【あかほん・濱中】氏家ト全 32時間目【妹・生徒会】
乙です、よくぞ戻ってこられました!
ちなみにニコ動で今日1700から生徒会第1期の放送を
するそうですよ。
乙です!
ピンキリ氏、相変わらず素晴らしいですね。
ぜひ再降臨を。
あけ
おめこ
とよろ
あけ
おめこ
とよろ
あけ
おめこ
とよろ
あけ
おめこ
とよろ
ピンキリさんがんばってて安心した
あけ
おめこ
とよろ
441 :
名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 00:05:06.68 ID:Ql2G+72y
スズものこいやあああああああああ
久しぶりに来たけどwiki1年半くらい更新されてないね…
スレが2年半で半分しか消費してないんだし問題ないでしょ
せっかく役員共二期やってんだから新しい人来ないかな
女子寮と犬のやつで獣姦とか?
カオル君が女子寮総出でマワされるシチュで…ラスボスは朝宮さん。
また四月くらいに短いのを投下したいと思います。
春は悶々とします。お久しぶりです。
役員共のアニメ終わっちゃいましたね。
でも、また役員共書きました。
三時間位で勢いだけで書いたんで、色々あられもない文章です。
でも落っことしておきます。およそ20KBくらいの文量。
・タイトル無し
・シノ×タカトシ×ムツミ
・無駄なシリアス感。
・過去回想的な雰囲気。
要らない人は申し訳ないですがNGしてください。
「津田」
会長がオレに尋ねた。
「君は生徒会室でオナニーをした事はあるか?」
恐るべき事に、これは日常茶飯事だった。
この生徒会室に集う輩は、その半分が変態だったと、今ならば言い切れる。別にオレを含めたって良い。オレだって十分、一般的な男子高校生ではなかったと思う。
下地はあった。妹のせいだ、なんて言いたくはないけれど。
「いや、んな事しませんから」
「自室でやるなんて、度胸が足りないぞ」
「オナニーに度胸って要らないよね?」
よく考えてみれば、仮にも先輩で女子高生相手にオナニーなんて単語を平然と口にするのは、おかしい事だと思う。
例え相手がそれを言ってからだとしても、だ。
この会話が交わされたのはオレが高校二年の頃だった。
既にこの時、会長にはオレが微マゾであり、パンツの食い込みを直す仕草が好きであり、オナニーは映像や画像より妄想派、七条先輩の妄想で三度、会長の妄想で五度抜いた事がバレていた。
バレた時は七条先輩にこそ笑い飛ばされたが、会長は少し困った表情で狼狽えていて、その初々しい反応が逆に笑えた。
こんな話を男女間でやりとりをする高校生が一般的な筈がない。
「私は、ある」
この時、会長と七条先輩はきっと、妙な張り合いでもしていたのだろうと思う。
誘うような会長の瞳と、照れて紅潮する彼女の頬には、胸がどきりとした。
「……そこの角が、丁度良かったんだ」
オレ達がいつも使っている生徒会室の備品の机の端を指差して、消え入りそうな声で暴露する会長。
止めて下さい気持ち悪い、そんなの横島先生と一緒ですよ……。
そう言ってやるのは簡単だったけれど、口から出たのは別の言葉だった。
「恥ずかしがるなら言わなきゃ良いのに」
今思えば、オレは優し過ぎた。
強い言葉は用意出来た。手を上げる事も出来た。冷たく接すれば、違う未来が見えていたのかもしれない。
でも、そこまでする義理もなかった。
オレは優し過ぎて、会長はそれに甘えていたんだ。
だからオレ達の関係は、異常性を孕んだ。
甘やかし、甘え続けて、暴走した関係性は予想外の軌道を描いて、一概に言い切れぬ奇妙な絆となった。
この関係性を変えるのは、きっと誰にだって出来はしないと思った。
