2 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 19:53:11.39 ID:y6h+0ZTv
2
3 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 20:28:39.61 ID:pYxNjHdL
前スレの住人はいつも私に甘えっこをくれました。
今度は私が住人(元からであるが)
私が
>>1にあげるのは勿論甘えっこ。何故なら彼もまた、甘えられたい住人だからです。
5 :
1/2:2011/06/24(金) 02:43:56.52 ID:wXe8xbB1
「糖分は生きるために絶対必要なんだ」
「…」
「生物は糖分を補給してそれを萌やし、生きるエネルギーにしている」
「…」
「植物は生活の中太陽の光を浴びてその身に糖分を蓄え、しかるべき時に使用している」
「…」
「俺にとってお前は大地であり太陽でありすべての源だ」
「…」
「つまり、お前が俺に甘えるのは必然であり必要なんd」
「嫌だ」
うちの彼女さんは少々可愛げがない
クールビューティーの天才少女で通っている学校内は仕方ないにせよ、こうやって休日に
彼氏の部屋で二人っきりだと言うのに、全くイチャつくことを許してはくれない
「君の論理はいつも途中まではいいのだが、いきなり飛躍して空の彼方へと行ってしまうのが問題だ」
「彼氏の家まで来て彼女が本を読みふけっているのも問題だと思います」
「君は私の読まないような種類の本をたくさん持っているからな」
「高校生は普通論文や学術書なんて読みません。というか今更ラノベなんて読んで面白いのかね…」
「面白いさ。物語の上とはいえ同年代の人間のコミュニケーション方法が見られるからな。
私は今までも人付き合いの経験が希薄だったし、人付き合いが苦手だったからな。…君に、出会うまでは。」
少し俯いて本で赤い顔を隠すなんて、以前と比べるとだいぶ可愛くなったかな?
いや、いつも可愛いのだけれど、俺の彼女は!…ごめんやめて物を投げないでください。
「いい天気だぞ?外にでも出て散歩でもしないか?」
「こんな暑い中を歩きたくはない。」
「じゃあ映画とかどうだ?」
「どうせ君はガヤガヤしたアクションものを見るつもりだろう?騒がしいのは嫌いだ。」
「むう…」
なかなか意固地だな。家に来てくれるのはうれしいが、こうも毎回黙って本を読まれるとこちらもどうすればいいかわからなくなる
全部を暑さのせいにするわけではないが、汗ばんだ体のイライラもあって、少し乱暴な言葉を発してしまう
「…じゃあいいさ、俺はちょっと出かけてくる。本はいくらでも読んでもらっていいから。」
そう言って自室のドアを開けようとすると、背中に軽い衝撃が
振り返ると俺の背中にしがみつく彼女
「わ、私が悪かったからどこにも行かないでくれ!お願いだ!」
あまりにしおらしい態度と必死な表情に、こちらの気持ちもすぐに落ち着く
6 :
2/2:2011/06/24(金) 02:45:48.35 ID:wXe8xbB1
「…俺も悪かったよ。でも、一緒にどこかに出かけたりするのは駄目なのか?」
「う…」
やっぱり駄目なのか、と少し落胆していると、その様子を見て少し焦った様子で彼女は取り繕う
「い、いやそうじゃないんだ!」
そしてまたも俯いてモジモジし始める彼女
「その、あの、私は、君と二人っきりがいいんだ。
いつもわがままばかり言って申し訳ないと思っているが、君が嫌でも私は二人だけで過ごしたいんだ。
でも、いざ二人になるとどうしていいかわからないし、その、甘える、とかはどうすればいいのか…」
口元をもにゅもにゅさせながら人差し指をツンツンと突き合わせ、そっとこちらを見上げてくる
何この可愛い生き物
「!…か、かかか可愛いだなんてそんな…うぅ、ほ、本当に、可愛いと思ってくれているのか?」
思わず口に出ていたらしい。でもそんなの関係ねえ。
こちらから彼女を抱きすくめる
ひゃう、と思わず軽く声を出す彼女
「本当に思ってるに決まってるだろ。…大好きだよ。」
ううううううと唸りだす彼女。いきなりベッドに投げ飛ばされた
どこから出てきたその力。そしてあの、ちょっと顔が近いデスヨ?
「きみが、わるいんだからな」
顔を真っ赤にしている彼女。多分今度の理由は羞恥ではない
「きみがそんなことをいうから、わたしだってあたまでかんがえてはいてもがまんしていることぐらいあるんだからな。」
多分今回の赤面の理由は…
「もう、がまんできない」
興奮、ですよねー
その後の数時間の内容は、さすがに話せないな
まあ、丁度親がいない時だったのが助かった、とだけ言っておこう
どうだい俺の彼女、可愛いだろ?
ちょ、やめ、辞書投げんな、いや広辞苑はやb
--------------------------------------------------------------
いちおつ代わりの投下。常時あまあまなのもいいけど、チョコミント的な甘さもいいと思うんだ
ということで俺を甘えっ子ループから抜けださせなかった罰として、
>>1は普段クールな娘さんにリミットブレイクされて
三日三晩絞られる刑に処する
すごく好き
>>6 こういうのいいな
新スレ早々で悪いんだけど、前スレのSSを保管庫に置くには
新規ページ作って更新すればおk?
いや、そもそも第三者が勝手にやっちゃっていいのかな
9 :
wiki”管理”人:2011/06/24(金) 09:00:28.68 ID:szfGgQOI
>>6 クールで可愛い
蒸し暑さが吹き飛んだよ
>>8 あ、まだ権限の設定いじってなかった
誰でも管理できるようにしたので、保管していただけるのであればぜひお願いします
ちゃんと設定変わってるか不安なので上手くいかなかったら報告してください
ちなみに編集方法は、
ページ上の「新規ページ」→「新規ページを作成する」でページを編集し保存→そのリンクをスレ別まとめに貼る
順番はやりやすい方法で可
なるべく続きものは(〇〇(スレ番-レス番)の続き)みたいなのをタイトルに付ける
スレの流れから派生した小ネタや無題作品は、キーワードみたいなのをタイトルに載せる
みたいな感じでやってました
とりあえず前スレ分を保管。トリ付きで投下された分は作者別まとめにいれといた
無題作品にどうやってタイトルつけるか迷ったサーセン。タイトルって変更できないのよね
これで新スレの甘えっ娘を迎えられるといいな
>>6みたいな続き物じゃない短編を書いた時も名前というか、作者がわかるようにしておいたほうがいいのかな?
どうやら自分は文体に特徴がないようなのでどちらでも変わらないとは思うが。
しかし意外と誰も気付かないものだな。気づいててスルーされてるのなら悲しいけどw
>>14 そこらへんは好き好きとしか
文体に特徴があろうがなかろうが、作者の事情で伏せてることもあるから
そう軽々にまとめるわけにもいかんだろうしね
管理人氏と
>>12氏お疲れ様です
前スレ1000……
大丈夫、前スレ1000は保管庫にお引越しするだけだから
甘スレの最後の方はいつもほろ苦い余韻を残すよな
そういうところも好きだぜ
記念すべき糖度10も終わって甘えっ子の新たなステージに期待
前スレ1000おめでとう
そして保管庫更新乙
糖度11か……
スイカやトマトならだいぶ甘め、ブドウやミカンなら酸っぱめだな。
まだ甘さの足りないいじっぱりということか
え、違う?
甘えっ子の素質は十分なのに照れちゃって上手く甘えられないんだろう
照れてムキー!!っとなるタイプ
照れてうにゃぁ……となるタイプ
照れてつーんとなるタイプ
照れて黙ってうつむくタイプ
照れて冗談でごまかすタイプ
照れても冷静を装うタイプ
照れぬ
>>25 本当は
『照れても冷静を装うタイプ』
のくせに
いつものスレを覗いてみると面白そうな話をしていたので、三つ子の妹に告白してみた。
「大好きだよ」
1,長女の場合
「なっ…なにを言ってるんですかいきなり!」
「いやいや、いつも母さんの手伝いとかしてる家庭的なところとか素敵だと思うぞ?いやー可愛いな可愛いな」
「うぅ…に、兄さんのばかー!」
馬鹿呼ばわりされてしまった。うーむ…
「にいさんの、ばか…」
2,次女の場合
「あ、あうあう…何言ってるんだようにーちゃん…」
「いつも活動的でボーイッシュな感じがたまらんなあ。小麦色の肌は正義」
「ふぁぁ…」
なんか呆けられた。次!
「にーちゃんが好きって…にーちゃんが好きって…あぅぅ…」
3,三女の場合
「何を言ってるのにーに?熱でもあるの?」
「一番幼いのに一番毒舌な所が素晴らしい!。罵ってください!」
「馬鹿じゃないの?」
可愛い子の冷たい目線って威力あるよね…失礼しました…
「にいには変態さん、かぁ…今度からはトイレにでも押し入ろう、かな?」
結論:そもそもウチの妹達は甘えっ子ではなかったようだ。スレを見てニヤニヤする作業に戻るか…
あれ、こんな時間にどうしたんだ妹よ
誰があなたの部屋に来ましたか?
ニア 長女
次女
三女
新手の心理テストか・・・三つ子から報告を受けた母だな。
A 嫉妬に燃えた姉
まとめてかかって来い
長女だな
33 :
28:2011/06/28(火) 00:41:59.31 ID:b29lUBEs
いつものスレを(ry、三つ子の姉に告白してみた。
「大好きだよ」
1,長女の場合
「……」
「ふんわりした雰囲気とかいつも優しいところとかが、だ、大好き、だよ?」
「……」
む、無視された…さすがにショックだが、次行くか…
「おとーとくんが、私のこと、好き…うふふ…」
2,次女の場合
「ふーん、私も弟のこと、大好きだよ?」
「そっか、そんないつも明るいところが好きなんだ。これからもよろしく。」
「はいよろしくー」
さらっと流された、冗談だと思われたようだ。
「どうしよう、式は?、子供は何人?、てゆーか、キスとかえっちとか…えへへ…」
3,三女の場合
「そう…それで?」
「いや、そのクールで才色兼備なところがいいなあ、と」
「そう、ありがと」
ほとんど反応がない。どうでもいいと思われてるのか…
「さてと、夜這いの準備をしないと…」
結論:そもそもウ(ry
あれ、こんな時(ry
誰があなたの部屋に来ましたか?
ニア 長女
次女
三女
三人まとめて New!
妹3人と姉3人に母も現れて大乱交アマッシュシスターズだな!受けて立つぞ
取り合いになるなら、みんなで一つになればいいじゃない
by甘えん坊補完計画
くそっ!たった35レスで血糖値が二倍だと!?
実は兄妹と言いつつ血の繋がりはなかったんだよ!
という魔法の言葉。これで万事解決。結婚子作りなんでもござれ
妹×3と姉×3さらに母親召喚って、なにこの修羅場
主人公搾り取られるじゃないの
…………………………………………………
まだだッ!!
まだ、たかが主人公のムスコがやられただけだッ!!
しかし姉妹が複数いると困る。
いっそ姉妹との結婚もOK、一夫多妻もOKの国に移住する。
いつからハーレムスレに…。
ハーレムに憧れる彼と独占して甘えたい彼女の構図ですね
これこそ欲望だよ!素晴らしいッ!!
そういえば特撮が大好きな甘えん坊っていたっけ?
前に甘ゾンってネタは出てたけどな
「キャ、キャンディー食べる?」
後ろから声が聞こえて振り向くがそこには誰もいない。周りを見渡しても自分以外の人影は見当たらない。
気のせいということにして歩きだすと
「キャ、キャンディー食べませんか?」
今度は先ほどよりもはっきり聞こえた。しかしやはり誰もいない…。
思わず耳鼻科に行くべきか黄色い救急車を呼ぶかで脳内会議が始まりかけたその時、
いきなり目の前の景色が歪み、変なマスクを被った150cmの奇怪な人影が現れた
「キャンディー食べませんか…」
さっきと同じ声を目の前の生物?が発している。どうやらこの謎の生物がしゃべっているようだ…
おまけに先ほどより声が悲しげになっているような気がする。
「やっぱり私のようなダメダメ宇宙人じゃだめなんですね…」
何が駄目なのか分からないまま彼女?は腕のガントレットのようなものを操作し始める。
何処かで見たことのあるような光景だったので一応何をしているのか聞いて見ると
「えと、私たちの一族は恋に破れたら相手と一緒に自爆しなければならないという掟があるのでその準備を…」
やっぱりあれだ…、南米やLAでドンパチ賑やかなアレだ…。
というか恋に破れたってどういうことだ?
「え?地球人には好きな人はキャンディーを渡して思いを伝えるという習慣があるってお姉ちゃんが言ってたので…」
そのお姉さんはもしかしてLAではみだし刑事と楽しんでた人か…
「はい。一目惚れした彼をお持ち帰りしようとして家まで連れ込んだのですが振られてしまって、今はお星様に…」
ひょっとして南米のジャングルで筋肉モリモリマッチョマンと楽しんでたのも親戚か?
「それは私のお兄ちゃんです。甘ゾンで休暇中に『ウホッ!いい男!やらないか?』モードに入って猛烈なアタックをかけたのですがやっぱり振られてしまって…」
アタックって物理的な意味ですか?プラズマキャノン構えてOK!(ズドン、とかどんな求愛行動だよ…
というかお兄ちゃん男色だったのか… もうどこから突っ込めばいいんだよ…
「そんな…、突っ込むだなんて///」
そこ、変な想像をして顔を赤らめr、いやまずそのマスクを取れ。さっきから∴がチカチカしてて俺は怖い…
「あらやだ私ったら、顔も見せずに失礼しました」
マスクの脇のチューブを抜き、ゆっくりとマスクを外していく…
(なんと…醜いk)
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、私もすぐそっちに行きます…」
待て!早まるな!今のはあれだ、お約束というか社交辞令だ!州の条例でそう決まられた挨拶だ!
「そうなんですか?じゃあ、わ、私って綺麗?」
いや、その言い方も色々と不味い…。まぁ綺麗というよりも可愛いの方が正しいな…
しかし州知事、宇宙人不法滞在の撲滅とかいう拳のマニフェストはどうした?
そのような意味で申し上げたわけではないとかいうつもりか。お前は変わったな、昔はそんなじゃなかったが…
「私、不法滞在じゃありません!ちゃんとエージェントJの許可を得t」
そこ、混ぜるな危険って言葉を習わなかったのか?
ああ、色々と混乱してきた… ところでお前は、一体何だ?
「えと… 貴方にひ、一目惚れしてしまったので突き合ってもらいたいのですが…」
待て、その当て字は非常に不味い…洒落になってない…
「じゃあ、付き合って下さい?」
「全米で大ヒット」「全米で興行成績歴代一位」「観客動員数歴代一位」「全米で人気 No.1」「全米がモゲロと言った!」
『アマエター』 6月31日放送予定
この後、彼女の父親に一人前の漢として認めてもらうため、南極で血液が砂糖水な宇宙人の群れと壮絶な死闘(観客からの嫉妬的な意味で)を繰り広げることになるのはまた別のお話…
GJだがなぜ顔まであれにしたし・・・
飴リカ産の宇宙人たちはなかなかに攻撃的な容姿をしてるよね。
>>45 映画ネタ好きにはたまらんGJ
甘エイリアン編もあると考えてよかですか
>>45 南極は南極でツンデレの妹がいるんですね分かりますw
…この場合、クイーン=未亡人になる…のか?
ちょっと南極行ってくるノ
暑い、溶ける
この季節、甘えっ子に密着されたら乗り切れるだろうか
>>50 たしかクィーンって鎖に繋がれて卵産む為の道具扱いされてたよな…。
たぎってきた!!
>>51 むしろこうは考えられないか?
普段から密着されてるから、暑さに慣れている。と
>>53 むしろ24時間離れないから鎖で強制的に離れさせられてるんじゃないか?
スレ的には。
ん?てことは鎖から解放されたら今までの分も相まって…恐ろしいことになるな。
>>51 「暑いねー」
「そうだなー」
とかブツブツ文句言いながらも離れるという考えは一ミリもないとか萌えるじゃん
>>51 水風呂に入って思いっきり密着すればいい
そして甘えっ子にあてたりあてられたりすればいい
甘えん坊毒舌なんて言葉を思いついたが
どう表現していいのかわからない
甘え「ながら」トゲのある言葉を言う感じで。
↑ここ重要
>>56を例にすれば、
「これで抱きついても暑くないでしょ」
「やべぇよ、俺興奮してきたよ、大きくなっちゃった。」
「そんな…エッチいこと言わないでよぉ。…どうせ小さいんだからぁ」
「・・・」
「わわわっ!違うよ?私は抱きついてるだけで満足だからね?」
そうして彼女は抱きつく力を強くしてきた
駄目だやっぱり上手くできない。
最後の言葉もただの不満に見えてくる…。
>>57 むずかしいな・・・
「暑いねー」
「そうだなー」
「最近豚みたいに太ってきたよね?運動不足じゃないの?」
「お前がずっとくっついてるから、運動できないんだよ!」
「じゃ、じゃあ二人で運動でもしようか?」
「そうだな・・・じゃあ今から行くか?」
「ひ、昼間っからなんてダメだよ!」
「・・・何勘違いしてんだよ?プールのことだぞ?」
「ふぇ!?」
>45
久々に木曜洋画劇場を思い出したよGJ
【アーマエーター】
未来において、女性自立運動の急先鋒となる主人公を堕落させるため、未来から次々送られてくる甘えんぼうな刺客との戦い。
【アマムリン】
怪しげな老人から手に入れた、愛らしいペット"アマムリン"
決して破ってはいけない、三つの約束とは……
>>60 ・罵声を浴びせてはいけない
強い口調に弱い。長時間さらし続けると泣いてしまう
・酒を飲ませてはいけない
酒を飲むと、急激に嘔吐する
・真夜中に一人にしてはいけない
最も重要である。比較的温和で小動物を思わせるアマアイだが、これを破ると勝手にくっついてきて変態になり、
ヤンデレ気質の「アマムリン」に豹変してしまう。
アマムリンは変化した後の名前なんだよ、変化前の名前が思い浮かばないんだよ。
「キスモ」だな
増殖はしないのか?
どんなジャンルでも糖化してしまうおまいらはほんとうに甘マイスターだな
>>63 多分、十月十日に1体のペースで増えるんじゃないか?
「さて、目を覚ましたら、隣で女の子が寝てるんだが、どうした事か」
「ん〜…もにゃ?おはようございます」
「おはよう。あんた誰?」
「私はビフィズス菌です。貴方のお腹を守ってるんですよ〜」
「ああ、ビフィズス菌ね」
「あれ?驚かないんですね」
「まあね。知り合いにカビとかお菓子とかと付き合ってる奴いるし。ああ、そういえばヒルや蚊もいたか」
「それなら話が早いです。じゃあ膝枕いただきます♪」
「緊急回避」
コテン
「ひゃあ。ちょっと逃げないで下さい」
「なぜ俺が善玉菌を膝枕せにゃならん」
「だって今まで悪玉菌から貴方を守ってたんですよ?そろそろ御褒美くれたっていいじゃないですか」
「そんなに頑張ってたのか」
「そうです!迫る悪玉菌をちぎっては投げちぎってはなげ!」
「分かった分かった。確かにお礼くらいはしたいな」
「それじゃ改めて膝枕いただきます♪」
「緊急回避」
スッテン
「きゃひっ。だから逃げないで下さい」
「膝枕は俺がしてもらいたい。だからこっちで我慢してくれビフィ子」
チュッ
「!!?っみゎー!ななな何を!?」
「何ってキスだけど」
「そそそんな事は細菌のワターシでも知ってます!いきなりなんて驚くじゃないですか!」
「んー、やっぱりそうか。なら後はビフィ子のお願い聞くから」
「い、いいんですか?ありがとうございます!」
「ああ。膝枕でもいいぞー。どんとこい」
「じゃ、じゃあビフィ子って呼ぶのやめてくれませんか?」
「そっちかよ。可愛いなお前」
「か、可愛いって…照れまする…」
「…思わず抱きしめたくなる可愛さだよ」
ぎゅっ
「あっ…。とても、暖かくて、心地好い…です。」
「…俺も」
「えへへ。もっと甘えちゃっていいですか?」
「調子に乗ってきたな」
「腸内の調子を整えてますから♪」
「…お前は一生ビフィ子だ」
「あひゃ〜」
突然なんだこれwなんでビフィズス菌w
いや、萌えたけどさw
>>66 GJ
ちょっとヨーグルトを大人買いしてくる
ヤクルト400とかすげえぞ
400億人のヤクルト菌(本名L・カゼイ・シロタ株)娘が甘えてくるんだぞ
>>68 子「パパー、あのお兄ちゃん、1人であんなにヨーグルト買ってるよー」
父「コラ、人のことを指差ししちゃいけません!
ほら、あっちでお菓子でも買おうねー。
(ちっ、先客がいたか…)」
家に帰ったらヤキモチ焼きで甘えっ子な奥さんが青筋立てて仁王立ちしてるんですねわかります
突然だが、素直ヒートの男と甘えんぼうな女の子ってどうだろう
まず素直ヒート男がなんなのかを説明してくれ
ちなみに俺はツンデレvs甘えっこが好みだ
一瞬、男がツンデレで外だと亭主関白気取ってる癖に
二人っきりになるとべたべた甘えるもんだから
甘えん娘が外でもどこでも、べたべた甘え合おうと
男に様々な謀略を仕掛ける仁義無き戦いを妄想してしまった。
ママ!怖いよ
>>74がボクの頭の中を覗いてるんだ!!
魔王より(息子が娘化、ハッピーエンド?)
「パパ!パパ!魔王が私を連れ去ろうとしてるのよっ!」
「またいつもの甘えたがりか、魔王なんて居るわけ無いだろ!」
「おとうさん!本当に居るんだよ!魔王が私を息子に嫁がせようとしてるの!」
「なんだと!!娘はわたさんぞゲスな魔王め!!」
娘を抱きしめる父
「へへへ〜♪パパ〜守ってくれてありがと〜♪」
「あぁ私の愛娘よ、絶対はなさないからなっ!」
−娘は父親の腕の中で暖かい気持ちに包まれていた
77 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 06:10:52.66 ID:8jC8a6Ob
>>72でわからない人
素直ヒート=Gガン最終回ドモン
そのセリフがこれ↓
『お前が好きだぁぁあ!お前が欲しいぃぃぃぃいいい!レイィィィィィィン!!!1!』
男前なお姉様騎士(長い銀髪)が魔法使いの少年に甘えまくるという電波を受信した
というか、とあるサイトで読んだ小説のヒロインを甘えっ子にしただけだ、これ
ドモン自体は素直どころかツンデレだけどな
素直ヒート×甘えんぼうとか周りが近寄れないぐらい暑苦しいなww
甘えんぼうの相手になってる男ってキャラが濃いほうがいいのかな?
彼女に負けず劣らずの甘えん坊とか
漫画みたいな熱血漢とか
普通に普通で
甘えっ娘をベリッと剥がすことの出来る男のほうが安心
男の方もノリノリだと、某春日部在住五歳児漫画に出てくるあのバカップルみたいなのしか想像できんwww
確かに普通系は定番で安定感もあるけど、濃いキャラも見てみたいな
甘えっ子ものは恋仲になるまでの過程が省かれることが多いから、
二人ともキャラを立てて出会いから甘え倒すまでを描いたら面白そうだ
男も積極的なのって、単なるバカップルじゃないか?
バカップルだと「甘えっこ」とはジャンルが違ってくるような
むしろ極度の恥ずかしがり屋な故に
甘えっ娘に捕まったら死ぬかのような勢いで逃げまくる男とか
人前では恥ずかしがって全力で拒否するけど、
二人きりのときは全力で甘えさせるツンアマ彼氏
前に男泣き(自分のミスでチームが負けた)×甘えんぼうって考えたんだけど
別に彼女がいたら甘えんぼうじゃなくてもなぐさめるなって結論にたどり着いたことがあったな
寧ろ、男が女性アレルギー(物理的に)だと面白い
♀独特の匂いからダメ。髪の毛なんて肌に触れた日には蕁麻疹
外出する時はマスクや手袋欠かせない体質
ところがある日、相性最悪な甘えっ子に懐かれてしまい……
女性アレルギー克服ラブコメディ!
何か少女漫画にありそうだな
ついに甘えっこに合う彼氏を考えるスレに…
つまりこの話を参考にすれば俺も甘えっこをゲットできるはず!
甘えっ子とバランス取れてる彼氏?
このスレには一人いるじゃない、頭に「符」の付くあの男が。
>>89 昔とある個人サイトでそんなんあったわ
主人公が幼なじみの女の子アレルギーで、迂闊に接触すると本気で蕁麻疹出るわ熱出るわで、ぶっ倒れんの
そんで女の子に対してツンツン
なのに女の子(※ちっちゃくて子供っぽくて寂しがり屋)は主人公に構って欲しくてちょっかいかけまくるはナデナデシテ-!と突撃するわ…チクショウモゲロ
まあ、最終的には主人公が完全に落ちるしハッピーエンドだったけど
>>92 どこのサイトですか?
さあ、教えなさい。教えないともぎ取りますよ?
あはははははははははははは
>>89 むしろ
D・N・A2 〜どこかで無くしたアイツの甘えん坊〜
2週間近くなって新スレ乙だなんて(ry という訳で投下してみます。
Q.塩と間違えてないか?
A.砂糖入れたはずなんだけど
木にもたれて眠るのは、思いのほか心地が良い。
枝や葉が日光を遮って、睡魔を活発にさせる丁度良い温度にしてくれる。
そんな昼時の校庭で、音貫昌はのんびり眠ろうとしていた。
「……ぬあ?」
下腹部に何かが乗った感じで、間抜けな声を上げてしまう。
重い瞼を持ちあげ、手で擦ってみると、間近に女子の姿があった。
「見つけたよ、アキっ」
言うなり、少女は胸元に体を倒して密着した。昌の頭は幹に当たっているが、前方か
ら衝撃を受けてめり込みそうな痛みを覚える。
ゴツンと衝撃の後は、柔らかい感触が口に当たった。
「えへへ、お目覚めのちゅー」
「今から寝るとこだったんだよ」
抗議しながら、頬ずりって本当にあるんだな、とか思いつつ、乾布摩擦さながらの勢
いで頬を擦りつけ、自慢の長髪を振り乱している少女を引き剥がす。
整った顔が不満をあらわにして、ぷーっと膨れた。台無しだと感じることはなく、む
しろ可愛い。
「そもそも、目覚めのキスってお姫様にやるんだろ」
いかにも古風な語感が、口にするだけで羞恥をあおる。昌からすれば、彼女がやった
ことは眠りを妨げるキスだ。もうバッチリ目が覚めている。
「じゃあ、アキがちゅーして」
「じゃあ、ってなんだ」
目の前にいるのは眠っている姫君ではない。理由付けには全くならず、昌は迫ってき
た少女をぐいっと押しもどす。
起きないからキスした――とは、冷静に考えると危険な行為ではないだろうか。子供
心にはロマンチックなはずだったが、大きくなって観点が変わると、純粋に捉えられな
くなるから不思議だった。
「むー、アキには積極性がないよっ、なっちんのカレみたいに、私がちゅーしたらアキ
からもしてほしいのに」
「そこまでするのか」
知り合いのカップルを例に出して説明を始めた。昌も話の二人とは面識があるが、男
の様子を見た限りでは少女の話と一致しない。
何か変化があったのか……などと考えたが、むっと拗ねたような顔をしたまま、彼女
は体に乗ったまま動く様子はない。
仕方ないと溜息をついて、昌はその顎をとった。柔らかい唇が形を崩す。
「……ご期待に添えましたでしょうか」
とても短い口付けだったが、恥ずかしさが表に出て赤い顔になる。そのまま言うと、
長髪の少女はにっこり笑った。
で、また「ちゅーっ」と口をつけられ、キスがループする。しかし、一度体を起こし
たのに再び倒されて、後頭部はわずかに痛い。
それにしても慣れとは恐ろしいもので、一発してしまうと次回からは抵抗がなくなっ
てしまう。
一回目は一瞬だけの軽い口付け。
二回目は唇を押しつけて、ちょっぴり長めの接吻。
三回目は少女の背に手をまわして、ぎゅっと強いキス。
「……って、そろそろ離れてくれよ」
結局、昌も付き合って三回も唇を重ねてしまったが、抗議すると一転して、少女の頬
がふくれる。キスの後で少し紅潮していて、やはり台無しだとは思わない。
さて、少年は木の幹に頭と肩を寄せていて、下腹部に少女が乗っている。短めのスカ
ートで多少は隠れているが、見ようによっては女性上位の格好に思われかねない。
「アキ、もよおしちゃう?」
何か感じたのか悪戯っぽい笑みを浮かべて、少女はブラウスのボタンを外し始める。
鎖骨と下着が見え隠れし、キスまで何ミリというところまで接近され、昌はどぎまぎ
してしまう。
それでも、理性は抗って彼女を引き剥がした。
「まったく、昼間から何考えてるんだ」
思わずため息をつく。この木と周辺の草花を隔てて、近くにはベンチが設けてある。
そこに人の気配はないが、昼の時間帯ではいつ誰が使うかわからない。
キスならほとんど音は立たないからいいが――そこまで考えて、昌は自分の思考をき
らった。
なにしろ出会えばハグは当然、時には頬に口がつく。そこが往来のど真ん中だろうが、
学校の教室だろうがお構いなしだ。おかげで他の男子連中からはドス黒いオーラが向け
られ、女子からは黄色い声でからかわれる日が続く。もう少し自重できないかと思った
事もあるが、それが彼女の要素なら受け入れるべき……と、恥ずかしさが一向に抜けな
い身で考え、現在に至る。
いい加減、クラス内では『よくあること』で済ませてくれるので、この過剰なスキン
シップも日常化していた。
「ねえ、お昼は?」
「もう食べた」
だから寝ようとしてたんじゃないか、と欠伸をしてみせると、傍らに置いていたビニ
ールから、パンを取りだしていた手がぶんぶんと振り回される。
「そんな、ちょっと会えなかった時間の差で、アキとお昼を一緒にできないなんて!」
音量が倍くらいになった。
原因はひとつ前の授業がクラスをふたつに分ける方式を取っていたためだ。教室から
離れずにいた昌の方が、先に昼食を済ませていたので、結果、彼女が遅れを取っている。
大音量に思わず耳をふさぐが、駄々っ子みたいにわめく少女をなだめて、昌はふと思
いつく。
「わかった、じゃあ何か買ってくるから。それでいいか?」
掴んで振られていたパンの包装は、すっかりシワだらけになっていた。ぐす、と鼻を
鳴らして、包みに親の仇を睨むような視線を向けていた長髪の少女は、そこで小さくう
なずいた。
それから一秒、二秒、三秒。
四秒、五秒…………十秒。
女性上位に見られかねない姿勢のまま、さて一向に動く気配はない。
「相手は購買だ、行かせてくれないか?」
売れ残りに期待しているわけではないが、缶ジュースの一本でもあれば彼女と一緒の
昼食にならないものか、と提案したものの、しかしなにもおこらない。
代わりに少女は袋から包みを取り出し、それを昌につきつける。
「ん、いいのか?」
訊くと、頷きが返ってきた。昌がパンを受け取ると、彼女は振り回していた包みを開
け、中身をひとくち。
もぐもぐと咀嚼している様子が小動物に見えて、どこかほほえましい。
「ありがとうな」
四葉の三色パン、とは名前と味が一致しなさそう、とか思いながら礼を言うと、昌は
包みを破ろうと手をかけた。
「……かっ」
少女は息を詰まらせたような声を上げた。
何事かと注目すると、真っ赤な顔でわずかに震えている。
「勘違いしないで、これは私の為、アキと一緒にお昼を食べたかっただけで、決して一
人で食べようとかうっかり二つ掴んでたとか、そういうわけじゃないんだから!」
「分かってるって。はい、力抜いて」
一気にまくしたてているところに、頭を撫でる。すると、うーっと小さくうなって、
次第に体の硬直が解けていく。
さりげなくドジを踏んだことがわかったが、そこには触れずに昌は頭を撫で続けた。
パンの二つくらい一人で食べられるだろうからともかく、おそらくワゴンから掴み取る
時、別の包装も一緒にしていたか、あるいはシールで二つが貼りついていた場合だろう。
この時間帯に戦場と化す購買では、それに気づいてワゴンに戻す方が難しい。
「嬉しいから礼を言ったんだ、な?」
ぽんぽんと頭を叩くと、黒髪の少女は顔をほころばせ、体を密着させた。
礼を言われるのに慣れていないのか、時々こんな口調になる。それも彼女の要素であ
って、中々に面白い。
「そうよ、私の為、私のためなんだから」
「うんうん」
そこまで口にして、昌は自分から少女を抱きしめていたことに気がつき、焦る。慌て
て引き離すと、照れ隠しにむしゃむしゃとパンを頬張った。
少女は調子を取り戻したのかくすくすと微笑んで、
「もう、照れ屋さんっ」
と、昌の頭を小突いた。
しかし、彼が落ち着かないのは他にもちゃんと理由があって。
「……で、いつまでこの体勢なんだ」
未だに乗られている状態だったことを思い出し、恥ずかしくなって顔が熱くなる。少
女が腹に乗った状態でパンを食べている光景が、昌の頭にはひどく謎だった。
が、彼女は対して気に留めた様子もなく、もぐもぐと咀嚼している。
「ホントに繋がってたら集中できないね」
「やめてくれ食事中だ」
腰を支えて突き上げるとか、そんな淫らな光景が広がりかけ、少年は頭を振った。こ
んな時に想像しても仕方がない。
「ああ、もうっ!」
耐えきれなくなってパンの残りを詰め込むと、そのまま腕を組んで瞼を閉じる。
「寝るっ! 休みが終わる前に起こしてくれ!」
「ち、ちょっとアキっ!」
あっけに取られた少女だけが、眠った男の下腹部に座って昼食にしていた。
目が覚めると、やけに体が軽かった。
直前まで腹の上にいた少女は、今は肩を寄せて隣で眠っていた。あどけない寝顔が可
愛らしくて、昌はつい見入ってしまう。
息の音が近く、不思議と心拍数が高くなって。目の前にいるのは姫君ではないけれど、
そんな無防備な姿が彼を妙な気持ちにさせる。
「……もよおしちゃった?」
「バッチリ起きてました!?」
少年は驚きのあまり後頭部を木にぶつけた。
口を付けてからほんの数秒で、少女は目を覚ました。指で唇を押さえるようにして、
しかしその顔には笑みが浮かんでいる。
「寝てたらキスされたのか分からない、って言ったでしょ?」
自信たっぷりに言うが、実際そこまで計算ずくだったわけではない。
少女は内心ドキドキしながら、目を丸くしている少年を見据えた。
「ツキ、休みが終わる前に起こしてくれって言ったよな……」
はあ、と溜息を一つして、昌は手元の時計に目をやった。一緒になって少女も覗き込
む。
「たいへん、じゅぎょうがはじまってる」
「えらく棒読みですね」
事実として、授業を寝過ごした。
しかし、少女――ツキ、こと東條皐月は別段焦るふうでもない。成績優秀とまでは言
わないが、普段の真面目な姿勢とは異なる態度だった。
サツキだから彼女はツキ――少年の方はアキラだからアキと、ふたりの間では呼びか
た呼ばれかたにどこか特徴的なものがあった。
「そうやって他人に丸投げする方がどうかと思うの! ……いや、アキの寝顔が可愛い
からもっと見ていたいなーとか、目の前で寝てると私まで眠たくなるっていうかそれで
寝過ごしちゃったんだけど……もうっ! なんだか私だけ悪いみたいな言い方した!」
真っ赤な顔で、両手がポカポカと打撃を見舞う。特別痛い訳ではないが、ダメージの
蓄積を抑えるため、昌はとりあえず皐月の頭に手を置いた。
ゆっくり撫でていくと、次第に攻撃の手がやむ。行き場のない手を地面につけて、さ
れるがままになった。
「先に目が覚めたけど、ぐっすり寝てるから起こすのも悪いなって思っただけよ……」
小声で本音を漏らした。しかしそれなら先に行ってしまえば良いものを、わざわざ付
き合ってサボタージュを決め込んだ。彼女の性質ゆえと思えなくもないが、どう突っ込
めばいいのか複雑になる。
しばらく続けていると、なんだか小動物を相手にしているような気分になった。
「アキ、キスしよ……」
突然のことに、昌はぽかんとした。
ボタンの外れたブラウスが揺れるたび、奥の白い肌と下着が垣間見える。外したまま
眠っていたのか定かではないが、動作の一つひとつが正常な思考に割り込んできた。
皐月の目にはうっすら涙が浮かんでいるように見え、それが抱きつくように密着し、
心臓のリズムが倍くらいまで跳ね上がっていく。
「ぐ、むうっ……!」
顔が近くなったと認識したのはほんの一瞬。いきなり口が重なり、対応できずに呻く
ような声が出る。
引き剥がすような力が出せず、一方的なキスで昌の呼吸は荒くなった。
「ほら、授業に戻らないと……」
しかし、黒髪の少女は掴んだ手を放してくれない。潤んだ瞳はそのまま、付近に人の
気配が無いのも手伝って、雰囲気に流されそう。
駄目だと警告していた部分も、再度の口付けで白旗を上げた。授業を受けるという意
思を完全に刈り取って、代わりに諦めの念を植え付けていく。
「キスだけじゃ満足しませんか」
「うん、それだけじゃダメ……」
がさがさと草を揺らす音だけが聞こえて、風がふたりの間を抜けていく。足音も話し
声も一切なく、目の前で熱のこもった息を漏らす少女だけが映る。
想像以上に高温の手が頬をぺたぺた触れていき、その熱が伝染して昌の思考も弱くな
っていく。
そのうち、軽いとはいえ一人分の全体重をかけられ、木にもたれていた状態から姿勢
を崩してしまう。反射でのしかかっていた体を掴むと、柔らかい肌の感触がが広がった。
「もっと、って」
耳元で囁きが聞こえて、少年は腕に力をかけた。しかし、寝転がって少女と抱き合う、
この姿勢が彼にはさっぱりわからない。
やがて背中にまわした腕から少女が抜けだし、腰まで黒い髪がさらさらと流れていく。
その中で、彼女はにっこり笑いを浮かべた。
「えへへ、大好きっ」
それで皐月は満足したと思いきや、また体を倒してキスをひとつ。今度は舌が入って
きて、わずかに息苦しさを覚えながら、昌はなんとか応じる。菓子パンを食べたばかり
で、ほんのり甘い味が口に残った。
「ねえ、私せつないよ……」
行き場を失って地面に置かれていた手を取り、体を少し浮かせて下腹部に導く。火照
った肌に当てられているショーツ越しに恥丘を触れて、少年の顔に驚きの色が生まれた。
手よりずっと熱くて、わずかに柔らかさを持っているその部分を、黒髪の少女は自ら
擦りつけるようにして体を前後させた。甲の出っ張りが刺激を与えるようで、下着の熱
をもらっている。
そんな扇情的な姿に、いよいよ少年も黙って見ていられなくなった。散々摩擦を受け
た手を返し、指で下着をなぞるように動かす。
すると、それまで小さな声でいた少女は、「ひゃあっ!」と高い声を上げた。
「ツキさん、どうしてこんなにしてるんですか」
瞬く間に皐月の顔が赤くなる。元々熱を含んでいたのが、さらにその色を強くした。
触れている下着はしっとり濡れて、指の一部がべたべたしている。まだほんの少しし
か刺激していないはずなのに、こうしている間も範囲を広げて面積を増やす。
「そんな、私だけえっちな娘みたいな言い方するなんてひどいよ! 確かに昼下がりの
人がいないところでアキと二人っきりなんて雰囲気あるなぁとかその割には意外と何も
してこないなとか思ったりしたけど、そんなの途中から妄想だし私こんなカッコだし!」
「ああ、そんな意味ではなかったんだが」
基本、皐月をからかうときは『さん』付けだ。早口になった彼女は犬が低く鳴いてい
るような声を出し、それこそ涙目で睨みつけている。
少年はすこし申し訳ない気分になった。
「しょうがないよ、私はつじょーしちゃってる」
「開き直った」
とはいえ、このまま止められないのはお互い様らしかった。皐月が自身のショーツを
ずらすと、昌の手は吸い込まれるように露わになった恥丘へ触れた。一部だけが湿って
いて、動かした指がぬるりと滑る。
直接の刺激を受けて、しだいに蜜が漏れ出してきた。肌の接触に抵抗がなくなって、
指についた液の規模は一本から二本、三本と増えていく。
すっかり液まみれになった手指を見せると、皐月はぷいと視線をそらした。
指を開くと細い糸ができては途切れ、流れた分は手の平まで及んでいる。
「アキ、こっちも……」
言うなり、少女は開けっぱなしのブラウスから見えていた下着をずりあげた。膝で進
んで、胸が顔に近づけられる。
平坦なバストは桃色のつぼみが可愛らしく、少年は顔とのわずかな空間で手を動かし、
そこに触れた。
「ひゃ、ん……っ」
柔らかい肌に指が沈む。まわりの女子と比較してもワーストの座を狙える程度なのに、
実際に手をつけると意外なくらいにふんわりしている。とはいえ皐月が身じろぎすると
指が外れてしまって、その感触は長く味わえない。
代わりに、口元に差し出された突起に舌を当てた。
「や、あっ!」
体がびくんと震える。皐月は両腕をついて支えているため、即座に姿勢を変えられな
い。唾液を塗られた後、ザラザラした肉が絡みついて、痺れるような刺激が襲いかかる。
普段とはまるで違った状態だが、昌は舌の先で突起部分をつつく。少し膨らんで硬く
なったところに、ひと舐めしてから吸い付いた。
塗りたくった自分の唾液ごと吸い取る勢いで、口をすぼめて一気に吸引する。
「そ、そんなに、あふっ、吸っちゃ……あんっ!」
ちゅうっ、と音を立てられ、それが耳に入って羞恥を煽る。いっぱいに吸われたと思
えば舌で擦られ、乾いたところに唾液がまぶされる。再び吸われて乳首のあたりは乾燥
し、少女はほとんど動かせない体の代わりに頭を上下して、その度に黒髪が左右へ分か
れていく。
下に敷かれている昌は、そんな皐月の腰に両腕をまわして、逃げられないように押さ
えつける。彼女の喘ぎは遠めに聞こえるが、それでも体を震わせて示してくれるのでわ
かりやすい。
最後に歯を立て、腰にあった手をほどく。ややあって皐月が体を起こした。
流れていった髪をかき上げ、整える。依然として制服は着たまま、ハーフトップが上
側にずれて胸を露出している。
「やぁっ、指、ダメ、だよ……っ!」
まだ手の届く範囲にあった二つの突起に、両手で触れて刺激した。口を使わなかった
方も硬くなっていて、軽くつつくとその様子がよくわかる。
先で挟んで引っ張り、腹でくりくりと捏ねまわす。動作ごとに黒髪の少女は小さく悲
鳴を上げ、グミみたいな感触のそれは様々に形を変えて、いつまで触っていても飽きが
こない。
きゅっと摘まみあげると、皐月は大きく仰け反った。
「……ん、じゃあ、今度は私の番……」
ゆっくりと髪をかき上げ、皐月は相手を見つめながら、盛り上がっていた下半身をさす
った。ズボンの上からゆっくりと刺激されて、昌は小さく呻く。
やがて、ジッパーをゆっくりと下ろして中身を露出させた。彼の分身はぴんと上を向
いて脈打ち、存在感を主張する。もう見慣れた物体だが、それを見た途端、最初に触れ
られた下腹部が疼くのが分かった。
手で包み込んで上下に動かし、その熱と質感を頭に刻む。皐月はショーツをずらし、
自らの入口にあてがった。
体重がかかって頭頂部から潰されそうになり、やがて密着していた蓋が割れる。包み
込むように肉がかぶせられ、後はざわつく襞の動きが助けて、腰を下ろす動きにあわせ
て肉棒が飲み込まれる。
根元まで入り込むと、いきりの全体が圧迫され、その動きに二人して息を呑む。
「くぁ……っ、アキ、入ったよ……」
「あ、ああ……」
苦しげな表情で、しかし皐月は自分から腰を浮かせては落とす。その動きはわずかで
も、結合部の肉棒が見え隠れし、溢れた愛液が細い糸を作っては消える。
そのうち粘っこい水音は大きくなり、感覚が短くなっていく。最初こそ少女だけが動
いていたが、昌も突き上げる動作で刺激して、徐々に相手のペースを崩していく。
くちゃ、くちゃ、と鳴る音と一緒に息を弾ませていた皐月が、腹の上に倒れた。同時
に口が密着し、黒髪が覆いかぶさるように左右へ広がって視界の隅を黒く染める。
「んく……んっ、うう……っ!」
キスの状態になって、少女のぐぐもった悲鳴が口腔で響く。昌はさらに抱擁と抽送を
意識しなければならず、自然とそれぞれの動作が鈍る。刺激を欲する部分に従うと、背
中にまわした手に力が入りすぎて、彼女を痛めてしまう。
舌の動きに応じ、ゆっくりと腰を使っていく。短い距離を往復するだけでも、膣襞が
反応して圧力がかかる。
「ぎゅ、って、してっ」
体を起こして対面した状態になり、上下に揺れながら皐月の体を抱く。既にシャツは
汗を含んでじっとりしているが、それを気にした様子もなく彼女はしがみついてくる。
焼けそうなほど熱い壺の中で、いきりは食い尽くされそうなほど多方面から刺激され
ていた。しかし姿勢の都合で逃げることはかなわず、突き上げる動作を繰り返す。
「く、ツキ、溶けそうだ……」
「わ、たしも……っ、体、熱いよ……!」
お互い相手の耳に話しかける。蜜壺はあまりに高温で、さらに二人は抱き合ったまま、
発生した熱を共有して、そのまま溶けてなくなってしまいそうだった。
揺さぶられて、膣内に入り込んだ昌の分身が肉をかき分けて進む。しかし、広げられ
た分がすぐに縮むような感覚が起こり、それは動きを止めるためのものではない。
「……ごめんな、ちょっとしか動けなくて」
「ううん、アキとつなが……って、る、感じ、して……私、しあわせ、だよ」
紅潮した顔がほころぶと、昌に恥ずかしさが滲んだ。代わりにキスをして、そのまま
皐月を地面に倒す。
圧迫され続けていた勃起を抜き取ると、壺の中にあった液体をたっぷりと纏わせてい
た。差し込んでいる光を受けて、ギラリと鈍く光る。
今度はこちらから彼女の入口を開いて、屹立が進んでいく。外気で少し冷やされたと
ころに膣肉の熱が与えられ、温度の変化さえ刺激として受け止める。最奥まで導こうと
して襞がざわつき、その動きで中身を絞られそうになった。
「ん、あぁっ! や、は……っ!」
再度の挿入で、先端が一番奥に触れた。途端に衝撃が頭に響いて、体が言う事を聞か
ずに震え始める。それでも勃起の出し入れは続けられ、動きやすい姿勢になった少年は
容赦なく腰を打ち付けている。
体が固まって彼の分身は閉じ込められているはずなのに、それを押し広げてコツン、
コツンと子宮口をノックしてくる。その度に何かが抜けていくような感じがして、貫か
れているような気分になった。
「……う、くっ――」
血液が集中して膨張したようになっている勃起を操る方も必死だった。搾り取ろうと
する女体の誘惑に負けないこと、誤って暴発などしないように、スパートをかけるとは
いっても内面では慎重そのもの。
昼下がりの校庭に肌のぶつかる小気味よい音が響いて、黒髪を敷いた少女の喘ぎ声が
雑念を持っていく。
何か硬いものがぶつかる感覚を覚えて、少女の体が弓なりに反る。同時に閉鎖される
ように膣肉が縮んで、しかし昌の分身は肉壺から姿をあらわした。
短く唸った後、湧きあがった熱流がいきりの脈動と共に先端から放出され、太腿のあ
たりを白く汚していった。
広がるのはカーテンのような黒髪。用意された櫛でゆっくりと梳いて、乱れてしまっ
た部分を元に戻していく。
行為の後、地面に仰向けになって髪を敷いてしまった皐月に頼まれ、昌は彼女の黒髪
を整えていた。腰まで長くて、座っていても下についてしまいそうだ。
「こんなもんかな。ツキ、大丈夫か?」
「うん、アキの優しさパワーで元気一杯だよ。ありがと」
髪を云々とは関係ないような気はするが、笑顔になっている皐月を見て、昌もつられ
て表情が緩む。軽く頭をさすると、子犬のようにとびかかって密着した。汗まみれにな
ったシャツを脱いで体温を下げていたのに、これではまた上昇する一方だ。
「えへへ、アキの匂いだ」
「汗臭いのなんかやめてくれよ」
言っても彼女は聞き入れてくれず、胸元に顔を擦りつけた。せっかく直した髪がぱら
ぱらと振られていくが、そこには敢えて触れない。
じゃれつく皐月を受け止めながら、昌はふと手元の時計を確認する。
長針と短針が、驚愕の事実を知らせていた。
「ツキ、見てみろ」
「たいへん、つぎのじゅぎょうがはじまってる」
棒読みになっても仕方なし……そんな気分だった。どうやら行為に耽っている間にチ
ャイムを聞き逃していたようで、既に本日最後の授業が始まっている時間帯だった。も
っとも、その最中に音を聞いていたとしても、中断するようなことはなかっただろうが。
「誰も、いないよ?」
上目遣いで言われて、少年はどきりとした。授業の最中だから当然なのだが、不思議
なくらい静かな場所で、異性と二人だけ。思わず周囲を見回してしまったが、本当に誰
もいない。
「いや、授業に出ないと」
「どうしてアキは変なところでマジメなの?」
皐月はぷーっと頬を膨らませた。しかし、昌の胸元に顔を近付けた状態のままで、い
まいち迫力がない。
そんなことを言われても、学生の本分は勉学であって、授業に遅れても受けるべきで
は無いのだろうか。昌はなんだか複雑になる。
「周りに人がいないのに、いつもみたいにゆっくりじゃなくて手早かったよ。その……
な、なんか足りないなって思ったりしない?」
理由はどうあれ、まったく安全な環境ではないのが事実だ。いつ発覚するのか気にし
ていたせいか、確かに普段よりは短めだったと昌は考える。しかし、それが彼女にとっ
ては不満らしかった。
首をかしげていると、皐月の語気が強くなった。
「と、とにかく、にかいせんをよーきゅーするっ!」
「あの、発覚するという可能性は」
「ばれない可能性もあるから平気なの!」
少女は反論さえ聞き入れてくれなかった。極めて強引に理論を展開した後、ポカポカ
と打撃を見舞う。腕が振られる度にボタンが外れたままのブラウスが動いて、下着がず
り上がった胸元をちらつかせる。
じたばたと駄々っ子のようになってしまって、もう頭を撫でるくらいでは彼女を止め
られない。
「無断欠席二つ……大きい気はするけど、まあいいか」
そこで、昌は折れた。皐月の攻撃を止めて、その顔にキスをする。一回では済まず、
あちらからも求められて二回、三回と続けていく。唾液まで交換するようになると、よ
りいっそう行為に集中しようと思考に呼びかけた。それでも、発覚しないための慎重な
部分は忘れない。
「んっ、アキの、硬くなってきた……」
胸に温かい手が触れて、少女は小さく息を漏らした。お返しに相手のズボンへ自分の
手を滑らせ、しまいこまれた彼の分身を優しくさする。
放課後まで、もうすこし。
以上です。もう少し、もうすこし勉強させてください
GJ
褒美にIDどおり一日3回甘えっ娘に甘えられる権利をあげたい
ホントだw
IDが1日3a(amae)だw
107 :
世界の砂糖から:2011/07/05(火) 07:19:34.19 ID:lZU9Z9tE
あまり甘くないけど
「隣の席よろしいでしょうか?」
俺が列車の外の流れる景色を眺めていると、ふいに声をかけられた。
振り返ると、この国の衣装に身を包んだ、かわいらしい娘さんが立っている。
「空いてますからどうぞ」
俺がそう言って少し奥に詰めると、娘さんは笑顔でお礼を言い隣に座った。
旅というのは、こういうちょっとしたやり取りが醍醐味なのだ。
「あの、どちらまで行かれるんですか?」
娘さんが俺に話しかけてきた。
「甘ダールまでです」
「え!?そうなんですか、私も甘ダールまで行くんです」
俺と行先が一緒だとわかると、娘さんはまた笑顔を見せてくれた。
俺も、このかわいい娘さんと目的地が一緒だとわかると、自然と笑顔になってしまう。
「私ひとりだと心細かったんで、よかったです話し相手がいて・・・」
これは話し相手になってくれということだろう。
地元の人と話をするのも旅の醍醐味だ。
俺は喜んで娘さんの話し相手になった。
楽しい時間というのは、あっという間に過ぎてしまうものだ。
列車が甘ダールにつき、俺と娘さんは駅に降りた。
「ありがとうございます。おかげで楽しい時間が過ごせました。」
「こちらこそ楽しかったですよ。それじゃあ・・・」
俺は駅のホームで娘さんに別れを告げ改札へ向かおうとするとクイッと服を後ろにひかれた。
振り返ると娘さんが俺の服の裾をつかんでいる。
「どうかしましたか?」
「その・・・次はどちらに行かれるんですか?」
「次?うーん、実は決めていないんだ。」
「え?」
「気ままな一人旅だからね。毎回降りた駅で、次はどこに行こうって決めているんですよ。」
「そうなんですか・・・あの、私もご一緒してよろしいでしょうか?」
「え!?」
「その・・・私も一人旅で行先を決めていなかったので・・・」
「・・・もしかして甘ダールも俺が言ったから目的地にしたの?」
娘さんは赤い顔でコクリとうなずいた。
なんとも大胆な娘さんだ。
「おじゃまでなければですけど・・・」
「別にいいよ、俺も一人旅でさびしかったし」
「わあ!よかった!」
娘さんは喜ぶと俺の腕に抱きついてきた。
「あ!?ごめんなさい私ったらつい・・・」
「い、いや別にいいよ。ハハハ・・・」
こうして俺の世界の車窓からは、甘えっ娘の旅仲間を加えて世界の砂糖からになった。
次の停車駅は甘トーです。
こんな旅してみたい
言われて気付いたけど甘糖(関東)地方ってすごい甘そう
チュー国地方も甘そうだな
もはや定番になりつつある糖海地方もオススメ
糖北地方がんばれ!
