俺の射精が先かクリスの絶頂が先か、問うのも馬鹿らしいほど同調した二人の最後。
びゅーびゅーどくどくと、まるで漫画の擬音のように、クリスの子宮内に流れ込む精液の音が聞こえる気がするのは、あまりにも激しい射精の勢いが脈打つ肉棒の脈動と合わさって、
俺の体内を伝わって音として耳に届いているからなのかもしれない。
クリスも精魂尽き果てたようだ。ずいぶん幸せそうな顔をして、だらしなく表情を弛緩させている。こんな彼女の表情、間違いなく俺だけの物なのだ。
クリスを犯しているときに不思議に思うことがある。
彼女は、高校のはじめに北欧から日本に帰化した訳だが、当然それ以前は北欧の国で育ってきたわけだ。生まれてから十五年ほど、周囲の環境とともに育ったとあれば、その国の言語は
彼女の本能に直結し、こういった性交の本能的なあえぎ声でもそれが現れると思っていたのだが、どうにもそういったことが見受けられない。
先ほどのように、咄嗟に出る喜悦の声も、ほかの三人同様日本人の女子らしい言葉なのだ。
まさか、そういった声を演技の上で発しているのかともおもったが、彼女の感じ方はとても演技とも思えない。
で、本人にそれを聞いてみたわけだが、その答えは、「家では日本語で会話していたし、小学校、中学と日本人学校に通っていたから、日本語に馴染んでいた。」とのこと。
別段俺はクリスに、洋物の成人向け映画女優の媚態を期待しているわけではないから、それはそれでいいのだが。
少しくらいは、と残念にも思う俺は、なんという贅沢者なのか。
と、ここまで続けてみらん、茜、クリスと彼女たちの絶頂に合わせて俺も膣内で射精、子宮の中に精液を注ぎこんできたのだが、そうなると最初に抱いた久子姉さんにだけは射精を
こらえていたことが、なんとも落ち着かない。
実際、俺が射精していないとはいえ、久子姉さんは十分に性の絶頂を味わい、満足を得ているはずだ。子宮の中に精液が満たされなくとも、女性の性感にはそれほど影響ないようにも
思える。
しかし出来るならば、何事も不公平なく彼女たちにあたりたいと常日頃心がけている俺だから、四人のうちたった一人だけ違う扱いでいるのはどうなのだろうか、とも思うわけだ。
俺としては、最初のうちこそ射精を制限する意図もあったが、今となってはもうそんな理由は反故にされたも同じ。
そして、うっとりと絶頂の余韻に酔い、力尽きて横たわる女たちを見てみる。
満足そうな表情の女たちの中、ただ一人だけがわずかな寂しさをともした瞳で、俺と目が合った。
(わたしも、膣内に出してほしかった・・・)
やっぱりか、久子姉さん。
なんとなく、瞳で訴えかけられた言葉を察してしまった俺は、今度はちゃんと膣内に射精してやるべく、もう一度久子姉さんの物欲しげにひくつく性器に挿入を開始したのだった。
「はうん! エイジくん! もうだめえっ、またいく、いっちゃうっ!」
「はしたないな、久子姉さん。さっきから何回もいきっぱなしだ。」
「だってえっ! エイジくんがいけないんだものっ、エイジくんのふといオチンポでオマンコ犯されて、わたし何回もいかされちゃうのっ!!」
太腿の付け根から大きく足を広げさせると、久子姉さんは丸見えの股間を恥ずかしがって股を閉じようと身をよじる。俺はその上にのしかかり、開いた股が閉じないように押さえつけ
ながら、久子姉さんの女の穴を散々犯した。
俺たちの中では一人だけ、少し大人の身体の久子姉さんだが、こうして男の俺が組み伏せてしまうと、なんとも儚げなか弱さで、他の三人ともさほどの違いもない様にも思える。
自分よりも小さく、弱いものをいとおしいと思う気持ちが胸を満たす。
出来るだけ優しく可愛がってやりたいとは思うものの、いざこうして男女の交合が始まってしまうと、なんだか女たちを苛めて喜ぶ黒い気持ちが膨れ上がってくるのだ。
情交のあとになって後ろめたく思うこともあるが、結局そういう意地悪なことを彼女たちに嫌がられたことは一度もない。
彼女たちが嫌がらないのならば、少しの意地悪も楽しんで良いと言うことだろう。身勝手だとは思うが、これも女たちに許されての、男の贅沢というやつなのだ。
そうして、俺は久子姉さんの肉壷を逸物でえぐり、ほじりぬいて楽しんだ後、いよいよ限界を迎えた。