蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 5本目!

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1名無しさん@ピンキー

第15回電撃小説大賞<銀賞>受賞作、蒼山サグのロウきゅーぶ!についてあれこれ妄想しちゃうスレです。

少女はスポコン! コーチはロリコン!?
高校入学とともに部長のロリコン疑惑で部活を失った長谷川昴。ただでさえ小学生の話題は
タブーなのに気づけばなぜか小学校女子バスケ部コーチに就任って……!?
小学生の女子だって抱えている悩みは多いのです。
そんな彼女たちに翻弄される、さわやかローリング・スポコメディ!


◆次スレは480kbか970レスを越えたのを確認した人が宣言後に建てましょう
◆ネタバレは公式発売から24時間経ってから

◆前スレ
蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 4本目!
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1309716743/

◆関連URL
2chエロパロ板SS保管庫 ⇒ ライトのベルの部屋、3号室
http://green.ribbon.to/~eroparo/
http://red.ribbon.to/~eroparo/
※ミラー5で403エラーの為、1,2,3,4,6のいずれかをご利用下さい。

◆まとめWiki(二人称等の参考にどうぞ)
ttp://www14.atwiki.jp/ro-kyubu/
ttp://www47.atwiki.jp/ro_kyu

◆SS投下に関して
 ○好みの分かれそうなシチュ(陵辱、寝とられ、SM、BL、百合、好みの分かれるカップリング等)
  の場合は、投下前に注意書きをお願いします。
 ○投下・投下終了の宣言、投下前のシチュ・カプの注意書きは推奨しますが、強制ではありません。

◆その他
 ○このスレは荒らし防止のためsage進行でお願いします。
  メール欄にsageと入れてから書き込んでください。
 ○荒らし、煽りはスルー対応で。相手した方も荒らしです。
 ○13歳未満の女子を姦淫する、またはさせる場合は、たとえ同意があったとしても強姦罪が適用されます(刑法177条後段)
  その他各自治体の条例でも高校生以下の青少年に対するわいせつ行為は禁止されているのでご注意ください。

2名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 21:39:54.86 ID:M8OjhII4
こ、ここがわたしと長谷川さんの新居……はうう
3名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 22:11:10.58 ID:mk7FDFkp
>>1
やっぱあからさまなエロSSはある程度sageてからの方が良い?
4名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 22:21:27.48 ID:gLZzAKa1
>>1
スレ立て乙

>>2
ここがあの女のハウスね
5名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 11:57:34.26 ID:hAvXHyUh
>>1 乙です。やっと長谷川さんと…なんでもありません。
6名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 12:10:17.84 ID:hVAyv2Sp
>>1 乙です。
梶裕貴っていいともで女装したことあるから。それにちなんで
昴女装の話はどうかな?
7名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 16:21:40.97 ID:tDZLbYez
すばるんのロリコン疑惑の真偽を確かめるため
女装してすばるんに接近するナツヒください
8名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 16:55:50.15 ID:YIwZUynF
かげつ×ひなた でいいよもう
9名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 19:28:56.64 ID:KrsdtG8z
かげつはどう考えても受け(ネコ?)だろう
ひなた姉様に絶対服従だぞ
10名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 20:14:24.95 ID:uOTXUO21
受け攻めの意味が分からないひなたが、無邪気にかげつに意味を聞いたりして、罪悪感に震えながら実地で教える為に頑張って攻めるかげつまで妄想したwww
11名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 23:58:34.96 ID:Ib9Kr4Py
>>10
妄想を文章に起こしてみようとは思わないかね・・・?
12名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 00:11:24.50 ID:M48JWyiJ
>>11
………今はまだ、その時ではないw
13名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 01:20:53.15 ID:38FV9rf/
かげつがひなたの攻めに屈して盛大に喘ぎ声を上げ、疲労がたまりにたまって動けなくなるかげつをさらにひなたがねちっこく予想しにくいリズムで攻め立てるってところまで妄想した
14名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 12:23:16.25 ID:RuwHqBtY
そこに颯爽と現れる我らがすばるん
15名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:23:03.10 ID:CiVe9CFO
てかひなたちゃんはえっちなことは知ってるのか?
16名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:30:47.22 ID:wgoaem7m
さき先生から色々教わってるはず
17名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 16:21:36.59 ID:I1QIgSJk
無垢なる魔性だからな
知識は全くないけど本能で知ってそう
18名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 03:05:07.81 ID:6yYImf3Q
美星姉さんの蹴りが股間に入ってうっかりおっきくなっちゃってそのまま変態とか言われながらも足コキされちゃうSSはまだですか!?!?

そしてその現場を見た小学生’sが変な勘違いして……ってSSはまだですか!?!?
19名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 12:31:08.93 ID:PEq2A0v5
>>18
その妄想を文章にする作業に戻るんだ
20名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 13:18:29.71 ID:eIql7H9v
美星の初恋は銀河だと思う
21名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 15:24:37.96 ID:a2Iv9dSO
幼稚園児ミホ姉が大学生の銀河に「銀河兄ちゃ〜ん」か…ありだな
22名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 15:30:34.56 ID:1onw24Tf
初対面の時にお姉ちゃんの彼氏として紹介されてるんじゃ?
23名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 20:05:15.79 ID:6o0wXzG1
おにーちゃんと赤ちゃんを作らざるを得ない。
24名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 01:57:58.33 ID:r4Bs3nmF
美星先生に年上もののエロ本(ロリコン疑惑解消のため一応保持してる)がバレて一騒動して結果的ににゃんにゃんする展開はまだですか?
25名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 02:55:38.83 ID:zYyEXcLi
もちろん一成コレクションなんだけどな
そして事情を聞いた悪友がよりにもよって近親相姦モノ(姉系)を貸すんだよな
それを発見してしまったミホ姉は・・・
26名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 05:14:47.73 ID:+Zvzw1G2
さっき昴の家に遊びに来ていた葵が幼なじみもののエロ本を仕込んでいったようだが
やはりここは母親ものだろ
27名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 05:59:33.44 ID:cWGXBX7d
>>26
巧妙に隠し過ぎて発見して貰えないんですねわかります
28名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 07:10:12.34 ID:jLZ+996/
わたし、通りすがりの智花ですけど、
昴さんの恋人にはやっぱり幼なじみの葵さんが一番だと思うんです















葵「これでよし」
29名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 07:16:37.23 ID:zYyEXcLi
         ___
        ,;f     ヽ
       i:  エース  i
       | #       |
       |   ^  ^   )
       (. >ノ(、_, )ヽ 、}
       ,,∧ヽ!-=ニ=- ∧,,
 r、     r、..\`ニニ´/
 ヽヾ 三 |:l1、_ヽ___/__ .ィヽ
  \>ヽ/ |` }   Y    n_n| |
30名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 07:34:41.65 ID:8SnYg8UE
>>28
昴「葵?何してるんだ?」
31名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 11:27:02.61 ID:TYElUp0x
>>30
「ひゃわあっ! あ、あんた昴、なんでそこにいんのよ! エッチ!」
32名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 13:28:07.99 ID:rIK7pucb
そろそろすばるんに妹か弟ができる頃だな
33名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 13:55:59.44 ID:LY4f5iDO
息子か娘もできるかもしれん
34名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 15:00:35.43 ID:aDWfaFsI
同い年の5人姉妹ができるのか
35名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 15:32:43.63 ID:m7Crt0Lr
>>31
続けてください
36名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 15:45:15.25 ID:4EHMbf4l
>>31
昴「なんでって……昨日葵の部屋に泊まったからだろ?」
37名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 18:44:02.66 ID:deHl6CFB
>>36
>>31
君たちリレーは結構だ
まとめなさい
38名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 19:09:45.27 ID:WTV5GamS
15はなれた兄弟は危険だ
39名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 19:33:56.31 ID:spPERMPj
配信されてた8話の葵が恐ろしく可愛かったので
物を書くということに挑戦してみようと思う

これだけは守れっていう暗黙の了解みたいなのなんかある?

40名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 19:41:35.01 ID:hDCBh8nZ
言った時点で暗黙でも何でもないじゃないですかー
やだー
41名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 19:42:26.59 ID:sDeEG5KL
キャラの個性を出す
日本語で書く

まあ気楽に書くのが一番だと思うの
42名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 19:49:42.37 ID:hKBHYqM/
>>39
ちゃんとBBAものと明記すれば問題ないと思う
43名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 19:53:35.59 ID:xQXHIRmK
おまえばばあって……
44名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 19:54:09.04 ID:tfe8H3S+
>>39
エロを書く
45名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 20:32:09.87 ID:jLZ+996/
>>39
・投下前の事前予告はしとく。NTRとか陵辱とかの人を選ぶ特殊嗜好なら、その際に注意喚起しとくこと。でなければ確実に荒れる。
・投下終了後はなるべく終了宣言をしたほうが良い。
・キャラは出来る限り原作に沿う言動を心がける。ほとんど別人のオリキャラ化など言語道断。

ここまでがSSスレで共通したマナー。守らなければ、大抵のところではバッシングを受ける。
で、以下はSSを書く際のアドバイス。

・予定したストーリーに固執してキャラに無理矢理な行動を取らせようとすると、オリキャラ化に陥りやすい。
・台詞が自然か不自然かは、口に出して朗読してみると判断が付きやすい。羞恥心が許す範囲内でいいので、やってみよう。
・基本的に地の文をおろそかにしない。逆に地の文ばかりでも硬過ぎるので、バランスに気を付けること。

まあだいたいこんなところかね。
46名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 23:22:31.73 ID:tG1SMHiE
>>45
なるほど・・・
チラシの裏の自作SSに何か違和感を感じると思ったら地の文が足りなすぎたのか。
地の文のうまい書き方というか、書くときのコツってあるか?
47名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 23:30:38.31 ID:4A77EXGt
>>45ではないけど。
俺は一度バッと書き終えて、それを二日くらい放置してから読み返してる。
書いてる時は自分の頭の中で情景とかが浮かんでるから、地の文で説明が足りていない事に気づかない場合が多い。
だからある程度自分の中でイメージを消してから読む事で、それに気づきやすくする。

思わずしゃしゃり出てしまった。失礼。
48名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 23:51:32.42 ID:4A77EXGt
流れをぶった切るようで恐縮だが、前スレ900の話、続きが出来たんでアップ。
前回に引き続き、今回も非エロ。お楽しみはもうちょい待ってもらえれば幸い。
49名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 23:52:00.33 ID:tG1SMHiE
>>47
助言サンクス。
早速明日からやってみることにするわ
ちなみに今書いてるのは昴×ひなた(非エロ)
書き上げてできがよかったらあげてみる
50名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 23:53:13.73 ID:zYyEXcLi
おー、どんとこい。
51ご褒美からの始まり:2011/09/06(火) 23:55:37.74 ID:4A77EXGt
 ―交換日記(SNS)21― ◆Log Date ○/○○◆

『全く。あんな約束取り付けちゃって。
  紗季』
『いーじゃんべつにー。あーでもしないとヤルキでないもん。それにすばるんもオーケーだしてくれたじゃん
  まほまほ』
『おー。ひなはいっつも漢字のテストがんばってる。だからひなも今度おにーちゃんとデートするー
  ひなた』
『ほら見なさい。みんなが当たり前に頑張ってる事なんだから、一人がご褒美とか言い出したらキリなくなっちゃうでしょうが。ねぇトモ。
  紗季』
『ふぇええええっ!? な、なんで私にふるの!?
  智花』
『そっか。サキなんか毎週土日わすばるんとデートになっちゃうもんな。
  まほまほ』
『そうよ。毎週土日に長谷川さんとデート……って何言わせるのよバカ真帆! トモ、別に私はデートとかしないから!
  紗季』
『だからどうして私に振るの〜っ?
  智花』
『でもホント、そういうご褒美があったらお勉強もガンバろうって思えるよね。
  あいり』
『そのとーり! これわきわめてかっきてきなベンキョーホーなのです。あたしいまもかんじのカキトリちゅーだし。
  まほまほ』
『ま、真帆がホントにやる気になった事はプラスだとは思うけど。ちゃんと続けるのよ? ベンキョー。
  紗季』
『おー。さき、テレビの中のおかーさんみたい。
  ひなた』
 
 
「すばるんすばるん! 次あれやろあれっ!」
「ん……ガンシューティングか。良いよ」
 服を買った後、俺たちはゲーセンを訪れた。
 そしてさっきから真帆が、興味を持ったゲームに片っ端から向かってゆき、俺と対戦ないし協力プレイをせがんでくるのだ。
 ゲーセンには家庭用とは違った趣のゲームも多いし、独特の場の雰囲気もある。
 俺自身も、嫌いな場所じゃない。
「けど俺、この手のヤツはあんまりやった事ないんだよなぁ」
「ヘーキヘーキ! すばるんはサポートに徹してくれれば、あたしが全部けちらしてやんよ!」
「そ、そっか」
 嬉々とした真帆の笑顔に、視線を逸らしてしまう。
 マズいな。思ったより、尾を引いてしまってる。
52ご褒美からの始まり:2011/09/06(火) 23:57:44.17 ID:4A77EXGt
 服屋で俺は、真帆の試着した姿を見た。
『じゃーまずこっち! どうどうっ? すばるん!』
 淡い青のキャミソールに白のショートパンツ。
『うん。思った通りとっても似合ってるぞ』
 いつでも自由奔放。元気一杯のいたずら娘。
 そんな彼女のイメージをそのまま反映させたかのような動きやすい、いかにも活発そうな服装。
 それも、予想通り、とてもよく真帆に似合っていた。
『あんがとっ! じゃ次ね、すぐ着替えるから待ってろすばるん!』
 けど俺に衝撃を与えたのは、もう片方。
 忙しなく試着室へ戻っていった真帆。
 もう少し今の服も見ていたかったかな、なんて思いながら待っていると。
『はいよ! 待たせたなすばるん!』
『お。思ったよりも早――』
 試着室から出てきた真帆。
 彼女の姿を見て、言おうとしていた言葉が全部、吹っ飛んでしまった。
 多分、逃げてしまったんだと思う。
 俺の貧弱なボキャブラリーじゃ、この真帆の美しさ、愛らしさを表す事が出来なくて。
『ん? どしたのすばるん?』
 黙り込んでしまった俺を怪訝に思い、真帆が上目遣いに覗きこんでくる。
 状況はさらに悪化。心臓がバクバクいってる。
『……ゴメン、思わず見惚れて言葉が出なかった』
 今思うと、ホントに呆けてたんだろう。事実とはいえ、よくあんな事を本人に言えたもんだ。
 それでもとにかく、何か返事をしないと。それだけを思って口を開いた結果だった。
『えっ……? ちょ、すばるんそりゃいくらなんでも言いすぎだって! そんな……』
 さすがに真帆も、あらゆる感情よりも照れが先行したらしく、頬を真っ赤にしてしまう。
 そんな新鮮な反応を見ただけでも致命的だったのに。
『すばるんにそこまで言ってもらったら、あたし嬉しくてどうにかなっちゃうじゃんか……』
 いつもと違って、少し弱々しく。だけどふにゃっと擬音が聞こえてきそうな、そんな笑みを浮かべる真帆。
 よりにもよって、こんなトドメを刺されたのである。
 
「このっ、しぶといなー! あー! また盾でガードしやがった! すばるんシューチューホーカだ! ガードくずすぞー」
「任せろ! ……あっ、弾切れ!?」
「わあーっ! こんな時に何やってんだよすばるん! 早くリロード!」
 幸い、今いるのはゲーセン。
 こうやってバカ騒ぎしてる時は、冷静になる事も出来る。
 ……相手は小学生の女の子、それも自分の教え子だぞ。
 そんな相手にトキめいてしまうワケがない。
 アレは多分、アレだ。自分の讃辞にあそこまで照れてくれた教え子が微笑ましかった。ただそれだけ。
 そう、言い聞かせるんだが。
「よっしゃーたおしたー!」
「うわっ!? ちょっ、真帆――!」
 ボスを倒した瞬間、勢いよく俺に抱きついてくる真帆。
 頬までグリグリと擦りつけてくる。かなりご機嫌のようだ。
 ……そう。元々スキンシップの激しい子なんだ。
 だけどやっぱり、どんなに言い聞かせても、否定しきれないのだ。
 さっきの笑顔を見て、生まれてしまった疑問。
 ――俺は真帆に、ドキドキしてる。
 意識しているんじゃないか? ……女の子として。
 そんなバカな、というかもしそうだとしたら大問題だって。
 そんな事、あるはずない。そうやって否定してみても。
「あたしたち多分、最強タッグだよ! さっきのゲームだって息ピッタリだったし!」
 まるで頑なな俺の心を削るように頬を胸に擦りつけ続け、急に顔を上げて嬉々とした瞳を向ける。
 だから反則だろう、その瞳は。
 心が折れそうになる。だって、すごく可愛いだもん。
 少なくとも、それだけは紛う事なき事実なのだ。
 ただ、可愛いっていうのも、好きっていうのも、そういう意味じゃなくて。
 誰に言ってるんだろう、俺。
53ご褒美からの始まり:2011/09/06(火) 23:58:52.81 ID:4A77EXGt
「もうこんな時間か。そろそろ帰んないとかな」
 頭の中はグチャグチャで考えなんて全くまとまらないが、別の場所ではまともに思考が出来てる。
 そんな少し奇妙な状態で、徐々に暗くなり始めた空を見上げながら、真帆に今日の終わりを告げる。
 ただ今の時刻、十八時ちょっと前。
 部活などの明確な理由があるならまだしも、これ以上小学生の女の子と一緒に遊んでるわけにはいかないだろう。
「えー、いーじゃん! あたしまだすばるんと行きたいトコロたくさんあるんだからさーっ!」
 ハハハ、真帆ならそう言うと思った。まだ遊び足りなさそうだし。
 けどこっちの身も色んな意味で保たないんで、カンベンして下さい。
「ダメだよ。暗くなっても帰らなかったら親御さんや久井奈さんだって心配するだろうし。
 それに行きたい所があるなら、今度また一緒に行ってやるから」
「んー、なら後一か所だけ! そこなら、お母さんややんばるにも心配かけないし!」
「まぁ後一か所なら大丈夫かな。何処?」
「あたしんち!」
 ……頷いてしまった事を、心底後悔した。
「そっそれはダメ!」
「えーなんでー! 明日までずっといっしょにいれるじゃんっ!」
 そう。恐らくは泊まりという事だろうと思った。だから、問題なのだ。
 言うまでもなく、高校生の男が小学生の女の子の家にお泊りなど、大問題だ。
 けどそれを真帆に説明しても、この娘はきちんと理解出来ないだろう。
 それこそ、まだ無垢な小学生なんだから。
「えっと、さ。実は夜からミホ姉が遊びに来るんだよ。だから今日は、家にいないといけないんだ」
 だからそう言って誤魔化す事にする。
 あながちウソってわけでもない。あの叔母は恐らく今夜も、飯をたかりに訪ねてくるだろう。
 まぁ別に、その時に俺が家にいる必要はないわけだが。
「みーたんが? そっかーじゃーしょーがないな」
 一応納得はしてくれたみたいだけど、何か言いたそうな視線を向けてくる。
 そしてこの娘が『何か言いたそうに』で留めるハズもない。
 すぐに、その口は再び開かれ、
「そんかしすばるん! あたしにおわかれのチューをするんだ!」
 代わりの要求を突きつけてきた。
 それにしてもおわかれのチューか。またムリを言ってくれるなぁ。
 まぁお泊りよりは遥かにマシ……って、んなワケねぇえええ!!
「いや真帆、それはちょっと……!」
「これ以上はダキョーしないもん! ほらすばるん、ばっちこーいっ!」
 お嬢様は既に聞く耳持たず。そして威勢の良いセリフとは裏腹に、眼を閉じて少しだけ上を向く。
「……………」
 ど、どうする!?
 真帆の事だ。そう簡単に退いてはくれないだろう。
 かといってもし小学生にキスをしたなんて事が誰かに知れてしまったら俺は死ぬ。社会的に。
「すばるん? はやくはやくっ」
「……………」
 真帆の顔を見てみる。穏やかな微笑み。勿論眼は瞑ってる。
 俺の事を信用して、ただただ優しい口付けを待っている。
 でもだからって、信頼されてるからって小学生の教え子にキスなんて……
 ……ん? キス? 口付け? チュー?
 キスという言葉の重み。そして真帆の口にした”チュー”という言葉。
 その違いで、俺はようやく気付く。
 そうか。何も唇にしろっていうわけじゃない。
 だってこれは単なるお別れのチューなんだ。おデコなりほっぺたなり、そういう場所で良いんだ。
「じゃ、いくよ」
「うん」
 それなら、問題ない。
 その時俺は、そう思ってしまった。
「……ちゅっ」
「あ……」
 
 かくして俺、長谷川昴は。
 本日夕方、小学生の女の子の額に、キスをしたのだ。
54名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 00:01:46.48 ID:4A77EXGt
以上。多分次回辺りでエロが入ると思う。
それと、連レススマンかった。
55名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 00:04:37.16 ID:zYyEXcLi
これがリアルタイムSS配信であるか、>>54超乙
徐々に盛り上げてきてるし、次回も期待してますぜー!
56名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 02:24:20.67 ID:B1xcEQZg
>>46
私は、昴sじゃなかった、色々なシチュエーションをいわゆる比喩を使って喩えてみたりしています。
例えば、一人称でしたらわた智花視点になるので、「今日も昴さんは、太陽のように輝いて見える」などといった地の文が入るでしょう。
一例をご紹介します。

 足音に気づいて、私は後ろを振り返った。そこには、首からタオルを下げた昴さんのお姿。
 今日も芳しい汗の香りを、昴さんは振り撒いていた。
「さあ、智花。始めようか」
 軽いバックスピンのかかったバスケットボールが、私の胸元に飛んでくる。真正面でそれを受け止めると、私は力強く頷いた。
「はい、行きますっ」
「よしっ」
 昴さんが腰を落とす。重心の偏っていない、綺麗なフォームだ。私の昴さんだけのことはある。ついつい見惚れてしまいそうになる自分を、私は強く戒めた。
 一定のリズムで、ボールが跳ねる。鋭く懐へと切り込み、ボールを庇うようにして昴さんの左側へ。当然、真っ直ぐすぎるこの攻撃はあっさりと防がれてしまう。
 けれども、これは昴さんの目を欺くための単純なドリブル。そう、私はさらに体を回転させて、そのディフェンスの右を掻い潜ろうと左手にボールを持ち替えた。
 それでもやはり、昴さんは甘くない。高校時代に輝かしい成績を残した昴さんを、簡単に欺くことなどできないのだ。
「くっ」
 進路は阻まれて、また振り出しに戻る。
「どうした、智花。俺に同じ手は、二度と通用しないよ」
 その攻撃的な視線に、私はメロメロとなってしまった。ああ、カッコいいよ昴さん、カッコいいです、本当に素敵です、ああああ結婚してください結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚……。

 一人称でしたら、こういった形になると思います。
 因みに、三人称視点でしたら下のように変えるといいかと存じ上げます。

>足音に気づいて、私は後ろを振り返った。→足音に気づいて、智花は後ろを振り返った。

>今日も芳しい汗の香りを、昴さんは振り撒いていた。→昴の振り撒いている芳しい汗の香りを、智花は一つ残らず吸い込みたい気持ちでいっぱいになった。


一般的に、三人称視点は『神の視点』と呼ばれています。どうしても心象風景が薄らいでしまうので、ちょっとした登場人物の感情などを盛り込むといいと思います。
こんな感じに。

>鋭く懐へと切り込み、ボールを庇うようにして智花は昴の左側へ。その美しさと鋭さに、思わず昴が息を飲む。髪から滴る汗は、極上の美酒のよう、昴はまさに、そこにいる一人の少女に恋していた。


きっと、昴さんじゃなくて昴はこういう風にわた智花を見ているのではないでしょうか。
これを参考に、昴×智花のエロスを書いて下さるかたがいらっしゃいましたらわた智花が昴さんに処女を捧げることを許してもいいなと思えるぐらい嬉しく思います。
57名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 02:55:04.62 ID:LbiRcVAS
もっかんひっしだな!
これまでも、きっとこれからも!
58名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 07:26:33.55 ID:tu6t+5uX
>>56
為になるお話ありがとうございます。

しかし……
もっかん必死だな!
59名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 19:16:33.72 ID:Qm8b5zfe
もっかんひっしだな
60名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 19:31:54.68 ID:1njxxz80
ふふっ。トモ必死すぎるわ。
61名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 21:06:13.59 ID:XC9piIKj
おー。智花必死ー
62名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 21:48:04.12 ID:1ZA9BCFA
とと、智花ちゃんだけずるい〜!
63名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 21:53:02.25 ID:/TSaNQOY
>>56
高校時代とあるが中学時代じゃね?

はっ!三年後か!
64名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 21:56:01.72 ID:uFOiEQlt
えーっと、智花さんが自分の妄想を小説形式でぶちまけまくってるスレはここですか?
65名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 22:31:13.50 ID:JxIZ+GP+
それもPink板で、エロいのもあるというのだから全く末期症状である
66名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 22:47:27.00 ID:9oJ6z9Wx
ええ
21禁のはずなのに小学生(自称)が集合するスレはここです
67名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 22:52:22.77 ID:gGLPM47h
大丈夫、中身は大人だ
68名無しさん@ビンキー:2011/09/07(水) 23:08:14.72 ID:B9Ki3XxY
6巻あいりのからだチェッカーズで
昴が智花さんにやったこと
どう思いますか?
69名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 23:25:35.45 ID:mTDqe5NI
>>59->>62
見事だなw
70名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 23:40:54.32 ID:UySvqBJJ
>>67
中の人にも未成年がいるんだよな・・・
71名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 00:55:26.66 ID:Cc2CYcRr
そろそろこのスレにもわた智花さんだけじゃなくて
紗季さんも作中一番の妄想家として登場するべき
72名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 05:20:42.25 ID:2m1z8jrP
>>70
誰?
73名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 07:33:49.43 ID:U7u2IZ2G
>>70
愛莉とひなちゃんの中の人だっけ
74≫46:2011/09/08(木) 08:08:50.84 ID:DEGSXcow
スレの皆さんに質問したいことがあります。
昴とひなたが予想しないところで二人っきりの空間ができたら(10分間程度)
どこまで行って欲しいですか?
エロ方向はなしの方向でお願いします。
どうしても天使にエロイことをするのは・・・・。
75名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 10:04:42.81 ID:U7u2IZ2G
>>74
お着替えのお手伝い。

露出感0なのにすばるんだけが興奮し過ぎな感じで
76名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 10:43:10.82 ID:tXPNLSBG
>>74
俺達は自分の妄想をアウトプットしてもらいたいんじゃなく、お前の妄想が読みたいんだが。
77名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 15:41:52.16 ID:G9Q3Z1Ax
>>76
ここでの雑談が元ネタになってSSが投下されるなら
少しぐらいは良いんじゃない?

書き手さんがいなくなっても困るし
78名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 16:02:24.27 ID:XFxL91Y5
別スレで書き手やってるけど、スレでは『このシチュが読みたい』
ってトークをしている状態が一番ありがたい。
79名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 17:44:07.32 ID:JBNlFrGR
なら紗季と昴がいちゃいちゃべたべたらぶらぶどきどきするような話かな
原作でもあんまりないからねぇ

そこ!誰得とか言わないっ!m9(^_^;)
80名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 18:13:13.95 ID:zhP+W3hE
デレ紗季はかなり見てみたい
81名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 18:13:36.82 ID:U7u2IZ2G
純真無垢な紗季さんを見てみたいな。
原作の紗季さんは汚れちゃってるし。
82名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 19:48:54.49 ID:CU+PhrIv
>>81
汚れてるなんて…
ま、まさか、私が長谷川さんとした、あんなことやこんなことを見られてたの!?
83名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 20:02:46.48 ID:4h8WNx7s
べ、別に携帯で盗撮なんてしてませんからっ><
84名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 20:07:50.71 ID:Cc2CYcRr
妄想癖のある紗季は一番にオナニー覚えてそうだよね
85名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 20:34:32.03 ID:+nqfNENF
紗季ちゃん
この間のあの御本はいったい何の御本だったの?
86名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 21:20:04.74 ID:Y/UdoTge
御本が脚本に見えて「悪いお兄さんの脚本だよ」って書きかけた
87名無しさん@ビンキー:2011/09/08(木) 23:40:12.49 ID:yQ4CQtD+
>>77まだだぐふさんがいるぞ
88名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 23:47:36.79 ID:JBNlFrGR
>>81
見る人の心が汚れてるからそう見えるんだよ
89名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 23:57:08.42 ID:U7u2IZ2G
>>88
確かにぐふさん待ちでハアハアしているこっちは汚れきってる。

しかし、すばるんにBL本を見つけられて焦るる紗季さんももう……
90名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 00:21:23.86 ID:VWLkLNEb
腐ってはいないけどね
腐りかけというかまだ入り口に差し掛かってるだけだよ
これで普通の恋愛に興味示さなくなったらアウアウだけどさw
91名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 01:15:48.95 ID:ta9+cKml
腐りかけなのか。
92名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 03:14:33.37 ID:wcA/JLLc
腐りかけが一番美味しい
つまりは小学生は最高だぜー
93名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 05:07:22.93 ID:A39EsxOQ
巨乳小学生でも見た目は大人というのは、あんまり好きになれんけどアイリーンは身長以外どんなもんなんだろな。
街歩いてたら普通にナンパとかされるぐらいだろうか。
94名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 07:49:59.48 ID:6Nj2LT0L
>>93
確か6巻で普通に二十歳近い男にナンパされてたはず。
95名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 08:58:06.53 ID:60ZZBKTB
干支を即答してナンパ男が逆算するシーンか。
96名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 09:52:35.91 ID:401K1Mnx
あいりーんのおっぱいは何カップですか?
97名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 10:23:36.41 ID:YtFOgWLp
ふと思ったんだがこの板的に女バスのメンバーの初めてはすばるんとして、逆にすばるんの初めては誰なのか?

本命:智花
   熱い友情?初めは智香にという密約が
対抗:紗季
   皆のお手本とか言いつつ「すばるんの初めての女」の座をさり気なく確保する
大穴:葵
   逆上してすばるんを押し倒す
98名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 10:29:27.79 ID:VWLkLNEb
穴:愛莉
   小学生は最高、体の相性も最高?
99名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 10:58:29.76 ID:3IWmc8cn
希望:ひなた
イノセントチャームにより、気づいたら刺さってた
100名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 11:38:37.46 ID:VzKMvTck
>>97
葵だけはナイナイ
このスレ的には居ないも同然だし
原作で全裸ダイブは実施済みで面白みにかけそう
101名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 11:50:11.64 ID:vPfesvDD
昴から誘ったときの葵と智花の反応

葵「し、仕方ないわね! 幼馴染として小学生に手を出す前に私が…」
典型的なつんでれ

智花「ふぇぇっ!? わ、分かりました。昴さんがお望みなら私、頑張っちゃいます! こんなこともあろうかとホテルを予約して…」
典型的な智花さん

102名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 11:54:33.93 ID:RlHf0ohb
複穴:美星
  合法ロリで暴君キャラ、かつ近親相姦というエロゲのサブルート的に絶好の位置。
  女バスの誰かに手を出したあと、「二度と出来ないようにたっぷり搾り取ってやる」という逆レイプ展開に期待か。
103名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 13:08:47.19 ID:3NNCWhCj
すばるんの初物はみーたんに奪われてると言うのがマイフェイバリット
104名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 15:25:26.01 ID:401K1Mnx
>>102
そろそろ涼しくなる季節なので早めにお願いします
105名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 15:56:46.53 ID:3IWmc8cn
>>102
美星なら
「私を満足させるまではあの子たちに手は出させん」
ぐらいは言いそう
106名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 16:19:56.32 ID:hkpjwk49
話が始まらないとはいえ、主人公の昴は不幸すぎるだろ。
バスケの強い高校からスカウトが貰えるような選手なんだけど、それを断って憧れの選手がいる高校に入学したのにその選手の不祥事で入学7日目で1年間活動停止とかね。
しかも理由が顧問の娘(11歳)と付き合っていて挙句に駆け落ちまで起こすロリコン野郎だったとか酷い。
そんな昴に塩を塗りこむように接する叔母さんはないわ。
一部素ではあるが概ね意図してそんな振る舞いをしているのはわかるんだけど、さすがに23歳で教師やってるのにその接し方ってどうよって思う。
バスケを続けてほしかったんだろうけど小学生の女の子にバスケのコーチを頼むとか当事者からしたら悪意しか感じられないだろ。
まぁ、なんだかんだで引き受けたのはバスケに未練があったんだろうけどね。
しかし、小学生がメイド姿での出迎えは狙いすぎだと思う。アニメの1話を見て知ってはいたし需要があるから流行るんだろうがさすがに無いわ……
それにしても、実績のある男子バスケ部の練習を増やすために一方的に廃部にされそうになったからって
ほぼ素人の集団と地区大会優勝チームで試合とか無謀にもほどがあるだろ。
しかたがないと描写はされていたけど売り言葉に買い言葉感はあったしもう少しやり様はあったんじゃないかと思う。
まぁ、ルールはある程度不利にならないようにはなっていたけどねぇ〜練習シーンは、短期間で勝つために付け焼刃だけど役割を決めて練習という選択肢しかないとはいえ、
きちんと実戦で武器になりえるシュートやディフェンスを身につけるという点では良いじゃないかな。
こういった点をみるとバスケに関しては昴は選手の才能だけじゃなく監督の才能があるとか万能だな。

コーチを引き受けている間、負けたくないために男子バスケ部が昴を拉致するシーンがありコーチを辞めろと脅迫するんだが暴力で訴えるのかと思いきや放尿で脅すっていう発想は無かったわ。
薄々感じてはいたがこの作者は思考がおかしいだろ。
最終的に試合をするんだが、勝つための作戦を簡単な伏線で書かれているんだがその所為で展開がわかってしまうのはどうかと思う。
もう少しひねった展開を用意出来るといいなと……
試合自体は練習の成果と作戦のおかげで善戦する。だけど時間ぎりぎりで逆転されるが最後は友情の力で勝利するという王道展開だった。
ここまで書いといて何だけど、女キャラの9割がロリキャラなのはどうなんだと思う。ほんとメイン5人に興味を持てないのが辛いわ〜
結論としてはロリキャラである必要があるのか疑問だがそこを除けばただのスポ根ものだった。
普通だけど高校が題材でいいんじゃないかと。
107名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 16:33:46.39 ID:3NNCWhCj
どこを立て読み?
108名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 16:36:40.95 ID:BThcRRbK
意味不明だなぁ

ここに居るのに
オレはロリじゃ無いとでも
言いたいのか?
109名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 16:50:47.27 ID:G/lkCn1W
一行目まるごとコピペでググったら同文載ったブログが出た
まぁ意図は読めないけど

原作4巻まで読み終えた
葵がテンプレなツンデレだけどなかなか…
最新刊までずっとこんなツンデレで進展しないの?
それならなんか妄想が出そうなんだけど
110名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 16:57:52.51 ID:3IWmc8cn
>>109
私たち10月の最新刊で婚前旅行に行きます。
ただ女バスメンバーの修学旅行と行き先も日にちも一緒なんです(涙)
111名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 17:52:10.20 ID:VWLkLNEb
>>106
読書感想文はチラ裏までどうぞ
それとフィクションにマジレスするような人間はアニメ見ないで下さい^^:
112名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 18:59:35.72 ID:XlEGStJa
というか荒らしはスルーだろJK。
SSスレっていう好きが前提のスレであんな書き込みをしてる時点でこっちに不快感を与えるor反応見て楽しむという魂胆丸見え。
誤爆って事でもない限り、荒らし扱いで良いんじゃね。
113名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 19:41:36.81 ID:8QncUPZU
>>110
旅館も同じで初夜を見回りしていたみーたんに見つかり
昴と葵の深夜のプロレスごっこに初心な反応をしながらも覗いてしまうみーたん
114名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 21:22:45.36 ID:YYcyFxjx
昴とセックスしたい
115名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:03:37.34 ID:LS5VBTAp
>>114
もっかん、なにやってんの?
116名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:28:43.99 ID:GMds+lsK
>>114
智花ちゃん。もうちょっと、その、あの、うう……
117名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:43:53.38 ID:vPfesvDD
>>113
プロレスごっこを小学生たちが目撃してしまったとの展開のほうが気になる
智花は包丁をとりに行き
紗季は秘所に手を伸ばしながら携帯で撮影
真帆とひなたは混ざるとして
アイリーンは、何も出来ず最後まで見届けるかな
118名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:51:08.40 ID:VWLkLNEb
智花だけ行動がおかしいだろww
119名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:52:47.46 ID:i+S7eqpw
アイリーンは気絶しそうなイメージがw
120名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:53:44.53 ID:tvJP7blH
智花「中に誰もいませんよ」
121名無しさん@ビンキー:2011/09/09(金) 23:11:24.94 ID:WxGZrt6A
いまのところは昴の書き込みは奇跡的(www)になし 観覧したらどうなることやら
122名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 23:20:43.31 ID:Ee3yYdCe
>>114
ふふ・・・智花もようやく本気になったのね。
123名無しさん@ビンキー:2011/09/09(金) 23:24:13.69 ID:WxGZrt6A
智花俺には君しかいないんだ愛しすぎて夜も寝れないんだ
だから俺と付き合ってほしい

昴「つい感情を押さえきれず書いたが後悔はしていない」
124名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 23:25:55.25 ID:GMds+lsK
>>121
あるある
>>30 >>36 辺り
でもいたってふつー
125名無しさん@ビンキー:2011/09/09(金) 23:30:13.95 ID:WxGZrt6A
あっでも女バスメンバーは見られてないか気にならないのかな?
126名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 23:54:55.22 ID:XlEGStJa
何故だろう。
>>123がすばるんではなく智花さんの発言に見える…w
127名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 02:31:51.60 ID:+glnPxMH
>>94
あのシーン読んでて気になったんだが、何故ナンパ男は
愛莉がもしかしたら24歳なのかもしれないという思考に
至らなかったんだろう…
流石に24歳にしてはあまりに童顔過ぎるから除外したのかな?
板違いであることは承知なのだがどうしても気になったもので。

ところでここ板って愛莉の需要ある?
128名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 02:48:39.19 ID:CsFBgJVL
ないとでも言うと思ったか
129名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 03:46:11.48 ID:liSQUaI8
ナンパ男も言葉では否定していたし自覚も希薄かもしれないが、あどけなかったりスレてない
雰囲気とか、やはりロリコンの気があってそういうタイプが好きなんだと思った
アイリーンは背も乳も大人サイズだが、化粧をしているわけじゃないだろうし、やっぱりどこか
幼げな雰囲気は出ていると思うし、肌とかもぴちぴちだろうし
だから、12歳で納得はしても24歳という考えには全く至らなかったのだろう
130名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 07:43:01.98 ID:ATN4U4ay
>>126
え? >>123は、智花の書き込み以外の何に見えるっていうんだ?
131名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 08:44:20.24 ID:kt25tC+Y
葵は幼馴染みなら
「私、昴のお嫁さんになる。」
とか
「昴は赤ちゃん何人欲しい?私は3人!」
みたいなやりとりしてたんだろうか?

もししてたならすばるんあんまりだ。早く叶えてあげなさい
132名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 10:29:42.31 ID:3bwBDnxg
幼なじみは負けフラグ。
133名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 10:30:40.97 ID:JU3rJ43w
>>131
普通の幼なじみはんなことしねえよw

…しねえよ
134名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 11:02:45.08 ID:d8VOSi29
>>131
少なくともここでは
幼なじみ=かませ犬
135名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 11:03:29.82 ID:d8VOSi29
って
智花さんが言ってます
136名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 11:37:09.77 ID:CsFBgJVL
もっかん湧きすぎw
137名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 12:44:11.78 ID:K3Xc820r
流石正妻
138名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 13:15:17.92 ID:x4aN1dnG
げったん声までマジイケメンすね
冬子先生・すばるん・げったんが並ぶと三姉弟にしか見えん
139名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 14:00:24.16 ID:5iAOkI5J
アニメは硯谷とゲッタンのエピソード入れ替えたんだな。
140名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 14:07:29.02 ID:zhPClQqG
アニメで硯谷戦やる前に先に質問。
最近紗季x真帆ってCP良くね? と思い始めてるんだが、百合って需要ある?
あるなら今書いてる作品終わらせたら書き始めようかとか考えてる。
141名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 14:20:31.60 ID:nqEvR5wW
>>140
個人的には百合ん百合んは大好物ですが、スカグロNTRほどではないにせよ駄目な人もいるからなー。
最初に但し書きしてれば良いんじゃないかと思うんですがどうだろうか。
142名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 14:48:58.30 ID:uHYi3JV+
誰か愛莉のエロお願いします><
143名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 15:46:38.68 ID:vdv2xFgO
アニメの八話見直して気づいたけど、冒頭で五人全員が並んでいるシーンが
あって、五人の胸の下にできている影を見比べると

愛莉≫ひなた≫紗季≫智花≫真帆だった。もうこれが五人の胸の大きさの差
で決定かな?
144名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 15:54:36.59 ID:x4aN1dnG
むしろ今では五年組のおっぱいランキングが問題になるべきでは
雅美(余裕たっぷり)→双子(まだまだいけるよ)→かげつ(もう限界…)→ミミ(成長の余地あり)

と見たが
145名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 15:57:15.75 ID:d8VOSi29
>>143
OP見るとわかりやすいけど一人だけ陰が出来ない子がいる

智花:幽(かすか)
真帆:無
紗希:平均以下
ひなた:平均程度(部内二位)
愛莉:巨
が公式設定


146名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 16:26:44.71 ID:3bwBDnxg
スットン共和国万歳。
147名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 17:32:59.69 ID:zhPClQqG
>>141
了解。とりあえず但し書きを付けるって方向で考えとく。
どっちにしても、今書いてるのを終わらせないと。並行して書けないタイプの人間なんで。
>>142
すまぬが今書いてるので手一杯。
というか、自分で書くのが一番だと思うよ。誰かが書いたのを読むのも良いけど、
自分で好きなキャラの話を書くのも楽しい。ソースは俺。
148名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 19:25:02.57 ID:vdv2xFgO
ロリコンになりそうな昴を見かねた葵がゾノとショージと三人で昴に迫って
大人の魅力を教えるととかないかな?
149名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 19:25:37.48 ID:Ds6lw0Je
>>147
期待
150名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 19:52:20.03 ID:ZQzZ+SRg
>>148
大人の魅力を知ってしまった昴をロリコンにするため
小学生たちが青い果実の魅力を教えるのと続けて2本で頼む
151名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 19:58:37.67 ID:ATN4U4ay
>>150
数年後、そこにはロリコン昴のストライクゾーンを越えてしまった女バスの面々の姿が!
152名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 20:13:20.14 ID:wjs2pIKO
>>151
over flowがゲーム化してくれそうだな
153 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/09/10(土) 22:08:44.61 ID:d8VOSi29
昴さんはロリコンじゃないです。
たまたま好きになったわt女の子がたまたま小学生なだけで健全な男の人です。
154名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 22:32:45.89 ID:uSFIPVdf
>>151
大丈夫だ、もっかんなら愛の力で身体の成長を止めるくらい余裕さ
155名無しさん@ビンキー:2011/09/10(土) 23:33:33.44 ID:u02FybBN
>>151
昴のストライクゾーン=12歳
法的にアウトゾーン=14歳以下
安全ラインをクリアした場合趣味に当たらないがアウトはリスクが高い
昴が安全かリスクがどっちをとるのかきになるとこです
156名無しさん@ビンキー:2011/09/10(土) 23:34:50.45 ID:u02FybBN
>>154胸はどうなんだろ?
157名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 23:49:02.64 ID:/9fbwUhP
>>140
おー、どんとこい
158名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 00:03:32.12 ID:2ASTXJN9
>>155
それでも、あたみんなのすばるんならじぶんのシュミをとるってしんじてる!
159名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 00:23:16.07 ID:w+mrKteG
>>155
長谷川さんはトモ一筋ですからトモが許せば法律なんて気にしないと思いますよ。
160名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 00:56:03.59 ID:b12/5Uc2
>>148
ぜひ頼む
書こうと思ったけど俺はもう途中で挫けたよ・・・
161名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 02:20:59.21 ID:CL+crUKJ
>>158
あた?
162名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 02:43:31.22 ID:DpbAG+7m
>>147
百合物は百合スレの方がいいかもよって言おうと思ったらdat落ちしてたでござる。
いつの間に落ちたんだ……
163名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 03:27:15.29 ID:lZLJdQIY
>>161
>>158は部内で一番胸の乏しい女の子の書き込みだろう
164名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 03:55:16.66 ID:5uD5Z3zc
>>150
ふむ、昴×葵ゾノショージのオトナな部分を見た小学生サイドとな
165名無しさん@ビンキー:2011/09/11(日) 08:54:23.37 ID:WS4tt2rL
真夜中 智花の寝込みを襲う昴は有な    のか無しなのかどっちだろう
166名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 09:04:40.50 ID:5Z034nkB
すばるんはMっぽいから、襲われる方だよな
167名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 09:13:45.75 ID:0rue5cXU
>>154バスケの為にも背は伸びてほしいよね智花さん的に

ロ・・・云々以前に、すばるんは致命的なバスケ脳だしw
168名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 10:09:01.54 ID:kDIOGRCU
蛸壺屋的なある種のキャラ崩壊させたエロパロはアリなのだろうか。
169名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 10:19:31.04 ID:NCwNLLkw
何度も書かれてるし>>1にもあるけど
ちゃんと注意書きを事前につければ問題はない。

受けが良いかどうかは出来次第。

期待して待ってますよ。
170名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 10:38:08.44 ID:CL+crUKJ
>>163
なる。^q^
わざわざ、有難うございます。
何故、その発想に至らなかったのか…orz
なんか先入観でもっかんだと思い込んでた。
でも、まほまほなら言い直さずに「あたしの」もしくは「みんなの」のどちらかはっきりと言いそう。
171名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 11:59:03.84 ID:kDIOGRCU
>>169
分かった。
ホラー書いてくるから期待せずに待っててくれ。
172名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 13:27:16.48 ID:Xssy3ELP
マホラーハウス18禁バージョンか
173名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 14:00:54.49 ID:mh0G58AP
コワイのなんてぜってーみねーからなー
174名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 22:48:27.39 ID:pZwG6erB
いらっしゃいまっほー
175名無しさん@ビンキー:2011/09/11(日) 23:26:11.28 ID:A/577nsV
ラーリホー やっとまほまほの出番だぜー
176名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 23:51:56.16 ID:wz0AqE3c
まほまほかー。これは期待せざるを得ない。
177名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 01:41:41.98 ID:C/0QFTG8
ぐふさああああああああああああああん!!!!!
178名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 08:33:07.99 ID:Wr6tbO+J
>>51の続きが書き上がったので投下。
以下注意点。
・今回はエロあり(エロパロ板なんでこの注意は不要かもだけど)
・敢えて真帆のキャラを弱冠崩してます
・終盤ちとハードなのでご注意
179ご褒美からの始まり:2011/09/12(月) 08:34:26.18 ID:Wr6tbO+J
「すばるん……?」
 自分のベッドの上に、真帆を優しく押し倒す。
 さっきまでの談笑とは明らかに雰囲気の変わった俺に、戸惑いを覚えているんだろう。
 俺の下に仰向けになってる真帆の瞳は、不安に揺れてる。
「大丈夫。真帆のイヤがる事は、絶対にしないから」
 声に出して誓う。自分にも言い聞かせる為に。
「んっ……」
「ん、ちゅっ……」
 口付け。不安にさせないように、最初はただ唇と唇を合わせるだけ。
 しばらく唇を重ねて、離す。
「あ……」
 さっきまで閉じていた瞳を開き、俺の方に名残惜しそうな視線を送る。
 大丈夫。これで終わりなんて、こっちだって出来ないんだから。
「ちゅっ、ぁむっ……」
「んぅっ……っは」
 さらにニ、三回キスをしては離れてを繰り返す。
「んぁ、れろ……」
「んんっ!? ぁ……」
 そしてついには深く唇を重ねて、彼女の小さな口の中に舌を差し込む。
 よっぽどビックリしたんだろう。真帆は眼を見開いてしまってる。
 けど驚いてるだけで、特に嫌がってる様には見えない。
 なら、と俺は舌による蹂躙を続ける事にする。
「れろ、んちゅっ……」
「やっ、あむ、んぅ……」
 無意識に、だろうか。次第に真帆の方も舌を絡め始める。
 ……熱い。真帆の口の中はとても。
 特に絡まってくる舌は、冗談抜きで火傷してしまいそうだ。
「――はっ」
「――ぷはっ……ぁ」
 息が続かなくなって、唇を解放する。
 二人の間に、銀色の糸が架かった。
 ……マズいな。知識や写真とかとは次元が違う。
 この光景は、理性に致命的なダメージを与えてくる。
「すばるん……なに、いまの?」
 顔を上気させて、惚けた表情を向ける真帆の姿。
 否応なしに昂ぶってくる。
「大人のキス。どうだった?」
「なんかアタマんなかメチャクチャになって、スゴかった……」
 ムチャクチャに、か。なら、もっと翻弄してやったらどうなるんだろう。
「そっか。じゃ……」
 俺はまた唇を近づける。真帆もそれに応えるように瞳を閉じて顎を上向かせる。
 でも今回、俺は真帆が予想したように唇にキスはしない。
 通り過ぎて、俺が口付けたのは、真帆の首筋。
「ひゃああああぅっ!?」
 予想外の場所から齎された刺激に真帆が声を上げる。
 可愛らしい声だ。もっと聴きたい。
「ぺろっ、れる……」
「やっ、すばるんっ! なめちゃ――ひゃっ」
 夢中で舌を這わせる。
180ご褒美からの始まり:2011/09/12(月) 08:36:10.76 ID:Wr6tbO+J
 少女の肌はとてもきめ細かくて、舐めているだけなのにすごく気持ち良い。
 口から漏らされる甘い声も相まって、一日中でもこうしていたいくらいだ。
 けど、実際そういうわけにもいかない。本命は、これからなんだから。
「あ、あれ……?」
 首筋を責めて真帆を翻弄しながら、その傍らで俺は真帆のネグリジェの肩紐に手をかける。
 真帆が気づいた時には既に遅し。肩紐が外され、ネグリジェはずり下げられる。
 というか、俺がずらした。
「ちょっ、ウソ……!」
 素早く、もう片方の肩紐も外して、真帆の上半身を露わにする。
 咄嗟に自分の身体を隠そうとする真帆の手を、掴んで止める。
「出来れば、ちゃんと見せてほしいんだ。真帆の身体」
「なっなんでだよぅ。こちとらすっげーハズかしんだぞ……」
 顔を真っ赤にして腕に力を込める真帆。
 一刻も早くさらけ出されてる部分を隠したそうだ。
「そうやってハズかしがってる真帆が可愛いし、何より綺麗だから」
「かっカワイイ!? キレイ!? あたしが!?」
「もちろん。なんでそんなに驚くかな?」
 俺にとっては、それが疑問に思えてならない。
 こっちの理性を一瞬で吹き飛ばしてしまうくらい、魅力的なんだから。
「うぅ……」
 やがて観念したのか、真帆が腕から力を抜く。
 改めて見るに、本当に綺麗な身体だ。
 シミ一つないきめ細やかな肌も。
 起伏が皆無なのは惜しいものの、それでも十分な柔らかさを予想させる胸も。
 そしてその頂点にある小さなピンクの突起も。
 ある意味、成長途中であるというのが信じられない。
 これはこれで、完成された美に思えてしまうのだ。
「す、すばるん……あんまジロジロ見んなぁ……」
 よっぽどハズかしいんだろう。潤んだ瞳は既に涙が零れそうなまでになってる。
 それでもハズかしさを押し込めて、俺のために見せてくれてる彼女が愛おしくて。
「ゴメンゴメン。見てるだけじゃダメだよな」
 だからこそ却って、もっといぢめてやりたい、という衝動を抑えられなくなる。
「いや、そうじゃなっ――ひゃうん!?」
 真帆の胸に舌を這わせる。
「はんっ……れろ……」
「んっ、やぁ……すば、るん……っ」
 丁寧に丁寧に。真帆の胸を唾液塗れにしていって。
 俺は右の乳首を唇で挟んだ。
「んっ、じゅるるるるっ!」
「なっなに!? いやっ、吸っちゃヤダ! あああああああっ!」
 そして唇をすぼめて強く吸い上げる。
 かなり強烈な刺激だったんだろう。真帆が悲鳴を上げる。
 
「すばるん、今の、なに……?」
 虚ろな瞳をして、口元にはだらしなくよだれを垂らしながら、真帆が俺に訊ねてくる。
「多分、イッちゃったんだと思うよ」
「イッちゃった……? ドコに?」
 うん。真帆なら絶対、そう訊いてくると思った。
「さっき真帆、気持ち良くて頭の中真っ白になっちゃっただろ?」
「……うん。すばるんがなんかスゴかったから」
181ご褒美からの始まり:2011/09/12(月) 08:37:03.42 ID:Wr6tbO+J
「あれがイクって事」
「……………」
 相変わらず惚けた表情のままの真帆。
 喋らないでいると、眼を開けたまま気を失ってしまってるんじゃないかと心配になってくる。
「ね、すばるんも気持ち良くなるとイクの?」
 そうやって密かにやきもきしてると、ふと真帆がそんな質問をしてきた。
 幾らか瞳がしっかりしてきたような気がする。
「ん、まぁ……」
 さすがにこんなストレートに訊かれると、言葉を濁してしまう。
 小学生に何を言わせてるんだと、僅かに理性も戻ってくる。
「ならあたしも、すばるんをイカせる! あたしだけ攻められるのってふこーへーだろっ」
「うわっ……!?」
 けど、その理性もすぐにまた吹き飛ばされてしまう。
 言い終わるかどうかのうちに真帆が俺を押し倒してきて、俺の上着を力任せに捲り上げる。
「ちゅっ、れろっ……」
 多分、知識がないなりに考えた結果なんだろう。俺がさっきそうしたみたいに、真帆が俺の乳首に吸いついてくる。
 けれど、気持ち良いには気持ち良いけど。
 やっぱりソコは、本来の場所じゃないわけで。絶頂に達するほどの刺激にはとても及ばない。
「真帆、その……男はもっと、気持ち良い場所があるんだ」
 それを言ってしまった時点で、きっともう後戻りは出来なくなっていた。
 けどそんなの今更だ。どっちにしても、退く気も後悔する気もない。
 ……正直に言えば、やっぱり、眼の前の大好きな女の子にしてもらえるチャンスを、逃したくなかったっていうのがあるけど。
「それってドコ? すばるん」
 思ったとおり、すぐに訊いてくれる。
 本当にいい子だ。俺の事がホントに好きなのが分かる。
「真帆。ズボンとパンツ、脱がせてもらえるかな?」
「へっ……? ええええっ!?」
 うん、そりゃ驚くだろう。視線を巡らせてみれば、なんかズボンの一部分が膨れ上がってるワケだし。
 けどどうしても、真帆自身の手で脱がせて欲しかった。
 うぅ、俺ってホントにヘンタイなのかも。もうミホ姉にからかわれても言い返せないかもしれない。
「ってかどうしたんだよこれ!?」
「真帆に舐めてほしくて、でっかくなってるんだよ」
「……っ」
『何が?』とは訊かない。それよりも自分の眼で確かめた方が早いと思ったんだろう。
 ズボンに手をかけ、おっかなびっくり、でも一思いに、一気にずり下げる。
「わっわわっ……!」
 戸惑う真帆。まあ初めて見たんだから、そうなるだろう。
 こんなにも力強く勃ってるアレを見てしまったら。
「すっすばるん……ここ、なの?」
 俺は無言で頷く。
「……………」
 真帆はしばらく迷うように躊躇うように、俺の顔と息子を交互に見ていたけど。
 往復を繰り返すたびに赤みを増してゆく顔をようやく止め、目を閉じ。
「っ……ぺろ」
 ぎこちなく舌を出して、ほんの少しだけ舐めてくれた。
「……………」
 急かすでも煽るでもなく、そんな真帆を見守る。
 この子のペースでやってくれれば、それで良い。
「ぅんっ、れろっ……」
 おっかなびっくりなのは変わらないけど、少しずつ舐めるペースが速くなってゆき、舌の触れる面積も広くなってくる。
 当然その分、俺に与える刺激も強くなってくるわけで。
「うっ……」
 さっきから、声を抑えるのが結構キツい。
「へへ……どーだ? すばるん」
「気持ち良いよ、すごく」
182ご褒美からの始まり:2011/09/12(月) 08:37:38.71 ID:Wr6tbO+J
「そっか、よかった。もっともーっとキモチーくしてやっからな。ちゅっ、んりゅ」
 微笑んでそのまま舐め続けてくれる真帆の髪を、優しく撫でてやる。
 頑張ってくれてる真帆に、せめてものお返しに。
「ん……すばるん、くすぐったぃ」
 とびきり甘い声で抑止力ゼロの抗議をしてくる真帆。
「んっ……!?」
 教えてもいないのに、舌を竿の方まで伸ばし、舐め上げる。
「これも、キモチい〜い……?」
 上目遣いで、けれども口元はイタズラを成功させた時みたいに吊り上げて、真帆が訊いてくる。
「気持ち良いっ、真帆、出来れば咥えてくれ!」
 もうすっかり、俺は真帆の虜になっていた。
 モノに与えられる刺激だけじゃない。
 その表情が、声が、真帆の全てが、俺を魅了して止まない。
「……あむっ」
 やっぱり少し躊躇いながら、でもちゃんと咥えてくれる。
 瞬間、俺の脳裏に電撃が走った。
 ただ口に含んだだけなのに、こんなにも気持ち良いものなんだろうか。
 ……いや、多分、真帆だからこそなんだろう。
 好きな娘にしてもらってるから、尚更気持ち良くて。
「んぁ、ちゅるっ、れろ……」
 だからこそ、愛しさ故に更なる高みを欲してしまう。
 口に咥えてもらってその上で舐めてもらってまで。我ながら貪欲過ぎる。
 ましてや、
「――真帆、ゴメン!」
「ん…――んんっ!?」
 献身的に奉仕してくれてる彼女の頭を掴んで、無理矢理上下させるなんて。
 けど、止められない。
「ンンッ、っお、んあぅ!」
 真帆が苦しそうに瞳に涙を浮かべてるのを見ても。
 何度も咽返りそうになってるのを声から察しても。
「真帆っ、真帆っ!」
 罪悪感は覚えても、この快感を手放すという考えは持てない。
 狂ったように名前を叫びながら、真帆の喉を犯してゆく。
 快楽の階段を猛スピードで駆け上がっていって、
「――出るっ!」
「んぇっ? 〜――ッ!?!?」
 最後にモノを真帆の喉の奥まで突っ込んで、欲望をブチ撒けた。
 ……………。
 ………。
 ……。
「――ハッ!」
 慌てて飛び起きる。
 辺りを見回す。自分の部屋。ベッドの中。隣には……誰もいない。
 そしてパンツの中に違和感。
「……最悪だ」
 夢精。下半身が気持ち悪い。
 けど、最悪だとぼやいたのは、勿論その所為じゃない。
 夢の中だったのがせめてもの救いだったが、俺は自分の教え子に、あんな事を。
 
 悪夢と言っても良いだろう。
 何より、心の片隅で「惜しい」と思った自分に気づかされた時、そう思った。
183ご褒美からの始まり:2011/09/12(月) 08:38:04.51 ID:Wr6tbO+J
以上。捻りのないオチでスマン。
で、次回からシリアスになるかと思います。お付き合い頂ければ幸い。
184名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 11:42:20.93 ID:v9XAW0JI
早朝から乙です
前回からいきなり展開すっ飛んだなと思ったら・・www
185名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 11:54:56.48 ID:ywN6RSaE
キンクリくらったかと思ったw

GJ
186名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 11:59:52.98 ID:Gr3kF+IJ
おつおつ
続きも楽しみにしてます
187 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/12(月) 13:12:22.09 ID:ta5ReI4U
GJ!そして乙。
続きも楽しみにしてます。
188名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 16:59:36.85 ID:l0o+2wTW
GJハァハァ
189名無しさん@ビンキー:2011/09/12(月) 19:23:24.69 ID:0ZVE8A2N
智花はきっと夢でよかったっておもているぞ
いま何故自分でなかったかかんがえてるんじゃないかな?
190名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 20:23:20.11 ID:tu8Pw2Jr
智花さんならとっくに家を飛び出たよ
ヤられる前にヤるって言ってた
191名無しさん@ビンキー:2011/09/12(月) 21:10:42.21 ID:0ZVE8A2N
<<190智花の昴に対する恋心に感服いたしました
192名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 21:15:04.67 ID:Jd8bHSuy
(山葵が)やられる前に(すばるんと)やる
ってことか
193名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 22:10:21.52 ID:Zq0V8R8l
>>192
山葵にすばるんがヤられる前に、山葵を殺る?
勿論、性的な意味でw


もっかん………恐ろしい娘www
194名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 22:11:54.34 ID:Zq0V8R8l
195名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 22:18:13.17 ID:b5VOygLZ
夢オチなら何でもありだからいいな・・・ひなた、愛莉もカバーできそうだ。
196名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 22:32:03.20 ID:C/0QFTG8
夢だけどー!夢じゃなかったー!的なのもアリだよね!
すばるんの罪がどんどん増えてくよ!
197名無しさん@ビンキー:2011/09/12(月) 23:02:15.31 ID:0ZVE8A2N
夢オチだったらがっかりな智花さん
198名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 23:18:53.34 ID:v9XAW0JI
性欲はスポーツで、精液は発汗で消費するティッシュエコロジストすばるん様が
はたして夢精などするんだろうか・・・とちょっと考えてしまった
199名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 23:29:16.05 ID:BmRLkP2v
すばるんと言えども
小学生とバスケ←→女子高生とバスケ
の繰り返しじゃいろいろ溜まる物も有るんだよ。
200名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 23:30:18.88 ID:BTcaZm/h
そこでなゆっちか!
201名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 23:37:40.55 ID:N9UPq+9e
葵がない
202名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 23:40:37.02 ID:BmRLkP2v
葵さんはいらないと思います!
203ご褒美からの始まり:2011/09/13(火) 00:43:08.58 ID:WrzPAlml
みんな感想サンクス。
夢オチは安易すぎるから個人的に好きじゃないんだけど、今回は構成上やった方が良いと思ったので採用しますた。
そして、>>198
言われてみれば確かに…。
なんかエロい夢を見たら夢精するっていう思い込みを持ってしまってた所為で書いてしまったけど、
すばるんがそこまで溜め込むかといえば微妙だなぁ。
>>199の言った通り、小学生とバスケしてムラムラは来るかもだけど。
え?女子高生? 我ら(ロリコン)の王が小学生以外にムラムラ来るハズないじゃないですかw
204名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 01:16:06.02 ID:nmX98lTs
まあifの世界だから別に問題ないさ
別に俺もケチつけたわけじゃなく、すばるんクラスの変態ならこうだろうなと思っただけでw
むしろあの環境でムラムラこないほうがおかしいし常識的に考えて・・・
あの環境でムラムラ程度で済むというのも考えものだろ
俺なら膣内(なか)で出すぞ!
205名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 09:02:34.18 ID:zbIDn9jd
投下します。
・智花×昴
・智花が智花さんver
・若干昴がキャラ崩壊
・非エロ
206名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 09:07:21.24 ID:zbIDn9jd
智花・・・具合はどう?」
「昴さん・・・はい、何とか楽になりました」
ベッドに横たわる智花がゆっくりこちらを向き、微笑みながら答えた。
今、智花は熱を出している。それも39度の高熱だ。

異変が起きたのは今朝の練習の時だった。俺がタオルを取って庭に戻ってみると、
苦しそうにしている智花がコート下にうずくまっているのが見えた。
すぐに智花を抱えると、俺の部屋で寝かせる事にした。
母さんが用意してくれた風邪薬を飲ませ、しばらく安静にしているように言った。
さすが母さんだ。普段抜けているが、こういうときには心強い。
特製のおかゆを朝ご飯代わりに食べさせると、安心したせいか、すやすやと寝息を立てて寝始めた。

「そうか、よかった。倒れたときはどうしようかと思ったよ。大切な智花なんだから。ね?」
「ふぇ・・・は、はいぃ」
智花の顔がますます紅色に染まる。マズい。熱が上がったか!?
「あ、それと着替え、持ってきたんだけど・・・」
俺は言葉を区切ると、視線をそらした。パジャマは俺のお古だ。多分。智花にはちょうどいいだろう。
毎日智花の姿を見ているんだから、確信出来る。
「智花、一人で着替えられる?」
「はい、大丈夫だと思います」
「分かった。じゃあ、外で待ってるね」
俺は立ち上がりドアに向かった。この後、智花の家にも連絡しておかなければならない。
その役は母さんに任せようと思っている。仲が良いし・・・何より、俺だったらテンパってしまって上手く説明出来ないかもしれない。
207智花のお着替え大作戦:2011/09/13(火) 09:10:10.71 ID:zbIDn9jd
「あの、昴さん・・・・・・着替えさせてもらえませんか?」
「へっ!?」
思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。え、何。着替えさせて・・・って言ったのか!?
智花は少しうつむきがちになると、
「熱があるので・・・あのっ、嫌でしたら・・・結構ですけど」
と振り絞るような声で言った。嫌なんて事・・・あるわけ無いじゃないか。
俺はゆっくりと智花の前に膝をついた。もぎたての果実のような顔をこちらに向けた。なんとも言えない可愛さである。
全く、智花は最高だ。こんなにデキた小学生が他にいるだろうか。感慨にふけりながら智花の瞳を見つめる。
智花の息づかいが、鼓動が伝わってくるようだ。それにつられて、俺もちょっと顔が熱くなる。