甘妻(かんさい)や過保護島県の島部、甘味(あまみ)地方もオススメ。
あとアジアツアーとかもいいかも
甘国→チュー国→甘レーシア→ベタラブ(ベトナム)→甘ボジア→ミアャンマー→甘グラディッシュ→
イン糖→パキス甘→イラン・イスラブ共和国→アフガニス甘→甘ザフス甘→トルクメニス甘→
トル娘(トルコ)→カ糖ル(カタール)→サウジアマビア
彼女といちゃいちゃアマジア旅行ってか?
(地図みたいで書いたけどちゃんと隣接してるよね(汗))
糖尿と虫歯が悪化しそうな旅だな
北海糖や九州(ギューチュー)を忘れるなかれ
この糖度、世界の甘味が見えるようだよ…
見える。
私にも甘えっ娘が見える。
世界の甘えっ子達を迎えに行く旅に出ようと思うんだ
>>117 こぉぉぉぉの馬鹿弟子がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
見つけたぞ、世界(一)の甘えっこを…!!
よく甘えん坊同士で、男争奪戦になるけど、遠慮して譲り合う甘えん坊さん達も可愛いと思った。
「ほ、ほらアンタから先でいいわよ」
「え、い、いいよお姉ちゃんが先で」
「あんなにギュッてしてもらいたがってたじゃない。あ、あたしは後で手握ってもらうからいいもん…」
「お姉ちゃんしばらくお兄ちゃんに甘えてなかったでしょ?私は昨日一緒にお風呂入ったから…」
「あ、いいなぁ。そ、それじゃ今日は三人で一緒に寝るってのはどう?」
「あ、それいいね!お姉ちゃんナイス!」
「決まりね。兄さんの右側と左側どっちがいい?」
「お姉ちゃんが好きな方を選んでよ。私は空いてる方でいいから」
「ホント、過ぎた妹だわ。サンキュ」
「どういたしまして。だってお兄ちゃんの次にお姉ちゃん大好きだもん」
「ところで一人で寝たいと言う兄の意見はどうなる?俺にも発言権が」
「「却下」」
それいいな
いいね
両手に花とはまさに事の事。
両手にアマだな
そういえば、よくヤクザ映画とかで女の事を「このアマ!」とか言うけど、甘えっ娘には見えない不思議。
甘口組の抗争を描いた大人気の人挟(男を挟んで取り合う)映画ですねわかります。
甘口組に急遽敷かれた甘口令の内容とは!?
新しい組長が甘えん坊の女子高生
セーラー服と甘えんぼうですねわかります
快甘なのか
「ここは俺のシマだぜ」と男の部屋に居座り他の女を追い出す甘え俺っ娘
みかじめ料はスリスリむぎゅー
131 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 23:15:50.77 ID:kM+1fuCo
東電株主がなんだか怒ったり騒いだりしてるけど、
元々それだけリスクのある株を買ってんだから、
自己責任というか自業自得というか、
株主も株を買うことで東電に資金を与えてるんだから、
こいつ等だって責任があるだろうが!
糖電なのか
甘えんぼうな女の子が発電してる発電所か
なんかそんなSSあったな
134 :
甘え組長:2011/07/06(水) 23:31:09.34 ID:sbKW68Ox
>>129-130 「じゃあ俺も出るか・・・」
「お、お前は出ていかなくていいんだよ!」
「え?だってお前のシマなんだろ?」
「そ、そうじゃなくて・・・俺とお前のシマなんだよ!」
「俺たちの?」
「う、うん二人だけの・・・」
カアッと顔を赤くする甘え俺っ娘、そして部屋の冷蔵庫を勝手に開けた。
「な、なんか暑いな飲みモノでも飲むか?何飲んでもいいぞ?」
「いや、それ俺の部屋のだし」
「そ、それもそうだったな。ああ暑い暑い・・・」
ピッピッとリモコンを勝手に操作して、節電もお構いなしにエアコンで部屋の温度を下げる甘え俺っ娘。
部屋はどんどん冷えてくる。
「温度下げすぎじゃないか?」
「そ、そうか?寒いんだったら、その・・・ギュッてすれば温かいと思うんだ!」
「いやいや、エアコンを止めればいいだけだろ?」
俺がエアコンのリモコンを取ろうと手を伸ばすと、パスパスと何かが撃ち込まれてリモコンが破壊された。
「あ、リモコン壊れちゃったね?」
「物騒な物持ってるな・・・」
「こう見えても組長だからな!」
甘え俺っ娘はエッヘンと胸をはった。
「もうギュッとするしか温まる手はないけどどうする?俺はいつでもいいぞ?」
甘え俺っ娘は赤い顔をしてもじもじしている。
外は炎天下なので家を出ればいいだけなのだが、またパスパスとサイレンサー銃を撃ち込まれる可能性があるので、望み通りギュッとしてやった。
「わわ!?」
いつでもいいと言っていたが、突然俺が抱きしめたので組長は混乱してあちこちにパスパスと撃ち始めた。
「お、おい!?むやみに撃つな!」
「だ、だって!あわわ!」
弾丸は窓に当たってガラスを割り大きな音をたてた。
「組長どうしたんです!?」
部屋に黒服の男達が乗り込んできて、甘え俺っ娘を抱きしめている俺と目があった。
「あ、あのこれはですね・・・」
「ワレ!組長になにしてくれてんじゃあ!!」
この後、幸せな顔をして気絶をしている甘え俺っ娘を起して事情を説明させた。
抱きしめていたのは[みかじめ料]だとか、よくわからないことを言っていたが、何とか命拾いできたようだ。
ちなみに[みかじめ料]はシマが他の組にとられるまで、ずっと徴収されるそうです。
−終わり−
>>134 GJ!とは言わせて頂きます。
しかし、今後のみかじめ料までにはまだ不十分。今後、上納をお忘れなきよう。
さもなくば、潜乳操作甘が君の身辺に甘い影響を与えないとも言い切れません。さぁ、一刻も早い次の糖下を!
>>134 俺のくだらない妄想からここまでやって頂けるとはっ…。
GJを送らせて頂く。
ところで、この組に入るにはどうすればいいのだろうか?
実は黒服も甘えん坊、などと考えた俺は毒されているのだろうか
グフッ……
>>137 カイジにでてくるあの黒服たちが甘えてくるのを想像した…
糖方不敗マスター甘ジア
勝てば甘えてくれますか?
しかし甘えっ子同士における勝負ってのはなんだか想像つかないな
抱き心地の良さ、とか?
甘えられる方が耐えられるかは知らない
だれか、インスリンを、インスリンをくれぇ
最近見てなかった100レスくらいを一気に読んだら甘すぎた
「せんぱいせんぱーい!」
家に帰って太陽が沈んだころ、突然美結が部屋に飛び込んでくる。
「お前どこから入ってきた」
「愛の力があればなんでもできるんです!」
無茶苦茶すぎる。
「それよりせんぱい、今日は七夕ですよ七夕!」
「それがどうしたんだ」
「せんぱい七夕知らないんですか?」
「この伝説は中国では古く『詩経』や後漢」
「そーいうことじゃなくてお願いごとの
ことですよっ」
「江戸時代には民間にも広まって庭前にウリ、ナスなどを」
「まじめにきいてくださーい!」
涙目になって頭をぽかぽか叩いてくる。今日もからかいがいがある。
一通りたたき終わると、目の前に座って話しかけてきた。
「せんぱいはなにか願い事とかしてないんですか?」
「特に何も」
正直こういう類の話しは信じない方だ。ついでに言えば笹を用意するのも面倒臭い。
「そんなせんぱいのためになんと私がお願いごとを叶えに……あれ?」
「話が繋がってないな」
「うー、せんぱいのいじわるー」
今度は子供のようにジタバタしはじめた。やっばり反応を見ている方が面白い。
とはいってもこのままいじり倒すわけにはえかない。何かそんな神の意思を感じる。
「じゃあお前の願い事はなんなんだ?」
「せんぱいといちゃいちゃしたいです」
即答。
「せんぱいといちゃいちゃしたいです」
「……」
「せんぱいとーーっっ」
隙を見て唇を奪と、みるみるうちに美結の
顔が真っ赤になる。
「せせせせせせんばいっっ驚かせないでくださいようっ」
「いちゃいちゃしたいんじゃないのか」
美結を抱き寄せて耳元に囁く。
「……したいです」
恥ずかしいのか顔を俯けて言う。が、すぐに顔をあげて呟いた。
「……せんぱい、もう一回……」
「ん……」
本日二度目のキス。その最中に美結の身体が大きく震えた。
ようやく唇を離すと、力が抜けたのか美結はそのまま寄りかかってきた。
「えへへ……願い事叶っちゃった……」
そして顔をうずめてくる。今夜は我慢出来そうもない気がした。
七夕ネタしようと思ったのにどうしてこうなった
マックスコーヒー買ってこないと
>>144 練乳入りコーヒーなんか目じゃないくらい甘いよ!gj!!
昨夜、駅前から手をつないでる男女が前をずっと歩いてた。
どこまでも俺の前を歩いてるから、どこのもげるべきカップルかと思ってたら
女の人はお向かいのお姉さんだった。
>>146 「あら?お向かい君じゃない?」
「こんばんは、彼氏さんですか?」
「うふ♪どう思う?」
「えっと・・・・お似合いだと思います」
お向かい君がそう言うとお姉さんは何故か不機嫌そうな表情になった。
「じゃあ、失礼します・・・」
お姉さんの表情が変わったことに気づいたのか、お向かい君は逃げるように自分の家に入って行った。
「あの反応じゃ、ちょっとわかりずらいわね」
「うん・・・やっぱり私のこと何とも思ってないのかな・・・」
「そんなに好きなら自分から言えばいいじゃないの?」
「う、うん・・・」
「それに、私もういやよ男役なんて」
「そんなこと言わないで協力してよー」
ということだと思う
>>147 お隣さんは
>>146にやきもちを妬かせたい甘えっ娘
そして彼氏役は男装の甘えっ娘か・・・
続きが気になる
愚痴だと思ったら146の自慢話か
皆もげればいいのに
>>149君さ〜、もげろなんて言ってないで、ちょっとは後ろから抱き着いてる私に構ってくれない?
無視されると甘噛みしちゃうぞぉ♪カプカプ
だれかに みられているような きがしたら
そこに あまえっこが いるのだ。
……俺疲れてるのかな
パタパタパタ
こそっ!
…ジー…。
くすすっ♪
…はっ!?
バタッ!
…しーん…。
こそっ…
…あれ?…お兄ちゃん気づかないで行っちゃった…。
シクシクシク…
昨日は盆に身動きが取れなくなりそうなんで、墓参りに母方の実家がある甘江島に行ってきた
軽をフェリーに乗せてゆったり三時間、外出て風受けてたら、都会の蒸し暑さも嘘みたいに涼しいのな
そして、部活遠征帰りの恐らく中学生かな? 結構な人数、ジャージ姿で賑わってた
ベンチに座ってそんな光景見ていたら昔の修学旅行思い出して、暫し甘酸っぱい気分になってて
そしたら何か、近くにいた女の子集団の一人が、こんにちわぁ、って気さくに話しかけてきて
こんにちは、って返したら人懐こそうに笑って、隣に座ってきたんだ
甘江島に行かれるんですか? って聞かれたから、そうですって答えたら
良いですね〜、良いですよ甘江島。私もそこの中学生ですけど、何か落ち着きます
のんびりしていってくださいね〜、なんてPRしてくるもんだからこっちも笑っちゃってさ
和んでたら周りの子たちもやって来て、どっから来たんですか? とか聞いてくるのね
それからつい、世間話で盛り上がっちゃって、終いには一緒にトランプでもしませんか? って話になって
賑やかな女の子たちに囲まれて一時、いや何かもう、こんなハーレム生まれて初めてだ
モテ期? って本当にあるんだって感心するほど、嬉しかったよ
その内、部活帰りってことで皆疲れていたのか、静かになっちゃって
ありがとう、って言ってその場から離れて、余韻に浸りながら自販機の飲み物買いに来たら
最初に声かけてくれた子が、まだ元気が有り余ってるのかついて来たの
もう少しお話ししませんか〜? って相変わらず俺なんかに興味持ってくれて
せっかくなんでジュースを奢ってあげたら思いのほか喜んでくれて、何なのこの純粋さ
船縁の通路に出て、並んで手すりに寄りかかって、俺は買ったお茶を一口
風に当たりながら、眼下は白い飛沫と深い青が波打つ海面、何かカップルみたいじゃん
そんな雰囲気の中で、女の子と趣味の話とか、恋愛の話とかしてね
女の子は、周りからリサ、って呼ばれていたから、リサちゃんか、これが良い子でさ
素朴で都会育ちって感じはあまりしない子だけど、可愛いと言うか愛着が湧いて
くりっとした目に見つめられると、つい俺恥ずかしくなった
試しにどうして俺に話しかけたのか、聞いてみたんだよ。そしたらね
旅先ってテンション上がるじゃないですか。お兄さん恐い感じじゃなかったから、つい
知らない人と仲良くなれるのって、これ私の才能ですかね? だって
思わず、凄い才能だと思うよ、って誉めちゃった
知らない間にペースに飲まれて、一緒に話をするだけでこっちまで元気になるくらい明るくて
多分それが魅力なんだな。羨ましいくらいだ
冗談で言ったのに誉められたのが意外だったのかな、リサちゃんははにかみ笑いして
お兄さんったらお上手ぅ、なんて腕を軽く叩いてくるの
スキンシップ! 何だろうあのドキドキ、幸せすぎた
俺は思わず、リサちゃん? って呼んで、何ですかぁ? って聞かれたから
ありがとう、君と話をしてたら、何だか凄く幸せな気持ちになったよ、とか声に出てさ
何か大の大人が子どもみたいな本音出して、思わずうわ、引かれるかなとか後悔したんだ
そしたらリサちゃん、一瞬ぽかん、て顔になって、それがすぐに笑顔になって、少し体を近づけてきてくれた訳よ
さっきお兄さん一人で、ちょっと寂しそうだったから良かった。これで仲良しですね、って言われて
気がついたらぎゅっぎゅって握手されてた。もう夢かと思ったね。時めきで胸熱
優しいんだなぁ。こんな子に、学生の頃出会いたかったな。そしたら俺、多分死ねた
そうそう、甘江の里って知ってますか? って、リサちゃんが戻り際に言ってくれて
知らないから首を横に振ったら、興味深いことを教えてくれたの
生産直売所って言うんですか、私そこによく手伝い、てか遊びに行きます
大人の人たちの憩いの場、ですけど、でも結構可愛がられてるんですよ?
良かったらお兄さんも立ち寄ってみてください。また、会えるかもしれませんから、だって
行ったよ勿論。そんな子には会えなかったけどな
何つーかこれ、五行目から全部俺の妄想なんだ。すまない
こんなこと実際あったら離島に永住しても良いくらいだわ
>>151 最近よく視線を感じると思ったらそういうことか
全く甘えんぼのくせに恥ずかしがり屋さんなんだから…
>>154 ホンワカしてていいね。「甘江の里の生産販売所」で、ニコニコ笑った甘えっ子がずらりと並んでるのを想像した
選ばれないと涙目になるから毎日完売御礼みたいな
俺も母方の実家が島らしいんだけど、祖父母が引っ越したから行ったことないんだよなー
昔は鉄鋼所があったけど、今では何やら観光地になってるらしいから一度は行ってみたいんだが…
>>154 GJ!
もっと妄想の中に引きずり込んでくれ!
オナ禁中にこのスレ見るんじゃなかった・・・
我慢できない
がまんしなくてもいーんだよ?
甘いのはわかるがエロくは無いと思うがw
むしろ匂わせるから我慢できなくなるのか
>>160 無理やり襲って泣かせたら甘別所行きだしな
甘別所だったら行きたいけどな
イチャイチャ甘々してるだけで満足して本番をしないバカップル。
>>163 こういうことかい?
男「あ、もうこんな時間だ!」
女「またエッチするの忘れてたね?」
男「ごめんな、なんかお前とイチャイチャするの楽しくって・・・」
女「ううん。私も楽しかったからいいよ」
男「じゃあ、家まで送ってくよ」
女「うん♪」
なでなでちゅっぎゅーで甘えっ子は至福
それやってる彼氏も彼女が可愛いから満足、それでいいじゃないか
って、
>>1ぃ……エロパレってなんだ砂糖贈るぞ……
エロパレwwwwwwww気づかんかったwwwwwwww
罰として
>>1はシベリアの収容所で甘守に一日中すりすりぎゅーされるがいい
シベリアですりすりぎゅーの数を数えるだけの簡単なお仕事です。
投獄ならぬ糖獄の始まりか……
>>165 気づ書かなかった、エロパレードの略か?
甘えっ子専用アパート「エロパレス21」だな
甘えっ子のあえぎ声が筒抜けじゃないか
夜になるとどうなる事やら
「エロパれってけしかけてくる割には、手を出そうとするともげろって妬んで、
いったいどうしろってんだ?」
「じゃあさ、気付かれないようにこっそりしよ」
こうして、日常の仕草の中に甘え行為を隠す
『密教 甘草式』が甘ップル達に密かに浸透していった
蜜教ですねわかります
エロパレ=エロパレットで
油絵書く甘えんぼといちゃつく話を思い付いたが
パレット何ら関係なかった
エロパらない 未然
エロパります 連用
エロパる 終止
エロパるとき 連体
エロパれば 仮定
エロパれ 命令
こっそり悪戯したのに気付いてもらえなくて落ち込んでたけど、
やっと気付いてもらえてニヤニヤしてる甘えっ娘
「お兄さん」
サラダを冷蔵庫に移そうとしてる最中、俺は呼ばれた。
「夕飯はもう少しかかるから、待っててね」
「何かお手伝い、しなくても良いですかぁ?」
彼女はキャミソールにショートパンツの、夏式装備で立っていた。
名前は奥嶽理佐子。高校一年になる女の子だ。
家から離れた志望校に通う為に、実家が近くてちょうど縁があった俺が、今年から下宿させている。
「そうだな、手が空いてるなら何か食べたいもの、作ってみる?」
「食べたいもの、ですか?」
毎日部活に明け暮れて、結構疲れてるだろうに元気の良い子だ。
「豚ニラ炒めは好きです。あと、オクラのポン酢和え、シジミのお味噌汁なんてどうですか?」
精力つくようなの好きだなぁ。育ち盛りなんだろう。
「良いよ。材料あるから、じゃあ手伝ってくれるかな」
「はい!」
「ごちそうさまでした」
節電の為、冷房はつけずに扇風機だけど気持ちが良い夕時7時。
二人で夕飯を食べ終えて、一息吐く。
「あ、お皿下げますね」
「ありがとう」
理佐子ちゃんはそう言って、食器を重ねて持っていく。
それから一旦台拭きでテーブルを拭いて、軽くお茶の時間。
「一緒にテレビでも見る?」
「私は今から勉強をしようかなって、思ってます」
「じゃあ、ここでやると良いよ。俺は本でも読んでる」
そんな日常が始まって、もうそろそろ半年に近くなるのか。
トレードマークの短い髪。俺にはまだ届かないけど、前よりも背が伸びてる気がする。
「どうしたんですか?」
いつも俺の目を見て、こっちの考えてることを理解しようとしてくれる。
「いや、後で言うよ」
「何ですかぁ、気になるじゃないですか」
俺が思うのは、いつも変わらない気持ちだ。
二時間ちょっと経った。
俺は相変わらず本、具体的には図書館から借りてきたラノベを読んでいる。
「う〜ん」
体を解すように、理佐子ちゃんが伸びをした。
テキストを閉じる音がして、
「ふう」
と、一息。
「何か飲む?」
「大丈夫です」
ぱた、とイスを引いたので、自分でやるのかなと思って俺は再び読書に集中する。
足音。俺の視界から外れる姿。
「?」
理佐子ちゃんは背後にいた。そして、おもむろに抱き着いてきて、
「何読んでるんですかぁ?」
なんて、無防備に体を押しつけつつ、ひょっこり横から首を出す。
「え、と、丼麩羅狐々の”危うし茶柱探偵”」
「あ〜、それ人気のシリーズですね。私も読んだことありますよ」
「へぇ」
扇風機つけてても、密着されると暑い時に、わざとこうしてきたんだ。
よく知らない間柄じゃないけど、こういうことされるとどうしても、嬉しいけど緊張する。
「理佐子ちゃん、どうしたの?」
黙っていても離れないので、そのままの体勢で呼んでみたら、
「どうもしませんよ」
って、極めて当然のような甘えんぼう。
まだまだ幼さの残る体で、年頃の欲求、熱っぽい好奇心を満たしたくて、誘ってるように感じる。
背徳感。
両親は大らかな人たちで、俺を信用して娘を任せてくれてる。
その子を俺が、どうにかしたいと思うこと。
胸がどきどき昂る。ああ、暑くて苦しい。
いつかの一目惚れから、たった数年のまだ短い付き合い。
でも一途に、好きな気持ちが変わらない。
大人として、そして男としても、俺は理佐子ちゃんが好きだ。
「お兄さんって、悪く思ったらごめんなさい。私的に、どっか可愛いです」
理佐子ちゃんは背後から隣に来て、俺の顔を覗く。
「例えば、今の顔とか」
「また、そんなこと言って」
「じゃあ、お兄さん。私の今の顔は、どんな顔ですか?」
少し火照った感じが、切なそうに見えて気持ちがざわつく。
欲しいものを我慢してきて、反動で余計に欲しくてたまらなくなってるような、状態。
「良いです。私もどんななんて、ちゃんとしたこと言えませんもん」
顔が、近い。
「でも、私はお兄さんのこと、好きなんですから」
最初に話をした時から、人当たりが良くて礼儀正しくて、そして優しい子だった。
今もそれは、表面的には変わらない。
けれども少しずつ、態度が俺に溶け込んできている。
俺は気持ちが昂ると、好意を隠せないバカ正直なところがあった。
そういう押しがたまたま気に入られたのか、理佐子ちゃんはこうやって応えようとする。
「っ」
軽い、キス。
「え〜と、夕飯のメニュー、思ったよりこう、きますね」
「理佐子ちゃん、わざと?」
「違いますよ。でも、そんな顔、ずっと何度も見てきて、私もその気です」
俺の真正面に入り込んできた、理佐子ちゃんの体。
そっと捕まえて腕を回して、懐に引き寄せる。
「私、割と受け身なんですよ」
回りくどいことなしに、単純に好かれるほど好きになる子。
俺が甘えたい、甘やかしたいと態度に出すほど、互いに深くなっていく。
俺は、理佐子ちゃんをぎゅっと、抱き締めた。
「お兄さん?」
暑さと甘さの相乗で溶けそうになりながら、扇風機を”強”にしてこっちに首固定。
「どうしたの?」
柔らかい敷布団に寝転がったまま、理佐子ちゃんは汗を拭うように、額に手の甲を乗せている。
あんなに夢中で、取り憑かれたように愛し合って、しまったのに、
なのに俺の目の前で、こんなにきれいで曲線的で、少し日焼けした体が一糸もまとわずにいて、
それを見たら改めて、胸が苦しくなる。
「いつか、ゴムなしでしたいですね」
俺は肘を突いて横になると、理佐子ちゃんのお腹に腕を渡した。
「それまで、ここにいる?」
「私が出て行くみたいに言うんですね。お兄さんが、私を離さないでください」
分かってる。こうして向き合う度に、強く思う。
「俺だって、君が好きだ。誰にも渡したくないくらい」
「じゃあ、幸せですか?」
「こんなに幸せで良いのかってくらい、俺は幸せだよ」
すると理佐子ちゃんは、笑った。
そして、俺の腕にそっと腕を重ねながら、言った。
「お兄さんが幸せなら、多分私も幸せです。大好き、です」
じんと、涙が出るほど、優しい。
俺はもう一度目を閉じて、理佐子ちゃんとキスして、抱き合う。
密着してると扇風機の風は少ししか当たらないけど、暑くても、今はこの幸せを感じていたい。
愛しい人との互甘関係。夢のようだけど、夢じゃない夏の一夜。
ま、夢なんですけどね
>>181 俺が膝枕してやるから夢の続きを見てここに糖化するんだ
さあ早く
人の夢、と書いて破壊って読むのさ。
てかそれより昨日、些細なことからでグーグル先生に質問したら、予測部分で符長彰人の名前が出て驚いたぜ。
あまりにも暑いので投下してみます。
Q.「クールビズ」を簡単に説明しなさい
A.薄着で好きな異性と触れ合う(+誘惑する)こと
長瀬幸輔には妹がいた。
セミロングのヘアスタイルで、幸輔を慕う小柄な明るい女の子。
「お兄ちゃんっ」
ドアを開けるなり廊下をダダダッと駆けてきて、衝突と同時に抱きついてきた彼女こ
そ、幸輔の妹――長瀬優希そのひとだった。
「おかえり、お兄ちゃん」
「た、ただいま、優希」
弾けるような笑顔の妹とは対照的に、兄の表情は苦痛に染まっていた。頭一つ分くら
いの差がある小柄な身長が突進してきたものだから、ちょうど胸のあたりに頭がぶつか
って苦しい。飼い主を待ちわびていた子犬でもできない程の勢いをつけて飛び込み、尻
尾があったら振っている。
密着されながらもなんとか靴を脱いで上がると、そこでようやく優希は手を離した。
「……なんて恰好してるの」
幸輔は彼女の姿に驚愕する。
胸から股のあたりまで紺色が占めていて、それが下着姿なら、だらしないと窘めるだ
けで良かった。ところが、二本の白く細いストラップ、ナイロンその他の特徴的な鈍い
光が、そもそも下着でないことを思い知らせた。
「えへへ、今年からデザインが変わったから、お兄ちゃんに見せたくって」
胸を張って答える。つまり水着だ。優希はこのために、自宅で着用して兄を待ってい
たのだ。
ぴったり密着した衣装のせいで、彼女のスタイルがはっきりわかる。幸輔より一個下
の歳だが、態度も含めてどこか幼く、ひかえめな胸やくびれた腰が映って、なんだか気
恥ずかしくなる。
それから、「このあたりが前のと違うんだー」と、体の脇に入った白いライン、背に
つけられたメーカーのロゴを見せてくる。その過程で妹のヒップがあらわれ、幸輔はど
きりとした。水着で覆われているとはいえ、僅かに肉が揺れるところや谷間まで見えて、
いらぬ心配をさせてしまう。
今は二人だけとはいえ、そんな無防備な姿をさらされ、彼女がくるりと一回転した頃
には、心臓が高鳴っているのを認めていた。
「こんどから使うんだけど、どうかな? 似合う?」
「うん、可愛いよ」
言うと、優希ははにかんだ。一度離れたのにまた密着してきて、腰に手が回される。
気温三十四度の中を歩いてきて汗だくなのに、それをものともしない強い抱きつきで、
しかし幸輔の体温は上昇していく。
「ええと、荷物おいてこないと」
だが、優希はしがみついたまま離れない。むしろ両腕に力を加えて、ぎゅうっと締め
付けられる。引き戸に張られたガラスから日光が差し込み、それを背中に受けている幸
輔は、じりじりと焦がされそうだった。
ほどなくして、彼女の考えていることが何となく理解できた。
相手の背中に手をやって、優しく抱く。柔らかい肌の感触が広がり、髪のあたりから
ほのかに花の匂いが漂った。
「大好きだよ、お兄ちゃん」
しばらく抱き合った後、暖かい気持ちになった優希は、背伸びして兄の唇を奪った。
不意打ちに対応できず、幸輔は妹が廊下を駆けていくのを立ち尽くすだけで。
返そうとした言葉が消えて、その余韻がちょっぴり苦い。彼女が触れた口元を軽く拭
って、自分の部屋へ向かった。
カリカリと鉛筆の音。
幸輔は木製のテーブルに紙を広げて、背中にわずかな重量を感じながら、与えられた
問いに答えを書き記す。
「優希」
妹の名前を呼ぶと、背後で「んー?」と返事。次いで、小さくまとまった顔が覗き込
む。ついでに、ぺた、と腿を触られる。至近距離まで迫ってきて、幸輔は少し驚いた。
「ちょっと暑いかも」
自分の部屋ではいくら窓を開けても風が入らないので、幸輔は台所ですぐに水分を補
給できる場所として居間を選んだ。課題を進めるのには丁度良いが、妹がべったりとく
っついてきている。
手をかえ品をかえ……と言うほど多様ではないが、背中に寄りかかるとか腰に手をま
わしてしがみつくとか、極力こちらの腕を妨害しない姿勢で、この部屋に来てからずっ
と同じ調子だった。エアコンが設置されていない環境なのはどこも同じで、扇風機こそ
あるが二人分の体温が合わさってとても暑い。
言葉通り、あつさを表現するために手で扇いでみせると、優希はさも意外そうな声を
上げた。
「暑い? 優希のこれ見ても、あつい?」
と、優希は水着の胸元をぐっと伸ばし、強調する。
基本的に伸縮性は大したことないのだが、バスト付近を引っ張ったこと、彼女の方が
下にいたことが重なり、影になっていたが幸輔の視界には紺色が覆っていた素肌がうっ
すらと映ってしまって。先端を思わせる突起まで目に入って、慌てて視線を逸らした。
「いやっ、どうして水着のままなのかなって」
さらに後ずさりして距離を取る。デザインが変わったから、お披露目のつもりでいた
のは分かるが、それが済んでからもなお、その恰好でいるのは当然の疑問だ。
ところが、優希は得意げに人さし指を横に振った。ちっちっち、と舌まで鳴らす。
「クールビズだよ、お兄ちゃん」
「く、クールビズ?」
幸輔は素っ頓狂な声になった。
「この季節、いつもみたいに抱きついたら暑いじゃない? だから、涼しい恰好でくっ
つこうと思って。優希は水着だからお兄ちゃんが汗だくでも大丈夫、お兄ちゃんは優希
の格好で涼しくなって一石二鳥、という訳ですよ」
しかし、説明しても兄は苦笑を浮かべたまま。優希は少し不安になる。
「……うーん、何かしっくりこないね。ソックスって水泳じゃ使わないからかな」
朝に見た膝上のソックスはそのまま、水着スタイルになった妹の脚を黒く染めていた。
そのせいか、純粋な水着姿として見ることができず、妙な意識を植え付けてしまう。
すると、優希は脚を伸ばして、黒のニーソックスを少しずつ下ろしていった。やがて
足首に黒い塊がうまれ、最後に爪先からぐっと伸ばして抜き取った。
同様にしてもう片方の脚からも外していく。健康的な太腿が露わになって、その白さ
が少しまぶしい。
「どう、かな」
「う、うん、水着だねっ」
何を言っているのか、幸輔は自分の声に疑問を持った。これでは靴下を脱げと言った
ようなもので、それに従って四肢をむき出しにした優希の姿にどぎまぎしてしまう。お
まけに両脚をぺたんと崩して、低い姿勢から上目使いで聞くものだから、体温が上がっ
て額に汗をかく。それを拭く暇もないまま、テーブルの上に置かれていた紙面にぽたぽ
たと落ちた。問題文や答えを滲ませて、じわりと広がっていく。
「えいっ」
戸惑ったような表情になっている兄に、優希はキスを見舞った。どんなことであれ彼
の反応を見るのが楽しくて、つい悪戯っぽくなってしまう。
二度も不意を突かれた幸輔は、体温の上昇も含めて思考が鈍ってきた。全身から汗を
かいて服を透かし、べったりと肌にはり付いている。
「こら、優希」
幸輔は妹の頭を小突いた。コツン、と軽い音がして、小さく悲鳴が上がる。
こんな軽いキスでさえ、本当はいけないことだ。もう片手では数えられない年を遡る
と、そのことを説明していた頃の自分が浮かんでくる。なのに、彼女はハグやキスを当
然のように行い、家の中にもかかわらず水着姿を披露してはじゃれついてくる。
痛そうな表情を向けられるが、一転して舌をちろりと出した。
「だって、お兄ちゃん優希にかまってくれないよ」
「見たらわかるでしょ、課題やってるんだから」
もう少し待ってと言っても、優希は不満げな声と表情を崩さない。
そんな彼女に、汗が水玉模様をつくっているプリントをひとつ見せる。文字が滲んで
しまって、せっかく書いた答えが見えなくなってしまっている。それを優希のせいにす
ることはないが、とにかく『課題をやっている』ことをアピールする。
「でも、もう二時間もこのままだよ? お兄ちゃんが帰ってくるのを今かいまかと全力
で待機していたのに、なんか触れ合いが足りないよ……」
一気にテンションが下がっていく優希に、幸輔は戸惑った。がくーん、という表現が
よく似合う程の落胆ぶりで、なんだかこちらまで気分が盛り下がってくる。
今日は彼女の方が早く帰宅したようで、その割には構ってくれないからと、さびしそ
うな表情を浮かべていた。この様子だと、帰ってすぐ水着に着替えたに違いない。
普段はお兄ちゃんおにいちゃんと呼んでは絡んでくるが、幸輔が集中している時なん
かは一転して、言葉も少なくさり気ない風に触れているだけになる。まさに今のような
状態だが、どうやらそれに耐えきれなくなっていたようだ。
「お兄ちゃん、優希のコト嫌いになっちゃった?」
「嫌いじゃないけど……困ったな」
きょうだいの肩書きが示す通り、小さい頃から一緒の彼女を嫌いだと思った事は一度
もない。
しかし、いつまでも兄離れできない妹を可愛い、微笑ましいとも思う反面、こうも接
触が多いと後ろめたさを覚えてくる。やはり妹だからというのが一番の理由で。
このやり取りが何度目になるか数えきれないが、つどそう思って自制しているつもり
だった。
「優希、ごめん」
だが、それも最近は意味を成さなくなってきていた。この言葉も否定的に聞こえて、
実は自分が盾にしていたものを取り除くためのもの。
幸輔は落ち込み気味だった優希の顎をとって、その唇にキスした。ふわりと形をくず
して、それぞれの口が密着する。
しばらくそのままの状態が続き、やっと離れたところで彼女の顔に笑みが戻った。
「お兄ちゃん……」
お返しとばかりに兄にキスして、今度は舌で口の中を探っていく。
未だ躊躇いの色があった幸輔も、優希に求められて舌を差し出す。ざらざらした部分
が絡んで、不思議な感触とともに唾液が粘っこい音を立てる。
最中、相手の肩に乗せていた手を取られ、胸のあたりに引き込まれた。滑るような質
感が指から伝わり、水着の上から優希のバストを刺激した。
「ん、っふ……」
ナイロン地の上から触られ、優希は息を漏らした。ゆっくりと指が動いて、突起を上
からつつかれる感覚に肩を震わせる。
一方、幸輔は水着の胸元を探るように手を動かすが、体にぴったりとした衣装のため
かどこも平坦で、優希の反応をヒントに場所を変えていく。いったん離れた唇も再び触
れて、ぐぐもった声を間近で聞くことになった。
「この辺かな、優希の感じるとこ」
ついに両手を使って胸を押し込み、普段着とは違う質感を手に覚えさせる。やがて範
囲を狭くして、指先がニップルの付近に当たると、優希は体を震わせて応じた。
「きゃっ」
つんと突かれ、思わず大きな声になった。シャツより厚い一枚でも刺激には敏感で、
ぐっと押されると甘い痺れが首筋を伝う。
ようやく探り当てた場所は一面が紺色で目印がないため、見失わないよう責めながら
体勢を変えていく。突起を刺激しつつ、優希の体を倒して仰向けにした。
「水着なら、濡らしても平気だね」
軽いキスの後、妹が頷いたのを確認する。
「あ……あ、ぁっ!」
ストラップから腕を抜くこともせず、幸輔は紺の繊維に舌を這わせた。この季節に穿
く自分のそれと同じ素材のはずだが、女子が着ているだけでこうも興奮させるのはなぜ
だろうと思いながら、まだ使われていない水着に、水よりも先に唾液をまぶした。
乳首の付近は少しだけ盛り上がっていて、指では分かりにくかった部分が舌先で認識
できた。そこを舐めていくと、優希は可愛らしい悲鳴を上げた。
「はっ、あ、ん……んあっ」
舌が水着を押すたび、優希は床に置いていた手を移動させる。うち片方が掴んでいる
のはテーブルの足。ときどき視線を上げた兄と目が合って、一段と顔が熱くなる。
唾液が染み込んできて、熱を帯びた体をわずかに冷やす。しだいに突起を直接舐めら
れている気分になり、硬く尖った部分を舌先でこねられ、首を左右に振った。
適当に繊維をこすると、幸輔はそれまで指でつついていた反対側に移動して、そちら
にも舌で触れた。途端に宙を掴んでいた妹の手が、唾液まみれの部分を責める手首と当
たる。どちらとも熱っぽくて、なにやら心地良い。
「わ、すごいえっちに見える」
顔を上げると、優希の水着は乳首の周辺だけが色濃く染まっていた。唾液によるマー
キングの跡がいやらしさを醸し出して、幸輔の興奮をあおる。
一方、妹の方は指摘を否定するように視線をそらす。それが可愛くて、頭をそっと撫
でた。
「う、ん……んくっ、んん……っ」
再度、舌を触れあわせる。唇で触れてから小さく開けられた優希の口腔に侵入して、
唾液をもらいつつ渡していく。
口が離れた時、ふたりの舌先を透明な橋が結んだ。それが途切れて顎につくと、少し
冷やされたような感覚になる。
「ね、今度は、優希がしても……いい?」
顔の距離が近いまま、優希は兄にたずねた。ちょっとばかり恥ずかしい言葉だから、
小声で。
息する様子を間近で聞いていた幸輔は、彼女の体をゆっくりと起こした。
「いいのかな、その……下、とか」
何をするつもりなのか分かっていて頷いたものの、わずかに生まれた心配は、ここで
彼女の番にしていいのかと問いかける。
すると、優希は照れたような表情になって、
「うん、お兄ちゃんの……するから、その後で、してほしいな。……優希ばっかり気持
ち良くなってちゃ、ダメだから。お兄ちゃんにも良くなってほしい」
「……わかった」
無理はしないで、なんて言っていたのはいつの話だったろうか。最初こそ頑なに拒ん
でいたのに、今では一言で了解して、すぐに姿勢をかえている。
胡座をかいた兄に近寄り、優希は前開きのジッパーをゆっくりと下ろして、さらに奥
から彼の分身を引き出した。
――お兄ちゃん、硬くしてる……。
硬い屹立を触れた優希は、思わず熱っぽい息を吐いた。
露出した兄のシンボルは、弾かれるようにピンと天井を指していて、先端が赤く色づ
いている。初めて目の当たりにしたとき、ふだん穏やかな彼の体についている器官だと
は到底思えず、怯えに近い感情で口に含んだことがよみがえる。今ではちょっとだけ可
愛く見えて、別のイキモノを相手にしている気分。
膝をついた状態から顔を上げると、照れたような表情をした幸輔と目が合った。恥ず
かしそうな笑みにつられて、優希も顔がほころんだ。
いきりを手で包むと、反応してぴくりと動いて、思わず逃がしてしまいそうになる。
慌てて指を戻し握り直すと、トクトクと脈打って存在を主張した。
「お兄ちゃん、優希がしてる間、触ってて……」
その言葉を最後に、優希は口でリングを作って、握っていた屹立を頭から咥えこんだ。
口腔に収めた途端、汗の塩味、にじみ出た液体の苦味が一緒になって味覚を犯す。む
せ返りそうな臭気が鼻から抜けていって、涙が滲んでしまう。
干からびるような気温の中を歩いてきた兄は校内で用を足すことはあっても、帰って
きては課題に没頭していたため、もちろん男性器の手入れはしていない。まさしく汚物
と呼ぶのにふさわしい状態だが、それが優希には『大好きな兄を掃除している』と印象
付けられ、却って気分が昂っていた。
「く、んっ! んふ……っ!」
熱を持った兄の手が首筋から肩、背中と滑って、さらに腋をくすぐる。
届く範囲を何度も動き回ってから、がら空きになっている胸に触れようと、ぴっちり
した化学繊維を指先で分け、芋虫みたいな動きで水着と肌の間に侵入してきた。
口の中に大きなものを入れたまま、突然あらわれた痺れに優希は悶えた。咥えている
屹立を吐き出したくなるようで、しかし堪えて兄への奉仕を続ける。苦味のある汁が多
くなり、唾液と混じって潤滑油のように塗られていく。
――んっ、そんなにされたら、っあ、優希……!
波打つような動作で胸を押しつつ、ときおり不規則に乳首へ触れた。その都度ピリッ
とした刺激が伝達されて、呻くような音が出てしまう。
ただ指先で突いているだけではなく、指の腹を押し付けられ、さらに振動まで加えら
れては、その多様な責めに悲鳴を上げてしまいそう。片方だけだから、なおさら刺激に
は過敏だった。
触ってとお願いした割には、与えられる快楽に押されてしまって、身体の奥からじわ
りと何かが滲みだす。あとで兄が触れる約束を取り付けたのに、自分で弄ってしまいた
い衝動に駆られ、身体を支えている手に力をかけて、その欲を制する。
必死になって頭を上下し、優希は自分が得ている愉悦の分だけ、いや、それ以上に幸
輔へ返そうとした。
「ゆ……き、っ」
幸輔からも唸る様な声が出ていった。胸を責めている手とは別に、兄は空いている側
で背を触れてくれて、その感触が優しい。
ずる、じゅぽ、と口腔でいやらしい音を立てていると、動きにあわせて垂れてきた髪
が耳の後ろに運ばれた。そういった何気ない気遣いは彼が小さい頃から変わっておらず、
優希は裡で感謝を述べた。
それを行動で示すため、肉茎を支えていただけの手で、揉むようにゆるく力を入れた。
「んっ、んっ……」
かき上げられた髪はすぐに戻ってきて、優希はわずかに鬱陶しく思いながら後ろにず
らす。
じゅ……と口へ入れるときに、くぷ……と吐き出すときに、それぞれ音を立てて兄の
分身を責め立てた。舌を使うときも息を吸い込みながらで、わざとらしく音を出すのも
自分がこの行為に集中するため。でなければ水着の隙間に入れられた手が与える刺激で、
思考を邪魔されて口淫ができなくなるからだ。
そろそろ苦味だけになってきた肉棒は、中から多量の汁を湧き出させ、しかし口の中
で一回りほど大きく膨れた感じがした。さすがに喉元まで突き立てるような真似はしな
いが、息苦しさが強くあらわれてくる。
幸輔は悶えていた。
妹が頭を上下させるたび、いきりが唇のリングにしごかれる。最初は柔らかく、口の
中に入るとねっとり粘っこく、裏側は舌のざらざらが擦って、敏感な先端部を好きなよ
うに舐めまわす。
優希の口に収まらない分は彼女の柔らかい手指が刺激して、いきりは余すところなく
攻撃を受けていた。唾液の塗られた部分も吐き出したときに扱かれ、蒟蒻みたくぷにぷ
にとした指の感触がくすぐったい。
実に様々な刺激は、彼女が屹立の先端まで吐きだし、また頭を下ろすことで振り出し
に戻る。常に二つ以上の要素が快楽を寄越して、その中で彼の出した声は、引き上げら
れた性感を解放したげな、苦しいような、切ないようなもの。
やはり回を重ねるごとに手法が変わっていき、その様子に幸輔はどこか複雑な心境に
なる。しかし、押し寄せる愉悦がそれをあっという間に流してしまった。
「優希、あたま、外して……っ」
夢中になって男性器にしゃぶりつく妹の頭を外そうと、片手を頭頂に置いて知らせよ
うとする。
しかし、それでは気付く様子もなく、彼女の肌と水着に挟まっているもう片方も加勢
させようとするが、これがちっとも動かない。胸を責めていた時も優希の身じろぎくら
いでは外れなかったが、こんな時にも肌へのフィット感を発揮され、幸輔の抵抗は空し
く終わってしまう。
むしろ、その焦りきった動きがふんわりしたバストを押し、乳頭を刺激したせいで、
優希の体を震わせるだけになった。
「く、む……っ、ふうっ……」
変わらないペースで上下している妹の口から声が漏れていく。
その口元からは同時に、ぐちゅ、じゅぷ、と耳にまとわりつく音が発され、正常な思
考を奪っていく。さらに、膨れ上がった射精感を助長するように、包み込んでいた手に
勃起を扱かれ、電撃が容赦なく襲いかかる。
言葉も通じず体で抵抗もできない。幸輔は息を荒くして優希を見おろすだけになり、
そこにはどうにでもなれと諦めの色がにじむ。
口の動きと舌、それに手指を使った刺激によって、やがて頭の中で何かが弾け飛ぶ。
いきりがビクンと脈打ったのと同時に、先端へ続く道が一気に熱くなり、どぷ、と彼
女の口腔へ白濁を流し込んでいった。
「んく……っ、ん、んっ、ん……っ」
その後もしばらく脈動が続き、吐精が終わって硬さを失うまで水着の少女は口を離さ
なかった。唇から糸を垂らして、ゆすぐように頬を揺らすと、今度は喉を鳴らした。手
で口を押えながら、こく、こく、と溜めたものを嚥下していく。
その、どこか苦しげな表情に幸輔は痛みを覚えた。
「ふ……はあ……っ」
優希は兄の放った精液をのみこんだ。ねばねば、どろどろのそれは唾液を混ぜて少量
ずつ喉に通さないと、イガイガした感じが残ってしまうから、ゆっくり時間をかけて。
一息ついて口元を拭うと、顔のほとんどを驚きの色で占めている幸輔の姿があった。
「優希……」
「のんじゃった。お兄ちゃんの」
ぺろりと舌なめずりした妹はひどく性的で。
幸輔は彼女を手招きして抱きしめると、キスをひとつ。
直前までいきりを咥えていた口腔から、放たれた精液の青臭さが漂い、鼻を衝く。同
時に舌には残滓がまとわりつき、苦味とも渋味ともつかない複雑な味を演出する。
「んうっ……ん、くう……」
鼻で息をしながら、優希はキスに応じた。のみこみきれなかった精液を兄の舌がさら
っていき、すぐ近くで喉を鳴らす音が聞こえてくる。
「……ぷ、あっ」
顔が離れると、幸輔は咳込んだ。液体を嚥下しきれず、喉に引っかけてしまった。あ
らためて、優希はこの不味いものを口いっぱいに含んで、のみこんだのかと思い知らさ
れる。ちっとも抵抗できずに吐き出したのは、他でもない自分だが。
心配そうにのぞきこんできた妹の頭を撫でると、胸に顔をつけて懐いてきた。
「じゃ、今度は優希に……してくれる?」
もちろん、幸輔には断る理由などなくて。
頷いて、優希の体をゆっくり倒すと、耳や首筋にキスを浴びせる。ちゅ、ちゅ、と軽
く吸いつき、すべすべした肌を下っていく。
ニーソックスが外れた脚に指を滑らせると、優希はくすぐったそうに体をよじった。
やがて内腿を撫でつけ、ショーツの代わりに水着が覆っている恥丘を捉える。
「濡れてる……」
「うん、優希のそこ、すっごい熱いの……」
ただ発熱しただけではないのは、優希自身が一番わかっていた。兄が触れた胸や唇よ
り、一回りもふたまわりも温度が高く、その手が触れていない割に疼いていた。
彼女の言葉通り、ナイロン地が覆っている部分は本当にあつい。触れた手にその熱が
伝染して、発汗しだす。
脚を広げて秘部に顔を近付けると、熱気で目眩がしそうになった。
「あ、んっ!」
クロッチ部分をずらし、ぴったり閉じられた一筋を舌先でつつく。下着などないから
当然のはずが、いきなり舐められたことに驚いたようで、優希の高い声が耳に入った。
陰唇を広げ、奥のサーモンピンク色を露わにした。途端にどこか刺激的なにおいが発
せられ、幸輔から牡の本能を引き出そうとする。
「やっ、んあ……っ!」
とろりと肉汁が溢れて、幸輔はずるずると音を立てて啜っていく。それでもとめどな
く滲んで、あっという間に口腔を満たしてしまう。
露を舐め取っていく過程で、小さく突き出している芽を擦る。太腿がわずかに動いて、
顔を両側から挟まれる。
――すごい、とろとろだ……。
柔らかな肉に挟まれながら、妹の濡れ具合を確認する。眼前には桃色と肌色しかなく
彼女の表情はうかがえないが、こうしている間も花弁がひくつき、誘っているような動
きを見せる。
懸命に探って、優希の手を握った。
「やぁっ……は、あっ」
軟体が敏感な部分を動き回って、優希は顎を上げた。耳にはぴちゃぴちゃと犬や猫が
皿に注がれたミルクを飲む時の様な音が聞こえて、それだけで自分の具合が分かってし
まう。あまりに恥ずかしくて、思わず口元を抑えた。
指が絡んでいる部分を強く握って、顔の見えない兄を感じている。
「お、にい、ちゃん……優希、なんか来ちゃうよ……!」
さらに奥まで舌が入り込んで、水着の少女はびくりと震えた。
妹の切なげな声が上がり、幸輔は動きを強めていく。膣口を捉えてねじ込み、中身を
かき回す。石を散りばめたようなツブツブが舌を囲んで、締め付けようとして絡みつく。
「ひぁっ……ん、あ――!」
ひときわ高い声を出したと思うと、優希は弓なりに反った。身体がびくびく震えて、
兄の舌がかき回した蜜壺からなにかが抜けていく。
オーガズム後の脱力から背中が床につくと、体温との差に小さな悲鳴を上げた。
「優希、大丈夫?」
繋いだ手はそのまま、妹を起こすと、ふにゃりと表情をくずした。
「んっ……」
はりついた愛液を拭うように、優希はちろちろと兄の口元を舐めていく。
彼女の行動に驚きつつも、幸輔は身をゆだねる。舌先が顔に触れて、蜜壺から分泌さ
れた液を取っていった。
掃除が済むと、小さな唇が触れて、すぐに離れた。
「お兄ちゃん、汗だく……」
腕をまわして抱きつくと、べたべたになったワイシャツが肌を冷やす。同時に兄のに
おいが充満して、優希は目を細めた。普通の服でも一向に構わないが、こんな風に汗染
みを作っても平気な水着は、思いのほか便利な代物だった。
煙でも出るのではと思いながら、幸輔は全身から噴き出す汗を拭きとれない。珠のよ
うなしずくがポタポタ落ちていき、床を汚す。
「優希、食事の準備するね」
またひとつキスをすると、水着姿の妹は腕から抜けだし、ぺたぺたと歩いていく。
いちど自分の部屋に戻るのだろう、廊下とを仕切るドアに向かっていくが、その短い
距離の間でさえ、彼女は何度も振り返っては笑った。
「お風呂入ったらすっきりするよ。体きれいにして、ごはん食べよ?」
「うん、そうするね」
幸輔も遅れて立ち上がり、課題のプリントと、優希の黒いニーソックスを残して入浴
の準備を始めた。
キッチンで桃が揺れていた。
課題の内容や妹の事を考えて、長風呂になってしまった幸輔は、ついにのぼせて幻覚
を見ているのではないかと思いこむ。
「あ、随分のんびりだったね」
台所では小皿に口をつけて味見をしていた優希の姿。こちらに気づくと、皿を置いて
向かってきた。ぱたぱた歩くと、一緒に黒髪が揺れる。
幸輔はその姿に驚愕した。
下着姿なら、だらしがないと窘めるだけで良かった。ところが、ふだん調理の時に着
用する緑色のエプロンをしているものの、一度脱いだ黒のソックスが脚を覆っているだ
けで、他には何もない。桃に見えたのは彼女のおしりだった。
「ん、優希の顔に何かついてる?」
見上げるようなかたちで無邪気に首を傾げる。幸輔の視線はもう少し下、エプロンと
素肌のわずかな隙間にあった。暗がりで、ちらりと胸元がのぞいている。
「今日は何を作ったの?」
「そ、そっちから訊くんだね」
優希は拍子抜けして転びそうになった。
「暑いときはやっぱりカレーだよ。この季節だとちょっと日持ちしないけど」
カレーは優希の好物だ。とくべつ辛いものが駄目というわけではないが、彼女につく
らせると甘くなる。どうしてもあまくなる。各種スパイスのおかげで刺激はあるが。
「……それで、どういった主旨でそんな恰好を」
「クールビズだってば。台所って暑いけど、扇風機持っていくと危ないから、ね」
やっぱり、と予想通りの答えが出たところで、兄はため息をついた。しかしながら、
水着のまま行動していた時とは違い、きちんと調理への姿勢があってエプロンを着けて
いるので、それに比べればまだ納得できる。……が、やはり下着はつけてほしい。
「もうカレーはできたけど、まだ時間ある、よね?」
意味ありげな妹の言葉に、幸輔は後ずさり。
しかし、細い腕が腰にまわされ、優希が密着する。
「今日はお父さんもお母さんも遅い日、燈毬ちゃんも用事があるから遅くなるって」
「僕には一言もないけど……」
せめて両親からの知らせはこちらの携帯に入れてくれても、と嘆く。どうやら妹の方
が信頼されているようで、幸輔は少しきずつく。
「お兄ちゃん、優希、えっちな子だけど……嫌いに、ならない?」
少女の上目づかいは、つくづく凶器だと思う幸輔。とはいえ年下の女性陣からしか使
われた経験はないが、色々と退路を考えていても、それだけで道をふさがれてしまう。
抱きついたまま言われてしまっては、兄として以上に男として『嫌い』などとは言え
ない。――もっとも、彼女を嫌うことなどあるだろうか。
心臓の高鳴りを抑えきれず、自宅だというのに思わず周囲を見てしまう。
誰もいないことが分かると、幸輔は可愛い妹の背に手をまわして、ゆるく抱き返した。
「大好きだよ、優希」
その日ずっと言えなかった言葉を口にすると、照れくささが表に出てきて。
「優希も大好きだよ。……えへへ、嬉しいな」
裸にソックスとエプロンの少女は、とびきりの笑顔をつくった。
続きは、台所で。
以上になります。何しても熱いって地獄だよぉ……
保冷剤マジばんざい
>>195 GJ!
なんといううらやまけしからん兄妹だ!
あまあつだよ!
なんか天気を予報しそうな響きだな
甘(えんぼうの)達(人)。略してあまたつか。
右側からくる甘えっ子の種類(クー甘、ツン甘、ヤン甘etc)に対応して態度を変えるゲームですね、わかります
間違えたら甘えっ子が一斉に甘えてくるという罰ゲーム付き
ゲームが長くなれば長くなるほど甘えっ子の甘えたい欲求が溜まっていく……恐ろしい!
>>194 クールビズと言いつつ余計熱くなったじゃないか
GJ!
