いつの間にか容量オーバーしてたので立てたけど
スレタイこれでよかった?
3 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 16:02:27.83 ID:wTt/vIn6
乙
乙であります
「這え」
誰かが命じた。
四つん這いになったシルヴィアはバックから貫かれた。
別の男が顔の前に腰を突き出してきた。
シルヴィアは男のものを口に含み口唇性交を始めた。
男たちは自由自在に体位を変えてシルヴィアを責めた。
好き放題に犯され、連続絶頂の快楽地獄によがり狂いながら、シルヴィアは哭いた。
−ああ、男根さま、たくさんのコックさま、子宮が、子宮がとろけます、精液を、精液さまを体中に、お願いでございます−
『全機エンジン始動用意!甲板作業員はプロペラ圏外へ退避!』
拡声器ががなり、進み出た発艦係の合図で22機の戦闘機のエンジンに一斉に火が入った。
機首の両側に並んだ十二個の排気口から竜の毒息のような青い炎が、続いて不完全燃焼の薄黒い煙が噴き出した。
陽は水平線の向こうに顔を覗かせたばかりだった。
空母は船団を離れ、風に正対するため大きく転舵する。
機内タンクを満タンにし、容量150ガロンの増槽を吊るしたP−40の重量は9700ポンドに達する。
重い戦闘機を短い飛行甲板から飛ばすため、早朝の濃密な空気のなか、レンジャーは蒸気タービンの圧力をあげ、必要な合成風力を得るため全速航行に入る。
いまや22機の戦闘機はエンジンを全開にして、荒々しいピストンとプロペラの交響曲を奏でていた。
合計28,600馬力が生み出す暴風が甲板上を荒れ狂い、14,500トンの航空母艦を震動させる。
砂漠迷彩を施された戦闘機の一群が出撃を待つ姿はじつに禍禍しく、それでいてどこか神話的だった。
一番機に乗り込んだシルヴィアは落ち着き払って発艦の合図を待っている。
夜明け近くまで続いた狂宴の余韻はまだ体の芯で燻っていたが、表面上は完璧にいつもの冷徹さを取り戻している。
艦橋の脇で見送りに並ぶ海軍の戦闘機乗りたちは激しく消耗し、ブードゥーの秘術で甦った死体のような有様だった。
飛行甲板に仁王立ちした発艦係がチェッカーフラッグを打ち振る。
ブレーキを解除した戦闘機は鞭を入れられた競走馬のように飛び出し、猛然と加速しながら甲板の先に広がる地中海に向かって突進していく。
22機の戦闘機はレンジャーの飛行甲板の後ろ半分に隙間無く並べられていて、一番最初に発艦するシルヴィアの滑走距離は全長769フィートの航空母艦の約半分しかない。
車輪が甲板を離れた瞬間、ぐっと降下して空母の艦首から姿を消した戦闘機は息詰まる数瞬ののち、昇る朝日とともに爆音高らかに上昇していく。
空母の周囲を旋回していた69中隊は、最後の一機が合流するのを待って南南西に進路を取った。
定速巡航中のP−40は、トリムタブを適正にセットしておけば操縦桿の保持にほとんど力を要しない。
シルヴィアは次第に近づいてくる赤茶けた大地を凝視し、戦いへの暗い渇望からひとり静かに股座を濡らすのだった。
ttp://tapo.xii.jp/ascii2d/src/1318733501121.jpg
1乙
前スレまたいでのこの投下何?
なんかの転載?
8 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 21:43:24.12 ID:gwN2H6iO
9 :
1:2011/10/20(木) 03:46:16.96 ID:dDY5wN4k
保管庫入れ忘れた俺は銃殺刑
♀分隊長<<スタンバイ!スタンバイ!動くぞ!>>
♂射撃班長<<アルファ>>
♀射撃班長<<ブラヴォー>>
♀分隊長<<あ、
>>1乙>>
12 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 19:15:14.22 ID:UfFcvwBA
即死回避age
13 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 01:07:23.53 ID:2mLi+4X9
死守
女オートマチックライフルマン「銃と弾薬の重さでしんどいし・・・股ずれとかで死ぬる・・・!」
女グレネーダー「ぶつぶつうっさいわね・・・私だって皆と違って重いのよ」
女オートマチックライフルマン「あんたと一緒にしないでよ、その程度の装備でゆとり乙」
男小班長「無駄口はますます疲れるだけだぞー」
女オートマチックライフルマン「んもうっ!後で班長にストレス発散とかさせてもらうんだから」
女分隊長「なっ・・・!?」
女小班長「!?」
女グレネーダー「!?」
女ライフルマン「?」
みたいな、女率高しの、とあるライフル分隊の日常(訓練)風景
15 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 12:08:00.45 ID:vS5qMJuK
演習中、山中の“敵前線拠点”4F
三曹(二人きりだな・・・・・・ようやくチャンスが訪れたッ!!)
人質「あの、三曹・・・・・・」
三曹「一士、『お姉ちゃん』と呼んでくれないか?」
人質「お、お姉ちゃん?それより、通信所からの連絡によると敵戦力はまだ沢みたいですね。」
三曹「そうか、定時連絡までゆっくりするか」(やばい、萌える。沢か、二日はこの状況だな。)
人質「三曹・・・・・・お姉ちゃん、目が怖いって!!ってなんで脱ぎ始めているんですか!!」
その頃、通信施設では
小隊長「人質役とショタコン二人きりにしたのは不味かったかもしれんな」
曹長「いくら童顔、小柄でも、20歳超えてますよ?」
小隊長「あいつは年下好きでかつ、弟のように扱ってただろう」
演習時の情景
hosyu
17 :
武装司偵が行く(1):2011/11/06(日) 22:11:03.16 ID:l7iGHoS0
昭和十九年冬の日本本土某所
「B29の編隊が北上中!第十一飛行師団の戦闘機隊は出撃せよ!」
日本本土の中京地区へB29が大挙して押し寄せようとしていた。
迎え撃つ日本軍戦闘機は液冷エンジンの三式戦闘機飛燕や大東亜決戦機と呼ばれた四式戦闘機に対爆撃機の
空戦に特化した二式複座戦闘機「屠龍」が多かった。
だがそんな戦闘機を追い越してB29の飛行する高度一万メートルを駆け上がる機体があった。百式司令部
偵察機である。しかし今や偵察機ではなく戦闘機としてB29へ挑もうとしていた。
「東海5。攻撃する!」
無線電話から第一撃を加える搭乗員の声が聞こえる。
機首に二十ミリ機関砲二門を装備し百式司令部偵察機三型乙という名称で戦闘機に改造された。改造前の百
式司偵三型で最大速度が六百三十km/hの機体で高高度飛行の性能が良い為に対B29の戦闘機としての
素質ありとして武装を施された百式司偵であったが良い事ばかりではない。
「急旋回はするなよ!絶対に!」
武装司偵の後席に座る搭乗員が操縦している搭乗員へ念を押す。
百式司偵は偵察機である。だから基本的に真っ直ぐ飛行するようにしか機体ができていない。
「よし、命中!」
B29の上位から機首の二十ミリ機関砲で射撃し命中弾を幾つか与えた。
次はそのまま敵機から離れる離脱に移らねばならない。
「おい!馬鹿!」
「しまった!」
思わず操縦している搭乗員は機を左へ急旋回させた。
そのまま機体は姿勢を戻せず高度が落ちて行った。三千メートルばかり降りた所でようやく姿勢を戻して
二人の搭乗員は冷や汗を滲ませながら一息ついた。
18 :
武装司偵が行く(2):2011/11/06(日) 22:12:08.85 ID:l7iGHoS0
「だからあれほど急旋回はするなと言っじゃないか」
「すまん。B29にぶつかると思ってつい…」
戦闘機のようにクルクル回る設計ではない百式司偵。その為に急旋回などの急激な機動に耐える機体では無い。下手をすれば空中分解しかねないほどだ。
一機の武装司偵が操作の誤りで危機一髪を乗り越えたその時。もう一機の武装司偵は上昇に難渋していた。
「速く上がらないとB29が逃げるじゃないか!」
その武装司偵の後席に座る搭乗員。小都井香里曹長が操縦する大飯兼一軍曹を怒鳴る。
「今でも全力なんだ。これ以上はどうにもできない!」
兼一はヤケ気味に答えた。
「くう〜。これじゃまたしても接敵すらできない・・・」
香里は遠くなるB29の編隊を睨みながら地団駄を踏んだ。
19 :
武装司偵が行く(3):2011/11/06(日) 22:14:12.68 ID:l7iGHoS0
「これじゃ無理だ!こんなモノを乗せるからいかんのだ!」
兼一は基地に帰還すると戦友である森下軍曹に愚痴をぶつけた。
愚痴の原因は武装司偵そのものでは無く彼の乗る機体へ特別に装備された武器だ。それは三十七ミリ機関砲である。全体が大きく長い砲身がアンテナのように防風(コクピットの窓)
から突き出る程である。モノが大きいと重い訳で高高度戦闘機としては致命的な足枷となって上昇力を奪ったのだから兼一の憤りは大きい。
「それに小都井曹長はヤレ早くしろばかり。どうにもならんのに怒鳴られても困るぜ全く」
兼一の愚痴は同乗者の香里に向いた。それを聞く森下は戸惑う顔になった。
「おい。その辺にしとけよ」
小声で森下は兼一に注意を促す。その注意は口だけでは無く目線でも送られていた。その意味を知って兼一は背後を振り向く。そこには香里が居た。兼一は途端に憤怒で真っ赤な顔
が一瞬で白くなった。
「そこまで不満か。なら丁度良い」
香里は兼一の腕を引っ張り連れ出す。森下はご愁傷様だなと苦笑いをしつつ兼一を見送る。
「見ろ軍曹。これなら不満も無くなるだろ?」
香里は格納庫に兼一を連れて行った。そこには自分達が乗る三十七ミリ砲装備の武装司偵が整備員達によって改造されている様子があった。
「胴体の下をよく見るんだ。あそこに補助噴進器(ロケット)を三つ着けた。あれなら高度一万まで上がれるだろう」
香里が指差す方向。機体中央の下部に三つの円筒形のモノが着けられている。それが補助噴進器だ。
「これなら。確かに上がれそうですね」
けれどもロケットの補助があるから高度1万まで上がれるか兼一の疑問は大きい。
「より上がれるように機首の二十ミリや電鍵とか外して軽量化してある。やれるだろ?な?」
香里は強引に兼一に同意を求める。仕方なく兼一は「ええ、やれますね」とさっきよりは張りのある声で答えた。
20 :
武装司偵が行く(4):2011/11/06(日) 22:16:02.12 ID:l7iGHoS0
その日の夜。兼一と香里の武装司偵は改造を終えて格納庫から出され滑走路の傍ですぐ出動できるように置かれた。
その機体に兼一が乗り込み操縦を練習していた。軽量化された機体。補助噴進器による飛行とこれまで違うから頭の中で戦場となる空をイメージしてどこでどの動作をするか確認
しているのだ。
「熱心だな」
そんな兼一の所へ香里が来た。
「今回の改造で色々と変わったので少しでも慣れる様に練習しているんですよ」
「感心感心」
香里は兼一を素直に褒めた。
「私もこの三十七ミリを練習しないとな。実戦ではまだ撃ってないし」
香里は後席で三十七ミリ機関砲の操作をする担当である。
「では一緒にやりましょう」
「そうしようか」
兼一が提案すると香里は快諾した。
「何でこっちに来るんですか?」
兼一は香里が操縦席に来たので驚いた。香里は「いいから〜いいから〜」と言って誤魔化す。そしてそのまま兼一の膝を跨ぐように向かい合う形で香里は座った。
兼一は香里が何をしようとしているのか分からず戸惑うばかりだ。
「三十七ミリ機関砲はねえ〜」
と言いつつ香里は兼一のズボンを脱がしにかかる。
「ちょっと!小都井曹長!それは!」
香里の手を押さえて兼一は激しく抵抗をしたが既にズボンを膝より下まで下げられてしまっていた。
「お〜軍曹の三十七ミリ機関砲が出てきた〜」
兼一の履く褌の奥から香里は肉棒を取り出す。それはまだ柔らかい状態だったが香里が右手でこすると、すぐに固くなった。
21 :
武装司偵が行く(5):2011/11/06(日) 22:16:59.24 ID:l7iGHoS0
「アンタの三十七ミリ砲は結構でかいねえ」
「何するんですか曹長…」
兼一はそれでも香里に抵抗したが香里の手コキで息が荒く声は与えられた快感に弱々しい声になっていた。
「ふふふ〜アンタの三十七ミリ砲で練習だよ」
香里は中腰で立ちながらズボンと下着を脱ぎ始め右足だけ引き抜く。それから香里は肉棒を右手で持ち自分の腰へと合わせるように導く。
「私がB29でアンタがこの武装司偵だ」
そう言うと香里は腰を落とし兼一の肉棒を自分の中へ入れた。
「アンタが動くんだ」
香里は兼一に抱きつくような姿勢になった。兼一は頭が快感に惚けながらも腰を動かし香里を突き上げる。
「んっ・・・んっ・・・そうそう。そんな感じ。下から突き上げるように攻めるのが三十七ミリ砲の使い方なんだよ」
そうなのかと兼一は感心しながら腰を動かす。香里は声を抑えながら呼吸で喘ぎ兼一に合わせるように腰を上下に動かす。武装司偵の機首を揺らしながら行われる情事は段々とお互いの結合部からぬめった音が出るほどになっていた。
「曹長。もう・・・そろそろ・・・・」
兼一が限界を報せる。
「そういや突撃一番やってなかったな。中で出されるのはマズいから外に出して」
「え?何処に出せば・・・」
迷う間に兼一の限界は寸前に近づく。
「もう、ダメだ!」
と兼一が言うと香里は素早く立ち上がり肉棒を出させた。その瞬間に兼一は射精した。
飛び出した精液は勢いよく上へ飛んだ。あたかも機関砲の射撃みたいに。
「一機撃墜。なんてね」
顔に兼一の精液が着いてしまった香里が微笑んだ。
22 :
武装司偵が行く(6):2011/11/06(日) 22:18:20.79 ID:l7iGHoS0
二日後。兼一と香里の武装司偵は出撃した。
「やはり皆より遅れるか」
いくから装備を降ろして軽量化した機体だが三十七ミリ砲という重しは相変わらず上昇力を鈍らせた。二十ミリ機関砲だけの武装司偵よりどんどん引き離され疾風や飛燕にも追い越された。
「なに噴進器を使えばすぐに追い着くさ」
不満な兼一を香里がなだめる。そうだ噴進器さえあれば追い着けるのだと兼一は自分で言い聞かせて苛立つ気持ちを落ち着かせる。
「よし、噴進器を使うぞ。私の合図で点火」
「了解」
「5・4・3・2・1、点火!」
三基の補助噴進器が一斉に点火される。今までに無い上昇力と衝撃に兼一も香里も面食らう。だが確実に高度1万メートルまで確実に上がれるのだと計器を見て分かると兼一の心は躍った。
「ようやくここまで来た。私の手でやっとB29を落とせる!」
武装司偵は高度1万メートルに達した。その位置はB29の真下に位置していた。
「行きますよ!」
兼一は機を前進させてB29へ接近する。B29の編隊が気付き銃座から射撃をはじめた。
「そろそろこっちもやるよ」
香里は揺れる機内でその大きな得物で狙いを定め撃ち出した。
三十七ミリ機関砲は機内へ更に大きな衝撃を与えながら砲弾をB29へ叩き込む。砲弾は衝撃のブレもあって多くが命中しなかったが左の主翼の付け根と胴体前部へ一発づつが命中した。
「やった!落ちて行く、さすが小都井曹長だ!」
兼一は歓喜した。やっと高度一万に到達し悲願の撃墜を果たしたのだから。
三十七ミリ砲弾を受けたB29は機体前部に砲弾が命中した事から操縦系統が壊され搭乗員達
が死傷してコントロールを失い高度を落とし初めついには左翼が砲弾命中の傷が広がったせいで千切れてB29は錐揉みしながら墜落した。
「軍曹!次だ!」
「はい!」
と武装司偵で初戦果を挙げた興奮が冷めぬまま再度B29の編隊に挑もうとしたその時だった。
いきなり武装司偵の機体がガクンと大きな衝撃が起きると機首が下がり緩く降下を始める。
「どうした!?」
「操縦桿が効かない!操縦不能です!」
「仕方ない!脱出!」
いきなり操縦不能になった武装司偵から兼一と香里は脱出しパラシュートでゆっくり降下する。無人となった武装司偵は兼一と香里より下で空中分解を起こしてしまった。
23 :
武装司偵が行く(7):2011/11/06(日) 22:19:25.88 ID:l7iGHoS0
「残骸を集めて調べた結果。どうやら補助噴進器使用による衝撃で機体に悪影響が出たところへ三十七ミリ機関砲の連射による衝撃が重なり機体の各所が破損してしまったと考えられる」
後日。陸軍航空本部から来た技術将校が部隊長などの幹部や兼一と香里も交えて空中分解の原因を報告した。
機体を失った事に関しては特に何も無かったが三十七ミリ砲装備の機体で初戦果が上がったと同時の事故であり部隊長や航空本部の興味を引いたようだ。
「航空総監部と航空本部は協議した結果。今までの結果や今回の事故からキ64V乙(百式司令部偵察機V型乙の事。つまり武装司偵の名称だ)の三十七ミリ機関砲装備は止める事となった。既に装備している機体はすぐに取り外し武装は当面二十ミリ機関砲だけとせよ」
航空総監部の中佐が決定事項を述べた。
兼一と香里はお咎めは無かったがここまでやった苦労が一気に徒労に思えてヤレヤレと思う苦笑いを交した。
24 :
武装司偵が行く:2011/11/06(日) 22:24:54.32 ID:l7iGHoS0
投下は以上です。
百式司令部偵察機の高高度戦闘機型は高戦とも呼びますが武装司偵の響きが
良いのでこの名称で書きました。
三十七ミリ砲の操作を後席がすると書きましたがこの辺りを書いた資料が無い
ので想像です。
また三十七ミリ砲装備機が取りやめになった事に航空本部や航空総監部が出た
記録が無いのでこの辺りも想像です。
補足も以上です。
乙
俺のは何ミリ砲かな
GJ!
27 :
戦車長後日談のif(1):2011/11/13(日) 17:59:30.36 ID:58GwzIlE
「ボクが代わりに相手をする!」
シュルツーナ・グリンデ中尉は怒りを露にしながら言った。その怒りをぶつけている相手は囚人部隊の指揮官である少尉である。その怒りの原因はその囚人部隊が村の住民を虐殺し幼い子も含めた女達を陵辱していたからだ。
「おいおい本気なのか?」
少尉はシュルツーナを馬鹿にした目で質す。少尉の後ろで成り行きを眺めている囚人兵達も同じような目で見つめていた。
「本気だ。だからこれ以上村の人達に手を出すな」
「じゃあ命令で言って下さい中尉さん。俺は少尉なのでね」
少尉はシュルツーナを試すように言う。シュルツーナはすぐに応えた。
「貴官らに命じる。全員村の住人を解放しろ。代わりに私が相手をする!」
眺めている囚人兵達は驚きの声を上げる。だがシュルツーナの部下達は一様に動揺した。上官がその身を無法者達に差し出すのだから無理も無い。
「なんて事を言うんだ!こんな連中に自分から玩具にしてくれなんて馬鹿げてる!」
ツーメリカ伍長が一番強く反対した。
「伍長の言う通りです。すぐに無線で司令部へ連絡して憲兵を呼びましょう」
カリナ軍曹も反対を示した。
「いや、奴らは早く始末した方がいい。憲兵が来るまでに犠牲が増えるだけだ」
ツーメリカはMP40短機関銃を構えるように見せてシュルツーナに迫った。
けれどもシュルツーナは首を左右に振り意見を退けた。
「あんな連中でも友軍なんだ。ボク達が撃って殺せば軍法会議に問われる。相手がどう見ても悪人でもね。だからアイツラを満足させてやらなくちゃいけない」
「軍法会議に私達が出ても正当だと分かる筈です」
カリナが反論する。
「正義なんて軍隊ではありはしない。あの連中があんなに自由気ままにできたのを考えるなら私達は口封じをされる事もありえるよ。だからこそボクはやるんだ」
それでもツーメリカやカリナは反論したがシュルツーナは「ボクがどんな事をされても手を出さないで」と言い残して囚人兵達の所へ向かった。
28 :
戦車長後日談のif(2):2011/11/13(日) 18:29:12.60 ID:58GwzIlE
「ホラ!さっさと家に帰れ!」
囚人兵は犯してた村の女達を強引に教会から追い出した。全裸や破かれた服を身に纏った女達が訳も分からず足早に教会から出て行く。
「これで村の女は解放してやったぜ」
少尉はさあどうだと言わん顔で言う。囚人兵達は中断された楽しみを再開したいと目をギラつかせていた。
「分かった。じゃあ始めようか」
シュルツーナは来ている戦車兵の特色である上下が黒の軍服を脱ごうとした。
「待ちな。服はそのままだ。味方の将校とするのはそうそう無いからな」
少尉が止める。シュルツーナはヤレヤレと内心思いながら軍服から手を離す。
「まずは四つんばいになれ」
シュルツーナは言われるままに四つんばいになった。すると少尉が後ろから近づく。
「まったく良いケツだぜ」
少尉はズボン越しにシュルツーナの尻を撫でた。ズボンでも形が大きく出るシュルツーナの尻は四つんばいの姿勢だと余計に丸く大きく強調される。
少尉はシュルツーナのズボンを下着ごと無理矢理膝まで降ろした。上着を着たまま白い尻を丸出しにされた状態になった。囚人兵達から下品な歓声が一斉に出た。
「何でもう濡れているんだ?そんなに期待してたのかよ」
少尉はシュルツーナの秘部とずり降ろした下着をを覗いて笑った。シュルツーナは黙って羞恥に耐えた。彼女は教会で犯されていたシスターを見た時に怒りと共に劣情をもよおしてしまっていた。
「まったく驚きだぜ。本当は欲求不満で相手をして欲しくて格好つけた態度をしたのか?ねえ中尉さん?」
「違う。ボクは村の人達を助けたいだけだ」
四つんばいのまま首を後ろに向けてシュルツーナは少尉を睨みながら反論する。
「良いねえ。その顔。興奮してきたぜ」
少尉は自分のズボンを脱いでいきり立つ肉棒をシュルツーナの尻に向けた。
「じゃあ。行くぜ中尉さん」
少尉はこう言ってからシュルツーナを後ろから貫いた。
29 :
戦車長後日談のif(3):2011/11/13(日) 19:31:36.89 ID:58GwzIlE
「あ・・・・うう・・・ああ・・・はあ・・・」
「どうだ?久しぶりなんだろ?」
少尉は尻を両手で鷲づかみにしながら攻め立てる。少尉が下品に尋ねても僅かに喘ぎながら無視した。だが彼女の身体は段々と欲求が満たされつつある事に喜びを感じ始めていた。
「大きな声出して良いんだぜ?我慢はよくないぞ」
少尉はシュルツーナの胸を上着の下から手を入れて揉みながら耳元で言った。シュルツーナは部下に自分の喘ぎ声を聞かれるのが恥ずかしくてあまり声を出さないように我慢していた。また大声を上げる事で
完璧に快楽の落ちるのが嫌だった。それは自分のプライドがあるからだ。
「全く我慢強い女だぜ。全く汚したくなる女だ」
少尉はそれまで力強く打ち込んでいた肉棒を抜くとシュルツーナの顔へそれを近づけた。
「え?いや!」
「はははは〜。ますます良い顔だ」
少尉は己の溜まった精液をシュルツーナの顔へぶちまけた。顔射に驚いたシュルツーナだったが顔や前髪が濃い精液にまみれたまま汚した少尉を睨んだ。
「こいつは良い身体をしているぞ。どんどんやれ」
少尉は部下である囚人兵へ言う。それが彼らが手を出す許可であった。目の前で犯されているシュルツーナを見て我慢の限界である囚人兵達は一斉にシュルツーナを囲み手を伸ばした。
姿勢が仰向けにされて軍服の上着を開かされ豊かな胸を性急に囚人兵達は露にさせた。すると2人の囚人兵が胸を舐めたり揉んだり貪り始めた。それを開始の合図かのように今度はシュルツーナの口へ肉棒が
無理矢理突っ込まれる。ズボンと下着を完全に抜かれた股には1人が入り込み突き入れ始める。
一度に4人がシュルツーナの身体を味わう。
「んんん!・・・んう・・・んう・・・ううう」
喘ぎ声が漏れていたその口は囚人兵が腰を振ってシュルツーナの頭を押さえてイマラチオで咥えさせていた。するといきなり囚人兵は腰をシュルツーナの顔にぶるけるように早く振ると口内へ精液を放った。
いきなりの口内射精で咳き込んだシュルツーナだったがすぐに別の囚人兵が肉棒を突き入れる。
股も中で射精されるとすぐに別の囚人兵が入り込んだ。胸は1人の囚人兵がシュルツーナの腹へ跨り肉棒をその巨乳へ挟みパイズリに使われていた。
「へへへ。やっぱ味方で将校の女を犯すのは興奮するぜ」
「だよな。しかもこんなエロい身体だしよお。まだ収まらねえぜ」
囚人兵達は味方の将校を犯す事に異常な興奮を感じていた。今まで敵側の女兵士や女将校は犯していたが味方となるとありえないだけに興奮は高くなった。
30 :
戦車長後日談のif(4):2011/11/13(日) 19:32:40.88 ID:58GwzIlE
どのくらい時間が経ったかは分からない。
シュルツーナはただひたすら囚人兵の為すがままになっていた。
今は騎乗位で腰を振りながら口で咥え両手も握りる状態になっていた。纏う上着は全体が精液に汚れてしまっている。
「中尉殿。腰使いが上手くなって来ましたねえ〜」
シュルツーナに乗られている囚人兵がからかう。もはや長い輪姦に頭が惚けて何も考えられない。頭は囚人兵が求める体位や奉仕を理解するのが精一杯になっていた。
腰の動きは惰性でやっていたが本能的に激しくまたは左右に焦らすような攻めをしていた。
「おら!また出るぞ!」
「俺もだ!」
口と両手の奉仕を受けていた囚人兵3人はシュルツーナの顔や軍服へ精液をかける。そして乗られていた囚人兵もシュルツーナの尻を鷲づかみにしながら果てた。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
さすがのシュルツーナも疲れてうつ伏せで床に倒れこむ。
「中尉さん。まだまだですぞ」
あの少尉が近づく。シュルツーナは疲れて何も分からずにいた。それは少尉がシュルツーナの腰を抱えて尻を突き出す態勢にしたのも分からない程だった。
「こっちはまだ使ってねえか」
少尉は唾をつけた指人差し指ををシュルツーナのアナルへ押し込む。
「う!!」
そんな場所に指なんか入れた事の無いシュルツーナは痛みにぼやけた意識から飛ぶように目覚めた。
「ちょっと、そんな所」
シュルツーナは経験の無い事に戸惑う。
「ここでもヤレるのさ。知らなかったのかい?中尉さん」
少尉はシュルツーナの反応を楽しみながらアナルへ人差し指を抜き差しした。
「そろそろ良いだろう」
すると少尉は肉棒をアナルへ押し込む。まだ異物を受け入れた事のないその穴は少尉の肉棒を容易に入らせない。
「うぐうううう・・・・んうううう・・・」
シュルツーナは眉間に皺を寄せて初めてのアナル挿入の痛みを感じていた。無理に押し広げられる身体を斬られるような痛みに呻いた。
「ふう。やっと全部入ったな。さすがにここは処女だけあって締りが凄いぜ」
少尉はシュルツーナのアナルの感触を楽しむ。
「さて俺がアナルの良さを教えるぜ中尉さん!」
少尉は前後に動いた。最初は緩くそして段々と激しく。
「いいいいい!ふうぐううううう!」
喘ぎ声とは言えない痛みに耐える呻き声をシュルツーナは発した。その声がますます少尉を昂ぶらせ腰を速くさせる。
「アナルへ最初の中出しだ!」
少尉はシュルツーナの直腸へ流し込むように奥へ射精した。シュルツーナは痛みに思わず涙を流しながら射精を受けた。
31 :
戦車長後日談のif(5):2011/11/13(日) 19:33:28.61 ID:58GwzIlE
また興奮した来たぞ」
見ていた囚人兵の1人が少尉が離れたシュルツーナのアナルへ挿入した。まだ慣れないアナル責めにまたシュルツーナは痛みに鳴いた。
「俺もだ!」
「ワシもだ!」
痛がる女将校シュルツーナにまた欲情した囚人兵達が挑みかかる。アナルに入れられながら四つんばいの姿勢で口で奉仕させられ精液にまみれた情事の赤い顔が今度は涙に濡れた。
「おいおい。ケツの穴が緩くなってるぜ」
何人か連続で突き入れされたアナルは精液をたっぷり注がれ穴も広がり最初の締りが無くなったが逆に精液が肉棒が前後する度にグチュグチュと音を立てて卑猥さを増していた。
「なあ。二本刺ししようぜ」
「いいなあ!」
囚人兵達は悪戯をするように笑いながらシュルツーナの身体をまず騎乗位の体位にさせ秘部に一人目の肉棒を挿入させた。それから二人目がシュルツーナのアナルへ挿入した。格好としてはどちらも下から突き上げる形だ。
「うわああああああああ!」
痛みに慣れた快感が入り混じりシュルツーナは絶叫する。
「どんどん行くぜ!将校さんよ!」
泣き叫ぶシュルツーナでますます楽しくなった囚人兵が突き上げを早める。もう何だか分からない感覚にシュルツーナはただ反射的に叫ぶ。
「うるせえ口だな」
叫ぶシュルツーナの口へ肉棒が突っ込まれる。これで三本の肉棒で貫かれる。だが性的な倒錯を楽しむ囚人兵達は更に二本の肉棒を交互に咥えさせるようにもした。まさに五本刺しだ。
求められるまま突かれるまま4本の攻撃を受け続けるシュルツーナ。その攻撃が絶頂に達した時にシュルツーナはまさしく全身が汚された。
口の中を顔を胸を膣を直腸をシュルツーナは精液で満たされ塗られた。
精液で濡れたその身体をまた教会の床へ倒しなが呼吸する。
「まだ済んでないぜ中尉さんよ」
満足していない囚人兵達がシュルツーナの腕を掴んで起こす。ぼやける視界にはまだ大勢の囚人兵が銃か火砲を並べるように硬直する肉棒を向けて待ち構えていた。
(もうダメ・・・これ以上はダメ・・・壊れちゃうよボク・・・)
「は!!」
シュルツーナは勢いよく起き上がった。
「ここは・・・」
頭の整理をする。さっきまで教会でボクは輪姦されていた。いやいやよく記憶を遡るんだ。
そういえば今はキエフの近くで野営しているんだったな。
囚人部隊を攻撃して全滅させた事件から何ヶ月も過ぎている。だがあの記憶は胸糞が悪いものでもあると同時に口に出来ない秘めたる劣情をいつもかき立てていた。
その劣情がとうとうこんな夢となって現れるようになろうとはシュルツーナは自分を嫌悪した。
(色々と溜まっているのかな。男娼とはいえ男は最近ご無沙汰だし・・・)
自分が何でこんな夢を見るのかと考えながらも自然と右手は己の股間へ伸びた。幸いにして今居る場所は自分専用のテントの中だ。よほどで無い限りは訪れる者は居ない。
さっきまで見ていた夢の記憶がシュルツーナの身体を火照らせた。だからこそ鎮める為に手が動く。
ズボンと下着の中に入り込んだ右手の指は秘所を少しだけ愛撫すると人差し指で突き入れた。左手は上着越しに胸を揉んだ。
(あの新兵・・・ハンスって言ったかな。あの子良いなあ・・・)
自慰に耽りながらシュルツーナは増える欲求不満を配属されたばかりの少年兵へ向けようかと考え始めていた。
32 :
戦車長後日談のif(5):2011/11/13(日) 19:34:53.95 ID:58GwzIlE
投下は以上です
保管庫の戦車長過去話を読んでてふと考えた作品ですw
ちなみに私は戦車兵さんではない
33 :
戦車兵:2011/11/13(日) 22:29:16.43 ID:zKR2OCFB
エロい!ツーナは基本的にショタなんだけど
陵辱も似合うな…
エロい身体だし、身体が反応するんだろーなぁ
グッジョブすぎる!
またよろしくお願いします。
いいねー
別荘に合宿しに行った時小鷹、理科、幸村が買い出しで不在。
暴漢達が別荘に侵入
夜空、星奈、小鳩、マリアがレイプされる。
そしてそれは全て腹黒理科の策略だったとか妄想してみた。
なんかの誤爆だろ
誤爆ネタで誰か
隊長:パンターとまともにやっても勝てん!スモーク弾をパンターに
向けて発射後、航空支援をしろ!
無線手:こちらスター3よりブラボー1へ。スモークが発生している
ツリーラインを爆撃してくれ。パンターがいる!
ブラボー1:ツリーラインが視界が悪くてよくわからん。スモークを
目印に爆撃する、どうぞ
兵士:隊長!敵もスモーク弾を連続発射してきました!視界不良です!
隊長:いかん!爆撃中止、爆撃中止だ!
ブラボー1:スモーク確認。爆弾をばらまいていくぜ。タリホー!
パンター戦車長:あーあ…誤爆だね。ハンス、スモーク弾全部使っていいよ
ヤーボが全部、掃除してくれるから♪こーら、またボクのオッパイばっかり
みて!ちゃんと装填してよね!夜にボクの砲口に装填させてあげるから♪
うむ
ハンスが得してばかりだな
ヴェトナム戦争漫画を見ながら解放戦線の少女兵士が
米国産のディックにがっつりやられる話とか妄想した。
漫画ではあんまり描写なかったし、もったいない。
なんかそんな映画があったな
ツーナさんにおいしくいただかれたい…
ファニー:うう、大尉さんだけ目立って悔しい!あたしだっておっぱい
キャラなのに!メイドだって看護婦だってコスプレしたのに!
この差は何なの!?
