GJです!
話がどう進むのかすごく気になります!
続けるのが一番大変だと思う。
がんばれー
もちろん現地の外国泥棒猫は出るんですよね!
「傷」の続きまだかあああああ
>>742 これ続くんだよね?
続かなかったらキモさ皆無なんだけど
過去に川で兄が助けたのを幼馴染が助けたと勘違いしている妹、ていうssを探しています。
2chに投下されたssだったはず…
兄と妹、幼馴染姉と幼馴染弟の四人が登場キャラ
妹は盲目的に幼馴染弟を好いている
兄の事は空気のように扱っている
それは過去に妹が川で溺れた際に幼馴染弟が助けたため
しかし実際に助けたのは兄だった
最終的に誤解が解けて、今度は兄を盲目的に慕うようになる
家族
一生モノのトラウマを刻みつけようとするのはやめるんだ
URLで回避余裕でした
>>752 兄「俺の妹がこんなにヤンデレなわけがない」
ググって死ね
>>742 を読んだ後
「沢田知可子 会いたい 歌詞」でググってみようか
両親が事故で亡くした姉弟がいて二人で暮らしていた
そこに生き別れのもう一人の姉が訪ねて来て同棲する事になる
生き別れ姉を女と見てしまう弟にもう一人の姉は嫉妬してしまう
実姉vs実姉的みたいな感じ
微かに母のような姉モノ短編投下します
初めまして、初ねぇこと初音です。
私の朝は早く、スズメが鳴き出す一時間前に起床します。
理由は朝御飯の準備、二つ分の弁当の準備、これで一時間かかるのです。
さて…エプロンを着け、料理に取り掛かりましょうか。
まずはウインナーをタコさんにしましょう。
目も口も忘れません。
次に卵焼き。
甘いのは嫌いなので、塩で味付け。
塩分は控え目にしたいのですが、あの子はこれじゃないと食べません。
次々にオカズを盛り付け、最後にご飯を入れてさくらデンプでフィニッシュ。
蓋を閉めてあの子の学生鞄の底に入れます。
学生鞄の端に小さな水筒を差し込んで鞄を閉じます。
エプロンを脱ぎ自分の制服とあの子の制服にアイロンをかけ、制服に着替えるとあの子の制服をハンガーに掛けて二階から降りてくるあの子を待ちましょう。
……………………………………………来ました。
足音が聞こえます。
めんどくさそうな…あくびでもしているのでしょうか?
足音だけで眠たそうな顔をしているのがわかります。
椅子から立ち上がり扉の前に立ちます。
「ふぁ〜あッ…初ねぇおはよう」
「はい、おはようショウくん」
――可愛い弟の起床です。
「ほら、早く歯磨いて服着替えて。ご飯もうできてるから」
「あぃ…」
眠た眼を人差し指で擦りながらショウくんが制服を掴んで洗面所へと歩いていきます。
それを見送り、作った料理を素早くテーブルに並べましょう。
ショウくんは待たされるのを嫌うからです。
ショウくんの食器をテーブルに並べて椅子に座ります。
数分後、制服姿のショウくんが戻って来ました。
いつ見ても制服が似合います。
姉の私から見てもカッコイイと思います。
いえ、カッコイイです。
「それじゃ食べよっか?いただきま〜す」
「いただきます」
偉いですね。
やっぱり家の弟はできます。
最近の子は挨拶ろくにできないと言われていますが、家のショウくん違います。
優しいし、気遣いもできるし、何よりお姉ちゃん思いの出来た弟なのです。
しかし、最近ショウくんが思春期なのかあまりお姉ちゃんの言うことを聞かなくなってきました。
姉としてはこれを“成長”と喜ぶべきなのでしょうか?
難しい年頃です。
部屋に入ると「…なに?友達来てるんだけど」と早々に追い出されてしまいますし、お風呂に入ろうとすると突然「勝手に入ってくるなよ!」と怒鳴る事もあるのです。
しかし私はショウくんのお姉ちゃん。
身勝手な理不尽を見逃す訳にはいきません。
ショウくんを湯船から出して正座させて説教してあげました。
やはりお姉ちゃんだから、ショウくんにもちゃんとした大人になってほしいから…。
目を下に向けてまったく私を見ようとしないのでショウくんの顔を掴んで説教してあげました。
弟に間違った道を歩かせないように教育するのも私の仕事なのです。
「それでショウくん、今日もいつもの時間に校門で待っててね」
「今日は友達とカラオケに行くから先に帰ってていいよ」
驚きました…思春期=反抗期です。
「何時ごろにカラオケは終わりそうなの?夕飯作る時間もあるから教えて」
「友達と食べて帰るよ」
またです。
最近このような反抗的な態度が頻繁に目につきます。
「だめよ、5時には帰ってきて」
季節はもう冬。
6時になると外も暗いのです。
「5時?もう高校生だよ?早く帰れても8時ぐらいにはなるよ」
「8時!?だ、だめよ!ショウくん何を考えてるの!?ショウくん前に段差で躓いて頭にぶつけて血がっy「小学生の時だろ!そんな昔の話しするなよ!」
「お姉ちゃんになんて口の聞き方するの!ショウくん前々から言いたかったんだけど、ショウくん最近夜中部屋で何してるの!?」
「な、なにって…」
「9時には寝なさいっていつも言ってるでしょ!?それにショウくんのパンツに白いカピカピしたモy「い、いってきます!」
慌てたように立ち上がると、そのままリビングを飛び出し玄関から外に飛び出していってしまいました。
「ショウくん車に気をつけるのよ!あ、後鞄忘れてる!」
鞄を掴んで玄関へ向かいますが、既にショウくん姿はありません。
「まったくショウくんは……はぁ」
ため息を吐いてリビングに戻ります。
ショウくんも17歳。
エッチな事に興味があるのでしょう…しかしまだ子供には早いと思います。
そう言えばショウくんカラオケに行くとか言ってましたが、その中に異性は居るのでしょうか?
ショウくんから好きな女の子が居るなんて事は聞いたことがありませんけど…。
居たとしたら大問題です。
学生のショウくんは彼女なんてものは必要ありません。
そうです……この鞄を届けるついでに私からクラスの皆に言ったほうがいいかも知れないです。
――ショウくんを悪い道に連れていかないでくださいと。
これは産まれた時から私の使命。
ショウくんを立派な大人に育て、どこに出しても恥をかかない大人の男に…。
そして私の夢はショウくんに「初ねぇ…本当にありがとう。初ねぇが居たから今まで生きてこれたんだ。今度は俺が初ねぇを守るよ…大好きな初ねぇを」
………………むふっ…最高ですね。
やはり私がいないとショウくんはダメになります。
まだ、姉離れは早いですよね。
「まったく…仕方ないわねぇショウくんは」
ショウくんの鞄を掴むと私もショウくんの後を追うように家を後にしました。
ショウくんはまだ卵…まだまだこれから汚れた世界を見ていくでしょう。
汚れを見るのは仕方の無いことです…しかしショウくんが汚れに“触れる”のは我慢できません。
ショウくんが知らない間に汚れが付着するかも…そうなれば一大事です。
だから姉である私がショウくんに付着しそうな汚れをショウくんに付着する前に落とすのです
そう……私はショウくん専用の風紀委員でもあるのです。
早くしないと今にもショウくんに……。
――と言うことで、今回はこれで……初ねぇこと初音でした。
ありがとうございました、短いけど終了です。
一時間で書いたから少し変なところがあるかも知れないです…それでは。
うわーキモイ姉ですね(褒め言葉)
これを一時間で書いたのか
早すぎだろw
GJ、とりあえずD.C.Uの音姫っぽい感じの良いキモ姉だな
おれこの作者さん好き
キモイワ―これはキモイワ―
クラスにお願いなんてされたらもう学校に行けないよ―
GJ!
