岩明均作品でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 13:50:39.16 ID:SamEvwKk
魅力的な女性キャラばかりなのに立っていないのはもったいない!
と思ったので立ててみました。

過去の関連スレッド  (dat落ち)
【寄生獣から】アフタヌーン総合【ラブやんまで】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1104927730/
2名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 19:11:01.55 ID:OyQKyUL6
お前誰だァ!! お前誰だァ!!
3名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 23:20:17.97 ID:YDJ4H990
ミギーって生殖行為に興味津々じゃなかったっけw
4名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 17:30:44.71 ID:Vixz2KOW
今連載中の、古代ローマの奴
おもしろ
5名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 23:45:29.60 ID:02u06vp1
田村玲子ってキツイ目してるのに萌えるよな
村野もかわいい
6名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 23:56:32.97 ID:pOga0i1R
そういうのと無縁だから時々妙にエロく感じる
7名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 12:23:47.42 ID:W0sd4JlS
職人さんきてくれないかな
8名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 13:16:05.28 ID:9pEZOjTK
ヒストリエの最初の頃に出てきたパルシネに惚れたが、再登場はいつまで待てばいいんだろうw
9名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 13:48:43.00 ID:Vys3v3cw
裏切り者藤林丈司
10名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 21:50:59.46 ID:kx1AItr4
最新の連載はマケドニア軍がビザンティオン攻略しだしたところか。
そこからだと、

ビザンツ攻略されて、こりゃやばいとアテネが反マケドニアに
 ↓
フィリッポス親子がアテネ・ボイオティアとカイロネイアで会戦・勝利
 ↓
ギリシャを統一して次は小アジアかな、て時にフィリッポス暗殺
 ↓
ガタついたギリシャをアレクサンドロスが再統一
 ↓
やっとペルシア遠征に出発

連載追いかけてるわけじゃないけど、
バルシネ再登場はまだまだ先だろうな。
11名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 23:23:48.17 ID:Pk/NJ3fc
じゃあ一発目ということで、
ヒストリエからメムノン×バルシネで。
っても原作をあまり踏襲してない気がするけどw
12名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 23:25:50.60 ID:Pk/NJ3fc
あ、忘れてたけど最後はネタバレ(予定)になると思うんでそこはよろしく。
まあ歴史ネタでネタバレも何も無いっちゃそうなんだろうけど。
131:2011/07/31(日) 23:27:27.13 ID:Pk/NJ3fc
彼女は自分が政略結婚の駒に使われるということを十分承知していた、はずだった。
しかし相手が叔父でしかも親子ほども歳の違う、さらに素晴らしいペルシャの文化を理解しようともしない粗野なギリシャ人だということに我慢できても、
その夫が自分に対して日常的に暴力を振るうことについては堪忍袋の緒がもちそうになかった。