例え双方が願ったとしても、だ。
*
ちらほらと雪が降り始めた季節。早い初雪だった。まだ十二月に入ったばかりなのに。
隣を歩く彼女の様子が、いつもと違うことにはすぐに気がついた。
明るくて、屈託なく笑って、いつも太陽みたいな彼女が、どうした事か目も合わせてくれない。
気兼ねなく出来る筈の会話がぎこちない。
オレが困って溜め息を吐くと、過剰に驚いて不安そうな顔をして、瞳を涙で濡らす。
そこにいつもの三葉ムツミは、いない。
「……どうしたんだ、三葉」
挙動不審な彼女に、優しく尋ねる。
優しさなら嫌と言う程振りまいている。流石にそんな自覚もないか、と一人ごちる。
そう言えば、三葉と学校の帰り道を一緒に歩く事は、数える程も無かったと記憶している。
たまたま日直が一緒になって、生徒会の仕事が無くて、柔道部の活動もない。
二人っきりで帰るシチュエーションは、そんな特殊な場合だけだった。
だから変な緊張でもしているのか、などと思った。何と言う鈍さなんだろう、と今になって思う。
「……ねぇ、タカトシくんは」
「うん?」
「天草会長と、付き合ってるんだよね?」
確認するように尋ねられた。
口を結んで、必死に何かを堪えてオレの返答を待つ三葉。
何だか面白くて、オレは噴き出した。会長と付き合う? ……まさか、そんな。
「畑さんに吹き込まれた? オレと会長はそんなんじゃないよ」
「…………うん、何となく、そうも思ってた」
照れたように笑う三葉は、頬を更に赤くした。
寒さのせいかな、と思ったが、彼女の表情を見てそれは違うと確信した。
オレの顔も、熱くなった。
「私は、どうかな……」
不器用な言葉だった。オレは意味が分からなくて、聞き返した。
三葉はオレの手を強く握った。正直痛かったけれど、まさかそんな事は言い出せない。
「私って、付き合えないかな!?」
大きな声でそう言った三葉。彼女の不器用さには、今でも手を焼かされている。
当時のオレが、それを愛の告白だと気がつけたのは奇跡としか言いようがない。
人生で初めて、女の子に告白された。自分でも信じられないくらい舞い上がった。
三葉の事は好きだった。女の子として、と言うよりも友達として、だったけれど。
腕っ節じゃ全然敵わないのに、告白の返事を待つ三葉が、何だかとても愛らしく見えた。
だから、オレはそれを受け入れた。彼女は安心と喜びのあまり、その場で尻餅をついて大泣きをした。
何故かオレも泣けてきて、それが終わると二人でずっと笑い合った。
オレの隣には、今でも彼女が居る。オレ達は、正しく愛し合っていた。
恋人として適切な距離感を、保っていたから。
*
風の噂は止められぬものである。
畑さんを経由して生徒会役員とクラスメイトにはものの二日でその関係がバレた。
轟さんにはしこたまコンドームを貰った。教室で手渡して来るものだからドキッとしたが、三葉が首を傾げていたのが幸いだった。
柳本や中里さんには素直に祝福された。くっついて良かった、などと安堵された程だ。
魚見姉さんも驚いていたが、「それなら、入り浸るのは控えた方が良いかもですね?」などと優しく微笑みながらからかわれた。
萩村はおめでとう、と言った。涙を零しながら。その意味が分からない、などと言えばきっと七条先輩あたりが本気で怒るだろう。
ごめん、とは言えなかった。だからありがとうと返した。これからもよろしくね、津田。そう言ってくれた。
五十嵐先輩は早速注意しにきたけれど、オレと三葉の距離感を見て何も言わなくなった。
何も言わなくてもプラトニックな恋人だとすぐに理解してもらえた。
七条先輩は何も言わなかった。まるでオレのスキャンダルなんて無かったのかと思う程何も言わなかった。
