パワポケでエロパロ22

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1名無しさん@ピンキー
ようこそ、「パワポケでエロパロ」スレへ。
当スレッドは野球バラエティゲーム『パワプロクンポケット』シリーズのエロパロスレです。
SS(エロあり・なし)、小ネタ、妄想などを投稿したり、投稿されているのを見て楽しみましょう。

前スレ
パワポケでエロパロ22
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1306345093/

SS保管庫wiki
ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/FrontPage

1.「sage進行」
・sageの方法はE-mailの欄に[sage]と入力
・テンプレを見ているかどうかを見分けるための意味合いが強いです。
2.「人を選ぶ内容の作品は投稿前に注意を呼びかける」
・特にNTR、レイプ、リョナなどは先にレスしといた方が無難です。
・苦手な人は、注意が出ていたら読み飛ばすか、専ブラならNGすること。
3.「煽り・荒らしはスルー」
4.「無自覚な荒らしにならないこと」
・1〜3を守れていても、「他人の作品を"過剰に"貶して空気を悪くする」等、
 マナーがあまりにもない場合、無自覚だろうと煽り・荒らしだと判断されます。注意しましょう。

2名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 22:58:44.39 ID:lCk1gNjb
FAQ
・作品を投稿したいんですが
ちゃんと書き終わりましたか? 未完成ではありませんか?
よし、なら投稿しましょう。

・○○ネタなんだけど、需要あるかな?/書いていいかな?
まずは投稿しましょう。スレ違いでない限り、大抵は需要があります。
なくてもスルーされるだけです、気にしないでまた投稿してください。

・台本形式ってダメなの?
台本形式でも良い作品はあります。結局はキャラ崩壊していないか、扱うネタはどうか、そして『面白いか』です。

・エロなしSSってダメ? 雑談ってダメ?
エロなしSSはローカルルール的にはグレーです。禁止されてはいませんが……ケースバイケースでしょう。
雑談は「萌え談義」「エロ妄想」などはローカルルール的に問題なしです。ただしやりすぎるとウンザリされます。

・wikiって何なの?
有志の管理人が、このスレッドに投稿された作品をまとめてくれています。
一部のページ以外は誰でも自由に編集することが可能ですので、手伝ってあげると喜ぶかもしれません。

・あの、俺の作品がwikiにまとめられてないんですけど……
基本的にwikiの管理人が一人でまとめる、という風潮があるので、どうしても遅れてしまうらしいです。
一刻も待てない、という人は自分でwikiを編集すると良いでしょう。

・遅れてしまうって割には、俺の後から投稿された作品もまとめられているけど?
もしかすると、管理人や他の編集者が載せ忘れているかもしれません。
報告してあげましょう>(ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/%a5%b3%a5%e1%a5%f3%a5%c8%a4%cf%a4%b3%a4%b3%a4%c7)
wikiを編集できない事情があり、ここに書き込む場合は、その旨を書いておくと荒れにくいかもしれません。

・報告しても載せられないんだけど? というかスルーされました
もしかしたら「テンプレを守れていない」などの理由により、荒らしと見なされたのかもしれません。
自分のレスを見返し、ageていないか、マナーのない行動はしていないか……
つまり「荒らし扱いされるようなことをしていないか」を確認しましょう。
書き込んだ時には何も問題ないと思っていても、冷静になればかなりイタイことをしてしまっていた、なんて良くある話です。
3名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 00:06:55.33 ID:9Z+9lFxD
>>1
実質23スレ目ね
4名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 01:53:41.94 ID:BtbfI5UU
テンプレが旧保管庫のままだな

SS保管庫wiki
http://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/
避難所
http://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/bbs/3390/l50
議論スレッド
http://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/bbs/3389/l50
5名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 23:49:03.72 ID:UbZxZ+k+
6名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 00:36:47.81 ID:Qnr9szs0
>>1
7名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 23:58:30.94 ID:KWt/2Ohz
>>1

はやく前スレ埋めようぜ
8名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 03:00:29.44 ID:SUlbRrF3
>>1

何となく過去スレ巡ってたら保管されてない朱里の作品が見つかけたんだけど
これって保管庫に載せるべきかな
9名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 11:55:41.25 ID:G0MZlDl6
載せても問題無いと思うなら載せれば良いじゃない。
てか、まとめサイトあるのに過去スレ巡りとかするんだ。
10名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 13:24:20.47 ID:76YRcF1z
専ブラの過去ログを整理してるときに読みはじめていつのまにか、ってのならある
11名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 23:25:17.72 ID:SUlbRrF3
>>9
ちょっといいネタが思い浮かばなかったので過去に作品になってないままのアイデアが無いかなあと思って探してたんだ

ということで保管しておきました
12名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 23:36:06.00 ID:HH7nPQ/p
>>1
13名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 04:23:31.59 ID:bembuSun
とりあえずネタを考えつつ
投下待っときますか
14名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 22:39:28.46 ID:kPqnY7ys
過疎ってるなあ
15名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 03:18:11.77 ID:vNGSR+qj
レイピアのような尖った物で服をビリビリ破いてく…

なんてエロいんでしょう
16名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:42:12.23 ID:dSZAJn1f
さすがにこれだけスレが続くとネタが切れてくるのかもなあ
17名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 19:23:54.11 ID:mx50sjv0
「ちょっと投下がないだけで過疎かそいう癖、止めた方がいいよ」ってメンヘラが言ってた
18名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 19:30:54.35 ID:/hjJuRfJ
まぁどこかの誰かが鋭意執筆中であることに期待
自分も最近書き始めたけど、遅筆だから何時出来るか分からん
19名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 21:24:33.46 ID:n+nsazV6
まあ、まったり行きましょうさ

そろそろ14の噂が出てもいい頃
20名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 22:44:24.92 ID:UNyT/uVy
10月頃なんじゃないかね
21名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 01:22:26.60 ID:Tr3Tf1Sl
今度の3DSカンファレンスでなにかあると良いねぇ
任天堂のイベントだけどコナミとかのサードパーティも一部参加するらしいし

でもまずはNewラブプラスなんだろうなw
22名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 11:00:46.11 ID:cZb0QoMD
いくつかネタ書いてるけどまだ未完成…
23名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 22:17:18.32 ID:/VQ1YX8A
ちょっと速いが秋から連想できるものは何だろうか
24名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 23:55:42.51 ID:CSmZElQf
風来坊かな。

25名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 23:56:27.55 ID:QIkob09Z
月見→美空
勉強→玲奈、五十鈴
冬の前→マフラー編み始める→ユイ
食い物系→緑髪ズ
とか?
26名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 01:05:52.67 ID:zikBShIr
食欲の秋、読書の秋と連想できる人はいそうだ
秋の祭りネタもアリだし

そういや瑠璃花の誕生日が9月25日みたいだね
27名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 01:10:48.72 ID:ttt8sdsM
9月1週目が確か8主の誕生日だから
8で誕生日ネタも良いかも
28名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 02:28:21.13 ID:O/zHCWm2
クロスオーバーといっても色々度合いがある。
クロス元のSSを未読の人でも問題なく読める、って程度なら問題ないと思う。
(となると、既読の人がニヤリとなる程度に収めるしかなくなる?)

開き直って、スピンオフとして書いて投下するのもありか。
29名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 02:45:21.02 ID:zikBShIr
多分「別の所でやれ」「VIPでやれ」って言われるのがオチだと思う
30名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 07:44:13.04 ID:+NDpBP1p
秋かあ、アキミと某秋に急降下する球団を絡めたネタなら途中まで書いてボツにしたけど、
そんなのでよければ……w
31名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 17:23:29.57 ID:vlb5EcDz
どうやったら秋の風物詩を絡められるのか気になるんだがw
32名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 19:13:37.07 ID:7E5GUkU5
>>28
何でも投下すればいいさ。
自治厨が五月蠅いかもしれんが気にするな。
33名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 19:24:34.69 ID:O/zHCWm2
>>29>>32
今気づいた。ごめん。完全に誤爆。
34名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 00:51:54.04 ID:XTJ1Bi89
やっぱり秋といえば
落葉をホウキで掃除する天本さんや詩乃が思い浮かぶねえ
>>30
さあ是非とも投下するんだ
35名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 03:15:02.48 ID:SbAE8DE0
サイボーグ組は苛めたくなる不思議
36名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 22:43:55.69 ID:rpgdu+ZF
友子の陵辱物を投下

題:It takes



「カメラの設置完了、と…」
「や、やめてよ…こんな…」
大神研究所の地下室、此処である1つの行為が行われようとしていた。
友子は手錠で両手を壁に繋がれていて、逃げる事が出来ずにいる
目の前には、レイピアらしき凶器を持った男がカメラを設置している。
恐らく、痛め付けている場面を撮るつもりなのだろう
友子は覚悟していた。

「準備完了。じゃあ、始めますか」
「何をするつもり?それで私を傷付けたりでもするの?」
「ん〜ちょっと違うな。こうして」
レイピアの先端を友子の胸に当てると
「こうやるんだよ!」
一気に振りかぶった。
ビリリ、と音と共に服の胸の部分は破けて、赤色のブラと肌白い胸が露出している
「きゃあ!」
「それだけじゃないぜ?こうやって…」
スカートの中にレイピアを潜らせると、そのまま上に突き上げてパンツを丸見えにさせる
「おぉ、赤か…」
「お願い、やめて…」
「嫌だね。どうよ?胸やパンツを隠せずにカメラに撮られてる気分は?」
カメラの事を言われると、友子は顔を真っ赤にして涙を流しながらお願いをしてきた
「お願い、何でもするから…やめて…ください…」
しかし、男は耳を貸さずにこう言った
37名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 22:44:32.63 ID:rpgdu+ZF
「サイボーグ如きが、人間に歯向かうんじゃねぇ!」
レイピアを一振りすると、今度は服の腹の部分が破けて臍が丸見えになった。
「それそれ、もっといくぜぇ!」
「いやああぁぁ!」
レイピアが振られる度に、友子の服はどんどん破けていく。
腰や肩の周りはおろか、スカートさえも破り捨てられて、徐々にはしたない姿になっていった

「後はこれだけか…」
「いや…いやぁ…」
服を破られ続けて数分、とうとう友子が身に付けてる物は下着だけになってしまった。
相変わらずカメラは下着姿の友子を撮り続けている
「んじゃあ、フィニッシュといきますか!」
ブラの繋目にレイピアの先端を入れると、上へと振り上げた。
同時にブラは切れて友子の胸が揺れながら露になる。
「更に続いて!」
パンツに引っ掛けると、振り降ろして一気にズリ下ろした。
「ああぁ…ああ…」
全裸にされた友子はただ泣いていた。
カメラに撮られている恥ずかしさもあるのか、顔は耳まで真っ赤になっている
「じゃあ、仕上げにヤるとするか」
「うぇ…ひっく」
ズボンとトランクスを下ろすと、膨れ上がったモノがピンと飛び出す。
先端を秘部に当てると、そのまま一気に貫いた。
38名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 22:44:57.48 ID:rpgdu+ZF
「あぁっ…!がは…っ!」
友子は声にならない悲鳴を叫ぶと絶頂を迎えた。
男は立ったままの姿勢でセックスをし続ける
「へっ…どうだ?嫌でも気持ちよくなってきただろ!」
「あ、はっ、あぁん!う、あっ!」
結合部からは友子の愛液が溢れ出ていて、快楽による気持ち良さが現れていた。
男が腰を動かすスピードは徐々に上がり、室内を激しい水の音が支配するようになる
「は、はぁっ!も、もう限界…!」
汗や涙で顔がぐちゃぐちゃになった友子が悟ると、男はグッと腰を強く押し出した。
そして友子の胎内に精液が吹き出され、射精を迎える
「あぁぁ……いっぱい…」
「はーっ…はーっ…」
モノを秘部から抜くと精液が流れ出てきた。
「仕事終わり。さっさと帰っていいぞ」
ズボンとトランクスを穿くと、男はカメラを止めてカセットを取り出す。
「ま、待って!それだけは…やめ…」
裸の友子がカセットを取り上げようとするがもうそんな力は残っておらず、その場でへたれこんでしまう。
「じゃあな。コレがどんだけ値が付くか楽しみだぜ!」
「うっ…うっ…」

ガチャン


後日、男が撮ったビデオは高額で買収された。
ビデオは後に世間に出回って友子は一躍有名人(?)になった
39名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 22:45:46.22 ID:rpgdu+ZF
投下終了。
とりあえず新しいプレイとか考えてみた結果がこれだよ…
40名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 23:09:55.05 ID:gKOYwPaM
乙乙
サイボーグ組の大神に居た頃の話を考えるのも良いかもな
41名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:25:04.21 ID:5ZBN0Hkm
乙!
42名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:20:13.22 ID:XuR6nxYu
どうも、アンヌの人ことキオと申します、前スレではお世話になりました。今回は以前投下したある作品と同時進行で進んだストーリーです。タイトルは「さらに!?新しい家族」です。
43名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:20:47.73 ID:XuR6nxYu
現在、午後九時。私は今、カンタ君と一緒にゲームで遊んでいる。今日はカンタ君は私の家に泊まるからこんな時間でもおかしくないのだ。
「あーーーー!!また負けたでやんすー!!」
「けらけら、後ろが隙だらけだったよー」
カンタ君は一回も私に勝てなくてご立腹のご様子。だけど怒ってる顔も可愛いな。
「さ、そろそろお風呂の時間だよ。パジャマは持って来てるよね?」
「勿論でやんす!」
おお、いい返事いい返事。もうお風呂は沸かせてあるので後は入るだけ。するとカンタ君は風呂場に向かって走り出した。だけどそうはさせじ、私は急ぐカンタ君を引き止めた。
「だーめだよ、今日はお姉ちゃんと一緒に入るんだから」
「えっ!?だ、大丈夫でやんす、オイラ一人でも入れるよ?」
私の言葉にカンタ君は素っ頓狂な声を上げた。
「なっちゃんが言ってたよ、『一人で入らせたら烏の行水になる』ってね。だから問答無用!」
「…わかったでやんす」
子供扱いしてると思わせちゃったかな。それもあるけど私がカンタ君と一緒にお風呂に入ろうとしているのは私の裸を見たときのカンタ君の反応を見たいからというのが一番だね。私はカンタ君と一緒に脱衣所に入り、二人同時に風呂に入った。
カンタ君は丁寧に掛け湯を済ませ、勢い良く浴槽に入った。私の家の風呂場の浴槽は比較的広く、カンタ君が入っても私が入る余裕がある。
「さて、私も湯船に入りますかね。カンタ君、入るよー」
「えっ?じゃ、じゃあオイラは体を洗うでやんす」
「駄目だよ、カンタ君はまだ全然暖まってないじゃない」
「いや、十分暖まったで…うわーっ!!」
私はカンタ君の腕を掴み、強引にカンタ君の体を頭を除いて浴槽に沈めた。そして更にカンタ君の脇の下に腕を回し、体と体が密着した状態を維持してガッチリと固定した。
「わわわっ、お姉ちゃん何するでやんすかー!?」
「けらけら、これで逃げられないよ。暖まるまでこうしてようか」
「はわわわわ…」
カンタ君はそれっきり黙ってしまった。そして三分後、十分暖まったので私は浴槽から出ようとした。
「そろそろ良いかな、カンタ君、出るよー」
「い、いや、オイラは…もう少し暖まるでやんす…」
変だなぁ、さっきまで嫌がっていたのに今度は出たくないだなんて…さては…
「わかったよ、じゃあ先にお姉ちゃんが体を洗っちゃうよ」
私がそう言ったらカンタ君はそっぽを向き、小さくうなずいた。恥ずかしがるカンタ君も可愛いなぁ、もう!
44名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:21:22.17 ID:XuR6nxYu
私が体を洗っている間、カンタ君はずっとそのままだった。少しして、私は体を洗い終わった。
「そろそろ十分じゃない?のぼせちゃうよ」
「ら…らいじょーぶれやんふよー…」
…既にのぼせちゃっていた。仕方ないので私はカンタ君を力ずくで浴槽から引っ張り出し、体を拭いてからパジャマを着させて、布団に寝かせた。冷たい水を飲ませて団扇で扇いでいるとカンタ君の体調はすぐに良くなった。
「うう…お姉ちゃん、ごめんなさい…」
「まぁ、すぐに良くなってくれてよかったよ。だけど…急にどうしてのぼせるほど長く入っていたの?さっきまで嫌がっていたのに…」
私がそう言うとカンタ君は体をビクッとさせ、慌てたように私から目を逸らした。
「それは…その…お姉ちゃんには言えないのでやんす…」
けらけら、私の推測は確証を得ていないが正しかったようだね。そこで私は確証を得るべくカンタ君に優しく語りかけた。
「ね、カンタ君。お姉ちゃん怒らないから話しなよ。また同じ事になりそうでお姉ちゃん心配だからさ…ね?」
私がそう言うとカンタ君はしかめっ面をしてしまった。どうしても言いたがらないのは男の子らしいかな。
「わかった、絶対に誰にも、勿論なっちゃんにも秘密にするから。…それでもダメ?」
私はカンタ君の顔を覗き込んだ。カンタ君は俯きながら小声で…
「実は…お姉ちゃん一緒に湯船に入った時に…お姉ちゃんの胸がオイラの背中に当たって…それで興奮しちゃって…その…アソコが大きくなっちゃって…それで元に戻るまで…」
…ビンゴ。確かに言いたくないよね…カンタ君はそう言い終わると俯いてしまった。
「大丈夫だよ、お姉ちゃんはカンタ君のクラスメートの女の子とは違うんだから、そんな事でカンタ君の事を嫌いになったりなんかしないよ。だから、寂しがらないで。こっちを向いて」
そう言って私はカンタ君に微笑んだ。それを見たカンタ君の表情も和らいだ。
「お姉ちゃんありがとうでやんす−…」
「けらけら、今度からは気にしなくても良いからね。それと…」
実は私の身体はカンタ君の話を聞いた事で欲情してしまっていた。自分を慰める為に…カンタ君に手伝って貰おうかな。「ど…どうしたでやんすか、お姉ちゃん?」
カンタ君が恐る恐る尋ねてくる。カンタ君が正直に話してくれたんだから私もそうしなきゃ駄目だよね…
45名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:21:52.72 ID:XuR6nxYu
「私ね、カンタ君の話を聞いてエッチな気分になっちゃったの。今、カンタ君とエッチな事をしたいって思ってる。」
そう言って私はカンタ君に抱きついた。
「お…お姉ちゃん!?どうし…ん、むぐぅっ!?」
カンタ君が言い終わる前に私はカンタ君の唇を塞いだ。間髪を入れずに私は自分の舌をカンタ君の口の中に侵入させる。「ん…んむ…れろ、んちゅ…」
部屋に接吻の音が響く。しばらくして顔を離すとカンタ君の顔は真っ赤になっており、息も荒くなっていた。
だけど私は誘惑の手を緩めない。パジャマのシャツを脱ぎ、ブラを外して上半身裸になった。
「ほら…さっきはこれを見て興奮したんでしょ…?今は触っても良いよ…」
私がそう言うとカンタ君は慎重に手を伸ばし、優しく私の胸に触れた。そして更に息を荒くしながらも、カンタ君は優しく私の胸を揉みしだく。
「これが…お姉ちゃんの…すごく、柔らかいでやんす…」
「ん、あんっ…すご、上手だよ…」
初めてにしてはとても上手な手捌きでとても気持ちいい。ふと私の股間に違和感を覚えた。そっと視線を下に移すとカンタ君のパジャマのズボンの一部分が膨張しているのがわかった。
「けらけら、また大きくなったね。窮屈だと思うから楽にしてあげるね」
「えっ!?お姉ちゃん何を…!?」
私はカンタ君のパジャマのズボンをパンツごと一気に下ろした。そしてかなり膨張したカンタ君のモノが露わになる。幼さ故か、カンタ君のモノは亀頭が隠れた所謂包茎というものだった。
「カンタ君のこれ、すごくおっきい…お風呂の中でもこんなになってたんだ…」
「い…言っちゃダメでやんす…」
私の言葉にカンタ君は顔を手で隠す仕草をする。恥ずかしがりやだねぇ、こんなショタにはロマンを感じるよ。
さて、カンタ君のモノが露わになってやることは一つ。まずはカンタ君のモノを包む皮を剥き、亀頭を露わにさせた。
「うわっ、何でやんすかこれ!?」
あれぇ、カンタ君は亀頭を見たことがないみたい。
「けらけら、さきっぽを向いたらみんなこうなってるんだよ。そして…こうしたら…」
私は舌の先でカンタ君の亀頭をチロリと舐めた。とたんにカンタ君が声にならない悲鳴を上げて腰を仰け反らせる。
「気持ちいいでしょ。我慢しなくてもいいんだよ…?」
そう言って私はカンタ君のモノをくわえて、上下運動を始めた。
「うぁあっ!!お、姉ちゃんっ!!こ…れ…凄いよぉ…っ!!」
46名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:22:36.47 ID:XuR6nxYu
少しカンタ君のモノの味を堪能した後、私はカンタ君のモノから口を離した。カンタ君は視界が定まってないようで、息もかなり切れていた。
「ところでカンタ君、これが何のために大きくなるか知ってる?」
ふと私はそんな事を聞いてみる。知らないと思うけど…
「確か、おじちゃんが両想いの女の人の中に入れるためって、言ってたでやんす…」
ちょ…師匠何教えてんの!?まぁ話が早いからいいけど…
「へぇ…だったらさ、私…カンタ君の事、大好きだよ」
「っ…!?お、オイラもお姉ちゃんの事が大好きでやんす…」
私の言葉に驚いたのか、カンタ君は慌てたような素振りでそう返事をした。そして私はカンタ君の言葉に極限まで興奮を覚えた。こんな可愛い子が好きと言ってくれるなんて!!
「嬉しい!それじゃ、とことん喜ばせてあげるからね」
そう言って私はパジャマのズボンを下着ごと脱いで秘部露わにし、すぐさまカンタ君のモノを自分の秘部にあてがった。カンタ君のモノが私の中に入っていく。
「あぁっ…カンタ君の…私の中に入ったのがわかるよ。カンタ君は…どう?」
「お…お姉ちゃんの中…暖かくて、狭いよぉ…」
カンタ君は顔をひきつらせている。気持ちいいのを我慢してるのかな?
「ほら…我慢しないでっ、気持ち良くなってもいいんだよ?」
そう言いながら私は腰を上下に振る。カンタ君も下半身を震わせ、喘ぎ声をあげている。
「あんっ…カンタ君の…中でもっと大きく、なってるよぉ…」
腰を一往復させる度に全身に電流が走るように快感が押し寄せてくる。その時、カンタ君が突然叫んだ。
「お…お姉ちゃんっ!!何か来る、何か来るでやんす…!!」
「そう、なのっ…?最高に気持ち良くなりそうなんだねっ!?いいよ、このまま一緒に…っ!!」
私は腰の上下運動を出来る限り激しくし、カンタ君の絶頂を急かした。それに併せて私の身体も絶頂に急速に近づいていった。そして…
「お姉ちゃん、お姉ちゃんっ…!!うぁっ、あああああっ!!」
「あっ、私もイクッ…あああああっ!!」
カンタ君と私は同時に果てた。カンタ君のモノが私の中で痙攣している。だけど幼さ故か、精液が放出されることはなかった。
「汗…かいちゃったね」
「うん、オイラ体中がベトベトで気持ち悪いでやんす…」
「それじゃ、カンタ君体洗ってなかったし、もう一回お風呂に入ろっか」
「賛成でやんす!」

時は変わって翌々日のカシミール、私は客としてこの店にやってきていた。
47名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:23:03.14 ID:XuR6nxYu
「それで、カンタが泊まりに来て本当に迷惑じゃなかったかしら?」
店番をしているなっちゃんがそう尋ねてきた。一緒に店番をしている師匠がピクッと僅かに反応したような気がしたけど、気のせいかな。
「いや、とってもいい子にしてたよー。これからも泊まりに来るようにカンタ君に言ってね。じゃないと寂しいから…」
「もう、大袈裟なんだから…」
それから私がこの家族の一員に加わるのはもう少し先のお話。
48名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:26:40.16 ID:XuR6nxYu
終わりです、いかがでしたか?
以前奈津姫であの作品を書いたときからこのアイデアはありました。因みに師匠というのは主人公の小波九郎です。イベントでありましたよね、そういうのww
今度は裏サクセスで何か書こうかな…?
49名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 20:35:07.76 ID:VAlFB8CK
>>48
乙です。

大正編が未だに一作も無いので、ネタ出しに久し振りにプレイしてみました。
それで詩乃最高という事に気付いたので、投下してみます。
初作がこんなので良いのかと思わないではないですが。
日本史あまり詳しく無いのでおかしい所はご愛敬という事で。
50名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 20:39:05.93 ID:VAlFB8CK
「うーん、日本刀とマドファは用意しておかないと厳しいよな…マサムネは温存しておきたいし」

ブツブツと次の冒険への構想を練りながら歩くのは、冒険家小波。
相当な数の事件を解決している、そこそこに名の知れた冒険家である彼だが、その懐事情は厳しい。
今日も駅で60円の日本刀を買うか否かに散々悩んだ程だ。

「あ〜あ、詩乃ちゃんのアメノムラクモみたいに、壊れない強力な霊刀でもあればなぁ」

溜息と共にそうぼやく小波。
アメノムラクモとは、先日出会った少女、詩乃から依頼を受けて行った冒険にて、盗賊団から取り返した物で
彼女の神社に奉られていた御神体であるその刀は高い攻撃力と、耐久性を有している。
相手が人外の者、この世の者では無い存在にも有効であり、その汎用性は非常に高い。

「というか、御神体を普通に戦闘に使って良いんだろうか…詩乃ちゃんの巫女さんとは思えない妙な戦闘力の高さも謎だけど…」

「あ、小波さんやん」

色々と謎の多い娘だなぁと改めて思っていると、その件の少女に後ろから声を掛けられた。
51名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 20:42:24.55 ID:VAlFB8CK
「やぁ詩乃ちゃん」

「買い物の帰り?」

「うん、武器類を少しね。本当はもう少し準備したいんだけど持ち合わせが…」

「なぁなぁ、こんな街中で会ったのも何かの縁やし、お芝居でも見に行かへん?その後甘味所であんみつとかもええなぁ」

「詩乃ちゃん話聞いてた?ウチの事務所にそんな余裕はありません!」

「ぶーいけずー。ケチな男はモテへんでー」

頬を膨らまして小波に視線をぶつける詩乃。
小波も出来れば男を見せたい所ではあるが、ヘタすれば売られる身としては少しでも節約しておきたい。

「そうだなぁ…詩乃ちゃんは次の冒険には参加出来ないよね?」

「うん。前の冒険も大変やったから、ちょっと遠慮しとくわ」

「じゃあそのアメノムラクモ、ちょっと貸してくれない?」

詩乃の腰を指差して言う小波。
言われた詩乃はぽかんとした顔で、聞き返す。

「へ?なんでなん?」

「次に行こうと思ってる依頼も、どうやら霊的なものがいるみたいだからさ。
 鬼の手使うのも勿体無いから、貸してくれると助かるなって」
52名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 20:51:53.02 ID:VAlFB8CK
「えーあんまり人の手に渡したくないなぁ。壊されても困るし」

「剣の扱いには多少自信はあるんだけどなぁ。詩乃ちゃん普段ガンガン使ってるし」

「む、素人剣法やと思って馬鹿にしてるやろ。
あのなー小波さん。私は由緒正しき歴史のある蕪崎神社の正統な血を継ぐ巫女やで?
当然そこに奉られるアメノムラクモを扱う修行もぎょーさん積んどんねん。
そんな私だから使えるのであって、精神統一もろくに出来ない小波さんが簡単に使いこなせる訳ないやろ?」

自信あり気にフフンと笑いながら言う詩乃。
駄目元で言ってみただけの小波ではあるが、そう言われては冒険家のプライドがむくりと顔を上げる。

「大丈夫だって、詩乃ちゃんに貰った霊刀だってしっかり使えてたし。ちょっと練習したら越えちゃうかもよ?」

「なんやてー!そこまで言うなら勝負や小波さん!私が勝ったらお芝居と映画とあんみつ10杯奢ってもらうで!」

「…太るよ?」

「女の子に太るとか言うたらアカン!」
53名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 21:01:23.77 ID:VAlFB8CK
スミマセン、ちょっと急用で出かけます。
続きは明日になるかも
54名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 22:44:29.85 ID:FcbCbB94
両者とも投下乙です
7か…やってみようかな
55名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 22:50:40.35 ID:QfRNtQvo
56名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 19:24:37.04 ID:6L5+QVsE
GJ!
7裏とは貴重だな
というかなんで7裏は今まで無かったんだろうか?
57名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 23:58:49.89 ID:Ht6Lwl5t
7裏ってちょっと当時のリアルな情勢とか入ってるからかなあ
58名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 02:00:59.84 ID:qgP54JO2
歴史を知ってる人じゃないと書けない、って尻込みするんだろうね。

8裏で吸血鬼化したタマちゃんに従僕にされたい。
59名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 02:09:30.50 ID:TFI4Jg0D
キャラ絡ませるだけなら歴史知識とか全く要らんのだけどなあ
それに同じ歴史要素が濃い12裏13裏は普通に作品出てきてるし
60名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 02:28:25.24 ID:QlTcUjOJ
結局は書き手がネタを思いつくかどうかなんだと思うな
4裏、9裏から13裏の話題が多くてなんとなく話に挙がりづらかったような」
61名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 02:35:10.42 ID:VlsWdptE
新しいタイトルの方が作品数多いのは、
このスレの住人が買ってプレイして何か琴線に触れたんだと思うが、
比較的古い作品の中で4は多作な気がして興味深い。

まぁ、俺も4は表裏合算すると、一番選手作ってるぐらい思い入れのあるタイトルだけど。
62名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 14:21:13.09 ID:nhczIRfP
まぁ実際難しいと思うよ。
普通に絡ませるだけなら、裏である必要無いし。表の方が楽だし。
比較的11裏が数が多いのも、現代もので中学生だから想像がしやすいからだろうね。

特に時代背景云々がややこしい7裏に挑戦したのは凄いと思う。
時間かかってもいいから書き切ってくれ。
63名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 00:23:51.24 ID:X29aSdNQ
ファンタジーやSFチックな方が書きやすいのかもしれないな
64名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 04:16:12.49 ID:A1QR32j7
ゆらりものを読みたいです
65名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 13:58:00.21 ID:8jbbb8j1
ゆるゆり?
66名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:16:19.53 ID:X29aSdNQ
>>65
なんというID
67名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 00:40:10.57 ID:ADI1tn9C
最近やらしくない清楚っぽい人・・さらとか漣とかがやらしくなったらどうな
るみたいな小説を書きたくなる・・・

あと清楚っぽい子いる?
68名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 01:25:20.56 ID:cznkrNTo
1の明日香、由紀、3のヒナコ、4の天本、葉月、9の貴子、僕が思い当たるのはそれくらいかと。
69名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 03:27:04.68 ID:ahXDNzLS
幸恵・鈴音辺りも普段はエロ印象ないね
70名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 16:58:15.61 ID:vy/r7h5Z
漣はむしろやらしいイメージがある
71名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 22:17:11.48 ID:ZuPcW/Nc
漣はやらしいな。(*´ω`*)

13主のとばっちりで清楚イメージがつかない冴花。
72名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 23:16:56.47 ID:tbiIRPD4
清楚というよりも清潔さって感じかなあ<冴花
興味ないわけではなく、主人公とのからみでそういう話を出すこともあるけど、
自ら進んで話すタイプではないしあくまでTPOを選んでやっている感がある
73名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 23:52:56.16 ID:oz72IlMB
千羽矢はノリノリに違いない
桜華はどうなんだろう?
74名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 07:37:37.20 ID:ogH+XW6a
桜華は恥ずかしがりつつも、内心どっかで期待してるイメージ

ガードが固いって意味ではヒヨリンが最堅かと
75名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 15:00:50.63 ID:11CnDS5S
乳でかいのって誰がいる?
76名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 15:48:11.64 ID:H4ZKp/oz
パワポケ14が出るみたいだがどうなるんだろうかね?
ストーリー的にも彼女候補的にも良ければいいんだが
77名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 15:51:12.66 ID:X2VUUI4i
友子
着痩せしてるって言及されてたから恐らくは
というかサイボーグ同盟のガイノイド組はなんとなく全員巨乳の印象がある

あと妙子もかな
奈桜のイベントでそんな話があったような
78名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 18:48:47.23 ID:g3lq+zYP
リコは11裏で「スタイルいいって夏奈に羨ましがられる」って言ってたからそれなりにあるはず
79名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 19:11:09.10 ID:Oc8mfHYs
パワポケ14少年野球で魔球ってまたぶっとんできたな
これはダッシュみたいなのがくるのか
80名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 20:55:23.46 ID:fhgUAGau
奈津姫さんや雅美さんは巨乳のイメージがある
81名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 22:39:31.30 ID:m+GPfgOI
グラとアルバムからして11裏の恵理は巨乳。5だとソムシーのほうが明らかにたゆんとしてるが
82名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 23:43:04.16 ID:MhRhxkgm
ソムシーw
8裏と10裏に出た時は驚いたな
彼女候補並みに優遇されてね?
83名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 23:44:31.45 ID:oXThXVDf
スタッフのお気に入りの一人なのかもしれないな
84名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 00:47:43.98 ID:ZlXpv47w
>>79
ググったらマジっぽいな

つかDSかよwww 3DS期待してたのにwwwww
85名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 01:51:19.66 ID:X175GAiA
まあ、開発期間とか3DSとDSの互換性を考えたら仕方ないかもな

しかしプロ野球編飛ばして少年野球とは思いきったなあ
86名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 02:48:06.48 ID:5fy2pqG6
てっきりそろそろプロ野球編でシリーズ完結するのかと思ったが少年野球編とはまだ続きそうでなにより
時系列はどうなるんだろうな
87名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 02:58:19.02 ID:5dzTXmgG
今まで戻ったシリーズはダッシュ以外ないし13と被るか後じゃないかな
戻るんなら紫杏とか死んだキャラも出せそうで俺得なんだけど
88名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 07:20:12.69 ID:E+2p7BaE
逆に恐ろしく未来かもしれない、
捨てられてた主人公が歴代主の子供という電波が。
89名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 14:37:07.72 ID:FChSDn7/
主人公が靖子の弟とかだったら面白そう
再び靖子が、今度は西川さんの手によって彼女候補に!
靖子の過去行きを何とか止めることで過去を改変し世界線を移動するんだよ

まぁ普通に野球してるっぽいから無いけど
90名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 22:07:57.27 ID:TyFHCkng
裏は和風な雰囲気だそうで、真琴やシズヤの出番だね
そういや少年野球って小学生と中学生どっちなんだろうか
91名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 23:14:36.94 ID:NcFLAvbf
まぁどっちだろうと弾道upイベントはあるだろう。
92名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 23:24:48.52 ID:s8Yzr2qb
少年野球でCERO-Aでどこまでやれるか楽しみである
93名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 20:37:58.43 ID:iy5yOZJG
ダッシュの例を考える限り、近親相姦くらいが限界かねえ
94名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 21:12:11.07 ID:s9t0EUNo
>>93
行くところまで行ってるじゃないかw
95名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 21:43:53.28 ID:qL9/VC6U
そんくらいで?
96名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 22:36:27.54 ID:9vsNpMW1
倍プッシュだ
97名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 00:59:36.78 ID:1zu0tS+P
パワポケ
小学生
CERO A

いつも通り嫌な予感がする……
98名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 07:02:44.33 ID:+rlNaDR8
しかし最近投下がないなあ
99名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 23:03:49.59 ID:U+ow5DMu
ネタ考え中なんでしょ

そういやそろそろ瑠璃花の誕生日だね
100名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 01:58:56.77 ID:RF2kg0Lu
ネタはあるのに
さあ書こうってなった時に文章構成が上手くいかないジレンマ
101名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 16:44:03.69 ID:m2MvIMor
そういうのってちゃんとネタを練りきれてないからだって前だれかが言ってた。
まあ俺がいえたことじゃないけど
102101:2011/09/20(火) 16:46:10.05 ID:m2MvIMor
ごめんsageるの忘れてた
103名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:13:44.60 ID:wXningG2
書き慣れてない人が「○○の□□ネタを書こう!」って言って、いきなり小ネタ以上のSSを書くのは難しい。
「○○が××になって△△となり、◇◇のして最終的に□□になるSS」でようやくネタの足がかりとなる。
こういうのは肉付け出来るだけした方が書きやすいと思うよ。それこそ小説のプロット並みに書いても困らんかと。
104名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:57:03.42 ID:Ios2aBw1
プロットは出来てるんだが地の文で苦戦するのは結構あるな
ここら辺はいろんな話を読んで学ぶしかないのだろうかな
105名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 23:28:03.22 ID:4bfY6fsF
>>104
先に会話文を書いてから情景描写を肉付けしていくと書いてて話がぶれないからオススメ
106名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 23:40:03.52 ID:Ios2aBw1
>>105
なるほど、ありがとう
107名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 23:52:00.17 ID:3oXdp2i3
書き手について知りたいなら、控え室覗くといいよ
神SS書くような書き手だって、執筆中はあーでもないこーでもないと呻吟してるのが何となくわかる
108名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 11:33:12.11 ID:EOLqMkkz
ネタも話のあらすじもできてるけど、実際に書く気力だけがない
109名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 20:58:18.65 ID:zl8RYAAq
なんかこういう会話ちょいちょいあるから、いっぱい書き手がいる様に感じるのに
実際の投下数はそれほどでもないという。
今の住民がどんなのか知りたいから、まとめのどれが自分の作品か教えてよ。
110名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 21:11:42.00 ID:8AVc4vSL
いやいや、流石にそれはちょっと恥ずかしいわ
111名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 21:27:35.45 ID:v6Wjutvm
「書きたいけど文章が……><」「ネタがない><」「ネタはあるけど書けない><」ってのは、
大抵の場合は書いてないし、書こうともしてないし、書いたこともないよ。ソースは投下童貞の頃の俺と、どっかのあるあるスレ。
一度投下してみると色々と妥協しちゃうんだよね。
112名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 21:56:21.59 ID:X2MliqbJ
113名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 22:47:02.18 ID:YQaae2BJ
>>109
URLで紹介しようとしたら大変なことになったのでwiki内のタイトルで紹介します。
「とある野球選手達のシーズンオフ」
「もっと!?新しい家族」
「さらに!?新しい家族」
「22-962-965」※陵辱・のりか注意

現在最新作を執筆中です。近いうちに投下するかもしれないので宜しくお願いします。
114名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 23:59:37.02 ID:s5Aw8c64
>>109
wikiの作者名別ページに名前がある書き手の一人です。
投下の時以外は名乗らない方が無難、と思っているので名前は勘弁してください。

書き手がいっぱいいても、それが常に執筆中であるとは言えません。
リアルの生活が忙しくて執筆時間が取れない、創作意欲が減退している、なんてことで、
以前はSS投降したことがあるけど今は書いてない、なんて状態がまず考えられます。
複数常駐を見てる書き手なら、パワポケスレ以外のSSを書いてるという可能性もあります。

あるいは単純に遅筆で、あまりSSを量産できないという書き手も。私なんかはこれです。
エロパロ板でSS書きやって5年、通算で短中編30本ちょっと落としてますが、そのほとんどは構想から投稿まで数ヶ月かかってます。
ネタだけ溜まってくなんてよくあること。
115名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 08:45:44.99 ID:bhdRmEAY
非エロは書けてもエロ書けないからエロパロに投下する気が起きない

リコと同衾して、背中に胸が当たったり、髪をはむはむされたり
一方的に責められる夢を見たんだけど
それをSSにしようとしたらよくわからない罪悪感で筆が止まる
誰か書いてくれ
116名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 08:53:18.17 ID:uw5NphZd
117名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:12:14.28 ID:hzNAD+qj
ネタがあっても書けないなら
ここに出して他の書き手に拾って貰うのもいいかもなあ
118名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:43:52.39 ID:vRck4wXO
ぶっちゃけ64辺りから今までの流れとか、投下し難い事この上ないわな

>>117
それはオススメしないわ。冷静になれ
119名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 00:01:12.90 ID:bRLiKop9
最近pixivでさらのストーリーの後日談書いてる人がいてそれが面白かった。


タイトルは確か「桜色の空〜後日談〜」。


結構オススメ。
120名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 01:32:17.82 ID:frOaFpbv
>>117
誰かがここでエロい妄想垂れ流すのは今までさんざんあったけど
それを拾って書いた書き手の姿は見たことないがな

他のパワポケスレは知らんけどさ
エロパロ板基準で考えりゃ
雑談が成立する程度の人がいるって時点で比較的マシな状況だ

ところで話変わるんだが
真面目だったり純情だったりするおぼこ娘(もう死語か?)ほど
セックスの味を覚えてズブズブになるってのは男の浪漫だと思うのだ
例えば鈴音とか鈴音とか鈴音とかもー絶倫持続晩泊まるで(ry
121名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 01:58:20.42 ID:MazKtaTo
エロ妄想垂れ流しも、スレ的には全然アリというか奨励する事だろう。
あわよくばそれを見て触発される書き手が出てくるかもしれんし。
まぁ多分無いだろうが、自分が書けないというなら言ってみるだけ言ってみても良いんじゃない?

そうえば前にあった麻美とゆらりの夏祭りの話も、誰かの妄想がきっかけとか言ってたな。
122名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 02:05:45.99 ID:r7hcMxsu
>>120
桜華のメイドネタとかさらの裸エプロンネタとかで書かれてたような
123名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 02:10:50.70 ID:frOaFpbv
そうだっけ
それはすまんかった
124名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 02:14:31.46 ID:bwlnMBIf
雑談で盛り上がっている中に投下するのは相当覚悟いるんだよなぁ。
投下した後、数レスGJと乙が並んだ後に雑談が続いて、
1ヶ月もしない間に「最近投下ないねー」とか言われたらと思うと、我が身じゃないとはいえ同情してしまうわー
125名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 02:45:11.08 ID:q6bErfj3
うーむ、やっぱりそこら辺の線引きは難しいな
程よく行き過ぎずといったところだろうか、あまりにあれだと過疎化が進むし
126名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 04:48:48.79 ID:MazKtaTo
盛り上がってる時でも、そんなに回転が早い訳じゃないから気にする事じゃ無いと思うけどな。
それよりたまにある事だけど、投下があった後に長時間レス無しが続いた挙句、さっと流れる事が問題。
GJや感想を強要する訳じゃないにしても、出来るだけする様に心がけるのは大事だと思う。
大体の人はそれを期待しているだろうし。
127名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 13:05:35.95 ID:U9jBIb8P
>>120
俺ゆとり大学生だが、おぼこなんて小説でしか聞いたことない
128名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 13:36:05.54 ID:KZRsounV
ところでこのスレの作品で妄想して抜いたことがある人とかいる?
俺は質高い作品だと興奮したりはするけど、抜いたことは無い
129名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 18:09:51.33 ID:U9jBIb8P
ここのSSで抜いた経験? 少しならあるよ
130名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 20:04:16.10 ID:5lQxfrRa
ネタが湧いてきたので質問
甘えん坊なキャラって誰だろうか?
131名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 20:42:19.38 ID:ybUiKxUa
>>128
エロ目当てというより萌え目当てで見てるんで、基本無いかな

>>130
維織さんとか?
132名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 20:50:01.72 ID:YRM1l3bW
>>130
茜・奈桜・春香・漣・冴花辺りはアリだと思う
133名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 23:44:13.34 ID:ngnzK1Ai
結構抜いてる
好きな作品だと抜けない事も多いが何故かパワポケだと抵抗なく抜けるぜ

>>130
ミキさんや天本さんからもそんな匂いがする
134名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 23:48:48.98 ID:R4lPVKzD
>>130
恵理なんかはそうじゃなかろうか
135名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 00:52:58.63 ID:8xAndmdq
ギャップってのもいいかもしれない、朱里とか
136名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 08:01:09.07 ID:/arhQcZ8
>>119
自演乙
137名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 10:18:02.67 ID:TYyH36UU
自分で名前出したら地雷ってのはこういうのがあるからだわな

>>130
ネタが湧いてきたのに後からキャラがついてくるのか
138名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 16:37:25.56 ID:0QqWCFpd
>>137
「大晦日」とか「13-224-229」(姫始め)みたいに一つのネタで複数描くとか
やらせたいシチュはあるがそれに誰が合うか悩んだとか
まあ有り得なくは無い
139名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 18:32:15.92 ID:ipr67uUk
140名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 18:34:56.69 ID:ipr67uUk
自分はここの新参者で今度初めて作品を投稿しようと思ってるんだが

1レスに小説全文載せたらいけないのかな?
過去の見てたら幾つものレスに分割して投稿してるのが多いけど…
にちゃんねるのシステム上、そうしなきゃならないの?
141名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 18:39:17.61 ID:432y+eD8
1レスに書ける行数、文字数が決まってるから全部書けるとは限らない
あとは改行と同じで適度に分けた方が見やすいって言うのもある
142名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 18:39:20.92 ID:kEjsLoND
とりあえず忍法帖でググレ
多分初めてだとまともに投稿できないだろうから、wikiに直接とかうpろだ使うとかそういう別の方法考えた方が良いかも
あと一応sageてね
143名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 18:49:53.29 ID:8xAndmdq
>>140
容量の問題だから仕方ない
確か1レス2000文字60行までだったはず
自分で区切りの良いところで分けるといいよ
144名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:24:04.77 ID:z5zp5OMO
あまりたくさんのレスに分割した作品を一気に投下しようとすると、連投規制を食らうかも知れない。
(板単位で同一IPからの投稿が9連続以上になると、連投規制に引っかかる。
 この板あまり人居ないから、長いの投稿しようとするとひっかかりやすい)
145名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 01:27:21.41 ID:m5mNoOUt
今日は瑠璃花の誕生日だね
146名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 07:08:35.21 ID:uBwsH+GB
>>141
>>142
>>143
>>144

さんくす!
14713@東京の超有名大学に通う19歳:2011/09/25(日) 12:42:25.73 ID:M7mCs3zY
さら「あ〜ん、もれちゃったわ〜ん」
ブスッ、ビチビチ、ブリュリュリュリュ!!

続く
148名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 14:55:30.28 ID:m5mNoOUt
>>146
メ欄にsage忘れてるぜ
149名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 15:17:20.30 ID:DwlfZMZt
>>146
もしかしたらsageる方法がわかっていないのかもしれませんね、新参には良くあることです。
メールアドレスの所に「sage」と半角で入力したうえでレスする事でsageる事が出来ますよ。
このスレのように18歳未満に閲覧されるとマズいスレが一覧に現れるのは大変危険です。なのでsageる事で浮上を防ぐ必要があります。どうか必ずsageるよう心がけて頂くようお願いします。
150名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 15:21:03.19 ID:YZRmykSL
エロパロ板にその危惧は不要じゃねーのか
151名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 15:23:13.66 ID:MgwxU3Bg
ageてる奴は「チーッスwwwwオレテンプレ見てませ〜んwwwww」って言ってるのと同じ。
だからsageろ=テンプレ見てROMれks
152名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:15:13.32 ID:Xr3qqgxd
>>50->>52の続きを今更ながら投下します。
何かやる気が出なくて、こんなに間が空いて申し訳無いです。
タイトルは「精神統一のススメ」
153名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:16:56.53 ID:Xr3qqgxd
「…で、勝負と言っても何をするんだい?」

「私と小波さんの勝負と言えば決まってるやん。ズバリ、精神統一勝負!」

「…ずるくない?」

小波が聞くと、だって霊刀を賭けた勝負なんやから仕方ないやん?と笑顔で返す。
もう頭の中は勝利後の甘味でいっぱいの様だった。

(このままじゃ負けは確定事項…何か策を考えないとな)

傍らの少女の嬉しそうな顔を見ていると、別に負けてあげてもいいなという気持ちも起こっていたが
同時に、それ以上に、その顔を崩してみたいという被虐心も顔を上げる。
いつもの広場に向かう最中、小波の心中では良心との激しい戦いが繰り広げられていたが
着く頃には決着が着いていた。
154名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:19:37.23 ID:Xr3qqgxd
「で、着いた訳だけど。ルールはどうする?」

「せやなぁ。修行なら軽く3時間はやる所なんやけど、あんまり遅くなると店が閉まってまうし
 30分、て所やろうな」

「30分、俺が集中し続けて居れば良いって事?」

「うん、手を前に組んで印を作って、直立不動で耐えられたら小波さんの勝ち。
 まぁ普段10分もじっとしてられへん小波さんには無理やと思うけどなー」

フフンと小悪魔的な流し目で小波を挑発する詩乃。これも怒らせて動揺を誘う、作戦の一つなのだろう。
そんな事をしなくても勝てる自信はあるのだろうが、念には念という事だ。
実際、このルールで勝負をしていたら小波の負けは確定だっただろうが、小波も無策で挑む訳も無い。

「その間、詩乃ちゃんはどうしてるの?」

「ただ待ってるのも暇やから、隣で私もやってるよ。大丈夫、小波さんの集中が途切れたり寝たりしたら気配で分かるから。
 ズルは通用せえへんで?」

「ふーん。じゃあさ、詩乃ちゃんも30分の間に集中が途切れたら負けって事だよね?」

小波が聞くと、詩乃はきょとんとした顔をして3秒程間が空いた後、笑い出した。

「あははははっ、おもろい冗談やなぁ小波さん。
24時間飲まず食わずでやり遂げた事のある私が、たかだか30分で音をあげるって言うん?
自分に自信が無いのは分かるけど、そっちの方がよっぽど可能性が低いと思うで?というかゼロやゼロ」

「それじゃあ良いんだね、その条件で?」

「うん、おーけーおーけー。じゃあ早速始めよか」

小波の悪足掻きの様な提案を、詩乃は半ば呆れまじりに軽く受けた。
この提案に隠された裏の顔に…了承を得た際、小波がニヤリと笑った事に気付かずに。
155名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:21:47.28 ID:Xr3qqgxd
勝負が始まって10分が経過していた。
両者共、ここまでは身じろぎ一つせずに集中を続けている。

しかし、小波の方は早くも限界が見え始めていた。
表情は涼しいままだが、心中では『飽きた』の三文字が巡っている。
ただぼーっとするのなら得意な小波だったが、それを強要されるとこうも違うんだなと
これをする度に毎回抱く感想を今回も抱いていた。

(…ふぅ、正攻法で勝てるならそれが一番良いかと思ってみたけど、やっぱり俺には無理だな。機を狙って…いくか)

小波の作戦は二枚腰だった。
とは言っても一つ目で勝てるとは全く思っていなかったが。そこまで甘い相手でも無いだろう。

一つ目の勝利条件「小波が30分集中を続ける」は放棄する。本命は二つ目だ。

小波がその為のプランを練り終わり、行動に移すのはそれから3分後の事だった。
156名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:23:17.40 ID:Xr3qqgxd
(ふーん、思ってたより粘るなぁ。まぁ別に集中はしてへんみたいやけど)

傍らの小波の気配を感じながら、詩乃はそんな事を考えていた。
精神統一勝負、と言ってはいるものの、相手が本当に集中しているかどうかなんて
分からない以上、ただの我慢大会の様なものだ。
厳密に言えば、詩乃は何となく気配で相手が何かを考えているのか否かは分かるのだが、それを証明する事が出来ない以上は
言っても水掛け論になるだけなので結果としては同じ事だった。

(ま、それを言うたら私も、今こんな事考えてるんやから他人の事言えへんのやけどな。
 30分ぽっち精神統一した所で、何も変わらへんし、だったらこの勝負の後のでーとの計画を練ってた方が有意義やろ)

そう考え、街中を想い浮かべていた詩乃だったが、ふと気になった。

(そうえば、小波さんは何であんな事言ったんやろ?)

あんな事、とはさっきの小波の質問から出来た追加ルールの事。
小波と同じく、詩乃も30分の間集中し続けなければ敗北になるというルール。
さっきはそんな事がある訳が無いと二つ返事で了承した詩乃だったが、改めて考えると少し不安になって来た。
いや不安というより、妙だという疑問か。

(小波さんは何だかんだ言うても賢い人や。その人が無駄な提案をするやろか…。
 何か、裏があるんじゃ…)

ザッ

そう思考が移行した時、隣の小波が動く気配がした。
157名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:24:46.74 ID:Xr3qqgxd
「ふぅーやっぱり俺には無理だよ」

そしてそんな声が聞こえた。
小波のギブアップ宣言。何の事は無い、拍子抜けする程予想通りの詩乃の勝利だ。

(な、なんや。あっさり勝ってしもたな。まぁ小波さんにしては頑張った方やね)

結局ただの杞憂だったかと安心し、目を開けて声を出そうとした瞬間

「――――――――!」

気付く。小波の仕掛けた罠に。
まだ時間は勝負を開始して15分も行っていない。
勝負のルールは「30分の間、集中を維持しなかったら負け」
もし今詩乃が「もーだらしないなぁ小波さん」等と言って集中を解いていたら
詩乃も負けていた事になる。

勿論、小波の方が先に負けているのだから、それを盾に言い張る事も出来るが
何かそれは美しくない気がするし、してやられた感が詩乃の中に産まれているのは事実だから
それで勝ちと主張するのは厳しい物がある。元々詩乃有利の勝負だけに。

(あ、危ない危ない。これが小波さんの作戦…セコい手を使うなぁ…)

内心では冷や汗を流す詩乃だったが、外面は一切の揺らぎを見せていない。
どこからどう見ても集中を継続させていた。
あえてギブアップして詩乃の自爆を誘うという小波の作戦は、空を切った。

(ま、作戦としては悪く無かったけど、私は気付いたで!小波さんの刃は空振り。
後はただ時間が過ぎるのを待つのみや)

勝利を確信し、心中で笑みを浮かべる詩乃。
ただ、それは些か早過ぎると言わざるを得ない。…小波の作戦は二枚腰。
刃はもう一本残っている。
158名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:26:18.34 ID:Xr3qqgxd
「ふっ」

(はわっ!?)

耳元に突然息を吹きかけられ、詩乃は大きく動揺する。
体を動かさなかったのは日頃の鍛錬の賜物だろう。だが心の方はそうはいかない。

(ど、どどどどどどど、どーいうつもりにゃん!?小波さん!?)

心中で噛んでしまう程にパニクる詩乃に対して、小波が口を開く。

「へーこれでも微動だにしないとは、流石だね詩乃ちゃん」

「――――!――――!」

悪びれる風も無くそんな事を言う小波に、色々言いたい事がある詩乃だったが
声を出しては負けになってしまう為、それは出来ない。
それどころか感情を表情に表す事も出来ないので、不本意ながらただ黙っている事しか出来ないのだ。

「詩乃ちゃん。多分気付いてたと思うけど、俺の作戦はあえてギブアップして詩乃ちゃんの自爆を待つ事。
 話の持って行き様によっては、勝ち扱いにする事も出来る…これが一つ」

淡々と告げる小波。
それを聞き、詩乃は自分の読みは間違っていなかったという事に安堵すると同時に、それに続く言葉に恐怖を覚えていた。

「まぁこれは多分駄目だと思ってたよ。本命は、二つ目の策」

ゆっくりとした、焦らす様な語りに、詩乃は自分の心が小波の手で握られている様な想像を抱いていた。
そして次の言葉で、その手はぐっと握る事となる。


「俺がこの手で詩乃ちゃんをイかせる事で、集中を解いてあげようってね♪」
159名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:31:24.60 ID:Xr3qqgxd
この後、なんやかんやと詩乃が責められて、時間切れギリギリで達してしまうものの
小波がしれっと
「これで二人とも負け、ドローだね。じゃあ仕方ないから甘味所に行こうか。代金はアメノムラクモもレンタル代って事で」
とか言って、詩乃に怒られていちゃいちゃすれば良いと思うんだ。

エロはエロい人に任せる。
乱文失礼しました。

7裏である必要があったのかは分からない…一通りやったけど、琴線に触れたのは
詩乃の精神統一イベだけでした。
160名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 17:30:13.18 ID:t1WMd2ZJ
>>159
GJ!
エロまで書いて欲しかったけどなぁ…気が向いたらお願いします
161名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 17:33:59.00 ID:m5mNoOUt
>>159
GJ!
生殺しやねえ
7裏書いてくれたチャレンジ精神に万歳
162名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 19:28:53.82 ID:ON+Aiz/o
>>159
十分にニヤニヤした。
次はエロにもチャレンジしてくれ。
163名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 21:43:44.10 ID:LvrDfx76
投下乙
7やってみたけど面白いね
残念なのは裏作に表の彼女候補がいないのが勿体無いね
後はカf「ふふふふふ〜〜〜〜〜ん」
164名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:57:02.64 ID:Hcbc0fGx
GJ
ここからいろいろできそうだなあ
165名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 01:55:47.36 ID:pHJufN+8
>>148
>>149

ご指摘サンクス
これでいいのかな?
以後気を付ける


>>159
gj!
エロむずいよねー
何だか書いてるとすごく背徳感が生まれてくるし
166名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 02:56:19.12 ID:GNCkZ2eI
>>164
無茶しやがって…
>>165
大丈夫だ、問題ない。

背徳感ねぇ…陵辱モノを書いているときならわかりますが(現に一回投下した時はかなり苛まれました)ラブラブHならそれほど感じませんね。弾道UPイベントの延長線上と考えれば…
167名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 02:58:01.66 ID:GNCkZ2eI
>>166
ミスった、>>164ではなく>>163でした…
168名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 08:04:14.10 ID:ywIe89ZL
>>159
乙。詩乃さんは根強い人気だなあ

個人的に七裏といえば、アキミと繋いだ手
169名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 08:23:55.73 ID:FdTZmGH0
どうも>>159です。
最後がアレなので、ボロクソに言われるの覚悟だっただけに好評を頂いてとても嬉しいです。
かなりブランク空いた上に、ほぼ書きながら考えていたので文章の雑っぷりが甚だしくて申し訳無いですが。
何故ヘタな心理戦みたいになったのか…。二枚腰(笑)

エロは…難しいですね。シチュだけなら思い付きますが文章に起こすのは至難。
小説が書けるのとエロが書けるのは全く別のスキルだと思います。
ヘタすれば凄く安っぽいものになるし…。

折角なので>>160に応えて、最中は無理にしても、何とか事後とオチ位は書いてみます。
今日の夜に投下出来ると良いけど、前科があるので宣言はしないでおく。別の人が投下するならお気遣い無く。
17013@東京の超有名大学に通う19歳:2011/09/26(月) 12:32:15.51 ID:a8FiVWeM
>>169
グダグダと語るな、マジうざい
プラゴミ様もお怒りだぞ!?
171名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 12:42:45.36 ID:P9Wr0Rnt
>>169
エロは人によっちゃ難しいからねえ、仕方ないさ
投下待ってます
172名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 12:51:32.93 ID:OcHkUA6x
>>169
そういう書いた側のあとがきとか全レスや、予告レスは正直……
173名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 16:03:28.55 ID:yAMYxgq3
>>168
でもアキミのマシなENDは4裏と7裏だけなんだよな
4裏のアキミは条件が糞過ぎて一番苦労したわ
7裏は美咲倒すときに秋生がいるとむしろ弱体化するから一回しか連れて行かなかったね

……表じゃもう登場しないかな?
174名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 19:55:52.98 ID:Kvt9ghzY
登場しても不幸になる心配ばかりしてしまう
175名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 01:54:34.74 ID:INbjIfJi
どうも、キオです。
今回は以前言っていた9裏で一作書いてみたので投下します。
タイトルは「身分の違わなくなった恋」です。
176名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 01:56:35.10 ID:INbjIfJi
スペースパイロットというのは任務が与えられない限り暇なものだ。ワクチンの密輸の任務やオーブールとフローラの調停を執り行う任務の後、俺は休暇を与えられた。
それを利用して貿易を繰り返して得た資金で野球人形を強化しようか、それとも本当に骨休めしようか…
少し考えて、俺はオーブールに滞在することにした。以前オーブールが連邦に襲撃された時に偶然居合わせた俺がスズネ姫を無事に救出した事で俺はオーブールでは優遇されているから、それなりに快適に過ごせるだろう。
ルナリングからエンジン二個を搭載した俺の宇宙船で三日、俺はオーブールに到着した。オチタ君はルナリングでのんびりしたいとの事で俺一人だ。
オーブールの街中は昼間という事もあってなかなかの賑わい振りを見せていた。ただ、心なしかスズネ姫を映す立体映像の数が少なくなっているような…
俺は色々な観光地を見て回ったが、行く先々で俺の事を知っている人が多くて驚いた。国家の恩人ともなれば当然なのかな…
ふらふらと歩いているうちに俺は王宮の目の前に来ていた。近くを通ったからついでにスズネ姫に謁見…と言いたいところだったが忙しい身だろうからやめる事にした。
さて、日も傾いてきたからホテルのチェックインを済ませてしまおう。
オーブールの観光地は一日で全部見て回れるほど少なくはない。明日はどこを見て回ろう。そう考えながら食堂の席に座ったとき、ある人から声をかけられた。
「隣、よろしいですか、キャプテンコナミ?」
ここでも俺の名前を知っている人がいたとは、自分の知名度の高さに驚いた。
「良いですよ。さ、どうぞ」
しかし断る理由はないので俺は隣の椅子を出し、座りやすいようにした。その女の人は品のあって、マナーを完璧に従った座り方をした。そして彼女は頭を覆っているフードを上げて…
「久しぶりですね、キャプテンコナミ。オーブールとフローラの調停以来でしょうか?」
俺は驚きのあまり絶句してしまった。そこにいたのは紛れもなくオーブールの元首のスズネ姫だった。
「ひ…姫様!?一体どうしてこんな所に…!?」
「ふふ、街中であなたの姿見かけたので道行く人に行き先を尋ね歩いたのですよ」
俺はその言葉に唖然とした。俺ってそこまで目立つ恰好してたっけ?
「まぁ、スペースパイロットの恰好をしている人と言ったらすぐにわかるでしょうね。それに、あなたに会えると思って私心が躍って…」
177名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 01:57:10.38 ID:INbjIfJi
そう言ってスズネ姫は目を輝かせた。えっ、それってどういう…
「あ、いや、その、これは…国家を救った英雄になんて滅多にお目にかかれないという意味でして…」
スズネ姫は慌ててそう付け加えた。
「それじゃあ久々に会えたという事でゆっくりお話でも…」
俺はスズネ姫を宥めるように話しかけ、グラスに葡萄酒を少し注いだ。安物ではあるが、結構美味しいと評判らしい。
「あら、いいのですか?それではお言葉に甘えて…」
そう言うとスズネ姫はグラスの中の葡萄酒を一気に口に含んだ。その途端、彼女は顔を真っ赤にして卒倒してしまった。
「ちょっ…姫様!?お酒に弱いならそう仰って頂ければ…!!」
俺は慌ててスズネ姫の様子を見た。完全にダウンしている。さて、どうしようか…
スズネ姫が来ていることがばれると大変なのでとりあえずフードを付けて彼女をおぶり、自分がとった部屋に運んでベッドに寝かせた。俺はカップ一杯分の水を用意し、スズネ姫が目を覚ましたらすぐに飲めるようにした。
暫くしてスズネ姫は目を僅かに開けた彼女の頬はまだ赤く、酒が抜けていないようだった。
「あ、姫様。目が覚めたんですね」
俺が声をかけるとスズネ姫は遠くを見る目で俺の方を向いた。
「ここは…どこですか?」
「俺がとった部屋ですよ。酔いがさめるまで休んでいて下さい」
「あ、はい…気を使わせてしって申し訳ありません…」
スズネ姫はそう言って俯いてしまった。
「気にしてませんよ、それにあんな強い酒と知らないでグラスに注いでしまった俺にも責任はありますから…」
俺は苦笑いをした。後にあのワインが異常に強い酒だと知ったからだ。
「そうだったのですか…でもあなたに出されたお酒を断る訳には…」
スズネ姫は今度は俺の目を見てそう言った。
「だって、私、またいつかあなたと話をする機会がやって来る事をあのとき以来ずっと心待ちにしていたのですよ…だから、やっと巡ってきたチャンスに行動しない訳には行かなかったのです…」
スズネ姫はまだお酒が残っており、少し酔いに任せて色々支離滅裂な事を喋っていた。
「はは、時の人の顔を見たいというのは姫様も一緒でしたか」
「一緒ですって!?とんでもない!!」
スズネ姫は突然語調を荒くしてそう言った。
「私は…私はいつからかあなたの事が頭から離れなくなりました。あなたの顔が見たい、あなたと話がしたい、あなたと一緒にいたい…
そんな願望に包まれて、でもそれは叶わないとわかって…
178名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 01:58:58.13 ID:INbjIfJi
とても辛くて…だからあなたの姿を見たときには何かを考える前に足が動いていのです…」
スズネ姫は話をしながら涙を流していた。そうか、スズネ姫は俺をスペースパイロットとして敬うだけでなく男として慕っていたのか…そんな事にも気付かないで…俺は…
「姫様…今日はお供します。だからどうか泣かないで下さい」
俺はスズネ姫に近付いて微笑んだ。。
「はい…ありがとうございます」
俺の言葉を聞いてか、スズネ姫は泣き止んで、そして笑顔を俺に返した。いつしか顔の赤みは僅かになり、酒も抜けているようだった。
「ですが、一晩女のお供をするという事がどう言う事かお分かりになっておっしゃったのですか?」
ふと、スズネ姫が恥じらう仕草をしてそう尋ねてきた。それを聞いて初めて自分が言った事は「抱いてやる」という意味合いを持っていた事に気付いた。
「はい…俺も姫様から離れたくなかったので…」
俺は両手でスズネ姫の両肩をそっと触れた。それと同時にスズネ姫が目を閉じる。俺も目を閉じて顔を近づけ、キスをした。唇を重ねるだけの軽いキスから互いの舌を絡ませるディープキスへ。
俺達が激しい口付けをしている間に、俺はスズネ姫の体を横に倒し、俺は上に乗った。
「姫様…」
俺はスズネ姫の服に手をかけ、脱がそうとした途端、スズネ姫は脱がせまいと言わんばかりに俺の手を掴んだ。
「姫様なんてよそよそしい呼び方は嫌です。スズネって呼んで下さい…」
成程、想い人に遠慮しているように呼ばれるは辛いだろうな…
「ああ、いいよ。スズネ…それじゃ、服…脱がすよ」
スズネは黙ってうなずく。俺はそれを合図にスズネのワンピースの背中についているチャックを下まで下げ、ワンピースを下にずらした。きっとスズネの母しか見た事が無いであろう、スズネの裸身が露わになる。
それだけで俺は激しい興奮を覚えた。しかしここは抑えて、右の乳房を手で優しくもみしだき、左の乳房を口で堪能する。
「ひゃうっ!?キャプテン…!!こんなの…初めて…ですぅ…!!」
どうやらスズネも感じ始めているようだ。しかし俺はここでわざとらしく手を止めた。
「…? どうしたんですか、キャプテン? 私は…」
「スズネが良くても俺がね…よそよそしく呼んでいるのはお互い様じゃないか」
その言葉にスズネはハッと目を見開いた。そして表情をすぐに元に戻して…
「わかったわ…コナミ…来て…」
その言葉を合図に、俺はスズネのスカートに手を伸ばした。
179名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 01:59:24.15 ID:INbjIfJi
そしてスカートを手に持って下着が見えるようにめくり上げる。スズネは恥ずかしさのあまりか、目を閉じて顔を真っ赤にしていた
スズネの下着は無地の白という清楚らしさが溢れるものだった。しかし経験がないためか、胸の愛撫だけでは濡れなかったようだ。
そこで俺はスズネの股間に顔をうずめ、鼻や口がスズネの下着に当たる体勢になった。
「コ…コナミ!?駄目です、そこは汚いから…!!」
「スズネに汚いところなんてないよ。ほら、とっても綺麗だ…」
俺は女性器の香りを鼻で堪能しつつ、少しずつスズネの下着を下ろしていく。やがて全て下ろされ、スズネの、まだいかなる男も受け入れた事のない秘部が外気に晒された。
まだ濡れてはいない。今までこんな経験がなかったから当然か。という訳でまずは前戯からだな。俺はおもむろに手をスズネの秘部に伸ばし、指でそっと触れた。途端にスズネの体が僅かに震えた。そして俺の指はスズネの秘部の中にゆっくりと侵入していった。
「ああっ…あ、凄い…です!!さっき以上の…ふあぁっ!!」
スズネの中で指を往復させているうちにスズネは甘い声を出すようになっていった。乳首も自己主張をして、ようやく秘部も濡れ始めた。
そろそろと思って俺はスズネの中から指を抜いた。スズネは息を切らしており、口をだらしなく開けて恍惚とした表情を浮かべていた。こんなものを見て欲情しない人間はいない。現に俺のモノはズボンの中で痛いほどに膨張していた。
勢いで俺は自分のズボンと下着を取り払うと自分のモノがスズネにも見える体勢になった。スズネはハッと驚いたような表情をした。男のモノを見るのは初めてのようだ。
「これが、コナミの…すごく…大きいです…」
スズネに言われて少し恥ずかしくなったが俺はそのモノをスズネの秘部にあてがった。
「スズネ…出来る限り優しくするけど、痛かったら言ってくれ」
スズネはキョトンとした表情をする。そして恥ずかしがるような素振りを見せて…
「あ…ルナリングの女性には処女膜なるものがあるというのは本当だったのですね…」
「えっ…」
驚いた。どうやらオーブールの女性には処女膜が無いようだ。
「…つまりは遠慮なく行ってもいいって事かな?」
「はい…コナミの好きなように…」
それを聞いて俺は思いっきりスズネの中に突っ込んだ。
「あっ…ああぁぁっ!!」
スズネの秘部が俺のモノをいきなり根本まで飲み込む。
180名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 01:59:47.90 ID:INbjIfJi
スズネ自身は上半身を仰け反らせて全身を痙攣させていた。どうやら挿れただけでイッてしまったようだ。そしてスズネの秘部から血は出ておらず、膜を破った感触もない。
「ああ…これが…性交なのですね…」
「スズネ…それじゃ、動くよ…」
そう言って俺は腰を動かし始めた。スズネの中はかなり狭く、少しでも気を抜こうものならすぐに俺もイッてしまいそうだ。
「あんっ…あっ、あ、こ、コナミ、ぃっ…!!」
腰を動かす度にスズネが甘い声を出す。それが興奮をそそり、俺は腰の動きを激しくしていった。
「スズネの中、凄く締め付けてくる…気持ちいいんだね」
「あっ、は、はいぃ…気持ち、いいですぅ…あぁんっ!!」
そう答えてスズネは突然一層強い力で俺のモノを締め上げ始める。それによって射精感が急に襲ってきた。
「ぐっ…スズネ…!!俺、もう…っ!!」
「わ…私も何か来そうですっ…コナミ、コナミィ…!!」
俺は我を忘れて腰を振る。いつの間にかスズネまで腰を振っており、俺が精液を吐き出すまであっと言う間だった。
「「ああああぁぁぁぁっ!!」」
そして俺とスズネは同時に激しくイッてしまった。

今、俺とスズネは同じベッドの上で裸になって横になっている。「コナミ…起きてますか?」
ふとスズネが俺に話しかけてきた。
「ああ、起きてるよ。どうしたんだ、急に?」
「私…王位を次に継承権を持つ人に譲ろうと思うんです」
突然の告白に俺はびっくりした。
「そんな、どうして急に…!?」
「急じゃありませんよ。だって私、最近来る日も来る日もあなたのことばかり考えて仕事に身が入らなくて…
今日だって仕事を放り出してあなたを追いかけて…国民よりも私事を優先するなんて国家元首失格ですから…」
俺はスズネが自分を想う気持ちの強さに呆然とした。そして俺の返事は一つしか思い浮かばなかった。
「スズネがそう考えるなら好きにすればいいと思うよ。そうしたらさ、スズネさえ良ければ一緒に来ないか?」
その直後、スズネの目から涙が溢れた。俺は一瞬慌てたけどスズネは涙を流しながら満面の笑みで…
「はい、喜んで!!」

それからスズネは本当に引退して王位を譲った。当時はオーブールは勿論の事、他の惑星まで大騒ぎになった。そして俺は今スズネとスペースパイロットとして幸せに暮らしている。そして、これからもずっと…
181名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 02:09:06.23 ID:INbjIfJi
終わりです、いかがでしたか?
9裏でもワクチンの任務が終わってから、という設定なら結構書きやすいかなと思って書いたのがこの作品です。
ところで、以前書いた作品がwikiに載っていたのですが他の作品には人を選ぶジャンルであることを示す但し書きがあるのに僕のにはありません。コレ、どこに抗議すれば直して貰えますか…?
182名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 02:16:04.02 ID:ivHayBGN
>>181
GJ!

