仮面ライダー総合エロパロスレ15

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844名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 20:42:52.16 ID:gQ7Mpe7J
>>843

1つあるのか… できればリンク張るかアドレスおしえてくれ
845名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 21:15:27.12 ID:A5gH0PRF
>>844
>>1のアドレスにアクセスすればOK
846名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 23:04:15.98 ID:IIlGAxAB
バカップルな弦太朗ユウキが読みたい
映画で弦ちゃんの肩に頭コツンするユウキに禿萌えた
847名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 23:55:02.73 ID:kunAjghG
>>835
賢吾×美羽、かなりツボでした
こういうのを待ってた!
大文字先輩かわいそうだね・・
848名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 00:38:39.40 ID:OfXrC/Zs
友子×賢吾とか友子×弦太朗とかいいな
849名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 00:56:11.33 ID:NLN9Me0T
>>846
映画は素晴らしかったな
ユウキの肩コツンは2人っきりならキスに持ち込めるシチュだし
ぐりぐりしてた飴を唐突に弦ちゃんに食わせる→野座間と何か変な雰囲気に、って謎の妄想も出来る
あとは弦ちゃんがクイーンに恋愛の実践例を教えてもらうとか
もちろんシンプルに撫子とラブラブするのもぉk



ああ弦太朗マジハーレム…
850名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 11:26:14.55 ID:TgcUcoSN
本郷×ルリ子っていうのを思いついたんだが何かが足りない。
851名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 18:20:22.24 ID:W2N/+0g5
友子×弦太朗は俺も好きだ
欲望のままに書き連ねたいけど、発想がたりない
何か!何か水浸しになるシチュを!
852名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 20:07:44.31 ID:xF5ZuGAP
照井と所長が大好物です
853名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 01:05:32.59 ID:QKiNDgXU
制作中の映画、士と一緒に夏みかんも帰ってこーい
854名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 19:25:31.72 ID:k7XR2LX9
メガマックス見たよ。
内容もおもしろかったけど萌えポイントも多くて良かったよ
855名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 22:12:06.15 ID:jDW9z9Cd
>>853
士の妻なんだから出てほしいよね
856名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 22:32:58.71 ID:VLohOQw8
>>851
単純に大雨とか。
あとは大掃除とか……?
857名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 23:03:08.72 ID:cETSFr9S
>>856
大掃除か、その発想はなかった…
いやね、水浸しになっている友子と弦太朗で

「なあ、もう一回素顔見せてくれよ!」
「無理」
「だったら無理矢理でも見てやる!」
「え、ちょっ」

・からのエロシーンを受信
・どう消化しようか迷う
・「あ、書こう」
・「でも発想NEEEEEEEEE」←今ここ
858名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 00:34:08.59 ID:GIra94Ao
「私の一番恥ずかしいところを見た弦太朗さん。責任取ってください!」
みたいに友子からドロドロ迫ってく感じもいいし
魔法グッズの店で買ってきた惚れ薬を部室の隅でコトコト煮込んでると
意外に美味しそうな甘い香りにみんなが知らずに味見して一同大変な
ことになる、的な感じもいい
859アンクと信吾でクリスマス漫才 1:2011/12/24(土) 01:46:05.96 ID:GlO0R6gA
フォーゼ流れのところすまないが、ネタ話投下させてください。
映画ネタバレが微妙にアリです。そしてアン比奈風味で捏造してます。
…今年はこの二人にやられっぱなしだったな