きっと七条先輩は、オレに彼女がいようがいまいが、振る舞いを変える気は全く無かったのだろう。
そして、それは会長も同じだった。
会長はオレに興味が無いのか、と思うと少しガッカリしている自分が居たが、三葉を思い出してすぐに否定した。
しかし会長が大人しかったのは……あの日まで、だった。
*
七条先輩と萩村が不在で、会長と二人で生徒会職務を遂行している時だった。
仕事が全て片付いて、会長が煎れてくれたコーヒーを啜りながら、生徒会室で談笑に耽っていた。
その日はいつもより会長も下ネタを吐き出さず、オレの心も穏やかだった。
しかし……ストーブの熱気が少し五月蝿くなった頃だった。
「三葉とは、どこまで進んだ?」
驚いたが、コーヒーを噴き出すような真似はしなかった。
そんな事を聞いてくるだろう。そんな予感はあった。
「……そこは『上手くいってるか』とか聞く場面じゃないんですか?」
「上手くいってなければ顔に出るさ、津田の場合はな」
得意げにそう言われては、正直に答えるしかないかと思った。
三葉との関係は、本当にゆっくりだった。ゆっくりゆっくりと、進んでいるのか戻っているのか分からないくらいゆっくりだった。
学校からは一緒に帰っている。ついこの間、手を繋いで帰った。周りの目が気になって、すぐに離してしまったけれど。
そんな事を話したら、会長は目を丸くしてポカンとしていた。
「まだそんな段階なのか?」
「まだそんな段階ですよ」
言い方は悪いけれど、彼女はオレにとっての心の清涼剤のような存在だと思う。
下ネタに突っ込み疲れて三葉に会って話をすると、心が洗われていくのが分かるのだ。
自分がどれほどの深い沼に浸かっていたか。それは、引き上げられて初めて実感できる事だ。
今はその優しい快感に身を浸していたい。三葉もきっと、急いでいない。
だから、これで良い。
……会長の目の色が、変わった。
「……そんなんで良いのか?」
唇を噛み締めて、暗い感情を込めて、会長はそう言った。恐怖を感じた。
「言ったでしょう、そんな段階だからこそ、良いって」
「そういう意味じゃないんだ、津田……」
会長はゆらりと立ち上がる。長い前髪が、会長のつり目を隠す。
窺えない表情。幽鬼の様な足取り。それに反して、オレの手を取る彼女の所作の繊細さ。
鳥肌が立った。未踏の一歩を進もうとしているのが、すぐに分かった。
「そんな簡単な事で、君の恋人になれるなら……」
会長はオレに囁いた。何をするつもりなのかはすぐに悟った。
抵抗出来た筈だ。手を振り払え、打ちのめしてしまえ、こんな場所には二度と来ないと言えた筈なのに。
オレはそのまま、会長と唇を重ねていた。
舌が口に侵入する。オレは何も出来なかった。舌の裏を舌で撫でられる度、背筋が震えた。
強張る体を優しい手つきで撫でられる。性別が反転しているんじゃないかと一瞬考えてしまう程、オレはなすがままの立場だった。
「んぅ……!」
「ちょっ……」
体重を預けられて、二人とも床に倒れ込んだ。
パイプ椅子の倒れる音が遅れて聞こえてきた。会長は俺の唇から離れようとしなかった。
まるで赤ん坊が母親の乳房に吸い付くかのように、貪欲だ。
彼女の手はやがて、オレの肩から股間へと下っていく。
何度か擦り、会長はようやく顔を上げた。
オレよりも遥かに息が荒い。過呼吸でも起こしているのかと思う程、激しく息を吸って、吐いている。
止めようと思った。しかしオレは何も言えなかった。会長は、泣いていた。
「今だけで良いんだ……」
うわ言の様に、会長は呟いた。
「こんな事はもう、これっきりで良い。でも、お願いだ……」
ポロポロと、儚い笑顔に涙だけを零して、会長は懇願した。