注意書きの件はどの作品か明記して、wikiのコメント欄にでも相談内容を書いとけば次回の更新には対応してくれると思うよ
183名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 02:24:41.99 ID:E67xEhwI
寝る寸前なのでSSは後で拝読させていただきます。とりあえず、

>他の作品には人を選ぶジャンルであることを示す但し書きがあるのに僕のにはありません。

保管庫のWIKIは特定のページ以外誰でも編集できるが、これだけではどこをどう修正したらいいものかわからん。
WIKIだから、自分で編集した方が早いのでは。やり方はWIKIに載ってるし。
184名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 02:38:27.66 ID:8IXZqNqz
抗議って言い方が凄いアレだな
使い方間違ってるのか、ガチで抗議で正解なのかは知らんが
185名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 08:24:26.81 ID:RXBPO1cP
作品そのものではない書き込みで自分自身で作品を貶めるようなことしてる人見るとほんと勿体ないと思う
18613@東京の超有名大学に通う19歳:2011/09/27(火) 08:42:42.00 ID:2YFhIEF1
そういう言い方はないだろ
ゴミクズ

プラゴミ派の管理人を敵に回す気か?

187名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 10:10:07.67 ID:ivHayBGN
そこまで言わなくてもいいかと
188名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 10:25:46.74 ID:j8cf4Ixv
>>181
GJ!
9裏とは珍しい。世界観?がしっかりしてて良かったよ。
ただスズネは人魚的な何かだった様な気も…
189名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 10:33:43.34 ID:j8cf4Ixv
別に今回の事について言う訳では無いが
自分の勝手な「書き手はこうあるべき」みたいな考えを押し付ける奴はウザイ。
気に入らない事があってもスルーしろよ。
書き手あってのスレなんだから、また投下したいと思うような環境作ろうぜ。
190名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 11:13:39.24 ID:e+aJ46Bv
>>188
町の中を普通に視察してたり、泳ぎが得意ってことを忘れられるぐらいだから足も人間なんじゃないかな
191名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 13:23:25.74 ID:INbjIfJi
但し書きについてwikiのコメント欄にお願いするよう書きました。
変な言い方をして申し訳ありませんでした…今後は言葉に気をつけます…
192名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 14:21:06.70 ID:ivHayBGN
>>191
そこまで気にしなくてもいいよ
こちらも言い過ぎな所があったし
193名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 21:41:18.78 ID:l1sez5Yi
>>191-192
いいよね、こういうお互いが謝ったりできる関係っていうかなんて言うかそういうの
スレ汚し失礼
194名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 22:13:03.35 ID:jvTTnYt3
まぁ馴れ合いにならない程度にな
この板自体の特性なのかもしれないけど、にちゃんにしては珍しい雰囲気のスレの気がする
195名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 22:32:25.49 ID:l1sez5Yi
sage忘れスマン
196名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 00:27:46.73 ID:X+8ujDOY
ちょっと聞きたいんだが
麻美√の主人公が腕に違和感を抱えながら登板を続けるっておかしいかね?
197名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 00:51:16.61 ID:1/rW/unH
本編のイベントを改変するってんなら、二次創作と原作の相違点におかしいもクソもない。

13の後日談で、13本編みたいに出ないといけない理由もないなら、違和感バリバリだな。
一回怪我で人生が詰みそうになったし、麻美との事もあるからそこら辺は慎重になるはず
198名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 07:18:52.75 ID:lEG9bpWw
>>173
7裏のアキミは正解っぽい選択肢を選んだら無条件で死亡して、更に鬼と一騎打ちする羽目になるから
自分も高確率で死ぬというパワポケらしさ全開のイベントでしたね。手首だけとか…。
美咲を殺してしまった自責で落ち込むアキミを主人公が慰める的な話は書き易そうですけど。
生前の美咲に貰った媚薬を使うとか。

一日、間置けばオーケーですよね?
7裏詩乃物の完結編(というか事後)投下します。
199名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 07:22:52.97 ID:lEG9bpWw
「ふわぁあああああああああああ!!!」 ビクビクッ!

30分の経過まで、後10秒を残した所で詩乃は絶頂に達した。
全身が脱力し、くったりとそのまま倒れそうになる詩乃を小波が抱き留めて支える。
ずっと堅く閉じていた口から、遂に零れ出た嬌声は大きく周囲に鳴り響き
詩乃自身が自分の声に驚く程だった。
人通りの少ない広場ではあるが、時刻はまだ夕暮れ前なので誰かが周囲に居る可能性は低くは無く
その事に小波は心臓の鼓動を速くして、きょろきょろと周囲を見渡したが
幸いにも声の届く範囲には誰も居なかった様だった。

(や…やってしまった。ここまでするつもりは無かったのに…)

人が居なかった事に安堵した後、小波が我に返る。
当初の予定では、軽く首筋に口づけでもすれば直ぐに音を上げるだろうから
怒る詩乃に「ま、これから色々と奢らせられるんだから、これ位の役得はあっても良いだろ?」とでも言って
頭を撫でて終わらせようと思っていたのだが
思いの外、詩乃が我慢強かった事と、責める事でどんどん膨れ上がって来た色気にやられて
すっかり暴走してしまっていた。ほぼ理性がトんでいたと言って良い。

(時間は…大体あれから15分か。その間中ずっと暴走していたなんて…)

小波はそれなりの年齢であるし、冒険家という職業柄、色々と出会いは多く
その中で多くの女性と関係を結んだ事はあるが、そんな経験など何の役にも立たない程に興奮してしまっていた。
詩乃の白い肌。その柔らかさ、滑らかさはこの世の物とは思えない程、極上の物だった。
その肌が行為の流れの中で、紅潮していく様、ピクリピクリと反応してしまっているのを見て
どうしようも無い程、めちゃくちゃにしたいという被虐心が盛りあがった結果が、今のこの状況である。
200名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 07:24:58.76 ID:lEG9bpWw
(い、いやでもこれは仕方ない。まだ十代も半ばの生娘が巫女姿で野外で、俺のされるがままになって必死に耐えている…。
 もうこれ以上の燃える状況は俺の人生には訪れないだろう。…今日この日の為に俺はこの世に生を受けたと言っても決して過言ではない)

そんな馬鹿な事を考えて、自己を正当化する小波。
まぁ実際、彼の相棒である眼鏡の男がこの事を知れば、有無を言わさず血涙を流しながら小波の撲殺に走る程度には
妬むに十分なシチュエーションである事は間違いない。
というか普通に犯罪である。法的にも世間的にも浪漫的にも。

(たしかにコレはヤバい………。他の皆に…智美や珠子あたりに知られたら殺される可能性が9割を越える…)

今更自分のしでかした事の大きさに冷や汗を流し出した小波に、小波の腕の中ではぁはぁと荒い息をついていた詩乃が糾弾を始める。

「…こ、…こなみさん…何を、しとるん………?」

「え、あ、うん。い、いやぁ…そのぉ………勝負だからさ」

「しょうぶ………?そんな事のために、お、女の子の体を好き放題………」

腕の中の詩乃の体温が上がって行くのを感じる。
元々肌が紅潮しきる程に、詩乃の体は熱を持っていたのが、更にそれを上回る要因があるとすれば、怒り。もしくは…

「ほ、ホントにゴメン。ここまでするつもりは無かったんだ。
 言い訳にもならないけど…その、詩乃ちゃんがあまりにも可愛いくて…」

「……………っ!」 ぼんっ

ぼんっという擬音と共に、詩乃の体が更に温度を上げる。
それを感じて、小波の中の被虐心がまたしても顔を出す事になる。

「…詩乃ちゃん。ホントにゴメン。目を見て謝りたいから、こっちを向いてくれる?」

そう言いながら、腕の中の詩乃の顔を覗き込もうとする。

「あっあかん!絶対今こっち見たらあかんで!」
201名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 07:26:17.53 ID:lEG9bpWw
しかし詩乃は、それから逃げる様に顔を背ける。
それを見て小波は予想通り、と悪い顔でニヤリと笑みを作った。
怒り以外の、いや勿論怒りもあるだろうが、もう一つの熱の原因。それは、照れ。

(途中からはもう訳分からなくなって、恥ずかしさもどこかへ行ってたんだろうけど
 一旦時間を置いた事で再燃したって所かな。いやー初々しくて良いなぁ)

「まぁでも詩乃ちゃんも、満更でも無かったんでしょ?頑張って耐えてたのは、ホントに勝負の為だったのかぐえっ」

「う、うるさい…」

ボスン、と詩乃の肘打ちという名の照れ隠しが入る。
それにしては高い威力だったので、仕返しの意も多分に含まれているのかもしれない。

「ハハ、これ位力が戻ってるんならもう大丈夫そうだね。じゃあ甘味所にでも出かけようか」

「え?ええの?だって勝負は……」

「それとは別に、単なるお返しだよ。俺はもう詩乃ちゃんから甘味を貰ってるからね」

「へ?………!も、もう!何をゆーとるんよ!」 ドスドス

妙に爽やかに言う小波の言葉を詩乃は数秒反芻して、その意図に気付き
また顔を赤くしながら二度三度と肘打ちを繰り返す。

「全くもう小波さんは助平なんやから!………それにそれゆうたら私だってもうお腹いっぱいやわ(ボソッ)」

「ん?何か言った?」

「なんでも無い!ほら事務所に帰るで!私がお風呂に入ってる間に小波さんは着替えのお洋服を買ってくる事!」

「え``。よ、洋服?それはちょっと持ち合わせが…

「…武田さんに言って、しょっぴいてもらおかなー?」

「この辺で一番の物を買ってきます」

「うん、良い返事や。じゃあ行こか!」


この後も、事務所に遊びに来ていた智美と珠子と出くわして、必死でごまかしたり
夜には勝負の延長戦が行われたりと二人にとって長い一日となるのだが
その話はまたの機会に。
202名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 07:31:14.46 ID:lEG9bpWw
おまけ(最中を書くなら使ってたであろう描写)


スルリ、と小波は詩乃の腰に差してあったアメノムラクモを抜き取った。
未知の快感を抑える事で頭がいっぱいの詩乃は、その事に気付かない。

(ふーん、やっぱり刃も無いし、剣としてはこれ以上無いなまくらだ)

左手で詩乃の下腹部を撫で回しながら、右手で刀の触感を確かめる。
アメノムラクモは御神木で造られた、言ってしまえば木刀なので刃が無いのは当たり前だが
木刀と比べても、全体的に丸みを帯びており柔らかい印象を受ける。

(丁寧にやすり掛けをしてあるんだろうな。なんて滑らかさ…これなら)

「ね、詩乃ちゃん」

耳元で声を掛ける。どうやら詩乃は耳が弱い様で、それだけでビクリと反応してしまっていた。
小波が声を掛けた理由。詩乃が声を出せない事は分かっているので、それは会話の為では無く、宣言をする為だった。

引いては――確認の為でもある。詩乃がどれだけ快楽に堕ちているのかの。
残り時間は約3分、仕上げの始まりだった。


(ア、アカン!絶対にアカン!神聖な御神体をそんな事に使うなんて!)

頭では、勿論拒絶の意志を持つ。
しかし、心はそうはいかなかった。小波の言葉を聞いた瞬間に産まれた、ゾクリとした感情。
その感情の正体は期待感。
そのこれ以上無い、背徳的な行為に対する期待に詩乃の心はどんどん犯されていく。


ジュプジュプと淫靡な水音と共に、詩乃の秘所を出し入れされるアメノムラクモ。
剣自体が持つ霊力と、詩乃の霊力が共鳴してそれは異常な程の快感を産んでいた。

「フフフ、悪い巫女さんだねぇ詩乃ちゃんは。神聖な御神体で苛められてるのに、こんなに歓んじゃって。
 本当にいやらしい娘だ」


詩乃は自分と自問自答を始める。
何故抵抗をしないのか?
力が入らない訳では無い、やろうと思えばいつだって逃げられるハズだ。
目を開けて、止めてと声を出して、一歩前に歩けば恐らく小波は続ける事はしないだろう。
簡単な事。それだけでこの異常な時間から逃れられる。

―――逃れられて、しまう。

(!わ、私今、何を考えて…ぁんっ!あ、あふっ……!!)

詩乃は気付いてしまった。
これは勝負だから、負けたく無いから、勝った後のご褒美が楽しみだから。
そんな言葉で武装して、自分の心を誤魔化していたという事に。

負けたくないからでは無く、終わってほしく無いから自分は耐えられているのだという事に。
203名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 07:42:25.12 ID:lEG9bpWw
終わりです。結果的に三つに分ける事になってスミマセン。
詩乃の一人称には最後まで違和感が。「私」で合ってましたっけ?
おまけは、断片的にならエロ書けるかと思って書いてみたけど色々厳しかった。まぁ大体こんな流れです。
読んで下さった方々、ありがとうございました。
204名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 09:04:36.26 ID:lEG9bpWw
まとめサイトにまとめた物を載せました。
いくつか修正もしてあるので、こちらの方が読みやすいかと思います。
連レス失礼しました。
205名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 10:28:53.14 ID:5E+bYcXC
>>203
エロが描けないなら来ないで保身だが
206名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 12:22:14.25 ID:Nt1OB2fz
>>181>>204
GJ!

アキミは不憫だけどスタッフに愛されてるとも取れるのだろうか
14裏にもアキミ劇場に期待する半面、たまには報われてほしい俺がいる
207名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 23:53:41.66 ID:qNWyF04K
>>203
GJ
エロ無しなのにエロかった、また投下していってください
208名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 00:30:12.14 ID:PY5s5I6z
GJ

>>197
ですよねー
なぜ書き始める前に気づかなかったのか……
209名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 00:53:15.38 ID:GddPki/7
詩乃ちゃんって可愛いよね。
詩乃ちゃんって可愛いよね。

大事なことなので二回いいました。
210名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 01:08:09.86 ID:s04PZtaj
>>203
gj!
てか、それだけ文才あるんだからエロにも挑戦してみては?
一応ここエロパロなんだし……
211名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 01:15:35.89 ID:Ah05RUnu
>>203
GJ!
こういうイタズラの作品って割と少ないから新鮮
>>210
まあまあ、人によって得手不得手があるんですから
やっぱりそこらへんは文才があっても仕方ないよ
212名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 03:12:08.95 ID:8FxV8YKD
9月14日って明日香の誕生日だったんだな、不覚…
213名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 11:32:12.03 ID:kqoQluaI
上にもエロ目当てでこのスレ来てる訳じゃないって人いたけど、結構そういう人多いと思うんだよな。
俺なんかはエロシーンは全部同じに見えて、飛ばして読む事も多いし。
ただヤってるだけとかよりは、ストーリーがしっかりしてる方が好みだ。後萌えられるかどうか。
ただでさえ投下不足なんだから、エロ有無を気にするのもう止めようぜ。

まぁ>>203程、しっかりエロのプロットも組んでたんなら書けば良いじゃんっていうのも分かるけどな。
214名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 13:47:45.19 ID:GsqsT8P4
うわああ俺も明日香の誕生日失念してたOTL
正直今月で一番凹んだわ……
215名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 23:32:37.15 ID:8FxV8YKD
>>214
今からでも遅くは無いぞ
216名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 23:38:54.86 ID:L5AIWjgv
心に残るのはだいたいノンエロパートだったりするしな。

原作のキャラを忠実に再現した上でのエロって実はすごい難易度高いと思う。
ややもすると名前変えただけで成立しそうなだけに。
217名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 08:17:28.36 ID:AKgHvvQM
レンちゃんや友子、真央はエロさを感じる
218名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:01:18.86 ID:7M8puc40
詩乃物作者です。
あれだけ書けない書けない言ってたのに試しに、おまけで書いていた部分だけ膨らませてみようと思って
書いてみたら一応全部仕上がってしまったという。

…で、一応出来てしまったので投下してみます。
まぁヘタに間が空くのもアレなので、投下するなら今しかないかなと。
燃料になれば幸いです。
219名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:04:06.63 ID:7M8puc40
(な、な、ななななな何を言ってるん!?小波さん!?イ、イかせるって…あの
 男の人と女の人の…はわわわわっ!)

その手の教育は一応受けてはいるし、自分で本で調べたり、よう子達から話を聞いた事もあるので
微妙に耳年増な、その手の事に興味津津なお年頃である詩乃だが
神社の修行が忙しかった事もあり、男性経験は勿論、付き合った事も無ければ
同世代の男子とロクに話した事も無かった。

そういう事情もあり、都会に出て浮かれていて、そこで出会った大人の男である小波に
淡い恋愛感情の様なものを抱いていたのは事実だが
いきなりこんな事になるとは、もちろん思ってもみなかった。

(あ、あわわわわわわ。ど、どないしょー?どないしょーっていうか逃げれば済むんやけど
 勝負やから動いたらあかんし、それにこれ逃したら次のチャンスは―――って、何を考えてるんや私はあひゃっ!) ピクン

頭の中は凄い勢いで暴走をしていたが、体は印を組んだまま直立不動。
そんな詩乃の首筋を、小波の甘噛みが襲う。
反射で体が少し動いたが、それには気を止める事無く、首筋をスライドして行く。

(…ん、んんっ。く、くすぐったい…こ、小波さんの息がかかって…ふぁっ!)

それに加えて、小波の手が詩乃の背中を這い回りだす。
だがそれは触れているだけ、という程度のソフトなもので、しかも服の上からなので
本当に微細な触感を感じるだけだった。
指先でくすぐる様な動きをしたり、掌を押し付ける様に触ったりと、色々な動きをしているものの
気にしなければ気にならない程度のものだった。

そんな緩やかな動きが、5分程続いた。

(な、なんや。どうなる事かと思ったけど、全然大した事あらへんやん。
 ははーん。小波さん、私が子供やと思って馬鹿にして、ちょっと脅かしたら音を上げると思ってたんやな。
 本当に私をどうこうする度胸なんて無かったんや。…何かちょっと悲しい気もするけど。
 …ま、それならそれで後10分と少し位我慢したら私の勝ちやな)

小波の第二の策が始まって5分後の時点では、詩乃はそんな風に思っていた。
事実、それは外れてはいない。
小波の当初の作戦は、詩乃の考えていた通りであったし、それにもし詩乃が耐えられたら降参しようと小波は考えていた。

しかしそれはあくまで、詩乃の体に触る前の小波である。
触り始めて2分程で、小波の理性は崩壊しており、小波の策は言うならば第三段階にシフトしていた。
だから詩乃の認識は間違っている。この5分間はあくまで布石。
その効果は詩乃本人も気づかぬうちに、徐々に現れ始めていた。

グッ!

(ん?何か力がちょっと、強なった?)

そう気付いた瞬間から、詩乃は快楽の穴にジェットコースターの様な勢いで堕ちて行く事になる。
220名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:05:05.15 ID:7M8puc40
緩急。小波の策は簡単に言えばこれである。
元々詩乃は、小波のイかせるという宣言を聞いた時、少なからず期待していた。
しかし、実際の所は児戯の様なソフトな責め。
これにより無意識に産まれた『物足りない』という感情。これが決定的な付け入る隙になる。
この感情を作る為に小波は5分の間、自分の欲望を抑えて、詩乃を焦らしていたのだ。

そして、この策にはもう一つの側面がある。
まるで触診をするかの様な指使いをしていた小波だったが、実はそれはそのまま文字通り触診していたのだ。
ただ、診断していたのは病では無く、感度。

冒険では何か一つの見落としが直接死を招く。
それを日常とする事で培われた、小波の脅威的な観察眼。それをフルに発揮する事で、小波は見極めた。
触れているだけ、という強さで触る事で、それにすら反応してしまう敏感な場所。
即ち性感帯を発見する事が出来る。
その反応は本人すら気付かない程の僅かなものだが、小波はそれを先の5分で5箇所発見していた。

フェザータッチにより、詩乃の体は出来あがっている。
今なら、多少激しい責めに切り替えても、それを快楽として受け入れさせる事が出来る。
それに加えて、触診で得た情報。
準備は万端だった。
さっきの5分とは比べ物にならない、地獄の、或いは天国の5分が始まる。
221名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:07:27.56 ID:7M8puc40
「さぁ、そろそろ喘ぎ声を出させてあげようかな」

その言葉を切っ掛けに、責めは一変した。

(えっ?なっやっ!あふぅっ……んんっ!?)

そのあまりの急激な変化に、詩乃は大きく動揺した。
その隙を突くようにして、小波は両手と口を使って波状攻撃の用な多彩な攻めを繰り出した。
舌は詩乃の性感帯の一つである耳たぶの裏を舐めしゃぶり
右手を服の中に入れて、同じく性感帯の一つである右脇を撫で回す。
左手はよもすれば痛がられる位の強さで、これも直接お尻を掴んで何度も力を込める。

一気に三カ所を責められ、詩乃の中で弱く燻っていた官能の炎は、一気に燃え上がった。
ただ三カ所を責めるだけで無く、その中でも効果的に緩急を付けて相乗効果を産んでいるので、詩乃が感じる性感は尋常では無い。

(あああっ!あああああんっ!な、なんで急に、こ、こんなっあっはっはぁぁっ!)

殆ど不意打ちだった事もあり、詩乃の思考能力がゼロになる。
休む事無くノンストップの責めを受けているのだから当然だ。
むしろ、これを受けて声を出さなかった事を褒めるべきとも言える。
普通の女なら既に腰砕けになり、その場に倒れてしまう程の快楽をそそぎこまれているのに
修行の賜物か、詩乃は体は反応しているものの、未だ印を組んで直立を維持していた。

(んっ!あっあかんっも、もう声が漏れっ…ひゃんっみ、耳はあかんてっ)

ただそれも時間の問題であった。
詩乃が完全に集中して精神統一に入っていれば、或いは耐えられたかもしれないが
今の詩乃は基本的には普通の十代の女子。
後10秒も今の責めが続けば、絶頂を抑える事は出来ないだろう。

(も、もう駄目やっ…何で、小波さんは私の、よっわい…所分かっ…んんっ!)

こみ上げて来る衝動を抑え切れなくなったその時

ピタッ

(はぁっはぁっえ………?小波さんの手が止まった………?)

―――ピタリ、と際限無く動きまわっていた小波の手が止まった。
詩乃はまた急に動き始めるのかと思ったが、その様子も無い。
そもそもそんな緩急をつけずとも、今の責めを続ければ後数秒も持たなかっただろう。
勝つ事が目的なら、それで終わっていたはずだった。

詩乃に、どういうつもり…?と訝しむ思考力が戻る。
そこで初めて、当然の思考に行き着く。


ー――何故自分はおとなしく犯されるのを受け入れているのか。
222名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:12:25.64 ID:7M8puc40
そこに気付いた瞬間―狙い澄ました様に小波の責めが再開された。

再開した責めの対象は、胸。
決して大きい訳では無いが、年相応に膨らんでいるそれに小波の両手が襲いかかる。

ガバッ

やや強引に、後ろから巫女服の中に手を入れて左右に同時に開く。
その内側に着ていた肌着もめくりあげて、完全に胸が露出される形になった。
周囲に人は居ないとはいえ、まだ明るい内の野外でのその行いに
自分が悪い事をしている気分になり、詩乃の心臓はドキリと弾んだのだが
それ以上に驚いた事があった。

(ひゃっ!え…!?う、嘘や、な、何でこんなに…ぁっああっ!!)

「へぇ…凄いね、詩乃ちゃん。こんなに興奮してたんだ、もうコリコリじゃない」

小波が両胸の先端を指で挟んでしごきながら、耳元で呟く。
ふるん、と外気に晒された詩乃の乳首は今迄の行為の中で、いつの間にかむくりむくりと勃ち上がり
完全に固く勃起してしまっていた。

(い、嫌やっ…恥ずかしっ…いい!い、言わんといてえへんっっ!!)

詩乃の顔が羞恥に染まる。
今迄は頭がいっぱいで気付かなかったが、意識してしまった事で、自分が物凄くいやらしい娘なのではないかと思い
顔を隠してうずくまりたくなる衝動に駆られる。しかしそれは許されない。

(―――許されへん?な、何でや?)
223名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:14:06.27 ID:7M8puc40
詩乃は自分と自問自答を始める。

何故抵抗をしないのか?
力が入らない訳では無い、やろうと思えばいつだって逃げられるハズだ。
目を開けて、止めてと声を出して、一歩前に歩けば恐らく小波は続ける事はしないだろう。
簡単な事。それだけでこの異常な時間から逃れられる。

―――逃れられて、しまう。

(!わ、私今、何を考えて……!!)

詩乃は気付いてしまった。
これは勝負だから、負けたく無いから、勝った後のご褒美が楽しみだから。
そんな言葉で武装して、自分の心を誤魔化していたという事に。

負けたくないからでは無く、終わってほしく無いから自分は耐えられているのだという事に。
224名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:14:52.64 ID:7M8puc40
「詩乃ちゃん、ちょっとこっちに顔を向けてね」

自分の奥底の気持ちに気付き、愕然とする詩乃に小波が声を掛ける。
その声に、ある種その命令に、条件反射で反応してしまい、詩乃は声のした方に顔を向ける。

(んんんんんーっ!!!んむっな、なにっ!?こ、これっ!?ま、まさか…唇!?)

そこに待っていたのは、小波の唇。
順序としては逆な気もするが、乙女としてキスにそれなりの憧れを抱いていただけに
詩乃は今迄の行為で一番の衝撃を受ける。

(そ、そんな…う、嘘や…んぷっ!わ、私の、初めてがこんなんで…う、奪われっっ)

色々と思い描いていた、理想のシチュエーション。
それら全てと遠くかけ離れた、余りにも乱暴なそれに、詩乃は自分を悲観しようとする。
―――する、が。

(な、なんでや!?こ、こんなに酷い事されてるのに、ぜ、全然嫌やないっ!)

小波はぐにぐにと弄っていた胸から手を離し、今は唇だけに集中させる。
それは疲労から等では無く、詩乃にキスに集中させる為だった。

(む、むしろ、嬉しい気持ちええと思ってしまってるっ…んぷっんんっ…わ、私変態なんかっ?)

吸う、舐める、しゃぶる。様々なテクニック、舌技を使って詩乃の口内を責め抜く。
今迄の体外の責めで無く、体の中への責めに詩乃は言い様に翻弄されていた。
―――尤も、快感をそのまま快感と受け入れられているのは、詩乃が持つ小波への恋心からなのだが。

口を塞がられているのだから、抵抗出来なくても仕方ない。
そういう言い訳を詩乃に与えた事もあり、詩乃は完全にキスを受け入れ、無意識に自ら舌を絡ませる程になっていた。

ちゅぽん

「ぁ…………」

小波がキスを止めた時、詩乃は僅かに声を漏らしてしまった。
その声が示す意味は言うまでも無い。
小波はその際の詩乃の、涎に塗れた蕩け切った顔を見て、確信する。
今の詩乃なら、アレをやっても受け入れる事が出来るだろうと。
225名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:16:07.98 ID:7M8puc40
そこから、小波は再び全身への責めを開始する。
詩乃の体は既にどこを触っても敏感に反応する程だったので、今迄の繊細なものとは変わり雑な一貫性の無いものだったが
一つだけ、責めを始めてから一度も触って無い所があった。
それが、小波の最後の仕掛けだった。

(んんんっ、も、もうちょいやのに…な、なんでなん……?な、なんで触ってくれへんの…?)

その事には詩乃も気付いている。いや、気付いている所ではない。
さっきから、正確には三点責めをされている時から、詩乃の股間は疼き始めていて
今ではもう抑え切れない程に、切なく疼いて仕方なくなっていた。
既にそこは、小波は一度も触れて居ないというのに、愛液が滲んで下着はベトベトになっていた。


(せ、切ないっ……んんっ!ど、どこ触られても感じてまうけど…で、でもっ!)

またしても、内腿の辺りを這っていた手は後3センチという所で別の場所に移動してしまい
詩乃の欲望を叶えてくれる事は無い。
このまま時間切れになってしまったらどうしよう――本来なら喜ぶハズの自分の勝利条件を危惧する程に
詩乃の期待は膨れ上がってしまっていた。
226名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:17:44.36 ID:7M8puc40
スルリ、と小波は詩乃の腰に差してあったアメノムラクモを抜き取った。
未知の快感を抑える事で頭がいっぱいの詩乃は、その事に気付かない。

(ふーん、やっぱり刃も無いし、剣としてはこれ以上無いなまくらだ)

左手で詩乃の下腹部を撫で回しながら、右手で刀の触感を確かめる。
アメノムラクモは御神木で造られた、言ってしまえば木刀なので刃が無いのは当たり前だが
木刀と比べても、全体的に丸みを帯びており柔らかい印象を受ける。

(丁寧にやすり掛けをしてあるんだろうな。なんて滑らかさ…これなら)

「ね、詩乃ちゃん」

耳元で声を掛ける。どうやら詩乃は耳が弱い様で、それだけでビクリと反応してしまっていた。
小波が声を掛けた理由。詩乃が声を出せない事は分かっているので、それは会話の為では無く、宣言をする為だった。

引いては――確認の為でもある。詩乃がどれだけ快楽に堕ちているのかの。
残り時間は約3分、仕上げの始まりだった。


「―――今からこのアメノムラクモを、詩乃ちゃんが今一番欲しがっている所に入れてあげるよ」


詩乃は、言葉の意味を理解するのに数秒を要した。
それは理解するのを頭が拒否したからかもしれない。
しかしその言葉は、今の混乱しきった頭にスッと染み込んで行く。
小波の責め手が弱まった事もあり、思考能力が戻る。
そして

(アカン!ぜ、絶対にアカン!神聖な御神体をそんな事に使うなんて!)

頭では、勿論拒絶の意志を持つ。
しかし、心はそうはいかなかった。小波の言葉を聞いた瞬間に産まれた、ゾクリとした感情。
その感情の正体は期待感。
そのこれ以上無い、背徳的な行為に対する期待に詩乃の心はどんどん犯されていく。

元々さっきからずっと、『そこ』のあまりの切なさにずっと触って欲しいと思っていたのだ。
焦らされて焦らされて焦らされて…パンク寸前だったと言って良い。
もしこの宣言が、小波の指であったら。いや、仮に小波の剣であっても詩乃は特に抵抗無く受け入れるであろうという所まで、ほだされていたのだった。
227名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:18:49.03 ID:7M8puc40
「じゃあ…いくよ」

剣の柄をペロリと舐めて、潤滑油となる唾液を付け、ゆっくりと詩乃の『そこ』へ持って行き照準を合わせる。
しゅるりと袴を下ろし、下着をずらす。
その際にくちゅりと水音が漏れる。下着はもう愛液で水浸しになっている。
僅かに生えている陰毛が、その淫靡さを引き立てていた。

「フフフ、詩乃ちゃんもうビショビショだね」

濡れている事に気付かれた事で(とっくに気付いていたのだろうが)詩乃の顔の朱が更に濃くなる。
しかし、そんな事はどうでも良いと思う程に、今の詩乃は一つの事で頭がいっぱいだった。
心臓の鼓動が際限無く早まる。

(あかん!あかんて!このままじゃ、アメノムラクモを、御神体を!
 そんな事絶対に許されへん!そんな事は分かってる!分かってるのに!!!)

頭ではそう思う。しかし、意思に反して体は動いてくれない

(や、やめて…小波さん。だ、駄目や、駄目やって!御神体を汚すって事もそうやけど
 わ、私の初めてがっ…!)

いや、或いは意思に、心に反しているのは頭の方なのかもしれない。
良く言われる文句…体は正直という奴だ。
理性では拒絶していても…本能(こころ)は受け入れてしまっている。

「さーて、もうすぐ時間切れだから。一気にいっちゃうよ?詩乃ちゃんが耐えられるかどうか…勝負!」

時間切れ―――それはどっちの?
と、思った瞬間にズプリとアメノムラクモが、詩乃の膣に侵入って来た。
228名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:19:52.23 ID:7M8puc40
(あああああっっっ!!!!!!)

「……ゃっ………はぁっ…んんっ!」

その衝撃に思わず喘ぎ声が漏れる。
まぁこの程度はノーカウントにしてあげようと、小波はその表情を堪能しながら笑みを濃くする。
ジュプジュプと淫靡な水音と共に、詩乃の秘所を出し入れされるアメノムラクモ。
剣自体が持つ霊力と、詩乃の霊力が共鳴してそれは異常な程の快感を産んでいた。

「フフフ、悪い巫女さんだねぇ詩乃ちゃんは。神聖な御神体で苛められてるのに、こんなに歓んじゃって。
 本当にいやらしい娘だ」

(んんんんっ!!ちゃっ、ちゃう!私は巫女や、いやらしくなんかなああああ!!!)

二度、三度、四度と繰り返しリズミカルに挿入される。
流石に処女を奪ってはまずかろうという小波の理性がギリギリで働き、処女膜には届かない浅い位置ではあるが
疑似的な性交による、圧倒的な快感。
それは自慰もロクにした事が無い様な汚れ無き少女には、到底耐えらるものでは無く―――

(あっあはああああっ!あ、あかん!な、何か来てまう!体の!奥から…ひゃああああ!!)
229名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 13:27:01.29 ID:7M8puc40
終わりです。ここから事後に続く訳ですね。
どうにか規制から逃げ切れました。場面変換の為にスレ変えを使うのは邪道な気もしますが。
長い事書き手やってますが、初のエロシーン書き。
書く順番めちゃくちゃだった事もあり、エロとしては粗い所が多々あると思いますので
ご指摘があれば遠慮無くお願いします。


おまけ(その日の夜の事務所)

「なぁ、小波さん…今日の夕方の勝負、あれって引き分けよな?」

「ん?あーまぁそう言えなくもないね」

「そ、それじゃあ、決着をつけないとあかんよね?ほ、ほらまだ私、小波さんにアメノムラクモを貸したるかどうか決めてへんし!」

「…そうだね。それじゃあ今度はアメノムラクモじゃなくて、俺の剣で詩乃ちゃんを
 貫いちゃおうかな。
 あの剣じゃ短すぎて、奥までは届かなかったしね」

「そ、そう簡単には負けへんで…じゃ、じゃあ三回勝負でどう?
 さ、先に三回その………なった方が負け」

「詩乃ちゃんも好きだねぇ」 ニヤニヤ

「な、何をゆーてるんか分からんなぁ」

「じゃあその体に聞いてみようかなっ!」

「ひゃあああんっ!」
230名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 17:08:39.27 ID:A1jbLF/7
>>229
GJ!
こういうシチュは珍しくて新鮮だ
231名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 20:17:14.84 ID:SY2RpSl2
さくらのSS投下

グロ注意
232名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 20:17:24.36 ID:SY2RpSl2
夏休みにさくらは、海に遊びに来た。

さくらは更衣室で子供用のビキニを付けると海に潜った。

さくらは海底で魚と遊んでいると、底の裂け目からにゅるにゅるしたものがさくらに巻き付いてその裂け目へと引きずり込んだ。

「きゃーー!!」

さくらは途中で気を失い、気が付いたのは10分後のことだった。

「あれ?手足が動かない。」

さくらがよく見ると、自分の約3?5倍位あるイソギンチャクに捕まっていた。

「やー!放してー!」

さくらは、手足をばたつかせたが、イソギンチャクの力の方が強く簡単に動きを封じられてしまった。

イソギンチャクは触手を器用に動かし、さくらの上ビキニのひもを解いた。

「やめてー!」

さくらは叫んだ。

イソギンチャクの触手は、露わとなったさくらの肌の上をはって、小さな突起を見つけると、それをいじくり回した。

「あっ・・・」

イソギンチャクの残った触手は下ビキニへと向かった。

「やめてー、下だけはやめてー!」

さくらは泣き叫んだ。

触手は、下ビキニに潜ると、小さな割れ目の中に入っていった。

「痛いー!」

さくらはあまりの痛さのため、失神しそうになっていた。

触手は、さくらのオッパイや、幼い性器を犯しまくった。

「も・・う・・やめ・・・てー・・」

そして幼い性器を犯していた触手がいきなり外へ飛び出したので、そのあまりの痛みでさくらは失神して動かなくなってしまった。

イソギンチャクは、さくらを放した。

さくらは気絶したまま浮かんでいき底の割れ目から出てきた。

だが、そこには鮫が待ち伏せていて、さくらの体に鋭い歯で噛み付いた。

そしてその鮫はさくらを食べ尽くしてしまった。
233名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 20:17:32.04 ID:SY2RpSl2
以上
234名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 20:49:29.50 ID:4Puzc/I4
>>229
GJ

誕生日がわかってるキャラってさ
明日香9/14 瑠璃花9/25 桜空(+奈桜?)10/14 天本さん10/25 維織10/29 准12/23
秋〜冬に集中してるよね、スタッフは秋が好きなんだろうか

他にも誕生日分かってるキャラいたっけ?
235名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 21:17:04.53 ID:OlD9gJkV
>>234
多分 主人公の誕生日が基本的に夏あたりに集中してたり、冬にはクリスマスやバレンタインデーがあったりするから
夏とか冬とかには誕生日を入れにくいんじゃないかと思う
236名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 21:23:38.97 ID:vaXz79YE
>>234
秋生:9月1週
ミキ:9月2週

やっぱりゲーム的なところはあるだろうね、イベント不足な秋にイベント作れるじゃないか
春は主人公の誕生日で
237名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 21:47:40.44 ID:Vw7VujA6
あれ?桜空って10/18じゃなかったっけ?
238名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 22:15:23.68 ID:4Puzc/I4
orz
よりによって桜空の誕生日を間違えるとは…
239名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 22:47:36.08 ID:Vw7VujA6
>>238
ドンマイ
240名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 23:03:25.08 ID:nTeBa2yF
誰かブサイ王女書いてくださいお願いします
241名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 00:06:45.99 ID:U2oiiVe9
誕生日と言えば今更なネタだけど何故1主と3主の誕生日は違うのか
同一人物なのに…
242名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 00:50:50.08 ID:CkpOoEwW
いやいや、従兄弟って設定だし


……と思ったけど、確か3主は復活してから一回目の誕生日を自分で思い出すんだっけ
この理屈じゃ辻褄が合わないな
243名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 02:30:40.31 ID:OYHVIkzq
折角頑張って書いたのにすぐに雑談で流されるとは不憫だなぁ
>>229
GJ
何か色々詰め込み過ぎな気もするが、シチュの発想は素晴らしくエロくて良いと思う。
次も期待してるぜ。
244名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 05:36:57.00 ID:wA8X/b0m
>>229
GJ!
245名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 18:05:13.73 ID:wjfaaGnt
>>229
GJ
いじりプレイが新鮮でエロかった
また投下していってくだせい
>>234
7主の2年目の誕生日の時に玲奈が誕生日が先月だってことがわかるから
玲奈は4月生まれだな
246名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:06:11.01 ID:RKjiJGXK
幽霊の千羽矢と13主のss エロなし投下します。
247名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:13:55.04 ID:VN9M056d
E-mailの欄に半角で「sage」と書くのがマナー。
248名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 07:08:58.82 ID:f0rqMgVB
テンプレ見てないような人に触らなくていいっす
249名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 10:05:17.42 ID:jWjpZztO
アパートの自室でレンちゃんにスカートめくりをする主

レンちゃんにベッドへ押し倒される

頬を可愛いく膨らませて見つめてくるレンちゃん

「今日一日、私に主導権をくれたら許してあげます!(プクー」

所変わってラブホ

主を食べよううとするレンちゃんだったが、やはり主人公補正には勝てなくて食べられl(


こんな展開を誰かお願いします!
250名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 11:28:23.78 ID:+GKjYmk8
>>249
部屋で良いだろ
そして典子に盗み聞きされて二股ルートにだな・・・
251名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 14:57:34.84 ID:FezBjJHA
漣ちゃんとピンクとパカと典子、4人とも囲えないかなー。

裏はアマルダさんとイーベルとトモを。
252名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 23:00:00.31 ID:DXPYPgyW
漣は嫉妬心が強そうだから、ハーレム物には向かなさそうな
デレデレな分依存してそうだし、下手すりゃヤンデレと化しそうだなあ
253名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 07:31:13.81 ID:k7LjTrVG
むしろピンク&朱里と11主&12主でダブルデート
254名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 13:28:53.79 ID:ztrsCBVF
いっそのことカズと10主も混ぜてトリプルデート
255名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 17:20:54.46 ID:wlh8tOf5





















256名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 20:44:39.58 ID:mtKw9iN/
真央はそれをみてニヤニヤしてるんですかね
257名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 20:53:19.96 ID:sUfDKMwN
7主カワイソスwww
258名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 21:22:53.24 ID:4vxRmCxA
>>249
なかなか面白い展開ですね。ちょっと考えてみようかな。
259名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 21:23:03.33 ID:XD6ghqVw
7主はきっと真央と既ににゃんにゃんした後なんだよ
260名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 22:25:15.06 ID:sUfDKMwN
猫だけにか。
261名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 01:46:08.23 ID:/oxvyMaY
ここに初投稿する者です。
ポケ13の木村冴花のエロパロです。至らぬ所が多々あるかと思いますがよろしくお願いします。※陵辱描写注意です。
262名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 01:55:22.12 ID:/oxvyMaY
人は数多の中に自らを見いだし、我を持つものは彼を求め、
その享有点に、一つの繋がりを結んできた。
しかしそれが始祖より始まる生命の「義務」にすぎないとしたら。
愛情とは、欲望に付加されるものにすぎないのだろうか。

「Reciprocal affection」

いまだに残暑を残しながらも、夕刻が迫ると肌寒さを感じるようにもなった九月中旬。
私はとある球場にいた。自宅からは電車で小一時間の、
某プロ球団のフランチャイズ本拠地球場だ。
この日ここで行われている試合は、今シーズン後半戦の、
リーグのAクラス攻防を繰り広げる球団同士の激突。
観客動員数も普段より多く、球場には観客らによる熱気が渦巻いている。

私の座っているバックネット裏前列席からは、
打者と投手との対決する姿が目と鼻の先に一望できる。
投手の投げ込んでくる投球や、打者のフルスイングの勢いさえも
身近に感じ取ることが出来る、球場で最も野球を肌で感じられる席だ。
普通はなかなかチケットが取れない優等観客席であるが、
幸いなことに私には元プロ野球選手だった父の遺した「コネ」が多少はある。
それ利用すれば、こんな席を取ることも一般人に比べて幾分か容易になるのだ。
今回も下準備通りにいい席を取れたな、と我ながら心中で会心を得る。
263名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 01:57:55.39 ID:/oxvyMaY
この日、眼前で繰り広げられているプロ野球デーゲームは、
プレイボールからはや三時間近くが経過し、試合は既に佳境に差し掛かっていた。
夕日は西に傾き、球場に黄金色の陽が射す。
ここからだ、注目しなくてはならないのは。プロ野球選手の子として産まれた故に、
それぐらいの野球への観察眼は自然と身に付いている。
先程得た会心を心の中にしまい込み、私は自らが座る座席の前に設置した三脚に備え付けてある、
ビデオカメラのピントを合わせ直す。
何故にビデオカメラを球場に持ち込んでいるかというと、その答えは簡単。
いわゆる「偵察」だ――。

九回表が始まり、後攻のチームが守備に入る。そしてマウンドに登るピッチャー。
今回私がマークしているのはこの投手だ。この試合に先発し、
ここまで僅か一失点、そして被安打は四本に抑える好投を続けている。
今シーズン、ここまでに先発投手として確かな成績も挙げており、
球界でも三本の指には入る良投手である。いわゆる球界のエースとも言える。
264名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:02:46.47 ID:/oxvyMaY
この投手の弱点を、見つける。
それが、今日この球場まで足を運んだ最大の理由だ。
私は改めてそう確信するとグラウンドのインプレイに見入った。
カメラが残してくれる映像だけでは、偵察には不十分だ。
その試合での雰囲気や感じたこと。それさえも拾い上げてやるのだ。
そのために、片手にはメモ帳をも携帯しているのだ。

すべては、あの人の手助けを、少しでもするために――。


…………


今でもはっきりと覚えている、あの人との初めての出逢い。
それは私の高校時代、混黒高校附属開拓分校へ入学したばかりの一年生の時だった。
265名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:06:41.59 ID:/oxvyMaY
『今日から開拓分校で一緒に勉強することになった小波君だ。ほら、あいさつしろ』

『小波です、よろしくお願いします』

将来を約束されたハズの野球エリートだった彼はたった一度の歯車のズレにより、
本校から開拓分校へと「都落ち」してきた。

『俺の席は……えっと、君の隣か』

『あ……』

『……俺の顔に何か付いてる?』

『あ、い、いえ別に。よろしく。私は、木村よ。教科書は大丈夫?』

『ええと、最初は何の授業だっけ?』

『農業科学』

『へ???』

『しょうがないわね、ほら、私のを貸してあげるから』

『あ、ありがとう』

初めて小波君を見た時から……彼の事が気になっていた。一目惚れだったのかもしれない。
266名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:10:49.79 ID:/oxvyMaY
彼以外にも混黒本校から「都落ち」をしてきた生徒はいる。
だがその多くは本校と分校の「落差」に耐えられずに挫折する者ばかりで、
退学や非行へ走ることもしばしばあった。しかし彼は違った。

野球選手として本校に復帰すべく、部としての機能を果たしていない開拓分校野球部を彼は、
野球が満足に出来ない身でありながらも活気づけていく。
開拓分校の生徒にはない、類いまれな向上心、統率力、人望。それが周囲を強く惹きつけていた。

そんな彼の熱心な姿は都落ちしてきてからはや一ヶ月足らず、
同学年だった女子達にとっては注目の的になっていた。
言うまでもなく……私も、その一人だった。

『え、木村がマネージャーを?』

『気が利かないかもしれないけど。今日から、よろしくね』

『とんでもない、皆から聞いてるよ。父親が元プロ野球選手なんだって?
野球部のマネージャーとして不足なしじゃないか。頼りにしてるよ、こちらこそよろしくな』

『う、うん……よろしくね』
267名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:16:08.58 ID:/oxvyMaY
気がつけば、私は野球部のマネージャーになっていた。
心惹かれた彼に少しでも近付きたいから、という単純な理由だった。
それ以来、放課後の野球部の活動時間が私にとって待ち遠しくなった。
部活になれば、小波君の一生懸命な姿を見られる。
小波君の手伝いが出来る。小波君と、話す時間が出来る――。

私の仄かな想いは日に日に大きくなっていく。
抑えられなくなるほどに。だけど、同時に不安も大きくなっていく。
もしも、私の片想いだったら。抑えられないこの想いが、彼に届かなかったとしたら――。
そんな考えが脳裏を過ぎる度に、キュッと締め付けられるような鋭い痛みが、胸に走る。
思春期の女性が経験する、恋愛への苦い思いだ。

伝えたい、この想い。だけど怖い。もしも拒まれたら、私はどうしたらいいのだろう。
もしそうなった場合、きっと大きな心傷を負ったまま、
野球部のマネージャーを続けていかなくてはならない。
それも皮肉なことに、恋い焦がれた彼のすぐ傍らで。
小・中学校時代と、まともな恋愛経験などしたことのなかった私には自信がなかった。
どうしても一歩を踏み出す勇気がなく、踏みとどまるだけだった。
268名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:18:08.91 ID:/oxvyMaY
『あ、ちょっと待った。いつも野球部でいろいろと世話になってるだろ。
今度、映画でも一緒に行かないか?』

『えっ……あ、うん。いいよ、オッケー……』

『そっか、じゃあさ、今度の日曜にでも行こうよ。また、連絡するからさ』

『う、うん……よろこんで』

そんな私の気持ちに気付いてくれたのか、はたまた偶然か。
歩み寄ってきてくれたのは、彼の方だった。
映画に誘ってくれた時、顔が赤くなって、恥ずかしくなったけど、嬉しくって……
夜も眠れなくなったのもはっきり覚えてる。

それをきっかけに、私達は少しずつではあったけれども距離を縮めていった。
彼をよりいっそう手助けし、支えていきたい。
もちろん、単なる野球部マネージャーとしてだけでなく。
彼にとって、相応しい人になるために――。
小波君が本校へ戻るチャンスを蹴り、開拓分校で野球をしていく決心をした日に、
私はそう心の中で決心をした。
269名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:21:59.27 ID:/oxvyMaY
それから高校三年間、小波君との付き合いの中で様々な出来事があった。
彼がきっかけとなり、打ち解けることのできた、ジナイダさんとの触れ合い。
最期に現役時代のような元気を見せてくれた、お父さんとの永遠の別れ。
そして彼が連れていってくれた、甲子園での栄光――。

楽しい事ばかりじゃなく、苦しいことも辛いことも沢山あった。
決して人前では見せないと決めたはずの涙を流したこともあった。
だけどどんなときでも、傍らには彼がいてくれた。
私の想いに、彼はいつも答えてくれた。

打倒混黒本校、そして甲子園という野球部における第一目標を成し遂げるため、
二人きりで居られる時間は少なかったけれど、その少ない時間を
お互い大切にすることで、私達の心はいつしか深く通じ合うようになっていた。

やがて高校卒業後、彼はプロの世界に身を投じた。
そして私はプロとなった彼をサポートするための知識を得るべく、大学へ通っている。
二人の進路はそれぞれ別の道になってしまったけれど、
私達の距離が離れるということはなかった。
なぜなら、同棲生活を始めたからだ。
270名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:24:13.66 ID:/oxvyMaY
もともと、この話を提案してくれたのは小波君の方だった。
父親を亡くしジナイダさんもいなくなってしまい、たった一人残された私を気遣ってくれたのだ。
プロ野球では新人は必ず球団寮に入らなくてはならないという決まりがあるらしいが、
彼はこのためにわざわざそれを免除してもらったらしい。
球団側も、「元プロを親に持つ者とならば」ということで同棲することに
しぶしぶ目をつぶってくれたようだ。

勿論、この勝手ともとれる行動により彼はチーム首脳からは目を付けられることとなってしまった。
私はそのことが心配で彼に尋ねたこともあるが、
『関係ないさ。俺が活躍さえすれば黙ってもらえるし、絶対そうしてやるんだ』
と力強く答えてくれたのだった。

そんな彼の気遣いに、私は断る道理などなく、彼の優しさへ心から感謝しながら快諾した。
それに、甲子園を湧かせた大型ルーキーとして球界から期待を注がれている彼を支援するためにも、
私も同棲生活はうってつけであると思ったから。
271名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:27:01.96 ID:/oxvyMaY
そこで彼が野球に打ち込めるよう、炊事、洗濯、家事等の一切を私が受け持つことにした。
遠征以外の時は、彼は家に帰ってくる。その時は精一杯のもてなしをし、
彼にリラックスをしてもらおうと努力し、工夫も凝らした。
プロアスリートに適した栄養バランスを考慮した食事を作りもしたし、
すり減らしてくる野球道具の手入れも手伝った。
いつも持ち帰ってくる山のような洗い物も翌日には使えるように洗濯した。

大学との両立はさすがにハードであったけれども、彼のためを思うと苦にはならなかったし、
充実した日々を過ごせていると実感してもいた。
二軍のファーム戦とはいえ彼の活躍を聞くたび、
私も自分のことのように嬉しくなったし、もっと頑張ろうと思えた。

当の小波君もプロの多忙さと過酷さに揉まれながらも、
プライベートの時間は私と二人でいることを大切にしてくれた。
家に帰ったときはその日の疲れも見せず、尽きることなく話しもしたし、
フリーの日には一緒に外へ連れていってくれたりもした。
遠征に行ってしまった時も、私を気遣って電話をしてきてくれることもあった。
272名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:29:04.03 ID:/oxvyMaY
そういうわけで、同棲してから、彼も私も今のところは順調だったといえる。
お互いに生活がうまくいっていることが嬉しかったし、
それだけでなく二人の距離もしっかりと密になっている。
そんなある日、転機が訪れた。

同棲を始めてから約半年後の八月の下旬、
小波君が入団一年目にしてついに一軍昇格を果たしたのだ。
本人の話では一軍での自分と同じポジションに故障者が出て、
その穴を埋めるため一時的に駆り出されただけだというが、勿論これは大きなチャンスだ。
一軍の舞台でもいきなり大きな結果を残せれば、
そのまま一気に中核メンバーの中へと割り込むこともできるのだから。

しかし、いくら何でもそこまで上手く事が運ぶほど甘くはないのがプロの世界。
一軍昇格後、小波君は代打などで数度か出場機会を与えられた。
しかしここまで目立った結果はまだ残せてはいない。
273名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:32:18.27 ID:/oxvyMaY
彼は野手であり、走攻守共にある程度はバランスの取れたオールマイティーな選手だ。
その中でも一番のウリは、勝負に強い打撃力だ。
高校時代、彼の打撃は開拓野球部にとって最大の得点源であったし、
ライバルであった投手の雨崎君を打ち崩し、甲子園への切符をもぎ取ったのも彼だ。

その打撃力をもってしても、プロの第一線の投手陣には、まだまだかなわないようだった。
当然と言えば当然なのかも知れない。ほんの一昨年まで、金属バットを握っていた高校球児に、
プロの一軍投手が容易に活躍などさせてくれはしない。

けれどそうも言ってはいられない。折角の一軍昇格の機会で、目立った活躍が残せなければ、
来シーズンは再びファームに降ろされることは確実だ。
ここで何か残していかなくては、一軍定着は大きく遠のくことになってしまう。
274名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:36:17.46 ID:/oxvyMaY
――何とか彼の力になってあげたい。今までと同じままではいけない。
そう考えた私が始めたのが、「偵察」だった。彼の所属する球団と同リーグに属する球団の一軍投手から、
これからシーズン終盤にかけて対戦する可能性のある投手のデータを集める。
手間と暇をとても費やさなくてはならないが、不可能ではなかった。
幸いにも大学からは長期の夏期休暇が出ていたから時間はあった。

偵察といっても、高校でのマネージャー経験や亡き父親の遺してくれた
プロ野球関係の資料を活かせばするべきことは明確だ。
ナイターなどは毎日録画でチェックし、要注意すべき相手投手の特徴や配球などは全てまとめておく。
それだけでなくどうしても気になる投手は、こうして近くの球場まで出向いて、試合を直に見て偵察する。
275名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:39:49.59 ID:/oxvyMaY
言葉にすれば簡単だけれども、やはり難解な作業だ。正直、大学での勉強などより遥かにしんどい。
それに、マークした投手がきちんと彼と当たってくれる保証はない。
代打起用のために不定期の出場であるし、さらにはマークしていない投手と当たる可能性もある。

そうと分かっていても、私は偵察を続けたし、小波君にデータをきっちり与え続けた。
何もしないよりもマシだし、当然だけれども、少しでも彼の力になることはしてあげたかったから。
その成果はまだ明確に出たとは言えないが、小波君も私の採ってきた投手資料は家に帰るたび、
欠かすことなく真剣に目を通してくれていた。

その真摯な姿勢に私は自分の頑張りが小波君の役に立っているのだと思ってとても嬉しくなった。
そして確信した。決して無駄にはならない、と。そう信じて今もこうしてカメラ片手に、
球場まで足を運んでいるのだから。
276名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:43:51.73 ID:/oxvyMaY

………

「ストライク、バッターアウツ!ゲームセット!」

九回表の攻撃が終わり、主審が試合の終了を告げた。
この時点で先攻チームは得点が後攻チームに及ばず、よって九回裏の攻撃は不要で決着がついたためだ。
結局のところ、私のマークした先発投手は九回を投げきり完投勝利を挙げた。
最終回には相手打線の反撃で得点圏にランナーを背負いこそしたが、
ピンチでは変則的な配球により後続を巧みにシャットアウトした。
なるほど、ああいう投球もするのか、なかなか貴重なデータが採れたな、
と関心しながら、私は早々にカメラと三脚をコンパクトにまとめて帰り支度をする。

この後ヒーローインタビューなどがあるが、それを見ていたところで資料にはならないし、
ぐずぐずしていると球場からの帰宅ラッシュの大混雑に巻き込まれる。早々に退却するのが得策だろう。
277名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:48:06.63 ID:/oxvyMaY
それに……今日は、あの人が遠征から帰ってくる日だ。家でのもてなしもしなくては。
そうと分かっていれば、家路を急ごう。

冴花は観客席を立つと、足早に球場出口へ向けて歩き出した。
……その後ろをつけてくる、怪しげな影に気付くことはなかった。


…………


帰りの列車内は大混雑だった。恐らく私と同じように、観客らの帰宅混雑に巻き込まれまいと考えた人達だろう。
しかし元々シーズン終盤戦の大事な局面の試合であったため観客の数自体が多すぎたらしい。
つまり早めに球場を出たところで、結局は混雑を免れなかった。
それにただでさえ夕刻で帰宅ラッシュの時間帯なのだ。

もはやパーソナルスペースなど確保不能な車内で、私が座る目の前で電車に揺られながらすし詰めにされた立ち客がひしめいている。
天井からぶら下がった吊革に空いているものはなく、乗客数の多さを窺わせる。
主要駅までは、車内はしばらくこの状態が続くだろう。
278名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:53:09.35 ID:/oxvyMaY
こんな混雑の中であったが、私は幸運にも座席を取ることに成功していた。大学への通学で培った、席取りテクニックのおかげだ。
ただ唯一の誤算は、私がいるこの車両が女性専用車両ではないということ。
いつも大学への通学に利用している路線は痴漢の件数が多いという噂があるため、
対策として普段から女性専用車両に乗車する癖をつけてきた。
おかげで通学を始めて半年、被害にあったことはない。
それが今回は、乗車駅のホームがただでさえ混んでいて、女性専用車両の停止する位置まで
たどり着くことすら出来なかったのだ。この混雑では、今更仕方がないのではあるが。

(途中で空いてきたら、移動すればいいかな)

私は、そう楽観視していた。というのも別車両に乗ってしまったとは言え座席を取れたことは大きいし、
なにも女性が私一人しかいないというわけでもない。
辺りを見回せば、私と同じように女性専用車に乗りそびれた女性客も多々いる。
……何より、座席に座っている私にはどうにもこうにもしようがないであろう。
279名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:55:12.08 ID:/oxvyMaY
うん、我ながら、冷静な分析だな。と彼女が心中で頷いているとその時、
バッグに入れていた携帯電話が振動していることに気づいた。

特に焦ることもなく、ゆっくりと携帯を取り出す。
が、画面を見た途端に冴花の表情に変化が起きた。 冴花は画面に出た名前を目にし、少しだけ頬を緩ませて微笑んだ。
振動していたのはメールを受信したからだった。メールの送信者名には、彼の名があった。


201×年9月○日17:20
件名:無題
本文:
今日も偵察ご苦労さま!家に着くのは8時頃になると思う。

今日も晩ご飯期待してます!
〜end〜
280名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:57:13.08 ID:/oxvyMaY
とても簡潔な内容ではあるが、こういう細かな気配りをしてくれるのも小波君の良いところの一つだ。
わざわざ連絡してくれなくとも、こっちは普段の彼のスケジュール管理も手伝っているから、帰る時間くらいは把握しているのに。

冴花はクスッと笑いながら、メールの返信を打ち込んだ。


201×年9月○日17:22
件名:Re:
本文:
了解。帰ったら今日の偵察結果、見せるね。
晩ご飯は帰ってからのお楽しみ!
〜end〜


メール送信の完了を知らせる画面を見届けると、携帯を鞄にしまい私はホッとひと息ついた。
そういえば、小波君が家に帰るのも久し振りな気がする。
一軍になって以来、遠征や泊まり込みをすることが増えた。
やはり二軍の時よりやることは増えて忙しくはなるし、今が踏ん張り所だからだと、以前話していた気がする。
それで私自身少し寂しい思いはしているけれど、大事な時期なんだ。だからこうして、偵察もしているんだから。
281名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 02:59:16.73 ID:/oxvyMaY
だからこそ今までのように、一緒にいられる時間は密度の濃いものにしないと。
……今日の晩ご飯、いつもより頑張っちゃおうかな。
そう考えると、また自然と笑みがこぼれた。我に返って車内であることに気付き、慌てて引っ込めた。
だけどこういう物思いふける時間も悪くはない。心が安らぐような気持ちになれるから。

そんな風に考えているうちに、まぶたが次第に重くなってくる。
今日一日、球場まで偵察に出向いた疲れが出てきたのと、座席に座れた安心感からか、眠気が襲ってくる……。

(今くらい、いいかな……)

私の心はすっかり弛緩し、意識も朦朧として心地よい眠気に身を預けることにした。
列車のほどよい微かな振動が、より一層それに拍車をかけていた。

私はすっかりと忘れてしまっていた。途中で女性専用車両に乗り換えることを。
282名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:01:19.32 ID:/oxvyMaY


…………


不意に、口元に奇妙な感触がした。何か粘性のあるものを口に押し付けられた、そんな感じが。

(んん……な、なにこれ……?)

