ゆたかの作品を投下します。
今回は少し長いので前・中・後編に分けました。
前編
「小早川さん、大丈夫?」
いつもの日課として、放課後に校舎内の見回りをしていた男は、教室の中でよく知った顔を見かけた。
「あ、先生……ううっ、届かないかも」
黒板に向かって必死に文字を消そうと手を伸ばすゆたか、しかし背の低さが災いして上のほうまで黒板消しが届いていなかった。
「すみません、ありがとうございますっ」
教育実習生として、困っている生徒を助けないという選択肢は無かった。
ゆたかから黒板消しを受け取ると残っていた文字を消す、その間彼女は顔を赤らめて何度も頭を下げて恐縮しきった様子だった。
「いいよいいよ、このくらい……」
黒板が綺麗になっているかどうかもう一度見直すと、右下にゆたかともう一人男子の名前が
どうやら日直の仕事をしているようだった。
「……あれ、小早川さん一人なの?」
「先に帰っちゃったみたいで……まだ学級日誌も書けてないし、お掃除もしないと」
落ち着きのない動きをするぱっちりとした目、組んだ指ももじもじとやはりどこか落ち着かないものだった。
「大変だね、手伝おうか?」
ゆたかの制服の袖はチョークの粉で白く汚れていた、男は手を差し出すように促し、汚れを軽く払ってやる。
触れたことで、一瞬ゆたかは困惑したような顔を浮かべたが、男が笑いかければゆたかも合わせて笑みを浮かべる。
「え、でも……先生も仕事があるんじゃ……」
「大丈夫だよ、少しくらいなら。小早川さんだって早く帰りたいでしょ?」
「…………は、はい……じゃあ、お願いします」
ゆたかはもう一度頭を下げる、髪を結ぶリボンがふわりと揺れ
その動きにより発せられた彼女の子供らしい匂いが男の鼻をくすぐった。
「………………」
男はモップを手に持ちながら、机に向かって学級日誌を書いているゆたかを眺めていた。
開いた窓から吹き込む風にふわりと舞い上がる、短く整えられた髪、抜けるように透き通った白い肌
白肌とのギャップを感じさせる赤みの差した頬、下がり気味の眉にくりくりとした純真そうな大きな瞳
ぱちくりと忙しそうに動く瞼に長い睫毛……こうして見ると整った顔はひどく作り物じみている反面
めまぐるしく変わる表情からは生命の暖かさを感じることもできた。
「……どうしたんですか?」
ぼんやりしていたのか、目を向けたゆたかが怪訝の色を顔に浮かべていた。
「あ、ああ……なんでもないよ」
男はあわてて手を動かし、床の掃除を再開する。もっともほとんどごみなどは落ちておらず、すぐに綺麗になってしまったが。
「よっと」
声のした方を見ると、学級日誌は書き終えたのか、ゆたかが窓を拭いていた。
ここまですることもないだろうと、男はあまりに真面目なゆたかに思わず苦笑する。
(他にすることは、なさそうだな……)
すでに用意されたバケツにはきれいな雑巾がかけられていた、机に触れるとわずかに濡れていた。
おそらく、男が来る前にすでに拭き終わったのだろう。
すべきことはすべて終わっており、途端に暇をもてあましてしまう、手が開くと、自然と視線がゆたかのほうに集中する。
肉付きの薄い子供のような手足、膨らみがまったく見て取れない平らな胸、華奢な腰、小さなお尻とゆっくりと視線を落としていった。
こうして見ると、まだまだあどけなさが目立つが、十分に美少女といっても差し支えないレベルの女の子だった。
「ん〜っ……こっちも届かない…………」
ぼんやりとゆたかを見ていると、やはり上のほうには手が届かないのか
必死に背を伸ばし、時にはジャンプまでして窓を磨こうとしていた。
飛び上がるたびに、肩から反った背筋にかけての丸やかな背中のラインが伸び縮みし、揺れる。
何気ない行動だったが、ゆたかの人目を惹く容姿も相まって、男の目には愛らしく映った。
「……椅子に乗ればいいんじゃない?」
「あ、そうか……そうですよね、何で気づかなかったんだろ」
はにかんだ様子のゆたかは、振り向くと柔らかいまなざしを男に向け、近くにあった椅子を窓の近くまで運ぶ。
「………………」
ゆたかが靴を脱いで椅子の上に乗ると、すぐ近くに細身だが柔らかそうな太ももがあり
教室の明かりに仄白く照らされる素肌に男は見入ってしまった。
「よいしょ……よいしょ…………」
ゆたかは窓を拭くのに一生懸命で、男の視線にはまったく気づいていないようだった。男が近づいても振り向くそぶりさえない。
(いくらなんでも無防備すぎるよな……)
少しかがめばスカートの中も覗けてしまうだろう……純真なゆたかを傷つけてしまうわけにはいかないと思いつつも
身体の動きにつられてひらひらと動くスカートの裾につい目がいってしまう。
「…………っ……」
教育実習生としての日々はあまりに忙しく、また彼女もいるわけではない男はどうしても性欲を溜め込みがちだった。
(誰もいないよな……いやいや、何考えてるんだよ)
お尻の辺りに伸びてしまいそうだった手を押さえて、気を紛らわそうとゆたかの頭のほうに視線を移した。
甲の色がつやつやしている小さな手、濡れ雑巾を片手に忙しく動き回る腕
こびりついた汚れを落とそうとしているのか、力がこもり赤くなっている指先……
これで落ち着くかと思ったが、今度はあの細い指で扱いてもらいたくなってしまった。
(だめだ……ちょっとだけ、ちょっとだけ…………)
「ここ、なかなか落ちないなぁ……」
ぶつかったふりをすれば、ゆたかなら大丈夫だろうと、男は指先をスカートに近づけ
お尻をそっと撫で付けながら指を曲げ、軽く尻肉をつついてみる。
小ぶりなヒップはまるで果実のようにみずみずしく、それでいてふっくらと柔らかい。
「………………」
見上げても、相変わらず窓拭きに夢中で気づいていなさそうだった。
男は、右の手の甲でお尻に触れながら、左手でスカートの裾を摘み上げる。
手が上に動けば、だんだんと色白の太ももが露になり、その先の白い布地も顔を覗かせた。
「………………」
手の甲で円を描きつつ、赤い布地を持ち上げると、お尻を広めに覆うフリルのついた純白の下着が外にはっきりと晒された。
ゆたかによく似合っている可愛らしいパンツ、男は思わず息を呑んで見入ってしまった。
「ううっ、早く帰らないと雨降っちゃうよぉ……」
ゆたかの動きに最大限気を配りつつ、右の尻山を撫で、下着のラインやお尻の熱を確かめていく。
手のひらに完全に包み込める柔らかくて暖かいお尻、スカートの中で息づく丸みを支配するように指先を軽く沈ませてつつき回し
下から上に撫で上げつつスカートをさらにまくる。
(すげ……柔らかい……)
男は前傾姿勢になり、顔のすぐ近くでゆたかの下着に包まれた小尻を眺める。
白地に三本のフリル……左から右へと視線を流しつつ人差し指を目線を追いかけるように動かし
なだらかなお尻の山を上り下りさせた。
「ふう、これでいいかなぁ……?」
さらに顔を近づけ、ゆたかのお尻の匂いをかごうとしたが、窓を拭き終わった彼女が椅子から降りようとしたので
持ち上げていたスカートを離し何事もなかったかのように振る舞う。
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「先生…………?」
「ああ、小早川さんが落ちないように、支えてたんだよ」
焦った様子の先生に、いったいどうしたのだろうと問いかければ、椅子を押さえててくれたみたいで
自分を気遣ってくれたことに感謝する。
「あ、ありがとうございますっ」
「ははは……落ちなくてよかったよ」
落ち着かない様子の先生を怪訝そうな目で見てしまうが、あまりいろいろ言うのも失礼だと思い、ゆたかは視線を外し教室を見渡す。
「これで終わりかな……あっ」
やっと帰れると思ったところで、ぽつぽつと雨が降り出した。
「どうしよう、傘持ってきてないのに……」
すっかり困ってしまい、すがるように先生を見てしまう。先生も困ったような表情を浮かべていた。
「誰かに迎えに来てもらうか、雨宿りして止むのを待つか……」
迎えに来てもらえればそれが一番いいのだが、今日はみんな出かけていておそらく無理だろう。とすると待つしかないのだが……
「はあ……雨宿りします、ううっ……ついてないなぁ」
「まあまあ、宿題でもやって待ってればいいんじゃないの?」
「はい、そうします……あ、わからないところとか……聞いてもいいですか?」
「それは構わないけど、英語以外は自信ないかも」
自分の机に戻って、教科書とノートを開く。今日は特に英語の宿題がたくさん出ていたので
先生もいるしかえってちょうどいいと気分を切り替えて教科書に向かった。
「……………………」
「………………」
わからないところは辞書を引きながら、一文一文訳していく、先生も近くの席に座って何かレポートのようなものを書き始めた。
「………………」
しばらくは順調に進んでいたのだが、わからないところにぶつかって手が止まってしまう。
「あの、ここがわからないんですけど……」
「えっと、これは……」
質問をすると、先生は手を止めて、英文を指でなぞりながらわかりやすく説明をしてくれる。
そのおかげか、宿題は順調に片付き、思っていたよりもずっと早く全部終わらせることができた。
「すごい……もう全部終わっちゃった。先生、ありがとうございますっ」
うれしさのあまり笑みを浮かべて先生を見上げると、なぜか目を反らされてしまった。
こういった反応をされるのは初めてではない、たまに男子と話すときも、なぜか目を反らされることがあった。
「……………………」
「どうしたの、小早川さん?」
「えっと……ちょっと聞きたいことがあるんですけど……」
先生の顔に、不意打ちされたような驚きの色が浮かんだが、それはすぐに消えて優しい目が向けられた。
「いいよ、話してごらん」
こんなこと聞いて笑われないだろうか、一瞬ためらいが生じるが、ここで話を止めたら変に思われる……ゆたかは思い切って口を開く。
「あの……たまに、男子と話してるとき……私が何か言うと目を合わせてくれないことがあって……どうしてかなって」
「うーん………………」
話し終えると、先生は何を見るでもなく黙ったまま考え込んでしまう、真剣な様子の横顔にゆたかは思わず見とれてしまった。
「ごめんなさい、変なこと聞いちゃって……こんなの、困るだけですよね」
ゆたかがうつむいた瞬間、先生は腕を出して、片手でゆたかの頭を撫でてきた。
急に触られてびっくりしてしまったが、先生の手は大きくて温かくて、なんだかほっとしてしまった。
「いや、そんなことないよ。でも、まあ……目を合わせられないってのはあるかもしれないな」
「どうしてですか? 私、男子に嫌われてるのかなぁ……」
「そうじゃなくて、逆に好かれてるんじゃないのかな、小早川さんのきらきらした目で見られると恥ずかしくなるっていうか」
てっきり子供扱いして馬鹿にしているからだとばかり思っていた……先生の答えは、ゆたかの予想とは大きく異なるものだった。
「本当ですか……じゃあ、どうすれば…………」
「……ちょっとわからないな、ごめん。要するに、小早川さんがかわいい……女性として魅力的なのが原因だからな……」
「か、かわいい? 私が…………?」
顔が赤くなるのが自分でもわかる、小動物みたいとか小学生みたいだとか言われたことはあっても
かわいいといわれたことはほとんどなかった。
「あ、あの……えっと」
何か言わないとと思ったが、手をもじもじさせるだけで何も言うことはできなかった。
「まあ、だから……心配しなくてもいいと思うよ、小早川さんが嫌われてるってわけじゃないと思うから」
「そうですか、あ……ありがとうございます…………あ、さっき……先生も……」
理由がわかってほっとしたところで、そういえば先生も視線をずらしたことを思い出す。
「それは……その、やっぱり…………」
「…………」
押し黙ってしまう先生、向こうからもそういう目で見られているということを知り、気恥ずかしさはさらに増す。
ゆたかはそれをごまかすように窓のほうに目をやる、雨は激しさを増す一方だった。
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「はあ、早くやまないかなぁ……」
窓の外を見るゆたか、ここで男は置き傘を用意していたことを思い出す。
「一応傘はあるんだけど、使う? 俺が帰るころには雨もやんでるだろうし」
「……いいんですか? でも……」
「気にしないで、こういうのも先生の仕事だから」
「すみません……本当にありがとうございます」
ゆたかは目を星そのもののように輝かせる、純潔に澄んだ瞳には、屈託のない若さがたたえられていた。
「じゃあ、傘を取りに行かないとな」
「はいっ!」
一足先に立ち上がったゆたかの小さな背中が目に入る、二つにまとめた髪とリボンが揺れると、白いうなじが見えた。
「………………」
男は生唾を飲みつつ、その後を追い、ゆたかの隣に並んだ。
教室を出ようとしたところで、閃光が走り、続いて耳をふさぎたくなるような騒音が、どうやら雷が落ちたようだ。
「きゃあっ!」
落雷の瞬間、停電してしまったのか同時に電気が消える。
さっきまで明るかったせいで何も見えなくなってしまい、手探りでドアを探していると、ゆたかが男に抱きついてきた。
小さくて細い身体が密着すると、絹糸のように柔らかい髪が、
しっとりとした頬が、膨らみを感じさせない平らな乳房が押し付けられる。
「こ、小早川さん…………」
ゆたかの吐息に運ばれて、穏やかな春の風のように、若々しい匂いが男のほうにまで伝わる。
「あ、うぅ………」
(ま、まずいってこれは……!)