エルン:ファニーは義勇軍だからまだいいわ…
私なんて虎戦車の無線手なのに…み、見られて感じちゃう
え、Mで痛い設定(おまけ)までついてくるし…ただの変態じゃない
スレンダーで美尻なのは嬉しいけど
シャリナ:いいなー…あいつら、俺より年齢低いのに
おっぱいもお尻も俺よりあるんだーアハハ、アハハハハ
リュリュ:本番寸前で戦闘になった私は!?
しかも手だけかりて自慰ってどんなプレイなのよ!もうやだー!!
キュンメル:私なんてショタコンな妄想だけで本番ないし
装甲な乙女ども―――完
アルベルナ:……とっくに薹が立っている私はどうなるんでしょう?
先生:シャリナちゃん…泣きながら笑うと怖いわ
握りしめているトカレフはしまいましょうね。32歳のおばさんでした(泣)
「完」ってなんですか!
「完」って!
ほしゅ
寒い
雪上戦だな
スキー歩兵(夏は自転車歩兵)の出番だな。
寒さでちんこが凍りつく
今日雪ふったな
寒い
ツーナ:ハンスー、もうすぐクリスマスだね♪
ハンス:え、ああ…そう言えばそうですね
ツーナ:ちょっと早いけどプレゼントだよ♪イヴの夜に開けてね
カリナ:不潔な二等兵…不本意ですが受け取りなさい
エルリカ:いつも迷惑かけとるもんね、ハンスにあげるわ
ツーメリカ:オレからもやるよ、ハンス
ハンス:あ、ありがとうございます(泣)
そしてイヴの夜
ハンス:大尉達からのプレゼントなんて…嬉しいな…
何が入っているんだろう…開けてみよう
ツーナ−−−−−−女サンタコスチューム
カリナ−−−−−−アナルビーズ犬の尻尾付き
エルリカ−−−−−付け耳バンド+精力増強剤
ツーメリカ−−−−ペニスリング+手錠
ハンス:……………
ツーナ:ハンスー、ちょっといいかな
カリナ:べ、別に…わ、わたしは…その最後でもいいので…
エルリカ:ハンス、開けたん?はよ、はよ、装備して♪
ルーメリカ:ケツ穴用のの軟膏剤持ってきてやったぜ
ハンス:……………
そしてその夜にハンスは強制的にすべての贈り物を
装備させられ、別の意味でのホワイトクリスマスになったとさ
ほしゅ
ハンスに生まれ変わりたい
冬だし露助に種付けされる将校plz
年末は休戦か
諸事情により今日投下
戦車長×戦車兵
新年ネタ
「ハンス、フローエス ノイエス ヤー。どう?似合っている」
「あ、フローエ ヴァイナハテン。は、はい!とっても似合っています、大尉!」
大尉の格好はいつもの洋服ではない、煌びやかな服装だ。
「キモノ」「フリソデ」という極東の服だ。
「ヤーパンで新しい年を迎える時に着る服装らしいんだよ。珍しくてね。
青い色を基調としたこの柄が特に気に入ってね、ちょっと高かったけど購入してみたんだ」
銀髪をアップにしてキモノを着ている大尉。
白い項が丸見えで思わずゴクリと喉を慣らしてしまった。
「ふふん、どう…色っぽい?」
「あ…う……」
いつもの大尉とは違った気品に満ちた色香に僕はふらふらと
大尉に近づいていった。きっと食虫植物に誘われる虫ってこんな気分になるんだろう。
「あは…もう我慢できないの?そうそうヤーパンだとその年初めてにするエッチって
『ヒメハジメ』って言うんだって、ボクとヒメハジメだねハンス」
大尉は執務室の椅子から立ち上がると、壁に手をついて両手でキモノの裾を腰まで
捲りあげた。白くもっちりした形の良いお尻が丸見えになる。
「あ…た、大尉…し、下着」
「ん…ヤーパンはキモノの下に下着は着けないんだって。ボクも真似してみたの」
「あ…た、大尉…のお、お尻…」
「君はおっぱいもお尻も好きみたいだし…ね?」
僕は両手でこねるようにしてお尻を揉みし抱いた。
いつまでもこね回していたいほど柔らかなお尻。時折、見える大尉のアソコは
しっとりと濡れていて、綺麗に生えそろった陰毛が妖艶な輝きを見せる。
「あ…いいよ…ハンス……君の手つき、とっても感じるよ」
僕はもう我慢できずに右手を離し、いきり立つペニスに手を添えた。
熱く溶けた鉄のような肉棒の先からは先走り汁がぷしゅ…ぷしゅっと
飛び出している。大尉が言った『1週間オナニー禁止ね』ってきっとこの為だったんだ。
「はあ…ハンスのオチンチン……ボクのオマンコに入れて…ボクもオナニーするの我慢してたの
もう限界……はやく、はやく入れて」
大尉がキモノの胸元を開いて背中を露出させ、潤んだ眼で僕をみた。
僕も限界だった。しっかりとペニスを掴んで腰を突き上げるようにして大尉の中に押し入った。
「あああっ、は、ハンスのすごい!すごいよ、ハンス!」
「ぼ、僕も…大尉の…あ、熱い…熱すぎます!」
大尉は壁に爪を立てるようにして身体を支えている。根本までペニスを埋没させると
腰をくねらせ、快楽を貪るようにしてお尻を振り出した。
「あっ!はぁン!ふっ!ハンス、ハンス!くぅ!」
大尉の色めきだった雌猫のような声。戦車の暗号名が『カッツェ(雌猫)』だったのも頷ける。
僕は両手で大尉のお尻を掴み、がっつくように何度も何度も腰を叩きつけた。
執務室で半裸でお尻だけ剥いて獣のように行為に及んでいる。
それもヤーパンの服装を着した大尉はいつも以上に刺激的で、淫靡だった。
「ああッ!ハンス!ハンス!激しいよ!ボク、もう、もうイッちゃうよ!」
「大尉、ぼ、僕も!もう…で、出る!イっちゃいます!」
大尉が唇を噛み、噛みを振り乱して叫ぶようにしていった。
「ああッ!ハンス、ハンスの濃くて臭いザーメン出して!ボクのオマンコにぶちまけて
種、種付けして!ボ、ボクを孕ませて欲しいの!」
「ああッ、出る、出ちゃうよ!僕の汚い練乳みたいなザーメンで大尉に
種付けちゃいます!ああッ孕んで、孕んで下さい!シュルツーナ!!」
大尉の背筋が弓のように反りかえった。ほぼ同時に僕のペニスからダムが決壊したような
勢いで大尉の最奥にザーメンをぶちまけた。その間も腰を振り続け、奥へ奥へと孕むように
射精しながら腰を振った。
「あ…あ…んうう…大尉…大尉…」
「はぁ…はぁ…あ…ん」
しばらく動けなかった。
僕は壁に突っ伏すようにして寄りかかった大尉の背に身体を預けたまま立っていた。
「はぁ…はぁ…ハンス…ステキだったよ…ん」
大尉は肩越しに僕をみて言った。そしてお尻をくねらせ、ペニスから逃れた。
萎えたペニスがぬるっと滑りでてきた。それと同時に大尉の秘所からどぶっと黄ばんだ
練乳のようなザーメンが漏れだし、太腿をつたって床を汚した。
「もう君のは本当に濃いんだから……あ…たれてきちゃった…
ねぇ…ハンスのオチンチンで早く栓をしてくれる?」
僕は顔を赤くして拗ねる大尉に新たな興奮を覚えた。
「んっ…ふぅ…ザーメンは下品すぎますね。チンポみるくにした方がいいでしょう…
あとおっぱいの描写が少ないし…もう少し」
夜の教会でシスター服を着した元・無線手カリナが片手でタイプライターを打ちつつ
思案に耽った。もう一方の手はパンティーをずらした秘所から抜き出し、
人差し指と中指を開いたり閉じたりしながら愛液を月明かりに掲げ、余韻に耽った。
戦車長と戦車兵SS『Frohes Neues Jahr』
END
素晴らしい
これでセルフ姫始めの準備は整った
イイね!
61 :
作戦参謀水本裕子(1):2012/01/08(日) 19:09:30.15 ID:dKJD9vH4
昭環18年
2年近く前に開戦した大東亜戦争は日本の劣勢に傾こうとしていた。
主戦場となっている南太平洋のソロモン諸島では半年以上ものガダルカナル島攻防戦に日本軍が敗れると米・豪の連合国軍は戦力を一層増強して反撃を始めていた。
そんな中で日本海軍連合艦隊は司令長官である本山五十九大将を敵に討たれて失う。
新たな連合艦隊司令部を立ち上げるべく海軍軍令部は横須賀鎮守府司令長官の小山嶺二大将を新たな連合艦隊司令長官に任命した。
小山連合艦隊の幕僚達も軍令部によって次々と決定され人事異動は忙しく行われた。
その渦中に作戦参謀に水本祐子中佐が居た。
昭環18年春。南太平洋にある日本海軍の大拠点であるトラック環礁に水本は東京の軍令部から追われる様に着いた。
「これが連合艦隊か・・・・」
トラック環礁は戦艦や空母などの主力艦艇が多く停泊しその威容を水本へ見せつけていた。祐子にとって3年ぶりに赤レンガもとい軍令部から潮気のある現場に来ただけに艦隊というものを久しぶりに見た気がして感慨深くあったのだ。
「この艦たちが私の作戦で動くのか」
しばし眺めていた水本はこれらの艦と将兵が自分の作戦で動くのかと思うと少し気分が高鳴る。これまでは専ら一部の部署で働いていただけに戦局全体を動かせる立場となるとようやく目指していた立場になったなと実感したからだ。
しかし吹き抜ける海風で祐子は浮かれた頭を少し冷ます。
戦局は悪いのである。それは軍令部に居た時でも充分に把握していた。そんな現場に居るのだから浮かれてもいられない。
62 :
作戦参謀水本裕子(2):2012/01/08(日) 19:11:49.72 ID:dKJD9vH4
「ここでは油が足りないのです。これでは戦艦や空母などの大型艦は動かせません」
連合艦隊旗艦となっている戦艦「武蔵」の作戦室で補給参謀である輪島今日子中佐は嘆くように言った。彼女の言うとおりトラック環礁の基地にある燃料は停泊している艦隊を全力で出撃させるには全く足りなかった。これは今に始まった事では無くソロモン諸島の攻防戦が激化し
始めた時からの懸案であった。
「そうなると頼りは航空隊か」
参謀長の福山留雄少将が呟く。大食いの艦隊が動かせないとなると同じ燃料を使うとはいえ艦隊よりは少なく今では艦隊以上の価値がある戦力である航空隊だけが有効に動かせる戦力だった。
「ラバウルの航空隊は消耗しています。頼りにするには無理があるかと」
航空参謀の藤永秀明大佐が言い難そうに答えた。前年のガダルカナル攻防戦に伴う航空戦でラバウルに集結した航空隊はガダルカナル上空が搭乗員の墓場と言われるぐらいの出血を強いられ今でも戦力が完全に回復せぬまま戦い続けていた。
「こんな状態ではとうてい戦えんな・・・」
今置かれている状況を聞き終えると小山長官は嘆くように呟いた。
63 :
作戦参謀水本裕子(3):2012/01/08(日) 19:13:32.40 ID:dKJD9vH4
「参ったなあ〜これじゃ作戦の立てようが無い」
会議が終わり祐子は今日子の部屋を訪れた。士官は個室がある。だからこそ気兼ねなく話す為に海兵同期である今日子の所へ祐子は来たのだ。
「ごめんねえ。本当に燃料が足りないのよ」
「今日子が謝る事じゃないよ。油槽船がどんどん運べば良い事なんだし」
「それなんだけどね。どうも船の運航が結構厳しいみたいなのよ」
今日子は緑茶を淹れながら話す。
日本の船舶事情はまさに余裕が無くなっていた。広い占領地域の各拠点へ物資を運ばねばならないが南方から日本本土へ石油やボーキサイトなどの資源を運ばねばならない、更に部隊の輸送など作戦にも使われる。
船舶は幾らあっても足りない状況だった。そこへ来て近年活発になっている米潜水艦の通商破壊作戦で船舶の被害が増えソロモン海域でもガダルカナル攻防戦から船舶が攻撃を受けて多数沈み各方面の需要へ完全に
応える事が不可能になり物資の到着が遅れる事が多くなりつつあった。
「そこまで状況は深刻だったのかあ」
「この話も海上護衛総隊に行った大居ちゃんから聞いたんだけどね」
「軍令部でも肝心な所が少ししか分からないからねえ」
2人が憂鬱に思いを感じながら茶を啜っていた時だった。今日子の部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「藤永だ。そっちに水本は居ないか?」
ドア越しに航空参謀が尋ねる。
「はい居ます」
祐子は大声で答えながらドアを開ける。
「良い話を持って来たぞ。三日後にお前は大佐に昇進だ」
「え?本当ですか!これで先輩と同じ階級ですね」
「あ〜まったくだ。かわいい後輩だからこうしてやるもの出来なくなるかもな」
藤永はおもむろに祐子の尻を軽く撫でた。
「ちょっと!またこんな事を!」
祐子は顔を真っ赤にした。
「久々だが良い形のままで結構結構」
藤永は笑いながら去っていく。
「祐子ちゃん大丈夫?」
今日子が心配そうに訊いた。
「あ〜平気だから。藤永大佐とは空母赤城で出会った時からこうだったから」
祐子が藤永と出会ったのは祐子が新米少尉として初めて乗艦した空母「赤城」であった。当時中尉だった藤永は艦内生活や将校としてやっていく術を教えてくれたが祐子に隙があれば尻や胸を撫でたりしていた。
最初こそ乙女心で嫌だったが段々と慣れたが触られた直後はやはり驚いてしまい藤永を面白がらせた。
「まったく、こんなんでやって行けるのかしら」
架空の太平洋戦争を舞台にした架空戦記な作品です。
投稿ペースは遅くなるかもしれないので間に他の作品の投稿もOKであります。
期待しておく
待ってますよ!
ベトナム戦争
少女兵士
鬱展開及び陵辱注意
私を組み敷いている大柄な白人はえぐるように腰を使った。
「かっ…はっ!」
中に押し入っているモノがさらに奥へと進んだ。
「うっ…おお…し、締まる」
男の肉棒が圧迫され快楽に呻く。顎から頬にかけて傷が顔が醜く歪んだ。
「あが…ぐィ!!」
身体の中心に溶けた鉄の棒を突っ込まれたような痛みが
さっきから断続的に続いている。
歯を食いしばって痛みに耐えようとするが声がこぼれる。
「あ…はっ…ぐっ」
男の腰が動くたびに獣臭がする胸板に押しつけられる。
汗と泥のニオイに混じって獣のような体臭が鼻をつく。
(臭い…)
私は呆然とそんな事を思った。
そんな男に私は犯されている。いや、私達は今、異国の兵士達に犯されている。
『やッやああッ!だ、誰か!誰かあああッ!もういやああああっ!』
小屋の中からはリーの叫びが聞こえる。
『あぐっ!ああィ!ぐぶっ!や、やめってごふっ!?』
向こうの小屋の影ではマイさんが四つん這いの格好で後ろから犯されている。
マイさんの後ろに立つ男が野良犬の交尾みたいに腰を振りたくっている。
「ううっ、お…おお…へへ…ベビードールみてぇなグークはよく締まりやがるぜ」
傷の男が呻いた。私の身体をかき抱くように密着し、腰を突き上げ続ける。
抵抗しても意味をなさない。体格差、身長差などという次元をとうに超えている。
例えて言うなら大きな熊に上から密着されているというのが一番しっくりくる。
「おっ…うおおっ!!」
傷の男が今までで一番大きく呻いた。こめかみの血管は浮き、顔は赤黒くなっている。
剥かれた尻に指を食い込ませて男が野獣のような声を上げた
「うっう…おっ…ぶちまけてやるぜ!…うっ、おおっおおおっ!」
「は……ァっ!んっう!」
男の突き上げたと同時に私の最奥で肉棒の先が震えぶばっと体液が吐き出された。
堰を切ったようにどぶっぶりゅっと酷く粘り気のある塊が体内でぶちまけられた。
私はその行為が終わった事を感じだ。臭い体臭、噴き出る汗、栗の花を凝縮させた臭い
16年生きてきた初めての相手が見知らぬ異国の男で処女をレイプによって散らされた。
傷の男はハァハァと荒い息をつきながら、
しきり私の尻に指を食い込ませ、身体が小刻みに痙攣させた。
「あっ…ぅ……は…」
いまも下腹部に響く不快な感覚。体内の奥に否応なくひろがる男の汚らわしいモノ。
「へへ…グークのメスガキに種付けしてやったぜ…女になった気分はどうだ?あ?」
傷の男はニタリと気持ちの悪い笑みを浮かべて私の頬を舐めた。
そして私の中に深々と埋まっている肉棒をずるるっと引き抜いた。
「んうっ…!」
男の萎えた肉棒と私の股を紡ぐ黄ばんだ糸、ぶりゅ…どびゅ…と股から出てくる
ドロドロの塊には処女を散らした証である鮮血が混じっていた。
「いい締まり具合だったぜ、グーク」
青い目が笑っている。傷の男はズボンを引き上げると私のこめかみに銃を突きつけた。
片手で撃てる銃だ。北の兵隊に見せてもらった事があるがそれよりはるかに大きい。
私は無理矢理処女を奪われて死ぬんだ……と思った。
しかし、男が引き金を引いても掠れたような音しかしなかった。
何度か引き金を引くが弾はでない。
「……弾切れか……チッ」
異国の言葉で何か呟くと男はその拳銃で私を殴りつけた。
重い衝撃と共に意識が遠のいて行った。
次に目を覚ましたのはジャングルの中、藁で編まれたベッドの上だった。
顔だけ上げて辺りを見回す。どうやら北の軍隊の野戦基地のようだ。
私が目を覚ました事に気付いた衛生兵、それは顔見知りの女性兵士だった。
「……ネン……わた−−−痛ッ!」
下腹部に激痛が走った。
「キエン、まだ寝ていた方がいいわ」
身を横たえた私の手を握り、ネンはすすり泣いた。
「……もう少し私達の到着が速ければ米帝の兵士に酷いことされずにすんだのに
ごめんなさい…村の皆もマイもリーも…」
そう、私の村は突然襲撃をうけたのだ。元々、北のシンパだった村だ。
潰しても問題ないと考えたのか、それともただの略奪か、とにかく私達の村は瞬く間に蹂躙された。
私とマイさん、リーの3人は獣を捕る罠を仕掛けに村の外に出ていたが異変に気付き、村に戻った。
それが運の尽きだった。若い女が私達の他に5人もいない小さな村だ。
年上のマイさんは大勢の男に囲まれ、私より1つ下のリーも何人かの男に小屋に連れ込まれていたことは
記憶している。私を犯したのは1人だけだったのはあの傷の男が指揮官だったからだろう。
マイさんの嬲られ方は特に酷く、全裸に剥かれた後何十人もの男にかわるがわる犯され、
それでも足りないとばかりに尻までも犯され、死ぬまで犯され続けられた様子だったと言う。
幼いリーも酷く犯され、最後は眉間を撃たれていた。
「………」
私の股間の痛みは膣口が何oか裂けていたから縫合した…とネンが教えてくれた。
汚らわしい肉の塊がまだ膣内に入っているような違和感はそのせいだろう。
「そう……お祖父さんもお祖母さんも皆、皆……うう……うううっ……うわああああっ!」
私は思い出したように泣いた。泣いて泣いて泣きじゃくった。
親を早く亡くした私を育ててくれた祖父母も、村の皆も、友人も全員
異国の男達によって命を奪われた。さらに身も知らない異国の男に犯され、
汚らわしい体液を中にぶちまけられた。
もし、妊娠してしまったら……殺してやりたいほど憎い男の子供ができたら……
そう思うと涙が止まらなかった。
「キエン……キエン……」
ネンが私の身体を優しく包み、一緒に涙を流してくれた。
「…………」
一頻り泣き、落ち着いた頃にはふつふつと激しい憎しみがこみ上げてきた。
絶対に…許せない……村を襲った奴らを一人残らず殺してやる。
私はその日を境に北の正規軍に入隊を希望した。
もう天涯孤独の身だ。もし死んだとしても悲しむ人はもう誰もいない−−−−そう決意した16の夏だった。
あれから2年、18になった私は南との境界線に近い夜のジャングルにいた。
北で訓練を受け、正規軍の兵士となった私は背嚢や防暑メットに葉や草を付けて偽装し行軍している。
近頃、敵部隊との衝突が多く行軍は主に夜から深夜になる。
敵兵の質はそこそこだが、装備がよく何といっても物量が半端ではない。
距離を開けての戦闘は厳禁だ。なぜならば野戦砲の榴弾が手当たりしだいに撃ち込まれる。
ヘリならまだしも飛行機が飛んで来たらもうおしまいだ。対人焼夷弾と油性焼夷弾が投下され
全てを吹き飛ばし、紅蓮の業火によって消し炭にされる。
地下に潜れば手投げ弾や催涙弾を大量に投げ込まれ、出てきたところを火炎放射器で火だるまにされる。
中には出口をふさがれ、毒ガスで皆殺しにされた部隊もいる。
それでも正規軍の同志と解放戦線のゲリラ達は戦っているのだ。すごいとしか言いようがない。
「小休止、10分後に出発する。腹ごしらえをしておけ」
小隊長が指示をだした。
私は背嚢から、パサパサになった焼き米を口に頬張り、塩漬けの魚を囓った。
赤い大国が補給を担ってくれているとはいえ、歩兵の食糧事情はあまり変わらない。
この国の機構は高温多湿だ。食糧はすぐ腐る。よって私達の食事は生米や焼き米に塩漬けした肉か魚が主だ。
野戦基地でも蛆まみれの粥にニョクマム(魚醤油)とグルタミン酸ナトリウムを混ぜて食ったりしている。
そんな食事でも、まだいい方だ。酷いときには蛇やカエルに鼠にトカゲ、果てには虫までも口に出来るものは何でも食べた。
捕縛した敵が所持していた缶詰を一度だけ食った事がある。
私は正直、こんな豪華で美味いモノを食って戦争しているのかと思った。。
加工された肉に甘いクッキーにケーキ、付属の袋には塩、砂糖、粉末コーヒーにクリーム、煙草にマッチまでもがあった。
一人、一人にこれを供給できるような国を私達は戦争しているんだ……と改めて実感した。
似たような兵士は他にもいて、味をしめた物達は敵が残していった缶詰を拾って食していた。
敵はそれにすぐ気付き、放棄した基地にわざと缶詰や食料を残し、触れば爆発する罠を残していった。
手や顔を吹き飛ばされた同志は1人や2人ではない。
「おい…キエン、キエン」
一人の若い兵士が魚を頬張りながら近づいてきた。
「何よ…何か用なの?」
「へへっ、久しぶりの休憩だしよ−−−−」
その兵士は唇を突き出してきた。接吻をねだっているらしい。
「……臭いんだけど、息」
「−−−デリカシーのねぇ奴だな。オレとお前の中だろ?」
こいつの名前はパオ。私より一つ上の男だ。
私と同じ様な境遇で軍に入り共に訓練を受けた同期であった。
入隊した頃はピリピリして、いつも何かと衝突していたがお互いの境遇を知って
似た者同士なんだと次第に打ち解け合っていった。
−−−−−−『恋人』とでも言えばいいのか、そんな仲だった。
「うるさいな……んっ……これでいいでしょ?」
「んふふふ…久しぶりのキエン唇……つかお前も酷い臭いだぞ?」
デリカシーないのはどっちだ、このボケ。身体なんか洗えるワケないだろうが。
水筒から水を少し飲み、武器の点検を行った。当初はお祖父さんの形見であった旧式の小銃を
持っていたが、弾丸の互換性がないからと欧州のコピーであるSKSセミオート・カービンが
支給された。小型・軽量で信頼性の高い銃で形見の銃より使いやすかった。
その後、最新型のAK47という突撃銃が支給された。重量は増したが、信頼性は抜群で泥まみれでも
使え、貫通力も強力で大量の弾をばらまける。さらにパーツ数が少ないので分解・整備はかなり楽だった。
「出発する。周囲に痕跡を残すな」
隊長が小声で言った。今夜中に第141師団に合流し、敵基地への攻撃に加わるのだ。
我々の部隊が到着したのは夜も明ける頃だった。
ジャングルの中に塹壕を掘り、木や草で偽造させている。遠目からではここが潜伏地だとはわかるまい。
基地では司令官が独身の者を召集し、戦闘工兵への志願を求めていた。
戦闘工兵……聞こえはいいが、要は敵の基地の司令部や弾薬庫を破壊するために爆弾を
身体に巻き付けて特攻する兵のことだ。確実に死ぬ為、志願者は少ない。
志願者がいない場合、独身の者から選抜される。選抜方法はくじ引きだ。
私達はそれを『死のルーレット』と呼んでいた。『当たり』がでれば確実に死ぬが、それなりの対価は得られる。
対価とは煙草であったり、豪華な食事であったり、麻薬であったり、女の身体であったりする。
当たりを引いた者が男性の場合、ほとんどの者が煙草か女だ。戦場に売春婦などいるわけがないので
もっぱら部隊内の女性兵士が対象となる。しかし、強要は女性兵士達の士気にかなり影響するため、
指名された女性兵士の同意が必要だ。部隊によってまちまちだがほとんどの女性兵士は
『どうせ死んじゃうんだから』『女だって色々溜まってるのよ』『生出し禁止だし』と意外と断ったりしないそうだ。
ちなみに私も1度、指名されたことがあるが過去のトラウマがあるため断った。
予想通り誰もいない。死のルーレットが始まる。司令官が差し出す紙の束。
引いた紙に色がついていたら当たりだ。勇敢な英雄リストに名前が載る。
独身者は50人もいる。どうせ当たらない、私はもっと敵兵を殺したいんだ。
特に私を犯したあの傷の男だけはこの手で殺してやりたい。
そう思って私は引いた紙の見た色がついている。
「あ………当たりだ」
私は小さく呟いた。それに気付いたのは横にいたパオ。
すぐさまその紙を奪い私に無色の紙を握らせた。
「パオ、何をす−−−−−−」
私が声を上げる前にパオが司令官に向かって言った。
「同志、司令。戦闘工兵に選抜された事を光栄に思います。
必ずや米帝共を道連れにし、目標物を破壊します」
と堂々と宣言した。
続く
今回の投下は以上です。基本鬱展開なので注意して下さい。
>>61 日本海軍!カップリングは藤永×祐子?南国の熱帯夜に汗まみれで
濃厚プレイと思ったら乗艦は武蔵、冷房があって残念です。
鬱展開か…
全力待機中であります
>>71の続
パオ×キエン
プラトーン
「パオ……一体、どういうこと!?」
私達は基地から離れたジャングルの中にいた。
さっきのくじ引きの真意を問いつめるためだ。
攻撃時間までは待機中だ、問題はない。
「キエン、お前はもっと戦いたいんだろう?」
「パオだって家族の仇を討ちたいんでしょ!?戦闘工兵は確実に死ぬのよ!」
「俺の家族を殺したのは敵の飛行機だ。
『誰が殺した?』なんてわからない。だけどお前は違う」
「それは−−−−−−」
パオの言う通りだ。
私の村を蹂躙したのはあの傷の男とその部下達だ。その顔は忘れたことがない。
「この戦争はこれから先も……南を占領するまで続くだろう。
お前は少しでも長く生きて、爺さんや婆さんの仇を討て。俺の分まで生きろ」
「そんな…そんなのずるい。私だけ生きろっていうの!?」
自然と涙がこぼれてきた。パオはそんな私を優しく抱き締めた。
「犬死にするワケじゃねぇ……敵の司令部ごと吹き飛ぶんだ。
派手なことは俺の性に合ってるしな。それに−−−−−−」
私はパオの口を自分の唇で塞いだ。
「−−−−−−抱いて」
「お前に辛い思いをさせたくない」
私の過去を暗に指しているのだろう。
正規軍に入隊して身体を許したのは唯一、パオだけだ。
そのパオとも数えるぐらいしか肌を合わせたことがない。
キス、愛撫……そこから先に至っては片手で数えられる回数だ。
それは私に原因があった。性行為に及ぶとあの時の恐怖が甦って、
身体がガタガタと震え、酷い時には狂乱して行為を拒んでしまう。
「俺は煙草で十分だ、キエン」
パオはそう言って基地に戻ろうとした。私はその腕を掴み、再び引き寄せた。
「いや……い、行かないで…パオ」
「キエン……いいんだ。無理はするな」
パオの腕に抱かれても身体が震える自分が情けなかった。
好意を抱く相手なのに恐怖に震える自分の身体が情けなかった。
「これで最期なのよ…最期なのに……そんなのイヤだ」
私は意を決してベルトを開き、ズボンをずり下げると
上着のボタンを外してシャツを捲り上げた。
「きっと…きっと我慢できるから…パオ…お願い、抱いて」
「キエン……」
パオはそれ以上何も言わなかった。
捲り上げたシャツから覗く乳房に唇をつけ強く吸った。
「んっ…はっ!」
そのまま交互に吸い、ずるずると舐めるように下腹部へと頭部をやる。
臍の辺りを舐めだした事から、私の身体が激しく震えた。怯えているのだ。
身体が、あの時のアレを。笑いながら私の中を汚し尽くした傷の男の幻影に。
「んんっ…あくっ!」
「キエン…綺麗だ……お前の身体…」
あらゆる所にキスを落とし、女の身体を激しく求めるパオ。
確実に死ぬとわかっているだけあって私の身体を貪るように弄っている。
「あ…そ、そこ……だ、ダメ…」
雰囲気を出すための嘘。心の中でパオに謝罪しながら喘ぐ演技をした。
いつ死ぬかわからない戦場で男として女に種付けしたいのは本能だろう。
だが、望みもしない男に無理矢理種付けされた女のその後など考える男はいない。
ましてや敵兵ならなおさらだ。私も無理矢理種付けされた一人の女なのだから。
傷の男にレイプされた後、私は傷口が癒えるまで寝たきりだった。
酷く衰弱していたため、ぶちまけられた精子を掻き出す力もなかった。
股から自然と逆流し、どぶッ…どぶッ…と精子が出てくる度に私は涙した。
レイプされた日から生理が止まった。恐れていた事が現実となったのだ。
日に日に疼く腹部、吐き気、微熱、乳が張りだしたような錯覚……私は決断した。
ネンに付き添ってもらって基地近くの集落にいる老婆に頼み、
小枝で……小枝で……形にもならない胎児を掻き出してもらった。
あの日ほど泣いた日はなかった。初めての子が憎むべき敵の種で、初めての子を堕胎した。
もう私は人殺しなんだと、泣いて、泣いて、狂ったように泣いた。
「はっ…ぐっンン」
朦朧とした意識の中で現実に引き戻された。
パオの指が股をなぞったのだ。尻に指が食い込む。
しゃぶりつくように吸われる濡れた秘部。
きっと酷い臭いなんだろうなと思い、私はパオの頭部に両手をあてがった。
ぐちゅぐちゅと股を舐められる。ガクガクと内股になるが、パオはそれでも
頭を突っ込んで舌で舐め、尻肉に指を食い込ませ揉みほぐした。
「キエン…キエン…」
パオが呪文のように私の名前を呼び、女の秘部を堪能している。
「キエン…も、もういいか…抑えが…」
パオが立ち上がった。取りだした肉棒が硬くガチガチに反り返り、脈打っている。
一度、外してしまった枷だ。雄としての本能が、私の雌の部分を求めている。
「んッ…いいよ…来て、パ…んんッ」
パオは返事の代わりに私の唇に吸い付き、舌を絡め合わせてきた。
そして私の片足を腕にかかえ、もう一方の手で腰を引き寄せた。
ずぶッという感覚のあと、パオが歯を食いしばって腰を突き上げた。
「いッ−−−−ぐッ…あッあッ!」
私は喉を仰け反らせて声を上げた。立ったままの性行為。
挿入にはまだ慣れていない膣が異物の侵入を拒み、締めつける。
下腹部に溶けた鉄の棒を突っ込まれたような痛みが私の脳を直撃する。
目を閉じ、必死に痛みに耐える。膣内を削り取られるような痛みに必死に耐えた。
「キエン…キエンッ!も、もう…止められ!う!ううッ!おッ!」
ズンズンズンと乱暴に突き上げるパオ。数ヶ月抑制されてきた性欲を余すことなく
私の中にぶつける。乳房に食らいつき、本能のままにより深い所で射精しようと突き上げる。
溜まりに溜まった性欲だ。妊娠の二文字が脳裏をかすめるが、
私は痛みに耐え、パオを受け止めたかった。
妊娠してもいい。この後の戦いで私が生き残れる保証はないのだから−−−−
「も、もう出るッ!キエン、キエン−−−−−−で、出るッ!」
射精を告げるパオの顔が一瞬、あの時の傷の男と重なり、
腕がパオの身体を突き飛ばそうと震えだした。
「パオッ!き、来てッ!!」
私は強引に両腕をパオの背中にまわして、深く抱きついた。
途端にぶりゅううッと膣内の最奥に熱い体液がぶちまけられた。
「おッ…んおおッ…う、くううッ」
パオが私の頬に自身の頬を密着させ、呻いた。
何度も何度もビクつき、その度に体液を吐き出す。信じられないくらいの量だ。
「ふぅ…はぁ…おおぅぅ…」
全てを弛緩したようなパオの声、尻肉をぐにゅぐにゅとこね回しながら延々と射精した。
「あ…あ……は…」
「うっ…うう…」
ふるふると震えながら最後の一滴まで私の中に注ぎ込んだのだろう。
射精が終わってもパオは私の身体に密着したままじっとしていた。
抱いた片足を離し、汗にまみれた胸板で私の乳房を潰すように抱いてきた。
「キエン……キエン…」
パオは何度も、何度も私の名前を呼び、身体を震わせた。
私とパオの結合部から胎内におさまりきらなかった精液がドロッとこぼれ落ちてきた。
夜も更け、深夜になった。銃の点検を済ませ、ズボンの裾を締める。
ジャングルで集めた蔓を輪にして首にかけ両腕を通す。
これは死体になったとき引きずりやすいようにする為だ。
攻撃に必要な装備以外は全て塹壕に置いて行く。
突撃銃の弾倉を3本〜4本受け取り、配置につく。パオが身体に爆薬を巻き付けて現れた。
兵達から励ましの言葉を掛けられながら部隊の先頭に立つ。
目が合った。軽く頷く。敵軍の基地はすぐそこだ。
対戦車ロケットランチャーを担ぐ者、短くなった煙草を吸い合う者、祈る者様々だ。
私は突撃銃に装着されている折り畳み式のニードル銃剣を突き刺し出来るように伸ばした。
この銃は同じアジアの赤い大国で採用されているタイプで便利だ。
夜中の0100攻撃の時間になった。
小隊ごとに分かれ、指示に従う。途中、矢印の形に編んだ竹の葉を木に引っかける。
攻撃方向を示すためだ。敵基地の周囲にはたこつぼが何ヶ所もある。
対人指向性地雷が特に厄介だ。
気付かれないように方向を反対にしなければ小隊が丸ごと挽肉になってしまう。
友軍の兵士が地雷に取りつき、慎重に、慎重に方向をたこつぼの方向へ向ける。
1つのたこつぼに2〜3人の敵兵がいるようだ。
私達の受け持ちのたこつぼの地雷は向きを変えた。次の瞬間、パシュッと照明弾が上がった。
別の小隊が発見された。反対側からボンッボンッボンと地雷の爆発音。
唸る機銃音に敵の言葉。地雷が爆破されたが方向を変えている、ミンチになるのは敵の奴らだ。
しかし、たこつぼから返ってくる銃弾。敵もそれほどバカではなかった。
たこつぼの中に隠れて地雷を爆破していたのだ。
「対戦車ロケットでたこつぼを吹っ飛ばせ!進路をこじ空けるぞ!」
小隊長が叫んだ。発射されるロケット弾、たこつぼの土嚢を吹き飛ぶ。
「突撃!突っ込めえええ!」
小隊長がピストルを掲げて突撃した。私達も喊声を上げて突撃した。
先に突撃した兵が爆破したたこつぼにフルオートで弾をばらまき、次のたこつぼへ向かう。
『グークだ!グークの大軍が来やがった!』
『撃ちまくれ!司令部、司令部!こちら−−−−−−』
土嚢が積まれたたこつぼから聞こえる敵の言葉。
私はピンを抜き、取っ手付き手榴弾を投げつけた
爆発音。たこつぼから逃げ出す兵士の背中目掛けて発砲した。
悲鳴と共にうつ伏せに敵兵が倒れる。
「くたばれ、この野郎!」
ズブッという鈍い音と肉を貫く感触、倒れ込む敵の背に私は何度も突き刺した。
「くらえ!くらえ!このクソ野郎が!」
「おい、一等兵!そいつはもう死んでる!行くぞ!」
小隊長が叫んだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…了解!」
本当に死んだか確認するために足で仰向けにした。こいつの顔は知っている。
村でマイさんを犯していた兵隊だ。この陣地には村を襲った部隊がいるのだ。
傷の男−−−−−−絶対に見つけて復讐してやる。
続
続き来てた!