もう、おまえ等に甘えたら良いんじゃないか。
と脳が考え始めたのだが。
暑さでちゃんと考えるべき部分を見失ってる…
ついにスレに甘えっ子が出現したか……
お話は出来ても触れ合いにこぎつけられない甘えっ子はどうだろ
恥ずかしがりなだけか
「先に起きた方が起こすってことでいいよね?」
「いいよ。それじゃ私が先に起きるよ」
「あたしが先に起きて『おはよー』って言うの!」
「はいはい、それじゃ先に起きたら寝起きのドクペも持ってきてくれよ」
「うんわかった、それじゃおやすみなさいっ!」
「おやすみ。」
って感じで寝るんだけれど一緒に寝坊して二人で見つめ合って
「えへへ、寝坊しちゃったね?」
「寝坊しちゃったな。」
「しかたないから一緒にイチャイチャしよ?」
「はいはい、キミは本当に甘えん坊だなぁ」
「別にいいじゃん、まんざらじゃないんでしょ?」
「まあな」
みたいなSS読みたい気分。
すでに完成してんじゃねーかwww
キューピー三分クッキング、今日の料理は甘えっ子のぎゅーです
材料は甘えっ子ひとりと、男の子ひt…
完成です
三秒も持たなかった
日曜日の朝、前日徹夜してたら一周回ったのかまるで眠くならなかったので、
ソファーでドクペを飲むことにした。
しばらくぼんやり飲んでいたら嫁が起きてきて何も言わず膝の上に座ってきた、
嫁は「おはよう」とだけ言い、私も「おはよう」とだけ返し、
そのまま手櫛で寝癖を整えていた。
二階から物音が聞こえると嫁は無言で膝から降りて私の隣に座った、
すると娘が降りてきて「パパ、ママおはよう!」とやってきて私の膝に乗ってきた。
ここでやっと「ああそうか嫁は娘に私の膝をゆずったのか」と合点して、
そうしたら昔あんなに甘えん坊だった嫁が娘のために我慢しているのかと思うと
妙にかわいくなってきてついあいてる左手で肩なんて抱いたりした、
嫁は少し恥ずかしがったけど結局おとなしくなって恥ずかしそうに
私の肩に頭をのせてきたりしてかわいい嫁とかわいい娘がいて、
二人に甘えられてる私は幸せだなーって思ってた、そんな日曜日のちょっとした話。
ってのをコピペ読んでて思いついて勢いで書いた。
すさまじい破壊力だな
いつでも男の子にくっ付いていたい甘えっ娘
だけどベタベタされるのが嫌いな男の子はそれを拒絶してしまう
甘えっ娘の取った手段とはいかに
メロン味のたばこ吸ってたらこんな妄想が浮かんだ
禁煙したい
>>207 読み返したら娘が生まれる前のこの嫁の話が書きたくなったんで投下します。
その日ははじめての結婚記念日だった。
私は早めに仕事を終えて帰ってきて嫁と二人で夕飯を食べることにしていたんだ。
いつも通り机を挟んで嫁と向かい合わせになるように座って食べようとしたら
嫁が「隣にこい」って目で指示してきた。恥ずかしがり屋な嫁にしては珍しい
と思いながら嫁の隣に椅子を持ってきてドクペで乾杯、けど食べ始めようとしたら
嫁が私の左腕に抱きついてきた。嫁は左利きだからそれでも一応お互い食べられるんだけれど
「これじゃ食べにくいよ?」って言ったら捨てられた子犬みたいな目で見てきてつい
「これじゃ食べにくいからあーんって食べさせてくれる?」って続けたら顔を赤くしながら
こくんってうなずいてそれから小さな声で「あーん」って食べさせてくれた。
いつもの倍以上時間をかけた夕飯を終えたあとはソファーに移動したんだ。
ソファーにまず私が座ったら嫁が膝に乗ってきた、「今日は甘えん坊な日なんだね?」って
聞いたら恥ずかしそうにまたこくんとうなずいたんだ、それがかわいくてしかたないんだ!
それから嫁のお腹の前に両手をまわして後ろからだっこしながら
「いつもありがとうな、おいしい料理作ってくれて、掃除もちゃんとしてくれて、
笑顔で接してくれて、それに私と結婚してくれて本当にありがとう、愛してるよ」
って言ったんだ、そしたら嫁真っ赤になって混乱しちゃって「ど、どうしよう」
って感じになっちゃった、でしばらくして決意が固まったのか小さな声で
顔を真っ赤にしながら「あ、あたしも愛してる」って言ってくれたんだ。
けどそこであんまりかわいいもんだからついいじわるしちゃくなって
「え、なんだって?」ってニヤニヤしながら聞き返したんだ、
そしたら嫁こっちをにらんできて小さく「いじわる」ってつぶやいたんだけれど、
顔をさらに赤くしながら私の耳元に顔を近づけてきて「あたしも愛してる」って
ちゃんと聞こえるように言ってくれたんだ。
そんな結婚記念日の嫁がいつも以上にかわいかったってだけの話。
>>211 ブラックのコーヒー飲んでたはずだけどいつの間にかMAXコ(ry
>>211 よし、末永くもげろ
ところで何故いつもドクペなんだw食事に合わねぇww
甘えっ子は結婚しても甘えっ子か、なんか安心した
もげろ、幸せにな
>>209 チョン煙草かよ(笑)
イチゴはメロンより酷いぞ。
かくいう俺は、ガラムだ・・・
符丁去勢同盟会長
モゲロ=アマ=モゲル氏
世界有数の甘党であり、彼の邸宅では毎日、
住み込みの甘えっこ達が上白糖換算で3.5t分の甘え衝動を発散させている。
庭の樹木はその空気に感染して、虫も寄りつかないほどの甘い樹液を垂れ流しにするほどである
218 :
1/2:2011/07/14(木) 01:10:41.19 ID:K0AWxeao
今日の講義を終えて強い日差しの中をようやく家まで辿り着き、ふう、と一息ついたとたん
背中にじっとりと重たく暑い衝撃を受けた。
「ねーねーこーちゃん、暑いからアイス食べよ?」
「…冷凍庫にまとめ買いしたのがあるから勝手に食えよ」
「じゃあさこーちゃん、ジュース飲も?新製品が出たんだよ!」
「俺はいいから一人で買ってきて飲めば?」
茜が最近うっとうしい
こっちは大学での初めての試験勉強にレポートにと忙しいのに、二つ下の幼馴染は一足先に
高校の試験を終え夏休みを謳歌している
…のはいいのだが、わざわざウチに来て目の前でごろごろされると少し気が立ってくる
最初は子猫のようにじゃれついてくるのをくすぐったく思いながらも適当にあしらっていたが
こうもべったりと付きまとわれると、暑さもあってどうもイライラする
「ねーねーこーちゃん、今度一緒にプールとか行かない?きっと涼しいよ?」
もうまともに取り合う気力もなく、無視して自室に戻る
汗を吸ったポロシャツが気持ち悪く、脱ぎ捨てて新しいシャツを探す
するとまたも背中に柔らかくさっきよりふにふにした衝撃…って!
「おまっ、お前なんで脱いでるんだよ!」
「こーちゃんだって脱いでるじゃんか」
「俺は着替えるんだよ!」
というかこの人肌で二つの突起の感触はまさか
「って言うかお前ブラしてないのか!何やってるんだよ!」
ついつい語調が荒くなる。と、茜は黙り込んでさらに強く抱きついてきた
まずい言いすぎた、と思った瞬間に、茜が小さな声で呟く
「…だって、こーちゃんがかまってくれないんだもん
大学受験して大学入学してずっと忙しそうにしてて、ずーっと私と遊んでくれなくて、
夏休みになったからやっとこーちゃんと一緒にいられると思ったのに、ずーっと勉強ばっかりしてて、」
茜の口調がだんだん細切れになっていく
時折嗚咽が混じりだす
219 :
2/2:2011/07/14(木) 01:11:30.27 ID:K0AWxeao
「たいへん、なんだなってわかってるけど、ずーっとずーっと、つくえばっかりみてて
こうしたらすこしは、わたしをみてくれるかな、っておもって、がんばったのに
こーちゃん、わたしのこと、むし、して
もう、わたしのこと、どうでもいいのかな、っておもって」
…自分の不甲斐なさに腹が立ってくる
いくら大学入学でのプレッシャーがあったとはいえ、こいつには関係ないことだったのに、
こいつが根っからの甘えん坊だってことは俺が一番知っているはずだったのに
よく考えれば、前にこいつとまともに会話したのはいつだっただろうか?
「…俺が悪かったよ、ごめんな無視したりして。泣きやんでくれよ。な?」
「…ちゃんと、かまってくれる?」
「とりあえず服着てくれ。そしたら一緒に遊ぶからさ」
「…やだ」
ぼそりと呟かれたと思うと、いきなり思いっきり突き飛ばされた
丁度前にベッドがあったからよかったものの…
振り向くと…あれ?
茜ちゃん?いつの間にスカートまで脱いでるの?
「こーちゃんが悪いんだからね?こーちゃんがかまってくれないから」
どうしてパンツに手をかけてるの?
「私がいろんなことしたくても、応えてくれないから」
どうして顔が真っ赤なの?
「ずっと一人で我慢してたのに、いきなりこーちゃんのにおいでいっぱいになって」
なんかまた呂律が回ってないですよ?
「だから、こーちゃんはいまから、わたしのものなの」
…彼が無事試験を通過したかどうかは、皆さんのご想像にお任せするとしよう。
糖化終了
テーマは「夏休みに入ってかまってちゃんな甘えん坊」でした。駄文失礼
どうやら学生の夏休みシーズンに突入したらしく、2chを含むネットコミュニケーションがかなりカオスなことになっていて
パソコンの前でむっきーとなっている甘幼女を想像したりするのも限界で
いつもゆったり甘いこのスレは個人的にかなり安らぎの場所だと感じてます
願わくばこのまったり感がずっと続きますように…
PS.甘えっ子の季節と言えば夏な気がするのは私だけ?
茜ちゃん恐ろしい子ッ……
確かに夏のイメージはある。薄着だし
冬は寒いから当然べったりだとして、
秋も読書・食欲・運動の季節とイベントが多めだぞ
で、春がなぜか思いつかない
>>221 「春眠暁を覚えず」
むかしのえらいひとは言いました
>>222 なかなか起きないのをいいことに寝てる間に好き放題するんですねわかります
それとも男の子の胸の中で一緒に朝寝坊の方だろうか
225 :
二度寝:2011/07/14(木) 12:38:30.06 ID:KpyMOhEh
休日の朝、俺は布団の中でゆったりとした時間を過ごしていた。
両親は仕事場に泊まる事が多く、休日にも帰ってくる事は少ない。
つまり休日の朝は、ほぼゆっくり寝ることが出来るのだ。
〔ほぼゆっくり〕と表現したのは理由がある。
それは邪魔をする奴が一人いるからだ…
「こらー起きろー!」
いつものように幼なじみが勝手に部屋に入って来た。
また、母さんに「息子の事よろしくね♪」と鍵を預かっていたのだろう。
いや、こいつの事だから、合鍵をひそかに作っているのかも知れない。
「なんか馬鹿な事考えてるでしょ?言っとくけど、おばさんから鍵預かったんだからね!」
「またかよ…」
俺は渋々起き上がり時間を確認した。
時計の針は、まだ7時をさしている。
これでは平日に起きる時間とかわりがない。
「まだ、7時じゃねえか!休日ぐらいゆっくり寝かせろよ〜」
226 :
二度寝:2011/07/14(木) 12:39:41.56 ID:KpyMOhEh
俺は文句を言いながら再び布団に潜り込んだ。
しかし、幼なじみがそれを許さない。
「私が起こしに来ないと、何時までも寝てるでしょ!ほら起きて、どっか遊びに行こうよ!」
布団を剥ぎ取ろうとする幼なじみと、布団にしがみつく俺との間で力比べが始まった。
目覚めたばかりで、力が入らない俺には不利だ。
ここは、交渉に持ち込むべきだろう。
「わかったわかった!9時には必ず起きるから!」
「本当?9時になったら、遊びに連れていってくれる?」
いつのまにか、起きることから遊びに行くことに話しが変わっているが、つかの間の平和を手に入れるために、ここは要求をのむしかあるまい。
「連れてってやるから寝かせてくれ」
「約束だよ?9時に起こしにくるからね?」
「わかったわかった。じゃあ、おやすみ〜」
「…」
227 :
二度寝:2011/07/14(木) 12:41:33.17 ID:KpyMOhEh
部屋は、やっと静寂を取り戻した。
俺は、二度寝の幸福を感じながら、目を閉じ深呼吸をした。
この世に二度寝以上の幸せがあるだろうか?いや無い!
対立している者同士が、布団を並べて一緒に二度寝の幸福を味わえば、戦争すら無くなるだろう。
そんな馬鹿な事を考えていると、布団がゴソゴソ動くのを感じた。
目を開けると、幼なじみが布団に入って来ている。
そういえば、幼なじみが部屋を出ていった記憶が無かった。
「お前、何やってるんだよ?」
「あれ!?起こしちゃった?」
「まだ寝てないだけだよ。それより、何やってるんだよ?」
「なんか気持ち良さそうに寝てるから、私も二度寝したくなって、つい…」
「…お前は、そんな理由で男の布団に潜り込むのか?」
「!?そ、そういう言い方は、恥ずかしくなるから禁止!」
「まったく…」
俺はため息をつくと、体を反転させ幼なじみに背を向けた。
せっかく手に入れた二度寝の時間だ、邪魔をされたくない。
すると幼なじみが背中を突いて来た。
「…何だよ?」
「ねえ、話しづらいからこっち向いてよ…」
「俺、寝たいんだけど…」
「いいから」
何がいいのか分からないが、背中を何度も突かれてはどちらにしろ寝ることが出来ない。
仕方なく俺は体を反転させ幼なじみの方を向いた。
同じベッドに寝る者同士が向き合えば、当然お互いの顔が近くなる。
俺達は意識してしまい、顔を赤く染めた。
228 :
二度寝:2011/07/14(木) 12:42:37.62 ID:KpyMOhEh
「な、何か近いね?」
「だ、だから、こっち向いた方がいいだろ!」
俺がまた反転しようとすると幼なじみがそれを止めた。
「べ、別に近くてもいいから、こっち向いてて!」
「…いいけど、俺は寝たいから話しはしないぞ?」
「う、うん。私も寝るから、寝てていいよ」
俺は再び目を閉じ深呼吸をして体の力を抜いた。
深呼吸の時、何か甘いにおいがしたが、幼なじみのにおいだろうか?
少しドキドキしてくる。
しばらくすると幼なじみが呼吸する音が聞こえてきた。
心なしか呼吸が荒い。そして突然ピタリと呼吸が止んだ。
無呼吸症候群だろうか?
俺は気になり、そっと目を開けてみた。
すると、いつのまにか目を閉じた幼なじみの顔が、目の前まで迫って来ている。
まさにキスする五秒前だ。
「な、何やってんの?」
「え!?わわ!?」
幼なじみは俺が起きているのに気がつくと、慌てて離れた。
「あ、あれ!?なんか私、寝ぼけてたみたい!」
幼なじみは白々しい言い訳を始めた。
「あはは、まだ寝てなかったんだね?」
「何か不穏な気配がしたからな」
「や、やだなー!ここには私達しかいないんだから、安心して寝てていいよ?」
「…お前さ今、チュウしようとしてただろ?」
229 :
二度寝:2011/07/14(木) 12:44:12.60 ID:KpyMOhEh
「ええ!?そそ、そんな訳ないじゃない!?やだなー!」
「嘘だな」
「嘘じゃないもん!キスなんかしたくないもん!」
どうやら正直に話す気はないらしい。
それならこっちにも考えがある。
「何だ違うのか?それは残念だな。ちょうどチュウしたい気分だったんだけど…」
「え!?」
「じゃあ、おやすみ」
「あ…」
俺は、また体を反転して幼なじみに背を向けた。
しばらくすると、幼なじみがゆさゆさと俺を揺さ振り出した。
「…ねえ本当?チュウしたいって本当?」
「…」
「私ね本当はチュウしようとしてたの。本当にチュウしてくれるの?ねえ起きてよー」
ユサユサと俺を揺さ振りながら、幼なじみはあっさりと白状した。
俺は体を起こして幼なじみと向き合った。
幼なじみは赤い顔をして目が潤んでいる。
「やっぱり、チュウしようとしてたのか…」
「え?う、うん…だからチュウして…」
「…さっき俺が言ったのは嘘だ」
「嘘?チュウは?」
「別にしたくない」
「だ、騙すなんて酷いよ!」
「寝てる人の唇を奪おうとする奴の方が、もっと酷いと思うが?」
「あう…」
「これは罰だな」
「ええ!?罰やだよー」
「お前が悪いんだから、我慢しなさい」
「ふえ〜ん」
「まず目を閉じろ」
「ええ!?目、目を閉じて何するの?」
「それを言ったら目を閉じる意味がないだろ」
「う、うん…」
幼なじみは目を閉じた。
キスすると勘違いしたのか頬が赤くなり、口を前に突き出している。
俺は指で輪を作り、ビシッとデコピンを幼なじみのおでこに炸裂させた。
「いったーい!」
「これでも手加減したんだぞ?」
「…今のタイミングでチュウしてくれるかもと期待してたのに〜」
「ハハハ、したくないって言っただろ?」
「う〜」
「チュッ」
「ふぇ!?」
230 :
二度寝:2011/07/14(木) 12:44:55.19 ID:KpyMOhEh
俺は幼なじみが不満で尖らせていた口にキスをした。
突然の出来事に幼なじみは目を見開いたまま固まっている。
「ハッ!?い、今のなし!一瞬でわかんなかったから、もう一回!」
「ハハハ、もう一回やっても、ファーストキスはさっきので終わりだぞ?」
「ファーストキス?」
俺は今のが自分のファーストキスだったので、幼なじみもそうだと思っていた。
「…え?違うのか?」
「う、うん…あの、怒らないで聞いてね?」
ドクンと心臓が嫌な音を立てた。
「な、何だよ?」
「今のファーストキスじゃないの、キスは今まで何回もしてるんだ…」
俺は幼なじみの突然の告白に動揺した。
小さい頃から一緒だったのに他に好きな奴がいたなんて知らなかった。
キスぐらいたいしたことないと自分に言い聞かせても動揺を隠し切れない。
「ヘーソウナンダ?」
動揺してカタコトになってしまう。
「怒らないの?」
「ベツニナンテコトナイヨ」
「よかった…今まで何回も寝てる間にチュウしてたから怒られるかと…」
俺は幼なじみが呟いた言葉で正気を取り戻した。
「何!?」
「え?だからファーストキスは寝てる時にしちゃったから…」
「…つまり、今日みたいな事は前からやっていたと?」
「あの怒らないって…」
ビシッ
「あう!?」
また、デコピンを幼なじみに炸裂させた。
「うう痛い…」
「まったく…」
俺は表面上は怒っていたが、内心は別の男が幼なじみのキスの相手じゃなくてホッとしていた。
「…今度からは起きている時にしろよな」
「はーい…え!?いいの?」
「寝てる時にされるよりマシだからな。わかったか?」
「うん♪…チュッ♪」
―終わり―
>>230 これはいい甘えんぼう幼なじみとツンデレのカップルwww
末永くもげろよ!
mo-ge-ro
わかった、受け身じゃ駄目だ
ちょっともいでくる
234 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 20:07:11.69 ID:7gppqvO/
今日鳥の雛を助けたんだが擬人化して甘えっ娘にした話を書いてくれる人いないかな?雛だからまだ甘えたい盛りなんだと思うんだが俺には書けなかったんだ・・・
「おにーちゃんおにーちゃん、見て見て!せみのぬけがら!」
「おーすごいな雛子、どこで見つけたんだ?」
「えっとね、あそこの木のところにあったの!」
ウチのお姫様はなかなかおてんばのようだ
早くに母を亡くし、父は家計を支えるため身を粉にして働いてくれている
だから小さいころから妹の雛子の面倒をみるのは俺の仕事だった
そのせいか、小学生になって友達もいるだろうに、休日はずっと俺の後ろをついてくる
父によると、歩けるようになったころにはもう俺の後ろを追いかけていたと言うからこそばゆい
もともとインドアな俺もこうもくっつかれるとなんだか悪い気がして、雛子にせっつかれて休みの日には
こうやって近くの公園で一緒にのんびり過ごすのが二人の約束になっている
まあ、そのおかげでこうやって夏の日差しを楽しむなんて気持ちを持てたしな
母親がいないのは雛子だけじゃない
雛子の純粋さや天真爛漫さには、むしろ俺の方が救われているほどだ
「ふぁぁっ、いたーい」
「って、大丈夫か雛子!」
しまった、つい目を離しているうちに、走っていた雛子が転んでしまったようだ
いそいで駆け寄り様子を見てみると、幸いひじを少しすりむいた程度のようだ
兄貴ずらしておいてこの始末、もっとちゃんとしないとな…
「とりあえずゴミを洗い流すか。雛子、こっちおいで」
「うんおにーちゃん。ごめんね、ひなこ…」
「大丈夫だからな。今度からは気をつけて走るんだぞ?」
「うん!」
公園に備え付けられている水道で赤くなっているひじを洗う
血も出ていないようで一安心
「血は出てないけど、一応家に帰って消毒しような?」
「おにーちゃん、ひなこだいじょうぶかな…」
「ちょっとすりむいただけだから大丈夫だよ。つばでもつけておけば治るさ。」
「つば…」
そう呟いて、自分のひじを舐めようと頑張る雛子
「とひょかにゃい…」
そういえば、自分のひじを自分のあごに付けることはできないってどこかで聞いたことがあるな
必死に舌をのばす雛子が可愛らしいのであえて教えないが
しばらく頑張っていた雛子もあきらめたようだ
「ねえおにいちゃん、ひなこをなめて?」
…いやいや俺、何を考えてるんだよ
何を考えたかって?…いやまあその、うん。
本当に俺は兄として大丈夫なのか…
「おにーちゃん?」
雛子も雛子だと思うが、目を離していた自分のせいでもあるので何も言えない
ベンチに座らせて俺はその前にひざまずく
雛子はだまってひじを俺に差し出し、俺はそこに舌を這わせる…何だこの倒錯的な雰囲気は…
「ぅんっ、くすぐったいよぅ…」
聞いたことのないような雛子の声
ヤバイ、と思っても、もうやめるという選択肢はなかった
あれほどうるさかったセミの鳴き声も、あれだけ強かった夏の日差しももう分からない
今感じられるのは少し塩っけのある雛子の味と、ふにふにした雛子の肌の感触と、悩ましく聞こえる雛子の声
行為自体は数秒だったはずなのに、何時間もこうしていた気分だ
…俺は、俺はもしかすると今、開いてはいけない扉を開いてしまったのかもしれない…
というか、まわりに人がいなくて本当によかった…
自分の中に残る情けなさと熱っぽさと、ほんの少しの興奮をもてあましていると、雛子が立ち上がり俺に呟いた
「あのねおにーちゃん、今の、ひなこがなおるまでやってくれる?」
それだけ言って、雛子は家の方向へと駆けていった
…あの顔の赤さは、夏の日差しのせいだよな
…うんきっとそうだ、そうで、あってほしいような、そうであってほしくないような…
一番困るのは、走る雛子を止めようともせず、むしろ今度は足をすりむかないか、なんて考えている俺なんだが
糖化終了
テーマは「雛鳥」「介抱」「インプリンティング」
>>234に捧ぐ
…のはずが、甘え成分が皆無の上に謎の倒錯感満載でお送りしました。駄文失礼
PS.「インドアな」と変換しようとしたら「インド穴」になって、褐色娘とのごにょごにょを想像したのはここだけの秘密。OfficeIME…
238 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 23:50:14.08 ID:7gppqvO/
>>237 ありがとう!こんなにいい作品にしてくれるとは思わなかったぜ あと、変換ミスで卑猥なこと連想する時あるよな
>>221 新しい制服お披露目甘えイベントがあるじゃないか
>>240 それはつまり……入学した途端、ブレザーかセーラー服を着た甘え娘に追いかけまわされると
>そういえば、自分のひじを自分のあごに付けることはできないってどこかで聞いたことがあるな
ついつい実践してみたアホは手をあげろ。ノシ
ノシ
なんかホント、ここに来るとなごむなー。
きっと甘えん坊な警備娘が身体をはって一生懸命
このスレを守ってくれているに違いない。
甘えんぼうな自宅警備娘とな
ゆくゆくは専業主婦ですねわかります
女「キミの家を警備させてください!」
男「…」
女「ドキドキ…」
男「警備は必要ない」
女「がーん!?ダ、ダメなの?!」
男「ダメ」
女「グスン…」
男「俺がお前を守る」
女「…うん♪」
仮に承諾しても、男の部屋から一歩も出ないから自宅警備にならないと思った
「こうなったら、甘SPとして24時間つきっきりで警護するしかないようですね。
トイレもお風呂も夜寝るときも、あなたのそばから絶対に離れません……!」
絶対に甘えてはいけないSP24時
24時間男をみっちり警護しつつ、ぎゅーもすりすりもちゅーも禁止
男に触れた時点でアウト
嫉妬に燃えるスレ住人軍団による壮絶な罰ゲームを(男が)受ける
書いててかなりの無理ゲーな気がしてきたww
甘えるとアウト宣言されてお仕置きされるのか
お仕置きはもがれるから命がけだな
255 :
1/2:2011/07/16(土) 02:40:34.63 ID:7hsr+j97
これだけ暑いと寝るのも難しい。
「…………」
それも、一人でなくもう一人寝床にいると、難易度は格段に上昇する。
「あー……あのな、沙夜。あちいので家に帰っては如何かな?」
「……?」
「いや、?じゃなくて。帰れと言っているのですよ、俺は」
「…………」(ぷるぷる)
「……はぁ。あのな、沙夜。俺の部屋暑いだろ?」
「…………」(コクコク)
「クーラーがないからそれも道理だよな。ほら、お前んち隣だし、お前の部屋にはクーラーついてるし、帰ると快適だぞー?」
「…………」
沙夜はしばし虚空を眺めて何かを考えると、こちらにぽてぽてと歩み寄り、俺の腕を引っ張った。
「ん、なんだ?」
「…………」
「あー……ええと。俺も一緒に来い、と?」
「…………」(コクコク)
「いやいや。俺はここで寝るよ。暑いのは慣れてるし」
「…………」(ぷるぷる)
「いや、ぷるぷるじゃなくて。一人で寝なさい」
「…………」(ぷるぷる&半泣き)
「ええいっ、んなことで泣くなッ! わーったよ、行くよ!」
「……♪」
「やっぱ嘘泣きか」
沙夜のほっぺを軽く引っ張ってお仕置きしてから、一緒に部屋を出る。何が嬉しいんだか知らないが、先ほどから沙夜は俺の腕にくっついて……というよりも、しがみついている。
母さんに今日は隣に泊まると言ってから、家を出る。そのまま隣の沙夜の家に入り、おじさんとおばさんに挨拶する。……っつーか、まあ、もうほぼ毎日顔を合わせてるので家族みたいなもんなので、挨拶も何もないが。
「んじゃ、お前の部屋に行くか」
「…………」(コクコク)
階段を上ろうとすると、なんか知らんが沙夜が背中に乗ってきた。乗せたまま階段を上り、沙夜の部屋に入る。
「…………」(くいくい)
「へーへー」
操縦アンテナのように沙夜が俺の髪を掴み、クーラーのリモコンがある方へ誘導する。スイッチを押すと、クーラーは冷風を吐き出し始めた。ようやっと一心地ついた。
「ふぃー……あー、暑かった」
「…………」(コクコク)
ソファに座り、息を吐く。沙夜は俺の背中から膝に移動し、今度は自分の背中を俺に預けた。
「…………」(じぃーっ)
そして、何か意味ありげな視線を自分の肩越しに俺にぶつけ始めるのだった。
「とうっ」
視線の意味が分からなかったので、沙夜のほっぺを押してみる。大変ぷにぷにで柔らかい。
「…………」
どうやら違ったようだが、それはそれで問題ないのか、沙夜は俺にぷにぷにされたまま、こちらをじぃーっと見ていた。
「…………」
いや、違う。俺じゃなくて、もっと奥……つまり、俺の後ろを見ている。くるりと振り返ると、そこにはブラシがあった。
「ああ、そゆことか」
ブラシをとり、元の位置に戻る。沙夜はもうこちらを見ていなかった。正解のようだ。沙夜の髪にブラシをあて、優しくとかす。
「…………♪」(ご機嫌)
「沙夜、もうちょっと前行け。狭い」
「…………」(ぎうぎう)
「前だ、前! なんで後ろに寄ってくる!」
256 :
2/2:2011/07/16(土) 02:40:57.48 ID:7hsr+j97
「…………」(ふにふに)
「いやいや、いやいやいや! どうして抱きついてきますか! 今は髪をとかす時間だろ!」
「…………」(ぶすーっ)
「なんで不満げやねん」
沙夜のデコに軽くチョップしてつっこむ。沙夜は両手でおでこを押さえると、わざとらしく痛そうに顔をしかめた。
「んな強くしてねーよ。いーからほら、そっち向け。髪とかせねーだろ」
沙夜の髪は無駄に(失礼)量があるので、とかすのも一苦労だ。とはいえ、沙夜の髪は絹のような手触りのため、苦労はするが全然嫌ではない。むしろこの時間を俺は好ましく思っている。
「…………」
沙夜はどう思っているのだろう。任せるということは、多少は俺と同じ感情を抱いてくれているのだろうか。
「……?」
「ん、ああ。悪い」
俺の手が止まったことを不思議に思ったのか、沙夜がこちらを見ていた。慌てて沙夜の髪にブラシをあてる。
「…………」
何かを感じ取ったのか、沙夜はブラシを持つ俺の手を優しく握り、コクコクと頷いた。
「……ん、ああ。そっか。サンキュな……ってのもおかしいが」
それだけで、なんとなく沙夜の言いたいことが伝わってきた。
「…………」(むふー)
満足げに鼻息を漏らす沙夜。その鼻息が全部俺にかかった。いや、別にいいんだケド。
「なんか軽く甘いのな、お前の鼻息」
「……!!!」(がぶがぶ)
いくら幼なじみとはいえ鼻息を嗅がれるのは恥ずかしいのか、沙夜は顔を赤くしながら俺の肩を噛んだ。
「……! ……!」
「へーへー。分かったよ。嗅ぐの禁止な。了解了解」
「…………」(むふー)
またしても満足げに鼻息を漏らす沙夜。そしてやっぱり全部こっちにかかった。
「やっぱちょっと甘いのな」
「……! ……!」(がぶがぶがぶ)
肩がとても痛いです。そして学習しろ俺&沙夜。
「ていうかいうかていうかだな、そもそもお前が鼻息を漏らさなけりゃ済む話だろ」
「…………」
「え、俺が嗅がなきゃ済む話って? 俺の顔全体をお前の鼻息が覆うから、嗅がないわけにはいかんのだよ」
「…………」
「息をしなければいい? 人は呼吸をしなければ死ぬのですが」
「…………」
「いやいや、気にしないじゃなくて。気にしてくれ」
会話してるうちに、沙夜は身体ごと回転させてこちらを向いていた。俺の膝に乗り、相対している形だ。
「…………」(つんつん)
「や、葬式は盛大にしてやるじゃなくて。それより、あの、沙夜さん。議論を交わしている最中に何をしているのですか」
「…………」(コクコク)
「いや、こくこくじゃなくて。何をしているか聞いているのです」
「…………」(つんつん)
さっきから沙夜は自分の鼻と俺の鼻をつんつんと合わせていた。意味が分からん。ただ、まあ、なんか超楽しいですが。いや、表面には出しませんよ! 沙夜が調子乗るので!
「……?」
「え、うそ、笑ってるか、俺!?」
「…………」(コクコク)
思ったよりも俺はポーカーフェイスができない模様。くそぅ。
「……?」(つんつん)
「あーはいはい。そうだよ、俺も楽しいよコンチクショウ」
「……♪」
ご機嫌体質になってしまった沙夜が飽きるまで、この遊びは繰り返されたという噂。
よし符丁もげてよし
お仕置き一回こっきりじゃねーか
いやでもマジもぎしたら甘えっ子が悲しむから、「もげそうなほど痛めつける」べきか
>>256 鼻つんつんいいなぁ、俺もしてえ!
GJ!!あともげろ!!
エロパロ板なのに甘えっこスレはエロがなくても
限りなくGJだから困る
ということでもげろ
264 :
会長と夏休み:2011/07/16(土) 12:16:44.04 ID:QE0NP8ml
高校にもなる妹がタンクトップにショーツ一丁のままソファーで寝てて
気付いたら書いてしまっていた。
反省はしている。
糖分控えめだと……思う
かんかん照りと言わんばかりの熱気と暑さが降り注ぐ夏の白昼。
30°を余裕に超える気温のせいか湧き出る汗を吸い続けたシャツが何とも言えない心地悪さと男独特の汗臭さを放つ。
それはいいとして…だ
「会長」
「んー……?」
その汗臭いシャツを気にせずに俺の胸板に顔を押し付けている女性……まぁ、うちの学校を支えている生徒会最高責任者詰まるところ生徒会長ご本人なんだが……何時も壇上に上がって威厳を放っている会長は其処にはなく、俺しか知らないもう一つの会長が見えていた。
夏休みの一日、会長のお誘いで会長の家にお邪魔しているのだが……来て早々に抱き付かれて匂いを嗅がれている。
「汗臭くないすか?」
「んん、ふぅ……いやむしろいい香りだ」
悦の入った表情を向けてくる。
会長と知り合って間もない頃、こんな面持ちをされて思わずどきりとした事が記憶にある。
その後に『我慢ならん、すまないが大人しくやられてくれ』と言われ美味しく頂かれてしまったのだが。
それからというものの、生徒会に引き込まれ半ば強引に副会長に任命された。
とは言え、生徒会の仕事は会長が片付けてしまう為仕事という仕事はやった事がない。
「はぁ……会長がいいならそれでいいんですが……つか、会長もそんな格好してるならクーラー点ければいいのではないかと自分は思う訳なんですが」
現に会長も薄っすらとだが、前髪から垣間見える額に汗が浮かんでる。
扇風機は点いてるものの、真夏の熱気の中で風なんて吹かせても熱風が襲ってくるだけ。
更に会長の格好だが……タンクトップとショーツ一枚だけって女性としてどうなのだろうか。
そりゃまぁ、タンクトップの黒い布地を押し上げ、どっしりとした質量感、呼吸の度に僅かに震える果実に目は行くけども。
「クーラーなんて無粋なものを点けてしまったら君の香りを嗅げなくなるじゃないか。それに……だ」
ふっ、と今まで預けていた重みが消え、次の瞬間には身体が床に打ち付けられ目の前に会長の顔が映った。
「君もそれ程鈍くはないだろう?私の格好……ある程度は想定出来た筈だ」
会長の黒髪が頬を擽る。切れ長の闇色に煌く瞳と不適切な笑みが俺を捉えて離さない。
「いや、待って下さいって。今昼間っすよ?」
「時間なぞどうにでもなる。なに、夏休みなのだから気にする必要もなかろう」
「不純異性交遊は…」
「校外なら校則は適用されまい。仮に適用されるものなら生徒会長権限でねじ伏せる」
何という職権濫用。しかし、この人の事だからやりかねない。
「えーと……」
「どうした?……私と身体を重ねるのは嫌、か?」
眉を八の字に顰め、涙ぐむ。
……どうも会長のこういう落胆と言うか気落ちしたような面持ちどうも苦手だ。
普段の態度が自信に満ちているせいか、慣れない。だが、ギャップがイイとか思っていたら取って喰われてしまう。
こういう時は目を合わせて会話を交わすのが無難だ。
「嫌じゃないですよ、決して。ですけど、挿れた途端、会長、淫魔になるじゃないですか」
因みに淫魔は喩えだ。尻尾が生えたり、頭から角が出てくるわけでもない。
なぜ淫魔と色欲を象徴する悪魔を会長に喩えたかというと……本番になって少なくとも4回以上は搾り取られる。休憩を入れずに、だ。
しかも此処の所、毎日のように会っている為、必ずと言っていいほど襲われる。
才色兼備、容姿端麗で通ってる会長が淫魔でも不思議ではないのだが。
そもそも淫魔が存在するのかと言う疑問は置いておく。
「ふむ、つまり私が有無言わさず腰を振るのがいけないのか」
「まぁー……間違っちゃないんですが……ちょっと暴走気味の欲望を抑止して頂けないかと副会長である私めがそう思うのですよ」
「善処する。じゃ……久しぶりに副会長君に甘えるとしようじゃないか」
「いや、待t、んっ!」
そういうや否や、唇を優しく重ね合わせてきた。何時もの会長にしては珍しいキス。
しっとりと濡れた唇は表現し難く、汗が混じったのか微かに甘酸っぱい。
会長はふっくらとした柔らかな感触を愉しむかのように唇を強く押し付けたり、或いは引いたりと適度に強弱をつけてくる。
ディープまでは至らなくとも興奮を誘うには充分で濃厚な口付け。
されるがままだが、時折聞こえる会長の吐息が堪らなく愛おしい。行き場のない切なさを埋めたいのか、会長が腕をぎゅっと強く抱き締めてきた。
それに合わせて互いの吐息は熱くなる……
「っ、んぅ…ちゅ、ぷ……はぁ、こういうのも、たまには、いいな」
漸く離れると、お互いの唾液で湿った唇を舌で舐めずり微笑みを作る。やっぱり淫魔だこの人。
「ええ、まぁ……」
「時に副会長君。暑くはないかね」
「は?え、えぇ、まぁ……夏ですし、そりゃ暑いですけども」
唐突の言葉に有耶無耶な返事を返す。突然、会長が脈絡も無く何か言い出す時は何か企んでいる場合が多いが今は暑くて考える思考がない。
カーテンで光を遮断し、窓全開で扇風機を強で回しているが、それでもまだ暑い。
「そうかそうか、では……」
俺の返答に満足気に頷き、抱き締めていた腕が離れて立ち上がるとタンクトップの裾を掴んでーーーーって……
「か、かか会長!?何故に脱ごうとしてるんですか!?」
「暑いからな。さ、副会長君も脱ぎたまえ」
「いやいや、暑いからの言葉でさり気なく流そうとしないで下さいよ。と言うか脱ごうとしないで下さい!」
そんな制止の言葉も聴かずにタンクトップを脱ぎ捨ててしまった。続けて、ショーツまでも……糸が引いていたのは気のせいだとは思うが、見えたのは一瞬であっさりと脱いでしまった。
「ふぅ……衣服が無くなるだけでも相当涼しくなるな。悪くはない」
仁王立ちの体勢で相も変わらぬ自信。
露わになった無駄のない身体つき。その中で一際、目線が行くのは女性のシンボルとも言える大きな果実。その大きさに反して、先端に慎ましげに息づく淡い桃色の乳頭。
そして汗が谷間から乳房にかけて張り付き、濡れたような照り返しは却って瑞々しさを強調していた。
取り敢えず、会長の乳は反則。
「さ、副会長君も脱いで私と抱き合ってお昼寝タイムと洒落込もうじゃないか」
「いやいや、裸体で抱き合って寝るとか正気ですか?こんな暑いのに」
「やれやれ…副会長君は分かってないね。暑いからこそ抱き合い、発汗させて体温を下げるんじゃないか。因みに、君に拒否権はないぞ?これは会長命令だ」
「うわ何この八方塞がり」
「何なら私の胸で眠っても構わない。さぁ、さっさと脱いで私の胸に飛び込んでくるんだ」
いや、待て待て……
胸に飛び込むなんて下手したら理性が……据え膳食わぬは何とやら……いや、ヤるわけじゃないし………搾られないだけまだマシか……あぁ!もうヤケだ!
「脱ぎゃいいんでしょう脱ぎゃ!」
汗だくのシャツとズボン、パンツを纏めて脱ぎ、そこら辺に投げ捨てた。会長もその様子に歓喜したようで、拍手しながら微笑んでいる。
「君のノリの良さは賞賛を贈りたくなるよ」
「それはどうも……で、抱き締め合ったまま寝るんでしたっけ」
「そうだ。そして君の頭を胸で挟む」
「……淡々と言わないで下さい。真面目な顔して言われても返答に困ります」
「まぁ重要な事は把握していて欲しいからな。それよりも……」
会長が何かを言いかけると、視線を俺の下に落とした。
「その逞しい物をそそり立たせて……私を誘っているのか?」
「いえ違います。断じて違いますから」
マイサンが最近、自己主張が激しいせいで四六時中、会長に喰われそうになる。まぁマイサンが戦闘に入るのは大方、会長が誘惑するせいなのだが。
「さぁ、寝るとしようか」
「…………あの」
ソファーで会長と密着中。ところどころ柔らかいせいで悶々としてしまう訳であって。それに加えて、程良い柔らかさ、弾力と会長の甘い体臭が頭を包み込んでいるせいで興奮が掻き立てられるわけで。
「どうした?眠れないか?」
「は、はい……主に会長のせいなんですが」
「……私としては嬉しいな。私の身体で性的興奮、つまり発情しているという事だからな」
「ですが、悶々として眠れません」
「ふむ……では、私の胸をしゃぶるのはどうだ?落ち着くとは思うが」
そんな悪戯に笑われても説得力は全然ありませんよ。
それに……
「……俺は赤ん坊ですか」
「物は試し、と言うじゃないか。残念な事に母乳は出ないがな」
「出たら出たで怖いと思いますけど……」
「出ても飲ませるのは君か私と君の子供だな」
「会長、話が噛み合ってない上に飛躍し過ぎです」
そんな恍惚に満ちた表情で言われても、ある意味怖いです。ていうか、一体どういう未来予想図を描いてるんですか会長。
「まぁそれは置いといて、ほら、一思いに吸うなりしゃぶるなりするといい」
胸を顔に押し付けたり、俺の頭を掴んで乳頭まで持って来させたり…促しは止まらない所かエスカレートしていく。
……もう興奮が治まらない以上、背に腹はかえられないか。
「……分かりましたよ。では………頂きます」
小さく唇を開いて、乳輪が見えなくなるぐらいまで包む。
徐々に口を窄めながら、乳頭を味わうように舌で転がす。味は……会長の甘い匂いに似ている。
「ぁ、んぅ、私のおっぱいは、美味しいか?」
コクリと小さく頷くと、会長の腕が首に回され押し付けられる。
少し驚いたが再び会長の胸を貪る。ちゅぅぅ、と強く吸ったり、乳輪になぞる様に舌を這わせたりと愛撫をしているのにも拘らず、不思議と今まであった興奮が落ち着いてきた。
「…ちゅ、く……」
「んっ、ぁ、ぅう、く!」
それと同時に、冴えていた意識が段々朧げになっていった。
会長の嬌声が遠くなり、ゆっくりと下りてくる瞼が閉じると共に……
「す……ぅ……」
「ぅ、はぁ……本当に、寝てしまったか」
気付けば私の胸を力無く咥えたまま寝息を立てていた。
激しいしゃぶり方されたせいからか、身体の火照りは抜けていない。全く……赤ん坊にしては随分、えっちな吸い方だった。普通ならば、お返しとして中に注いで貰うのだが、肝心の彼は眠りに身を委ねている。
しかし、今ある火照りは彼が起きた時に鎮めて貰えばいい話だ。
それまで……一時の休憩か。
頭を一頻り撫でて彼の顔を覗くと、すぅすぅ、と規則正しい呼吸音が耳に届いた。
それにしても本当に良く眠っている……何だか私も、眠く……
「お休み……副会長君」
汗が蒸発して少し冷めた彼の身体に脚を絡ませ抱き寄せると、目を閉じた。
なに、夏休みは始まったばかり……時間なぞ気にする事もなかろう。
では………私も一時の眠りを…
以上です
暑い部屋の中で書いたので誤字あるかも……
うん、ちょっと妹に罵倒されてくる
……ふぅ……
gj
煽りの文章から妹物だと思ったら強気お姉さん物だと…
大好物ですありがとうございます
>>271 暑くて汗かいてると思ったらガムシロップだった
暑いって素晴らしいね
で、タンクトップショーツの妹に
「私を放っておいてパソコン見てるなんてヒドいよ…こんな格好までしたのにぃ。もう、お兄ちゃんのバカァ!」
って膨れっ面でぽかぽかパンチ喰らうんですね。よくもげろ
女性上位が好きということは、妹は私がいただいていいのだな。
まじおねがいします。妹さんを俺(ry
少なくとも両方を独り占めしようと言うのならもげろ
むしろ罵倒されるついでにヤンデレ化した妹にもがれるSSを…
保管庫が更新されてた。ありがとう
という訳で
嬉しいので頭なでる
「保管庫、更新したよっ」
嬉しいのでほっぺぷにぷにする
「ほふぁんこ、こうひんしたよー」
嬉しいのでちょっと胸触る
「ほ、ひゃんっ、こう、しん、したよ……」
嬉しいので下の方をまさぐる
「やっ、ほ、ほか……んっ、こっ……あうっ」
嬉しいのでハグする
「……えへへ、保管庫更新したよ」
好きなのをどうぞ
>>274 「お兄ちゃんの分からず屋!」
部屋を出て廊下に涙ぐんだ妹が佇んでいて、何故かキッと睨みつけると叫びながら右ストレートを放った。
妹の手の大きさは小さい。よって掛かる面積は小さく、より深くへと打撃を加える事が可能になる。
そして、勢いづき鋭く打ち込まれた拳は俺の懐へと吸い込まれーーーーー
「ごふっ!!」
見事なまでに決まった。
地味に痛いです。しかも鳩尾……いいパンチだ、我が妹よ……
「お兄ちゃんの馬鹿ぁ!私が、せっかく……せっかくこんな恥ずかしい格好して寝たふりしたのに……襲わない所か、自室に閉じこもるなんて……一体どういう了見よ!」
「い、いや待て……お前、襲われて良かったのか?つか、寝たふりって……」
それと肩を掴むのはいいんだが、ガクガク揺さぶらないでくれ。
胃の中でアイスとか色んな物が融合して大変な事になる。
「当たり前じゃない!好きな人に誘惑するのはいけないこと?」
「い、いやいや、待て!俺たち兄妹だろうが!」
「兄妹だろうが身内だろうが、お兄ちゃんが好きになったんだから仕方ないでしょ!分かってよ……私が悪いって思ってるなら怒るなり何なりしなさいよ!」
妹が告白し、有りのままの気持ちを吐き出し時に俺はわからなかった。
…………こういう場合はどう、声をかけてやればいい?
兄として、妹を咎めるか。
恋人として、妹を異性として受け入れるか。
分岐に立たされ、選択と葛藤に追われた俺はーーーーー
「えっ?」
妹をそっと、抱き締めた。
驚いたのか、妹は腕の中で硬直している。
お互いの吐息、体温、感触……何もかもが近くで分かる。
腕に力を少し込めるとピクリと震えた妹。
「今、俺に出来んのはこれぐらいだ」
「……ううん、充分。でも……暫くこのままでいさせて………」
微糖だな、こりゃ
妹に罵倒(ry
>>275 両手に花という言葉で
副会長が会長と会長の妹で(逆レイプ)姉妹丼という脳内変換が起きた
うん、妹に殴られ(ry
名前が夏休みと会長のままだったorz
>>276 全部頂こう
何か言おうと思ってたけど忘れた……
もげろ
で、コーヒーに砂糖入れたのはどこの誰っと♪
ネス○フェのビンまるごと黒砂糖に入れ替わってた
このスレの住人にさ、めちゃくちゃコーヒー飲む人居るよな
むしろ飲まずにやってられる奴いるの?
コーヒーも好きなんだが
カフェオレは邪道か?
甘っ娘と子供作りたい
抹茶飲んでたはずがグリーンティーになってた
わたしは雪印コーヒーですわ
ところで、甘クール姉っていいと思いません?
なんか、床に座ってゲームしてたら後ろから抱き締めてくるの
声をかけても無反応でただただ抱き締めてくるっていう……ってこれじゃあただの甘無口かな?
甘クールと素直クールって見分けづらいような気がする
クールにべたべたしてくるのが甘クールでいいのか?
素直クールと甘えんぼうはきっぱり分けられるもんではなさそうだよな
甘えない素直クールもいれば甘えんぼうでなおかつ素直クールってのもいるだろうし
受け身に甘っ娘というのを思いついた
受け身なだった
泣きっ面に蜂みたいな語感の良さだな。
>受け身に甘っ娘
受け身に甘っ娘
【ことわざ】互いに息が合っている様を表す慣用句。
突然だが、ギャンブラーな甘っ娘はどうだろう
勝ってぎゅー
負けてぎゅー
ハラハラしてぎゅー
ドキドキしてぎゅー
喜んでぎゅー
泣いてぎゅー
お金が無くなって彼氏にぎゅー
これは甘っ娘じゃなくて腹黒だな
ディーラーの彼に甘えれば勝てると思うよ
糖博黙示録 カン(甘)ジとな
ー甘えようとしたカンジの手がピタリと止まる
違うっ!落ち着くんだ私ッ!これは単に甘えて良いように見せかけた罠っ!
くそっ甘えたいっ!でも甘えたら確実に相手のペースに飲まれるっ!
ーまさに正念場、追いつめられたカンジの脳が閃く!!
いや、まてよ?甘える分には相手のペースでも特に問題ない?
ならばっ!
ーカンジの選んだ答えは!?
ごめん。アニメを数話見た程度しかないから、
言葉選びが全然違うかもしれない
-─‐- 、. .. -─;-
-=ニ´ ̄ ヽ'´ ∠´__
,. '"´ `>
/  ̄`ヽ.
/ ヽ、 ヽ
i ∧ \ヽ!
. | , /| /:::::l ト、 . ヽ
| /|イ、l_;;:::::::|ノ_,.ゝ. ト、 ト、l ククク・・・・・・・・・・
| ,イ/`''‐、_,リ:::::::;リ,. -ヘト | ヽ! `
| , ‐、 r'==。===;;;::::::(=。==lヽ! いいのかよ・・・・!
| { f、|.|::::`ー--‐' ::::\-‐' l
,' ! ト||::::::u u r __::::::\'l| オレが行くとなったら・・・・・・
. / `ー'ト、::::. ー----------;ヲ│ 遊びじゃなくなる・・・・・・!
/ /| | :\:::.` ー-----‐'´ / !
,∠-‐/ |. | :::\:::. ー--‐ /!ヽ.ヽ 甘えさせてもらうぜっ・・・・・・!
二 -‐''7 | | ::::\::. , ' | ト、\ 限界(糖度100%)を
. / |. | ::::`‐、/ レ ト、`''‐ 超えてっ・・・・・・!
. ,' ト. | :::| イリ :! `''‐
i | ヽゝ |lW´' :l
. | ,. -‐''^ヽ|`ヽ、..__ノ|/⌒`‐、. l
レ''´ |;';';';';';';';';';';';'| `‐、!
