裂するとは思わないが、裂肛ぐらいはしてしまうかもしれない。
「ぐはぁっ、はぁ、はぁっ、はぁぅっ……」
 息みたいのを必死に堪えて、私の可愛いオモチャの後輩は、荒い呼吸を繰り返していた。

273紳士x:2012/04/03(火) 11:27:30.56 ID:G4reOh4H


 ぶしゅっ、ぶしょっ、ぶしょおおぉぉぉぉぉぉ……!

「あらあらあら……」
 その股間から、滝のような飛沫が迸った。
 肛門に受けた刺激がそのまま膀胱に伝わり、放尿してしまったのだ。

 じょおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

 尿道口の部分が、盛り上がって見えそうなほどに強烈な水しぶきだった。
「ホント、馬みたいにオシッコするのね…」
 それはいつぞや、バケツの中に放尿させたときと同じような音飛沫である。
「フフ。馬じゃないわね。今は、豚だったわね」
「………」
 もう何も言えない様子で、私の可愛いオモチャの後輩は飛沫を迸り続けていた。

 ポタ、ポタ、ポタ…。

 と、お尻の辺りまで残滓を垂らし、豚のような放水が終わった。
「すっきりした?」
「………」
「こら。応えなさいな」

 ガスッ!

「ひぐっっ!!」
 今度は、強烈に肛門の辺りを蹴り飛ばした。沈黙を続けたオモチャの後輩に、懲罰を与えるためだ。
「お、おぐぅっ……ぐおぅうぅぅぅ……」
 およそ、女子とは思えないうめき声をあげる。
「限界? もう、いろいろ限界なのかしら?」

 ガスッ、ガスッ、ガスッ!

「ひぎぅっ、ぐほぉっ、おごおぉっ!」
 肛門辺りを何度も何度も蹴りつける。
 貞操帯の下では、直腸いっぱいに溜まった糞便を、アナルストッパーが搗き回していることだろう。
「や、やめで……やめでぐだざい……ゆるぢで……」
 言葉遣いがもう、正気ではなかった。
274紳士x:2012/04/03(火) 11:30:47.60 ID:G4reOh4H

これ以上の折檻は、この子を壊してしまうかもしれない。
 だが、そう簡単に、楽にさせるつもりもない。
「フフ。許して欲しいのなら、おねだりしてみなさい」
「………」
 首をがっくりと項垂れていた私の可愛いオモチャの後輩は、あらぶる呼吸を何度か繰り返してから、その顔を起こして振り向いた。
 可愛らしい顔は、涙と涎でドロドロになっていた。
 それを見ると、私は背筋がゾクゾクとした。
「ヴ、ヴンヂ、ヴンヂ、ざぜでぐだざいぃ……」
「ダメね」

 ガスッ!

「うっぎぃいぃぃぃぃ!」
「何の捻りもない、面白くないおねだりなんて、聞きたくないわ」

 ガスッ、ガスッ、ぐにぐにっ、ガスッ、ガスガスガスッ!

「ぎょあっ、うぐぅぁっ、ご、ごべんなざいっ! ゆ、ゆるぢでぇぇぇぇっ!!」
「はい、それじゃ、もう一度」
 肛門を、何度も蹴られた衝撃。
「ごはぁっ、はぁっ、はぁぅっ、うぐっ、うはぁぅっ……」
 それを荒い呼吸で治めてから、私の可愛いオモチャの後輩はもう一度おねだりを始めた。
「わ、わだぢは、糞豚でず…。糞豚で、変態でず…」
「フフ……」
「糞豚でずけど、ヴ、ヴンヂが、おながにづまっで、苦ぢいんです! おぢり、おぢりの、栓を、はやぐ取ってほぢいんでずぅぅぅぅぅっ!」
 ぶるんぶるんと肉付きのいいお尻を振って、狂ったように叫んでいる。
「ヴンヂじだい! ヴンヂ、ヴンヂ、ヴンヂィィ!!」
 女の子として、終わっているとしか思えない狂乱ぶりであった。
「はやぐっ、はやぐはやぐはやぐはやぐぅぅぅぅ!!」
「あらあら。仕方がないわね」
 これ以上責めれば本当に狂ってしまいそうだ。そしてそれは、私の本意ではない。
「それじゃあ、許してあげる。ほらっ、おしり振るのをやめなさい」
「は、はいぃぃ……」
 私が言うまでもなく、オモチャの後輩はそのむっちりした臀部を突き出してきた。
「それじゃあ、お待ちかね。…外して、あげるわ」
 アナル貞操帯を締め付けているベルトに、銀色の鍵を差し込むと、それを時計回りに45度回した。
 その、瞬間だった。
275紳士x:2012/04/03(火) 11:34:20.04 ID:G4reOh4H
  

「ぐぅっ、ぐぅうぅううぅぅぅぅぅっっ!!!」
「!?」

 ぐぼぉっ!

 と、不気味な音を発てて、アナル貞操帯が内側から一気に盛り上がり、外れたベルトが勢いよく弧を描いて反転した。
「んぐぉぉおぉぉぉおぉぉぉぉぉぉっっ!!」
 全身に力がこもり、それが肛門に全て注がれている。
 その圧力に敵わず、肛門を貫いていたはずのアナルストッパーがその機能を失って、ゴボッと吹き飛んだ。
 ストッパーには、硬くなった糞便がこびりついていた。
「んぐぅぅぅぅぅぅ! でるっ、でるでるでるでるぅうぅうぅぅぅぅぅ!!」

 みりみりっ……!! 
 むりゅっ、むりゅむりゅむりゅむりゅむりゅっっ!!

「んぎいいぃぃぃぃぃぃ!!!」
 むき出しになった肛門が地殻変動を起こしたように隆起し、その頂きから、極めて太い焦げ茶色をした大蛇のような糞便がモリモリと排泄された。
 それはまったく途切れることもなく、便器の暗闇に落ちていく。
 全長にして30センチ以上はあろうかという、長大で極太の一本糞であった。
「す、すごいわね……」
 その迫力に、さすがの私も唖然とした。
 直腸いっぱいに詰まっていたという、凄まじい量の糞便。
 それは、これまで嗅いだことのない、下水が更に腐ったような悪臭を伴っていた。
「うっ……!」
 私は思わず、鼻をつまんだ。気が遠くなりかけるほどの悪臭であった。
 まるで、卵の腐ったような臭いだ。ひょっとしたら、硫化水素が混じっていたのかもしれない。
「ぐ、は、ぁ……はぁ、はぁ、はぁ………ぐ、う、うぅぅぅ………!」

 ぶりゅっ、ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅっ!!
 ぶおっ、ぶぶぶっ、ぶりぶりぶりぶりっ!!

 その後も、二本目、三本目と、次々に野太い糞便を便器の底へ産み落とす、私の可愛いオモチャの後輩。
「はぁ、はぁ、はぁ、ん、ぐ……はぁ、はぁ、はぁ……」

 ぐぱぁ…。

 と、その肛門はパックリと口を開けたまま、排便が終わった後も閉じることがなかった。

276紳士x:2012/04/03(火) 11:36:58.58 ID:G4reOh4H

「う、わぁ……」
 その様に、私は思わず感嘆の声を挙げた。
 開いたままの肛門の内側。その、ピンク色の内粘膜が丸見えになっていた。
「す、すごい……」
 あれだけおぞましい糞便を溜め込んでいたとは思えないほど、美しく淫靡な肉の洞窟がそこにはあった。
 あまりにも、あまりにも幻想的な光景であった。
「………」
 括約筋の痺れが取れたのか、盛り上がっていた肛門が沈んで口を閉じようとする。
「だ、だめよっ!」
「えぅ?」
 私は思わず、その臀部を両手で押さえて、親指を使って肛門を左右に押し開いた。

 ぐにぃっ…。

 と、その動きに合わせ、閉じかけていた肛門が再び口を開く。
「ひあっ……セ、センパイ……!?」
「もっと……もっと、見せてっ……!」
「えっ、えっ……!?」
 2週間も堰き止められた末の排便。
 それがようやく終わり、安堵していた様子の可愛いオモチャの後輩は、まさか肛門の中身を凝視されると思わなかったのか、困惑の声を挙げた。
「なんて……なんて、綺麗なの……」
 今は私のほうが、少し正気を失っていた。
「や、いやです……まだ、おしり、拭いてないのにぃ……」
 私の可愛いオモチャの後輩が出したのは、水気を抜かれた糞便だったので、肛門はほとんど汚れていない。
 しかし、その中に溜まっていたガスは濃度を相当に高めていて、空っぽになった直腸から立ち上る臭気は、間違いなく硫化水素の臭いがした。

 ぶぼっ…。

「きゃっ…」
 肛門の中身に気をとられ、俄かに洩れ出た残り屁をまともに浴びてしまった。
「はっ」
 刹那、失いかけたことで逆に、私は気を取り戻した。
「私と、したことが……」
 興奮が過ぎて、我を忘れてしまったことが、少し恥ずかしかった。

277紳士x:2012/04/03(火) 11:39:14.49 ID:G4reOh4H

「ふぅ」
 軽く深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。
「うっ……」
 その際、トイレの個室に充満する卵の腐ったような臭いを吸い込んでしまい、また気が遠くなりかけた。
 …いったい、何のコントをしているのやら。
 私は呼吸に気をつけながら、もう一度、開いている肛門に顔を寄せた。
「ウンチをしたばかりとは思えない、綺麗な直腸…。見蕩れてしまうわ」
「セ、センパイ……あの……」
 自分の排泄する姿や糞便ばかりではなく、体の中身まで見られてしまうとは思わなかっただろう。
「どうしたの?」
「ウンチの、穴……その……おかしく、なって、ない……ですか……?」
 私の可愛いオモチャの後輩はそれよりも、抑えつけられていた排便が一気にされてしまったので、肛門に異常がないか気がかりだった用だ。
「大丈夫。問題ないわ」
 一番の心配だった裂肛の様子もなく、美しい肉色の洞窟があるだけだ。
「ねえ」
「は、はい」
「貴女の中、もっと見ていたい」
「は、恥ずかしいです」
「見たいの。お願い、もっと見せて」
「わ、わかりました……ん、んくっ……」
 お尻を更に浮かせて、私の可愛いオモチャの後輩は、肛門を開けたままにするべく息みを続けた。
 いつまで見ていても、飽きることのない光景がそこにあった。
 2週間も溜め込んだ末の排便の迫力も凄かったが、直腸の中身が丸見えになったことのほうが私には衝撃であった。
(肛門からこうやって中身を見るのが、こんなにも興奮するだなんて…)
 自分の中にあった性癖の、新境地を見た思いだった。

278紳士x:2012/04/03(火) 11:43:19.01 ID:G4reOh4H

 どれほどの時間、直腸の中身に見入っていただろうか。
「セ、センパイ……もう、だめ……」
 括約筋が通常の働きを取り戻し、私の可愛い後輩は、かなり無理をして肛門を開いていたようだ。
「はぁぅっ……」
 大きく息を吐いたかと思うと、盛り上がっていた肛門が一気に収縮し、お尻の穴がきゅっと口を閉じた。
 その後、健気にも、何度も息んで肛門を開こうとするのだが、内側から盛り上がるばかりで、肝心の口は開かなかった。
 どうやら、ここまでらしい。
「とても素敵だったわ」
「………」
 腕の拘束を解き、体を自由にさせる。
「あ、あの、センパイ……」
「うん? どうしたの?」
「おしり、拭いても、いいですか……?」
 そういえば、後始末をしていなかったことに気がついた。
「ごめんなさい。すぐに、綺麗にしてあげるわ」
「………」
 持参しているウェットティッシュで、肛門を何度も拭う。
 多少の汚れは付着したが、糞便があまりにも硬質だったためか、その周囲はあまり汚れが目立たなかった。
「今日はここまでね。どう、立てそう?」
「……脚が、しびれてます」
 ずっとしゃがみっぱなしだったのだ。無理もないと思う。
「支えてあげる。ゆっくり、立ちなさい」
「はい……」
 脇の下に腕を回し、抱き起こす要領で、可愛い後輩を立たせる。
 この子の排便姿は何度も見てきたが、腸の中身を見たのは初めてだった。
 それが、私の心の中に何か変化を生み出したのかもしれない。
279紳士x:2012/04/03(火) 11:47:54.78 ID:G4reOh4H

「今まで、ごめんなさいね」
「えっ?」
 私は、後輩の体を抱きしめた。
「え、あ、あのっ……センパイ?」
「貴女の恥ずかしがる姿を見るのが、愉しくて仕方なかったけど…。多分、これからも変わらないのだろうけれど」
「………」
「貴女をオモチャだと思うのは、やめにする。私の大事な、パートナーであって欲しいから」
「!」
 私は、可愛い後輩のアナルを塞いでいたストッパーつきの貞操帯を、便器の底に広がる暗闇に放り投げた。
 こびりついている糞便ともども、なにかとても、醜いもののように思えたからだ。
 こんなもので排便を封じて、可愛い後輩のアナルを苦しめ、あの美しい腸内を傷つけようとしていたことが、今では信じられない。
「許してくれるかしら」
「そんなこと…」
 可愛い後輩は、頬を紅くしていた。
「セ、センパイになら、見られても平気です…」
「そう。ならこれからは、私にだけ、見せてね」
 他人の目があるかも知れない場所で排泄させることは、もうやめにする。
 これまでは、学園で騒動になることで、この可愛い後輩の羞恥を煽ることも愉しかったのだけれど。
 それ以上に、この子の腸内を美しく保つことが私には愉しみに思えてきた。
 だとすれば、もっと大事にしなければいけない。
 あの美しい腸内を汚すものは、取り除いていかなければならない。
 この可愛い後輩の、排泄周期をもっと知らなければならない。
 便秘にならないように、健康にも気を使ってあげなければならない。
 もっと、専門的な知識を身につける必要がある。
「……フフ」
「センパイ?」
 私が生まれて間もなく、不祥事を起こして、今は音信も途絶えてしまった父。
 その頃の父は、婦人科と肛門科に勤めていたというから、その不祥事とやらも推して知るところがあり、私はそれをずっと嫌悪してきた。
 …しかしどうやら、私も父と同じ道に進むことになりそうだ。
 だが、不思議とその嫌悪感はなくなっていた。
 この子が、いてくれたからだと思う。
 それは唐突に湧き上がってきた、身勝手ともいえる愛情の発露だった。
 もう、この可愛い後輩のことはオモチャとして扱えない。
 数十分前には、この子のアナルを貞操帯で塞ぎ、糞便が溜まりきった状態でさらに、肛門を蹴りつけていた。
 そうやって苦痛にゆがむこの子の姿を見て、興奮していたのだ。
 それが、あの美しい腸内を見た瞬間、まるで手のひらを返したように、気持ちが裏返ってしまった。
 本当に、身勝手だと思う。だけど、どうしようもない。
「貴女に逢えて、本当に良かった。これからも、私の傍にいてくれるかしら?」
「!? と、当然です! 私でいいのなら…!」
「フフ。ありがとう、うれしいわ」
 そういって私は、可愛い後輩の体をもう一度、強く抱きしめたのだった。

 ……』


 『変態のセンパイと、オモチャの後輩』
 とでも名づけましょうか…。

 この二人を中心にした小話は、ひとまず区切りです。
 単話完結のはずが、連作になってしましました。

 お粗末でございました。
 m(__)m
 
280名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 19:48:01.90 ID:va33HXIL
gj
281名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 21:43:19.55 ID:UcWL0yeb
>>279
連作GJ
堪能しました
282うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
283名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 21:33:43.09 ID:yAfeja/p
ボーカロイドってうんこしないの?
284うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
285名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 14:16:54.65 ID:TRiHJtsM
八王子のロハス建材か、・・・会社が大きいとか小さいとか関係ないんだよ、こういうのは。
とにかく、人の口に戸は立てられないってこと。 別荘へ連れ込むって・・・中卒社長だからか配慮が不足だな。
これまた不思議なことに不倫ってわかるんだよね。 何処からともなく伝わってくるw

286 ◆AkXsOcg8VE :2012/04/07(土) 23:24:43.71 ID:EFlb5ATW
>>269
ありがとうございます
可愛いと思っていただけたのは嬉しいものです
なんというか、可愛い女の子が一番恥ずかしいことをする姿ってのは単純に興奮するって思います
次があるなら、そういうところをじっくり見せてもらう展開を… って考えてます
287名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 22:59:20.45 ID:j9Org9r3
千歳のキャラクターが好きなので、また読むことができてうれしいです
開放的だけど、羞恥心はしっかりあるところが好きです
288名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 23:13:49.33 ID:Bq9qQ2uA
目覚めたら見知らぬ部屋
閉じ込められている八名の女性
周囲に転がる人数分の空のイチジク浣腸
穿かされている奇妙なおむつは何のためなのか
「私の名はチクソウ
 ゲームをしましょう
 トイレまで辿り着けば貴方の勝ち
 野糞をすればゲームオーバー」
始まりを知らせるかの如く誰かの腹が鳴り響く
『KUSAW』
恥糞うの狙いは一体なんなのか

カミングスーン
289H:2012/04/14(土) 23:41:47.58 ID:dVfOgUYe
続きじゃないんですけど、突然書きたくなったので短いの投下
290H:2012/04/14(土) 23:43:00.21 ID:dVfOgUYe





 12日
 朝:ご飯 大根と油揚げの味噌汁 目玉焼き
 昼:購買のメロンパンとカレーパン ポッキーを少し
 夜:焼そば(塩) かぼちゃの煮つけ わかめスープ デザートにりんご


 13日
 朝:トーストにイチゴジャム 牛乳 昨日の残りのりんご
 昼:お弁当
 夜:ご飯 スーパーのお刺身パック ほうれん草のおひたし きゅうりの酢の物 焼き茄子


 14日
 朝:トーストにベーコンエッグ オレンジジュース バナナ一本
 昼:食堂の月見うどん
 夜:たらこスパゲティー シーザーサラダ コーンスープ


 15日
 朝:カロリーメイトとウィダーインゼリー(時間が無かったので)
 昼:コンビニのあんぱん ハムサンド 午後ティー
 夜:





291H:2012/04/14(土) 23:43:51.18 ID:dVfOgUYe



「……なんですかこれ?」
「何って、献立表ですよ」
「いえ、見たら分かりますけど……。いつきさんの家の、ですよね。12日からってことはひょっとして……? 
“この前の時”からのですか」
「はい♪ 今、私のおなかの中にあるもの、全部です。今日のお昼はちょっと怪しいけど、あとはもう完全に
うんちになってるはずですね。先頭にあるのは、トースト……かな? イイ感じに硬くなってますよ」
「材料の記録……そこまでしますか……」
「ええ、しますとも! せっかく先輩にするとこ見てもらうんだから、材料からちゃんと分かっててほしいな〜って思ったんです。
ホントはもっともっと、1週間くらい溜めたかったんですけどね」
「全く……こんな紙渡してる余裕なんか無いでしょうに。そろそろ限界なんでしょう? いつきさんの脚、震えてますよ」
「あはは……やっぱりわかっちゃうんですね。 ……来てます、凄いのが」
「誰かさんのおかげでね。私が来るまでどれだけ我慢したんですか?」
「6時間目にうんちしたくなったから、もう1時間半くらい……です。もう、おしりがうずうずしちゃって……
頭がしびれっぱなしですよ。でももちろん、先輩が出すなって命令してくれるなら、このままいつまでだって我慢しますけど」

「まさか本気でそんなこと言わないだろうって、甘く見てるんじゃないでしょうね?」

「えっ……」
「冗談ですよ。……その代わり、いつかの仕返しです。今日は学校の中を歩きますよ。いつきさんが、我慢できる限りです。
並んでなんてあげません。私の前を一人で歩きなさい。どこまで耐えられるか、すぐ後ろで見てますから。行き先は自由ですが、
ショーツにうんち漏らす瞬間まで、立ち止まることは許しません。いいですね? そのあと、汚れた下着をトイレで洗うまでは……」
「あ、あの〜先輩、それは出来ないんですけど……」
「えっ? ……あれ、珍しい。初めて見ましたよ、いつきさんが反抗するの」
「いえ、そうじゃなくてですね……実は今日私、下はいてないんです。だから……」

「え、ええと……じゃあ、しょうがないですね……。私の借ります?」
「はい♪ 喜んで!」

292H:2012/04/14(土) 23:50:00.70 ID:dVfOgUYe



 いつもの個室の中で、いそいそと由姫は制服のスカートの下に手を突っ込む。 
 人肌に温まった純白のショーツを受け取ったいつきは、この上なく満ち足りた顔をしていた。
 穏やかな夕日に照らされる放課後の学校。
 人気のなくなった廊下に、二人分の足音と、決壊寸前である事を示す断続的な放屁音が響く。

 結局いつきは、行き先に自分の教室を選び――自分の机に由姫を座らせ、その目の前で由姫のショーツに大も小も、
想いのたけの全てをぶちまけた。
 教室いっぱいに立ち込める排泄物のニオイと、いつ誰かが戻って来るかも知れないスリルを脳内麻薬に変え、二人はそのまま
濃密なキスと震える指先で、お互いを激しく求めあったのだった。


「じゃあ、掃除と洗濯も終わったし……帰りましょうか。手伝ってくれるなんて、今日は優しいんですね、先輩」
「……ばれたら困りますから。それから、私の……ちゃんと家で洗って返して下さいよ?」
「えー、貰っちゃダメなんですか? これ」
「見せなくていいですから! ……お気に入りなんです、それは」
「だったら次は、私もお返しに、一番のお気に入りを学校に持って……じゃなかった。はいてこなきゃだめですね」
「勝手にしなさい。……かわいいのじゃなかったら、汚してあげませんからね」
「はいは、わかってますって♪」
「“はい”は一回!」







293H:2012/04/14(土) 23:51:43.06 ID:dVfOgUYe



 以上。
 忙しいのになんか急にムラムラして落ち着かなくなったので、単発のSS書いて発散。
 例の二人の話です。このあと排便を見せ合いっこ・汚しあいっこにプラスして、食事の交換日記(?)が二人の日常になりました。
 しかし、また中途半端で申し訳ない。
 上手くまとまれば最終回後の、4人の絡む話も書きたいんですけどねー。


 いつき「――って感じで、昨日も凄かったです♪」
 大瀬「二人でショーツ交換!? しかも汚れたやつを!? そういうのもあるのか……」
 中島「こっち見ない! しないからね絶対。 て言うか、いつきちゃんもそういうの教えるの止めてよマジで……」


 こんなの。
 けどなんかこのところ、頭で考えているものが上手く文章にできないです。
 なんでだろ。

294名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 03:40:50.67 ID:PIH5rpqd
食事の交換日記いいですね…!
295名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 20:09:00.61 ID:pFe7D+Wv
>>290
こういう芸の細かさ好きだわー
いいんちょ幸せそうでなによりです
296名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 20:25:15.34 ID:me1vFZgE
Hさんの作品zipとかでうpされてないですかね?
297H:2012/04/27(金) 22:23:26.57 ID:JkyU3FZe
前スレで上げたのがまだ残ってますね
ttp://cyclotron.mine.nu/uploaders/scat/big/upload.cgi?mode=dl&file=876
pass:buruburi(二次デフォルト)


しかし、こういうの、もうパスは掛けない方がいいですかね?
298名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:43:35.39 ID:7PgQMr2Z
保守
299H:2012/05/06(日) 21:16:27.92 ID:PpsOIjPJ

 黄金週間記念。
 園芸店の方はしばらく休み。大量少女で、初の前後編です。
300H:2012/05/06(日) 21:19:30.03 ID:PpsOIjPJ


ヒュージな彼女 [ 前編




 それは正に風薫る、五月のとても良い陽気の日のことだった。


「や、おつかれ。なに見てるの? 愛華ちゃん」
「……ん? ああ、薫かぁ。おつかれ」

 とある都市にある私立大学の、広大なキャンパスの中。
 時刻は午前10時半、やわらかな陽光の差す、中央広場の一角である。
 大勢の私服姿の学生があたりを行き交う中、一人の女子学生が、木陰のベンチに腰かけていた別の女子学生に声をかけた。
「旅行のパンフレットなんだけどね、今ウチのサークルの中で、ちょっと計画してて」
「ふーん……」
 二人とも、この春入学したばかりの一回生だ。
 長いふわふわの髪がトレードマークの彼女――風間薫が話しかけたのは、同じゼミに所属している友人だった。
 大学に入って、新しく出来た仲間である。
「まだ入ったばっかりでしょ? もうそんなのあるんだ……」
 講義と講義の合間の時間、幾人もの学生が、芝生やベンチでそれぞれの時間を過ごしている。
 涼やかな風に揺れる、葉桜の新緑もまぶしい。
 薫はベンチの後ろに回ると、髪を押えながら腰をかがめて、友人の手にあるパンフレットを覗き込んだ。
 おそらくどこかの代理店の店頭から抜いてきた資料だろう。
 いくつもの景勝地の名前が書かれた国内旅行の薄いパンフレットが、ベンチの上と膝の上、所狭しと広げられていた。
「とりあえず先輩から、お前ら計画作ってみろって言われたんだけどね……。んで実際行くのは前期の試験終わってからって話みたいだし。
そうなるともう新入生歓迎ってのは微妙だよね」
 言うと、彼女は今見ていたものを閉じて、自分の横に置く。
 そしてもう一枚、パンフレットの束から抜き出すと、薫に大きく開いて見せた。
 どこかの温泉旅館らしい。
301H:2012/05/06(日) 21:20:13.34 ID:PpsOIjPJ

「これなんか、薫はどう思う? ……ちょっとこれからだと、温泉は時期外れかもしれないけど」
「んーと、これ……全身泥パック? ってどんなの?」
「一度やってみたいって思っててね。デトックス効果のある温泉成分の入った泥を、身体全体に塗ってもらうやつ。お肌スベスベになって
ものすごく気持ちいいらしいよ。サークルの旅行とかじゃなかったらよかったんだけどね〜。そしたら薫も一緒にこれ」

「私はいいよ」

 最後まで言い切らないうちに、ばっさりと切られてしまった。
 珍しく、薫は語気を強める。
「温泉は好きだし、凄く効果あるって言うのも良く聞くけどけど。そういうのは、何か気持ち悪いんだ」
「あ、あら、そう。まぁ……そうね、いくらお肌綺麗になるって言ってもね、泥だらけになるのはちょっとイヤって人も
確かにいるみたいだしね……。まぁどっちにしろ、メインはみんなで飲んでワイワイやる方だと思うけど」
「うん、ホント何かにつけて飲みたがるよね、どこの先輩も……。私は、行くんだったら海とかのほうが良いな。今のバイト代
もうすぐ出るし、中川さんとかも誘って、行こうよ、一年生だけで」
「いいね、それ。やっぱり先輩ら抜きにしてってのも……」
「そうそう。それで……」
 人通りの多い広場の片隅で、旅行談義に花を咲かせる二人。
 キャンパスのどこにでもある、ごくありふれた日常の風景だ。
 だが、笑顔で会話のキャッチボールを続けながらも――薫の方は少しだけ肩を落としていた。

(全身泥パック……。泥、かぁ)