ジャングルでの戦闘って凄い好きなシチュだ
続き頑張って
乙乙
続き期待
投下待機ついでに保守
「現状は連合艦隊の主力は動けません。なので連合艦隊主力が動ける作戦は燃料の問題が解決するまで控えるべきです」
次の会議で祐子はこう述べた。
「輪島中佐、燃料はいつ満足な状態にまで貯まるのかね?」
福山の質問に今日子はすまなそうに「トラックにある艦隊を全力出撃させるには三ヵ月はかかります」と答えた。
「3ヶ月も敵は待ってくれないぞ。それまでどうするんだ?」
福山は次に祐子へ尋ねる。
「敵はソロモン諸島を北上するか太平洋を西進してくる筈です。ソロモン諸島は放棄して戦力をラバウルへ、太平洋もギルバード諸島やマーシャル諸島を放棄して
トラックへそれぞれ集結させてしまうべきです。そうすれば守る海域も減ります。つまりは燃料の消費も少しは抑えられます」
「馬鹿な」
毅然と言う祐子に福山は一蹴する。
「撤退となると陸軍の賛同が必要であるし何よりも大本営での裁可が必要だ。それらが終わるまでに敵は進撃して来るぞ。現状で出来る案を考えろ」
横柄な言い方の福山だったが現場を預かる立場であるならば今をどうすべきかが重要となる。祐子は福山の言い方に苛立ったが内容は理解で同意もできた。
「現状となると航空隊による迎撃しかありません。艦隊は第八艦隊ぐらいしか動かせません」
第八艦隊はラバウルを拠点にソロモン方面を作戦海域にしている艦隊だ。戦力は重巡洋艦と軽巡洋艦が二隻づつに駆逐艦八隻・潜水艦六隻と小規模な艦隊である。
空母を伴う敵艦隊が襲来すればひとたまりも無い。
「それでは今まで通りではないか」
小山が呆れるように言った。祐子にとっては自分を非難されたようで胸が痛い思いになった。
「少しだけ明るい報告があります」
と落ち込み気味の空気を少しでも和ませようと藤永が言い始めた。
「ようやく陸軍航空隊がラバウルに到着しました。我が航空隊も少しは負担が軽くなるでしょう」
これまで陸軍航空隊は洋上での航法ができないとして太平洋やニューギニア方面へなかなか進出しなかったが戦局の悪化からとうとう進出せざる得なくなった。
「陸軍の報告では戦闘機を100機に爆撃機や偵察機などを50機を派遣するそうです。また増援を更に送り戦力を強化する事を検討しているそうです」
藤永の報告に福山と小山は少しだけ明るい内容に険しい顔をやや緩めた。
「陸軍か…水本君。明日にでもラバウルの第八方面軍司令部へ行って戦線の縮小ができないか聞いてみてくれ」
翌日の朝に祐子はトラック島から一式陸上攻撃機でラバウルへ向かった。
「先輩もラバウルに行くんですか?」
祐子の乗る陸攻に藤永が同乗していた。
「ラバウルに来た陸軍航空隊へ挨拶に行くのさ。こっちとしては頼りにしているからな」
「陸軍を頼りにですか」
「おいおいお前も陸軍だからって色眼鏡で見る性質か?」
「そうでも無いですけど、よく分からない分期待できる戦力なのか不安で」
「なるほどな。まあ俺も航空の仕事をしていたから陸軍の事を初めて知った。その知った内容で考えるなら多少は期待できる程度だな」
「多少ですか」
「陸軍の一式戦闘機というのは速度は零戦と並ぶぐらいで旋回性能が良い機体だが武装が12.7ミリ機銃が二丁だけとどうも火力が弱いのが難点だな」
中島一式戦闘機「隼」は格闘戦をより重視した機体であるから軽く作られている。その軽量方針は武装にも現れ当初は7.7ミリ機関銃2丁が選ばれるぐらいだった。
「数合わせにはなんとかなりそうですね」
「なんとも辛口だねえ」
祐子はよく分からない多少頼りに出来ると評価されている陸軍航空隊をそう自分で位置づけた。
「でも。搭乗員の腕は海軍と同じく良いのが揃っているそれだけでも十分頼りにできるさ」
藤永のその言い分に祐子は納得しつつも見た事の無い存在が戦局に寄与できるのかなと未だ疑問は晴れずにいた。
「撤退か?できるか!」
ラバウルの陸軍第8方面軍司令部を訪れた祐子は戦線の縮小とだけ言うと方面軍参謀長の鹿島少将はいきなり一喝した。
「確かに撤退もありますが確実に防衛をできる範囲にまで下がるのです」
鹿島の気炎に慌てつつ祐子は弁明する。
「その範囲はどこまでだ?」
「できればソロモン諸島の部隊をこのニューブリテン島まで下げてはどうでしょう」
「つまりソロモン諸島を放棄せよと言うのか?海軍がよく言うな。こんな所を戦場にしたのは海軍だと言うのに」
ソロモン諸島へまず進撃したのは日本海軍だった。アメリカとオーストラリアの連絡線遮断を目的としたFS作戦を海軍独自で進めていたからである。しかしガダルカナル島攻防戦から陸軍が応援に駆けつけ今では
各地に部隊を置くようにまでなっていた。陸軍からすればまさに「海軍に呼ばれて来た」という感覚なのだろう。
「陸軍は熊本第六師団をはじめ数万の兵力をソロモンに置いている。それは大本営の決定でだ。海軍の都合で気ままに動くようにはなっとらんのだ」
鹿島の言に祐子はまた大本営かと内心で溜息をつく。日本の軍事における最高意思決定機関である大本営の認可がなければ戦略的に一つの地域を放棄する事はできない。
「大本営の決定があるのならば我らは従う。それで分かってくれまいか?」
祐子と鹿島のやり取りを見ていた第八方面軍司令官の今田仁史大将は温和な雰囲気と表情で祐子へ言った。祐子は今回の訪問は何としてでも陸軍を説得するのでは無く試しに聞いてみるだけのものであるのを思い出し
「承知しました」と答えた。
第八方面軍司令部を後にした祐子はラバウルの町を歩いた。ここはソロモン・ニューギニア方面の中でも最大規模の拠点であり幾万の陸海軍将兵のみならず将兵を相手にした商売をする民間人達も多くが来て前線とは
思えない賑わいがあった。
「あ、先輩」
将兵が多く行き交う雑踏から祐子は藤永を見つけた。陸軍との一件の愚痴でも言おうかと祐子は藤永の所へ向かおうとする。
「そこの中佐、お待ちなさい」
いきなり祐子は声をかけられた。声の主は大佐の階級をつけた丸顔の中年将校だった。
「こっから先は行かん方がええですよ」
中年大佐は警告した。けれども祐子は合点がいかない。
「中佐よく聞いてな、あそこに見えるんは将校用の女郎屋や。女性用ではないさかい行かん方がええでっせ」
その大佐の言う通りだった。藤永の姿は女郎屋らしき建物の中に消えて行く。
「中佐はんは見たところ参謀ですな。あの人が出て来るまでウチの所で待つのはどうでっか?」
中年将校は自身を第一連合通信隊で情報分析をしている大槻大佐だと名乗った。
第一連合通信隊は敵の通信傍受や方位測定などを行う情報収集の部隊である。その通信隊司令部に祐子は招かれたのである。
「どうも我が軍は通信に関して軽く見てはるように思えますのや」
祐子は自分が連合艦隊の参謀だと自己紹介したが大槻はますます祐子の存在に喜び口調を変えず話続けた。
「先のミッドウェー海戦だと敵機動部隊の動きを大和の敵信班が掴んだのに我が機動部隊も同じ情報を掴んでいるからと報せてやらんかったそうですわ。
無線封鎖中とはいえ報せていたら結果は違ったと思うんや」
空母4隻を一度に失った日本海軍にとって悪夢のミッドウェー海戦で機動部隊の後方を進む連合艦隊主力の旗艦である戦艦「大和」では通信傍受によって
敵空母出現を察知したが無線封鎖によって静かにミッドウェーに近づき奇襲を狙う作戦をしていた大和座乗の連合艦隊司令部は本山長官が報せるべきと言
ったにも関わらず幕僚が無線封鎖を破るのを嫌がった為にできなかったと言われる。
当事者では無い祐子であったが同じ連合艦隊司令部の幕僚として恥ずかしいような思いにかられる。
「ミッドウェーみたいな負けをせんで欲しい。だからこそウチらで集めた情報を有効に使って貰いたいんや。だからこそ何処かの司令部で参謀やっとり
そうな中佐さんをここへ誘った訳や。ましてや連合艦隊司令部の作戦参謀となれば嬉しい限りでっせ」
丸顔に笑みを浮かべる大槻に祐子は緊張感を説いた。最初は怪しい関西人みたいに思えていたがどうやら良い人格の専門家だと思えてきた。
「では集まった情報がどんなものがあるか見せてくれませんか?」
祐子は大槻に好感を持って語り合おうとした時だった。
いきなり空襲警報が鳴った。
「話は後にして防空壕へ!」
祐子は大槻の後に続いて通信隊司令部の建物から防空壕へ向かい走る。周りでは他の将兵も慌てて走っている。
既に空は戦場だった。陸軍の高射砲に海軍の高角砲が弾幕を張り空中戦の跡らしい曲線の飛行機雲と撃墜された機の黒煙が幾つもある。
「これが戦場・・・」
思わず足を止めて空の戦場に見入っていた。
「水本中佐!」
大槻が心配して叫び祐子は我に帰り防空壕へ向けて走り出す。
「ええええ!!」
走りながら祐子は異常な光景を見た。
爆撃から逃れようと将兵や民間人が多く逃げる中でトラックの陰に隠れて性交に及んでいるのだ。
生きるか死ぬかの時に何をやっているんだと祐子は驚いた。
だが祐子の驚きはあと二つある。
まず祐子は経験の無い生娘であり他人のとはいえ交わる光景を見るのも初めてなウブな乙女であった。第二にその性交に励んでいるのがあの藤永だったからだ。
「何をやっているんですか先輩!」
と祐子は心の中で叫んだ。また足を止めれば大槻に迷惑がかかると思ったし性交している場所へ近づく勇気が無いからだ。
「先輩。昼間は妙な所へ行ってましたね」
空襲が終わりその日の夕方。ラバウルの水交社(海軍士官用の喫茶店や旅館)で祐子と藤永は再会した。
互いでコーヒーを飲みながら雑談している時に祐子はいつもからかわれているお返しにと藤永が女郎屋に行った事を言ったのだ。藤永は平然とした態度ながらもやや困った顔でいた。
「ちゃんと陸軍航空隊との仕事は終わって息抜きしてただけさ」
藤永は平然と言う。それが祐子には面白くない。
「ですけど、ですけど、空襲中にしているのはどうかと思いますよ〜」
祐子は必死にからかう。さすがに藤永もこれには顔がやや赤くなった。
「見たのかお前?」
「ええ。トラックの陰に居てしていたのを」
藤永を攻めている祐子も顔を赤らめながら言う。
「まあ忘れてくれ」
「あんな大胆な事そうそう忘れるなんて出来ませんよ」
「水本も意地悪になったもんだ。昔はあんなに可愛いかったのに」
何やら藤永は祐子の態度を面白がっていた。けれども祐子にとってはようやく、自分がからかう立場になったのに藤永は平然としているのが面白くない。
「その、相手は誰なんですか?」
祐子が尋ねると藤永はまた困った顔をしたがすぐに開き直る。
「女郎屋の女だ。良いところで空襲になったから一緒に逃げていたんだが、どうも俺は治まりがつかなくてな。どうせ皆は逃げるのに必死だから見られはせんだろうと思ってしたのさ」
「そっそんな。先輩はそんなにスケベだったんですかあ」
聞くウブな祐子の方が慌てた。それは記憶にある光景も思い出したからだ。
「そう、男はスケベだ。だから我慢ができない時がある。今度武蔵で我慢できなくなったら水本に夜這いでもしようかねえ」
「ええええ〜」
からかうつもりが逆にからかわれている。祐子は「まったく面白くないじゃない」と逆襲の失敗を悔しがった。
祐子と藤永はその日の内にトラックの戦艦「武蔵」へ帰還する予定だったが空襲で乗って来た陸攻が損傷した事で帰還が明日になり2人は水交社で一泊する事になった。もちろん部屋は別々である。
前線の基地であるが綺麗に整えられたベッドに祐子は身を横たえる。
疲れを感じつつ今日の事を祐子は思い返した。陸軍の件はどうにもならなかった。けれども通信傍受部隊の将校と顔見知りになったのは収穫だったと頭の中でまとめる。そして記憶は空襲の時へと繋がる。
「我慢ができないからってよくやるものだわ」
藤永と女郎屋の女が空襲の最中に情交をしているなんて信じられないと祐子は思いつつも、あの一瞬だけ見た光景が写真のように鮮明に残る。
トラックの影に隠れて女の着物の裾をまくり尻を出させ藤永はズボンだけ脱ぎ懸命に腰を動かし女を攻め立てていた。
「まったく何やっているですか先輩」
そう思いつつも初めて目にした他人の性交場面は祐子を火照らせた。
表の感情はいけないと思いつつ祐子の右手はズボン越しに自分の股間を摩る。
白い第一種軍装のズボンが祐子の右手で皺を幾つも作りその皺の波が動くと共に裕子の身体は震える。
あの記憶を元に始めた自慰はその記憶を再現しようとするように祐子は動く。
仰向けに寝ていた姿勢をうつ伏せに変えて尻を突き出す格好にしてズボンをもどかしいように膝まで下げた。それは下着のズロースも同じであったがすでにズロースは手淫によってシミができていた。そんな濡れた下着もズボン同様に膝まで下げる。
もはや丸出しの尻を祐子は直接右手の指で秘所を摩る。
ちなみに祐子は男性経験が無いものの自慰行為は度々していた。ストレスの多さがそうした性的行為に向かわせていたのだ。
秘所の入り口をなぞる行為を祐子は続けた。真っ赤に染まる顔を枕に押し付け喘ぐ吐息を隣の部屋にいる藤永に聞かれないようにしている。けれども秘所からは濡れた音が部屋に静かに響いていた。
やがて祐子はあの光景同様に後ろから突かれたらと思うようになる。
秘所をなぞる人差し指を真っ直ぐ突き立てるようにして秘所の中へゆっくり入れる。
まだ貫かれていない為に指は入り口と少し中を往復する。祐子は違う心地と記憶とが合わさり興奮が高まり吐息から「あっあっ」と嬌声が出るようになった。とはいえ嬌声は枕の中へ吸収されてこもった声が断続的に聞こえるだけである。
とはいえ天井へ向けるように突き出した白い小ぶりな尻は祐子の手で愛液に濡れて僅かな電灯の明かりで艶かしく揺れ動いていた。艶かしさは枕から漏れる喘ぎと次第に突きの速さを増す指からの「くちゅくちゅ」という音がより淫靡さを増していた。
祐子は興奮の高まりと共に指を早めて行く。そしてとうとう絶頂を迎える。
絶頂の瞬間に祐子は思わず背を反らし全身を伝う快感にしびれ「ああああ!」と啼いた。
うつ伏せのまま余韻に浸る祐子はやがてある事に気付いた。
絶頂の瞬間に枕から顔を上げて大声を上げてしまった。さすがに藤永に聞かれたかもしれない。
もしも聞かれていたら明日顔を合わせる時にどうしようと祐子はまた顔を真っ赤にしてまた枕に顔を沈めて恥ずかしさに悩む事なった。
91 :
作戦参謀水本裕子:2012/02/05(日) 12:40:51.66 ID:2RmzUykn
とりあえず。ここまで
乙乙
自慰最高
>>79の続き
ちょいグロ&エロ
プラトーン
爆発音に銃声、怒号に悲鳴。
野戦基地周辺は敵味方入り乱れての乱戦となった。
あらかじめたこつぼの位置を全て記録していた我々は一つずつ
潰していき、基地の中枢部に着実に迫っていた。
『こちらチャーリー1、敵大部隊の攻撃を受けている。
基地内に侵入されるのも時間の問題。空軍に爆撃を要請』
たこつぼにいた通信兵が担いでいる無線機から意味不明な敵の言葉が雑音に
まじって聞こえる。
「こいつでもない…どこにいる傷の男」
私は通信兵の身体から銃剣を引き抜くと次の目標に向かった。
『ザー…こち…らザー…サンディ…リード…注意して爆撃します…ザー』
『こちらチャーリー!敵は既に基地内に侵入した!この上に落とせ、責任は私がとる』
『了解、超低空でクラスターとナパームをバラまきます。地下に潜っていてください』
たこつぼの防衛線を破った友軍がいち早く敵基地に侵入し、
壮絶な白兵戦が始まった。
敵の瞳が見える距離での銃撃戦に取っ組み合い。
銃剣にナイフ、手榴弾に拳銃。
こちらは1個師団、相手は多く見ても3個中隊。
いかに敵の装備が優れていようと多勢に無勢だ
続々と侵入していく友軍。私は最後のたこつぼの中で
呻く敵に突撃銃をお見舞いして、弾倉を換える為に中に入った。
その時、敵の中枢部で大爆発が起こった。
たぶんパオがうまくやったんだろう。感傷に浸っている暇はない。
パオがくれたこの機会を無駄にはできない。
新しい弾倉を装填し、レバーを引く。私もあの中に加わって、傷の男を見つけなければ。
たこつぼから出ようとした時、数名の友軍が私を追い越して突撃していった。
が、木の陰から銃撃をうけ倒れた。その陰からぬっと出てきたのは一人の敵兵だった。
黒い銃を構えて足を引きずりながら出てきた。
もう一方の手に持っているのは…塹壕を掘るための鋭いスコップだ。
その敵は倒れて蠢く兵にスコップを振り下ろした。
「あがっぐぎゃあっ!」
ぐちゃ、ぶしゅっと肉を叩きつぶすような音がスコップを振り下ろす度に聞こえてくる。
「やめろ…やめてくれっぐばっ!」
友軍の兵が這いつくばって逃げようとするが、その頭に向かって振り下ろす。
ぐちゃ、ぐちゃ、ずぶっ…耳につく悲鳴に肉が潰れ、裂ける音が続く。
「……っ!!」
私はその敵の影を狙って引き金を引いた。
パンパンパンッという音と共に敵の影がビクッと引きつり倒れた。
たこつぼから這い出て、銃を構えたままその影に近付いた。
『あ…あ……くそ…』
腹を押さえて、何かを言っている。
私はとどめを刺そうと、突撃銃の引き金に手をかけた。
男の青い瞳がこちらを向いた。顎から頬にかけて傷がある男。
あの頃と髪型は違うが、間違いないあの傷の男だ。
『くそ……グークのアマにやられるとはな…ザマァねェ…』
私は鉄兜を脱いだ。怒りでわなわなと手が震える。間違いないこいつだ。
「傷の男、やっと見つけた……お前だけはこの手で確実に殺してやる」
『何言ってるかわからねぇんだよボケ……あン?てめぇ………
へへ、そ、そうだ…あのちんけな村でレイプしたあの時のガキか!』
こいつ…私を見て笑った!?私の怒りが爆発し、銃剣で傷の男の両脚を刺した。
「何を笑っている!私を!私をレイプしやがって!何を笑っているんだ!?」
何度も何度も、二度と歩けないように刺しまくった。
しかし、傷の男は笑っている。
『ひゃははっ、こいつはいいぜ!こんだけ恨んでるってことはよォ!
俺の種汁はかき出せたか?ああ!?俺の種汁で孕んだんだろ?
俺のイチモツぶちこんでぶっ放した時は最高だったぜ!
ええグークのメスガキ!!』
言葉はわからないが、まだ私を見て笑っていやがる。
「このクソ野郎!お前のせいで、お前のせいで皆、死んだんだ!私がぶっ殺してやる」
今度はその股間に銃剣を突き立てた。
「思い知れ!思い知れ!このクサレ外道が!」
近くで爆発音がしたが、私は構わず抉るように銃剣を動かす。
『ぎっ…ぐっ…そうだ!ヤレよ!お前の穴に突っ込んだ俺のイチモツだぜ、
けっけっけ…孕んだ時の気分はどうだった?生んだか?それとも堕ろしたか?』
「うるさい!うるさい!うるさい!黙れえええっ!」
傷の男の笑い、2年前の悪夢、恐怖、苦痛、屈辱、憎悪、
怨恨が渦巻き、私は絶叫しながら傷の男に銃剣を突き立て、
引き金をひき、銃尻であらゆるところを殴打した。
「同志一等兵、同志一等兵!そいつはもう死んでいます!」
私を後ろから羽交い締めにする兵の声。
「うるさい!離せ!離せぇ!こいつは笑ったんだ!私を見て笑いやがったんだ!」
「落ち着いてください!落ち着いて!同志!同志!一度、深呼吸をして、水を」
言われたように深く息を吸い、吐く。猛烈なのどの渇きに私は受け取った水筒から
水を浴びるように飲んだ。
「んぐっんぐ…ぷはあ…はあ…んぐっ…」
「落ち着きましたか?」
「あ、ああ……」
見ると少年兵だった。武器を持っていないことから衛生兵だろうか?
「同志一等兵…腕を…手当てします」
私は自分の腕を見た。いつの間に刺さったのか、鉛筆ぐらいの
木片が突き刺さっていた。
少年兵が木片を引き抜き、止血剤と包帯で処置している間
思い出したように傷の男―――だったものを見た。
顔は潰れ、はらわたがはみ出し、血みどろの肉塊がそこにはあった。
私も酷い顔だったのだろう、返り血を浴び、両手は血まみれだった。
「だ、大丈夫ですか?同志一等兵」
心配したのか少年兵が問う。
「あ…ああ……う、ううっ……お爺さん…婆ちゃん…リー、マイさん…皆…
やった…私、私…やったよ…皆の仇を討ったんだよ…」
私は両腕を抱えて踞った。涙が自然と溢れてくる。今の今まで生き抜いて
皆の仇を討てた。堕胎した子、戦死したパオ、過去の悪夢、
色んな感情が入り乱れて、私は…私は…私は…
その時、上空を爆音と共に何かが近付いてきた。
ブォンと二つの鉄の塊が私達の上を駆け抜けていく。
「……ひ、飛行機!?空軍……衛生兵!はやく、たこつぼの中に入って、早く!」
「えっ…!?え…!命令は突撃ですよ!?」
状況を呑み込めていない少年兵。
「いいからっ!はやく!死にたいのか!!」
私は有無を言わせず、少年兵の襟元を掴みたこつぼの中に滑り込んだ。
途端に起こる大爆発、たこつぼの上をものすごい熱風が駆け抜けていく。
立て続けに二回、三回爆発した。敵の飛行機が爆弾をばらまいていったのだ。
はァ…ハァ…ハァ……自分の基地の上に……めちゃくちゃだ………
「衛生兵、大丈夫か?」
「は、はい…何とか……」
私はたこつぼからそっと外を覗いた。木々は焼かれ、敵基地があった所は
炎の海だ。そこらじゅうに黒く焦げた塊や肉片が飛び散っている。
敵か味方か区別のつかない兵士が飛び出したはらわたを必死に腹部に収めようとしている。
体の半分がただれうろうろと幽霊のように歩く兵、腕や足がもげ、這いつくばって
芋虫のようにうごめく者達。地獄絵図だ。
「攻撃はもう無意味か…」
「同志一等兵…どうしましょう……」
衛生兵が不安気に言った。
「…………」
師団の潜伏基地は酷い有様だった。
攻撃に参加して無傷の者はほとんどいなかった。
そこら中で兵士が呻き、水を、水を求め、それが合唱のように聞こえた。
少年兵はあわただしく走り回り、応急処置をしているが
ほとんど助からない者ばかりだろう。
軍医が『助かりそうな者だけ手当しろ』と指示している。
私は血まみれになった手や顔を拭き、今になって痛み出した腕を押さえて俯いていた。
攻撃に参加して生き残ったのは師団の3分の1にも満たない、ほとんど壊滅状態だ。
後で聞いた話だが、あの敵基地は我々をおびき出す囮だったらしい
……私達はまんまと敵の罠に嵌められたというワケだ。
パオの死も結局は無駄に終わったという事なのだろうか?
「キエン、キエン一等兵はいるか?」
基地指令が士官を伴って現れた。
「はっ。自分がキエン一等兵であります」
基地指令直々にとは―――敵前逃亡罪で処刑でもなるのだろうか?
生き残った兵の中でも弁解の余地無く銃殺された兵士が何名かいた。
「今回の攻撃においての勇敢な戦功を讃え、曹長に昇進。第2小隊の小隊長を命ず。
おめでとう、キエン曹長」
「は…じ、自分がですか?」
「そうだ。証言者に感謝しろ、女性兵ながら鬼神の如き戦いぶりだったと聞いている
これからもよろしく頼むぞ」
指令は私の肩をニ、三度叩くと満足したように歩いていった。
「私が……小隊長か……面倒くさい……」
私はそう思って再び踞った。師団が壊滅状態だ、どうせ小隊も再編成中だろう。
そう思うとどっと疲れが押し寄せてきた。猛烈な眠気に抗えず私は泥のように眠った。
『い、いやああっ!やめてっえ…ぐっ!は…おおっ!』
敵兵の女の声で目が覚めた。時計を見ると夕暮れ時だ。半日以上眠っていたらしい。
塹壕の近くで捕虜になった金髪の敵兵が男達にレイプされていた。
木にしばりつけられ、剥かれた尻を荒々しく突きまくられている。
揺れる乳房は大きく、顔の造形もそれなりにいい。
時折、顔を殴られ肉厚の尻にタバコを押し付けられている。
「このクソ野郎!ガキだからってようしゃしねェぞ!うっお、おおっ!」
兵士が天を仰ぎ、腰をニ、三度深くたたきつける。
ビクビクと痙攣している敵の女。まだ若い、私と同じぐらいだろう。
射精した兵が離れると別の兵がすぐさま入れ替わる。
「オラ、休んでいるんじゃねえよ!」
『ふぐっ!!も、もうやめっ…んっぐおっ!あああっ!』
異国の女なんてそうそう犯せるワケでもない。
恨み半分楽しみ半分といったところだろう。
別にどうでもいい。我々に捕虜は不要だ。どのみち死刑なら少しでも楽しもうと
いうのが男の性だろう。将兵も黙認している。
同性としての同情なんてない。むしろ『ざまぁみろ』って感じだ。
そんなことを思っていると横に傷の手当をしてくれたあの衛生兵が来た。
「あんたは犯らないの?」
私は笑って言った。実際、愉快だった。
あの敵兵が死ぬまでアタックされているのを見ていると胸がスカッとする。
「同志一等兵、やめてください」
この衛生兵が否定の言葉を上げた。
「私はもう曹長だよ、衛生兵」
「あ…し、失礼しました。同志曹長」
敬礼を返し、またうつむく。
「あんた童貞だろ?女も知らない内に死んじまうのはいやじゃないの?」
「僕は好きでもない女の人とするのはいやです。
それもあんな……僕には信じられない…敵兵とはいえ、女性を
あんな風に扱うなんて…」
衛生兵は涙を浮かべて言った。
……とか言って、どうせ夜になったらオナニーするんだろ?
情けないガキだなぁと思った。
「ふぅん……それで私のところに来たんだ…証言者クン」
「なっ―――」
「あんたが私を曹長に昇進させてくれたんだろ。一応、感謝しないとね」
「………ち、違います、ぼ、僕は証言なんて」
少年兵があわてて言った。わかりやすいガキだ。
「……どうせ身体(セックス)が目当てなんでしょ?さっさと済ましてよね」
私は面倒臭くなって言った。ゴムくらいは持っているだろう。
「そ、そんな…」
私は立って、後ろを向き下着とズボンを膝まで下げた。露わになる尻。
抱き合ってなんてごめんだ。性欲処理するぐらいならこれでちょうどいい。
「さっさとチンポだしてすれば?私は処女じゃないし、遠慮しなくていいよ」
「う……うう…」
「まったく期待していなかったワケじゃないんでしょ?」
この言葉が決め手になったのか、少年兵はがっついてきた。
愛撫もなにもない挿入。自分で前戯するのも馬鹿らしい。
猿みたいに腰を振って、射精。ゴムを代えて突っ込んで腰を振る。
「あ…はっ……ん」
若いだけあって本当に猿だ。加減が効かないらしくめちゃくちゃに叩きつけてくる。
「こ、これが…女の人の…き、気持ちいい、気持ち良すぎます!あっああっ!」
だんだんと濡れてきた私の膣口。傷の男を殺したことで吹っ切れたんだろう。
身体が性行為を拒否することもなくなった。
欲しくもなかった小隊長という地位。これからは何を目標として生きていけば
いいのかわからない。まぁ、いい…とりあえずこの性欲を処理してから考えよう。
END
これで完結かー
どっちかというとハッピーエンドが好き派だけど楽しませてもらいました
ありがとう
終わるのはさびしいけど
完結乙&GJ!
乙乙
パツキンの方をkwsk書いてくれると最高なんだけど・・・チラッ
101 :
戦車兵:2012/02/17(金) 11:17:21.74 ID:lK/Q24Pm
パンツアーフロントbisでゼーロウとかアンブレーブ河とか好きなんだが
アンブレーブ河の史実ってレーベとか全滅したのかな?
久々にやってふと思った疑問です。
アンブレーブ河を調べてみたらパイパー戦闘団の進撃ルートにアンブレーブ河
の橋があったけど米軍の工兵がその橋を爆破してルート変更を余儀なくされた
記述しか見つからん
そういや最近パンフロやってねえなあ
近代戦では中々話が作りづらいのはなんでだろう
「うわぁ〜スチアートより速い!日本の戦車はとっても速いのね」
小さな砲塔から顔出した金髪の少女は声を上げた。
エメラルドグリーンの瞳に風に靡く絹糸のような金髪。
柔肌は初雪のように白く、それでいて女性らしい曲線を
描き始めた肢体。女性の象徴である双乳も服の上からでも
はっきりと見て取れるほど実っている。
「当然ですよ、お嬢様、速さだけが取り柄の戦車ですから」
操縦席の小柄な少年が軽快な声を上げる。
「でもよかったの?相手はツカサの祖国なんでしょ?」
「構いません。身寄りのない僕をお父上様は暖かく迎えてくれました。
たとえ祖国が敵だとしても、この本間 司、
七生をもってアリスお嬢様の御身を守護させていただきます」
「ツカサ、ありが――」
少女が言いかけた時、
「ツカサ!カッコイイ。ワタシ、感激♪」
反対の席に座っている褐色の少女が抱き着いた。
「うわああっ!?やめて下さいニーシャさん!操縦!操縦!」
「コラッ!やめなさいよ!ニーシャ!」
上から足が伸び、褐色の少女の頭を蹴った。
「イタイデス、オジョーサマ」
インド人のメイドは頭をさすった。
「べたべたしないの!ツカサの邪魔になる!」
「オジョ―サマ、お金持ち、デモワタシ、金ナイ。
感謝、身体デスル」
「か、身体で――い、いやらしいのよ!不潔よ!不潔!」
「ワタシ、カーマスートラの本場、ダイジョーブ」
そんなこんなで日本軍の追撃をかわし、
英国軍の勢力圏を目指す一行であった。
保守ネタ
非常に気になる
逃走したチハ戦車の後方、およそ300キロ地点にもう一つの戦車が
全速力で追跡していた。
砲塔席から頭部を出している戦車長が前方を双眼鏡を使い、睨んでいた。
東洋の黄褐色の肌にキュッと結ばれた口元。
黒い瞳が凛と輝き、意志の高さを示し長い黒髪を後ろで束ねている。
欧州人とはまた違った美しさをもつ女性戦車長だ。
その女性戦車長は呻っていた。
「うぬぬぬ〜まだ追いつけないか…逃げ足の速い奴め」
女戦車長―――左門寺 楓は呻っていた。
「少尉殿、我慢してけれ」
無線席から、酷くなまった声が聞こえてきた。
短髪の整った顔立ちの女性だ。見ようによっては楓よりも美しい。
が、その花びらのような唇をもつ、可憐な口から発せられる
言葉のイントネーションは酷く聞きづらい。
「秋子!もう一回、何だって!?」
「おらは大○どご我慢してけれと言いだすっ」
無線手、野上 秋子上等兵―――出身・能代周辺
「………原、訳してくれ」
「ああッソレどこじゃないのに!少尉殿、秋子さんは
『私は○○○は我慢して下さいっていいました』って言ってンですよ!
