【うpろだ】専用スレのないSS その3【代わり】

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211(5/6):2013/10/28(月) 19:27:02.72 ID:WZYMHkl6
よく考えてみれば、今日、しない方がおかしい。
ろくに家で寝ることも出来なかった時期と併せて、一週間はそういうチャンスはなかった。
それに明日からは伏見の実家に泊まる。姉夫婦の息子が走り回る家ではさすがに難しいだろう。

それに、優佳は分からないが、少なくとも伏見は「溜まって」いる。
出張先でも決して時間があるわけではなかった。
いかがわしい場所で欲望を発散するようなことは、断じてない。
優佳も、それをよく知っている。

「んん、っ、ふぁ、…んぅ……ちゅ……る……」

誘うようにわずかに開かれた唇がたまらなく魅力的で、自分の唇を合わせた。
熱い吐息を感じながら舌をゆっくりと差し入れると、優佳もおずおずと応えてくる。
空いた手をお互いに探り合って、深く絡ませる。

女に求められて、嬉しくならない男などいない。
それでも、この外堀から何重にも埋め尽くすような求め方はどうだ。

きっとこれは、優佳なりのサイン、そして愛情表現なのだろう。
このくらいの不自然さに、伏見が気付かないはずはないのだから。
求められていることに伏見が気付いて、喜ぶことを期待している。
優佳が愛している男は、そうするはずだ。
ならば、応えるしかない。
この女性の傍にいる定めなら。
212夜に出る (6/6):2013/10/28(月) 19:31:36.13 ID:WZYMHkl6
優佳の髪をかき撫でていた右手を離し、太股に指を這わせた。

「……やっ…………ふ、ぅぅっ……」

スカートを反射的に押さえるが、動きは緩慢で、力も弱くすぐ振り払えてしまう。
伏見の指が優しく撫で上げるたびにぴく、と細かく反応する。

疑念が残っている。
優佳のアプローチは、少し、直接的すぎはしないだろうか。
もう少し遠まわしに、それこそ伏見が無意識に動かざるを得ないようなやり方も出来たのではないか。
それとも、これも優佳のアピールか。

繊細な、しかし徐々に目立っていく反応に自らも昂りながら、伏見は少しずつ触れる位置を上げていく。

なぜ、あの物に拘ったのか。
考えていると、伏見の頭の中で光るものがあった。

それがないとできないことが、もう一つあった。

それを、機能させないこと。
正常に機能していると伏見に思わせて、安心させること。

優佳が、それに傷を付けるつもりなら。
あるいは、すでに「準備」は済んでいるのなら。
明日の訪問には、違う重みが加わるかもしれない。

スカートの下に差し入れた手が強ばるのを感じた。
わずかな湿り気と熱を、指先が捕えた。

――了――
213名無しさん@ピンキー:2013/10/28(月) 19:33:59.14 ID:WZYMHkl6
おしまい
タイトル忘れ、連番忘れなど失礼しました
二次難しい
214名無しさん@ピンキー:2013/10/29(火) 13:57:46.01 ID:nN5d0Vuy
乙!
215名無しさん@ピンキー:2013/11/14(木) 06:01:54.43 ID:YMO7srTb
ふむふむ
216コータとマコ:2013/11/19(火) 20:16:21.88 ID:v6umbckE
元ネタ:TVドラマ 海の上の診療所
分類:成人 ♂♀ 純愛 ノーマル エロ
長さ:7〜9レス ぐらい


「ちゃんとして!」
いつもなら、この言葉と同時にスリッパの打撃音が響き、航太が頭をかきながら謝るところなのだが、
今日はかなり違っていた。

だいたいが、今ここは診療船の後部デッキではなく、ホテルのベッドの上であって、
なおかつ航太も眞子も裸だったりするわけで……

そう、はっきり言ってしまえば、二人はエッチの真っ最中だった。


航太が瀬戸内を巡る診療船に着任してから、幾度となくバトルを繰り返しながらも、
いつしか互いの気持ちの起伏さえ寸分の違いもなく読み取れる関係になって、
それが恋に変わるのにさほどの時間はかからなかった。

そして、二人はスリッパを介在させないディープなコンタクトの時間を迎えている。

二人だけで。なかよく。


先ほどの眞子の叱責に、開かれた彼女の両足の間から航太が顔をあげて、
怪訝な顔で眞子の顔を見あげて問う。

「なに?」
217コータとマコ:2013/11/19(火) 20:17:46.36 ID:v6umbckE
眞子は思わず声のするほうを見てしまったが、
自らのささやかなふたつの乳房と陰毛の先に彼の顔があるというシュールな光景に、
あわてて横に視線をそらす。

「だ、だから、へんなことしないで!」
「これのこと?」

そう言うと同時に、舌先で亀裂を下から上になめ上げ、最後にクリトリスをはじくようにした。
彼女の体が大きく跳ね、くぐもった声がした。

「これって、ぜんぜん変なことじゃないと思うんだけど」
「で、でも、恥ずかしいの!!」

「わかった」
そう言うと航太はベッドサイドのテーブルへと向かった。
クラッチバッグから小さなものを出し自らに装着した後、ベッドへと戻る。
四つんばいになり、眞子の横にたどり着くと、そこに寝そべった。

乳房に吸い付きながら、右手を眞子の股間に差し伸べ、両足を開くように促す。
その意図を汲み、眞子は一度は閉じた足をおずおずと開く。
少なくとも恥ずかしさ的には、見られていない分、先ほどよりはマシだった。
右腰に当たってる、ゴムを被ったやたら硬いものの異様な存在感を差し引いても。

そんな眞子の思いなど考慮されることなく、
自由を得た数本の指は、やわらかく形を変える陰唇をかきわけながら進んだあと、
少しぬかるみはじめていた入り口へとすぐにたどりつく。

人差し指がスッとそこに当てられた。

「あっ」
天井まで届く手前で途切れてしまう、眞子の吐息。
218コータとマコ:2013/11/19(火) 20:19:22.07 ID:v6umbckE
時をあけず、それはゆっくりと粘膜の内側へと侵入していく。痛くないように。驚かないように。
節くれのない美しい指が眞子の内部へと徐々に突きたってゆく。ゆるゆると。

一方の眞子は、もたらされる不思議な感覚と恥ずかしさに、ただただ体を硬くし、目を閉じている。

目を開ければ真ん前に彼がいるわけで、いったいどんな顔で見ればいいのかがわからなかったせいだ。
乳房を吸われ、指で大事なところをいじくられてる今の状態はとても言葉に表せないほどの事態なのだから。