773 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/25(金) 14:06:57.79 ID:TICzPptx
保守
弟大好きなちょい悪姉貴
ちょい悪だから幼馴染に弟の好物聞かれたら嫌いな物を教えるよ
【タイトル】
『すごいくすぐる同調義妹』(第三回)
投下します。
僕には同い年の義妹がいる、
義妹の名は音羽姫音(おとわ ひめね)、僕と同じ高校の3年生、
容姿端麗、成績優秀な僕の義妹、何故かその義妹は僕にべったりだ。
姫音は人に対する洞察感が異様なまでに鋭い、
僕は今まで姫音に色々な事を読み取られ、
メイドさんから奉仕されるがごとくお世話されてきた。
姫音は恐ろしいぐらい僕に尽くそうとする、
食事、洗濯、掃除などの身の回りのお世話、僕が苦手な勉強まで見てくれる。
さらに極めつけは姫音の容姿だ、『ダ・カーポ』という恋愛ゲームがあるが、
そのヒロインの一人である朝倉音夢(あさくら ねむ)の容姿を精密に真似している。
髪型、性格、声色など似せ、僕の好みの女の子になろうとしているのだ。
その姿で姫音は僕の性欲を満たそうとし、ついに僕は姫音から処女を奪わされた、
その上、僕がマゾでニーソ好きという恥ずかしい性癖を姫音に見破られ、
3日間履きっぱなしのニーソックスで顔を踏まれ、射精させられるまでに至った。
今思い出すだけでもかなり恥ずかしい、
だが姫音はそんなことを全く気にする様子もなく、
今日もソファーに座っている僕の肩に、自分の肩が当たる距離で座ってきた。
「兄さん、ちょっと隣に座ってもいいですか? いいですよね、別に兄妹なんですし。
よいしょ…っと…あっ、もっと兄さんの近くに座ろっと。そ〜れ、肩をぐりぐり〜♪」
姫音の肩が僕に押し当てられる、
姫音の肩は柔らかく、お風呂上りのせいか女の子のいい香りが漂ってきた、
そして当たり前のように僕の肩に自分の頭を乗せてきた。
「えへへ〜っ♪ 兄さん、好き〜♪ ごろごろごろ〜」
姫音が猫みたいに頭を擦りよせて甘えてくる、
姫音の栗色の髪は絹のようにサラサラしてて、花の甘い香りが漂う、
こんな可愛い義妹に擦り寄られて、僕は戸惑いながらも実はすごく心地よかった。
だが流石にこんなことを続けさせていると姫音は次第にエスカレートして、
性交渉の事態に発展する可能性は十分あった、
僕はそんな危険を回避するため、少し真面目な話題を姫音にふってみた。
「ああ、兄さんがさっきから何かのプリントを見てましたけど、
それ『進路希望』のやつですか。確か提出期限って明日まででしたよね。
私は一応、進学することにしましたよ。学校の成績で推薦枠が取れそうですし」
そう、最近僕は進路のことについて悩んでいた、
だが将来これと言ってやりたいことは無い、
成績もイマイチだし、このまま大学に進学せず、気楽にフリーターでもやりそうな感じだ。
「いえいえ、兄さんは働く必要はありませんよ。
私が代わりに働いて兄さんを一生養ってあげます。
そして兄さんは家でずっと家でゴロゴロして、私と蜜月の日々を過ごすんです♪」
そう言って姫音は男を誘う香りの体で僕に擦り寄る、
姫音の体は心地よい温かさと柔らかさがあり、僕の性欲をじんわりと刺激してくる、
その甘い誘惑に耐えながら、僕は何とか別の事を考えようとした。
姫音の成績は学年でもトップクラスに入る、
それに素行も良く、先生からの評判もかなり良い、
そのため有名大学の推薦枠も取れたのだ、いや姫音なら自力で受かることも可能だろう。
僕と違って頭の回転が速く、友好関係の上手い姫音はきっと社会に出ても成功する、
それに比べて僕は駄目だ、姫音に勉強を教えてもらってやっと人並み、
姫音が友人関係を陰で上手く利用し、友達のいない僕をクラスから孤立させないようにまでしてくれる。
多分、姫音が僕をヒモにする何て造作もないだろうな、
でもそんなのダメだ、世間的に、いや僕自身も情けなすぎる、
それに僕は、将来姫音を…あれ?……何だっけ…?
すごく大事なことなのに思い出せない…
まるで記憶の箱に鍵がかかったようだ、思い出そうとしても思考がぷつっと途切れる…
思い出せ…絶対に思い出さないといけない…だって、僕が…決めた……
「兄さ〜ん♪ ほ〜ら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜♪」
ソファーの隣に座ってる姫音がいきなり僕をくすぐってきた、
細くて長い姫音の指が僕の首筋、脇腹、背中を素早く這いまわる、
あまりのくすぐったさに僕の思考は完全に途切れてしまった。
「うふふっ♪ 兄さん、あんまり余計なことは考えないでいいですよ〜」
姫音から威圧感のある笑顔でじ〜っと見つめられる、
姫音の可愛い笑顔の裏で、明らかに思考の邪魔をする意志があった。
「さっきのくすぐったかったですか? 良ければもういちどやってあげますよ。
ほ〜ら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜♪」
姫音は悪戯っぽい笑みを浮かべて、僕を素早く、こちょこちょとくすぐる、
さっきと同じく姫音の10本の指が全身を這いまわった、
くすぐったい…くすぐったいけど何だか…
「へぇ〜、なるほどね。…兄さん、ちょっと足を貸してくれませんか?」
そう言って姫音は軽々と僕の両足を取り、自分の太ももの上に乗せた。
「兄さん、今からどんなにくすぐったくても絶対に足を動かさないで下さいね♪」
そう言って姫音は僕ににっこり微笑みかける、
そして姫音の左手が僕の足首を押さえつけ、右手が僕の足裏にかかる時…
「足の裏、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜♪」
ひゃっ、あっ、ひゃはははははは〜っ…
姫音の細い5本の指が素早く僕の足の裏をくすぐってきた、
僕はあまりのくすぐったさに堪らず足をばたつかせる。
「もう…くすぐったくても足を動かさないで下さいって言いましたよね。
義妹の言いつけを守れない兄さんにはオシオキですよ。
また足の裏を…こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜♪」
ぎゃっ、はははっ、はははははは〜っ…
姫音にしっかり足首を押さえられ、空いた手で僕の足の裏をくすぐられる、
姫音から可愛い声でこちょこちょと言われながらくすぐられることで、
余計にくすぐったさが増してくる。
「うふふっ、足の裏くすぐったいですか? くすぐったくても我慢です。
では兄さんの左足を、ちょこちょこちょ〜♪ 今度は右足を、ちょこちょこちょ〜♪
また左足を、ちょこちょこちょ〜♪ 右足です、ちょこちょこちょ〜♪」
姫音の片手だけで両足のくすぐったさを味あわされ、僕はどうしようもなく悶えてしまう、
姫音から与えられる足裏のくすぐったさとSっぽい小悪魔な笑顔を向けられて、
僕は次第に以前姫音のニーソックスで顔を踏まれたあの感覚が蘇ってきた。
「うふふっ♪ どうです? 義妹に足の裏こちょこちょされてどう感じますか〜?
もしかして、これが気持ち良かったりしますかぁ〜? まさか違いますよねぇ〜?
ほ〜ら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜♪」
姫音から人を馬鹿にするような顔で見下され、足の裏をくすぐられる、
耐えられないくすぐったさで、僕は身を激しく悶えさせられ大きく体を捻ってしまう、
そして僕はソファーから上半身だけ転げ落ちた…。
「兄さ〜ん…」
気がつくと僕は大股を開く格好で姫音の前に倒れていた、
姫音は何故か僕を軽蔑するような視線を送っている、
どうしてそんな目で僕を見るんだろう…?