「私の初めては、君が良い」
会長は、俺の胸で泣いた。ここから先は、オレに委ねると言わんばかりだった。
残酷な決断を迫られていた。
オレには三葉がいる。彼女を裏切れない。バレるバレないじゃない。
ここで不貞を犯せば、今後純粋な彼女の笑顔を真正面から見れる自信がない。
でも、会長には大恩がある。こんな形で返すつもりなんて全く無いけれど。
そして……オレは、会長の事は好きだった。憧れていた。
今でこそ、三葉と付き合っているけれど。
なんでもこなせて、厳しさの中にも温かみがあって、頼れる人なのにちょっと子供っぽい会長に。
ずっと異性として憧れていた。今はともかくとして……そんな過去も、確かにあった。
……だから、心の何処かではこんな展開でも望んでいた部分が、きっとあった。
三葉では性欲を満たせない、なんて唾棄すべき考え方が、きっと。
「分かりました」
オレは自嘲した。なんてクズなんだろう。
自分への好意を利用して、恩を返した気分になろうとしている。
これは恩返しであって、不貞ではないと言い訳を繰り返している。
そしてそれを自覚しても、尚……自分を止められない。
「これっきりです。本当に、この一回だけ……それだけです」
「ごめんな……ごめんな、津田」
会長はそう言いながら、またオレの口に吸い付いた。
密着して、体を擦り寄せ合って、まるで恋人同士にでもなった気分だ。
制服の上から、会長の胸に触れる。
オレからの能動的な動きに、会長は体を一瞬強張らせるが、思い出したかの様に再び口内の蹂躙を再開する。
小さい小さいと会長が自虐していた胸は、確かに小振りではあるが、確かな弾力と柔らかさがある。
撫でて、揉んで……拙い動きだった。それでも会長は、身を捩って淫猥に善がった。
「なぁ……実はもう、ずっと苦しいんだ」
会長はそう言いながら、体を起こして、オレのスラックスのチャックに手を伸ばした。
身も蓋もない言い方をすれば、こっちもとっくに臨戦態勢だった。
息子だけを露出させてマヌケに仰向けに寝転がるオレは、まさにマグロと言って差し支えない。
「もう、いいだろ……?」
「……はい」
会長はスカートは脱がずに、水玉模様のショーツを片足だけ脱いで、そのままオレに跨がった。
入る瞬間も、気が抜ける程あっさりだった。
会長は処女と言っていたが、碌に痛がる事も無く、オレの分身の感触に悦んでいた。
オレもオレで、キツく締め上げる会長の膣襞の感触に、心が根こそぎ持っていかれそうになるのを何とか引き止めていた。
皮肉な事に、肉体的な相性は最高に良かった。
「すみませっ……会長、もう……出そ……」
「会長じゃなくて……名前で、呼んでくれ……」
色っぽい声で喘ぎながら、会長はまた懇願した。
「こんな時くらい……名前を……一度でいいか、ら……」
「ごめん、なさい! 天草、先輩、も、出……っ」
「まだダメだ! まだ、もっと……もう少しだけっ……」
そう口で言う割に……天草先輩は動きを止めてくれない。
我慢のしすぎで脳の血管が破裂しそうになる。
意識が飛びそうになる寸前で、天草先輩の中が一度ぞわぞわと蠕動した。
「ひゃあっ……!」
天草先輩が素っ頓狂に悲鳴を上げて、ビクビクとオレの上で子鹿みたいに震えている。
彼女が果てるのに合わせて、オレも限界を迎えた。
中で思う存分に、精を放出する。
血の気が全部吸い込まれていくような錯覚を覚えた。
この後の事とか、三葉の笑顔とか、そんな全てを全く気にする事無く。
オレは天草先輩の一番奥深くに、しこたま精液を注ぎ込んでいた。
天草先輩はグッタリと体の力が抜けて、オレに覆い被さった。
「…………これで、良いんですね?」
耳元で尋ねると、天草先輩は小さく頷いた。