未だ残る眠気を振り払いながら、私は重いまぶたをゆっくりと開けようとする。
と、その時、今度は何かが胸に触れる感触がした。
それにより今度こそ眠気は一気に吹き飛んでしまい、私は目を開いた。
すると、自分の左右に座った男達が、それぞれの手で私の胸を掴もうとしていたのだ。

(えっ!?)

目に入ってきた光景が、理解し難く思考を当惑させる。
まどろみによって朦朧とした意識が、より一層私を混乱させる。

そうしている間にも、左右の男達は胸を好き勝手にまさぐる。
ブラウス越しに上から撫でてみたり、指でつついたり、軽く揉んでみたり。
そのたびに私の身体に背筋がぞくりとするような、鋭利な痺れのような感覚が細かく走る。
283名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:19:44.09 ID:/oxvyMaY
まだ冴えてこない思考回路であったが、それだけである一つの結論が浮かぶ。
痴漢だ。

私はとっさに声をあげようとした。が、予想外の事が起きる。
声が、出ない。

「……!」

そこで初めて気がついた。自分の口の周りに一枚、ガムテープが貼られている。
先程感じた口元の異質な感触はこれのせいだったのだ。声が出せないのも、これのせいだ。
いや、口だけじゃない。膝の上に乗せていた両手を縛るように、ここにもぐるぐる巻きにガムテープが巻き付けられている。

両方とも、間違いなくこの目の前にいる痴漢達が仕掛けたものだろう。
ふと気がつけば、あんなに沢山いた他の乗客達の姿はいなくなってしまっている。
あれから少し眠っただけのつもりだったのに、随分と寝込んでしまったらしい。
それですっかり、女性専用車両に移ることも失念してしまった。私としたことが……とんでもない失態。
284名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:21:49.01 ID:/oxvyMaY
浅はかだった。主要駅を過ぎれば、一気に客数が減るのは分かっていたのに。なんて馬鹿だったんだろう。
……いや、こんなことを考えている場合じゃない。このままでは、目の前の男達に好き勝手されてしまう!

そう思った私は身を左右によじって、男達の手を振り払った。
しかし次に男達は両手を使って、私の身体を座席に押さえつけてきた。
合計で四本にもなる男性の腕に戒められては、女性の力では身動きが取れない。

(ど、どうすればいいの!?)

困惑する頭で必死に知恵を絞る。
かつて、今は亡き母の教えで護身術の剣道をたしなんでいたが、
竹刀はおろか棒切れ一本持っていない今は使いようがない。
そんな私に、両側の痴漢達がいやらしく歪めた表情を見せ付けてくる。
285名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:24:31.67 ID:/oxvyMaY
「へへ、今日のは上物な分よく暴れるなあ」

向かって左側の男はそう言いながら、舐めるような視線を冴花の身体に這わせる。
白色のブラウスを押し上げる豊満な胸。
プリーツスカートからすらっと伸びるしなやかな脚。
座席に押し当てられている、ふっくらとしたふくよかな尻にまで。

「だろ、球場でこんな上玉がひとりでいるんだもんなあ」

今度は向かって右側の男がそう言いながら、にやけた顔を冴花の顔に近寄せてきた。
興奮し湿り気を帯びた男の息遣いが間近に迫り、彼女に悪寒を与えた。
冴花には男達の言葉の意味が分からなかったが、唯一理解できたのは、
この男達が球場からずっと自分をつけてきたということだけだった。
そしてこの時初めて、冴花ははっきりと恐怖を感じていた。

(やめて、放して!)

体を揺すって抵抗を再開し、私はそう叫んだ。
が、ガムテープをされている閉じられた口では、満足に声なんてでない。
「う」とも「ん」ともつかない、くぐもった声が発せられるだけだ。
286名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:26:46.89 ID:/oxvyMaY
「ふふ、頑張って声出しても無駄だよ?この車両は俺たちしかいないし、ちゃんと仲間が他の車両も見てるんだからなあ」

(えっ、仲間……?)

「後で交代するんだから、それまで楽しませてくれよなあ、くくく……」

(そんな、こいつらだけじゃなくて、まだ他にもいるの……?)

男達の言葉を受けて、私の心の中に、絶望感が流れ込んでくる。
気付いた時には、もう手遅れだった。こいつらは、手馴れているんだ。集団で、計画的にこういうことをするのに。
じゃあ、一体私はどうしたら……。

「観念したみてえだなあ」

男の言葉に、私はハッとして我に返った。抵抗を止めてしまったほんの一瞬の隙の出来事だった。
片方の男が、私の着ているブラウスに下から手をかけてきた。
287名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:28:51.36 ID:/oxvyMaY
(だめっ!)

そう思ったが、遅かった。
ボタン付きのブラウスにも構わず、男は一気にそれをまくり上げた。
勢いが強く、ボタンが一つ弾け飛んで車両の床に転がっていった。

「すげぇ、綺麗なカラダしてるじゃねえの」

(いや!こんな……っ!)

ブラウスがまくり上げられ、へその辺りから、胸元までの肌がさらけ出される。
すっと引き締まったくびれの浮かぶウエスト。
そのさらに上には純白のブラと、それに包まれた、ほどよく豊かに発育した双乳。
そして普段からの摂生の取れた規則正しい生活の賜物か、健康的でシミ一つない、
きめ細やかな絹のような色白肌が、その二つの魅力を大いに際立たせている。

男達は年甲斐もなく目を輝かせながら、冴花の流麗な女の胴体に見入っていた。
しかし冴花にはその目の奥にどす黒い欲望が渦巻いているのがわかった。
彼女は羞恥に堪えきれず顔を赤くし、思わず顔を横に背けた。そしてまた抵抗を再開する。
288名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:31:03.60 ID:/oxvyMaY
「これも取ってしまうぜ」

しかし男達はそれでも物足りないようで、というより、さらに触発された様子で、今度はブラにも手を伸ばす。
それを見た冴花は驚愕に目を見開き、さらに抵抗を強めた。

(だめっ、ダメっ!それまで脱がされちゃったら……っ!)

最後の砦であるブラまで剥がれてしまっては。私は決死の思いで左右に体を揺さぶった。
しかしそんな私の抵抗する姿さえも楽しんでいるかのように、男達は不気味に笑っている。

「ほら、暴れんなよ」

すると片方の男がすっと体を動かし、背後から冴花を羽交い締めにした。

(あっ……!)

それだけで抵抗が一気に制限された。
そしてその間にもう片方の男は、冴花の前に回る。もはや身動きのない冴花。男はブラを、今度こそ両手で捉えた。

「そおら!」
289名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:33:05.32 ID:/oxvyMaY
(いやっ……!)

そのまま男は、ブラも上へと強引にまくり上げてしまった。最後の砦も、いともあっさり越えられてしまった。

「へへへっ、すげーな!胸もめちゃくちゃいいぜ」

「大きさも形もいい……頑張ってつけた甲斐あったぜえ」

ぷるん、と上下に揺れながら乳房が露出させられ、それを目にした男達は口々に感嘆の言葉を漏らした。
巨乳とまではいかないでも、歳相応以上に豊かに実り、そして美乳とも評せる整えられた形をした、透き通るような果肉。
彩として、桜色の乳首が中心に添えられている。
そんなものを目の前にして、男達の興奮は一気に高まっていた。

一方の私は気が気でない。
自分の胸なんて、異性ではあの人にしか見せたことなどないのに。
彼にしか……小波君にしか、見せたことのない女性の大切な部分を、他の男に無理矢理に見られ、
視姦されているという事実が、私の心に大きすぎるショックを与えていた。
だけど、落ち込んでいる暇など痴漢達が与えてくれるわけがなかった。
目の前の男が、両手で私の胸を鷲掴みにしてきたのだ。
290名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:35:25.94 ID:/oxvyMaY
「柔らかいな、それでいて、張りもある」

「んぅっ……んんんーー!んッ!」

(やめて、触らないでよ!いやっ!)

前の男が、乳房をこね回すように揉みながら、まるで評価するかのように言う。
汗ばんで熱をもった手の感触が乳房を通して伝わってきて、とても嫌悪感がした。

「へへへっ、こんな子なかなかいねえよなあ。アンタすげーぜ」

後ろの男はというと、背後から顔を乗り出させ、目下で弄ばれている生の胸を見て満足げに言った。

そんな風に、口々にいくら賞賛する言葉を聞いても全く嬉しくなかった。

小波君と付き合ってから、体を重ねた時。彼も同じように、私の体を誉めてくれたことがある。
好きな男性にそう言ってもらえたのだから、女性としては素直に嬉しいものだ。
だけど、彼の場合はそれだけじゃない。
291名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:37:30.86 ID:/oxvyMaY
彼とは高校からの長い付き合いの中で、お互いの心を知り、思いを通わせ合い、長い時間と深い理解を経て、繋がり合ったのだ。
だからこそ、彼の言葉には心から私の事を気遣い、想ってくれているという目には見えない温かみが込められていた。それ故、私は彼の言葉に心底から素直に嬉しくなり、歓喜の涙さえ流した。

しかし目の前にいるこの痴漢達は、ただ私の外側の見目形の感想を、乏しい語彙で表しているだけ。私の内なる面など何も分かっていない。
そんな者に誉める言葉を投げ掛けられても、嬉しいわけがない。

――だって私の身体はこんな連中に好きに弄ばれるためにあるんじゃない。
――私が、本当に好きな人のために……。
292名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:39:35.53 ID:/oxvyMaY
「んんーーッ!」

思わず、私は塞がれた口の中で声を上げた。電流が流れるような鋭い感覚が体に走った。
前にいる男に、左右の乳首を摘まれたのだ。

「へへ、感じてるのか?」

「ガムテープがなければ可愛い喘ぎ声が聞けるんだろなあ……へへへっ」

違う、違う、感じたりなんかしてない――。
私は心の中で反論する。
今は耐えなきゃ。耐え続けて、助けを待つしかないんだ。

そうだ。ここは、動いている電車内。じきに次の駅につく。
そうすれば、そこで何とか逃げることが出来るかもしれないし、駅にいる人が気付いてくれるかもしれない。
今は助かる機会をじっと待つしかない。目の前の男達の、痴漢行為に耐えながら……。
拘束された身なりに、私はそう考えを張り巡らした。

「ん……んっ……」

その間にも、目の前の男は胸への愛撫を続けている。
乳首を指で摘んだり、引っ張ったり、押し込んだり、コロコロと転がしてみたり。
そのたびに冴花の身体に僅かながら官能的な痺れが走る。思わず声が出てしまいそうになるときもあるが、喉の奥で必死に押し殺す。
293名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:41:36.59 ID:/oxvyMaY
声を出せば、感じているのだと男達を思わせ、さらに興奮させることになってしまう。冴花にとってそれは癪であった。
だから、歯を食いしばってこみ上げる官能をこらえるのだ。

「く……っ、ん……」

こんな奴らにされても、気持ち良くなんかない。気持ち悪いだけ。
感じたりなんかするもんか。感じたりなんか……。
そう何度も何度も、自分に言い聞かせる。

「ぷっくりと膨れて、乳首とってもおいしそうだよ。もしかして凄く感じてくれてる?」

そんな私の心を見透かすかのように、前にいる男が卑猥な言葉を投げ掛けてくる。
私はその言葉にギョッとして、思わず自分の胸に視線を向ける。男の言うとおりだった、悔しいけれど。

強引に脱がされて羞恥心を煽られたところに、そこへの愛撫を幾度も重ねられた結果、
冴花の両乳首は鮮やかな紅色に充血し、ピンと上を向くようにして小さく勃っていた。
小波に愛撫をしてもらう時と、彼女の体中に起こるその反応は全く違わない。それは仕方がないのだ。
相手が違えど、快感を与えられる行為を受けている冴花は変わりないのであるから。
294名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:43:37.27 ID:/oxvyMaY
それでも、信じたくない。体は受け入れても、心は受け入れたくない。
だから私は、引き続き胸を触られても、口元をギュッと噤んで、堪えようとした。

「我慢なんて、しなくてもいいのになあ」

乳首が相当気に入ったのか、前の男は胸の薄紅の部分だけを徹底的に弄ってくる。
硬くしこったそこを、指先で強く押したり、別の指とで挟んだり……。
先程までと打って変わり、粗さが目立つ愛撫になっている。それだけ、男の方も息を荒くし興奮しているのか。

次第には、痛みを感じる程にまでなってくる。
だけどそれは私にとっては好都合だ。
時折走る鋭い痛みのおかげか、情にほだされる私の意識がそのたびにはっきりと呼び覚まされるのだ。

(こんなくらい、なら……)

そんな考えが頭の端に浮かんだ、その時。

「おい、そろそろ変われよ。てめえばっか」

今まで背後で鼻息を荒くして冴花を羽交い締めにしているだけだった後ろの男が、そう言った。
295名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:45:41.21 ID:/oxvyMaY
「ちぇ……し、仕方ないなあ」

「へへっ、押さえてろよ、前と後ろを変わるぜ」

(えっ?)

突然の交代に、私は戸惑った。今度はいったい後ろの男になにをされるというのか。体が身震いし、あらためて恐怖心が芽生える。

「へへへっ、さっきからこの胸を弄りたくてしょうがなかったんだ」

前に交代した男が、舌なめずりをするように言う。息は荒く、目は欲望で血走っている。
後ずさりたくなるような面持ちで、私は息を呑んだ。

だがその時同時に、私の体の底がキュンと疼き、熱くなってくることに、私は気付いてしまった。

(なに、この感じ……)

心に言い知れない不安がよぎった。いや、これは不安じゃない……。
別の男に何をされるのか分からないという恐怖心とともに、
その男が今度はどんな官能をもたらしてくれるのだろうかという、
女の「性」が求める原始的本能が、首をもたげようとしていたのだ。
296名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:47:42.38 ID:/oxvyMaY
私が思い描く、純真な女性が持つべき「つつしみ」。
それを捨て、本能的な女としての「性」のみを求めるあられもない姿は、小波君にしか見せたことはない。
そして今でもそれを彼に見られることには、顔から火が出てしまいそうになるほどのとてつもない羞恥心が伴う。

本来ならば恥ずべきそんな本能が、こんな所で私の心の奥底でかすかに目覚めだして、そして、
理性もろとも私自身を飲み込もうとしているのではないか。
こんな痴漢達を前にして……。

もしそのとき、私は一体どうなってしまうんだろう?どうしたら、いいんだろう?
そんな恐るべき予感を私は感じてしまったのだ……。

(助けて、小波君……助けてっ……)

心の中で私は、強くそう念じた。泣きたい気分になった。
297名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:53:12.26 ID:/oxvyMaY
「へへ、ただ我慢するだけじゃつまらねえだろ?もっと楽しませてやんよ」

そんな私の心中にはお構い無しに、前についた男が、せせら笑いを浮かべながら手元に何かを取り出した。
チューブ薬品のようなものだ。その蓋を開き、チューブを搾って白い液状のクリームを男は自らの人差し指に乗せた。

「これは即効性の媚薬でな、これでもっと気持ち良くしてやるよ」

「ん、んう!んんんーーうぅっ!」

(いや、そんなのつけないで!)

私はまた体をよじって、抵抗をした。無駄と分かっていてもそうするしかない。
今度は得体の知れない薬を、体に盛られようとしているのだから。
だがやはり後ろに交代した男にしっかりと拘束されていて満足に抵抗できているとは言い難い。
そもそも両腕が依然ガムテープで拘束されたままのため、抵抗する術がほぼないのだ。
298名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:55:19.47 ID:/oxvyMaY
「んっ!んぁん……!」

抵抗むなしく、とうとう男の指先が右の乳房の先に触れてしまった。
そのまま男は胸全体を揉み込むようにして、クリームを馴染ませていく。
白い液は乳首を中心にして、乳房がてらてらと光沢を帯びるほどにまで塗布される。
それが済むと同様に左の胸にも同じ作業を施す。
ひんやりとして冷たいクリームの感触に、冴花は心地よさを禁じ得ない。

同時に、乳房がどんどん熱くなり、火照りを帯びてくるのを感じた。
即効性の媚薬はすぐさま彼女の体に浸透し、彼女の感度をより尖鋭化させた。

(なにこれ……?体が、熱い……)

頭が痺れ、何ともいえない気だるさが全身を包んでいく。

「へへ、それじゃいくぜえ」

前の男はそう言うと、待ってましたとばかりに冴花の両乳房を揉み上げた。

「んぁああんんッ!」

その瞬間に、今までで最大の官能が体中を駆け巡った。
体は弓なりにのけぞり、艶めいた甲高い喘ぎがほとばしった。
299名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 03:57:25.03 ID:/oxvyMaY
「ははっ、いい反応するじゃねえか!ガムテープしてんのに喘ぎ声まで出してよ」

「ん!んんっ!んぁ……!ァァん……あっ!あああ……!」

男は冴花の反応に気をよくしたのか、さらに胸への愛撫を強めていく。
断続的に与えられる堪えがたい快楽に、冴花はただ座席の上でよがることしかできなかった。

「次はこういうのはどうだ?」

さらに前の男は大きく口を開くと、今度は右の乳房にむしゃぶりついた。
硬い乳首をほぐすように、ねっとりとした舌を絡みつけてくる。

「や、んん……!んぁあっ……やあっ!……んぁぁん!」

一度決壊してしまった堤は、絶対に水流を止めることはない。
それと同じように、一度極大に官能を受けてしまった冴花は、
今までと同様に声を抑えようと努力しても、なかなかそれが出来なかった。
感度を飛躍的に高められた胸を弄られるたび、無意識に嬌声が溢れてしまう。

(こんなこと、望んでないのに、どうして……どうして、こんなに気持ちよくなってしまうの!?)
300名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:07:45.19 ID:/oxvyMaY
と、その時だった。後ろからするりと手が伸びてきた。
その手は冴花が気付くよりも早くプリーツスカートの中へと侵入し、まだ最愛の彼しか知らない冴花の女性器への門を開こうとしていた。

「手持ち無沙汰だから、俺はこっちを触らせてもらおうかな」

そう言ったのは後ろに回った男だった。
冴花の抵抗が弱まって、後ろから拘束する必要が無くなってきたのを見計らい、今度は魔手を下へ伸ばしてきたのだ。

「んふぅ!んん、んッ!んぅう!」

(や、やめて!そ、そこは……!)

その危機感を抱いた刹那、体の下から突き上がってくるような電流走る。

「んはぁぁぁあん!!!」

「うわ、もの凄く濡れてるよ。淫乱なんだね、君は」

後ろの男は優越感を滲ませた口調でそう冴花に囁いた。そして、今度は両手をスカートの中に潜らせ秘所への愛撫を開始する。

左手で冴花の濡れた一点を責め、もう片方の手は彼女の下半身を縦横無尽に撫でる。
特に豊満な尻が気に召したのか、手のひらをぴったりと密着させてじわじわとなぞるように這わせ、
かと思うと急に揉み込むように強くさすりまくった。
301名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:09:54.82 ID:/oxvyMaY
「お尻、大きいね。プリっとして張りがあって弾力も凄いよ。おっきなマシュマロみたいだ」

後ろの男がここで再び、冴花の体を賞賛する言葉を発する。だがもはや冴花の耳には届いていない。
胸を、秘所を、大切な女性の体の二大性徴を責め立てられ、
際限なく打ち寄せる官能の荒波に揉まれた冴花は、もう止まらない。
体全体がどんどん火照り、熱を帯びてくる。

(だめっ……このままじゃ、このままじゃ、私っ……!)

体の底、女性器の最奥が、彼女の意思とは無関係に熱く激しく燃え上がり始めた。
快感と嫌悪感が、彼女の心を苦しめる。そして同時に、彼女の体に如何ともしがたい興奮を駆り立てる。

あれだけ必死にこらえていた喘ぎ声は人のいない車両全体へ響くほどにまでなっていた。
もはや性の監獄となった列車は依然と走り続ける。

「ふふ、たくさん溢れてるよ。体がぴくぴくして、可愛らしいね」

後ろの男の秘所への愛撫により分泌された愛液が、少しずつ彼女の太腿を伝って座席へ染み込み汚していく。
だがもうそんな事さえも、今の冴花には見えてはいない。
302名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:12:10.28 ID:/oxvyMaY
「お尻、大きいね。プリっとして張りがあって弾力も凄いよ。おっきなマシュマロみたいだ」

後ろの男がここで再び、冴花の体を賞賛する言葉を発する。だがもはや冴花の耳には届いていない。
胸を、秘所を、大切な女性の体の二大性徴を責め立てられ、際限なく打ち寄せる官能の荒波に揉まれた冴花は、もう止まらない。
体全体がどんどん火照り、熱を帯びてくる。

(だめっ……このままじゃ、このままじゃ、私っ……!)

体の底、女性器の最奥が、彼女の意思とは無関係に熱く激しく燃え上がり始めた。
快感と嫌悪感が、彼女の心を苦しめる。そして同時に、彼女の体に如何ともしがたい興奮を駆り立てる。

あれだけ必死にこらえていた喘ぎ声は人のいない車両全体へ響くほどにまでなっていた。
もはや性の監獄となった列車は依然と走り続ける。

「ふふ、たくさん溢れてるよ。体がぴくぴくして、可愛らしいね」

後ろの男の秘所への愛撫により分泌された愛液が、少しずつ彼女の太腿を伝って座席へ染み込み汚していく。
だがもうそんな事さえも、今の冴花には見えてはいない。
303名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:15:04.34 ID:/oxvyMaY
溢れんばかりの快感をその女体に蓄積され、躊躇もなく体をくねらせてよがる。
普段の知性的な彼女の姿はもはや見る影もなく、本当の意味での女の性の姿が、
痴漢達にさらされるだけ。

こんな連中に、すっかりもう私は好きにされてしまっているんだ。
好きなように回され、好きなように性欲解消に欲望をぶつけられている……。
否定しようもない事実に、私の心も打ちのめされた。

「そらっ、イッてしまえよっ」

「ほら、ほらっ!」

男達が、猛る。目の前の美しい女を堕とそうと、猛りを上げる。
前の男が左の乳首を甘噛みし、右の乳首を強くつまみ上げる。
それと同時に後ろの男が、濡れそぼったクリトリスを指先でこすりあげた。

「やぁんっ!あ、ぅあっ……んああああぁあああぁぁぁんっっっ!!!!」

その時、私の頭の中が真っ白に塗りつぶされた。
体がぴんと張りつめてにそり返り、今までにない大きな嬌声があがった。
それを我慢出来るはずがなかった。
胸に塗られたおかしな薬の効果も相まってか、今までにない快楽感を、私は味あわされた。
紛れもなく私の体は、絶頂へと達してしまったのだ。望みもしない男達の、手によって……。
304名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:17:05.68 ID:/oxvyMaY
「はぁ……はぁ……ん……はぁ……」

体からいっきに力が抜けて、そのまま私は座席へと横たえた。
体がびくびくと震え、体中を染め上げたエクスタシーの余韻に私は浸される。

同じ、同じ感覚だ……。
いつも小波君が私と体を重ねるたび、私に与えてくれる絶頂と……。
それは大きな背徳感を伴う穢れとして忌むべきものであるが、
それとともに、かけがえのない、彼との深い愛の証でもある。
それが、他の男に汚された……。
望みもしない男に、イカされてしまった……。
愛する男性にしか許してはならないような行為を私は全く見ず知らずの、
それも痴漢などという愚劣な連中に許してしまった。
その否定しようもない事実が、余韻が醒めて徐々に戻る思考とともに私に重くのしかかってきた。

(ごめんなさい……小波君……私、わたし……)

私は涙を流した。
卑劣な痴漢達への怒りよりも、自らの軽率さ、そして浅ましさへの悔恨。
そして、唯一愛する男性を裏切ってしまったという罪悪感に。
305名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:19:28.51 ID:/oxvyMaY
もう、わからない……。
どうしたら、いいの……?
こんな事をされてしまって……。
小波君――あの人が知ったら、一体私の事をどう思うだろうか。
もしかしたら私のことを嫌ってしまうかもしれない。
もしかしたら、私の前から、いなくなってしまうかもしれない……。
いや、いやだ、それだけはいや……。
でもあの人に嘘なんて……つけない。つきたくない。
じゃあ、私は一体どうしたら……?

心の底からの動揺を受け、私は混乱をしていた。
これまでの私の思い出、そしてこれからの私の将来への思い、
全てに泥を塗られ汚されたような感じがして……暗澹たる気持ちになった。

「ふふ、気持ちよくなってるねぇ。でもまだこれからだよ」

「へへっ、それじゃ本番に入らせてもらおうか」

(……!)

その男の言葉に、私は一気に我に返った。男の発した「本番」という言葉。
さしもの私にも意味はすぐに分かった。
306名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:23:08.79 ID:/oxvyMaY
(……それだけは……!本当に、それだけはだめ!このままだと、ほんとうに犯されちゃう!)

が、私が行動を起こすより興奮状態にある男達の行動の方が早かった。
逃げる間もなく、片方の男が私の体を強引に掴みそのまま電車の床にうつ伏せに押し倒される。

「ンンッ!んん……!!」

「へへぇ……もう我慢出来ねえや。先に犯らせてもらうぜぇ」

「ふん、仕方ないなぁ」

ここでも、痴漢達は手馴れた連携を発揮する。
片方が冴花の体を四つん這いにさせたままがっちりと拘束し、そしてもう片方が後ろから行為をしようというのだ。

カチャ、カチャという金属音。冴花は背後の男がベルトを外しているのだと理解した。そこから男が行おうとすることは一目瞭然だ。
ガムテープをされている口で、彼女は喉を必死に搾って声を出した。
307名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:29:40.15 ID:/oxvyMaY
「やめ、やめ…てっ!それ……だけは……絶対だめっ!」

「ありゃ、テープが取れたのかい」

「へへ、そんなこといっちゃって。本当はこうしてほしかったんだろ?見知らない俺たちに触られてイッちまうような、淫乱のくせに」

「そ、そんな、違う!私は、私には……」

イカされた、という言葉の十字架をちらつかされて、私は動揺を隠せなかった。
そうしている間にも、背後の男がスカートをめくり上げ、ショーツをもずり下げる。
あっと言う間に下半身が露出させられてしまった。

「いい尻してるじゃねえか。こいつは胸よりも楽しめそうだぜぇ」

背後の男が息も荒くつぶやく。そのまま両手で冴花のたわわな尻を掴み、後背位の体勢を作った。

(もう、だめ……)

私の目の前が、快楽にぼやけて、薄れていく。私の中の女が、堕ちてしまう。
抵抗しようとしても、もはやそんな力もなく、男に拘束されてしまうだけ。
心だけは屈しないと決めたのに、それさえも官能の前に崩れ去ろうとしている。

このまま、痴漢達の慰み物になってしまうしかないのか――。
308名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:35:42.05 ID:/oxvyMaY
背後に、大切な女性の部分に猛々しいものが近付いてくるのを感じた。もう、どうあがいても逃れられない。

(ごめんなさい……小波君……)

最後の一瞬、頭の中に彼の姿が浮かんだ。自然と大粒の涙が溢れて、頬を伝い滴り落ちていった――。

…その時。

後編へつづく

後編予告
性欲は、ヒトの本能から産まれる怪物であった。
純真を汚された冴花には安らぎなどあるはずもなかった。それは青天の霹靂。
迫り来る苦悩と脳裏をよぎるかつての想い。
その狭間で疲れ果てた彼女は自らの在るべき所へと心を飛翔する。
そこで先で彼女は何を見るのか……。
309名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 04:40:20.47 ID:/oxvyMaY
以上です。
余りにも長大すぎる連投、大変失礼致しました。
また、途中でsageがなっていなかったり、
>>301>>302が間違って二重投稿されています。
誤字脱字も散見しています。

以後は投稿時の注意を徹底致します。
310名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 08:26:21.48 ID:IEwOhTCy
>>309
長編GJ!
後半も期待してます
311名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 13:05:59.54 ID:ahv8bbrN
>>309
GJ!
約40レス…以前あった千羽矢連載を除けば史上最長編ではないだろうか。
しかもそれでまだ前編とか…お疲れ様です。
まぁ文章量的には20レスでも収まりそうなので、次回は1レスにもう少し詰め込んだ方がいいかも。
凌辱物は大好物なので、後篇も期待してます。
312名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 20:14:53.93 ID:nJBsBNwd
陵辱っていいよね
心が安らぐわ
313名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 22:02:43.92 ID:OoDVYYe9
心理描写が良いなあ、GJ
314名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 01:06:25.39 ID:PwKWrwmm
予告て
315名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 01:38:17.97 ID:G/kpDbiU
>>309
意に反する快楽に晒される描写といい、安定の痴漢たちといい、いい仕事してますな。
後編も期待させて頂きます。

レスの長さはこのぐらいでもいいと思うけど。
まぁ長くしたくとも、忍法帳の都合で無理という可能性も考えられる。
●がないと、まともに投下できるレベルまで一週間はかかるからなぁ。
316名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:33:25.05 ID:bGiMLZVO
>>249>>250に触発されてちょっと書いてみました。
まぁ多大にコレジャナイ感はあるかと思いますが、一応漣ものではあるのでご容赦下さいw
タイトルは「sweet battle」
317名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:34:32.51 ID:bGiMLZVO
どうも、フリーターの十二波です。
今、俺の目の前でくうくうと眠りこけているのは先日俺の彼女になった、浅井漣。
場所は俺の住んでいるアパートで、時刻は零時を少し回った所。
よし、状況説明終了。
更に付け加えるなら、さっきまで漣の手料理を二人で食べて、お酒を飲みながら借りて来たDVDを見ていたら
いつの間にか漣が酔いつぶれて、ベッドに上半身を預けて眠ってしまっていた。という感じだ。

「さて、どうしたものか…」

20歳を越えているとは思えない程あどけない寝顔を眺めながら、そう呟く。
とりあえず一人で見てもつまらないのでDVDを止めて、ビールの空き缶等を片づけたりしていたのだが
もうやる事が無くなってしまった。
いや厳密には野球ゲームの練習等いくらでもあるのだが、今のこの状況を思うとそれ等をする気にはなれない。

傍らに横たわるあまりにも無防備な少女(若干厳しいか?)を、どうにでも好きに出来る状況なのは確かで
その事に動揺して、心を落ち着ける為に掃除等をやっていたのだが、一向に収まる気配が無い。

…いやまぁ、何ガキみたいな事を言ってるんだと言われても仕方ないが
彼女といっても、そういう関係になったのはつい最近で、まだキス位しかしていないプラトニックな関係としては
降って沸いたようなこのチャンスに心が弾むのは仕方ない事だろう。二つの意味で。

…とりあえず、スカートでも捲ってみるべきだろうか?
べきだろうか?というのも何言ってんだお前、という話だが、据え膳食わぬは男の恥というありがたい金言もある事だし
ここは衝動に身を任せて、多少のセクハラ位はしないと、逆に失礼というものかもしれない。
…まぁ漣ならそんな事をしなくても頼めばいつでも、という気もするけれど、それはそれと言う事で。
女子は皆少なからず、夜這いというシチュエーションに興味があるというしな。
318名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:35:35.05 ID:bGiMLZVO
「………よし、行くぞ」 そっ…

高まる鼓動を抑えて、漣のスカート(プリッツスカートだったか?)の裾に手を伸ばす。
漣を起こさないように、そろりそろりと慎重に、だ。
今日履いているのはいつもよりミニな物なので、そこに至るまでに見える肉感的な太股の魔力にも俺はやられているのだが
そこで満足しては男が廃る。
いやでも本当素晴らしいなコレ。絶対領域とは良く言ったものだ。

「………ゴクリ」 ぐっ

遂に、裾に俺の右手の指先が掛かる。既に手汗が凄いが、ここで滑らせて離す訳にもいかない。
質の良い生地の感触を感じている指先に、全神経を集中させたまま、そろりそろりとそれを上へと上げて行く。
ドッドッドッドと心臓の鼓動のスピードは天井知らずだが、それは無視。
今迄見えそうで見えなかった、太股の上の部分が、徐々に露わになって行く事にかつてない興奮を覚える。

さぁ…後少しだ。あともうほんの少しで理想郷(アガルタ)が―――――

「………十二波さん?」

―――――あれだけ弾んでいた心臓が、完全に停止しました(後の十二波談)
319名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:36:50.50 ID:bGiMLZVO
「も、もう!寝ている女の子に何をやってるんですか!十二波さんは!!」

どうも、変態フリーターの十二波です。
今、俺は自分の部屋で正座しています。フローリングなので冷たいし痛いです。
そして俺の目の前でベッドに腰掛けて、顔を真っ赤にして(元から酒で赤かったけれど)俺を叱っているのが、俺の彼女の浅井漣様です。
よし、状況説明終わり。

「ま、全く。油断も隙も無いですね。私を酔わしてどうするつもりかと思ったら…」

いや、酔ったのは完全に漣の自己責任だと思うんだけど。
止めないとどんどんハイペースで飲んじゃうからなぁ…まぁそういう所も可愛いんだけど。

「…そ、そりゃあ寝たふりをして誘ったのは私ですけど、ま、まさかいきなりあんな事を…。
恥ずかしくて思わず声を出しちゃったじゃないですか…(ぼそっ)」

「え、何か言った?」

「何でも無いです!」

お約束でこう返したものの、バッチリ聞こえてるんだけどね。
まぁ実は薄々そうだろうと勘付いてはいたので、分かっていたとして行動が変わっていた訳では無いけど。
以前漣が読んでいた女性誌そのままのシチュエーションだしなぁ。
320名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:37:49.51 ID:bGiMLZVO
「これは罰を与えないと駄目ですよね、十二波さん?」

「いや、同意を求められても困るけど」

結局漣の望む行動取ってたんだから、むしろご褒美が欲しい位だよなぁ。
まぁ俺は本質的にMなので、罰もご褒美と転換されるから、どうなっても得になるんだけど。

「口答えしないでくださいっ」 ぐりぐり

そう言って、漣が正座をしている俺の頭の上に足を乗せて来た。そして少し遠慮がちにぐりぐりと踏んでくる。
内心では、何このご褒美と柔らかい足の感触に狂気乱舞している俺だが、外面は男のプライドを見せなければならない。
ここは残念だが、何すんだと文句の一つも言って止めてもらわなければ。

何するんだ、止めろよ漣。
「きゃっほー!ありがとうございます漣様!!」

「な、何喜んでるんですか変態!本当に変態ですね十二波さんは!」

しまった。内心と外面を逆にしてしまった。
漣がびくっとして足をどける。あぁ残念。

「ゴメンゴメン、でも漣も何か楽しそうだったじゃない。ぞくぞくしてたんでしょ?」

「な、何を言ってるんですか…か、勝手な妄想で勘違いしないでください!」

「ちなみに踏んでる時、パンツ丸見えだったよ。高い位置に居るんだから気を付けないと」

「えっ?き、きゃあああああむぐっ」

漣が悲鳴を上げそうになったので、慌ててその口を手で抑える。
危ない危ない、こんな事で世間評価を下げる訳にはね。
この程度なら角部屋なので、周りの人に聞こえたという事も無いだろうけど、隣の典子ちゃんは大丈夫かな?
もう寝ているだろうから、起こしてしまってなければいいけど…。
321名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:38:52.29 ID:bGiMLZVO
「〜〜〜〜〜!!」どんどん!

「あ、ごめん漣」

漣の口を塞ぎっぱなしだった事に気付き、手を離す。
慌てていたので、ベッドに押し倒す様な感じになってしまった。
すぐに離れて元の正座の体勢に戻る。その際に漣が残念そうな顔をした気がしたのは気のせいでは無いだろう。

「はぁっはぁっ。も、もう十二波さん!私を殺す気ですか!究極の愛ですか!」

漣がぜえぜえと息をつきながらそんな事を言う。
何言ってんだこの娘は。ヤンデレの資質があるとは思っていたが…気を付けないとな。

「いやいや、この時間に大声はマズいでしょ。ただでさえ大家さんの心証微妙なのに」

「十二波さんが悪いんですよ!あ、あんなに密着して…息は出来ないし心臓はドキドキするわで大変だっ…って何を言ってるんですか私は!?」

「いや知らないけど。一つ言うなら…どういたしまして」
322名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:39:42.08 ID:bGiMLZVO
そんなこんなで漣が落ち着くまで数分かかった。
その間にコーヒーを入れに行き、戻って来ると漣は枕に顔を埋めてゴロゴロしていた。
恥ずかしさを抑える為と見せかけて、俺の匂いを堪能していると読むがどうだろうか?人の事言えんがこの娘も大概だと思う。
まぁそんな所も可愛いんだけどね。

「ほら漣。コーヒーだ」 コトッ

「あ、ありがとうございます…」

お礼を言って手に取る。顔の赤さは大分引いて…いや、そうでもないが酔いは大分冷めてるみたいだ。
いつもより少し苦めにしてみたけど、必要なかったかな。

「う…に、にがぁ…」 コトッ

「あぁやっぱりか。待ってろ漣、ミルクと砂糖を取って――んむっ!?」

取ってくる。そう言おうとした俺の口は塞がれた。さっきのをそのまま逆にした様な感じだが、大きく違う点が一つ。

「んーーーちゅぽっ。えへへっこれで甘くなりました」

それは俺の唇を塞いだのは手ではなく、漣の唇という事。
あまりの不意打ちに数秒呆然として、口の中に一緒に流れて来たコーヒーを喉に入れる。
…確かに甘い。
323名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:40:29.11 ID:bGiMLZVO
「ふふん。さっきから主導権を握られっぱなしでしたけど、これで形勢逆転です」

押し倒された形なので、至近距離にある漣の顔が小悪魔的に笑みを作る。
それを見て、ようやく俺も仕返しをされた事を理解して苦笑いを浮かべる。口の中は甘いが。

「あぁ、やられたよ。これは予想外だった」

素直に降参して、掌を上に掲げる。

「ふふふ、何か有耶無耶になってましたけど、元々は悪戯をした十二波さんへのお仕置きですからね。
 ここからは私の好きにやらせてもらいますよっかぷっ」

そんな事を言いながら、俺の首筋に噛みついて来た。勿論甘噛みだけど。

「ふ、ふふん。そうはいかないな漣。不意打ちにやられたのは事実だが、ここから俺の変態性で
 再逆転を狙ってやるぞ。ふっ!」

「ひゃんっ!の、望む所ですよ。負けませんからねっ」



その後、二人の変態カップルの主導権の握り合いは続き
漣がミルクを俺がコーヒーを口に含んで、キスでカフェオレを作るという馬鹿な遊びをしたりもして、夜は更けて行った。
…勝負の決着は、当分着きそうも無い。
324名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:41:19.32 ID:bGiMLZVO
おまけ(次の日の昼)

「ん、やぁ典子ちゃん。おはよう」

「…何がおはようですか、十二波さん。もうとっくにお昼ですよ」

「あははちょっと眠れなくてね。…って典子ちゃんも随分眠そうじゃない?目に隈があるよ」

「ええ…ちょっと昨日は『どこかのお隣さんが五月蠅くて眠れなくて』」 ドドドド

「そ、そうなんだ…」 ビクッ

「ねぇ十二波さん。今日私、カレーを作り過ぎてしまいそうな気がするので、夜部屋に行っても良いですか?」

「え…そ、そうだね。作り過ぎてしまいそうな気がするんじゃ仕方ないね」

「そうだ。どうせずっとお掃除サボってるんでしょ?折角だから今やっちゃいますね」

「え!?そ、それはちょっと困るかな…」

「どうしてです?やましい所が無いなら別に問題無いですよね?ついでにお洗濯も…」

「十二波さーん!スミマセン、部屋に忘れ物をしてしまったみたいで……誰です?そこの女の子」

「十二波さん。誰です?この年増は」

「「「…………………………」」」
325名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:46:09.45 ID:bGiMLZVO
以上です。少しでも>>249のご期待に添えられたなら幸いです。
攻めているつもりが攻められていたというのは好きなシチュなので、もっとSっ気を出したものは書いてみたいですね。
それをするなら白瀬か准か梨子か…。
326名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 21:00:53.08 ID:jkXVBaXO
>>325
GJ!
相変わらずのバカップル、典子しっとかわいい
327名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 21:30:48.71 ID:R/hWPkat

続編を書いてくれるととても嬉しいなって
328名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 21:52:47.10 ID:QZ4xse4K
>>325
>> えへへっこれで甘くなりました
>>…確かに甘い
あまぁぁぁい!!
フッキーの罠にかかって振り向く位あまぁぁぁい!!

そしてGj!
329名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 23:08:58.11 ID:bm5s1ec5
>>309>>325
GJ!
330名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 23:11:53.67 ID:uFrn7SgC
>>325
いいぞ、この変態
もっとやれ
もっと踏んでください
331名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 01:20:02.54 ID:QYnQ/XxZ
>>325
GJ!
流石の甘さだな。
漣なら寝た振りで最後までヤらせて既成事実作らせそうだなーと思ってたら予想通りで吹いたw
332名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 23:18:05.60 ID:+1fZBg66
最近投下が多くていいね
333名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 08:04:10.99 ID:WtwrP5eu
他の人の投下を見てたら自分までモチベが上がってくるな
10月は誕生日のキャラも多いから書くネタは多そうだ
334名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 22:02:08.35 ID:v8zjmcXR
あまいのかーなら季節から考えるとハロゥィン?
335名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 22:05:51.85 ID:wPi5qpyK
女の子がお菓子を要求したけど持ってなくて主人公を襲うって言うのが定番だけど
逆に主人公がお菓子を要求するって言うのはどうだろうか
336名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 22:14:15.32 ID:eiPs1BfW
絶望先生ネタで"お菓子あげるからイタズラさせて"とか
337名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 22:22:42.49 ID:v8zjmcXR
それだとていばんのキスネタが・・・
338名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 23:19:43.90 ID:v8zjmcXR
秋といえば・・・運動会!!
339名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 00:49:16.05 ID:r3Py+2U/
ヘルガの出番か!
340名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 09:10:39.42 ID:w4i/bz9l
ブルマでやんす!(バンバン)
341名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 13:25:28.86 ID:rIEgMOPp
お断りします!
342名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 23:08:56.13 ID:Amz0g7Va
体育祭がイベントになってたのは10だけだっけか
3年目の体育祭について考えると面白そうだね
343名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 02:05:38.63 ID:4KIyiMGz
漣と典子がヤンデレ対決したらどうなるかなぁ
344名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 03:11:05.53 ID:7MN+glhg
とりあえず漣は同棲しにくるな
そして毎晩隣に聞こえるように大声でアンアン
345名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 08:31:32.14 ID:YDSm3A0Q
くそっ>>344がツボすぎる!
責任とって書いてくれ
346名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 19:23:15.93 ID:pEC/WW2i
やめろww大家さんくるぞ
347名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 21:56:00.36 ID:cygegWqg
明日は体育の日なので、誰か体操服プレイを書ける猛者はいないのか
348名無しさん@ピルキー:2011/10/09(日) 22:17:23.58 ID:pEC/WW2i
体操服プレイかあー キャラ選びの時点で・・・
もし選べたとしても難しいと思うよ。
349名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 22:30:08.50 ID:qTyAsAr+
10で体育祭とか題材に出来そうだな
奈桜、桜空、五十鈴が陸上部ってポイントがあるし
漣なら体育の日だからと言ってわざわざコスプレして仕掛けてきそうだが

つーか、漣は凄く動かしやすいな
350名無しさん@ピルキー:2011/10/09(日) 23:02:33.40 ID:pEC/WW2i
五十鈴は何となくかけそうだな
351名無しさん@ピルキー:2011/10/09(日) 23:07:52.99 ID:pEC/WW2i
体操服が着れないオチとか
さらは・・・恥ずかしくて逃げ出す?
ナオは・・・・・・
352名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:13:56.75 ID:kJEuYURX
ナオ「どうですか?彼女がブルマ姿ですよ?興奮しちゃいました?」
353名無しさん@ピルキー:2011/10/09(日) 23:26:19.43 ID:pEC/WW2i
ほかにも超能力ぐらいのドジを起こす人がいたな。
354名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:57:46.58 ID:4KIyiMGz
>>344
なるほど…参考になりました。ありがとうございます。
355名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 23:59:00.31 ID:rwTQ5omW
>>343
嫉妬深いのとヤンデレはまったくとは言わんが別物だと何度(ry
356名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 00:12:05.53 ID:W+TF6kkc
そういう展開にしたらって事じゃないの?
似合うっちゃ似合う二人だしw
357名無しさん@ピルキー:2011/10/10(月) 00:30:52.03 ID:F1P9ZPiF
ヤンデレってナニ?
358名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 05:56:55.43 ID:rZizNE98
>>349
漣はヲタ属性あるからマニアックなネタを本人がいかにもやりそうで違和感無いしベタ惚れだから多少無茶も効く
当然バカップルだから甘いネタやらせるには最高

同じヲタ属性という点ではカスミンも動かしやすいかなあという気もするんだが、漣は暴走しやすそうだからなあw
359名無しさん@ピルキー:2011/10/10(月) 07:36:55.64 ID:F1P9ZPiF
ゆかりちゃんネタがないから3主がゆかりちゃんの運動会を見に行くというネタはどうだろうか
360名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 01:00:26.86 ID:wScUGkUj
奈桜だと書きやすいと思って、いろいろおさらいしてたら
体育祭が9月4週で、3年目で奈桜帰ってくるのが10月1週だった…
361名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 01:25:31.22 ID:qnlhsmDc
そういや体育祭は10でイベントであったけど
文化祭って今までイベントであったっけ?
362名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 01:30:57.21 ID:rHmFuaBs
13の収穫祭?みたいなのは…違うか

>>360
別にそこまで本編にこだわらなくてもよくね?
体育祭までに退院出来ましたってことで
363名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 01:51:50.50 ID:hWfSYxV1
7の某彼女ルートであったとおもう
364名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 02:00:09.69 ID:wScUGkUj
>>362
いや、冷静に考えてみれば退院したてだからきつい運動は無理なんじゃないかなって
まあ、別に奈桜だけなわけじゃないんだし他にもいろいろ考えてみようかね
365名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 18:54:55.53 ID:hWfSYxV1
>>360もういっそ13とかのイベントをねつぞうしたら?
366名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 19:29:18.32 ID:qnlhsmDc
エロパロだからある程度はなんだってありなんだしね
367名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 21:09:42.07 ID:s2kCSSJZ
本編じゃできないからこそ、SSにする価値があると思わんかね
368名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 23:56:45.92 ID:hWfSYxV1
〜ある日の屋上〜
ここで一人の男子生徒がある人を待っていた
「もうきていたのですね。」
やっときた。俺がまっていた人物、そして俺の彼女芳月さらだ。
「あんまり遅いから。で、なに!その格好は!。」
少し遅いツッコミをするとさらは顔を赤らめて答える
「っこ、小波君が喜ぶかと思いまして。」
なんと!ふだんあまり肌を見せないさらが体操服を着ているのだった!
「すごくかわいいよさら!今のさらのたのみならなんでもきけれそうだ!」
あっ しまった。前にもこういうことを言って・・
ダダダダダッ
あっと言う間にさらは逃げてしまった。
「いったい俺はどうすれば・・・」
その少年の声に答えるものはいない。
369名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 00:12:22.37 ID:dDQzMOcM
さらのssでした。初投稿です!
あとぼくはエロが書けません。本当にすいませんでした。
370名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 00:32:12.30 ID:DClNCRrm
4をやり直してて思ったんだけど、主人公に学ランのグラフィックが無いのはやっぱわざとかな?
山田くんや島岡くんとか、他のチームメイトにはユニフォームと学ランの両パターンあるのに。
371名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 00:55:57.32 ID:5ShUP9dq
>>369
小ネタ乙
>>370
いつでもユニフォームなのはパワプロ本家からの伝統じゃないかw
たまにメタネタで使ってるくらいだし
でもまあ知ってる限りでは
1・OP、10・桜空グッド、13・OP
で学ラン姿を確認できるな、4・7は確か無かった
372名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:04:09.67 ID:sNbdO/6c
どうも、キオです。今回は1の由紀で書いてみました。
タイトルは「救出作戦」です。
373名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:04:56.90 ID:sNbdO/6c
私がそれを知ったとき、私の心は絶望のどん底に突き落とされた。
憧れだった小波先輩に彼女が出来たなんて!!それも明日香先輩でなく、得体の知れない人なんかと…
それ以来、私は部活動で小波先輩を見る度に悲しくなって、涙を押さえるのが精一杯だった。

ある日のこと、突然後ろから肩を叩かれた。私が振り向くと水原先輩がいた。
「石田さん、話があるのだけど…いいかい?」
話…?何だろう、水原先輩がわざわざ会いに来るなんて珍しい。気になったので私はその話を聞くことにした。
「それで…話というのは何ですか?」
「それなんだけど、どうやらキャプテンはあの人にかなり悩まされているようなんだ。この前僕に相談してきてね」
それを聞いて私は驚いた。そして期待に心が膨らんだ。
もしかしたら小波先輩とあの人が別れるかも知れない…そうなれば私にもまたチャンスが…!!
「そっ…それで私の所に来たのは…!?」

私はそれ以来あの人がグラウンドに姿を現すのを待った。そして小波先輩を見ても以前のように悲しみに襲われる事はなくなった。
そして普段通りにマネージャーとして活動しているうちに、遂にその時は訪れた。
「ふふーん、小波君にお弁当を作って来たです」
グラウンドにあの人…小波先輩が別れようとしている荒井紀香が現れた!!それにしてもお弁当にカレーライスって…
「あ…ありがとう…」
小波先輩はそのカレーライスを食べるのを暫く躊躇したものの、意を決して口に運んだ。
「あ…相変わらず不味い…」
「ふふーん、ごめんなさいです、また作り直して来るです」
そう言って荒井紀香はグラウンドを去ろうとした。だけど私は彼女に用がある。私は荒井紀香の肩を掴み、彼女を引き止めた。
「あの…私、ここのマネージャーを務めている石田由紀って言います!あなたと話がしたくて…今からお茶でもいかがですか?」
「ふふーん、構わないです。早速行くです」
こうして私達は近くの喫茶店に入っていった。ここまでは計画通り…
私達は他愛のない話を暫く続けた。そして私は彼女をお茶に誘った目的を果たすべく、荒井紀香に質問を仕掛けた。
「それじゃあ、紀香さんが嫌いなタイプってありますか?」
さあ、かかってくれるか!?
「ふふーん、マニアは嫌いです。人類の敵です」
…かかった!!私は心の中でガッツポーズをした。
「へ、へぇ…私は趣味で人を見たりすることはないので…あ、もうこんな時間!失礼します!!」
374名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:05:40.78 ID:sNbdO/6c
私は情報を手に入れるや否や喫茶店を後にした。…マニア。これがあの女の嫌いなタイプ。…計画通り。
今の私はきっと疑いの目を自分から逸らす事に成功した新世界の神のような表情をしているに違いない。
翌日、早速水原先輩に話しに行った。昼休みの教室、水原先輩は丁度昼食をとっていた。
「あ、先輩!一緒にお昼食べませんか?話もあるので…」
「ああ、いいよ。それで話っていうのは…?」
私は空いている席に座って弁当箱を机に置いた。
「それなんですが…」

今日の練習が終わり、9人の部員が部室で着替えている。私とようこ先生は外で待っている。
暫くして小波先輩と亀田先輩が一緒に出てきた。
「それで、そのマニアショップはどこにあるんだ?」
「まあまあ、これから連れて行ってあげるでやんすから焦っちゃだめでやんす」
二人がこんな会話をしている。水原先輩が亀田先輩に頼んだに違いない。
私は二人に「お疲れ様でした!」と声をかけて二人を見送った。
私もマネージャーとしての仕事を一通り終えた後に帰路についた。
その夜、私が部屋で勉強をしていた時に家のインターホンが鳴った。
「はーい、今出ますよ」
私が入口のドアを開けると、そこには亀田先輩がいた。
「こんばんはでやんす」
「か…亀田先輩!?どうしてここに…!?」
「どうしてって、由紀ちゃんに用があるからに決まっているじゃないでやんすか」
私が突然の来訪に慌てる一方、亀田先輩は冷静だった。
「そうですか…でもどうしたんですか?用があるなら部活の終わりでも良かったのに…」
「いや、今にならないと駄目な用件でやんす。まずはこれを…」
亀田先輩はそう言ってビニール袋を私に差し出した。
「小波君とあのバカ女を別れさせるための秘密兵器でやんす。これを使えば小波君は完璧にマニアになりきれるでやんす」
私が袋の中身を見ると何かの服が入っていた。これって…もしかしてコスプレ…
「それじゃあ、今からコレを使った作戦を教えるでやんす」

現在、午前二時。私は今小波先輩の家の前にいる。小波先輩の自室は二階にあるそうで、
亀田先輩曰く屋根を伝って登って常時施錠が解かれている窓から入れるらしい。
私はこれから小波先輩の自室に突入する。
眠っているであろう小波先輩の隙を突いて置いてある等身大のフィギュアを隠し、小波先輩を起こして誘惑する。
そして今私は亀田先輩に渡されたコスチュームを着ているので正体が私という事は気づかれない。
375名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:06:05.24 ID:sNbdO/6c
私はザイルを使って屋根に登り、二階に到達。そして開いている窓から小波先輩の部屋に入る事に成功した。
小波先輩の部屋はとても綺麗で、足場に困る事はなかった。だけど…小波先輩の姿がない。
もしかしてトイレに起きたのかもしれない。私は入口付近の物音に注意しながら辺りを見回した。
等身大のフィギュアは…あった!!クローゼットのすぐ近くにあったので私はクローゼットを開けてそこにしまおうとした。
私がクローゼットを開けると、そこには小波先輩が体育座りでクローゼットの中に入っていた。そして小波先輩はクローゼットを開けられるや否や…
「うわああああっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさーーい!!」
「えっ…ちょ、何ですかっ!?」
完全に動転している小波先輩を見て私も慌ててしまった。小波先輩に一体何が…!?
「…ってあれ?何だ、さおりちゃんか…さおりちゃん!?」
小波先輩はようやく私に気付いた。さおりちゃんというのは私が今着ている服の元々のキャラクターの名前で、やっぱり小波先輩は正体が私だと気付いていない。
「どうしたの、あなたは何に怯えているの?」
私は小波先輩に向かって優しく語りかけた。
「あ…悪魔が…悪魔が来る…!!」
悪魔…?一体何だろう?私は疑問に思った。その瞬間、入り口のドアが開かれる音がした。家族が入ってきたのかと思って後ろを振り向くと…
「ふふふーーーん!!こんばんはです」
そこには荒井紀香が…!!私は小波先輩の言葉の意味をよく理解できた。まさか夜な夜な襲ってくるなんて!!
「ふふーん、あなたは誰です?」
そして荒井紀香は私に向かって尋ねてきた。
「私はさおり、太一君をマニアにする為の洗脳を施しに来たの。そして今、洗脳は終わったわ。これで太一君は正真正銘のマニアよ」
私は自分でもびっくりするくらい淡々と出任せを話した。小波先輩は何が何だか判らないという表情でキョトンとしている。
「ふふーん、だったら力ずくで元に戻すです」
そう言って荒井紀香は私をどかして小波先輩に近付こうとした。しかし…
「無駄よ、私が洗脳を解くか私が死ぬかしない限り元には戻らないわ」
それを聞いた荒井紀香は私の首を両手で掴んだ。
「ふふーん、だったら早く洗脳を解くのです。さもなければあなたを殺すです」
そう言って荒井紀香は手に力を入れ始めた。私の首を絞める力がどんどん強くなっていく。息が…苦しい…
376名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:06:29.54 ID:sNbdO/6c
私…こんな所で…死んでしまうの…!?嫌よ、まだ告白もしていないのに…!!小波先輩…助けて…
その時、突然私は荒井紀香の手から解放され、息が楽になった。
気が付くと小波先輩が私を庇うように大の字で荒井紀香の前に立っていた。
「さおりちゃんに手を出すなんてこの俺がさせないぞ…!!」
その時の小波先輩がどんな顔をしているかは判らなかったけど、荒井紀香はそれを見て怯んでいた。
「帰れ、二度と俺達に関わるな…!!」
小波先輩が短く言い放つと荒井紀香は逃げるようにいなくなってしまった。それに安心した私はホッと溜め息をついた。
「所で…由紀ちゃんまでこんな時間に俺の家に来てどうしたんだ?」
安心しきった所に小波先輩は私に質問してきた。
「え…いつの間にばれたんですか!?」
「うん、声で丸わかりだったよ。それに俺を洗脳するって言うのは…」
うう…声色で気付かれるなんて…仕方がないので私は洗いざらい全てを小波先輩に話した。
「へぇ…それは皆には感謝してもしきれないな」
「勿論です!!皆キャプテンの事を気にかけてるんですから!!」
私が力強く言うと小波先輩は微笑んだ。
「はは、こんなにも仲間に気にかけて貰える俺は幸せ者だなぁ」
小波先輩の言葉に私も顔が綻んだ。その時、小波先輩が私をじっと見つめて顔を真っ赤にしている事に気付いた。
そう言えば今私は小波先輩と二人っきり。これってもしかして…告白の大チャンス!?私は思い切って口を開いた。
「それに…私はキャプテンとしてだけじゃなくて一人の男の人として先輩が好きですから…だから夜這い同然の事までして…」
「由紀ちゃんっ…!!」
突然小波先輩が私に抱きついてきた。
「俺だって…由紀ちゃんが入部してからはいつも野球と由紀ちゃんの事で頭が一杯で…いつも良い所を見せようと思って頑張って来たんだ。だから…その言葉…嬉しいよ!!」
まさかの告白返し。私は嬉しさのあまり涙が溢れた。互いの気持ちがわかって、私達は唇を重ねた。
好きな人に捧げたファーストキスは砂糖を舐めたと錯覚するくらい甘かった。
「由紀ちゃん…」
唇を離すと小波先輩は私を優しく押し倒した。ああ、小波先輩が…ずっと憧れだった小波先輩が私を抱いてくれる。
私が黙って首を縦に振ると小波先輩はまた私に口付けをした。今度は舌も絡めたディープキス。
キスを終えると、小波先輩は私の服に手をかけた。
「服…脱がすよ」
私は首を縦に振る。
377名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:07:11.41 ID:sNbdO/6c
小波先輩は慣れないながらも丁寧に私の服を脱がし、遂に私の上半身はブラ一枚になった。
「由紀ちゃんの肌…真っ白でとっても綺麗だ…」
小波先輩の視線が私の素肌に集中する。小波先輩の褒め言葉は私を更に興奮させた。そして気が付くと私は自分からブラを外し、乳房を露わにしていた。
その途端、小波先輩は私の胸を揉み始めた。
「由紀ちゃんの胸…とっても柔らかい…」
「あんっ…せん、ぱぁい…」
私は揉まれる毎に快感がこみ上げ、思わず変な声を出してしまった。
小波先輩に揉まれた私の胸の乳首は固くなりきっていた。突然、小波先輩が両方の乳首をつまむように持った。
「ひぅぅぅっ!?」
全身に電流のような快感が襲った。頭が真っ白になる。私の体が小さく痙攣し、暫く何も考えられなかった。
ぼやけた目で小波先輩を見るとパジャマのズボンの一部分が異様に膨れ上がっていた。あ…小波先輩も私の裸で興奮してたんだ。
「先輩…今度は私が…」
そう言って私は小波先輩のズボンを脱がした。小波先輩のモノが限界まで大きくなっているのがわかった。
以前部室の掃除をしている時に偶然見つけたエッチな本を参考に私は小波先輩のモノを掴んで上下に動かし始めた。「うぁっ…!!由紀ちゃんっ…それ、凄い…!!」
小波先輩は腰を仰け反らせて声を上げた。気持ちいいのかな…?
「どうですか、小波先輩…私、ちゃんと出来てますか?」
「ああ、とっても良いよ。凄く気持ちいい…」
暫くしていると小波先輩のモノから透明の液体が出て来始めた。そしてさっき以上に膨らんでいるような…?
「うっ…!!由紀ちゃん、もうやめて…!!限界が…」
小波先輩に言われて私はとっさに手を止めた。小波先輩は息を切らしている。
「はぁ、はぁ…あ、危なかった…由紀ちゃんの服にかけちゃうところだった…」
小波先輩は私の服を汚さないようにするためにやめさせたのかな…?そう考えた私は下半身のスカートやショーツを脱ぎ、一糸纏わぬ姿になった。
当然、私の秘部も露わになる。そこはいつの間にか濡れていた。
「先輩が良くても、私はこのままじゃ収まりがつかないんです…先輩、来て下さい…」
私は無意識のうちに小波先輩と一つになりたがっていた。そして小波先輩はそれを聞いてか、唾をゴクッと飲んだ。
「わかった。由紀ちゃん…痛いと思うけど、出来る限り優しくするよ…」
そう言って小波先輩はモノを私の秘部にあてがった。
378名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:07:51.36 ID:sNbdO/6c
そしてゆっくりと私の中に入っていく。そして私の処女膜を小波先輩のモノに破られ、その瞬間私の全身に痛みが広まった。
「んっ…」
だけど、憧れの小波先輩と一つになれた喜びの方が大きかったから私は痛みに耐える事が出来た。
「ぁ…先輩に…私の初めて…あげちゃった…」
小波先輩は私に極力痛みを感じさせないようにする為か、ほんの僅かしか動いていない。そうしているうちにだんだん痛みが和らいでいった。
「先輩…もう平気ですから…動いても良いですよ…」
「わかった、動くよ…」
宣言通り、小波先輩は動きを早め始めた。
「あ、は…先輩のが…入ってきてます…」
私の体に胸を揉まれたときのような快感が流れた。
「由紀ちゃんの中…凄く、締め付けてくる…」
小波先輩の顔は気持ちよさそうに緩んでいた。小波先輩の腰の動きは次第に激しさを増し、私もそれに併せて声を上げていた。
今は小波先輩と一つになっている事しか考えられない。ただ、とても気持ちいい。
いつの間にか私の腕は小波先輩を抱きしめており、足は小波先輩の腰に固定されていた。
「あぅっ、あっ、あん、せんっ…ぱいっ…」
「由紀ちゃんっ…もうそろそろ…」
小波先輩のモノは私の中で更に大きくなった。そして小波先輩の腰の動きは限界まで激しくなっていた。
「良いですよ、中に…中に出して下さいぃっ!!」
「由紀ちゃん…由紀ちゃんっ、由紀ちゃんっー!!」
小波先輩は私の名前を叫びながらモノを私の一番奥に突き入れた。
「先輩、好き、です…大好きぃー!!」
その瞬間、小波先輩のが私の中で爆発した。小波先輩の精子が勢い良く放たれてゆく。
私は小波先輩を受け入れた。そしてお腹の中が熱くなってゆくのを感じながら、意識が遠のいていった…

翌朝、私は小波先輩のベッドの上で目を覚ました。
日曜日だから授業はないけど練習はある。だから私も学校に行く。
私と小波先輩が部室に着くと、荒井先輩が突然三人揃って土下座をした。
「むーん、姉さんが迷惑をかけたんだなぁー」
「むーん、申し訳ないんだなぁー」
「むーん、姉さんにはよく言っておいたんだなぁー」
この時、私は初めて荒井紀香が荒井先輩の姉であると知ったのだった。
379名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 05:08:34.04 ID:sNbdO/6c
終わりです、いかがでしたか?
この前の明日香の作品(『死神の再来』というタイトルでまとめwikiに載ってます)同様また紀香が登場、そして荒井三兄弟のキャラがおかしいという…
荒井三兄弟については前回の時から意識していました。1で一回だけ甲子園優勝を果たした際に明日香が彼女で、尚且つ三兄弟が大活躍したので…
具体的には走力、肩力共にAで内野安打から二盗、三盗までして得点に結び付けて守備では鉄壁の外野陣になって出塁をことごとく防いで…
まぁそれの影響で荒井三兄弟の扱いを良くしようと考えるに至った訳です。
さて、最近ハロウィンの時期なのでそれで何か書こうかな…?
380名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 07:52:51.44 ID:vsgN84hJ
>>379
GJ!
ザイルで登る由紀を想像してちょっと笑ってしまったw
>>370
容量の問題もあるかも知れないけど
主人公は仕方ないとして彼女の服装グラを少し増やしてほしいんだよなあ
6の詩乃は巫女服以外に制服と私服グラがあったし
381名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 08:52:49.09 ID:sNbdO/6c
>>379のおまけです(連投規制にかかってしまったので誰かがレスするまで待っていました)

ジリリリリリ…
聞き慣れない目覚ましの音で私は目を覚ました。そして私は見慣れない部屋におり、やや大きめのパジャマを着ていた。
「おはよう、由紀ちゃん」
後ろから小波先輩の声がした。そうだ、私は昨日の夜小波先輩と…
思い出した途端、恥ずかしくて顔が真っ赤になった。
「あ、おはようございます」
私は恥ずかしさを紛らわすために返事をした。
ふとその時小波先輩のデジタル式の目覚まし時計が目に入った。日曜日の午前八時半。確か授業はないけど練習はあるはず。
「ああ、九時に出れば集合時間に間に合うよ。朝御飯の用意をしてるから先に着替えてなよ」
小波先輩のその言葉で私が着てきた物があのさおりちゃんのコスチュームだった事を思い出した。
どうしよう、これじゃ学校に入れない…今から家に取りに戻ったらまず間に合わない。
その事を小波先輩に告げると、小波先輩も唸ってしまった。その時、進藤先輩の家が小波先輩のすぐ近くにあった事を思い出した。
進藤先輩に制服を借りればいいんだ!!そう思った私は彼女の家に足を運んだ。
「はーい…ってあら、由紀ちゃんじゃない。こんな朝早くにどうしたの?」
「実は昨晩小波先輩の部屋に私服で夜這いしたせいで制服がなくて…はっ!?」
その時私は口を滑らせて本当のことを進藤先輩に話してしまった。そのことに気付いたときに血の気が引いた。
「くすくす、太一君ったらいつの間にモテモテになってたんだ?それで制服を貸して欲しいのね?良いわよ、上がって頂戴」
進藤先輩の反応は意外とあっさりしていた。私は進藤先輩の部屋で着替えを済ませると朝御飯までご馳走してくれた。その時に…
「さて、私も早く心臓を治さなきゃね。その時は…由紀ちゃんと太一君と私の三人で楽しみましょう?」
進藤先輩はそんな事を言った。堂々とした二股発言に度肝を抜かれた私だったけど、進藤先輩ならいいかなとも思った。
382名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 23:32:11.13 ID:5ShUP9dq
>>379
GJ
ハロウィンネタ楽しみにしてますぜ
383名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 23:53:05.66 ID:DClNCRrm
>>379
なんかね
由紀ちゃんの身体の張りっぷりが笑えるのにいとおしい
384名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 23:55:35.77 ID:DClNCRrm
>>380
6はしばらくやってないけど、
鈴音には和服と洋服、瞳さんには仕事着と私服があったのは覚えてる。
あと服装以外だと明日香に通常VER、やつれVERがあったような。
385名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 08:47:19.70 ID:w0Ksmp5O
奈桜の背中には屋上で刺された時の傷痕が残ったりしてるんじゃないか
姉妹で風呂に入ったりする時にさらが気にするんじゃないかってさりげなく隠したり
さらからは見えないようにうまく隠したりするんだろうな
で、さらがそれに気づいちゃって「お姉ちゃん、背中見せて?」って言われて
「あ、いや、その…」とか濁して逃げてたんだけどさらの視線に堪えられなくなって結局見せる
「…傷、残っちゃったね」「…さらのせいじゃないよ」みたいなやり取りでしんみりムードに
視線が刺さるんだけど、なんとなく隠すに隠せなくて、さらに見られるがまま
気まずいって奈桜が思いはじめた頃に、さらに傷痕をつうっとなぞられてつい変な声を上げる奈桜
「ご、ごめん。お姉ちゃん」「い、いきなりでびっくりしただけだよ」としんみりから一転、変なムードに
二人してなんだか黙り込むけど、さらがもう一回傷痕をなぞる
「ひぁ…っ…ちょっと、さら!」と焦って振り返ると「え、えへへ。お姉ちゃんの声、可愛くて」
申し訳なさそうな笑顔で言う妹が見えて、なぜか頬が赤くなるけど「何を言って…」とごまかす
「痕、ごめんね」「だから、さらのせいじゃないって、」とフォローに回ろうとすると、今度は舌で傷痕を舐められて
「お風呂の味がする…」とぼうっとした声でつぶやくさらに、風呂なんだから当たり前だと思いつつも変な声を抑えるのに必死
なんで振り払えないんだろうと疑問に思い始めた辺りでさらの手が胸に伸びてきて

こんな姉妹エロください!
386名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 10:51:53.06 ID:UdbfeHne
>>379
GJ!
>>385
そこまで考えてるならYOU書いちゃいなよ!
387名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 01:40:55.26 ID:l9DQ4aMX
>>384
確か明日香のやつれグラのほうは髪がはねてなかったよな、芸が細かい
388名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 07:22:50.34 ID:xzDS07sD
まとめに餅田SSの続き載せました。多分近い内に終わらせます。
ヤンデレバトルにハロウィンに体育祭ネタ…書きたいものが多くて困りますねw
>>385
素晴らしいと思う。
389名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 21:32:54.06 ID:SSUaiWS4
>>388
GJ
390名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 00:27:21.47 ID:LZut42Qf
梨子とかは春夏秋冬の季節ネタでいろいろ書けそうだなあ
ラーメンの為に北海道まで行くくらいだし
391名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 18:57:20.12 ID:sB2MzWNX
7主「まず手始めにここら一帯を火の海にしてまいれ!」
みたいな?
392名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 18:57:29.96 ID:sB2MzWNX
7主「まず手始めにここら一帯を火の海にしてまいれ!」
みたいな?
393名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 20:41:03.01 ID:SydnGaDV
梨子なら紅葉狩りとか言って山奥まで連れてかれそうだ
394名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 20:41:06.64 ID:MXz48N5d
今日は〜の日とか、〜のネタで書けそうだとか言う人多いけど
そういうのいいから、具体的な小ネタでも書いて欲しいものだ。
395名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 21:14:07.96 ID:Kw3znwI3
あんまり具体的だとそこまで言うなら書けよってなるからなあ
396名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 23:10:10.34 ID:L8qxpUOw
>>394
ここで准のイベントが役に立つわけですね。ぜひ体育の日を。
397名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 18:57:44.41 ID:mHg8nC8t
まあネタ出しからSSが産まれる事もあるかもしれんし、別に良いじゃないか
まあ確かにあまりに具体的だったら、もうお前が書けば良いじゃないかって思うけど
398名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 21:23:23.00 ID:zAUmoKAB
ネタを形にしようと書きだしてみると、予想外のところでつまづくことがある。
エロは書き終わってるのに、事後に何をどうやって喋らせようか迷って一ヶ月以上筆が止まったことがあるよ。
399名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 21:47:42.22 ID:v02GgqX+
具体的なのは歓迎でしょ。
その方がもし書き手が代わりに書く時に書き易いし。
良いネタを思いつくのと、一本のSSとして仕上げるのは手間が全然違うから自分では書けないというのは分かるし。
400名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 22:52:23.18 ID:22tFlUsx
ネタ投下は個人的には大歓迎だ
盛り上がって、膨らむかもしれないしね

明日はなおさら誕生日
401名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 01:52:11.98 ID:fUI0gNGv
何かレンちゃんをいじりたい気分

紐で手足を縛ってお尻やおっぱいを触ったり、スカートの中に顔を潜らせてパンツをくんかペロしたり
402名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 08:13:21.51 ID:f4hRe2vS
漣ちゃんは貧乳がいいと思います
403名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 20:22:28.99 ID:3eAd55EB
ないわー
404名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 10:30:10.36 ID:xgaI9QC5
漣はどっちかって言うなら程よい大きさの美乳じゃないか?
405名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 12:37:42.17 ID://mjG5OA
俺もそんなイメージがある
でも「貧乳はステータスなんです!」って涙目で主張する漣ちゃんもありだと思うんだ
406名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 17:00:43.63 ID:7nduKEQg
間を取って微乳
407名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 23:50:04.31 ID:cGNgIcFj
もうすぐ天本さんの誕生日だな……
天本さんルートで、今更気になったことがある。

4だと、主人公が三年目の甲子園で優勝するのが8月4週。ここで実質的にサクセス終了。
その後、天本さんルートで天本さんが主人公に真相を告白するのが11月3週。
9月1週から11月2週までの10週間はゲーム中ではスルーされる。10月4週の天本さんの誕生日も含めて。

となると、誕生日に何かあって、それが真相の告白に影響を与えたのではないか。
4の3年目10月4週って結構二次創作の題材として重要だと思う。何かあったはず。
(11月3週になってる本当の理由は、単にドラフト会議に合わせたんだろうが、そう考えたら終わりなのでそう考えなかった)

そこに迫ったSSが読みたいなぁ。
自分で書こうとしたらダメだった。真相告白しようか悩む天本さんを延々書いてても辛いしエロくもできなかった。
その上天本さんと祖母との葛藤、父親への復讐話を絡めると、話がごちゃごちゃしてきてもう大混乱……
408 ◆Freege5emM :2011/10/19(水) 23:54:17.27 ID:cGNgIcFj
天本さんの誕生日が近いので、今から場をお借りしてSS一本天本さんのを。

4主×天本さん
和姦
ちょっと長いので前後編に分割 前編は10KBくらい
エロは後編まで待って下さい。

※注意
原作では、天本さんが主人公に呪いの真相を告白するのは11月3週ですが、
作者の都合により告白を天本セツの死亡直後まで前倒ししてます。
呪いの真相あたりの葛藤ほとんどスルーして、一区切りついたことにしてます。
409名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 23:55:40.14 ID:cGNgIcFj
Happy Birthday Dear Precious ...