ゆたかは肩をすくめたまま震えている、たかが雷でと思っても彼女を突き放すことはできず、男は暖かな背中に手を回す。
「大丈夫、大丈夫だから……」
立て続けに落ちる雷、そのたびにゆたかはびくびくとおびえた様子で男にしがみつく。
ふんわりと漂う甘い匂いは少しずつ男の理性を奪っていく、背中にあったはずの手は知らないうちに腰からお尻へと下がり
くびれたラインから山をゆっくりと登らせてしまっていた。
「あ、あのっ、先生」
さすがにゆたかも気がついたのか、男から離れようとする。
しかしそれを許さず、もっと強い力でゆたかを抱き寄せ、手のひらで覆い隠すようにお尻を撫で上げる。
「先生っ、だめ……です」
柔らかい、赤ん坊のほっぺたのようなお尻をなでていると、電気がついた。
ゆたかの顔を見れば、何か言いたそうだったが、すぐに諦めてしまったのか、うつむいたまま首を小さく左右に振るだけだった。
よほど恥ずかしいのだろう、眼の辺り、頬は真っ赤になっており、りんごを思わせる染まり具合だった。
「小早川さん……ごめん、でも……」
形だけの謝罪をし、ゆたかのスカートの中に手を突っ込み、柔らかなお尻を揉みたくる。
「ひああぁ、ひゃうっ、も、もう……電気、ああん」
ゆたかの表情は、困惑、拒絶、嫌悪……さまざまな感情が入り混じったものだった。
おびえたようにくるくると動く大きな瞳、途切れがちなペースの速い呼吸、すべてが愛おしかった。
「少しだけ、少しだけだから……」
男は拒むゆたかに構わず、下着のフリルを指でもてあそびつつ、ふくらみにそって手のひらを滑らせる。
より近くで手の熱を感じたからか、ゆたかは白い産毛の目立つ小さな耳の先を羞恥の色で染め上げていく。
「…………」
「だから、いいよね?」
すっかり上気した真っ赤な顔、緊張と羞恥で額にはうっすらと汗がにじんでいた。
生々しい美しさがゆたか本来の明るさや無邪気さを覆い隠す、嫌がる中にも見え隠れする、うっとりと遠くに投げかけられた瞳……
その目の動きは、男の行為を諦めて受け入れるつもりにも感じられた。
「いやぁ、先生……」
ゆたかの力は見た目通りか弱い、本人は必死に手を振りほどいているつもりなのかもしれないが
軽く撫でられているくらいにしか感じない。
「小早川さん、悪いのは君だよ……抱きついて、身体を押し付けてくるんだから」
抵抗をものともせず、ゆたかの下着越しのお尻を触り続ける、青さの残るこわばりを見せていた小ぶりな山は
揉み解していくたびに柔らかさと弾力を増し、手の中で弾む尻山は指先に吸い付くほどに柔らかくなっていた。
「んうっ、何で……私なんか……」
「自分が男子からどう思われてるか……まだわかってないみたいだね」
純白の下着は、ゆたかの身体が発する汗で次第にしっとりと潤いを帯び始める。
同時に身体から発散されるフェロモンも甘ったるさを増していき、それが男の性欲を余計に煽ってしまう。
「みんな小早川さんを見てお尻揉んでおっぱい揉んで、キスして……それ以上のこともしてみたい、こう思ってるんだよ」
まるで自分がこうしているのはゆたかのせいだと言わんばかりに無遠慮に言葉を並べ
男はフィットさせた両手でお尻を揉み回し、お尻を覆う下着を食い込ませていった。
すべすべとした指通りのいい布地の奥にあったゆたかの生尻は、下着以上にすべすべとしていて
ベビーパウダーをまぶしているのではと思ってしまった。
さらに、下着の中で蒸れていたのか、きめの細かい素肌は指を動かすたびに、ゆたかの目がちらちらと男に向けられる。
落ち着かない、恐怖と狼狽に彩られた瞳が男に縋り付き絡まっていく。
「…………」
ためらいを感じないわけではなかった、それでも目の前の小さなゆたかは男にとってあまりに魅力的で
お尻や太ももに触れているだけで罪悪感はかき消されてしまう。
「っ……先生、やめてください……あんぅっ」
清らかなソプラノボイスは、少しずつ甘えた鼻声へと変わっていった。
ゆたかはお尻をまさぐるたびにむず痒そうに身悶えした、まだ恥ずかしさが強いのかしきりに開いた扉越しに廊下のほうを見ている。
顔を真っ赤にしながら、腰をくねらせているゆたかからは、ある種の妖艶さを見て取ることができた。
「あんまり嫌そうじゃないけど……?」
蕩けそうに細めた目の艶は淫靡でもあり初々しくもある、もっといじめてやりたい……そんなことまで考えてしまう。
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お尻を触る手を振りほどこうとしても、身体をばたつかせて逃げようとしても
小さな身体では満足な抵抗さえできずに、先生にいいようにお尻を触られていた。
「やあ、だっ……」
もじもじとお尻を動かす、しかし素肌にぴったりと貼りついた手のひらは
追い払えるどころか指先を沈めてお尻を揉み始め、しかも下着の中にまで入り込もうとしてきた。
「せんせい……やっ、んあぁ」
先生を見上げる、目が合うと何かに操られたような血走った目は、一瞬落ち着いたが、すぐにぎらつきを取り戻してしまう。
「小早川さん……そんな目で見られたら…………!」
横に背けた顔を羞恥にしかめる、ゆたか自身は何とも思っていないしぐさでも
先生の気持ちをかき乱してしまうみたいで、手つきはますます荒々しく、ねちっこいものへと変わった。
「だめ、だめです……誰か、来ちゃいます」
「誰もいないから、見つからないよ。だから、いいよね……」
落ち着いた口調の先生、口の端を歪ませ荒く息をつく先生、下着の中に手を入れてお尻の谷間を指先でなぞる先生……
さっきまではあんなに優しかったのに、ぶつけられる性欲のおぞましさにゆたかは肩を震わせた。
先生の右の人差し指は、汗ばんだお尻の中心を上下にくすぐっている
そして左手は下着をお尻が半分くらい見えるところまでずり下ろし、円を描くようにお尻を撫で回している。
「いやぁ……こんなの、ひどすぎます……」
痴漢された経験は何度かあった、だが、せいぜいお尻をスカートの上から触られたり太ももを撫でられたりするくらいで
下着の中にまで手がくぐりこんできたのは初めてだった。
「ごめんね、でも……小早川さんのお尻が気持ちよすぎるから…………」
先生の勝手な言い分にゆたかは不快感を覚えるが、お尻を揉み込む手が不意に優しくなると
さっきまでこわばりを見せていた身体から一気に力が抜けた。
肉付きの薄いお尻を大きな手のひらで包んで、体温を伝えるように優しくさする……
そのときはくすぐったさに身震いをしたが、慣れてしまえば先生の暖かさが妙に心地よかった。
「……あふっ、先生、お願いですから……」
口では抵抗の言葉を発する、しかしその抵抗が、徐々に形だけのものに変化していくことはゆたか自身もよくわかっていた。
「さっきより暴れなくなったね……そのほうがいいよ、大声出したら誰かに見つかっちゃうから」
見つかったほうがいいに決まっている、それなのにゆたかは声を出せなかった。
ただ口をパクパクさせるだけで、悲鳴の一つさえ上げられなかった。
「ひうっ…………ううっ」
「いい子だね、小早川さんは……声が出ちゃうとみんなに触られていたのがばれちゃうよ、そんなことになったら……」
そこまで言いかけて、先生はにやりと笑い口を閉じる、その後はゆたかの身体を壁際に追い詰めて下着を完全に脱がしてきた。
フリルのついたお気に入りの下着は、ふくらはぎの辺りまで下げられ、自分で履き直すことはできなくなっていた。
「はあ、はあっ……すべすべしてて気持ちいいよ」
手指はお尻の山だけでなく、割れ目の辺りもしつこくくすぐってきた、もう片方の手は前に回り、脚の形にそって太ももを撫でている。
全身を駆け巡る悪寒、震えが止まらなくなる一方で、先生の手を心地よく思ってしまう自分がいることに戸惑いを隠せなかった。
「あう……っ」
誰かに見つかってしまうかもしれない、そもそも触っていいなんて一言も言ってない……
先生の強引な行為をもっと嫌がらないといけない、頭の中では理解しているのだが
ゆたかの身体が、先生の手を求めているみたいだった。
むしろ、見つかってはいけないというプレッシャーが、ゆたかの気持ちをより高ぶらせている気さえした。
優しいタッチは、柔らかな羽を思わせる緩やかな刺激をゆたかにもたらす。
それでいて不意を打ってくる愛撫……先生の指の隙間からお尻の肉がはみ出すくらいに
強く揉みしだかれると痛みのあまりくぐもった声を出す。
「いやっ……こんなの、おかしい、ですっ」
「おかしくないよ、小早川さんが抱きついてきたから……」
だからって、そんなのおかしい……ゆたかは胸のうちでつぶやいた
羞恥心で胸がかきむしられるような思いが喉の辺りまでこみ上げてくる。
「それに、こういうことされたの……今日が初めてじゃないでしょ?」
「ふえ……っ、な、何を……」
太ももをさする手は冷たい脚を暖めてくれて、お風呂に入っているような気分になってしまっていた。
そのせいなのか頭が痺れてうまく返事ができない。
「小早川さんって電車通学だよね? 痴漢とかされたりしないの?」
「それは…………」
先生の言葉に、前に痴漢されたことを思い出してしまう。スーツ姿のおじさんに少し触られたくらいだったが
あの時は嫌で嫌で仕方がなかった。
「……隠さないで話してごらん」
首を振る前に、先生が覆いかぶさるように抱きついてきた。痴漢されたときと同じだったが
先生の匂いや体温が緩やかにまとわりつくと、嫌な気持ちがさらに薄れていくのがわかった。
「…………スカートの上からお尻を触られたり、隣に座ってきた男の人が脚を……あ、あとはスカートの中を見られたり」
「そのときは抵抗しなかったの?」
「えっと……怖くて……」
「今も怖い?」
怖い、はずだった……気持ち悪いことをされているはずなのに
恥ずかしいとかくすぐったいとか思うばかりで先生をしっかりと拒絶できていない。
「………………」
太ももの間に先生の手が入ってくる、身体の奥のほうに近づくにつれて、背筋の辺りがぞくぞくとしてしまう。
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ゆたかの抵抗がほとんどなくなったのは、男にとっては意外だった。
むしろ、顔を赤くして唇をきゅっと閉じた様子は気持ちよさを我慢しているようにすら見える。
「怖くないの……? じゃあ、続けてもいいよね?」
最初に抱きつかれたとき、男はすでに理性を失っていた
それでもゆたかがかわいそうだからやめてあげようという気持ちもわずかながら残っていた。
だが、彼女が受け入れてくれたのならためらう必要はないと、これまで以上に手を激しく動かし
柔らかくこなれたお尻や指に引っかかるところのない滑らかな太ももを揉みくちゃにしていく。
「……んあぁ、はうっ……だめ、なのに……」
喘ぎを噛み殺して腰を揺するゆたか、男は二つ縛りの髪に顔を埋めて匂いを嗅ぎながらゆたかの表情を窺う。
「小早川さんって、いい匂いさせてるんだね……」
漂うリンスの香りは、甘ったるい果物を思わせるもので、子供っぽいゆたかにぴったりの匂いだった。
当然それだけで終わるはずもなく、男はさらに身をかがめて、うなじに鼻を押し当てて、大きく息を吸い込んだ。
「ひぁっ……先生、やあん……」
髪の毛よりもずっと生々しい肌の匂い、汗の甘酸っぱい匂いと石鹸の残り香が混じり合ったゆたかの体臭……
男は我を忘れてゆたかの匂いで肺を満たす。
「今日、体育あったのに……んぅ」
ゆたかが身を捩らせると、ぷにぷにとしたお尻が股間を刺激する。
男は誰もいないのを確認しつつペニスをむき出しにして、それをゆたかのお尻に押し付ける。
「やだっ! え、先生……何?」
何を押し付けられたのかよくわかっていないみたいだが、男は正体を教えないまま
勃起して硬くなった亀頭でお尻の山をなぞり、ふわふわとクッションみたいに柔らかいお尻に先端を埋もれさせる。
「何ですか、これ!? やだ、熱い……」
ゆたかが嫌がれば髪やリボンがなびき、身体の位置もずれる。
そうするとお尻に強く押し付けられたペニスも谷間近くの中心部で揉み扱かれて、強烈な快感がペニスを包み込む。
「何だと思う、小早川さんだとまだわからないかな……?」
「ひっ、びくびくって……あうぅ」
左右の尻山の間に宛がったペニスを、腰を前に出して挟み込ませる、まだ薄く青さの残る尻たぶだったが
両側から押し寄せる程よい圧迫感に男はすっかり魅了され、先走りを擦り付けるように腰を前後に振り続けた。
「やあぁっ、う、先生……これって」
「まだわからないのかな、おちんちんだよ……小早川さんだって見たことくらいあるだろ?」
シルクに触れていると勘違いさせてしまうほどのゆたかの柔肌
息づくほどに熱を帯びたお尻は指や肉槍で軽くつつくだけでたぷたぷと弾む。
一方太もものほうは、きめが細かくしなやかで、まるで湿ったビロードのような指通りだった。
どちらの感触もこの上ない極上のもので、興奮を抑えられなくなった男は
荒々しくお尻を揉み、突き立てた槍は谷間のラインに合わせてずりずりと激しく扱かせてしまう。
「いやぁ、先生…………許して、ください」
ゆたかの瞳には、まだ怯えや拒否の色が見える。肩をしゃくり上げ今にも泣き出してしまいそうな彼女を見ると
罪悪感が沸き起こってくるが、性欲に突き動かされた男は、心の中の罪悪感に蓋をしてしまう。
「ごめんね、小早川さん……我慢できなかったんだ。これも全部、小早川さんが魅力的だから……っ」
「もし、嫌だったら……今すぐやめてもいい、警察に突き出したかったらそうしてもいい……でも」
ゆたかの肩の動きが止まる、わずかに生まれた心の隙に付け入るように、男はお尻の割れ目に挟み込んだペニスを猛然と動かす。
自分がどれだけゆたかのせいで衝動を突き動かされたか、男は何も言わなかったが、激しい手やペニスの動きがそれを物語っていた。
わずかながら続いていたゆたかの抵抗は完全になくなり、手はだらりと下に落ち、うつむいたまま顔を上げなくなっていた。
「はあ、はあ……っ、先生…………」
震えた声はどこか上ずっている、真っ赤に染まったうなじに息を吹き当てつつ、男はゆたかの頭を撫でてやる。
「〜っ……!?」
「ほら、顔上げて……大丈夫だよ、怖くないから」
「う、そ……です、そんなの……」
上目遣いで男を見上げるゆたか、目はうるうると潤んでいて、頬はりんごのように真っ赤になっていた。
そして唇は唾液で濡れ、一定のリズムで熱く息を吐いていた。
「ほら、こっち向いてごらん」
ゆたかの身体を反転させると、上着もスカートも捲り上げ
子供用ブラに包まれた平坦な乳房と、縦に筋が一本走っただけの陰部をさらけ出してしまう。
「……やっぱり生えてなかったんだ」
「やっ、そんなに、じーっと見ないで……ください」
ゆたかが秘所を隠そうとするが、それを許さず、男はしゃがみこんで頼りないほどに柔らかい土手を軽く割り開いた。
「ひゃうっ……ああ、ん……」
「小早川さん、大声出すと誰か来ちゃうよ」
敏感なところに触れたからか、ゆたかの声が大きくなる。
男はそれを制しつつ、開いた脚の向こうにあるローズピンクの秘膜に目をやった。
「んんう……っ」
「へえ、こうなってるんだ……赤ちゃんみたいだな」
花苑は甘い淫臭を放っており、ゆたかにふさわしい可憐かつ神聖なたたずまいを見せていた
誰も触れたことのないであろう亀裂にはうっすらと蜜がにじんでおり
蛍光灯の光に照らされることで、周囲を縁取る肉の畝まできらめいていた。
さらに、男は指で淫裂をくつろげ開くと、捲れをうつ肉びらが指の動きに合わせてひくひくと動き始める。
「はひゃう……先生……見ないで」
「わかった、じゃあ見ないよ。そのかわり……触らせてもらおうかな」
蠢く花芯からうっすらと滴ろうとしている甘い蜜、それをそっと指ですくいながら縦筋に沿って指をなぞらせた。
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「っ……んむっ……」
先生が股間の割れ口を触ったところで、ゆたかはとっさに口をふさいだ。
下腹部から背中、頭へと鋭い刺激が走り、自分の意思とは関係なく声が出てしまいそうになったからだった。
「ん、ぷはっ…………先生……!」