彼女の震える肩を、オレはこの時だけ優しく抱いて上げた。
オレはやっぱり優し過ぎた。
*
どこで間違えたんだろう。
オレはいつから天草先輩を諦めていたんだろう。
どうして……会長を諦めてしまったんだろう。
きっと近過ぎたんだ。
お互いになんでも話せる間柄だった。話せ過ぎた。距離を詰めて詰めて、詰め過ぎて。お互いの事を知り過ぎた。
物は、遠過ぎても近過ぎても見えやしない。
会長への興味を徐々に失っていって、三葉の好意を受け入れたのは、きっと、そんな理由が合ったんだと思う。
*
会長は高校を卒業したが、今でもたまに桜才学園に顔を出しにやってくる。
オレと相変わらず、漫才のようなやり取りを繰り広げている。
しかし後にも先にも、あんな事があったのはあの一回だけだ。
オレと三葉との関係はまだ続いているのだから、当然と言えば当然なのだけれど。
「……ホントに、会長は変わりませんね?」
「なぁ津田。私はもう卒業したんだから、会長じゃないぞ?」
会長には何度もそう注意されている。
しかしもし、天草先輩と呼んでしまったら。
オレも彼女もまた、あの時の事を思い出してしまいそうだから。
これっきりがこれっきりじゃなくなってしまいそうな気がしたから。
だからオレは彼女の事を、今でも会長と呼んでいる。
終わりです。
お目汚し失礼しました。
GJ
久々だー、素晴らしい乙
皆さんお疲れ様です。
お久しぶりです。
生徒会役員共で短編、直接的なエロなしでタイトルは「ツッコミ憑かれ」です。
では。
津田タカトシは疲れていた。
理由は簡単である。
ツッコミ疲れ、それ以外のナニモノでも無い。
「天草もさ〜、変にお堅いからねぇ。花の女子高生ならもう少しブイブイって感じにはっちゃけないと」
「昼間からはっちゃけるのは生徒会長として少し……。夜なら別ですが」
「はっちゃけ天草さん、だねシノちゃん」
「イケないホリデーナイトに私イッちゃったんです、ってやつですねー」
アカン。
これはあかん。
タカトシは両の目蓋を少し痙攣させながら、
横に座っているIQ180のツッコミ仲間に視線を移した。
が、残念ながら身長にコンプレックスを持っている生徒会会計は、すでに机に突っ伏してしまっている。
途中までは彼と一緒に周りの面々にツッコミを入れていたのだが、
どうやらタカトシよりも先にエネルギーがキレてしまったようである。
まぁつい10分くらい前まで、タカトシと一緒のペースでツッコミを入れていたのだから、
無理も無いと言えば無理も無いのだが……。
「萩村……ズルい」
タカトシとしては、恨み言のひとつくらいは言いたくもなる。
ただでさえハンディキャップマッチなのに、タッグパートナーがいなくなったらそれこそ孤立無援ではないか。
「起きては……くれないよな、まあ」
萩村―――桜才学園生徒会会計萩村スズは、『うたた寝をしながらでも人の話を聞くことが出来る』という特技を持っている。
だが、どうやらこの場では意図的にその力をシャットしているようで、ウンともスンとも全く反応しない。
机に伏して寝る少女、耳に届く薄くて可愛らしい寝息、と書くと何か青い春的にエロティックだが、
あくまで字面の上だけで、この状態的にはナニもクソもエロくもない。
何せ、目の前で繰り広げられている会話が、青い春どころか性なる春で、エロを振り切った下ネタのシベリア超特急なのだ。
「おぉ? 副会長の妹さん、コトミちゃんだっけ? 随分古いアダルトゲームを知ってるんだねぇ」
「先日、ネットオークションで購入しまして」
おいコトミ、お前は18歳以下だろう。
タカトシは心の中でそっとツッコんだ。
いや、それ以前に女の子がアダルトゲームってどうなんだ?
