二期も出たことだし
2 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 11:00:47.44 ID:FL8ggM15
過去に牙狼スレってあった?
需要あるかも謎だが、書き手がいるかも謎
見たいけどさ…
まったくスレがすすんでないし、人いないんじゃないかな
誰かいるかー?!
まさか今になって牙狼のエロパロスレができるとは
本スレでまさかと思ったら本当にあったとは
以前、特撮系エロスレで牙狼の投稿が
あったようななかったような…???
鋼牙とカオルでないかな?
昔々、特撮総合のスレがあった。
ぶっちゃけ、スレ立てたの星神シリーズ見たかった自分なんだが
当時もライダーと戦隊しかなくて、他の作品用のスレ無かったからね。
それでも2年くらいして落ちたけど。
作品単体は厳しいんじゃないかなあ…
7 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 11:16:16.38 ID:O4lk43ql
牙狼本スレでは…
鋼牙→確実に童貞
カオル→恐らく処女
零→童貞?遊び人?
翼&邪美→当然ヤってるだろう
という見解みたい
鋼の咆哮では子どもがいるから、鋼牙とカオルの初夜は間違いなく来るんだろうけど
さて、職人が現れるとしたら、どんなシチュで描いてくれるのだろうか
ネット小説だと、鋼牙×カオルのいちゃラブ率が高いかな
腐女子ウケが良いかは知らないけど、住み分けするよりエロなら何でもみてみたい
カオルとアサミのレズものとかw
個人的に気になるのは、鋼牙が精通を覚えたのはいつなのか、夢精パンツはやっぱりゴンザが洗っていたのかって辺りだ
エロ雑談でも良いから、折角だし盛り上がろうぜー
一期はエロパロと鋼牙のなりきりスレがあったな
あと太陽のザルバなりきりスレ
前スレは一、ニ作で落ちてしまったが今回はどうなるかな…
・触手系ホラーで済ませている
・サキュバス系ホラーに奪われている
鋼牙はどっちかだと思います
鋼牙とカオルがいたしてる時、やっぱザルバ喋るの?
いたす前に外して箱の中に入れとくのでは
ザルバ付けっぱなしは三人のうち誰も得しなくねw
いや読む分にはうっかり外し忘れてがっつく鋼牙・焦るカオルとか
ザルバ実況とかネタとして十分面白そうだけどさw
最初にそういうシチュになった時に喋って鋼牙がうるさいっとか言ってそうw
営みに手馴れてきたころ、カオルへの羞恥プレイの為に付き合わされてるザルバが浮かんだ
鋼牙の初めての相手はカオルであって欲しい
出来ればカオルも処女であって欲しい
カオルとの婚約が決まった夜に、ゴンザから事前に渡された魔界騎士に伝わる性技術指南書を熟読
一週間かけてイチャイチャして最終日についに結ばれる…みたいな妄想
>>7 零は静香で実は経験済みなのではと思ったり
静香は婚約者だし道寺も子を作れとか言ってたしさ
それとも結婚するまではお預けだったのだろうか
カオルは、時間を絵を描く事と画材を購入するためのバイトに
費やしてたみたいだから、男に元々興味持ってなかったように見える。
結婚観も「大富豪と結婚してお屋敷に住むんだ!」程度だったし。
鋼牙とカオルは相思相愛だけど、相手に対する感情の強さは
二期はともかく一期は鋼牙>>>><カオルぐらいだったんじゃ。
鋼牙がカオルを抱きしめる事はあっても、カオルが鋼牙に抱きつく、
抱き合う描写はいまだに無いんだよね…。やっと手を繋ぎにいったくらいで。
まあ、そんなとこも大好きなんだが。
二期で、再開シーンで「ここはお前との再会の場所じゃない!」って言った時
勿論危険だからってのもあるんだろうけど再会の場所色々考えてたんだろうかと想像して萌えたw
>>16 自分も鋼牙がカオル大好きで逆になかなかカオルから行動に出ないところツボだw
カオルの書いた絵の場所に二人が行くシーンで
カオルがありがとうって言った時の「んっもう」みたいな鋼牙がたまらんww
カオルから抱きついていかないと進展しないような気がする。
カオルからいったらもう即出ちゃうんじゃない?w
鋼牙はカオル大好きすぎて大切すぎて
とうとう何にもできなくなった気がする
カオルから来てくれてやっと動けるような
で、いつかタガが外れて歯止めが効かなくなると
先行上映で9話まで見てきたんだが
詳細は伏せるけどなんか死期が近いと悟った鋼牙が思い出作りモードに入ったように見えてしょうがない
最後の思い出にってことでとうとうカオルに手を出しちゃう鋼牙もありだななんて思ってしまったのは
間違いなくこのスレのせいw
22 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 02:07:15.68 ID:7W5SjNG9
キスシーンすらないのかな…
>>22 一期でも一応キスシーンはあったから
二期なら一応じゃないキスシーンくらいはあるんじゃないかと信じている
キスシーンあったっけ?
やべー忘れてる
>>24 川平が出てきた回(ダンタリアンだっけ?)で魂戻すときのアレだよw
あのとき唇奪ったこと鋼牙は未だに話してなさそう
話してなさそう
てか鋼牙あれ絶対ファーストキスだろww
連レスすまん
デートで舞台見に行ってたけど鋼牙はあの白マントのまんまなんだなw
スーツ姿カッコいいから普段着の鋼牙も見てみたい
>>23 いや、何かある。あると信じる。
だって製作発表でぽろっと夫婦って言ったじゃないかー!
手をつなぐのを夫婦とは言いませんw!
もっとも、何もかも飛び越えていきなり子供抱いてる図とかに行き着いてる可能性はあるかも…
>>26 下心も何もなかっただろうけど、意識し始めるには充分。
おまけにもう考えまいと払拭しようとしてる時にしおらしく謝られた上
凭れかかりの波状攻撃。何ぞもやもやした夢の一つも見たかも知れん。
>>28 >何ぞもやもやした夢の一つも見たかも知れん。
ワロタww
二期になってから変に大人な鋼牙になっててちょい寂しい・・・・
いきなりベッドシーンも困るけど(いや見たいけれども)もっとカオルにしどろもどろになってる鋼牙が見たいぞ
ここでのネタバレはしないでくだされ…orz
ここでネタばれすんの止めてくれよ
本スレと足並み揃えてほしい
ネタバレネタバレって騒がないでスルーすれば良いのに
騒げば面白がってネタバレされるだけだぞ
それに別にネタバレってほどでもないと思うけど
ここで投下。
・鋼牙×カオル
・あまりやらしくない。
・とりあえずMAKAISENKIの後?
・NGワードは「表裏」で
34 :
表裏・1:2011/10/25(火) 14:54:47.41 ID:8j4tr6gj
鋼牙は行ってしまった。いずこかもしれぬ戦場(いくさば)へと。
カオルはベッドの上で何回目か分からない寝がえりを打った。
カーテンとカーテンの隙間から、白く輝く丸い月が見える。
昨日の夜は鋼牙は確かに隣にいた。けれど、今日の夜はいない。
明日は…明日の夜はいてくれるのだろうか。
いや、明日どころかいつ会えるのかさえ分からなかった。
布団を深くかぶると、かすかに彼の匂いがした。
昨夜ここで交わりあった、その名残。
今はその名残さえも愛おしく、そして哀しい。
鋼牙は黄金騎士牙狼。
守りし者として人知れずホラーと戦い続け、人を守り続けるのがあの男の宿命。
強くなればなるほど、より強いホラーと戦うことになる。絶えず死と隣り合わせの生き方。
(でも、鋼牙は必ず戻ってくると言った。鋼牙はいつだって約束を守ってくれた。
だから、きっとまた会える)
35 :
表裏・2:2011/10/25(火) 14:56:59.10 ID:8j4tr6gj
鋼牙と交じり合うことは、自分の心と体をキャンパスに、彼を描きとめる行為だ。
吐息も体の熱さも汗も匂いも何もかも全て。
けれど、何度描いても描きれない。もっと深く強く刻んでほしいと望んでしまう。
「また泣かせてしまったな…すまない」と謝る鋼牙の頭をかき抱いて
「好きだよ、鋼牙」とささやき、「もっと」と求め、その唇をむさぼり、傷だらけの背中に爪を立てる。
黄金騎士であるときの鋼牙の顔も好きだが、交わってるときの鋼牙の顔はもっと好きだった。
このときだけは魔戒騎士ではなく、人間の男になってくれるから。
36 :
表裏・3:2011/10/25(火) 14:59:01.60 ID:8j4tr6gj
--------------------------
魔界道が途切れて視界が開け、土の匂いが辺りを満たす。
どこかの山中だ。不穏な気配が漂っている。
「予想通りだな…鋼牙、向こうだ」
魔導輪ザルバが教える。鋼牙はうなづき、足場の悪い山中をものともせず駆ける。
背中にかすかに甘い痛みを感じる。カオルが昨日つけたものだ。
カオルを置いて戦いに出ることは、やはり辛いものがあった。
魔戒騎士の戦いに終わりはなく、いつどこで死ぬかもしれぬ身。
彼はその宿命を受け入れている。
けれど、一方でカオルを悲しませたくない、1人にしたくないという気持ちはコインの表裏のように存在していた。
機械ごとくホラーを倒していたときはそんな辛さはなかった。
けれど、喜びもなかった。喜びと辛さは表裏一体なのだ。
出立の前夜はいつもよりも強く求めてしまう。
体力差を考えればカオルの体に気を配ろうとするも、いつも途中で抑えきれなくなり、
苦しげに喘ぐカオルの首に胸に口づけ、吸い、細い腰を強く引き寄せ、さらに深く追いつめたくなる。
いや、追いつめられているのは自分の方かもしれない。
カオルが「好きだよ、鋼牙」とささやくだけで、愛おしさが押さえられなくなるのだから。
37 :
表裏・4:2011/10/25(火) 15:01:02.78 ID:8j4tr6gj
そう、男と女が交わるということは愛を育み、愛を成すものだ。
しかし、反面、己の身勝手な欲望のままに一方的に交わるということも人間の世界ではままある。
目の前で広げられる光景に、鋼牙は苦々しさを禁じえなかった。
女の白い肢体が月の下に暴かれている。
もはや何度目の交わりなのだろう、女の顔も胸も腹も股も精液で汚れていた。
女は助けを求め、涙を流して懇願するが、それは男達の下卑た笑いに容赦なくかき消される。
そもそも、ここは人家のない山中だ。助けを求めても誰も来るわけがなかった。
男達は街で女を無理矢理車に押し込み、山中で犯すことを楽しんでいた。
慣れた手口が初犯ではないことを物語る。
拘束を解こうとするも、女1人の力では無駄なあがきでしかなかった。
「次は俺だ」と1人の男が女にまたがり、別の男が女の口に自分のものをおしつける。
女は顔をそむけるが、男はそんな女の髪を容赦なくつかむ。
「どけ」
背後からその男の肩をつかみ、後ろに投げ飛ばす。
誰もいないはずの山中、男達は思わぬ闖入者に一瞬ギョッとするが、
1人と分かるや嘲笑い、罵声を上げて殴りかかってきた。
それらを赤子をあしらうように払いのけ、あっと言う間に男達は地に沈む。
「な、なんだ、てめぇは…」
「去れ」
射抜くような鋭い目と低く凄みの利いた声に、逆らえる者などいなかった。
男達は「ヒッ」と悲鳴を上げて転がるように車に乗りこみ、その場を猛スピードで立ち去る。
山中に静寂が訪れた。
38 :
表裏・5 ラスト:2011/10/25(火) 15:04:20.39 ID:8j4tr6gj
「あ、ありがとう…ございます…」
女はよろよろと上体を起こし、腕で胸を隠すと、涙に濡れた顔を上げた。月光が涙を照らし出す。
女は救い主の男に助けを求めるように手を差し伸べるが、その手は虚しく空をつかむだけだった。
代わりに男が差し出したのは、美しい装飾を施されたライターだった。緑の炎が灯される。
「え?」
驚き、怯える女の目の中に映し出されたのは…異界の文字!
「やはり貴様が」
男の刃が音を立てうなり、人とは思えぬ異様な動きで女はそれを避けた。
そして、大きく跳躍すると離れた地面に飛び降り、ゆっくりと顔を上げる。
男を睨みつけるその禍々しい顔は、もはや人ではなかった。
精液にまみれた裸体を隠しもせず、逆に挑発するように淫らにさらけ出す。
「よくも邪魔をしてくれたな。大量の餌が喰える絶好の機会だったものを」
ホラー・アラクネー。このホラーは交わった人間の男の肉が好物である。
あの男達の狩り場である裏通りに打ち捨てられたオブジェが、このホラーのゲートとなった。
「あんな醜い人間の男共など、喰ってしまった方がよほど人のためになるだろうに。
愚かな魔戒騎士よ」
「人を守り、ホラーを狩るのが俺の仕事だ」
その決意にはもはや一点のためらいも曇りもない。ホラーは口を歪め、鼻で嗤う。
「鋼牙、油断するなよ。この地域の魔戒騎士と魔戒法師を殺したのはこいつだ」
ザルバが忠告する。
「ああ、分かっている」
剣を構え、ホラーと向き合う。女の両肩と左右の胴から長い腕が飛び出し、男に襲いかかる。
かくして満月の下、魔戒騎士とホラーの死闘の火ぶたが切って落とされた。
(待っていろ、カオル。俺は必ず戻ってくる)
黄金の狼の咆哮を、カオルは確かに聞いた気がした。
以上です。ありがとうございました。
以後ネタバレ気をつけますスミマセン
>>33-39 ありがとう
いいねえこういうのもっと見たい
>>33 GJ!
想いはつながっててもなかなか一緒にいられない感がせつないな
だがそれがいい
某ブログの鋼牙カオルのキスの描写がマジ濡れた
特撮作品総合スレでググると前にあったスレが見れるよ
かなり良いレスあるね
>>33 職人キテタ━━━━━━(´∀`)━━━━━━!!!!!!!!
GJ!!
ありがとうありがとう!!
昨日のファミ劇でやってた番組で監督が言ってたんだけど
邪美役と鋼牙役とで幼馴染役をやるから二人だけで食事に行って仲良くなれって監督が命令したらしい
でもその真の目的はカオル役にリークしてヤキモチを焼かせることだったらしいんだが
これで誰かストーリ作れる職人さんいないかな?
やっぱ誰もいないか〜
いるよ!
いてくれた!!
そうなのかぁ
まぁこればかりは職人さんにお任せするしかないよね
鋼牙とカオルでぬるーく一本書いたので投下します
時系列はMAKAISENKI後を想定してるけどぶっちゃけ適当
NGワードは「強敵と書いて『とも』と読む?」でよろしく
ではいきます
「鋼牙?来たよ」
「ああ。入れ」
無愛想な言葉とは裏腹に鋼牙の口調は驚くほど柔らかい。
おじゃましまーす、と声をかけてカオルは扉の内に足を踏み入れた。
「鋼牙が自分の部屋に私を呼ぶなんて、珍しいね」
しかも寝室になんて、とは、あからさま過ぎる気がしてさすがに口には出さない。
ちらりと鋼牙の左手を盗み見る。
気配に敏感な鋼牙のことだからどんなに気をつけたところでばれているような気もするのだけれど、
こういうのは気分の問題だとカオルは思っている。
鋼牙が夜に声をかけてきて、そしてその左手に何も居ないときは、つまり、
だいたいそういうコトになる、というのがカオルが経験から学んだことだった。
そして今、鋼牙の左手に鈍色に輝く指輪はない。
さりげなく見たつもりではあったけれどやはり鋼牙は気づいていたのだろうか。
ややばつの悪そうな顔をした鋼牙が目線で一方向を指し示す。
カオルがその視線の先を辿れば、ベッドサイドのナイトテーブルに置かれた木箱、
その台座にザルバが収まっていた。
カチカチと金属音を鳴らしながら髑髏の口が開閉する。
『そう露骨に残念そうな顔されると、一体何を考えてたのか勘繰りたくなっちまうんだがなあ』
「ちょ、やだ、ザルバったら何言ってるのもう……!」
そんな顔してません、とカオルはザルバに近寄り抗議するも、
この魔導輪がその程度で口をつぐむはずもない。
『カオルこそ何を想像して真っ赤になっているんだ?
まあ、お前さんたちの間柄なんて今更隠されたって』
「わーわーわー、言わないで!」
『と、言いたいところだが、このオレ様も今日ばかりはさすがにお前さんに同情してるんだ』
「私に?同情?」
「ザルバ、いい加減に――」
それまで黙っていた鋼牙が口を挟むがザルバはなおも言を継いだ。
『先に断っておくがなカオル、オレは一応止めたんだぜ?
だが鋼牙がなあ、どうしてもって言うから』
「うるさい!」
「ザルバ?なになに?なにか面白いことでも起こるわけ?ね、鋼牙――」
「いいから、こっち来い」
鋼牙がカオルの手首をつかみ、幾分強引にその身体を引き寄せる。
きゃ、とバランスを崩したカオルを抱え上げるとそのままベッドに押し倒した。
ふわりとカオルの髪が広がり、鋼牙がその上に影を落とす。
やや性急な展開にカオルは目を丸くしたが、降ってくる鋼牙の口付けを何も言わずに受け入れた。
額に。瞼に。頬に。鼻の先に。それから唇に鋼牙の唇が這わされていく。
啄ばむようなキスが次第に深いものに変わっていくのにそう時間はかからなかった。
薄く開いた唇から鋼牙の舌が進入して、カオルを蹂躙していく。
舌を絡められて吸い上げられ、どちらのものかわからない唾液を飲み下すことに
カオルが懸命になっていると、鋼牙が服の上からカオルの控えめな乳房を愛撫し始めた。
「ん……ふぁ……っ」
自らの甘ったるい声にカオルは赤面して、両手で鋼牙の身体を押し返した。
キスだけで思わず流されそうになった自身の身体をうらめしく思う。
キスだけだけならともかく、これ以上なんて、今はダメだ。
だって。ここには私と鋼牙のほかに、もう一人。
「鋼牙、ザルバが見てるよ……」
「そうだな」
しかし鋼牙はその手を止めることなくカオルに触れ続ける。
その瞳に、声に、触れる指に鋼牙の本気を見て取りカオルは焦った。
「そうだな、って……え、うそ、待って!鋼牙!」
「悪いが、待たない」
そういうと鋼牙はカオルのワンピースのすそに手を差し入れ脱がしにかかった。
「ダメ、ダメだよ鋼牙、こんな……っ」
カオルの抵抗もむなしくワンピースが抜き取られた。
鋼牙はカオルの両手首を片手でシーツに縫いつけると自らも上半身の衣服を肌蹴ていく。
いつの間にこんなに器用になったの、などとカオルが混乱している間にも脱ぎ、脱がされ、
気づく頃にはお互い一糸まとわぬ姿になっていた。
カオルの耳朶を甘く食みながら、鋼牙の指先がカオルの輪郭をなぞるように滑っていく。
「や、ダメ……、っやぁっ」
拒絶の言葉を吐きながらもカオルの身体は鋼牙の愛撫に敏感に反応する。
既にたち上がっていた乳首を指先でくすぐられ、時に摘まれたかとおもえば
乳房全体を大きな掌で揉みしだかれ、
両腕を戒められたままのカオルは身をよじらせる。
「ひゃっ、あ、やだ、ダメ、んん!」
その反応に気を良くしたのか鋼牙は反対側の頂に唇を寄せた。
唇で食み、ゆるゆると歯を立てる。舌で押しつぶすようにこね回し、吸い上げると
カオルの嬌声はますます高くなった。
「ふぁ、ああん!!やっ、やだ、鋼牙、……やめて……ん、んんっ」
それでもなお拒絶の言葉を紡ぐカオルの唇を、頂から離れた鋼牙の唇が封じる。
鋼牙の拘束から逃れようとしてカオルはその唇に無我夢中で噛み付いた。
「……っ!」
「……っ!?」
唇に血をにじませた鋼牙が虚を衝かれたようにカオルから身を離した。
鋼牙がひるんだ隙にカオルはその下から逃れると鋼牙と向き合う。
カオルの表情を正面から捉えた鋼牙はようやくその尋常ならざる様子に気づいた。
いつもより抵抗が激しいのはザルバの存在を意識するが故の羞恥心からだと疑いもしなかった
己の鈍感さを心中で鋼牙は呪う。
カオルの瞳が湛えているのは快楽による涙とは明らかに別の種類のものだ。
「どうして……。鋼牙……」
無理やりじみた迫り方をした割には意外なまでにその表情に恐怖の色はなかった。
傷ついたその表情を彩っているのは拒絶と混乱。
鋼牙にはその表情に見覚えがあった。
忘れようはずもない、水槽に潜むホラーの断末魔に真実を告げられたカオルが
鋼牙の前から去ったあの時。
しかし、今度はカオルは逃げなかった。
「なんで……なんでこんなときまでザルバがいるの……?」
「カオル……?」
「鋼牙が大変なときに一番傍にいるのはいつだって私じゃなくて。
指令が届いたときだけじゃない、お屋敷の中でだって鋼牙はずっとザルバと一緒じゃない!
私が血に染まりし者になったときも、サバックでたった一人で使命を果たしてたときも、
使徒ホラーと戦ってたときのことも、破滅の刻印のことも私は何も知らなくて、
……ずっと一緒に居たザルバだけが最初から全部知ってた」
「それは、」
「わかってる、わかってるよ。
話してくれなかったのは私に心配かけさせたくない鋼牙の優しさだってことも、
魔戒騎士にとって魔導具が本当に大切な相棒だってこともわかってる。
だけど、私だって鋼牙の傍に居たいんだよ!?
鋼牙のことをもっと知りたい、鋼牙の一番傍に居たいって思ってるのに、
いつだって、鋼牙の傍に居るのはザルバで。
こういうコト、するときくらいしか、本当の意味で鋼牙の一番近くで二人きりにはなれないのに、
よりにもよってこんなときまでザルバと一緒なの!?」
ぽろぽろと涙をこぼしながらまくし立てるカオルに鋼牙は圧倒される。
ザルバが見ている前でというのは珍しく――鋼牙にしては本当に珍しく――顔をのぞかせた
ちょっとした悪戯心からだった。
その戯れが思いがけずカオルの心を抉ってしまったことを知り鋼牙は言葉を詰まらせた。
ザルバに妬いてるのか?
魔戒騎士であるがために思うように時間をとれない自分を何も言わずに待っていてくれるカオル。
恨み言一つ言わないカオルに自分は甘えるばかりで、
その陰でカオルがどれだけさびしい思いをしているのか、真剣に考えたことがあっただろうか。
ザルバのように常に傍に居られたらいいのに、とのカオルの気持ちも無理からぬことではないのか。
鋼牙が内心で自問自答していた時、カオルからとんでもない発言が飛び出した。
「ザルバなんかに鋼牙は渡さないんだから!!!」
『おいおい、カオル』
「カオル?何を言って――っ!?」
鋼牙の視界が90度傾く。気づけばカオルが馬乗りになって鋼牙を見下ろす格好になっていた。
半ば自失していたとはいえ、およそ百戦錬磨の黄金騎士とは思えない失態だった。
カオルは台座に鎮座しているザルバに真っ赤な目で挑むような視線を一度送ると
既に十分な質量を持っていた鋼牙の屹立に手を添え、その昂りの先に自らの秘裂を擦り付けた。
途端鋼牙は我にかえり、カオルを制止しようとするものの。
「カオル、ダメだ、まだちゃんとお前を慣らしてない!」
「んっ、はぁっ、……あ、あぁぁ!」
「っ!?」
ひときわ高くカオルの声が響き渡り、鋼牙のそれがぐちゅっという音をたてて
熱くぬかるんだカオルの中に収められた。
そのまま息つく間もなくカオルの腰が動かされる。
上下に、前後に、カオルがゆれるたびに淫靡な水音が響き
もはや鋼牙の声すら聞こえていない様子でカオルはあられもなくその身を悶えさせていた。
「あぁっ、……っ、ごめん、ごめんね、鋼牙、んっ、ああ!!」
自分からこんな風に鋼牙を求めたことなどカオルにとって初めての経験だった。
鋼牙がどんな表情で今の自分を見ているのか、それを知る勇気がなくて鋼牙と視線を合わせられない。
伏せた視線の先には、いくつもの傷跡の残る鋼牙の身体。
この傷一つ一つが鋼牙の戦いの記憶であり、この中にはカオルを救うためについたものもあるのだろう。
けれどどの傷がいつ出来たものなのか、自分の為についた傷がどれなのかさえカオルにはわからない。
そしておそらくザルバは――その記憶は一度は失われたとはいえ――その傷のほとんどを知っていたはずだ。
私じゃ勝てない。でも、それでも。
「お願い、今は、私だけ見てて!
今だけでいいの、今だけでいいから、……鋼牙の一番でいさせて……!!」
そうだ。ザルバにも見せ付けてやればいい。それがたとえ一時のものでも、今だけは。
鋼牙の一番近くにいるのは私なんだから。
「っ、……カオル、」
「あ、やあっ、あ、あああぁ!」
高まりから一気に開放されて、カオルは鋼牙の上にくず折れる。
いつもならそのまま鋼牙に身を委ねて甘い余韻を楽しむところであった。
下半身からずるりと異物が抜かれる感触。
鋼牙はカオルから身を離すと無言でベッドから離れていく。
交わりの後に鋼牙に置いていかれたことなど今までなかっただけに、
それがどうしようもなく悲しくて、鋼牙の姿を目で追うこともなくカオルは力なく枕に顔を埋めた。
本来の主がいないベッドを占領していることがいたたまれなかったが
それでも起き上がるには体力も気力も何もかもが不足していた。
言いたいこともいわずに黙っているのは自分らしくないということも、
もやもやした気持ちを吐き出してすっきりしたというのもカオルの本心ではあったが、それでも。
冷静になって先ほどまでの自らの振る舞いを省みると自己嫌悪の海に沈んでいく心地がした。
あんなことを言って、鋼牙を困らせるつもりはなかったのに。
自分からあんなふうに鋼牙に仕掛ける気なんて、もっとなかった。
しかもその動機が、ザルバに嫉妬してるからだなんてどうかしてる。
その挙句に自分ひとりだけ鋼牙のいないベッドに取り残されて。
……馬鹿みたい……
部屋を出て行ったはずの鋼牙がこちらに戻って来て、カオルは意識を現実に引き戻した。
ほとんど時間はたっていないはずだ。
シャワーを浴びにいったものとばかり思っていたけれどどうしたのだろうか、と考える。
なんにせよ、鋼牙が戻ってくるのはいずれ時間の問題ではあった。
ここは鋼牙の部屋なのだから。
あんな顛末のあとで何食わぬ顔で居座ることなどカオルには出来なかった。
もうこの部屋を出なければならない。
ぎし、と音がして、近づいてきた鋼牙がベッドに乗り上げたことを伝える。
タイムリミットだ。……大丈夫、顔を上げたら、いつもどおりの私。
そう自分を励ますとカオルは無理やり上半身を起こして鋼牙へと振り向いた。
「ごめんね、鋼牙。もう出て行くから。噛んだりしてごめんなさい。
勝手なこと言うようだけど、今日のことは、」
今日のことは、忘れて?――という言葉は鋼牙の唇に阻まれ、音になることはなかった。
身体ごと引き寄せられ、なだめるように抱きとめられる。
触れているだけなのに全てを与えられるような優しい口付けに、ここにいていいのだと言外に伝えられて
一瞬身をこわばらせたカオルの緊張がゆるゆるとほどけていく。
やがて二人の唇がはなされると、鋼牙はカオルの両肩に手をかけ、カオルと視線をあわせた。
こういう風にして鋼牙が話すとき、彼がこれ以上ないほど真摯に胸のうちを明かしてくれることを、
そして普段は寡黙で照れ屋な所もある彼にとって、それがどれだけ大変なことであるのかをカオルは知っている。
「お前の気持ちも知らずに、くだらない戯れに付き合わせて、傷つけた。
……すまない」
そんなに真面目に謝らなくてもいいのにとカオルは思う。
くだらないのは自分の嫉妬心であり、謝るべきは鋼牙に噛み付いた自分であるはずだった。
「ううん、謝るのは私のほう。
ね、さっき言ったことなら気にしないで?自分でも変なこと言ったと思ってるし。
鋼牙は魔戒騎士なんだから、ザルバといる時間が一番長くなるのは当たり前じゃない。
私は、今だけでもこうして鋼牙が一緒に居てくれる、それで十分――」
「カオル、」
鋼牙はカオルの言葉をさえぎり、そのままカオルを胸に抱きすくめた。
「俺にとって一番大切なものは、一番傍に居たいのは、いつだってカオル、お前なんだ。
だから、今だけでいいなんて言うな」
どこまでも真っ直ぐで誠実な声がカオルの鼓膜を震わせる。
「……いつでも、私が鋼牙の一番って、思ってもいいの?」
「そう言っているつもりだ。わからないのか」
わかるよ。どうしよう。嬉しい。あったかい。幸せ。泣きそう。……大好き。
そのどれ一つとして言葉にならなくて、カオルはただただ鋼牙の背に腕を回して抱きついた。
背を抱く鋼牙の力がきゅっと強まり、カオルの想いが伝わっていることを物語った。
どれだけそうして抱き合っていただろうか。
「……。まさか、ザルバに俺は渡さないなんて言って襲ってくるとは思わなかった」
「あ、あれは勢いっていうか、もののはずみっていうか……」
そこまで言いかけて、カオルは完全にザルバのことを失念していたことに思い当たった。
今更と言えば今更ではあったが、こういう状況をザルバに見られていると思うとやはり落ち着かない。
カオルは視線をめぐらせた。
ナイトテーブルの上に――いない!?え、箱ごといなくなってる?
鋼牙の左手に視線を移すが、やはりそこにもザルバはいない。
にわかに慌てだしたカオルが何を懸念しているのか鋼牙にはすぐ見当がついたようだった。
「さっき置いてきた。ザルバはもうこの部屋にはいない。今度こそ――」
――二人きりだ――
耳元で囁かれた低くかすれた声に、カオルは一気に体温が上昇するのを自覚した。
「んっ、ああ、あ、……ぁ、はぁっ」
たっぷりと濡れたカオルのなかに鋼牙が押し入り、抜け落ちる。
一度達してより敏感になっているカオルの中を鋼牙の楔が容赦なく責め立てていく。
カオルの弱い部分を知り尽くしたその動きにカオルはなすすべなく蜜と声をこぼすしかない。
「ああっ、鋼牙ぁ、そこ、やっあぁ……っ、だめぇぇ」
と、カオルを甘やかに苛んでいた鋼牙がぐっと体を倒し
鼻先が触れ合うほどの距離でカオルに囁きかける。
「お前が本当に嫌がるなら、もうしない」
「そっ……、」
「どうする?ここでやめるか?」
「っ……。もぅ、意地悪、しないでよ……」
「わかった」
くつくつと鋼牙は笑い律動を再開した。
強く。速く。深く。
カオルはさらに高い声で啼くと、鋼牙に巻きつけた脚に力をこめる。
その瞳を濡らしているのは今度こそ鋼牙から与えられた快感だった。
背に爪を立て、切なげにしがみついて来るその様に鋼牙も煽られていく。
「あ、ああっ、こ……が、鋼牙ぁ!っやぁああんん!!!」
「はっ……カオル、っく、ぅあ……っ!」
弓なりに背をそらせたカオルが痙攣するように震え、胎内の鋼牙を締め上げると、
半拍おくれて鋼牙もその熱を解き放った。
翌朝。
どんな顔をしてザルバに会えばいいのかと今にも泣きそうなカオルをなだめて
ザルバを左手に嵌めるまでに鋼牙は一苦労するのだが
それはまた別の話である。
以上です
ちょっとだけ補足すると
あ…ありのまま 今 起こったことを話すぜ
「俺は
>>14にインスパイアされて
ザルバに見られながらの羞恥プレイで真っ赤になって恥ずかしがるカオルを書くつもりが
いつの間にかカオルが鋼牙を押し倒した挙句鋼牙がリベンジを要求した」
な…何をry
ってことです
ザルバはカオルにとってある意味一番の強敵だと思う今日この頃
お付き合いありがとうございました
>>51-61 むっはぁっっっぁぁぁぁ
うp乙&ありがとう!!!
深夜に良いもん読ませていただきました
番組でもせめてキスシーンぐらいはあっても良いのになぁ
やっぱないかなぁ・・・・・・
>>61 GJ!! すっごい楽しめた!
え!そのシチュ?と最初は思ったけど、カオル可愛いし、
最後鋼牙の反撃があったとこがよかったっす。
カオルの言葉にホロリときたのは内緒…w
>>51〜GJ過ぎ!!!
カオルの攻めって何か新鮮w
保守
GJGJGJGJGJ!!!!!!!!!!!!!!
>>14の妄想がまさか形になるとは思わなかった!
職人さん、ありがとう!
保守
20番台でのキス話について忘れられてそうなんで言っておく
白銀の魔獣ラストは絶対してるだろう
それもリンたんとのやり取りで優しい気分になってるだろうし
がっつく訳じゃなく自然にいきそう
自分としては翼と邪美が致してるというのに疑問符
いや、邪美さんならやりかねんけど
なにぶん翼の護りたい度合いはまだまだリンたんであって教育上ry
>>68 でも、妖赤の罠を見る限り
翼と邪美が恋人か夫婦のような雰囲気になっていて
2人でちょくちょく出かけたりしているみたいだし、
翼が邪美に惹かれていると鈴も気付いているしなぁ…
妖赤からしばらく経ってるし、今はもう致してるんじゃないかなーと思ってしまう自分がいる
邪美は未だに鋼牙を引きずってそうだし、翼は翼で奥手だから、伸展は遅いんだろうけど…
鋼牙カオルよりは早そうだよね。こっちはいまだに手を繋ぐだけの純愛過ぎるw
連投出来れば貼ります
鋼牙×カオル、
>>14の後半の設定を改変して第一夜のみ書いてみました
エロに至らず、すいません…
★
…話がある。
相変わらず手短に用を告げる彼なのだが、その声色に何故だろうか違和感を持った。
…寝る前に寝室に寄るように。
話があるならその場で言えばいいのに、わざわざ部屋に呼び寄せるとは何事だろう。
ただならぬ恋人の態度を思い出しながら、ドアの前でカオルは右往左往していた。
★
「鋼牙、入るよー」
ノックをし、慣れない彼の部屋にこっそりと入り、まず目に入ったのは彼がいつもと違う装いでいたことだった。
「どうしたの?!その格好!鋼牙が普通のパジャマ着てるなんて…!」
「そんなに珍しいか、ただの服だろう」
「ただの服だから驚いてるの!」
部屋の主は普段身に纏っている黒のレザースーツではなく、綿素材のバスローブを羽織り、履き物も同じような素材で出来たものを履いていた。
年中無休で白いコートに黒のバトルスーツの彼が、そんな格好をしているのだから、カオルが驚くのも無理は無かった。
「これが正装らしい、仕方ないだろう」
「せいそう?清掃?…え、正装?!ってその格好で、何をするつもりなのよ」
「ああ、だから話があると言ったんだ」
ベッドに腰掛ける彼の態度は大きく、けれども神妙な面持ちで…その表情と身につけている物のギャップに、思わず吹き出しそうになるのを堪えながら、カオルは考えていた。
パジャマが正装で、行うこととは何だろうか?
「えええええええええええええ??!!!!」
その晩、冴島邸には未だかつて無い大きさの絶叫が響き渡り、それは尋常ではないカオルの悲鳴に、執事のゴンザがノックを忘れ主の部屋に転がり込む程であった。
「ごめんなさい、ゴンザさん…ちょっと驚いちゃっただけなの」
「そうだゴンザ、大したことではない」
「…左様でございましたか。ではごゆっくりと、おやすみなさいませ」
老齢の執事は一礼をし、部屋を去っていた。
カオルは去り際の彼が、心なしか口元に含みのある笑みを浮かべていたように思えて、顔を赤らめている。
「鋼牙の馬鹿!絶対ゴンザさんに変に思われたよーっ」
「それはお前が後ろめたさを感じているからだろう」
「べ、別に後ろめたくなんか…ただ、恥ずかしいだけで……ひゃあ!」
視線を反らすカオルに対して、鋼牙は彼女の前へ立ちはだかり、軽々と抱き上げた。
「カオル、俺は真剣だ」
「…それも指南書に書かれてたこと?」
「違う、俺がしたくて、こうしている」
鋼牙の真っ直ぐな瞳を直視出来ない…
カオルは更に頬を紅潮させて、視線を反らしがてら、はだけた彼の胸元に顔を埋める。
「………」
「嫌なのか?」
「………じゃ…い」
「聞こえないな」
「…や……ない!」
カオルと彼女を抱える鋼牙のやり取りは、その後しばらく続く。
降参したのはどちらかなのは、ご想像にお任せすると言いたいところだが、まあ分かりきっているだろう。
★
魔戒騎士や魔戒法師を目指す若者は、まず一般人のような義務教育を受けることは無い。
里に住まう子は里に住まう師や家族から、一子相伝の家系の者は両親から、術や修行だけでなく生活する上の知恵・外界と魔界の違い等を授けられる。
外界の娯楽から遮断された世界にいるので、性的な知識に関しては殆ど学ばずに成長していくのが常の為、作られたのが<契りの儀式における指南書>。
愛する者と共に歩み生きていくことを決めた時に、初めて閲覧を許される書物。
男女の営みに関しては、ホラーを呼び寄せる因果にもなるので、知ってはいたものの、実際どのようようにして行うべきなのか…
鋼牙はそれを、この書物から学んだという。カオルからしてみれば、驚くのも無理は無い。
マンガ、テレビ、小説、友達(特にアサミ)との会話の中で、セックスとは何かを少しづつ知った身としては、一週間かけて指南書を読んだからさあしよう!なんてノリには到底ついていけない。
でも、彼の腕に抱かれ、熱く鋭い視線を浴びて、NOとはとても言えないのが現状だった。
そしてカオルは今、鋼牙のベッドに隣り合わせで横たわっている。
「私もね、…初めてなんだよ。ずっと絵を描くことしか考えてなかったから、恋をしたりとかこういうことするなんて…興味が無かった」
「そうか。…俺達くらいの年代には、済ませているのが普通だと教わったがな」
「なっ…!確かに…アサミとかには煩く言われたけど、誰もがみんなしてる訳じゃないわよっ」
一度横になってしまうと、鋼牙の温もりに包まれているようで、緊張感が徐々にほぐれていった。
どうやら彼もそのようで、いつになく饒舌で、いつもより優しい笑顔を浮かべている。
初めは恥ずかしかったのに、不思議なものだ。
「ねえ、鋼牙。…指南書には、
どんなことが書いてあったの?私、さっきも言ったけど…初めてだし…うまく出来ないかもしれない」
「確かに、互いが初めての者同士の営みは、難しいとあった。だが、カオルは心配しなくても良い」
「どうして?!私だって、魔戒騎士のルールなら、ちゃんと知りたいのに」
「違う、違うんだカオル」
カオルが心の何処かで魔戒法師に対抗心を抱いていることを、鋼牙は知らない顔をしつつも悟っていた。
生まれも育ちも違う中で、共に生きようと決めた彼女が、ムキになるのは当然だ。
「相手が仮に、魔戒法師だったとしてもそれは変わらない」
「…邪美さんや、魔界竜をくれたあの子でも?」
「ああ。指南書にはこうあった、女はただ男の営みに心から応えるのみで良し…と」
「こたえる…だけ?何もしないの?!」
「そうだ。男が求めればそれに応えよ、男が触れればそれを感じよ、心のあるままに。それだけだった」
鋼牙はゆっくりとカオルの首の下へ腕を潜り込ませ、もう片方の腕を腰に回した。
腕枕をした方の掌を頭の上にやり、引き寄せる。
二人の距離は今までの何よりも近いものになった。
「…カオル、何かを感じるか?」
「…そんなの沢山ありすぎて、答えられないよ」
「何を感じる?沢山あるなら、全て答えれば良い」
向き合う表情、吐息、鼓動、体温。その全てがひとつになって、カオルの身体中を駆け巡る。
ひとつひとつを知覚し、答えることはなかなか難しい。
「鋼牙を、感じるよ…。鋼牙は?鋼牙は何か感じるの?」
やっとのことで答えたカオルは、自分だけが答えるのは恥ずかしいという心理で、やりかえす。
「カオルの気配を、感じる」
「気配って、私はホラーじゃないんだから!」
「そうだな、すまん…確かに、これは答えにくい」
「ふふっ…」
してやったという目配せ。
大きな瞳がパチパチと輝くような瞬き、唇から漏れる笑い声、指先に絡む黒髪、腕の中にある温かく柔かなカタチ。
愛おしいーー
「鋼牙?どうしたの?急に黙っちゃって」
「いや、何でもない」
言葉にすると、何て陳腐な物だろうと思ったこともある。
愛とはどういうものか、愛に纏わる因果を理解出来ないことが多々あった。
暗く閉ざされた闇に生きてきた自分に、守りし者としての在り方を、愛の意味を教えてくれた女性。
彼女と同じ寝所で抱き合うだけで、こんなにも心が満たされることは、この書物が無ければ知る由も無かっただろう。
「何でもない訳ないじゃない」
「……ああ」
「なら、どうしたの?」
この指南書が先祖代々受け継がれてきた理由が、理解出来た気がする。
指南書通りに進めると、自然と次にするべきことが、すんなりと受け入れられるのだ。
「カオル、目を瞑っていろ」
「!…えっ…それって、ちょっと待って…」
「嫌なら開けていても良い」
見開かれた瞳に吸い寄せられるように、顔を近付けた。
自分の意思なのか、これが人間としての本能なのか、考える間もなく唇と唇を重ねる。
「んっ…ん……」
離しては重ね、重ねては擦り、唇を咥えあい、押しつける頃には、カオルは瞳を閉じそれを感じる応えていた。
息つく暇も無い程の口づけは、二人が眠りにつくまで続く。
「鋼…牙ぁ……私良いのかな、こんなに幸せで…」
「カオル…人は、幸せになる為に生きているのでは無いのか?」
「そうだよね…うん、私、幸せだよ…むにゃむにゃ…」
寝ぼけ眼のカオルが寝入ったことを確認してから、もう一度だけ…と、その時、聞き慣れた金属音が部屋に響いた。
「おいおい、鋼牙…俺様をしまったのはいいが、蓋を閉め忘れてるぜ」
「……!!!」
思わず跳ね起き、小箱を置いたはずの場所へ駆け寄ると、やはりそれは幻聴では無く、鋼牙の相棒に違い無かった。
「流石にカオルが起きてる時には言えなかったがな、明日からはちゃんと閉めておくことだ」
「…悪かったな、気を使わせて」
「それにしても、お前達はまだ儀式を終えて無かったんだな。てっきり俺様が記憶を無くす前に済ませてるモノだと思ってたぜ」
「…指南書と儀式の存在は知っていた」
「何だ、知ったいたのにヤってなかったのか。全く、人間って奴はこれだから良くない。欲求には忠実である方が良いだろう」
「それは少し違う」
「何が違うんだ?人間でいうところのセックスは、好きな女相手なら早くしたいんじゃないのか?」
カチカチと長話をする相棒の話は右耳から左耳へ聞き流し、鋼牙はカオルに視線をやりながら呟いた。
「待てば待つ程、満たされた時の充実感は多大になる…」
その言葉でザルバは失った以前に得た記憶を思い出す。
鋼牙の呟きは、指南書の冒頭にあった男の心構えの記述とそっくり同じだったのだ。
そしてザルバは、盛大に笑い声をあげた。
「鋼牙、お前さんはそこらの人間よりもよっぽど欲深いな。せいぜいあと六日の間、ホラーに取り憑かれない様にすることだ」
「余計なお世話だ」
からかうザルバの口振りに、鋼牙は乱暴に相棒が納められた箱の蓋を閉める。
儀式は一週間をかけ、徐々に行うとされている。
残り六日に思いを馳せて、彼女の温もりで満たされたベッドに潜り込み、鋼牙は第一夜を無事終わらせた。
読み返したら誤字脱字が多々ありました、読みにくくてすいませんが、脳内保管でお願いします
ということで、晒しage
GAROを知らない職人さんには、是非このドラマを見て欲しい
>>76 GJ!!
第二夜以降も期待していいですか!!
しかし
>>14大人気だなw
>>72 nice!ナイスです職人さん!
回りくどさがまたたまりませんw
一般人はまず学校で習うなんて考えたこともないだろうなぁw
79 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 06:14:53.98 ID:I5Gem2vt
保守
保守
81 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 17:13:05.39 ID:rVfizRri
保守あげ
レオが仮面の男だとするなら
黄金騎士の大切な女を辱めてやる…とかいう
展開もできそうだな
まだ推測の枠を超えないから書けないけど
やだなにそれ読みたい
キスシーンどころか抱き合うことすらなさそうな悪寒しかしないや…
キスはないだろうなあ…、と思っているけど、抱き合うぐらいはしてくれると思ってる。
つーか思いたい。
1期のDVD7巻ジャケ裏に本編ボツカットとしてあるんだよね。
しかも撮影終了がこのカットだったという。ほんともったいない……。
婚約指輪はめてーのチュしてーので良いと思うんだがなあ
中の人等も仲良いんだしキスの1つや2つしておくれよ
チューは流石にしてるだろう
朴念仁ではあるがいちおう教育係がいるし
財閥経営してるビジネスマンだし
直々に顔出すような場面じゃスキンシップ拒めない環境だべ
女ホラーでフェチ的な話読んでみたいな
雨宮すんばらすぃ
>>87 >財閥経営してるビジネスマンだし
これってwikiに記載されたままになってるけど
没設定じゃなかったっけ?
してるだろうけどその描写を画面で見たいw
>>88 え、ゴンザが「お時間です」つって車で移動することあるから
普通に働いてるんじゃなかったの
エロなしでも萌えるキスシーン妄想とかいいなハァハァ
某社長みたいな格好だから、冴島財閥の本社ビルがどんな格好してるのか興味出てきたw
昼間はホラーの予防してるし夜はホラー狩ってるならビジネスしてる暇があるとは思えんし・・・
リーマンショックは影響あったのだろうかw
社長社長って言うからググったらあまりにソックリで吹いた記憶がw
実写化するなら決まりだなって言われてたよね。
スーツで仕事してる鋼牙の職場に会いに来たカオルとのオフィスラブも良いかも
牙狼SSを求めて、Pixivからうろうろしてここを見つけました。
>>51-61 >>72-76 職人様ありがとうございます!すっごい楽しめました!