「ごめんね、もっとゆっくりやるから……」
秘処すれすれのところに顔を近づけていた先生が立ち上がる
このときに逃げてしまえばよかったのだが、刺激の余韻で足がガクガクと震え、身動きが取れなかった。
しかし、足が動いたとしても逃げることはしなかったのではないか……
むき出しの性欲に触れたことで、ゆたかの内心はゆっくりと変化しつつあった。
「ひうっ……んぅ」
先生はゆたかの両腕を一まとめに押さえつけたまま、人差し指を割れ目の中に押し潜らせる。
うねうねとまるでカタツムリやナメクジのように揺れ動く指は下腹をびりびりと痺れさせた。
熱いお風呂に入ったときみたいに頭がぼーっとするが
その刺激に身体が慣れると、言いようのない心地よさが身体にまとわりついてきた。
「ん、ふっ……あ、くぅ……」
ゆたかはあごを突き上げたまま、小さく腰をわななかせた。抵抗しようという気持ちはさらに薄れ
もっと気持ちよくなりたいという思いが心を塗りつぶしていった。
「すごいな、早速濡れてきたよ……」
「ん、あっ、うぅ……んひ、ぃっ…………」
先生の指が、奥へ奥へと入り込もうとしていた。
今までに感じたことのない強い異物感に、ゆたかは尻を8の字に泳がせながら熱く息をこぼした。
第一関節の辺りまで進むと、中がきゅっと縮まって、肉が指の周りに迫る。
穴はゆたかの意思を汲んでいるのか侵入者を拒み続けていた。
膣内で指が動き回る、その動きは円を描きつつ撫で付けるというもので、お尻や太ももを触っていたときよりもずっとソフトだった。
「ひ、あうっ、んんん」
しかし、身体は焼け焦げてしまいそうに熱かった、ゆたかはか細い声を立てて、先生の指を引き抜こうとするが
もがくほどに指が強く押し付けられて、腰が砕けてしまいそうな快感に襲われる。
「……はああっ!」
「ほら、静かにしないと……」
声が大きくなったところで、先生はゆたかの口をふさぐ。消えてなくなりたいほどの恥ずかしさと同時に興奮が爆発的に高まった。
見つかってはいけない、残っている理性がゆたかにそうやって警告をした。気を紛らわそうと、顔を上げて教室全体を見渡そうとする。
整然と並んだ机、雨粒に濡れた窓、きれいな黒板……何もかもがいつもと同じなのに、自分だけが非日常に陥っている。
「んあ……ぁ、っ、はう……」
気持ちをそらそうとしても、先生の指がぐちゃぐちゃと割れ目から少し進んだところをかき混ぜるだけで
意識はすぐに先生のほうに引き戻されてしまった。
「小早川さん、すごい濡れてるよ。やっぱりこういうことしたかったのかな?」
ぬちゅっと音がして指が引き抜かれる、かゆいような、くすぐったいような気持ちよさから逃れることができてほっとする。
「っ……そんな、それは…………」
その安心も、先生が目の前に指を突きつけたことで終わる。
先端部分はべっとりと濡れており、心はともかく、身体は受け入れていることを思い知らされてしまったからだ。
「俺の指なんかで気持ちよくなってくれてうれしいよ」
「ぅ………………」
違うと言いたかったが、指の腹に付着した液体を糸が引くまで弄んでいる光景を見ていると
喉に何かが絡まったかのように声を出すことができなかった。
ただ、否定できなかったのは、本当は気持ちいいから……とも考えてしまう。
「それなら、もっともっと気持ちよくしてあげないとね」
もう一度指が入り込んでくる、閉じた入り口をにゅるにゅると掻き分けるように進む指
突き上げられるたびにゆたかは顎を反らし背を反らし、自分の意思とは関係なく体が動いてしまう。
暴れたり声を出したりしたら、誰かに見つかってしまうかもしれない……そのことがもしうわさとかになったら……
ゆたかの背筋に寒いものが走るが、それよりもはるかに強い気持ちが芽生えて膨れ上がりつつあった。
いや、むしろ羞恥心がスパイスとなって快楽を何倍にも増幅しているような気がした。
廊下のほうに視線を移すが、幸いにも誰もいなかった、足音も聞こえない……しかし、いつ誰が来るかわからないのは同じだった。
「ううっ、あう、ひゃあぁ……」
「かわいいおっぱいだな、こっちも触ってあげるね」
太ももに添えられていた先生の手が平らな胸へと伸びる、子供用のブラジャーを上にまくられると
ほとんど目立たない起伏の頂点にある桜色の突起は、まだ触れられていないにもかかわらず、しっかりと自己主張をしていた。
「はあっ……んん、やあぁ……」
先生の視線が乳房に集中する、おもむろに指が伸びてきたかと思うと、小さな乳首を指で摘み上げてきた。
「きゃううっ……んああぁ」
ほぼ同じタイミングで、下の口にくぐり込んだ指がくの字に曲がり、閉じた部分を掻き分けようとしてきた。
びりっと背中に電気が走った、痛みすら感じてしまうほどの強い刺激だったが
身体は少しずつそれに慣れているのか、それを待ち望むかのように身体を擦り付けてしまう。
「ううっ、だめ……ぇ」
「本当にだめなの? 気持ちよさそうにしてるのに」
気持ちいいことは否定できない、しかしそれが余計に許せなかった。
誰かが見ているかもしれないのに、触っていいなんていっていないのに……心の奥で燃え盛ろうとしているいやらしい気持ちが
ゆたかの身体まで作り変えようとしていることは、到底受け入れられないものだった。
「……ううぅ…………んっ」
先生は小指よりもずっと小さい乳首を引っ張り上げて、指で転がす。
指に圧力がかかるたびに、ゆたかは押し寄せる快楽の波から逃れようと身体をくねらせる。
「……逃げると余計に気持ちよくなっちゃうんじゃない?」
確かに先生の言うとおりだった、もがくことでかえってうねうねと穴が指を締め上げて、その動きを強く感じ取ってしまう。
それならとおとなしくしていても、膣内で先に進もうとする指と、乳首を爪で引っかく指が与える衝撃に耐えられず身悶えしてしまう。
悪循環の中、ゆたかは自分を飲み込もうとする眩暈がするほどの快楽と、必死に戦い続けた。
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男はゆたかに顔を上げさせ、頬を撫でながら表情を窺う。
長い睫毛の奥にある目はとろんとしていて、目の端にはうっすらと涙がたまっていた。
形のよい小さな鼻を残し、顔は真っ赤に染まっており、半分開いた唇からは湿っぽい吐息がこぼれていた。
男が小さく笑うとゆたかが顔を背ける、耳元に口を近づけ、ふーっと息を吹き込むと、目を瞑っていやいやと首を振る。
「やぁっ……んんっ、あう」
小さな小さな乳房に直接触れると、わずかに柔らかさと弾力が指に伝わってくる。
揉みほぐせる大きさではないので、手のひらを押し撫でるように進ませて、包み込んだ貧乳の上で不規則に動かした。
「おっぱいも大きくなるように、ちゃんと触ってあげないとね」
あまりに小ぶりで平らな胸に、やはりゆたかはコンプレックスを持っているのだろう
恥じらいの色を顔に浮かばせ、両手で胸を隠そうとしていた。
男はその手を振り払い、低い山の頂点で息づいている乳首をひねりをくわえてつねり上げる。
尖端の実はゆたかの微乳にふさわしいささやかなもので、豆粒くらいの大きさで色素も沈着していなかった。
だが、愛撫を加えることで見て取れる反応はすでに大人と変わりなく
顔を歪ませながらひくひくと身体を震えさせる様子を見ていると、もっといじめてやりたいという気分にさせられた。
「先生……あう、うううっ……!」
「小さいだけあって、敏感だね……下のほうも子供マンコなのに」
ゆたかが腰を泳がせたり、手をばたつかせるだけで、汗ばんだ白桃色の肌からは甘くとろけそうなフェロモンが漂っている。
男はそれを思いっきり吸い込みつつ、一筋の淡いピンクをにじませた淫裂上端にある、小粒の実を指で弾いた。
「くうっ、んん……ぅ」
ゆたかの声がこれまで以上に鋭く、大きなものへと変わった。
男はゆたかの逃げ場を封じるつもりで小さな媚粒を覆う皮膚を上に捲り上げて、その中に隠れていた丸い粒を指腹で押し撫でながら
外側の厚い肉襞から指を侵入させ、中でよじれた粘膜の重なりに指を突き立てた。
「んふうっ、はあ、やあっ!」
もともと、小柄な身体ということで、ぴったりと閉じた肉の鞘は指を入れただけでもきつく
狭隘部を押し広げつつ、入り口を撹拌して挿入に耐えられるくらいに襞をほぐしていく。
「ちょっと痛いかな? すぐによくなるからね……」
痛みが強いのか、眉間に皺を寄せ顔をしかめるゆたか、男は休ませていたもう片方の手で乳房と頂点にある幼い蕾を捏ね回し
気を紛らわせようとした。
「ん、ああっ……はふ、ぅ……っん」
桃の花を思わせる色合いの乳首はつんっとそそり立ち、まるでおしゃぶりをせがんでいるように自己主張を始める。
同様に、雪肌の股間の奥にあるクリトリスも摘んでくれと言わんばかりに硬く膨らんでいた。
「や、ぁ……ひう、ぅ…………せん、せぇ……」
乳頭と淫核を同時に責めながら、中指を襞と襞の間に押し沈める。
トロ肉を掻き分け、にじみ出る蜜を指にまとわせ滑りをよくしていく。
「っく……ぅう、あああんっ! ひゃう、んん」
温蜜を溢れさせることで、それが潤滑油となり指弄も激しいものへと変わった。
そうなればゆたかの反応もより大きくなり、教室の外にまで聞こえてしまいそうな喘ぎを立てている。
「はう、っ…………んんっ!?」
これ以上騒ぎ立てられるのも厄介なので、男は親指でゆたかの顎を持ち上げ、桜貝のような小さな唇に自分の唇を重ねた。
「…………っ……」
ほんのりと温かく甘い唾液、むせ返るほどのゆたかの香りを楽しみつつ、男はわずかに開いた唇から舌をねじ込み、口内を犯していく。
くちゅくちゅと響く涎をかき混ぜる音、混ぜ合わされた唾液の泡立ち、柔らかな舌表のざらつき
ゆたかの狭い口の中はこの上ない心地よさで、歯の裏や喉の手前まで満遍なく舐め回してしまった。
「ん、んっ……ふう、うう……ぅ」
ゆたかは苦しそうに鼻で息をしながら舌を絡ませてくる、おずおずとした小さな動き
それに合わせるかのように男はゆたかの舌を捕まえ、ちゅううっとしゃぶりついてこぼれる唾液をすべて吸い上げた。
「ぅっ……ん、うう、っ……んふ」
ゆたかの口の中を堪能する一方で、手は変わらずにせわしなく動かし続けていた。
深く口づけをするほどに、温みのある膣奥がせめぎ合いに近い蠕動を起こし始めた。
秘肉は閉じ合わさっていたときの清楚さをいつの間にか捨てており、どこか淫靡さが漂う熱いぬかるみへと変貌を遂げていた。
(もうすっかりぐちょぐちょだな……これなら最後までできるかも)
尖り立った肉実を捏ね回せば、口を合わせたままのゆたかがくぐもった声を発しながら男の口内に吐息と唾液を押し込む。
さらに、目を瞑って肩を小刻みに震わせ、お尻を左右に振っている。
ゆたかの意思はさておき、男からすれば誘っているようにしか見えなかった。
「う、うう…………んむ、っぅ」
弾力がありながらも柔らかい口内粘膜はゼリーのようでありグミのようでもあった。
もっとキスを楽しんでいたかったが、ゆたかが苦しそうな声を上げ始めたので、いったん舌を引き戻し口を離した。
「…………はあ、はあ……初めて、だったのに……んうっ!」
お互いの舌先をつなぐ銀の液糸、ゆたかはファーストキスの余韻にでも浸っているのか陶然とした目でそれを見ていたが
男が綻びかけた花びらに指を深くねじ込むと、途端に鋭い声を発した。
そこはいよいよ性交の準備を終えようとしているみたいで、愛液が指を伝い、手のひらまでぬめりを帯びてしまう。
とろみをたたえた肉体の中心がきゅうきゅうと切なく甘噛みしてくるのは、ペニスをせがんでいるからに違いないと男は確信する。
「これなら、おちんちんも入りそうだね……」
秘貝のほころびを形取る粘膜に指をくわえ込ませながら
下腹の秘めやかな部分に滾々と湧き出る瑞々しい泉をかき混ぜ、秘花の奥の潤地を耕し、構い立て続ける。
「ひうっ、や、あぁ……それだけ、は……」
柔らかく花開いた処女裂の締め付けは明らかに弱くなっていた。
そのかわりに膣壁は指を飲み込むかと感じるほどの蠢動を見せ、抽送を促していた。
「でも、もっと気持ちよくなりたいでしょ? 最初は痛いかもしれないけど、すぐに慣れるから……」
「そんな、っ……いや、いやぁ……」
------------------------
先生がはファスナーを下ろすと、斜め上を向いた凶器のようなペニスがむき出しになった。
「ぁ……っ」
露出した太い棒に目を奪われていると、抱きかかえられて身体を持ち上げられてしまう。
だっこされるような形になって、先生の顔との距離が縮まる。
ぎらついた目を間近で見ていると、飲み込まれてしまいそうな気持ちになった。
「ん、んっ……あぅ……」
落ち着かない浮遊感に戸惑っていると、ぬかるんだ割れ口に何か硬いものが当たった。
よく見ると、先生は肉棒を濡れ光る割れ目に押し付けながら
ねっとりと構われて開きかけた入り口を擦りたて、奥へゆっくりと押し込もうとしていた。
「んふあっ、入りません……そんな、太いの」
先端が軽く沈んだだけで、狭い入り口は早くも限界を迎え、内側の穴がぎゅうっと締まり、ペニスを押し戻そうとする。
「大丈夫、このくらいならゆっくり入れれば入るよ」
ねじ込まれる肉の凶器に、ゆたかはのた打ち回らんばかりに身体を暴れさせた。
膨れ上がった亀頭がずっ、ずずっと肉の合わせ目を広げるにつれて、中は限界まで広がり、あまりに強烈な痛みに涙が一滴頬を伝う。
「ごめんね……でも、小早川さんと最後までしたいんだ」
先生は頭を撫でながら、軽くキスをしてきた、さっきのそれとは違い唇が触れ合うだけの優しい口付けだった。
「んぅ、ひあ……っ」
苦痛に喘ぎながらも、先生の優しさに触れたような気がして、拒絶の気持ちがますます薄れてきた。
また、かすかにふくらみと赤みを増した肉の花弁にペニスを突き立て
粘膜をくるめかせながらも、指を上端の突起に添えて、押しつぶさんばかりにひねり上げてくる。
「はあう、くっ……んんふっ」
肉の芽に加わる圧力は痛いほどのものだったが、挿入の激痛に紛れてしまい
むしろ痛みに鈍感になった今のゆたかの身体では快感すら覚えてしまう。
「はう、っはあ……ん、ううぅ」
柔肉の亀裂には、すでに切っ先が半分ほど沈んでいた。ゆっくりと、だが力強く腰を叩き込む先生
膣内はひくひくと震えており、ゆたかは身体の奥での蠢きを感じ取り、不安、悦び、恐怖、羞恥……
さまざまな気持ちがごちゃ混ぜになった例えようのない感情の波に襲われる。
「でも、やっぱり……んあっ」
教室でこんなことをしているなんて見つかったら、先生だってただじゃすまないはず……
そう言いたかったのだが、ゆたかを抱きしめる先生の手がもたらす安心感に、そこから先の言葉を封じてられてしまう。
それに、自分の中でもうすうす気がついていた、痛くても構わないから最後までしてほしいと……
先生に対して嫌悪感がなくなってしまうくらい気持ちよくさせられた身体の声を無視することはできなかった。
「やっぱり、何?」
「…………………………」
ゆたかは振り払おうとした手を戻し、先生の背中に回した、それを許容の意思表示と取ったのか
先生はさらに深くペニスを突き込み、滴のヴェールがかかった肉の重なりを亀頭でゆっくりとはがしていく。
「行くよ、小早川さん……」
「…………はい」
こくりとうなずくと、亀頭だけでなく竿まで下の唇が飲み込む。柔肉を引き裂くペニスが激痛をもたらし
ゆたかは回した手に力を入れてしまう。
頭の芯まで麻痺させる強い痛み……しかし遠くから気持ちよさが漣のように寄せては返していた。
「ん、っ……痛い、痛い……」
「ごめんね、もう少しだから……」
痛さにすすり泣きの声を漏らす、先生の腰の動きはまだ止まらず、わななく粘膜の間に男性器を差し込み続けていた。
ゆたかの秘肉は全体を引き絞り、その猛々しい侵入物を締め上げて追い出そうとする。
しかしそれと同時に受け入れようとしているのも感じ取れた。
ペニスに押し広げられた膣壁は、限界までその口を大きく開けているが、自然と分泌される花蜜が、痛みをどんどん和らげていく。
「あう……はああっ、ひゃう、うっ、あああん……!」
耐えかねてあげた悲鳴のはずだった、だがそれは自分で聞いてもわかるくらいに甘いものが混じっていた。