○ |';';';';';';';';';';';'| ==
うん、全然萌えねえww
これはひどいw
これはひどいwwww
甘えるのを拒否したら地下帝国で甘娘たちの再教育を受けられて
解放される頃には抜け殻に・・・
ここまで想像した
抜け殻ってより堕落しきって、二度と自分から
地下帝国から出る気なんてなくなるだろうな。
客船でのバトルは勝ち残った人間だけが甘えん坊ハーレムの栄光を・・・
サイコロの目で456のどれかが出たら甘えられる勝負をするんですね。
朝からこんにちは。投下してみます。
比重がおかしい上に冗長なのでレスを喰う事、お詫びします。
Q.「熱中症」を簡単に説明しなさい
A.季節を問わず、好きな異性の事ばかり考えること
長瀬幸輔には妹がもう一人いた。
腰まで届きそうなロングヘアで、読書が好きな女の子。
「こーすけ、暑いな」
「うん、暑いね……」
休日の午後、家の縁側で自分とぴったり体をあわせて本を読んでいる彼女こそ、幸輔
の妹――長瀬燈毬そのひとだった。
肩どうしを密着させるまで距離を詰めているのは、普段ではあまりない、ちょっぴり
珍しい光景だ。
衆目を憚らずに兄を好きだという態度を崩さない、ひとつ年下の長瀬優希と比べれば、
随分と控えめな態度である。……あちらがオープンすぎるだけだと思うが。
「こ、こーすけっ」
数ページめくったあたりで、また名前を呼ばれる。
が、妹は後が続かずに、ええと、いや、その、と、いくつも言葉を出しては中ほどで
消えてしまう。
「暑いなっ」
「うん、暑い」
ふたりのいる場所は日陰になっている。真後ろに和室があるが、場所の都合で扇風機
を配置できず、やはり体は汗をかく。
しばし静寂。風が吹く音と、ページをめくる音が大部分を占めるなか、幸輔は妹と接
触していた肩を離し、少し距離を取る。
ごそ、と少女が動いた気がした。
「燈毬ちゃん?」
「な、なんだ」
ほんの少し、距離にすれば五センチもないくらいだったが、妹から詰めてくる。
「離れたら、暑くないかもしれないよ」
言うと、燈毬はびくりと肩をすくませ、あわせて黒い髪が揺れた。むしろ幸輔の方が、
その反応に驚いてしまう。
彼女はなにか考えるように顎に手を当て、唸る。
「……そうだっ」
言って、弾かれたように立ち上がり、駆けていく。
幸輔は黒のワンピースをふわりと翻していく、その後ろ姿を眺めた。
ふたつ年下だが身の丈は幸輔と同じくらい。髪は腰まで届きそうなほど長くて、風呂
に入ると一時間は出てこない。本人も手入れに気を使っているようで、機嫌がいい時は
触ることを許可してくれる。
彼女は妹であるところだが、幸輔を呼び捨てにするうえ言葉が少し乱暴で、年上年下
という以外はちょっと曖昧。小さい頃からこの調子なので、いまさら直そうという話も
出ないのだが。
足音が消えてからしばらくして、ゆっくりと畳を踏む音が耳に入った。
「燈毬ちゃん、それは?」
今日は髪の一部が左右でツインテールになっている妹は、戻ってきたとき両手が塞が
っていた。
何やら底が深めの容器を持って、慎重に歩んでくる。
「氷と水。こーすけ、足入れろ」
サンダルで地面を踏み、燈毬は台所から持ち出してきた金属製の鍋を置いた。
氷水を張って、見ているだけで冷たさが伝わってくるところへ、幸輔は素足を放り込む。
「うわっ、これは効きそうだ」
あまりの温度差に感覚を失いかけ、いったん足を引きぬく。二度目はゆっくりと沈め
て、その冷たさを堪能する。
「おお、つめったいな」
兄に続いて足を入れると、一瞬にして冷やされ鳥肌が立つ。ちゃぷちゃぷと爪先を動
かすと、飛沫がキラキラ輝いた。
「よく思い付いたね」
「そうだろ。これくらいしか使えそうなのがなかったけど、な」
自信もたっぷりに言う燈毬は、ふんっと鼻で息をするが、照れくさそうな色も混じっ
ていた。
読書をしているときは集中して、他の事に対して関心がなくなる。
時間、天気、周囲の誰かでさえ。
幸輔もその例に漏れないつもりでいたのだが、今回はちょっと事情が違った。
水に浸かっている燈毬の足が接触したままで、そこに彼女がいることを意識してしま
う。時々さりげなくちょっかいを出してきたりして、その度に視線がぶつかって。
「……なんだ」
今度も、燈毬と目が合った。わざとやっている事にこちらが気付いているのを、彼女
はとぼけるものだから、可愛らしくて笑ってしまいそうになる。
「氷、溶けちゃったね」
日陰になっているとはいえ、今日の最高気温は三十五度。鍋には二人分の体温が入れ
られて、いくつもあった氷はすぐに溶けてしまっていた。許容をオーバーして水は
溢れ、地面を濡らしている。
「こーすけ、足はずせ」
と、妹はすっかり温い水だけになった鍋の中身を、打ち水の要領で乾ききった土にぶ
ちまける。重そうに見えたが、少女は軽々と扱っている。
振り返るたびに長髪が流れ、日光でわずかに輝いて見えた。
ほんの数回で鍋は空になり、それを木製の床にとん、と置く。
「入れてくるよ」
彼女がサンダルを脱いでいる間に、幸輔は容器を持っていこうとしたのだが、
「いい。あたしがやるからこーすけはそこにいろ!」
強い口調で言われ、燈毬にそれを渡す結果になった。
宅配便が来たわけでもないのに、だかだか駆け足で畳を踏んでいく彼女の後姿を、不
思議そうに眺めた。
地面に撒かれた水が熱を奪って、そよ風がつめたい空気を運んでくる。
再び本に目を通していると、妹の足音が近くなり、たっぷりの氷と水を入れたステン
レスが視界の端にうつった。
「よし、これでまた涼しいぞ」
先に兄の足を入れてから、燈毬は水面に爪先をつける。
すぐ脇でワンピースを捲り上げる妹の姿は、水辺で戯れる女子そのものだった。すら
りと長い脚が露わになる様子に、幸輔は思わず息をのむ。
ちゃぷ、と音を立て、白い素足が水に浸かった。
「ありがとう、燈毬ちゃん」
「れ、礼なんか、いい……」
顔を赤くしたまま、彼女はなにか口ごもっていたようだったが、それは幸輔にはわか
らなかった。
再び静寂。ぱらぱらとページをめくる音が目立つが、会話がなくなっても、妹はどこ
か落ち着かなかった。
「ん……?」
本を読みながら、幸輔は視線を感じていた。
ほかでもない妹のものだが、そわそわした様子で、まるでこちらの様子を窺っている
ような印象を植え付ける。
活字から目を外すと、隣に座っていた燈鞠と、やはり視線がぶつかって。
「アイス、食べたくないか?」
ふと、燈鞠が訊いてきた。
日光が当たらない場所でもじりじりと水分を奪われ、体温は上昇する。口寂しさもあ
ったことだし、幸輔は頷いて返した。
すると、彼女はすっくと立ち上がって、なぜか慌ただしく畳を踏んづけていく。
一方、戻ってくるときの歩調は落ち着いていた。
「なんと、ボックスアイスだ」
黒ワンピースの少女が持ってきたのは、果汁を凍らせて砕いた、いたってシンプルな
氷菓だった。読書のお供にはちょっと相性が悪いのだが、一応タオルも持っていて、小
休止のつもりだろう。
アルミシールを剥がしてカップを置くと、暑さを紛らわすように水中に足を入れた。
「溶けないうちに食べろよ」
「うん、いただきます」
幸輔は本を閉じると、それまで零下の世界にいた氷の粒を口に放る。
グレープフルーツの味が広がり、同時に口腔内の熱を下げて清涼感を与えてくれた。
「おいしい」
言うと、燈鞠も噛み砕きながら頷く。
だが、氷菓のカップは小さく、それを二人で食べ合っているのだから、減るのも倍の
速さだ。
砕氷を取ろうとした指が容器の底を触れて、幸輔はそこで初めてカラになったことを
理解した。
「あ、もう一つあるぞ」
言って、燈鞠は空のカップを持って消えていく。動いて座ってまたうごいて、忙しそ
うな彼女の代わりに出来ることはこれまで幾つもあった気がするが、
「ほれっ」
考えている間に妹は戻ってきて、フタを剥がした容器を置く。
同じ味なので口で混ざることもなく、幸輔はその清涼感を味わった。
「燈鞠ちゃん、どうしたの?」
視界には氷をつまんだ指のまま固まっている妹の姿。
ぼんやりしているように見えて、幸輔は彼女の前で手を振った。
「あっ……何でもないんだ、なんでも……」
溶けだしたものを慌てて口に入れると、指についた分も一緒に舐め取る燈鞠。
――平気かな。
時々水分をとってはいたが、家の中をあれだけ動いては、それもすぐに失われてしま
うだろう。熱にやられたように見えて、心配になってくる。
「こ、こーすけ……」
名前を呼ぶ声が息苦しそう。そんな様子に、幸輔はいよいよ危険なのではと頭で認識
するが、熱のこもったまなざしを受けて、動けなくなる。
青と白で彩られたカップを片手に、彼女は両膝をついたまま移動してきて、まるで金
縛りにでもあったように、身動きどころか視線も外せない。
「んっ……」
白く細い手が氷をつまみ、口へ導く。
今度は咀嚼する音がなく、代わりに床を這っていた黒いツインテールが飛びかかって
きた。
――え……っ!?
いきなり妹の顔が近くなる。
そのついで、口が塞がれ、ただ熱いだけの場所に氷菓の冷気が触れた。低温の塊を押
しつけられ、まるで繋がった唇を経由してこちらの口腔に入れるつもりのような。
倒されかけた反射で身体を支えていた腕の片方を、燈毬の肩にあてて引き剥がそうと
する。しかし、そこは軽いとはいえ惰性で全体重をかける彼女の方が勝り、どすん、と
床をならして仰向けにされた。
衝撃でふたりの唇に挟まれていた溶けかけの氷が外れ、一度跳ねてから地面に転がっ
た。
「燈毬ちゃ、ん……っ!」
体が密着してしまって、妹の肩に手をやっても外せない。眼前で氷菓をひとつ口に含
むと、再度のキスで冷たいものが口腔にねじ込まれる。
同時に舌も侵入して、息苦しさに幸輔はうなる。上昇した体温のせいで頭がうまく回
らず、それを冷やすはずの氷もあっという間に溶けてしまった。
もう肉がうごめいて口腔を探るだけで、入り込んだ黒髪の少女を押し出そうとする動
きも、舌どうしを触れさせるものに変わり、いつの間にかディープキスに発展してしまう。
「こー……すけ……」
ようやく唇が離れると、耳まで真っ赤にした妹の姿が映る。味付きの砕氷を口に入れ
た後も息は荒いまま、のしかかった状態から体勢を変えない。
「あたし、おかしいか……?」
訊けど、兄は微妙な表情がそのまま。がっしと掴まれた両肩はわずかに痛いが、それ
くらいでは体を離す力には足りない。
読書の時には決まって掛けている、彼の眼鏡をはずす。
燈毬は氷をひとつまみ、口に放ってキスを見舞う。
「く、むぐ……っ」
途端に呼吸が苦しくなり、幸輔は呻き声を上げる。舌が無理矢理に口腔を探るのも理
由のひとつだが、今はさらに氷の粒が入り込んでいる。床に倒されて嚥下しにくく、溶
けるまで必死に鼻を使うほかなかった。
「ど、どうしたの……」
やっと解放され、息をつきながら声をひり出す。立て続けのキスに思考がとかされ、
かろうじて妹の様子がおかしい、くらいしか考えられない。
同じように息を荒げていた黒髪の少女は、ツインテールを揺らしながら眼前で氷を口
に含んだ。
こく、と喉を鳴らして、しかしどこか落ち着かない。
「こーすけと、い、一緒に、いたかったんだ」
燈毬は自分でも意外だと思うくらい、かすれた声が出た。
読書では場への拘束力が薄い。なにかの拍子に縁側から離れてしまう――と思ってか
ら、食器の片付け、コップに水を入れて渡す、金属の鍋を氷水でいっぱいにする……そ
れらを全て兄に代わって行動した。とにかく少しでも長い時間、彼と同じ時間を過ごし
たかったから。
「お姉ちゃんみたいにはできないし、でも、こんな誰もいない日って滅多にない、気が
して」
「だ、だからってこんなこと……」
休日に両親が出勤、さらに優希も友人の誘いで外に出ている。確かに、幸輔としても
燈毬と二人だけというのはなかなか無く、その点については同意できるのだが、なぜ妹
に押し倒されているのか、そこまで理解が追い付かない。
「あたしのこと、キライ……?」
「そ、そういうわけじゃないけどっ」
どうにも、燈毬は分からない所がある。兄として長い年月を過ごしてきた身でも、彼
女の態度や言動に翻弄されることだってしばしば。
当然、嫌いだと思ったことは一度もなく、また口に出すわけもないが、この状況では
脅迫じみて聞こえ、ちょっぴりずるいとも思ってしまう。
「っ……!」
言葉を出そうとした途端、妹から強烈なカウンターをもらった。唇が強く触れて塞が
れ、呻くような音に変わってしまう。
抗議を一切聞かないつもりなのか、舌が無造作に口腔を犯す。氷が含まれず、焼ける
ような熱さがわきおこる。粘っこい音が立てられ、直前まで抵抗していた幸輔から、何
かを奪っていく。
この気温が黒髪の少女には悪影響らしかった。キスの間にも汗粒がしたたり落ちて、
前髪に、額にぽたぽたと当たる。
口づけの後、燈鞠は上体を起こした。密着状態から解放されると、今度は手首を掴ま
れ、幸輔は何をされるのかと思わず目をつむってしまう。
ゆっくりと持ち上げられ、恐るおそる瞼を上げると、その指先はやがて彼女のワンピ
ースへ。
「ふ、あっ」
直後、艶っぽい声が聞こえて、幸輔は自分がもらっている感触も併せて、目を見開い
た。手に収まる程度のふくらみでもふんわり柔らかく、燈鞠の手と挟まれるかたちで、
ふにふにと刺激する格好になっている。
膝立ちで腹を跨いでいる状態で、両手とも燈鞠によって操られ、彼女の胸を押してい
た。それによって彼女が体を揺らすと、股が竿を擦って不規則な電撃の応酬。
少しずつ硬くなる海綿体を意識しながら、そこへの刺激を求めて妹の胸を触り、ひと
つのサイクルが形成された。
「ん……んっ!」
下着ごと摩擦しているような力加減で、手のひらをぐっ、ぐっ、とバストに押し付け
られる。妹は髪を揺らしながら熱のこもった息を吐き、吹きかけられた腕に、じわりと
汗をにじませた。
しかし、その動きも次第にぎこちなくなってくる。ひとつ高い声を上げた後は手の甲
にかけられている力が弱くなり、それでも離さずにいるのは、彼女が要求している様に
さえ見えて。
「ここ、感じるの?」
訊くと、燈鞠はむっとしたように睨みを返した。普段の彼女なら――ふだんの幸輔な
ら、気分を害したと思うところだが、それぞれ性感を刺激し合って顔が赤い。表情に迫
力がなく、否定するような様子でもない。
「きゃっ!」
指先で押し上げるように手を動かす。妹は可愛らしい悲鳴を上げて、位置と反応を見
る限りニップルを触れているはずだが、いかんせん布が黒いせいで確証がない。
すぐ目の前には燈鞠の蕩けた表情。ふたりは見つめ合ったままだったが、とつぜん彼
女の体が倒れてきた。
幸輔はそれまで胸にあった手を外した。少女の手が顔の横で床につけられ、激突こそ
しなかったものの、中途半端な距離を縮めるように腰を抱く。
「く、ん……っ」
唇が接触し、ついで舌先が触れる。舐めあうような動きで唾液を交換した後、燈鞠は
近くにあった容器を掴み、中身を口に含んだ。
こく、と喉を鳴らし、彼女と視線がぶつかる。もう一口入れると、細い指が幸輔の唇
をつついた。
再び顔が近くなる。柔らかい唇が触れてキスのかたちになり、
「……っ!?」
幸輔はもがいた。密着した部分から液体を流し込まれ、予想外の出来事に呼吸を忘れ
かける。
グレープフルーツ味のそれが溶けた氷菓だと理解したのは、舌に染みてからワンテン
ポ遅れたあたり。嚥下が難しいのに次からつぎへと注がれ、視界がゆがむ。口腔であっ
という間にぬるくなり、火照った喉を潤すには力不足となった。
手で燈鞠の腰を軽く叩くが、苦しさのアピールはことごとく失敗に終わる。その間も
果汁が口に入り、鼻で呼吸しながら少しずつ飲みこんでいく。
長い口移しが終わったことを認識したのは、妹の舌が唇を割って入ってきた時だった。
とはいえ間髪いれずにキスを仕掛けられ、幸輔の対応は遅れる。
「ふ……ぅ、んっ……」
同じく鼻で息をする燈鞠の声と、唾液をねばつかせて起こる、くちゃ、くちゃ、とい
う音、それらが耳に入って興奮させる。
何とか妹の動きに追いすがると、さらに複雑な音が口腔で響いた。
「……はあっ、はあっ……」
つ、と透明な橋をかけて、少女は離れた。直後、幸輔は大きく口をあけ、空気を吸っ
ては吐いた。呼吸の大切さをあらためて実感する。
未だ体の上に乗った状態で、燈鞠は髪をかき上げる。その過程で腋が映り、それさえ
性的に見えるほど幸輔は昂ぶっていた。
「……こーすけ、ノッてきたな」
燈毬はにやついた笑みを浮かべた。
先制されてばかりだった幸輔から責めたことで、それとなく双方の同意が出来上がっ
てしまった。
事実、彼女とも何度か体を重ねている。しかし、言葉にするチャンスは今しかない気
がして、喉元にあったそれを吐き出す。
「本当はいけないんだよ、こんなこと」
「きょうだいだから、か? そんなの理不尽だ」
話す少女はひどく落ち着いた調子で、
「あたしがこーすけを好きだって気持ちは、きょうだいでも関係ない。けど、お姉ちゃ
んを見てると、ただ想うだけじゃダメなんだ、って」
ぽつぽつと語る。幸輔はあまりに真剣な意見に何も返せず、ただ燈毬の顔を見つめる
だけ。
「ま、まあ、あたしの気紛れだ。ネコにひっかかれたと思っても、いい」
「え……?」
思わず首を傾げてしまった。確かに、あるときは無関心、ある時は興味津津、またあ
るときは鋭かったり、掴みどころのない彼女を気紛れな猫に喩えたことはあったが、本
人の口から関連する単語を聞くことになるとは意外だった。
「あたしは熱中症なんだ。こーすけに夢中で、今はこーすけの事しか考えられない。お
まけに熱が出て汗だくになる、けっこう重い病気だ」
真面目な話から一転して冗談交じりになるのもまた、燈毬のきまぐれによるものだろ
うか。この間にも汗を垂らして、額から目の横を通過するのが涙にも見えるほど。顎か
ら落ちると幸輔のシャツに染みをつくり、広がっていく。
これだけ密着していると、とうぜん幸輔にも熱がうつる。同じように額から汗をかい
て、体のそこかしこがベタつく。
家には他に誰もおらず、妹と二人だけ。自分も病気なのではと、茹だるような暑さの
中で自問した。
「こーすけ、すきだ」
汗を流しながら、返事も聞かずに唇をふさがれる。舌が入り、ざらざらした表面を擦
りあい、口唇に唾液を塗ったくる。
顔が離れた後、手の片方が導かれて妹のバストに触れた。全体を包み込んで少し動か
すと、ふんわり柔らかな感触が伝わる。
あわせて両手で触れていたが、だんだん燈毬の体が下がって、彼女は両手をついて支
えるまでになった。
「ん、あっ! うぅっ……」
幸輔も片手を外した。代わりに体を起こして、ちょうど良い位置にあった胸に舌を這
わせる。布の上から彼女の突起を探り、盛り上がった部分に吸いつく。唾液がワンピー
スを肌にはりつけ、乳首の場所が分かりやすくなると同時に、ひとつ疑問が頭をもたげ
てきた。
「は、ぅ……あんっ」
吸引に、燈毬は甘い息を漏らす。その手は体を支えるために床をついて、もう片方は
兄の肩を抱くように触れている。
一方、幸輔は妹の体を寄せるように片手で腰を抱き、やはりもう片方は床をつく。
抱き合うような状態で突起を責め、少女が体を動かすと、下半身が股間を刺激する。
テントの頂点を布越しに擦られ、電流でも流されたような、痛みの混じった感覚を送ら
れる。
「そ……なに、っても……んっ、出ないぞ……っ」
「分かってる……」
ジュースをストローで飲むときでもしないような、勢いの強さ。黒い布を乳首の周り
だけ切り取ってしまいそう。
ワンピースに染み込んだ唾液を吸い尽くすほど、夢中になって責め続ける。
視線を上げると、威嚇するように唸る妹の姿があった。
「ちくび、取れるぞっ」
ぽかっと一発叩かれる。彼女の服は胸元の一箇所だけが不自然に突っ張っていて、ど
こに口をつけていたのかすぐにわかる。
ひとつキスをもらい、燈毬がよりかかって幸輔は床に倒れた。再び体を起こした妹に
見下ろされる格好で、日陰に映った笑みが少し恐ろしい。
膝で床を軋ませ、ゆっくりと移動し、その過程で脇腹を擦られる。ちょっぴり痛い。
「……ほら、こんなことも、できる」
マウントを取られ、眼前には少女の黒いワンピース。顎の付近まで接近され、幸輔は
行き場のなかった腕を顔の横まで上げてしまう。
宣言の後、燈毬は布をつまみ、ゆっくりと持ち上げていった。
――わ……っ!
そんな妹の姿に、幸輔は空唾をのんだ。
胸を跨いでいる腿があらわれ、幕はさらに上がっていく。付け根まで見えて、ぎりぎ
り下着が露出しない程度で止まる。
「うわっ」
視界が一瞬にして黒に染まり、驚きの声。
顔の全体を布で覆われたようで、すぐ目の前に燈毬の腿が映る。同時に、先程は見え
なかった下着が存在感を主張していた。
手を黒の空間に入れ、汗をにじませる肉を撫でていく。きめ細かい肌の感触に、幸輔
は思わずうっとりしてしまう。
「あっ、こーすけっ」
自由に動いていた指が下着の付近まで来たとき、頭上で少女の声が聞こえた。表情こ
そうかがえないが、甘い響きが聴覚を刺激する。
どこで仕入れてきたのか、つい訊いてしまいそうになる黒い下着。触れるとじっとり
濡れていて、涼しそうな格好にしては不自然なほど湿っていた。
「ん、ふぁ……」
舐めろ、と言わんばかりに接近している布地に、幸輔は舌先をあてた。途端に声が降
り、腿が強張る。汗も含んでいるようで、ほんのり塩の味が口に広がった。
ふと、体のラインに一条の紐が見えた。下着の支えとなっているそれは、決して食い
込むことない、丁度良い具合で、持ち主の秘部を守っていた。
その両方に手をかけ、外す。白い肌に貼られていた黒の布は、ひらりと落ちて唇と鼻
に被さった。
「くぁっ!」
ショーツを取り払い、生の肉を舌が触る。暗がりではっきりと分からなかったが、熱
っぽいトロトロの液体をすくい、そこがどんな状態かを思い知った。
口から少し繰り出すだけで恥丘に触れる距離から、発されるにおいが鼻腔を抜ける。
「や、あ……っ、あんっ!」
ぴちゃぴちゃと水音が響いて、しかし壺口からは収まることなく粘液が垂れてくる。
それを含んで、渇いた喉を潤すように中身を引き出そうと動く。その度、燈毬は体を小
刻みに震わせ、高い声をあげる。
発される熱がこもって正常な思考を押しのけ、性的欲求が大部分を占める中、幸輔は
少女にさらなる刺激を与えようと、腰を支えていた手をのばした。
下腹からさらに上まで地肌がのぞき、手指が硬い部分と接触する。いくらまさぐって
も燈毬がつけているものは他に無く、これが乳首だと認識するまで少々の時間を要した。
「ひぁっ! ん、あっ、あぁっ!」
さすがに三点からの刺激を同時にもらって、燈毬の喘ぎ声は大きくなった。兄の顔を
ワンピースで覆い、恥部を舌で刺激するのはともかく、服の内側から胸を触られるのは
予想外もよそうがいで、しかし抵抗することができない。
妹の嬌声を聞きながら、指先で持ち上げるように突起を押し、くりくりとこねくりま
わす。衣服の中からバストを触れているのが興奮をやけに煽って、幸輔はそちらへの責
めにも力を注いだ。
「んあ、あっ……こーすけっ、こーすけ……あたしっ」
だんだんと妹の声がテンポよく弾むようになっていた。
膝立ちで少しだけ浮いている陰唇が、時折ひくついて誘惑する。
汗と女子のにおい、味がそれぞれ混ざって、なんだか不思議な気分。懸命に鼻で呼吸
し、服の上から掴まれている手で二つの突起をいじくり、愛液と唾液にまみれた恥丘を
舌で擦る。
「あっ、んっ……は、やあぁっ!」
それまでよりも大きな声とともに、掴んでいる手には大きな力がかけられ、蜜壺から
勢いよく液体が放出される。脱力して体がさらに落ち込み、幸輔の口にはかなりの重量
がかけられる事になった。
少しして、視界を覆っていた黒い布が浮かび、燈毬の顔が露わになる。明るさに慣れ
ない目では鮮明に捉えられないが、肩で息をする様子だけは分かった。
彼女はゆっくりと移動して、口元から濡れた恥丘が離れていく。
「いっちゃった?」
「聞くな、ばか……」
恥じらいを軽いパンチで代弁する。
その後、跨いでいた状態から姿勢を変えて、横に移動した。
「んっ……」
軽いキスを一回。それから舌で互いの口腔を探り合う。
おそらく口に残っている愛液をさらったのでは、と思いながら、幸輔は燈毬の肩を抱
いた。
唇のまわりを拭うと、黒ツインテールの少女は笑みを浮かべた。
「こーすけ、こんなにしてるぞ」
「それは……うん」
半ズボンを盛り上げている股間を指摘され、今度は幸輔が力ない笑みになる。彼女が
真上に乗っていた時、体を動かすたびに刺激されていたので、少し前から分かっていた
はずだが、あらためて言われると恥ずかしい。
そんな思惑を余所に、燈毬はズボンから、下着から屹立を露出させた。衣服の中でこ
もっていた熱が放出され、外気に触れて脈打った。
「うわっ、今日は一段ときょーれつだな」
言って、ぱたぱたと手で扇いで見せる。汗と雄の体臭が混じって、それは強烈な臭い
になっているはずだ。ゆえに妹の行動にも納得する半面、きずつく部分もあった。
だが、彼女の手が肉茎を包むと、その感触に短く声が漏れた。
「大きいな、相変わらず……」
熱っぽい息が先端に吹きかけられ、次いで握っていた手が上下する。ときどき力の加
減を変えて、揉むような動きを見せた。
ゆっくり動く手指の中で、幸輔の分身はぴくりと脈打つ。
「くぅあっ!」
いきりの先端を妹が咥えた。その拍子に、幸輔は変に高い声を出して、びくりと体を
震わせた。
上下する手の動きと一緒に刺激され、快楽が一気に押し寄せる。何か言おうにも、責
めに反応して呻きが先立ってしまい、上手く言葉にできない。
必要以上に熱を持った器官からは先走りが分泌され、口腔でちろちろと舌を使ってい
た燈毬の眉をひそめさせた。
それでも、口を使った行為をやめようとはせず、溢れた汁が唾液と混ざって茎の方へ
垂れ、表面をぬめらせ、手の動きをスムーズにする。
「どう、した? こーすけは動かなくても、あたしが良くする、から……」
腰が浮いているのを感じ取ったのか、口を離して恥ずかしそうに告げる。しかし、こ
こまで湧きあがってしまうと引っ込みがつかず、一気に血液が集中してしまって。
手がいきりを握ったまま上下に滑る。あわせて、にちゃにちゃと耳につく音が発せら
れ、摩擦が熱を生む。
「ひ、まり、ちゃん……!」
幸輔の言葉は途切れとぎれ。
再び先端が口腔に収まり、電撃を浴びせられたような感覚が背筋を伝う。すぐに舌が
加勢し、咥えながら手で扱かれ、言葉が続かない。
口は開いているのに、息だけが漏れていく。愉悦に支配された体は言うことを聞かず、
このままでは肉棒を咥えている少女に吐き出してしまう。
「う、っく、あ……!」
抑えが利かなくなったところで、奥底から熱を持った何かが道を駆け巡る。
せめて顔を離すくらいは伝えたかったが、それさえ叶わず、幸輔は蓄えられた精液を
放ってしまった。
先端は口腔に入ったまま、その茎は握られたまま。脈動の度に熱の塊を飛ばし、彼女
を汚す。端からだらりと白濁を垂らし、それは白い指に落ちる。
燈毬はしばらくいきりを咥えた姿勢でいたが、射精が完全に終わるまで、硬さを失う
まで口を離さなかった。
「こほっ……」
両手で押さえて、せき込む。精のほとんどを口に入れてしまって、苦しそうにする様
が幸輔の胸を痛めた。
しかし、一向に吐き出そうとはせず、呻くような声を上げながらも喉をこく、と鳴ら
して、顎を上にもっていく。
やがて、口から手を離すと、精液がねばついて糸を引いた。
「……喉がイガイガして、なんか変な感じだ」
ふたりして荒い息になり、燈毬は残滓を唾液で薄めて、またのみ込んだ。
「こーすけ、暑いな」
行為の後始末をして、水を飲んで水分補給。
二人は縁側に座していた。
「離れたら暑くないと思うんだけどな……」
幸輔は額から汗を垂らしていた。
今は鍋に足を入れているのではなく、胡座をかいたところに燈毬が寝転がっている状
態だ。体を冷やすものは何もなく、二人分の体温が合わさっている。
「ん、なんだ?」
「いや、綺麗な髪だな、って」
妹の前髪に手を当てると、くすぐったそうに身じろぎした。
一時間も風呂に入って、しっかりと手入れされている彼女の髪は、つやつやで触り心
地がとても良い。汗を少しかいたくらいで、質感は損なわれていない。
「まあ、な。これはあたしの自慢、だからな」
照れたような声。褒められるのに慣れていない妹は、うーっとうなった。
その頭をそっと撫でると、次第に声が聞こえなくなる。気持ち良さそうに目を細め、
うっすら笑みを浮かべた。
さらさらの髪に触れて、幸輔も気分が良くなってくる。
「今日も暑いね……」
団扇くらい持ってくるんだった、と思ったところで遅い。膝に少女の頭が乗っている
この状況では、とても動くにうごけなかった。
「……燈毬、ちゃん?」
訊いたつもりだったが反応はなく、少し耳を澄ませてから理解した。規則正しい息と
ともに、黒いワンピースが覆っている胸が上下する。
眠る方が暑さを紛らわせそう、そんな夏の午後。
以上になります。
実はICEB○Xがなかなか見つからなくて近所を迷走してた
うらやまけしからん gj
夏らしい描写がエロいぜ!
GJだ!
Gj
鍋の中の水は……まさか
またまた突然だが、看護婦や女医までも甘っ娘の病院ってどうなんだろう
「今日はどうされました?」
「血糖値が上昇する一方なんですけど」
こうなりかねん
「どうせならもっと上げちゃいましょー」
「はい、入院ですねー」
甘地獄
投薬は基本口移しだな
おちゅーしゃ、していただきますね♪
今日は土用の丑の日です。甘えっ娘は彼と何を食べるのでしょう
・うなぎ
・うし
・うどん
・ういろう
ウナギで精を付けさせた後搾り取るという悪循環
ウナギ→ヌルヌル→甘えっ娘とのローションプレイ
俺もう駄目っぽい
誰か介錯頼む
ウナギを甘えっ子に擬人化すれば何もしなくてもローションプレイが……
すまん。俺も介錯を頼む
蒸し暑い土用丑の日。
海洋科学研究所の守衛とのバトルを制して釣ってきた(立ち入り禁止だが探査挺の桟橋が良い釣り場)穴子の中に一本混ざっていたウナギを、
海のウナギは珍しいからと市場の20キロ樽に生かして置いたらば、次の日、少女に化けていた。
20キロ樽の中の海水に浸かって縁にちょこんと両手を載っけて上目使いでこっちを見ている。当然全裸である。
こうかしら。
儂も介錯たのもうか、ウナギ喰ってがんばるか…
逆に男がウナギになって、ぬるぬると女の子の中に・・・
と妄想したかったが無理だった。
甘えっ子とローションプレイって相性いいよな
密着してこそのプレイだし
>>331 ウナギならいくらでも買ってやるから早く続きを…
今年はもう一度丑の日がくるから、それまで待つんだ
「んもう」
驚いて固まっていると元ウナギ少女が、穂先の鈴が鳴るような美しい声で話しかけてきた。
「あのー、驚かしてごめんなさーい。わたしカッピナとゆいまーす。人間が『ぐゎむ』ってゆってる島のちかくの海からきました。」
そう言ってぺこりと頭を下げた。
「ど、どうも。蒲谷欽一です。」
「きんいち…さん。助けてくれてありがとーごさいます。わたし、いちぞくのめーうんをかけて日本にやってきたんですけども、『たんさせん』につかまっちゃって、えと、『ひょうほん』?にされそうだったんです。」
そこまで言った彼女は笑顔のまま涙を流しだした。
「なんとかにげられたんですけど…大事な役目があってそのまま帰るわけにはいかなくて。そしたら、きんいちさんが来たんです。」
カッピナの表情が真剣になる。
「きんいちさんは狩りをしてましたけど、小さい子は逃がしてあげてました。わたしたちも狩りをしますからわかります。きんいちさんは優しいです。だからきっとわたしの、いいえ!わたしたちのお願いを聞いてほしいです!」
「どんなお願いなの?僕にできることなら良いよ」
「ありがとうございます!では早速。」
ざばりと20キロ樽から出てきたカッピナが抱きしめてきた。
「わたしに『あたらしいち』をください。このごろわたしたちのなかまが生まれにくくなってるんです。このままでは滅びてしまうので、一番繁栄している種族の血を入れて帰るのが役目なんです!」
いつの間にか服(と言ってもシャツとパンツ一丁)がぬがされていた。
そしてカッピナからキスされる。流れのままカッピナを抱きしめて愛撫すると、カッピナの汗がヌルヌルとローションのように絡み付いてきてなんとも心地よい。
信じられない回数の精をカッピナに注いでも少しも疲れない。このローションのような汗が強精剤の役目をしているようだ。しかしやがて精は尽き、カッピナが離れる。
「ありがとうございます。カッピナは幸せな気持ちです。これから『ぐゎむ』に帰ります。さようなら。」
そう言ってカッピナは全身金色に輝くウナギの姿になって、活魚用の海水井戸の中へと消えていった。
翌年の冬。藤沢の海岸は数十年ぶりのシラスウナギの大漁に沸きかえることになるのだが、これはまた別の話。
ちょっと今からウナギ釣ってくる
1.腹を開く
「関東と違って関西では腹から開くんや」
浴室で、ローションに塗れた従姉のブラウスのボタンに指をかけるが、
指がぬめってボタンを掴みづらい。
「そうそう、ローションはうちの自腹やで。腹を切るだけに」
従姉のドヤ顔が腹立たしくなったので指が滑ったふりをして思いっきり乳首を抓ったら頭を叩かれた。
2.骨を抜く
一部のご婦人方からは「脂肪の塊だ」と指摘されるような従姉の胸を優しく丁寧に揉んでいくと、
彼女がしなだれかかってきた。
「男の子の指って、ごつごつしとんのな、悪くないわ」
わざとか、そうでないのか、従姉が囁くたびにこそばゆくなる。
「なぁ」
従姉はじっと見つめて軽く唇を突き出してきたので、それに唇で答える。
舌を絡めながら、胸だけでなく他の場所へも愛撫する。
3.串を刺す
「もう我慢できひん、あんたの、頂戴」
従姉に先を越されたが、こちらも耐え切れなくなった。
彼女の身体に串を通そうとしたが、気が急いたせいか、なかなか刺さらない。
なんとか彼女の助けを借りて串を刺す。
4.やく
本能ではすぐにでも動きたかったが、気を抜くとすぐにでも達してしまいそうになる。
さっきと同じようによりかかる従姉を抱きとめると、耳元で囁かれた。
「気持ちええか?」
余裕をなくしかけていたので首を縦に振るだけだった。
「そうか、やったらいらへんな、あれ」
彼女の言葉に目で問うと、
「あんたのえっちぃDVD。これからは、うちが世話したるさかいにな」
それをきっかけに彼女が腰をくねらせはじめる。それにあわせて自分も腰を振り始める。
これもったいないな、と彼女は残ったローションを何度も体の間に垂らすと、身体をすりつける。
その心地よさは余計に興奮するものだったので――。
「姉さん、ごめん。もう」
我慢の限界を迎えて、彼女の身体を持ち上げようとしたが、ローションが絡んでうまく体を掴めない。
「うちのなかに、だして」
彼女の脚が腰にくみつかれ、抵抗むなしく彼女の中に精を放ってしまった。
5.出来上がり
その後、ベッドに場所を移して何度も求めあった。
「ところで姉さん」
「なんや?」
隣で横になった従姉が顔を上げる。
「これ、精がつかないよね。むしろ大放出だよね?」
正直やりすぎたと思う。指一本動かせる気がしない。
「なにゆうてんの」
呆れ顔で彼女が答える。
「何べんした思うてんの? あんたの精は尽いたやろ」
おかしな関西弁でごめん。背開きはどうにかなるけど、蒸せそうにないので関東風はいらない。
>>341 GJ!
じゃあ俺は関東の姉さんと
二人でスチームサウナ入ってくる(^-^)/
ちょっとツーリングがてら、浜名湖行って来るわ。
さっき保管庫覗いたら符長の人のブログが載ってた
これでいくらでも糖分を補充できる
そして何度でももげろと言える
ツーリングと聞いてなんとなく妄想してみた。結果的にツーリングじゃなくなったが
自分の彼女は割と変な子だと思う
外に出掛けても手を繋いでくれない
こっちから手を伸ばしても、ブンブン首を振り回し遠ざかる
家の中で二人でのんびり映画を見てても、寄り添ってこない
肩を抱き寄せても、小動物が怯えたみたいに後ずさる
絶対に車は嫌だという
バイクだと話もできないし、長時間後ろに乗ってるのは辛いと思うんだけれども、絶対に車は嫌だという
バイクの時だけは、貴方にしがみついてても恥ずかしくないから。自分とずーっとくっついていられるから
だから車は嫌だと彼女はいう
やっぱり自分の彼女は変な子だと思う
SSにするには糖分がたりなかった
嫌ってるけどしがらみがあって、我慢してるようにしか見えん
どう読んだんだ
恥ずかしがり屋な甘っ娘とみた
正面から向き合うと駄目だけど
後ろで自分から抱き付くのは平気という
何あっても後ろから離れなさそう
ツーリングは勿論のこと
一緒に出掛ける時も背後でぎゅー
風呂でも背後でぎゅー
寝る時も彼に背を向けて貰って背後でぎゅー
みんなの夏休みは甘顔の観察やってるの?
甘想文書いたりするんかな
休みの前には林甘学校があるな。
ハイキングコースからはぐれた俺と甘えんぼうな女の子が夕立に遭って大木の虚でくっつきあって雨宿り。
んで、夢中でイチャコラしてて気が付いたら助けにきたクラスメート男子全員から『もげろ』のスペルを喰らう…
という電波を受信した。
発信原はドイツだ?
それは朝、まだ寝床に入ってる時間帯に甘顔が布団に潜り込んできた感想かね
因みに、甘顔って貴方に絡みつくって花言葉らしいね
さて、種でも買いにいくか
甘顔と聞いて、絡みつきはしない、てか体で甘えることは出来ないが
植木鉢で生首を育てる(愛の女神だっけ)とかいう、コアな元ネタを用いた二次創作を思い出した
生首でも傍にいてあげると満足してくれる、精神的甘えんぼうなら欲しい
生首な甘えんぼうか…
ちょっと、いやかなり怖いなwww
相当懐の深い男でないと荷が重いな
こないだアシュラ男爵とガルーダがつぼ八でぐちってたよ。「くぅ〜っ!いかんせんミーアには腰から下がない!」
「「うちのブロッケンなんか首だけよ、首。」」
ベタな人型ロボットのドジッ娘甘えん坊なら、甘えてる途中で首くらい落としてしまいそうだ
「てへっ、おっことしちゃった」
その手があったかw
あとは体が腐敗しかかってるゾンビ的甘えっ娘とかでも出来そう
まさに腐女子ですねわかりま(ry殴
チャンピオンでも読んでこい
男君に会いに行くために自転車に乗ってるうちに、登りのスペシャリストになってて
男君の名前を呼びながら、坂道を加速していく甘え娘デスね。
家では硬派、学校では甘え娘の二重生活を送る話もいいよね
東京ドーム地下闘技場での甘えっ娘達による死闘か
「マカロニ・ガキでかのころから読んでないからわかんないよ〜う!」
と涙目の甘えん坊が見える…
マカロニ、ガキデカの時以来って何歳の甘え娘だよwww
多分、一度生まれ変わったんだよ
生まれ変わったとか何とか、
何を言ってるんだおまえら。
時々テレビにもげろと思わせるくらいの幸せ老夫婦が写るときがあるじゃないか。
甘えっこに年齢制限なんてないんだよ。
読んでて気になったんで前スレの猫娘のSSの改行ミス修正したんだけど良かったかな?
あとこの人トリップ変えたって書いてるけど以前の作品ってわかる人いませんか?
368 :
シスター:2011/07/24(日) 23:47:30.11 ID:L5J1t10e
(ピンポーン)
休日の昼下がり
俺が自宅で惰眠をむさぼっていると訪問者が現れた。
惰眠を邪魔されたことに少しイラつきつつ玄関のドアを開けると、そこにはシスターが立っていた。
このシスターは、近所の教会の娘で俺の幼馴染。
幼いころから教会で修行を受けている、根っからのシスターだ。
「何だ、お前かよ・・・何か用?」
「何か用とは失礼ですね。私は貴方に神の御言葉を伝えに来たんですよ?」
「神の御言葉?」
シスターは目を閉じ祈りのポーズをした。
両親がクリスチャンのせいか俺も信心深く、シスターにこういうことを言われると不安になってくる。
何か不幸でも起ころうというのだろうか?
「まず、私の頭に手を置いてください」
「お、おう・・・」
俺はシスターに言われるままに、ポンッとシスターの頭の上に手を置いた。
「次にその手を左右に動かしてください。」
「左右に?」
シスターの言った通りに動かすと、俺がシスターの頭を撫でているような動作になっていた。
「動かしたけど?」
「もっと、撫で・・・動かしてください」
今、撫でてって言おうとしなかっただろうか?
それは気のせいだと思うことにして、俺はシスターの頭を撫で続けた。
シスターの表情が嬉しそうなのも気のせいだろう。
「もう結構です。では次に、全てを受け入れるような気持ちで、手を左右に広げなさい。」
「こうか?」
「えい!」
369 :
シスター:2011/07/24(日) 23:47:53.53 ID:L5J1t10e
俺が手を左右に広げると、シスターが急に抱きついてきた。
「ええ!?ちょ、ちょっと!」
「全てを受け入れる気持ちでと言ったでしょ?受け入れなさい」
「そう言われても・・・」
「何をしているんですか?早く抱きしめなさい」
「ええ!?お前、シスターだろ?そんなことしていいのか?」
「人は皆、神の子です。つまり人類皆兄弟だから、これは兄弟のスキンシップみたいなものです。だから良いのです。」
「こじつけにしか聞こえないけど・・・」
「いいから抱きしめなさい」
なんか、だんだんとシスターらしくなくなってきている。
とはいえ、このままだとらちが明かないので、俺は言われたとおりにシスターを抱きしめた。
「んふふ♪」
やはりシスターは嬉しそうだ。
「ところで神様の御言葉はどうなったんだ?」
「え?・・・ああ!神の御言葉ですね?」
どう見ても忘れていたようにしか見えない。
「では、神の御言葉の最後の儀式を行います。」
「いままでの儀式だったのか?」
「私にチュウをしなさい」
「チュウ!?」
「どうしたのですか?早くしなさい」
シスターは目を閉じ頬を染めてチュウを受け入れる体勢だ。
いくら儀式とはいえ、そんな理由でキスはしたくない。
「それはいくらなんでも・・・」
「どうしてもダメなのですか?」
「まあ、儀式でチュウはな・・・」
「そうですか・・・じゃあもういいです。帰ってください。」
シスターは落ち込んだ様子で、トボトボと家の奥へ引っこんでいった。
俺は神の御言葉が何だったのかを気にしつつ家を後にした。
「って違う!ここ俺の家だろ!」
俺はあわてて家の中に戻った。
『うふふふ♪』
俺の部屋からシスターの声がする。
「ここか!」
部屋に入るとシスターは俺のベッドに寝ころんで、クンカクンカと布団の匂いを嗅いでいた。
「こら!何やってんだ!」
「貴方がチュウしてくれないから神が怒っているんです」
「もう神様は関係なくなってるだろ!こっちに来なさい!」
370 :
シスター:2011/07/24(日) 23:48:11.36 ID:L5J1t10e
そんなこんなでシスターをベッドから引きはがしリビングに連れてきた。
勝手にとはいえ、家に上がりこんだ人にお茶も出さないのでは礼儀に反すると思いコーヒーを入れてやった。
「ほら、コーヒー。砂糖はいくつだ?」
ピッと指を二つ立てるシスター。
俺はシスターのコーヒーに砂糖を2杯入れた。
「違う。2じゃなくて20。」
「十単位かよ!?」
20杯も入れるのは面倒なので、砂糖の容器ごとシスターに渡した。
「で、どうしてこんなことしたんだ?」
「だって・・・」
シスターはコーヒーを砂糖の容器に注ぎながら言い淀んだ。
「ちょい待ち、何やってんの?」
「え?こういう事じゃないの?」
このまま、その行為に突っ込んでしまうと、話が永遠にそれて行ってしまうような気がする。
それに、もう入れてしまったものは仕方ないだろう。
「・・・もういいよそれで」
「うん・・・」
シスターは砂糖の容器に入ったコーヒー味の砂糖をザラザラと食べだした。
「・・・それで何でこんなことしたんだ?」
「甘いの好きだから」
「それ(砂糖)の事じゃない!さっきのナデナデとかチュウの事!」
「だって・・・」
「だってじゃ分かりません!」
「だって最近、貴方が教会に来てくれないから寂しかったんだもん・・・」
シスターの言うとおり最近俺は教会に行ってなかった。
「だからってあんなことするのは変だろ?」
「変じゃないもん!私、貴方の事が好きだからあんなことしたんだもん!」
「え!?」
「でも、今までシスターの修行しかしたことなかったから、こういう時どうしていいか分からなくって・・・」
「それで神様のせいにして色々やろうとしてきたのか?」
コクンとシスターが頷いた。
「罰当たりなシスターだな・・・」
「ごめんなさい・・・」
「・・・まあ、そういうのは少しずつ教えていってやるよ」
「え?」
「だから、俺もお前のこと好きだから・・・・」
「うそ・・・じゃあ、どうして教会来てくれなくなったの?」
「・・・お前の事好きだけど、シスターの修行の邪魔になるのが嫌だから行かないようにしてたんだ。」
「ホント?」
「うん・・・」
「嬉しい!」
ギュッとシスターが抱きついてきた。
「好き同志って事は付き合うって事だよね?チュウしてもいいんだよね?」
抱きついたシスターが上目使いに聞いてきた。
「まあ・・・教会的に問題ないなら・・・」
「じゃあ大丈夫です。神は寛大だから許してくれます。チュッ♪」
−終わり−
ちょっと教会行ってくる
神社の前を横切るが、寛大だから見逃してくれるはず
神社の甘巫女さんが
>>371を恨めしそうな顔して見てるよ
甘さんなのか巫女なのかハッキリしてくれ
そういえば、仏様に甘茶を掛ける行事があったような…
>>367 その程度の修正は全く問題ないと思う
下は作者本人に尋ねないとわからないんじゃない?
そんなことよりいつの間にかwikiのトップにVIP風味なブログがリンクされてるほうが驚いたよ
>>376 あれって大丈夫なのかな?
誰が貼ったかわからないけど、消すべき?
ブログっていうか自分の書いたSSの保管庫みたいなもんですね
>>378 しかも、甘っ娘のな
符長の人だからもげろと言いたくなる良作ばかりだ
一応本人に許可は取って貼ってます
>>381 うおっ、お騒がせしました
ちょっと海で糖分取ってくる
幼なじみはともかく、シスターと言われると
インデックスかざんげちゃん辺りを思い出した俺はもうだめな気がしてきた。
しかも後のレスも鳥居の陰から、なぎ様がガンとばしてる図しか想像できない
明日の昼飯は塩ラーメンにしようかな。この糖分をどこかで相殺しないと…
シスターと聞いて
シスター・ジルが浮かんだ漏れはどうすれば…
如月博士から空中元素固定装置をかっぱらったは良いが、砂糖ばっかりこさえて喰って丸々肥えたパンサークローの面々…
砂糖を塩で迎え撃とうとすんなw
ただでさえ「もげろ」と叫ぶたびに上がる血圧が、更に上がるぞ
ほ、ほ、ほ〜たるこい♪
こっちのみ〜ずはあ〜まいぞ♪ こっちのみ〜ずはに〜がいぞ♪
って言う位だから、苦味で対抗するんだ!
つ『ゴーヤ』
じんじん
じんじん
さかやぬみじくゎてぃ
うてりよいじんじん
さがりよいじんじん
てなわけで、酒も加えると宜しいかと。
苦いもの→チェルノブイル(ニガヨモギ)+アルコール〓あぶさん
誕生日にホームランを打ってくれたあぶさんに抱きついて甘えるカコちゃん。
その手前、甘えたくても甘えられなくて升幸のボンに八つ当たりするサチ子とか…
ちょwここであぶさんネタ見るとはおもわんかったww
>>375 あれって「ちょっと頭冷やそうか」っていうツッコミらしいよ
無心論者の罰当たりを導く為に、尼さんと巫女さんとシスターによる3連甘え説教とか
夢想した・・・
甘い三連星のジェットストリームアタックか…
ふ、踏めないっ!
甘受するしかないな
甘受→『かんじゅ』ではなく『あまうけ』と詠む。
「おい。なにを警戒しているんだ?」
「うん。俺は甘受けが良いらしくてな。うっかり公園のベンチに座ると膝に三人くらいのっかられて動けなくなるんだよ。」
もげれ。
甘えっ娘に「甘ったれるな!」って言ってみたら…どうなる?ドキドキ
パターンその1:涙目になって震えだすので、慌てて慰める羽目になる
パターンその2:「だが断る!」と言い返されてむぎゅーやすりすりのオンパレード
咄嗟に二つだけ思いついた。
「甘ったれてないもん! ずっと一緒に……いたいだけだもん」
「寧ろ甘やかしてきたお前自身に責任があるのではないかえ?」
「そうやって短気だと体に悪いよぉ。ほらぁ、むぎゅってしよ? むぎゅってぇ」
「ワタシ都合ノ悪イコトハ、アーアーキコエナーイー、ニホンゴワカリマセーン」
「……」ガターン!!(ショックで卒倒)
むしろ最近、甘えっ子スレからどうやって
甘え分を摂取してたのか分からなくなってきた
甘機能障害とでも言うべきか…
(糖分って肝臓だったっけ?)
>>396 いえす
身体の悪い成分とかを分解してくれる器官だな
しかし、このスレのおかげで血糖値が上がりっ放しだ
結果、肝臓があばばば
膵臓のこと、たまにでもいいから思い出して上げて下さい
甘臓とは…臓器まで甘化してみせるのか!
アウトブレイクだ。甘染者として隔離されるぞ。
甘染したら
隔離されて、病院に送られて
専属の看護婦さんと女医さんの下、治療するのか
>>401 あかんそれ隣に甘染源おるがな
みんなまとめて院内甘染ですねわかります
甘護師さん、だな
外科医に執糖してもらおう。
内科医の糖薬治療もあるぞ
甘染と言うくらいなら、女の子から女の子にうつるんだろう?
つまり隔離されるのは女の子の方。
凶暴化させないために最低限の
甘え先を提供してだな…
そっちはそっちである意味オイシイ
隔離というか意図的に感染拡大をしてけば、そのうち全ての女の子が甘えっ娘になるじゃない
全員甘えっこだったら、男が糖尿で全滅するだろうが
>>407 貴様甘ブレラ社の手の者だな!?
A(Amae)-ウイルスを使ってバイオハザー糖を引き起こし、世界を甘っ娘で埋め尽くすつもりか!!
是非とも協力させて下さい
「……次のニュースです。最近、謎の病原菌『甘ー15T』が発見された模様です。
この病原菌が体内に入ると心臓へ吸着し、血管を通して身体全体まで病原菌を増殖させ、甘染するようです。
理由は依然として不明ですが、女性のみの甘染、そして呼吸器官から体外へと空気にウィルスを振りまき……」
テレビでは、今流行りの病気についてやっていたがテレビを消した。
いや正確には消された。
背後へと視線をやると、リモコンを片手に佇む姉と肩で息をする妹、更には舌舐めずりする双子の従姉妹。
「……ねえ?誰からいく?」
「そりゃ、最年長のお姉ちゃん、と言いたい所だけど久しぶりに私から行きたいなー……つか、そろそろ限界」
「…………大丈夫………」
「皆ですれば二度ならぬ……四度美味しい………それに………平和的」
身内が甘染者、しかも複数だったら
糖尿病所じゃすまないような
隣の幼馴染も忘れないで下さい><
なで
あま
「娘二人がうちの子を独占するなんてずるいじゃない。ママも混ぜてほしいかな〜」
「おまえ…俺は無視なのかい」
「あらアナタお帰り〜♪そんなこと無いよ…ただ最近残業が続いてるから…」むぎゅ〜
「いつまで経っても君の甘えっこは変わらないなぁもう」
「だってぇ〜。お医者さんにみてもらったら私、甘えっこウィルスの指令糖だったんですって。甘えようとしちゃうのは普通なんですって」
「何かさらっと大変なことが混じった気がしたけど、そんな甘えっこなおまえに朗報だぞー。なんと詰まってた仕事が今日終わったんだよ。」
「ホントなのアナタっ!?やったぁ♪これで週末甘え放題なのね!?」
「あぁ。なんだか向こうのお堅いことで有名だった女社長が会議を重ねる度に物腰を柔らかくしてくれてな。滅多に無いことらしいぞ」
「よかったわね♪ア・ナ・タ」
こうしてこの家から出た甘えウィルスは某大企業の社長に広まっていった。などというのは誰も知らない話
そういえば改変ネタは保管庫に……
だめだこのスレ…早く角(砂糖)を糖下しないと…
アマリカ「カクダントウ(掻暖頭=湯上がりの頭を撫でること)の不在の確証がないなら、角(砂糖)の発射も視野に入れている」
角(砂糖)程度で我々をどうにか出来ると本気で思っているのか?
落ち着け!
こういうときは冷静に話し合うべきだ
白か黒かはっきりさせよう
角(砂糖)搭載艦が砂糖の名産地『キューバ』へ向かう…
カリブ海が甘く染まる
果たしてフルーツシチョフとケネトーのホットライン会談の行方は…
そんなキューバ危機。
グアテアマ、バアマ、エクアマルら周辺国も緊張状態
これが噂のバイオハザー甘か
だれか甘えん坊ウイルスを大陸間弾道弾の弾頭に詰め込んで、全世界に対して発射してくれないものかな
「そんな、ボク、男なのにっ!」
少年に群がる大勢の男たち!
文字通り甘えん坊となった彼らにすり寄られる彼(?)の明日はどっちだ!
……いや、スレタイに相応しくないし
>>423には練乳送っとこう
現実は非情だな、ばら撒くと男にも取りつかれる
XX染色体にしか反応しないことにしとこw
甘えっこ(女)×甘えっこ(男)=ばかっぷる≒りあじゅう⇒爆発(しろ)
――時に西暦2XXX年
世界は角(砂糖)の炎に包まれた…
責任取ってもらうため、
>>423はシュガーの国に送っといた
「大丈夫か?市華?」
突如とある病が蔓延した。ニュースによると、何かのウイルスが原因らしい。
俺と市華の二人はパニックになってる街を逃げ出し裏山の林に身を隠している。
「みんな甘染者ってのになっちゃったの?」
「分からん。収拾がつくといいけど、さっきの様子じゃ…」
ため息をつき、うなだれる俺に市華が寄り添ってきた。
「…どうした?やっぱ怖いか?」
「うん、ちょっとね」
無理もない。何気ない日常が急に壊れてしまったんだから。
「ねえ、キスしよ?」
「は?なに言ってんだよ、こんな時に」
「こんな時だからこそだよ。ねえ…お願い」
「…ごめん、そんな気分じゃない。変わりにこんな事しかできないけど」
俺は華奢な体つきの市華をきゅっと抱きしめた。
「あっ…んふ〜。気持ちいい。頭も撫でてくれたら嬉しいなぁ」
「ん、こうか?」
「うん、そんな感じ〜。えへへ」
安心したのだろうか、さっきまでの恐怖心は消えてしまったようだ。
(…あれ?)
普段香水を付けない市華から甘い香りがしたような気がした。
さっきから一緒にいたがそんな匂いはしなかった。
何だか瞳の色も変わってきてるように見える。
い、いや、きっと気のせいだ。きっと…。
健康のためには甘布摩擦★
今日の甘えんぼうスレは
いつもより甘さが倍増しているな。
加熱のしかたも半端じゃないし…
まるでホットココアだな。
え、どこが?
>>425 男の娘がナデナデして欲しそうにそちらを見ています。どうしますか?
うん…その…ある漫画を読んだら属性的な何かがついてしまったんだ。
下のバナナをなでなでする。とか考えてしまった.