是非もっと書いて頂きたいです
94 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 17:42:37.90 ID:bR+gXKpW
職人さんカモンage
呼ばれて飛び出t、もといぶった切って投下です
・仮面の男でカオル陵辱ネタ
・シチュありきなので力技というか色々適当
要するに
>>82二行目で やだなにそれ書きたい とやらかした結果の産物
流れに乗り損ねた上に勝手にネタお借りしてますがどうかご容赦を
ネタ的にどうしても人を選ぶのでその辺は自己責任でお願いします
NGワードは「Lacrimosa」でよろしく
ではいきます
「頭痛い……ここ、どこ?」
気がつくと見知らぬビルの一室にいた。
カオルはまだはっきりとしない頭で記憶を辿り始める。
そうだ、絵本の打ち合わせを終えた帰り道、誰かに呼び止められたような、……そこからの記憶が途切れている。
時計を確認する。気を失っていた時間はそう長くないようではあったが、しかし。
まずい。よくわからないけど、非常にまずい。
何度も危機に晒されてきたカオルの直感が告げている。
これはただの犯罪なんかじゃなくて、もっとこう、ホラーとか、そう、魔界がらみの――
「気分はどうだ」
男の声がした。その方向に振り向く。
突如何もない空間から男が現れた。少なくともカオルにはそう思われた。
青いローブを纏い顔には異様な赤い仮面をつけた長身の男。
姿といい現れ方といい、ただの人間であろうはずがなかった。
「あなた、何者なの?いったいなんのつもりで私を――」
「冴島鋼牙の“敵”、という答えで十分だろう?御月カオル」
男がカオルの言葉にかぶせるようにして告げる。
端的な表現だったが、実際カオルにとってはそれで十分であった。
冴島鋼牙は魔界にかかわりのある人間にとっては紛れもない有名人であるが、
その想い人たるカオルのことを知る者は多くない。
顔と名前を一致させられる人間は更に少ないだろう。
鋼牙の敵と名乗るこの男がそんなカオルと接触するからにはその目的は限られてくる。
「私をどうしようっていうの?人質?それとも……鋼牙を誘う餌?」
「少なくとも人質ではないな」
男は微妙な言い回しをした。
どうも単純に鋼牙をおびき寄せて罠に嵌めるというわけではなさそうだ、とカオルは思った。
「鋼牙は、絶対助けに来てくれる。あなたなんかに負けないんだから」
精一杯の虚勢を張る。もっとも虚勢であるのは語気だけで、その内容そのものにはカオルは絶対の自信があった。
――鋼牙は、必ず来る。そして、こいつに勝って、私を助けてくれる――
男は拍子抜けするほど涼しい様子でそれを受け流した。
「当然そうだろうな。こちらとてまともにやり合って勝とうなどとは端から思っていない」
「だったら、なんでこんなこと!」
「冴島鋼牙の精神を、その黄金騎士としての、守りし者としての誇りを傷つけるために」
「鋼牙を、傷つける……?」
「……先程の質問に答えてやろうか。お前をどうするのか、という話だ」
男はそこでいったん言葉を切ると魔導筆を取り出し、無造作にカオルに向けて振った。
カオルの両腕は見えない力に拘束されて頭上に纏め上げられ、わずかに足が地面から浮いた。
手首からつるされているような姿勢で何もない空間に縫いとめられる。
つかつかと男がカオルに歩み寄ってきた。
鋼牙以上の長身に思われた仮面の男の顔が今はカオルの正面にある。
その口元に妖しい笑みが浮かぶのを見て取りカオルは言い知れぬ恐怖に襲われた。
男の唇が再び声を紡ぎだす。
「黄金騎士の大切な女を、辱めてやるのだよ」
「っ!!」
「本来なら奴の目の前でお前を犯してやりたかったが、さすがにリスクが高くつきすぎる。
一戦交えてそう判断した。伊達にガロの称号を継いではいないということか」
手にした魔導筆の穂先でカオルの唇をなぞると、その穂先を鳴札に押し付ける。
ふっと息を吹きかけると中央の札がくるくると回転し禍々しい紫の魔導火を生み出した。
「黄金騎士のもとへ」
小さな火の玉となって暗闇に浮かび上がったそれは夜空を一直線に駆けていく。
「お前の気をあれから感じ取ったときの奴の反応を見てみたいものだが、」
鬼火の行方を目で追いつつそうつぶやいた男がカオルへと向き直る。
「あの男がこの場所を見つけるまで、せいぜい楽しませてもらおうか」
男はカオルの服に手をかけると一気にそれを引き裂いた。
「っ!!いやあぁ!!」
「貧相ななりをしていると思ったが、剥けば外から見るよりはあるものだな」
まとわりつく服の残骸をはぎ、その異形の爪で下着を切り裂く。
男は小さな瓶を取り出すと、その中身を無理やりカオルに流し込んだ。
「んっ……んぅ!!」
「一日だけ五感を敏感にする秘薬だ。本来の用途とは異なるが、まあ余興としては悪くない」
そう言って男が魔導筆で虚空に陣を描くと、無数の腕がカオルにまとわりつくように出現した。
黒い紋様を刻まれた幾多の白い手がカオルの肌を這いずり回る。
本来見えるはずの無い腕のまとう邪気まで今のカオルには見えてしまっていた。
「嘘、やだ、なにこれ……っ!!」
恐怖と嫌悪感がカオルを支配していく。
それでも無数の腕に肌をなぞられ、更にいくつかの腕が薄く色づいた胸の頂を責め始めると
薬の影響も手伝ってカオルはその感覚に身をよじらせだす。
「っ……、んっ……!」
眉を寄せ、声を漏らすまいと唇をかみ締めるその様子は
男の嗜虐心を満たしたようであった。
カオルの膝を無理やり開かせると自らのその異形の手でカオルの秘裂をなぞる。
「やめ、あ、や、ああっ」
ぬるりとした感触をみとめ、男の唇が酷薄に弧を描いた。
「口でなんと言おうと身体は正直なものだ、とはまさにこういうことを言うのだろうな。
なんとも陳腐な台詞だが、多くの場合にそうであるからこそ多用もされ、陳腐にもなるというわけだ。
まったく、こんなにされて感じているのか。冴島鋼牙が泣くぞ」
「いや、ちがっ、……っっ!!」
男がカオルの中心に無造作に指を突き入れ、カオルは息を詰めた。
ぐちゅぐちゅと男の指がカオルの蜜壷をかき回す。
カオルは自らの肩に顔を押し付けて必死に声を殺した。
秘所から溢れる蜜は快感というよりは生理的な防衛本能の産物であったが
その奏でる卑猥な水音は男の言葉と混じりあいカオルの意識を強く苛んだ。
なんで。こんな。こんなことされてるのに。
鋼牙、違うの。信じて。わたし、そんなつもりじゃ。
なんで。なんでとまらないの。なんでわたしこんな身体なの。
鋼牙、ごめんなさい、鋼牙……
いつの間にか白い腕は消えていた。
男はカオルの右脚を抱えあげるとその蜜口に自らの雄をぐちりと押し当てる。
「っ、やめて……!」
「聞く耳持たんな」
無慈悲に切り捨てると一気にカオルを刺し貫いた。
「っっ!!いや、いやあぁぁぁっっ!!!」
無理やり身体を押し開かれた衝撃にカオルは悲鳴を上げる。
そこは未だかつて誰にも――鋼牙にさえ――許されたことのない聖域であった。
くくっと男が満足そうに笑う。
「今のお前の表情を奴に見せつけてやったら何と言うだろうな」
そこで男は、ふと思いついたように先ほどのものとはまた別の小さな瓶を取り出した。
中に入っていた透明な液体を飲み干す。
仮面をつけていてもその顔が別人のものに変化していくのがわかった。
一通りの変化が終わった様子の男が仮面を取り去ると、その下に現れたのは鋼牙の顔であった。
男が口を開く。その声まで鋼牙のものへと変容していた。
「せめてもの情けだ。どうせなら愛しい男の姿の方がよかろう?」
「っ!!どの、口が、情けなんて、言うの……っ」
心身の苦痛にあえぎながら切れ切れにカオルが反駁する。
悪趣味極まりない嫌がらせとしか言い様がなかった。
秘薬の効果でいまや鋼牙の姿をしたその男がにやりと口の端をゆがませた。
カオルに口付ける。
固く口を引き結んだカオルの拒絶を受けるが、男は無理にこじ開けようとはしなかった。
あっさりと唇を離すとあざ笑うかのように囁いてみせる。
「俺を受け入れてはくれないのか、カオル」
「〜〜〜〜!!やめて!!」
鋼牙の姿で、声で、弄ばれているということも耐え難い苦痛だったが、
それ以前に、その擬態そのものが鋼牙をも汚す行為であるようにカオルには感じられた。
「別人とわかっていても動揺せずにはいられない、か。哀れなものだ。
いっそあの男と思い込んでしまえば楽になれるものを」
そういうと、ろくに馴染んでもいない男根を強引に抽挿させ始める。
「そんな、こと……っ、できるわけ、ない!」
身を裂かれる痛みに耐えてカオルは何とかそれだけ絞り出した。
何もない空間に縫いとめられているはずなのに背中側に壁のような感触があり
腰が逃げることも許されない。
男は薄く笑うばかりで、ひたすらカオルの中を抉り続ける。
傷つけるためだけに行われる行為は痛みしかもたらさなかった。
何か一言でもしゃべれば泣いてしまいそうな気がしてカオルは色を失うほどに唇をかみ締めた。
ここで泣いてしまったら、きっと、心が折れてしまう。そんな気がした。
それはなによりも鋼牙への裏切りであるように思われた。
声を殺し、目を閉じ、それでも聞こえてくる水音、肌のぶつかる音、荒い息を心で無視して、
カオルはひたすらいつまで続くとも知れない責めに耐え続ける。
やがて男は低く呻くと自らをカオルから引き抜く。
カオルの身体に男の白濁が降り注ぎ、どろりと肌を伝っていった。
苦痛からの開放に肩を喘がせながらカオルはがくりと膝をつく。
そのまま崩れ落ちなかったのは術が未だカオルの腕を捕らえていたからに過ぎなかった。
と、男が何かに気づいた様子で背後を一瞥するとカオルから一歩離れた。
「どうやらここまでのようだな」
そう言うと男は仮面を被り、もう一度変化の秘薬を口にする。
直後、靴音を響かせその場に飛び込んできたのは男の待っていた人物であった。
朱鞘の魔戒剣を携えた黄金騎士――冴島鋼牙。
カオルの姿を自らの陰に隠して仮面の男は鋼牙と向かい合った。
「騎士様のお出まし、というわけだ」
「カオルをどうした!」
「知りたいか」
男が後方に飛び退る。ばさりとローブが翻り、その陰から現れたのは――
「カオル!!!」
無残に服を引き裂かれ、白濁に塗れたカオルの姿であった。
手首を吊られているように膝立ちにさせられているカオルのその秘所を
本体から切り離された赤い異形の左手がぐしゅぐしゅと犯している。
その内腿に伝う一筋の赤がカオルの身に起きた悲劇を鋼牙に伝えた。
鋼牙を視界に認めたカオルは言葉を発そうとして、しかし次の瞬間秘芯を押しつぶされ
身体を震わせながら耐えるように自らの肩口に顔をうずめて声を押し殺した。
その光景に鋼牙は心臓が握りつぶされたかのような衝撃を与えられた。
一瞬思考が麻痺し――次の瞬間には無意識が、激情が、鋼牙の体を突き動かしていた。
カオルに駆け寄りながらすらりと魔戒剣を抜く。
カオルを弄んでいる左手を切り払うが、刃が触れた刹那腕は火の粉と散り男のもとに収まっていた。
「予想以上に早い到着だったな。もっとも、その女にとってどうだったかは今更言うまいが」
「黙れ」
「短い時間だったがなかなかに楽しませてもらった」
「黙れッ!!」
これ以上の問答を重ねる気など鋼牙には更々なかった。
裂帛の気合と共に仮面の男に斬りかかる。
男は更に距離をとってかわした。剣を交えるつもりは男にはない。
「絶望をその身に刻め、黄金騎士、冴島鋼牙。
愛する女一人守ることも出来ずに守りし者を名乗るなどおこがましいのだよ」
その声を残して、男はやはり火の粉を後に舞い散らせて姿をかき消した。
同時に術が解けたのか、糸の切れた操り人形のようにカオルが床に崩れ落ちた。
身を起こすこともままならず肩を喘がせている。
鋼牙は焦燥もあらわにカオルのもとに駆け寄りその身体を抱き起こした。
震えているのはカオルの身体か自身の指先か、あるいは両方かもしれなかった。
「カオル、カオル!しっかりしろ、カオル!!」
「鋼……牙……」
今度こそ、本物の鋼牙だ――そう思うと、張り詰めていたカオルの緊張の糸がふつりときれた。
耐えていた涙の最初の一滴が零れ落ちると、あとはもう止まらなかった。
「カオル……すまない、カオル……!」
――ああ、もう、そんな辛そうな顔しないで。
私のせいで鋼牙にこんな顔させたくはなかったのに――
言の葉はカオルの心でこだまするばかりで、唇からはなかなか意味のある言葉を紡ぐことができない。
漏れるのは嗚咽ばかりで、そのもどかしさがますますカオルには辛かった。
『鋼牙。いつまでもカオルにそんな格好をさせておくものじゃない』
いつになく控えめにザルバが口を挟むと、鋼牙は我に返った様子で
自らのコートを脱ぎカオルの身体を包んだ。
なんとか話せるようになったカオルが切れ切れに言葉を紡ぐ。
「コート、汚しちゃう……」
「俺のことなどいい」
「……。初めては、鋼牙にあげる、つもりだったんだけど。
もう、無理みたい、なの……。
ううん、初めてだけじゃない、ずっと、全部、鋼牙に、鋼牙だけに、って、思ってたのに。
……私、もう、……」
「カオル、もういい、何も言うな」
「鋼牙……」
――ごめんね――
最後にそれだけ言い残すと、カオルは意識を失ってがくりと鋼牙の腕にその身を預けた。
以上です
鋼牙を傷つけたいならカオルを犯っちゃうより殺っちゃう方が
手っ取り早くね?というツッコミはエロパロ的に却下
嬉々としてこんな話書いておいて言えた義理じゃないんだけど
本編ではこんな展開いらないから、鋼牙とカオルとで幸せになってくれと願わざるを得ない
お付き合いありがとうございました
>>95-101 職人さん乙です!
いやー殺っちゃうより犯っちゃうで良いんですムハー(興奮w
いやー寝る前に良いもの読めたっす
ちなみに自分
>>83ですw
でも本編でもレオがカオルに近付いてるから何かありそうな…
ここまではまあ無いだろうけど鋼牙が助けに行って守るみたいなムハー(あかんまた興奮ww
82だけどエロい場面で筆が力尽きたので楽しめました
鬼畜だがこれはこれであり
gj!
ザルバ優しすぎて良い奴!
>>95さんありがとー
カオルがめっちゃ可哀想なんだけどこういうのも全然ありな自分は鬼畜w
と言うかもっと見たいかもw
☆
職人さんイパーイ召喚されててハッピー
7話前半は、せっかくカオルお泊りでちょっとドキドキしてたのに、
昔のラブコメドラマよろしくいいタイミングで邪魔をされ
「おのれ元老院!」と煮えたぎって出勤する鋼牙さんに見えていました。
あんなすごい回なのにw
108 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 21:44:54.14 ID:VJPd885q
保守あげ
ええい、もっとイチャイチャせんかいっ!!
保守
保守
本スレの流れがなんかここっぽいことになってるw
鋼牙とカオルの関係におけるザルバの扱いって何させてもおいしいってことだな
みんなそれだけ鋼牙とカオルにヤキモキしてるってことかな?w
もっと二人の絡みをーーーーーーーーー
しかし「魔戒騎士の血は、この俺で途絶えていい!」とか言ってた鋼牙が
あれだけカオルダイスキーになるんだから恋の力は偉大だわな。
何度見ても鋼牙とカオルの体格差は絶妙だ
9話の劇場を出て行く2人の後ろ姿だけで2828できる…
カオルの「ねえ、鋼牙ぁ」の「ねえ」がなんかエロい。
117 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 14:40:51.80 ID:unjXCjAQ
二期のカオルはすっごいエロイ感じがする
7話の最初の「もうっ動いちゃ駄目でしょ」って言い方とかめっちゃストライクでしたわ
ここに書いて良いのか分からないけど
雑誌の鋼牙の中の人のインタビューで
美佳ちゃんと現場で会っても小西・肘井として会ってるのか
鋼牙・カオルとして会ってるのか数日間分からなかった
ってあったけどやっぱ演じてる人でもそういう風になるんだねえ
>>117 自分のツボは「ねえ、触ってみてもいい?」でした。
頭冷やそう…
>>118 冷やさなくても(・∀・)イイ!!
最近はカオルが出てくるシーンほとんどはツボです
問題はレオのだってことだけどなw
抱き締めるシーンもないのかねえ
もうおいら我慢ならないぞ
123 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 01:09:56.99 ID:tFtq4YrQ
職人さーんかもーん
鋼牙 そろそろ頑張れw
一期のあのキスシーン以上の物が今期になかったりしたら
ものすんごい(´・ω・`)ガッカリ…
あの手を繋ぐのが今期最高のイチャイチャだったりしたら
ものすんごい(´・ω・`)ションボリ…
だよねー
今日はカオルとレオでお出かけみたいだし
でも鋼牙は頑張ってくれるって私
間違えた
私信じてる って書きたかったの
あのーカオルちゃん、レオさんとも手を繋いじゃったのですが、
鋼牙さんも意識あるカオルちゃんにいい加減キスぐらいは
しちゃった方が良いと思うのですがどうでしょう?
129 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 03:46:52.37 ID:ovIZs5/4
同人誌とかないのかな?
>>129 なんでこのスレで聞くのかわからんが
10月のスパークで1サークル見かけたぞ
>>130 鋼カオのエロ同人誌があったら良いのになと思ってここで聞いてしまったごめんね
通販とかでも買うのになぁ
地方だから東京とかにはなかなか行けないし
10話での五感が鋭くなる薬と聞いてここのことが思い浮かんだw
五感が鋭くなっているから
手をつなぐという行為ですら結構感じるのかもしれない
だからレオはあんなにうろたえたのかもしれない
あるいはあっち側の価値観では
手をつなぐという行為はキス以上の行為、
結婚していない男女が表で手をつなぐなんて破廉恥なのかねぇ
そうなると絵を見るときに手をつないだことは
鋼牙にとっては大きな一歩、そしてここの住民にとっては超がっかりという話に
諸事情で7話までしか見れてないんだけど、まだまだ進展は無いみたいだね
チュー位しろーと言いながら見るのも結構楽しいけど
雑誌インタビュー内容・展開妄想?なので改行
鋼牙の中の人が
「お父さんになった鋼牙も演じてみたい」って言ってたが
お父さんになるにはカオルと事実上でも夫婦にならんとな!
製作発表会見での「夫婦」もだけど、こういう発言があるって事は
ラブシーンなりプロポーズなり、
明確に二人が人生共にしていく場面があるハズ!と勝手に期待してるぜ
結婚式チューがあるかもしれないぞ
再会シーンが前シリーズの再現だから
プロポーズは、おもむろにカオルの左手(今度は薬指)に指輪をはめて
「今後は出来るだけ俺の側にいろ」
そしてカオルに「私またホラーに狙われてるの?!」
と勘違いされてorzとなるがいいさ
ちょwいいさってww
でもカオルの中の人のブログにも幸せなシーンの撮影があって
嬉しかったとあったからまあ結婚式シーンはありそうだね
いよいよキスシーンくるか!と言うかやれ!!
むしろウェディングドレスセックルまでいけ
一期の11話は遊戯で魂定着チューがあったなあ・・・
二期もそろそろチューくらいしてもいいはず
小西さんも肘井さんもキスおkなら・・・・・でも前期でもあれギリギリしてないよね
仲良過ぎてしたくないとかだったりして
>>132 >10話での五感が鋭くなる薬と聞いてここのことが思い浮かんだw
なぜばれたし というのは冗談で
先行組とか10話がTV放送後には元ネタバレバレだろうなあとか思いながら書いてたw
で、ここから本題と言うか鋼牙×カオルで一本投下します
鋼牙×カオルといいつつ内容的にほぼカオル攻め
鋼牙がむっつりかつデレデレなキス魔と化してるので
そんな鋼牙見たくないって人には申し訳ない
NGワードは「たまには絵筆じゃない筆も」でよろしく
ではいきます
おやすみのキスだけのはずだったのに、いったい何がどうなっているのか。
鋼牙はともすれば流されそうになる自分を叱咤してカオルを見下ろす。
「っ……、カ、オル!!」
「ひゃ、ご、ごめん」
自らに走る感覚にたまらず歯を食いしばった。
* * *
「今日は、その、できないんだけど……」
夜も遅うございますからとゴンザに説得されたのか、こちらに泊まっていくと言っていたカオルが
そんなことを言い、そういえばそろそろ一月程経つのか、と鋼牙は思った。
時間も時間だしそろそろ部屋に戻るのだろう。
「おやすみのキスくらいは、許してくれるだろう?」
そう言って、立ち上がったカオルに口付けた。
この先はできない、とわかっているから触れるだけのキス。
それでも、互いを想う気持ちはごまかしきれるものではなくて
最後にはわずかに舌を触れ合わせていた。
後ろ髪を引かれる思いでようやく唇を離す。
「はぁ……鋼牙ぁ……」
瞳を潤ませながら恥ずかしそうに、しかし名残惜しそうに名を呼ぶカオルはなんとも色っぽく、
気づけば再びその唇を奪ってしまっていた。
カオルの唇が開くと待ちきれないとばかりに舌を差し込む。
歯列をなぞり、舌を絡め、逃がさないとばかりに貪るようにカオルを奪っていく。
まったく、いつから自分はこんなに抑えの効かない人間になってしまったのか。
しがみつくカオルの力がきゅっと強まる。
立っていることも難しくなっているのだろう。
がくりとカオルの膝が折れそうになり、その前に腰に腕を回してぐっと抱き寄せる。
……やりすぎた、と思ったがもう遅い。
抱き寄せたときにカオルには多分、熱く硬く存在を主張し始めているそれの感触が伝わってしまったはずで。
「……すまない。やりすぎた」
呆れられたに違いないと思ってカオルを見やるが、そのカオルはなんと掌でそっとその熱に触れてきた。
「鋼牙、あのね。……今日こそは、その、してあげるから」
「っ、どうした、カオル……!?」
一体何をするつもりだと思う間もなくカオルはごそごそと鋼牙の前を開け熱い昂ぶりを探り出す。
今思えば、このとき無理にでも振り払っていたら展開は違っていたのかもしれなかったが
このときの自分は予想外の展開に情けなくも動揺していたのだ。
「カオル、待て、何をしてる!」
「だって、このままじゃやっぱり鋼牙が辛そうだし」
押さえつけていた生地から開放されて、鋼牙のそれが勢いよく飛び出す。
ごまかしようもないその状態のものをみてカオルはそっとそれに触れてきた。
カオルの手の感触がひどく艶かしい。
掌が浮き出た血管に触れると、それだけでどうしようもない感覚が湧き上がる。
「え、っと、ベッドでいいかな……」
文字通り急所はカオルの手の中で、鋼牙はカオルを振り払うことも出来ずされるがままにベッドに腰掛けた。
鋼牙の脚の間にうずくまったカオルは、流石に直視するのは恥ずかしいのか
やや目をそらしがちにしばらく鋼牙のものをなでているだけだったが、
やがて意を決したようにはくり、とその先端を口に咥えた。
* * *
――そして話は冒頭に戻る。
「っ……、カ、オル!!」
「ひゃ、ご、ごめん」
行為を制止する意図はまったく伝わっておらず、いきなり口に含んだことへの抗議と思ったようだ。
先端に一度ちゅ、と口付けると指を絡め、舌先で鋼牙のそれをなぞり始める。
入れられないからといってこんな行為をさせてよいものかと理性がブレーキをかける一方で
このまま続けさせてみたいと望む自分を否定しきれない。
カオルの指で、唇で、果てる快感を知りたいと望んでしまう。
反応に窮した鋼牙が固まっている間に再び、今度はやや躊躇いがちに先端を口に含まれる。
「っうぁ……」
そのまま吸い付かれて、鋼牙は思わず呻いてしまった。
咥えた口の端から唾液と先走りの混じった液体が鋼牙のそれを伝って零れ落ちると
カオルは一度唇を離し、その雫を舌を伝わせて掬い取ろうとする。
「んん、だめ、こぼれちゃう……」
その舌の動きは濡れた部分を広げるばかりで、カオルは鋼牙の幹にひたすら口付け舐めとっていく。
己の赤黒い欲望に絡みつく白い指と赤い舌はこれ以上なく扇情的で。
鋼牙はなけなしの理性をかき集めるという無為の努力を放棄することにした。
鋼の理性から開放された手が動き、さらさらと流れるカオルの髪を耳にかけてやる。
どうしたの、と見上げてくるカオルの頭に手を添えた。
「続けてくれ……」
柔らかな髪に手を差し込むと、続きをうながすように梳き、かき回す。
うん、とカオルは微笑むと再び鋼牙のものに吸い付いた。
「ちゅく、ん、こうがぁ……」
指も舌ももどかしいまでに優しく触れてきて、焦らされているような気分になる。
カオル、それだけじゃ、足りないんだ。もっと。もっと。
ちらちらとこちらをうかがうカオルと目が合う。
「もっと強くしても、構わない」
それは許可の形をとった催促で。
カオルは更に懸命に鋼牙に奉仕し始めた。
「ん、んむ、……ちゅ、んんっ」
慣れないためか時折歯が当たるが、その痛みすら心地いいと思う。
蕩けたような表情のカオルがちゅぱちゅぱと自分のものを咥えているその光景は恐ろしく淫らだった。
裏筋を這うその温かく柔らかい舌の感触に腰が戦慄く。
先端に吸い付かれたまま細い指で根元から扱きあげられると全身が粟立った。
「はぁ……カオル……カオル……!」
カオルのもたらす快楽に眩暈がするようだった。
膨らみきった先端を口内で擦られ、根元まで咥えられる。
カオルの吐息が下腹部に触れるたびにぞくぞくとした快感が駆け巡った。
まともな思考などとうに霧散し、ただただカオルに包まれてこのまま果ててしまいたいとしか考えられない。
一際強く吸い上げられると、もはや限界だった。
「っく、はぁっ、……カオル……っ!!」
身体の奥からこみ上げる快感に、限界を超えた自身が脈打ちながら吐き出しているのがわかる。
仰け反るような開放感の中、呼吸を整えようとしてはたと気づく。
自分は今、なにをした……?
視線をおろすと未だ鋼牙のものを放していないカオルが苦しそうに喉を鳴らしている。
「やめろカオル、そんなもの――っ」
飲み干すようなものじゃない、という後半部分は声にならなかった。
引き抜こうとする鋼牙に抗うようにカオルの舌が最後の残滓を啜るように鈴口に這わされたからだ。
ちゅう、と音を立てて吸い尽くすと、ようやくカオルの唇が鋼牙のものから離れる。
カオルの喉が上下して液体を嚥下したことを伝えた。
濡れた口元を指で拭い、カオルは鋼牙の脚の間でちょこんと正座して尋ねてくる。
「いかがでしたか、ご主人様?……なーんてね!
ねえ鋼牙、私、ちゃんとできたかな」
いたずらっぽい表情と冗談めかした口調でごまかしてはいるが
その瞳の奥にわずかにゆれる不安を見て取れてしまって、
なぜカオルは不安そうにしているのかと鋼牙は不思議に思う。
今起こったことを考えれば答えなど決まっているだろう、そう思っていたのだが。
「……もしかして迷惑だった、とか……?」
返事がないのを悪いほうに解釈したのかおそるおそるきいてくるカオルを
これ以上困らせておくには忍びなくて、理由の詮索など放り出して返答する。
「すごく、よかった」
出てきたのはあまりに直接的で単純な言葉。
照れくささから宙を泳ぐ視界の端で、なぜかきいてきた方のカオルまで顔を真っ赤にしていた。
たしかに今の物言いは我ながら露骨に過ぎたとも思うのだが、しかし他になんと言えというのか。
「は、恥ずかしいからやっぱり言わなくていい!」
さっきまでの行為のほうがよほど凄かったと思うのだが今更恥ずかしがるのか。
やはり女心というのはわからない。
が、そう思っても口に出さない程度の分別はある。
それより今はカオルの行為に――というより、自分のためにしてくれたその気持ちに――礼を返したかった。
未だ足元にぺたりと座り込んでいたカオルを胸元に抱き寄せ、その顔を覗き込む。
「本当のことだ。なにより、お前の気持ちが嬉しかった。
……カオル、なにかしてほしいこととかないのか?」
「やだ、鋼牙、そんな気にするようなことじゃないのに」
「だが、これでは俺だけ、」
――いい思いをしたみたいだろう――とまでは気恥ずかしくて言えなかったが
ありがたいことにカオルは察してくれたようだった。
「じゃあ、一つだけお願いがあるんだけど」
「ああ。俺に出来ることなら、なんでも」
「あれ、『……内容による』って言わないんだ?」
「いいだろ別に。で、なんだ、お願いって」
ザルバ抜きで普通の服でデートして欲しいと言われても、あの恐ろしい手料理を食わされることになっても、
甘んじてそれを引き受けよう――腹はくくった。
神妙な顔で宣告を待つ鋼牙を見上げてカオルが告げることには。
「きょうは、ちゃんと相手は出来ないけど、……ここで鋼牙と一緒に寝てもいい……?」
こんなにかわいらしいお願いをされるとは想像もできなかった。
抱けるだの抱けないだの関係ない、カオルと同じ時を過ごしたい、というのは自身の望みであって。
「もちろんかまわないが……本当にそれだけでいいのか?」
「だって鋼牙と一緒にいたいから……鋼牙にしか叶えられないお願いだもの」
離れがたい思いを抱いているのはカオルも同じだとわかってしまったから。
「その願いは、俺の望みを叶えるだけだ……」
カオルを押し倒し衝動のままに口付ける。
いつもと違う味がした。
「ん……ごめんね、変な味したんじゃない……?」
自分のせいではないだろうにそう言って困ったように眉を下げるカオルを途方もなく愛おしいと思う。
「口直しが必要、だな」
そう囁くと再び深いキスをカオルにおくる。
飽くことなく繰り返される口づけに、やがて全てが甘さの中に溶けていった。
以上です
タイトルからして出オチじゃねーかと言われたらぐうの音も出ない
カオルがエロいとか触ってもいい?とか筆とか読んでたら
これはもうカオルに鋼牙の筆を握ってもらうしかないなと思ってしまったんだ……
まどろっこしいほどにプラトニックな二人がこういう関係なる日は本当に来るのか
お付き合いありがとうございました
>>139-144 職人さんありがとー!
いいよいいよーカオルの攻めに弱い鋼牙いいよいいよー
カオル最近色っぽいからもっとドSでも良いぐらいだw
職人さんキテター!
>>139 GJGJありがとう!
ぴったりとくっついて朝まで眠ればいいさ。
そして一週間ほど経った頃の夜の話が続編として・・・w
一週間後は確実に子作りだな
ラブラブ設定を完全無視した鋼牙がカオルをレイプするストーリーが読みたい今日この頃
150 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 10:48:51.35 ID:YL9YORyt
完全無視は……きついかも……
なんかの行き違いか事情で結果、レイプの形になったってのが希望
どんな事情だw
エロ パロ だから完全無視でも良いような
完全無視っていうのがそもそも互いに恋愛感情がない状態でってことなら
一期赤酒より前の時系列でのパラレルとかじゃないときつそうだな
心滅モードってことだったらぶっちゃけくっついた後でもありそうだというかあると信じてるw
ここまでラブラブになるとは思ってなかった頃(偶像のあたり)に
100日経てば命は無いのだからと利用し慰みものにしていて、少し情が移ってきた頃、
居所を探知できず見失った彼女がホラーに襲われ食われたあげく、そのホラーから
彼女の中に命が宿っていたことを告げられ愕然とする。
というまるで救いの無い話を妄想したが、あまりにキャラが違うので放棄したのを思い出した。
156 :
149:2011/12/14(水) 22:38:02.48 ID:Ni8UmJoa
おおこんなにレスがあるとは・・・
うん、自分でも完全無視は無理だろとは思ってたw
エロ有り無し関わらずラブラブとかの話は結構見れるので
あえて暴走鋼牙が見たいなと思いましてw
もうカオルに嫌われても構わない覚悟で、
ものっすごく怖い鋼牙が見たいなと
カオルも相当嫌がって泣いたり。。。。
直後は無理でもいずれやっぱり鋼牙とくっ付くってのはどうでしょ?
なんて妄想している次第です
破滅の刻印に理性を吹き飛ばす効能があったりして
今日の魔戒指南ネタ叫ばせてくれ。
監督、鋼牙とカオルの抱擁シーン気に入ってるならまたやってくれたっていいじゃんかー!
頼むよーーー!
監督のいう場面って魂定着させる呪文を唱えてるところだよね。短いけどぎゅってしてるし。
でもあのシーン、鋼牙の手でカオルの赤い衣装が隠れてカオルが何も着てないように
見えるんだよーー。
本放映のときからうはうはしてたw
互いの想いを確認し合う前
↓
ホラーの断末魔の毒で、ひた隠しにしていた欲望が顕在してレイプ
くっついた後
↓
ホラーの断末魔の毒で、欲望が不断の100倍に増幅でカオルの体を蹂躙しまくり
なんでもホラーのせいにするがいいさw
もちろん心滅でも
この流れで
メシア憑依状態のカオルに襲われる鋼牙とか
白夜の幻影カオルに襲われる鋼牙とか
破滅の刻印の事を知ったカオルが確認しようと鋼牙を脱がし→そのまま押し倒しとか
逆パターンが頭を駆け巡ってどうしたものか
鋼牙が襲われるのは容易に想像出来る
>白夜の幻影カオルに襲われる鋼牙
それ鋼牙の思念で自分を押し倒すカオルを作り出すんかwドMすぎるw
メシア憑依カオルにボコられて何かに目覚めたとしか…
カオルが襲うっていうか
うっかりまた何かを浴びちゃったカオルが身体の疼きが収まらなくなって
ごめんねとか、助けてとか、許してって言って泣いて縋りながら鋼牙を欲しがったりとかしたら
エロ過ぎるなあとか酷い妄想がとまらなくなったじゃないかw
と言ってみたところで、突貫工事なものの一本書いてみたものを投下します
・鋼牙→カオルで無理矢理
・時系列的に一期17話水槽ラスト〜18話界符冒頭のif設定
と色々特殊なことになってます
今回もどうしても人を選ぶのでその辺は自己責任でお願いします
NGワードは「狂熱の夜」でよろしく
ではいきます
「女を狩りの餌に使うとは、お前も我々ホラーと同じだ!アハハハハハ!!!」
最後の最後にとてつもない発言を残し、ホラーの生首が霧と消えた。
「……どういうこと?」
カオルの顔をまともに見ることができず踵を返す。
だがそれでカオルが追求をやめるはずもなかった。
「今の本当なの?」
……嘘では、ない。
少なくとも、最初の夜、俺はザルバに向かってそう嘯いた。
そして、今日。
「答えてよ……」
震える声が俺を拘束する。
逃げられない。そう悟った。
大きく息を吸う。
これほどまでに言わずに済ませたかったと思うことはなかった。
「お前がホラーに狙われるのは。
……ホラーの返り血を浴びたからだ。
その臭いに誘われて、……」
「だから私を生かして、――餌に使ってたってこと……?
……今日も……?」
「……ああ」
違う。俺は一度もお前を餌として使ったことなどなかった。
……そう言えればどんなによかったか。
そうだ。俺は今日、お前を餌に使った。
今日も。
今日は。
その一文字の違いなどカオルにとってどれほどの意味の差があろうか。
あえて餌として使ったのが今日だけのことであろうが、そんな言い訳が通ると思うほど
俺は能天気な人間ではなかった。
餌として生かすなどという言い訳をつかわず、
人を守るのが守りし者としての使命だと、そのためなら掟など知ったことかと、
そう言いきる強さが俺にあれば、こんなことにはならなかったのだろうか。
「守ってくれるって。……守ってくれるって約束したじゃない。
うぅ……っ……っく、ん、ふぇっ……」
カオルが俺のコートの襟をつかみ、弱弱しく俺を揺さぶる。
だがそれ以上力がこめられることはなく、カオルはずるずるとその場に崩れ落ちた。
俺には、抱きしめてやることが出来なかった。
声をかけてやることもできなかった。
……そんな資格があろうはずもなかった。
「外して」
差し出されたのは、ザルバの片割れの嵌まった左手。
これを外せば、俺とお前の繋がりは何もなくなるのだと、お前は知っている。
「お願い」
外してやれ。
外したくない。
葛藤が俺の腕を拘束する。
「……外して」
二度目にそう言われれば、拒むことは出来なかった。
ゆっくりとザルバを嵌めた左手を前に出す。
カオルの左中指に嵌められた鈍色の指輪がするりと解け、爪の先に丸く溜まる。
ザルバの顎が開き、わずかに光りながらゆっくりとその中に吸い込まれていく。
その輝きはまるでカオルの涙のようで、そして。
カオルの手には何も残らなくなった。
――これで本当によかったのか――
自分の中に満ち始めた狂気の予感に俺は慄いた。
――カオルが俺のもとから去っていく――
それは、俺の、自業自得だ。
――ここで手を離したら、二度と会うこともないんじゃないのか――
それでも、あいつを救ってやることは、できるはずだ。
――強がっても無駄だ。俺は、――
やめろ。
――俺は、カオルを――
やめろ!
――俺は、カオルを欲している――
っ!!
「……鋼牙……」
内なる声との問答は一瞬のことであったのだろうか。
震えるようなカオルのその声に、引き寄せられるようにして視線を向けると。
傷つき、濡れた瞳が、俺だけを映していた。
……理由などどうでもよかった。
カオルが俺だけを見ているということに、俺は歓喜を覚えてしまったのだ。
――さあ。カオルを手に入れろ――
その声はもはや内なる声などではなく、俺自身の声となった。
カオルの細い腕をつかむとそのまま壁に押し付ける。
「嫌……や、だ、……鋼牙……」
「逃がさない」
抵抗など無意味だった。
薄いチュニックをブラごとたくし上げると、胸を鷲掴みにする。
世辞にも豊かとはいえないその感触をそれでもこね回す。
「痛っ……やぁっやめて!!」
何故だ。なぜそんなに俺を拒む。
勃ち上がった乳首をひねりつぶすと、意味のある言葉は消え悲鳴だけがこだました。
「ひあぁぁぁっっ」
たまらない、と思った。
あまり待てそうにない。
右手の人差し指と中指をカオルの口に突っ込むと、
驚愕に目を見開くカオルにただ一言、舐めろ、と言い放つ。
そのまま待ちきれずにカオルの口内で二本の指をぐちぐちとかき回す。
舐めておかないと、後が辛いのはお前だ。
そう告げるとようやく俺の意図を理解したのかたどたどしく舌を絡めてきた。
ぬるぬるとした唾液をからめ、指で舌を引っ張り、撫で回す。
「ちゅ、……んく、っっ……ふぇぇ、……」
左手で胸を弄ってやるとびくりと身体を震わせ、声を上げる。
だが俺の指を咥えているため、先ほどとは違いくぐもった音にしかならない。
ぴちゃぴちゃという音の合間にはさまれる嬌声がなんとも心地よかった。
三本に増やした俺の指がどろどろになったのを感じ、そろそろかと左手をカオルのズボンにかけた。
ベルトを外し、ズボンを地面に落とす。
下着も抜き取ると、カオルの中に右手を差し込んだ。
「嫌……なんで、鋼牙、……ああっ」
唾液をカオルの秘裂にすりつけ、その内壁に塗りたくる。
予想以上にそこにはすでにぬるりとした感触に満ちていて、気分が高揚する。
もう待てなかった。
片足を抱え上げ、俺自身をぐちりと押し当てる。
二三度擦り付けて滑りをよくすると、カオルの中に一気に突き入れた。
「っやあぁっ!!」
熱くきつく絡みつくカオルに包まれる圧倒的な快楽に息をつめる。
ともすればそのまま吐き出しそうになるのをこらえてカオルを突き上げた。
「はぁ……っ、……やあっ、ああっ」
穿つたびに、カオルから涙交じりの悲鳴が上がる。
押さえきれなくなって両足ともを抱え上げて滅茶苦茶に突き上げると
すがるもののないカオルが俺の首に手を回してきて、ぞくりと昏い喜びが湧き上がった。
「なんで、どうして……っ、あ、やあっ」
何故?
お前が、俺から逃げようとなどするからだ。
「やぁっ、……嫌あっ……!」
嫌……?悦いの間違いじゃないのか?
本当に嫌なら、どうして、お前のここは俺をこうも締め上げてくる……?
「お願い、やめて……あ、ああっ、鋼牙、鋼牙ぁっ!!」
そうだ。俺を。俺だけを感じろカオル……。
お前は、俺のものだ……!!
きゅうきゅうと引き絞られるように収縮するカオルに、だんだんと抗いきれなくなっていく。
絡み付いてくるカオルの中にそれでも何度か抽送を繰り返した後、
いよいよ耐え切れずにその最奥に全てを注ぎ込んだ。
嵐のようなひと時が過ぎ去り、カオルが震える手で乱れた衣服を調えていく。
泣き腫らした瞳が俺を見上げ、そこに映った影を見て俺は絶句した。
立っているのは、人の皮を被った悪鬼か羅刹か。
……俺は。こんな形相で、カオルを抱いたというのか。
全身の力が抜けていく。
もはやカオルを引き止めることなどできなかった。
「行け」
「……え……」
「行け。まだ犯されたいのか」
「……鋼牙……っっ!!うぅ……っ……」
俺の横を通り過ぎ、泣きながらカオルが走り去っていく。
足音も声もなにもかもが完全に聞こえなくなった頃。
……俺はカオルを失ってしまったのだと、ようやくそう思った。
身についた習慣というのは恐ろしいもので、あんなことがあったにも関わらず
俺の足は普段どおり家路を辿っている。
高台の道に出たところで雲から顔をのぞかせた満月があたりを照らし、俺は何ともなしに立ち止まった。
カオルの残していったスケッチブックを両手に抱え、月明かりに眺める。
カオル。
すまない。
俺はお前に、なんてことをしてしまったんだ。
歩みを止めた俺にザルバが声をかけた。
『諦めろ鋼牙。自分で蒔いた種だろう』
一言目にそれか。
スケッチブックを右手に持ち直すと、俺は再び歩き出す。
……俺の蒔いた種とは何だ。
返り血を浴びせてしまった己の未熟か。
真実を打ち明けられなかった己の怯懦か。
騙して狩りの餌に使おうとした己の卑劣か。
それとも。
欲望のままにカオルを抱いた――否、犯した―― 己の弱さか。
思考の海に沈んでいた俺を引き上げたのはやはりザルバだった。
『鋼牙、お前、カオルをどうする気なんだ』
「どうする、だと」
『ほっとくとホラーの餌になるだけだと言ってるんだ。
もう指輪がないから俺様にも正確な探知はできないんだぜ?
……それとも、あえてホラーに食わせてやるつもりなのか?』
あえて、食わせる……?
『百日目まであと一週間もないってことだ。
獣のように叫び、身が腐り落ちていく地獄のような苦しみを味わいながら死ぬよりは、
ホラーに食われて死ぬほうがよっぽど楽だぜ?せいぜい数秒で済むんだからな』
「違う!そんなつもりは、」
『あるいは、あの零って奴が斬るかもな』
「やめろ!奴になどカオルは殺させない」
『ならお前が自分で斬るか?
今までどれだけカオルに振り回されてきた?掟を破った?命を削った?
斬るにしろ、放っておくにしろ、カオルさえいなくなれば
今までどおりの生活が戻ってくる。簡単な話だ』
「馬鹿なことを言うな!」
そうだ。たしかにカオルが現れてから俺の毎日は一変した。
なんでもないようなことで大騒ぎを起こし、
魔界のことなど何も知らないから一々説明を求めてくる。
くだらないおしゃべりをしかけてくるのは鬱陶しいことこの上ないし、
ところ構わずスケッチをし始めては俺の修業の邪魔をする。
あいつのために何度も掟破りを重ね、そのために削られた寿命は一日二日では済まない。
だが、それでも。
俺を心配してくれることが嬉しかった。
おかえり、と出迎えてくれるその笑みに癒された。
スケッチブックを前に、俺の内面までも描き出さんとする真剣な表情に惹きつけられた。
他愛もない話は、俺の守るべき普通の人間の生活を感じさせてくれた。
ホラーを狩るだけの機械も同然だった俺に、掟よりも大事なものがあることを、
守りし者としての生きることのなんたるかを知らせてくれた。
人と深く関わることを避けていた俺に、人を愛する気持ちの温かさを教えてくれた。
そうだ。
俺は、カオルを、愛している。
それなのに、俺は。
『おいおい、そうむきになるな。
今更カオルを斬れなんて俺が本気で言うとでも思ったか?
……なあ鋼牙。俺は、お前がお前なりにカオルを大事にしてきたことを知ってる。
お前が本気でカオルを救いたいなら、力になってやろうとも思ってる。
しかしだ、さっきのお前の行動は俺にはさっぱりわからん。
カオルを大切に思うなら何故あんな真似をした?
あれは、人間の流儀に照らすなら、大切に想う相手にとる行動じゃなかったはずだ』
「……カオルが俺から離れていこうとするのを。ただ見送るなど出来なかった」
言葉にするとはっきりとわかる、まるで子供じみた独占欲。
そして手に入らないことがわかると、身体だけでも繋ぎとめようとして、
――そして、俺はカオルの全てを失った。
『だから、あんなことをしたっていうのか?
……前にも言ったが、やっかいで、しかし極めて興味深いのが男と女の関係だ。
25そこらのお前よりよっぽど長く人間界にいるが、ホラーの俺には未だに謎だらけの分野だからな。
その意味では、今夜はなかなか貴重な体験をさせてもらったと思ってるぜ?
だがな鋼牙、ホラーとしてじゃなくお前の“ザルバ”として言わせてもらうが、
お前はカオルにあんな行為をすべきじゃなかったんだ。
まったく、今日のお前はどうかしてる』
本当に、どうかしている。
そんなことはわかっているんだ。
反論する気力も残っていない俺に、その夜ザルバはそれ以上もう何も言ってはこなかった。
以上です
二期カオルだとガチレイプされても途中で絆されて鋼牙を受け入れちゃいそうだけど
でもそれじゃレイプじゃなくてある種和姦じゃね?って一人目の悪魔の囁きと
ホラーの毒etc.のせいで暴走云々とか言い訳かましてんじゃねえ!
せっかく陵辱SS書くなら潔く鋼牙本人の意思で襲ってしまえゴルァ!という二人目の悪魔の囁きが
悪魔合体した結果がこれだよ!!
鬼畜な鋼牙を目指したはずが、やりすぎてるのか、まだまだ生ぬるいのか、
あるいは斜め下に合体事故ってるのかよくわからなくなった
しかしみんなカオルが痛い思いをする話好きだなあと思ってたんだけど
この話を書くにあたり17〜20話復習してたらそれもしょうがないなって思ったw
あの時期のカオルの弱ってるところとか悲鳴とかすがるような目とか鋼牙ぁ……とか
諸々の要素がどれ一つとってもいちいちエロパロ的においし過ぎるのがあかんのや……
お付き合いありがとうございました
171 :
149:2011/12/17(土) 05:25:02.29 ID:mH/M0GpT
あらやだ
もうこんな時間なのに願ってた話がまさか読めるとは・・・
めっちゃ嬉しー!!!
>>163 職人さんありがとう!!!!!
そうですこんな感じを妄想してました
ザルバの言い分はもうそりゃあごもっともだ
でも理性がきかない時もあるのです
>あの時期のカオルの弱ってるところとか悲鳴とかすがるような目とか鋼牙ぁ……とか
>諸々の要素がどれ一つとってもいちいちエロパロ的においし過ぎるのがあかんのや……
ええまさにその通りでありんすw
あんな上目遣いで甘えた声出されたら男ならムハーなっても仕方ないのです
私女だけどw
>>163-170 GJ!
自分はラブラブ甘々な2人が好物なんだけど、こういうのも頂いてみるとなかなか美味しいものですね。
ご馳走さまでした。
>>170 自分的にツボりました、ありがとう〜
斜め下どころか我が召喚レベルを上回るすばらしいイレギュラー合体来ました。
もともとカオルは笑顔も大変いいんだけどちょっと困った顔とか寂しそうな顔とか
半泣きとか妙にそそられるものがあると思うんで!
そしておねだりカオルとはまた (・∀・)イイ!! 。
お願いしたものの、嫌われたくなくて一生懸命耐えても耐え切れずに反応するとか
それ見て加速する鋼牙とか…
それもこれも本編があまりに清廉なのがいかんのや、ということにしておきますw
うんうん
あの今にも泣きそうな顔や困った顔が心の奥にあるものをもぞもぞさせるんだよなあ
色々な所で鋼カオのストーリー読むけどみんな鋼牙がブレないんだよなあ
ここまで一貫してる主人公も珍しい
だからこそハマってしまったんだけどw
180 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 23:39:41.71 ID:RiXnrzWB
☆
愛するが故に無理矢理ってのがたまりませんな
ほしゅ
鋼牙カオルの観点から、何度観ても「咆哮」のラストはいいなあ。
本スレにも書いてあったけど、あの対決はご先祖様達が今の黄金騎士が
嫁を娶るのに相応しい精神と体の強さを持っているか試してたように見えるわ。
そしてあの古い文字をザルバが読み上げた時の目を丸くした鋼牙と
きょとんとしてるだけのカオルの様子に2828した。
鋼牙は気付いたかもしれんが、カオルは絶対分かってないよw
クリスマスネタSS書く人って多いよね……
まあCPものSS書きなら外せないイベントなんだろうね……
でもそんなの関係ねぇ!!ネタ思いつかなかったんだよしょうがないじゃん!!
どうせクリスマスにも間に合わなかったようわああああorz
といった体たらくで申し訳有りませんが、鋼牙とカオルで狂熱の夜の続編設定で一本投下します
狂熱の夜に関しての諸々は
>>163をご参照ください
なおいつにも増して俺得設定でごり押してるので
前回Ver.の黒鋼牙さんをお求めの方には今作は完全に蛇足かと思われます、素直に読まなかったことにしてください
時系列としては一期20話生命あたりですが今度もやっぱりif設定
前作では本編の合間に事件を差し込んだ形でしたが
今回は20話そのものを大幅に変えちゃってるんでご注意ください
NGワードは「二人の夜明け」でよろしく
ではいきます
紅蓮の森へと向かった俺の目の前にはありえない人物がいた。
「っ!?カオル!」
色のない――比喩ではなく、灰色をしたカオルがふらふらとさまよっている。
ここは、普通は人間の来るような場所じゃないはずだ。
何故、こんなところに。
「カオル!!」
もう一度呼びかけると、向こうもこちらに気づいたようだ。
驚いたようにこちらを見て立ち止まったカオルに足早に駆け寄る。
「どういうことだ?」
『わかったぞ鋼牙。ここは黄泉への道だ』
「何?」
『ホラーの血を浴びたものが百日目の最後に通る地獄への一本道だ』
身体ごと向きを変えてカオルの行く手を見やると、確かに空間が歪んでいた。
その時、話を聴いていたはずのカオルが、何故かそちらへと駆け出して、あわててその腕をつかんだ。
「そっちへ行ったら駄目だ!」
「っ放して!私なんか生きてたってしょうがないの!!」
「何故だ!?」
「生き返ったって、どうせまたホラーに襲われて、個展が台無しになって、人生滅茶苦茶にされて!
そんな世界にいったい何の意味があるって言うの!?
いいじゃない、どうせ餌くらいにしか思ってないんでしょ!!もう放っておいて!!」
その言葉に動揺したのが隙となった。
逃げ出したカオルを再度引きとめようとしたその時。
『鋼牙、後ろだ!』
「何!」
一体のホラーがこちらに跳びかかる。剣で弾き飛ばされたその魔獣は、
しかし俺ではなくカオルへと向かっていく。
「やめろ!」
切りかかった俺へと振り向いたホラーがカオルを突き飛ばし――
「カオル!」
「っ……鋼牙……!!」
カオルが空間の裂け目へと飲み込まれ、消えた。
「邪魔を、するな!」
ホラーを一太刀で切り伏せ、自らも歪みに飛び込もうとして止められる。
『駄目だ鋼牙』
「だが、カオルが!!」
『おちつけ鋼牙。今はヴァランカスの実を手に入れるのが先決だ。
魂の戻ってくるべき肉体が崩壊してしまってはどうしようもないだろう。
俺を投げ込め。魂の方は俺が探しに行く』
「……カオルを、頼む」
今は実を。それだけを胸に、俺はザルバを投げ込むと、森をひた走った。
* * *
さっきまで灰色だった私の体が今度はだんだん透け始めて。
いよいよ死んじゃうんだと思うと、途端に怖くなった。
ここに吸い込まれるときに、私、鋼牙のことを呼んでた……。
自分から鋼牙を振り払ったのに。私。どうして。
「ほう、お前がホラーの返り血を浴びし者か」
何の気配も感じなかったところに突然声をかけられて、びくりと振り向く。
そこに現れたのは、坊主頭で髭を伸ばした、食えない和尚さんっていう印象を受ける、
不思議な格好をしたお爺さんだった。
なにやら険しい顔をして私に向かって話しかけてくる。
「何ゆえこのようなところにおる。鋼牙はどうした」
「あいつは、……鋼牙は悪くないんです」
気がつけばそういっていた。
あなたは誰とか、なんで鋼牙を、私を、知ってるのとか、私これからどうなるのとか、
訊きたいことは色々あったけど、それよりも鋼牙のことを誤解されたくないと思った。
鋼牙は、引き止めてくれた。
……逃げ出したのは、私。
「鋼牙は、ちゃんと、来てくれたんです。
私、それなのに、もう色々混乱してて、鋼牙にひどいこと言って。
それで、逃げ出したら、なんかここに飛び込んじゃって。
……だから、鋼牙は悪くないし、私がここにいるのもしょうがないんです。
あんな風に突き放したりして、もう、鋼牙が私を救ってくれるはずなんて、ない……」
さっき鋼牙に出会って、本当にびっくりしたのだ。
落ち着いて考えると、牙狼剣をあんなふうに持ち込んできたって事はあそこは相当危険な場所だったはず。
それでも危険を承知で私の為に来てくれたんだって、いまなら素直に信じられるのに。
……あの時は、今までの色々な思いが交錯して、自分でも訳がわからなくなって。
ゴンザさんに諭されて一度は鋼牙を信じたいって思ったはずなのに、
口から出てきたのは、鋼牙を責めて、私なんてもう生きててもしょうがない、
どうせ餌くらいにしか思ってないんだから放っといてっていう投げやりな言葉。
絵の為に生きてきたと思ってきたけど、とてもじゃないけどそんな気分になれないし、
こんな嫌な私なんて、本当に、生きててもしょうがないんじゃないかって、そう思うのに。
死んでもいいやって思って逃げ出して、結果としてこっちに落ちたはずなのに。
……おかしいな。なんで泣いてんだろ、私。
鋼牙。鋼牙。死ぬのは怖いよ。鋼牙。……逢いたいよ……
だけど。
あんなこと鋼牙に言ったのに、それでも私を助けてくれるなんて、ありえない……。
「何があったか、わしに話してみる気はないか」
その声に誘われるように、私は目の前の見も知らぬ人に、全てをぶちまけた。
要領を得ない話し方だったと思うけど、その人は最後まで黙って聴いてくれた。
「わしの知らぬうちにそのようなことになっておったか」
「……本当は、鋼牙のことを、信じたいんです。
私を狙ってる人とかホラーとかはたくさんいて、でも、その度に鋼牙は助けてくれました。
私の命が残り少ないことを知ってても、鋼牙から逃げ出した後も、それでも私を助けてくれました。
餌にするためだけなら、そこまでしてくれないかもって。そうも思うんです。
だけど、あの夜のことだけは、わからなくって。……怖いんです」
なぜかこの人を前にすると、素直な気持ちを話すことが出来た。
そう。本当は、鋼牙のことを信じたかった。
餌なんかじゃないって、言ってほしかった。
抱かれたときだって、鋼牙とそうなることそのものが嫌だったわけじゃなかったんだと思う。
鋼牙にとっての自分はホラー狩りの餌でしかなかったということが悲しくて。
その程度にしか私を見てない鋼牙にあんな風に乱暴にされたことに混乱して、怖くなって。
ああ、そうか。
私、鋼牙のことが、好き、なんだ……。
でも、もう、逢えないのに。今更気づいたって、どうしようもないのに。
それに。もし、もしも、餌じゃなかったとしても。鋼牙にとって私はなんでもなくて。
こんなに迷惑をかけておいて今更好きなんて、どんな顔して言えっていうの。
「やれやれ、あれはな、まだ子供なのだ。自らの思いを伝える術がわからんのだ。
自らの気持ちばかり先走り、故にかえってお前を傷つけるようなことになる」
え……?