==================

キラキラと光る金髪。ジャッっとスキニーパンツにつけたチェーンを揺らしながら、
目の前でくかーっと眠っている信吾に向かって、
「信吾、来年の目標はカノジョを作ることだろ!そうだろ!」
と、未来からわざわざやってきた右腕怪人アンクが高らかに宣言した。
…彼の布団の上で。
「サンタさん…?プレゼントは美人でかわいい彼女がいいです」
眠たい目を擦りながら、信吾は体を起こす。
「クリスマスイブに一人で寝ているとは今年も気の毒な1年だったな」
「余計なお世話だ!だいたい半分は君がオレにくっついていたせいだろ」
「そう、それも気になってな、わざわざお前に報告しに来てやったぞ!」
アンクは信吾の布団から降りると、こいつを見ろ!と銀色に光る刃物のような細長い棒を目の前に突き出す。
「うわ?…何それ」
信吾がようく見ると、それは鋭利な鋏の先とものさしが合体したようなものだった。
「知らんのか?ノギスだ」
「ノギス…ああ、技術家庭科の授業で触った事あったかな」
ぼんやりと記憶を辿る。確か穴の大きさを測ったり、丸いものを測ったりできるんだったな…。
「で、それが何か?」
「このノギスで測定した結果を見ろ!お前がEXCEL勉強しないから、代わりにオレが勉強して作製した表だ」
ぴらっと何かの数字の表が印刷された一枚の紙を信吾の目の前に突きつける。
「…この数字は何なの」
信吾はアンクから手渡された紙を前に首をかしげた。
「まず、これは三点の大きさ!そしてアベレッジ!」
「大きさ?何の?」「先端、中央、根元だ」
「…??」「たて!よこ!そしてアスペクト比!そしてこっちが長さ!」
「だから何を測ったの?」
「完全な円柱じゃないからな。こっちが、before、こっちがafter。ちなみに膨張係数を計算した結果がコイツ」
「な…に?」
「まだ分からないのか、苦労したんだぞ。我ながら変態っぽいと思いつつ…」
信吾は動きを止めて思考する。
「…まさか」
860アンクと信吾でクリスマス漫才 2:2011/12/24(土) 01:47:17.88 ID:GlO0R6gA
ノギスで測定できる円柱のもの。体積を測定してんのか?膨張係数?何だ?コイツが測りたがりそうなもの。
アンクはエロい。…エロい右腕怪人が測ってわざわざオレに報告したがるような円柱のもの…。
円柱→棒とか?→肉棒?
きゅっとムスコが萎縮し、背筋が凍る。
…まさか、まさかっ!
「喜べ信吾。この分布モデルによるとお前は人間の男としてはアベレッジより…」
ついに信吾はぶち切れる。
「あ…のなあッ!君は君はッ、この鋭利かつ冷たい工作器具でオレのデリケートな一人息子のスリーサイズをいつ測定しやがった!」
アンクは真面目に言う。
「寝てるときに決まってるだろ」
「…ビフォアはわかる。だが、アフターはどうやって測定した!?」
「寝起きの生理現象を利用ー」
「それは多分フル勃起じゃないッ…フルのときはもっと膨張しているはずだ!従ってこの分布におけるオレの値はもっと右寄りで、膨張係数に至ってはかなりの誤差を含んでいる!」
パシッ、と紙を指でたたく。
「ほう」
「…んなことはどうでもいい!君は何か間違っている!だいたいオレのサイズとカノジョができることと何の関係が!」
「お前は知世子曰くイケメンだろ?何で人間の女が相手にしないのか生物学的アプローチをしようと思ってな」
「それは仕事が多忙で…周りに女の子がいない職場だから」
ニヤリとしてアンクが言う。
「フッ、言い訳すんな!とりあえずお前のサイズは把握した。後は人間の女だ」
「ちょ、待て待て!」
あたふたと信吾はパジャマ姿のままでアンクが手にするノギスを抑える。
「一体どなたのナニを測るつもりヨ!」
「…んーとりあえず比奈かなァ」「ヤメテェ!!」
「安心しろ、ノギスで測ると膣に傷が付きそうだから…」
赤い右腕をかざす。
「マジックハンドー★」「ふざけんな!」
「指が何本入るかで穴の大きさを概算できるかと」「人の話を聞けよ!」
「…と思ったが、オレのテクで感じて濡れ濡れになっても困るしな」「テメー、実の兄の前でそういうか!」
「映司くんよりアンクの腕がイイ!と言われても困るし」「…最ッッ低だな!(怒)」
ゼエゼエと息を切らしながら信吾は喚き散らす。
「比奈に触れる前にバラしてやるー!君が変態エロ右腕スケベ大王だってことを洗いざらい話してやるぞっ!
実は洋モノも結構好きだとか、妹萌えアニメ見てたとか、団鬼六全集コンプリートしてるとか、動画の履歴も、etc.」
「別にいいけど」
「バカだなー!そのまま比奈から変態扱いされろ!きっとまた会える、なんて思ってくれねーぞ、ザマアミロ!」
むっ、としてアンクが信吾に言い返す。
「そりゃないなァ!お前は知らんかもしれないが、残念ながら比奈の初恋の相手はお前じゃなくて、このオレ様なんだよ!ザマアミロ!」
「嘘だああ!キーッ!!!このエロ右腕!締めてやるッ!」
「ぎゃあ、何持ってる…ッ!オレのお手手にエッチするなっ!」
「生憎この鉛筆はHではなく製図用7Hだ!ぐっと硬いの入れてやるぜ!(手の平の穴に!!)」

・・・
===================

以上…絶対続かない。
861名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 01:57:24.20 ID:GlO0R6gA
ごめんなさい〜
862名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 03:52:04.89 ID:63SyotNf
わろたwwww
このスレの兄さんも心労絶えないなwww
863名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 05:25:58.93 ID:pX0eKjrW
冬映画にお兄ちゃんが出なくて寂しかったんで嬉しいw
864名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 10:23:10.25 ID:LMYIr6Hz
乙!相変わらずの2人ワロスw


以下微ネタバレ有。

アンクと刑事さんの邂逅とか見たかったけど、尺の関係上無理だったんだろうなと予想。
しかし、アン比奈に美味しすぎる映画だった…。
まさか比奈ちゃんの方から…したり、あんなに心から迎えてくれるとは思わなくて
凄い会いたかったんだろうなぁと予想。比奈ちゃんアンクの事大好きだろw
比奈ちゃんの中の人も、台本読んだ時からヤバかったらしいし。
本当にありがとう!
865名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 13:36:39.50 ID:MyuqspU0
実験データ
被験体名:ユウキ
身長・体重:169p・53s
スリーサイズ:B88 W56 H86
実験計画:媚薬投与による感度増強、性欲増強。吸引機による巨乳化。局部に
永久脱毛を施し、陰毛を除去。妊娠回避のために子宮を摘出。

866名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 14:13:53.11 ID:LVHTyOpM
そこは卵管を縛るくらいにしておいてくれよ
摘出とか怖いわ
867名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 18:29:30.07 ID:/spGqI+C
キモすぎ
ドン引き
868名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 19:32:08.88 ID:Zx5d4GG2
冬映画ネタバレ


撫子はエロパロ的にもおいしいキャラでよかったwww
エロいこと教えたら絶対色々良い仕事しそう
869名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 20:25:13.35 ID:UEsh0/eT
クイーンが撫子に色々知識を仕込むのか
弦太朗歓喜だな
870名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 21:46:47.34 ID:miTRcM02
桜子×つばき  を書こうかと思ってる

ストーリーがおもいつかない…
871名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 23:09:06.74 ID:NwGft4UX
冬映画ネタバレ



後藤さん入院シーンからごとさとにもっていこうとしたが力尽きた。orz
872名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 00:25:02.37 ID:g/V3KBiJ
クリスマスと言えば555
ベッドの上で真理にクリスマ決めまくる巧と達磨姦される草加
873名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 00:50:29.09 ID:CmYw2n6s
入院シーンからというと、その…隣のベッドにいらっしゃるのだろうか
874名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 03:58:10.76 ID:znUWGBqD
フォーゼの妄想してたらいつの間にかクリスマスになってたでござる
というわけで弦美羽投下します 手がかじかんでキーが上手く打てん

読みたくない人は フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 をNGでお願いします
875名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 04:01:28.41 ID:znUWGBqD