割れ目はずきずきと傷口じみた疼きを帯びているものの
溢れ続ける薄白の滴りが、その痛みを打ち消し、後に残るじんわりとした暖かさ、痺れに近い気持ちよさを何倍にも増幅させた。
「……く、っ…………もっと痛がるかと思ってたけど」
「あっ、あ、んんっ……ふあ、うぅ」
先生を受け入れた秘肉の奥あいは、お腹の奥でぞよぞよと自分の意思とは無関係に蠢き
ひとりで穴を貫いている棒を食い締めていた。
「動くよ……小早川さん」
先生の腰の動きはあくまで優しさに徹したソフトなものだった。
腰を揺すぶり回す動きは、潤む部分にのめり込んだ男性器をじりじりと押し沈めるが
ストロークはゆっくりとしたもので、初めてにもかかわらず、早くも痛みは薄れつつあった。
「……っあ、うぅ…ん、ひうっ…………」
ゆたかは視線を落とし、結合部に目をやる。ぐちゅっ、にちゃっと粘っこいを音をさせて、巨大な肉杵が割れ目に突き刺さっていた。
小学生に間違われる小柄な身体に、棍棒のように太くそそり立つもの……
外から見れば痛々しく見えるかもしれないが、今のゆたかはほとんど痛みを感じなくなっていた。
先生がゆっくりと腰を突き出すたびに、身体の芯からじわっと潤いが染み出し、引き裂かれそうな花弁からは蜜がこぼれる。
その愛液は秘芯がお尻のほうを伝って、床に小さな水溜りを作っていた。
「うっ、すごい締まりだな……食べられてるみたいだ」
「はあ、ぁっ、んあ、せん……せぇ…………あうう」
ごつごつとした太い竿は愛液の海の中を泳ぎ進み、身にまとったそれを潤滑液にして奥へと突き進んだ。
縮こまった粘膜のフリルは、とろみのある蜜をたたえたまま這い締まってペニスに圧力を加え続ける。
「はあ、ううっ……小早川さん、痛くない?」
打ち込まれた先端によって穿たれた亀裂は、緩やかな没入を続けるペニスを頬張り
甘く噛み締めることでわずかに残った痛みを洗い流し、ゆたかの身体にその何倍も快楽がまとわりつかせてきた。
------------------------
ゆたかの肉鞘は、はちきれんばかりに口を開けて男の肉刀を受け入れようとしていた。
サイズが合っていないのは十分承知していたが、男は果敢に、しかしゆたかを気遣いながら挿入をより深くする。
「はう、ああっ……く、あ……ん、っ」
唇を開いて閉じて……切なげな掠れ声を出すゆたか、それが愉悦を訴えているものなのか、苦痛によるものなのか……
白い頤をのけぞらせて、荒く息を吐きっぱなしにうめきを上げながら首にむしゃぶりつく様子を見れば
淫悦に飲み込まれようとしているのはすぐにわかった。
「く、っ……はあ、はあ……先生、もっと、ゆっくり」
うねうねと絡みつく獣襞、生きた洞窟のように侵入物を拒む肉筒、淫汁を掻き出すカリを拭い撫でる大小さまざまな突起。
男にとってはあまりに魅力的な搾精穴だった
そのためつい夢中になってピストンを早めようとしてしまい、ゆたかに苦痛を与えてしまった。
「んっ、ごめんね……すごく気持ちのいいオマンコだから……」
今すぐにでも激しく動きたい衝動を必死で押しとどめて男は動きを止めた、苦しそうに喘いでいたゆたかの表情も次第に和らいでいく。
「はあ、ああっ……んあぁ……」
可憐で初々しい無数の細かい肉襞は、産まれたてのひな鳥のような感触だった、
その生々しい肉の構造は、泥濘を思わせるほどにぬめりを帯びており
食い締めながらもふかふかとしたビロードのような柔らかさで肉竿を包み込んでいる。
「はうっ、ひゃあぁ……あああんんっ!」
硬棒はゆったりと動いているとはいえ、ゆたかの花孔を深々とえぐっていることには変わりなく
丸々と膨れ上がった玉冠が、ぐちゅぐちゅと音をさせながら筒の奥へとぶつけられていた。
いきり立った器官が、温かく濡れた膣腔粘膜に包まれ、ぬらぬらとした襞に絡まれる感触に酔いしれながら
男はゆたかの折れてしまいそうなほどに細い腰を掴んで、太く黒光りする硬直を蜜濡れに潜らせ、蜜路を切り開いていく。
「あ、あ、ああんっ、ふああ、あう、ぅ」
「小早川さん……もっと、奥まで」
ゆたかの表情は法悦に彩られたもので、瞳は淫靡な光を放っていた……とてもさっきまで処女だったとは思えないほどに。
「知らなかったよ、小早川さんがこんなにスケベな女の子だったなんて」
「ん、あっ、はう、んんっ……ち、違い……ます…………あああんっ!」
肉亀の尖端が、ふんわりとした絨毯のようなふくらみに触れる、カリ首がそこを擦り上げると小さな粒が起き上がりぞよめき立つ。
ゆたかの膣孔は、男のペニスの動きに応じて柔軟に形を変えるとともに、筒の内側も合わせて形状を変えてくる。
細かく刻まれた無数の襞も、広がって張り付いたり、縮まって締め付けたりと、射精を媚びるかのような蠢きを見せた。
ここまで心地のよい性交は生まれて初めてで、男はすっかり夢中になってしまい
ゆたかを痛がらせないようにしながらも、最深部を狙って男棒を押し込めていった。
「……でも、なんだか気持ちよさそうだけど」
「だって、んんっ、ああ……私、にも、わからない……うあ……っ」
ゆたかの裸体はそのすべてで、性的な興奮の兆しを示す、触れてもいないのに上下の桃色の果肉は屹立を見せており
結合部は水飴でもこぼしたようにぬめり輝いていた。
手足は皮膚が薄いからか熱っぽく桃色に染まり、両手は首に回されていたが、爪が食い込んでいた。
開かれた目は天井と男の顔を行き来しているが、力ない虚ろなものだった、だらしなく弛んだ口元からは涎が垂れている。
「うっ、くっ……もっと奥まで行ってもいいかな……?」
隘路は身体の動きに応じて締め付けてくるが、欲情の潤みに粘りまみれ、かすかな収縮の息づきを見せている肉洞は
繰り返される抽送によってわずかだが解きほぐされ、小さな穴にねじ込んでいるとは思えないほどに挿入はスムーズになっていく。
「ふうっ、あっ、ああんっ……あぅ……」
ゆたかの肉穴は、奥へ突き進むごとに狭くなり、ひだや起伏もより密なものへと変わる。
そこをこじ開けてやりたいと思いながらも、あまり無理をすると痛くしてしまうのではないか……
悲鳴が大きなものに変われば誰かに見つかってしまうのではないかと考え、どうしても躊躇してしまう。
「あっ、ああっ、んうっ、はああぁ!」
それに、男のほうも蜜塗れの肉翅が与える容赦のない圧迫に、こみ上げる射精感が大きくなってきていた。
「はあ、はあ……小早川さん……っ」
膣口は輪ゴムの束のように、半分ほど挿入された剛直をきつく締め付けてくる
それでいて内奥は鳥もちのような粘り気を持った吸い付きを繰り返し、小刻みに蠕動する。
「あ、あう……おまんこ、んんっ、おまんこ……気持ちいい……何で……痛いのに、気持ちいい……」
腰をよじりながら淫らな言葉を吐くゆたか、雫の坩堝をかき回しながら続ける抜き差しはますます激しくなる。
ゆたかは絶え間ない突き込みのおかげで、可憐な少女には到底似合わない深い悦楽に囚われているようだった。
滴り落ち、男のズボンまで汚す蜜がそれを証明する。
蜜源を亀頭でかき回せばかき回すほどに湿っぽく生々しい花雫の香りが広がり、男の周囲を取り巻いた。
「ああ、あっ……はあぁ、ん、あぅ……先生、先生……」
細かな襞の波打ちを亀頭と竿で受け止めながら、薄紙をはぐように襞を一枚一枚、押し広げる。
刻まれた模様は自在に形を変えて、抜き差しをサポートする一方で、激しい締め付けとともにストロークを封じようとしてくる。
素直で可愛らしいゆたかとはあまりに対照的な、わがままに蠢く膣洞
その振る舞いに翻弄されることすら楽しみながら、男は撫でるような優しい突き上げを続けた。
「んう、ひ、っ……ああ、っく……んんっ」
甘くねっとりとしたすすり泣きを続けるゆたかに、加虐心をくすぐられつつ
男は深々と切っ先を打ち込み、一突き、また一突きと子宮へ向かって抽送を繰り出す。
------------------------
「はあ、あっ……だめ、あああ……っ」
上がる声はより切なげに、甲高いものになってしまう、身体の奥底から湧き上がる例えようのない気持ちよさが
初めてを奪われた苦痛や嫌悪を消し去っていった。
わずかに残る羞恥心が、突き上げの激しくなったペニスに揺さぶられても
周りを気にするだけの余裕を残していてくれたが、燃え上がらんばかりの気持ちがその心さえもどろどろに溶かし始めていた。
「……こんなの、こんなの……だめ、なのに……ふああぁ」
「そんなに気持ちよさそうにしてて、だめってことはないだろ?」
頬を一筋伝う涙、先生がそれを指で拭い、ゆたかに微笑みかけた。
「っ……んんっ、はあうぅ……」
その先生の優しさがゆたかの心に染み込んだ、最初に無理矢理処女を奪われたことも忘れて、目の前にある快楽を貪ろうとしてしまう。
痛みは完全に無くなったわけではないが、身体の内部から快楽の汁を迸らせ、頭を振りたてて細く快楽のあえぎを上げる。
先生も声の調子が変わったことに気がついたのか、腰を前に出し、奥深くの手付かずのところまでペニスが入り込む。
「ひゃう、い、いいっ……はあ、ああっ、せん……せい…………」
身体の中には、まるで尽き果てることのない源泉があるようで、次々と生温かい液体があふれ出ていた。
それが突き揺さぶる先生のペニスを蜜溜まりの海に沈みこませる。
「はあ、う、あうっ……ひゃあ、ぁ」
冷え切った身体に染み渡る熱いお湯のように、気持ちよさがオーバーヒートして手足の先まで痺れてしまう。
膣内を舐め進む竿に貫かれていくうちに、抑えられない衝動が身体を突き動かし
本能は理性を波で全て洗い流し、叫びたいという気持ちが下腹部から喉の先まで駆け上がった。
「はあ、はあ……中に……出しても…………」
潤い立つ沼を突き捏ねるペニスの動きは止まらないどころか、往復運動が行われるにつれて、ますます勢いを増していた。
脈動もより早く大きなものになり、ゆたかの身体には先生の興奮が伝染していくようだった。
「ふえぇ……そ、それ、は……ああん、だめ、んんっ……赤ちゃん、できちゃう、からぁ……」
「くっ……でも、外に出せないかも……」
中に出されてしまう、焦るほどに内奥の高ぶりが急激にエスカレートし、ぞよめく襞が亀頭をしっかりとくわえ込んでしまう。
先生は引き抜こうとしてくれているのか、先端は膣口のほうへと下がる。
「んう、あぅ……っ、んああ、ふう、っ……」
頭では外に出してほしいと考えているのだが、身体はそう思ってくれない
回した手は背中を引っかき男を抱き寄せようとしているし、膣内はペニスを逃がすまいと縮こまっていた。
締め付けられる感触が、規則正しい竿の鼓動を教えてくれる、脈動はだんだんと早くなり、先端は一回り大きく膨らんだ気がした。
「く、うっ……小早川さん、出すよっ…………!」
「ひゃ、ああんっ……」
喘ぎ悶えているうちに、先生が強引にペニスを引き出す。久しぶりに床に足がついたがよろけてその場にへたり込んでしまう。
ゆたかがぼんやりとしているうちに、突きつけられた先端が二、三回痙攣すると
鈴口が開き、白く濁った精液がゆたかの上気した顔に浴びせかけられる。
放物線を描いた精液が頬や口元を汚し、濃厚な生臭さが味覚と嗅覚を支配した。
「っ…………はあ、はあ……」
ペニスは激しく反り返って硬直すると、脈動のたびに精液をこぼし、それが何度か続くとやがてぐったりと動かなくなった。
付着した精子を指ですくって舐めると苦くて臭くて、不快感で口の中がいっぱいになり、ゆたかは思わず顔をしかめる。
「ご、ごめん……汚しちゃったね」
先生がハンカチで顔を拭いてくれる、その間ゆたかの目は萎え始めたペニスに釘付けだった。
「………………」
「あ、えっと…………」
先生が並べる言葉は、ゆたかの耳には入っていなかった。セックスをしてしまったという現実が、思考の全てを麻痺させてしまう。
先生がしたことはレイプなのだが、不思議と嫌な感じはしなかった。
「……だから、その…………今日のことは……」
遠くから聞こえる足音、足早に立ち去ろうとする先生……全てが他人事のようだった。
「………………」
恍惚とした思いに、ゆたかはそっと微笑む……もし、もう一度先生が求めてきたら、そのときは…………そう考えながら。
中編
「………………ふう」
やっと宿題が終わった、時計を見ると夜の10時を回っていた。
頭の中に浮かんでは消える、数式や解法……それを振り払いながら、ゆたかはゆっくりとベッドに倒れ込んだ。
「あ、お風呂入らないと…………」
襲い掛かる眠気がゆたかを億劫な気持ちにさせる。眠気を覚まそうと、寝返りを打ったり枕を抱きしめてみた。
何もしていないと、先生とエッチしてしたことを思い出してしまう。
初めてを無理矢理奪われたのはすごく嫌だった
しかしそれと同時に今までに体験したことのない気持ちよさに襲われたことも思い出し、身体が熱くなる。
「んっ…………」
以前、こなたに好きな人のことを考えながら割れ目をいじるとすごく気持ちよくなるという話を聞いた。
そのすぐ後に、みなみのことを考えながら下着越しにスリットをいじってみたがくすぐったいだけだった。
「……んあぁ……先生…………」
しかし、先生のことを考えながらだと、そっと指でなぞっただけでも身体中に電気が走ってしまった。
衝動的に、ズボンとパンツを脱いで鏡に向かうと、恥ずかしさをかなぐり捨てて、両足を裂けそうになるまで広げて突っ張った。
「…………んっ、んぅ」
入り口が綻びかけたピンクの亀裂が見える、ゆたかはそれを指でそっとくつろげ広げると、折り重なる桃色の粘膜が見える。
秘処に見入っていると、先生の指使いを、腰の前後運動を思い出してしまう。
初めてのときはもっと痛いばかりだと聞いた。だがゆたかは、膣内を行き来する肉竿に気持ちよさすら感じてしまった。
「はあっ……ああん、んんっ………だめ」
自分の中に秘められていた淫らな気持ち、こんなことをしているとみなみが知ったらきっと軽蔑するだろう。
それでも指を止めることはできなかった、一本の毛も生えていない、つるりとした肉堤を掻き分けて花弁を開いたまま
上層部に芽吹く蕾を指先でまさぐる。
「ふあっ…………! ひゃうん、っ!」
指先で短く弾いただけで、ゆたかは駆け巡る歓喜に身悶えした
淡いピンク色の小さな突起は皮をかぶったままだったが、すぐに膨らんで、奥の小粒が顔を覗かせる。
「はうっ……んんぅ……んああぁ」
先生はどんな風に触ってくれただろうか、快楽に喘いでいたときの記憶を手繰りながら指先で転がしたり摘んでみたりする。
そうしていると肉種はどんどん硬くなり、それに比例してびりびりとした電撃はさらに強くなる
鏡に目をやれば、そこには力ない目でだらしなく口を半開きにした自分がした。
「はあっ……はあっ…………先生、ひゃううっ」
肉唇のあわいの、ピンク色に息づく二重の花層に指を走らせ、ハート型によじれた薄い肉に触れた。
桜色の粘膜に触れても、クリトリスとは違って、急に身体を持ち上げられるような強い刺激は感じられなかった。
しかし、指が当たったところから、じわりじわりと穏やかながら快楽の沼に引きずり込まれてしまう。
手足からゆっくりと沈んでいくような不思議な気持ちよさだった。
「ん、っ……ああ…………ん、はう、っぅ……」
先生に身体を奪われるまでは、もしかして自分はみなみのことが好きなのではないかと感じていた。
一緒にいると優しい気持ちにも楽しい気持ちにもなれて、大切な友人以上の思いを抱いているのでは……そう考えていた。
しかし、先生に抱かれてしまったことで、ゆたかの心情は大きく変化しつつあった。
「はああっ、んんっ、あああん……はあ、ぁあ…………」
みなみと話していても、今までとは違い胸が高鳴るような感情はなくなっていた。
一方、先生の顔を見ているだけで、抱かれたことを思い出し、先生以外が目に入らなくなってしまった。
「はうっ、ん……うっ、先生…………あうぅ……」
自室、それも他の部屋とは少し離れているということもあり、ためらいなく喉を震わせて叫んでしまう。
身体はさらに快感を求めていて、表面を優しくなぞるだけでは満足できず、奥まった部分に指を宛がい、もう一度開く。
桃色の細かな襞と悩ましい膣口が顔を見せるが、楕円形に広げられた入り口はすでに洪水状態で