それでも彼女が辛い仕打ちに耐えて良き妻を演じ続けることが出来たのは、
傭兵隊長である夫が持つ軍事力が故郷に必要であることを彼女の理性がよく認識していたからだ。
そしてもう一つ、夫の弟が何かにつけて彼女を支えてくれることが、砕けてしまいそうになる彼女の心の救いになっていた。。
142:2011/07/31(日) 23:28:50.98 ID:Pk/NJ3fc
「近頃、やけにあいつと仲睦まじくしているそうだな」
彼女の夫、メントルが不機嫌さを隠そうともしない様子で問い質したのは酒の席でのことだった。
一度酒が入りだすと酔い潰れるまで勢いが衰えることのないメントルは、既に日焼けした顔が真っ赤に染まるほど杯を重ねていた。
「仲睦まじいなど・・・ただメムノンは私の役目を助けてくれているだけのことです」
我ながら白々しい答えだと思いながらも、彼女は抑揚に欠ける口調で答える。
酌を受けながらその返事を聞いたメントルは早速それを一気に飲み干し、酒臭い息を吐きながら睨みつけるように妻を凝視した。
元々の厳しい顔付きに加えて酔いが回っているせいで目が据わっている。
もし彼女が気弱な性格であれば、きっと悲鳴をあげて視線を反らしていただろう。
「ふん、さすがはペルシャの貴族のお嬢様だな。よくもまあ抜け抜けとそんなことが言えるものだ」
そう言い放ったメントルは手に持った杯に再び注がれた酒を飲み干した。
しかし妻の冷然とした様子が気に入らなかったのかその杯を勢いよく床に投げつけるメントル、
当然杯は砕け散り、あたりに破片が飛び散る。
153:2011/07/31(日) 23:29:53.08 ID:Pk/NJ3fc
「いいかバルシネ、よく覚えておけ。いくらお前たちがペルシャの威光とやらをちらつかせたところで、
俺の手勢がいなければトロヤからハリカルナッソスまでをろくに支えることは出来んのだぞ」
吐き捨てたメントルは立ち上がった。しかし彼の巨体は足元も覚束ないほどにふらつき、倒れそうになるほどだ。
「ああいいとも、お前がメムノンとよろしくやろうがどうしようがそれは自由だ。
だがそれがどういう結果を招くかが分からんお前ではないだろう。よく考えることだな」
そして足を踏み出すメントル、しかし早速倒れそうになり近侍していた奴隷が彼を支えようとする。
その役目に忠実な奴隷を殴り倒した夫の姿に眉をひそめつつも、バルシネは今後のことがひどく気がかりになるのだった。
164:2011/07/31(日) 23:32:38.70 ID:Pk/NJ3fc
メントルの弟、つまり彼女にとって義弟にあたるメムノンは兄弟というだけあって外見は兄に似ている。
初めて彼と顔を合わせたのはまだバルシネが幼い頃のことで、彼女の父に雇われたメムノンを見かけた彼女は
その鋭そうな、しかし一見して何を考えているのかが分からないこの男に恐怖すらしたほどだ。
「兄があなたに狼藉を働いているそうで、申し訳ない」
しかし結婚後の彼のこの最初の一言が、幼い頃からの恐れが杞憂のものであることを彼女に告げた。
それどころか話をしてみればこの年上の義弟が夫とは正反対の思考・気性の持ち主だということがわかり、バルシネは人妻の身でありながら彼に急速に惹かれていく。
あるいは彼女自身が人並み以上の博識を持ちと、両親をやきもきさせた男勝りな性格をしていたからこそウマがあったのかもしれない。
そして兵の調練にかまけてペルシャ王から任された地域の統治が疎かになりがちな夫に代わって、彼女はメムノンと共にそれが破綻しないよう心を砕いていたのだ。
「あなたとメントルが入れ替わってくれたらいいんだけどね」
執務の間に交わすそんな冗談にメムノンは馬鹿なことをと軽く笑うばかりだったが、バルシネにとってその反応すら嬉しいものだった。
自分は彼に惚れている、彼女はそれをはっきり自覚していたが、そうすればするほど夫への感情はより冷たいものになっていく。
しかし夫は今のこの地域には欠かすことの出来ない存在であり、彼女は理性と感情の間で板挟みになっていた。
そんな彼女の様子をどうやらメントルに告げ口した者がいたらしい。
そして夫からのあの言葉、どうしたものかと困惑するバルシネがメムノンと顔を合わせたのはそれから数日を経て後のことだった。
175:2011/07/31(日) 23:35:02.33 ID:Pk/NJ3fc