波止場の一角で、一組の男女が立ち尽くしている。二人の視線の先には、すっかり群青色に染まった海と空。
日差しの短くなった秋空に、遠くから汽笛の鈍い音が響いている。
音の先では、船体にいくつもの灯りを据えられた連絡船が、水面を蹴立てて走っている。

「どうやら、間に合わなかったようですね。廉也さん」
「……おっしゃるとおりで」

沈黙を破ったのは女の方だった。彼女は海陸風に煽られる髪を手で抑えながら、視線を男の顔へ移した。
やや色素の薄いショートボブの毛先が、どうもくすぐったいようだった。
男も気まずそうな表情で彼女の顔を見た。筋肉質の立派な体格が、心なしか小さく見える。

黄昏時はとうに過ぎていた。波止場の夜間照明だけが、互いの顔を照らしていた。
またプラットフォームに目を向ける。彼らが家に帰り着く最後の手段は、既に失われていた。

「ごめん。やっぱり、時間危なかったのに観覧車なんか乗ったせいで、最後の船逃しちゃったんだよな」
「間に合わなかったものはしょうがありません。それに、確かに乗りたがったのはあなたですが、
 私だってあなたを一言も止めませんでした。あなたのせいであると言うなら、私のせいでもあります」

彼の名前は河島廉也、彼女の名前は天本玲泉といった。二人は日の出高校の三年生である。
二人は――少々特殊な経緯を挟んでいるが――いわゆる恋人同士である。
そして、この日は彼女の誕生日だったので、二人は朝からデートに出かけていた。

「それに、あの場所で見た夕日はとても綺麗でしたし、あなたと乗れて良かったと思ってますよ。
 お陰様で、皆さんが観覧車に乗りたがる理由が、ようやく分かったような気がしますよ」
「そうだね。俺も観覧車に乗った記憶なんて無くってさ。何が楽しいんだろう、と思ってたけど。
 玲泉もそう思ってくれたなら、帰りの船に乗り損ねた甲斐も少しはあるもんだ」

二人がデートの行き先に選んだのは遊園地だった。
そこは世間一般のカップルにとっては王道のデートスポットであったが、日の出島には遊園地が無かった上、
二人は家族で遊園地に出かける経験も無かったため、馴染みの薄い場所だった。
それでも二人は連絡船で日の出島を出て、存分に遊園地を満喫することができた。

そこまでは良かったのだが。

「……今日、これからどうしようか」
「とにかく、明日一番の便で島に帰りましょう。廉也さんは、お父さんへ連絡しましたか?」
「あっ、いけない。父さんにも連絡入れないといけないんだよな」

日の出島と本土には、毎日複数本の連絡船が行き来している。なので、明日まで待てば二人は島に帰ることができる。
それまでの時間を、どうにかして本土でしのがなければならなかった。

(どうしようかな。俺一人だったら、赤坂に頼み込んで泊めてもらうって手が使えるんだけど……
 あまり夜遅くにフラフラしてると警官に捕まるかも知れない。最悪それだけは勘弁して欲しいな)

「ちょっと寒くなってきたな。とりあえず、どこかの店探して座ろうか」
「賛成です。先のことは、そこで考えましょう」

10月も下旬、夜は肌寒さを感じる季節になっていた。
彼が父親へのメールを打ち終わると、二人は風に逆らうようにして、波止場を後にした。
どちらともなく繋がれた手は、赤みを帯びていた。湾から外海へ出ようとする連絡船の姿を背に、二人は市街へ歩き出す。
410名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 23:57:11.22 ID:cGNgIcFj

「廉也さん。あれは、泊まれるところなんでしょうか」
「泊まれるところ、それって――ぅえっ、いや、あっ」

あてもなく歩き続けていると、人間は思わぬ所に足を向けてしまうことがある。
波止場から市街地の中へ、歩き続けて小一時間。そろそろ足も疲れてきた塩梅だった。
廉也は玲泉の声に引かれて同じ方向に視線を移し、すぐに絶句した。
確かにその方向には、HOTELの五文字をぶら下げた建物がいくつも連なっていた。

「看板が見えたのでそう思ったのですが……私の勘違いでしたか」
「いや、あの、確かに泊まれるところなんだけど」

(あれ、どう見てもラブホテル街だよなぁ……俺、行ったこと無いんだよね。当たり前だけど)

彼女の示す先には、ネオンの蛍光色も華々しい宿泊施設がひしめいていた。いつの間にか、街の外れまで歩いてしまったらしい。
満や空といった空き室状況の表示や、白々しい位置に据えられた植え込みが、嫌でも廉也にその用途を意識させる。
異性関係の経験が玲泉しかない彼にとって、そこはまさしく別天地だった。

「玲泉、あそこは、その……えっちするための場所、なんだよ」
「なるほど。それなら、島で見かけないのも道理ですね。あの島では需要が無さそうな施設ですし」

早々に誤魔化すことを諦めた廉也は、歯切れの悪い答えを捻り出す。
その手の免疫が乏しいからか、彼女相手でも彼の言い方は決まり悪げだった。
しかし言われた側の玲泉は動揺の色も見せず、いつも通りの穏やかな微笑みを向けてくる。
それでさらに彼はたじたじとなった。彼女の冷静な反応のせいで、感じている羞恥が一層ひどくなる。

(だいたい、島の需要って……確かに、俺は島にアレがあったって絶対使わなかったけど。
 というか一応18歳以上だけど、高校生ってラブホテル使っていいのかな)

「それで、どこがいいと思いますか」
「どこが、と言われても俺は全然使ったこと無い――ねぇ、玲泉」
「はい、なんでしょうか」

やはり玲泉の浮かべている笑顔は、普段クラスメイトたちに見せるものとほぼ同じだった。
扇情的な街角の風景で、彼女だけが、やけにリアルな存在感を廉也に与えてくる。

「あれに、入るの?」
「はい。今の時間から他の場所を探すのは、もう厳しいと思います。
 都合のいいことに、外から見ただけで料金が分かります。この額なら、持ち合わせでも足は出ないでしょう」
411名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 23:58:12.16 ID:cGNgIcFj

廉也はその施設を代名詞でしか呼べなかった。
彼とて、玲泉と付き合いだしてから一年以上経っている。体を交わした経験もあった。
しかし慣れるほどの回数を重ねてはおらず、ラブホテルを前にして緊張していた。
入室したからといって、もちろん性交する義務は無い。けれど、一度意識してしまえば、それを頭から離すのは難しい。

「あんなところに入ったら、俺は君を襲っちゃうかも知れないよ」
「廉也さん。あらかじめそう言っておけば、後で襲っても名分が立つと思っていませんか」
「そ、それはちょっと、穿ち過ぎじゃないかな……」

こういう台詞こそ、穏やかな顔で言われるほど威力が増す。廉也もその威力を何度も味わったことがある。
そこまで頭を回していなかったはずなのに、何となく図星を突かれた気分にさせられる。

「私は、あなたに初めて抱かれて以来、あなたに求められた時のことは、いつも考えているつもりです」

廉也は思わず玲泉の顔を見つめ直した。
笑みで細められていた彼女の目蓋が薄く開く。夜の灯が彼女の瞳に反射して、廉也の視線を吸い寄せる。
繋いでいた手の温度が、より暖かくなった気がする。絡んだ指に力が籠もる。あからさまに喉が鳴る。

「……どこがいいと思う?」
「それは、あなたにお任せいたします」

廉也のためらいは、実に呆気無く吹き払われてしまったらしい。
412名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 23:59:13.73 ID:cGNgIcFj


「何だか、思ってたより普通にきれいな感じだね」
「そうですね。廉也さんは、どんな部屋を想像していたのですか?」
「うーん、場末っていうか、もうちょっとうらぶれた場所ってイメージがあったんだけど」

ずらりと並ぶ部屋内装の写真に圧倒され、スピーカー越しの受付とのやり取りで取り乱したものの、
どうにか廉也は部屋にたどり着くことができた。挙動不審の彼に対して、玲泉は終始落ち着いていた。

動揺から立ち直りつつあった廉也から、部屋に足を踏み入れる。
高校生にとってはかなり苦しい金額を出したおかげか、ホテルの内装は二人を素直に感心させた。
シンプルな調度はビジネスホテルのような佇(たたず)まいであったが、
天井が高めで、間取りも広く作られており、単にくつろぐだけでも快適に過ごせる空間だった。

「うわっ、ここのお風呂広い! それにジャグジーまであるんだ、すごい贅沢な気がしてきたよ」

数分前までのしおれていた表情はどこへやら、廉也はすっかり部屋が気に入った様子だった。
一方、玲泉は備え付けの椅子に腰掛けて一息ついていた。背凭れに体重をかけると、合成皮革がわずかに沈む。
楽しさのせいで感じていなかった疲れがじわりと押し寄せてくるが、それさえいい気分だった。

(誕生日がこんな充実した日になるなんて、廉也さんと出会うまでは考えもしなかった)

玲泉は、廉也を除けば、誕生日をまともに祝ってもらった経験が無かった。
父親は行方知れず。母親は焼身自殺。祖父も亡くなって、残った祖母とは最期まで家族として向き合うことが出来なかった。
島民も玲泉に対して、内心ではどこか腫れ物じみた態度で接していた。聡い彼女は、幼くしてそれに気づいていた。

彼女はずっと、心を開ける誰かを求めていた。
幸い彼女にも不器用な親友が一人いたが、やがてその親友にも打ち明けられない秘密を抱えてしまう。
その時、彼女のそばにいたのは廉也だった。近づいてきたのは、彼の方から。


413名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 00:00:26.90 ID:ETKA+par

「あれ、玲泉どこに――」
「こちらですよ。少し休ませていただいてます」

玲泉の回想が、廉也の声で破られた。彼女は背凭れから背中を離した。
すぐに浴室――彼の感想としては、むしろ浴場という言葉が相応しいものだったが――から、彼が戻ってきた。

「もしかして、かなり疲れてる? 一日中俺が引っ張りまわしちゃったし」

夏の甲子園を制した高校球児の彼と、どちらかと言えばインドア派の彼女では、疲労の感覚に開きがあったようだ。

「気にされることはありません。今日はいろいろと夢中になることがありましたから。
 荷物を片付けたら、お風呂をいただきましょうか。あなたの口ぶりだと、随分豪勢なのでしょう?」
「うんうん。うちのお風呂なんかよりよっぽど豪華だよ。思わず大声出しちゃったぐらいだ」

屈託無い顔つきの廉也に、つられて玲泉も表情を緩ませた。
日の出高校が甲子園で優勝して以来、島は大騒ぎだった。二ヶ月以上経っても、まだまだ野球部は地元の英雄扱い。
名実ともに部の中心であった彼など、銅像が立てられてしまいそうな勢いだった。
今日の彼がどこか浮ついているのは、そんな島内の注目から解放された気分のせいだろうか。

けれど、廉也が野球部として歩いてきた道程が、文字通りの命懸けであったことを知るのは、彼以外では玲泉しかいない。

(廉也さんがプロ入りするとしたら、もう気軽に会うことはできない。そう思うと)

内装に興味を示し始めた廉也を眺めて、玲泉は再び回想に沈みだした。
彼を相手にしていた動機は、最初は殆ど後ろめたさのせいだった。呪いの件があり、邪見に扱うのが忍びなかった。
しかし、彼が困難を乗り越えていく様を傍で見ている内に、彼の存在が彼女の心へ徐々に住み着いていった。
彼女がそれを自覚した時、矛盾に満ちた日々から抜け出す術は既に失われていた。

(廉也さんにひどいことをしてきたという重い記憶も、今ではふたりだけの特別な秘密のような気がして、
 とても貴重なものに思えてくる。真相を隠しながら彼と付き合っていたことといい、私はひどく現金らしい)

「――んぇぇえっ」
「どうされたのですか?」

廉也の声が、また玲泉の回想を途切れさせた。彼は奇声を漏らしたきり黙っている。
玲泉が見れば、彼は部屋脇に置かれた鏡台の引き出しに手をかけたまま、身じろぎもせず固まっていた。
不思議に思った彼女が椅子を立ち、彼の背中に近づくと、肩越しに引き出しの中身が見えた。

「おや、これはコンドームですね。お客さんが忘れた時のためでしょうか」
「そ、そっそそうだね、いや、なんか変な声出してごめん……改めて、ここがそういう場所なんだって思っちゃって」

苦笑いする廉也は、自分の取り乱しぶりに驚いている様子だった。
そんな彼を見て、玲泉にふと悪戯気が兆した。

「お風呂に入れば、身体もさっぱりしてリラックスできると思いますよ」
「うん……分かった。先に入ってもいいかな」
「お背中、流して差し上げましょうか」
「そ、そっ、それはまた別の機会でっ」

廉也はそそくさと脱衣所へ飛び込んでいった。
彼のそんなうぶな振る舞いが、玲泉にとってはひどく眩しかった。

(後半へ続く)
注意で書き忘れてましたが、4主の本名に河島廉也を採用してます。
保管庫で見た時はうまい手だと思ったもんで。
414名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 02:39:57.93 ID:ERzUrvEc
>>413
GJです!!
僕としてはあの感じだと3年目の誕生日も2年目のと大して変わらなかったんだろうとスルーしていたんですが、そういう見解も確かにありますね。
河島ww確かに天本ルートだったらこの上なく使い勝手が良いですよね。
415名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 09:41:29.08 ID:r8I6cTLQ
>>413
GJ
なんだか天本さんがリードしてるね
後半も期待して待ってます
416名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 17:38:22.96 ID:0s0KaK0D
>>407
エロくないのがスレ的に最大の問題点だがそこら辺は良いネタになりそうだな・・・
>>408-413
乙、ええい後半はまだか待機する間寒いじゃないか
417名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:11:39.07 ID:bVXIl4Ph
>>413
GJ

何だかんだ古い作品からも結構投下あるよね。固定ファンが居るんだろうけど。
彼女候補以外も入れれば、ざっと100人位は女キャラ居るだけに、自分の一番好きなキャラの投下というのは
単純に確率で言えばかなり低いんだなぁ。

個人的には彼女のクオリティが上がったのはDS以降だと思うから、そのキャラの方が嬉しくはあるけど。
あ、11は除く(シズヤ除く)
418名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:07:05.29 ID:lGR7PHFg
>>413
GJ、後半も期待してる
>>417
朱里はダメなのか?
419名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:48:46.01 ID:VLYth3YF
>>418
話は面白かったし、キャラとしては嫌いじゃないけどエロ目線ではあんまり…
というか、エロは好きなキャラじゃないとあんまり読む気しないんだよね。
420名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 18:58:43.24 ID:4Oz4VLEb
好きなキャラのエロはむしろ見れない方が多いな
エロ見たいキャラと見れないキャラが二分化してる
421名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 19:58:24.20 ID:lGR7PHFg
俺はのりか以外ならどんとこいですよ
422名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 20:28:03.72 ID:zo2vV0qs
>>417
投下が無いなら自炊しよう
いや本当に自炊はいいぞ、思いどおりに作れるから凄く楽しい
423名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 22:05:53.43 ID:AQJRC8Bc
そう、なにより経済的
具材は一級揃いだから型にはめるだけで良い味が出るし
424名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 23:32:40.74 ID:eRZv/PZO
>型にはめるだけ
何言ってんだお前
はめるのは穴だけにしとけよ
425 ◆Freege5emM :2011/10/21(金) 23:52:37.32 ID:Fvxggy4/
(後編開始)

廉也がひとっ風呂浴びて部屋に戻り、続いて玲泉が脱衣所に入った。備え付けのバスローブも身体に馴染まない。
それから彼は、壁一枚向こうの彼女に思いを馳せながら、うろうろと落ち着かない時間を過ごしていた。
もう部屋の探索をする気が失せていたので、自分の少ない荷物を手にとっては鞄に戻すのを繰り返した。
やがて、脱衣所の扉がからりと引かれ、彼の目前に彼女が姿を表す。

「おや、廉也さん、その格好もかなりお似合いですよ」
「はは。まさかバスローブを似合うと言われるとは思わなかったな」

水分を纏ったショートの銀髪。いつもはきっちり整えられた髪型が、濡れて形を乱していた。
色白の肌は湯で紅潮していた。湯上りの玲泉に目を奪われた、そんな瞬間に声が飛んできた。
練習で鍛えられ日に焼けた廉也の身体は、確かに白のバスローブに映えるだろうが、彼はその言葉でいくらか脱力した。

「湯冷めしてませんか? 少し、私が長湯してしまったかと思っていたのですが」
「冷めてても、俺のことなら、どうせすぐ熱くなるよ」
「まぁ、それはそれは」

笑ったことで、幾分神経がほぐれて、廉也にも軽口で応酬する余裕が出てきた。
そして、玲泉の浮かべていた微笑は、以前人前で構えていた盾の微笑ではなくなっていた。

「私は物心ついたときから敷き布団でしたが、ベッドの情緒もいいものですね」
「ダブルは俺も初めてだよ。それで、電気はどうする?」
「小さいものは点けておきましょう。あまり暗すぎて、ここから落ちてしまったら困ります」
「そんなアクロバティックな動きするの?」

ベッドに並んで座っていた二人が、どちらともなく身体を寄せ合う。バスローブは衣擦れ一つ立てない。
白い蛍光灯の明かりが落とされ、向き合う二人の顔に陰影が佩かれる。薄橙の世界が動きだした。
互いの睫毛の一本一本まで見える近さまで視線を交わす。おもむろに目蓋が降りて、くちびるを重ねる。
柔らかくも張りのある感触が触れ合い、混じり合った息遣いと共に、音も無く行き来する。

「ね、顔見せてくれないか。もっと、近くで」
「そんなに面白いものですか。あなたは、いつもそばで見ているでしょう」
「俺にだけ見せてくれる顔ってのが、あるじゃないか」

くちびるを離してから、廉也は玲泉の首筋を、触れるか触れないかの調子で撫でた。
手が顎のラインから頬を伝い、眉をなぞり、くすぐったそうな動きをした目元から、髪の毛へと移っていく。

「くすぐったい、かな」
「悪い気はしませんよ。あなたがそうしてくださると、すごく安心できます。ただ……」
「ただ?」
「今は少し、焦れったいですね」

玲泉の髪を梳いていた廉也の指を、彼女の手が捕まえる。
擦り傷や肉刺の跡で固められた彼の指が、細くしなやかな彼女の指に包まれる。指を絡ませたまま、再びくちづけが始まる。
彼女から積極的に舌を纏わせていく。くちびるの間を催促するようにつつき、歯列に舌先をかすめさせる。
彼は軽くくちびるを開いて舌技に応じると同時に、彼女の顎から耳元にかけて手を添えた。

今では馴染んできたフレンチキス。もう息継ぎに困ったりもしない。
舌同士でじゃれたかと思えば、歯茎まで浚っていったり、口蓋を刺激し合ってみる。
ちゅく、ちゅく、と籠った水音を鼓膜が拾う。いつの間にか、唾液が溢れ出して顔を湿らせている。
頃合いと見た廉也が玲泉のバスローブに手をかけると、彼女はくちびるを離して話しかけた。

「廉也さん、今日は、私から……」
「そういう気分なの?」

玲泉が、熱っぽい吐息混じりにこくりと頷いた。
それを見た瞬間、廉也の気道から喉元にこみ上げるような熱さが広がっていた。
426名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 23:54:23.02 ID:Fvxggy4/

二人はバスローブを脱いで全裸になった。
廉也はベッドの上で足を崩しており、彼の対面に玲泉も座っている。

「改めて観察しますと、この大きさが私の中に入るってすごいことですよね」
「うん。それで初めての時は四苦八苦して……医者の息子としては、ちょっと情けないかな」
「それ、医者の息子というのに何か関係があるのですか」
「いや、ぜんぜん。ただの気分さ」

廉也の陰茎は既に天井を指していた。玲泉は身を乗り出して、彼の肩口に顔を近づけながら指で陰茎に触れた。
それで重心が前に傾いた玲泉を、廉也が腕で支える。白い肢体の柔らかさが掌に沁みる。

「この様子だと、あれだけで相当興奮したようですね」
「正直、ホテルに入ろうとした当たりから、結構ドキドキしてたよ。
 反射的に玲泉とこういうことするの想像しちゃったから」

陰茎からの刺激が腰から背筋を這い登る。亀頭が先走りにてらてらと光り、玲泉の指に糸を引く。
芒とした小さな灯りの中で指が陰茎に巻きつく。彼女の吐息が廉也の胸板をくすぐる。
彼女を支えていない方の片手が無沙汰になっていた彼は、無聊を慰めるように彼女の肩を撫でた。

「んっ、廉也さん……私の、方からって」
「ああ、つい。こんな近くにいるのに触れないなんて、生殺しじゃないか」

玲泉の腕や肩甲骨がぴくりと反応するのを感じて、廉也は気を良くした。
肩を抱く度に、自分と彼女でここまで身体の作りが違うかと思う。触れて確かめたくなる。
肌の瑞々しさ。美しくも華奢な線。汗まで天露の匂いがしてきそうだった。

「ぅ、ん、れ、廉也さんっ」
「心臓ってさ、よく身体の左側についてるって言われてるけど、
 実際はみんなが思うより真ん中寄りらしいよ。こうすると、玲泉もドキドキしてるの、分かるね」

廉也の手は、玲泉の肩から鎖骨に、そして胸のふくらみまで降りていた。
彼の掌にぎりぎり収まる大きさのそれは、まるで彼のために誂(あつら)えたようにしっくりきた。

「あんまり、胸触られるのは好きじゃない?」
「あの、いや、その……だって、私……ん、ひうっ」

廉也の指先が、玲泉の胸の稜線をくすぐる。震えが身体全体を一瞬だけ走り、陰茎を弄んでいた手が止まる。
彼の指は止まらず、彼女の稜線が盛り上がって、少しくすんだ色の乳輪をざわざわとさする。
蕩けそうな乳房とは趣の違った、やや主張の強い感触を、指先と指の腹で扱きだす。

「だ、だって私、あまり……その触り甲斐があるわけでも……」
「俺にとっては、玲泉は特別だよ。それに、とっても可愛い」
「んあぁっ! そんな、先っぽばかりいじめたらっ」
「そういう声、もっと聞かせて欲しいな」

玲泉の昂った乳房を、廉也は片手を塞がれながらも丹念に愛撫する。
熱を増してきた乳頭を嬲る。乳輪ごと抓り上げる。捻る。引っ掻く。
甘い声がふらふらと部屋に広がる。指先で綴られる手管の応酬が、生暖かい吐息の中で続く。

「あ、あまり意地悪しないでください……これでも、結構恥ずかしいんですから」
「やっぱりそんなものなのかな……じゃあ、このぐらいにしておこうか。それに、今日は玲泉から、だしね」

玲泉が恨めしげな瞳で見返すのを、廉也は楽しくてたまらないといった面で受けた。
薄暗いベッドの上でも、上気した頬は互いの目で見て取れた。
427名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 23:55:41.51 ID:Fvxggy4/

廉也はベッドの上に座ったまま、玲泉の口戯を受け止めていた。
彼が立ち上がった体位の方が、陰茎への口戯はやりやすいのだが、二人は特に姿勢を変えなかった。

ぴちゃ、ぴちゃと籠った水音がする。心なしか、キスの時より生々しい響きだった。
廉也が座ったまま、玲泉が口内に彼の陰茎を収めようとしているので、彼女は四つん這いの低い体勢になる。
それを見下ろす彼からすると、彼女に獣じみた辱めを与えている気分になって、一層興奮を高めた。

玲泉が口内で雁首に舌を回す。さらに粘膜全体を使って、廉也に悦びを送ってくる。
手戯の時よりも彼女からの上目遣いの視線が強くて、心臓の裏まで見通された錯覚を覚える。
彼女のすっきりとした顔立ちが、陰茎を突っ込まれて歪んでいる様が、見れば見るほど倒錯的だった。

「うん、そこっ……そうして、くれると、気持ちいいかな。玲泉は覚えるの早いな」

廉也は玲泉の頭を手で撫でた。子供にするような仕草だったが、彼女は満更でもない風だった。
そういう子供っぽいスキンシップに、彼女は飢えているのではないか、と彼は思っていた。
彼女の落ち着いた物腰からすると、ギャップのある一面だったが、彼にとってそれは無性に愛おしかった。

フェラチオのペースが上がっていく。廉也の反応に勢いづいて、さらに舌が動く。
決して巧みなものではなかったが、所作の端々に滲んでくる感情が、廉也の興奮を高めていく。
射精の気配が見えてくると、彼の下肢に力が入る。じゅぽ、じゅっぽ、と空気と粘液が混ざる。
筋肉の収縮を感じて、彼女はついに露骨な音を立てての責めに転じていた。
劇的に変化した刺激を逸らそうと、思わず彼は天井を仰いだ。

(あ、あれっ、これは――天井に、鏡?)

廉也が顔を上げると、ちょうどベッドの上をカバーするように、大きな円鏡が天井に仕込まれていた。
夜空をイメージしたのか、鏡面には北斗七星の柄杓型が透かしであしらわれている。
薄暗い鏡の世界の中で揺らめく影は、ベッドの上での二人を映したものに間違い無いだろう。

(部屋は思ったより普通かな、と思ってて油断してた……ラブホテルって、こんなものもあるんだ)

自分たちの姿なのに、他人の情事を覗きみている感覚がして、廉也は鏡を食い入るように見つめた。
鏡の向こうの自分と目が合う。そこから目をずらせば、玲泉の頭がもぞもぞと蠢く様子が映っている。
四つん這いで奉仕する彼女を、ほぼ垂直のアングルから見下ろすと、彼女を隷属させている趣がより高まった。

(そういえば、玲泉の背中を見ることって、あんまり無かったなぁ……改めて眺めると)

「いやらしいのに、すごく、綺麗だ」

呻き混じりの感嘆が、廉也の口から零れた。しばし鏡の向こうに見蕩れてしまう。
玲泉の後ろ姿は、彼女が身体を震わせるのに合わせて、白い肌に陰が踊った。
ウエストから背骨窪のあたりの、ゆらゆら変わる色味。せわしなく揺すられるふっくらとした尻肉。
時折、所在無さげにベッドを擦る膝下の動き。艶(なまめ)かしい、とはこの瞬間に使うべき形容だった。
特に腰のたどたどした動きは、彼に触れられるのをせがんでいるように見えて、

「あの、玲泉。さっきから、腰……動いて――んぐっ!」
「ぐ、んふっ! ふぁっ、あ、ご、ごめんなさい、つい……」

どうやらこれは、玲泉にとってまったく予想外の指摘だったらしい。
428名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 23:56:43.88 ID:Fvxggy4/

「すごいな。まだ触ってもいないのに、膝までびしょびしょになってて。こんなこと初めてじゃないか?」
「あまり言わないで下さい……自分でも驚いているんですから」
「これを中に入れられた時のこと、想像しちゃったんだ」

仰向けに横たわる玲泉は、目を伏せたままぼやいた。その正面に座る廉也は、本気で感心しているようだ。
彼の指摘通り、彼女の両腿は秘所からの愛液が幾筋も跡を残していた。

「さっき舐めてもらってる時にも、随分物欲しげな腰の動きしてたと思うけど」
「あなたって人は、一体どこ見てたんですか。あさっての方を向いてたかと思えば」
「すごいこと、して欲しかったのかな。どうなの?」
「どうあっても私の口から言わせるつもりですか、あなたは」

完全に緩みきった顔の廉也に、玲泉は呆れ半分、可笑しさ半分の溜め息をついた。
口戯の時から、いやそれよりも前から今まで、下腹部がじわじわと疼いていたのは確かだったが、
彼女自身でそう感じているのと、彼から指摘されるのでは、心境が大きく違う。

「そうやって私を狼狽させるの、好きなんですか」
「好きか嫌いか、と言えば好きだな。でも、玲泉だって今日は随分飛ばしてくれたよね。
 街のど真ん中であんなこと言われてさ、正直頭が真っ白になったよ」
「それなら、おあいこということで」

玲泉は秘所を廉也の前に曝していた。薄めの陰毛が、愛液に濡れてべったりと張り付いている。
小さな灯りからの照り返しが、陰翳の中の女唇を可視領域に浮かび上がらせる。
彼は足腰の位置をあれこれ調整しながら、陰茎を秘所に宛がっていった。

「いつもと勝手が違う様ですが、もしかして備え付けの方を着けているんですか?」
「うん……何だか、いつもより薄い気が。まさか、追加料金取られたりするかな。別にいいけどさ」

雰囲気が削がれない程度に、あえて軽口を叩いてみる。まだ色欲に身を任せ切れていない面が、二人にあった。
照れ臭さに近いものが残っていた。それはそれで、心理的な興奮の種になっていたが。

「じゃあ、行くよ。玲泉――好き、だよ」
「来て、ください。廉也さんの、思うままに」

廉也が腰を突き入れ、陰茎が玲泉の秘所を咥え込む。粘膜と熱を籠らせた肉が擦れ合う。
彼女は女唇が陰茎に割り開かれる感触を、半ば夢心地で受け入れていた。

抽送が始まる。最初はゆっくり、余裕のあるリズムで浅いところから深いところを往復する。
嬌声と嘆息が混じり合って、玲泉のくちびるから溢れてくる。
まだ激しくも深くもないのに、子宮が待ち遠しがってむずかるようだった。

(廉也さんは、私にこんな悦びまで教えてしまった。私の誰にも触れられない所が、覚えてしまった)

「廉也、さん、もっと、奥まで……奥まで、あなたを、教えて下さい」
「あ、いや、また焦れったくなったのかい。ごめん、ちょっと、いつもに増して余裕が……」

玲泉から見える廉也の顔は、息苦しそうに汗を浮かせていた。そこにあるのは、本当に快楽なのだろうか。
我慢したほうが気持ちいい、とかつて彼から聞いた記憶があったが、玲泉はその言い分が理解出来ない。
ここまで情交で深く繋がっている時に、わざわざ辛抱するなんて彼女は一慮もしない。
彼女は彼の手首を捕まえてぎゅっと握っていた。それで、指先まで肉体を重ねられた気がした。
429名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 23:57:46.17 ID:Fvxggy4/

荒い吐息を漂わせながら、二人の肌がぶつかり合って、ぱん、ぱん、と弾けた音を立てる。
薄暗いベッドの上で、二人の四肢が縺れ合う。愛液が後から後から流れ落ちて、廉也までも濡らしていく。
女陰の中を蹂躙される度に、玲泉は嗚咽めいた声を上げてしまう。

「ふあぁっ! れ、廉也さん、そこ、突かれる、と――っ」
「ここかな。気持ち、いいって、こんなに奥が好きなんだ」

廉也は玲泉の懇願に応じて、こつこつと女陰を探った。
陰茎に注意を払いながらの探索は、動きこそ緩慢ながら念入りだった。
そして、隙あらば絡みつき精を絞りとろうとする女陰の襞の内、微妙に感触の異なる部分を捉える。
そこを廉也が繰り返し陰茎で押し叩きだすと、玲泉の下腹部で茹だっていた悦楽が、一気に強くなって彼女の全身を覆う。

「ひっ――い、いぃっ、そこ、そこ感じてっ――んあぁ! ぁあっ、はぁああっ!」

玲泉の脚は熱に突き動かされて、無意識で廉也の腰に巻き付いていた。
抽送でダイレクトに揺さぶられる下腹部は、受容の限界を超えて淫欲に躍っていた。
臍から胸まで、全てが熱に埋め尽くされたように麻痺して、肺の呼吸さえままならない。

廉也がスパートをかけるべく、彼の身体を倒して玲泉に密着させる。
さらに彼女の肩に両腕を回して安定させ、子宮そのものを揺さぶらんばかりに陰茎を打ち付ける。

「ひああっ、い、いいです、奥、突いて、はぁああっ、んあぁあっ!」
「玲泉、玲泉っ、俺、もうすぐ……っ」

絶頂の波が寄せて返し、寄せて返し、それがどんどん深く大きくなっていった。
それがついに玲泉の琴線まで滲み通す。軽い絶頂が走って、玲泉は首を天井に向ける。

(あ、あれ……何、あれは、私……?)

天井の鏡に映った人間を、玲泉は直感で自分だと悟った。
湯気が出そうなほど汗ばんだ顔に、銀髪が乱れて張り付いている。相好は泣き笑いに染まっている。
男に肉孔を抉られ、かすれかすれの嬌声を上げて、女の姿が鏡面をのたうっている。

(私、私があんな顔して……でも、すごく幸せそう……)

玲泉の全身が不規則に震えだす。廉也は奥底に陰茎を押し付けながら、彼女を強く抱き寄せた。
拍動のようなリズムで迫ってくる絶頂感に意識を洗われながら、玲泉はまだ鏡の中の自分を見つめていた。
鏡の中の玲泉も見つめ返してきた。羨望とも優越感ともとれそうな双眸だった。
やがて、その視線が恍惚に塗り潰されていく。

「ひっ、ひぁっ、も、もう、わたし――んあぁっ、ふぁああっ!」
「う、くっ、俺も、すぐ、出そう、で――」

感覚が溶けていく。口を衝いて出る喘ぎが、もう玲泉自身にもコントロールできない。
廉也の腕の締め付けを感じる。陰茎で奥深くまで貫かれる。鼓動が伝わりそうなほど身体を寄せている。
すぐそばで荒れた息遣いが耳朶を撫ぜている。混ざり合った二人の匂いが、鼻腔を喉まで満たしている。

廉也の陰茎が不意に大きく跳ねた。ついに彼の限界が訪れたらしい。
玲泉の脚は力を失って、がっくりとベッドの上に投げ出されていた。腕だけはかろうじて彼の背に引っかかっていた。
快楽が脳髄で飽和して、溢れたそれが霞のように立ち現れて、彼女の血肉を覆っていた。
そんな朦朧とした彼女の中で、女陰だけが本能に従って、なおも陰茎を貪るべく散発的に蠢いていた。
430名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 23:58:46.27 ID:Fvxggy4/

「誕生日プレゼント、ですか」
「うん……本当は帰りの船で渡すつもりだったんだけど、タイミングが無くて、さ」

情事の翌朝、チェックアウトのための身支度が終わった時に、廉也は玲泉に声をかけた。

「なるほど。昨日の廉也さんはどこか挙動不審だと思ってましたが、タイミング測ってたせいですか。
 ……それとも、さっき荷物を整理してる時に、渡しそびれたのを気がついたとか」
「え、いや、そんなことは、と、とにかく今見て欲しいんだ。昼間の船じゃ、雰囲気が出ないからさ」
「雰囲気……ですか。それでは失礼して」

廉也が渡してきたものは、掌よりやや大きい程度の、丸みを帯びた正方形の箱だった。
外装は肌慣れない濃紺の起毛だった。正方形の側面には、黒い線が水平に走っていた。
玲泉は両手でその箱を持っていたが、右掌に箱の底面を載せて、左手で箱の蓋を開いた。

「あら、これは。指輪ですね。これを、私に?」
「そうだよ……まだ俺は高校生だけど、来年の誕生日は一緒に過ごせないかも知れないんだ。
 だから、どうしても今年の誕生日に渡しておきたかったんだ。一日遅れになっちゃったけど」

濃紺の箱の中に、銀色に光るシンプルなリングが鎮座していた。
つるつるとした細い環が二つ重ねられて、途中でメビウスの輪のように捻られて上下が入れ替わっている。

「廉也さん。折角ですから、今ここでつけていただけませんか」
「分かった、ちょっと手貸して――その、やっぱり左手に?」

玲泉は右手に指輪のケースを載せたまま、廉也に向かって左手を差し伸べていた。

「気分の問題です、気分の。さあ、あまりまごついてると部屋の時間が来ますよ」
「それじゃ行くよ……あっ、しまった。もう一号小さくしとくべきだったかな……」

廉也が玲泉の薬指にリングを填めた。リングは関節を掠める程度で、すんなりと指に収まった。
どうやら彼の見立てよりも、リングがやや大きかったらしい。
玲泉は左手を顔の近くまで寄せて、じっとリングを眺めていた。

「これ、島でも着けていていいですよね」
「あ、それはその……玲泉が着けていたいのなら」
「ふふ、それはさすがに……ということですか。それでは、これは私だけの宝物にしておきましょう」

玲泉は、視線を自分の左手から廉也の顔へ移した。どちらからともなく、笑みが浮かんできた。

431名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 00:00:06.91 ID:Fvxggy4/

秋の潮風と快晴の空の下、廉也と玲泉は島行きの連絡船の座席に、並んで座っていた。
乗客は船内にちらほらと見えるくらいだったが、二人は膝が触れ合うほど近くにいた。
二人の話は、学校のこと、それから島の住民のことなど、普段通りのお喋りだった。
それらの話題がひと通り尽きて、二人で海を眺めているときに、不意に玲泉が話を切り出した。

「そういえば、今朝これを渡すときにあなたは、確か……来年は一緒に過ごせないかも知れない、
 と言ってましたよね。ということは、島を出てプロになるおつもりですか」
「……うん。まだ俺と父さんしか知らないけど、スカウトの人が何球団か入れ替わりに来ててさ。
 大神目当てで島に来てたんだろうな、と思ってたけど、どうやら俺をドラフトで指名するつもりらしい。
 もう、プロ志望届けも出してしまったよ。プロに入ったら、呪いとは別の意味で命懸けだ」

廉也は笑ってみせたが、玲泉はその笑いの裏に緊張が横たわっているのを察した。
プロ野球選手の道には、一度きりの甲子園で勝つことにも負けないプレッシャーがかかっているようだ。

「今度は、私も本当に純粋な気持ちであなたを応援できるんでしょうか。そうであれば、私は嬉しいです。
 あなたが満足するまで、プロで野球をやってきてください。それが、私の望みです」

思い返せば、玲泉が素直な心で廉也たち日の出高校野球部を応援できるようになったのは、
やっと彼らが甲子園出場を決めてからだった。彼女が吹っ切れるのに、そこまで時間がかかった。

「何だかね……玲泉がそう言ってくれると、どうにかなりそうな気がする」
「買い被りですよ。今までだって、結局あなたとその周りの方々の力でやってきたわけでしょう」
「昨日言っただろ。玲泉は特別だ、って」

廉也はそれ以上説明しなかった。玲泉も追求しなかった。
理屈では説明できないところに、彼らの絆があったから。

その絆が実を結ぶまで、あともう少しだけ時間がかかりそうだった。

(おしまい)


好きなキャラでもエロネタがまったく頭に浮かばない場合もあれば、
ただネタ思いついただけでのキャラで書いてる内に愛着が湧いてくることもある。
432名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 00:51:17.39 ID:oxkpIMWB
>>425-431
GJ、ちょっと積極的な所が非常にエロくて
エロ以外の部分でも二人の精神的な繋がりが感じられるのがたまらんかった
433名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 03:13:22.08 ID:r7UwRGlA
>>431
GJ!
二人の夫婦のような心の繋がりが良いね
434名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 08:17:14.07 ID:Q8dYUnx9
GJ!、本当におもしろかったです。
メビウスってなんだったっけ
435名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 23:35:07.02 ID:i0mNhz+j
>>431
GJ、天本さんがこんなに艶めかしいとは…
436名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 17:42:13.32 ID:LnXuNPsn
>>431
GJ、エロイしニヤニヤした
437名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 23:13:32.48 ID:PO0dS7VS
GJ
エロあまほんわかな話だった

天本さんも誕生日近いけど、維織さんも誕生日近いね
438名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 08:26:20.07 ID:jRpa5bce
文化の日も近かったりする
文化祭ネタって意外と少なかったよね
439白い恋人:2011/10/25(火) 00:38:20.34 ID:qQj2vSiA
流れをぶったぎってしまって申し訳ないのですが、ボツにしてた話を
まとめたので投下させていただきます。
440白い恋人:2011/10/25(火) 00:38:33.18 ID:qQj2vSiA
三月十四日、ホワイトデー。
春の足音も近い日。
恋人達が街中を席巻する日。
無条件に幸せに浸る日。
そんな、白く甘い日とはあまりにかけ離れた、無骨な廃ビルに俺達は帰還した。
窓から差し込む僅かな月光と、切れかけの電灯だけが頼りの、薄暗く、だが慣れ親しんだ二人の部屋。
「ふぅ」
腰を下ろして、ひんやりする白壁にもたれ掛かり、赤い頬を撫でる。じんじんと痛む。
その痛みをくれたのは、俺とやや離れて、膝まで覆う長い外套をすっぽり着込んだ、ちょこんと座る正義の味方。
今日は、メンテナンスの日だった。
この間の激戦――敵は、触れたものを爆弾に変える能力者、さながらボンバーマンのごとく爆弾を連発する相手になかなか近づくことができず、非常に苦戦を強いられた――
を制し、その報酬として最高級のサイボーグ用の人工皮膚を手に入れ、ちょうど良いタイミングだったと言うこともあって、
定期検診も兼ねて黒野博士の研究所に三時間ほど籠っていた。
博士失踪後も変わらぬ姿でひっそりと聳える悪の巣窟を、俺達は使わせてもらっている。
ツナミに拐われたのだろう、とブラックは以前言っていた。
普段は平らな彼女の声の、沈んだトーンは今も記憶に新しい。そんな、主を失ったことなど知らぬ存ぜぬの無表情な鉄屑と、よくわからない機材の山のなか、
俺の彼女ははいっつも一人で自分の修理、点検を行う。
手伝おうかと申し出たが、そいつ曰く、『気持ちは嬉しいけど、みっともないから嫌』らしい。
そう言われたら何も反論出来ない俺は、暑い日も、寒い日も、雨でも雪でも、例え何時間かかろうとも外で待ち続けて、必ず一緒に帰ることにしている。
それは決して心遣いでも責任でもなく、そうすることが当然だから待つのであって、それはそいつも重々承知済みだ。
だから、一度としてそいつは俺にありがとう、なんて言ったことはない。
ただ、じっと待つ俺に向かってそいつは息をするように手を差し出し、俺は笑って頷き、そっと朱そいつの手をとる。それだけだ。そう、それだけ……の筈だったのだが、
ホワイトデーと言うこともありハイテンションだった俺は、いつも通りそいつの手を握る時に、少しだけこう、ぴろっと、上着をめくって新調した中を確かめようとして、それで。
名に違わず朱に染まったパートナーから、強烈なパンチを喰らったと、そういう訳だ。
……いいツッコミだった。タイミング、勢い、どれをとっても巷の凡百の芸人が霞む程の、それくらい素晴らしい一撃。
俺も悪かったとは思う。結構な恥ずかしがりやで、ちょっとからかうとすぐに文字通りの鉄拳が飛んでくる、そんなことは知っていた。
デリカシーに欠けていたかな、とも思う。でも、ここまで引きずらなくてもいいじゃないか。
なぁ、そろそろ許してくれよ――
441白い恋人:2011/10/25(火) 00:39:09.53 ID:qQj2vSiA
「な、朱里?」
相変わらず返事はなかった。だが本気で怒っている訳ではないらしい。隣に腰を下ろしても、何も言わない。
ちらり、と横目で覗き見る。
すると視線を感じたのか、ぷいっとそっぽを向かれてしまった。
そのしぐさ一つ一つが愛らしくて、俺は腹のなかで笑う。
下手したら、もう許してくれているのかもしれない。
付き合ってこのかた喧嘩とは縁が無かったから、根拠はどこにもないけれど。
「悪かったよ」
くしゃ。くるくるふわふわの癖っ毛に手を添えて謝罪する。
「ちょっと調子に乗りすぎた。」
肩を掴んで、そっと体を寄せる。感じる柔らかな肉感。
「お詫びって訳じゃないんだけど、渡したいものがあるんだ。」
「……?」
ようやくこっちを向いてくれた、そんな朱里の不思議そうな顔をよそに、ごそごそと隠しておいた小箱を取り出す。
真っ白い上地に、朱色のテープを巻いた、シンプルなラッピング。
だが、込めた心意気はそんじょそこらの手作りには負けない。
「はい、朱里。プレゼントだ」「なによ、これ」
「チョコレート。ちなみに手作り」
未だ解せないと言った面持ちを崩さない朱里に、俺はひとつ、ヒントを出した。
「問題です。今日は何日でしょうか?」
「今日、は三月十四日……。あ、成る程。ホワイトデー、ね」
「ご名答だ」
正解なのだが、実は完答ではない。
ま、でもこっちとしても今はまだ知られてない方が面白いからいいか。
「でも、あたしはあんたに何もあげてないわよ」
「何言ってんだ。俺は一ヶ月前に、確かに立派なチョコレート……、っぽい何かを受け取ったぞ」
今度は、自然に飛び出る笑いを抑えようとはしなかった。いや、出来なかった。ぴきんと固まる朱里が何ともおかしかったからだ。
一ヶ月前のバレンタインデー、膨れっ面でぶっきらぼうに渡してきた箱の中身はお世辞にも整っていたとは言えず、味も大雑把なもので、
チョコレートとしてはあまり良い出来ではなかったのかもしれない。だが丹精込めた丁寧な行程と、
それを踏破するに要しただろう痛々しいまでの努力の結晶の痕跡は、贈り物としては至高の一品だった。
「俺は嬉しかったよ。朱里がくれたチョコは確かにちょっと不格好だったけど、そんなこと全く気にならないくらい、朱里の頑張りが、必死さがこもってた。
俺のために手を尽くしてくれたんだろ?」
「あ、あたしは別に、そんな……」
まごまごしながら、朱里は言葉を濁す。
朱色に染まるその顔色から、俺は瞬時に判別した。
442白い恋人:2011/10/25(火) 00:39:38.40 ID:qQj2vSiA
レベル2だ。
朱里は感情がすぐ表に出る。今みたく朱に彩られた朱里は、シャイレベル全4段階中のレベル2、と俺は勝手に呼んでいる。
「だから、俺も頑張らせてもらった。朱里の贈り物にふさわしいお返しになるように、な」
未だ迷っている朱里の背中を押すように、くっ、と小箱を朱里につき出す。
「受け取ってほしい。俺なりの、朱里への気持ちを」
そういや、以前朱里は言っていた。
ただで物を貰うってことは、プライドで買うってことと同じだ、と。
その言葉を省みるに、朱里は自分に満足してないのだろう。
バレンタインチョコレートを、もっと上手に作りたかったのだろう。
悔しかったのかもしれない。だから、受けとるべきか否か、自分と自分の狭間で悩んでいるのだ。妙なとこ真面目な朱里らしい悩みだった。
俺はそれ以上、なにも言わない。短い付き合いじゃないし、朱里の性格は大体わかっている。伝えるべきことを伝えたら、後は朱里の判断を待つだけだ。
それでも、どうしても決めきれないときは、朱里が自ずと助けを求めてくる。
俺はパートナーなのだ。その時に受け止めてやればいい。
「じ、じゃあ、あんたがそこまで言うなら、頂いておくわ。……ありがと」
どうやら今回は、必要なかったみたいだが。
「ああ、どうぞ」
なかなか素直じゃない朱里の、最後の呟きに凝縮された本心だけで、俺は幸せになれる。
それに今日は特別な日。二人でじっくり甘えることにしよう。

443白い恋人:2011/10/25(火) 00:40:28.29 ID:qQj2vSiA
「……ごちそうさま」
「お、どうだった?」
「おいしい。っていうかあんた何者?一体どうやったらこんなにおいしく作れるの?」
どうやら、努力した甲斐があったみたいだ。
納得いかないらしい朱里に、俺は勝者の笑みを浮かべる。
「凝り性なだけだよ。時間と手間をかければ、誰でもある程度までは作れる。……最低限の料理センスがあれば」
そう。ヒーローは驕らない。黙して自らの精進に心血を注ぐのみ。でも俺はそこまでできた人間じゃない。頑張ったからにはそれ相応のご褒美ぐらい欲しい。じゃあ誰から貰う?決まってる、朱里からだ。
そう結論付けて、俺は朱里にビーンボール紛いの釣り球を放った。
「う、うるさい。どーせあたしは料理オンチよ。チョコのひとつも作れなくて悪かったわね」
再び、ぷいっとあらぬ方を向く朱里。
予想通り釣り球に引っ掛かり、拗ねてしまった朱里の、その反応を咀嚼して存分に味わう。
そうして得た相手の成分を解析して、秘された相手の情報を手にし、次に投げ込むボールを決める。気分はマウンド上。
俺が投じたのは。
「ごめんごめん、拗ねるなって」
「別に拗ねてなんか……」
うそつけ。
「わかったわかった。そうだな、うん、来年は二人で一緒に作ればいいんだ。んで取り替えっこしよう。な、どうだ、朱里」
「ぇっ……………………、うん、そうしよ」
一度浮いて相手を誘い、うねるように沈むシンカー。
望む答えを、欲した姿を朱里から引き出した俺は、一死一、二塁でセカンドゲッツーに打ち取ったかのような、妙な達成感を手に入れた。
追い込んだ後は、一球誘い球で相手の反応を伺い、次の相手の動きに見当をつけて、ウイニングショットを投げ込む。
すると、相手は自分の予想通りに動き、結果として自分の手中に堕ちる。
この辺り、話術と投球術は似ているのかもしれない。そんなことを、か細い返事と共にレベル2.5に上昇した朱里を横目で観賞しつつ、ぼんやりと思った。


444白い恋人:2011/10/25(火) 00:41:02.44 ID:qQj2vSiA

……。
…………?
………………むぅ。
おかしい。
なにがって、テンポと言うか、流れとでも言うべきか。
とにかく停滞している。
夜、朱里と二人っきりのホワイトデー。
願ってもないシチュエーション。
普段ならもっと自然に話が弾むはずだ。なのに今日は先の会話が終わってから、沈黙がこの場を支配している。
何とも、居心地の悪い空気。
俺に落ち度があるのかと原因を探る。
が、いまいち心当たりがない。つまり、俺はいつもと変わらないわけだ。
と言うことは、消去法により朱里がいつもと違う、ということになる。
我ながら下らない考えだと思いながらも、ひょっとしたら何かあったのかくらいの心持ちで、なんとなしに朱里を見ると。
「あか……り?」
ひょっとしたら、どころではない。
顔を紅潮させ、なぜだかレベル3にアップした朱里がもじもじしながら座っていた。
時たま体を揺らし、なにやら考え込んでいる。俺の呟きも耳に入っていない。
明らかに異常だった。声をかけようとしたその瞬間に、朱里が異様に熱っぽい、それでいて控えめな声を漏らした。
「ねぇ」
「うん、どうしたんだ?顔真っ赤だぞ」
「そ、そのさ。今日のあたしって、キレイ……なのよね」
「ああ、そうだな」
無論、朱里はいつも、たとえ傷だらけでも、綺麗で、美しい。だが、それは俺の主観的な問題であり、客観的に見るとメンテナンス直後の今日の朱里こそ一番美しいだろう。
「あ、あんたのせいでもあるのよ。あんたのチョコレートが美味しすぎたせいで、あたしのチョコじゃ釣り合わないなって思ったんだからね」
「そんなこと」
「そんなことない、あんたはそう言ってくれるでしょうね。でも、うん、そうね、これはあたしのプライドの問題なの」
すっと立ち上がり、靴が床を打つ音をベースに、朱里はゆっくり部屋を回る。
「色々考えたんだけど、あたしはあいにく無一文だし、特別あんたに何かしてあげられる訳でもないわ」
「でも、ほら」
「今日のあたしはメンテナンス直後で、まだ傷ひとつないはずなのよ」
「今日しかない。そう思って……」
一端言葉を切って、朱里は立ち止まった。
窓から差し込む、頼りない白光の帯が朱里を照らし出す。ややあって、朱里が外套のチャックに手をかけた。息を整え、目を瞑り、そして意を決したのか―
445白い恋人:2011/10/25(火) 00:42:49.00 ID:qQj2vSiA
「だから、あのね……、あたしを、あたしを……、その、……あげる……」

朱里は、外套を脱ぎ捨てた。
バサリ。長い繭は翻り、そっと地に落ちる。
傷ひとつない、雪原のように真っ白な裸身を晒し、朱里は顔だけを沸騰させていた。片腕で胸部を、もう片方で股間を隠し、
それでも隠しきれない部位を闇に逃がそうと、懸命に体をよじっている。
窓の枠を境目に、光と闇で二分されるシルエット。
手のひらから僅かにはみ出した恥毛は光を帯びて、妖しげに輝いていた。
つう……、と股部を伝う一筋の銀の雫。月光と闇夜のコントラストに絶妙に隠された、魅惑の裸体。
レベル4、限界を迎えた深紅の顔。
「ふ、あ」
名前を呼ぶのももどかしく、俺は無言で抱き締めた。
朱里の熱っぽい吐息が首筋にかかり、俺の愛欲をさらに駆り立てる。もっと朱里を感じるために、
思いもよらない朱里の最高の贈り物を存分に堪能するために、俺はさらに抱擁を固くした。
完全に体を密着させて、やや頼りなくも柔らかな二つの果肉を胸板で頬張る。
しっとり湿った肌を左手でなで回し、右手で肉付きの良い臀部を喰らい、蜜の溢れ出る水瓶は、ズボン越しにギッチリ張り詰めた俺の欲棒で蓋をした。
くしゃ、とひしゃげて、縮れた朱里の柔毛の感覚が気持ちいい。
そして、最後に残った朱里の小さな口は俺の口でふさぐ。
「……んちゅ、くちゅ、ちゅっ」
互いの舌を味わい、互いの唾液をすすり合い、互いを求め合って。
「ぷはぁ」
激しく長いキスを終え、一端唇を離した。
(だから、あんなに恥ずかしがってたのか)
あのコートの下は全裸だった訳だ。つまり俺は帰り道に、せっかくの朱里の取って置きをつまみ食いするところだった。
少し冷静さを取り戻した頭の中で、小さく朱里に謝って、そして尋ねる。
「ふぅ、いいのかな、俺、こんな凄い贈り物貰っちゃって」
「んぅ……。はぁ、い、いいのよ?だって、きょうのあたしは、あんたのもの、なんだから」
『あたしは、あんたのもの』
阿吽の呼吸で繰り出された、無形の言葉となった強烈な媚薬が、頭のなかで繰り返しこだまする。
朱里の熱っぽい顔も相まって、それが反響する度に、激しく脳を揺さぶり、俺の理性をすり減らしていった。
もう十分だ。もう俺を止める俺はいない。
普段なら有り得ないだろう、朱里の不器用な精一杯の誘惑が、堪らなく愛らしく、いじらしくて。
「じゃあ、遠慮なく貰おうかな。いただきます、朱里」
「……うん、どうぞ」
崩壊寸前の理性で、なんとか食前の挨拶を交わしてから、俺は欲望を解き放った。

446白い恋人:2011/10/25(火) 00:43:37.16 ID:qQj2vSiA
「しかし、まあ、微妙なサイズだよな」
「……うるさい」
くっくっ、と笑う。
貧しいと形容するには酷な、だがしかし中くらいには届かないい、俺にとって、そして朱里にとっても悩ましい胸。
普段表には出さないが、密かにその大きさを朱里が気にしているのを俺は知っている。
「俺は、好きだよ。朱里のおっぱい」
「ばか」
「ああ。男ってのはバカなんだよ。えい」
「っひぁ、ひぅ!」
朱里のくぐもった嬌声を肴に、浅い谷間に顔を埋め、かぷり、と白桃にかぶりついた。
充血し、ピンと立ち上がった小さな種を舌先で弾く。
果肉を唇で吸い上げて、赤い印を刻みながら、空いたもう片方を右手でわしづかむ。
手のひらにすっぽり収まってしまう、やっぱりちょっと物足りない胸。
だが、押せば沈む柔らかさと、一度触れると吸い付いて離さない潤いは一級品だ。
「ふぅ、美味しいよ、朱里。……ちょっと物足りないけど」
名残惜しいが、憎まれ口を叩いて一旦口を離す。
「はぁ、ふぅ……うるさいっ。いいのよ、あたしは底辺を知ってるから。そいつと比べたらよっぽど……」
「底辺?」
要領を得ない言葉に、一瞬考え込む。が、すぐに理解した。
脳裏に浮かぶ、黒髪の小柄なヒーロー。確かに彼女は見るからに絶望的で――
「つっ」
体の何処かに、軽い痛みが走った。
「ん、どうしたの?」
「ああ、いや、なんでもない」
「そう。じゃあ、えっと、あんまりじろじろ見ないで、早くしてよ。……恥ずかしい、じゃない」
すでにグショグショの太ももを閉じて、二つの果実をおずおずと隠し、朱里は蚊の鳴くような声で呟いた。
その姿は、普段とのギャップが激しいどころではなく。
「ちょ、ちょっと!?いくらなんでも速すぎ……、やんっ、ふっ、ゃああああぁ!!」
朱里にダイプした俺は、体液でぬめったお互いの四肢を絡め合った。
「んっ、やぁっ、くぁっ!」
その勢いのまま、やや激しく胸を揉みしだく。
俺の手がこねるたび、むにゅむにゅと変幻自在に形を変える、パン生地のような感触が気持ちいい。
「ひっ、ちょっと、どこ、舐めてるのっ!?」
「いろいろ。んん、朱里の味がするよ」
首筋に、脇腹に、二の腕に、おへその回りに。
ぴちゃぴちゃ舌を這わせて、朱里を吸い付くす。
発汗した生地から舐めとる、しょっぱさ混じりの朱里の味。
俺だけが知る、極上の味だ。
447白い恋人:2011/10/25(火) 00:44:26.31 ID:qQj2vSiA
「あっ、だ、だめ、耳はぁっ!ふゃっ!んあああっ!!」
もちろん聞く耳など持たず、息を吹き掛けてマッサージし、唇で耳たぶを優しく挟む。
甲高い声をあげて鳴く朱里は、もう快楽の波に身を任せてしまったようだ。
日頃、行為の時は何とかして自分の声を堪えようとする朱里からすると、何とも考えにくい姿。
でもまぁ、今回に限っては誘ってきたのは朱里の方だし、当然と言えば当然の反応かもしれない。確かにそうかもしれないのだが、それでも目にしたことのない、
新しい朱里の一面ということもまた事実だった。
(かわいいじゃないか……、畜生)
パートナーとして、少なくはない時間を共に過ごし。
恋人として、互いを必要として。他の誰よりも朱里のことは解っている、つもりだったのだが。
(なーんか、なぁ)
こんな朱里を知らなかったなんて。
勿体ない。勿体なさすぎて、勿体なさすぎて。
「俺は悔しいぞ、朱里。……えい」
「な、何がよ……、んふぁ!?やめ、やめてぇ!」
止めませんとも。
手持ちぶさたの左手で、凛々しく起ち上がった乳首をぎゅっと摘まむ。
右手は湿った縮れ毛をかき分け、ぷっくり膨れ上がった豆を見つけた。期待と、好奇心と、ちょっぴり憂さ晴らしを孕んだ二本の触手で、俺は朱里に襲いかかる。
「ちょ、と、本当にもう、そこはだめ、だから……、んぁ!んあああああぁぁぁ!!」
ぷしゃあ、と湧き出た甘美な液体が、右の触手の渇きをうるおしていく。
快感にびくびく波打つ朱里の潤んだ瞳が、上気した肌が、立ち上る淫らな香りが、俺を赤黒い欲望へと押し上げる。極上のメインディッシュを前に、俺のおあずけもちぎれんばかりに磨耗していた。
無理だ。
これ以上の我慢はしたくない、というか、出来ない。
ズボンとパンツを手早く取り外し、狙いをつける。
「いくぞ、朱里。もう限界だ」
「はぁ……はぁ……、ふぇ?ひょ、ひょっと、まっへ……、まだ、イった、ばっかり……、あ、あああ゛!!」
一気に貫いた。
朱里の声にならない叫びが聞こえる。
きっかり一ヶ月振りの、愛する器の中。
空白を埋め尽くすために、寂しかった日々を補完するために、朱里は俺を強烈に締め付け、俺は朱里を突き上げた。
恥も外聞もなく、ひたすら快感に悶える朱里に満足しながら、心のままに食らいつくしていく。
飛び散る汗が混じりあう度に、止めどない愛液が溢れる度に、強まる朱里への衝動。満腹に近づくにつれ、さらに膨張するソレ。
その底無しのような胃袋にも、やがて限界は来る。
「うあっ、そろそろだ、朱里!」
「ふぁ、あ、あたしも、もう!」
「いく、ぞ、朱里!」
「う、うんっ!あふぅっ!い、一緒に――」
448白い恋人:2011/10/25(火) 00:45:40.15 ID:qQj2vSiA
腕に感じる、確かな暖かみ。
きめ細かく、弾力性に富む肌をさわさわと慈しむ。
朱里は子猫のように目を閉じて、とても気持ち良さそうに俺の手を受け入れていた。
「ありがとう、朱里」
「え?」
「とっても良かった。こんな素晴らしい贈り物を貰えて、俺は果報者だよ」
「お礼なんてやめて。……言ってるでしょ、これはあたしのプライドのためなんだから」
「そっかそっか。じゃあ、そうだな、ごちそうさまでした、かな?」
「うん。気持ち良かった?」
「ああ、とっても。……朱里はどうだった?」
もう理性の電源は復旧したのか、朱里の顔色は即座にレベル3まで上昇した。
「……ぅん、気持ち良かった」
「そうか。そりゃよかった。今日の朱里は随分積極的だったしな」
「……うるさい」
あはは、と笑って、ふわっふわの髪を、そっと撫でる。
所々跳ねて、くるくる複雑にカールした、素直じゃない髪。
でも、とっても柔らかく、繊細な手触り。
いかにも朱里らしい髪質だ。
そんな、他愛もないことに笑っていると、朱里が俺の手の上に、ぴと、と手を重ねた。
「ね」
「ん?」
「綺麗でしょ。あたしの肌」
「ああ、そうだな」
言葉を交わす間も、ずっとずっと、その肌を愛でる。
朱里は頬を染めたまま、さらに身体を寄せて、お互いに未だ裸なのだが、それもいとわず俺にしなだれかかってきた。
「お、おっと」
慌てて抱き止める。小柄な朱里だが、体重はそれなり以上に重いのだ。
「あったかい……。ふふ」
「おいおい、随分甘えん坊だな、今日は」
「あら、悪い?……たまにはいいじゃない。正義の味方だって、あたしだってね、その……」
もじもじと、語尾を濁した声が震えていたのは、聞き違いじゃないだろう。肩に乗っけられた朱里の頬からも、熱を感じる。
こんなにも……ホワイトチョコレートより白く、甘い朱里は、次いつお目にかかれることか。そう思うと無性に勿体なくなって、ちょっぴり強く朱里を抱き締めた。
「そーだよな、何てったって朱里は女の子だもんなー」
ぶるぶるぶる。恥ずかしげに頷く朱里の震えが伝わってくる。
「だ、だから、今日はたくさんあたしを見て。あたしを感じて。今日のあたしは、傷ひとつなくて、白くて、いっちばんキレイなんだからね」
「そっか。……わかったよ」
朱里の言葉に応じて、俺は抱きかたを少し変えた。
赤ん坊をあやすように、頭とお尻の下に手を差し込んで、朱里の全てを視界に納める。
羞恥に頬を染めて、朱里は目を瞑っているが、その砕けた安らかな表情を見ることが出来て、俺は朱里のそばに居て良かったと、心から思う。
正義の味方にだって、休みもご褒美も必要なのだ。
いつもお疲れ様。
呟いて、俺は朱里に覆い被さってキスをする。小さく朱里が鳴いた。
「これでいいかな?」
「もう一回」
「……わかった」
ちゅぱ。
ありったけの愛を込めて、もう一度口づける。
「もう一回」
ちゅ。
「もっと」
「よくばりめ」
「いいの。今日のあたしはあんたに甘えるの。だって、ほら、今日はあたしたちが……」
ぶちゅ。言われてしまう前に、ちょっと強めに口をふさいだ。
449白い恋人:2011/10/25(火) 00:46:31.41 ID:qQj2vSiA
「……知ってたのか」
「あんたこそ」
「忘れるわけないだろう」
「あたしも一緒よ」
「……それもそうか」
今日はホワイトデー。三月十四日。三月三週目の、運命の日。そう。今日は――
「だから、もっと」
「……そうだな」
ちゅう。
「もっと」
くちゅ。
「もっと」
「もっと」
「もっと……」