 なるべく表には出ないよう、薫は心の中でだけ、眉をしかめた。
 一つ、イヤなことを思い出してしまった。
 目の前に居る彼女が悪いのでは、無けれども……。





302H:2012/05/06(日) 21:22:11.68 ID:PpsOIjPJ


「……本当に、油断したなぁ……あの時は」

 買ったばかりのブーツが、構内の煉瓦道にコツコツと音を立てる。
 歩きながら薫がつぶやいた言葉は、風にさらわれて空へ消えていった。
 トレードマークの長い髪は軽やかに揺れるものの、自分自身への情けなさで、自然と視線が、下の方を向いてしまう。
 あのあと、広場で彼女と別れた薫は、次の講義の教室へ向かって、大勢の学生でごった返す大学の構内を一人で歩いていた。
 だが今は足元の、年季の入った煉瓦舗装だけが目に映る。
 四月の入学式以来、仲の良い友達は何人も出来たし、勉強も、一人暮らしの自炊や家事も楽しい。新しい生活は上手くいっている。
 なのに、変な孤独感が胸から消えなかった。
 この新生活が始まって、もうすぐ二ヶ月だ。
 高校までとは全く違う、毎日が一種のファッションショーのような、自分も回りも私服ばかりの環境に馴染めないのではない。
 親元から離れたホームシックでもない。
 その理由はもちろん、自身の特異体質にあった。
 行き交う大勢の男女の中で、こんなことに悩む人間は自分だけだという、孤独感。
 さっき耳にしたキーワードが、それを彼女に思い出させた。
(あんなこと、高校の時だって無かったのに……)
 肩からずれかけた、テキストの入った愛用のカバンを持ち直して、薫は大きなため息をつく。

 
 それは大学に入ってから――念願の一人暮らしを始めてから一ヶ月が経とうとしていた、ある夜のことである。




「ふ〜……。つ、つかれたぁ……」

 一日の講義と、ゼミの歓迎会(という名の飲み会)を終えて、自分の部屋に帰ってくる。
 真っ暗な部屋に明りが灯る、ほっとする瞬間。
 どさどさっとカバンと荷物を床に置いて、上着もスカートも脱いで、ベッドに倒れこむ。
 部屋に戻ると、大学生の自分から、家に居た頃の……本当の自分に戻った気がした。
 今日の晩御飯は居酒屋で海鮮料理の数々に、ほんのちょっとだけの、お酒。
 おいしかった。
 本当はいけないことだけど、ちょっとだけ、初めてお酒を飲んだ。
 まだ心臓がドキドキ言ってる。
 身体が熱い。
303H:2012/05/06(日) 21:24:38.22 ID:PpsOIjPJ

「……疲れたけど、楽しかったなぁ。……あ、もうこんな時間かぁ。じゃ、準備しよっかな」
 誰も見ていない自分だけの空間、ショーツとブラだけのだらしない格好で、ゆったりとベッドに座って体の疲れを癒す。
 静かな部屋の中、ほっとするひと時をすごすと――あとは一日の締め、お風呂の時間だ。
 疲れていても、これだけは外せない。
 フラストレーションを洗い流す、命の洗濯だ。
 立ち上がって背伸びをする。
 背中に直接当たる髪の毛がくすぐったい。
 下着まで全部脱いで、髪留めで長い髪をまとめて、お風呂場へ。
 ほんのり高潮した、鏡に映った顔が、自分じゃないみたいだった。


 ……彼女が覚えているのは、そこまでだった。
 鼻歌交じりの上機嫌で、ユニットバスの扉を閉める。
 そして相変わらずの美しいスタイルを誇るその身体を、バスタブいっぱいに張ったお湯にひたす。
 四月の、少し寒の戻りがあった夜である。
 ほどよく熱いお湯の感触が最高に気持ちいい。
 心地よさと開放感と、そして疲れと酒とで、瞼は自然に重くなっていく。
 そしてそのまま、彼女は数分もしないうちに、ぐっすりと眠りこけてしまった。
「んん……」
 真っ白な湯気の充満した狭いユニットバスに、どこか悩ましげな彼女の寝息が響く。
 ここまでなら、良くある話で終わるのだが――
 大学生の洗礼とも言うべき人生初のアルコールによって、薫は知らないうちに、身体のリズムを乱してしまっていた。
 それに気づかないまま、眠ってしまったのである。

 ぽっ… ぽこぽこっ……

 一糸まとわぬ無防備な姿で、お湯に抱かれながら眠りについて数分後。
 最初のサインがあった。
 湯気のたつ水面に、臭いを孕んだ小さな気泡が、いくつか浮かんで弾ける。
 彼女のおしりから漏れ出たおならだった。
 だがもちろん、深い眠りに入ってしまった彼女が気付くはずもない。
 両手をだらんと、頭をユニットバスの壁に持たれかけたまま、薫は小さな寝息を立て続ける。
304H:2012/05/06(日) 21:25:40.37 ID:PpsOIjPJ



 ぐっ…… ぐるるるっ! きゅうぅぅ……!! 


 ふたつめのサインがあった。
 華奢な身体に似合わない、大きく膨らんだ彼女のおなかの奥から、はっきりと。
 いつもの――腸が動き出し、おなかに溜まった排泄物が一斉に動き出そうとする合図である。
 腸内の圧力が、自覚のないままどんどん高まっていく。
「ん……?」
 すぅすぅと寝息を立てながらも、やはり何かを感じたのか、薫はもどかしげに身体をよじった。
 上半身が揺れるたび、十九歳を迎えてますます成長著しい彼女のおっぱいが湯船の水面に踊る。
 だが、やはり起きない。
 せっかく身体が発した危険信号も全く届かない、リラックスの極致。
 完全な無防備状態である。
 そして、悲劇が始まった。

「んふ……」
 どんな楽しい夢を見ているのだろう。
 上気した顔に、薫は柔らかな微笑みすら浮かべている。だがその下半身では、恐ろしいことが起こりつつあった。
 バスタブのお湯の底、体重で半分つぶれた、薫の白いおしり。
 そのくの字に曲げた艶かしい両脚の付け根、清楚な性器の下で、同じく小さくすぼまっていたピンク色の肛門がゆっくりと開いていく。
 出来た隙間からまた、ぽこぽこと気泡が垂直に昇っていった。
 その奥から、鍵の壊れた門をこじ開けて、黒々とした大きな異物が少しずつ姿を見せ始める。

 ……いくら新入生は会費タダといっても、自重するべきであった。
 おいしい料理をおなかいっぱい、心ゆくまで堪能したその後に何が起こるか、彼女自身、骨身にしみていたはずなのに。
 何年もこの体質と付き合ってきた成果で、彼女は今では、一度我慢すると覚悟を決めたらかなりの長時間、便意に耐えることができる。
 しかし、それも無意識下では全く意味がなかった。
 深夜だろうが昼寝中だろうが、脱糞の危機とあらばどんな熟睡中でも遠慮なく彼女を叩き起こす防衛本能も、酒の入った
この時ばかりは「営業時間外」の看板がかけられていた。
 彼女の日ごろの努力をあざ笑うかのように――巨大で黒ずんだ大便の塊が、門番のいなくなった肛門を押しのけて、
熱いお湯の中に進み出ていく。
 まるでトンネルを掘削する巨大なシールドマシンのように、ゆっくりと、そして易々と。
 お風呂につかったまま、彼女も知らないうちに、いつもの大量脱糞が始まってしまった。
305H:2012/05/06(日) 21:27:53.18 ID:PpsOIjPJ


「んっ……くぅ……!」

 普通の女の子なら、それだけでも裕に2〜3日分はありそうな太い便塊が、股間からどんどん伸びていくのが
揺れる水面の底に見えている。
 人生初の酒は流石に効いたらしく、この非常事態にも薫はさっぱり起きる気配を見せない。
 だが寝ていても肛門に受ける刺激はしっかりと感じているようで、時折その細い肩を震わせ、くぐもった声を漏らしていた。
 顔が赤くなっているのも、今は酒のせいだけではないだろう。
 この、

 “毎日異常なほど大量のうんこを排泄してしまう”

 という特異体質が現れ始めたのは、中学時代のこと。
 それから来る日も来る日も巨大な便塊で激しくこすられ続けてきた彼女の肛門だが、その分「丈夫さ」と「感度」にかけては
非常に良好である。
 それはほんの少しでも苦痛を和らげるように、という人体の持つ順応性の現れなのかもしれないが……。
 身体の成長と共にどんどん太く長くなっていく大便に合せて自己拡張され、元来ヒトが本能的に持つ、排便時の快感までもが
増幅されて……今では第二の性器といっても良いくらいに、彼女にとって快楽を生み出す器官となってしまっていた。
 酒の入った今はなおさらだ。
 よく見ると、力の抜けていた彼女の両手の指が、お湯の中でわなわなと震えていた。
「ふっ…んんぅ……」
 ぎりぎりと括約筋を押しのけて、茶色い大便の棒がバスタブの底を伸びていく。
 ひょっとしたら夢の中でも、彼女は今排便しているのかもしれない。
 悩ましげに身体をよじるたび、湯船の水面がゆらゆらと波を打つ。
 白く細い両脚の間で、肛門から全く途切れずに伸びる大便が、壁にぶつかって折れ、いくつかの短い棒になってバスタブの底に
溜まっていく。
 重く硬い、ごつごつとした便なので、熱いお湯にも全く形が崩れない。
 その情景はなんと言うか、色は全く違うが――鍋の中に入れられて茹でられる、とうもろこしのようだった。
 だがもちろん、こんな程度で彼女の排便が終わるはずはない。
 ごつごつした秘結便が出切った後は、徐々にもっと明るい色の、柔らかい便に切り替わっていく。

 にゅ… うにゅにゅ……

 今度はさながら、袋詰めの味噌を鍋の中に搾り出しているかのようだった。
 手で触ったらとたんに崩れてしまいそうな柔らかな便が、秒速数センチで途切れることなく、拡がりっぱなしになった肛門から
うねうねと産まれ出てくる。
306H:2012/05/06(日) 21:28:39.11 ID:PpsOIjPJ

 全くおなかに力を入れていない今の状態でも、腸内からの圧力と重力だけで、薫の意思とは無関係に次々と。
 最初に大便の先端が顔を出してから、ここまで一度も止まらずに――もう何メートル分くらい出ただろうか?
 先に産まれて沈殿していた硬い便の前にうねうねと、順番に折り畳まれながら、また覆いかぶさっていく。
 凶悪なほどの太さの先端部分に比べたら若干は細くなってきたものの、途切れることのない苦悶と快楽の両方が、
眠りに落ちたままの薫の脳を責め立てる。
「ふぅ……ん、んんぅっ……!」
 ふいに、排便の刺激に耐えかねて薫が身体をひねった。
 その揺れでお湯がバスタブから溢れ、ばしゃっと音を立てる。
 同時に、玉のような汗が、彼女の頬と額を流れ落ちた。
 お湯の底の方に溜まったまま、“混ざっていない”おかげでまだ便の臭いはほとんど上がってきていなかったが――それよりも、
彼女のおっぱいのあたりにあったはずの水面が、いつの間にか両肩が隠れるくらいの位置にまで上がってきていた。
 何と表現すれば良いか、水より比重の重い薫の大便が、徐々に徐々に、下からお湯を押し上げているのである。
 ほんの少し彼女が身体を動かしただけで、簡単に溢れてしまうくらいまで……。
 そしてそれから更に数分が経過するころには、もう、湯船の底は完全に隠れてしまっていた。
 薫の脚は、くるぶしから先が茶色の泥のようなもので濁って見えない。
 もう、おしりも泥の中に埋もれて、便が出てくるところも見えなくなっていた。
 だが排便がずっと続いているのは間違いない。
 腸の奥の方にあった、まだ水分の失われていない――もっとも柔らかい便が、熱いお湯に溶けながら肛門から溢れ続けている。
 そしてゆっくりと、お湯がバスタブの縁を越えて自然に溢れ始めた。 
 彼女のおなかから出てきた分だけ、上から少しずつ溢れて排水溝に吸い込まれていく。
 段々と、彼女の白い肌が、茶色い泥の中に隠れていく……



「…………え? なっ…… えっ… ちょっと、何!? 何これっ!?」

 やっと意識を取り戻した彼女が見たものは、目の前いっぱいに広がる茶色の液体と、そして嗅覚を犯す強烈な――
鼻に馴染んだ、自分の大便のにおいであった。
 バスタブの中、溢れんばかりに溜まった茶色い軟便に浸かる、自分の姿……。
 目を覚ました時点でお湯はほとんど溢れ切って大便の上澄みくらいにしか残っておらず、まるで、巨大なカレー鍋に
入っているかのような……にわかには信じがたい情景が眼前に広がっていた。
 湯船の中で寝てしまい、そのままいつものように催して、気づかないまま漏らしてしまっていた――その現実を
彼女がはっきり理解したのは、数十秒ほど経った後のことだった。






307H:2012/05/06(日) 21:31:44.30 ID:PpsOIjPJ




(……思い出したくなかった。全く、子供みたい。よりによって、トイレに行く夢なんか見るし……)

 重い足取りで歩くこと、約一分。
 次の講義がある、大学の二号館の建物の前に着いた。
 建物に入る前に、薫は立ち止まって、真上の空を見上げる。
 流れていくわたあめのような雲の間を、飛行機雲が一筋、まっすぐに伸びていくのが見えた。
 廻りの学生は、そんな彼女を避けて次々と両脇を流れていく。
(いまだに、思い出すとイヤな汗が出るし。けど忘れられないだろうなぁ……もう)
 空の青さに救いを求める。
 少し時間も経ち、日々の忙しさの中で忘れかけていた出来事だが、一度思い出すと負のスパイラルが止まらない。
 前半部分はもう忘れてしまったが、あの夜お湯につかりながら見たのは、よりにもよって例の神社の汲み取り便所に駆け込む夢である。
 あまりに現実的すぎて、つい遠慮なくおしりを緩めてしまった。
 もう少し長くウトウトしていたら、多分顔までつかっていただろう。
 ……本当に危なかった。
 起きたとき、叫び声を上げなかった自分を褒めたい。
 もし大声を出していたら、近所の人に心配されて通報が行っていたかもしれない。
(本当に、あっちが夢だったらよかったのに。ていうか、結局何分くらいあれに漬かってたんだろ、私……)
 あの夜、目を覚ました後、薫はもちろん大慌てで湯船から這い上がった。
 柔らかい大便でいっぱいになったそこは、まるで底なし沼のようで……上半身はともかく、腰より下を泥中から引っこ抜くのに、
彼女はかなりの苦労をしなければならなかった。
 そして見た、お風呂の鏡に映ったもの……首から下の全身が、どろどろの大便で覆いつくされた自分の姿は、
衝撃的などという言葉では片付けられないものだった。
 両腕も、おなかも、胸も、脚も……。つま先まで、全て。
 半泣きになりながらシャワーで洗い流したが、玉のお肌に染み付いた臭いは、しばらくは消えてくれなかった。
 完全に消えたと確信が持てるまで、二日間、大学もアルバイトも休んだ。
 匂いがずっと取れないんじゃないかと、本気で心配した。
 先ほどの、「全身泥パック」は、彼女にとっては正にトラウマのキーワードとなってしまっていたのだった。
(こっちがトイレだったら……とか思ったバチがあたったのかもね)
 冗談めかして、そんな事を考えた。
 入居の下調べの時、隣にある小さな便器と比較して「こっちがトイレだったらよかったのに」などと思ったことを思い出す。
 まだ中学時代の「家電店の立体駐車場にぶちまけて業務妨害で警察沙汰」や、
高校時代の「学校のトイレ故障させた挙句に現場の写メ拡散」よりは、自分の家のみの被害で済んだだけよかったが……。
 やっぱり大学生になってもやらかしてしまった。

 ちなみに寝ながら脱糞はこれが初、そして「一度にバスタブ一杯」は、何気にこれまでで出した量の新記録でもある。
 入居時に受け取ったお風呂の説明書を調べてみたら、大体100リットル。
 もちろん、全然嬉しくなかった。

308H:2012/05/06(日) 21:33:14.54 ID:PpsOIjPJ


 きゅ、きゅるるる…… 


「……またか」
 物憂げな表情から、一転。
 薫は、ジトっとした瞳で自分のおなかを見つめた。
 朝の一発目に比べればかなり軽いレベルであるが、また「うんちしたい」という合図が自分の腸から送られてきたのだ。
 相変わらずの空気の読めなさである。
 腹が立ったので、ブラウスの上からおなかの肉をぎゅっとつねってやった。
 なんかもう、自分の身体ではあるものの、自分ではない別のなにかの意思がここに宿っているような気さえする。
(まぁ、昔よりは、ききわけが良くなったとは思うんだけどね……)
 授業中、それに電車やバスでの移動中。
 本気で出てほしくないと思う時については、以前に比べれば、ちょっとは“協力的”になってきたと言えるかもしれない。
 出てくる量は、ともかくとして。
「……しょうがないなぁ」
 とりあえず深呼吸を一回。
 薫は気を取り直して、近場のトイレに向かう事にした。
 講義の開始までは、まだ少し時間がある。
 むしろ教室に入る前に、早めに自己申告してくれてよかった。
 彼女は頭の中に現在地周辺のキャンパス地図を呼び出し、目的地とそこまでのルートを手動で検索する。
 今はまだ場所を選ぶ余裕がある。
 できたら一気に全部流し尽くせる和便器のフラッシュバルブ式で、あまり学生の集まらない所がいい。
 となれば――
(えーと、二号館のトイレは全部タンクのやつだったよね。結構いつも込んでるし……なら、こっちか)
 その場でくるっと回れ右をして、薫はすぐ目の前にある建物を見上げた。
 四階建ての、まわりに比べると少し小さい赤レンガ調の建物。
 保健室やカウンセリング施設、それに留学生向けの交流支援室が入った、厚生福祉棟だ。
 ここなら職員はともかく、普段一般の学生はあまり来ない。
 今いる場所の近くなら、ここのトイレが一番無難だろう。
 ここに決めた。
309H:2012/05/06(日) 21:34:09.33 ID:PpsOIjPJ

(じゃあ、とっとと済ませちゃおう)
 断続的に小さな警告音を出し続けるおなかを一回だけさすって、薫はダッシュをかけた。
 ――が、それと同時に、肩に大きな衝撃を感じて彼女はよろめいた。

「きゃっ」
 どさっ、という鈍い音があたりに響く。
 小さな叫び声と一緒に、薫は地面に尻もちをついてしまった。
「あいたぁ……」
 身体をひねって、小さなフリル付きのスカートを右手で押える。
 幸い、おしりの痛みは大したことはない。
 おなかの方にも、深刻なダメージは無いようだ。
(もう、誰よこんな時に……!)
 どうやら走り出した瞬間に、横から誰かがぶつかってきたらしい。
 その相手を確認するため、薫は頭を上げようとした。

「抱歉」

「えっ?」
「……ああ、違う。違った。ごめんなさい」
 怒りと文句を言うつもりだった頭が、一瞬空白になった。
 尻もちをついた格好のまま、薫は視線を上げて、改めてその相手を見た。
 ……小柄な女性だった。
 遠くから走ってきたのか、息が荒い。
 彼女は、今の衝撃でずれた自分の眼鏡を直すと、なにか相当に焦っている様子で言った。
「すいません、私今、とても急いでいるので、行きます。ごめんなさい」
「は…はぁ」
 地面に座り込んだままの薫に向かって、お辞儀を一回。くるっと後ろを向いて、その女性は一目散に走り去っていく。
 やはり、少し妙なイントネーションだった。
 そして彼女は、薫が向かうはずだった厚生福祉棟の扉を開け、かなり慌ただしくその中へと入って行った。


310H:2012/05/06(日) 21:34:51.53 ID:PpsOIjPJ


 ――きれいな瞳の女の子だった。
 薄手のパーカーにジーンズ、そして肩の少し上まで伸ばしたストレートの黒髪。
 背は自分よりも多分低いだろう。
 縁のないタイプの眼鏡の奥の、純真そうな……凛とした瞳がとても印象的だった。


(留学生、かな? 多分中国とかの……)
 周りの通行人は、通りすがりにこっちをちらちらと見ている。
 とりあえずその場で立ちあがって、薫はスカートの汚れを払った。
 最初の一言はさっぱり意味がわからなかったが、聞いた感じが、中国語っぽい気がする。
 厚生福祉棟には留学生向けの施設もあるし……。
 考えてみると、中華系の人と言葉を交わすのは、これが初めての経験だった。
(って、そんな場合じゃないでしょ!)
 ついあっけに取られてしまったが、ようやく自分が置かれた状況を思い出す。
 腸内の危険度は、今の衝撃で “直ちに影響はない”から“注意を要する”に引き上げられた。
 さりげなくおなかをさすりながら、慎重に、しかし大胆に。
 薫は髪をなびかせながら、今の女性の後を追うようにして、駆け足で厚生福祉棟の中へと入っていった。
(えーと、二階!)
 まだ場所を選ぶ余裕は残っている。
 静まり返った建物の中、保健室の前を抜け、更に学生の数が少ないと思われる上階のトイレを目指して、薫は階段を慎重に駆け上がる。
 エレベータは一階に止まっていたが、もちろん無視した。
 そして階段ホールを抜けて、廊下の一番奥に、赤いピクトサインを見つける。
 ようやく少し安堵した――その瞬間だった。



 ぼっ……ぼぼぼぼっ!! ばんっっ!!!



「ひぇっ!?」
 間抜けな声とともに、思わず薫は身体をかがめた。
 まるでガス爆発のような衝撃と轟音が、廊下の奥――自分が向かっていたトイレの方から、いきなり襲ってきたからだ。
 すぐそばのガラス窓も、今の爆音にびりびりと振動していた。
311H:2012/05/06(日) 21:35:56.51 ID:PpsOIjPJ

「な……なに、今の……!?」
 あまりの大音響で、耳の奥がちょっと痛い。
 給湯器か何かの爆発事故だろうか?
 突然の出来事に、驚きで胸のドキドキも収まらない。
 右手で胸をおさえて、薫は腰を落とした格好まま、周囲を見渡す。
(えーと、どうしよう……)
 どうも二階の部屋は現在無人であったらしく、この轟音でも誰も廊下に出てこなかった。
 ……ちょっと見てみようか。
 さっきの爆発音以来、トイレの方に動きは何もない。
 びっくりしすぎて、今は便意の方も引っ込んでしまったようだ。
 怖さより、好奇心が勝った。
(大丈夫……だよね……)
 耳鳴りが収まると、再び廊下は静寂に包まれる。
 そっと、忍び足で廊下の一番奥へ。そして男子トイレを超えて、彼女は女子トイレの前に立つ。
 中からの衝撃(爆風?)で、こちらの扉が外に開きかけたのが見えた。
 女子トイレの中で、何かが起こっているのだ。
 別の意味のドキドキを胸に抱えて、薫は口の中に溜まった唾を飲み込む。
 彼女は白い扉の引き手を掴み、そして――ゆっくりと、手前に引っ張った。


「……え。 え? えええっ!? 何これ!?」
 叫ぶと、薫は瞬間的に手で口元を押えた。
 ……無理も無かった。
 彼女が見たもの、それは床も壁も天井も、奥の窓ガラスまでもが、「茶色いもの」でべたべたに汚された室内だった。
 そして、つんと鼻を突くのは、息が詰まりそうなほどの、強烈な排泄物の臭い。
 狭い女子トイレの中、あたり一面に飛び散っていたのは、人の大便だった。
 白かったはずのタイルも透明な窓ガラスも、目に映る範囲は全て、見るも無残に茶色い排泄物で汚染されている。
 よく見たら、今開けた扉の裏側にも一面べったりと大便の飛沫が付着していて、薫は思わず後ずさりした。
 下水の逆流事故……で、ここまで酷いことになるだろうか?
 その光景はまるで、言い方はおかしいかもしれないが、部屋の真ん中で巨大な大便が爆発したかのような――
312H:2012/05/06(日) 21:37:29.43 ID:PpsOIjPJ


「……って、あれ? 人!?」

 それに気がつくと、薫はまた叫んだ。
 部屋の真ん中、ちょうど「爆心」のあたりに、うつ伏せで人が倒れている。
 両手を前のほうに放り出すように、頭は入り口に向けて。
 床も、そしてその人自身もあまりに汚れすぎていて、しばらく気づかなかった。
 助けに行きたいが、この状態の室内に足を踏み入れるのは流石に躊躇われる。
「だ、大丈夫ですか!? 聞こえます!?」
 慌てて声をかけたものの、反応は無かった。
 多分――ここが女子トイレである以上は女の子だと思うが、その女性は床にべたっと倒れたまま、全く動かない。
 そして何故かは分からないが、彼女の穿いているジーンズは激しく破れていた。


 凄惨を極める女子トイレの中に、薫の叫びだけが響く。
 倒れた女性が伸ばした腕の先には、茶色い飛沫で汚れた眼鏡がひとつ、寂しげに転がっていた。
 
 





313H:2012/05/06(日) 21:39:16.35 ID:PpsOIjPJ

 以上、後編に続きます。
 新入生歓迎会で未成年にアルコールとか、今は昔に比べたらマシになってるんでしょうか。

 二人目の大量少女は、迷った末に、中国四千年の爆発的脱糞娘にしてみました。
 しかしストーリーはともかく、まだこの娘名前が全然決まってないんですよね。
 どうしよう。


314名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 22:24:04.08 ID:g5DJNzWW
ついに8作目かあ・・・
そしてまさかの2人目。しかも爆発力が凄い娘とは予想外でした
色々とトラブルの予感がしちゃいますな
315名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 06:29:53.88 ID:nJ89ZROx
特大オナラ娘きた!?これは期待!!!
316名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 13:35:09.57 ID:Tf5OAI42
中国で爆発するもの
おなら←NEW!