メムノンは自らの出身地であるロードスやデロス、そしてアテネ・テバイとギリシャの要地を回ってきたところだった。
目的は兵士の補充や親ペルシャ派の協力者との接触、さらに情報収集と様々だ。
「お帰りなさい、ギリシャはどうだった?」
彼が戻ってきたことを聞いたバルシネは早速その屋敷を訪れ、旅装も解かぬままの義弟にギリシャ行きの成果を尋ねる。
メムノンは自分の身の回りの世話をしていた従者たちを下がらせ、この場には二人きりとなった。
かわりにバルシネが彼の外套や剣帯といった装備を外すのを手伝い、そうする姿は夫婦のようにかいがいしい。
「ギリシャは変わらんさ。相も変わらず都市同士では足の引っ張り合いに忙しいし、
都市の中でまとまりもつかず言いたい放題で泥沼の論争に終始するばかり、まあその方が都合がいいがね」
それでもまずは世情の話からというのがこの二人らしいところだ。
冷笑的な態度を隠そうともしないメムノンだったが、明敏なバルシネは彼の言葉に引っかかるものを早速見出していた。
ギリシャ「は」、ではどこが変わっているというのか。
186:2011/07/31(日) 23:37:28.43 ID:Pk/NJ3fc
「やっぱりマケドニアが強くなってきているのかしら」
「ご明察だ。フィリッポス、あいつはやはり相当なやり手だと思い知らされた。フォキス相手の戦争ではほぼ一方的な勝ちを収めているし、
なんとまあギリシャの内部でマケドニア待望論がどんどん広がってきている。もちろんそれだって奴の差し金だぞ」
マケドニア王フィリッポス、この男が王位に就いてからのマケドニアの伸張ぶりは目覚しいものがあることは彼女もよく承知していた。
この王が政戦両面で傑出した能力を持つことはその実績からも明らかだ。
やがてはギリシャ全土を統一するだろうというメムノンの予想も正しいのかもしれないと思うバルシネだが、
その存在が悩ましいのはギリシャをまとめた後にフィリッポスの矛先がペルシャに向けられるのは明らかだからであり、
真っ先にマケドニアの鋭鋒に直面するのが自分たちだからだ。
197:2011/07/31(日) 23:38:59.98 ID:Pk/NJ3fc
「先が思いやられるわね。でも今は、あなたが無事に帰ってきてくれたことを喜ばないと」
ともすれば沈んでしまいそうな雰囲気を変えようと努めて明るく言ったバルシネは、少し背伸びしてメムノンに口づけした。
挨拶代わりにする頬へのキスではなくお互いの唇を触れ合わせるそれは、恋人同士がするものだ。
一方のメムノンもそれを拒もうとはせず、むしろ彼女の両腕を掴んでそれを助けてやる。
「いけないな、彼にも君は夫ある身でしかも俺は君の弟なんだぜ」
「そうね。でもいいんじゃないの、あの人はあの人であちこちに愛人を拵えてよろしくやっているんだから」
普段の不機嫌そうにすら見える表情とは打って変わって悪戯っぽい顔付きと口調で義姉をからかうメムノン、対するバルシネはそれに澄まして答える。
「やれやれ、メントルは君をもっと大事にすべきだな。いくらアルタバゾス殿に惚れこまれているからといって胡坐をかきすぎだ」
メムノンはやにわにバルシネを抱き上げる。急に膝と腰とで持ち上げられて図らずも彼女は小さな悲鳴をあげる。
「それに君のように美しく聡明な女性を放っておくなどとは、この上なくもったいないない」
面と向かってそう言われては、自分の容姿にそれなりの自信を持っているバルシネであっても気恥ずかしくなるものだ。
顔をほのかに赤らめて、メムノンのたくましい胸板を拳で軽く叩きながら彼女は馬鹿と呟く。
そして姪にして兄嫁であるバルシネのそんな様子に破顔するメムノンだった。
「もう、笑わないでよ恥ずかしい」
「可愛いものは可愛いんだから仕方ないだろう。だがお詫びに今日は楽しませるさ」
メムノンの様子にからかわれていると感じたのかバルシネは膨れっ面だ。
そんな彼女をなだめるように囁き返すメムノン、それに義姉もつられて微笑みを見せた
「ん、期待させてもらうわ。久しぶりですものね」
208:2011/07/31(日) 23:41:56.17 ID:Pk/NJ3fc
まだ年若いにしても女としての発育に乏しいバルシネだったが、その体は敏感だった。
普段の男装を解いた彼女の後ろに回ったメムノンは、彼女のなだらかな胸の膨らみの頂にたたずむ蕾を指で転がすように弄くる。
「やっぱり私の体をよく知ってるわね。あなたに弱点をみんな知られちゃってる」