ぷつん。黒髪の少女がリモコンを押すと、モニターがブラックアウトした。
「あ・か・り」
青髪長身の女性が、ついさっきまで画面の中で熱烈な愛を営んでいた、くるくる巻き毛の頬をつつく。
「……あ・か・り」
黒髪の小柄な少女も、反対側の頬をぷにぷに弄る。
なぜか柱に縛られている朱里。 火照った顔は、システムのハングを危惧するレベルにまで帯熱していた。
「あっまぁ〜〜〜い!」
「カズ、それは古い」
「えぇと、じゃ、レッドスネーク……」
「それは違う」
「まぁんなことどうでもええねん。それよりな朱里」
「……この」
「甘えんぼめぇ〜〜!」
朱里はぴくりとも動かない。とうに気を失っているようだ。
「……どこが、ただのパートナー」
「あんな幸せそうな顔しよってからに!妬けるでぇほんまに」
ぐにぐにぐにぐに。
意識の有無など気にせず、容赦なく二人は朱里を弄る。
「……いつ見ても、凄い」
「流石リーダー秘蔵の一枚やな!朱里のあんな一面知らんかったわ」
「……知らなくて当然。だって、あの朱里は、彼が作ってくれた朱里だから」
「はぁ、なるほどなぁ。くぅ、ますます妬けるやないか朱里ぃ!!」
450白い恋人:2011/10/25(火) 00:47:11.96 ID:qQj2vSiA
ばんばんと、わりと本気で朱里の背中をどつく、カズと呼ばれた女性。
にっこり笑って、背後からしばらく二人を見届けた後、小柄な少女はカズの肩に手をかけた。
「……カズ、そろそろ時間。彼が来る」
「おー、そうか。朱里をおぶって帰ってもらわなな」
「……あ、来た」
暗がりから、もう一人の出演者が現れた。
キョロキョロと場を見渡している男の視線は、柱に縛りつけられた朱里で止まった。
「なんだ、この状況。新手のプレイか?」
「あっはっは、まさか。あんたの彼女はとったりせんよ」
「……用件は、話した通り。朱里が気絶しちゃったから、おぶって帰って」
「場を読むに、その原因はブラックたちにあるみたいだが」
「いや、それは言いがかりってもんやで」
「……その通り。……ヒントはあげたのに」
「そいじゃ、朱里をたのんだでー」
「……よろしく」
言い残し、姿を消す二人。
「何なんだ、一体。……おおい、朱里、大丈夫か?」
しばし呆気にとられていた男は、取り敢えずぐったりしている朱里の頬をぺちぺち叩く。
返事がない。まるでしかばねのようだ。
頭をぽりぽり掻き、男は訝しげに辺りを見回し、ブラックが残していったリモコンを手に取った。
「……テレビ?いや、再生専用のプレイヤーにモニターか」
適当に巻き戻し、再生ボタンを押す。
次第に、記憶に覚えのある映像が、画面に展開される。
……そうして男は理解した。
朱里が縛られている理由を。気を失っている理由を。そして、『ヒント』を。
映像は360°縦横無尽に動き、常に最適な視点で録られていた。
男はあまり機械に詳しくはなかったが、ここまで高性能な監視カメラは流石にないだろうと思った。
そう、この映像は手動でなければあり得ないものだ。
男が確信するに至った極めつけは、とある一場面だった。
『ふぅ、美味しいよ、朱里。……少し物足りないけど』
『はぁ、ふう……うるさいっ。いいのよ、あたしは底辺を知ってるから』
『底辺?』
盗撮者は癪だったのだろう。画面外からいきなり小石が飛んできて、男の背中にヒットした。
『つっ』
『ん、どうしたの?』
『ああ、いや、なんでもない』
『そう。じゃあ、えっと、あんまりじろじろ見ないで、早くしてよ。……恥ずかしい、じゃない』
男は苦笑いした。
つまり、ホワイトデーのあの場所には、誰か姿を消すことのできる第三者が居たわけだ。
「……ブラックめ」
一人ごちて、寝起きざまに殴られるかもしれないなー、なんて思いながらも、男は朱里の目覚めを待つことにした。
手持ちぶさたを埋める道具を何も持ち合わせていなかったのは不運としか言いようがないだろう。
十分ほど経った時、男は、もう一枚のDVDを見つけた。
「これは……?」
パンドラの箱を、男は手にしてしまった。
興味本意で、ディスクを入れ替え再生する。
その中身は。
451白い恋人:2011/10/25(火) 00:48:48.25 ID:qQj2vSiA
パラパラパラ。カズは、少し寂しげにディスクケースをめくっていた。
「これで遂にリーダーのコレクションもコンプリートかぁ。ん?リーダー、こないだのピンクのアレはどこいったんや?」
「……おいてきた」
「置いてきたて……、まさか!?」
「そう。彼の所。ちゃんと目のつくところに」
「また、なんつぅ爆弾を……」
「多分、一度見たら釘付け。彼が見終わるのが先か、朱里の目覚めが先か……。ふふ、楽しみ」
(うっわー、性格悪っ)


その後の彼が、どうなったのかは、当事者以外知らない。
ただひとつ、球史に刻まれた、興味深い事実がひとつ。
この年、ペナントレースを圧倒的な力で勝ち抜いたとある球団は、プレーオフ直前に絶対的エースを怪我で失い、
昨シーズンからのペナント連覇こそ果たしたものの、またしても日本シリーズ出場を逃すこととなったのだった。

452名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 00:54:42.79 ID:SDEw0VCf
>>451ッ!
君に敬意を表するッ!
453白い恋人:2011/10/25(火) 00:54:44.11 ID:qQj2vSiA
これで終わりです。
11主と朱里のペアは泥臭くてイイ。
454名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 02:33:13.37 ID:6RuJv3pd
GJ、遂に白いディスクの中身がきたか・・・
って秋の風物詩wwwwwSBwwwwww
455名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 03:03:45.40 ID:Ng7NfIVm
乙。14ではヒーロー勢揃い踏みらしいな。
朱里も出るらしい…ということは11正史もこの通りか?
456名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 09:11:37.12 ID:rjtnzdGM
GJ!
ホワイトデーらしい甘々なSSごちそうさんです
普段ツンのキャラが積極的にデレた時の破壊力はやっぱりハンパないね


流石に今年は風物詩が無いと願いたい
457名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 22:53:07.98 ID:9z/3JovO
GJ!
甘えんぼな朱里もいいなあ
>>455
シズヤも登場するみたいだよ
語られてなかった11主の存在がほのめかされそうだ
458名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 02:36:43.01 ID:ZeR1qn0d
ハチミツをぶっかけて、乳首や股間を舐めプレイする展開はどう?
相手はさらりんかレンちゃんで
459名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 02:42:25.79 ID:9H+FO9bj
あらかじめちゃんと人肌より温かいぐらいの温度にしておかないとマジで冷えるよ
460プラゴミ:2011/10/26(水) 06:58:43.78 ID:8o75TuRi
さらウン書きます

さら「あは〜ん、我慢できないわ〜ん」
ブッブス、ブピピッ、ブリュビュリュッ!!
さらは野グソスポットを探していたがみつからない
さら「ああ〜ん、もうだめ〜ん」
ブリュブリュリュリュ、プス〜、ビピピッ
なんと漏らしてしまった、下痢便だったのか下には茶色い水溜り

続く
461プラゴミ:2011/10/26(水) 07:07:55.31 ID:8o75TuRi
続き

小波「うわ、くっせーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
ウンコの臭いの元にはさらが
さら「う〜ん、漏れちゃった」
糞まみれのケツを拭いている姿によく飛ぶバッドは最大勃起!
俺はさらに飛び掛った
小波「我慢できねえええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

続く
462名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 07:34:53.40 ID:OlKx8T5p
>>453
GJ!
11主w
>>458
飴プレイだと…
変態過ぎて大好物

だが漣なら突拍子にやりそうでもある
463名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 16:57:09.14 ID:Tx1q43Vw
漣の汎用性の高さは異常
多少アレなプレイでも本人マニアだからやりかねないw
464名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 23:06:59.54 ID:uLakiHiD
漣ならなんかのサイトめぐりでこれいいかもと思ったシチュを12主に仕掛けていくのがなんとなく想像つくなあ
465名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 23:17:27.94 ID:zCoK9mjK
シチュを仕掛けるなら役になりきれる紫杏も向いてそうだな
10主の本を発見したりとか頼まれたりしてとか
466名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 23:39:31.84 ID:9OStQXRZ
10主が紫杏にシチュを提案して
どっかから出てきた朱里にボコボコにされそうだな

で、後から紫杏がそのシチュをしてあげると
467名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 01:26:41.32 ID:pXES47vf
そしてカズは…
468名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:29:02.49 ID:DqWnbKhj
>>466
>10主が紫杏にシチュを提案してどっかから出てきた朱里にボコボコにされそうだな
数年後、そこには顔を真っ赤にしながら11主にそのシチュを提案する朱里の姿が!
469名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 23:53:27.72 ID:IeOppP/F
>>467
それを見てニヤニヤしてますかね
でも紫杏ルートのカズもなんとなく10主に気があるように思うんだよな
470名無しさん@ピンキー:2011/10/28(金) 22:59:11.28 ID:j1rY8gMN
「教室内で男女が二人きりになるのは禁止されている」
(ひょこっ)「二人きりでなかったらokなん?ええやん、三人で」
「!!」
471名無しさん@ピンキー:2011/10/28(金) 23:24:27.98 ID:v4ezCh2H
そこに朱里も乱入してくるんですねわかりません
472名無しさん@ピンキー:2011/10/29(土) 22:40:30.88 ID:/PQHD1aB
そういや、維織さんの誕生日じゃないか
473名無しさん@ピンキー:2011/10/29(土) 23:11:09.78 ID:jS4LiYq9
四葉のクローバー探してくる。
まだ間に合うハズ
474名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 19:23:25.13 ID:HNFTs4RF
ハロウィンネタで何かないかねえ
475名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 20:44:39.92 ID:1wpcKjU4
>>472
維織さん、もう三十路手前か三十路なんだよなぁ…
その上風来坊に誕生日祝ってもらえないことで、維織さんのやる気ゲージは0になってそう。
476名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 23:59:16.78 ID:cyapGcME
どうもモチベが上がらないので、宣言する事で上げようか。
いつき物書きます。
477名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 00:10:35.65 ID:nA7sCPkp
10主となのかナオとなのかさらとなのか3Pなのか4Pなのか教えていただけると場合によっては僕のモチベも上がります
478桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:22:09.19 ID:bCh3h6+p
今年の10月18日にとあるサイトにUPした桜姉妹の誕生日記念小説
(裏ありです。基になったのでは裏なしですけど・・)です。
以前自分が書いた小説を練り直した物で題名は「桜色の空〜後日談〜」
です。


ここは親切高校という田舎にある高校の屋上。


一人の少年が寝転がり、空を眺めていた。


「さてと、どうやって誘おうか・・というか、さらの奴まだかな?」


(プレゼントも買ったし、高校生最後の誕生日は素敵に過ごさせてあげたい。)


彼の名前は小波 隼人(こなみ はやと)。


ここ、親切高校の野球部主将として今年の夏の甲子園大会初出場初優勝に貢献し、今月末に行われるプロ野球ドラフト会議でも複数の球団が彼を指名するであろうと注目を受けていた。

彼は入学当初、1番打者を務めていた越後やチームの抑え、守護神としてチームの優勝に貢献した田島と違って目立つような選手ではなく、むしろ監督である車坂から「一番最初に退部するのではないか」と考えられるような選手であった。

彼がこの高校の厳しい練習に耐え、それに加えて自分で毎日トレーニングに励み実力を伸ばした事もあるが・・それだけではない。

「小波君、遅くなってごめんなさい。」

「いや、俺も来たばかりだから気にしないで。」

今屋上に来た彼の恋人、芳槻さらの存在が大きかった。


というのは彼自身、本来の野球の実力は決して低くは無かったものの、中学時代のいじめや周りからの声やプレッシャーで自信を失い、自分の力を生かしきれていなかったのである。


しかし、彼女と接し「自分は信じられている」という思いを感じ、それをきっかけに自信を取り戻し、野球の実力もめきめきと上げてきたのだった。

479桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:29:54.22 ID:bCh3h6+p
「ふわぁ・・・」

「どうしたの?さら?」

「あ、みっともない所見せちゃいましたね。最近お姉ちゃんが卒業の単位認定のために追試受ける事になって、それで同じクラスの三橋さんって女の子と一緒にお姉ちゃんの勉強見てるんです。それに自分の勉強もやって・・疲れちゃって。」


「そっか、大変だね。身体に気をつけてね。さらが倒れたら俺も辛いよ?」


「ありがとうございます・・小波君にそう言われると嬉しいです///」


「どういたしまして。」


(ナオの奴、さらに勉強教わってるのか・・)


俺自身、先月の中間テストの際にさらに勉強を教わったが・・彼女の教え方はわからない人にとって優しい教え方だ。

しかし、何回も教えて出来ないとだんだん辛辣な言葉をかけてくる。


あの時のさらは怖かった・・俺はさらに教わって追試こそ免れたものの、
しばらくは彼女に教わるのは遠慮願いたい・・そう思った。


「それで今日話したい事なんだけどさ、今週末の日曜日遊園地行かない?
タダ券もらったんだ。」


それは昨日、俺が寮の自分の部屋に戻った時の事・・

「何でやんすか!?これ・・」


「どうしたの?荷田君、そんな大きな声出して。」


「小波君でやんすか。実はでやんすが・・こないだ雑誌で見たオイラが大好きなストライクフリーダムガンダ―のレアモデルのプラモの
応募をしたのでやんすが、何でか知らないでやんすが遊園地のフリーパスのペアチケットが来たんでやんす。こんなのもらっても嬉しくないでやんす!リア充爆発しろでやんす!」


「なあ、荷田君。もしいらなかったら俺にくれない?誘いたい人いるんだ。」


「いいでやんす。こんなのオイラが持ってても惨めなだけでやんすし・・あげるでやんす。友達でも何でも誘うがいいでやんす。
オイラに感謝するでやんす!」


「ありがとう。」


(誘うの友達じゃなくて彼女なんだけどね。言ったらキレられるだろうから、やめておこう)


480名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 00:30:11.20 ID:2wMUyfLW
旧wikiの22:379-380の続きになります。多分。
ドロドロした愛憎劇を含む百合物を書きたいですね。
エロを入れるかどうかもまだ決めてないです。
小ネタをいくつかストックしてはいるけど、それを使いきれるかなぁと不安。
まぁとりあえず書き始めてみます。

481桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:31:39.41 ID:bCh3h6+p
「という訳なんだけど、どうかな?嫌?」


「いいですよ。お姉ちゃんの追試の勉強教えるの土曜日までですし、行きましょう。楽しみにしてますよ。」

「そう言ってもらえると嬉しいよ。じゃあ、日曜日行こうか。」


「はい!」


(日曜日が何の日か忘れてるみたいだな・・まあ、サプライズとしてちょうどいいけど。)

実は日曜日に当たる10月18日は、実はさらの誕生日であった。しかし本人は忙しさからか、忘れてるみたいだった。


「ふわぁ・・・」


「ああ、もう心配だよ。肩貸してあげるから少し寝なさい。このままじゃさらが倒れちゃうよ。昼休み終わる5分前には起こすから。」


「恥ずかしいですけど・・・借りますね。もう眠たいです。」


そう言うとさらは隼人の肩に寄り掛かって眠った。


さらが寝てる間、隼人はずっと彼女の髪を撫で、頬を触ったりしながら寝顔を見ていた。


(本当にさらって可愛いな・・優しいし。俺こんなに可愛い彼女が出来て勝ち組だな。襲っちゃおうかな?いや、でもそんな事したらさらに嫌われちゃうかもしれないし・・)


そんなこんなで俺は理性と格闘してもいた。正直言うのも恥ずかしいが・・本当に可愛いんだ。


そして・・当日の朝。

「おはようございます。」


「おはよ。それじゃあ、行こうか。」



バスと電車を乗り継いで、高校を出発して1時間と少し。目的地の遊園地に到着した。帰りのバスの時間も若干気にしなければいけないが17時過ぎに出れば十分間に合うだろう。
482桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:34:12.57 ID:bCh3h6+p
「・・でも、遊園地なんて久しぶりだよ」

(中学の時、タダ券もらって野球部の皆と行った時以来か・・でも遊園地とか久しぶりだな・・今まで野球ばっかで休日ろくに遊んだ事ないから。)

今までこんな経験が無かった隼人は気恥ずかしさからか、軽くさらから視線をずらし、呟く。

するとさらはくすっと笑い、隼人の隣に歩みよる。

「・・私は、初めてなんです。」

「・・・え!?そうなの?」

さらの発言に隼人はかなり驚く。

するとさらは少し頬を赤らめて小さく頷く。

「あまり、外で遊ぶ方ではありませんでしたし・・。親しい友達もあまりいなくて。」

「俺・・女の子とかってそういう所に結構行ってるのかと思ってたよ」


さらは顔を見上げ、首を横に振った。

「父も仕事で忙しかったですし・・・いつも、1人でしたから。」

さらは視線を下に落とし、悲しそうな・・寂しそうな笑顔を作っていた。

隼人はさらの左手をしっかり握り、にっこりと笑い彼女の頭を撫でる。

「きゃっ!////」

「遊園地くらい、これからも俺がたくさん連れていってあげる。だからそんな顔しないで?」


「・・・ありがとうございます。」


「どういたしまして。それじゃあ、行こうか。」


「はい!」


さすが日曜日。

家族連れがたくさんいる。

483名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 00:37:58.94 ID:Z2W/OZbw
「書きたい」は死ね。そんな奴は書けない。
「書く」はいらねぇ。さっさと始めろ。
「書いた」ならお疲れ様だ。
484桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:41:15.12 ID:bCh3h6+p
「とりあえず、何か乗ろうよ?何に乗ってみたい?」

隼人が笑顔で聞いてくるのでさらはかなり焦り、遊園地のパンフレットを広げる。

さらは事前にここの遊園地を調べ、乗ってみたいアトラクションにチェックを入れていたようだ。

一生懸命パンフレットを見つめ、現在地を確認し、一番近いアトラクションを指差す。


「あの、じゃあ、まずはコーヒーカップに乗りませんか?」

隼人はさらの指差した方を見て頷き、彼女の手を引っ張り走る。

「さら、今日は楽しもうな!」


さらに向けた隼人の満面の笑みに、さらの心臓はバクバクしっぱなしだ。


でも、子どものような笑みをしている隼人を見て自分も楽しもうと決めた。


「さ、乗って」


隼人はさらを先に乗せ、自分は後から乗り、扉を閉める。


彼女は期待と不安が入り交じる瞳をしていた。


隼人はくすっと笑い、目の前にあるハンドルを軽く動かした。


すると2人が乗ったカップが軽く回転する。

「きゃっ!」


「さらって、乗り物酔いする方?」


「え?いえ。私は大丈夫ですよ。」


「なら、思い切り回すからね?」


「え?…どういう意味で・・」


「それではスタートします」

係員のアナウンスが聞こえるといっせいにカップが回り始める。

隼人は楽しそうな笑みを浮かべたまま、目の前のハンドルを回し続ける。
485桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:42:23.39 ID:bCh3h6+p
ここのカップだけ回転数が多い。


「きゃ、小波君…早いですよっ!」


「コーヒーカップはこれくらい早くないとっ!ほら、さらも回してみなよっ!」


隼人が満面の笑みでそういうのでさらはおそるおそる手を延ばし、ハンドルを握る。

そして、ぐいっと時計回りに回すとまた回転が早くなる。

最初は恐くて、目が回りそうだったが、慣れてくるとこのスピード感が堪らなくなってくる。


「それっ!もっと回しちゃえっ!!」


「きゃ!なら私も回しますよっ!!」


他のカップよりここのカップの笑い声が一段と響き渡る。

そして終了の時間が来て回転を止める。

「ちょっと、目が回ってます…」


さらは隼人に支えられてカップから降りる。


「俺達のカップは、最後まで回ってたからね?さら、大丈夫?」


隼人は心配そうに彼女の顔を覗く。さらはうんと頷き、笑みを向けた。

そして再びパンフレットを開き、次に乗りたいアトラクションを指差す。


「小波君、今日は楽しみましょうね!」

「そうだな。いっぱい楽しもう。」

(さら、本当に明るくなったな。俺のおかげだって言ってくれたけど、俺だってさらに会えて変われたんだ・・君と出会えて良かった。)
486桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:43:24.02 ID:bCh3h6+p
そして・・3時間後。

今、遊園地の内部にあるカフェテリアで休憩している。

「う〜・・」


「小波君、大丈夫ですか?」


「いや、なんとか大丈夫。ジェットコースター速いよ・・120キロって・・野球ならスライダーとかのスピードじゃないか・・俺140キロとか普通に捕ってたんだぞ・・何でコースターだとこんな速いんだ・・あとあんなにグルグルさせなくても・・足がぷるぷるする・・」

「苦手なら無理して乗らなくても・・」

「さらが乗りたそうな顔してたから・・俺も乗りたくなったんだ。だから気にしないで。」

「小波君・・?ありがとうございます。」

「・・ふう、もう大丈夫だよ。でもそれ言うならおばけ屋敷行ってた時のさらも。ずっと俺にくっついて怖がって・・出てきた時、涙目だったじゃないか。」

「う〜・・恥ずかしいです。お姉ちゃんとかには絶対内緒ですよ?」


「わかってる。話さないよ。安心して?」



「甘い物が食べたい」と珍しくさらが自分の要望を言ったので、ぷるぷるする足をひきずりながらアイスを買ってきて食べながらこんな感じで他愛な話をしていた。


今まで忙しかったからこれくらいの事はいいよね?


「あの・・・。小波君。この後なんですけど・・い、一緒にプリクラ撮ってくれませんか?////」


「プリクラ?・・別に構わないよ。」


隼人がそういうとさらは、何かプレゼントを貰って喜ぶ小さな子供のような笑みを浮かべ、ありがとうと礼を述べる。


隼人はそんなさらの笑みを見て、ますます胸が高鳴っていった。

二人は遊園地内部にあるゲームセンターにあるプリクラの機械を見つけ始める。
487桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:46:56.46 ID:bCh3h6+p
「小波君、もっとこっちに来て下さいっ!」

「え、あ・・・////」

(そんなに近づいたら、胸のドキドキが聞こえちゃうじゃないか・・////)


何枚か撮り、隼人は気付いたことがある。

きっと、さらはプリクラを撮るのは、生まれて初めてなんだろうと。


1回撮るごとに次はどんなポーズにしようかと、事細やかに考えている。

隼人は家族や野球部の仲間と何回かは撮ったことがある。


だが、女の子とは当たり前だが1回もない。

これだけ密着するものなんだと、改めて実感した。


(正直恥ずかしいな・・///お化け屋敷の時もそうだったけど、さらは普段俺とくっつくの恥ずかしがるのに大丈夫なのかな?)


最後の1枚は、どうやらアップのようだ。


「小波君、もっとこっちですよ!」


さらはぐいっと隼人を引きよせ、ここですからねとカメラを指差す。

隼人は頷いてはいるが、あまり頭の中に彼女の声が入ってこない。


[撮りますよー?3、2、1…]

その瞬間、隼人は彼女を抱きしめていた。彼女は隼人がいきなり抱きしめてきた事に驚きを隠せなかったが、嫌がる感じはなく彼の事を抱き返していた。


[早く選ばないと時間なくなっちゃうよ?]


という機械の声に2人は驚き、離れる。


「・・・小波君、決めてくれませんか?写真・・・////」


「あ、うん・・////わかった・・・」



隼人は写真を軽く見比べ、どれでも構わないようなと思いながらも4枚選ぶ。



今日の記念にと、一番彼女が笑顔でいる写真を選んで。
488桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:47:37.17 ID:bCh3h6+p
「・・・ごめん。」


「謝るような事しました?私は小波君に抱きしめられるの嬉しいですよ・・?ちょっと恥ずかしかったですけど。」


「本当・・?でもまるで獣みたいで、君に恐怖感与えてるんじゃないかって心配なんだ・・初めての時も本音言うと君の事傷つけてるんじゃないかって怖かったんだよ?」


「そうですか・・でも私は小波君の事怖くなんか無いですよ?小波君は優しくて頼りになる人です。恐怖感とか・・あんまり・・気にしないで下さいね?」


「・・うん。ありがとう。」


「はいはい。じゃあ、次何乗りましょうか?」


俺はさらに助けられてるな・・ そう実感した。昔の俺なら罪悪感しか無かっただろう。 素直に嬉しい・・




そして4時半過ぎになった・・



「確か学校方面に行くバスの時間って6時半くらいが最後だからそろそろ出ようか。」




「待って下さい、小波君。最後に乗りたい物があるんです。」




「え、いいけど・・何?」




そして彼女が自分の手を引いて向かった先は・・観覧車乗り場。





「観覧車か・・そういえば乗ってなかったね。乗ろうか?」
489桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:52:01.52 ID:bCh3h6+p
「わぁ・・夕焼けが綺麗・・」

「ホントだ。この時間が一番綺麗に見える時間みたいだね。最後に来てよかった。」


少し風が強いけど、どうにか観覧車は動いていた。


あと、夕方のこの時間帯はカップルの利用者が多いため乗れないかと思っていたがどうにか乗る事が出来た。



2人は向き合わせに座り、目があうと顔を赤くして背けたりしていた。

(やっぱりさらって可愛いな・・そしてこんな可愛い彼女が出来た俺って幸せ者だなあ・・)


(小波君が私の彼氏さんで良かった・・安心する。)



「・・子供みたいな夢ですけど」



さらは窓の外の夕日を見ながら呟いた。彼女の顔は夕日で赤く染まっていた。


・・いや、彼女の事だ。本当に赤かったのかもしれない。



「私、大好きな人と遊園地に行って…最後に観覧車に乗るのが、小さい時からの夢だったんです。お姉ちゃんから「さらってロマンチストだね♪」って笑われましたけど。」



「ううん。笑わないよ。」
490桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:54:43.57 ID:bCh3h6+p
彼の言葉にさらは驚きを隠せない。


「笑われるかと思いましたけど・・」


「笑わないよ。だって、俺も子供っぽい夢持ってたんだから。」

「小波君の夢って何だったんですか?」

「好きな女の子と手をつないだり抱きしめてあげる事・・今好きな子が出来て夢が叶ったから俺、嬉しいんだ。」



「クスクスクス・・小波君も子供っぽい夢持ってたんですね。」




「おいおい、笑うなよ。女の子に言うの恥ずかしいんだから。」





隼人は肩をすくめて言った。





さらは何だかおかしくなって笑い出してしまった。

そんな彼女を見て、隼人までおかしくなり笑いだしてしまう。

「じゃ、お互い夢が叶ったわけだね?」


「えぇ。…きゃっ!」



いきなり突風が観覧車を襲い、さらは隼人の方に倒れてきた。


間一髪で隼人はさらの身体を支え、抱きしめる。
491桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 00:57:40.37 ID:bCh3h6+p
「さら、大丈夫か?」


「はい、大丈夫です」



「よかった。…それにしても、かなり風強かったな。突風かな?」



「えぇ…。……あれ?」


さらは隼人から離れ、窓の外を見つめる。そんな彼女の不思議な行動に、
隼人は怪訝そうな感じで彼女を見つめる。


「どうしたんだ?さら。」



「・・動いて無いんです。」



「え?」


隼人も急いで外を見る。すると、観覧車の周りの景色が変わらない。




いくらゆっくりでも動いているのは感じることができたり、見ることだって
できるはず。


なのに、動いていない。


「さっきの突風か…」


「観覧車のご利用の皆様。只今の強風のため、観覧車を動かしている電気を
配給するシステムに何らかのトラブルが発生しました。只今復旧作業に全力を
上げています。今しばらくおまちください」


繰り返し放送が入る。
492桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:00:39.53 ID:bCh3h6+p
隼人とさらは顔を見合わせ、小さく溜息をつく。

観覧車が止まって10分。

会話のネタも少々つきかけていた。


付き合ってる2人が、互いを意識しないわけないのだ。

先程から、小さな溜息がつきない。

すると、2人の頭上から何やら若い男女の大きな喘ぎ声が聞こえて来た。

「はぁ・・武美!・・・・武美!!」


「ん・・九波さん・・もっと・・・突いてぇ!!ああっ!!ああぁん!!!」


2人は顔を真っ赤にして耳を塞ぐ。

(こ、こんな所で恥じらいもなくするなんて…////ある意味すごいですけど、
やめてくださいっ!////)


(人が我慢してるっていうのに…。どうしてそう、駆り立てるようなことする
んだよ!////)

2人はあまりの恥ずかしさから顔を見ることも出来ない。

「・・俺達も、してみる?」

隼人は顔を真っ赤にしながら、さらに告げた。

彼女は驚いた顔で、彼を見つめる。
493桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:01:39.06 ID:bCh3h6+p
隼人は恥ずかしさのあまりさらの顔を直視することが出来ず、顔を背けたまま
言う。

「やっぱり嫌だよな・・」


「いい・・ですよ?////」


「えっ・・」


さらのその言葉に驚いた隼人は、急いでさらの顔を見る。


さらの顔は耳まで赤くて、軽く俯き、視線だけずらしていた。


そんな彼女の仕草に小波はドキドキしていた。



「本当にいいのか・・?////」


「…私は、小波君の事が大好きですから……構いません////」


「ありがとう、さら。じゃあ抱きしめていいかい?」

「ええ、来てください・・小波君。優しくしてくださいね。」
494桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:02:19.92 ID:bCh3h6+p
小波はそっとさらを抱きしめ、優しく唇をあて、深いキスをした。


舌と舌を絡めあい、より強く抱きしめあった。



「ん・・////っんん、ん・・。ふぁ、ん・・////」


「さらの唇、甘いね・・」


小波は何度も何度も角度を変え、まるで彼女を食べるかのように口づけを交わ
していく。


「何でそっち向くの?…さらの可愛い顔見せてよ」



隼人は片手でさらの顎を掴み、自分の方へと持ってくる。


そして唇を再び重ねる。



「ん・・ふっ////んんっ!?」



小波はキスをしながらさらの服を少しずつ脱がしていく。


服をはだけさせると、露わになるさらの雪のように白い肌。


「やっぱりさらって綺麗だね・・」


そしてやわらかく、小ぶりだが綺麗な胸が露わになる。


隼人はキスをし続けたまま、彼女の胸を愛撫し始める。

揉み方にも強弱をつけて。わし掴むように強くしたかと思えば割れ物を触るよ
うに優しく。
495桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:02:58.56 ID:bCh3h6+p
どちらの愛撫も、今のさらにとっては快感以外の何物でもなく、声の出ない口
から苦しみ混じりの喘ぎ声が聞こえる。


「んん・・・やぁ・・//」



隼人は唇を離し、すぐさま胸の突起をくわえる。



「あぁんっ!////・・あ、ゃ////」



小波は両手で愛撫しながら突起を舌で愛撫する。


愛撫すればするほど、さらの突起はつんと立ってくる。



「ふぁっ!////ぁ、あぁっ!////ぁあんっ!小波君・・」


「感度良好。可愛い・・」



隼人は口を突起から離し、さらの瞳を見つめる。


突起と彼の舌は銀色の糸が繋がっていた。


それを見てさらは顔を真っ赤にして、目をつむる。


彼は軽く笑い、さらの秘部に指を当てる。


「やっぱり・・恥ずかしいです・・」


「まだまだこれからだよ・・」


「Σんぁっ!?////あ・・そこ、は・・////」



そこはもうぐちょぐちょに濡れていた。


下着はもうさらの愛液で濡れていて、下着としての役割を果たせていない。
496桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:04:05.68 ID:bCh3h6+p
そして愛液はさらのふとももを伝い、床に少しついていた。


隼人はさらを前の椅子に座らせ、下着を脱がし、足を開かせる。



「あ・・////だ、め…です。見ないで・・////」



「キスと胸を愛撫しただけでこんなに濡れることが出来るんだ・・?やっぱり
さらってエッチだね。」


彼の言葉にさらは顔を赤く染め、俯く。隼人は微笑みながら、右手の中指を愛
液に絡めながら、愛液の沼に沈めていく。



「あ・・あ───っ!////」


彼の指が入った瞬間、さらの身体は強張り、隼人のたった1本の指を締め上げ
る。


「きつ・・。そんなに締めないで、まだ指は1本なんだから・・」


「ごめ、な…あぁっ!!////」


彼女がちゃんと謝る前に、隼人はものすごい早さで指を抜き差しを繰り返す。


ぐちゅ、ぐちゅっと卑猥な音が響き渡る。
「さら・・すごい量の愛液が流れ出てる。感じてくれてるんだね?」



「ぁああんっ!////あ…んんぁ…っ////は、ふぁ…あんっ!!////」



あまりにも声が出てしまっているので、さらは口元を手で押さえ、声を出さないようにする。


だが隼人はさらの手を口元から外し、しっかりと両手首を片手で握る。
497桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:05:43.69 ID:bCh3h6+p
「何で声を抑えるの?可愛い声もっと聞かせて。」


「だって、恥ずかしいです・・////」



「大丈夫。上の人ほどでてないし、それに…さらの声の方が素敵だよ。」


彼はただ笑い指の抜き差しを再開する。




「ふ…あっ!////あ、あぁっ!////」



「もっと、出して。甘い声…」




隼人は彼女の秘部に顔を近づけ、舌で穴をなぞる。


さらは身体をビクッと反応させ、震わせる。


隼人は丹念に秘部を舐め、蜜を吸っていく。



「あ、あぁっ!////あんっあ・・んあ、ぅ・・////小波君・・そんな・・あぁ
っ!!////」



「さらの蜜、甘くて…美味しいよ」



「美味しいわけ…な、あぁっ!んん…////あぁんっ!は、あ…////」



ぴちゃ…という舐める水音。


くちゅ…という指と蜜が混ざり、絡まりあう水音が混ざりあい、さらの耳に入ってくる。


そして、どんどん感度が増していく。


隼人はさらの顔に顔を近づけ、優しくキスをする。


さらはゆっくりと瞳を閉じ、彼の唇と熱を感じる。
498桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:07:17.52 ID:bCh3h6+p
「今、どんな気分?さら・・」


「何だか、包まれてるみたいであったかくて・・///幸せです」


ふわっと優しく笑うさらに隼人の理性は、完全に吹き飛んだ。


彼はさらをぎゅっと抱きしめ、軽く持ち上げて自分の膝に乗せる。

「さらと1つになりたい…。もう、いいかな?」


隼人の言葉にさらは頬をほんのり赤く染め、頷いた。


彼はにっこりと優しく笑い、自身をとりだし秘部にあてがう。


そして彼女の腰を掴み、ゆっくりと下に降ろしていく。



今までになかった下からの圧迫感に、さらは隼人の肩を掴み爪を立てる。


「あ・・・あ、あぁ───っ!!////」



「うわ・・っ!・・締まる・・」



奥まで入れた後、2人は動かず抱き合う。


「奥で・・////すご、く・・ああっ!////」



「大丈夫・・?辛く、ない?」



「大丈夫です・・」



隼人はさらの髪を軽く撫で、頬に手を添える。さらは彼の手に自分の手を重ね
て、頷いた。
499桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:08:47.19 ID:bCh3h6+p


繋がっている箇所からは、とめどなく蜜が溢れ、小波が着ている服を汚してい
く。


「小波君・・服が・・////」


「構わないよ。大丈夫だから、余計な心配はいらないから。俺を感じて?」



「あ、んっ!////ぁ・・・腰が・・・////」


さらの腰は小刻みに動いていた。


隼人はそれを見て、もう動いていいと確信する。



「自分から動かすなんて、やっぱりエッチだね?・・俺も動くよ。」


隼人は再びさらの腰に手をあて、自分の腰を上下に動かし中を自身で
荒らしていく。動くたびに水音が聞こえ、彼女の温かさを感じる。


「く、あぁっ!!////あ、あんっ!////はっ、ふぁ…っ!から、だが…なんだか…ああっ!」



閉めることの出来ない口からは、唾液が一筋流れている。


そして、今まで感じたことのない快感に少し苦しくて、涙を流す。



「痛くないか・・さら。」



「いたく・・ないですっ!あ、んあぁっん・・////」



「じゃ、気持ちいい?」


「すごく・・気持ちい、ですっ!!////」

隼人はさらの叫びに似た言葉を聞き、少し顔を赤らめながら笑い、更に律動を早める。


さらの喘ぎ声は高くなり、締め付けは強くなっていく。
500桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:09:49.21 ID:bCh3h6+p
「あ、い・・イイですぅ////ふっあんっ!////ん、んんっ・・あ、はっ!////」


「さら…好きだ」



「はい・・私も・・あぁ!!」




小波はさらの秘部の奥まで自身を突き上げる。



「小波君・・わたし・・もぉ、あ、あぁっ。ああぁぁあぁ──っっ!!////」



さらは小波にしがみつき、大きな喘ぎ声をあげ気を失う。


さらがイキ、思い切り秘部は小波自身を締め付ける。


それにより小波は大きな吐精感に煽られ彼女の中に欲望を吐き出した・・


彼女の可愛い寝顔を見ているうちに彼は罪悪感が生まれてきた・・


「ちょっと無理させちゃったかな・・・ごめんな。さら。」
501桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:10:38.53 ID:bCh3h6+p
[大変長らくお待たせしました。只今から運転を再開いたします]



観覧車の中で放送な鳴り響く。


外はもうすでに真っ暗で、人数も少なくなってきていた。


動き始め、小波は優しく彼女の頬をつつき、起こした。


「さら、観覧車動いたよ?起きて・・」



「あ・・じゃ、急いで服を着なきゃ・・・」



さらは焦って立ち上がろうとするが、小波がさらの身体を抱きしめ、動けなくなる。



「・・小波君?」


「・・ごめんな。さら。ごめんな・・」



「いいえ、気にしないでください。小波君は私にとって世界で一番大事な人なんですから・・」



2人の唇が重なり、舌を絡めあう。


そして、互いの熱を感じる。

・・・急いで服を着たということは、いうまでもないであろう。

そして、遊園地を出て電車に乗り、バスに乗り継ぎ、学校へ戻った。
502桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:11:21.35 ID:bCh3h6+p

電車でも帰りのバスでもずっと二人で話していたが、やはり初めての遊園地ではしゃぎすぎた事、そして隼人に久しぶりに抱かれて疲れていたのか。さらはバスの中でこの前のように、俺に寄り掛かって眠ってしまった。

(本当にこの子は無防備だな・・可愛い寝顔して・・また襲っちゃうよ?)


「次は〜親切高校前。親切高校前です。お降りのお客様はお手元のブザーを・・・」


「ほら、さら。起きて?学校着いたよ。」


「ん・・あ、また寝ちゃってました?ごめんなさい・・」


「謝る事なんて無いさ。今日楽しかったね、ありがとう。」


そしてバスを降り、学校の寮に向かう。一緒にいられるのも、もう少しだ。俺達は手を繋いで寮に向かっていた。


「それじゃあ、小波君。私はこれで・・」




「待ってくれ、さら。最後に渡したい物があるんだ。」


そう言って彼は鞄の中から小さな紙袋を取り出す。
503桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:11:58.72 ID:bCh3h6+p
「これは・・」


中には水晶のブレスレットがあった。





「ローズクォーツと水晶のブレスレットって言うんだって、それ。この前後輩達の試合を見に外に行った時に売ってたんだ。水晶で出来てて綺麗だったから、さらに似合うかな・・って思って買ったんだ。それに今日さらの誕生日だろ?忘れちゃった?」




「そうでした・・本当にありがとう・・ございます。」


「どういたしまして。これからもよろしくね。君が生まれてきてくれて本当に良かった・・・その事に感謝しなきゃ。」



プレゼントを渡した時の彼女の笑顔は生涯忘れる事は出来ないだろう。
504桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:12:38.85 ID:bCh3h6+p
1時間後、親切高校女子寮―

「さら〜、勉強見て。さらに勉強教わって、追試出来たけど・・心配だよ〜」


「はいはい。私に教わるのもいいけど、お姉ちゃんもちゃんと自分でやりなさいよ。甘やかしちゃいけない。って小波君から怒られちゃったよ?」


「うう・・小波君も馬鹿なのに・・ん、どうしたの?そのブレスレット?」


奈桜はさらが左腕につけていたブレスレットに気づいたみたいだった。普段学校でつけられないだろうから、部屋ではいつも付けようと決めていたみたいだった。


「えっと、これは・・・」


「小波君から貰ったんでしょ?」


「////・・うん。」


「私もお父さんからプレゼント貰ったけど・・あ、さらにも来てたよ。でもいいなあ・・あんなに優しい彼氏さんがいて。私も彼氏欲しいな〜」


「彼氏ってそんな感じじゃ・・・」


「でも付き合ってるんでしょ?否定しなくてもいいじゃない。あ、そうだ。今日デートだったんでしょ?楽しかった?」


「う・・えっと、それは・・・」


「あ、怪しい。お姉ちゃんにも話しなさい〜」


「もう、お姉ちゃんやめてよ〜」


誕生日。その日は誰もが主役になれる日でもある。


その日を誰かに祝ってもらえる事は本当に嬉しい事だ。


世界中の皆が誕生日に幸せになれますように。
505桜色の空〜後日談〜:2011/10/31(月) 01:14:40.05 ID:bCh3h6+p
以上です。とあるサイトにも同名の小説で第4話までUPしてるのでもし良かったら見て感想下さい。

もちろんこの小説にも。

稚拙でしかもかなりの長文になってしまいましたがたくさんの人に見て頂けると嬉しいです。
506名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 01:18:56.12 ID:CBcV8ZkN
>>505
GJ
さらかわいい

一つだけ確認を
http://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/wiki/17-165-177
某サイトには無かったエロの部分が過去に投下されたこの作品と同一ですが
この作品を投下したのは貴方でしょうか?
507名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 01:21:58.11 ID:bCh3h6+p
ええ、そうです。


ちゃんとデートの描写を書きたかったので練り直しました。


しっかり書かず申し訳ありませんでした。
508名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 01:29:16.73 ID:CBcV8ZkN
疑ってしまい申し訳ありませんでした

保管庫の方の作品とダブってしまうので
前に投下した方は削除してもらうと良いと思います
509名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 01:32:16.36 ID:Z2W/OZbw
>>505
おつ
510名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 01:32:25.42 ID:bCh3h6+p
>>508
アドバイスありがとうございます。こちらこそ申し訳ありませんでした。

近日中に私の方から管理人さんにお伝え致します。

小説はいかがでしたか?
511名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 01:42:59.25 ID:CBcV8ZkN
>>510
恥ずかしながらも少し積極的な桜空がかわいかった

ただ一部の文中の三人称が「小波」と「隼人」で同一人物で2つあって
そこだけが少し違和感あってすごく惜しいと思う
512名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:10:31.77 ID:0xpX+6PR
>>505
過程が増えて、なおさら可愛い
GJ!

>>480
難しいと思うけど頑張れ、応援してる
513名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:15:11.51 ID:w618Mjky
どうも、キオです。
今日は何の日?ヒャッハー、ハロウィンだァー!!
と言う訳で今日という日の為に二週間かけたハロウィンネタの作品を投下します。
タイトルは「Trick and treat!?」です。
514名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:15:43.95 ID:w618Mjky
10月31日、俺達は秋キャンプを控えていた。
今年のペナントレースはリーグ準優勝と惜しい結果に終わったが小杉の方も同じだったからおあいこだ。
俺は外食を終えて寮に帰ろうとしている所で一人で歩いていた。
そして寮の入口付近にやって来た時に俺は後ろから肩を叩かれた。
「やっホー!こんバンわ、ソムシー仮面登場!ソんな、アなたにプレゼントあるヨ!」
…またあなたですか、ソムシー仮面。
この人は突如として現れ(主に恵理とのデートの後に)、俺にパワビタDをプレゼントしていく人だ。
「えーと…またパワビタDをくれるんですか?プロのスポーツ選手としてはありがたいですけど…」
「違うヨ!今回ハコレだヨ!」
ソムシー仮面はそう言って小さい箱を俺に差し出した。
「一言デ言えバ『トリート』ヨ!」
そう言ってソムシー仮面はいなくなってしまった。
トリート…か。一体何だ?俺はソムシー仮面の言葉に思考を巡らせながら寮に入った。
「お、小波か。随分早かったな」
寮の入口で古沢監督に声をかけられた。
「ええ、食事だけだったので…」
「そうか。早く帰ってきて正解だったな。お前の彼女が部屋の前で待ってるぞ」
「えっ、恵理が!?わたりました、すぐに行きます!!」
俺は恵理がいると聞いてすぐに自分の部屋に向かった。恵理は俺の部屋のドアの前で待っていた。
奇妙なことに、大して寒くないのに恵理はコートを着ていた。
「あ、小波さん!お帰りなさい!」
恵理は俺に気付くなり顔を緩めた。
「た、ただいま…それにしても恵理が寮にやって来るなんて珍しいな」
「だって、ここ最近は試合続きで全く会えなかったから…シーズンが終わってからならいいかなって…」
確かに恵理の言う通り、モグラーズはプレーオフに進出したため試合の数が多くなった。
その分恵理に会うのはおあずけになってしまったという訳だ。
「立ち話も何だから部屋に入りなよ。…ちょっと散らかってるけど」
そう言って俺は部屋の鍵を開けて恵理を中に入れた。
「…この前来たときと変わってないね」
「はは、俺って模様替えとかしないからさ。とりあえずコート脱いだら?」
俺はハンガーを手に取り、恵理に差し出した。いくらなんでも部屋に入ってまでコートは暑いだろう。
「うん。…ところでさ、小波さんは今日が何の日か知ってる?」
突然恵理が話題を振ってきた。今日が何の日か、だって!?
515名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:16:16.46 ID:w618Mjky
俺は悩んだ。俺の誕生日じゃなければ恵理の誕生日でもない。
しかし、しばらく悩んでいるうちに一つの答えに辿り着いた。
「もしかして…ハロウィン?」
「当ったりー!!私も今日ソムシーに言われて気付いたんだけどね」
そう言って恵理は照れ笑いを浮かべた。
「えーと…今日がハロウィンなのは解ったからコート脱ぎなよ。暑いんじゃないか?」
「うん…」
恵理は小さく頷き、コートを脱いだ。驚いた事に、恵理はコートの下に魔女のコスプレをしていたのだ!!
「えーと…その服はどうしたの?」
「これは…その…ハロウィンだから…ソムシーが着て行けって…」
その瞬間、ソムシーの『トリート』の意味を理解した。つまりはこの箱の中にはお菓子が入っていて二人で食べろと言うことなのだろう。
「だったら今日はハロウィンを楽しもうよ、丁度お菓子があるんだ」
俺は箱を取り出して、恵理に見えるように置いた。途端に恵理は目を輝かせた。
「わぁ、中身は何かなぁ…?」
「実は知り合いから貰ったものだから俺も知らないんだ。まぁ、開ければ判るよ」
そう言って俺は箱の封を解き、蓋を開けた。
中には十数個の一口タイプの小さいチョコレートが詰まっていた。
「チョコか。じゃあ早速食べようか」
そう言って俺と恵理はチョコを一つずつとって食べた。そのチョコはやや苦く、酒の味がした。
「あ、これって…もしかして酒菓子かな?」
チョコを口に入れた恵理がそう漏らす。成程、こういう大人のハロウィンも悪くないな。
このチョコレート、お酒が入っているためか苦くはあるが、美味しくもある。
ふと恵理の方を向いたとき、俺は彼女の異変に気付いた。顔が赤く、目つきがトロンとしている。
「…恵理?どうかしたのか?」
「えへへー、小波さぁん…」
俺が声をかけたその時、恵理が俺に抱きついてきた。まさか…チョコの中の酒で酔っぱらったのか!?
「恵理、落ち着…んむぅ!?」
恵理を宥めようとしたその時、俺の口は恵理の唇によって塞がれた。
そしてそのまま恵理に押し倒され、恵理が俺にまたがる体制になった。
俺の上に乗っかっている恵理は魔女のコスプレと恍惚とした表情によって妖艶さを出している。普段の恵理からは考えられないくらいだ。
その妖艶さに当てられたのか、俺のモノがズボン越しに膨張したのが判った。
「あ、小波さんのが大きくなった」
そりゃあ、ここまでエロくなった彼女に迫られて欲情しない男なんていない。
516名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:16:47.00 ID:w618Mjky
すると恵理は器用に俺のズボンとパンツを脱がし、モノを露わにした。
「小波さんもこんなにしてるんだから…してもいいよね?」
何をするのかを尋ねるのは無粋の極みだろう。俺は首を縦に振った。
すると、恵理は俺の股間に顔を埋めて俺のモノを口に含んだ。
「うっ…!!はぁ、え、恵理…」
その刺激に俺は頭が融けそうになった。そして恵理は俺のモノを口でしごき始めた。
「んむ、ちゅく、んっ、じゅぶっ…」
恵理は俺の弱い所を的確に攻めてくる。一往復する毎に俺の下半身の痺れは強くなっていった。
そして、それだけの快感の中で俺に限界が訪れるのはあっと言う間だった。
「え、恵理っ!!俺、もう…」
俺がそう言うと恵理は口を俺のモノから離し、手で扱いた。
「それならイッちゃえ、私の手でイッちゃえ!!」
「うぉっ!!で、射精るっ…!!」
恵理の言葉が引き金になって、俺は子種を盛大にぶちまけた。
恵理の顔に、髪に、服に夥しい量のそれがかかってしまった。
射精が終わると、恵理は再び俺のモノを口に含んで、力強く吸い上げた。
「小波さんの…濃いのが沢山…かかっちゃった…」
「そりゃ…恵理のために溜めてたから…」
この言葉はまんざら嘘という訳ではなかった。恵理と初めて交わって以来、恵理をオカズにしようとしても息子は元気にならなくなってしまったのだ。
「えへへ、嬉しい事言ってくれるじゃないの…」
恵理は精液まみれの顔で艶やかに微笑み、俺の腰の辺りに跨った。
「そんな小波さんには…ご褒美を、あげないと…ねっ!!」
その直後、強烈な快感が俺のモノに襲いかかった。
恵理の服で見えなかったがどうやら恵理の秘部が俺を飲み込んだようだ。
そして間髪を入れずに恵理は腰を上下に動かし始めた。
「恵理っ…いつもより、凄くいい…!!」
恵理の膣内がうねって俺のモノを揉みしだく。俺にとっては極上のマッサージだった。
「あぅっ!!あっ!!あんっ!!」
それは恵理も同じのようだ。恵理は外に聞こえそうなくらいの声で喘いでいる。
俺は快感のあまり腰の感覚がなくなっており、恵理にされるがままになっていた。
「はぅっ、あ、こなみ、さんっ…私、もうっ…」
恵理は初めからかなり激しく腰を振っていたためか、もう限界が来てしまったようだ。
恵理は絶頂を求めてただでさえ激しかった腰の動きをいっそう激しくし、俺のモノを締め上げてきた。
しかしここで果てては恵理に申し訳が立たない。
517名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:17:10.85 ID:w618Mjky
そう思った俺は歯を食いしばって射精しそうになるのを堪えた。
「はぁ、ぁんっ!!小波さん…そんな、顔しちゃ…嫌ぁ…」
恵理がそんな言葉を漏らした。よほど嫌な顔をしていたのだろうか…?
「ねぇっ…一緒にぃ、イこぉ…っ?」
恵理は腰を振りながら俺に囁いた。その言葉を聞いた瞬間射精感が急激にこみ上げてきた。
「恵理っ…俺も…いくぞっ…!!」
「うんっ…来て、小波さん…あああぁぁぁ!!」
恵理が絶頂を迎えた。そして今までで一番強い力で俺のモノを絞り上げた。その攻撃に俺は耐えられる訳がなく…
「恵理、恵理ぃっ…ううっ!!」
俺も恵理の後を追うように絶頂に達した。恵理の膣内で俺のモノが暴れ回る。その時間は永遠にも感じられた。

最後までして疲れきった俺達は一緒の布団で寝転がっていた。
「ところで…このチョコ、誰から貰ったの?」
すっかり酔いが醒めて素面に戻った恵理がふと俺に尋ねた。
「えっ!?えっと、その…」
疲れきった俺の頭では適当な言い訳も思いつかなかった。仕方がない…
「…恵理もよく知っている人だよ」
それを聞いた恵理ははっと驚いた。この言葉だけで理解できたようだ。
「もう、ソムシーったら…」
恵理は呆れたように呟いた。「でもそのおかげで恵理と気持ち良くなれたから俺としては良かったな」
「…小波さんのえっち」

※ここからは恵理の視点でお送り致します。
翌日、私はいつも通りバーに仕事に出た。昨晩あれだけの事をしたけど、しっかり休んだからもう大丈夫。
そして仕事場のバーに到着、何も気にしないでドアを開けて中に入った。
「こんばんはー!!」
「オー、恵理!ユうべは小波のトコロに行ったのカ?」
挨拶をするとソムシーがお出迎え。出会い頭にその質問は…
「う、うん。一緒に過ごしたよ」
「ヘー、ジャ、ワタシがアげたトリートも食べタんダナ?」
「うん…ところでソムシー、あのチョコに一体何を入れたの?」
そう、仕事柄普段からお酒に接している私があんな酒菓子程度で正気を失うほど酔っぱらう筈がない。
「ヘ?アア、恵理が積極的になれルまじないヲかけておいたヨ!デ、ドうだっタ?」
…私は呆れて何も言えなかった。
518名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:25:42.24 ID:w618Mjky
終わりです、いかがでしたか?
しかし「ソムシーの入れ知恵」は扱いが難しいですが便利ですねww
もしかしたら「三年目にモグラーズが準優勝でも小杉のチームはリーグ優勝するんじゃ?」
と言う指摘があるかもしれないので注釈を入れますと、本作品は5の三年目にモグラーズが日本一になった一年後と言う事になってます。
519名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:30:44.08 ID:w618Mjky
>>505
GJでした!!
親切高校…?僕が持ってる中にはありませんが(現時点でのレパートリーは1.2.3.4.5.9)それとは関係なしに楽しめました。今後も期待してます!!
520名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:36:41.51 ID:bCh3h6+p
>>511
500と501ですね・・ 結構量あったんで見逃しちゃいましたね。

UPする際に直してもらうよう頼んでおきます。
521名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:43:39.57 ID:Z2W/OZbw
>>518
ソムシーの万能っぷりは異常

>>520
wikiにうpされた後、自分で直すってのはダメですかね。
522名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 02:47:02.54 ID:bCh3h6+p
>>521
それも可能なんですか? 方法について教えて頂けると嬉しいです。

無知ですみません。
523名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 03:17:45.53 ID:PgLQ97CO
>>505>>518
2人ともGJ!

ヒャッハー! 豊作だー!
524名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 03:23:16.32 ID:Z2W/OZbw
>>522
wikiのページ左上にある「wiki編集」を押したら認証画面に入るから、
ページの案内に従いパスワードを入力(パスは毎回変わる。画像に書いてあるひらがなを数字に直す)。
そうするとトップページに飛ばされるから、編集したいページまで飛んで、
編集したいページの左上にある「編集」→「このページを編集する」を順番にクリックしていけ。

後は編集画面になるから、直したい部分を書き換えるだけ。
525名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 05:00:39.41 ID:pcK3Whcd
二人ともGJです!