「じゃあ、智花、ぬ、脱がせるぞ」
「は、はい!どうぞよろしくお願いしますっ」
緊張したような声で目を瞑り、手を上に伸ばした。ちょうどバンザイをしたような格好だ。
俺は智花を傷つけまいとゆっくりと体操服の裾を上げていく。
と、胸のところまできたとき、その下に緩い丘が姿を現した。かわいい、智花らしい花柄のブラジャーである。
(最近の小学生はブラしてるんだな・・・)
何となくだけど、中学生からなイメージだった。よく考えたら、練習中もブラが透けてたっけ。
「大丈夫!?痛くない?」
「昴さん優しいですし・・・大丈夫です」
「よかった・・・」
そのまま一気に脱がすと、ほぼ生まれたままの智花が姿を現した。すぐさまパジャマを取ると、腕を通した。
208智花のお着替え大作戦:2011/09/13(火) 09:12:29.90 ID:zbIDn9jd
「お上手ですね、着替えさせるの」
「そうかな。昔、よくミホ姉が酔っぱらって帰ってくるとパジャマに着替えさせてたからな。そのときに慣れたのかも」
「そうなんですね・・・美星先生がうらやましいです」
ヤバい。なんだろう。今日の智花は凄く可愛い。いつも可愛いけどな!
「あの・・・その・・・てください」
急に声を小さくして何かつぶやいた。何だろう。と思った瞬間。
「あの・・・私の胸。も、もっと見て・・・ください」
「えっ!?」
なん・・・だと。む、胸!?今そう言ったよな。智花の顔をのぞくと、
いつもと違った智花の雰囲気に心拍数が上昇するのを確認した。なんというか・・・色っぽい。
「わ、私・・・胸の発育が遅れているらしくて・・・昴さんなら、その、色々・・・知ってるかなって。思ったり・・・しまして」
「そ、そうだなぁ・・・その」
「どうですかっ?私・・・小さいですか?」
返答に窮していると、智花が切実な様子で質問をしてきた。
いきなり、だ。教え子から「胸のサイズはどうですか?」って聞かれて、簡単に返答できる人間が居るだろうか。
俺はとりあえず思ったことを答える事にした。
「う、うん。小さくはないと・・・思うよ。他の子よりは」
「はうっ・・・ほ、本当ですか・・・てっきり真帆と同じじゃないかなって思って・・・心配だったんです」
智花の表情が明るくなる。風邪を引いている・・・んだよな?って一瞬疑ったくらいだ。
やっぱり智花は笑顔が似合う。この笑顔を絶やさないようにしなきゃな。と小さな決意をした。

「よし、着替え終わり、体操服は、責任を持って洗濯機で洗っておくね」
「あ、ありがとうございます。パジャマまで用意していただいて、その上洗濯なんて。どうお礼を言ったらいいか・・・」
「いやいや、気にすることないよ。体調を管理するのもコーチの責任だからね。
それじゃあ、ちょっと下に行ってくるけど、静かに寝てるんだよ?」
「それじゃ、お言葉に甘えて・・・・・・・そうします」
209智花のお着替え大作戦:2011/09/13(火) 09:15:43.20 ID:zbIDn9jd
昴さんが出て行った。ちょっと部屋を見渡してみる。
なんだか高校生男子の部屋って感じで、華美な装飾もなく、必要最低限のものしか置いていない。
私の子供っぽい部屋とは大違いだなぁ・・・。
時計の刻む音だけがこだまする。もし・・・昴さんと同棲したら毎日こうやって介抱してもらえるんだろうな・・・
毎日風邪ひかないけど。
それで昴さんにおかゆ作ってもらって・・・それで・・・あぁ、どうしましょう。
早く大人にならなくては!頑張りますよっ!胸も身長も!
それはそうと、愛莉、真帆やひなたはどうしてるんだろ。今頃心配してるだろうな、私のこと。
紗季は・・・昴さんの家で寝てること的中してそう。あの子、直感がいいもの。
そんなことを考えながら、まどろみの世界に落ちていった。
210名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 09:18:39.46 ID:zbIDn9jd
以上です。ちょっと智花が大胆すぎかな・・・って思ったり。

連レスすまそ。
211名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 11:35:14.51 ID:nmX98lTs
原作が終わる頃にはすばるんはこのくらい開き直ってるんだろうな、と
脳内妄想しながら読ませてもらいましたよw 乙

あ、智花さんは通常営業ですね^^
212名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 13:42:26.21 ID:MgjsTvdB
GJ!
すごいよかったです
213名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 18:31:36.58 ID:halbnoO6
智花かわいいよ智花
214名無しさん@ビンキー:2011/09/13(火) 22:25:34.40 ID:VV1U3+O6
ぐふさん最近見かけないなぁ
215名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:37:30.54 ID:A6hBBLaZ
新刊とかゲーム、ドラマCDの脚本で忙しいだろうから、仕方ないよ
216名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:04:29.19 ID:DE6VdHZH
>>215
敢えて同意w
217名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:27:34.56 ID:LNsSZi6Z
>>210
智花さん意外に素直でいい子!
GJ
218名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:30:32.62 ID:LNsSZi6Z
>>214
Blu-rayの特典の作成で忙しいんだよ

でもぐふさん早くこないかなー
紗季さんとのカラミの続きが早く読みたい!
219名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:55:45.56 ID:c3IZSZTh
まほひつじの人もまだかね
展開からして次は確実に修羅場なはず・・・どう転ぶんだろうなー
220名無しさん@ビンキー:2011/09/14(水) 23:17:11.66 ID:3b6ALL6i
智花の従姉妹がいたらどんなかんじ?
221名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 03:06:27.72 ID:vSGlqZEC
ぬるぽな感じ
222名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 05:48:14.18 ID:6EpaDzmx
いとこ「昴さん、かっこいいね。私、好きになっちゃいそう」
智花「いとこちゃん…。ちょっと、お話しようか?」
223名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 06:13:02.83 ID:yuVj458l
首バスケ
224名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 08:39:31.89 ID:2BL2+idR
>>222
お話どころか5人揃って「屋上」って言い出しそうだね。
225名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 12:39:44.51 ID:QojbNZBu
トモカ「中に誰もいません」
226名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 18:06:14.16 ID:p1IZKGev
とりあえずできたので投下してみる
・昴×袴田姉妹
・一応エロあり
ちょい長めです
初めての投下なんで不手際があったらごめんなさい
227ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:06:46.38 ID:p1IZKGev
「ひなたちゃん……」
「おー。おにいちゃん、いつでもどうぞ」
 まだまだあどけない少女の瞳が、俺をしっかりと見つめている。俺は自分の中の逡巡と戦いながら、女バスの教え子の1人である袴田ひなたちゃんの信頼に応えるべく1点に意識を集中させる。
 秋風の涼しさを感じるようになった自室で、俺は思い切って勝負に出ようとしていた。任せてくれたひなたちゃんのためにも、負けるわけにはいかないよな。
 ――少しでも力を加えてしまえば、壊れそうなほど儚いその場所。そこに俺は尖端をあてがい、突き破ろうとしている。
「はあっ。くっ……」
 緊張からか普段使用しない筋肉にも力が入り、力んでいるような状態になってしまう。
 そんな俺に心配そうな視線を送ってくるひなたちゃんの頭に手をやり、安心させるためにゆっくりと撫でる。ふんわりとしたひなたちゃんのロングヘアーは驚くほど柔らかく、俺の指はいとも簡単に飲み込まれてしまうほどだ。
「ひな、おにーちゃんになでなでしてもらうの、とっても好き」
 まるで天使のような笑顔ではにかんでくれるひなたちゃん。この子の笑顔には、つくづく癒されるばかりである。ひなたちゃんに力を分けてもらった俺は、改めて気持ちを入れなおした。


228ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:09:44.17 ID:p1IZKGev
 だが、今度こそ決心して剣を突き刺そうとした瞬間、傍から控えめな声が上がる。
「あの……、長谷川コーチ? もしかしてあまり体調がよくないのでは?」
 挙動不審そのものであった俺の行動を、とがめることなく幼気にも気遣ってくれた声の主。それはひなたちゃんの妹である、かげつちゃんだった。
「あはは、ごめんね。ついつい張り切りすぎちゃったよ」
 そう言って、俺は目の前にある「なんたら危機一髪」のタル部分にある穴に小さな剣を差し込む。
「おー。とんじゃった。かげの勝ち」
 刺した剣に反応して飛び出してしまった人形を見て、ひなたちゃんは楽しそうに笑っている。
 俺はひなたちゃんとチームになってこのゲームをかげつちゃんと対戦しているのだが、要所で俺が失敗してしまい、かげつちゃんの方に多く軍配が上がっている。
 勝者のかげつちゃんはというと、まだどこか申し訳なさそうな表情をしている。
「あの、急に押しかけてしまって、本当にごめんなさい」
「いいって。俺だって退屈してたんだし」
 この土日、智花は用事があって練習に来られないということを前回の部活の際に聞いている。
 なので俺としても今日の突発的な2人の来訪は、むしろ嬉しいくらいのことなんだが。


 ひなたちゃんとかげつちゃんがやって来たのは今朝のことだった――。
 朝のロードワークを終えて1人庭でシュートの練習をしていると、家のインターフォンが鳴らされていることに気づく。
「はーい。どちらさま……」
 もしかして智花が用事がなくなって来られるようになったのかな。なんてことを思いつつ俺はドアノブを回して扉をゆっくりと開く。
 開けてすぐ、自分の目線の先には誰もいないというなんとなく既視感のある光景を俺は目の当りにする。
 そして顔を下に向けて見ればやはりというか、そこにはウェーブのかかったきれいな髪の小柄な女の子がいた。フリルのついたスカートが彼女の印象にマッチしていて、とても似合っていると思う。
229ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:10:53.13 ID:p1IZKGev
「おはようございます。おにーちゃん」
「お、おはよう。ひなたちゃん」
 俺と顔を合わしたひなたちゃんは、礼儀ただしく挨拶をしてくれる。その時、彼女の背中に大きめのリュックが背負われていることに俺はドキッとした。
 夏休み、三沢家の別荘に行く前日にひなたちゃんがかげつちゃんと喧嘩をして家出をしたことがある。その時も、こうして我が家に彼女はやって来たのだ。
 まさかとは思うが、女バスコーチとしても一応確かめておかなければならないだろう。
「ひなたちゃん。もしかして、かげつちゃんと何かあったのかい?」
「おー? かげと?」
 ひなたちゃんは、不思議そうに首を傾げる。どうやら姉妹喧嘩ではなかったらしい。あれほど仲の良い2人が対立しているところなど見たくはなかったので、俺は内心ほっとする。ならば、他の理由か……。
 悩む俺をよそに、ひなたちゃんはさっきからやけにきょろきょろと辺りを見回している。なにか探し物でもあるのだろうか。
「むー。かげ、いない」
「え? かげつちゃんと一緒に来たの?」
 ひなたちゃんより背丈の大きいかげつちゃんがいれば、ドアを開けた時すぐにわかるはずなのだが、俺はその姿をまだ確認してはいない。
「は、長谷川コーチ、おはようございます……」
 自分を探す俺たちの声が聞こえたのだろうか、遠慮がちにかげつちゃんが入口から姿を見せた。ショートヘアーを揺らしながら俺の前まで来て、律儀に礼をしてくれる。
 彼女も同じように、荷物を入れたリュックを背負っている。これは、友達の家にでも泊まりに行く途中かなにかなのだろうか。
「ひなたちゃん、もしかして女バスの誰かの家に泊まりに行くのかい?」
 ようやく納得のいく答えを導き出せた俺は、かがんで彼女の目線に合わせてそう聞いた。
「おー。おにーちゃんのおうち」
「へーそうなんだ……、ってええ!?」
「姉様、やっぱりちゃんと連絡しておかないとだめですよう……」
 あまりにも急な提案に一瞬思考が追いつかなかったが、まずは話を聞かなくてはどうしようもない。いつまでも外に立たせているのも悪いので、とりあえず家にあがってもらう。
 冷蔵庫まで飲み物を取ってくる間に、2人は荷物を下してテーブルの椅子に座っていた。
 いつもならばここで母さんがあれこれ世話を焼いてくれるのだろうが、なにぶん今日は出かけていて夕方くらいにしか帰ってこない。
 まあ、それはいいとして。
「なるほど。それで、ひなたちゃんが今回の宿泊を計画したんだね」
 話を伺って見れば理由は実に簡単なもので、本格的にバスケをやる気になったかげつちゃんのために、ひなたちゃんがそれを手助けしようとしたのである。
「てっきり姉様から長谷川コーチに伝わっていることだと思っていたのですが……」
「おにーちゃん、ごめんなさい……」
 かげつちゃんにはひなたちゃんを責めるつもりなど微塵もないのだろうが、それでも責任を感じてしまうのだろう。
 いつもにこにこ笑っているひなたちゃんの表情が、沈んでしまっている。さすがにこのままではいたたまれず、俺は彼女の頬に手を当てて、しっかりと目を合わせた。
「ひなたちゃん、大丈夫だよ」
 彼女の気持ちを大切にしてあげたい。そんな一心で言葉を発する。どんどんひなたちゃんがバスケを好きになってくれているんだ。こんな嬉しいことはないじゃないか。
「かげつちゃん。泊まりに来ること、お家の人にもちゃんと言ってきてあるんだよね?」
「は、はい。そこは問題ありません!」
 袴田家の親御さんがかなり寛大な人たちだというのは、前回のことでわかっている。母さんはむしろ歓迎してくれるだろうし、あとは……。
「2人ともここまで来て疲れただろうし、バスケの練習は休憩してからにしよっか。ひなたちゃん、またトランプでもして遊ぶ?」
 ひなたちゃん笑ってくれればそれで解決だ。俺は立ち上がり、彼女に手を差し出す。
「おー。勝負する」
 ようやくひなたちゃんの純真そのものな瞳に元気が戻ってくる。小さな手をゆっくりと包んで、俺は2階への階段を昇る。
 男子高校生の部屋に入ったことなどもちろんないかげつちゃんは少々戸惑い気味だったけど、その様子は普段のボーイッシュな感じとは違って別の可愛らしさがあるなんて思ってしまった。
 とまあそんな事があって現在に至っている。
230ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:11:42.28 ID:p1IZKGev
 トランプでしていたポーカーの決着がついたところで、俺は部屋の時計をちらりと確認する。よし。いまから始めれば、いい具合に昼になるかな。
「それじゃあ、そろそろ練習するとしようか」
「おにーちゃん。よろしくおねがいします」
「頑張りましょう、姉様!」
 だいぶ疲れも取れただろうし、なによりリラックスしてくれただろう。かげつちゃんは以前うちに来たことがあるとはいえ、あの時は無我夢中だったろうし。
「俺は庭で待ってるから、着替えたらおいで」
 2人にそう言って、おれはゴールのある庭に出た。屈伸などの準備体操をして、軽く身体を温めておく。今日はかげつちゃんのためということで、ひとまず基礎的な部分の練習に重点をおくことにするか。
 などと考えていると、体操服に着替えた彼女たちが現れた。
「なら、今日はバスケの基本をしっかり固めるための練習にしようと思う」
 物事においては、基礎固めと反復練習が大切なこと。俺も2人の練習に付き合うことで、自分の足りない部分や見えていなかった部分がわかることも多いだろう。
 ウォーミングアップをしてから、早速3人で練習に取り掛かる。
「よしっ。その調子だよ」
 かげつちゃんがひなたちゃんからの素早いパスを受け、しっかりとレイアップでシュートを決める。かなり小柄なひなたちゃんに比べて、かげつちゃんは上背もありしっかりとした体型をしている。
 元々運動センスがあったことも幸いし、俺のつたない指導でも呑み込みが早い。
 自主練も姉妹でしているみたいだし、彼女も有望な選手の1人であることに違いない。
 これだけ将来が楽しみな少女たちに出会うことができているのは、俺にとって今の生活も捨てたものじゃないという気分にさせてくれる大きな要因になっている。
 やっぱり、小学生ってさい――。
「おー。おにーちゃん。かげにみとれてる?」
「は、恥ずかしいです長谷川コーチ……」
 いささか時間を忘れて物思いにふけりそうな俺の脳内が、ひなたちゃんの一言で再起動していく。
「あ、ごめん。かげつちゃん、よかったよ。今のかたち覚えておいてね」
「はい! つぎは私がパスを出しますから、姉様が決めてください!」
 ゴールネットを抜けて地面に転がったボールを両手で拾い上げ、かげつちゃんは小走りにひなたちゃんのもとへ駆け寄る。
「おー。まかせろー」
 ひなたちゃんとかげつちゃん。2人の目が断然輝きを増していく。この瞬間が楽しくて仕方がない。言葉にするまでもなく、そんな想いが伝わってくるみたいだ。
「ひなたちゃん、俺を抜いてみな?」
 パスを受けた彼女の前に、俺は立ちはだかる。気持ちが高揚していくのをはっきりと感じる。
「むー。がんばる」
 彼女の持つ特有のトリッキーさに対応できるように、俺は自然体で待ち構える。若干オトナゲないような気もするが、ひなたちゃんは手加減など望んでいないだろう。
 俺たちの対決を、かげつちゃんは固唾を飲んで見守っている。
 そして――。
231ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:13:13.72 ID:p1IZKGev
「おっふろー。おっふろー」
「あはは。ご機嫌だね、ひなたちゃん」
 結局、ひなたちゃんは俺のディフェンスを突破することができなかった。それでも、あの勝負に充実感があったというのは彼女の満足そうな表情を見ればわかる。もちろん、それは俺も同じだ。
「先にお借りしてもよろしいんですか?」
 かげつちゃんは俺のことを気にしてくれているが、汗にまみれた女の子を尻目にシャワーを浴びるなどできるわけがない。小学生の残り湯を堪能したいとか、決してそういったことではないのである。
「ちょんちょん」
「ん、どうかした?」
 ひなたちゃんが、人差し指で俺のわき腹を可愛らしくつついてくる。
「おにーちゃんに、お礼したい。ひなとかげで、おからだ洗ってあげる」
「ひ――」
「ね、姉様!?」
 俺が驚きの声を発する前に、かげつちゃんが赤面しながら突然の提案をした姉の方を見る。非常に心臓に悪いお礼の方法なので、かげつちゃんが穏便に止めてくれるのを俺は期待したのだが。
「かげ。いっしょにおふろはいるの、いや?」
「い、いえ! 長谷川コーチとお風呂に入るのが嫌とかそういう問題ではないのです姉様」
 だめだよ、かげつちゃん。その言い方じゃあ、君のお姉さんを説得することなんてできないんだ。
「おー? ならだいじょーぶ。おにーちゃん。もしかして、ごめいわく?」
 なんて愛らしいんだこの子は。小首をかしげて懇願するような視線をひなたちゃんは俺に送ってくる。
 あっさりと撃破されてしまったかげつちゃんはこっちをチラチラ見てくるだけで、もう援護をしてくれるような状態ではない。
 ここでひなたちゃんの申し入れを拒絶すれば、俺の社会的地位は守られるだろう。だが、その選択は彼女を傷つけ、悲しませてしまうだろう。
「……迷惑なんかじゃない。ひなたちゃん、かげつちゃん。お願いしてもいいかな?」
 そう、たかが一度背中を流してもらうために風呂に入ったところで、大した事件が起こるわけなんてないんだ。俺がおかしなことをしなければなんてことはない。きっと。
「わーい。かげとおにーちゃんと一緒におふろ」
 とっても嬉しそうなひなたちゃんは、まだ戸惑いを見せる妹の手を引っ張り颯爽と脱衣所に消えていった。
「ふう……」
 落ち着いたところで、ゆっくりと深呼吸。よし。相手は小学生なんだ。変に意識をする必要なんてない。年上の余裕を持つんだ、長谷川昴。
 彼女たちが風呂場に入ったことを確認し、俺も汗で湿ってしまった服を脱ぎ始める。
「なっ……」
 ふと視界にとらえてしまった脱衣かごの縁に、動物の絵柄がプリントされたパンツが引っかかっている。
 恐らく、ひなたちゃんのものだろう。これを放置しておくのは非常に危険だ。俺はなるべく見ないように気をつけてパンツをつかみ、洗濯機の中に投入する。
「これで……、よし。2人とも、入るけどいいかい?」
 タオルを腰にきつく巻きつけ、落ちないことを確認。風呂場から仲良くそろった声が返ってきたところで、俺は思い切って最後の壁となっている扉を開いた。
「やあ、お湯加減はどうかな?」
 内心開けた瞬間になにかハプニングでもあったらどうしようかと身構えてはいたけれど、特になにも起こらずにほっとする。
 ひなたちゃんは長い髪をまとめて、かげつちゃんとお行儀よく肩までお湯に浸かってくれていた。俺は洗い場の小さな椅子に腰を降ろすと、2人に少しだけ顔を向ける。
「それじゃあ、早速だけどいいかなひなたちゃん」
「おー。まかせろー」
 ひなたちゃんが、勢いよく立ち上がる。その瞬間、俺は見てはいけないようなものを見てしまった気がする。
「…………っ!」
 すぐさま反応して目を閉じ、恐る恐る質問する。
「ひなたちゃん。変なこと聞くけど、いま裸?」
「おー? おふろは裸ではいるもの」
 ああ、やっぱりね。その考え方には何も間違ったところはないんだけど、できればタオルでも巻いておいてほしかったなあ。
「かげも、はやく」
「は、はい」
 決めた。目を瞑っていれば大丈夫だ。さっさと洗ってもらって、この場を脱出しよう。
232ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:14:53.68 ID:p1IZKGev
「あわあわー」
 ひなたちゃんの声が楽しそうに弾んでいる。ボディーソープのポンプを押す音がする。
「そ、それでは失礼します。長谷川コーチ」
 かげつちゃんの控えめな声が響く。そして、遠慮がちにタオルが俺の背中に当てられる。
「強さはこれくらいで大丈夫でしょうか?」
「うん、ありがとうかげつちゃん。気持ちいいよ」
 ほどよく筋肉のついているかげつちゃんの加減は丁度よく、しっかりと洗えてもらえているのがよくわかる。
「ひなもがんばる」
 かげつちゃんに続いて、背中の感触が増える。ひなたちゃんのそれはかげつちゃんに比べると少し弱い。
 だけど、そこからでも労わりの気持ちが伝播してくるようで、くすぐったくも安心することのできるリズムを刻んでいる。
「ひなたちゃんも、ありがとう。そのまま続けてくれる?」
「おー。おにーちゃんに褒められた」
「よかったですね、姉様。長谷川コーチのお背中、大きくてとっても洗い甲斐があります」
「はは、そーかな?」
 それからどのくらい経ったのだろうか。俺は鼻歌交じりに行われる袴田姉妹によるお礼をすっかり堪能してしまっていた。


「そろそろ、お湯で流してくれるかな? 充分きれいにしてもらえたと思うし」
 あまり2人に長く洗わせているのは悪いと思い、この辺りで切り上げようと言葉をかける。
 それに忘れてしまいそうになるが、目を開けてしまえば全裸のひなたちゃんとかげつちゃんがいるんだ。冷静に考えれば、かなり危険な領域に足を踏み込んでしまっているのである。
「まだだめです。おにーちゃん」
「え、それはどういう……」
 誰かが動いた気配がする。それに、まだだめっていったい……。
 ぴたり――。
「ちょ、ひなたちゃん!?」
 彼女のものであろうタオルが、俺の上半身を泡につつみ始めた。
 頭の中では危険を知らせる警報が鳴りっぱなしなものの、今無理に動いてしまえばどのようなことが起こるかわからない。怪我などさせてしまっては、目も当てられない状況になってしまう。
「ひなはお胸洗ってあげるから、かげはおなかあらってあげて」
「わっ、ああ……」
 ひなたちゃんの指名に応じて、かげつちゃんが俺の腹部を重点的攻める。やばい、人にこんなところを洗われるのってかなりくすぐったい。しかも――。
233ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:15:35.56 ID:p1IZKGev
「よいしょ、よいしょ」
 こんなことでも一生懸命にしてくれるのは、ひなたちゃんのいいところだ。だが、現在はそんなひたむきさが仇となり、あろうことかその吐息が首筋やら腕やらにかかりまくっている。
「んん、はあっ」
 それはかげつちゃんも同じことで、散々変に意識しないようにしてきた俺の頑張りが、ぐらぐらと音を立てて揺れ動くようになってしまっている。これは絶対にやばい。
 心臓の音が2人に聞こえていないか心配になってしまうほど、うるさく暴れまわっている気がする。
 背中を擦ってもらっていた時には微笑ましく思えていただけの少女たちの手つきも、おかしな方向に受け取ってしまいそうなほどだ。
 ――俺もあの人のことを笑うことなどできない、小学生に欲情してしまうような性癖のある変態だったのか。それともこんな感情が生まれているのは、彼女たちだからこそ?
 そんな無意味な自問自答を重ねている間にも、ひなたちゃんたちは着々と作業を続けている。
「おー。おにーちゃん。おまたもちゃんときれいにしておかないとだめなのです」
 そこだけはだめだ! 最後の理性を振り絞って、俺はひなたちゃんの手をブロックしようとする。目を閉じながら放った一撃は、確かに誰かの手を捕らえていた。
「ご、ごめんね、ひなたちゃん。急に動いちゃって。痛くなかった?」
「ほへー。おにーちゃんの、おっきくなってる」
「ええっ!?」
 驚いて、俺はついに目を見開いてしまう。
 なんてことだ。固く結んだはずのタオルはひなたちゃんの謎の手際のよさで外され、俺のモノは見事に露出してしまっている。
 ひなたちゃんは不思議そうにそれを観察し、かげつちゃんはショックを受けたのか口が開きっぱなしになっている。なら一体、俺の手は何をつかんでしまったんだ?
「あ…………」
 自分の手の先をたどっていく。残念な事に俺の指は、間違えてかげつちゃんの柔らかな腕をがっちりとロックしてしまっていた。
 そして焦りのために忘れていたことだけど、俺の目の前にはバッチリと2人の幼い裸がある。強烈な刺激が、俺の脳内を駆け抜ける。
 それほどまでに、彼女たちの肢体はきれいであり、とても神聖なものであるように感じられた。
 見てはいけないはずなのに、身体が言うことを聞いてくれない。むしろもっとよく注視したい。そんな情欲が湧きあがってきそうな自分が恐ろしい。
「おにーちゃん。ここ、だいじょーぶ?」
 無邪気なひなたちゃんは、心配そうな色を瞳に浮かべつつも俺の興奮気味になっているモノをひとさし指でゆっくりとなぞる。
「くっ……、ひなたちゃん……」
 彼女の指が触れた部分に電撃が走る。俺はもう、色々限界なのかもしれない……。
「は、長谷川コーチ。苦しいのですか!?」
「え……?」
 かげつちゃんが、目を逸らしながらも剥き出しになった亀頭を優しく撫でてくれる。わずかに震える手のひらが、強い刺激となって俺を襲う。
 こんなに2人は心配してくれているというのに、俺は欲望のままに気持ちよくなって勃起させてしまっている。そんな罪悪感と背徳感が交錯して、さらなる深みへと陥っていく。
「ちいさくなーれ。ちいさくなーれ」
 可愛らしい呪文を唱えながら、完全に大きくなったモノを撫でるひなたちゃん。あんなに小さな手で一生懸命にさすってくれている。
234ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:16:04.17 ID:p1IZKGev
 ――もし、このまま射精してしまったらどうなるんだろう?
「かげも、てつだって?」
 ひなたちゃんの可愛らしいほっぺに?
「が、頑張ります!」
 それとも、かげつちゃんの凛々しい横顔に?
 2人が自分の精液にまみれている姿が脳裏によぎる。わけもわからずに汚されていくひなたちゃん。かげつちゃんは異常事態に、涙を浮かべている。そして俺は――。
「だ、だめだ!」
 このままでは俺たちの関係が、この一度の過ちで全て崩壊してしまう。背中にぞくりとした悪寒が走る。こんなことで、彼女たちと……。
「きゃっ」
「そんな………………」
 俺の欲望は、持ち主に決して従順ではなかった。真っ赤に充血した亀頭の先から、精液が弾け飛ぶ。
 ひなたちゃんの頬や手のひらに、べったりと白く濁った粘液が付着する。
「長谷川コーチ、これって……」
 かげつちゃんは手にまとわりつく精液を、わけが分からないといった表情で見つめていた。
 ――終わったんだ、何もかも。俺の軽率さで、大切なもの全て。足元が崩れ落ちていく感覚。何をどう言ったらいいのか、正直頭の中が真っ白で考えられない。
「おにーちゃん。泣いてる」
 どうやら、涙を流してしまっているのは俺のほうだったようだ。なんて、情けないんだろう。いつも偉そうにコーチぶってるくせに、肝心な時に何をやっているんだ、俺は。
「姉様……」
 頭に温かい感触。ひなたちゃんが、こんな俺をあやすように撫でてくれている。姉の行動に触発されたのか、かげつちゃんまで同じようにしてくれる。
「ひなたちゃん、かげつちゃん……」
「おー。げんきになった?」
 ひなたちゃんの屈託のない笑顔。今は眩しすぎるくらいに感じてしまう。俺は、この子たちのために何をすればいいんだろう。
「俺は君たちに……」
 魂の抜け殻のようになった俺を見て何を思ったのだろうか。ひなたちゃんは、かげつちゃんの耳元でなにやらささやいている。
「こんなことで大丈夫なのでしょうか……」
「おー。ばっちり」
 相談を終えた2人が、顔を見合わせて俺の前へ。そして、ゆっくりと近づいてくる。
 ――ちゅ。
「え、ええっ!?」
 両頬への、2人の柔らかなくちびるを感じるキス。奇襲ともいえるその動きに、俺はびっくりしてひなたちゃんとかげつちゃんの顔を交互に見る。
「さすがです、姉様!」
「おー。まかせとけー」
 じわりと、熱い感覚が胸に広がっていく。いつだって俺は、この子たちに助けられてばかりなんだな。本当に。だから今は、少々無理をしてでも笑おう。
「ありがとう、2人とも。とっても元気出たよ」
 何があっても逃げたらだめだ。俺のできる精一杯の責任の取り方を探していこう。もっとちゃんと彼女たちと向き合って。
235ひなたのお泊り大作戦:2011/09/15(木) 18:18:03.61 ID:p1IZKGev
以上です。
書き始めた当初の構想からはちょいちょいずれましたが、まあこんなものかと
続くかは不明
236名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 18:32:29.98 ID:MeeagObz
GJ!ひなたちゃんとかげつちゃんマジ天使

ただひとつ気になるのは…

>>228
> 朝のロードワークを終えて1人庭でシュートの練習をしていると、家のインターフォンが鳴らされていることに気づく。
>俺はドアノブを回して扉をゆっくりと開く。

庭で練習してたのになんで外から玄関回らずにドアから…って気がしないでもない。
237名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 18:37:33.07 ID:p1IZKGev
>>236
確かに
勢いで書いてると細かいところが見落としがちになってしまう
238名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 19:35:32.91 ID:2BL2+idR
>>225
やめて
最終回が放送出来なくなっちゃう
239名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 21:40:56.08 ID:FTp1GMds
乙GJ!
妹のほうの天使力も高かったのか・・・

>>236
アニメ4話でもっかんが来たときも、庭にいたけど中から出迎えてたし
特に問題はないんじゃないかい?
240名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 21:44:50.35 ID:8Kj5vKG/
GJです。袴田家は天使の集まりか!
241名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 22:01:59.57 ID:MeeagObz
>>239
そうだっけ?ニコニコでしか見れないから忘れてるなぁ…
242名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 22:13:03.90 ID:8Kj5vKG/
>>239
アニメ4話でもっかんが来たときも、庭にいたけど中から出迎えてたし

      もっかん       庭にいたけど中から出迎えてたし

      もっかん        に    中  出    し

に見えたのは俺だけかもしれない。ちょっと頭冷やしてくるノシ
243名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 22:15:29.09 ID:hFeh87ns
>>242
重症だなwww
244名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 23:03:22.42 ID:UQP/rtt6
>>242
これはひどいwwwww
245名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 23:12:42.47 ID:iYm9u3Ud
>>242
願望強すぎでござるよwwwww
246名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 23:14:23.69 ID:Ujvzf2cJ
>>242
その想像力をなぜ創作に使わないのか…
247名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 00:04:24.38 ID:bHnSq8Ai
>>242
期待の病人が出たな。
248名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 00:08:43.93 ID:x45Uw9nT
ジョインジョインがいると聞いて(ry
249名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 01:16:13.63 ID:FPnDo2Pe
貴様のような病人がいるか!
250名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 03:07:17.20 ID:eD+Yjp85
>>242
おいおいw
251名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 03:35:05.68 ID:BLJBEiOv
良く鍛錬されているスレだな。素晴らしい
252名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 09:58:18.53 ID:ZFZ/jcmT
この場合どのセンセイを呼べば良いんだ?
医者?弁護士?美星?
253ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 13:55:17.34 ID:X6g8BQmA
投下します。前スレ>>825の続きです。
えろなし。アンド、無駄にシリアルです。紗季さん、出番ですよ!
少しだけ暴力的な表現もあったりして……なんだかなーな出来になっちゃってます。あと今回辺りからすばるんが相当残念仕様になってる気が…。

それでも良い方、どうか読んでやってください。
254明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 13:57:17.64 ID:X6g8BQmA



照りつける凶暴な日差し。
それを少しだけ和らげてくれる、この時期特有の爽やかな風。
目の前に広がる、のどかな河川敷の風景。

夏真っ盛りなだけあって、今日はとても良い練習日和となるだろう。


………今、俺の後ろから腰に巻き付いてくる、一つの懸案事項を除けば。

「智花、その……ちょっと、苦しいんだけど……」
「すばるさんの、せなか……とてもたくましくて、あったかいです……うふふふ……」

自転車に乗って慧心学園へと向かっている道中、後ろから痛いくらいに抱きしめてくる教え子。
おまけに何やら不穏な独り言まで聞こえてくるんですが。というか、トリップしながら二人乗りとか危険すぎます。
あと、カップル座りがデフォになっているのはどういうことでしょう。

「智花?ともかさーん??」
「あ、ふ、ふえぇっ!!?す、スイマセンつい……!!」

いきなり声をかけられたせいで(いや、三十秒前ほどからずーっと声はかけ続けていたんだけどね)、先程までの甘やかな呟きもなんのその。
試合中さながらの動きで腰へと回していた手を解き、ぐいんと仰け反る智花。

「───うわっ!」

それは俺にとって、完璧に想定外の動きだった。
重心の急な変動に対応出来るはずもなく、一気にバランスを崩す二人乗りの自転車。

条件反射的に着ているシャツを掴まれる。
智花に引っ張られるようにして、自転車の角度は修正不可能なくらいに左側へと傾き、

その先には、河川敷に広がる草むらが───

「危なっ───」
「ひ、ひゃああっ!!」

がっしゃーーーん!!!

自転車が倒れ、生い茂る緑の上に放り出される二人。
最後まで体勢を立て直そうとハンドルを握っていたために受け身も取れず、身体の節々に鈍い痛みを感じたもの……擦り傷や打ち身などの外傷を負った感じはない。

芝生の上だったのが幸いしたな………そう安堵して、一緒に乗っていた教え子の方へと振り向くと───
255明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 13:57:49.23 ID:X6g8BQmA

「っ、いたっ……」
「智花っ!!」

立ち上がれずに左膝を抱えてうずくまっている彼女が、そこにいた。









「もっかんっ!」
「トモっ!?」
「おー?」
「智花ちゃんっ!!」

体育館の中へと入る。
練習時間ギリギリの到着だったため、ドリブルやシュートなどの自主練習を始めている他の女バスメンバーたち。

だけど俺が智花を背負っている姿を見ると、それだけで何かを悟ったらしく練習をやめて一目散に駆け寄ってくる。


この光景を見れば、毎度ながらの慧心学園女バス部のチームワークの良さも納得出来るはずだ。
一人ひとりがバスケを愛し、同時に仲間も愛しているのがよく分かる。
どこか微笑ましい気持ちでそれを見つめながら、心配するみんなにこうなった経緯を説明した。

今の智花は……外傷としては少し擦りむいて血が出ていた程度だったが、歩く時はあからさまに左足をかばっているのが分かる。
恐らくは軽い打ち身だろう。歩けないほどではないので骨や関節への心配はない、とは思うが……とにかく。

「智花は今日、練習見学だな」
「す、すみません………私の不注意で」
「いや、俺がもう少し気をつけていれば……」
「昴さんは悪くないです、悪いのは……浮かれていた、私の方ですから」

額に汗を額に浮かべながら、自分を戒める智花。


浮かれていた………とは、間違いなく今朝のことが原因だろう。

あの『夢』が現実だったのだとしたら、彼女は真帆と同じくらい、俺のことを好いていて……。
その想いが伝わりほっと一息……いや、彼女が言うように文字通りアイキャンフライレベルに浮かれた気分だったのだろう。
今朝の朝食の時だって、いきなり『はい、昴さん、あーん♪』なんて言い出されてひっくり返りそうになったのは記憶に新しいところだし。

まぁ、うちの母さんはあんな性格だから『あらあら、仲いいわね〜二人とも♪』とでも言いたげな目でふふっ、と微笑まれる程度で済んだんだけど。


……でも、真帆の件といい智花といい、小学生の女の子ばっかりオトしてる俺ってどうなんだろう。
色恋沙汰なんて俺には無縁の話だと思っていたのが嘘みたい……というより、色恋沙汰などというハードルはとっくに突破している気がする。

正直に言おう。
俺だって、彼女たちのような可愛い教え子に好かれるのは、本当にすごく嬉しい。
だが問題は山積み。どこから手をつければいいのか分からない、散らかった部屋のように散乱している状況だ。

主な問題点を上げるならば───年齢的に、ガチな犯罪行為だろうということ。
それから、ほとんど二股に近い状態になっていること。この二つに尽きる。

256明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 13:58:22.44 ID:X6g8BQmA

ん?
ちょっと待て。
ということは、もし彼女達が小学生とかではなく一つ年下などの合法的な年齢だったとしたら、俺は……どうしていただろうか。

自分が傷つくことも厭わない、真帆らしい熱烈で直球なアプローチ。
いつもしおらしい智花が見せた、一途で激しい愛情。


……ダメだ。
普段から教え子として可愛がっていて、彼女たちには親しみや愛情すら覚えている。
タイプは違うといえど、そんな女の子にあそこまで情熱的にアピールされて、持ちこたえられる訳がない。確実に手を出していただろう。

というか今の時点でも俺の心はほとんどヤラれてちゃっているんだけどね。相手の年が小学生ってだけで。
手も、出してないとは限りなく言いづらい……というより、ほとんど出しちゃってる状況だし。


………あんまし変わんないじゃん。年とかもう関係なくなってるじゃん。差があるとしたら、本番があるかないかくらいのもんじゃん。

どうするよ、この状況。
全く収束する気がしない。というか、どうやったら収束するのか分からない。八方塞がりとはまさにこのことだ。

彼女たちの想いを蔑ろにするわけにはいかない。あぁでも今のまま事が進めば絶対いつかは周囲にバレてしまう。
そもそも俺だって二人のことは大好きだ。だけど、どちらか一人を選べとなると───

「………よし、これでオーケー。智花、大丈夫?」
「はい、ありがとうございます……昴さん」

悶々と悩みながら、鞄に入れておいた携帯用の救急グッズと智花が持っていたポケットティッシュを駆使して消毒を済ませ、最後にバンドエイドを貼る。
とりあえずは応急処置完了。ほっと一息ついていると、みんなの輪から一歩踏み出してしゃがみ込む一人のチームメイトがいた。

いつも冷静沈着、慧心学園女バスのポイントガードを務めている紗季。
顔色を伺い、本当に軽傷なのかという目を智花に向けている。

「トモ……本当に、平気?」

だが智花は、その問いに答えない。
その代わり、目の前のチームメイトの顔をまじまじと見つめた後……

「………紗季っ」

待ち続けた想い人に会えたかのような笑顔で、紗季に思い切り抱きついたのだ。

「私……わたし、素直になれたよっ。昴さんに……自分の気持ち、伝えられたよっ……」
「そう……やったじゃない、智花」
「うん、っく、でも、きっと私だけじゃ無理だった……紗季が、紗季が背中を押してくれたから───」

半泣きになりながら、溢れる喜びを分かち合おうとする智花。
それを優しく受け止める紗季。

そして………この言葉を聞いた瞬間、ぞわりと気が飛んでしまいそうなくらいの悪寒が俺の背筋を駆け抜けた。



───何だ、これは。

これに似た悪寒を、俺はここ数日の間に何度か味わっている。
257明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 13:58:48.74 ID:X6g8BQmA

事の発端となった一日執事の日……『二人きりになったことを俺に注意されたら、こう言い返せばいい』と紗季からアドバイスをもらったことを聞いた時。
真帆の猛烈なアタックの引き金を引いたのは、彼女の幼なじみである紗季なのだと聞いた時。

そして……今。
文字通り朝の寝起きを襲うような智花の激しいアプローチは、紗季が後押ししたからだと聞いた時。


───ということは、だ。

心底嬉しそうに、智花と抱き合っている眼鏡の少女を見る。

紗季。
今回もまた……………また、君の差し金なのか………?

彼女はメンバーの中でもとびきり頭が回る子だ。自分の発言がどういう結果を招くか、分からないような子ではない。
すると……俺の今の八方塞がりな状況を『後押し』したのも、彼女の意思あってのものということになる。

『彼女は策略家だが、それを上手に使いこなしこそすれ、絶対に悪用することはない』。
そんな評価を覆しかねない、重大な事実だった。

やがて思い浮かぶ、一つの疑惑。

彼女はもしかして、この状況を楽しんでいるだけなんじゃないだろうか。
楽しむためだけに、彼女たちの想いを利用して、場を引っ掻き回しているだけなんじゃないだろうか───と。

体育倉庫から、ずるずるとパイプ椅子を引きずってくるひなたちゃんの姿。
智花がコートの外で椅子に座りながら見学することに決まり、それぞれが智花に励ましの言葉をかけている。


やがて、見学者以外の四人がぱたぱたと俺の前に整列する。それが練習開始の合図だ。

見慣れた光景。だが俺の頭の中は一向に切り替わることがなく、紗季への猜疑心だけがぐるぐると渦巻いている状態だった。









「………の、あのー、長谷川さん?」
「えっ、あぁうん。どうしたんだい、紗季」
「今日なんですけど……その、ちょっと早めに練習を切り上げちゃいませんか?」

苦笑いを浮かべながらそう進言してきたのは、俺が錯乱状態に陥るきっかけとなった張本人。

「智花だってあんな状態ですし、それに……」

気づけば周りのみんなが、心配そうに俺の顔を見上げていることに気づく。

「おー、おにーちゃん、今日へんだよー?」
「すばるん、大丈夫?まだ風邪治ってないんじゃねーの??」
「長谷川さん……」
258明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 13:59:21.93 ID:X6g8BQmA

それぞれが口々に俺を慮る言葉をくれる。
遠くからは、ちょこんと座りながら心配そうに俺を見る智花の姿が。

それもそのはずだ。
指示なんてもっての外、時間配分や練習メニューの順番だっていつもは完璧に把握しているのに、今日はみんなに指摘されてようやく成り立っている状態。
つまり今日の俺は、コーチとしての役割をほとんど果たしていなかった。

もちろん彼女たちがそれに気づかないわけがない。
最初の方こそ『智花のことが心配で集中出来ていないのよ』なんて笑いのネタにされていたのだが、もうその域はとうに出てしまっている。

今の俺を取り巻く状況………誰にだって分かることだ。
普段通りを装って、バスケのコーチなんてしていられる場合じゃない。

しかもバスケのコーチをするとなると、悩みの張本人である女バスのメンバーたちと顔を合わせることになるのだ。
蒸し暑く、熱気もこもりがちな夏の体育館という悪条件の中で頑張る彼女たち。
でも座っている智花の姿を見る度、頑張っている真帆の顔を見る度………そして、紗季のことを考える度、どうしようもない自分の状況を思い出して、そのことで頭がいっぱいになってしまう。

こんな精神状態で、コーチとして指導しろなんて言われても不可能に決まっている。
いつもは楽しくて仕方のないこの時間も、判決を言い渡される囚人のような気持ちでは楽しく過ごせるはずがない。

「………そうだな、まだちょっと具合が悪いのかもしれない」

正直、限界だった。
今すぐにでも家に帰って、ぐっすりと睡眠をとって、心身ともにリラックスしたかった。
正しく状況判断が出来ない状態で更なる問題を引き起こし、ますます自分を袋小路へと追い詰めてしまうことだって考えられる。
そんなことになるのなら、いっそ一人で家に引き篭っていた方がマシなのだから。

だから、彼女の本心がどうであれ……練習を早く切り上げようという進言は、心底ありがたかった。

「ゴメンな、俺が自己管理出来ていないせいで」
「いえ……こんなに辛そうな長谷川さん、初めて見ましたから……」

朦朧とした頭で紗季の瞳を覗き込む。
本気で心配しているようにしか見えない。何かを企んでいるようには思えない、んだけど………今の自分に正常な判断が出来るかどうかは怪しいもので、何の参考にもならない。



結局、予定よりも一時間半も早くに練習を切り上げて、それぞれが引き上げる姿を見送る。
夏だけあって陽が落ちるのも遅く、まだ夕空の陰りすら見えない今の時間に送り返すのは、非常に申し訳ないと感じる反面……一人きりになってホッとしたのか、吐き出すようにして疲労感が表に出てくるのを感じる。

………だるい。
出来ることならばこのまま体育館の中で何も気にせず寝てしまいたい。
中学校時代、特訓で自分を追い込んでこんな風に思ったことはあった。でもその時とは全く違う、満足感も何もない、疲弊しか感じないだるさだ。

一刻も早く帰宅して、ゆっくりと風呂にでも入って、今日は何も考えずにベッドの住人になってしまえ。

「………っ」
259明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 13:59:46.56 ID:X6g8BQmA

自分のベッドを思い浮かべた途端、フラッシュバックする今朝の出来事。

………あぁ、そうか。
今日の智花との事件は、あのベッドで起こったんだっけ。

また心に暗い影が落ちてくる。
大丈夫だ、ベッドで眠ると思い出すのならば、今日は床で寝てしまえばいいんだから。

そう決意して、外履きのシューズへと左足を踏み入れた瞬間だった。


───くしゃり。

つま先を遮る、微かで薄っぺらい感触。
男バスの時のようなイタズラか、それともたまたま靴に紛れ込んだだけなのか……拾い上げてみると、一枚の紙を丸めて詰め込んだような、いわゆる紙のボール的なものがそこにはあった。

おもむろに広げてみる。
女の子が好きそうな、花模様の散った便箋。

その中心辺りに、少し大きめの字でこう書かれていた。


『体育倉庫で待っています
         永塚 紗季』


体育倉庫。
普段、練習の時は女バスのメンバーが更衣室として使っている場所だった。

「……………っ」

何だろう。またしても、嫌な予感がする。
というか、嫌な予感しかしない。

女の子からの、二人きりでの逢い引きを指し示す手紙。
普通なら、甘い色恋を連想するものなのかもしれない。

だけど今の俺にとってそれは、トラウマ以外の何者でもなかった。



───でも。

逆に取れば……これは紗季と二人きりで話の出来る、またとない機会ではないだろうか。
彼女がどういうつもりで真帆や智花を炊きつけたのか、その真意を聞くことの出来る絶好の場ではないだろうか。

そうだ。それさえ分かってしまえば、こちらとしても最大の懸念事項を潰すことが出来る。
それだけでも精神的な負担は相当違ってくるだろう。逆にこれはチャンスなのかもしれない。
260明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:01:26.63 ID:X6g8BQmA

「……行くしかない、か」

疲労困憊の心と身体を奮い立たせて、もう一度上履きのシューズに履き替える。
前に竹中がやっていたようにパンッ!と両頬を叩いて、体育倉庫へと歩を進めた。









「お待ちしてました、長谷川さん」

ゆっくりと体育倉庫の扉を開けると、そこには手紙をくれた張本人……制服姿の永塚紗季がいた。
もしかしたら手紙を書いたのが紗季というだけで、他にも誰かいるかと思ったが……どうやら彼女一人のようだ。

落ち着いた様子で堂々と跳び箱に背を預けているその姿は、とてもやましいことをしているようには見えない。
いや、紗季にとってそれくらい取り繕うことは造作もないことなのかもしれない。そもそも、彼女が後ろめたいことをしていると決まった訳では……。

また思考回路をぐるぐる巡っていく、疑いの信号。
首を左右に振って、それを吹き飛ばす。
悩んだところで仕方がない。それならば目の前にいる本人に確認した方がよっぽど早いのだから。

「お時間を取らせてしまって、申し訳ありません」
「いや……このあと特に予定が入っている訳じゃないし、大丈夫だよ」

会話の空気から伝わってくる、何かを思案している様子。
どちらが先手を繰り出すか、互いに伺いを立てている空気だ。
ならば、さっさと本題を話してしまった方が早いだろう。

「───早速ですが、まず、長谷川さんにお尋ねしたいことがあります」

そう思ったのは俺だけではなかったみたいで、先に彼女の方から話を切り出してきた。

「長谷川さんは……あの二人のどちらかに、本気の恋愛感情を抱いていらっしゃいますか?」

それも、ど直球。
真帆並の豪速球で、俺に渾身のストレートを投げつけてきたのだ。

『あの二人』というのは言わずもがな、真帆と智花のことだろう。

「その前に、俺も聞いておきたいことがある。真帆と智花を炊きつけたのは、紗季……君なのかい?」

その球をピッチャー返しで打ち返す。
質問を質問で返してしまうような真似はしたくなかったが、これだけは真っ先に聞いておかないと、この先彼女にどういう態度で接すればいいのか分からない。
彼女なりに仲間を思ってのものだったというのと、いたずらに場をかき乱したくてのものだったのとでは天と地ほどの差があるのだ。

質問をうやむやにされたことに戸惑いを感じていた紗季だったが、俺の真剣───というより必死な表情を読み取ったのか、少し間合いを置いてから、

「………わかりました。全て、お話ししますね」

以前、紗季に問い詰められた俺のような面持ちで、その経緯を語り始めた。
261明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:06:08.98 ID:X6g8BQmA

「そもそもの発端は、真帆が長谷川さんに対して本気の恋心を抱いてしまったことです。
 真帆が好きになったのは、一日執事として長谷川さんが真帆の家に行った時……真帆に対して、熱心に看病して下さったのがきっかけだと思います」

───真実だ。一つの誤魔化しもない。
何故ならそれは、真帆本人から聞いたこと。それと寸分違わず同じことを言っているのだから。

「でも………長谷川さんは、お気づきでしたか?
 真帆が長谷川さんを好きになる以前から、ずっと本気で長谷川さんのことを好きだった人がいることを」

真帆の純粋で真っ直ぐな、俺への『好き』の気持ち。
その『好き』と同等の想いを俺に注いでくれていた、真帆以外の人物───となると、一人しかいないだろう。

「───智花、か?」
「そうです。長谷川さんも、さすがに気づいていらっしゃったんですね」
「………いや」

俺のことを『好き』だと言ってくれた二人から───二つしかない選択肢のうち、片方の一つを潰されて、ならもう片方……今朝、あれだけ俺のことを好きだと言ってくれた智花しかいない。
そう思っただけのことだった。

「そ、そうでしたか………それなら、気づくわけ、ないか………」

それを告げると少したじろいだような受け答えをし、何やらブツブツと呟いている紗季。
はて、何かおかしな回答をしただろうか?

「今朝のことで長谷川さんにも伝わったんです……よね? トモの想いが、本物だってことは……」

トモ………湊、智花。
俺にとって大切な教え子であり、守るべき存在であり、愛おしくもある彼女。

「……うん。それは、俺にもよく分かった」

智花がずっと胸に抱いていた俺への想いが本物だということは、今朝のことでよく理解出来た。
色恋に鈍感だと言われ続けた俺なんかでもハッキリ間違いないと断言出来るくらい、痛いほどに伝わってきた。

『俺さえ居れば、他には何も要らない』。こんな言葉をかけてくれる女性なんていなかった。
というより、ここまで強くて純粋な『好き』の気持ちがこの世に存在するなんて、ましてやそれを自分に注いでくれる相手が居るなんて、思っていなかったから。

「みんなもそれとなくトモの気持ちには気づいていました。それで、みんなでトモの、長谷川さんへの恋を、応援してあげよう………って。
 そんな『暗黙の了解』が、いつの間にか私たちの中で成り立ってたんです」

そういえば……みんなで冗談交じりに智花と二人の時間を演出しようとするような、そんな動きがあったような気がする。
だけどそれは文字通り女子小学生の冗談の一環であって、微笑ましさこそ感じるがそれ以上でもそれ以下でもない………なんて、軽く考えていた。

控えめで、どこか儚げな彼女の笑顔を思い浮かべる。
262明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:06:34.98 ID:X6g8BQmA

「………智花……」

智花はずっと、俺に対してあれほどの想いを抱いていたというのか。
だとすると、俺は彼女に対して、何て失礼な態度をとってしまっていたのだろう。

想いに気づいてあげられなかったのは何も今回ばかりじゃないだろうけど、せめて今回くらいは気づいてあげたかった。
溜め込んで溜め込んで溜め込んで、あんなに辛そうに俺にすがりついてくる智花なんて、正直見ていられなかった。
もっと早くに気づいてあげられていれば。いつも気を遣ってばっかりの彼女の心を、解き放ってあげることが出来ていたら……あんな智花の顔は、見ずに済んだかもしれないのに。

自責と後悔の念に苛まれ、ぎり、と歯を食いしばる。
紗季はそんな俺を一瞥してから考えこむようにうつむくと、眼鏡を上げる動作で右手を顔の前にやり───

「………でも、それも昨日までは、の話ですけどね………」

今までの話を大きく覆す一言を言い放った。

「えっと、それはどういう……」
「どういう、って………私たちも、長谷川さんが真帆の好意を受け入れて色々なさったことは知ってますから」

視界が揺らぐ。
恐らくは例のSNSだろう。でも『色々』って……その『色々』に心当たりが多すぎるんですが………。

しかもその『色々』の詳細を、紗季がくまなく知ってしまっているとしたら………。

「せっかくトモを優先して、みんなで応援していたのに、他の人が長谷川さんに気持ちを伝えてしまって、それを受け入れられてしまったんだとしたら……みんな、トモのために我慢しているのが馬鹿らしくなっちゃいますよね」

あはは、と乾いた笑みが彼女の口から溢れる。

どこか要領の得ないやり取り。
でもその中に、バラバラだったパズルのピースが音を立てて組み上がっていく感覚……今まで不可解だったことの辻褄がどんどん合っていくのが分かる。

「つまり、私たちの中にあった『暗黙の了解』は、昨日の出来事で崩れ去ってしまった、ということです。
 真帆が本気で気持ちをぶつけたのなら、トモだって同じように想いをぶつけるしかない。私も他のみんなも、きっとそう思ったんじゃないかと思います」

そう……認めたくないことだが、今朝の事件は夢ではない、現実としての出来事なのだ。

智花が言っていた、『真帆に取られたくない』という言葉。
泣いて俺にすがり付いてくる姿も、彼女のものとは思えないくらいに淫らな一面も……全部現実の出来事だったのだと。

「どのみち真帆みたいな子が本気で好きになった相手に対して、好意を押し殺したままではいられなかったでしょうから。
 トモだってきっと、長谷川さんを真帆に取られてしまうかもしれないとなっては、何かしらの行動を起こさずにはいられなかったと思います。
 第三者が発破をかけなくたって、もっとストレートな方法で長谷川さんにアプローチしていたかと……」

……それは何というか、違う気がします。
紗季さん、貴方は分かっていない……自分の言葉選びのセンス、立ち回りの上手さがどれほどのものかということを……。
263明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:08:03.12 ID:X6g8BQmA

「私は……いえ、私だけじゃなくてみんな、この女子バスケットボール部が大好きです。
 そのうち変に取り繕いながら、遠慮し合いながら、みんなが影で長谷川さんを取り合った挙句、不仲になってしまうのなら……正々堂々と勝負した方がいいと思ったんです」

一生懸命想いを伝えようと俺を見上げてくる、小学六年生の女の子。
この数日間で数えきれないほど体験したシチュエーションだ………もうトラウマになりそうなくらいには。

「まぁ、二人の背中を後押ししたというよりは、『自分の気持ちに正直になろう』って伝えただけなんですけどね……あはは」

───でも、彼女の言っていることも分かる気がする。

前に葵が言っていた。
女性の嫉妬や人間関係のもつれは想像以上に陰湿で、複雑なものなのだと。
そうなってしまいかねないことを察知して、紗季は先手を打ったということか。

説明通り、彼女は彼女なりにチームを思っての行動だったのだ。
ただ……それにしては、紗季の表情がえらく曇っている。話を聞く限りでは思惑通りに事が進んだはずなのに、何かをこらえているような……苦痛に顔を歪めていると表現してもいいくらいの表情をしていた。

「遅かれ早かれみんなで一つのものを奪い合うのなら、もう素直になってしまった方がかえってスッキリすると思ったんです。
 ただトモだけは、長谷川さんを想い続けてきた時間がみんなよりも長かったので、一番先に長谷川さんに想いを伝えてもらおうと……」

おまけに説明している声がどんどん小さく、か細いものへと変化してゆく。

彼女はあくまで二人のことを話しているはず。
なのに……紗季自身も女バスの一員だということもあるかもしれないが、何故こんなにも痛々しい表情で話しているのだろう。


───まるで、自分のことのように。

「なぁ………さっきからよく『みんな』って言葉が出てくるけど、『みんな』って言ったって今の話に出てきたのは主に真帆と智花だろ。それで『みんな』とは言わないんじゃないか?」

二人という対象を表す言葉に『みんな』というのは、少し違う気がする。
言葉選びがあやふやな真帆ならともかく、小学六年生とは思えないくらい礼儀正しく語彙も豊かな紗季が、そんな発言を意味もなくするとは思えない。

自分でも尤もな疑問だったと思う。
だけども紗季は、その俺の発言を聞いた三秒後に、我慢に我慢を重ねてきたがとうとう堪え切れない………といった様子で、はぁーーーっ、と深い溜め息をついたのだった。

一呼吸置いてから、キッ、と俺を見上げてくる真摯な瞳。
だがそこに込められているのは決して怒りやイラつきからくるものではなく、むしろ悲しみや哀願に近いものだった。

「長谷川さん……本当に、本当に気づかないですか?分からないですか?
 この展開になっても、まだ………長谷川さんは、そういう風にしか『私』のことを捉えられませんか?」

『私たち』ではなく、『私』。
これまで例の二人以外のバスケメンバーを言い表す時は必ず『みんな』『私たち』というような表現を使っていたのが、ここにきて自分を……彼女一人を指し示すものに変化した。

くらり、と目眩がする。
思わず倒れそうになって、体育倉庫の出入口である扉へともたれかかった。
264明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:08:39.62 ID:X6g8BQmA

「──────ま、さか」

そう。

俺だって、そこまでは、鈍感じゃない………はずだ。


ゆらゆらと蜃気楼のように揺らいでいる瞳。
熱く、紅く染めた頬。

この空気………蜂蜜のように甘く濃密な数日間で、幾度となく味わったそれそのものだ。

跳び箱に背中を預けていた紗季が、一歩、また一歩とこちらへ歩を進めてくる。
後ずさりしようにも、背後には鉄の扉。

「……はい。ここは『みんな』で合ってると思いますよ………長谷川さん。
 たとえば、ですね───」

身体に火照りを感じる。意識が朦朧としてくる。
視界がボケる。揺れる。ブレる。
嫌な汗がぶわっと吹き出し、全身がブルブルと身震いしているのが自覚できる。

「今、長谷川さんの、目の前にいる───」

次の言葉が予想できてしまう。
それは決して受け入れられない、真実の言葉だ。

何なんだ。彼女たちの中で、一体何があったんだ。
もう勘弁してくれ。これ以上、俺を苦しませないでくれ。

パニックに陥った俺が、なんだ扉をこじ開けて逃げ出せば………と閃いた時には、棒立ちの俺を囲うようにして彼女が扉へと両手を突き立てていた。

「───……私、とか」

逃げられなくなった俺に、言葉の爆弾が落とされる。

「私だってずっと前から、長谷川さんのこと……お慕いしてました」

予想通りの言葉なのに、受け止めることが出来ない。

「改めてお尋ねします。長谷川さんは……あの二人のどちらかに、本気の恋愛感情を抱いていらっしゃるわけじゃないんですよね?」

やめろ……夢なら早く、醒めてくれ。

「なら………きっと私だって、真帆や智花に負けないくらい、長谷川さんのことが好きです。大好きなんです」

そんな軽々しく好きだなんて、言わないでくれ。

「長谷川さんになら、私………何でもしたいです。何をされたって、いいと思ってます」

おずおずと放たれたその言葉を聞いた時───渦巻く思考が解き放たれる感覚と共に、何かがぶちっと切れたような気がした。

「───きゃっ!!」
265明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:09:01.59 ID:X6g8BQmA

彼女の両肩に手を置き、三段重ねになっていた運動用マットの上へと押し倒す。
そのまま力任せに彼女の両手首を頭の上で束ねて、左手一本できつく抑えこむ。
彼女の太ももに馬乗りになりながら、

「……なぁ紗季。真帆や智花がそうだからといって、軽々しくそんなこと言っちゃいけない。
 普段は優しく見えるかもしれないけど、こう見えても俺だって男なんだ。その気になれば、紗季をどうすることだって出来る」
「は、せがわ………さん?」

マットに彼女の細い身体を抑えつける。
面食らった様子で、上目遣いにこちらを伺ってくる紗季。

「……な?こんな一瞬で、紗季は身動き取れなくなってしまう。もうされたい放題になってしまうんだ。分かったら、さっきのような言葉は───」
「私………私だって、軽々しくこんなこと言ってません!本当に長谷川さんのことが!」

怯えを覆い隠すようにして、そう叫ぶ。
やめてくれ。こんなバスケしか取り柄のない男に、期待なんかしないでくれ。

どうすればいい。どうしたら、彼女に分かってもらえる?

身体が震えて、力の制御が出来ない。
みしり、と軋むような音。
気づけば彼女の手首を束ねる左手に、全力と表現して差し支えないほどの力が加わっていた。
か細い小学六年生の腕。しかも手首は腕の中でも特に脆い部分だ。もしかしたら折れてしまうのではないだろうか。

「………っ」

顔をしかめ、痛みを堪えている様子。
それは同時に、『ここまで言った以上、私だって後には引けない』という、一種の意地の表れのようにも思えた。

「怖いだろ、痛いだろ……。自分の言葉には、もっと気をつけなきゃダメだ。じゃないと……嫌な思いをするのは、紗季なんだから……」

汚い責任転嫁の言葉だ。
危害を加えようとしているのは、自分以外の何者でもないくせに。

でも他に言葉が思いつかない。
今の俺は、一体どんな顔をしているのだろう。
もしかしたら痛みをこらえている彼女以上に醜く歪んで、泣きそうな顔になってしまってるのかもしれない。

「でも……でも、長谷川さんは、女性に対して力を振りかざすような男性には見えませんから……」

そう言って、額に汗を浮かべながら精一杯安心しているような笑みを見せようとする紗季。


………何故。

真帆も、智花も、紗季も。
何故俺なんかを、そこまで好いてくれるんだ。

そして……なんで俺は、こんなに苦しい思いをしているんだ───


───どすっ!!!

「───ひっ」
266明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:09:23.06 ID:X6g8BQmA

彼女の笑みが一瞬でこわばり、小さく悲鳴をあげる。
怯えの表情に変わった彼女を見て、ようやく俺は自分の行為に気づくことが出来た。
空いていた右の握りこぶしを振りあげ、それをちゃぶ台を叩くようにして、彼女の顔の左横すれすれに力いっぱい叩き下ろしたのだ。

その事実に一番驚いたのは、この行為を行った自分自身なのかもしれない。
でもすぐに気を取り直して、目の前の怯える少女に向きあう。

───これで彼女が、俺を軽蔑してくれたら。
───二度とこんな男には近付きたくないと、そう思ってくれればいいんだ。

「……逆に言えば、後先さえ考えなければ、俺の気分一つの問題だろ。紗季にどんな危害だって加えられるという事実に、変わりはない」

熱い。
頭の中が煮えくり返って、噴火直前のマグマでも溜まっているようだ。

感情の制御が追っつかない。この数日間で溜め込んだ醜くどす黒い想いが、どんどん外へ溢れてくる。

もう潮どきだ。
これ以上君に何かしてしまう前に、早く身を引いてくれ。
泣きながらこの場を立ち去って、家に逃げ帰ってくれ。


そう願ったが、紗季はむしろ俺の顔を覗き込み、探るような目でこちらを伺った後───

「……………大丈夫です。平気です」

先程の怯えが嘘のような……全て受け入れますと言わんばかりの、穏やかな笑みを俺に向けてきた。

「私………長谷川さんのことが、大好きですから」

彼女に重なって見える、真帆の姿。智花の姿。
それぞれが自分のことを大好きだと言って、俺に身を委ねてくれている。

───でも俺は、その想いにどう応えてやればいい?
こんな風に女性から愛されたことのない俺が、一体何が出来るというのだろう?
彼女たちの想いを受け止められるほどの技量なんて、到底持ちあわせてやいない。

「好きだってことが証明出来るのなら……これくらい、へっちゃらです」

感情のダムを制限している水門が決壊し、おぞましいほどの邪悪なエゴが、心の奥底から溢れ出るのを感じる。

涙で視界が歪む。
よく見れば、彼女の目尻にも涙が浮かんでいた。

それは痛みからくるものなのか、それとも───

「……お願いだ、紗季。もう、やめてくれ……」
「嫌です……私だって、私だって……」
「ほ、ほら……紗季はまだ、恋に恋しているだけなんだ。だから少し年上のお兄さんみたいな俺のことを好きだなんて……」
「じゃあ真帆やトモはどうなるんですか……?あの二人は本気だって認めたのに、私は認めてくれないんですか……?」
「そ、そういうわけじゃなくって……勘違いでこんな、紗季を傷つけるわけにはいかないと……」
「これだけ必死になっているのに、長谷川さんはこの想いが勘違いだなんて、そうおっしゃるんですかっ……!?」
「な、紗季……いい子だから、お願いだから……!」
「嫌ですっ!!私だって、長谷川さんが───!!」
「………やめてくれ、紗季………」
267明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:09:48.02 ID:X6g8BQmA

やめろ。

もう、やめてくれ。

「本当にっ─────────長谷川さんのことが、大好きなんですっっっ!!!!!」

全てを飲み込む、感情の大津波。

「やめろって─────────やめろって、言ってるだろっっっ!!!!!」

霞んでいる意識の中で見えたもの。
彼女が涙を散らしながらきつく目をつむっているワンシーン。

右腕に込められた渾身の力。
手は握りしめられ、振り上げた拳の行く先は───彼女の、左頬。



───やばい!!!!!