そこからじんわりと伝わってくる快感に身悶えるバルシネは、しかしメムノンに体を押さえ込まれる格好でいるために逃れることが出来ない。
だがその半ば強制的に送り込まれる感覚は彼女自身も実は望んでいたことなのだ。
「あの人は私の体じゃあ物足りないみたい。もっとふくよかな人が好みのようね」
「ますますもったいないな。こんなにいい反応をしてくれる体なんてそうそうお目にかかれないというのに」
「なんだかお前は淫らな体をしていると言われているみたいでちょっと不本意ね。あ、そこいい」
片手で胸の頂を、もう片方の手で今度は恥丘の肉芽を摘まれてバルシネは心地よげに眉をしかめる。
さらにすっとわき腹を撫で上げられると彼女の腰から力が抜けて崩れ落ちそうになった。
219:2011/07/31(日) 23:43:15.97 ID:Pk/NJ3fc
「ねえお願い、あなたをちょうだい。あまり焦らさないで」
背後に立つメムノンに哀願するように言うバルシネだが、浮気相手はその願いを一顧だにせず彼女の体をまさぐり続ける。
やがて胸を玩弄していた指も彼女の股間に移り、尻たぶの間で密やかに息づいていた肛孔の入り口を探りあてた。
「君がここも使えるようになっているなんて、メントルが知ったらなんて言うだろうな」
「ああ、そこも使われるのね。私のこの体あなたにいいように作り変えられてとことん堕ちていくんだわ」
悲劇のヒロインぶった言いようのバルシネだがその声音に密やかな喜悦が混じっていることを逃すメムノンではない。
さらに義弟の手が下半身に集まって寂しさを覚えたのか、彼女の両手は放っておかれている自らの乳首に伸びる。
2210:2011/07/31(日) 23:45:44.55 ID:Pk/NJ3fc
「これ、すごい。私こんなの我慢できない」
「おっと前戯だけでいきそうになるなんて悪い娘だ。少しは俺も楽しませてもらわないとな」
メムノンはその女体への愛撫をやめ、さらに自らを慰めていた彼女の腕を捕らえて動きを封じる。
心地よく自らを高みに誘っていた刺激を止められ、せつなさとこの後に待っているはずの悦楽への期待に体を震わせるバルシネ。
彼女を寝床に誘ったメムノンはそのふしだらな肉体を押し倒し、力を得ていた己の肉棒を潤みきった肉裂にねじ込む。
「くぅーーーっ!き、きつい!」
待ち望んでいたその一撃は彼女の体の奥深くにまで届き、子をなす部屋の入り口までも乱暴に押し潰した。
そして力強く抽送を繰り返す義弟の腰使いに、すでに絶頂近くまで高められていた彼女の体はたちまち彼方に飛ばされそうになってしまう。
2311:2011/07/31(日) 23:46:15.78 ID:Pk/NJ3fc
「おっとイキそうなのか。置いていかれるのは癪だがまあいいさ、まずは一回イクんだ」
まったく緩められることのないメムノンの動きにバルシネの我慢はあっという間に崩れ去った。
彼女の両腕はメムノンの背に回され愛する男に抱きつき、男はそれに応えて口付けで女の口をふさぐ。
そして男の目の前で女の目がかっと見開かれ、喉の奥からは絶頂を告げる呻きがこみあげる。
「いい締め付けだ。そのままいくぞ」
「ああそんな、イッたばかりなのに。イッたばかりなのにまた来てる。またイカされちゃう」
いつもの怜悧な様子はどこへやら、快感に蕩けきってとろんとした瞳には涙さえ浮かび、だらしなく開いた口からは涎とうわ言が漏れる。
一度絶頂したその体からは力が抜けメムノンの背に回していた腕も今は体の両脇に投げ出されたような格好だ。
しかしメムノンは、姪のそこが自分をひくひくと締め上げるのを感じていた。
それでも彼自身はまだ高みには程遠い。少し腰を振る勢いを弱めて彼女に一息つかせると、やがて元の勢いで抉りこむ。
2412:2011/07/31(日) 23:47:37.19 ID:Pk/NJ3fc
「またイク!イクっ!!」
バルシネは完全にイキ癖がついた状態で、何度となく絶頂を繰り返していた。
メムノンを受け入れている彼女の股間はまるで小水でも漏らしたかのようにぐちゃぐちゃに濡れそぼり、しかし割れ目は間断なくメムノンを刺激していた。
彼女の中を擦り上げ、最奥部を突き上げるメムノンもやがて自らの中からこみ上げるものを感じていた。
「くっ、そろそろ俺も出そうだ」
「いいわメムノン、来て。あなたのが欲しいの」