ハロウィン盛り上がってるねー
526名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 08:46:37.72 ID:bCh3h6+p
>>524
どうもです。修正しときます。ありがとうございます。
527名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 00:05:00.74 ID:nA7sCPkp
2人ともGJ

ちょい疑問
一応水商売やってる恵理が酒菓子でベロンベロンになるもんかね?
まあエロパロだからって言われればそれまでなんだけど
528名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 00:49:25.92 ID:pULAtNMh
二人ともGJでした。なんか久しぶりに恵理の作品を見た気がするな・・・・

>>527
>>517をもう一度読むことをオススメする
529名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 01:05:33.13 ID:w2uMkuNS
>>528
スマン
見逃してた
530名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 19:02:02.72 ID:XJ3dW/6f
さらは突然なおに誰も使ってない寝室に呼び出された。
「どうしたのよ?こんなところに呼び出して」
「・・・小波君とやってるの?」
それはいきなり爆弾発言のような一言だった。
さらは驚いた。
「な、なによいきなり」
「だけど私見たのよやってるところ」
「っ!」
その間沈黙が続いた。
そしてさらは重い口を開いた。
「や、やっていたわよそれで何なの?」
「私と相手して」
「え?」

「私とやるっていうの?」
「そう。だから・・・」
「わかった。でもすこしだけだから」
そしてさらは承諾した。
なおはさらの腕を縛り口は呼吸器のようなもので防いだ。
次に服を脱がしていく。
「じゃ・・・やるよ」
「うん」
531名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 19:02:16.32 ID:XJ3dW/6f
そう言い胸を揉みしごく。
「ん、ああん」
「胸大きい・・・」
そう言いながら今度は乳首を口に含む。
「ふああん!あん!あん!」
「それじゃ次はここを指入れるね」
なおはさらの秘所を入れていく。
「あ、ああ、うぅ・・・」
「ここもすごい濡れてる・・・」
そして指を深く入れていく。
「ひあ!、あん、ああん、」
ところがなおはさらの口を防いでいた呼吸器を外した。
「は、はあ、はあ・・・」
「どう?気持ちいい?」
「う、うん。でもすごい」
「ありがとう。じゃあ次はこれを入れるね」
そういってなおが取り出したものは肉棒に似せた棒であった

「それを私の膣に?」
「うん。一緒に気持ちよくなろう?」
そう言った途端さらの秘所にゆっくりと入れていく。
「あ、ああん、はあん・・・」
「じゃあ入れていくね」
入れた後二人はお互い腰を動かす。
「あ、ああん気持ちいい」
「うん、うん。私も気持ちいい。だけどもうイっちゃう」
「はあん、わ、わたしも・・・」
そして絶頂に達してきている。
「そろそろいくぅ」
「あ、だめえぇぇぇぇぇ」
二人は果てた。
それから数十分はたった。
「ありがとう」
「こ、こっちこそ」
「また時間があったらいっしょにやろうね」
「うん」
そうお互い笑っていたのであった・・・。

532名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 19:02:36.41 ID:XJ3dW/6f
初投下です
駄作過ぎてすみません
533名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 00:32:16.53 ID:ZJMLxHqM
レンちゃんにπタッチやスカート捲りで悪戯する12主

調子に乗ってると、レンに抱きつかれて騎乗位の体制にされる

そこからレンに美味しく頂かれる

駄目だ…展開は書けるが、文が書けない…誰か頼む
534名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 01:50:22.04 ID:cjOL3Vuq
535名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 22:19:51.96 ID:c4EQdo7a
文化の日ネタってどんなのがあるかな?
536名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 23:51:32.94 ID:RpCDPETc
>>535
赤いジュースと黒いジュース
どっちを飲む?
537名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 23:59:34.42 ID:EwlJZ+md
ベタだけど文化祭とか
538名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 01:01:32.63 ID:wpsTw+/H
ユウキが喫茶店でウェイトレスをするのか。
53913@東京の超有名大学に通う19歳(高収入):2011/11/03(木) 19:07:00.99 ID:o95BDOTv
さらウン絶賛執筆中!!
ティッシュ用意して待っててください
540名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 23:58:52.18 ID:PCSFsFsZ
今手元に10が無いんですけど
いつきの一人称って「アタシ」でしたっけ?
それで主人公は「いつきちゃん」って呼んでましたよね?
541名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 00:23:06.77 ID:Z+7jvp04
いつきちゃんはあってる
542名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 02:11:26.14 ID:NEjTrJi3
アタシでいいんじゃないのかな
543名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:39:48.04 ID:rC0zUpec
えー、ネット回線の不調により投下出来なかったハロウィンネタ(?)、投下します。
キャラは典子ちゃん。
とある理由により原作より少し年齢を上げてるので、それに拒否感がある人はIDNG推奨です
544名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:40:19.89 ID:rC0zUpec
 ―1―

「トリック・オ〜ア・トリート! お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃいます」
「えっ。あぁ、とりあえず、おかえりなさい典子ちゃん」
 バン! というドアの開く衝撃音に驚きながら振り返ると、そこにはいつもとは少し変わった典子ちゃんがいた。
 何やら身体の背丈に合っていない大きなマントを羽織っている。
 頭には魔法使いを思わせるとんがり帽を被っていて、どこか仮装大会チックだ。
「典子ちゃんではありません。ハロウィンノリコです」
 えっへん。と自称ハロウィンノリコは慎まやかな胸を張った。
 マントの隙間からちらりとセーラー服と学生カバンが見えた。
 どうやらこの魔法使いスタイルのまま直接家へと帰ってきたらしい。
「で、どうしたの典子ちゃん」
「ハロウィンノリコです」
「……ハロウィン典子ちゃん」
「ハロウィンノリコです」
「はいはい、ハロウィンノリコね、うん」

 ……なんと面倒くさい。
 けど二年と半年前、初めて出会った頃に比べればずいぶん明るくなった。
 高校生なんだから、こうやって笑っていたほうが絶対に良い。
545名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:40:56.65 ID:rC0zUpec
 ―2―

 そういえば今日は十月三一日だった。
 典子ちゃんによると、今日典子ちゃんの通う高校でハロウィンパーティなる行事があったらしい。
 近くの小学校の生徒を招き入れ、保護者と共に散歩させて、お菓子を食いまくろうという行事。
 典子ちゃんが通う高校側は家庭科の一環として、小学校側はイベントとして楽しんだそうだ。

「そんな事があったんだ」
「あったんです。ということでトリック・オア・トリート」
「いやいや、つながりが分からないよ」
 カマンベイベと言わん勢いで両手のひらを見せる典子ちゃん。
 こんな甘えん坊でしっかりものな女の子が、外ではクールな美少女とか言われてるんだから、世の中間違っていると思う。
「うぅ……いつもは自分で作ったお菓子は自分で食べれるのに……」
 典子ちゃんはベッドに腰をかけ、上半身を寝転がせた。
 ぶかぶかのマントが華奢な身体を毛布のように包みこむ。
 どうやらハロウィンパーティのせいでお菓子が食べられなくて、少し機嫌が悪いようだ。
「俺はいつも作って貰う側だからなぁ……」
「なんで? いいじゃない、いつも作ってあげてるんだから、たまには作ってよ」
「無茶は言っちゃいけない。俺は料理はしない主義だ」
「できない主義(だけ)のくせに」

 図星なので何とも言えない。
 実を言うと、彼女と暮らしはじめてから二年の月日が過ぎている。
 最初の頃こそ家事は分担して二人で行なっていたが、仕事を覚えて忙しくなっていくうちに、任せきりになってしまっていた。
「という事で」
「ぶっ!」
 典子ちゃんがバッと思い切ったように起き上がると、隣に座っていた俺に目掛けて飛びついてきた。
 とっさに受け止める体勢を取ろうとするが、あまりに急すぎて反応しきれない。
 典子ちゃんのなすがままに押し倒されてしまった。
 俺の身体の上に乗っかった典子ちゃんは、俺の両脇腹へ手を伸ばしてこう言った。

「トリック・オア・トリート。お菓子くれないんで、いたずらしちゃいます」
546名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:41:40.27 ID:rC0zUpec

「マジかよ……あひゃはははははあ!」
「真剣(マジ)です」
 こちょこちょこちょ。
 毎日家事をしてもなお、白魚のように透き通った細い指が俺の脇腹を蹂躙する。
「たたた、タイムタイム! おっふ、おっふ! 無理!」
「お菓子はくれない、いたずらしようとするとすぐに音を上げる。一体小波さんはどうすれば気がすむの?」
「いやそんな挑発されても!」
 俺の言う事はお構いなしに、典子ちゃんはくすぐりを続ける。

「あっ……」
「……おぉ」

 数分後。典子ちゃんの手が止まった。
 自分の下腹部をじっと見つめている。
「……あの」
 いや、自分の下腹部に隠れている俺の男性器を気にしている、と言ったほうがただしいか。
「えっ、あー、えー」
 やっぱり俺も社会人になったとはいえまだまだ衰えていないわけで、それはもうご立派だった。
 無理もない、二週間くらいご無沙汰なのだ。二十歳を過ぎたと言っても性欲は溜まる。
 一人でするのはずっと前に典子ちゃんに覗かれて以来やめたし、彼女はまだ高校生。
 その上家事までお願いしているんだから、なかなかセックスしようなんて雰囲気にはならない。

「の、典子ちゃん、これはね、」
(ほら、女の子に乗っかれてたら勃起もするよ、うん!)
 ……などと口走ろうとしたその瞬間、唇が押し付けられた。
 典子ちゃんの瑞々しい舌が俺の口の中へと侵入し、ソロリと歯茎を撫でた。
 加えて俺も舌を差し出すと、典子ちゃんの舌と俺の舌が絡みあった。
 甘露のように甘い唾液が与えられる。俺はゴクゴクと喉を鳴らして典子ちゃんの口の中を味わう。

 もう何十回……もしかすると、何百回と繰り返したかもしれないキス。
 まだ中学生だった頃に教え込んだ「大人」の第一歩。
 彼女はまだ高校1年生だというのに、テクニックだけは熟れた成人女性のように立派だ。
547名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:42:01.94 ID:rC0zUpec

「……ちゅ」
 お互いに惜しむように唇を離した。ぷはぁ、とビールを一気飲みした後のような酩酊感を覚えてしまう。
 ただでさえ勃起していた肉棒が、更に大きく膨れ上がったような感覚がした。
 オノマトペにするならば「ギンギン」と言ったところで、我慢の限界を感じた。

 俺はのっそりと上半身を起こすと、典子ちゃんを抱きしめた。
 華奢。健康的な若い身体。そんな言葉が脳裏を過ぎていく。
「その……したいんですか?」
 何をいまさら、わかりきったことを。君にキスされて、その気にならないはずがないだろう。
 自分を慕ってくれている女子高生を貪りたいという劣情。
 愛している彼女に、女性としての喜びを与えたいという彼氏としての欲求。
 被保護者と保護者の関係を飛び越えるという背徳感。
 全てをごちゃ混ぜにしたい。そして――
「うん。……めちゃめちゃにしたい、かな」

「これからお前を犯すぞ」と端的に宣言した俺は、彼女をいささか乱暴に、けれど怪我しないように気をつけて押し倒した。
 背丈にあっていない黒のマントが、まるで蝶々の羽根のように広がった。
 ベッドの上に黒い蝶。頭にはとんがり帽子。
「あ、マント脱ぎましょうか」
「いや、いい」
 これはこれで、趣があって良い。
548名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:42:35.10 ID:rC0zUpec
 ―3―

 もう何十回とこういう行為を繰り返すと、前戯の流れは大体、往々にしてパターン化してくるものだ。
 ショーツを脱がそうとしてスカートに手を這わすと、軽く腰を浮かせる典子ちゃんを見て、「あぁ手馴れたなぁ」等と軽く感想を抱いた。
 マンネリ化していないかと若干不安にもなったが……
「あ」
 パステルカラーな緑色のショーツを脱がせると、クロッチ部分がしっとりと濡れていた。
 まだまだそんな事を考える必要はなさそうだ。
「期待してたんだ」
「そういう風な身体にしたのは小波さんですよ。私、まだ高校一年生なのに」
「最近の学生の性生活は進んでいると、知り合いの警察官が言ってたよ」
「そんなの一部だけです」
 君がその、一部の進んだ性生活を送ってる女子高生……なんだけども。なんてのは、無粋なツッコミだろうか。
 そんな風に彼女を開発したのは他でもない俺なのだから。
 被害者は被害者らしくある方がいい。

「んっ……」
 無事コンドームをつけ終わった肉棒を彼女の秘所に押し当てる。
 今日のように、セックスをしよう! と言って行うセックスは、いつも正常位の体勢から始まる。
 理由は分からないが、いわゆる王道っぽいのが性に合っているのかもしれない。
「じゃあ入れるよ」
「はい――、来てください」

 ズブリという音がなった気がした。
 俺の肉棒が典子ちゃんの"膣内(なか)"に飲み込まれていく。
 彼女の"膣内(なか)"はひどくトロトロで、どこかスライムを彷彿とさせる。
 ねっとりと典子ちゃんの"膣内(なか)"は俺の肉棒に絡みつく。
 いつものように、俺がそう教え込んだように。
 次第に、無意識のまま腰を動かしていた。
 前後左右だけじゃない、典子ちゃんと同学年の奴らには出来ないような腰使いだ。
549名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:43:01.32 ID:rC0zUpec
「ん……っ! ふっ……うぅ……いつもより、おっきい……!」
「典子ちゃんもっ……くっ、いつも以上に締まりがいいよ!」
「ぁん! んぅ、ふぁぁっ!」
 肉棒が典子ちゃんの奥を抉っていく。子宮口と鈴口が何度も何度もキスをする。
 だけど一辺倒にはならない。ただまっすぐ同じ所に腰を振るなんて、童貞を卒業したばかりの男にだって出来る。
 少し腰を引いて、下から上へ、角度をつけて腰を振る。
「……っ!!」
 ビクンッ!と典子ちゃんの腰が跳ねた。相変わらず彼女は"ここ"が弱い。
 少し小さめのクリトリスが刺激されるからなのか、それとも膀胱が近いからなのかは分からないが、他に比べて明らかに反応がいい。
「ぁぁぁ! そこっ! そこばっかりぃ……! んっ……んんっ……!!」
 批難めいた声を出しているのに、身体は正直だ。俺の動きにあわせて、彼女もまた腰の位置を調節している
「っ」
 マントを掴んでいた典子ちゃんの手は、いつの間にか俺の背中に回っていた。
 ガリガリと背中が爪に引っかかれる。そういえば、初めてした時も爪を引っかかれたっけ。
『痛くしないって言ったのに、凄い痛かった』とか言っていた。背中をひっかくのはそのお返しだとも。
「典子ちゃん、ちょっと体勢変えるよ」
 どういう意味なのか推測するよりも、今は快楽に溺れたいし、溺らせたい。背中が痛いのは嫌だ。
 典子ちゃんの身体を抱えて、二人で向き合ったように座る。
「ふぁっぁ! ん、奥に届いてます……! じゅ……ちゅっ……ん」
 俺の身体と典子ちゃんの身体が密着する。
 対面座位はキスがとてもしやすい。さっきは唾液を飲んだので、今度は飲ませてみよう。
「んっ……ごくっ……ちゅ……。そういえばこ、小波さ……んっ! さっきから……はぅっ、気になってたんですが」
「ん?」
550名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:43:52.97 ID:rC0zUpec
「三時のおやつにっ! ぁん! ちょ、私のチョコんんっ……食べまし――ちゅっ、じゅる……」
 そのような事実はあり得ないがキスで誤魔化しにかかる。
 うん、知らない知らない。チョコレート味のハーゲン○ッツとか知らない。
 典子ちゃんが帰ってくる10分前に食べたとかそんな事はない。
 今でも机に、からになったハーゲ○ダッツがあったりしても俺は無実だ。
「ぷはっ……も、もう!」
 誤魔化そうとしているのがバレたのか、典子ちゃんが不機嫌そうな顔で俺を押し倒した。
「んー?」
「さっきから、良いように攻めすぎです。私高校生なんですよ。ちょっと休んでてください」
「分かった、腰振るのは休めるよ」
 目の前に広がるのはうっすらと毛の生えた女性器が、俺の肉棒をまるごと飲み込んでいる光景。
 あんなに小さいのに、よく全部入るなと感心してしまう。
「女子高生は既に"女"だ」というのは誰の言葉だったか。

「くっ……はぁぁ、んっ、んっ!! こなみ、さ……ん!」
 でもまぁ、やっぱり。
「奥まで、んっ、ふっ、ズンズン入って……!」
 見ているだけというのはいささか暇というか、なんというか。
 セックスは楽しむものであって、これじゃあAV見ているのと変わらないと思う。
 だから休んでろって言われても腰を動かしたくなるし、もうそろそろ"近い"。
「はぁ、はぁっ……典子ちゃん」
「ふぁぁっ……なっ、んっ、なんですか!?」
「ごめん、限界」
 俺は典子ちゃんの腰を掴むと、"膣内(なか)"の奥へと肉棒を突き刺したまま、円を描くように腰を動かした。
「ぁぁぁぁっ! んんっ!! ふぁっ!! こ、小波さ、んはげしぃ!! それ、んっ、はげしいっ!!」
 典子ちゃんの体勢が崩れる。上半身と上半身が密着して、ただただ腰を振り続ける。

「イッ、イキます! 小波さん、わたしイキっちゃいますっ!」
「俺も……!!」
「ふぁ、ぁぁぁぁん!!」
 大量の精子がコンドームの中へと溜まっていく。吐き出す感覚で分かる、とんでもない量だ。
 避妊してて良かった。流石に女子高生を妊娠させるのはまずい。

 典子ちゃんは相当深くイってしまったのか、ビクビクしながら俺の胸板に顔を埋めている。
 むせ返るような汗の臭い。冬だというのに室温は真夏のように感じる。
「あー、典子ちゃん?」
「……はぁい……」
「ごめん、もっかい」
「……えっ」
551名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:54:08.21 ID:rC0zUpec
 ―4―

 数時間後。
「晩御飯、どしよっか」
 すっかり暗くなった空を窓越しに見上げて、典子ちゃんに問いかける。
「あー、もうちょっとしたら……作りますね……」
 典子ちゃんは気だるそうにしながら、俺の腕の中に収まっていた。
 相当ぐったりしている。
 それもそのはずだ。五回戦より先はもう数えてないくらい連続で行為に及んだ。
 ここまで無理をしたのは、彼女と初めて性行為をした時以来だろうか。
 今日も、あの時も。そして初めて出会ったあの頃も。
 この子はずっと無理をしている。

「いいよいいよ。俺が作る」
「でも」
「いいからいいから」
 多分、典子ちゃんのように美味しくは作れないだろう。
 手際の悪い俺を見かねて、結局手伝ってくれるかもしれない。
 けれど、それでいい。
 俺は典子ちゃんを養う事が出来ても、典子ちゃんを支えることが出来ないから。
 自分のことに手一杯で、典子ちゃんに家事を押し付けてしまうから。
 典子ちゃんが俺を支えようとしてくれるから。

 なら、逆転の発想だ。
 俺は典子ちゃんにとって支えやすい男に、支え甲斐のある男なろうと思う。
 それがきっと、俺と典子ちゃんの付き合い方なんだ。

「もう、仕方ないですね」

 そう言った典子ちゃんの笑顔は、いつもよりもうれしそうに見えた。
552名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 05:55:10.12 ID:rC0zUpec

 以上。タイトルは「お菓子くれないんでいたずらしちゃいます」とか、そのあたりで。

 ここからはあとがき。
 いわゆるハロウィンネタ(?)でした。
 服装について途中から全く描写してないんでハロウィンである理由とか全くないけど、ハロウィンネタでした。ホントだよ
 ……いやね、もっと早く投下しようと思ったんだけどね、ネットの回線がだね……。

 それはそうと。
 実は、典子ちゃんを書くのはこれで二回目だったりします。
 コテは嫌なんだけどトリップはつけといたほうがいいのかな? そこんところどうなんだろう。
 トリックオアトリート! もう遅いって? 知るか!
553名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 08:54:51.63 ID:zeoI2+jz
気持ちの悪い自分語りはやめましょう
まあ乙
554名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 09:14:52.18 ID:zeoI2+jz
自分の書いたエロパロの裏話を語るスレ 第二話
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1303254689/l50

こういったスレもありますので
作品以外で自己主張がしたかったらこちらへ
555名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 12:29:32.03 ID:39Tw+k9C
>>552
GJ!
典子ノリノリだなw

トリップとかは自由だよ
つけたいと思うならそうすればOK
556名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 19:31:56.94 ID:kqzuem9K
>>552
乙乙。定番の安定感ですな。

トリップについては↓あたりで聞いたらどうだろうか。
SS書きの控え室124号室
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319377270/
557名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 21:01:52.66 ID:rC0zUpec
>>556
あー、少し言葉足らずだった。
投下する身としてトリップを付けるべきかを疑問に思ったんじゃなくて、
このスレの風習というか習わしというか仕来りというか、そういったモノの話だよ。
どうやら特にないことは分かった。ありがとう
558名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 23:57:38.10 ID:NEjTrJi3
>>552
GJ
ハロウィンネタで賑わってるねえ
559名無しさん@ピンキー:2011/11/05(土) 00:19:09.91 ID:m/yWxnYs
紐や縄で拘束して、色々悪戯しまくるプレイなんていいと思わない?

ターゲットは真央ちゃんや冴花で
560名無しさん@ピンキー:2011/11/06(日) 19:00:42.58 ID:iLEhIQuM
確かに冴花は何となく性的な意味でいじめたくなる
561名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 23:36:44.75 ID:wDwbGO++
そういや14表に准が出るっぽいけど、どんなポジションになるやら
562名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 00:14:53.13 ID:I4T9+COk
>>561
まさかとは思うが死にはしないよな?
どうなの。ジオットさん、エアレイドさん、スタッフの皆さん?
もちろん大丈夫なんでしょうね?
563名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 00:26:26.59 ID:u54I367Z
彼女候補?でも少年野球だしなあ

いや、パワポケスタッフならやってくれるはず
564名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 06:28:10.04 ID:iAFdMQC/
ハロウィン&維織さん誕生日記念短編「sweet harowin」


「ただいまーいお……りさん?」

ドアを開けると目の前に、天使が居た。
いや、天使というか格好的には悪魔なのだが、その可愛さ故にそう勘違いしてしまったのも仕方が無い事だろう。

「…おかえり、九波君。trick or treat」

「いやそんな良い発音で言われても」

玄関で俺を出迎えてくれた維織さんは(とは言っても本を読んで待っていた様だが)仮装をしていた。
その格好はさっきも言った通り悪魔。いや、小悪魔か?
頭にはコウモリの羽の様なカチューシャ(?)を付け、背中にも同様に羽もある。横から除きこむと、尻尾までつけていた。

それだけで十分な破壊力を有しているのだが、それに加える大きな事項として露出度がやたら高い。
見えている肌色の面積は下着並で、足には網タイツを履いていたり、胸の所は紐を何重か巻いているだけだったりと、なんというか………エロい。

「と、というかこれはハロウィン…だよね?あ、あれって家を訪ねてするものじゃなかったっけ?」

その肌色っぷりに、何だか無性に照れてしまい、目を逸らしながら聞く。まぁ答えは分かり切ってるが…

「めんどくさい」

予想大的中。

「家を一度出るという行為が途方も無くめんどくさい。結局玄関でするのは変わらないんだから、立ち位置が逆でも問題無い」

ここまで準備する位ならそれ位の手間は手間でもないと思うけど、まぁ維織さんらしいね。
在宅者があの台詞を言うと「手土産持って来ないとか何なの?」みたいな意味にも取れるからそれはどうかと思うけど。

俺がそんな事を考えていると、維織さんが顔を伏せて言葉を続けた。

「それに、こんな格好。九波君にしか見せたくない……」

恐らく顔を赤くして言ったであろう、その言葉の威力は抜群でした。
565名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 06:44:28.42 ID:iAFdMQC/
あーやばいマジやばい。もう何なのこの人。何なのこの生き物。
お持ち帰りしたいお持ち帰りしたいお持ち帰りしたい。
あ、もう俺帰ってたか。じゃあこの人俺の物だよね!いやっふー!!

クルッ

「はぁっ!はぁはぁはぁ………お、落ちつけ俺」

暴走しそうになる本能をどうにか背を向ける事で理性で押さえつける。
もう少し本能が強ければ、この場で押し倒している所だった。
危ない危ない。それは誰よりも紳士たるナイスガイのする事では無い。後2分位はどうにか我慢しよう。

「…九波君?」

維織さんが恐らくキョトンとした顔で俺に声を掛ける。ごめんなさい後5秒待って下さい。
スーハースーハーよしOK。

「な、何でも無いよ気にしないで維織さん。で、でもハロウィンをやるなんて知らなかったなぁ。
 言ってくれれば、俺も仮装の一つ位しておいたのに」

「?九波君は、いつも仮装してるじゃない」

「維織さん、勘違いしているようだけど風来坊は仮装じゃないんだ。勿論お化けの類でも無い」

「……………知ってた。冗談。」

絶対嘘だ。目がいつもより2ミリ程見開いているからね。
全く、俺の事を何だと思っているのか。
566名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 07:12:11.98 ID:iAFdMQC/
「…それで九波君。trick or treat」

気を取り直して、と言った風に維織さんが例のお決まりの台詞を言う。相変わらず無駄に良い発音だ。
トリックオアトリート…トリックは分かるけど、トリートって何て意味だったかな?
たしか字幕映画か何かで「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ」という和訳を見た事がある様な気がする。
となるとお菓子の事だろうか?
…それはそれとしてイタズラというフレーズには心躍るものがあるなぁ。…そうだ。

「……?く、九波君。どうしたの?」

俺がニヤリという笑みと共に浮かべた考えを感じ取ったのか、維織さんが一歩下がる。
しかしそこで逃がす俺では無い。

「ねぇ維織さん。トリックオアトリートって言ったよね」

「う、うん言ったけど…」

「じゃあ俺の答えは―――――コレだよっ!」

「ふぇっ!?んっんむっんんんーーーーーー!!!」

まぁ大方予想通りの行動だとは思うが、俺はそう言うが早いか維織さんを一気に引き寄せてその唇を奪う。
いや奪うというより、この場合はあげているのか。

俺の答えはトリート。
トリート=お菓子=甘い物=キスという事で、この可愛い小悪魔に甘くて濃厚なキスをプレゼントしたという訳だ。
維織さんの言いだした事なのだから、文句はあるまい。

「んむっちゅぷっ………ちゅぷぷぷっふわぁっ!ひゃっ…んんっ!!」

維織さんの羽が、まるで感情と連動してるかの様にパタパタと動く。
しかしこれホントよく出来てるな。100円ショップとかで売ってる安物かと思ったけど、生地も縫合もしっかりしている。
維織さんが作ったんだろうか…おっと。

ちゅぽんっ

「はぁっ…はぁはぁっ…!」

いけないいけない呼吸の隙を与えるのも忘れて責めてしまった。
でもここまでやれば維織さんも満足だろう。
567名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 07:25:06.64 ID:iAFdMQC/
「…………………」 

ぽかぽか

「いててっ」

と思ったが、息を整え終わった維織さんは、真っ赤な顔をして俺の胸をぽかぽかと叩く。
何だろうご褒美だろうか。
それにしては物足りないけれど。維織さんももう少し体力をつけないとな。

「…どうして九波君がイタズラをするの」 ぎゅー

打撃では効果が薄いと思ったのか、維織さんの手が俺の頬に伸びる。あ、掴まれた。

「イタズラ?心外だなぁ。俺はただトリートをあげただけでいひゃひゃひゃっ!!」

「何を言ってるの…」 ぎゅぎゅぎゅーーーっ!!

維織さんの仕返しというなのご褒美はそれから5分程続いた。
568名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 07:55:48.71 ID:iAFdMQC/
「なんだ、トリートってお菓子じゃなくておもてなしって意味だったんだ」

まだヒリヒリする頬を押さえながら、そう言う。
俺と維織さんはあれから場所を移動して、居間のソファーに座っていた。
目の前には維織さんお手製のパンプキンケーキがある。

「そう。全く、九波君は…。…今日は私が主導権を握ろうと思っていたのに…」

「あはは。でもまぁおもてなしって意味でも間違っては無かったんじゃない?小悪魔さんも満更ではなかった訳だし」

「……まだ頬を引っ張られたい?」

「魅力的な提案だけど、勘弁して下さい」

「全く、ホントに九波君は変態…。大変な変態」

溜息をつく維織さんを可愛いなぁと思いながら、ケーキを口に入れる。うん、美味い。
維織さんもかなりお菓子作りが上達してるなぁ。
元々実は相当な甘党だったみたいだしね。ひょっとしたらさっきも普通にお菓子を期待していたのかも。

…でも、お菓子のレベルが上がるという事は、更にその上を行くキスを研究しないといけないという事だ。
甘さでお菓子に負ける訳にはいかない。
更に維織さんをとろっとろに蕩けさせる位のものを出来る位に修行しなくては…!!

「……九波君。また変な気配を感じるんだけど……」

「ん?俺は維織さんの事を考えてただけだよ。いつだって、ね」

笑顔でそう言って、俺はフォークに刺したケーキを口元へ持っていく。

「……………ばか」 ぱくり

お互いのフォークを持つ手を交差させて、食べさせ合うというトリート。
時折、それを翻して自分の口に入れるというトリック。
そんな風にして、二人のハロウィンは過ぎて行くのだった。
569名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 08:10:49.73 ID:iAFdMQC/
おまけ

「そうえば維織さん、その服はどこで売ってたの?」

「ううん、准ちゃんが作ってくれたの。これで九波君を悩殺しちゃえって」

「あぁ納得。准の奴め……今度会ったらどうしてくれようか…」

「どうするの?」

「礼を言わねばなるまい。良くやったと」

「…やっておいて何だけど、そんなにその……良いの?」

「いやー悔しいけど俺のツボを心得てるよ。ほらこの尻尾のあたりとか…」 ぐいっ

「ひゃっ!!ひ、引っ張っちゃ駄目……」

「なん………だと………?」 むらっ ガバァッ

「えっちょっまっ九波くっ!?ぁんっ!!」

「ハハハ維織さん『犯してくれなきゃイタズラするぞ』なんて言うからだよっ!」
570名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 08:22:35.21 ID:iAFdMQC/
終わりです。
時期は大分ズレましたが、書いておきたいとは思ってたので何とか書きました。
イマイチネタが上手く消化しきれなかったので、wikiに載せる時に改善しておきます。
ご覧頂きありがとうございました。

…維織さんは悪魔より魔女っ子の方が似合うか…?
571名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 21:36:56.15 ID:u54I367Z
>>570
GJ!
エロ無しなのにエロエロで楽しめました
572名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 23:59:44.68 ID:iAFdMQC/
レスありがとうございます。

まとめwikiに修正版載せました。
ハロウィンネタの王道から少し外れた物が書きたかったのです。

没ネタ

「トリックオアトリートは訪れる者が言う台詞、既に中に居る者が使う場合は逆転されて
 『お菓子を貰うのと私にイタズラするのどっちが良い?』という事になるよね!」

「…ならない」

「まぁその質問なら答えは決まってるけどね!いや待て、『お菓子を貰う』という言葉を曲解すれば
 イタズラとお菓子を両方得る事も可能……!?」

「…自分で曲解って言っちゃってるよ九波君」

「という訳でいただきまーす!」

「何が!?ちょっふわっ」
573名無しさん@ピンキー:2011/11/09(水) 00:41:23.32 ID:NZ+LfwsI
乙です。halloweenがharowinになってるのはわざと?
574名無しさん@ピンキー:2011/11/09(水) 00:54:32.72 ID:lWjnH8CH
>>573
どうにかそれぽい理由付けを考えてみましたが無理でしたw
ただのミスですね。修正しておきました、御指摘ありがとうございます。
575名無しさん@ピンキー:2011/11/09(水) 22:59:25.86 ID:H4lOOW1c
このシリーズは安定して甘いねえ、GJ
576名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 06:05:53.73 ID:FQ7ab0kw
書く時に、主人公のキャラ付けをどうしようか毎回迷う。
全シリーズ別人ではあるけど、明確な個性がある訳では無いし…。
8主、9主、10主あたりは設定が設定だから、まだ指針があるけど。
…まぁゲームでも彼女毎にキャラ変わるから、それに合わした感じにするのが無難か。
577名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 17:08:06.05 ID:aIK5ar+X
彼女イベントとか仲間イベント見てれば主人公のキャラ付けって方向性ぐらいは見えてくるもんじゃね
それに合わせれば良いと思うが
578名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 22:34:24.06 ID:VaGe6ONX
でもいざエロになると普段とのギャップ型か普段の延長型か悩む。
579名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 00:21:13.77 ID:u0N2mA21
どうやったって本物にはなれないから強引グマイウェイで構わないと思っているな、俺は。
それに悩んでる暇があれば両方作って寝かせた後良さそうなの落としたほうが千倍マシ
580名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 19:46:42.60 ID:W29LWOky
嫉妬深いキャラって誰だろうね。浮気したらめちゃくちゃ怒りそうなの。
逆にすぐ許してくれそうなちょろいキャラも知りたい。
581名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 20:17:12.98 ID:DDmuczkB
漣は主人公とカオルが仲良さげに話してるだけで好感度が下がるくらい嫉妬深い
ちょろいっていうか紫杏は二人までなら許すって言ってる
582名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 21:05:31.73 ID:3U6qGxcW
二人までなら許す→走力-5だから許されない
583名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 21:18:49.55 ID:7AXPHsSx
一応紫杏は許してたじゃないかwカズと朱里が許さなかっただけで
恵理はたぶんちょろいな。恋人が他にいると思っても、怒るより振り向かせようとしてたし
・・・追い詰めすぎるとヤバイ方向に行くけど
584名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 21:20:08.99 ID:W29LWOky
カズとアカリで二人という説もあるね。

イベントで言えば、維織さんも嫉妬イベあったなぁ。
というか緑髪は全体的に浮気とかしたらヤバそう。さらとか特に。

でも麻美は「その中でもお前が一番だよ」とか言っとけばころっといけそうだw
585名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 23:57:38.03 ID:pzb0kTPG
漣や五十鈴、瑠璃花は嫉妬深そうな印象があるな。
586名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 00:00:59.31 ID:4ajhHM4P
リコは意外と泣き出しそう
587名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 00:11:11.43 ID:a+WjHDaX
リコは精神的には脆いからなあ
「あたしじゃダメなの?」とかいって泣きついてきそう
588名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 00:38:16.63 ID:UDRG3+mK
紫杏の2人までって
ムーミン、カズor朱里(イベントで手伝った方)、妙子(3人目、報復)
だと思ってたんだが・・・
589名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:37:10.41 ID:aIhwhxH8
どうも、>262〜308に投稿した作者です。
>262〜308の続きの中編が完成しましたので掲載させていただきます。
前後編の二部作にするつもりでしたが、思ったより長くなったので中編を作った次第であります。
※今回も陵辱描写注意。
590名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:40:29.53 ID:aIhwhxH8
前回までのあらすじ

木村冴花は、プロの世界へと進んだ小波を手助けしたかった。
超高校級の実力を以て混黒高校を撃破し、甲子園で旋風を巻き起こした小波と言えど、
プロの一年目にいきなり名を轟かすような活躍はそうそう出来るものではない。

そんな彼が野球で苦しんでいるのを、冴花は黙って見ていられなかった。
高校時代から付き合いを始めてから現在まで、相思相愛の仲を築き上げてきた愛しい人の
力になってあげたいという強い願望があったからだ。
その結論として、球場まで足を伸ばし、敵チームの戦力を偵察するという行動に至ったのだった。
かつて優秀な野球部マネージャーとして名を馳せた彼女にとってそれは苦ではなかった。

だがその帰り、混雑した電車内で油断した彼女は、車内に人が居なくなる隙を狙った痴漢達に遭遇する。
二人の男達の手馴れた手つきに、彼女の体は翻弄される。
絶世の美女と讃えられた母親譲りの豊満な肉体は、完全に男達の性欲達成の玩具と化した。
愛しい人にしか抱かれた事のない、彼女の無垢な心は千々に乱れる。

痴漢の域を越えた男達のプレイ。とめどなく湧き上がる官能に必死に耐える冴花であったが、男達の容赦ない責めの前に、
とうとう望まぬ絶頂を与えられてしまう。それは青天の霹靂。
他の男に気を遣ってしまったという事実に、彼女は大いに困惑し、そして涙した。
最愛の人への想いを汚されたショックに身悶えするような悲壮が溢れ、彼女の心を一層苦しめる。

しかしそれでもなおも男達は迫った。冴花の体の全てを支配しようと。
591名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:43:36.06 ID:aIhwhxH8
「さぁ、挿入させてもらうぜぇ……!」

(もう、だめ……ごめんなさい、小波君……っ)

男に自らの胎内へと押し入られる最後の一瞬、頭の中に彼の姿が浮かんだ。自然と大粒の涙が溢れて、頬を伝い滴り落ちていった――。

……その時だった。



「Reciprocal affection」中編



「んんっ!んはあああぁぁっ!!!」

冴花の体を激しく電流が貫いた。堪えられるはずもなく、大きな声が口から溢れ出る。
バックから男の剛直が、彼女の膣へと押し入ったのだ。
胸と秘所への愛撫によりたっぷりと分泌された愛液は、彼女の膣内を豊潤に湿らせていた。
潤滑剤を存分に含んだ彼女のそこは、男の分身をいともあっさりと受け入れてしまった。

「くはぁ、こいつぁすげぇ締まるぜ……名器なんじゃねえか」

剛直を完全に膣の奥へと挿入させた背後の男が、息を荒げながら言う。

「んやっ、あぁ、んん!や、やめ……なさい!抜いてっ!」

ガムテープの半分剥がれた口で冴花は男達へ怒鳴った。今の彼女には、こうして口で抵抗することしか出来ない。
電車の床に四つん這いにされた冴花は、痴漢二人組のもう片方に、体をその状態のまましっかりと拘束されている。

二人一組で、痴漢行為を行うこの男達にとっては手馴れたものだった。
片方が女性の身体をまさぐり、もう片方が身動きの取れぬよう拘束する。
男性に比べ体力の劣る女性は、一人の拘束役がいれば抵抗ができない。男達は今までこの連携で、幾人もの女体を攻略してきたのだ。
592名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:46:15.95 ID:aIhwhxH8
「ふへへ、さあぁ動くぜ」

バックの男が興奮した声で言うと、ピストン運動を始めた。
それは初めから男の全力で容赦なく行われた。挿入される女性をいたわることなどない、
ただ男の性欲の赴くままに、激しく前後に出し入れされ、冴花は悲鳴を上げた。

「ひぁ、あぁあ、ん、あッ、ん!んぁう!いぁああ!」

男の絶え間ないピストンに、冴花は頭の中がかき回される思いがした。
強烈な刺激を受け、無理矢理にされているはずなのに、膣内は熱く燃え、今まで以上の快感を冴花にもたらす。
いくら否定しても、それはもう紛れもない。見ず知らずの男を、受け入れてしまっている証だった。

(認めたくない、信じたくない。こんな私を……こんな、こんなっ……!)

官能で荒波に揉まれる頭の中で、冴花は思った。
胸を、秘所を弄ばれ、そして今、はっきりと男により、女の最も大切な部分を犯されている。
つい先刻までは、恋人にしか見られたことのなかった、彼女のあられもない女の姿を、他の男により暴かれている。

冴花の頭の中は、もうそのことで一杯だった。
もう抵抗することも考える余裕すらない。ただひたすら、望まぬ男に与えられる快楽を、その身で受け止め続けるだけ。
快楽の余りしなやかな身を捩り、男の性を奮わせる艶めいた矯声を上げる。
その姿は、女性的本能が官能を悦んでいることそのものであった。見ず知らずの男に抱かれ、そこに悦びを見いだしてしまっていた。

知性溢れる努力家で、ちょっぴり素直じゃない普段の木村冴花の姿はそこにはない。
今の彼女は性行為を、そしてそれに伴う快楽をむさぼる、ひとりの雌であった。
593名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:49:41.21 ID:aIhwhxH8
(もういっそ、楽になってしまえば)

(何も考えなければいい、堕ちてしまえば)

(そうすれば苦しむこともなくなるのに)

私の脳裏に、囁きが過ぎる。それは私の本能の声であり、悪魔の声でもある。

それに対し、私の中で僅かに残る理性の欠片が、首を左右に振った。
堕ちたりなんか、しない。したくない。
私には待ってくれている人がいるんだ。愛しい人を裏切るような、そんな真似は、したくない。
だから、こんな奴らなんかに、犯されたくない。気持ちよく、なりたくなんかない!

「そらっ、もう、少しだぜ!」

そんな私の理性の欠片を完全に打ち砕くように、バックの男が一気にスパートを駆ける。
男も限界が近いのか、ピストンのピッチは最高潮を迎えた。

「ふぁ!っ!あっ!ん!んぁっ!っく!あ、ら、らめ……っ!中に……出さない……で!」

私は最後の理性を振り絞り、そう言った。それと同時に、最後の理性も官能の波に押し流された。

膣壁がキュッと締まり、男の分身を強く搾る。その快感の余り、男も獣のようなうめき声を上げた。
男は冴花の言葉に耳を貸すことなどなく、そのまま中で果てるつもりであった。
それを悟った冴花は絶望に沈んだ。
594名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:51:55.95 ID:aIhwhxH8
(ごめんなさい……小波君)

冴花の残った最後の理性が、そう嘆きの言葉を囁いた。

……と、その時!

「おい、てめえらいつまでやってんだよ!交代の時間を忘れやがって」

列車内に響く大声。冴花を囲んでいた二人の痴漢の動きが止まった。冴花も驚き声のした方を振り向いた。
見ると、別の二人組の男達が目の前に悠然と立っていた。

「イキがって独占しやがって」

「時計見ろよ、見張りの交代だろうが」

別の二人組達は、冴花を囲んでいた二人にほとんど怒鳴るようにして喋る。
その喋る言葉などから、冴花はすぐに察した。
最初の二人組が言っていた、仲間のこと。それはきっと、今現れたこいつらのことなのだろう、と。

そして私はより深く絶望した。
交代ということは、今度はこいつらにも体を好きにされるのか。
また絶頂を与えられ、それだけでなく、完全に犯されてしまうのだろうか−−。

現に今現れたこの二人も、最初の二人と同じ目をしている。そう、欲望に駆られた、濁りきった目だ。
その目で時折、舐めるような視線を四つん這いになっている私へと注いでくる。
私の体が恐怖に再び震えた。

ところが、そこから思いもしない事が起きる。
595名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:54:36.56 ID:aIhwhxH8
「待てよっ、いまいいとこなんだぜ」

背後の、今まさに冴花の中で果てようとしていた男が、今現れた二人組に怒鳴り返した。
その語勢には、自らの欲望の充足がなされるすんでのところでお預けを食らわされたことによる苛立ちが、
たっぷりと込められているようであった。

「あぁ?寝ぼけたこと言うなよ、さっさと見張りしてこいよ」

「時間はちゃんと区切ってただろうが!」

しかしそれに負けじと別の二人組も激しく反論する。そして二人がかりで冴花の後ろの男をひっぺがしにかかった。
その拍子に、バックの男の男根は抜け、そして冴花の束縛が解かれて、彼女は床にペタンと座り込む。

「おい、ふざけんなよ!やめろ」

「ふざけてんのはてめえだ!」

次第に、四人の男達の取っ組み合いが始まった。他に誰もいない列車内に、性に飢えた雄達による醜い争いが始まる。
冴花は呆気にとられながら、その様子を見ていた。

もしかしたら……これは……チャンスなのではないか。私は、不意にその時冷静さを取り戻し、考えた。
男達が喧嘩をしている間に、もしかしたらなんとかこの危機から、逃げられる方法は無いのだろうか。

現在、両腕をガムテープで拘束され、口元にも同じ物が貼られている。痴漢達に施された戒めはこれだけだ。足の自由が奪われていないのは幸運だ。
もしかしたら、これなら――。
596名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:56:38.74 ID:aIhwhxH8
と、思ったその時。ガクン、と列車が揺れる。その衝撃で床に座り込んでいた冴花も揺さぶられる。

(な、なに?)

最初は地震でも起こって列車が揺れたのか、と思った。
否、私はすぐに気がついた。
今のは……列車が停車したから、その慣性で私の体が動かされたのだ。
先程まで、男達に弄ばれ続けていて、列車の速度が落ちてきていることなどには気がつく余裕がなかった。

(停車した、ということは……)

次の瞬間。横たわる私のすぐ真横の両開きのドアが開く。眩しく光が、私の目に差し込んでくる。
駅に……ついた−−?

私はその扉が希望の扉に見えた。そして直感的に悟った。これが、最後のチャンスだ。逃げるための。
弾かれたかのように、官能的な緩怠の残る体に鞭打ち、私は起き上がった。
隣に転がっていた鞄を、縛られた両手で何とか手に掴む。鞄の中には今日の偵察の資料やカメラなども入っている。
置いていくわけにはいかないからだ。

「……っ!」

そして私は、そのまま扉の外へと飛び出した。ほんの一刹那の出来事だった。
男達に服を脱がされたことで体のところどころはだけさせられ、とても恥ずかしい姿のままだったけど、そんなことは言ってはいられなかった。

「あっ」

「あの女ァ!」

私が飛び出たホームには幸い人がいなかった。
後ろの方からは雄叫びのような男達の声が聞こえてくる。私は恐怖を背後に感じつつとにかく走った。
597名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:00:22.54 ID:aIhwhxH8
(逃げなきゃ、逃げなきゃ、ここでまたつかまってしまったら、今度こそ何をされるか分からない……!)

必死にホームを駆けて、階段を登る。幾人かの通行人がすれ違い、今の私の姿を見たのか、目を丸くしている。
羞恥で顔がかっと熱くなり、そのまま改札近くの女子トイレまで逃げ込んだ。

「はぁ、はぁ……」

全力で走ったことにより肩で息をつかざるをえない私は、トイレの個室の中でまずガムテープによる束縛を解いた。
両腕を縛っていたテープは思いのほか簡単に巻き付けられただけだったので、何とか破りながら解くことができた。
そして自由になった手で口に貼られたテープも引っ剥がした。
息苦しさがなくなり、呼吸がすっと楽になった。

男達は追っては来なかった。

そのまま周囲が人で混雑してくるまでトイレの中で待ち、男達に乱された服装や体裁を直すとホームへまた出た。
そこはたまたま逃げるために降りた駅だったので、自分の下車駅まで再び電車に乗らなくてはならない。
恐る恐る周囲を見回す。先程とは打って変わって、列車待ちをする客でホームはごった返している。
あの男達の姿は見えない。幸いにも諦めてくれたのだろうか。

そうしているうちに、列車が駅へ滑り込んで来る。今度こそ私は、女性専用車両に乗り込み、再び列車は動き出した。
やはり帰宅ラッシュが続いており座ることなど出来なかったけど、そこで私はようやく、一息ついた。

(……助かった、のかな……)
598名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:02:23.59 ID:aIhwhxH8
地獄のような時間は、唐突に終わりを迎えた。一旦は、冴花は安堵に胸をなで下ろすのだった――。
しかし、彼女の体にはハッキリとまだ残っている。痴漢達により享受された、熱っぽさを含んだ官能的なうねりが。

女性専用車内で吊革につかまって立っているのも、冴花は少しつらかった。
媚薬を塗布された両の乳房は、心臓が鼓動する度に熱が送られてくるかのように熱く火照る。
分泌された愛液によりまだ湿り気を残した秘所は、はけ口のない切なげな官能を体中に走らせ、彼女の心を蕩けさせようとする。
体に残された幾つもの快楽の余韻は、彼女の精神を今も次第に蝕んでいくかのようである。

私は、痴漢されてイカされちゃったんだ――。そして好きでもない男に挿入されて、悦びを感じてしまったんだ――。
体に残る感覚が、否応無しに私へその事実を突き付ける。

これから、どうしたらいいんだろう……。
あの痴漢達の顔は、覚えたくなくても覚えてしまった。警察に行って、今日起こったことをすべて話せばきっと対応はしてくれるだろう。
だけどそうすると……。

ぼんやりとした回らない頭でそんな事を何度も考えながら、私は下車駅で降り、そのままフラフラとした足取りで自宅にまで辿り着いた。
帰る前に夕食の買い出しに行く予定であったが、そんなこともすっかり心の外になっていた。
599名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:05:47.51 ID:aIhwhxH8
おぼつかない足取りで、自宅のアパートにまでたどり着く。
小波君との同棲開始と同時に借りた、近郊の賃貸アパート。父が遺した邸宅は二人で住むには大きすぎるし、
心機一転して新たな生活を始めたいという私の要望から決まった、新たな生活の場だった。

入口の玄関の戸を閉め、ようやく帰宅した私は、何をするともなく居間にぺたんと座り込んだ。
偵察結果を入れてある鞄をドサッと床に置くと、体の力が抜けて、疲れが一気に出てきたような気がした。
身体じゅうにジットリと汗が浮かぶ。それと未だ体に残る官能の名残が不快感となって、まとまりつくような気持ち悪さを生み出す。

(……どうしたら、いいの。これから……)

私の頭の中ではまだ同じことを延々と考え続けていた。答えなんてまったくもって出なかった。
そのうち私は無意識のうちに居間を出て、浴槽へと向かっていた。



…………
600名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:07:48.81 ID:aIhwhxH8
…………



シャワーの熱い水しぶきが、胸から下の全身へと降り注ぎ、体をほのかに暖めていく。それでも心までもが暖まるはずはなかった。
これからのことを考えても、私の頭の中には何も浮かばなかった。いつもなら自分の持ち味である冷静さで
解決策の一つや二つを模索できたであろうに、この時にあったのは、暗澹たる思い、漠然と横たわる不安だけだった。

ボディソープを過剰にタオルにとり、そのまま、体中を赤くなってしまうのではと思うくらいに、強く擦って泡立てた。
あの痴漢の男達のドロドロとした肉欲が私の体中にぶつけられ、なすりつけられ、こびりついて、
今でもそれがはっきりと不快感という名残で残っているような気がしたのだ。少しでも早く、体を覆うそれを拭いたかった。

特に怪しげな薬を塗布された乳房に残されたぬるぬるとした感触が、
しつこくねっとりとまとわり付いてくるかのようで、簡単に落ちてくれない。
まだ効果が残っているのか、胸をタオルで擦るたび体がビクッと感じてしまうのが悔しかった。
601名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:11:27.81 ID:aIhwhxH8
シャワーを済まし、置いてあったインナーとイージーパンツのいわゆる部屋着に着替え、
ヘアトリートメントを施したのちドライヤーで髪を乾かす。
いつものお風呂上がりの時のルーティンを、無意識の内にこなして、冴花は居間へと戻った。
すっかり夕暮れ時も過ぎて陽は落ち、光の無い居間は濃紺色の闇に包まれている。
天井の電気のスイッチを点け、冴花は食卓の椅子にゆっくりと腰掛けた。

「ふう……」

体の力が抜けて、溜め息が自然に漏れる。
とりとめのない思考ではあったが、シャワーの間に冴花はある結論を導き出していた。

今回の件は、私が油断をしたせいだ。勿論……あんな痴漢達は許せないのだけれど。
でも、だからと言って、私はどうしたらいいのか?先程考えていたように、警察に通報し対処してもらうのか?
それは……出来ない。私はそこで大いに悩んだのだ。

警察に知らせればきっとあの男達は捕まる。だけど、そんなことは問題じゃないの――。
私は、あの男達にレイプをされた。体中を弄ばれ、愛する人にしか見られたことのなかった恥ずかしい姿を沢山見られ、
愛する人にしか与えられたことのない悦びを……受け入れてしまった。
たとえあいつらが捕まろうとも、その事実は、変わりようがないのだ。
602名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:13:29.23 ID:aIhwhxH8
警察に届け出るような事となるとたとえ野球に忙しいと言えども、一緒に暮らす小波君はいずれそのことに気付いてしまうだろう。
それは、私があの車内で受けた恥辱の限りを、小波君が目の当たりにするということになるのだ。
その瞬間を想像するだけで、私は胸が張り裂けるような思いになる。
彼は一体どう思うだろうか。私は他の男に抱かれ、悦びを得てしまったのだ。私を想ってくれている彼を、裏切ってしまったのだ……。そんな私のことを、彼はどう思うだろうか……。

(いやだ、考えたくない。そんなこと、考えたく……な……い……)

目の奥が熱くなってきて、視界がにじむ。冴花は気がついた、泣いているのだと。それは他にない、冴花からの彼への想いがそうさせている。自分でもそれは分かっている。だけどその想い故に、彼女は重大な選択を選ばなければならないのだ。

だから私は決めたんだ。この事は、私の中で自己完結させる。
つまり、警察はもちろんのこと誰にも言わず、悪しき思い出として、私の心の中でずっと封印していくのだと。
そうすれば、彼に知られてしまうことも、ない。
私の不甲斐なさが生んだ、悲壮な思いを、彼にまで同じ思いをさせてしまうことはなくなる。
そして彼に、嫌われてしまうことはなくなる−−。
だから、私は決断したのだ。
603名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:16:09.04 ID:aIhwhxH8
勿論それは−−隠し続けるという行為は、話してしまう事よりも、ずっとずっと、悲壮で、彼にとっても許し難いことなのかもしれない。
だってそれは、愛する人を、ずっと欺くということになるから。

だけど、もう、決めたんだ。これからずっとこの事を「背負って」、彼と共に暮らしていくのだと。
私には小波君しかいない。彼は、私にとっての全て。そんな彼に嫌われたら、私は……きっと、生きていけない。
両親を、家族を失い、独りぼっちになってしまった私にとって、最後にたった一人頼ることのできる最愛の人だから、
だから、そんな彼に、嫌われたら、私は、私は……!

「うっ、ひっ、ぐすっ……う……」

どんどん溢れる涙が頬を滑り落ち、卓上へ次々と零れていく。口からは嗚咽が漏れる。犯した過ちに悔やみ切れない悔恨を、
そしてこれから彼を一生欺いていかなくてはならない重すぎる背徳感を味わった。それには涙を流さずにはいられないのだ。

「ひくっ、うっ、ううっ……」

(ごめんね、ごめんね……小波君。私はこれからずっと……)

かつて父が逝去した時、私は彼の前で初めて涙を流した。しかしその時彼は私にこう言った。

『もう、泣くなよ。冴花は強い子なんだ。俺に弱みなんか見せるな。だから何があっても泣いちゃいけない。堪えるんだ』

彼は言った。涙を見せるな、と。だからこそ、今こそ私はその彼の言い付けを守らなくてはならない。
今回の件を背負って、堪えながら、立ち上がり、また歩いて行かなくてはならないから。彼に認められた強い子として。
それはとても皮肉なことだ。彼の言葉を受け、私は彼を欺くことを決心したのだから……。あなたを想うが故に私はいま、あなたへと背くのだから……。

冴花は卓上で顔を伏せて泣き続けた。腕で目を乱暴にこすり、涙を拭おうとした。
604名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:18:09.39 ID:aIhwhxH8
と、その時だ。
ガチャン、と玄関の鍵の施錠が解かれて戸が開く音がした。
そして、声がした。

「ただいまぁ、冴花、帰ったよ」

その声を聞き、私はハッとして卓上から顔を上げた。紛う事など無い。まぎれもないその声は、私の最愛の人の声だ。
電車内にてメールを受け取り、夜八時頃に帰宅すると聞いていたが、
それ以外の出来事でそれもすっかり失念していた私には、突然の帰宅に感じられた。

今のこんな姿は、見られるわけにはいかない。私は涙を強引に拭うと食卓の椅子を立ち上がった。
たった今、心の中で腹を決めたばかりなのだ。痴漢の件は、自分の記憶の中で永遠に封印していく。
小波君に迷惑を掛けないため、それと共に……私自身の保身のために。

だから今は、いつも通りに振る舞い、彼を出迎えるんだ。決して心中を悟られないように、慎重に……。
そう心の中で改めて確認し、私は居間から玄関に続く扉を開けた。

「わっ」

「おっと」

その扉を開けた途端、玄関から歩いてきた小波君と鉢合わせになり互いに驚く。
だけどその次の瞬間。
605名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:21:05.26 ID:aIhwhxH8
「ひぁ!?」

私は、小波君に両手で掴まれ、そのまま彼の胸元に抱き寄せられた。驚き、不意の声が出てしまった。

「ただ〜いま!はは、驚いた?」

そんな私を見て、小波君がおどけた口調で言う。

「も、もう、バカっ……」

胸の奥がカッと熱くなる。それが何だか恥ずかしくて、私は顔を背けながら彼の胸元から離れた。

「と、とにかく。……お帰りなさい」

気を取り直して私は努めて明るめの声で言った。彼もそれに合わせてニカッとはにかみながら応じてくれる。

遠征先からの移動の後、午後の練習を終えて帰ってきた小波は、冴花がもう何度も見慣れた球団支給のジャージ姿だった。
プロ入りしてからハードな練習に揉まれた彼の体躯は、高校時代からさらに一回り大きくなった気がする。
そのためか、プロ入り直後の支給のジャージは少々窮屈ぎみだ。

「今日も風呂から入るよ。もうすっかり、汗でベタベタだぁ」

「はいはい。寝間着、勝手に用意しとくわよ」

「ああ、サンキュ」
606名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:25:28.70 ID:aIhwhxH8
冴花は小波から重たい鞄を預かり、彼の自室の隅に置く。
そして小波はすぐさまお風呂場に向かう。野球でいつも汗をかいてくる小波は、帰宅直後はいつもお風呂からだと決まっていた。
冴花は至っていつも通りの、彼の帰宅時の対応をしているつもりだった。

その後、彼の自室から頼まれた寝間着を取ってきて、洗面所へ向かう。
洗面所に置かれた、沢山の洗濯物を取りあえず洗濯機に入れて水で濯いでおく。さぞかし今日も練習に精を出したのだろう。
洗面所の真横の浴槽には湯気が立ち上っており、既に彼が入浴しているようだった。

「ねえ、ここに寝間着置いておくわよ」

お風呂場の戸をコンコンと叩いて、私は彼にそう告げた。

「うーん、サンキュー!それにしてもいい湯加減だよ」

「ふふ、そう」

浴槽の中から彼の朗らかな返答が返ってくる。彼は、いつも通りだった。
さっきの帰宅時のスキンシップといい、野球で辛いことがあった日も、失敗をしてしまった日も、
彼は家に帰った時は良くも悪くもいつもこんな調子である。
無論それは、家でいつも待っている私の事を気遣ってのことだということは分かっている。

彼だって、私のことを気にしてくれている。だから家に帰って来たときは、野球でのストレスは出さないようにしてくれている。
勿論、私は父親がプロ野球選手だったくらいだから、野球は昔からよく知っているし、それへの理解は深いつもりだ。
彼自身のプレーについて話し合いをする時は当然本音どうしで話し合いを行うが、その時はその時、それ以外の時はそれ以外。
彼はメリハリを付けてくれるのだ。大事な時は本気で話し合い、そうでないときは私への思いやりも以って接してくれる。
同棲を始めてはや半年、私たちの「生活」はそんな形を作り上げつつある。
607名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:28:25.33 ID:aIhwhxH8
それだけに、今は、その彼の思いやりがとても心苦しかった。
私を気遣ってくれる彼を、私は、これから未来永劫、欺いていかなくてはならないのだ……。
もう後戻りは出来るはずもないし、するつもりもなかった。そう決めたはずなのに……、
なのに、また涙がこみ上げてくるのを我慢出来そうになかった。

冴花はそれを小波君に悟られまいと、静かに洗面所を後にしようとした。

「お〜い、冴花。そういや、今日の晩飯の献立は?」

その時、洗面所からの去り際に、浴槽から小波の声が聞こえた。

「あ、えーっと、晩御飯は……」

そこまで口にして、彼女は思い出した。夕飯の買い出しに行くことをすっかり失念していたことに。

「あ、ちょ、ちょっと待ってね、今から作ってくるから!」

「え、おーい?冴花?」

私は取り敢えずそう言って、洗面所を後にした。小波君も心待ちにしていたであろう夕食を、すっかりと忘却してしまっていたこと、
そしてそれを小波君に指摘されたことに、私は完全に動揺してしまっていた。



…………
608名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:31:19.61 ID:aIhwhxH8
…………



「ごめんね、今日はちょっと買い物の時間が無くって……。簡単なものになっちゃったけど」

正確には、買い物をするのも忘れてしまった、だ。夕食を食卓に並べながら私はねじ曲げた言い訳を口にしていた。

「はは、いいんだよ。それじゃ、いっただきます」

それでも小波君は気にしていない様子で、食事へとがっつく。相当お腹を空かせていたらしかった。

先程から三十分後、入浴を終えた小波と共に冴花は夕食をとった。だが当初の彼女の予定していた献立とは、大きく異なるものになっていた。
インスタント麺を用いた即席ラーメンに、冷凍ものの餃子という有り様である。
あり合わせの物で作ったということが明確なメニューであった。

ここまで適当な料理を振る舞ったことは冴花の記憶にはない。同棲生活を始めてからは、常に小波の食事には気をつけてきたのだ。
プロ野球選手たるものとして、バランスの取れた栄養摂取は必要である。
体調によって野球での活躍を左右されるようでは、プロとして話にならなくなってしまうからだ。
冴花もそのことはしっかり心に踏まえていた。だから小波への料理には十分に気をつけてきたのだ。

それだけに、今回、これまで継続してきたその心掛けを壊してしまうような食事にしてしまったことに、冴花は心が痛んだ。
609名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:33:35.39 ID:aIhwhxH8
「……なあ、食べないのか?」

「……へっ?」

意識外から小波君の声が飛んでくる。食事のことを気にしてまた、考え込んでしまっていたらしい。私は思わず頓狂な声で返事をしてしまう。

「今日は食欲ないのか?」

「え、ううん、そんなことないわよ」

私は無理に苦笑いしながら、箸を取って食事を再開した。実のところ彼の指摘した通り、食欲がないというのは本当だった。
電車であんな目に遭ったというのに、食欲があること自体が逆におかしいというものだ。
それでも小波君がそれを察してしまうのが怖くて、私は口に押し込むように夕食を頬張るのだった。

「あ、そうだ。今日観てきた試合、すごかったわよ」

私は食卓の空気を取り繕おうと、今日の偵察の話題を切り出した。

「へぇ、そういや今日はあの○○が先発だったんだよな?」

小波君も無論この手の話には乗ってくる。私もそれに合わせて話をどんどん出していくことにした。

「そうそう。九回投げて完投よ。あれだけ酷使されてるのに、大したスタミナね。何といっても凄かったのは九回のピンチでのピッチングで……」

「うんうん」



…………
610名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 02:39:48.66 ID:aIhwhxH8
…………



それから食卓では、今日の試合の話がメインになった。小波君の方も、試合は練習場のテレビでかじる程度に見ていたらしく、思いのほか、論議は盛り上がっていた。

「だから、狙いは変化球でしょ。あなたは一軍のストレートのノビにまだまだついていけてないんだから」

「そっ、そんなことないやい。タイミングさえわかってて、ヤマが当たれば打てるさ」

「ヤマなんてそう簡単に当たるもんじゃないわよ。いい、あたしは確率の話をしてるの。
あなたのこれまでのストレートへの対応率から言ってるの。
だから、変化球を狙い打つ方が無難なのよ」

「う、うーん。そうかな……」

「ええ、ハッキリしてるわよ」

彼との討論は、私にとってはオハコだった。
彼は野球に対し天才肌故か、どうも自分の思ったままのプレーをしたがる傾向がある。
かつて高校野球地方大会での高校キングとの試合にて、
ワンマン気味のプレースタイルをしてしまい危うく敗北しかけたことさえある。
それがまだ抜けていないらしく、プロの舞台でも、客観的に見てるとこうして暴走気味なプレーをしようとすることが多々ある。
そういうときは決まって私がそれをきっちり指摘することにしていた。
今もこうして彼を論破してねじ伏せたところだった。

「わ、わかったよ、とにかく、変化球狙いの方がいいんだな」

「今までのあなたをみる限りでは、ね」

それはやはり、いつもの、私達二人の風景そのものだった。
彼の仕事柄の都合で、比較的、共に過ごす時間は少ない。だけどそのぶん二人でいる時間はお互い大切にしあう。
二人で言葉を交わし、触れ合う時間。出会ってから、今ではすっかり当たり前のものとなったことだが、
もちろんそれはかけがえのない幸せを感じられるはずの時間だ。
611名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 03:08:14.49 ID:aIhwhxH8
だけど……今は、その幸せを心から噛み締めることが私には出来なかった――。
心の中に大きな穴が空いてしまい、幸せを受け止めることが出来なくなったかのように――。


後編に続く。

〈次回予告〉
人の性(さが)、揺らめく想い、それはいずれその命とともに必衰し散り行くもの。
想い深き故に、冴花はその想いを心の奥底へと封じる。深い深い眠りへと。
心を責める、恐怖と罪悪。どちらにも真の答えはない。
苦渋に横たえかつての清純を置き忘れるとき、かつてない感触が、彼女の体を包み込んだ。
612名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 11:19:56.42 ID:5S0+ozWq
GJ
重い内容だけど続きが気になるね
613名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 16:45:43.29 ID:dS4ALP35
乙乙。
人称の揺れがちょっと気になるけど、臨場感のある文章だと思う。

俺だけかも知れないが、次回予告で某ロボットアニメを連想して変な気分になったw
614名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 01:18:38.48 ID:WKEyMBq+

苦悩の描写が良いね
続きがどうなるか楽しみ
615名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:16:33.96 ID:QdwYg2BO
書いた事の無いキャラに挑戦しようと思い、冬子を書く事にしました。
そうえば維織さんと親友設定があるので、それも併せて使ってみようかなと。
タイトルは「勘違いから産まれる戦争」

616名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:17:50.32 ID:QdwYg2BO
ある日の事、雪白冬子と野崎維織は喫茶店で歓談をしていた。
後に世界で十指に入る大企業となる(現在でも十分大企業だが)ユキシロとNOZAKIの御令嬢が
ごく普通の喫茶店に二人で座っているというのは何か物凄い映像だが、その事は今回の話とは関係が無い。

今日は維織がミルキー通り近くにある図書館に用があり、偶然にも昨日冬子から電話があったので
ならばついでに会おうという事になり、近くの喫茶店に二人で入ったのだった。
ちなみにその喫茶店は先日店長が行方不明となり、つい最近改装されて新しくオープンされたものである。

「フフフ、本当に変わらないわね維織は」

「…冬子も中学校の時に出会ってから、変わってない。真面目で口うるさくて融通が利かなくてお節介で…

「なんですって…

「――とても優しい」

「っ!……はぁ。全く、相変わらずずるいんですから、維織は。
 あぁほら、口元にケーキが付いてますわよ。そんな事では殿方に振り向いて貰えませんわよ」

維織の口元にナプキンを持っていきながら、そんな事を言う冬子。
軽い仕返しの意味を込めて(維織は気にしないだろうが)からかってやろうと思っての発言だったが
維織の返しは予想外のものだった。
617名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:19:07.14 ID:QdwYg2BO
「大丈夫。付き合っている人はいるから……うぷ」

「え?」 

その台詞に動揺して、ナプキンの目測を誤り維織の鼻に押し付けてしまう。

「冬子、そこは口元じゃなくて鼻」 

「ご、ごめんなさい維織。って!そんな事はどうでも良いんですわ!
 維織、今貴方何と言いました?」

「?真面目で口うるさくて融通が利かなくてお節介でツンデレで…

「そこじゃありませんの!何か一つ増えてますし!
 そうでなくて貴方につ、付き合ってる人が居るって…」

「うん……言った」

「聞いてませんの!!」

「今言った。……何を怒ってるの?冬子」

(ぐぬぬ……。い、いつの間にわたくしの維織に……一体どこの馬の骨が…)
618名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:20:17.35 ID:QdwYg2BO
その男への怒りに顔を熱くする冬子であったが
考えてみれば維織も二十歳を過ぎているのだし、そういう話があって当たり前だ。
維織が大学を卒業してからはあまり会う事も出来ていない自分が、それについてとやかく言う事は出来ない。
むしろ寂しがり屋の彼女にそういう人が出来た事を祝福すべきだろう…と、理性では思い直す。

「コホン。取り乱してごめんなさい維織。
 …それで、その方はどのような方ですの?ご職業は?」

しかし何か寂しい気持ちになったのは事実なので、少し問い詰める様な感じになってしまう。
何か隙があれば文句の一つも言って、溜飲を下げようという思いがあったのだが
隙どころの話じゃ無かった、と冬子は後に思う事になる。
619名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:21:10.07 ID:QdwYg2BO
「職業……。野球……?」

「まぁ野球選手ですの!それは偶然ですわね、実は私が今仲良くさせて頂いている八波――

「ブギウギビクトリーズの」

「どこのチームですのそれ!?」

「商店街の野球チーム。そこでエースで四番を打っている…」

「いやそんな誇らしげな感じで言われましても!要はただの草野球チームですわよねそれ!?
 そうでなくて、普段何をして働いているのかを聞いているのですわ!」

「働いてない……。ずっと私と一緒」

「働いてない!?あ、後の言葉も気になりますが今は置いておくとして。
 それではその方どうやって生計を立てているのです?もしかしてどこかの財閥の御子息で働く必要がな――

「私の家に一緒に住んでいる。九波君は一文無しだから、基本的に全部私が面倒を見てる」

この場に九波が居れば、色々とツッコミを入れたい台詞だが
彼は今、近くの公園で待機させられているので話は進む。

「いよいよどういう方ですのその方!?ニートのヒモ!?い、いけませんわ維織!みだりに殿方を家に住まわせるなんて!」

「……九波君の友達を私が燃やしたから、その責任を取らなければ駄目」

「何を言ってますの維織!?燃やした!?友達を!?」

当然のツッコミを入れる冬子だが、実は彼女もつい先日公園で同じ様な行動を取って
一人の少女を路頭に迷わしていたりする(次の日には再建していたが)
620名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:23:23.68 ID:QdwYg2BO
更に冬子は維織から微妙に要領を得ない話を聞き
件の維織の彼氏とやらは、今年の春頃に遠前町にふらりと訪れた謎の男で
身分証明書の一つも持っておらず、来るなりテント生活を始めているので住所も不定
商店街のチームで野球の練習をしていない時は、魚を釣ったりきのこを取ったりで暮らしている(いた)サバイバルな男という情報を得た。

(い、いけませんわ……。そんな不衛生極まりない変質者を家に住まわしているなんて…。
 維織の純粋さに付け込んで、あわよくば財産まで得ようとしている下種に違いありません!)