痛いといえば痛い。しかし、彼がとても気をつかいながらすすめているのが分かっている。
今は航太に全てを任せるしかない…… 眞子はそう心に決めた。

そのうちに、本人が分かるほどの量の粘液が内部を満たし、
動く指にあわせ卑猥な音を立て始めるようになった。

眞子はかつてないほどの羞恥の中で身の置き場を無くし始めていた

頃合と見たのか、航太は体を離し、彼女の顔を見据える。

「じゃ、いいね?」
それは問いかけではなく宣言だった。
少なくとも、彼女の答えはこの部屋に入ったときから決まっていたのだから。

形式的な問いかけの返事など待つことはせず、航太は腰をすすめる。
押し当てられた彼のものがかすかに彼女の入り口を押し広げる。

痛み。失われるものと得られるもののせめぎあい。愛情。想い。
さまざまな感情と感覚がいちどきに眞子の体に押し寄せ覆い尽くす。

……混乱を解決する方法はたったひとつ。

「航太先生!」
そう言いながら彼女は彼の体にしがみつく。首筋に唇を押し当てながら。
『最愛のひと』にすきまなく体を寄せて。
219コータとマコ:2013/11/19(火) 20:21:51.96 ID:v6umbckE
「きょうのお姫様はやたら可愛い。あと航太先生じゃなくて航太ね?」
からかうような口調に思わず眞子は体を離し目を開けた。
この期に及んでわたしをからかうなんて、どれだけ……

タイミング良く唇を重ねることで航太は眞子の反論を止める。
繋がった粘膜からもたらされる感触に彼女は思わずのめりこんでしまう。
唇が離れても、気づかないほどの状態のまま、彼の声が耳に届いた。

「ほんとうに可愛いんだからしょうがないだろ?」

至近距離でそんな言葉を吐かれ、思わず目を開けると、航太の微笑がそこにあった。
彼女は顔を真っ赤にして絶句する。

「あー たまらん! 無理」

「ごめん。オレやさしくできないかも。ほんとにごめん。ゆるして、眞子ちゃん」

言葉と共に、航太の下半身の一部が、眞子のひだをかきわけて奥へと進む。
一瞬、本能的に胸板を押し返して逃れようとした眞子に対して、
男は動きを止め、彼女の体を包み込むように抱きしめ、耳元で囁いた。

「大丈夫だから。こわくない、こわくない」

その言葉と共に、眞子の体のこわばりがスッと消えた。

二人が見つめあう中、下半身ではゆっくりと奥へ侵入が始まる。
ときおり眞子の表情にピクリと痙攣が走るのは痛みのせい。
それでも二人は互いの瞳の奥へ思いを伝え合っている。

そして全てが埋め尽くされた。すきまもなく。

体をつなげ、思いをつなげ、二人の距離を零にした瞬間。
二人はそれぞれに、押し寄せてくる情動の大きさに驚かされる。

日々の診療現場で医者と看護士として絶妙なタッグを組んでいた二人ではあったが、
こうして、ただの男と女としての関係においても、
これほどまでに幸せな時間を共有できるとは予想していなかった。

そんな相手と、この瀬戸内の海でたまたまめぐり会うということも……

「すごいね」
「うん」

互いの想いが同じであることは、いとも簡単に確認できた。
220コータとマコ:2013/11/19(火) 20:22:34.13 ID:v6umbckE
航太の腰が動き始める。

一度ゆっくり抜いていくと、眞子の陰唇が彼のものに絡むようにまとわりついていく。
まるで引き止めるかのように。

ほとんど抜かれ先端のみ中に有る状態から、反転して押し込むように中へと再び入り込む。
まだ痛むのか、ときおり彼女が体を震わせる。そのたびに航太は動きを止める。

「いいよ、もう大丈夫」
「?」
「だから航太せ……こうたの好きにして」
「お、おう」

許しが出て、男は動きを徐々に早くする。

先ほどまでは痛いだけでなにもわからなかった眞子だったが、
今は、自らの奥の状態がすこしつかめるようになっていた。

そう、今、体の中に突きこまれるものの先端が、眞子の子宮の入り口に当たっている。
ゴムで隔てられていたとしても、その存在感ははっきりとしていて、
そしてそのこと自体が、彼女にとって予想外なことに……うれしい…ことだった。

「眞子! もう、オレ」

コドモ? 航太との子供? 今はまだ早いけど、きっと、

「すごく、いいよ! 眞子! 眞子!」

欲しいよ、航太、二人の、子供!

「いくっ!!」
「航太!」
221コータとマコ:2013/11/19(火) 20:23:30.76 ID:v6umbckE
---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ----

あてにならない男だと思ってた。初めて会ったときから。
彼は、綺麗な女性と出会うたびに恋に落ちて、
「お世話になりました。明日、船を降ります」
と繰り返す、どうしようもないヤツだった。

でも、医療に関する事柄とか人の思いに対しての理解とか、見掛けと全然違ってて、
そんなことに気づいた瞬間に、そう、眞子は彼を受け入れていた。

「さっき、オレがイく直前、なに考えてたの?」
頭をなでながら航太が眞子に問いかける。

「ないしょ」
「うわっ、もう秘密?」
「いいでしょ、女は謎があったほうが」
「そりゃそうだけどね」

「じゃ〜ん。でもわかっちゃうんだなこれが」
「無理ムリ」
「ではお答えしましょう。眞子は『航太との子供が欲しい』って思ってた」
「えっ!?」
「おっと、当たってしまったか〜 いやぁオレって出来すぎなのが唯一の欠点?」

「ど、どうして?」
「かんたん。さっき奥まで入れたときに、眞子の奥のほうで子宮口が降りてきて、
 オレの先端のほうにねちょねちょからんで、おっと、思い出すともう、ウヒッウヒッ」

パカーン!!

「ちゃんとして!」

仁王立ちする眞子のその手には、いつのまにか赤いスリッパが握られていたのだった。

    Fin
222コータとマコ:2013/11/19(火) 20:33:03.05 ID:v6umbckE
と、以上でした。

新スレ立てても、無駄になりそうなのでこちらに落としました。
223名無しさん@ピンキー:2013/11/19(火) 23:16:14.50 ID:gfVr+sxa
おおい、この組合せ、プレスト-リーが読みたいんだが。

瀬戸内に浮かぶ診療船の中でやりかけて失敗するとかそういうシーンをだな。
224名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 12:10:41.19 ID:aLtnTWs0
GJ
225名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 19:50:35.48 ID:mKYRXLl4
避難的保管庫作りました。
http://file3.rdy.jp/matome/surenasi/
以前の場所が4年ほど更新されてないため。

更新はしませんので、ここまでのストックとして捉えてください。
何年かしたら、どなたかが続き分をまとめる…なんてのがいいかも。
226名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 21:24:43.43 ID:saKBDY2t
おっつん
227名無しさん@ピンキー:2013/11/21(木) 15:26:54.76 ID:9dnp+ppj
228名無しさん@ピンキー:2013/12/24(火) 18:50:29.97 ID:sLrOFhBB
ほす
229あけおめ:2014/01/04(土) 05:40:24.71 ID:RvWiVoVq
ファイナルファンタジータクティクスで1レスsenka
凡庸ジョブ娘の話で、FFシリーズスレには投下し辛いのでここに