ウンコは爆発してたっけ
317名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 02:08:42.04 ID:RY6jnGDl
>>316
確か肥溜めとバキュームカーは既に爆発済のはず
318名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 21:24:41.90 ID:Tt188oJX
バキュームカーの吸い取り口に直で脱糞して破壊したとな
319名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 23:44:42.77 ID:bXiY8lYG
便所の爆発とかはそう珍しくなかったかと。

そういやおなら主体のSSって今まであったっけか
320名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 01:21:57.73 ID:u1pdpq6D
羞恥屁がいいのにオナラスレだとギャグだったり攻撃手段だったりして
ガッカリ感が凄かったので、楽しみじゃ…
321名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 00:45:27.86 ID:DeJ619Ez
「ビタミンウォーター」

−1−

目が覚めると見知らぬ場所だった。
そこには自分の部屋とは違う、薬品の匂いが漂っていた。
ベットの周りはカーテンで遮られ、何もない景色に
香織は困惑した。
頭が痛む、香織は頭を抑えならが身を起こした。
くしゃくしゃになった髪を掻き揚げるとおでこが、少し
腫れていた。何故自分がこんな所に居るのか思い出せない。
呆然とベットの上に佇んでいると、気がついた?と
声を掛けられた。
カーテンの間から白衣を身にまとった高杉先生の姿が
見えると、ここが学校の保健室なんだとようやく理解出来た。
何故自分が学校の保健室で寝ていたのか、痛む頭を押さえな
がら記憶をたどってみる。
2時限目の数学の授業を受けていたところまでは思い出せた
が、それ以上は思い出せなかった。
キョトンとしている私を見て、高杉先生はニッコリ笑って、
アナタ授業が終わって、起立したときにそのまま倒れちゃった
のよって教えてくれた。そっか、それで倒れたときに
おでこぶつけちゃったのかな?
ズキズキと痛むおでこを押さえていると、運ぶの大変だったん
だからって高杉先生が笑いながら近づいてきた。
やだっ、重かったでしょ?先生、ご迷惑かけましたって謝った。
いいよ、いいよ、そんなの気にしなくて、それより、おでこ痛むの?
見せてごらんって高杉先生が私の前髪をかきあげる。
目の前に高杉先生の豊満なバストが近づいてきた。
白衣から覗くシャツの隙間からバストの谷間が見え、甘酸っぱい
いいにおいがしてきた。
ヤダッ。女の私が見てもドキッてしちゃう。
なんだかイケナイものでも見てしまったかと思い、思わず
目をそらした。ほんのり顔が紅くなった。
うん、大した事はないわね、大丈夫、大丈夫。一応、念の為に
湿布でもしとく?って言いながら、高杉先生のバストが私から
離れていった。
なんとなく気恥ずかしい感じだったので、うつむいたまま、
大丈夫ですって答えた。
そっか、でも、おでこの腫れよりも、アレよねっ、倒れた事の
方が問題よね〜、勉強でもしすぎちゃったのかな?って高杉先生が
聞いてきた。
うん、確かに試験が近いから、ちょっと夜更かし勉強しすぎ
ちゃったかな?そんなことを考えていると、また倒れても
困るし、ビタミン剤を入れるから、またベットに横になってと
言われた。
はい、分かりました。お願いしますっ。

322名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 00:50:28.50 ID:DeJ619Ez

−2−

ベットに横たわると、高杉先生はカーテンの奥に消えて行き、
なにやら準備をし始めた。ガチャガチャをいう音だけが、カーテン
の向こうから聞こえてくる。
しばらく経つと、ジョボジョボと音が聞こえてきた。
ビタミン剤を入れてるにしては、少しへんな感じだったが
そのときは、特に気にもしなかった。
さぁ準備できたわよって、フックに掛けた容器を手にして、
高杉先生が戻ってきた。
容器には黄色い液体がユラユラと揺れていて少し泡立っている。
ささっ、はやくパンツを脱いで、お尻をこっちに向けてと
高杉先生が言う。
えっ?
何を言っているのか理解できなかった。
あの〜、点滴するんじゃ無いんですか?って聞くと、
そうよ、だけど、ここじゃ注射はできないから、お尻に点滴するの
って返事が返ってきた。
そっか、保健の先生は注射しちゃダメなんだねっ。
分かりましたっ、そう言って私はパンティを半分だけずらして
お尻を突き出した。
だって、全部脱ぐのは、ちょっと恥ずかしいもんねっ。
高杉先生の指が私のお尻に触れると、お尻の割れ目を押し広げて
いった。キャッ、ヤダっ、やっぱり恥ずかしいです。
香織のお尻の穴、汚れてないですか?
うん、大丈夫。ちょっと滑りをよくするね。そいう言うと、お尻の
穴に何やら生暖かい物が触れていった。
きゃふっ、もしかして、先生、私のお尻の穴をペロペロしてくれてる
んですか?ああぁん、すごく気持ちいいです。
ジュルっ、ペロペロ・・・・
あぁ、いやん、変な気分になっちゃいます。
先生の舌が私のお尻の穴を丹念に揉み解していく。
シワとシワの間までも舐めとられるように上下左右に舌が動く。
あぁぁん、やだっ、おまんこまでも熱くなっちゃいます。
そろそろ、いいかな?そう言うと、高杉先生は今度は指を入れてきた
ううぅぅん、あぁぁっ。
お尻の中で先生の指が動いているのが感じ取れた。
ああぁん、やだっ、先生もう我慢できません。おまんこ触っても
いいですか? 恥ずかしかったけど、勇気を振り絞って聞いてみた。
けども、ダメって返事に気が沈んだ。
そんな表情をみて、ウフフ、私がやってあげるんだから、自分で
しちゃだめよって、もうもうイジワルなんだからっ。
先生の指がお尻に入ったまま、もぞもぞと動いてパンティを下ろして
いくと、その振動でお尻の指が擦れてまた濡れてしまった。
パンティを脱ぐと、仰向けになり、まんぐり返しの状態にさせられた。
股の付け根から先生の指がお尻に刺さっているのが良く見える。
前の部分はぐっしょり濡れていた、そこに先生の口が近づいてくる。
チュパッ、じゅるるる。。。
愛液を含んだ先生の口が私の口へ近づいてくる、私は舌を伸ばし
先生の口を出迎えた。唾液とまざった愛液が舌の上に滴り落ちる。
いやらしい味が口いっぱいに広がると、また、おまんこが熱くなった。
323名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 00:53:33.62 ID:DeJ619Ez
続き見たい方いたら、そのうち続きかきます^^
324名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 18:25:02.16 ID:9N0CckgU
(^o^)丿
325名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 21:43:52.87 ID:Fh/gSREs
−3−

愛液にまみれ舌と舌が絡み合う。
んんんっ、くふっ。
胸の鼓動が高くなるにつれ、お尻に刺さった先生の指の動きも
早くなっていった。
んはっ、あああぁん。先生、もう我慢できません。
私おかしくなっちゃいます。
イッてもいいのよって、そっと、先生が耳元でささやいた。
先生の息が耳にかかると、耳までもが性感帯になったように感じて
しまう。あっ、ダメっ、イッちゃいますっ。
私は、先生に抱きつき、絶頂を迎えた。ビクビクと小刻みに
勝手に体が動く、振るえをとめるように先生をギュッと抱きしめた。
んふっカワイイ子ねって言って先生も私を抱きしめ返してくれた。
抱きしめあったまま、私の口に先生の口が覆いかぶさると再び舌を
絡めあった。しばらくそうしていると、絡みあう舌と舌の間に先生
の指が侵入してきた。
んんんっ、この味ってもしかしてっ。
先生は気にすることなく自分の指を舐めていたけど、これって
もしかして、さっきまで私のお尻に刺さってた指じゃないですか?
恐る恐る指のほうに目をやると、やっぱり付いてた私のうんちっ。
先生はその指を完全に咥え込むと、クチュクチュと口を鳴らした。
口から引き抜かれた指は、まるで何も無かったかのように綺麗に
なっていた。先生は口を尖らせ、私の口の上で、ゆっくりと
唾液を垂らしていった。
茶色く濁った唾液が先生の口から垂れてくる。
私は舌を伸ばして、その垂れ落ちる唾液を受け止めた。
うんちの味が口の中いっぱいに広がっていく。
すごくヘンタイなことをしてるのに、おまんこが、どんどん熱く
なっていく。あぁ、わたし、どんどん変になっていっちゃう。
唾液を全て受け止めると口を閉じて、同じようにクチュクチュと
口を鳴らした。先生は出しちゃダメよと言わんばかりに口の上を
人指し指で、そっと蓋をした。
やっぱり、吐き出しちゃダメってことですよね。
私はゴクリと喉をならし、ウンチ混じりの先生の唾液を飲み干した。
どう?美味しかった?って、先生がキスしてくれた。
到底、おいしいって味じゃなかったけど、先生が折角くれた
唾液ですものっ、頑張ってのみましたよっ。
先生はうれしそうに、ニッコリ微笑み、お口の方の栄養は、
もう十分だから、今度はお尻からビタミン剤飲み
ましょうかといって、四つん這いになるように言ってきた。
はいっ、私のお尻に沢山お注射してくださいっ。
私は四つん這いになると、まくらに顔をうずめ、お尻を高く突き
上げた。
326名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 21:49:01.54 ID:Fh/gSREs
−4−

暗闇の中で、お尻の感覚が敏感になると、先生の手がお尻に触れ
ただけで体が勝手に反応してしまう。
ほら、動いちゃダメよって言われたけど、ごめんなさい、体が
勝手に動いちゃいます。
先生はフリフリと動くお尻をぺチンと叩き、動くと痛いわよって
お尻の穴に指を突っ込んできた。
んんっ。
さっきまで揉み解されていたお尻の穴は、先生の指を簡単に飲み
込んでいた。
ああん、やめて下さい先生。また指汚しちゃいますよっ。
大丈夫、汚れても綺麗にしてもらうからって、もうっ、結局
私が舐めさせられちゃうんじゃないですかっ。
あら、残念ね、うんちちゃん付いてなかったと言って、引き抜いた
指をクンクンと匂う先生。
いやん、はずかしい。
指を引き抜いたお尻の穴は、まるで何かをねだるように、ぽっこり
と広がっていた。先生はその穴にスルスルとチューブを差し込んで
きた。さぁ、お待ちかねのビタミン剤よ、沢山飲んでねって
チューブに挟まれたストッパーが外されると、フックにかかった
容器の液体が徐々に体の中に流れ込んできた。
いやん、変な感じっ。いやぁ〜ん、んんっ、くふっ、ハァハァ。
自然とうめき声に近い吐息が口から漏れる。
あら、いい声で鳴くじゃない。感じてくれて先生うれしいわっ。
感じてるんじゃありません、先生、ほんと苦しいんですっ。
先生は、そんな苦しむ私の姿を見て楽しんでる。
ちゃんと全部飲まなきゃダメよって、言われて、チラリと液体の
入った容器を見たけど、まだまだ全然減ってない、全部飲むなんて
到底むりですよっ。
半泣き状態なったそのとき、突然、ドアの開く音が聞こえた。
せんせいっ、いる?サッカーでこけちゃって、膝擦りむいちゃったよ
って聞き覚えのある声が聞こえてきた。
クラスメートの、お調子者の司馬だ。
先生は私の耳元で、ちょっと待っててね、漏らしちゃダメよと
小声で言うと、今行くよってカーテンの奥に消えていった。
もうっ、バカシバっ、なんてタイミングで入ってくるのよっ
死んじゃえばいいのにっ。悪態をつきながらも容器の液体はスルスル
とお腹の中へと消えていく。
お腹をさすりながらまだ大丈夫、まだ大丈夫と自分に言い聞かせた。
カーテンの奥からバカな会話が聞こえてくる、お腹が苦しくなって
くるにつれて腹立たしさも増していった。
もうっ、バカな話なんてしなくていいから、はやく消えちゃってよっ。
お腹をさすりながら司馬が早く消えてくれることを祈った。
けれども、そんな願いは受け入れられないなと言わんばかりに便意が
容赦なく襲ってくる。必死で耐えていたが、とうとう、うめき声が
漏れてしまった。
あれ?先生だれかいるの? しまった、バカシバに気づかれた!
327名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 12:15:42.29 ID:sUpEVmuX
−5−

飯塚さんが寝てるのよ、そんなことより、もう手当ては終わったん
だから、さっさと授業に戻りなさい。
あっ、ダメよっ。 おんなの子が寝てるところ覗くなんて。
心臓が止まるかと思った。カーテンの向こうにバカシバの
影が映り、今にもカーテンが開かれようとしていた。
まさか、カーテンの向こうにお尻を突き出して浣腸されている姿が
あるなんて夢にも思わないだろう。
そんな姿を見られてしまうのでは無いかと香織は気が気でなかった。
バカシバの影が遠のくと、飯塚、大丈夫か?後で、みんなで見舞い
に来てやるからなと声をかけられ、ドアの閉まる音がすると
うるさかった保健室は静けさを取り戻した。
後で、みんながお見舞いに来てくれるって言ってるわよ、どうする?
そのときまで、その格好しとく?って先生がイジワル言いながら
戻ってきた。
冗談でもそんなこと言わないで下さいっ。私怒りますよっ。
ごめん、ごめん、冗談だよ。でも、香織ちゃんの怒った顔もカワイイ
わねって言葉に、怒る気も消えてしまった。
そんなことより、先生っ。もう、限界です。漏れちゃいます。
涙目で訴えかけるが、ダーメっ、全部飲まなきゃ元気にならないよっ
てお許しはもらえなかった。
もう何度、便意のピークが襲ってきただろうか、その間隔は徐々に
短くなってきており、背中にじっとりと汗をかきながら、香織は
押し狂う便意と戦っていた。
後少しじゃない、頑張って、そういうと先生は容器を吊るした
フックの高さを上げた。ラストスパートと言わんばかりに容器に
残った液体のスピードが増し、やがて全てがお腹の中に消えていった。
うんっ、全部はいったわね、いい子いい子と先生は頭を撫でて
くれたけど、苦しさは増す一方だった。
ダメです。先生我慢できません。おトイレに行かせて下さいっっ。
何いってるのよっ、折角入れたのに、出しちゃったら意味無いじゃない
全部吸収するまで、一滴も漏らしちゃダメなんだからねって、
えっ、そんなっ、もう今にも出そうなのに、我慢出来る分けないじゃ
ないですかって言うと、う〜ん、困ったわねって考え込む先生。
何か思いついたように徐に容器に刺さったチューブを引き抜くと
それを口元に差し出してきた。
それじゃぁ、これ咥えて、もしお尻から吸収できなかったら、お口から
飲まないとねって言ってニッコリ微笑んだ。
先生、笑ってるけど、全然、微笑ましくないこと言ってますよ?
心配しなくても大丈夫よ、ちゃんと我慢すればいいんだからって
無理やり、チューブを口の中に突っ込んできた。
ぐすんっ、分かりました。折角入れてくれたビタミン剤、漏らさない
ように、ちゃんと我慢しますっっ。
我慢しようと決心したもののチューブを咥えた瞬間、押し狂う便意が
お腹を襲ってくる。我慢しなきゃとお尻の穴をすぼめてみるが、お腹
の液体は徐々にチューブを逆流し始めた。
お腹の力を抜くと液体の進行は止まったが、襲ってくる便意に自然と
お腹に力が入ってしまう。そのやり取りを何度か繰り返している
間にお腹の液体はチューブを伝い、口のふもとまでやってきていた。
その様子を見ていた先生は、ホラホラ、もっと我慢しないとお口に
入っちゃうわよと楽しそうに笑ってる。
328名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 12:23:13.62 ID:sUpEVmuX
−6−

いくら我慢しても、液体の逆流は止めようが無かった。
香織は、液体が口に入る瞬間目を瞑り、我慢できなかった私が悪い
んだと、半ば自分を攻め立てるように液体の進入をゆるした。
少しづつ、液体が口の中に広がっていく。
息を止めて、いつまで続くとも知れない液体の進入を受け入れる。
やがて、その味が、入れられた液体が思っていたものとは違うこと
を物語る。
んんっ、しょっぱいっ!!おしっこの味だっ。
ビタミン剤なんかじゃないじゃないっ。
おしっこを口いっぱいに含んで、先生の方を見て文句を言った。
けれども、喋ることができず、んーんーんーっと唸ることしか
できなかった。何か言いたそうな私を見て、先生は言いたい事を
察したのか、ん?どうしたの?ビタミンたっぷりの私のおしっこ
だよ、沢山飲んでねと涼しげに言った。
もうっ、なんてもの飲ませるのよっ、怒ってみせたものの、お腹の
中と口の中が先生のおしっこで犯されていると思うと、おまんこが
じっとりと熱くなってきた。
あぁ、私、先生のおしっこ飲まされてるんだ。
ごくりと喉を鳴らす。
空っぽになった口の中へ、お尻から生えたチューブを伝い、再び
先生のおしっこが侵入してくる。
私は先生をじっと見つめて、チューブからおしっこが出るたびに
それを飲み干していった。
先生はその姿をみて、咥えたチューブを手にすると、私の口から
離し、今度は自分が咥えこんだ。
チューブの中を香織のお尻から出た小さなカスが移動しているところを
みると、おしっこが先生の口の中に入っていくのが見れ取れた。
先生はおしっこを口に含み、頬いっぱいに膨らませるとキスしてきた。
んんっ、せんせいっ、おしっこ口付けで飲ませてくれるんですか?
チョロチョロと先生の口から私の中におしっこが注ぎこまれる。
私は、溢さないように必死で受け止め、全てをコクコクと飲み干した。
おしっこの後味が残る口の中に、先生の舌が進入してくる。
クチュクチュと二人は舌を絡ませおしっこの後味を堪能する。
どう?おいしい?と先生が聞く。
私は、無言のまま、コクリとうなずいた。
まだまだ出てるわよと、先生はそう言って再びお尻から生えた
チューブを再び、私に咥えさせた。
あらっ、だいぶ良い色になってきたんじゃない?そういって、先生が
口とお尻に繋がったチューブを持ち上げると、明らかに咥えた付近の
液体の色とは違うモノがチューブの半分ほどを埋め尽くしていた。
コクリコクリと喉を鳴らすたびに、そのモノが口元へと近づいてくる。
徐々に液体の味が変わってくるのが分かった。
やがて、完全にチューブの色が一色に変わると、自然と涙が溢れて
きた。
329名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 00:46:43.08 ID:fXIIcBb6
−7−

舐める程度ならさっきしたけど、さすがにチューブから溢れる
うんち混じりのおしっこを喉を鳴らして飲み込むことはできなかった。
ごめんなさい、先生。私やっぱり飲めません。
言葉にすることは出来なかったが、私は涙目で先生を見つめて必死に
訴えた。けれども先生は、だまったまま首を横に振った。
そのとき、廊下の方がガヤガヤと騒がしくなり、ドアの開く音と共に
飯塚大丈夫か〜? 見舞いにきたぞ〜と何人かの足音が部屋に響いた。
バカシバが仲間を連れて戻ってきたのだ。
先生は、ひょっこり、カーテンから顔だけ外に出すと、香織ちゃんね
今ね、お食事中なのと言った。
えええっ、これがお食事だなんて、先生むちゃくちゃ言わないでよっ
心のなかで、そうつぶやいたが、そのあと先生が言った言葉に目が
点になった。
でも好き嫌いあるみたいで、食べようとしないのよねっ。
みんなで、ちゃんと食べるように応援してくれるかな?
んーーっ、んーーーっと必死で唸ってみたが、抵抗むなしく、先生は
カーテンを手繰り寄せた。
その場が一瞬凍りつく、男子生徒たちはその場に立ち尽くしたまま、
動くことができなかった。
食事をしていると思ったカーテンの先は、下半身裸で口とお尻
を茶色い液体で満たされたチューブで繋ぎ、それを咥えこむ少女の
姿であった。
いやぁっ〜。
少女の叫びが保健室に響くと同時に、咥えていたチューブが茶色い
液体を撒きながら宙を舞う。
口に含んでいた液体も吐き出され、ブラウスが茶色に染まった。
私は恥ずかしさのあまり、動くことは出来なかったが、便意は止まる
ことなく、お尻から生えたチューブの先からは、止め処なく茶色い
液体がベッドの下に水溜りをつくった。
あらあら、そんなに汚しちゃって、しょうがない子ねって先生は、
茶色に染まった私のブラウスを剥ぎ取っていった。
それも汚れてるから外しなさいって、ブラも取られちゃった。
丸裸にされた私は、お尻からチューブを生やし、ベットの上で
うずくまった。
うぅぅん、ひっく、ひっく。
恥ずかしさのあまり、泣き崩れ、嗚咽が止まらない。
あらら、どうしちゃったのって、聞かれたけど、そんなの分かる
じゃない。せんせいひどいよっ。
あら、裸みられるのって恥ずかしいの?って意味の分からないことを
聞く先生。そっか、一人だけ裸にするのも可愛そうねって先生も
スルスルと着ているものを脱ぎだした。豊満なバストがプルプルと
揺れている。
アナタ達もさっさと脱ぎなさいって、呆然と立ちすくむ男子生徒に
先生が声をかけると、最初は戸惑っていた男性生徒たちだったが
一人が動き始めるとそれにつられるように、全員が裸になった。
チラリとバカシバの股間に目をやると、ちんちんが大きくなってる。
さっ、これで泣く必要ないわよねっと先生が言うと、なんだか
恥ずかしがってた自分がバカみたいに思えた。
330名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 00:48:45.88 ID:fXIIcBb6
−8−

さて、それじゃぁ、お食事の続きをしましょうかって、先生は、司馬に
こっそり耳打ちしてる。
男子たちが、ベットにうずくまる私に近づいてきた。
いやっ、何するつもり? 近寄らないでっ!
ちょっと抵抗してみたけど無駄だった、か弱い乙女の力が男子たちに
勝てるわけないもんねっ。
でも、本気で抵抗したわけじゃないんだよ。
なんだか、ひどい事されそうだって考えたら、おまんこが熱くなって
きちゃった。これから何されちゃうのか、私期待しちゃってる。
男子の一人が後ろから私を羽交い絞めにする。
何か温かいものが背中にグリグリと押さえつけられてる。手を後ろに
回し、触ってみる。あっ、おちんちんだっ、しかもなんかヌルヌルした
ものがついてる。
男の子も女の子が濡れるのと同じように濡らすことがあるって聞いた
けど、これがそうなのかな?あはっ、なんかプニョプニョしてて
おもしろ〜いっ。しばらくいじってたら、なんか後ろの男子の息遣い
が荒くなってきた。こういう事されるのって気持ちいいんだね?
あっ、でっるッって声と一緒に何か出てきた。
これがせーしってやつ?私、初めてみたよ。
手がネットリなっちゃった、クンクン匂ってると、せんせいが
ソレ栄養高いんだから、折角だから頂いちゃいなさいって。
えー、これ食べちゃうんですかっ? って嫌がってみる。
でもね、ホントは興味しんしん、どんな味がするんだろ?
しょうがないなって顔してペロッて一舐めてみる、んんっ、
なんか生ぐさーい。でもキライじゃないよ。
折角、プレゼントしてくれたんだしねっ。
もうひと舐めしちゃおっかなって、気づいたら全部ペロペロ舐め
ちゃってた。もう無いの? お代わりほしいなっ。
物ほしそうな眼差しを、先生に贈ると、その気持ちを察してくれたのか
それじゃ、みんな、香織ちゃんにみんなの精子プレゼントしてくれる?
って聞いてくれた。
ただし、上のお口はもう十分味わったから、今度はお尻ねって
いやーん、みんなのせーしお尻の中に入れられちゃうの?
何か考えただけでゾクゾクしてきちゃった。
その前にって先生が付け加える。
まずは、中の物全部だしちゃわないとねって、うん、確かに言われて
見ればそうだよねっ、沢山入れてほしいから綺麗にしないとダメ
だよね。
じゃぁ、おトイレにって立ち上がろうとすると、何言ってるのって
怒られた。折角のビタミン無駄にしちゃダメよ、ちゃんの飲まなきゃ
って、やっぱりこうなっちゃうのね・・・。
ささっ、はやくって先生が司馬を急かせると、司馬はトクントクンと
茶色の液体が流れ出ていたチューブを拾いあげた。
331名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 00:50:12.48 ID:fXIIcBb6
−9−

さっきまでは、液体って感じだったけど、もうなんかドロドロの物が
チューブの先から垂れていた。あっ、ダメっ、バカシバって言い終わる
前に、司馬はそのチューブを咥えた。こっちをずっと見つめたまま
チューチュー吸っている。やだっ恥ずかしい。
頬を膨らませた司馬が近づいてくる。あぁダメよ、それ口移しする
気なんでしょ?って心では嫌がってるんだけど、口が徐々に開いて
いく。
半開きになった唇にネットリと絡みつく唾液が一本の橋を作った。
その橋を渡るように司馬の口先が近づいてくる。私まだ男の子と
キスだってしたことないのに、こんな形でキスされちゃうなんて
それもファーストキスはうんちの味ってやつ?
なんかすごいオシャレだよね。これで相手が司馬じゃなきゃ良かった
んだけどね、まぁこの際、贅沢はいってられないよね。
うん、大切な思い出、私大事にするよっ、頑張らなきゃっ。
司馬の唇が重なってきた。
私は目を閉じて、今からやってくる大切なお客様を丁重にもてなす
ように受け入れる。ちびりちびりとやって来るお客様、みんな凄い
個性だねっ。やっぱり、そう簡単には扱えれ無いや、喉に通そうと
するけどみんな、すんなり進んでくれない。
思わず全部吐き出しちゃった。ごめんね・・・。
パチーンッ
一瞬なにが起こったのか理解できず呆然とする。紅く染まる頬が
ジンジンと痛む。さらにパチーンッと反対の頬がぶたれる。
自然と涙が溢れてきた。
ごめんなさい。ごめんなさい。ゴメンナサイ。
よく考えたら、何で自分が謝らなきゃいけないのか、そんな理由なんて
ないのに、ただただ、ゴメンナサイという言葉だけが口からこぼれた。
痛む両頬が司馬の片手で押しつぶされる。つぶされて少し開いた口の
隙間からチューブを無理やり押し込まれた。
チューブが舌の奥まで通されると、鼻をつままれ、お腹をおされた。
お腹の中の軟便が行き場をなくし、チューブを伝って直接喉へと流し
込まれる。息が出来ない、必死でもがいてみたが、羽交い絞めにされ
た私は逃れることができなかった。うんちで溺れ死ぬなんて出来ない。
私は流れ込むドロドロの液体を必死で飲み込んでいった。
口に溜まった軟便がお腹に消えると、思いっきり息を吸う。
しかし、軟便の進行は止むことがなく、飲み込んだすぐさま、新たな
軟便が湧いてでくる。少し気管に入り込んだのか、私はむせて咳き
込んだ。咳が止まらない、あまりにも異様なその様に羽交い絞めに
してた男子が手を離し、背中をさすってくれた。
咳き込むたびにお尻に刺さったチューブが徐々に抜けていく。
やがて、全てが抜けると、咳とともに口とお尻から吐き出される
軟便がベットを汚していった。
332名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 00:53:11.72 ID:fXIIcBb6
−10−

先生はそんな私を、優しく抱き寄せ、ごめんね、全部私がお願いした
ことなの、司馬クンを恨まないでねって耳元でささやいた。
先生に抱かれて私は泣いた、ひどい事されたのに先生の胸の中は
温かく心地が良かった。
先生はグズグズと泣く私の頭を撫でながら、全部出たかな?
よく頑張ったね、ご褒美にみんなの精子を沢山プレゼントしてあげる
ねって、そういい残すとカーテンの奥へと消えていった。
戻ってきた先生の手に、なんか見たことのない道具が握られていた。
コレでね、お尻の穴を広げるのよって教えてくれた。
それでお尻の穴を広げて、そこからみんなのせーしをお腹の中に
プレゼントしてくれんだって。
なるほど、そういう道具なのか、いっぱい頑張ったんだから、
プレゼント沢山もらわなきゃねっ。私は先生の言うとおりに仰向けの
状態から足を頭の方へ持って行きお尻の穴が丁度真上にくるポーズを
とった。すかさず男子達が両足を押さえ身動きできなくなった。
んんっ、苦しいけど、我慢我慢。
ちょっとヒンヤリするわよって、お尻のうえからトロッとした液体が
垂らされた。いやん、冷たい、何ですかそれ?
先生は痛くしないためのお薬よって言うと、じゃぁこれ差し込むから
動いちゃダメよと、手にした道具をお尻の上に溜まったトロッとした
液体の中に沈めていった。
みるみるお尻の中にその道具が消えていった。
大丈夫?痛くない?って聞かれたけど、うん、大丈夫、全然痛くない
ですって答えた。
それじゃ拡げていくねって、お尻の穴か開かれる。
はぅーん。開ききったお尻の穴からピンクの肉壁が剥き出しになった。
綺麗なお尻の穴ねっ、ステキだわって、いやん、恥ずかしいです。
そんなに、覗かないでっ。
ほら、みんなも見てごらんって先生が言うと、両足を押さえてた
男子たちがみんなで私の拡がったお尻の穴を覗き込む。
みんなに見られてる・・・恥ずかしい。みるみる顔がピンクに染まって
いくのが自分でも分かった。
あれ?香織、感じてるの?と司馬が人差し指で、私のおまんこを
一撫ですると、エッチなお汁が一本の糸を作った。
だって、みんなが、エッチな目で私のお尻の中を覗くんだもん
濡れたって、しょうがないじゃない。けど、モジモジと何も言え
なかった。舐めてみなって、口元に司馬が人差し指を差し出した。
ペロッて舐めるとすごくエッチな味がした。その味でおまんこが
さらにジンって熱くなる。
他の男子が何かを見つけたのか、おいっ司馬、なんか出てるぞ、
ちょっと採ってみなって、私のおまんこに目線をやった。
えっ、なに?なに?何か付いてるの?
司馬が、おまんこに指を突っ込む。
んんっんあぁっ。やだ、そんなに掻き回さないでっ。
乙女のアソコはすごくデリケートなのよっ。
333名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 00:56:20.37 ID:fXIIcBb6
−11−