俺が何か冷たいものでもと、台所の冷蔵庫まで足を伸ばす。
と、そこにはインナーキャミソールにショーツ姿の姉貴が既に到着していた。
「おや弟君」
目が合うと、緩い表情が更ににへら、と崩れる。
「何だよ」
「薄着がセクシー」
ウインクして右手で指差すな。
「姉貴も、だらしない格好」
「暑いんだもん」
確かにそうみたいだ。
六月くらいまでは下ろしてた髪が、今はポニーテールだからな。
「……そうだっ、んふふー」
俺を見つめてた姉貴が突然、良からぬことを考えついたように笑う。
「何?」
「アイスっている? って早口で十回言ってみて」
暑さで思考まで緩くなってるのか。
「嫌だよ面倒臭い」
「言えよ」
何で命令口調なんだ。
第一、そんな分かりきったこと訊くまでもないだろ。
「……」
冷凍室開けようとするのに、手で止めて邪魔をされる。
「ア イ ス っ て い る ? 早口十回」
「……はぁ」
煩わしいんで従っておこう。
「すぅ……アイスっているアイスっているアイスているアイスているアイスているアイスてるアイスてるアイスてるアイスてるアイシてるっ!」
はーやれやれ。
暑いのに訳分かんないことさせるなっつの。
「……んー、ちょっとあれだけど、まぁ良いか」
「何が?」
「アイス、いるっ。頂戴?」
自分で取れよ、と言いたい。
冷たい中に手を突っ込んで、フルーツのアイスバーを二つ。
「ほい」
俺は居間の扇風機に当たることにした。
アイスを齧りながら、風を独り占めにする。
「あっ、弟君は冷たいなー。私にも当たらせろ」
やっぱり考えることは同じか。
仕方ないんで体を右に少しずらして、扇風機を首振りにする。
「ふふ、どもっ」
隣にぺたん、と腰を下ろす姉貴。
「当然だね。何たって、弟君は私のこと、愛してくれてるから」
「気持ち悪いわ」
「愛してるって、言ったよね? さっき」
そうだったっけか、と熱にやられた頭で考える。
「……!」
やべ、意識した。
思わず顔を見合わせたのが、余計にまずかった。
うわー、愛してるとか言わされてたのか何で気づかなかった?
「んふふー」
姉貴は優越感全開で、アイスを頬張っている。
アイス?
いいえ、ドクペです
「フィニッシュ三回、フリーエントリー、ノースキンホールド」
「チャージイン、シュガーシロップ・ハニービー」
人造少女アマエンボーグとか考えたが
流石にボーガーはいないか
誰だね? ピクミンの擬人化甘えっ子なんて電波送ってきたのは
五色相手はきついぞ
火の中でも甘える赤い子
水の中でも甘える青い子
大ジャンプから甘える黄色い子
力持ちな紫の娘
毒がある白い子
好きなだけ、最大100人
キノコ生やしたら全員に攻撃されるから注意な
相変わらずのまったり平和な高速進行なスレの流れに安心した
毒がある白い子はアルビノなんですか…つまり、病弱キャラ…!
でも甘えさせるのは毒が移るの覚悟が必要…燃えるね…って俺は何を言ってるんだろう
言葉に毒があるだけかもしれない、ってのは野暮なつこみか
誰か毒舌な甘えっ子というものを……
とつぜん聞こえた電子音のひとつで、体感温度が上昇した。
何事かと振り返ると、少女の姿。
「居間で一人だけなのに冷房使うなんて、どうかしてます」
「後で来る人のために冷やしてるんだ」
彼女と話すときは、自然と語気が荒くなる。少年はリモコンを取り返そうと立ち
上がったが、あちらから突撃されて床に倒れた。
「なんだっ……」
振り向きざまだったので、少年は仰向け。もう少しテレビに近かったら、後頭部
が直撃していたところだった。バラエティー番組が逆さに映っている。
少女は突撃の勢いでのしかかったまま。水泳をサボっているのか日焼けしてい
ない肌が、たるんだランニングのせいで胸元まで見えてしまっている。
「節電が叫ばれているのに何考えてるんですか、ニュースを見てないんですか」
これだから無関心は困ります、と付け足すのも普段のこと。しかし、少年は
それに憤慨することもなく、少女に至近距離まで接近されたことで発生した、動悸
をなんとかするのに精一杯だった。
彼女が着ているのは自分が使っていたもののお下がり。きつい性格の少女な
ら精神的に受け付けない、とか言って断ると思ったのだが、何も言わずに受け
取って、今まさに身につけている。
誇れるほどバストサイズの大きくない少女が、着衣のユー字から覗かせている
のは、彼女の胸そのものだった。
「……聞いてるんですか」
吊り目がちの双眸がまっすぐ見据えて、しかし少年は曖昧な返事を返すだけ。
それからは視線を泳がせて誤魔化す。
「なんか、腹が冷たいんだけど」
体重以外の違和感について訊くと、
「今頃気付くなんて、冷房に頼りすぎもいいところです」
そんな言葉が返ってきた。感覚が鈍っている証拠ですね、とも言われ、威力は
二割増し。体がグサグサ痛くなってくる。
体を起こした少女が両手に持ったのは、俗にアイスノンと呼ばれる冷凍枕。ブ
ルーのボディをむき出しにして、その冷たさに持っている方がつらそうだ。
少女はそれをこちらの胸に置く。少年は零下の温度を押し付けられて呻いた。
「……で、あなたは何をしてらっしゃる」
もっともな疑問を口にすると、少女の声は耳元で。
「節電対策に、ひとつしかないコレを有効に使うんです。そんなことも分からない
んですか」
そんなことを言われても、この冷凍枕を挟んで少女と接触している。簡単に表
現すると、押し倒されて氷枕を胸に敷かれ、さらに少女に抱きつかれている……
こんなところだ。二人分の体温が合わさって、各部から汗がふきだしている。
「あの、ふたりいるんだし冷房にも正当性が」
「ほったらかしにすると、あなた一人で使いますからね。あんまり当たりすぎても
体の毒だから、この方がいいです。わかりませんか」
少女は意見も聞き入れてくれなかった。
「抱き返すのは構いませんけど、それ以上ヘンな事をしたら……わかってますよ
ね」
そればかりか脅された。おそらくフライ返しでビンタだろうが、恐ろしいので素直
に返事をする。
許可が下りたので、少年は行き場のなかった腕を少女の腰にまわして抱いたの
だが、
「……あついのか冷たいのか分からないんだけど」
「喋ると余計あついので黙っててください」
ついに行動まで制限され、胸だけひんやり、後は汗だくの大変な状態で、少年
は冷凍枕が柔らかくなるまでそのままだった。
毒舌が途中から捻くれてる……
お目汚し失礼しました
gj!
毒舌と言うか、ツンデレ?
毒舌とツンデレだったら、ほぼイコールだな
毒舌:なに、ちょっと甘えられて押し倒されてるからって粗末なものおっ立ててるのよ…変態じゃないの? ギュッ
ツンデレ:べっ、別に甘えたくて押し倒したんじゃないだから。ちょっと、畳の縁に足が引っかかっただけなんだから。 ギュッ
自分が甘えているのを認めるか認めないかの違いか
さあ、続きを頼む
心臓を直接冷やすとマジ危ないぞ…
低体温や熱中症の処置は
腹や脇に血管が集まってるのでオススメだそうだ
毒舌甘え…いいな。
ところで、あほの子だったりしたらアイスの箱を押しつけてくるわけだ
そのままアイス舐めプレイとか、アホの子マジ策士。
>>446 不謹慎だが熱中症の応急処置ってエロいな
***
室内や木陰などに連れ込んで横にして、洋服を緩めて胸元や首周りとか拭いたり
横になってると水とか飲み辛いだろうから、口移しなんかしてあげたり
そんな暑さで少し弱った甘えっ子が、頼るような求めるような目で見てきて
相手は辛いだろうに、男は別のこと意識し出して熱くなるという
しかしダメだと自制して看病して、ようやく少し立ち直ってきたかなって頃
でもまだパジャマ姿で、病み明けの弱々しさというか穏やかさみたいなのがあって
そんな姿に興奮して、甘えっ子は甘えっ子で、迷惑かけたし
さっきはとても際どいシチュエーションで、本当は少しどきどきしてたのに何も出来なくて
今少しでも取り返したい、甘えたい、って思いが強いかのように、じっと
でも自分からいく元気はないからじっと、抱き締めてもらえるのを待ってる
男はやっぱり、今きつくいくのは体に負担かなと思って遠慮する
けれども甘えっ子からサインを感じて、様子見つつ葛藤しながら段々近寄って
鼻の先で見つめ合ってたら、お互いに欲求を我慢してたのが遂に限界に達したみたいで
ぎゅうって、優しくしてるつもりでも、それよりも甘えっ子が愛しくて可愛くて、欲しい
甘えっ子も少しきつくても、この瞬間が一番嬉しいみたいに何度もほっと息を漏らす
それから一度だけ、甘えっ子と慎重に大事に、肌を重ね合って
中を、少しでも温かい精で満たして、繋がったまま、抱き締め合ったまま、休む
大好きな人を、大袈裟だけどこの腕から失わないように
普段とは違う、お互いに対する切なさと、心を柔らかく包む幸せが心地良い
あのね?
うん?
何でもない
言葉の代わりに静かにキスをして、まだきついのか不安そうに溜息を一つ
感極まったのか潤んだ涙を指でそっと拭いたら、甘えっ子の為に何が出来るか考える
とりあえず今は、このままが良い?
うん
しばらく、こうしていて?
と微かな声で、本当は安静にさせておくべきだろうに
クーラーの利いた涼しい部屋の中で、心と体の温もりを、健気に望む
そんな、いつもより少し甘えっ子な、甘えっ子
449 :
446:2011/07/31(日) 14:04:30.20 ID:t75K/7BQ
そういえば、
>>448で思い出したが、
「胸元をはだけさせる。」
って応急処置のマニュアルに書いてあったな。
ニヤニヤが止まらなかった。
てっきり男のほうが熱中症にかかって、甘えっこが服を脱がせたり冷却のためと言って首筋とか太ももに唾液を垂らしたり
汗をかけない代わりということで汗にまみれた体をこすりつけたりするのかと思ってた
キスしたら妊娠すると勘違いしたまま育ち
とうとうキスしてしまって焦る甘えっ子っていう電波を受信
漱石が好きな男が月が綺麗ですねって言ったら
女の子も綺麗ですねって返してくれてお互い目を合わせて
にこっとするだけでわざわざ言葉で確認したりしない、
恥ずかしそうに女の子が手を差し出してきてそれを
男がそっと手に取ってそのままお互いに
手を握ってドクペ片手に月見する、
そんな静かな甘さもいいと思った。
旧千円札の夏目漱石がドクペ片手に佇んでるの想像しちまった
ちょっとドクペの滝で修業してくる
455 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 11:05:29.67 ID:JgEiy0SW
バレンタインネタでもいい?
>>457 用意するのはブラック無糖じゃないと糖尿病で死ぬぞ
甘えっこレス2行につき角砂糖1個分の糖分は覚悟しておけ
なんか↑を書いてたら「急性甘えっこ中毒」って単語を受信してしまったのだけれど。
どうしよう。
なんかサークルの飲み会とかで時々ニュースにされるような…
幼馴染のお兄さんを追い掛けて同じ大学に入り
サークルの新歓に参加して、慣れないお酒に酔って
つい、いつも家でしている様な甘え方をしてしまう事故だな。
で、後日お兄さんが周りにもがれる惨事に発展ですね
符丁ェ……。
今話のバチスタの前半やばかった。
病院ぐるみで初期の前立腺がんと誤診して、
数百件がもがれていたとかいう…。
え?スレチ?ここって、
甘えられた男がもがれるスレでしょ?
ぶちぃっ
もがれる=使えなくなる=毎晩甘えられすぎてすっからかんになる
ということです
>>459 4年(院合格)の姉が幼なじみの弟を入学させたりはダメだろうか?
良いじゃないか!!
さぁ早くそれを形にするんだ!!
>>462 その展開ではこっちのスレだー
//pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268023373/l50
ホントにもいじゃダメー
むしろ、それに当てられた黒髪ロングで眼鏡のクールビューティーな副部長さんが
二次会でのほほん系な部長に、なんで私の気持ちに気付いてくれないのよ〜っていいながら甘えちゃう二次災害がですね…
お酒が入ると…
1、→いつもクールな女の子が甘えっこに
2、→いつも甘えっこだが人目を気にしなくなる
3、→甘え方が変わる(腕ぎゅー→執拗に膝枕で寝ようとする)
4a、→ほろ酔いでむしろ冷たくなる、泥酔で氷点下へ
4b、→〃、泥酔すると甘えが止まらない
EX→酔いが醒めた後、醜態をさらしたことに自己嫌悪 or 羞恥の余り真っ赤になってじたばた
>>470 後者を妄想して糖尿になった
どうしてくれんだ
抱き付いたまま寝ゲ○
突き返せるか?
抱きつきながらおもらし、ならば喜んで受け入れるッ!
>>473 「先輩、飲み過ぎじゃ……」
「うるしゃい!」
これはどうするべきなのだろうか……
高校からの付き合いで、運命の悪戯か一緒の大学に通うことになって。
それで大学の仲間達と飲みに行って、何時の間にか仲間達は1人につき誰かしら女友達に絡まれていて。
そんな自分も例外じゃなくて、流石に色々と大変な事になりそうだったから仲間達に言って先に先輩の自宅まで送ったまでは良かった。着いた瞬間、上がっていってと言われるまでは。予想通りと言うか、まぁ…また一緒に酒を飲む事になって。
「だいたいにゃ!こうひゃいくんはどんかんすぎ!」
「は、はぁ……」
「だかりゃ、わたしのしゃけをのみゃー!」
「い、いやこれ以上は……」
「わたしのしゃけはのみゃーねってんかい!そんにゃらくちうつしでのみゃしたるー!」
「ちょ、んっぐ!」
普段の先輩は何処へ……あのクールフェイスは剥がれ落ちて、荒れ放題。
俺の頭を女性の力とは思えない握力で押さえると、酒を含んだ顔が近づく。抵抗もままならず、容赦なく唇を落としてきた。
ぬめりと唾液と酒で濡れた唇はほんのりと甘くて、アルコールの苦味が同時に押し寄せる。それと合わせて蠢く生き物のような感触が口内で暴れ回る。
「んー!んっー!」
「ん、ぅ……ふ…ちゅ、く……はぁ」
漸く顔が離れると、何故かいたたまれない気持ちが押し寄せてきた。そんな気持ちに打ち拉がれていると、腹に軽く力がかかった。
「……」
「先輩?」
無言で上目遣いで見上げると、手を伸ばして頬を撫で上げた。潤んだ瞳に惹きつけられるように見惚れていると、鬼灯(ほおづき色)に染まった頬に何処か蕩けたような顔が近づいてきて、先輩の華奢な腕が首に絡み付いた。
「……ふ、ぅ」
先輩の艶が混じった吐息が耳を掠め、ゾクリと身体が震える。……不覚にも興奮してしまった。そんな、下らない事を頭に浮かべていると先輩が震えだした。………ん?震えだした?
「…ん、ぅ……もうす、こし……」
「え?先輩?」
先輩の震えが強くなりだし、少し顔が辛そうになる。大丈夫ですか、と言いかける前に温かい何かがジーンズを濡らした。
それに次いで、ツンとした刺激のある臭いが漂う。
下腹部に目をやると、案の定と言うべきか……先輩のスカートと俺のジーンズは先輩の生理的現象によって濡れてしまっていた。
「は、ぁ……でちゃ、たぁ……」
先輩は恍惚とした表情で抱き締めてくる。何と言ったらいいだろうか。少なからず、先輩のような綺麗な人の生理的(ryは嫌悪感などなく、寧ろ興奮を掻き立てられるものであって。
「先輩……っふ」
「ぅく、ふ、ん…ちゅ、く……」
優しく抱き留めながら、ベッドに先輩を乗せて口付けを何度も交わす。
この後、朝までぶっ通しで飲み会という名の濃い交わりを噛み締めた先輩と講義に間に合わなかったのは記憶に新しい。先輩はというと、あの事は忘れてくれ、とは言われたが俺としては先輩と交流を深めたいという旨を伝えると喜んでと言われた。
さて、自重してこよう
連投というか、言い訳
1レスでまとめたから読みにくいorz
それはいいとして、符長の人のブログ行けなくなってるんだが
どうしたんだろう?
泥酔おもらしはどうしても「やぁよ、やぁよ」を思い出す
まえにガッテンで言ってた。
酒が入っていると、膀胱が臨界寸前になるまで気づかないそうだ。
そのせいで、いつもより多くなる傾向があるらしい
最後まで見届けてやれよ。
>>474 素晴らしい生理的現象だな
GJだぞ
さあ、各々女友達に絡まれたうらやまけしからんな男共も糖化するんだいやしてください
甘ババと40人の糖賊
主に砂糖と男(一人だけ)を奪う集団
全員で甘えてくるため、血糖値が急激に上昇する
ふしぎの国の甘リス
ランプのあまじん。
砂糖入れをこすると出てくる。
3回まで願いを聞いたあと、甘えてくる(※叶えない。)
ちなみに願いを聞いた後の決まり文句は
「あーあー聞こえないなぁなんでかなぁ?近づいたら聞こえるかなぁ〜?」
と言って抱きついてくる
甘デレラ
普段から甘えてくる
12時になると大人な甘え方になる
リトル甘メイド
ロリ人魚が魔法で甘えんぼうのメイドになる話
ついにおとぎ話にまで砂糖の手がまわったか
あれは? お菓子の家に入って男女ともに甘えん坊になる奴
ヘンゼルとグラニューテル
ヘンゼルの妹、グラニューテルは兄に対してとても冷たかった。
ある日森の中で道に迷った兄妹はお菓子の家を発見する。
それを食べ続けていると家の持ち主であるロリババアな魔女に捕まってしまう。
ガチ百合の魔女は兄を牢屋に繋ぎグラニューテルに甘えようとするが
ナチュラルボーン氷点下のグラニューテルは魔女を邪険に扱う。
一方ヘンゼルは、思うようにいかない魔女の怒りをぶつけられるが、彼はそれを甘んじて受け入れていた。
最初はそれを訝る魔女だったが、彼の心の内を知り、異性愛に目覚め次第にヘンゼルに惹かれていくようになる。
やがて魔女はヘンゼルを(性的な意味で)食べる事を決意。
目の前で魔女がヘンゼルに甘える姿に、ついにグラニューテルはいままで隠し続けた兄への恋慕を吐露する。
果たして歪な三角関係は丸く収まるのか。
駄目だ無理だ苦しすぎるじゃないかグラニューテルって名前は
いいじゃないか
名前もしっくりきてるぞ
甘プンツェル
とある国の王子が森の中を散歩していた。暫く歩いていると、透き通るような美声にが聞こえた。
惹かれるがまま、歩くと塔が見えた。
扉は無く、窓から垂れている黄金色の縄のような物だけがある。
王子は登ろうとするが、不意に誰かに呼び止められた。
呼びかけに王子が後ろに振り向こうとするが、抱き付かれて出来なかった。
そして耳元で登ってと囁かれ、促されるまま塔の中にはいると美少女がベッドに横たわり、頬を朱色に染めて王子を見つめている。
王子は美少女に見惚れていると、後ろから衝撃が駆け抜けてベッドに倒れ込む。
突き飛ばしたのは黒いローブを纏う端正な顔立ちの美しい魔女。
二人に押さえつけられ、逆レイプ。
暫くの間、王子は塔に監禁された。
後に自分の国へと帰り、お腹が大きく膨らんだ女性を2人連れてきたのはまた別の話……
という糖(童)話
「童」の要素が毛先ほどもねぇ話だなオイ
浦島甘太郎
あるとき浦島甘太郎は海で若い男共に襲われかけてる甲羅を背負った女の子を見つけた。
連中を竿を武器にしてぶちのめし亀娘を助けると、女の子はお礼をしたいからと甘太郎を押し倒してその場でしっぽりむふふ。
さらに一人占めは勿体ないと竜宮城に招待し、乙姫様を筆頭に鯛娘や平目娘も一緒になっての集団H。
そんな状況で帰りたいなどと思う筈もなく、甘太郎は一生竜宮城でエロく幸せに暮しましたとさ。
めでたしめでたし。
玉手箱?なにそれおいしいの?
甘手箱
甘手箱を開けたせいで糖尿病に
意中の男を虜にする伝説の甘手箱
それを手に入れるために多くの女が海へ潜った
現在の海女の原型である
じゃあお相撲さんの「安馬」って…
アマッチ売りの少女(売れ残ったアマッチを使って幸せな甘え時間を得る少女)
甘ずきん(おばあさんが怪我をした狼を手懐けて、一人と一匹でじゃれあっているところに、甘ずきんも介入)
あまあま山(いつも老夫婦の飯に大量の砂糖を入れて困らせるタヌキに同じ甘みを与えるため、ウサギが甘えん坊になってタヌキにまとわりつく事に。すると、いつの間にかウサギは自分の中の甘えっこが覚醒。タヌキも保護欲全開になりウサギを存分に甘えさせるように。)
三年甘え太郎(成人してもなお三年間、母に甘えていた甘え太郎が、母に甘えさせてもらった分、今度は俺が村の娘たちを甘えさせる番だと動き出す。)
甘える森の美女(説明放棄)
アマプスの少女ハイジ(説明放棄)
フラン(製菓)ダース(製菓)の犬(説明放棄)
四面楚甘(籠城していた項羽に聞こえてきたのは、四方からの祖国・楚国の甘えっ子達の声であった。項羽は既に私の国が敵中に落ちたのかと嘆くのであった…)
三甘四温(春ごろ、甘えっこ3人に囲まれると4度ほど暖かくなる。)
昨日の夜から睡眠時間付きで考えたら、これだけ出てきた。
一部の内容はお前らに丸投げする
>>494 なんかみんな幸せそうだなw
でもアマッチ売りの少女だけちょっとかわいそうだから、俺がお持ち帰りして
存分に甘えさせてあげよう。
日本の古神道における神話には二種類の神が存在する
伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)による国生みの後に生まれた国津神(くにつがみ)
それ以前から高天原(たかまがはら)に住まう甘津神(あまつがみ)
ん!? 間違ったかなァ?
お前らは天才だァ〜
>>493 得意技は「がっぷりよつ」で決まりだな。
冷房の節約のために一緒の部屋にいる!と主張する甘えっ子だが、結局引っ付くので暑くなってしまう
暑い地方では汗の気化熱で体温を下げる為に二人で汗を出すと聞いたことがある
聞くところによると、徳島県は日本で一番糖尿病患者が多いらしい
俺が思うに、徳島には甘えっこの隠れ里があるんじゃないだろうか
そんで迷い込んだ人にみんなでぎゅーしたり、なでなでしてーと迫ったり、一緒に寝てくんないとヤダーと駄々こねたりしてるんじゃないだろうか
そんで、その隠れ里が吉野川の近くにあって糖度を上げてるんじゃないだろうか
調べ物してて見かけた一行目からここまで本気で妄想した
うん、ちょっとオリゴ糖一気飲みしてくる
おら奈良県民だから、吉野川は奈良の方を想像しちゃうだよ
ヨシヨシの川ですね分からないのでkwskお願いします
奈良の吉野川って
み―ず―ぅ清く―♪大地―をうるおし―♪な―が―れゆく川よ♪
きのくに♪き―の―か―わ―♪(きのかわ―♪)
の別名だっけ
ややこしいよぅ
ここは想像力豊かなスレですね
見習いたいんだがどうしたらいい?
>>506 ブラックの缶コーヒーを左手に持ち、このスレを
>>1から読み返す。
すると左手のコーヒーがMAXコーヒーに変わっている。
それを一気に飲み干す。
これを5時間おきに1回、8セットくらい繰り返すと、
君も甘えっこ想像が止まらなくなっているだろう
コメダ○琲かキャッツ○フェがあれば其処に行くのもいい。
今日コメダ行って来たんだが…
気づいたらシロノワールとアイスココアを頼んでいた…。
キャッツカフェならネバーギブアップもいい…。
「なぁ、お盆休みの旅行先どこにするんだ?
まあ今から予約してもどこもいっぱいだろうに・・・」
「私はゆーくんと一緒だったらどこでもいいよ、
う〜ん、二人っきりになれるんだったら私の家でずっとゆーくんを
むぎゅーってしてたいくらいだし」
「ったく、また家に引きこもる気かよ」
元々極度のインドア派で一時は自宅に引きこもっていた彼女だが
ネットを通じてしりあった俺の説得もあり、こうして無事外に出てくるようになった、
条件は俺が彼氏となり接する事、まあ俺も彼女が出来たのだから万々歳だ
そんな彼女とお泊りデートという名の旅行をしようと計画してるのだが・・・
今から宿を予約してもいい所は全て埋まってしまっている可能性も考えて
俺は彼女を連れて近くの旅行代理店へとやってきた。
「いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件でしょうか?」
「今から夏休みの旅行を計画したいんですけど、
安くていい宿とかってまだ予約とれますか?」
「はい、多少条件は絞られてしまいますがまだ予約は可能ですよ」
それを聞いて俺は安堵する、正直どこもいっぱいになっているという不安があったからだ。
インターネットを使って探すのもいいと思ったがこうして旅行のプロの意見も欲しかったという面もあるし
パソコンに依存していた彼女に少しパソコンから離れてほしいという面もあった
「他にどのようなご要望が御座いますか?」
「そうだな〜、俺はゆっくりとくつろげる温泉がある旅館とかがいいな、値の張らない所で、
春奈はなんか希望あるか?」
そういって俺は隣に座る彼女である春香に話を振る
「うーんとね、私はゆーくんと思いっきりデートを満喫したい、
二人っきりでの甘々旅行で夜も二人だけの・・・・・・」
「わーわー、ストップストップ、は・・・ははは・・・」
多くの人が集まるところで言う言葉ではない代物が彼女から飛び出す
もしこれが二人きりの場面で言われたら嬉しいがここでは周囲の視線が、
何より話を聞いている代理店のオペレーターがいるのだから。
俺は恐る恐るオペレーターの人の方に顔を向ける、変な目で見られているのではないかと不安になりながら、
しかしオペレーターは変な目でみるというよりは仕事への本気度が上がったといったほうがいいのかも知れないが
「でしたらこの群馬甘え娘コースなどいかがでしょうか?」
はっ??なんだそれ??
甘え娘コースと聞きそれは何かと不思議に思ったが、隣で聞いている春奈が興味津々で聞いていたので話を続けてもらう
「こちらのコースは彼氏に甘えたい女の子の為の一泊二日の旅行プランになります。」
「もっと教えて!私がゆーくんに甘えられる旅行」
「はい、まず新幹線を利用して甘中榛名駅に向かってもらい、そこからレンタカーで
榛名山や榛名湖と周囲の観光牧場を周って甘妻川のそばに流れる甘妻温泉郷で一泊してもらい
翌日は嬬恋の高原観光をした後に高速バスで戻ってくるというルートです、帰る途中には甘楽パーキングエリアにも寄ります
特に彼女さんがハルナさんって人にしか勧める事の出来ない特別なプランですからぜひとも御一考の程をお願いします
当社でご予約していただきますと多くの割引がされて大変お得ですよ」
そういって電卓に値段が表示されている、確かにこの値段なら出せない事も無い、春奈も気に入ってる様子・・・
「ゆーくん、これにしよ、レンタカーで高原を一緒にドライブ、湖のほとりで一緒にアイスを食べてから二人でボートに乗るの
それから一緒に温泉に入って夜は二人で」
「だからここではそれ以上言うんじゃない!」
暴走気味の春奈を抑えつつ、気に入っているならこれでいいと思いプランを予約した、
そもそもこの時期に予約できただけでもありがたいというのに春奈も気に入ったうえに
俺も結構期待しているのだから
「ゆーくん、旅行、楽しみだね、えへへ」
「ああ、楽しみだな」
初めての二人っきりの旅行を目の前にして二人はウキウキを隠せない、そんな雰囲気を二人は出していた。
みなさんもこの夏は群馬への旅行をいかがでしょうか
以上です。
地方の観光ネタ、評判よかったら次はどこに行こうかな?
公然で周りを無視して甘えっこ全開だと…
タイトルとかに無理やり甘とか入れるのどうかと思うんだが
必要なくないか?どうせ甘えんぼうなSSってわかってるんだし
それにやたら語呂悪いの多いし
こまけぇこたぁいいんだよ!
何気ないワードが意外と甘えんぼうと親和性があったというのは今まで何度もあったんだからいいじゃないか
甘妻……ゴクリ…
甘いタイトルにすることが、ごくまれに
新しい境地への手がかりになるときだってあるんだよ
むしろタイトルに強引に甘の字をねじ込むことにこそ、このスレの妙味があると思うんだ。
ねーよ
あります
当然群馬甘え娘旅行記が続くんだよな?
テラ地元だわw
榛名はパワースポットのおかげでで人が増えたと思ったがこんな所で原因が見つかったぜ
でもたしかにマンネリ化してきたよな
甘入りのワードを呟く→糖尿病とか騒ぎ出す→ワード→騒ぐ→たまに小ネタ→極たまにSS
職人減ったなぁ
そろそろなんか変化欲しい気がするけどそんなもん無いか
いや6スレ以降来てなかった自分が言うのも変かもしれんが
ところで二次ものを名前だけ変えてオリとして出すのってアリ?
そういう流れの形式があるだけ他の過疎スレよりはマシかもしれないがね
ちゃんとしたSSはおいそれと書けるもんでもないし、台本形式に近いのもある程度許容したほうがいいかな?
あと二次ものを名前だけ変えてオリとして出すのは、二次って分からない内容ならいいんじゃね
ただそれやるなら普通に二次って断ってやった方が無難な気もする
だからこまけぇこた(ry
甘えっ子が彼のために歌を歌いました
愛し合う〜2人〜♪ 幸せの空〜♪
隣どおし あなたにあたし あまえんぼ〜♪
もういっかい!
h
暑い暑いと言いながら家に入ると中に女の子がいた。
「やっほー」
「誰だお前」
突然の状況に思わず本音が口から出る。いけない、ここは紳士らしく真摯に対応しないと。
「やあストレンジャーお嬢様、本日もご機嫌うるわしゅうって言っててなんだけどストレンジャーお嬢様って
腹痛が痛いって言い方に通じるものがあるよね」
「頭大丈夫?」
よく分からんが心配された。
「ところでお嬢様、ええとお名前をお聞きしてもよろしくってよ」
「なんかキャラ変わってるんだけどっ」
ううむ。紳士は難しい。
「そうそう、わたしはいちご。いちごちゃんとかいちごにゃんって呼んでねっ」
「なんだストロベリーお嬢様か。二文字も名前当てるとか俺超能力者じゃね?」
「……」
なんだか呆れられている。
「ええと、それですーちゃんは俺に何の用なの?」
「すーちゃんって……まあいいや、それでねっ」
突然すーちゃんが腕に抱きついてくる。ずっと部屋の中にいたのだろうか、腕から冷たさが伝わってくる。
「わたしの頭の上から白いどろっとしたものをたくさんかけてほしいのっ」
思考停止。数十秒間たっぷり腕と発展途上の胸のやわらかさを味わってようやく頭が回り始める。
「頭大丈夫?」
「わたしはいたってまじめだよっ」
「まじめにそんなこと考えるなんて……すーちゃんのエッチ///」
「エッチってみんなよくやってるじゃん」
驚きの新事実。すーちゃんは見た目中学生ぐらいにしか見えないが、最近の性はそんなに乱れているのか……
「お兄さんにそこのところ詳しく教えてください」
欲望に負けた。
「はーい、えーと、わたしかき氷なの」
「はい」
はい?
「それでねっ、頭からあの白いのかけてもらったらかき氷としてもう一段階レベルアップできるって」
「待った待った、かき氷ってどういうこと?」
「かき氷はかき氷だよ、あの氷砕いたやつ。ちなみにいちご味。髪も赤いでしょっ」
腕に抱きついたまま笑顔で見上げてくる。かわいい。
「じゃなくて、なんで人間になってんの」
「それはほら、擬人化ってやつ」
なんだろう、暑さで変になってるんだろうか。でもよく考えるとすーちゃんが家にいることに突っ込んでない俺も
十分頭おかしい気がする。
「うむ、それなら問題やっぱりあるわ」
「信じてないー。ほら、体冷たいでしょ」
腕に抱きつく力が強められる。確かに人間としては不自然な冷たさだ。
「つまり幽霊か。よくよく考えれば人化かき氷よりも幽霊が俺をだましているほうがまだ現実的だ」
「何そのまわりくどい設定……」
信じられないからどうしようもない。
「そだっ!口開けてっ」
「ん?」
何かひらめいたのか、突然そんなことを言いたす。
「はやくっ、はやくっ」
「はいはい……あーぷっ」
するとすーちゃんはいきなりキスをしてきた。それだけでなく唾液まで流し込んでくる。
「んー、ほらいちご味」
「ズキュウウウウウン」
「ひゃあああっ」
驚かせてしまった。いや俺も驚いてるんだけど。たしかにファーストキスはいちご味だったけど。
「ええと、どうだー、わたしがいちご味だって分かったかっ」
「よくわからないです」
もういろいろと。
「むー、まだ信じないなら信じるまで頑張るんだからっ」
結局夜に認めるまでいろいろと大変でしたもう。
かき氷擬人化とは新しいな。
結局白いのって何?
そらミルクでそ?(ホジホジ
イチゴかき氷にミルクか・・・
やったことないな。
「いろいろ大変」の部分マダー
マジレスするといちご練乳だろ?
536 :
1/4:2011/08/10(水) 17:56:19.46 ID:YKjhwY4Z
「ほう」
寝てると空から女の子が──って、これなんてラピュタ?
ただ、明らかに天井に穴が空いてるんですよね。今もなお天井から木屑やら瓦の欠片やらが落ちてきて俺の部屋を汚してるし。もっとこう、騙すなら上手に騙して欲しい。変に現実感を出さないで。
といったことを落ちてきた女の子に懇々と説教する。
「……はぁ」
俺の話なんかより、少女は被ってた大きなつばの帽子を被り直す方に興味があるようだ。少女の身体に対し、明らかに大きいので、よくずれるようだ。ていうか、そもそも誰だコイツ。
「……じゃ、動かないで。外れるから」
え、という暇もなく、女の子の持ってた杖が光った。次の瞬間、俺の首へ光の線が走った。
「ライトニングボルトぉーッ!?」
首が吹き飛んだかと思ったが、そうではなかったようで。
「ん、成功」
女の子が小さくガッツポーズをしている。大変可愛いですが、そうではなくて。
「ええと。あの、さっきのは一体?」
「……首輪」
「はぁ、首輪。……首輪っ!?」
慌てて首まわりを確かめる。なるほどつい先ほどまでなかった首輪がこの世界に現出しているではないか。
「えええええーっ!? 何コレ!? S属性はあってもM属性はないんですよ俺は!?」
「……首輪。逃げると困るから」
「いやいや、いやいやいや! 困るも何も現在絶賛困ってるのは俺の方で!」
「……じゃ、行こ」
「質疑応答すらままならないと!?」
少女が杖をまたぐ。まさか!?
「ん」
想像通り、ふわり、と少女の体が宙に浮く。そして、それにつられるように、俺の身体まで──って!
「ぐっ、首輪! 首輪しか浮いてない! 俺の身体は依然重力に引かれていますので、結果何もない宙空に浮かぶ斬新な首吊り死体ができあがりますよ!?」
「……あ、忘れてた」
少女の杖が輝く。すると、先ほどまでの苦しさが嘘のように消え、同時に奇妙な浮遊感が俺を襲った。
「ふぅー……あー、死ぬかと思った」
「……じゃ、今度こそ行こ」
「いや、だから。どこへ行くのだ。ていうか俺はなんでいきなり拉致されているのだ。説明が全くないのだが」
「……いっぱい聞かれた」
少女の頬がぷくーっと膨れた。怒っている……のか?
「なんか分からないけど超可愛いからまあいいやうへへへへ」
「……変なタンク」
それで興味をなくしたのか、少女はぷいっと前を向き、滑るように前へと進みだした。それに引っ張られるように、俺の身体も滑っていく。
「しかし、なんて斬新な拉致だ。こんな拉致なら悪くない……そう、悪くない!」
「……うるさい」
「まあそう言わないでくださいよ。もう状況が全く飲み込めていないので、いっそこれは夢なんじゃないかと半ば信じてきているほどなのだから」
「夢じゃない。現実」
「だよねー」
先ほど感じた苦しみも、今感じている空を飛び、風を身体に受けている感覚も、リアルに感じ取れる。これを夢と思うのは少々無理がある。
「それで、さっき俺のことをタンクと呼んだみたいだけど、それは?」
「……燃料を入れる容器のこと」
「いやいや、いやいやいや。それは分かる。知ってる」
「……じゃあ聞かないで」
再び少女の頬が膨らむ。ゆっくりした喋り方と違い、案外怒りっぽいようだ。
「ただ、その怒り方が俺の食指が超動きまくる感じの怒り方なのでもっと怒っていただきたい!」
「……やっぱり変なタンク」
少女は前を向き、杖を滑らせることに集中したようだ。しょうがないのでその後姿を眺めることにする。
黒い大きなつば付き帽子に、これまた真っ黒なマント。いわゆる魔女の服装、というやつなのだろうか。ということは、こいつは魔女……か?
正直、魔女について造詣は深くない。おジャ魔女どれみで魔女知識は止まっている。まどかマギカを視聴しなかったツケがここに来るとは……!
537 :
2/4:2011/08/10(水) 17:57:35.29 ID:YKjhwY4Z
「着いた」
「え?」
「……だから、着いた」
また少女のほっぺが膨らむ。やっぱ怒りっぽいなコイツ。
そこは、小高い丘の公園だった。一体ここに何があると言うのだ。
そう思いながら周囲を見渡してると、突然少女が俺に抱きついてきたあああああ!?
「あ、あ、あ、あの、あのですね、一体これは?」
「充電」
「じ、じうでん?」
「……充電」
少女は再度むっとしたように眉を寄せて繰り返した。燃料タンク、充電。それらから導き出される答えは──。
「え、俺は何かのエネルギーを溜め込んでいて、それをお前に現在供給してるってコト?」
「……だから、さっきから言ってる」
「いや、言ってねえ」
依然むっとした顔のままだったが、それでも少女は俺から離れなかった。
しかし、これはどうしたものか。普通に役得と思っていればいいのか、それともこれから起こる何かに戦々恐々していればいいのか。
まあ、先のことなんて分かりやしない。今はこんなきゃわいい魔女っ子に抱きつかれた喜びを最大限に味わうのが先決だろう。
「……ん、おーけー」
少女が俺から離れる。ぼさーっとしてる間に充電終わってた!
「がむでぶ! いつもそうだ! 俺はいつだってタイミングの神に嫌われている!」
「……来た」
「え?」
ぞろり、と何かが現れた。
地面が盛り上がり、土くれが形を変え、人型を成していく。歪な人間が三体、現れた。ただ、その大きさたるや、普通の人間の約三倍。巨人だ。土の巨人だ。
巨人たちは、体から土くれを落としながら、ゆっくりと少女に襲い掛かった。
「……遅い」
少女の杖の先端に、閃光が集中する。光は三対の光る帯を生み出し、巨人たちの身体を貫いた。
「……終わった」
くるり、とこちらに少女が振り向く。それに遅れ、巨人たちの体が崩れていく。
「……え、ええと。認識が追いつかないのだが」
「……倒した」
「あー、いや、それは分かる。ただ、相手が何者で、そもそもお前は何者かってことも分からなくて、どうして俺がここに居合わせているのかすら分からないので、もうどうしたらいいのか」
「……とりあえず、頑張った私を褒めるのがいいと思う」
「それは候補に上がりすらしなかった」
「…………」
またしても少女の頬が膨らみだした。初対面の人間に褒めて欲しいのか。
「はぁ……まあいいや。よく頑張ったな」(なでなで)
少女の頭を帽子の上からなでつける。だが、帽子がでかすぎるせいで、まるでなでている感覚がない。それどころか、帽子が動きまくり、それにつられ少女の頭がガクガクと動くので怖いだけだ。
「……むぅ」
少女は帽子を脱ぎ、俺につむじを見せた。
「……はい。やりなおし」
なでてほしいのか。変な奴。
「はい、なでなでー」
「…………」
少女は目をつむり、なでなでを堪能しているようだった。
「はい、終わり」
「…………」
目を薄く開き、何か言いたげに俺を見つめる少女。
「ええと……まだ?」
「まだ」
538 :
3/4:2011/08/10(水) 17:58:50.97 ID:YKjhwY4Z
「なでられるの好きなのか?」
「……分かんない。ただ、なんか、ぽわぽわする」
そう言って、少女は俺をじっと見つめた。
「あーはいはい。追加なでなでー」
「…………」(堪能中)
「はい、終わり」
「…………」
目を薄く開き、何か言いたげに俺を見つめる少女。
「あの。たぶんだけど、もっとしてほしい感を感じるのだが」
少女はコクコクうなずいた。
「終わらないのでいい加減終了です」
みるみるうちに少女の頬が膨れていく。
「我慢しなさい」
「……はぁ。ま、いい。んじゃ、補給」
「おお。お? おおお?」
さっきと同じように、少女は俺にべそっと抱きついた。
「い、いや。だから、これ何だ?」
「……補給、ってさっき言った」
「いや言った! 言いましたけど! 何を補給しているのかそして俺は何を供給しているのか皆目見当が!」
俺の話なんてちっとも聞かずに、少女は俺の胸に顔を埋ずめ、ふにゅふにゅつぶやいた。
「まあ、いっか!」
その様子がとても可愛かったので思考を放棄する。ついでに頭もなでてやれ。
「んー」
少女は軽く顔を上げると、猫のように目を細め、小さく呟いた。これは大変に俺の脳がやられるので大変危険です。
「……やっぱ、当たりだ。すっごく深い。観察の甲斐があった」
「はい?」
「……なんでもない」
それっきり、少女は黙って俺に抱きつくだけだった。よく分からんが、返事もないようなので、頭なでるだけにしておこう。
ややあって満足したのか、少女はゆっくりと俺から離れ、帽子をかぶった。
「……んじゃ、帰ろ?」
少女は杖をまたぎ、何か呟いた。少女の体が宙に舞う。同時に俺の身体も……って!
「ぐぎぎぃ」
「……あ、また忘れてた」
ええ、また空中の首吊り死体が発見されるところでしたよ。
「ごほっごほっ……お前は俺を殺す気なのか」
「……忘れてただけ。そんなギャンギャン言わなくても分かる」(ほっぺぷくー)
「いや、ギャンギャン言いたくもなるよ! 死にかけたんだよ! これはいい壷なんだよ!」
「……いーから帰る」
マ・クベ的な俺を見えない力で引っ張りながら、少女は空を滑る。結局なんだったんだ、今日のことは。
「……ん。着いた」
しばらくして、見慣れた家に到着した。ただ、一部見慣れぬ外観になっているが。
「あのさ。屋根、修理していけ」
悲しいことに、俺の部屋の真上に位置する屋根には未だ大穴が開いていた。
「……めんどくさい」
「めんどくさくても! 直すの! 壊した人が直すのは当然のことだと思いますが!」
539 :
4/4:2011/08/10(水) 17:59:07.40 ID:YKjhwY4Z
「……いんけん」
「陰険じゃねえ! 至極真っ当なことを言ってますよ、俺は!」
「……はぁ、やれやれ」
それは俺の超台詞だ、と思ったが、直すようなので、黙っておく。
少女が杖をかざす。先端部分に小さな光が灯ると、屋根に開いてた大穴に俺の部屋に散乱してた瓦礫やら木屑やら瓦やらが集まっていく。それらは元の位置に収まり、結合していった。
しばらくすると、修繕の跡すら残さず大穴は消えた。
「……ふう。できた」
「おお。すごいな」
「…………」
何やらもの言いたげな視線をこちらに向ける少女。褒めてほしいオーラをひしひしと感じる。だけど、そもそも壊したのコイツだしなあ。
「…………」
なんとなく察したのか、少女がしょぼんとした。
「あー……うん、よく直した。偉い偉い」
しょんぼり少女を放置できるほど出来た人間でもないので、わしわし頭をなでる。
「わ、わわ」
しかし、でけぇ帽子があったので、頭をがくがく揺するだけに終わった。
「……なでる時は先に言って。帽子取るから」
ちょっと怒りながら帽子を取ると、少女は頭頂部を俺に見せつけた。
「もうなでたからいいじゃん」
「……納得がいかない」(ほっぺぷくー)
そんなの納得なんてこちとら一度だってしてないが、膨れられては太刀打ちできない。諦めて優しく頭をなでる。
「ん。ん。……ん」
何かを確認するようにコクコクうなずく少女。なでにくい。
「……分かった。これでもだいじょぶみたい」
「何が?」
「いーからなでろ」
「へーへー」
それから数度なでると、少女は帽子をかぶりなおした。満足したようだ。
「……じゃ」
窓を開け、そこから少女は外に躍り出た。
「……えええええっ!? えっ、終わり!? 状況説明がないままだよ!?」
慌てて窓から身体を半ば出して外を見るが、既に少女の姿はなかった。
「……なんだよこれ。訳が分からん」
結局、それから少女が現れることはなかった。
空けて翌日。昨夜、色々なことがあってなかなか寝付けなかった俺は、当然のように寝坊した。
「これはなかなかスリリングな時間帯だゼ……!」
急ぎ台所へ向かい、栄養補給を行う。父は既に出勤したようだ。母は向こうで何か作っている。少女は眠そうにパンをぱくついて──いやいや。待て。そんなわけがない。
「……おはよう」
人が必死で現実を否定してるのに、少女が声をかけてきた。
「ほら、彰人。ちゃっちゃとご飯食べちゃいなさい。ラピスちゃんまで遅刻しちゃうでしょ」
なんなのこの状況。なんで母さんと顔なじみなんだ。ていうかラピスって名前なのか。
「つーかなんでいるんだ昨日のお前ーっ!!!」
「……朝からうるさい」
ずびしっ、と迷惑そうな少女の顔に指を突きつける俺だった。
続く
またお前かもげろ
GJ!
もげろ可愛い乙もげろ!
うはwwwww新シリーズキタwwwwwgjwwwww
あと符丁お前いい加減もげろ
甘女っ娘…だと…
可愛いぜチキショ―GJ!
だが符長テメーはもげろ
符長もげろGJ!
GJだが、絞首されながらそんなに喋ることはできない
俺がもげろと言わずとも、奴は首がもげて事切れる結果になる。現実は非情である
「ハグすると一日の1/3のストレスがなくなるらしいよ!てわけでゆうくん!へいかもーん!」
両手をばっと広げて目を輝かせる彼女
はいはいと近づいてやるとぎゅう、と抱き締められる。
えへへーよしよしと頭を撫でてくる。はげるやめろ。
「さてゆうくん。2/3のストレスがまだ残ってます。」
「そんなにストレスたまってるのか?」
「そうでもないかな……あ、ゆうくんはストレスたまってます!まだ消化してません!さあぎゅーしてください!」
こう言われて仕方ないから軽く抱き締めておでこに口付けた。
たまにはこっちから抱き締めるのもいいな。
甘えん坊がストレスと無縁っぽいのは多分ぎゅーするからだ!
547 :
しぼる:2011/08/11(木) 14:33:24.67 ID:ctWpu0ci
「ギュウって抱きしめると、女の子はストレスが出ていくんだって」
「ふーん、雑巾しぼるみたいなもんだな。今いっぱい抱きしめたから、何か汁出たんじゃないか?」
そう言って俺は彼女のスカートをめくり上げた。
すかさず彼女の右ストレートが俺の顔にめり込んだ。
「変態!そんな訳無いでしょ!」
「でも、今パンツが濡れていたような…」
それを聞いた彼女の顔は、真っ赤になった。
「ち、違うもん!これは、その…汗、汗だよ!」
「へー…本当に濡れてたんだ?」
「え!?」
「一瞬だったからよく見えなかったんだよね」
それを聞いた彼女の顔は、さらに真っ赤になった。
「ダ、ダマしたなー!!」
ボコボコにされました。
終わり
しぼられろ
もげ
テルアマエ・ロアマエ
外見たら満月だった
普段は無口なのに満月の夜になると途端に甘えだす女の子が思い浮かんだ
狼少女ですねわかりますん。
女性と月はうんたら〜…と言うから、
満ち欠けが、ツンとデレとかに対応してるとか、なんとかこじつけられそう
新月が一番ツンで、段々と満ちるのに比例してデレていき満月で甘え度マキシマム。
その後また半月かけてツンに変化していく。
もしもブルームーンになったりした日には一晩中寝かす暇はもらえない。
って感じ?
ということは、
月食は甘え度マキシマムからいきなりツンになって、またマキシマムに戻るんだな。
忙しい甘えっ娘だな
月は出ているかにゃ?
砂糖ライトキャノンですねわかりません
甘いクロウェーブですね分かります
私の甘えんぼうは凶暴です
おっさんが多いんですね、分かります
何も考えず甘えろ!
食らうと、接した者全てを甘えっこに変化させてしまう特異体質になります
人呼んで、ヒューマノイド・シュガー・タイフーン
完結したんだっけ、あれ
「流派・糖方不敗が最終奥義!抱きついてぎゅ〜!!」
「甘いわっ!このバカ弟子がぁっ!」
「甘い」がダブルミーニングなのかw
恋愛経験の少ないアラサー男と若いお嬢様系甘えっこなる電波が届いたんだが発信源は誰だ
コミケに一緒について来た甘えっ娘が、ねっ…ちゅー…しよう…///になってしまう夢を見た
いつも通りに彼氏の腕に抱きついてデートに行っている途中、
"こみけ"と言う看板が見えた。今日のデート場所はそこらしい
道中には、原色のキツイ軍服の人や学生服の中年さん
メイド服のおねえさん、何かの動物の着ぐるみとかがパフォーマンスしていた。
ただでさえ真夏で暑いのに、彼らはさらに熱かった。
少し怖くなって彼の腕をぎゅ〜と抱きしめると、優しい顔を向けてくれた。
私は少し安心して本会場に向かっていく。
そして、入り口で待っていると不思議なことがあった。
周りにいる男の人たちが私たちを見つめるの。
そんなに私たちってお似合いなのかな?
なんだか嬉しくなって更に彼にくっつくと、男の人たちの目線は更に強くなる。
私は嬉しい顔が止まらなかった。
そうして中に入ってブースを見て回って歩いていく。
でも、私は少し気まずくなる。きわどい表紙の本が時々見えるからだ。
彼は何をしに来たのだろう?意図を読めない内に頭がクラクラしてくる。
原因はたぶん熱気と歩き疲れと本の内容。
そして私は倒れてしまった。
568 :
2/2:2011/08/16(火) 00:34:43.76 ID:LMn4WD3b
ふと気づくと救護室のベットに寝ていた。
彼が目の前にいて、ずっと扇いでくれてたみたい。
私は少し照れくさくなって、たぶん顔が赤くなってる。
そうしているとブースの本の表紙が思い浮かぶ。
ちょっとずつ恥ずかしさが混じって、布団にしがみついて
ブンブン振り回すだけでは物足りない。
この火照りを鎮める方法は?
不意に彼の心配する声が届く。
はっと我にかえって目の前に彼の顔…そうだ、これだ。
「ねっ…ちゅー…しよう」
彼が呆れ顔をしている。少し不満だがまぁ、いいや。
私は目を閉じて彼の唇を待つ。
はぁ…というため息の後、そっと彼の口が触れる。
…夕方の道をまた彼と歩く。今度は帰りの電車に向けて。
今日はだいまんぞくなデートでしたぞ。
−−−−−−−−
>>566を見て書いてみたが、行ったことがないのでイマイチわからん。
なんか実物と違ったらごめん
あ、そうそう。もちろん帰り道も腕ぎゅ〜。
いいね
俺も行ったことないけど。
>>568 あまりの甘さゆえに「リア充爆発しろ!」という呪いの視線を浴びたんですねわかりますw
要修正な点を挙げるなら、建物の外から見える電光掲示板は "こみけ" じゃなくて "コミックマーケット" で、
コスプレの人達は建物の屋外スペース(正式には西展示場の屋上展示場)か会場内にしか居ないことくらいかな
キミって凄い人だなって思う。
一生に一度会えるかどうかってくらいの、凄い人だよ。
初めて会った時から、何気ない世話を焼いてくれた。
私は気難しかった。最初はこいつ何だ、って軽蔑してたと思う。
でも、見捨てずに私を、理解しようと努めてくれた。
親でもそんなこと、してくれなかった。人に好かれようとしない子で。
だから、嬉しかったよ。素直にそう言えたら良いのに、私はつくづくダメだな。
心の内で、キミに甘えることがいつしか当然のようになって、望んで包まれて。
キミはいつも穏やかで優しい顔で、一緒に歩いているだけでも、幸せなんだ。
そこに、少しの恋が出来た。
血の繋がっていない異性を大事にしてくれるということは、どういうことか。
いくら私でも分かるよ。キミは男子だもの。
お互いに奥手で、少しずつ始めたスキンシップも、段々様になっていったな。
次は何をするのか、何をしようかって、いつも楽しみで。
慣れて当たり前に触れ合えたら、それ以上はなくなって冷めるんじゃないかと思ったけど、男女の関係って奥深いな。
私もこんなにしてくれるキミに、報いたいって思うようになった。
特別なことは出来ないけど、もしキミが私を好きなら、その倍でも好きになってあげたい。
初めての時も、満足させてあげたいってことばかり考えて、結局最後は泣いて、キミを困らせたな。
でも、幸せな時はやがて終わりが来る。
何で、死んじゃうかなぁ。
サヨナラも告げずにさ、勝手にいなくなっちゃうんだもの。
少ししたら、今まで見なかったキミの夢を見るようになってさ。
それがさ、おかしいだろう? キミは、そこではちゃんと生きてるんだ。
いや、現実と同じように死んじゃったりもするんだけど、蘇るんだ。
何だ、キミが死んだなんて嘘じゃない。まだ一緒にいられる、幸せでいられる。
でも何か空虚で寂しい。本当に必要なものが、足りない。
そんな気がしながら、ゆっくり目が覚めて、って夢を頻繁に見るよ。
いつか、長生きしてね、って言ったのは、何だったのかな。
私の願いだったんだろうか。じゃあ、私はキミの、何だったんだろう?
私は結婚とか、そんなことまで考えもしなくて、ただ平凡に今を満たしていきたかった。
キミは、私と、子どもを育てたかった? 家庭を築きたかった?
急かすようなことはあまり言わなかったね。そんな甘やかしにも、溺れていたんだ。
でも、遺言とかちゃんと残してくれたら、しばらくこんなに、どうして良いか分からなくなったりしなかったのに。
きっと、まだ死にたくなかっただろうね。
私も、自分が身代わりになってでも、死なせたくなかった。
何度も気を失うくらいショックで、あの数日でどれだけ泣いたかな。一生分の涙が出た気がするよ。
今は独りでいつも、横になって火照りを冷ましている。
キミの感触を思い出しながら疲れた体を、慰め程度に慰めるんだ。
元々つまらないこの世界だけど、今は懐古する楽しみがあるだけで、もっとつまらないな。
もう一度戻れるなら、戻りたい。キミに優しい言葉を、かけてもらいたいよ。
単純なことで誉めて、そして抱き締めてほしい。
それを私に出来る人は、世界でたった一人だった。それも過去形さ。
もう、私の見える所にはいない。そうだろう?