部屋中に散乱している部員の私物を見廻してから、風城美羽は視線を上げた。
大きく掲げられた仮面ライダー部の旗。フォーゼの顔の下に、KRCと三文字のアルファベットが並んでいる。
部員七人がラビットハッチに集い、和気藹々と騒ぐ日々が続いていたせいだろう。
一人きりで円形テーブルに向かっている美羽は、溜息交じりに考える。「この部屋ってこんなに広かったかしら」、と。
今日は三年生の授業数が他より一コマ少ない曜日。なので一・二年生はまだ授業中。
それに加え、アメフト部は活動日でチアリーディング部は休息日。同じ三年生である隼は、グラウンドでチームメイトと練習に励んでいる。
残された美羽はふらふらと部室にやってきた。
特にすることもなく、置きっぱなしだった雑誌をなんとなく捲っていたが、
もう何遍も目を通した誌面に今更没頭することもできず、しばらくして気怠そうに表紙を閉じた。
机の上のバガミールやポテチョキンを手に取るも、スイッチが入っていないことに気づき、仕方なく元に戻す。
退屈。この二文字によって彼女の脳内が埋め尽くされていく。
だが美羽は下校するという選択肢を取らず、ラビットハッチに留まっている。彼女にはちょっとした目的があるからだ。

以前の自分なら真っ直ぐ家に帰っていただろう。
だが仮面ライダー部の居心地の良さを、仲間と共にいるあの空間の楽しさを知ってから、
一人で過ごす時間が大分つまらなく感じるようになった。
スイッチの研究から他愛ない会話まで。この部屋であの部員達と過ごす時間が、今自分の中で一番輝いている。
……と考えてから、美羽は首を傾げた。
いや、違う。それも大切だけれど、もう少し特筆すべきかも。あたしの中で今一番輝いているのは――。

「おっ?美羽、ひとりか?」
シュインというドアが開く音。それに次いで、聞き慣れた声。
ラビットハッチにやってきた人物を見て、美羽の顔が一気に晴れた。
「弦太郎!」
「おっす!なあバガミール見てねえか?」
「それならここに――って、あんた授業どうしたの?」
「お前と同じ。サボリだ!!」
トントンと胸を叩き、ズビシッと手を前に突き出す。
弦太郎のお決まりのポーズに、美羽は呆れ顔で反論する。
「残念ながら、あたしはサボリじゃない。三年生はもう授業終わったの」
「え?なんだよずりぃな。あー、俺も早くモジュールの練習してぇ!」
「すればいいじゃない。その為に抜け出してきたんじゃないの?」
「んや。賢吾に言われてバガミール取りに来た。もっかい教室戻んなきゃなんねー」
「……あら、人使い荒いのね。賢吾くんって」
「違う違う。俺が『授業つまんねーから抜けるわ』って言ったら、賢吾が『バガミール忘れてきたからついでに取ってきてくれ』って」
「ふーん。なるほど」
教室へ戻ると聞いたとき、美羽の表情が少し曇った。
折角会えたのに。やっと顔を見れたのに。心の中で呟き、傍らに立つ弦太郎を見上げる。
「ねえ。あたし暇で死んじゃいそうなの。相手してくれない?」
「悪ぃ!先に賢吾んとこへバガミール届けねーと!」
「……あ、そう」
グロスをのせた唇を尖らせる美羽。自分のなかで嫉妬心に小さな火が灯るのが分かる。
後で賢吾に意地悪でも言ってやろうと悪巧みをしながら、細い指を伸ばしてバガミールを取る。
「はい」
「サンキュー!」
弦太郎の骨張った大きな手がバガミールに伸び、そして微かに、美羽の指と弦太郎の指が触れ合った。
咄嗟に美羽は息を詰まらせ、頬を赤くする。
じわりと伝わる体温。指と指との接点が燃えるように熱く感じ、慌てて白い手を引っ込める。
挙動不審になった自分を悟られないよう、顔を背けて「早く行きなさいよ」と放つ彼女を、弦太郎は不思議そうに眺めていた。
876フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 2:2011/12/25(日) 04:04:47.42 ID:znUWGBqD

「それじゃ行ってくる。また後でな!」

弦太郎が去ったあとの閉まったドアを名残惜しそうに眺め、美羽は再び溜息をつく。
今もなお火傷したような感覚が続く、右手の中指の先端。
その部分を唇に添え、目を瞑って先程までずっと見ていた彼の顔を思い浮かべる。
切れ長の吊り目がこちらを捉えて、ニッとはにかむその様。
鮮明に想像できる。何度も何度もこうやって思い浮かべているから。
美羽の右手は口元から顎、首、鎖骨を通って胸元へ移動していく。
思い出す。女王選挙で彼に助けてもらったとき。守ってもらったとき。友情の印を交わしたとき。
腕を引っ張られた感覚も、肩を抱かれた感覚も、手を握り合ったあの感覚も、余すことなく憶えている。
手のひら全体を胸の形にあわせて這わす。もしこの手が、弦太郎のものだったら?
そう考えた途端、自然と身体が強張った。手のひらにぎこちなく力を込める度に息が震える。
白を基調とした内装により、明るく照らされたラビットハッチの室内。
彼と握手を交わした左手を、頭上にかざしてぼんやりと見つめる。
友達という立場では満足できない。もっと、それ以上の存在になりたい。美羽はそう思っている。
だが、弦太郎はどう思っているだろう。男女関係なくたくさんの友人を持つ彼。その中で、自分は特別になれるのだろうか。
ふいに不安が過り、美羽は唇を噛む。そして、ゆっくりと左手を腿へ下ろしていく。
レースのついた赤いスカートの裾。その下に指を滑り込ませ、ショーツの上から窪みをなぞる。
彼の指の感触を懸命に思い出しながら、布の下の形に沿って指先を往復させる。
息を上げながら、なぜ部室でこんなことをしてるんだろうと、ふと冷静になって美羽は自問する。
が、答えが出る前に左手の動きはエスカレートし、ショーツをずらして直にそこへ触れるまでに至った。
「はぁ……あ……」
高揚した表情で吐息を震わせ、美羽はついに嬌声を漏らした。
左足をベンチに乗せ、スカートの裾を腰まで上げて、左手を腿と脹脛の間にくぐらせる。
臀部を掴むように掌で押さえ、指先でショーツの中を弄り続ける。
蜜が指に絡み、ショーツに染みを作るようになった。脳内が淡く白けて、背筋を走る何かが大きくなっていく。