うおおッエンジン焼ける!」
操縦席の原 孝(たかし)は必死になって操縦していた。
「このド田舎モンが誰が我慢しとんじゃボケ!舐めとんか、ああん!?
しばくぞワレッ!」
怒り狂った楓が足で秋子を蹴りまくった。
左門寺 楓少尉―――出身・赤穂周辺
興奮するとこの二人は独特の喋り方になる。
「ちょっ!出てますよ!二人とも!」
孝はげんなりして言った。
(興奮して喋らなければ、二人とも超がつくほど美人なのにもったいないなぁ)
同僚からよく『両手に華だな』と皮肉られたことがある。
ちなみに原 孝―――出身・帝都
「っっ―――ゴホン、あーあー…。こんあことしてる場合じゃない。
我が軍の戦車を奪取した英国人とその一味を捕らえなければならないんだ。
この詩作戦車の試験も兼ねてな…そうしないと……うう、大隊長からどんな目にあわされるか……」
頭部を抱え、楓は涙目になって俯いた。
「キツイお仕置きをされるんですね、わかります」
秋子がふぅと息をついた。
「頑張りましょう。敵は素人、こっちは玄人。大丈夫ですって」
そして追跡は続く。
保守ネタ 其のニ
とある飛空士への追憶のアニメ版とかみると旧日本軍の震電の
形ってよほど奇抜でファンが多いんだなと思う。
オネアミスの翼やスカイクロラにも同じ様な機体でてきたし。
とある飛行士〜は結構面白かった。つか主人公、よく自制できたな。
お姫様と無人島で二人きりならみちゃくちゃにしたくなるだろ。
108 :
戦車兵:2012/03/03(土) 11:40:08.35 ID:Jnedg9wD
戦車長と戦車兵
過去話2
>>31さん、夢の設定を借りました。ごめんなさい
東西から挟撃される最悪の形での戦闘はそろそろ限界だった。
日に日に縮小されていく戦線は既に帝国外部から内部へと移行しつつあった。
白銀の戦場に戻ることはもうないだろう。
そのうち市電で東西の戦線へ兵力を送ることも可能になりそうだ。
そうなれば実に経済的だ。皮肉だがそういう日はそう遠くはない。
まぁ…仮に自分の子供ができたとして、二度と赤い鈎十字の旗を
見ることがなくなるのであれば、戦う甲斐もあるのだろう。
この国をガチガチに絡まった『帝国』という束縛から解き放つには、
すべてを破壊するしか、もう術はないと思う。
しかし、その帝国の礎を築いたチョビ髭総統はそうは思っていない。
開戦当初の電撃戦を西部戦線で再現させるべく、予備兵力もすべて
つぎ込んで進撃を命じた。その為、ボク達は親衛隊にしか配備されないような
重戦車を与えられ、その進撃に加わることとなった。
何でも悪天候をついて、全戦線で進撃をするらしい。
多大な犠牲を払っても進撃する手口は東の大国で十分だ。
東部戦線では撤退を繰り返している我が軍だが、進撃を繰り返す敵は
その3倍から4倍は犠牲を払っているのだ。
それの真似を自軍の少ない兵力ですればどうなるか……今回ばかりは
ボクも危ないだろうと思う。ボクの名前はシュルツーナ、国防軍の女戦車長だ。
109 :
戦車兵:2012/03/03(土) 11:40:53.56 ID:Jnedg9wD
淫夢の後は身体が火照ってしかたない。
長い風邪が治った後、無性にオナニーしたくなる衝動に似ている。
上着越しにおっぱいを揉みながら、アソコに指を突き立てた。
ぬぷっという粘着音とともに指が温かい膣壁に圧迫され、
締め付けてくる異物の侵入を拒むような、それでいて肉棒の精放出を
急かすような複雑な動きだ。
オカズは、あの村で後ろから犯されていたシスターのお尻。
それに無理矢理突き上げられて、泣き叫ぶ声。
さっきの夢をオカズにしてもいいけど、犯されていた
のは自分自身だ。夢の中ではいいだろうが、今はあまり美味しくない。
「あ…ふぅ…ん」
指をくりくりと動かすと艶かしい声がこぼれた。
淫らな夢の中ではさんざん喘いでいたクセに
何だか改めて声を出すことに抵抗を感じる。
「ん…あッ…い…」
しばらくくちゅくちゅと弄りっていたが、じれったくなってきた
ので指を増やして、激しく掻き回すようにした。
「あっ…はっ…くぅぅ!」
ふるふると腰が震え、途端にくたぁと脱力する。
アソコから引き抜いた指にまとわりついている粘液が
絶頂に達した事を示している。
「はぁ…はぁ……ん」
士官用のテントの中でボクは毛布をのけて、立ち上がった。
濡れたショーツが気持ち悪い。新しく履き替えるために
脚をショーツから抜いた時、テントの外で声がした。
110 :
戦車兵:2012/03/03(土) 11:41:37.37 ID:Jnedg9wD
「失礼します。大尉、時間になりました。重戦車の点検確認を願います」
そんな命令したっけ?ボクは記憶を辿った…ああ、そういえば
重戦車に搭乗するのは初めてだ。照準手の彼に重戦車の点検を命じたっけ。
何度か戦闘を共にしたが、ハンスは照準手としての腕はかなり良い。
女所帯の戦車であっても伍長や曹長に可愛がられているし、軍曹も
『不潔だ』『汗臭い』と言いながらも『ちゃんと歯を磨きなさい』
『できるだけサウナに入りなさい』『手を洗ってうがいをしなさい』
と世話を焼いている。思春期の少年だ。ボク自身おっぱいやお尻に
彼の視線を感じる時がある
今までは生き残れたけど……今度はどうかな……
出撃の予定は2日後だ。が、まだ友軍はそれぞれの戦区に
配置できていないらしい。制空権を握られている為、
行軍に時間がかかるのは仕方のない事だった。十分な戦力が
集まっても今度の作戦が作戦だ…いや、もう作戦と呼べるのかも疑わしい。
(新兵君………彼はまだ童貞だろうか?)
呆然とそんな事を考えた。人間は危機が迫ると種を残す本能が
働くと聞いたことがある。
つまるところボクは、今、セックスがしたくてしたくてたまらない。
オナニーなんかじゃ抑えられないほどの火照りと渇き。
ああ…なんて淫らな女なんだろう。でも欲望に忠実なボクは言った。
「ハンス、テントの中に入って」
「は…?で、ですが大尉…士官テントには――」
「命令だ。入れ」
ボクは少し厳しい口調で言った。
「は、はっ!し、失礼しま――」
テントに入ってきたハンスの顔を何と表現すればいいだろう。
鳩に豆鉄砲?吃驚仰天?周章狼狽?
顔が真っ赤になり、あわてて後ろを向いた。
無理もない。女性士官が上気した顔をして、下半身が丸裸の姿をみたら
誰だってそうするだろう。特に思春期真っ盛りな少年兵ならなおさらだ。
111 :
戦車兵:2012/03/03(土) 11:42:22.35 ID:Jnedg9wD
「た、大尉!あ…ズ、ズボンを…」
くすくすとボクは笑った。
「ハンス、こっちを見て…それとも命令しようか?」
「そ、そんな…ぼ、僕はできません!」
ボクは簡易ベッドに腰掛け、股を開いて見せた。
「命令です。こちらを向いて、僕のアソコを見なさい」
あは…自分で言ってても呆れるほどに濡れてきた。
ショートカットにしている頭髪と同じ銀色の陰毛が光に反射して
テラテラと光っている。
「あ…あ……う」
ハンスが生唾をのみこむ音が聞こえた。成熟した女性の身体を
見た事なんてまずないだろう。初々しさが手に取るようにわかった。
「どう……男の子とは全然違うでしょ?見たことはある?」
「い、いいえ…あ、ありません」
少年兵のアソコはズボン越しにも大きく盛り上がっていた。
「ふふ…我慢しなくていいよ。オチンチン出してオナニーしても、
オカズには十分だと思うんだけどなァ」
「お、おなにぃ…おかず…?大尉…な、何をするんでしょうか?」
少年兵が初めて聞いた言葉のように言った。
「あははは、隠さなくていいよ。精通はしてるんでしょ?」
「せいつう…ですか…あ、あの僕にはわかりません…一体、何を」
「………本当に知らないの?」
「は、はい……」
ボクは質問を変えることにした。
「寝たときに、君の女の子の夢を見て、朝起きたら
オネショじゃなくてもパンツが濡れていたことがある?」
「えっと……そ、それは……その………あります」
精通…射精はしているようだ。しかし今時、この年齢になっても
自慰すらしらない純真な少年がいるとは信じがたかった。
もかすると農家の口減らしに兵隊に出されたのかも知れない。
大家族であれば働きに働く毎日だ。
そんな事を覚える間なんてないのだろう。哀憐の情と
同時にこの初な少年兵を自分色に染める事ができると言う劣情が
ボクのアソコを濡らす。
ああ…久しぶりの雄だ………その期待にボクの胸は高鳴った。
一回、イッておかないと。
この少年を無理矢理、犯してしまいそうだ。
112 :
戦車兵:2012/03/03(土) 11:43:44.03 ID:Jnedg9wD
「わかった……じゃあ、後でオナニーを教えてあげるから
ボクのここを舐めて」
「え…な、舐め…?」
「そう。舌と口を使って、ね。これは命令。
いいって言うまで舐め続けなさい」
「は……はい…」
少年兵は厳しく叱られた犬のようにしゅんとして、
膝立ちになってボクのアソコに顔を近づけた。
少年兵の吐息がアソコにかかる。
「ん……さぁ…早くして」
少年兵は目を瞑り、舌を突き出した。じれったい。
ボクは多少強引にする事にした。
ハンスの頭を掴み、グイとアソコに押しつけた。
「んぶッ!?ンン、」
目を白黒させながらハンスは声を上げた。
あはっ…とっても激しくて気持ちいい。
窒息させないように気をつけないと…
無意識にも舌を使って雌の部分を愛撫しているのだ。
この少年はそう言った素質があるのかもしれない。
「んぶっンンッむふっ!」
「はっ……あっ、は、激しい…あゥ」
舌が一番敏感な突起を舐め、ボクは声を上げた。
やだ…この子、上手い…やっぱり素質が…
「んぶ…ちゅるぴちゅ…んぶっうう!」
息を吸おうと無我夢中で舌を動かしている。
固い歯がヒダに触れ、鼻が陰核を押し、刺激を与える。
じゅくじゅくと濡れそぼっているアソコがキュンキュン疼く。
欲しているのだ、ズボンの舌で激しく起立している、雄の象徴を。
ああ…ボクも欲しい。アレで奧を抉るように突いて欲しい。
あはっ…あのシスターみたいに乱暴にパンパンされたい。
犬の交尾みたいに後ろからして欲しい。獣みたいにして欲しい。
膣内にぶちまけて欲しい。欲しい、欲しい、欲しい。
倒錯した痴態を晒しながらボクは眼を閉じ、天井を見上げた。
ゾクゾクゾクとアソコから脳天を突き抜ける感覚。
「あんっイッ…イクッ!」
ビクビクと震えながらボクは激しくイッた。アソコからぴゅっと愛液が飛び
少年兵の顔を汚した。
「はあはあ…んっ…あっ…」
お尻をハンスの顔から離すと口で大きく息を吸うような動作を繰り返している。
鼻だけで息をするのは辛かったのだろう。
「はぁはぁはぁ……ふふふ、苦しかった?ごめんね」
普段なら絶頂の余韻に耽り、空しくなるのだが、今日は違う。
内にわだかまる劣情がとぐろを巻き、うねっている。まだまだ欲しい。
雄の身体を欲しているのだ。
「ハンス、とっても上手だったよ…ありがとう…
さぁ、今度は君にオナニーを教えてあげないと、戦車の中に行こうか」
続
、
一番最初に投下した戦車長のエッチが尻切れトンボだったので補完の為に投下です。
この後、戦車内でのパイズリに続く流れです。所々つじつまが合ってないのでごめんなさい。
どうしてシュルツーナが淫乱になったのか、初めての相手に調教されたのか。
とか考えたらきりがないです。
もしよかったらそう言う方面が得意な書き手さんに書いて欲しいです。
ふぅ・・・
乙
おおお!!乙!
かなりイイですよ!
とあるディスカバリーチャンネルの元SEALの人が司会の番組みたいな
最早、軍のアイドル的存在である元特殊部隊隊員(♀)による兵器・部隊紹介SS
書いて、どうぞ(迫真)
>>115 どうやってエロいシチュに持って行くんだろうなあ。
高性能ハゲならぬ、高性能パイパ・・・
言ってみただけとです
>>117 司会(♀)「・・・と、紹介しては来ましたが、まずは実践してみて確かめない事には・・・///」
ベア・グリルスか
軍のアイドル的存在の元特殊部隊員(♀)を超過酷な環境に放り込んで
ベアさんばりのサバイバル踏破訓練生中継!…とか考えたけど
お風呂シーンとかおトイレシーンくらいしかエロに繋がらなかった
飛び散る汗!荒い息づかい!上気した頬!
男でも音を上げる過酷な環境に健気に耐える、軍服に包まれた肢体…
いいではないか
書いて頂けないんですか?
>>121 スターシップトルーパーズ、良いよな
着替えも風呂も便所さえ、当たり前に共同
内部恋愛のイザコザを無くす為に、フリーセックス状態とか…
体力で劣る分、性処理を担当するとか、自然に決まっている状態なんて、なかなか好みのシチュだ
直接のセックスシーンがなくても自然を相手に悪戦苦闘する様子から食事や水浴びは言うに及ばず排泄の瞬間まで
全部実況中継されたらそれはそれで興奮しそうだな
これ複数の女特殊部隊員を参加させて擬似バトルロワイヤル方式で生存競争させるのも面白いかもしれない
性交渉を使っての篭絡や裏切りやキャットファイトが全軍の男たちの好奇の目に晒されるんだ
>>121 ああいう女性兵士ってさばさばしているワリにはエロい身体してるしな
乳はそんなでもないが、プリ尻なエロさは女兵士ならでは。
久しぶりにドイツ兵士視点のスターリングラードを見た。
何か鬱になった。最後のシーンとかマジ鬱。
>>112の続き
戦車長×戦車兵
戦闘
アンブレーブ川
「ん…はぁ…ぷちゅ…じゅる」
あは…ふふ…ボクの顔に飛び散った精子を少年が
必死で舐めとっている。
街角で買った男娼でさえも嫌悪を示すであろう行為を、
この幼い少年兵は丹念に行っているのだ。
ここは重戦車の戦闘室。
さっきまではこの少年兵が戦車長のシートに座っていたが
今はボクが組み敷く形で、身体を重ね合わせている。
顔にかけた罰として、自らの精を舐めとらせているのだ。
「はぁ…はぁtねごめんなさい…ごめんなさい…大尉…
ごめんなひゃい…んちゅ」
こんなに一生懸命に…それも上手い…
「ごめんなさい…か、顔にかけて……ごめんなしゃい」
ぐすぐすと涙をこらえて、舐めとる仕草にボクはゾクゾクする。
ヤダ…一回だけのつもりだったけど…この子、ハマりそう…
「んちゅ…じゅる……はぁ…ゲホゲホッ…ぜ、全部…舐めました大尉…」
最後にボクの額に飛び散った精子を舐め取った少年兵は激しく咳込んだ。
「ありがと…ふふ、自分の精子は美味しかったかい?」
「に、苦くて…の、喉に絡み付いて…ゴホゴホッ!」
ああ…可愛い…もっともっといじめたい。いじめつくしたい。
だけどこれ以上してしまうと、躾にならないし
壊れてしまう可能性もある。そろそろ飴をあげないと…
「上手だったよ、ハンス。じゃあ、この後はお楽しみの時間だねぇ」
「お、お楽しみ…ですか…?」
「言ったでしょ…ボクのここ……使わせてあげるって」
ボクはそういってショーツの両端に指を入れて、するっと抜き取った。
ぬめっとした隠微な糸がショーツとアソコを紡ぐ。
もちろんアソコの毛もべったりと股に張り付いていた。
こんな気分になるのは本当に久しぶりだ。危険日ではないけれど
生で出したら1発でヒットするかもしれない。
「は、はぁ……で、でも大尉、お楽しみって…な、何を…」
「もちろん交尾だよ。君だって馬の種付けや犬の交尾ぐらいは
見たことあるでしょ?」
「え…で、でも…あれは家畜の…」
ハンスの脳裏に浮かぶ家畜の交尾。
「人の種付けや交尾は『セックス』とか『エッチ』ていうんだよ」
「た、大尉は…あ、赤ちゃんが…欲しいのですか?」
少年兵は不安な声で言った。
「まさか。赤ちゃんを作る為じゃなくてただ、気持ちよくなりたいからするの」
「で、でも…えっ…えっちって…そんな…」
純情な少年だ、セックスは愛し合う者の行為では?……と言いたいんだろう。
「ボクじゃ不足かな?これでも容貌には自信があるんだけど」
そう言ってボクは少年兵におっぱいの谷間を見せつけるようにして言った。
「まだ童貞だよね?女の子としたことある?」
少年兵はふるふると首を横に振った。薄暗い戦闘室の中でのセックス。
組み敷いた童貞クンに跨るような格好だ。お尻にあたるペニスは既に
固さを取り戻し、起立している。
「ふふ…とても元気だね…君の皮被りオチンチン、ちゃんと剥いて洗ってる?
おっぱいに挟んだ時、とっても青臭かったよ」
「で…ですが…あ、あの」
少年兵の気持ちなど全く関係なくボクはチェック・メイトを掛けた気持ちでいた。
「ハンス、ボクの顔にぶっかけといてそんな事言うんだ。ボクは誰とでもする
尻軽じゃない。気に入った相手としかしないんだけどなぁ…あ、もしかして
おっぱいとかお尻とかに興味なくて同性が好きなのかな?」
ここで『ハイ、そうです』とか言われたら、どうしようとボクは一瞬、思ったが
次の言葉を聞いて安堵した。
「あ…うう…そ、それは…興味…あります…」
「それなら問題なし。ボクは一応、大丈夫な日だから中出しも
1回くらいはいいかな」
「な、中出しって…」
「初めては生で種付けしたいでしょ?」
ボクは少年を誘うような眼で見た。
「………うっ…は、はい…」
「素直な子は好きだよ……ボクが昇天させてあげる」
ボクはお尻にあたるペニスに手を添えて、
アソコの入り口にくちゅとあてた。
前で股を広げた。
「さぁ、挿れさせてあげる。ボクでいっぱい気持ちよくなってね」
お尻を上げて、その後ゆっくりと腰を降ろしていく。
「ふッ…んんッ……」
ぬぷッとした感覚のあと、少年兵のペニスがずにゅッと入ってきた。
「あっ…ああ?うっ…んっ…はああっ」
そのまま体重をかけるとずぷっと熱いヒダヒダが
ぐにゅぐにゅとからみつきながら
最奥まで埋没していく。ああ、とっても気持ちいい…久しぶりの雄だ。
対して、少年兵は初めて味わう快感に口を開けたまま、目を見開いている。
「んっ…あは……どう初めての女の子の中は?」
「あ……き、気持ち…いい、気持ちよすぎ…ま」
今にも先端から射精してしまいそうになるが、寸前のところで耐えているようだ
このまま腰を動かせば、たちまちに射精するだろう。
それでもよかったが、ボクが満足できない。
ボクの中に埋没させたまま、しばらく様子を見よう。
「お、女の子のなかが…こ、こんなに……気持ちよすぎます…」
「あはっ、嬉しいな……動いていいよ………ゆっくりとね」
「ゆっくり?」
「早いとハンス……君がすぐイっちゃうだろう?」
ハンスは恐る恐る腰を動かし、ゆっくりとボクを突き上げる。
頭上にあるたっぷりと質量をもったおっぱいがゆっさ…ゆっさと揺れる。
ハンスは、安心を起こし、おっぱいにむしゃぶりついてきた
「ひゃ…い、いきなり…あッ……ふふ、そんなにおっぱいが好きなの?」
「はッ…ひゃい…た、大尉の、大尉の…おっぱい…んちゅ…はむッ」
一心不乱におっぱいをしゃぶるハンスの頭をよしよしと撫でてボクは言った。
「あッ…ああッ大尉、大尉、ま、また出ます!出ちゃ―――」」
「いっ、イってもいいよ…そのまま、そのまま中でイって!
濃いの、たくさんだして……ボクにいっぱい注いで」
ハンスの手がボクのお尻を掴み、おっぱいに顔を埋めた。
「あっ…あっはんっ、出る、出る、出るううう!」
身体を固定し、膣の一番奥で精を吐き出すために
ハンスはボクのお尻にむにゅと指を食い込ませた。
「あっあああああっ!」
次の瞬間、中に埋め込んだハンスのペニスがググっと大きくなり
ぶばッどぶッと熱い体液を吐き出した。
「んッ…ンぅぅ…はッ…」
熱い体液が膣内を満たしていく快感にボクはピクピクと震え、
ハンスの頭をかき抱いた。お腹が膨れるような感覚。
ヒダヒダに絡め取られたペニスがドクンドクンと反発するように
律動している。あは……満たされるエクスタシーにボクもイッてしまった。
キュウウと締まる膣口にハンスは悲鳴のような声を上げた。
「あッ…ああああッ、し、締ま…締まる!で、出てる、出て…
ま、まだ…止まりまひぇん!大尉!大尉!」
びゅるびゅるっと二度、三度と精子を吐き出すハンス。
少年の初めてをもらった圧倒的な優越感にボクは浸った。
イッた後の余韻に耽りながらボクはハンスの頬に手を添えた。
「んんッ…童貞卒業おめでとう……ボクが初めての女の子だね、ハンス?」
「んっんうううっ…ふっ…ふ…ああ…は、はい…大尉」
膣内ではまだ勃起したペニスが精を断続的に吐き出し続けている中
ボクはねっとりとしたキスをハンスの唇に落とした。
そして作戦が始まって数日後、
ボク達は降りしきる雨の中、東へと後退していた。
「まったく…酷い戦いだ」
ボクが搭乗している重戦車の横を負傷者を満載したトラックや
ハーフトラックが通過していく。
『さきほど豹戦車も軽度の故障で牽引されていきました。
兵の練度も深刻な問題ですね』
カリナが車内無線を通していった。
泥まみれの悪路を幽霊のような重い足どりであるく歩兵。
みな、疲れ切った表情で東へ歩いていく。総攻撃は惨憺たる結果に終わった。
目標の半分にも満たないところで進撃はストップ。
連絡の行き違いや、雪道の悪路、それに渋滞に故障の続出が原因だ。
もともとアンブッシュ向きの重戦車で進撃など無茶もいいところだ。
ただ敵も予想していなかったのか大混乱に陥って、這々の体で逃げ出したが
3〜4日もすると今度は空から物量に任せた連合軍の反撃が始まった。
予報より早く天候が回復してしまったのだ。
戦闘爆撃機と重戦車、結果はいうまでもない。
動きの遅い重戦車はカモにされ、歩兵師団も爆弾や砲撃で壊滅状態だ。
最終的には作戦前に維持していた戦線も崩壊し、後退を余儀なくされた。
奇跡的に助かったボク達の戦車もボロボロだ。
砲弾は半分以下、燃料は少し余裕があるけどエンジンはいつ壊れてもおかしくない。
132号車とマーキングされた塗装も跳弾でごっそりと剥げ落ちている。
「戦車も歩兵もほとんど壊滅ですね…こりゃヒデェ…」
装填手のハッチからのり出している伍長が言った。
『食いモンも水も弾薬も足らん部品交換もできん…なにより
この重戦車…リッター約160mって愛国心あるんか、この大飯喰らい』
操縦手のエルリカ曹長の嘆いた。
『大尉、ハンセン戦闘団から無線が』
無線手のカリナの声が車内無線を通して聞こえた。
『何て言ってるの?』
『《戦車隊に後退中のレーベ隊の防衛を命ず》と』
レーベ…確か兵員輸送車と歩兵で編成された機械化混成部隊だ。
『また《レーベ隊は自力歩行できない負傷兵を収容しているため
連合軍に停戦交渉を持ちかけるも、敵はこれを拒否》
未だ戦車隊の追撃を受けているそうです』
「クソ、アーミー共め……何が何でも逃がさねぇつもりかよ」
ツーメリカ伍長が毒づく。
『カリナ、《レーベ隊の脱出を支援する》って言っておいて』
『了解しました。こちら132号車よりハンセン戦闘団――』
「戦車隊…か」
ボクはふぅとため息をついて呟いた。ここにいる戦車はボクが搭乗している
132号車と街道にいる同型の312号車の2両のみだ。
つまり2両で雲霞(うんか)の如く押し寄せてくる敵戦車から兵員輸送車を
守り、脱出させなければならない。
「唯一の救いは夜間でヤーボの心配がないってコトとこの重戦車ってコトか」
この重戦車は、『戦車の王者』と呼ばれるだけあって
面構えは厚く、連合軍の戦車砲で撃ち抜かれることはない。
対してこちらの砲は連合軍の戦車をほぼ一撃で撃破できる。
が、それでも状況は圧倒的に不利だ。まず砲弾の余裕がない。
既に限界で壊れかけのエンジン。
さらに敵の目標は兵員輸送車であって、戦車ではない。
極めつけは――
『132号車より、312号車へ。確か今回の進撃作戦が初陣だったよね?』
『は…はい!大尉殿!』
唯一の味方が戦闘処女同然の新兵だってコトだ。
『312号車は街道を見張って、
たぶん対岸と街道の北から敵戦車が来ると思う。レーベ隊はこちらが引き受ける』
『は、はい。了解しました』
緊張した声と共に切れる通信。レーベ隊と連絡が取れるまで静寂が訪れる。
『――大尉、レーベ隊から通信です!』
カリナの言葉に考えるよりも先に身体が反応した。
『戦車前進。カリナ、レーベの無線ボクに繋いで』
『了解』
《こちらレーベ1、フント少佐だ。敵戦車の追撃を振り切れない!救援を求む!》
『こちら132号車、グリンデ大尉です。これより援護します、全速で南西の林へ。
そこから指示があるまで絶対に出ないで下さい』
『了解した。よろしく頼む!』
レーベ隊の指揮官が応答し、しばらくして兵員輸送車が4台、全速で林を目指す。
続いて、敵戦車が稜線の向こうから現れた。
『敵戦車発見!距離800。攻撃開始!』
88砲の激しい発射音と衝撃、続いて敵戦車が爆散する。
『撃破!第二目標、同距離М10戦車!てぇ!』
砲弾が上に逸れたが、М10の砲塔は紙同然だ。そのまま搭乗員ごと抉り取り、
後方の樹木を打ち砕いた。
『戦闘不能を確認。その影、シャーマン長砲身付、距離900!』
まずい、敵の照準の方がはやい。と次の瞬間、シャーマンの砲塔が
吹き飛んだ。
『こちら312号車、シャーマン長砲身撃破』
『312号車、ナイスフォロー。助かったよ』
林を挟んでの射撃で仕留めるとは、312号車の戦車長は意外と
才能があるのかもしれない。
『対岸にM10並びにM4戦車5両発見。
2両撃破しましたが、取り逃がした3両が橋に向かっています』
『132、了解。レーベを連れて橋に向かう』
残存している部隊の大部分は撤退を完了している。
けれど、あの橋はこの戦区内で残っている唯一の橋だ。
我が軍にとっては唯一の脱出路であり連合軍にとっては唯一の進撃路である。
友軍に爆破されたら元も子もない。
『見えた。先頭にM10、距離500!』
対岸の稜線から敵の駆逐戦車が現れた。
312号車に気を取られているのか、こちらに気がついていないらしい。
『装填完了』
『撃―――ぐッ』
側面に重い衝撃を受けた。ヘッドホンをしていても響く
釣り鐘のような音。頭部をぶつけそうになったけど何とか踏みとどまった。
『砲塔左側面に被弾!た、大尉!伍長がッ!』
悲痛なハンスの声。ツーメリカが頭部から血を流し、倒れている。
跳弾した衝撃で頭部を殴打したらしい。
が、出血の多さにハンスが抱き起こそうと照準器から顔を上げた。
『ハンス!砲塔を9時方向に旋回!』
『で、でも―――!』
『指示に従え、ハンス=ヴェルナーッ!!』
困惑した声を聞いてボクは一喝した。
『は、はい!砲塔、9時方向へ旋回!』
いた。橋に続く、もう一本の街道から来たM1だ。
砲塔が自身に向けられた事に気づき、後退しようとしていたが
こちらの射撃を受け、爆発した。そして車体ごと、反転させ
残りの3両を片付けた。
『こちら132号車、少佐、橋を確保しました。今の内に』
『こちらレーベ隊、感謝する』
林から出て、全速力で橋を渡る輸送車。
その輸送車が無事に渡ったことを見送ると、ふゥと息をついた。
ハンスが伍長を抱き起こして、水を飲ませている。
意識がはっきりしていることから大丈夫だろう。
『大尉、戦闘団より『レーベ隊の脱出を確認。戦車隊も北岸より撤退せよ』と』
『了解。132号車より312号車、任務完了。
渡橋を援護するからお先にどうぞ』
『ありがとうございます。大尉殿』
ハキハキした声。声からしてハンスより少し上くらいか…
『312号車の彼、名前は何ていうの?』
誰ともなしに聞いてみた。
『イテテ……戦車長っすか?ランツェ=ブッフホルツ。19歳です』
頭部に包帯を巻いた伍長が答える。
『美味しかった?』
何となく聞いてみた。
『それはもう……絶倫っした。軍曹なんか、声を――』
『破廉恥ですよ!伍長!任務中にそういう事を発言する神経を疑います!』
『もうらめぇ!らめなのっ!……やっけ、溜まりすぎやで、カリナ』
………ああ、やばい、地雷を踏んでしまったらしい。
『曹長!ハンス!耳を塞ぎなさい!』
怒りの矛先がハンスに向いた。
『え、え?』
『ハンス、軍曹ってな、すごいんやで。眼鏡にぶっかけられて美味そうに
ごっくんして―――』
『曹長おおお!ハンス、耳を塞いでいませんね!?やっぱり殺します!』
……ボクが聞いたばっかりに、ごめんね、ハンス。
おしまい
135 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 12:01:54.41 ID:RDLOtvUR
ツーナさん結構Sだなあw
今回は戦闘シーンが迫力があってなんとも良い
gj
ええぞ!ええぞ!