膣口では小さくて柔らかそうな肉の花びらが息づいていた。
荒くなる呼吸、せわしなくなる手、蜜肉をかき回す指はだんだんと大胆になり、ピンクの谷間には、てらてらと水膜できらめいていた。
「ん、っ……はあ、気持ちいいよぉ……」
鏡には、蜜汁にとろけた割れ目が映し出された
亀裂からは透明な蜜と、ゼラチンのように薄濁った蜜がこぼれており、それがお尻のほうまで伝う。
宛がい、なぞらせ、潜り込ませた指は、愛液でべっとりと汚れており、うっすらと湯気が立っていた。
「先生のは……こんなんじゃ……」
自分で触れば、どこが敏感なのかすぐにわかる
しかし先生の野太いペニスが突き立てられた今の膣内では、到底指くらいでは満足できなくなっていた。
指を二本に増やして、中に刻まれた襞を強く撫で擦っても気持ちよかったのだが、あのときの刺激には及ばない。
上着も捲って、ほとんど膨らんでいない乳房も露にする
色素が薄い、わずかに透けている乳房や乳首に指を這わせ、形を浮かばせた控えめな先っぽを指で転がす。
秘所への刺激と相乗し、心のうちに潜んでいた淫らな思いがさらに競りあがってくる。
肉花弁は、指でいじられるうちに桜色から赤桃色へと色が濃くなっていった。
愛液も透明なさらさらしたものから、白く濁って泡立ったとろみのあるものへと変わる。
「はあ、はあっ……もっと、気持ちよく……」
ゆたかは、左手の人差し指と中指をVの字にすると
もう片方の人差し指を亀裂上辺からくぐらせて、それを擬似的なペニスと見立てながら奥へ奥へと沈ませた。
指先を絡ませつつ、膣内の構造を確かめる。
自分が思っていたよりもずっと、中身は複雑で、縮こまった起伏が指先に快くまとわりつく。
「ふあ、っ……ああ、はあぁ……ん、んう、ひうっ……」
差し込む指をもう一本増やせば、粘膜が噛み付くほどに締め付けてきた。
先生がすごく気持ちよさそうに腰を振っていたのもなんとなく納得できた。
「先生……先生のおちんちん…………っ」
両脚がMの字に、露骨なほどに大きく開脚される、鏡に先生の姿が映る。
先生の指はまるで羽をくすぐるように、それでいて模様を刻み込むように優しく、激しく膣内で暴れた。
もちろんここには先生はいない、しかし、頭の中で姿を思い浮かべるだけで
自分が触っている手が先生の大きな手に置き換わり、ぐちゅぐちゅという水音はさらに強くなり
漏れるゆたかの喘ぎも扉を通じて外に聞こえているのではと思ってしまうくらいに大きくなった。
「はあっ、はあ……はああん、先生、先生っ!」
真向かいに映る、肌の赤く染まった自分……指先と花裂の間は、ねっとりとした蜜液の糸でつながっている。
最初にキスしたときの二人を繋ぐ唾液の架け橋を思い出してしまい、身体中でくすぶった淫心は今にも爆発しそうになる。
「先生の、おちんちん……っ、もっといっぱい……ください」
頭の中で先生が語りかける、どうしてほしいかと……
ゆたかは、指先で秘肉を執拗にこね回しながら、湿った音を立てさせる。
こみ上げてくる気持ちよさがどんどん強くなり、ゆたかは指での抽送を繰り返した。
「はああっ、ああん、あああ……っ」
最初こそおそるおそるだったオナニーは、すっかり大胆になっており、割れ目の奥から新しい媚液がとろりとろりと押し流れてきた。
這い回る指のせいで、割れ口の付近ばかりではなく、太ももの辺りまで蜂蜜をまぶしたように濡れ光っている。
思い浮かべるのは、みなみではない、先生のことばかりだった……
先生ともっとセックスしたい、身体と心が絶頂へと駆け上がる中、ゆたかは引き出された官能に芯から浸りきる。
「んああっ、あああ……っ、いっちゃう、いっちゃう!」
ゆたかが叫んだ瞬間、指先が蜜のほとばしりを受けた。沸騰しそうな気持ちよさが背筋から全身へと広がり
手足は硬直し、背中を思いっきり反らしたまま、身体が小刻みに痙攣を始めた。
「はあ……ぅ、ん………………」
振り回されるような強い衝撃がなくなると、後にはけだるさが残った。
力が完全に抜けてしまったからか、動くのが本当に面倒になり
ゆたかは下半身裸のままベッドにもたれかかり、そのままうとうととし始めた。
「先生…………」
先生のことを考えると気持ちよくなってしまうのはなぜか……それはわからなかった。
こんなのいいわけない、という思いもあったが、まどろみの中、瞼の裏で優しく微笑むのはみなみではなく先生だった。
先生の暖かい手を感じ、ゆたかは割れ目を丸出しにしたまま眠りについてしまう。
後編
「ゆたか……大丈夫?」
「うん、もう平気……迷惑かけちゃってごめんね」
心配そうな目を向けるみなみに、もう大丈夫だからと笑いかける。
体育の時間に倒れてしまい、そのまま保健室で休んでいたが、具合がよくならないまま放課後になってしまったみたいだった。
「……んっ」
起き上がろうとすると軽く眩暈がした、眉をひそめ、小さく呻いたところで
みなみがそれを察したのか背中に手を回し、ゆたかの身体を支えてくれた
「まだ、休んでいたほうが。私、ここにいるから」
「でも、みなみちゃん……委員会は出なくていいの?」
「…………ゆたかのほうが、大事」
みなみが顔を真っ赤にしてつぶやく、それを見ているとなんだかこっちのほうまでうれしくなってきた。
もっとも、ゆたかがみなみに対して抱く気持ちは、あのときからずいぶんと変わってしまったが。
「失礼します、あ、いたいた」
扉のほうから聞こえてくる声は、聞きたいけど聞きたくない先生の声だった。
ベッドのほうまであわただしく駆け寄ってくる、普通にしていないとみなみに変に思われてしまう……
そう考えるほどに動きがぎこちなくなる。
「…………?」
みなみの視線に怪訝の色が浮かぶ、ゆたかはごまかすように毛布をかぶった、その中では自然と太ももを擦り合わせてしまっていた。
先生の目、口元、首筋、腕、そして股間……思わず見入っている自分に気がついてしまい、弾かれたように目をそらす。
「岩崎さん、こんなところにいたんだ……探したよ」
「ゆたかが、授業中に倒れてしまったので様子を見に……どうしたんですか?」
「委員会に出てないから探してくれって頼まれたんだ、大事な話があるみたいなんだけど……」
「…………」
先生のことを意識していまい、みなみがこっちを見ていることに気がつくのに遅れた
明らかに不自然な自分の様子を見て、向こうは何とも思わないだろうか……どうしても不安を覚えてしまう。
「みなみちゃん、私は平気だから」
「小早川さんに何かあったらまずいから、しばらくここにいるよ」
”ここにいるよ”、先生は確かにこう言った。
保健室を出て行くみなみの背中を見送りつつ、ゆたかは先生の投げかけた言葉を心の中で反芻する。
「わかった……じゃあ、行くね。すみません、よろしくお願いします」
先生は、みなみが出て行ったのを確認すると、入り口の扉を閉めて、ゆたかの隣に座った。
「机の上に書置きがあったよ……保健の先生、今日はずっといないみたいだね」
真面目そうな横顔、筋の通った高い鼻、こうやって見ると2週間前のあの出来事が嘘みたいだった。
伸びてくる大きな手と長い指がゆたかの髪を撫で梳き、弄ぶ。
後頭部から毛先、うなじまで進む手櫛の温かさが、あのときの記憶を鮮明にしていく。
「やあっ………………!」
「嫌って事はないだろ……小早川さんだってあんなに感じていたじゃないか」
感じていた、確かにその通りだった。先生の指使いもペニスも身体が溶けてしまいそうなくらい気持ちがよかった。
あれ以来、ほぼ毎日オナニーにふけってしまっている
特に先生のことを考えながら自分で慰めると、あっという間にいってしまっていた。
「そ、それは……その……」
新しく生まれ変わってしまったような急激な心境の変化を、ゆたか自身まだ受け入れられずにいた。
肩から胸元へと潜り込む手を振り払う、先生が残念そうに手を引っ込めるのを見て安心するが
触れられた部分に残った熱がゆっくり身体に染み込むと、もっと触ってほしいという気持ちが頭をもたげた。
「大丈夫だよ、誰も来ないって……もし人が来ても、ほら……こうやってカーテンを閉めれば見つからないよ」
「っ……そういうことじゃなくて、んあ……ぁ」
一度で諦めてくれるはずもなく、先生はゆたかの背中に手を回し抱き寄せる
先生の汗の匂いや体臭、熱っぽい呼吸に、胸が高鳴るのが自分でもよくわかった。
逃げなきゃ……頭ではそう理解しており、手を突いて立ち上がろうとするが
膝ががくがくと震え、立ち上がることさえできなかった。
「具合悪いんだったら無理しちゃだめだよ……大人しくしてないと」
「……ん、っ……先生、やめ、てぇ…………!」
毛布の中でむき出しになっている左右の太ももに先生が触れてくる。
先生の手の動きが薄手の毛布越しに浮かび、どこをどんな風に触っているのか……ゆたかは目を奪われてしまった。
スカートを捲ろうとしているかと思えば、ソックスの中に入り込もうとしてきたり……
ぴったりと密着する手のひらが肌の上を自由に滑っている。
「や、んぁっ……はあ……っ、先生、だめ」
だめという言葉は間違いなくゆたかの本心だった、ただそれは拒絶から出たものではなく
先生に触られることでどこまでも乱れてしまう自分が怖いからだった。
先生はそんなゆたかの気持ちを無視するように内股を指でくすぐり、首筋に顔を埋める。
お互いの距離が近くなったことで羞恥心が膨れ上がり、顔の火照りを感じたまま、ゆたかは先生の身体を両手で押し戻す。
「小早川さん、この前はあんなに気持ちよさそうだったのに……
ここなら誰も来ないんだから、もう少し素直になってもいいんじゃない?」
「でも……んんあっ……」
少し触られただけのはず、なのにこの前よりもずっと早く、深く感じ入ってしまっていた。
押し戻す手は次第に脱力し、先生はそれをものともせずに首筋に舌を押し当て、顎のほうに向かって舐めなぞらせた。
「ひうっ、ひゃ、はあ……ん」
ナメクジやカタツムリを思わせる、じっとりと這い寄る動きを見せる先生の舌、キスされてしまいそうなくらい顔が近づいてくるが
身体はぞくりと震えたかと思うと、金縛りに遭ったみたいに動かなくなっていた。
「んっ、はう、先生……いやっ、ああん」
窓際のブラインドがかたりと音を立てる、閉じたカーテンを通り抜けて入り込んできた涼しい風が
ゆたかの熱を持った肌を冷ましていった。
流されちゃだめという気持ちを取り戻すことができたが、先生の濡れた吐息が冷えた体を温めなおしてしまう。
それとともに、取り戻したはずの理性はどこかに散って無くなった。
抵抗するなといわんばかりにベッドに身体を組み敷かれても、先生の体温が心地よくて、手も足もまったく動かせなかった。
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二人の顔はほんの数センチしか離れていない、ゆたかの表情を間近で窺えば
じっと男を見る目が美しく、それにすっかり魅了されてしまった。
ゆたかが大きな目を見開くと、花びらが広がってくるような、咲くというまなざしになり、どこか媚びが感じられた。
「先生…………」
それ以上拒否の言葉を聞くつもりはないと、男はゆたかの唇に自分の唇を重ねてふさいでしまう。
2週間ぶりの甘い口付け、柔らかく暖かい作りたてのプリンみたいな口内粘膜の感触
内頬と比べると弾力と程よいざら付きを持った舌、つるつるとした美しい並びの歯……
最初にキスしたときとまったく同じ極上の感触に、男は我を忘れてゆたかの口の中を舌でかき回し続けた。
「ん、んぅっ……はう、っ…………んんふ……」
「……ん、はあ、っ……はあぁ、だめです、先生……」
放心した、ぼんやりとした顔をみせるゆたか、艶のある頬の色は
流れるような髪とよく調和して、いっそう彼女を淫靡なものへと見せた。
どれほどだめといい続けようが、そんなものは形だけに過ぎないと、男はゆたかの小さな身体を引き寄せ耳元でささやいた。
「小早川さん……もう我慢できないんだ、前にしたときからずっと…………こうやって、もう一度って考えてた」
赤みの差した肌が震える、こわばったゆたかの身体は少しずつ解れを見せ始め、男を拒もうとした手もだらりと力なく垂れた。
片手で抱きしめたまま、もう片方の手でゆたかの紅葉のような幼い手を握り締める。
「他の先生が、男子が……小早川さんのことをどう思ってるか、知らないわけじゃないんだ」
「せん、せい…………?」
「小早川さん、いや……ゆたかを他の男には渡したくない……」
最初は欲望のままゆたかを抱いてしまった、しかし身体を重ねたときから
彼女への思いは大きく膨らみ、今では寝ても覚めてもゆたかのことばかり考えるようになってしまった。
ゆたかへの気持ちは、単なる執着なのか、それとも欲求を解消したいという衝動なのか
または純粋な愛なのか……それはわからなかった。ただ、目の前の愛らしい少女に自分の全てをぶつけたかった。
「……………………」
抱きしめた身体を離し、もう一度ゆたかの顔を正面から見据える。
顔を合わせている間、ずっとゆたかは考え込んだ様子で無言を貫いていた。
「ゆたか…………」
「…………先生、ずるい……」
唾液に濡れた唇を微笑むようにほころばせ、それだけつぶやいた。そして男が握っている手を握り返してくる。
「そんな風に言われたら、私…………」
こぼれそうに大きな目は、艶やかな光を放ちつつも、どこか和やかなもので
少なくとも男の気持ちに対して不快感を覚えていないことだけはわかる。
もう一押しすべきか……男が視線を外し躊躇を見せると、今度はゆたかのほうからキスをしてくれた。
「先生……私、まだよくわからないです……でも、先生と初めてしたとき、すごく気持ちよくて、その後も……」
ゆたかが恥ずかしそうに目を伏せて言葉を中断させた、ひどく子供らしい仕草だったが
すぐに上目遣いでちらちらと男を見てきたりと、年齢に不相応な色気も匂い立たせていた。
「それなら、もう一回……してみる?」
「…………はい」
花が咲いたような笑顔、男は痺れるほどの力でゆたかの肩をぎゅっと掴んで引き寄せると
濃厚な香りのするはだけた襟元に噛み付くような勢いで口をつける。
「ひゃっ……先生、んんっ…………」
薄く透き通った皮膚は柔らかく、押し付けた舌は自然と躍り出す。
晴れやかさを含むゆたかの喘ぎ声を聞きながら、男は背中に回した手を下へと降ろし、ベッドとお尻の間に滑り込ませた。
「んあっ……くすぐったいです…………」
ゆたかの声は、甘いクリームのようにふわりと耳の中に溶け込み、男の興奮を高めていく。
興奮を煽るのはそれだけではない、ゆたかの肌の匂い、唾液の味、触れたお尻の感触、法悦に染まる肌……
五感全てが受け取る情報が、男の理性を突き崩していた。
「お尻、だめ……っ、んううっ」
くすぐったいやら、だめという言葉は無視して、お尻に押しつぶされた手を左右に動かしながら、敷き潰している尻山を揉み始める。
発育途上にもほどがあるということで、手のひらをいっぱいに広げれば、簡単にゆたかのお尻を包み込めてしまう。
確かに、ボリュームという点では肉感的な女性に大きく引けをとっているが
柔らかさや弾力のバランスは上々で、指は沈み込みながらもソフトに押し返してきて、ずっと揉んでいても飽きないお尻だった。
例えるなら、マシュマロの手触りを持った水風船といったところで
二枚の薄布を隔てているとは思えないほどのすばらしい揉み心地を持っている。
「はうっ、んんんっ…………ああぁ……先生、お尻ばっかり」
「ああ、ごめんごめん……もうちょっと」
珠を転がしたような柔らかい声を出し、ゆたかはお尻をもぞもぞと動かす。腰が浮いた瞬間、男はスカートを捲り上げてしまった
「きゃっ……! あんまり見ないで、ください……」
邪魔な毛布をどかし、隠そうとするゆたかの両手もどかし、男はゆたかの下着の上からお尻を撫で回す。
「今日はかわいいのはいてるんだね、よく似合ってるよ」
「……ううっ、やあっ」
バックプリント付きの厚手の下着の上からお尻の肉を遠慮なく、手の中で弾ませながら揉み上げていく。
いかにもゆたからしい、幼くて色気のない下着だったが
恥ずかしそうに、しかし気持ちよさそうに腰をくねらせる様子とのギャップが、かえって男を発情させた。