うぉっ、なんだこれ?って引き抜い司馬の指には白いネットリとした
変なものが付いていた。ヤダヤダっ、何それ、そんなもの採らない
でよっ。司馬は興味深そうに、その指に付いたオリモノをクンクンと
匂うとペロッと一舐めした。マンカスってやつか?不味いなって
他の男子たちにも匂わせてる、もうっ、そんなことしなくていいよっ。
香織も舐めてみなよって、結局、全部食べされられちゃった。
エッチな味だけど、べつに不味くなんてないわよっ、失礼な人たちね。
そんな風景を見ていた先生が、さぁ、そろそろみんなプレゼントの
準備してねって、男子達のおちんちんをしごき始めた。
私も、両足を押さえてる男子のおちんちんをさすってあげた。
あぁ、俺もう出そうって男子の一人が、お尻の穴を拡げてる道具に
向けておちんちんを持つと、どっぷりとした精液がお尻の中に注ぎ
込まれた。
あっ俺もと足を押さえてた男子も立ち上がろうとする。
しかし、私の手がおちんちんから離れた瞬間、その場で出しちゃった。
おっぱいの上に精液の水溜りができた。
あらっ、そんなとこに出しちゃダメじゃないって先生は、おっぱいの
上に広がった精液を口で啜りとると唾液と絡めてお尻の中にジュル
ジュルと垂らしていった。
みんなの精液がお尻の中に注ぎ込まれて、終わりかなって思ったら
あっ、また出るって二回目のプレゼントをしてくれる子もいた。
みんなもう終わりかな?って先生が聞くとみんなが満足そうにうな
ずいた。先生はお尻の穴を覗くと、ふーんって言いながら何か棒の
ようなものをお尻の穴を拡げてる道具の間に差し込んだ。
入れたり出したりかき混ぜたりして、まだまだ入りそうねって
つぶやいた。
えっ、まだ入れちゃうんですか? もう十分ですよって言いたかった
けど、もっともっと入れられてみたいかもって気持ちが無いわけ
でもなかった。
そうだ、司馬クン、他の男子たちも呼んで来てって先生がいうと、
ガッテン承知っと言わんばかりに司馬は裸のまま保健室を走って
でていった。服くらい着ていけばいいのにっほんとバカなんだからっ。
けど、そんな司馬が可愛く思えた。
司馬が出て行った後も、俺もソレやっていいっすかって先生から
棒を受け取ると、私のお尻の穴はみんなから苛められた。
うぉっ、うんちが浮いてきたって喜ぶ男子たち、そんな様子をみて
興奮したのか、もう出尽くしたかと思った精液が、再び注ぎこまれた。
司馬クン遅いわねっ、待ってるのもあれだし、ちょっと味見して
みる?って先生がうんちがまだ詰まったチューブを拾い上げて
お尻の穴に差し込んできた。
もちろん、その反対は咥えさせられた。
334名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 01:00:28.86 ID:fXIIcBb6
−12−

ぷーって吹いてごらんって言われ、チューブに空気を送り込むと
チューブのうんちがお尻に戻され、うんちまじりの精液がポコポコ
と泡をたてた。美味しそうなチョコレートシェイクね、飲んでごらん
って楽しそうな先生。
チュルチュルとチューブを吸うと、ほんとチョコレートシェイク
見たいな液体がチューブを埋め尽くしていった。
苦くて生臭いチョコレートシェイクが口の中に入ってくる。
到底飲み込めそうなんてない。ちょっとづつ吸っていったけど、
結局、喉を通らず全て口の中に溜まっていった。
はいっ、ごっくんしてって言われたけど、ちょっと飲んだだけで
吐き気が襲ってきた。なかなか飲み込まない私に、手伝ってあげる
ねって、先生が鼻をつまんで口を押さえてきた。
涙目になりながら、意を決して、口の中の液体を全て流し込んだ。
最悪の後味が口の中に残る。口の中を洗い流すように唾液をクチュ
クチュと鳴らしていると、館内放送が始まった。
あー、テステスって、バカシバの声だ。
ええっと、今、保健室で寝てる、うちのクラスの飯塚のために、
献血ならぬ献ちん汁を募集してまーっす。
言っとくけどけんちん汁じゃ、ないからなっ!
ちょっとづつでいいんだ、オラにみんなのちん汁をわけてくれっ!
何をバカなことを言ってるんだかと思った矢先、保健室の外に
走る足音が響いてきた。
何が起こっているのか見ようと保健室はあっという間に人だかりで
埋め尽くされた。その中には男子もいれば心配して見に来たクラス
メイトの女子の姿もあった。
みんなは、お尻の穴をぽっかり開いてベットで恥ずかしい格好を
している香織に釘付けになっていた。
先生は良かったわねっ、みんなが香織ちゃんにプレゼントしてくれる
そうよと言うと、男子にはパンツを脱ぐように指示し、女子には
プレゼントの準備を手伝うように指示を出した。

・・・

下校のチャイムが鳴るころ、ベットの上には精液まみれの香織が
横たわっていた。
気持ちよさそうに寝起きを立てる香織の顔は満足そうに微笑んでいた。

おわり。

〜〜〜〜〜〜〜〜
稚拙な文章でキャラもどんどん変わってる読み辛い話ですが、
読んで下さったみなさま、ありがとうございましたm(_ _)m
335名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 15:40:18.02 ID:3DQftf6X
乙です
じっくり読ませてもらいます
336名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 20:02:25.25 ID:iejJ2A2D
なにこの学校ヘンタイの集まりだわw
できれば台詞には「」を使ってくれるとより読みやすいでし
337名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 22:10:19.13 ID:UNAZBZZP
「」が不要なタッチで書こうとしたのですが、完全に失敗でしたね^^
次作品に活かせれるようにします。
次あたり鬼畜度UPしたもの考えてみてるのですが
スレ違いですかね?
ってかPCから打つと規制かかってて書きこめれない・・・
これまたスレ違いですが・・・
338H:2012/05/25(金) 22:40:12.38 ID:GNRAZgsa
 次の日曜くらいに、大量娘の続きを投下する予定です。

 なんですけど、この話、残り全部書くとかなり時間かかりそうなので、とりあえずまたキリのいい所で分ける事にしました。
 園芸店のほうも、委員長の話もそうなんですけど、書いてる内にやりたいことが増えてどんどん終わりが伸びていく。
 悪い癖ですよ本当……。

 あと、おならは専門外なんですけど、まぁ頑張ってみます
339H:2012/05/26(土) 19:43:53.99 ID:7pm86UV4
ちょっと早めに完成しました。
今から投下します。
340H:2012/05/26(土) 19:45:02.85 ID:7pm86UV4

 ヒュージな彼女 [ 

 後編1「インパチェンスな彼女」の巻






 早く…… 早くっ!
 早くしないと、もうすぐ限界が……。
 これ以上我慢し続けたら、本当に爆発してしまう……!
 早くトイレに行かないと……!




341H:2012/05/26(土) 19:47:06.71 ID:7pm86UV4


 ……それは平穏な、涼しい風と柔らかな光の差す、ある春の日のこと。
 人気のない静かな廊下をあわただしく走る、一人の女子学生の姿があった。
 とある中堅の私立大学、そのキャンパスの一角にある、小さな鉄筋コンクリートの建物の中である。
 スニーカーにジーンズと、濃い青のシンプルなパーカー姿。
 あまり「女の子」を主張しないその出で立ちと安物の眼鏡のせいで、遠目には大学生と言うよりもむしろ
高校生くらいの男の子のように見える。
 歯を食いしばって苦しみに耐えるその額には、じんわりと脂汗が浮かんでいた。
 短めにカットした黒い髪を揺らしながら、彼女は事務室の前を抜けて、ばたばたと階段を駆け上がっていく。
 なにか、相当に焦っている様子だった。
「はっ、はっ……!」
 荒い息で彼女の目指す先、それは二階の廊下の一番奥にある女子トイレだった。
 理由は言うまでもない。
 個室に駆け込んで“花を摘む”ため。
 直前の講義の最中に便意を催し、それからずっと彼女は厳しい表情で、休み時間になるまでその欲求を
我慢し続けてきたのだ。
 それも、大きい方の花を。
 
 ……ただし彼女の場合、単なる大と小のカテゴリーに分けて良いかと言うと、それは微妙であるのだが。

(よかった、間に合った……)
 狭い廊下の突き当たり、白い木製の扉を開けると、彼女はやっと、ほっと息をついた。
 個室は全部開いていた。
 誰もいない。
 彼女の読み通りだった。
 この建物は、上の階なら、お昼より前はいつもほとんど人がいないのだ。
 学生も、先生もいない。
 もし“失敗”して大きな音が出てしまっても、それを気にする人はいないし、逃げることも簡単だ。
 安心して扉を閉める。
 そして何か、むずがる子供をなだめるような手つきで、彼女は自分のおなかをさすった。
(ちょっとギリギリだったけど、この程度なら、まだなんとかなるね。……日本に来てから、少し軽くなったか?
食べ物が変わったせいかな)
 彼女の表情が、少し和らいだ。
 異音を立てるおなかをさすり、歯を食いしばって講義を切り抜け、そしてなんとか無事に“いつもの場所”に
たどり着くことが出来た。
 ……おならだけは、ちょっと我慢し切れなかったけれど。

342H:2012/05/26(土) 19:48:47.86 ID:7pm86UV4

(結構大きな音、出ちゃった。外で、走りながらだったから、多分誰も気づいてない……と思うけど。でも講義中は
本当に危なかったな)
 単身、日本に留学生としてやって来て、三か月。
 キャンパスでも下宿でも、頼れる人の少ない異国での生活は、毎日ただ時を過ごしていくだけで試練の連続だ。
 自分の場合は、特に……。
 ついでにさっき、建物の入り口で通行人を突き倒してしまうトラブルがあったが、緊急事態だ、仕方がない。
 許してもらおう。
「ん……」
 この厚生棟の外の、学内の賑わいが別世界であるかのように、トイレの中は静かだ。
 しんとした空間に入ると、一緒に便意のほうもやや小康状態になった。
 すりすりと、その小さな手でシャツの上から肌を撫でる。
 ……まるで大きな風船を触っているような手触りだった。
 そして手のひらに、不気味な振動と音を感じる。
 おなかの中で――大腸の奥で、膨大な量のガスと糞便とが混じりあい、沸き立っている音である。
 おもむろに、彼女は着ていた薄手のパーカーのチャックを下ろし、縞柄のシャツをぐいっとめくり上げた。
 白い肌と、そしてぽっこりと膨れた彼女の下腹部が露になる。
 小柄な上、元々がスリムな体型なので服の上からは目立たなかったが、そのおなかは中からの圧力で押されて、
ぱんぱんに張っていた。
 見た感じは妊娠初期の女性か……いや、いい意味で慎ましやかなその胸のおかげで、小学校に上がったくらいの
児童の体形を思わせる。
 別に、便秘だったわけではない。むしろ逆だった。
 体質的に彼女は“少々”、出る量が普通の女の子よりも多いのだ。
 大量の軟便とその取り巻きのガスが、曲がりくねった腸内からたった一つの出口に向かって、猛烈な攻勢を
かけ続けているのである。
 ガスの圧力が加わる分、感じる便意も強烈だ。
 さっき、
 「この程度」
 と彼女が軽く表現した今の便意だが、実際それはそんな生易しいものではなかった。
 もし普通の女の子がこれと同じ便意に襲われていたなら――それが例え街中の衆人監視の中であろうと、恋人との
デートの真っ最中であろうと。
 催した瞬間、胃の中味まで全部ぶちまけるくらいの勢いで、その場に脱糞してしまっていただろう。


 彼女が摘みたい花、それは普通の花ではなかった。
 具体的に言うなら巨大なホウセンカである。
 


343H:2012/05/26(土) 19:50:26.78 ID:7pm86UV4

(んー……とりあえずこの先、ここ以外に避難できるトイレを見つけないといけないね)
 ぷにぷにと指でつついてから、元通りシャツを下ろす。
 腸内の圧力は小康状態で落ち着いている。
 しかしそうは言っても、鉄の万力のように強固に鍛錬された括約筋が、小さな城門の前で孤軍奮闘している
状態は変わらない。
 便所に着いたという安心はあるが、あまり余裕はない。
 そして、ずらっと壁の両側に並んだ個室の一番奥に入ろうと、彼女は再びダッシュをかけた。
 と。

(あ、しまった、眼鏡が――)
 かしゃっ、と小さな音がした。
 不用意に走り出したため、かけていた眼鏡が外れ、床に落ちた。
 あわててダッシュをキャンセルし、ぐいっと身体をひねる。
 ……それが、いけなかった。
 
 
 ぼっ……ぼぼぼぼっ!!
 
 
(え? ちょっ……!? ま、まだ駄目――)
 ほんの少しの油断が招いた、あまりに唐突な幕切れだった。
 瞬間的に便意がまた極限まで高まり、大型バイクのエンジンの脈動にも似た、熱いガスの奔流が彼女の
小さなおしりから漏れ出た。
 トイレの中に巨大な爆音が響き、そのガスの“推進力”で、傾けた身体がさらに押される。
 不自然な体勢のまま、彼女はバランスを失って――
 

 ばんっっ!!!


 倒れながらもなんとかして手でおしりを押えようとしたが、遅かった。
 彼女が最後に見たもの。
 それは、やけにゆっくりとこちらに迫ってくる、床の白いタイルだった。





344H:2012/05/26(土) 19:51:39.09 ID:7pm86UV4





 ……んっ んんんっ! んぅう……!



(……?)
 どのくらいの時間が、たったのだろうか。
 彼女が意識を取り戻したとき、最初に気がついたのは――自分が床に両脚を投げ出して、タイルの壁を背中に
もたれかかった格好で、座っていることだった。
 ここがどこなのかは分からない。少なくとも、さっきの便所ではなかった。
 もっと狭い部屋だ。
 眼鏡がどこかに行ってしまったようだが、近くを見るくらいなら無くても別に大丈夫だ。
(あれ……夢だった? いや、そうじゃない。やっちゃったんだ、私)
 次いで、彼女は自分の体が、全身酷い有様で大便に汚れていることを把握する。
 体重を支えるおしりが少し痛い。
 だがその中心、肛門はもっと痛かった。
 それでようやく、脳裏に残る“いつものトイレに向かっていた自分”の記憶が夢でないことを確信した。
 ついでに、おしりとふとももの感触も少しおかしい。
 やわらかい便でねちゃねちゃするのはもちろんだが、穿いていたジーンズも下着も、うしろでビリビリに
破けているらしかった。


 ぼ……どぼぼ……むりゅりゅりゅ……


(倒れて、気絶して、そのまま……か。最悪だ)
 座ったまま頭を垂れ、彼女は唇を噛む。
 小さな空間の中、自分の身体は凄まじい臭いを発しているはずだが、もう鼻がバカになってしまったのか、
それほど気にならなかった。
 まだ少しぼやける視界の中、目だけを動かして廻りと、そして自分の状況を確認していく。
 天井の蛍光灯の白い光に照らされた両手、両足、そして体……。
345H:2012/05/26(土) 19:53:13.58 ID:7pm86UV4

 茶色い、柔らかい便がべったりと、服の上ほとんど全部に付着している。生暖かい、出来れば二度と体験
したくない感触だった。
 念入りに洗濯しても、果たして使い物になるだろうか。

(温州ならともかく、ここは日本だ。こんな服はもう着られない。それにしても、とうとう日本でもやってしまったのか……)
 そして肛門のズキズキとした痛みの代わりに、さっきまでのおなかの苦しみ、便意が欠片も無くなっている
ことを確認するに至って、彼女はこの事態をはっきりと理解した。
 悔しさと情けなさに、涙が滲んだ。
 手持ちの少ない“大学に着て来られるきちんとした服”をダメにしたことによる懐事情の悪化も残念だったが、
それよりも自分を御し切れなかった無念の方が大きい。
(爆発だけは、もう絶対にしたくなかったのに……! なんで私だけ、こんな変な体質でこの世に生まれてきたの……?) 
 スッキリと、苦しみから解放されたおなかの清涼感が、逆に恨めしかった。
 抑えていた負の感情が、胸の奥底から湧き上がってくる。
 国にいるときから……幼少の時分からずっと悩まされ続けてきた、この「爆発」としか表現できない、
自分のおならと、排泄現象。
 ただ普通に用を足しただけでも、粗末な造りの便所だと、建屋ごと崩壊させてしまったこともあった。
 汲み取りの公衆便所で、地下のタンクで繋がったまわりの全ての便器から爆風が吹き上げて、他の使用者を
惨事に巻き込んだこともある。
 そんな長年の、正に己自身との孤独な戦いの果てに、

「鍛錬した括約筋で爆圧を押さえ込んで少しずつ排便する」

という力技を体得するに至ったが、根本的解決には全くなっていない。
 我慢しすぎて限度を超えれば、待っているのは今回のような破滅的大爆発だ。
 あまりに恥ずかしく、医者に掛かることもできない……。
(せっかく日本に来れたのに……またこんなことになっちゃった。ただうんちするだけでこんなに苦労する
人生なんて……もう、イヤだよ……!)
 汚れきった服の上に、透明なしずくが一粒こぼれ落ちる。
 なんとか努力で抑えられる自信はあった。
 憧れの日本の大学に留学できると決まったときに、絶対にこれだけはと誓った気持ちを、自分で裏切ってしまった。
 さっきのトイレも、きっと酷い有様になっているだろう。
 どうしよう、これから。 どうしよう……。




346H:2012/05/26(土) 19:53:56.41 ID:7pm86UV4



「あっ…… んん、んんっ! ふぅっ……!」



(へっ!?)
 彼女は目を丸くする。
 危うく声を出すところだった。
 耳に入ってくるのは、換気扇の低いうなり声と、女の……あえぎ声のような、くぐもった吐息。
 この時やっと、彼女は自分のすぐ隣に、別の人間がいることに気がついた。
 それも、なぜか下半身丸出しで、今まさに便器に向かって排便の真っ最中の……。
 いや、自分の隣よりも、斜め上と言ったほう正しいかもしれない。
 あえぎ声に反応し、座ったまま左上へ向かって見上げた彼女の視界に入ってきたのは、大きな白いおしりと、
捲り上げられたスカートと、すらっとした太ももと……そして、その中心の穴からもりもりと連続で
押し出されてくる、黒々とした大便であった。
 自分の隣で、女性が立ったまま、うんちをしている……。
(だ、誰? この人!? なんでこんなとこでうんちしてるの!?)
 心の中であたふたと、彼女は右往左往する。
 無理もなかった。
 小さな部屋の中、全身うんこまみれの人間(つまり、自分)の横で、排便する女性。
 状況が理解できない。
 国ならともかく、ここは日本だ。
(やっぱり夢なのか? これ)
 その考えを、自分の嗅覚と痛覚が否定した。
 夢にしてはリアルすぎる。
 狭い狭い、窓の無い部屋――おそらく車椅子用の便所の中だろう。
 手すり付の洋便器が女性の、華奢な両脚の向こうに見えている。
 その長い髪の女性は、洋便器とはもっと違う、何か大きな白い台のようなものに向かっておしりを突き出して――
やや中腰の格好で排便をし続けていた。
 こちらから、出てくるところが全部丸見えのままで……。
 ぎりぎりと歯を食いしばっているであろう、便をきばっているその顔までは見えなかったが。
 ついでに、なんだろうこれは?
 彼女の排便しているこれは洗面台みたいに見えるが、洗面台は反対の壁にも見えている。
347H:2012/05/26(土) 19:54:29.43 ID:7pm86UV4

(私に気がついていないのか? ……いや、こちらが目を覚ましたことに気が付いていないのか……)
 あまりの驚きで、頭が冷えた。
 どぼっ、べちゃっ、と次々に大便が水に落ちる下品な音の響く中、とりあえずこれからどうしたものかと
彼女は思案する。
 雰囲気的に、今は不用意に動いてはいけない気がする。
 大便でベタベタのせいで肌があちこち痒くなってきたが、彼女は我慢してそのまま狸寝入りを続けた。
 さっきの涙は、衝撃で全部吹き飛んでいた。

(……しかし、すごい量だな)

 動かず静かに、薄目でちらちらと。
 女性の様子を確認しながら、彼女は感嘆の息を漏らしていた。
 白い大きなおしりから排泄され続ける、その非常識な量の大便に対してである。
 他人が便所で排便するところなど国で見慣れているが、全く桁違いの迫力だった。
 気付いてからもうかれこれ数十秒、便は途切れない。
 肛門が太い大便で火山のように広がり切ったまま、一度も閉じないのだ。
 こんなのは見たことが無い。
「んっ……んっ……!」
 相変わらず、その女性は押し殺したあえぎと漏らしている。
 位置関係的に、座ったこちらの動きはその女性の視界には入らない。
 最初はちらちらとだったのが、いつの間にかその一点に目が釘付けになってしまっていた。
 よく見ると、おしりを支える白い両脚が、声と同じように細かく震えている。
 これだけ太い大便で肛門をこすられ続けたら、無理もないだろう。
 か細い、心の奥底から搾り出すようなその声が……全く場違いな表現だが、どこか色っぽい。
 妙に高鳴る心臓の音がむこうに聞こえてしまわないかと心配になった。
 恐怖や緊張ではない。
 多分……興奮で、だ。
 やっと痛みの引いた自分の肛門が、今度は変にうずくのを彼女は感じていた。
 こんな感情は、一体何と表現していいのか分からない。
 本当に凄い……。


348H:2012/05/26(土) 19:55:31.95 ID:7pm86UV4



 べちゃっ みちっ…… どぽぼっ……むちゅっ……


(……まだ終わらないのか……?)
 今度は段々呆れてきた。
 時計が見られないので何分経ったかさっぱり分からないが、春節の人出かそれとも長江の悠久の流れか、とにかく全く、
果てが無いのかと思うくらいずっと排便が続いている。
 時々壁のスイッチに手を伸ばして便器の水を流しながら、やはり全然動きが途切れないまま、開きっぱなしになった
丸い肛門から、うねうねと……。
 おまけに、これだけ出したにもかかわらず、さっきからほとんど便の太さが変わっていないように見える。
(本当に人間か? どれだけ溜め込んでいるんだ?)
 これは普通じゃない。
 はっきり言って異常だ。
 これが夢だったら正に悪夢だと彼女は思った。
 爆発を引き起こすほどの便意を発生させる自分の身体のことはとりあえず棚上げである。
 それからいい加減、この姿勢のままじっと動かないでいるのは流石に辛くなってきた。
 体に付着した大便も完全に冷え切って、寒気がする。
 そう思った瞬間だった。


「――くしゅっ!」

「えっ!? あ……」



349H:2012/05/26(土) 19:56:22.73 ID:7pm86UV4

 ぱっと、目があった。
 しまったと唇を噛むが、もう襲い。
 そしてその女性の顔には見覚えがあった。
 厚生棟の前で、自分が転倒させてしまった女子学生だ。
 何故この人がここに?
 自分が気絶してから、一体何があった?
 また新たな疑問が大量に頭に湧いてきたが、それはとりあえず飲み込む。


「起きてたんだ……。見てたの? ひょっとして」

「……そうですよ。あなた誰ですか? ここはどこです?」


 言うと、その長い髪の女性は顔を真っ赤にして、頬を掻いた。




350H:2012/05/26(土) 20:02:24.04 ID:7pm86UV4

 ひとまず以上です。
 それとあとがき。


 次で本文中に出てきますけど、とりあえず決めたこの娘の名前です。
 中国系の名前はやっぱり難しいです。
 

 名前(仮):蘇 仙嘩
スゥ シィェンファ(発音これで正しいかは自信なし)
 年齢:18歳
 出身:浙江省温州市

 属性:中国的爆発性脱糞娘

 趣味、特技:単車の運転、簡単な整備。
        理由……シートに跨れば、エンジンの排気音に擬態させて、思う存分ガス抜きしてスッキリできるから。
       適度に抜いてやれば、便意の方も多少は緩和されて暴発の危険も減る。



 中国での日常も考えると楽しいですね。
 実際話の中にどれだけ盛り込めるかと言ったら、余裕があるか微妙ですが。
 とりあえずこの話はもう一回……いや、二回? 続きます。

 今回薫が使ってたのは、委員長の話でも出てきたオストメイト用のやつです。
 やっぱり、小と大の上に、大量少女に対応した超便器もこの世界には必要だと思うんですよ。
 ではまた。
351名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 21:35:54.69 ID:32wOysqY
ぐっじょい
352名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 23:20:30.84 ID:Uah/7aey
あ な た が 紙 か
353名無しさん@ピンキー:2012/05/27(日) 20:28:19.74 ID:wituWMzM
田舎の木造の汲み取り式トイレとか余裕で破壊しちゃいそうですな
これから2人は仲良くなって行くのだろうけど、2人同時に催しちゃったりしたら大変そうだ
354H:2012/05/27(日) 21:28:31.63 ID:pOvRP7vz

 レスどうもです。
 この話はなんとか早めに、間を開けないようにしたいです。
 趣味のバイクは外でトイレを探す時に機動力を発揮。タイトルの「インパチェンス」はホウセンカの学名から。
 最初はこれをもじって名前にしようかと思ってました。
 あと、おまけ。


スー14歳

母「ねえちょっと。あの子ったら今日、アナタのバイク勝手に動かしてたわよ? 走り出す前に私が止めたけど。
  アナタからも怒ってやって」
父「え!? あれのキーは一日ずっと持ってたぞ……。予備は無いし。キーなしでどうやって動かしたんだろう」



スー17歳

バイク乗りのモブ
    「姐ちゃん、変ったのに乗ってるな。見た目は安モンだが……どんな改造したらそんな良い音が出るんだ」

スー 「……秘密です。ていうか近付かないで。……危ないから」
 


 おならも奥が深いですね……
 ところでそのおならスレってどこにあるんでしょう
355H:2012/05/30(水) 22:42:43.03 ID:hB1qPnGN
ちょっと時間が出来たので早めに仕上げました。
後編の2です。
356H:2012/05/30(水) 22:47:11.65 ID:hB1qPnGN