 よく聞く話だ。50年戦争の終結直後。食いっぱぐれた元兵士の盗賊どもが襲ったのは
町から町を廻る商人隊。町民達が餓えた子供にと、希望のよすがにしている食糧品類奪い
尽くし、男は皆殺し、女は犯し。
 剣(つるぎ)に弓矢、武器もて追い詰めたのは護衛の年若い姉妹が一組。
 姉はモンク、妹は白魔道士。なかなかの器量良しで、絶命の危機に吊上がった姉の瞳と
怯えきって泪を湛えた妹の眼差しの対比が餓狼どもの慾を煽った。
 右目を刀創で失った、如何にも、という風貌の頭目が姉に取引を持ちかける。
「お前がその身を差し出せば、妹だけは俺の部下に手出しはさせまい。
 断るならば、刃を交わし、四肢を断った後に姉妹ともども獣の群れに放り込むまで」
 蒼い顔色で唇を噛み、寸時、思案した姉であったが最初(はな)から答えは決まっていた。
「あたしは… あたしは、どうなってもいい。だから、この子だけは…」
 頭目の口端が嘲弄に歪む。白魔道士のフードを引っ掴み、泣き喚く妹を引き摺りながら
涎を垂らさんばかりの手下どもに無造作極まりなく言い放った。「好きにしろ」
 下卑た呻き声とともに、菓子に群がる蟻のように。一斉に姉に襲いかかる。
 モンクの衣類を、白桃の皮を剥くがごとく、無数の手指が引きはがす。たまらず戦士に
似つかわしくない甲高い悲鳴を上げた彼女を押し倒して、男達はありったけの劣情を哀れ
な女にぶち撒けた。
 子宮と胃袋と直腸と。臓腑に繋がる穴という穴に、孕み汁をたっぷりと注ぎ込まれて。
 順序を待ちきれぬ男もちらほらいて、そんな輩は乳房に肘に膝裏と、ありとあらゆる肉
の柔い部分を己が剛直をしごくのに使い、達した精は彼女の身体に塗りたくった。
 盗賊の中に、元彫り物師がいた。貴族お抱えの業人であったが、戦の影響下で先祖伝来
の職を失い今や明日をも知れぬ流浪人。女モンクの引き締まった肉体を見て、たちの悪い
巫山戯事を思いついた。思いつく限りの卑猥な言葉、猥雑な図柄に涜神的な紋様。生涯消
えぬ刺青を、嘲笑しながら描きこんだ。かつては心身ともに清らかに、技を極めるために
磨かれた美しい身体の隅々にまで。
 まだ刺青が罪人、異端の証に使われていた時代のことである。もし、生きてこの修羅場
から逃げ果せたとしても、二度とは人目に晒せぬ身体にされてしまった。誇り高いモンク
として厳しい修行に耐え、己が肉体を鍛えてあげてきた彼女が…。
 襤褸同然の有り様となり、もはや声も出せぬ姉を手下どもが引き摺り頭目のテントへと
連れていく。
 天幕を開けると妹が、雌犬のように四つ這いで頭目に犯されていた。手縄に口輪、乳首
には銀の金具が突き刺さり、頭目の陽物が菊門を出入りするたびに、張形を咥えこんだ妹
の前孔は愛液をぷしゅ、ぷしゅ、と噴き出していた。
 愕然とする姉の前で頭目が一物を引き抜くと、身を犠牲にして自分を救おうとした家族
の眼前で、媚薬に狂った妹は嬌声を発しながら自慰を始めた。
「約定どおりに、手出しはさせなんだぞ。部下達にはな」
 皮肉の籠もった物言いは毀れた姉の心には届かなんだ。
 よく聞く話だ。ありふれた話。哀れな姉妹の行く末も、これまた珍しくも無い結末で…。
230名無しさん@ピンキー:2014/01/04(土) 15:48:44.03 ID:kQowrq2c
231名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 01:29:56.05 ID:30g2rmgH
短編 ティファの戦い

「ほひー!いいお尻!」
コルネオは太い、節くれだった指でパンティの上からティファの尻をムニムニと揉みしだいた。
「(アッ!この変態!金縛りが解けたらコイツのタマタマ潰してあげようかな。これくらいの低レベルの魔法、気合で無効化できるはず・・・)」
しかし、ティファにかけられた魔法は思いのほか強力なもので、ティファの思い通りに無効化できるものではなかった。
「ほひー柔らかいお尻ちゃん!お尻の形、感触サイコー!すごく興奮してきた!顔、うずめちゃお!」
コルネオはの純白のパンティに包まれたティファの尻の割れ目に顔をうずめ、さかりのついた豚のように匂いを嗅ぎ始めた。
「フガフガ クンカクンカ ほひーほひー! パンティをフィルターにして味わうお尻ちゃんの匂いサイコー!」
「(キャァーッ!何をするの!このド変態!ホントに金縛りが解けない!悔しい、いつもの力が出せたらこんなヤツに負けないのに
  このままじゃ、私、汚されちゃう・・・)」
コルネオは顔全体でティファのお尻の感触を味わい、割れ目に差し込んだ鼻をつかい猛烈な勢いでティファの陰部の匂いを吸引している。
「(こうなったら、アレしかない・・・女の操を守るために発動できる裏リミット技・・・あまり使いたくないけどやるっきゃない・・・)」
ブーーーーーッ ブリブリブリッ ブォォォーッ  
「うがっ!ほひー! くさい!」
その瞬間、ティファの金縛りは解け、コルネオは鼻を押さえてベッド下へ転がり落ちた。
「どお?この変態ブタ!私のリミット技『デスピーチエアロ』は?」
パンティ越しとはいえ、ティファのアナルに鼻を密着させていた状態で強力な風圧のオナラがコルネオの鼻腔に注ぎ込まれた。
しかもただのオナラではなく、ティファの魔力によって量と匂いが尋常ではないレベルにまで高められていた。
「よくも私のお尻をもてあそんでくれたわね!許さない!」
ティファは床にのたうち回るコルネオを足で踏みつけ、仰向けになったところでコルネオの顔をまたぎ、馬の鞍にまたがるように
コルネオの顔の上に座り込み尻の割れ目でコルネオの鼻を完全にロックした。
「そんなにお尻が欲しいなら、今からたっぷり味わわせてあげる!」
ブーーーッ ブッブゥ ブゥゥ プスッ スッ スゥゥゥ ブフッ ブバッ ブフゥゥ プゥッ
ブリブリ ブベベッ プスーーーッ ・・・・・
金縛りが解けたティファは魔力全開で腹部に気を集め、最初よりも最悪レベルの量と匂いのオナラをコルネオの鼻腔へと発射し続けた。
「ほひーほひー!くさい!助けて!・・・」
コルネオはボッキしたまま気を失った。
「クスッ 私の勝ちね この技、使う者の羞恥心を守るために受けた者の記憶を消す効果があるの、あなたのタマタマ
 潰さないから、これからは心を入れ替えなさい。それじゃ最後にきついの一発!」
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
232名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 04:01:01.48 ID:xydLddJR
>>231 臭ッ!(笑)…GJ!!
233名無しさん@ピンキー:2014/02/13(木) 07:40:18.72 ID:vqD676Ad
>>231
まさに「魔法は尻から出る」だなw
234名無しさん@ピンキー:2014/02/19(水) 21:16:37.44 ID:1vqP8DAO
425 :枯れた名無しの水平思考:2014/02/19(水) 20:39:49.65 ID:2cqHvzCk0
通報される恐れか……
一応、自分たちが犯罪者だってことは分かってんのね
バレなきゃ良い的な、中国とか韓国の海賊版業者みたいな思想してんのな
235上海夢中料理  1/5:2014/02/22(土) 02:39:35.69 ID:XztRPQr0
 