その時が近いことを告げるメムノンの言葉にバルシネは緩みきっていた表情に笑みを浮かべる。
さらに力の入らない手足をなんとか動かして彼に抱きつくような姿勢をとる。
「いくぞバルシネ!」
メムノンはひときわ力強い一撃をバルシネに叩き込み、同時に溜まりに溜まっていたものを彼女の中に解き放つ。
自らの深奥でほとばしるその感触に歓喜しながら、バルシネもまた何度目とも知れない絶頂を迎えた。
「ああ、出てる。メムノンのが出てる。赤ちゃんできちゃう」
うわ言のように呟くバルシネ、子種をぶちまけられた彼女は自分が不義の子をなすことを想像して軽く身を震わせた。
「俺の子か。もし出来たら、可愛がってくれるか」
「そんな馬鹿なことを聞かないでよ。あたりまえじゃない」
余韻に浸りつつも息せき切っているメムノンの問いにバルシネは笑顔と口づけで応える。
しばし上下両方の口で繋がっていた二人だが、やがてメムノンが身を起こすと名残惜しげに唾が糸を引き、
また彼女の中から少し勢いをなくしたメムノンの分身が姿を現した。
2513:2011/07/31(日) 23:48:50.83 ID:Pk/NJ3fc

「うふ、きれいにしてあげないといけないわね」
愛する人のそれが自分の淫液にまみれているのを見たバルシネはそう言ってだるさの残る体をなんとか起こし、
半勃ち程度のそれを手に捧げ持つと形のいい口からちろりと伸ばした舌を這わせていった。
「これが私の中に入っていたんだって思うと愛おしさすら感じるわ」
そんなことを呟きながら肉棒を舐め続けるバルシネ、その刺激と上目遣いに自分を見上げて悪戯っぽく笑ってみせる姿にメムノンのそれは再び力を取り戻す。
すると彼女は嬉しそうに、そしてためらいもなくメムノンをくわえ込んだ。
久しぶりということも手伝ってか、出したばかりだというのにもうすっかり硬さを取り戻したそれをバルシネは根元まで口の中に納める。
先端は口どころか喉にまで届く勢いで、幾分その表情も苦しそうに歪むがしかし彼女がそれをやめることはない。
「くっ、すっかり上手くなっているじゃないか」
一方のメムノンも、温かい口腔の中で自分の分身に絡み付いてくる彼女の舌がもたらす感覚に翻弄されていた。
姪にそうすることを教えたのは彼自身だったが、彼女は回数を重ねるごとにどんどんとその技量を向上させていく。
このままでは口の中で放ってしまう。そう感じたメムノンは掌で彼女の頭を軽く二、三度叩いてやめるように告げた。
「このまま出しても良かったが、どうせならもう一つの穴を使わせてくれないか。君もお待ちかねだろう」
「あはは、あなたもすっかり虜になったってところかしら」
義弟をからかうように笑ってみせたバルシネだが彼女にも否はない。
寝台の上で四つん這いになった彼女はのろのろとその身を動かし、メムノンに形よく引き締まったその尻を向ける。
2614:2011/07/31(日) 23:50:19.60 ID:Pk/NJ3fc
「相変わらずいい形の尻だ。ここは完全に俺だけのものだっていうんだからそそるな」
余計な肉が全くついていない尻たぶを押し開き、その奥で佇む蕾を観察しながらメムノンはそう呟く。
一方のバルシネは愛する人にもっとも恥ずかしい穴をしげしげと見られているという羞恥と、刺激が欲しいというせつなさに細かく身を震わせた。
「お願いメムノン、お願いだから焦らさないで。一思いに貫いて!」
「まあそう焦ることはないだろう。それにここは、じっくり下拵えしてやらないとな」
そう言って人差し指で軽くバルシネの肉芽を弄くり、あふれ出る淫液をまぶした指をゆっくり肛孔に挿入するメムノン。
すると彼女のそこは初めきゅっと窄まるが、やがて抵抗は減じて彼の指が奥へ奥へと進んでいくのを許す。
やがて義姉が喘ぎを漏らしながらその刺激に慣れてきたことを確認した彼は指を二本に増やし、ゆっくりと馴染ませるようにそれを動かした。
2715:2011/07/31(日) 23:51:26.64 ID:Pk/NJ3fc
「ああ、お腹からじわじわ来るわ。早くメムノンが欲しいのに、意地悪な人」
もちろんメムノンにしても彼女の後孔を楽しみたいのは同じだ。だが焦って裂けでもしたのでは元も子もない。
ここは年長者の余裕を見せてやるさと逸る心を抑えてじっくりと、しかし大胆に姪の穴を前後だけでなく上下左右にも指を動かしてほぐしていく。