…はっ!? 気づくとズボンの股間部からピンと高く立ち上がっている突起物があった。
「ふ〜ん、兄さんは足の裏をくすぐられただけで性的な快感を得ていたわけですか。
結局、私にくすぐられるのが気持ち良かったんですね。うふふふっ♪」
姫音から満面の笑顔を向けられる、そして…
「兄さんの変態っ!!」
姫音は鋭い罵声を僕に送り、リビングから出て行ってしまった。
僕はしばらく一人部屋に取り残されて呆然としていた、
しかし、気づくと先ほどまでの姫音にくすぐられる感覚を脳裏で反芻している自分がいた。
ああ…可愛い女の子からくすぐられることがこんなにも気持ち良かったなんて…
次の日、結局僕は『進路希望』を白紙で提出した、
昨日の姫音の事で邪魔が入ってしまったこともあるが、
やっぱり自分は何ができるのか、何をしたいのか本当に分からなかったからだ。
―――そして、放課後。
「ごめんなさい兄さん。今日、委員会があるから先に帰ってもらえますか。
終わったらすぐ帰りますから。ええ、勿論、絶対、本当に真っ直ぐ帰宅するんで。別に
兄さんにすぐ会いたいからじゃなくてですね。…と、ともかく終わったらすぐ帰ります!」
わざわざ姫音がわたわたとした感じで僕のところに言いに来て、そして去って行った、
流石の姫音も学校内では僕へのべったり度が7割強ぐらいカットされてる、
学内で僕にくっつくと後で色々お互いに都合が悪くなるのは重々承知済みだ。
ところで姫音はクラスの委員長を務めており、時々行われる委員会に出席する、
姫音は僕とは違い勉強も友達付き合いも上手く、学校の仕事も自分から進んでやっている、
とても充実した生活を送っていると言えるだろう。
僕はと言うとかろうじて話せる程度の友人はいるが、
特に学校の外で遊ぶような友人もなく、このまま帰宅するのが日常だ、
姫音と僕の学校生活を比べると、時々、劣等感で鬱になりそうな気がしてくる。
何か真剣に打ち込めること、目標みたいなものがあればいいんだけど…
でも昔、心に決めた目標のようなものを持っていた気がする、
それは何だっただろう…思い出せない…
「お、いたいた、姫音の兄よ。帰ってしまったのではないかと心配したぞ」
突然、どこかで聞き覚えのある女性に声をかけられる、
振り向くとセミロングの赤髪、メガネ、白衣の3点が良く似合うクラスの副担任がいた、
彼女は暦(こよみ)先生、機械工学の研究所に所属しているが臨時で教師も務めている、
言葉や雰囲気から一見気が強そうに見えるが、誰でも気さくに話せる先生で人気が高い、
出会っていきなり、そういやお前に用があるのをすっかり忘れていたよ、はっはっはっ!
と肩を叩いてくる割と男前な性格の持ち主でもある。
あと、どうでもいいことかもしれないが暦先生は僕を名字もしくは名前で呼んでくれず、
何故か僕は、「姫音の兄」呼ばわりをされている。
「いや〜悪いな。だってお前ら兄妹、外では他人行儀にしてるみたいだけど、
見てるこちらは、ずっとべたべたしてるようにしか見えんのだよ。
まあ二人はセットだな。それで優秀な姫音の方を呼び名の型にしたんだ」
相変わらずナチュラルに酷い事を言う人だ、
まあ確かに姫音の方が優秀な事に間違いはないけど。
「ま、それは冗談だ。ここからはちょっと真面目な話になるんだが…
姫音は委員会に行ってもういないよな?」
姫音は今さっき僕に挨拶して委員会に行ったところだ、だからここにはいない、
委員会が終わるまで早くとも1時間はかかるだろう。
「そうか…ならいい。まあ、こちらでこの日に合わせたからな…
で用と言うのはだな、学園長に会って欲しいんだ」
―――風見学園3階廊下、
こつこつこつ…と少し緊張気味に学長室へ続く廊下を歩く。
どうして僕はいきなり学園長に呼ばれたんだろう、
まさか白紙の進路希望用紙の件で呼び出されたのではないだろう、
しかも姫音の不在を確認されたことも割と気になるところではあった。
ちなみに僕はここの学園長と一度も面識はない、
というかここの学園長はしょっちゅう海外へ出張しているらしく、
主に学園長の代理がいて、その業務を任されているとのことだ。
…さて学長室の前まで来た、
高級そうな木で造られた重々しドアと学長室のプレートが緊張感を誘う、
僕はドキドキしながらゆっくり扉を3回ノックした。
「どうぞ〜! 空いてるから入って入って〜!」
えっ!? 今聞こえたのは明らかに女の子の声だった、
どうして学長室に子供がいるんだ?
かなりの疑問だったがそれはひとまず置いといて、僕は学長室へ入ることにした。
だがそこは「ちゃぶ台」があり、畳の敷かれた普通の和室であった。
「おーはー♪」
そして金髪の少女がいた、
長い髪の一部をツインテールに結いあげ、残りは下ろした状態になってる、
何故か、かなり昔に放送していた朝のある番組で流行ったあのポーズをしていた。
「あれ…今の日本って「おーはー」やらなくなったのかな? ちょっと前まで
すっごい流行ってたと思ったんだけどな。流行りものの移り変わりは無常だね。はりまお」
「あん〜…」
あと一匹、小さくて丸っこい、猫か犬かもわからない哺乳類がいた、
ちなみにこいつには白い体毛に左目だけ茶色のぶちがついている。
さて、一体僕はどこに来てしまったんだろう…
「あはは、ごめんねー。びっくりさせちゃったよね。ボクはここの学園長をしている
芳乃 さくら(よしの さくら)だよ。でこっちは、はりまお」
「あん♪」
はりまおと呼ばれる哺乳類が鳴く。
僕は学長室にある座敷に案内され話を聞いていた、
だが「さくらさん」とは特にこれといった重要な話はせず、
世間話や軽く進路の事についてしばらくの間おしゃべりをしていた。
「うん、進路か〜。いいねいいね、若いって。未来へ夢と希望が満ち溢れてるよね〜」
話している時のさくらさんはハイテンションでどんどん話が進む、
またかなりの聞き上手なため、僕は普段人に話さない事までついつい話してしまった、
何となくさくらさんには安心して話せる雰囲気があった。
話したのは僕のこれまでの事、
僕が高熱を出して記憶を一度無くしてしまった事、
その時のショックで、姫音と暮らしていた昔の記憶だけまだ戻っていない事だ。
「そう…キミはすごく大変な事をいっぱい経験してきたんだね…」
さくらさんも僕の話を聞いて、いつのまにか真剣な表情をしていた。
「キミは姫音ちゃんのお兄さん何だよね。
よかったら姫音ちゃんの事も聞かせてもらえないかな」
僕は姫音の事について詳しくさくらさんに話した、
姫音が僕の世話をすごくしてくれる事、昔の姫音との記憶が曖昧な事、
そして姫音がいつも人の心を読むみたいに妙に鋭い事を。
少女のような容姿しているさくらさんだが、その雰囲気は僕よりも遥かに大人びており、
何でも真剣に考えて、聞いてくれようとしていた。
「…うん、わかったよ。キミはずっと姫音ちゃんの事を守ってきたんだね。
今まで姫音ちゃんの事を守ってくれて、ありがとう」
思わずさくらさんからお礼を言われる、
僕が姫音を守ってきた? ずっと僕は姫音にお世話されてきた側なのに…
「ううん、キミが姫音ちゃんの側にいてくれた事で、彼女を守る事ができたんだ。
本当にありがとう。もしも、キミがこれからずっと姫音ちゃんの側にいる事ができるなら、
姫音ちゃんの隣にいて彼女を支えてあげて欲しいんだ」
僕が姫音の側にいて、隣で支えていく…
さくらさんの話を聞いていると何か大事なコトが思い出せそうな気がする…
それは…
―――ピシッ、ピシ、ピシっ!!