「……弦太郎っ……んっ……ああっ」
「ん?呼んだか?」
「――は?」
聞こえるはずのない声。見えるはずのない短ラン姿。
幻聴でも幻覚でもない。確かに美羽の視界の隅に存在している。

状況を理解し、美羽は化石の如く硬直した。
877フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 3:2011/12/25(日) 04:08:31.19 ID:znUWGBqD

「カメラスイッチが入ってねえから探しに――って、え?」
美羽に近寄った弦太郎も、彼女と同じように石化する。
それもそのはず。この学校の女王である彼女が、仮面ライダー部の部長である彼女が、
あられもない態勢で胸を揉みながらショーツに手先を突っ込んでるのだから。
「え、え?ええええええ!?」
「ちっ、違うの!!これはアレよ……トレーニング!!」
「と、とれーにんぐ?」
「そうよ!ホルモン分泌による美容効果を目的としたトレーニングの一環よ!!誤解しないでちょうだい!」
「そ、そうか……トレーニングか……」
納得したようなしてないような、何とも言えない表情を浮かべたまま、しきりに頷く弦太郎。
美羽は両足をベンチに上げくっつかせ、体育座りに似た状態で涙目で赤面している。
我ながら無理やりだと思ってはいるが、馬鹿正直に「あなたのことを考えながら自慰をしていました」とは言えない。
プライドの高い彼女がそんな台詞を選ぶわけがない。
「な、なあ美羽」
「……何よ」
「トレーニング……なんだよな」
「トレーニングよ。何回言わせる気?」
潤んだ瞳で鋭く睨まれ、弦太郎はぐっと喉を詰まらせる。
美羽の表情を伺いながら、一つ咳払いをして弦太郎は言い放った。
「じゃあ、なんで俺の名前呼んだんだ?」

今度は美羽が喉を詰まらせる番だった。
空耳というには言葉がはっきりしすぎていたし、だからと言って真実を話すわけにもいかない。
唇を一文字に結んで俯き、黙りこくってしまった彼女を見て、弦太郎は慌てだした。
「すまねえ!俺が変なタイミングで来ちまったばっかりに……。じゃ、じゃあ俺賢吾のとこ戻るわ。本当に悪かった」
「えっ……」
美羽に背を向けて、弦太郎はハッチへ向かおうとする。
「ま、待って!!」
「うおぁっ!?」
ぐいと腕にしがみ付かれて、バランスを崩した弦太郎は危うく転びそうになった。
見れば美羽が彼の腕に抱きつき、地べたに正座して上目遣いで弦太郎を見つめている。
「本当のこと言うわ」
そう言って一呼吸置き、胸いっぱいに息を吸い込んでから台詞を続けた。
「弦太郎のことが好きだから名前を呼んでたのよ」
「へ?」
「あたし、あんたのことが好きなの」

美羽が。俺を。好き。美羽が、俺のこと、好き?
何が起こっているのか飲み込めず目が点になってる弦太郎を、美羽は勢い良く押し倒した。
878フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 4:2011/12/25(日) 04:12:08.61 ID:znUWGBqD

「ちょっ……!!な、ななっ、何してんだ!?」
「押し倒してんのよ。見て分からない?」
ラビットハッチのドアの前で、目を見開いたまま大の字に寝そべる弦太郎。
そして「こうなったらヤケクソだ!」といった面持でその上に馬乗りになった美羽。
これから何が起ころうとしているか。混乱した脳を懸命に働かせ、弦太郎は何とかそれを飲み込むことに成功した。
しかし彼が言葉を発する前に、美羽の手が白いTシャツの裾を捕える。
そのままTシャツを胸元まで捲り上げられて、落ち着きはじめていた弦太郎の心臓が再び跳ね上がる。
「うわああああ!?おい待て!!やめろ美羽!」
「五月蠅いわね。なに?あたしに触られるのがそんなにイヤ?」
「違う!!嫌じゃねえ!」
弦太郎の即答に美羽の手が止まる。
嫌じゃないというその一言が美羽の耳の中で木霊し、全身の血が顔に昇っていく。
「と、とにかく俺の話を聞いてくれ」
美羽を腿の上に跨らせたまま、弦太郎は肘を床につけて上半身を起こす。
彼女は赤くなった頬を両手で冷やしながら、黙って頷いた。

「あのな……まさかこんな状況で言う羽目になるとは思わなかったけど、
 でもこのまま流されちまうのは男として絶対に許されねーし、第一俺自身がすげー嫌だから、ちゃんとお前に伝えようと思う」
弦太郎の右手が美羽の首元に伸び、頬に添えられた左手をそっと握る。
パールオレンジのマニキュアで綺麗に塗られた爪が、彼の掌に包まれて温かくなっていく。
「俺も美羽のことが好きだ。だから触られるのは嫌じゃねーけど、
 つかお前に好きって言ってもらえてすっげー舞い上がってるけど、勢いで変なコトになっちまうのは嫌なんだ」
分かってくれるか?と最後に付け加えて、弦太郎は口を閉じた。
だが美羽から返答はない。
その代わりに、大粒の涙が彼女の目元から零れる。
「な、なんで泣いてんだよ?もしかして嬉しくねーのか?」
「……バカ。そんなわけないでしょ」
弦太郎の台詞をピシャリと否定し、美羽は指の背で濡れた睫毛を拭う。
「逆よ、逆。嬉しくて涙が出たの。でもね、泣くほど嬉しいなんて自分でも思わなかった」
雫で目元を光らせたまま、美羽は弦太郎に視線を合わせて微笑む。
弦太郎はへなへなと半身を崩し、再度床に寝転んだ。
「あー良かった……。安心して力抜けちまった」
「ふふ。格好良いんだかマヌケなんだかどっちかにしなさ――Oops!」
いきなり美羽が悲鳴をあげたため、弦太郎も「なんだなんだ?」と首を起こす。
見ると美羽が弦太郎の身体から視線を背け、赤面して気まずそうに眉を寄せてるのが分かった。
879フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 5:2011/12/25(日) 04:15:46.65 ID:znUWGBqD