それでいいのか?
つうかいくらネットオークションだからってアダルトゲームを未成年に売るんじゃない。
で、なんで古谷さんもわかるんだ?
「新しいWindowsじゃ動かないかなーと思って、物置から昔両親が使ってた古いノートパソコンを引っ張り出してきちゃいました」
「え、PC−98じゃないの?」
「古谷先輩、何ですかそのピーシーキューハチというのは」
「シノちゃん、大昔のアダルトゲーム専用機だよ。出島さんに聞いたことがあるよ」
「そうなのか、アリア」
違う。
明らかに違う。
タカトシは喉まで出かかったツッコミを、ギリギリで飲み込んだ。
言葉にすると負けた気がする……と言うより、どんな変化球がこちらに返ってくるかわからない。
シノ―――生徒会長天草シノと、アリア、生徒会書記七条アリアに対しては、一年以上の付き合いがある。
なので、二人が発する下ネタへの対応方法をある程度自得している。
で、桜才OGでシノたちの先輩にあたる古谷とはまだ知り合ってそれ程時間は経ってないが、
それでもその為人を徐々に把握しつつある。
センスが古い、と言えばまだ聞こえは良い。
ぶっちゃけ、オバサン臭い。
それも昭和のオバサン。
理解しにくい、所謂『死語』が言葉のそこかしこに散らばっているのは別に良い。
いや良いというわけではないが、タカトシ的にはまだ問題無い。
が、独特で遠慮を知らない感性と、奇妙な慣れ慣れしさがなかなかにクセモノなのである。
「……古谷さんて、関西に住んでる親戚のオバさんに似てるな」
「ん? 何か言ったかな少年?」
「何も言ってません」
そして妙に耳聡いと言うか、鋭い。
この点はシノやアリアとも共通する。
「タカ兄、ナニもイッてませんだなんて、だいたーん」
そしてこの妹、津田コトミである。
天草シノ、七条アリア、古谷さん、津田コトミ。
カンナエでカルタゴ軍に包囲されたローマ軍の如し。
畑ランコや魚見義姉さん、出島サヤカ、轟ネネ、横島ナルコらがいないだけまだマシと思うべきだろうか。
まぁタカトシにとって何の慰めにもならないわけだが。
「……あの、古谷さん、借りてた本を返しにきただけなんでしょう? そろそろ帰る時間で」
「だいたーんすりー! かむひあ! なーんてねなーんてね♪ ギャフンって感じかな?」
「あの会長からもそろそろ」
「もしかして溜まっているのか津田! それはいかんな、今すぐトイレでヌイてくるんだ!」
「七条せんぱ」
「オカズならほら、さっき古谷先輩から返してもらった『SMシューティング』の今月号を貸してあげる」
「いい加減にしろっつってんだろ、おい」
ツッコミを入れても苦、入れなくても苦。
どちらも苦、まさに前を向いても後ろを向いてもシシュポスの岩状態。
「ダメだなぁ副会長! ルンルン気分で一発ヤレるくらいでいないとネ? チカレタびーなんて行ってちゃダメだっちゃ?」
「すいませんさすがに古語がふんだん過ぎます」
「過ぎたるは及ばざるが如しだ、津田! ヌクのはいいけどヌキ過ぎると色々と差し障るぞ?」
「誰もヌイてねーし差し障らねーし」
「挿すに触るだなんて……やっぱり溜まってるんだね津田君!?」
「はいすいません溜まってます何かもう色々と。爆発しそうですホントに」
「ええっダメだよタカ兄、暴発するのはいいけど制服を着たままだから汚れちゃうよ」
「萩村ーっ! 起きろ萩村ーっ!」
スズの肩を掴んで揺するタカトシ。
ツッコミの泉が枯れ果てる前に、何とかこの場を終息させねばならない。
「ああっ、タカ兄がスズ先輩を襲ってる!?」