「赦してやれとは言わん。想いを酌んでやれとも言わん。
だが、お前を救いたいというあれの決意は本物だ。それだけは、信じてやれ」
そう言うと、私の足元に陣が浮かび上がる。
直感で、この人がなにかしたのだと、そうわかった。
「赦すにせよ、赦さぬにせよ、生き返ってからでも遅くはなかろ?ん?
現世までは送ってやれぬが、まあその先は鋼牙が来るはずだ。
バルチャスの続きはずっと先でよいぞと伝えてくれ」
陣と共に足元が崩れ、別の世界に落ちていく。
薄れ行く意識の中、ザルバの声を聞いたような気がした。
* * *
零の力も借りてなんとかヴァランカスの実を手に入れた俺が零と共にカオルのいる別宅に戻ってくると、
ゴンザと――そして紅蓮の森で別れたザルバが迎えてくれた。
カオルは今は魘されてはいないようだったが、あまりに静かなのがかえって俺の不安を煽った。
実をゴンザに渡し、ザルバに問う。
「ザルバ、カオルはどうした!」
『どうやってかはわからないが、カオル自身の内なる魔界までは戻って来たようだ。
ひとまず魂自体は無事といっていいが、しかし問題が一つある。
おそらく、通常の儀式ではカオルをこっちの世界に引き戻せない』
ゴンザと、そして零もが息を呑んだ。
「……どういうことだ」
『ヴァランカスの実での浄化そのものには支障はないだろうが、
こっちの世界から儀式で魂を呼び戻すには魂が弱りすぎてるんだ。
一旦黄泉路を辿って戻ってきた後ってのがまずかった。
可能性が高いのは、カオルの魔界に飛び込んで直接カオルの魂を連れ戻すやり方だ。
前に一度カオルの魂を定着させたことがあったな?
あのときの影響で、カオルの魂はお前に引きずられやすい状態になってるはずだ。
それを利用して、向こうでお前がある方法を用いてカオルの魂も一緒に呼び戻す。
だがそれには、鋼牙、お前さんにちょっとした覚悟が必要になる』
覚悟などとうにできている、と言い返そうとした俺を制すようにザルバは更に続けた。
『カオルは魂が体から抜けたことがある分、普通より肉体との結びつきが弱くなってるんだ。
カオルの魂を定着させるには、今度は口付けじゃすまないぞ』
口付けじゃ、すまない?
……!?それは、まさか。
『ああ。抱くしかない』
足元がぐらりと揺れるような感覚に陥る。
俺にあんなことをされて、この上、生き返るためにはもう一度俺に抱かれろと、
そんなことをカオルに強要しなければならないというのか。
だがそれでも迷っている場合ではなかった。
俺がこうして逡巡している間にも、カオルは弱っていく。
「ザルバ、俺を送れるか」
『そこは、任せておけ。……行くんだな?』
「ああ」
全てを聞いていたのだろう、実の絞り汁を俺に渡すと、ゴンザ、そして零は
カオルと俺、ザルバを残して部屋から出て行く。
カオル。今、行く。
今から俺は、お前を更に傷つけることになる。
……許さなくていい。だが、何を言われようと、必ず、お前を救ってやる。
物言わぬカオルの頬に手を沿え、口移しで液体を注ぎ込む。
ザルバが詠唱を始めると俺の意識はカオルの魔界へと落ちていった。
カオルを見つけるのはたやすかった。
白一色の世界に、カオルがうずくまっている。
実の効果か、先ほどと違いこのカオルは色を取り戻していた。
「っ、カオル!」
駆け寄ると、カオルが緩慢に顔を上げる。その大きな瞳が丸く見開かれた。
「うそ……鋼牙……?」
「ああ」
「ほんとに、来てくれたんだ……」
「当たり前だ」
「でも、だって、私、鋼牙にあんなこと言って、」
「だからって放っておくはずがないだろう」
安堵の表情半分、信じられないといった表情半分のカオルに、
いったいどれほどの不安を与えてしまったのだろうと痛ましく思う。
そして、わずかにでも安心させてやることが出来たというのに
俺は、これからカオルに、この上酷なことを告げなければならないのだ。
「カオル、血の浄化は済んだ。あとはお前をもとの世界に戻すだけだ。
だが、それには。……俺と、身体を重ねる必要がある」
びくりとカオルが身体をこわばらせる。
目の前にいるのに今にも消えてしまいそうなその姿に、いてもたってもいられずに
その細い身体をかき抱いていた。
「すまない……こんなことになるまでお前をすくってやれなくて。
あの夜お前に、あんな触れ方をして。
そして今も、こんな方法でしかお前を救ってやれない……」
「鋼牙……」
先ほどまでのように拒絶されるかと思ったが、カオルは俺の腕の中から逃げようとはしなかった。
仕方ないと諦めているのか、抵抗するだけの力が残されていないのか。
力なく俺にその身を預けているカオルの心中は俺にはわからなかった。
コートを脱ぎ、その上にカオルを横たえる。
覆いかぶさるようになった俺に、カオルは目を合わせようとしなかった。
あれほど欲していたカオルに再び触れられるというのに、俺の心はただ鉛のように重いばかりだった。
カオルの両手が俺の右手を取る。
どうしたのかと不思議に思う間もなくカオルが次の行動に移り、俺は制止の声をあげた。
「っ!カオル、やめてくれ、そんなことしなくていいんだ……!!」
カオルが俺の指を咥えて、舌を這わせてくる。
あわてて引き抜くが、それでもカオルは俺の手をぎゅっと握ったままだ。
カオルの瞳にはわずかに涙が光っていた。
あの夜の出来事を、自らの罪を、目の前に暴き出された気分だった。
後が辛いからと、そう脅してカオルに強要したのは紛れもなく俺だ。
あのときの恐怖を、カオルは今も感じているのではないのか。
「……すまない。もう、あんな抱き方をする気はない。こんなことお前にさせる気は――」
「鋼牙。優しく、しないでいいのに。……私、勘違いしちゃうよ」
勘、違い……?
俺に触れられている苦痛から涙を浮かべているのだと思っていたカオルが、
瞳を濡らしながらも寂しそうに笑って言う。
何故、そんな辛そうな顔で笑っているんだ。
俺に何を伝えたいんだカオル……?
困惑する俺をよそに、カオルはなおも言い募る。
「なんか、私に都合よく解釈しちゃいそうだもの。
そういう風に優しくするなら、本当に大切な人に、してあげなきゃ。
私のことは、守りし者の使命として、私を助けなきゃいけなくて、
そのためにはどうしてもそうしなきゃいけないから抱くだけでしょ……?
だったら、こんな風に優しくしてくれる必要なんてないよ。
……じゃないと、鋼牙、私、本当に勘違いしちゃうから――」
「勘違いなんかじゃない!!」
最後のほうは涙声になりながら続けたカオルを遮るようにして叫んでいた。
カオルにとって都合のいい勘違いなんて、だが、そんな、まさか。
「……え……?」
「魔戒騎士だから、魔戒騎士の使命だから、お前を助けるんじゃない。
たとえ魔戒騎士の掟に反するとしても。俺自身が、お前を、救いたいんだ。
俺は、お前の描く絵がもっと見たい。俺にはお前が必要なんだ……!」
「鋼、牙……」
カオルの瞳が俺を捉える。
ひとつ瞬きをしたカオルが泣き笑いの表情になり、そして。
ゆっくりと俺たちは唇を重ねあった。
触れるだけのキスは、始まりと同じようにゆっくりと唇が離されて終わった。
鋼牙ぁ、と吐息交じりで俺の名を呼び、カオルが俺にきゅっと抱きつく。
信じられない気持ちだった。
失ってしまったと思っていたカオルが、俺の腕の中にいて。
カオルも、俺を想ってくれている。
これから行われることを、お前は心から受け入れてくれると、そういうのか。
「……いいのか」
何が、とは言わない。震える声でそう尋ねた俺にカオルが返してきた言葉は。
「鋼牙なら、いいよ。
……こんなことするの、鋼牙とじゃなきゃ、やだよ……」
こんな告白をされて平然としていられる奴などいないだろう、そう、思った。
「あっ、あぁ……っん」
俺が触れるたびに甘く喘ぎ声をあげるカオルにたまらない気持ちになる。
俺もカオルももう何も纏ってはいない。
隔てるものなどじゃまなだけで、ただ、全身でカオルを感じたかった。
無理矢理抱いたあの夜とは違う、たしかな温かさを、求めていた。
「あぁ、ん……っ、あっ、ふぁぁ!!」
胸の頂を摘み、押しつぶすようにしてこね回す。
反対側に唇を寄せると、たまらずにカオルは身を震わせ、そして自らの声を恥じるように
唇を噛んでやり過ごそうとする。
「あぁ……っ、ん……ん……!」
「唇に傷がつく。……我慢しなくていい。俺しかいない」
「だ、って。……あぁ、あぁん!」
「声を、聞かせてくれ……」
膝をすり合わせるカオルの中心にそっと指を這わせる。
そこはまだ触れてもいなかったというのに熱くぬかるんでいて、
指を埋め込むと、開かれた花芯からとろりとあふれ出し、くちゅりと水音を立てた。
中をかき混ぜると、切なく声を上げながら俺の名を呼ぶ。
「も、やぁっ……鋼牙、……ひぁ、あぁん!!」
早くカオルが欲しい。カオルを大切にしたい。
そのぎりぎりの綱渡りも限界だった。
どろどろになった指を引き抜き、俺自身をカオルの蜜口に宛がう。
それでも、俺を感じてわずかに身を竦ませたカオルに躊躇する。
あの夜の二の舞を繰り返すつもりはなかった。
「……やめ、ないで……」
「カオル、……いいのか」
「大丈夫だから、だから、お願い……」
その言葉に後押しされるようにゆっくりと押し進めていく。
全てを収めてカオルを抱きしめると、大きく息をついたカオルも俺の背に腕を回して抱きついてきて。
初めて、カオルと一つになれた気がした。
口付けをひとつ落とす。
と、カオルが俺に、もう、動いても大丈夫だから、と耳元で囁いてきて。
ああ、カオル。お前は、俺に、甘すぎるんだ……。
「あっ、……ああ、んっ……!」
「……すまない、もう、あまり我慢できそうにない……!」
「ひゃぁん……っ、あ、ああっ、やぁぁ!」
抱きしめたカオルを揺さぶると、カオルも縋り付いてくる。
背に立てられる爪の痛みも、愛しさを感じさせるばかりだった。
カオルの浮かべている涙は、俺への拒絶ではなく、俺を求めるが故のもので。
快楽に蕩けた表情で俺を必死に求めてくる姿に、たまらない気持ちになる
「あ、あぁっ、……、鋼牙、鋼牙ぁ!!」
名を呼ばれているだけなのに、これほどまでに心地よいのか。
「鋼牙ぁ……、あん、あぁっ……好き、大好き!っあぁ!!」
きゅうきゅうと締め付けてくるカオルは限界が近いことを知らせてきて。
そしてそれは俺も同じことだった。
二人でその頂へ上り詰めていく。
「鋼牙、鋼牙ぁ!あ、あぁっ、……っやああぁぁんん!!」
「はっ、カオル、カオル……っっ!!」
もとの世界へ戻ったとしても決して離さないというように、二人抱き合ってその時を迎えた。
現実の世界に戻ってきたことを感じ、ゆっくりと身を起こす。
俺の下にいたカオルの瞼がゆっくりと開けられて。
「鋼牙。……夢じゃ、ないんだよね……?」
「ああ。夢じゃない。お前は、ちゃんと、この世界に戻ってきたんだ」
「そうじゃなくて。さっきの……こと、とか……」
恥ずかしそうに声を小さくするカオルへの愛おしさを押さえ切れなくて。
夢になどさせてたまるかとばかりにカオルを抱きしめ、その唇に口付けた。
以上です
・本編20話「生命」は牙狼一期における重要回なのにもはや原型が行方不明
・カオル視点の浮きっぷりが否めない
・この時点でこんな関係になったら破滅の刻印とかあっという間にばれる気しかしない
の三本立てでお送りしました
狂熱の鋼牙さんを赦しちゃうカオルの頭の中はいったいどうなっとるんだと悩んだ結果の
カオル視点だったつもりが、あんまりうまく入れ込めなかった未熟者です
もとの20話とはまるっきり別物になっちゃったんですが広い心でゆるしてやってください……
エロなしなのにあんなにきゅんきゅんさせてくる原作は偉大
このリア充どもめ末永く爆発すればいいのに
阿門法師ってつくづく死んじゃったのが惜しいキャラだと思うわけです
本編で絡みのなかった阿門法師とカオルだけど、もし会ってたら絶対面白いことになりそう
無事にカオルを救った鋼牙をカオルの目の前でいじくり倒して遊ぶ法師とか、
赤酒回での発言を暴露されて二人で真っ赤になる鋼牙とカオルとか是非本編で見たかったでござる
お付き合いありがとうございました
GJ!
続きがキテタワァーGJ!
想いのすれ違いを経ての和解は良いですなぁ
>>192 > 赤酒回での発言を暴露 邪美にはバラしてたよな
界符回の邪美の「師匠から聞いたよ」に、
ちょw阿門法師、鋼牙の胸の内を勝手に弟子にバラしとるんww
となった良い思い出
GJ!ありがとう!
鋼牙をいじって遊ぶ阿門法師見たいなw
邪美でもいけるかw
前作の指舐シーンが今回こんな形で再現されるとは・・・・禿萌えたあああああ
ああカオル可愛いよカオルううううう
>>192 わあああん続き書いていただけるとは!
我慢しきれず名前呼びとかもうどんだけ!
なあにクリスマスなんてね、陰我だらけで魔戒何とかの皆さんもフル稼働でお仕事ですよ。
何だって今日はこんなにとかぶっつぶつ言いながらお仕事してるに違いないですよ。
カオルだけがなんとなく理由がわかって鋼牙お見送りしてますよw
一期みてて、浄化の儀式ってくらいだからもっとエロくてもええやないか!
いや、本当はエロいんだと脳内保管はしてみたものの、当初儀式は阿門法師が
やる予定だったということを考えると複雑ですw
198 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/29(木) 18:57:43.17 ID:OFbAAILd
☆
199 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 18:03:24.87 ID:o2uwVu0b
ほしゅ
年が変わる前に…
後半はもっと鋼牙カオルのイチャイチャがありますように
始まる前は新キャラが相棒&オールスター出演みたいだから
カオル成分少なめかなと期待値低めにしてたけど
始まってみたら結構関わりが大きくて楽しいぜ
鋼牙とカオルの距離の近さも空気感も良いよな〜
うんうん
なんとなくカオルの中の人のブログで結婚式?っぽいシーンがありそうなのでキスシーンを期待してる
が、なくても今の鋼牙とカオル雰囲気が凄く好きだから良いかなとも思う
ああ本当にこの2人が好きすぎて生きつらだ
ブログ探してみたけど、結婚式とか見つからなかった。
1月2日に今日は幸せなシーンの撮影で嬉しかっただったかな?そんな内容の記事があったよ
その頃は思いっきり牙狼の撮影時期だから勘ぐってるw違うかもしれないけどさ
204 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 17:48:18.67 ID:8NPEEEtR
あけおめ
今年もムフフな話が見れますように
205 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 04:20:44.99 ID:IHxiImoY
ほしゅ
☆
投下待ち
同じく待ち
同じく
書いているのだがなかなかエロに行きつかないでござるよ
3Pとかどうだろう?
いや、自分は書けないんだがw
でけた
投下したいんだけど、文字数制限って何文字だっけ?
とりあえず投下してみる
鋼牙とカオルで、二期十話直後の話
*ふたりエッチ初めてじゃない
*無理矢理に見せかけた和姦
*嫉妬鋼牙さんが書きたかった
別人具合ぱねえ…次から行きます
カオルの顔を見たら、霊獣の絵の礼を言うつもりだった。
「あっ鋼牙! おかえりー!」
控えめに鋼牙の部屋の戸を開けて覗き、ぱっと顔をほころばせたのは、無論カオルで。
元々泊まっていくつもりだったらしい、相応のラフな格好をしていた。
夜も更けた頃に男の部屋を尋ねるには、幾分遠慮してほしいところだが……
「ねー。……気づいた?」
「何がだ」
そろそろと入ってくるカオルは、鋼牙の部屋の奥にあるボードにそれとなく目をやっていた。
かなりあからさまな態度だったが、鋼牙が何か言うより早く、カオルは「あっ」と声を上げる。
「絵、ひょっとしてもう見たの?」
「ああ」
深く身体を預けていた椅子から起き上がり、鋼牙は手元にあった一枚の絵を取り上げた。
カオルは照れたようにはにかむ。
「今日ね、霊獣に会いに行ったの。レオ君と」
「レオと……?」
冷静によく考えてみれば、彼以外にカオルが霊獣と会う機会を作れる者などいない。
だがそのとき、鋼牙の胸に去来したのは別の感想だった。
「レオと、二人だけで行ったのか」
「うん、そうだよ。気の流れに沿って……獣道を通ってね」
笑顔で返されるカオルの言葉に、鋼牙の眉が寄る。
「気の流れを見るということは、邪気が見えるということだ。危険な道中になる」
「んー……そ、そうでもなかったかな」
「運が良かっただけだ。一歩間違えば、魔界の獣に襲われていたかもしれないんだぞ」
いつの間にかカオルに詰め寄っていた鋼牙は、やれやれと首を振った。
「おまえは不注意が過ぎる……レオにも、厳しく言っておく」
「待ってよ! レオ君は、私が行きたいってワガママ言ったから、付き合ってくれただけなの!」
レオを庇うカオルの言葉に、鋼牙の渋面がさらに険しさを増す。
「レオも大概だが、おまえもだ。
カオル、おまえは魔界のモノから身を守る術は何も持たないということを少しは自覚しろ」
「なっ……」
さっとカオルが表情を変える。
言い過ぎた、と鋼牙が気づいた瞬間、カオルはばっと踵を返した。
「カオル!」
「離して!」
咄嗟に捕まえた腕が抵抗する。鋼牙を振り払えないので、カオルはきっと、睨みつけるように振り返った。
「なによ、どうせ私には何の力もないわよ!」
一声上げると、急に勢いを失ったかのように、カオルは視線を彷徨わせた。
「いっつも足手まといになってばっかだし、鋼牙にもレオ君にも迷惑かけっぱなしで……」
「違う、カオル。言い過ぎた」
「私に出来ることはせめて、絵を描くことだって、思って……」
そのあとは言葉にならなかった。
大きな瞳から零れる滴に、鋼牙の胸は締めつけられるように痛む。
同時に、己の愚かさに眩暈がしそうだった。
逃げようと身を捩るのを、強引に引き寄せ、腕の中に閉じ込める。
「すまん」
「い、いいの、私が……馬鹿だっただけだから、迷惑、よね」
「違うと言ってる。俺にはおまえが必要だと、言ったことがあるだろう」
見下ろすが、カオルは鋼牙の胸に顔を押し付けてしまっていて、表情が見えない。
代わりにくぐもった声が応じた。
「……もういいの……」
駄目だ。
ぐすぐすとカオルがしゃくり上げる声だけが、静かで広い室内に響く。
鋼牙は彼女を胸に抱き、頬を頭に預けたまま、尋ねた。
「……どうすればいい?」
「え……?」
「どうすれば信じられる?」
カオルの肩を掴んで引き離し、鋼牙は昏い気持ちで、虚を突かれたように目を丸くするカオルを見つめた。
「おまえが必要だ、と……」
そしてそのまま、口づける。
優しい唇の触れ合いから、徐々に激しく、熱が灯る。
柔らかい口腔を求めるうち、鋼牙の舌がカオルのそれを蹂躙する。
息苦しそうに眉根をきつく寄せるカオルだったが、たどたどしく、だが少しずつ、鋼牙の求めに反応し始める。
不意に力が抜けたカオルの腰を、鋼牙は支えた。反動で唇が離れる。
銀糸の先にあるのは、恍惚したカオルのほの赤い顔。
ぞくり、と。鋼牙は体に熱が走るのを感じた。
「こう、が……」
「カオル」
軽く啄むように唇を落としながら、鋼牙は薄い服の上からカオルをまさぐった。
先端の敏感な部分に布越しながら触れるとき、カオルの表情が切なげに歪む。
性急に鋼牙は手の位置を下げていった。ネグリジェをたくし上げ、下着に触れる。
「あ……」
カオルが反応した。小さく仰け反る身体を支えたまま、下着に添えた手を撫でるように動かす。
固い指先が触れる、柔らかく――温いところ。
「あ、やっ……」
弾力を楽しむように股間に指を沿わせる。
親指で陰核を押しつぶすようにして揺らすと、声は高くなった。
「あっ、あっ……鋼牙、んぁ」
ショーツが足首に落ちると、鋼牙は指をカオルのうちに沈めた。
くちゅくちゅと鳴る水の音。
「っ……ん、あ、あ、うぁ……んゅ」
キスは続いている。カオルが首に腕を絡め、すがりついてきた。
自然、密着する身体に熱を感じ、鋼牙は陶然とした――カオルが、真っ赤な顔を、潤んだ瞳を上げる。
「ん、すご、当たって、る……」
甘い声だが恥ずかしそうに告げられ、鋼牙はわずかに眉をひそめた。
体勢を変えるため、カオルの背を壁にもたれさせると、屹立した己自身を取り出した。
背を抱いたままカオルが目を丸くする。
「え、ここで――ああっ」
引っかかっていたショーツから片足を抜がせて持ち上げると、鋼牙はカオルの中に己を沈めた。
「んんっ……鋼牙ぁ……」
「……っ、何だ」
ぐちゅり、と。
鋼牙を飲み込んで、カオルは笑う。
昼間の彼女とは違う、女のにおいが、薫る。
「なまえ、よんで……」
舌足らずなお願いに、鋼牙は思わず息を呑んだ。
「カオル」
「! あっ……」
一気に引き、そして再び深く。
収まりきらない熱を打ちつけるように、鋼牙は動き始めた。
「カオル……」
「ん、あっ、あっ、あぁ、あ」
段々に激しさを増していく。
「俺が、求めてやまないのは、おまえだ、カオル……おまえ、だけだっ」
「んぁっ……は、げし、こ、が」
「カオルっ……!」
これほど愛しいと想うのに、ひどく傷つけてしまう。
――それでも俺の身を案じ、受け入れてくれるのは。
「おまえだけだ、カオル……」
「あ……っ……・んぁ……」
大粒の涙をこぼしてよがるカオルに、鋼牙は身も焦がすような熱をぶつける。
意識が白く弾けた。鋼牙を抱きしめるカオルは、注ぎ込まれる彼を受け止めるように震える。
「鋼牙……」
「……すまない」
荒い息をつきながらへたれこみそうになるカオルを、鋼牙は何とか支えた。
彼女の脚の間からたれる白濁色に、今更ながら情けないような後悔のような感覚が鋼牙を襲った。
「すまない」
「……どうして謝るの?」
不思議そうに見上げてくるカオルを、鋼牙はもう一度抱きしめる。
「……俺はあまり、言葉で伝えることが得意じゃない」
「……うん、知ってる」
「だから……おまえを傷つけることもあるだろう、今のように」
「うん。でも……伝わったよ、ちゃんと。鋼牙の、気持ち」
ぎゅ、と。背中に回された細い腕に、力が籠る。
「私こそ、ごめんね。信じてるから、ちゃんと」
「……ああ」
何より愛しい。胸の中に落ちる昏い、黒い陰我にすらなりそうな感情を、カオルが溶かしていってくれる。
鋼牙は意を決して、口を開いた。
「霊獣の絵のことだが――」
腕の中で、カオルがぱっと顔を明るくさせる。
――続いた鋼牙の言葉に咲く、大輪の花。
この笑顔を守るためなら、俺はどこまでも戦えるだろう。
そう、思わせる笑顔だった。
以上です。うひっ恥ずかしい
エロ難しいね…
>>213-217 いいよいいよーすっごいいいよー
レオとのデートを知ったらどうなるのか気になってたから嬉しい!
こういう反応すると思う。
そうかそうか鋼牙上半身脱がなければ刻印がバレないのかw
>>216 GJ!!
霊獣の絵をみて嬉しそうだったけどそのあと
どうして霊獣描けたのか、大切な人に渡す風習をいつ知ったのか、誰と行ったのか、という
諸々の問題に気づいちゃって鋼牙は一人ギリギリしてるんだろうなあとか思ってたんだけど
書いてくださる方来てくれるとかw ありがとう!
>>213 GJ!すごく良かったよー
二人とも愛しいわ
>>213 素晴らしい!!
嫉妬 アーンド 無理矢理だけど和姦--
個人的にも大好物がそろい踏みで大大満足です。
ありがとうございました!!
>>212ー217
ジェラ嫉妬鋼牙良いすなぁ
今後レオが強い事をカオルが内緒にしてたのが
バレる展開になってまた嫉妬するわけだな
レオといえば穏やか顔で車運転する鋼牙に驚いてたのに、
9話最後の鋼牙がカオルの芝居に引っ掛かってぷんすかお怒り!の後ろで
全く動じずに道具の手入れしてたけど、
つまり鋼牙とカオルの痴話ゲンカというか夫婦漫才は
見慣れる程よくある風景なのか
鋼牙のカッコ良い面しか知らないであろう翼や烈花やシグトの前で
カオルに翻弄されてわたわたする姿を曝す鋼牙の図、が見たいw
小説で読んで以来、翼×邪美にハマったんだが、
果たして本編で二人揃って出てくるのはいつのことやら
レオのあの態度、冷ややかに鋼牙を観察してるのかと思ったが
ただのバカップルを見る視線だったのかw
>>224 レオに何か含む所があったとしても、
黄金騎士が一般女性に、それも執事ぐるみでハメられてる図なんて
初見だったら気まずそうにするなり
驚くなりすると思うんだw
次の話で「素晴らしい人です」って言ってたから
鋼牙の威厳は保たれてるみたいだけど
邪美が来た時少し不安そうなカオルが可愛かった
次は嫉妬カオル期待
保守
229 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 01:01:21.39 ID:XW9ghOwn
☆
もうちょい嫉妬が激しい鋼牙が見たい…
めちゃくちゃ狂う程の鋼牙が良いね
お前らホント鋼牙大好きだなw
逆に少女漫画みたいなかわいい恋愛してる二人も見たい
カオルが鋼牙にキスしたくて、でも届かないから鋼牙を椅子に座らせる、とかw
>>232 ああ好きさ、大好きさw
>>233 少女漫画もいいけど、ガロの世界観は最低限保持してほしいです〜
大好物ですよ
カオルは自室だとホントに無防備だな。一人暮らしだし当たり前だけど。
鋼牙が不意打ちで訪ねてきたりしたこと一回くらいないかな。
太ももむき出しか散らかった部屋かどっちを気にするかw
どっちを気にするか→どっちに慌てるか
あ、カオルがね。
カオルの太もも見て顔赤らめながら「部屋が汚い」と言いそう
あっカオルがかw
なるほど、鋼牙でもいいな。
カオルなら自分の格好や部屋の散らかり具合を気にするより早く
いきなり訪ねてきた鋼牙を怒りそうだ
嬉しいくせに二人して意地っ張りだから・・・・・
だがそれがいい
もっとやれ
はあ・・・・二期でまだ手を繋いだだけですよ・・・・・・・
一期でももう(カオルは意識ないけど)キスシーンはありましたよっと
せめてハグを!一期のようなハグを!
一期は後半ハグ祭りだったから、二期もそれに期待しようぜ…
そーいや先行の時の監督と小西さんの会話から
去年は1/2から撮影してたって言ってたから、
肘井さんのブログも牙狼の撮影でFA?
>>246 そうなるね
しかも幸せな撮影だったらしいから鋼牙×カオルの何かかもと期待してみる
一期の時の方がもっと触れ合ってたよね
(合ってたと言うとちょっと語弊がありそうだけど鋼牙からアクションがあった)
二期ではもうお互い想い合ってる恋人同士なはずなのになんか変な距離があると言うか
でもそのもじもじじれったい具合がオタ的には萌えるのかもしれないけど
それでもやっぱ物足りない感は否めない
ちょろっとカオルは出てはいるんだけどガッツリ絡んだのって2話ぐらいしかないよね
デート回で鋼牙が肩触ったのはあるけどあれも微妙っちゃあ微妙だし
まあつまり何が言いたいかと言うと
もっといちゃいちゃしやがれってんだ
嫉妬して攻めまくる鋼牙に
カオルが「許して…お願い…コウガ(涙)」て言うの聞いてみたひ
そうだよね。二人にはもっと、あんな事やこんな事して欲しいよね。
…職人さんお待ちしております。
自分の余命わずかということが
鋼牙をためらわせているのかなぁ
衝動のままに無責任なまねはできない、みたいな
だからそんなこんなでもやもやしてる本編での欲求不満を解消する場でないの、ここは?
そらそうだけどやっぱ実際ので見たいのよ
みんなそうじゃないのかい?
見たくもあるけど、公式となると、あくまでプラトニックっぽい二人も捨てがたいというジレンマ
本編ではむしろあんまりがっつり描写されたくないというか
妄想の余地を残してくれるくらいがいちばんおいしいのかなあと思ったり
暗転→朝チュンとかで十分でございます、はい
そうそう、本編でガチのエロ見たいわけないじゃん
鋼牙→カオルで嫉妬、嫉妬…
なかなかシチュエーションが思い浮かばない
牙狼の話的にガチエロなんて見れるわけないが見れるなら正直見たいですが何か?
このスレに来といて見たいわけないと言うのがちょっとよく分からないです
うん、見たいwでもそんなの限りなく0%に近いだろうなあ
1期の誤魔化じゃないキスぐらいはしてほしいけどそれすらないような悪寒しかしません
いや、そこが複雑で。
257は本編じゃあり得ないから安心して「見たい」と言えるということだろうが
見たいには違いないが本当にやられた日にゃ「なにすんじゃゴルァ」になって
しまうだろうジレンマもここで吐き出したいと。
ニワトリが先か卵が先かという…
今回はもう鋼牙とカオルが話の中心というわけではないからしょうがないけどもの足らんw
なるほど複雑なのね
ガチエロやられたらキレちゃうのかw
なんかいきなり結婚式で終わりそうな感じがするw
ガチエロはどっちでもいいとして
ぎこちないキスをする二人ぐらいが見る分には丁度良いのかも
なんというか鋼牙とカオルの精神的な結びつきを、視覚化して欲しいんだよな
キスとか、ハグとか、肩寄せ合うとか触れ合いが欲しい
でも、正直いきなり結婚式とかいきなりカオルのお腹が大きいとかでも大喜びする自信はあるw
肘井さんの2009年のブログで結婚指輪してる画像があってだな。
オンエアは来年とあったからかなり期待してる。
2期牙狼の撮影は2010年7月〜だからそれは違うと思われ
265 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 22:37:39.52 ID:tY9DZluu
エロエロコィコィコィコィщ(゚д゚щ)コィコィコィコィ!!!!
レイプでもSMでもレズでもホモでも何でもщ(゚д゚щ)カカッテコィ!!!
カオルの先輩の画家とか絵本の編集者が、将来性のある、
しかもカオルの画家としての将来を左右するような、なおかつイケメンだったら
鋼牙もモヤモヤするだろうな。
自分がカオルに与えられない"安らかな明るい未来"を約束してくれる訳だし。
…しかしそれだと嫉妬どころか身を引きかねないな。
まあ最後は元鞘かもしれないけど、そこに至るすったもんだのドラマ的手続きが必要。
エロにはなかなか到達しなさそう…設定も俗っぽいねw
理性では身を引く方を選ぼうとするんだけど本能がもう言うこと聞かなくて〜って感じがいいなw
理性的に振舞おうとするけど結局ぷっつんして本能のままに、ってネタ振り多いのは
ストイックなキャラの宿命なのか
心滅獣身の一件もあって意外に自分を見失うことがあると証明済みなのが拍車かけてるなw
あれだけ番犬ちゃん達にカオルを助けに管轄外に行ったりしてるし
カオルに関しては理性が利かないタイプですw
あれだけ番犬ちゃん達に→あれだけ番犬ちゃん達に釘刺されても
ですすみません
イタリアから伊達男の美術評論家がカオルを追っかけて来るってのは?
もう訳わからんですけどw
たまった陰我を浄化しに行ってたな。今までの穢れはいかほどかと… と妄想したw
テレビ放送が終わってしまったらもう妄想しかないし良いと思います!
>>272 御先祖は無言で浄化してくれてたけど、内心ちょwwおまww溜め込みすぎwwとか
思ってたら…
ギャンブル回でカオル担保に積み上げてたチップはセルメダルに違いない。
結構な量だった。
設定はいかようにも。投下お待ちしておりまっす
何でも良いです
エロを・・誰かわらわにエロを・・・
ネタをくれろ
すぐには書けないと思うけど
どちらかが自慰行為をしているのをみつけて我慢ならずに襲うとかどうでしょう?
もしくはホラーに操られてカオルが鋼牙を襲うとかどうでしょうか?
冴島家の書庫で変な薬、もしくは変な文字を被って変な状態になるカオルさんとか
…処女喰いのホラーに遭遇してピンチになるカオルとか?
>>272 同じこと考えてたw
ちょwwおまwwじゃなくて<
ご先祖様一同「不憫な子(涙)」みたいなだけどw
はじめてーのーチュウ♪ のss読みたいです。
川平ホラーの回とは別の。
いざ挿入するときに時間を止めて間に割って入ってアドバイスするご先祖様
それコメディーやんw
ガチエロが読みたいな
前も出てた、嫉妬する鋼牙見たいなあ。
先輩画家とか編集者にめっちゃ迫られてるカオルを鋼牙が救出。
めっちゃ不機嫌になった鋼牙が、屋敷に帰ったのち、
「お前がたるんでるからだ!」とばかりに
カオルに自慰を強要したりいつもと違う体位で犯したり、と喝を入れる…
>編集者にめっちゃ迫られてるカオル
預言者現る
ちょ、先行上映観てたぎったから今なら何か書けそうな気がする
ネタバレしない時間軸で書くよ
自分も観てきた。びっくりしたよw
実際は、あの人お姉さん系だと思ってたからないよね、と思ってたんだけど。
>>285 頼んます!
スゴイものを見た気がするw
あのシーン鋼牙の前でやって欲しかった
このスレ先行上映組こんなにいたのかw
TVの人も17話はマジで見逃さないほうがいい
あれプロテクターでも入れてたのかな?w
実にすばらしいシーンだった。心の中で吼えた。
鯖不安定だが投下いけるかな…
上で嫉妬鋼牙さん書いたものです つづきじゃないけど
先行上映のネタバレはございません
*2期11話「咆哮」その後話 読 み 直 し て な ど い な い
*嫉妬鋼牙さんリベンジしよう→でもこの流れで嫉妬できる相手ってレオしかいねえ
*結果ただのおまえら早く結婚しろになりました
*11話の森に川などない、キャラ違い過ぎる、それらをツッコまないでくれる優しい方向け
「俺は牙狼の称号を継ぐものだ。……それは変えようがない」
真っ直ぐ目を見てそういう鋼牙に、カオルは微笑みながらこう返した。
「分かってるよ。今までも、これからも。……でも、それが言いたかったことなの?」
「ああ、そうだ」
彼はそう断言した。
「それでね――」
なんなの、鋼牙の奴!
並んで森を進み、会話を――一方的に――しながらも、カオルは釈然としない思いを引きずっていた。
牙狼を継ぐ者にとっての聖域に入れてもらえたことは素直にうれしかったし、
二人きりでゆっくり話をする時間を鋼牙がくれたこともうれしかった。どんなに長い間会えなくても、
彼が夜毎苛烈な戦いに赴く戦士であることを知っていても、カオルはやはり鋼牙の隣に立っていたいのだ。
ここに至るまで紆余曲折を経たけれど、今は素直にそう思える。そしてきっと、鋼牙もそう思ってくれているのだ。
だけれども。いや、だからこそ。
引っかかるのだ、彼の態度が。
「レオ君がね――」
元々口数が少ないを通り越して、寡黙なことはよく知っている。だが彼はあまりに何も伝えてくれないことが、
時折とてもカオルの不安を煽る。きっと今日だって、彼が言おうとしていたことは別のことだ。
いや―――そう期待していたかったのかもしれない。
「――でね、レオ君ったら――」
鋼牙が言葉にしてくれるなんて――ちょっと、確かに期待してたけどさ。
そう思うと少し足が重くなり、カオルは歩みを遅くする。後ろにちらと眼をやると、歩いてきた道筋が見えた。
道などない獣道。鋼牙と二人で、並んで歩いた森の中。
おそらく正面を向いたところで、まだこの道は続くのだろう。カオルにとっては、絵本が完成しない限り。
鋼牙にとっては――カオルには知りようがない。
何とはなしに溜息が出た。
「おい」
鋼牙の呼びかけに、カオルはぱっと、いつの間にか伏せていた顔を上げた。
「何?」
「……いや……」
歯切れが悪い。こういうときは彼の言葉の続きが出てくるまで待つのだ。彼と過ごした日々で学んだことの一つだった。
案の定、鋼牙は続けた。
「俺は、おまえの話を聞きたいと言った」
「? うん、そうだよ?」
だからこうして話しているではないか。
だが鋼牙は渋面を(元々そういう顔だが)作って答える。
「おまえがしているのは、レオの話だ」
「えっ、そうかな?」
そういえば最近よくレオと会っている気がする。留守がちな鋼牙を訪ねての冴島邸だとか、その辺の公園でばったりだとか。
「……それともおまえの話には、レオしか出てこないのか?」
「そんなことはないと思うけど……」
鋼牙のリクエストは“俺の知らない”私の話、なわけで。
そういう意味ですぐに言葉を返せず、カオルは答えに窮した。
が、その間を鋼牙は別な風に取ったらしい――カオルが知る由もないが、鋼牙の目がすっと温度を下げた。
「そうか……」
「えっ、ちょっと、鋼牙!」
踵を返し、さっさと歩き出した鋼牙に、カオルは慌てて追いすがる――が、コンパスがそもそも違うのだ、
早足の彼にそうあっさり追いつけるはずがないわけで。
二人の足は川に差し掛かる。足場の悪いここでもさっさと進んでいく鋼牙に、カオルはついていくのがやっとだ。
「ちょ、ねえ、鋼―――あっ!」
案の定、カオルは足を滑らせる。
離れて歩いていた鋼牙がいくら黄金騎士といえど、駆け付けられる距離には限度があるわけで。
――結果は、おしてしるべし。
「あーん、もう、鋼牙の馬鹿っ!」
『あーあ、びしょ濡れだなカオル』
ザルバの呆れ声もさもありなん、背中から川に倒れ込んだカオルは頭からずぶ濡れになった状態で、身を起こした。
「なんで俺が馬鹿だということになるんだ」
カオルに近づいて来ながら鋼牙が言う。ここでカオルはようやく、鋼牙が不機嫌であることに気づいた。
「何? 何を怒ってるの?」
「別に怒ってなどいない」
「嘘。だって眉間に――きゃっ」
引っ張り起こされ――それも腕を引くとかではなく、幼児の脇の下を持ち上げるような素振りで――カオルは鋼牙の胸の中に倒れ込んだ。
いつもの服を着ているせいだからとはいえ、固い胸にどきどきするカオルを、鋼牙はぞんざいに引き剥がす。
そしてそのままカオルを置いて歩き出した。
「鋼牙? ……っくしゅん!」
くしゃみの影響でまたふらついたカオルを、今度は素早く駆けつけた鋼牙が抱き留めた。
がくん、と顔を上げたカオルの目に映ったのは、あの金魚よろしく目を泳がせる鋼牙の顔で。
「……どうしたの?」
「いや……」
最終的に鋼牙の目がとどまったところを自分でも見下ろして――カオルは悲鳴を上げた。
「きゃあああっ!」
――水に濡れれば白いワンピースは透けるものなのだ。
下着――主に胸の――が丸見えになった自分の姿に、どうしていいか分からなくなってカオルはパニックになる。
あろうことか、鋼牙は暴れる彼女を後ろから羽交い絞めにした。
「ちょ、え、な、に」
「落ち着け。また川に落ちるぞ……」
「で、でも!」
「それとも」
濡れそぼり、冷えた身体に、密着する、熱。
ずれた上着のせいでむき出しになった肩に、熱い吐息がかかった。
「――そんな恰好を、他の男の前でもしているのか?」
「なっ……」
「こんな……」
鋼牙の手が鎖骨から降りてきて、胸の頂に触れる。
「あっ……」
水の冷たさのせいで敏感に立ち上がっていたそこを、無骨な男の指が緩く摘まんだ。
「おまえは警戒心がなさすぎる」
「は……っだっ、て」
「うるさい」
胸の大きくあいた服だ。下着がずらされ、先端を圧迫するような状態になって、カオルはその刺激に身をよじる。
が、鋼牙の腕はしっかりとカオルの腰を捕まえていて、動ける隙間は一ミリたりともない。
そのうちに唇がおりてきて、重なった。ぬめる水の音。かぶりつくような乱暴なキスの間にも、鋼牙の手はカオルをまさぐり続ける。
「……ここじゃ、安定しないな」
吐き捨てるようにそう言って、鋼牙はカオルの身体を岸辺の木の傍まで運んだ。
「その幹に手を付け」
鋼牙がもたらす快感に夢中になっていたカオルは、言われるがまま手をついた。腰を突き出すような格好になる。
「こう……?」
熱に浮いた瞳が鋼牙を見上げる。
鋼牙は何も言わずに、カオルのワンピースをたくしあげた。
「ちょっとやめ……」
そのまま下着まで引き抜かれ、さすがのカオルも抗議の声を上げようとして――大きく息を呑んだ。
「あっ……!」
入ってきたのは、鋼牙の、指だ。
「痛……あっ、んやぁ」
「こんな風に……簡単に、抵抗もせずに」
くちゅり。
背中に覆いかぶさる熱と、脚の間にある指と。指が胎内を乱暴にかき混ぜる。痛みは生じたが、それよりも快感が勝った。
「あ、こうがぁっ……」
「男を、受け入れる……もう少し、考えて行動しろ」
「だって……ぁ、鋼牙だ、もん……」
心外だ。誰にだってこんなことを許すわけじゃない。
鋼牙だから。
鋼牙だから、身も心も――多少の荒っぽい扱いも、寛大に許してあげているのだ。
今だって。
「や――んんっ! や、こうが、ここ、外」
「分かってる」
「あん……やめっ!」
指が引き抜かれて、代わりにもっと、大きな熱が侵入してくる。
多少馴らされているとはいえ、短い前戯は十分ではなく、その熱量と大きさにカオルは息を呑む。
木にすがりつくような姿勢のカオルを、鋼牙は抱きやすいように少し持ち上げた。
体勢が変わって、余計にそれが奥を抉る。
「やっあ、あっ!」
「カオル、カオル……」
名を呼ぶ息すら熱い。
今鋼牙が見ているのは私だけ。
鋼牙が求めるのは私だけ――その感覚が何よりたまらない媚薬になって、カオルに襲いかかる。
「ん、あん、あっ、あぅ、こ、うが、鋼牙ぁっ」
身体を揺さぶられ、カオルは彼の熱を感じるだけだ。顔が見えない後ろからの体位に、気持ちの昂ぶりに応じてだんだんと恐怖が募る。
「鋼牙っ、あっ」
時折首筋をかすめる荒い息が、これが彼であることを強く信じさせる。
脚ががくがくと震えるのを、胸の下を抱きしめる腕が支える。
木の幹から離れたカオルは身を反らせた――眉根を寄せた真剣な表情なのに、どこか興奮の色に耽溺している。
その瞳が自分を映しているのに気付いて、カオルはうっとりと唇を寄せる。
「んっ……!」
体勢を変えて、身体の奥に一際熱いものが放たれるまで。
――陶然とした時間は続いたのだった。
「……最っ低ー」
「すまん……」
珍しく意気消沈するように正座する黄金騎士に、カオルは仏頂面で自分の腰をさすった。
「やめてって言ったのに。すっごく痛かったし。っていうか、寒いし」
「……」
さすがに、情事を終えた直後から、カオルは鋼牙の白いコートを被っている。
一刻も早く帰りたいが立ち上がれないので、この状態で何故か説教じみたことになっているというわけだ。
「しかも外でとか……」
「……」
散々ぶつぶつ言いつつ、カオルはちらと鋼牙の様子を窺った。
何かに耐えるように唇を一文字に引き締め、斜め下を向いている。多分、彼の中でもいろいろな葛藤と言い訳と、
それらをねじ伏せる自責の念が渦巻いているのだろう、多分。そう思うと少し可哀相な気がしてきて、カオルはこほんと咳払いした。
「ね、鋼牙」
「……?」
「一言、言えたら許したげる」
「何をだ」
「……んーと」
自分で言うのも気恥ずかしくて、黙ったカオルに何を勘違いしたのか、鋼牙は至って真摯にこう告げてきた。
「悪かった」
「……ちょっと違う」
「すまない」
「同じ意味じゃない。違う」
「……」
分からないのだろうか?
こういうことをしておいて、そういう言葉を言えないという男性心理が、女性であるカオルには理解できない。
が、この時点に至っての“今更”に、カオルはあきらめの境地で溜息を吐いた。
今はこれで十分なのだ。言葉で表してくれない彼が、精一杯の態度で示してくれる誠実で。
だって私も、何にも言えない、わけだし。
「もういいよ。許してあげる」
鋼牙の膝をぺちんと叩いてそう告げると、カオルは立ち上がった――そのふらついた足元に、鋼牙が腕を伸ばすと、ひょい、と抱き上げる。
「ちょっと!」
「運ぶだけだ。また川に落ちられたらたまらん」
暴れかけたカオルだったが、鋼牙の言葉に大人しくなった。鋼牙のコートに包まれて、彼が歩みを再開するのに、黙って揺られ続ける。
「……ま、いっか」
真っ直ぐ進む先を見据える眼差しを真下から眺めて、カオルはこっそり呟いた。
今はまだ隣に並んで、笑顔を見せるだけ。私は心配ない、あなたはあなたの決意のまま、戦ってきて、って。
私はあなたを信じているから、って。
昔よりずいぶん柔らかくなった眼差しを見つめて、カオルはそう結論づけた。
以上だよ。あんまエロくならなくてごめんなさい(´・ω・`)
>>296 GJ!!
まさかの青姦ktkr
TPOとか知ったこっちゃない余裕のない鋼牙さんご馳走様でした
>>291-296 予想もしてなかった青姦キタ――(゚∀゚)――!!
でも牙狼には外は合ってる感じがするw
萌えた
黄金騎士にそんなことが言えるのは
あなたくらいですよカオル
本スレ、ネタバレホラーが蔓延してるから
当分行けなくなっちゃったな
なんか17話の後だとエロ見ても素直に喜べない自分がいる
エロ超絶大好きだし2話10話11話で萌えてたのに今では辛くて見れねえ
そうですか。
さようなら。
あれ見ちゃうとそうなる気持ちは分かるけど大丈夫だよ絶対、あの二人なら
自分はカオルのあの姿見て逆にゾクゾクきた口だw
同じく。見てるとそうとう痛々しいしこっちも泣けるし辛いんだ。
それなのにあんなにも泣きと心身ともにいたぶられる姿が似合うと思うのか。私が変態なだけか…
おまけに昨日の魔戒指南は「偶像」でこれまた。
というわけで職人さんには心慰められる意味も込めて投下歓迎いたします。
なんてカオルに対する陰我に満ちたスレw
右に同じ>カオルの姿にゾクゾク
そして私もカオルの泣き叫ぶ声と「偶像」の悲鳴を重ねちゃってたよ
つうことで、引き続き願わくば、S鋼牙vsMカオル希望 www
カオルの●●を●●してるのを鋼牙に置き換えて妄想・・・
しかし肘井さん演技上手いねえ
泣く演技とか癇に障る女優さんもいるけど彼女は良い
叫び声とか怖がり方とかもう最高
>>305 vsっておまw
しかしカオル萌えポイントは泣き顔って人多いな
言えない……17話EDのカオルのお尻から足のラインがエロ過ぎてハァハァしてたとか誰にも言えない……
それにしてもカオルは絵本作り終わったら、そういう計画立ててたのか…
つうことは、ああいうことですわなあ♡♡
おまえら丸ごと牙狼に陰我断ち切られて来いww
しかしいいぞ職人カモン
鋼牙とカオルで一本投下します
先行バレはありませんが
・亜佐美のキャラ付けがひどい
・ネタありきなので時期とか色々ぶん投げてる
と申し訳ないことになってますすみません
NGワードは「人騒がせなプレゼント」でよろしく
ではいきます
その夜は久しぶりに学生時代以来の親友である亜佐美と飲んでいた。
気の置けない親友っていいものだなあ、と思う。
楽しいことも、悩み事も、真面目な話もくだらない話も、色々話して、聞いて。
でも亜佐美といるとどうしたって最後は恋愛の方向に話が流れていくのよね、とカオルはくすくす笑った。
「どうしたって、って、そんなことないって。
まあでも、カオルの恋バナを聞けるなんてね……男には興味ない、なんて前は言ってたのに」
「私だってあの頃は本当に、自分は絵に生きるんだって、恋愛なんて自分には関係ないって思ってたよ。
……鋼牙に出会ってなかったら、人を好きになる気持ちなんてきっと今でもわからなかった」
「はいはいご馳走様。……で、その後どうなのよ」
ずいと身を寄せてきた亜佐美に、あ、なんかやな予感がする、とカオルはわずかに身を引いた。
「ど、どうなの、って……」
「え、この前初Hは済ませたって言ってたじゃん。
付き合い始めてから、えっと……でもイタリア留学前からだからかなり長いでしょ?
なのに全然そんなことなかったみたいだから、結婚するまで手出ししない!!って相手かと思ったのに、
そういう関係になったって聞いて、こっちとしても感慨深い気持ちになったというか。
それからどうなの、あんなこととかこんなこととかいろいろやってるんじゃないの〜?」
「ちょ、ちょっと、なんてこと言うの、もう……!
っていうか、そんな特殊なプレイなんてしてないから!」
「やだー、特殊なんて、どんなこと想像したのカオル?もう、やーらし!」
「だから、そうじゃなくて……もう、亜佐美!!」
「あはは、ごめんごめん。でも、さ。好きな人に触れたい、触れられたいって思うのは自然なことなんじゃない?