過疎ってるな
139 :
保守:2012/04/13(金) 23:10:49.56 ID:/lYaR2DF
保守がてらヌルくて軽いのを投下
バカな中尉を騙してセックスした話。
中尉はバカだ。
彼女がバカだとは重々知っていたが、毎回そのバカさ加減にはビックリする。
慌てふためいて電話していると思えば、振り込め詐欺に騙されてキャッシュコーナーに行こうとしている。
この前はスケベで有名な隣の部隊の独身中佐に食事に誘われて、何も考えずにノコノコ連れ出されそうになっていた。
かと思えば、木に登った子猫を助けようとして木に登り、枝を折ってしこたま怒られていた。
とにかく中尉はバカなのだ。仕事は出来ないわけではないし、センスは悪くはないのに、常識のネジが5本ぐらい外れている。
そんなわけで、顔が悪いわけではないが中尉には男がいない。
ふわふわとした、ショートの外ハネの赤毛。少し面長な顔立ちは線が細く、ソバカスもあいまってどちらかといえば美少年のようだ。
何よりも、存外に長い睫毛に飾られたハシバミ色の瞳はいつでもキラキラと輝いている。
濃紺のフライト・スーツに包まれていても分かるのはすらりと伸びた長い四肢。
その分肉は少なく胸もわずかにあるくらいで、むっちり熟女が好きな私には箸にも棒にもかからない。
階級が上といえど、中尉は7歳も年下の小娘、しかも温室育ちなのだ。貧乏くじを引いた私が、影でいつも彼女の面倒を見ている。
振り込め詐欺も、嫁探しの中佐も、私がいなければあっさりと中尉は騙されていただろう。本当に世話の焼ける女だ。どうしようもない。
140 :
続き:2012/04/13(金) 23:13:09.47 ID:/lYaR2DF
中尉の名前は、神立 多輝という。かんだつ・たきと読むらしい。周りからはタキちゃんと呼ばれている。
パイロット候補生を修了し、私の部隊に配属されて2年目の若手パイロットだ。
パイロット学生から上がったばかりの中尉など、下っ端にすぎない。私たちベテラン軍曹が、その右も左も分からない彼らを育て上げるのだ。
中尉が配属する前に、私が彼女の教育係にあたるとは聞いていた。まさか本当にこんなガキが来るとは予想外だったが。
私たちは一つの機体のクルーだ。私は後席で航空電子機器を操作している機上整備員だ。中尉は機長に絞られながら技術を学んでいる最中だ。
操縦センスは悪くはない。時々、急に上手くなって驚く時がある。中尉の感覚は動物的だ。
でも、まだまだ経験が足りない。判断も未熟だ。
クルーに一人前と認めなければ、ここでは操縦を任せてはもらえない。
あっけらかんと明るい中尉でも、時々落ち込んでいることがある。それを見せないように振舞ってはいるのだが、いつもバレバレだ。
フライト中、斜め後ろから見る操縦席の中尉が歯を食いしばっているのを見る。
中尉はバカだ。女なのだから、パイロットなんて辞めてしまえばいいのに。
私に機材のことを教わりながら、いつもありがとうございます、と頭を下げる中尉を見るたびにそう思う。
バカだからなのか、大概はいつも楽しそうだ。私のことを、取手(とりで)軍曹、とニコニコしながら呼ぶ。
中尉は私を信頼しきっている。そんなんだからすぐに騙されるのだ。
141 :
続き。:2012/04/13(金) 23:15:22.96 ID:/lYaR2DF
最近では、なぜかipadの修理の約束をさせられた。「取手軍曹、iPadのこと分かりますか?」の一言で、何時の間にか中尉の家に行くことになっていた。
聞けば、酔った勢いで買ったはいいが使えないらしい。中尉のことだから、多分OSの設定が必要なことを知らないだろう。修理以前だ。
今日は金曜日だから、今から中尉の家に行く。
でも、あのバカは約束を忘れたのか、どこにもいない。帰ってもいないようだった。
昼間のフライトから渋い顔をしていたから、上手くいかなかったことがよほど応えていたのだろう。
操縦中に機長の裏拳を食らったので、フライト後に額を冷やしてやっている最中も、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
結局皆が帰ったあとに中尉を見つけたのは、物置の隅だった。
日もとっぷりと暮れて、電気も点けない物置はほとんど暗闇に沈んでいた。
すすり泣く声がなければ、いくら夜目が効く私でも彼女を見つけられなかっただろう。
電気をつけると、山積みの壊れた机や、皮の破れたソファーの奥で、中尉は冷たい床に体育座りしていた。
ああ、やっぱりバカだなぁと私は思ってしまう。まるで失恋した中学生のガキだ。うっとおしい。
142 :
続き。:2012/04/13(金) 23:16:52.09 ID:/lYaR2DF
膝に額を押し付けて、シクシクと泣く中尉の赤毛だけが見える。それが、私をうんざりさせた。
「中尉、しっかりしてください。iPad、使えるようにするんでしょ」
私の声に反応して、中尉はわずかに顔を上げた。青ざめた顔に、頬の跡が残っている。
カカカ、と白い歯が震えてぶつかる音と、途切れ途切れの呼吸の音が響く。大きな瞳から落ちた涙の筋が、頬にいく筋も流れていた。
側に膝をつくと、中尉は顔を背けて掌で私を押し返した。
「ご、ごめん、なさい、でも、見、ないで、下さい」
声が滲んで、中尉は祈るように俯いた。中尉が泣いているのを見るのは初めてだった。
勿論、人知れず泣いたことはいく度もあっただろう。その位の苦労をしなければ一人前にはなれない。
でも、それを表に見せてはいけないのが士官という立場だった。だから。
「見、みられ、たら、ダメなんです・・・」
中尉は詫びるように言った。自分の身体を抱いて丸まり、物置の片隅で。
今更私に対して体裁を気にする中尉は、やっぱりバカだった。
「ダメです。許しません。ほら、さっさと顔洗って帰りますよ。他の人の迷惑も考えてください」
グズグズする中尉に付き合うつもりはなかった。いつまでも腐っていられても、戸締りが出来なくて困るのだ。私も中尉も、着替えてさえいない。
中尉の腕を掴むと、強引に引っ張る。振り払おうとする中尉に負ける私ではなかった。
彼女ははムキになって歯を剥き出しにしていたが、一々付き合っていられない。
「離して下さい!」
「怒るくらいなら立ってください」
中尉の腕は、やっぱり細かった。生地越しでも、骨ばった二の腕の感触が伝わる。筋肉は薄っすらとついているが、男の腕には遠く及ばない。
胸がグッと詰まる感じがして、それが焦りのような感情を呼び起こした。
143 :
続き。:2012/04/13(金) 23:18:34.40 ID:/lYaR2DF
何を同情しているのだろう。
これが男だったなら、放置できただろう。でもなぜか、そうは出来なかった。
「いい加減にしなさい、中尉」
私はなるべく冷たく言った。
びくんと肩を震わせて私を見た中尉が、一瞬握った手を緩めた。
彼女は言葉に詰まって、いつもキラキラしていた瞳が錆の色に染まる。
「・・・すみません」
中尉が小声で謝る。素直が数少ない取り柄だ。
仕方なく、ため息混じりに声をかけてやる。
「ほら」
「取手軍曹」
中尉がぎゅっと私の袖を握った。目の淵を腫らしている中尉は、束の間年相応の小娘に見えた。
「見捨てないでください」
そんな言葉は、中尉の口から聞きたくなかった。懇願している中尉は、子供のように私を放さない。
中尉はバカだ。中尉が一人前になる後押しをするのが教育係の私の役目だ。それを途中で投げ出すはずがない。
それに、この程度の失敗は見慣れたものだ。機長の裏拳の手当てをするのも数人目である。
「中尉」
仕方なく抱きすくめると、ふわりとわずかに残った制汗剤の香りが立ち上った。首筋に這う良い香りにクラクラしそうになる。
繰り返すが私は熟女好きである。こんなジャリのマッチ棒は好みではない。
それでも、胸板に服越しの柔らかい塊が当たると邪な念が頭をよぎった。
中尉の伸びやかな四肢。健康的な頬の赤み。そして、僅かながら柔らかに備わった胸の膨らみ。
こんな痩せっぽっちでも、胸はちゃんとあるのだと妙な感動をした。
私の首を痛いほど抱き締める中尉の軽い体重が、私に掛かってくる。
すん、すんと鼻を啜る中尉の吐息が、耳に入り込んで湿っぽい。
ふかふかしたクッションのような胸が、ふたつの肋骨に挟まれて潰れる。
「仕方ないから、今回はカラダで許します」
冗談混じりに、私は言った。私は冗談は得意ではないが、この妙な雰囲気をどうにかしたかった。中尉は笑わなかった。
ああ、マズイな、と、重苦しい空気に後悔した。
144 :
続き。:2012/04/13(金) 23:21:51.07 ID:/lYaR2DF
中尉は驚いたのか、身体を離して涙の残る目で私をじっと見る。
さすがに謝ろうとした瞬間、不意に中尉の顔が近づいた。
唇が、人肌の温度に触れる。ふっくらとした中尉の唇が、私の唇を濡らした。同時に半開きだった口の中に、舌の先が滑り込んできた。
下手くそなキスだ。歯がぶつかり、伺うように、舌が歯の間に進入してくる。
唾液が絡み、一生懸命唇を揉み舌を絡ませる中尉のキス。
一瞬して理解したのは、バカな中尉がまた騙されたということだった。
常軌を逸する行動に対する奇妙な冷静さと、これだけ中尉の面倒を見ているのだから少しくらい甘い汁を吸ってもいいのではないかという囁きが、頭の中で拮抗する。
中尉の身体を押さえつける。無理やり舌を押し返し、反射的に中尉の口腔を蹂躙した。
口蓋も、肉がぶつかり合う舌も、ん、んと漏れる僅かな声も、ぎこちないが心地よい。
唇がめくれて重なり合い、ぶつかって形を変える。はぁ、と息継ぎをしながら、生ぬるい闇を舐め取った。
「どうすればいいですか?」
唇が束の間、離れる。琥珀色を帯びた瞳が上目遣いで私を見ていた。
戦闘服のチャックを襟元から降ろす中尉の頬が、わずかに赤らんでいる。
気がつけば、床に座り込んだ私の腰の上に中尉は乗っていた。
尻の肉は存外に柔らかく、ふっくらとした感触だ。外見とアンバランスなその存在感が、私を思わず充血させる。
服の下の身体を想像する。その中を、その一番奥の場所を。
続きは保守の時に投下します。忍法帳の関係で数レスも消費してすみません
GJです。続き待ってます!
おお!投下乙です!
いいぞ、続けたまえ
エロパートできちゃったんで引き続き投下します。スレ借ります
頭の中で理性と本能が葛藤して、血の色と自制心が入り混じる。
私の上に跨った中尉の、ズボンの縫い目の向こうには肉の襞に包まれた卑猥な穴があるのだと思うと、それが劣情を掻き立てた。
手塩にかけて育ててきた中尉を手にかける。それは到底正気とは思えないことだったが、禁忌を犯すことさえ今は甘美に思える。
柳のような中尉の眉が、僅かに不安げに顰められていた。唇はいつもより赤く、瞳は潤んでいる。
チャックを下げきった戦闘服は肩からずり落ち、Tシャツの袖から細い二の腕の白い色が覗いていた。
綿のTシャツに薄っすらと出るブラジャーのライン。華奢な胸を包むレースの凹凸を目で追った。
肉感的とは到底言い難いその身体が、なぜかとても官能的に思える。
取り敢えず落ち着こうと素数を数えたが、7の次に9が出てきてやめた。
私の頬に冷え切った手を当てて、中尉は私の目を見る。誘い込まれるように身体を抱き寄せた。
子宮を精液でいっぱいにして、中尉を支配してしまいたい。その欲望が、自制心や理性を塗りつぶしていく。
ゴムなんて持ってないよな、という考えも、その中に溶けて消えた。
私は、屈したことを認めながら中尉の首筋を唇でなぞった。浮いている血管を、時々唇で挟みながら脈を舐め上げる。
ゆっくりと、当たるか当たらないかで舌先を這わせると、中尉は身体を固くする。は、んっ、と殺した吐息が鼓膜をくすぐる。
同時に、片手でTシャツ越しにブラジャーをずらした。零れた胸が掌にふにふにと触る。
鎖骨の下から膨らんだそのまろみに備わった、小さな突起を掌底で捏ねる。弾力のあったそれが、見る間にコリコリと硬くなるのを感じた。
「あ」
爪先でしこりを軽く引っ掻くと、中尉は短い声を上げる。私の胴体を挟んだ中尉の長い両脚が、その度に動く。
首筋に寄せた舌がうなじに辿り着くと、耳朶にふっと息をかけた。
「ひゃん!」
驚いた中尉の反応はどこかぎこちなく、触れた背中には力が入っている。
「ほら中尉、力抜いて下さい。深呼吸して」
「はい・・・」
少し身体を離して、中尉に息をさせた。これではどちらがどちらを気持ち良くさせているのか分からない。
そんなところも、中尉らしいといえば中尉らしかった。
「・・・中尉」
「はい?」
ひとつ大事なことを尋ねる。
額を寄せて、嘘をつけないように目を見た。
「まさか、初めてなんですか?」
一瞬目を逸らした中尉が、沈黙する。しばしの無言の後、耳までいっそう赤く染めた中尉が頷いた。
やはり、という納得と、衝撃が半々だった。咲き初めた花を揉むような、嗜虐と純潔が怒張を更に堅くする。
中尉は、やっぱりバカだ。薄汚い物置で、身体まで騙し取られようとしているのに、まだ私を信じている。
私の中の獣の影に気づくこともなく、中尉の純潔の価値に気づくこともない。
でももう、それを咎める私の理性のタガは外れて、沈黙していた。
目の前の肉を貪り、精を注ぐことだけが頭の中を支配する。
中尉を何度も滅茶苦茶に汚して犯し抜いて、私だけのものにしてやる。
身体も、その精神も。その衝動は怒りにも似ていた。
「でも、私で気持ち良くなって欲しくて・・・」
何も知らずにそんなことを言う中尉のTシャツの裾を捲り上げ、問答無用で胸を揉んだ。
電気の白い光に、目の前で曝されるその胸。揉むたびに影が、その胸を這う。
生の肌が指に吸い付く。見かけによらず細かい肌のキメと、水分を含んだ柔らかさが心地よくて、掬い上げるように捏ねる。
ぷるんと揺れるその塊を弄び、わざとしこりの周囲を焦らすように擽った。
「ひゃあ」
150 :
バカな続き:2012/04/14(土) 21:51:00.22 ID:itpYwbO/
中尉の腰が浮く。私の下着の中は、痛いほどの屹立が漏らす先走り液で既に汚れていた。
青白い脈が走る、肋骨の起伏の上に膨らんだ慎ましい胸。レースのついた薄いピンクの下着はズレて、濃い血色の乳首が私の指に触れられている。
Tシャツを脱がせ、健康的な皮膚に手を滑らせる。
引き締まった細い腹はそれでもごくうっすらと脂肪に覆われ、触ると適度に柔らかい。
鎖骨に溜まった影は、中尉が息をするたびに形を変えた。
「どうすれば気持ちいいですか」
中尉は、尻に当たる私の屹立に気づいたようだった。彼女が身体をゆっくりと前後させると、中尉の股が服越しに擦れる。
むずむずとした感触が這い上がり、漏れそうになる息を噛み殺した。
「いいですか、中尉」
視界に皮の破れたソファーが映る。私はくたっとした中尉を抱き起こすと、そこに座った。
中尉を床に跪かせると、目を細めて彼女を見た。
口が僅かに開き、唾液に濡れた唇が光った。光を含んだ瞳は、教えを請うときのように私を疑わない。
「ベルトを取って、チャックを降ろしてください」
そう指示すると、中尉の長い指がおそるおそるベルトのバックルを緩める。しゅる、と音がして、ベルトループからベルトが抜けた。
中尉は、チャックの下で膨らんでいる私のモノをまじまじと見ている。
布越しにもその形が分かるほど張りつめて、中尉を威圧していた。
それでもおずおずと、そこに手を触れる中尉。そっとチャックを降ろすと、ボクサーパンツが現れる。
それは既にシミで黒ずみ、先端に張り付いていた。
何も言わなくても中尉はそれを引き剥がし、睾丸の下まで降ろす。
窒息したように赤黒いペニスにはどくどくと脈が浮かび、磨かれたようにつるりとした先端は上を向いている。
触れた中尉の指に、先走り液が糸を引いた。
「口に含んで」
中尉は、黙ってこくりと頷いた。あんぐりと口を開けた中尉の湿った息が触れて、やがて舌がぬるりと包む。
「おうっ」
思わず声が漏れた。唾液でぐじゅぐじゅの口の中に、ペニスがすっかり収まっている。
喉の奥に届く先端と、舌の柔らかい表面に絡んだ幹との感触が、脳神経を刺した。中尉が跪いて、軍曹の、私のモノを咥えている。
「前後に動かして・・・歯を立てないように」
そう囁くと、時折歯が当たりながらも、中尉は頭を前後させ始めた。
151 :
バカな続き:2012/04/14(土) 21:53:28.83 ID:itpYwbO/
口の中を犯す感触が、張りつめていたモノを刺激する。ぬるぬると口腔の表面を滑り、唇がペニスを締める。
はー、はー、はー、と、自分の呼吸が大きくなるのが聞こえた。
私の股の間で動く中尉の頭の、赤毛が揺れる。
はふっ、と、声を漏らしながらも、中尉は口を離さない。赤い唇から唾液が垂れ、粘膜が擦れる。
「い、いいです、中尉」
アイスを舐めるように、中尉は私のペニスの筋を舌先でなぞり上げる。
吸い付くようにキスをして、陰毛に鼻先を寄せている。
私が髪の毛を撫でると、再び中尉はモノを口に含んだ。すぐにでもイきそうだ。
腰を動かし、喉の奥まで突き立てる。苦しそうな中尉の声。顎をあげれば目に染みる蛍光灯。
息を吸われれば、口の中の粘膜が私に張り付く。中尉の舌と、粘膜と、ぶつかる喉の感触が、快感の頂点に導く。
溢れる直前、私は管の中をとろみのある液体が迸るのを感じた。
「出すぞ!」
白濁が、中尉の喉を直撃する。びゅるびゅると吹き出した欲情が、驚いて目を見開いた中尉の口の中を汚した。
えづいて咳き込んだ中尉の喉が、それでもごくりと動く。
私は長い息を吐いた。座り込んだ中尉の背をさすると、涙目の中尉が何度も無理やり精液を嚥下する。
「大丈夫ですか?」
虚脱感の中に浸りながらも、尋ねた。コクコクと頷く中尉の唇に、身体を屈めてそっと触れるだけのキスをする。
精を放って萎んだモノが、濡れたまま外気に触れてひんやりした。
その後、今度は中尉をソファに四つん這いにさせた。ベルトを外し、ズボンを膝まで下ろすと、総レースに飾られたショーツが現れる。
濃いピンクのショーツを盛り上げる、尻の肉。すらっと伸びた大腿。
それらは日に当たらない生々しい白さで、視線を吸い寄せる。
ブラジャーを外すと、中尉の身体の線が剥き出しになる。腹の下の僅かな茂み。骨盤からつながる尻の曲線。
中尉の後ろに膝をつき、突き出された尻に手を添えた。締まった尻の二つの岡。そして、ショーツの底には濡れたシミと、生々しい性のにおい。
指でショーツをずらすと、溝の間で重なった肉の襞が現れる。
露がその表面に満ち、襞の間に沈めた指先をぬるりと濡らした。
「どうですか?中尉。こんな所で、中尉のあなたが軍曹に、ここを今から犯されるんですよ」
「あ、は、恥ずかしい、です・・・」
溝の間を、指の腹でゆっくりと往復する。肉の花弁が、くちゅくちゅと音を立てる。中尉は肘を付き、その刺激のたびに息を漏らす。
152 :
バカな続き:2012/04/14(土) 21:55:53.94 ID:itpYwbO/
溝の中の、小さな突起をコリコリと弄ると、中尉は、あんっ、と淫らな声をあげた。
次々と襲ってくる未知の感覚が、中尉の五感を染めていく。
「濡れすぎじゃないですか、中尉。処女なのにもうセックス好きの淫乱なんですね」
「ち、が、うぅぅ・・・」
「否定しても、私が、あなたを、そうしますから」
突起を摘まむ。ひゃふぅ、と中尉の声が跳ねる。
痩せっぽっちの中尉。子供みたいなあどけない顔が、泣き顔のように歪む。
垂れてくる愛液で、中指の根元まで雫が落ちた。
舌を差し入れると、生ぬるいにおいが鼻を突く。塩みをおびた愛液を舌で掬い上げ、膣口を抉じ開ける。
「や、は、入ってる!」
中尉の脚が跳ねた。赤々とした肉が蠢き、舌を挟む。
物置の中に響く、ぐちゅ・・・くちゅという水音と、中尉の喘ぎ声。
ぐっちょりと濡れるショーツは、もう何の役にも立たない。
上擦って高く、欲情に染まった声が、再び股間を堅くしていく。
舌を離すと今度は中指を、膣口に当てがった。
ゆっくりと滑らせるように差し入れると、とろとろとした粘膜に指が沈んでいく。
「ふぃいいいぃ」
中尉は細い声を漏らしながら仰け反った。
伸びをする猫のような姿勢が、細い背中の肩甲骨を動かす。
喘ぎ声、水の音、指を締める粘膜の隘路の感触。腹筋につくくらいの反り返りが、熱を持ち始める。
「中が動いてますよ」
もう喘ぎ声のような返事しかしない中尉が、ピクピクと痙攣していた。
土下座をするように額をソファーに付いて、ただ皮に爪を立てている。
ゆっくりと抜き差しをし、中を抉る。細切れの声が、高くなっていく。
「あ、あ、あ!あ!あーー!」
小さな絶頂を迎えた中尉が、身体を強張らせる。
153 :
バカ続:2012/04/14(土) 22:03:17.84 ID:itpYwbO/
一瞬して脱力した中尉が、崩れ落ちた。そこから指を引き抜くと、たっぷりと愛液に塗れた指が糸を引く。
膝までショーツを下ろした。
剥き出しになった白い尻と、ふたつの膨らみに挟まれた赤い溝が、私を誘う。
「・・・中尉、こっち向いて」
横向きの姿勢にさせると、中尉の上に覆いかぶさった。長身とはいえ、私より小さいし、何より細い。私の身体に収まってしまうその身体に、ゆっくりと身体を重ねた。
中尉の側に手を付く。新しい涙の筋がいくつも残る中尉の顔。濡れた睫毛。少年のような顔立ちが、欲情の血色に染まっている。
唇に唇を落とし、また中尉を貪った。
唾液が溢れる。中尉は舌を絡ませ、素直に応じてくる。
バカで、素直で、淫らな、私の中尉。
息継ぎに唇を離し、挿れますよ、と声を掛ける。中尉は、目を細めてこくりと頷いた。
横挿しにする姿勢で押し当てた先端を、肉の襞がにゅるにゅると包んでいた。その奥の狭い闇に、真っ直ぐと押し込んでいく。
「いいいいあぁぁぁ!」
暴れる中尉を抱いて押さえつける。
自身の怒張が、細い肉の道を抉開ける。その痛みが、中尉を硬直させて呼吸困難にしている。
黙って歯を食い縛り、全身で耐える中尉の中はキツく、その粘膜が私を締め付ける。
侵入を阻む粘膜が、尖端と擦れた。骨盤を押し当て、ゆっくりと押し進めていく。
やがて、奥の粘膜の表面の感触が変わった。細かな起伏と、肉の壁。
全部が入り切ってしまうと、僅かな汗と共に息が漏れた。
「・・・中尉、犯されちゃいましたね」
耳元でそう囁くと、しばらく動かずに留まる。
うつろな目をする中尉が、私の頬に手を伸ばす。ようやく息をし、痛みに貫かれているというのに。
焦点の合わない目で、中尉は微笑んだ。
「取手軍曹ので、オンナに、されちゃいました・・・、えへへ・・・」
「嬉しいんですか?」
「はい・・・」
中尉は、オオカミの前でふらふらと歩く子羊も同様だった。
自覚がまるで無さすぎる。隣の嫁探しの中佐も、これでは目をつけるだろう。
深く息を吐いて、中尉は私の掌を撫でた。
「すき・・・この手がすき・・・声も、瞳も、背中もすき・・・です」
うわ言のように中尉が漏らした言葉が、私の耳を伝って脳神経を溶かす。
私は、中尉以上にバカなのかもしれなかった。
ハメてハメられたのは、私の方なのかもしれない。
物事を考える力が、どんどん燃えて落ちていく。わずかに腰を動かすと、中尉はくうっと殺した声で呻いた。
154 :
バカ続:2012/04/14(土) 22:05:24.04 ID:itpYwbO/
航空機の搭乗員として、いかなる状況でも冷静である精神力を養ってはいたはずだ。
しかし、キツく圧迫する中尉の中に入れた状態ではそれも役立たずだった。
見つかったらクビとはいかないまでも大変なことになるだとか、万が一妊娠したらだとか、そんなことはどうでもいいように感じてしまう。
「っ・・・動きますよ・・・」
「はい・・・」
ゆっくりと抜き差しを繰り返し、馴染ませる。膨張した自身の根元に、血の混じった愛液が絡まる。
「あー・・・」
だだ漏れの喘ぎ声。やっと力を抜いた中尉が、軽く目を閉じた。
腰骨を、尻につける。太腿と、尻の肉が、腰にぶつかって気持ちが良い。
奥まで届くと、コツンと肉の壁に当たった。
粘膜がにゅるにゅると動いて私を絞ろうとする。粘膜の圧力に、摩擦が増していく。
くっ、と声が漏れた。絞るように動く膣の内壁は、恐らく彼女の持ち物が逸品であることを示している。
「うんっ、ああっ」
やがて、中尉の声に痛みとは違う声がにじみ始める。
腰を動かすと、中尉が尻を私に押し当てるように動く。
かげろうのように細い中尉の腹の中に、自分のモノが入っていると思うと益々呼吸が荒くなる。
また、中尉がソファーに爪を立てた。抜き差しするたび、くちゅ、と新たな液が中から溢れてくる。
「中尉、もう知らない男についていったらダメですよ」
腰をぶつけながら、私は言った。
中尉にコナをかけた例の独身中佐も、これをしたいに違いないのだ。
「男は、みんなスケベなんです。こんな風に」
音を立てて、わざと大きく動かす。ちゅぷ、っと愛液が零れる。
カリの段差が膣口に引っかかって、中尉は仰け反った。
「ひゃあ!あ、は、はい・・・あ、あーー、あーっ!」
挿入の動きが、中尉の声を押し出す。
私は身体を起こすと、ピストンを早めた。愛液に塗れた赤黒いペニスが、白い中尉の尻に出入りする。
腰をスライドさせ、真っ直ぐに押し当てると、快感が脳を突いた。
鐘を突くように奥まで壁に当てると、中尉は反応して、うっと声を出す。
弱い場所なのか、中尉はピクんピクンと引き攣った。
その場所を責めるように、中を掻き回す。
「め、そこ、ダ、メ・・・!」
限界を超えた快感ががひたひたと、腰一帯に浸水してくる。
「気、持ちい、いですか?」
「は、い・・・!」
「これからも、犯し、ますよ」
「・・・し、て、くだ、さい」
ピストンの動きのたびに、言葉が途切れる。
155 :
バ続:2012/04/14(土) 22:08:29.94 ID:itpYwbO/
尻にぶつけるように激しく、身体の芯まで真っ直ぐに突き刺す。
目の前が、白く霞んできて、何度も中尉の身体に腰をぶつけた。
射精感がどんどん強くなり、中尉の粘膜は私をしごく。
中尉の声が大きくなり、どうにか殺した叫び声が漏れた。
わずかな中尉の陰毛まで、淫らな水気に濡れている。
「ん、ん、ん、何、これ、ぁぁあっ、イッちゃ、うっ!」
腰から脊髄までも、電流が突き抜ける。骨盤を押し付けて、中尉の再奥を貫いた。
「ぅ、お、ぉぉおお、出すぞ!」
びゅ、と精液の流れが堰を切る。白濁が振りすぎた炭酸の泡のように、尿道を遡る。
代わりに、開放感が肺腑を痺れさせる。
欲望通りに、中尉の中を満たしながら、私は天を仰いで息を吐いた。
タキちゃん、と愛称で呼ばれる彼女のあどけない顔が絶頂に染まったのを見届け、今夜何度目か中尉の唇を奪った。
「いい、いい、んあぁ!」
「ふっ、うっ、また、か?」
いい声で啼く中尉の尻に、腰をぶつける。
独身用の狭いアパートには重なる声と、スプリングが軋む音が満ちる。
シングルベッドのシーツは乱れに乱れ、汗と体液に汚れていた。
責め立てると、中尉の脚がピンと伸びて、いく度目かの絶頂を迎えた。
「何度目だ?おまえ、妊娠したんじゃないのか?」
「あ、あー・・・」
枕が、床に落ちている。
私自身笑えない冗談に、ふん、と鼻で笑う。
弓なりにしなって、ベッドにうつ伏せになった細い身体を、朝方の白い光が洗う。
バカな中尉。身体も心も下士官に支配されてしまった、私だけの中尉。
「タキ・・・」
名前を呼ぶ。細い指が私の手を握り返す。
私はバカな中尉に溺れた、バカな軍曹だった。
今日は土曜日の朝だ。休日は、まだ長い。
異常で離脱します!群馬
乙です!!
超GJ!こういうのが読みたかった。乙です!
ここって戦闘シーンが基本的にない感じでも軍人ならおk?
おk
了解、射殺します
ほす
そういや、前線の兵士によるエロパロは割りとあるが技官(技術士官)が
出てくるエロ小説って見たこと無いな。
新兵器の実戦テストでは技官であっても前線に出てきそうなもんだが
小説のネタになったことすらないし。
世界侵略ロサンゼルス決戦の女の子が空軍技官でなかなかいいキャラだったよ
つーか技官のエロを是非読んでみたいので書いてくれ。
自分は電気系苦手なんでぜってえ書けねぇわ
そういうの昔なかったっけ?
新米整備士のお姉ちゃんと、ベテランパイロットのエロパロなら、読んだことあるな
保守ー
>>90 今書いてる話で水本さんの名前を使いたいのですが、
使ってもいいでしょうか?
あとお尋ねしたいのですが…水本さんの話はレイテ沖海戦直前
ですよね?間違っていたらごめんなさい。
>>167 どうぞどうぞ!むしろ嬉しいです。
お話の方は「ろ号」作戦の時期辺りですね
米軍飛行士と孤島の女医
微エロ
戦空の魂
とある飛行士の追○風
SB2C。ドーントレスの後継機として作られた急降下爆撃機だ。
通称は『ヘルダイバー』。地獄にダイブちは御大層な名前だ。
しかし、この機体は操縦性にクセがあり、小さなトラブルが頻繁に起こる。
同僚達は型番をもじって
サノバビッチ・セカンドクラス(Son of a Bitch 2nd Class)と呼んでいた。
要するに二流のロクデナシと言う意味だ。
そんなロクデナシでも偵察にかり出されるくらいだ。
今回の作戦は大規模で、重要なモノらしい。
それは敵も同じなのだろう。俺は今、この機の通称どおり地獄にダイブしているからだ。
「こちらシーキャット22!メイディ!メイディ!ジークに追われている!
振り切れな―――畜生!!無線機がぶっ壊れてやがる」
機の後方からの銃撃。風防が割れ、翼に穴が空く。
「左翼に着弾!」
よどんだ雲の隙間からは大小の島が覗く。ジャップの南方の拠点だ。
あの島にはジャップが待ちかまえているのだろう。
俺が所属する艦隊は日本軍の主力艦隊の動向を探っている。
ジャップの機動部隊は早期に発見することができ、暴れ牛の異名を持つおっさんが
独断で攻撃しているらしい。だが、そのおかげで指揮系統が乱れ、
連絡が交錯し、陸軍・海軍の連携がごちゃごちゃになっている。
おまけに護衛の戦艦は日本の別艦隊とやり合ったおかげで補給に追われているし
日本の主力艦隊はバケモノクラスの超弩級戦艦『ヤマト』が率いているという情報もある。
「クソッたれ!サンディ、撃ちまくれ!雲に紛れて逃げるぞ!」
「さっきから撃っ―――兄さん!!ダイブ!下よ!」
別のジークが派手に弾をばら撒きながら突っ込んできた。
俺は思いっきり操縦桿を切って回避。命中箇所を確認するまでもなく
雲に突っ込む。
「クッソ!!高度が保てない!サンディ、何かに掴まれ不時着するぞ!」
「……………」
「サンディ!おい、聞いて―――」
俺は後部座席を見て、意味を飲んだ。風防が割れ、血が飛びっている。
「サンディ!!サンディッ!返事をしろ!!おい!!」
「き…聞いているわ…ぐッうう…腕と足が…あるだけ儲けモンね…
か、肩をやられ…あぐッ!」
「喋るな!!舌を噛むぞ!」
無理な角度での胴体着陸になった。
最初に触れたのはプロペラだ。浅瀬の砂を大量に巻き上げ、派手に
折れ曲がった。胴体が激しくバウンドし、やや盛り上がった
砂丘に突っ込んでようやく止まった。
「サンディ!しっかりしろ!今、出してやる」
操縦席から飛び降り、後部座席からサンディを引きずり出した。
足、腕はもげていないが、肩の傷が酷く出血が激しい。
緊急キットから止血帯を取り出し患部を押さえつけた。
その時『動くな』と酷くクセのある英語が背後で聞こえた。
恐る恐る振り返ったその先には
銃剣付きの小銃を構えた日本兵が立っていた。
「サンディは助かるのか!どうなんだドクター!?」
「静かにして下さい。今、眠ったところです」
連行された先は島の医療所だった。ヤシの葉で覆った屋根の隙間から月が見える。
当初は銃剣で串刺しされるのかと覚悟したが、
日本兵は担架を用意するとサンディを乗せて、林の中へと入っていった。
俺は腕を縛られ、後ろから銃剣を突きつけられたまま、ここへ連行された。
一人の女性医師が兵に指示を出し、サンディの治療を始めた。
「貴方が持っていた緊急キットとここにある医療品で応急処置はしました。
とりあえずは一段落です」
流暢な英語だ。メガネをクッとあげドクターは言った。
「貴方、名前は?」
淡々とした口調でドクターが聞いてきた。
ショートにした黒髪。だが日本人にしては背が高く、肌も白い。
白衣の上からでもわかる盛り上がった胸部。
俺は雑念を払い、口を開いた。
「認識番号――」
「ああ、面倒だし無意味なので尋問も、拷問もしません。
呼ぶのに不便なので聞いたまでです。
それでも言わないのであれば、認識番号で呼びますが?」
「……スコット=ニューマンだ…あっちは―――」
「ニューマン……あちらはお姉さんか妹さんですか?」
ドクターはサンディの認識票をチラつかせながら言った。
「私はリーゼロッテ=水本=エルスマン、この島の医師です」
冷ややかな目つきと口調だが、それを除けばクールな美人だ。
名前からして、日本人とドイツ人のハーフだろう。
それに……ミズモト?どっかで聞いたような名前だが…
「俺と妹をどうする気だ」
「どうして欲しいですか?」
「ふざけるな!」
「静かに。妹さんの傷にさわります」
血の付いた手を水で洗いながらドクターは言った。
「………米軍は大規模な侵攻作戦を展開している。
日本の南方拠点を叩くためだ。ここもすぐに米軍の手に落ちるぞ」
「ここの病人が適切な治療をうけられるのなら、大歓迎です」
「だったら何故、さっさと降伏しない!ここの指揮官は―――」
ドクターは立ち上がると海辺をみながら
「残念ですが………ここは誰にも見向きされない場所なんですよ」
ふぅと息をついて、ドクターは遠い眼をした。
「…………何だって?」
ドクターが言うには、この島は日本軍の南方進出が始まった頃に設けられた
中継基地でそれなりの規模があった。が、米軍の反撃が始まり、
輸送船の航行が難しくなると軍は連絡機だけを置いて部隊を引き上げてしまったらしい。
戦線の縮小と、防衛網を強固にするためだ。
米軍は今、ジャップの主力艦隊の撃滅と南方最大の拠点攻略に躍起になっており、
上陸部隊が乗船している輸送部隊はそれぞれの上陸地点に向かっているだろう。
戦略的価値がないこの小島に送る余裕などあるわけがない。
パイロットを救助するウォーターキャットも日本軍機が飛びかう激戦地に
わざわざ来てくれるとは思えない。
「ここにいるのは年少兵とその病人だけ、貴方を連行したのもあのコ達です」
ヤシの葉でできた簡易ベッドの上に横たわる病兵達を甲斐甲斐しく世話する少女達。
何てこった…日本軍はジュニアハイスクールに通う少女まで兵士になっているのか。
「それで、サンディは助かるのか?」
俺はさっきの質問を繰り返した。
「単刀直入に言いますと破傷風になり死にます」
「なッ―――敵だからってこれ以上は治療してくれないってのか!?」
俺はドクターに詰め寄った。
「それは違います。負傷した兵士に敵・味方は関係はありません」
俺を手で制してドクターは言った。
ジャップもナイチンゲールの精神を受け継いでるらしい。
クリミアの天使ならぬ、レイテの天使だ。
「だったら何故!?」
「助けるためにはワクチンが必要です。
しかしワクチンがないので手の施しようがありません」
「つまり何もできないっていうのか?」
「はい」
「ドクター!あんたは医者なんだろ!?頼む、妹を助けてくれ!」
「ここには医薬品が絶対的に不足しています。医薬品さえ
十分であれば助けることのできた患者が何人いたことか……」
ドクターは診療所の先にある無数の墓を指差した。
少なく見ても20はある盛った土。
「何てこった……畜生…俺はどうすることもできないのか…」
眠るサンディを見つめ、俺は絶望した。
両親に先立たれ、孤児院で家畜みたいな扱いをされながら二人で生きてきた。
俺が18の時、妹が17の時に年齢を偽って軍に入った。
俺達の境遇を知った上司の計らいで俺と妹は同じ部隊に配属された。
国の主義なんてどうでもいい、ただ安心して暮らせる家を建てるために戦ってきたのに――!