入社4年目にして、貧乏クジを引いたものだ。
得意先の会長である史沼氏との会食。
それは、中途退社の目安である3年目を乗り越えた社員への、洗礼の儀式である。
偉大なる俺の先輩方は、口を揃えてそう言った。
聞けば、史沼老人は某難関私大の出である事を誇りに思っており、同大学出身の者を贔屓するという。
そしてもし、会食の『犠牲者』が別の大学出身であった場合、史沼氏には苦言を呈される事となる。
態度が悪い、喋りがつまらない、食事のマナーが云々……。
それらのクレームを会社が受け止め、恩を売る形で『犠牲者』を萎縮させる。
そうしてこの会社は、某大学の出身者を中心として派閥を形成してきたのだそうだ。
大学を出たばかりの頃、俺はその話を信じなかった。
しかし、入社以来3人の『犠牲者』を見てきた今は、もはや信じざるを得ない。
まさか自分がその『犠牲者』になるとは思いもしなかったが。

史沼老人に連れられて中華料理屋に向かう最中も、俺の心は晴れなかった。
俺は件の大学などとは全く無縁の人間。暗黒の未来がすでに見えるというものだ。
そもそも、中華料理屋という時点で色々と勘繰ってしまう。
近年重要な市場である中国への理解度を試そうというのか。
俺が中華料理を食べる様を見て、マナーがなっていない、学習意欲に欠けるとこき下ろすつもりか。
そのような疑惑が頭の中を駆け巡る。

事実、席についてからも史沼老は快い反応を一切示さなかった。
俺の世間話は確かに大したものではなかったかもしれないが、それに対して返事もろくにしない。
ただ仏頂面でこちらを観察しているだけだ。
そうして場の空気が依然として硬いまま、届いた食事を摂る破目になった。
俺が頼んだのは“上海套餐”。
いくつかの上海料理が少量ずつ楽しめ、値段も手ごろというお得なセットだ。
史沼老が頼んだものに合わせたのだから、チョイスに文句を言われる筋合いはない。
となれば、後は食べ方だ。
史沼老は相も変わらず、今ひとつ読みづらい表情で静かにこちらを観察している。
馳走を前にしてその視線に晒される。
それは俺にとって、耐え難かった。
趣味の少ない俺だが、食に関する興味は強い。そこを侵されるのは、たとえ得意先の会長とて度し難い。
この怒りが俺を開き直らせた。
それまで続けていたおべんちゃらを放棄し、目の前の料理に専念する。
もはや相手の評価は考えない。悪くて元々、だ。
236上海夢中料理  2/5:2014/02/22(土) 02:40:17.92 ID:XztRPQr0
 
それなりに高級そうな中華料理店だけあり、セット料理はいかにも美味そうだった。
サラダに麻婆豆腐、シュウマイ2つ、若鳥の唐揚げ。それに白米とワカメスープ。
それらを一瞥した瞬間、俺の頭に直感が走る。
“白米が足りなくなる”、という危惧が。
セットの中で、白米を消費するのは麻婆豆腐、シュウマイ、唐揚げの三種。
シュウマイ2つの消費量はたかが知れているとしても、唐揚げが問題だ。
一瞥して美味いことが判別できる類の、衣も美しい大振りの唐揚げ……それが8個。
俺は、本当に美味いメインディッシュはどうしても白飯を添えて食いたい。
しかし、茶碗一杯の飯では明らかに足りなかった。
唐揚げに一口かぶりつくたび、チマチマと箸の先に白飯を乗せる、とやっても、唐揚げ分だけで飯が消える。
通常であればそれでもいいかもしれないが、問題は残る麻婆豆腐だ。
何しろこの麻婆豆腐、黒い。
赤い色をしているなら、唐辛子系の味として割と普通に食える。
しかし経験上、本場の黒い麻婆豆腐はヤバイ。花椒の舌にビリビリくる辛さは、白米なしには耐えられない。

「すみません、ご飯のお替りできますか」
俺は食事に入る前に、まずそれを店員に確認していた。
中国人らしき店員は、一瞬俺の言葉を頭の中で確認して首を振る。
メニューの白米欄を指し、ツイカ、と呟いた。
どうやらお替り自由ではなく、替わりが欲しければその都度ライスを頼む必要があるらしい。
しかし、背に腹は変えられない。たかだか200円、軽い傷だ。
俺は店員に、ライス追加の予定があり、今から10分ほど後にもう一椀持ってきて欲しい旨を伝えた。
10分後、さりげないが譲れない線だ。
俺の脳内では、すでに料理の攻略がシュミレートされ始めている。
シュウマイを軽く片し、肉厚大振りの極上唐揚げを堪能する時間が約10分。
そこで一杯目の白飯が空になり、すかさず追加の白飯で麻婆豆腐に挑む……これが理想。
あまり早く追加の飯が来て冷めるのはNG。かといって待たされるのも辛いものだ。
メインの一品ごとに、まだ熱い飯をガツガツといきたい。
ちなみに俺は、『三角食べ』が出来ない人間だ。
一品に手をつけると猪突猛進。付け合せの青野菜まで食い切り、皿を空にするまで他には目もくれない。
それが俺の培ってきた食事作法だ。今さら変えられないし、変える気もない。
史沼氏の評価は、いよいよ下がってしまうだろうが。
237上海夢中料理  3/5:2014/02/22(土) 02:41:01.52 ID:XztRPQr0
 
中華料理特有の長い箸を手に取り、いよいよ食事開始だ。
こちらを見つめる史沼老はとりあえず無視し、本能に身を委ねる。
俺の箸はまず、無意識に唐揚げを掴みあげた。
作法としては多分最悪だ。
和食の場合は汁物から手をつけるべきだし、消化吸収を考えるなら、前菜でもあるサラダから行くべきだ。
しかし俺の腹は、あまりにも減りすぎていた。こうなっては、まず唐揚げ以外にはありえない。
澱みない動きで唐揚げを口へと運ぶ。
半ばほどへ歯を立てると、ジュリリ、と衣の割れる音が響いた。耳に心地良い。本当に良質な衣である時の音だ。
衣自体にほのかな醤油めいた風味がついているので、レモンも山椒塩も必要なさそうだ。
衣を愉しみながら、さらに肉の中へと噛み進めると……当然、肉汁が来る。
その瞬間、俺は見えないながらに確信した。この肉汁の色は、澄んだ黄色だと。
前歯の圧迫で飛沫き、舌の上へと拡がる油。
尋常でない快感が、そそそそと細く脳を駆け上っていく。
美味い、これは美味い! あまりの美味さに、舌の柔らかさが増していくのが解る。
味蕾はふつふつと歓喜し、新たな肉汁が伝うたび、舌の先がくるりと巻いてしまう。
極上の肉汁を逃がすまいという反応だろう。
衣には、ジュリ、ジュリと噛める絶妙な湿り具合の部分もあれば、サクサクとした香ばしい部分もちゃんとある。
この衣の多様さこそが本当に良い唐揚げの条件だと、俺は勝手に思っている。
勿論、肉自体も質が良い。
歯で噛むとサクリと抵抗無く切れる柔らかさ、臭みのない肉の味、そしてあふれ出す汁。
牛豚ならともかく、鶏肉にこれ以上の説明なんて必要ないだろう。最高だ。