「維織。一度その方とわたくしを会わせていただけないかしら?」

維織を救わなければという正義の心と幾許かの嫉妬を心の中で燃やしながら、冬子は聞く。

「え?冬子と?……………絶対に駄目」

しかし維織の答えはノー。
数秒の間を置いてのその答えには、維織の強い意志が感じられた。
経験上、こういう時の維織は答えを覆す事は無い、と冬子は分析する。

(わたくしに会わせては問題のある殿方だと自覚しているのでしょうか?
 『私が居なければこの人は駄目』と思い、ダメ男に尽くしている…ヘタをすれば暴力を振るわれているかもしれません。
 うぅっ可哀相な維織…)

九波がこの場に居れば全力でツッコミを入れたいであろう思考だ。
まぁ暴力というか、いぢめているというのは事実なので全てを否定する事は出来ないが。
というか、むしろそっちの方が怒りを買うかもしれない。
621名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:25:31.56 ID:QdwYg2BO
冬子も通常時なら、『私が居なければこの人は駄目』というのは維織にこそ向けられるフレーズという事は分かっている。
学生時代はずっとその気持ちを抱いていた当人でもあるのだから。
そういう意味では冬子の維織への気持ちは、母性本能に近いものがあったりする。

「どうしてです?何でしたら、連絡先を教えて頂ければ、私と二人でお話させて頂くのでも構いませんわ
 むしろ、わたくしとしてはその方が好都合です」

維織と一緒では、別れさせようとするのを邪魔するだろうから、という意味での最後の一文なのだが
当然、維織がその様に解釈するハズは無く

「好都合……!?
……………冬子。絶対絶対絶対絶対絶対会っちゃ駄目。……そんな事したら絶交」

友達が少ない維織にとって、『絶交』というのはかなり重い言葉ではあるのだが
それが彼女の真剣さを如実に表していた。
それは向けられている冬子にも当然伝わる。

(維織…なんて真剣な表情で。それ程、その殿方の事を愛してますのね……憎らしいですわ。
 そして、ここまで嫌がるという事は、その男がいかに悪い男なのかを自白している様なもの。
 …維織もわたくしの考えは分かっているでしょうから、妨害されるかもしれませんが、わたくしが何とかしてみせます)


(維織を助ける為なら、わたくしは鬼にでもなってみせますわ!
 …例え、維織に嫌われる事になろうとも)

悲壮感を漂わせながら、冬子は決意する。
その清廉な表情は見る者全てに時間を忘れさせる、美しいものだった。


後日、誤解と思い込みと勘違いと掛け違いと情報の行き違いによる
一人の風来坊を巡るNOZAKIとユキシロの全面戦争が起きたりするのだが
それはまた別の話。
622名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 12:30:35.92 ID:QdwYg2BO
とりあえず終わりです。
維織さんと冬子の会話と、勘違いコント(?)が書きたかった。

続き…というか本来そちらが本編になるのでしょうが、書き切れるか自信薄なので
とりあえずここまでで一つの話として投下しておきます。


おまけで会話の別パターンでも。

「きちんとした職に就いて、安定した収入を得ている方なんですわよね?」

「冬子……変わったね」

「え?」

維織には珍しく真剣なトーン。
それに驚き、さっき変わって無いって話してなかった?というツッコミを入れられなかった。
維織は冬子をまっすぐ見て、言葉を続ける。

「……いつからそんな事でしか人を見られなくなっちゃったの?仕事なんて、お金のある無しなんて、どうでも良い事。
 もっと大事な事が他にある……冬子が教えてくれた事だよ?」

その言葉に、冬子ははっと我に返る。
そうえば昔、そんな事をこの子に説教した事もあったっけ…。
冬子の頭の中でその時の情景が浮かぶ。思えば、初めて維織に怒ったのはその事についてだったか。
その私が、いくら維織が心配だったといえ何を下らない事を言ってしまったんだろう…と冬子は己を恥じる。

「…ごめんなさい維織。どうかしていましたわ。そうですわよね、貴方が選んだとのが――

「確かに九波君は一文無しのニートのホームレスだけど、そんな事は――

「流石に聞き捨てなりませんわよ!?ニート!?ホームレス!?」
623名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 15:21:02.87 ID:QdwYg2BO
不意に思いついた小ネタ「sweet pocky」

「十二波さん!今日は2011年11月11日ですね!」

「ん?あぁそうだな。どうしたんだ漣そんなにテンション上げて」

「ふふふ、11月11日はポッキーの日。更に今年は11年なので、百年に一度の真ポッキーの日ですよ!」

「あぁそうえばそうだったな。そんな名前が付いているかは知らないが」

「そこで私は今日に備えて、古今東西ありとあらゆるポッキーを取り寄せました」ドサッ

「うわ、凄い量だな。50箱はあるぞ。地域限定のや絶版の物まで…漣ってそんなにポッキー好きだったっけ?」

「フフフ甘いですね十二波さん。まるでポッキーの様に…」 ドヤッ

「いやそんなに上手い事は言えてないぞ」

「私がしたいのはポッキーゲームですよポッキーゲーム!」

「あぁ成る程…。えらく古い遊びを知ってるなぁ漣。今でも王様ゲームとかでやってるのか…?」

「今日はこのポッキー全部それで食べつくしますからね!覚悟しといて下さいよ十二波さん!」

「全部!?」

「フフフ、全部食べた後は十二波さんのポッキーも舐めてあげますから頑張りましょうね♪」

「誰が極細ポッキーだ!
 だったら俺も漣のつぶつぶ苺を舐めしゃぶってプリッツにしてやるから覚悟しとけよ!」

「望む所ですっ!」

いちゃこらいちゃこら
624名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 19:09:09.88 ID:G9O+9df1
GJ
いろんなバリエーションの話を書けてうらやましい

最近投下が多くて良いね
625名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 22:03:43.06 ID:1NHm3qu1
上の冴花のヤツ見て思ったけど、やっぱり陵辱モノの方が抜けるよね
和姦イチャラブで抜ける人は尊敬するわ
626名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 22:24:06.27 ID:WKEyMBq+
>>611>>622
二人ともGJ!

>>625
自分はほのぼの和姦の方が向いてるかなあ
まあやっぱり好みは人それぞれでしょ
627名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 02:31:16.93 ID:2TnQof18
レンちゃん街中をデートしてる最中、綺麗なお姉さんにチラッと視線が行く主

それを逃さず見たレンちゃんは嫉妬して
「目を瞑ってください!」と言って、主をラブホにつれこむ

そこで互いにイチャラブ
628名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 02:53:42.62 ID:7HNppjm3
漣ちゃんはマジ宝の宝庫やで
629名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 03:39:10.18 ID:vuPNXDqm
>>623
GJ!
良い意味で頭悪い話で笑えたw漣の汎用性を上手く活かしてるなぁ
冬子の話の方も、続き楽しみにしてます。
基本的にシチュといちゃラブを楽しませる作風だと思ってましたが、これは普通に話も面白そうだw
630名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 13:20:59.46 ID:aVLEBky6
10主と奈桜のセックス中にパンパンと腰を打ち付ける音に反応してやってくるイワタン
631名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 23:51:53.13 ID:HrKC+I4W
13裏のレンってエンゼルに13裏主×レンのオカズ本執筆とか頼んでそうだよな…
632名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 00:39:04.48 ID:fgTSqxtG
そしてレンがかませの13裏主×エンゼル本を執筆するわけですね。
633名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 23:16:28.59 ID:S97Z9iCq
レンvsエンゼル勃発

最終的には二人してキャプテンに説教されて終了
634名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 23:21:42.27 ID:QuOh0Gn7
そこは仲良く3Pで
635名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 01:09:22.38 ID:S+by7B7u
漣と武美はエロ向きなキャラだよなあ
636名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 00:00:56.01 ID:wjzQZRJ7
14公式サイトで確認できる姫子は見た目はツンツンしてそうだな
637名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 17:37:10.59 ID:0nv2Xmo3
見た目で判断したら11のある二人でエライ目にあったなぁ
638名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 19:22:04.19 ID:5Tvb4gbd
11は朱里ちゃんゲーだから仕方ないね
華音と涼子なんてハッピーエンドが存在してないし……
しのぶも訳あり感ハンパなかったし……
シズヤは影が薄いというか……正規ルートじゃないから仕方ないのかもしれんが
639名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 19:56:49.32 ID:0nv2Xmo3
いや個人的にはシズヤ>浜野だったわ
640名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 21:44:29.58 ID:+WtnKu98
>>638
1人忘れてるような……
641名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 21:59:53.47 ID:USUHNDz9
>>638
シズヤ→日出子じゃないのかね?
つかシズヤは14で出てるから正規ルートじゃね?
642名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 23:13:01.88 ID:eM1bDA46
まあ、10以降主人公が複数いないと説明がつかないんだけどね
643名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 23:42:46.10 ID:YjKC0w7M
10以降は五十鈴のライターのキャラと西川氏のキャラで一人ずつの主人公がいるような感じもする

そういやシズヤは11から皆勤だな
やっぱり使いやすいからかな
644名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 11:12:40.88 ID:n9aVpNqe
朱里編は10のカズルートで感じてた主人公の無力感を払拭できてよかった
涼子編とあわせて11主の優しさが際立つ
645名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 20:05:43.96 ID:rSSIdQWf
11主はメンタル的には強いのか弱いのかよくわからないなあ
646名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 20:37:33.29 ID:C/cTBZc/
>>645
そこはほら、ライターによる違いって事で一つ。
647名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 21:56:20.59 ID:gToxUDY9
朱里・シズヤ・涼子を初めとする彼女関連じゃ男気と主人公の中でも屈指の優しさを見せるのに
ステーキで胃炎になっちゃう不思議

大舞台では強いメンタルを発揮するタイプなのかも
648名無しさん@ピンキー:2011/11/20(日) 15:44:38.90 ID:JqMAnKEK
シズヤの結婚したてのころは最初の時みたいに失敗しまくるんだろうなあ
もしそうならすごくいいわ
649名無しさん@ピンキー:2011/11/20(日) 22:44:28.50 ID:MDFlZrKF
シズヤにはドジッコ的要素を感じる
650名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 15:57:13.99 ID:6WE+cEP5
649 いいやドジっこにはあさみちゃんがいるだろ
651名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 23:51:29.30 ID:bY8Lcws0
もうすぐ14発売か…表も裏も楽しみだな〜
652名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 23:58:20.80 ID:3mYT2Ftz
内容から見て裏はキャラ総出演とかあり得るのかな
勝ち抜きのも今回は面白そうだ
653名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 00:01:18.23 ID:bYkySCv6
内容的には一区切りになりそうな
しかしキリちゃんにもようやくスポットライトが当たったようで本当に良かった
654名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 08:47:42.20 ID:9tfpkT0i
キリちゃんってむっちんバデーだよね。
655名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 08:53:05.13 ID:U9xzQOV0
今日はいい夫婦の日ですな
656名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 09:59:30.23 ID:/I3dYPjN
>>232を書いた者ですが、自分の作品がwikiに乗っていません。
自分で編集できないので誰か掲載をお願いします。
657名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 20:12:34.98 ID:2TrvsFTQ
まとめwikiもコメントが殆ど無くなったから、張り合いないよね
658名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 20:51:34.61 ID:dwZrcR5W
>>657
閲覧数は30000回ってるはずだから見てる人は多いんじゃないかな?
まあ、荒れないのは一番だよ

ED後結婚してるキャラってどれだけいるんだろう
659名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 21:06:30.22 ID:f5U+bD8Z
梨子はアルバムに結婚式の写真っぽいのが写ってるから結婚してるだろうな
あと子供がいるんだしアカネも
660名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 21:12:25.81 ID:2TrvsFTQ
ページごとに閲覧数が出れば良いのになぁ

カズとかピンクとか除けばしてるんじゃない?
661名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 22:11:04.15 ID:CDL8axJK
武美と9主はある意味新婚旅行だな。
662名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 23:51:06.03 ID:u13yAmth
>>654
キリちゃんは7唯一の巨乳……と思ってる
663名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 00:15:19.85 ID:IxjulDg0
>>660
閲覧数が少なくて悲しくなる書き手もいるだろうからそれはちょっと
664名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 00:46:39.44 ID:oguTRTPE
アルバム時点で結婚してるっぽい人
1・明日香
2・弓子、幸恵さん、愛(?)
3・ヒナコ
4・天本さん、葉月(五月)、希美
5・めぐみ(?)
6・彩
7・梨子、玲奈(?)
8・茜
9・奈津姫
10・五十鈴
11・シズヤ
12・なし
13・冴花、麻美

結構いい夫婦ネタ広めれそうかな?
665名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:39:10.18 ID:exbl5UJr
夫婦とは何の関係もないけど主人公×麻美もの投下します
666名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:41:24.43 ID:exbl5UJr
(……あと、一人)
照りつけるような日差しの中、俺は白球を握っていた
体力はとうに底をつき、正直立っているだけでも不思議なくらいだ
だがまだ倒れるわけにはいかなかった
(……一人、たった一人)
しかし塁はすべて埋まっており逃げ玉もカウントいっぱい使ってしまっている
打たれたら負け、抑えたら勝ち。ここまで来ると
詰井にサインを送り、ミットが止まったのを見て、最後にボールの感触を確かめる
(見せるんだ、あさみに。俺の背中を)
そして腕を大きく振りかぶり―――



ストライークッ!っと五回目のの主審の声が響く
球場内の空気がより一層重いものとなる
マウンドに立つ小波君からはここから見ても分かる程、闘気が満ち溢れていた
(あと、一球……)
思わず乾いたつばを飲み込む
あと一球で小波君は甲子園への切符を手にするのだ
私と同じように地獄に落ち、それでもひたすら頑張り続けて誰もが羨む物に手を届かそうとしている
羨ましかった、憎かった、応援したかった、自己嫌悪に陥った
そんな無茶苦茶な感情を抱え小波君と接してきた
でもそんな状態でずっといれるはずもなくて、無茶苦茶なまま小波君にぶつけてしまった
嫌われる、そう思いながらも吐き出すことを止める事ができなかった
だけどそんな私を小波君は受け入れてくれて前へと引っ張ってくれた
その大きな背中を見せ安心させてくれると約束してくれた
変われる気がした。こんな私でも前に進めるんだと
この試合はそれを証明するための試合。少なくとも私にとっては
目をつむり、手を胸の前で組む
(だから、神様―――)
(――――――どうか小波君に祝福を―――)
そして最後の一球が投じられる
667名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:42:15.35 ID:exbl5UJr
―――キンッ!
聞こえたのは無情にもボールを弾き返すバットの音だった
「っ!そ、そんな!」
思わず血の気が引いた。目を開く。ボールはどこ?急いで目を凝らす
「……あれ?」
音を聞いて想像した軌道とはまるで遠く、ふんわりとフライの様に高く上がっていた
「やった!これなら!」
二度目の期待は裏切られることなくしっかり内野陣のグラブに収まる
そして審判の終わりを告げる声が響く
「……やった。やったやったやった!」
思わず声を荒げながら溢れる喜びを味わう。証明してくれた、私のエースが!
私は歓喜に満ちているであろう小波君を目に留めようとマウンドに目を移し
「……え?小波、君……?」
飛び込んできた映像は黄金の左腕を抑えながら蹲る小波君の姿だった
どうして?何が?何で?疑問で頭の中が埋め尽くされる
周りのざわめきが遠のく。だけどそんな状態でも、いやそんな状態だからこそ一つだけ耳に入って来た
「――――投手の奴、左手でボール弾いてなかったか?守備的にはナイスプレーだったけど大丈夫なのか?――――」
顔が真っ青になる。汗が拭き出る。手が震える。呼吸が荒くなる
ああ、どうしてこの世界はこんなにも残酷なんだろう――――
668名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:44:01.88 ID:exbl5UJr
「小波君っ!」
がたっと診察室のドアが勢いよく開く。一瞬遅れて息を切らしたあさみも現れる
「あさみ……」
「はあはあ、小波、君。手は、手は大丈夫、なんだよね?」
あちらからは俺の体が邪魔して左手が見えないのかそんな質問をしてくる。あるいはあえて
そして俺を安心させたいのか、自分が安心したいのか。いや、両方だろう。あさみは少し無理した様子で笑みを作っている
俺も微笑み返す。ゆっくりと
「そ、そうだよね。こんな所で「もう、無理だってさ」……えっ?」
あさみの声を遮る。今は軽い希望でさえも重く感じるから
「桧垣先生、ありがとうございました」
「いえ。力になれなくて申し訳ないです」
立ち上がる。右手で鞄を持ち出口へ
「あさみ。……ついて来てくれるか」
「う、うん……」
あさみは不安がりながらもついて来てくれる
「先生。……お世話になりました」
「お大事に。親御さんにはお話ししておきます」





道中は何も話しかけてこなかった
気をつかっているのか、話しかけられなかったのかわからないが、ありがたかった
少しして家の前に。そういえばあさみを家に呼んだのは初めてだったかもしれない
「ここ、俺ん家。上がって」
「……うん」
連れだって俺の部屋に入る。女の子を呼ぶにはちょっと汚い部屋だったかもしれないが今は気にならなかった
「適当に座って。飲み物は出せないけど、ごめん」
「い、いいよそんなの。お、おじゃましまーす」
俺はベッドに、あさみは椅子に腰かける
しばし沈黙が流れる。俺は何をするわけでもなく俯き、あさみは所在なさげにきょろきょろしたり髪を弄ったりしてる
ただえさえ気分が沈んでいるのにあさみに気苦労を掛けていることを再度自覚し、また自己嫌悪
だけどもう少しだけ待って欲しい。そうすればたぶん話せるから
669名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:45:10.98 ID:exbl5UJr
どのくらいたったろう。数分?一時間?あるいはもっと?とにかく話せるだけの時間を置いた
今なら落ち着いて吐き出せるだろう、そう感じた
「なあ、あさみ。ちょっと聞いて欲しい事があるんだ」
「……わかった。何でも話して」
息を飲んでから返事が
「ありがとう。……試合、見ててくれたんだよな」
「うん。応援にいったよ。混黒が相手なのにすごかったね。こっちにも気迫が伝わって来たよ」
「はは。でさ、九回裏の最後の球弾いたやつも、見たよな」
「ごめん、弾いたところは見逃しちゃった。ちょっと言い辛いけど神様に祈ってたんだ」
「そうか。弾いたんだよ。これ止めなかったら全部終わるって思ってさ」
「すぐに手が出たんだ」
「負けるか!って」
「無我夢中で」
「咄嗟に」
「で、あの結果」
「試合には勝ったよ」
「うん。三年間の努力が実ったなって思った」
「それ相応の達成感も味わえた」
「甲子園に行けるってのもだけど、あの混黒やユウキに勝ったってのは自分の予想以上に大きかったよ」
「経験してないけど甲子園決勝もこんなかんじなのかな?って思うぐらい」
「やっぱりみんなが目指すだけはあるよ」
「あれを得る為なら誰だってこうするよ。確信できる」
「でもさぁ……、こんなのって、こんなのってないよなぁ……?」
ああ、ダメだ。大丈夫って思ったけど無理だった
嗚咽が零れる。涙腺がきつく絞られる。身が縮まる。息が苦しい―――
670名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:46:37.53 ID:exbl5UJr
ぎゅっ
温かな体温に包まれる
いつの間にか隣に来ていたあさみが俺を抱きしめている
「苦しいよね。悔しいよね。私が一緒にいるから、泣いていいよ」
ああもうだめだ。あさみの声で、あさみの体温で、あさみの優しさで箍が外れる
まともに動く右手で思いっきりあさみを抱きしめる
お腹に顔を埋める形になる。情けない気がするが抑えられなかった
もう止まらない
罪を吐き出すように、懺悔するように、言葉にならないものを言葉にして吐き出そうとした
「おっ、俺っ!皆の期待を背負ったから、ほんこ゛うに勝たなくちゃって思って!」
「うん、必死だったよね」
「お前に゛も、背中見せなきゃって、張り切って!」
「うん、しっかり見えたよ」
「だ、がらあの時あれ以外選ぶわけにはいかなぐっでっ!」
「うん、どうしようもなかったよね」
「でも、ごんなごどになるなんて思わなぐっで!」
「うん」
「もう皆にも見捨てられるんじゃないがっで不安で!」
「大丈夫だよ」
「そんなのわからない!」
「わかるよ」
「わからない!壊れたエースなんてもうお払い箱に!」
「大丈夫。私も同じだから。壊れてるのは一緒だから。私は一緒にいるよ。だから今は、おもいっきり泣いて」
「―――^―――^―――〜っっっ!ぐっ、ううぅ……、ぐぅううううううううう!!!!!!」
その言葉を聞くともう歯止めが利かなくなりどうしようもなくなった
泣いた。ただひたすらに。声にならない叫びを上げ続けながら
情けなくって、苦しくって、どうしようもないくらい悔しくて、頭がどうにかなりそうだった
その間あさみはずっと俺を抱きしめてくれていた。その温かさが嬉しくってまた涙がこみ上げてくる
さらに温もりを求めようと抱きしめる手に力を込めた。あさみもそれに応え俺を強く抱き返してくれた
671名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:47:51.86 ID:exbl5UJr
……しばらくして、涙腺から水分を絞り切った頃ようやくあさみから体を離す事ができた
まだ息は荒く嗚咽も少し漏れているが頭の方は少し冷静さを取り戻していた
これだけ泣きはらした後だ、目も顔も酷い事になっているだろうが今更取り繕ってもしょうがないだろう
「……ごめん、かっこ悪いとこ、見せちゃったな」
「ううん、平気。むしろ弱い所も見せて貰えて少し嬉しい気分かも」
「そういう物なのか?」
「人によるかもしれないけど。私は小波君の強い所ばかり見てきたから、これで小波君の全部を見れたなって気持ちになるんだよ」
「そうか、ちょっと恥ずかしいな」
「えへへ」
あさみは俺の強い所が無くなっても、弱い所をさらけ出しても、俺を好きでいてくれてる
そのことが嬉しくて、また胸の奥から何かがこみ上げてきそうになる
……でも
「でも、やっぱり不安なんだあさみが俺から離れて行っちゃうんじゃないかって。弱くなった俺なん
「んっ」
「!?」
あさみに、唇を塞がれた。いきなりの事で動転する
「……ぷはぁ。ねえ、小波君。小波君は私がバスケが強かったから好きになってくれたの?」
「ち、違う!もちろんバスケをやってるあさみも好きだけど、そうじゃなくて、その前にあさみが好きだから全部好きなんだ!」
「うん、嬉しいよ。でね、私も同じなんだよ。もちろん野球が上手い小波君も大好きだけど、それ以前に小波君が好きなんだよ」
「そ、それはわかってるつもりだけど……。それでもやっぱり不安なんだ……」
「ふう、しょうがないな。小波君は」
そう言ってあさみは俺の傍まで擦り寄ってきて、そのままもたれ掛り
―――パタン
ベッドに二人して倒れ込んだ
「あさみ……」
「小波君。ここまで女の子に恥をかかせたんだから最後まで責任、取ってくれるよね?」
「で、でも本当に俺なんかで」
「小波君なんかじゃないの、小波君だからいいんだよ。私の初めては小波君じゃないと嫌なんだよ」
「あさみ……、ありがとう」
「どういたしまして。じゃあ、……いくよ?……ん」
672名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:49:18.87 ID:exbl5UJr
互いにお互いの唇をついばむ
最初は小鳥同士がやる様な軽い物を。次第に一回一回の時間が長くなり、深くなっていく
「ちゅ、ちゅる、ぺろ」
あさみが俺の唇を舐める。俺もつられて舐め返し、いつしか舌をどちらかともなく絡めはじめた
「ん……じゅる……んん……ちゅるる……はあ」
舐めあってるからか麻美の口からは唾液が零れる。そして俺の口元を濡らしていく
あさみの体液が俺を埋め尽くす。まるであさみの物になっているかのよう。その事に酷く興奮し、同時に安心する
心が弱ってることを実感する。あれだけのことがあったとはいえ俺はこんなに弱かったろうか
そんなことがぼんやりと頭に浮かぶ。しかし今はどうでもいいと感じる。今はあさみへの渇望を優先したかった
夢中であさみの舌を貪る。舌を絡ませ、引き寄せ、甘噛みする。溢れてくる唾液も飲める物は飲み込んでいく
「んんんっ……はぁ……はぁ……。小波君、あんまりがっつかれると息ができないんだよ」
「ご、ごめん」
「別に謝らなくてもいいよ。……じゃあ、次は下を、ね?」
そういうとあさみは体を反転させ俺の下腹部の位置に顔を持ってくる
そしてジッパーをおろし、パンツを下げ、俺の男性器を空気に晒した
「うわ、こんなおっきいんだ。それに、すごく熱い。……触るね。痛かったら言ってね?」
その言葉と共に俺の一部があさみの体温に包まれる。予想以上の快感に体がピクンっと跳ねる
「あっ、ちょっと触っただけなのに動いたね。これからどうすればいいの?」
「えっと、涎をたらして滑りをよくしてから手を上下させて欲しい」
「わかった。……んっ、じゅる」
俺のペニスが温かい液体に包まれる。あさみから出た物だと考えるとやはり興奮する
少し経ってから手の上下運動が始まる。ぐちゅ、ぐちゅ、といやらしい音を立ながら刺激を加えてくる
「うっ……はっ……くぅ……」
思わず声が漏れる。自分の手でやるのとこんなに違うのか、そんな事を考えながら快楽を享受する
ふと、目の前にあるふりふりと動くあさみのお尻にが目に入る
俺だけしてもらうのはおかしいんじゃ、そう思い右手をスカートの中に伸ばす、と
「わっ、わっ、ど、どうしたの?」
「いや、俺だけしてもらうのはおかしくないかなって」
「そ、そう?」
「う、うん。たぶん」
「えっと……、じゃあ、お願い」
「それじゃあ、もう少しお尻下げてくれるか?」
673名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:50:45.15 ID:exbl5UJr
そろそろと下りてきたあさみの下着に右手を伸ばす。片手だからやり辛かったが何とかパンツを下にずり降ろした
そうして見えたあさみの秘部。初めて実際に目にした女性の神秘。思わず息を飲む
「あ、あんまりじろじろ見られると恥ずかしいんだよ」
「そうだよな。……触るぞ」
おっかなびっくり手を伸ばす。最初はちょん、っと触れるだけだった。回数を重ねるごとに少しずつであるが大胆に
「はぁ……んんっ……ふっ……」
しばらくしてあさみから声が漏れ始める。嬉しい、あさみが喜んでくれることが。奉仕する喜び、というものだろうか?
解れてきたのを見計らって少し奥にある肉芽にも触れてみる
「はっ、あっ……んっひう……」
声が甲高くなってくる。扇情的でますます俺を高ぶらせていく
弄り続けているとちゅくちゅく、っとあさみの秘部と俺の指の間に糸が引き始めた
指に付着した愛液を口に運び、飲む。満たされる。おいしいなどと言ったことはないのに、そう、感じる
でも、足りない。もっと欲しい。体の奥底から欲望が芽生える。あらがえない衝動が
舌を伸ばすことにした。舌で弄れば溢れ出るものをあますなく飲み干せるだろうから
「はっ……んんん――っ、ふうふぅ……」
ぺろぺろ、じゅるじゅる、と執拗に舌で責める。そうしているとあさみの息も荒くなっていき、溢れ出る愛液の量も増えっていった
このままずっとこうしていたい、そんな感情が湧き上がってくるが、体の方は限界が近づいていた
「あさみ、そろそろ出そうだから……。顔、離して」
「わかった。……もぐ、じゅる、ちゅうううう」
「――――――っ!?」
突然あさみが俺の物を咥えた。予想の逆を突かれたことと、突然強くなった刺激のせいで、一気に限界が近くなる
「ぺろぺろ、じゅるる、ちゅう――っ、ちろちろ」
「あ、さみっ!もう、ダメ、だから!早く離して!」
「いいよ、このまま出して」
「――――で、出る!」
ドクンっと体の中で何かが鳴る音がした。ついで抑えられていたものがぶちまけられる解放感。最後にどっとした脱力感が
「うぐっ!?フ――ッ、フ――ッ、フ――っ、ぐっ……うぐっ……ふぐっ」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
息が上がる。本当ならここはあさみに謝るべきなのだろうが、かつてない快感と脱力感のせいか体が行動に移してくれない
「ぐっ……うぐっ……んっ……んん……ごくっ……ごくん……はあ、はぁ」
喉がなり、その後あさみが深い呼吸を繰り返す。……喉が、なる?まさか俺が出した物を……
「飲ん、だのか?俺の、その、精液を……?」
「うん。そうしたいって思ったんだよ。今後はあまりやりたくない味だったけど」
「ご、ごめ
「こういう時は、ごめん!より、ありがとう!の方が嬉しいかな」
「………………ありがとう」
「どういたしまして」
674名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:52:04.49 ID:exbl5UJr
「なんか、情けないな、俺。あさみに気を使わせてばっかりで……」
「いいんだよ、それで。私も情けない所いっぱい見せちゃったしお相子だよ」
「そんな、もんかな」
「そんなもんなんだよ。それでも納得いかないなら――」
あさみがこっちに向き直り俺を抱きしめながら続ける
「――――私をいっぱい、夢中にさせてよ。欠けた物を埋める位に。私の全部が小波君になっちゃう位に」
「……ああ!」
右腕で強くあさみを抱きしめる。強く、強く。決して離れないように
「えへへ、幸せだな。小波君にこんな力強く抱きしめられるなんて」
「これくらいなら、これからいつでもどこでもやってやる」
「朝も?昼も?夜も」
「いつでもだ」
「学校とか、街中とか、野球部の皆の前でも?」
「ど、どこでもだ!」
少し詰まってしまったがこれぐらいは許して欲しい
「あはは、さすが私の小波君だ。大好きだよ」
「俺も大好きだ」
「ふふっ、……じゃあ、そろそろ次に行こうか」
「そうだな」
あさみのおかげで大分元気が出てきた。しっかりしよう、借りた物はしっかり返さなくては
「服、脱いでくれるか?」
「うん」
あさみが上半身を起こし制服を脱いでいく。そして現れた裸体に思わず見とれてしまう
「綺麗だな。あさみの体」
「そ、そう?最近ロクに運動してなかったから自信なかったんだけど……よかった」
「ああ、すごく俺好みだ」
「私も小波君の体、すごく好みだよ」
どちらからともなく唇を合わせ舌を交わらせる
「ん……ふっ……ちゅ……じゅる……」
唾液を互いに行き来させる。どこか背中がゾクっとする味がするように感じる
さっき触れなかった胸にも手を伸ばす。ムニっと指が埋没する感触
それが心地よくて何度も何度も繰り返し接触と解離を繰り返してしまう
675名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:53:05.80 ID:exbl5UJr
「はあぁ……ふう、もう、いいかな?」
「あ、うん。俺はもう大丈夫」
「うん、入れようか。……私が上の方が、いいよね?」
「すまない。手、つくのはちょっと無理そうだ」
あさみは膝立になり位置を調整するため少し後ろに下がる
そしてペニスを少し超えた辺りで少し体を持ち上げて――――
「いく、よっ――――――――――――ぐっ」
――――俺の体の一部が、あさみの中に入り込み始めた
「ぐぐっ、くっ……。やっぱりちょっと大きいんだよ。ごめん、時間掛かるかも……」
「む、無理するなよ!いつでもやり直せるから……」
「ここまで来たんだからもう戻れないよ。肉体的にも、精神的にも」
この間にもゆっくりと、だが確実にあさみの性器に俺の物が埋没していく。そして
「くっ」
ぶちっと処女を裂く聞こえないはずの破瓜の音が確かに俺の耳に届いた
「あさみ。大丈夫か?」
「えへ、へ。やっぱり小波君は優しいね。大丈夫。このまま一気に――」
ストン。力が抜けたかのようにあさみは一気に腰を降ろす
「――――っは、っは、はっ。ふ、ふふ、小波君の全部あたしの中に、入っちゃったね」
「ああ。全部あさみの中だ。温かくって、柔らかくって、いつ我慢の限界が来るかわからないよ」
「へ、へっ、嬉しいなあ。でも、もう少、し待ってね。そしたら動けるから。私も一緒にいきたいんだよ」
「まかせろ。我慢なら得意だ」
「まかせたよ。はっ、はっ、ふぅ。――よし、動くよ」
ぎこちなくだが腰が動き始める。素人目にもそれが拙いものであるのがわかったが、今はそんな些細な動きでも達してしまいそうだ
ぐちゅぐちゅ、と赤みの混じった愛液を性器同士が擦り合わせる音が部屋に響く
「ふっ……はっ……んんっ……、小波、君も動い、て」
「わかった、無理はするなよ」
ゆっくりと腰を上下させ始める。欲望まかせにならないよう、自分の手綱を握りながらはキツイが、あさみと比べたらマシだろう
何度も擦り合わせていく内に動きも滑らかになってきたようだ。愛液の量が増えてきたのも関係してるかもしれない
「あっ!ふっ、はっ――――」
あさみの声も少しずつだが艶やかになりはじめる。焦らず行こう。まだ半分だ
676名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:54:32.23 ID:exbl5UJr
ずちゅ、ずちゅ。あさみとの音をたたせながら腰を上下させる
「はっ、くうぅ、ぐっ……」
あさみの傷に響かず、俺が先に出してしまう事もなく、なおかつあさみに快楽を与えられる
そんな微妙な加減を探しながら行為を進めていく
時折熱で頭が焼き切れそうになる。本能の赴くままに身体を動かせと何かがささやく
しかしあさみの声を聞くと理性が少し戻る。お前の彼女だぞ?と本能の手綱を引く
「小波君!あと、少しだから!痛くなくなったら……全部ぶつけていいから!」
ご褒美が提示される。ゴールが設定される。それだけで目標を達成する意欲が高まる
今まで以上に気を張る事にする
あと少し、もう少しだと、自分に言い聞かす
そして救いの声が
「いい、よ!もう大、丈夫!だから!」
声を聞くと同時に腰を強く突き上げる
「んんん――――っ!!!」
嬌声が響く
――こんな声も出せたのか。新たな一面を垣間見て興奮がさらに増す
もっと聞きたい。そんな欲望にかられ何度も何度も突き上げた
「あっ!ひゃ!い!いっ!」
その都度あさみは期待に応えてくれ、自分の中の何かが満たされていった
いつまでも続けていたい。しかし終わりが無い物はない
ならせめて、限界まであさみを感じよう!
「ひゃ!んっ!もっと、もっと!」
激しく動き合う。互いに互いを求め合う
そしてとうとう限界に到達した
677名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:55:17.55 ID:exbl5UJr
「こっ!なみ、くん!もう、わたしっ!」
あさみも限界を告げてくる。もう抜かないと!
「あさみ!離れて!も、う、出る!」
「いい、よ!中に出して!」
なのにあさみは体を離す気配を見せない。これだと――
「も、う、限界っ!ぐっ、くっ、あ、あああ――――――――っ!」
ドクッ。あさみの中に大量の精液を吐き出す。同時に体が虚脱感に包まれる
「はっ、はっ、はっ」
「はあ、はあ、ふう。あったかいね、小波君の」
どこか満足そうな顔で微笑んでくる
「あさみ、お前……」
気持ち良かったがそれ以上に罪悪感。本当に出してよかったのだろうか
「あ、また怖がってる顔してる。……いいんだよ、私が望んだの。私が小波君の子供なら産んでいいって思ったの」
「あさみ……」
あさみが倒れ込んできてまた抱き付いてくる。首筋に鼻を埋めてくる
「一緒に居てくれるんだよね?だったら、いいよ。私も小波君との繋がりが欲しいんだよ」
「でも……」
「まあ、ちょっと軽薄だったかもね。今後は気を付けるよ。……でも、気持ちは本物だよ?」
「ああ、嬉しい、本当に嬉しいよ――――」
涙が出そうになる。でも耐える。嬉しいんだ、ここは笑顔でいよう



俺達は二人とも壊れてしまった。そのために互いに信じていた道から脱落してしまった
辛かった、苦しかった、全部が滅茶苦茶になってしまったと感じてしまうほど
だからこれはただの傷の舐めあいかもしれない
でもそれでもいい俺達は一緒に居たいんだ
これから先どうなるかわからない。前を向いて歩いていけるのか、それともうつむいたままなのか
だけどどんな事があっても俺達は一緒に居るだろう。何があっても
「――――絶対に一緒にいよう。何があっても離さないからな」
「うん!」
678名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 01:56:57.74 ID:exbl5UJr
投下終了です
ケガについてはあまり詳しくないので変なとこがあっても見逃して欲しいです
他にこうしたらいいよ等ありましたら指摘してくれると嬉しいです
679名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 13:11:07.02 ID:oguTRTPE
>>678
GJ
ありそうでなかったなこの話は
680名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 17:59:32.31 ID:qd+6QEr3

麻美ものもっと増えないかな
681名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 00:17:37.85 ID:+zZmGGWh
GJ!
依存カップルというのもありだね
682名無しさん@ピンキー:2011/11/25(金) 11:01:06.19 ID:DWJ6QfVY
発売まで一週間切ったな

准が登場するってことは今回NOZAKIが関係してくるのだろうか
683名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 01:26:18.08 ID:brSVJk4s
もし准が彼女候補なら
パワポケ初めてのオネショタじゃないだろうか
684名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 03:09:51.16 ID:NZ0R/exZ
>>616->>622の完結版を、長くなったので直接まとめwikiに掲載しました。
タイトルは「勘違いから産まれる戦争」
685名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 13:27:47.33 ID:brSVJk4s
>>678>>684
GJ!
686名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 21:05:42.69 ID:YO54s44d
SS書くときってやっぱりニコニコとかで動画見て復習する?
687名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 21:41:00.65 ID:WmqbuHl7
>>686
ニコニコも手軽だが
手元にあるならプレイして確認してるな
688名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 00:30:46.05 ID:rQtRG3+y
自分でプレイしてメモったり丸写しして作った資料を基に作ってる
689名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 03:00:01.28 ID:bLOHJxZn
>>686
いかにも、ニコニコを存分に活用してる俺がいる笑
それに色んな彼女攻略動画見てると、なんの前触れなく琴線に触れて小説書きたくなることが多いんだよなぁ

690名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 07:23:05.33 ID:AL08nbnI
基本的には自分でプレイするけど、キャラによっては無理だった。
ヒナコとか彩とか未だに最後まで進んだことがない。
691名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 08:59:32.79 ID:eK+SAL9+
おれも4は100人以上選手作ってるが、深雪先生だけは一回しか告白まで進んだことがないよ
ダイジョーブ、黒野両博士の手術みたいな
いい選手を作るためのギャンブルならともかく
話が読みたいだけなのにランダムに泣かされるとか限度があるだろう
692名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 11:42:11.70 ID:McWWaJDG
ゆらりみたいに起こりづらいのが1回くらいなら何回でも自分でやり直すな
めぐみみたいなのは流石にやり直す気にはなれないけど
693名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 14:13:07.97 ID:NTRxpVJs
>>684
GJ!
たしかに長かったけど、続き見れて良かった。
694名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 18:42:38.98 ID:k7A8dNVf
>>686
キャラクターにも寄るが攻略が楽なら実機、ランダム系は動画に頼っちゃう
何度も書くようなキャラだとテキストをtxtに写して動画見なくても復習できるようにしちゃう
695名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 01:13:10.54 ID:dkJqUYbP
>>686
自分は実機が多いけどイベント確認したい(実機だと全部出る訳じゃない
から)時は動画使ってます。

夏あたりからpixivで10主×さらのグッドエンドの後日談書いてるんですけ
ど、今「10主とナオが仲良く話してたり接してたりしてるのをさらに見られ
て誤解から喧嘩になるけど最終的には仲直り」という話を考案してるんですが
イマイチ描写が上手く行きません。何か参考資料になりそうな物ありますか?
696名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 01:37:36.95 ID:8IqYmx1F
>>695
難しい題材だなあ、それ
697名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 01:45:20.49 ID:JgjeoaIM
動画見てますとかわざわざレスするなよ・・・褒められたことじゃないってわかってるだろうに
698名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 07:35:49.11 ID:YXy3871c
まあ、確かに荒れやすい話題ではあったな

そういや久しぶりに1キャラ(外藤さん)が出るらしいね
699名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 15:11:10.33 ID:PgAlqWEp
>>697
何の問題があるのか
ソフトを持っていれば別に問題なさそうだし
いい作品を作るためには必要不可欠だと思う
700名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 16:27:04.60 ID:1o8YMq7q
いい作品が受け入れられるためには、偏った見方をされないことが必要不可欠
701名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 17:00:51.61 ID:x/Pn2zGm
実際に11持ってないけど動画見たので投下します。とか言った人もいたしな
他の書き手が動画利用してるとわかっても、馴れ合い以外に意味ないんだからレスは自重したほうがいいと思う
702名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 17:16:03.50 ID:IPBZrh6u
ナオさらいつきの4Pが見てみたいぞおぉぉぉぉ!!!
703名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 17:19:52.34 ID:OwSpPx4K
仮にもパワポケのファンが集っているはずのこのスレで、嘆かわしい事だな
704名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 17:25:51.83 ID:YXy3871c
これについてはこれ以上話しても仕方あるまい

そんなことよりシズヤとの新婚生活について語ろうぜ
ニンドリの情報だとエプロン姿っぽいのが確認されたぜ
705名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 17:41:30.01 ID:IPBZrh6u
ナオと性交してたら、つけてきていた桜空を発見
ナオは無理矢理桜空の制服を剥ぎ取ると二人で3Pに突入
更に事後、そこにいつきもやってきて、姉妹はいつきを取り押さえて4Pに(

自分じゃ巧く書けないから、誰か頼むぜっ!
706名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 17:54:16.94 ID:PgAlqWEp
人に書いてもらおうと思うな
自分で書けよクズ
707名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 18:04:47.44 ID:8IqYmx1F
>>706
落ち着け
708名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 18:18:02.39 ID:SK35Z1Hk
>>704
出会ってすぐの時みたいに、何度も家事とかに失敗するけど
11主に励まされて、奮起して最終的には上手くなる姿が目に浮かんだ
>>705
保管庫に似たような作品があったような?
>>707
そいつはいつもの荒らしなんで触らぬが吉
709名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 22:14:40.22 ID:YXy3871c
上手くなったご褒美にイチャコラするんですね、わかります

シズヤは良妻になりそうだよなあ
710名無しさん@ピンキー:2011/11/29(火) 11:43:18.74 ID:p/c4yMbN
瑠璃花と五十鈴とシズヤと漣と桜華を一堂に会させてみたい
711名無しさん@ピンキー:2011/11/29(火) 16:44:40.78 ID:ryLb/4dz
>>705
控え室で話題になった事があるけど、君みたいなのは満場一致で「自分で書け」らしいよ。
頑張れ!
712名無しさん@ピンキー:2011/11/29(火) 17:00:06.61 ID:lijTwd0i
>>710
そのメンツだと夫自慢から始まって最終的に猥談になるのが目に見えるな。
713名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 17:35:34.24 ID:nayN90Mb
いよいよ明日だなあ
714名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 23:02:00.22 ID:VqQGmWQj
明日、ついに発売か。
ダッシュで買いに行くか…
715名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 00:25:15.83 ID:nevhffsy
電車の中で暇だったので書いてみた。処女作


「なぁ、ピンク」
「な、何よ、いきなり!」
ピンクは予想外の呼びかけに少し驚いたようだ。
「今ふと考えたんだがな」
「だからなんでそんなにいきなりなのよ!」
ピンクが驚くのも無理はない。彼女は今、ありのままの姿(人間ver)で股を開き、今にも俺にのしかかられようとしている。
つまり、アレの本番直前なのだ。彼女が十分に熟し、俺を受け入れる準備が整い、一つになろうとしたその瞬間、俺は彼女の期待や不安を裏切り、ふと彼女を呼んだのである。

「今日はこっちでやってみないか?」
俺は彼女の可愛いお尻のやや背中側――キュッと閉じている菊門を指差した。

「こっちって…えぇぇぇえぇ!!ちょっと!小波何言ってるの!?」
彼女は目を小波の言ってることの意味が理解できないかのように目を白黒させた。もうさっきまでの甘い雰囲気は一瞬にして消えうせている。

「いや、だから今日はこっちに入れてみようかなって…」
そういいながら俺は驚いたまま固まってしまったピンクの菊門の表明をすうっとなぞってみる。

「きゃあ!ちょ、やめてよ!」
「………」
彼女はソレを触れられた瞬間ビクッと体を震わせ、俺に抗議してくるが、俺はそれを無視し、指の往復を続ける。

「こ、こら!ホントに駄目だってぇ!んんっ……」
彼女の抗議は依然として続いているが、俺はそれをよそに昨日開田くんに言われたことを思いだしていた。



『ぐふふ……』
『おい、なんだ気持ち悪い。何読んでんだよ開田くん』
『オイラのお気に入りの漫画家の新作でやんす!』
『へぇ、どれどれ…って成人漫画じゃないか!』
『ただの成人漫画と一瞬にしないで欲しいでやんす!この人の作品は別格でやんす!』
『別格って………。うわぁ、これマニアックなだけじゃないのか?』
『マニアックの一言で片付けるなでやんす!小波君だってこういうのを彼女としたいと思ってるくせに!』
『いや、ないな。全く』
『こ、小波くんはわかってないでやんす!外道でやんす!低所得者でやんす!』
『低しょ…あぁ!開田くん……!いっちゃったよ。漫画置きっぱなしじゃないか。こんなマニアックなの俺がしたいと思うわけないのになぁ…』

ペラッ……


ペラペラ……


ペラペラペラペラ……


『………ぐふふ』
716名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 00:27:58.71 ID:nevhffsy

――ズプッ!

「うにゃあ!!」
「どう?」
「嫌に決まってんでしょうが!!」

俺は指に力をいれてピンクの門をこじ開ける。人差し指の第一間接までが通った。
ピンクはやはり楽しくないようで俺の行為を拒むが、俺は気づいてしまった。

……その拒む姿に魅力を感じていることに。


「開田くんに謝らなきゃな……」
「何をいって…きゃあ!」

ズブズブッ!

俺はさらに力を入れ、指を入れていった。人差し指が完全にピンクの中に入っていった。

「だからやめてってホントにぃ!汚いからっ!」
「俺は気にしないよ」
「私が問題なの!やめてよ!へ、変態!」


「ぐっ……」
ここまでくると流石にピンクが可愛そうになってきた。彼女の抵抗する姿がいいとはいえ、本当に彼女の嫌がることをするのは本望ではない。

「ゴメン、ピンク。今やめr……」
ピンクに謝り、指を抜こうとした俺の頭に数日前の出来事が頭を駆け抜けた。



『はぁ、今日は仕事で失敗しちゃったなぁ…。帰ってピンクと……いやいや、駄目だそんなこと考えたら!』
『……小波。』
『うわっ!ぶ、ブラック!いつからそこに!』
『あなたが仕事の失敗のストレスを紛らわす為にピンクの体を求めようとしたけど、いや、それじゃ満足できない。もっとイジメようと思ったとこから。』
『恥ずかしいこと聞かれた!しかも悪い方向に脚色されてる!?』
『落ち着いて。ピンクはイジメても喜ぶからストレス解消には向いてない。』
『アンタが落ち着きなよ!?それにピンクはそんなんじゃないはず!』
『……こういう言葉がある。』
『え?』
『嫌よ嫌よも好きのうち。』
『……ブラック、それどこで聞いたの?』
『……道端に落ちてた本。』
『エロ本だよそれ!』
『エロ本……。小波のえっち。』
『アンタだよぉおぉ!!』



「ゴメン、ピンク。今やめr……」
ブラックとした会話が俺の頭に響く。


『嫌よ嫌よも好きのうち。』


(もしかしたら本当にそういうものなのかもしれない……)
717名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 00:31:00.67 ID:nevhffsy
「ゴメン、ピンク。今やめr……」
「うん、わかってくれればそれで…」

――ズブッ!グリグリ!


「きゃああぁぁあぁ!!何!?ちょっと!やめるんじゃなかったの!?」
「嫌よ嫌よも好きのうち……」
「何いって…痛っ!痛いって!気持ち悪い!」


グリグリグリグリ…グリグリグリグリ…


〜〜〜〜〜

「………」
「………」
俺はフローリングの上で星座をさせられていた。寒いし膝が痛い。

「……あのー、ピンクさん」
「何よ。」
「膝が痛いかなーって。ははっ」
「それさっきまであんなことされてた私に言える言葉なの!?」
「ははは……。」

服を着て腕を組み仁王立ちで俺を見下し、睨みつけているピンク。しかし、その目は充血し、目元はその名の通り桃色……を越して真っ赤になっている。泣いていたためである。

「で、でもピンクだって……、その……イッたじゃないか」
「はぁ!?」

確かに攻め続けられたピンクは「絶頂」を向かえたが、それが彼女にとって快いものだったかはまた別の話である。


「……本気でいってるの、それ?」

(こ、怖い!なんとかしないと)
今まで何回か喧嘩したことがあったが、こんなに恐ろしい形相のピンクを俺はみたことがなかった。こんな顔を人(正確にはピンクは人ではないが)ができるなら人に顔なんてなかったほうがよかったと思った。

「悪かったわね怖くて!!」
「よ、読まれた!?」

いよいよまずい。はやくなんとかしないと。

「ぴ、ピンク…」
「何よ!」
718名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 00:31:42.94 ID:nevhffsy
「ゴメン、ピンク。今やめr……」
「うん、わかってくれればそれで…」

――ズブッ!グリグリ!


「きゃああぁぁあぁ!!何!?ちょっと!やめるんじゃなかったの!?」
「嫌よ嫌よも好きのうち……」
「何いって…痛っ!痛いって!気持ち悪い!」


グリグリグリグリ…グリグリグリグリ…


〜〜〜〜〜

「………」
「………」
俺はフローリングの上で星座をさせられていた。寒いし膝が痛い。

「……あのー、ピンクさん」
「何よ。」
「膝が痛いかなーって。ははっ」
「それさっきまであんなことされてた私に言える言葉なの!?」
「ははは……。」

服を着て腕を組み仁王立ちで俺を見下し、睨みつけているピンク。しかし、その目は充血し、目元はその名の通り桃色……を越して真っ赤になっている。泣いていたためである。

「で、でもピンクだって……、その……イッたじゃないか」
「はぁ!?」

確かに攻め続けられたピンクは「絶頂」を向かえたが、それが彼女にとって快いものだったかはまた別の話である。


「……本気でいってるの、それ?」

(こ、怖い!なんとかしないと)
今まで何回か喧嘩したことがあったが、こんなに恐ろしい形相のピンクを俺はみたことがなかった。こんな顔を人(正確にはピンクは人ではないが)ができるなら人に顔なんてなかったほうがよかったと思った。

「悪かったわね怖くて!!」
「よ、読まれた!?」

いよいよまずい。はやくなんとかしないと。

「ぴ、ピンク…」
「何よ!」
719名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 00:34:21.02 ID:nevhffsy
「嫌がってたピンクも可愛かったよ…」
「……えっ?」

不意をつかれたピンクが目を丸くする。俺は立ち上がり、固まったピンクの肩に手を回し、耳元でささやく。

「……本当に可愛かった。愛してる」
「………小波」

ギュッとピンクを抱きしめる。
ピンクも手を俺の背中に回し、キュッと力を入れる。

「……愛してる」
「私も……って、」

――ギュイッ!!

「え?」

ピンクの手の力が強くなる。そしてまるで万力のように俺の体を締め上げる。

「そうなるわけないでしょうがぁああぁあぁぁ!!!」


――ドッッッシーン!!


ピンクによって抱きあげられ、位置エネルギーを得た俺の体はピンクのすばらしき背筋によりさらに力を加えられ、そのまま床に頭から突き落とされた。


「バック……ドロップ……。ガクッ」


こうして俺の意識はシャットダウンした。



「……ってことがあって今だにピンクが口を聞いてくれないんだ」
「愛、なぁ………」
ピンクが口をきいてくれなくなってから一週間。それでも俺は彼女の廃ビルにいた。
二人の異変に気づいたダークスピアが訳を聞いてくれたので俺はあの日のことを話したが、ダークスピアは話を聞いた途端、何かを思いだすかのようにボーッとしている。


「小波……」
「は、はい!」
「愛ってことばで何でも解決しようとしたらあかんで」
「はぁ……」

それだけ言ってダークスピアは黙ってしまった。



720名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 00:35:51.21 ID:nevhffsy
「ねぇ、ブラック」
「何…?」
「アンタなんかアイツに変なこと言った?」
「………?」
「なんかアイツに……その、変なことされたからノシてやったら、気絶しながら『ブラックが…』って言ってたんだけど」
「ピンク……。嫌よ嫌よも好きのうち。」
「やっぱりお前か!変なこと言わないでよね!」
「…でも、実際少しは楽しんでた。」
「―!?まさか、見てたの!?」
「『なぁ、ピンク』のところから」
「全部じゃないのよ!!」
「……嫌よ嫌よもs」「まだ言うかぁぁぁ!」




――ドーン!バーン!ガシャーン!


「えらい向こうが騒がしいな」
アジトの奥のほうから何やら騒がしい音が聞こえる。

「小波っ!」
「はいぃっ!」

急に名前を呼ばれて驚く。すると顔を真っ赤にしたピンクが奥から走って来た。

「小波合体よ!」
721名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 00:41:16.09 ID:nevhffsy
「え、でもお前……」
「いいから早く!」


「よかったやん、ほれ、行ってき」
ダークスピアに肩を押され俺はピンクに駆け寄る。

「ピンク…でも、俺…」
「ええ、嫌よ!でも今はブラックをこてんぱんにしてやるのが先なんだから!」

ガシッとピンクは俺の腕をとり引き寄せた。

「よし、いくぞピンク!」

「『合体っ!』」





なんか、終始テキトーですまん。

タイトルは「嫌よ嫌よも…」かな。
722名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 01:20:46.53 ID:0hqUZxJw
>>721
GJ
723名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 09:46:06.83 ID:E8pw8mT9

ほのぼのしてていいな
724名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 20:06:46.17 ID:iiGJSfsK
いろいろと集大成だなあ、14は
725名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 22:18:08.40 ID:0hqUZxJw
みんなやってるのかね?
726 ◆EqHQZWqzB. :2011/12/01(木) 23:13:03.36 ID:Li0Gc8u0
お久しぶりです、ダッシュの作品を3本投下します。
3本あわせると100KBを超えるので、テキストファイルでアップします。

ttp://www.kent-web.com/pubc/book/test/uploader/uploader.cgi?mode=pwdwin&no=4906
パスは「pawapoke」です。

今回は3本とも3Pですが、いずれも本番はありません。
なお、わん子を巨乳にしたのは私の好みです、あと臭くもないです。
そのほかの作品についても、体型は結構好き勝手に描写していますので(夏海とか)
気に障りましたら申し訳ありません。

1 ダッ主×瑠璃花・霊華
2 ダッ主×青空・夏海(巨尻メインですので注意してください)
3 ダッ主×さくら・わん子
727名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 23:50:01.71 ID:4Ctk3b+d
乙ですー
それにしても14はネタ的にも結構おいしいな
728名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 01:12:49.18 ID:3WIkWKRK
>>726
GJ!

14はクライマックス感が強いな
過去キャラも一杯出てくるのでネタが考えれるな

しかし5年越しのバグ解除とは
729名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 02:26:40.19 ID:Sm7BbmAw
准に会うことは出来たんだが攻略できんかった
それにしても主人公と准から発するエロスのかほりが凄い
730名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 03:00:26.74 ID:wksp1U0x
パワポケ初のオネショタ…

料理しがいがあるね
731名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 21:22:59.75 ID:hv6OxDYh
さやかかわいすぎ難しすぎワロタ

まさに親譲りだな・・・
732名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 22:06:46.07 ID:q525Qazb
しかし14はオネショタが熱くなるな・・・ほんと色んなジャンル回収してくれるぜ
733名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 22:08:30.02 ID:D3GJFACr
13の桜華や14の紗矢香ルートを見て思ったんだけど……

ひょっとしてレンちゃんってロリコンなの?
734名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 00:48:50.12 ID:sgRvOKPG
ボーイッシュ属性持ちのオレは14が楽しくてしょうがない
色々書きたいなあ
735名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 00:51:24.19 ID:91WcVnB+
>>733
レンちゃんはある意味変態である
736名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 01:26:40.47 ID:qgFHRpOw
真央が7主と喧嘩した理由って
危険なヒーロー業についてかクリスマスに東先輩と春香と出掛けてたからだろうか
737名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 03:38:26.29 ID:55AaeNSX
東先輩と春香ちゃんと出かける→その後「危険なことはして欲しくない!(キリッ」→「クリスマス他の女の子と遊んでたくせに」でFA
738名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 03:43:49.49 ID:nEu8Iaet
女ヒーロー達のオトコは別の女と遊ぶのすきだなwww
739名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 14:47:59.39 ID:F9TNuQhl
10主叩きが各所で活発化しててワロタ

ワロタ…
740名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 15:19:47.61 ID:91WcVnB+
>>739
脳内で主人公一作複数人にしてる俺にスキは無かった

にしてももう少しぼやかしてくれても良かったんだがなあ
一区切りだから仕方ないっちゃ仕方ないけど
741名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 15:37:54.72 ID:e96+W8bX
>>736
7主「俺も一緒にヒーローやる!」
真央「(危ないから)だめ」
とかだったらちょっと素敵

>>739
12主モナー
まあたぶんヒナコ→←3主←薫、智美みたいな感じで
○○○→←10主←○○
○○○→←12主←○
みたいなかんじだったんだろう
742名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 15:51:57.50 ID:M5DUqfZQ
>>741
12主はまだ結婚していないし、ピンクの事は大切に思ってるから大目に見てやってくれw
13でもチハちゃんと冴花が争奪戦やってたじゃん。それと同じと思えばまだ許せる…かも。
それと12主は○○○→←12主←○○or○という可能性もある。○○がロリだったら俺得。

そういや9主って男やもめになってる可能性がかなり高いんだよね。
維織さんワンチャンスあるな。
743名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 16:03:15.94 ID:+1YHQ9ot
「最近まで幸せな生活を送っていた」だからなあ
武美の寿命が来たとかで今は独り身だろうな

五十鈴は結婚してるしカズはよりを戻すし10主は二人いないと説明つかないな
744名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 16:43:32.83 ID:Muza945m
ヨリ戻したの部分しか注目してないんだなww
その後に続く文章見て、なおかつ「カズのエンドは?」「私のコードネームはバッドエンド!」を見りゃ
自ずと答えは出るだろうに
745名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 16:49:56.37 ID:EmwGjqft
一か所にしか注目してないのはそっち
カズのセリフの部分とか最後の一文とかも見るといいと思うよ
746名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 16:51:49.76 ID:Muza945m
「どんな扱いでもカズは幸せだと思ってるから幸せなんだよ」だろ
747名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 16:55:32.08 ID:qgFHRpOw
まあ、あれだ
みんなにはみんな一人一人の正史があるでいいじゃないの
己の気分のままに創作すべき

みんなが論じてる間にハンナは頂いて行きますね
748名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 17:39:52.52 ID:91WcVnB+
〇〇「正史云々言ったら私はどうなるでオロチ」
749名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 18:40:49.59 ID:vTFZklGH
14やってたらいつの間にかフギウギ商店街がさびれてて驚いた
木下の話によるとカンタ君は引っ越したみたいだから奈津姫さんももういないんだよな
9の雰囲気が好きだった自分にとっては結構寂しい…

あと、今作でレッド=9主の可能性がさらに高くなったな
750名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 19:01:41.58 ID:1VhXYXLv
>>749
ほぼ確定よ

9主と武美の旅路を書きたいなあ
751名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 21:02:58.21 ID:XXkV96o1
スタッフは寿命問題とかに本気で容赦ねえからな
そこが本当に素晴らしいんだけど好きな人には辛いよね

白瀬のアルバムが…霞んで…見えなくて…
752名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 21:31:45.78 ID:+1dJPQnb
ふう…

ホテルPAWAはエロの一番な舞台で便利すぎるぜ…
753名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 23:18:09.69 ID:H7JnBlDK
急に性欲が湧いたので8主×友子で投下

【奪われた主導権】


「今日の午後、この場所で待ち合わせしましょ」
友子からメールが来て、指定した場所で俺は友子と鉢合わせをした。
そして友子に連られてやってきた場所はーーラブホテルだった。

室内に入ると、友子はいきなり口付けをしてきた
「またエッチがしたいのか?友子は本当に淫乱だなぁ」
「いいじゃない。私達…恋人なんだし」
そう言うと、友子は後ろを向いて脱ぎ始める。
「そっち向いて!見たら…主導権握っちゃうわよ?」
友子の言葉に従って俺は、背を向けて服を脱ぎ脱ぎ始めた。
――ポケットサイズのの鏡を持ちながら
「(へぇ、今日はピンク色か……やっぱり友子はエッチだなぁ…)」
脱いでいる途中の友子の姿を鏡で確認する。
パンツを脱いで尻を見せている頃には、俺のモノは大きく勃っていた。
「ねぇ、脱ぎ終わった?」
「あ、あぁ…悪い…ちょっと手間取ってね」
鏡を急いでしまうと、テキパキと服を脱ぎ捨てて全裸になる。
振り向くとーーそこには一糸纏わぬ姿ぇ友子が立っていた
「相変わらず友子のスタイルは抜群だな…見とれるよ」
「お…おだてても何も無いわよ?」
「そんな、本当に綺麗なんだから仕方ないだろ」
喋り終えると、今度は俺から友子に口付けをした。
754名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 23:18:30.91 ID:H7JnBlDK
「じゃあ、前置きはここまでで…」
「…始めましょうか」

「ん……ぁ……あんっ」
ベッドに仰向けで倒れている友子の胸を揉みながら、俺はもう片方の胸を舐め回している。
「友子の顔、凄いエッチだよ…可愛いなぁ」
「や、ちょっと…激しぃ……あっ!」
ぐにゅ、と強く揉みしだくと友子の体がビクっと震える。
同時に秘部から蜜が吹き出して、ベッドを汚していく
「おっぱいだけでイっちゃったのか。友子は早漏だなぁ」
「う、五月蝿いわよ……それよりも」
肩で息をしながら、友子は俺のモノを鷲掴みにしてきた
「小波君のアソコ、最初見た時からとても大きくなってたんだけど?」
―マズイ。何回もエッチしてるだけあって、俺の行動は目に見えていたようだ。
「い、いや、これは興奮してー」
「普段の小波君なら脱いでる途中でこんなに大きくならないわよ」
言い訳をするも、簡単に返される。
このままだと、主導権を握られてしまう…
「ち、ちょっと待った、友ー」
「言い訳無用!」
「うわっ!」
くるっ、と世界が反転したかのように思うと、体制が逆転して俺が友子に跨がれてる状態になった。
755名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 23:18:54.43 ID:H7JnBlDK
「全く…見ないでって言ったのに…」
「しょいがないだろ。友子の下着が見たくてたまらなかったんだから」
「これ以上の言い訳は聞かないわ…覚悟なさい」
そう言ってモノに胸を寄せると、ズニュ、と挟んで先端を舐め回してきた。
所謂パイズリだ
「ぐっ!友子のパイズリは相変わらず、気持ちぃなぁっ!」
「ふふっ、どう?ここ最近巧くなったでしょ?」
チロチロ、と穴の部分を刺激するとビクッと大きく震える。
面白いと思った友子は、先端部分を口に含んで強く吸い上げてきた
「ち、ちょっと、それはー」
胸と口による愛撫に耐えられる筈も無く
「うぁっ…!」
貯まっていた精を友子の口へと射精してしまった。
「んんっ!」
溢れ出てくる大量の精液を飲みきれずに友子は口を放すが、それでも射精は止まらない。
ビュル、ビュルと飛び出す精液が友子の顔を白く汚していく
「やんっ……ぁ…きゃっ!」
射精が止まると、俺は快楽に浸って深く息をしていた。
一方の友子は休む暇無く騎乗位の体制になって、濡れている秘部を射精したばかりで敏感になっているモノへと当てがう。
「と、友子…少しお休み…」
「ダメ。主導権は私だって言ってるでしょ?」
756名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 23:19:15.37 ID:H7JnBlDK
ニコッと笑うと、ずぶぶと勢いよく膣内へとモノを呑み込ませる
「あああああぁぁん!!」
友子は喘ぎ声を出すと、大きく後ろへと背をのぞけて絶頂を迎える。
膣肉はいつもより強く締め付けてきて、敏感になっている俺のモノは数分も耐えられそうにない。
「と、友子の膣、いつもより気持ちいっ…」
「ふ、ふふ。いつもやられっぱなしだから、締め付け方を修得したのよっ!」
根本まで呑み込むと、友子は体を前後へと体を揺さぶって快楽を求め始めた。
前に動く度に胸が揺れて、汗を俺の体へと飛ばして俺の性欲をより高める。しゃぶりたかったのだが、この体制では胸に顔が届かない。
「ふふっ!どう?主導権を、握られてる気分はっ!」
「あぁ!悪くない、かも!な!!」
モノを締め付けられている内に、限界なのか下半身を襲う痺れが強くなった。
「と、友子!中に出すぞ!」
「う、うん!いっぱい出してっ!」
締め付けが更に強くなると同時に、友子は顔を近付けて深い口付けをしてきた。
その口付けの最中に俺は果てて、友子の胎内へと精を吐き出した
「ん…んふっ…」
「はぁ……はぁ…ぁ…っ」
射精が続いてる最中も、おれと友子は舌と舌を絡め合わせていた。


射精が収まると、友子は膣からモノを引き抜き、解放した。
秘部からは精液が溢れていた


「ーーはぁ、結構効いた…」
「ふふっ、私のテクニック、お見それした?」
事後、裸のまま俺と友子は抱き合っていた。
時折、互いに顔を寄せて口付けをする
「友子があんなに巧いなんて思わなかったよ」
「私をナメてもらっちゃ困るわ♪」
子供のように笑うと、友子の方から口付けをしてきた。
「んー、そろそろ寝るか…」
「うん…」
「友子、お休み…」
「お休み、小波君…」
目を閉じると、深い眠りに俺と友子は落ちていった。
757名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 23:20:12.95 ID:H7JnBlDK
糸冬

投下はおっぱい、ミニスカとエロの素材がいっぱいですよね。
758名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 23:56:36.46 ID:91WcVnB+
>>757
GJ!

友子はエロいよね
あの手この手といろいろテクニック持ってるイメージがある
759名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 00:23:47.66 ID:+Vg2/kHY

友子って確かやたらと弾道が上がるイベントなかったっけ
760名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 00:39:24.24 ID:KGfkV/8l
GJ
>>759
弾道アップイベントが2〜3程あったような
寝技に関しては友子の右に出るものはいない

しいて言うならバッド・ノーマル・ハッピー各ルートでやっちゃった千羽矢くらいだろうかなあ
761名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 02:03:59.17 ID:BVR14h8R
俺は、カズのエンディングはこう解釈してるけどな。ちと強引過ぎるかもしれんが。

カズ、五十鈴の超能力により裏社会へ一直線
         ↓
カズが裏社会で戦っている間に10主と五十鈴はいい仲に。
五十鈴の能力で10主も五十鈴といる間はカズの事を忘れて、関係者一同その事に疑問を持たない
         ↓
14トゥルーエンド後に関係者がそれらの事を自覚。大本が無意識下の能力だけに誰を攻めていいのか
わからない事態に。
         ↓
なんやかんやで、カズは五十鈴公認の10主の浮気相手となる。カズ本人はこれで割りと幸せ。


 ピンクに関しては、ピンク→12主←レンの骨肉の争いみたいな感じでは?
762名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 11:29:07.47 ID:zcOn3WlD
どう解釈するのも自由さ
763名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 12:33:06.52 ID:J3wF/v0D
実際に12主が二股かけてて、レンがもし真相を知ったら
それこそ「中に誰もいませんよ?」な事態になりそう

 
  
相手がピンクなだけに
764名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 12:33:54.92 ID:3l1UzaDG
>>763
洒落にならないが上手いな
765名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 12:42:50.58 ID:/Bk9F8yG
さやか、小3てことでエロパロでは扱いにくいかと思いきや

グッドエンドが非常においしい
766名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 12:54:45.95 ID:PkB9N6jQ
>>753-757
GJ

本スレで漣の相手は自作の12主AI説が出ててワロ…エナイ
しかし12主の相手がピンクだとしたらアレだな
12主「お義父さん!」
7主「えっ」
的な(ピンク的には親でも何でもないだろうし7主もその気は無いだろうが。真央とデキてるみたいだし)
767名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 14:28:59.36 ID:3l1UzaDG
>>766
武美「お義父さん!」
7主「なにこの娘、可愛い」
9主・真央「・・・」
つまりはこうですか?
768名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 14:37:33.25 ID:BVR14h8R
>>767
それが喧嘩の原因なのねww
769名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 15:00:58.12 ID:wsdJjNMx
>>757
乙〜。友子はエロいなぁ。

>>763
レイプ目のヤンデレンか…
770名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 15:37:17.69 ID:B71UIjn0
漣ちゃんは見た目言葉様に似てない?黒髪ロングで・・どことなく性格も。
771名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 15:51:10.33 ID:UeHhCRXW
おまえらそんなにドロドロしたのをご所望かw
772名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 16:55:09.74 ID:0xtOLxhB
まあ、多少はね(迫真)
773名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 18:20:26.78 ID:nM+uhJBF
\ヒルドラクンポケット〜!/

>>766-767
のちのヒーロー一家である(嘘)
774名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 18:39:10.03 ID:wsdJjNMx
>>773
10主関連はマジでヒルドラだから洒落にならんw

ヒーロー一家
父親…7主 母親…真央 長男…レッド 長男の嫁1…武美 長男の嫁2…維織
娘…ピンク 娘婿…12主
大所帯ですな。
775名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 18:47:42.56 ID:CaZ6Lpyp
ところで14ネタだといつになったら投下していいのだ
776名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:05:06.70 ID:UeHhCRXW
書けたなら投下しても構わんと思うけど
777名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:08:21.00 ID:9LrIZ6R3
14のネタバレ含まれている事を最初に警告してればいいんじゃね
個人的にはラノベ板とかでよくある1日ルールを参考にして1ヶ月ルールとかあっても良いかなとは思うが
778名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:12:33.43 ID:2rgliGeK
ネタバレありって書いてればNGとかで対応できるし問題ないと思う
779名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:31:15.26 ID:hUizT6oe
シリーズ一区切りと来ると色々なキャラのSSを書きたくなるね!
というわけで、11裏で主×唯のSSを投下!