そんなに恥ずかしがることないのに」
鋼牙とそういうことしたいかはともかくとして、それを亜佐美に話すのが恥ずかしいの!と言っても
このなんでも明け透けな親友にはなかなか理解できないんだろうなあなどと思ったカオルは
結局反論を諦めてため息をつくだけにとどめた。
「んふふー、ま、特殊じゃないことならちゃんとやってるみたいだしお姉さんも安心、かな。
そんなカオルに……はい、プレゼント!」
お姉さんも安心って、何それ。なんてつっこみを入れつつ、亜佐美がプレゼントと言って差し出してきたものを受け取る。
「プレゼント?え、なんだろう?」
「あ、今はまだ開けないでね?帰ってから一人で……あ、でもカレシと一緒に開けるのもアリなのかな……」
「ひ、一人の時に開けさせてもらうね……。ありがと、亜佐美」
「いいっていいって。今度感想聞かせてねー」
その後も色々話をして、冴島邸にたどり着いたときには結構な時間になっていた。
シャワーを浴びて、自分用にと供されている部屋に引っこむ。
さて、亜佐美からプレゼントもらったんだっけ、とカオルはそれを手に取った。
鋼牙と一緒に開けるのもアリかも、なんて亜佐美は言っていたけど、
亜佐美のことだ、ああいう言い方をするときはなにかあるに違いない。
とりあえず自分だけで確認するべきよね、とひとり頷くとベッドの上に座りなおしそっとラッピングをあけ――
「え、……ちょ、やだ、……あ、亜佐美!!」
思わずここに居ない親友にむけて叫んでしまう。
ラッピングの中身は、いわゆる“大人の玩具”と呼ばれる類のものだった。
思わず手から取り落とすと、中身がベッドの上に落ちる。
男性器を模した電動の――だとか、ローションのボトルだとか、存在は知ってはいても実物なんて
見たことも触ったこともないものばかり。
やだ、え、これ、……どうしよう……
カオルの頭は一瞬で混乱に陥った。
そのせいで、先ほどの声を聞きつけた鋼牙が慌ててカオルの部屋に飛び込んでくる足音にも気づかなかったのだ。
「カオル!何が、あっ、た……」
「っっ!!鋼牙!!?」
一番知られたくない人物に真っ先に見つかってしまい、カオルは飛び上がらんばかりに驚いた。
気づかないでいてくれたらいいのにと思うものの、扉を開けたまま硬直している鋼牙の反応を見れば
ベッドの上に散らばった様々な物の使い道を知っているだろう事は明らかだった。
「や、あの、鋼牙、違うから!!」
何が違うのか訳がわからないままに弁解する。
「あの、これは、その、亜佐美からプレゼントで貰って、えっと……」
もう何を言っても言い訳にしかならないような気がして声の勢いがだんだんと弱くなる。
つかの間立ち尽くしていた鋼牙が歩み寄ってくる。
ちらりと見上げた鋼牙の瞳に不穏な気配が漂っていることにカオルが気づいたときにはもう遅かった。
「……遊んでみたいのか」
不機嫌さをにじませた声色にカオルは動揺した。
「そんな!鋼牙、違うの、私、」
「せっかく貰ったものなら、感想を言わなきゃいけないんじゃないのか」
そう言うが早いか鋼牙はカオルをうつぶせにベッドに押し倒す。
ネグリジェをまくりあげ、下着をずりおろすと、腰を持ち上げて膝を立たせた。
適当にローションを手に取るとカオルの秘部に塗りこめていく。
「やだ、嘘、鋼牙……!」
「せっかくだから楽しんだらどうなんだ」
そういうと、ピンク色のバイブをカオルの中に押し込んだ。
「やぁっ……」
鋼牙のものよりも小ぶりなそれはあっけなくカオルの秘部に飲み込まれてしまう。
そのまま何度か出し入れすると、鋼牙は前触れもなく根元のスイッチを入れた。
「あっ……、んんっ」
篭ったようなモーター音が響き、内側からの振動という初めての感覚にカオルは思わず声を漏らす。
同時に秘芽にもその振動が伝えられて、刺激にに吐息を震わせた。
こんな体勢で、こんな玩具を埋められているところを鋼牙に見られているなんて耐えられないくらい恥ずかしいのに、
それでも確かに気持ちいいと感じてしまう自分が情けなかった
「っっ!あ、ああっ!」
玩具の振動が急に強くなる。
まだ余裕がありそうだと判断した鋼牙がスイッチをもう一段階押しこんだのだ。
先ほどまでは心地よいだけだったのに、いまは無理矢理快感を引き出されているような感覚を流し込まれ
カオルは途端に怖いような気持ちに襲われた。
背後にいるはずの鋼牙は何も言わず、取っ手をつかむとカオルの中をその玩具でぐちゅぐちゅとかき混ぜる。
「んんっ、……っ、ぁっ……ん、ん……っ」
ただでさえ強まった振動が擦れて伝わり余計に感じてしまって、
カオルはシーツをぎゅっと掴み、枕に顔を半ばうずめるようにして声を押し殺した。
鋼牙にすがりつくことも出来なければ、鋼牙に手を握ってもらうことも出来ずに
ただひたすら肉体の快楽に苛まれ翻弄される。
こんなにも感じてしまっているのに鋼牙のぬくもりを感じられない状況に
カオルは寂しさとも罪悪感ともつかない気持ちに押しつぶされそうだった。
「おねがい、こうが……っ、も、やぁ……っ」
「もっと、か?」
「ち、ちが……っ、あっ、ああぁっ!」
更にもう一段階上にスイッチが入れられると、耐えられなかった。
「ああっ、……ぁああんっ、んん……っ、やぁああっっ!!」
身もだえしながら逃げるように腰を振ってもぎちぎちとくわえ込むばかりで、
内側と肉芽の両方に無慈悲に与えられる快感にカオルは嬌声を響かせて絶頂を迎えてしまった。
「はぁっ、……っ、あぁ、んっ、あっ、ああっ」
達しているのにそれでも中を抉られ続け、震えながら崩れ落ちたカオルから鋼牙が玩具を引き抜く。
ローションとカオルの蜜とでどろどろになったそれはスイッチを切られるとぞんざいに放られ、
ぐちゅりと音を立ててベッドの隅へ着地した。
「くだらないな」
冷たい鋼牙の声に、熱を帯びていたカオルの体と心が急速に冷めていく。
「こんなものがそんなによかったのか」
「ちがう、違うの、そうじゃ、ない……!」
違うの、なんて言ったところで信じるほうがどうかしてるだろうとカオル自身思う。
みっともなく感じてしまったのは事実で、それは鋼牙も見たとおりだ。
でも、それでも。こんな機械などでは全然満たされなくて。
心を伴わない身体だけの快楽がこんなに虚しいものだったなんて、知らなかった。
鋼牙に抱かれてるときは、こんな寂しさを感じたことなどなかったのに。
……自分が本当に欲しいのは、こんなものではなくて、鋼牙なのに。
鋼牙をこれほどに切なく求めてしまう気持ちを、しかし告げることは躊躇われた。
あんなもので感じまくってしまったのに全然満たされなくて、
この上鋼牙を求めるようないやらしい女だなんて知られたくない。
ただでさえ鋼牙を不機嫌にさせているのに、この上呆れさせるようなことを言いたくなかった。
言うべき言葉を捜しあぐね、しかし鋼牙の気配が自分から離れようとしているのを感じて必死に呼び止める。
「待って!……お願い、行かないで……」
「俺より、そいつに遊んでもらえばいいだろう」
「鋼牙、待って、……っ、ごめん、ごめ、なさい、鋼牙……」
鋼牙の前では泣き顔なんか見せたりしない、と決意したのはいつだったろう。
結局半泣きで呼び止めてしまったことにカオルは更に落ち込む。
その様子に大きくため息をついた鋼牙がぐっとカオルを膝の上に抱きかかえる。
嬉しいと思うよりも申し訳なさが先にたって、カオルは縮こまるように身を硬くした。
鋼牙に抱きしめてもらうのはいつもなら何よりも安心できる時間なのに
今は己の抱える気持ちを鋼牙に知られるのではないかと思うと苦しくて。
「今更俺を呼び止めてどうする。
……それが、気持ちよかったんじゃないのか」
問うてくる鋼牙に、カオルは途切れ途切れに話し出す。
「だって、あんなの、……鋼牙じゃ、ないんだよ……?
すぐそこに、鋼牙がいるのに。鋼牙が、遠くて。怖くて。
……寂しいばっかりで、私、っ……」
そこまで言うとカオルは口をつぐんだ。
――ダメ。この先は、鋼牙に知られちゃ、ダメだよ――
気持ちを知られてしまったらと考えるのも恐ろしい。
なのに、鋼牙のぬくもりはそれでも優しくて。
「カオル……」
促すように名を呼んだ鋼牙に後押しされるようにして、とうとうその一言を声に出してしまった。
「……っ、鋼牙が、欲しいの……!」
刹那、あやすように背をなでていた鋼牙の手がとまり、やっぱり言うんじゃなかったとカオルは後悔した。
鋼牙だってこんないやらしい私にあきれ返ってるんじゃないか思うと、もう消えてしまいたいような気分だった。
「……ごめん。ごめんね、鋼牙……」
「カオル?……何故謝る」
「だって!……鋼牙じゃないのに、機械なんかであんなふうに感じちゃって、
しかもそれでも寂しいなんて、鋼牙が欲しいなんて、どんな顔して言えっていうの!?
……くだらないって。思ってるんでしょ」
「別に、お前を責めてるわけじゃない。……悪かった。ただの八つ当たりだ」
「……?」
「お前を感じさせてるのが、俺以外だなど……」
目を泳がせる鋼牙がカオルの頭を自らの胸に押し付けるように抱きしめる。
その様子に、カオルにはある一つの予想が浮かんだ。
「え、っと。鋼牙。……もしかして、あれに妬いてたり――」
「うるさい」
最後までカオルに言わせまいとするかのように鋼牙の唇がカオルのそれを塞ぐ。
図星なんだ、とカオルは思ったけれど、言葉にあらわすことはしなかった。
それをからかうことに唇を使うよりは、鋼牙のもたらす甘い口付けに応えるほうがずっと有意義であった。
触れあうようなキスからするりと鋼牙の舌がカオルの唇に入り込み、しだいに深くなっていく。
背を抱いていた鋼牙の手がだんだんと下がり、触れ方が愛撫のそれへと変化してゆくと
カオルはたまらず濡れたため息を漏らした。
「んん……、はぁ、ん……」
身体のラインをなぞる鋼牙の手の感触に、一度はひきかけていた熱が再び点されていく。
力の抜けていく身体を支えようと鋼牙の肩にぎゅっとしがみつくと、そのまま優しく押し倒された。
優しいけれど決して逃げることを許さない鋼牙に囚われる。
触れ合えないままに終わってしまった先ほどの反動か、もうどこに触れられても
甘い疼きが身体を走り抜けて、甘えたように声をあげてしまうのを止められない。
普段の鋭い視線とも時折みせてくれる穏やかな表情とも違う熱のこもった鋼牙の瞳に射抜かれて
鋼牙に許されている、求められているということがこれ以上ないほど幸せで。
「カオル。もう一度、聞かせてくれ」
「なに、を……?」
キスと愛撫でぼやけた思考ではもはや鋼牙が何を求めているのか判然としない。
「俺はお前が欲しい」
「っ……!」
「お前は、どうなんだ」
割れ目にぐっと鋼牙の昂ぶりが押し当てられる。
「カオル……」
欲望をあらわに自らの名を囁く鋼牙にカオルはぞくりと震えた。
鋼牙に自らの身を寄せ、熱く蕩けて滴っている場所を鋼牙の熱に擦り付ける。
焦らされるのだって嫌いではないけれど、今は早く鋼牙と一つになりたいと思った。
「私も。……鋼牙が、欲しいよ……」
その言葉を受けて、ゆっくりと鋼牙がカオルの中に押し入ってくる。
胎内に埋められると同時に、鋼牙を求めてやまない自らの心も満たされるようだった。
体中で鋼牙を感じられる幸せをかみ締めるように鋼牙に抱きつくと、
わずかに鋼牙が笑ったのが息遣いで、身体の動きで伝わって。
その後はもう、何も考えられなくなって、甘く啼きながら鋼牙に揺さぶられ続けた。
* * *
『――そうそう、プレゼント、開けてくれた?』
「開けましたよ!……っていうか、そのせいでほんとに大変だったんだから……」
『あれ、早速使ってくれたんだ』
早速使ってくれたんだ、なんて、もう、他人事だと思って!と憤るも
携帯の向こう側にいる亜佐美には大して伝わらないようだった。
あのあと全然寝かせてもらえなくて、ほんとに、本当に大変だったんだから――なんてことを
まさか亜佐美に言うわけにもいかなくて。
酒と男が何より好きなこの親友にはどうしたって勝てないんだろうなあ、と
カオルは今度も何も言えずにあきらめてため息をついた。
以上です
あ、ID変わってるけど311です
“カッとなって犯った、今は反省している”はもはや
自分のイメージするところのS鋼牙のテンプレと化してしまった気がする
本編がこれから大変な時期になろうとしてるけど
ここでくらい能天気にいちゃいちゃしてる二人を書いてもいいよねってことで勘弁してください
お付き合いありがとうございました
>>312-317 職人さんtnx!!!
今度はバイブキタ――(゚∀゚)――!!
うんうん114114
ラブラブな二人がやっぱり良い
>>317 いいよおおおおドS鋼牙GJ!
玩具に嫉妬とか、カオルに関しては器の小さいところが素晴らしいw
GJ!!
愛ゆえの嫉妬するドS鋼牙がもう最高!!
ひさしぶりにcsで赤酒の回見て、萌えすぎてのたうちまわった
鋼牙、カオルを「あの子」って言ってたんだなあ
二期の親密さもいいけど、このあたりのプラトニックな距離感もいいなあ
うん分かる
不器用ででもなんとかしてあげたい鋼牙と段々と鋼牙のことを理解していくカオル
それがすごいもどかしくて心地いい感じ
改めて見返すと、序盤から鋼牙はカオル大好きに見えてしまう…
一目惚れとか大好物です
今期になってカオルさんの台詞が何やらエロいw
1期1話でカオルの首を抑えて鼻先に魔導火かざすシーンが
地味にエロいと思ってしまう。
カオルがホラーじゃないと分かった後の、力を緩めた鋼牙の手が
彼女の鎖骨あたりにおりる動きがエロいなあといつもニヤつく…
>>325 今回の「レオ君!私今興奮してるの…!!」ハァハァはヤバかったwwww
鋼牙にローター仕込まれてたんだな
>>326 あのシーン初めて見たとき胸触ってね?って思って何度も見返した記憶が蘇った
>>327 これからもこの調子でおねがいしますと2828しました。
なんかさあ、牙狼とか演者関連のスレの中で
ここが一番気立てがいいよね
目指すゴールが皆同じせいかなw
みんな鋼カオ好きが集まってるからだねえ
本スレだと恋愛系は何か話し辛いのと小西スレは牙狼を良く思ってないみたいだよね
>>327 監督狙ってやってるだろwwwって思った
17話はもっとすごいぜ…
先行上映見たらレオ→カオルも見てみたいと思ってきた
先行上映見たらレオ→カオルも見てみたいと思ってきた
うわ2回送ってた!ごめんなさい!
カオルに重ねてる女性について判明するまで手は出すまいと思ってはいるんだが
惹かれるよね>レオ→カオル
あの女性はお姉さんでカオルもお姉さんぽいから重ねてるのかなと妄想してみたり
わらわは死にそうじゃ
誰かわらわにエロを・・・・・
エロさえあればなんでも出来る
カオルが鋼牙を見つめる時の顔とか、
鋼牙を呼ぶ時のあの声がたまらない
捨てられないものが増えて大変な鋼牙さんだけど、
なんか、色々かなぐり捨ててカオルを抱き締めるような場面が見たい
いっそ、またカオル攫われてくれないかなんて陰我にまみれたことまで思ってしまう
胸揉まれてる時に鋼牙が来てたらあの人死んでたな
346 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 19:36:28.31 ID:CVJJaKB5
エロがーエロが足りーんage
ここは鋼カオがメインなのは重々承知しているが
無性に翼邪美が読みたいわ
翼(奥手+童貞が故に全く行動に移せない→日々悶々中)
ついに痺れを切らして自ら押し倒しちゃう邪美とかw
興味ナッシングで〜す!w
>>347 翼と邪美の場合はそのパターン一択しかない気がするよw
で、翼が邪美に押し倒された瞬間に「兄〜!」とか「邪美〜!」とか言いながら
外から帰ってきた鈴が引き戸を開けたら、室内の状況に気付いた暁と日向が
血相変えて鈴に目隠し&引き戸閉め&ダッシュで退避の図まで浮かんだ。
色んなエロがあって良いと思います
だからエロを〜エロをお恵み下さ〜い
旦那が風俗経営してるせいかカオル達がコンパニオンとして働いていて
客で鋼牙達が来店って妄想してしまっていますすみません
白状します。
翼と鈴には血の繋がりがないと聞き、翼×鈴を妄想した時期もありました。
淫我に満ち溢れてて良いスレだ
君たちは…人間の…屑、ですねえ…(褒め言葉)
355 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 18:08:15.97 ID:oF4liCpy
保守
捏造になっちゃうけどインキュバス的な女ホラーに責められるヒーローも読みたい
サキュバスじゃないのか、それは?
インキュバスに襲われるカオルか邪美か烈花だと?!
むしろサキュバスに襲われるカオルで
やっぱりカオルは襲われるのが似合う
やっぱり黄金騎士に舌攻めとかさせたらあかんのかなあ?
99,9秒の間に?
いや、生身でねw
そっち方面の知識どこまであるのか? と問いたくなるなw 本能?
本とかビデオとか見て欲しくはないなw
いや、健全な男子なら見るんだけどさ
ここはやはり、スレの上の方で話題になった指南書の出番じゃないか?
魔導書ならイメージ映像出すくらい余裕なはずw
冴島邸の書庫は禁書の類いも含めてやたら蔵書豊富そうだし
魔戒四十八手解説本くらい置いてあると期待したいw
囚われた鋼牙を見てカオルが襲うってのもいいなと思いました
そうそう、指南書まだ1夜だったよね。
あれすごく好きだったな。そこはかとないおかしみもたたえていて。
2〜7夜をぎゅっと凝縮。
あるいは勢い余って1夜で最後まですませてしまい、焦る鋼牙の前に御先祖様が現れ…
なんてねw
>>368 指南書いいよねw
七日目にはゴンザさんが超張り切ってすっぽんやらマムシ酒やら用意してて
更に次の日には赤飯が炊かれてるに違いないw
指南書まったく関係ないですが、鋼牙とカオルで一つ投下します
・バレはなし
・二期終了後くらいのイメージ
微妙に小説『暗黒魔戒騎士編』ネタが入ってますが別に読んでなくても問題ないです
NGワードは「裸のあなたに乞い願う」でよろしく
では行きます
『で、鋼牙にそれを頼んでみるつもりか。わざわざ今言わなくても夜にはどうせ――』
「そ、それは無理!だって恥ずかしいじゃない!」
『恥ずかしいと思うならなぜ今なら大丈夫だと思ったんだ……』
テラスのテーブルに置いてきたザルバとカオルの話す声が剣を振るう鋼牙の耳にわずかに聞こえてくる。
絵を描いている間は大人しくなるカオルがこんな風に話しているということは
スケッチは一通り満足したのだろうと鋼牙は結論付け、魔戒剣を鞘に収めてテーブルに歩み寄った。
ゴンザがティーセットを持ってこちらに近づいてきているのが見えたのもある。
小休止を入れてもよい頃合だった。
『ほら、鋼牙のご登場だぜ』
手際よく用意を進めるゴンザの横で、カチカチと音を鳴らしてザルバが告げた。
カオルが来たときに既に鍛錬中だったため、今日はほとんど言葉を交わしていなかったが
何か自分に用でもあったのだろうかと鋼牙は視線でカオルに問いかける。
カオルはなにやら言いよどんでいたが、やがて意を決したように立ち上がり、そして。
午後の日差しが降り注ぐテラスで、その一言は放たれた。
「鋼牙、脱いで!」
ガシャンと音をたてたのはゴンザが取り落としかけたティーポットだ。
幸い割れてはいないようだったが、鋼牙にとって目下最大の問題はそこではなかった。
……今のは空耳か何かに違いない、そう願う鋼牙の思いもむなしくその言葉は繰り返される。
「ね、脱いで」
たっぷり一拍の後、ようやく時間が動き出した。
「カ、カオル様!?」
「おい、一体なんのつもりだ」
「え、だから、脱いで?」
「ちょっと待て!!」
「私、今、すっごく興奮してるの!!ね、待てない、今すぐ脱いで!!」
「おい、カオル、落ち着け!」
「わわわわたくしスープの火加減を見てまいりますっ!!」
ゴンザが走り去っていくのを気にも留めない様子でカオルは尚もたたみかける。
「ねえ、お願い、やっぱり我慢できない!」
「だから、どうしたんだカオル?!」
「いや、あの、今ならやれるっていうか、絶対いける気がするの!」
「っ、や、ヤれるとかイけるとか言うな!」
「いいから脱いで、お願い!」
「断る!!」
「いいじゃない裸くらい!減るもんじゃないでしょ!」
「そういう問題じゃないだろう!!」
それは男の台詞じゃないのか!?と頭を抱えたいような心境に陥っている鋼牙を尻目に
いよいよこらえきれなくなったザルバが口を開けて笑い出した。
『っ、くくっ、はっはっは!!』
「何だザルバ!」
『くくっ……おいおいカオル、肝心な部分が抜けてるから勘違いされてるみたいだぜ』
「勘違いってなによ、だからちゃんと脱いでって言ってるじゃ……ああっ!?」
「どうした」
「鋼牙、違うの!そ、そういう意味じゃなくて、あの、あのね!」
途端に顔を真っ赤にして慌てだしたカオルを鋼牙は見下ろす。
「絵の!!……モデルになって欲しいんだけど……」
『と、いうわけさ。残念だったな鋼牙、これからお楽しみの時間って訳じゃないらしい』
一気に鋼牙は脱力した。ザルバのやや品に欠けるからかいをたしなめる気も起きずにただ嘆息する。
なんにせよ、絵の話でよかった、と思いかけて根本的な問題に行き当たった。
……絵を描くのは構わないが何故脱ぐ必要があるのか。
「それで、なんで脱がなきゃいけないんだ」
「最初から説明すると長くなるんだけど、聞きたい?」
「……手短に頼む」
「実は――」
『おっとカオル、悪いがそこまでだ。鋼牙、元老院からお呼び出しだぜ?』
「わかった。……カオル、続きは後にしてくれ」
そう言いながらザルバを定位置にはめる。
ゴンザはその場から去ったままだったのでコートは自分で取りに行かねばならないだろう。
「気をつけてね。……いってらっしゃい」
「ああ。行ってくる」
――それが、今日の午後の出来事だ。
幸い今日の指令は早くにかたがついた。
帰ってきたときのカオルとゴンザの様子を見る限りではゴンザの誤解も解けたようだ。
聞きそびれたままになっていたカオルの話を聞く前に湯を使おうと鋼牙は足早に風呂場へ向かった。
ザッとシャワーから湯を出すと頭からそれを被る。
頭を洗い終わったあたりで鋼牙は扉の向こうに人の気配を感じた。
ゴンザではない。カオルの気配がわずかに逡巡を見せている。
こちらから声をかけるべきだろうかと鋼牙が迷ったそのときだった。
「ねえ鋼牙、お願いがあるんだけど、」
「っ、カオル!?」
声と共に開いた扉に鋼牙はぎょっとして背を向けた。
「昼間の話の続きというか。今だけでも、見せてもらっちゃダメかな?」
風呂にまで乗り込んでくる奴があるかと思う一方、カオルならば仕方ないとも思うのは
段々とカオルに毒されてきているのかもしれない、と鋼牙は心中でひとりごちる。
絵のことになると周りが見えなくなるのがカオルという人間であった。
「お願い、わざわざモデルの為に裸になれなんて言わないから、お風呂の間くらい……きゃ!」
不安定な姿勢で身を乗り出していたカオルが不意に足を滑らせてバランスを崩す。
「……驚かせるな」
「あ、ありがと……」
咄嗟に振り向いて鋼牙はカオルを抱きとめたが、鋼牙にまともに抱きつく格好になったカオルの服が
だいぶ濡れてしまったのは当然の帰結であった。
「……。お前も、入れ。……そのままでは風邪をひく」
「え、あの、その、……こ、鋼牙……?」
「べつにいいだろう、見たところで減るものじゃない……俺も、お前も」
目を背けながら話すその様子は鋼牙の照れ隠しに他ならないとカオルは知っている。
いきさつがどうであれ結果として鋼牙の承諾を得た形となり、
これはもう自分も脱いで一緒にお風呂に入るしかないな、とカオルは観念した。
「無理言ってごめんね?……ふふ、やっぱりちょっと恥ずかしいかも」
そういいつつも、湯船に浸かったカオルはその視線を鋼牙に注いでいる。
じっと見られながら身体を洗うというのはなかなかに居心地が悪いなと鋼牙は思ったが、それを表に出すことはない。
カオルが絵に描きたいと言うからには、彼女なりに真剣であるのだということは理解しているつもりだった。
「見たいといったのはお前だぞ」
「そうなんだけど。私と鋼牙は、その、単なる画家とモデルの関係じゃないんだよ……?
……私まで脱いじゃって一緒にお風呂っていうのは、やっぱりシチュエーション的に、こう、ね」
そう言ってはにかむように微笑むカオルを見ているとあらぬところに血液が集まってしまいそうで
鋼牙はわずかにカオルから身を背けた。
「あ、待って鋼牙。背中、流してあげる」
「……頼む」
こんな状態でカオルの気配が近くなることは嬉しくもあり照れくさくもあったが、
断る理由はなかったので鋼牙はカオルの好意を素直に受け取ることにした。
「今日ね、お父さんの絵を見つけたの」
たっぷりと泡のついたボディタオルで鋼牙の広い背を洗いながらカオルが話し始める。
「お前の父親の?」
「ふふ、私の、そして鋼牙のお父さんの、かな」
「俺の親父……?」
「そう。私のお父さんの描いた、鋼牙のお父さんの絵。前にお世話になった幼稚園で見つけたの。
でね、なんと絵を見せてくれた園長先生が、魔戒騎士とホラーの話を知ってたの。
多分、鋼牙に助けてもらったことがあったんだと思う。
この絵の人物の息子に会ったことがある、助けてもらったって言ってたから」
ではいつぞや電車で出会ったあの男性がそうだったのか、と鋼牙は思い出す。世間は大して広くないらしい。
「それでね、私もこの人の子供をよく知ってるんです、って、何度も助けてくれた私の大切な人ですって言ったら、
是非描いてほしいって、鋼牙の絵を描かせてもらえることになったの」
「そうか」
愛想の無い返事にもカオルは慣れたものだった。
自分からは見えない鋼牙の表情が柔和なものになっていることなど、鏡を覗き込まずとも
カオルにはわかるようになっていた。
「お父さんの絵を見つけたことも、それが鋼牙のお父さんの絵だったことも、
鋼牙を知ってる人に会えた事も、鋼牙の絵を描かせてもらえることも、全部が嬉しくて。
それで、昼間はちょっとテンション上がりすぎてて。……驚かせちゃったでしょ?ごめんね」
「別に、気にしてはいない」
「……うん」
やがてカオルの手が止まり、一通り洗い終わったのかと鋼牙が思ったあたりで。
「今日も。ちゃんと帰ってきてくれた。……怪我してなくて、よかった。」
ぽつりとカオルがこぼした。
泡を軽く払うようにカオルの掌が鋼牙の背を滑り、指で何かを辿るようにそっと触れる。
その何かなど鋼牙には見ずともわかった。カオルが触れているのは背中に残るいくつもの傷跡だ。
何箇所も触れて、そして最後にゆっくりと一際大きなその痕をなぞり、カオルの指が止まった。
左肩から右の脇へ一筋に走る、古い傷。
「……怖いか」
「え……?」
「見てて気持ちのいいものじゃないだろう」
「そんなこと、考えてたの?」
柔らかい声と共にカオルが鋼牙の背中にふわりと抱きついた。
予想外の行動に、鋼牙は背中に当たるやわらかな二つのふくらみの感触から慌てて意識を逸らす。
……逸らそうとしている時点で既に失敗しているのは誰に言われずとも理解していた。
「怖くなんかないよ。気持ち悪いなんて、思ったりするはずないよ。
……鋼牙が、守りし者として生きてきた証じゃない」
鋼牙の肩からちょこんと顔を出し、頬を寄せるようにしてカオルが告げる。
閉じられていたカオルの瞼がゆっくりと開くと、鏡を介して鋼牙と視線が絡まった。
「鋼牙はそんなこと気にしなくていいんだよ?
どんなに傷だらけになっても、鋼牙を怖いなんて思わない。ずっと、鋼牙のそばにいるよ。
だから。……ちゃんと、帰ってきてね……」
「カオル……」
カオルの声に祈るような響きがこめられた。
「私は魔戒法師じゃないから、直接鋼牙の力にはなってあげられない。
だから、鋼牙が私を置いて戦いに行っちゃうのは、いいの。止めたりしない。
でもね、ちゃんと帰ってきて。お帰りって、言わせて。こうやって、抱きしめさせて。
……ずっと、ずっと、鋼牙のそばにいさせて……?」
その一言が止めとなった。
鋼牙は強引に振り返ると、目を見開いたカオルに、構わず口付ける。
言葉のかわりに、唇そのものをもって鋼牙はカオルへの答えとしたのだった。
角度を変えながら互いの唇を食み、擦りあわせる。
鋼牙の舌先に強請るように唇を舐めあげられて、カオルは薄く唇を開くと鋼牙を誘った。
ぬるりと滑り込んできた鋼牙の舌がカオルの口内を這い回るとカオルは必死にそれに応える。
「んん……、んっ……」
キスの音と吐息の入り混じった艶かしい音が響く。
鋼牙はすっかり力の抜けたカオルの身体を支えると自らの膝の上に横抱きに抱き上げた。
「ぁ、……鋼牙、……」
「ダメ、か?」
腿に感じたその感触にカオルはわずかに身じろぎする。
それでも、鋼牙にそう請われてしまうと拒むことなどできなかった。
鋼牙に背を向けて座るように抱きなおされる。
胸に触れてくる鋼牙の手が泡で滑り、いつもと違う感触にカオルはふるりと震えた。
普段は明かりを落としてベッドの上でだったので、こんな状況で行為に及ぶのは初めてで、
なにより、正面に鏡があるという状況がカオルの羞恥を煽っていた。
鋼牙に背後から胸を弄ばれながら頬を上気させている自身の姿が余すところ無く映し出されている。
「ひゃん……」
胸の頂に鋼牙の指が触れるとカオルはたまらずに声をあげた。
「さすがに、響くな……」
などと耳を食みながら囁きかけてくる鋼牙は絶対意地悪でやっているに違いない、とカオルは思うけれど
鋼牙に触れられるのはどうしても心地よくて抗議する気は起きなかった。
鋼牙の指がカオルの割れ目に沿わされると、あふれ出す蜜が濡れた音を響かせる。
そのまま指を二本そろえて入れてしまうと、カオルの吐息が更に浅くなった。
「はぁっ、……んんっ……」
湯で身体が温まっているせいか、自らの乱れる姿を鏡で見せ付けられているせいか、
カオルの中は常にも増して熱く蕩けて鋼牙の指に絡み付いてくるようだった。
これならば念入りに慣らす必要は無いかもしれない、と鋼牙はちゅくちゅくと掻き回していた指を引き抜くと
自らの昂ぶりをぐっとカオルの秘裂に擦り付けた。
「ぁ、ん……」
乱れる自分をいくら恥ずかしく思ったところで、その感覚にカオルは抗えなかった。
むしろその羞恥が普段にも増してカオルの身体を過敏にさせている。
鋼牙の熱が擦れる度に割れ目はひくつき、どんどん蕩けて中へと欲しがっているようだった。
それでも欲しいなどとはとても言えなくて、カオルは切なく鋼牙の名を呼ぶ。
「鋼牙ぁ……」
「わかってる。……いくぞ」
「ん、……はぁ……」
先端を埋められただけで、それのもたらす甘い疼きにカオルはため息を漏らす。
鏡の向こうには、まだほとんど埋められていない割れ目を一目でわかるほどに濡らしひくつかせながら
瞳を潤ませて恥知らずに鋼牙を求めるカオル自身が映っていて、
いつもこんな姿を鋼牙に見られているのかと思うといたたまれない気持ちだった。
「あ……やぁぁ……」
反り返る昂ぶりの長さ分、自らの奥深くまで埋められていることにカオルは信じられない気持ちだったが、
鏡の映し出すのは現実のみだ。
ゆっくりと全てを埋められてカオルが息を吐くと、鋼牙も同じように息を吐いた。
「動かす、ぞ」
「ん、……、あ、ぁ……」
赤黒いそれがカオルの中から出てきて、再び埋められていく。
もう一度出てきて、埋まり、繰り返されていく。
その度にカオルの中心からとろりとした蜜がこぼれ溢れていた。
普段よりも感じ方がおかしいくらいに強いのは気のせいではないはずで
鋼牙もそう思ってくれていたらいいのに、とカオルは快楽に霞む意識の片隅で思った。
「あぁ、んっ、ああっ……」
自らの抱かれている姿を見せ付けられながら鏡の向こうの鋼牙と目が合ってしまうと、
カオルは身体が急激に熱くなったような感覚に襲われる。
それは鋼牙も同様なのか、突き上げる速度と強さが増した。
「ふぁ、あ……、っん、あぁっ」
膨れ上がる甘い感覚に翻弄され、カオルはもはや鏡を見ることも出来ずに目を閉じる。
視界が閉ざされたことにより更に敏感に鋼牙を感じてしまい、カオルは助けを求めるように啼き声をあげた。
「っ、あぁっ、こうが、こう、がぁ……!」
「は、……っ、く……」
「おねがい、もう……!あぁっ、ぁんっ、ああ……っ!」
「カオル、……俺、も……っ、」
カオルの最奥を抉り続ける鋼牙が、繋がっている部分のすぐ上に手を伸ばす。
ぷくりと膨れた秘芽を鋼牙の指に転がされると、二箇所から与えられる快楽に
カオルの意識が真っ白に弾けとんだ。
「あ、あぁっ、こ……が、こうがぁ、……ああぁっっ!!」
「っ、カオル、カオル……っ!」
びくびくと身体を震わせながら本人の意識とは別のところで胎内の鋼牙を締めあげるカオルを
ぐっと抱きしめると、鋼牙も抗うことなくその熱を迸らせた。
泡と体液とでどろどろになった身体を温かいシャワーが流していく感覚にカオルの意識が徐々に戻ってくる。
肌に触れる鋼牙の感触がどうにも心地よくてそのまま鋼牙の背にくたりと身を預けていたものの、
脚の間に鋼牙の手が滑り込むとさすがにカオルは慌てた。
「え、やだ、鋼牙……」
「きれいにするだけだ。もう何もしない」
「でも……っ」
「すぐ済むから、大人しくしてろ」
掻き出すように鋼牙の指が動かされると、吐き出された鋼牙のそれとカオルの蜜との混ざり合った白濁が
こぽりとあふれ出し、シャワーの湯と共に流れ落ちていく。
互いの身体をすっかり流し終えると、鋼牙はまだちゃんと力の入らない様子のカオルを抱き上げて浴槽に入った。
脚の間のカオルを後ろから抱きしめるようにして腹の上でゆるく手を組む。
その組んだ手にそっと手を重ねてくるカオルに、鋼牙はわずかに腕の力を強めることで応えた。
しばらくの間心地よい沈黙が場を支配する。
その静寂を破ったのは珍しいことに鋼牙のほうだった。
「さっきの話の続きなんだが」
「ん?なぁに?」
「父親の絵を見つけて、そして俺の絵を描けることになって嬉しかったということはわかった。
……何故脱げなんて話になったんだ」
「頼まれた絵には、お父さんの絵とあわせて、コートの鋼牙を描くつもりなの」
一つ心配事が減り、鋼牙はカオルを抱きなおして続きを促した。
「……コートの鋼牙を描いたことって、ほとんど無かったのよね。
コートを羽織る前とか、牙狼の絵ならいっぱい描いてるんだけど。
私、結構描いてない鋼牙があるんだなあって気づいちゃって。
それで、あらためて鋼牙を描くにあたって色々考えてるうちに、
依頼の絵とは別に、ただの鋼牙自身をどうしても描きたくなったの」
「ただの、俺?」
「そう。強くて、優しくて、真っ直ぐで、ちょっと不器用な鋼牙が描きたいなって。
……鋼牙は前に言ったよね。俺は牙狼の称号を受け継ぐ黄金騎士だ、それは変えようがない、って。
それはわかってる。私だって、今更魔戒騎士じゃない鋼牙はちょっと想像できないし。
だけどね、鋼牙の強さとか優しさとかそういうのって、魔戒騎士である以前に、鋼牙自身の持ってるものでしょ?
魔戒騎士じゃない鋼牙なんて想像できないけど、私は魔戒騎士だから鋼牙を好きになったわけじゃないもの。
……鋼牙だから、好きになったの。それをどうしても描きたいなって」
「カオル……」
首をめぐらせて背後の鋼牙を見つめるようにして告白するカオルにどれほどの愛しさを感じているか、
どんな言葉をもってしてもそれを正確に伝えることは不可能に思われて
鋼牙はただカオルを抱きよせ、その名のみを音に乗せた。
「もちろん、どんな姿をしてても鋼牙は鋼牙だよ?
だけど鎧も、コートも、あの革のスーツも、魔戒騎士としての鋼牙をイメージさせちゃうから。
……だからね、今回は、脱いでくれたりしないかなぁって思ったわけなんだけど」
カオルの深い想いを受け取った鋼牙がその願いを無碍に断ることなどあるはずもなかった。
「今日は、もう遅い。……明日にしろ」
「え……ほんとにいいの?」
「また風呂にまで押しかけられても困るしな」
「もう、そういうこと言う……。……ありがと」
カオルは鋼牙に軽くキスすると、その肩に頭を預けた。
「……もうあがるぞ。お前ものぼせないうちに、そろそろ――」
「あ、待って、私、替えの寝巻き持って来てない……」
「別にいらないだろ……どうせ、すぐ脱ぐことになる」
「鋼牙!?」
「冗談だ。もって来てやるから、ちょっと待ってろ」
そういうと、鋼牙は扉の向こうに姿を消す。
「……冗談じゃなくても、よかったのに……」
浴室にかすかに響いたカオルの呟きが鋼牙の耳に届いているということを、カオルはまだ知らなかった。
以上です
もともとは16話の私興奮してる発言に下ネタ妄想を膨らませた挙句の冒頭部一発ネタのつもりだったのに
色々いじくってるうちにいつの間にやらこんな長さに……
冒頭の頭悪いノリから途中でちょっと雰囲気変わっちゃったのは、
17話とか先行上映とかバレを見て脳内バランスがおかしくなって
真っ白鋼牙とベタ惚れカオル書きたい症候群に罹ってしまったせいとしか思えない
お付き合いありがとうございました
風呂エチGJJJJJ
スープの火加減見に行くゴンザさんwwww
二期終了後にホントにこんな感じの二人になってくれたらよいなあw
しあわせ〜
風呂えっちきた!自分の願いが天に届いたかのようだ!
職人さんありがとう!
カオルはいずれ邪美や烈花にも脱いでコールをするんじゃないかと思ったw
面白かった職人さんthx!!!
カオルは大事な時以外言葉が足りなそうだもんなw
鋼牙はカオルに脱いでって言われたら即立ちしそうだしw
結局バスタオルでくるまれただけで、そのまま寝室にお持ち帰りですね。わかります。
風呂モノ&鏡モノっていいですねえ。
これ、もちろんユニットバスじゃないよねw
いくら洋館とは言え、あんなに立派な家ならユニットはないだろw
gjです!
大胆なカオル素敵でしたw
ほしゅ
ほしゅ
387 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 03:42:03.07 ID:VpG03Jhz
何て素晴らしいスレ(*´∀`)
職人さんありがとうございます
是非999までエロで埋めて欲しい
エロ職人さんはおらんかね〜
ちょっと書きかけたけど、このスレはハードル高いんだよね…
熱心なファンが多そうで。
下手なものは出せないっていう。
そんなの気にしなくて良いんだよ〜
そこに愛があればいいのさ
そそっ。カオルと鋼牙である必然性があって、
最低限の世界観さえ維持されてれば♡
389さんは大丈夫な気がする。
やっちまう人は、なんも気にしないからねw
カオル鋼牙じゃなくても邪美翼でも烈花シグトでも零静香でも
レオミオでもカオルレオでもシグマレオでも良いんだよ
個人的には、牙狼の人物である必然性すらあんまり必要ないかもとは思ったり
必然性のほとんどない、○○ネタを鋼牙とカオルVer.に落とし込んでみた、な話を二つほど書いたけど
楽しんで下さった方はいたし、難しく考えないで大丈夫な気がする
細かいことは気にせずに是非投下してくれると嬉しいw
シグマやらミオの名前って予告とかでもう明らかになってるんだっけ
地域によってはまだ18話も放送してないんだしちょっと落ち着こうぜw
来週の土曜には最速の人は二期を最後まで見てしまうわけだが、ここって基本バレ禁止ってことでいいの?
二期終了で設定が明らかになった時点で終了後の話を練り始める人いると思うんだが、
ネタバレの注意書き入れて投下、とかでもやっぱり問題だろうか
バレ注意書きあればいいと思うよ〜
見たくない人はそれで見ないように自衛できるし
今期の11話のラストシーンとか、鋼牙とカオルの体格差って、やっぱ萌えますわねえ。
エロになると、特に初夜の時なんか
鋼牙のが巨●で、カオルのが狭い狭い言うて、てふうに
体格差が活かされますわねえ。
鋼牙はHが上手なイメージないなあ
ただ激しそうではある
上手じゃなくてもカオルに比較出来る相手は居なさそうだしそんなに問題は無いさ
最初はぎこちなかった二人が相手の為に少しずつ互いの身体でテクを磨いていくと考えれば
萌える展開の出来上がりに見えてくる不思議w
エロが足りん
>>394 必然性っていうか、あの2人が口にしても違和感無いセリフとか言い回しでお願いしたいんすよね。
このスレの職人さんたちはその点めちゃしっかりしてるから、いつも感心してるよ。
意外性な物も読んでみたいけどな
バレンタインネタ投下ありませんでしたね。
そもそも鋼牙がバレンタインを知っているかどうか
カオルの身体にチョコ塗りたくってチョメチョメプレ…いや、なんでもないですすいません
カオル「本命用っていったら手作りよね、絶対!新しいチョコのレシピ考えたの!」
…すみません、この時点で思考が別の方向に…
ホラーですねわかります
エロが足りんです
19話終わったようなんで言わせてください。レオさん兄嫁(違)にコナかけるとはまじ逸材w
もしかしてシグマがあそこまでグレたのは、途中でミオがレオに心変わりしてたんじゃないかと。
レオ殺されたくなかったら俺の言うこと聞けとか言ってそばに置いてたんじゃないかとか
(もちろんアレな意味で)。
先行19〜21話の怒涛の展開見ながらそんな昼ドラもどきなことを考えていました。
すいませんシグマさん、元はいい人そうなのに。
本スレやらバレスレに比べてここは平和だなw
二期は一期ですらやったキスシーンさえなくて今のところ手をつないだだけなんだが
残り三話で鋼牙とカオルに進展はあるんだろうか……
ほんとにね。
せめてこのスレでは…エロが難しければせめて萌えをくださいお願いします。
手を繋いだのももうなんか遠い昔のようだよ…
ああもう抱き締めるぐらいもないのかしら…
妄想も良いけどやっぱり映像でみたいのですが…
最後の最後に素晴らしいシーンが!
今はきっと職人さんも書けない状況だろうなぁ
最終回まで見たけど今の段階まででの妄想も歓迎しますのでぜひ!
作品でも脳内御開帳でもぜひ!
ごめん見たけど色々胸がいっぱいでまだうまく書けない
ぱっと浮かんだ妄想はエロなし話を含んだ三部構成みたいになっちゃって早々にあきらめた
落ち着いて書けるようになる頃には地上波でも終わっちゃってる気がするw
バレになるんで見たくない人は見ないでね
>>22とか
>>84とか
>>243でずっとキスについてレスしてた者ですが
素晴らしいものを見れてずっと放心状態だよ
映画とかドラマでもそうだし17話でもそうだったんだけど切なくて泣けることはよくあるんだが
あまりに美し過ぎて泣けることってあるんだなと今凄く感動してる
キス自体はちょっとぎこちない感じだったんだけどそれが逆に凄く本物の様で綺麗だった
最後の先行が始まってからここの住民いなくなった?
いや、いますw相変わらず作品投下待ってますが(^^;
語りたいけど語れない、書きたいけどまだ出せないとか。先行上映の功罪だよね。
2期のBD観てから1期や白夜観返しているんだけど、
やっぱり1期のカオルは鋼牙を恋愛対象として見ている気がしないw
恋愛というより親愛・家族愛の方が強いように見える。
鋼牙がはっきりと恋愛感情表に出してるからなおさら温度差を感じてしまうw
実際の自覚したタイミングってどうだったんだろう。
小説読むとカオルが鋼牙をイタリア留学中に自覚したっぽい書かれ方してるけど、
自分は白夜のラスト見ても、カオルの中でまだ恋愛には到達してないと思ってたので
冴島の屋敷に戻ってから一緒に過ごすうちにやっと、とか。うといお嬢さん大好きなので。
ネタバレ含むから見たくない人は見ないでね
>>422 イタリア日本と離れてあれ?ちょっと気になる=もしかして私好きなんじゃ?と気付き
破滅の刻印で命があと残りわずかと知ってこんなに私にとって大きな存在なんだと
やっと分かったと自分は勝手に判断した
一期ではあっけらかんとした感じで別れたのに二期では号泣してたのも大きな違いだよね
個人的には、イタリア留学中にもしかしたらこの気持ちはつり橋効果じゃないのかもと気付き始めて
白夜ラストで鋼牙と再会したあたりで、つり橋効果なんかじゃなかったと確信
白夜のあと〜映画で鋼牙が旅に出てる間に恋→愛に微妙にシフトしていつでも笑顔で見送る覚悟を決めて
二期で、帰ってきた鋼牙と壁画の前でのおそるおそるの手繋ぎに繋がるのかなあなんて考えてる
あの手をつなぐ一連の場面は正直今回のED直前の某シーンばりに好きだw
そうだねえ手繋いでたねえ
ED直前のシーンでそのシーン頭から吹っ飛んでたよw
ED直前のもよく見ると微妙に真をとらえてないんだよねw
ま、それが逆に二人っぽいけどw
保守
エロがなくて寂しいなぁ
投下待ち
上に同じ
何でもおいしくいただかせていただきます。
投下のほどお待ちしております>職人さま
最終回の地上波放送が済んだらなんか書いて投下するわ
そんなこと言わずに今すぐにでも
保守っとこ
エロがたりません
>>435 供給がないなら、自給すればいいじゃない
それが出来たら困ってません;
バレンタインネタでチョコレートキス考えたけど、
どうも上手く文章化出来なかった
なんかカオルっていつの間にか、恋人以上奥さん未満みたいになってるんだもんw
なにそれ読みたいじょ〜
恋人以上奥さん未満、上等じゃないですか。
今からでも全然遅くありません。
投下をお待ちしております〜
昨日行ってきたけど鋼牙とカオルのストーリーはもう終わりなんだなと感じて切なくなった
職人様、投下お待ちしております(><)
私からもお願いします
エロが足りませぬ
1本書き上がりそうになってきた。
ただ、果てしなく長編になってるし、エロスに至るまでの前フリが長い…
正直、出していいものかどうか、迷っている。
このまま誰も出さないようだったら、様子見でちょこっと出すかもしれない。
遠慮せずにお願いします
>>443 前振りが念入りだと
エロもおいしくいただけるってもんです。
よろしくお願いしま〜〜す!
保守
ハグキター
しかもあんなに美しく
辛抱したかいがあったってもんだ
しかしすぐ晒し者になってしまう罠…
実はその後の手を繋いで走る二人に萌えていた。
449 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 22:42:57.89 ID:2u8daNm6
分かるw
すぐにカオルをチラッと見て即手を取ってもうカオルしかみてないみれていない鋼牙が可愛かった
先行では胸いっぱいで仕方がなかったけどw
最終回は本物のキスが見れるからお楽しみに
職人様お待ちしてます。ホントお願いします。
自給自足にも限界がある
まあ泣いても笑っても最終回を迎える今月末には、投下してくださる方も
おられるだろう。待ちますとも。
こんなとき絵描きの自分は無力…
絵も載せたら良いのに…ってダメかw
早く最終回を見て2828したいです
455 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/16(金) 09:34:42.95 ID:EI4ZpD/d
保守
保守!
457 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 03:00:28.03 ID:T92poJ/A
エロが恋しい
とっくに金婚式まですんでいそうな割に初夜がまだなカップルはここですか
白夜ラストで鋼牙が手を引いてその日の夜鋼牙童貞捨てたな
って誰もが思ったはずなのに二期初っ端手繋ぎというズコーな展開だったからねぇ
あのラストはゴンザの用意してたお茶飲もうとテーブルまで引っ張って行ったとかそういうオチですか?
460 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 15:33:02.08 ID:w2YFw8m8
誰か鈴連れてこい。
今こそ鋼牙は阿門法師に背中を押してもらうべき。
461 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 00:36:33.86 ID:NBFW+rQ2
いよいよ最終回だね
鋼牙とカオルが見れるのもこれが最後かもしれない
この歳でこういうものにハマるとは思わなかったけど
二人に感謝したい本当にありがとう
監督二人のキャラクターを生み出してくれてありがとう
カオルはもう鋼牙とガジャリに一発ずつ食らわせていい。
これで鋼牙とカオルの物語は決着と言われてもなんかスッキリしない
>>462 勝手に人んち上がりこんで飛ばした挙句散々暴れたシグマにーさんにも一発食らわしていい
鋼牙に任せておいたら確実にカオルは高齢出産になってまうわ…
法師たちが魔導筆を投げ入れた時、もしかしたら翼が邪美の筆をキャッチしてる
んじゃないかとwktkしながらコマ送りしてみたが
まったくそんなことはなかったぜ……
予想はしてたけど鋼牙カオルのキスがあまりにもぎこちない件
2人の外見がいい歳なだけによけいに違和感が。
今どきのアイドル俳優でももっと、ぶちゅーと演出するのにw
あれが監督の限界か…
確かにあれじゃカオルは高齢出産だなw
鋼牙は童貞だろうからああなるのは仕方ないような気がする
よく見ると若干唇ズレてるよね?
うん。ずれてる。鋼牙の上唇にカオルの唇、かな…。
わざとなのか失敗なのか分からんがw
でもそれが初々しくてまた良し。
確認のために凝視してみたが、すごい綺麗だけど見てるこっちが照れるわあ…。
1期の鋼牙の外見なら初々しいですむんだけど…
今期の鋼牙もかっこいいんだけどさ…大人のキスが見たかったなぁ
このまま監督に任せていては2人の遺伝子が残るか不安です!
というわけで職人の皆様、続きを是非お願いします!
最終回ラストもあれ多分1年以上は経過してるよね?
カオルの雰囲気が大人っぽくなってたし、そういう演出だと思うんだけど。
もうとにかくカオルが待たされ過ぎてて不憫;
リアリティありすぎな鋼牙のアラサー童貞っぷりに倒れた。
鋼牙にどうか魔戒じゃない別の指南をお願いします。
>>469 やっぱそうだよねw
すっごい綺麗だったから余計あのズレが気になって気になって仕方がないw
鋼牙もうちょっと上だよー!!って教えてあげたい
>>470 大人なのも見たい気持ちはあるんだがあの映像美だとあの軽いタッチのキスの方が合ってる
鋼牙がホラーの陰我の影響を受けるとかカオルが待ちきれずに鋼牙を襲うとかそういう状況なら良いと思う
あのチューのポジションだと鋼牙の上唇はカオルに、はむはむされてるはず
そう言われるとなぜかエロく感じる不思議 > 唇はむはむ
カオル、そんな技どこで…
…雑誌とかネットなんかで一生懸命勉強したならよくがんばったね、と言わざるを得ない(涙)
新作にはカオル出ないだと…?