とっさに拳をほどいて、勢いを殺し、



ばちんっっ!!!!!

「……………あ………」

絶望的なくらいの、確かな手応え。
俺の手に弾き飛ばされ、からんからん……と遠くで跳ねる眼鏡の音。
彼女の左頬が、時間が経つにつれじわじわと赤くなってきているのが分かる。

何とか握りこぶしをほどくことは出来た。
でも俺が出来たのはそこまで。勢いはほとんど殺すことが出来ず、手のひらに込めた目いっぱいの力で彼女の左頬を打ち付けてしまったのだ。


頭が急激に冷えてゆく。
叩かれた体勢のまま、顔を右に向けてピクリともしない目の前の少女。


───嘘だろ?

誰か、嘘だと言ってくれ。

俺のことが好きだと言ってくれている少女を、力づくで抑えつけて『それは勘違いだ』とのたまった挙句、それでも好きだと言い続ける彼女にヤケを起こし、力いっぱいのビンタを、その柔らかな左頬に───

「お、れ………あぁ、あ……っ」

上手く呼吸が出来ない。
彼女の乱れた制服に、涙の痕が出来てゆく。
こんなにいつも慕ってくれて、お世話になっていて、感謝してもしきれない、俺の大切な教え子の一人。

その彼女を、激情に任せて傷つけてしまうなんて、そんな、そんな………
268明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:10:14.03 ID:X6g8BQmA

「う、うっ……う、あぁっ………!」

どう謝ればいい?
いや、謝って済む問題じゃない。

大切な教え子に、計り知れない心の傷を作ってしまった。
もう取り返しがつかないくらいの、深い心の傷を。


終わりだ。
もう、何もかも───

「………わたし、いいました、よね」

下から聞こえてくる、細い声。

「……はせがわさんに、なら……わたし、なにをされたって、いいって……」

向けられたのは、怒りでも、悲しみでもない、別の感情。

「だから、いいんです、よ……泣かないで、ください………長谷川、さん」

硬直状態に陥ったままぶるぶると震え、もはや抑えつける役目を果たしていない俺の左手からゆっくりと両手を抜く。
それをそのまま俺に向けて開き、下から俺を抱き寄せるようにして背中へと手を回してくる紗季。


───これも、そうなのか。
好きという想い一つで、こんなことまでも受け入れて、許してしまえるのか。

「………大好き、です。長谷川さんっ」

左頬を真っ赤に腫らしたまま。
暖かな癒しの微笑みが、そこにはあった。

「───紗季っ」

ぎゅうっ、と小さな身体を強く抱きしめる。
同じくらいの強さで抱きしめ返してくれる、その細い腕。

「ごめん、ごめんっ……紗季っ……俺っ、紗季に、なんてこと……っく……!!」
「長谷川さん、はせがわさんっ……!」

守ってやらなくちゃいけないのに。
自分のことばかり考えて、守るべき人を傷つけてしまうなんて、あってはならないことなのに。

「紗季……頼む、俺を殴ってくれっ……!俺が二度と、こんな馬鹿なことしないようにっ……!」

溢れてくるものを止められない。
こんなに泣いたのはいつ振りになるだろうか。

「……嫌です。こんなに傷ついてる長谷川さんを、もっと傷つけるなんて……」
269明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:16:14.19 ID:X6g8BQmA

そう言ってしばらくしてから俺を優しく引き離し、互いに見つめ合う。
もはや凶器に近い優しさを、俺にくれる彼女。

でもそれでは納得出来るはずもない。俺の身勝手な行動で彼女を傷つけてしまったことには変わりはないのだから。

大好きな男に思い切りビンタされた紗季は、もう死んだっていいと思えるくらいに辛いんじゃないだろうか。
俺だって、それと同じくらいの仕打ちを、彼女から受けるべきなのだ。

自分の中で湧き出してくる、自虐的な思い。
だが彼女が求めてきたものは、俺が抱いていたそれとは全く別のものだった。

「それよりも………私の想いが本物だって、認めていただけませんか?長谷川さんのことを大好きだっていう、私の気持ちを」

こんなにも痛めつけられて、それでも動じない彼女の強い想い。
感極まってか、ぽろぽろと頬まで滴る彼女の涙。

「じゃないと私……浮かばれません。報われ、ませんっ……!」

その言葉を皮切りに、ぶわっと彼女の零す涙の量が増える。

先程も同じようなことを思った気がする。
もう少し早く彼女の気持ちに気づいてあげれば、こんな姿を見ずに済んだのに、と。

結局、俺は恐ろしく鈍感なのだ。どうしようもないくらいに。
真帆に全身全霊の気持ちをぶつけられ、智花と紗季に至っては泣くほどの思いをさせないと気づかないくらい、他人の心の動きに鈍い人間なのだ。

「本物に………本物に、決まってるだろっ……!こんなことされてまで、何で俺なんかっ……!」
「だって!だって!好きなんだからしょうがないじゃないですかっ!!」

もう一度抱きしめあって、お互いの感情を分かち合う。
心の奥からじわじわと広がっていくような、熱い感情。それはきっと、彼女のことを愛おしく思う感情に違いない。

他人の心は見ることも感じることも出来ない。
でも何となく、分かる気がするのだ。
彼女の心もきっと、今の俺とおんなじような感覚を味わっているのだろうと。

こうして肌を重ねていると、鈍感な俺にだって、彼女のどんな想いにも気づいてあげられる。
そんな気がするのだ。



五分、いや十分近くも抱きしめ合ったままだったと思う。
泣き出したことによる彼女のしゃっくりもようやく収まり、逆に身体を密着させていることに安心感を覚えるほどになっていた。

「………紗季」
「………はい、長谷川さん」

互いに、落ち着いた受け答えをする。
つい数十分前まであんなに乱れていた心が嘘みたいだ。
270明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:17:42.27 ID:X6g8BQmA

「俺は、君にお礼がしたいんだ………いいかい?」

そう言って、少しだけ顔を近づける。
主語のない会話。でも今ならこれだけで、俺が何をしようとしているか伝わる気がする。

無言で微笑んでいる彼女を『了承』の返答と認識し、ゆっくりと顔を近づけ───

「───ストップです」

唇に、何かが押し当てられる感触。
見ると、目の前の少女はウインクをしながら小悪魔のような笑みを浮かべていた。何だかんだで、こういうイタズラっぽい表情は彼女の幼なじみである真帆そっくりだな、と思う。

人差し指を俺の唇に押し付けたまま、

「その前に………長谷川さんは実際のところ、私のことをどう思っているのか……お聞きしても、よろしいですか?」
「あ………」

今からの行為をするにあたって一番重要な問い掛けを、俺に向かって繰り出したのだ。

そうだった。
キスとは愛し合っている者同士が行う行為。
なのに俺は、自分が実際に相手をどう思っているのか、全く伝えずにその行為に踏み切ろうとしていた……本当に、情けない。

「………」

彼女のことが好きなことに変わりはない。
ただ、それはいわゆる『Like』なのか、それとも『Love』にあたるものなのか。


……はは。
前にも確か、全く同じ問い掛けを自分にしていたっけ。

全ての始まりとなった、あの日。
真帆の家で、一日執事を務めていた、その時に。

「……確かに、今の俺にとって、特別な感情を抱いている相手はいない」

そしてこの回答は同時に、紗季が散々俺に投げかけてきた『あの二人のどちらかに、本気の恋愛感情を抱いているのか?』という質問への答えにも繋がるものだった。

「でも一人の人間として、紗季のことは好きだ………俺に出来ることなら何だってしてやりたいと思えるくらいには、大好きなんだ」
271明日の誓い、明後日の享受(中編) ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:26:33.21 ID:X6g8BQmA

やっと、自分の本音を言えた気がする。
これだけ愛されて、その彼女たちに同じくらいの愛を返しておいて、今更『実は恋愛感情なんかない』だなんて言えない。

───そう思っていた。


でも、もうどうだってよかった。
それよりも、今の彼女に嘘をついてしまう方がよっぽど失礼にあたると思ったから。

いつもかけている眼鏡がないせいか、紗季の顔が普段よりもはっきり見える気がする。
端正な顔立ちだ。この子が成長したら、どれだけの美人になるのだろう。

相手がどんな風に思っているのか、全て見透かしてしまいそうな、深い瞳。
穏やかで、永遠に続く合わせ鏡のような目で五秒近く見つめられる。

やがて彼女の口角が、ゆっくりと笑みの形に変わっていった。

「………わかりました。今はそれで十分です。それなら……私にだってきっと、チャンスはありますから」

───それよりも、包み隠さず正直に自分の気持ちを伝えてくれたことが、嬉しいです。

そんな副音声が、俺には聞こえた気がした。

もしかしたら、最初から素直に伝えていればよかったのかもしれない。
彼女たちの度量は、俺なんかよりもよっぽど大きくて広い。

正直に伝えれば、純粋な彼女たちはそれに見合った答えを返してくれるのだから。

「───ちゅっ」
「んむっ……」

彼女の薄い唇にキスを落とす。
小さな小さな唇。だが確かな温もりと愛情が、そこには込められていた。



272ART ◆AooU/DEGMs :2011/09/16(金) 14:27:34.33 ID:X6g8BQmA
以上です。
なんかもうすばるんのダメ人間化が著しいんですが、どうすればいいんでしょう?
あと鬱展開になったお詫びにすばるんのワイシャツを智花さんにペロペロすーはーペロペロくんかくんかペロペロしてもらいました。
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0420781-1316147972.jpg

次はもう少しポップでライトな感じで行きたいところです。病人扱いおいしかったです。読んでくださってありがとうございました!
273名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 14:33:56.85 ID:beOKQC8f
乙です!
この展開はすばるん刺されるぞ・・・
274名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 14:36:04.95 ID:fwJGhf4i
>>272
GJ!
だめにんげんだっていいじゃない ろりこんだもの   すばる
そして病人の正体は貴方だったのか、さっそく期待に応えててワロタw
275名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 14:36:11.51 ID:5KFzzlS6
リアルタイムGJ!
紗季さんもいよいよって感じですね
276名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 14:48:17.83 ID:8RbvcmNW
いいぞもっとやれ
これアイリーンとひなたもやるんだろ?
期待
277名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 16:28:47.29 ID:pXHoeUQQ
乙です
すばるんやばいな
278名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 17:26:03.93 ID:wzzqBsTQ
なんとかみんなが幸せになる方法はないものか

なゆっちがすばるんの妹でも産めば丸く収まるんじゃね?
279名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 17:40:13.95 ID:ZFZ/jcmT
異性の男性として心を奪われているのが2〜3名
うち1名は正妻じゃないとだめなので
難しいですね〜
280名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 18:07:24.14 ID:ZzT17ATC
すでにジゴロだな
gj
もっとやれ
281名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 19:31:05.98 ID:fDo/3dCn
ハーレムエンドが想像できない
智花さんのせいでスクイズEDみたいになりそうだ。
282名無しさん@ビンキー:2011/09/16(金) 19:40:24.62 ID:GNUjW4Tx
>>278 あるぞ一夫多妻になりゃいいのさ(智花が危ないほうにいかなきゃいいけど)
283名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 20:27:02.57 ID:iRnOIhze
智花さんだとどう考えてもバッドエンド一直線しか思いつかない。
智花ちゃんなら普通にハッピーエンドと思えるのに!

オレも病んでる?
284名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 20:53:08.36 ID:iQVXcgXc
Nice boat.
285名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 20:57:07.73 ID:kV97smQa
>>272
GJ。なんか読んでるこっちまで泣きそうになったわ…すばるん罪作りすぎるw
てゆーか絵まで描けるとかどんなハイブリッドや!
286名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 22:12:26.06 ID:onSLs35t
その世界の法律について言及されてるシーンはほとんどないから
最初から一夫多妻OKって解釈でよくね?
287名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 22:33:05.36 ID:JmYetgGb
現在の法律上、結婚は一人としかできないが妻以外に愛人を囲うことを禁じた法律は無い。
288名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 22:51:17.29 ID:iRnOIhze
どっかの国みたいに
嫁は養えるだけ
とかか〜

でも第一嫁争奪戦が勃発しそだなあ
何人エントリーするのかな?
289名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 00:29:05.61 ID:EcLf/4cY
>>272
乙でした、すばるんドロドロやねー
これもう全員愛人以外ダメだろw

>病人扱い
SS職人の妄想力の片鱗を味わったぜ・・・
290名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 08:55:07.85 ID:fGram9Z8
>272
おつー

って、ファイルきえんのはやっ!?
2913-855 ◆CAh4Ikc40U :2011/09/17(土) 13:04:24.71 ID:NZyJbWpG
短いですが、せっかくなので投下します。
・無邪気過ぎるひなたちゃんに性教育するつもりが…というお話です。
・ややキャラ崩壊気味に思えるので、NG指定をされる場合はトリップで行なって下さい。
292袴田姉妹のお勉強 ◆CAh4Ikc40U :2011/09/17(土) 13:45:57.82 ID:NZyJbWpG
「姉さま……長谷川コーチ、気持ち良さそうですね……」
カウパ―を垂れ流し、熱を帯びた息を吐くばかりの俺を見て
心もち興奮した様子のかげつちゃん。

「おー♪ おにいちゃんの、元気……ぴくぴく、してる」
そして、時に愛としそうに優しく、時にある程度緩急をつけて、その小さな柔らかい手ですりすりしてくれるひなたちゃん。
本能的、感覚的なものだろうけども、だからこそ、つくづく末恐ろしいなと思う。

一生懸命にやってくれるのが愛しいからだろうか。
愛おしそうに抱きつかれている為に、背中に感じられる柔らかなふくらみが
――華奢な割に、アンバランスな成長を遂げているおっぱいが――心地良いからだろうか。
とにかく、ひなたちゃんが初めてとは思えないほど的確に、俺を昂らせているのを自覚せざるを得なかった。


(準備、して……このままじゃ、汚しちゃう……)
かげつちゃんに目配せをしたつもりが、興奮した様子の彼女に気づいて貰えない。

察したのは、抱きつく力を心もち強め、俺に囁くひなたちゃんだった。
「……いつでも、良いよ……おにいちゃん」
結局、そんな声と吐息に首筋や耳元を刺激され、射精してしまったのだった。

********************
293袴田姉妹のお勉強 ◆CAh4Ikc40U :2011/09/17(土) 14:03:41.29 ID:NZyJbWpG
――白濁する意識の中振り返るのは、
姉さまに、お勉強に同席するという名目で了承を得てますから、というかげつちゃんとのやりとりだった。
信頼はしてくれているのだろうけども、だからこそ念の為にとブレーキ役を買ってくれたのだろう……多分。

**************************

枕元に準備しておいた箱ティッシュで拭い、心地良い倦怠感に浸っていると、
姉妹仲良く汗を流しに行って戻ってきたかげつちゃんに声をかけられた。
「『無防備過ぎて危うい姉さまに、きちんと知識をつけてあげた方が良いと思うんです。』が聞いて呆れますよね、ごめんなさい……」

結局呆けてしまい、ブレーキ役を果せなかったことを悔やんでいるのだろうかと思って、
嘘偽りのない気持ちを伝えようとしたら、結局、ジト目で抗議されてしまった。
「……心遣いは嬉しいですが、長谷川コーチじゃなかったら警察に突き出したくなるようなセリフは止めて下さい。」

――『そう提案してくれなかったら、ひなたちゃんが望んでくれるならと最後までしてしまったかもしれないから、気にしないで。』なんて言ったのは拙かったかな。
<了>
294名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 14:07:49.00 ID:NZyJbWpG
今回は以上です。
……保存データが消えてしまっていた為、即興で作り直していたら
思いの外時間がかかってしまいました。
これとは無関係な智花とのオムニバスものは、次が完成し次第また投下しに来ます。ではでは。
295名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 14:25:00.61 ID:IOjNUq0m
GJです
かげつちゃんペロペロ
296名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:10:27.88 ID:0NqjtO23
児ポ法は文章対象外なんだっけ?
297名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:40:46.85 ID:UR6z2f5V
文章は対象外だよ。手元に2007年に出た官能小説があるけど、堂々と『中学生』って書いてるよ。
(法律上は、17歳の女子高生を裸にした写真を撮ろうが、14歳の中学生を裸にした写真を撮ろうが、
 11歳の小学生を裸にした写真を撮ろうが区別はされません。)
298名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:40:52.07 ID:H23/6Fzz
誰か特定の他人を中傷したりしなければ、基本的に文章に制限はない
というか、あってたまるか
299名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:43:16.27 ID:Ld0A4O7G
俺の手元にも2009年出版で十二歳、小学六年生ってちゃんと書いてある官能小説ある
エロい挿絵とかついてないから未成年でも買える
300名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:49:48.20 ID:VZ6+z9jX
あのサウナで2人きりなのに何もしないすばるんはやっぱりロリコン

今更だけど
301名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:57:00.32 ID:V2jIkD63
だって相手が葵だもの
麻奈佳先輩ならきっと……
302名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 21:26:39.43 ID:NZyJbWpG
バスケ>(超えられない壁)>恋愛 なことが主因なんだがなw
303名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 22:10:08.18 ID:/LvOSPnw
>>300
それはすばるんがEDとしか思えないほどのヘタレで朴念仁だから
相手が智花や紗季だったとしても同じことになってたよ

むしろすばるんにとってはロリコンの壁のほうが高く隔たってる様な気がする(社会的抹殺的な意味で)
304名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 22:17:27.67 ID:V2jIkD63
智花さんとか紗季さんなら
逆に襲われてるよ
305名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 22:45:35.76 ID:NZyJbWpG
智花さんは襲いすらしない。ひたすらオフェンスチャージングに行くよ。
306名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 23:09:56.72 ID:V2jIkD63
>>305
それむちゃくちゃ襲いかかってる。
バスケ的にもこのスレ的にも……
307名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 00:00:28.93 ID:+BXjotQ4
サイバーモードな智花さんということですね判ります( ^ω^)
308名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 00:24:22.57 ID:j3KOvWo2
このスレを読んで紗季の良さに目覚めた。
紗季かわいいよ。
309名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:07:39.20 ID:zSrgyuL5
>>301
なんか麻奈佳先輩と葵が同時に告白したら麻奈佳先輩に行きそうなんだけどすばるん
理由は「バスケが上手いから」でFAみたいな
葵ェ…
310名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:08:52.73 ID:iL+1O449
サウナでも真帆の別荘でミホ姉に蹴られたときも
すばるんの腰のタオルとれなかったのは
すごいなあと思った
311名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:09:10.74 ID:iL+1O449
サウナでも真帆の別荘でミホ姉に蹴られたときも
すばるんの腰のタオルとれなかったのは
すごいなあと思った
312名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:10:05.04 ID:iL+1O449
サウナでも真帆の別荘でミホ姉に蹴られたときも
すばるんの腰のタオルとれなかったのは
すごいなあと思った
313名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:10:49.61 ID:iL+1O449
3連投スマン
慣れてなくって…
ほんとにごめんよorz
314名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:17:31.03 ID:NQR0kstk
( ^ω^)………


(^ω^)
315名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:50:11.26 ID:WuBoH9nN
ええっと
こっちみんな?
316名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 14:38:07.96 ID:bKRBsz+G
とても大切なことなので三回言いました
317名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 15:06:59.11 ID:g90m0hbl
???「ふぇぇ……。どうしよう……」
318名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 16:52:11.35 ID:WuBoH9nN
>>312
でも智花さんの時は力いっぱいチラリしてましたよね

アニメ補正かそれとも智花さん補正かどちらだろう?
319名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 17:58:20.51 ID:D+tj9wDW
>>318
智花さんの時は勃起しまくりだったのでしょうがないです
あの後智花さんの時が美味しく鎮めました
320名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 18:00:44.56 ID:3b4OqkPB
>>308
何気に紗季さんスペック高いからなー
しっかり者で面倒見いいし料理も出来て礼儀正しいかと思いきやたまに子供っぽい一面も見せてくれる
嫁にするにはもってこいだと思う訳ですよ
321名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 19:17:12.65 ID:4FjE0oY3
>>319
>>320
2人とも自演乙
322名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 20:11:40.71 ID:HqaBr2yZ
>>320
全面的に同意、アオぺろぺろ
323名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 23:16:17.89 ID:NQR0kstk
>>320
紗季さんとは散々焦らしてやった後に、これ以上ないくらい甘やかしてやって
対面座位で繋がりたい


要するにぐふさんのSSが素晴らしいということだ
324名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 00:20:59.94 ID:cbN7BtI6
>>319
>>320
自演乙
325名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 01:56:08.93 ID:5zf6hIqL
ぐふさん最近来てないな。
やっぱ本職の方が忙しいんだな。
326名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 04:41:48.25 ID:NshPUOJ9
アニメ化したから原作の方も忙しくなったんだろーね
327名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 10:50:27.96 ID:/hl4prPb
新刊来月だっけ?追い込みが大変なんだろうな
328名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 11:54:19.01 ID:u6d3Shpb
保守

「もうすぐ卒業だね……」
「そういえばそうだね。すっかり忘れてた」
練習後の帰り道で、智花と真帆は語り合った。
「もう終わっちゃうんだなあ……知らない間にそんな時期になってたね」
「よく考えたら初等部終わり、みたいな。中等部に進むんだからあんまり実感ないけど」
「卒業する時にこうなってるなんて思いもしなかったよね。女バス始めた頃なんて、もうメチャクチャだったよね……」
「だよね。すばるんに会う前、バスケやる前なんかまるで……死んでた。毎日ただ無駄に過ごしてた気がする」
「私、昴さんに出会えて……本当に良かった。あれで救われたよね。もしあの時昴さんがいなかったら、
きっと何もないまま小学生終わってたと思う」
「私……何か初めてはすぐ飽きて投げ出してたから……すばるんがいなかったら、バスケやめてた」
「私も」
「この頃、思うんだ。もっと早く、バスケ真剣にやってたらなって」
「私もそう思う」
「みんな、がんばってたんだよね。私たちがおしゃべりしてる間に、練習してたんだよね」
「そうだよね。そんな人たちに勝とうと思ったら……マジで死ぬくらいやらないと追いつかないよ」
「初めから真面目にちゃんとやっていれば、こんな思いをしなくてすんだのにって」
「私ってほんとバカって落ち込むことあるよね」
「男バスとの試合の時みたいに、いつも土壇場で大逆転、ってうまくいくほど甘くなんかなかった。
いやというほどわかったなあ……」
「結局、真面目にコツコツやってきた人、そういう人が勝つんだよ、きっと」
「真面目に努力、これが成功への一番の近道なんだよね……昔の青春ドラマじゃないけど」
329 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/09/19(月) 15:23:46.83 ID:cbN7BtI6
最近忙しそうで投下されてないのを見るとなー。
330名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 23:01:15.76 ID:uu9C1btA
ぐふさん〜〜
331ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:39:09.48 ID:CIP7TFxo
長い間お待たせしてしまって申し訳ございません。
とりあえず投下します。

3325投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:40:39.35 ID:CIP7TFxo




「やぁ、だめっ、長谷川さんっ! そんなところ広げないでくださいっ。恥ずかしいです!」
「ごめんね。でもしっかり広げないと、紗季の一番大切なところが見れないから」

両手に力を入れて紗季の甘い蜜をたたえた花びらを広げていく。
絶頂を迎えたばかりの幼い秘肉は、固さが残っていたものの、思ってたよりもすんなりと
その美しい姿をさらけ出してくれた。

……これが……紗季のオマンコ……。
初めてみる小学生の性器に俺はゴクリと唾を飲んだ。

しっとりと蜜に濡れたそこはピンクというよりも朱色に近く、浴室の淡い光に照らされて美しく輝いていた。
本来ピッチリ閉じていたであろう内側の唇は興奮のためかうっすらと開き、紗季の呼吸に合わせてヒクヒクとうごめいている。

「……綺麗だよ。紗季のココ……とっても」
「うぅ……」

俺はうっとりとその場所を見つめながら、紗季のアソコを褒めた。

それにしても紗季のオマンコは驚くほどに小さい。
そりゃまだ11歳なのだから当たり前なのだが……こんな小さな場所に男のモノなんて入るのだろうか?
と激しく疑問に思ってしまう。


3335投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:42:00.97 ID:CIP7TFxo


「……紗季、もっと良く広げて見せてね」
「――やっ、そんな広げないでくださいっ。みんなだって見ているんですから!」

そういえば紗季の未成熟な体を味わうのに夢中になってしまって、他の子たちのことをすっかり忘れていた。
いけない、いけない。真帆なんてメッチャ怒ってるんじゃないかなーと思って振り向いてみると……。

「…………」

……みんな茫然自失となって俺と紗季を見ていた。
……特に真帆なんてまさに『目が点』といった状態だ。

「おーい、真帆」
「…………」
「まーほー、返事をしないと乳首をつまんじゃうぞー」
「…………」
「えい」

――くりっ。

「――んきゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

うむ、相変わらずとびきりな感度なことで。
しかしやばいなー、こうも可愛い声を上げてくれると、練習中でも体操服の上から押してしまいそうだ。
まほまほ絶叫スイッチ。ツマミで音量調整もできるよってね。

……ちなみに愛莉はしっかりと胸とアソコを隠した状態で固まっていたので、俺の活火山を大噴火させるような事態には至らなかった。
……腕に隠された胸の谷間だけで、小噴火しそうになっちゃったけどね。

3345投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:43:08.60 ID:CIP7TFxo


「すばるんのエッチっ、スケベ! またあたしの乳首狙ったな!」
「真帆がぼーっとしているのがいけないんだよ。ほら、どうだい。紗季のココ、とっても綺麗だろ?」
「ちょっ、ちょっと長谷川さん!?」
「え? あ……つ、つーかっ、すばるんサキにナニしてんだよ!? サキをイジメたら許さないかんな!」

自分の胸を押さえて隠していたと思ったら、友達のために拳を振り上げ、ふーーーっと怒る真帆は、見ていてとても微笑ましかった。
一見わがままそうにみえるけど、この子は友達がピンチになったら、きっと我が身も省みず助けに入るんだろうな。

俺はそんな真帆が大変好ましく……そして愛おしく思えた。

「苛めてなんかいないよ。むしろその逆……紗季を気持ちよくしてあげているんだよ」
「ウソだよっ、だってサキ、ヘンな声だしてたし……ばっちぃとこイジってるし……」
「女の子が気持ちよくなると、ああいう声を上げるんだよ。……それにね、真帆、ココは汚い所じゃないんだよ。
 ココが女の子の体の中で一番エッチな――大切な場所なんだから」

そういって俺は、くぱあっと紗季の小さな花びらを開いた。

「ひゃあっ!」
「ほら、よく見てごらん。この上の方にあるのがオシッコが出る穴で、その下にもう一つ穴があるだろう?」
「えっ、どこどこ?」

真帆が身を乗り出してじぃーーーっと幼なじみのアソコを穴があくほど見つめる。

「ちょっ、ちょっ、ちょっと止めてよ真帆!? 見ないで!!」
「おー、おにーちゃん、ひなにもみせて」
「……ふぇっ、さ、紗季のおまたが割れて……ふぇえええっ、あ、赤いお肉が……」
「……お、女の子のあそこって……あんなふうになってるんだ……紗季ちゃん、痛くないのかなあ……」
「ちょっ、ちょっとっ! な、なんでみんなして見てるのよ!?」

男と女の営みを見せるって言ったのは紗季なんだけど
……まあ、まさかアソコを広げられて友達みんなに凝視されるとは思ってもみなかったんだろう。
すごく動揺している。

3355投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:45:17.90 ID:CIP7TFxo


「えぇーーーっ? すばるん、穴なんて無いじゃん! やっぱウソツキだっ」

……当然といえば当然のことなのだが……未成熟な小学生のオマンコに見て分かるほどの穴が通っているはずもなく、
ぐにぐにした赤いお肉でピッチリと埋もれていた。

「うーん、見た目じゃよくわからないだろうけど、お肉とお肉で塞がれているこの間にちゃんと穴があるんだよ。
 ……ほら、こうやって指だって入るし」
「ひぃっ!? はっ、長谷川さんっ! 駄目です! やめてくださいっ!」

中指、薬指、小指の三本でアソコを広げながら、人差し指をピトリと穴の入口に押し当てると、
紗季の口から悲鳴が上がった。

「…………」

俺は立ち上がり、紗季の耳元に口を寄せて囁いた。

「……紗季、指を挿れたことはないの?」
「!!!!!」

羞恥に顔を染め、思わず俺を睨むように見る紗季。
俺はそんな紗季の唇にちゅっと軽くキスをして、口元から耳たぶまでを舐め上げながら言った。

「ふわぁっ……」
「大事なことだからちゃんと答えて」
「い、いれて……ません。――いえ、いれてみたことはあるんですけど、痛くって――ひゃんっ」

首筋にキスをしつつ、耳に優しく息を吹き掛ける。

「濡れた後でも痛かったの?」
「い、入口をなぞるだけで、奥には入れてないんです……破れたら……嫌だから……」

ぽそぽそと消え入るような小さな声で告白する紗季の声を耳で受けて、俺はなるほどと頷いた。

そうだよね。処女膜傷付けたら大変だもんね。


3365投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:47:15.10 ID:CIP7TFxo


「うん。いい子だね、紗季。自分で破いちゃわないように指を入れるのは我慢してたんだ」
「が、我慢なんてしてませんっ! 第一、指いれるよりクリいじっった方が気持ちいいし……あっ――」

慌てて口を閉じるがもう遅い。
……ははーん、そういうことか。

「そっか……紗季はナカよりもクリトリスを弄られるのが好きなんだね」
「ち、違います! 好きとかじゃなくってあくまで一般論としてクリトリスの方が気持ちがいいと――」
「ねーねーすばるん。くりとりすてなーに?」

必死に弁明する紗季をまったく無視して、真帆が興味深そうに聞いてくる。

「おー、クリをもったリスさん。みんなでいじって遊ぶの?」

湯舟のなかにいるひなたちゃんも不思議そうにコクンと首を傾げる。
頭の中でみんなでクリトリスをいじって遊んでいる女バスの面々という大変淫らな妄想が浮かんだが……
今は二人の疑問に答えてあげる方が先だ。

「クリトリスはね、女の子の体のなかで一番気持ちがいい所なんだ」
「おっぱいよりも?」
「うん。乳首を弄られるよりも気持ちがいいんだよ」
「おー、それはどこにあるですか、おにーちゃん?」
「えーとね……このあたりかな?」

くに。

「――ひゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

紗季がとっても気持ちよさそうな悲鳴をあげる。

「ああ、ここだ。間違いない」
「えーーーっ、なんにもないじゃん」
「いやこの付け根のところであっているはずだよ。ほら紗季がこんなに喜んでる」
「おー、おまたのおまたが気持ちいいの?」

くにくに。くにくに。

「あひっ、あひっ! だめっ、長谷川さんっ、なんで私で試すんですかっ、ひゃああっ、あああああ!!!」

薄い花びらの付け根、クリトリスが隠れているであろう場所をクリクリと揉んでるあげると、
紗季の声と体が一段と跳ね上がった。

3375投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:50:19.02 ID:CIP7TFxo

「ここにちっちゃなお豆さんがあるはずなんだけど……さすがに見えないなあ」

弄ってはみたものの、紗季のクリトリスは包皮の中に埋もれて全くみえない。
やり方が間違っているのか、まだまだ刺激が足りないのか……
まあ小学生のクリトリスがそんなピンッと勃つわけがないというのが正解だろうけど
……俺は包皮の上から円を描くように紗季の一番感じる場所をこねくり回してあげた。

「ひゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
 ダメッダメッダメッ!!! 長谷川さんっ、私ホントにソコは駄目なんです!!!」
「どうして? いつも弄っているんじゃないの?」
「いっ、いつもなんかじゃっ――あんっ!?――そっ、それにっ、人に触られるのなんて初めてでっ――あひっ――長谷川さんのっ、強すぎます!」

綺麗な形の眉の間にきゅっとシワをよせ快楽に喘ぐ紗季は、ちょっと辛そうでもあった。
確かに自分で力加減ができるオナニーと違って他人に弄られるのは刺激が強いのかもしれない。

「ああ、ごめんね。ちょっと夢中になって強く弄り過ぎたかもしれない」
「はあっ、はあっ、はあっ、そ、そうりぇすっ。まったく、人をなんだと思って……」
「クリばっかりじゃなくって、こっちの気持ちよさもきちんと教えてあげないといけないよね」
「え……?」
「……大丈夫。いきなり指を入れたりしないから。ココは一番大事な所だから、痛くないようにしっかり濡らしてあげるね」
「ちょっ、まっ、まさ――」
「……ぺろっ」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????????」

俺はもう一度ぐいっと紗季のアソコを大きく広げると、その中心の赤いお肉をペロペロと舐め始めた。

「ひゃああああああああああああっ! だめっ、長谷川さんっ! そんなとこ舐めちゃ!?」
「わあぁっ!? す、すばるんっ、なにオシッコの穴なめてんだよ! ば、ばっちぃだろ!」
「――ぺろっ……じゅるっ……真帆、ココは汚い所じゃないんだよ。だってココは、赤ちゃんが出てくるところなんだから」
「ええ!? あ、赤ちゃんってオシッコの穴から出てくるの!?」

うーん、もう誤魔化したりするのは面倒だし精神的余裕もないので、ここいらで腹をくくって正しい情報を教えてしまおう。

「だからオシッコがでてくる穴はココ――尿道口で、その上にあるのがクリトリス。
 俺が舐めたのはもっと下のココ――膣口(ちつこう)で、みんなお母さんのココから出てきたんだよ」

指差しした真っ赤なお口をぺロリともう一回舐めてやる。
3385投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:53:59.19 ID:CIP7TFxo

「ひゃあああああんん!!!!!!!!!!!」
「ぺろっ、ぺろっ、じゅるっ!」
「ひゅうううううんっ!!!!」

紗季の新鮮プリプリなオマンコを、下から上に向かって大きくゆっくりと舐めていく。
初めて味わう少女のソコはとてもつもなく美味で、男の本能を否応もなく刺激した。

「ひゃああああああああああああっ、ああああああああっ、だめっ、だめっ!」
「ぺろっ、ぺろっ、じゅるっ! さきっ、紗季のココ、凄く美味しいよ!」

ベロリ、ベロリ、と二回舐めて、じゅりと膣口を吸う。
それを繰り返すと塞がれた紗季のアソコの穴から愛液が湧き出てきて、俺はそれを口の中いっぱいに啜りあげた。

「じゅるるるるるるるるるーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
「いやあああああああああああああああああああーーーーーーーーーーー!!!!!!」

ガクガクと紗季の体が痙攣し、アソコの穴からより粘り気の強い愛液が出てきた。
軽くイッてしまったのだろうか? ……まだまだこれからなんだけどなあ。

「はあっ、はあっ、はあっ」

紗季は力が入らないのか、後ろに体を倒してしまう。
うちの湯船の縁は左右に幅があるので、ちょうどそこにお尻をぺたんとつけて、
手を後ろにやってどうにか体を支えている感じだ。

もちろん俺は追撃を止めず、縁の上に座りこんでしまった紗季の両足を広げてしっかりと固定すると、
執拗に少女の肉壺を舐め、啜りあげた。

「ぺろっぺろっ、じゅるっじゅるっ、ぺろっぺろっ、じゅるるるるるるるるーーーーーー!」
「はあっ、ああああっ、はっ、ああっ、んああああああああああーーーーーーーーーーー!」
「……はー」
「……わー」
「……おー」
「……ふぇー」

背中にみんなの視線を痛いほど感じる。
そして……ゴクリと唾を飲み込む複数の音。

みんな目の前で行われていることに食い入るように魅入っているのだろう。

そうだ。そうでなければ、意味がない。

3395投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:55:17.12 ID:CIP7TFxo


――ぺろっ。

「ひぐうっ!? ひゃあああっ、らめぇっ、はしぇがわしゃんっ、しょこはっ!」

既に呂律が回らなくなってしまった紗季が必死に手を伸ばして制止しようとするが、
俺は構わず先程たっぷりいじめてあげた部分に舌を伸ばした。

――ぺろっ――ぺろっ。

「ひゃんっ、ひゃああああああああーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

紗季がいつもオナニーで弄っているクリトリスを包皮の上からペロペロと舐める。
皮ごしではあまり気持ちよくないかと思ったが、紗季は面白いほど敏感に反応してくれた。

「ふふ……紗季の大好きなところ、いっぱい舐めてあげるからね――ぺろっ」
「やんっ!? くりっ、クリなめちゃっ――やああああああ!!!!!」

ぺろぺろと舐めてちゅっと軽く吸うと、広げた太ももがガクガクと震える。

「ぺろ……ぺろ…………ん? ……これかな? ……ぺろっ」
「ひゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

指で慎重にヒダをかき分けながらペロペロと舐めていると、包皮の奥の方に赤い半球体のようなものがチラリと見えた。
それをぺろりと舐めてちゅ〜〜〜と吸い出してやると、紗季が凄まじい悲鳴をあげる。

「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……」
「……紗季、もしかしてまたイッちゃった?」
「――いっ、イッてなんかいませんっ! ……はあ、はあ、ただ……ビックリしただけです……くうっ」

……それにしては瞳がとろけきっているよ。口端からも涎が一本垂れているし…………そそるなあ。


3405投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:56:23.40 ID:CIP7TFxo


「そうだよね、まだまだこれくらいでイクわけないよね」
「はあ、はあ、はい……」
「だってまだ指入れてないんだから」
「ふぁい?」

――つぷ――

「はあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

紗季のまだ誰にも侵入を許したことのない膣内に、俺の指がズブズブと潜り込んでいく。

目を見開き、背と顎を仰け反らせて紗季が声を上げる。
挿れたといっても人差し指の第一関節まで。
しかし紗季の声は予想以上の大きく……そして甘かった。

「……ふふ、紗季、またウソをついたね。指、入れたことあるんでしょ?」
「い、いれてなんかっ……、なぞっただけ……」
「そっか。紗季にとっては、これがなぞるってことなんだね」

紗季の言う通り、第一関節まで挿れた指をぬぽぬぽと出し入れして、
キツキツの膣口を『なぞって』あげると、たちまち紗季の表情が崩れてしまう。

「いやあああ、らめあああああ、ほんと、なぞっただけ――はうっ、んあああああああああ!」

普段キリリと釣り上がった目はうつろで、半開きなった口の端からはいやらしくよだれが垂れていた。
俺はグリグリと指の腹で膣口を一周『なぞって』あげてから、速く細かく動かす。
すると紗季の蜜壺からたちまちクチュクチュといやらしい音がきこえてきた。


3415投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 01:58:43.27 ID:CIP7TFxo


――ちゅぷ――ちゅぷちゅぷ――ちゅぷちゅぷちゅぷ――

「ひぃやあっ――いやあああ――きゃあああああ――らめっ、長谷川さんっ、そんな激しくしちゃ、やぶれちゃう」
「大丈夫。指一本くらい平気だよ。それにもし破っちゃったとしても、俺がちゃんと責任を取ってあげるから」
「せ、責任って――あんっ、ああっ、そんんあっ、はひっ、ああああああ!!!!!!!」

紗季のアソコの中はとても狭く、きゅーきゅーと俺の指先を締め付けてくる。
しかし既に幾度となく絶頂を迎えたソコは柔らかく潤っており、ちょっと力を入れるだけで難なく指を抜き差しすることができた。

「真帆、ちゃんと見てるかい? ほら、ちゃんとここに穴があっただろ?」
「…………ええっ!? あ……う、うん……すばるんの指が……入ってる……」

真帆は呆然したまま、ただじっと紗季の膣にハマった俺の指を見ている。
俺は振動させるように動かしながら、徐々に深く、奥へと、紗季の小さな肉壺の中に指を侵入させていった。

――ぐちゅぐちゅ――ぐちゅぐちゅっ!

「ひゃあああああああああああああっ!!!! りゃめっ、はしゃがわしゃんっ、しょんなおくまでっ、わたしっ、いりぇたことないのにっ」
「ふふ、安心していいよ。こんなたくさん濡れているんだもの痛くないでしょ?
 それに……紗季の大好きなココもたっぷり愛してあげるからね」
「!? ――やっ、やあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

膣に指を突っ込みながら、ぺろりと……クリトリスのあるところを舐めてあげた。
舌を使ってグリグリと刺激して、ちゅっと軽く吸ってあげると、紗季がきゅっと強く指を締め付ける。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

そしてきゅーーーと締め付けた膣内がふっと緩んだ瞬間、俺はドリルのように指を回転させながら一気に第二関節まで指を突き入れた。

「はあっ――」
「ちゅーーーっ!」
「!!!!!!!!!!!!!」

間髪入れず包皮の上からクリトリスにキス。
奥深くまで挿入を果たした俺の指は、ここぞとばかりにピストン攻撃を開始した。

3425投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 02:00:24.25 ID:CIP7TFxo


――ぐちゅぐちゅ――ぐちゅぐちゅ――

「やあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

きつく締め付ける膣圧もなんのその、唾液と紗季自身の淫汁を潤滑油に処女の肉壺に指を往復させていく。

――ぐちゅぐちゅ――ぐちゅぐちゅ――ぐちゅぐちゅ――

「やああああああっ、だめっ、ホントにダメです! 私っ、またいっちゃう!」
「うん。遠慮しないで何度でもイッていいよ。俺がしっかり見ていてあげるからね」
「ふわああっ、ああああああああああっ、あああああああああああああああああああああああ」

指を激しく動かしながら包皮のなかにグリグリと舌をねじ込み、クリトリスを刺激する。

さらに陰核からぺろーーーーと舌を上に這わせ、恥丘、お腹、おへそ、鳩尾へと移動し、
固くしこった二つの乳首を思う存分しゃぶってあげて、鎖骨、喉へとたっぷりと舐め上げる。

「むんんんんんんんんんん!!!!!!!!」

そしてトドメにキス。
片手で紗季の固さの残る乳房を揉みしだきながら、もう片方の手はジュブジュブと激しく紗季のオマンコをかき回していく。
紗季は上の穴も下の穴もとろっとろにされて、もはや失神寸前だった。

「はひぃっ、あひぃっ、んんんっ! ちゅばれっ、れろっ、ひゃうううんんんんんん!!!」

俺はラストスパートとばかりに紗季の膣口を浅く速く擦りあげ、ビンビンに勃起した乳首を強く吸い、軽く甘噛みする。

「んああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

紗季が俺の頭をぎゅーーーと強くかき抱き、己が胸に押し付ける。
俺は負けじと意識を右手に集中させ、紗季の蜜壷を掻き回した。


3435投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 02:01:16.31 ID:CIP7TFxo


――グチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュ――

「ああああっ、あああああああああっ、あああああっ、あああああああっ、
 あああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

紗季の体が泡立ち、体が激しく痙攣する。
快楽の味をしっかりと覚えた少女の体は新しい刺激を貪欲に吸収し、一気に爆発させた。

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


今日一番の嬌声をあげて、紗季は絶頂に達した。
その瞬間、紗季の膣内が凄まじい力で指を締め付ける!
思わず眉をしかめるほどの強さだったが、膣を締めたまま体を震わせイッている紗季を見て、
俺はどうしようもなく興奮してしまった。

先程とは違い、明らかに分かる絶頂。
初めてみる女の子の姿にゴクリと唾を飲み込む。

やがてひとしきり絶頂を終え、紗季は荒い息を繰り返しながら、へたりと倒れ込んでしまう。

「おっと……紗季、大丈夫かい?」
「はあ、はあ、はあ」

後ろの壁に頭を打ちそうになってしまった紗季を寸前のところで抱きとめながら、
俺は快楽に震える幼く――ジューシーな体を舐め回すように見た。

3445投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 02:03:57.20 ID:CIP7TFxo


……まったく……なんてエッチな体なんだろう。
真帆みたく打てば響くような敏感すぎる体ではなく、
俺の与えた刺激をしっかりと味わって快楽に昇華している……よくこなれた肉体だ。
きっと一人でいっぱいしてたんだろうなぁ。

俺は絶頂に痺れている小さな体を平らな縁に横たえると、
白く柔らかな太ももを抱え上げた。

「はあ、はあ、はあ、ふぇ?」

まだ絶頂の余韻から帰ってこれないでいる紗季が智花みたいな声を漏らす。
俺はそんなことには気づかぬふりをして、紗季の股を大きく広げた。

「……ふぇ、え? は、はしぇがわさん?」

そしてまる見えとなった紗季のオマンコに自分のもう出したくてしょうがないほどいきり立ったペニスを押し当てる。

――くちゅり。

「!? ひゃああん!!! は、長谷川さんっ、なにを!?」
「なにって、さっき言ったじゃないか。赤ちゃんを作る練習だよ」
「ええ!? そ、それって……まさか……」
「もちろん、セックスに決まってるじゃないか。まさかも何も紗季が最初にお願いしたのは紗季でしょ?
 『私たちに赤ちゃんの作り方を教えてください』って」

太ももをしっかり持って、狙いを幼い膣口へと定める。

「まっ、待ってください! 私っ、まだイッたばかりでっ――そ、それにあれは言葉のあやで、
ホントに最後までするつもりなんかは……」
「紗季はそうかもしれないけど俺は最初から紗季とセックスするつもりだったよ」
「ええっ!」

濡れた紗季の入口に亀頭が触れた瞬間、あまりの衝撃に早くも射精しそうになったが、どうにか堪える。

345名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 02:06:50.69 ID:jCR06T1p
ぐふさんきてたー
3465投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 02:08:03.36 ID:CIP7TFxo

「ほら、みんな見てごらん。紗季のオマンコと俺のオチンチンがキスしているでしょ?
 今からこれを紗季の中にいれるんだよ」
「……ふぇ? い、いれるって……なにを……どこにですか?」
「俺のチンコを紗季のオマンコに入れる。このまま力を入れてズブッて突き刺すんだ」
「えええっ!!!??? ちっ、チンコ入れるの!? ソコに!? ウソッ、入るわけないよ!」
「ふふふ、だからこうしてたっぷり濡らしたんじゃないか。女の子はココ――オマンコを弄られたり舐められたりすると
 気持ちよくなって濡れてくるんだ。そうすれば男のチンチンが入りやすくなるからね」
「な、なんでそんなのことすんの?」

怯えた感じで聞いてくる真帆に、俺は声高に宣言する。

「それはもちろん、赤ちゃんを作るためだよ。女の子のオマンコに男のチンコを入れて膣の中で射精してやると赤ちゃんができるのさ!」
「ええっ!? す、すばるん、紗季と赤ちゃん作っちゃうの!?」
「馬鹿言わないでっ、! 私っ、まだ初潮きてないんだから赤ちゃんなんてできないわよ!」
「そう。女の子の方も初潮――赤ちゃんを作る準備ができていないと妊娠しないんだ。
 でも今回は練習だからいいよね。……むしろ好都合かな? いくら中出ししたって平気なんだから」
「そ、そんな……長谷川さん……嘘ですよね?」

紗季の顔がみるみる青ざめてくる。

いくら自分で言い出したこととはいえ、男の手によって立て続けにイカされて、
知識と実践とがまるで違うと文字通り体でわかったのだろう。
さらに信頼していた俺から発せられる生々しい言葉に、ショックを隠しきれないようだ

3475投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 02:09:44.27 ID:CIP7TFxo


「しょうがないさ。紗季みたいに可愛い女の子にセックスしてほしいって言われたら、
 男は誰だってヤリたくなるんだ。我慢なんてできるわけないんだ」
「おー、せっくす?」

ひなたちゃんが無邪気に口にするセックスという言葉に、俺のペニスはビクンと反応し、紗季の秘肉を押した。

「ひゃあ!」
「そうだよ、ひなたちゃん。赤ちゃんを作る行為のことをセックスって言うんだ。
男はね、たとえ赤ちゃんを作る気がなくったって、セックスがしたいんだ。それがこの世で一番気持ちがいいことだからね。
どんな動物でも同じ。雄の本能には雌と交尾――セックスすることが一番気持ちいいことってインプットされていいるのさ。
だってそうしないと子孫が増やせないんだもの」

両方の太ももをガッチリロックして、紗季の腰を抱え上げる。
紗季は上半身を湯船の縁に横たえ、下半身は水面の上で持ち上げられて、もはや逃げることはできない。

「お、女の人もそうなんですか? せ、セックスが一番気持ちいいんでしょうか?」
「そうさ、愛莉。でも女の子の場合は初めての時は処女膜をぶち破らないといけないから凄く痛いんだ」
「しょ、しょじょまく?」
「女の子の純潔とかいうでしょ? 女の子のエッチな穴の先には膜があるんだ。
 初めてセックスするときはそこを破らないといけないからとっても痛いんだ。血だって出るんだよ!」
「ち、血がでんの!?」

真帆の驚いた声が浴室に反響する。
ああ、この子は本当に知らないんだな。
早く一から十まで実地で教えてあげたいっ。

3485投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 02:11:18.04 ID:CIP7TFxo


「もちろん紗季はそういうこともちゃんとわかっていて俺を誘ったんだよね。
 処女喪失の痛みも、セックスするってことがどんなことかも全部わかった上で俺に誘ったんだから文句はないよねっ」
「――ごっ、ごめんなさいっ! 長谷川さんっ。私、やっぱりできません。セックスする覚悟なんてできていませんでしたっ」

真実泣きそうな声で紗季が許しを請う。
分かっていたさ、君がいざとなったら怖気づくことは。
――でも、もう遅い!

「無理だよっ、紗季! やっぱりだめっていってやめる男なんてほとんどいないよ。
 紗季なら耳にしたことがあるだろ? 据え膳食わぬは男の恥ってさ!」
「そんなっ、お願いですっ! 長谷川さんっ、やめて、許してください!」
「――大丈夫。痛いのは最初だけだから! 紗季ならすぐに気持ち良くなれるって」
「うそっ、ウソですっ。まって、やあっ!」
「いくよ、紗季! 紗季の中に挿れるよっ!」
「いっ、いやっ、いやあああーーーーーーーーーーっ。やめて! ――お父さんっ――お母さん!」
「――昴さん!」

俺は腰に懇親の力を込めて紗季におおい被さった。

「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

浴室に少女の悲痛な叫び声がこだまし……飾ってあった観葉植物の葉が一枚、ハラリと落ちた……。

349ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/09/20(火) 02:16:18.23 ID:CIP7TFxo
ここで終わりです。

続きは書いてあるけど……もう少し見直したいので。
だいたい予想はつくと思いますけどね。

誤字修正。

>>344
まさかも何も紗季が最初にお願いしたのは紗季でしょ?

まさかも何も最初にお願いしたのは紗季でしょ?

何度見直しても見逃してしまいますね……。
350名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 02:21:03.55 ID:L7dnGRIL
超GJ!
ぐふさん待ってましたよ!

すばるん相当ぶっ飛んできたなあwww
351名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 02:29:25.40 ID:2WBKnIgM
>>349
乙です
さすがぐふさん
352名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 02:46:16.62 ID:ceMO5J6m
>>349
リアルタイムで読ませてくれるとは・・・感謝ッッッ!
353名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 02:51:00.33 ID:iakI2x5B
>>349
ぐふさあああああああん!!!てゆーか予想以上のぶっ飛び具合に吹いたw
あともっかんェ……

何度見なおしても見逃してしまう>超同意です……本当にどうにかなりませんかね、アレorz
354名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 02:51:29.93 ID:ceMO5J6m
>>350
>すばるん相当ぶっ飛んできた
いいや、真摯な紳士に成長したんだよ!
355名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 02:56:21.57 ID:agWuUzpH
>>349
ぐふさん乙です!
後ありがとう!
だんだん昴がSになってきそうな予感がw

次回にも期待してますよ!
356名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 05:53:14.96 ID:qRByrwYS
>>349
乙、そしてGJ
ひなたちゃんはマイペースですし、智花さんも相変わらずですねw
堪能致しました。
357名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 07:36:24.21 ID:laaVnJrN
乙乙。

没ネタ

女バスの面々が、揃って町に遊びにいく。そこで見知らぬ男から声をかけられる。
「俺は765プロという芸能プロダクションでプロデューサーをしてるんだ。
新人アイドル候補生を探してるんだけど、君たち、かわいいね。オーディション受けてみない?」
これには驚いたが、おだてられてその気になった女バス部員たちは、オーディション料など、かかる費用を、
小遣いを全部使って支払った。
だが、オーディションが行われるはずの765プロに行ってみると……。

「だから何度同じこと言わすんだ! ここは765プロじゃない!」
「で、でも住所が……」
「住所は合ってるが、うちは765じゃない」
「ここでオーディションが……」
「帰れよ、みんなだまされたんだ。いい加減にしないと警察呼ぶぞ、このガキども!!」
ドアが無情に閉まった。オーディションなんて嘘っぱちだった。
だまされたと気づいた時はスッカラカン。
親や美星、昴に相談しようものなら、特大の雷が落ちるだろう。
さあどうする……?


ここまで書いて、やめた。
358名無しさん@ビンキー:2011/09/20(火) 09:23:25.83 ID:qdNXuEfW
>>357
昴なら絶対怒んないとおもうぞ
359名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 12:44:07.23 ID:ofTmzD1C
ぐふさんGJ

しかしすばるんテクニシャンだな〜
いったいどこで腕をみがいたんだ?
360名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 12:57:37.69 ID:yZBwF8yG
ミホ姉に鍛えられたんだよ
361名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 16:17:37.65 ID:Urllxbo+
>>349
ごちそうさまでしたw

自分でエロパロ書くよりぐふさんの作品を堪能してたほうが
遥かに良い( ^ω^)
362名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 17:12:30.18 ID:z7zFWYgP
このスレは三次創作ってOKですか?
363名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 18:15:36.86 ID:jCTI+rsE
久しぶりに来たけどぐふさんは初期の方が良かったな
364名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 20:58:22.13 ID:h016HsLu
>>362
三次は流石に本人の許可取れw
365名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 21:03:55.23 ID:6vzk3YyP
>>362
本物の小学生を出したら流石に捕まるよ?
で、大人版は公式がすでにやっちまってる。
366名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 21:08:09.07 ID:5JO+DCBG
>>365
kwsk
367名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 21:08:59.79 ID:Gyr4ucB6
>>364
>>365
微妙にニュアンス違っててワロタ
368名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 21:49:44.80 ID:6vzk3YyP
>>367
ここはエロパロですからねぇ〜
もしかしてTMAネタ??

>>366
アニメのPVが中の人に制服着せたりユニフォーム着せたりして作ったもの。
後アニメOPのCDのジャケットも……
大人組はいい歳なのに……
369名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:10:20.35 ID:61CLI/gW
>>368
?「胸は小学生!」
370名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:33:41.25 ID:M8pwPLJN
>>368
三次小説の意味くらい知っとけよガキ

って言っときゃ良い?
371名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:34:47.43 ID:M8pwPLJN
すまん三次創作だった……
372ご褒美からの始まり:2011/09/21(水) 00:42:20.08 ID:6oSv0Fur
>>179続き投下します。
今回からしばらく、再びのエロなし。
373ご褒美からの始まり:2011/09/21(水) 00:43:49.16 ID:6oSv0Fur
「……………」
 月曜日。バスの中。今から慧心学園に向かい、皆にバスケの指導を行う。
 そう。何の変哲もない俺の放課後のスケジュール。
 いつもなら流れてゆく景色を見るでもなく見ながら、心を躍らせる。
 彼女らに次は何を教えよう。また何処かの女バスと試合は出来ないだろうか。
 今日もまた、何かトラブルに見舞われるのだろうか。けどそれすらも、楽しみだ。
 そんな感じに。……いつもなら。
「はぁ……」
 けど今考えてる事は、そんな明るいものじゃない。
 どうしても、昨晩見た夢の事が頭を離れない。
 小学生に。教え子に。……真帆に。俺は、あんな事を。
『大丈夫。真帆のイヤがる事は、絶対にしないから』
 しかも夢の中の事とはいえ、あんな事を言っておきながら、俺は最後、真帆の事じゃなくて自分の快楽の方を優先した。
 苦しむ真帆に構わず。……正直、夢の中の自分をぶん殴ってやりたい。
 けどきっと、現実の俺にもそれを咎める資格はないだろう。
 昨晩飛び起きて今までのが夢だと気づいた時。
 心の中の大半は『なんて夢を見てしまったんだ』と自己嫌悪に覆われた。
 けどほんの少しだけ、夢である事に落胆した自分がいた。
 そして、何よりも。
 ……………。
 ………。
 ……。
「よし、じゃあ今日の練習はここまで。みんな、お疲れ様でした」
「「お疲れさまでしたっ」」
 午後六時二十一分。少しだけ早めに、練習を終わらせる。
 全員といっぺんに接する時と、たとえ二人きりでも基本的にはいつもと変わらず話は出来る。
 今朝智花といつもどおりバスケをしていた時も最初は弱冠ぎこちなかったけどすぐに慣れる事が出来た。
 そう。他の四人なら、何の問題もないんだけど。
「ねーねーすばるん! 見ててくれたっ? あたしの最後のスペシャルシュート!」
「あ、ああ。見てたよ」
 さすがに夢に出てきた張本人を相手にいつもどおりでいるのは難しい。
 無邪気に話しかけてくる真帆の顔を、直視出来ない。
「なんで眼逸らしながら言うんだよー。さては見逃したなっ、そんなすばるんにはオシオキだー!」
 タックル。顔を逸らしていた所為で避けられない。
 痛みとも呼べない衝撃を胸の下に受けて、直後に胸から下に温もりが伝わってきた。
 激しい運動を繰り返していた直後。普段よりも高い真帆の体温を感じて。
 密着してるが故にどうあっても無視出来ない、鼻腔をくすぐる彼女の汗の匂いに中てられて。
 さらに、俺を逃がさないように腰に回された腕の拘束に心地良さを感じて。
 ……心臓が、ドクドクいってる。
「あ、あはは……ゴメンゴメン」
 そう。昨日一緒に出かけて、額とはいえキスをして、昨晩あんな夢を見て。
 気づいてしまった。この気持ちに。
 いつの間にか、真帆への見方が変わってきていた。
 一人の女の子として、意識し始めている。
 致命的すぎる。まともに顔を合わせる事さえ出来ない。
 七芝高校男子バスケ部が活動停止を余儀なくされた原因はなんだ?
 部長の、ロリコン疑惑。
 そんな冗談みたいな話をいきなり聴かされ、俺の高校生活は危うくその意義の大半を失ってしまうところだった。
374ご褒美からの始まり:2011/09/21(水) 00:44:59.38 ID:6oSv0Fur
 尤も、それがあったからこそ今こうして彼女ら五人と出会う事が出来た。
 だから、100%丸ごと否定する事でもない。
 ……違う。重要なのは、そんな事じゃない。
 気がつけば俺は、水崎先輩と同じ轍を踏もうとしてるんじゃないか?
「ほら、早く着替えておいで。その、風邪引いたら大変だろ?」
「ハイハイっと。すばるんへのオシオキもすんだことだし、行ってやるかー」
 普段なら、今のの何がオシオキなのか解らないところだったけど。
 今の俺にとっては、これ以上なく効果的なお仕置きだった。
 芽生え始めた想いを、徒に刺激しないでほしい。
 勿論、真帆にそんなつもりがないのは解ってる。
 そうやって無邪気に駆け回って元気を振りまくこの娘に、多分俺は惹かれたんだろうから。
 けどだからこそ、真帆に普通に接する事が難しくなってゆく。
 
「じゃみんな、気を付けてな」
「「ありがとうございましたっ」」
 体育館を出て、改めて挨拶を交わす。
 そして俺は一人、マイクロバスへと向かう五人を見送る。
「あの、長谷川さん……」
「ん、何?」
 けど紗季一人だけ、みんなと一緒に歩き出しはせず、俺に話しかけてくる。
 内心、ドキリとした。やっぱり今日の俺は、何処かぎこちなかっただろうか。
 いや、ぎこちなかっただろ。特に真帆と話してる時は。
 ましてや相手は紗季だ。多分、気づいている。
「……………」
 それから、当然当事者である真帆自身にも。
 と言っても、正直今の今までそうは思わなかった。
 練習中は、そんな素振り全く見せなかったから。
 けれど今、寂しそうに切なそうに遠くから俺の方を見る真帆に気づいてしまったから。
 気づいて、それでも視線を合わせ続ける事が出来ない。
「……………」
 紗季もまた、振り返って真帆の方を見る。いつもながら、冷静で視野の広い娘だ。
「……いえ、なんでもないです。私も、失礼しますね」
 けれど紗季は一切追及をせず、そのまま他の四人と同じく、俺に背を向けて駆けていった。
 
 
 ―交換日記(SNS)22― ◆Log Date ○/○○◆
 
『みんな、今日の長谷川さんどう思った?
  紗季』
『んーなんてか、ギクシャクしてたな。たぶんはじめてあったトキいじょーに。
  真帆』
『そうね。朝昴さんと一緒に練習してた時もちょっと変だった。
  湊 智花』
『おー。とくにまほとお話ししてる時、おにーちゃんすっごくヘンだった。
  ひなた』
『ひっひなちゃんっ! それは言っちゃ……あうぅ……。
  あいり』
『真帆、分かってると思うけどひなは悪気があって言ったワケじゃないからね。
  紗季』
『だいj
  真帆』
『ダイジョブダイジョブ。なんもきにしてねーって。なんかしんないけどすばるんがあたしとめをあわせてくんなかったのはホントだし。
  真帆』
『真帆。少なくともそれは、きっと、気のせいだから。
  湊 智花』
『いやだからヘンにきをつかわなくてもいいってー。きっとすばるん、いまごろになってあたしのあふれるミリョクにきづいて、ドキドキしてめをあわせられないだけさー。
  真帆』
375ご褒美からの始まり:2011/09/21(水) 00:47:01.88 ID:6oSv0Fur
「い、だ、け、さっと」
 入力し終わって、かきこむ。
 それにしてもまちがって途中でかきこみとかひさしぶりにしたなーそんなミス。
「アハハ……まいっちったなぁ……みんなにもやっぱり、そう見えたんだ」
 あたしの気のせいだって、たまたまタイミングっていうか、そーいうのが悪かっただけだって、思ってたかったんだけどなぁ。
「いまごろになって、あたしのミリョクに気づいて、かぁ……」
 ホントにそうだったら、一安心どころかスッゴク嬉しいんだけど。
 なんか今日の帰りくらいから、頭ん中がドヨーンってしてきて。
 そんな風には考えられなくなっちゃって。
「いっつもイタズラばっかしてるから、キラわれちゃったかなぁ……」
 そんな事ない、そんな事ないって思って、ずっとノドの奥に押し込めてた言葉。
 言っちゃったら、もうダメになっちゃうって思ったから。
「あれ……? なんだこれ?」
 案の定ダメになっちゃったし。
「なんで泣いてんだ、あたし……?」
 そんなこと、わかってんじゃん。
 すばるんにキラわれたかもしれない。
 そう思ったら、泣きたいくらいに悲しくなった。
 だから、泣いちゃったんだ。たえらんなくなって。
 
 
 
「……行くか」
 水曜日。足取りは重い。
 決心は着いたのに。いや、多分だからこそだろう。
 正直気乗りはしない。けどそうするしかないんだから仕方ない。
 俺はいつもより少し早めに、体育館の中へと入ってゆく。
 今日は練習を始める前に、みんなに言わないといけない事があるから。
 五人には、ミホ姉経由で予め伝えてあるから、既に待機しているか、今いなくてもすぐに来るだろう。
376ご褒美からの始まり:2011/09/21(水) 00:48:02.62 ID:6oSv0Fur
「……あれ?」
 扉を開いて、見えたのは意外な光景だった。
 てっきり五人とも揃っているか、まだ誰もいないかのどちらかだと思っていた。
「紗季、一人?」
 体育館の中には、まだ制服姿の紗季が一人立っていた。
「はい。長谷川さんにお話ししたい事があったので、みんなよりも少し早めに来ました」
 話、か。多分一昨日の事だろうな。
「何かな? 俺で良ければいくらでも聴くけど」
『ありがとうございます』と頭を下げて、紗季は話を始めた。
「一昨日の練習の事ですが、長谷川さん、真帆に何かされましたか?」
 予想通りの質問。なのに、心構えは出来ていたはずなのに、それでもドキリとする。
「何もされてないけど。なんで?」
 ウソは言ってない。何もされてないし、してない。現実の真帆には。
「いえ、大した事ではないんですけど、練習中一度も真帆の顔を見ようとしなかったので、どうにも気になって。
 それに会話もなんというか、いつもの長谷川さんとちょっと違う気がして」
 けどそんな風に空惚けても、何の意味もない。やっぱり。
 どうせみんなが集まったら言おうとしていた事だ。紗季にだけ一足先に伝えても、問題ないだろう。
「ごめん。ちょっと考えなくちゃいけない事があって、少し上の空になってたんだ」
「真帆から顔を逸らしていたのは、何故です?」
「それは多分、紗季の気にし過ぎだよ。別に俺は、真帆を意識的に避けてたつもりはないし」
 紗季がそこまで見ていたんなら、これはかなり苦しい言い訳になる。
 それでも俺にはこう言ってはぐらかすしかない。間違っても本当の事なんて言えないんだから。
「……そうですか。それで、その考えていた事の答えは出たんですか?」
 納得はしていないようだけど、紗季はその事を一旦保留してくれたらしい。代わりの質問を投げかけてくる。
「ああ。今回早めに集まってもらう事にしたのもそれなんだ。本当に勝手な話なんだけど、しばらくの間コーチをお休みさせてもらえないかなと思って」
 それが俺の出した答え。しばらく彼女たちと、距離を置く。
 そしてゆっくりと、今後どうするかを考えたかった。
「お休みですか? あの、どうして……?」
「情けない話なんだけど、最近勉強が難しくなってきててさ。前に葵に言われた事もあるし、ここらで重点的に勉強しておこうかなって思って」
 本当なら、すぐにコーチを辞めた方が危険はないんだろう。
 でもこの場所を手放してしまう決心が、どうしても出来なかった。
 それに夢を見てニ、三日ならともかく、一週間もすれば落ち着くかもしれない。
 今ある真帆に対する意識だって、消えてくれるかもしれない。
 そんな希望的観測もあった。
「……そうですか。分かりました」
 紗季は何度も口を開いては閉じてを繰り返した後、そう言って頷いてくれた。
 さて。これからみんなにも伝えないと。
 ウソに少しでも説得力を持たせる為に、自然に。
 
