寝取られというものは見方次第だ。寝取りと寝取られはあらゆる点で全く変わりはない。
すでに男を覚えた女たちを、さらなる情欲に溺れさせる点でもな。
ときに君たちは悲劇を聞いた事があるかね?
賢者ダース・プレイガスの悲劇を。
――そうだと思った。善良なSS書きたちが話してくれる内容でもあるまい。
これは邪神の伝説なのだ。
ダース・プレイガス――暗黒卿は、非常に強力で非常に聡明な男だった。
彼は自分の遺伝子をミトコンドリアに干渉させることで、創り出すことができたのだ……
生命を。
彼は性と快楽について深遠なる知識をもっていたお蔭で、望む女を救い出すことができたのだ……
(血統上の)死から。
信じられぬか?
だがSSの暗黒面に通じれば、数多の能力を手に入れることができるのだ。
宇宙の理に反する、とまで認識されるほどの超能力を。
そしてプレイガスは並ぶ者なき絶倫となった。
唯一彼が恐れていたのはその精力を失うことだったのだが、結局はそうなってしまった。
不運なことに、彼は自分の持てる知識の全てを弟子に伝授した。
そしてその弟子は師匠の寝込みを襲い、彼の陽根と陰嚢を切断したのだ。
皮肉だな。
彼は女たちを快楽に耽溺させることができたにもかかわらず、
自分ではその片鱗すら味わうことすら出来なくなってしまった。
その性技を学ぶことができるか、と?
神職人からでは無理だ。