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「忘れてたよ、こっちも触ってあげないとね」
お尻を揉み続ける一方で、休んでいたもう片方の手が胸に向かって動き始めた。
小さいながらも盛り上がりのあるお尻とは違ってほぼ平らに近い乳房
そのため膨らみを揉む手もあまり動かず、単に撫でるといった動きを繰り返していた。
「ん、ふう……っ、はうぅ……」
だが、小さい分だけ感度はよく、少し触れられただけで、身体中を電流が駆け巡った。
特に、先端に少しでも触られると、針で刺されるような強い刺激が脳天を貫いた。
それを見抜いた先生は、指先で固くなった部分を何度もいじくり、爪で弾いたり、指腹で押しつぶしたり
くすぐったりつまみ上げたりと触り方にバリエーションを持たせてきた。
「おっぱいよりも乳首のほうが好きみたいだな……」
「ひうっ、んんっ、ああ……ん、はあっ……そこ、気持ちいいです……」
息絶え絶えになりながら出した声は光沢のある熱っぽいものだった。
一方、先生の声はしっとりと落ち着いたもので、聞いているだけで頭がぼんやりとしていく。
響き渡る声のせいで、熱くなった身体からは力が抜け、その場に倒れそうになった。
ゆたかはとっさにシーツを強く掴み、よろめかないようバランスを取った。
「……大丈夫?」
「は、はい……ああんっ、平気、です……だから、続けてください」
先生の声のトーンが落ちる、具合が悪くなったと勘違いされてしまったのだろうか……
そう考えたゆたかは笑顔を作り先生にもたれかかった。
「もっと、触ってください……」
言いながら自分で制服を捲り上げ、純白のブラを見せる。なぜここまで大胆になれるのか、自分でもよくわからなかった。
先生に好きだと言われたからか、それとも異常な行為に気持ちが酔ってしまっているのか、それもよくわからなかった。
それでも、先生にならどんなことをされてもいいと近づいてくる手から逃げることはしなかった。
「ひう、んっ……はあぁ」
「感じやすいよね、自分でも触ってたりしてたの?」
指が純白の布に隠された平坦な丘に沈み、押し付けられた指で、乳房の形があれこれと変わっていく。
先生の視線はお腹辺りと肉付きが大して変わらない胸……その中心にしっかりと向けられており
触れられていないのに、乳首がちりちりと火で遠くからあぶられているように熱くなった。
「ん、あ、はうっ……はい、何度か、自分で……」
先生の指は胸の上を這い回り、触れていないところはないといわんばかりにブラを指紋でべたべたにしていく。
下着が指と肌を隔てているからか、緩やかな心地のいい刺激がゆたかの身体を包み込む。
しかし、ごくたまに皮膚が薄かったり神経が集まっているのか、敏感なところがあって
そこに指が当たると直接火を押し当てられたみたいに、やけどしそうなくらいの強い衝撃がゆたかの全身を駆け抜けた。
「ひあっ、く、ぅっ……はあ、ん……先生、んんんっ!」
「自分でするときは、どうやって触るの?」
カップを押し上げる乳首に目をつけた先生は、豆粒よりもずっと小さいそこばかりを触り、絶え間ない痺れと気持ちよさを与え続ける。
落ち着いた様子の先生とは対照的に、ゆたかは荒く息を吐くばかりで、言葉をうまく発することができない。
「は、はあっ…ん、そ、れ……んんっ、ああぁ」
先端を摘む指先の圧力がさらに強くなる、痛みにも似た刺激のせいで、頭の中に火花が飛び始めてしまう。
目をつぶれば瞼の裏にも……
オナニーのときは、もっとゆっくりと穏やかな愛撫で感度を高めていくことが多かったので
先生のように、急に強くしてくると身体が対応できず、気持ちいいのか痛いのかくすぐったいのか、よくわからなくなってしまった。
「言った通りにしてあげるから、教えてくれるかな?」
「は、いぃ……わたしが、っ……するときは、んんあっ……もっと、乳首の、まわ、り……から」
「…………やあんっ、声……大きくなっちゃう……」
ゆたかが言い終ったところで、先生は乳首から指を離し、乳輪を指でなぞりながらおへそや腰にかけて指を滑らせ始めた。
最初こそ何をしているのかよくわからなかったが、そのうちに鳥肌が立ってしまいそうな
むずむずとした何かがお腹からゆっくりと広がる。
「んあっ、はあ、っ……だ、め……んあああっ……ふう、ぅっ……」
腰をくねらせてしまうほどのむず痒さに悩まされる一方で、先生は親指と人差し指で乳首をこね回していた。
二つの異なる刺激を同時に浴びて、お風呂につかりながら電気を浴びているような……
頭も身体も戸惑ってしまうほどの揺さぶりに、ゆたかはひたすら翻弄され続けた。
「そうだね。静かにしてないと……」
口を大きく開き、水を含んだ喘ぎをもらしたところで、また、ブラインドが音を立て、びくっと肩を震わせそれに反応した。
さらに、廊下からは足音が近づいてくる。気持ちよくなりたいという本能のささやき声が大きくなっていたが
靴が鳴る音が大きくなるに連れて、見られるわけには行かないという思いが強くなった。
先生の手の動きが止まる、焦がれそうなくらい火照った身体が少しずつ覚める中、ゆたかは扉の向こうから聞こえる物音に耳を傾けた。
「ううっ…………や、先生っ……!」
「静かにしないと聞こえちゃうよ?」
だんだんと大きくなる足音、さらにそれが保健室のドアの前で止まった。向こうに誰かいるのは確実なのに
先生はゆたかの乳首をぎゅっとつねった。
口をふさいで声が出ないようにする、くぐもった声を出しながら必死になって気持ちよさを我慢する。
我慢すればするほどに、身体の中でエネルギーがこもるような気がして、それが快感を何倍にも増やしてしまう。
「だめ…………だめぇ」
------------------------
ゆたかの口の端から切ない喘ぎが漏れる、見つかりたくないのは男も同じだったが
両目を瞑って震えながら、なんとかやり過ごそうとするゆたかを見ていると、ついついいじめたくなってしまう。
「だめなんだ……今のゆたか、いい顔してるのに」
「んんんぅっ!?」
しっとりと汗ばんだゆたかの頬を撫でると、質のいいシルクを思わせる手触りを感じる
服の上から触るのも悪くないが、やはり直接触れたいという思いから、男は制服に手をかけた。
「あの……っ」
「もうだいじょうぶ、だから……いいだろ?」
止まった音が再び鳴り始め、だんだんと小さくなる。やがてそれが聞けなくなると
ゆたかは瞳に陶酔の色を浮かばせたまま安心した様子で男の手に身をゆだね始める。
無言でうなずくゆたか、薄い笑みを浮かべたその顔は、まるで男との行為をひそかな楽しみにしているようだった。
「やっぱり、小さくてかわいいなぁ」
ゆたかの肌の匂いを力いっぱい吸い込む、蜂蜜を入れたホットミルクを感じさせる甘ったるい香りを堪能しつつ乳房に目をやると
乳輪も乳頭もはかなく思ってしまうほどに小さく、色は愛撫など受けたことはないといわんばかりの淡いピンクだった。
「ううぅ……私、クラスでも小さいほうだから……」
「そうかな? このくらいでいいと思うけどね」
未成熟な蕾に直接触れると、ゆたかがあごを、背中を反らす。
指を引っ込めると元に戻る、それが面白くて男は均整の取れた先端を弄んだ。
「はあっ、ううっ……ああ……ぁ、ん…………ぅっ」
声に愉悦が混じるのを聞いて、男は小さなスイッチが、全身をここまで反応させることを不思議に感じてしまう。
「指だけじゃ物足りないんじゃない?」
「はああん、んっ……ふうう、んっ、あ、うう」
白い肌、幼女じみた薄いピンク色の突端……さながら、新雪の上に桜の蕾を落としたようだった。
触れればそれできてしまいそうな、神聖さすら感じてしまうゆたかの乳房、男はそのたたずまいに吸い寄せられて、口づけをする。
「ひゃあっ、先生……ぺろぺろ、しないで」
まず感じたのは浮かぶ汗の味、わずかな塩味が舌をそっとくすぐったが、それ以上に花の蜜に近い甘酸っぱさが口の中に広がった。
次に、舌上を肌の柔らかさが満たす、濃厚なアイスクリームのように溶けてなくなってしまいそうなゆたかの柔肌……
舌を滑らせるとわずかに盛り上がる桃色の乳輪、その頂点にある硬く膨らんだ尖端と舌触りの違いを楽しむことができた。
「んは、っ……ああん、だめぇ……んんっ、気持ちいい、おっぱい、気持ちいい……よぉ」
舌先だけでなく、唇で挟み込んだ控えめな果肉を音を立てて下品にすすり上げてやる
びくっと背中を跳ねさせたゆたかが男の首にむしゃぶりついてきた。
挟んだ乳首を舌先で転がしながら、男もゆたかの小さな背中に手を回した。
「はあ、はあっ……ああぁ…………だ、め……せんせい……っ、ああん、ううんんっ」
小さいなりに、ゆたかの先っぽは自己主張をしており、唇や舌を押し返すほどの弾力を持ち始めていた。
汗と唾液が混じり合い、ぬめる乳首は唇や舌から逃げるように滑る。
男はそれを強く押さえつけて、じゅるっ、じゅぷっとさらに大きな音を立ててむしゃぶりついた。
「ひああっ! んふああ……ああん!」
指先は震え、爪で引っかき……ゆたかのしがみつく力がさらに強くなった。
その痛みには構わず、男は無心になっ平らな乳肌と中心の豆粒をむしゃぶり続けた。
口を離し、ズボンの中で痛いほどに勃起していたペニスをさらけ出す。
ゆたかは天を突く肉頭に目を奪われたかと思うと、喉を鳴らしそこに見入っていた。
「おっぱいちゅうちゅうされてそんなに感じてたら、赤ちゃんできたときどうするの?」
男が問いかけたところで、顔を真っ赤にしてぷいっとそっぽを向いた。
相変わらずペニスをちらちらと気にしながら、怒ったような顔を男に向けた。
「赤ちゃんは、先生みたいに変な吸い方……しないと思います」
「……そうかもね」
彼女の気持ちが覚めてしまわないうちに、男はゆたかの手を取り竿へと導いた。
ペニスを拒むつもりなのか、ゆたかが握りこぶしを作る。
男は握ったその指を一本ずつ開いて強引に小さな手のひらで太いペニスを包み込ませた。
「あっ、あの……いったい何を…………?」
「今度は、ゆたかに気持ちよくしてもらおうかなって」
ゆたかの手の上に自分の手を添えて、前後に動かしペニスを扱かせる。
「え、ええっ……先生……?」
戸惑いの目を向けるゆたか、だがすぐにどうしてほしいのか察したようで
ちょうどいい力加減で肉槍を握り、指を絡ませて竿に刺激を加え始めた。
「ううっ、上手だな……すべすべしてて気持ちいいよ」
ゆたかは恥じらいに目を細めながらも、うれしそうに笑った。
褒められたことに気をよくしたゆたかは、指先の押し付けを強くして、上下の運動をより大きなものにした。
「先生……どうですか?」
鈴口からにじみ出る先走りがカリ首を伝って竿のほうまで垂れてくれば
ゆたかの手がそれをまぶし、ねちゃぬちゃという音が立ち始める。
「っ……先っぽのほうも……くっ……触ってくれる?」
「はい………ひゃ、ああっ……すごい、びくびくって…………」
指先が亀頭の上を這い回り、穴の周りをなぞる。上質な絹糸の心地に、男がすっかり酔いしれていると
ゆたかは扱く力加減を変えてきたり、カリ首に指を滑らせたりと教えてもいないことまでし始めた。
これ以上何かを教える必要はないと、男は添えていた手を戻し、代わりにゆたかの太ももを撫で始める。
「んんぅっ……触られると、うまくできない……」
指が引っかかるところのない清らかな肌、豊満ではないが柔らかい肉付き……男は上へ上へ、クレバスのほうへと手を向かわせる。
「ん、あんっ……はあう……」
ゆたかはその手を無視するように、ペニスを握った手を動かすことに没頭しているようだった。
だんだんと激しくなり圧力を増す手に、思わず腰を引いてしまう。
襞の刻まれた粘膜とはまた違い、全方向から強烈な圧迫感を覚える、それだけではなく
人差し指から小指までは肉幹にイソギンチャクの触手みたいにうねうねと絡みつく一方で
親指は亀頭を形が変わるまで押しつぶしたりカリを押し扱いたりと……はるかに縦横無尽に動く。
「んぅ、どんどん……大きくなってますね」
汗に濡れたゆたかの童顔が、蛍光灯の光にきらめく。普段の快活な太陽の輝きとは違い、月のように妖しくほのかに光っていた。
------------------------
先生の男根は、弓のように反り返っており、先端は威圧感たっぷりに睨みをきかせていた。
血管の浮き出たどす黒い肌、それとは対照的に赤く腫れ上がった亀頭……
ゆたかが手で触れると、びくびくっと中で暴れ跳ね、恐怖すら覚えてしまった。
「ん、んっ……ああ、ぁ…………」
しかし、触っているうちに伝わる鼓動と熱がゆたかを落ち着かせ、さらに間近で感じる男性の臭いが、ゆたかの心に一気に火をつけた。
「ふう、意外と積極的なんだね……もっと嫌がるかと思ったけど」
先生の手が、太ももの間をくぐり、下着越しの割れ目に触れる。そこはすでに蜜をたっぷりとたたえている。
切っ先の一番上に開いている穴からにじむ液体の臭いを嗅いでいるだけで興奮は高まる一方だった。
「……んあ、だって…………んんっ!」
「だって、何?」
身体中に巻きついて離れない恍惚とした気持ちに浸りながら、ゆたかは先生を見上げる。
目が合ったとき、何か……眼に見えない妖しい手のひらみたいなものが触れたような気がした。
「先生が……えっちなこと、してくるから……んあぁ、ふうっ…………」
絡まる先生の目線に、ゆたかは金縛りに遭い動きが止まってしまった……それでも手だけは動かしていたが。
「でも、こうやってチンポシコシコしてくれるってことは嫌じゃないんだろ?」
先生の言う通りだった、自分の手は操られたようにペニスから離れない。
先走りで滑る竿を根元から頂点まで満遍なく擦り立てながら、ゆたかは裏筋に指を引っ掛けてその部分の摩擦を強くする。
「く、うっ…………!」
先生の呻き声とともに、スカートの中に潜り込んだ手が下着にかけられた。
秘所を守る布切れはあっという間に引き摺り下ろされ、中で熱をこもらせてぬかるみを作っていた割れ目が露になった。
「ひうっ、ああん……せんせ、い…………」
手を止めないでという無言の訴え、ゆたかはそれに応じこれまで以上に手を激しくし
ぬちゅぬちゅと粘っこい音が大きくなるまで太竿を扱き上げた。
五本の指を不規則に動かし、先生の敏感なところを探る。今までは攻められっぱなしだったが、裏側の筋になった所や
先端と棒の境目、根元の袋に近いほうといろいろ指を這わせていくうちに、どこが弱いのか少しずつわかってきたので
少しずつ心に余裕ができ始めた。
「っ……ゆたか、気持ちいいよ……本当にうまいじゃないか、才能、あるよ……」
「んんぁっ、はう、ひ……っ……ああん、っ」
こんな才能がなんの役に立つのかわからないが、先生が気持ちよさそうにしているのを見ると、もっと刺激を強くしてあげたくなった。
先生の呻き声を聞きながら、ゆたかは親指と人差し指で輪っかを作り、亀頭のエラが張っている部分を締め上げてみる
お返しのつもりだろうか、先生はスリットになぞらせた指をわずかに蜜の中を潜らせる。
「はひゃ、んんっ……! そこ、はああぁ…………」
思わぬ衝撃に、ゆたかは先生のペニスを強く握り締めてしまう。
ぬめった手は亀頭まで滑り、五指で掴んだ先端を手のひらでさらに圧迫していた。
「う、ううっ……ゆたか…………!」
だがそれがちょうどよい刺激になったのか、先生が声を絞り出すと、びくっびくっと勢いよくペニスが脈打ち
先端から精を撒き散らす。
ちょうど手のひらで精液を受け止める形になり、一定のリズムで続く射精に
ゆたかの小さな手は白く濁った液体でいっぱいにさせられた。
「あ、あああぁ……先生……」
精子をほとばしらせる快感をに夢中になっている先生は、ゆたかの陰部をくすぐる手を止めていた。
扱いている間もずっと中指が宛がわれていたので、ゆたかは指に自分の蜜浸しに鳴った亀裂を摺り寄せて、緩やかな刺激を楽しむ。
先生が大きく息をつくと、ようやく射精が止まった。それとともに指が引き抜かれると名残惜しい気分になる。
もっとしてほしいのに……周りのこともあまり気にならなくなってきたからなのか
身体は先生の愛撫を求めむずむずと身悶えしている。