「一つだけ、妹さんを助ける方法があります」
ドクターが言った。
「サンディを助ける方法があるのか!?」
「かなり危険を伴いますが……ニューマンさん。貴方にしかできないことです」
「俺はどうなってもいい!妹を助けてくれ!!」
「…………わかりました。では明日、その方法を教えます。
今日はもう遅い、ゆっくり身体を休めて下さい」
ドクターはそういうと少女たちに日本語で指示を出した。
少女兵達が頷き、浜辺に向かう。
「一刻を争うんだろ!今すぐ始めてくれよ!」
「サンディさんを助けたければ今日は休んでください。
明日になれば否応にも働いてもらいます」
口調は相変わらずだが、ドクターの眼は決意に満ちていた。
翌朝、あてがわれたハンモックの上で俺は目覚めた。
時計を見ると5時を少し回ったところだ。
縄は解かれ、見張りもいない。
診療所にサンディがいるからだろう。
俺は起き上がって、ブーツを履き、診療所へ来た。
サンディはまだ眠ったままだ。ドクターもいない。
奥の部屋で寝ているのかもしれない。
しばらく思案して俺は診療所を出た。
近くにある川へ行くためだ。南方戦線で問題になるのが
真水の確保だ。南の島々には川がない。あったとしても
バクテリアが多く飲料水には適さない。
浄水錠剤を入れれば何とか飲むことはできるが
今度は慢性的な腹痛と下痢に苛(さいな)まされる。
そのような環境下で飲むことができる清流があるというのは極めて稀なのだ。
日本軍がここに基地を構えたことにも頷ける。
草をかき分けながらドクターに教えてもらった場所へと向かう。
水の流れる音が聞こえてきた。音からしてかなりの大きい清流らしい。
草をかき分けていくと、緩やかな流れの清流が現れた。
隆起した岩と岩の隙間から小さな滝のように水が噴き出している。
そこには先客がいた。
「――――ッッ!?」
ドクターだ。素っ裸になって身体を洗っている。
俺は思わず生唾を呑み込んだ。
ドクターが動くたびにゆっさゆっさと豊かに実った乳房が揺れ、
ピンクの乳首があらわになる。重力に引かれ、たぷんと揺れ動く乳肉は
日本人のソレではない。欧州人特有の豊満な身体付きだ。
そして、大胆にくびれたウエストには無駄な肉はなく、ほっそりと美しい曲線を描き
ドクターが滝に向き直るとむっちりとした太ももと尻が露わになる。
色白で柔らかそうな尻肉がツンと張りだし、悩ましげな逆ハート型を描き出している。
尻の谷間から覗く、股の恥毛……まさに東西の女のいいところだけを集めた
肉体だった。正直いって、エロすぎる…本国のトップの女優並だ。
や、やばい…催してきた。幸い、ドクターはこちらを見ていない。俺は勃起した
ペニスを取り出そうとしてズボンに手をかけた。1回抜いておかないとヤバイ。
ドクターを襲ってしまいそうだ。
その時、膝たちになっている俺の後ろに固い何かが押し当てられた。
「お前。先生の裸。見た。殺す」
ぶつ切りの酷くクセの英語だ。
「ちょっと、ちょっと待て!待ってくれ!」
俺はペニスをスボンに押し込みながら向きなおり、そいつを見た。
それは一人の少女兵士だった。
首辺りで切りそろえた黒髪。鉄兜から覗く冷たい目。
しかも俺から奪ったガバメントを持っていやがる。
見張りがいたのか!?迂闊だった。
「わざとじゃない!不可抗力だろうが!俺は水を飲みに来ただけだ」
「意味。わからない。言い訳?殺す」
両手でガバメントを構え、俺に狙いをつけた。
ママジかよ!こいつ!?
「歩(あゆむ)やめなさい。他のみんなを助けることができなくなります」
茂みの向こうからドクターの声が聞こえた。
「ド、ドクター……気づいていたのかよ?」
「………あれだけ大きな声を上げれば誰だって気づきます」
ドクターのため息の後、少々呆れた声でドクターは言った。
『こいつは先生の裸を見て、欲情していました。こんな奴は殺すべきです』
日本語だ。何を言っているかはわからないが、少女兵士はかなり怒っているらしい。
『仕方ありません。男ですから。
それに欲情していたのはニューマンさんだけではないと思いますが?』
『………見張りは…必要です』
『それはそうですが、覗きはあまり関心しませんね?』
『………』
ドクターが言うと少女兵士は黙って俯き、踵を返して帰っていった。
それを見ていたのだろう、ドクターは茂みの向こうから言った。
「ニューマンさん、自慰は結構ですが……着替えを覗かれ、
オカズにされるのは虫ずが走るので、私がいないところでしてもらえますか?」
…………別に覗いていたワケじゃねぇのに。誤解は解けぬまま俺は渋々
診療所に戻った。
ドクターが医療所に戻り、俺はある場所へと案内された。
人工的に開かれた場所、平坦な地面。木々が生い茂っているが掩蔽された飛行場だ。
そこに、偽造ネットをかけられた航空機が一機だけあった。
マリアナで見かけたことがある艦爆によく似ている。
「このタイプは………ジュディ?」
「米軍ではこの機をそう呼んどるやな。こいつは『二式艦上偵察機一二型』
彗星の派生型の一つや」
ボサボサの髪を後ろでまとめた小柄な整備兵が機体のコクピットから出てきた。
なかなかに上手い英語を話すが、煤とオイルだらけで性別がわからない。
「本多整備長、燃料の方は大丈夫でしたか?」
ドクターが言った。
『大丈夫や、不時着した機から抜き出しといた。往復分はある』
二人はここから日本語で話だした。
『それに高オクタン価のガソリンでこいつも喜んどるわ。水本先生に言われたとおり
後部旋回機銃以外、余分なモンは全部外したし、かなりの速度がでると思うで。
んで計器類の日本語は訳して英語の札貼り付けといた…あとはこのメリケンさん腕だけや』
ケラケラ笑って、ボサボサ整備兵は俺の腕をたたいた。
「あんたら一体何の話をしているんだ?それにお前、汚い手で触るな」
「あ〜?レディに向かってデリカシーないやっちゃな」
煤だらけの毛むくじゃらがこっちを睨んだ。日本語から英語へ、器用なガキだ。
「レディ?」
「ニューマンさん、本田整備長は女性です」
ドクターが眼鏡を上げ、言った。
「こ、こいつも女だってのか?さっきの奴より背が低い!ほとんどガキじゃねぇか!?」
「背が低くて悪かったなぁ!ウチと先生は同じ年齢やぞ!それにウチはちゃんと
1つ子宮と2つの卵巣もっとるわボケ!毛唐!体臭が臭いんじゃアホ!」
さんざんな言われ様だ。俺は頭を抱えた。
「それで、サンディを助けるには俺は何をすればいいんだドクター?」
日本軍の機体を俺に見せることに何の意味がある?
整備長と何やら話し込んでいたドクターが俺の言葉に気付いて言った。
「簡単な事ですよ、ニューマンさん」
「何をすればいいんだ?今だったら、こいつを飛ばして日本まで行ってやるぜ」
もちろんこれは冗談だった。
「それは丁度よかった。この機を操縦して、
私を日本軍の基地まで送って下さい」
続
元ネタは戦空の魂にあった話の女でとある飛行士も
混ざってる話です。スミマセン。
>>168 水本さんの名前がちらっとしか出てませんが
後に重要な役割を果たすのでもう少しお借りします。
>>176 乙です!
読んでいてなんとなく滝沢聖峰の漫画を思い出したw
gj!エロお預けなのが惜しいくらいです
>>179 まさに同じ事を考えていたwww「コンターック!」のやつだよね
>>180 うん!それだ
整備兵「今の英語の発音がやけに上手くなかったか?」(ウル覚え)
>>176 この世界の日本海軍はどうやってこういうバンカラな女性整備兵を養成していたのか、なかなか興味深いw
終戦で大阪に復員したら、河内のヤミ屋相手にバタコ直し稼業開いて喰って行けそうなタマだな、整備長
ちょいと続きを書いたので投下
翌日、祐子と藤永は修理が終わった陸攻でトラックへ戻った。
祐子は朝起きて水交社で藤永と顔を合わせてから恥ずかしい思いになっていた。昨晩の1人遊びでつい出してしまった声を聞かれていないかと思えてならなかった。
藤永の性格だとそれをネタにからかいそうだからだ。それはなんとも恥ずかし過ぎると祐子は気が気でなかった。
けれども藤永はその事を何も言わず特に変わった様子も無く祐子に接していた。
(聞こえてなかったのかな・・・なら良いけど・・・)
杞憂だなと心配を振り払う祐子であったが、すぐに彼女は自分の痴態について心配する余裕すら無くなる。
夏になるかという頃から米軍はソロモン諸島を北上する作戦を開始した。
ニュージョージア諸島がまず狙われニュージョージア島やコロンバンガラ島・レンドバ島に米軍が上陸する。迎え撃つ日本軍守備隊は海空からの攻撃と地上からの侵攻を受け窮地に立たされた。
第八方面軍は増援部隊や補給物資を駆逐艦で運び死守しようと試みるが米艦隊が阻止したり届いても守備隊を支えるには微力過ぎる為に戦局は変えられず玉砕寸前にまで追い詰められる。
第八方面軍は維持は無理と判断して第八艦隊と合同で守備隊の撤収作戦を実行する。
その撤収作戦は海軍では第八艦隊が実行したが作戦計画の調整や報告に祐子は忙しくなった。それは藤永も同じようであった。
「どうも長官と参謀長は、い号作戦をまたやりたいようだ」
昭和18年も秋になった時に藤永は祐子へぼやいた。
い号作戦は4月に本山連合艦隊司令長官の命令で実行された作戦である。この作戦はガダルカナル島やポートモレスビーを海軍航空隊で攻勢を行うものでガダルカナル島撤退からはっきりした劣勢を少しでも挽回しようとした作戦であった。
けれども得る戦果は少なくラバウル航空隊もとい第十一航空艦隊へい号作戦実行の応援として母艦航空隊を送り込んだのが一番の問題だった。南太平洋海戦での損害から再建途上の貴重な母艦航空隊の搭乗員達の少なくない数を失ったからだ。
「母艦航空隊をまた?」
祐子が訊くと藤永はフーと溜息を吐きながら肯定した。
「多分な。ようやく空母で使える目処が立ったのにこれでは台無しになる」
い号作戦終了後から母艦航空隊はまた補充された新米を初めから鍛えようやく離着艦に技術が求められる空母での勤務が出来るまでに仕上がっていた。
「そこでだ水本。今日はその二度目のい号作戦についてが議題だ。俺はこれを潰したい、だから協力してくれ」
水本は二つ返事で「はい」と答えた。い号作戦は劣勢挽回という目標はあったが具体的な目的が無い作戦であり蒙った被害に見合わない作戦だからだ。そんな作戦を参謀として認める訳にはいかない。
「ニュージョージア諸島が失陥し敵軍はソロモン諸島を北上する作戦を推し進めている。この状況を打破するには航空戦力による大規模作戦が必要である」
作戦会議で福山が懸念していた第二の「い号作戦」構想を言い始めた。
「艦隊の出撃が燃料事情により困難な現在では有用な作戦案であると思う。皆はどうか?」
小山は福山に同調しつつも参謀達へ尋ねる。
「私は反対であります」
小山が尋ねてすぐに藤永は反対を述べる。小山は意外だなと僅かに反応したが福山はあからさまに怪訝な顔をした。
「航空参謀どうしてかね?」
小山が落ち着いた声で訊く。
「ラバウルやニューギニアに展開する航空部隊はどれも消耗しており防戦でも厳しい状況です。現在はその消耗した戦力を極力回復させるべきであります」
「そうは言っても守勢ばかりではいかん。少しでも打撃を与えて敵の侵攻を遅らせねばならん」
藤永が反対の理由を言ったが福山はすかざす反論する。
「他に反対の者はいるか?」
小山がそう参謀達へ訊くと即座に祐子は手を上げた。これには福山と小山を驚かせた。
「私は反対です!もしも、い号作戦みたいに母艦航空隊を使うのでしたら尚更です」
「ではこのまま手をこまねいて敵が来るのをただ待つだけなのか?」
「いいえ。ただ待つだけではありません。敵が来るまで充分な備えをするのです」
「助かったよ。お前が粘ったおかげで参謀長も折れたからな」
1時間後、夕刻の「武蔵」上甲板で藤永は祐子と一緒に居た。
作戦会議は結局藤永と祐子が反対を貫き内心反対していた参謀達もこれに続いた事から小山がまず諦め福山も折れた形で2度目の「い号」は廃案となった。
「いいえ。私は先輩が居たから参謀長へ強く言えただけですよ」
「それでもお前はよくやった」
同じ目的を達成したもの同士の和やかな雰囲気があった。祐子にとっては「赤城」の時からこの落ち着く雰囲気を醸し出すのが藤永の良い所だなと思っていた。
「これからが大変だぞ。長官と参謀長の作戦案を潰したんだ。御二人を納得させる作戦を立てないとな」
「はい!私頑張ります!」
あたかも夕日に誓うように言った。
それから3ヵ月後のある日に祐子はラバウルへ向かった。
第一連合通信隊の大槻大佐から呼ばれたからだ。「重大ナル事アリ至急来ラレタシ」と電文が来たのだから祐子は通信参謀の永島中佐を連れてラバウルへ急行した。
「一週間前からガダルカナルやニューカレドニア・ポートモレスビーにハワイの通信量が増えてますんや。どうやら敵はここら辺で何かやるみたいでっせ」
大槻は真剣な顔で永島へ語る。
通信の量が増えるという事は大きな作戦が始まる前兆だからだ。
「それに分析した情報の中に敵空母らしき名前が幾つかある。機動部隊も近い場所におるかもしれまへん」
「その名前は?」
祐子が訊く。
「サラトガ・エセックス・バンカーヒル・インディペンデンス・プリンストン」
大槻が言い終えると永島が少し考えてから推測を述べた。
「サラトガはレキシントン型の同型艦で確認されている。エセックスとバンカーヒルは最近竣工した新型大型空母らしいとは軍令部から聞いたがインディペンデンスとプリンストンは聞いた事は無い。新型空母の同型艦かもしれない」
「その新型空母は確か大型空母でしたね」
祐子の問いに永島は「そうです」と答える。
「大型空母が五隻も来ている。厳しいわね」
祐子は自軍の戦力と比較して軽く憂鬱になる。こちらは大型空母が「翔鶴」型が二隻だけで他は商船改造の中型空母「準鷹」型が二隻に軽空母が「瑞鳳」・「龍鳳」・「千歳」の三隻があり
単純な空母の数ではこちらが上だが搭載機の数では敵が上であろう。ましてや技量ではどうだろうか・・・。
同じ頃藤永はラバウルの陸軍航空隊の司令部に居た。
ラバウルに展開しているのは第六飛行師団である。当初陸軍は海上での飛行する能力が航空隊に無いためにラバウル方面への進出を渋っていたが戦局の悪化によって海軍機による誘導を受けながら陸軍航空隊はラバウルに進出をしていた。
「トラックからご苦労様だね」
第六飛行師団の参謀長である仁和温子大佐は自室で藤永を労う。
「今日はどんな要件で?」
温子が聞くと藤永は人払いをと言い温子は分かったと快諾する。
「機密に関わる話をする。しばらく私の部屋への入室は禁止だ」
温子が言うと従兵が諒解した。また温子は自室のカーテンまでも閉める。
「これで当分は誰も来ないよ。私をどうするつもりだい?」
温子は何か期待をするように藤永を見つめる。藤永の顔は不敵に笑っていた。
「こうするつもりさ」
藤永は温子をソファーに押し倒し唇を重ねる。お互いが舌を絡めまるで以前から恋人であるかのように睦み合っている。
だがこの二人は恋人同士とは少し違うものがあった。
それはまず二人の出会いから話さねばならない。昭和一六年の開戦前に台湾で航空隊の司令部に配属されていた二人は日米開戦に備えた陸海軍の協力についての協議をする連絡役として出会ったのが始まりだった。
なんとなく話が合うものだから温子の方から飲みに誘ったのが関係を深めたきっかけだった。
酒の力によってますます気易くなった二人はその日の夜に肌を合わせるまでになった。
その後、海軍航空隊の比島移動によって台湾を離れるまで藤永と温子は連絡と調整の仕事を名目に会うようになった。
とはいえ二人の間には純粋な恋愛関係では無く肉体関係のみまたは愚痴を語り合う間柄。平成の世で言うセフレのような割り切った関係だった。
「んっ…ふ…」
藤永は温子の軍服の前を開くと胸を露わにさせ、その大きな胸を両手でこね回すように揉む。揉みながら今度は口に含むと温子の吐息は切なさを増した。
胸に夢中になる藤永に無言で身体の火照りを現すように藤永のズボンをさする。それはもう固くなった股間のモノを直接だ。
だが藤永は胸への愛撫を続けたままで他を触ろうとはしない。
「そんなに私のおっぱいが恋しかった?それとも焦らしてるの?」
「両方だな。この前は師団長や他の参謀達も一緒だから手が出せなかったからな」
藤永は意地悪な笑みをしながら温子の豊かな胸を貪る。
「それよりも俺の股間をそんなに撫でているのは我慢が出来ないのかな?」
「違うわよ。あんたを気持ちよくさせてるだけ」
お互いに強がりを言い合い愉しんでいる。
「じゃあもっと気持ちよくさせてくれよ」
藤永はズボンを脱ぐといきり立つ肉棒を温子へ突き出す。すると温子は当然のように口へ含む。
陸軍の将校が海軍将校の股間に顔を埋め口で奉仕している姿は陸軍将校からすれば憤慨するような場面だが二人にはそんな陸だとか海だとかの溝は無くなっていた。
ただ遠慮無くお互いをさらけ出せる気軽な相手として見ていた。
「私だけ奉仕なんてずるいわ。あんたもしてよ」
奉仕を一旦止めると温子もズボンと下着を脱ぐ。焦らされていたせいか下着を下ろす時に温子の股間から愛液の糸が延びるのが見えた。
「すごい濡れてるぞ。洪水だな」
「うるさいわね。今日はそんな日なのよ」
今度はお互いが股間を舐め合う形でソファーの上に寝転がっていた。温子が上で藤永が下だ。
藤永は温子の大きな尻を掴み濡れている花弁を舐める。温子も再び口で肉棒への奉仕を続ける。
「んっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
くちゅくちゅぴちゃ
口で互いを奉仕し合う為に興奮の息遣いと舐める音が静かに響く。
温子は頭を上下させ口の中で舌を動かしながら攻め藤永は尻を揉みながらその花弁を舐めた。
その動きは段々と速さを増して行く。
「ん!?それは卑怯だ」
思わず肉棒から口を離すほど温子が驚いたのは藤永が温子の尻の穴に人差し指を突っ込んだからだ。初めての事じゃないがいきなりでは温子も驚く。
舌で花弁全体を舐められ指で尻穴を弄られ温子は目を瞑り快感に震えてしまった。
(このままじゃ…先にイってしまう)
妙な対抗心で温子はまず藤永の肉棒を握りしごいてから再び口に含み今度は頬がへこむほど吸い付き頭の上下運動を激しくした。
「おお…そろそろだ…」
藤永が限界を知らせると温子は思わずやったと思った。だが、その気の緩みで我慢していた絶頂への道を開く事になり頭が真っ白になった。
「んん!うううん!」
温子は口に肉棒を含んだまま果てた。それと同時に藤永も温子の口に精を放った。
「また上手くなったな…他の奴にもやっているのか?」
「かもね。私だってしたい時もあるし〜」
温子が自慢の巨乳で藤永の肉棒を挟んで奉仕している。その最中でも二人は口の減らない会話を続けていた。
二人の格好は下は脱いで上は軍服の上着を羽織ったままだ。
温子は開いた軍服から露わにした豊かな胸に両手を軽く押さえるようにしながら藤永の肉棒を挟み上半身を上下に動かし奉仕している。このパイズリのやり方は藤永が教えた技であった。
柔らかく包まれる感触は一度精を放った肉棒に再び力を取り戻させた。
「もういいぞ」
と藤永が言うと温子はパイズリを止めソファーに座り股を開き待ち構えた。
「う…くふう…」
藤永は温子を抱き合うような姿勢で濡れたままであった温子の秘所へ肉棒を押し込む。
温子は外の従兵や他の将兵に聞こえぬように口をきつく閉ざし声を抑えている。
「んっ…んっ…んっ…」
ゆっくりとした腰の動きで藤永は攻め始める。だが場所が場所だけにのんびりとは出来ない。すぐさま動きは速くなる。
「んんっ!むう!うん!ん!」
温子は口を懸命に閉じて声が出ないように我慢しつつ顔を赤らめ快感を得ている。快感から来る興奮を示すように温子は両腕を藤永の背中に両足を腰へ回し更に密着させようとしているかのようだった。
「我慢できないなら声出しても良いぞ」
わざと藤永は言う。温子は口は閉じたまま首を左右に振る。
それを見た藤永は加虐心に火が付いた。温子の首筋をいきなり舐めたのだ。
「ひゃ!」
敏感な所をいきなり舐められ温子は一瞬口を開いてしまった。すぐに口を閉ざして温子は藤永を睨む。藤永は楽しげに笑みを返した。
「そろそろ出すからな…」
そう言うと藤永は温子の腰を掴んでソファーに温子を押し付けるように攻め立てる。
「ん!ん〜う!う!ん!ん!」
激しい攻めに温子の軍服に縫い付けられている参謀章が胸と並んでユラユラと揺れる。
「出すぞ…」
限界を言うや藤永は温子の中で果てた。二度目だが長い射精をしながら藤永は口を少しだけ開けた温子の唇へ吸いつき余韻を楽しむ。
「仕事での要件を言おう。第六飛行師団の力を借りたい」
汚れた股間を拭き軍服を着て直しながら二人は仕事の会話を始める。
「何をさせる気?」
「近々空母を含む艦隊がラバウルを攻撃しに来るだろう。その時に全力で飛べるようにして欲しいんだ」
「全力って事は爆撃機や偵察機も?」
「それも必要だ。何せ海軍も航空戦力が足りない。米軍相手に正面から戦うとなるとね」
「分かったわ。貴方の要望通り出来るように準備しておきましょう」
「助かるよ」
二人とも装いを整えた頃には陸海軍の共同作戦案は固まっていた。
「ラバウルの偵察機がツラギに空母を発見しました!四隻または五隻です!」
三日後の午前に「武蔵」へ敵艦隊発見の報告が入った。
ラバウルから発進した二式艦上偵察機がガダルカナル島の北隣にあるツラギ島の沖合いに停泊する敵空母を見つけたのだ。連合艦隊司令部は二日前から祐子の進言を採用し索敵の強化を始めていた。
敵戦闘機の遭遇率が高いソロモン諸島上空は足の速い二式艦偵で遭遇率が低いと思われる外洋は二式飛行大艇や一式陸上攻撃機が飛び何重もの索敵線を敷いた。
そして結果が出たのである。
(来た!とうとう来た!)
祐子は予定された戦いへ身震いをした。
「航空参謀・作戦参謀。敵が来たぞ君らの作戦で大丈夫か?」
福山が嫌味のように言った。
「大丈夫です!この時の為に備えてあります」
藤永は自信を持って答えた。
「長官、<に号作戦>の発動を願います」
祐子が小山へ求めると小山はすぐに頷く。
「ただちに<に号作戦>を発動せよ!」
「武蔵」から「に号作戦」発動の命令が飛んだ。
この命令を受けて翌日には沢島次三郎中将率いる第三艦隊がトラックから出撃した。
第三艦隊は空母「翔鶴」・「瑞鶴」・「準鷹」・「飛鷹」・「千歳」戦艦「金剛」・「榛名」重巡洋艦「利根」・「筑摩」・「熊野」・「鈴谷」・「最上」軽巡洋艦「長良」駆逐艦12隻からなる機動部隊だ。
第三艦隊がこうして出撃するのは南太平洋海戦から久しい。
「翔鶴へ発光信号を。武運を祈る」
トラックにある「武蔵」では出撃する第三艦隊を連合艦隊司令部の皆で帽触れで見送る。「武蔵」で手すきの乗員も同じくだ。
(あれが今から私の作戦で出撃するんだ)
祐子も見送りながらこれから自分が立てた作戦で戦いに向かう艦隊を見て心が高揚していた。
同じ頃ツラギ沖の空母「エセックス」では第3艦隊司令官ウィリアム・ハルゼー大将と第5艦隊から第3艦隊へ所属を一時的に変わった空母部隊である第38任務部隊のフレデリック・C・シャーマン少将とで作戦会議が行われていた。
「我が軍はブーゲンビル島への上陸作戦を行う。そこで問題になるのはラバウルのジャップどもだ」
ハルゼーはソロモン諸島を中心にした地図でラバウルの所を人差し指で忌々しげに突く。
「偵察でラバウルには戦艦が2隻を中心にした艦隊が居ると分かった。これを上陸作戦の前に沈めるのが任務だ」
「しかし、ラバウルは大規模な航空部隊が居ます。飛行場を叩き制空権を取る必要があります。そうなれば作戦には2日は必要です」
シャーマンの試算にハルゼーはニコリと笑う。
「そこは抜かりない。ポートモレスビーとガダルカナルから陸軍航空隊が出撃してラバウルの飛行場を爆撃し制空権を取ってもらう手筈を整えている。お前さんは空襲で慌てているジャップの戦艦を沈める事に専念すればいい」
「それはありがたい。1日で片付きます」
「そうだ。1日でカタをつけてブーゲンビル上陸作戦の支援を行ってくれ。スケジュールはハードだが頼むぞ」
ハルゼーはシャーマンの肩を叩く。
第38任務部隊がツラギを出港したのは翌日の事であった。
今回はここまで
史実に近く書いてますが今回の海戦を書くに辺り第38任務部隊のラバウル攻撃と
ブーゲンビル攻略作戦を遅らせています。
まあ、ご都合主義ですw
乙であります!!
乙です!エロかった!
シリーズ物書いてる人はすごいなと思う。
ほしゅ
200 :
戦車兵:2012/05/28(月) 14:50:03.62 ID:2pG4LZuU
エリコ&ナオミ「エリコとナオミの〜恋人さんいらっしゃ〜い」
トマナ「保守ついでに何か喋れ。このビッチ共!(本当はよろしくねって
言いたいのに…素直になれない私…皆、ごめんね)」
クリス「彼氏は年下で整備兵。オイルと汗のニオイが素敵です。
夜は彼の可愛い×××を口でして、彼の上に搭乗します。これぞ本当の
機上位なんちゃって」
ナオミ「オイル・汗?お姉ちゃんはニオイが好きなの?よくわかんなーい」
トマナ「腐れビッチが!(何て羨ましいの…私もしてみたい)」
エリー「一応…その操の恩人。一緒に料理したり畑作ったり…胃袋を握られ
てるわ。私のリョウ――彼は年下で日本人。尻好きでい、いつもバックから…
種付けされてるわ」
エリコ「うわ…おばあちゃん、若い頃は過激だったんだ〜♪」
ト「ジャップにコマされるなんてなこの雌犬め!(国際結婚なんて…ステキ)」
ハル「ボクの恋人は上官で年上だね。変わり者だけど、なんだかんだで
気を遣ってくれているみたいだよ」
エ&ナ「年上さんとボクっ娘って時代に乗ってるね。男の娘だったらもっとだけど」
ト「人、それを変態という。女性の×××から×××が垂れている
ところを無理矢理見るなど変態以外の何者でもないわ!(私のヘンリー君も
頼りがいがあるもん、負けてないんだから!)」
キエン「お前ら幸せそうでなりより。私は祖父母に友人と恋人まで
なくして、年下で性欲処理してるからな…リア充は敵だ」
『装甲な乙女達2』完
今まで投下されたキャラが集結してるのかw
>>202 エリコ「そうでーす!けっこういるから保守がわりにしてるの」
ナオミ「ちなみに私達はエリーおばあちゃんの孫なのー」
エ「でも装甲な乙女達も出尽くした感があるよね」
ナ「うんうん、戦車兵さん達、搭乗員さん歩兵さんでたらもういないし」
エ「ドクターもいるけどまだセックスシーン――」
ナ「お姉ちゃん、まだ投下されてないからダメなの」
エ「しょうがないから『おっぱいくらべ』しよう!」
シャリナ「黙れ!あたしはその単語が嫌いだ!失せろ!」
ツーナ「ボクは賛成だな。おもしろそうだし、自信もあるよ」
ファニー「あたしもー、おっぱいだけは負けないぜ!」
先生「……年齢が…その…乳首も…黒いし…既婚者だし…垂れてるし」
キエン「だからリア充は敵だって」
エリコ「しょうがないなー、じゃ『マグナムくらべ』は?」
エリー「言うまでもないけどマグナム=チ×ポの意味よ」
ハンス「ぼ、僕はいやですよ!大尉以外に見られるのはいやです!」
リョウシ「エリーさんがいいなら……」
ジャン「私の息子をみてくれ」
ナオミ「………ってゆーかこれは誰得なの?」
キュンメル「はぁはぁはぁはぁ」
ナ「あ…いた」
キ「だからリア充は敵だって(………けっ、パオの方がでかいよ)」
エロなし
>>176続き
コンターク
そうして俺は飛んでいる。不慣れな日本軍機だが、妹の命にはかえられない。
夜間に飛ぶことも考えたが、光りのない日本軍基地だ。
着陸に失敗すれば死ぬ。不時着して生きていても銃剣に串刺しにされて死ぬ。
それにドクターが言うには海軍の基地に着陸しなければならないらしい。
陸軍の基地に着陸すれば、医療品は分けてもらえず、燃料の補給まで渋るらしい。
米軍も陸軍と海軍は仲が悪いが、そこまではいかないだろう。
『ドクター、日本の陸軍と海軍は敵同士なのか?』
『第三帝国の総統もそんな事を漏らしたそうですよ』
との事だ。というワケで危険だが日のあるうちに飛ぶことになった。
順調にいけば、日没前には帰れるだろう
軍人モノSS『コンターク』
『ニューマンさん』
伝声管を通してドクターの声が聞こえる
『何だ?どうした?』
『素人の意見で申し訳ないのですが、雲の上を飛んで大丈夫なのですか?』
ドクターは暗に敵に発見されやすくなりませんか?と言っているらしい。
『南方の天候は急に変わる、雷に打たれて墜落はゴメンだ。
その分、しっかり後方を見張ってくれ』
『わかりました』
畜生…つい昨日までは日の丸がついた戦闘機から逃げていたが、
今度は星のついた友軍から逃げないといけないのかよ。
米軍のレーダーは優秀だ。100圏内であれば機影が映る。
唯一の救いは、この辺りは大小の島があり、
日本軍機や米軍機が入り乱れているということだろうか。
機影があちこちに見えれば、レーダー手の誤認がそれだけ多くなる。
『ニューマンさん』
『何だ!?機影が見えたか?』
機内に緊張が走った。
『大変、申し上げにくいことなんですが』
『何だ、もったいぶらず言え!』
『お手洗いの方法を教えてください』
何だ…小便かよ…紛らわしい。
『足下にある空き瓶にすればいいだろ?』
『不可能です』
『ああ?何でだよ、チャック開いてイチモツ出―――』
……そうか、今更ながらドクターは女だという事に気がつく。
飛行服のチャックを開けても、女のアレまでは届かないんだろう
そういえば、サンディはどうやってしていたっけかな……俺はしばらく思案して
『我慢しろ』
と答えた。もし米軍機に見つかればそんな暇はないし、漏らしても一向に気にしなくなる。
少なくとも俺はそうだった。初めて敵を見たとき、ちびりまくった。
それはサンディもだったに違いない。
『そうですか…』
やや弱々しげなドクターの声。
『漏らしても大丈夫さ、俺は気にしない』
『私が気にします。激しく恥辱を感じます』
『そうかい、そうかい…ま、あんまり我慢して注意力散漫に―――』
『ニューマンさん』
まただ。何だ今度は大の方か?
『どうしたドクター、漏らし―――』
『米軍機です。数は3。左斜め上から来ます』
左斜め上?8時方向かっ!
『くそったれ!』
俺は操縦桿を右に切って、雲の中に突っ込んだ。雲の下は薄暗く、曇っていた。
近くでスコールが降っているようだ。厚い雲を突っ切ると数十の艦影が見えた。
しかも見覚えのある陣形だ。。
『くっ!!米軍の護衛空母艦隊だ!こいつはやばいぞ!』
猛烈な対空砲火を覚悟したが、一向にない。散発的な砲火があったがそれどころではないようだ。
艦隊の動きもおかしい。何かから逃げているような―――と思った矢先
轟音と共に1隻の軽空母が大爆発し、轟沈した。
『な、何だ!?一体、どうなってんだ!?』
衝撃がここまで伝わってくる。続けて艦隊の付近に波柱が立ち、護衛艦や空母に命中し
次々と黒煙を上げ始めた。
『ニューマンさん、右の水平線を』
ドクターが指さしたその先には、何十本のマスト。それも異常な数だ。
『何てこった…ありゃ日本の主力艦隊だぞ…何だってこんなところにいやがるんだ!?