痛いっ…!! 頭に激しい頭痛がした、
頭の血管が擦りきれるような鋭い痛み、
まるで夢のまどろみから一気に目が覚めるようだった。
「大丈夫、キミ!? ゴメン、ボクがこんなことを言ったから。…痛かったよね、
無理やり思い出そうとして、拒絶されて、すごく痛かったよね。
ボクのせいだ、本当にごめんなさいっ…!」
さくらさんが必死に僕に謝る、
僕の問題なのにどうしてさくらさんがそこまで気にかけるんだろう、
もしかして、さくらさんは大事な何かを知っているんだろうか…
数分後、頭痛が治まり安定した、
僕の頭痛は昔の事を無理に思い出そうとしない限り長くは続かない、
ただ特に頭痛が起こるのは、昔の姫音との出来事を思い出そうとする時だ。
「今日しばらくは無理に思い起こさない方がいいよ」
「あとね、今日ここでボクと姫音ちゃんの話をした事、彼女には黙っておいて欲しいんだ」
真剣な顔のさくらさんが僕に伝える、
これはきっとすごく大事なことだと直感でわかった。
この人は信用できる、僕の勘がそう告げていた、
事情はわからないけど僕と姫音の為にしてくれていることだと。
でもあの鋭い姫音に隠し事が通用するかは難しいだろうな、
そんなことを考えていると…
「…えいっ」
さくらさんの人差し指がつんと僕の額をつついた、
すると不思議な波のようなものが頭の中に入った気がした、
今のは一体…?
「おまじないの一種だよ。これでキミの口から姫音ちゃんに伝えない限り、
少なくとも今日一日は彼女にバレないと思う。それまでにボクが何とかするよ」
何とかするって、さくらさんは一体何をするつもりなんだ?
「ゴメン、詳しくは言えない。
ただボクの都合もあって申し訳ないけど、今日までに決着をつける必要があるんだ。
キミはその時まで待ってくれるだけでいいから…」
さくらさんと話したのはそれだけだ、
結局のところ、さくらさんが考えている事は分からなかったが、
この日、何かが起こることだけは確信できた。
一度教室に荷物を取りに戻った時、時間を確認すると、
姫音が委員会に行ってから40分ぐらい経っていた、
後から帰って姫音に余計な詮索をされないために、僕は急いで帰宅することにした。
走って10分後、家の前まで到着した、
姫音が委員会に行って1時間も経ってないことから、確実に帰ってないだろう、
当然、外から見て家の明かりは消えていた。
帰ってしばらく経ったような形跡を残した方がいいかな…
僕は今日のさくらさんの話が気になり、妙に神経質になっていた。
僕は持っている家の鍵を使って扉開け、閉める、
この鍵は僕と姫音と出張中の両親が一つずつ持ってる、
ちなみに僕の両親は現在、長期に渡り海外に出張中である。
ん…!?
その時、僕は玄関の暗闇の中で人の気配を感じた…!
誰だ…? も、もしかして泥棒か!?
僕はとりあえず暗い玄関を照らそうと恐る恐る照明のスイッチに手を伸ばす、
そしてスイッチを入れ、電灯の光が玄関を照らした。
「おかえりなさい。兄さん」
目の前に制服姿の姫音が笑顔で立っていた。
あ、あ……
姫音はずっと真っ暗な玄関で僕を待っていたのか…
僕は可能な限り動揺を押さえて、姫音に「おかえり」と返すことが精一杯だった。
「今日ですね、突然体調が悪くなったので、委員会を途中で抜けさせてもらいました」
すごく顔色の良さそうな姫音が笑顔でおっしゃった。
「それでクラスの友人に聞いたところ、何でも兄さんは学長室に呼ばれたらしいですね。
そして30分ぐらいで教室に戻ってきたそうです。学長室で何をお話ししたんですか?
あと、何故か家まで走ってきましたよね。どうしてそんなことをするんですか?」
にこにこと微笑む姫音が重ねて僕に質問をしてくる、
顔は笑っているのにすごい威圧感を感じる、
このままじゃマズイ…何か答えないと…
僕は学長室には進路のことで呼ばれた事、そして走って帰ったのは、
無性に早く帰ってゲームをやりたい気分になったと良く分からない言い訳をした、
正直、今の姫音の前で正常な思考ができるほど、僕の精神はタフではなかった。
「兄さん、進路の話をするために学長室に呼ばれるのっておかしくないですか。
それに走って帰った理由について全然説明になってませんよ。
兄さんは私を誤魔化そうと嘘をついているんですか〜?」
しゃべり方は穏やかだが声に殺気が込められている、
笑顔の姫音からドス黒いオーラが沸き上っているようだ、
姫音はそのまま一歩ずつ、ゆっくりと僕の方に向かってくる。
「兄さんが私よりも早く家に帰りたかった事は分かりました。
でもどうして兄さんが学長室に呼ばれたのか分からないんですよ。
何故呼ばれたか、何を話したか詳しく教えて頂けませんか、兄さん?」
姫音の翠色の瞳がじっと僕の目を見つめる。
ダメだ…学長室の事だけは話せない、
さくらさんに言われたこともあるけど、
何故かこのことが僕と姫音の大事な将来に大きく関わっている気がするんだ。
「どうしてでしょうね…? 今まで兄さんの考えている事は全部わかるのに…
今までこんなことは無かったのに…あはは…おっかしいなぁ…」
突然、姫音は俯いてぶつぶつと独り言のようにつぶやき出す、
明らかに様子がおかしい。
「…読めないよ、何か隠してるはずなのに。…分からないよ、兄さんの事なのに。
どうしても、兄さんが学長室で何をしていたのか全然わからないの…
ねえ、教えてよ。私、兄さんの事は何でも知っておきたいの。だから教えて、兄さん!」
姫音が息を荒げて僕に問いかける、
見るからに今の姫音は不安定だ、正直何をされるかわからない…
今日は大事な日だ、それだけは直感的にわかっている、
何か事故が起こる前にそれを回避していかないと…
姫音には悪いけど、今日一日は別の場所に泊まった方がいいかもしれない。
僕はこっそり背後に手を回してドアノブを回そうとした…
だが、その行動が姫音を刺激してしまった…!
「…どこへ行くのっ!? 私を一人にしないでっ! 兄さんっ!!」
―――ばふっ…!
正面にすごく柔らかい感触が走る、
背中には二本の腕がきつく巻きついている。
僕は力強く姫音に抱きつかれてしまった。
僕の胸に当たるのは豊満すぎる姫音の96cmもあるバスト、
肩には綺麗な栗色の髪が流れる姫音の頭が置かれている、
そして背中には決して離す事はないというぐらいに強く姫音の腕が巻きついている。
僕は姫音の柔らかい女の子の体の感触を受けて思わず勃起してしまった、
こんな可愛い巨乳の義妹に思いっきり抱きつかれたら耐えられるはずがない。
「あはっ♪ 兄さんに抱きついちゃった。
兄さん、私に抱きつかれてすごく気持ちいいみたいですね。
私のおっぱい大きいから、抱きつかれたら思いっきり当たってしまいます」
僕の動揺ぶりを見て冷静になった姫音は、攻めに転じ僕にエッチな攻撃を仕掛けてきた。
ぼよん♪ むにゅ♪ ばよん♪ むにゅ〜っ♪
うっ…姫音のおっぱいが胸に当たって気持ちいい、
姫音にバストを押し付けられ、僕が興奮で息を上げるたびに、
姫音にクスクスと笑われる声が心地よかった。
「うふふっ♪ 私の96cmバストは気持ちいいですか〜?
私のおっぱいを兄さんに押し付けただけで、やけに興奮してるみたいですけど、
義妹に抱きつかれたぐらいでハアハア息を上げちゃうのはみっともないですよ」
姫音は僕の胸に自分の巨乳を何度も押し付ける、
姫音の柔らかくて大きなバストの感触がたまらない、
そして姫音の腕の締め付けは強く、僕は全く抱きつき状態から抜け出す事は出来なかった。
もう逃げられない…僕は蜘蛛の糸でグルグル巻きにされた餌だ、
このまま姫音のエッチな攻撃で骨抜きになって、最後には食べられてしまうんだ…
「そうだ兄さん。せっかく恋人同士が抱き合ってるんですから『キス』しましょうよ。
私、兄さんの唇に思いっきり吸いついたり、私の唾液をいっぱい飲ませてあげたり、
舌を兄さんの口の中に入れてくちゅくちゅしたいな〜」
姫音が笑顔でとんでもないことを言いだす、
姫音は美少女ゲーム出てくるヒロイン並みに可愛い、
しかも『ダ・カーポ』の朝倉音夢にそっくりな顔立ちだ。
大好きなヒロインの顔でキスをしたいと言われ、僕の邪な感情が高まる、
だが、どれだけ美少女であっても姫音は義妹だ、兄妹でキスする何て普通じゃない、
それでも姫音が持つ、男を誘う大きな瞳と艶めかしい唇が僕の性欲が掻き立てる…!