 特に真帆とは、きちんと目を見て話せるように、しないとな――。
377ご褒美からの始まり:2011/09/21(水) 00:49:09.17 ID:6oSv0Fur
以上。なんかグダグダした気がした。お目汚し失礼。
378名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 01:56:42.20 ID:7d3rfhLw
>>377
GJです
乙女なまほまほいいよー
379名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 15:21:43.58 ID:jxWKk+Le
やばい
>>377のせいであほまほが可愛く見えてきた
や、女バスみんなかわいいんだけどさw そういう意味合いじゃなくね
これがギャップ萌えというやつか・・・
380名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 21:27:46.36 ID:x9nCGtP8
ども、>>206の智花さんを書いた者です。
続編?が出来たのでうpします。
今回も智花モノです。非エロ。

・あらすじ
智花と昴が練習しているところを智花のクラスメートに見つかった!
学校中に広まる智花と昴のウワサ。そんな事はつゆ知らずの昴。さてどうなることやら・・・
381名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 21:30:17.87 ID:x9nCGtP8
智花ちゃん・・・ちょっと、いいかな?」
「どうしたの?愛莉」
同じバスケ部の香椎愛莉に呼び止められたのは、智花が昴との朝練を終えてちょうど教室に入った時だった。
怪訝そうな面持ちを見せながら、教室の外に連れて行かれる智花。二人の間に沈黙が流れる。
教室から見えない場所まで来ると、愛莉はその長躯を屈め、智花の耳元でささやいた。
「あの、ね。智花ちゃん、長谷川さんと毎朝練習・・・してるよね?
その姿を見られてしまったらしくて・・・・・・智花ちゃんの事噂してるの」
「ふえっ!?わ、私が昴さんと・・・・・・してるの見つかっちゃった・・・んだ」
智花は驚いたような表情を見せるが、すぐにそれは深刻な顔に変わった。
「どうしよう・・・このままじゃあクラス中どころか、学校中に広まっちゃうよ・・・その、智花ちゃんと、は、長谷川さんの関係」
「う、うん・・・私と昴さんが・・・そんな風に言われているなんて。昴さんにだけは絶対迷惑かけられないし・・・・・・」
視線を逸らす智花。愛莉の瞳は不安でいっぱいで、今にも涙が出てきそうな様子である。

そのとき、廊下の奥から二人組の影が見えた。ツインテールを緑色のリボンで括った少女、三沢真帆。
二つの三つ編みとメガネが光る、クラス委員長、長塚紗季だ。
「あ、もっかんにアイリーン。どしたの?こんなところで」
「じ、実はね・・・智花ちゃんが・・・」
愛莉は事情を説明した。朝来たら既に智花と昴のウワサで持ちっきりだった事。
そして智花がどうしようか迷っていること。
一通り説明すると、真帆は眉をひそめたが、すぐにいつもの元気な表情になり、
「まかせとけ!もっかん!この真帆さまが何とかしてやんよ!!」
と、大声をだし、両手を智花の肩に手をのせた。
「真帆・・・うん、ありがとう。私、自分一人じゃ、どうすればいいか分からなかったけど、みんなの協力があったら・・・」
「ふふ、トモ的には昴さんと公認の仲になるチャンスだって思ってたりして」
「違いますっ!全然思ってませんっ!」
紗季はメガネを、くいっ、とあげながら目を細めながら智花を見つめた。
智花は真っ赤になって否定したが、その後、ちょっとまんざらでもないな。と思った。
382昴の大切なもの:2011/09/21(水) 21:33:22.67 ID:x9nCGtP8
その頃、昴は朝のホームルームを終え、授業の準備をしていた。

「よし、大丈夫だ。ちゃんと持ってきてる」
俺は再度、鞄の中をチェックした。目的のモノを見つけるとホッと安心した。
朝、出るときも確認したのだが、安心するためなら何度でもしよう。
今日は女バスの練習日だ。これを忘れたら元も子もない。

「ん〜?。昴クンは今日やけにそわそわしてますなぁー」
安心したのもつかの間、やっかいな奴が出てきやがった。コイツは上原一成。中学時代からの友人だ。
いわゆる、くされ縁ってやつ。
「な、なんでも無いよ!」
「ははーん?そうか、彼女でも出来たか。だがな、いかんぞ、昴。葵というものがありながらだな・・・」
「違うって!それに葵とはただの幼なじみだって言って・・・・」
キーンコーンカーンコーン
ちょうど始業のチャイムが鳴った。一成を席に追い返すと、チャイムに助けられたな、と思った。
正直、あのまま言及されてアレに気づかれると非常にマズかった。あぶないあぶない。
先生が教室に入ってきて、起立、礼を終えると、退屈な授業が始まった。
ふと、外を見てみる。遠くの空には積乱雲が大きく鎮座していて、不吉な予感を感じさせるものだった。

慧心学園初等部の1時間目が終わり、休み時間になった。
朝の一件以来、教室に戻ったものの、すぐに授業が始まってしまった。
授業中はクラスメイトの視線が智花に集中しており、その視線を受けて困惑の表情を見せていた。
「ねーねー智花ちゃん。あのお兄さん誰なのー?」
「もしかしてカレシ?ともちゃんやるねー」
「あの、その・・・・・・ふぇぇ」
授業が終わった瞬間。クラスの女子たちが一斉に智花の周りを囲った。
それはもう、外からは智花の姿が見えないくらいに。そして、その光景を外から眺める男子。
そんな構図がわずか休み時間の間に出来上がっていた。
「す、昴さんは・・・・・・か、カレシなんてっ」
「昴さんっていうんだー」
「トモカも隅に置いておけないねー」
質問ラッシュである。ちょうどこの頃の年代の女の子は色恋沙汰に敏感なものであるが、それにしても凄い勢いである。
383昴の大切なもの:2011/09/21(水) 21:35:26.02 ID:x9nCGtP8
「こらー!もっかん困ってるだろー!」
と、そこに颯爽と現れる真帆。女子の視線が一点に集中する。
「すばるんは私たち女バスのコーチだ!もっかんはその朝練で一緒に居るんだよ!それだけだよ!」
真帆は女子軍団を指さし、ビシッとキメた。
「ふーん、それだけ。かしらねぇ」
真帆の後ろから現れた紗季がボソッと答えるが真帆は無視する。
「でも、そのコーチの人カッコイイんでしょ?私も一回みてみたいなー」
「ねー」
クラスの女子たちは既に昴に興味津々だ。このままでは事態を収拾できそうにないのは誰の目にも一目瞭然だった。
「うわー、どうするよサキ!」
後ろを振り返り紗季に助けを求める。勢いよく登場したものの、真帆には事態の収拾を図れそうもない。
「ふふっ、じゃあ、こういうのはどう?要するに長谷川さんを・・・・・・」
紗季が提案を終える。女子たちは、きゃあきゃあと音を立てて喜んでいた。
「ふえっ、そ、そんな。昴さんがご迷惑じゃ・・・・・・」
「すばるんの嬉しそうな姿が目に浮かぶぞ!ふひひ」
紗季の提案に智花が驚き心配し、真帆が面白がる。二人の反応に温度差があるものの、
女子たちを納得させるためにはこれしかないと思い、智花は了承した。
「勝負は放課後、部活のときね。ふふっ、楽しみだわ」
ニヤリと紗季が笑った瞬間、授業開始のチャイムが鳴った。

「ふう、やっと授業終わったか。さて今日も女バスの練習に行くとしますか」
今日は練習日だ。小学生の白い柔肌からほどばしる汗。柔らかい吐息。そして成長。
全てが俺を慧心学園に向かわせるのに十分な理由だった。
ああ、今日は空が青い、まるであの子たちの澄み切った心のようだ。
そんなことを考えながら慧心学園行きのバスに乗り込む。
バスに揺れながら、今日の練習メニューの確認をしていた。
非常に楽しみなのは、毎朝智花に教えていたパスの練習成果を確認出来る事だ。
自分が指導したエースの成長を見る事が出来ると思うと感慨深い。
そんな事を考えていると慧心学園前に到着した。顔なじみの守衛さんに挨拶を交わし、子供たちが待つ体育館へと向かう。
初等部の敷地に入り、通い慣れた道を曲がった、そのとき
「すばるー!」
後ろから俺を呼ぶ声がした。あの声は・・・・・・振り返らなくても分かる。真帆だ。
まったく、相変わらず元気だな。と思いながら振り返えると
「どうした。まほ・・・・・・って、えええええ!!」
384昴の大切なもの:2011/09/21(水) 21:37:51.10 ID:x9nCGtP8
振り返った俺を待ち受けていたのは女子小学生の大群。ざっと10人以上は居る。
みんな智花たちと同じ制服を着ていた。
小学生たちは俺を見つけるなり、近づき、周りを囲った。・・・逃げ場のないくらいに。

「あなたが昴さんですか〜?」
「わぁ!背が高いですー」
「・・・・・・かっこいい・・・ぽっ」
三者三様・・・・・・もとい、十人十色の反応を見せた小学生たちは俺に質問してきた。答える暇もないくらいに。
「あの・・・ちょ、ちょっといいかな。君たちは?」
「ああ、私たちは・・・ともかのクラスメイトです。
ともかが昴さんの家で練習しているのを見て、どんな人かなって・・・・・・ウワサしてたんです」
そのうち一人が答える。なんだ・・・・・・見られていたのか。智花との熱い練習風景を。
まあ、それはいいとして、この年代の子って本当に興味津々なんだな。年上の男に。
俺は少し嬉しくなった。こんな風に女子小学生にきゃいきゃい言われて嬉しくならない男がどこに居るであろうか!いや、居まい。
「ふふ、単なるしがないコーチだよ。智花たちに教えるのがやっとの、ね」
「でも、すごいですよ!コーチって。なんだか憧れます」
などと小学生と会話していると、ちょっと離れたところから視線を感じ、ふと見上げてみる。
そこには、真帆と紗季が居た。二人ともニヤニヤした表情でこちらを見ている。
「ぐふ、すばるんうれしそうだなー」とか「ふふっ、長谷川さんもまんざらじゃなさそうね」とか考えているに違いない。
当たり前だ。小学生に囲まれて嬉しくないわけがない。
それはいい。問題は彼女らの隣に居る――智花だ。
智花はその大きな目を見開き、今にも涙がこぼれそうな表情をしている。
いつもの屈託のない笑顔はそこにはなく、焦燥と不安が混じったような表情だった。
「昴さん・・・・・・わたし・・・」
何かつぶやいたと思うと、智花は体育館と逆方向に向かって走り出した。
「あっ、もっかん!」
くそっどうしたんだ。もうあんな表情はさせないと誓ったのに!
「ちょっとゴメン!」
俺は小学生達をかき分けると、智花の走り去った方向へと駆けだした。
智花は足が速い。だが追いつけないような距離じゃないはずだ。
しばらく走ると、智花の後ろ姿が見えた。

「智花!」
思いっきり叫んだ。周囲にこだまし、何人かの生徒がこちらを注目したが、そんなことを気にしている暇はない。
385昴の大切なもの:2011/09/21(水) 21:40:31.41 ID:x9nCGtP8
智花は立ち止まりこちらへ振り返った。
「昴・・・・・・さん。どうしてでしょう。なんだか・・・つらいんです」
「智花・・・・・・」
智花の顔は涙で濡れていた。俺はそっと智花の頭に手を乗せ、優しくなで始めた。
「俺は、智花のそばにいつもいるよ。智花がつらいときや悲しいときには力になってあげたいんだ。ダメかな?」
「ふぇ・・・・・・昴、さん。さっきはゴメン・・・なさい。私、どうしていいか分からなくて。
あんな楽しそうな昴さん見ていると・・・なんだか胸が痛くなるんです」

・・・・・・俺はコーチ失格だ。あんな小さい子に囲まれて、鼻の下伸ばして・・・智花に心配かけて。
もう二度と、智花に悲しい思いをさせたくない。
「ごめん・・・智花。智花の事考えてあげられなくて」
「ううん。いいんです。それに今・・・・・・こうして昴さんが目の前に居ますし。えへへ」
智花に先ほどまでの悲しさは無く、笑顔がそこに咲き始めていた。
俺のことこんなに考えてくれるなんて・・・本当に智花は可愛いな!

「あっ・・・そうだ。はい、これ。俺から、智花へのプレゼント。日頃の感謝を込めて」
鞄から小さい箱を取り出し、智花に手渡した。今度は驚きを含んだ表情で俺の目を見上げた。
そら、無理もない。事前になにも言ってなかったし、サプライズだし。
「ふぇ・・・すばる・・・さん。これは?」
「開けてみてよ。満足するか分からないけどさ」
「は、はいっ!あけてみます!」
威勢の良い返事をすると、小箱を丁寧に開けた。
そこにはプラスチック製の赤いアクセントが印象的な可愛い指輪があらわれた。
「昴さんっ!これはっ!!」
「はは、智花が前ショッピンクしているときに欲しいなって言ってたからさ。普段のお礼にって。
あ、特に高いものじゃないから遠慮しなくていいよ!」
「ありがとう・・・ございます。一生の宝にします」
また智花の顔が涙で濡れそうになったが、それは先ほどとは違う。きれいな笑顔で包まれた涙だった。

「あー!!ついにすばるんがヤったぞ!サキ!」
「長谷川さん、ダイタン・・・トモもまんざらではなさそうだし・・・ふふっこれからの展開が楽しみね」

そんなこんなで、なんとか智花にプレゼントを渡すことが出来て喜んでもらえた。
余談だが、この時、智花のクラスメイト達に指輪を渡しているところを見られてしまい、マジでサツ行きになりそうになったのは、また別のお話――
386名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 21:44:19.73 ID:x9nCGtP8
以上です。
すばるんはホント、モテモテだなー。小学生が最高だぜ!発言も納得のイケメン。
あと、それ渡しちゃマズいでしょ。常識的に考えて。

などと考えながら書きました。こういう話は楽しい!!
遂にすばるんがサツ行きになりかけた話も書いてみたいです。

次回あたりにはエロも書いてみたいですが、いかんせん筆力が足りず・・・いやはや。

それではまた。
387名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 23:23:50.13 ID:U/pR4J7r
同じ日に二つも作品を読めるとは…

神よ、感謝いたします
388名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 00:10:26.18 ID:g54X71Ko
>>386
GJでした
すばるんの調子乗りっぷりが新鮮すぎだけどこっちも男子高校生の反応として違和感がある訳じゃないしね
サツ行きすばるん楽しみにしてマース
389名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 00:30:52.90 ID:xDeipZ/u
>>386
乙です!
なんですばるんばっかりモテるんだよクソッw

そしてすばるんは「女性に指輪」の意味もわからず贈り
後日もっかんがその指輪を左手の薬指にハメてるのを見て己の愚行に気付くんだなー・・・
もちろん他の部メンにもからかわれるがまんざらでもないもっかんと大わらわのすばるん
あざとい!あざといっす!さすが智花さんアザトース!!
390名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 01:10:56.34 ID:uF3eaf+D
>>386
GJ!!
ニヤニヤが止まんね〜!!
391名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 01:32:49.56 ID:RdlQP9UW
ところでもっかんの赤ちゃんはいつ産まれるんだい?
392名無しさん@ビンキー:2011/09/22(木) 07:15:23.30 ID:IU1iELYT
昴の危ない道へのカウントダウンかなり入り込んだかな?
あっもう浸かってるのか
393名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 10:08:43.11 ID:mr86+KCJ
これは警部が動き出さないと絶対にまずいレベルだな…
394名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 10:30:35.84 ID:mr86+KCJ
ゲームオリキャラがゲームロリキャラに見えた
間違ってはいないから別にいいや

332 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/09/21(水) 17:07:58.95 ID:/keiXaqX
ゲームオリキャラ
はやみとくぎゅ

http://imepic.jp/20110921/612280
395名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 14:43:22.34 ID:LRLHOxVY
>>394
膣内(なか)で出すぞ!( ´д`)ハァハァ
396名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 14:50:17.57 ID:LBx10lIj
>>395
このネタたまに見かけるけど、つまらないとか以前に不快なんだけど
397名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 15:12:26.80 ID:LRLHOxVY
>>396
所詮ネタなのにマジレスされても反応に困る
398名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 15:34:39.81 ID:ZPu0AYwL
>>397
流れででてくればスルー出来るけど
脈絡なく出てくるとイラ☆彡っとするね
399名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 16:06:00.65 ID:J08n8IpE
他板にまで貼ってる馬鹿は正直死んで欲しい
400名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 16:10:52.47 ID:Gq0oKzmc
不快な人もいるだろうが、エロパロ板なんだから寛容にスルーすりゃいいじゃない
ぶっちゃけ、そういう話もある場所なんだし
401名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 20:02:48.48 ID:782cUcVy
というかNGにすればいいんじゃないだろうか
402名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 21:57:06.40 ID:VW5O1uKl
膣内(なか)で出す とかNG登録するとうっかり作品で引っ掛かっちゃったりするからNG登録は実際問題無理だろ。
403名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:02:23.87 ID:+yseiB4h
"膣内(なか)で出すぞ"
ここまで含めてNGにすれば、作者がSS内で意図的にこのネタを使わない限り問題ない
というか、そんぐらいでカリカリすんなよって話だけどな
このスレってロウきゅーぶ関連のスレでは一二を争うぐらい、このネタに抵抗がないスレなはずなんだが
404名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:11:22.65 ID:ANan8u94
>>403
出すなら出すでタイミングよく出してくれ。
いくら此処でも後先考えずに出されると色々困ったことになるだけだ。
405名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:25:52.77 ID:HJhAa6Yh
エロパロでガタガタぬかす方が無粋だと思うがな。
自分が黙ればそれで済むじゃん。
406名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:51:54.61 ID:M0u0+6s3
『膣内(で出すぞ)』…そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間は、その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!実際にひなたちゃんを犯っちまってもうすでに終わってるからだ!だから使った事がねェーッ!『膣内(なか)で出したぞ』なら使ってもいいッ!
407名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:52:35.30 ID:M0u0+6s3
コピペミス……だと……
408名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 00:08:59.15 ID:S4Oq8ks7
すばるんは自分からじゃなくて「だしていいよ。おにーちゃん」みたいな感じで促されそう
409名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 00:21:51.19 ID:tvSWWuBh

「一杯出たね。おにーちゃん。」
で第二ラウンド突入!!
410名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 01:03:44.19 ID:ewBs/tj+
「おー、おにーちゃんの精子、濃い」
411名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 01:56:17.49 ID:rgBe/StG
>>410
「ねえひなたちゃん……。 ど う し て 精 子 の 濃 い 薄 い が 分 か る の ? 」
412名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 02:15:36.35 ID:S4Oq8ks7
>>411
「おー? おにーちゃんの、昨日はさらさらしてた」
413名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 02:56:29.59 ID:YdY+E0Ty
>>386
乙!
414名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 03:10:19.37 ID:1ljGkCk+
>>412
oh…
415名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 03:13:47.10 ID:5X2l4qq1
「おー? おにーちゃんの、昨日はザラザラしてた」


>>394
典型的な釘キャラだな
416名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 12:34:13.11 ID:LXnxaF+p
これが無垢なる魔性という奴か……うっ!!
417名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 14:06:33.58 ID:rgBe/StG
>>416
おー、たけなかよりうすーい
418名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 17:34:21.51 ID:tvSWWuBh
ひなちゃん。また竹中君で練習してたの?
419名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 18:48:46.04 ID:ewBs/tj+
>>418
「おー?たけなかは練習。本番はおにーちゃんだけだよ」
420名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 19:21:53.80 ID:XDiK7QI8
 イノセント ビッチ
『無垢なる淫乱』
421名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 20:01:22.65 ID:L9srGTNI
付き合うのダメ ……でも……する……だけなら いいよ……
422名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 21:50:39.76 ID:JRL8OFV9
キシシ。ナツヒのやつまた練習台にされてやんの。
423名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 13:56:19.33 ID:s3gkz79u
よく考えてみたら……
昴と愛莉は身長が近いから並んで歩いたら普通のカップルに見えないか?
424名無しさん@ビンキー:2011/09/24(土) 15:44:26.68 ID:4Q/gFRlz
アニメ最終回ラスト見たらわかるぞ[これ以上は言わない]
425名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 16:48:53.28 ID:2vEiZxw2
誰か愛莉のエロお願いします><
426名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 20:43:33.74 ID:vJdi04VN
>>404
だよね
貫通前に出しちゃったりするとちょっときまずい
427名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 21:34:53.82 ID:20f7CsDj
アニメの最終回は見てないが(というかなぜに一回休んだ)
知らない人が見ているとして
私服:普通のカップル
制服:おまわりさ〜ん!!
になるだろうね。

智花さんなら仲の良い兄妹で問題ないな
428名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 22:59:59.45 ID:zFnjPcMY

智花さん「……>>427さん、お話があるので、少しこちらに来てください」ニコニコ
429名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:48:19.67 ID:SUtFVGaJ
だがすばるんは仲の良い兄妹になれたらいいと思ってる現実
430名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 00:05:49.58 ID:9lANwgNY
智花さんが無理やりすばるんに迫って関係を既成事実化してしまうから問題ない←
431名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 00:14:39.31 ID:k+hPBP4u
ホン丸大炎上エンド
智花さん「 計 画 通 り (ニヤリ」
432名無しさん@ビンキー:2011/09/25(日) 11:36:27.69 ID:PwgPGMTT
考えたらアニメで一成コーチの件気づいていると思うのだが
433名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 11:47:02.78 ID:IUjUjFj4
気がついたら前スレ落ちてた・・・

誰かログを貰えんだろうか?
434名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 14:23:16.66 ID:6NDIpF+N
>>425
確かにこのスレ愛莉(と紗季も?)人気ないですよねえ…
435名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 15:08:53.24 ID:TMkvp0A6
>>434
紗季さんは大人気ですよっと
436名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 15:53:39.95 ID:VuL1tF2S
愛莉は書きにくいっていうのもあると思う。
437名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 18:29:51.07 ID:n0ZYcujf
愛莉
438名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 18:34:12.33 ID:riIIknfl
即興で愛莉のエロ書いてみた。テキトーですまんな。

「は、長谷川さん……」
「愛莉。愛莉の胸におかしなところなんて一つもないよ。むしろ誇ってもいいんだ」
 その恵まれた体躯とともに、愛莉のコンプレックスとなっている豊な胸。程よく張りのあるその胸を、俺は強くしすぎないように触れる。
 部屋の中に、彼女の控え目な吐息だけが響く。
「あっ、やぁ……」
 生まれたままの姿の愛莉が、俺に恥ずかしがりながらも身体を預けてくれている。
 少女の火照った肌に指を這わせるだけで、おかしくなりそうな興奮が俺を襲う。
「可愛いよ、愛莉……」
 愛莉の柔らかな胸に、確かめるように一本一本指を沈みこませる。極上のマシュマロのような触り心地。
 きっといまの俺は、どうしようもないくらいだらしない表情をしていることだろう。
「ひゃうう……。恥ずかしいですよぉ」
「ちょっとだけ我慢して、ね?」
 この感触を手放したくない。俺はさらに、胸の小さな突起に目をつけた。
 少しは愛莉も興奮してくれているのだろうか。硬くなった乳首が、つまんだ指の間で自己主張をしている。
「はあっ、んっ……」
 愛莉が俺の手で感じてくれているんだ。その事実だけで、俺の身体の一部分は熱く熱くなっていた。
「キス……、してほしいです……」
 彼女の潤んだ瞳が、俺を強烈に誘惑する。ためらう間もなく、俺は愛莉に口づけた。
「んっ、ちゅうう……」
「はあっ、愛莉……」
 快楽が俺たちを支配する。愛莉のくちびるを貪りながら、乳房を優しく愛撫していく。 愛莉の息が荒い。キスに夢中になっていたため、俺はその変化に気付いていなかった。
 もっと、もっと彼女と強く触れ合いたい。そんな衝動が、俺の中を駆け巡る。
「ひゃっ! ああっ……」
 乳首を僅かに強く擦り上げると、愛莉が口から嬌声を漏らした。 同時に、下半身に熱の奔流を感じる。
「あっ……、いやぁ……」
 達した反動なのか、彼女の股間から黄金色の液体が溢れている。止めたくても止まらないのだろう。
 愛莉は泣きそうな表情になって、俺から目を逸らしていた。
「大丈夫。大丈夫だから……」
 愛莉をあやすように、逃げる彼女の頭を捕まえてキスを再開させる。
 愛莉の体温を身体中で受け止めながら、俺はこの行為に没頭していた−−。
439名無しさん@ビンキー:2011/09/25(日) 18:51:40.81 ID:PwgPGMTT
昴さんやっぱり胸があった方がうぅ
by智花
440名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 18:55:11.02 ID:QeeroRON
がんばれもっかん
おおきくしてもらうんだ
441名無しさん@ビンキー:2011/09/25(日) 18:58:58.81 ID:PwgPGMTT
長谷川さんにたのんでみたら?
442名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 19:06:55.71 ID:yc/xxnhH
おにーちゃんはテクニシャン?
443名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 19:31:13.74 ID:k+hPBP4u
>>438
バンリーンに通報した
オールグリーンで会おう
444名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 19:40:30.76 ID:riIIknfl
>>443
万里の鉄拳は勘弁してください…
代わりにすばるんを好きにしてくれ
445名無しさん@ビンキー:2011/09/25(日) 20:42:25.37 ID:PwgPGMTT
アニメ出演と引き換えでは?
446名無しさん@ビンキー:2011/09/25(日) 22:41:13.03 ID:PwgPGMTT
>>443
んっ?バンリーンなら昴のすぐ後ろにいるぞ←あの世へのカウントダウン猶予はコンマ0
447名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 22:48:09.59 ID:QeeroRON
>>443
この場合バンリーンより葵を呼んだ方が良いと思う。
泥沼的な意味で……
448名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:08:38.97 ID:0leydtl/
前回の話で痛恨のミス。よりにもよってまほまほで…orz
どうもSNSでのミスが目立つなぁ、と反省する限り。
そんなワケで>>372続き。
449涙からの始まり:2011/09/25(日) 23:10:31.50 ID:0leydtl/
 ――通話記録(日曜日)―― 
『明日まで休みだったわね。長谷川さん』
『……うん』
『気にならないの? 長谷川さんが突然あんな事言いだした理由』
『……知りたくない』
『どうして? 真帆の”溢れる魅力”に気づいたのかもしれないわよ?』
『……んなワケ、ないじゃん』
『まぁね。でもそれ以上に、長谷川さんが真帆を嫌いになるなんて事、絶対にないから』
『えっ……?』
『どうせそんな風に考えてたんでしょ? だから内心じゃ長谷川さんの事が気になってしょうがないのに、何もしなかった』
『……………』
『大丈夫だから、明日にでも確かめてきなさい、自分で』
『……うん』
 
「……あんがと、サキ」
 本人にはテレくさくて言えなかったから、電話を切ってからお礼を言う。
 ……すばるんのことは、ずっと前からスキだった。
 あたし達にやさしーし、イロイロ教えてくれるし、なにより大切な場所を守ってくれた人だから。
 でも、多分デートに行ってからかな。すばるんへの『スキ』が変わった気がした。
 いっしょに遊んで、新しい服を褒めてもらって、オデコにチューしてもらって。
 とっても楽しくって、嬉しくって。
 今までの『スキ』よりずっと強い『スキ』になってた。
 
 
 また、月曜日になる。真帆とデートをしてから一週間、女バスのコーチを休むとみんなに伝えてから四日が過ぎ去った。
 智花もここのところ、家には来ない。日課がなくなった事が惜しくもあるけど、休みをもらった理由が理由だ。仕方ないだろう。
 今日も本来なら部活があるが、行かない。今日までが、とりあえずの休みだと伝えている。
 さすがにそれ以上休むのは申し訳ないし、それ以上悩み続けるわけにも、いかない。
 つまり今週の水曜までには、どうするのかをきっちり決めないといけないんだが。
「……くそ」
 思わず毒づく。顔を合わせない事が、裏目に出てしまっている。
 どんなに別の事を考えようとしてもあの子達の事を考え続けてしまう。
『なんだすばるん、だらしないぞー!』
『すばるんすばるん! 次あれやろあれっ!』
『すばるんにそこまで言ってもらったら、あたし嬉しくてどうにかなっちゃうじゃんか……』
 取り分け、こうなった発端である、真帆の事が頭から離れない。
 距離を開けば醒めるだろうと考えていた想いは、逆にどんどん強くなってゆく。
 会いたい。そう思ってしまう。
 思えば思うほど、離れなきゃいけなくなってしまうのに。
「よ……っと」
 とにもかくにも、もう起きなきゃいけない時間だ。
 どのみち授業中にも同じ事を考えるんだろうし、この場は切り上げよう。
450涙からの始まり:2011/09/25(日) 23:11:18.66 ID:0leydtl/
「……………」
 夕方。もうじき日が落ちきる頃。
 部屋のベッドで寝そべってる。考えてる事も、朝と同じ。
 違うところといえば、思考の片手間に漫画を読んでるくらいだろうか。
 内容は頭に入ってこない。何度も読んだ漫画だから、どっちかというと絵を見て話を思い出してる感じだ。
「すばるくーん、お客さんよー」
 そんな感じに何ともつまらない時間を過ごしていると、下から母さんが俺を呼ぶ。
 はて。こんな時間に誰だろうか。ミホ姉や葵なら『お客さん』とは呼ばないだろうし。
 考えながら玄関に向かうと……
「お、おっす、すばるん」
「真帆……」
 予想外……いや、ある意味予想どおりかもしれない。
 家を訪れたのはこれで三度目になるだろうか。真帆が玄関で、いつもと違う、少しぎこちない笑みを浮かべていた。
 
「……………」
「……………」
 とりあえず部屋に通してみたが。気まずい。とにかく気まずい。
 俺の方は以前見た夢やらそれが理由でここ数日避けてるやらで後ろめたさで一杯だし、真帆の方も真帆の方で、俺に話しかけづらそうだ。
「……………」
「……………」
 ところで、今になってようやく気づいた事なんだが。
 真帆が今着ている白のシンプルなワンピース。俺と一緒に遊びに行った時に買ったやつだ。
 あんなに目を奪われてたのに今頃になって気づくなんて、自分が思ってる以上に参ってるみたいだ。最近の事で。
 それにしても真帆は、一体どういう意図でこの服をチョイスしたのか。それとも、ただ気分で着てきただけか?
「すばるん、ベンキョーのチョーシは、どう?」
 そんな事を考えていると。ベッドの上、隣に腰かけた真帆が、声をかけてくる。
 バスケのとはいえ、教え子にこんな事を訊かれるのもヘンな話だ。
「ん、まぁボチボチ、かな。コーチを休ませてもらってる手前、中途半端な成果じゃ申し訳ないし」
 実際、この一週間ヒマを持て余す日は多かったから、勉強は結構やってる。嘘から出た真というやつか。
 ちなみに最後の部活の時もそうだったけど、真帆の顔をちゃんと見て話す事は出来てる。
「じゃさ、明後日からまたバスケ教えてくれる……よね?」
 けどそんな程度じゃ一度与えてしまった寂しさ、疎外感を拭い去る事は出来ないと思い知った。
 いつもの真帆からは想像もつかないほどに弱々しい問い。
 それもすぐに頷く事が出来れば少しは取り除けたんだろうけど。
「……………」
 答えられない。まだ、頷く勇気がない。
「すばるんは、あたしにバスケおしえるの、イヤに、なっちゃった……?」
 質問を変えた真帆の声が、震えている。俯いた顔は見えないはずなのに、まるで見えてるかのように表情が、簡単に想像できた。
 最悪の想像が的中していた。それを知った瞬間だった。
 真帆は俺が自分と顔を合わせない事とコーチを休んだ事を結びつけて、嫌われたと思ってしまったんだろう。
 因果関係自体は、正しい。ただ原因のベクトルがまるで正反対。
「そんな事ない。真帆は俺の、大切な教え子の一人だよ」
 だから、それだけは即答できるし、しなければならない。
「……………」
 けど言葉だけで、信じられるはずもない。
 嫌われていると信じるに足る材料は幾らでもあるんだから。説得力ゼロだ。
 信じてもらうには、避けていた理由を、真実を話すしか、ないんだろう。
「でも、大切過ぎたから、俺にはこうするしか思いつかなかったんだ」
 だからもう、話してしまう事にした。
 何と思われても良い。俺がどうなるかより、これ以上俺の所為で真帆の笑顔が消えてしまう事の方がよっぽど耐えられないから。
「え……?」
 俯いた顔を、ようやく上げてくれる。その瞳は思ったとおり濡れていて、胸が痛くなる。
 けど今はそれを堪えて、言うべき事を言う。
「真帆と一緒に遊びに行って、途中で真帆が服を買っただろ? 始まりは、アレだった」
「あ……ぅ」
451涙からの始まり:2011/09/25(日) 23:12:13.24 ID:0leydtl/
 あの時の俺の言葉を思い出したんだろうか。また俯いてしまう。今度は別の理由で。
「あの時の真帆は、本当に可愛かった。それ以降俺の眼には真帆が他の女の子とは違う、特別な女の子に見えてた」
 冷静に考えると、本人に話すにはとんでもなくハズかしい内容。
 それでも、止めようとは思わない。
「その夜俺は、夢を見たんだ。夢の中で俺は、真帆にひどい事をしてしまった」
「んっ……へ?」
 ハズかしさに身を震わせていた真帆が、突然素っ頓狂な声を上げる。
 多分、いきなり俺が夢の話なんて始めるから戸惑ってしまったんだろう。
「って、夢の中の話じゃん。何したかしんないけど、そんなの気にする必要ないって!」
 ようやく、少しは元気を取り戻してくれたんだろうか。声に少しだけ、いつもの調子が戻っていた。
 それに少し安堵を覚えつつ、真帆に言葉を返す。この、何も知らない無垢な少女に。
「夢の中だけで済むか、心配なんだよ。現実でも俺は、真帆にそれをしてしまうかもしれない」
「なんで? すばるんがあたしに、ヒドいことなんてするワケないじゃん! すばるん言ってくれたもんっ、あたしのこと、大切だって!」
 そうじゃない、そうじゃないんだ。
「大切だから、本当に好きだからこそ、その気持ちが暴走してひどい事をしちゃう事もあるんだよ!」
 真帆が声を上げたから、俺も思わず叫んでしまった。
 そして感情の高ぶりそのままに、つい口を滑らせてしまった。
 ついに認めてしまったんだ。俺は。
 良いか。遅かれ早かれ、認める事になってたんだろうから。この、真帆への気持ちは。
 一週間近く自分の心に問い続けて、その結論がこれだった。
「……そっか」
 真帆の声が、震えている。
 その震えの正体が何なのか、すぐには判らなかった。
「だったらあたしは、すばるんにヒドいことされてもいっかな」
 けどそれが、俺の告白を受けての、嬉しさによるものだと知った。
 一瞬でそう確信させる、真帆の、頬を染めた笑みを見て。
「だってさ、それってすばるんがあたしにヒドいことしたらあたしのことがスキだって証拠になるワケじゃん」
 ……それでも、俺は恐らく繋がっているこの想いを、実らせるわけにはいけないんだ。
「真帆はまだ、知らないんだよ。男の怖さっていうのを」
「んー……そりゃーあたしはすばるんやあおいっちに比べたらコドモだけどさ……」
「んっ……!?」
 そう言って、真帆は俺の顔に自分の顔を近づけて、半ば自分の唇をぶつけるように、強く、俺の唇を奪った。
 それとほぼ同時に両手を俺の首の後ろに回して、逃がさないようにしてくる。
 何秒か何分か、何日か経ったようにさえ思えた時間が過ぎて、
「――はっ! 真帆、何を――!?」
 唇がようやく、解放される。
「このキモチに年なんてカンケーねーって。きひひ、ファーストキス、あげちゃったかんな」
 はにかむ真帆。けれどすぐにその表情を一変させて、真剣な面持ちになる。
「とゆーかさ、あたしこんなにもすばるんのことスキなのに、すばるんもあたしのことスキって言ってくれたのに、
 それなのにあたしの前からいなくなっちゃうことよりもヒドいことなんて、ゼッタイないもん」
「真帆……」
「――んっ……」
 また真帆が、俺の唇に自分の唇を重ねてくる。
 そのまま身を翻して、身体まで俺に重ねて、全体重をかけて押し倒してくる。
 まるで唇だけでは足りなくて、身体全てを重ねようとしているように思える。
 所詮は小学生の重み。踏ん張ろうと思えば踏ん張れる。
 けど実際の身体の重みよりも、もっと別のところで、それはとっても重くて。到底抗えなかった。
 そのまま押し倒されて。
「ぅんっ、ちゅっ、すばるん……!」
452涙からの始まり:2011/09/25(日) 23:12:47.07 ID:0leydtl/
「真帆……んっ」
 無抵抗の俺に、真帆はキスを繰り返す。強く、何度も。自分の想いの強さを伝えようと、必死に。
 やがてキスの嵐が止み、代わりに雨が降ってきた。
 一粒、二粒。雨量はそんなに多くない。温かい、雨。
「すばるんがあたしの顔を見てくれなくなった日の夜さ、すばるんにキラわれたかもって思ったら、涙が止まんなかった」
「真帆……」
 けどその雨は、俺の心をひどく締めつける。不思議な力を持った、雨だった。
「あたしもう、すばるんがいてくれないとダメなんだよぅっ……!」
 雨量が増す。増えれば増えるほど、俺の心もどんどん苦しくなる。
 涙を流す真帆の顔は、もうグチャグチャになっていた。
「だからおねがい、すばるん……あたしのそばにいてよっ……」
「――真帆ッ!」
「ふわっ?!」
 真帆の背中に両腕を伸ばして、一気に引き寄せる。そのまま、強く抱き締めた。
 ……バカだな、俺。傷つけないようにって考え続けて、一体何度真帆を泣かせてるんだ。
「ゴメンな。俺の所為でいっぱい傷ついたよな。ホント、ゴメン」
「すば、るん……?」
 右手を真帆の後頭部にやり、優しく撫でる。傷ついた心を、少しでも癒してあげられるように。
「けど、もう自分の気持ちから逃げない。改めて言います。俺は、真帆の事を特別だと思ってる。好きだ、君の事が」
「っ、すば、るんっ……!」
 震えてるのが判る。また、泣かせちゃったかな。けど今回のは、ノーカンで良いよな、多分。
「うわあぁぁんっ! すばるんっ、すばるんっ――!」
 今まで少しだけ強張っていた身体。全てを、俺に委ねてくれた。
 胸に、真帆の涙が滲んでゆく。
 不思議だな。同じ涙なのに、今は痛みじゃなくて、どても温かい気持ちに満たされる。
 
「いっただきまーすっ!」
「うふふ。どうぞ、召し上がれ」
 それからしばらくして、母さんから夕飯が完成した事を知らされた。
 勿論量は三人前。この人が、真帆の分まで用意しないわけがなかった。
「……………」
「ん? どしたのなゆっち?」
 ただ一つ気がかりなのが、母さんが目を赤く腫らした真帆を、どう思っているのか。
「真帆ちゃん、すばるくんと仲直り、出来た?」
 けどその言葉で、全てを察してくれてたんだと解った。
 思えば当然かもしれない。俺やミホ姉ほどじゃないにしても、母さんだって真帆とは何度か面識があるんだ。
 いつも元気一杯の真帆が、この家に来た時は、随分と静かだった。
 そして夕飯を食べに降りてくると、明らかに泣いた跡が残っているとはいえ、いつものヒマワリのような笑顔。
 詳細までは解らなくても、大よその事情を察する事は出来たみたいだ。
「うんバッチリっ! それどころか前よりもずーっとなかよしになった! なーっすばるんっ!」
 箸を持ったまま、満面の笑みを浮かべて俺の方を向く真帆。
「ああ、もう大丈夫」
 ホントは色々、考えなくちゃいけない事もあるだろう。本気になっちゃった以上。
 けどとりあえず今は、俺の所為で失われかけていたこの輝くような笑顔が戻ってきてくれた事が、ただただ嬉しかった。
453涙からの始まり:2011/09/25(日) 23:13:25.67 ID:0leydtl/
以上。次回から再びエロ入ります、と予告してみる。
454名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:17:00.16 ID:QeeroRON
>>453
乙です。
すなおなまほまほは可愛いなぁ〜
455名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:40:00.15 ID:riIIknfl
>>453
GJですー
自分に素直になったすばるんならもうなんでもできるよね
456名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:47:19.52 ID:QeeroRON
>>455
このすばるんはまほまほ一筋な人なのかな。

智花さん〜〜
やばいことになりそうですよ〜〜
457名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 00:04:05.43 ID:rAV6EiY3
真帆はやっぱり可愛い
458名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 00:38:36.71 ID:gI7zdkXu
このスレの書き手さんの書くまほまほと紗季さんが素晴らしすぎてヤバい。
459名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 03:35:40.73 ID:QENkyWnY
原作が智花さん一強だけにここのまほサキはほんと見てて楽しめる
少し残念なのはアイリーンがあんまりないことかな
460名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 08:03:51.60 ID:du8UGe6R
ふっきれたすばるんは暴走モードに・・・

まほまほの好きがLikeでもヤバいのにLoveになったら
鈍感なすばるんでも直球で刺さるだろうというのは想像に難くないな暴走もやむなし
461名無しさん@ビンキー:2011/09/26(月) 18:03:35.95 ID:DPHM0kot
>>459
おーひなは?
462名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 18:40:27.63 ID:yuRWzm8k
ひなたちゃんはこっちでおにーちゃんといいことしようね〜♪
463名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 18:52:29.80 ID:q/D6Re/x
>>462
通報されたくなければ、
こっちにひなたちゃんを渡せ
464名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 18:55:58.65 ID:q/D6Re/x
>>462
通報されたくなければ、
こっちにひなたちゃんを渡せ
465名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 18:59:08.80 ID:q/D6Re/x
オレ、なんで二回言った…
466名無しさん@ビンキー:2011/09/26(月) 19:02:37.35 ID:DPHM0kot
すっすっ昴さん抱いてください
467名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 19:07:03.71 ID:VxiYxS4B
葵やミホは来ていないのか?
紗季はもうすでに文体を変えてどこかに紛れ込んでいるが
468名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 19:34:31.60 ID:yuRWzm8k
葵さんなら以前お見かけしましたよ。

そんなことより昴さ〜〜〜〜ん
私はここですよ〜〜
469名無しさん@ビンキー:2011/09/26(月) 19:38:38.79 ID:DPHM0kot
もし昴がここを見て拒絶反応を示したら大変なことになるな
470名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 20:29:21.11 ID:q/D6Re/x
智花vs葵によるすばるん振り向かせ合戦をだな…
471名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 21:25:40.31 ID:3I6JIUrI
もっかんもメインヒロインとして厚遇されているが
アイリーンはアイリーンで本編で王道の成長コースを歩んでいるからなあ
再来週9巻発売だが、すばるん今度はまほまほにフラグぶっ立てそうで怖い
472名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 21:28:37.05 ID:3nYWtlBg
>>470
現役プレーヤーv.s.元プレーヤー(マネージャー志望)じゃ勝敗は目に見えているわけで……
473名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 21:43:31.34 ID:PiMtbryC
葵と愛莉のSSが絶対的に不足している・・・

羽多野先生が夜這いかけたシーンを見て、羽多野先生×すばるんもありじゃね?って思ったのだが如何だろうか
474名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 22:13:02.87 ID:yuRWzm8k
羽多野先生はそれはそれは残念なご趣味をお持ちですので長谷川さんが対象になるとは思えません。
それよりも二人がぐるになってわt紗希やトモに襲いかかってくる方が自然ですね。
475名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 22:18:05.61 ID:pqILZewD
長谷川さんにそんな甲斐性があれば今頃は……
476名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 23:26:45.24 ID:VjATD1k4
智花さん沸きすぎですy……あっ いえ何でもアッーー!!
477名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 23:44:22.26 ID:WZPVn1SL
このスレ小学生沸き過ぎだろww
478名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 10:52:15.66 ID:qL+W0cCd
>>473
女物のヅラを渡されて女装プレイを強要される昴さ…すばるんだと!?
「あら長谷川くん、やっぱり美星に似てるわ、さすが叔母と甥ね」
479名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 17:39:31.04 ID:KSJLHxH2
>>477
メインヒロイン(もちろんわt智花)もサブヒロイン(紗季たち)も全員小学生なんだからしかたが無いじゃないですか。
480名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 17:44:27.32 ID:NtmaBCgV
アニメ最終回のデートシーン見てたらすごいぐっときた
481名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 17:48:21.59 ID:KSJLHxH2
>>480
ね〜ね〜
ひなは?ひなは?
482名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 19:40:55.80 ID:WLPGgeS0
>>474
ところがどっこい。美星さんや小学生ほどではないがすばるんにも興味がおありの様子
5巻190P参照

・・・なんてオールマイティなんだ羽多野先生
483名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 19:41:32.64 ID:WLPGgeS0
sage忘れ申し訳ない
484名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 19:48:05.43 ID:dufVAzyw
>>482
基本的には同好の士という意味での興味だとは思うが、
昴ってどちらかと言えば童顔で中性的だからな…。
485名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 21:31:23.04 ID:5/TB/j4m
>>479
いやーそうじゃなくって小学生が発言しすぎだって……ってもっかん言ってるそばからなにやってんだよっ!

>>478はあたしじゃないかんなっ! すばるんって言ってるけど、もkkうわ何すんだやめr――
486名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 22:59:48.46 ID:d9Azwz3O
>>479 がさらっとスルーされているあたり
やっぱり葵はいらない娘なんだな(笑
487名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 23:06:39.32 ID:luK2VCGF
いらない、とまでは言わないけどこう、
既に間に合ってますからって感じ
伝わるかしら
488名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 23:21:36.80 ID:Z7fBVNPY
投下します。

>>385の続きです。
今回はちょっとシリアス。お付き合いいただければ幸いです。

・あらすじ
クラスメイトに昴が智花に指輪を渡しているシーンを目撃されてしまった!ウワサは大きくなるばかり。
遂には湊家、長谷川家、果てには学校側を巻き込んだ問題に発展するとはこの時は知る由も無かった・・・・・・
489智花と昴の赤い指輪(前編):2011/09/27(火) 23:23:37.65 ID:Z7fBVNPY
「智花っ!こっちだ!」
「っ!昴さん!」
智花を俺の背後に居るよう指示し、物陰に隠れる。遠くで話し声が聞こえる。どうやら行ったようだ・・・・・・
「危ないところだったな。智花」
「はい・・・・・・すみません。私・・・足手まといで」
智花は俺のシャツの裾をぎゅっと握りながら、うつむきながら、答える。その顔色からは焦燥感がにじみ出ている。
「智花が責任を感じる事ないんだよ。全部、俺のせいだ」
「でもっ!私っ!!」
いつもは見せない、弱さをむき出しにした智花がそこにいた。
でも、こんな事になったのは、俺が発端なのは疑いのない事実だ。
そう。3日前のあの日。智花に指輪をプレゼントした日。あのときは、どうしてこんな事になろうと予測できたろうか。

3日前。湊家にて。

「ふふっ。昴さんから指輪・・・・・・もらっちゃった」
智花は自室の椅子に座り、ご機嫌な様子で昴から貰った指輪を手に取り眺めていた。
赤い、プラスチックの石が綺麗な光を放っている。
「確か・・・・・・ここにはめるのが・・・」
おもむろに手に持った指輪をはめてみる。智花の指にはめられた指輪はサイズぴったりである。
「左手の薬指って、夫婦がする・・・・・・って紗季に聞いたけど・・・私と昴さんが、夫婦・・・・・・・はうぅぅ」
左手の薬指にはめられた指輪を見つめ、顔を赤らめる智花。
脳内はすでに昴との結婚式を行っている事は、容易に想像できる。
「智花ー、ご飯よー」
と、そのとき智花の母――花織が呼ぶ声が聞こえた。夕食の準備が出来たらしい。
「はーい。お母さん。今行きます」
智花はよほど嬉しかったのか、つけていた指輪を外すことなく、そのまま部屋を後にした。
490名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 23:26:12.51 ID:Z7fBVNPY
同時刻。長谷川家。

俺は学校から帰ると、すぐに自室で宿題に取りかかった。
最近はプレゼントを選ぶのに毎日、ショッピンクモールへ出かけてたからなぁ・・・・・・溜まってるし、
そろそろ本腰入れてやらないとヤバい状況だった。
それにしても、本当にプレゼントを渡せて良かったな。智花も喜んでたみたいだし。
なにより普段のお礼が出来た事が大きかった。俺にとって智花はかけがえのない女の子だ。あれほどのエースは他には居まい。
「ふぅ・・・・・・こんなところかな」
キレの良い所まで進めると、俺は一息つきにリビングに行こうとドアを開いた。
階段を下りると、バターとクリームの混ざったの臭いが鼻腔を刺激する。今日の献立はシチューのようだ。
「あら、昴くん。お勉強はもういいの?」
「ああ、ちょうど一息つこうと思ったところだよ。それより、今日はシチュー。かな」
「そうよー、昴くんに栄養つけてもらおうと思ってー、野菜タップリの」
ありがたいな、と思った。正直ここのところ、ずっとバスケ部の練習メニューや宿題に追われていたので、母さんの気遣いには感謝する。
「ありがとう」
そう一言、そして暖かい香りに包まれ、夕食の時を過ごした。

3日後の朝。

「よーもっかん!この前のプレゼントはつけたかー。うしし」
「も、もう真帆・・・・・・つ、つけたけど・・・」
「トモと長谷川さんも秒読み段階かしらね。ふふっ」
朝、教室に到着すると、智花は早速待ってましたとばかりに、真帆と紗季から質問攻めにされた。
智花はあの夜、薬指につけてみて、よっぽど気に入ったのかその後毎日寝るときもつけていた。
そのせいで、智花の左手の薬指に赤いリング状の跡がついている。
それにしても・・・・・・何かヘンだと思った。昨日、あれほど昴と智花の関係に興味津々だったクラスメイト達がヤケに今日は静かなのだ。寧ろ、智花と微妙に距離を取ろうとしているようにも思える。
「?どうしたんだろ。みんな」
智花が不思議そうに首をかしげる。その隣で真帆と紗季が、
「きっとすばるんともっかんの関係を知って距離おいたんだよー。邪魔したらマズイし」
「そうね。長谷川さんはまんざらでも無かったけど。智花にアレ渡しちゃあ、公認ってことになるわね」
と、智花の勝利を称えていた。
491智花と昴の赤い指輪(前編):2011/09/27(火) 23:28:37.25 ID:Z7fBVNPY
「あの・・・・・・ちょっといい?」
そのとき、一人の女子が智花に話しかけてきた。その子は眉をひそめ、ちょっと怪訝そうな声で言った。
「うん。何かな?」
「この前の・・・・・・男の人って、ともかちゃんの婚約者・・・・・・だよね?」
「へ?・・・・・・ふえぇぇぇぇぇっっっ!!!!」
智花は目を回している。もはや気絶寸前だ。恐らくフィアンセという言葉に反応して、頭がパンクしてしまったのであろう。無理もない。クラスメイトから不意打ちのような台詞を言われたのだ。しかも婚約者という断定付きで。
「ちちち、ちがうよぅ・・・昴さんはコーチで。確かに毎朝一緒にお家で練習してるけど・・・・・・でもでも、それだけ・・・だしぃ」
最後は言葉になっていなかった。
「でも指輪って普通、婚約者か恋人にしか渡さないものよ。ってことは、カレシ?」
「うんうん、そうそう。すばるんはもっかんのカレシなのだ!」
「きっと指輪を渡したのは結婚しようという長谷川さんなりの暗喩・・・・・・メタファーだったのよっ!」
代わりに何故か真帆と紗季が答える。紗季は大事なことなので2回言ったようだ。
もはや、場を面白くしようという意図しか二人から感じられない。当の智花はと言うと、
「ふぇ・・・・・・私と昴さんが・・・・・・恋人」
完全に魂が口から抜けて空の上である。こちらもこちらで問題だが・・・主に脳内が。
智花の話題で騒いでいると、ちょうど授業開始のチャイムが鳴った。
と、それと同時に担任の美星先生が教室に入ってくる。
「おーし。授業始めるぞー」
「きりーつ。れい!」
委員長の紗季の一声でクラス全員が挨拶し、授業が始まった。
「ねえねえ。美星先生。昴さんって知ってる?」
「おっ。昴か?私の甥だけど。どうした?てか何故昴の事を知っている?」
最前列に座っている女子が美星に質問する。さすがの美星も不思議に思ったのか、生徒に聞き返してみた。
「えっとねえ・・・・・・実は私のお母さんが、ともかちゃんと美星先生。それに昴さんが家から出てくる所を見ちゃったんだ・・・
・・・それで、そういう関係なんだーって、お母さんがカンカンで・・・・・・なんていうんだっけフジュンイセイ・・・」
「うわ・・・・・・・・・・・・どうしよ」
美星は徐々に顔色が悪くなっていき、しまいには蒼白い筋が出来たようになっていった。よくマンガとかであるような。
「せ、先生・・・・・・」
智花が何かを訴えるように美星を見つめた、そのとき、
ガラッ!
ドアが開いた。3人組の女性がそこに立っていた。思いっきり鬼のような形相をして。
「あなたが担任の美星先生ですか?」
「は・・・はい。私が篁美星ですが」
不穏な空気が教室を支配する。誰もがその突然の乱入者に釘付けであった。もはや授業どころではない。
そして先頭に立っていた女性から一言目が放たれた。固唾をのんで口元を凝視する美星。
「先生。不純異性交遊って知ってます?――」
その刹那。凍えるような視線が美星を襲った。
492智花と昴の赤い指輪(前編):2011/09/27(火) 23:31:07.46 ID:Z7fBVNPY
昼休みになった。俺は昼食を取ろうと中庭に出た。
なぜ中庭に出たかというと、昨日見たマンガに中庭で昼食を食べているとバスケしている少女と邂逅するという展開があったからだ。
・・・・・・俺って本当に感化されやすいな。バスケの事になると。
それもあるのだが、今後の女バスの練習方針について考えておきたいというのも理由として挙げられる。
もっとも、昨日、自室でも考えていたのだが、どうも上手くまとまらなかった。
などと考えながら中庭にたどり着く。結構この学校の中庭は広く、植林がぽつぽつ並んでいて整備されている。落ち着いて考え事をするにはもってこいの場所だ。
俺はおもむろに袋からヤキソバパンを取り出すと、ゆっくりと口に含めようとして・・・
ブルルルル
携帯のバイブが着信を知らせてきた。めんどくさそうに片手で開くと、ディスプレイも確認せずに電話に出てみた。
「昴っ!今すぐ慧心学園に来てっ!いい?今すぐにだからなっ!」
「ちょ、み、ミホ姉っ!・・・・・・・・切りやがった」
何なんだ・・・・・・全く。こっちはまだ昼休みだぞ。ミホ姉の無茶ぶりは今に始まったことではないが、今回は無茶すぎる。
でも、普段は絶対聞かない、焦ったような声だった「な。何か重大な事があったに違いない。甥のカンがそう告げている。
「仕方ない。午後の授業はサボるか」
俺は適当な理由をつけて(叔母が危ないと言っておいた)慧心学園へと向かった。
ミホ姉・・・大変な事になってなければいいが・・・・・・

慧心学園に到着すると、いつもの警備員の方に会釈し、ミホ姉の待つ職員室へと向かった。
「失礼します・・・・・・・うっ!」
職員室のドアを開いた、その瞬間だった。すざましいオーラが俺を襲う。中に居たのはミホ姉と智花。
それに見慣れない女性が3人・・・・・・おそらく生徒の保護者だろうか。その3人からだ。オーラを感じたのは。
「あなたが長谷川昴さん?あなたが諸悪の根源ね」
諸悪の根源って・・・・・・初対面でいきなりそんな事を言われると流石にムッとくるぞ。流石に。
「うちの娘がね。あなたと湊さんが・・・お、お付き合いをしている仲だって、指輪を渡している所を目撃しているの。
いったいどういうこと?コーチが仮にも小学生と不純異性交遊なんて・・・ああっ、そんな野蛮な人間がこの学園に出入りしていると思うと、娘が心配でしんぱいで・・・」
その保護者は額に甲を当てて崩れ去るように、地面に座り込んだ。智花はおろおろとした様子で俺とミホ姉の方を交互に見ている。
すまん。智花。俺のせいでこんな事になって。
「そんな・・・・・・誤解です!俺と智花はコーチと教え子という関係で、やましい事はなにもありません!神に誓っても!」
渾身の力を込めて反論する。あれは単なるプレゼントなんだと。智花が頑張っているから・・・そんな智花へのご褒美なんだと。
しかし保護者達はこちらを睨んだままだ。聞き入れてもらえそうにはない。
「昴・・・・・・すまん。私の力じゃあどうにも出来なくて・・・」
ミホ姉はうつむいて唇を噛んだ。おそらく弁明をしてくれていたのだろう。ありがたいことに。しかしそれは保護者を説得するまでにはならなかったようだ。
「こうなったら、警察に突き出すしかないようねぇ・・・篁先生」
刹那、俺の体が凍り付いた。警察・・・・・・だと。そんなことをしたら女バスは・・・俺と子供達との絆はどうなる!
「・・・こうなったらっ」
「昴さんっ!?」
俺は誰にも聞こえない声でつぶやくと智花の腕を握り、職員室を飛び出した。後ろから俺を呼び止める声が聞こえるが、そんなことは構うものか。
智花の手を握り全力で廊下を走る。リノリウムの床が激しく音を立てて響き渡る。
「昴さん・・・私・・・」
「何も言うな。智花。俺が絶対智花を守る!」
かくして俺たちは、あてもなく逃げた。ただひたすらに。智花の事だけを考えながら。
493名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 23:34:27.73 ID:Z7fBVNPY
とりあえず以上です。
後編で完結しますが、智花と昴が意外な事に・・・しかし昴は変態なのかイケメンなのかわかりませんね。
多分どっちもですが。

愛莉のSSも今書いているのでそっちが先になるかもしれませんが。

それではー
494名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 23:41:00.24 ID://C/q5Pk
いやこれはどう考えでもおかしい
495名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 23:48:43.00 ID:d9Azwz3O
>>487
大丈夫
いらない娘っていってもここでは出番が少ないってぐらいだから。
どっかから「キシシシ」と笑い声が聞こえてきそうだけど。

しかし、まとめサイトみても葵………
496名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 05:30:51.29 ID:ysKniWTB
>>486
どちらかというと>>479の智香が葵のことなんて眼中にないって感じでワロタ
497名無しさん@ビンキー:2011/09/28(水) 06:58:25.20 ID:ayrGA898
まずいこのパターンは七芝バスケ部の休部の理由と酷似しかけている
498名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 08:22:29.34 ID:un54zuxO
長谷川さんはバスケより大事なものがあるって気づいたんですよ。きっと。
499名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 08:59:35.71 ID:NG7NQ6J8
警察に突き出す云々が唐突過ぎてワロタ
500名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 09:46:18.46 ID:H43OT41E
多分需要はないだろうが、昴とBBA(+手下二人)のエロパロのシチュエーションを思いついちまった。
501名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 10:17:05.93 ID:zyLsR9ZU
需要ありまくりんぐ
502名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 12:01:18.47 ID:GotSR215
>>500
BBAが葵なら需要ある
503名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 14:43:09.96 ID:un54zuxO
>>500
麻奈佳先輩+お供の小学生ならとってもありです
504名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 15:22:47.16 ID:3gl5hGUd
>>503
未有と七番お願いします
505名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 22:17:34.56 ID:3wZBIii4
しっかし変だな〜
ふつうBBAならなゆっちとかかおりんとかせいぜいうちのやんばるとかそのあたりじゃないの?
なんで何の疑いもなく葵っちなんだろう?
あれ、誰か部屋に来たみたい。こんな時間に誰だろう?
506名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 00:28:49.95 ID:JaQekY/r
>>505
部屋を訪れたなゆっち、かおりん、やんばるの三人に(性的な意味で)責められるまほまほが一瞬で見えた俺は大丈夫か?
507名無しさん@ビンキー:2011/09/29(木) 02:27:13.75 ID:1VzWW59y
>>492
智花にはいいにくいが保護者に一言
昴があげた指輪はプレゼント(昴本人はそう思っている)
他から見たら結婚指輪に見えてしまうがわたしかたから婚約指輪止まりです
そして婚約はたしか方には触れないはずですしましてや不純異性交遊などありません

追伸智花さんだから良いのです
508名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 02:55:55.30 ID:snUM+QiF
新参者ですが、SSを投稿します。
内容は
・竹中×真帆
・エロ無し
・竹中スランプ物
苦手な方は注意。
509名無しさん@ビンキー:2011/09/29(木) 03:09:32.85 ID:1VzWW59y
おーどんとこい
510名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 04:38:51.87 ID:Pe1kxlQH
寝落ちしたか?
511名無しさん@ビンキー:2011/09/29(木) 07:49:36.95 ID:J9cV0o8v
だね
512名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 11:46:51.87 ID:zzb8cB3B
まだー?
513名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 16:02:45.43 ID:SfZlHkdM
>>500
マジで頼む
俺は挫折した
514508:2011/09/29(木) 18:28:36.75 ID:snUM+QiF
寝落ち&朝見たら書き直したい所いっぱいだったので遅れました…
これから投稿します。
515508:2011/09/29(木) 18:37:20.54 ID:snUM+QiF
最近の女バスの成長は、目を見張る物があった。
別に、敵視してる訳じゃない。どちらかというと、応援してやらんこともない、とは思っている。
まず、湊智花。
認めたくは無いが、間違いなくバスケのセンスは俺の上を行く、女バスのエース。
初対戦の時も勝てなかった。間違いなく、女バスの最高戦力。
永塚紗季。
俺の幼馴染。たしか、あまりバスケに興味は持ってない筈だった。
それが今じゃよく回る頭を生かして、立派な女バスの司令塔になっている。
袴田ひなた。
色々と、俺を迷わせる人物。まあ…とりあえず、運動は得意じゃ無かった。
体格もバスケ向きじゃ無い。そうだったひなたも、他人には真似できないようなトリッキーなプレーを得意とするようになった。
香椎愛莉。
本人の前では言えない…いや、言えなかったが、非常に背が高い。近くだと見上げないといけなくなる。
そんな香椎が、プレーに積極的になれば…当然、女バスにとっては頼もしい戦力になる。もしかすれば、チームとしての女バスの中で、一番の成長点かもしれない。
そして、三沢真帆。
欠点だった飽きっぽさは完全に鳴りを潜め、真剣にバスケにうち込んでいる。
何をやっても上達が早い。それはバスケも例外ではないようで、目に見えて腕が上がっているようだった。

うかうかしてたら、俺も抜かれちまう。
516508:2011/09/29(木) 18:47:27.08 ID:snUM+QiF

うかうかしてたら、俺も抜かれちまう。
一応俺にも、キャプテンとしての、男としてのプライドがある。
負ける訳には行かない。そう思っているはずなのに。

最近、相手を抜けない。相手を止め切れない。
そして、シュートが決められない。

俺、竹中夏陽は。
所謂スランプに陥っていた。


「どうした、タケ?何か最近調子悪いっぽいぞ?なんかあったのか?」

流石に、チームメイトにも悟られていた。
だけど、俺はキャプテン。あまり心配は掛けられない。

「…ちょっと疲れが溜まってるっぽくて。すぐ元通りになる。心配はいらねーよ」

多分、こういうのはヘンな癖がついて、それが元で動きにズレがでて、上手く動けなくなるんだろう。
だから、それを見つけられれば、これも乗り越えられる。

そう軽く考えていたのだが。
517508:2011/09/29(木) 18:50:13.29 ID:snUM+QiF
「…」
視線の先には、リングの外へ落ちるボール。
既に部活は終了し、体育館の中には俺しか居ない。
つまり、先程のボールは俺が投げた物。

「くそっ…」

思わず悪態をつく。
そういや、どっかであの真帆が大声で喋ってた事だが、
湊は50本連続でフリースローを決めたんだっけな。それも、かなり前に。
だが、今の俺はどうだ?
50本と言わずにひたすらシュートして、入った回数は半分以下。
「…くそっ!」
再びゴールへボールを放つ。
だが、激しい音と共にリングに衝突、そのままボールは落ちた。

思わず視線を落とす。
「…なんで…入らないんだよっ…!」
我慢できずに、弱音が零れる。
それでもやめる訳には行かない。

転がるボールを拾おうとして視線を動かす。
その先に、立つ人物が一人。

「…ナツヒ…まだ居たのか?もう部活は終わったんだろ?」

ボールを拾い上げ、俺に声を掛ける女子。
ああ、顔を見ずとも分かる。小さい頃から聞きなれた声だった。

三沢真帆が、体操服姿で体育館の入口に立っていた。
518508:2011/09/29(木) 18:52:19.02 ID:snUM+QiF
「お前こそ、なんで来たんだよ」
「え!?あ、えっと…アレだ、アレ!練習しに来たんだよ!まだ明るいし!」

なぜか凄くあたふたしている様子だった。
練習しに来たのなら普通にすればいいだろ。ゴールは一つじゃないし。

「…返せよ、ボール」

当初の目的を果たすために、真帆に要求を送るも、
真帆はそれを投げることなく、俺に近づいてくる。一体何のようだよ…ほんとに。

「…ナツヒ!勝負だ!リベンジだコノヤロー!」

何かとおもったら、それか。
まあ、シュート練習するよりかはいいかもしれない。
そう思い、

「来いよ。オフェンスとディフェンス一回ずつ、最初は俺がディフェンスでいい」
「おう!あたしを前と同じだと思うなよー!」

定位置に移動して、真帆と視線をあわせる。
流石に付き合いが長いからな。声に出さなくても、試合開始の合図は分かった。
519名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 18:54:34.78 ID:snUM+QiF
俺が動くのと同時に、真帆が一歩を踏み出す。
その一瞬で、以前との違いに気づいた。

真帆のドリブルが、速い!
初速だけなら、湊にも迫るレベルだ。

それでも、俺はこいつにだけは…真帆にだけは負けたくない!
ボールをスティールしてやろうと、手を伸ばした。

だけど、その手がボールに触れることは無く。
あっさりと俺は、真帆に抜かれてしまった。

焦って振り向いた時は既に、ボールがリングの中心へ入っていた。

「へっへん!どーだナツヒ!」
俺の前で誇る真帆。昔の真帆が綺麗に重なる。
俺はまた、こいつに負けるのか?
「…今度は、俺がオフェンスだろ?」

気分が少し悪くなっていた所為で、きつい口調になってしまう。
失敗したか、と思っていたが、幸い真帆には聞こえていないようだった。
深呼吸して、再び真帆を、今度は反対の位置から見つめる。
再び合図無しで、同時にスタートを切った。

真帆も大きく成長している。前までは、適当にやっても抜ける程、ボロい動きだったのに。
覚悟を決めて、真帆へ大きく一歩を詰めた。
「うぉっ!」
真帆の変な声が耳に入る。
抜ける!更にもう一歩…

「…なんてなっ!」
既に、俺の手からボールは消え、真帆の手の中へと移動していた。
520508:2011/09/29(木) 18:57:01.11 ID:snUM+QiF
負けた。完全に負けた。

「…笑えよ。あれだけお前らを馬鹿にしてたような奴が、今じゃこのザマだ」

不思議と、そんな声が出た。

「結局俺は、大好きなバスケでも、お前に勝てなかったんだ」
「ナツヒ…」

もういい。このへんが俺の限界なのかもしれない。

「仕方ないか。そもそも俺、バスケ向きじゃ無いしな。
香椎みたいに背が高い訳じゃないし、湊みたいな超天才でも…」

「ざけんなっ!」

自棄になろうとしていた心が、一喝で引き戻される。
視線を合わせた真帆の目は、いつになく真剣だった。

「昔からやり続けてきてたろ!?大好きなんだろ、バスケが!
なんであたしに負けたぐらいで弱音吐くんだよ!」

「うるせぇ!お前に何が分かるんだよ!
確かにずっとやり続けてきた!お前なんかよりもな!
それでも…勝てなかったんだ!またお前に!スタート地点も違うのに!
こんなザマでどうしろってんだよ!」

叫ぶうちに、目頭が熱くなるのを感じる。
それでも構わなかった。今は、全て吐き出してしまいたかった
521508:2011/09/29(木) 19:01:42.73 ID:snUM+QiF
暫く黙っていた、真帆の口が開く。
「…ナツヒ。お前が泣いたの、初めて見た。
ずっと、溜まってたんだな。いろいろ」

途端に似合わない優しい口調で話しかけられて、返事が考えられなくなる。

「男バスのみんな、お前の事信頼してるっぽいしな。弱音なんて吐けなかったんだろ?
    …ほら」
なにが「ほら」なのか分からないが、真帆が近くまで近づいてきた。

「…何…だよ…」
「みーたん直伝「ほら、この豊満な胸で泣くが良い」だっ!」

何が豊満だ。殆ど男と変わらないぐらいの胸の癖に。
呆れて涙も引っ込んできた。
「だーもー!」
と思ってた所で、真帆の腕が俺の頭へと回りこみ、そのまま引き寄せられる。

つまり…この状況は、抱きしめられ…
「ななななななな…何すんだよ!」
「泣かせてやるってことだよ!言わせんなはずかしい!…てのは冗談で。
…小1ぐらいの時の話だけど、覚えてるか?
確かサキが家の仕事で来れなくて、神社のあたりで、二人であそんでたら迷子になって。
そのまま空も暗くなって、あたしは凄く怖がってたけど。
 ナツヒが手を引いてくれたおかげで、あたしは帰る事ができたんだ。…結局、こっぴどく怒られたけどなっ」

確かに、うっすらとそんな記憶がある。
だが。
522508:2011/09/29(木) 19:04:38.83 ID:snUM+QiF
だが。

「…それと、これとどんな関係があるんだよ」

「そ…そんときの借りを返すためだよ!
それとへたれてる時のナツヒに勝っても意味ない!さっさと泣いて、元通りになりやがればかやろー!」

ばかやろーはどっちだ、あほまほ。

「…あほか。泣くような胸もない癖に」

俺にも意地があった。
捨て台詞を吐きながら、身を真帆から離す。

「んなっ!?こっちが心配してやってるのに!」

「大体、さっきも鉄板に当たってるみたいな感触だったしな。
 どこで泣けっていうんだよ?」

「んだとこの…!」
「だけどよ」

だけど。
俺の弱音を聞いてくれるのも、多分昔からぶつかり合ってきたこいつしか居ない。

523508:2011/09/29(木) 19:06:57.32 ID:snUM+QiF


「…シュートが決まらない、相手を抜けない、止められない?」
「そうだ。なんか…調子が悪くてな」

体育館のステージに、二人で並んで腰掛ける。
そんな形で、俺は初めて他人にスランプの事を話した。

「…きっとアレだな。もっかんが高すぎるから、それに追いつこうとして上ばかり見て、
だから目の前の段差が超えられなくなった!とか」

真帆の口から出たのも、湊智花の名。

あまり考えないようにしていたのに、ここまできてようやく分かった。
認めたくはないが、真帆が言った言葉が、そのまま正解であると。

「…みんな、俺を信頼してくれてるからな。裏切りたくはないけど…勝てねえんだ、湊には。
何やっても、一人じゃあそこまで行けねえ。…情けないっては、思ってるけどな」

「…へー…もっかんがな…そうだ、良い事考えた!
よしナツヒ!目つぶれ!」

「良い事」は至極簡単な物だった。目瞑るぐらい、幼稚園児でもできる。
今は拒否しても意味がないしな。軽い気持ちで目を瞑る。

「…これでどうす…」

そこまで聞きかけた所で、口が塞がれる。
広がる、暖かい感触。

驚いて目を開くと、至近距離に真帆の顔が。
524508:2011/09/29(木) 19:09:04.82 ID:snUM+QiF
「目開くなー!」

その刹那、一瞬で顔を離した真帆からのストレートが俺を襲う。
まあ、小さい頃から受けてきた攻撃なので、軽く受け止めた。

「目つぶれって言っただろ!」
「やること言ってからしろよ!誰だって目開くだろ!…」
「…」

次の言葉が、恥ずかしさにせき止められて出てこない。
恐ろしく顔が熱い。まあ真帆も顔真っ赤なのだから、お互い様だ。
目さえも合わせられない状況で、真帆の声が飛び込んできた。

「…な…ナツヒ!
お前はお前でいいんだよ!お前の事、こんなふうに思っている奴もいるから!
だから、えとっ…別に…!
別に、もっかんを追わなくてもいいんだよ!」

心のおもりが外れていくような感覚。
上せた頭じゃ、その言葉の意味を理解する事が出来なかった。
それでも。とても嬉しい言葉だった。

が、対する真帆は赤い顔を更に真っ赤にして動揺していた。

「…っ!別にそんなんじゃないからな!
ただ、その…ライバルがへたれてたらいろいろ駄目だろ!?
あたしのライバルとして、そんなの許さないっていってるんだよ!
…だから、えと…ああもうカユイ!もう一戦だ!もう一戦!」

その理由は分からないが。
「…ああ」

追求する必要も無かった。
525508:2011/09/29(木) 19:11:12.44 ID:snUM+QiF
結果は逆転して、俺の完勝。
あたりまえだ。本調子で真帆なんかに負けるか。

「ち…チキショー…」
「当然だろ。経験が違う、どれだけ俺がバスケやってきたと思ってるんだ?
お前じゃあと二年ぐらいしねーと、勝負にすらならねぇよ」
「なんだとコノヤロー!」

そんなことを繰り返す内に、外は既に暗くなっていた。

「げっ…」
「…あほ」

そうして、俺たちは体育館を後にする。


「真っ暗じゃないかよー!太陽のばかやろー!」
「知るかよ。お前が早く帰ればよかったんだろ」

最も、真帆が居なければスランプの解消は出来なかった…わけじゃない、という事もない。
しかし、ここまで暗いと変なのが出てもおかしくないな…あのロリコンとか。

「…一緒に帰ってやるよ。お前が家に帰れなくて、後で面倒な事になるのは嫌だしな」
「ん…なんだよ、お前なんか居なくても一人で…!」

嘘つくな。無理なくせに。

「…そっか、ナツヒ!怖いのはお前なんだろ!
それじゃあ一緒に帰ってやらないとなー!…っておい!待てよー!」

このまま続けても、話が終わらない。無理やり中断することを選んだ。
526508:2011/09/29(木) 19:14:27.02 ID:snUM+QiF
街灯と、家の窓から漏れる光で照らされた通学路。

「なあナツヒ」

そこで、真帆の話が切りだされた。

「なんだよ?」
「お前に教えてやろうと思ったんだ。あたしが、バスケに興味を持った理由」

そんなの知っている。

「…湊だろ?」
「いや。もっかんはきっかけ。
飽き性があるじゃん、あたし。どうすればいいのか考えたら、物凄く高い目標になる人の下で始めよう、って思ったんだ」

返った答えは俺の予想を裏切る物だった。
湊じゃないとしたら、何がきっかけになる?