478 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 09:38:07.03 ID:BBkUSBAn
>>477 カオルが出ないとは限らない。
映画をする、鋼牙が出る。くらいしか情報出していないし、
現段階ではそんなに情報も出せないだろう。
まぁ焦らずゆるゆる待とうよ。
鋼牙以外はほぼ新キャラは決定してて完以降の後日談や新エピソードはないって監督からの発表はあるよ
鋼牙とカオル、早く結婚させてやれよお
481 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 19:01:45.78 ID:BBkUSBAn
>>479 情報見てきました〜
カオル含め今までのキャラが出ないとは…
ちょっと寂しいと思いつつ、
結婚直前に転勤した遠距離恋愛アラサーが頑張っている映画
だと思って見に行くことにする。
>>481 そう思うことにするか。
バリバリのファンタジーっぽい衣装からして、いつもの話ではなさそうだし。
鋼牙ー、ご褒美はカオルだよー。
まだきちんとキャスト発表ないからなんとも言えないが最後なのは間違いないだろうから
そう思うと転勤で終わるのは物足りないよね。指にザルバすら付けてなかったし
484 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 03:44:43.37 ID:wVqCjirT
次の映画が鋼牙ストーリー完全に最後だね
なら尚更カオルと一緒にいて幸せそうな二人が見たいんだけどねぇ
最終回巻き戻して毎日食い入るように見てるよage
485 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 09:50:45.31 ID:peL9rhEO
>>482 犬かwww …いや、やっぱり犬か。
4話と7話の冒頭や11話がささやかな二人の幸せな時間だと思って繰り返し見てる。
ここだけでも十分すぎるくらい、本当にMAKAISENKI作ってくれて
ありがとうって気持ちになる。
それはそうと、職人さま職人さま。投下を心からお待ちしております。
486 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/29(木) 23:10:54.91 ID:kx+8P6DL
監督は嘘ばっかりついてるから
カオルとのハッピーエンド映像は出すんじゃないか
ファンのためとか言い訳して
実際はパチの大当たり画像のためだろうが
このスレにくる人で監督のこと悪く言う人はいないと思ってたけどいるんだね
追加シーン期待してたけど違う映像だったね
映画も期待できないかも
489 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 11:00:57.16 ID:5rVkcntg
>>488 無理して見なくてもいいんだよ。
もう続かないと思っていたものが続いてくれた。それだけでもありがたい。
映画、楽しみだわ。
鋼牙とカオルのシーンのこと言ってるんじゃないの?
491 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 17:15:08.77 ID:5rVkcntg
なるほど、そりゃあ早とちりでした。
どうせ鋼牙の頭の中はカオルでいっぱいだろうから、劇場版も妄想して補正するわ。
RRみたいにカオルを連想させるようなシーンがあればなおよろし。
>>489 >>490さんの言うように
映画自体を期待できないんじゃなくて鋼カオのシーンのことです
言葉足らずでした
すみません
リロってなかったorz
職人様到来を待ちわびすぎて日参中
何でもいいんで投下お願いします(><)
妄想してる時って演じてる人で妄想するの?
ちょっと何言ってるか分からない
自分の場合は鋼牙なりカオルなりキャラクターとして捉えてるから役者を意識したことはない
とはいえ、牙狼は実写作品なんで妄想しようと思うとどうしても役者に近づいてしまう
鋼牙とカオルを脳内にイメージしようとすると小西遼生演じる鋼牙と肘井美佳演じるカオル以外に想像のしようがないんだよな
身長差やら声、体格、鋼牙足長すぎとかカオルはどっちかっていうと貧乳っぽくね?とかは
鋼牙とカオルの特徴であると同時に役者さんの特徴でもあるわけだしね
まあカオル貧乳説は主に衣装のせいで肘井さん本人は普通に胸あると思うけどw
>>496 これでも真面目に質問したんですよ…
>>497 漫画やアニメならそう気にはならなかったのですけど
鋼牙やカオルは実際人が演じてるからどうしても演じてる人が頭にちらつくんですよね
それでみんなはどうなのか気になりました
肘井さんもカオルも爆乳だったら…なんか嫌だなぁ
肘井さんごめんなさいw
保守
最終回が放送されたら〜って言ってた職人さん来ないな(´・ω・`)
烈花希望
烈花とカオルが見たいw
503 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 21:34:17.46 ID:ebTwL1e9
翼と邪美が見れたら幸せ。 もちろん王道の鋼牙とカオルも。
504 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 22:06:16.69 ID:7pCApmNI
保守
職人さんもう来ないのかな・・・
そして誰もいなくなった
508 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 06:16:23.83 ID:Eog+0JpU
いやまだ俺がいる。信じてまってる!
会える時には会えるよね!
大丈夫、待つことには慣れたし。
あのキス見る度にカオルからいきましたって感じに見えて仕方がないw
本当はしたくてしたくてたまらなかったくせに
いざそういう雰囲気になると奥手丸出しな鋼牙に禿萌える
>>511 ザルバに口づけしたのは、囮というか撒き餌みたいなもんですか?w
>>512 約束の地についてから
「おい鋼牙、俺様との間接キス嬉しいだろ」
と言われたに違いない
その後鋼牙は荒ぶってホラーを皆殺しにしましたとさ
>>513 映画の特報の鋼牙がザルバはめてないのはそんな理由だったのか
長い付き合いの友がたった一回のキスに負けるとは・・・・カオル恐るべし
516 :
431:2012/04/09(月) 23:17:40.26 ID:Ieh61VKZ
鋼牙×カオルで投下。
本編じゃ逆立ちしても見れない、軽くてラブい話が見たくて書きました。
とりあえず今回はさわりを。エロまで遠いので、
直接的エロを期待してた方にはごめんなさい。
「旅行?」
「どこか行きたいところはないか」
再建した冴島邸の居間でのティータイム。唐突に鋼牙はカオルにそう聞いた。
約束の地から戻って一カ月。身辺も落ち着いてきた。旅行など柄ではないが、
――鋼牙と旅行に行きたい。
数ヶ月前、カオルがそう言っていたのを思い出したからだった。
破滅の刻印のことを秘密にし、その後も心配をかけてしまった。シグマとの戦いが終わった途端に今度は約束
の地での任務。ずっと何もしてやれなかった、その罪滅ぼしである。
「ほんとに、いいの……?」
「ああ。指令がくれば出向かねばならないが、それ以外は一緒にいる」
「それはよろしゅうございます! さっそく旅行会社でパンフレットを貰ってきます! お待ちくださいませ!」
「ゴンザ、お前何で泣いてるんだ」
何故かカオル以上にゴンザが喜んでいた。
517 :
431:2012/04/09(月) 23:18:10.60 ID:Ieh61VKZ
その晩、ゴンザが両手いっぱいに抱えて帰ったパンフレットからカオルにホテルを選ばせて、ゴンザに予約を
命令し。
そんなわけで。
「行ってくる」
「行ってきます!」
「はい、いってらっしゃいませ」
一週間後、鋼牙とカオルは初めて二人で旅行に出かけたのだった。
宿泊先は海の近いホテルだった。チェックインの前に、波打ち際を二人は歩いた。
夕日が全てを金色に染め上げている。海面の照り返しを受けてカオルも眩しいほどに輝いていて、鋼牙は目を
細めた。
「すごいねー!」
久しぶりにはしゃいでいるカオルを見て、緊張が解けていくのを鋼牙は感じていた。
「海は初めてか?」
「うん! 鋼牙は?」
「俺は小さい頃に何度かあるな。こんな風に旅行じゃないが。それ以外はあまりない」
「そうなの? ……あー、確かに鋼牙って海って感じじゃないもんね」
「どういう意味だ」
「気にしない気にしない」
ごまかすように後ろに回りこんで背中を押すカオルに、しかし悪い気はしなかった。
長らくはなれていた「平穏」が、確かにそこにあった。
518 :
431:2012/04/09(月) 23:18:36.11 ID:Ieh61VKZ
「え?」
日が水平線の向こうに沈み、空に星がちらほらと輝き始めた頃。
チェックインしようとホテルのフロントで手続きしている時のことだった。間違いではないかと、カオルは思
わず聞き返していた。
「お電話では確かに、冴島様二名様でダブルルームと伺いましたが……」
――ゴンザさんだ。
犯人は明らかだった。きっと二人で旅行と聞いた時から、この展開を画策していたに違いない。予約をゴンザ
に任せたことに、カオルは激しく後悔した。
旅行と聞いてそういうことを期待していなかったわけではないが、一緒に出かけられればそれでいいと思って
いたカオルにとって想定外の事態だった。。
問題は鋼牙だ。不安になって、思わず鋼牙を見上げる。
「俺は構わないが」
いつもの表情で鋼牙は言った。
出会ってからもう五年以上がたつが、鋼牙がカオルと男女の行為に至ったことは一度もない。興味があるとか
ないとか以前に、魔戒騎士として、カオルを危険にさらすことを避けている節がある。旅行先で鋼牙にいやな思
いをさせずにすんでほっとカオルは胸をなで下ろし、
――いやいやいや、何も解決してないし!
指令がこなければ二泊三日、同じベッドで鋼牙と過ごすことを思い出して赤面した。
「カオル、どうかしたのか?」
「え!? う、ううん! なんでもない! 部屋いこっか!」
「? ああ――」
ダブルルームがどういうものかを知らない鋼牙は、挙動不審なカオルをいぶかしみながらもその後についてい
った。
520 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 22:09:44.12 ID:UeE5/XpZ
GJ!!
続きを全裸待機
全力で待ちます!
522 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 09:55:36.03 ID:NxNevBLT
職人様降臨ktkr!!! お待ちしております!
職人さんキテタ!
続き、いい子にして待ってます。
二人で旅行すごくいいんだけど、みんなの脳内では鋼牙はどんな服装?w
525 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 23:46:28.97 ID:NxNevBLT
どうする?アロハシャツだったらw
レイとウクレレも欲しいね
剣じゃなくてハタキで鎧召喚してたパチ動画を思い出した
鋼牙がなんだこれって顔してたw
ウルトラマンかシャンゼリオンみたいなネタだなw
531 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 18:33:44.90 ID:p3koA8/1
532 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 00:21:48.23 ID:L8lLKsrn
あ
翼の股間の槍をねっとり舌と指で攻める邪美
こっそり魔界竜の稚魚の群れに全身つんつんさせて白い肌をほんのり紅く染める烈花
鋼牙との初めての夜、うっとり嬉しそうに裸の彼にぎゅっとしがみついてるけど、背中に
まわした手のひらが彼の背にある大きな傷に触れてその痛々しさに涙ぐんじゃうカオル
とかいつか書いてみたい
いつかと言わず今からGO
>>531 探したけど見当たらなかった。ごめん
鋼牙が実写だったからRRの台だったはず
「鋼牙 ほうき」で調べるとプレミアであるから嘘ではないよ
連レスすみません
>>531 タイトルで探してもヒットしなかったけど適当に見ていったら見つけたw
貼って良いか分からないからyoutubeで「家パチ 牙狼 RED 鋼牙」で出てくるよ
>>536 面白いの教えてくれてありがとう! なかなかにひどいモノを見たw
自分が持ったホウキだかハタキだかを思っきし投げ捨てる鋼牙ワロスwww
パチはやりたくないが動画は見たいんだよな。ジレンマー…
538 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 21:35:26.15 ID:1kuDRveX
>>536 531です。見れました!ありがとう!
「なんだこんなもの!」という感じで床に叩きつけてる鋼牙ワロタ
鋼牙×カオルは、ずっと一緒にいるのにいつまでも初々しい関係
翼×邪美は、積極的な邪美にリードされる翼
と色々考えるんだけど、
いつもは男勝りで強気なのに情事の時は恥ずかしくて弱気になってしまう烈花を
笑顔で優しく受け止めてリードしてやるシグト
そんなシグト×烈花の妄想が止まらない
話を考えているけど、烈花の一人称が俺の男口調なせいで、台詞だけ見るとBLっぽく見えてしまうw
540 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:21:41.34 ID:3SupD2AQ
>>537 自分もその口。パチはしないけど、内容見たいがためにパチ誌は買ってる。
もれなく鋼牙とカオルのラブラブっぷりにニヤニヤできたり、SDキャラに萌えたり、
キャラの大胆コメントやメタなコメントに吹いたりできる。
はて、あれはイチャイチャと呼べるのかwww
あの扱いでもカオルが楽しそうなのが救いだけどw
そういう女性だから鋼牙は好きなんだろうなあと2828
インタビュー目当てで買ったパチ呀ガイドが、
インタビューは勿論、一期各話レビューにホラー解説に
付録は過去のも含めたリーチ映像集DVDとスゲー充実してたなー
そして「何ぞこのファイナルファンタジーww」ってな位のラブっぷりED映像にちと吹いた
ドラマではまだまだ初々しいのにCR世界では遠慮なくラブラブなんだねえ、
なんて思ってたらそれ以上に美しいキスに感動したぜ…
自分もパチやるのは抵抗あるけど映像は見たいから
内容充実してるガイド本あれば教えて欲しいっす
>>537 鋼牙が持ってるあれって、実はハタキでもホウキでもなくアカザ(だったっけ?)の魔導筆らしいよ
魔戒法師にとって大切な魔導筆を投げ捨てる鋼牙さんw
焦らしプレイ進行中……
>>541 もしかしてブン回してるあれだろうか。
あれはカオルが絶叫マシンでしがみついてるようで笑えるんだがかわいい。
密着度も高ポイント。会話が聞こえなかったんだけど何て言ってるんだろ?
>>542 最初のCRエンディングはラストのキスシーンにザルバ天使の尻アップが重なって吹いたw
でも鋼牙が剣じゃなくカオルを思い浮かべることで解放させたり、リアクションがらしかったりと
これでもかと言うくらいよくできてた。もしCGじゃなくて実写だったら鼻血ものだった。
CRはすごく鋼カオにはたまらないのが多いよね
プレミアム台詞に、「カオル、おかえりのキスはないのか」とか
最初知った時は大概噴き出す内容が多いけど、製作者の願望なのか?w
最近RRと呀を見返したけどカオルや鋼牙が出ないから遠慮してたけど
どっちもそれカオルのことだなとか鋼牙のこと信じてるなとか
そういう言葉が見れて一人ニヤニヤしてるw
>>546 RRをカオルに、呀を鋼牙に見せたいなw
RRの鋼牙って、人との距離が近かったり
「愛する者が〜」「本当に大切でかけがえのない人を〜」なんて言ったりするから
素直に愛情表現出来るようになったのか
つまりカオルに対して烈花以上の接触をしてるって事だな!
なんて思ってたらそんな事は無かったぜ
烈花に対しては凄い自然に出来てたけどカオルにはぎこちないように見えるw
一期の時はまだ初めてだろうから仕方ないのもあるけど抱き寄せる時とか
力強すぎないか?とか思ったもんだ。
二期二話で手を繋がれた時、映ってなかったけど
物凄い表情してたんじゃないかと勝手に妄想してるw
>>547 >そんな事は無かったぜ
あるあるw
一つの命の先には〜ってRRで鋼牙が言い出したときには
カオルに雷牙くん産んでもらう気満々じゃないですかヤダーなんて勝手に舞い上がってたのに
MAKAISENKIで蓋を開けてみればごらんの有様ですよ
といったところで、
>>516さんを待つ間に鋼牙×カオルで投下します
・微妙に指南書ネタ
・三分割のうちの最初の部分のみ
・都合上エロなし
指南書ネタお借りしてます
>>72さんと被ってるけどその辺は広い心でご容赦くださるとありがたいです
NGワードは「君の中の永遠」でよろしく
ではいきます
『いよいよ今夜だな、鋼牙』
「なにがだ」
『この数日えらく真面目な顔して魔導書を読んでると思ったら、まさかあの本だったとはな』
ザルバを木箱にしまおうとしていた鋼牙は、ザルバのその発言にぎくりと手を止めた。
昨日今日と読んでいた魔導書といえば<契りの儀式における指南書>をおいて他にはない。
「……ザルバ。お前、知ってたのか」
『わざわざ俺を外してから読まなきゃならないような魔導書の心当たりなんて、俺には一つしかないってことさ』
ザルバにうるさく言われるのも面倒だと思ったため読むときには外していたのだが、かえって裏目に出たようだ。
思わずため息をついた鋼牙にザルバはにやりと笑って続ける。
『ちなみに教えてやるが、俺の見た限りじゃゴンザも気付いてるな。知らぬはカオルばかりなり、ってやつだ』
「!?」
ゴンザにまで悟られていたというのは不覚だったが、言われてみれば今日のゴンザはどこか様子が違っていたかもしれない。
昼過ぎにカオルがやってきたときに、よろしゅうございましたな鋼牙様、だの、今日は指令が無いとよろしいのですが、だのと
俺に言っていたのはそういうわけだったか、と鋼牙は今更ながらに理解する。
『と、いうわけで俺はそろそろ休ませて貰うぜ鋼牙。
さっきカオルを部屋に呼んだってことは、そろそろ来る頃なんじゃないか?』
「わかっているならわざわざ俺を引き止めてからかうのはよせ」
『なに、お前の緊張をほぐしてやったのさ。じゃあな』
口の減らない相棒を木箱に収めて、鋼牙は書斎を後にした。
続き部屋の寝室に入ると何故かベッドには枕が二つ並んでいる。
ザルバの言ったとおりで、ゴンザにも気づかれているというのは間違いないようだった。
件の魔導書をナイトテーブルの上に適当に置くと鋼牙は二つ枕の並んだベッドに腰掛けた。
自分はカオルを愛しているし、また自惚れでもなんでもなくカオルに愛されているという自覚が鋼牙にはある。
それくらいのことはいかに鈍い鋼牙とてわかっていた。
それでも、鋼牙がカオルにこれまで手を出せずにいたのにはある一つの思いがあったからだ。
――カオルに手を出してしまえば、俺はカオルを手放すことが出来なくなってしまう――
それは魔戒騎士である自身の生き方に、普通の人間であるカオルを巻き込む、ということ。
破滅の刻印を穿たれたときも、勿論思い通りに死んでやるつもりなど毛頭無かったが、
もし自分が死ねば魔戒騎士などに関わってしまったカオルを開放してやれるのだという考えが
一瞬たりとも起こらなかったといえば嘘になる。
しかし、刻印の事実を知られてしまった時のカオルの涙をこらえた笑顔に、そして
ギャノンの骸の中でカオルと再会した時の涙ながらの抱擁に、鋼牙はカオルの想いを正しく悟った。
――お前はとっくに、俺の傍にいることの意味を理解し、その覚悟を決めていたんだな。
……覚悟を決めていなかったのは、俺の方か――
そう気付いてしまえば、カオルに触れることへの躊躇いに
カオルからの拒絶を恐れる自らの言い訳以上の意味は見出せなかった。
いずれにせよ、自分にはもうカオルを手放すことなど出来ないのだ。
「鋼牙、入るよー?」
いつもどおりのカオルの声に、鋼牙は柄にも無く緊張している自分自身に苦笑すると扉を開けた。
寝室に通されると知って――あるいは、寝巻き姿を見るのが初めてだからか――やや驚いた様子のカオルを迎え入れる。
カオル、お前は俺を受け入れてくれるだろうか。
* * *
冴島邸に通っていた頃は鋼牙の部屋に入ったことも何度かあったが、
北の別宅の鋼牙の部屋というのはカオルにとって初めて足を踏み入れた場所だった。
――話がある。寝る前でいいから、俺の部屋に来てくれないか――
先ほどそう告げに来た鋼牙はどこか緊張しているように見えた。
……いや、緊張しているのは今もかもしれないな、とカオルは思う。
ベッドに並んで腰掛けていても、鋼牙はカオルの手をぎゅっと握ったままなかなか話し始める気配が無い。
もともと口数の少ない方とはいえ、それを差し引いても今日の鋼牙はなにか言いにくい事を抱えているようだった。
鋼牙が話したくないと言うなら無理に聞きだす気はカオルには無いのだが、
もともと話があると言ってきたのは鋼牙である以上、話さなくていいよと言うのもなんだか違う気がして、
カオルはやや心配そうに鋼牙にたずねた。
「……なにか、あったの?」
「いや、そういうわけじゃないんだが」
「でも、なんにもない様には見えないよ」
「そうか?……そう、だな。
……何かあった、わけじゃないんだが。
これから、ある、かもしれない」
そう言うと、鋼牙はカオルの手を握っていた自らの手を解き、カオルの両肩に置いた。
向かい合ってカオルと目をあわせると、鋼牙の様子にカオルもやや居住まいを正す。
「俺は、魔戒騎士だ。それは変えることが出来ない。
……刻印のときのように、お前を悲しませるようなこともこれからも起こるかもしれないし、
お前を置いて、その使命を果たしに行かなければならないこともあるだろう。
普通の人間の男が約束できるようなものを、俺は持ち合わせていない。
そんな俺がお前に触れることなどあってはならないと思っていた」
「鋼牙……」
「だが、」
泣きそうな声で名を呼ぶカオルを制して鋼牙は続けた。
「お前は、全部わかってて、俺の傍にいてくれてたんだな」
「……っ!!……あたりまえじゃない。ほんと、気付くの遅いんだから……」
「遅くなって、すまない。……本当は、俺にもわかっていた。
俺にはもう、お前を手放すことなど出来ないんだ」
そこで言葉を区切ると、鋼牙は本題を一言で言い切った。
「抱きたい」
カオルの大きな瞳が更に見開かれ、それからかあっと頬が染まった。
「……!!
そういう風に言われたら、いいよって答えるの恥ずかしいじゃない……」
それから一つ深呼吸をしてカオルが告げることには。
「……お手柔らかにお願いします……」
それは、承諾の意。
真っ赤になったカオルを思わず抱きしめると、鋼牙の腕の中でカオルは身を固くした。
カオルの緊張をほぐすように、鋼牙は腕を緩めるとカオルと目を合わせた。
「そう固くならなくていい。今日は、キスまでしかしない」
「え?でも、……抱きたい、って」
そう言って不思議そうにこちらを見上げてくるカオルに鋼牙は一冊の魔導書を示す。
「これは?」
「<契りの儀式における指南書>という。
三日の間、夜をともに過ごして、俺とちゃんと結ばれるのは三日目ということになる」
「指南書って……そんなのあるんだ。
あのね鋼牙。私、魔戒騎士のことなんて知らないことばっかりで、その本の事だって何にも知らないし、それにね。
……こういうこと自体、今まで経験がなくて。三日かけて、その、儀式?っていわれても、よくわかんなくて、」
「カオルが想像するような儀式というのとは、多分違う……と思う。
……俺の気持ちの問題なんだ」
「……?」
不安そうにしているカオルに鋼牙は告げた。
「この魔導書を用意して三夜を共にし、三日目に契りを交わす、というのは。
……その相手を生涯愛し抜く、という騎士の誓いを意味している」
「!! 鋼、牙……」
「俺が愛するのは、カオル、お前だけだ」
「うん、……うん!!」
感極まって泣き出したカオルを鋼牙は泣き止むまで抱きしめていた。
泣きやんだカオルをそっとベッドに横たえると、鋼牙は自分もその横に滑り込んだ。
部屋の明かりは既に落とされ、ベッドサイドのランプだけがぼんやりと二人を照らしている。
体勢を変えて真上から見下ろすと、カオルが恥ずかしそうに瞬きをして。
見詰め合っていたその瞳をカオルがそっと閉じたのを合図にして鋼牙はその唇をカオルに寄せた。
ちゅ、と押し当て、擦りあわせる。
鋼牙の唇がわずかに下にずらされ、優しくカオルの下唇を食む。
答えるようにカオルが鋼牙の上唇に吸い付くと、鋼牙の舌が唇をなぞった。
それだけでもどうしようもないほどにこみあげる愛しさに、カオルは自らの腕を鋼牙の首に回して抱き寄せた。
頤にかけられていた鋼牙の手にわずかに力が篭る。
抗わずにカオルがうっすらと唇を開くと、鋼牙の舌がカオルの中に侵入した。
ゆっくりと口の中をなぞられる感触にぞくりとカオルは震える。
歯列を、歯茎を舐め上げていく鋼牙にただただ翻弄されるばかりで、カオルには答える余裕など無い。
それだというのに、鋼牙の舌が今度はカオルのそれを求めて口内を探り始める。
思わず逃げてしまいそうになるカオルの舌を探り当てた鋼牙がゆっくりとカオルの舌を絡め、なぞりあげると
次第にカオルも鋼牙にあわせておそるおそる答えはじめて。
鋼牙の手がカオルの後頭部に回され、二人は初めての深い口付けに没頭していった。
ちゅく、と音をたてて二人の唇が離される頃にはカオルは息も絶え絶えといった様子で吐息を震わせていた。
カオルの息が整うのを待つ間に鋼牙がさらさらと流れるカオルの髪を梳くと、カオルは心地よさそうに目を細めた。
「……なんか……すごいことしちゃった気分……」
「今日でこれだったら、明日以降はどうなるんだ」
「……。もっと凄いこと、期待しても、いいんだよね……?」
恥ずかしそうに見つめてくるカオルに、鋼牙はくらくらと眩暈がする思いだった。
「言ったな。覚悟しておけよ……」
「うん、覚悟してるから……優しく、してね……?
……おやすみ……」
「ああ。おやすみ」
幾許もしないうちにすうすうと寝息をたてはじめたカオルを確認すると、鋼牙も眠りにその身を委ねた。
* * *
カオルが目を覚ましたのは普段よりずいぶんと早い時間だった。
カーテン越しに朝の光が差し込んでいる。
隣には、誰よりも大切に思う相手。
……まだ、寝てる……のかな?
なんとなく自分より鋼牙のほうが早くに目覚めるだろうと思っていたカオルとしては少々意外な展開だった。
強い意志を宿す瞳が閉じられている今、鋼牙の表情はひどく無防備だ。
もう少しだけ近くに行っても大丈夫だろうか。
カオルはもぞもぞと少しだけもぐって鋼牙に寄り添った。
広い胸にそっと掌を当ててみる。
ゆったりと刻まれるリズムが鋼牙の呼吸と鼓動を伝えてきて不意に泣きたくなった。
何者にも傷つかず、触れただけで皮膚を破る硬質で温度を感じさせない黄金の鎧の内側にあるのは
しなやかで強靭だけれど傷つきもすれば血を流しもする温かな生身の肉体なのだと実感する。
自分が鋼牙の温かさを感じているように、こちらの熱も鋼牙に伝わっているのだろうか。
鋼牙の胸元に頬を寄せて、こみあげる愛しさをカオルはそっと音にのせた。
「鋼牙。……大好き」
「俺もだ。愛してる、カオル」
こっそりと呟いたはずの独り言への思いがけない返答に、カオルは驚いて鋼牙から身を離そうとする。
しかしそのときには既に鋼牙の腕が腰に回されていて、カオルは鋼牙の腕の中でばたばたともがくことしか出来なかった。
「お、起きてたの!?」
「今起きた」
「嘘!絶対狸寝入りしてたでしょ!!不意打ちでああいうこと言うなんてずるいよ」
「不意打ちはどっちだ。最初に仕掛けてきたのはお前だろう」
「それは、だって、起きてるなんて思わなかったし」
「寝込みを襲うとは、更に性質が悪いな」
「だから、……もう!!」
最後の抵抗とばかりに抗議をこめて鋼牙を見上げたはずが、
見つめ返してくる鋼牙の優しげな表情に何も言えなくなってしまって。
カオルは降参しましたというように目を閉じ、優しく降ってくる鋼牙の口付けを受け入れた。
前編は以上です
現時点で中編→2割 後編→白紙
あ、中編後編には流石にエロを盛り込みますので
今回のタイトルはGガンダムのED曲から、と言ってわかる人どれくらいいるんだろうか
直球ラブソングだけど鋼牙には結構合ってると思うのは全国に私一人じゃないはずだ
それでは読んでくださった方、中編でお会いしましょう
お付き合いありがとうございました
>>549-554 GJです!続き楽しみー。
確かに鋼牙とドモンってちょっと似てるとこあるな…と思ったw
職人さんきた〜♪───O(≧∇≦)O────♪
うおお職人さんGJすぎる!
禿萌えた!
559 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 17:11:25.60 ID:e/wVd5dq
職人様GJGJGJ!!幸せをありがとう^q^
GJ!!
曲聞く度に鋼牙が脳裏をよぎるのは、自分だけじゃなかったかww
まだかなまだかな。職人さんまだかな。
>>549続きお待ちしてます。
Gガンっぽいと思った人が私だけじゃなかったw
ストイックさはヒイロなのにカオルに関してはドモンな鋼さん。
全魔戒騎士の皆さんの前で「お前が欲しいーっ」とか、
カオルの霊獣筆の複線でピーターさんに二人でラフラブ天驚拳的
な展開ないかなぁと期待してましたw
パチの「守りし者全回転」は何度みてもニヤニヤします。
おおーありがとう職人さん!もっと凄いこと期待してます!
516-518の職人さんも待ってますよー。
ドモンと言われてGガンより先にタイムレンジャー連想したw
もっともあちらのドモンは手が早かったがw
タイムレンジャーなついw
時空を越えて子作りしてたなー
鋼牙にも頑張って欲しい
あのキスなら妊娠しててもおかしくはない
きゃーきゃー
(=´∀`)乙(´∀`=)おつー!
電車内でニマニマが止まりませんでした
今も抑えるのに必死w
まさか指南書ネタがまた違った形で見ることが出来るなんて幸せです
続編楽しみにしてます
あのキスの後のカオルの手元に光の欠片が降ってくる場面、
監禁されてる女の人に
ゼウスが金色の雨になって降って孕ませたって
ギリシャ神話を思い出してしまったんだぜ…
キスであんなにぎこちなかったのですからセックルなんてどうなってしまうのでしょうか??
恐る恐るここ見てみたけど、案外分かる分かるみたいなのがあったw
ある小説を思い出して、行為そのものより破瓜の苦痛が怖くて不安がる
カオルとか見たいと思ったり
>>569 体格差を考えると、初夜はカオルさん、かなり大変だと思う
夜の儀式もさる事ながら、魔戒騎士らは結婚式はしないのかの?
カオルの花嫁衣装が見てみたいモンだが、勿論鋼牙は白コートでww
そして怒濤の初夜に雪崩れ込みww
職人さんの指南書初夜を楽しみにしつつ、鋼カオでシチュエーションが思い浮かんだので、投下します
・エロなし
・というか、事後
・めちゃ短い
エロもまた書きたいなと思ってますw
鋼牙が世界に二つとない宝物みたいな目で私を見つめるから、この人の前では絶対泣かないと決めたのに涙が溢れくる。
「鋼牙」
「なんだ?」
口端をほんの少し緩める笑顔があまりにも優しくて、薄明かりの中私を見下ろす穏やかな瞳があまりにも美しくて。泣き顔を見られたくない私は彼の首の裏に手を伸ばしてそっと引き寄せた。
幸せで幸せで、泣いてしまいそうなほど幸せで。このまま時間が止まってしまえばいいのにと、叶うことのない我が儘を口に出してしまいそうになる。だから声に出さずに私は言う。
だいすき、すごく好き。ずっとずっと側にいて。
ぎゅっと力を込めた私に鋼牙も柔らかく抱きしめ返してくれた。
窓の外からは朝を告げる鳥の泣き声。
ああ、もうじきに夜が明ける。
acha---
>>571 鋼牙、ザルバが邪魔で結婚指輪付け難そう
カオルのウェディングドレスは見てみたかったもののひとつだわ
見たかったなー
最終回のドレス姿が若干意識してたとは思うけど個人的には白無垢が見たかった
鋼牙も白コートはいつも着てるから式ぐらいは式用の格好が見たい
でも鋼牙はタキシード似合わないんだよねw
最終回のキスシーン良かったなぁ
ドラマではなくて良かったんだけど、お帰りなさい&ただいまのキスを脳内補完…
>>577 タキシード似合わないって話あったっけ?
>>578 BDのブックレットにそういう裏話が載ってた
“シリーズ初の白コート姿ではない鋼牙が印象的だが、あの黒いスーツに決まるまでに様々なパターンを試して(い)る。
タキシードや白いジャケットなどいくつかの候補があり、
小西さんとしては似合っていても鋼牙としては似合わないとの判断から、完成映像の黒いスーツが採用された。”
ということらしい
あ、ちなみにポーカー回(4話)の話だそうです
なるほど、ブックレットきちんと読んでなかったぜtnx
鋼牙として似合わないのかあ…うーん見たかった
けどまああの回じゃなくてカオルとのシーンで見たいかな
カオルが目を瞑ってるとキスしたくなる…
というか自分的には触ってみたいと思う唇だなぁ
めちゃめちゃ美人とか可愛いとかそういう人は沢山いるんだけど凄く魅力があるよね
ぱっと見は美人じゃないんだけど、よく見ると目が可愛い
鼻も小さくて可愛い、唇もぽてっとしてて可愛い
小走りな時にぺちぺちぺちって感じなのが可愛い
もうなんていうかカオル可愛い
二期でも一期の頃に感じた小動物っぽさが残ってて嬉しいよ。>カオル
もうね、レオと並び歩くと大型犬とハムスターみたいでね。
ひょいっとお持ち帰りできそうとかね。
いやー鋼牙の忍耐は本物だわ。でもそんなものとっとと捨てて下さいw
レオは鋼牙より大きいからね
鋼牙、カオルに触りたいとかないんだろか
2期は破滅の刻印があったから仕方ないかもだけど
白夜〜RRの間に何もなかったのかと
見た目は長年連れ添った夫婦みたいなのに
文章書くセンスが欲しいなぁ
カオルはこぉがぁの「ぁ」だけで半端ない魅力全開でもう最高ですよ
>>586 ないわけはない絶対!男なら・・・・・
女のあたしでもくはーたまんねえって思う表情するぐらいなのに
あんなに間近にいて思わないわけがないと思いたいw
一回ぐらいは襲ったと思いたいですw
でもカオルだからすぐその場で理解して許しちゃうんだと思います
>>587 前にもあったと思うけど2期9話で劇場を出ていく時に「ねぇ」って鋼牙に呼び掛ける声が
妙に色っぽくてツボだった
自分も白夜以降、一度くらいは関係持っててもおかしくないと思うんだけどねぇ
いざって時になると何かしら邪魔が入って進展しないなんてこともあったりしてw
再会して手を繋いだだけなのもすごく久しぶりに会ったからとか思ってみたり
あの二人が再会してすぐにキスとかっていうイメージを持てないからなんだけど
実は手を繋いだだけで鋼牙、射精しちゃってるんじゃ・・・いやまさかそんなわけ・・・・・
職人様たちは、北の管轄に拉致られちゃったりしたのでしょうか…
鋼牙がムラムラして辛抱たまらーん!!となった瞬間に「お仕事です」って現れちゃうゴンザとか
「おい鋼牙、俺様はいていいのか?」とか言っちゃうザルバとか
まぁ障害が多いほど燃え上がるっていうしね!
先日の最終回見る度、おめかししたカオルと豪勢なゴンザの手料理は、
事前に鋼牙の旅立ちを知ってたらしいゴンザが、
内々に結婚式…とまで行かなくても結納(爆)位交わしておけってゆー、
親心だったのかしらんと思うと切ない…
(鋼牙が手配したとは思えんので)
シグマ兄ちゃんの襲来が無かったら、そのまま夜はしっぽりと…
ああ、残念で堪らんわ〜!
>>592 ってか、それまんま死亡フラg
まぁある意味死亡フラグではあったね・・・ここの住民的にはw
第二期の前ぐらいの時間軸で
鋼牙はカオルを、カオルは鋼牙をそれぞれ想って、たぎる気持ちを抑えきれずにそれぞれオ○っちゃう
みたいなシチュを考えては見たが、いかんせん文才がない・・・
それに、鋼牙は鋼の意志で自制しちゃいそうだ
いや、実際は分からんよ
ガンガンにオナってるかもしれないw
特に17話の後とかあのカオルの表情で・・・・
妄想が止まらないので職人さんお願いします
>>593 確かにシグマが来なければ…と思うけど、家に着いてから約束の地に出発するまでの時間、
あんまりなくない?
あれじゃ、いざってなった時に行かないといけなくなりそうw
あれは鋼牙の意志で旅に出たのか、何かに連れて行かれたのか
自分の意志なら翌日の朝、出発でも良さそうな
カオル、多分、プロポーズを期待してたよね…
鋼牙は言葉より行動の人でカオルもそれを汲んでると思うけど、ちゃんと言葉にして貰えたら
もっと嬉しいんじゃないかなぁ
言葉より行動か
子作りしかないなw
鋼牙が約束の地行きを「(カオルには)今夜話す」という台詞を聞いて
今夜?どこで?何をしながら話すんですって!?そういう腹づもりなんですねわかります!
と、映画館でこっそり期待していたものでしたw
…シグマ兄ちゃんのばかやろお
>595
初めは鋼牙も翌朝旅立つ予定だったんじゃないかなあ。
でも寛ぐ家もぶっ壊れちゃったし、
何かに連れて行かれたなら、寧ろその何かは空気読み過ぎww
ただそれとは別に牙狼の結界(?)が開いたのは、鋼牙の意思じゃないっぽいから、
あれは嫁を認めたご先祖様達のお許しなのかww
もしかすると黄金騎士伝統のプロポーズだったりしてねww
あのドレスをガバッと後ろから下ろして欲しかったな
獣の鋼牙が見たい今日この頃いやいつも
イデアに取り込まれた鋼牙は零や烈花を拒否したというのに、
記憶すら無くしかけた状態でもカオルだけは受け入れるんだよ。
どれだけカオル大事なのこの人。もう本能だよね。
言葉に出さないけど行動はカオル命だぜ万歳!だよね
そこが最大の萌ポイントなんですが
シグマ襲来の時、背中に剣を背負ってカオルを庇ったり、
窓際に降って来たぶ厚いテーブルを背中に受けたり、
背中越しに鋼牙がカオルを抱き締めるのに凄く萌えた。
しかしカオルの頬に一条の朱が走った刹那、
「よくも俺の嫁を傷物に!」と鋼牙の理性がブチ切れた音が聞こえた気がww
…そろそろGWも始まるので、職人様に約束の地からお戻り願いたい…(-人-)
>>601 あれはよかった。それまで第一期と比べてカオルとの触れあい(物理的に)が少なかったぶん
あそこで一気に鬱憤が晴れたw
>>603 ナカーマ
いきなり感情があらわになってたな
嫁に逃げられて(殺しちゃったんだけど)やさぐれたシグマ兄ちゃんが、二人のラブラブっぷりに
嫉妬して「リア充なんか嫌いだ!!」と突入してきたようにしか見えなかった最終話
最終回初見では落ちていくカオルを抱きしめたときの鋼牙の手の位置が気になったっけw
状況が状況だから掴まえられればどこ触っててもいいんだけどね
ダイレクトにむぎゅっとしててもいいんだけど
下から寄せ上げして差し上げる鋼牙さんに献身のようなものを感じたw
もしそうなら愛を感じるよw
カオルちゃんのおっぱいは小さいけれど大好きだと思う
最初にカオルちゃんのおっぱい見た時の鋼牙さんって一体どんな風になってしまうんだろうかw
608 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/28(土) 18:21:41.42 ID:/lTiqgah
>>607 A じっとみつめる
B 照れて目をそらす
C 衝動のままにかぶりつく
さあ好きなものを選べ。
>>604 地の底を這うような声で
「リア充は……爆発しろぉおおお」
って言いながら目をかっぴろげて乱入ブチ切れシグマさん
簡単に目に浮かぶから困る
>>608 Cでw
がっつきに初めは驚いちゃうけどそんな激しい鋼牙でも
カオルは聖母マリア様みたいに微笑んじゃうという設定でお願いします
世の中にはひんぬースキーも少なくないからのう
>>609 いやもう、既にしてたでしょww
シグマ兄ちゃん吠える度に、ばっかんばっかん爆発してたしww
>>611 確かに烈花の様に、お椀みたいなおっぱいと違うけど、
カオルも言う程、ひんぬーでは無いと思うんだ。
日本人らしい奥ゆかしいおっぱいとゆーか…
二期になってからのカオルの胸元は、
一期に比べると『女』って感じで、物凄くエロく見える。
鋼牙ともう何かあったよね的なww
二期でカオルの服装が、グッと女性らしくなったけど、
特にヒールのあるパンプスが増えたのは、
やはり背の高い恋人とキスするのに、
ちょっとでも近づきたい女心かww
大事なのは大きさじゃない、感度だ!
と熱く語って去る
いいや、形だね!
大きいのを持ち上げるのもいいが、すっぽりと包み込める胸を揉むのも、また浪漫
本体がカオルならどんな乳でもいいと思うの
>>612 2期では鋼牙とカオルの関係を普通の男女として描きたかった、と聞くと
普通に男女の関係があったのね、と思ってしまうw
25センチも身長差があるとキスするの大変そう
何でだか鋼牙にはMっぽいイメージがあるんだけど、その割にベッドではSな人って
イメージを持ってしまってる…
>>615 その時は鋼牙が腰かがめて、カオルが背伸びしてたら…と
思いっきり某動画と写真思い出してにやにやしてしまったー!
久しぶりに一期を見てるけど一話一話毎回萌えさせられるw
魔弾のカオルにありがとう言われた時の照れて視線を外す鋼牙の表情が特にヤバイw
身体中の毛がハゲ散らかりそうなぐらい萌えるw
しかしまあ、断片的な妄想を書き散らすだけでは
職人様が投下しにくくなられるのではないかと・・・
そうなのか?いやまあ職人さんがそう言うなら仕方ないが、
エロ雑談も読んでて楽しかったよ。
そんな職人さんを黙って待ってるだけなら保守レスしかなくなってしまうよ
そうかあ。いや、職人さんが「そっちの方向でしたか!」と思って
ひっこめちゃうこともあるんじゃないかと・・・
考えすぎでしたね、ごめんなさい。
寧ろエロ雑談に発奮して、投下される職人さんもおられるのではと期待♪
ただ
>>573の様に、スルーの可能性もあるから、
もしかして職人さんがいらっしゃらないのかしら、
とも考えてみたりして…
ここしばらく春イベ準備で忙しい職人さんもおられるかも。
終わったら何か、と期待はするけどいつまでもどんなネタでも気長にお待ちしますよ。
ここは普段は誰にも話せないエロ妄想を表に出せてありがたい所です。
同じ考えの友人がいれば良いけどそういないしここは凄い助かる場所だ
荒らしもなく共感してくれる人達ばかりで2chではなかなかないよね
一番は鋼牙カオルで二人が萌えなんだけど、他の話があまり出ないのは寂しいかな
エロSSもエロ雑談も妄想から生まれてるんだからどっちもあって欲しい
エロ雑談にはならないとは思うけど、個人的にシグマとミオとレオとかも気になったり
某二次サイトのR指定のパスがわかんないんだよね。
ここはいいよ、パスなしで読めてさ。
投下まだーーーー?
某二次サイトって?ヒントは?
パスってのは、
「わからない=縁がなかったと思って諦めて下さい」
なんだからしょーがない。
つうか今のご時世必死でググればわからんなんてことはないだろ
ノーヒントでもあるまいし
本気で読みたいならもっと頑張れ
「友達の歌」(勝手に題を・・・)のサイトだけど
そうだね、もっと頑張る。
あそこはちゃんとヒントあるししかも簡単だよ
まあがんばれ
>>630 そこだと思ったww
自分も知らなくてちょっと苦労したからわかるよ
頑張って!
鋼牙のコートを羽織ったカオルというのも見てみたかったかもしれない
4巻のブックレットを見てたらファーストバイトを思い出したw
中の人たちは遊んでるだけなのに衣装装備だからちょっと嬉しくなる
私服なら、仲いいねくらいのことなんだけど
えーめっちゃ気になるジャマイカ
明日が(今日かw)楽しみだ
鋼牙に背中から抱きしめられつつ彼のコートにすっぽり包まれて
「きゃ〜・・・」みたいに照れて真っ赤になった顔をコートから
上半分だけ出してるカオルの画像ください
>>634 ぼんやり見てたら思い出しただけなんで…
期待してる程のことはないと思うんだよ
期待させてしまって申し訳ないになってしまったら本当に申し訳ない
>>636 届いたよー
すごく良かったよー
メイキングのレオカオ、鋼カオどっちにも2828してしまったw
咆哮の鋼カオが目を瞑ってるシーンあれカットしないで見たかったなあ
vol.4禿萌えました
>>637 がっかりにならなかったみたいで良かったw
この二人は鋼牙とカオルになるべくしてなったという感じがした>メイキング
牙狼に関わる前から仲良かったんだっけ?
雑誌のインタビューでは仲が良かったというより同じ事務所の同僚程度の
印象を受けた覚えがあるけど
戦隊のオーディションに一緒に行ったりしてたようだし、藤田含めて最初から
気の合う所はあったようだね
監督が小西と藤田の見た目の相性の良さを言うけど
小西と肘井も相性が良かったんだろね
ずっと昔にファミレスで何時間も語り合ったとか何かで読んだような
知り合って6年位と2期開始のインタビウで言ってたから、
まさに牙狼で出会ったんだと思う。
肘井嬢は小西氏を尊敬していて、
「本人の前で言うのは恥ずかしいから見ないで」とか、
「彼に対して恥ずかしくない立場でいたい」とか、
そのまま理想的な鋼カオの関係性を示してくれるので2828したw
>>642 戦隊かライダーかのオーディションの帰りに、もう一人若手の人と3人で(多分別事務所の人)
意気投合してファミレスで盛り上がったとあった。
それは2828出来るw
「一緒にオーディションを受けに行って(2人共落ちて)一緒に帰ったこともあった」
「牙狼の前に事務所のみんなで食事に行った中に小西くんがいた」
「牙狼の顔合わせ(だったかな?)で小西くんが主役でビックリしたし嬉しかった」
だったかの記事を見た覚えがある
まさに共に戦ってきた仲間で同志なんだろうね
役者さん達はまさに戦友そのものなんだけど、ついつい役にシンクロさせて
いい妄想燃料にしてしまうごめんなさいでもありがとうって思いつつw
>>646 あー分かるw
なんていうか程良い距離感なんだよね
良いタイミングでそれぞれが名前を出してくれるというかw
魔戒指南とかブログとかいつも燃料としてお世話になってます
>>644 その話、2年くらい前のトークイベントで話してた
行った回がたまたま牙狼話メインですごくラッキーだったなぁ
そういえば零と静香も当時同級生だったね
お父さんになった鋼牙というか、カオルに妊娠したのって言われた時の鋼牙を見てみたい
ないと思うけどそういうのも見られたらいいなぁ
オムツ替えてる鋼牙とか見とうない
赤ん坊に「パパでちゅよー」とか言ってる鋼牙とか見とうない
でも二人の子供に同じことしてるゴンザさんは見たい
赤ちゃんおんぶして
ガラガラ片手にリズミカルにあやすゴンザさん
冴島の親子孫の三代に仕える高機能じいや萌え!!!11
愛する我が子の成長と行く末に思いをはせつつ、
愛しい思いでじっと見つめる姿がガン飛ばしてるようにしか見えない鋼牙。
どういう顔をして良いか分からず結局いつもの眉間に深々とシワを寄せる鋼牙まじ鋼牙
カオルが妊娠安定期に入るまで、お預け食らって悶々とする鋼牙とか、
息子が産まれて、そっちにかかりきりのカオルに、
色々ちょっかい出す鋼牙とか、
大人気ない黄金騎士に萌えるのは私だけですかそうですかorz
いいえ私もです
いいえケフィアです
1期18話で鋼牙が邪美を押さえ付けるシーンにドキドキした
RRで烈花を押し倒してるシーンもちょっとドキドキした
庇っただけだけど
カオルでも見たかった
カオルを押し倒したのは零だったな…
邪美や烈花は意識してないから出来るんだろうなあと思います
カオルにちょっと頭を凭れたりありがとうって言われただけで
目が泳いじゃうぐらい意識しまくりだから無理だよなあと思った
もうそれだけでこっちは2828できますw
告る時(1期刻印)に目を逸らしちゃうようなピュア騎士様だもんな
魔弾で自然に肩を抱き寄せてたのはミラクルだったのか
あれだって実際はガクガク震えてたかもしれん
それまで必要に迫られてのお姫様だっことか接触だったのに、
あれは初めてのただくっつきたいから、の抱き寄せなんだよね。
そりゃ「鋼牙よくやった」だの「赤飯炊け」だの言われるだけのことはあるわ。
赤飯wwwww
赤飯炊けなんて言われてたんだw
魔弾の予告見た時は三人の集合写真が映ってたから、
写真撮影時に「こっちに寄れ」みたいに抱き寄せるのかと思ったら
互いに胸の内を語り合っての良い雰囲気になっての抱き寄せなもんだから
もう結婚しちまえよ!となったなーw
>>658 そもそも邪美の時も烈花の時もそういうのじゃないからねw
そういう構図か…ってだけ
カオル絡みのどうしたらいいか分からないって表情とか好きだったな
某サイトで、2人の初Hの後でゴンザが赤飯炊いてたなwww
職人様方はいつ戻られるのだろうか…
早く続きが読みたいんだけどな〜
某サイトで翼が邪美を襲うSS見てから翼邪美が気になって仕方がない
いつも強気な邪美の喘ぎってなかなかグッときた
初めて鋼牙に抱かれた時にカオルが浮かべるであろう、
激しい痛みによる苦痛とついに結ばれた喜びがないまぜになった表情が
本編「完」直前の泣き笑いのシーンとついついリンクされて、
何度もプレイバックしてしまう今日このごろ…
職人さんいらっしゃい〜 全力でお待ちしてます!