「ちょっと弦太郎。コレ」
流し目で促され、何がどうしたんだと弦太郎は上体を起こす。
赤いチェックのスカートの前、シルバーのベルトの下で盛り上がった黒いズボン。それを発見し、弦太郎は思わず目を見開いた。
「うお!?なんだこれ!?」
「『なんだこれ!?』じゃないでしょ。なに?無自覚だったの?」
コクコクと頷く弦太郎。美羽は呆れた様子で肩をすくませて、弦太郎に問いかける。
「でもその……こういうのってどうするの?こんなんじゃ外歩けないだろうし」
「しょーがねーだろ。元に戻るまで放って置くっきゃねえ。多分お前があんなことしてるの見たから――」
言い終わらないうちに、バシッと痛々しい音がひとつ鳴った。
美羽の平手が弦太郎の側頭部にクリティカルヒットし、低めの叫び声がラビットハッチ中に響く。
「そのことはもう口に出さないで」
「い、痛ぇ……」
「と言ってもまあ、確かに元と言えばあたしの責任よね」
頭を擦る弦太郎にずいと顔を近づける美羽。
「弦太郎。確認するけど、あたしのこと好きなのよね?」
「おう!」
「あたしに触られても嫌じゃないのよね?」
「おう!」
「じゃあ、さっきの続きしても大丈夫よね?」
「……おう?」
返答の語尾についた疑問符を無視して、美羽は「じゃあ早速」と目の前の短ランに手を伸ばす。
そんな彼女の肩を押さえて弦太郎は「タンマ!」と叫ぶ。
「だって元凶はあたしにあるのよ?あたしが責任取ってなんとかすべきじゃない」
「いやいやいや、だからってそういうわけにも――」
「そんなにあたしとしたくないの?」
いいえ、したいです。色々したいしされたいです。
そう即答したいところをぐっと我慢していると、美羽の顔がさらに近付いてきた。
互いの鼻先が触れ合いそうな距離。美羽は弦太郎の瞳を見据えて言う。
「……ね、いいでしょ?」
厚みのある唇がゆっくりと動くのを見て、弦太郎の中で何かがプツリと切れた。

「弦太郎?ちょっと聞いて――んっ!?」
不意に唇に訪れた謎の感触。それが弦太郎の唇だと気付き、美羽は丸っこい目をより一層を丸くする。
もっと味わいたいと言わんばかりに隙間から弦太郎の舌が割ってきて、彼女は小さく唸った。
最初は細かく探るような素振りをしていたが、歯列を辿ったり舌先を絡め取るなど次第に動きが大きくなっていく。
そのあたりで美羽の肺に限界が来たようだ。弦太郎の胸板を叩き、口を離すよう訴える。
「っぷはっ!苦し……な、何よいきなり!殺す気!?」
「す、すまん。なんつーか、無我夢中で……嫌だったか?」
「……嫌じゃない。けど、息継ぎくらいはさせて。死んじゃうかと思ったわ」
そう言いつつ、美羽は弦太郎の首に腕を回す。
同時に胸板に伝わるマシュマロのような感覚。それに反応して下半身の神経が余計に昂る。
「なんか柔らけーのが当たってんだけど……」
「何言ってるの?当ててるのよ」
悪そうな表情で笑う美羽の胸元に、弦太郎は恐る恐る手を伸ばす。
880フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 6:2011/12/25(日) 04:18:49.55 ID:znUWGBqD

「ちょっと待って。皺になっちゃいそうだから脱ぐわ」
女王の豊胸まであと数ミリという所まで迫った瞬間、美羽は彼のもとから離脱した。
ブレザー、シャツ、スカートと軽快に衣服を脱いでいく美羽。円形テーブルのベンチが赤青白の三色で彩られる。
残された弦太郎は、胸を掴むはずだった掌でラビットハッチの空気を握りしめ項垂れていた。
「そんなにしょげなくたっていいじゃないの。はい、お待たせ」
弦太郎の様子を見てクスクスと笑う美羽。下着にニーソックス、足元にパンプスというマニアックな姿で、美羽はしゃがんで弦太郎を抱きしめる。
ただ細いだけではなく、日々の鍛錬によるしなやかな筋肉と、まめな手入れによる絹のような肌を併せ持った彼女の身体。
背中に左手を添えて抱擁に応じると、果物か何かの香水だろう。彼女の首元からふわりと甘い匂いがした。
「美羽、そこに腰かけろよ。地べたじゃアレだろ?」
弦太郎が指した先には、部員の私物が散らかった円形テーブル。
ベンチとベンチの間からそこに座り、美羽は物を退けてスペースを作った。
今度こそ、と弦太郎が手を伸ばす。背中に手を回して苦戦しつつもブラジャーのホックを外し、それをテーブルの隅に放った。
形の良い乳房を横から持ち上げる。弾力がありつつも白く柔らかい、しっとりと手になじむ質感。
「すっげー……」
「そんなまじまじと観察しないでよ。恥ずかしいからやめて」
美羽はそう叱るが、弦太郎はもはや聞いてなどいない。
乱暴にしないよう気を付けながら指先に力を込め、やんわりと揉み、頂を指の腹で撫でる。
固くなったそこを舌先で舐め上げると、美羽の体が軽く跳ねた。
「んっ……ねえ、胸だけじゃなくてこっちも」
そろりと脚の間を開ける美羽。柔肌から口を離し、骨張った手で腿の付け根に触れる。
薄い布越しに割れ目をなぞられて、またそれと同時に首筋を吸われて、美羽は悶えるように身を捻る。
柔い肉の感触と彼女の反応が面白くて、弦太郎はすっかり夢中になっていた。
耳、蟀谷、鎖骨、項。色々な所に口付を降らせながら、指先で秘所を探り続けている。
その間美羽の方はというと、恍惚とした表情で唇の合間から熱い吐息を洩らし、
時折耐え切れなくなったように嬌声をあげ弦太郎を上目遣いで見つめていた。