このままじゃ―――』
艦隊がこの進路でいけば行く手を阻むのは補給中の戦艦部隊しかいない。
それが撃破されれば、湾内に突入され無防備な輸送艦隊は壊滅する。
どうする?どうすればいい?
米軍パイロットとしての任務が俺の頭でぐるぐると渦巻き、苛ませてくる。
『俺は…どうすれば―――』
『―――サンディさんを助けたいのでしょう?』
その言葉に俺はハッとした。
『後方にまだ三機。追ってきます』
艦載機のヘルキャットか、おそらく直掩に上がっていた時に艦隊が砲撃を喰らったのだろう。
対空砲も統制が取れずまばら、おまけに艦隊から上がる黒煙、こいつはイケるかもしれない。
『飛ばすぞ、ドクター!捕まってろ!』
俺は高度を落とし、艦隊の真上を飛んだ。遅れて追跡してくる三機が機銃をバラまく。
黒煙で照準が定まらないのか、見当外れの方向に曳航弾の軌跡が見える。
『間抜けめ、腕は三流だな、性能が良くてもカモだぜ』
着任したばかりの新兵の可能性が高い。その証拠に3対1なのに連携がバラバラだ。
統制を取らなければならない指揮官もいない。
『イヤハアアアアアアッ!』
飛んでくる対空砲も少なければ艦橋スレスレをすり抜けるのもかなり気持ちいい。
艦隊をすり抜けると追ってくるのは一機だけになっていた。
『あーあー艦隊から離れちゃもう終わりだな。なぁドクター?』
『ええ、ではこの辺りで楽にしてあげましょう』
ドクターが後部座席の旋回機銃を構え、間髪おかす撃ちだした。
『あ、当たりました』
『あ、当たりましたじゃねぇだろ!何を撃ってんだよ!殺す気か!?』
『はい、そうですが何か?』
『いや、『はい』じゃないだろ『はい』じゃ!撃たないでくれ!俺はあいつらの
仲間だ!同じ国なんだぞ!撃つな!』
『少なくともあちらはこちらを殺す気です。私は殺されるわけにはいきません』
『やめてください。お願いします!撃たないでください!必ず逃げますから!』
俺は人生で何番目かの音量の声で絶叫した。
『鼓膜が破れます。やめてください』
『ドクターが撃つならその鼓膜が破れるまで絶叫するぜ!撃つな!頼むから!』
『わかりました。もっとももう引き返したようですし…』
米軍の艦載機が頑丈なつくりでよかったと心底思った。
兵士でもない女に撃ち落とされて戦死となれば死んでも死にきれないだろう。
そして俺達は日本海軍の基地に着陸した。
「ニューマンさんはこのまま待っていてください。決して風防を開けないように
整備兵が来ても口を覆っているマフラーは外さずに、何を言われても無視してください。
燃料の補給も断っておきます」
ドクターが後部座席の風防を開け、降りる時に念を押してきた。
「お…おう」
周囲にいる整備兵、航空機、搭乗員…見えるモノ全てが日本軍の物であり、日本人だと
思うと冷や汗が止まらない。ドクター…頼むから早く戻ってきてくれ。
「遠路はるばるご苦労。それで、民間人の医師が帝国海軍の基地に何の用かね?」
基地指令である海軍少佐が私の顔を睨んだ。
それもそのはず。ドイツ人のハーフとはいえ、異国の血が入っている事に
かわりはない。あえて『民間人』といったのも『お前は軍属ではない』との意だろう。
「はい、簡潔に説明しますと、ここに記している医薬品及び物資を分けていただけませんか?」
「…………」
海軍少佐は無言で差し出した書類を受け取ると、目を通し、私に突き返した。
「断る。民間の医師に分ける医薬品はない」
「私は民間人であろうとも、治療を受ける者達は海軍所属の兵です。年少兵達を見知らぬ
島に置き去りにして、それでも文句一つ言わない彼らを見て何も思わないのですか?」
「それが帝国軍人だ!覚悟はあろう!」
「ここに記している医薬品があれば、彼らは生きて国に帰れるんです」
海軍少佐はため息をつき、ぼそりと呟いた。
「……既に戦力にならない者達の為に貴重な医薬品を分けてやれると思うかね?
航空機は我が軍に接収する。君もここに残りたまえ」
海軍少佐は立ち上がり、私の肩に手を置いた。
「年少兵相手の治療ばかりで、アッチの方ご無沙汰ではないのかね?」
今度は肉欲に満ちた眼で私の臀部を飛行服の上から鷲掴んだ。
「それが本音ですか。わかりました、では私にも考えがあります」
「考え?」
「私の名はリーゼロッテ=水本=エルスマンといいますが……もう一つの名も
あるのですよ。帝国海軍作戦参謀水本裕子大佐はご存じですか?」
「水本裕子―――!?」
海軍少佐の顔色が変わった。
「私のもう一つの名は水本由美子(みずもとゆみこ)水本一族の『民間人』の医師です」
「なっ…そんな馬鹿な!?」
「信用できないというのなら本国に確認をとってみてはどうですか?
大本営にはおじ様も席をおいていると思いますが?」
「し、失礼しました!」
海軍少佐は私から離れ、直立不動の姿勢をとった。
「医薬品・物資の件を再考願います。それで先の発言とお尻の件は帳消しということで」
「は、はっ!了解しました」
すげえ…どうたったらこんなにたんまりと医薬品を分けてくれるんだ。
制限重量ギリギリまで満載された医薬品に物資。
帰りが心配だったが、何と護衛機までつけてくれるという特典付きだ。
『ドクター…あんた一体、どんな魔法を使ったんだ?』
『実は私は魔法使いだったんです』
『なら、その魔法でサンディも治してくれよ』
『もちろんです』
『よっし、じゃ行く―――Contact!』
エンジンがうなり、プロペラが回転する。ストッパーを外すよう、手で合図をする。
前進する機体を加速させた。あとは帰るだけだ。
そして空へと上がる二式艦上偵察機を見ながら、
ストッパーを解いた整備兵は顔を見合わせて言った。
「なぁ…さっきの英語の発音、やけに上手くなかったか?」
続
SQUAD LEADER♀<<GJ>>
FIRETEAMLEADER♂<<GJ>>
GRENADER♀<<He'sDown(mean to Sexial)>>
AUTOMATIC RIFLEMAN♀<<や、エロは無かったでしょ・・・>>
>>208 うちの裕子が凄い影響力のある人物になっててビックリです。
自分のキャラが広がる感じは面白いですねえ。
それと前に書いてある滝沢作品の下りもあってニヤリとしましたよw
>>208の続き
パイロット×ドクター
エロ
『おお、お疲れさん。首尾良くやったようで…なにより、お帰り』
あの『ホンダ』とかいうチビ整備長と年少兵達が出迎えた。
「整備長、再会を喜びたいところですがすぐ、治療を始めます。機体の方は
よろしくお願いします」
「ほいな」
ドクターは年少兵に指示を出し、医薬品を運び出している。
『お、俺も行くぞ。サンディが―――』
言いかけたとき
『兄さん!よかった!』
腕をつったサンディが年少兵に伴われて来た。
しかもあの川で俺を殺しかけてきた少女兵士だ。
『え、なっ!サンディ!?お、お前』
俺は思わずドクターを見た。
『ドクター、これはどういう―――』
『言ったでしょう、私は魔法使いだったんです』
『ふざけるなよ。ドクター…アンタまさか――』
『話は後で。埋め合わせはいずれ』
『おい!待て!』
ドクターの後を追おうとしたが、銃剣を付けた兵士達に阻まれた。
『兄さん、やめて!!』
『サンディ………』
「私が起きた時には、兄さんが飛んでしまった後で…
飛んだ理由はホンダさんから聞いたの」
「そうか…」
おおよその話はサンディから聞いた。
まずサンディの傷は出血の割には軽傷だったこと。
つまり、俺は日本の傷病兵を救う為に飛んだのだ。
「目覚めたとき、私は殺されると思った…でも」
目が覚めたサンディに対して年少兵達が親切に接してくれたらしい。
「何にしても兄さん達が無事で良かった」
妹が涙を浮かべて抱きついてきた。俺は横目でドクターを見た。
帰って来て早々、ドクターは傷病兵の治療を始めた。
今も、なお休む暇もなく治療に専念している。
ウソをついて、命を賭けて、医薬品を運んで治療か…
ドクターの体力、気力には舌を巻く。
『コーヒー、入れた、飲め』
あの少女兵士がコーヒーを2つ入れて持ってきた。
『ありがとう、アユム』
サンディが片手で受け取ると少女兵はささっとドクターの方へ行った。
『私達の機から燃料を抜いた事も聞いたわ……艦隊はどうなったのかしら』
『途中、日本の主力部隊に砲撃を受けていた護衛空母艦隊があった。
あのまま日本の艦隊が進んでいたら今頃は戦艦同士がドンパチやっている
だろうさ……どのみち、今の俺達には関係ないことだ。この島からでられない。
どうにもならねぇよ』
『そうね……』
その日、俺達はそれぞれに休み、夜が明けた。
『朝、起きろ、アメリカ兵』
少女兵が銃剣の付いた小銃を持って起床を告げた。
『……お前な、物騒なもの持って起こすなよ』
『起きない、刺す』
『………わかった、わかりました、起きますから』
ハンモックから飛び降りてブーツを履いた。
『サンディ、朝、起きて』
同じようにハンモックで寝ているサンディには優しく、ゆっさゆっさと
身体を揺さぶっている。
俺の場合とは大分違うじゃねぇか、クソガキ。
『お前、エサ、探す』
次の日から俺の虜囚生活が始まった。仕事は水汲みにそして魚の餌探しだ。
空き缶と木の板を渡され、俺はジャングルの土を掘り出した。
ここでの主食は魚だ。缶詰や米は傷病兵の食事にまわされるので
元気な兵の食事は魚、その魚を干した乾物、海草、島の反対側にいる海鳥の卵
海鳥の肉、岩場にいるでかいエビなどなど。とにかく海産物中心の食事だ。
肉とチーズで育った俺とサンディには馴染みの少ない食事だが仕方がない。
『サンディ、釣り、来て』
『ありがとう、アユム』
女のサンディは掃除に洗濯、そして魚釣り。
ハンモックから降りようとするサンディに手をかすガキ。
最近、気付いたがこの少女とサンディが妙に仲が良い。
女同士で話が合うのか、他の年少兵にも人気なサンディ。
男の俺はどうやら嫌われているらしい。クソッ、お前らの食っている魚の
エサは俺がとってきているんだぞ!
『何や、苦労しとんな〜メリケンさん。機体の整備も終わったし、
私もエサ探しに行くわ』
渋々、ジャングルへ向かう俺に整備長が声をかけてきた。
まともに口をきいてくれるのはドクターと整備長くらいだ。
『何で俺は嫌われているんだ?俺が男だからか?』
虫がいそうな辺りを木の板で掘りながら俺は言った。
『う〜ん…そういう問題やないと思うケド…』
『そうか?医療所にいる兵は少女ばっかりじゃねぇか』
怪我人も病人も女、女、女。それもガキばっかり。
『強いて言えば……そやな水本先生と仲ええからちゃうか?』
『はぁ?仲が良い?それは誤解だぜ、それで俺に嫉妬してるのか?』
うにょうにょ動いているミミズをハシで缶に入れながら整備長はいう。
『んしょ…ちゅーか、先生はここでは神さんみたいな存在や、
よく話かけるアンタに嫉妬してるんちゃうか?』
俺は女難の十字架でも背負っているのかよ。
誤解を解こうにも……英語がわかるのはドクターと整備長くらいだ。
整備長に誤解を解くことも考えたがよけい話が複雑になりそうなのでやめた。
『ありがとよ、整備長』
『まぁ、この島で年長は先生とアンタと私やからな、年の功で大目に見てやり
あ、あと先生は休んでるから、しばらく起こしたらあかんで』
『……わかっている』
ミミズやら芋虫が入った缶をぶら下げて俺は釣りをしているガキ共のところへ行った。
島では2人1組でよく釣れるポイントで何ヶ所に別れている。
そして釣れた魚を持って昼と夕方に帰ってくる。
ドクターに言いたいことは山ほどあったが、
懸命に治療を続けるドクターに声をかけるのは気が引けた。
そんな生活が続いて数日がたったある日。
エサを届けにサンディ達の所へ向かっていた、今日は岩場にいるようだ。
とその時、
「あ……ダメ…ダメ…だよ」
甘い艶やかな女の声。間違いない妹の声だ。
俺は足音を消しながら、そっと岩の影を覗いた。
「あ…アユム…そんなトコ…汚い」
サンディが防暑ズボンを脱ぎ、岩に背を預け、
ガキが膝立ちで股を舐めている。
……ゆ、百合?そんなサンディにそんな趣味があったなんて。
俺は知らなくてもいい妹の一面を見て居た堪れなくなった。
しかし、次の瞬間―――
『サンディ、綺麗、とても、綺麗』
股に奉仕していたガキがズボンを脱いだ。ブルンと弾みをつけて
ガチガチに反り返ったペニスが飛び出してきた。
「はぁ…はぁ…アユム…ん」
サンディはシャツをまくり、乳房をさらけ出す。
年相応に実った乳を見ながらガキがペニスを扱きだした。
あ、あのガキ……少女みたいな顔をして男だったのか!?
そこで俺はハッとした。
―――ってコトはあの川で、あいつは見張りじゃなくて
ドクターの裸を見ながらマスかいていたってことかよ!?
沸々と湧いてくる怒り。今すぐ殴りつけてやりたかった。
が、妹が行為を拒んでいない…俺が出て行ってガキを殴ったら――
『ニューマンさん』
ボソッと囁くような声が聞こえた。ドクターだ。
『二人は気づかれないように…ゆっくりこっちに…』
俺は声を辿り、その場を離れた。
『ドクター!あんたには山ほど言いたいことがある!』
岩場から引き揚げた後、俺はドクターに詰問するためにあの川へ連れて行った。
あたりはすっかり暗くなっており、月の光が唯一の明かりだ。
『ええ、傷病兵の容態も落ち着きました。頃合いだと思いましたので
お答えしましょう』
『まず妹のことだ。サンディが死ぬって嘘をついて俺を飛ばせたな?』
『はい。ここの傷病兵を救うために嘘をつきました。妹さんの傷は
残っていた医薬品で事足りましたので』
『次にあのガキの事だ。あいつは男だろ、しかもよりにもよってサンディを!』
合意の上だとしても唯一の肉親と交わった男が敵国の人間だということが許せない。
『歩は確かに男の子です。私の水浴びを覗いていた事も知っていましたが…
てっきり私に気があるかと思い……申し訳ありません』
ドクターが心底申し訳ないといった面持ちで言った。
『くッ……』
そうだ、あのガキがサンディを慕っても、拒もうとしなかったのはサンディ自身の
問題だ。ドクターに責任はない。
『……ニューマンさんには申し訳ないと思っています。ですがあなたの
おかげで傷病兵が救われました。感謝しています』
『……俺は日本兵を救うために飛んだワケじゃねぇ』
『それでも救われたことは事実です……そして』
『お、おい何を!?』
ドクターが俺の目の前で衣服を脱ぎだした。
『嘘をつき、命を危険にさらせた事のお詫び……私には何もありませんので
これでよろしければ……使ってください』
月明かりに照らされ、浮かび上がるドクターの肢体。
腕で隠しきれない大きな乳房、それを支える胸筋によって大きく張り出し、
たぷんっという擬音が似合う。底から伸びる官能的な曲線。
白く大きな尻と胸とを繋ぐ腰も大胆なくびれ。
東西の美を合わせ持った女神がそこにいた。
「おっ…んん!!」
俺は岩にもたれた背をビクっと反らせた。
ドクターがズボンジッパーを開き、勃起しているモノを舌でチョロチョロと舐めたのだ。
「こういうがあまり経験がないもので…その…痛かったですか?」
軽い鳥の囀りのような接吻。ゾクゾクゾクと背筋を登ってくる快感に
俺ははまたしても背をのけ反らせた。
「ど、通りで……大丈夫だ…クッ」
ドクターは言い終わる前に俺のズボンをずり降ろし、下半身を顕わにした。
「そうですか…治療で男性の身体は見慣れているのですが…やはり恥ずかしいです」
ガチガチに勃起している俺のモノに舌を這わせ、指先で
鈴口を軽くノックするように指を使う。
「う……」
「猛々しいですね…ん、ちゅ」
竿に添わせ、歯で軽く甘噛みしながら、唾液を擦りつけ始めた。
「くッ…はぁ!?」
俺は段々と荒くなる息を押さえ、股間に踞るドクターは言った。
「一応…セックスの経験はあるのですが…口淫や乳で奉仕する性技術は
予備知識として学んだ程度して…」
上目使いにドクターは俺を見た。どういう予備知識だよ!?
「……くっ…あ…さ、ドクター…くはっ」
「舌だけでなくこちらも」
ドクターは、豊満な乳房を両手で寄せあげた。
感情の起伏が少ないドクターからは想像もできない程の『女』の顔、
そして、その白い胸に上に申し訳程度についている桜色の乳首。
俺は生唾を飲み込んだ。ドクターはその反応に満足したのか、
乳房を捧げ持つようにして起立したモノを挟み込んだ。
「うっ…く…ぁ…」
圧倒的な圧迫感に俺は思わず唸った。ぐにゅぐにゅと脈動する
極上の柔乳に挟み込まれる感覚は何とも形容しがたい。
「ん……ピクピクと熱いですね……確かこう…ん、ちゅ…はぁん、ちゅる、にゅちゅ…」
ゆっくりと乳房を上下させ、先端が飛び出る瞬間を狙って、そこを口で責め、
裏筋を舌を這わせ、乳首の突起をモノに擦りつける。
「ぐう…あっ…ドクター」
乳房を両手で抱えシュッシュッとリズムよく扱き上げるドクターの
淫らな性技に俺は思わず天を仰ぐ。隙間なく肉棒を扱く乳肉の猛烈な圧迫感。
「ニューマンさん、我慢なさらずに、そのまま射精していいですよ」
俺は拳を握りしめた。モノがビクンビクンと大きく反応する。
それを見て射精の前兆と悟ったドクターは扱くスピードを早めた。
「ぐ、うう…も、もう……あああっうっ…ぐう!」
俺はついに限界に達した。それを見逃さず、口を開けた。
モノの先端がビクビクと震え、グワッと大きくなると透明な液がピュッと出され、
続いてドロッとした大量の白濁液がドクターの口にぶちまけられた。
「う…おお…で、出る…はぁはぁ…んんっ」
「ん…はむ…ん…んっんんっ」
乳でむにゅむにゅと竿を扱きながら俺の射精を口と顔で受け止めた。
「ぐ…あ、ああ……ド、ドクター…うっ」
腰をガクガク振るわせながら、身をかがめドクターの頭部に手を回し、
モノ突き出した。もっと汚したい、顔に精を振りかけたい。
雄としての支配欲が俺をそうさせた。
「うっ…ううう…く…」
ようやく長い射精を終え、ドクターが眼を開き、俺から離れた。
その口元や頬からとろりと白濁液が垂れ落ちる姿は淫靡すぎる。
「んぐぐ…ううん…んっんっんん…ケホッケホッ…濃いですね…
すっきりしましたか?」
ドクターは頬に付着した精液を舐め取ると俺の唇にねっとりと唇を重ねた。
萎えかけたモノが再び、起立し始める。
「今度はこちらを味わって下さい」
ドクターはそう言って立ち上がると、岩手をつき、尻を突き出した。
艶ののった尻に太股が眼前にさらけ出されている。
「ニューマンさん…どうぞ…日本人に種付けしたいでしょう?」
ドクターは妖艶に笑いながら言った。
「ドクター……笑えないぜ…」
「……では日本人の女を堪能して下さい」
たわわな尻肉が揺れ、俺の雄を高ぶらせた。
「ド……ドクター」
「できれば…名前を呼んでください…」
「…リーゼロッテか?それともリーゼ?」
「『ロッテ』と…母はそう呼んでくれました」
「了解だ……ロッテ」
俺はドクターの後ろに立った。
盛り上がった尻肉に手の平をあてがい、ぐにゅと捏ねた。指が沈むような錯覚。
女性特有の丸みを帯び、きゅっと引き締まった尻は色気がある。
「あ…はっ…ニューマンさん……手つきが…あっ」
俺はドクターの声を遮り、尻房に頬をあて、太股をつつーと舌で舐めた。
「はァ!」
ドクターが甘い声で鳴いた。限界であった。
俺は立ち上がり、尻肉を両手で鷲掴んだ。その反動で尻肉がぷるんと揺れ踊り、
中心がきゅっと締まるのがわかった。
既に下腹部に当たるように反り返っているモノをドクターの秘部にあてがい、
ぐいっと貫いた。
「ああ…ロッテ…ロッテ…くう…はぁああ」
俺はドクターの濡れそぼった秘部に後ろから挿入したと同時に腰が
砕けそうな快感に襲われた。
「んんんん…ニューマンさん…あ…か、硬い…」
「うう…はっ…んう…ああ」
獣のような後背位での性交。
ドクターの髪に顔を埋め、その腰を丸い尻に叩き付けるように
必死に振りたくる。気持ちよすぎる。ドクターやサンディに隠れて扱いていたが
アユムとサンンディの情事を目撃した俺は限界だった。
ドクターは必死に耐えるように俺の剣突を受け入れていた。
「ロッテの膣中…まとわりついて…締めすぎだ…もう…んあああっ!」
「あはっニューマン…は、激しい…ら、乱暴です…」
「…あんん…こ、こんな……止められ…ぐうう」
「うん…うふ…はあ…わ、私の…中で大っきく…んんんっ!」
俺は眼を閉じ、背後からドクターの零れるような双乳を両手で鷲掴み、
その背に舌を這わせた。つきたての餅のような感触が、
熟した桃のような尻肉が、痛いほど雄の本能を刺激する。
「う…ダ、ダメだ……で、出る…ロッテ、ロッテ!!」
指をぐにゅうとドクターの豊満な尻に食い込ませ、
一滴も漏らすまいとモノを最奧までたたき込んだ。
絡みつくドクターの肉壺が一滴も逃すまいとぎゅううと収縮した。
「ロッテの膣内で…うッ!」
びゅるぼどっとゼラチンの塊が吐き出されるような圧倒的な放出感。
溜まりに溜まった濃厚な白濁が塊となって射精された。
「あっ…ああっ…あ…あ…」
「くっおおお…ふっ…んんん」
俺は眉間に皺をよせ、歯を食いしばって最奥で射精を続ける。
「あ…熱い…ニューマンさんの…精子が…」
ドクターの胸をめちゃくちゃに揉みし抱きながら、ようやくその射精が終わった。
「はぁ…ああ…あ」
俺は獣じみた性交を終えると荒い息をつきながら、
倒れ込むようにうしろの川に尻餅をついた。
ドクターは岩に手をつき、膝を震わせている。
その尻の下、膣口からドロッとした白濁の塊が太腿を伝い、
川にびちゃ…ぼとっと落ちた。
「はっ…はあはぁ…最高…だ…ロッテ」
「はあはあ…具合は…よかったようで…んっ」
ドクターは膝から崩れるように脱力した。
「ん…んんっ…」
そして川の深い方へと移動して腰を沈め、股を洗い出した。
妊娠を避けるためか…俺はその行為に欲情し、ドクターの中に
3回も射精し、種付けをした。
数ヶ月後、米軍の部隊が上陸してきた。
俺とサンディが島で『実に人道的で手厚い看護を受けた』ことと島の事情を話すと
部隊長は感激し、島での年少兵の境遇に涙した。
とりあえずは捕虜として収監されたが、ほどなくして戦争が終わり、解放された。
俺とサンディは念願の家を建てた。それでドクターとアユムは…というと
「パパ、早く支度してよ。サンディ叔母さんの式に間に合わなくなるって」
長女のユーナが急かしてくる。
「わかってるって!ママ、ネクタイどこだっけ?」
どたばたと下手の引き出しを開けて式典用のネクタイを探す。
「自分で整理しましたよね?パンを咥えながらウロウロしないでください。
掃除が大変です」
朝食の目玉焼きを切り分け、口に運ぶ妻が冷たく言った。
「ママッ!料理にフォークとナイフの代わりに手術用のメスと鉗子(かんし)
使わないでよ!この前、食器洗ったとき指切りそうになったんだよ!?」
「もぐもぐ……」
「人の話を聞け!ああ、もう時間がない!」
ああ…ネクタイなしで妹の式に出るワケにはいかない。
ましてや新郎があのガキだ。どんなイヤミを言われるか…
「あなた、時間です」
「パパ―!タクシーが迎えに来たよ」
口にくわえたパンを押し込み、見つけたネクタイを握って
俺は家の鍵を閉めた。
「クッソ、まぁいい。今日はしこたま飲んでやるぜ、なぁロッテ?」
「酔いつぶれないように気をつけてくださいね。スコット」
妻はフフッと口元に笑みを浮かべて言った。
END
>>210裕子さんの設定ありがとうございました。
もう少し裕子さんを出してみたかったですが本人ご登場は
裕子さんのイメージを損なうので控えさせていただきました。
>>218 GJです
ドクターさんはエロいなあ
ウチの裕子は出しても良かったよ。俺も前にツーナさんを輪姦する話書いたし
俺とは違う書き方で活躍させるのもまた面白いからね
>>219 楽しんでいただけたようでなによりです。
裕子さんの話、考えてみます。
個人的にifレイテ沖海戦で艦隊決戦&
輸送船団攻撃をやらせてみたいです。
逆転太平洋戦争の漫画が大好きなので。
>>220 俺もあの漫画好きだ。レイテで戦車戦するのとマリアナ沖海戦のが好きだ。
保守ネタ
「んっ…あっあっで、出ます、出る同志キエン曹長!」
うるさいガキが乳をもみながら激しく腰を突き上げる。
「んっ…そう?とっとと済ませてよね…あっ」
私の尻をまくってバックで突いている衛生兵が鳴く。
ぶびゅっという感覚。がゴムを通して膣内に響く。
「終わった?早く抜いてよ、臭いガキは嫌いなの」
「…は、はい……すいません…」
衛生兵は萎えたペニスをずるっと抜き、ゴムを取った。
「そんなに膣内射精したければ、戦闘工兵に志願すれば?
誰か生だしでやってくれるかもよ?私を指名しても拒否するけどね」
「ぼ、僕は……そんな…」
情けないガキをいじめるのは面白い。怯えた眼、泣きそうになる眼、
支配するのは気持ちいい。そうしてたまにガス抜きしてやる。
それの繰り返しだ。足でも舐めさせようかと思った矢先
「何やっているの!同志曹長!」
「何って…ナにですけど?同志指導員」
「そ、そういう事を言っているのではありません!」
あーうるさい。始まった。赤い大国の戦術指導員の説教だ。
アップにした黒い髪に切れ長の眼、おまけにメガネ。どこかの教師なのか?
このアマは。泥まみれで実戦経験ゼロの癖にさ。
「いいですか!偉大なるマオトーツン同志の戦術は…」
とか誰も聞いていないのにやたらと喋っている。前線から後方の基地に戻るたびにうんざりだ。
「そもそも規律がなっていません。実戦で功績をあげているのは素晴らしいですが、風紀は――」
「同志指導員も1発どうです?処女ってワケじゃないんでしょう?」
「し、しょじょ!?同志曹長!いいかげんにして下さい!」
おしまい
225 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 21:57:07.38 ID:+kOtSU3z
トラックの車列が荒野を走る。そのトラックの荷台には疲れきった若い兵士達が居る。
彼らはイタリア軍の「ファシスト青年」機甲師団に所属する。
機甲師団と言っても戦車は無い。あるのは戦乱期の熱狂で軍隊へ志願した若い兵士達と若干の重装備だけだ。
この師団の名前でもあるファシスト青年達はドイツにあったヒトラー・ユーゲントに
近い組織であるリットリオ青少年団の出身者でどれもが前線で戦うのを志願した者ばかりだ。
そんな愛国青少年達は不利な戦況と満足に無い装備でよく戦った。
1943年4月25日にはニュージーランド軍とイギリス軍の合わせて2個旅団と白兵戦で戦いこれを撃退した。けれども多くの死傷者を引き換えにした勝利は熱狂的な若者達を消耗させていた。
1943年の北アフリカ戦線は枢軸軍が絶対的な劣勢の状態にあった。
前年のエル・アラメインの戦いで英軍が主導権を握り米軍がモロッコに上陸して連合国軍が東西より枢軸軍を攻める構図になるともはや戦局を変えようが無かった。
だからと言って北アフリカからの撤退とはいかず残るチュニジアを死守する事になる枢軸軍だったが補給も増援もほとんど無く日々連合国軍の包囲網が狭まっていた。
226 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 21:58:17.17 ID:+kOtSU3z
「下車しろ!急げ!」
トラックが目的地に着くと下士官や将校は疲れたままの兵士達を急かすようにして荷台から降ろす。
「やはり皆くたびれておるな」
「あれだけやったんです。若くてもああなるのは仕方がない」
フラフラになりながら整列する兵士達を見て将校達は彼らの身を心配する。
「だがまだ頑張って貰う。代わりになる部隊が居ないからな」
人として情けはかけたいが前線を指揮する指揮官として冷酷さを持たねば成らなかった。
「諸君!先の高地攻防戦における戦いぶりは見事であった!メッセ元帥も称賛しておられた!」
師団長が整列した兵士達へ激励の演説を始める。
「戦いはまだ続く!連合国軍は諦めてないからだ!首領ムッソリーニ万歳!祖国イタリア万歳!」
兵士達も最後の万歳だけは声を高らかに上げた。
だが内心はやはりクタクタであった。
「もう無理だろうな」
ダリオ・アラータ一等兵は戦友であり同郷の友でもあるジョエル・ブルーノ一等兵と愚痴を言い合う。
「だな。次の戦闘でお終いかもな」
敵を撃退する勝利を得たものの敵がいかに自軍よりも圧倒的かを思い知った。空は敵が自由に飛び弾も
尽きる事無く撃ってくる。こちらは身を投げ出して戦うのみ…
若い義勇兵達も戦場の現実と戦局の現実を思い知らされていた。だからこそ疲れ荒んでいた。
227 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:00:06.73 ID:+kOtSU3z
「みんなヘトヘトだねえ」
そんな義勇兵達を眺めていたのはフェデリカ・ペラキオ中尉だった。
「これじゃ随伴歩兵として期待できませんねえ」
フェデリカの隣で言うのはレターナ・カパサ少尉である。
二人はイタリア陸軍チュニジア第1戦車中隊の隊長と小隊長である。彼女達はイタリア本国から出発した最後の増援部隊としてやって来ていた。
「いざとなったら自分らでやるか。けど歩兵無しは厳しいわね」
戦車は視界が狭く歩兵がその気になれば死角を利用して接近し攻撃できるのだ。だから戦車は出来るだけ歩兵と連携して動くのが望ましい。
「リビアなら戦車だけの機動戦が出来たのですが。ここだと山が多くて歩兵を頼りにしたいのですがね」
アフリカ戦線はロンメルの広大な砂漠で縦横に駆ける機動戦によって勝利を得ていたが今や押されに押されて山岳地帯の多いチュニジアが戦場となっている。
ここは守るには良いが機動戦にはやや難があった。
「けれど。私達の愛車であるP40じゃこの山がちな地形を利用して戦うのが最良だわ」
フェデリカの言う愛車はP40重戦車だ。貧弱なM13/40中戦車から第二次世界大戦の基準に達したと言えるイタリア戦車がこのP40だ。
228 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:01:27.38 ID:+kOtSU3z
重戦車と言ってもドイツのティーガーのような代物では無い。(イタリアの戦車の重量の基準から重戦車に分類しただけ)砲こそ
75ミリだが装甲の貫通力は同じ他国の75ミリ砲よりも劣る。装甲は傾斜装甲で最大60ミリあり今の基準には達しているが今時でも
リベット留めの姿はやはり不安を掻き立てる。速度は最大で40kmとV号戦車に並ぶ。
及第点で第一線の戦車の性能を有しているP40ではあるがフェデリカはだからこそ正面から戦わず地形を利用しようと考えていた。
「しかし歩兵があんな調子じゃ長くは持たないですよ」
カパサは諦めたように言う。
「じゃあ元気になってもらわないといけないわねえ」
カパサは妙に笑うフェデリカに悪い予感がした。
229 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:02:41.15 ID:+kOtSU3z
「おいダリオ」
夜の歩哨に立つダリオの所へブルーノがやって来た。
「どうした?まだ交代まで三十分あるぞ」
ダリオは戦友が来たのに喜ぶ前に心配をした。疲れているだろいうに寝なくて良いのかと。
「寝ていたらイサルコの奴がママ〜ママ〜と泣き出してよ。だから寝れなくなっちまった」
「そりゃ災難だな」
「災難と言えば俺達かもな。負け戦につき合わされているんだ」
合図をした訳でも無いがお互いフーとため息をした。
「どうせ死ぬなら。女を抱きたかったなあ」
ダリオがふと言った。
「もうフラビアとしてたんじゃ無かったのか?」
ブルーノは呆れた。フラビアはダリオとブルーノと同い年の少女でダリオとは家が
隣同士であったから昔から仲が良かった。
「そんなんじゃ無いよ。あの子は別の男と付き合ってた」
「そうだったのか。で、相手は誰だよ?」
ブルーノは興味深々に尋ねる。ダリアは面倒くさそうに答える。
「オルソだよ」
「あの頭がいい奴か。それじゃ敵わないよな」
納得するブルーノだったがダリアの表情は失恋の記憶で切なくなっていた。
「で、お前はどうなんだよ?」
ダリアが訊くとブルーノは苦笑いをする。
「まだなんだ。まだ一度も無い」
ブルーノは恥ずかしい記憶があった。出征前にと娼婦と寝ようとしたが
前哨戦から本戦へ挑む段で力尽きてしまったのだ。
「じゃあ童貞同士か」
「そうだ。そうだ。ははははは」
二人は可笑しくなって小さな声で笑う。
230 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:09:04.72 ID:+kOtSU3z
「ねえ、そこの二人。私を抱かない?」
いきなり陣地でそんな事を聞いてダリオとブルーノは自分が聞き間違いをしたのでは無いかと思ったが、目の前には暗がりであるが人がいる。
ランプの光を当てるとやや長い黒髪の女がにっこり笑っていた。フェデリカだ。
服装を見るとイタリア軍であるのは分かったが襟を見ると中尉の階級章があった。
上の階級の者が現れたのを確認したダリオとブルーノは慌てて敬礼をする。
「あ〜。ねえ君達、さっき女を抱きたいて言っていたでしょ?」
フェデリカは質す。
「いえ、そのような事は言っておりません」
「自分も同じです」
怒られると思ってダリオとブルーノは否定した。フェデリカは躾けられた兵士の対応に「まだしっかりしているな」と感心をした。
「なら上官として聞くわ。君達は私を抱きたい?」
フェデリカの命令的な質問にダリオとブルーノは困った。
「中尉、冗談がきついです」
ダリオは恐る恐る答えた。
「もう!面白くないなあ」
そう言い残しフェデリカは不機嫌そうにダリオとブルーノの前から去って行った。
「何だあの中尉は?」
フェデリカの姿と気配が遠のくとダリオがやれやれと思うように言った。
「からかっているんだろ階級が下の奴をいじめてウサ晴らししてるのさ」
さすがのブルーノも呆れていた。
「しかしだ。あの変な中尉でもヤレるならヤリたかったなあ」
ブルーノはすぐに呆れからやや羨望のように言う。
「あんな変な女は御免だね」
ダリオは辟易しているように言った。
231 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:10:14.23 ID:+kOtSU3z
「時間だな。じゃあ頼むぞ」
交代の時間になりダリオはブルーノへ歩哨を交代させ陣地から兵士が寝起きしている谷へ向かった。テントは無く地面へ直に寝る姿勢で皆が寝ている筈だ。
夜の斜面を歩きつつ僅かに許された休息を早くしたいと谷へとダリオは向かう。
谷へ近づくと声が聞こえる。
敵か?それとも部隊の誰かか?それともさっきの変な中尉か?