「さ、兄さん。『キス』しましょうか。口の中がおかしくなるぐらいの…」
姫音の小さな両手が僕の顔を固定し、自分の顔をゆっくりと近づけてくる、
長いまつ毛の瞼は閉じられ、整った顔がさらに近くなる、
お互いの鼻がかすかに当たる、恋人の距離。
あと数センチの距離、姫音が突然、目を開く。
「…うふふっ♪」
美少女がにこっと微笑んだ。
僕の思考が止められる。
次の瞬間、僕の唇に快感が走った、
柔らかい姫音の唇が押し付けられる、唾液で濡れた姫音の口、生温かい、
女の子の甘くて少し匂う口臭が広がっていく。
「ん、ん゛っ、じゅっ、ちゅっ、んっ、ちゅっ、ちゅ〜っ…」
何度も姫音から柔らかい唇の圧迫を受ける、
気持ちいい、姫音の唇が気持ちよすぎて何も考えられない…
次第に意識が薄らいでいき、視界に霧がかかり出していた。
ただ目の前に見えたのは、「あ〜んっ」と大きく開かれた姫音の赤い口腔だった。
「…はあ〜むっ♪ ん、じゅるっ、じゅばばばばぁばば〜っ…!!」
僕の唇が姫音に小さな口に食べられていた、
そして唇全体がものすごい吸引力で口の奥に引っ張られていく、
吸われる、姫音に唇を吸われていく…!
見るとタコのような顔をした姫音がいた、
驚く事に僕の鼻骨に届く距離まで唇を這わせている、
吸われた僕の唇は姫音の湿った口腔で柔らかい肉の圧迫を受け続けていた。
「じゅばっ、じゅっ…ふっふっふ〜っ♪ きほひいいでひょ? もっと、ひてあげる」
姫音は鼻から思い切り息を吸い込み酸素を蓄える、
そして無心で僕の唇を形の良い小さな唇で吸い上げ出した。
「じゅっ、じゅっ、じゅるっ、んっ、じゅるるっ、ん〜っ、じゅ、じゅばばぁばば〜っ…!!」
姫音が力強く何度も僕の唇を吸い出してくる、
唇に当たる姫音の口腔の温かさと吸われる感覚がひどく心地よい、
僕の中に抵抗する意思は既に無かった。
そして5分が経過し、やっと唇が解放される。
「ちゅぽぉおお〜ん…っと。ふふっ、ごちそうさまです兄さん。
いっぱい兄さんの唇の味を堪能させて頂きましたよ」
だがこれで終わるはずがない事は、
サキュバスのような妖しい瞳をした姫音の笑顔を見れば一目両全だった。
「私だけもらったんじゃ申し訳ないですよね。ちゃんとお返しはしないと。
次は兄さんに飲ませてあげますよ。私の唾液を、たっぷりと♪」
僕には抵抗どころか、逃げる意志さえ残っていなかった、
無抵抗の僕に姫音は容赦なく襲いかかる、
僕は玄関のマットに仰向けして倒された。
「んんっ…。今、口の中に唾をいっぱい出しています。
溜まったらすぐ兄さんに飲ませてあげますからね。ん、くちゅくちゅっ…」
姫音は僕の上に覆いかぶさり口の中をくちゅくちゅ鳴らして、
唾液を溜めている、
僕はその様子を見ている事しかできなかった。
「うふふっ…」
にやりと姫音が笑う、どうやら終わったみたいだ、
今、姫音の口の中には大量の唾液が溜められている事だろう。
姫音の顔が下がる、
姫音の唇が僕のものに合わさり、唇の力で口を開かされる。
温かい姫音の唾がどろりと僕の口に流れ込んできた。
んっ…口の中に唾液が溜まる、
これを飲むのか…僕は…
義妹の唾液を…
姫音は僕の口に唾液を流し込んだ後、僕の顔をじっと見ていた、
そして…
「べ〜っだ♪ うふふっ♪」
可愛くあっかんべ〜をした、
そして魅惑的な笑顔で僕を笑う。
姫音に心を奪われる、
その美少女の笑顔で。
口にある姫音の唾液…可愛い女の子の唾液…
美少女の唾液…
僕は、飲みたい…
んんっ、ごくごくごく…っ…
「ふ〜ん、兄さんは義妹の唾を平気で飲むんですね。
唾、何か汚いのに…兄さんのヘンタイ♪」
姫音に意地悪そうな笑みを向けられる、
それが姫音に苛められているようで気持ちが良くなる。
「そんなに私の唾を飲みたいなら、もっと飲ませてあげましょうか。
私の舌を使って、兄さんの口の中にどんどん私の唾を入れてあげます」
また姫音が口の中でくちゅくちゅと唾液を溜め出し、
可愛い顔でにっこりと微笑む。
そして僕の目の前で艶めかしい真っ赤な舌を出した、
姫音の舌に唾液が溢れる、透明な水の糸が垂れていた。
「れぇ〜ろっ…ほら兄さん…」
僕は体が動かなかった、
口の中に姫音の唾液にまみれた舌が入ってくる、
ぬるい、柔らかくて、奇妙な感覚だった。
「ん〜れぇろれぇろ…くちゅくちゅくちゅ、れぇろれぇ〜ろ…」
僕の舌が姫音の舌に舐められる、絡み取られる、
姫音の舌から温かい唾液を送られる、強制的に飲まされる。
「んっ、ちゅっ、ん、兄さん…れぇろれぇろ…くちゅくちゅ…」
姫音の舌が口の中を舐めまわす、官能的な刺激を送り続ける、
僕の口は姫音の舌に支配された、
いつまでも…
「ちゅっ…兄さん好き…ん〜れぇろれぇろ…くちゅくちゅくちゅ…」
それからどれだけ経っただろうか…
いつまでも姫音の『キス』は続いている、
1時間、2時間、わからない…意識が朦朧としている…
「…ほ〜ら兄さん、これ飲んだら眠っていいですよ。
私の口いっぱいに溜まった美味しい唾を」
口の中に大量の液体が流れ込んでくる、
僕はそれを飲んだ、
可愛い義妹の唾を。
「うふふっ♪ バーカ」
最後に姫音の笑顔を見て、僕は眠りに着いた。
……うっ、
何だろう…?
足の裏がくすぐったい…
「こちょこちょこちょ…こちょこちょこちょ…うふふっ♪ こちょこちょこちょ…」
目が覚めると制服姿の姫音が僕の足の裏をくすぐっていた。
「あっ、兄さん起きましたか? 足の裏くすぐったくて眠ってられなかったでしょ?」
姫音は悪戯をする子供のような笑みを浮かべていた。
それにここは玄関じゃなかった、
部屋の風景から姫音の部屋だと思う。
「それだけじゃありませんよ。今、兄さんはすごい格好をしてます。
両手両足をベッドに拘束されて、おちんちん丸出しの全裸です♪」
げっ!? まさか…いや本当だ!!