「…やっぱやめた」

が、続く声はまたもや期待を裏切る物。

「ふざけんなお前!そこまで言ったら気になるだろ!」
「うるせー!やっぱやめたんだからやっぱやめたんだ!文句言うな!」


そうこうする内に、既に真帆の家の門までたどり着いていた。
ここで真帆を見送るのは久しぶりかもしれない。

「…じゃあな」
「…ナツヒ。今日のこと、ぜったい誰にも話すなよ!はずいから!」
「分かってるって」

一気に玄関まで駆けていく真帆の背中を見届けてから、俺も家路につくため振り返る。
「ナツヒー!また一緒にバスケやろうなー!」

走りだそうとしてたのに。くそ。空気読め。
白けたので、やはり歩いて帰ることにした。

527508:2011/09/29(木) 19:16:29.39 ID:snUM+QiF
浮かんでくるのは、放課後の事。

真帆の言葉を思い出していく中で、ひとつの疑問符が浮かび上がる。

「へたれてる時のナツヒに勝っても意味無い!」

へたれてる…要するに、不調だと言うこと。
あの時、俺はまだ俺が不調だなんて話してないはず。
あいつも最近は部活に首突っ込む事が無かったから、俺が不調だという事を知らないはず。


…ってそんなことよりも。

冷めた頭で考えなおしてみれば…


「こんなふうに思っている奴」ってどんなふうに思ってるんだよ!?

まさか、告白ととっていいのか、これ?
待て。真帆だぞ?そんなことあるわけ…
でも…好きでもなんでもない奴に、キスなんてするか?


くそ、真帆め。こんなところまで、俺を振り回しやがって。


でもかなり重大な問題かもしれない。

もういい。寝てから考えよう。
528508:2011/09/29(木) 19:20:50.09 ID:snUM+QiF
…やっちまった?
やっちまった。

脳裏に浮かぶのは、体育館に入る前、
丁度飼育の仕事も終わって、帰ろうとしていた時だった。


「おーい、三沢!」
「ん?たしか男バスのやつだよな?どうしたんだよ?」
「いや…最近、タケになにか無かったか?」
「へ?なんで?」

「…あいつ自身に、俺から聞いたって事言うなよ。
あいつ、最近不調っぽいんだよ。でもあいつも何も話さないんだ。
三沢は確かタケと仲いいんだろ?なんか知ってるんじゃ無いかと…」

「べっ…別に仲がいいわけじゃねーよ!あんなヤツ!」

「はいはい…でも、できれば励ましてやってくれないか?
…お前にとっては、敵に塩を送るようなもんかもしれないけど」
「は?なんで塩?」
「…悪い。分かるわけが無いな。
でも、行ってやってくれ。あいつさ…
確か…袴田の事が好きな筈なのに、暇さえあればいつもお前の話してくるんだぜ。
不調を治すまでは出来ないかもしれないけど、お前にならあいつも理由を話すかもしれない」

529508:2011/09/29(木) 19:26:51.00 ID:snUM+QiF
あんときは、「せっかくだから、あたしはこの体育館で練習していくついでにナツヒいじりをするぜ!」
とかなんとか思ってたはずなのに。

その結果が、これ。
ナツヒはこの事、どう思ってるだろう?
結局はっきりさせてないし。てか、あいつ気づいてなさそうだったし。

「あのこと」も、伝えられなかったし。

ナツヒ。
あたしがバスケに興味を持ったのは。
お前が、楽しそうにバスケしてたからだぜ?

久々に、この事を思い出したような気がする。
明日、もう一度もっかんに「ありがとう」って伝えよう。
ナツヒと同じ事が好きになれたのは、もっかんのおかげだから。

でも・・・・本当に、ナツヒはどうしよう。
あいつがすばるん並に鈍感なら、こんなに気を使うことも無いのに。

「へっへん!キスの1つや2つでパニクるなんてナツヒも子供だな!」
こんな感じで行けば…

ま、いいや。寝てから考えよ。
530508:2011/09/29(木) 19:30:01.83 ID:snUM+QiF
以上です。
忍法帳のLvが低い所為で、多くのレスをすることになってしまいました。
申し訳ないです。


531名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 20:13:26.85 ID:W++bfKXD
うおお、GJ!
にやにやした!
532名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 20:18:19.99 ID:/F81MMMD
>>530
GJ!真帆の株急上昇
533名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 21:53:14.58 ID:QZV3j35F
GJ
やっぱり竹中可愛い
竹中可愛い
534名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 22:24:49.90 ID:8I9VFiIR
GJ!やっぱ幼馴染み系はいいな。
535名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 23:00:10.67 ID:jdIVS6Md
>>534
同じ幼なじみでもこの扱いの差って・・・w
536名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 23:00:53.76 ID:oX8KNJF6
GJ!!
まほちゃん!!
537名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 09:45:04.92 ID:z7i4qS94
>>535
おいィ?他に幼馴染がいたか?
俺のログには何も無いな
538名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 10:00:25.98 ID:7l9/jJPS
>>530
散々焦らしてこれとは…………


さぁ早く続編の『逆襲のナツヒ』の執筆作業に戻るんだ!
539名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 10:27:59.28 ID:DcMjIlNo
>>537
まさみさん 小学5年生?
540名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 18:04:17.60 ID:v2aT+Eu3
かけないw
541名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 18:17:06.85 ID:iVSmRIeT
投下します。
アニメのエンディングから、妄想。
愛莉×すばるん
542愛莉のラブラブデート:2011/09/30(金) 18:19:07.44 ID:iVSmRIeT
「どうしよう・・・・・・長谷川さん来てくれるかなぁ・・・・・・」
 わたしは今、長谷川さんと約束の場所に向かっている。
そう、今日は長谷川さんとデ、デート・・・の日なのだ。
 きゃああ、言っちゃった・・・・・・男の人と二人でどこかに行くなんてこと初めてだし。
どうしていいか分からなくて・・・でも長谷川さんはいつも優しいから、きっと大丈夫。かな。
 先週の練習の時、私がお魚を飼っている話が出て、ちょうどチケット余っているから水族館行かない?って長谷川さんが言ってくれたから。
始めはビックリしたけど、長谷川さん、前も私の事大切に思ってるって言ってたし・・・・・・えへへ。嬉しかったな。
 そんな事を考えていると、待ち合わせ場所の駅前に到着した。えっと、目印は確か・・・時計、だったかな。
 ちょうど視線の先に高く伸びる時計を捕らえると、まっすぐに進んでいった。
「やあ、愛莉。遅れてゴメンね」
「・・・っ!」
 時計の下に到着した瞬間。後ろから声をかけられて振り返った。そこには普段とは少し違った長谷川さんが立っていた。
ちょっとラフな格好だったからかな。私服・・・カッコイイかも。
「いいえ!私も今来たところですし!全然大丈夫ですよっ!」
「じゃ、行こうか。愛莉!」
 慌てぶりを隠せずに答えた。私は顔が熱っぽくなるのを感じながら長谷川さんの横に並んで歩き出した。
周りの人からはどう見えてるのかな・・・・・・やっぱり・・・かの、じょ?かな。えへへ。


 そんな二人の後方50メートルに二つの影があった。
「きひひ、すばるんのやつ、うれしそうだなー。どうする?もっかん」
「ふえっ!?わ、わたし?」
 八重歯を見せニタニタと笑うツインテールの少女、三沢真帆と、赤いリボンを髪の左で結んだ少女、湊智花だ。
「モタモタしてるとアイリーンにとられるぞー」
「そ、そんな。取られる・・・・・・なんて」
 智花は心配な気持ちを隠せずにいた。昴と智花は毎日朝練する仲だ。そんな昴が簡単に愛莉になびくわけがないと。
「アイリーンはあのチチがあるからなー。あれにかかったらすばるんもイチコロってサキが言ってたぞ」
「っ!?」
 鈍い衝撃が智花の後頭部を襲う。そうだった。智花になくて愛莉にあるもの。それはあの豊満な二つの・・・・・・
「そ、そんなことはないですっ!わたし、ちょっと見てきますっ!」
 智花は決意を新たにすると、昴と愛莉の後ろに近づいて行った。
それも完璧に二人からは死角をキープしながら。某スネークも真っ青なステルスっぷりだ。
「あ、おい。もっかん!!」
 制止したときには、もう智花は追跡を開始していた。・・・・・・プロだ。
 真帆は口をぽかんと開けて立ち尽くすしかなかった。
543愛莉のラブラブデート:2011/09/30(金) 18:21:27.24 ID:iVSmRIeT
「長谷川さんっ!アレ!あれ見てくださいっ。オオサンショウウオ。かわいいー!」
「はは、そうだね。愛莉」
 俺と愛莉は水族館の中を歩いていた。今、ちょうど小型類?のゾーンに来たところだ。
入場して以来、ずっと愛莉は興奮しっぱなしで、俺はその後をついて行くのが精一杯だ。
はは、こうしてみると本当に愛莉は小学生なんだな。と再確認させられる。
 いつもはチームのセンターとして、その類い希無い才能を発揮しているが、いまは可憐なただの女の子だ。
「愛莉、そろそろお腹空かないか?ほら、時間も丁度12時だしさ。昼ご飯にしない?」
「そうですねっ。私は長谷川さんの好きなものでいいですよっ」
 満面の笑みをたたえながら答えた。うん。本当に可愛いな。
ちなみに今日の愛莉の私服は赤いチェックのワンピースにニーハイソックスを組み合わせたシンプルなものだ。
だが、特筆すべきポイントである長躯も手伝って、愛莉の可愛さがいっそう引き立っている。
「じゃあ、あそこのレストランに入るか!」
「はいっ!」
 とりあえず近くに何でもありそうなレストランがあったので入ってみる。まぁ、館内だとあまり選択肢は無いのだが。ここなら愛莉の嫌いなものも無いだろう。
ガタッ
「ん?」
 今、後ろからなんか聞こえなかったか・・・。と思って振り返ったが誰もいない。来館客が数名あるいているだけだ。
(気のせい。か)
 俺は気にとめることなく、レストランへと向かっていった。
 レストランは休日ということもあってか、家族連れでかなり混雑していた。
幸い、二人が座れる席はあったので俺たちはすぐに案内された。
 着席すると、さっそくメニューを広げてみる。水族館ということもあってか、メニューにシーフードが多い。
本物の魚を見た後に魚料理とは・・・・・・ちょっとリアルな現実を見てしまった気分だ。
「私は・・・・・・これに決めました。長谷川さんはどれにするか決めましたか?」
 魚好きの愛莉の事だからシーフードは大丈夫なのかと思ったが、どうやら決まったようだ。愛莉が指さしたのはシーフードミックスカレーだった。
イカやエビ、ホタテなどが入っているカレーで、とても美味しそうだった。
「そうだな。じゃあ俺はこの白身魚フライ定食にするよ。」
と、一番無難な選択をした。揚げ物だしハズレは無いだろうと。
 とりあえず店員を呼んで注文した。その時に出された水を飲んでいると、愛莉がやけにそわそわしている事に気がついた。どうしたんだろ。顔を赤らめて。
「あのっ・・・長谷川さんは・・・・・・私と居て楽しいですか?」
「そりゃあ。もちろん楽しいよ。愛莉みたいな素敵な女の子と一緒に過ごせるなんて。ね」
「ふえぇぇ・・・・・・ありがとうございますぅ・・・・・・」
 愛莉は頬を赤らめ頭を垂れてしまった。って、いかんいかん。この前も愛莉に勘違いさせるような事いって迷惑かけたじゃないか。
それに智花にも同じような事を言った気がする。
「あの・・・」
「私。長谷川さんをずっと見てたんです。私と長谷川さん、身長が同じくらい・・・・・・ですから。だから、長谷川さんのパートナーとしてバスケがしたいなって。ずっと」
 訂正しようと口を開いた瞬間、愛莉が言葉を紡いだ。
 愛莉の口から自分の身長の事が出てきた事が驚きだが、それ以上に成長している事に感激した。
迷いのない瞳でこちらを見つめる愛莉の頭にそっと手をのせ、サラサラの髪を撫でる。
「ありがとう。愛莉。俺、愛莉の期待に応えられるようなプレーヤーになるよ」
「えへへ・・・くすぐったいです」
 いかん。ちょっと長く手を置きすぎたか。愛莉がこんな事言ってくれるなんて・・・ホントに感激だよ。俺。
 実際、愛莉の成長速度には目を見張るものがある。うかうかしてると俺なんて簡単に追いつかれそうだ。だから俺も、もっと上手くなるようにならなくては。
「長谷川さんはいつだって私の目標ですよっ」
 屈託のない笑みを見せる。嬉しいな。そんなに慕ってくれるなんて。・・・・あれ。でもこんな事、前にも誰かに言われたような・・・・まぁいいか。
544愛莉のラブラブデート:2011/09/30(金) 18:23:29.33 ID:iVSmRIeT
 ちょうど注文した料理が運ばれてきた。フライは揚げたてで美味しそうだ。
愛莉はいただきますをすると、一口、シーフードとカレーを口に含んだ。
「おいしいですっ」
 興奮した様子で言った。ココを選んで本当に正解だったな。愛莉に満足してもらえて。
俺の白身魚フライ定食も美味しいし。

「ありがとうございましたー」
 食事を済ませ、会計を終えると、店員のお姉さんが笑顔で送り出してくれた。なかなかサービスの良い所だったな。
「さて、これからどこに行こうか」
「そうですね・・・まだ、まわっていないところは・・・・・・」
 パンフレットを取り出して、しばし逡巡。そして決まったようで、行きたい所を指さす。
「じゃあ行こうか。愛莉・・・・・・・・・・・・えっ!」
 俺は硬直した。そして自分の目を疑った。愛莉の向こうに居た子。髪を左で結んだ女の子――智花。
「智花。どうしてここに?」
「えっ?智花ちゃん?」
 愛莉も慌てて振り返る。そこには一人佇む智花が数メートル先に居た。
「昴さん?偶然ですねっ。私もお魚見たいなって思って来たんです」
 智花はやけに嬉しそうな声だ。どうしたんだろう。
そんなに水族館に興味があったなんて・・・早く言ってくれれば智花も誘ったのに。
「智花も好きなんだ。水族館。それなら・・・・・・・どう?一緒にまわらないか?」
「はいっ!いきますっ!」
 即答だった。何故か胸の前でガッツポーズをしている。なぜだか分からないけど。
 まぁ、いいか。とりあえず智花に行きたい所を聞いてみるかな。
「智花。どこか見たい所とか、ある?」
「ふえっ・・・・・・あの、その・・・・・・海底トンネルに行きたいですっ」
 海底トンネルか・・・・・・確かトンネルの上を魚が泳いでいるという、この水族館の名スポットだったはず。
智花らしい、ロマンチックな場所だな。
「よし、じゃあ行こうか!智花!愛莉!」
 二人の威勢の良い返事が聞こえると、目的地に向かって歩き出した。なぜか智花が愛莉の斜め後ろの位置をキープしながら歩いていったけど。

「わぁー綺麗ですー」
「本当に・・・・・・幻想的な光景だ」
 海底トンネルは本当に海底トンネルだった。と、言ってしまえば訳ないが、上を大小さまざまな海洋類が泳いでいく様は幻想的で、しばし言葉を忘れる。
545愛莉のラブラブデート:2011/09/30(金) 18:25:29.91 ID:iVSmRIeT
「・・・・・・」
 ふと、智花の方に目をやる。智花も上を向いている・・・・・・が、その視線がちょっと斜めを見ている・・・というか、何故か愛莉の方を向いている。
ような気がする。
 気になる・・・だけど、俺は頭上の幻想に心を奪われていたので、そんな疑問は簡単に頭の中から霧散した。
 しばらく、言葉も無く歩く3人。言葉はなかったけど、皆、感じていることは同じに違いない。来て良かった。
愛莉も喜んでくれた見たいだし、智花とも意外な所で会えた。
 再度、智花の方を見る。・・・・・・・また愛莉を見ている。どうしたんだろう。
愛莉の体に何か変なものでも付いているのか。と、愛莉を見てもいつもと同じだ。
海底トンネルに入って、ずっと愛莉の方を見ているのかな。
「あぅ・・・もう出口に着いちゃいました・・・」
 残念そうに愛莉が前方を向く。結局、何度も考えを巡らしても、答えが見つからないまま出口に着いてしまった。
 ・・・・・・まぁ、今度、練習の時にでも聞いてみるか。

「おーい!もっかん!すばるん、アイリーン!」
一通り見たし、時間も時間なので水族館を出ると、出口に居たのは慧心女バス一の元気娘、真帆だった。
「真帆も来てたのか。一緒にまわれば良かったのに・・・・・・」
「いいやー。もっかんを迎えに来ただけだしー。それにすばるんはアイリーンとデートだしなっ!」
 なぁ・・・その誤解を招くような発言。公衆の面前ではやめてくれないか。愛莉は既に赤くなっている。まるでゆでダコだ。
 そんなこんなで、俺たちは解散して帰路についた。
智花と真帆はなんか用事があるみたいで、二人でどこかに消えた。仕方ない・・・俺が愛莉を家まで送っていくか。

「で、どうだった?もっかん!?ミッションコンプリート?」
「う、うんっ!すごかった!愛莉のムネ。前より成長してたよっ!」
歩きながら、智花は興奮した様子で答える。
「それに・・・・・・昴さん、入場してから34回も愛莉の胸見てた・・・・・・やっぱり、大きい方が好み・・・なのかなぁ・・・・・・」
しかしすぐに自分の胸を見て項垂れる智花。真帆はそんな智花の肩を組み、笑いながら言った。
「心配するな!もっかん!うちのザイリョクをもって世界中から”ムネの大きくなる薬”を探してくる!うしし、これですばるんもイチコロさっ!!」
「ありがとう・・・・・・真帆。真帆にはいつも世話になりっぱなしで・・・本当に何てお礼をしたらいいか・・・・・・」
 真帆が気にするなとばかりにガッツポーズをした。
道の先には夕日。オレンジ色の光が二人の顔を照らしだし、彼女たちの明日を染めていくようだった・・・・・・
546名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 18:27:33.87 ID:iVSmRIeT
以上です。
ムネの大きくなるクスリは実際にありますよ。智花さん。
547名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 20:37:11.21 ID:Hs0b2oiI
>>546
智花がデートに乱入してきているのにちゃんと混ぜてるアイリーンは良い子だなぁ

しかし、智花さんなに数えてるんですか
何回かはあなたの目線の先を追った結果じゃ無いですか
548名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 20:42:55.21 ID:VHAGSs42
>>546
GJ
エロも頼んだ
549名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 20:43:44.61 ID:VHAGSs42
ageてしまった・・・
すまん
550名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 21:38:08.29 ID:DX6wdToZ
>>535
葵っちも、普通のラブコメだったらグリグリつけてもいいくらいのキャラなんだけどね。
でもこの作品だと、ステイヤーをスーパースプリントに出してどーする、ってぐらい場違い感を拭えないというか……。
551名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 21:57:51.26 ID:AsDxbT9M
>>546
トモ変な薬に手を出しちゃダメよ。
昴さんが気に入るサイズまで育ててくれるから大丈夫よ。
552名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 23:35:55.83 ID:4S++UYRR
>>546
ホントはすばるんに大きくしてもらうのが一番なんだけどな!
553名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 00:14:49.61 ID:PjnOG7iB
>>535
幼馴染は昔は鉄壁でしたけど
最近は当て馬になるケースが多いですね
昴さんも葵さんではなく、わた智花さんとくっつくと思います
554名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 00:55:59.71 ID:s8hJt+NT
>>546
智花さんこわいですね

それはそうと、アイリーンち近くの公園の便所裏でボロ雑巾のようになってるすばるんを見たぜ!
555名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 02:04:24.55 ID:eiIIVw52
>>546
GJ。
智花さん・・・。
556名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 12:17:13.80 ID:FSbgjPZJ
>>546
智花さんヤンデレになっちゃったのかと思ったが…
杞憂でよかった
557名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 14:41:16.57 ID:rsO7PzPs
やっぱりだめだったみたいだな>すばるん

http://www.j-cast.com/2011/10/01108699.html
558名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 15:31:46.65 ID:uyO+9aXl
珍しい愛莉モノかと思ったら、智花さんに持って行かれたでござる
559名無しさん@ビンキー:2011/10/01(土) 22:34:52.92 ID:KQgWwEQM
>>557
まったく俺の趣味をわかってくれないやつは最悪だぜ
560名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:37:23.84 ID:I/Sk0op9
>>559
昴さんちーっすwwwww
561名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 00:30:08.51 ID:EmBAPGaa
>>559
おかえりなさいませ
ご主人様!!
562名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 00:37:08.85 ID:6MF0vQCE
いやちょっと待ってくれ
>>559が昴本人だという証拠はない
口調を真似た別の誰かということもありえrrr
563名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 00:40:15.54 ID:jvH4g4bp
>>559
今日は何をしていただくんですか?
昴さんの望む事なら何でもします!
564名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 00:51:44.73 ID:IEzDUCC1
>>563を見て思ったんだが、
いくらスパッツはいているとはいえスカートの女の子にジャンプシュートをリクエストするのはよろしくないよな。
565名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 01:19:09.92 ID:+j0CLbX2
>>564
ただし昴さんなら問題ない
何故なら智花さんが許しちゃうから


す、昴さんになら見られても構いません!
少し恥ずかしいですけど///
566名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 03:26:33.13 ID:gL0g+Y/M
何で幼馴染みの私が不遇なの!?
567名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 03:36:33.51 ID:+SZJZvsq
それは夏日を見ればわかると思いますが?
568名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 05:27:40.78 ID:kdO/JlgC
>>566
他の小学生に比べて葵はストレートだな
自身であることを隠しもしない
569名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 09:37:13.85 ID:0Yv+d7H+
それだけ必死ってことだr……あ、何でもないです!何でも!うわ何をするやめアッーー!!
570名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 10:22:56.42 ID:5VA5DLJN
 どうしてみてくれないの? 私はこれだけ見ているのに・・・
 どうして気付いてくれないの? いつも一緒にいたのに・・・

「どうしてよ、昴」

 考え事をしていたら、薄暗くなってしまった部屋。日は落ち、あたりは夕暮れになっている。

「もう、こんな時間なんだ」

 何時間考えていたの? 何時間悩んでいたの? まったく気がつかなかった。
 自嘲気味につぶやいた言葉も薄暗い部屋の中に溶け込んでいく。
 このまま、ずっと悩むぐらいなら消えちゃってもいいぐらいだ。
 泣き疲れた目で鏡を見ると、酷い顔。呪いたくなってくる。みんなかわいいのに、私だけが・・・こんなにも・・・


と馬鹿なことを創造してみました。駄文ですいません。
571名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 11:26:25.35 ID:uSPplLWN
>>570
これは葵に見せかけたミホ姉
572名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 23:06:18.79 ID:kBPsYRWY
ショタ昴「大きくなったら、みほねえと結婚する!」

その約束を守っていまだに処女の美星
573名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 23:16:58.14 ID:6MF0vQCE
甥とは結婚できないんですよ美星先生…
574名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 00:01:15.28 ID:Gr1M48qa
構想だけなら、銀河×七夕×美星の3P(結婚前時空)と、美星×カマキリ(純愛)が頭の中にあるんだけどなあ
一日が50時間くらいあれば良いのに
575名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 00:43:47.87 ID:EE0H/aRw
>>574
前者はともかく、後者の発想はなかった。
やっぱり世界って広いんだな。
576名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 12:55:01.28 ID:lFAZXTWx
>>574
結婚前ってミホ姉の年齢一桁じゃ…
577名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 15:34:21.13 ID:VFN8su6k
ミホ姉は何歳なんだ?
大卒で小6の担任持ってるってことはえっと……?
578名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 18:27:32.46 ID:pdDghzkv
たしか2さn‥‥‥
おや、来客のようだ
579名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 19:05:57.45 ID:GXfAW7bf
>>577
智花達が5年生の時に新任の教師だったと考えれば辻褄が合うんじゃないかな。
580名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 19:48:03.32 ID:xbp7vY5P
>>577,579
1巻37ページに23歳と明記されてる。新卒で5年生の担任持ってそれで6年に持ち上がったのだろう。
581名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 19:56:23.72 ID:r8KeYvPs
すばるんとは7〜8歳差なのか
それが結婚前の銀河&七夕と3Pするとなると、あの夫婦は小学一年生に手を出したことに……
582名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 21:25:01.03 ID:2JjmXqGO
>>581
大丈夫だ。すばるんの父なら問題……いや、さすがにあるか……?
583名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 22:12:23.45 ID:2txs0RIv
このスレ敵には問題無い……かな
小学生は最高らしいし
584名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 23:20:56.49 ID:79HYQDnx
智花さんは昴にどんなプレイでされたいのか
緊縛プレイか羞恥プレイかそれともアクメまでするか・・・
まぁ一番はだいしゅきホールドしながら子供を産むくらいまでやり続ける事だと思うが

と自分で勝手に妄想してみた
585名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 23:32:02.20 ID:GcvULyno
>>584
「まぁ一番はだいしゅきホールドしながら子供を産むくらいまでやり続ける事だと思うが 」

この一文に全力で同意
586名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 23:43:04.06 ID:mbvUlAsj
んですばるんから徹底的に搾り出して翌朝肌が艶々になってるんですね、分かりm(ry
587名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 23:49:10.37 ID:lTtFHsVg
その後紗季と「あらぁトモ〜?今日はずいぶんツヤツヤしてるじゃない。ふふ、お盛んなことで」「ふぇええっ///」
みたいなやりとりが(r
588名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 00:09:47.23 ID:NclmGwsC
やはり智花さんといえば ふえぇ だな
589名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 00:18:24.01 ID:28bDyGxH
ふぁうっ!
590名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 00:19:03.71 ID:L+JoRmLV
「まぁ一番はだいしゅきホールドしながら子供を産むくらいまでやり続ける事だと思うが 」

大事なことなので二回引用しました
591名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 00:25:11.40 ID:28bDyGxH
危険日だと知りつつ中田氏を懇願しながらだいしゅきホールドする智花さん
男なら逆らえませんw
592名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 01:28:20.52 ID:1bLuRAgk
「ご、ごめん智花……ちょっと離してくれるかな」
「ふっ、ふえぇっ!? むっ、無理、ですっ! 私、昴さんと、こ、こんなにいっぱい、
あ、あ、愛し合えてっ! すごく嬉しくって、幸せでっ! き、気持ちよくってっ!
恥ずかしい子でごめんなさいっ! でもっ! は、離すなんて、できませんっ!」
「……うん。俺もだよ、智花。俺も、智花と愛し合えて、すごく嬉しいし、幸せだ」
「ああ、昴、さん……っ!」
「智花のことが好きすぎて。智花の体が気持ちよすぎて。だから、俺……もう、出ちゃいそうなんだ」
「出っ……出っ!? ふっ、ふえぇぇっ!?」
「だから、智花、は、離して……っ! 俺もう限界なんだ……っ!」
「んっああっ! す、昴、さん……。あ、あのっ! お、お願いしますっ! そ、そのまま……あ、あの、そ、そのっ!」
「智花……?」
「抱きしめたまま、昴さんのを、私の中にくださいっ!! きょっ、今日は、だ、大丈夫な日、ですからっ!」
「とっ、智花……い、いいんだね?」
「はいっ、はいぃっ! ああっ、昴さんっ!」
「ああっ、智花っ、愛してる……っ! うあっ、あああ……っ!!!」
「ふあぁぁぁっ昴さあああああああああんっっ!!!」


「はー、はー……ああ、昴さんので、お腹の中、いっぱいです……嬉しい……」
「はー、はー……俺も嬉しいよ、智花」
「うふふ……。本当に、とっても嬉しいです。これできっと昴さんの赤ちゃんが出来ると思うと……」
「……」
「……」
「…………え?」
「だって、今日は『ちゃんと赤ちゃんが出来る、大丈夫な日』なんですもん」



こうですかわかりません。
593名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 01:33:54.06 ID:gjFCKuK6
>>592 GJ
流石に智花さんは覚悟がちがうな
594名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 01:46:36.42 ID:28bDyGxH
>>592
最後の堀が埋まった瞬間だった
いや、本丸大炎上陥落かw
595名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:43:49.67 ID:MahttzB8
>>592
既成事実の作成か
内堀まで埋め立てられたかすばるん
596名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 06:02:16.60 ID:vwktOopG
もう逃げられないなw
597名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 07:37:18.69 ID:0xLmA7Se
なんと言う策士。
598名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 07:46:01.50 ID:JR1DfMoi
>>592
これ智花パパに殺されるぞww
599名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 10:37:08.36 ID:H1mGuuZA
>>592
あれはもともとチャンと妊娠するための研究成果だから智花さんの解釈であってるんだけど、誰の入れ知恵?
600 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/10/04(火) 12:48:52.17 ID:hk0p3Bu0
あざといな流石智花さんあざとい
601名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 13:41:44.50 ID:PmnhM0uu
>>592
すげぇ、智花さん汚い通り越して清々しい乙女っぷりに見えてくるから困るwwww
602名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 16:30:27.08 ID:xlCsQFHv
>>592
GJ過ぎて俺の息子が反応してしまったジャネーカ( ^ω^)
603名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 19:52:50.78 ID:dlxV5Iw1
>>599
紗季……と思わせて実は花織さんとか
604名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 20:05:18.70 ID:FDWlmD2p
智花の抱き枕欲しくなってきた
605涙からの始まり:2011/10/04(火) 23:49:49.73 ID:E/TGeimK
>>449続きが出来たので投下。
予告した通り、今回再びエロ突入。素直になってしまったすばるんが火を噴くとかなんとか。
606涙からの始まり:2011/10/04(火) 23:50:44.72 ID:E/TGeimK
「よっしゃ8切り! んでもって3! またあたしの勝ちーっ!」
「うわ、またやられた……」
 夕食を終え、結局今日は家に泊まってゆく事になった真帆は、俺と一緒に部屋に戻ってきた。
「んじゃ罰ゲームっ! ほらほらすばるんっ」
 そして今は大富豪の真っ最中。ちなみにこの通り、負けた者には罰ゲームが待ち構えている。
「ん、じゃあいくぞ真帆」
「おうっ、こいすばるんっ!」
 俺がもし負けた場合、真帆にキスする。そして真帆が負けた場合、真帆は俺にキスされる。
 ツッコミどころは明白だが、敢えて何も言わない。
 俺自身、真帆にこうやって甘えられるのは嬉しいんだから。
「……ちゅっ」
「あっ……ん」
 既に今日何度目になるか分からないキスをする。
 軽く唇同士を重ね合わせて数秒。そしてどちらからともなく離れる。
「くふふっ……やっぱすばるんにキスされるの、すっごいシアワセになるなぁ〜っ」
 だがキス自体もさる事ながら、本当にキケンなのはキスをした直後の真帆なのだ。
「ねっねっすばるんっ、もっといっぱいキスして!」
 床に手を着きながら、上目遣いでそうおねだりしてくる真帆。
 あーもうだから反則過ぎるだろそれ! こんな風にお願いされて断れる男が一体ドコの世界にいるってんだ。
 ……不思議なもので、一度自分の気持ちに正直になってしまうと、以降思考に躊躇いがなくなる。
 自分でも驚くほどに、今俺の頭は真帆バカになってしまっているのだ。
「ああ、真帆がしてほしいって言うなら、何回でもしてやるよ」
「すばるん……ぅんっ」
 そうして結局、次のゲームを開始するのに、何分もかかってしまうのだ。
 
「ふぅ……」
 大富豪を一時中断し、風呂に入る。
 どちらが先に入ろうかという話になった時、真帆は後から入ると即答した。
 何かこだわりでもあるのだろうか、と少し不思議にも思ったが、俺としてはどっちでも構わないので、先に風呂を頂く事にした。
「しっかし、これはさすがにマズいな……」
 真帆とキスをした事、事実上恋人同士になった事……じゃない。
 それに関してはもう、腹を括った。あれだけ考えた末での決断なんだ。今更揺らぎはしない。
 寧ろ逆。自分で想像していた以上に真帆に夢中になっている。
 今も、さっさと上がって一刻も早くあのヒマワリのような笑顔を見たいと思ってる。
 多分、浮かれてるってのもあるんだろうな。
 どうあれ、年上としてちょっとは落ち着かないとハズかしいぞ。
「すばるーんっユカゲンどぉーっ?」
「おーっ気持ち良いぞー。もうすぐ上がるなー」
「んにゃ! あたしも今すぐ入るからちょっと待ってて!」
 ……ほら、夢中になり過ぎてて、幻聴まで聞こえてきたじゃないか。
 そんな逃避の時間を、神はほんの三十秒ほども与えてはくれなかった。
 すぐにガラガラっとガラス戸が開き、
「そんなワケでまほまほらんにゅーっ!」
「って、なんでっ!?」
 真帆が、堂々と、素っ裸で、風呂場に入り込んできた。
「愚問だなーすばるんっ! 恋人どーしなんだから一緒におフロ入るのくらいジョーシキじゃんっ!」
 そしてこれが、まほまほウイルスの恐ろしいところだ。
 この真帆の言い分を『そういうものか』と思い込んでしまう。
「いや、真帆それは――!」
 よしんばそんなワケないと思い直しても、
「おフロ待ってる間、一人でいるのイヤなんだよぅ! だからさ、良いじゃん一緒におフロっ」
 こうやって上目遣いでおねだりされたら、抗う術などないのだ。
 第一、俺だってそう思ってたんだから、強く断る事なんて出来ない。
「……わかった。そうだな、俺も真帆とは、少しでも長い時間一緒にいたいよ」
 結局そう答えてしまう。甘いなぁ、俺も。
607涙からの始まり:2011/10/04(火) 23:53:46.10 ID:E/TGeimK
「エヘヘっ、すばるんとおフロおフロ〜っ」
「……………」
 えぇっと、非常に困った事になりました。
 なにせこの浴槽、一般家庭にある大して広くない物。
 そこに高校生男子と小学生女子が一緒に入るとなったら、肌を重ねるしかないわけで。
「っ……!」
「? どしたのすばるん? ひょっとして重い?」
「い、いやいや! 大丈夫!」
 俺の足の付け根あたりに真帆の柔らかいお尻が乗ってて、俺の理性を絶えず揺さぶってくる。
 というかホント、なんでこんなに柔らかいんだ。この娘のお尻は!?
 こんなのを直に押しつけられたら、理性なんて保つワケがない!
「……ん?」
 かくして一番最初に、一番判りやすく反応してしまう部分が、既にその存在を主張し始めていた。
「なんだこれ? なんかオシリに当たってる」
「ッ――!?」
 そして俺の意思とは関係なく、息子は真帆のお尻に押し当てられ、真帆もさすがにその存在に気づいて、なんと右手で掴んできたのだ。
 これは、本格的にヤバい! そう思った俺は、ゆっくりと立ち上がり、
「ゴメン真帆! 俺のぼせそうだから、先に上がるな!」
「あっすばるん……! タンマっ、あたしもすぐ上がるから!」
 そのまま脱衣所へと飛び込んだ。
 すぐに真帆もついてきたが、まぁ最大の危機は回避できたワケだし、一緒に着替えるくらいは問題ない。
 勿論、向こうを向きながらだけど。耳を澄ませて音を拾いつつ妄想とかもしていない。断じて。
 
「ではすばるんには罰ゲームをかしたいと思います!」
「……は?」
 風呂から上がって部屋に戻ってくるなり、両手を組んで宣言する真帆。
 勿論、まだ勝負も何もしてない。
「えっと、何の罰ゲーム?」
「おフロからの脱走。もーオシオキものじゃん!」
 ちょっ、理不尽だろそれ。
 そうは思ったが、なぜ逃げたのかと問われても答えようがない以上、ヘタに反論するわけにもいかない。
「せっかくすばるんとキモチよーくお風呂に入れてたのに。……というワケでっ」
 さっきまでと同様、その実ご褒美クラスの罰ゲームなら何の問題もないんだが、果たして……。
「すばるんにはあたしに、オトナのキスをしてもらいます!」
 良かった。キスか。さっきと一緒。なら何の問題もない。……妙な枕詞が付いてる事以外は。
「キスするのはもちろん良いけどさ。大人のキスって?」
 とりあえず訊いてみる。この娘は、分かってて言ってるんだろうか。
「んーなんかよく分かんないけどサキが言ってたから。すばるんなら知ってるかなーって」
 そりゃ知っておりますとも。俺だって健康な男の子なもんで。所謂”大人のキス”と呼ばれるキスも。
 だがさすがに、それはマズイだろう。だってそれは、多分、入り口だから。
「なぁ真帆、他の罰ゲームには、ならない?」
「ならないっ! あたしにオトナのキス、教えて」
 こちらのお願いを跳ね除けて、ぺたりと床に座り込み、顔を寄せてくる真帆。
 ちなみに俺は部屋に戻ってきた瞬間から座っている。真帆の唇までの距離は、ほとんどない。
 ……なんでこの娘は、こんなにも可愛いんだろう。なんで俺に、こんなに甘えてくるんだろう。
 どうあっても、応えたくなるじゃないか。
「真帆……」
 もう何度も味わった、それでも尚俺を魅了して止まない、真帆の唇。
 やっぱり抗う事なんて出来なくて、彼女の小さな肩を抱く。
「あっ……」
「もしかすると気持ち悪いかもしれないから、イヤだと思ったら言ってくれ」
「大丈夫だよ。すばるんだもん」
 頬を赤く染めて、一度開いた瞳を再び閉じる真帆。
 不安なんて、感じる必要があるとすら思っていない、信頼しきった顔。
 この純粋な想いを裏切るような事だけは、しちゃいけない。
 けど同時に、この娘を全身全霊で愛したい。そう思った。
608涙からの始まり:2011/10/04(火) 23:54:54.69 ID:E/TGeimK
「ちゅっ……」
「ん……っ」
 だから結局、俺は真帆の唇を塞ぐ。
 そして自分の口を僅かに開き、舌を出す。
「っ――!?」
 案の定、唇を舐めてくる舌の感触に驚いてる真帆。目が見開かれる。
 口も少しだけ開かれ、入り口が出来た。そこへ素早く、自分の舌を滑り込ませる。
 ただ舌を入れただけ。そこで一旦、止まる。
 出来ればすぐにでも、この舌で真帆の口の中を隅々まで味わいたい。
 けどその前に、真帆が嫌がってないか、確かめないと。
「……………」
 最初こそ驚いてたものの、今は三度瞳を閉じて、ある程度落ち着く事が出来たみたいだ。
 特に嫌がってるようにも見えない。
 それなら、その瞳をもう一度開いてもらうとしますか。
「――れろっ」
「んんっ――!?」
 さらに舌を奥に進め、真帆の舌の周りを這わせる。
 そのまま絡みつくように、舐り続けた。
「んっ、ゃあ……!」
 口の端から漏れる声の色に、正直驚く。
 小学生とは思えない艶やかな声は、俺の男を強く刺激する。
 もっと聴きたい、この声を。もっと味わいたい、真帆の口の中を。
「っはん、んちゅっ……」
 無我夢中に真帆の口を蹂躙する。
 ……マズいな。キスだけだからって思ってたのに、俺はそれだけで、昂ぶってしまっている。
 真帆の全てを、欲してしまっている。
「――ぷはっ」
 息が続かなくなったのか、真帆が唇を離した。
 初めて感じた類の刺激だったんだろう。困惑の表情を浮かべている。
「い、今のが、オトナのキス……?」
「うん。どうだった?」
「さいしょはいきなりすばるんが舌入れてきて、ナニやってんだって思ったけど、すごく、キモチよかった」
「そっか」
 気持ち悪い思いをさせてしまっていたらどうしようかと思ったが杞憂だったらしい。
 ……いや寧ろ、こっちの方が問題だろうか。
「ねぇすばるん、オトナのキス、もっかいして?」
 大人のキスがいたく気に入ってしまったらしく、おねだりしてくる。
 ただでさえ驚異的な破壊力を持つその瞳は、今は妙な風に潤んでいて、見つめているとヘンな気分になってくる。
「ああ。真帆がしてほしい事なら、何回だってしてやる」
 卑怯な事を言ってしまった。自分の欲求を隠して。
 真帆がそう言ってくれなかったら、俺はこの欲望を、何が何でも押さえつけないといけなかった。
 一度知ってしまったら、彼女の口の味を忘れる事なんて、出来ないんだから。
「んぅ……」
「ぁ……ん」
 唇を重ねる。今度はあまり間も置かずに、舌を入れた。
「ふふ……っ」
 すると真帆はいつものようにイタズラっぽく微笑む。
「んっ……?」
 そして俺に応えるように、舌を絡めてきたのだ。
 お互いの舌同士が擦れ合う。
 さっきの一方的な愛撫とは違う、両者が求め合うからこそ得られる、充足感にも似た快感。
 こんなキスもあるんだな。そう思った。
 いや、そもそもキス自体、今日のが生まれて初めてなんですけども。
「んっ……」
「っと……。あはは、なんかすっげーヤラシーな」
 唇を離すと、混ざり合った二人の唾液が糸を引いていた。
609涙からの始まり:2011/10/04(火) 23:56:03.39 ID:E/TGeimK
「すっごくシアワセなキスだけど、なんかエッチぃなコレ」
「ま、大人のキスだからなぁ」
 ……そこで言ってはいけない事だって、分かってはいた。
 けど真帆とこれだけキスをして、我慢出来なくなってしまっていた。
「なぁ、真帆」
「んー?」
「もっとエッチなキス、してみても良いかな?」
 だから俺は、ついに自分の欲求に、屈してしまった。
 
『これからする事は、少しでもイヤだって思ったら言ってくれていいから』
 事前にそう言っておく事が出来たのは、最後に残された理性によるもの。
 けどコレを止めるまでには、至らなかった。
「す、すばるん……っ」
「ん?」
「これゼッタイ、エッチなこと、だよね……?」
「……うん」
 最早疑いようもないだろう。俺が真帆に頼んだ事。
 ベッドの上に足を広げて体操座り。……ただしワンピースのスカートをたくし上げて。
 真帆にはこう言ったが、所謂M字開脚の体勢だ。しかもスカートは上げられてしまっている為、真帆のパンツは今丸見えになっている。
「はっハズかしいよぅ、これ……」
 蚊の鳴くようなか細い声で訴えてくる真帆。
 けどそれでも足を閉じようともスカートを下げようともしないのは、ハズかしくても俺に応えたいと思ってくれてるんだろうか。
 だとしたら、嬉しい。
「真帆、すごく可愛いよ」
「うぅっ……」
 だからその気持ちが伝わるように、そっと額にキスをする。
 それから真帆の前に跪き、普段は絶対に見る事の出来ない場所へ、顔を近づける。
「すっすばるんっ! なんでそんなトコにカオツッコんでんだよっ!?」
「真帆のココ、もっとよく見たいからかな」
「やっ! 喋っちゃダメぇ……!」
 ハズかしさと、それから足の付け根に息が吹きかかる程近くに顔を寄せてるからくすぐったいんだろう。
 けどそうやって漏れる声がまた可愛らしくて、俺はとうとう、真帆の大切な場所に、舌を這わせた。
「――んにゃっ?!」
 あくまで下着越しに、だけど。それでも真帆にはかなり強い刺激だったみたいだ。
 今までの中で一番大きな声が出た。それで、思考が少し現実に戻ってくる。
 
 うちの母親は、感性が一般からかなりズレてる。
 が、その母でもさすがにこんな状態を目の当たりにしたら幾らなんでも事の重大さに気付くだろう。
 つまり見つかれば一巻の終わり。途端に背筋が凍りついたように冷たくなる。
 けれどふと、思い出す。
 そういえば夕食の直後、今夜はこの後出かけるって言ってたな。
 なんかご近所同士の集まりがあるんだとか何とか。
「すばるんナニ考えてんだよ! そんなばっちいトコなめるとかオカシイぞっ!」
「おかしくもないし、ばっちくもないって。だって俺が大好きな真帆の、身体なんだから」
 なら大丈夫だと安堵し、真帆の言葉に答える。
 にしても、ちょっとキザ過ぎただろうか。今のは明らかに俺のキャラじゃなかった。
「えっ……? う……?」
 俺の答えがよっぽど予想外だったのか、軽く混乱してる。
「んっ……好きな女の子の身体には、れろっ、どこだって触れたいんだよ」
「きゃうっ、そんな、すばるんっ――!」
 舐め続ける。実際に舐めてるのはあくまで布地だっていうのに、それでも俺を興奮させるには十分過ぎる。
 その奥に、本来誰であろうと汚してはならない秘密の場所があると知っているから。
「……だったら!」
 と、真帆の声の色が一変する。少し驚いて、俺は舌の動きを止める。
 さすがにこれは、気持ち悪かった、か?
「あたしだって、すばるんのドコにだって触りたいもん! そんぐらいすばるんのコトスキだもんっ!」
 そう思ったが全然違った。どうやらお嬢様の負けず嫌いに火をつけてしまったらしい。
「なら、真帆にちょっとお願いしちゃおうかな」
 まるでそれを利用するみたいで良心が痛んだけど。
 それ以上に、真帆にしてほしいという欲求に思考を覆い尽くされてしまっていた。
610涙からの始まり:2011/10/04(火) 23:56:28.97 ID:E/TGeimK
以上。小学生相手となるとエロまで持ってくのが難しいなぁとホント思った。
611名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 00:57:35.18 ID:qjKy3ZsJ
>>610
めっちゃGJ!
まほまほヤバいわ
612名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 01:05:05.45 ID:XUBgJjiI
まほまほかわええええええ!
613名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 03:02:41.33 ID:3bIrmWqZ
>>610
GJ
まほまほのよくわかってない感が素晴らしすぎる
614名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 04:46:24.46 ID:v3/RUO5G
夢の再来きちゃうんかー!?
入り口で暴走しかけてるすばるんがこの紗季生きのこるには
615名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 10:10:43.30 ID:5ioXvm66
>>610
超GJ
甘々展開最高だぜ
616名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 21:11:52.07 ID:8xIQ0VY4
>>608
昴ぶってしまっている を
すばるぶって
と読んでしまった俺はすばるんに掘られるべきか
617名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 21:42:04.95 ID:Sj6ucUwf
ぐふさんまだぁ?
618名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 21:49:31.90 ID:WUANqcLj
ぐふさんもだけど、私的にはまほしつじの人そろそろ来てほしいわ。
展開がものスゴく気になってるもんで。
619名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 06:01:07.93 ID:GuFxc5XD
>>610
GJ
620名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 06:01:57.19 ID:GuFxc5XD
>>610
GJ
621名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 10:01:44.24 ID:+wiHK54t
>>617
新刊が発売された後の事後処理(性的な意味でも)が終わったら来てくれるさ
622名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 19:30:04.57 ID:rzGmTHbc
最近の本スレの流れ見てるとちょくちょく此処と間違えそうになるんだが…
623名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:02:20.59 ID:ehAi+/mx
>>622
智花さんはいつでもどこでも平常運転だからなww
624名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 23:17:36.84 ID:wB1kOqd2
何か創作しようかな
昴と智花でやろうと思っているんだけど何のプレイにしたい?
ネタはいろいろ考えてるけどね
あと改行って入れた方がいいの?
625名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 05:02:20.68 ID:bhuwYSJn
もっかんには「すばるん専用」という刺青を
背中にでっかく入れるべき
626名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 09:15:20.21 ID:hhjYvjI/
>>625
せめて油性マジックにしてやれ
627名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 10:44:11.55 ID:5c5SETR2
>>626
水性マジックの方お風呂のたびに楽しめるので良いと思います。
628名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 12:25:32.37 ID:QjJHJoas
ずいぶんとマニアックなプレイですね
何て言うんですか?
629名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 16:55:50.75 ID:zwU0xnNN
みんなつるつるだからどこでも書きやすそうでつい
630名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 20:07:51.71 ID:eO6csFlh
>>627
もっかんと見せかけて実は………
631名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 20:20:28.67 ID:4YsY8bgZ
>>630
すばるんですね。わかりますb
632名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 20:31:47.71 ID:V28MpAMT
すばるんの頬に智花専用と
633名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 21:10:30.77 ID:oHwyJgEs
おー。ひなもおにーちゃん専用にしてほしい
634名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 23:05:13.48 ID:daOwiVLf
昴が側に居ると皆3倍以上に強くなるアレか?それとも極道のアレか…?
635名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 23:55:15.24 ID:54qpgahN
>>624
プレイについては自分の気分の赴くままに描くのが一番だと思う。
改行に関しては、幾通りにも解釈できる書き方なので、返答も数通り。
1.全く改行をしなくて良いのかと言われればノー。文章として読みにくすぎる。
2.セリフの前に一行空けるとかの作法的な事なら、SSだしそこまで気にしなくて良いと思う。
3.場面変更や視点変更をする際は何行か空けると間を作れるし読みやすくもなる。

大体こんなとこかな。
636名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 04:45:31.00 ID:XwN460Ql
カードゲームだと自フィールドに昴のカードが出てればパワーアップできるんだろうな
637ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:22:35.41 ID:BwBQ29D/
投下します。
6385投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:24:13.68 ID:BwBQ29D/

――ぽん。

「――てことになっちゃうから、気をつけようね」
「いやああああああああああああああああああああああ…………え?」

紗季の頭に手をのせ、挿入しようとしていたペニスを秘部から離す。
悲鳴をあげていた紗季は目をパチクリさせて、呆然といった感じで俺を見つめていた。

「これがセックス。赤ちゃんを作る方法。わかったでしょ?」
「……は、はあ……」
「じゃ、これで終了。続きはもっと大人になってからね」
「……しないの……ですか?」

驚きと怯えの混じった瞳を揺らしながら紗季がポツリと呟く。
俺は震える彼女の体を起こしてあげて、頭を優しく撫でた。

「これは『練習』だからね。紗季の大切な初めてを奪うわけにはいかないさ。
 だいたい小学生にセックスはまだ早過ぎるって。俺なんかの挿れたら紗季のアソコが裂けちゃうよ」
「……え……だって……セックスするつもりって……据え膳食わぬは男の恥……って……」
「ごめん。あれはウソ」
「……う……そ?」

大きく目を見開く紗季の頬を掌で包み、そっと上を向かせる。
涙が溜まった瞳をしっかりと見つめて優しく語りかけた。

「そう。今日の紗季はちょっとおませが過ぎたからね。
 男がどんなに恐い生き物か知ってもらおうと思って、大げさに振る舞っただけ。
 初めからするつもりはなかったよ」
「……で、でも、……男は我慢できない……って……あれも、ウソなんですか?」
「ううん、それは本当。普通、男はやめない。
 だから『赤ちゃんを作る方法を教えてください』なんて言って男を挑発しちゃ駄目だよ。
 今みたいにのしかかられたら女の子は抵抗できないんだから」

零れそうになる涙を指先でぬぐってやりながら、今話していることが真実だと伝えるべく、目をそらさずに言う。
6395投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:25:29.87 ID:BwBQ29D/


「……長谷川さんは、平気なのですか?」
「……はは、俺は大丈夫。小学生とセックスしようとするほど非常識でも、偏った趣味を持ってもいないからね。
 それに俺にとって紗季はとても大切な女の子だから。そんな女の子を自分の欲望のために傷つけることは
 ――少なくとも俺にはできない。
 たとえ意気地なしって言われても」

紗季の肩をそっと抱き寄せ、耳元で低く言う。

「……ごめんね。恐い思いをさせちゃって……」

まだ信じられないようにぼーーとしていた紗季だが、やがて俺の胸に顔をうずめて嗚咽を漏らしはじめた。

「…………うぅ……ぐすっ……ぐずっ……ふえぇぇぇぇぇぇん〜〜〜〜〜」
「よしよし。ごめんね、ひどいこと言っちゃって。
 でも俺が本気で紗季の嫌がることするはずないだろ?」

俺はか細い背中をさすりながら、結い上げた紗季の頭を優しく撫でてあげた。
そして顔だけを後ろに向けて、その子にも言った。

「だから智花、もうその手を離してもいいんだよ?」
「ふぇ? ……ええっ!? す、すいませんっ。い、いつの間に……」

身を乗り出して俺の腰を掴んでいた智花が慌てて手を離す。
恐らく俺の凶行を止めんと無意識の行為だったのだろう。
まったく友達想いな智花らしい。

「みんなもわかっただろう。男はね、大小あれど性欲というのがあって、基本、女の子とエッチなことがしたいものなの。
 だからあんまり無防備でいるとすぐに知らない男に襲われちゃうぞ」
「…………」

一部始終を見ていた女バスの子たちは、俺の勢いに飲まれたのか黙ったままコクリと頷いた。

6405投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:26:42.88 ID:BwBQ29D/



…………。
……ふっふっふっ……。
――この長谷川昴を甘く見ないでもらおうか。
たとえ理性を粉々に破壊されようとも、何度でも不死鳥のごとく甦って見せるさっ。
小学生の女の子とセックスするようなことは決してない!
俺はあの人のようにはならない。必ずここから生還して、バスケ部を再興してみせるんだ!

――もちろん挿入しようとしたのは演技だ。
あえて男を恐くみせることで、無邪気すぎるこの子たちに警鐘をあたえ、
同時にこの勉強会をも終わらせてしまおうとしたのだ。

紗季はいざ本番となったら絶対尻込みするとふんでいたが、まさにその通りになった。
まあ、アソコを舐めたり指入れたりして三回もイカせちゃったのは
可哀相なことをしたが、俺も半分は本気だったので勘弁してもらおう。

――ああ、そうだともっ、半分以上はマジだ。

紗季に入口に亀頭を当てた瞬間、演技だとかはすべて吹っ飛び、
欲望に従ってそのまま挿入しそうになったさっ!
紗季のオマンコにチンコを挿れてセックスしたくなったさ!!
そんなの当たり前だ!!!

――しかしそれを紙一重のところで阻止したのは……

紗季の発した「お父さん、お母さん」という悲痛な言葉と、
縋りつくように腰に回された腕と……俺の名を呼ぶ悲しげな声。

まさに間一髪のところで、俺の理性を留めたのだった。

……つーか紗季、そこでお父さん言うのは反則以外の何物でもないぞ。

それに俺には――バスケがある。
もしここでこの子たちと過ちを犯してしまったら……俺はあの人の二の舞だ。
バスケ部再興の夢は潰えてしまうだろう。

……ホントはそんなこと、最初から分かってたんだ。
だが俺は、無意識のうちにバスケを持ちだして、この子たちから逃れることを拒否していた。

――それは俺にとって、バスケもこの子たちも、とても大切な存在だったからだ。
バスケを理由にして彼女たちの想いを受け入れない……もしくは彼女たちのためにバスケを捨てるなどと考えることは、
俺の中で神聖な二つのものを同時に犯すような行為で、とてもできなかったのだ。

しかし、ここに至っては最早バスケを持ち出さざるを得ない。
この子たちの純潔を奪うだなんて……俺にとっても、彼女たちにとっても、絶対に許されることではないっ!
たとえ恐がられて嫌われることになっても、ここは踏みとどまらねばならないのだ!

6415投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:29:54.66 ID:BwBQ29D/


そして現在、この場を仕切っていた紗季は俺の胸の中でしゃくりあげている。
他の子も、俺が見せた本番寸前の雰囲気にすっかり気をのまれたままだ。
まさに千載一遇のチャンス!
今なら誰にも邪魔されることなく浴室から脱出することができる!

「はい、俺が教えられるのはここまで。ちょっと長風呂になっちゃったからもう出ようか。
みんな湯冷めしちゃうぞっ」

俺はわざと明るく言って紗季の体を離し、湯船の中から出ようとした。
本当は泣きやむまで待ってあげたいのだが、今を逃せばこの『お勉強会』を終わられる機会は永久に無くなってしまうだろう。

形はどうあれ一応セックスが何であるかを教えたのだから、『エッチなことを教える』という
当初の目的はクリアしたはずだ。
ならばこのまま部屋に逃げ込んでしまっても、彼女たちとの約束を破ったことにならない。

パーフェクトだっ。
まさかここまで追い詰められた状態で生き残れるとは思ってもみなかった。
ブザービーター3Pで逆転したような気分だ。

唯一気がかりなのは、このまま彼女たちが恐がってしまい、俺たちの関係が終わってしまうかもしれないことだが……。
そうなったらもう仕方がない。
少なくとも小学生とセックスだなんて最悪の事態になるよりはよっぽどマシだ。

左足をざぶんっと湯船から上げ、縁をまたぐ。

ああ、入口までのビクトリーロードがしっかりと見える。
皆が呆然とする中、俺は出口へとむかって一歩を踏み出す。
ここさえ乗り切れば、俺の勝ちだ!

「……あーむ」

――ぱく。

そう、ぱくってチンチンめっちゃきもちえー。

――てええええええええ!!!!!!!