>>668 イイネ!そのシチュ。
書くのも難しいね
書きたいものはあって何となくできてはいるんだけど上手く文章に纏まらない
664のカオル絡みがカオルの絡みに見えてええっ!どこ?!どこにあるの!ってなった。
もうだめだ自分w
映画は鋼牙だけみたいだしカオルと鋼牙のシーンを見ることってもう出来ないんだよな
なんか今急激に寂しさを感じて焦った。いや焦ったところでどうすることも出来ないけど
>>671 ごめん、笑っちゃったw
>>672 結果的には続くことになったけど、肘井さんのコラムが最終回って聞いた時に
カオルは卒業かと寂しくなったこと思い出す
DVDの8巻、いつの間にか本編72分になってたね
総集編が特典映像扱いになるのか、収録されないのか分からないけど
25分くらいの番外編でいいから鋼牙とカオルの再会後を見せて欲しい
寂しさを紛らすために肘井さんのベリーダンスのあの衣装を鋼牙が見た姿を妄想した
たいへんお待たせいたしました
君の中の永遠 中編の投下です
前編をご覧になった方は既にご存知と思いますが
鋼牙×カオルで
・指南書ネタ
・三分割のうちの二つ目
なお今回からエロを入れてます
時間かかりすぎて前編忘れちまっただろうがゴルァって方は
>>549あたりをご参照くださればと思います
NGワードは「君の中の永遠」でよろしく
ではいきます
「もっと凄いこと、期待してる、なんて言ってみたものの。
……あぁもう、なんであんなこと言っちゃったんだろ……」
たっぷりと湯を張られたバスタブでカオルはため息をついた。
温かな湯は緊張をほぐしてくれるもののはずなのに、今日に限ってはその効果も薄いようだ。
昨夜ははじめての大人なキスで頭がぼうっとしていたせいだとは思うけれど、
それでもよくもまああんなことをいえたものだと今なら思う。
鋼牙の言う通りなら今日だって最後まですることはないのだろうけれど、それでも昨日のようにキスだけのはずがない。
「見られちゃう、というか触られちゃうよね……」
視線を真下に落とす。
見えるのは、精一杯言葉を選んだところで慎ましやかなという表現にしかならない自分の胸。
自らの両手でぎゅっと両側から寄せて上に持ち上げ、谷間らしきものを作ろうとして――
「……はぁ……」
――あまりの虚しさに、再びため息を一つ。
エッチなんて勢いよ勢い、なんて亜佐美が言ってたなとぼんやり考える。
そんな適当なことで大丈夫なのかと思っていたけれど、今ならそれも一つの真理には違いないと信じられる気がする。
少なくとも、昨日鋼牙に抱きたいといわれた時点ではこんなことを悩むほどの心の余裕はなかった。
でもこうやって一日たってしまうと色々と考えてしまう。
「だいたい、女の人の裸なんて見慣れてる、なんてきいてないよ……」
昼間にザルバと交わした会話の内容を思い出して、カオルはがっくりとうなだれた。
いつものように庭で鍛錬をしている鋼牙をスケッチしていたときのことだ。
台座の上で暇そうにしていたザルバが、儀式はうまくいってるのか、とかなんとか聞いてきたことが発端だったように思う。
なんでその話知ってるの!?なんて反応してしまったからか、散々からかわれる破目になって。
その流れで、ザルバがそんなことを言ったのだ。
ザルバの発言を要約するに。
いかがわしい商売をやってるような場所には陰我や邪気を溜めこんだオブジェやら相応の陰我を持った人間が集まりやすく、
したがってそういう場所にゲートが開かれてホラーが現れることも多い。
当然ホラーを狩る魔戒騎士もその手の店に踏み込む機会は多く、裸の女に出くわした程度で一々驚いていたら
ホラー狩りなんぞやっていられない。
加えて、強力なホラーは女性の姿をしていることも多い。
全てのホラーの始祖たるメシアからしてその姿は裸の女そのものだったし、
――もっとも今の俺は直接憶えてるわけじゃないんだがな、とザルバは律儀に付け加えた――
使徒ホラーのなかでも特に強力だった一体、鋼牙が烈花と知り合うきっかけとなったカルマというホラーも
その真の姿は上半身裸の女性だった。
いずれにせよ、鋼牙はああ見えて女の裸なんて見慣れてるんだぜ?
……と、まあそういうことらしい。
言われてみればいかにもありそうな話で、そのときは、へぇそうなんだ、なんて平静を装って相槌を打ったけれど、
その後ザルバとどんな話をしたかすらよく憶えていない。
ただ、鋼牙はこんな私の裸なんか見ても別になんとも思わないんじゃないかと思うと、
鋼牙と過ごす二日目の夜への期待に一人でドキドキして浮かれていた自分が滑稽で、そして少し悲しかった。
「見慣れてるってことは、見る目も厳しくなってるよね。
鋼牙は、ほんとは、どんな感じが好みなのかな……」
自分の胸が小さいからといって鋼牙の愛情が薄れるなんてことがあるわけないというのはわかっている。
鋼牙が抱きたいと言ってくれたのは、私の身体目当てなんてことではなく、
私のことを愛してくれているからだということはとても幸せなことだと思う。
けれど。
私を愛してくれているからという理由で、鋼牙が魅力的とは言いがたい私の身体ごと愛してくれるのだとしたら。
とても幸せだけれど、同時になんだか申し訳ないな、ともカオルは思うのだ。
緊張、羞恥、期待、不安、様々な気持ちが交じり合ってどうにも落ち着かないままではあったが
これはもうどうにもならないだろうなと悟って、カオルはえい、と思い切って湯からあがる。
あまり鋼牙を待たせるのもどうかとも思うし、それに、いかに不安や緊張があるとはいえ
鋼牙に触れられたくないわけでは無いのだ。
下着とパジャマを身につけると、鏡の前で一つ深呼吸。
どうかがっかりされませんように、と祈ると鋼牙の部屋に向かった。
「ごめんね、待たせちゃった?」
「いや……」
そういう鋼牙は、しかし、どことなく落ち着かなさそうな様子なのが見て取れる。
それっきり鋼牙が何も言わないので、カオルは昨夜と同じように鋼牙の隣に腰掛けた。
鋼牙の肩に頭を預けると、自分の肩に鋼牙の腕が回されて抱き寄せられる。
こうしているだけで十分すぎるほど心満たされているというのに、
これからもっと近くに鋼牙を感じられると思うとどうしようもなく心が昂ぶった。
そろりと鋼牙を見上げると、同じようにこちらを伺う鋼牙と視線が絡まって
自分でも驚くほど自然に鋼牙の唇を受け入れていた。
「今日は何をするのか、聞かなくていいのか」
「鋼牙になら何されてもいいよ。
……昨日、覚悟してろよって言ったの、鋼牙じゃない……」
指南書の内容が気にならないわけではないけれど、言葉で聞くより、鋼牙に直接教えて欲しい。
そんな気持ちをこめて鋼牙に告げると、鋼牙に再びキスされて、ベッドの中央へと誘われた。
鋼牙が自らのパジャマを脱ぎ捨てると鍛えられた上半身が惜しげもなく晒されて、
カオルは一瞬見とれたあと、そんな自分に気付いて赤くなった。
男の色気って、こういうのを言うんだろうな。それにくらべて、私ときたら。
そんなことを考えていると鋼牙の手が今度は自分のパジャマにかけられて、カオルは慌てて鋼牙に言った。
「鋼牙、あの、明かりだけ、消して欲しいんだけど……」
「っ、……すまない」
そんなに申し訳無さそうにしなくてもいいのに、とは思うけれどこれから自分も脱がされてしまうのだと思うと
やっぱり恥ずかしくて、鋼牙にそう声をかけることは出来なかった。
今度こそ暗くなった室内で、再びパジャマに鋼牙の手がかけられる。
自分のはあんなに適当に脱ぎ捨ててしまったのに、今度はそろそろと一つずつボタンを外していく鋼牙に
なんだか大切にされている気がして胸がじわりと温かくなる。
ボタンを外していく鋼牙の指が触れる場所にどうしても神経が集中してしまって
指がかすめるたびに変な声が出てしまいそうだった。
全てのボタンが外されて肩に鋼牙の手が滑らされると、パジャマはあっけなく腕から抜けてベッドにはらりと落ちた。
そのまま腰に手が滑り、くすぐったさにカオルが身をよじると片腕で抱きかかえられて、あっというまに
下も脱がされてしまう。
身に着けているのは下着だけという状態で鋼牙の膝の上に座らされて、カオルは緊張に身を竦めた。
わずかに胸と下を覆うこの布も、もうすぐ取り払われてしまうはずだった。
こうやって、寄せて、上げて、ぎりぎり人並みくらいに見せているだけの胸なのに、
そのまやかしが取り払われてしまった自分に残るのは、鋼牙の手にすっぽりとおさまってしまいそうな
ささやかなふくらみでしかない気がしてしまう。
ブラのホックを外そうと鋼牙の腕が背に回されると、首もとにかかる鋼牙の熱っぽい吐息に、
背中に触れる鋼牙の指の感触に、緊張と恥ずかしさからどうにかなってしまいそうだと思った。
ホックを解かれてブラが腕から抜き取られると、鋼牙にぎゅっと抱きしめられる。
首筋に鋼牙の顔が埋められ、ちゅ、と音をたててちりりと熱が刻まれた。
背を抱かれたまま脇腹のあたりから這ってきたもう片方の手にふわりと胸を包まれて、カオルは身を震わせる。
思わず鋼牙の肩に手をかけて押し返すと、鋼牙はカオルの胸に手を置いたまま首筋に埋めていた顔を離し、
「嫌か?」
とだけたずねた。
「あの、えっと、……ごめん。いやだったわけじゃないの。ちょっと驚いただけ、だから。
……続けていいよ……?」
それだけ何とか言うと、カオルは泣きそうな気持ちで自らの胸を見下ろした。
鋼牙の掌にすっぽりと収まってしまった胸を見て、予想していたこととはいえ
自分の気持ちがしおれていくのをカオルははっきりと感じていた。
見られて、触れられているのはこの上なく恥ずかしいけれど、そう言っていいほど立派な胸とは思えなくて。
「鋼牙……?」
沈黙に耐え切れず、撫でるでもなく掌で優しく触れているだけの鋼牙におずおずと呼びかける。
その声に、自らが動きを止めていたことに気付いたのか、鋼牙が
「……いや。温かくて、柔らかくて、……小さいんだな、と」
そうこぼした。
鋼牙に悪気が無いだろうことはわかっている。
女心に疎いのだって、もう慣れた。
お世辞なんて似合わないし、黒を白と言うことが出来る人間ではないことなんて重々承知だ。
はじめの二つには悪い意味なんて欠片も無いこともわかっているのに、それでも。
三つ目の形容に、心臓がぎゅうっと締め付けられるような思いだった。
ほらやっぱり。鋼牙だって。
……小さいって思ってる……
ある程度覚悟していたはずなのに、気付けばぽろりと涙がこぼれていた。
泣いたら、きっと鋼牙は触れられるのが嫌だったって勘違いするにちがいない、そう気付いて
慌てて涙をごまかそうとするけれど、鋼牙がその雫に気づくほうが早かった。
「カオル……」
「や、あの、違っ……」
「……すまない、やはり性急だった。怖がらせてしまったな」
「そんな、大丈夫だから、なんでもないから……」
「無理をするな。昨日俺が儀式だなどと言ったから、断れなかったんじゃないのか」
「そんなことない……!!」
カオルは半ば混乱した思考のまま、胸から離れた鋼牙の右手を捕まえて再び自分の左胸にぎゅっと押し付けた。
「カオル……?」
「鋼牙、あの、私、嫌なわけじゃなくて、……ほんとに、なんでもない、から、っ……」
面と向かって小さいなんて言わないでよ〜、なんて可愛らしく言えればよかったのにと思うけれど、
気がつけば取り繕いようもないほど動揺した自分を鋼牙にさらけ出してしまっていた。
泣くほどのことじゃないはずなのにと自らに言い聞かせても、さっきの一言は予想以上に堪えたようで
声が震えてしまうのを止められない。
「ほんとは、もっと大きかったらよかったんだけど。小さくてごめんなさい……。
あんまり、気持ちよく無かったよね……がっかりしたでしょ」
「カオル、いったい何の話を――」
「さっき!む、胸触ったとき言ってたじゃない。
……あったかくて、柔らかくて、その、……小さい、って……」
自分であらためて小さいと言葉にするとやっぱり悲しくて声が小さくなる。
「誰が胸のことだと言った?」
「え、だって、……え?」
「……お前自身のことを言ったつもりだった。
温かくて、柔らかくて、俺よりずっと小さいお前が俺の腕の中にいるのだとかみ締めていたんだ。
俺のような者にこんな幸せが訪れていることが信じがたい気持ちだった。
それでも、カオル、抱きしめたお前の感触は心地よくて、……すまない、うまく言葉に出来ない」
うまく言葉に出来ないなんて嘘だ、とカオルは思う。
訥々と語られる言葉は鋼牙の不器用で誠実な心そのものに感じられた。
「鋼牙、……私、……」
「俺が小さいといったから泣かせてしまったのか」
「や、あの、……私の勘違いだったみたいだし……!」
そこまで言って、自分の胸に押し付けたままだった鋼牙の手に気付いてばっと手を離す。
色々な意味で恥ずかしすぎて、なんともいたたまれない思いだった。
「泣くほど気にしていたのか」
「だって、男の人って、やっぱり、大きいほうがいいのかなって思って。
それに、……鋼牙は女の人の裸なんて見慣れてるって聞いたから……」
「……ザルバから聞いたんだな」
「……うん」
その確認の言葉で、ザルバの言ったことはやはり真実だったのだとわかった。
「あのね、鋼牙が私だけを愛してくれるって言ってくれたのを疑ってるわけじゃないの。
鋼牙がそういう風に言ってくれたのは、凄くうれしいんだよ?
ただ、本当は鋼牙だって、その、……もっと色っぽい感じの人が好きなんじゃないかなって。
私を見てがっかりされてたらどうしようって。……不安だったの」
「……ザルバの言ったこと自体は本当だ。
だいたいは聞いているだろうが、ホラー狩りをしてるとそういうことだって珍しくもない。
だが、いくら見慣れていたところで俺にとっては意味の無いことだ。
カオルをそういう女たちと比べたことなど無い。誰かと比べてがっかりするわけなどないんだ。
俺がこうして触れたいと、欲しいと思うのはお前だけだ。
……それではだめか?」
「だめじゃないよ……!……すごく、嬉しい」
普段はなかなか好きとか愛してるとか言わないくせに、時折こうしてさらりと
とんでもない告白をしてくれる鋼牙が愛しくて。
こんな風に愛されてる自分はどれだけ幸せなのだろう。
「……カオルが嫌じゃなければ。仕切りなおしをしてもいいか」
「うん。なんか、私のせいでヘンな感じになっちゃって、ごめ――」
「カオル」
ちゅっと一つ口付けが落とされて、もう何も言わなくていい、と囁かれる。
そのまま覆いかぶさってくる鋼牙に優しく押し倒された。
鋼牙の大きくて少しかたい掌がカオルの乳房の形を変えていく。
掌全体で掬いあげ、白い肌にふにふにと指を食い込ませ、しかし決して痛みを与えることはない。
最初はくすぐったさが勝っていたカオルだったが、次第に別の感覚がこみ上げてきていた。
どうしよう。……気持ちいい。
「ぁっ……」
つんと立った頂を指で弾かれてカオルは思わず声を漏らす。
摘まれ、弾かれ、指の間にはさまれて擦られ、かと思えば指の腹でくにくにと押しつぶされ、
その度にしびれるような感覚が身体を走り抜けていく。
「あぁっ、……ぁん……っ、ぁ……っ」
自分でも信じられないくらいの甘ったるい声に快感でぼやけ始めていた思考が少しだけクリアになって
カオルは慌てて口を閉じる。
しかし一度快感に気づいてしまえば声を完全にかみ殺すなど無理な話で、
押さえられた声が鼻に抜けるとかえって秘め事に特有の艶かしい響きとなって空気を振るわせた。
「ん……、ぅ……っん……」
「恥ずかしがらなくていい。カオルの声が聞きたい」
我慢しなくていいというように鋼牙が色づいた先端を口に含んで転がすと、
カオルは恥ずかしがりながらも素直に鋼牙の要求に答えて艶めいた吐息をこぼした。
「はぁ、ん……っ」
甘く声と身体を震わせるカオルをもっと感じていたい、との欲求に素直に従って
鋼牙は唇と舌での愛撫を丹念に施していく。
ぬるぬると唾液を絡められ、柔軟に形を変える鋼牙の舌に攻め立てられて
感じたことの無い快楽にカオルは打ち震えた。
逃げ場の無い快感をやり過ごすように鋼牙の髪をくしゃりとかき混ぜる。
指とは違う感触のもたらす快感は、しかし片側にもたらされるばかりで
羞恥に泣きそうになりながらカオルは鋼牙に懇願した。
「……鋼牙、お願い……さっきから、そっちばっかり……」
反対側も舐めてほしい、とはとてもじゃないけれど口に出せないカオルの精一杯のおねだりに答えるように
鋼牙はもう一方の頂に口付ける。
もともと鋼牙に焦らす意図はなかったのだが、口での愛撫に集中するあまりもう片方がおざなりになっていたのも事実で、
鋼牙は慣れない自分に内心苦笑すると今度は空いているほうの頂にも指を滑らせた。
「ふぁぁっ……あぁ、んっ……」
待ち望んでいた刺激が与えられると今までより高い声が響いたが、カオルにそれを気にする余裕はもう無い。
生き物のように動き回る舌の感触に、唾液でぬるりとすべる反対側を指で弄ばれる先ほどとはまた違う感触に、
カオルの意識はそれらのもたらす快感で埋め尽くされようとしていた。
「あ、ん……っ、やぁ……っ」
無意識に膝をすりあわせてしまうカオルの動きに気付いたのは鋼牙のほうだった。
カオルの膝を立てるとゆっくりと左右に開く。
カオルの意識はとろとろととけたままで、さしたる抵抗は感じられなかった。
下着の上から指でカオルの中心をなぞりあげると
「っ、こ、鋼牙ぁ……」
ようやく我に返ったカオルが暗い室内でもわかるほどに真っ赤になって鋼牙を見つめた。
下着の上からでもわかるほどに濡れたそこを二度三度と指でなぞると、秘芽を指が掠めたのか
カオルがびくりと身を震わせる。
それでも拒もうとはせず恥ずかしそうに膝を開いたままのカオルに鋼牙の愛しさは募るばかりだった。
カオルの秘部を包む最後の布をゆっくりと抜き去ると、潤んだ割目にに指先を沿わせる。
そのまま指を動かすと、とろとろとしたカオルの蜜がくちゅりと濡れた音を響かせた。
「あ……、ぁん……っ」
どんどん蕩けてくるそこをひとしきりなぞりあげると、鋼牙は蜜のあふれ出す源を探り当てようと
指をわずかに沈めるようにしてカオルの中心を探り始める。
柔らかくとけるカオルの、更に柔らかく沈む場所を見つけてその入り口をなぞると、
カオルは熱く息を吐いてシーツを握り締めた。
つぷりとほんの少しだけ指をうずめると、柔らかく蕩けながらもきゅうきゅうと吸い付いてくる。
そのまま、少しずつカオルの中をほぐすように動かすとカオルは未知の感覚に声を震わせた。
「っ……、あ、あぁ……っ」
「こんなに、溢れてくるんだな」
指先に感じる濡れた感触を自らの目でも確かめるように鋼牙はカオルの足の間に自らの体を割りいれた。
カオルの柔らかな内腿にキスを落としながら、しとどに濡れたカオルの中心を視界に収める。
充血してひくひくと蕩けるそこに、自らの内に生まれた衝動のままに吸い付くと
一際高い嬌声が上がった。
「あぁっ……、んんっ、……そん、な、とこっ」
それでも、恥ずかしいと思う気持ちとは裏腹にカオルの腰はひくんと揺れてしまって、
嫌がっているわけではないらしいということに鋼牙は安堵した。
そのまま舌で割目をちゅくりと舐めあげるとカオルはまた声を震わせて蜜をあふれ出させる。
鋼牙は自らの指で、口で、カオルの中心を更に責めたてていった。
丸められたカオルの爪先がシーツを引っ掻き、複雑な模様を作り出していく。
舌で舐められながら指で中をかき回されて、カオルは溢れ出してしまいそうな何かに必死で耐えようとした。
そうして耐えようとすればするほどに内側がきゅうきゅうと鋼牙の指を締め上げているなどということは
カオル本人にはわからないことだった。
「ぁあっ、……こうがぁ……、なんだか、へん、なの……っ」
「へんじゃない。……大丈夫だ」
「でもっ、……やぁん、あぁ……っ」
いやいやと首を振るように濡れた声で訴えるカオルを開放すべく、鋼牙は一層カオルを追い込んでいく。
「あ……、ああぁ……っ、こうが、こうがぁ……っ」
「怖がらなくていい。俺を感じていろ、カオル……」
「あ、あぁっ、も、だめぇぇ……っ、あっ……ああぁっっ!!」
ぷくりと膨らんだ秘芯を鋼牙にちゅ、と吸い上げられるとカオルはもう耐えられずに
跳ねるように身体を震わせて、それからくたりとシーツの海に沈みこんだ。
「落ち着いたか」
「ん……、なんとか……」
あまりのことにカオルが半ば放心している間に濡れた体を清められて、
息を整える頃には鋼牙に優しくキスを繰りかえされていた。
「可愛かった」
「〜〜っっ!」
めったにそんなことを言わない鋼牙に可愛い、なんて言われてしまってカオルはひとしきり赤くなると、
鋼牙の視線から自らを隠すように、ようやく動けるようになった自らの体で脱ぎ捨てられた自分の服を探しだす。
下着を身に着けて、えっとあとは……とカオルが脱がされた自分のパジャマを手に取ろうとしたところで
鋼牙に上からぱさりと何かを被せられた。
もがきながらなんとか顔を出し、腕も出そうとして気付く。
「これ、……鋼牙のパジャマなんだけど……」
鋼牙のパジャマの上だけを着せられて、長すぎる袖を口元に当ててたずねる。
当然鋼牙は下しかパジャマを着ておらず逞しい上半身があらわになっているままだ。
抱きつきたいなと思う気持ちとそうさせるのを躊躇わせる羞恥との葛藤にカオルが悩み始める前に
鋼牙は真面目な顔でカオルに告げる。
「そうしろ、と書いてあったから実行したんだが。なにかまずかったか」
「書いてあったって、例の指南書?」
「そうだ。……カオル?」
今日もナイトテーブルにきちんとおかれている指南書は、一見すると真面目な魔導書にしかみえない。
パジャマの分け合いっこ、なんていう事柄についてその魔導書に記されているというのがなんだかおかしくて
カオルはくすくす笑った。
「ふふ、嫌なわけないじゃない。まあ、ちょっと照れるけど。
ねぇ鋼牙。今日はここまでってことでいいの?」
「ああ。続きはまた明日だ。……もう寝るか?」
うん、とカオルはうなずいて、鋼牙と二人でベッドにもぐりこむ。
心なしか鋼牙が遠くにいるような気がして鋼牙に自分の体を寄せると、
鋼牙がびくりと身体をこわばらせて明らかに逃げたのがわかった。
照れてるのかな……からかってしまおうか。
「……そうだよね……こんな貧相な私にくっつかれたって鋼牙は全然嬉しくないよね……」
哀れっぽい声で聞こえよがしにそうこぼす。
もうちょっと近寄ってくれたらいいかな、くらいに思っていたのに、鋼牙は上掛けが引きずられるほどの勢いで
体ごとこちらに振り向いた。
「誤解だカオル、そういうつもりでは――」
「えいっ」
今がチャンスとばかりに、カオルは羞恥を振り切ると鋼牙の裸の胸にぺたりと身体をよせる。
「ごめんね、冗談です。鋼牙がそんな風に思ってないの、さっき教えてもらったから。
……ん、あったかい。やっぱりこっちのほうがよく眠れそう……」
「っ、カオル、それは、……っっ」
またしても身を硬くした鋼牙に、これは本当になにか問題でもあるのだろうかと不安になった。
「……くっついたらダメ?」
「そうではないが、……あまりくっつかれると、……」
鋼牙が身じろぎしたそのとき、腹部になにか硬い感触が当たって、
一瞬で鋼牙の不可解な態度の原因を悟るとカオルは真っ赤になって慌てて鋼牙から身を離した。
「……っっ!あの、ごめん……」
「いや。……カオルが謝ることはない」
「でも、でも……っ、私ばっかり気持ちよくしてもらって、私から鋼牙には全然……」
男の人がエッチして気持ちよくなるのは、今日やったことの、その先の行為のはずだよね……、と
カオルは聞きかじりの知識の中から引っ張り出した。
鋼牙から与えられる感覚に翻弄されるばかりで、自分からは鋼牙に何一つできていない気がする。
「気にするな。二日目というのはそういうものらしい。指南書を読んだときから覚悟はしていた。
俺こそ、お前に答えてやれなくてすまないと思う」
「そんなことない……」
最後までできないのは儀式の都合上仕方が無いにしても、
ほんとは、私が、その……手とか口とかでしてあげたほうがいいんじゃないだろうか。
そう思うものの、とてもじゃないけれどそんな勇気はなくて
自らの不甲斐なさを恥じるようにカオルは目元まで布団の中にもぐった。
鋼牙に触れていたいと思う気持ちはあっても、今は鋼牙を困らせるだけなのが寂しくもあり、申し訳なくもあり。
それでもどうしても寂しくて、無意識を装ってそっと鋼牙の方に手を差し伸べてみる。
そろそろと手を伸ばしていくと、長すぎる袖を隔てて自らの手の甲に鋼牙の手の感触があたった。
ちょっと袖が邪魔かなと思わないでもなかったけれど、これ以上近づくと鋼牙が逃げていってしまいそうな気がして。
少し物足りない感覚をそれでも大事に味わっていると、鋼牙の手が動いた。
鋼牙の手が器用に袖口をまくるように滑り込んできて、指と指を絡めるようにして手が繋がれる。
驚いて鋼牙の方に顔を向けると、照れたようなきまり悪そうな表情の鋼牙と目があって、
そのままつないだ手を優しく握りこまれた。
「……いいの?」
「流石にこれくらいはな。……眠れそうか?」
自分だけ感じまくっていた申し訳なさも、抱きつけなかった寂しさも、全部が鋼牙の声に、掌に、溶かされていく。
カオルはこくりと頷くと自分もきゅっと鋼牙の手を握り、おやすみなさい、と囁いた。
中編は以上です
お察しの通り趣味に走りました……
貧乳がいいんじゃないんだ、貧乳を気にして恥らうのがかわいいんだよ!!と力説してみる
でも最初のシリーズはともかく、MAKAISENKIのカオルは正直そんなにちっぱいじゃないと思います
あと、鋼牙にとってのカオルがあったかくて柔らかくて小さい、だとしたら、
カオルにとっての鋼牙は熱くて硬くて大きい、だろうなと思ったり……いやナニがとはいいませんがw
……ひどい下ネタだと自分でも思ってるので勘弁してください
なお後編は未だ白紙
続き物なのに投下ペースがご覧の有様で申し訳ないです
必ず戻る、信じて待ってろ……と言えればいいんですけど筆の進みが亀の歩みなもので
待たなくても一向に構いませんが戻ってくることは信じてください、というのが現状では精一杯
読んでくださった方、後編でお会いできれば嬉しいです
お付き合いありがとうございました
>>675-684 GJ!
続きをお待ちしてました
後編も楽しみにしてますがあまり無理しないで下さい
自分も書いてみたいと思うけどそれなりの物を書くのは難しくて
書ける職人さんはすごいなと感心するばかりです
>>675-684 あわわわ職人さんがいらしてた。ありがたきこの幸せ!
ヤバイヤバイもうめちゃめちゃ好きな展開ですよ。
あれ?私こういうのが読みたいって話したっけ?と思ってしまう程ストライク。
なんかこの二人の初夜はきっとこんな感じだよなって思います。
お互いがお互いを想い合っていて幸せな気持ちになりました。
>>675-684 ありがとうございます!良かったです!!
この距離間が2人らしくてイイ!イイネイイネ!
ご馳走様でした。無理せず書き進んでください〜
>>675-684 お疲れ様ですーすごい良かったです!
パジャマ分けあいっことか指南書GJすぎるww先人は偉大だなぁ…
後編も気長にお待ちしてますんでゆっくり書いて下さいませ〜(^^)
上のほうで、大きさじゃない感度だ!と叫んだものですが
ふははははははツボすぎてさっきからニタニタ笑いが止まらない
恥じらうカオル可愛いよカオル可愛い
すばらしい!
充実の濃厚エロってだけじゃなくて
鋼牙とカオルの物語としての必然性があって物語としてとても楽しく読める。
ほんとありがとうございます。
続き期待してま〜す。無理していい、できるだけ早く!!!<おい
ブラのホックがすんなり外せて良かったな、とか
この後、鋼牙はちゃんと眠れたんだろうかとか
そんなこと考えてしまったよ
下半身で布団がテントになったのは間違いないな
きっと指南書には下着の脱がせ方についても親切に記載してあるにちまいないw
一線を越えるまでは、それこそ鋼の自制心で耐えるんだろうけど
一度越えてしまった後は遠慮なく襲いまくりんぐだろうなと思える>鋼牙
舌でいくのは、自らの内なる衝動でっていうのはいいね
これまで魔戒書で決められてたら、なんかやだもんねw
職人様の深い慮りを感じますた
カオル、2日目は楽して鋼牙に我慢させた分、3日目はきっと大変なことになるんだよ〜ん
他の職人さんもあげてくれるようになるといいね
違うシチュエーションの物も待ってます
白コートを羽織ったカオルを見たいと思った身としては
鋼牙サイズの服を着てるカオルというのを想像すると可愛くて仕方ない
パジャマの上着のみで足は生足?
上の方に出てたCRの映像とか見たいなぁ
鋼牙の上着はカオルが着るとパンツが出るか出ないかで、それを見た鋼牙が
魔弾のあのキョドった鋼牙になりドキマギしている…と妄想してます
あの目線逸らしは秀逸だった
700 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 00:02:30.01 ID:NgVXH4nt
>>675-684 遅ばせながら…乙!&GJGJGJGJ!!!!!
なんつー濃厚さ… 2828が自重できないww
続きを信じていつまでもまってる。
職人さんGJ!
次も期待して待ってます!
でもカオルが天然過ぎて、彼女が寝付くまで、
トイレに行けなかったであろう鋼牙がフビンwww
鋼牙ってカオルにはやっぱりあまあまなのかな?
>>702 二人きりの時はデレててもカオルからの不意打ちにはキョドりそうw
9話のEDは鋼牙と芝居を観に行く支度というから、9話ラストで拒否る鋼牙を
どうやって口説き落としたのかと思ったり
あまあまで優しい鋼牙もいいけどややS気味な設定の鋼牙も好きだと気付いた
もしかしてカオルの痛いが好きなんだろうか… ○| ̄|_
>>675-684後編に期待しながら
>>516-518の続きも待ってる
肘井さんの演技が良いんだよね
泣き方とか襲われる時の反応とかすごく上手いなと思う
>>704 うん、いいよね
だからカオルの痛いが好きに思えるのかな?
でも初めての時は甘く優しく、慣れて来たら甘S…
個人的な趣向としてはこんな感じかもしれない
チラ裏ごめん
謝ることはないここはそういうことを語るスレだ(`・ω・´)
最初は優しいが良いね
でもカオルのM姿も見たいw
止まらないどころか加速するw
今日初めて牙狼のパチ打ってきたが、リーチ画面のアニメ画カオルは結構きょにゅーに書かれてて
おもわず触りたくなったw
カオルの泣き顔には、男性の嗜虐心を刺激するナニカがあると思うんだ
ついついソフトSっぽいプレイを強要してしまって、嫌がるカオルに罪悪感を抱きつつ
そんな泣き顔もいい・・・!とか内心でもだえる騎士様を想像するとご飯2杯はいける
泣き顔もイイ!……とか思っていても、本当は自分が泣かせてるからイイ!だということに
なかなか気付かない鋼牙に一票
他の奴にカオルが泣かされてると相手を殺しかねない勢いでカオルを守っちゃうんだぜ?
……好きな子ほどいじめたい小学生男子並みの脳みその持ち主になってしまったw
カオルにはそんなジャイアン並みな鋼牙だけど鋼牙こそカオルの前でだけ
にゃんにゃんになるかもしれないんだぜ?カオル絡みでしか泣かないからなw
コトの最中、我を忘れてちょっとSに走ってしまい、事後の賢者モードでorz状態になる鋼牙
それをヨチヨチ( *´д)/(´д`、)するカオル
ですね解りますん
>>709 男性じゃなくても可哀相と思いつつもカオルの泣き顔には萌えますw
S鋼牙とMカオル好きな人結構いるのかな
(色んな意味で)ちょっと意地悪なHをした後で泣くカオルを優しく抱いて謝りながらも
心の中ではカオル可愛いと萌えてる鋼牙とかw
イヤイヤ言いながら実は満更でもないカオルってのが必須だけど
たまに攻めに回ろうとするカオルも見たい
スレの前の方にも書いてあったけど、鋼牙はストイックな分だけこういうS妄想走りやすい気がするw
カオルに対する独占欲すごい強いんだもの。
2期で「カオルは自分たちと違う」とか、「(自分に)残された時間はカオルと過ごす時間じゃない」とか
言いながら、彼女と別れる、手放す気かけらも無しというのが。
ここ数日の中の人たちの仲良し写真や動向みながら、映画に出してくれんものだろうかといつも思うよ。
2期最終回の泣き笑い顔のその後をほんの少しでいいから見せてくれ…。
>>714 >彼女と別れる、手放す気かけらも無しというのが
無理矢理奪われれば、心滅するしなwww
だが、それがイイ!
肘井さんのブログでウエディングドレスが見れるとは思わなかった
鋼牙と並んでるところが見たかったよ
↑さすが2ちゃんねらー様方はお上品ですな〜〜〜wwwwww
すみません 誤爆でした
久しぶりに来てみたら萌えすぎてリアルにのたうち回った
監督のツイ見てると
映画の撮影は順調みたいだなーと思うのと同時に新キャラとか新登場の文字に寂しくなる
新キャラ出てきて牙狼の世界感が広がってくのは楽しいけど、カオルが一切絡まないのが
心底寂しい
分かる分かる
本スレだと叩かれそうなんでこっちにレスするけど
監督が今回好き嫌いが分かれるって言ってることがちょっと引っかかる
牙狼=鋼牙って感じだし鋼牙が出てればファンには十分だろうけど私には物足りない
特殊なのは望んでない、普通の牙狼が見たいんだ
蒼哭の魔竜にカオルすら出ないっていうのは凄く寂しいと思ってる
でもこれはこれでとも思えるんだよね
2期の終わり方もちゃんと再会したシーンがなくてもどかしかったけど牙狼らしいかなと納得した
今後、小説のような媒体でその後が書かれたり、蒼哭のEDスタッフロールで
1期20話の家族写真から結婚記念の写真や子供が生まれた時の記念写真が流れたり
なんてあったらそれだけで満足してしまいそう
ブログのウェディングドレス姿の隣に勝手に鋼牙を据えてしまう
幸せな鋼牙とカオルを映像で見たいのは他の人と変わらないと思うんだけど
でもここのスレには合わない意見かな…
長くなってごめん
そういう意見もあるだろうね
今はここや色々なサイトでその後の小説等が見れるけど
でもTwitterやブログ、勿論ここでの反応見るとやっぱ実映像には敵わないわけで
あ、敵わないと言うのはここや他サイトを決して馬鹿にしてる意味じゃないです
書き方が悪くてすみません
>>720 >鋼牙が出てればファンには十分だろうけど
いや、それはさすがに本スレでも一部だろうと思う。
自分はCP萌えしてるからこっちにもきてるけど、映画も変わらず妥協しない作品だったらいいと思ってる。
そのほうが萌えも見つかったりするし、むしろあまりはっきりした実映像がほしくない方なので
二期ラストくらいでちょうどいいかなと。
RRの時に思ったんだけど、たとえカオルと一緒にいなくても鋼牙の言動にはどこかカオルの存在あってこそ、
と思わせるものがあって、一期と同様今もお互いに影響しあってるんだなと感じて勝手に浸ったりするんだわ。
エロ系の映像ではなくて普通に結婚式ぐらいの映像は欲しいけどね
RRの時みたいに最後にちょっとか
本スレにもあったけどスタッフロールの時に二人の映像ってのでも良いなと思った
無理矢理本編に絡めなくても良いからほんの少しでもカオルが出たら嬉しいな
自分は鋼牙とカオルのCP大好きで二次も滅茶苦茶読むし書いてるけど
実際の映像であまりはっきりしたものを見たいとは思ってない
最終回のキスシーンですら、綺麗だし良いんだけどまあ無くてもよかったかなとか思った位
何だろう、あんまり現実的なことを牙狼に持ち込んでほしくないのかな…
だから別に結婚式の様子とかも無理に公式でやってほしいと思わないというか
無いなら無いでそれが牙狼という作品としての正しい姿なんだろうと
>>724さんの言うように一緒にいなくてもお互いの存在の重要さが感じられたりする所が
良いと思ってる
映画も監督が思う通りのものを思い切り作ってくれればそれでいい
妄想補完は勝手にこっちでするから(笑)
勿論カオルは大好きなんで、ちらっとでも出てくれれば普通にすごい嬉しいけど
映画版、鋼牙の回想シーンがやたらと(TVシリーズの)カオルばっかり、ってパターンでもいいかもなー
まあ色々な人がいるからね。ただなくてもよかったと言われるとなんか切ないね。
いくら妄想で補充できるといってもやっぱ実映像が見たい。
これが鋼牙の最後だとしたら尚更。二次作品は沢山あるけど、
自分は書けないし、実映像が欲しいなあ。そっからまた妄想が広がるし。
でも肘井さんのブログやら見てても出演はないなと諦めてるが。
727だけど
いや、普段鋼カオ鋼カオ言ってるくせに結婚式はそう見たいと思わないっていう
自分がおかしいんだろうとは思う。キスシーンも個人的にそう感じただけだし。
決して「なかった方が良かった」ではないんだが。
余計なこと書いちゃったな。そんなつもりはなかったけど不快に思われた方には
申し訳ないです。
それぞれどういうのが好みだといってるだけなんだから謝ることもないと思うよ。
ここの総意を決めなきゃならないわけじゃないんだしし、
○○萌えなら公式に対して必ずこれを望まなきゃ嘘だ、ってこともない。
二人が並んでる姿が普通に見たいです
うん、見たい
いつも険しい顔している鋼牙がふと素になるのは
カオルやゴンザの前だから一緒のシーンが見れると凄い嬉しい
9話や11話みたいな二人で過ごしてるところをまた見てみたい
映像作品としてというのが理想だけど
メインでなくてもそんな機会があるといいな
SSなら鋼牙とカオル以外も書ける職人さんにも来て欲しい
一期見返してるけどやっぱり良いなあこの二人
鋼牙ってどの辺りからカオルを好きになったんだろ?
ハッキリしたのは阿門法師に問質された時だろうけど
こいつ良いなって思ったのはどの辺りかな?
カオルはカオルで鋼牙の手を描いてる辺りから怪しんだけど
でも結局イタリア行ってからって感じかな
そして誰もいなくなった
738 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 19:00:57.22 ID:CfeOUJMS
いるぜ!ほしゅ!
739 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/28(月) 06:19:03.01 ID:JmGFvxD+
☆
あら、どなたもいない。
さみしい…
741 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/28(月) 22:59:29.44 ID:cljzPVJB
CSでMAKAISENKI1話をひさびさ視聴。
会えなくてもお互いのことをちゃんと分かってる鋼牙とカオルにキュンキュンするわ〜
さあ来週は手ぇ繋ぐわよwkwk…
…おかしい。こんなのエロスキーな自分じゃないw
あのメンバーに何でカオルがいないのだろう?
鋼牙、零、翼、レオ・・・・・・・ん?ギギ?
なぜここではだしのゲン?と思ったスミマセン
本編の描写があまりにも控えめというか
嬉し恥ずかし純情中学生かおまいら!!と突っ込みたくなるようなレベルだからなあ
それでいて、魂は誰よりも深くつながっているという
そりゃあエロ方面での孟宗竹も伸びるってなもんです
>>743 同じく〜
そのメンツに+カオルって面白そうなんだけどなー
747 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 08:54:59.35 ID:be96l3QE
>>745 作中ではあまり描写が無くても
実はかなり関係が進んでた、なんてよくある話ですしね。
特に特撮では
ええ、妄想おいしいです。
>>747 時間経過が分かりづらいけど、白夜から2期終了までに何かするチャンスはあっただろとw
最近は優しめな妄想してます
カオルには亜佐美がいるけど、鋼牙は恋愛とかセックスとか相談できる相手がいなさそう
ザルバがホラー的なセッ●スを伝授してだな
>>749 零がいるじゃん、と思ったけど
零が面白半分に冗談で吹き込んだ特殊プレイを素直に実践しちゃってカオルマジ泣き
次の日に一期以来の殺気で零を叩きのめしに行く鋼牙まで一瞬で想像できてしまったんだがどうしてくれるw
特殊プレイkwsk
>>751 やっぱり一番そういうことを話せそうなのは零なのかな
しかしそこまで想像すると思わなかったw
面白そうなので是非ともそれで書いて欲しいな
特殊プレイについてもw
>>750 ザルバには何でもガラス張りなイメージがあるからザルバも有りなんだろうか
でも実際カオルを目の前にしたらそんなプレー出来なさそう
カオルは鋼牙にとって絶対的な存在だからあれだけホラーの前では強いけど
逆にニャンニャンになりそうな気がしないでもないw
生GARO良かった
中の人の仲良しさを鋼カオとして妄想します
ハイテンションな鋼牙になりそうな…
>>755 二人、仲良しでいいよね
肘井さんが陣中見舞に行った前と後で
小西さんの日記の雰囲気が変わった気がしたことがあったなぁ
カオル効果かと思ったっけw
RRの撮影中、寂しさのあまりにメールしたんだっけ?w
以前にツイをさかのぼってて、やりとりに禿萌えしたの思い出したw
ハイタッチ→握手を手繋ぎデートとして、じゃんけんを野球拳をする鋼カオで妄想してます
ニコ生の萌えポイントのレポプリーズ!
見れる環境に無いもんで…お願いしますー
>>760 下の図のように二人の席は離れていました
隣同士だったら大変なことになってたと思うw
テレビ
小西● ●藤田
江ロ● ●中村
監督● ●山本
●肘井
↑
カメラ
全体的にですが肘井さん登場で小西さんの様子が変わった(これは私だけが感じたので勘違いかもです)
@お決まりの仲悪い演技からの乾杯
A肘井さんの自己紹介の時「やっほー」と言って小西さんも「やっほー」と続けた
B小西さんの「来てくれたね、ちゃんとね(だったかな?)」、肘井さんの「うん」
(これは藤田くんとか来ること知らなかったみたいだから小西さんには行くと伝えていた?)
Cなぜか急にじゃんけんを始める小西さんと肘井さん
D監督と小西さんの握手→小西さんと肘井さんのハイタッチ
Eハイタッチから指を絡めて手を繋ぐ
F肘井さん「鋼牙でいてくれてありがとう」小西さん「カオルも(でいてくれて?音声が悪くて聞こえなかった)ありがとう」
肘井さんが来てから小西さん以外の男性陣が静かになったのが笑えた
音割れが酷く画質も悪いので口の動きも分からないし聞き辛い場面が多かったです
BDEFが印象に残ってるかな
特にDEの流れでちょっと驚いてFで感動した
>>761 >>760ではないけどありがとう
リアルタイムで見ていた人からいちゃついてたと聞いてはいたけど
キャラクターと中の人は別物だし妄想はキャラでだけしたいのに中の人が混乱させるなぁ
明日見てこよう
それにしても肘井さんの席、離れすぎw
>>761 様子が変わったのは勘違いじゃないと思いますよ。
自分も「いきなりテンション上がったなこの人」とか思いましたw
2期の魔戒BARで主人公とヒロインとして語ってほしいけれど、
まったく収拾つかなくなるから無理かな…
エロパロ板で伏字もなしに中の人の話が続くのはどうなんだ…
今更?
ならもっと前に言えよ
どうなんだじゃなくて次から気を付けたほうが良いよってレスのほうが数倍感じがいい
なに、感度が数倍いいだと!?
ぁあ・・・そ、そこ・・・・・も・・っと・・・・い・・いい・・・・・んん・・そ、こ・・・・・はげしくし・・・て・・・
ぁぁああ・・・・・い、いくぅ・・・・・・そん、な、と、したら・・・いっちゃ・・・・ぅぅう・・・・・・こぉ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・があああああああああああああああああああああああああああああ
(* ̄。 ̄*)(*´エ`*)(´▽`)
鋼牙はカオルの服装とか余程変でなければ、あまり気にしないんだろな
ミニスカートでも胸元がちょっと開いてても
仕事や友達付合とか束縛せずに自由にさせてくれるけど、脚の露出や胸元の開いた服は
嫌がりそうな気もしたんだけど
私の頭の中の鋼牙だとカオルの露出には気が気じゃありませんが
>>770 もともと女の服装なんかよくわからない上に、
同僚が半乳ーの、腿むき出しーのでさらに感覚が麻痺してる恐れがある。
もしかしたら露出だけじゃなくて一期10話のお姫様スタイルですら
こういうのもありなんだと認識してるかもしれない。
もう少しオトナになったら、脱がせやすかったらいいやというのが
基準になってくれるかも、と期待する。
ちょっと話変わるけどカオルが水着姿だったら鋼牙はどうなるんだろうか?
鋼牙の海パン姿は想像出来ないけどw
>>761 760です。
お礼が遅くなったけどありがとう!
F、見てない自分でも感動ですよ
そして指絡めの手繋ぎ…
>>770 第一期のころはよくわかってなかったけど
第二期までの間には、世間一般の常識に照らし合わせて考えられるようになって
第二期でのカオルの服装があんまり露出してないのに内心ほっとしている
そんな乙女心の用に複雑な心境の黄金騎士とかちょっと嫌かも(自分で書いといて
>>773 海パンは無理だなあ。まだ真っぱの方が納得できる。
特注の競泳用なら納得出来る
>>772 脱がせ易かったらいいやってw
あれでも鋼牙は街中で育ってるから細かいことは分からなくても普通の女性が
どんな服装をしているものかくらいは分かってるんじゃないかな
2期のカオルは殆どスカートだったね
どうだろ
興味ないものとか余計な情報は頭に入れなそう
鋼牙はカオルならどんな格好でもいいと思いつつ、あえて言うなら長めのスカート姿が気に入ってる説を推してみる
二期のカオルは全体的にスカート派で膝丈のワンピースもよく着てるんだけど
9話の観劇デート、その回EDでのおそらく鋼牙とのデートの支度の映像、11話の塔でのデート、
一期までさかのぼれば絵の場所でのデートも含めて、デートの時には必ずカオルはロングスカートなんだよね
ここまで徹底してるってことは、絶対鋼牙に似合ってるとか言われたことがあるに違いないと妄想してる
鋼牙のお母さんがロングスカートだったからかな?と思った
鋼牙のコートに合わせてロング、と想像してみた。
カオルの勝負服はロングスカート&寄せ上げでいじらしいなあと。
>>780 鋼牙とデートの時はいつもロングスカートっていうのは自分も気になったな
デートではないけど白夜の魔獣でもロングスカートだったし、1期21-23話もそうだったような
もう鋼牙の好みなんじゃないかと思えたw
ネグリジェさえも
1期20話で鋼牙が思い浮かべたカオルはどんな服装だったっけ?
麦わら帽子に白ノースリとちょっと変な柄の微妙な丈(膝下10cm程)のスカートだった
カオルって巨乳だっけ?
>>784 ありがとう
上は分かるんだけどスカートがどんなだったか思い出せなかったんだ
後で自分でも見てみる
>>785 巨乳ではないけど自分は普通くらいのイメージ
着痩せする質かなみたいなというか、服の上から見るよりはあるかなみたいな
鋼牙とカオルとの身長差を考えるに
普乳→見下ろしたときうっかり谷間が見えてしまって挙動不審
貧乳→見下ろしたときうっかり中が見えてしまって挙動不審
というわけで大きさがどうであれ鋼牙はおいしい思いをしてるわけで非常にうらやまけしからんと思う
やっぱりまだまだこの二人の並びがみたい
でもここで終わるのが良いと思う
ああでもやっぱり・・・いやいや・・・と悪魔と天使が喧嘩してる状態
>>788 すごく同意
まだ続いて欲しい気持ちと終わった方がいいと思う気持ちが混ざってる
>>787 カオルが胸元の開いた服を着てる時は鋼牙からは見放題状態だったのか
見たかどうかは別として
記憶をなくしたザルバにカオルのことを話した時、鋼牙はどう話したんだろう
>>789 話をする前に気付いたんじゃない?
カオルが鋼牙の前に現れた時の指に伝わる心拍数や呼吸等で察したと妄想した
ブルーレイのブックレット16話、カオルが鋼牙の胸にお守りを付け直してる写真が良かった
カオルの手元を見下ろしてるのが何か好きだ
思念探知出来るザルバの事だ、
否応無しに鋼牙のカオルスキー思念が流れ込んでるに違いあるまいて
ほしゅっとな
ほしゅっとな
今更ながら小説版の牙狼(暗黒魔戒騎士編の方)を読んだんだけど、
亜佐美はカオルは男性経験有りだと思ってるけど実際にはないって解釈でいいのかな
ここの住人達、どうしてるんだろうか
鋼牙がDTならカオルも生娘じゃろWWW
カオルは出会いある程度はあったと思うんだ
けどあの鈍感ぶりからしたら好意を寄せられていても気付かなそう
それに自分が恋をしているかどうかに関しても鈍そう
>795
亜佐美が勝手に思い込んでいるに一票
鋼牙に会うまでは駆音様の監視付きだし
その後の、久しく男性に〜の描写も恋愛的な意味でないと信じてるw
しかし妖赤の方では絶対一線越えてると思ったのに、2期の純情可憐状態
に涙せずにはいられない
小説読む限りだと 絵>>>>>男 って感じで恋愛には興味なかった感じがする
するけど、一話(絵本)の抱きとめ→突き飛ばされるコンボの描写では
こんなふうに異性に抱いてもらうのは何年ぶりだろうか、とか考えてるからよくわからない
まあ八割がた龍崎先生だろうなあとは思ってるけどw
あとカオルに好意を寄せる男共は龍崎先生が裏から手を回して消していた説に100ペリカ
「抱いて貰う」ってのが、文字通りの「抱っこ」もしくは「抱擁」って意味にちまいない
>あとカオルに好意を寄せる男共は龍崎先生が裏から手を回して消していた説に100ペリカ
オラも100ジンバブエドル
メシアの受け皿になるには処女でないと駄目だったとかいう設定もあればなおよし
>こんなふうに異性に抱いてもらうのは何年ぶりだろうか
カオル:「えーと、お父さん以来だから……orz」
メシアの受け皿説を唱えた人は結構いたように思う。
後、浄化とかこんな生易しいもんじゃねえだろおおおおお、とか。
まあ、あの小説版はちょっと雑というか・・・・
だって、あの時にカオルは鋼牙に一目ぼれしたことになってるからねw
それないでしょ
>>801 > 後、浄化とかこんな生易しいもんじゃ
まったくだw
実を潰して飲ませて…って儀式は?
ていうか、口移しで飲ませるのがマストだろ!?
とテレビに向かって突っ込んだな
魂定着がキスなんだからさー
ザルバが教えたとか言ってたが実は鋼牙のアドリブだったりして
肘井さんに釣られてJUJUのただいまのPV見てたら、思いがけなく歌詞が鋼牙とカオル
言いたいことは分かるけどちょっと細か過ぎ
次からテンプレに入れれば?
くどいかもしれんがたった40レス程上なのに見てないんなら言わなきゃ仕方ないと思った。次スレ当分先だろうし。
関係ないアーティストの実名も。ここ検索したら簡単に出てくるんだし。
>>809 「764嫁」って書かなかったのは766踏まえてのことで。
…うまくかけなくてすまない。
まー次からは気をつけましょうってことで
>>802 小説での鋼牙の外見描写は、超絶美形完璧超人と強調されてる所があるので
初めて読んだ時にちょっと変な笑いが出たよw
1期のカオルは、鋼牙に対して人間的な好意は持ってても恋愛感情の方はあまり見えなかったな。
鋼牙はもうカオル無しじゃいられない感じだったけど最終回はあの別れ方だし、
当時のカオルの中の人インタビューでも、2人はこのまま互いに心の奥で大切な存在としながら
別々の道を行くんだろうと勝手に思い込んで寂しくしてたから、その後のいろいろな展開見て嬉しかったなあ。
白夜でカオルが鋼牙の元に戻ってきてくれて本当にほっとしたんだ。
魔弾で逃げなくて良かった言ってたし
肩抱き寄せられて驚きつつも嬉しそうだったし
1期のカオルも恋愛感情無くはないのでは。
何回も助けられたり、
居候で鋼牙の人となりを知ったりで好感度UP(恋未満)
→水槽〜生命のゴタゴタで恋心をすっ飛ばして愛情、な印象
あの鋼牙の肩寄せは好きだ!って感じだけどその頃のカオルは愛とも恋とも違うような
逃げなくて良かったってのも黄金騎士が描ける唯一の画家になれたからじゃなかった?