1つ目の唐揚げを咀嚼しながら、白米を掻きこむ。
当初箸の先にちびちびと乗せて喰うはずだった計画は早くも崩れた。
箸先に乗るギリギリを掬い取ってがばりと喰らう。そうでないと肉の旨みとの調和が取れない。
噛みしめれば、たちまちコメの甘さが唐揚げの味わいを覆い尽くしていった。
飯ひとつを取っても丁寧な焚き方だ。この甘さからいって、たぶん釜炊きだろう。
改めて、細部まで拘った立派な料理屋だ。
白米が美味いのも誤算となり、唐揚げの消費と共に白米もみるみる減っていく。
ここは計画を変更し、いくつかの唐揚げは単体で食すしかない。
コメの甘みと共に味わう機会が減るのは悲しいが、たまに肉本来の旨みを堪能するのも変化がついて良い。
そんな事を考えるうち、茶碗は完全に底を晒す。
唐揚げは残り2個。うち1つを口に含み、付けあわせの野菜も口に放り込んで咀嚼する。
生野菜なぞ嫌いな俺だが、こうすればかろうじて食える。しかし、これを最後に持ってくるのは愚作だ。
唐揚げと併用してもなお残る野菜の青臭さを、残る1つの唐揚げで完全に払拭する。
白米も野菜も気にすることのない、純粋に味わえる肉の旨み。ある種金曜の夜に近しい開放感がある。
238上海夢中料理  4/5:2014/02/22(土) 02:42:10.94 ID:XztRPQr0
 
ついに唐揚げの皿が空になり、膳の中にぽっかりとスペースが空く。
ここまででおよそ4分弱、美味だっただけあって計画より早く平らげてしまっている。
次の白米が来るまではやや猶予がある状態だ。
が、視界を巡らせると誤算に気付く。まだシュウマイもサラダも残っているのだ。
いずれも俺の中でのメインディッシュ足り得ない。麻婆豆腐を堪能した後でこれを食べる状況は御免だった。
仕方なくサラダに手を伸ばす。青臭さを先に取り、シュウマイで口直しする作戦だ。
だが、思ったよりこのサラダは口当たりが軽かった。
上にかかっている中華ドレッシングのせいか、あるいは千切り大根の効果か。
いずれにせよあっさりとサラダを平らげ、シュウマイに移る。
こちらは、まぁ予想通り。肉汁充分、大きさもあって、ただ流石に若干冷めているのが残念だ。
とはいえ、俺の中でシュウマイは唐揚げより優先するものではないので、哀れだが多少の劣化は仕方ない。
期待外れではないので上等だ。

と、ここでタイミング良く白米の2杯目が運ばれてくる。
となれば、いざ麻婆豆腐との対決だ。
ごろごろとした豆腐を真っ赤な唐辛子が縁取り、さらにそれを花椒が覆い隠している。
上に飾られた刻みネギが良いアクセントだ。
皿を手前に引き寄せた時点で、ツンと来る挑戦的な匂いが鼻腔を支配する。
しかし、臆するわけには行かない。
添えられたレンゲで勢い良く豆腐を掬い、口に運ぶ。
レンゲから啜るように食せば、たちまち清涼感が頭をつき抜けた。
そこから後追いでラー油の辛さが舌を炙り、そしてあの舌のビリビリくる辛さが燃え上がる。
たまらず白飯を口に放り込んだ。
コメの甘みが、かろうじて麻婆豆腐の辛さを中和してくれる。
まだ湯気の立っている暖かい飯だと、余計に甘さが感じられて助かるものだ。
辛い、本当に辛い。
しかし……本格的な麻婆豆腐なのは疑う余地も無かった。
そして本格的な麻婆豆腐の悪い点は、非常に中毒性が高いことだ。
舌の痺れが、いつのまにか次なる快感を待ちわびる疼きへと変化している。
唾液が舌の上から止まらず、自然と指が動いてしまう。
239上海夢中料理  5/5:2014/02/22(土) 02:43:00.99 ID:XztRPQr0
 
2口、3口、4口5口6口……。
豆腐の口当たりの良さも手伝い、中毒になったように次々と手が動く。
食べ進めるほどに、辛さにも慣れてしまうのが凄い。
飯も凄まじい勢いで減っていき、ちょうど麻婆豆腐との共倒れという形で空になった。
ふぅーと長い息を吐く。
痺れた舌を細い空気が通っていき、むず痒い。
額にびっしりと汗を掻いている中、視界は唯一残るワカメスープを捉えていた。
この辛さに対する口直しにはもってこいだ。
俺はやはりレンゲを使い、ワカメを救い上げて口に含んだ。
痺れた舌へ湿布のように張り付かせ、スープを染み渡らせてから飲み込む。
とろりと蕩けたワカメが喉を通る感触は最高だ。
それを数度繰り返した後に、ほどよく冷めたスープを一気に飲み干す。
最後の最後でまた胡椒の味が多少したとはいえ、良い口直しだ。

また、息を吐く。今度はさっきよりも長く。
視界にはもう何も食い物は映らない。ただ白い皿と黒い茶碗が並んでいるばかりだ。
そして、ここで初めて俺は気がついた。
正面にいる史沼老が、呆けた様な表情でこちらを凝視している事に。
さすがに無視が過ぎただろうか。反応が悪くとも、もっと丁寧に接待するべきだったかもしれない。
これは最悪、左遷もありうるかもな。
俺は食後の心地良い気だるさに包まれながら、ぼんやりそう考えていた。

数日後。
史沼氏の俺に関する評価が、会社へと伝えられた。
それをさらに知らされた俺は、なにやら妙な気持ちが今も抜けずにいる。
だって、仕方ないだろう。
『じつに素晴らしい喰いっぷりだった』
毒舌で知られるあの史沼氏が、ただ一言、そう伝えたきりだったというんだから。



                     終わり
240名無しさん@ピンキー:2014/02/22(土) 12:21:00.71 ID:hV6Ar9CI
興奮した(食欲的な意味で)
241名無しさん@ピンキー:2014/02/22(土) 16:23:04.16 ID:mtjmeHod
おいこらww夕食のメニューが決まってから見たのが悪いんだが
中華が喰いたくなったじゃないかww
242名無しさん@ピンキー:2014/02/24(月) 20:42:47.50 ID:nnnuCgFR
美味そうな飯の話第三段ktkr
全部同じ人なのかな…本にして売ってほしいわw
243名無しさん@ピンキー:2014/03/31(月) 07:15:05.91 ID:C6Q0heOE
244名無しさん@ピンキー:2014/03/31(月) 19:55:41.36 ID:Be1YEts3
245名無しさん@ピンキー:2014/04/02(水) 18:47:12.91 ID:9DwKfGL6
age
246乙男 春 01:2014/04/15(火) 22:06:42.78 ID:SOkU9sBq
注:TVドラマ準拠