題は「性欲を持て余す」


――ダンジョンの浅層、小波はハタ人間にされた唯を助ける為に単独で潜っていた。
「唯!何処だ、唯!」
唯が倒れた階を探索していると、ハタ人間にされた唯の姿が見つかった。
「待ってろ、唯!今すぐに助けてやるからな!」
しかし、小波の真の目的は別にあった。
「小波君もハタを立てましょ♪」
唯は笑顔を浮かべながら殺人キックをかましてきたが、小波はすんなりと避ける。
そして、ぶわっと浮いた唯のスカートの中を――覗いた。
そう、小波の真の目的は唯のスカートの中を覗く為だったのだ。
普段は見る機会の無い絶対領域だが、敵側に回れば見れるのでは?小波はそう閃いて、唯をわざとハタ人間にしたのだ。
「よっ!はっ!」
数時間の間、唯の殺人キックを避けながら、小波は唯のスカートの中を覗き続けていた。


「ふぅ…疲れた…」
地上へと戻った小波は、自分の部屋でベッドに横になっていた。
「唯のパンツ…唯のパンツ…」
そう呟きながら、絶対領域が見ていた時の事を思い浮かべていた。
すると突然、バン!と音と共にドアが開いて、唯が入ってきた
「うわっ!な、何だ唯!」
唯は顔を赤くしながら、小波へと接近していく。
780名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:31:57.58 ID:hUizT6oe
「小波君……私がハタ人間になってた時、私のす、スカートの中…見てたでしょ?」
図星を突かれる。
ハタ人間の時の記憶も残っている事を、小波は知っていなかったようだ
「ち、違う。誤解だよ」
「嘘を付きなさい!私が蹴りをする度に、スカートの中を覗いて鼻の下を伸ばしてたじゃない!」
段々と追い込まれていう小波
このままでは、半殺しにされてしまうのではと思っていた。
「そんなにパンツが見たいのなら、こうしてあげるっ!」
唯が急接近してきた。
小波は覚悟を決めたが――予想とは別の展開へと発展した。

「んがっ!」
「ほ、ほら、パンツが好きなんでしょ?ほらほらっ!」
唯が小波の頭にスカートを被せて、下着越しに秘部を押し付けていた。
下着の生地と秘部の甘い香り、そして感触が小波の求めていた物を埋めさせる。
「ん………はぁん!あっ!」
鼻に秘部を刺激されてるからか、唯は喘ぎ声を上げる。
押し付けられている鼻には下着が濡れている感触が伝わり始めた。
「あっ……ダメ…!イクッ……!」
唯は後ろに倒れると大きく体を痙攣させて、絶頂を迎えた。
781名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:32:31.53 ID:hUizT6oe
スカートが捲れて見えている下着は、もう下着としての役割を果たせない程濡れていて、秘部が丸見えになっている
「(……唯の、パンツ…)」
ゴクリ、と喉を鳴らすと小波は唯の穿いている下着をそっと脱がして嗅いだ。
「唯のあそことアレの匂い…最高だ…」
我慢できなくなった小波はズボンと下着を脱いで、下半身裸になる。
途端、硬くなったペニスが勢い良く飛び出す。
「唯…悪い……我慢出来ない…」
絶頂を迎えて肩で息をしている唯に告げると、秘部の中に躊躇い無くペニスを突き差した。
「んあぁっ……!」
再び体を痙攣させて、唯は絶頂を迎える。
結合部からは絶え間無く愛液が溢れていて、どうしようもなく感じてしまっている事が小波に伝わる。
「唯のおまんこ、とても気持ちいよっ!」
「あっ、あぁん!小波君、もっとぉ!」
理性を失った二人は、休む暇無く動き続けていた。
小波は腰をより大きく前後に動かして唯の中を突き、唯は自分の胸を揉んでいる
快楽を互いに受け合っていると、凄まじい射精感が襲ってきた。
堪えようとしたが、耐えきれず唯の胎内で精液をぶちまけてしまった。
782名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:32:58.38 ID:hUizT6oe
「あ、あぁ…小波君の、熱いのが…いっぱい入ってくるぅ…」
「はぁ……はぁっ……」
小波自身でも信じられない量の精液が唯の胎内に流れこんでいく。射精が止まった後、唯は繋がったままの状態で眠りについた。
「やばい……寝ている唯も…凄くいい…」
唯の寝顔に興奮した小波は、繋がったままのペニスを再び勃起させて、腰を動かし始める。
「今夜は……俺が力尽きるまでヤらせてもらおうかな…」

その後、唯は快楽で起こされては射精されて気絶をするの繰り返しをされたという
無論、唯は孕んでしまい小波は責任を取って将来結婚する事を約束したとか。
783名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:33:38.85 ID:hUizT6oe
投下終わり。

11裏は様々なエロネタがあったよね!
14裏にも期待したい!
784名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 20:56:22.47 ID:zcOn3WlD
タイトルが某蛇じゃないかw、GJ!
785名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 00:37:21.02 ID:+SnR9rf0
GJ

14裏はキャラが今までに無いくらいのオールスターだね
786名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 01:47:19.11 ID:kRNG2yTp
さやか可愛すぎる
14は間違いなくロリコン育成ゲー
787名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 02:28:38.67 ID:nH7E7i7N
可愛い女の子だと思った?残念!可愛い女の子でした
788名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 04:08:22.09 ID:cGgDV9/+
誰一人ハナに触れてないのね。この娘もかなりブッ飛んでるのに(未だにハナとハンナしか攻略できてない)

……てか、最後の最後でのりか4号なんか出すなよスタッフ…
789名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 05:25:12.10 ID:Nn2vRxQz
>>786
ああアレは危険だな、余りにも危険すぎる
ロリに目覚めそうだぜ

さやか初攻略中デレ表情見た瞬間にこれはレンの関係者と思ったら予想通りレンちゃん出現してワロタ
だがその服装は予想外だった
790名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 05:38:26.95 ID:ll7DT7th
>>788
攻略してこいよ、すぐに許せるようになるから
791名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 07:03:13.37 ID:+SnR9rf0
>>788
ED見てみ?化けるぜ
792名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 19:44:57.97 ID:kRNG2yTp
紗矢香にお兄ちゃんて言われるの破壊力すさまじいわこれ

彼女候補じゃないけど今回ヒカルもいけるな
なんかすごく各々の後日談書きたい気分だわ
793788:2011/12/05(月) 20:57:05.91 ID:cGgDV9/+
響子ちゃん確かにいい娘だった
のりか4号から希美さん2号に訂正しますわ

……それはいいんだけど、あの流れのどこに弾道アップ要素があったんだよ
794名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 23:00:55.83 ID:WSQRbV05
さやかも大きくなったらお兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!とか言うようになるのかな。

しかし14主に好きな人が出来たと知ったとき准がどういう反応するのか楽しみ。
795名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 23:53:32.46 ID:hToTwp4G
裏サクセスは11から一気にエロくなったよね
796名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:14:20.26 ID:6IXalP8o
遅ればせながら真ルートクリアした
何これレッドさんイケメン過ぎ濡れる
797名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:16:16.02 ID:6IXalP8o
遅ればせながら真ルートクリアした
何これレッドさんイケメン過ぎ濡れる
798名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:35:52.89 ID:6IXalP8o
ごめんミスで連投した
申し訳ない
799名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:56:10.11 ID:NG9ONtyE
>>798
気持ちはよくわかるw超興奮するよな
800 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/12/06(火) 02:32:14.87 ID:N1HE9PIh
忍法帖リセット…だと…

投下に時間が掛かるじゃねーかよ死ね
801名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 05:52:40.74 ID:l9UthJg5
姫子がまだアルバム出せてないんだけどイベント見てると超可愛いたまらんわこれ
802名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 07:09:52.85 ID:vpp2s/bJ
アルバムはもっとすごいから早く見てみろ
破壊力が高すぎてヤバい
803名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 21:30:38.64 ID:earolkCk
12主かっこよすぎワロタ、なんだこの大物は

>>800
そういうときには避難所に投下もありかと
804名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 22:36:56.04 ID:7RIkQgYL
さやか人気だな。
でもお兄ちゃん派じゃない自分としては
お兄さんと呼んで(ry
805名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 22:37:42.73 ID:FHMBtY0W
9主と武美って、実年齢的には9主の方が年下なんだな。
合法ショタと合法ロリのカップルか…すごい世界だ。
806名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 23:27:36.17 ID:XKxF798N
それ言ったら、7主が近親相姦で13主より先にやってるって
事に触れてしまうぞww
807名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 00:30:45.07 ID:sItI2Ing
ピンクの自分だけの体じゃない発言はそのまま取っていいのか。
まあシズヤが子供産めないっていってたから違うだろうけどそれだと9主は避妊しないでいいんだな
808名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 00:42:55.77 ID:5gd+5Y7f
自分の体は12主人公のものでもある。って惚気だと思う
809名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 02:18:54.80 ID:D66b4Owq
>>805
9主をショタ呼びすることに凄まじい違和感
…あれ?まさか実年齢カンタ君以下…?

あと8主アンドロイド説が本当だったら8主もショタ枠に…いやいやさすがにそれは
810名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 03:12:56.27 ID:GpkMio1U
>>802
good(No.13)今見た

なにこれやべえ

>>809
白瀬と8主・武美と9主は合法ロリショタカップルになるのか・・・
811名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 13:24:52.06 ID:UqDme9fI
10主って歳の差だけ考えればスゲーまともなんだよな・・・
1主もだけど
812名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 14:39:54.00 ID:XrgUt1rW
1、3主と10主は女性関係が複雑になる呪いがかけられていたでいいよもう…

>>809
屈指の強主人公が二人ともショタとかw
813名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 15:44:29.03 ID:kM75DCco
なんてこった!
鬼鮫コーチが未成年を強姦した罪で捕まってしまう!
814名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 15:54:44.05 ID:UqDme9fI
茜ちゃんもヒヨリンもショタコンかw
友子とはどうなんだ?
815名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 18:48:15.53 ID:oX4A9G+n
>>813
時期次第じゃ11主と官取も未成年だよ
816名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 20:46:02.09 ID:b1U9JJCy
>>814
友子は武美と同世代かそれより新しいんじゃないか?

とは言え8主はまだ謎が多いからなあ
817名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 23:20:12.35 ID:9eBzqsH5
響子は間違いなく成人美人タイプ
818名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 01:20:46.75 ID:SNxgtTjt
8主はサイボーグかアンドロイドじゃないと灰原と白瀬を倒せたことに説明がつかない
主人公補正ってレベルじゃねーぞ
819名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 02:36:48.53 ID:6a+VO/Rz
雪の降る中自宅へと帰宅し、冷えた体を暖める為に冴花とエッチをする展開なんて
820名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 06:11:12.20 ID:xmVv5b8W
武美がお亡くなりになって傷心の9主を身体で癒そうとする准キボンヌ
俺におねショタ属性は無いんだ
821名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 08:19:58.34 ID:GG55JdwX
ヒカルとバッテリー組むの選択肢選ぶとラストが微妙に変わるんだな知らなかった。
822名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 08:28:07.10 ID:tKPGu+EK
>>820
実年齢で見れば准と9主もおねショタ…
でも9主ってナイスガイだからそういうのすごく嫌がりそう。
823名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 10:35:54.38 ID:HMNFRt1x
あんまり正史に捕らわれずに書きたいものを書ければいいさ
14も妄想の余地を残してる辺りそう思う
824名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 13:23:51.03 ID:sQY4HMSw
ふええ…キリちゃんのおしりふかふかだよお…
825亀だが・・・:2011/12/08(木) 16:53:58.91 ID:z41Af/Zc
>>726
キャラクターの性格や特徴つかめてないから、微妙だったなあ。
パワポケのキャラクターじゃなくてもいい作品に思える。
作品投下は嬉しいから、ただのエロ小説じゃなく、パワポケのエロパロになるよう努力してほしい。
826名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 17:33:11.32 ID:BVHBmWbV
トツゲキはマネージャーのイベントもあっていいな
比較的少な目だったキリちゃんの補完にはちょうどいい
827名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 19:38:43.10 ID:HkQGJjsq
おねショタ最高や!
828名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 19:41:16.16 ID:z41Af/Zc
14の作品期待age
829名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 19:58:33.97 ID:2KI800l1
響子ほんとに化けたなww
830名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 21:09:39.79 ID:tKPGu+EK
実は14で結婚までいった彼女は響子だけ
831名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 21:59:04.94 ID:2KI800l1
そういえばダッシュって誰もいなかったかな?
結婚END描いてある子、そうだとすると小学生でそこまでの結末書くのは
初めてか・・・
832名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:14:55.45 ID:6a+VO/Rz
9主と武美で投下します。
「萎えぬ性魂」


とある三日月の夜、一人の風来坊である小波と、一人のサイボーグである武美が激しい性交をしていた。
「ふぅ……あ…あぁ……」
「はっ…はっ…」
小波は最近、野球の練習で溜まっていた性欲を武美に処理してもらっている。
そして立つこと数時間、二人は全裸で萎える事の無い性欲をぶちまけていた。
「…小波の、また硬いよ…」
「悪い、まだ足りないみたいだ…」
「もう…スケベ」
武美は小波に被さると、再び腰を動かしだす。
「んん……あぁっ…はぁん…」
水の音が部屋を支配する中、武美は快楽に溺れていた。
前に動く度に自慢の胸が小波の顔にあたり、しゃぶられる。
胸をしゃぶっている小波は、武美の汗を味わっていた
「こ、小波!私、もうイク!」
「お、俺も!中に出すぞ!」
声を出すと小波は大きく腰を突き上げ、武美の奥に精液を吐き出した。
「あ…ぁ……また、いっぱい…」
「うっ……はぁ……ふぅ…」
射精が止まると武美は力が抜けたかのように小波の体の上に重なる。
モノは挿れたままの状態で、精液が溢れ出ている
どさぐさに紛れて、小波は武美の尻を触っていた。
「ち、ちょっと…何処触ってるのよ…エッチ」
「いいじゃないか。まだどうせ続くんだし」
833名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:15:26.89 ID:6a+VO/Rz
「もう、小波のバ……あんっ」
いきなり乳首を摘まれて、言葉が詰まる。
未だに萎える事の無い小波のモノが、また動き出した。
「ま、待って!もうちょっと休ませー」
「俺の性欲を解消してくれるんだろ?だったら、休む暇なんで無いだろ。俺の性欲はまだ余りまくってるぞ」
「だからって、こんなにはーーあんっ!」
唐突に奥を突かれて、武美は普段上げる事の無い声を上げてしまう
「へぇ、武美ってこんな声も、出すのか!」
「ふっ、あ、あっ!あぁん!あっ!んんっ!」
武美は振りほどこうとしたが、小波の腕はガッチリ武美を捕まえていて、逃げる事が出来なかった。
押し寄せる快楽の並に耐える事が出来ず、武美は数秒で果ててしまい、何度目かの射精による精液が中に注がれる。
「こっ…小波のバカぁ…」
「怒るなって…イッた時の武美の顔、凄くよかったぜ…」
互いに汗まみれの体を小波は抱きしめる
武美の体温と汗、匂いが伝わりとても幸せな気分になった。
肩で息をしている武美にキスをすると、小波は未だに満たされる事の無い性欲を再び武美にぶちまける。
「ぐぅっ!がはっ…うぁぁっ…!」
またも快楽に襲われて、武美は体を震わせる。
834名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:16:15.25 ID:6a+VO/Rz
腕のロックは外れていたのでなんとか逃げようとしたが、腰が抜けていて立ち上がる事が出来ない。
やがて逃げようとする考えは消え、欲求を満たされる事を優先にしてしまった。
「こ、小波!もっと、強く!激しくぅっ!」
「あぁ!俺ももっと性欲を、お前にぶちまけたいよっ!」
セックスだけじゃ物足りず、二人は途中から深い口付けを交わしていた。
舌と舌が絡め合う中、二人の性欲は更に高まりつつあった。
「た、武美!出すぞっ!」
「わ、分かった!小波の精液、もっとちょうだい!」
我慢の限界が訪れると、小波は武美を強く抱きしめながら中で果てた。
何度も射精してるにも関わらず、小波のモノは硬くなっているままである
「今夜は明け方まで…やろうか…」
「仕方ないなぁ…言い出したのも私だし、付き合ってあげるよ」
武美は微笑むと、軽く小波にキスをした
「その代わり、今度の休みの日、遊びに連れてってね♪」
目を閉じてのキスを最後に、二人はセックスを再開した。


835名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:17:08.23 ID:6a+VO/Rz
翌朝――

「んーよく寝たぁ…」
大きく欠伸をしながら、武美は目を覚ます。
一糸纏わぬ体を隠しながら寝ている小波を揺さぶる。
「小波、朝だよ」
「んん…んぅ…」
大きく腕を上げると、小波は目を覚ました。
「もう朝か…」
「うん、昨夜は凄かったねー」
「じゃあ、昨夜の続きをするか」
「えっ?」
武美は不意に押し倒されて、いつの間にか硬くなっていた小波のモノを秘部に当てがられる。
「ち、ちょっと!こんな朝からー」
「大丈夫。今日は日曜だから、たっぷり出来るぜ?」
「そうじゃなくてーーっ…あ!」

―二人のセックスは昼過ぎまで続いた。
836名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:17:43.35 ID:6a+VO/Rz
おしまい。
9主と武美は毎日ラブラブなエッチをしている(キリッ
837名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:40:12.89 ID:sQY4HMSw
キリちゃんちゅっちゅっ
838名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 23:35:05.15 ID:BVHBmWbV
>>836
GJ!
恋睦まじい二人が旅して性欲を押さえられる訳ないもんね
839名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 00:11:10.16 ID:0cL5d9TK

だけど武美ってさん付けじゃなかったっけ?
840名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 00:42:05.03 ID:G0thrDDK
俺の買ったやつでは「ヒモさん」って言われてた気がします
841名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 01:09:05.55 ID:GO7NMBpG
それにしても湯田くんの安定感は異常
歴代メガネキャラでトップ争い出来るくらい良い奴
842名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 08:02:04.67 ID:1qLn1rH3
7で、将来の夢は学者で人々が苦しまない世の中にしたいとか言ってた時点で
このメガネかっけーなとは思ってた。
843名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 12:38:41.55 ID:D9/apouv
裏の世界観いいな、キャラの登場数も多いし
妄想し放題じゃないか

それにしても真琴マジヒロイン
844名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 21:06:37.74 ID:ER/lVG1j
ようやっとアルバムコンプしたわ
レッドがつい最近まで幸せだったって言ってるのをみると、武美エンドでついに寿命が来たってところかな…
悲しいことは悲しいが、これで前々から妄想していた「武美の死後奈津姫さんが風来坊を慰めているうちに
ねんごろな仲に」というシチュがよりリアルに妄想できるのでよしとしよう

…しよう
845名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 21:48:23.91 ID:hLDwOJFh
生涯のパートナーと死別したもの同士が惹かれあうってのは王道のひとつだしアリかもな
うむ、なんかムラムラしてきた
846名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:05:59.10 ID:nHlVXXz+
維織でも似たようなネタでいけそうだな。
プロフを見るに、維織は9主に会いに行くために失踪したと妄想出来るし
847名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:09:36.38 ID:GO7NMBpG
そういえば今回ってエロいイベントで弾道上がる?
まだやり込んでないから知らないんだ
流石に小6だから無いかな?
848名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:25:10.61 ID:YXiu5suB
響子とはんなは無かったな・・・(俺がやったところでは
まぁ、別の意味で凄かったが・・・14主マジで小学生か?www
849名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:28:19.92 ID:D9/apouv
>>848
パワポケではよくあること
850名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:32:25.03 ID:w5yOiTY+
小学生が160kのストレートを打ったり投げたりするのは流石にパワポケでもあまりないことだな
851名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:36:15.33 ID:7y+dIJAn
まぁ魔球補正があると考えると別にパワポケでは不思議でないことだな
852名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 23:47:23.21 ID:yQ+Nutor
シリーズ最終作だからか今回キャラが死ぬにしてもあまり欝な感じはないし
過去作の正史ヒロインがほぼ確定したりで変な言い方だがパワポケにしては温いシナリオだったなあ
俺はもっとリョナを喚起されるような展開が好みなのだが物足りなかったぜ
武美が爆ぜるとか朱里が幼児退行するとかパカがメロンパンになるとか
853名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 01:34:08.50 ID:w+Oyov0Y
最初から最後まで鬱なのは三流のシナリオ
如何にして上手く綺麗に美しく結ぶかが鍵
今まで鬱だったからこそ最後に希望に満ちたエンドをつけることによって
カタルシスを得ることが出来るんです
まぁCEROAだし綺麗な終わり方で良かったよ
鬱が好きなら10主のヒルドラクンポケットでいくらでも妄想できるし
854名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 02:30:52.28 ID:7FCWL2WR
ヒルドラクンポケットは想像したくねえよ!
エロいかエロくないか以前に胃がやられるわ!

さやかちゃんにはまっすぐ育って欲しいと思います
855名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 07:23:09.35 ID:kTcCDNY0
11主「今度はゲームで胃が・・・イタタ・・・」
856名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 11:14:34.11 ID:T8RLo5Z7
小ネタ。14トゥルーの後の打ち上げの一場面

10主「……14主君。娘と付き合うと言うのなら、一つ言っておく事がある。
14主「は、はい……
10主「――女性と正式の交際する時は、他の女性関係をなあなあで済ませずきっちり清算しておけ!!
 でないと、でないと――

五十鈴「……なあみんな。不倫と言うのは、道義に反する事だと思わないか?
和那「何を言うとん天月さん。不倫は文化やろ。文化。
ナオ「そうですよー。ようするに、今の奥さんに不満があるって事じゃないですか!
サラ「10主さんに愛想が尽きたら、いつでも離婚して下さいね。引き取りますから♪

五十鈴&和那&ナオサラ「…………

10主「俺みたいに、なるから……
14主「い、いや、俺はおじさんみたいにモテないし……
ヒカル&ハンナ&さやか(それはギャグで言ってるのか??
10主「俺も昔はそう思ってたんだよ……自分がモテてるって自覚してなかくて八方美人してたらこんな事に……

857名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 12:41:24.28 ID:kTcCDNY0
2主「別に良いんじゃね?」
4主「結構忘れられてますよね、2主さんのハーレム(正史かどうかは別として)」
2主「そう、ハーレムだっていいじゃん〜」
858名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 12:52:13.95 ID:85PnEWl+
7主と12主は結局二股したのか?
859名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 13:26:34.68 ID:uWFIvxYe
主人公が二人いるのも
不倫でもドロドロしないギャルゲー的取り合いなのも
昼ドラクンポケットなのも
選択肢が多くて創作意欲がいいじゃないの

しかし一番近いのが「10主ハーレム」だとは思わなかったw
860名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 13:28:03.21 ID:opD7BfGE
小角「2主さん、ちょっと話があるッス。顔貸してくれないッスか」
861名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 13:31:12.07 ID:XbILsD3a
>>853
それってぶっちゃけ14未プレイの人間にとっては
パワポケは三流のシナリオってことになりかねないなw
862名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 13:43:48.57 ID:jhSD2GCC
>>861
14未プレイならストーリーがまだ未完状態なんじゃないか?
863名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 13:47:44.43 ID:qxiGEBEQ
未完の状態で作品を評価することはナンセンスだけど、
書籍ならまだしもゲームとなるとやっぱ一本ごとにある程度話は完結して欲しいなあと思わなくもない。
パワポケの場合、持ってくるネタやシチュは強烈だけど1作ごとのストーリーは正直そんなに濃くなくて、
14作すべてが続いているからこそ面白いって感じがどうしてもあるからなあ。
864名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 14:22:38.11 ID:tBdROk9X
主人公視点の話としては一作で完結するが
それよりも大きな世界の流れが作品をまたいで流れていて
しかもその世界の話の方がメインになっちゃってたからな
何作やっても終わりが見えない、なんか延々と厭世観漂う話が続いていくイメージ
そういう意味じゃここいらで一旦打ち切るのも致し方ない選択かもな
865名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 14:45:26.20 ID:tabo1f5z
少なくとも(次回作があるなら)大きな流れがメインになるのはしばらくはないだろうから安心だな
キャラとか幸せ草みたいなアイテムとかがシリーズをまたぐ分には歓迎なんだけどなあ
866名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 21:36:09.94 ID:nd6LMUvZ
武美ルート 武美と死別
維織ルート ブルーとマスター死亡でジャジメントとの戦い一直線&最近維織さんがゆらりにベッタリ
幸せな生活が崩れるのって他ルートは無いかな
867名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 22:43:11.05 ID:1xfFaNyL
>>858
7主は夏の前にケンカしてクリスマスの日にも仲直りしていないからその疑惑はあるね。
12主は濡れ衣。あの後どうやってピンクを宥めたのか気になるところではあるw

>>866
旅していないならいろいろと思いつくけど9主はずっと旅していたから、
武美と死別くらいしか思いつかないや。
そういやパワポケで男やもめなキャラってレッドが初めてなんだね。
868名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 01:49:31.98 ID:qQLpMBf8
男寡逆レイプ!野獣と化した女社長!
869名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 01:55:43.62 ID:VrWklfVN
つまり、9のヒロインって…

武美「もう風来坊でいいや」(確定?)

奈津姫「もう、違う男でいいや(権田?) 」

夏菜「もう、安藤でいいや」(14で結構良い雰囲気?)

貴子「もう、成仏したしいいや」

ちよ「もう、赤貝でいいや」(違うという説あり)

准「もう、小学生でいいや」 (正史ヒロインの可能性低いけど)

維織 「鳴くまで待とうホトトギス」


870名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 02:10:48.22 ID:OL+DNxA+
9主人公周りは14で情報が結構出て、創造の余地が少なくなったしなあ
9主=レッドがほぼ確定として
奈津姫→裏社会に疎いレッドが一人で町に残る理由が無い
武美→本命 「つい最近まで幸せ」が白瀬で補強されたサイボーグの寿命とガッチリ嵌る。特にシナリオ上の矛盾点もない
ちよ→幸せでなくなる理由が思いつかん。出世したちよに捨てられたとか?赤貝ちよ子も気になる
維織→対抗 結構な頻度で喫茶店で会っていた模様。維織本人のプロフィールから攻略されていた可能性が高いが、これまた幸せでなくなる理由が思いつかない
貴子→親父が最近死んだ可能性もあるが、親父との二人暮らしが非常に幸せかというと……ビターだとしても10年近く持つとは思えん、1年で消えそうになってたし
夏菜→11でGOODでもBADでも無いのが確定
てな感じで、俺が考えるとどうしても武美or維織になってしまう。誰かもっと妄想できる考察カモン
871名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 02:25:51.13 ID:NkGkE5Hx
別にそこまで14に囚われなくてもいいんじゃないか?
思い付いたシチュがあれば書き記していくのみ、エロパロだしね
872名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 08:39:08.63 ID:NPek47Sv
エロパロはifを書くのが普通なんだから正史うんぬんは気にするべきではない
873名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 10:17:39.27 ID:jK+CAuYN
1・3主「正史なんて無かった」
874名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 10:21:37.84 ID:zHT0an4/
1主的にはなかったことにして欲しいわなww
7主「俺だってメジャーに来たいんだよ!(喧嘩の理由)」
875名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 10:31:09.78 ID:qcFcU6Yh
個人的には武美は爆死してくれていた方がロマンだった気がしなくもない
同級生2の桜子ちゃんが死んでいた方が感動してたのと同じ感じで
876名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 12:23:06.01 ID:vYpeHGUg
5主「描写が無い方が平和でいいよね」
877名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 12:26:28.63 ID:QBBf+o9M
6主「そうだね」
878名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 12:37:44.36 ID:VrWklfVN
14主「全くだよ」
879名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 12:49:58.06 ID:IaCR8Uow
>>856 読んで思ったので…

紫杏『情事のいざこざでこっち(あの世)に来ないかなぁ…そしたらこっちで引き取れるのに…』
シズヤ「たいへんそうじゃなアヤツは」
甲斐『そんな会長も素敵です』
犬井 黙々と素振り

…あれ?あの世のほうが結構面白そう?
880名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 13:03:14.52 ID:zHT0an4/
4主「もう引退する歳になったな〜」

―あの世―

セツ「最近生臭い奴ばかりこっちにくるのう・・・」
葉月「世の中物騒になったわね〜」
うん、>>879の言うとおり面白そうだが、それだけ死んでるんだよなぁ・・・
881名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 14:14:13.82 ID:NPek47Sv
あの世代表といえばわんこちゃんだろ
882名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 14:17:19.90 ID:qcFcU6Yh
パワポケの世界は天国がないんだっけか
つまりジオットや大神父あたりもまとめて同じ場所に…
883名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 14:31:56.76 ID:7JU7hvXH
葉月は天国に行くって言ってたけど、しつもんコーナーではわん子ちゃんのことで
「天国も魂もありません」とか言われてたりしてよくわからんよな。
まあ仮にあったとしても、>>879-881の面子で天国に行けそうなのって
わん子ちゃん・葉月・シズヤくらいしかいないけどw
セツは微妙なとこか。
884名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 14:39:39.02 ID:6w5Bz8q8
パワポケ世界の天国も魂も、それがあって欲しいと願う人々の具現化ですよ
885名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 15:16:47.15 ID:JgQaVoO0
地獄に行ったジオットが地獄でカタストロフを狙い、
それを紫杏・甲斐・犬井あたりが防ごうとする地獄編の始まりか
886名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 16:00:00.87 ID:zLxU3B3I
ところでそろそろ次スレの季節
SS1つ2つ投下されたら考えないとな
887名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 18:38:29.28 ID:5sy4kAGd
冴花のスマートなお尻スベスベしたい
888名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 19:39:48.57 ID:zHT0an4/
作品投降させていただきます。
裏4主×イルのまたお前かでございますが、生暖かい目でご覧ください。

 罠にならない温泉で・・・


俺達は山の中をさまよっている、要は道に迷ったのだ。

「だれや、こっちに行こう言ったのは」
「きみだろ……」

日は低くなる一方で、動き回る事が命取りになりかねなくなって来た、その時。

「なんか臭わんか?」
「ん?」

確かに何か臭う、この臭いは……

「「温泉!?」」

臭いの方に向かってみると濁り湯が溜まっている、見る限る誰かが管理しているらしい。

「隠し湯って所かな?」
「洒落てるな〜」

よーし、っていきなり服を脱ぎだすイル。

「何やってんだよ!」
「何って? 温泉があるんや入るに決まってるやろ?」
「あのな……」

誰が管理してるのか、そもそもこんな場所でのんびり浸かっていたら敵に襲われかねない、それを理解して言っているのか?

「ああ、アンタは見張ってや〜」
「ああ、そういうと思ったよ……」

それなりには考えていたようである、此方の意見はお構い無しに……

「で? どう何だ湯加減とか?」

服を丁寧にたたみながら、温泉に浸かる相方に声をかける

「最高や〜蕩けてしまうわ〜」
「おいおい、緊張感無いな……」

本当に蕩け切った顔をして入っている、そんなに良いものかと手を入れてみると。
なるほどちょうどよい湯加減だった。

「コナミどうや、ええもんやろ?」
「君の温泉じゃないだろ……」
「他人のものは全てウチの物や」

とんでもない理論を振りまきながら笑い出す、ゲラゲラと品がないが彼女らしい笑い声が森に響いた。
889名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 19:40:41.63 ID:zHT0an4/
(まったく……)

ふと、目がイルの方に向かった。
何時も求めている身体がそこにある、温泉で温まって火照る体、湯船と湯気で隠れる胸元、
ふわりとしている髪の毛も水気を帯びていつもと違う雰囲気をかもし出す。

「なんや……そんなにじろじろ見て?」
「あ! わ、悪い……」
「ああ、気にせんといてな……そりゃ少しは恥ずかしいけど、今更裸を見たくらいで怒りはせいへんって」

照れ隠しをするようにニヤニヤしている表情に、此方も苦笑いで応じた。

「なぁ……コナミも一緒に入らへん?」
「え? でも……見張りは」
「あ、阿呆……少しはさっしんか……」

少し目をそらして恥ずかしそうに呟いた。

「なんやか身体がうずいてしもうたんや……付き合ってや……」

この彼女のギャップを知っている俺は幸せ者なのか、それとも不幸なのか……
今言える事はこの提案を断る気は毛ほどもなかった。

「あ〜これは良いな……」
「そうやろ……んぁ……」

湯船に浸かってその膝の上にイルが乗る……後ろから胸を鷲掴みにすると、甘い声が漏れる。

「本当に疼いていたんだな……前にやったの何時だっけ?」
「ふ、二日前や……」
「ふ〜ん……それで我慢できないとなると、イルも結構好き物だな」

ちょっと意地悪い言葉を掛ける、いつもはこちらがからかわれている分、しおらしい彼女を苛めたくなるのだ。

「言っとくけどなぁ……コナミのせいやで、ウチ……コナミのこと」
「ああ、俺もだよ……」

向きを変えてキスをする、深い深いキスに気分が高まる、口が離れても他の場所を求めて顔が動く。
首筋から下にかけてをキスマークを、わざとらしくつけて行く。
890名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 19:43:41.71 ID:zHT0an4/
「コナミぃ……下も触って」
「ああ、分かった」

懇願どおりに陰部に手を伸ばす、湯船の中でかき混ぜるように指を入れるとビクビクと反応する。
だらしなく涎を垂らしながら、漏れる声に更に強くと気持ちが高ぶる。
片足を空いている手で湯船から身体を持ち上げると、抵抗がなくなった分激しくかき回した

「ひぃ! ひゃぁぁぁ!!」

気がついたときには彼女はぐったりとしていた、手にはねっとりとした愛液が手首まで伝っていた。
あまりにも激しく達したせいで呼吸を整えるのすら辛そうだった。

「あぁ……コナミは凄いなぁ、何時も負けてしまう……」
「どうだった、満足か?」
「まさか、それにアンタも……」

手が伸びる先には反り立ったモノがあった。

「ガチガチやないか、直ぐにでも入れたくてしょうがないんやな……」
「ああ、体制を変えるぞ……」

抱える姿勢を解除すると、イルは岩場に手を置いた。
挑発的に向けられたお尻を鷲掴みにすると、一気に貫いた。

「ひぎぃ……アカン、奥に一気にとどいとるぅ……」
「潤滑すぎるんだよ、さぁ……遠慮は要らないね」

両手を肩に持っていくと隙間なく密着して腰だけを激しく動かす。
前後するたびに陰部から溢れる愛液、ガチガチと声すら出ないほど痙攣する。
最早何が起こっているのか理解していないようで、胸や腋を刺激するとボリュームなど気にすることなく大きな声で反応する。

「これはひどいな……」
「そんなこと言わんで……」
「いい意味でだよ、そろそろ限界だ……」
「あ、あかんて……膣内出しされたらぁ、むぐぅ!」

こちらを向いて懇願するのを口をふさいで黙らせると、抜けるギリギリまで引き抜いて押し込むと同時に一気に注ぎ込んだ。

「……ん゛ん゛ん゛!!!」

完全に見開いて白目を向いてしまった、これまで以上に激しく痙攣すると力なく倒れるのを寸前で抱え込んだ。

「あぁ……あひぃ……」
「あ〜あ……やり過ぎたな」

窒息寸前だったように大きな呼吸をしながら、こちらに視線を向けた。

「へへ……こんなに激しいのは久しぶりやな」
「そうだな、俺も思いっきりさせてもらったからな」
891名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 19:44:08.04 ID:zHT0an4/

二人でニヤニヤすると、イルがある提案をした。

「そろそろ第2ラウンドいくか?」
「ああ、そうだな……この周りで俺達の事を見ている小悪党どもを片付けてからな!」

俺は剣を、イルは杖を握った。
分かりきったことだ、こんなところに不自然に温泉が整備されてるわけがない、たぶん山賊か何かが旅人を襲うための罠として仕掛けたのだろう。
俺もイルも容赦する気はない、イルが呪文を唱えると、天変地異のごとく稲妻と風が吹き荒れる、敵の半分が吹っ飛び、半分が怯んだ。
すばやく履物だけを履くと、怯んでいる相手を切りつけた、裸体である事はこの際突っ込まないで欲しい……

「どうや〜?」
「ああ、ほとんど再起不能だろうね」
「じゃあ続きやな〜」

まるでプレゼントを差し出された子供ような顔をしてこちらに呼びかける。
折角の温泉である、やって見たい体位も多い……何人かは生きているだろうけど……まぁ、いいさ。

「お湯が中に入ってくる! こんなの初めてやぁ!」
「これは面白いな……」

湯船の中で挿入してみると、今までにない感覚に襲われる、未知の感覚と耳元に囁いた一言で、今日はどちらかの腰が砕けるのを覚悟することにしよう。

「今倒した連中……もしかしたら生きてこっちを見てるかもな?」
「!?」

予想通りだった、羞恥に駆られて顔を真っ赤にしたが、それと同時に膣が締め付けてくる……
どこまでも激しく、獣のように交あうのだった。


「なぁ、今なら勝てるんじゃないか?」
「馬鹿! またひどい目にあいたのか? あれだけ激しくやって反撃してくるんだ……あれも罠だ」
「そうか、それにしても激しいなぁ……」

……

「「「ふぅ……」」

892名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 19:45:14.66 ID:zHT0an4/
以上です、他の皆様の14題材の作品のつなぎになれば嬉しいです
(しかし約1年ぶりに投降したなぁ・・・)
893名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 20:18:40.76 ID:uPVN/KND
>>892
GJよくやった待ってた

そうか1年ぶりか・・・気が向いたらまた続けてくれ、このイルの話好きなんだ
894名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 20:55:00.93 ID:Ol0QuDNy
所で
マゼンタって結局だれ?
阪奈ルートしかやって無いからよくわからないけど、マゼンタ=シアンでおk?


色名的には同じなんだけど
895名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 20:56:27.04 ID:6w5Bz8q8
ルッカの昔の部下
しあんとは無関係
896名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 21:15:27.25 ID:Ol0QuDNy
あれ?でも『あたし』とかいってたし、シアンも路地裏でるっかに撃たれたし、第一部下じゃなかったっけ?
897名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 21:17:20.81 ID:Ul2L2w37
>>892
乙です

>>894
ハンナルートではどう考えてもそんな結論にはまずならないんだけど…本当にやったのか?
とりあえず表では登場してない
898名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 21:21:49.13 ID:Ol0QuDNy
いや、最後の方の対マゼンタ戦でやたら自分のことをあたしあたしいってた上に、色としての名前が似たようないみあいだったからさ。
てかほかにルッカより下にアタシって言う奴いたっけ?
・・・甲斐は私だよな?
899名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 21:33:46.26 ID:YVqgpKrH
>>898
ポケの考察wiki見てくるんだ
だいたいそれで解決する
900名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 21:39:02.87 ID:Ol0QuDNy
ああそうなの
やっと納得出来た



でも・・・殺されたとか言われてもわからんがな
表初でいきなりゆうなよ・・・
901名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 21:42:14.99 ID:zLxU3B3I
>>892
乙!
>>898
マゼンタは14からの新キャラだよ
設定は13の頃からあったっぽいけどね
902名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 00:05:20.11 ID:6gGQu4dJ
>>892
GJ!4裏ktkr
…5裏の威流も見てみたいね
903名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 00:12:21.43 ID:exsZGt6j
>>902
忍び装束とか卑猥な(ry
あんまり5ネタは見かけないですね、そして全て屈辱注意とはww
904名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 00:18:09.66 ID:25XetZ7c
しかし、ブルーがマゼンダという、レッドとの混合色の名前に負けて死んだってのが、
なんとなくやるせないというかなんというか…。

ある意味レッドがカタキ取ったといっていいのかもしれないけどさ。
905名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 04:10:52.08 ID:wXNaTWFb
五十鈴かわいそう過ぎるだろ
両親と若いうちから死別して、学校でもずっとぼっちで
ようやく主人公と結ばれて幸せになれたかと思ったらこの有様
本当に確率を操作する能力持ってたのかよwww
906名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:15:42.71 ID:G3306tPj
その能力が失われたからこうなったんでないの
まーカズが考えうるすべての酷い目にあう、なんて言われてる当たり
娘の方がまたカズに能力発動させてるっぽいがw
907名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:28:21.17 ID:wCuDq4tV
うちの10主は奈桜と昔からにゃんにゃんしてますけどね
一応断定はされてないしどうとでも創作できるよ

908名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:29:26.08 ID:57ujwcBh
エロパロに正史もハナクソもないよ、あるのはつぐみちゃんだけだよ
909名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:30:18.65 ID:exsZGt6j
投下します、注意書きです
1、雑談ネタのようなものです、エロはございません
2、13までの設定で書いていたものを14になって入ったものを編集改変しているので
  矛盾等が出てしまっていることがあるかもしれません
  (時期的には14トゥルーエンド後)
3、五十鈴さんの旦那≠和那の彼氏 ここでは主複数説で行かせて頂きます
  (と言うかカズルートの10主って、結構頭よかったような気が・・・)
4、7主・七瀬 10主・十河 11主・井伊 12主・十二湖 4主・河島でお送りします
以上が駄目だと言う方ははスルーして頂けると有りがたいです、では。

 幸せを掴んだ人たち

ヒーローたちが集まる空間、何時も以上に空気が悪い……

「ど、どうしたの?」

同じように戸惑うピンクが質問する。

「……………なんでもない」
「そうや、何でもあらへんで、解ったか?」
「そうよ、放って置いて頂戴」
「はぁ……」

十二湖もピンクの付き添い出来たのだが、あまりの居心地の悪さに肩身が狭い。
910名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:30:38.70 ID:exsZGt6j
「よし、今から現地に行く事を提案するで!」
「……………許可します」
「いいわよ」

話は勝手に進み、十二湖とピンクが理解できないまま話が進む

「あの〜行くってどちらへ?」
「日出島や」
「ゑ?」

日の出島……その名前を聞いた十二湖の記憶が間違っていなければ、大神選手(今は引退したが)の出身高がある島で、
しかも、定期便も少ない離れ小島のだったと思い返した。

「ど、どうやって行くんですか?」
「心配するな、船は準備できとる!」

そういうと港までやって来た、立派な船が置いてあり、ヒーロー達は全員で搭乗した

「ところで一体何があったの?」

あまりにも状況がつかめないので、ピンクも流石に強めの口調で言い寄った。

「……………母親の味」
「はぁ?」
「そう、井伊ったら先輩の選手の奥さんが作った料理が美味しい美味しいって、そればっかりだったのよ?」
「……ああ、そう言うことか」

十二湖はなんとなくだが彼女達の怒りを理解した、しかし巻き込まれたほうはいい迷惑だと少し涙を流した。

「……………何故泣いている?」
「いえ、ゴミが入っただけです」
「とにかく今日は日の出島に行くっていう話だったのよ、だからどんな人でどんな料理だったのか調べにいくの」
「「はぁ……」」

無関係の二人は帰りたくなった、しかしもう手遅れだった。

「見えてきたで〜」

そう、日の出島はもう肉眼視できる場所にあったのだ。
911名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:31:13.79 ID:exsZGt6j
そのころ、日の出島の神社では……

「うまいうまい!」
「おい、十河! がっつくなよ」
「すいません、お招きいただいて……」
「いえいえ、食卓が賑やかなのは良いことです」

ニコニコとした表情で、3人が自分の料理を美味しそうに食べているのを見ていた。

「でも流石に作りすぎましたね……」
「玲泉張り切ってたからね」
「男の方が3人もくるとなるとどのくらい作っていいのか、少々感覚が麻痺してしまったみたいですね」

どっさりと並ぶ料理、5人どころかその倍の人数で食べる量である。

「そうだな……カズにも食べさせてあげたかったなぁ」
「おい、それは言わない約束だろう……」
「まぁ、そう思うよね……真央ちゃん」
「朱里……」

自分の彼女も連れて来たかったが、たぶん無理だろうと誘いもしなかったことを後悔する3人だった。

「お三方にはそれぞれ思い人がいらっしゃるみたいですね」
「「「もちろん!」」」
「その気持ちはきっと分かってもらえますわ、もしかしたら近くで聞いているかもしれませんね」
「まさか……」
912名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:31:41.71 ID:exsZGt6j

廉也はそう言ったが、外にいる3人は相当焦っていた。

「ま、まさか気づかれたんか?」
「そんな訳無いわ……素人に感付かれるくらいなら、私たちもうとっくにこの世にいないわよ?」
「ブラック、あなたが一番落ち込むわよね? 元々隠れるのがあなたの能力なんだからねぇ?」
「……………黙って」

おちょくられて、怒りを露にする真央に思わぬ声が聞こえた。

「いや、確かに可能性はある……そこの茂みとかね」
「!?」

真央はビクッとした、まさか気配に気づかれているのだろうか? そう思うと心拍数が上がった。

「いや……ただの猫かもしれないなぁ〜?」
「に……にゃ〜お」

まるで条件反射のように猫の物まねをしてしまった真央、暫く沈黙が続いた……そして。

「まさか本当にいるとは……出てきなさい」
「……………ごめんなさい」
「他の子もいるんじゃないかな?」

七瀬がそう言うと、茂みでゴソゴソ相談を始める残りのヒーロー達

「バレとる……どうする?」
「もうこの際出て行ったらどうですか?」
「そうね、もう無駄な足掻きだし……」

諦めてぞろぞろ出てくる、そんな4人に玲泉は言った。

「作った料理が無駄にならなくてよかったです」

ニコニコした笑顔に、見つかったほうは完全に脱力した。
913名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:31:57.91 ID:exsZGt6j


「うまいうまい! こんなの久々や!」
「だろ?」

十河と和那が狂喜しながら料理を食べ進める、井伊も朱里も窘める気がうせたのか自分のペースで食事をする

「どうでしょうか? お口に合いますか?」
「ええ……美味しいです」

少々悔しそうに朱里はつぶやいた、全く料理なんてものをしない自分とは、
天と地ほどの差があるのをまじまじと実感した。

「すいません、一般人の俺まで……」
「いえいえ、私たちにはあなた方の事情はよく分かりませんけど、ゆっくりしていってくださいね」
「う゛〜いい人だ〜」
「あ、バカ! ラッキョウ食べたな!」

ピンクが酔っ払っているのを見て、廉也と玲泉は笑い出した。

「君たちは個性豊かだな」
「まぁ、まぁ……そうですね」
「……………おもしろい?」
「ええ、とても」

結局バカ騒ぎをして、アルコールの入った男5人はそのまま眠ってしまった。

「うへへ〜」
「ラッキョウ臭い……離れなさい」
「本当に面白い方ですね」

眠りこけた5人を和那が運んでいる間に、玲泉と真央は食器を片付けていた。

「あ〜!!」

不意に和那が叫んだ、何事かと思って近寄ってみると、すやすやと子供が寝ていた。

「……………あなたの子供?」
「ええ、有名な選手に囲まれたもので疲れて眠っていたんです」
「まったく……大声出したら起きちゃうじゃない」
「面目ない……」

落ち込む和那だったが、その視線は子供のほうに向いていた。

「かわいいなぁ……やっぱり子供はええわ」
「……(コク)」
「まぁ、悪いものじゃないわ……あなたはそのラッキョウ臭い口で近づかない!」

えぇ〜とぶぅたれる、ピンクも含めて4人はまじまじと子供の寝顔を見ていた。

「私たちの宝物です……色々つらいこともありましたけど」
914名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:32:14.67 ID:exsZGt6j

終始笑顔だった玲泉がすこし真剣な顔をした。

「なぁ、ウチ……奥さんの話を聞いてみたいんや、そりゃ思い出すのが辛い事もあるかもしれないけど……」
「……………私も」
「たしかに……何だか普通の人の経験はしていないわね」

自分達とは比べようとは思わないが、彼女も色々な経験をしてきたのを感じて話を聞きたくなったのだった。

「そうですか……私の話でよければ」


お膳の前に座る玲泉の反対側でピンク意外は行儀よく座った、ピンクはと言うとお膳に顎を乗せている。

「私の母親が島が戻ってきたときに、私はそのお腹の中にいました……そして私が幼いのときに焼身自殺しました」
「周りの視線に絶えられなかったんやな……」
「ええ、その後暫くはお祖母様と二人で暮らしていました……」

振り返るように淡々と話す玲泉、そしてと呟くと。

「廉也さんとの出会いは高校時代です」
「あ! ウチもや!」
「……………私も」
「そうなんですか? ……でもその出会いから3年間私はとても辛い思いをしました」

例え自分のせいだったとしても……

「どういう意味や?」
「これを信じるのはあなた達次第ですが……廉也さんはこの島に来たときに呪われてしまったんです……」
「呪い?」
「呪いねぇ〜超能力やら願望が現実化する世界なら普通にあるんじゃないの〜?」

ボカ! っと真央がピンクを黙らせると玲泉は続けた。

「この日の出島には慰霊碑があります、戦争が終結してやっと平和な時代が来る……そうしたら自分達の大好きな野球が出来る、
 そう思って帰島していた島の野球部の人たちは、一人を除いて皆が機雷の接触で船ごと沈んでしまいました」
「一人は無事だったんか?」

玲泉は首を振って否定した、
その一人は特攻隊として戦死しており、その選手と後を追って自殺した彼女も慰霊碑に共に名前を刻まれていると付け加えた。

「救いが無いわね……」
「廉也さんはその慰霊碑を倒してしまったんです……」
「そうか、それでその選手達に呪われて……」

それに対しても玲泉は否定した。

「呪いを掛けたのは私のお祖母様なのです……」
「……………なぜ?」
「河島廉也……亡くなった戦死者であり、お祖母様の恋人でもありました」
915名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:32:34.80 ID:exsZGt6j
朱里が首をかしげた。

「ちょっとまって、あなたの旦那さんもたしか河島廉也選手……ですよね?」
「ええ、更にこの写真を見ていただければ分かります」

差し出された写真を見て4人は驚いた、古いの写真には目の前の女性とその旦那が高校時代なら
こんな感じだったのだろうと、思わせる姿があったからだ。

「……………そっくりだった?」
「はい、お祖母様はそれを見て廉也さんに呪いを掛けました、甲子園に出てもらうために」
「そっか〜じゃあ奥さんはそれを分かっていて辛かったんやなぁ……」
「はい……板ばさみでしたから」

4人が首をかしげると、玲泉は言った。

「私はあの人が甲子園へ行くのを邪魔していましたから」

4人は更に意味が分からないという表情をした

「呪いを掛けるのはとても生命力を使います、私はお祖母様にその願いをかなえさせたくなくて野球部の妨害をしました」
「なるほど……」
「でも廉也さんはそれを否定しました、私がお祖母様さんが嫌いだからお祖母様の願いをかなえさせまいとしたことを話したとき
 廉也さんは、私がお祖母様が好きだったから、野球部が優勝してお祖母様が生命力を使い果たすのを止めたかったからと……
 そして私が妨害していたことも許してもらいました」
「すごいなぁ……ウチやったら妨害した奴を絶対に許さへんやろうし……」
「きっとあなただから許したのね〜」

ピンクはそう言うと朱里がたしなめた。

「それもあるかも知れないけど……結果的に自分達が甲子園に行くことができた、そう思ってるから許したんじゃないかしら?」
「そうですね……お祖母様のことを先に話しましたが、そのときもお祖母様を恨んだりする様子は無かったですね」
「……………とても優しい人」
「はい、だから私も好きになりましたし、真実を打ち明けるまではとても辛かったんです」

ふぅ〜とため息をつくと、玲泉は立ち上がった

「すいません、長いお話につき合わせてしまって……お茶でも入れますね?」
「ああ、ウチも手伝いますわ」

和那も立ち上がると二人で台所に向かった。
916名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:32:46.38 ID:exsZGt6j
「終わりよければ全てよしか……」
「……………どうしたの?」
「私の結末はどうなるのかしら? このまま本当に終わって、平和に暮らせるのかしら?」
「……………怖いの?」

朱里は首を振った。

「いいえ……ただ生き残りたいと思ったわ、一時かも知れないけど……やっと掴んだ幸せだから」

今度結婚式を挙げる朱里は強く決意したように呟いた。

「私も〜」
「……………そう」

注がれたお茶を飲みながら4人はそれぞれの思いにふけった。

「ウチは決めたで! 奥さんみたいなおしとやかで優しいお母さんになるんや!」
「あなたに出来るのかしら?」
「出来るかなやい! なるんや!」
「頑張ってくださいね」
「あ、あの……私今度結婚するんですけど、奥さんはどんな感じだったんでしょうか?」
「あ〜それ気になる〜!」

ヒーロー達と玲泉は、結局夜が更けるまで話をしていた……


「んが……? 何やここ?」
「頭痛い……」
「んん?」
「あら、そのまま眠ってしまったみたいですね……」
「……………油断しすぎ」

真央一人だけが起きており、男性陣の寝床で七瀬の布団に潜り込んでいた。

「あ、リーダーずるぃ! ウチも入るで〜」
「ちょっと! その巨体で暴れないでよ!」
「朱里さん? 折角ですから朝食のお手伝いをお願いできますか?」
「そうですね……お願いします」

日の出島が日の光に包まれるとき、幸せを掴んだ人々が語らいすごすのだった。
917名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:32:59.53 ID:exsZGt6j
おまけ

和那 「ところでリーダー? なんで七瀬選手と喧嘩したんや?」
真央 「……………メジャー」
朱里 「それがどうかしたの?」
真央 「……………行きたがってたのに、隠していた……私が重みになっているからいけないと思って喧嘩した」
ピンク「そうだったの……」
真央 「……………そのまま別れたほうがいいと思って連絡もしなかった、でも逆に彼を困らせてしまった」
和那 「それはあかんて……」
真央 「……………だから今度は二人でメジャーに行く」
ピンク「え?」
朱里 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 日本のヒーロー業はどうするのよ!?」
真央 「……………レッドが居る」
和那 「そうか〜そうや! 十河もきっとメジャー行きたい筈や、先に行ってまとってや!」
朱里 「井伊も行きたがるかしら……あいつとは結局黄金バッテリーだし」
和那 「そうや! 井伊も来てメジャーを制圧するんや!」
ピンク「ねぇ、人の話し聞いてる、野球選手の奥さん達!? 私だけ仲間はずれじゃない!!」
玲泉 「(廉也さんもいきたかったのかしら……? メジャーリーグに)」

十二湖「はぁ……野球選手か」
井伊 「まぁ、他にも方法はあるさ」
十河 「気にするなよ……なぁ?」
七瀬 「真央ちゃん……」
河島 「七瀬くん、自分の世界に浸らないの……」

おまけ2

井伊 「ところで十河、お前去年辺りからだんだんボロボロになっていくんだが、何があったんだ?」
十河 「な、何でもねーよ!」
十二湖「浮気でもしたんですか? 俺もピンクに誤解されてひどい目にあったし」
十河 「浮気はしていない! 高校時代の同級生に会ってそこの子供が可愛かったからプレゼントとかしてただけだ!」
井伊・十二湖「「……ロリコン?」」
七瀬 「失礼な! 真央ちゃんは立派なレディだ!」
河島 「七瀬くん、自分の世界からでてきなさい……」

918名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:35:04.89 ID:exsZGt6j
以上です、長文になってしまいましたが・・・
自分の歴史観はこんな感じだと、皆さんの作品が楽しみです
(とりあえず二股が正史であろう10主には少しひどい目にあってもらいましたがね)
919名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 11:09:12.40 ID:GfVG0J1Z
乙GJ
エロはなくてもこういう話は好きだな、また何か思いついたら読ませてほしいな
920名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 15:05:06.22 ID:5V+S0hcr
GJ

自分は未だに主人公複数派だから作品によって2、3人に増やしてるなあ
10主とかライター間のブレが特に激しいし

博多10主マジイケメン
921名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 15:16:41.30 ID:KABPp6yq
まぁ正史関係なしに個人で妄想する分には自由だしね
922名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 20:27:32.95 ID:CUvxulQd
お前ら10主ばかりでなく14主にも触れてやれよw

誰か次スレ頼めるかな?
923名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 20:31:06.55 ID:/iG497SG
14主は小学生だからどうにもなあ
俺には准姫子とのおねショタくらいしか

多分立てれると思うが次スレはまだ早くね?
924名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 21:50:06.74 ID:iJs19Nm9
>>923
彼女とのイベントもお世辞にも多いとは言えないしなぁ。
准×14主とかかなりいい素材だけど、かなり妄想で補わないといけないから書くのきつそうだし。
3年後の14主×さやかとか、姫子×14主あたりは何とか思いつく…かな。

それと姫子ルートで姫子にドキドキする14主が何か可愛い。
925名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 21:57:35.23 ID:V9mUJFOp
数年後の准×14主で、もうおばさんだと思って身を引く准を14主が引き止めるところまでは妄想した
ただしさらにその数年後はさやかと二股エンド
926名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 22:16:08.51 ID:wCuDq4tV
小学生だからってのはダッシュで通った道だから特に問題は無いけどね
927名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 22:57:08.24 ID:oeUOdFx0
准って14だと30歳くらい?
場合によってはBBAと呼ばれるな
だがそれがいい
928名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 23:02:30.81 ID:/iG497SG
多分31歳だな
30超えても見た目が一切劣化しない准姉さん
929名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 23:43:53.95 ID:1iuBzkW2
30歳でババア呼ばわりされるこの風潮はどうにかならんのか
930名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 23:48:58.51 ID:4eGKgP1t
三十路って女として一番脂の乗ってる頃なのに…
准と14主のおねショタ見てみたいなあ
931wikiの”管理”人 ◆oGztAG52Yc :2011/12/13(火) 00:22:47.20 ID:hHFW4H8n
9裏エリとトウコの作品をwikiに投下しました。
「あいべつりく」
http://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/wiki/%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%B9%E3%81%A4%E3%82%8A%E3%81%8F%25281%29
・3Pです。
・エリがアホの子です。
・トウコの口調に違和感があるかもしれません。
・恐らく設定の齟齬があります。

また、中途半端な状態のままだった、「なきむしとおろかもののはなし」の続きを投下しました。
新規のエロはありませんが、お暇な方はどうぞ。
・(7)が前回投下の続きになります。(10)で終わりです。
・主人公がへたれています。
・長らく放っておいて申し訳ございません。
932名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 00:33:09.39 ID:CV3pfX8k
さらにぶっ飛んでこんな展開もありかと。

ゆらり&維織「…………
9主「――? 維織にゆらりじゃないか。どうしたんだ? 暗い顔して。
維織「あ……9主……
ゆらり「実はですね……
維織「……准の部屋で、こんなものを見つけてしまった……

つ女装少年

つぴこシリーズDVD

9主「…………
ゆらり&維織「…………
維織「……どうしよう……?
9主「俺に聞くな……

>>931
おお……エリがかわいい……!











933名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 00:33:44.17 ID:CV3pfX8k
ごめん。無駄な改行が多かった
934名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 00:39:51.97 ID:Ro8ovR0w
>>931
おお、管理人さんお疲れさんです
>>933
ドンマイ、そんなこともあるさ

容量的にも950を超えたら次スレかな
935名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 03:24:15.69 ID:ZiL7UD02
管理人乙
936名無しさん@ピンキー:2011/12/13(火) 18:47:28.82 ID:9r5C5tNq
>>931
続きktkr
新作もGJ
937名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 12:38:30.11 ID:9ayryeOX
13主は夜這いが上手そう
14主は逆にさやかに夜這いをされてそう
938名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 13:09:25.99 ID:lZYNxvwv
13主は10主を越えるほどのモテ男だからな
それもただのモテ男じゃなくてプレイボーイだし
939名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 17:02:14.18 ID:838iVfab
おぉ管理人さんの作品は久々だな。安定して面白いから嬉しい。
940名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 20:53:58.93 ID:9+33JFvm
>>937
姫子は夜這いするとこまではいいが、
結局その後どう行動したらいいのか分からず14主にリード取られそう
941名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 23:03:08.47 ID:VSA+VzsD
小学生にリード取られるってどうなのよ
ところで准×14主っておねショタ好きにはたまらない止まらないかっぱえびせんだよね
妄想だけでご飯3杯いける
942名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 23:34:29.14 ID:wsYoEius
>>941
ああ。おねショタはいいものだ。上のほうで誰かが言ってたが、
歳を気にして身を引こうとする准さんと、引き止める主人公とかもイイシチュだな。
妄想が止まらんぜ。
943名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 23:36:41.09 ID:KySAUdl9
ハンナEDで思ったけどヒーロー達に仲間入りって色々と耳年増になりそうだな
944名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 23:45:23.09 ID:uoLUUVXe
紛れもなくロリコンとおねショタ萌え養成ゲームだよね今作

そろそろ次スレ建てないと
945名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 23:47:38.54 ID:9d+CGZxx
ちょっと立つか試してくる
946名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 23:49:05.30 ID:9d+CGZxx
そういやテンプレのリンクは>>4のでおk?
947名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 00:07:16.37 ID:7YdmOSNb
>>946
おk
948名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 00:23:24.31 ID:m6rCN1mQ
立ったようだ
パワポケでエロパロ24
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1323876142/
949名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 00:26:03.56 ID:UIx9Bgqe
む〜ん
乙なんだな〜
950名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 00:27:35.33 ID:a35Jfo6i
>>948


じゃあ残りをどう埋めようかね
951名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 00:43:29.10 ID:6pzQo1hu
>>948乙か…確かにいい言葉だ

なんかレッドってヒーロー復帰後は皆の悩みの相談に乗ってそう。
952名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 07:21:15.53 ID:lmzy9jIX
乙でしたー
14をちまちまプレイしてたら意外に9は武美ルートでもないかも、なんて思える描写もちょこちょこあることに気付いた
正史彼女をできるだけ確定させない方向ってのはあくまで継続してるのかもね
953名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 07:54:53.59 ID:NW8ma5ux
>>943
教育に悪そうだな特に真央が
954名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 08:58:57.49 ID:HRskbwk2
准と14主って確かに素材としては悪くないんだけど
シナリオが余りにも薄っぺらいせいでいまいち萌えられなかったな。
妄想で補えとは言うが、補う部分が多すぎるわ。
955名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 10:26:40.82 ID:KLA8x6XT
明確に教育方針が違うんですねわかります。

五十鈴「不倫は道義上許されない事だ……わかったか? さやか。
さやか「うん! わかったよお母さん!

和那「ええかハンナ。本当に惚れたなら略奪愛上等や。不倫や浮気は文化!
ハンナ「おう! わかったぜ!

14主「あの……おじさん……?
10主「何も言わないでくれ……
956名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 12:23:03.58 ID:4XtrQqJF
10年後、そこにはヒカルと結婚式を挙げる14主の姿が!
957名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 12:36:45.62 ID:vFTC2SWj
カズはハンナよりもヒカルじゃない?
一応娘?みたいなものだし
まぁとにかくGJこういうのイイネ・・・
958名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 13:05:33.84 ID:suXwqrEO
個人的にはさやかトゥルー見ていると五十鈴はそんなに不倫にうるさくしてる印象はないんだけどなあ
10主の浮気性も五十鈴曰くお人よしらしいし、そもそも馬鹿だからそこまで深い付き合いでもなさそうな(カズは別として)

10主がカズと五十鈴両方共幸せにすれば何の問題無いんじゃないかな
959名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 13:27:22.92 ID:jr9ZFm83
10主は14だけで随分とバリエーションが広がったな

普通に五十鈴とらぶらぶエッチ
五十鈴に罪悪感を持ちつつカズと不倫
仲良く3P
14主×さやかも巻き込んでみんなで5P
960名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 14:57:37.92 ID:DNKHICI4
バグ解禁と聞いて早速攻略したんだがイマイチだった
ショタはここのネタとして美味しいかもしれんが准は9主と維織とイチャコラしてたほうが輝いてると思う
961名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 15:36:01.82 ID:56WxNtmm
>>948

>>956
ヒカルが攻略できないのはバグ
962名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 17:30:01.05 ID:Pq9tK8Tk
不倫に寛容っていうより惚れた弱みじゃないかなあ
10主と会いたいって理由で運操作の能力を無意識に発動して、練習できない?ようにしてたし
本心では10主は自分だけを愛してる欲しいと思ってるはず
963名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 20:04:42.33 ID:YRS/nNd7
精神的に成長したorその結果がカズのあれだな
964名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 20:47:17.99 ID:a35Jfo6i
巫女コス漣ちゃんとくんつほぐれつしたいです
965名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 21:46:19.85 ID:HRskbwk2
>>961
ハンナにもいえることだが、ヒカルはグラが可愛くないのがなぁ…
見た目だけで全てが決まる訳では無いとは言うが、やっぱり見た目は大切だと思った。
966名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 21:51:42.44 ID:mAqK+DVc
普通に少年としか見えないですからな、身長も多分10年したら
どんなに低くても180越えちゃうだろうし・・・
不細工とかと言うわけじゃないのになんか惜しい
967名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 22:11:52.88 ID:rkiO0Jyf
あぁ、野球少女才葉さくらちゃんの可愛さは偉大だった
968名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 22:17:00.13 ID:7YdmOSNb
故に成長後や女らしい格好をしたときのギャップがたまらんのですよ
969名無しさん@ピンキー:2011/12/16(金) 00:24:43.96 ID:pjkTrKWx
二人のグラでも余裕でいけるオレは勝ち組
970名無しさん@ピンキー:2011/12/16(金) 00:43:10.75 ID:uCOUPbWc
表サクセスは一通り終わらせたが、結局、黒野博士は登場しなかったか……。
尋問されて死んだのか、はたまたどこかで生き延びているのか。
971名無しさん@ピンキー
あの人なら、メロンパン状態になってもケロッとしてるって信じてる。