「ふう、気持ちよかった……何日も抜いてなかったからな。ほら……ザーメンいっぱい出たでしょ?」
「あ……え、は、はい…………」
手の上に溜まった白い液体に目をやる、どろりと指先にまとわりつく濃厚な精液にゆたかは思わず生唾を飲み込む。
「飲んでみる?」
首を大きく左右に振りながら、渡されたティッシュで手を拭く。
一枚では足りず、二枚、三枚……やっと手がきれいになったころにはティッシュを7枚も使ってしまっていた。
「…………次はゆたかもっとを気持ちよくしてあげないとね、パンツ脱いで、四つんばいになって」
「ええっ!? そんな……恥ずかしいの…………できません」
お尻を丸出しにして先生のほうに向けるということは、後ろの穴まで見せてしまうということで、顔を真っ赤にして声を荒げてしまう。
「おっと、静かにしないと外に聞こえちゃうよ……別に、ゆたかが嫌だって言っても、無理矢理やっちゃうけどね」
「そんなぁ…………」
断りたかったが、先生の目を見ているとこれ以上何も言うことはできなかった。
それに、もっと気持ちよくなれるかもという期待もあった。
「ううっ、わかり……ました。でもっ……ずーっと見たりとか、だめですからね…………?」
ゴムに指を引っ掛ける、さっき先生に触られたときに、半分くらい下げられていた下着をゆっくりと脱いでいく。
それをベッドの傍らに置くと、先生がプリント付きのパンツを早速手に取った。
「へえ……この前のとは全然違うんだね、小学生みたいだな……これ」
「あっ、だめです……返してっ」
先生から下着を取り返そうとすると手で制されてしまい、ゆたかはしぶしぶ元の四つんばいの姿勢に戻った。
さっきまではいていた下着をポケットの中に突っ込んで、先生は間近からお尻を覗き込んだ。
「こっちの穴もきれいなピンク色か……」
おそるおそる後ろを向くと、先生がお尻を左右に割り開いて、中心にある穴をまじまじと見ていた。
しかも、顔を近づけて匂いまで嗅いでくる……恥ずかしさのあまり体温が急上昇するのがわかった。
「あ、あの……そっちは、だめ…………です」
「どうして? こんなにきれいでかわいい穴なのに。ひくひく震えてるな……本当は触ってほしいんじゃないの?」
「ち、違いますっ! そっちは……その……」
大きな声を出すと、先生もさすがに諦めたのか左右のお尻を割り開いていた手を離し、太ももに手を絡ませ、撫で回し始めた。
お尻の穴への突き刺さる視線を感じなくなり、ゆたかは一安心するが、奇妙な心の高ぶりは、まだ残ったままだった。
「ひうっ、はあぁ、んっ……あう、っ」
太ももの上を緩やかに踊る先生の指、スライドし、ターンし、ジャンプし、着地する……
まるでフィギュアスケートの選手のようだった。
めまぐるしく動く指はゆたかの感じやすい部分を的確に押さえており、沈み込む指がツボをちょうど突くことで
肌はさらに熱っぽくなり、身体の力はどんどん抜けていった。
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ゆたかの真っ赤に染まった頬からは、激しい運動の後で燃え立った快活さが再び覗きだす。
菊門に触れたことで恐怖感を呼び起こしてしまったかと不安にも思ったが、どうやら大丈夫のようで、男は安堵の息をついた。
「太ももしか触ってないのに……相当感じやすくなってるね」
「あ、はあっ、んんっ……だって、気持ちいい…………んはああぁ」
熱を帯びたゆたかの柔肌、指を押し当てればクッションのような柔らかさを楽しむことができるが
みずみずしい弾力と張りも持ち合わせており、わずかに指を押し返してくる。
内側に、そして上方に手を進ませると、太ももの肉はさらに柔らかく熱くなっていく。
「ひゃ、あうっ……んっ、はあぁ…………」
声が大きくなると、ゆたかは自分の口をふさいで喘ぎの大きさをコントロールしようとする。
いくら気持ちいいからといっても、見つかりたくはないのだろう。
「……何か聞こえるな、誰か来たかな?」
口を押さえたまま肩を、お尻を震わせるゆたかの仕草がかわいくて、男は嘘をつく。
「ごめん、気のせいだった」
「っ、んぅっ……先生…………ひいああっ!!」
男の言葉が嘘だとわかると、ゆたかは泣きそうな顔をしてこっちをにらみつけた。
普段の小動物のような愛らしさとは異なる剣幕に男は一瞬たじろぐが、すぐにスリットに指を突っ込めば
その怒りもどこかに消え去ったみたいでお尻を高く突き出したままベッドに身を任せる。
「やっぱり、まだ恥ずかしい?」
「………………」
片手をお尻に添えて、やわやわと揉みしだきながら、片手の指で秘裂と陰核を指でなぞる。
泥濘と化したそこは、指が動くだけで、含んだ愛液をじゅぷっ、ぴちゃっとこぼし、太ももやシーツまで汚していく。
「ひあっ……誰か、来たら、んんああっ!」
大声を出した途端、ゆたかの肉鞘は収縮を開始し、入り込んだ男の指を締め付ける。
ぬめりのある水分をたっぷりと蓄えた粘膜は、引き抜き、差し込みを続けるだけで男の指をふやけさせていき
発する水音も粘度の高いものへと変わりつつあった。
「誰かって? 岩崎さんとか?」
「んん、はあっ……みなみ、ちゃん……? そ、そんなの絶対にだめですっ」
昇天しそうにうつろな顔を向けながら、ゆたかはシーツを掴む。
ぎゅっと小さな手に力を込めるのを見ながら、男はもう一度ゆたかのお尻に顔を近づけた。
「やっぱりお尻の穴触らせてよ……汚くなんかないって」
お尻の谷間近くで鼻を鳴らして匂いを嗅ぐと、こもった汗の匂いがした。
むわっと立ち込める甘酸っぱい匂いに男はたまらなくなり、親指で小さな窄まりを軽くつつく。
「ひ、ひゃあっ……だめ、そっちは、やああぁ……先生、だめ、だめぇ」
だめと言いながらもゆたかの抵抗はそこまで激しくない、それどころかお尻を振り立てるその姿は色気たっぷりの艶かしいもので
むずがるゆたかを無視して、男は野菊を思わせる乱れのない皺に沿って指をなぞらせた。
「ピンク色で、小さな蕾みたいだな。これだけかわいいと、こっちに入れたくなるな」
親指を押し込み、人差し指を入り口のほんの浅いところをほじる。たったそれだけのことであっても
ゆたかの反応は著しく、割線の窄まりは、歯噛みする赤ちゃん猫のように指先を噛み締めてきた。
「ひっ、ううっ、ああん、はあ、ああぁ……!」
かわいい尻たぶの一番奥にある、愛らしささえ覚えてしまうゆたかの菊腔、そっと人差し指でつついてみれば
まるで指先を受け入れるように肉門が口を開いた。
その穴に指をねじ込んでいくと、ゆたかの背中が弓状に反り返る。
男はしなやかな背中のラインによって指を滑らせると、ゆたかは腰を泳がせて、菊穴を一気に締め付ける。
「あ、あ、ああんっ……やぁ、あっ……せんせい、んあああっ」
入り口の締まり具合なら膣穴以上だろうかと、背中、腰、お尻と下らせた指を蜜海に飛び込ませ
ぐちょぐちょになったそこで泳がせる。
後孔はまったく開発されていないため、指一本を浅く潜らせただけでも強いこわばりを見せ、男の指はあっさりと押し戻された。
しかし、前孔はゆたかがオナニーを繰り返していたことで
以前よりもわずかではあったが男の指を柔らかく飲み込むようになっていた。
「ん、やっ、おしりの穴……だめ、あああんっ、あう、んうぅっ…………」
「……本当はそっちも好きなんじゃないの? 声がだいぶエロくなってきてるけど」
「そんな、ことっ……ないです、ぅ……はああん」
円を描いた指で窄まりを解していくと、それに合わせてゆたかの膣壁も男の指に噛み付くように締め上げてくる。
「ケツ穴で気持ちよくなるなんて岩崎さんが知ったら、どう思うかな?」
「んんぅっ、ああん、おしえちゃ、だめ……です、ああん、ううぅ……」
ぷりっとした小さなお尻は、天に向かって突き出される、眼前に晒された
巾着の口に近い形をしたアナルにぎりぎりのところまで顔を近づけて鼻を鳴らすと、ゆたかの途端に声のトーンが変わった。
「ひゃっ、ああん……んふ、だめ、だめぇ、ん……ああっ」
艶やかに光る薄桃色の後口が、魚の口のように開ききって、ひくつくように収縮していた。
その一方で、膣粘膜の多重層に絡み付かれた指は蠕動とともに奥へ奥へと導かれる。
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お尻をもじもじとさせながら、ゆたかは燃え上がる羞恥の炎に汗を浮かばせながら耐えていた。
自分でオナニーするときでさえも、こんなところを触ってはいけないという思いから、お尻の穴に触れることはなかった。
「んぅっ、あう、んんっ、はう……っ」
だから、先生がお尻の穴をマッサージすればするほどに拒否感は強くなる一方だった。
だが、皺になった部分に指先を立てられ、穴の入り口を押し広げられると
お尻から背骨を伝って、後ろ暗い喜びのようなものが全身に広がった。
本来は触れるべきではないところに指が当たっているという実感が
ゆたかの気持ちを異常なまでに興奮させ、結果として先生を誘うように悩ましげな熱い息が漏らしてしまう。
「やあ、っ……はあ、んっ、は、ひいっ……」
「もっと素直になってもいいと思うけど…………?」
肛門を指がくぐることで身体中に駆け巡るむずがゆい何か……全身を掻き毟りたい衝動に駆られながら、ゆたかは背中を震わせ
頭の中に残る刺激の余韻に、自分がおかしくなってしまったことを恥じつつも、もっともっと乱れたいという思いも膨らみ始めた。
「はあ、ひゃうんっ! んむぅ……ん、っ」
叫び声を上げると、ゆたかは先生にかじりついた。
直後、自分が大きな声を上げていたことに気がつくとドアのほうに目を向けて口をきゅっと閉じる。
「……ん、っ…………んふ、ぅ……ん」
先生の指が亀裂から深くに潜り込み、愛液を泡立たせるように膣口をかき混ぜた。
身体がとろけてしまいそうな刺激に、声を出して発散したかったが、口を押さえたまま喘ぎを押し殺した。
先生はそれをあざ笑うかのように指の動きを激しくし、容赦のない抽送で粘膜を擦り立ててきて
そのせいでゆたかの頭の中には白く光る火花がたくさん飛び始めた。
「マンコとケツ穴、どっちにチンポ入れてほしい? 俺はどっちでもいいんだけどな……」
先生の不意の問いかけ、そして後穴から勢いをつけて引き抜かれる指……性感帯ではない場所への愛撫が終わり
ほっとするものの、背中を引っ張られるような後ろめたい気持ちが中に消えたことに、ゆたかはなぜか寂しさすら覚えてしまう。
「…………ふ、普通の穴で……」
ただ、気持ちいい反面、これ以上の罪悪感には耐えられそうになかった。
「わかったよ、じゃあケツ穴はまた次回ってことで」
この次も、またお尻の穴を攻められてしまうだろうか……
今度は断ることができるだろうかと不安に思っていると、先生はいきなり二本の指を膣穴に突き立ててきた。
「ひゃぅっ、んんああっ!」
汁をにじませた赤桃色の合わせ目に入り込んだ中指と人差し指は、洪水状態となった女芯を掻き広げる。
剥き身の粘膜には指先がぴったりと密着し、ゆたかが何もしなくても息づく生きた洞窟が指を締め上げ押し戻そうとする。
「指三本は、さすがに入らないかな……」
朱がにじんだ肉花には幾重にも襞が集まり、先生の指はよじれて縮こまったそれを広げて伸ばそうとしてくる。
自分でしたときとはまったく違う、荒波に飲み込まれるような快感……
先生の指使いは少し乱暴だったが、身体はそれを受け入れているようで
太い指を飲み込む肉の重なりは自分とは別の、妖しい生物なのではと思うくらいに蠢き、指を沈ませる。
「ふうっ、あああんっ……はぁ、う、っ……ひいうっ」
先に進むほどに花蜜は、白く粘度の高いものとなり
先生の指で撹拌されたそれはゆっくりと秘裂の下端から太ももを伝い細い滝を作る。
「クリトリスもちっちゃくてかわいいな」
開ききった花びらはねっとりと潤みに塗れており、先にあるクリトリスも例外ではなかった。
ゆたかの指先よりも小さいそれは、先生の愛撫を期待して突起物となっている。
「ひゃあんっ、あ、ううっ……んく、ああぁ」
当然上端にある突端にも触れたことはある、だがあまりに敏感だったので、小粒を隠す包皮はそのままに、外側からつつくだけだった。
それなのに先生は、突起を探り立てて莢を払い、中にある果実をもぐように指で押し転がす。
「ふああっ、あ、んっ……ひゃう、ぅっ……先生、んんっ……そこ、弱い、です……」
指が掠り、圧力を加えるたびにゆたかは声を絞り出し
お尻を振り上げてくねらせ、身体中で気持ちいいということをアピールしてしまう。
先生はそれを知った上で、クリトリスを引っ張り上げながらぬめる穴口に指を沈ませ
襞にそって指を蠢かせ、官能を煽っているのだろう。
太ももに手が当たる、なんだろうと思っているうちに、間に勃起した肉棒が入り込んできた。
脈動に驚いて脚を開こうとすると、先生はそれを許さず脚を閉じるように促した
「ゆたかがエロい声ばっかり出すから、俺も興奮してきちゃったよ……」
「え、ええ……っ、あう…………」
内腿の間を我慢汁を吐き出しながら前後するペニス、何がなんだかわからなかったが
薄白の液体が照り光る陰裂を亀頭が摩擦すると、腰が抜けそうなくらいに気持ちよかった。
「ああっ……すべすべしてて、いいなぁ、これ……」
竿が、挟み込んでくる太ももの肉をを掻き分けて進むと、楕円形に開かれようとしている入り口の上を滑り、粘膜同士を触れ合った。生々しく息づく秘口への刺激に耐えかねて脚を閉じれば、ペニスの硬さと脈動がはっきりと皮膚に染み込んできて
だからといって脚を開けばくちゅりと音が立ち
粘っこい汁に塗れた割れ目にペニスがもぐりこもうとしてきて、麻痺に近い気持ちよさが全身を貫く。
「あ、ああっ、ううん……はあ、や、ぁ…………」
「……そろそろ、いいかな…………?」
「………………は、はいぃ」
先生が何をしたいか、ゆたかにはわかっていた。気持ちよさに身体を痙攣させながら、軽くうなずく。
------------------------
蜜壷は絶えず収縮を繰り返し、淫靡にきらめいたまま、愛液とともに濃い匂いを吐き出していた。
その香りが先走りの牡臭と相まって、例えようのない卑猥な芳香となって二人の周りを包み込む。
「じゃあ、行くよ……」
「え、えっと……このまま、するんですか?」
男がゆたかのお尻を掴み、薄紅色の花肉の層に先端を宛がい
くぼんだ入り口の奥にある桃色の虚をふさいだところでゆたかが身を捩りだした。
「そうだけど、どうして?」
「後ろからなんて、恥ずかしいです。あの………先生のほう、向いても……」
羞恥と戸惑いが見て取れる紅の彩り、うっすらと涙が覆う大きな瞳、愛らしさの中に覗くしっとりとした潤い、男は思わず息を飲んだ。
「…………先生の顔、見ながらえっちしたい………………」
「そうだな……わかった……」
(あんまりいじめるのも、よくないよなぁ……)
ゆたかの素直なお願いに、少しやりすぎたかと反省し、焦ることはないと考えを切り替えた。
男は、ゆたかの身体を反転させて向き合うと、開いた脚の向こうにある毛の生えていない土手に肉頭を押し当てる。
そこは、一点のくすみもない白磁のような肌に、縦に刻まれたスリットは
その狭隘さの割に最大限に勃起した屹立をすんなりと受け入れる。
「先生…………」
女陰を組み立てているそれぞれの部品が、沈む亀頭によって口を開き、穴を大きくする。
処女穴を引き裂いた前回とは違い、ゆたかの膣孔は、圧着しながらも肉棒に合わせて形を変える。
オナニーを何度もしたというのは本当なのだろう、絡みつく襞の締め付けの中にも
先端から根元まで飲み込もうとする柔らかさがあった。
「あっ、んん……ぅ、はう、ふぁ、あ…………」
「動くよ……痛くない?」
ゆたかの小さな身体に覆いかぶさったまま、男は腰をゆっくりと突き動かす。
若さ、経験のなさを示す淡い彩色の粘膜をちらつかせる割れ口は、溢れんばかりの蜜汁によって妖しい光沢を放っていた。
押し進ませた剛直に四方八方から押し寄せるつるつるふわふわの粘膜……
シロップをかけたマシュマロのように柔らかく、強く突き上げたらすぐにでも崩れてしまいそうな頼りなさも感じられた。
「あんっ……! 痛い……っ、もっと、ゆっくり……」
「っ……ごめんごめん」