そしてすっかり息が荒くなったころ、自分の頬を撫でていた弦太郎の手首を掴み、彼女は口を開いた。
「弦太郎もずっと我慢したままで、もう限界でしょう?あたしも……だから、お願い」
するりとショーツを下ろして足先から外す美羽。そして姿勢を変え、今度はテーブルに顔を向けて縁に両手をついた。
彼女の綺麗な背中を、女性特有の曲線的なフォルムを目の当たりにし、弦太郎は思わず唾を飲む。
「なあ、本当にいいのか?その……ぶっちゃけ俺こういうの初めてだから、上手くできっか分かんねえし」
「もう、変な心配しなくていいわよ。そんなのあたしだって同じだし。でもほら、雑誌とかで色々知ってるからどうにか――」
「同じ?」
美羽の言葉に弦太郎の動きが停止する。弦太郎と同じ。と言うことはつまり――。
881フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 7:2011/12/25(日) 04:21:56.73 ID:znUWGBqD

「お前もしかして――し、処女!?」
具体的な名詞で指摘されて、美羽は視線を伏せ、ばつの悪そうな顔をした。
確かに弦太郎の昂りを発見した時も、赤面して視線を外したり、こういうのってどうするの?と弦太郎に質問したりと、
慣れを感じさせない、柄に合わないおどおどした様子を見せていた覚えがある。
それにしても、処女にしてこの行動力。流石女王様としか言いようがない。
「悪かったわね、処女で。どうせ面倒だとか思ってるでしょ」
弦太郎はぶんぶんと勢いよく首を横に振る。
自分が美羽が処女であることに嫌悪を感じる訳などなく、第一未経験者の弦太郎に面倒かどうかなど分かるはずもない。
ただその事実に驚いているだけだ。
「ビックリはしたけど悪く思っちゃいねえよ!むしろ無茶苦茶嬉しい。
 ……けど、尚更俺でいいのか疑問になった。ほら、女って初めてとかそーゆーの大事だろ?」
「馬鹿ね、大事だから弦太郎にあげるんじゃない。あんたがいいの。あんたじゃなきゃ嫌なの」
言わせないでよ、恥ずかしい。照れているのを見られないようテーブルの方を向いたまま、美羽はそう締めくくった。
込み上げる衝動をぶつけるかのように、弦太郎は背後から美羽を抱きしめ、肩越しに彼女に呼びかける。
「なあ、キスしてもいいか?」
「……そういうのはいちいち聞かなくていいの」
顔を横に向けて瞼を閉じる美羽。熟れた果実のような赤く柔らかい唇に、弦太郎は自分の唇を重ねた。

双方の舌が絡み合うなか、弦太郎の手が美羽の臀部へと伸びていく。
桃に似たそれの谷となる部分に指を滑らせ、蜜の滴る部分に辿り着く。
「んんっ!?」
ごつごつした指が自分の花芯を掠った感覚に美羽は体をびくつかせ、逃れるように唇を離す。
「げんたろっ、はぁっ……急になによっ……!?」
「だってお前初めてなんだろ?ならほぐしたほうが良いんじゃねえかと思って」
「そ、そうかもしれないけど……ひあっ!」
「あ。ここでいいのか?」
入口を指先で弄られ、羞恥と快感で視界が滲んで見える。
ゆっくりと弦太郎の指が自分の中へ埋まっていく。舌が痺れるような感覚と共に美羽の足が震える。
「……痛くないか?」
「痛くないけどっ、だめ、あっ、動かさないでっ!!」
蜜を掻き混ぜるような指の動きに美羽の脳内が真っ白く塗り潰され、足腰が軽く痙攣し、目を開けた時にはテーブルに突っ伏していた。
弦太郎が心配そうに自分の顔を覗き込み、腹部を摩っているのが分かる。
「お、おい!大丈夫か!?」
「……へーき。だけど、あたしが先に気持ち良くなっちゃったじゃない。あんたのを治めるためにこうしてるのに」
半身を捩って後ろを向き、弦太郎の頬に軽くキスをする美羽。
そして彼の左手をひいて自分の腰に回させ、臍の下あたりで指を絡める。
「弦太郎が気持ち良くならなきゃ。そうでしょ?」
未だ一度も触れていないのに、もはや弦太郎のそれは限界まで膨張している。
弦太郎が頷きベルトを外し始めたのを見届けて、美羽は前を向きテーブルに手をついた。
882フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 8:2011/12/25(日) 04:25:53.78 ID:znUWGBqD