 ヒュージな彼女 [  後編2




「え〜っと…… どうしよう、これから……」

 正方形のその部屋の中を、蛍光灯の白い光だけがこうこうと照らしていた。
 なんとも困った表情でちょこんとそこに佇むのは、一回生の風間薫である。
 この春大学生になったばかり、まだ幼さを残した顔立ちに、ふわふわの長い髪が印象的な女の子だ。
 彼女の目の前には、床に座り、眠ったように動かない小柄な別の女性がいた。
 同じ大学の女子学生……おそらくは留学生だろう。
 さっき建物の外でぶつかったとき、中国語っぽい言葉を彼女は聞いていた。
 多分だが、同じ女の子だと思う。
(とりあえず名前と学年……こういうとき高校なら、名札ですぐわかるんだけどなー……)
 鍵を閉めた密室の中、二人きり。
 口元を押え、その視線はあちこち泳いでいる。
 あれこれと思案しつつ、薫はすぐ横の洗面台で汚れた手を入念に洗う。
 多分すぐにまた汚れるだろうが、それはそれだ。
 疑問を頭の片隅に、ジェットタオルで水気を飛ばすと彼女は次に、トイレットペーパーをくるくると
巻いて手に取った。
 ……名前も何もわからない、この女性。
 気絶したままで、壁に背中を預けて床に座る彼女の顔を、薫は湿らせたペーパーを使って丁寧に拭いていく。
 とりあえず、今ここで出来ることはそれしかなかった。
 怪我人、病人を見つけたら保健室に連れて行くか、すぐに119番をコールするのが普通だろうが、それは出来ない。
 
 なぜなら気を失ったこの女性、頭の先から着ている服、穿いているジーンズに靴の先っちょまで、体中が全て――
茶色い大便でグッチャグチャに汚れているからである。
357H:2012/05/30(水) 22:48:38.57 ID:hB1qPnGN

 普通の女の子がこれを見ていたら、間違いなく甲高い叫び声を上げて逃げるか、もしくはその場で
卒倒していただろう。
 幸か不幸か、彼女自身の経験による“こういうこと”に対しての免疫のおかげで、冷静に見ることが出来たが……。
 しかし一体どうやったら、ここまで汚れる事が出来るのか。
 倒れていた女子便所も床から壁から、天井に窓ガラスまで一面に大便が飛び散って凄まじい状況になっていたが、
あの爆発といい、何があったのか全く謎である。
 ここのすぐ下、建物の一階に保健室はあるが、こんな状態の人間を連れ込んだら多分大騒ぎになるだろう。
 女子便所の状況が誰かに発見されるのも、時間の問題ではあるが。
(綺麗な肌……羨ましいな。でもあとは、どうしたらいいんだろ。起きるまで待つしかないのかな……)
 しゃがんで、眠る彼女と同じ視線に。
 汚れた紙は洋便器に流して、繰り返し丁寧に拭いていく。
 何の慰めにもならないが、彼女がノーメイクでまだよかったと薫は思った。

 しかし特に何か考えて、あの女子トイレからここに運んだわけではない。
 そもそも、あの爆発みたいなものはなんだったのか?
 なんでこの子があそこに倒れていたのか?
 なんで……うんこまみれになっていたのか。
 疑問は尽きない。
 あのまま放っておいたら、誰かが彼女を見つける。そして騒ぎになる。
 変な噂も広がるだろう。
 自分と同じ年頃の女の子が……それはあまりに酷な話だ。
 全く他人事には思えなかった。
 だから、なんとか助けたいと思った。
(他の誰かに見つかるくらいなら、私が……て思ったけど。でもちょっと軽率だったかも……)
 ほんの少し後悔しかけたが、今更遅い。
 授業時間に入って、もともと静かだったこの建物の中は更にしんと静まり返っていた。
 そして二号館で受けるはずだった講義の出席は完全にぶっちぎりである。
 チャイムが鳴ってから、もうかなり時間が経っている。
 時計代わりの携帯をカバンから取り出してみると、心配した同クラスの友達から、メールと不在着信が
いくつも入っていた。
358H:2012/05/30(水) 22:49:22.54 ID:hB1qPnGN


 建物の外で偶然この女の子とぶつかり、そのあと妙な爆発があって、そして女子トイレの中にうんこまみれで
倒れていた彼女を見つけて……。奇妙なことの連続だった。
 とにかくこのままはまずいと、薫は廊下を挟んで少し離れた、広い身障者用の個室に彼女を引きずり込んだ。
 比較的汚れていなかった服の袖を掴んで、ずるずると……。
 同じく床にうんこまみれで転がっていた眼鏡は、用具庫のモップの棒を使って回収した。
 床に倒れさせておくのはあんまりなので、手が汚れるのを承知で壁にもたれかけさせた。
 それからトイレットペーパーで、廊下の床に残る彼女を引きずったあとを丁寧に拭いて消した。
 縁起でもないが、死体を運んで血痕を拭き取る、サスペンス映画のワンシーンのようだった。
 ただし、その血痕は茶色い。
(うーん。先にジャージ取ってきた方がいいかな……でもその間に目を覚ますかもしれないし)
 拭き終わったペーパーを丸めて、またぽいっと洋便器に放り込んだ。
 もう講義は諦めているが、ただ待つだけ、というのは性に合わない。
 この排泄物のひどい匂いが充満する中で、それでも割りと薫は冷静だった。全く自慢にならないが、
この匂いも、もう自分自身のアレで慣れっこである。
 彼女の個人ロッカーには、体育実習用の運動着が置いてあった。
 洗濯があるし偶にしか体育実習は無いので、大抵の学生は置きっぱなしにはしない(特に女子は)が、
彼女の場合万一着てきた服がダメになった時に備えて、予備の私服と下着、そしてジャージ一着ずつを
キャンパスに常備しているのである。
 まさか自分でなく他人のために、それも本来の目的で使う事になるとは彼女自身、夢にも思わなかったが。
(走って行って帰ってきて、十分くらいかな。 どうし…………んぅう!?)



 ぎゅる… ぐ、ぐりゅりゅりゅりゅりゅっ!!!


「んっ、くうぅう……! わ、忘れてたっ……」
 人さし指を額にあて、思案していたその時だった。
 耳に馴染んだいつもの音が室内に響き渡り――薫は他人の心配をしている場合ではなかった事をやっと思い出す。
 突然に、自分の便意がぶり返してきたのだ。
 外で彼女とぶつかる前から感じていた、さっきの爆発の驚きで一旦は引っ込んでいたあの便意である。
 きりきりと下腹部を締め上げられるうような苦痛で、端整なその顔が歪む。
(執行猶予が切れたってことね……でもこんな、いきなり……!)
 正に不意打ちで襲ってきた便意に、危うくそのまま漏らしそうになってしまった。
 まっすぐ立っていられずに、薫はすぐ横の壁にもたれかかって身体を支える。
359H:2012/05/30(水) 22:56:01.43 ID:hB1qPnGN

 ……すぐ目の前に、便器はある。
 だがその反対、便器の正面にあの女子学生が寝ているとあっては流石に憚られるし、それにここもタンク式だ。
 経験則から言って、これほどの圧力だと、多分水の回復時間を一回一回我慢していられない。
 おそらく便器にまたがって力を抜いたが最後、腸の中身を全て絞り出すまでは、二度と肛門は閉じてくれないだろう。
 最悪……純白の便器に茶色いうんこ山盛りどころか、そこから大規模な土砂崩れが発生する恐れがある。
(と、となりに……ダメ! ここはっ……!)
 薫は両手でおなかを押え、歯を食いしばりながら辛うじて耐えていた。
 必死に便意をこらえつつ、ここを出て隣の女子便所に行こうと考えて――そこも現在使用不能である事をすぐに思い出す。
 あの地獄のように汚れた場所に入っていけるはずがない。
 横の男子便所を使うなどは論外だ。
 ジレンマと、そしておしりに感じる痛みにも似た刺激に、薫は身をよじらせる。
 もう余裕がない。
 しばらく引っ込んで先延ばしになっていた分の便も上乗せされたのか、先ほどとは比べ物にならないレベルの
便意の波が、大腸から直腸へと殺到してきていた。
 ほんの少し、一歩前に足を踏み出すだけで、肛門が勝手に開きそうになるほど……。
 廊下に出て他のトイレに向かうことはもうできない。自殺行為だ。
 ここまで一気に追い詰められたのは本当に久しぶりだった。
(だ、駄目……! ムリ! もう我慢できない! 動いたら全部出る……!)
 あらゆる状況が、彼女に決断を迫る。
 言葉にできない苦悶が下半身から駆け上がって脳を責めたて、排便行為以外のことを考えられなくしていく。
 今すぐ出せと体が催促するように、全身から脂汗が滲み出てくる。
 選択肢は、もう残されていなかった。
 涙目になりながら、薫はわなわなと震える手で慎重にショーツを下し、次いでスカートをめくり上げていく。
(ああもう……しょうがない! こんなことなら、この前のとき試しておくんだった……!)
 不本意な決定に、心の中で悪態をついた。
 完全に脱ぎ去ったショーツをつま先で横にのけて、両脚は肩幅に、しっかりと体重を支える。
 もう、股を少し広げるだけでも怖かった。
 苦痛と緊張に高鳴る心臓を抑えながら捲ったスカートを掴み、腰から下の柔肌を全てさらけ出し、背筋を弓なりに――ぐいっと、
薫は今にもはちきれてしまいそうなおしりを後ろに突き出した。
 光の下にあらわになった肛門は充血し、ひくひくと苦しそうに蠢いている。
 だが、仕方なしに彼女がおしりを向けた先は……そこにある洋便器ではなかった。



360H:2012/05/30(水) 23:00:47.73 ID:hB1qPnGN


 ぶぼっ……べちゃっ! どぶしゃっ! むりゅりゅりゅりゅっ……!!


「ん、んぅううっ……!!」
 解き放った瞬間、あまりの快感で視界が歪んだ。
 飛び出していく極太の便塊で肛門を犯され、熱い刺激に腰が砕けそうになるのを何とか踏みとどまって、
薫は両脚に力を込める。
 許されるなら思い切り、歓喜の声を上げたかった。
 それほどの大きな波だった。
(絶対、起きないでよ……。お願いだからね……!)
 涙のにじむ瞳でちらっとだけ、薫は眠り続ける女の子のほうを見た。
 以前のエレベータの事件以来二回目の、他人がいる目の前での排便である。
 恥ずかしさと情けなさの混じった細いあえぎが、快楽に歪んだ口元からこらえきれずに漏れる。
 長い両脚をぴんと伸ばし、オストメイト用の汚物流しに大きなおしりをのっけるようにして、彼女はいつものように
腸内の大量便をひねり出し続ける。
 もうそこに、自分の意思は存在しないに等しかった。
 あとは腸が満足するまで、茶色い大便の奔流が止まることは無い。
 横に座って眠る、彼女が目を覚ましたとしても。
「う……く、ううぅう……!」
 排便の快楽と恥ずかしさの苦悶、両方の刺激に耐えかねて、薫は瞼を閉じる。
 だが目を閉じると余計に、身体のその一点――大便を産み出し続ける肛門の神経に意識が行ってしまう。
 我慢を放棄したあとは、ただひたすらに肉の壁を自らの汚物でなぶられるだけ。
 漏れ出る声は、その長い両脚と同じように細く震えていた。


 ぶぼ……ばちゃっ! べちょっ……!


(い、いつもより……おしりが熱いぃ……!)
 食いしばる歯の根と、スカートを掴む両手に更に力が入った。
 変に我慢の時間が伸びた分、腸内圧力も、いつもより数段高くなっているようだった。
 直腸から猛スピードで押し出される大便は、そのまま下には落ちずに、オストメイト便器の壁にべちゃっと
叩きつけられるようにして――それからずるずると、重力に引かれて底の水の中に没していく。
361H:2012/05/30(水) 23:03:28.50 ID:hB1qPnGN

 蛇口をひねったまま、ホースの先をぎゅっと指で押さえつけていたのと同じだった。
 うんちを我慢している最中の、吐き気を感じるほどの圧迫から、急に無重力状態に開放されたかような快感に
体が震える。
 そして何より、他人が寝ているすぐ横で大事なところをさらけ出し、汚物を垂れ流しているという現実が、
彼女の精神を異常な快楽へと押し流していった。
 ……だがそれも、いつものバケツ三杯くらいを出し終える頃には、流石に勢いを弱めていく。

(ん……よかった。……ちゃんと流れてくれてるみたい)
 壁に付けられた丸いボタンを押して、汚物流しの洗浄をする。
 一分に一回くらいのペースだ。
 排便開始から大体五分、若干ながら勢いも太さも和らいで、大量排便の刺激にくらくらしていた頭が
ようやく落ち着いてきた。
 実際、「これ」を使うのは初めてだったが、なんとか上手く行ってくれている。

 この、普通の洋式便器よりはるかに大きいオスメイト用の汚物流し。
 専用のシャワーもついた、洗面台か掃除用のシンクにも似ている、人工肛門装着者のための専用設備である。
 存在は最近知ったものの、どれほど使えるものなのかが分からずに、いままで薫は使うのをためらっていた。
 だが今は、ここにこれがあってよかったと、心から安堵していた。
 開放感いっぱいの心と一緒におなかの方も軽くなる。
(ふぅ……。なんかもう、いろんな意味で危なかった……)
 快感を反芻する彼女の瞳はどこかぼんやりと、天井の一点を見つめていた。
 正直な話、極太の便に肛門を引っ掻かれる、そのおしりの刺激だけでちょっとイきかけてしまった。
 身体ごと全部、ふわっと浮き上がったような……逆バンジーで空高く打ち上げられたら、こういう気持ちに
なるのかもしれない。
 オナニーのスッキリと大量うんちのスッキリは、全く違う次元の話なので、どちらがどうとは答えられないが……。
 心臓もまるで激しいスポーツを終えたあとのように、ずっと激しく脈動している。
 逆におしりの穴のすぐ下にある清楚な性器が、無視されて寂しそうに涙を流していた。

「ん……ふぅ……」
 彼女のピンクの唇から漏れる吐息も、今は苦悶よりも開放感に酔った、安堵と恍惚のそれに変わっていた。
 もうちょっとで全部出し切れる。
 とにかく今回も、なんとか事態を切り抜けられた。
 女の子にも、見られずに済んでよかっ……


362H:2012/05/30(水) 23:07:00.82 ID:hB1qPnGN



「――くしゅっ!」


「えっ!?」
 ばっと横を……眠っていたはずの彼女のほうを向く。
 ……目が合った。
 いつの間にか、目を開いてこちらを見ていた。
「起きてたんだ……? 見てた? ひょっとして」
 声が上ずりそうになるのをどうにかこらえて、薫はゆっくりと言った。
 彼女に、見られていた。
 一番見られてはいけないものを……。
 さっきとは全く違う意味で、心臓がばくばくと踊り出す。
  
「是那祥。 弥是唯? 分里是那里?」

「あ、ええと……?」
 またドキッとした。
 さっぱり言っていることが分からない。
 が、ずっと自分の排便姿を見られていたんだということはなんとなく分かる。
 ……事実、今も見られている。
(ちゅ、中国語だよね……? ぜんぜんわかんない。どうしよう)
 赤くなった顔を、薫は指で掻いた。
 と。

「――あ、また間違えた。あなたは誰ですか? それからここはどこ? 私、たしか違うトイレにいたはずだけど」

 今度はちゃんと日本語だった。
 落ち着いたその喋り口に、薫の方が驚く。
 そして何故か、うんこまみれの自分の姿に驚いていないことにも薫は驚いた。
 ついでに今の、異常な量の排便を目の当たりにしているはずなのに、それも全く気にしている風がない。
 異常な事態が続きすぎて、頭が追いついていないのだろうか……?

「え、えーと……ごめん。ちょっとまって。……これ全部出すまで、ね」
「……わかった」
 
 顔を真っ赤にしながら、薫は腹筋に力を込めて、残りの分を搾り出しにかかる。
 情けない話だが、何がどうあっても、途中で止めることはできない。
 大便の奔流が完全に収まり、とりあえず薫が話を出来るようになるまで――更に二分間、留学生の少女は
顔を伏せながら、そのまま無言で待ったのだった。

363H:2012/05/30(水) 23:07:51.30 ID:hB1qPnGN





「えと、私は○○科の一回生で、名前は風間といいます。隣のトイレで、倒れていたあなたを居つけて、
とりあえず他の学生に見つからないように、こっちに引っ張ってきたんです」

 誰かと問われた以上、応えなければ話が進まない。
 なるべく丁寧な日本語になるように注意しながら、薫は自己紹介と簡単な経緯の説明をした。
 場所は相変わらず、障害者用トイレの中である。
 
「そうですか……。私は中国の留学生で、一回生の蘇仙嘩といいます。顔を拭いてくれたのもあなたですね。
ありがとう、ございます」
 伏目で、当然ではあるが元気の無い声だった。
 スゥと名乗った留学生の女の子は、正方形の部屋の隅に立って、対角に薫と向き合っている。
 ……洗った眼鏡は元に戻ったが、頭と顔以外の全身はまだ茶色のドロドロで汚れたままだ。
 換気扇を切れば、扉を閉じていても個廊下に強烈な臭いが染み出していくだろう。
 普通の女の子にしてみれば、生き地獄も同然の状況だが……しかし彼女は取り乱すでもなく、
見た感じ、とても冷静だった。
 話す言葉も聞き取りやすい。

「……それで、そのトイレは今どうなっていますか?」
「ああ……あっちは床も壁も天井も、全部がものすごく汚れてますね……。大量の、その……うんちで」
「やっぱり、そうですか……」
 肩を落とし、彼女はさらに下を向く。
 言葉のキャッチボールはそこで途切れてしまった。
(……なんでこの子、こんなに落ち着いていられるんだろう……。まるでこんなの慣れっこだって言うみたい……)
 てっきり、目を覚ましたら自分の姿に驚いて、大声を上げると思っていたのに。
 何故こんなに冷静で居られるのだろう。
 そんなことよりも先に、気にすることがあるのではないのか?
 それとも中国人はこんなことではうろたえないのが普通なのだろうか。
 自分の秘密――大量排便の体質を知られてしまったことに付いても非常に気になるのだが、それを言うタイミングを
見出せない。
364H:2012/05/30(水) 23:09:18.42 ID:hB1qPnGN

「あ、あの……とりあえず色々あるのはわかるし、私も聞きたい事はあるんだけどね……。まずそれ、汚れたのを
何とかしないといけないよね? いつまでもここにはいられないし」
 沈黙の中、なんとか薫は言葉を切り出した。
 もう、自分のを見られたことへの恥ずかしさなど、些細な問題だった。
「……そうですね。でもこの格好では、どこへも行けない」
「私の運動着を貸すわ。ロッカーに取りに行って、戻ってくるまで多分十分くらいだと思う。その間に、あなたは
服を脱いで身体を拭いて、準備しておいて。そのあと、部室棟に行って、シャワーを借りればいい。
あとのことは、それから考えましょう。ね?」
「……は、はい」
 ほとんど一方的にまくし立てると、薫はろくに返事も聞かずに扉の鍵を開け、廊下に飛び出していく。
 あわただしく階段を駆け下り、建物の外へ。
 それはまるで……帰り道で捨て猫を見つけたときのような心境だった。


 ――ひょっとして、あなたは私と同じ種類の人間じゃないの?


(お願いだから、私が帰ってくるまで、いなくならないでよ……!)
 疑念が、徐々に小さな期待に変わってきていた。
 早く彼女に聞きたい。
 確かめたい。
 とにかくあそこから出て、落ち着いて彼女と話がしたい。
 ただその一心で、薫はキャンパスの建物の間を駆け抜け、一直線にロッカールームへと向かうのだった。









365H:2012/05/30(水) 23:11:23.01 ID:hB1qPnGN

 以上。もう一回続きます。
 話が進んでませんね……。

 ついでにそろそろ、脱糞の擬音のバリエーションが尽きてきましたよ。
 北斗の拳の断末魔(後期)みたいに、ギャグに走るわけにもいかないし。
 以前の音の使い回しがかなり増えると思いますが、必殺技のバンクシーンのようなものと思って許してください。

366名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 15:59:08.85 ID:K1eDnc71
np
367名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 20:08:02.36 ID:7cSQSaQR
gjgjg
368名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 22:44:31.58 ID:RCITubVt
ぶりぶりって擬音を最初に思いついた人はなんだかんだ神だと思った

薫ちゃんが敢行したゴム脱糞、スゥがやったらガスだけでゴムが破裂しちゃいそうっすな
369名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 00:27:13.43 ID:jTg4XVQf
名前はスゥなのにな
370NNN:2012/06/06(水) 23:47:15.06 ID:x6QW4nF8
品の良いドレス、肩に掛けられた化繊のショール、明らかに高級なハンドバック。
「うぁぁ、まだ…まだダメなの…」
海外の大通りをモデル歩きで闊歩するのが似合うような、そんな女性が駅のホームを急ぐ。
「うう、苦しい…ダメ…」
やけに短い歩幅、全身に浮かぶ脂汗。腹部に当てられた両手。
「もう…漏れちゃう」
女性が激しい便意を感じている事は明白だった。


ホテルでのジャズコンサートの帰り、突然に押し寄せた腹痛は、朝飲んだ便秘薬が活動を始めたサインだった。
(え…なんで、こんな急に…え、どうしよう、どこかトイレ…)
「あの、すいません…やっぱり、近くの駅まで行って下さい」
彼女の家まであと30分を残していたタクシーは、突然の方向転換を余儀なくさせた。
最寄りにあった駅は小さな駅だが、ホームにはトイレが見える。
(あ、あそこにトイレ…早く…)
タクシーから飛び降りた彼女は震える腹部を必死で宥めながら切符を買う。
自動改札機に叩きつけるように切符を投入し、改札機から出た切符を回収する余裕もなく構内に入った。

「あ、あった!」
女性用トイレのマークを見つけ、ゆっくりと近づいていく。

ぐるる…ぐろろぉ…

歩きだした瞬間、腹部の悲鳴が音量を上げた。足が止まる。
(え、なんで、急に…ウンチが…)
ずっと我慢していた糞便は、すでに肛門直前までみっしり詰まっている。
僅かにでも気が抜ければ、彼女のライムグリーンの下着の中が大惨事に見舞われるのは間違いない。
371NNN:2012/06/06(水) 23:49:03.31 ID:x6QW4nF8
ぎゅりりり!ぐろろろろ!

(ひ、ヤダ、ダメ)
高まり続ける便意、引き攣り震える肛門。
出させろと叫び続ける大便。出ないでと必死で訴えるプライド。
震える下半身が決壊すれば、勢いよく汚濁が溢れだしてしまうだろう。
(なんで…おだやかに効いてくるって聞いてたのに…)
友人は慢性の便秘症で、便秘薬に慣れていたのだろう。
処女雪のように清らかで、便秘薬の経験の無い彼女をピンクの小粒が攻め立てる。
二週間分の汚濁は今朝のんだ便秘薬の力を借りて、一気呵成に押し寄せる。
その量と勢いは下着のみならず、ドレスまで染め上げる事だろう。

ぐぐぅ…ぐぎゅるるる…!

(ひぃっ…開いちゃう…)
もう苦しい。苦しくて仕方がない。今すぐにぶちまけてしまいたい。
圧力は既に限界だ。爆発する。崩壊する。出る。脱糞してしまう。
(我慢、脱糞、辛抱、お漏らし、理性、爆発、我慢、排便、我慢、脱糞、我慢、大便)
もはや頭の中はウンコ一色だ。顔は歪み、瞼がピクピクと痙攣している。汗がにじみ、視界がぼやける。
腹がビクビクと震えた。尻がブルブルと震える。口もパクパクと開いたり閉じたりしている。

(漏れる。漏れちゃう。出る、脱糞、出る、お漏らし、出る、爆発、出る、排便、出る、脱糞、出る、大便)
彼女の足は既に止まっていた。両手は尻穴が有るだろう位置をしっかりと押さえているが、もはや意味はない。
(ウンコ、ウンコ、ウンコ、ウンコ、漏れる、漏れる、漏れる、漏れる)
体が僅かに震え、止まった。
372NNN:2012/06/06(水) 23:52:24.79 ID:x6QW4nF8
ぶ、ぶぶぅぅうぶびぃー!!

尻から轟く大音響と濃密な大便の匂い。
彼女は強烈な便意に耐え切れずに、下着の中に大便を放ってしまったのだろうか。
大量の大便を下着から溢れさせて、一張羅を茶色く汚してしまったのか。
(…おなら…だけ?)

違った。強烈な音も、香りも、彼女の尻から放たれた放屁がその正体だった。
もちろん、すぐに大便そのものが肛門から顔を出すだろうが、この一瞬に放たれた物は質量の無い気体だったのだ。
その一瞬で十分だった。強烈な便意に襲われてから実に47分、彼女は大便を零す事なく、遂にお手洗いに辿り着いたのだ!