「もう、メムノン遅い。あなた私のお尻の穴を指だけでイカせるつもりなの?もうもたないわよ」
本来ならば出すための穴を玩弄され、羞恥と快感に悶えるバルシネは震える声でせかす。
その声音と指に対する彼女の反応から頃合だと判断したメムノンはそこから指を引き抜いてかわりに自らの分身をそっと押し当てた。
「じゃあいいな、いくぞ」
待ち望んでいたそれがいよいよやってくる、その喜悦にバルシネは声もなくただただ首を縦に振るばかりだ。
髪を馬の尾の様に結った姪の頭が激しく動いて肯定の意思をみせるのを確認して、メムノンは腰に力を入れて我が身を前に押し出した。
2816:2011/07/31(日) 23:52:27.64 ID:Pk/NJ3fc
「くぅーーーーっ!」
ささやかな抵抗を排除して義弟が己の排泄器官に侵入してくるや、バルシネの上半身は腕の支えを失い寝台に突っ伏してしまう。
そして襲い来る痛みと、それに混ざってじわじわと彼女の精神を蝕む快感に押し殺したような、しかし高い呻きが漏れる。
「大丈夫か」
すっかり縮こまってしまい、ふるふるとその身を震わせる姪にメムノンは動きを止めて様子をうかがう。
「だ、大丈夫、お願いだから続けて。ここで、ここでやめられたら私ダメになるから」
なんとかして振り返ろうと身を捩り、涙声ながらも健気に答えるその様子に彼は安堵した。
そして目の前の腰をがっしりと掴むと、ゆっくりと腰を動かし始める。
「あっ、あっ、動いてる。メムノンが動いてる」
もちろん自分のそこを見ることの出来ないバルシネにとって、彼を受け入れているその入り口と腹の中からの感覚が全てだった。
無意識のうちにずり上がろうとする体の動きを封じられている彼女は、ただただ己が身を走る感覚を口にするばかりだ。
「私メムノンに抉られちゃってる。恥ずかしい穴を抉られて、気持ちよくさせられてる」
すでに痛みは小さくなり、かわりに肛孔からの快感が増していく。
しかもその快感はメムノンの腰が動きを早めるごとに膨らみ、背を伝って彼女の頭に靄を巡らせていく。
だが身動きを封じられ、さらに髪の房を握られて顔を伏せることも出来なくなったバルシネにできることは、
肛孔からの刺激をあるがままに受け入れその快感をうわ言のように口にすることだけだった。
2917:2011/07/31(日) 23:53:09.69 ID:Pk/NJ3fc
一方のメムノンも実はあまり余裕はなかった。すでに彼女の口淫によりかなり高められていたところにその窄まりは容赦なく彼を締め上げるのだ。
もし一度前で出していたなったらすでにバルシネの排泄孔に滾った欲望を放っていたに違いなかった。
「よしいいぞバルシネ、尻の穴でイカせてやる。好きなだけ狂え」
それでも暴発を懸命に堪え、腰を使って義姉を背徳の高みへと誘っていく。
「ごめんなさい、私もうダメ。堕ちちゃうの、お尻の穴でイク、ダメな女になっちゃったーーーっっ!!」
ついにバルシネは限界を迎えた。
背を走るしなやかな筋肉が一気に収縮して大きくのけぞる格好となり、肝心の肛孔もずっぽり嵌った肉棒をこれでもかとばかりに締め付ける。
メムノンからは見えないがその瞳からは大粒の涙が頬を伝って流れ落ち、朱に染まった頬に光る筋を走らせていた。
「くっ、こっちも限界だ」
彼女の最期の締め付けはメムノンの忍耐をあっけなく吹き飛ばしてしまった。
腰をバルシネの尻に打ち付けた義弟は、その内臓めがけて白濁を射ち込んでいく。
「ああ、出てる。メムノン出てる。私の、私の汚い穴に出てるよぉ」
すっかり弛緩しきったバルシネは、自らの尻穴が咥えこんで離さない肉棒の脈動を感じてそう呟いた。
その彼女の背に覆いかぶさるような格好になったメムノンは、自らの分身が力を失っても愛おしい女の体をずっと抱きしめ続けていた。
3018:2011/07/31(日) 23:53:50.39 ID:Pk/NJ3fc
その翌日の晩、いつものように夫の酒の席に侍っていたバルシネはいつにも増して不機嫌な夫の姿に戦々恐々としていた。
すでに深酒という程度では済まされないほどに杯を重ねたメントルは、年若い妻に目の据わった視線を容赦なく射込む。
「貴様も、昨日はメムノンと繋がっていたそうだな」
一通り部下や愛人たちへの愚痴をこぼした夫は、やにわにそんな一言を彼女に投げつけた。
もちろんそれは彼女を凍りつかせるのに十分な威力があった。
