【嘘予告】エロパロ予告ネタスレ【ワンシーン】

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1名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 06:19:50.87 ID:o7c7qElb
エロ創作活動のふいんき(何故かry)を楽しみたい
妄想だけだってイイじゃない! 書いてみたいけど時間がないんだもン!
今日はこれだけだけど、いつかはこんな話を書いてみせるンだからネッ!

とかそんな感じの人々が集う【予告編】スレです


嘘予告でもイイし、本予告なんてもちろん歓迎!
新番組告知風でも劇場映画予告編、ゲームのトレーラーっぽくっても可
新聞の書評やハヤ◯ワ文庫の解説目録風紹介文だなんてまったくもって心が躍る!
別にオリジナルだけじゃなくたってイイかもしれないし、予告編にすらこだわらなくてもイイかもしれない
思いついたワンシーンでもプロローグでも、エンディングだってかまわないのよーッ!!
エロパロ住人は度胸! なんだって試してみるもんだろ!

とかそんな感じの【予告編】スレなのです

※元ネタ:【嘘予告】創発予告ネタスレ【ワンシーン】@創作板
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1292428571/l50
2名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 18:42:10.54 ID:9/1UEsXG
ちょっと期待
3名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 12:36:33.83 ID:E0KMjtaK
同じく期待
自分では思いつかないけど
4 忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2011/07/14(木) 23:35:41.84 ID:03mVwlaj
それは、ほんのちょっとの悪戯のはずだったんだ。

「妹たちには……内緒ですからね」

毎週30分の、夕方から始まる、やたら気合の入った人形劇番組。僕と三姉妹は居間に集まり、食い入るようにテレビ画面を見つめる。
しかしそれは、先週までの光景だった。今週から、人形たちの活劇の時間は、僕と彼女の秘め事の時間に変わる。

「仕方なく、仕方なくですからね、こんなのは……」
「見つかったらどうしようか。ほら、僕らとあいつらはこんな近いじゃないか」

僕は彼女に手を伸ばす。白く華奢な彼女の背中が、びくりと強張った。

「み、見つかるわけ……あの子たちはテレビに夢中で、私たちなんか全然気にしてないですっ」
「君が声とか出さなければ、ね」

呼吸が荒くなる。不自然な衣擦れがする。彼女は頬を染めて、僕の方を見ていた。
彼女の妹たちだけは日常のままだった。無邪気な瞳を煌かせて、番組に没入していた。彼女らのすぐそばで、本当にすぐそばで、僕は悪戯を続ける。

「妹たちとは違って、もう子供じゃないんだろう?」
「だ、だめですっ、耳、なんかっ、い、いじわるしないでっ」

彼女の耳朶は微かにしょっぱかった。そんな味も悪くなかったけど、僕は彼女の普段見れない態度に夢中になった。
妙な物音を立てないよう、彼女の身体をしっかりと抱える。彼女の初々しい身じろぎが、全身から僕に伝わってくる気がする。

「ん、んぁ……はぅ……」
「声、押さえて。気づかれちゃうよ」

彼女の鼓動が近い。でも、もうすぐアイキャッチが入る時間だ。僕は彼女を解放する。
テレビのモニタから離れた妹たちの視線が、姉に向けられる。『お姉ちゃんどうしたの?』
彼女はしらじらしい台詞でその場を取り繕うとしていた。CMが終わり、もう一度アイキャッチが入った。
彼女の瞳は、少しばかり潤んでいるようだった。また、悪戯をはじめようか。

「へ、変態がここにいますっ、こんなこと、続けられたら、私は……」
「『私は』いったい、どうなっちゃうのかな? 君のそういうとこ、僕はもっと見たいよ」

ねぇ、僕はもっと見たいんだ。見せてよ、君の素敵なところ。

「いい匂いがするなぁ。女の子って不思議だよね。どうして、こんなにいい匂いがするんだろう」
「っ! まさか、あの子たちにまで手を出したりは」
「何かな。嫉妬したの? だいじょうぶ、僕だって子供に手出したりしないよ」