僕の両腕は革製の手錠でベッドに括りつけられ、足には枷(かせ)が嵌められている、
枷はソファーのような材質でできており擦れても痛くはないが、がっちり拘束されていた、
それに僕は本当に裸だった。
「その拘束ベッド、兄さんがくすぐられるのが好きだとわかって
一晩徹夜して作り上げたんですよ。両手と両足、全然動かせないでしょ?」
僕は四肢を動かそうとしたけど、拘束具のせいで全く動く事は無かった、
これで何をされても僕は抵抗できない、
何て恐ろしいものを作り上げたんだ、姫音は…
「もう兄さんはお分かりでしょうけど、この状態でくすぐられると…
こちょこちょこちょ…こちょこちょこちょ…」
姫音は僕の全身に軽く指を走らせる、
それだけで僕に耐えがたいくすぐったさが走った、
僕が四肢をバタつかせようとする、だが拘束具はそれを許さなかった。
「うふふっ♪ こんな風に兄さんは、どんなにくすぐったくても絶対抵抗できないんです。
というわけで、今から兄さんを思いっきりこちょこちょしちゃおうと思いま〜す」
姫音が10本の指をわきわきさせて微笑む、
そしてそのしなやかで細い指が僕に襲いかかった、
「脇のくぼみを、こちょこちょこちょ〜♪ お腹、胸、こちょこちょこちょ〜♪
太ももとかくすぐられるとたまらないですよね〜、こちょこちょこちょ〜♪
でもやっぱり足の裏がいいですか? ほ〜ら、こちょこちょこちょ〜♪」
ひゃっ、あっ、ひゃはははははは〜っ…
やっぱり姫音にくすぐられると耐えられない、
姫音の細い指がくすぐったい所を素早く、細かく這いまわる。
「あ〜兄さん、またおちんちん勃ってますよ。くすぐられて気持ちいいんですね〜。
こんなことで勃起する何て、兄さんの特殊性癖には本当に呆れます」
僕は全裸でベッドに磔にされているため、ペニスの状態は一目両全だった、
姫音は勃起している僕に軽蔑の視線を投げかけた。
「少しくすぐっただけで勃起するという事は、もしかしたら
くすぐられるだけで射精しちゃうかもしれませんね。変態な兄さん?」
姫音はそう言うと自分の机から革状のペニスチューブを取りだした、
そのチューブの根元には革状のベルト、
僕はとてつもなく嫌な予感がした。
「…今から兄さんを【拷問】してみたいと思います。でも心配無用です。
兄さんを傷つけるような事はしません。すご〜く気持ちいい事ですよ」
姫音は勃起した僕のモノに黒革のペニスチューブをそっと被せ、
根元のベルトをぎゅっと縛り、鍵をかけた、
ぐっ…!? 結構きつく縛られてる、もしかしてこれは…
「うふふっ…これはですね、【貞操帯(ていそうたい)】の一種です。
貞操帯にも色々種類がありますが、兄さんに被せているのはチンポの根元を縛って、
射精をできなくするタイプのものです。どんなに気持ち良くても射精はできませんよ」
聞いた事がある、ペニスの根元を縛られると男は射精できなくなるそうだ、
一部のSM風俗ではそういうプレイができるみたいだが、
今、ここで義妹にそんな事をされるなんて…
「さあ兄さん。気持ち良くても射精できない事がどれ程のものか、
一度味わってみて下さい」
「私、今から全力で兄さんの足の裏をくすぐりますから…」
姫音はそう言うと片方の手で、僕の右足指を外側に押さえつけて足の裏を全開に広げる、
広げられた足の裏はくすぐられ放題だろう、
僕の足は枷が嵌められて動かせない、その上、足の指まで動かせなくなった。
「どれだけくすぐったくても、足の指一本動かせない絶望を味合わせてあげます…」
姫音の細い5本の指が僕の右足の裏に置かれる、
そして…
「せ〜の、足の裏〜っ…
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
ああ゛っ、ぎゃああああぁっ、あ゛あああああぁあああっ!!
想像を絶する姫音の足の裏くすぐり、僕は悲鳴を上げた、
僕の足の裏を、姫音の細い5本の細指が素早く、力強く、執拗にくすぐりまくる…!
「ほらほらっ! 足の裏くすぐったいですね! 足指のつけ根もどうですか〜?
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
あ゛ああああっ、あ゛あああああぁあああっ!!
笑い声すら上げられない、出るのは衝動の叫び声のみ、
足の指を姫音に押さえられ、空いた足裏を姫音が容赦なく本気でくすぐる!
「良い声で鳴きますね、兄さん。私、もっと兄さんをくすぐってみたくなっちゃた。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
くすぐったい、死ぬほどくすぐったい、だがそれが快感になる、
姫音の足の裏くすぐりが快感に、しかしそれは暴力のような激しい快楽、
僕は耐えきれず、強烈な射精感に襲われた! しかし…!
びく! びくっ! びくびくっ!
ペニスが震える、だが射精ができない、精液が貞操帯のベルトで締めあげられ出られない、
僕は悲鳴をあげる、苦悶の叫びを、
ああっ、イキたい、イキたいっ、イキたいよぉおおおおおおおっ!!
僕はペニスバンドを外そうとする、だが僕の両腕はベッドに拘束されている、
僕は四肢をバタつかせ暴れる、今すぐ射精がしたい、したいんだよっ…!
そんな様子を姫音はベッドの上から冷静な表情で見ていた。
「思った以上の効果ですね。これならすぐ兄さんを堕せそうです…」
姫音は穏やかな笑顔で微笑み、僕の顔を覗き込む、
そしてかけるのは魔性の言葉。
「兄さん、すごく苦しそうですね。私、兄さんが苦しむ姿を見てるとすごく辛いです。
今から私の言う事を一つだけ聞いてくれれば、兄さんを苦しみから解放して、
すごく気持ち良くしてあげますよ」
言う事を一つ聞けば苦しみから解放してくれる…? もしかして射精できるのか、
それに気持ち良くしてくれるって…
「ええ、兄さんのおちんちんを絞めつけている貞操帯を外してあげます。
その後で兄さんを思いっきりくすぐって、たくさん射精させてあげますよ。
足の裏だけじゃありません。チンポ何かくすぐられたらどうなるんでしょうね…ふふっ♪」
姫音が可愛い笑顔を向ける、ああ…くすぐられたい、
こんな美少女に思いっきりくすぐられて射精させられたら、すごく気持ちいいだろう、
あの姫音の細くてしなやかな指でペニスをくすぐられたら…僕は…
「兄さんが一つ教えてくれるだけでいいんです。それは…」
「放課後の学長室で兄さんは誰と会って、何をしていたんですか?」
姫音は怖い顔で僕を見下ろしてきた、
勘の良い姫音でも学長室で何が起こったのかわからないんだ、
それで無理やり僕から聞き出すためにこんな拷問をしてきたのか。
でもそれは教えられない、さくらさんに言われた事だ、
さくらさんのおまじないのおかげか、幸い姫音にさくらさんとの事はバレていない、
僕自身が姫音に話さない限り大丈夫なはずだ。
「……へぇ〜ダンマリですか。いい根性してますね、兄さん。
もう一度さっきの喰らってみたいんですか?」
姫音は僕の左足指を外側に押さえつける、僕の左足はもう閉じる事はできない、
そして空いた姫音の手が僕の左足にかかる、
また僕の足の裏が…
「受けてください、足の裏くすぐり攻撃っ! ほ〜らっ…
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
あ、あ゛ああああっ、あ゛がああああぁあああっ!!
今度は姫音の指が左足の裏を激しくくすぐる、
執拗に、巧みに、可愛い声でこちょこちょと言われながらくすぐられる、
「また兄さんのチンポが震え出しましたよ。くすぐられて気持ちいい何てヘンタイですね。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
姫音にくすぐられながらヘンタイと言われて興奮が増す、
やっぱり姫音にくすぐられて、見下されるのが気持ちいいのか僕は…
「やっぱり気持ちいいんですか。マゾ! 変態! だったらもっとくすぐってあげる!
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
足の指一本も動かせない状態で姫音に足の裏をくすぐられる、
耐えがたいくすぐり快楽の波に負け、僕はまた絶頂を迎えた。
びく! びくっ! びくびくっ!
黒革のペニスチューブが激しく振れた!
あ、あ、あ゛ぁぁぁぁ……射精できないよぉおおおおおっ!!