「そんな、津田! 寝ている相手に無理矢理なんて!」
「しかも私達の目の前で!」
「ビンビンじゃん、ビンビン物語じゃん、副会長クン♪」
下ネタのメリーゴーラウンド、ツッコミの無限観覧車。
ぐるぐると回りまわって、終わりは果たして何処にあるのか。
「だーっ、帰る! 俺はもう帰るからなー!」
「帰る? 帰ってヌクのか津田!」
「なら急いだ方がいいよね、今すぐ出島さんに車を持ってきてもらうね!」
「タカ兄、部屋まで我慢だよ! ウオミーおねえちゃんとかに出会っても襲っちゃだめだよ!」
「お、七条の車呼んでくれるの? そんじゃー私も乗せてもらおっかなぁ。ハイヤー代わりになるねー」
「ダメッ津田、帰っちゃダメッ! この状況で私を一人にしないで!」
「起きてたのか萩村ー!?」
津田タカトシに疲れている暇はないーーー。
F I N
以上です。
短くてすんません。
では、また。
ピンキリ氏、お久しぶりであります!
初期からの職人様がこうして今も来てくれるのが嬉しいです。
とうとう本格的なアリアフラグが?
津田君ってぶっちゃけフラグ立ってる女の子誰選んでもカップルとして普通に上手く行きそうな気がする
アリアの場合SMに転がる可能性があるなwww
ムツミだったら時折でてくるカップルみたいなことになるんだろうか…
カエデは想像しがたいけど反動でバカップル化する?
轟さんとかどうだろうか?
中が女性器まんまなオナホを作ってくれます
が、試用レポートを求められる
男子高校生的には轟さん悪くないと思うんだよね
オープンエロだしさ
個人的にはおっぴろげすぎてちょっと引くわ…
実験台にされそうってイメージもある
アニメの津田の前で平気でパンツ脱いで、入れてるバイブを取り出そうとしたシーンに萌えた
轟さん頼んだらノリでやらせてくれそうで興奮する
バイブでそれなりに経験してるだろうから
ちゃんと初回から感じてくれるかも
そんなイメージ
>>470 俺なら、轟さん自身の型なら喜んで使うよ!
それはそうと、あんなに色っぽい親戚のおねーちゃんに手を出さない津田はスゴいよな
自分ならウオミーに土下座してでもお願いしちゃうよ
会長・ウオミー→通い妻
アリア→恋愛小説みたいな恋愛とSMの狭間?
ムツミ→バカップル化?
カエデ→バカップル化?
スズってどうなるんだろ
スズが一番バカップル化しそうなイメージ
カエデは風紀委員長という立場の手前、校内では節度を守ってますよって感じで距離置いてるけど、
校外や人目のない所だと思いっきり甘えまくるイメージ
そういう場所にはなぜかいつも畑さんが
何故津田君のアナルが度々狙われるのか
出島さんに頼めばM男のひとりでも連れてきてくれるんだろけど
どうせやるなら身近な男の方がいいのかも
本当にお久し振りです。
生存情報も兼ねて投下します。
エロ無し、無題の小ネタです。
教室内での今岡とシンジの会話。
「じゃあ次の昼休み隣の化学準備室でね…」
「ああ」
その昼休み
「…城島君、実は私、こういう事が好きなの…」
そういう今岡の手にはロープと鞭が握られている。
驚くシンジに構わず今岡はロープで縛り、バシーン バシーンという音を準備室に
響かせながら鞭で思い切り叩いた。
準備室のロッカーを。
今岡がロープを解くと、ロッカーの中から小宮山が出てきた。
「……………もうだめ」
小宮山は目を回しながらその場に倒れた。
以上です。
最近はほぼ引退状態でしたが懐かしくなって来てしまいました。
ではまた機会があればと思います。