「良かった、漏れちゃうトコだった…え?」



ちなみに、この駅のホームにあるトイレは去年からずっと故障中である。
「あ、あぁぁぁ」

「…ぐすん」
373名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 22:28:30.66 ID:64CT1Eq3
短いけど基本に忠実な感じで乙

でもどうせなら、二週間分をド派手にぶちまける所が見たかった
374 ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:29:16.91 ID:39trGW0N
こんにちは、また投下しに来ました。
スレの進行が早いのでもしかしたら埋まってしまうかも…
それではお借りします
375Bitter sweetheart(1) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:32:09.91 ID:39trGW0N
風邪引いた。
季節の変わり目は気を付けて、というテレビの言葉など無縁と思ってた俺が、まさかこんなことで2日も寝込むことになろうとは…。
一人住まいであるからして、当然看病をしてくれる人も無く、ただ体力の回復を待つばかり。
ああ、こんなときこそ無性に会いたくなる…。
最愛の彼女、千歳に。
昨日メールは送ったけど、レポートで忙しいという返事。
せめて電話ぐらいかかってきてくれれば、元気も出るというのに…。

 ぴるるるる…

そんなことを思ってる矢先、枕元の携帯が鳴った。光の速さで携帯を取って通話ボタンを押した。
「千歳か、千歳なのかっ」
『にはははは、残念でしたぁ。私わたし。琴乃ちゃんなのだよー』
ぐは。
よりにもよって、こんな時に。
…電話の主は、何年も前からの『腐れ縁』という言葉がぴったりな女の子、琴乃だった。
とてもちっちゃくて可愛いと男友達の間では評判だが、俺にとっては単なるやかましい妹みたいなもんだ。
『いやー、キミにも引ける風邪があったと聞いて興味津々になっちゃってねー』
「やかましいわっ」
耳を破壊せんばかりの甲高い声(もちろん、彼女の地の声だ)。
恐らくは千歳から俺のことを聞いて、興味の赴くままに電話してきたのだろう。
悪気は無いのは分かってるのだが、どうにも空気を読むという能力が足りないヤツで困る。
風邪ひいた人間に、こんなキンキン声で話すか普通…?
こんな能天気なのが、あの可愛い可愛い千歳の大親友だというのだから世の中恐ろしい。

………。
な、なんだよ『可愛い可愛い』って…。
…いかん、風邪のせいで頭が春になってきたか…?
自分の思った言葉に頭を抱えつつ、俺は携帯を切ってクッションの上に放り投げた。琴乃が何かわめいてたようだが、考えないことに決定。




再び、目が覚めた。時計を見ると、さっきの電話から三時間ぐらい経っていた。
道理で窓の外が暗くなってるはずだ…。

…?
ぼんやりとした頭に、妙な情報が飛び込んできた。
ひょっとして、まだ俺は寝ぼけてるのだろうか…。
ベッドの側のテーブルに、さっきまで無かったコンビニの大きな袋が置かれてるのが見えた。
代わりに、もともと置いてあったペットボトルのコーヒーがほとんど無くなっていた。
そして、すぐ側からは女の子の匂い…。
376Bitter sweetheart(2) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:33:11.77 ID:39trGW0N
「千歳、か?」
「あ、起きた」
ガラスのテーブルの向こうには、自分で買ってきたらしいロールケーキを頬張っている千歳の姿があった。
この季節には合いそうな、白のワンピースを着ていた。テーブル越しに、ニーソックスで覆いきれない太ももがチラッと見えている。
俺が起き上がったのを見て、こっちにヒラヒラと手を振ってきた。
もう片方の手には、俺が前に渡しておいた部屋の合鍵が見えた。
「見舞いに来てくれたのか…」
「うん。新しいマグ買ったから見せてあげようって思って♪」
言葉の通り、テーブルの上にはピンクとオレンジのストライプが入った大きな… 多分300mlぐらい入りそうなマグカップが置かれていた。
今その中に入ってるのは、恐らく俺の飲みかけのコーヒーだろう。
せっかくの期待を外された気がして、思わず俺は溜め息を付いた。
「はぁ… どうせ来てくれたなら、俺のことを気遣って何か料理とか…」
「私料理出来ないの知ってるでしょ? それに、今日は忙しかったから疲れちゃってて」
まるっきり悪びれることもなく、千歳はそう言った。
良く見ると、普段からノーメイクの千歳の額にはほんのりと汗が浮かんでいた。
ここ最近の暑さを差し引いても、疲れてるというのは本当だったらしい。
寝ぼけてた頭を覚ましてくれたのは、この汗の匂いだったわけか…。
「…」
それを意識したせいか、急速に俺の体の血液がひとところに集まり始めるのを感じた。

やべ。
これが、世に言う『疲れマラ』というものか…?
頭はまだボンヤリしてるのに、本能のほうが急速に頭をもたげてき始めていた。
「ち、千歳…」
気が付くと、俺はベッドに座ったままで、テーブルの向こうにいる千歳に手招きをしていた。
「……」
一瞬の沈黙、そして。
「…病人はおとなしく寝てるものだよ?」
全てを見透かしたらしい、千歳の一言が。
「ちぇー」
「お風呂借りるね? 汗かいたままでいたくないし、今日はしばらく付いててあげるから」
千歳はケーキの残りを口に収め、マグカップのコーヒーを喉に流し込んでいった。
これはつまり、逃げられた、ってことか…。
「うー、初めて飲んだけど結構苦いよこれ…。それじゃ行ってくるね。覗きたかったら覗いてもいいからねー♪」
「アホかっ」
言い残すと、千歳は軽快な足取りで俺の部屋を出ていった。
377Bitter sweetheart(3) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:36:02.82 ID:39trGW0N
部屋に、再び一人残された。まだ、ペニスがビクンビクンと脈を打っているのが分かる。
「はぁ…」
そっと、その部分に手を当てる。丸2日間分の欲望が出口を求めてるのが良く分かってしまう。
ティッシュの箱を取ろうと立ち上がり、ふと考える。

どうせなら、こっちも千歳にお願いしてしまおうか、と。

そうだよな…、俺も千歳と同じで汗かいちゃってるし、一緒にお風呂入るぐらいなら大丈夫だろ。
そう思い始めると、もう止まらなかった。
早速着替えを用意し、俺は千歳の後を追って風呂場へと向かうのであった。


脱衣場にやってくると、既に籠の中には千歳の着てたものが全部置かれていた。
…いや、それだけでは無かった。
持ってくる必要の無いはずの、ミニポーチまでもが服に隠されるように置いてあった。
そっと中を開けてみる。
中には生理用品、そして四角い小袋が…。
それを見た瞬間…。
「千歳…」
俺はニンマリとしながら、風呂場のドアに向かって足を進めていた。

「おーい、俺も汗流すぞー」
風呂場に入っていくと、千歳はシャワーを流しながら体を洗ってるところだった。
身体中泡まみれの千歳の裸体、特に後ろからでも見え隠れする豊満なFカップを眺めるだけで、何だか元気が出てきそうな気がした。
「ちょ、風邪ひいてるのにお風呂とか大丈夫なの?」
振り向きながら、千歳はそう言ってきた。
返事をしようとして、ふと千歳の座ってるものに目が向いた。
お尻の下にあるそれは妙に全体が大きくて、真ん中を抉るように深くて太い窪みが走っている。
前に何かの余興でもらった、世に言う『スケベイス』というものだった。
「それ… 使ってるのか…」
「うん、大きくて座りやすそうだったから。でも趣味悪いよねこれ」
同感だった。
全体が金色のラメ入りで、しかも妙な形をしたソレ。
名前通りスケベな事に使うのだろうけど、千歳の言葉のせいで改めてその物体が俺の理解を越えてしまってるような気がしてきた。
378Bitter sweetheart(4) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:38:57.13 ID:39trGW0N
「で、さっきの話。お風呂入って風邪こじらせたら…」
「だいぶマシになったからな… 俺も汗だらけになってるし、それに…」
「それに?」
「こういうこと、出来るからなっ」
言うが早いか、千歳の後ろに回り込んで背中に抱き付いていった。逃がさないように、素早く千歳の肩に手を回していった。
「きゃ、ちょ、ちょっとぉ…」
千歳を抱いたまま、体を下へと滑らせていく。
膝立ちになって、椅子に座ったままの千歳を上半身で押さえる。自然と手のひらは乳房を包んで、一番敏感な部分をこりこりと刺激していく。
「あ、はぁっ… やだ、気持ちぃ…」
泡の滑りとお風呂の空気が手伝って、千歳の身体が温まっていくのを感じる。指の間に挟んだニプルがたちどころに固さを増していく。
耳から首筋へと舌を這わせる。首を捻って逃れようというポーズを取る千歳。
「ん、はぅ…」
それを逃がすまいと耳たぶを指で軽く挟み、首筋には何度もキスを。
力が抜けていくのを見て、千歳の唇にそっと吸い付いていく。ためらわずに舌を入れ、千歳のと絡めて音を立ててやる。
ちゅぷ、じゅる、ちゅるぅ。
「あっ… いい、いいよぉ… ん、んはぁ… 気持ちぃ…」
唇の隙間から、喘ぎ声と一緒に歓喜の言葉が漏れてきていた。
片手を離し、千歳の手をそっと固くなったものに導いてやる。
後ろ手に勃起を手に捉えた千歳の手は、すぐにその隆起に沿って上下に動き始める。

 くちゅ… くちゅ、じゅぷ… じゅる…。
 じゅく、じゅくじゅるっ…!

規則的に鳴らされる音が段々テンポを早めていく。体の中の澱んでいた血液が、全部そこに集まっていくような感覚に囚われる。
「く… ううっ…」
ビクンと、ひとりでに腰が震える。
「すっごい元気… ほんとに風邪引いてたのかなぁ…?」
「全然ヌイてなかったからな… もう… 入れたいよ…」
千歳の腰に手を回し、立たせようとする。だが、その手は千歳にやんわりと振り払われてしまった。
「ん…?」
「ゴメン… 今日アブナイ日… っていうか、生理来そうだから…」
「そっかぁ…」
「だから… これで我慢して…?」
そう千歳が言ったかと思うと、その顔が股間へとゆっくり迫ってきた。
唇で先端に触れたかと思うと、チラッと俺の顔を見て、一気に柔らかい感触で包み込んでいく。
じゅるぅぅぅっ。
俺のペニスが、千歳の熱い口の中に収まっていく音。
それが、浴室いっぱいに響くのを感じた。
379Bitter sweetheart(5) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:40:32.92 ID:39trGW0N
「くぅ、ああああっ!」
思わず情けない声が喉から漏れてしまう。
何日かぶりの強烈な快感が、あっという間に俺の体を走り抜けていく。
「熱いよ…? このまま、いいからね…?」
舌を絡めて先端を責め立て、片手は袋を柔らかく握ってくる。
首の動きも交えて、いやらしい音をさせながらのフェラ。
まるで、千歳の口全体が性器になっているかのようだった。
「出しちゃえ出しちゃえー… ピクピクさせちゃってるー」
「く… まだ、もったいな…」
ちゅ、じゅぶぅぅっ…!
俺の言葉を遮るように音をたて、千歳はくわえてる口を思いっきりすぼめながら上下に動かして来た。
体の奥から、何もかもが吸い出されるような感覚に襲われる。
「う、うぁあっ…」
「ぷは… 我慢しなくていいのにー… ほら、こんなのとか♪」
口から出したかと思うと、今度は両腕で千歳が俺の腰に抱き付いてくる。
その胸の大きな膨らみを押し付けて、凶悪なまでの柔らかさで全体を包み込んできた。
「これ、やってると興奮してきちゃうんだ… はぁ… どう…?」
「あ… す、すごくいいぞ… もっと擦り付けて…」
「うん… んっ、あ、んぅ… 私も… 気持ち良いよぉ…」
泡のいっぱい付いた乳房を容赦なく擦り付け、玉の中に溜まってるものを搾り出すように動かしてくる。
根本から上下に、激しく何度も。
「うっ、くうっ」
自然と腰を突き出してしまう。その拍子に、真っ赤にたぎったペニスが千歳の口の中に差し込まれていった。
「ふむぅ… んんぅぅっ!?」
千歳の苦しそうな呻き声が聞こえる。構わずに腰を動かして、千歳の口の中を存分に使っていく。
脚の辺りに力を感じた。千歳が両腕でぎゅっと俺の脚に抱き付いてきたのだ。
そのまま胸を思いっきり擦り付けてくる。すっかり固くなった乳首が、千歳も興奮してるということを伝えてきていた。
それにつられるように、一気に射精欲が込み上げてきた。
「うぁ、すご… イ、イくぞ千歳っ」
限界が、内側から押し上げてくるようにして破られた。
「あっ… んっ、んうううううっ…!」
体が大きく震えると同時に、溜まりに溜まった精液が打ち上げられていく。
「ふむぅ… んっ、まだ… 出るっ…!」
びゅくっ、びゅるぅっ。
千歳の口の中を存分に犯しながらも、更なる噴出は止まらない。
思わず、両腕で千歳の頭を抱き抱えてしまった。
「んっ… んく、ん、ううっ…!」
千歳の方も、抱き付いたままで何度か体を震わせたと思うと…。

 ぷしゅ、ぷしゃっ…。 じゅ、ぱしゃっ…!

千歳が座ってる椅子の窪みの間から、黄色い飛沫が勢い良く噴き出してきた。
二度、三度と短い放物線が描かれる。たちまち水溜まりができて、匂いが辺りに充満していく。
「ぷは… あっ… い、いいっ…!」
口からペニスを吐き出しながら、千歳の体がゆっくりと後ろに傾いていく。
崩れそうになる千歳の体を慌てて支え、その両脚を左右に拡げさせる。
間欠泉のように噴き出していたそれは、やがて美しい弧になって風呂場の床に溢れ出していった。

 ぷしゅぅううう…。 じゅ、じゅぅっ…。

「かは… ん、はあっ…!」
放尿を続けながらも、千歳は体をピクピクと震わせていた。
俺の精液を口に受けて、軽く達してしまったのかも知れない。
「…」
すべすべの尿道から、まだおしっこが放たれている。
その様子を、じっと俺は興奮の覚めやらぬままで眺めていた。
380Bitter sweetheart(6) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:41:33.83 ID:39trGW0N
やがて、長い放尿が止まった。シャワーのお湯で大部分は流れてしまったが、その匂いはまだ室内に消えずに残っていた。
たった今射精したばかりなのに、その匂いで更なる興奮が掻き立てられる気がした。
「…イった?」
「うん… 出しすぎぃ…」
千歳の口許には、喉の奥に収まりきらなかったらしい精液がいっぱいまとわりついていた。言葉とともに、それが一滴糸を引いて床にこぼれた。
無理もなかった。ただでさえ溜まってたのに、千歳のおかげですっかり興奮させられ続けていたのだから。
その証拠に、出したばっかりのペニスはまるで収まりを見せていなかった。
もう一回、してほしい。
その欲求を口に出す前に、千歳の手が俺の股間に伸びて来た。
「固いね…。まだ満足、してない?」
「ああ… 千歳も、だろ?」
こくん。
ゆっくり、千歳はうなずいた。
「後ろだったら、いいから…。ポーチ、取ってきて?」
さっき見た、脱衣場のポーチのことだろう。
直接『入れてほしい』と言わないあたり、こう見えても千歳も女の子らしいところがあるようだ。
意味を察した俺は、すぐに脱衣場へと足を戻していった。


千歳のポーチから小袋を取りだし、身だしなみを整えながら浴室に帰ってきた。
既に千歳は椅子から立ち上がって、壁に両手を付いて待っていた。
「お待たせ… ん、ちゅっ…」
「あふ… んぅ…」
後ろから抱き付き、首を回してキスしていく。口をしっかりふさぎながら、アナルに中指をそっと差し入れてみる。
お風呂の熱のせいで柔らかくなった入り口は、あっさりと俺の指を第二関節あたりまで飲み込んでいった。
「入りそう、かな…」
何回か、出し入れをさせる。腸液が指にまとわりついて、それが潤滑油の働きをしてくれた。
じゅる、じゅ、ぴゅ。
「あ、あん、ぁっ…」
少しずつ、千歳の吐息に熱が混ざってくる。差し込んだ指から腸液の匂いがして、生々しい興奮を誘う。
指の代わりにペニスを押し当て、何回かグリグリと入り口を解すようにしてみる。
「ん、んぅ… いいよ、このまま…」
後ろ目に千歳がおねだりするような視線を送ってくる。
それを見ながら、アナルに当てていたものをゆっくりと中に押し込んでいく。

 ぷちゅ… ずりゅぅっ…。

とても強い抵抗を感じる。だが、それは更なる快感を掻き立てるスパイスでもあった。
コンドームを着けていてさえ、千歳の肛門と腸がもたらす快感は強烈なものだった。
熱くて、そして絶妙なうねりと締め付け。
気を抜いて暴発しないように、そして千歳が痛がらないように、ゆっくりと中へ掘り進んでいく。
「あ、ふぅ… んぁぁあああっ!」
奥まで入っていくと、千歳は体を震わせながらそこを締め付けてきた。
ただでさえ狭いのに、そんなことをされたら…!
「ち、ちとせぇ… いいぞ、気持ちいい…」
思わず、手のひらで千歳のお腹をぎゅっと掴んでしまっていた。
381Bitter sweetheart(7) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:43:43.61 ID:39trGW0N
と、その時。

 ぎゅる… ぐるるぅ…。

間の抜けた音が、浴室に響いた。

「え…!?」
千歳の声。明らかに、予想外のことが起こったというニュアンスを含ませていた。
「お腹… 動いてるぞ…。それ、いいっ…」
一方の俺も、思いもよらぬ感触に身を震わせる。お腹の動きに連れて直腸がうねって、俺自身を激しく愛撫してくるのだ。
「な、なんかヘンだよ… 苦しいのに、気持ち良くって…」
千歳は荒く息を吐いて、二つの相反する感覚に耐えている。
しかし、興奮しきっていた俺は千歳のその苦しさに気付くことが出来なかった。
「俺は… 気持ちいいぞ… 動くから、な…」
「う、うん… あ、ううっ… いいっ、いいよぉ…!」
お腹を突き上げると、さらに千歳のお腹が激しく動き始める。
ピクンピクンと直腸がうごめき、お腹がまた音をたてる。
ぎゅるぅ、ぐぎゅるるぅっ…!
「は、ああっ…! 気持ちいいけど… やっぱダメ、ちょっと抜いて、お願いっ」
苦しそうな顔で、千歳が懇願してきた。だけど、勝手に動いてしまう体を止めることは出来なかった。
「もうちょっとでイくから… 我慢して」
「やだ… あ… うううっ…! いい、く… んああっ!」
何かを我慢するかのように、必死に千歳はお腹を動かしてくる。
それは俺自身を包み込んだまま、たまらない感触をもたらしてくる。
そして、千歳のほうも限界が近いらしかった。
直腸が、異物を排出しようと急速に痙攣を始めたのだ。
きゅ、きゅうううっ。
「も、もうダメ… い、いいっ…! イくっ、イっちゃうぅぅ!」
「うぁ、し、締まる… で、出る…!」
限界に達する直前に一気に引き抜く。
強烈な締め付けのせいで、コンドームが俺自身から外れてしまったのを感じた。
構わずに、体をぐいっと離したところで、突き抜けるような快感が腰から先端へと走っていった。

 どぷっ… びゅく、びゅるぅぅっ。

溜まってた欲望が、白いほとばしりとなって全部千歳の体にぶちまけられていく。
二度目だというのに、その勢いは自分でも驚くほどだった。
「かはっ… あ… すご… 千歳…」
溢れ出てきた精液が千歳の背中やお尻を汚していくのを、余韻に浸りながら眺める…。
その時だった。

「やだ…! だ、ダメ… こっち見ないでぇ…!」
千歳の叫び声に、俺ははっと我を取り戻した。
反射的に視線が千歳のお尻の辺りを捉えた、その瞬間。

 ぶひゅ… びゅぶぶぶぅ、ぶりゅぅぅ…!

空気の混ざった、ものすごい音が耳に飛び込んできた。
それが千歳の排便の音だと気付くのに、そう時間はかからなかった。
肛門に挟まってたコンドームを吹き飛ばし、続けて茶色い飛沫が床にぶちまけられていくのが見えた。

 びちゃ… ぶひゅ、ぶぶぅっ… びゅ、ぶぅっ…!

あっという間に、床に落ちたピンクのコンドームは大便の濁流に埋め尽くされ、そこらじゅうが濃い茶色に染まっていく。
「イヤ、見ちゃダメぇ…! で、出てる… あ、ああああっ…!」
ほとんど液体に近い大便が、後から後から溢れ出てくる。
まるで、決壊したという表現がぴったりだった。
382Bitter sweetheart(8) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:44:38.87 ID:39trGW0N
「やだ… 止まらないよぉ… う、ううっ…」
たっぷり犯された後で、緩みきってしまっていた肛門。
そこから、ぶひゅ、ぶりゅ… という音とともに、だんだんと固さを増したものが排出されていく。
はっきりとした固まりになったウンコが、二つ、三つと。
茫然自失してしまってるのか、千歳はそれを止めようともしない。
立っていた千歳の体がだんだん崩れていき、床にしゃがみ込み、遂には床に両手を付いてしまう。
そうなっても、千歳の排便はしばらくの間止まることはなかった。
「千歳…」
何故か、興奮が止まらなかった。
あの明るい千歳が、こんな恥ずかしいことをしてるというギャップなのか。
それとも、誰にも見せないであろうことを独占しているという嬉しさなのか…。
得体の知れない高揚感とともに、俺は千歳の一部始終をじっと見つめていた。


「だ… 出しちゃったぁ… い、いやぁ、ああっ…!」
やがて、千歳の排泄が終わった。
泣き出しそうな声の千歳は、崩れ落ちてしまったままで顔を伏せて小刻みに震えていた。
恐らくは、恥ずかしいところを見られたという羞恥に体を包み込まれた状態で。
「あ… あのな… ゴメン」
こうなる前に、抜いてあげれば良かったというのに。
完全に俺の責任と言わざるを得なかった。
とりあえず、謝罪の言葉をかける。シャワーで千歳の粗相をさりげなく後始末しながら。
人前で脱糞してしまったということ。
前に一度見たこととはいえ、とても恥ずかしいことであるのは容易に想像がつく。
一度深呼吸をして、千歳に慰めの言葉をかけることにした。
「別に… 泣かなくてもいいからな… 俺のせいだし、それに… すごい興奮したし」
「…え!?」
やべ、言わなくてもいいことを。
「あ、いやそうじゃなくて、その… 千歳は全部可愛いんだから、気にしなくてもいいし、それに…」
「…」
「千歳のだったら… また… 見たいって思うぞ…」
しどろもどろになりながら、俺は千歳にそう言った。
「…ほんとに…?」
「ああ」
恥ずかしいなんて、思うことはない。
その一心で、千歳の体を抱き起こそうとした、その時。
383Bitter sweetheart(9) ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:45:21.94 ID:39trGW0N
「んぁ…!?」
急速に、平衡感覚が失われていくのを感じた。
あれ、この風呂場ってこんなに白かったっけ…?
異変を感じた俺は首を左右に振ろうとするが、何故かそれもままならなかった。
視界が、俺の意思を無視して横に思いっきり傾いていく。
体が床に倒れる音、そして千歳の悲鳴と共に、俺の意識は暗黒へと落ちていった…。






気が付くと、俺はベッドに仰向けに寝ていた。
風呂場から何とかここまでは戻って来られたようだが、倒れてからの記憶が完全に飛んでしまっている。
いつの間にか穿いてたトランクスと、掛けられてた布団。
それを整えてくれたであろう人物は、すでにそこにはいなかった。
代わりに、付箋に書かれたメモ書き、そして薬とドリンク剤が枕の横にあった。

 『また今度… 見せてあげるから。今はちゃんと寝てなさい♪』

「…ありがとな、千歳」
それだけを口にすると、再び休むべく俺はベッドに体を預けていった。
いろいろ無茶させてしまったお詫びとか、講義を休んだ分の復習とか…。
考えることはいっぱいあったけど、何よりも今は眠りたい…。
その思いが、俺を深々とした眠りに誘い込んでいった。


ちなみに。
千歳との一連のことで体力を使い果たした俺は、その後さらに3日ほど寝込むことになってしまった。
そして、その間毎日かかってくる琴乃の電話のおかげで、更なる精神的ダメージを受ける羽目になるのであった。
384 ◆AkXsOcg8VE :2012/06/11(月) 15:47:34.71 ID:39trGW0N
以上です。
この話はもうちょっと続く予定ですので、出来ればこのスレが落ちるまでには書こうと思ってます。
では、また。
385名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 16:19:23.56 ID:fbu2kOcX
>>384
GJ
386名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 02:21:51.81 ID:Zbrq49q8
GJ

投下間隔が長くなってもいいから、是非続けて欲しい
387名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 19:24:43.81 ID:pK3scIkt
gj!
そろそろ容量があれだがナー
388 ◆AkXsOcg8VE :2012/06/13(水) 22:17:08.45 ID:GSDKbHXZ
>>385
>>386
>>387
GJ受け取りますた。
こういう、ヌルヌル和姦しながら排泄するっていうスタイルの文章… 実際ほとんど見ないのですが、いかがなものでしょう?
389名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 02:43:18.14 ID:ghOpUYW8
必然とリョナとかが多いジャンルだもんな
もっとやってくださいおねがいします
390名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 17:11:01.74 ID:1yH2yhJd
リョナ系がどうにも苦手なおいらにとっては、ホントにドンピシャでございます
有難うございます
391名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 21:38:44.52 ID:iu2ZKp9n
ジャンル全体で言ったら確かにリョナのが多いけど
このスレでは過去も含めてそういうの少ない気がするなぁ
なんでだろね


あと未だに未練がましく、えなの続き待ってます
392名無しさん@ピンキー:2012/06/16(土) 16:48:39.70 ID:iciJO+vO
中国に行った修学旅行生がノロウイルスに感染したらしいよ。
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120616-OYT1T00066.htm
393名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 23:41:47.53 ID:J3iuKV4q
スカ小説系サイトの話題はNGなんですかね?
ここ以外あんまり知らないんで、おすすめのとこあったら教えて欲しい
394名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 01:12:52.36 ID:WR4WBbEQ
萌駅で探せ
以上
395名無しさん@ピンキー:2012/06/24(日) 21:34:35.70 ID:mOncIlm3
和姦のハードスカって良いよね!!


オリジナルなネタがほとんどみたいだけど、版権ネタでも良いのかな?