「都塚さん、じゃなくて、りょ、りょうさん」
「はい。なんですか飛鳥さん?」
「あの、その、手に持ってる大きな荷物はいったい……」
「あ、これですか? これは『お泊りセット』です」
「お、お泊り?」
「はい」

正宗家の玄関。居るのはいつもの二人。
出迎える飛鳥の顔は真っ赤になってるが、訪れたりょうのほうは至ってふつうだ。
ありえないほど普段どおり。微笑みさえ浮かべている。

大学の卒業式の翌日、飛鳥の家に彼女が遊びに来ること、
そして二人で料理を作ること、それらは前からの約束だった。
なつかしい銀ワンのてっぺんハンバーグと苺のショートケーキを作る準備は今朝のうちに整えられている。

ちなみに最近、彼女の作るケーキは、巨神兵でも王蟲でもなくなっていて、
美しさはともかくケーキと認識できるレベルになっている。

いや問題はそんなことじゃなくて。

都塚さん…… 意味、わかって言ってるんだろうか。
お泊りっていうのは……こう、男と女が、同じ布団で夜を迎えて、そ、それで……
飛鳥の妄想はふくらみ続ける。

「飛鳥さん、熱でもあるんですか?」
言葉と同時に、りょうはのびあがって手のひらを押し当ててくる。

そのために顔から火が吹き出そうになった飛鳥はぎりぎりのところでなんとか体勢を立て直し、
彼女に家にあがってもらうことで事態を収拾した。

---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ----

飛鳥とりょうが出会ってから、既に六年近くの月日が経っていた。
別々の大学に進学はしたものの、お互いへの思いは全く変わることがなかった。

卒業後の進路は二人とも早い段階で決めていた。
りょうは4月から警察学校に進み、秋には巡査デビューする予定で、
一方の飛鳥は母の会社に入って営業部に所属することになっている。

しかし、肝心の二人の仲は高校の頃から全く先へと進展することなく、
いまどき貴重な標本として博物館に寄贈できそうなほど、清く正しい交際のままだった。
247乙男 春 02:2014/04/15(火) 22:08:02.01 ID:SOkU9sBq
「ヨイショ!」
ドン!

応接室の床が立てた音からすると、彼女が片手で軽く持ってた荷物は結構な重さがあったらしい。

「どうぞ、紅茶です」
飛鳥は動揺を悟られぬよう、おだやかな口調でアールグレイティーを勧めた。

「いただきます。あぁ〜 いい香り〜 飛鳥さんの入れてくれる紅茶、最高です」
飛鳥も同じく紅茶を口にしたが、その目はついつい荷物のほうへ……
日課の筋肉トレーニング用の機材でも入ってるだろうか…

「あ、実はきのう、小針田センパイと偶然お会いして、いろいろとお話しをうかがったのですが」
あわてて彼女のほうを見る飛鳥。

「そうですか。先輩、お元気でしたか?」
「えぇ、あいかわらず素敵な方ですね。女性としても人間としても」

「そういえば、そのとき、多武峰さんも一緒でした」
「えっ? 多武峰が? 二人はつきあっているのですか?」
「つきあってる……というのでしょうか、あれは。ちょっと不思議な距離感でしたけど」

「不思議な? あぁ、あぁ、…なんとなくわかる気がします」

『おまえを美しい蝶にかえてやろう… オレのすべての力を使って……』
『どうしてもとおっしゃるのでしたら、ずっとメイクモデルになってさしあげてもよくてよ…
 わたくし、心は広いのです』

多分、そんな、かみあってるのか、かみ合ってないのか、いまひとつ不明な会話が、
あの頃と同様に交わされているのだろうと、飛鳥は推測した。

「それで」
「?」

「今日、飛鳥さんの家に行くのですが、母様が急に出張なさることになって、
 それでもお邪魔していいものかどうか、聞いてみたんです」

「それで、この」

「えぇ。問題はないけど、20歳を過ぎた女子が彼氏の家に行くなら、
 お泊りセットを持っていくのが常識だと。わたし、そういうこと、うとくて」

……いったい、なにを教えてるんですか、小針田先輩。基本的に間違ってはいませんが、それにしても。

飛鳥は胸のうちで大きくため息をついた。
248乙男 春 03:2014/04/15(火) 22:08:44.63 ID:SOkU9sBq
「大事なのは、綺麗な下着とか、歯ブラシとか」
「……」

「あと、エプロンが重要なんだそうです。私、使い慣れた割烹着があるからそれで、
 って言ったら、エプロンじゃなきゃダメだとか。わけを聞いたら、男のロマンだというばかりで」

小針田先輩…… それに多武峰も……
飛鳥は虚空を見上げる。

「あ、やっぱり、赤の他人である私が、お母様が居ないのに泊まったりすること自体が」
「いえ、とんでもありません。だいたい、りょ、りょうさんは、赤の他人じゃなくてぼくの『彼女』ですし」

つい飛鳥が口走った科白に、時間が歩みを止める。紅茶のカップを持ったまま固まる二人。
10秒後、再起動した飛鳥が言葉をつなげた。

「だから何の問題も」

いや、問題といえば問題が……

「残念ねぇ、久しぶりに都塚さんに会えると思ったのに。よろしく伝えてね」
「はい。それより母さん、急がないと飛行機に遅れるから」
「はいはい。あと、くれぐれも、飛鳥? 女の子には、 や さ し く ね?」
「なっ、なにを」
「二人で素敵な思い出つくってね〜 女の子にとって一生に一回のイベントなんだから」

わが母親ながらなんてことを。しかしそれをそのまま話すわけにも……

「つもる話もあるだろうから、泊まってもらってゆっくりお話ししたら?
 って、そのように母から言われてますし」
「そうですか。じゃ、遠慮なく」

多分都塚さんは、文字通り、夜通し僕と『話』をする気なのだろうと、飛鳥は確信した。

男としてつらい夜になりそうな予感がする……

---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ----

夜七時。今二人は懐かしい「てっぺんハンバーグ」を食べている。

多少の紆余曲折はあったが致命的な問題となったわけではない。

りょうがひっかけた小麦粉入りのボールが飛鳥の頭にヘルメットのように着地して、
罰ゲーム状態になったりとか、タマネギのカットが大きすぎて、
歯ごたえがありすぎる味になったりとか、せいぜいその程度のことだ。

ちなみに、3時に食べたケーキは、姿かたちを除けば、とてもいい仕上がりだったことを付け加えておこう。

ともかく、二人は今、ちょっと大人っぽくワインなんか傾けながら、なつかしい味に舌鼓を打っている。
249乙男 春 04:2014/04/15(火) 22:12:05.67 ID:SOkU9sBq
ほどなく話題は遥か昔へとさかのぼる。彼女の口は、こころなしか饒舌になりつつあった。