段々と近づくと声は女であるが妙な声だとも感じた。
そっとダリオは谷間の様子を覗く。
「あああ!いい!あん!」
なんと変な中尉もといフェデリカが寝ている筈のファシスト青年師団の兵士達とまぐわっていた。
フェデリカは軍服を脱いで全裸だった。
その全裸の女が下半身だけ脱いでいる兵士の上に跨り腰を振って喘いでいるのだ。
喘ぐフェデリカを囲むように兵士達は居た。
「何やってんだ?」
ダリオは必死に性交を眺めている一人に尋ねた。
「そりゃナニだよ。あの中尉さんが私を抱いても良いとか言いながら裸になるんだからなあ」
ダリオは理解した。俺達の所で上手く行かなかったからここで裸になってまで誘惑して行為に及んでいたのだ。
(この中尉は頭がおかしいのか?)
ダリオはそこまでするフェデリカを理解できなかった。
232 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:11:31.01 ID:+kOtSU3z
そうダリオがまた呆れている時にフェデリカに跨れていた兵士が果てた。
「じゃあ次は」
フェデリカが次の相手を物色する。誰もが目を血走らせて選んで貰おうと待っている。
その中でフェデリカの目に留まったのは周囲と違って少し元気が無い様子の兵士だった。フェデリカはその兵士を指差し「じゃあ君ね」と指名した。
指名されたのはイサルコだった。ブルーノの睡眠を途中で妨げた彼であった。
イサルコはまるで本当に良いのかと心配そうにフェデリカへ近づく。傍まで来たイサルコをフェデリカは抱きしめる。するとイサルコは声は泣き出した。
「おいおいまた泣いてるぜ」
皆が情けないとイサルコを笑う。
フェデリカはただイサルコを胸の中で抱きしめていた。
「いいんだよ私にぶつけなさい」
胸に顔を埋めるイサルコへフェデリカが囁くとイサルコは何かが弾けたようになった。
フェデリカの美乳を揉みしゃぶり太腿や尻を撫で回す。
「ここ、ここだよ」
仰向けに寝転んだフェデリカは股を開いてイサルコを導いた。既に固くなったモノを出しているイサルコはやや焦りながら挿入する。
「いいよ!あん!ああ!」
入れるや否やイサルコは一心不乱に腰を振った。まさしくフェデリカにぶつけるように。
「う…出る…くっ!」
初めてであり大いに猛るイサルコはすぐに果てた。長い射精をするとフェデリカの胸へ倒れこむイサルコの顔は憑き物が落ちたかのようになっていた。
233 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:12:37.90 ID:+kOtSU3z
イサルコをゆっくりと立たせてからフェデリカは次の相手を選ぼうとする。
待たされている彼らは二度の性交している様子を見せられ飢えた狼のように気が立っている様子だった。もはやズボンを脱ぎ待っている者や待ちきれずに自分で慰めているのも居る。
「じゃあ。みんな一度に相手にするわ。来なさい」
フェデリカがそう言うや見えない鎖を解かれたように兵士達はフェデリカへ群がる。
胸を左右同時に吸われ口には我慢を強いられていたモノが突っ込まれ両手にも握らされる。
もみくちゃにされながらフェデリカは四つんばいになり肉づきの良い丸い尻がよく露になるとすぐに手が伸び揉まれ撫でられ秘部やアナルさえ弄られる。
フェデリカにとってこんな大人数が一度に自分の身体を触られ弄られるのは初めてだった。
20歳前の若さとこれまでの戦場に居た事で溜まった性欲が暴力的にフェデリカへぶつけられる。
「ん〜!んんん!ん〜!」
前は口と両手で奉仕をし後ろではバックで入れられる。これだけでも息が詰まるような思いをフェデリカはしていた。だがこれは自分が望んでやった事なのでフェデリカは後悔はしてない。むしろこうなるだろうとは思っていた。
(さあ、どんどんぶつけなさい!)
兵士達の欲望を受け入れながらフェデリカはそう心の中で言い口でペニスを舐め手でしごき尻を突き出し続ける。
相手にした人数が二桁を超えて何十人と数える頃になるとフェデリカの身体は精液に汚れていた。顔に手や腕に背中や尻に。腕や顔に脚はアフリカの太陽で小麦色になっているが身体の多くは白いままであったが精液をかぶった姿はまさに欲望にまみれた異様な姿だった。
けれども若い兵士にとってはその姿が扇情的に見えて興奮を衰えさせない。
「ふぐう!うううん!うー!」
その興奮は膣とアナルの二本差しと言う形になって現れた。フェデリカはさすがに驚いて目を白黒させたが止まる事無い欲望はフェデリカの身体へ容赦なく叩き込まれる。
234 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:13:39.43 ID:+kOtSU3z
一方でダリオはその光景を眺めていた。本当は湧き上がる欲求からフェデリカを抱きたいと決心していたがかなかかダリオの分が空く様子が無い。
「早くしろよ〜」と口に出してもどうにもならず待つしか無かった。
目の前では戦友たちが裸の女をまさぐり貫きぶっかけ性欲を吐き出していた。ダリオの股間はそれを見てずっと固いままであり見ているだけで出そうな程痛くなっていた。
そしてようやくダリオが割り込める時が来た。ダリオは四つんばいのままのフェデリカの前に立ち慌ててズボンを脱いで我慢に我慢を重ねたモノをフェデリカの眼前に突きつける。
フェデリカは口を開き咥えようとする。
さあ早くとダリオは固唾を飲む。
「敵襲!敵襲!」
いきなりだった。ブルーノが叫んで皆へ警告を発する。
性欲に呆ける兵士達だったが敵襲の叫び声にすぐにズボンを上げ上着を着て武器を手に陣地へ向かう。
「交代が来ねえと思ったらお楽しみ中かよ。まったく」
ブルーノはダリオへ不満を言った。ブルーノはあれからずっと歩哨を続けていた。誰も交代に来ないからおかしいとは思っていても持ち場を離れる訳もいかず歩哨を続けていたが敵が来たのでさすがに連絡しに来たのだ。
「残念だね。君」
フェデリカが水を含ませた布で身体を拭きながらダリアへ意地悪そうに言う。
ダリオは本当に無念そうな顔である。
「戦闘が終わったら相手をしてあげるよ。だから頑張ろうね」
軍服を着ながらフェデリカは笑顔で言う。
「中尉俺もいいですか?」
ブルーノが図々しく尋ねたがフェデリカは嫌がるそぶりも無く「いいよ!」と答えた。
「頑張ろうぜ!おい!」
「おう!」
頑張れる目標を見つけて二人は戦場へ向かう。
235 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:15:33.69 ID:+kOtSU3z
「中尉やっぱりファシスト青年師団の兵としてたんでしょ」
部隊へ戻って来たフェデリカをカパサが出迎えた。その表情は呆れていた。
「そうそう。あの子達はこれから頑張ってくれるわ」
「しかし中隊長である貴方がする事じゃないですよ」
「じゃあ今度はカパサがしに行く?」
「いや、そうじゃなくて〜」
そうやり取りをしながらチュニジア第1戦車中隊は出撃準備を整えた。
この部隊は中隊は2個小隊と整備小隊で編成され第1小隊はフェデリカ自ら率いるP40の小隊で第2小隊はカパサが率いるM40自走砲である。
M40はドイツのV号突撃砲をモデルに作られた為に外見も似ている。武装は18口径75ミリ榴弾砲で固定戦闘室に装備されている。
義勇兵と戦闘車輌の2個小隊が敵を迎え撃つ。
その戦いはまさに激戦となった。
「目標10時の敵戦車!狙え!」
フェデリカはP40に乗り戦う。山地を利用して射撃の時は出て撃てばすぐに引っ込むを繰り返す。それはM40小隊も同じだ。敵に捕まり難いように戦う。
それがフェデリカの作戦だった。
「命中!」
「よし!下がれ!」
フェデリカはこの時ほどインターコムが車長である自分と操縦手にだけでも装備されているのに感謝した。戦車の社内はエンジンが動けばまともな会話はできない。
だからインターコムが必要なのだがP40では車長と操縦手にしか与えられてない。最初は乗員全員に無い事に不満だったが素早い前進と後退を瞬時に号令できるイン
ターコムが操縦手にあるのはせめての救いだと思えた。
だがフェデリカの隣に居る砲手へは大声や手振りで指示を出さねばならず不便ではある。
236 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:16:36.59 ID:+kOtSU3z
(あの子達は大丈夫かしら)
ふとお預けをされたダリオとブルーノをフェデリカは思った。この狭い戦車の中ではどうなっているかは知る由も無い。
その彼らは頑張っていた。
「くたばれトミー!」
「早くどっかへ行っちまえ!」
二人は早くフェデリカとしたいが為に早く英軍を撃退しようと懸命に戦っていた。
それは他の兵士も同じで将校や下士官達を驚かせた。
「あの戦車をやっつけたのイサルコだぜ」
「泣き虫だったのが嘘みてえだ」
あの泣いていたイサルコが今では地雷を抱えて英軍のM3中戦車に肉弾戦を挑み撃破していた。イサルコもまたフェデリカとやりたいが為に英軍を早く撃退しようと躍起なのだ。
こうして士気が戻りいやより高まったファシスト青年師団は戦車と自走砲の増援を受けて敵の英第50歩兵師団を撃退した。だがこの戦いは5日間に渡る激戦の始まりに過ぎない。
「中尉は何処へ行ったのかな?」
戦闘が終わりダリオはフェデリカを探す。
「大勢の相手をして戦闘もしたんだ疲れてるんだろう。休ませてやれよ」
ブルーノが諭すように言う。
「何だよお前はヤリたくないのか?ヤリたいて言ってたクセに」
「これだからお前はガキなんだよ。女を気遣える男が大人さ」
「言ってろ童貞が」
「まさかお前中尉とやって・・・畜生う〜」
二人が馬鹿を言い合っている時にフェデリカはどうしていたのか?
237 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:17:32.34 ID:+kOtSU3z
それは一両の35型汎用トラックを覗くと分かる。
大きな板で囲まれたそのトラックの荷台にフェデリカは居た。しかも誰かに抱かれて。
「う・・・あん…あ…逞しくなったじゃない君…」
その相手はなんとイサルコだった。彼は中腰の姿勢でフェデリカの腰を引き寄せて貫いていた。
戦闘が終わりイサルコは最も早くフェデリカの所へ駆けつけた。
フェデリカはあの泣いていた兵だと分かったが自信を持った彼の姿に驚きと感心を抱いた。
「中尉もう一度お願いします!」
フェデリカは受け入れた。
場所をトラックの荷台にして入った途端にイサルコはフェデリカを襲うように抱きしめる。
服の上から胸を揉み股間を刺激する。そしてズボンと下着を乱暴に脱がせる。
「焦らないの。逃げやしないから」
フェデリカはそう言ったが戦闘の興奮が冷めないイサルコは歯止めが効かない。
けれどもフェデリカは言葉以外では止めようとはしなかった。ただ勇敢になった男のやりたい様にさせようと思った。
イサルコは興奮が高まりすぐに入れたいとしか頭に無くフェデリカからズボンと下着を脱がせると腰を掴んで入れたのだ。
余りの乱暴さにフェデリカは少し痛く感じていたがイサルコとの性交をするのを承諾した時点で彼女も気持ちが高ぶり少し濡れていたからまだ良かった。
「中尉…まだ足りないです」
「いいよ何度でも」
射精したイサルコだったがまだ収まらずフェデリカの上着を開いて捲くり今度は胸を堪能し始める。
(あの二人には悪い事しちゃてるなあ)
フェデリカは胸を必死に吸うイサルコを見ながらダリオとブルーノの事を思った。
約束が果たせず別の男としているのだから。
「もう諦めようぜ。俺は眠たい」
陽が沈むまでダリオとブルーノはフェデリカを探したが見つからずブルーノの眠たいと言う言葉で諦める事にした。
「あ〜ヤリてえ!」
ダリオの悲しい叫びがチュニジアの荒野に響き渡った。
果たして絶望的な戦線で二人は童貞を捨てられるのだろうか?
238 :
チュニジア1943:2012/07/28(土) 22:37:23.09 ID:+kOtSU3z
訂正
ダリオがダリアになっている所があった・・・orz
イタリア軍とは珍しいですな。
さすがイタリア娘、性に開放的なフェデリカさん素敵だ。
イタリア軍が輝いて見えたのは映画『砂漠のライオン』だったかな?
植民地の反乱軍と戦うヤツ
240 :
チュニジア1943:2012/07/30(月) 20:04:32.66 ID:buBKDqhX
>>239 暑いので北アフリカものでもと思い戦記関連の本をパラパラ見てイタリア軍の
ファシスト青年機甲師団が目に留まって思いついたのですよ。
イタリア軍の出た映画だと炎の戦線エルアラメインしか見てないなあ。
輝いては無いけど懸命に過酷な現場に居るのには感服した映画だったけど
保守ネタ
「エリーさん、今日は夏祭りですから、浴衣に着替えて出かけましょう」
「エンニチ?」
その夜
ワイワイ、ガヤガヤ……夜の喧騒も、子供がねだる声も、どこからともなく
漂ってくるソースやつけダレの匂い。
夏祭りならではの楽しみを二人は満喫していた。
「エリーさん、どうですか?」
「ニホンのオマツリ、楽しいデス」
エリーはリンゴ飴をなめながら微笑んだ。
金髪の色白美人に浴衣…リョウシは限界だった。
「エリーさん、ちょっとそこの林の影に」
「ホワッツ?」
「アン、アン、アン!!」
木に手をつき、浴衣をまくり上げての立ちバック
「ああ…イイ!とっても!とっても!エリーさんのおしり!おっぱい!」
浴衣から零れ落ち、たぷたぷ揺れる肉厚の乳房に指をくいこませて
リョウシは声を上げた。
「ダメ!ダメ!リョウシ!今日はアブナイ日デス!ナカ、ナカダメ!」
「も、もう我慢できません!エリーさん!」
「はっ!夢か……そうだよな、ここってアメリカだし…
今度、エリーさんに頼んでみようかな…浴衣エッチ」
イタリアの傭兵娘が赤軍の囚人部隊に包囲され(ry
「俺は病気なんだ。ここから出してくれー」
「黙れ俺も、お前も『戦争』という病気だ。お前の病名は
装填手、お前がいないと俺達は戦争ができないだぞ。
わかったら早く保守しろ!」
戦車兵さんでは無いですがツーナさんものを投下する
「ヴァイス2が!」
シュツツーナ・グリンデ中尉は乗っているW号戦車の中から味方が砲撃で吹き飛ぶのを見た。
同じW号戦車であったがT34の砲撃で側面を撃たれてしまったからだ。
「ヴァイス2の敵討ちだ!目標9時!」
「ヤー!」
1943年秋の東部戦線
ツーナの戦車はある丘を擲弾兵中隊と共に守っていた。
ソ連軍はこの丘を何度も奪おうと攻勢をかけたがその度にツーナ達や擲弾兵達は死力を尽くして撃退した。
だが撃退が成功する度に戦力は減った。
ツーナの指揮下にあった6両の戦車も今やツーナが乗る1両しか無い。
「戦車はとうとう私のだけです。弾薬もあと1回戦闘できる分しかありません」
戦闘が終わりツーナは自分を指揮下に置いている擲弾兵中隊の中隊長が居る指揮所へ報告に行く。
「こっちも無事な者は50人以下になった。弾薬も残り僅かだ」
擲弾兵中隊の指揮官であるオーベル大尉は細身で気弱そうな外見そのままの声色で言った。
「では、もはや丘を守るのは無理です」
「だが師団司令部からは死守命令が出ている」
オーベルはツーナが言わんとしている事を阻むように答えた。
「大尉このままでは弾薬が無くなり全滅します」
ツーナは感情を抑えながら言った。
現状は最悪だった。ソ連軍を丘から追い払うだけの作戦がいつの間にかソ連軍の反撃で包囲され丘を死守するはめになっていた。
「しかし命令違反は…」
生真面目なオーベルは例え絶望的でも命令に従う縛りから離れられないようだった。
「死守命令にずっと従うのは無意味です。弾薬が尽きれば実行できません。それとも大尉は部下を皆戦死させるつもりですか?」
ツーナはオーベルに詰め寄る。
「分かった。だが師団司令部へは撤退許可を求める。その回答が来た後で再度決めよう」
オーベルはすぐに無線で師団司令部と話した。
「撤退の許可を願います。もはや維持は不可能です」
「いや、許可できん。もう少しで救援作戦を実行するのだ。それまで死守せよ」
オーベルはますます困った顔をしてツーナに向き直った。
「ソ連軍の包囲を突破できると思うかね?」
「はい。私に考えがあります」
その日の夜にツーナとオーベルは撤収作戦を実行に移す。
静かにオーベルの中隊が丘を下りツーナの戦車は丘より北西へ向かう。オーベル中隊は丘より南西へ向かう。
「時間だ。攻撃開始!」
ツーナは腕時計が午前0時になると同時に攻撃を命じた。
ソ連軍陣地をたった1両の戦車が砲撃や銃撃を加えて派手に暴れ回る。ソ連軍陣地はまさに蜂の巣を突いたように反応し対戦車砲や対戦車銃をツーナの戦車へ撃ちまくる。
「これでイワンの目はこっちに釘付けだね」
ツーナはまずは作戦が上手く行きそうだと思えた。
あの時にツーナがオーベルへ提案した作戦はこうだ。ツーナの戦車が敵陣地を攻撃して引き付けて、その間にオーベルの中隊が別の方向より敵陣地を突破する。
離れた戦車と擲弾兵同士が通信できる手段が無い為にツーナによる陽動作戦は20分で切り上げる予定だ。たった1両では長居は出来ないし弾薬も心許ないからだ。
「始まったな」
オーベルは砲声と交戦の閃光からツーナが攻撃を開始したのを確認した。
擲弾兵中隊は負傷兵を担架で運びつつ匍匐で静かにソ連軍陣地へ近づいていた。
「行くぞ」
オーベルは右腕を上げて合図した。すると中隊の将兵皆が立ち上がり駆け足で走り出す。その動きは静かであった。いくらツーナが派手に暴れているとはいえこちらは寡兵である奇襲による突破しか方法が無い。
先頭の兵達が銃剣か銃床で歩哨のソ連兵を倒し陣地へ雪崩れ込み突破口を切り開く。
だがソ連軍もそこまで鈍感では無い。数十人が一度に浸入したのだから気づかれてしまう。たちまち銃声が響きオーベルの中隊は銃火に見舞われる。
「止まるな!行け!行くんだ!」
オーベルは中隊を走らせる。立ちすくみそうになる兵を無理矢理にでも動かし負傷兵を自ら担ぎ前進させる。突破できるチャンスを逃さない為に。
「そろそろ時間だ。この正面をフルスピードで突っ切る!」
ツーナは20分が経過したのを確認すると操縦手のエルリカ曹長へ命じた。エルリカは緊張に唾を飲み込みながら戦車を加速させる。
対戦車銃の当たる音に背筋を冷やされながらツーナの戦車はソ連軍陣地を強行突破した。
「よし!」
思わずツーナは喜びの叫びを上げる。
「いや〜本当に突破できるなんて思わなかった」
砲手のツーメリカ伍長が安堵した声で言った。
「いやまだ友軍と出会うまでは成功じゃないよ。気を緩めないで」
一点の集中が切れてしまうのはいけないとツーナは注意を促す。まだここは敵地なのだから。
「シュルッツーナ・グリンデ中尉貴官を命令違反で告発する」
ツーナは友軍の戦線に辿り着くなり野戦憲兵によって師団司令部へ連行された。そこで彼女は師団長のヘイル中将が臨席する軍法会議に引っ張り出されたのだ。
「本来ならばオーベル大尉を告発するところだが大尉は戦死してしまった。よって部隊を引き継いで指揮した貴官を告発するものである」
ヘザー憲兵少佐は軍法会議を始めるに当って口上を述べる。
オーベルは突破作戦を指揮中に戦死したという。ツーナが擲弾兵中隊と合流した時にオーベルの部下である先任下士官から聞かされた。
ツーナは自分が一番上の階級である事から擲弾兵中隊を指揮下に入れて友軍の戦線まで連れて来た。
「私はオーベル大尉に死守を命じたのであって退却せよとは言っておらん。なのに何故独断で退却したのかね?」
ヘイルはツーナを詰問する。
「戦力が低下し弾薬が残り僅かであったからです」
ツーナは即答した。
「弾薬がゼロでは無いのだな?」
今度はヘザーが追求する。
「そうです。しかし1回の戦闘で無くなるほど僅かです」
ヘザーはふむと言った顔をしてからまた質問をする。
「つまりはあと1回は戦えたのだな。師団長へ尋ねます。師団は救援作戦を準備していたそうですね?」
ヘザーの質問にヘイルは「そうだ。1個戦闘団を明日未明には出撃させるようとしていたのだ」と答えた。
「しかし部隊の状況はあと1回でも持ち堪えられるか分からない程の危機にありました!」
思わずツーナは意見を述べる。
「中尉の発言を求めてはおらん!」
ヘザーはツーナへ怒鳴りつける。この明らかに犯人だと決め付けられている状況にツーナは苛立ちを募らせる。どう言おうと有罪にするつもりなのだ。
「当法廷は貴官を命令違反により有罪と判決を下す」
ヘザーが判決を言い。
「処分としては戦車の乗員と擲弾兵中隊を丸ごと懲罰部隊として再編する」
ヘイルがその処分を言う。
懲罰部隊となれば憲兵に監視されながら遺体の埋葬や地雷の除去に最悪の場合は捨て駒として前線で使われる。
(みんなごめん・・・・)
こうなるかもとは思っていたが現実にそう決まると部下であるツーメリカやカリナの顔が浮かび悔やむ思いがあった。
「しかしだ中尉、君の考え次第では大目に見てやろう」
いきなりヘイルは笑顔で語りかける。
ツーナは嫌な予感をせずにはいられなかった。
「どうすれば良いのですか?」
「まずは服を脱いで貰おう」
やはりそうかとツーナは怒る。しかし懲罰部隊になるのを免れるチャンスなのだと自分に言い聞かせて戦塵に汚れた軍服を脱ぎ始める。
脱ぐツーナを見ているのはヘイルとヘザーだけでは無く書記やツーナを連行してきた憲兵3人も居る。合わせて5人の男達にツーナは見つめられている。
(さすがに恥ずかしいな)
ツーナは上着とズボンを脱ぎ下着姿になるとさすがに恥ずかしさが湧き上がる。
肌が見えた途端にヘイルにしろヘザーにしても憲兵達にしても目つきが変わった。まるで全身を舐めるように見ているのだ。
「全て脱ぎました」
ツーナは全部脱ぐと直立不動の姿勢でヘイルに報告する。
ヘイルやヘザーの顔はツーナの豊かな胸と尻に欲情し目は血走っていた。
今日はここまで
253 :
戦車兵:2012/09/10(月) 09:34:08.98 ID:Ocg1vQx3
>>252 おお、久しぶりに自キャラのSSを見た。
やはり自キャラが他作者さんに書かれているのは嬉しいですね。
このあとへイルやヘザーに調教されまくって淫らなシュルツーナが
できると予想。自分も作戦参謀水本さんを書いてみたいと思いつつ
ネタで悩んでいる状態です。
『逆転太平洋戦争!』売らなきゃ良かった……
>>253 どうもです
ツーナさんが淫らになるきっかけは別に考えてます
今回は中年オヤジにやられるツーナさんというのが思い浮かんでw
逆転太平洋戦争はなんとも惜しい事を・・・
>>254 「長官、艦隊決戦です!」
「天佑だ。これぞまさしく天佑だ」
「我に48センチ砲有り、ここで死のうとも武人の本望だ」
だっけ?つーか、水本さん武蔵に乗ってたから戦死してんじゃね?
>>255 それそれ
水本さんはGFの参謀なので必ずしもレイテで戦死とは限らないですよ
というかまだそこまで考えてない
「よしこっちへ来い」
ヘイルが手招きする。
「机をどけるんだ」
ヘザーが部下の憲兵達へ命じヘイルとヘザーに書記の少尉が使っていた長机をどかせる。
「もっとこっちへ」
ヘイルがまた手招きをしてツーナはヘイルのすぐ傍まで行った。
そうするとヘイルはすぐに両手でをーナの胸へ伸ばした。
「ふむ。これは絶品だぞ。少佐も触ってみたまえ」
ヘザーはヘイルに許しを貰い掴む様に左の胸を揉む。
「確かに絶品ですな。この前の物資横領で出廷させた軍曹よりも良い身体をしている」
どうやらヘイルもヘザーも度々軍規を破った女性将兵を弄り回していたようだ。
「尻も胸と変わらず良い弾力だ。この身体でどれだけ男を誘ったのだね?」
ヘイルはツーナの張りのある尻をぐにぐにと揉みながら尋ねる。
「いえ。そんな事はしておりません」
ツーナは素っ気無く答えた。
彼女は今嫌悪感で不機嫌になっていたが顔に出すまいと必死に堪えていた。
権威を笠に自分の身体を良いように触られるのだからたまらない。
「ここは法廷だぞ。嘘を言ってはいかん」
ツーナの胸を相変わらず揉むヘザーが茶化すように言う。
「……年下の男性と関係を持った事はあります」
ツーナは今にもこの「スケベ野郎」と言いそうになりながらも答える。
「その年下は部下かね?」
「いえ、他部隊の兵でした。彼からお願いされたので」
「その兵の気持ちは分かるぞ。こんな良い身体だものな。むしゃぶりつきたくなる」
ヘザーは面白がっているがツーナはただ無表情を装い耐える。
「中尉君は年上を相手にはした事は無いのかね?」
今度はヘイルが訊く。
「一度なら。後は偶然かもしれませんが年下です」
ツーナは偶然と言ったがそれは彼女の好みだ。彼女はどちらかと言えば年下で童顔な男を好んでいる。また1度だけ肌を重ねた年上はツーナにとっては初めての相手だった。
「どうやら君は年上の魅力を余り知らないようだな」
ヘイルはツーナの腕を引っ張り強引に座っている自身の身体にツーナを密着させようとする。ツーナは素直にヘイルの上に座るようにする。
「こっちへ向け」
ヘイルはツーナの背中と密着するなりツーナの頭を向けさせる。
「んん!!」
いきなりヘイルはツーナとキスをする。唇を重ねたと同時にヘイルは舌をツーナの口へねじ込む。
突然のディープキスにツーナは驚いたがヘイルの機嫌を損ねてはならないと自分の舌をヘイルのと交わらせる。
濃厚な口づけをしながらヘイルは左手でツーナの胸を揉み右手で秘部を弄る。ツーナは敏感な部分を摩られ口や鼻から漏れる息が微かに荒くなる。
ヘイルはその様子に笑みを浮かべていた。どうやら感じさせているようだと。
しかしツーナにとっては気持ちが悪いばかりだ。太った中年男に口内を舐め回され秘部を弄られている。
(こんな奴に…こんな奴に…)
ツーナの好みとはかけ離れたヘイルとの交わりは彼女にとっては豚としているのと同じだった。丸く剥げた頭をくっつかせ、ごつごつとしわがれた指が這い回る。なんとも気味が悪いと感じずにはいられない。
「中尉私のを口で準備するんだ」
散々口と胸と秘部を思う様に弄ったヘイルはツーナへ命じた。
その意味が分かったツーナはヘイルの大きく開いた股間の前で跪く姿勢になる。そしてヘイルのズボンの前を開き肉棒を苦労しながらツーナは取り出す。
初老の年齢であるがヘイルの肉棒はまだ精力があった。その肉棒は固く起立している。
(こんな年寄りでも元気ねえ。まあ軍法会議を使ってするんだから元気な筈か)
呆れながらもツーナはヘイルの肉棒へ舌を這わせ口に含む。
「上手いじゃないか中尉。こうやって年下の男を虜にしたのだな」
ヘイルはヘラヘラ笑いながら言うがツーナは聞こえないふりをしながら頭を上下させヘイルの肉棒へ奉仕をする。
「もういいぞ。四つんばいになってケツを向けろ」
ツーナは今度は言われた通りに四つんばいになる。
「ケツをもっと上げろ」
ヘイルの指示通りにする為にツーナは頭を下げ尻を突き出す姿勢にする。
「なんともたまらんケツじゃないか」
胸と等しく丸く豊かな尻肉は四つんばいの姿勢だとより丸みを強調し腰のくびれと共に官能的な姿だ。
「入れるぞ中尉」
言うとすぐにヘイルはツーナの中へ挿入する。
「う…はあ…ああ…」
「どうだ?年下の男と比べて」
ヘイルはゆっくり腰を動かしながら尋ねる。
「良い…です…ああ…年下の子よりも…うう…」
ツーナは後ろから突かれながら答える。本心は「うるさい」と思っていた。
「どんな風にいいんだ?おい?」
腰の動きを激しくさせながらヘイルは更に尋ねる。
「と…とても大きい・・・です!年下の子よりも…すごく…」
ツーナはヤケになりながら答えた。確かにヘイルのは大きいがツーナを魅了させるまでの力は無かった。
「そうか。俺の方が良いか。はははは」
ヘイルはツーナのお世辞に満足しながらますます腰の動きを速める。
ツーナの尻を掴みヘイルはラストスパートに入る。
「出すぞ中尉、中でな」
(やめて!それだけは!)
ヘイルは中腰でツーナの尻に密着しながら射精する。
(出てる。こんなオヤジにボクは汚されてる…)
これまで何度か中に出されたが汚されたという屈辱を感じたのは今回が初めてだった。豚のように太った中年男と言うツーナにとっては肌を許す基準に反しているから余計にでも悔しい思いが強い。
今日はここまで
誰だよ!中尉の処女奪った年上は!?羨ましすぎるだろ!
あー…でも経験積んで性技を習得した大尉に責められる
童貞ハンスのが一番羨ましいかも。
―――で、貴女が補充兵の…えー…ジャン=クラッセン…姓名は何か
クラウツみたいだな、生まれは?」
私は何となく聞いてみた。が、相手は気を悪くしたらしく
ぶすっとして。
「合衆国です………曾祖父の代からのドイツ系移民です」
「あ、気を悪くしたらごめんね。私はあまりそういうの気にしないから」
首辺りで揃えた金髪、青い瞳に綺麗な英語。
負傷して入院した後部座席の搭乗員に女の子が来た。
かくいう私も女なんだけど。前の相棒とは1回飛んだだけで
負傷してしまったので長い付き合いではなかった。
むさ苦しい男だったし、名前はなんていったけ?
「あたしはエミリア=ハワード、これからよろしく♪」
「あ、はい。ハワード少尉殿」
「いいって、いいって。そんな堅苦しいのはお偉いさんの前だけでいいの」
「はい…その…エミリアさん」
「うんうん、それでいいの。ちなみにコレが愛機のSBDドーントレス
名前は『ウィリー』」
その夜
「いい人みたいでよかった…陸軍の偵察機ってどんな
人が乗ってるかと思ったけど、女の人だったんだ」
ジャンは一人でサウナに入っているとドーンとドアが
開けられ、裸になったエミリアが入ってきた。
「わわわっ!?」
「やっぱり相棒たるもの裸の付き合いがないとね」
「こ、こ、こ困ります!こういうのは困るんです!」
「誤解してる?あたしはノーマル!同性愛者じゃないよ」
「それでも困るんです!」
「さては…隠れ巨乳か!見せろ!」
エミリアはジャンのタオルをはぎ取った。
「きゃあああ!」
ジャンの悲鳴が上がる。
「え……ええええっ!?こ、これ―――」
エミリアが言う前にその身体がねじ伏せられた。
「お、お、お前!男だったのか!?」
「知ってしまったからには……」
ジャンはごそっと厳つい拳銃を取り出した。
「お、お前!何物騒なモノ取り出して、わ、わかった!
話し合おう!な、な、なっ!」
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