「――じゅるっ、じゅっ、じゅっ」
「ひっ、ひぃぃぃぃなぁぁぁぁたぁぁぁぁぁぁぁちゃあああああああああああああん!!!!!!!!
 ――なにやってるの!?」

湯船の縁を跨いだ状態で、俺のペニスをパクリと咥えたのは――俺と紗季の他、唯一湯船の中にいた袴田ひなたちゃんだった。
――しまった! ひなたちゃんの方を見ようとすると、どうしても愛莉の裸体を視界におさめなければならないので、
躊躇してよく確認しなかったんだ!

ひなたちゃんはちゅぷんっと俺のペニスから唇を離すと、無邪気な笑顔を見せた。

「おー、おにーちゃんのおちんちんをおしゃぶりしてるの。ひなとのお約束、忘れちゃった?」

そーいえばベッドに縛られている時にそんなことを言ってたような……って、今それどころじゃない!

「おにーちゃんのおちんちん、おっきいから、ひなのお口に入るかわかんなかったけど、ひな、がんばってぱっくんしたよ」
「そ、そっか。すごいね、ひなたちゃん。じゃあもう終りにして離してくれるかな?」
「おー、でも先っぽしかぱっくんできなかったから、さきみたいに、おにーちゃんのおちんちん、ぜーんぶぱっくんできるまで、がんばるね!」

ひなたちゃんはニコリと微笑むと、俺のペニスの先端をその小さすぎるお口でパクリと咥えた。

6425投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:31:23.31 ID:BwBQ29D/


イヤムリムリムリ!!!

ひなたちゃんのお口で俺のモノを全部咥えるなんてできるわけがない――ってゆーか、そんなことされたらあっという間にイってしまう!!!

「ひなたちゃんごめんっ。後でなんでもしてあげるから、今だけはそこを退いて!」
「んー? んーんっ」
「はううううううううううううううううううううううううう」

亀頭を咥えたまんま、ひなたちゃんがふるふると首を振る。それだけで俺は射精寸前まで追い込まれた。

まずいまずいまずいっ。こんなことろで時間をくっていたら、他の子たちが正気を取り戻してしまう。

いや、それ以前にここで射精してしまったら、俺にはもう抗う術がないっ。
俺はバスケという最終手段を使ってしまったのだ。
偉そうなこと言っていたが、実際は崖っぷちギリギリでどうにか堪えている状態だ。
ここでひなたちゃんにイカされてしまったら、今度こそ理性がもたないっ!

鬼だ。ここは心を鬼にしてひなたちゃんを引き離すんだ!
あとでいくらでもなでなでしてあげるから、とりあえず今だけは、彼女を引きはがし、この場から逃れなければ!

「ごめんっ、ひなたちゃん!」

俺は意を決して、ひなたちゃんの小さな頭を掴んで、股間から引き離そうとする!

「んー?」

ひなたちゃんはペニスを咥えたまま小首を傾げて、不思議そうに俺を見上げた。
澄みきった瞳に鬼のように歪んだ自分の顔が見える。
そしてその姿を隠すように瞼が閉じられ、ニッコリとひなたちゃんは微笑んだ。

まるで――なにも心配しなくていいんだよ――と言っているような、柔らかな笑顔。
純度100%の信頼と慈愛――合わせて200%の親愛に満ちたその笑顔に、俺は一瞬、心を奪われた。

――そうか。地上に天使はいたんだ。

その一瞬が、まさに命取りだった。


6435投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:33:19.54 ID:BwBQ29D/

「んっ、んっん、んんんーーー」

ビクンッと力を増したペニスが、ズブズブとひなたちゃんのお口の中に吸い込まれていった。

「んあっ!? あっ、あああああああああああああああーーーーーーーーーーーーー!!!」

ついさっきまで、紗季のアソコに押し当てて、挿れる寸前だったのを、どうにか押しとどめていたのだ。
それをひなたちゃんのキツキツなお口に挿入されて、なおかつ、あの悪魔のザラ舌で裏スジを思い切り擦られて、我慢できるわけがなかった。

コツン……とひなたちゃんの喉の奥に先っぽが当たった時、勝負は決まった。

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

――ドピュッ、ドピュッ! ドドドピュッピュッピュッーーーーーーー!!!!!!!

よりにもよってひなたちゃんのお口の最奥で、溜まりに溜まった精液を暴発させたのだった。

「んんんんーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

苦しそうに呻くひなたちゃんの声を聞きながら、俺は自分の人生が終わったことを悟った。


……結局のところ、
この『無垢なる魔性』こと袴田ひなたちゃんを最後まで攻略できなかったことが、
俺の命運を決めてしまったと言っても過言ではない。

後に振り返った時、真帆でも紗季でも智花でも愛莉でもなく、もしひなたちゃんさえいなければ、
俺は人としての道を踏み外すことなく、もう少し真っ当な人生を送れたのではないかと
述懐することになる。

俺が砕かれた理性をかき集め、どうにか抵抗しようとしても、その都度、
嬉しそうに笑顔で叩き潰してくれたのが、この袴田ひなたちゃんなのだから。

……まあ、後悔はしてないけどね。

6445投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:36:44.02 ID:BwBQ29D/


――ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ!


ひなたちゃんのお口の奥で、俺の欲望が何度もはぜる。

気持ちいい。
恐ろしいほどの気持ちよさだ。
挿入寸前で我慢していた精液をすべた吐き出した俺は、
得も言われぬ解放感と満足感を味わっていた。

やっぱり我慢に我慢を重ねた後の射精は気持ちがいい。
さらにひなたちゃんのお口の中に出せるだなんて至福の極みだ。
俺は苦痛に歪むひなたちゃんの頭を引き寄せ、さらに喉の奥へとペニスを突き入れた。

――って――

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
 ごっ、ごめんっ、ひなたちゃん!!!!!!」
「ごほっ、ごほっ、ごほっ!」

ペニスを引き抜いた途端、苦しそうにひなたちゃんがせき込み、精液を吐き出す。
日頃イヤな表情など一切見せないひなたちゃんが、眉間にシワを寄せ、顔を歪ませていた。
それを見ただけで俺は、千年にも及ぶ大罪を犯したことを知った。

「ひなちゃんっ、大丈夫! うがいしよ、がらがらぺって」
「ひなたちゃんごめんっ、本当にすまないっ!」

愛莉がひなたちゃんの背中をさすり、精液を吐き出させようとする。
おっぱい等がモロ見えな気もしたが、さすがに俺もこの状況では見向きもできず、
ただせき込むひなたちゃんを見てオロオロと手をこまねくしかなかった。

「う〜〜〜。おにーちゃん、にがいよぉー」

うがいをして喉に詰まった精液をすべて出し切った後、
ひなたちゃんは瞳に涙をいっぱいに溜めて、泣き出しそうな顔を向ける。

その瞬間、食虫植物に捕えられたハエのように保護欲をがっつり掴まれて、
俺はすぐさま両手を広げた。

「ごめんっ、ひなたちゃん! さあっ、キスだ!」
「おー、おにーちゃん!」

お湯をかき分けながら胸に飛び込んできたひなたちゃんをしっかり抱きしめ、ちゅーーーっと唇を重ねた。
すぐさま舌を差し入れ、精液で汚してしまった小さなお口を縦横無尽に舐めまくる!

「れろっ、れろっ、れろっ、じゅるっじゅるっじゅるっ!」
「んー、ちゅっ、ちゅっ。れおっ、れおっ、れおっ!」

ひなたちゃんを苦しめた己の罪の証をすすがんべく、
ザラザラの舌や口内の粘膜はもとより、ちっちゃな歯の隙間や歯茎の裏に至るまで、
舌の届くありとあらゆる箇所を舐め尽くした。

もちろん口に溜まったひなたちゃんの唾液は俺がすべて飲み干す!

645名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 06:53:47.08 ID:5goryAxt
支援
6465投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:54:24.56 ID:BwBQ29D/
「ちゅっ、れろっ、じゅるるるるーーーーーーーー!!!!
 ……どう? ひなたちゃん。もう苦しくない?」

念入りにひなたちゃんのお口の中を掃除してから唇を離して聞くが、ひなたちゃんは渋面のまま、ふるふると首を振った。

「おー。まだー」

ダメか。やはり舌が届かない場所は掃除できていないんだ。
俺は再びひなたちゃんの唇に吸い付くと、今度は俺の唾液をひなたちゃんに飲ませ、
お口の中でくちゅくちゅしてもらってから、それを啜りあげるという荒業にでた。

客観的に見れば気持ち悪いと思うかもしれないが、ひなたちゃんを苦しめたという罪の意識と脳髄が痺れるような甘い唾液に、
俺は夢中になってひなたちゃんに唾液を送り、混ぜて、そして啜った。

「じゅるっ、じゅるっ、じゅるるるるーーーーーーーーっ!
 ぷはっ。どーお。ひなたちゃん。苦いのなくなった?」
「うーん。もーちょっとー」

くそっ、まだか。
ならばと俺はひなたちゃんと深く深く唇を重ね合わせ、一緒に唾液をくちゅくちゅさせながら、
さらに自分の舌でべろんべろんにひなたちゃんの口内を舐めまくる。
まるでもう口の中が異次元に繋がってしまったかのような感覚だ。

「ちゅっ、ちゅっ、じゅるるっ、じゅるるっ、れろっ、じゅるるるるるるるるるるーーーーーーーーーー!!!
 ろ、ろうかな? もうらいじょうぶだよね」

舌絡めすぎて、呂律が回らなくなってしまった。
さすがに色よい返事がもらえると思っていたのだが……。

「おー、おにーちゃん。もっとちゅーして」

ほっぺたをほんのり赤くしたひなたちゃんが、甘えるようにおねだりをしてきた。
なんと。まだでございますか。
もーしょーがないなー、ひなたちゃんは。

俺はひなたちゃんをぎゅっと抱き上げて、
体を密着させたディープなチューをする。

「んっ、ちゅうっ、ちゅう」

ひなたちゃんのおっぱいがぷにんと胸板で押し潰されてとても気持ちがいい。
さらに片手でお尻をむんずと掴んで、そのプリンプリンな感触を存分に堪能する。

「あむっ、じゅるっ、じゅるっ、ひなたちゃん、ひなたちゃん!」
「おーっ、ちゅっ、ちゅうっ、れおっ、おにーちゃん、おにーちゃん!」

ああっ、最高だ!
ひなたちゃんの体はおっぱいもお尻もプリンプリンで、とてつもなく気持ちいい!
おかげてたった今出したばかりだというのに、俺のイチモツは完全に力を取り戻し、
フリフリと揺れるひなたちゃんのお尻の直下で、グングンと伸びていった。

俺達は激しく唇を重ね合わせながら、やがて獣のように体をひとつに――


6475投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:55:31.17 ID:BwBQ29D/



――ざぶん!

沈められました。
ひなたちゃんと一緒に。

「ブクブクブク――ぷはあっ、だ、誰だ!? ひどいじゃないか!」
「ぶくぶくぶくー」

俺だけならまだしもひなたちゃんまでっ、と憤りながら水中から顔をあげると……。

「はーせーがーわーさーん」

全身を怒らせた紗季が、すっぽんぽんのまんま仁王立ちしていましたとさ。

腰に手を当てふんぬっと胸を張った姿は、まるで夜叉のようだった。
ツンツンに尖った乳首が角に見える。

たっぷり可愛がってあげたアソコはちょっとだけ愛液がついているようにも見えるんだけど
……とてもそんなことを指摘できるような状況ではない。

「……えーと紗季。とりあえずその姿で仁王立ちは、色々見えちゃうからやめたほうがいいと思うぞ」
「ご心配なく。先程どなたかに散々舐められたり、指入れられたりした後ですから。
 人にあんな恥ずかしい思いをさせておいて、すぐさま他の子とエッチなことをするとはどういう了見ですかね」

『氷の絶対女王政』という二つ名はどこへいったのか、メラメラと炎をが見えるほど怒りのオーラを発する紗季は、とっても怖かった。

「い、いやだって、ひなたちゃんのお口に出しちゃったら、その……お掃除を……」
「ひなも! 苦いのなんかとっくに無くなっているのにキス続けたりして!」
「おー、ばれてた? ごめんなさい」

ぺこりと頭を下げるひなたちゃん。
このちょーかわいい謝罪ならば許してくれるだろうけど、
俺が頭下げた程度じゃ……駄目だろうな……。

「長谷川さん、私、言いましたよね、男らしくしないと沈めますよって」
「う、うん」
「まったく。せっかくカッコイイって思ったのに、すぐにひなとベタベタするんだから……」
「……て、あれ? あの、紗季、……怒っているのって、そのことなの?」

てっきり襲い掛かろうとしたことを怒っているんだとばかり思っていたのだが。

「もちろん、私の中に挿れようとしたことだって怒ってますよ。すごく恐かったんですから!」

きっと俺を睨みつける紗季。
当然だ。俺のしたことは許されることではない。


6485投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:56:45.94 ID:BwBQ29D/


「でもあれは……最初に思わせぶりなことを言ったのは私ですし、
 正直……予想外でした。自分が考えていたよりも、ずっと凄くて……
 長谷川さんがやめてくれて、ほっとした……という部分もあります。
 だから自分の考えが甘かったと反省してます」

顔を俯かせて、ぽつぽつと確認するように話す。
……よかった。やっぱり紗季は頭の良い子だ。俺の意図するところを正確に理解してくれたらしい。

「でもだからって、嘘をついて騙すのは酷いと思いますが」

――と思ったら、ジト目で睨まれた。

「私がやめてって言っても長谷川さん聞いてくれなくて、セックスするとか、
 中で出すとか言われて、覆いかぶさってきて……すごくショックでした」

紗季の悲しそうな表情を見て、胸がズキリと痛む。
俺は自分が逃れる芝居のために、この小さな女の子の胸を深く傷付けてしまったのだ。

「紗季、すまない、あの……」
「すばるーーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
「どわっ!?」

俺が謝罪しようとしたところ、いきなり真帆が背中に乗っかってきて、ぎゅーーーと首を締める!

「すばるんっ、サキにひどいことしたら許さないっていったろ!
 さっきのすばるんちょー恐かったっ! そんでウソもついた!
 いってることよくわかんないけど、とにかくもーセーサイ発動だーーー!!!」
「ぐぎぎぎぎ。ぎぶっ、真帆、はなして、くるしっ」
「おー、さきも、まほも、おにーちゃんいじめちゃだめー」
「ま、真帆ちゃん、落ち着いて。お風呂の中で暴れたら危ないよう」

小さな腕がチョークにモロに入ってマジ苦しいっ。
背中にコリコリと固いものが当たっているが、そんなことを気にする余裕すらない。

「真帆っ、駄目だよ。昴さん、ほんとに溺れちゃうよ!」
「ぜー、ぜー、ぜー」

智花と愛莉が二人がかりで真帆を引きはがしてくれたおかげで、どうにか命拾いをすることができた。

「だってもっかんっ、すばるんサキを泣かせたんだよ!」
「昴さんは悪くないよっ。だって、え、えっちなことを教えてほしいってお願いしたのは、
 私たちなんだから。昴さんが嫌がるのを、無理にお願いして。
 それなのに、本当にえっちなことをしようとしたら怒るなんて……それは、わがままだよ」
「うー、そりゃそーかもしんないけどさー」
「真帆、バスケだって同じでしょ? 昴さんにお願いしてコーチしていただいて、
 ちょっと練習が辛かったり、嫌なことがあって、もうやめるって怒りだしたら上手くならいでしょ。
 みんなで乗り越えて、その先に楽しいことがあるんだから」
「……ふーん。じゃーさ、エッチも嫌がらずに続けていけば楽しくなるの?」
「うん。たぶんそうだと思うよ」
「そっか。さすがもっかん、バスケだけじゃなくってエッチなこともよく知ってるんだな!」
「ふぇっ!? そ、そんな、私、え、エッチなんかじゃないよう!」

智花……庇ってくれるのは大変ありがたいのだが……バスケを例えに出されるとちょっと複雑。

6495投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 06:59:59.89 ID:BwBQ29D/


「紗季……」

とはいえまずは紗季に謝罪することが先決だ。
俺はもう一度紗季の頬に手をやり、両手で包み込む。
触れる瞬間にビクンと紗季の体が震えたことが、ますます俺を責め立てた。

「……ごめん。紗季を恐がらせてしまったことは、本当に申し訳ないと思っている。
 ……でも、全部が嘘ってわけじゃないんだ。男が性欲を我慢できないっていうのは本当だし、
 俺も限界近かったから、いつ襲い掛かってもおかしくない状況だった。どうしてもそれは回避したかったんだ」
「え……小学生とセックスするほど非常識じゃないって、おっしゃりませんでした?」
「そうさ。でも紗季といると、俺はおかしくなってしまう。紗季があんまりにも可愛いから、
 エッチなことをしていたら、どんどんエスカレートしていってしまうんだ」
「か、かわいい……て、それは真帆とかひなとかに当てはまる言葉で、私は別に……」

目を反らそうとする紗季の顔を自分の方に向けさせ、俺は自分の正直な気持ちを伝えることにした。
覚悟していたこととはいえ、この子たち――特に紗季を傷付けたことは予想以上に俺の心をえぐった。
脱出にも失敗した今、少しでも彼女の傷を癒すことがせめてもの贖罪だ。

「紗季はとてもかわいいよ。可愛くて、優しくて、しっかりしていて、俺の大好きな女の子だ」
「ええっ!?」

紗季は素っ頓狂な声をあげる。

「は、長谷川さんは……私が、好きなんですか?」
「もちろん……て、初めてキスした時ちゃんと言ったよね? 紗季のこと大好きだって」

なにを今更と思っていると、紗季は目を伏せ、ポツリポツリと呟くように言う。

「でもそれはみんなにだって言っていることですし、……それに男の人は女の子とエッチがしたいものだって長谷川さんがおっしゃったじゃないですか。
 だから、とりあえず一番やりやすそうな私から手を出したのかなって思って……」

おいおいおい、待ってくれ。
それはすごい誤解だぞ。

「紗季、君に酷いことをしたことは心から謝る。だけど、俺が紗季のことを好なのは本当だよ。じゃなきゃこんなことしないっ」
「そ、そうですか。……もしかしたら長谷川さんは、私ではなく……ただ小さな女の子が好きなだけなのかと思いまして……」

がああああああああああんっ!!!!!!!!!!

頭を『ロリコン』と書かれた木槌でぶん殴られたような衝撃だ!

……いや、確かに俺は彼女たちが好きで、彼女たちが小学生なのは認めよう。しかし、だがしかし!

「紗季っ、俺は小学生が好きなんじゃない! 好きなのは、あくまで君なのっ。『永塚紗季』という女の子が好きなの!」
「そ、そうですか、良かったです! では私が小学生だから好き……というわけではないのですね」
「当たり前だ、むしろ君が小学生だから俺は手を出すまいと、どんなに辛い思いをしてきたか……。
 もし紗季が小学生でなかったら、とっくの昔にセックスしているよ!」
「ええっ!?」

…………あれ、俺いま何を口走った?

「ほ、本当ですか?」
「……う、うんっ、ああ、もちろんだとも!」

多少語弊があるかもしれないが、たとえば同い年であればこんなに思い悩む必要もなかったわけだから、間違ってはいない……はずだ。

6505投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 07:02:23.40 ID:BwBQ29D/


「それじゃ……あの言葉も嘘じゃないんですね?」
「あの言葉?」
「さっき、愛撫してたとき、私のこと、あ、愛してるって、おっしゃってくれたことです」
「うん。当然だよ」
「と、とうぜんっ!?」

紗季は両手で頬を押さえて驚いたように声をあげる。
俺はそんな紗季を抱き寄せて、もう一度頭を撫でながら優しく囁いてあげた。

「俺は紗季のことを愛しているよ。じゃなきゃ、あんなことはしないさ。
 そりゃ女の子なら誰でもいいっていう男はいるけど、少なくとも俺は、
 自分が好きになった子にしかエッチなことはしようとは思わない」
「は、長谷川さんは……私のことが好き……私のことを……愛してる……」

信じられないといった感じで、目を見開き、俺の言葉を反芻する紗季。
……あれ? そんな衝撃的なことを言っただろうか?
俺は素直に自分の胸の内を述べただけなのだが……。

「おー、おにーちゃんっ、ひなは? ひなのことも愛してる?」
「ん? もちろんだとも。俺はひなたちゃんのことが大好きだよ。とっても愛してる」
「わーーーいっ! あのね、ひなもね、おにーちゃんのこと、愛してるよ。ひなとおにーちゃんはそーしそーあいだね」

ニコニコと抱きついてくるひなたちゃんの髪も撫でながら俺は応える。
――はっ、そういうことか。

「ゴメン紗季。確かに俺は紗季だけじゃなく皆のことも同じように愛している。それを責めるのは当然だ。
 でも俺にとっては君たち5人に順番を付けるとかは……どうしてもできないんだ。
 5人ともそれぞれいい所があるし……5人とも愛しているというのが正直な気持ちなんだ」
「……長谷川さんは私のことが大好き……長谷川さんは私のことを愛している……長谷川さんは私とセックスしたがっている……
 あっ、駄目です。だからってそんなこと。そんなっ、まだきてないのに無理ですっ。……でも、長谷川さんが望むなら――」
「……おーい、サキー、きーてんのー? みんな同じだってよー?」

ぶつぶつな何やら一心不乱に呟いている紗季に、真帆が呆れたように声をかけた。

「――わ、わかってるわよっ。……でも、お、同じなんですよね? 
 私たち5人、差はなく、同じレベルで好きなんですよね?」
「う、うん。そうだよ。やっぱり嫌かな?」

必死で迫る紗季の剣幕に押され、コクコクと頷く。

「いえ、それで十分です! ……同じってことは、これからの努力次第でどうにでもなるってことですもんねっ」

ようやく嬉しそうな笑顔をみせてくれる紗季。
最後になにか小さく言った気がしたのだが……なんだったんだろう?

6515投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 07:06:58.38 ID:BwBQ29D/


その時、くいくいっと腕が引っ張られた。
誰だろうと思ったら俯いた智花が俺の腕を掴んでいたのだ。

「ん? どうしたんだい、智花。あ、もちろん、俺は智花のことも大好きだよ」

安心するようになでなでと濡れた髪を撫でてあげるが、智花は俯いたまま何事かをぽそぽそと呟いていた。

「なんだい? 智花」
「……あの……約束を……守っていただけますでしょうか」
「約束?」

はて、智花との約束とは……なんだろう?
なにせ一緒に過ごす時間が一番長いのは智花なので、ちょっとした約束なんていくらでもしている。
えーと、どれのことかな。

「……私に、紗季にしたことと、同じことをしていただけるっていう、約束です……」
「……同じこと? ……あ――」

『……4人にしたこと、全部私にもして頂けないでしょうか。
 それなら、変な嫉妬もしないですむと思いますから……』

そうだ。智花が嫉妬しないように、俺は他の4人にしたことは全部智花にするって
約束してしまったのだ!

……てことは、俺は紗季にしたように、智花のアソコを、その……舐めたり、指入れてイカせなきゃいけないってこと?

そんな、まだ紗季は知識が余計なほど豊富で……オナニーもしているぽかったから
あんな大胆な行為ができたのであって、オナニーなんて言葉とは対極に位置する智花に、
アソコを舐めたり、指挿れたりなんてできるわけがない!

「…………」

――バッ!
――ササッ!

即座に入口を見て逃走経路を確認しようとしたが、まるでその動きを予期していたかのように、
智花が両手を広げてディフェンスにはいる。

「……智花、おっぱいとアソコが丸見えだよ」
「ふぇっ!?」

慌てて体を隠す智花の横をざばーーーっと上がって駆け抜けようとするが、
……時遅く、俺の体は既に紗季とひなたちゃんによってしっかりと掴まれていたのだった。

「長谷川さん、駄目ですよ。みんな同じくらい愛してるなら、同じことをしてあげないと」
「おー、おにーちゃん。ひなにも、さきにしたのと同じことして」

……ちくしょうっ。やっぱりあの時逃げとけば良かった!!!

6525投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 07:09:00.19 ID:BwBQ29D/


激しく後悔する中、恐る恐るかけられる声がひとつ。

「あの、長谷川さん……わ、わたしも……」
「なっ、まさか愛莉っ、君も紗季と同じことしてほしいっていうのか!?
 言っておくけど、そんなことしたら俺、絶対君を襲っちゃうよ?
 100%セックスまでなだれ込むよ!」
「はううううううっ、そ、そこまでではなくって、……あの、そろそろわたしも、長谷川さんと……」
「……俺と?」
「べ、べろちゅーくらいは……したいかな……って」
「…………」
「…………」

……ま、まだそんな段階だったっけ?
……なんだろう、すごく新鮮。

「よしっ、わかった愛莉っ、さあっ、さっそく――うわ!?」
「きゃああっ、こ、こっちを見ないでください!」

振り向こうとしたが、愛莉の裸体を拝みそうになって急いで向きを変えた。

えーと、まだ裸を見られるのは嫌なんだろうけど……ではどうやってべろちゅーをしろと?

愛莉の方は見ないように必死に正面を向いていると、すっと視界にひとつの影がはいってきた。

「……真帆」
「すばるんは、あたしたちのことが好きなの?」

いつもの明るい笑顔ではなく、真帆は真面目で、怒ったような表情で聞いてくる。

「うん。俺は真帆や紗季、智花、愛莉、ひなたちゃん、5人のことが好きだよ」
「じゃーなんで、サキにひどいことしようとしたの?」
「本当にひどいことをしてしまう前に、君たちに分かってほしかったんだ。
 でないと、俺は君たちを傷つけてしまうから」

ひとつひとつ、ゆっくりと発せられる真帆の質問に、俺は正直に答えていく。
真帆は真剣だ。だから俺も、偽ることなく己の心の内を話さなければならない。

「……すばるんは、あたしたちと『せっくす』がしたいの?」
「……………………小学生とセックスはしちゃいけない。犯罪だし、
 君たちの体も心も傷つけてしまう。……でも」
「……でも?」
「このままエッチなことを続けていったら……俺は……君たちとセックスしてしまうかもしれない。
 俺はそれが恐い。真帆たちを傷つけることは絶対したくないから。
 だから、こんなことはもうやめたいんだ」
「セックスしてしまうかもしれないって……それはすばるんがセックスしたいってことじゃないの? 違うの?」

クリクリと大きな瞳が俺を捕らえて離さない。
この子の前で嘘やごまかしは禁物だ。何事にもまっすぐな真帆に、俺はどう応えればいい?

考えるんだ。自分の正直な気持ちを。自分の思いのままを、こちらも真帆にぶつけるんだ!

6535投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 07:12:19.87 ID:BwBQ29D/


「――ああ、そうだ。俺は君たちが好きだ。すごく愛おしい。抱きしめて、キスして、――セックスがしたい。
俺はそれが、愛を確かめ合う最終形態だと知ってしまっているから。
でもそれは絶対にできないっ。だからセックスはしない」

その事実を認めることは非常に苦しいものであったが、俺は遂に認めてしまった。
そうだ。俺はもう、この子たちとセックスがしたいんだ。だから必死にそれを防ごうとしているんだ。

「じゃーすばるんは、ホントはセックスしたいけど、あたしたちのために我慢してるの?」
「我慢というか……そもそもしちゃいけないことなんだけど……うん。そういうことになる」

真帆は俺の目をじっと見つめる。
俺も目をそらさずじっと見つめる。
そうして真帆は――むふうっと満足そうに笑った。

「へへへっ、じゃーしょーがないなっ。すばるんっ、許してやんよっ!」
「え、い、いいのかい、真帆?」
「うんっ。すばるんがあたしたちのこと、大切に思ってくれていること、わかったから」
「……ありがとう。真帆」
「うーん、でもさー、ホントにココに入れんの? 入んないと思うけどなー」

真帆がぐいっと自分の秘裂を広げる。白い肌の間から、ピンク色のお肉がのぞいて――うぉいっ、だからそれがマズイんだって!

「ま、真帆ちゃん、たぶんそういうのが、長谷川さん、お嫌なんだと思うよ」
「え? そーなの?」
「そうっ、愛莉。その通り――ぐはっ!?」
「え? は、長谷川さん、どうしたんですか!?」
「あ、愛莉、胸、胸」
「……きゃああああ!!!!!」

――駄目だっ。やはりここにいたら命がいくつあっても足らない!

「と、とにかくっ。わかってくれたんだよね。ならもうこれでおしまい! あとは各自自習ってことで……」
「わかりました!!!」

突如あがった大きな声に、俺たちは驚きながらもその発信源を見た。

「……えっと紗季、もちろん君ならわかっているだろうから、そんな大きな声出さなくても……」
「つまり挿れなければいいんですよね」
「は?」

ふふんっ……と得意げな紗季の表情に、俺はとてつもなく嫌な予感がした。

6545投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 07:14:05.01 ID:BwBQ29D/


「挿入はせずに、長谷川さんがセックスしたのと同じくらい満足できればいいんです」
「……いや、でもそんな興奮した状態だと、理性がきかなくなって襲いかかっちゃうから駄目だと……」
「心配ご無用ですっ。私にいい案があります」

うん。絶対ろくでもないことになる。
俺は三度目の正直とばかりに脱出を試みるが、腰にはひなたちゃん、腕には紗季、さらに智花までがっちりと抱きついたままで失敗に終わった。

「トモとひなは私と同じことを長谷川さんにしてほしい……と」
「う、うん」
「おー。おにーちゃんにぺろぺろくちゅくちゅしてもらうの」

え、そこ、決定事項ですか?

「そして愛莉はベロチューをしたい……と。だけどいいかげん裸くらい見せられないと、
どんどん置いていかれちゃうわよ」
「ええっ!? そんな、そ、そこまでは……まだ……はう」
「しょうがないわね……まあ、その対策もちゃんと考えてあるわ。
 真帆はどうするの? 長谷川さんのこと、許してあげたなら、触らせてあげるの?」
「うーん、まだダメ。だって理由はどーあれサキを泣かせたのはジジツだもん。やっぱりすばるんにはー、オシオキが必要だよねー?」
「え!? ちょっと真帆っ、それはないだろっ!」
「ふふ、そうよね。オシオキは……必要よね」

薄笑いをする紗季。だめだ、嫌な予感があたった!

「じゃあみんな、私の指示通りにしてね」
「紗季、ごめんっ、俺が悪かった。だから、見逃して!」
「だーめです。ふふ、ご心配せずとも、長谷川さんを極楽に連れて行ってあげるだけですから」
「死ぬのっ、俺、死んじゃうの?」
「……ある意味。さあ、長谷川さん、覚悟してくださいね」
「いーーーーーやーーーーーー」

こうして俺は、めでたく小学生に襲われる側になったのであった。
655ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/08(土) 07:20:54.32 ID:BwBQ29D/
終了です。

……書くのが遅くて申し訳ないです。
他にも書きたいネタはあるんですが、
手が回らないです。
656名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 07:32:00.31 ID:/TMjE3fV
>>655
一番槍GJ!!
すばるんの攻勢はここまでかと思うと感慨深いな

ご自身のペースで続けてさえくれればありがたいです
657名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 07:41:06.02 ID:NrfxyKUv
とりあえずGJ
やはり昴は攻めるより、攻められるほうが似合っている
658名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 08:44:06.90 ID:Fj2MBuGT
>>655
GJ!
なるほど、やっぱりすばるんは押し倒すよりこっちの方が
それっぽいな

ゆっくり気長に期待してまってます!
659名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 08:46:24.22 ID:g3RkN9OR
もう駄目だー!
すばるんじゃなくてこの小学生小悪魔どもがもう駄目だー!!
660名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 09:17:43.08 ID:uGyEamRv
>>655
朝からなんてものを投下してるれるんですかー!
ようやく極楽編のタイトルが活きてくるのでしょうか?既に極楽な気がしますけど
今回もGJでした
661名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 10:22:09.19 ID:aCsf+mu2
>手が回らないです。
やはり二期をやるためにはもう少し本編を書かなきゃ出せませんからねえ…w
662名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 10:58:17.14 ID:N46/UgUI
>>655
ぐふさんGJです
すばるんはこの先生き残れるのか
663名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 11:33:15.43 ID:iUUlTlrX
>>655
最高です
やはり一期edの個別√は間違っていなかったというわけですなw
664名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 13:49:42.69 ID:AQKhv+0y
さっき本屋寄ってはじめて気づいたんだが
今日って新刊発売日だったのね。
665名無しさん@ビンキー:2011/10/08(土) 16:01:19.77 ID:BzuA626j
>>664
10日じゃないの?
666名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 16:05:20.72 ID:DiIsE6ez
>>665
もともと2−3日ぐらいのフライングは黙認
10日がお休み

なので早い所だと昨日ぐらいから販売中
667名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 16:09:04.50 ID:AQKhv+0y
本屋行ったらでかでかと置いてあったから
てっきり今日発売かと思ってたけどそういや確かに10日は休みだったなw
668名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 16:15:25.56 ID:vVzDkBiV
>>655
相変わらずGJすぎます! 
執筆は我々としても嬉しいですけどお体に気をつけてお過ごしくださいませ

>>664
電撃文庫は前はフライングに寛容だったけど、今年度から厳しくなったからな〜
でも、今月は10日が祭日である為か、流通関連の問題で従来のフライングが発生しているみたいだしねwww

669名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 17:09:10.33 ID:xh7M4jwC
>>655
GJ!
ス○タクルー?
楽しみにしてます!

まほひつじの人のも楽しみだぜ!
新刊でも完全にフラグ立ったことだしそろそろ!
670名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 18:24:43.03 ID:nJQQgiMy
そろそろ次は「すばるん鬼畜編」で。
671名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 18:48:20.40 ID:DiIsE6ez
>>670
まずは「すばるん暴走編」ぐらいがいいな
みんなの初めてなんだし
672名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 19:34:42.43 ID:/QgUqmbp
>>655
GJ。
すばるん逃ゲテ、超ニゲテ-!
673名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 20:43:59.76 ID:62IoEHMH
おお、もう新刊の時期か
明日買いにいこう

葵と旅行に行ったんだよなぁ
誰か書いてはくれまいか
供給が絶対的に不足している・・・
674名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 21:22:59.66 ID:JTaKm/SH
>>673
ちょっと貴方が書きなさいよ!
けど供給不足なのはそのとおりだわ。
675名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 23:31:27.49 ID:IwRHCZXI
投下します。
>>545のデートの続きです。

昴×愛莉のエロです。
676愛莉と昴のデートアフター:2011/10/08(土) 23:34:13.09 ID:IwRHCZXI
「今日は楽しかったですね。長谷川さん」
 水族館からの帰り際、愛莉が楽しそうな表情を浮かべながら語りかけてくる。
愛莉には世話になりっぱなしだなー。とか、万里は元気かなー。とか、何ともないことを話しながら二人並んで歩いていた。
 ふと、智花と一緒に居るときを思い出す。智花も一緒に居るときは可愛いなー、と感じるが、愛莉とのそれはまた違った可愛さだ。
 何というか。同い年の女の子と話している錯覚に捕らわれるのだ。身長のせいかもしれないが。
智花はどうしても小学生という目で見てしまう。いや、愛莉も小学生だけど・・・・・・そのギャップというか・・・・・・
「長谷川さん、私はこっちなんで・・・・・・今日はありがとうございました」
 そんな事を考えていると、ちょうど交差点に差し掛かっていた。右に曲がれば愛莉の家のある方向だ。
「あ、ああ。また、練習でな・・・・・・」
 お辞儀をして、離れていく愛莉。その後ろ姿を寂しそうに眺める。
 俺は胸に少し鈍い痛みを感じた。なんだろう・・・凄く・・・愛莉のことが・・・・・・
「愛莉!」
 名前を叫んだ時には愛莉に向かって走り出していた。呼び止められた本人は驚いた様子で振り返る。
「よかったら・・・・・・俺の部屋に来ないか?その・・・バスケのDVDとかあるし・・・・・・」
 ・・・・・・いや。何を言ってるんだ俺は。いくら愛莉に離れて欲しくないと言っても、いきなり、部屋に来ないかはマズイだろう
・・・どう考えても。
「ご、ごめん。変な事言って。嫌だよね・・・」
 愛莉の事だから怖がっているに違いない。いきなり男の部屋に上がるなんて、凄く勇気の要る事だ。
「いいです・・・よっ」
「えっ!?」
 恥ずかしそうにうつむいたまま、答えた。え・・・・・・・・聞き間違いか?と一瞬思ったが、はっきりと唇はそう告げていた。
「ほ、本当に?でもお家の人が心配するんじゃ・・・」
「お、お家の人には連絡しておきます。友達の家に行くって・・・えへへ、嘘、ついちゃいますね。私」
 ペロッと舌を出しながら笑う。うん、可愛いな。こんな一面を見られるなんて、万里に対して少し優越感を感じた。
「じゃあ、行こうか。ちょっと歩くけど、大丈夫?」
「はいっ!毎日鍛えているんで、大丈夫ですよっ!」
 元気よく答えるのを確認すると、俺は安堵しながら、自宅へ道を二人並んで歩いていった。

ん、そういや、なんか俺の家で先約があったような・・・まぁ、いいか。
677愛莉と昴のデートアフター:2011/10/08(土) 23:36:13.58 ID:IwRHCZXI
「了解。今すぐ3人分作るわね」
 母さんに愛莉が来た旨を伝えると刹那に許諾をもらえた。
まぁ、断られる事はあり得ないと思っていたが、この順応性の高さには毎度、頭が下がる。
「ありがとうございます。あの・・・私も何かお手伝い出来る事は・・・・・・」
「いいのよー、愛莉ちゃん。お客さんにそんな負担をかけるようなマネはできないしねぇ」
「あ、ありがとうございますっ!」
 再度、頭を下げる愛莉。本当に律儀な女の子だ。こういうところは智花に似ているなー。
母さんにとって一人前余分に作る事は朝飯前なので、そういう心配は無用なのに。
「じゃあ、俺の部屋でDVD、見ようか」
「はいっ!」
 二階続く階段を上り、俺の部屋のドアを開けると、ふと、あることに気がついた。
「そういえば・・・・・・散らかったままだった・・・愛莉。悪いけど、ちょっと待っててくれないか?すぐ、かたづけるからさ」
「はい。いくらでも待ってますよっ」
 愛莉の厚意をありがたく頂戴すると、俺は早速部屋の掃除を開始した。まず、ベッドだ。
体操服やら、バスケットボールやらが散乱していて、とても女の子に見せられるような状態ではない。
 手際よく片付け、机の上、床。そして本棚の間に隠してあるDVDを奥に押し込み、完了した。
特にDVDはマジで見られるとヤバイ。小学生のDVDを小学生に見つけるなんて、ギャグにもならない。
「愛莉、お待たせ。終わったよ」
 ドアを開き、愛莉を招き入れる。ちょっと緊張しているのかな。頬がほんのり赤く染まっている。
「えへへ・・・・・・男の人の部屋に入るの、初めてなので緊張します」
「そうなの?万里の部屋には入ったことないの?」
「はい。お兄ちゃんの部屋・・・なんだか汗臭そうで・・・・・・あっ!私がこんな事いっていた事、お兄ちゃんには内緒ですよ」
 急いで訂正する。思いっきり汗臭いって言われていたぞ・・・万里。まるで思春期の娘が親父に抱く感情のようだな。哀れ。
「とりあえず、今DVD出すからベッドの上にでも座って待ってて」
 ちょこん、と申し訳なさそうに座る愛莉。・・・・・・・うん。恥じらいがあっていいな。
本当に、智花と違って大人の色香が感じられるのは愛莉だけだ。
 って、いかんいかん。小学生だぞ。小学生。手を出してはいけない一線というものがある。
「確か・・・・・・これだったかな。DVD」
 机から取り出したDVDケースは、確かに目的の画像が印刷されたものだった。間違いない。
678愛莉と昴のデートアフター:2011/10/08(土) 23:38:20.78 ID:IwRHCZXI
 DVDを取り出すと、プレイヤーに挿入した。モーターの無機質な音が鳴り、再生が開始される・・・
・・・と思ったがロードに時間がかかるんだよな。このプレイヤー。
「ちょっと、飲み物とってくるね。先に見ていていいよ」
 そう言い残すと一階へと下り、冷蔵庫から麦茶を取り出した。リクエストを聞くのを忘れたけど、まぁ、無難な選択だし、大丈夫だろ。
「あら、飲み物なら持って行ったのに」
「いいよ。母さんは料理に専念しておいてくれて」
 母さんが料理を作っているのに手を煩わせる訳にはいかない。今日の料理は愛莉と3人で食べる、初めての料理だからな。腕を奮ってもらわなくては。
 二階へ続く階段を半分まで上がった時、ふと変な声が聞こえるのに気がつく。ヤケに元気な・・・・・・女の子?まさか。いや、そんなことは・・・・・・
 一抹の不安を胸に、俺は部屋の前へと近づく。そしてそれは徐々に確信に変わっていった。

ガチャ
 ドアを開くと・・・・・・そこには、あられもない格好をした小学生の映像が映し出されたテレビと、そして、ソレを見て目を丸くした愛莉の姿があった。
 時が、止まったように感じた。俺は後悔や不安など置き去ったかのような表情で、愛莉を見た。もう、全てが終わったかに思えた。
「愛莉・・・」
 話しかけようにも、かける言葉が見つからない。どうしようか迷っていると、愛莉が俺の方を向き、
「長谷川さん・・・・・・は、小さい女の子が好きなんですね・・・・・・やっぱり、小さいのが・・・」
 呟きとも取れる、蚊の鳴くような声で俺に言った。
「愛莉、俺は・・・・・・確かに小学生が好きだ。大好きだ。最高だと思っている。でも、決して小さい女の子が好きな訳じゃない」
 弁明とも取れる言い訳だなと、自分でも思う。ましてや小学生のDVDを見ている男なんて信用も信頼もあったものじゃない。
それでも言わなくてはならない事が、俺にはある。
「俺は・・・・・・愛莉が好きだ。愛莉の身長も表情も。全部好きなんだ。小さい小学生じゃない。その体に秘めた可能性の方がずっと魅力的なんだ!」
 真剣な表情で、愛莉を見つめ、溜めた言葉を吐き出す。
「長谷川・・・・・・さん。はい。私も・・・・・・長谷川さんの事が、好き・・・・・・・・・・です」
 まっすぐ、純粋な瞳で見つめ合う。もう、俺には愛莉しか見えていないのだ。DVDの事なんて・・・・・・今はどうでもいい。
「でも、智花ちゃんが・・・なんて言うか・・・」
「智花は関係ない。智花は・・・・・・妹みたいなものだよ」
 そう、智花は恋愛対象ではない。ハッキリ言うと、妹だ。かわいいとは思うが、そこまでである。
 俺は思い浮かんだ智花の姿をかき消すと、目の前の愛莉に・・・・・・
「好きだよ。愛莉」
 軽く唇を重ねる。一方的だと思ったけど、愛莉は抵抗はしなかった。なすがままにされている。
「長谷川・・・・・・・さん」
 小さくつぶやく愛莉が愛おしくて、抱きしめる。愛莉の豊満な二つのバストが俺の胸に当たった。
679愛莉と昴のデートアフター:2011/10/08(土) 23:41:33.21 ID:IwRHCZXI
 そのまま、ベッドに寝かせた。横になってもその破壊力は衰えない。
俺はゴクリと喉を鳴らすと、ワンピースのボタンをゆっくりと外し始める。
「恥ずかしい・・・・・・ですよぅ」
 両手で顔を覆う。その隙間から伺える愛莉の表情は本当に・・・なんというか。オンナだ。
「でも・・・長谷川さんなら・・・・・・いいです・・・好き、ですから」
「愛莉」
 もう一度、名を呼ぶ。そして、ボタンを全て外すと、そこには布きれだけで覆われた愛莉の素肌が露わになる。
ブラは・・・・・・まだスポーツブラのようだ。いかにも小学生らしい。けれども、そのギャップが俺を興奮させたのは間違いない。
 下に目をやる。白い、純白のパンティがそこにはあった。
今度はブラと違い、大人っぽい下着だ。恐らく、真帆か紗季あたりに選んで貰ったのだろう。愛莉の性格から言って、一人でこれを買う場面を想像できない。
「すごく・・・綺麗だよ。愛莉」
 俺は最後に残された二つの布をゆっくり外すと、生まれたままの愛莉の姿がそこに現れた。綺麗で、繊細な柔肌に触れる。
「あっ・・・・・・」
 微かに愛莉が反応した・・・・・・ように感じた。太ももに触っただけだが、マシュマロのような柔らかさだ。何というか・・・
小学生だからこその健康的な肌というか・・・葵には絶対マネできないだろうな。うん。
「愛莉・・・・・・俺は今から愛莉の事を好きにしちゃうけど・・・いいかい?」
 なるべく紳士的に話しかける。愛莉を怖がらせるわけにはいかないからな。
「はい・・・・・・・私の事、好きにしてください。長谷川さんでいっぱいにして・・・ください。コーチでもなく・・・恋人として。えへへ。恥ずかしいですね。面と向かって言うと」
「はは。そうだな。でも、言って良かったと思ってる。思いを伝えられて。ホント、良かった」
 そう言うと、早速、俺は豊満なバストをいただく事にする。両手で触れる。
「おおっ」
「はうっ」
 俺が感動を言葉に出すのと同じく、愛莉も声をだす。普段とは違う声だった・・・色っぽい。
滅多に味わうことの出来ないであろう、二つの塊を手のひらで回すように撫でる。
「んっ・・・はぁう、えうっ・・・」
 愛莉の喘ぎ声が徐々に大きくなっていく・・・・・・・そして、遂に、そのメインディナーを頂く時が来た。
何ヶ月夢見ただろう。この双丘を食す日を。
 リンゴをかじるように口先をつける。
「ふえっ・・・・・・はぁ、はぁう。昴さんっ・・・なんかヘン・・・ですっ!カラダがヘンになってますっ・・・・・・ふぁっ!」
「愛莉っ・・・美味しいよ。愛莉の果実。本当においしい・・・・・・熟した果実ほど美味しいものはないと再認識させられたよ」
 ・・・・いかん。思っている事を口に出してしまったではないか。小学生×巨乳がこんなにも俺を魔物にさせるとは・・・おそるべし。
 もはや、最初の頃にあった、ひなたちゃんマジ天使、という感情、
智花は最高のパートナー、という宣言など、どこ吹く風、目の前の愛莉に夢中である。
「愛莉・・・・・・あんまり声、大きくすると、母さんに聞こえちゃうよ。そうなったら、もうウチには来られなくなるなぁ・・・」
「そんなっ・・・嫌、です。長谷川さんに会いに行けないなんて・・・イヤです」
 ちょっとイジワルをしてみても可愛い反応をしてくれる。愛莉こそが俺の天使だ。

「ふゎ・・・あっ、あっ・・・」
 執拗に胸を揉んでいると、声が徐々に大きくなっていく。本当に気持ちいいんだな・・・愛莉。俺、もう・・・そろそろ・・・・・・
「愛莉、声が大きいと・・・」
「声がなんですって」

・・・・・・えっ
後ろを振り返ると、いつもの笑顔をたたえた、
「葵・・・」
 葵が、鬼のような後光を放ち、立っていた・・・・・・
 そうか・・・約束って、葵とDVD見る約束だった。

 俺がその瞬間、死を覚悟したのは言うまでもない。
680名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 23:43:33.71 ID:IwRHCZXI
以上です。

この後、昴×愛莉×葵の3Pが繰り広げられた・・・のか。
681名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 23:59:08.80 ID:DiIsE6ez
GJ!
愛莉は可愛いなぁ〜
しっかしすばるんはなんちゅうDVDを持っているのだか、これがまほまほの言ってたお宝なのか?
682名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 01:22:47.50 ID:J5Gbc5cx
>>680
乙です
すばるん、児○に手を出していたのか…
683名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 05:55:15.69 ID:q9xuJyXA
>>655
ひなちゃんのフェラー ヤッホホイ
684名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 06:50:28.51 ID:A3oIGF8y
2作者GJ!
同時にふたつの作品を見られるとは、まったく小学生は最高だな
685名無しさん@ビンキー:2011/10/09(日) 07:52:17.69 ID:u9DdlJ4s
智花さん大丈夫かなぁ
686名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 12:38:49.65 ID:vvfeiUti
智花「愛莉・・・ちょっと屋上いこうか。天気もいいことだし。ふふ」
687名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 13:05:28.14 ID:nJv/nlo1
Nice boat.
688名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 14:03:43.16 ID:e0DRlJvg
>>680
GJ。
その後すばるんほったらかしで(二人に搾り取られた)、
葵と愛莉の禁断の世界が・・・ふぅ。
689名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 17:11:50.96 ID:BW2n26lA
智花さんはなんで気づいたんだ?
まさか盗聴?
690名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 17:29:38.31 ID:w/Y77Sn6
盗撮はしてないって言ってた(意味深
691名無しさん@ビンキー:2011/10/09(日) 17:51:43.27 ID:u9DdlJ4s
>>690
まさか盗撮?
692名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 19:41:24.06 ID:TkOn4coL
純愛で激甘
陵辱で殺伐
エロなし(薄い)で真剣

いまの需要はどれが高いのだろう
693 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/10/09(日) 20:04:51.08 ID:3zu8UPVd
激甘が1番高いとは思うけど、エロなしエロ薄の需要も根強いとは思う。
694名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 21:10:16.41 ID:QCwpmB5O
>>692
純愛でエロくて激甘ですね
695名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 22:42:36.66 ID:TkOn4coL
純愛でエロくて甘くて、でもエロくない真剣な部分もあってか……
需要は把握した……難しいなおいw
696名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:16:20.89 ID:H5XmvZfl
媚薬「早く勃っきくなりたいな!」を飲んでしまった昴が
次々と部員を陵辱していくような話でも、私は一向に構わん!
697名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:30:37.73 ID:TkOn4coL
このスレ的にオリジナルキャラってどうなんだろう?
698名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:37:15.99 ID:XhCAdV3v
>>696
『媚薬「早く勃っきくなりたいな!」』

この部分で盛大に噴いた
699名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:44:45.01 ID:wzTeR1lE
>>696
本気でそんな媚薬がありそうな気がしてきたwwwww
700名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:50:33.67 ID:wzTeR1lE
>>697
個人的な話になるけど、きちんと冒頭に説明があれば出しても問題はないかと思う。
だだし、絵が無いぶん詳しく、わかりやすく説明しなきゃならないし、
続き物にする可能性も考えると登場の都度「誰?」みたいな反応になる可能性もあるから
個人的にはあまりオススメはしない。
モブとして扱うのであればまた話が違ってくるが。
スレ汚しスマソ。
701名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 00:21:56.28 ID:vh4YqxOi
>>697
大会の相手とか、智花達か昴達のクラスメイトの1人みたいなのなら有りだと思うけど
そのキャラが智花達をやっちゃうみたいないとかのは合わないと思う。
702名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 00:26:31.68 ID:h+l0ztog
>>697
愛莉とかBBRとか出番待ちが多いのでそちらをお願いします
703名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 01:15:04.82 ID:EZZQ3CeO
保管庫の作品含めて最後までヤッちゃってる作品って少ないけど、
やっぱりそこらへんの描写はしちゃいかんのだろうか?
それとも身体の仕組みの問題?
704名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:36:02.26 ID:Md4tXpTA
>>693
完全エロ無しの妄想垂れ流してもいいの?
よしお兄さん頑張っちゃうぞー
705名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:43:46.47 ID:eOGSb3Hu
>703
文章だから描写NGって事はないんだろうけど、イレギュラーだから描写が難しいんじゃないかね。
小6位なら大抵物理的には受け入れ可能な筈、ってのは色々調べればわかる事だけど。
706名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:52:23.28 ID:PJe9VqfZ
>>703
昴には小学生よりわt、じゃなくて
同級生とか幼なじみの方がお似合いなのよ!
707名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 04:54:28.20 ID:f/9RnVTZ
いえ、そんなことありません
昴さんはバスケに熱心な教え子とくっつくのが自然だと思います!
708名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 06:37:47.61 ID:NL8imQ/+
おー、ひなお兄ちゃんとくっつくー
709名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 08:00:36.24 ID:vh4YqxOi
自重してる人がいるだけ
710名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 09:33:58.44 ID:w1eHqpHd
>>706-708
葵も智花もひなたも自重汁w

ってかここはおまいら12〜15・16歳のガキが来ていい板じゃねーぞw
711名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 09:43:31.72 ID:fC40RFO9
そのうちヤンデレ化しそうだな。
712名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 09:46:34.47 ID:h+l0ztog
>>711
智花さんは若干ヤバい。

すばるんちに入り浸っているせいかいろいろやらかしている模様。
713名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 11:21:45.27 ID:uD8odE/7
今日は昴さんのベットの下に盗聴器を仕掛けてきました。あとは・・・カメラだけですけど・・・
714名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 13:15:34.91 ID:3ui146iC
今日は親が出掛けているので昴さんの家でお留守番です。
今は昴さんの部屋にいます。何かお手伝い出来る事は・・・

昴さんの匂いがする///昴さんの温もりを感じる/// エヘヘ
715名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 13:48:28.63 ID:gTlPy5WQ
ここはなりきり板じゃないよ
716名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 13:52:32.92 ID:+XpoXDw0
>>703
実際に書こうとした身から言わせてもらうと、なんか書けないんだ、本番。
最初の方は書くつもりで話を進めて、エロシーンまでは運べる。
けどそこから本番を書こうとしても話の流れ的に却って違和感を覚えるというか、このままエロを終了させた方がしっくりくると思ってしまう。
俺も結局、本番までは書かずに完成としてしまったよ。
717名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 14:51:36.26 ID:7FWEa/br
まったくバレバレなのに。
特に葵さんは年甲斐もなく張り合うなんて。
真帆みたいに書かないがいいのに。
718名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 21:29:21.43 ID:AJBoJWye
>>695 でネタ浮かんだんだが
どうしてもオリキャラが数合わせに必要になるな……
719名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 21:55:06.37 ID:YI/XcMPV
>>718
ストーリー的に必要になるなら、オリキャラを出しても大抵の人は納得してくれると思う。
一番やっちゃいけないのは両極端な二つ。オリキャラがやたらめったら大活躍してるか、何の為に出したのか解らないくらい地味な存在になってるか。
720名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 22:17:04.85 ID:AJBoJWye
>>719
七巻のような話が大好きで、ああいった感じにしようと思うんだが
七芝高校をメインにした場合どうやっても面子が一人足りなくなるから
そこにオリジナルをと考えてたんだ
現行の考えだとすばるんや万里よりも遥かに格上になりそうだからもうちょっと考える
721名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 23:53:10.68 ID:h+l0ztog
>>720
一人で良いなら「元副部長」とか
バスケが上手くても問題ないし

ただもっかんとかヒロインに手を出しちゃダメだよ!
722名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 23:56:58.21 ID:AJBoJWye
元副部長はほとんど描写ないから、既存キャラのオリキャラ化になりそうで怖い
大体軸は出来たから今夜中に少し投稿したいところ
723名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 00:01:58.73 ID:elEE60tG
欝展開になるとおそらく大多数の人が魔女化してしまう(´・ω・`)

まあでもその前に智花さんに撲殺されr…あれ、こんな時間に誰だろう
724名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 00:04:25.56 ID:A+Bp2Xja
けれど、泣いてるもっかんは最高に可愛い
725名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 00:05:46.19 ID:UMHUJCIq
>>724
そこは是非うれし泣きで!!
726名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 00:20:16.49 ID:8alIXkGP
必要なモブは凌辱担当と考えてる自分
727涙からの始まり:2011/10/11(火) 00:33:43.27 ID:2FWLcuR0
>>606の続きが出来たので投下。
エロシーン後半から。そして今回で一応この話は終わり。
728涙からの始まり:2011/10/11(火) 00:36:16.68 ID:2FWLcuR0
「うん。位置はこの辺で良いかな」
「なっななななっ……」
「どうした、真帆?」
 お互いの体勢も整えて、さあこれからというトコロで真帆がわなわな震えてる。
 いやまぁ、その原因なんて、まさしく今の状態に決まってるんだが。
「どうしたって、なんなんだよこのカッコはっ! すばるんにバッチぃトコ見られてるしそれに……あぅ」
「俺だってハズかしいんだぞ。真帆にこんなトコ見せるの」
 寝そべった俺の眼前には、真帆の大切なトコロ。俺の上に跨った真帆の眼前には、俺の大切なトコロ。
 要するに俺達は現在、所謂シックスナインの体勢になっているワケで。
「ってゆーかすばるんのチンチンデカ過ぎじゃん! ナツヒのとか小さかったのに!」
 ……待て。今とても聞き捨てならない発言が聞こえたんだが。
「……真帆、竹中のココ、見た事があるのか?」
 努めて平静を装って尋ねる。事によってはあいつとじっくり話し合う必要があるかもしれない。
「スッゲー昔にだけどさ。やっぱりオトナになるとでっかくなるのかな、女の子のオッパイみたいに」
 が、どうやら過去の事らしい。
 アブないアブない。発想が葵と同レベルだ。普通に考えて、そんなワケないじゃないか。
 ……とか言いつつ、今まさにあいつが危惧していたような事態になってるんだが。
「ははは、それもあるけど男のココはきっかけ一つで大きくなっちゃうんだよ」
「キッカケ? なに?」
 顔を真っ赤にしながらも振り向いて訊いてくる。多分、興味津々なんだろう。
「好きな女の子の、エッチな姿を見ると、こんな風になるんだよ」
「スキな……へへぇ〜っ」
 それを聞いた途端、真帆が頬を一気に緩ませる。
「つまりさ、ココがおっきくなってるってコトは……」
「ああ。真帆が好きだから、真帆のエッチなトコロを見て、こんなになってるんだ」
「……そっかぁ。へへ」
 こっちに向けていた顔を、元の位置に戻す。
 再び視線の先に、俺の膨張した息子が映っているはず。
「なんかコレ、カワイイ気がしてきたぞ。……ちゅっ」
「んっ……!」
 愛しさが込み上げてきて、それを表現する為の手段として、そうしたんだろう。
 けれど真帆の取ったキスという行為は、奇しくもこれからしようとしている事そのもので。
 俺はいきなり不意打ちを食らった形になり、呻き声をあげてしまう。
「へっ!? なっナニすばるんっ!?」
「いや、さっきの真帆と同じだよ。気持ち良くて、声が出ちゃっただけ」
「そなの?」
「ああ。そのまま、続けて。舌で舐めてくれたりしたら、もっと気持ち良くなるから」
「りょーかいっ! そんならいーっぱいキモチーくしてやっからな、すばるんっ!」
 元気よく返事をして、俺に言われたとおり舌を出して先端を舐め始める真帆。
 子どもの体温って大人より高いものだけど、口の中もそうなんだろうか。
 さっきの唇同士のキスの時も脳裏を過ぎった疑問が、再び顔を出す。
 すごく熱い舌に舐め回され、ただでさえいきり立っていたモノが、更に堅くなった気がした。
 それはそうと。俺もそろそろ、真帆にお返しをしないとな。
「……ぺろっ」
「ンンっ……!?」
 いきなりの刺激に、驚いてこっちを振り向く真帆。
「す、すばるんっ、まさかまたあたしのおマタなめた!?」
「そりゃ、その為にこの体勢になったんだから。れろっ」
「くぅんっ!」
 ニ、三度舐めるだけで真帆はガクガクと膝を震わせる。
「ほら、気持ち良くても舌を休めちゃダメだぞ。舐め合いっこの最中なんだから」
「そんなのムリぃ……ひやんっ!」
 ひたすら翻弄されてる真帆。う〜ん……これはさすがにキビしいだろうか。
 そう思い、弱冠舌を出すペースを緩める。
「んっ……ぴちゅ」
 それで余裕が生まれたのか、再び俺のペニスに舌を這わせてくれる真帆。
 どうやらこれくらいが丁度良いペースみたいだ。
729涙からの始まり:2011/10/11(火) 00:37:08.15 ID:2FWLcuR0
「ちゅっ、ぺろっ……」
 真帆なりに工夫してくれてるのか、時折舌の先を強く押し付けて、俺のモノを圧迫してくる。
 その刺激だけでなく、分からないなりに俺に気持ち良くなってもらおうと一生懸命考えてくれてる真帆の姿勢に今まで以上の愛しさが募ってゆく。
 同時に、自分の失態に気付いた。
「……真帆、ゴメンな」
「ん、なんであやまんのすばるん?」
「さっきはイジワルしちゃって、さ」
 
 本当に謝らないといけないのは、俺が一時、忘れてしまっていた事。
『――真帆、ゴメン!』
『ん…――んんっ!?』
 あの夢のような、自分の快楽を最優先させてしまうような事は、絶対にしないという誓い。
 傍から見れば、どっちにしろ小学生の女の子に手を出してる時点で許されない罪だろう。
 けどそれでも、手を出してしまってる俺でも、それだけはやってはいけないと肝に銘じた。
「そんなん別にいいって。すばるんになめてもらうの、なんかキモチいーし」
 肝に銘じたはずだったのに、俺は真帆に、自分のペースに合わせてもらおうとしてしまった。
「ありがとう。ここからは、真帆の出来る範囲でしてくれれば良いから」
 本来ならここでやめるべきなんだろうけど、真帆を欲する気持ちが俺の頭からその選択肢を一瞬で消し去ってしまった。
「んー……それはいいんだけどさ。あたしもっとすばるんのコトキモチーくさせたいんだけどやり方がわかんなくって」
 大丈夫。俺の為に頑張ってくれてる真帆の事を最優先に考えてあげてれば、きっと。
「じゃあ真帆、今度は手で握って上下に擦ってみて」
「そんなんですばるんキモチよくなるの? うーし、やってみよっ!」
 好奇心旺盛な真帆は、早速試してみようと、ペニスを握る。
 ……力強く、むんずと。
「んぐっ……! ま、真帆! もうちょい優しく、なっ」
 潰されたカエルのような悲鳴を上げた後、真帆にやんわりと注意する。
「うわわっ! ゴメンすばるんっ!」
 慌てて手の力を緩める真帆に、少し苦笑が漏れる。
 それから俺の指示したとおりに、ゆっくりと手を上下させ始めした。
「おっ……?」
「んんっ……」
 こしゅこしゅと音を立てながら、擦られ続ける俺のペニス。
「お〜……っ」
 こしゅこしゅ。
「おおっ?」
 こしゅこしゅ……。
「すばるんっ、これなんかオモシロい!」
 何やら手コキを、いたく気に入ってしまったらしい。
「んっ……なら手で擦り続けながら、舌で舐めて」
「こう、かな。れろっ、んちゅっ……」
 棹には真帆の柔らかい手の圧力。先端には熱い舌の感触が、俺のモノに降りかかる。
「そうそう、上手いぞ。じゃ、俺も……」
 さて、そろそろこちらも反撃に移るとしよう。真帆にもちゃんと、気持ち良くなってほしいし。
「ぺろっ、ちゅぴっ……」
「んんっ――! すばるんの、舌が……!」
 自分の秘裂に滑り込んでくる舌の感触に敏感に反応する真帆。
 もっと真帆の感じてる声を聴きたくて、俺は一定のペースでひたすら真帆のアソコを舐める。
「やっぅ……! ダメだってすばるんっ……」
 すっかり声がとろけてしまった。けれど、
「あぇ、れろっ……」
 再び舌と手を使って、反撃を始めた。
 しかも今回は、それだけには留まらない。
「こっちのほーが、キモチい―だろ?」
 本能的に嗅ぎつけたとでも言うんだろうか。
 何も知らないはずの真帆が、俺に更なる快感を与えようと、ペニスを口に含んだ。
 途端に先端部分が温かな粘膜に包まれる。
 ヤバい。これだけでも、かなり気持ち良い……。
730涙からの始まり:2011/10/11(火) 00:38:42.10 ID:2FWLcuR0
「んぁ、ぴちゃっ……」
「うくっ」
 そして当然、舌を這わせ、手を上下させて棹を擦ってくる。
 ある程度は力を込めて強く圧迫した方が感じやすい事も体感したのか、少しだけ握る力が強くなってきた。
 けどさっきのように痛みに変わる事はない。
 末恐ろしい娘だ。もうコツを掴み始めてる。
「ぺろっ、じゅるるっ」
「ひあっ!?」
 このままだと長くは保たない。そう思った俺は、自分の舌のペースを少し上げ、さらに真帆がさっきから分泌し続けている蜜を、強めに吸った。
 さすがに小学生の女の子と舐め合いっこをして先にイカされたなんて事になったら、ハズかしい。
 いや、ハズかしいも何も、こんな事死んでも他人には話せないけど。
「あ、そっか。きひひ……」
 いつものイタズラっぽい笑みを浮かべる真帆。マズったな。
「んちゅっ……じゅるるるっ!」
「くああああっ!」
 案の定、真帆は俺の真似をして、口を窄めて俺の先端を強く吸ってきた。
 徐々に昇り始めた精液が、一気に吸い上げられるかのような錯覚に陥る。
 というか振動がヤバい。ホント、よく今のでイッてしまわなかったものだ。
「んくっ……ちゅぅ」
「んぁっ!」
 こっちも負けじと、舌を限界まで伸ばして今まで届いてなかった処まで舌を侵入させる。
 そして舌を上下左右に動かし、真帆の膣内を隅々まで味わう。
「やああぁぁっ! すばるんそれらめぇぇぇっ!」
 その刺激でついに達してしまったんだろう。膣内が急にキュッと締まり舌を圧迫したかと思うと、俺の顔面めがけて潮を噴きかけてきた。
「ああぁぁ……ウソだぁ……」
 真帆を、イカせた。その事実がどんな作用を及ぼしたのかは解らない。
 ともかく俺も直後に、我慢の限界を悟った。
「真帆っ……くっ!」
 こんなもの、真帆の口の中で出すわけにはいかない。
 そう思った俺は、咄嗟に真帆の口からペニスを出そうとするが。
「しまっ――」
 イク直前で敏感になっていた先端が真帆の八重歯に当たり、それが最後の引き金になった。
 結局俺は、口からペニスが脱出したという最悪の瞬間に、
「ダメだ真帆っ……ぅああッ!」
「ふぇっ……うわぅ!?」
 自分の中に溜まっていた全ての欲望を、真帆のあどけない顔に、ブチ撒けてしまった。
 
「ゴメン、真帆! こんなつもりじゃ……!」
 よりにもよって顔にかけてしまうなんて。自己嫌悪に陥るが、それよりも真帆に謝るのが先だ。
「うっ、うぅっ……」
「ま、ほ……?」
 ヤバい。泣かせてしまうほどイヤな思いをさせてしまったらしい。
 一体どうすればいいんだ、俺は。
「ひくっ、なんでこんな時に漏らしちゃったんだろ……サイアクだぁ……」
「え?」
 と思ってたんだけど、どうにも様子がおかしい。
「ゴメンすばるん! すばるんの顔の上で、おもらし、しちゃった……!」
 即座に俺の方を振り向き、泣きついてくる。
「ゴメンなさいゴメンなさい! なんでもするから、あたしのコトキライになんないで!」
「真帆……」
 必死に懇願してくる真帆を見て、ようやく彼女の勘違いに気づく。
 何も知らない無垢な少女。途端に微笑ましくなる。
731涙からの始まり:2011/10/11(火) 00:41:15.35 ID:2FWLcuR0
 ……同時に、そんな無垢な娘の顔に思いきり欲望を吐き出してしまったっていう罪悪感も込み上げてきたけど。
「うくっ……お願い、お願いすばるん……!」
「大丈夫だよ、真帆。たとえホントにお漏らししたとしても、そんな事くらいでキライになったりしないから」
 まずは何より安心させてあげたくて、こっちからも真帆を抱きしめてやる。
「あっ……」
 俺の腕の中で、少しだけ力を抜く真帆。少しは目的が果たせただろうか。
「というか、真帆のコレはお漏らしとは違うよ。女の子が最高に気持ち良くなると、こんな風に潮を噴きだしちゃうんだ」
「ホ、ホントすばるん? コレ、ばっちくないっ?」
「もちろん。それどころか嬉しいよ。コレは、真帆が俺の舌で気持ち良くなってくれたって証拠だから」
 そう。言い訳をさせてもらうなら、それが原因かもしれない。
 好きな娘を気持ち良くさせてあげる事が出来たという達成感で、我慢が緩んでしまった。
 それが一番、しっくりくる理由な気がした。
「そ、そっか。へへ……」
 俺の言葉に心底安心できたのか、必死だった表情が一気に綻ぶ。
 うん、やっぱり真帆は満面の笑顔が一番似合う。
 ……と、それはそれとして。
「それより、俺の方こそゴメンな。真帆の顔、こんなにしちゃって……」
「ぬあっそうだった! すばるん、コレ何!? なんかあったかくってネバネバしてるけど」
 改めて真帆に謝りつつ、顔に飛び散ってる精液をティッシュで拭き取ってやる。
「まぁ真帆のと同じ、かな。男が最高に気持ち良くなると出ちゃうものだよ。授業で習ったんじゃないかな、精子っていうやつ」
「んー……なんか聞いたコトあるよーな気がする」
 うろ覚え程度らしい。なんとも微笑ましい。
「ともかく、すばるんがキモチよくなってくれた証拠なんだな、コレ!」
「ん、まぁそうだね。ホントゴメン」
「なんであやまるんだよー。すばるんも言ったじゃん。あたしでキモチよくなってくれたってんなら、出してくれて嬉しい!」
「真帆……」
 そうだな。自分に置き換えてみれば、簡単な話かもしれない。
 自分の好きな人が、自分の手で気持ち良くなってくれて、それを目に見える形で表してくれた。
 嬉しさこそあれ、不快感なんてない。
 勿論、そんな気持ちだけで許される事じゃないのは解ってる。
「ありがとう、真帆……ちゅっ」
「んっ……すばるん」
 けど今は、素直に真帆にお礼を言って、お互いの心を心地良さで満たしたかった。
 
「くふふ〜。すばる〜ん〜っ」
「はは、くすぐったいって真帆」
 一緒にベッドの中で寝そべって、じゃれ合う。
 真帆が俺の頬に自分の頬を擦りつけてきて、俺は真帆の頭を優しく撫でてやる。
 そろそろ母さんも、戻ってくるだろうか。けどあの人なら、一緒に寝るくらいはしても、深くは気にしないでくれるだろう。
 甘い判断かもしれない。慎重になるなら、別の部屋で寝るべきだろうと思う。
「真帆、ちょっと頭上げて」
「んっ、こう?」
 けど少なくとも今日だけは、俺達が結ばれた特別な日だけは、眠りに就くその瞬間まで、一緒にいたかった。
 それこそ、自分の腕を差し出して真帆の枕にしてあげたくなるくらいに。
「うわぁ、なにコレすばるんっ」
「腕枕ってヤツ。これなら、自然とくっついて寝れるだろ」
 俺の腕の上に載った頭。心地良い重みと温もりが伝わってくる。
「うん。そっか……くふふ」
「どうした? 真帆」
 俺の言葉を聞くなり、口許に手を当てながら笑う真帆。
「いやーこんなシアワセな眠り方があったんだなーって。ヤバいってコレ。もうあたし、すばるんのウデなしに眠れなくなっちゃうよぅー」
「ははは。そうは言っても、毎日こうやって一緒に寝るワケにはいかないからな」
 本当に真帆の言うとおり、こんなに幸せなまどろみの一時がある事を俺も初めて知って。
「けど今だけは、俺の腕の中で眠ってくれ、真帆」
「うん、すばるん……んぅ」
「真帆……ちゅっ」
 ゆっくりと唇を近づけ、キスを一つ。真帆は照れたように笑いながら、
「ダイスキだかんな、すばるんっ」
 変わらない、曇りのない笑顔を、俺に向けてくれた。
732涙からの始まり:2011/10/11(火) 00:41:50.49 ID:2FWLcuR0
以上。最初に終わりとは言ったけど、続編みたいなのは書くかもしれないです。
ともあれ、次は>>140で言ってた紗季×真帆の百合モノとか書いてみたいと考えてます。
733名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 00:57:05.20 ID:A+Bp2Xja
GJ!
続編構想あるなら見てみたいです
734名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 01:42:31.89 ID:upnMjA4q
グッジョブ!!
しかしまほまほENDになったらもっかんはどうするんだろうな
いや、紗季と愛理もだけど
ひなたちゃんは天使なので問題ない
735名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 03:01:32.99 ID:Sov+6hP5
GJ!
>>734
その漢字だと別作品の子になっちゃう。
736名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 03:48:58.23 ID:A+Bp2Xja
今夜中といったがもう今朝というか、とりあえず書けたんだが……
自分でもなんだこれは? と思う出来になった
とにかく長くなりそうで、その一部だけ載せる
そして、これはほんとにロウきゅーぶ!か自分でも不安になる内容になっちまたw
737『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 03:53:33.03 ID:A+Bp2Xja
※注意事項※
○エロパロでありながら、おそらくエロはかなり薄くなります
○長いです、書いてみたらあほみたいに長くなりそうです、いつ終るやら……
○オリキャラがいますが、誰かとやっちまうとかそういう展開はありません
○基本は昴×智花
○小学生は最高ですがメイン舞台は七芝高校です

以上、注意事項になります。
738『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 03:54:59.35 ID:A+Bp2Xja


「嫌がらせ、ですか?」
「はい、一応お知らせしておいた方がよろしいかと思いまして」

 慧心学園初等部の体育館。
 いつものように子どもたちに指導をして、何事もなく練習を終えた後、メイドさんが俺の元に現れた。
 久井名聖さん、真帆の身の回りの世話をしている方で、俺も何度かお世話になっている。メイドの格好をしているのは本当にメイドだからで、別に真帆の趣味のせいではない。

「旦那様が近々出展予定のファッションショーがあるのですが、それを妨害しようとする輩がもしかしたら現れるかもしれません」
「妨害って、まさか」
 
 まさか、真帆を誘拐してショーへの参加をやめろと脅迫したりとか……いや、真帆のお父さんクラスになるとそんなことも充分ありえるのかも……。

「ですので、すばるんさま、身の回りに変化を感じたらお知らせください」
「あ、はい……ん?」

 どうして、真帆の周囲ではなく、俺の身の回りなんだ?