1期終盤の鋼牙はカオルに対しての恋愛感情がはっきりしてたけど
カオルは鋼牙を信頼してるけど恋愛感情があるのかはっきりしてなかったね
鋼牙を大切だと思い始めているのかなってくらいで
外伝の笑顔でお母さんに好きな人はできたのか聞かれた時によく分からないみたいな
返事をしたのを入れても良ければ、自覚はないけど男性として意識するところが
その頃には出て来てはいたのかな
2期の鋼牙は落ち着いてるのは良かったんだけど、落ち着きすぎてしまってる感もあって
相変わらずのカオル好きなのも分かるんだけど何かこう…上手く言えないけど
まあ一期から数年経ってるし、騎士として年齢以上の経験値積んだうえ、他の騎士との関わりも増えたから
リーダー格としての責任みたいなものも負うようになったんじゃないだろうか。
列車の回で他の魔戒騎士と並ぶと、間違いなく鋼牙って若い方なのに頼もしさはんぱないし。
そう思うと一期の頃ってまだまだ単独で勝手にやってた感があるように思う。
逆に二期の鋼牙はカオルに対してはデレ以外の何かがあるようにも見えるよ。ちょっとした甘えとか弱いところとか。
泣き言っぽい事も言っちゃうしね。
一期ラストのカオルが「牙狼が助けてくれるから」って言ったときに、鋼牙のこと、好意もった男性から
万人のヒーローを見る目にシフトしちゃったのかなと考えたことがある。
普通の男性と同じような感情を抱いていい相手じゃないと考えたとか。
だから自分も白夜で再会できて嬉しかったよ。何より二人とも嬉しそうでさ。
ここであーだこーだ言っててももう見れないんだよな・・・
まあそれと萌え語りは別ってことで。
>>814 >逃げなくて良かったってのも黄金騎士が描ける唯一の画家になれたからじゃなかった?
字面そのままの意味だけじゃなく
カオル流の告白みたいなものじゃないのかな、あれは
まあとらえ方は人それぞれって事で。
それぞれって…
それぞれでしょ
つらつらと自説を連ねておられる方のを読んで
「そら違うんじゃね?」と思ったりするけど
別に全力を挙げて否定する気はないし、しても仕方ないでしょ
ちなみに自分は「1期で既にカオルは鋼牙好きだった派」です
私はまだカオルは好きじゃなかった派だわ
海外に行って気付いたと思う
>>821 言いたいことはわかるけどなんかトゲがあるね
>>823 自分819だけど、「それぞれ」ってのは
自分はこう思ったけど、
異なるとらえ方を否定してる訳じゃないって意味だったんだけど…
雰囲気悪くしたみたいでごめんなさい
>>824 いえ、こちらこそすいません
謝らないで下さい
カオルの人のブログを読み返してたら
『同胞』の時の子供たち(?)と撮ってる写真があって、ほほえましすぎて涙出たw
本編でも親子とか家族とか、見てみたかったなー
最近、エロ路線の妄想が休息状態になってるけど
代わりに妄想したのが出産直後のカオルと労う鋼牙だった
いつもきつい思いをしてる鋼牙が大小問わず、人並みの幸せを
満喫してる姿が見たいのかも
お試し
829 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 22:59:33.53 ID:KBnkm/Sk
メシア憑依カオル×鋼牙 とかないんですかね。
…ないですかそうですか。
>>829 書ける人現れないかな
自分にはそれは書けないしな
>>830 それでは、お書きになれるものを書いてくださいませ…
マジ、お願いいたしまする(涙目)
>>831 途中までやってみたけどだらだらと長いだけになりそうで
人に見せることまで考えたらモチベーションとか上がらないと難しいね
職人さん、帰ってくるの信じて待ってる
最初から全部読みました。いやあ皆さん素晴らしい(*^o^*)
妄想が止まりませんなあ
……ひとつお伺いしたいんですが、たまにパジャマ鋼牙の描写が出て来ますが、どうにも想像出来ないのは私だけでしょうか(∋_∈)
私の中では、鋼牙は寝るときは全裸のイメージなんですが…
>>833 私もワイルドなマッパ推奨です。
でもゴンザがきっちり躾けたお坊ちゃまだから、
結構お行儀イイかもしれないっすね〜
子供の頃、パジャマを着て寝ていたのに大河を追って外に出たら、ちゃんと着替えていたから
そういう面でもずっと几帳面かなと思ってる
子供ならそのまま外に出て行きそうなのに
カオルの方が大雑把そう
>>833 真っ裸
黒上下(+白コート)
以上のシンプルライフと仮定の上妄想しております。
そっか・・・
ボクサー一丁ってのはいないのか・・・
お気に入りの創作書いてる人がずっと休んでてさみしいお
裸予想の方が他にもいて嬉しい限りです
そもそも鋼牙と肌着が結び付かない
破滅の刻印を見せるとき、鋼牙も零も地肌に戦闘服だったので余計に妄想が膨らみます
>>839 アクションシーンをよく見るとメイキングのとき着てる黒のTシャツ見えてるんだけどね
おかげで腹チラ拝めないというw
『君の中の〜』殴り書いた人だけど、といっても証拠とか無いんだけど、自分もパジャマってちょっと想像しにくいかなとは思ってるw
パジャマ分け合いっこしたかったのでパジャマにしたけど
個人的には普段の鋼牙は上は裸もしくは黒無地の半袖Tシャツで下は同じく真っ黒のルームウェア穿いてるイメージ
寝るときまで真っ黒なの〜?ってカオルに言われて、次の日なんかえらくかわいらしいパジャマを買われちゃって
こんなもの着られるか!と一度は突っぱねるもせっかくおそろいなのにと上目遣いにお願いするカオルに負けて
仏頂面でパジャマ着る鋼牙のSSください(無茶振り)
人様にお願いする前にはよ後編書けって話なんですが言い訳するとリアルがヤバイ\(^o^)/
なんかこう自分が書けないから人様にお願いするしか無いんです職人様増えますように
>>840 なるほどー
でしたらぜひパジャマと揃いの三角帽も希望
>>840 >上は裸もしくは黒無地の半袖Tシャツで下は同じく真っ黒のルームウェア穿いてるイメージ
全く同じイメージです。だからどうしたってわけじゃないんだが何か安心したw
あと後編楽しみに待ってますが次スレになってもいいんでゆっくりやって下さい。
>>839 零は布の服だからまだしも革スーツの鋼牙の直着はやめなよと思ったよ
このスレ的には鋼牙にパジャマはなしなのかな
無しとゆー訳ではなかろう。
ここの職人さん達のパシャマ着用パターンが多かったから、
全裸は有りか尋ねられて答えただけ。
妄想スレなんだから意見を統一する必要は無い。
好きな様に妄想すればいい。
ほえー、個人的には断然パジャマ着用なんだけどなー
しかも高級感あるシルクとか
普段の表向きは財閥ってのがあるから、そういう印象で妄想してたよ
本スレでもたまに言われてるけど、その財閥ってのはとっくに没になってる設定だよ。
現在は概ね歩合制。
もちろんパジャマとそれは別でいいと思うけど。
零×カオルは有りですか
エロであれば基本なんでもありです
さっき、酒の肴用に
竹輪(紀文)の穴にキュウリ(四ツ割)を詰めてたんだけど、
穴がきつくてきつくてなかなか入らなくて
「カオル、すまない・・・」とかつぶやきながら、
無理矢理最後までなんとか押し込めた私は鬼畜でしょうか・・・
すいません、逝ってきます
とりあえず850とはいい酒が飲めそうだ
>>847 零xカオルの凌辱物とかもいいなぁ
どうシルヴァを黙らせるかを考えると突発的より計画的かな
>>850-851 笑わせて頂きましたw
ふぉおおお
零×カオルは一期の押し倒されるシーンで妄想しまくったな
職人さんかむばーっく
>>854 どんな妄想したの?と野暮なこと聞いてみる
カオルの中の人の演技が良いからなのだろうけど
どうしてもカオルが襲われてやられるシーンを妄想してしまう
泣き叫んで逃げ回ってでも掴まって・・・ってのがゾクゾクくる
ごめんねカオルちゃんこんな鬼畜で変態で
むしろここはそんな変態ばっかりです!
『水槽』の時の怯えて逃げ回るシーンは最高だった。
しかもそのあと精神的ダメージでボロボロ。
切なかったけどめちゃめちゃグッときた。
零×カオルの有無を聞いたものです
わりとOK派が多くてほっとしました(^_^;)
もちろん無理矢理系も妄想大爆発なんですが、
零推しの自分としては
せめて一瞬だけでも幸せな気持ちになってほしいな…と思ったりします
設定難しいですがf^_^;
>>856-857 私も好物です
鋼牙と二人、幸せな日々を送って欲しいのに一方で襲われてムリヤリ…なカオルを
妄想してしまう
カオルはM担当、邪美はS担当なイメージw
>>858 職人さん自身が続編設定で続きを書いてくれているので申し訳ないんだけれど
>>857を見ていたら
>>164〜的なことがあったカオルが更に零に襲われて、
なんて物を考えてしまった
合意の上でではないんだけど、傷ついたことで零に身を任せてしまうみたいなのも
ありだろうか…
幸せな、となると零が少なからずカオルに好意を持ってる方がいいのかな?
>>859 >>163の続編設定で新しく書いてくださっても全然構いませんよー
というかあんな話でよければ859さんに限らずどうぞ下敷きにしてくださいませ
水槽からの一連の流れがおいしすぎるよなあと思ってる方は私以外にもたくさん居たみたいだし
他の方がどんな風に書くのか見てみたいw
とかいっても私が163かどうかなんて今となっては証明できないわけでありまして
証明にかえて、というつもりで書いたわけでは無いんですが、以下本題というか
零×カオル談義が盛り上がってるようだったのでちょっと書いてみたり
・銀牙×静香、鋼牙→←カオル前提の零×カオル
・一期14話『悪夢』のif
・黒零(ヤリチン仕様)
・エロ薄め
・お察しの一晩クオリティ
普段は鋼カオ畑の人間なんで、劇中の時期的なものとあわせて
零君がかなり嫌な役になってるかもしれないです
以上の点にご注意いただいて、あとは自己責任で頼みます
NGワードは「せめて口付けは真実のもとに」でよろしく
では行きます
『ゼロ。ゼーロ』
シルヴァの声に、悪夢をさまよっていた意識が覚醒する。
あれは夢だ。俺の過去だ。
俺を本来の名前で呼ぶべき人々は永遠に失われてしまったのだ。
道寺の屋敷のものとは程遠い、くたびれたマットレスと長いこと干されていないシーツをかけられた
ベッドの上に“零”は自らを見出した。
「はいはい、うるさいなあ」
面倒くささを隠しもせずに身を起こす。
破れた天井から射す日の光は、ホラーの時間まではまだ間があることをうかがわせる。
それにシルヴァが何も言ってこないところを見ると緊急の事態というわけでもなさそうだった。
ったく、昼間に俺に用事のある奴なんているのかよ。
その疑問に答えるかのようにガチャリと扉を開けて入ってきたのは――
「驚いた?」
おいおいマジかよ。
俺、多分、あんたが想像してる以上に驚いてると思うんだけど。
入ってきたのは血に染まりし者だった。たしか御月カオルとかそんな名前だ。
憎むべき黄金騎士が、血に染まりし者と知って尚、斬らずに囲っている女。
そいつは警戒心の欠片も無い様子で俺のそばまでやってくると
テーブルにケーキの箱のようなものを置いて一つしかない椅子に腰掛けた。
「なんでここに?」
「アルバイト先のケーキ。持ってきてあげたのよ。ほら!」
予想通り、箱の中身はケーキだった。
あの店のケーキは値段の割にはなかなかのものだったことを考えると、
俺の一番気に入ってる店のベリーパイには敵わずともなかなか嬉しいお土産といってよさそうだ。
『つけてきたの?いやらしい!』
「そういう趣味あったんだ?」
「あなたに言われたくないんですけど」
ニヤニヤしながら俺が尋ねると彼女はそう言って顔を背けた。
えー、それじゃまるで俺がストーカーみたいじゃん。
俺があんたをつけるとしたら、それは趣味なんかじゃなくて本気であんたを斬るため、そして
黄金騎士を引きずり出すためなんだけどなぁ。
もっとも、それを教えてやる義理なんか無いので俺は別のことを訊いてみた。
「で、何か用?」
訊きながら、まだ飲めそうな中身が入っている瓶がないか棚を物色する。
せっかくケーキがあるのにコーヒーも紅茶も無いのは残念だが致し方ない。
と、立ち上がった俺に釣られたのか背後の気配も椅子を立ち、それから
一呼吸おいて今日ここに来た理由を口にした。
「あいつと、……仲直りしてほしいの」
「あいつ?」
「決まってるでしょ、冴島鋼牙よ」
なんだ、あの男の事かよ。
「そんなに奴のことが心配なのか?」
まだ飲めそうな瓶から一口水を飲む。
ただでさえぬるい水が、あの男の名前を聞いたことで更にまずくなった気がする。
「二人とも心配なの!鋼牙も……あなたも」
「へぇー?」
ちょっと意外な答えが返ってきて俺は彼女に向き直った。
「笑わないでよ!……同じ魔戒騎士同士なのに、どうして手を組まないの?」
「ふーん。そんなに心配なんだ、俺のこと」
「そ、そうよ」
顔を近づけると、後ずさりして俺から遠ざかるように、しかしそれでも俺から視線は逸らさずに答えた。
無理すんなよ、あんたが本当に心配してるのは黄金騎士のほうだってことくらいわかってるさ。
そんな態度とられちゃ、こっちだって意地悪したくなるってものなんだけど?
誰に言うでもなく俺は心の中でそうつぶやいた。
だいたい今の俺は寝起きで、糖分が足りてなくて、しかもあの冴島鋼牙の名前なんか聞かされて、
あまつさえ健康な10代男子なのにホラー狩りに追われて最近溜まってるってこともあって、
お世辞にも理性的な脳みその状態ってわけじゃないんだ。
あんたを傷つけることであの男が苦しむんだったら、それはなかなか楽しいことになりそうだ、そうだろ?
「っ、やぁっ!?」
「こんなことしても?」
先ほどまで自分が寝ていたベッドに俺は彼女を押し倒した。
「っ、〜〜っ!!」
何とか抵抗を試みようとしているようだが、腕の立つ魔戒法師ならいざ知らず
普通の女が魔戒騎士の力に敵うはずなどなく、俺はやすやすと彼女を組み敷いた。
遊びなれた女とも商売女とも違う反応に、俺はわずかに静香のことを思い出した。
背けられていた顔がこちらを向く。
何故かその一瞬抵抗が弱まり、俺は引き寄せられるように顔を近づけて――
『やめなさい!!』
胸にかけられたままだったシルヴァの声に、我に返った彼女が俺に平手打ちをかまそうとする。
我に返ったのは俺自身も同様だった。
頬に飛んでくる掌を、よけられない動きではなかったけれど敢えて受け止める。
危ない危ない、マジでキスするところだった。
よかった。こいつは静香じゃない。静香は俺にこんなことはしない。
静香じゃないなら、多少乱暴なことをしても俺の良心がとがめることは無い。
あんたには悪いけど、恨むなら冴島鋼牙を恨むんだね。
「悪いなシルヴァ、俺、ちょっとだけプライベートな時間ってのが欲しいんだけど」
『ちょっと、やめなさい……!ゼロ、あなた自分が何をしているかわかっているの?!
ゼロ!聞いているの、ゼロ!!』
シルヴァの静止を右から左に聞き流して、片手でシルヴァを首から外す。
俺の片手がふさがったのを見てこの隙にと思ったのか体の下で再び抵抗が激しくなったけれど、
その程度でひるむような俺じゃない。
その辺に適当に放られていたコートの内側めがけてシルヴァを投げ込むと、
銀の鎖は綺麗な放物線を描いてコートの中の内なる魔界に吸い込まれた。
OK、今日もコントロールはばっちりだ。
四次元ポケット様様だな。あれ、コートの中には魔物が住むの、だっけ?
そんな、本気でどうでもいいことを考えながら、手のほうは眼下の女の服を脱がすべくいそがしく動かしていく。
「っ、やぁっ、どうしてこんなこと……!!」
「あれ、わっかんないの?
男の一人暮らしに押しかけるなんて、無用心すぎると思わない?」
まったくの嘘では無いけれど、本音を隠して答える。
あの男への嫌がらせのために襲ったなんて、よくよく考えればかっこ悪くて言えたもんじゃない。
そして、それにたった今気付いたところだなんて、もっと言えなかった。
あーあ、寝起きの頭じゃ碌なことを考えつかないな。
それでもやり始めてしまったものは引っ込みがつかない。
悩むのは後回しだ、今は久しぶりに女性の体を堪能することにしよう。
おっと、カバンかけっぱなしだったな。でも斜め掛けしてこれくらいってことは胸はないのか?
まあ、この際胸はいいや。でかけりゃいいなんてのは俺の趣味じゃないし。
あとは下を脱がせばいいかな。
スカートだったらまくるだけだから楽なんだけど、たまにはズボンを脱がすのも新鮮でいい。
そういや、静香はほとんどスカートだったっけ。
下着だけになった彼女を見下ろすと、俺の分身はそれだけで反応して下半身に窮屈さを生じさせた。
ごめんな静香、ほら、俺ってまだ若いから。
「へぇ、思ったより胸あるんだ。カオルちゃんって着やせするタイプ?」
下着の上から二つのふくらみを撫でながら声に出して思ったままを言ってみる。
なにか言い返してくるかと思ったけど、キッとこちらを睨み返してくるばかりで何も言わない。
なんだ、つまんないの。
オフホワイトの揃いの下着は大人っぽいというよりは清楚かつかわいらしい感じで、割と俺の好みだ。
あ、でももしこれがあの男の趣味だっていうのなら、それはそれでなんとなく癪に障る。
「ね、これ、あいつの趣味ってわけじゃないよね?」
「あ、あいつって誰よ!」
あれ、今度は反応があった。
「え、だから、冴島鋼牙だよ。
あいつに抱かれたときに、何か言われたりしたんじゃないかってこと」
「だ、抱かれ……っ!?私、鋼牙とはそんな関係じゃないから!!」
……マジかよ。
にわかには信じられないが、どうやら本当にそういう事実は無いようだった。
下着の上から中心をを指でこすりあげて、布に染み出した粘液がぐちゃぐちゃと鳴る音と、
抗議の声とも感じているともつかない鼻にかかった声を聞きながら、
俺はぼんやりとあいつの意図を考えた。
あの男、一体何を考えてる?
血に染まりし者を生かして傍においておきながら手も出してないなんて、どういうつもりなんだ。
大切すぎて手が出せない?
いや、静香を殺すようなホラー食いの騎士がそんな思考回路を持つものか。
……決定的に何かが食い違っている。
だけど、睡眠欲と食欲に続くもう一つの根本的な欲求に突き動かされて、俺はその齟齬を見なかったことにした
そりゃ、どうせ見るなら女の子の方がいいしな。そう思って視線を俺の体の下に戻す。
半ば上の空で動かしていた指だったが、ずっと弄くりまわされていた彼女の中心は
下着を既にその用を為さないほどに濡らし、そのかたちをあらわにさせていた。
もう時間をかけるのも面倒になってきていたから、さっさと欲望を満たしてしまうことにする。
コートに手を突っ込み、シルヴァに触れないようにしながら目当てのものを探す。……あった。
はぁはぁと浅く息を吐き出す彼女を反転させてうつぶせに押し倒し、膝を立たせた。
「嘘、や、やだっ……」
「大丈夫、こっちの姿勢のほうが辛くないはずだから。
心配しないで、ちゃんとゴムだって付けてあげるし」
そう言って、探し出したそれを手早く自分に被せる。
付けてあげる、なんていいながら、その実彼女のために付けるわけではなかった。
どうせたいした寿命が残ってるわけじゃないから、避妊のためではない。
血に染まりし者と生でヤった奴の話なんて聞いたことが無い以上、
俺自身の身を守るためにはそうしたほうがいいと思った、ただそれだけの話だった。
「じゃ、いくよ。ちょっとだけ我慢してね」
「っ、はぁっ……、零君、いや、やめて……!」
「ごめん、もう、無理かも……っ」
そう言って下着を横にずらすと一気に俺は彼女を貫いた。
「いた、痛い、や、いやあぁぁっ!」
そして俺は、本日三回目の「マジかよ!」を心の中で発することになった。
貫いたときの感触、そして、埋めた後先端ぎりぎりまで引き抜いた俺に絡みつく赤い色が
示す事実は明白だった。
こいつ、黄金騎士に抱かれたことがないどころか、そもそも男が初めてだったのかよ!?
だけど、彼女にもう無理かも、と言ったのは文字通りの意味で、俺にだってもうたいして余裕は残ってない。
それでも、当初の予定よりは出来るだけ優しくしてやることに決めて、頂点に向かって
抜き差しを繰り返していく。
「うわ、流石にきっつ……」
「はっ、……っ、あ、ぁっ……」
「カオルちゃん、ちょっと、締めすぎ……っ」
「や、やだ、そんなこと、ない……」
「っ、はぁっ、ごめん、そろそろ、いくよ……っ」
「……っ、やぁっ、うぅ……っ」
「っく、はっ、あぁ……っ!!」
脱力する体を何とか支えて、俺は自身を引き抜くとベッドに腰を下ろした。
手早く自分の始末を終えて、それから彼女の身支度を手伝うべきか少しの間悩んだ後、
結局手出しは控えることにした。
彼女だって、俺に触れられるのは嫌だろうと思ったから。
時間をかけて身支度を整えた彼女がどんな言葉を俺にぶつけてくるのか、
それをわずかの好奇心と心のほとんどを占める罪悪感から待っていた俺に彼女がよこしたのは、
ただ泣きはらした瞳の一瞥だけだった。
一言も告げることなく――鋼牙に告げてやる、などということもなく――
ただ瞳を涙で満たし、しゃくりあげながら走り去っていくその様子は、
どんな言葉をよりも雄弁に俺の行動を非難していた。
「……はぁぁぁ……」
彼女が出て行ったのを見届けて、俺は思いっきりため息をついた。
だいたい、あの男の動揺を誘うために彼女を襲ったって言っても、
彼女自身があの男に言うとは限らないじゃないか。
そして、俺自身が冴島鋼牙にそう告げるのであれば、彼女を実際に襲う必要はなかった。
俺としては、奴の動揺なり怒りなりを誘えればそれでよかったはずだったんだ。
まったく、一発ヤってすっきりした途端に理性ってのは戻ってくるんだな。
今日のことは二重に不覚だった。
ひとつは、彼女が初めてだったこと。
流石にかわいそうなことをした。
初めてだって知ってたら俺だってこんな無茶苦茶を押し通したりはしなかったはずだ。
……と、今なら思う。
そしてもうひとつは、静香との約束を破りそうになったこと。シルヴァがいなければ危なかった。
そうだ、シルヴァ!
がしがしと頭を掻いて、それから傍らのコートに右手を突っ込んでごそごそとシルヴァを探す。
指先に引っかかったチェーンをつまんでひょいっとコートから引っ張り出すと、
放り込んだときそのままの勢いでシルヴァがしゃべりだした。
『ゼロ、あなたって人は!』
「なに妬いてんだよ。追い返すにはああするしか――」
『ああする以外にも方法はあった、そうよね』
「そうかもしれないけどさ。あの女、どうせあとちょっとで死ぬんだろ?
いや、そもそも本来ならとっくに斬り殺されてるはずなんだ。それを考えれば俺が何したところで――」
『ゼロ!!』
普段からお小言の多いシルヴァだが、今回は今迄で一二を争うほどに怒っているのを感じて
俺は素直に認めることにした。
「わかった、わかってるよ。降参だ。
俺だって反省してるんだよ、もう今日みたいなことはしない」
シルヴァはなおも口を開きかけたが、結局何も言わずに俺の胸元に納まった。
戻ってきた分別が俺に、夜に備えて平常心を取り戻すように警告してきた。
ホラーの跋扈する時間に心を乱しているのは魔戒騎士には致命的になりうる過ちだ。
魔戒騎士にはそれぞれに自分を整える方法があるもので、
それは剣の型をなぞることであったり、魔戒詩篇を唱えることだったり色々ではあるが、
俺は自分のやり方をいつもどおり実践することにした。すなわち、甘いものを口に入れること。
床に落ちてしまったケーキ、その無事だったクリームの部分を指で掬って口に運ぶ。
俺の気分なんかお構いなしにそのクリームは甘ったるく自らの味を主張して、
かえって俺の胸の内に残る苦さは増すばかりだった。
なあ、静香。
復讐を果たしたところで死んだ人間が還ってくるわけじゃない、なんておためごかしに
俺は耳を貸すつもりは無いんだ。
たとえ静香がそれを望まなくても、俺は奴を殺して復讐を果たす。そう決めた。
そのせいで天国に居る静香に会えなくなったって俺は構わない。地獄に落ちることなんて怖くないんだ。
それに、ホラー食いの騎士を倒すのは真っ当な魔戒騎士の務めのはずだ。
うまくいったら、天国で君に会えるかもしれない、そうも考えた。
だけどさ、静香。
俺、今日、静香じゃない奴にキスするところだったんだ。
静香は前に言ってたよな。
浮気をしても許してあげる、でも銀牙のキスだけは私のものよ、って。
あの頃の俺は、不思議なことを言うんだな静香は、って笑うばかりだった。
何にもわかっちゃいなかったんだ。
キスに体を重ねる以上の意味を込められることなんて何にもわかってなかった。
俺が一人きりになってから何人も抱いたけど、キスだけは絶対にそいつらにはしなかった。
それが君との約束だから。
そのときになってはじめて静香が言ってたことの意味がわかった。
キスは、キスだけは、俺と静香だけの特別なんだ。
なのに俺は、今日、その約束を破りそうになった。
未遂だったけれど、それでも俺は怖い。
地獄に落ちることよりも、天国の君に糾弾されることが怖い。
……なあ、静香。
俺が彼女にかなりひどいことをしたってのはわかってる。
こんな俺が、彼女のために、せめてキスくらいは想う男と――冴島鋼牙と交わすことができるようにと、
そういう風に祈ることはおかしいのかな。
彼女には、多分、罪はないんだ。
血を浴びたせいで何週間も残ってない命なんだ、そのくらいの幸せを祈ってやっても許されるよな?
そう、たとえ俺が冴島鋼牙を――あの女の想う男を、この手にかけるのだとしても。
カオルは人目もはばからず泣きながら冴島邸への道をひた走っていた。
何事かと振り返る人はごくごくわずかで、多くの場合は見てみぬ振りでカオルの横を通り過ぎていく。
ポートシティの人々の、都会にありがちな無関心さが今のカオルにはありがたかった。
どうされたんですか、なんてハンカチを差し出されたところで今の自分には
感謝も説明も出来そうになかった。
怒りもあった。恐怖もあった。許せないとも思う。
それでも彼を心から憎む気にはなれなかったのも事実だった。
何故?泣きながら自分自身に問いかけてみる。
いい年して処女なんてみっともないって亜佐美に言われたことがあったから?
23歳にもなってるんだし、Hくらいなんでもないっていうただの強がり?
零君がちょっと――もとい、かなり――見た目がいいから許しちゃったの?
どれも理由としては不十分だった。
もしも何かうまく説明できる理由があるとすれば、多分、零君の瞳の奥の深淵を覗いてしまったから。
押し倒されてキスされそうになったそのときに、
彼の瞳の奥底から一瞬浮かび上がった悲しみに同調してしまったから。
私のお母さんが死んじゃったときのお父さんと同じ目をしていた。
喪うべからざる者を亡くしてしまった人間の瞳だった。
ねえ、零君。あなたは、本当は、誰を見ていたの。誰を抱こうとしていたの。
ぐるぐると考えているうちに気付けば冴島邸が見える距離まで来ていた。
ああもう、直談判になんて行くんじゃなかった。
あのケーキだって、そのまま持って帰っていれば今頃は
ゴンザさんの入れてくれる世界一おいしい紅茶と一緒にティータイムを飾っていたはずだ。
なんだかんだ言いながら食事は共にとろうとしてくれるあいつと一緒にお茶を飲んで、
今日の出来事とか持って帰ったケーキの話なんかをして、
そして相変わらず無愛想なあいつの同じく無愛想な返事にちょっと腹を立てたりして、
ゴンザさんに愚痴をこぼしながらいつもの午後が過ぎていくはずだったのに。
あいつの――鋼牙の顔を思い浮かべると、胸がつきりと痛んだ。
零君に何をされたか鋼牙にだけは悟られてはならないと、そう思った。
何故かはわからないけれど今の自分を見られたくなかった。
玄関の扉はもう目の前だ。強行突破でさっさと自分の部屋に篭ってしまおう。
ゴンザさんには悪いけど、今は誰とも顔を合わせたくない。
「あぁ、お帰りなさいませ――」
玄関の扉を乱暴に開け、ゴンザさんに返事もしないまま二階の自分の部屋に向かって階段を駆け上がっていくと
踊り場のところで急に目の前に黒い壁が出現して行く手をふさいだ。
「っっ……!」
こんなに広いお屋敷なのに、なんだって会いたくないときばっかり鉢合わせしちゃうのよ!
目の前の人物を押しのけて更に上に行こうとするけれど、力強い腕に肩を掴まれて押し戻されてしまう。
「どうした?」
「なんでもない!!あなたたち二人なんか、もうどうなっても知らない!!」
右肩にかけられた鋼牙の腕を振り払い、なおも反対側にかけられようとした手を跳ね除けて
逃げるように階上へと駆け抜ける。
自室に飛び込むと、勢いのままにベッドへと身を投げ出した。
どうせ抱かれるなら、初めての相手は鋼牙がよかったのに。
その思いはカオル自身にすら気付かれることなく、ただ涙となって枕を濡らしていった。
以上です
シルヴァの黙らせ方も突発的だし幸せドコーって感じで普通に無理矢理系だしと
全然ネタ拾えてないんだけど私の萌え回路じゃこの程度が関の山
一期のまだアレだった頃の零君を目指したつもりが、今回もやりすぎた感が半端無いw
本気で不快に思われた方がいたら申し訳ありませんでした
そしてキス描写0回というまさかのタイトル詐欺だったりw
お付き合いありがとうございました
(⌒〜⌒)ありがとうございます
やっぱりあのシーンいいですよね。私もあのシーン基本で、ほかの零×カオルエピソードを組み合わせて幸せ寄りの話を考えてました(^_^;)
そのうち形になったらぜひお目汚しさせてください
>>860 久々の職人さん、乙です
零xカオルの凌辱ネタもいいなぁと書きました
ありがとうございます
それと
>>860さんのSSを例えに使ってしまった件もありがとうございます
零が初めての相手なのも有りだったんだけど、そこはせめて鋼牙にしておこうかと思ったら
鋼牙にムリヤリやられた後で零にもやられるってのも有りかと思ってしまって
だったら
>>163〜みたいなことがあった後の流れで18話のタイミングだと嵌まるかなと
しかしちょっと書いてみたら、何だかえげつないことになったので自粛
そもそも傷付いてる女の子をムリヤリって時点でアレだけど
こんなのばかりでカオル、ホントにごめんね
そうじゃないのも試してはいるけど、さらっと書くのは難しい
>>868 形になったら是非
870 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 00:33:09.11 ID:GwCcRcDd
職人様キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
GGGGGJ!!!
押し倒しうひ。職人さんありがとう!久々に零カオ読めて嬉しかったです。
あの回好きだったわ。ちょっと屈折してささくれてた頃の零がまたいい。
それと一期18話の龍崎邸から逃げてきた後のカオルと、それを連れてった零とか。
あの後カオルが自暴自棄になってるの見るとどんなやりとりがあったのかと妄想膨らんだなあ。
>>868 お待ちしております!!
pixivで思いっきり中の人の名前出してる人いるね
>>872 ここで名前が出るよりマシだと思うが。
関係ないけどあっちも似たような文章や絵ばっかりで
時々ウンザリするのは自分だけか。
>>873 R18作品に名前出してるからここで名前が出るのと変わらない
うんざりするなら素敵な作品をあげてみたら?出来ずに文句だけならお引き取りくださいね
875 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 16:14:18.79 ID:dL6WsZ8j
ふぉおおおおお!!!
妄想してた内容が具現化されてたーーー!
職人さんに感謝感謝
(*´д`)ハァハァ
やっぱり零くんは静香思いだけどヤリチンだと思う!
素晴らしかったです
これは、単なるひとつの意見と見ていただきたいのですが、
私自身は、カオルが鋼牙以外の男にレイプされるのはやです。
こういうスレなので何でもあり、というのは承知してます。
多分、多数決とったら、ノー派が多いとは思うけど、
こういうスレに数的民主主義は必要ないので、掲載は問題ないと思います。
だから、今回のは読んでませんし、「やめて」とは申しません。
ただ、より多くの人に読んでもらいたいという職人さんには、
このテーマは避けて欲しいと思った次第です。
あー言いたいことは分かる
一つの話としては読めるけどやっぱり一番しっくりくるのは鋼牙とカオルだと思う
ふむ。
つまり内容説明、NGワードがちゃんと記載された上、多数でなくても同好の士が
楽しんでくれればそれでおk、ということならば何の問題もないと言うことですね。
長雨で皆様の妄想竹がわさわさと育ちますように…
>>878さんの仰ることも分かるし、
>>860の職人さんも勿論それは把握してると思います。
自分も一番好きなのは鋼牙とカオルの組み合わせなので。
だからこれも一意見ですが、自分はとりあえずどんなカップリングでもシチュでも読みます。
そしてキャラクターや原作への愛情が感じられる作品ならば、どういう内容であっても
受け入れられます。
なので職人さんには今後とも遠慮せず書きたいものを書いて投下して欲しいと思います。
ところで
>>873の個性溢れる素敵な作品はまだなんですかね。
すげー待ってんだけど。
エロであれば何でも興奮できる私は幸せだ
883とすべての職人さんに祝福を
グレス様ありがとうございます!
886 :
878:2012/07/03(火) 23:54:26.00 ID:azSR06RS
>880
おっしゃるとおりです。言葉足らずなところを補っていただいてありがとうございます。
このスレにおいて私の意見が多数派、というのは私の独りよがり、決めつけかもと反省しました。
要するにあれ、私が言いたいのは
鋼牙とのすんごいやつを書いてくだされ>職人様
ってことなんですわね、きっと。
あんまり職人さんにあーだこーだ言うのはやめなはれや
>>860です
出来るだけ詳細に注意書きしたつもりでしたが不快な思いをされた方がいたようで申し訳ないです
こういう時に書き手がレスするのはどうかとも思うのですが、
次回以降こちらに投下するときの為に改善点を教えていただければと思います
・前書き後書き含めてNGにできるようにするべきか
・“NGワード”というあいまいな指定ではなく、“名前欄の「タイトル」をNGにしてください”、という書式にすべきか
あたりかなあと自分では考えているのですが、他にもありましたら気兼ねなく書いていただけると助かります
なお、大変心苦しく、かつ傲慢な物言いだとも思うのですが、
こちらとしても住人の皆様の需要のみにこたえて書いているわけではなくて、
需要なんぞガン無視して書きたいものを投下ということも往々にしてございますもので、
カオルが鋼牙以外に襲われたり鋼牙の相手がカオルじゃなかったりする事が
これからもあるかもしれないということはご理解していただけましたら幸いです
鋼カオじゃない作品の需要がこのスレにそうないことくらいこちらでも把握してますしね
というか需要があったか無かったかはレスのつき方見れば一目瞭然なんでw
一書き手の分際で厚かましいとは思うのですが、改善点等お教えくださいますよう重ねてお願い申し上げます
>>888 >>860の書き方で十分だと思いますよ
あれ以上をやれというのは単なるわがままちゃんに見えます
ということで気長にお待ちしていますので好きなようにしていただいて構いませんです
>>860 久々に作品が読めて幸せ。ありがとう!
基本はもちろん鋼カオだけど他カプでもエロ無しでもSSが読めることが私は大事。
>>888 いつも楽しませて頂いてます。ありがとうございます。
自分は今までの注意書きでいいと思います。
注意事項や概要も書かれてますし、NGワードもはっきり指定されてるわけですから。
もしもそれでも! となった場合は、消費レス数書いておくくらいしか無いのでは…。
エロなしは他で沢山見れるからここではタイトルと場所的にもエロは必ずお願いしたい
エロがあればどのカプだろうが内容だろうがおk
カップルシチュエーション問わない
でも鋼牙カオル以外っていうのが欲しいな
鋼牙カオルばかりだからと投下出来ないでいる職人さんがいたら遠慮なく投下して欲しい
偏りを感じてるんだけど自分も鋼牙カオルだから何ともできない
鋼牙カオル以外がみたいってのは同意
これは個人的な我儘だってのは百も承知ですが
鋼牙だけはカオル以外とやるのに抵抗あるw
カオルだけを想っていて欲しいからで・・・
鋼牙の下半身は涙目かもしれませんがw
職人さんはどうぞどうぞ遠慮なく投下して下さいませ
ええもう本当に職人さんには遠慮なくお願いしたい!
投下の注意事項以外は、需要とか「アタシの見たくないモノ」とかガン無視でいいので。
シチュエーションは沢山浮かぶのに、いざ文章にしようとすると難易度が高いんだよなorz
他カプも書きたいんだが、いかんせん才能無いんで、、、
>>896 うん
こんな感じっていうのは出るけど、どこから書き始めてどこまでいく?とか
考えてるうちに煮詰まってしまう
書いても書きかけになってるのが現状
もうどんなでも良いです
エロを・・・・わらわにエロを・・・・・
パチ版の冴島邸のスチルが七夕仕様になってた
カオルがちゃんとここで生活してるんだと思って(´;ω;`)ブワッ
鋼カオバージョンのエンディングボーナスが気になって仕方ない。
雑誌ではテレビ版とは違うみたいだけど…
それはこのスレに関係ないよね
901 :
899:2012/07/05(木) 14:10:12.33 ID:UHKXKdEM
萌え語りなので大丈夫かと思って書いてしまいました。
>900 大変失礼しました。
902 :
899:2012/07/05(木) 14:13:15.06 ID:UHKXKdEM
萌え語りなので大丈夫だと思って書き込んでしまいました。
>>900 大変失礼しました
特典映像で久々に手を繋ぐシーンを見たら朝からテンション上がってしまった
あはは〜全部
が非常に可愛かった
襲いたくなった
カオルが一人でいたす話が思い浮かんだけど
オチがないからやめた。
書き手さん尊敬するわ〜
鋼牙だ・・め・・・そ、そんなとこ・・・お・・おかしくなっちゃ・・・・
ああ・・・ん・・・・あ、あついよ・・・・鋼・・牙でいっ・・・いっぱいになっちゃうよおおお
と1人でいたす時にも声を出してしまうカオルを妄想したら私の中の何かがおっきした
あの例の五感が鋭くなる薬を飲んだあと
効果が切れるまで、感じまくってたとかゴメンよカオルー
一人いたすネタ嫌いな人には申し訳ない。
カオルが一人でいたす
→帰ってきた鋼牙が喘ぎ声を聞いて間男かと勘違いしてカオルの部屋に突入
→(#゚Д゚) Σ(゚Д゚;)
→(=゚ω゚) (つд∩)
→二人でいたすw
これでオチるんじゃね?w
>>905 オチなど飾りです!
美味しいところだけでいいのではよ
>>909 何か可愛いw
一人は烈花が浮かんだことがあったなぁ
でも、つくづく思うんですけど、
ここの職人様って、どの方も本当にレベル高いですよねえ。
設定作りといい、表現力といい。
いえ、プレッシャーかけるつもりじゃ全然ないんです、ほんとに・・・・・・
ただ、ちょっと言いたくなっただけです。
何でもおいしくいただきます。投下お待ちしております。
BDの7,8巻届いたけれど、最終話を除いた本編と特典映像ばかりをリピートしてる。
最終話は牙狼の中の描写からが異様に恥ずかしくてTVで観られん。PC画面で小さくして観てる。
キスシーンで唇がヒットしてないのに、触れた後ほんのわずか鋼牙の頭が動くのが、すごくエロくみえてしまうんだ…
恥ずかしい割にガン見じゃないかw
ガン見しない方がおかしいじゃないか
いやあ、しっかり観たくてもTV画面サイズじゃ自分が照れてしまって直視できないorz
PCで小さくしてやっと観られるんだ。一連のシーン観るたび顔がニヤついているのは自覚してるw;
一人でいたすネタ読みたい!
淫乱系なカオルが見たいかも。
嫌々とか言って段々よがってきちゃうとか。
変態ですかそうですか。
>>918 前から言われているように、ここはあなたの同類ばかりです
私も読んでみたいです
本当はいいのに、のイヤイヤは萌えるところ
一人でいたすネタじゃなくてもイイw
自然な節句ルの流れの中で、
カオルが鋼牙のを口でいたす・・・てのが読みたいで〜す!
もちろん、ホンバンもあり、で!
よろしくお願い申し上げます。
921 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/13(金) 01:24:16.39 ID:y/9OCqPH
鋼牙誕生秘話をですね…
…え?いや、何でもありません。
『誕生』ですか?
『製作』ではな…あ、いえ失礼いたしました。
真昼間、いつものお庭で……というのは皆さんお好きですか?
>>925 買い物に出ていて留守にしている時間があるはず
あとはよく喋る指輪を部屋に置いてくれば完璧?
因みにこういうSSって曖昧な描写のがいいもの?
一応、今後のために聞いてみたいのだけど
>>927 いい悪いっていうより個人の好みとして合う合わないがあるだけな気もするんだよな
エロ濃い目でもエロ薄めでも気に入ってるSSはあるわけでして
ま、それは自分がエロス部分だけじゃなくてそこに至るシチュやら全体の雰囲気やら含めて
SSが好みかを判断してる部分が多分にあるせいなんで、異論反論は全面的に受け付けるw
自分には濃い薄いの意識的な書き分けとか難しいから927さんの姿勢には頭が下がる思いだ
カオルらしければ曖昧なのでもおkだけどじ個人的にはハッキリしたものの方が良いかな
923のものですが…
あらかた設定とか、プレイ内容とかは纏まったんだけど哀しいかな文章力が足りない(・_・;)
ほんと職人さん尊敬します…
しかも最近BL漫画を読んだせいか、鋼牙×零を妄想してしまう始末(*_*)
BL板に行けばいいと思うよw
そうね、BLへどんぞ〜
(・_・;)気を悪くされたならごめんなさい
妄想しただけで、ここに持ち込む気は全くありません(>_<)
鋼牙×カオルまたは零×カオル大好物です
>>928-929 ご意見ありがとうございます
今までオリジナルだけで誰かに見せるようなものも書いたことがなく
自分が後で困らないよう設定のように結構細かく書くばかりだったので
やってみて長いから削ろうと思ったら、あれこれ考えてしまって
表現が露骨じゃないかとか書きすぎじゃないかとか
文章力がないのと性格的なものなんでしょうね
参考にしながら考えてみます
ただでさえマイナーなジャンルなのに百合ホモはその板でねって、何だかなぁ
私はエロなら何でも読みたいのだが
最初にNG入れるんじゃダメなの?
こんな設定あり得ない!って流れじゃなきゃさ
いやーBLはちょっと違うよ
マイナーだからいいとかそういう問題じゃない
少なくとも自分が読みに行くエロパロの他スレは
BLや百合は専門板に行けってスタンスだよ。
実際、無理矢理持ち込んで荒れてスレ自体無くなったのもたくさん見たし。
>>935です
自分がセクシャルフリーだから、周りにそれを求めすぎてたのかな
反対意見の方が多いなら、しゃーないですね
この話は自粛します
荒れてはいなかったけど、汚して申し訳ない
次を立てる時に『数字、百合は該当の板で行って下さい』とか入れた方がいいかもね
自分はこの辺のは該当板でやるものだと思ってた
くちゅぐちゅと隠微な音が部屋に響く。
彼女の白い、細い指が花弁を蜜壺をいじる。
あっ、はぁっ……うん、あはっ…あっ
声にならないような濡れた嬌声は、隠微な水音に
かき消されるのであった…
一人でいたすを書いてみた。これが精一杯ですw
改めて職人さんの偉大さを汁。
>>940 書くのはなかなか難しいよね
妄想しても上手い言葉が見付からなかったり
スレ終わるまでにもうひと花咲かせていただきたいものよのう
943 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/21(土) 11:40:27.17 ID:KY0SaVzC
今日レンタルで最終巻まで見終わった
少年の日の歌を流すのは卑怯だろ、と涙を流したけど一番の原因は終わってしまって悲しいっていう喪失感なのかも
劇場版まで待てないぜ。
魔戒方師達が集まってたシーンを見て思った妄想
鈴だって子供じゃないもん!
と行きたがっても、翼と邪美に諭され子供扱いされたことが許せなかった鈴
じゃあ兄いと邪美みたいなことすればいいんでしょ!
って、日向か暁に迫る、、、みたいな
9話最後でカオルが着てた服、ジーパンだったのか…
946 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/25(水) 03:09:15.32 ID:K3E0QK8o
牙狼では3人でいたすシチュエーションが思いつかない…
想像力が貧困な自分の脳みそが憎い…
三人ネタは二つほどあっためてはいるけど、今書いてる別のが終わらないと手を出せない
というか二つも思いつく自分のねじの飛びっぷりがヤバイ
・レオミオシグマで3P
・術or秘薬の失敗で鋼牙もしくはカオルが分裂しちゃっての鋼カオ鋼またはカオ鋼カオ
とかいくらでも妄想し放題だぜw
この二つだと書き方次第でコメディもシリアスもこなせて鬼畜方向以外にも妄想しやすい気がする……のはネタ段階だからで
いざ書くとなるとまた難しいんだろうなあ(´・ω・`)
以前あった特撮作品総合には3人でってあったね
カオル、シルヴァ、零と鋼牙、カオル、零だったかな
>>947 待ってます
レオミオシグマとか嬉しい
>>948 零カオルシルヴァ覚えてる〜。シルヴァが人間体になって、って話だったよね。
…で、その流れのまま、鋼牙カオルザルバとかどうよ!と妄想した記憶が。
神待ちの間に勇気を出して初投下してみようかと
初めてなのでいろいろご容赦下さいとしか
鋼牙xカオル 2期9話の後的なもの
特殊なことはないです
気の利いたNGワードが出てこないので
『003-02』で
間違いがあったらごめんなさい
帰宅した鋼牙にちょっと悪戯をしたら機嫌を損ねてしまったようだ。
先日のリベンジで観劇に誘ったが全く相手にされず、鋼牙は自室に行ってしまった。
あれから1時間も過ぎたというのに、鋼牙が部屋から出て来る気配がない。
様子を見にカオルが書斎に入ると、机の上の台座にザルバがいた。
近付いて「鋼牙は?」と尋ねると、疲れたから部屋で休むと言ってそれきりだという。
眠ってしまっているようだと聞き、ちょっとした悪戯心から足音を立てないようにドアに近付いてみる。
鍵のかかっていないドアを開けて覗き込むとベッドに鋼牙が倒れ込んでいるのが見えた。
少し休むだけのつもりだったのか、珍しくコートも脱がずに寝入っている。
コートくらい脱げばいいのにと呆れながら、そっと鋼牙の隣に寝そべって彼の寝顔を覗き込んだ。
余程疲れているのか起きる様子がない。
今なら何かしても起きないんじゃないかとカオルは更に顔を近付けた。
普段は恥ずかしくて、ちょっと怖くて自分からキスをしたりしない。
あとちょっと…というところで、
「お前は何をやってるんだ?」
鋼牙が目を覚ましてしまった。
カオルがびっくりして慌てて顔を離す。
「お、起きたの? よく寝てるなぁと思って…」
「寝込みを襲う趣味でもあるのか?」
「〜〜〜」
赤くなって言葉に詰まっていると、不意に視界が変わった。
仰向けに寝かされ、鋼牙が覆い被さる姿勢になってカオルを見下ろしていた。
少し眠ったことで機嫌も直ったのか、いつも通りの彼だ。
カオルの頬に手を添え、優しく唇を塞ぐ。
何度もキスを繰り返す中で、鋼牙の手がカオルの腿の辺りを撫でる。
腹部に力がかかり、金属が擦れる音が聞こえた。
ベルトを外し、鋼牙がカオルのジーンズを脱がせようとしている。
「ん…鋼牙…」
「嫌か?」
こういった事は何度かあったが、鋼牙が帰って来てからは初めてだった。
しかしまだ夕方の時間帯だ。
「まだ早いよ…」とカオルが言うより先に、
「すぐに終わらせる」
「ぁん…っ」
カオルの腰を浮かせ、ジーンズを下着ごと脱がせた。
背中を弄ってブラジャーのホックを外し、キャミソールごとたくし上げる。
露になった色素の薄い乳首に吸い付き、反対側の乳房も掌に収めて捏ね回す。
指先で秘裂をなぞるとカオルが鋼牙の身体の下で腰をくねらせる。
「いや…ダメ…ダメ……」
拒絶を口にするくせに、身体は愛撫をねだる。
カオルの身体の正直さが鋼牙には可笑しかった。
「嫌ならやめるが?」
「ぃ…意地悪し…ないで…!」
ベッドではついカオルを泣かせたくなる。
更に指に少し力を込めると、堪らずにカオルは鋼牙の首にしがみついた。
吐息混じりの甘い喘ぎ声と滲み出る蜜に誘われるように、カオルの女の部分へと指を埋めて行く。
中を弄り、何度も抜き挿ししていると量を増した蜜が溢れ出す。
それを秘裂の奥に隠れた芽に塗り付けた。
「ふぁあんっ!」
自分の声の大きさに慌てて口を噤むが快感の波は止まらない。
「鋼…牙…ダメ…ふぅ…んっあ…や…鋼牙ぁ」
更に指で乳首を擦り上げるとカオルから悲鳴のような嬌声が上った。
カオルは涙を滲ませ、荒げた呼吸を整えようと大きく息を吸う。
扇情的な姿に鋼牙はベルトを外し、いい加減窮屈さを覚えていた自身のものを解放した。
震えるカオルの足を開かせて腿を押し上げる。
淫らに濡れた入口に硬く屹立した男性自身を宛がう。
まだそれほど慣れていないカオルの身体を気遣うようにゆっくりと腰を進めた。
絡み付くような生暖かい肉の圧が心地いい。
漸く全てをカオルの中へ埋めると唇を重ね、舌を忍び込ませた。
カオルもそれに応えるように鋼牙の舌先に触れ、互いに絡ませ合う。
混ざり合い、どちらのものともつかなくなった唾液をカオルが嚥下したところで鋼牙が身体を起こす。
「…大丈夫か?」
カオルが頷くと鋼牙は腰を引き、今度は一気に突き入れた。
「ぅんっ!」
突き上げられた衝撃にカオルが呻く。
再び引き抜き、突き入れる動きを速度を変えながら繰り返して行く。
さっきより大きな声が出てしまいそうで、カオルは手の甲を口に押し当てて堪える。
鋼牙がその手を引き剥がし、シーツの上で指を絡める。
「カオル…声が聞きたい…」
「…っでも…」
「カオル…」
鋼牙の要求に応えるように次第にカオルの乱れた吐息に甘い喘ぎ声が混ざる。
「鋼牙…鋼…ダメ……もう…っあ…っ…あぁんっ!」
深くなる快感にもう限界だと思った。
我慢できずに全身を震わせてカオルが絶頂に達する。
同時に鋼牙の男性自身が自分の中で強く脈打つのも感じていた。
少し遅れてカオルの中に欲望を吐き出した鋼牙がカオルにくちづけをする。
カオルは数ヶ月振りの行為の余韻に浸りながらシーツに包まり、ベッドに寝転んでいた。
見なりを整え終わった鋼牙がベッドに腰を下ろす。
「それで、いつだ?」
床に落としたままになっていたカオルのジーンズを拾ってベッドに乗せる。
「何が?」
寝返りを打ち、鋼牙を見上げた。
「芝居を観に行くんだろう? いつなんだ」
あんなに嫌がっていた筈なのに一緒に行ってくれると言うのがカオルには嬉しかった。
笑顔で当日の予定を立てながら、夜は部屋に招待して夕飯に新開発の手料理を作ってあげよう、と思うのだった。
やっぱり難しい…
失礼いたしました
2期のカオルはスカートが多かった印象だったので、スカートのイメージで書いていた為
9話ラストでジーンズだったのを確認した時は衝撃的でしたw
職人さんgj
最後の最後にホラーに変わる一粒で二度美味しい作品になってますね
GJ!!