画面の中で追い詰められた人形劇の主人公より、彼女は切羽詰った顔をしていた。彼女のそれは、ひどく嗜虐心をそそった。じっとりと肌に乗る汗まで、甘い。

「でも、君は――お姉ちゃんは、子供じゃないからねぇ」
「そんな、触り方しないでっ、いっ、あぁっ、私、何かおかしくてっ」

僕と三姉妹は、皆手に汗を握って興奮している。なのに、僕らはこの居間から、ひどく浮いている感じがした。
ほんのちょっとの、何かのきっかけで、この均衡は破れてしまうだろう。例えば、変な声を妹たちに聞かれてしまう、とか。
あまりに危ういこの空間、けれどその破綻を恐れているのは、僕と彼女だけ。バレるかもしれないという意識に、また興奮を煽られてしまう。

彼女は堪らず僕の部屋着に齧り付いた。これじゃ、後で涎の痕が着いちゃうじゃないか。
もう子供じゃないのに。いけない子には、おしおきしなければ、ね。体勢が変わってしまったので、彼女の泣きそうな目が見れなくなった。
構わず僕は責め手を強める。彼女の反応が可愛らしい。音無き嬌声が僕のシャツに滲む。彼女の手が、ぎゅっと握り締められる。もう少し、もう少しで、

「あっ――」

そこでテレビは、いつものエンディングテーマを流し始めた。彼女の妹たちは、人形の織り成す重厚なドラマにご満悦のようだった。
彼女だけが、お預けを食らわされた表情をしていた。僕は彼女を引き離しながら、三姉妹全員に聞こえるような嘆声をあげた。

「これは、来週が楽しみだね」
5 忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2011/07/14(木) 23:37:54.84 ID:03mVwlaj
よく分からんけど、こんなんでよかったのかな。

久しぶりに書いてみると、60行って短いね。
映画の予告とか大好きだから、このスレは流行って欲しいな。
6名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 00:25:28.11 ID:0437kgNp

私が、こんなに日曜日を心待ちにする時が来るなんて、その時までは想像もしてなかった。

「ふざけないでっ、あたしはあんたの遊びに付き合ってる暇なんか無いのよ」
「そんなことが、あり得るわけ無いでしょう。現実と妄想の区別がつかなくなったの?」

一週目。それは彼女が、まだ普通の人だったころ。

「や、やめてよ、あんた、絶対おかしいよ」
「何よ、一体何なのよこれは。あたしが、何したって言うのよ」
「今決めたわ……絶対に、あんたのことは許さない」

二週目。それは私が、まだ普通に戻れたころ。

「嫌、イヤだって、言ってるでしょう、ねぇ! 人の話聞いてるのっ」
「うそよ、嘘よそんなの、あたし、そんなの信じないわ」
「う、くぅう、離してよっ、あたし、もうこれ以上おかしくなんて――」

三週目。それは彼女が、まだ細い希望に縋っていたころ。

「い、あ、ひあぁあっ! も、もうやら、やらぁっ、ゆ、許して、ゆるしてぇ」
「こんなの、あたしじゃない、ねぇ、そうでしょう? ねぇ、ねぇってば!」
「もうあたし……普通には戻れないのかな……あは、ははっ、あんたなんかに、何言ってんだろ」

四週目。それは私が、まだ完全には壊れていなかったころ。

狂気よ、どうか彼女の儚い美しさを飾ってください。私の醜い心映えを隠してください。
彼女と私のためだけの日曜日が、もう少しで始まります。どうか、その日までは。
7名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 00:28:20.81 ID:0437kgNp
やばい、結構楽しいかも。
細かいとこ気にしなくて済むから思ったシチュや展開が書き放題だぜ!
8名無しさん@ピンキー
その時、僕たちはこのスレがあんな事になってしまうなんて想像してもいなかったんだ…