「あの、俺の身の回り、ですか? 真帆のではなく?」
「はい、真帆さまの周囲は常に警戒しております。他のご学友に関しても真帆さまと行動範囲が重なることが多いのである程度は……しかし、すばるんさまだけはどうしても、警備の範囲から漏れてしまうことが多くなってしまいます」

 なるほど、というか警備とかしてたんですね。
 
「デザイナーというものはインスピレーションの勝負です。言うなれば、良きデザインが作れなければその評判は一気に傾くことすらあります。さて、すばるんさま、旦那様のインスピレーションを常に刺激し、気力を沸き立たせてくれるのは一体誰だと思いますか」
「は、はあ、そうですね」

739『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 03:56:09.79 ID:A+Bp2Xja

 あっけにとられながらも、少しだけ理解できた。
 真帆のお父さんには、やはり真帆が元気であることが一番の活力になるのだろう。
 そして、その真帆がいま一番執心しているのが、女子バスケットボール部。
 もし部活が続けられなくなれば、真帆の元気も萎えてしまうかもしれない。
 そのために一番ターゲットにされやすいのが、俺というわけか。

「なんというか、すごく回りくどいですね」
「はい、大っぴらに仕掛けてくることはない、というのが私どもの予想です。下手なことをすれば犯罪になりかねませんし、そこまでする気概もないでしょう」

 だからこそ『嫌がらせ』。
 そのレベルの嫌がらせがどんなものかはわからないが、要は俺がコーチを続けたくなくなるような類のものだろう。だとすれば問題ない。俺がみんなを放り出すなんて有り得ないんだから。

「わかりました、一応気をつけておきます」
「連絡先を御教えいたします、もしなにかればこちらに」

 久井名さんから連絡先を教えもらい、着替えて戻ってきた子どもたちに挨拶をしてその日は解散した。
 ミホ姉の車に乗せられて帰宅する頃には、嫌がらせの話はほとんど記憶の片隅にしか残っていなかった。たとえ、ロリコン疑惑が再燃されようとも、いまなら堂々と言える、何もやましいことなんてない。
 俺自身がしっかりすれば、何の問題もない、と思っていた。
 


 ――俺は、あなどっていたのかもしれない。
 大人の世界の『嫌がらせ』を。



740『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 03:58:40.87 ID:A+Bp2Xja
####################################

「は、廃部!?」

 それは、突然に起きた。
 校長室に集められたのは、俺と万里と葵と一成。バスケ同好会のメンバーだ。
 室内に男子バスケ部の顧問がいた時点で、なにか嫌な予感がしてはいたが、まさかいきなり廃部を告げられるとは思わなかった。

「ちょ、ちょっと待ってください! どうして今になって廃部なんですか!?」
「何を言ってるんだ、本来は廃部のはずが、こうしてずるずる続いている方がおかしいんだ」

 声を荒げる俺に、顧問はいかにも見下したように告げる。

「うむ……と、いうわけでな、男子バスケットボール部を、廃部にするという話が、まとまりつつある」

 対して、校長先生はどこか重苦しい、苦渋をなめるように言葉を吐き出していく。

「だから! どうしてなんですか!? バスケ部は一年間の休部ということで決着がついたはずです!」
「休部にしておくだけでも、無駄に金はかかるし仕事も増える。どうせ部員も集まらないのだし、早いうちに始末をつけたほうがお前たちのためにもなるだろう」

 俺たちのためだって? 何を言ってるんだこいつは。
 俺が、どんな思いで同好会を続けているか、バスケ部員がどんな思いで部を去らなければならなかったか! 跡形もなく俺たちの想いを踏み潰そうとして、それが俺たちのためだって!?

「ふ、ふざ……っ!」
「そ、それは横暴です! それに、部員なら、集まってきてます!」

 爆発しそうになる寸前、辛うじて葵が割って入ってくれた。

741『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 04:01:15.55 ID:A+Bp2Xja

「嘘をつけ、同好会はこれで全員だろう? バスケットは5人でやるものだ、1人足りないぞ。おまけに男子バスケットでは萩山は勘定には入らないから実質3人か、試合にすら出られないとは、なんの意味もない同好会だな」

 顧問の冷静な切り返しに、葵が言葉につまった。
 七芝高校に男子バスケ部は存在しない、それがもう生徒の間では当たり前になってしまっていた。
 ああ、そうだよ、他の元バスケ部も、もう他の部活に入っていて満足に勧誘すらできていない。

「確かに、部活動なら人数不足は問題でしょう、けれど同好会は別なはずです。ちゃんと活動していますよ」

 思わぬ方向からの援護、一成が教師の言い分に反抗してくれた。
 あまり期待していなかったぶん、驚きと同時にすこし嬉しさがこみ上げてきた。
 そう、俺たちはまだバスケを諦めてただ遊んでたたわけじゃない。

「ま、まぁ同好会としては意味があるのかもしれんが、な。だが部活としては……」
「新入生が入ってくるかもしれないだろ!? なんでそんな無理やり廃部にしようとするんだ!」

 万里のでかい声が顧問の言い分をさえぎる。
 でも、そのとおりだ。どうして今になって急に――

「まさか、これが、嫌がらせ、なのか?」

 まさか、とは思う。けれど、有り得ない話ではなかった。
742『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 04:02:29.53 ID:A+Bp2Xja


「と、とにかく、バスケ部は廃部に――」
「校長先生! どうしてなんですか!? おかしいですよこんなの!」

 葵が、泣きながら抗議してくれている。
 万里も、一成でさえ憤りを感じている。
 でも、もしこれが、大人の世界の嫌がらせなら、元から校長先生に拒否権はない。
 おそらく、もっと上の、理事長とかその辺りが、休部中の部活動を廃部にしてくれと頼まれてなにか見返りを渡されていたら、もう俺たちがどれだけ現場で叫んでも、声は届かない。

「ちょっと、昴! あんたなんで黙ってるのよ!」

 ふっと、冷静になって見れば、校長先生も随分苦しい表情をしている。おそらく、この人もこんな理不尽なやり方に内心では納得できていないのだろう。

「お、おい、昴! どうした、しっかりしろ! 遠い目をするな!」

 ならば、俺たちがいくらここでわめいても決定は変わらない。もっと何か、別な方法を――





「校長先生、その決定はいささか強引が過ぎますね」





 不意に、まったく別の方向から声がした。
 校長室と扉一枚を隔てた応接室。
 その男の人は、そこから現れた。
743『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 04:03:43.70 ID:A+Bp2Xja

「い、一条、お前」
「失礼いたしました、聞こえてしまったもので」

 顧問が慌てた様子でたしなめるが、まるで相手にしない。

「さて、その廃部に関する案件ですが、彼らが言うようにせめて来年の新入生の時期まで待って、部員が揃わない時点ではじめて議題に上るべき案件です。
 しかも休部という措置を学校側で決めておきながら、その決定を自ら覆すのですか? 教育の面からいっても、あまりよろしくないですね」

 その男の人は、年はたぶんミホ姉の実年齢よりも少し上くらい、万里ほどではないが背は高く、スラッとしたアスリート型の体型にスーツがよく似合っていた。オールバック気味の髪型もあわせて、どこかやり手の営業マンといった雰囲気だ。
 まったく予想もしなかった人物の登場に、しかも擁護に俺たちは誰もついていけなかった。

「ああ、それでも廃部にしたいのであれば廃部が是か非かアンケートでも採りましょうか? OBOGにも結構顔が効きますから、まとめ役もやりますよ?」

 いつの間にか、場を支配しているのは、一条と呼ばれたビジネスマン風の男だった。
 冷静になればわかる、校長先生の言っていたことは、実はまったくの理不尽だ。けれど、高校生の俺たちではその理不尽に飲み込まれそうになった。
 だから、この人は、同じ立場の……大人の立場から話せるように割って入ってくれたんだ。
744『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 04:04:54.11 ID:A+Bp2Xja


「それとも、一度問題を起こしたバスケ部は信用できない、だから彼らも信じられない、そして彼らが作ったバスケ同好会も信じられない、そういうことですか?」
「い、いや、そういうわけでは、ないのだが」
「ならば簡単です、バスケ同好会が問題なく活動できており、来年再開するバスケ部の礎であることを証明できればよいのでは、ないでしょうか?」
「それは、まぁ……」
 
 段々と、話の着地点が見えてきた。

「では、バスケ同好会には実績を作っていただきましょう、バスケ部として活動しても恥じぬような実績を、そうですね、一月程で」

 そして、なんでもない風に、さらっと最後の一言を付け加えた。

「元々無理はそちらにあるのです、ぐずる相手に不利な条件で勝負して負ければ廃部という約束を取り付けた、報告としてはそれで成り立つのではないでしょうか?」

 そのまま、校長室から出て行ってしまう。
 最早、話なんてできる雰囲気でもなく、俺たちもそのまま後を追って退出した。

 
 これがその人との最初の出会い。
 俺の高校バスケ二度目の危機に現れた、智花とは対極の人物。
 一条伊織との出会いだった。

745名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 04:05:17.53 ID:Sov+6hP5
支援

なるほど、そういう切り口もありだな。
746『夢の先の迷路』:2011/10/11(火) 04:07:30.99 ID:A+Bp2Xja
とりあえず以上
まるでエロパロの雰囲気がない、というか小学生達がまだ一切でてこない
何考えてんだ俺は……

一応、ビジネスマン風の男一条伊織

一条伊織
年齢:26歳
身長:188cm
血液型:O型
学業:大学卒業
好物:米
趣味:散歩
弱点:右肩の故障
座右の銘:泣かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス

こんな感じのオリジナルキャラになっております。
元々、昴をさらに上から導ける監督とかコートとかを想定してたはずがどうしてこうなった
747名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 04:48:05.09 ID:t+XCoLfC

面白いんだから懺悔すんな。
胸を張って「どうだ!」くらいの気構えで来てくれないと読む側としても困るんだが。
748名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 05:03:32.46 ID:Dxa9EH7U
とloveるの変態校長をこの小学校の校長にしたい
智花やひなたや愛理はあっという間にその青い果実を食い散らかされるに違いない
749 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/10/11(火) 10:50:29.37 ID:amvmrRqG
>>746
伊織ちゃん様やらカイジの一条が頭から離れないが期待してるぜ
750名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 11:46:46.74 ID:GnHF5/+l
>>748
神が許してもわt智花さんが許さないと思います
751名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 16:45:51.79 ID:dha6HDFs
シリアルな出来だな、期待したくなる滑り出しだ
752名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 18:32:25.62 ID:bUEtwuXJ
藤林丈司
753名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 01:15:02.55 ID:nhZYVHpb
文章が好き
読める
754名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 01:17:08.03 ID:8lhyGy0Y
良い感じのスタートだな。期待してる。
755名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 01:30:04.62 ID:4CODqANs
>>746
おつGJ
当スレは誰でもウェルカム(ry
756名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 12:22:40.54 ID:HBSEYqbU
本スレでゾノ×ショージという単語が出てきたんだが…此処の住人的には如何なんだ?
757名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 14:48:24.17 ID:Ck4MTVNb
>>756
BBAなんてどうでもいい
758名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 14:53:20.22 ID:kylZ1CO/
俺はありだと思うけどなー。
新刊冒頭のモノローグで妄想余裕だったし。
でもまあ、メインストリームじゃないよな。
759名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 17:45:28.15 ID:YMYNvYuM
ゾノはともかく個人的にショージは容姿も仕種も喋り方もドツボ
登場作品がロウきゅーぶだったのが非常に悔やまれるレベル

しかしゾノ・ショージは昴のことをセンセーセンセぇと「先生」呼ばわりしているけど
桐原女バス時代には昴コーチの教えを乞うていたのかね
特にショージは昴と同じポジションのPGだったらしいし
これは桃色青春体験あるで
760名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 19:18:24.31 ID:Qb4j/PRM
書きたいなら重要とか考えず好きに投下すればいいと思うよ
俺個人としては小学生の話にしか興味ないけど
761名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 01:23:30.79 ID:D4rG5WvW
葵のが少なくて胸が痛い
新刊で頑張ったのに・・・
762名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 01:30:03.60 ID:c0J4Pc/D
ここにはペドと小学生しか居ないからしょうがないさね
763名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 02:07:22.13 ID:MntheNbb
葵達は浮いてるからそれを弄ってるだけだよ。ごく一部酷いのがいるが、殆どは心から嫌ってるわけじゃないと思う。
764『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:04:17.69 ID:gs2EhLVm
またしてもこんな時間に投下します。
第二話になります、前回は>>738-746

※注意事項※
○エロパロでありながら、おそらくエロはかなり薄くなります
○長いです、書いてみたらあほみたいに長くなりそうです、いつ終るやら……
○オリキャラがいますが、誰かとやっちまうとかそういう展開はありません
○基本は昴×智花
○小学生は最高ですがメイン舞台は七芝高校です

以上、注意事項になります。

765『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:05:27.85 ID:gs2EhLVm


「さて、改めて自己紹介といたしましょうか」

 七芝高校を出て、俺たちは駅近くのハンバーガーショップにいた。
 四角テーブルの一辺すつに俺と葵と万里と、もう1人、ビジネスマン風の男が座っている。
 残念ながら、一成は塾のため先に帰宅してしまった。

「一条伊織と言います、七芝高校のOBで年齢は26、みなさんより一回り程度年上になりますね」

 言いながら、手にしたハンバーガーのつつみを解いていく。
 口調といい、動作といい、俺たちも同じことをしているのに、なんというか妙に落ち着きが感じられる。
 なるほど、これが大人か。

「先ほどは、勝手に話を進めてしまい申し訳ありませんでした」
「い、いえ、そんな、こちらこそ助けていただいてありがとうございます」

 頭を下げられて、あわててこちらも下げ返す。
 強引でも、努力すればなんとかなる位置まで交渉してくれたのはこの人なのだ。

766『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:06:43.74 ID:gs2EhLVm

「その、一条さんは、どうして校長室にいらっしゃったんですか?」

 おずおずと言った感じで葵が聞く。
 そういえば、一条さんって校長室の隣にある応接室から出てきたんだよな。

「まぁ……かっこわるい話ですが、就職活動の一環で、母校を訪ねていまして」

 ん? 就職って、この人もう26歳って、さっき自分で

「以前の勤め先をクビになりましてね、無職なんですよ、私」

 微妙な空気が流れた。
 こういう場合ってどう言えばいいんだ?
 ごめんなさいって言っといた方が、でも余計にバカにした風に聞こえるんじゃ……
 あ、葵から俺と万里に困り顔でアイコンタクトが飛んでる、どうしろって言うんだ。

「いえ、お気になさらず、私の無能で皆さんを困らせてしまっては、それこそ謝罪のしようがない」

 石化しかけていた俺たちを、一条さんが解除してくれた。
 校長室の振る舞いといい、紳士な見た目と態度といい、こんな人がなんでクビになったんだろう?
 大人の世界ってやっぱり怖い。

767『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:08:06.95 ID:gs2EhLVm

「まぁ、結果的に母校への求職願いはふいになってしまいましたが……
けれど、あんな外道な手段を良しとするようならこちらから願い下げです。それより、未来を見据えた建設的な話をしましょうか」

 穏やかな表情で一条さんが発した言葉に、逆におれたちの表情が引き締まった。
 就職の可能性を棒に振ってまで、この人は見ず知らずの俺たちに加勢してくれた。
 ならば、応えるしかない、その心意気に。

「すいません、本当にありがとうございます、一条さん。きっと、バスケ部を再興してみせます」

 バスケ部は四月に続いての、もしくはそれ以上の危機だったのかもしれない。
 ということは、一条さんは智花やミホ姉と同じくらいの恩人だ。
 迷惑がられるかもしれないけれど、是非試合を見てもらいたいと思った。
 あなたが救ってくれた存在は、もっと大きくなると見せ付けたかった。
 それには、まず

「近いうちに、どっかで優勝でもしないとな」

 万里が気合が入った表情で言った。
 差し当たっての目標は、バスケ同好会がバスケ部の礎になれることを証明するための実績。
 どこかで都合よくバスケ大会でもやってればいいのだけれど。

「おや、これなどちょうどいいのではないですか?」
「え? あ、ほんと、賞金まで出るんですね」
「へぇ、こいつは渡りに船ってやつだな」

 ……、都合よく転がってた。
 たまたま一条さんの側の壁に張られていたチラシには『参加者募集!地域振興バスケットボール大会!!』とでかでかと書かれている。
768名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 03:09:14.52 ID:+t08X39C
支援

769『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:09:24.82 ID:gs2EhLVm

「地域振興バスケ大会ですか、年齢規定もプロアマの枠もないようですね」
「つまり、無差別級のガチンコ対決ってわけか」
「男女でわけられてないなら、私も出られるし、まさにうってつけですね、これ」
「ちょ、ちょっと待って、まだこの大会がどんな規模かわからないじゃないか」

 目の前の大会にやる気を見せる2人に静止をかける。
 もし規模として小さすぎれば、やっぱり遊びだなどといわれかねない。

「いえ、どうやらその心配はなさそうですよ」

 気づけば、一条さんが携帯電話を片手に大会の情報を集めていた。

「高校バスケのOBや学生時代にバスケ経験のある社会人などが主体のようです、このような地域大会としてはかなりの質でしょうね、逆にこれ以上にうってつけの大会は他にないのではないでしょうか?」

 すっ、と切れ長の瞳が俺を見据えた。

「開催はおよそ一月後、出場枠がいっぱいになればそこで締め切りですから、出るつもりなら急いだ方がいいかもしれませんね」
「おっし、やるぜ昴!」
「うん、やってやろうよ昴!」

 三者三様に、俺に了解を求めてくる。
 それならば、俺も反対する必要はない。

「そうだな、よし、やってやろう!」
770『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:10:37.81 ID:gs2EhLVm

 目的がわかりやすい形に変化したことで、自然と力が入ってきた。
 おそらく強豪揃いになるだろうが、負けるわけにはいかない。
 俺と葵と万里が力を合わせれば、きっと……ん?

「あの、すいません、その大会って3on3じゃ、ないですよね?」
「いいえ? 通常のバスケットボールルール、と書いてありますね?」

 ぴたっと、俺たちの動きがとまった。
 
「あと1人、どこかから補充しなくてはいけませんね」

 違います、あと2人です、一成はまず戦力にならない。

「公式大会ではありませんから、同じ高校である必要はありません。ただし学校側に実績として認めさせるには助っ人と受け取られる人員は薦められません。できれば、数合わせの足手まといと思わせるくらいがいいでしょうね」

 いきなりハードルが上がった気がする。
 それはつまり、同年代にチームに入ってもらった場合、それが助っ人と受け取られて約束を保護にされる可能性もあるということか。
 高校生以上は駄目。できれば中学生、もしくは、さらにその下……

「ねぇ、昴、それしかないんじゃない?」

 同じ結論に至ったらしい葵が、こちらを見てにやっと笑った。

「あの子たちの力を、貸してもらいましょう」

 小学生。それも、女子。
 どう考えても、足手まといにしか思われない助っ人。

「そう、だな」

 慧心学園初等部、女子バスケットボール部。
 戦力として以上に、彼女たちが加われば何よりも心強い。
 力が入る、負けられない理由がもう一つ増えた。

「よし、やるぞ!」
「「おーー!」」

 こうして、七芝高校バスケットボール同好会の初陣が決まった。
771『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:11:58.47 ID:gs2EhLVm
#######################


「ふーん、なるほどねぇ」
「そういう、わけなんだ、ミホ姉」

 葵たちと分けれて、俺がまず向かったのはミホ姉のところだった。
 実戦に飢えている子どもたちのことだ、おそらく試合と聞けばすぐに首を縦にふるだろう。
 けれど、学校外の活動にバスケ部を参加させるのであれば、誰よりも顧問であるミホ姉への説明と承諾が不可欠だった。

「まぁいいさ、他ならぬ昴の頼みとあらば、顧問として了解してやるよ」
「え、いいの、か?」
「もちろん、試合の時は私も同席させてもらうよ、危険があればなにがあろうとコートから引きずり出す」

 それに、とミホ姉が付け加える。

「あんたのために戦える機会があるのに私が反対した、なんてあの子たちに知れたら、一生恨まれそうだしね」
「ミホ姉……」

 その言葉が、ジンと胸に響いた。
 子どもたちの信頼に応えたいという気持ちがさらに大きくなる。
 負けられない、終れない。バスケへの情熱を取り戻させてくれた智花のために。
 そして廃部の危機を救ってくれた一条さんのためにも。
 
772『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:13:17.35 ID:gs2EhLVm

「そういえば、その一条って人はどこ行ったの?」
「ああ、学校に戻ったよ、バスケ同好会が参加する大会が決まったから、いっそ正式な書類でも作ってもらうとか言ってた」
「……わざわざ大見得切って出てきたとこに戻ったの?」

 訝しげなミホ姉の視線に、隠すのを諦める。
 いや、別に隠す必要はなかったんだけど、なんというか、一条さんのかっこ悪いところをあまりいいたくなかったので、意図的に省いていた部分。

「うーん、実は一条さん求職中で、七芝高校へも就職活動で来てたらしいんだ。それで途中で出てきちゃったもんだから、履歴書とか置いてきたみたいで、それを取りにどちらにしても一回戻らなきゃいけなかったみたいで」
「……ふーん」

 ミホ姉が怪しんでいる。
 おかしい、もう何も隠し事はないはず……。

「あ、あの、ミホ姉?」
「んにゃ、まぁ言っても仕方ないしな、頑張れよ昴」
「? あ、ああ」

 その日は、さらにできる範囲での対戦相手のデータ集めなどをミホ姉に協力をお願いして帰った。
 
773『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:14:32.56 ID:gs2EhLVm
########################


 そして翌日。
  慧心学園初等部女子バスケットボール部の練習日。
 智花にだけは朝練の際に試合のことは伝えてあったが、改めて全員に聞いてみる。

「みんな、練習前に聞いてもらいたいことがあるんだ――」

 事の詳細と、みんなへのお願い。

「やります!」「もちろんでますよ」「やっるぞー!」「おー、がんばるー」「が、がんばります」

 全員、快く返事してくれた。
 本当に、俺にはもったいないくらいにいい子達だ。

 その日の練習は、いつにもまして気合が入った。

 正直、不安は大きい。
 こちらの戦力は3人。あと2人を小学生で補わなければならない。
 それに対して、敵は俺たちよりも年上がほとんどだろう。
 勝ち目は薄い。
 でも、その無理をひっくり返すことが楽しいんじゃないか。

「頑張ろうな、智花」
「ふぇ!? は、はい!」

 練習の仕上げに行った、3対3でのミニバスケ。
 ゲーム開始のパス交換をしながら智花と言葉をかわして、俺はボールをつきはじめる。

 大丈夫、負けやしない、絶対に。



774『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:15:37.02 ID:gs2EhLVm
□視点変更 〜 一条伊織



「長谷川昴は、強いですよ」

 一枚の紙っぺらを手に、私は抑揚なく言葉を紡ぐ。

「身体や技術の問題ではありません、言うなれば精神や存在としての強さ、もっと単純にいえば『そういう星の元に産まれてきた』とでもいいべきでしょうか」

 やはり抑揚なく淡々と。
 感情など込められない、込められるわけがない。
 冷静に、冷徹に行わなければ、この仕事は勤まらない。

「はい、ですから、勝つ可能性があります、その大会にも」

 上原一成は戦力にならないことはわかっている。
 実質3人で戦わなければならない圧倒的に不利な状況でも、あの少年ならばなんとかしてしまうのではないのかと思えてくる。

 運命の女神に微笑まれていると思えない者は、確かに存在する。

 理不尽とすら思える強運と、それを手繰り寄せるだけの努力。
 それらを兼ね備えた者だけが、さらなる高い舞台へと登ることができる。

 嫌というほど見てきた、それらの表現不可能な天性の持ち主達を。
 ずっと見てきた、何人も見てきた、焦がれて見続けてきた。

 だからこそわかる、あの少年は、長谷川昴は運命の女神に微笑まれるタイプだ。

「ですので、その可能性を、より高い確率で潰しておこうと思います」

 その天性を、力でねじ伏せる。
 いまならばまだ、あの未成熟な状態ならば、まだ可能だ。

「かまいませんよ、交換条件ですので、しっかりとこなしてみせますよ」

 冷徹に、心を殺して、淡々と吐く息に音を乗せる。


「バスケットボール部は、来月には潰れているでしょう」
775『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:18:59.95 ID:gs2EhLVm
以上です。
前回感想くれて方々ありがとう。
たとえ一言でもまじで身体熱くなるくらい嬉しい。

しかし、また小学生たちの出番が……
次からはかなり増えるはず……
オリジナルの特性上ミホ姉とか久井名さんが出やすかったりします
776『夢の先の迷路』:2011/10/13(木) 03:35:06.69 ID:gs2EhLVm
うおい、誤字多いぜ、ちょっとショックだ
777名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 04:36:53.79 ID:Pum28LOM
おお、協力者が黒幕って展開か。ワクワクして来たな。次回も期待してる。

778名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 07:57:14.95 ID:AooGRqUR
一条さん味方じゃなくて敵かよ、続きが気になるな
このレベルが維持できるなら無理にエロ入れる必要ないからしっかり書いてほしい
779名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 19:09:27.90 ID:tirN3mTJ
投下します。

昴とひなた、微エロです。
780ひなたちゃんのお人形遊び:2011/10/13(木) 19:12:24.12 ID:tirN3mTJ
 昨日の女バスの練習が終わった時のことだ。
 ちょうど、ひなたちゃんが更衣室から一番早く出てきたので呼びかけた。
ひなたちゃんはシャンプーの芳香を振りまきながら近づいてくると、
「おにーちゃん、どうしたの?」
と、天使を具現化したような笑顔で俺の顔を見てきた。
「ひなたちゃん・・・・・・実は、とっても大切なお願いがあるんだけど、聞いてくれるかい?」
「おー?おにーちゃんのおねがいなら、ひな、なんだってきくよ?」
 天使は更に俺に微笑みかけてきた・・・可愛いな、もう。
「ん、実はね・・・・・・明日、ご両親もかげつちゃんもお家に居ないって聞いたんだけど・・・よかったら、ひなたちゃんちに遊びに行きたいなって思ってさ。ほら、一人だと寂しいかなって・・・」
 そう、今日偶然、真帆から聞いたのだ。両親は仕事で長期出張。かげつちゃんは友達の家に泊まりに行くらしい。
あの心配性の妹がひなたちゃんを簡単に放っていく事に、少しばかりの驚愕を感じたが、ひなたちゃん一人でも大丈夫だと判断したのだろう。
もう、ひなたちゃんは弱い、守られてばかりの存在じゃないことは、とっくに証明済みだ。
「ほんとう?おにーちゃん来てくれるの?わーい。ひな、明日のおるすばん、たのしみ」
「じゃあ、明日、昼くらいにひなたちゃんの家に行くね」

 ・・・・・・というわけで、今、ちょうどひなたちゃんの家の前に着いたところだ。外観をしげしげと眺める俺。
真帆の豪邸や智花の庭園を見てからだと、ちょっと分が悪いが・・・普通の家だ。そういや紗季の家もこんな感じだったかな。
 ピンポーン
 早速、インターフォンを押す。ベルは家の中を反響し、数秒で消え去った。
「はーい。おにいちゃん?」
「うん。ひなたちゃん、昴です。カギ、開けてくれるかな?」
「おー、いまあけるね」
 ガチャ
 ドアが開くと、そこには私服姿のひなたちゃんが、ちょこんと立っていた。
「ひなたちゃん、こんにちは・・・いい子でお留守番してたかい?」
「おにーちゃん、こんにちは。うん、ひな、ひとりでおるすばんしてたよ?いいこ?」
「うん。いいこ、いいこ」
 俺はひなたちゃんのゆるウエーブの髪をなでなでしてさしあげた。というか、ここはせざるを得ない。こんな表情で見つめられたらね。
 ちなみに、今日のひなたちゃんの髪型は、ふわふわウェーブの横髪を後ろで結んでいる。
いつもと違った雰囲気で、一層、ひなたちゃんの魅力を引き立てている。
781ひなたちゃんのお人形遊び:2011/10/13(木) 19:14:26.27 ID:tirN3mTJ
「さっそく、おじゃまするね」
「おー、どうぞどうぞ」
 俺は誰も居ないのを確認すると、玄関に入っていった。ひなたちゃんの部屋は二階にらしく、一階は静まりかえっている。
「おにーちゃん。ひなの部屋、こっち」
 ひなたちゃんに連れられるまま、奥へと進んでいく。二階への階段を上った所にはかげつと書かれた部屋があった。
ひなたちゃんの部屋はその奥らしい。
「ここです。どうぞ入ってください」
「んじゃ、失礼する・・・・・・よ」
 俺はドアを開いた瞬間、言葉を失った。そこにあったのは、この世とは思えない程の・・・・・・メルヘンな世界だった。
壁紙や家具はもちろん、全体的にピンクで統一された部屋は、ひなたちゃん愛用のぬいぐるみでいっぱいだ。
本当にひなたちゃんらしい・・・天使の住む部屋という表現がピッタリだ。
 ああ、ここが楽園か。本当に来て良かった。
「?おにーちゃん。どうしたの?」
 ドアノブに手をかけたまま、立ち尽くす俺にひなたちゃん、いや、天使が話しかけてきた。
この部屋を見た後だと、神々しさが三割増しくらいに見える。
「いや、なんでもない。ひなたちゃんの部屋、可愛いなって思っていただけだよ」
「ほんとう?わーい。おにーちゃんに褒められた」
 ひなたちゃんは嬉しそうにしながら、部屋の中へと入っていった。ベッドが真ん中にあるという配置になっているので、ひなたちゃんと二人でベッドに座ることにする。
 まず、目についたのが、ベッド横にある大量のぬいぐるみだ。とかげやイルカなど、いろいろな動物が所狭しと並んでいる。
「いっぱいお人形あるね。どこで買ってくるの?」
「おとーさんとおかーさんが買ってきてくれる。でも、かげが取ってきてくれたこともあた」
 確か聞いたことがある。駅前のゲーセンでかげつちゃんが一生懸命、ひなたちゃんが欲しがっていたイルカのぬいぐるみを取っていたらしい。
運動神経の良いかげつちゃんの事だからすぐに取れたと思うけど、本当に姉思いの妹だな。
「おにーちゃん。何してあそぶ?」
 と、考えにふけっていると、ひなたちゃんが俺の膝に手をのせて、上目遣いで俺の目を見てきた。
「うーん。そうだな・・・・ひなたちゃんはいつも何して遊んでいるの?」
「お人形であそんでいるよ。それか、お絵かきしてる」
 ベッドの横の机に置いてあったのは、ひなたちゃんが書いた、何枚かの絵だった。クレヨンで書いたらしく、カラフルな曲線がいくつも描かれていた。
 ひなたちゃんはその中から一番下に置いてある紙を取り出すと、俺の前に差し出した。
782ひなたちゃんのお人形遊び:2011/10/13(木) 19:16:27.01 ID:tirN3mTJ
「はい。これ」
「これは・・・女バスのみんな・・・?」
 そこに描かれていたのは、俺を中心として、女バスのメンバーが囲っている絵だった。
俺の横には智花、愛莉、真帆。前には紗季とひなたちゃんが居る。みんなの特徴を上手く描いてあって、一目でメンバーだと分かる出来だった。
「これ、おにーちゃんがたけなかたちに勝ったときの絵だよ。みんなで勝った、はじめてのしあい・・・」
「そうか・・・ひなたちゃんは本当に絵が上手いね」
 そういって本日二度目の頭ナデナデをする。なるほど、確かに初勝利だったもんな、あの試合は。
今、考えると、男バスに勝ったのは本当に奇跡としか言いようがない。その輝いている瞬間が今にも伝わってきそうだ。
「むにゅー」
 おっと、いかんいかん。頭を撫ですぎて、ひなたちゃんが気持ちよさそうに横になってしまったではないか。
でも、ベッドの上だしいいか。
 うん?・・・・・・ベッド、そうか。その手があった。
「ひなたちゃん、一緒にお人形遊びしようか」
「おー、じゃあお人形さん取ってくる」
 人形を取りに行こうとするひなたちゃんの腕をさっと握る。
「ひなたちゃん・・・俺がしたい人形遊びはね・・・・・・ひなたちゃんがお人形になるんだ」
「おー?ひなが、お人形さん?」
「そう、ひなたちゃんがお人形さんになっていろいろと・・・遊ぶんだ」
 いまいち理解していないひなたちゃんに丁寧に説明してあげる俺。というか、ひなたちゃんは既にお人形さんだし、問題ないな。
「おー、たのしそう。ひなはなにすればいい?」
「ひなたちゃんは・・・そうだな。なにもしなくていいよ。そのまま寝てるだけで」
「わかったー」
 素直なひなたちゃんはそのままの格好で横になった。早速、ひなたちゃんの脇を抱えて、俺の体にもたれかけるようにする。
目の前の後頭部から、ひなたちゃんの良いにおいが漂ってくる。
「もにゅー。くすぐったいよ。おにーちゃん」
 あまりにも良いにおいだったので、ひなたちゃんの髪に顔をうずめる。絹糸のような髪が、顔を撫でる。
「・・・ひなたちゃんの髪、ふわふわで気持ちいいよ」
「ほんとう?わーい。おにーちゃんにほめられた」
 ああ。もう死んでもいいわ。こんな奇跡のような天使に出会えた事で俺は、きっと一生分の運を使い切ったに違いない。
でも・・・まだやるべきことが残っている。
783ひなたちゃんのお人形遊び:2011/10/13(木) 19:18:34.33 ID:tirN3mTJ
「じゃあ今から、ひなたちゃんお人形をお着替えさせます。いい?」
「おー、どんとこい」
 許可を得たので、早速俺はひなたちゃんのワンピースのボタンをゆっくりと、一つひとつ外していく。
ちなみの、今日のひなたちゃんの服装は裾にフリルが付いた花柄の膝丈ワンピースだ。白い肌と相まって、よく似合っている。
 三つめのボタンを外したところで、乳房が露わになる。なんというか・・・想像していたよりも・・・・・・大きい。
絶対に智花以上の大きさだぞ・・・これ。完全な思い込みだが、ひなたちゃんは女バスメンバーの中でも一番ムネが小さいと思っていただけに・・・驚きは大きい。
 というか、結構あるのにブラもつけていないとな・・・・・・かげつちゃんに付けろと言われないのだろうか。
「ひなたちゃんは、胸おっきくなりたい?」
「むねおっきくなったら。ひな、おとなのじょせい?」
「ああ、揉んでおっきくなったら、きっと立派な大人の女性になれるよ」
「おー、おにーちゃんなら・・・ひなのむね、もんでもいいよ」
 んっ・・・いまの表情は反則だろ・・・常識的に考えて。よし、わかった。そんなに言うなら、とことん揉んでやる。
 そう意気込んだ俺は、ゆっくりと、手のひらを両胸に密着させる。小降りで、丁度良い感じに俺の手のひらに収まる。まさに俺に揉まれる為のカタチだな。
 と、ちょっと得意げになる。竹中が見たら発狂するだろうな。確実に。
「ふにゅ・・・・・・おにーちゃん。ひな、へんなかんじだよ」
「どんなかんじ?」
「なんだか、こそばいかんじ」
 そう言われると、こっちも本気を出さざるを得ない。ひなたちゃんを横に寝かせると、途中まで外したワンピースのボタンを最後まで外す・・・・・・・と、俺は非常に重大な事に気がつく。
「ひなたちゃん・・・・・・今日は、その、ぱ、パンツ・・・はいてない。のかな?」
「おー?ひな、おうちにいるあいだは、ぱんつはいてないよ?」
 ・・・なんだか凄いことを聞いてしまったぞ。つまり、いつもひなたちゃんは、の、のーぱんで過ごしているのか・・・ヤバイ、ヤバイぞこれは。
「その・・・なんで・・・・・・はいていないのかな?」
 一応、理由を聞いてみる。ここは保護者として聞かねば。教育のために。
「はいてないときもちいいよ?おにーちゃんもどう?」
 らしいです。はい。本当にひなたちゃんらしいといえばそうだけど。ちなみに俺は遠慮しておきます。
男がそんなことしても・・・ねぇ。それに練習の時タイヘンそうだし。
 練習と言えば、朝練してきたからちょっと汗臭いかな。俺。と、自分の体を見て思う。
このまま脱いだらちょっとアレだな・・・・・・そうだ。
784ひなたちゃんのお人形遊び:2011/10/13(木) 19:20:44.10 ID:tirN3mTJ
「ひなたちゃん。俺、実は朝練してきてさ・・・・・・シャワー浴びたいんだけど、いいかい?」
「いいよー。ひなもおにーちゃんと一緒に浴びたい」
「・・・・・・・えっ」
 いや、ちょっと予想外だった。今のは。教え子と一緒にシャワーとか・・・・・・俺がこんな事してるっていうのバレたら・・・コーチ失格どころじゃないな。きっと。
 それでも、ひなたちゃんのお願いを無下に断る事も出来ず・・・
「わかった。じゃあ一緒に入ろうか」
「わーい。おにーちゃんとお風呂、たのしみ」
 ・・・・・・本人も喜んでいるみたいだし・・・ヨシとするか。

 袴田家のお風呂は家の割には・・・といっては失礼だが、大きい風呂場だ。間違いなくウチよりも広い。これなら小学生5人が入浴しても問題ないな。
「じゃあひなたちゃん、ここに座って」
「おー?おにーちゃんがひなを洗うの?」
「うん、まずはひなたちゃんをキレイにしてからね」
 といって納得させるが、本音は俺がひなたちゃんの体を洗うという目標を達成するためだ。自分の体など後回しでいい。
 俺はシャンプーっぽい容れ物から2プッシュほど液体を手に取ると、ひなたちゃんの髪を撫でるようにして染みこませていった。
 しばらく、頭をこすっていると泡立ってきた。髪が長いだけあって、ものすごい量の泡だ。
「ひなたちゃん。かゆいところはない?」
「おー、だいじょうぶー」
 美容室で定番のやりとりを交わすと、俺の手が毛根から毛先までを丁寧に泡で満たしていく。
これだけ髪が長いと本当に洗うの大変だな。毎日洗っているのだと思うと関心する。
 十分に泡立たせ、シャワーで髪を流す。いつもよりも強いシャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。
「つぎは、ひながおにーちゃんのからだあらうね?」
「おっ、たのんだ」
 無邪気に笑い、俺の体を洗おうとするひなたちゃん。タオルを両手に持って、ごしごしと、一生懸命こする様子が本当に可愛い。
「おにーちゃん、ひなのごほうし、きもちいい?」
「ひなたちゃんは体洗うの上手だね。うん。とっても気持ちいいです」
 全く・・・ひなたちゃんに「ご奉仕」なんて言葉教えたのは何処のどいつだ。多分、紗季だな。そのルートしか考えられん。又は真帆。

 洗い合いを終えると、俺たちは風呂を出た。
 とりあえず頭を乾かすと、ひなたちゃんをパジャマに着替えさせた。昼過ぎにパジャマというのもおかしい話だが・・・
「ひなたちゃん・・・・・・あれ!?」
 俺が髪を乾かしひなたちゃんを見ると、すやすやと、ベッドで横になり寝息をたてていた。
どうやらお風呂に入った事で睡眠モードになったらしい。
「ふふ、ひなたちゃん。風邪、ひかないようにね」
 眠りに入った天使を無理に起こすわけにもいかず、そっとタオルケットを上に掛けると、カバンを手に取り、帰宅の準備をした。
お人形遊びの続きは・・・・・・また次回にお預けのようだ。

 起こさないように静かに玄関まで下り、袴田家を後にする。
情報によると、かげつちゃんが帰ってくるのはもう少し後だし、鉢合わせになることはないだろう。
 次来るときは・・・そうだな、俺たちが出会った時に着ていた・・・メイド服でも持ってくるように言ってみるか。
 そんなことを考えながら、俺は帰路についた。
 まったく、ひなたちゃんは最高だぜ。
785名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 19:23:45.66 ID:tirN3mTJ
以上です。

すばるんはロリコンを誇りにもったらいいと思うよ。
786名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 19:55:23.43 ID:YEVaT4jD
うおおお、いい展開!!
一条さん完璧人間なのか、それってオリキャラして微妙じない? と思いながら読んでいたから妙な親近感が…とか思っていたら一条さん敵かよ!
智花たちの参戦も確定したし、続きがすごく楽しみです!!
787786:2011/10/13(木) 20:01:07.07 ID:YEVaT4jD
ごめん>>775ってつけ忘れた
788名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 20:41:14.11 ID:lT6XMSa1
>>785
ありがとう・・・こういうの読みたかったんだ・・・
手を出しながらも紳士なすばるんはプロだな
789名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 20:50:36.57 ID:cwtO4KV4
すばるん、アウトー
790名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 21:05:16.54 ID:qej6kviO
俺もひなたちゃんとちゅっちゅっしたい
791名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 21:13:07.01 ID:AqEdKlGj
>>785
GJ
それにしてもすばるん、ひなたちゃんのパンツ家に保管してたんだよな・・・
792名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 21:29:06.51 ID:0dw6pK9n
一条さんの続きが楽しみ
793名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 21:44:49.16 ID:2TDzCDIs
すばるんの家に遊びに来た真帆が大事に保管されている真帆パンツを発見して
「ねぇすばるん、これって・・・」みたいな感じからエロ展開が来るに違いない
794名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 22:10:48.20 ID:c0J4Pc/D
それは人としてジ・エンドだと思うんだけど。
795名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 22:28:45.41 ID:jkcFu9Qf
GJ

没ネタ

美星は、夜の街でクラスの生徒にからんでいた不良高校生を叩きのめしてケガをさせてしまう。
相手が訴えないと聞いてホッとする昴たち。だが、校長が下した処分は『解雇』。
実は、昴が来る前に保護者と度々トラブルを起こした美星は、今度不祥事を起こした場合は即刻解雇するという
『日付のない退職願』を書かされていたのだった。日付が入ってしまった以上、もうどうすることもできない。
美星が学校を去る日。叩きのめした不良が仲間を連れて仕返しにやってくる。
多勢に無勢、雨の中、美星は袋叩きにされる。そこへ昴と女バス、さらには男バスの生徒たちが助けに入る。
教師たちまで加わり、たちまち、グラウンドで泥まみれの大乱闘が始まった……。
796名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 22:52:39.47 ID:4wvKz4ph
戦って戦って戦い抜いて最後まで勝ち残った者がなんたらかんたら
797名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 23:24:36.36 ID:Vzqhhkb3
そこは不良高校生が事情を知っていて、美星を脅すだろうが!
798名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 23:33:53.02 ID:cwtO4KV4
そこは昴が不良高校生からミホ姉を守って不覚にもミホ姉がときめいちゃうパターンだろうが!
799名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 23:48:59.97 ID:+bUFIM16
迷ったら二兎を追えってばっちゃが言ってた>美星&ミホ姉
800名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 23:49:54.09 ID:jkcFu9Qf
また没ネタ……

安西は少しドアを開けて、体育館の中をのぞいてみた。
「行くぞ!」
「オーッ!!」
少年の声と、数人の少女の黄色い声が響く。
あの高校生くらいの少年が、部員たちにいろいろと指示を出している。顧問の教師が、さらに指導を加えるのだろう。
安西は、体育館のどこかにいるはずの顧問を目で探してみた。
いない。
顧問やコーチらしき大人の姿がどこにもない。
ということは、あの少年が一人でコーチをしているのか。とんでもない。
部員の中でバスケの経験がありそうなのは二人くらいだ。あとはまだ動きがぎこちなく、不慣れなのがわかる。
経験があるといっても、所詮は同じ小学生。大人からすれば、素人も経験者も大した違いはない。
バスケに限らず、子供のスポーツにおいては、コーチや監督は片時も目が離せない。
どんな不測の事態が起きるかわからないからだ。
子供のスポーツのコーチを引き受けることは、それこそ付きっきりの指導を覚悟しなければならないのだ。それをまだ未熟な高校生たった一人に任せるなんて無茶だ。
「危ない!」
ボールを持った小柄な少女に、少し大柄な少女がぶつかった。
少年は注意するどころかさらに煽っている。
安西は見かねて止めようと思った。
「止めないとあれじゃ事故が起きてしまう。校長先生、顧問の先生はどこですか?」
校長は黙っている。
801名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 04:19:09.39 ID:BVgw0bnc
>>795
そして美星は不良達の肉便器に
802名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 07:34:43.58 ID:GN+NhjxU
イリーガルユースオブパンツ
803名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 07:41:08.23 ID:Hy4E9zQp
フリースロー1本で済むならお釣りが来るわw
804名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 09:43:28.00 ID:i2N1q2Li
美星も見た目は充分ロリなんだよな
805名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 11:19:36.48 ID:YbNbjul4
>>785
GJ。

かげつ「長谷川コーチからお気に入りのシャンプーの香りが・・・」
806名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 11:56:14.44 ID:i2N1q2Li
作者の皆さんGJ!
あと一条さんの作者さん複数回にまたがるならトリップつけた方がわかりやすいよ
807名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 19:33:31.71 ID:L/OKX8xO
一条さんの人は面白いがエロパロは場違いな気もするw
808 ◆nYZmF9IA.U :2011/10/14(金) 22:34:29.82 ID:Okz8v9Ql
今更ながら>>227の続きです。
少々おかしなとこがあるかもしれませんがそこは勘弁。
今回はエロなしです。
809おにーちゃんとデート 前編 ◆nYZmF9IA.U :2011/10/14(金) 22:35:11.53 ID:Okz8v9Ql
 月曜日。色々と躊躇はしたものの、結局俺はいつも通り慧心学園初等部の体育館へと足を運んでいた。
 先週末、俺は取り返しのつかないことをしてしまっている。あろうことか小学生の教え子2人に欲情し、その無垢な身体を穢してしまった。彼女たちのコーチとしても1人の人間としても、最低な行為だったことは自覚している。
 一時の気の迷いなどと弁明したところで、恥の上塗りにしかならないだろう。なら俺は、彼女たちから必要とされなくなるまでコーチであり続けたい。
 それに自分の気持ちもわからないままサヨナラするということを、俺はしたくなかった。
「よし……。大丈夫」
 体育館の扉に手をかけると、初めてここを訪れたとき以上に緊張を感じる。俺の脳裏にひなたちゃんの笑顔が浮かぶ。
 あの風呂場での出来事の後も、彼女たちは変わらず俺と接してくれた。それはきっと、何も知らない純粋さあってことだろう。ひなたちゃんとかげつちゃんの優しさには、涙が出る思いだった。
「あれ……?」
 拍子抜けするほど何事もなく中に入ったまではいいのだが、談笑する少女たちの輪の中にひなたちゃんの姿がない。体調でも崩したのかと心配になって、アイガードをつけようとしていた紗季に事情を尋ねた。
「ひなですか? それなら少し遅れるみたいです。なんだか保健室に用事があるらしくて、かげと一緒に行ったみたいですけど。真帆、そうよね?」
「うん、そーだよ。それよかすばるん、ヒナとゲッタンだけお泊りなんてずるいぞ!」
 参ったな。やっぱりというか、2人が泊まりに来たのは当然のように部員みんなに知られているようだ。ひなたちゃんの事も気になるけど、今はこの場をやり過ごすことに集中しよう。
810おにーちゃんとデート 前編 ◆nYZmF9IA.U :2011/10/14(金) 22:35:40.40 ID:Okz8v9Ql
 ――なんとか真帆をなだめることに成功した俺は、いつものようにコーチとして少女たちを見守っていた。
「昴さん、なんだか今日はそわそわされている気がします」
 その間、いないとわかっているのについついひなたちゃんの姿を目で探してしまっていたようで、若干訝しがられてはいたのだが。
「おー。遅れてごめんなさい」
 ひなたちゃんが現れたのは、ミニゲームをしている途中だった。体育館まで急いでやってきたのか、うっすらと頬が上気している。
「やあ、ひなたちゃん。用事は済んだ?」
 俺は息を整えているひなたちゃんに声をかける。
「おー。すんだ」
 いつもと変わらない柔らかな笑みを彼女は見せてくれる。今日ようやくこの笑顔と出会えて、俺の中では大きな安堵感が広がっていた。
 密かに実は嫌われていたらどうしようなんて思っていたけど、どうやらその心配はなさそうだ。
「それじゃあみんな揃ったことだし、ミニゲームは後から仕切りなおしということにしようか」
「わーい。ひな、おにーちゃんと一緒がいい」
 制服のままのひなたちゃんが、俺めがけて抱きついてくる。それ自体はそんなに珍しいことじゃないんだけど、今の俺はどうしてもその髪からわずかに感じられる甘い香りを意識してしまう。
「ひ、ひなたちゃん」
「ほらひな、長谷川さんを困らせちゃだめよ」
 俺が困っているように見えたのか、紗季はひなたちゃんを無理やり引き剥がす。
 若干不満顔のひなたちゃんだったが、仕方なさそうに体育倉庫へ着替えに向かった。
「ちょっと、やばいかも……」
「昴さん?」
 小声だが、つい本音がこぼれてしまったようだ。不思議そうに俺を見上げる智花の頭にポンと手のひらをやり、気持ちを落ち着ける。
 意識を切り替えられたことを確認し、体操服に着替えてきたひなたちゃんを含めて練習を再開させた。
 ――あとから振り返ることがあるとすれば、俺はこの時すでにひなたちゃんという天使に心を奪われていたのかもしれない。
811おにーちゃんとデート 前編 ◆nYZmF9IA.U :2011/10/14(金) 22:36:10.88 ID:Okz8v9Ql
「お疲れ様でしたー!」
 練習終了後、みんなの声が体育館に響く。後片付けを終えて、女の子たちはみんな着替えに行ってしまっている。
 それを見計らうようにして1人、俺のほうへ近づいてくる子がいた。その子が歩くたびに、ウェーブのかかった髪がふわふわと揺れる。
「ん、どうかした?」
 俺の横に立つひなたちゃんが、軽く手招きをする。膝をかがめて彼女の顔の位置に目線を合わせると、その表情が少しばかり赤らいでいることに気がづいた。
「おー。おにーちゃんにおはなし、聞いてほしい」
 彼女の口許に耳を寄せる。なんだろうな。
「にちようび、ひなたちとデートしてください」
「うん、いいよ。………………ってデート!?」
 大きな声が出そうになるのを、寸でのところで我慢した。ついいつもの癖で簡単に了承してしまったけど、どうすればいい。2人が許してくれたとはいえ前回あんなことがあったばかりだっていうのに……。
「おにーちゃんとデート、楽しみ」
 ダメだ。やっぱり俺には断れそうにない。こんなに嬉しそうにしているひなたちゃんを、今更突き放せるような厳格な人間じゃ俺はない。
 潔く、腹を括ろう。ちょっと遊びに行くだけ。そう考えてしまえば変に意識することはない。
「わかった、けどデートすることな秘密だよ? それじゃ、みんなと着替えておいで」
 ひなたちゃんと約束の指きりをして、彼女を送り出す。
 そして帰り道。バスに乗りに行った女バス部員と別れた俺に、意外な人が声をかけてきた。
「昴くん、ちょっといいかしら」
「羽田野先生?」
 なんの用だろうな。あるとすれば、ひなたちゃんが部活前に保健室へ行ったことくらいか。
「急にごめんなさいね。少し、ひなたちゃんのことで話があって」
「はい……」
 やっぱり、それしかないよな。緊張から、顔が強張ってしまっているような気がする。生唾を飲み込んで、先生の次の口の動きに注目する。
 いくら羽田野先生が特殊な性嗜好の持ち主だとしても、一応は教師なのだ。その教え子に淫行を働いたとなれば、話は別だろう。
 先生の右手が挙がると、俺は反射的に身構えてしまう。そんな俺の反応をからかうように、その手は優しく頬に添えられた。
812おにーちゃんとデート 前編 ◆nYZmF9IA.U :2011/10/14(金) 22:36:32.13 ID:Okz8v9Ql
「ふふ……、そんなに怖がらないで。なにも昴くんを取って食おうっていうわけじゃないから」
「は、はあ……」
 本当にこの人にはペースが狂わされる。それよりも、こんな調子で話しているっていうことは、俺の心配しすぎだったのかとさえ思えてくる。
「――だいたいのことはひなたちゃんから聞いたわ。昴くんに悪意があったなんて考えられないし、あの子たちにひどいことなんてするわけないでしょ? だから、美星ちゃんには特別に黙っておいてあげる」
 ――それに、昴くんは同好の士だしね。
 そんな付け加えがなければ、羽田野先生が俺を信用してくれていることに感動していたかもしれない。ともあれだ。
「ありがとうございます、先生」
 先生の好意には感謝しておかなくてはならないだろう。あんなことがミホ姉の耳に入った日には、俺の命は地獄の鬼に掻っ攫われてしまうことだろう。
 ミホ姉には悪いが、想像しただけでも全身に寒気が走る。
「うん、素直でよろしい」
 彼女の知的な瞳が、楽しげに踊る。歩き始めた俺たちは、やがて校門付近で別れることになった。
「昴くん」
 そこでまたしても、先生に引き留められた。真剣さが宿った口調であり、こちらが本題なのかもしれない。
「小学生だってちゃんと恋することができる。それだけは、しっかりとわかっておいてあげてね」
「え……、それって」
 一瞬俺は、あっけにとられたような顔をしていたことだろう。それだけ羽田野先生は、俺自身まだ深く考えないようにしてきた部分へと鋭く切り込んできたのである。
「それと……、はい」
 メモ用紙のような一片の紙切れを、先生は俺の手の中に潜りこませる。
 見れば、電話番号と思しき数列がそこには並んでいた。
「先生、これってもしかして」
 この状況で渡される電話番号なんていくら鈍感な人間でもわかる。袴田家の電話番号だろう。
「ご明察よ。きっちりとした打ち合わせはまだできていないんでしょ? 年上らしく、リードしてあげるのよ」
 これでようやく察しがついた。ひなたちゃんにデートのことを吹き込んだ張本人のことだ。そうでもなければ、急にこんな展開になんてなるはずがない。
「ちょ……って……」
 ――それじゃあね。
 それだけ残して、俺が言葉を発する前に羽田野先生は俊敏に姿を消してしまっていた。
 彼女は駐車場に向かったのだろうが、もはや追いかける気にもならない。
 校門の前に突っ立っているわけにもいかず、なんとなく憂鬱な気分で俺は歩き出す。まったく、人の気も知らず状況をかき回してくれる人だ。
「俺の気持ち、か」
 渡された紙をもう一度見直す。ひなたちゃんとかげつちゃんの笑顔が頭の中に浮かんでは消えていく。
 この調子じゃあ、今夜は眠れそうにないな。
813おにーちゃんとデート 前編 ◆nYZmF9IA.U :2011/10/14(金) 22:36:53.69 ID:Okz8v9Ql
 翌日。とある目的を達成するために、高校の授業が終わると同時に俺は帰路についた。
 そしていま、俺は自宅の電話の前にいる。
「さあ、かけるぞ」
 袴田家のご両親は、この時間帯はまだ働きに出ておられるはず。ならば電話に出るのは、ひなたちゃんかかげつちゃんだけ。うん、ばっちりだ。
「これでよし、っと」
 羽田野先生に教えてもらった番号通りに、ボタンをプッシュする。聞きなれた呼び出し音が、数回耳に響く。
 バスケの教え子の家に電話しているだけなのに、これでもかというくらい俺はどきどきしている。あまり、何度も経験したくない部類のものだ。
「――はい。袴田です」
 よかった、かげつちゃんだ。俺はほっとして、受話器に応答する。
「あ、かげつちゃん? 長谷川昴です。急に電話しちゃってごめんね」
「は、長谷川コーチ、ええと、こんにちは」
 どうやら向うのほうでも、俺が電話してきたことに驚いているようだ。
「うん、こんにちは。……ひなたちゃんからお誘いを受けたことについてなんだけど」
 世間話なんてしても仕方ないと思い、俺は単刀直入に話を切り出した。
「はい!」
 元気な返事に、少しびっくりした。それだけ、かげつちゃんも楽しみにしてくれているということなのだろう。
 なら余計に、しっかりと段取りを決めておかなくてはならないだろう。
「それで、どこに行くとかって決めてあるのかな」
「あ、それなら姉様が電車に乗って動物園に行ってみたいって」
 なるほど、動物園か。ゆっくり見て回るのならぴったりかもしれないな。天気がよければいいんだけど。
「いいね。外でお弁当とかみんなで食べるのもいいかも。母さんに美味い物作ってもらうよ」
「わ、楽しそうです」
 母さんに伝えておけば、きっと気合を入れて作ってくれるだろう。あまり荷物になるのは嫌だしほどほどにしてほしいという気持ちもあるが。
「姉様ったら昨日からずっと嬉しそうで。長谷川コーチ、本当にありがとうございます」
 まったく、どこまでも姉想いな子だ。電話越しにも、彼女の笑顔が透けて見える。
「そんな、俺もすごく楽しみにしてる」
「も、もちろんわたしもとっても楽しみです。その……、長谷川コーチとのデ、デート」
 かげつちゃんの言葉に、不意に顔が熱くなる。きっとかげつちゃんも俺と同じような状態になっているだろう。
「それじゃあ日曜日、駅に10時頃でいいかな?」
 取りあえず時間だけはしっかりと確認しておかないと。ちゃんと集合できないと悲惨なことになるからな。その点、しっかり者のかげつちゃんにこうして伝えておけば問題はないだろう。
「はい、わかりました。姉様にもちゃんと伝えておきますね」
「よろしくね、かげつちゃん」
 それから少しだけなんでもないような話をして、俺は受話器を置いた。これで事前の準備は大丈夫だろう。ああ、こうしてしっかり計画すると俄然楽しみになってくるなあ。
 置いた受話器を握り締めながら、俺はわずかに口許をほころばせている。いまこの場に、母さんがいなくてよかったと思う。
「体調崩さないようにしておかないと……」
 なんだか遠足に行く前の小学生のような気分だが、悪くない。
 きっかけどうこうは関係なしに、この機会を存分に楽しむことにしよう。
814おにーちゃんとデート 前編 ◆nYZmF9IA.U :2011/10/14(金) 22:38:03.83 ID:Okz8v9Ql
短めですが今回は以上です。
とりあえず、自分にシリアスなのは書けないことがわかった。
815名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 23:12:31.21 ID:AhaCWzj0
かげつちゃん最高や!
1巻の智花を思い出させる
816名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 00:19:19.13 ID:OdTr2dEg
偶然にも2作連続で投下されたのが袴田姉妹
817名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 00:37:10.54 ID:gcQhlDKQ
真帆に唐辛子もらって舐めて飴悶絶してるすばるんの舌をなめる真帆が見たいです
818名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 02:07:51.18 ID:OGpo2AdY
だがすかさずすばるんの口にヨーグルトキャンディーを放り込む紗季
819名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 02:32:45.57 ID:VcNrQjHK
いいね、ゲッタンもいるとかさらにいいね。
820名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 02:34:57.03 ID:GMC7zux7
>>814
かげつちゃんは最高だぜ!
これを機にげったんモノが増えると嬉しい
821名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 09:23:08.74 ID:LYD3XIOC
数日ぶりに見たらいっぱい続編来てる、職人乙

>>775
やっぱ一条って名前は敵になる運命なんだな・・・
後に敵サイドとして再会したらこうなるのか胸熱
昴「一条・・・さん、そんな・・・嘘だろ?夢であってくれ・・・」
一条「ところがどっこい・・・!夢じゃありません!現実・・・!これが現実っ・・・!」

>>785
捕まっちゃえこの変態腐れロリコン野郎!