違うなら、今でも待っているんだから、帰って来てほしいんだけどな。
でないと、キミの好きだった私が、衰えるばかりさ。
そう。キミが死んで、もう一年。
遺影を見なきゃ顔も、そして声も、段々思い出せなくなってきた気がする。
それなのに、キミを忘れられない。今でも切ないよ。
以来、たくさんの男子と話をしたけど、皆、好きにはなれない。
駄々を捏ねるようだけど、キミが良かった。キミでしか、ダメなんだ。
もしキミが聞いたら、笑っちゃうかもしれないけどさ?
私はもう、誰にも甘えられないよ。心を開くことも出来ないんだから。
はぁ……置き去りなんて、本当に酷いことしてくれるよね、全く。
また、泣けてきちゃいそうだよ。
「――で?」
「盆の昼下がりに涼んでいたら、そんな夢を見たんだ」
「暢気だな」
「これはきっとあれだ、お腹が空いたせいに違いない。夕飯はまだかい?」
「手伝えよ。第一それ、俺か? キャラ違うわ」
「お前には言っていなかったけど、私には元彼がいたんだ」
「道理で床上手な訳だ。って、え? そういうことかよ」
「でも、事故で亡くなったんだ。それはもう大好きで」
「聞きたかねーよ、んな話」
「そう言うだろうなと思った。お前は嫉妬深い性格だからな」
「夕飯作るの放棄されたいか」
「優しくないなお前は。最初に会った時は雨に濡れた子犬のように」
「追想やめい。あー、トマトその他が足りないから、御使い」
「年下が命令するのは良くないな。でも、一緒になら行っても良いぞ?」
「で、あんたは、俺のどこが気に入ったんだ。買い物だけで嬉しそうに」
「少しだけ、昔の私に接している気がするんだ」
「大好きだった彼氏を失って、悟りを開いた訳」
「何を分かった風に。あの人は、今でも誰にも代えられない、大切な人だよ」
「じゃあ俺とは寂しさを紛らすべく、妥協で付き合ってるようなもんか」
「違う。お前はお前なりに、好きだ。欠点の多さは比べ物にならないけどな」
「ムカつくわ」
「じゃあ、少しここに座って休もう」
「何だよ。座れって、分かった座れば良いんだろ」
「私は、お前には感謝しているんだ。あれからずっと塞ぎ込んでいた、私を変えてくれて」
「いきなり何、っておい! こんな場所でくっつくな」
「顔を赤くして、可愛いんだから」
「!」
「寂しかった、誰でも良いから甘えたかった、確かにそうかもな」
「周りの視線気にしろよ」
「でも、お前で良かった。あの人のことで苦しまずに、こうして好きになれたから」
「って、独り言モードに入ってやがる」
「聞いているのか? 大事な話なのに、それとも態度で示すべきかな?」
「あ? え、おい」
「んっ」
「#%*$&!?」
「……ほら。こうしても、少し涙が、出るくらいさ」
「バカ、何で泣くんだよ」
「くすん」
「って、分かったよ。ほら、胸貸しゃ良いんだろ?」
「たく、しょうがねー奴だなあんたは」
「すまない。でも、ようやく胸のつかえが取れた気がする。お前になら、私は心を開ける」
「買い被るなよ。俺はあんたの言う元彼のように、優しくないし」
「でも、ちゃんと話す切欠になったからな。ふふ」
「何だよ」
「責任取って、もっと甘えさせてくれ?」
甘えっ子が大好きな彼が死んじゃったら、で考えたが上手く書けなかった
甘くて切ないな…
とにかくGJ!
涙腺が潤んでるのにハアハアが止まらないとかどういう事なの…
甘えっこ万歳ビバ・ハラショー!
もげろは勘弁してやるから幸せにしてあげて下さい。
ついでに末永く爆発してください
もうとっくに過ぎているが、新盆ならぬ甘盆というのを思いついた。
今年甘えっ娘になった女の子が甘(尼)寺に集まり、プロの甘えっ娘である尼さんに教えを請うという…
今日は俳句の日なので一句
甘えっ子
彼に寄り添い
キス求む
季語が無いって?
甘えっ子は春夏秋冬通じる季語です
甘えても
なお甘えても
甘えたい
ですかわかりません
>>578 何だその投稿時間は。あとコンマ1秒早ければキレイに揃ったのに
>>578 何か投稿時間も合わさってから、
底なしの甘えん坊な妹が兄を思って綴った俳句に見えてきたww
一日一日、徐々にヤンデレ化していく甘えんぼう妹。
「おにぃちゃんまって〜」
「お兄ちゃん大好き!」
「私を好きになって」
「他の女の人と仲良くしないで!」
「あれぇ?おにいちゃん?その人はだぁれ?」
「どうせこの世界だとお兄ちゃんは私を好きになってくれないんでしょう?あっちの世界で一緒になろう…」
>>581 だからあれほど甘盆にちゃんと出て、甘さんのお話を聴けと…
>>581 「遅かれ早かれこうなることは分かっていた」
「彼女は最高の甘えん坊になったのだから
後は最悪にヤンデレになるしかない」
「ねーねーボクと契約して甘法少女になってよー」
「なってくれたらなんでも言うこと聞いてあげる」
「なでなでとか〜、ぎゅーとか〜、あとちゅーもし放題だよ?」
「なんならその、え、えっちなのも…/////」
「ね?だからはやく契約しよーよ〜ねーねー」
ちなみにこの不思議なアルビノボクッ娘と契約すると、もれなく甘女(あまじょ 若干ヤンデレ気味)達も大挙して押し寄せてきて、毎日その相手をさせられるハメになります
部屋の扉にブービートラップが仕掛けられ
廊下にはクレイモアが、玄関にはC4が仕掛けられてるんですね。
昨日、不覚にも枕元に常備されている木刀を擬人化して萌えてしまった……orz
話変わるけど、なんか武道やっててお堅い感じの女の子が甘えっ子だと萌えるよね
長い黒髪でポニテとかでしゃべり方とかもちょっと堅くて美少女は当然だとしてなでなでぎゅーが好きで……
>>586 なんだかわからないけど、
結界師の雪村時音を思い出した。
なぜだろう。
「私、この大会に優勝したら、彼にいっぱいナデナデしてもらうんだ」
なんだそのフラグはwwwww
『えへっ。来ちゃった。』
15インチの画面に映った少女が泣き笑いを浮かべている。
破損した船外活動用スーツをマニュピレータで忙しく補修しつつ、呼気用ボンへをヘルメットに接続してくれているのは元小惑星探査機、現在は民放に払い下げられて放送衛星をしている『なでしこ』。
メンテナンス要員の僕に随分と懐いてくれて、外のメンテナンス要員には機体をいじらせないので、僕が専属みたいになっている。
今僕は他の宇宙機のメンテナンス中に事故に合い、低軌道を漂流している。
「…なでしこ。どうして…。勝手に軌道外れてはダメじゃないか。静止軌道からここまで大変だったろう。」
『わたし、これで放送局首になるね。そしたらわたしのAIユニット抜いてあなたのお家の管理AIにしてね。
これでも元小惑星探査機よ。大気圏突入なんてへいちゃらなんだから。』
「な、なでしこ…」
『ね。手は動く?だったらなでなでしてほしいなー。』
僕は力を振り絞って画面の少女をなでた。
『んふっ。じゃあ一緒にあなたのお家に行きましょう。それ!』
地上からみた彼女の航跡はとても美しかったという。
AI萌え…だと…
タチコマ好きの俺には大好物ですgj
これで続きも頼む つMAXコーヒー
個人的にAI萌えといえばADAだな
マイナー過ぎて誰も知らないかもしれんがorz
プログラミング言語の元ネタだっけか?
読みはエイダでいいのかな?
某ゲームのアニメ版でばドジっ子、弱虫っ子だった記憶が。
>>593 「理解…不能です」の方ね
ADAはもちろんゲームの完成度もすげぇ
598 :
1/2:2011/08/23(火) 21:24:04.87 ID:egS+mm6e
昔、それは小さな蜘蛛を助けた記憶がある。善意ではない、ただの気紛れだ。
その蜘蛛が今、恩返しと称し、我が家の玄関先に、人の姿で立っている。
「あっ、この姿はですね、神さまに人にしてもらったんです! えへへっ、どうですか? かわいいですか?」
少女はくるりとその場を回り、私に容姿の論評を求めた。だが、そういったことを批評するのは苦手だ。
「あ、ああ。可愛いのではないだろうか」
「やたっ♪ えへへー、ありがとーございます、おにーさん!」
「や、それはいいんだが……」
「?」
少女は不思議そうに私を見つめている。
「その、なんだ。結構だ。恩を返されるほどのことをした覚えはない」
「そんなことないですっ! おにーさんに助けらてなかったら、今頃私は鳥さんに食べられてます! ぱくぱくーって!」
それがさも大事であるかのように、蜘蛛だと言い張る少女は両手をあげつつ、口を大きく開けた。
「そうかもしれない。しかし、恩返しと言われても、私は何をされればいいのだ? 君を我が家に住まわせ、反物を作るのを待てばいいのか?」
「あ、そーゆーのはできません」
「……では?」
「おにーさんのお嫁さんになりますっ!」
「ぶっ」
「おにーさん? どしたんですか? あっ、だいじょぶですよ、ちゃんと神さまのところで炊事洗濯はばっちり練習しました! 神れべるです! 神さまのとこで練習しただけに! だーけーにっ!」
自信満々な表情がやけに腹が立つ。頬を引っ張ってやれ。
「あふふー」
「うむ。いや、そうじゃない。人生の伴侶を決めるのに、恩を使うのはどうだろうか。君の親御さんも悲しむぞ」
「はぁ……」
「というわけで、帰りなさい」
「わ、わ! ダメです、帰りません! というか、帰る場所なんてないです!」
「え」
「だって、私、蜘蛛でしたもん。家なんてもうです」
そうだ。彼女の言を信じるのであれば、彼女は蜘蛛だったのだ。帰る場所なんてどこにもない。
「……ふぅ。お嫁さんとか、そういうのはナシでいいのであれば、家に置いてやらなくもない」
「それは超困りますっ! お嫁さんがいいです! おにーさんの嫁に! 是非嫁に!」
とても困った。何が彼女をそこまで駆り立てるのか。
「……あっ、それともおにーさんは、男の人じゃないとダメな人なんですか?」
「女性は殴らない主義だが、その主義を破る時が来たようだ」
「あっ、違います違います! だって、私みたいなかわいい美少女が来たっていうのに、何もしないなんておかしいですよ! おかしいですよカテジナさん!」
「かわいいと美少女は意味がかぶっている。そして私はカテジナではない」
「あっ、すいません! 神さまのところで見たアニメが面白かったので、つい!」
神は私が想像してるより俗っぽいようだ。
599 :
2/2:2011/08/23(火) 21:24:21.40 ID:egS+mm6e
「……私はまだ学生だ。君を養う甲斐性などない。そして、君という人間のこともよく知らない。以上が、君を嫁にしない理由だ」
「私のことは、これから知ればいいんです! 社会人になれば養えます!」
二言で論破された。
「……いや、しかし」
「しかしじゃないです! こんな据え膳食べないなんて男の風上にも置けませんっ! しかも、私はおにーさんの大好きなロリ体型です! さらに言うなら、年齢1歳です! もー超ロリです!」
「どうして私の性癖を知っている」
背中を汗が伝う。これは非常にまずい。
「神さまのパソコンには、ありとあらゆることが載ってるんです! 分からないことなんて何もないです!」
「……分かった。分かったから、とりあえず家にあがれ。近所迷惑だ」
「やった! 嫁、嫁!」
「嫁じゃない!」
小躍りしながら家に入る蜘蛛少女にため息をつきつつ、玄関を閉める。
「えへへー、ここがおにーさんと私の愛の巣ですね? 糸を張り巡らしますか?」
「巡らせなくていい。というか、君はまだ糸が出るのか?」
「……どうなんでしょう? えいっ」
少女が手を向けた先に、白い糸がべちゃりと付着した。その糸は、少女の手から放たれている。
「わ、出ました! すぱいだーまんみたいです! スパイダーマッ!」
「人の部屋を汚すな」
「すり替えておいたのさ!」
やたら嬉しそうに決めポーズをしている少女を置いて、壁に付着した糸を剥がす。……むぅ、やたらベタベタして剥がれ難い。
「あっ、たぶん大丈夫です。やっ」
少女が軽く声をあげると、まるで逆再生を見ているかのように糸はするすると少女の手元に戻った。
「ほら、このとおりです」
「そうか」
「そうか、じゃないです! 褒めてほしいです!」
「君がやったことを自分で解決しただけなのにか?」
「私がやったことを私が解決しただけなのにです!」
そこまで言われては仕方がない。褒めてみよう。
「偉いぞっ」(なでなで)
ただ、人を褒めた経験がないので、こんな有様になってしまった。
「……う、うふうううふ。……やっぱ嫁です! 嫁になるしかないです!」
「抱きつくな」
何やら興奮した様子でふがーふがー言いながら人に抱きついてんだかよじ登ってんだか分からない蜘蛛少女だった。
ちょっと外に行って蜘蛛助けてくる
>>599 gj!
こないだバイト先に蜘蛛が出て、優しく外に出してやったのにまだうちには来ねぇな
とりあえず符丁はヒャッハー、糸に巻かれて死ぬんだよー!するべき
糸に巻き取られてもげろ
おしりから糸を出したら信じてやる
いやもう糸とかどうでもいいからおしりみせろ
605 :
もちつけ!:2011/08/24(水) 01:34:30.46 ID:CuNfvbFe
『マスター。どうか私を分解処理してください。』
「どうしたなでしこ。」
『↑に「もちつけ!」ってレスしようとしたら「もちけつ」って打っちゃいました。』
「…つか、管理AIが掃除機のノズルで俺のパソコン使ってる時点でダメだろう。然も2ちゃんのエロパロ板て…」
ええ。ユニット引っこ抜いてガニメデ出張に連れていきましたとも。
606 :
1/4:2011/08/24(水) 02:15:42.55 ID:HQlZyklH
コンコン
『どうぞ』
扉をノックすると部屋の主から声がかかる。
扉を開け、俺は中へと入る。
「よっ、こんちわ」
「ヒカル君、いらっしゃい」
俺の姿を見ると、この部屋の主…ジュンが淡い微笑を浮かべて迎えてくれる。
「…調子はどうだ」
毎度の事だが、もっと気の利いた言い方は無いのだろうか。
…元気な訳が、ないんだから。
ここは病院の一室。
ジュンは幼いころから心臓を患っていて、入退院を繰り返してる。
今もベッドで横たわっていたところを俺を見つけて身体を起こそうとしていたので
そままでいいと止めて、再び横になったところだ。
「今日はとても調子がいいんです」
それでも、俺に気を使って明るく振舞う。
…そんな青白い顔で言われても、全然説得力が無い。
俺はベッドの横のイスに腰をかけ、ジュンの手を握ってやる。
「あ…」
607 :
2/4:2011/08/24(水) 02:17:33.41 ID:HQlZyklH
血色の悪い顔に、ほんのりとだが朱が射す。
幼馴染の彼女が俺に告白をしてくれてから、この病室に来る度に行われてきた行為。
何度も入退院を繰り返すうちに、お見舞いに来る人も減って、
そんな彼女の支えになりたくて、月の半分以上は
この病室に訪れ、こうして彼女の手を握っている。
俺にはこんなことしか出来ない。
それでも彼女はうれしそうにしてくれる。
手を握ったまま、今日学校であったことを話す。
ずっと病室にいる彼女にとってはそんな他愛の無い話でも新鮮らしい。
友達のこと
先生のこと
つまらない授業のこと
彼女が出来ないことを、こうして話していく。
彼女は楽しそうに聞いてくれるが、時折寂しそうな顔をする。
無理もない。
本当なら自分自身で体験したいだろうに、
こうして話を聞くことしか出来ないのだから。
608 :
3/4:2011/08/24(水) 02:22:05.59 ID:HQlZyklH
-----------------------------------------------------------------------------
コンコン
『三杉さん、面会終了の時間です』
話をしているうちに終了の時間が来たようだ。
俺は立ち上がろうとする。
ぎゅっ
離そうとした手にやんわりと、けれど確かに力がこもる。
「ジュン?」
「行かないで、一緒にいて」
これまでに無いほど寂しそうな顔をしてジュンがそう言ってくる。
いままでこんな我侭を言うようなことはなかったのに、
今日は弱弱しいながらも必死にそう言って手を握ってくる。
そんな彼女を愛しく思うと同時に、それが出来ないことに俺も切なさを感じる。
「そんな事言わないで、看護士さんを困らせちゃだめだよ」
「…うん」
彼女はそういうと、名残惜しそうに手を離した。
「ねえ」
「うん?」
「キス…して」
「えっ!?」
609 :
4/4:2011/08/24(水) 02:23:31.14 ID:HQlZyklH
その言葉に俺は驚く。いままでこんなこと言うことなかったのに。
「全然、恋人らしいことしてないんだもん、だから抱きしめて、キス…して」
…本当は俺からしてあげなきゃいけなかったんだよな。
いつも彼女の事を気にしておきながら、全然彼女の気持ちに気づけなかった。
それでも彼女は俺を好きでいてくれる。
細い身体を震わせながら勇気を出して言ってくれた。
俺は彼女の身体を抱き起こし、彼女の唇に自分のそれを重ねた。
「ん…」
冷たい彼女の唇が少しずつ温かくなっていく。
緊張して体温が上がったのか、それとも俺の体温か?
唇を離すと俺の胸に顔を埋め、背中を弱弱しく抱いてくる。
きっと必死なんだろうけど、必死でこんなに弱い力しか出ないなんて。
「もっと一緒に居たいよ、離れたくないよ」
俺も彼女を抱き返してやる。
本当なら力いっぱい抱きしめてやりたい。
でもそんな事をするわけにいかない。
身体に負担のかからないように、そっと包んでやる。
「…また…来るから」
コンコン!
先ほどよりも強く扉を叩かれる。
「じゃあ、もう行くね」
「うん、さよなら」
彼女をベッドに寝かしつけ、俺は病室を後にする。
退院したら、いろいろなところへ行って、寂しい思いをさせた分、たくさん甘えさせてあげよう。
「松山さん」
「あ、先生」
病室を出ると、そこには、ジュンの担当をしている先生の姿があった。
「実は三杉さんの容態なのですが…」
「えっ!」
610 :
5/4:2011/08/24(水) 02:29:17.54 ID:HQlZyklH
以上です。
受け身な甘えっ娘を自分なりに書いてみたのだけどどうだったろうか?
ヒカルの愛が、ジュンを救うと信じて。
糖分欠乏症ですかわかりません
甘切ない!gj!
淫獣と契約でもなんでもするからジュン幸せになれ!
投下します。
・いまさらっぽいですが、>586 >589 を見て書いたネタです。
・エロ無し
・微糖
・やや短め
な感じです。
では、以下6レスほどいただきます。
〜・〜
「1本、それまで!」
蒸し暑い体育館に、審判の良く通る声が響いた。
たった今、体育館の2階で眺める俺の階下で行われた剣道の試合。それが終了した合図だ。
当然空調なんかが効いているわけもない、小さな体育館で行われている中学生の小さな剣道大会。
だがそんなことは関係なく、勝った方の選手はぐっと拳を握り締めて喜びを露にしていた。
「幸人、お前の彼女すごいな。優勝しちまったぞ」
隣で座る友人が肘で俺をつつく。
汗だくの顔に浮かぶその表情は喜び半分、からかい半分といったところか。
本気であいつの優勝を喜んでくれているところもあるので、からかっているのを責めることができないのがもどかしい。だが、
「彼女じゃねーっつの。真帆はただの幼馴染だ」
これだけはきっちり言っておかねばなるまい。
試合を終えて面を外し、今は体育館のフロアからこちらに向けて控えめに手を振っている近江真帆(おうみ まほ)は、
決してこの俺椎名幸人(しいな ゆきと)の恋人などではない。
両親の仲が良かったのが縁で幼少期から一緒にいるだけの、ただの幼馴染である。
「あーはいはい、そういう設定だったな」
「設定とかじゃなくって、本当に幼馴染だって毎回言ってるだろうが。もう何回目だよ」
「分かった分かった。じゃあさっさとその幼馴染サンに祝福の言葉でもかけてきたらどうだ?
近江さん、お前を待ってるんじゃないのか?」
その言葉に改めてフロアを見る。すると真帆は、振っていた手を止めたかと思うと今度は両の手を体の前で軽く握りながら、
何か言いたげな感じでこちらをじっと見つめているところだった。
……あれは確かに、俺を待っているのだろう。
俺は120%にやにやとした笑顔を浮かべているであろう友人の方は見ないようにしながら、
「じゃあ、ちょっと行ってくるわ」
とだけ残して小走りで階下へと向かうことにした。
古い体育館ゆえか、バリアフリーとは無縁そうな急勾配の階段。
それを降りてフロアにたどり着いてみると、真帆は中学の同級生や部活の後輩に囲まれているところだった。
ハンドタオルを手渡され、ペットボトルで飲み物を渡され。
何人もの女子にハイタッチを求められたり、背中や頭を遠慮なくばしばしと叩かれたり。
恐らく、今が一番勝利の喜びを感じているところだろう。
こんな場面に俺が出て行くのも無粋だ。お祝いはまた今度言ってやればいいか。
そう考え、俺は近付こうとしていた足を止め、真帆に背を向けて立ち去ろうとした。
「あ、幸人さん」
が、真の悪いことに、そこで真帆と目が合ってしまった。
真帆の口から俺の名前が出たことで、取り巻いていた中学生たちが一斉にこちらへ視線を向ける。
おお……まさかこんなに女子中学生に注目される日が来ようとは。16年間の人生で予想だにしていなかった。
などと、ほんの一年前まで自分も同じ中学生だったはずの頭が変な方向に回転を始めるのを自覚しつつ、
俺は脳の残った容量を用いてこの状況で真帆にどう話しかけたものか考えていた。
部外者と言うものは、こういうときに肩身が狭いものである。
「幸人さん、いらしてくださってありがとうございます」
あれこれ考えていた俺よりも先に言葉を発したのは、真帆だった。
ひそひそと仲間内で話していた周りの女子たちが、その言葉にまるでモーゼの前に立ってでもいるかのように
さあっと両端に別れて並ぶ。
思わぬ統率力に驚く俺だったが、真帆は真帆でそんな様子には目もくれず、ただ一心に俺の言葉を待っていた。
「ああ、決勝見てたよ。おめでとう」
「いえ、そのような。恐縮です」
何か気の利いたことでも言えればいいのだろうが、生憎と俺にはそんなボキャブラリーはなかったらしい。
そんな俺の言葉を聞いて、真帆は喜びを表に出すこともなくただぺこりと頭を下げた。
そしてそれきり真帆はこちらに視線を向けることも無く、また友達たちとの会話に戻っていった。
その振る舞いに、真帆が部活では冷静沈着な先輩で通っているというのは本当らしいと感じる。
普段の真帆に比べれば若干素っ気無くも思える態度だったが、きっと勝利の余韻で内心はてんてこ舞いなのだろうから、
それも仕方ない。
部外者が二言三言言葉を交わせただけでもマシか。
そう思いつつ、俺はきっと汗だくで焦れているだろう友人のところへ戻ることにした。
〜・〜
「幸人―、真帆ちゃんが来てるわよー?」
その日の夕方。
自室で寛いでいた俺に、母親がそう声をかけてきた。
読んでいた雑誌を脇に置き、寝そべっていたベッドから身を起こしながら、おかしい、と俺は思う。
今日は部活のみんなと祝勝会がある、と言う話になっていたはずだから、こんな時間に真帆が我が家に来られるはずがないのだ。
「あ、ユキ兄こんにちは。もしかしてお忙しかったでしょうか?」
しかし、慌てて玄関に出てみると、そこに居たのは果たして真帆だった。
長い黒髪を後ろで束ねたポニーテイルは、先ほど体育館で見たものと変わらない。
ただし一度帰って着替えたのか、制服ではなくて私服になっている点だけが昼と違う。
動きやすさを重視した水色のワンピース。真帆のお気に入りだと言っていたやつだ。
……ああいや、もう一つ違いがあるか。
試合で集中していたであろう先ほどまでとは違い、今の真帆はにっこにこの笑顔だ。
俺に対する呼び名も普段のものに戻っている。
「いや、別に暇してたけど」
「じゃあ、少し部屋に上がらせていただいてもいいですか?」
「? 別に構わないけど……友達といなくていいのか?」
俺のその言葉には答えず、真帆はお邪魔します、とだけ小さく呟いていつものようにまっすぐ俺の部屋へと向かう。
部活の祝勝会が予想より早く終わって、暇になったというところだろうか?
確かにこういうときは、誰かと喜びを分かち合いたいものだからなあ。
物足りないと思っていたところの話し相手に、俺が選ばれたというところか。
そういうことなら、いつもはお茶を出してやるところだが、今日は真帆の好きなグレープジュースでも出してやるとしよう。
濃厚で売りのグレープジュースを冷蔵庫から取り出して2杯コップに注ぎ、お盆に載せて自分の部屋へと戻る。
すると真帆は、まるで借りてきた猫のように床にちょこん、と床に正座して待っていた。
「おいおい、何かしこまってるんだよ。いつもみたいに椅子かベッドに座りゃいいのに」
「え、あ、そうですか? ……では、えっと、失礼して」
何を遠慮しているのか知らないが、真帆はさきほどまで俺が寝そべっていたあたりを手のひらでぺたぺたと確認するようにして、
おずおずとそのふちに腰掛けた。
なんだろう、さっきまで横になっていたから、俺の体温でぬくいのが気になったのだろうか?
「ほい、ジュース。優勝祝いだ、乾杯でもするか?」
「あ、ありがとうございます。では」
かつん、とガラスのコップを打ち合わせると、手渡したジュースをゆっくりと真帆はゆっくりと口へ運ぶ。
しかし少し口を付けたきり、真帆はぴたりと動きを止める。
普段と違うその様子が気になり、俺は思わず尋ねてしまった。
「真帆、なんかあったのか?」
「ふぇ!? い、いえ、何もありませんよ。どど、どうしてそのようなことを訊かれるのですか?」
ぶんぶんと首を振るたびに、真帆の長いポニーテイルが左右に揺れる。
「いや、だって見るからに様子おかしいし」
そもそも、普段は滑舌のそんなに悪くない真帆がどもりまくりである。
「もしかして、体調でも崩したのか?」
「い、いえ、そのようなことは」
「ふうん。まあそれならいいけど」
俺がそう言うと、ほっと胸を撫で下ろすようにして真帆は再び少しだけコップに口をつけた。
その様子を見て、俺はそもそもの疑問をぶつけてみることにする。
「ところで、なんで突然うちに来たんだ?」
俺のその言葉に、真帆はぴくりと反応する。
しばらくはそのまま黙ってうつむいていたが、やがて意を決したかのように顔を上げ、真帆は言葉を発した。
「ゆ、ユキ兄は、私とした約束、覚えていらっしゃいますか!?」
「約束? ……ああ、何か一つ言うことを聞いてくれってやつか。もちろん覚えてるぞ」
「お、覚えているのですか……」
拍子抜け、といった感じで肩を落とす真帆。
覚えているも何も、昨日したばかりの約束なのだから忘れているはずがないだろうに。
「となると、早速それを使おうと思ってやってきたわけだな?
いいよいいよ、何でも言えー。ただし、あんまりお金使うようなのは勘弁な」
少しでも真帆のやる気に繋がればいいなと思って言い出した約束だったが、これほど気にしていたとは予想以上だ。
本当に優勝を果たしてしまったのだし、出来る限りのことで真帆の願いを叶えてあげるとしよう。
「で、では言いますよ……」
「…………」
思っていたよりもただならぬ雰囲気で言葉を溜める真帆に、思わず俺も引き込まれ、ごくり、と唾を嚥下する。
何だ?
何が飛び出す?
偉そうなことを言ったけど、手持ちのお金で足りるのか?
俺の思考は、その辺りをぐるぐると回る。
「……む、昔みたいに、頭を撫でてください」
「……は?」
思わずぽかんとする俺。
「ですから! 昔ユキ兄がよくしてくださっていたみたいに、頭を撫でてほしいと言っているのです!」
その綺麗な白い肌を真っ赤にして声を張る真帆に、俺は何を言ってるんだという感想を持つことしかできなかった。
……確かに。真帆より一歳年上ということもあってか、俺はしばしば真帆にそうしてやる機会があった。
学校の先生に褒められたとき。
怖い映画を見て、泣きじゃくっていたとき。
友達と喧嘩をしてしまった、と相談してきたとき。
俺が頭を撫でてやると、真帆は凄く嬉しそうにするのだ。
流石にこの歳ではもう恥ずかしいだろうと思って、最近はやらないでいたのだが……
ふうむ。
「勿体無いなあ、真帆は」
言いつつ、ワンピースの裾をきゅっと握っている真帆の隣に腰掛け、
「ふぇ?」
おっかなびっくり、という顔でこちらを見つめる真帆の頭の上に手を載せてやった。
「こんな約束なんて使わなくても、頼めばそれくらいいつでもやってやるのに。ま、さすがに人がいるところでは恥ずかしいけどな」
「〜〜〜〜〜〜!!?」
ゆっくりゆっくりと真帆の頭を撫でる。
確かに、こうするのは何年ぶりだろうか、遠い昔のことを思い出すような気分になる。
こうするのも懐かしいなあ、と言おうとして真帆の方を見ると、泣きそうだか笑いそうだか微妙な表情を浮かべていたので、
それを口にするのはやめておくことにした。
どのくらいそうしていただろうか、流石にもういいかと思い手を離す。
すると真帆は不満そうな顔でこちらを見つめてきた。
「もういいだろ、流石に」
「駄目に決まっているでしょう、ユキ兄。何年分だと思っているんですか」
真帆の発する思わぬ圧力に、たじろいでしまう。
「いつでも、って言いましたよね? 今日は私の気が済むまで、付き合っていただきます」
おいおい……と思いつつ。
この妹的存在が近くに感じられることに、思ったよりも悪くないと感じている俺も居たりするのだった。
〜・〜
以上です。最初の方改行が上手くいかずすいません……
ここからぎゅーまでいくかどうかは……未定です。
自分は結界師を読んだことがないので、流れとは少し違った感じになっているかもしれませんが、
少しでも糖分を補給をしていただければ幸いです。
それでは、お目汚し失礼しましたー。
上品な甘さだ
Gj
ビバ!武道娘!
gj!
さぁぎゅーまでの過程をさぁはやくさぁ
こうきたか…乙
約束の行使で恋人になって欲しいというのかと思ったおれは心が汚れているんだろうな
さあぎゅーとさせるんださあ早く
すばらしい
ぎゅーが待ち遠しいなww
wiki更新したけど、投下されてすぐ保管するのもあれなんで
>>619は次回更新時に保管しますね
だれも
>>623に乙と言わないから
甘えっ子がお前らのことを怒り顔で物陰からじっと見ているぞ
>>623 wiki更新乙
更新してたのね
乙ん
test
む、最近あまり暑くないですね。
ということは…
私が兄さんにスリスリムギューしやすいように神様が手伝ってくれたんですね!
やったー!
でもまだ残暑が厳しいじゃないですかー!やだー!
台風は甘え盛りには厳しいだろうな
>>631 「台風怖い」と言えば抱きつくための大義名分が出来るじゃないか
でももう「キャー雷こわい!おへそ取られちゃうムギュー」の季節は終わっちゃったじゃないですかやだー
そこで突然の停電ですよ
夏休みで塩分過多気味に偏った栄養状態もこのスレで…
あれ?血糖血高すぎ?糖尿?
だめだった。
俺、このSSが書き終わったら
>>623に乙するんだ……ああ、夏休みが終わる
エンドレススウィートお願いしてもよろしいですか?
>>636 やあ同士
こちとら夏休みネタが書き上がらないうちに夏休みが終わっちゃってヒャッハー!だよorz
ロスタイムは…ロスタイムはないのか…!
ところでこの板18禁なんだが大丈夫か
まだだ、まだ終わっていないっ
始業式にはまだ時間があるっ
よその殺伐とした空気に触れてから此処に来ると、このだらっとした空気に癒されるw
少し遅くなるが、蜘蛛娘ってことは腕多かったりするの?
6本腕でむぎゅ〜とかされるの?
ところで、夜が明けるまでにエロ無しの短編の季節ネタでも落とそう。
今日深夜0時00分、突然俺の携帯が鳴った
『秋まで待ったから抱きつきに行って良いよね?』
「…」
『ねぇ聞いてる?』
ブツリ
なんださっきのは。幻聴か?
確かに六月の頭に、彼女に向かって夏は我慢してくれと言った気がしないでもない
しかし、9/1になった瞬間から秋というのは如何なものだろうか?
そもそも今夜は温暖な空気がどうとか天気予報が言ってて暑さはMAXだ
真夏よりはマシとはいえ、抱きつかれたらたまったもんじゃな…
ピーン ポーン
…もう先ほどの電話からチャイムの主も想像できる
隣の家に住む先ほどの電話の主以外の何者でもないだろう
一応、一縷の望みを胸に覗き穴を見る。
頭
見慣れた髪型と、足りない身長、そして満面の笑み
ひとまず俺はチェーンをかける
そして鍵をガチャリと開ける。次の瞬間全力で捻られ開くドア
「久々のむぎゅ」ガンッ
鈍く何かがぶつかる音
「いきなりなにすんのやコラァ!」
「うるせぇ!夜中に意味の分からん電話かけやがって!!」
「秋になったらってゆうたやんか!!」
「まだ世間の認識は8/31じゃい!」
「この!うそ!…えぐっ…嘘つきぃ」
「ちょっ…開けるから泣くのだけは勘弁!」
続
「うう゛ぅ〜ひくっ…うそつきぃ…うそつきぃ…」
泣きじゃくりながら玄関前に座り込む彼女
「ちょっと待てって!今チェーン外すから!」
そういってドアを一度閉める
ふとある事がよぎり、確認窓をもう一度覗く。
(予想通りだ…笑ってやがる!完全に嘘泣きかよ!嘘つきはどっちだよ!)
完全に一泡食わされた。
しかしこのまま置いておく訳にもいかないので、俺は仕方なくドアチェーンを外した。
ーーーー
眠たさに負けたまた今度に投下する
続きわくてかgj
ふと思ったんだが、某BJのピノコって考えようによっては合法ロリ・甘えん坊という物凄い属性にならなくね?
たしかに襲っていいという点では合法だが、
すべてが合法かどうかという話になると、
手術は無免許医師が執り行ったわけで、
また別の違法さが…
ピノコの年齢をどう扱うかによってロリか合法ロリかに区別されるけどな…
647 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 12:06:34.94 ID:0GsQwqXM
どうでもいいが11月23日はいい兄さんの日だから兄妹ものをその日に書いてみたいのに文才ないので書けないんだ泣けてくる。誰か代わりにいませんかね?書いてくれる人
今が何月だと思ってるんだ
自分の萌え妄想くらい自分で書きなさい!
で、自分で書いてるとこだから、9月に夏休みネタ出してもよかですか…?
>>648 夏休みの宿題は今日までなら間にあう
ただし提出するまで帰っちゃ駄目だ
夏休みの宿題って、めっちゃ優しい先生なら10月くらいまで待ってくれたな。
夏休みの宿題、まだぜんぜんやってないの?
もう、しかたないわね・・・
宿題が終わるまで、
>>651くんのおうちで見張っててあげるからねっ
ムギュ
そして宿題は終ることなく、ふたりは末永く幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし
高校時代に夏休みの宿題出さずに放置してたら、前期終わり一週間前に担任から笑顔で
宿題出さないと、留年するよ☆って言われたことが…
そこから「しょうがないから私が見てあげる♪」とかいって先生の家でにゃんにゃんコースで結局留年すればよかったのに
しかし、そんな若い女性教師がいっぱいいるわけはなく、
大半は白髪混じりの先生たちが。
しかもだいたい所帯有。
ドアチェーンを外すと間もなく、ノブが捻られ始める
外開きのドアだから俺が手助けすると危ない。なのでゆっくりと待つ
そして最近常備し始めたハリセンを構える
「ゆっくり開くと見せかけてむぎゅ…」
パシン
「いったぁ〜…、一度ならず二度までも何すんのやコラァ!」
「靴を脱げや靴を!挨拶代わりのハグも含めて、欧米じゃねぇんだよ!」
「ハグとむぎゅ〜は違うんや。その違いがわからんとはまだまだ青いな小僧」
「さっきから何のキャラなんだよそれは」
そういってもう一度ハリセンを見舞う
「ええツッコミやジョー、これで…」
「まだ叩かれ足りないか?」
「そろそろデコが痛いんでかんにんしてください」
「ひとまず話が進まないから部屋に上がれよ」
「そうしましょ」
ひとまず居間に通す。いつも通りだ
しかし、普段と違うことが二つある
時間は深夜だし、両親が寝てしまっている
相手も承知のはずだ。これはコトに及んでも良いという事だろうか?
確認してみよう
「で、こんな遅くに何のために?」
「え?電話でも玄関でもゆうたやん。ちょっと腕を貸してくれたらええんよ」
「そこに襲われるかもと言う計算は入っているかい?」
「な…なんやて…」
続
「しもた忘れとった…腕しか目にはいっとらんかった」
「おいおい、腕だけって…夜に男の家に上がり込むなら少しは警戒しろよ」
「けど、この距離やと終電もあらへんからな。抱きついて満足したら帰るつもりやったんや」
「俺が男である必要性が否定されかけてるよな」
「いや、筋肉の具合とかちょうどエエよ」
「そうか…ひとまずお茶入れようか」
「せやね」
俺は最近購入した電気ケトルのスイッチを入れ、コップと茶葉を探しに台所へ向かう
少しすると、横に彼女が寄ってきた
「ん?どうした」
「お茶できるまでぎゅ〜ってしてエエよな?」
「そういえばそうだったな。いいぞ。好きなだけ抱きついておけ」
「ありがとう…」
「なんだ?眠いのか?」
「いつも寝る時間を1時間半もオーバーしとるから…」
(11時就寝!?この娘すごく健康的ッ!)
「ひとまずコップと茶葉も見つかったから、座ってから抱きついてくれ」
「はぁ〜い」
ソファーに座ると目の前の電気ケトルも準備できているようだった
しかし、どうやらお茶を作る必要はないようだ。彼女は俺の膝を枕代わりにスヤスヤと眠り始めていた。
「バスタオル持ってきててよかった。今の時期、晩は冷え込むからな」
本当は「運動の秋だからベットの上で汗流そうか?」とかの軽い下ネタ&季節ネタを言って
彼女が顔真っ赤にするの男が楽しむとかを書くつもりだったが、諦めて平和に終了。
眠たそうな女の子は甘えさせてあげたい
あと流れ切ってゴメン
いいよいいよー
ベッドでいちゃいちゃ エロなしで2〜3レス行かせていただきたいのですが
流れ見たほうがよいでしょうか?
いくらでも。甘えっこさえ居ればエロなんていらない。
ナデナデできたら幸せ。
了解です。では今夜の適当な時間に書き込ませていただきます。
正座
既に脳内シアターの準備万端。
横浜市広報映画
↓
小松政夫の『トヨタ乗用車センター・ジュエリーマキの『ダイヤモンドは永遠の輝き』のCM
↓
『符丁シリーズ』の予告編
以上が終了したよ。さあ本編をっ!
台風の中全裸で正座待機は辛いな、同志
大変お待たせいたしました。早速投下いたします
ゆさゆさ
朝のまどろみの中、何かを抱きかかえるような姿勢で眠っていた俺は体が前後に揺れているのを感じた
「…ちゃん、おきて…」
柔らかな声が耳に心地良い
ゆさゆさゆさ
「れーちゃんってば、おきてよぅ」
より強くなった揺れと目の前で急にハッキリと聞こえた声に
「んあ?」
と思わず声を漏らして目を開ける
外からセミの声が聞こえ、カーテンの隙間からは朝の光が差し込んでいる
ここまではいつも通りの夏の朝の光景だ
しかし目の前にはいい香りと温かく柔らかな感触
「おきた?おはよ、れーちゃん」
とにっこり微笑む少女の顔
おーおはよー、とあっさり答えた直後に少女の顔を二度見してしまう
やっぱり至近距離で微笑んでいる少女
しかも俺の腕の中で
突然の事態に俺はしばし硬直した
(じ、隼(じゅん)?何で??)
彼女は俺こと星崎 零(ほしざき れい)の父の兄の娘、つまり従妹に当たる
彼女の両親は国際貨物便のパイロットで世界中を飛び回っている為、出張中はうちで一人娘の隼を預かっている
幸い隼は俺にも家族にもよく懐いてくれている
隼は俺にも家族にもよく懐いてくれている
年が近いせいもあって、小学生のころはよく我が弟分として悪友たちと一緒に一日中近所を走り回った
小柄で華奢な印象の彼女だが、想像以上にタフですばしっこく、何より笑顔がなんともいい
おかげで今でもウチに来る度、悪友たちの来訪数がアップする
(そういや隼ちゃん来てたんだよな。でもなんでここに?)
今でもよく懐かれてはいるのだが、さすがに一緒に寝るような年ではないので、いつもは空いている隣の姉の部屋で寝ている
でも今隼は隣にいる
ぴったりと寄り添って
「れーちゃん?」と隼は再び俺に話しかける
俺は絶賛ウォーミングアップ中の我が息子が従妹に触れていないのを確認し、念のため腰を従妹から出来るだけ自然に離した
(応急対策ヨシ)
脳内で指呼確認の後、
「お、おはよう、隼」
と微笑みかけると、ハッキリ目を覚ましたのを確認出来たのか
「うん、おはよ、れーちゃん」
またにっこり微笑むと
「よく眠れた?」と俺に問いかけた
「え?あ、うん。よく眠れたよ」
その問いにピンときた俺は隼ちゃんに問い返した
「俺、ひょっとしてまたうなされてた?」
「うん、夜中にね。苦しそうだった」
俺は歯軋りもいびきもかかないのだが、よくうなされてしまう
だからといって寝不足にはなったりはしないのだが、隣の部屋の姉には気になったらしく、朝食のときよく注意された
「それでね、起こしてあげようとしたんだけど…」
「やっちゃったか」
俺には寝ているときにやってしまう、どうにも直らない癖がある
うなされていると、無意識のうちに近くにあるものを何でもかまわず捕まえ、抱きかかえてしまうのだ
大抵は布団か枕が犠牲になるのだが…
「ごめんな」
「ううん、いいよ。れーちゃんのクセ、あたしも知ってるから」
というなり俺の背中に両手を回してギュッ、と抱きしめた
「こうすると落ち着くもんね」
隼の言うとおり、俺のうなされは何かを抱きかかえるとウソのようにおさまる
それを解ってくれているのは家族と悪友数人、後は隼と伯父家族だ
まったく、隼には頭が上がらない
しかし今の状況では正直落ち着くどころでは無い
おれが青春真っ盛り、来年にはセンター何とかとやらに備え始めなければならない歳である
おのずと隼にも色々変化が見られる
上半身で感じる柔らかな感触に耐えつつ、「そうだな、落ち着くな」と(主に自分自身に)呼びかけながら、隼の頭や背中を子供
をあやすようにポンポンと叩く
ふにー、と子猫のように身を預けてくる隼の顔を癒され半分焦らされ半分で眺めていると、不意に隣から目覚ましの音が鳴った
「あっ、起きなきゃ。隼ちゃん先に行くね」と起き上がる
「母さんの手伝い?」胸元からするりと抜け出し、ベットの上で髪を大雑把にまとめている隼に話しかける。そういやそんな時間だ
「うん、お弁当も朝ごはんもしっかりお手伝いしなくちゃ。できたらまた起こしにくるからもうちょっと寝ててね」
と俺をもう一度抱きしめると静かに隣の部屋に戻り、しばらくガサガサやった後、やや賑やかに下へ降りていった
その後隼が再び戻って来るまで、俺はベットの上で悶々と転がり続けた
以上です
お目汚し&レスオーバーすみませんでした
これから甘母&ツン甘父、帰ってきた甘姉等展開していきたいと思います
また近いうちにお会いできれば幸いです
gjだ、大変にgjだ
この雨と強風の中全裸待機したかいがあったというもの
うむ。GJである。
最近めっきり少なくなった休憩入りの大作の予感。
さあ、ロビーでコーラとポップコーンを買って来ねば。
GJだぜ。続きも期待してる
だが3年がかりの上中下商法は勘弁な
>>675 未完のまま新作発表を2,3度経験したことのある俺にはそれでもありがたい気がする
創作を続けるって大変なんだろうなと思うから、プレッシャーを感じない程度に頑張ってほしいな
個人的には甘姉に期待
低身長の甘え娘ってキス届かなくない?
>>677 1.ぶら下がる
2.引き寄せる
3.しがみつく
4.押し倒す
5.泣く
そこは相手が座ってるときや寝ているときを狙うだろうよ
680 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 14:30:11.03 ID:B/K6wGDX
スライディングの要領で左足を脛の辺り、右足を膝の裏の位置で挟み込み膝を折らせればキスなんて余裕。
抱きつきがてらよじ登るとか
「抱っこして〜」と手をのばして甘えるのがいいな
しかしこれだと低身長というより幼女だな
泣き虫で甘えん坊、淫乱の気がある幼なじみと昔からずっといちゃつく主人公
でも胸や尻が立派に成長した幼なじみに全身使って甘えられると煩悩を押さえられずに・・・・・みたいな話を考えてみた
で、恥ずかしがって突き放したら怒らせてしまうんですね分かります是非書いてください
1.小さい娘は膝上に乗せて体格差を補う
背中向けてちょこん、って座らせて腕でシートベルトしてあげたい
安心してやっと体を預けてきたら、頭なでなで
2.すると首を捻って「んー」ってこっちを見ようとしてくる
その横顔が何だか可愛いから、体勢を変えずにキスしてやると
密着してるのに直接向かい合えない不自由な感じが燃える
3.初めはそれだけで収まるんだけど、しばらく乗せていると悪戯心が湧いて
手で遊んでやってたら胸とか触っちゃったり段々エッチな方向に進んで
気がついたら洋服と下着ずらして背面座位で乱れさせてる
4.何だ夢か
>>685 むしろ煩悩のままレイプ紛いのことをして悩む主人公と、力ずくでも無理矢理でも自分の初めてを好きな人に捧げられて嬉しい幼なじみ
翌日以降、幼なじみの甘え癖とスキンシップがより過剰になって、むらむらしてばかりの主人公が幼なじみに襲ったことの謝罪と、自分を抑えられなくなると伝える
そのことを聞いた幼なじみは自分と主人公が両想いだと理解して、それを伝えると
そのまま二人は互いに甘えっぱなしのデレデレカップルになる
10秒で考えたグダグダプロット
両思いであることは伝えずに
主人公の引け目を利用して甘えまくる小悪魔甘えっ子というのも
甘えっ子に振り回されたい
>>688 貴方は天才か!!
そんな神がかりなシチュがあるなんて!
めっちゃ面白そう!!
萌え!萌え!萌え!萌え!萌え!!
>>689 とりあえず落ち着けよ。
甘えねーぞ?(ぺたぺた)
続きを投下いたします
今回はえーちゃんの両親の登場です
「おはよー」
散々ベッドで転がったため、皺だらけになったシーツの交換を呼びにきた隼に手伝ってもらい、洗濯籠に放り込んでから台所の食卓に着く
「お早う。早いな」「お早う、零」と両親
席に着き、いつもより1、2品多い食卓を眺める
「今日は豪華だね」とご飯をよそっている母さんに尋ねると
「そーなのよ。隼ちゃんが一品作るって言うから、母さん張り切っちゃった」
いつもはハムエッグ、納豆、作り置きのポテトサラダが定番の食卓に、出汁巻き卵、ソーセージ野菜炒め、フレッシュサラダと一手間かけ
た料理が並んでいる
「今日はお味噌汁作ったの」キッチンにいた隼がお椀を俺の前に置いた
根菜やきのこがたっぷり入った味噌仕立てのけんちん汁から湯気と共に味噌と出汁のいい香りが立ち上り、俺と親父は思わず唾を飲み込ん
だ
母さんと隼が席に着き、いただきますの挨拶もそこそこに味噌汁を一口。程よい味噌味に野菜の甘み、胡麻油の香りが絶妙だ
「うむ、隼ちゃんまた腕を上げたな」と親父
「けんちんなんて久しぶり。美味しいわー」と母さん
二人のコメントにいやいやまだまだですよー、と照れながら手を横に振る隼を眺めつつ、ふうふう言いながら味噌汁を味わう
ふと隼と目が合った
神妙な面持ちでこちらをじっと見つめている
久しぶりの帰宅のためか、母さん入魂のおかずを美味そうに食べている親父をよそに、俺はしばし硬直した
しばらく考えた後、俺は味噌汁を飲み干し、お椀を隼に差し出す
「お代わり。味しみててうまい。具を多めにもらえる?」
少し困った顔になっていた隼の表情がぱあっと笑顔に変わり、「うん!」とお椀を受け取ると、味噌汁をよそいに席を立った
その日の朝は、山盛りのけんちん汁をもう一杯と飯を2杯お代わりして「ご馳走様」と席を立った
よく食った。やはり朝飯前の運動は重要だ
後片付けの後、部活に行くえーちゃんにお弁当を渡してから、お姉ちゃんの部屋で宿題に取り掛かった
宿題のドリルと各教科の参考書を予定より早く終え、することの無くなった私はお姉ちゃんのマンガ本を借りて読んでいた
プロ野球の女子チームの監督さんの話と葡萄の精さんの恩返しのお話を読み終えてなんとも心地よい余韻に浸った後、ちょうど喉が渇いてきたので席を立った
(叔母さんたちいるかな?)と階段を降り、リビングを覗き込んだ直後、私は入り口の陰に隠れた
入り口から見て丁度真横に見えるリビングのソファーで、叔父さんは叔母さんの太ももを枕に寝転がっていたのだ
(うわー)と口に手を当てつつ二人の様子をうかがっていると、叔父さんが叔母さんに呟いた
「いつもぐうたらで済まんな」
「いいのよ、久しぶりの休暇なんだから。揺れは収まったの?」
「うん、夕べよりは良い」
叔父さんは護衛艦に乗組んでいる
船を動かしたり、見張りをしたりする部署で隊長さんをしているそうだ
だから中々船から出れないって言っていた
それでたまの休暇でうちに帰ると、陸にいるのにゆらゆら揺れる感覚になるとも
(叔父さん、気分悪いのかな)
出るに出られず、私は物陰で様子をうかがっていた
「司令さんの奥さんから噂を聞いたんだけど、次って長くなるの?」
「ん?…機密なんだがな」とため息
「ごめんなさい、でも…」
「まあ、漏れても問題は無いしな。…内示があった」
「どこ?やっぱり海外?」
「だいぶ西になる」
叔父さんの頭を撫でていた叔母さんの手がピタッと止まる
「あなた、それって…」
「海保さんも苦労してるらしいからな。好き勝手やっている連中に喝を入れなきゃならんらしい」
向こうの情勢について話す叔父さんの顔を穏やかに見下ろしながら、叔母さんは再び頭を撫で始めた
叔父さんが話し終えてからしばらくたって
「君には迷惑をかける」いつもより張りの無い声で叔父さんは言った
「今更何を言ってるの」撫でていた頭をポンとたたく
「湾岸でもインド洋でもちゃんと帰ってきたんだから、今度も帰っていらっしゃい」
「ああ、もちろんさ。でもな…」言いよどむ
「もちろん部下の皆さんもよ。あなた隊長さんなんだから。最善を尽くせ、よ」
叔父さんはしばらくじっとした後、うつ伏せになって叔母さんにしがみついた
あらあら、と叔母さんは子供をあやすようにポン、ポンと叩き始めた
(あ、隼ちゃんの叩き方だ)気づいた私が見ていると
叔母さんは叔父さんの背中を優しく叩きながら、私にウインクして人差し指を口に当てた
その後できるだけ音を立てずにペットボトルの水をゲットし、私は二階に戻った
(叔父さん達も大変だなぁ)と考える一方、
(膝枕からギュー、いいなあ…)という煩悩が頭から離れず、私はお姉ちゃんのベッドへ飛び込んだ
3レスで終わってしまいました…
流れをぶった切っての投入申し訳ございませんでした
おまけに糖度不足だわむしろ親父が甘えん坊だわレスカウント間違うわでぐだぐだです…orz
これに懲りずにご指導、ご鞭撻いただければ幸いです
次回は姉の帰省をテーマにしていきたいと思います
それでは失礼
>>695 GJ!……と言いたいところだけど
>>後片付けの後、部活に行くえーちゃんにお弁当を渡してから、お姉ちゃんの部屋で宿題に取り掛かった
主人公の名前は零(れい)で、ヒロインからの呼称はれーちゃんだよな?
>>(あ、隼ちゃんの叩き方だ)気づいた私が見ていると
このシーンはヒロインの隼の主観視点だから、(隼ちゃん→れーちゃん)だよな?