思わず感嘆の声が漏れるほど、ゆたかの濡れ花筒は心地がよかった。
そのためにピストンを強くしすぎてしまったようでゆたかが顔をしかめながら腕を掴んで前後運動を制してきた。
折り重なった肉の翅がカリ首に、頭裏と敏感なところを責める絶妙な甘噛みに
激しい突き上げをしたいという衝動を押しとどめつつ、男はゆっくりとした抽送を繰り返す。
「ひ、っ……ん、あう、はあぁ、んんっ!」
神聖な蜜芯はぽっかりと赤く口を開け、ペニスを飲み込む。
先端は肉の壁によって形作られた洞の肉奥を撹拌し、粘液を、さらに粘膜を抉り取るように突き進む。
水源から滾々と湧き出る甘蜜を、ペニスが舐め拭う。それに対して、柔らかな襞虫は肉棍棒に合わせて形を変える。
挿入の角度を右にずらせば右から、左にずらせば左から押し寄せてきた。
「はあん、んっ、んあぁ……っ、ふう、ひう……ぅ……」
ゆたかはわななき、伸ばした脚で空を切り、手をシーツを皺になるまで掴む。
汗ばみ赤く染まった肌、唾液に濡れた唇、髪の張り付いた額、伏目がちな瞳……
ペニスをくぐり進ませるごとに、秘められた官能が引きずり出されているみたいだった。
「相当オナニーしたみたいだな……チンポ、おいしそうに食べてるよ」
「んんっ、あああ……ん……んぅ、そん、なっ…………私は……」
ひらがなの”ろ”の字を、肉筆を駆使して肉層の中で書き続ける。
筒内に含まれた牡棹は、気がつけばわずかに根元を残すまでにねじ込まれていた。
さらに、ゆたかは根元を陰唇をぴくぴくと締め付けながら、奥で軽くスライドさせてきた。
その動きが意図的なものかはわからないが、これにより、ペニスはさらに先へ導かれていった。
「ん、んふっ……あ、ぅっ…………ひああぁ」
粘り気に富んだ番の肉びらの向こうには、何重にも折り畳まれた蝶の濡れ翅があった。
男がゆっくりと腰を沈めれば、ベビーピンクのびらつきがそよぎ、絡み、男性器をくわえ込む。
「ひゃあ、っ! 先生っ、んん…………ああ……っ!」
ゆたかはペニスによって粘膜をこねくり返されるたびにあられもなく声を上げる。
他の場所を触っていたとき、指で生花肉を構い立てていたときとは比較できないほどの嬌声。
「……声、大きいって……本当に外に聞こえちゃうよ?」
男の言葉に、ゆたかは陶然としつつも怯えた顔を見せ、シーツを掻き毟っていた両手で口をふさぐ。
男としても見つかるのは避けたかったので、ゆたかが落ち着くまでの間
肉壷の内部に矛先を進めることはせず、亀頭で泉の淵をやんわりとまさぐるだけにとどめた。
「ん、うっ……はあ、はあぁ…………も、う……大丈夫です」
淫溝は男の突き上げによって捲れ上がり、互いの性器がつながったその場所からは、突き込みのたびに淫花の雫が滴り落ちた。
経験の浅いゆたかの柔果肉ではあったが、自分で慣らしたことで
青さを残しつつも粘りつくようにぬたつき、たるまって男のペニスを食い締めていく。
「っ、じゃあ……もっと、激しく、っ……してもいい?」
「は、はいっ……んああっ、はう、んひ……ぃ……」
ゆたかが首を振ってのけぞる、まだ口をふさいだままだったので歓喜の声も、出口をふさがれてくぐもったものになっていた。
鉄竿が突き刺さった花園からは、甘露が大量に溢れ、かき回された狭い秘肉のあわいからは
絞りたての果汁を思わせる淫水が次から次へと湧き上がる。
「くうっ……ゆたか…………」
とば口から続く子宮に続く径は締め付けるばかりではなく弛みも見せていたが、亀頭を突き潜らせるごとに穴は狭隘になっていく。
まとわり付いてくる、ぷるぷるとしたゼリーの円環に構わずに進めば
狭い輪がさらに収縮を見せ、最後の入り口に向かう肉槍の行く手を阻む。
「はあっ、あああ……ん、ふう、ぅ…………んはあああっ!」
ひねりを咥えながら、少し動いて止まってと狭穴に先端をねじ込んでいく。
襞の間隔が細くなるにつれて、蠢動もより大きなものへと変化し、肉の洞窟が壁ごと侵入者に迫ってくるようだった。
さらに、裏筋は柔らかい潤いと粒立ちから刺激を受け、異なる気持ちよさが男をためらいなく射精へと追い込んだ。
性を感じさせないあどけないゆたかの膣内がここまで淫らなものだということに
男は驚きつつも柔襞の蠕動がもたらす強烈な快楽に、次第に理性を失い始めていた。
「……そんなにぎゅうぎゅうしたら、すぐにいっちゃうんだけどな」
せり上がってくる射精衝動があまりに大きすぎて、苦しいのか気持ちいいのかよくわからなくなってきた。
それでも、男は小さな花びらをまさぐり続け、螺旋状の模様が刻まれた蜜穴を突き捏ねる。
熱い水飴の壷の中をかき混ぜるような感触がペニスを包み込み、さらに秘壁の締め付けもあって
いよいよストロークが大きく荒々しいものへと変わった。
「ん、はあ、っ……ああん、あうぅ…………」
ゆたかの手がシーツから男の腰へ、ふらふらと上体を起こすとしがみついてきて
肉穴がもたらす圧力も変化し、襞環も不規則に形を変える。
肉棒によりくつろげ開かれた膣内は細かく痙攣し、熱い涙を侵入物に染み込ませた。
そしてそれが、蠢く真綿のような柔肉と淫刀の摩擦を弱め、ゆたかを気遣ったままの激しいピストンを可能にした。
「あうっ、んんっ……はう、ぅ」
一方で、膣洞いっぱいに膨れ上がった海綿体を、これでもかと食い締めることも忘れてはいないようで
ぬかるんだ花鞘は、探りたてる切っ先に対して収縮と弛緩、そしてわななきで返してきた。
「ひゃ、あんっ……先生、んぅ、うっ……んああ、もっと、奥まで」
「ゆたかがこんなにエロかったなんてな……思ってた以上だよ」
膣火口は、マグマを噴出すように、子宮口から結合部に向かって膣蜜をしとどに溢れさせる。
そしてそれ自体が芸術品を思わせる襞模様に浴びせかけ、突き込みを繰り出す男の抽送を促す。
すでに、男のズボンも、ゆたかの下腹や太ももも、シーツも花雫に汚れてしまうほどの、愛液の量……
ここまで濡れているからこそ、割り裂くように進む剛直も受け入れられていた。
「ん、あっ、ああ、ああっ! はあ、んううっ、ひう……!」
だが、これだけでは満足できなかった、無数の起伏や模様の奥にあるもう一つの入り口を、沼底を宝冠部をで貫きたい。
この思いは膨らむ一方だった。
------------------------
「はう、んんっ、ああ、ああぁ……」
先生のペニスが、下の口に隙間無く咥え込まされていく。あられもなく開かれたその部分は
太いペニスによってすでに限界近くまで押し広げられていた。
しかし、湧き立つ泉のおかげで、処女を奪われたときと比べれば痛みはほとんどなかった。
さらに、あの時以上に気持ちよさが全身を包んでおり、交互に訪れる浮遊感と落下感、膣壁の収縮と亀頭の突き上げ……
全ての感覚が一つになって、悦びへと置き換わり、ゆたかを支配しつつあった。
「……こっちのほうは、どうかな?」
「ふあっ、あ、んんんっ、ひゃ……あ!」
先生が上方にある突起を指腹で押し撫でてきた、不意打ちに、ゆたかは思わず上半身を傾斜させて倒れ込みそうになってしまう。
さらに、クリトリスの周囲を這い回る指は、フードをむき、露出した小粒の頭部を構い立てる。
ダイレクトな刺激に、呻き、喘ぎつつ吐息をついて、全身を伸びきらせた。
「っふう……ああん、せん、せい……はううんっ」
突端から広がる快楽に夢中になっていると、さらに奥のほうまでペニスがめり込んでいく。
身体中を揉み抜かれ、腰がとろけてしまいそうなほどの気持ちよさ、浴びると本能はとっさに叫びを上げようとした。
「っ……、ん、ぅっ…………!」
だが、もちろんそれは許されない。ここは学校の保健室で、いつ誰が来るかわからないからだ。
必死に自分を押さえつけたまま、ゆたかは脳にまで直接響くような、しかしねっとりと甘くとろける感覚に身を浸していった。
「…………失礼します」
「ふえっ……あ、うぅ…………みなみちゃん……」
膣穴を突き貫くペニスに愛しさすら覚えたところで、ノックの音、そして扉を引く音が聞こえた。
足音がカーテンのすぐそばにまで近づくが、先生は腰を動かすのをやめてくれない。
「せ、先生……みなみちゃんが……」
「わかってるよ、だから……うまく追い返してくれないかな? カーテンはくれぐれも開けさせないように」
ひそひそとささやいている間も、先生の肉器が開ききった孔の中に打ち込まれ続けていた。
こんな状況にもかかわらず、先生は信じられないほどのパワーとスピードで
休みなく巨大なシャフトを膣奥に向かわせようとしていた。
肌がぶつかる音が静かな部屋の中に響く、みなみに聞こえてしまうのでは……とゆたかは喘ぎを潜め薄布越しの彼女の様子を窺った。
「ゆたか……具合、大丈夫?」
「あっ……う、うん…………んんっ、だい、じょうぶ……だよ? みなみちゃんこそ……委員会のっ、ほうは……?」
「……話し合いが長引いて、途中で休憩取ることになったから……開けても、いい?」
「だ、だめえっ!」
みなみの言葉に、全身がさーっと冷たくなり、考えるよりも先に拒絶の意思を投げつけていた。
「……どうして?」
先生のペニスが一番奥を遠慮がちにノックし始めた。
感電してしまったのではと思うくらいの強い痺れと、その後に残る、ふわふわと落ち着かない気持ちよさ。
考える力を奪ってしまうほどの快感が全身をぞよめかせ、閉ざしたはずの口の端からは声が漏れてしまう。
「んふ、うっ……はあ……ぁ、えっと…………ひゃ、っ」
「ゆたか…………?」
みなみの声のトーンが変わる、たぶんゆたかの態度に不審なものを感じたのだろう。
先生のほうを見て首を振るが、子宮にまで向かうくらいの突き上げをやめてくれる気配はなかった。
「……調子が悪いなら、ここにいるけど」
獰猛なペニスの動き、身体の奥まで抉り取られるようなピストン運動……声を出さずにいられるのが不思議だった。
肉と肉の合わせ目から発せられる愛液と先走りの混合汁を溢れさせる音、自分の湿っぽい息遣い……
全部みなみに聞こえているのでは……と不安が脳裏を掠めた。
「開けるね…………」
「だめっ! 絶対にだめ!!」
みなみに対してここまで声を荒ぶらせたのは、これが初めてかもしれない。
自分を大切にしてくれるのはうれしいが、こんなところは見られたくない、早く出て行ってほしいと
動揺と羞恥の感情にゆたかはひたすら祈り続けた。
「どうして? 何か…………あるの?」
みなみの疑問はもっともだ、何か答えないととゆたかは頭をフル回転させるが、彼女を納得させる言葉は出てこない。
その間も、先生は身体が揺さぶられてどこかに飛んでいってしまいそうな強烈なピストンを続けている。
「ん、ぁあ……っ、まだ、ちょっと……寝ていた、い……からぁ、んんっ、はあ……」
みなみと話しているのに、穴はぐにゅりぐにゅりと蠢き、争ってペニスに食らいついていた。
大切なお友達の前でセックスをしているという後ろ暗さ、みなみにとんでもないところを見られてしまうかもという恥ずかしさ。
頭の中ではわかっていた、今すぐそそり立つ肉剣を引き抜いて、みなみを心配させないために何事もなくふるまう必要があると。
しかし、身体は、心は先生のペニスを求めていた……みなみにそれを邪魔されたくないという気持ちさえ芽生えてしまう。
カーテンの向こうで、みなみはどんな顔をしているだろうか。みなみのことを考えるほどに
こんなことしてはいけないという気持ちが強くなるが
それが逆に子宮を起点にして広がる快美のおののきとなっていき、ゆたかは自分を疑った。
「そこに、誰かいるの?」
頭の中は今にも真っ白になりそうだった、身体中のすべての感覚が快楽を浴び、それが光の束となって脳内を駆け抜けた。
早くいなくなってほしい、でもみなみにも見てほしい……両立しない二つの気持ちがゆたかの心の中で大きく膨らむ。
ゆたかとみなみのやり取りの間も、先生のペニスは太まる一方で、収縮する子宮口は悦びに震えおののいていた。
埋没する男性器の先っぽがそこを遠慮なく突くと、痙攣する膣壁が肉棒を押さえつけるように圧迫した。
「ん、はあっ……誰も、いない……よぉ…………みなみ、ちゃん……私…………」
「わかった、何かあったら呼んで……」
ドアの閉まる音、遠ざかる足音……ようやく安心できたが、そうすると今度は激しい官能の波がゆたかの身体を飲み込む。
「岩崎さんにばれてたりして……」
「そんなこと、っ……ないです………ああ、んんっ!」
糸のようなか細い声は、暴れるペニスのせいではばかりのない嬌声へと変えられる。
しかも、その動きは荒々しくなり続け、一番奥の行き止まりは何度も何度も突き押されていた。
「うっ……ゆたか、そろそろ…………さっきから限界だったんだよ」
先生の動きが激しくなった理由がようやくわかった、ゆたかはしばらくためらったものの
狂おしく腰を跳ね上げさせたまま先生に抱きつき、両脚を絡めてしがみついた。
「……中に出しても、いいんだよね?」
「は、はいっ……先生の…………いっぱい、ください……ああああああっ!!」
頭の天辺から突き抜けるような声を張り上げると、ぎこちなく身体を揺さぶった。先生よりも早く、自分がいってしまいそうだ。
「それなら、っ……遠慮はしないからね」
オナニーのときよりもずっと気持ちがいい、膣内で存在感を増し続けるペニスに
他のことを考える余裕はすべて奪われ、ゆたかは絶頂への階段を上り続ける。
「はあうっ、あ、ああんっ、気持ちいい、先生のっ……おちんちん、はあ、はあ、んうっ……もっと、あああんっ」
子宮の入り口を打ちのめされたことで、オーガズムが一気に近づいた。いくかいかないかの波間で漂っていたゆたかを
先生の一打一打は絶頂へと引き上げた。
まるでエレベーターのように、一度そこに乗っかってしまえば、あとは上るだけ……
頭の中に飛ぶ火花がゆたかの視界まで白く塗りつぶす。
「ゆたか………ううっ!」
「あ、ああぁ……先生の、んんっ……はあ、ぁ…………っ」
先生がくぐもった声を出した次の瞬間、猛々しく反り返った先端から、すさまじい勢いで精液がどろどろと噴き上げてくる。
それはお湯のように熱く、下腹部がやけどしそうなくらいの熱を帯びていた。
一回……また一回と膨らんではしぼんでを繰り返す亀頭からもたらされる精液のほとばしり。
煮えたぎったそれが子宮に注がれることで、ゆたかも絶頂を迎えた。
「はあ、ああん……ぅあ、ああぁ……いっちゃう、いっちゃううぅ」
髪を振り乱して、しゃくり上げながら、滑白い裸体に先生の胸に柔らかく崩れ伏す。
自分がどこか遠くに飛んで行ってしまいそうだったので、ゆたかは先生の背に爪を立てて身体の支えにした。
ブリッジに近い体勢になって、同時に膣内の収縮と締め付けも最高潮となり
まるでおもらしでもしたかのように愛液が洪水となり、ゆたかと先生の股間をぐっしょりと濡らす。
「ふう……ゆたか………………?」
花液のほとばしりを感じながら、遠くに先生の声を聞きながら、ゆたかはゆっくりと意識を失った。
「ゆたか? どうしたんだ? しっかり…………」
「…………先生、こんなの……誰かに見られたら……」
保健室での二度目のセックスの後、ゆたかと先生は毎日のように交わり続けた。
教室、体育倉庫、電車の中……いつも、誰かに見つかりそうな場所で身体を求められていた。
最初は恥ずかしくて死んでしまいそうなくらい嫌だった。
しかし今では少し慣れて、周りの目を気にしつつだったが、肌を露出することができるようになってしまっていた。
「ゆたかはそればっかりだな、大丈夫だって」
ゆたかは先生の前でスカートをたくし上げる。
夜の公園、それも茂みの中ということで簡単に見つかってしまうような場所ではなかったが
外ということもあり、ゆたかはいつになく緊張していた。
「ちゃんと捲らないとマンコが見えないぞ……ほら、もう少し」
「は、はい……っ」
間近で覗き込む先生、熱い吐息が毛の生えていない秘所に吹きかけられると、手足を落ち着きなくもじもじと動かしてしまう。
肌は焼け付くように熱くなり、やがてそれは興奮に、悦楽に置き換わる。
「………………」
すぐ近くで茂みががさりと動く……誰か来るのでは、とゆたかは身を硬くしたが、全身を駆け巡る緊張感が妙に心地よかった。
「どうしたの……?」
「……なんでもないです、先生……早く…………」