「痛かったらすぐ言ってくれ。絶対我慢すんなよ?」
「……だから、変な心配しなくていいって。あたしは大丈夫だから」
双方とも繋いだ手に力が籠る。肉色の溝に宛がわれた物体が、ゆっくりとその中へ割り行っていく。
熱と疼きと圧迫が味わったことのない刺激を与え、弦太郎は達しないよう意識を保つのに必死だった。
一定の距離を進んだところで腹部に激痛が走り、美羽は唇を噛みしめてじわりと涙を浮かべる。
しかし決して声を洩らそうとしない。弦太郎を不安にさせたくないから、自分の力で彼を悦ばせたいから。
全てを体内に納めたのち、弦太郎は美羽の背中に覆い被さり息をついた。
腰の動きを止めた彼から挿入が落ち着いたことを読み取り、美羽も身体の力を緩める。
「美羽、平気か?」
「うんっ……ね、弦太郎、気持ちいい?」
「ああ、つーか良すぎてヤバい……」
「もう痛くないから動いても大丈夫よ。いっぱい気持ちよくなって?」
白く細い肩越しに艶っぽい視線を投げかけられて、弦太郎の身体が衝動的に揺らいだ。
抜けない程度のところまでじわじわと腰を引いて、一気に根元まで打ち付ける。
衝撃を受けて肉壁がきゅうと締まり、濡れた襞が淫猥に液を垂らす。
「んあぁっ!は、あああ……!」
美羽の乱れた息に甘く高い喘ぎが混じる。繋がった場所から溢れた愛液がソックスに染みて色を変える。

粘膜が擦れ合う音に身体が打ち付けられる音、それに加えて互いの息遣いや呻き。
聴覚が補助を担っているおかげで、より迅速に快感が募っていく。
身動きに合わせて揺れる乳房を掴んで刺激しつつ、弦太郎は美羽の耳朶に唇を寄せる。
「悪りぃ、美羽……もう出そうだ」
「なっ、なかじゃなくて外に……あたしの、はあっ……身体にかけていいからぁっ……!」
蕩けそうな声と表情で懇願する美羽。瞼を閉じた弦太郎の視野が明るく朦朧としていく。
「弦太郎、好きっ、すきなのっ……あ、ひあぁっ!!」
急に挿入されていたものを引き抜かれ、美羽はぐにゃりと姿勢を崩す。
美羽の腰に白濁が飛んで、精を放ち切った弦太郎は目を開き、背後から彼女を抱き起した。
「……美羽、こっち向いてくれ」
乱れた髪を耳にかけ直し、美羽は後ろを振り返る。急接近してきた弦太郎から軽い口付を受け、彼女は嬉しそうに目を細めた。
「いちいち聞かなくていいんだろ?」
「その通り。大変よくできました」
二人は視線を絡めて笑い合い、そしてまた、もう一度口付けを交わした。
883フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 9:2011/12/25(日) 04:30:43.35 ID:znUWGBqD

「……やっといてなんだけどさ、俺後ろからすんの嫌いかもしんねー」
美羽の背中をティッシュで拭い終え、弦太郎がそう呟く。
すると、窓の外に広がる宇宙を眺めていた美羽が怪訝な顔をして振り向いた。
「もしかして気持ち良くなかった?」
「いや、すげー気持ち良かった!……けど、美羽の顔がよく見えなかった。コイツが不満なんだ」
「それって『他の体位でもう一回したいです』ってこと?」
「ちょっ!違っ――でも、まあ、お前がオーケーならそれでもいいぜ?」
「冗談よ。女の言葉を簡単に信用しすぎ」
「くっ……その台詞前も一回聞いたことあんぞ!」
「何言ってるの?知ってて使ってるのよ」
反論のセリフを見つけられなかった弦太郎は、悔しそうに剥れている。
何だろう。嬉しいような恥ずかしいような、幸せなようなもどかしいような。
想いが通じることというのは、こうも満たされるものなのか。
美羽の中で一番輝いている存在。それにあたる弦太郎の顔を見つめて、彼女は楽しそうな表情を浮かべる。
「トラッシュのくせに口喧嘩弱すぎ!」
「はい……勉強します」
不満気にそう答えた弦太郎に美羽は笑いながら抱きつき、愛おしそうに目元にキスをした。



一方その頃、ラビットハッチのドアの前にて――。
「ぼく〜のなっまえ〜ははっやぶっさく〜……ん?賢吾くんなにやってんの?ラビットハッチの中入らないの?」
「なっ、ユウキ!?いつの間に!?」
「今来たとこだよ。ねー、友子ちゃん!」
「薄紅のオーラの海……大量のハートが室内に充満してる……危険!!」
「う〜ん、相変わらず何言ってんのか分からな――って賢吾くん!?どうしたのいきなり鼻血出して!大丈夫!?」
「あいつらが……あいつらが大声であんなことしてるのが悪いんだ!しかもこんな時に君が現れるから……!!」
「よく分かんないけど、と、とりあえず保健室!すごい出血量だから早くしないと賢吾くん死んじゃうよ!!友子ちゃん荷物持ってあげて!」
(ユウキにこんな姿を見られるだなんて……!なんで俺はこんな体に生まれた!)ダンッ

……といった様子で、とばっちりを喰らった虚弱体質がいたとかいないとか。

<終>
884名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 04:43:15.87 ID:znUWGBqD
以上で終わりです
ごめんなさい、一番目のやつ名前欄打ち忘れました やっちまっただ
>>875の名前欄が フォーゼ弦美羽「比・翼・連・理」 1 で、>>875->>883で全部です

フォーゼは誰と誰組み合わせてもいけるから妄想が止まらない なんでも書いてみたくなる
友子×JKとか大文字×友子とか 野座間さんが一番エロ想像しにくいから逆に滾る
校長と園ちゃんも美味しいし、新ライダー追加でまた要員が増えるかと思うとワクワクするぜ
885名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 08:12:52.60 ID:axV4/VkQ
GJです
是非とも他の組み合わせも(*´Д`*)

以下冬映画バレ?