義弟との関係は極力秘密にしてきたつもりだったのに、どこから漏れたのかと内心焦るがなんとか表情に出るのを堪える。
「否定もせんか。この淫乱が、奴のモノはさぞかし美味かったんだろうなぁ」
メントルは吼えるように叫び、自らの杯に酒を注ごうとする妻の手を払った。
するとしたたかに手の甲を打ち据えられたバルシネは堪らず手にした器を取り落とし、床に落ちたそれはけたたましい音を立てて割れてしまう。
その音に興奮したメントルは杯も床に叩きつけてのっそりと立ち上がった。
メムノン以上に逞しいその肉体が怒りを隠そうとしない表情で自分を見下ろす姿は、バルシネにとって恐怖以外の何物でもなかった。
逃げなくては殺される、本能が発する警告に従って彼女は這うように夫から逃れようと試みる。
普段のメントルであればそんな醜態を晒す妻を捕らえることは容易かっただろう。
しかしこの時の彼は酔いすぎていた。足元も覚束ない彼の手をなんとか逃れたバルシネは、なんとかその部屋から逃れてテラスに出た。
「売女め、この場で叩っ斬ってくれる」
メントルは既に剣を抜いてよろめきながらも彼女に近づいてきた。しかしここにきて恐怖からバルシネの足が固まる。
あれよあれよという間に近寄ってきたメントルはその剣を振りかぶり、力任せに振り下ろした。
3119:2011/07/31(日) 23:55:33.83 ID:Pk/NJ3fc
酔いのために動きが多少鈍かったとは言え、それまで動くことすら忘れていたようなバルシネがその切っ先を逃れることが出来たのは奇跡と言うべきだろう。
しかし身を捩りながら尻餅をついてしまった彼女は、続く横薙ぎをかわすことができなかった。
「っ!!」
目測を誤ったメントルのその一撃は、かろうじて彼女の頬に切り傷を残す程度で済んだ。さらに勢い余ったメントルは、ついに足を絡ませて大きくよろめく。 
その時バルシネは頬に走った鋭い痛みによってなんとか金縛りから脱していた。
そんな彼女の目の前には体の平衡を失ってよろめく夫の背があり、バルシネは無意識のうちにそれを押していた。
すると雄たけびを残してメントルの姿は消える。彼女に押された夫の体は、驚くほどあっさりとテラスの階段を滑り落ちていったのだ。
だがその事に彼女が気づくまでにはかなりの時間を要した。
「助かった・・・」
目前に迫った死を辛うじて逃れたバルシネは、しばし放心状態から抜け出ることが出来ずにいたのだ。
それでもようやくはっと気づいた彼女は恐る恐るテラスから身を乗り出して下を覗き込む。
するとそこには剣を投げ出した夫が、飾りの石柱の傍らで首を不自然に曲げたまま横たわる姿があった。
ああ、あれは死んだな。人を、それも夫を死なせたというのに彼女は恐ろしく無感動だった。
あの人に向ける哀れみさえもう自分の中から失せていたのだと自覚したバルシネだったが、しかしこの場をそのままにしておくわけにはいかない。
驚くほど冷静になった彼女は、そこから事故で夫を亡くした哀れな妻を演じようと腹を決めた。
3220:2011/07/31(日) 23:58:03.70 ID:Pk/NJ3fc
日が昇る頃にはメムノンもその場に駆けつけた。彼がそこで目にしたのは寝台に横たえられた兄の亡骸と、傍らで涙する兄嫁の姿だった。
大した役者だとそのバルシネの姿にメムノンは内心舌を巻く。既に夫婦仲は冷え切っていることを知っている彼は、バルシネの姿に空恐ろしさすら感じる。
だがさしもの彼も、人払いした後に彼女から事の真相を告げられると驚愕を隠せなかった。
「そういうことよメムノン、私が夫を殺した。そんな夫殺しの私をあなたはどうするのかしら」
挑発的に言うその姿は、確かに才女と謳われる彼女のそれだった。だがそこに普段の陽性の雰囲気はなく、ひたすら影がつきまとうどす黒さを感じさせる。
「君はなにもしていない。兄は酒に酔って足を滑らせた、運悪くそこには柱があって頭をぶつけた兄は事故死した。それだけのことだろう」
バルシネが懸命に感情を押さえ込もうとしていることはメムノンの目には明らかだった。
だがそれは彼女の最大の魅力である明るさをも封じ込めてしまっている。そんな姿を目にするのは耐えられない。
3321:2011/07/31(日) 23:58:42.03 ID:Pk/NJ3fc
「いいかバルシネ、君は不幸な事故で夫を亡くしたんだ。そんな不幸な女は俺が全力で守ってやる」