「剣道場で戦うわけにはいかなかった飛鳥さんが可愛くて、
 あのとき、本当に守ってあげたくなったんですよね」

うぅ……

「でも、今もわからないのですが、あの教会に飛鳥さんを閉じ込めたのはどんな組織だったのでしょう……」

ぶほっ! 橘の奴がいい加減な設定をしたもんだから辻褄のあわせようがない!
いや、感謝はしてるけど、うん。それにしても悪の組織って。

のんびりとした食事のあと、二人で食後の片づけをしていると、お風呂の沸いたしらせが部屋に響いた。
どうしても固辞するりょうに負けて飛鳥が先に入ることになる。

(はぁ〜 夜は長くなりそうだ。男の欲望をわかってくれなんて、あの人には言えないし)

飛鳥は湯船につかりながら天井を見上げる。

(でも、エプロンって……)

飛鳥の脳内で、エプロン『だけ』を身に着けたりょうの姿が再生された。
胸は隠されているが、引き締まったお尻がぽこんと飛び出していて、
彼女が恥ずかしそうに飛鳥を見ている……

グハッ!!

そのあまりのエロさに、飛鳥は衝撃を受ける。
と、同時に、自らの煩悩の深さに限りないやりきれなさを覚えた。

「ア〜〜〜〜ッ!」
身のよりどころすら無くして思わず絶叫する。

タタタタッ、ガラッ!

「大丈夫ですか、飛鳥さん? なにがあったんですか?!」
りょうがバスルームのガラス戸をあけて、中を覗き込んでいる。
視線をあちこちにめぐらせ、怖い顔で策敵中だ。

「あ、いや、ただ、大声出してみたくなったんで、すみません」
「そうですか。それなら安心しました。失礼します」

彼女は裸の男性がそこにいることなんか気にもかけていなかった。
あいかわらずだよな〜などと思いながら体を洗う。
風呂から出てパジャマを着てリビングに戻った。

「お風呂どうぞ。あ、そうだ。もう、りょうさんも、パジャマにして下さい。
 誰もいないし、二人でパジャマパーティー風にあとの時間は過ごしましょう」

「それ、いいですね。なんか、高校生の頃に戻った感じで」
250乙男 春 05:2014/04/15(火) 22:20:50.46 ID:SOkU9sBq
「飛鳥さん、これはちょっと恥ずかしいかもしれません」
彼女の声がやたら控えめだった。不審に思いながら振り向いた飛鳥は、鼻血を噴き出しそうになった。

お風呂上り、部屋の入り口にたたずむりょうが身に着けているのは、
やたら薄い素材でできた可愛らしいベビードールだった。

乙男である飛鳥はそのようなものがこの世に存在することを知ってはいたが、
それを愛する彼女が着て目の前に立っている状況などというものは全くの想定外だった。
見れば、胸の先端がしっかりと布越しに立体感を主張し、ピンク色の乳輪も透けて見えていた。

そう、彼女はブラをつけていない!

「これ、小針田先輩がプレゼントだと言って買ってくれたんですけど、
 どんなものか見せてくれなかったんですよね。
 で、着る時まで絶対開けるなって命令されてて」

飛鳥の視線を胸に感じて、彼女は両腕で胸をおおう。

「で、今、あけたら説明書があって、こんな薄っぺらだし、上のほうは下着つけちゃダメだ、
 って書いてあったんでその通りにしたんですが、なんか全然落ち着かなくて」

飛鳥はもう、その言葉を最後まで聞いてはいなかった。
ふらふらと引きよせられるように彼女のもとへと向かう。

そのままぎゅっと抱きしめる。最初は驚いたりょうだったが、おずおずと飛鳥の腰に両手をまわす。

「りょうさん」
「飛鳥さん」

呼び合った二人は、互いの瞳をみつめあう。
唇を重ねたあと、再び強く抱き合う。

少しの時間の経過後に、彼女の耳元に飛鳥が囁いた。

「りょうさん、僕はもう我慢できない!」

その言葉を告げると同時に両手でりょうを抱き上げた飛鳥は、お姫様抱っこのまま寝室へと向かった。

ゆっくりと、まるで壊れ物を扱うかのようにベッドにりょうを下ろす飛鳥。
いったいなにが起きているのか全く理解できないまま、
ベッドの上に座ったままのりょうはじっと彼氏を見つめる。
251乙男 春 06:2014/04/15(火) 22:28:05.95 ID:SOkU9sBq
ここは飛鳥から一歩踏み出すしかなかった。

「りょうさん」
「はい!」
「俺はこれからあなたを抱きます」
「?」
「あなたを襲います。女性であるあなたを、男として。欲望を持って。
 覚悟して下さい。女性にとってはかなり痛いものだと聞いてます」

ポカンとしてる彼女の表情に、やはり、と飛鳥は思った。
あんなきわどいベビードールが男にどんな効果をもたらすか、
どんな事態を招くか、これから何が起ころうとしているのか、
そんなことなど全然わかっちゃいない。

しかしそれも彼女らしいと言えば彼女らしいわけで……

「……!」

りょうの表情が驚愕へとかわる。

「あ、飛鳥さん。もしかしてそれは、男女の、その」
「そうです。その通りです」

よかった。めしべとおしべの話から始めるのかと思って、正直気が重かった……

「でも、私達はまだ」
「まだ?」
「その、夫婦になることが決まったとかそういう」

うわっ、そこなのか!
もしかしたらと思ったが……都塚家の教育方針をやはり侮ってはいけなかった……

気を取り直した飛鳥はすぐに次のステップへと進む。

「じゃ、今、それを決めましょう。というより、俺は高校の卒業時点で決めていたんですけどね。
 りょうさんと結婚するんだ、って」
「え? え?」
「なので、いま、返事下さい。俺と、俺と結婚してくれますよね?」

「……………………………………… はい!!!」

すごい笑顔だった。うれしそうで、幸せそうで。
252乙男 春 07:2014/04/15(火) 22:29:44.50 ID:SOkU9sBq
ゆっくりと飛鳥はベッドに登る。
彼女の後ろにまわり両腕ごと抱きしめ、首筋にくちづける。
りょうがくすぐったそうに首をすくめるが、かまわず続ける。

右の首、そして左。ついばむように。いとおしむように。
徐々に彼女の口から出る吐息が悩ましさを帯びてくる。

飛鳥の両手がいましめを解くと同時に、その両手が左右の乳房の上に置かれた。
彼女の体がビクッと震える。生まれて初めて男に触れられて。

ベビードール越しに、円を描くように飛鳥のてのひらが乳房を揉む。
未熟ながらもそれなりに押し寄せる快感の中、首がのけぞる。
無防備となった胸元のリボンに飛鳥の手がかかった。

シュッ!
蝶結びがほどけると、ふわりと生地が左右に開き、
白く柔らかなふくらみが半分くらいまで見えるようになる。

「脱がせますよ」
そう言いながら、ひざもとの生地をつかむ。
意図を理解した彼女が腰を浮かせると、そのまま一気に持ち上げる。
脱がせたベビードールをベッドサイドに投げた。
視線はりょうのカラダから一瞬も外されたりはしない。