確実に元ネタの需要が無いのは知ってるけどwww
396名無しさん@ピンキー:2012/06/24(日) 23:51:29.85 ID:IDomH1d9
大量娘の続きが楽しみでしょうがない...
397名無しさん@ピンキー:2012/06/24(日) 23:52:34.92 ID:zbGNBHcw
和姦ハードスカは大好物です

ここで版権モノは最近見ないから大歓迎
398H:2012/06/25(月) 23:34:48.11 ID:COh77oE0

 続きです。
 先に言っておきますが、今回爆発はありません。
 それからまだ終わりません。
 ラストまで全部書くと投下量が多くなりすぎるのと、間がかなり空きそうなので、もう一回区切ります。
 容量的には、大丈夫だと思います。
399H:2012/06/25(月) 23:36:32.80 ID:COh77oE0


ヒュージな彼女[ 後編3






「……本当に戻ってくるとは思っていなかったですよ」


 両手を膝の上に置き、淡々とした調子で少女は言った。
 その目の前には、アイスコーヒーの青い紙コップが一つ、ぽつんとテーブルの上に置かれている。
 同じく青色のジャージに身を包む彼女の表情は、どこか硬かった。

「あ、あはは……。信用されてなかったんだ、私」
「はい。きっと逃げたんだと、思いました。私はあの場所に隠れたまま、夜になるのを待つつもりだったんです。本当は」

 言葉通りの懐疑的な目で彼女の見つめる、丸いテーブルの反対側。
 そこにはもう一人の少女――風間薫が椅子に掛けて向かい合っていた。
 異色の取り合わせの二人の間に、微妙に奇妙な空気が漂う。
 一回生の女子、風間薫と、同じく一回生で中国系留学生の少女、蘇仙華。
 彼女らは大学構内のやや南に位置する、広い学生用カフェテリアにいた。
 今は午前の講義時間中で、人はまばらだ。
 だが明るく開放的な空気のカフェの中、この辺りだけ、どこか雰囲気が重い。
 四人掛けの白い丸テーブルを間に挟んで真正面、自販機で買ってきた飲み物を傍らに……なにやらお見合いでもしているかのような
光景である。
 閉鎖的で蒸し暑い、さっきまでいたトイレの個室の中の空気を、そのまま切り取ってここへ持ってきたかのようだった。
「んー……。でもまぁ、確かに、そうかもしれないね」
 細い両ひじをテーブルの上に、薫は目を窓の外の景色に向ける。
 さっきの状況で初対面の人間なら確かにそう考えるかもしれないな、と彼女は思った。
 ちょこん、と言った感じでテーブルに着く、蘇仙華という黒髪の小柄な女性。
 着ている長袖のジャージは袖も裾もサイズが合わずブカブカだが、それはこのジャージが元々薫のものだからである。
 さっきまで彼女が着ていたパーカーとジーンズは、既に燃えるゴミの集積所で業者に回収されるのを待っている。
 スニーカーから履き替えた運動靴も、靴下も、そして下着も同じくである。(ブラを除く)
 あの場で助け舟を出すにはこれしかなかったと思うが……初対面の他人に対して、かなり強引にことを進めた。
 自分と彼女、もし立場が逆だったらとしたら、確かになかなか信用はできないだろう。
400H:2012/06/25(月) 23:37:08.36 ID:COh77oE0


「んーと、私は…」
「しばらく経って、扉が叩かれたときは本当にびっくりした。叩いたのがあなただとわかって、もっとびっくりした。
だから、助けてお金を取るつもりなんだと思いました」

 遮るように放たれた蘇の言葉に、薫は少々傷ついた。
「そんな、いらないよ。お金なんか」
「じゃあ何で私を助けたんですか? わざわざ、服まで貸して。有料のシャワーもです。なんでそこまで?」
「それは……えーとね……。とりあえず、お金取るためじゃないよ。それは分かって欲しい」
 薫は言葉に詰まってしまった。
 聞きたいことがあったから……というのは理由の全てではない。
 そうでなくてもきっと助けただろう。しかしそれを、どう言葉にしたものか。
 薫は考えあぐねる。
〈うーん……。たしかに、助けたあと“話がある”ってここに連れてきたんだからね……ちょっと失敗だったかも)
 心の中で彼女は腕組みをする。
 少々、薫は後悔していた。

 ……あの車椅子用のトイレから、とりあえずジャージに着替えさせた彼女を、少し離れた部室棟のシャワー室に
引っ張っていった。
 なるべく人目を避けながら、財布が取り出せない彼女の代わりにコインを投入し、中に放り込んだ。
 きびすを返して、汚れた服を詰め込んだビニール袋を、学内の集積所に。
 途中すれ違った学生の何人かは、風に乗った異臭に振り返ったが仕方が無い。
 そのあとシャワー室の廊下で三十分ほど待ち続け、風呂上りですっかり綺麗になった彼女を、今度は半ば無理やり
学内のカフェに連れて行って座らせた。
 もちろん、あのことを聞くために。
 それが今の状況である。
 薫が聞きたかったのは、最初に彼女を助けた少し後から感じ始めた疑問だ。
 状況証拠以外に明確な根拠は何も無いが、この小柄な留学生の女の子は――自分と同じような、
排便に関する“普通ではない”体質を持った人間ではないのか、という。
 あの異常な状況で、大声を上げるでもなく泣き叫ぶでもなく……普通に考えて、彼女の“動じなさ”は普通ではない。
 しかし何と言うか、こう場所を改めてとなると少々聞きにくい。
 さっきのトイレの中でそのまま、ストレートに聞いていた方が良かったのかもしれない。
 今更それを言ってもどうしようもないが。
401H:2012/06/25(月) 23:38:05.75 ID:COh77oE0

(そう言えば、あれも……。どう思ってるのかな)
 とりあえずテーブルに手を伸ばして、自分のアイスティーを一口。
 微妙な笑顔を彼女に向け、薫はまた頬を掻いた。
 ついでにもうひとつ、気になっていることがある。
 色々状況が逼迫していたので、頭の隅っこのほうに追いやっていたが……よく考えたら今日の大量脱糞の場面を
彼女に見られていた。
 ほとんど、特等席で。
 自分自身すら生で見たことの無い、極太の大便で拡げられた肛門の様子と、そこから延々便器に向かって垂れ流される
大量脱糞の光景を。
(見なかったことに……は、できないよねぇ……? 途中から思いっきり、アレの最中みたいな声出ちゃってたし。
どう思われたんだろ)
 急にうつむき加減になったの薫の頬が、恥ずかしさに紅潮していく。
 オストメイトに中腰でまたがっていたときと同じ顔だ。
 最初はなんとかガマンしようと努力していたが、彼女がまだ気絶してると思って油断して、つい声を漏らしてしまった。
 何分間にも渡って肛門から茶色い排泄物を滝のように排出し続けながら、まるでそれに感じているかのような喘ぎ声を……
まぁ実際“少し”感じてしまってはいたのだけれど。
 改めてそれを考えると、あまりに恥ずかしい。
 全身うんこまみれになった姿を見られるのと、うんちしながら喘ぎ声を漏らすのを見られたのと。
 恥ずかしいのはどっちだろう。
(気にならないのかな。でもさっきの、自分がうんちまみれになってたことも、やっぱりなんにも言わないしなー……。
そりゃ、言いたくは無いだろうケド)
 考えると妙に胸の中がムズムズしてきた。
 ぎゅっと、薫は自分の手を握り締める。
(自分もそうだから、別に気にならない? 暗くなるのを待つつもりだったとか、それも……つまり馴れてるってことだし)
 どのあたりから彼女にあれを見られていたのかは分からない。
 が、あの非常識な量の大便がおしりから出てくるのを見て、何も思わないはずはない。
 やはり意図的に、その話題を避けているのだろうか。
 推測が正しかったとして――自分がこの大量体質の秘密を守りたいのと同じように、彼女もまた秘密を守りたいと
考えているのは間違いないだろう。
 恥ずかしい場面を見られたのはおあいこと言うことで、お互いここは「なかったこと」にするのが一番なのだろうか……。






402H:2012/06/25(月) 23:38:57.95 ID:COh77oE0


「……そうですか。とにかく、助けてもらったのは、お礼をいいます」
「え? あ、うん」

 ぱっと、薫は視線を上げる。
 妙な方向に向かっていた頭のせいで、変な返事になってしまった。
 どうにも行動の指針が定まらず、頭の中で右往左往する薫を前に、座ったまま蘇は頭を垂れる。
 彼女のやや微妙な日本語から来る印象かもしれないが、薫と距離を取りたがっているような、突き放すような物言いだった。
「では、失礼します。この恩は忘れません。借りたこの服は洗濯して、必ず返します。□□先生のゼミに行けばいいのですね? では」
 彼女は椅子を引いて立ち上がる。
 最後に静かに言うと、蘇はもう一度会釈をした。
「え、ええ。……いや、あの、ちょっと?」
 そしてそのまま、やはり禄に返事も聞かずカフェから出て行く。
 青に身を包んだそのうしろ姿が、段々と小さくなって……

「ま、待って!」

「……はい。まだ何か?」
 薫が追いついたのは、カフェから広場に出たところの、大きな葉桜の傍だった。
 息を切らしながら近くまで駆け寄ると、薫は振り返った彼女に、小さな紙切れを差し出す。
「これ持ってて。私の連絡先。もしもまた大変なことになって、誰かの助けがいるような時は、電話してきて。
電話でもメールでも、なんでもいいし……。大学に居るときなら、いつでも駆けつけるから」
 それは、小さなメモ用紙だった。
 携帯の番号と、アドレスが走り書きされた……。
 蘇は受け取ったその紙にしばし目を落してから、ゆっくりとした口調で言った。
「あなたはとても変った人ですね……。いくら日本人が親切だと言っても、ここまでの人を私は見た事がない。本当に何もないの?」
 何もない……とは、見返りやその他のことを考えていないのか、と言うことだろう。
 やはり何も答えない薫を前に、彼女はその紙を折って財布の中にしまった。
「……何か企んでいても、そんなことを相手に言うはずがないか」
 なんとも困ったような、色々な感情が混じった笑顔だった。
 ひょっとしたら呆れているのかもしれない。

 そんな彼女に、薫はさっきまでとは違う、やや強い口調で言葉を切り出した。

403H:2012/06/25(月) 23:40:56.52 ID:COh77oE0

「何か……ね。じゃあ助けたお礼として、私の質問に答えてくれるかな」
「質問、ですか」
「うん。……ひょっとしてだけど、あなたが倒れてたトイレ、あの凄い量のうんちはあなたが出したの?」
 緩い風に、二人を見下ろす葉桜の緑が揺れる。
 今度は蘇のほうが黙り込む番だった。
 だが沈黙もまた返事だ。
 眼鏡のレンズの奥、薫から外した彼女の視線は、明らかに泳いでいた。
「言いたくないなら、いいけどね、うん。……じゃあもう一つ別の質問。あなた、さっき私がうんちしてるところ、見たよね」
「……え、あの」
 その一言でたじろいだ。
 普通に考えても答えにくい、下品な質問であるが……その彼女を薫は、きっ、とした瞳で見つめる。
 黙ったままは許さない、とでも言いたげな顔だった。
「もう一回聞くよ。あなた、私がうんちしてるところ、見たよね」
「……はい。見ました」 
「それじゃ、その私のうんち見てあなたはどう思った?」
「えっ」
 観念して正直に答えた蘇を、更に答え難い質問が襲う。
 どんどんと前に出て行くような、柔和な彼女らしからぬ“押し”の表情だった。
 まだ講義時間中で、広場を行き交う学生の数は少ない。
 だが、どこかで誰が聞いているかも知れない青空の下で……顔から火が出そうな恥ずかしさを、薫は気迫で押し殺す。
「……言っていいんですか」
「うん。聞きたい」
 言って、薫は頷いた。
 彼女にとって生まれて初めてと言って良い、一世一代の賭けだった。
 その、力のこもった薫の瞳に押し切られるようにして、蘇は口を開く。
「……普通じゃない、と思いました。本当に人間か、と思いました。あんなにたくさんうんちを出す人を、
私は見たことがありません。まるで……」
「まるで、何?」
「……私みたい、です。まるで……。私も普通の人より、ずっとうんちを多く出してしまう。我慢しすぎると、
さっきみたいにうんちを爆発させて、自分も周りも酷いことにしてしまう。誰にも秘密の、生まれつきの体です。だから……」
 弱々しい調子で、最後をぼかす。
 熱を帯びた風と、桜の新緑に散らされた柔らかな光が二人を包む中……一度唇を噛んで、彼女はようやく薫の目を見た。
404H:2012/06/25(月) 23:41:54.30 ID:COh77oE0


「ひょっとしてあなたは、私と同じような人間ではないのですか?」
「……うん。そうだよ。だからどうしても助けたかったの」

 応えたと同時に、薫の胸に熱いものが溢れてくる。
 あとはもう、言葉は必要なかった。
 硬かった蘇の顔も、強く問い詰めるようだった薫の目も、小さな子供のように打ちとけていく。
 お互い、一生続くと思っていた……孤独の時間が終わりを迎えた瞬間だった。

「でも“人間じゃない”はちょっと酷いと思う」
「……ごめんなさい。じゃあ、仙人で」
 弾けるような笑いがこぼれた。
 それは間違いなく、二人の人生、一番の笑顔だった。









「――なんか騒ぎがあったみたいだな、保健室。なんだろ。火事か」
「あー、急いで配管業者呼べとか事務の人叫んでたな。下水の逆流らしい」
「ここの建物、どれも年季入ってるからなー。うちのゼミ室にもさっき電話あったけど、それのことか?
そっちのトイレは異常ないかって……」


405H:2012/06/25(月) 23:45:24.97 ID:COh77oE0



「えと、風間さん」
「はい」
「……とりあえず逃げませんか、ここから」
「その方がいいみたいだね……」
 苦笑いを浮かべながら、薫は彼女の言葉に応える。
 通りがかった男子学生の会話は、薫の耳にも届いた。どのみち時間の問題だったが、とうとう拡散が始まったらしい。
 ここから離れようと提案した蘇の表情は、笑顔から一転、どんどん赤く染まっていく。
(わかる、わかるよ、その気持ち……)
 バレるはずはない、そう分かっていても……。
 ぶかぶかのジャージに身を包む、ただでさえ小柄な蘇の体は、更に小さく縮こまるようだった。
 だが、どうしてだろう。
 笑ってはいけないはずのに、何故か自然に、頬が緩んでいく。


 薫は黙って、蘇の左手を取った。
 逃げ出すというより、姿の見えない何かを追いかけるように。
 青空の下、そのまま二人はどこへともなく駆け出したのだった。
 








 
406H:2012/06/25(月) 23:46:42.67 ID:COh77oE0

 短いですが今回は以上。もう一回続きます。
 話の締めに最後の爆破が残ってますんで、もうちょっとお付き合いをお願いします。
 あれはまだ爆発したこと無かったよな……。
407名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 01:08:24.77 ID:dFw3pDBG
>>406
乙でありました
これで綺麗に終わ… らないのですな
最後はやはり『らしい』終わり方キボンヌ
408名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 19:46:43.87 ID:EUhw7nhf
乙ー
409名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 20:39:16.29 ID:bLSksxjO
大阪でウンコテロとか・・・まさか薫ちゃん・・・
410名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 23:40:06.86 ID:QVaaMcAo
>>大阪うんこテロ
デマっぽいけど、妄想したもん勝ちだな。
泣いて走りながらまき散らしたか……



ひょっとして関西弁の三人目かも
411レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:43:09.94 ID:kHU0l6dd
前に書き込んだ者です
いくらかレス跨いで投下させてもらいます

以下、属性に合わない人はスルー推奨
・ガチレズ
・乱交系
・ハードなスカトロ、食糞
・版権×オリキャラ

元ネタはVS騎士ラ○ネのカカオ嬢です
明記してませんが、作者的にはFRESH時の18歳Ver想定です
まぁ、15歳でも18歳でもお好きな想定でお読みいただければ幸いです

次レスから投下します
412レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:45:32.91 ID:kHU0l6dd
辺りを宵闇が包み、まばらに設置された街灯がほのかに周囲を照らしている。
公園のような開けたスペースの一角にある休憩所のような場所に、一人の少女が座っていた。

木製のテーブルとベンチが置かれた、簡素な休憩所である。
申し訳程度に屋根が設置されているが、基本的に屋外と同じような感覚だ。

艶やかな褐色の肌に、青色の流れるような髪、青緑の瞳に、どこかおっとりとした雰囲気を醸し出している。
長い髪の毛は、後ろで結んで、ポニーテールのような髪型になっていた。
黒色のタンクトップの上に薄手のパーカーを羽織り、下にはかなり短めのマイクロミニのスカートを履いている。
見事なまでにたわわと実った胸は、タンクトップから零れんばかりである。
ツンとした突起が見えていることから、ブラジャーの類は身につけていないことがわかる。


少女は、まるで『何か』を待つように、人気のほとんどないこのベンチでしばらくの間、座っていた。
そして、30分もしない内に、足音が複数近づいてくる。
少女はその足音の方へ顔を向けた。


「あら……、アンタ、ひょっとして『待ち』?」


少女の前に現れたのは、二人の女性。

一人は金髪のロングヘアーの、気の強そうな女性。年の頃は20代前後だろうか。
簡素なTシャツに、ジーンズ生地のホットパンツを身に着けている。
もう一人は、緑髪のセミロングの、落ち着いた雰囲気の女性。彼女も20代前後に見える。
青色のチューブトップに、黒のタイトなミニスカートを身に着けている。
こちらは、手に大きな鞄を持っていた。

いずれも、なかなかの美人であると言えた。
413レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:46:30.44 ID:kHU0l6dd
「あ、えっと……、はい、そのとおりですわ」


少女は二人に答える。


「へぇ、ここが『どういう連中が集まる場所』か知ってて待ってるの?」


金髪の女性が、ニヤついた笑みを浮かべながら少女を舐めるように見つめる。
それに対し、少女がこくりと頷いた。


「スカトロ趣味のレズビアンが集まる乱交場所、ですわね。
 ……私、ここに来るのも初めてではありませんのでご安心くださいまし?」


「ほぉ……、それはそれは♪」


少女の言葉に、金髪の女性の笑みが強まる。


事実だった。
ここは、とある別荘地帯の外れ。
特殊な性癖を持ったレズビアン達が集まる公園だ。
そして、この一角は、スカトロ趣味を持った者が集まる。
そういう場所だった。
414レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:48:07.14 ID:kHU0l6dd
「アンタ、名前は? ちなみに、私はタラム。こっちはリュテア」


「私はカカオと言います。よろしくお願いいたしますわ……♪」


おっとりとした雰囲気の中に、どこか淫靡さを隠すような空気をまとい、カカオと名乗った少女は笑った。


「……あ、ひょっとして、この前あそこの掲示板で写メアップしてた子じゃないの?」


リュテアと紹介された方の女性が、ふと思い出したように声を上げる。
ネット上で、ハメ撮り画像がアップされることは珍しくない。
この場所でプレイに及んだ者の中で、同好の士が集うとある掲示板に写真をアップロードすることはままあった。

そして、以前にそれらを眺めていた際、カカオによく似た少女の写真を見たことを思い出していた。


「すっごい極太のうんちを口にひりだされて、それを美味しそうに頬張ってる写メだったと思う。
 他にも何枚か上がってたよね? ゲロ浣腸されたりとか、パイプ連結されてうんち食べさせられてたりとか。
 あと、うんちカレー作って食べてたりとかもしてたよね。
 1ヶ月くらい前かな。あれ、すっごく興奮したから、保存してたと思うけど……」



「ええ、多分私だと思いますわ。 そのときは3人くらいの方にシていただきました♪」


にっこりと笑うカカオに、タラムとリュテアも笑みを浮かべる。
──大当たりの日ね
アイコンタクトで、そんなことを言い合う。


「じゃあ、食糞OKってことだね」


「はい、勿論です。むしろ、それが一番好きなんですの♪
 ハメ撮り顔出しOKですし、異物挿入とかも大丈夫ですわ。ミミズ責めとかゴキブリ責めとかも、OKですわ」


さらりと言ってのけるカカオに対し、二人の側はさすがに驚く。


「……可愛い顔して、やるトコまでやるんだね」


「好きなモノは好きですから、どうしようもありませんわ♪」


無邪気な笑顔に、タラムは苦笑を浮かべる。
こりゃあ大物だ、と心の中で呟きながら。
415レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:48:50.24 ID:kHU0l6dd
「じゃあ、早速楽しませてもらおうかな。
 テーブルに上がって、服脱いでみて」


「はい、かしこまりましたわ」


タラムの言葉にカカオは従う。

木製の頑丈なテーブルに上がると、パーカーを脱ぎ、タンクトップも脱ぎ捨てる。
そして、マイクロミニスカートのホックを外し、白のショーツを最後に脱ぐ。
昔から愛用している、フロントTの下着だ。


生まれたままの姿になって、まずは普通に座る。
服を脱いでみると、あらためてボディラインの良さがわかる。
たわわに実った乳房は、Iカップぐらいはありそうだ。


「まずちょっと解そうか。
 四つんばいになって、お尻をこっちに向けてみて」


再び、カカオはタラムの言葉通りに姿勢を取る。

張りのある、形の良い尻肉を撫でながら、本丸のアナルへ指を伸ばす。


過激なプレイをして、しかも乱交場に足を運ぶような彼女であったが、キュッと窄まったアナルは、整っていると言えた。
綺麗ね、と思いながら、まずはその縁を指の腹で撫でていく。


「あんっ……」


ぴくぴくっと、肛門が蠢く。
敏感な反応に、タラムの表情がさらに劣情で歪む。


「いいわねぇ、カカオ。自分の手でお尻拡げてみて。
 写メ撮りたいから、よーく見えるようにして頂戴」


「はい、わかりましたわ……」


リュテアが携帯電話を片手に近寄って来たのに合わせ、カカオは両手で尻肉をつかみ、それをグッと外へ押し広げる。
狭間に隠れていたアナルがはっきりと露出し、タラムの指で刺激を与えられ、ピクピクと蠢いているのがしっかりと見えた。
これ幸いとばかりに、リュテアは何枚も写真を撮影していく。
カカオは顔を赤らめながら、自分の排泄穴が晒されるシチュエーションに感じ入っていた。
これだけ倒錯的で変態趣味を貪るカカオだったが、羞恥心が無いわけではない。
恥じ入る心があるからこそ、激しく性欲が燃え上がってしまう、そんなタイプの女だった。
416レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:49:56.98 ID:kHU0l6dd
タラムが、カカオのアナルに唾を垂らす。それを見て、リュテアも一緒に唾を垂らしていく。
それを指の腹で肛門周辺に塗り伸ばしながら、指先に唾液をたっぷりと塗りつける。


「挿れるわよ」


そう告げるやいなや、タラムの指がカカオの肛門から侵入を開始する。
肛門括約筋の強烈な締まりに感嘆を漏らしつつ、解すように軽く注挿していく。
強烈な締まりがありつつも、即座に解れてくるあたりは、彼女の肛門に施された開発の度合いが知れる。
ひょっとしなくとも、拳ぐらいは飲み込んでしまうのだろう、とタラムは思った。


「すっごい……。
 もうトロトロになってる……。
 アンタ、相当にスキモノね?」


「あはぁ……♪
 ん、ぁ、どうしても、我慢できなくなっちゃうんですの……♪
 オナニーじゃ、そこまで満足できないし……、あ、ぁっ……♪」


艶声を漏らしながら、カカオは肛門でタラムの指をずっぽりと銜え込んでいる。
リュテアは写真モードから動画モードに切り替えつつ、もう一方の手で乳房を弄び始める。
四つんばいの姿勢だと、ただでさえ存在感のある乳房が、さらに主張を強くしているように感じる。
乳首をこりこりと刺激してやりながら、その張りがある乳房の感触を楽しんだ。


タラムは指で肛門括約筋を解しながら、合間合間に唾液をさらに加えていった。
舌も使いながら唾液を注いでやると、腸液と混ざり合って、かなりの湿り気を帯びていく。
すでに指の注挿だけでじゅぶじゅぶという水音が響くレベルになっていた。


「じゃあ……、そろそろ本番いくわよ。アンタくらいのスキモノなら、『出せる』わよね?」


「……っあ、ふぅ……。はい、勿論ですわ……♪」


タラムの問いかけに、カカオは笑顔で答える。

四つんばいの姿勢から、いわゆるうんこ座りに近い姿勢へと変えていく。
しっかり座り込んでしまうのではなく、中腰で尻を突き出したまま浮かせるような姿勢だ。
勿論、こうした方がよく『観察』出来るからに他ならない。
417レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:50:36.83 ID:kHU0l6dd
「カメラOK♪ タラム、どうする? せっかくだから口受けでいっちゃう?」


「んー……、確かになぁ。滅多に無いチャンスだし、やっちゃおっか」


そう言うや、タラムはカカオの立つテーブルの前にあるベンチに、テーブルへ背を向けて座る。
リュテアの方を向きながら、上を向いて、落下点あたりの場所に座りなおすと、口を大きく開ける。



「いいわよ、カカオ。思い切りひり出しちゃって頂戴♪」


「はいっ♪ それでは、参りますわ……♪
 んんっ……!!」


中腰で尻を突き出した姿勢のまま、カカオは下腹部に力をこめる。
いきみ始めるとすぐに、何度か放屁が鳴る。指で散々に掻き回したせいだろう。


──みちっ、ブビィッ、ブリュリュリュッッ!!


黒褐色の塊が、肛門を押し拡げて顔を出した、次の瞬間、糞便が勢いよく生み出されていく。
軽く女性の手首ぐらいはありそうな、極太の見事な一本糞である。
器用なことに、10cmくらいの長さまでひり出したところで、排便を一旦止めている。


「うっわぁ……、スゴッ……!!」
「はぁぁ……、うんこ垂れ下がってるぅ……♪
 太過ぎだわ、こりゃあ、口だけじゃ受けきれないっぽい……♪」


リュテアはカメラを片手に興奮している。
タラムは自分の口の上で垂れ下がる糞便に吐息を漏らし、舌を一杯に伸ばして受け止めようとする。
もちろん、両手を自分の口元に添えることは忘れない。
418レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:51:32.16 ID:kHU0l6dd
「あはぁ……♪ 出る、出るぅぅ……!!
 思い切り、出ま、すっっ!! ひぐぅぅっっ!!」


──ブリュリュリュリュリュリュリュッッッ!!
──ブバッッ!! ブジュッ!! ブジュジュッッ!!


カカオの声と同時に、垂れ下がった糞便がタラムの口に降り注ぐ。
30cmはあろうかという見事過ぎる一本糞は、勿論口に収まりきるはずもなく、両手からすらも溢れそうになる。
そして、そこへ、第二陣の糞便が降り注いでいく。5cmから10cmくらいの糞便塊が、4個5個と続けざまに落着した。
あっという間に、タラムの顔と手の中は糞便で埋もれてしまう。


(ううっ、何これっっ……!! めちゃくちゃ凄いっっ……!!臭いも味も、濃すぎ……っ!!)


タラムは心の中でそんなことを呟きながら、舌先で口一杯の糞便を味わっていく。
そして、リュテアはそんなタラムとカカオをしっかりと撮影している。


「カカオ、タラムがちょっと大変そうだから、うんち食べるの手伝ってあげてー」


「はい♪ かしこまりましたわ♪」


リュテアの言葉に、カカオはポーズを解いて、ベンチへと座る。
タラムの隣に座り、両手で器を作りながら、タラムの顔と手に載った糞便をいくらか動かす。
にちゃ、とした感触が伝わり、生暖かさと共に、強烈な臭いが鼻腔に広がる。
しかし、筋金入りのスカトロ愛好家であるカカオにとっては、それは芳しきものでしかない。

半分ぐらいの量を退けてやると、タラムは何とか口を動かせるぐらいになった。
そして、口で受け止めていた超極太極長一本糞を、ずるりと引き出す。
それを手のひらの上でとぐろを巻かせ、今一度カメラに晒す。


「これ、見ろよ。尋常じゃない。こんなうんこ、見たの初めて……♪」


「まぁ、そんなに喜んでいただけたら、光栄ですわ♪」


恍惚としたタラムの言葉に、カカオは照れくさそうに笑う。
419レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:52:54.71 ID:kHU0l6dd
「それじゃー、二人でゆっくり味わってみて。
 飲み込む前に、30回は噛んで、こっちに中を見せてね」


リュテアの言葉に、二人は頷く。
タラムは、超極太極長一本糞を、一端からゆっくり咀嚼していく。

肛門に近い側だった糞便は、その黒褐色が示すとおり、すっかり水分が抜けてカチカチである。
唾液で水分を含ませながら、ゆっくりと噛み砕いていく。
カカオは、糞便塊を2個3個と口に放り込んで、咀嚼を始めている。
くちゃくちゃという、咀嚼音が二人の口から響く。
糞便に咀嚼を加えれば、今までの比でない程に臭いが解き放たれる。
それは、二人にとって性感を高めるものでしか既になかったが。


「あらあら、二人とも美味しそうねー♪」


カメラ目線を向けながら、二人は黙々と糞便を咀嚼し続けている。
きっと口の中では糞便が唾液と混ざり合い、半流動状になっていっているであろう。
そして、咀嚼の回数が30回に達し、二人は大きく口を開く。


「うわぁ……、ドロッドロねぇ……♪」


リュテアが感嘆の声を上げる。
大量の糞便を細かく咀嚼し続けた二人の口腔内は、完全に糞便で染め上げられていた。
泥水のようになった糞便唾液が、たっぷりと口の中に溜まっている。
その中身をしっかりと動画に収めた後、二人はそれを嚥下した。
引っかかることなく飲み下すあたり、この二人の食糞プレイへの熟練を感じさせる。


「さーて、次は私も混ぜてもらおうかしらねー♪」


我慢できない、とでも言わんばかりにカメラを置いて、リュテアは二人に歩み寄る。

倒錯の夜は、まだ始まったばかりだった。




to be continued...?
420レズスカハード和姦好き:2012/06/30(土) 01:54:43.62 ID:kHU0l6dd
以上、お粗末さまでした


二次創作といっても、キャラ借りただけで設定やら何やらはほぼ無関係ですのであしからず
というか、ハードレズスカと設定を矛盾無く合わせるのって不可能に近いと思うんだ!!