そして鋼牙を待つ最強の罠www
カオルってメシマズ嫁なイマゲ。パチでゴンザの夕食の手伝いをしようとしてめっちゃ止められていて不覚にも噴いたw
有能執事にも矯正出来ないレベルなのだろうか?
956 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/26(木) 12:33:56.88 ID:xLVUuX63
職人様降臨ktkr!!
GJ! Sっぽい鋼牙いいね〜v
そうか、945のつぶやきは職人さんだったのねw
GJです、ありがとう!ジーンズ脱がしもまた萌えです。
今はまだ早いと思うけど、次を立てるとしたらいくつくらい?
>>955 ゴンザも匙を投げるレベルだと思ってる
カオルは今までに自炊したことないんだろうか…
もうそろそろ次立ててもいいのでは?
しかしこのスレの良作が見れなくなるのが残念すぐる…
作品のまとめサイトかwikiをお願いします!
このまま見れなくなるのはもったいない……
>>958 初期無印牙狼の「晩餐」だったかな?
そこで友人のアサミを食中毒にして病院送りにしていたし、鋼牙に謎のスープらしい具の入った禍々しいものを出して「親の顔が見たい…!!」と一口で席を立たれている回もあったから本人に自覚がないメシマズと推定される。
寧ろ一口で無事な鋼牙が凄い件。
(アサミは一口で病院送りだった)
胃袋も鍛えてあるのか魔戒騎士はw
将来的に雷牙はゴンザの料理がカーチャンの味になる可能性がありそう。
だって毒入り料理食べても死なないんだぜ?
あれか
ちっさい頃からちょっとずつ毒を摂取して体を馴らして
最終的には毒が効かない体に……みたいな
魔戒騎士にもそういう修行がありそうな気はする
そうか、カオルも少しずつ自分の料理に体を慣らしていって今に至るのか
1000まであと少しあるし、もう一花咲ければいいな
『カオル』『体を慣らす』で調教っぽいことを想像してしまった…
ごめん、カオル
>>964 やだそれすごく見たい。
カオル調教って何そのドS鋼牙(1期の)
>>965 想像したけど調教ネタを書くのはムリだなぁ
人が少なくて寂しい…
鋼牙がカオルを調教するシチュってなかなか難しいなあって思ったけど、
龍崎先生の変態調教済みでこんな私じゃお嫁に行けないよぅってわぁわぁ泣いてるカオルを
優しく男前に受け止めて、再調教、もとい自分好みに染め変えてく鋼牙っていうのは意外にありかもしれない
……うん、どう見ても変態なのは龍崎先生じゃなくて私です本当に以下略
ひどい前振りですみませんでした
大変時間が空いてしまいましたが君の中の永遠後編を投下します
鋼牙×カオルで
・指南書ネタ
・適当設定、独自解釈てんこ盛り
・これにて完結
なお色々詰め込みすぎてエロパートまでやたら長くなってしまいました
お急ぎの方は11/15 あたりからどうぞ
NGワードは「君の中の永遠」でよろしく
ではいきます
暁の空の色にも似た不思議な金色の雲が広がる空間にカオルは居た。
背後には、そっと包まれているだけで何よりも幸せを感じさせてくれる温かな気配。
何度も見た夢だ。
そして最後にはハッピーエンドが待っていると今の自分は知っているはずだ。
そう理屈ではわかっていても、平静ではいられない自分をカオルは自覚していた。
「カオル、しばらくお別れだ」
「俺は騎士たちを守るために大きな力と契約してしまった」
「約束の地という場所に行かなければならない」
「だが、俺は必ず戻る。そしてお前との約束も必ず果たす」
そう、そしてこの後ザルバが、俺様のことも忘れないでくれよなって言うのよね。
私がお返事にザルバのおでこにキスをして、それから……
「カオル」
……え?
ザルバがまだしゃべって、ない、のに……。
なんで、これは過去の夢のはずなのに、なんでいつもと違うの!?
ザルバが口を開く前に鋼牙にキスされ、今までにない展開にカオルはうろたえた。
夢の中だとわかっているのに、今まで繰り返し経験してきたものと異なる展開での別れに、
去っていく鋼牙が帰ってこないのではないかという不安に駆られて叫ぶ。
「鋼牙ぁ!!」
伸ばした手が届かないことはわかっている、それでもどうしようもない衝動のままに
必死に鋼牙へと腕を伸ばして――
「……ル、カオル!!」
「!!」
――ぎゅっと力強く手を握られる感触で目が覚めた。
「……カオル……」
「鋼、牙……」
半身を起こして心配そうに覗き込んでくる鋼牙を瞳が捉える。
寝起きのかすれた声で何とか鋼牙の名を呼ぶと、鋼牙はほっとしたように表情を緩めた。
朝のやわらかい光が鋼牙の裸の上半身を浮かび上がらせ、カオルは照れたように早口で弁解した。
「あ……ごめん、なんか、夢見てたみたいで。起こしちゃった?」
「それは気にしなくていい。目覚めてはいた。……すまない、俺のせいだ」
「え?鋼牙が起こしてくれたんだよ?」
「そういうことじゃない。最初から普通に起こしていればよかった」
「?」
「お前が悲しそうな顔をしていたから、つい、口付けてしまったんだが。
その後急にうなされ始めたようだったから」
まるで自分の口付けが悪夢の原因であるかのように鋼牙がすまなそうな顔をするので、
カオルは急いで誤解を解くことにした。
「もう、そんな顔しないで?鋼牙は悪くないの。
……鋼牙がね、約束の地に行っちゃった時の夢を見てたの。
鋼牙、私が悲しそうな顔してたからキスしたって言ったでしょ?
多分それで夢の中でいつもと違うタイミングでキスされて、ちょっと驚いちゃっただけだから。
だから、鋼牙のせいといえばそうだけど、でも鋼牙が悪いわけじゃないの!
……夢の中じゃなくて、ほんとに鋼牙にキスしてもらえたっていうのは嬉しかったし……」
最後は口にしている途中で恥ずかしくなって消え入りそうな声になってしまったけれど
鋼牙にはちゃんと聞こえていたようで、返事の代わりにキスが一つ降ってきた。
「おはよう、カオル。俺はそろそろ起きるが、お前はどうする。
まだ寝ていても構わないが」
「あ、うん、おはよ。鋼牙が起きるんだったら、私も起きちゃおうかな」
そう言ってベッドから滑るように抜け出したカオルを鋼牙は当たり前のように目で追って、
そしてその姿に今更のように動揺した。
カオルの格好は当たり前だが昨晩から変わっていない。
すなわち、下着の上に鋼牙のパジャマ一枚を羽織っただけの姿なのだった。
男物のパジャマの裾からはもう少しで下着が見えてしまいそうで、
そこから健康的な足がすらりと伸びている。
布地に隠された部分――昨晩目にし、そして触れた場所――をうっかり思い浮かべてしまって
自身がどくりと脈打つのを自覚し、鋼牙はあわててカオルの姿から視線を引き剥がした。
その動きに何かを感じたのか、つかのまきょとんとしていたカオルが自らの体を見下ろし、
そこでようやく自分の姿に気がついたのか頬を染めた。
散らばったままになっていたカオル自身の寝巻きを拾い上げて胸元に抱き込むと、
「き、着替えたら、鋼牙のパジャマはちゃんと返しに来るから!!」
そう言って、そのまま扉を開けてするりと姿を消す。
パタパタと遠ざかっていく足音をどこか遠くに聞きながら
鋼牙は元気に自己主張をし始めていた己の分身への呆れと、そしてそれを
カオルに気取られずに済んだことへの安堵の入り混じったため息をついたのだった。
そして午後。
カオルは、冴島邸の自らの部屋で、ある問題について如何に鋼牙に切り出すかについて
ぐるぐると考え続けていた。
そりゃあ言いにくいけど、夜になる前に、鋼牙とそういう雰囲気になる前に
聞いておきたいっていうか、直前になって切り出すなんてさすがに雰囲気ぶち壊しだよね……。
どうせ微妙な雰囲気になるなら、はやいうちに聞いちゃったほうがいいのかな……。
でも、なんて言えばいいんだろう……。
そんなことを考えながら、カオルは常に持ち歩いているポーチの中から“それ”を取り出してみた。
カオルが自分で手に入れたものではなく、出所は当然亜佐美である。
こういうのは男任せにしてちゃ駄目なんだからね、といつだったか亜佐美に渡されたそれは
今まで使われることなくポーチの中に収められていたのだった。
手の中の“それ”――要するにコンドーム――をくるくると弄ぶ。
……そもそも魔戒騎士にこの手の知識なんてあるんだろうか。
最初の日に鋼牙が言ってくれたこと――騎士の誓い、と鋼牙は言ってたっけ――からして
もし、もしも、鋼牙との子供が出来たとしても、きっと鋼牙は喜んでくれると思うし
自分としても幸せなことだとは思うけど、でもやっぱりそういうのは
ちゃんと、その、結婚とかしてからのほうがいいかなって気もするし……
「カオル、入るぞ」
「わわっ!?」
およそかわいくないと自分でも思う間抜けな悲鳴を上げてカオルは飛び上がる。
声と同時にドアを開けた鋼牙は驚いた様子のカオルに不思議な顔をしたものの
あまり気にする様子でもなく部屋の中に足を踏み入れ、そして慌てて後ろ手に
何かを隠したカオルに問いかけた。
「……お前、今何か隠さなかったか」
「いや、あの、えっと、です、ね……」
『鋼牙、それをカオルに説明させるのはちょっと酷なんじゃないか?』
鋼牙の左手から聞こえてきた声にカオルはびくりとした。
……見られた。
しかも、それだけじゃなくて、口調から察するに。
この魔導輪は“これ”が“なに”か“知って”いる。
「えーっと。ザルバ、もしかしてもしかしなくても、……見た?」
『俺様は、な。どうする、俺が鋼牙に説明してやっても――』
「ちょ、ちょっと待って!っていうかその前に質問!
ザルバが知ってるってことは、つまり、鋼牙も知ってるの?」
『さあな、そこまでは俺にはわからない』
「お前たち、一体何の話をしているんだ」
鋼牙の声にカオルとザルバは顔を見合わせ、そして揃って鋼牙を見上げた。
「……なんだ」
二対の瞳にまじまじと見つめられて鋼牙はめずらしくたじろぐ。
『なあカオル、お前さんが自分で話すっていうなら、鋼牙に俺を外すよう頼んでも構わないぜ?
それとも俺から鋼牙に説明してやろうか?』
「……ううん、やっぱり自分で話す。ザルバもそのままでいいよ」
儀式のことも今自分が手に持っているものの事も既にザルバには知られてしまっていると考えると
今更席をはずしてもらう必要もない気がして、カオルはそのまま隠していた手を前に出した。
「ねぇ、鋼牙。あの、ね。……避妊っていうか、その方法とかって鋼牙は知ってる?」
『おいおい直球だな』
「……今夜のことか?」
流石に唐突に切り出しすぎたかなと思ったけれど、聞いてしまったものはしょうがないので
カオルは一つうなずくと続けた。
「今日鋼牙と、その、……するっていうことには全然問題はないんだけど、
一応こういうことはちゃんとしておいたほうがいいのかなって思って。
でね、普通はこういうのを使う……らしいんだけど、鋼牙はこれ……」
「……何に使うかくらいは知っている」
カオルの掌の上のそれをみて鋼牙はそう返答した。
知ってたんだ……ちょっと意外だったかも、そうカオルが意外そうな表情をしたのをどう捉えたのか
「断っておくが実際に使ったことは無い」
そう鋼牙は付け加えた。
「だが今日はそれは使わない、と思う」
「……そ、っか……」
「心配するな。今日は別の方法を使うことになる、というだけだ。……騎士や法師は秘薬を使う」
「あ、やっぱり魔戒な人達には別のやり方があるのね。
っていうか、鋼牙、その、……考えてくれてたんだ」
「まだ俺とお前は、……恋人同士なんだ。おろそかにはできないだろう」
鋼牙の口から恋人同士なる単語が出てきたことに照れたカオルは
一番最初に鋼牙の口から出た言葉の意味に気付くまでに一呼吸ほど必要とした。
「……まだ、って、それって……」
「最初の夜に言っただろう。
生涯愛し抜くという誓いをたてるというのは、つまり、……そういう意味だ」
「……うん」
あらためてそんな風に言われるとどうにも面映くて、耳まで赤くしてカオルはうつむく。
と、ちょうど視線の先にいたザルバとばっちり目があってしまってカオルは我に返った。
こんな展開になるってわかってたら外してもらってたのに……!と思ったところで後の祭りだ。
「おおおお願いザルバ今のはやっぱり聞いてなかったことにして……!!」
『ん?安心しろ二人とも。俺様は今のプロポーズなんて一言も聞いてな――』
「うるさい!」「言わないでーー!!」
『わかった、わかったからそう大声を出すな。俺だって聞きたくて聞いてたわけじゃないんだ。
それより鋼牙、本題がまだなんじゃないのか』
うんざりしたようなザルバの声にようやく鋼牙はここへ来た本来の目的を思い出した。
「カオル、俺は今から塔に行こうと思う」
「塔って、鋼牙が牙狼の称号を受け継いだっていう、あの塔?」
「そうだ。……二人で出かけないか」
鋼牙からの誘いとあればカオルの答えは決まっていた。
「鋼牙から出かけようって誘ってくれたの、帰ってきてからは初めてじゃない?」
「そうだな」
二人で木漏れ日の中を歩いていく。
青々とした森は以前に訪れたときとはまた違った表情を見せていた。
僅かに隙間を見せている緑の向こうに白亜の塔が静かにたたずんでいる。
「なんで塔に来ようって決めたの?」
「前にお前と来て以来訪れていなかったからな。
ギャノンに取り込まれ、約束の地に赴きと邪気のつきやすい状況にいたことを考えると
これでも来るのが少々遅かったくらいだ。なにより……」
「なにより?」
「……今夜お前と繋がる前に。俺の体に宿る邪気を祓っておきたかった」
カオルは頬を赤らめ、そっか、と答えた。
出会ったばっかりのころはデリカシーのない奴って思ってたけど、
鋼牙って意外にこういうところ気を使ってくれるのよね、そんなことを思う。
鋼牙と心を通わせるようになってはじめて知った面の一つだった。
「ね、鋼牙。ここって、一体どこにあるの?
前の時はお屋敷の裏庭から歩いてきたでしょ?
歩いてこられるくらい近くなんだからお屋敷から見えたってよさそうなのに、
あの後いくら頑張っても塔なんて見えなかったから、ずっと不思議だったの。
今日だって、こんなに近くに森と塔があったんだったら私絶対気付いてたと思うんだけど」
「見つからないのは当然だ。この場所は普通の空間にあるわけじゃない」
「普通の空間じゃないって……紅蓮の森とか、宝玉の森とか、そんな感じの場所ってこと?」
「普通の人間には入ることができない、という意味では似たような場所だ。
もっともそういう森のような危険はほとんどないがな。
それに、魔戒騎士だろうと魔戒法師だろうと勝手にこの森に入ることはできない。
俺が来ようと思えばどの場所からでもたどり着くことができるが、
俺が心を許す者でなければ何人たりとも近づくことは出来ない、そういう場所だ」
「この森も、魔戒にまつわる不思議の一つなんだねぇ……」
「また絵本のネタが増えた、か?」
「ふふ、いつか描きたいものリストに追加だね」
そのまま他愛ない話をしながら歩いていくと森が開けて白い塔がその入り口をあらわした。
どうやら前回来た時とは違って、丘からではなく直接塔に通ずる道を辿ってきたようだった。
「じゃあ、私ここで待ってるから」
その言葉に、鋼牙はカオルをこの場所に一人で残すことの是非について考えをめぐらせた。
前回のことがある。……時空ホラー・ザジ。
この前初めて奴に出くわしたことや英霊の言葉から察するに二度続けて現れるとは考えがたく
また奴の狙いはカオルではなく黄金騎士たる自分に定められているとはいえ、
ここにカオルを一人で残しておくことは得策ではないかもしれない。
「ザルバ」
『わかってるさ。ここでカオルのお守りをしてろって言うんだろ』
「ちょっとー、お守りってなによお守りって!」
口ではそんなことを言いつつ、カオルは神妙な顔で鋼牙からザルバを受け取った。
鋼牙の意図はわからずとも、ザルバを預けるからには相応の理由があるはずだということくらいはわかる。
「そんな顔をするな。あくまで念のためだ。……ザルバ、頼んだぞ」
カオルの心配を読んだかのように鋼牙はそう言うと踵を返し塔の中へと消える。
鋼牙が塔の中へと入っていったのを確認すると、カオルは近くの石の上の木の葉を掃ってそこに腰掛けた。
「ね、もしかして、この前来たときに何かあったの?」
『あー、まあな。実はホラーが出た』
「えぇっ?」
『牙狼の称号を継ぐ者に必要な通過儀礼みたいなもんだったんだが、
そいつは鋼牙と戦うためによりによってお前さんをだしに……というか人質に取ったんだ。
瞬きするほどの時間だったから自覚はないだろうけどな。
もともと奴の狙いはお前さんじゃないし、しばらくは出てくることはないと思うが、
鋼牙の言ったとおり念のためってことだ』
「そうだったんだ……」
なるほどそれでザルバを私に預けたのね、とカオルは納得した。
まあ、もし本当に危険ならデートの場所にここを選ぶはずがないし、
ザルバの言うようにあくまで念のためであってそう心配することではないのだろう。
「ね、ザルバ、浄化の儀式って鋼牙はいつもどんなことするの?」
魔戒の不思議は尽きることがない。
鋼牙が戻ってくるまでの間、カオルはザルバからこの不思議な世界の話を聞くことにしたのだった。
鎧を模した数多の像の見つめる塔の中心へと鋼牙は歩を進めていく。
この塔に踏み入れるたびに身が引き締まる思いだった。
『我等牙狼の称号を継ぐ者よ。光を浴びるがよい』
「はい」
『今、お前の肉体に宿る邪気は、お前の陰我と共に消え去るだろう』
型通りのやり取りを終え、鋼牙は英霊達の言葉を待った。
彼らは多くは語らない。
だが、その一言は常にその時鋼牙自身が向かい合うべき問題であり、必要な言葉であった。
『いま、お前は一人の人間をお前の運命に巻き込もうとしている』
やはりそのことか、と鋼牙は思った。
カオルとの契りの儀式のことを言っているのだ。
『その者は本来ならば魔戒に生きる者達とかかわりを持たぬ身、ただの人間の娘だ。
それと知っていて尚、その者をお前は求めるのか』
「それでも、もう俺は躊躇いません。
俺と共に生きようとしてくれるカオルに、そのことを後悔なんてさせない。
何があろうと、あいつを受け止めて、守ってみせる。
それが俺の覚悟です」
『その覚悟、我等確かに聞き届けた。
お前とそしてお前の守るべき光とを共に、我等は迎え入れよう』
一際光が強くなり、そして徐々に弱まって塔の内部はもとの明るさを取り戻した。
英霊たる牙狼の気配は既にない。浄化の儀式は終わったのだ。
最後の言葉を鋼牙はかみ締めていた。
正式に“お許し”が出たということなのだろう。
この場所にカオルと共に立つというのはすなわち婚儀の時に他ならなかった。
『なあ、カオル』
「ん?」
ザルバに少し声のトーンを落として名を呼ばれて、カオルは髑髏の暗赤色の目を見つめた。
『破滅の刻印のことを鋼牙が打ち明けたときのことなんだが。
鋼牙がなんて言ってたか、お前さん憶えてるか』
「忘れるわけないじゃない。どうしたの急に?」
そう、忘れるわけがない。
今でも鋼牙の苦しそうな表情と声色は脳裏に焼きついている。
――俺には、……破滅の刻印がある。残された時間で、やるべきことがある――
――すまない。お前との約束は、守れそうにない。……俺は、――
俺は、の後鋼牙が告げるはずだった言葉は、カオル自身が遮ったため聞くことはなかった。
“何も言わなくてもわかって”いたから。
それは鋼牙が果たすべき使命であり、カオルにとって聞くことが辛い言葉であり、
そしておそらく鋼牙にとっても告げることが辛い内容だということは想像に難くなかった。
『時間が無かったのは確かだが、鋼牙はあっさりやられるつもりなんか無かったんだ。
零や翼には、少なくともお前さんに言ったような言葉は使わなかった』
「……知ってるよ。私も、零君たちから聞いたから」
『なに?』
「鋼牙がいなかった間、零君とかレオ君とかよく来てくれたんだけど、そのときにちょっとね。
破滅の刻印のこと、零君には、必ず手はある、って言ってたんでしょ?
翼さんにも、刻印は俺が何とかする、だからお前も諦めるなって、
そう言ってましたってレオ君が教えてくれた」
『そこまで知ってるなら話は早い。
なあ、鋼牙はあの時、なんでお前にあんな風に言ったんだ?
俺からみても、あいつは別に刻印のことを諦めてたわけじゃなかった』
「やっぱりザルバも気になるんだ」
『も、とはどういうことだ?』
「この話をしたときにね、零君もレオ君もちょっと驚いてたから。
零君、あいつなに弱気なことカオルちゃんに言ってるんだよって、ちょっと怒ってたんだよ?
俺の前で格好なんてつけなくていいから、そういうことはカオルちゃんに言ってやれよって。
まあ怒ってたのは最初だけで、鋼牙にもそういうこと言える相手が必要だよなって
すぐにそんな風に言ってたけどね。
レオ君もね、あの鋼牙さんがそんなことを言うなんて、って驚いてた。
それから、でも鋼牙さんだって人間なんですから、そういう不安や本当の気持ちを打ち明けられる人が
一人くらいいてもいいはずですよね、って」
『なるほどな、あいつらがそんなことを』
「だけどね、私は、ちょっと違うことを考えてるの」
『へぇ、それは是非とも聞かせてもらいたいな』
「鋼牙はね、後ろめたかったんだと思うの。
そういうときには、鋼牙はいつも以上に何も話してくれなくなるから。
……なんかね、前のときとそっくりなシチュエーションだったから」
『前のとき?』
「……ザルバは憶えてないんだっけね。
ね、私と鋼牙の馴れ初めってザルバはどれくらい聞いてるの?」
『ホラーに襲われたところを助けたのはいいが巻き込まれて返り血を浴びちまったお前さんを
鋼牙が斬らずに助けたんだろ?』
「そう。……だけど、鋼牙は血に染まりし者がどんな存在なのかを私にはずっと隠してたの。
何も言わないまま、ホラーに狙われる私をずっと守ってくれた。
浄化の為に、あらゆる伝手でヴァランカスの実を探してくれた。
でもね、あるとき私と鋼牙の目の前で、ホラーが血に染まりし者の秘密を言ってしまったの。
女を狩りの餌に使うとは、お前も我々ホラーと同じだ!って」
『おいおい、それはまた……』
「しかもそのあとね、私を狩りの餌にしたって本当なのって鋼牙に聞いたら、あいつなんて言ったと思う?
ああ、って。ただそれだけだったの。
それまでずっと命がけで私のことを守ってくれたことも、必死にヴァランカスの実を探してくれてることも、
そんなことなんて一言も言ってくれなかった」
『勘違いしろと言わんばかりだな。というかお前さん、そんなことがあってよく鋼牙とくっついたもんだな』
「ほんとよね。まあ、そのあと色々……本当に色々あったから。
ともかくそんなわけで、鋼牙がひた隠しにしてたことがバレちゃうって意味では
似たようなシチュエーションだったの。
だからね、刻印のことを鋼牙があんな風に言ったのも、弱気になってるとか不安だとかっていうよりは、
ただそれしか言えなかっただけなんだろうなって思った。
私を守ってくれてたこととかヴァランカスの実のことを言えなかったのと同じで、
刻印のことだって簡単に諦める気はないってことを言えなかったんだなって。
何を言っても言い訳にしかならないって思ってたんじゃないかな。
私に刻印のことを黙ってたことが後ろめたくて、きっとそれしか言えなかったの。
……後ろめたく思うことなんてなんにもなかったのにね」
ずっと話していたカオルはそこでゆっくりと一つ息をついた。
「たぶん、基本的にはこんな感じなのかなって」
『いや、なかなか面白い意見だと思うぜ。俺様が憶えてない話も聞けたしな。
ところで、基本的には、ということはまだ何かあるんじゃないのか?』
「あの、これは本当に、私の勝手な推測なんだからね?
……あの時鋼牙は、魔戒騎士としてだけじゃなくて、一人の男の人として私に向かい合ってくれた気がしたの」
『そうか?お前との時間を捨ててでもやるべきことがあるなんてのは、
まるっきり魔戒騎士の言い草だと思うんだが』
「んーと、言葉が足りなかったかな。
つまりね、鋼牙は魔戒騎士って言う自分の立場を理由にして
自分は魔戒騎士だから残された時間でやるべきことがある、っていう風に
私を説得しようとしたわけじゃなかったってこと。
そういう風に私を説得するっていう道もきっとあったと思う。
でも鋼牙は、そんな感じじゃなかったでしょ?
もう私と一緒には居られないことに、私との約束を反故にしちゃうことに苦しんでた。
守りし者としての生き方を貫くって鋼牙は決めていて、でもそのせいで私を傷つけるんじゃないかって、
鋼牙はきっとそんな風に考えて苦しんでた。
魔戒騎士として話すだけなら、あんなに苦しそうに話すはずがないよ。
一人の男の人として向かい合ってくれたからこそ辛かったんだろうなって、そう思ったの。
私の想いにこたえることができないことに、約束を破ってしまうことに心を痛めて、
それでも守りし者としての生き方は曲げられなくて、言い訳なんか出来なくて、
だから、ああいう風に言うことしかできなかったんじゃないのかなって」
そう感じたからこそ、あなたは守りし者だから、との言の葉で鋼牙を送り出した。
守りし者として生きると決めた鋼牙の決断を鈍らせるような真似はできなかった。
私の事は心配しなくて大丈夫。
その気持ちが少しでも伝わりますようにと、そう願った。
「……なんてね、これはちょっと自惚れすぎかなって自分でも思うんだけど。
見当はずれだったら恥ずかしいから、鋼牙には内緒だよ?」
『心配するな、俺様は口は堅い。……と言いたいが、
残念ながら結果としてはそれは無理な話だ。なあ鋼牙?』
え、とカオルが顔を上げると、いつの間にか傍らに鋼牙の姿があった。
慌てて立ち上がってザルバを差し出す。
どのあたりから聞かれてしまっていたのだろうか、ああでも、
どこから聞かれていたにしても正直恥ずかしくていたたまれない、
そうカオルが思ったところで、ザルバを乗せていた両手ごと鋼牙にすくいあげられた。
「ザルバ、お前、俺がいると知っていて話を振ったな」
「え、……えぇっ?」
『まさかカオルが気付いてないとは思わなかったんだ。
あんまり真剣に話すから水を差すのもどうかと思って言いそびれた』
悪びれもせずそう言う魔導輪を半ば諦めの面持ちで左手に嵌めて鋼牙はカオルに声をかけた。
「俺が聞いていてはいけなかったか」
「そういうわけじゃないんだけど、ただちょっと恥ずかしいなっていうか」
「別に、そんな風に気にする必要はないだろう」
『だ、そうだ。よかったなカオル』
「ザルバ、お前は少し黙ってろ」
そう言うと鋼牙は左手を差し出す。
誘いに気付いたカオルはそっとその掌に自らの右手を滑り込ませた。
「行くぞ」
「うん」
こうして手をつないでいる間はザルバは決して話すことはない。
それを知っているからこその左手での誘いだった。
ほら、やっぱり鋼牙はこういうところで気を使ってくれる、
そんな些細なことが嬉しくてカオルは微笑む。
手をつないだ二つの影は橙色に染まり始めた森をゆっくりと去っていった。
鋼牙の寝室の扉を前にしてカオルは立ち止まった。
この扉を開けたら、いよいよ鋼牙と、そういうことになるんだ……。
身に着けているのはパフスリーブと胸元のリボンが可愛くて一目ぼれしたお気に入りの真っ白いネグリジェ、
そしてその下には同じく白の勝負下着。
どうせ脱がすから何着ても一緒なんじゃないのか、なんて鋼牙は思ってそうだけど、
好きな人との初めてをできるだけ可愛い格好で迎えたい女心がちょっとは伝わるだろうか。
ドキドキしている心臓をなだめるように胸に手を当てて、それからノックをしようと
右手を軽く握り――
「カオル?」
「!?」
背後から鋼牙に声をかけられてカオルはびくりと振り返った。
まさか部屋にいないとは思っていなかった。
ああもう、なんて間抜けな私、と心の中で自分に突っ込みを入れて、
それから変に緊張していた自分がおかしくなってカオルはくすくす笑った。
私と鋼牙の組み合わせなんだもの、最初にちょっとしたハプニングがあるくらいのほうが
それらしいのかもしれない、そう思うと肩の力が抜けるのがわかった。
「どうした?入らないのか?」
「あ、ううん、なんでもない」
そう言うと、鋼牙に続いて部屋への中へと入る。
三日目ともなると部屋の中を見回すほどの余裕も出てきた中で、
カオルは今朝まではこの部屋になかったものを見つけた。
指南書の隣に置かれている美しい装飾を施された半透明のそれは
一見するとアロマキャンドルのようにも見えるけれどキャンドルにあたる部分が見あたらない。
ベッドの端に腰掛けてこれはいったい何なのだろうと見つめていると
隣に掛けた鋼牙がライター状の魔導火を取り出した。
魔導火に火を灯して鋼牙がふっと息を吹きかけると、その緑の炎は半透明の器の中へと吸い込まれて
柔らかな緑の光を灯した。
「綺麗……。なんだか、ほんとにアロマキャンドルみたい。鋼牙、これは何?」
「結界を作り出す道具だ。この部屋の気を清めてくれる」
「札じゃなくて、こういうものを使うこともあるんだね……」
「結界を張るだけなら札でも構わないんだが、それでは情緒がない、のだそうだ。
だから、契りの儀式ではこういったものを使う……らしい」
情緒がないなんて、そんなところまでこの指南書はフォローしてたなんて。
昨日のパジャマの件といい、魔導書っていうのもお堅いばかりではないのね、と
カオルはあらためてこの本を微笑ましく思った。
鋼牙はいったいどんな顔してこれを読んだのかな。
相変わらず眉間にしわを寄せてたりして。
「……カオル」
「ん?」
「昼間、ザルバにしていた話だが」
そこで鋼牙は一度言葉を切った。
……もしかして、見当違いもいいところだったのかな。
鋼牙の言葉を待ちながらカオルはそんなことを考える。
「お前は人の心が読めるらしい」
「え……」
「何も言わなくてもわかってる、あの時お前はそう言っていたな。
もちろん、その言葉が嘘だと思ってたわけじゃない。
だがそれは、俺の言葉そのものに対してだけのことだと思っていたんだ。
……まさか、あそこまで読まれてるとは思ってなかった」
「鋼牙……」
「やはり、俺にはお前が必要だ」
真剣な中にも甘さと熱の篭った鋼牙の瞳に射抜かれて、カオルはその瞳の中に
捕らわれてしまいそうだ、と思う。
目を逸らさないまま鋼牙がカオルを抱き寄せ、囁いた。
「カオル。お前が欲しい」
幸せで泣きそうなんておかしいなと思いながらカオルはこくりと頷いて、
鋼牙の胸の中に飛び込むように抱きついた。
「カオル、これを」
カオルが落ち着くのを待って、鋼牙は小さな瓶をカオルの目の前に掲げた。
たぶんこれが件の秘薬なんだろうな、とカオルは見当をつけた。
これを自分が飲めばいいのだろうか。
瓶を受け取ろうとして鋼牙にその手を止められた。
「相手が口移しで飲ませることになっている」
「あ、そうなんだ……」
カオルは目を閉じて鋼牙の唇を待った。
柔らかい感触が触れて口移しに液体が注ぎ込まれる。
ほんのりと甘いそれをこくりとカオルが飲み干すと鋼牙の唇はあっさりとカオルから離れた。
鋼牙が何か仕掛けてくるかもしれないと思っていたカオルは、一体自分は何を期待していたんだか、と
恥ずかしくなってうつむいた。
だって、鋼牙とキスするのは凄く気持ちよくて、だから自分がこんなことを考えるのも
全部、みんな、鋼牙のせいなんだから!と心の中で責任をなすりつけてみたところで
恥ずかしさがおさまるわけではもちろんなかった。
「今度はお前からだ」
「え?」
鋼牙の手には先ほどのものと対になるようにデザインされた小瓶。
二つ一組で互いに口付け合うようになっているのだ、とカオルはそこで初めて気付いた。
軽々と抱えあげられて、そのまま鋼牙の足を挟むように座らされる。
そのままだと口移しをするにはまだ顔の高さが近かったので、カオルはやや膝立ちになって
鋼牙の顔を覗き込んだ。
「目、閉じてくれる?」
言われるままに鋼牙がその双眸を閉ざした。
カオルは瓶の中身を空けると鋼牙の精悍な顔に手を添える。
そうっと近づいて、息を詰めて。
そして、意を決して自らの唇を鋼牙に寄せた。
薄く開いた唇へとその秘薬を移していく。
顔を離そうとしたところで、後頭部に鋼牙の手が回されて逃げられなくなった。
「ん、んん……」
鋼牙は最初からこの二回目で仕掛けるつもりだったらしい。
ゆるく開いていた唇から鋼牙の舌がするりと入り込みカオルの口内を犯していく。
口の中をなぞられ、舌を探られてぴちゃ、ちゅく、と水音がなる。
恥ずかしいのにやっぱり鋼牙とのキスは気持ちよくて、カオルは目を閉じたままキスに没頭した。
段々と体に力が入らなくなり、肩に手をかけて体を支えようとするけれどそれでもおぼつかない。
ゆったりと腰の辺りからお尻、腿を這う鋼牙の手に感じてしまっていよいよ力の抜けたカオルは
膝立ちの姿勢を保てずにぺたりと鋼牙の膝の上にへたり込んだ。
ようやく唇を開放されて、カオルはくたりと鋼牙の胸に身を預ける。
ほぅ、と漏らした吐息が鋼牙の首筋をくすぐり、鋼牙は愛おしそうにカオルの髪を撫でた。
部屋の明かりが落とされると、魔導具の中で揺らめく緑の光が少しだけ明るさを増した気がした。
鋼牙の手がカオルのネグリジェにかかり、そのままするりと抜き取られる。
下着姿になったところを鋼牙に無言で見つめられ、カオルの心臓は羞恥以外の理由でも鼓動を早めた。
サイドをリボンで結ぶタイプのパンツにしたの、失敗だったかな……。
紐パンとかいやらしいとか、思われてたりして……。
に、似合ってないなんて思われてたら恥ずかしくて死にそう……。
っていうかそれ以前に、白のネグリジェに白の下着なんて流石にあざとすぎるとか思われてたら、私、もう……。
「……やはりお前には、白が似合う」
そういって鋼牙はカオルの体を抱きしめた。
自分の選択が間違いではなかったことにカオルは詰めていた息をゆっくりと吐き出す。
ちゅ、と一つ口付けをして僅かに体を離した鋼牙の裸身を魔導具の明かりがほのかに照らし出すと
カオルはちょっと目を逸らし、それからおずおずと視線を戻した。
昨日も鋼牙の肌は見ているけれど、そのときから意外に思っていることが一つあった。
背中を斜めに走る傷痕のほかには鋼牙の身体には傷らしい傷はほとんど見当たらないのだ。
鋼牙のくぐり抜けてきた修羅場の数々を思えばそんなはずがないのに、そう思うけれど
目の前の鋼牙の肌にはそれとわかるほどの傷痕はない。
破滅の刻印が消えていることを確かめるようにカオルは掌を鋼牙の胸にそっと押し当てる。
その感触は意外なまでに滑らかだった。
「もっと傷だらけかと思ってた。私が知ってるだけでも、鋼牙は何度も怪我してたのに」
「魔戒騎士は傷の治りが早い。それに魔導火を扱えるようになれば大概の傷は残らない」
「そうなんだ。それで、背中の傷は消えずに残ってるんだね……」
「話したことがあったか?」
「ううん、邪美さんから聞いたの」
「何?」
「私ね、邪美さんに聞くまで鋼牙のその傷のこと知らなくて。
見たこと無いって言ったら、あんた達まだ寝てなかったのかって呆れられちゃった。
でね、今あいつの背中に傷を付けられるのはあんたくらいしか居ないだろうよって。
……あの、できるだけ引っ掻いたりしないように気をつけるから」
「構わない。お前に付けられる傷なら本望だ」
そう言うと鋼牙はカオルの耳朶に唇を寄せた。
耳にかかる吐息の熱さに、そして耳朶を這う唇と舌に、カオルはぞくりと震える。
その一瞬の間に昨日よりも手馴れた様子で鋼牙が背中のホックを解き、
胸を覆っていた白い布がカオルから剥ぎ取られた。
「あ……」
そのまま鋼牙はカオルを抱き上げるとそっとベッドの中央に横たえる。
カオルの柔らかな髪がシーツに散って緩やかに広がった。
恥ずかしそうに上目遣いで見つめてくるカオルを前にこれ以上我慢することなど無理な話で、
鋼牙は狂おしいほどに猛る気持ちをなんとかなだめながらカオルの肌に手を滑らせた。
掌に触れる柔肌はどこに触れても滑らかでしっとりした感触を伝えてくる。
吸い付くようなその感触がなんとも心地よかった。
「ん……っ」
つ、と胸のふくらみが始まるところから指を滑らせる。
色づいた場所を避けるようにふくらみを撫でて、また胸の下部へと戻っていく。
焦らすようにそれを続けていくと、触れてもいなかった頂点が硬くなっていく。
何度も焦らされて声を耐えていたカオルがとうとう懇願した。
「鋼牙ぁ……意地悪、しないで……」
羞恥と快感に濡れた声が鋼牙の鼓膜を震わせ、
鋼牙はカオルの可愛らしいおねだりに答えるべくつんと立ち上がった先端に口付けた。
「あ、ふあぁ……っ」
ずっと焦らされていたそこにいきなり与えられた刺激にカオルは思わず声をあげる。
同時にもう片方の頂に鋼牙の指が添えられてくにゅくにゅと摘み上げられ、カオルはいやいやと頭を振った。
もちろん本当に嫌なわけではない。
それでもずっと焦らされた後のこれは刺激的過ぎて、大人しくしていることなどできなかった。
「本当に敏感なんだな……」
「そ、そのまましゃべるの、だめえぇっ……」
確かな弾力を伝える頂点を口に含んだまま鋼牙が喋ると、それだけで感じてしまっているのか
カオルの体がびくびくと震えた。
唇を少しずつ下にずらしながら鋼牙はカオルの体に口付けを施していく。
きつく吸い付いて赤い花を咲かせたのは左胸だけで、他の場所には痕は残さぬまま、
羽毛の優しさで口付け、舐め上げる。
胸元から薄い腹部、おへその辺りと口づけていき、腰に揺れるリボンの端を唇で引く。
反対側も同じようにするとカオルを覆っていた最後の白ははらりと解けて
触れてもいないのに蕩け始めているカオルの中心があらわになった。
そこにも口付けを落とそうとしたところで、カオルの腕がやんわりと鋼牙を押しとどめた。
「そこは、いいよ……」
「カオル……?」
「あの、口でしてもらうのも気持ちよかったんだけど。
鋼牙の顔がちゃんと見えないのは、なんだかさびしくて――」
そこまで言いかけて、カオルははたと気づいた。
……これじゃあ昨日とおんなじだ。
自分のことしか考えられなくて、自分がしてほしいことに、自分の快楽を追うことに夢中で、
自分の求めることを鋼牙にねだるばかりで。
私、鋼牙のことなんか何にも考えてないみたいだ……。
なにか自分がひどく浅ましいように思えて、自分を見下ろしている鋼牙にカオルは
悄然とした面持ちで謝った。
「……ごめん、あの、私、自分のことばっかり……。
い、今の、気にしないでいいから!鋼牙の好きなように――あ、ああっ」
謝罪の言葉はカオルの中心を撫で上げた鋼牙の右手によって嬌声へと変わる。
鋼牙は愛おしくてたまらないといった表情でカオルの顔を見つめながら、
手元を見ることなく器用に蜜を掬い上げてはぷくりと膨らんだ秘芽に塗りこめていく。
「あん、鋼牙、……んんっ、気にしなくていい、のに……」
「俺の好きなようにしていいんだろう?
なら、今お前に求めることは一つだ。
お前の感じてる顔を、俺に見せてくれ……」
くちゅくちゅと入り口と芽を弄っていた指をカオルの中に差し入れると、
それだけできつく戒められ、蠢くように誘われる。
とうとう今夜、ここに自らを埋めることができるのだ、そう思うとたまらない気持ちだった。
いっそこのまま貫いてしまおうか、そんな考えが一瞬頭をよぎって、鋼牙は慌てて頭を振った。
まだ指一本ですらきついというのに、カオルに無体な真似を強いることは出来ない。
差し入れた指を少しずつ動かして慣らしながら、カオルの中を探っていく。
「あ、ん……っ、やぁ……っ」
カオルの中を探る指を増やしながら、昨夜見つけたカオルの弱い場所を確かめるように
丁寧に中をほぐしていく。
カオルの反応が変わる場所を探し当て、二本の指でばらばらにこすりあげると
すすり泣くような声をあげてカオルが鋼牙の肩にしがみついた。
そのまま親指をカオルの芽に触れさせると、中で動く指の動きに合わせて親指がカオルの突起を撫でこすり、
カオルは一気に高みへと押し上げられていく。
「やあぁっ……あっ、ああぁっ……!」
追い上げる指の動きに耐え切れず、カオルはぎゅっと脚を閉じてびくびくと体を震わせた。
鋼牙の手を逃がすまいと腿ではさんでしまう形になって、羞恥に泣きそうになっているカオルに、
恥ずかしがることはない、となだめるように鋼牙は口付けた。
カオルの息が少し落ち着くのを待って、鋼牙はとろとろに蕩けた秘所からゆっくりと指を引き抜いた。
まとわりついた蜜をはちきれんばかりに自己主張している自分自身に擦り付ける。
カオルはその引き抜かれていった指をうっかり目で追っていってしまったために
隆々とそそり立つ鋼牙自身を自らの目で捉えてしまって、慌ててそれを視界の外へと追いやった。
あ、あんなに大きいの……!?と心の中でつぶやく。
勃ち上がった男性のそれを見たことなどあるはずもなくて、カオルは身体を強ばらせた。
ぬちゅりと鋼牙の先端がカオルの中心に宛がわれる。
一瞬見ただけなのに、入り口に押し当てられた感触から全体の大きさをリアルに想像してしまって
鋼牙を受け入れようと思う気持ちとは裏腹にどうしても緊張してしまう。
そんなカオルの変化を鋼牙は見逃さない。
「……怖いか?」
そう問いかける鋼牙の表情にも声にも余裕などほとんどなくて、それだというのにまだ
自分を気遣おうとしてくれる鋼牙をカオルは泣きたいくらいに愛おしいと思った。
「怖くない、わけじゃないけど。
私だって鋼牙と一つになりたいって思ってるんから。
だから、お願い……」
「わかった」
鋼牙としても余裕などもうどこにも残っていない。
痛いほどに張り詰めている自身をカオルの中心に擦り付けるとそれだけでどくりと震えるのがわかった。
「カオル、できるだけ力を抜いていろ」
焦がれに焦がれた瞬間に、鋼牙はそれだけで果てそうな気がしてくるくらいだった。
ぐ、と奥歯をかみ締めてやり過ごし、カオルの中心へと己を進める。
熱く蕩けて蜜を滴らせているとはいえ、初めて男性を受け入れるそこはかなりきつい。
ぎゅっと閉じられたカオルの瞳の端には涙が光り、その苦痛を物語っている。
それでももうやめることなど出来なくて、鋼牙は贖罪のようにカオルの涙を指で拭う。
そのとき、閉じられていたカオルの瞳が開いて鋼牙の視線と正面から交わった。
「鋼牙。キス、して……。
そしたら、きっと、大丈夫だから……」
狂おしいほどの愛しさが鋼牙の体中を駆け巡った。
その愛おしさの全てを伝えるように、カオルの想いにこたえるように、カオルの唇に自らのそれを重ねあわせる。
そして鋼牙は一気にカオルの中心を貫いた。
「あぁっ……!」
ぎゅっと鋼牙の背に回されたカオルの腕がこわばる。
それからゆっくりとカオルは息を吐いて腕の力を緩めた。
万感の思いをこめて見詰め合う。
瞳を濡らしながらも幸せそうに微笑むカオルの表情は、その涙が苦痛だけではなく
愛しさからあふれ出しているのだということを余すところ泣く鋼牙に伝えていた。
言葉は要らなかった。
互いの身体をかき抱くように抱きしめあってもう一度鋼牙はカオルに口付け、
それからゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ、……んんっ、やぁ……っ」
「っ、は、……っ」
きゅうきゅうと熱く絡み付いてくるカオルに、まるで甘い責め苦を受けているようだった。
何とか優しくしたい、そう思えていたのはいつまでだっただろう。
蠢くように鋼牙を絞り上げようとするカオルの中へと突き入れてしまえば、
あとはもうひたすらにカオルを求める腰の動きを止めることなどできなかった。
「あっあっ……、あぁん……っ」
「はっ、……すまないカオル、だが……もう、止められないんだ……っ」
激しい律動にカオルの細い身体が揺れて、鋼牙の背に回されたカオルの腕に力が篭る。
背中に立てられた爪の痛みにもほとんど気付かないまま鋼牙は余裕なくカオルを貪っていく。
「はぁ、あぁんっ、……あぁっ!」
技巧など何もない、獣のような抽挿。
それでも、この熱さが、激しさが、飾りのない一途さが、その全てが鋼牙なのだと、
そしてこんな鋼牙を受け止められるのは自分だけなのだということを、その幸せを、
カオルは飛び飛びになりそうな意識の片隅で思う。
こんな風に必死に求められて、愛されていることが幸せで、その気持ちを何とか伝えたくて
カオルは振り絞るように叫んだ。
「こうが、すき、大好きぃ!!……あ、あぁっ……!!」
「は……っ、カオル……カオル……!」
もう互いに限界だった。
「あん、あぁっ、こうがぁ……っ、あ、あ、ああぁっ!!!」
「くっ、ぅあ、あっ……!!」
びくんと大きく背を反らして跳ねたカオルがきゅうっと胎内の鋼牙を絞り上げる。
背筋を駆け上がる強烈な刺激にもう何も考えられなくなって、
鋼牙はぐぐっと自らをカオルの腰に打ちつけるとその最奥へと思いの丈を解き放った。
脱力した身体をなんとか支えて鋼牙はカオルに倒れこんでいた自らを起こした。
ゆっくりとカオルの中から自らを引き抜くと、その感覚にわずかにカオルが声を漏らす。
声に混じった一抹の寂しさに驚いたのはむしろカオル自身であったが
鋼牙は繋がりを解くとあらためてカオルを抱きしめた。
「……無理をさせた。……大丈夫か」
「平気。……なんかね、私、今、すごく幸せ」
「カオル……」
「大好きだよ、鋼牙」
そういってはにかむように微笑んだカオルへの愛しさに眩暈がしそうだった。
「……愛してる」
ほのかな緑の明かりの中で、二人は飽くことなく抱き合い、口付けを重ねていった。
「おはよう、カオル」
目覚めたときに一番最初に見えたのは愛する人の穏やかな顔で、
本当にこの人と結ばれたんだ……とカオルの心は温かい気持ちに満たされた。
腕枕をされて、大事そうに身体を抱えられていることに気付く。
もしかして、一晩中ずっとこんな風に抱きしめられていたのだろうか。
「おはよう。あの、……腕、痛くない?」
「黄金騎士をなめるな」
そう言って不敵に口の端を持ち上げた鋼牙に思わず見とれてしまう。
……朝からこんなにカッコいいの、反則だよ……。
真っ赤になったカオルに鋼牙は更に笑みを深めた。
既にいつも起きている時間はとっくに回っていたが、そんなもの知ったことか。
使命となれば何が起こってもカオルをおいていかなければならない身なのだ、
何もないときくらいカオルとの時間を大事にしたっていいはずだ。
そう心の中でつぶやいて鋼牙は午前中の予定を早々に放棄すると、腕の中のカオルに色気たっぷりに口付けた。
以上です
題名となった曲を知らない方には内容と題名との関連がわかりづらいという、
大変不親切な仕様になってしまって申し訳ありません、というわけで以下補足
前編のあとがき部分で触れたように題名は某GガンダムのED曲から頂いているのですが
その歌詞が私のイメージする鋼カオ像にとても近いのです
で、その中に「後悔なんてさせない」というフレーズがあったりします
鋼牙に「後悔なんてさせない」と言わせることができて非常に満足でした、と、まあそういうことです
君の中の永遠 歌詞 でググって皆もその歌詞の鋼カオっぷりに驚愕するがいいさ!(ステマ
現行スレの最後の一花になんとか間に合ったでしょうか
次スレでまたお会いできれば嬉しいです
足掛け五ヶ月ものgdgd三部作にお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました
>>983 人がいないなんて思っていたら…
職人様待ってました
お疲れ様です
これから読ませて頂きます
投下しないで良かった〜
一花咲いたぁぁあああ!職人さまGJです!ありがとうございます!
調べてみたら鋼牙→カオルとしてもカオル→鋼牙としても素晴らしい神曲で
爆発しかけた>君の中の永遠
ガンダムすげえ
諦めずにしつこく通ってた甲斐がありました…
素晴らしい作品をありがとうございました!!大満足です!!
いやーいいもの見れた…!!
職人様本当にありがとう、次スレでもお待ちしてます
投下予告&神作品投下ありがとうございました!!
「職人様、あのね、私 今 興奮してる」by カオル風ですよ。
お急ぎの方は11/15www いやいやいや、その前後もお見事でございます。
ってか 赤筆回のカオル心情解釈まぢ泣けるっ!
英霊の塔挙式設定は11話「咆哮」を見れば鉄板かと。
わざわざのご申言恐れ入ります。長編お疲れ様でした!
♪君の中の永遠♪も良かった〜!
……某 妄想作家より
GJGJ!素敵萌え話をサンクスです。
いやぁ待ったかいがありました!職人さんありがとう!
萌えとエロのバランスがいいですね〜
読み応えありました。お疲れ様です!
素晴らしい。
プロの作家が余技で書いておられるのかしら、と思ってしまうほどです。
ありがとうございました。