ということで
>>695は推敲をきちんとしなかった罰として、次回の姉回の糖度を今の十倍にすることを命ずる
最初一瞬新シリーズが始まったと思ってwktkしてしまったではないか
乙です
甘えんぼうの話を書いてたら、ただの幼なじみの話になってた
>>695 >>主観視点
ご指摘ありがとうございますm(_ _)m
確かにこれじゃ何が何だかですね…orz
>>糖度10倍
あまり糖度が高いと皆様の健康がいや何でも無いです御免なさいm(_ _)m
むしろ10倍でもこのスレの糖度基準に適合するかどうか不安です
でもご期待に沿えるようがんばります
>>all
次回投下は今のところ未定です。出来上がり次第、投下確認のレスをいたします
それではまた
こんなところでカーラ君が出てくるとは。あっちでもお待ちしてます。
まめと(きどき)わらとすみ
本編7レス 純愛 中学生くらい同士
注意:童話レイプ 擬人化
ある日、とある男が台所で、
「給料日前で家計苦しいし、煮豆で凌ぐか」
と、袋詰めの豆を鍋に移そうとしたところ、一粒だけ零れて床の隙間に入り込んでしまいました。
「ま、良いか」
男はそう言ってコンロに火を着けようとしましたが、上手く着きません。
「仕方ない、たまに使う古い釜戸でやるか」
ちょうどワラと炭もあったので、早速準備をします。
しかしあまりに空きっ腹だったものですから雑に扱って、ワラは零してしまい、
「あっ」
炭は火入れの最中に跳ねて、これもまた床を転がりました。
偶然でしょうか。ワラも炭も、豆のいる隙間に入り込みました。
豆が驚いて、言います。
「キミたち、誰? ボクは豆だよ」
すると二人は、
「俺は炭ってんだ。宜しくな」
「私はワラよ……(藁)。なんちゃって」
『……』
と、すぐにその場の空気は和んだのでした。
三人は火にかけられてしまうところを運良く逃げることが出来た者同士です。
話をしている内に、打ち解けて仲間意識が芽生えました。
「とりあえず、ここにいても仕方ない。みんなで外に出ようよ」
豆が提案すると、
「そりゃ良いな。燃えてきたぜ」
「灰になるわよ……ハイだけに。なんちゃって」
『……』
こうして三人はこっそりと家から抜け出したのでした。
その後、しばらく歩いてきた三人。
水路が目の前を通り、向こう岸に進めません。
「どうしよう?」
「私が橋代わりになるわ……はしだけど、真ん中を通ってね。なんちゃって」
『……』
とりあえず、体の上を渡れば良いということです。
ワラが自分の体で橋渡しをしてくれたので、
「じゃあ俺から行くぞ」
炭が恐る恐る渡り始めます。
しかし、緊張からか体に熱がこもり、またあまりに慎重に渡るので、
「速く……重くて、熱くなってきてる。炭ませんもうダメです。なんちゃって」
「集中しろ! 揺れるんだよ」
「二人共、頑張って!」
ですが、ワラは限界でした。
『!?』
耐えきれなくなって、ワラは手を離してしまい、水路に落下してしまいました。
炭も当然、足場から振り落とされて、向こう岸には手は届きません。
「ワラ! 炭!」
見守るしか出来ない豆の声も虚しく、流れる水の中に落ちる二人。
そしてそのまま、水に流されていってしまったのでした。
「……!」
豆は目の前で起きた出来事にただ呆然と、そして悲しみに暮れます。
しかし、ショックで理性のネジが外れたのか、その内に現実の滑稽さに、笑い出すのでした。
更なる不幸が豆を襲ったのは、乾いた笑いがエスカレートした時でした。
ぱち、と嫌な音がして、お腹が割れてしまったのです。
「うぅっ!」
痛みで我に返りますが、何も出来ません。
このままでは自分も終わりだ――豆がそう思った時でした。
「あ、きれいな豆が落ちてら」
と、誰かに拾い上げられたのです。
小さな手とまだ柔らかな弾力、少年でしょうか。
豆はそれだけ辛うじて感じ取ると、意識を失ってしまいました。
目が覚めると、豆はベッドの上に横たわっていました。
いつもより重力が少し重たく感じて、そういえばお腹はどうなったのでしょう?
恐る恐る擦ってみると、縫い痕のような薄皮と違う手触りがしました。
そして、長い手足はまるで自分の体ではないようです。
立ち上がると、世界はとても小さく、狭く見えます。
「ここは?」
誰かの部屋のようですが、誰もいません。
ただ、遠くから水の流れるような音がしています。
豆は、とりあえずその方向に行ってみることにしました。
ドアを開けるのに苦戦しながらも、ようやく辿り着いたのは洗面所でした。
奥の浴室に誰かいるようです。
豆はふと、横に立てかけてあった全身鏡を目にしました。
「……!」
何とそこには、女の子の姿をした、自分が映っていました。
「これは一体? ボクは、誰?」
軽く緑色をしていますが、つるつるの肌です。
その時、水音がきゅっと止まりました。
「?」
ぽたぽたと、水が滴る音がします。気づかれたのでしょうか。
「そこにいるのは、だ、誰だよ!」
固まってしまっていた豆の目の前に出てきたのは、少年でした。
「きゃっ!」
豆は思わず悲鳴を上げて、ぺたんと座り込んでしまいました。
「女の子?」
少年は見た目で少し安心したようでした。
「……あっ!」
そして裸のままなことに気づいて、急いでタオルで大事なところを隠します。
それを無意識に見惚れていた豆は、何だか少しだけぽっとなってしまいました。
「どっから入ってきたんだ? それに、変な色」
少年が尋ねます。
「ボク、えと……その……」
豆は何からどう話して良いのか分からず、言葉をつまらせました。
見上げる顔は、さっき自分を拾ってくれた人物なのでしょうか?
「あ、とりあえず、これ」
少年は何やら恥ずかしそうに、豆にバスタオルを渡します。
そして、
「俺、着替えてくるからさ」
と言って、豆の目の前を横切って行きました。
Tシャツとハーフパンツ姿で少年は戻ってきました。
座り込んだままの豆を見ると、足を屈めて目線を合わせます。
相手が近くて、豆は思わず食べられると思って、バスタオルを握り締めて縮こまりました。
「……」
少年はじっと見つめます。
相手は同じ年頃の女の子の姿をしていて、それも裸です。
バスタオルで胸元から下を覆っていますが、横からだといろいろ見えてしまいそうです。
思わずどきどきしてしまうのは、仕方がありません。
豆は、黙って見つめる少年が、自分を害する気はないと段々分かってきて、落ち着いてきました。
「そうだ。お前、何て言うんだ?」
気分を変えるように、少年が聞きました。
「……豆」
「まめ? そら豆とか枝豆とかの、まめ?」
豆は頷きました。
「ボク、気づいたらこんな姿になっていたんだ」
理解が追いつかないのか、少年は困った顔をしますが、
「……そういや、さっき豆粒拾ったけど、もしかしてあれなの?」
「うん。お腹、割れてたよね」
「何か可哀想な気がしたから、縫ったぜ」
豆は納得がいきました。少年が自分を助けてくれた本人のようです。
「家庭科の授業で習ったから、ちょっと練習がてら」
豆は少し恥ずかしかったのですが、バスタオルを取りました。
「わっ、ちょっ!」
顔を背ける少年の手首を、捕まえます。
そのまま、大胆に自分のお腹のところに持ってきて――。
「ここが、その痕だよ」
と、言いました。
「……本当に、黒くて糸っぽい」
少年は顔を背けながら、言いました。
「お前、本当にあの豆粒なのか?」
豆はまた頷きます。
「ありがとう……ボク、死ぬかと思ってた」
安心すると急に力が抜けて、倒れそうになります。
「っと!」
そんな豆の体を、少年は咄嗟に支えました。
「おい、大丈夫か?」
少年が聞くと、豆は薄目を閉じて答えます。
「うん……キミ、優しいんだね。ボク、変な色、しているのに」
「俺の名前は、種秀だ」
そう言うと、少年は豆を腕に抱いて、立ち上がります。
「ベッドまで行ける? きついならとりあえず、横になれよ」
元々ただの豆なのに、この人は自分のことを気にしてくれる――。
豆は、そのことが何だかとても嬉しくて、黙って抱かれていました。
体が触れている場所は少し、穏やかになるような温もりがしました。
少年の部屋のベッドに横たわり、豆は胸がいっぱいでした。
そこは微かに心地良い、少年の匂いで満たされていて、
「種秀」
イスに座って、自分を眺めている少年を呼びます。
「なっ……いきなり、呼び捨てかよ」
「あっ、ごめんボク」
「良いよ別に。で、どうしたんだ?」
二人共に、顔が火照っていました。
「あのね? ……ボク、何だか幸せなんだ」
豆は決心しました。この人に自分を捧げようと。
豆は起き上がりました。タオルケットを除けて、薄緑の肌を晒します。
その時胸を腕で、局部を手で隠したのは、見られると顔から火が出そうな気がしたからでした。
今でもどきどきと、目の前の少年に心がときめいて、苦しいのです。
「ボクのこと、好きにして良いよ?」
豆は言いました。
女の子の体の肉付き、姿勢が悩ましくて、胸は控えめな膨らみでしたが、見ている少年は茹で上がるようでした。
そんな体勢で、視線を外そうともせず切なそうな顔をしているのです。
少年は我慢していましたが、ハーフパンツの真ん中は、張り詰めていました。
「でも俺、何すれば」
「……じゃあ、食べて?」
今の体でそんなことを言えば、意味が違うことを豆は知らないでしょう。
少年は、不慣れで慎ましくさえあるのに官能的な、一人の女の子の振る舞いに魅了されていました。
薄ぼんやりとした性への関心が急速に高まって、自分を自分でなくすように、引き寄せます。
そして、肩に手をかけて微かに震える体を感じ取ると、そっと押し倒すのです。
「お前、俺と同じくらいの見かけの癖に」
少年は、憧れを抱いたのかもしれません。
そう言うと、上から覗き込んで、ゆっくり顔を近づけて、唇にキスをしました。
「……!」
豆は生まれて初めての感触に、すぐ虜になりました。
「む……あむ」
思わず自分から食み始めます。知らない熱さに体が沸き立つのです。
もっとこの気持ち良さに惹き込んでほしくて、寸前の決意は快感に緩まって、少年を誘います。
少年はますます性的な刺激を強められて、引き際を失いました。
恐がられたり痛がられたら止めようと思っていたのに、もう体はいうことを聞かないようです。
「ん……ちゅ、ぱ」
欲が奥に奥にと入っていって、舌と舌が溶けるように絡まります。
体は、最初は四つん這いでいた少年も、捕まえるように豆と密着していました。
「ふ、あ」
熱い吐息を漏らしながら、少年は顔を離しました。
「触る、かんな」
少年は腕を緩めると、双の膨らみに掌を当てました。
柔らかく収まる弾力は自然と手を躍らせて、揉みしだかせます。
同時に豆の、女の子の肉感がたまらなくて、首元に顔を擦りつけるのです。
「やっ……ぁ」
ぴちゃ、ぴちゃと赤ちゃんのように、少年は乳首を舐めていました。
しゃぶり、時々甘く噛んで舐め回して、そこはすっかり濡れて赤く固くなっていました。
豆は目をつむって、変な声が出ないように口に手をやって抑えていました。
けれども、繰り返し絶えない刺激に、体の奥から何かが込み上げてきそうなのです。
我慢すればするほど、その衝動は強くなっていって、もう他に考えられません。
「はんっ!」
少年の指が自分の、下半身の付け根に届いた時、刺激は一番強く走りました。
汗とは違う液体がじわりと股を濡らしていて、それを触られたことを感じます。
「あっ、あのこれっ、ボクもよく、分からない、から……」
豆は混乱して、そんなことを口走っていました。少年も同じでした。
そっと指が動きを再開して、大事なところに、
「ひゃっ!」
「……っ!」
ぷるん、とした膨らみは孔から濡れて、少年の指を吸いつけます。
あと少し擦られただけで我慢が保たないと、豆は確信しました。
でも止めるべきだと思っても、止めてほしくない本音がただ、その腕をぎゅっと捕まえるだけでした。
「あ……あっ!」
びくびくっ、と体が暴れたのは、それからすぐのことです。
溜まっていたものが強制的に放出される感覚がして、それはとても気持ちが良いものでした。
あまりに良すぎて、体の反応に全て委ねてしまって、緩んだ目から自然と、涙が零れました。
感情を介さない、でもこれは、豆にとっては嬉しい涙だったのかもしれません。
少年も服を全部脱いで、裸になりました。
豆は最初に目にした時よりも、その体はずっと大きくて、心強いような気がしました。
そして、さっきよりも一際大きくて異形な、少年のそれに目を惹かれます。
「触っても、良い?」
「え、ああ……うっ」
豆はそっと、それを触れました。
知らない人のなら嫌でしょう。けれど少年のならば、受け入れたいと思うのです。
この人の為に死ねないのならばせめて、自分の力で、
「ボク、種秀を気持ち良くしたいんだ。どうしたら、良い?」
少年は興奮に目眩がして、ただどうにかしてくれれば、もう果てそうでした。
女の子のものとは違って、それはデリケートながら太くて長いのです。
豆が恐る恐る指で擦ってみると、ぴくん、と脈打ちました。
先端に穴があって、そこを撫でるとより少年は苦しそうです。
「……すごい」
生理的には恐いのに、こうして見ると何故か可愛さと悩ましさを覚えます。
豆はこれを自分の体が、欲しがっているような気がしました。
手を添えて顔を寄せると、濡れたところに舌を、
「うあっ!?」
つつ、と上から下に、張り詰めるそれを慈しむように、這わせます。
「バカ、やばっ!」
「!?」
水鉄砲のように、白い液体が射ち上がりました。
豆は突然のことに驚いて、慌てて掌で壁を作って、受け止めました。
しかし少年のそれはどくどくと激しく波打って、何度も出すのです。
「……は、はぁ」
やっと収まったでしょうか。豆は蓋を取って、手の器から溢れるばかりのぬるりと熱い液体を見ます。
今の体から分かることは、これも生理的にですが、変わった匂いだということです。
「種秀、苦しかった? ごめんね……上手く、出来なかったみたい」
「違う、気持ち良すぎて、はぁ……お前、エロすぎ」
「そうなの? 良かったぁ」
豆は嬉しくて、そう言うと少年に、抱き着きかけます。
「あ、でもこれ、拭いた方が良いよね?」
少年はティッシュを持ってきて、豆の手を拭いてあげます。
「種秀?」
「ん?」
「ボクね、種秀のこと、好きみたい」
拭き終わると、豆は甘えるように両手を伸ばします。
「命の恩人に一方的に言っちゃって、迷惑かな?」
「別に、良いよ」
少年は腕を広げて、裸で裸を受け止めます。
「大好き」
「ばっ、バカ!」
真っ赤な顔をして、少年は照れてしまいました。
抱き合っていると、お互いにまた、体が疼くようでした。
溶け込むように見つめて、どちらからともなく、またキスを始めます。
そして、ばふ、と二人で横になって、絡まります。
すっかりアダルトな雰囲気を覚えてしまった少年は、また下半身のそれを硬くして、
「うっ」
「たねひ、で」
豆の大事なところに、もどかしく押しつけます。
豆も嫌な気はしません。そっと腰を動かしながら、素股で擦ります。
興奮を掻き立てられて、でもそこまでではまだ物足りないと分かっていて、
「入れたい」
「良いよ。何でも、して?」
保体の授業で習っただけの未経験のことです。
でも、今はとても繋がってみたくてなりません。
「ここに、ちょうだい?」
豆は勇気を出して、恥ずかしげに広げてみせます。
入口は小さくて、少年は自分のそれが入るのか不安でしたが、決心しました。
「分かった」
濡れたもの同士を、キスするように触れ合わせます。
そして、
「!」
「うっ!!」
開かれる大人の道に、痛みと甘い刺激がします。
膜を失って、少しずつ少年と一つになっていく痛みは、心に刻まれるようでした。
二人は完全に繋がったまま、キスをしていました。
「はぁ……お前は、俺のだからな」
そう言われると、豆の涙ぐんだ表情も少し緩みます。
「……嬉しい」
豆は、豆粒の時とは違う本物の”何か”に、なれたような気がしました。
「動くぜ」
「うんっ」
女の子の開いたばかりの中で、少年は出し入れを始めました。
「……あっ」
それは入れる度にきゅっと締めつけてきて、動くほど気持ち良くなります。
少年も豆も夢中で腰を動かしながら、尚も抑えきれない切なさを緩和するように愛し合っていました。
「んっ、ここ、好き」
「はっ……はぁっ」
「はむ……ふぅっ」
「くちゅ、ちゅっ……」
「あっ、はげしい、よぉっ!」
「だめっ、また、びくって、いっちゃう……!」
我慢した快感が全部蓄積されて、その時を待っていました。
「出るっ!」
少年が言いました。
「来て、たねひでっ……!」
二人はその瞬間、抱き合って全て分かち合うことに決めました。
そして一際熱いものが、奥を突いて、弾けました。
「くっ!」
「ふああぁっ……!!」
きつく抱き締めて抱き締められて、豆は少年の性の鼓動を内から感じます。
「中に、いっぱい来たぁ……」
達した時は、今までで一番の充実を感じました。
あまりに気持ち良くて、一気に冷める揺り戻しが来そうで、
「好き……たねひで」
この一瞬が少しでも長く続いてほしいと、思うのでした。
豆は、しばらくじっと少年に寄り添ったまま、感動していました。
そして不思議な気持ちで満たされていました。
熱くて太いものが自分の中に通って、そこで新しい命の元を受け取る。
ずっと昔からあって知っているような、生命の営みを感じるのです。
繋がることで、ずっと望んでいた生物としての役割を、果たせたかのような――。
食物として何かの一部になることも、一つの役割かもしれません。
けれども、
「どうした?」
「温かいの、すごい」
その安らいだ表情に癒されて、少年はもう一度キスをするのでした。
すると、どうしたことでしょうか。
豆の体の色が、人間のそれと同じ肌色に変わっていくのです。
「お前っ、色が」
「えっ?」
変化はすぐに終わりました。
気がつけば、短い髪にだけ少し薄緑の色が残りましたが、もう、普通の女の子と変わりません。
「……俺と同じ肌色だ」
少年はほんのり赤い豆の頬に、優しく触れました。
「種秀と一緒なの? だったらボク、嬉しい」
豆は笑いました。
それは悲しくも空しくもない、喜びからくる笑みです。
少年は、友達に電話をかけて、このことを話してみました。
『バカ、夢の話なんか鮮明に伝えなくて良いって』
「へえ? じゃあお前、何か言ってやれよ」
そう言うと、豆は携帯電話を渡されました。
「えと、これ、どうやって使うの?」
『だ、誰?』
「あ、もう良いよ。――どう、声は聞いたろ」
少年は携帯を返してもらって、得意気に言います。
『またー。手の込んだことして、そんなんで騙されるかっての』
「ほー? なら今からウチ来い、本物見せてやるから」
『ああそうか。よし、今日暇だからしばらくしたら行ってやんぜ。嘘だったら今度奢らせるからな』
少年は、ぱたん、と携帯電話を閉じました。
夢じゃありません。少年と豆、ベッドの上で裸です。
横に並んで仰向けで、手はぎゅっと、結ぶように繋いでいます。
「そういやさ、縫い痕、痛くないか?」
少年は体を向けて、そこに手を伸ばします。
「だいじょ……あんっ、くすぐったい」
「あとで糸抜いた方が……いやでも、抜けるのか?」
「抜かなくて良いよ。種秀の印だから、ずっとこのままにしておく」
豆もまた、自分の縫い痕を擦りながら、言いました。
「……どうしてこうなったんだろう? きっと、お腹割れた時に、魂が入り込んじゃったのかな」
「さあな……あ、聞いてなかったけどお前、どこから来たんだ?」
「ボクはね――」
インターホンが鳴ります。
少年が友達に電話をかけて、随分と時間が経っていました。
シャワーを浴び直して、それも豆と一緒にです。
「あいつが来たぞ、マメ」
少年は、お前ではなくそう呼ぶことにしました。
名前なんてあるはずもなく、分かりやすいように名づけたのです。
マメ、マメ、と何度も呼ばれていると、どこか嬉し恥ずかしさでまた赤くなってしまいます。
するとそれを見て少年も照れてしまい、どちらも初々しいことこの上ありません。
さて、少年は玄関に出ます。
「遊びに来たぜ種秀」
「今開ける」
ドアを開けた先には、いつもと変わらない友達が立っていました。
下着はともかく、古着のシャツとズボンを着せた豆も、着いて来て少年の後ろにいます。
「おっす――」
言いかけて、ドアを開けきった時、まだ他に誰かいることに気づきました。
「えっ!?」
少年と、そして豆も目を丸くしました。
そこにいたのは身長の高い藁色の髪の大人しそうな子と、少し色黒でワイルドボーイッシュな子でした。
「俺はこいつの居候のスミだ。宜しくなっ!」
「私はワラ……。座右の銘は、ワラう角には福来る……なんちゃって」
『……』
おしまい
引き続き甘スレをお楽しみください
女の子の甘えたい度ってどんな風にして測れば良いんだろう
直接触れるのは無しで
>>708GJ! 童話の糖化いいなぁ寝る前にいいもん読めたぜ
甘え娘との子作りって
いつも以上にラブラブそうだよね
何この完成度すばらしいよっ
gj
GJ
ところで、今日は妹の日らしいぞ
>>708さんGJでした!
糖分しっかり頂きました!m(_ _)m
今夜あたり続きを投下いたします
妹視点の甘姉話、今回は少し糖度が上がったかと
それではいったん失礼いたします
甘姉=あまね
甘妹=あもうと
と普通に読んでしまった俺は糖尿病と診断されますか?
>>716 甘がついてないのに、甘をつけて読んだら末期
その昔、末期甘(かん)なんつー病気があってな……
ごめんちょっと疲れてるんだ
>>716 >>718 お二方には日々激務に耐えつつ癒しを求める消化器内科の激甘女医さんを紹介致します
>>all
というわけで投下いたします
エロ成分が足りないのは勘弁ください
ピンポーン
「ふみ?」
玄関のチャイムの音で目が覚めた
はーい、と叔母さんの声
(ちょっと寝ちゃった…お客さんかな?)
目をこすりながら頭を起こし、机の上の時計を見る
(お昼前かぁ)
昼食にはまだちょっと余裕があることを確認して頭を枕にぽてっ、と落とした
(それにしてもいい夢だったなあ)
ころん、仰向けに転がってにんまりと夢を反芻する
草原の涼しい木陰
木の根に並んで腰掛けるえーちゃんと私
私が見つめるとえーちゃんは自分の太ももをポンポンと叩いてにっこり笑う
ころんと寝転がってえーちゃんの膝枕を満喫する私、それを見て微笑むえーちゃん
またしばらく見詰め合うとえーちゃんは私を優しく抱き起こしきゅっ、と抱きしめる
(それで私も)目を閉じつつ記憶をたどっていると
トットットットット、バァン!!
(そう、ばぁん!って。ってあれ?)
まだ目覚めきっていない聴覚に突然響いたドアの音に目を開けると
「彩ちゃんダーイブッ!!」
のかけ声と共に、巨大な影身長180を超えるおっきな従妹の彩(あや)のボディープレスにより「ん゛みゅ!?」という私の叫び声は柔らかくて大きな胸の谷間に頭ごと飲み込まれ、体がベッドにめり込んだ
TシャツにGパン姿の彩姉は私の背中に素早く手を回し「隼ちゃん久しぶりー!元気してたかー?」と力強く抱きしめた
しばらくジタバタともがいた後、「ぷあっ!」と彩姉の胸元から抜け出すと
「彩姉ちゃん、お久しぶり!大会どうだった?」とにっこり笑った
「ゆーしょー。5000点超えたよ」とVサインの後、彩姉は仰向けになって私を体の上に乗っけてくれた
「おめでとー!すごいなあ」と私は彩姉の胸にポフッと頭を乗せ、精一杯抱きしめる
女の人のいい匂いで思わずふにゃー、となる
彩姉は私が物心付いたときから大きかった
おっきくて綺麗でカッコいいお姉ちゃんが(優しいえーちゃんも)大好きだった
町内の子供たちの中で一番背の高い彩姉は私やえーちゃん、近所の子達を従えて、町内を駆け回っていた
中学に上がってからもどんどん背が伸び、その体格を買われて陸上を始め、いろんな競技で大活躍した
今はえーちゃんはもちろん叔父さんよりも背が高くなって、遠くの高校で本格的に陸上に取り組んでる
だからこっちには練習や大会の合間にしか帰ってこれない
「目標にはまだまだだけどね。がっつり鍛えてもっと頑張んないと」
と私の頭を撫でつつ彩姉はいった
「目標7000点だもんね」
「ああ、先は長いぞ」
しばらく彩姉のおっきい胸を枕にまったりした後、
「いつまでいるの?」と顔を見上げて尋ねた
「盆明けから合宿だから、…15日までかな」ちょっと考えた後、寂しそうに言った
「それじゃ、その間一緒にいられるね」彩姉を見つめてニッコリと笑いまたぽふっと頭を胸に乗せる
「うん、いっぱい遊ぼうね」彩姉は微笑むと、私を抱えたまま横に転がった
そしてちょっと考え、照れくさそうに言った
「それでね、お願いがあるんだけど…ぎゅー、ってしてくれないか?」
「うん、いいよ」と私は彩姉の頭を抱え、そっと胸に抱きしめた
彩姉もそっと私の腰に腕を回し、お互い抱きしめあう
「暫くこうしてて…ほっとするなぁ」
小さなの私の胸に顔を埋める彩姉。鼻息がちょっとくすぐったい
(お疲れ様、彩姉)
綾姉はいつも強くてカッコよかった
いつもみんなを守ってくれた
寂しい時や落ち込んだとき、いつもぎゅーしてくれた
「だから、綾姉がそうなったらさ、俺たちがぎゅーしてあげよう」
彩姉もおんなじだから、頑張ってるから
小さいころ、えーちゃんと指きりして決めた約束
だから今までずっと、何度もぎゅーしてもらって、何度もぎゅーしてあげた
(これからも、ぎゅーしてあげるからね)
そんなことをを思いながら、私は彩姉を一層強く抱きしめた
お昼ご飯ができるまで、彩姉をぎゅーしてあげた
今回はこれまでです
風呂場で髭を剃ってる最中に暴漢を撃退した格闘系の外人に
「エロクナーイ」とか「パロジャナーイ」言われるような内容ですなぁ(古)
糖度は増していると思うのですが…満足頂けておりますでしょうか?
なにぶんss初心者ですので、皆さんからご指導いただければ幸いです
甘エロ書きを目指すため、できれば鞭を頂ければと
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
次回はえーちゃんvs彩姉vs隼を予定しております
それではまた
また推敲出来てない…orz
よろしい、ならばgjだ!
726 :
1/2:2011/09/07(水) 00:01:15.57 ID:sIaupzJK
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん! 驚くべきことなんだよ!」
「ぐべっ」
授業も終わったしさあ帰ろうと下駄箱で靴を履き替えてたら、校門から妹のみゆが高速でこちらに走り寄ってきて、なんの躊躇もなくランニングネックブリーカードロップを兄である俺に決めた。
「げほっげほっげほっ……な、何事?」
「驚くことだよ、驚くべきことなんだよ!」
みゆは倒れた兄の上にのっしと跨ると、じーっとこちらの顔を覗きこんできた。
「今の技が?」
「今のはお兄ちゃんに飛びつこうとしたら、勢いがつきすぎてプロレス技になっちゃっただけ! まーよくあることだよ」
「そんなことはないです」
「それよりお兄ちゃん、今はみゆの驚くべき情報を聞いて驚いてはいかがかにゃ?」
「兄は首が痛いうえ、周囲の人にじろじろと見られて非常に居心地が悪いので後にしてほしいのですが」
「あのねあのね! 今日は妹の日なの!」
兄の話なんてちっとも聞かず、妹は満面の笑みで伝えた。
「はぁ、そうなのですか」
「つまり、今日はみゆの日なので、抱っこしなさい!」
「意味が分かりません」
分からないが、両手を出して抱っこしてポーズをされては仕方がない。素直にもふもふしてあげる。
「ふにゃー♪ なんという夢心地!」
「それでみゆさん、そろそろ兄はここから逃げ出したいのですが」
「にゃ?」
依然変わらず周囲の人が物珍しげに兄と妹をじろじろ見ているのですよ。下駄箱ですから、ここ。
「だいじょぶ! みゆは気にならない!」
「いや、兄が気になるのですが」
「ふにゅふにゅ♪」
「チクショウ、この猫妹今日も兄の話をちっとも聞きやしねえ!」
頬をすりすりされてしまい相好を崩したまま叫ぶ兄です。
「とはいえいつまでも下駄箱で寝転がっていてもしょうがないと思い、不屈の精神力でどうにか下校した兄を妹はどう思うか」
「結婚したいと思います!」
兄妹だけあってお互い頭が悪いなあ、と思ったので妹の頭をなでてあげる。
「ふにゃふにゃ」
727 :
2/2:2011/09/07(水) 00:01:33.16 ID:sIaupzJK
「んで、妹の日って言ってたけど、具体的にどういう日なんだ?」
「ぐぐれかす!」(満面の笑みで)
「うっうっうっ……」
「はにゃーっ! お兄ちゃんが一切の躊躇なく泣き出した! なんというレア表情! 写真写真!」
ケータイで全方向からパシャパシャ撮られ、兄はもう一体どうすれば。
「写真より慰めてください」
「もう泣き止んじゃったのにゃー……」
「つーかだな、みゆ。汚い言葉はダメです。言葉に引っ張られて性格も容姿も悪くなっちゃうぞ?」
「にゃっ! みゆ、反省! まー、さっきのはネットスラングが出ちゃっただけだよ! 普段は優しい妹なのでだいじょぶなのだよ!」
「優しい、という一文だけが看過できない」
「そんなことないよ! さっきランニングネックブリーカーした時も、お兄ちゃんの首が折れないように注意してたもん! ちょー優しいよ!」
妹の優しさが一般人のそれと乖離しているように思えてならない。
「そんなことより、お兄ちゃん。妹の日ってのは、その年に活躍した妹の功績を称えるらしいよ? 将来はみゆが毎年連続で受賞するに違いないよ!」
「功績って、何をするつもりですか」
「せかいせいふく!」(ぺかーっとした笑顔で)
俺の妹がこんなにマッドなわけがない。
「あの、みゆさん。やめてください」
「だいじょぶだよ! お兄ちゃんはみゆと一緒で、搾取する側だから!」
「いやいや、いやいやいや。世界征服とか勘弁してください」
「ふにゅー……お兄ちゃんがそう言うなら、考え直すよ」
ちょっと残念そうだったが、みゆはそう言ってくれた。こいつなら冗談ではなく本当にやってしまいそうで怖い。
「んじゃ、代わりにお兄ちゃんを征服します!」
そう言うと、みゆは兄の背中に乗り、後ろから頬擦りしだした。
「……ほふー。外でも家の中でも、お兄ちゃんに触れてるとリラックスするよ」
「んじゃ、今日はおんぶで帰るか? ほら、今日は妹の日らしいし、それくらいはサービスするぞ?」
「なんというありがたい提案! 乗るしかない、このびっぐうぇーぶに!」
「普通に答えれ。んじゃ、鞄だけ持っててくれ」
「お任せだよ、お兄ちゃん!」
そんなわけで妹と鞄を背に乗せ、ゆっくり歩き出す。
「おお、おおお……振動とお兄ちゃんの暖かさとリラックスの相乗効果で、眠気が史上最大にまっくすだよぅ……」
しばらく歩いてると、背中からかすかな声が聞こえてきた。
「ん、寝ちゃうか? 家に着いたら起こすから、そのまま寝ちゃってもいいぞ」
「よろしく……しちゃうのにゃー……」
ほどなくして、妹のすぴゃすぴゃした寝息が聞こえてきた。俺はできるだけ振動を起こさないよう、さらにゆっくり歩くのだった。
リアルタイムで符丁もげろ
ぷちっと☆符丁もげろ
名前間違ってると何度言えば符丁もげろ
何度見ても符長兄妹はいいな
あといい加減兄はもげろ
ブチン☆
MO☆GE☆RO
自分でもぐか俺にもがれるかは選ばせてやる
そういや他スレでも「もげろ」なんだが意味は同じだよな
ちょっと涼しくなったし抱きつかれても問題ないよね
1レスに1度もげる仕様になるといいよ
今日は救急の日
糖尿病の患者はあまえんぼナースによって
病状が悪化すること間違い無し
>>739 場合によってはハードな運動療法によって完治するかもしれん
朝方、妙な寝苦しさで目が覚めると何故か姉に抱きつかれていた。
俺のベッドは元々姉と使っていた二段ベッドをバラした物なので柵付きだ。
そんなところに二人で寝ているのだから、ギュウギュウのすし詰め状況である。
なんでこんな状況になっているのか悩みつつ姉さんを小声で起こす。
「姉さん、姉さん。ちょっと起きて。」
「弟くん…おはよ〜。今日も弟くんは可愛いねぇ」
「ねっ姉さん。まだ寝ぼけているのは分かるけど、なんで自分の部屋で寝ないで俺のベッドで寝てるの…?」
「うんとね、今日は何月何日かわかる?」
「え〜と、九月九日で救急の日だっけ?」
「さっすが弟君、博識でお姉ちゃん嬉しいな〜!!」
スリスリ
胸元に抱き付きながら頭を撫ぜるという高等テクニックを披露する姉さん。
「救急の日とこの状況の関係がある?」
「じゃあね、救急をゆっくり発音してみて?」
「きゅーきゅー?」
「今、この状況は?」
「ギュウギュウのすし詰めだね…」
「きゅ〜きゅ〜 きゅ〜ぎゅ〜 ぎゅ〜ぎゅ〜」
「…まさか姉さん?」
「そっ、だから今日はぎゅ〜ぎゅ〜の日でお姉ちゃんは一日中べったりと弟くんにぎゅ〜ぎゅ〜するのです!」
ちょっと、二段ベッド買いに行ってくる。
>>741 こんな時間に何書いてんだwww
でも、GJ!
ここは甘いインターネッツですね
うちのADSL娘は
あまあま
>>745から、無口なちんまい甘えっこが抱きついてくる図を想像した私は末期
あまあま
でれでれ
すりすり
らぶらぶ
と書こうとして先走っちゃうせっかちさんだよ!
>>746 背の高いお兄ちゃんにちんまい妹が背中側からぽふっと腰辺りに抱きついてくるんですねわかります
ビビッときたので投下してみます。
Q.夏休みは終わってる件
A.時代逆行してもいいじゃない、SSだもの
季節は夏。
陽射しが強くなり気温も上がるこの時期、学生たちがおまけを遠慮する長期間の休み
がやってきた。
はや数日を過ごした少年、笹木幸紘もその一人で、やはり自動的に付加される課題を
受け取りたくなかった。
しかし、この季節になると決まってやってくる、来訪者が待ち遠しくて仕方がない。
「もう少しかな」
途中で何度も時計を確認しながら、出迎えに行った母に頼まれている中華麺を鍋に放
り込む。
『彼女』はどうなっているだろう。
調理を済ませて後片付けをしている最中に、耳が遠くで扉が鳴ったような音を拾った。
さらに賑やかな声が聞こえて、幸紘は母の帰宅を認めた。
手を離して迎えるべきかと思ったが、その必要はなかった。
「ゆきひろーっ!」
騒がしく足音をさせて、振り向く余裕もない。
グワン!と抱きつきにふさわしくない音が、ふたりの再会を演出した。背中におもい
きり突撃されて、幸紘は手にしていた金属製の鍋をシンクに落としてしまう。
「や、やあ、久しぶり……」
しがみついている少女を引きはがす。幸い鍋の下には何もなく、大きな音を台所に響
かせただけで済んだ。だが、突進の勢いを和らげる事は出来ず、努めて痛みを面に出さ
ないように振り返る。
しかし、ショートヘアの少女が見せた笑顔に、それまで感じていた諸々が消えていっ
た気がした。
冷やし中華を腹に入れた後、少女と幸紘それぞれの親は出かけていった。家にはふた
りだけが残っている。
「香菜、ついて行かなくて良かったの?」
「ああ、長旅でお疲れだ」
冷房の効いた居間で、杉本香菜は顔を仰いで見せた。言葉こそ疲れていそうだが、顔
が笑っていてそれらしく思えない。その手にはソーダ味のアイスバーが握られていた。
彼女と同じものを食べている幸紘は、青い氷をシャリシャリと噛み砕きながら、ソフ
ァでくつろいでいるショートヘアの少女を眺めた。
香菜は幸紘を産んだ母の妹が身籠った子で、夏になると飛行機を使って笹木家へやっ
てくる。彼女が産まれてからしばらくは幸紘たちが杉本のところへ行っていたが、ここ
数年は香菜がお客さんだ。
季節柄か、その服装はタンクトップに膝上の黒いスカート。露出している肌は健康的
に焼けていて、幸紘の方が白身が強かった。
サンダルを履いてきたのだろう、彼女は素足で爪先までしっかりと映っている。しな
やかな小麦色は柔らかい椅子に座っても床に届かず、ふらふらと動く。一見、少年と見
間違えそうな起伏の無い正面のスタイルだが、女の子らしい格好で着飾っていた。
ふと、反動を利用して上下に揺れ、遊んでいた少女と目があった。ギッ、ギッ、と臀
部を沈みこませている姿が、何か妙なものを連想させてしまって、幸紘は視線を外した。
「ゆきひろ、こっち」
手招きするのと一緒に、中空を蹴っていた足も同じように動く。香菜の下へ行くつい
で、ティッシュを箱ごと取ってソファに放る。
少女の隣に腰かけ、金属のばねが重たく鳴った。
「そうだ、進学したんだよね」
「ああ、ひとつお姉さんになったけど、向こうから見たら下っ端だ」
今年の四月ごろに写真付きのはがきを受け取って、幸紘は彼女の進学を知っていた。
いったい学校でどんな生活を送っているのか気になるが、意訳すると『卒業して最上
級生より年上になったが、入学して一番後輩だ』というところだろう。
「何か部活には入った?」
「いや、特には」
返事と一緒に首を振る。こと運動に関しては卒業前から得意分野だった香菜だが、進
学後に特定の部活動を行うことはしなかった。どこも夏になると長期の休みを利用した
合宿などがあるので、こうして笹木家を訪れることができなくなると危惧したからなの
だが、ふうんと相槌を打つ幸紘が知る由はなかった。
「お呼びはかかってるんだけどな」
「凄いね、引っ張り凧だ」
運動音痴な幸紘は素直に感心するが、対して香菜は顔を赤らめた。照れくさそうに頭
をかいたが、
「ま、まあな」
と、幼い胸を張る。満更でもなさそうだ。
そんな妹分に追加のアイスがご入用かと聞くと、目を輝かせて頷いた。
「はい、ミルク味」
「おおっ」
歓喜の声が上がる。エアコンがあるとはいえ、香菜は炎天下の中を移動してきたのだ。
昼食の時からずっと、だらだらと汗をかいていたので、彼女の熱はまだ引いていない様
子。
棒アイスを手渡し、再び並んで腰掛ける。同じ白の長椅子は、少女の焼けた肌を目立
たせていた。
それまで微妙な距離を取っていた幸紘だったが、いつの間にか香菜の肩が二の腕に接
触するまでになっていて、わずかに熱が伝わりつつもアイスを頬張る。
「……?」
濃厚な牛乳の味を口に広げていた時、幸紘は隣から視線を感じていた。目をやると首
が元の位置に戻り、氷を噛む音がわずかに聞こえる。
「ゆきひろ」無言のやり取りを数回続けた末、香菜が口を開いた。「そこ、空いてる?」
その目は膝のあたりを眺めていた。幸紘は頷いてからソファに深く座して、すわりや
すい空間を作る。
手で促すと、少女はいったん立ち上がり、背を向けたまま移動してきた。
場所を確認するように何度も振り返って、ゆっくりと腰を下ろした。幸紘は引き締ま
った肉の感触を膝で感じた。
シャク、と白の氷が砕ける音が響く。浅く腰掛けたまま、香菜はまだ落ち着かなさそ
うに頭だけを忙しなく動かして、しかしその表情はうかがえない。
「ん、ゆきひろ?」
肩に手が乗り、香菜は少年の方へ首を動かすが、真後ろにいる相手を振り返るのは難
しい。目で追っても置かれた手が少し見えるくらいで、顔までは見えなかった。
冷風によって温度が下がっている肌はすべすべとしていて、幸紘は思わず彼女の腕に
かけてを撫でてしまう。
「もっと下がっても平気だよ」
「あ、ああっ……」
ちょうど膝の上に臀部が乗っていて、体を預けるには距離が足りない。香菜は片手を
ソファについて支えていたので、これが幸紘には不安定に見えた。
その背中がゆっくりと迫ってくる。ヒップが腿に移り、適当なところで彼女の肩に手
を乗せ、動きを止めた。
「これで落っこちないはず」
「そう、だな」
膝に座っていた時、足が床についていたかは分からない。ただ、今は引屈と膝頭が合
わさって、地面を踏んでいないことが確信できる。
落ちないとは言ったが、その安定性を向上させるために、幸紘は肩に置いていた手を
胸の前に移し、腕で少女の体をさらに引き寄せた。
「シートベルトか」
「そんな感じだね」
幸紘はこの状態がチャイルドシートにも似ているなと考えた。鏡でもあればその姿を
拝めるのだが、自分自身が補助座席になっているので叶わない。少し残念だったが、緩
く抱いている格好で少女の柔らかな感触が広がり、すぐにどうでも良くなった。
汗のにおいが鼻に入り、表の暑さを物語る。
「うん、背もたれがあると落ち着く」
ティッシュを取りながら、彼女の声は幾分か静かなもの。背が傾いた状態だが、接触
しているために言葉通り、落ち着いた様子だ。
元々、香菜はもっと小さい頃からこの場所に座っていた。だが、躊躇なく乗ってきた
のは昔の話で、成長すると恥じらいが表れ、ふたりだけの時くらいしかしなくなった。
「ゆきひろ、ありがとな」
とくん、と胸が鳴ったままだが、香菜は照れを隠して礼を述べる。
そんな特等席の上で、少し振り返った横顔がニィッと笑っていた。
それに魅せられた幸紘はほとんど反射的に、
「っ……!?」
彼女の唇を塞いでいた。
体を抱いたままなので、こちらが少し動けばキスができると、実行してから納得する
程度には幸紘自身も行動に驚いている。食べたばかりのミルク味がうっすらと認識でき
た。
もちろん、とつぜん口付けをされた少女の驚愕は、それを軽く凌駕していて。
「い、いきなり何するんだっ」
途端にじたばたと手足が動く。宙を蹴っていた足が振られ、踵で脛を打たれて幸紘の
口からは濁った悲鳴が上がった。
こんな時、上半身も抵抗するので香菜のバストと彼女の体を引き寄せている腕が接触
してしまう。
男というのは情けなくて、幸紘は正にいま暴れている少女の胸を、こっそり触ろうと
する悪戯心めいたものが生まれていた。
白のカットソーに覆われたそこは、発達が遅れているのか実に平坦。しかし、全体的
に細身な香菜の焼けた肌にあわせて、健康的で溌溂としたイメージをくれる。
少し動かした指にも押し当てられ、心臓が変に高鳴ってきた。
「ごめん」
やがて香菜の動きが止まると、入れ替わって幸紘が口を開く。
「久しぶりで悪いなとは思ったけど。香菜が可愛くて」
「可愛い? 私が?」
息を整えていたのに、とつぜん言われて体が跳ね上がってしまいそうになる香菜。胸
の前にある手を伝って、加速を始めた鼓動を聞かれていないか心配になる。
「うん、それで思わず」
振り返ろうとしてできないのに、少女は膝の上で視線だけ送ってきた。頬よりも耳の
方が赤く染まって、体を抱いている腕を掴まれた。
「一年でとても可愛くなったよ」
「ば、ばかっ……! お前は一年でとてもやらしくなったじゃないか」
ちっとも褒められている気がしないどころか、ぐさりと心に突き刺さった。
香菜は感情が昂ると相手をお前呼ばわりになる。可愛いと言われて照れているのか、
少なくとも先程までの憤慨した様子はなかった。
「香菜、してもいい?」
受けたダメージから回復した幸紘は、気持ち強めに少女の体を抱き寄せた。細い髪が
口や鼻に万遍なくぶつかる。
しばらく唸っていた香菜が、ようやっと口にしたのはそんな言葉だった。
「……年上の言う事には従わないとな」
素直じゃないな、と思うのは過剰だろうか。お互い体の味を知っているのに、肯定の
仕方が回りくどい。
去年の夏よりも一層魅力的になった少女の頭を、抱いていた手の片方で撫でまわす。
「あ、これじゃ、ちゅーできない」
「出来たじゃない」
不満そうな声を漏らした香菜の顎を取り、横方向からキスを見舞う。とはいえ、唇で
触れるだけでも体はかなり傾いて、そのまま続けているのは意外と厳しい。
「このままするのか?」
「うん。一番近くにいるから、このまま」
戸惑った調子の少女を安心させようと、幸紘の手は黒のショートヘアに乗り、静かに
さする。つやつやの髪はまとわりつかずに流れて、撫でる動きを妨げない。
「ゆきひろ、重くない?」
「平気へいき。心配なし」
華奢な女子の身体が重いはずなかった。年下ながらに気をまわしてくれるが、自分に
対しては無遠慮でも構わないと、香菜を撫でつつも思う。
その手は頭から耳へ、さらに首筋を伝ってくすぐり、正面を向いている顎に伸びる。
「ん……はぁっ」
頬に舌を這わせ、唇をつつく。ノックに応じて出てきた少女と軟体を擦り、周辺に唾
液をまぶす。
口を密着させるよりも僅かに距離が取れるので、鼻で息を続けながら舌での触れ合い
を続けた。まだ残っているアイスの味で、大人のキスはほんのり甘い。
その後、幸紘はタンクトップに手をかける。肩にかかっている部分の下には、学校指
定の水着が当てられたと分かる、白い肌が覗いていた。
「あ、やっ」
体を抱いていた手も使って、服の上からバストを覆う。いちど確かめた柔らかな感触
は、手を吸い付かせて離さない。
ふにふにと全体を押し込む。指の動きもあわせて少女をまさぐり、直接は見られない
突起の位置を掴む。
やがて、香菜のカットソーを持ち上げた。内側へ丸め込むようにして上半身を露出さ
せる。
「んぁっ!」
生の胸乳に触れ、幸紘は裡で歓喜する。高い声を上げた黒髪の少女は、肩を竦ませて
熱のこもった息を吐く。
手のひらには既に硬いものが接触していた。着衣をずり上げたときに巻き込んだかと
思ったが、それらしいものを着けていないのだという考えに至る。遠路はるばる、多く
の交通手段を使った筈で、あんなに汗だくでは白のタンクトップ一枚で透けてしまわな
いだろうか。
「香菜、こっち向いて」
耳が近いので声には応じてくれる。完全に背を向けた状態なので、表情を確認するこ
とが出来るのは主にキスくらいで。
横からの口付けはしっかりと唇が触れにくく、香菜が刺激に身じろぎすると外れてし
まう。だが、マッサージするように大きな円を描いて、幸紘の手は少女のバストで動く。
「う、ん……くぅっ」
離れては触れてを数回くりかえし、ふたりで舌を出し合った。先端をつついて粘膜ど
うしが接触する中、幼いふくらみを責める手は指へ、場所は乳首へと狭まる。
「は、あ、あぁっ」
着衣越しでもわかった、硬くしこる突起。引っ掛ける様な指の動きで、両側とも外に
はじきだそうとする。
キスの途中だったが、香菜の軟体は口腔へと逃げてしまった。しかし、横顔が喘ぐ様
子は幸紘の目にしっかりと映り、汗ばむ手指に力が入る。
「ん……あんっ!」
感覚の集中したニップルを摘まみ上げられ、香菜の背は大きく反った。指先でさらに
伸びていき、ぴりぴりとした刺激と共に脳裏では一年前の出来事が思い浮かぶ。
今よりもっと小さな時から、年上の少年とは面識があった。都会育ちはうたれ弱いと
いうか、山の中を走り回るだけでも息が上がるほどの男だったが、年上というだけで兄
のような人だと記憶していた。
成長して、それまでとは逆に笹木の家へ遊びに行くようになると、毎年会っているに
もかかわらず、幸紘の背が高くなるのに驚くばかり。案内できるのが山や森や畑くらい
しかない少女が都会に慣れたのも、ほとんど彼のおかげだった。
運動神経ゆえに男子と張り合っては男友達の方が多くなったが、今でも女の子として
見てくれるのは、幸紘ただひとり。
頭ひとつでは身長差が補えない、少年と少女が体を重ねたのが一年前。夏にしか会え
ずにいたから、存在が大きくなるばかりで、すこし背伸びした香菜から想いを告げた。
その時も彼の膝の上。一年前は振り返ったけれど、今はそのまま。
「あっ、あ、はぅっ!」
つついては押しつぶし、バストに埋まって尚も弱電流が送られてくる。香菜は浮かん
でいる足の指をまるめて、様々に変わる乳首責めに喘いだ。
「どう、思い出してきた?」
短めにカットされた髪へ顔をうずめて、幸紘は問いかける。その最中にも小さな突起
を軽くつまみ、くりくりっと捏ねまわす。少女に腕を強く握られているが、ぴくりと震
える体、可愛らしい声のせいで、不思議と拒絶の意思を感じない。
冷房の中でも汗の香りは消えず、さらに熱を上げた彼女の体からは、発情した雌のに
おいが幼いながらに漂ってきた。
それを答えと受け取り、幸紘は片手を胸から外して腹部へと下り、くびれた腰をなぞ
ってスカートにたどり着く。
「脚、開くよ」
言って、少女が座っていた部分を左右に分ける。床を踏めない小麦色も、それと一緒
に広がった。
「や、恥ずかしい……!」
瑞々しい太腿を指先が滑る。肌にかけられた薄い布を押して、すぐに乙女の秘密と衝
突した。
まるで下半身から熱気が発されているようで、触れた幸紘の甲は汗をかき始める。
丈の短いものを脱がすことは考えず、香菜のショーツをじっくりと撫でた。
「ん、ふあ……っ」
上も下も大きな手にまさぐられ、どちらも香菜に愉悦を寄越して、甘い息を出させた。
およそ一年前の出来事はキスや体を触られることで記憶から掘り出され、その時以上
に性感を刺激している。
穿いているショーツの生温い感じが指伝いに教えられているようで、羞恥に顔が熱く
なった。
「すごい、びしょびしょだ」
「い、言うな……あぁっ!」
ほんの少し抗議している間に、幸紘の手は下着をくぐって、恥部に張り付く。ショー
ツの上からでもわかる程の湿り気だったが、直に触れると瞬く間にぬるついた。
溢れた粘液を塗り付けるように、恥丘を上下する。表面を滑ることができる今、下着
による拘束など無く、その中でうごめいた。
「は……あ、あんっ!」
動きを助ける液体は止めどもなく流れ、ショーツの内側でひそかな水音を立てていた。
最中、入り口を探して指を突き立てたが、閉ざされた蓋を割ることはできず、また往復
へと戻る。
ちゅく、ちゅく、と粘液が鳴る恥丘を責める動きは早まるが、対照的にニップルをい
じくる方は、ゆっくりと指の腹で転がしている。
「あ、んっ! んぁ、あっ……ん――!」
ショーツに隠れた幸紘の手から、鈍くて耳につく音が奏でられる。さらに乳首も片方
だけが攻撃されて、香菜の性感はいよいよピークに達していた。
下腹部がどうしようもなく痺れて、ものを考える余裕がなくなり、簡単な声しか出せ
なくなって。
体のどこかがキュッと締まる感覚に陥り、心の中で少年の名前を呟きながら、香菜は
駆け上がってきた愉悦に身を任せた。
二度、三度と痙攣した体を、幸紘は胸に置いていた手で抱き寄せる。熱を持った蜜を
浴びた片割れは、指紋がある側をぎらりと光らせて這いあがった。
少女の汁を口に含んで、ズボンを押し上げている物体はさらに血液が集中したようだ
った。冷めやらぬ興奮に、手を酷使した幸紘も息が荒い。
オーガズムによる脱力から回復した香菜は、身体を預けていた場所から、とん、と降
り立った。
「やっぱり、ちゅー、やりにくいっ」
膝上に座ってから久方ぶりに床を踏み、それまでほとんど見えなかった少女と向き合
った状態。輪郭に沿って珠のような汗が垂れている。
タンクトップが持ち上がった上半身は、肩周りの白さが続いていた。手に収まる程度
の膨らみで、薄桃色の突起がふたつ、立ち上がって主張している。しなやかな脚を生や
したスカートだけが元の位置に戻って、いちど絶頂した秘所を隠す。
正面から抱きついてきたショートヘアにあわせて、幸紘は少しだけ顔を下げた。
「ん、っく、ぅん……」
唇が接触したと思えば、すぐに舌が差し出された。先端をつつき合った後、お互いの
ザラザラした部分を擦る。肩から首へと移動した香菜の腕は力強く密着して、離れよう
とする思考をなくす。ならばと幸紘も彼女の体を抱きしめ、舌でのキスで発される音を
耳に入れた。
偶然にも、息が苦しくなったふたりが顔を離したのは、ほぼ同時だった。
「香菜、ここに跨って」
しばらく口が利けなかったのは少女も同じで、言葉に応じるまで若干の間があった。
こく、と頷いたのを確認して、幸紘はズボンの中で膨らんでいる男根を表に出した。
「わっ……」
飛び出るようにして現れた幸紘の分身ともいえるそれに、香菜は空唾を呑んだ。冷気
に脈打ち、赤黒い体を跳ねさせている。
再び口付けをした後、少女がそうしやすいように幸紘は浅く腰掛け、上半身を後方に
倒す。
「邪魔、するなよ」
すらりと伸びた脚が体をまたぎ、立ち位置の都合でスカートの内側までくっきりと映
っている。純白のショーツが少女を守っていた。
香菜は幸紘に背を向けるまでに一回、しゃがみ込むまでに一回ずつ振り返り、肩越し
に存在を確認した。
「くっ……」
目に当たる部分は無いのに、天を仰いでいる勃起から視線を感じる。小麦色の足をエ
ムの字に開いて、徐々に腰を下ろしていく。
「ぅ……あっ!」
いきりが熱い肉に包まれる感触に幸紘が、大きく硬いものを咥えこむ挿入感に香菜が、
それぞれ呻くような声になる。
少女の身体が沈むほどに、たっぷりの蜜を含んだ壺へと器官が飲みこまれる。震える
尻肉が腿に触れて、初めて一つになれたと実感した。
「ゆき、ひろ……、ひさしぶり、だな……」
「う、ん、久しぶりっ」
肩越しに振り向き、うっすら涙を湛える少女に、幸紘は今いちど舌で触れた。一年以
来の再会は、この瞬間、完全なものになる。
肉襞に歓迎され、いきりは頭からもみくちゃにされている。動かずとも絡みつき、最
初から強烈な刺激を寄越してくる。
さらに、開いていた脚を片方ずつ崩して、香菜が膝立ちになった途端、根元の方まで
覆われてしまった。
「ふぁ、あぁっ!」
その過程で腰を支えていた手を胸にやり、ふんわりしたバストを押す。突然のことに
体を揺らした少女へ、奥まで飲み込まれた屹立が内側からも刺激する。
ソファへ体重をかけ、反動で突き上げる。繋がったまま二人して動くので移動できる
距離は短いが、嬌声でのレスポンスは十分だった。
「あっ、あ、あんっ!」
体を繋げている棒の存在感はとても大きい。硬いそれを包み込んでいる膣肉は香菜の
意思とは関係なくうねって、下腹部が焼けるように熱くなった。加えて胸、乳首といじ
くられて、早々に二度目の絶頂を迎えようとしている。
僅かにあるふくらみを覆った手の動きで、タンクトップが下がってもお構いなし。白
い着衣の内側で、両方の突起をこねくられ、あらゆる場所から性感を刺激されて、香菜
は喘ぐ。
息つく暇もなくやってくる愉悦は、じっくりと触られて訪れた一度目に比べ、何倍も
強烈にオルガスムスを引き出そうとしている。
全身を電撃が駆けたと思うような痺れと共に、勃起を咥えこんだ下腹部の閉塞感を覚
え、香菜は体を跳ねさせた。
「きゃ、あんっ、んあぁっ!」
ほんの一瞬、空白が生じたような気分だった。相変わらずニップルから送られる弱い
刺激で、香菜は意識を取り戻したが、絶頂して体内が縮こまったせいか幸紘の動きが激
しくなっていた。
先端を奥のおくに叩きつけ、分泌した液体をかき混ぜる。聞こえる音はソファのばね
が軋む音でもあり、蜜壺が持っている愛液の揺れる音でもあった。
「くっ、香菜っ」
前触れなしに強烈な締め付けをくらって、幸紘も必死だった。さんざん胸を触ったの
もあわせて少女は達したようだが、そこでいきりを潰されそうな圧力が襲い掛かった。
体内は熱く焼き尽くされそうで、先の拘束もあわせて痛みすら覚えてしまう。
それでも、今この時を長く味わいたい一心で、辛うじて凌ぐことはできたのだが。
「このまま、出すよ……っ!」
勃起から蓄えを奪おうとするのは熱や強烈な締め付けだけではない。香菜の肉襞が絡
みついて搾り取ろうとしており、それによって限界を訴えている。陰嚢が膨らみ、せき
止めている理性を砕くまで秒読みの状態で。
「う、うんっ……ゆきひろ、ゆきひろっ……」
ぐちゅ、ぐちゅ、と淫らな水音を立て、いきりに跨っている少女。その顔は後ろを向
けないのに動き、幸紘の名前を呼んで頷いた。
香菜の乳首をいじりまわした手で、彼女との密着をさらに強める。嫌な寒気を寄越し
た己の分身で肉の洞を一突き。
ギッ、と軋みを聞いた直後、ふたりの口からは大量の『あ』と『う』がこぼれ落ち、
堤防を破壊した熱流がただ一つの道を猛スピードで駆け上がる。
「か、な」
「ゆき、ひろ」
ドクン、ドクン、と蓄えられていた子種が吐き出されている。まるまる一年分ではな
いが、それでも香菜の体内へ放つことで幸紘にはどこか充足感があった。
脈動を続ける肉棒を咥えたまま、荒い息に混じって名前を呼ぶ声が重なる。
ありったけの欲望を小さな体で受け止めた少女の横顔は、ニィッと不敵に笑っていた。
久方ぶりの淫行は、少年少女ともに後始末をするような体力を残していなかった。幸
紘は吐精した後のまま、香菜は子種と男の器官を同時に収めている。早い話が、まだ繋
がった状態だ。
「お前、去年より激しかったぞ」
ショートヘアの少女は怒ったような口調だった。確かに、勃起を挿入してからは夢中
になって揺さぶっていた記憶があり、幸紘は素直に謝った。
「嬉しかったんだ。香菜と、また逢えて」
「わ、私もうれしい、けどっ」
上ずった声が返ってくる。憤慨の具合はさほどでも無いように見えて、少し違う。
「こらっ、もう、終わったんだから、っあ、胸……触るの、ナシ……!」
体を密着させるためにあった幸紘の手は、未だバストに触れたまま。動かせば、硬さ
を失っていないふたつの突起を責めることだってできる。
「でも、気持ちよさそうな声だよ」
「くっ、お前、んぁっ、一年で、意地も……あんっ、悪くなったなっ」
ぴくりと体を震わせながら、ショートヘアの少女は尚も抗議した。愉悦に甘い息を漏
らし、それでも懸命に振り返ろうとする姿が愛らしい。
「香菜、大好きだ」
「い、今、ぁ、言うなっ……!」
勢いを失い、そのうち香菜は直前までのように喘いでしまう。代わりに幸紘が白熱し
て、指を自在に操っている。
押して、つついて、捏ねくって。彼女のために用意した場所で、楽しませたい。
この季節に数日だけ、自分の前に現れる少女に、変わらぬ気持ちを伝えるために。
以上です。
背面座位しか合致しませんでした。ホントにもう。
686だがGJ
今日はやたら暑いと思ったら、こういうことか
今日は宇宙の日
甘えっ娘がスペースシャトルで甘えてきます
>>757 遅くなったがGJ!