あえて力強く彼女の両肩を掴み、メムノンはそう言ってまっすぐバルシネの瞳を見据えた。
その視線はバルシネが纏っていた冷たい理性の鎧を貫き通し、封じられていた感情が一気に噴き出す。
「ごめんなさい、メムノンごめんなさい」
表情は変わらず、しかし彼女の瞳に涙が浮かぶ。やがてそう呟いた彼女は表情を崩し泣き声をあげながら涙に濡れる顔を義弟の、いや将来の夫の胸に押し付けた。
年相応の娘らしい姿に思わずもらい泣きしそうになるメムノンだが、それを堪えて姪の背を撫でてやる。
そしてメムノンは彼女を守るために己が全てを捧げようと決意し、バルシネもようやく彼と結ばれるのだという喜びを感じながら彼についていこうと心に決めるのだった。
3422:2011/07/31(日) 23:59:58.29 ID:Pk/NJ3fc
自分たちを敬して遠ざけ、進んで係わり合いになろうとしなかったカッサンドロスからの贈り物はあからさまに怪しかった。
かつてのメムノン以上に歳をとってもなお色褪せることのない彼女の理性は、それに警報を鳴らす。
しかし今や息子も含めてカッサンドロスに全てを握られている以上拒むという選択肢は残されていなかった。
恐らくは自分の命を断つことになるであろう酒盃を手にしながら、自分に係わり亡くなった人々のことを順に思い出していく。
アレクサンドロス、自分のこの身を弄んだ覇者は空前の帝国を残してあっけなく死んでしまった。
エウメネス、トロヤの海岸で出会った青年もやがてマケドニアの将軍となり、大王亡き後の戦争で散った。
そしてメムノン。彼はアレクサンドロスの野望に正面から立ち向かい、しかし志半ばで世を去った。
「待っていてくれ、俺はあの小僧の鼻柱をへし折って君を迎えに行く」
側にいたいという自分をなだめるメムノンの自信に満ちた表情は、今でも鮮明に彼女の脳裏に焼きついている。
それが今生の別れになろうとは彼女も思っていなかったし、きっと彼も考えてもみなかったに違いない。
3523(最終):2011/08/01(月) 00:01:05.26 ID:XAlp6JX+
「すっかり待たせちゃった。バルシネ遅いって怒られるわね」
夫が死んだと聞かされ、征服者の慰み物になってもなお生き永らえたのは世界がどう移ろい行くのかを知りたいというちょっとした好奇心ゆえのことだった。
マケドニアという大国が最終的にどうなるのか、それを見ることができないのは残念だったがもはや未練もない。
「お待たせメムノン、お詫びにいろいろと土産話を聞かせてあげるから」
杯に向かって呟いたバルシネはためらいもなくそれを飲み干した。
ああ、そういえば眠い。すぐに効き目の出るものではない毒を選んだカッサンドロスに感謝しながらバルシネは寝床に横たわる。
この瞼を閉じれば二度と目を覚ますことはないだろう、そう考えながら最後にもう一度だけお待たせと呟いてバルシネは目を閉じた。
36名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 00:04:00.52 ID:Pk/NJ3fc
以上投下終了。
それにしてもバルシネとメムノンの血縁関係はややこしい。
メムノン=バルシネの母親の弟ということで、叔父姪の関係とかもうね・・・
まあ兄弟姉妹で結婚しまくってるプトレマイオス朝よりはマシか。

とまあ中途半端に本文にもその関係をねじ込んだせいで
わけがわからんようになってるかも・・・申し訳ない。
37名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 04:30:13.84 ID:y0ZSLBU4
おお素晴らしい!
乙です
38名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 22:57:09.90 ID:AGu8NKvJ
2ヶ月音沙汰無しは寂しいのぉ・・・
39名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 02:05:02.18 ID:MEbZTi0w
スレタイが悪いってオチか? これは…w
40名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 01:47:51.09 ID:t2xM4U/c
保守
41名無しさん@ピンキー
ho