飛鳥は思った。
彼女はとてつもなく美しい女だと。
決して胸は大きいほうではないが整った形で、なによりすべてが真っ白で。
鍛え上げた体のはずなのに、女性としての曲線も十分に兼ね備えて。

飛鳥はたまらず、自分のパジャマを脱ぎ捨て、一気にりょうにのしかかる。

唇を重ね、せわしなく全身にキスの雨を降らす。
すべての曲線に両手を這わせ、愛撫する。
乳首を唇で吸う。

全身からもたらされる快感にとまどい、彼女は身をこわばらせている。

「こわくないから。楽にして。俺に全部任せて?」
「は、はい」
「深呼吸して」
「す〜っ、は〜っ」

大仰な深呼吸で緊張がそれなりにほどけたところで、飛鳥は下半身の中心へとターゲットを移す。
253乙男 春 08:2014/04/15(火) 22:51:01.18 ID:SOkU9sBq
下着越しに触れた瞬間、反射的に両の手が伸びその飛鳥の手首をつかむ。
もう一方の手で飛鳥はその手をゆっくりとほどかせる。

飛鳥の右の手のひらが彼女の大切な部分を下着越しに覆い、
一方で唇は右の乳房をついばんでいる。
生まれて初めての刺激と羞恥の中、彼女の両手は所在無く飛鳥の肩をつかんでいた。

体の位置を下にずらし、飛鳥はりょうの最後の下着の両側に手をかけている。
ぎごちない動きとともに彼女が腰を浮かす。
下着が脱がされ、彼女のカラダを覆うものは、もうなにもない。

凄い勢いでトランクスを脱ぎ捨てた飛鳥は、ベッドサイドの引き出しからコンドームを取り出す。

ベッドに戻り座り込んで、封を切った。

「コンドーム、つけますから、安心して下さい」
「なんか、お手伝いしたほうがよければ」
起き上がろうとする彼女を片手でおしとどめる。

「いや、大丈夫です。こっち向かないほうがいい。
 女性からしたら、男のこれってグロテスクかも知れませんし」

「そんなことはありません! 飛鳥さんの体も心も、全部素敵です!!」

無垢な乙女の告白は破壊力抜群で、飛鳥はハートを打ち抜かれたまま、少しの間、固まっていた。

その間に近寄っていた彼女はコンドームを被ったものをしげしげと見ている。
ピクリピクリと脈打つそれは、彼女の好奇心をいたく刺激した。

「うわっ、な、何をしてるんですか!?」

「こうなってるんですか〜 これで、気持ちよくなったり、子供を作ったり、
 いろいろとするんですね」
「ま、まぁ、そうですけど」
「わたしは、ちゃんと知っておきたいんです、飛鳥さんのすべてを」

どんだけ真面目なんだか。

「はい、じゃ、見学会は終わりです」

このままじゃ埒があかないと見た飛鳥は、
不満そうな彼女を横たえ、唇を重ねながら両足の間に腰を入れる。
固くなった先端が、ちょうど、りょうの股間にあたっている。
254乙男 春 09:2014/04/15(火) 22:52:05.42 ID:SOkU9sBq
さすがに位置関係がわかりにくいので、飛鳥は一度膝立ちになってみた。
自由になった手で彼女のひだを開いてみると、ぬるりと粘液があふれた。
指で中を探ってみると、下のほうにそれらしき穴が……

「ここ…ですかね?」
「わかりません」
彼女は両手で顔を覆って答える。恥ずかしさ満開で。
しょうがない。多分これで合ってるはずだし。飛鳥は決断した。

ゆっくりと押し込むと、「あ」と彼女の口から声が漏れた。
「大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です、思ったほど痛くありません」

抵抗はあったが、ゆっくりと挿入してるうちに、奥まで到達した。

「全部入ったんですか?」
「えぇ、多分」

「よかった」と笑顔を見せる彼女に、飛鳥もまた安堵した。

あふれる思いとともに唇を重ねる。むさぼるように吸い、たまらず舌を押し入れる。
おずおずとされるがままだった彼女も、そのうち自ら舌をからめるようになり、
頃合と見た飛鳥は腰をゆっくりと前後に動かし始める。

りょうは両手で彼の二の腕をつかんでいる。
華奢な口元からは、吐息がなまめかしく連続で放たれ、
そんな色っぽい喘ぎ声にせかされるように、飛鳥は一気に頂上へと駆け上って行く。

転校をする前に、剣道の試合を申し込んで来るような、そんな彼女が、
こうやって、男と女として、飛鳥と交わっている。

そんな感慨を吹き飛ばすかのように射精衝動が、一気に飛鳥に襲い掛かった。

「りょうさん!」

叫びにも近い言葉のあと、彼女の膣内で断続的に射精が繰り返された。
全ての欲望が吐き出され、飛鳥はぐったりと彼女の肩に覆いかぶさる。

彼女の両手がそんな彼の髪を撫でる。

飛鳥さん、かわいいです……
りょうが小さくつぶやいたが、既に飛鳥は満ち足りた夢の世界に旅立っていた。
255乙男 春 10:2014/04/15(火) 22:56:07.31 ID:SOkU9sBq
---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ----

目覚めとともに、とてもいい香りがした。
これは…コーヒーの匂い?

ふと見れば、隣にいるはずの彼女がいない。
飛鳥はベッドから起き上がりパジャマを着てダイニングに向かう。

テーブルの上には朝食の用意が整いつつあった。
目玉焼き、トースト、そしてコーヒーカップ。

「もうすぐ出来ますから」
そう言いつつ、キッチンから彼女が出て来た。

その姿は……

エプロン『だけ』を身に着けていた。想像したとおりに真っ白なお尻が…

一秒後、鼻血を止めるためにティッシュを探す飛鳥がいた。

Fin
256名無しさん@ピンキー:2014/04/16(水) 09:57:27.35 ID:S9iejrI8
投下おつ!
257名無しさん@ピンキー:2014/04/16(水) 23:53:51.01 ID:vpESOrrZ
オチまでもGJ
258名無しさん@ピンキー:2014/04/19(土) 21:18:07.75 ID:Fd8qTMJ9
原作:黒子のバスケ
分類:高校生 人男×獣♀ 獣姦
内容:「キセキの世代」の皆さんがパズドラのアメジストカーバンクル(♀)を犯す話です。黒子いない。「生意気な○○をシめてやるッ!」の改変。
259名無しさん@ピンキー:2014/05/24(土) 08:50:52.24 ID:Lk51Gh84
上げ
260原けんじ
http://kie.nu/1Xx-

http://imepic.jp/20140520/511830
http://imepic.jp/20140520/512270

原けんじ とは、
ken (iwgp19) on Twitter
The latest from ken (@iwgp19).
http://twitter.com/iwgp19
である。
IT業界→歯科技工士
プロレスラーの肉体美を愛し、真っ赤な褌を意のままに操る。
平塚工業高校卒業後に当時の彼氏を追って渡米
神奈川県出身・California州 Irvine GayHouse在住.
原タダユキは兄にあたる。