精液がいくら睾丸に溜まっても、貞操帯のベルトが射精を許さなかった、
そんな状態でも容赦なく姫音のくすぐりは続く。
「今、黒い棒が激しくビクンビクンなりましたよ。チンチンの中で射精したんですよね。
うふふっ♪ 出せなくて残念でした。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
出せない苦痛に悶える僕を嘲笑うように姫音は足の裏をくすぐり続ける、
天使のような可愛い笑顔を向けて、悪魔のように耐えがたい苦痛と快楽を与えてくる、
もう嫌だ、こんなに苦しい拷問は耐えられない…
姫音の声が真剣になる、
ついに始まる、本当の意味での「くすぐり拷問」が…
「…さて兄さん、すごく苦しいですよね、射精したいですよね。
だったら言ってください。学長室で何があったかを。私に教えてください、兄さん。
すぐに貞操帯を外して射精させてあげます。気持ち良くしてあげます。楽になれますよ」
拷問に負けそうな僕に姫音がすかさず交渉を出してくる、
流石だよ姫音は、僕なんかじゃとても敵わない、
だけど…我慢するだけなら僕だって…
「…ふ〜ん、兄さんあれだけ悲鳴あげてるのにまだ頑張るつもりですか…
でもその頑張りは無駄ですよ。兄さんがさらに苦痛を味わうだけです」
姫音が足の枷に近づき、何かヒモのようなものをセットし始めた、
そして僕の足に触れたかと思うと、足の指一本一本にヒモの輪をかけていった。
「ふぅ…これで終わりっと、兄さん少し足の指を動かしてみて下さい。
足の裏、こちょこちょこちょ〜♪」
ひゃっ、はぁはああっ…くすぐったい…
足の裏を素早く姫音にくすぐられた、だがいつも反射的に閉じる足の指が動かない、
この足指にかかってるヒモのせいだ、僕の両足はヒモによって全開に広げられてしまった。
「ふふっ♪ 全然足の指、動かせないみたいですね。
これで全開に広げられた兄さんの足の裏をくすぐり放題です」
「降参するなら今のうちですよ。わかりますよね、兄さん。
次はくすぐったいのが右足と左足の2倍になるんですよ。
射精したいけどできない苦しみは2倍以上になると思いますけど、うふふっ♪」
姫音の指が広げられた僕の右足と左足の裏にそれぞれ置かれる、
姫音の小さな両手の細い指、この指が僕に狂気的な快楽を与えてくるんだ、
くすぐったくて、苦しいけど気持ち良くて、狂いそうになる…
「もう一度聞きますけど、本当に話すつもりはないんですね。
わかりました。では兄さんを吐かせるまでもっと追い詰めてあげます。
私のダブル足の裏くすぐりで兄さんに何度も絶頂を味合わせてあげます」
「いきますよ、兄さんの足の裏〜っ、
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
あ、あ、がぁああっ、あ゛あああああぁああああああっ!!
死ぬほどくすぐったい、僕の足裏が5本と5本の姫音の細い指に思いっきりくすぐられる、
ヒモの輪のせいで足の指が全く動かせない、広げられた足の裏をくすぐられるだけだった。
「馬鹿ですね、兄さん。どれだけ兄さんが我慢しても、私は兄さんが学園室で
何をしていたかを吐かない限り、ずっとくすぐり続けるだけですよ。ずっとず〜っとね。
ほ〜ら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
あ゛ああ…っ、そうだ、このくすぐり拷問は全て姫音が支配しているんだ、
僕はただ姫音のくすぐりに耐える事しかできない、止めるも続けるも姫音の自由なんだ、
僕はあの時、姫音に抱きつかれて逃げられなくなったときから詰んでいたんだ。
「やっと気付きましたか。だからもう兄さんは私に話すしか選択肢は無いんです。
このまま私に射精を封じられてくすぐられ続けたら、いつか気が狂って廃人になりますよ。
そんなの兄さんは嫌ですよ…ねっ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
姫音が話している間も絶え間なく僕の足裏をくすぐり続ける、
僕は情けない声を上げながら姫音にくすぐられ続けるだけだった、
黒革の貞操帯を何度も震わせて。
「まあこのまま兄さんをいたぶり続けてもいいんですが、
本当に苦しそう何で一気に決めてしまおうと思ってるんですよね。
兄さんが自分から言い出したくなるほどの快楽を一気に与えてあげる事で…」
まだ姫音にこれ以上の快楽を与えられるのか…
そんな事をされたら多分僕はもう耐えられないだろう…
「足の裏を私の指でくすぐられてくすぐったかったですよね。
でも兄さん、『爪』で足の裏を引っ掻かれた事はあります?
指でくすぐられるよりも、ずっとくすぐったいんですよ」
姫音のしなやかな細い指でくすぐられてたまらないのに…
姫音が足裏に指を垂直に立ててくる、まさか姫音が次にやる事って…
「はい、兄さんの足の裏を思いっきり私の爪でガリガリ引っ掻かいてあげます。
すごく…くすぐったいですよっ!! それっ、がりがりがりっ♪ がりがりがりっ♪
爪を立てて足の裏を、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
あ゛あああああぁああああああっ!! 頭の中が真っ白になった。
姫音の爪が両方の足裏をガリガリと何度も高速で引っ掻く、
土踏まずや指の付け根のくすぐったい箇所を徹底的に爪で引っ掻かれくすぐられる。
「ほらほらほらっ! 息もできなくなるぐらいくすぐったいでしょ?
兄さんの足裏の垢をそぐようにっ! がりがりがりっ♪ がりがりがりっ♪
兄さんの特に弱い所を、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
僕はもう声は出せず、体を痙攣させることしかできなかった、
だが姫音はそれを無視して、僕の足裏にガリガリと爪を立て刺激を与え続ける、
当然、くすぐられた快楽は相当なもので睾丸の中での絶頂は6回にも及んだ。
「うふふっ♪ また震えましたね。一体どれだけチンポの中でイったんですか?
もうダメって分かってますよね。早く白状しないと廃人になりますよ。
さあ早く! がりがりがりっ♪ がりがりがりっ♪ こちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
―――――っ! ――――! ――――――――っ!!
姫音のくすぐりが一瞬止まった時、僕はギブアップを宣言した、
声にならない叫びで学生室であった事を全て姫音に伝えた。
「…ふ〜ん、さくらさんと会ったんですか。
確かにそれで兄さんから情報が読み取れなかったのも納得ですね…」
それから姫音は何か独り言をつぶやいていたが、
突然僕に近づき、小さな鍵で貞操帯のベルトを緩め、そして外した。
次に見たのは姫音の満面の笑顔だった。
「兄さん。約束通り気絶するまで、思いっきりくすぐってあげますからね♪」
姫音の10本の指が僕のペニスを囲う、
そして細くてしなやかな指がペニス全体を素早く這いまわった!
「さあ死ぬほど気持ちイイですよ〜兄さんの勃起チンポを、
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
どびゅ! どびゅ! どびゅっ!
僕は噴水のごとく白濁液を解き放った、ペニスの近くに顔を寄せていた姫音の顔にかかる、
だがそんな事は気にせず姫音は僕のペニスをくすぐり続けた。
「うふふっ♪ さくらさんからダメだって言われてたのに、私に言っちゃったんですね。
こんな風にくすぐられて、私に負けちゃったんです。すごく情けない兄さん♪
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
そうだ…僕はさくらさんから姫音には黙っておくよう言われてたのに、
姫音のくすぐり拷問に負けて言ってしまったんだ、
言ってはいけない事を姫音に言わされた背徳感が気持ちイイ…!
「それにしても、くすぐられてこんなに出すなんて。今度から兄さんをくすぐって、
何か命令できそうですね。兄さんを私のくすぐり奴隷にでもしてあげましょうか?