ともあれ、お目汚し失礼いたしましたー
421名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 11:52:01.36 ID:Nb0YVm7f
>>420
よ、よりにもよって清純なカカオにこんなことを… もっとやれー!
422名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 22:03:44.75 ID:m7bJSCs9
キャラ全然わからん……が、別に問題なかった
更にハードにやっちゃって下さいお願いします



そう言えばもうちょいで次スレの時期ですな
423411:2012/07/01(日) 01:07:12.69 ID:ioCmQWeE
>>421
>>422
感想ありがとうございますー
嬉しいです、励みになります

もっとやれ、ハードにやれ、ということなので、遠慮なくそうさせていただきます
予定では蟲姦スカでとことん突っ切ろうと思います

スカネタはネタのインスピレーションが大事だと思うので、
ネタ出しに協力していただける方がいれば、適当に投げつけてくださいまし
参考にさせていただきます

基本的に、カカオがうんこ喰ったりしつつ何かやる、ってコンセプトで行きたいと思いますので


あと、キャラ全然わからん、ということであれば、せめて姿だけでも調べていただけるとイメージ湧きますかね?
「ラムネ カカオ」とかでぐぐる先生に画像検索してみてくだせぇ
オリキャラはオリキャラなんで、容姿はまぁご勘弁をば
萌えそうな感じで個々人脳内再生していただければこれ幸い

とりあえず、仕上がったらまた投下させていただきます(_ _)
424名無しさん@ピンキー:2012/07/05(木) 13:13:48.96 ID:8z+FsZL9
和姦ハードスカが続けて投稿されてて嬉しい
息子も大変喜んでおります
グチャグチャでドロドロなんだけどラブラブな感じのもっとオナシャス!
425名無しさん@ピンキー:2012/07/05(木) 20:23:33.11 ID:MD08BWt+
稚拙ですが感想もらえると嬉しいです。

axfc Sc_359802.zip
426名無しさん@ピンキー:2012/07/06(金) 20:06:50.86 ID:JHoTnRhB
猟奇スレあたりにもってったほうがよかないかい?
427411:2012/07/07(土) 00:53:14.83 ID:iRpCWnWN
411です
明日あたりに投下できたら作品投下したいが、容量が平気か不安になってきた
誰かいざって時にスレ立ててくれると嬉しいなぁ
428名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 13:35:41.75 ID:EFQNZhmK
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所11【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1341722066/
429H:2012/07/08(日) 22:41:21.86 ID:eXjJWbp+
>>428
乙です

大量娘&爆発中華娘の最終は、結構な量になるので新の方に投下することにします
430名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 23:39:21.64 ID:L7L3qF8y
>>429

たのしみにしてます
待ち遠しい…
431411:2012/07/09(月) 00:28:18.53 ID:izjZvoW5
>>428
ありがとうございます
助かりました



んでは、また投下させていただきます
容量がギリギリなので、最後だけ次スレとかの可能性もあります

とりあえず注意書き
以下、属性に合わない人はスルー推奨
・ガチレズ
・乱交系
・ハードなスカトロ、食糞
・版権×オリキャラ
・蟲いっぱい(ミミズ、ゴキブリ、コオロギ、カメムシ)

次レスから投下いたします
432411:2012/07/09(月) 00:30:06.86 ID:izjZvoW5
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……!!」
「あっ、い、ひっ、あう、ん、ひぁぁっっ……!!
 イク、イクぅぅっっ……!! またイっちゃいますぅっっ……!!」


パンパンと、肉同士がぶつかり合う音が部屋に響く。
褐色肌の少女が床に組み伏せられ、凶悪なペニスバンドでアナルを抉られていた。
何度も何度も絶頂に達せさせられたようで、声には若干の疲労感が滲んでいる。
四つんばいの褐色少女の股下には、愛液と尿とで作られた水溜りが出来上がっていた。
そして、その様を見つめる複数人の女性達が、ニヤニヤと笑いながら各々の感情と肉体を慰めていた。




ここは、大神殿の巫女が暮らす寮。
キラキラ神霊界の宗教的頂点を誇る総本山の一角である。




「ふぅー……、さすがに疲れたから、交代してもらおうかな」


「お疲れ様。もうカカオ10回以上イっちゃってるよ? 貴方も大概鬼畜ねー」


ペニスバンドで眼前の褐色少女──カカオを犯していた女性が、結合を解いて立ち上がる。
カカオは既に、3時間以上はぶっ続けで犯され続けていたのだった。
そして、代わる代わるカカオを犯している者たち。それは、この大神殿に所属する巫女仲間たちである。


大神殿の巫女寮には、不文律の掟が存在していた。
それは、「先輩が後輩を嬲り者にする権利を有する」ということだった。

巫女は純潔を守るものだと思われがちだが、ここではその限りではない。
巫女という名称ではあるものの、その実態はシャーマンとしての巫女である。
が故に、性的な風習は限りなく多く存在していた。

例えば、神に対する祈りを捧げるときもそうだ。
ほとんど全裸の格好で、「儀式」と呼ばれるオナニーショーを行ったりする。
まさに、「神に身を捧げる」のである。

さらに言うなら、カカオが神から預言を引き出すために必要なものは「性的快感」である。
巫女の中でも最高位である「聖なる巫女」である彼女にとって、性行為は切り離せないものだった。


大神殿の巫女たちが培ってきた元々の環境が、上下関係による陵辱の自由を成立させていた。
カカオの場合はそれに加えて上記の理由が加わった。
その結果、カカオは全ての巫女から陵辱を受ける立場になってしまっていた。
事実、美しさと蠱惑的なその身体を求める巫女は多かった。



そして、カカオはそれを一切拒まなかった。


433411:2012/07/09(月) 00:31:41.68 ID:izjZvoW5
先輩巫女の住まう部屋で、カカオは犯され続けていた。
聖なる巫女の地位を持つカカオは個人部屋を与えられているが、一般的な巫女は2人〜4人の部屋が普通である。
そして、この部屋は4人部屋だった。

部屋の左右奥側に二段ベッドが壁に沿っておかれ、ベッドの間に箪笥がある。
そして、ベッドや床には、そこここに淫具やプレイ用の道具が転がっている。
この異様な部屋の主こそ、カカオのスカトロ趣味を開眼させた女性でもあった。


クリムというその巫女は、今年で25歳になる。

巫女としての才能に優れていたわけでもなく、今でも上の地位に行っているわけではない。
会社で言うなら、主任ぐらいの地位である。(同じ歳の頃の巫女たちは、多くが課長クラスに届こうとしている)

ただ、彼女は徹底的な変態性癖の持ち主であった。
同室になった同輩や後輩を、これでもかと特殊なプレイで弄くり倒す、というものだ。
妙なぐらいに巧みなテクニックがあるせいで、痛みや苦痛はそこまで感じさせない。
不文律によって拒否できない内に、身体と心がいつの間にか染まってしまっていくということが往々にして起きた。
そんな、物凄くタチの悪い女だった。
そして、カカオが13歳のときに、クリムと同室になったのである。

カカオほどの美少女を見逃すはずもなく、クリムは徹底的にカカオを調教した。
肛門の拡張から始まり、排便管理やより便が多く出るように体質改善をさせ、排泄は必ず部屋の中で、自分の目の前でさせた。
しかも、排泄はバイブで秘所を掻き回しながら行わせていた。

最初の頃に抱えていた忌避感と違和感は、オナニーと排泄を同時にさせられることによって、快感に上書きされていき、
いつの日か、カカオは排泄すること自体に性感を得るようになっていた。

そこから、塗糞、食糞、吐瀉物浣腸、異物挿入などなど、次々に過激なプレイを施していく。
そして、カカオはそれらの全てに対して、見事に順応し、クリムの予想をはるかに上回る境地にまで達していたのだ。


故に、カカオを嬲るのはクリムの部屋と相場が決まっていたのだ。
特にスカトロプレイの時は、必ず。




「はいはい、みんなそれなりに楽しんだみたいね? カカオはやっぱり最高だわ」


クリムが長い髪をかき上げながら、床で絶頂の余韻に浸るカカオを見つめる。


「でも、普通に犯すだけじゃ私何にも楽しくないし、カカオも満足しないと思うし……。
 ねぇ、カカオ。そうでしょ?」


「……はい。クリム先輩の仰るとおりですわ」


クリムの問いかけに、カカオはコクコクと首を縦に振る。
事実、この3時間において、スカトロプレイはごくわずかだった。
自分でひり出したモノを食べさせられるぐらいのものである。
434411:2012/07/09(月) 00:33:16.15 ID:izjZvoW5
「今日はとびきり凄いの用意したから。覚悟してね」


「……ええっと、どんなもの、ですの……?」


戸惑うようなカカオの言葉と表情に、クリムは満面の笑みを浮かべる。
そして、外野の女性に手で合図する。
すると、ガラガラという音とともに、1台のワゴンが押されてくる。
ちょうど、ホテルのルームサービスで食事を持ってくるようなワゴンである。

それには、水槽のようなケースが何個も載せられていた。
その水槽の中に入れられていたのは……


──蠢く種々様々な蟲たちだ。


ミミズ、ゴキブリ、カメムシ、ウジ、コオロギ、イモムシ、etc……。
見る者に不快感や嫌悪感を引き起こす、かなりの量の蟲たちだ。


「うわぁ……、す、凄い数ですわ……!!」


カカオは、驚きを隠さずに目をパチクリさせる。
しかし、嫌悪感や不快感を出さないあたりは、完全に調教が行き届いていると言えよう。


「どれからケツ穴に入れて欲しいー?」


クリムは舌なめずりをしながら、カカオに問う。
脳裏には、これらの蟲たちに蹂躙されている姿が思い浮かんでいるのであろう。


「そうですわね……。では、まずは、ミミズからお願いいたしますわ」


カカオははっきりと答えた。





「よし、これで姿勢は大丈夫っぽいねー」


クリムはカカオに確認するように言うと、カカオは笑顔でそれに答える。

カカオは床に仰向けになり、まんぐり返しの姿勢で足先を肩の上辺りまで持っていっていた。
そして、腰の下にクッションを敷いて、腰の位置が上になって、肛門が真上に向くように調整してある。
まさに、これから蟲たちを注ぎ込むのに、お誂え向きの姿勢だ。
435411:2012/07/09(月) 00:34:00.96 ID:izjZvoW5

「んじゃあ、まずはケツ穴拡げるよん」


そう言って、クリムは三弁式肛門鏡をカカオのアナルに差し込む。
そして、クリップを握り、三つの弁が花開くように広がるにつれ、カカオの肛門が押し拡げられていく。
通常よりも径の大きい特製の肛門鏡なのだろう、カカオのアナルは拳を悠々飲み込むぐらいまで拡げられている。


「ミミズいっきまーす♪」


心底楽しそうに声を躍らせながら、クリムは水槽にプラスチックコップを突っ込むと、それ一杯にミミズをすくって、
それをカカオのアナルへと流し込んだ。
コップの中でのたうちまわる元気なミミズが、ずぞぞ、っと流し込まれていく。


「んんっ……♪ くすぐったいですわ……っ」


身じろぎしながら、カカオは吐息を漏らす。
腸内で蠢くミミズは、上から覗き込めばはっきりと確認できた。


「それじゃあ、どんどんいくよー」


クリムは、2杯目、3杯目と、ミミズをすくってはカカオの腸内に流し込んでいく。
5杯目を数えたところで、肛門から溢れんばかりの状況になった。
絡まりながらのたくるミミズが、肛門から逃れ、四方に散らばる。
その光景を眺めながら、クリムは先ほどまでカカオを貫いていた極太のペニスバンドディルドーに手を伸ばす。
そして、穴から這い出ようとするミミズを、ディルドーで無理矢理に押し込む。


──プチッ、プチプチッ、ブチッ!!


強引な挿入に、出口周辺のミミズや半分はみ出ていたミミズがブチブチと身体をちぎられていく。
グッと深く押し込むと、そこから小刻みにシェイクをしていく。
腸液に加え、ミミズの体液が混ざり合い、奥からは湿った水音が響き始めてくる。
ある程度ミミズを奥に押し込めたところで、ディルドーをアナルに突き刺して、栓代わりにする。
436411:2012/07/09(月) 00:35:05.06 ID:izjZvoW5
「よーし、それじゃあ、次行こうか。
 ゴキとコオロギ、ミキサーに入れてー?」


クリムの言葉に、別の巫女が動く。
大型のフードプロセッサーに、ゴキブリとコオロギを半分以上埋まるまで入れる。
うじゃうじゃと蠢きあう見た目は、相当にグロテスクだ。


「スイッチ、オーン♪」


取り付けられた2枚の金属板が回転し、虫たちを次々と砕く。
そういう刃に交換してあるのか、あまり粉々にはならず、ある程度形を保った状態で細かくされていく。
それをクリムはうっとりとした様子で見つめた。

しっかり砕かれたところでスイッチを止めて、蓋を開ける。
虫の体液と破片でドロドロになったものを、躊躇わず手ですくってみせる。


「うひゃー、カカオ、これ、すっごいよー♪」


クリムは、楽しそうにその惨状を見せつける。
カカオは、それを見て、身体をビクッと震わせる。
勿論……、それは恐怖ではなく、期待から来るものであった。

カカオのアナルを占拠していたディルドーを抜き去るや、手ですくった虫の破片を、擦り付けるように肛門へ落とし込んでいく。
ねちゃっとした、塗りたくられる感触が嫌が応にも肌を通じて伝わる。
それは、カカオにとっての性感の材料にしかならないのだが。


器具によって押し拡げられた肛門に、虫の残骸がどんどんと飲み込まれていく。
虫の体液が破片と混ざり合い、ドロドロになったそれは、まるで柔らかい粘土か何かのようだ。
しかも、生命力の強いゴキブリは、まだピクピクと動いているものすらあった。
その蠢く感触が、カカオの性感を煽るのだ。
437411:2012/07/09(月) 00:35:53.77 ID:izjZvoW5
「んんっ、……ふぁ、あ、あぁぁっ……♪」


甘い声が漏れる。
一番の性感帯である肛門周辺を、有象無象の蟲共が埋め尽くすことが、この上ない快楽となって、自身の身を貫いていた。
その証拠に、触られてすらいない秘裂からは、とめどなく愛液が垂れ始めている。

カカオの興奮を感じ取りながら、クリムは舌なめずりをする。
どれだけ調教しても、反応の良さが薄れることも無い。クリムにとって、カカオは最高の獲物だった。


フードプロセッサーからドロドロの残骸をすくっては、肛門に押し込んでいく。
ディルドーも駆使して、順繰りに奥へと奥へと押し込んでいって、いよいよフードプロセッサーが空になる。


「やー、やっぱりカカオは最高だねぇー♪
 それじゃあ、仕上げ、いこっか♪」


そう言って、新しいフードプロセッサーを取り出し、次はそこにカメムシを投入していく。
うげー、臭いー、などとぼやきつつ、みっちりカメムシで埋まるまで注いだ後、スイッチを入れる。
それは一気に金属板によって掻き回され、ミンチとなり、そして、ドロドロの液体となっていく。
しばらくの間、ミキサーを稼動させ続けたところで、スイッチを止める。
そして、ボトルを一本取り出す。
汚れた白濁色のどろりとした液体だ。


「じゃーん。これ、何かわかる? 馬のザーメンだよー。
 これを、カメムシ汁と混ぜて、っとぉ……」


500mlはありそうなボトルから、フードプロセッサーへ内容物を注いでいく。
ただでさえ強烈な臭気を発していたそれは、精液と交じり合って、激臭を放つ物質へと変化していく。
蓋を閉め、再び攪拌して、よく混ざり合ったところでスイッチを止める。

そして、クリムはその液をカカオに見せ付けるようにして顔に近づける。


「げほっ、げほげほっ……!! す、凄い臭いですわ……っ?!」


さすがのカカオも、生体反射は覆せないと見えて、思わず咳き込む。
その様子を楽しげに見つめながら、クリムはガラス製の浣腸器を取り出した。
容量が1リットルはありそうな、ピストン式の浣腸器である。
438411:2012/07/09(月) 00:36:41.12 ID:izjZvoW5
「じゃあ、これで仕上げだからねー♪」


カカオの肛門を押し拡げていた肛門鏡を取り外し、拡がりっ放しから状況が回復したところで、浣腸器にカメムシザーメン汁を吸わせていく。
絵の具を全色ごちゃごちゃに混ぜてしまった水洗いバケツのような色をしたその液体を全て吸い込ませると、およそ800mlほどになった。
そして、それをカカオの肛門に挿し込み、注入を開始する。


「うああっっ……!! は、入ってきてますぅ……っ!! んぐぅ、い、あぁ……っ!!」


ただでさえ大量の蟲共を突っ込まれているカカオの腸内は既にかなり圧迫されている。
そこに浣腸されるのだから、堪らない。
しかも、クリムは緩急をつけて注入していく。グッと勢いよく押し込んだかと思えば、緩めて手を止める。
そして、一呼吸以上おいてから、再び強めにピストンを押し込む。
ピストンを押し込むたびに、カカオから苦しげな声が漏れ、背中がビクッと反る。
それが楽しくて仕方ない、とでも言わんばかりに凶悪な注入をクリムは繰り返した。


いよいよ、全ての液がカカオの肛門に注がれ、浣腸器を取り外す。
調教され抜かれ、括約筋の締まりも相当なカカオであったが、さすがにこの量は厳しいのか、
ブジュ、ブジュという音と共に、少量が漏れ出してしまっている。


「こらー、だめでしょカカオ。
 ちゃんとケツの穴締めて。
 ……んー、仕方ないなぁ。栓してあげるね」


そう言って、クリムはアナルストッパーをカカオのアナルにねじ込んだ。
円錐型に窄まったアナルストッパーが、逆流を無理矢理に堰き止める。
一番太いところで二の腕ぐらいはありそうな弩級のそれは、きっちりと役割を果たして見せた。
根元のくびれ部分まで飲み込むと、キュッと肛門が窄まっていく。


「はい、オッケー」


「あ、ありがとうございます……」


苦しげに呟きながら、カカオはクリムに礼を述べる。
この場においての主人は、クリムである。
主人の行動には、礼を示さなければならないのは、自明である。


「うんうん。よきにはからえー。
 そんじゃあ、明日の夜にご開帳ねー。
 それまでは、一日我慢しておいて♪」


なんでもないようなことで、クリムは言い放つ。
絶望にも似た感情が噴出すのを、カカオはかろうじて堪える。


「……か、かしこまり、ました、わ……」


泣きそうな表情で答えるカカオに対し、クリムはますます嬉しそうに笑った。
舌先をちろりと舐めて、嗜虐の悦びに浸った。
439411:2012/07/09(月) 00:37:26.39 ID:izjZvoW5


──翌日





「はい、よく我慢したねー。偉いぞー♪
 ほら、昨日のときに出しちゃったら、混ざりきってないだろうし。
 もうちょっと水分抜けたくらいが、丁度いいと思うんだよねー」


暢気な調子で言葉をかけるクリムだったが、カカオは返答する余裕すらない。
当たり前といえば、当たり前だったが。

二段ベッドの下の段の寝台、それの縁の部分にうんこ座りでポーズを取る。
直下には、大きな鍋。直径45cm、アルマイト製の大きな鍋は、30リットル以上の容量があるだろう。


カカオは、ぽっこりと膨れたお腹を押さえながら、苦しげに息を吐き出している。
腹下しの時になるような音は間断なく鳴っており、カカオの腸内がどれだけ修羅場になっているかを想像させた。

クリムは苦しげなカカオのお腹を優しく撫でさすりながら、うっとりとした表情を浮かべる。
そして、ビデオカメラを持った巫女に目配せをすると、その巫女は録画スイッチを入れる。


「さぁさぁ、いよいようんち出来るよ?
 嬉しい? カカオー」


「は、はいっ……、うんち、たくさん、したい、です……っ!!」


苦しそうに呻くカカオを見つめながら、クリムはアナルプラグに手を向ける。
そして、先端を掴むと、じっくり引き抜いていく。


「いぎっっ……ぁあ、あっ……!!
 ひぁ、ああっっ……!!」


犯され解され切った時と違い、一日経っているために、引き抜く際の抵抗は相当なモノだった。
肛門を内側から無理矢理押し拡げる感触に、カカオは堪らず声を上げる。
440411:2012/07/09(月) 00:38:06.75 ID:izjZvoW5

「いいわぁ……、カカオ……!!
 もっと声上げてぇ、うんちぶりぶりひり出してねぇ……?」


愉しくて堪らないとでも言わんばかりの表情で、アナルプラグをついに引き抜く。
じゅぽっ、という湿った音と共にそれは肛門から吐き出されていく。
すると、押し込められていた液体が、まず、あふれ出してくる。


──ブジャーーッッ!! ジョババッ、ブリッ、ビチィッ!!


破裂音が何度も響き、どす黒い液体が噴出してくる。
どこか粘ついた、そしてすさまじい異臭を放つそれが、派手に鍋の中に放出されていく。
そして、液体が放出されて一呼吸おいて、ついに『本命』が顔を覗かせる。


「いぐっ、ぅぅっ……?! ふ、太ぉ、ぃぎぃっ!!」


悲鳴にも似た声と共に、それは顔を覗かせてきた。
拳ぐらいの塊が、肛門をめくり上げながら現出する。
いかにも硬そうな黒色の糞便塊に見えるが、そうではない。
蟲の残骸が糞便に混ざり合い、水分が抜けて凝固しているのだ。
そして、かすかに生き残ったミミズがその隙間でのたくっている。
あまりにグロテスクな光景だが、クリムの興奮は最高潮に達していた。


「あはっ……♪
 スゴッ……!! カカオってばホントに最高……ッッ!!」


鍋の直情で、肛門から斜めに飛び出るように留まっている蟲玉糞便塊をうっとりと見つめながら、
クリムは自らの秘所をバイブでピストンし始める。
『それ』の臭い、存在、そしてシチュエーション。
倒錯しきった性癖を持つ女の肉欲を、それらは限りなく高めていた。


「ひぁぁ、ん、んぅぅ……、くぅ、あぁぁッッ……!!
 ふぅ、ふぁっ……!! んぁぁっっ……!!」


繰り返しいきみながら、その壮絶なサイズの糞便塊を押し出そうとする。
ずちっ、ずちっ、という音と共に、わずかずつそれは外界に押し出されているようだ。
しかし、その歩みは牛よりもゆっくりだ。
カカオは肛門を激しく蹂躙される感触を、これでもかと味わいながらも、排泄を続けていく。
今の状況を受けて、カカオの秘裂はトロトロの蜜をこれでもかと生み出していっている。
クリムが倒錯しきった性癖を持つように、その人物に開発されきったカカオもまた、倒錯の極みにいた。
441411:2012/07/09(月) 00:39:22.32 ID:izjZvoW5

極太の蟲玉糞便塊の部分が抜けていくと、糞便の色は黒から焦げ茶色くらいに変化していく。
もっとも、あちこちに蟲の残骸が混じり、まるでチョコレートアイスにチョコチップが混ざっているようになっているが。
先端のそれが鍋に落ちるくらいで、排泄の速度が上がる。
カチカチのそれは20cmほどで、それからは、太長い一本糞が続く。
まるでソフトクリームメーカーから出てくるモノのように、勢いよくそれは排泄され、黒塊の上にとぐろを巻いていく。
鍋に排泄された糞便からは、狭い空間からようやく解放されたのを歓喜するように、ミミズが這い出てくるのが見える。


焦げ茶色の糞便が黄土色くらいのモノになってくると、いよいよ柔らかさが増してくる。
粘土状のそれは、一本の形を作らずに、とぐろの上からそれらをコーティングするように飛び出してくる。
そして、それらの中を泳ぐようにミミズが顔を覗かせる。


「はぁぁっ、あ、あぁぁっ……!! うんちまだ出る、出ますぅぅっ……!!」


カカオの艶声は、止まらない。
肛門が焼け付くようにジンジンと染みるが、それはもはや快楽でしかない。
肛門を通り抜けて排泄されていくことが、カカオにとっては悦びなのである。


柔らかい軟便が糞便の山に降り注ぎ、黒、こげ茶、黄土、という色の変化をしてきた糞便が山になって堆く積もったところで、
カカオの排泄はようやく終了したのだった。



「はぁー……、はぁー……。
 これは、凄いねぃ……♪」


クリムは声を弾ませながら、鍋の中に生まれた糞便の山を見つめ、うっとりと呟いた。
心の奥から、今すぐ顔を突っ込んで犬食いで貪りたいという欲求が溢れてきたが、グッと我慢した。
それは、もうちょっと後からだ、と。


「それじゃー、ちょっと掻き混ぜようかねぃ……?」


そう言って、クリムは無造作に手を突っ込んだ。
ぬちゃ、っという粘りつく感触。
グッと手を握れば、隙間からにゅるにゅると軟便が漏れ出ていく。
蟲の残骸とミミズの死骸と生き残りとが、手の中に残る。
糞便の外側を覆うドロドロした粘液は、カメムシザーメン汁の名残だろう。

しばらくの間、粘土遊びの要領で糞山の一部を捏ねて、そして、ひとすくい捏ねた糞便を手に盛る。

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「カカオ、それじゃあ、鍋の前で座って、ああ、腰は浮かして蹲踞みたいな感じにしてね。
 んで、足は開いて可愛いおまんこはちゃんと見えるようにねー」


クリムはそんな指示をしながら、手に盛った糞便を、カカオの乳房に擦り付けた。
カカオは両手を頭の後ろに組んで、胸を張るように身体を反らせる。


「さすが、わかってるなぁー、カカオは♪
 だから好きなんだけどねぃ♪」


歌うように声を弾ませながら、クリムはカカオの胸を糞便ごと愛撫していく。
蟲の残骸と馬のザーメンがたっぷりと含まれたそれを、たっぷり目に塗り施していく。
それを両方の乳房に施したところで、一旦手を止めて、巫女を一人呼び寄せる。
その巫女に服を脱ぐように言いながら、クリムは鍋の底あたりを手で探る。


「アンタの仕事は、これを双頭ディルドー代わりにカカオのケツ穴を犯すこと、いいね?」


そう言って、先ほどの黒色の糞便塊を手渡す。
蟲の残骸に糞便が固まって、かなりの長さで成形されているそれは、確かにそういう用途で使えなくも無いだろう。
そして、この場にいる以上、クリムのことに逆らえる者は居ないし、逆らおうとする者も居ない。
その巫女は、まず、カカオの後ろに回って、肛門に黒色糞便塊を突き刺した。


「ひぁぁっっ……!! うぁ、ぁん……っ!!」


ぶじゅっ、という音と共に、糞便塊が突き刺さる。
そして、巫女が股を尻の下に差し入れるように持っていって、指で糞便塊の先端を握りながら、自分の秘所に導いていく。
お互いの挿入が済んだところで、巫女がピストン運動を開始する。
やがて、パンパンという肉同士がぶつかる音が響いていく。


「んふふぅ……♪
 どぉ? 自分でしたうんちで犯されるのは?」


「あぁぁ……っ、あ、あ、あぅっ……!!
 ん、太くて、い、あ、いい、っ、んふぁ……!!」


カカオは堪らず声を上げ、腰をくねらせ始める。
湿った水音が接合部から響き、極太のそれがお互いの膣と肛門を蹂躙していく。