昨日妖怪人間見てて思ったんだが
いつかまた会える日が来たとしても年老いた比奈や映司に対しアンクはあの姿のままなのかな
数十年後比奈(姓は火野)のいまわの際の枕元に
はらりとひとひらの赤い羽根が舞ったと思ったらあの姿のままの奴が微笑んで迎えに…

なんて話をクリスマスまでに、と思ってたが間に合わなかったぜ!
886名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 08:35:21.63 ID:TZEkPVfs
乙です!
クリスマスの朝っぱらからリミットブレイクする部長たまらん

そして今日のフォーゼも萌え所だらけで幸せだ
887名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 09:28:23.56 ID:AHBFGVpg
>>885
時期ネタは鮮度が命だがそれ読みたい!!
だから書き上げてお焚き上げにでも!!
888名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 16:17:12.31 ID:+0ivkGFc
投下乙です
「あててんのよ」はやっぱ良いなw
889snowflakes 0/3:2011/12/25(日) 17:42:21.20 ID:axV4/VkQ
>>887
ではぎりぎりクリスマスということで3レスほどお借りします

映比奈←アンク?の冬映画からうん10年後の完全捏造話。うん10年後だから当然ちっともエロくないです。
捏造話が×な方、冬映画の余韻を味わってる方は「snowflakes」をNGでお願いします
890snowflakes 1/3:2011/12/25(日) 17:43:30.91 ID:axV4/VkQ
「消灯ですー」
看護師の声に、彼女は編棒の手を止めた。
「なかなか進まなかったけれど、なんとか間に合いそう」
点滴の量を確認しながら、看護師は彼女に問い掛けた。
「クリスマスプレゼントですか?」
「ええ、そろそろ来る頃かな、と思って」
「この前いらしたお孫さんに?可愛らしいお嬢さんでしたね、赤いマフラー、似合うと思いますよ」
看護師の言葉に彼女は微笑むと首を横に振った。
「これはまた別なの、もう少しだから枕元だけ灯をつけておいていい?」
お体に障らない程度で、と看護師は頷いて部屋をあとにした。
日付の変わる頃、最後の糸の始末を終え、彼女は鋏を置いた。
「できた」
ベッドサイドの棚から用意していた包装紙を取り出そうとそろそろとベッドを降りると
窓の外にはいつのまにか羽毛のような雪が舞っていた。
しばしその様に見入り、ベッドに戻り、マフラーを折り畳んでいると
彼女の膝に、ひらりとひとひらの赤い羽根が舞い落ちてきた。
彼女は羽根を拾い上げると、ゆっくりと顔をあげ、ベッドの端に腰掛けるその姿を見て微笑んだ。
「…やっぱり、来てくれたのね」

891snowflakes 2/3:2011/12/25(日) 17:44:16.74 ID:axV4/VkQ
結局、この世のうちには、見つけてあげられなかったね。
でもあの人を責めないであげて?
貴方もどこかで見ていた?小さな子供を救おうとして亡くなるなんて、あの人らしいでしょう?
あの人、日本に戻るたび言ってた、元に戻す方法はまだ見つからないけど、
いつも手を伸ばせば届くくらい近くにいるような気がするって。
だからあの人が逝ってから、それ、私が持ってたの。いつか貴方が姿を現すんじゃないかって。
…その写真?息子夫婦と孫たち。学校の先生をしているの。子供の好きな、優しい子。
そっちは娘、気の強い子で手を焼いたこともあるけど、
あの人の生き方を写すように、今は世界中飛び回ってるわ。
気の強いのは私譲りだろうって?…
ふふ、いやね、こんな点滴だらけのお婆ちゃんになったけど、まだまだ腕力には自信があるのよ?
…そんな顔しないで、お薬のおかげで痛みはないの。
貴方にもう一度会うまでは、何も見えない、聴こえない姿になるわけにはいかないと思って。
…うん、幸せだったわ、私もあの人も。
こうして子供や孫にも恵まれて、あの人が世界中巡るうち、
いろいろな人と出会い、沢山の人たちと手を繋ぐことが出来た。
けれどひとつだけ、私達に心残りがあるとしたら、
繋ぎ足りない手がひとつあったこと。

892snowflakes 3/3:2011/12/25(日) 17:45:34.24 ID:axV4/VkQ
「アンク」
比奈は両手で懐かしい赤い右手を愛おしむように包んだ。
「やっと手を繋げた」
比奈は皺ばった手を伸ばし、そっとアンクの頬に指先で触れた。
「貴方は全然変わらないのね、私なんかもうこんなに歳をとって」
哀しげに笑う比奈に、アンクは相変わらずの不敵な笑みをしてみせた。
「ふん、800年封印されてた俺にとっては数十年なんて大した時間でもない」
「多少の見た目も、俺にとってはどうということもない」
そう呟くと、アンクは比奈の肩を引き寄せ、羽毛が撫で掠めるような微かな口づけを落とした。
「これ以上欲を出すと、あっちで映司の奴に文句言われるからな、あいつの説教はもうごめんだ」
比奈はこぼれる涙をそっと拭い、微笑んで、膝の上のマフラーをアンクの首に巻いた。
「いつか、誕生日プレゼント、あげそこなったままだったでしょう」
「…義理堅いことだな」
「…ふふ、やっぱり変わってない、こういうときは何て言うの?」
アンクは虚をつかれ、俯いてもごもごと何やら口篭りながら
舌打ち交じりに渋面を見せて赤い右手でマフラーのふさを弄っていたが、
やがて諦めたように頬を緩め、溜め息をひとつ漏らした。
「…やっぱりお前は変わってないな」
「何が?」
「お前に敵ったことなんざ、昔も今も一度もないってことだ」
そう呟くと、アンクは比奈の耳許に唇を寄せ囁いた。
「…あ・り・が・と・う」

窓の外の雪は止み、代わりに細い月が雲の切れ目から顔を覗かせ、微かに光の道を作っていた。
「…そろそろ行くか、あいつも待ちくたびれてんだろ」
アンクは窓の外に目をやりながら呟いた。
「そうね」
差し出されたアンクの右手をしっかりと繋ぎ、比奈は静かに、満ち足りた表情で瞳を閉じた。
(ありがとう)
893名無しさん@ピンキー
以上でした、勢いで書いたので雑な話でお目汚し失礼致しました。
映司先に死んじゃってごめんなさい…
もしかしたら怪長…会長はメダルコロコロ姿でなお生きてるかもw