おチンチンとかくすぐって、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
僕は姫音にペニスをくすぐられて歓喜の声を上げていた、
姫音に四肢の自由を奪われ、ペニスのくすぐりの快感を受けてたまらなかった、
だが今までの激しい刺激から僕はかなり疲弊しており、次第に僕の意識が遠のく…
「あっ!? 兄さん気絶しそうですか? ふふっ♪ だったら兄さんに残ってる
最後の体力を私のくすぐりで奪ってあげます。ブザマに気絶しちゃって下さいね♪
…足の裏がいいですか? こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
僕は意識を失いながら姫音に足の裏をくすぐられて笑わされる、
姫音の意地悪な笑顔を見ていると幸せな気分になった。
「ほらっ、兄さんトドメです。義妹にこちょこちょされて情けなく気絶しちゃえ♪
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ♪」
姫音の指が全身に広がり、くすぐったさが全身に広がる、
僕は姫音の指で体力を根こそぎ奪われ意識を失った。
その瞬間、桜の花の香りがした。
「…に…にゃはは…、随分二人はお熱いんだね…」
僕の目の前に見覚えのある金髪の少女が、かなり気まずいといった様子で立っていた、
そう、今日学長室で進路の事について相談に乗ってくれた芳乃さくらさんだ。
辺り一面、秋だというのに満開の桜の木々が夜の風景を彩っていた、
夜なのに寒くもない、とは言え温かさも感じない、現実味がない不思議な空間だ、
ここは一体どこなんだろう…というかどうして、さくらさんが…?
「ん〜っとね。詳しく説明する時間が無いから端的に言うと、ここはキミの夢の中。
ちょっと事情があって、キミの夢の中に介入させてもらってるんだ。
キミの現実の意識が途切れた瞬間を狙って、ボクがキミの夢にお邪魔した感じかな」
サラッとすごい事を言われた気がする、
というか、もしかして姫音との行為を僕が完全に気絶するまで
ずっと見られていたって事か、最悪だ…あんな醜態を人に見られるなんて…
あっ、そう言えば姫音にさくらさんの事話してしまったんだ、
何かマズイ事になってしまったんじゃ…
「…んにゃにゃっ! …ま、まあアレは仕方ないよ。
ボクの方こそ大変なお願いしちゃって…ソーリー。
まあボクと姫音ちゃんの個人的な事だったから、そこまで問題にはならないと思うけど…」
さくらさんが気を使ってくれる、
さくらさんが姫音と面識があるなら、もしかしたら警戒されるかもしれない、
仕方の無い事かもしれないけど、姫音に白状したのは僕のミスだったな。
「んにゃ〜、ボクの方こそゴメン…。ボクも緊急時じゃなかったら介入は
控えてたんだけど、明日からまた海外に行くことになって、
どうしても今日中にキミに決めてもらいたかったんだ」
確か学長室でさくらさんは何とかするって言っていたな、
それで僕が決めるってどういうことなんだろう?
「キミは昔、記憶を無くして、姫音ちゃんの記憶だけ思い出せなくなってたんだよね。
それさ…もし思い出させてあげるって言ったらどうする…?」
昔の姫音の記憶、
それは僕が高熱を出して記憶喪失になった時、決して戻ることのなかった記憶、
すごく大事なことのような気がするけど、何故か思い出せない。
「お兄さんのキミは知ってるよね。姫音ちゃんってさ、すごく鋭いところがあるでしょ」
さくらさんの言う通り、姫音はまるで人の心を読んでるかのごとく鋭い時がある、
僕が密かに望んでいることを叶えてくれたり、困ってるところを助けてもらったりもした。
「姫音ちゃんはね、人の気持ちを読む事が出来るんだ。
自分が望んでも、望まなくても心の声が聞こえてしまう体質なんだ」
「ボクは海外で、姫音ちゃんみたいな特殊な体質の研究に携わってるから、
こういうことに詳しいんだ。でも姫音ちゃん一人だけが特別じゃない。
実際、この島にもそういう不思議な「力」を持つ人は何人もいるからね」
姫音が人の心を読める事、
さくらさんから聞かされる前から何となく気づいてたことだ、
僕はどうしてか、そのことについてあまり深く考えない様にしてきた。
いや、少し違う…
僕が姫音の記憶や姫音の「力」について考えようとすると、
決まって姫音からの妨害が入る、時には姫音自身の体を使った手段を選ばない方法で。
「…さっきも言ったけど、ボクは昔、姫音ちゃんと会ったことがあるんだ。
その時に姫音ちゃんの「力」について教えてあげた。
知ることで上手く、その「力」と向き合ってくれると思ったんだ…」
さくらさんが悲しそうに俯く、まるで罪人が罪を告白するように語り続ける。
「でもね。人の心って残酷なんだよ。怖いことも嫌なことも全部あるんだ。
それでも姫音ちゃんは全てを受け取ってしまう。
もしかしたらボクが教えなかった方が良かったのかもしれない…」
「きっと姫音ちゃんはすごく傷ついたと思う、怖い目にも遭ったと思う…
…だからさ、キミと昔の姫音ちゃんの人間関係は、
もしかしたら良好なものではなかったのかもしれない…」
いつも僕の身の回りの世話を笑顔でしてくれる姫音、
可憐で、優しくて、他の男子が羨む僕の義妹、
でも昔の姫音の笑顔はどうしても思い出せない。
「もしかしたらキミの思い出せない事は、本当は忘れていた方が良い事なのかもしれない。
人間ってね、耐えられないぐらい辛かったり悲しかったりすると、
その嫌な記憶にフタをして、記憶のずっと奥の方に閉じ込めたりする事があるんだ」
僕は時々、昔の姫音の事について思い出そうとしている、
でも激しい頭痛が起こっていつも止めてしまう、
多分、僕の無意識的な拒絶反応だろう。
「でもね、それは決してダメなことじゃない。
暗い過去に囚われず、新しい自分で新しい生き方をしていく事なんだよ」
さくらさんはじっと僕の顔を見つめる、
その青く澄んだ瞳はずっと長い間、多くの人々の行く末を見てきたかのようだった。
「きっとキミは、本当の姫音ちゃんを解き放つ「鍵」だと思う。
昔の姫音ちゃんと長い間、一緒に暮らしてきたキミだけができること。
本当の彼女を見てきたキミだけができることだよ」
「だけど…もしキミが記憶を取り戻さないまま、
今の姫音ちゃんとの生活を続けることを選んでも、
姫音ちゃんと向き合って、彼女のありのままを受け入れてほしいんだ」
目の前にある桜の樹、大きい…樹齢は千年ぐらいだろうか、
さくらさんはそっと、その樹に触れた…
「…でもキミが望むなら、ボクの力でキミを過去の記憶へ繋いであげる。
姫音ちゃんと過ごしてきた真実を観る事が出来る」
「キミが姫音ちゃんの記憶を取り戻したいか、今のままでいるか、
キミに決めて欲しいんだ…!」
さくらさんの青い瞳が真っ直ぐに僕を見つめる、
僕は考える、
そして今の記憶にある一緒に過ごしてきた姫音の事を思い出す。
可愛くて、世話焼きで、いつでも僕を満たしてくれる義妹、
それは僕の理想の義妹、いつか思い描いてた僕の幻想、
それを姫音は叶えてくれていたんだ。
どうして姫音は僕にそんなことをしてくれるんだろう、
きっとその理由は僕の失った姫音の記憶にある。
今のまま僕に熱烈な奉仕をしてくれる姫音と蜜月の日々を過ごすか、
それとも…今の幻想を捨て真実を見るか…
いや…悩む必要なんてない…
僕の中ではもうとっくの昔に答えは出ているから、
だって…僕は…
「―――嫌っ!! 兄さん! 見ちゃダメっ!!」
突然、姫音の声が夜桜の森に響く、だが姫音の姿は見えない。
「…姫音ちゃんがキミの夢を覗いたんだよ。夢は心が思い描くものだから…
『同調』能力を持つ姫音ちゃんに読み取られる…」
さくらさんが苦々しく呟く。
その数秒後、突然、世界がぐらぐらと揺れ出し始める…!
夢のまどろみが消えていく感覚、まるで眠りから醒めるようだ。
「姫音ちゃんがキミを起こそうとしてるんだ!
このままじゃ…キミが目を覚まして、この夢が消えてしまう…!」
散っていく桜の木々、夜の森が白い光の中に消えていく…
さくらさんの声や姿も次第に薄くなっていく…!