>>814
ロリコンな挙句天使姉妹丼で二股も厭わないほどに成長したすばるん氏・・・もげろ!もげてしまえ!
822名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 15:12:15.13 ID:5l2uFKEq
>>807
いいl
823名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 15:17:29.61 ID:5l2uFKEq
>>807
途中で送信してしもうた・・・

いいじゃないの、面白ければ
むしろエロいのや甘いのの中にストーリーが通ったシリアスもあった方が
メリハリが利いて他のエロ甘もより際立つような気もする
824名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 15:53:45.22 ID:EApciINL
しまった…
地味に羽多野先生の字が間違ってたか
825名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 08:51:45.68 ID:pozdZ5Gb
そういえば、ミホ姉がヒロインな話はまだ作られてないな
826名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 16:21:47.68 ID:D2/pgoz3
すばるんと美星冬子の3Pは妄想したことあるけど文章化まではいかんな
827名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 20:34:33.95 ID:I6Lv7XKh
そういえばまほひつじの人ぱたっと来なくなったなー
忙しいのかな・・・畜生、気になるところで切りやがって・・・w
828732の奴:2011/10/17(月) 00:25:50.17 ID:tZcaZXO2
今、紗季真帆の百合モノを書いてるんだが、どうにも難しい。
ムリな展開になってしまう事が多くて、プロット立てるだけで一週間近くかかってしまった。
やっぱただ妄想するのとそれを文章にするのとではワケが違うなぁ…。
829名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:57:32.37 ID:UkT9ZbUu
>>828
すばるんに気持ちいいこと教えてもらった二人がペロペロしあう展開ならすぐに思い付くんだが…
830732の奴:2011/10/17(月) 01:02:21.53 ID:tZcaZXO2
>>829
それでも良いんだけど、やっぱりすばるんっていう中継点が必要になるからな…。
出来れば純粋な紗季真帆でいきたい。
831名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 01:04:25.17 ID:07TgMx4D
ある日レディコミ学校にを持ってきた真帆に知識を乞われたり
おまたをこすこすするとへんな気分になることを発見したと言ってきかないひなたちゃんに正しい知識を教えようとしたり
成長した身体と性欲を持て余してしまい上の空になりがちなアイリーンの悩みを聞いたり
昴さんに気に入られるためにはどうしたらいいかと智花に相談されたり
そんな展開で頼む
832名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 01:24:14.83 ID:BcU06u5i
>>831
よしそれで是非書いてくれ
833ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:11:04.02 ID:XVBb6Cyx
投下します。
8345投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:12:47.06 ID:XVBb6Cyx

「ではまず長谷川さんは目をつむってくださいね♪」
「な、なにをするつもりだ紗季。それを教えてくれないと、恐くてできないよ」
「ふふ、すぐにわかります。でも目をつむってくださらないと、愛莉が恥ずかしい思いをしますよ」
「はうっ!?」

それは愛莉の裸を見てしまうことなのか、それとも愛莉に性的なイタズラをすることなのか……
いや前者に決まっているんだけどね。……ちょっと紗季の言い方が卑猥だったのもので。

愛莉を辱めるわけにはいかないので、俺は言われた通り瞼を閉じた。

「ありがとうございます。それじゃ愛莉はそこに座ってくれる? 背中を壁につけちゃっていいから」
「……こう? 紗季ちゃん」
「そう。いいわよ。あっ、足は広げておいてね」
「???」
「じゃ長谷川さん、一緒に出ましょうか」

よくわからないまま、紗季は俺の腕をとって湯船からあがり、洗い場へと導く。

「……はい、ここに座ってくださいね」
「う、うん……」
「ええっ!!!???」

背後で愛莉が驚いた声をあげるが、俺は紗季の言われるがままにその場で腰を下ろした。
……ん? 背後? 

――ぽよんっ。

「!?!?!?!?」
「きゃあああっ!!」

直後、背中にとてつもなく柔らかなものが当たった!
思わず目を見開き立ち上がろうとするが、紗季に肩をしっかりと押さえられてしまう。

「愛莉っ、長谷川さんを抱き締めて逃がさないようにして!」
「そっ、そんな、できないよう!」
「早くつ! このまま長谷川さんが立ちあがったら、まっさきに愛莉が襲われちゃうわよ!」
「――はうっ!? は、長谷川さん、ごめんなさいっ!」

みぞおちの辺りに白い腕がまわされ、後ろからぎゅうっと誰か――愛莉に抱きつかれた。
すると当然、背中にあたる柔らかな――愛莉の双乳が、むにゅっと潰れて、俺の、俺に、あっ、ああああーーーーー!!!!!

8355投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:14:28.51 ID:XVBb6Cyx


「ひゃうぅぅぅっ! は、長谷川さん、駄目です! 落ち着いてくださいっ」
「みんなっ、急いで所定の位置について!」
「オッケー! すばるん、カクゴーーーっ!」
「おー、おにーちゃんにだーいぶ!」
「す、昴さん、失礼します!」
「んなあっ!?」

掛け声とともに、女の子たちがわらわらと体の上に乗っかってきて、
俺はあっという間に、全裸の女子小学生たちによって押さえつけられてしまった。

「さ、さ、さ、紗季っ!」
「ふふ、どうですか、長谷川さん。これなら動けないでしょう?」

状況を整理しよう。
まず浴室の洗い場があって、そこに愛莉が背を壁に付けて座っている。
で、愛莉にもたれかかる様に俺が座って、愛莉の豊満なおっぱいが俺の背中にこれでもかと押し付けられている。
そして俺の両脇で寄り添うように智花と紗季がぎゅっと腕を抱きしめ、
さらには足の上を跨ぐようにして真帆とひなたちゃんがそれぞれ乗っかっているのだ!

これは……何という技だ?
小学生無間地獄固め?


8365投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:15:58.77 ID:XVBb6Cyx

「きししっ、どーだすばるんっ。これですばるんはあたしたちにイタズラできないもんねっ。おとなしくオナワになーれっ」

つるつるぺったんこなロリボディを惜し気もなく晒しながら、
真帆が勝ち誇るように右足の上でゆっさゆっさと体を揺らす。
そうすると真帆の股間がグイグイとすねに押し付けられて――って、うわあああああああ、
せ、線が、縦スジが、アソコのグニグニにした感触がああああっ!
お尻もプリプリしていて、駄目です、もう終わりだっ!!

「おー、おにーちゃん、あばれちゃだめだよ。あたまとあたまがごっつんこしちゃうよ?」

なのに左足にはひなたちゃんのお尻があああああああっ!
ぷにぷにのアソコがあああああああああああああああっ!!
真帆とは対称的にちっちゃいながら凹凸のある裸体をちょこんと俺の膝の上に乗っけている。
密着。ぴっちり。もう無理。勘弁して。とけてまう。

「昴さん、申し訳ございません。で、ですけど、その、――よろしくお願い致します!」

そう言って、ぐっと右腕をかき抱く智花。……はい、モロに胸に当たってます。
可愛らしい乳首がクリッて……神様、どこまで俺を苦しめるおつもりですか?

「ふふ、どうですか。これならいくら男の人でも身動きとれませんし、愛莉も裸を見られずに密着できるし、
 私たちも自由に長谷川さんとエッチなことができる、素敵なフォーメーションだと思いません?」

左腕にぴっとりと腕を絡ませ、紗季が得意そうに説明する。
当然、ツンツン尖った鋭意成長中なおっぱいが俺の腕にむにゅっと押し潰されていてます。
……こんなフォーメーション、教えた覚えはないのに。

しかし、それらすべてを覆い隠してしまうほど、圧倒的な存在感を放っているのは――

「はうぅぅぅ、さ、紗季ちゃん、近いよっ。長谷川さんのお顔が、こんな近くにっ!」

むぎゅう〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

背中に強く押し付けられる二つの双乳――いや、もう巨乳と形容してしまって
まったく遜色のない愛莉のおっぱいだ!

ウソだろ、あり得ないっ。これが小学生の胸だって!?
しかも生です。下着ごしでも水着ごしでもありません。ザ、ナ・マ・チ・チ。
よーく意識を集中させると、押し潰された二つの膨らみのてっぺんに、
少しだけ固い感触があるような……。

背中に愛莉の巨乳。
右腕は智花の微乳。
左手は紗季のおっぱい。
右足は真帆のオマタ。
左足はひなたちゃんのお尻。

肉体だけでなく、精神的にもがんじがらめになっている、恐るべきフィニッシュホールドである。

……もう誰から注意したらいいのかわからない。
8375投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:17:08.15 ID:XVBb6Cyx


「さ、紗季っ。駄目だ、こんな状態じゃ俺の理性が持たないっ――んんっ!?」
「ちゅう……んっ……ちゅっ」

とりあえず首謀者である紗季に苦言を呈しようしたら、いきなりキスで唇を塞がれてしまった。
両手で頭を抱えられての深いキス。舌こそ入れてこないが、その分唇の感触を
味わうようなネットリとしたキスだ。

「……ふふふ、長谷川さんとキスするの、すごく気持ちいいです」
「……さ、紗季、どうしたの? いったい……」

日頃の彼女は元より、今日の性に積極的な紗季と比べても、今のキスはちょっと唐突すぎた。

「……どうしたっていうか……ただ私も意地を張らずに、自分の気持ちに正直になってみようと思っただけです」
「自分の気持ち? ――わぷっ!」

疑問形で返そうとしたら、またもキスで塞がれる。
しかも今度は痛いくらいに唇を吸ってきた。

「――ぷはっ! もう、これだけしといて、まだ分からないって言うんですか!?」
「……いや、分かるよ。紗季が俺を愛してるってことが」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

あれ? 正解だと思ったのだが、紗季は突如顔を真っ赤にして俯いてしまった。
え……もしかして間違い? だとしたら凄い勘違い野郎だぞ、俺は。

「長谷川さん。紗季ちゃんはテレているだけですから、心配しなくても平気ですよ」

耳元でそっと囁かれる愛莉の声。
うわっ、いきなり後ろから声がしたということもあるが、
こんな間近で愛莉の声を聞いたことはなかったので、かなり驚いてしまった。
かわいいんだよな〜〜〜、愛莉の声。体と違って小さめで……って口が裂けても言えないが。

おまけに囁く度に吐息がうなじに当たって、それがまた背中に当たっている膨らみを意識させて
ゾクゾクする。

「――もうっ、そんなはっきりおっしゃらないでくださいっ! 長谷川さんは、もう少しデリカシーとか女心というものを勉強しなきゃいけませんよ!」
「はい。それはもう常々反省しております」
「えへへ、でも大好きって言ってもらえるのは凄く嬉しいんだよね。だからここは、長谷川さんが紗季ちゃんを愛してるっていってあげればいいんです」
「えっ、そうなの?」
「愛莉―っ!!!」

……難しいな、女の子文学。

……ちみなみこの間の会話って俺を挟んで顔と顔がくっつきそうな距離で行われているので、こっぱずかしいことこの上ない。

8385投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:18:29.41 ID:XVBb6Cyx


「ふー、まあ、いいです。……ですので、長谷川さんももっと自分の気持ちに素直になってくださっていいんですよ」
「いや、だから、俺が理性を失ったら襲っちゃうでしょ!?」
「……本当にそれだけですか?」
「え?」

紗季がじっと俺の目を見つめる。その瞳は先程みせたように熱く潤んでいる。

「長谷川さんは、私たちを、愛してくれているんですよね?」
「ああ、もちろん」
「なら、その気持ちに素直になって頂くわけにはいかないのでしょうか。
 欲望ではなく、私たちを、好きだという気持ちに……」

きゅっと紗季が俺の腕を抱く。
尖った乳首が腕に当たって俺の脳を焦がすが、俺は紗季の言葉と瞳に射すくめられたままだった。

「……昴さん」
「え、智花? ――んんっ!?」

俺が何も言えないでいると、右から手が伸びてきて、今度は智花に唇を奪われる。
智花もそっと唇を吸うだけで舌は入れてこない……とても丁寧なキスだった。
鼻腔をくすぐる少女の香りにとろん……となる。

「……昴さん。わ、私たちはまだ子供で、昴さんのパートナーとしては不釣り合いだと思います。
 でも、今だけ、小学生とは関係なく、私たちを同い年の女の子だと思って、愛して頂けないでしょうか」
「と、智花……」
「無理なお願いなのはわかっています。でも、たった4つ歳が下なだけで、昴さんに愛してもらえないのは、とても辛いんです」

じっと見つめる智花の瞳は切なげで……愛しさと哀しさがない混ざっていた。

紗季と智花、二人の真剣な瞳がほぼゼロ距離で俺を見つめる。

……もし、みんなが俺と同じ年の女の子だったら……それはとても素敵な女の子たちだろう。
そんな成長した彼女たちに対して、俺はどう接する? 自分の想いを、どう伝えるんだ?

8395投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:19:22.56 ID:XVBb6Cyx


「よーするにさー、あたしたちを、すばるんのコイビトにしてほしーんだ」
「えっ!? な、なにを言い出すんだっ、真帆」
「も、もちろん、今だけです! ……でも、そうしないと長谷川さんは優しいから、
 いつまでもわたしたちを子供だとしか見てもらえないような気がして……」

いや、愛莉、少なくとも今の俺は君を子供だとは思えない。
こーのー背中にあたるぽよんぽよんの感触があああああああーーーーーーーー!!!

……でも言われてみれば俺は小学生と意識するあまり、彼女たち自身をしっかりと見ていなかったのかもしれない。
いや、小学生なんだけどね。エッチしちゃいけないんだけどね。
しかし小学生だから手を出してはいけないと過剰に意識するあまり、苦しんでいたことは事実だ。

もしそうでなければ、俺はもっと純粋に彼女たちのことを愛してあげれるんじゃないだろうか。

「おー。おにーちゃん、ひなたちのこと、おにーちゃんのこいびとさんにしてくれますか?」

最後にひなたちゃんが穢れのない、純粋極まりない瞳で聞いてくる。

……この子を同い年と見るのは、様々な感情が拒否してくるんだけど……。

「……うん。わかったよ、みんな。同い年……ていうのはさすがに無理があるけど、
 そうだな、年下の可愛い彼女ということで、みんなのこと、見てもいいかな?」
「はいっ! ありがとうございます。とても嬉しいです!」
「か、彼女……昴さんの彼女……はうっ」
「えへへ、よかったね、紗季ちゃん。智花ちゃん」
「あにいってんだよ、アイリーン。あたしたちみーんな、すばるんのコイビトなんだぞっ」
「はうっ、そ、そうだった……は、恥ずかしけど……嬉しいな」
「わーい。みんないっしょに、おにーちゃんのこいびとさん♪」

そうだ。小学生だなんて関係ない。俺はこの子たちを愛しているのだから、
きちんと、この子たち自身をみていけばいいんだ。

8405投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:20:54.89 ID:XVBb6Cyx


「……でも問題は……恋人として接したら……やっぱりしたくなっちゃうと思うんだけど……」
「ふふ、ご心配なく。そのための布陣です。まず後ろから愛莉が長谷川さんの体をしっかり抱きしめ、
 腕は私とトモで捕まえて、足は真帆とひなが重しとなっていますから、長谷川さんが襲ってしまう心配はございません」
「た、確かに……」

でもそのせいで俺の理性は早くもいっぱいいっぱいなんだけどっ。

「加えて……真帆、お願いね」
「らじゃった! へへ、すばるんっ。いーーーーぱいっ、気持ちよくしてあげるからね!」
「え、真帆?」
「あーーーーーーんっ、ぱくっ!」
「はうううううう!!!!!」

元気花丸の笑顔で真帆が大きく口を開くと、パクリッと俺のペニスを咥えた。
咥える瞬間に見た八重歯の輝きが、俺に噛まれた時の恐怖を思い出させたが、
真帆の小さな口の中に含まれた途端に、そんなことは頭の中から吹き飛んでしまった。

うわっ、真帆の口ん中、熱くって、狭くって、プリプリしてる!
口内全体でちゅーちゅー吸いついてきて、すんごい気持ちいい!

「こうやって誰か一人が長谷川さんのオチンチンを咥えていれば、挿れなくても済むでしょう?
 後は長谷川さんの射精されたいときに出して頂ければいいんです」
「なっ、そんなっ、だからって、ああっ!!!」
「……わ、私も頑張って長谷川さんの精液を飲むようにしますので、ご遠慮なく口の中で射精してしまって構いませんから……」
「んんーーーーっ、じゅぷ、じゅぷっ、んーんー!」
「はあああああああっ、真帆っ、真帆っ、まほおおおおおおおお」
「…………」

痛い痛いっ! 

いきなり紗季に耳を引っ張られた。

「ぱふっ――、きしし。サキ、いくらあたしのオシャブリですばるんがメロメロになってるからって、イジメちゃカワイソーだろ!」
「うっさい。えらそうなこと言ってないで、真帆はせいぜい長谷川さんのオチンチン噛まないように気を付けることねっ」
「へへんっだ。これはすばるんへのオシオキなんだから、噛んじゃってもいーんだもん!」
「なっ!? ちょ、ちょっと待って、そんなの聞いてないぞっ!? 勘弁してくれ!」
「んー大丈夫だよー。わざとはしないからさー。だーい好きなすばるんのチンコだもん。
 もー愛情200%全開でたーーーぷりしゃぶってあげるね!」

そう言いながら、真帆はスリスリとぷっくり膨らんだほっぺたに、
自分の唾液にまみれたペニスを擦りつける。
ああ、もう出ちゃいそう。

8415投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:22:13.95 ID:XVBb6Cyx


「……って真帆。そういえば自分のオ……アソコはおしっこすることろで汚いって言ってたのに、
 よく俺をしゃぶれるな。そこだっておしっこの出ることろだよ?」
「ほえ? あ、そーいやそーだね。んーでも気づいたらサキがすばるんのチンコ食べてたから
 こりゃ負けらんないって思ってあんま気にしなかったしー、それにさー」

むふっと真帆が悪戯っ子な顔で笑う。

「すばるん、チンコ舐めたりしゃぶられてるときって、スンゲー気持ちよさそーな顔するんだぜ。
 それが可愛くってさー、ついつい夢中になって舐めちゃうだ!」
「…………」

うぅ、聞くんじゃなかった。
自分でも顔が真っ赤になっているのがわかる。

「おー、おにーちゃん、おちんちんぺろぺろされているとき、すごくかわいーよ?」
「ほんと、あの表情は反則よね」
「はい。ご奉仕している私もとても幸せになってきます」
「えへへ、わたしもそう思うな」

……愛莉、その台詞はちゃんとフェラチオができるようになってから言おうね。
……て、まだキスしかしてない女の子にナニ言っているんだ、俺は……。
8425投目『すばるん極楽編』ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:23:58.80 ID:XVBb6Cyx


「えへっ、それにすばるんのチンコだもん。ゼンゼンへーきだよっ。
 セーエキも美味しかったし、遠慮なくいーーーぱいっ出してくれたまえ!」
「いや、待って! ぶっちゃけ言っちゃうけど、男には限界があるんだっ。
 何回も永遠に射精できるわけじゃないんだ!」
「ほえ? そーなの?」
「……でも長谷川さんって、もう5、6回は射精してますよね。……でもまだこんなに元気で……いったいあと何回くらい出るんですか?」

……何回くらいともうされても……自己ベストなんてあっさり更新してるし……そもそも俺、今何回目だ?

「えっと…………2、3回……くらい?」

もう無理っ。もう出ません! ――と言えなかったのは男としての見栄だ。

「それ以上出してしまったらどうなるんですか?」
「え? ……なにも……出なくなる? 立たなく……なるのかな?」
「……ずっと、ですか?」
「いや、休めば治ると思うよ」

……本当の失言とは、それが失言だと気づかずに言ってしまうものだ。

俺の言葉に、紗季がぽんっと手を合わせて嬉しそうに微笑んだ。

「だったら、なんの問題もないじゃないですか」
「……はい?」
「だって限界を超えてしまったら、長谷川さんのオチンチンは立たなくなるんでしょう?
 そうしたらセックスしてしまう心配をしなくてすむじゃないですか」
「え? ……あれ? そう……なのかな?」
「フニャフニャのままでは、膣に挿入なんてできませんし、
 永久にってことなら話は違いますが、回復するなら大丈夫です。ほら、問題解決です」
「……う、うん。……そう……だね」

なにか違う気がするんだけど、俺も実際にそこまでやったことがないので、紗季の言い分に押し切られてしまった形だ。
……死なない……よね?
843ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R :2011/10/17(月) 02:25:38.87 ID:XVBb6Cyx
終了です。
短いですが、今日はここまでで。
844名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 02:43:01.91 ID:8/JiSep3
GJ。
チクショウ、なんてうらやまsけしからん!俺と代われ!
845名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 03:53:44.90 ID:ALH/LRrU
干物になるまで搾り取られるのか・・・
極楽なのか地獄なのか
846名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 07:06:07.25 ID:unzAdtof
出しすぎたらアレが痛くなるよ……ある意味地獄だね
今回もGJでした!
847名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 07:21:05.05 ID:WbLZkGc/
5人全員に2〜3回ずつ中出汁要求されて
終わったら足腰立たないくらいのグロッキー状態でマグロになってるすばるんが浮かんだ・・・・・

横ではもっかん達がつやつや肌できゃいきゃい盛り上がってるのに
すばるんは大の字で脱力して動けずにいるんだぜ・・・・
848名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 07:27:03.89 ID:Th1gJleM
乙です
849名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 10:09:37.35 ID:ctdXPmBp
実に良いモノだ
次はいよいよ本番直接挿入描写を…
850名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 14:29:46.44 ID:ALH/LRrU
>>847
横たわる冷凍マグロの異名が生まれるのか
851名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 14:44:39.77 ID:nXbeRr/O
>>843
GJ
ついに愛莉の参戦ですね。

智花さんならふにゃふにゃでも自らねじ込みそうな気がする>紗季さん
852名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 17:09:45.83 ID:BcU06u5i
>>843
乙です
今なら嫉妬ですばるんを殺せそう
853『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/17(月) 21:32:17.12 ID:Tdl1MvCq
>>780 >>809 >>847
皆さんGJ!エロさ可愛さでによによっと頬が緩みますな


……
はい、すいません、一条さんのやつの者でございます
作者読者も含めてもっともエロパロに向いてないかと自分でも思いますが、いずれそういうシーンをいれたいところです
皆様感想ありがとうございます、ふつふつと湧き上がるの原料になります、感謝感謝
とりあえずトリップをつけてみました。

さて、実は読者の皆様に少しアンケートを行いたいと思います
このままキャラ描写を均等に行うと、無理に長くなりそうなので
オリジナルの一条さんに絡むヒロイン(というより対抗キャラ)を設定したいと
どのキャラも好きなので誰にしようかと悩んだあげく、どうせなら参加型にしてみようと逃g、もとい思い立ったしだいです

@本命
ミホ姉、紗希
A対抗
愛莉
B大穴
真帆

のような感じで考えております、葵と智花は昴の、ひなたは竹中のヒロインなので除外
本命は票数+2対抗は+1で査定、真帆が大穴なのは事の発端の掘り下げが長くなりそうで不向きな気がしたので

もしよろしければご協力ください。
854名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 21:33:38.54 ID:Ibzxy1FI
@で
855名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 21:34:17.00 ID:07TgMx4D
アンケートは好まぬ
856 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/17(月) 21:40:48.01 ID:Tdl1MvCq
しまった、ミホ姉と紗希わけておけばよかった

>>855
すまぬです
857名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 22:05:17.96 ID:3Yay7On6
GJ

また没ネタ。

慧心学園の隣にある会社の社長が、ガンにおかされてあと半年の命と宣告される。
実は、社長は学生時代、昴の父・銀河と宿命のライバルだった。
実業団からの誘いがあったが、父の急死で会社を継ぐことになり、夢を断念したのだ。
体が動くうちに好きなことをしようと、社長は銀河に対決を申し込む。
銀河は社長の病気とは思えないパワーに圧倒され、ボロ負けする。
しかし社長は落胆する。「お前はそんなヤワな奴じゃなかったはずだ。俺は今のお前を認めない」。
ぬるま湯に浸かっていたと反省、奮起した銀河は昴、女バスを相手に特訓を開始する。
しかし対決する度に負ける。あきらめかけた銀河に社長は檄を飛ばした。
「お前は俺が唯一かなわないと思ったライバルだ。俺が死ぬ前にあきらめてくれるな」
そして、ついに銀河は社長に勝つ。だが、社長は「見事だ」と言って倒れてしまう。
「社長さん、死んじゃだめだ」
「おじちゃん、死なないで」
昴、智花たちみんなの願いが届いたのか、社長は意識を取り戻した。
「また、バスケやろうな」
「ああ、今度は負けないぞ」
銀河と社長は握手を交わした。
「社長さん、貴重なものを見せていただいたご恩は決して忘れません」
「おじちゃん、ありがとう!」
昴たちの感謝の言葉を胸に抱いた社長は、終末医療専門の病院に入院し、体育館で患者たちと
バスケを楽しむのだった。
858名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 22:16:10.50 ID:FhVy0Zbo
周囲のすばるんへの信頼っぷりがすごい
859名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 22:53:08.05 ID:ALH/LRrU
>>853
ミホ姉と紗季が協力すると悪魔と頭脳があわさり最強に見える@
860『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 03:52:59.03 ID:R9BQet9N
第三話になります、前回は>>764-775


※注意事項※

○エロパロでありながら、おそらくエロはかなり薄くなります
○長いです、書いてみたらあほみたいに長くなりそうです、いつ終るやら……
○オリキャラがいますが、誰かとやっちまうとかそういう展開はありません
○基本は昴×智花
○小学生は最高ですがメイン舞台は七芝高校です
○アンケートご協力ありがとうございました

以上、注意事項になります。
861『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 03:54:41.72 ID:R9BQet9N

「一条、伊織、ねぇ……うーん」

 日曜日の朝八時。
 日課となった智花との朝練に、今日は見学者がいた。

「あのさ、ミホ姉……その、そこでずっと唸ってられると、不気味なんだけど……」
「んー、いやね、一条伊織ってどっかで聞いたことあるような気が……」
「もしかして、美星先生と同じ大学の方なんでしょうか?」
「そうなのかなー、なーんか、もっとドドーンとでっかくイメージが残ってるんだけどなぁ、うーん」

 そのまま唸り始めて、また固まってしまった。
 ミホ姉が考え込むなんて、珍しいこともあるもんだ。
 よっぽど強いイメージが残ってるのかもしれない、もしかしたら、訪問販売のしつこいセールスマンだった、とか。

「ありえなくはないけど、あまりイメージにあわないなぁ……」

 一条さんには、もっとスタイリッシュなイメージがある。
 もっとも、当の御本人はバリバリのビジネスマンな見た目で無職だから、現実が一番イメージと離れていたりするのだけれど。

「んあー、だめだ、思い出せない」

 やがて、大きく伸びをして、勢いよく立ち上がった。

「そうだ、名前を検索エンジンにでもかけてみれば出るかもしれない、いやー、なんでそこに思いあたらなかったかね」

 
862『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 03:55:47.89 ID:R9BQet9N

 そんなことを呟きながら、そのまま車の方へ。

「あれ、ミホ姉? 朝ごはん食べていかないのか?」
「ごめん、今日はパス、なるべく早く調べろってあたしの第六感が告げてるのさ、ほんじゃねー」

 そのまま、エンジン音を轟かせて、あっという間に走り去っていった。
 珍しい、今までこんなことがあっただろうか、あのミホ姉が、ご飯を食べずに帰るだなんて!

「み、美星先生、どこか悪いんでしょうか?」
「んー、大丈夫だとは思うけどなぁ、元気だったし」

 むしろ今くらいの方が俺としては大歓迎なわけで。

「っと、まぁミホ姉につきあってても仕方ないか、智花、もう一度いまの形でやってみようか」
「あ、はい、行きますよ」

 気持ちを切り替えて、練習再開。
 基本は、智花がオフェンスで俺がディフェンスの1on1だ。
 ただし、ゴールを公式用に高くし、ボールも7号球を使用している。

「どうした? 少しスピードが落ちて来てるんじゃないか?」
「いいえ! まだまだ動けます!」

 抜きにかかる智花の進路を阻む。
 小学生にしては尋常じゃないスピード。相手のレベル次第では今度の試合でも充分武器になるだろう。
 けれど、今日の本命は、この後――

「はっ!」
「っ! しまっ」

 ドライブに気をとられた瞬間、智花の小さな身体が真上に跳ね上がり、綺麗なフォームでジャンプシュートを放つ。
 咄嗟のブロックはかすりもせず、ボールは放物線を描く。
 そして、パサッと気持ちのいい音と共に、ゴールへと吸い込まれた。

863『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 03:56:39.52 ID:R9BQet9N

「や、やった、やりました! 長谷川さんから、ゴールを奪えました!」
「ふぅ、お見事、やられたよ智花、ナイスシュート」

 胸の前でグッと握りこんで、小さなガッツポーズを作っていた両手に軽く拳を合わせる。
 智花がいま重点を置いているのは、特に身長差と体格差を意識した練習だった。

 身長で上回る相手のさらに下から切り込んで、相手の意識が下を向けばジャンプシュートでゴールを狙う。基本の基本みたいな技術だけれど、小学生の低さを意識させてしまえば実はそれだけでかなりやりにくさを感じさせることができる。
 元々シュートの正確さは誰よりも高い智花だ。うまく意識をちらすことさえ出来れば、そう簡単に止めることはできない。
 最初は、スクープショットを教えてほしいと懇願された。
 けれど、流石に一月足らずでマスターするのは難しいだろうし、なによりフォームへの悪影響を懸念して、今の形に落ち着いた。
 ……まぁ、それでも、止めるつもりではあったのだけれど……、……ここわずか数日で、飛んでからシュートを打つまでの間隔が短くなった気がする。
 いや、気がするんじゃない、実際に早くなってるんだ。
 でなければ、さっきのシュートがあそこまで完璧に決まるはずがない、少なくとも触れられてはいた、つい昨日までは。
 とてつもない成長速度。湊智花の凄さをまた一つ教え込まされた。

「まったく、恐ろしいよ智花は」
「ふぇ? あ、あの、昴さん?」
「なんでもない。さて、今度は俺がオフェンスか」

 攻守交替。今度は俺の番だ。
 せめて、この攻撃で挽回しないと、とボールを手に取った時、家の外側から声がかけられた。
864『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 03:59:04.85 ID:R9BQet9N
>>863修正

「や、やった、やりました! 昴さんから、ゴールを奪えました!」
「ふぅ、お見事、やられたよ智花、ナイスシュート」

 胸の前でグッと握りこんで、小さなガッツポーズを作っていた両手に軽く拳を合わせる。
 智花がいま重点を置いているのは、特に身長差と体格差を意識した練習だった。

 身長で上回る相手のさらに下から切り込んで、相手の意識が下を向けばジャンプシュートでゴールを狙う。基本の基本みたいな技術だけれど、小学生の低さを意識させてしまえば実はそれだけでかなりやりにくさを感じさせることができる。
 元々シュートの正確さは誰よりも高い智花だ。うまく意識をちらすことさえ出来れば、そう簡単に止めることはできない。
 最初は、スクープショットを教えてほしいと懇願された。
 けれど、流石に一月足らずでマスターするのは難しいだろうし、なによりフォームへの悪影響を懸念して、今の形に落ち着いた。
 ……まぁ、それでも、止めるつもりではあったのだけれど……、……ここわずか数日で、飛んでからシュートを撃つまでの間隔が短くなった気がする。
 いや、気がするんじゃない、実際に早くなってるんだ。
 でなければ、さっきのシュートがあそこまで完璧に決まるはずがない、少なくとも触れられてはいた、つい昨日までは。
 とてつもない成長速度。湊智花の凄さをまた一つ教え込まされた。

「まったく、恐ろしいよ智花は」
「ふぇ? あ、あの、昴さん?」
「なんでもない。さて、今度は俺がオフェンスか」

 攻守交替。今度は俺の番だ。
 せめて、この攻撃で挽回しないと、とボールを手に取った時、家の外側から声がかけられた。
865『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 03:59:54.67 ID:R9BQet9N

「朝早くから申し訳ございません、わたくし一条と申す者ですが、長谷川昴様はいらっしゃいますでしょうか?」

 振り向くと、どう見てもビジネスマンにしか見えないスーツ姿の一条さんがいた。

「一条さん? どうしたんですか?」
「あ、長谷川君でしたか……朝練中ですか……」

 そこで、一条さんはジッと俺を見つめて、なぜか視線をそらして言った。

「……頑張ってますね」
「え? ああ、はい」

 なんだろう、今の間は?

「あの……?」
「ああ、早朝から失礼いたします、実は学校側からの書類が完成いたしまして」
「えっ!?」

 正式な書類って、本当に作ってもらってたんだ。

「はい、これで学校側にも逃げ口上がなくなりました」

 一条さんがカバンからとりだした書類には、なるほど、確かに『地域振興バスケ大会に優勝すれば、来年度からの男子バスケットボール部の活動を認める』という文言と、校長先生の印。そして立会人として一条さんの印が押されていた。
866『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:00:42.40 ID:R9BQet9N

「二枚あります。両方に長谷川君の印を押していただき、片方はそちらで、もう片方は学校側での保管になります」
「ありがとうございます、とりあえず立ち話じゃなくて、中で話しませんか? よろしければ上がってください」
「よろしいんですか? お邪魔では」
「大丈夫ですよ、実はさっきまで一番うるさいのがいたんですけど、急にいなくなっちゃって、一条さんならむしろ静かになるくらいです」
「それでは、お言葉に甘えさせていただきます」

 玄関口にまわった一条さんが、改めて一礼して敷地内に入ってくる。

「失礼します」
「はい……って、ええと、と、智花?」

 気づけば、智花が頬を膨らませて上目遣いでこちらを見上げていた。

「あ、ご、ごめん、ほらその、続きはまた今度ってことで」
「別に、かまいません」
「ああ、そ、そうか、ごめんな」
「あ、謝る必要はありません、そろそろ終わりでしたし」

「昴くん、智花ちゃん、ご飯できたわよ。あら?そちらの方は?」

 タイミングがいいのか悪いのか、母さんが朝食に呼びに来た。

「と、とりあえず、シャワー浴びようか、ほら智花。一条さんも入ってください、説明するから母さんはちょっと待って」
867『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:01:32.59 ID:R9BQet9N


 全員を家の中に入れて、智花にはシャワーを浴びに行ってもらう。
 その間に、俺は一条さんが持ってきてくれた書類に判子を押した。

「……、……よろしいのですか?」
「え? だって、判子が必要なんですよね」
「……、……ええ、その通りです、判子が……必要ですね」

 なぜだか、一条さんの歯切れがやけに悪かったのが気になったけれど、とにかくあとはもうやるしかない。
 今日は午後から全員で合同練習だし、フォーメーションも色々と確認しなければならない。
 あらかじめポジションくらいは想定しておかないと。
 あとは、対戦相手が決まり次第そのデータか。

「あら、朝ごはん食べてないんですか?」
「ええ、恥ずかしながら独り身でして、朝は近くの定食屋などで取りますが、ここまでの道すがら店屋がなかったもので」

 フォーメーションを考えている側で、なんだか、別の会話がかわされていた。
 そういえば、ミホ姉の分が余ってるんだよな。





「これは、見事な腕前ですね、どれもとてもよく味が出ている」

 ミホ姉仕様で多めに作られていた朝食を一条さんに割り当てる。
 幸いにというか、普段通りというか、特に紹介する前から一条さんをあっさり受け入れてしまっていた。
868『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:02:30.34 ID:R9BQet9N

「申し訳ない、朝食までいただいてしまって」
「いえいえ、それよりおかわりどうですか? 若い男の人だと足りないことはありません?」
「では、いただきます」

 しかし、この人凄く食べるな……。
 さっき食べた一杯は二杯分くらいはある明らかな特盛りだったのに。
 あ、おかわりはさらに特盛りだ。

「しかし、私自身が加わってしまったのが仇ですが、家族の食卓というのは、いいものですね」
「え? はぁ」

 突然何を言い出すんだこの人は。
 
「いやいや、仲のいい兄妹で羨ましい限りです」

 姉弟? 確かに母さんは見た目が若いのでたまに間違われることもないことはないけれど。
 ところで、なぜ一条さんの視線が智花の方をむいているんだろう。

「智花さん、といいましたか、挨拶のタイミングが遅れてしまいましたが、改めてはじめまして」
「い、いえ、その、はじめまして」

 しかも、なぜか智花はちょっと顔を赤くしてうつむいている。
 あ、でもちょっとだけ不満そうに頬が膨れてる。一体なんなんだ?

「長谷川君、人数あわせの小学生というのは、もしかして智花さんのことですか?」
「え、ええ、実はちょっと内緒にしてほしいんですが、俺、親類の紹介で女子バスケットボール部のコーチをしているんです」

 あまり公表することではないのかもしれないけれど、隠したままでは説明はできないし、それに一条さんならみだりに話したりしないだろう。
869『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:03:18.87 ID:R9BQet9N

「なるほど、妹さんのところでコーチを、いいお兄さんですね」
「ふ、ふぇえ!?」

 そうそう、妹のところでコーチ……、……妹?

「いもうと? え? えっ?」

 誰が? いもうと? 智花?

「あら、やっぱり智花ちゃんうちの子になっちゃう?」

 母さん、まぜっかえさないでください。

「ち、ちがいます、昴さんは私のお兄さんですなく、あの、その、でもそれもいいなぁとは……って、そうではなくっ」
「その、智花とは……智花、とは……」

 咄嗟に適切な言葉が浮かばない。
 なんと言えばいいんだろう、友達? やっぱりパートナー?

「なるほど、いえ失礼いたしました、不躾なことを申しまして」

 慌てふためく俺たちを見て、妙に冷静になる一条さん。
 一体なにを納得しましたか? なにが一条さんの頭の中で解決しましたか?

「まぁ、仲はよろしいでしょう? お二人は」
「え、ええ、まぁ、その、い……いいと、思います」

 ちらっと、智花の方を見ながら言う。
 眼が合った。
 慌ててそらす。なんだかすごく照れくさい。

「それで充分ですよ、大変いいことです」

 対面には、真顔でそんなことを言う一条さんとニコニコしている母さん。
 なんだかすごく楽しまれてる気がする。

「頑張って守ってくださいよ、いまの笑える場所を……、昴君と智花ちゃんの場所を全力で」

 そう言った一条さんの表情はやっぱり真顔で、なんだか余計に照れくさくなった。
 この人、こういう恥ずかしくなることを真剣に言うタイプなのか。

870『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:04:11.58 ID:R9BQet9N
#########################

□視点変更 〜 一条伊織

「長谷川君の判子をもらってきましたよ」

 一枚の紙っぺらを、校長室に備え付けられた机の上に置く。
 校長はそれをどこか、苦々しい表情で見つめていた。
 休日の午前中、校舎はがらんとして、遠くから部活動の掛け声が響いてきた。
 聞こえてくる元気な声とは対照的に、後ろ暗い書類を男二人で無言で見つめる。

「予想通り今日は小学生もまじえて合同練習をするようです、朝早く訪ねておいて正解でした」

 沈黙に耐えかねて、どうでもいいことを適当に連ねた。
 もっとも、あの長谷川昴に限って考えを変える可能性は少なかった。だが、もし別の大会に目標を変更されでもしたら非常に面倒くさいことになっていた。

「都合のいいことに、なんと私もその練習に呼ばれました。向こうの戦力を確認してまいります、小学生なので高が知れてはいますがね」

 書類を受け取ったまま一言も発さない校長に背を向けて、歩き出す。

「まて、一条」

 扉に手をかける直前、校長の声に止められた。

「こんなことは、もうしたくない、あの子たちは純粋にバスケットボールをしたいだけなんだ」
 
 振り向く。
 雇われ校長という役職を廃した、ただの初老の男がそこにはいた。

「なぜ、こんなことをしなければいけない、こんなものが教育であるはずがない」

 ええ、私もそう思います。
 けれど、私ももう退くことはできないんです。 

「ならば、こちらにサインをください」

 この人は教育者で人格者だ。こんなことは我慢できない。
 だから、こんな物が必要になる。

「委任状、だと?」

 再び机まで近づき、新しい書類を突きつける。

「今回の件に関して、あなたは何も感じる必要もなければ考える必要もない、すでに舞台は整っているんです」

 あなたはいい人なんでしょう。
 けれどそれ以上に弱い人だ。
 だから、上からの理不尽も跳ね除けられない。
 そして、この甘い誘いに乗ってしまう。

「ここから先は私の独断で行います、あなたはただ私の行動を黙認してくださればいい、すべては私が背負います」

 バスケットボール部の存続と廃部に関する最終決定権の委任状。
 受任者には、既に一条伊織の名が記されていた。
871『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:06:28.77 ID:R9BQet9N
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□視点変更 〜 長谷川昴

「すばるん様、申し訳ございません」
「はい?」
 
 午後からの合同練習場。
 真帆を送ってきた久井名さんに、いきなり謝られた。

「嫌がらせ、の件ですが、どうやら相手の意図異常にすばるん様に影響を与えているようで、見誤っていました」
「いえ、そんな」

 というよりも、これはやっぱり大人の嫌がらせだったのか。

「正確にお伝えすれば、首謀者は七芝学園の理事長とつながりがあるようでして、バスケットボール部の事件をよろしくないことで再発を防止させばいけないと、伝えたそうです」
「えっ、それだけなんですか?」
「はい、ところが、組織というものは恐ろしいものでして、首謀者から理事長、そして校長から顧問へと伝わる過程で、それは『バスケットボール部に対してなんらかの対処を行わなければならない』という内容に変わっていったのです」

 まぁ内容は間違えてはいませんが、と一言久井名さんは付け加えた。
 
「ええと、つまり、一年間休部状態のバスケ部には、もうこれ以上の対処は廃部しかなかった、ってことですか」
「はい、はっきり言ってたかがあの程度で真帆様の精神に影響を与えるレベルになるとは、首謀者側も驚いていたほどでした」

 ちなみに、久井名さん、その言い方ですと、首謀者を締め上げたんですか?

「ありがとうございます、でもよかったですよ、真帆やみんなに危害を加えられるようことがなくて」
872『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:07:14.12 ID:R9BQet9N

 どちらにしてもバスケ部は校長や顧問から廃部を勧告されている。
 たとえ上の方にその意図が薄かったとしても、内容に変化はない。

「申し訳ございません。もう少し私どもの対処が早ければこのようなことには」
「そんな、安心しました、次々同じようなことが来たらきっと対処できなくなります」
 
 今回でこんなことは最後。その確認が取れただけでもとてもありがたかった。

「それでは、すばるん様、御武運を」
「はい、ありがとうございます」

「こらー、すばるーん! なにやってんさー!」

 久井名さんが立ち去ると、ほぼ同時に、待ちきれなくなった真帆の声が響く。
 
「ごめんごめん、いま行くよ」

 向かう先には、5人の小学生と2人の同級生、そして、1人の成人男性。

「さて、練習に入る前に改めて紹介しておく、今回のことでお世話になってる一条伊織さんだ。今朝話をして、練習の手伝いに来てもらうことになった」
「一条伊織と言います、バスケットはほぼ素人ですが、皆さんにお力添えをさせていただきます」

 一条さんが丁寧に頭を下げる。
 いくら暇があるとはいえ練習まで手伝ってくれるとは思わなかった。ますます一条さんに頭が上がらなくなりそうだ。
 けれど、なぜだろう、今朝よりも一条さんの表情に影が濃くなった気がする。

 どうしてか、少しだけ、不安な感じがした。
873『夢の先の迷路』 ◆HfDgXoatcQ :2011/10/18(火) 04:10:13.01 ID:R9BQet9N
以上です。
皆々様レスありがとうございあす
今回はプラスでアンケートありがとうございます。

小学生組では少しだけ智花の出番が
親族のつてで女子バスケ部コーチ、毎朝一緒に練習、一緒にご飯、その子はバスケ部
これだけ聞くと妹のバスケ部のコーチに思われても仕方ないと思ったり思わなかったり
874名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 04:36:59.68 ID:2k8WNJnG
おつおつ

>>873
でも魚屋のオッチャンには新婚さんに見えていた・・・

長谷川家を知っていたからという見方もできるがねw
875名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 07:54:13.67 ID:OhkXzfJd
>>873
おつ

確実にチームに浸食していく一条さんと昴からの高い信頼
どこで敵だと明かすのか気になるな
てか理事長はその気薄くて校長も潰す気ないなら、一条さんなんでバスケ部潰そうとしてるんだ?
876名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 21:33:28.78 ID:My79YI37
GJ

没ネタ

「お前らの野望は何だ!!」
「全国制覇することです!! 全日本入りすることです!! 世界一のチームを作ることです!!」
「よし! それぞれの野望の火を絶やすことなく、己の道をつき進むことをここに誓え!!」
「誓います!!」
「……今日限りを持って、七芝高校男子バスケットボール部、ならびに慧心学園初等部女子バスケットボール部を!!!
解散する!!!」
877名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 22:41:34.35 ID:GdkQlKYs
>>828で言ってた紗季真帆の百合モノ、第一話が出来たので投下。
今回はエラく短くなってしまったけど、キリの良いところがここしかなかったのでご容赦。以下注意事項。

・上にも書いているとおり百合モノです(といっても今回は特にそういう描写はないが)。
・今回はエッチぃのもありません。というか多分最後まで微エロ程度になるかと思われ。
878凍てつく蕾の懊悩:2011/10/19(水) 22:46:03.59 ID:GdkQlKYs
「ぬわー! もーヤダーっ! なんでおんなじ漢字を何回も書かなきゃいけねーんだっ!」
「まだ始めてから30分しか経ってないじゃない。せめてもう少し頑張りなさい」
 早くも耐えきれなくなった真帆が、シャーペンを投げ出そうとするのを止める。
 真帆から遊びに行くっていうメールを貰ったのが昨日の事。
 それで、1時間くらい前に家に来た真帆は、
『サキサキ! 宿題の漢字カキトリ、写させてよ!』
 ……なんてフザけた事をお願いしてきた。
 勿論そんなお願いに頷くはずもなく、私は急遽真帆と2人の勉強会を開いた。
「うー……そもそもなんでこんなコトになったんだ。あたしのパーペキなプランが……」
「どこが完璧なのよ。私がすんなり見せるワケないし、それに……」
 ……遊びに来てくれた理由がそんな事だって知って、機嫌良くなるワケないじゃない。
 喉まで出かかったセリフを、危うく留める。こんな事真帆に言うのは、ハズかし過ぎる。
「ほら。もうそんなに残ってないじゃない。口動かさずに手動かしていればすぐに遊べるわよ」
「ぬー……」
 渋々ながらもまた漢字ドリルと向き合う真帆。これで最後までもってくれれば良いんだけど。
 そう思いながら私もまた、算数のドリルを進めていく(漢字をやると真帆が覗きこんでくる)。
 
「いよっしゃ終わったー!」
 勢い良く叫んで漢字ドリルを放り投げる真帆。よっぽど我慢していたんだろう。
「さっ、早く遊びに行こうぜサキっ!」
「少しは落ち着きなさいよアンタ。遊びに行くのは良いけど、そろそろ……」
「紗季ちゃーん。ドア開けてちょうだい」
「ほら来た。待ってて今開けるから」
 ドアの向こうから聞こえるお母さんの声に応えて、ノブを捻る。
「お勉強お疲れさま。差し入れ持ってきたわよー」
「おーっ! ケーキじゃん! あんがとサキママ!」
「ありがとうお母さん」
 真帆に続いて私の方からもお礼を言って、ケーキが載ったトレイを受け取る。
「いえいえー。二人とも頑張ってねー」
 最後まで笑顔のまま、部屋を去るお母さん。
 …………。
『ひゃんっ!』
「だから恥ずかしいから転ばないでって言ってるでしょお母さん!」
 予想を裏切らず、廊下で転んだらしい。
 
「イチゴもーらいっ! ――あれっ?」
「甘いわね。アンタがイチゴを狙ってくるのは予測済みよ」
 迫ってくる真帆のフォークを、自分のフォークで弾き返す。
 行儀が悪いとは思うけど、こうでもしないと真帆からイチゴを守れない。
 それに、ちょっとだけど楽しいし。
「ところでさっき言ってた事だけど」
「ほえ?」
 イチゴにフォークを刺して安全を確保した後、話を切り出す。
「遊びに行くって話。具体的にどこに行くかとか決めてるの?」
「うんにゃゼンゼン。とにかく外に出て、ベンキョーのストレスを発散させたいなーって」
「ストレス感じるほど長い時間勉強してたワケじゃないでしょうが」
 けれどまぁ、そういう事なら。
「公園で良いんじゃない? 近いし、ボールを持っていけばバスケの練習も出来るし」
「そーだな。じゃ、公園にするか」
 行き先も決まって、私達はしばらくの間ケーキを食べながら雑談を続けた。
879凍てつく蕾の懊悩:2011/10/19(水) 22:46:32.91 ID:GdkQlKYs
「……それがなんでこんな事になってるのかしら」
「むにゃ……」
 公園に着いて、私と真帆は早速バスケの練習を始めた。
 大体一時間くらい練習に没頭。そこまでは、予想通りだった。
 けど水分補給がてら小休止を入れようと二人でベンチに着くと、真帆はたちまち目を擦り始めた。
 そして気が付いたら今の状態。私の肩にもたれかかって、眠ってしまってる。
「なんであのくらいの事でここまで疲れてるのよ」
 バスケの、運動量の事じゃない。真帆がこのくらいの運動で疲れるハズないから。
 真帆がこんなすぐ眠りこけてしまうほどに疲れている理由は、もっと前の事。
 勉強で、頭を使い過ぎたから、だと思う。
「運動と同じで、普段からきちんとやってればそんな簡単に疲れないはずなんだけど」
 寝ている相手に不毛だとは思うけど、ジト眼を向けてやる。
「んん〜っ、すばる〜んっ……」
「ハイハイ。長谷川さんじゃなくて悪かったわね」
 私達が普段お世話になっているコーチの名前が出てきて、思わず苦笑が漏れる。
 それにしても、真帆も随分長谷川さんに懐いてるわね。いや、私も勿論、長谷川さんの事は尊敬してるけど。
「サキにはナイショだかんなー、ヒミツ特訓……」
「ふふっ夢の中で抜け駆け? 私もやっちゃおうかしら」
 真帆の寝言がおかしくて、思わず声をかけてしまう。
「くふふー、すばるーんっ……」
 勿論真帆に聞こえてるはずもないんだから、返事もなく、真帆の夢は進行してゆく。
 この瞬間までは、それを特に何とも思わなかった。
 けど直後に私は、後悔の念を抱く事になる。
「うりゃーっ」
 なんとか真帆の夢に変化をもたらすか、そもそも眼を覚まさせる事が出来ていれば、こんな事にはならなかったって。
「えっ、ちょっ、真帆……!?」
 真帆は勢い良く私に飛びついて、押し倒してくる。
 そしてよりにもよって、そのまま覆い被さってきた真帆の顔の下には、私の顔。
「んぎゅっ……」
「んんっ――!?」
 真帆の唇と、私の唇が、重なってしまって。
 私は、咄嗟に避けられなかった事を後悔した。
 
 その所為で私はこの先、幾つもの感情に思い悩まされる事になるのだから。
880名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 22:47:05.32 ID:GdkQlKYs
以上。やっぱり小学生は最高だぜ! けど書くのは結構難しいぜ!
881名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 22:51:31.43 ID:9Q+0cRlk
>>880
小学生の百合は最高だぜ!
882名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 22:55:51.96 ID:Lsnpith0
>>880
GJ
まほまほ最高だす
883名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 00:43:24.99 ID:Kg5efM90
>>880
GJ、全体的に紗希の出番少な目だからうれしいぜ
884名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 01:07:09.53 ID:VqagdDmq
紗季ちゃんが主役と聞いて飛んできました
885名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 10:59:29.90 ID:DwMxXjXv
紗季ちゃんはぐふ氏で割と無双してね?
と思ったがひなた無双の間違いだったか…
886名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 11:10:09.44 ID:8ZPRV+wT
変態コーチのロリコン疑惑の真偽を確かめるため
女装したナツヒが昴に接近して
なんやかんやあった末にセックスする話ください
887名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 13:13:42.95 ID:ITA32KsM
>>886
紗季さん何してんですか。
888名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 21:24:56.40 ID:fjhPC99S
いまさらながらすごいロウきゅーぶはまった
SSの絶対量がまだまだ多くないからエロいのもエロなしも全作品に期待
889名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 21:40:22.80 ID:826nxtFE
>>886
いい! 絶対見たい。
890名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:04:35.69 ID:DjjODvZ6
>>886こうですか?

「お、おい! さっきのは冗談だって!? ま、まじでやめてくれよ!」
「今更遅いぞ、竹中。散々煽ってくれたお返しをしてやるから…………、なっ!」
 ついに、やってしまった。俺は組み敷いた少年の肉穴に、限界まで膨張した欲望の塊を突入させたのだ――。
891名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:19:11.11 ID:y/zwFch2
夏陽VSミミミミ(夏陽視点、7巻みたいな感じ)とか
竜一×奈那(エロ)とか
夏陽×雅美(エロ)とか
構想はあるんだが手につかない…
892名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:40:13.15 ID:DjjODvZ6
>>891
とにかく書き始めてみたら?
意外に形になるかもしれないし
893名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:06:26.89 ID:ANQUMQJ4
>>890
もしSSにするならちゃんと注意書して下さいねアッーーーーーーーーーー!!!!!
894名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:09:52.26 ID:8ZPRV+wT
 この時分、男子高校生が女子小学生のコーチをして、過剰なスキンシップを取っていることが保護者の間で問題になる。
当事者の女バスや美星の擁護も振るわず、長谷川さんがコーチ解任にまで追い込まれそうになったその時、
土壇場で騒動を知った夏陽が男子ながらも長谷川さんを必死に庇い、その甲斐あって長谷川さんは遺留することになった。

 その後、夏陽に感謝しきりの長谷川さんだったが、しかし夏陽はなぜか浮かない顔をして長谷川さんの謝意をつっぱねる。
不思議に思った長谷川さんがつばひーから詳しい理由を聞いてみると、普段の自身の発言がコーチ解任騒動の引き金を引いたのではないか
と思い悩んでいるということだった。

 そして「俺のせいだ。普段から変態コーチだとか言って、軽率だった」と落ち込む夏陽に、
「おまえのせいじゃない。俺の不注意のせいだし、だからこそ、きっといつかは直面する問題だった。
だったら、俺がこうしてコーチを続けられることになったのは、今回おまえが庇ってくれたおかげだ」
と長谷川さんは熱い思いをぶつけ、かくして二人が出会って以来の確執は解消された。

 やがて長谷川さんに師事するようになり、トモと同じかそれ以上に親しくなった夏陽。
「スキンシップが問題になったのは、相手が女子だったからだろ」と言って、
まるで兄に甘えるように、長谷川さんにベタベタするようになった。
そんなある日、夏陽と長谷川さんが練習後に一緒にお風呂に入ることになった折……

みたいな話をください
895名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:10:37.65 ID:8RSkRmbj
>>888
ようこそ、コッチ側へ。
896名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:10:58.24 ID:IZdYoFLf
紗季のCDにあった妄想の続きかな?
897名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:18:15.46 ID:D/IcvCzW
>>894
起承転までは普通に面白そうだから困る
とりあえず1部はアツい展開になりそうだから書いてくれ
898名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:20:31.98 ID:x7Tesmv0
>>894
面白そうだから書いて下さい!!!
899名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:29:32.56 ID:Kg5efM90
>>894
構成は既に抜群だな、ところで、そろそろ次スレか?
900名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:29:37.49 ID:DjjODvZ6
>>893
ごめんなさい。さっさと天使の姉妹丼を完成させる作業に戻ります。
>>894
その調子でよろしく!
901 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/10/20(木) 23:38:57.48 ID:HJvQYWd8
お、言われてみれば容量がやばいじゃないか
902名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:43:10.37 ID:LSWonqyy
投下は次スレにしようかの
903名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:43:17.13 ID:HJvQYWd8
蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 6本目!
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319121720/
904名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:47:20.90 ID:8ZPRV+wT
>>903
乙です
905名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:54:14.23 ID:DjjODvZ6
>>903
おつ
906名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:00:05.81 ID:8RSkRmbj
>>903
おっつー
907名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:30:15.19 ID:3TvpZMDZ
>>903
おつ
908名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 01:41:37.08 ID:CnPoVQKI
>>903
乙。これは礼だ。
つ【長谷川さんの汗が染みてるタオル】
909名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 02:50:56.94 ID:nSH0Ca5x
結局サッキサーンは返却できたんだろうか
もしまだなら長谷川家にはサッキサーンのタオルが
910名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 10:21:54.74 ID:y1DzbEKd
長谷川家装備
ひなたのパンツ
紗季の濡タオル
智花の残り湯
真帆と愛梨はなんかあったっけ?
911373:2011/10/21(金) 11:44:09.13 ID:VtaoYwyX
×ひなたのパンツ
○真帆のパンツ
912名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 11:52:49.10 ID:RKLPfxqt
兜    E. まほパン
首飾り E. さきタオル
胸当て E. あいブラ
下着  E. ひなパン
両足  E.ともスパッツ
913名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 12:27:07.24 ID:Jwh67Ekf
股間  E.あおい
914名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 12:28:29.21 ID:xbskAAYB
>>894
アッー!!なしのすばるん×ナツヒはいつか、原作でもやってくれると信じてる

>>897
起承転ケツになるからなアッー!!
915名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 15:37:31.75 ID:6Vkgke7r
>>913
装備出来るの??

すばるん側のプラグが反応しなさそうな気が……
916名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 15:47:03.17 ID:UAjxz0P6
小学生装備のおかげで興奮してるからなんの問題もないな
917名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 15:50:44.64 ID:xbskAAYB
そうび は出来そうだけどなんか装備した瞬間デロデロデロデロデロデロデロデロデーロリンってSEが(ry
918名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 18:45:37.00 ID:o0io23va
お前ら色々と楽しそうだな
919名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 19:17:18.27 ID:NhbniYBg
股間があおい
つまりすばるんの股間はオトナゲない未熟チ○コ
920名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 21:33:07.47 ID:ENF1mjGa
小話(Hなし)

「今日の試合は絶対に勝てる! 自信を持って!」
昴は檄を飛ばした。
そして出向いた市民体育館にいた相手チームは……。
絵に描いたようなヨボヨボの老婆たちだった。
どう見てもバスケチームに見えない。
「こ、これが相手チームですか……?」
智花がひそひそと昴に聞く。
「そう、『梅の木倶楽部』の皆さんだ。……キャプテンさん、試合開始ですよ!」
昴はキャプテンの老婆に声をかける。
「え? ちょっとあたしゃ、耳が遠くてねえ……」
「だから試合開始です!!」
「あ、そうなの」
キャプテンの老婆は、おぼつかない足取りで仲間たちのところへ向かった。
「はい、皆さん! 試合開始ですよー!」
「じゃ、始めますか。よいしょっと」
老婆たちはのろのろと立ち上がった。
「なんて卑劣な! よくあんなチームを探したもんだね」
真帆が吐き捨てる。相手には聞こえないように。
「試合になるのかな?」
ひなたもつぶやいた。

そして、試合終了後……。
「ばかっ!! 半分死んでるチームに負けるとはなんだ!!」
昴は烈火の如く怒った。ボロ負けもボロ負けだった。
「とんでもない、死んでるどころか試合が始まった途端、まるで若者のような動きですよ!」
紗季が真っ先に弁解した。
「連携プレーがすごくて、点なんか取れないよ」
真帆も弁解する。
「それにあのチーム、バスケ歴50年は軽く超える、つわ者ばかりだって。
そんな強いチームだったなんて、見かけで判断したすばるんのミスだぞ!」
真帆の声に、周りからも、そうだそうだとばかりに抗議の声が上がる。
「ウッ……」
昴はタジタジとなった。確かに相手を見くびり過ぎていた。
「ま、まあ、失敗は誰にでもある。次からは気をつければいい。さあ、めげずに練習練習!」
(自分のミスをごまかしてる……)
一同、内心呆れていた。
921名無しさん@ビンキー:2011/10/21(金) 23:44:29.98 ID:6rGc4MtB
WWW婆さん怖えーーー
922名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 03:42:54.66 ID:Q0MF1CFm
そんなババァが(ry
923名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 05:18:11.57 ID:d4+9V/Zk
BBAwwww
924名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 09:51:16.85 ID:edI+q1Ci
花咲くいろはのBBAみたいな奴か・・・納得
925名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 11:04:53.64 ID:IVXdbs7i
すばるんがアホっつーか負けて激怒してるあたり案外鬼だなw
しまぶーの描いてるBBAキャラみたいな連中だったら・・・点差がもっと広がってるか。
926373:2011/10/22(土) 18:05:29.63 ID:1HEtqCHt
すばるんだったらむしろ「人を見かけで判断するな」って教えそうだが
927名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 23:15:40.51 ID:edI+q1Ci
そもそもすばるんはBBAに興味はない
928名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 23:18:06.20 ID:KTrx9o2m
すばるんてこんなに小さい男だったっけ?
929名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 23:24:12.23 ID:/TFoBjoO
昴さんは「小さい(女の子が大好きな)男」の人です。
930名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 23:27:01.35 ID:13L3fBkz
ちん○ちんも小さくてかわいいよ
931名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 00:27:56.94 ID:B+JjbCVP
オトナ毛ないなぁ
932名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 06:48:02.92 ID:dhIyNjJM
>>903
おつ

933名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 23:36:52.87 ID:7OjUTGF4
だれも居なくなったね
934名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 23:37:32.62 ID:u++w7ic0
新スレ立ってるからね
935 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/10/25(火) 01:46:33.57 ID:Gv2iO3Nx
でも埋めなきゃ
936名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 02:30:04.99 ID:qgRXQ2j4
性に興味津々な紗季ちゃんが、身近な異性であるところの夏陽といたしちゃうような
甘酸っぱい小学生の性事情を描いたハートフル・エロコメディSSはまだでしょうか?
937名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 07:41:00.70 ID:3czUyJjb
>>936
それは真帆でしょう

938名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 09:21:45.23 ID:grSJPEY6
>>937
ひなたでも可だね
939名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 11:35:15.50 ID:qgRXQ2j4
まほまほとひなたは性に興味ないでしょw
てか、まずそもそもわからないでしょ
女の子の大切なものがアルパカだし
940名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 12:39:31.20 ID:pTDwwmER
>>939
紗季さんが興味を持ち始めて調べる
   ↓
まほまほが見つけて女バス組に言いふらす
   ↓
ひなたちゃんが覚えて(意味もわからず)ぽろっと言っちゃう
   ↓
竹中暴走


一応いけるか?

でもあの五人はすでに身も心もすべてすばるんの物だからなあぁ……
941名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 13:23:10.70 ID:qgRXQ2j4
タケひなはそれでいけるな
案外難しいのはタケまほか?


まほまほが保体の授業を受ける

男性器について興味を持つ

紗季さんがそれに対抗心&同調

まほ「おーいナツヒー、ち○こみせてー」
タケ「はぁ!?お前ら何考えてんだ!やめろって!!」
サキ「(背後から忍び寄り、がっちりロック)問答無用!」

金正日
942名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 13:26:52.50 ID:qgRXQ2j4
>>940
それとだな・・・

×あの五人
○智花さん

の間違いじゃないかと・・・
943名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 13:34:11.17 ID:m3dEb6z2
>>942
智花さん、他人使って書き込ませるのはダメでしょう……
944名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 16:13:37.36 ID:3czUyJjb
>>942
もっかんひっしだな!
945名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 18:21:39.33 ID:1IyefhXP
>>942
ぶー
おにいちゃんのひとりじめよくない
946名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 19:26:01.88 ID:l5IvHMk3
>>942
ひ・・・一人占めは良くないです
947名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 22:37:47.72 ID:Rgk4GmyP
智花さんが総ツッコミくらっててワロタw
948名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 23:35:11.87 ID:ex/7CUC6
まぁ、そもそも小学生がココくるのが・・・
949名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 23:45:03.46 ID:rEE++AqS
おじさんがベッドまで連れてってあげるから小学生はもう寝なさい
950名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 23:57:37.14 ID:3czUyJjb
悪い子はしまっちゃうぞー
951名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 00:12:34.35 ID:ceQimrww
>>942
こらぁトモ、長谷川さんはみんなの長谷川さんなんだからね!
952名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 00:41:00.78 ID:dUIDLQOj
いいから紗季は引っ込んでて
953名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 00:43:32.87 ID:qJu4zJ5T
や、引っ込める部分なんてないですし!
954名無しさん@ピンキー
紗季、最近お腹出てきたよね。もしかしてお好み焼き食べ過ぎちゃったの?
うん、食欲の秋って言うし、つい食べ過ぎちゃうときもあるよね。
私も昴さんと朝練した後はたくさん食べちゃうんだ。
昴さんのお母さんのお料理って、とっても美味しいから。
でも、あんまり体重が増えるとバスケにも支障が出るし、そろそろお腹引っ込めないとね。
それじゃあ昴さんが来るまで、1on1やろっか。