このスレ、何気にSS投下量多いよね。
糖化量も多いよね。
宇宙キターーーーーー!
甘えぬ…甘えぬぞぉおおおおおおおお!ペタペタ
一度抱きつかれたら、光でさえ逃げられぬブラックホール娘
そのシュバルツシルト半径の中で何が行われているのだろうか・・・
双子のロリ、フォボスとディモスが常にくっついて甘えている
火星くんの羨ましさ
地球くんにも妹の月ちゃんがいるけどね
じゃあ木星さんなんてハーレム状態だな
あれ、太陽さんの方がすごいハーレムなんじゃ?
土星くんに敵う奴は太陽系にいないのでは
地殻を持つ惑星の大半には、、
甘えんぼうな小惑星の跳びつきを受けた痕といわれる
クレーターと言うものがあってだな・・・
つまり、なにが言いたいかと言うと
デブリベルトは甘えんぼうの産地。
衛星子ちゃんたちは、惑星兄ちゃんにくっ付いて甘えたいんだがね。
ロシュ限界のせいでくっつけないんだよ。
てな訳でちょっとNASA行ってくる。
λ♪〜 ………
ケスラーシンドロームで甘え娘の大量発生か…
典型的な宇宙人萌えとかでなく、まさかの惑星萌え
おまいらの糖度には頭が下がるぜ
カビですら萌えに昇華するからな
ここの住人の発想力は異常
>>774 鉛筆と消しゴムですら責めと受けに変換する腐女子みたいなもんやw
わたしは、イス甘ダルのアマーシャ
ヤ○トをこう変換すると古〇守が異様にうらやましくなってくる
そしてこんな隣人がいるのに一切手を出さなかったデ〇ラー総統マジ紳士
でもこれだと「新たなる旅立ち」どうなるんだろうか…
777 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 00:37:27.99 ID:xO5PX6CB
総糖閣下はなでなで不足にお怒りのようです
>>775 よく何でも掛け算に出来る腐女子ヤバイ、みたいな意見があるけど
大体のものは、個々の属性、パラメータと環境、状況に分解すれば萌えられるんだよな。
鉛筆と消しゴムだって、いつも書き損じは消しゴムに頼って甘えちゃう鉛筆ちゃん。
とか、鉛筆ちゃんに甘えたいのに書き損じてくれないから、色々策を練って空回りする消しゴムちゃんとか。
文房具娘か
スティックのり娘・・・ぺたぺた甘えてくる
液体のり娘・・・べたべた甘えてくる
瞬間接着剤娘・・・甘えたらもう離れない
両面テープ娘・・・サンドイッチにされるのがお好き
ポストイット娘・・・すぐにくっ付くのに、気がついたらどっかに行ってる事も。最近、より強気になった新しい娘も登場。
部活帰りに中央で遊んでたらすっかり遅くなってしまって、危うく終電を逃すとこだった。
最終の文庫止まりは650の4両編成。ラッシュに来られちゃ堪らないが、流石に最終。クロスシートにゆったりと座って文庫に着いた。
すずらん通りの佐野金で夜食の餃子を焼いてもらって踏切を渡り白山道までの帰り道。
宮川の土手を歩いて手子神社に差し掛かると、大ケヤキの根元に淡く光るバスケットの5号球ほどの大きさの何かが転がっていた。
何となく悲しげな光に誘われて近づくと、それは透明なカプセル状のもので中の何かが透けて見えている。
やがて何かはピクリと動き始め、カプセルが割れて小さな女の子が出てきた。
「……『ぐぅ〜っ』……」
彼女から明らかにお腹の鳴る音。可愛い鼻をひくひくさせて餃子の入った袋を見ている。
まだほかほかと暖かい餃子のパックを開けるが早いか彼女は手掴みでまぐまぐとあっとゆうまに平らげてしまった。
あぶらで汚した手を拭いてあげようとハンカチを取り出そうとしたら、それより早くしゃがんだ僕の顔を挟んでキスして来た。キスは佐野金の餃子の味がした。
彼女のキスは僕に軽い目眩をおこさせた。
唇を離すと彼女はぎこちなくしゃべり始めた。
「…えっと、ごちそうさまでした。エネルギー切れでうごけなかったです。あ、りがとでした。」
「…あー、うん。どう致しまして。ところで君、何者ですか。」
「ここの言葉でちかいのは『神さまと認識されている宇宙人』で、個体としてのなまえは、『ティコ=ヒィムェト』という発音がちかいです。」
「なんで地球の、横浜市金沢区の手子神社に居るの?」
「この建物の地下に『宇宙の国連』の『駐在所兼砦の様なところ』がありますと言う命令で職員の私が交代しに来たです。
でも、宇宙船の設定、私間違えて中に入れなくて。慌ててるうちに間違えて救命ボートに乗ってしまいました。それでここに何とか落ちました。本拠に連絡出来ないで、助けもいつ来れるかわからないです。」
僕のシャツを掴んでぐずぐずと泣き出したティコの頭を慰めるためにヨシヨシしてあげると、猫のように頭を擦り付けて甘えて来た。
「助けが来るまでほの家に来るかい。」
「!うれしいです。ありがとうです!大好きという気持ちです!」
今夜は青い月の光を浴びながら、ティコを左の肩に載せ、遠回りして田んぼの畦を帰ろうと思う。
784 :
て、訂正!:2011/09/17(土) 02:58:58.97 ID:/+CCxG6R
ほの家×
僕の家〇…
ごめんなさい。
785 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 09:54:46.99 ID:sIiXbtJQ
宇宙人gj!!
これで続きも頼む つMAXコーヒー1リットル
DQ3で勇者だけ男のハーレムパを作ろうとしてるんだがなぜかルイーダの酒場で「あまえんぼう」ばかり出てくる
お前ら何かした?
このスレ何気に猛者揃いだから、ダーマ神殿をアーマ神殿にするくらいはやる。(断定)
「遊び人だけどちゃんと戦ったよほめてほめて!」と戦いが終わる度勇者にせびる遊び人あああい
戦闘中以外では勇者にホイミするのにいちいち勇者に抱き着く僧侶あああう
歩いてるとこっそり勇者の袖や裾を掴んでる無口で恥ずかしがりな魔法使いあああえ
こんなパーティーで後にロトと呼ばれる勇者「ああああ」の旅は続く…。
ああああwwwwwwww
ジョブ
甘え騎士
甘法使い
甘シン
それぞれAP(甘えポイント)を消費して特殊技能を発動できる
APを回復するにはイチャイチャする必要がある
本気で勇者に抱きついて複雑骨折させてしまう戦士さんと武闘家さんはまだですか?
武糖家
甘いなさすが甘忍者あまい
この甘さがウィザードリィにほんの少しでもあったら…(´・ω・` )
いしのなかにいる
蘇生失敗で甘えっ子モンスターに…
?むすめ
てれているむすめ は おとこ を そっと かんだ
おとこ に 0 の ダメージ!
おとこ は まひした!
おとこ は いちぶぶん せきかした!
>>799 そっと かんだ→ぎゅーっと だきしめた
ですな
暴発カキコすみません(ToT)
うっ!
> そっと かんだ
甘噛みか
それはそれでたまらん…
耳をはみはみされるとか素敵過ぎる
甘党の甘えん坊。
彼氏がナデナデしてくれる財布兼抱き枕に見えている。(orにしか見えていない)
彼氏は限りなく性欲求不満に陥る。
もちろんだが、財布に見えるというのは
菓子代の財源と言う意味。
高級ブランドを要求しないだけ財布に少し優しい。
最近出たスターウォーズのBD見てたら
エピ1の字幕版で「甘ダラ女王」て聞こえる場所があったな
そういや、あれってエピ2の途中やけに糖度高くならね?
なんという糖気……っ!(ビリビリ)
アミダラパドメの声良いなと思ったら某坂本だった昔の記憶
透明感のある声は好きだが、甘えんぼうならちょっと鼻にかかった感じが王道かな?
APよりSP(suger point)の方がいいと思うな
HP(Honey Point)を推す
節子それは体力や
811 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 17:31:38.64 ID:Aswn3S1m
日本列島にしっかりとしがみ付く台風甘えっ子…
>>812 台風「やだやだ〜!まだまだ一緒にいたいよ〜!」ギュウゥゥゥ・・・
日本「頼む。これ以上被害を増やさないでくれ・・・」
朝から台風ちゃんに抱きつかれて、大学に行かせてもらえない
今年の台風ちゃんがみんな俺に向かってくるような気がする
>>812 たとえ可愛くとも、離れなさい!と言わざるを得ない
お家に帰らせて下さい…
流れと季節をぶった切って投下
夏休みに宿題終わんなかったぜSS
エロなしで多分7〜8レス
携帯からなんで見辛かったらスマン
夏休み明け、最初の週末の事。
「…お、わった〜」
手にしたペンを放り出し、義春はゴロリと仰向けに倒れ込んだ。
逆さに窓を見れば、空は赤く染まり始めている。
「あ〜…つかれた」
心の底から呟き、大きく息を吐いた。
彼はこの週末、本来ならば終わったはずの夏休み気分を味わっていた。
目の前の、未提出課題という現実によって。
高校2年の夏休み。
部活にバイトに遊びにと忙しく、気付けば無限と思えた休みは残り僅か2日となっていた。
慌てて取り掛かったものの、時すでに遅し。
結局、半分空白のまま提出し、「全部埋まってないものは受け取らないから」と一見にこやかなのに目の笑ってない担当教師に突き返されてしまったのである。
早急に提出しなければ、我が身が危うい――。
本気で危機感を覚えた義春はこの数日、机にかじり付き、ようやく課題を終えたのだった。
安堵と解放感と疲労から寝転がり脱力しきる義春の上に、影と柔らかい声が落とされた。
「お疲れ様、ハルくん」
見上げれば、小さく笑んだ少女が義春の傍にしゃがみ込み覗き込んでいる。
幼なじみの夏美だ。
ほっそりとした体を淡い色のワンピースで包み、長い黒髪を後ろで一つに括っている。
「よく頑張りました」
「頑張ったぞー」
「けど、本当は夏休み中に終わらせないと駄目なんだからね?」
「はい…」
子供相手のように、めっ、と叱られ、義春は身を起こして小さくなった。
夏美は整った顔立ちと落ち着いた物腰から、聡明で清楚な印象を与える少女だ。
実際に成績優秀であり、こと学業に関して義春は彼女に頭が上がらない。
この週末も、彼を心配して課題の手伝いを申し出たのである。
「ナツのおかげで助かったよ。ありがとう」
「そう?私、たまに聞かれたとこ教えただけだし。…むしろ押し掛けて邪魔しちゃったかな、って」
「いや、本当に助かったって。ナツがいなかったらまだ終わってないよ」
「…ホント?」
「うん」
「そっか」
なら良かったと、安心したように笑う夏美。
「そうだ。なんかお礼するよ」
「え?そんな、いいよ。気にしないで」
「いや、今回はマジで助かったし。何でもいいから遠慮せず」ニコニコと促す義春を見つめたあと、夏美は目を伏せ「えっと…」と考え出した。
えらく真剣な様子に若干及び腰になりつつ義春が大人しく待っていると、ようやく夏美が面を上げた。
心なしか頬が赤い。
「じゃあ…」
◇◇◇◇◇◇◇◇
「首、痛くないか?」
「へいき」
「…あのさ、ホントにこんなことでいいのか?」
「うん」
眼下の夏美に問いかけると、嬉しそうな笑顔が返ってきた。
今、夏美はベッドに腰掛けた義春の太ももに、頭を乗せて横たわっている。
要するに膝枕だ。
――小さい頃してくれたみたいに、膝枕して欲しい。
それが夏美のリクエストだった。
内心覚悟を決めていた義春は、他愛ない「お礼」の内容に拍子抜けしていた。
拘束時間を考えると割に合わないと思うが、本人はいたって満足そうだ。
しかし、こんな事をするのは随分と久しぶりだ。
義春は感慨に耽る。
あの頃の夏美はクラスで一番小さく内気で人見知りで、いつも義春の後ろにくっ付いていた。
今では立場が逆転しているが、義春は何かと彼女の面倒を見ていたのだ。
それが、長ずるにつれ人見知りも改善し、今ではクラス委員を務める程だ。
昔から良い方だった成績も校内トップクラスである。
当然だが外見も変わった。
手足はすんなりと伸び体つきも女性らしい丸みを帯び――特に胸――地味めだった容貌は派手さはないが整ったものになり、大人びた印象を与える。
おかげで、密かに男子からの人気も高い。
それは良い事なのだが、すっかり大人っぽくなった彼女を遠く感じることもあり。
だから、今の彼女がこんなことを言い出したのは意外だったが、小さな頃に戻ったようで、義春は懐かしさとくすぐったさを感じていた。
「あの、」
「ん?」
すっかり物思いに沈んでいた義春に声がかけられる。
体を横に向けて義春に向かい合う態勢になり、夏美は遠慮がちに口を開いた。
「アタマをなでてくれると、いいなあって…」
「ああ、はいはい」
どうせ手持ち無沙汰なので丁度良い。
応じて義春は小さな頭に手を乗せ、髪の流れに合わせてゆっくりと滑らせる。
「こんな感じでいいか?」
「うん…」
夏美は気持ち良さそうに目を細めた。
髪は寝転がるのに邪魔だからと解かれ、脚やベッドの上に散っている。
撫でるついでに艶やかかなそれを梳くと、絡まることなく指を通し心地良い感触を与える。
こんな近くに彼女を感じるのは、いつ以来だろうか?
手を動かしつつ何気なく視線を落とす。と、胸元が目に入った。
横を向いたことでたわんだ襟から覗く、白磁の肌。
腕に押された二つの膨らみが互いを圧迫し、深く刻まれた谷間が垣間見える。
見えるのは一部だが、円やかなそれは、触れて張りや弾力確かめてみたくなる魅力がある。
角度を変えれば、布地の陰のもっと奥。秘めた丘の先を覗けそうで―――
…と、頭が傾きかけたとこで我に返った。
義春は慌てて胸元から視線を引き剥がす。
「…ハルくん?」
「は、はいっ?」
直前までノスタルジックに和んでいたのに、胸に釘付け――というか、覗こうとした己に動揺し、声が裏返る。
「こういうの…嫌だった?」
「い、いやそうじゃなくて、その、えっと」
不安げな問いを否定しつつも、まさか谷間に見とれてました、と言うわけにもいかず混乱しながら咄嗟に話題を変える。
「か、髪をさ。ずっと伸ばしてるよな。面倒になったりしない?」
「え?んーと…たまには」
若干苦しくはあったが、どうやら誤魔化せたらしい。
「切ってみようかなって思うこともあるけど…ハルくんは、短いの好き?」
「ん?うーん」
問われて髪を短くした夏美を想像してみるが、知り合って以来ずっとロングなので、それ以外の彼女が浮かない。
「なんか、ピンと来ないな」
そう言って髪を一束掬い、毛先を弄ぶ。
「それにせっかくの綺麗な髪だし、切っちゃうのは勿体無いなあ」
手入れも気を使っているのだろうが、夏美は昔から綺麗なストレートだ。
義春の妹――彼女はくせっ毛なので、よく羨ましがっている。
「…じゃあ、このままにしておく」
「あ、僕の勝手な感想だし。ナツの好きにした方が」
「うん。だから、このままにする」
夏美は頭を動かし、義春の脚に顔を埋めた。
甘えた仕草が可愛らしくて、義春は思わず笑みを零す。
「そっか。ならいいんだけど」
手の中の髪を戻し、頭に置いた掌を再びゆっくり滑らせる。
「うん…」
その感触を味わうように、夏美は目を閉じた。
掌。指。脚。頬。髪。吐息。
お互いの体温と感触を堪能する。
言葉は途切れて、でも気まずさも不安もない。
穏やかで静かな雰囲気に、ただ身を預ける。
安心しきってる夏美の様子に、義春も、今度は、不埒な考えに傾くことなく愛撫を続ける。
と、夏美が頭の位置をずらしたとき、その口元が綻んでいるのに気付いた。
「どした?」
「ん?ん……あのね」
夏美は頭を撫でる義春の手をそっと引き寄せ、頬に当てた。
「しあわせだなって」
「え?」
「今、こうしてるのが、すごく幸せ」
小さく柔らかな声で告げ、目を閉じ子猫のように手のひらに小さく頬ずりする。
完全に身を委ね甘える様子に思わず苦笑し、義春はおどけた調子でからかう。
「なんか、大げさだなあ」
「そんなことないよ」
義春の手を両手で包むように握って夏美は続ける。
「最近、こんな風に長く一緒にいられること少なかったから」
「ん…そうだな」
実際、互いに予定もあって夏休み中はほとんど顔を合わせる事もなかった。
「だから、今日はハルくんとずっと一緒にいられて嬉しかったの」
「…そっか」
そう返して、義春は上を仰いだ。
――頬が熱い。気がするのは、暑さのせいだ。きっと。
「あ。でも、課題の期限は守らないとダメだよ?」
「はい、すみません…」
持ち上げといて落とされた…。
痛い指摘にがくりと肩を落とすのを、クスクスと笑い夏美は仰向けになって見上げる。
「ね、」
「ん?」
「もうちょっと、このままでいて良い?」
「…ま、お礼だからな」
目にかかる髪をそっと払って笑う。
「ナツの気の済むまで、いくらでも」
帰ってきた笑顔は、今日一番のものだった。
その後、もうちょっとを繰り返し。
結局、日が沈む頃まで二人は膝枕を続けた。
END
あり?思ってたより1レスに収まったぞ?
4レスで終わりです
失礼しました
リアルタイムで読めたGJ
何という甘くてほんわかした関係なんだ。良いなぁ
それに何となくエロさも掻き立てられる
>>819 GJ
こうしてみると男が女にする膝枕もなかなかいいもんだな
投下GJ。
疲れただろ、俺の膝を貸してやる
女にやってもらうと頭が重くないかとかいろいろ心配してしまう。
男/自分が枕側をやる分には気兼ねは要らないからな。
思う存分に状況を楽しめる。
女「僕はこのとおりクールだ」
彼「何を今更」
女「でも精一杯親睦を深めたいんだ。将来のためにも」
彼「その点は同意する」
女「だからお互い甘えあうべきだと思うのだが」
彼「その提案には賛成だ」
女「だが我々は『甘え』という状況に慣れてない」
彼「それもまた同意する」
女「ゆえに我々はこれを使うべきだと思うのだが」
彼「…このボトルは?」
女「アスパルテームを主成分とする合成甘味料だ。これを用いれば我々も無理なく甘えあうことが可能になるだろう」
彼「流石女、目から鱗が落ちる思いだ。してそれをどう使うのだ?」
女「こうする
すみません、
>>823の続きです
女「こうする(トロトロ)」
彼「ふむ、お互いの素肌に塗布するのか。確かに甘い関係というわけだな」
女「果糖やショ糖には及ばないがな」
彼「今の我々には十分だろう」
女「では、甘えあおう」
彼「存分にな」
ゴメンウツダシノウ(AA略)
こんな関係もいいよね?よね?
舐めても大丈夫な甘いローションプレイか
826 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 14:25:14.88 ID:aTRt54yA
>>824 物凄いベタベタになりそうだなwwwww
はっ!そしたら一緒にお風呂入ってぺろぺろすればいいのか!
上のDQ3ネタで思い出したゾーマの台詞
○○○○よ
なにゆえもがき生きるのか?
滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。
さあ我が腕の中で息絶えるがよい!
ゾーマがもし甘えっ娘だったとしたら甘えっ娘にぎゅうぅぅぅってされながら死ねってか、本望かもしれないがゾーマにされるのはやだな。
実は着ぐるみで中に実体が…
>>827 その場合「いちゃつくはどう」で相手のガードを無効化するんですねわかります
ドラクエで着ぐるみといえば実写版ドラクエの竜王…。
はさておき…
着ぐるみで抱きつくと言えば「にゃんまげ」ってのがあったなぁ。
>>831 にゃんまげっに飛〜びつこうっ♪
どーんどんっ♪
分かるのって、東北人限定じゃねw
え、全国区だと思ったんだけどあのCM…。
東海地方の私が知ってるんだから。
飛びつきまくられて中の人が大変だったとか。
ようつべで見てきたが北海道じゃ見たことないな
北海道に住んでたけど見たこと有るぞw
所在地が栃木なんだから東北限定ってことはないだろ
関東では普通に流れてた
昔九州出身の漫画家が柱で知らないって言ってたが
>>836 そうなのか…ローカルネタだとばっかり思ってたorz
そもそも「にゃんまげ」が何なのかわからない愛媛県人が通りますよっと
いいもん、蜜甘っ娘と伊予甘っ娘と甘々するから
安心しろ、結局ひこにゃんみたいな微妙なネコだ。
ひこにゃん馬鹿にするとか彦根市民の俺激怒
いいもんひこにゃんとしまさこにゃんにもふもふしてもらうもん
僕っ娘でクールで鬱気味(というかめんどくさがりや)な女の子に甘えられる夢を見た
しかし、その妹はヤンデレだった
男「おはよう、僕っ娘。今日テストだね」
僕っ娘「おはよう男。僕は早退する予定が入ってるからテストは受けられないな」
諦めた
誰か続きお願い↓
名古屋県最終兵器、荒ぶる有袋類の無表情で甘える攻撃
(バク転の成功率=攻撃の成功率)
リロードしたら、なんか大変な事に…
ローカルでなくてもいいじゃないかwww
○ッキーの中の人のバイトをしてたら○ニーの中に入って
堂々と抱きついてくる甘えん坊とか
深夜の理科室で動くと言われている人体模型は
実はモデルの人間が甘えっこで、その子の魂が乗り込んで、
抱きつくために追ってきてるとかなんとか
その他にも追ってくるゾンビ類の生前の姿は甘えっこだったのさ。
ついに人体模型まで来たか・・・
毎回思うがここの住人の発想力はどこから湧いて来るんだ?
考えるな、甘じるんだ。
甘汁だと
ローカル甘えっ娘……
骨っ娘模型に甘えられるとかw
無ぇよ!流石に怖ぇし
個人的には、「甘」の字さえあればヒャッホウし出すこのスレの住人が
>>839の蜜甘と伊予甘に反応しなかったのが驚きだ
絶対柑橘系娘ならぬ甘橘系娘で盛り上がると思ってたのにwww
>>852 酢橘「柑橘っ娘が甘いと誰が決めた?」
グレープフルーツ「全く、これだから素人は」
一歩間違うとヤンデレだよね
ミラクルフルーツ「私の手にかかれば皆甘えんぼうだ」
あのツンツン酸っぱい檸檬までデレた…だと…
>>855 つまり、ミラクルフルーツは酸味の強い柑橘ン娘に甘えられ(甘得られる)る、唯一の男と。
>>854 ちょうど、ヤンデレ彼女なるヒロインがヤンキーのギャグラブコメ読んでたんだけど、
このスレの住人が好きそうな高い糖度を誇る漫画でオススメしてみる。
>>856 前スレだか前々スレだかでその漫画出てたな。今度古本屋で探してみるか。
どんな男も寄せ付けないクエンさんをデレデレあまあまにするとかミラクルフルーツくんはすごいな!
>>855 隣のウメ婆さんがべったりひっついて離れないぞどうしてくれる
つまり、ミラクリンもげろですね分かります
860 :
>>851賛江:2011/09/27(火) 13:40:38.68 ID:fxYTF+Aw
乙舳の埋め立て地での半夜釣り。メバルやアナゴでクーラーも賑やかである。
「さて。おかずも出来たしエサも無いし。
そろそろ帰るかな。」
帰り支度をしようとリールを巻くと、ずしりと手応え。
しかしズルズルとあがってくる感触は明らかに魚のものではない。
「むー?最後にゴミかいな。それにしても重いぞ、これ。」
やがてケミホタルの蛍光黄緑の明かりが寄ってきて水面下にはほの白い何か丸いものが。
手網で掬ってカンテラで照らしてみると…!
「うわっ!骸骨!髑髏!〜…って、何だこの札?『骨格模型』か。ふい〜、驚いた。」
海に没して間もないと見えて藻もフジツボも着いていない。
しかし良くできている。多分樹脂製だろうが表面の手触りといい造形といい、本物を触ったことの無い僕でも、
ああ、本物ってこんな感じなのかと思わせる納得感がある。
片付けをしている間、髑髏がなんだかさみしそうに見えたので、足元の汚れを流すついでに海水で洗ってやって、不景気のせいでいつ建つか判らない工場用地に放置された土管の縁に置き、
少し残したエビアンのペットボトルに、近くに咲いていたカワラナデシコとアレチマツヨイの花を挿し、持参した菊水の缶入りを掛けてあげた。
帰宅して獲物をクーラーごとみーこ母さんに渡したらたいそう喜んで二股尻尾と猫ミミをぴんと立てた。
「うにゃん!でかしたわ弘樹!明日はこれでご馳走作りましょう。お父さんもお仕事が終わって帰って来るってさっきメールが来たのよ。」
ウキウキとした足取りで台所にいこうとした母さんが、急にくるりと振り向いて鼻をひくひく。
「なんか妖っぽい臭いがするけど、何かあったの?」
用意してあった晩ご飯を頂きながらことの顛末を話すと、みーこ母さんは思案顔。
「それ、模型じゃなくて本物かもね。」
まさかとは思うが人外であるみーこ母さんが言うのだからそうなのだろう。
「でもちゃんとタグも付いてたし。」
「うにゃーん、そうよね。ま、悪いものでは無さそうだし、気にしなくてもいいわね。」
とは言うものの、やっぱり気になる。放って置けなかったことは事実だし。
ぼんやりとしながら寝付けずにいると何かの気配がして、障子がすーっと開いた。
そこには褐色の肌のエキゾチックな黒髪の美少女が全裸で喜色を湛えていた。
「君は誰?」
「あなたに弔って頂いた髑髏です。」
「…本物だったの。」
「あんな風に優しく撫でてもらったの、生まれて初めてだったんです。」
布団の上で上体を起こした僕に抱きついてきて身の上を語りだした。
「私、小さいころ親に売られたんです。暗いお部屋に鎖で繋がれて…鞭でいっぱい叩かれて。
お股やお尻に毎日…」
笑いながら涙を流し、震えながら話す彼女を僕は優しく抱き寄せた。
「もういいから。僕でよければいっぱい撫でてあげるから。」
暫しの沈黙。やがて彼女は瞳を閉じて、僕は吸い寄せられるように唇を……
朝、彼女は髑髏に戻っていた。虚ろな眼かには摘んだばかりのようなカワラナデシコが一輪、朝の柔らかな光に輝いていた。
『眼か』のかが変換出来なかった。W61CAのばか…
イイハナシダナー
ちなみに古典落語の「骨つり」を思い出してしまった
それを羨んだ男が自分もと釣りに言って、大柄な男がやってくるオチまで見えた
>>860 俺が間違ってました
関係無いけど、スプラッタ映画とかの作り物の内蔵ってコレでもかって程に怖いよね
>>866 臓物の糖化は難しいな
徹底的に縛り取る大腸娘とか、陰で消化を手伝う健気なすい臓娘とか
どちらが甘えるかで喧嘩する腎臓の双子か…
「沈黙の臓器」こと無口な頑張り屋の甘臓ちゃん
慢性化すると危ない甘硬変
あ、俺前回の健康診断で甘機能引っ掛かってたのに、二次検診行ってねえや。
やべえ、忘れてた。
>>863 GJと同時に聞き捨てならんな。
W61CAのばか、だと?
ワシのW21CAタソがプンプンとお怒りじゃ。
「むっ、アタシの妹分のW61CAちゃんにそんなことを言うなんて許せないんだから〜。
ちゃんと謝ってナデナデしてあげないと、これからもっと変な変換しちゃうんだから〜。
『甘い』を『甘胃』とかにしちゃうんだから〜」
スマホ娘は多趣味で器用だが少々気難しくてスタミナ切れしやすいのか
やべえ俺のIS04たんが可愛く見えてきた
ベテランだと思っていたうちのD902iちゃんも5歳と考えると可愛いものだな
>>874 犬猫が2才で大人と考えると、使用サイクルも踏まえたら、携帯の5才は人間で言えば100才おめでとうおばあちゃんとお祝いされてもおかしくないだろ
長生きさせてやれよ
てことは、945SH G ことガン○ム携帯な俺の携帯はコスプレ娘ということか?
>>869を見て考えた。
甘硬変(かんこうへん)は甘臓病の一つである。
慢性の甘え成分摂取障害が進行した結果、甘細胞が死滅・減少し結果的に甘えっ子が腕に硬くしがみつく等により、日常生活機能が減衰した状態を指す。
甘えっ子の機嫌を良くするのに関して「頭を撫でる」「抱き締める」等非常に簡単な事ではあるが、
ある程度以上甘えっ子の硬化が進行すると、その治療には長期の甘え成分の供給が必要になる。
つまり甘えっ子は定期的に甘え成分を取り込まないと寂しくて離れたくなくなってしまうんだよ!
ここの皆は内蔵さえも…
考えを改める為の修行の旅に出ます、探さないで下さい
甘中水泳でもしてきます(沖縄あたりで)
脂肪甘
ぽっちゃり甘えっ娘に毎日甘えられた結果、スレンダーな女性に魅力を感じなくなってしまう生活習甘病の一種
胸やお尻に加えて、脚やお腹にも性欲を喚起される症状が現れる
治療法は確立されていないが、そのままぽっちゃり娘と結婚することで末永く幸せに暮らすことができる
ただし、ぽっちゃり娘と同様の食事を続けると本当の脂肪肝を発症する恐れがあるため甘やかしすぎに注意しましょう。
お前らにかかれば病気すらも恐ろしくない
おまいらの糖化力を以てすれば腐女子すら倒せそうだな…
>>881 倒す必要性が見当たらん。
むしろ押し倒して腐女子と甘甘な…果たして可能なのか?
流石にそれは無理じゃないか?
そうでもないか
無理じゃね?
たぶん
腐女子じゃなくただのオタクな甘えっこなら…
男への甘え方が分からないからって
腐な掛け算ごっこの相手役を男にお願いして
掛け算ごっこの振りをしながら男に甘える甘腐女子
腐女子も泣いて甘える甘えスレ
>>878 ここの住人は頻繁に甘いレスを大量摂取してるくせに、
すぐにMAXコーヒーとか飲みはじめるからな。
血糖値がどうとかもスレ中に何回も出てくる
なんというか日々甘いものを求めてる感じ
バナナは腐りかけが甘くて美味いだろ?
つまりそういうことだ
そう思って腐りかけを食べたら甘くなくてまずかった。
果物も女もピチピチギャルに限る。
ドロッとする寸前くらいが甘さもうま味もいい感じ
つまり三十路前くらい?
甘さも度が過ぎると苦味にしかならないよね
糖度を高くすると腐敗を防ぐ
つまり、甘えっ子は――
いっそ孫に甘々なおばあちゃんとか・・・・・・
スレ的には間違ってないよね
ほのぼのまでなら多分許される。
だがR18、てめーはダメだ。
>>895 ロリババアならなんとかなる
スレチかもしらんが
最近、六つ星きらりってゲームをやったんだが、いい感じに甘々だったな。
シナリオ自体はやや中だるみが酷かったが、楽しめたよ。
コンシューマーでなんかお勧めがあれば教えてくれ。
なんだこの住人たち…と思ったけど、よくよく考えたら平常運行だったのツッコまないことにしたよん
ここに来るとなんだか落ち着く
やはり糖分不足はいけないな。
糖化は老化や病気の原因になるけどな…
みんな、Maxコーヒーばっかり飲んでないでたまにはお茶も飲めよ
そして今度はお茶の擬人化か、縁側でのんびりお茶を飲んで待ったりする甘え娘の話題になる。それがここのクオリティ。
コーヒーに砂糖入れるよね?
紅茶にも砂糖入れるよね?
じゃあ、緑茶やほうじ茶にも砂糖入れちゃいなYO!
>>902 抹茶ミルクとかほうじ茶ラテが有りますん
緑茶のは見た事無いなー
戦前、日本の緑茶は北米でインド紅茶と熾烈なシェア争いをしていて、
彼らは紅茶と同じ要領で飲んでたそうな。
何故こんな知識があるかというと、昨日骨董市で買ってきたレトロな日東紅茶の缶と古い有田焼の湯呑みが、
サリを纏った褐色の肌の美少女と、これまた絣の着物の美少女に化けて
僕の目の前で日印対決をしているからで…。
「というわけで私の方が世界の人に認められてるの。私が可愛がって貰うんだから、アナタは茶箪笥で大人しくしててよね。」
「カンカラは黙っててよ。かーいがってもらうのはわたし!
誰がなんと言おうと日本のお茶が一番です!ご主人様に私を使ってもらって、く、口をっ…ってきゃーっ///!」
もう延々一時間。
早く寝たい…。
熟成具合からして茶本家の姉妹は長女紅ちゃん・次女烏龍ちゃん・三女緑ちゃんだな
さらに分家にも麦ちゃん・甜ちゃん・柚子ちゃん・海外に住むジャスミンちゃんと、
>>904には
これから更なる多くの試練が待ち構えていることだろう……
ブレンドして飲む人もいるし
まとめて相手すればいいんじゃね?
カフェイン的な意味でも性的な意味でも眠らせてくれないな
玄米(くろめ)ちゃん「ぐすん・・・」
「……」
彼女はそういう人だ。
いつの間にか近くにいる。
「……」
黒いツインテールをぶら下げて、振り向くと、そこにいる。
前髪に隠れた大きな瞳と、深い青のリボン。
「……」
目が合うと、彼女は笑う。口角がほんの少しだけ、上がる。
「……」
白い腕。首の後ろから伸びてきて、夏場はちょっぴり怖い。軽く掴むと、ぴくりと動
く。
「……」
しかし、振り向きっぱなしはきつい。腕を握ったまま顔の位置を元に戻せば、彼女の
頭が首にぶつかる。
「……」
ホールドするように組まれた腕の中、椅子を挟んで捉まっている。そんなことをしな
くても僕は離れないけれど、笑った後の顔は窺えない。
時々、力が入っては抜ける。ぎゅううっ、ぎゅうっ、ぎゅうう……と、まるで僕の感
触を確かめているような。一泊二日の校外学習を終えて、帰ってきた途端にこれだ。
ならば、と僕も彼女の腕を揉む。ぷにぷにした感触の中に指先がうまり、すぐにはじ
かれる程の弾力。
「……」
やがて、腕が抜けていく。感触を覚えたばかりの手は名残惜しそうにするが、僕のす
ぐ脇で、ぼすん、と大きな音。
「……」
跳びあがってソファにダイブした。長い髪が大きく揺れて、座ったままの状態で彼女
は真横にいる。お見事。
「……」隣に座ると、俯き加減。いざ並ぶと、いつもこう。
でも、ちらちらと視線をくれているのがわかる。首を動かす度に、リボンでまとめた
黒い尻尾が左右に動く。
「……」
僕は、彼女に行き場を失った手を差し出した。細っこい指がそれを取って、重なる。
「……」
ようやく目が合い、くすりと笑んだ。正面から見ると、どうしても体温が上がってし
まう。
口にしたつもりはないけれど、彼女は微妙な距離を移動して詰めてくる。学校の制服
そのまま、グレー地のスカートがひらひら。
「……」
手とてで繋がっていた僕達は、そのうち肩同士でも触れ合うまでになった。一気に横
顔が近くなって、どきりとした。聞こえてないかな。
彼女が触れている手を少し引く。外れていた視線が戻り、俯き気味だった顔が持ち上
がる。僕の方に二つの瞳が向いている。
空いているもう片方の手を彼女の肩に置き、顔までさらに迫った。
「……」
ほっぺたに唇を当てる。触れた感じは、ぷにっ、とか、ふわっ、とか……説明しにく
い。
僕が離れてすぐ、彼女も同じように軽く触れた。まだ言っていない「ただいま」と
「おかえり」を代弁したみたいで、むぎゅううっ、と力いっぱいしがみつかれた。
「……」
片手だけ抜け出し、白の制服を着ている背中へ。小さな動物にするように、ゆっくり
と撫でる。本当は抱き返してあげたいけど、片割れは彼女に取り押さえられている。
それから、頭に移動する。ツインテールに使われなかった髪を何度か滑って、最後は
後頭部に落ち着いた。軽く、ぽんぽんとリズムよく叩く。
僕の体に埋まっているその顔は、どんな表情になっているだろう。
甘えっ子+無口だと「気配を殺して後ろにいる」が標準装備だと思う俺は、この固定観念を取っ払うべきなのか
突然すまなかった
取り払う理由がどこにあろうというのか
GJ
最高だGJ
嗚呼、可愛いなぁチクショウ
小動物っぽいぜGJ
あなたの体が大好き、蚊型甘えっこ
あなたにくっつきたい、オナモミ型甘えっこ
あなたの側にいたい、二人三脚型甘えっこ
あなたについていきたい、子ガモ型甘えっこ
あなたに抱きついていたい、子猿型甘えっこ
あなたに撫でてもらいたい、猫型甘えっこ
あなたを独占していたい、底無し沼型甘えっこ
あなたに触れていたい、静電気型甘えっこ
あなたにぎゅーってされたい、抱き枕希望型甘えっこ
あなたと一緒にいたい、ヨルダ型甘えっこ
あなたに帰っていきたい、ミョルニル型甘えっこ
さてどれが良い?
全部
ラスト2つのネーミングセンスwwwwwwww
ミョルニルはねーよwwwwwwwww
ちなみに俺は猫型甘えっこが好きだ
ちんまい体型だとなお好し
ミョルニルでくぐってワロタw
俺はいくつもの要素を兼ね備えた、バイクでタンデム甘え娘とツーリング行ってきますね。
>>915 これで妄想するだけで胸が締め付けられた
>>915 静電気は触れたらパチッとして手を引っ込められちゃうだろ
ツンか?ツンアマなのか
俺の彼女は普段は恥ずかしがり屋だが
ある時急に激甘え期に突入する
こうなると何をするのも一緒にいてくれなきゃイヤと駄々をこね、
風呂に入るのも寝るときもトイレに行くときさえ寄り添い、さらには個室にまで一緒に入ってくれなきゃイヤという始末
勘弁してほしいぜ
wikipediaより
>ミョルニル(古ノルド語:Mjǫlnir, Mjöllnir ミョッルニルとも。IPA:[mjolnər])とは、北欧神話に登場するトールが持つ北欧神話中最強の鎚(ウォーハンマー)である。その名前は古ノルド語で「打ち砕くもの」を意味する。
くっそふいたんだがwwwwwwwwww
あと何故かヨルダ型がヨーダ型に見えた。
Wikiに「moon」というページがあるが、風俗ページへのリンクなので
踏まないようにお願いします。
↓以下糖分垂れ流しの甘えん坊スレ
,r '" ̄"'''丶,
./.゙゙゙゙゙ .l゙~゙゙゙゙ ヽ\
. i´ ri⌒.'li、 .'⌒ヽ 'i::`i,
.| ′ .゙゜ .゙゙゙″ .:::l::::::!
|, ,r'!ヾ・ ヽ, .::::.|:::::::i moonはもう消した!
.i, ./,r──ヽ, :::::::i::::,r'
゙ヽ、 .ヾ!゙゙゙゙゙゙'''ヽ、_ノ
`'''゙i ._____ l /ヽ
/\ へ ゙ヽ ___ノ’_/
へ、 | ̄\ー フ ̄ |\ー
/ / ̄\ | >| ̄|Σ | |
, ┤ |/|_/ ̄\_| \|
| \_/ ヽ
| __( ̄ |
| __) 〜ノ
↓以下糖分垂れ流しの甘えん坊スレ
月の物を消した……甘えっ娘が孕んだか
甘えんぼうな風俗嬢・・・・・・いや、何かが間違ってる気もするけど
>>927 店の名前なら「甘えんぼう将軍」とか「甘えんぼ学園」とかあるんだけどな
上様が甘えてくる…だと……
よしながふみの男女逆転大奥の上様ならいける気がする
まるで無防備な状態をさらしているのに、相手は尚も警戒している様子でいる。突然
動きだすのではとか、まだ別の仲間が機会をうかがっているとか、そんな風に慎重な動
作だ。
「……っ」
つやのある爪を持った綺麗な白が触れようとして伸び、息を呑む音と一緒に、弾かれ
たかのように離れた。
「ダメ、か」
少年は一つ溜息をつく。次いで、天井を向いていた掌を反転させて、腰につけた。
視線の先にいる少女は熱い物を触れた反射みたいに引っ込めたまま、丸めた指が中空
で固まっている。
胡座をかいた状態で差し出した手の位置は、なんとなく動物に餌をやるような高さ。
それに対して少女は四つん這いで接近してきたものだから――いわゆる『猫の手』にな
っているせいもあるが――頭から背中にかけて伸びる黒と、着ている制服の白も相まっ
て、ネコに見えなくもない。
長髪を畳に垂らして、顔を上げると大きめの瞳。顔はまさに白いが、今は頬が赤らん
でいる。
「どれ、もう一度」
と、再び手を差し出した。指紋を上に向け、少女との空間へ。
「……」
少女はまず、じ……と視線をやり、ちらり、ちらりと頭を動かす。少年は目を合わせ
つつ、微動だにしない。
その最中も猫の手になった片手で薄緑の床をノックし、小さな音を立てている。
叩いて、こつ、こつ。それから、差し出された手に向けて伸ばす。
大きく逞しい彼の手まで、もう少し。ゆっくり、ゆっくりと空間を進み、近づく。
「っ!」
だが、それは引っ込んだ。短く息を吐いたかと思うと、せっかく詰まった距離が遠の
き、元の位置まで戻る。
畳に付かずに浮かんでいる手のまま、少女の困惑した顔に、むしろ少年の方が困って
しまった。
「……まあ、そんなに無理しなくてもな」
彼女と親しくなってから、もう随分と経つ。しかし、手を繋いだことは一度もない。
触ろうとして出来ないのだ。おっかなびっくり近付いても、もう一息のところで逃げ
てしまう。
それでも、学校帰りに自宅までついてきて、練習――というか、克服しようとしてい
る。とはいえ何度やっても残り五センチから前進しない。
「今日はお終いにしよう」
言って、少年は項垂れている少女の髪を無造作に撫でる。わしゃわしゃと頭頂部から
乱れていくが、彼女はこれが好きなようで嫌そうな素振りを見せない。
やがて自分で髪を整えると、前髪の隙間で笑みを浮かべた。白と黒と薄桃色が、少年
の心を掴む。
「ほら、こっち」
次に、両腕を広げて危険が無い事を示す。すると、がら空きの胸に少女は文字通り飛
び込んだ。
何が違うのか、こうして抱きつくのは平気で、少年も抱き返す。柔らかい体の感触と、
髪から花のような香りが広がる。少女からはいっぱいの力が加えられるが、それに対し
て彼女に与える分は弱い。体が細くて壊れてしまいそうだから、腰を支える程度。
ひとしきり密着すると、長髪の少女は胸板に頬ずりを始めた。頭が一定の速度で動き、
男の臭いを嗅がれているようで恥ずかしくなるが、特に止めない。
「よしよし」
顔を擦りつけて懐いている少女の、その髪を撫でる。一度でもネコのように見えてし
まったものは仕方がない、しがみついている長髪を指に絡めて、滑らかに下がっていく。
今度こそ陽が暮れる前に家まで送っていく……と、少年は今まで何度も心に決めてお
いて、それが果たされることはこの日もなかった。
猫に限らず動物全般と触れ合う機会はほとんどないけど、
小動物めいた甘えっ子はひたすら愛でて一日を潰したい
猫系は大好物っす
寝る前に良いもん見れたぜgj
手は繋げない。でも全力で抱きつくのはおkなのかw
きっと肉球をプニプニされるのが苦手なんだな
野良猫が目の前で地面に背中こすりつけて、ゴロンゴロンし始めて
萌え死にそうになった。やばかった。
甘えっこで例えるとどんな行動なんだろうか。
さすがに同じ事されるとデカすぎる…
おさななじみが、布団抱いてごろんごろんしながら、構ってほしそうにこちらを見ている
この前歩いてる時、前からカミキリムシが飛んできて、避けて振り返ったら旋回して追いかけてきおった。
甘えさせてほしかったのだろうか・・・
甘噛したかったんじゃないか
いつもべたべた甘えてくるあまえっ子も好きだけど 俺は甘えるのを我慢しなきゃならなくてやきもきしてるシチュが好きだな わざと我慢させるのも好きすぎるぜ
>>939 とてもいいな、そういう意味では甘えたい気持ちいっぱいだけれど
人前ではツンツンしてるツンデレとかも大好物だ。
あとは
「一週間甘えるのを我慢できたらなんでも言うこと聞いてやる」とか
そういうゲームするシュチュも好きだ。
そして最終日のタイムリミット前に部屋中の時計を30分ずらしたりしたいwr\
>>940 そんな長期間甘えられないと発情しちゃうよ甘え娘
「うるさい、気が散る」→接触自重
しばらくおまちください
猫系は尻尾と耳が性感帯だとなおよろし
猫系甘えっこのネコミミはみはみぺろぺろ…
やばい俺のマイサンがエレクトでスパーキングしそうだ
にゃーこのじゃくてんはしぽのつけねにゃん!
猫や犬の擬人化ってのはいいね
保管庫にもそういうのある?
小ネタとか含めると膨大すぎて探しきれないんだぜ…
>>946 このスレに関しては犬や猫の擬人化じゃ済まな(ry
前スレにも一つあったような気がする。
>>946 犬猫どころかヒルだのウナギだのでも擬人化して食っちゃうスレだぜ?
きっとあるに違いない
>>943 以前二次で、性感帯になる猫耳と尻尾のアクセサリ知らずに付けたツンデレに悪戯するってネタ書きかけて挫折したなあ…
普段恥ずかしがり屋 or ツンツンだけど甘えたくって仕方ないので猫耳尻尾でプチ変身、リミッター外れて甘えまくるお姉さん系甘えっこでも妄想してくるか
普段は我慢してるのに時々弾けるとかのギャップは素晴らしいと思うんだ
>>948 おいちょっとまて
>性感帯になる猫耳(ry
ドストライクなんだが
な ぜ や め た
>>949 話の背景書き込むのが面倒になったのと男が変態になりすぎたから
951 :
願い事 1/2:2011/10/10(月) 00:04:19.55 ID:P+IZsSox
秋の深夜にオフィスに夜勤組の男女がふたり。机は隣同士。
ちょっとだけ気まずい
コトッ
「いい季節になりましたね」
彼女はそう言って机に湯気のたつコーヒーを置いてくれた。
「そ、そうだね。どうしたの?」
「私、今、二つお願い事があるんです」
「ん?何で俺に言うんだ?」
「意外かもしれないですけど、私先輩のこと気に入ってるんです」
「えっあ?何が!?」
突然すぎて訳がわからない
「い…嫌…ですか?」
話の方向が危なすぎる。そこらの"DVD"でもこんな展開は聞いたことがない
ひとまず無理矢理にでも話をずらさなければ…
「ちょっと突然すぎてさ、明日まで考えていいかな」
「はい…」
しょんぼりとした顔が目に飛び込む
罪悪感とかそう言うレベルではない。しかしここは話をずらすことに専念せねば…
「俺が役に立つか分からないけどさ、その二つの願い事って何なの」
「それはですね…まだ膝掛けとカーディガンが無くてですね。ほら、節電で夏は寒くなかったじゃないですか」
「そう言えばそんな感じだったな」
「今夜、ちょっと冷え込むな〜って」
「そ…そうだな。軽く暖房回すか?」
「いや…そこまではいいです…」
「じゃあどうしたらい…」
952 :
願い事 2/3:2011/10/10(月) 00:06:26.10 ID:P+IZsSox
ギュウッ
女は男の胸に顔を埋めた
「こっ…こうしてたら暖かいかな〜?って」
声が引きつっている。さすがに、男に抱きつくのは勇気が要るだろう。緊張しているはずだ
だが勿論、された側の男も例外ではない
「な…ななな、ななナニヲシテ…」
ムギュウウウ
「むふふ〜ん…先輩あったかい…」
「後輩ちゃんってこんなキャラだったっけ?もっとテキパキしてる冷静キャラだと思ってた…」
すると女は顔を上げて言う。
「そんなのは表の顔です。せっ先輩には本当のままでありたいんでしゅっ…噛んじゃった」
「おっ、おう。そうなのか」
噛んだ辺りで、やばい抱きつきたいと男は思ったが残り少しの理性で押し止める
ひとまず手持ち無沙汰な手で、サラサラの黒髪を撫でながら話を修正する
「そうだ。願い事の後一つって何だったんだ?」
「それはですね。そろそろ……欲しい…なって」
「どうした聞こえないぞ?何が欲しいんだ?」
「…ス…が欲しいなって」
「何だ?乗りかかった船だ。一品くらいなら買ってやるよ。働き詰めでどうせ給料余ってるからな」
「あ、物はいいんです」
「じゃあなんだ???」
「えっと…次スレが欲しいなぁ〜って」
953 :
願い事 3/3:2011/10/10(月) 00:39:48.49 ID:P+IZsSox
「くそっ…すまない…。忍法帖が足りないからそれだけは無理だわ…」
「そうなんですか…」
またしょんぼりとした顔をする
そこに、
12時のチャイムが小さく、数度だけ鳴る
蛇足だが、作業の効率化に時間配分がどうとかと毎時間鳴るものだ
「もうそんな時間か、日付変わったな。そろそろ仕事再開する?暖まっただろ?」
「ですね…あ、日にち変わったんなら返事聞かないと」
「今、何と」
「先輩は私のこと好」
「それは俺がたった20分で答えを出したと言う意味になるぞ。最低でも明日の昼まで待て」
「私、夜勤終わったら日中は休みなんですけど…」
「それもそうか…俺も朝から休みだ」
「あ!じゃあ私の家でお昼作りますから、そこで教えてもらうって言うのは」
「おいおい、男を家に連れ込むってどういうことになるのか分かっているのか?」
「え?お昼はお昼でしょ?」
「キャラ変わると頭の構造も変わるのか?」
「なんのことですか?」
女は目の前の男が無害であると信じきって性的な展開を全く考えていない
女の言う好き嫌いは嗜好のそれでしかなかったのだ。
そんな状態で問答が続き、女が男の言葉の意味を理解するのは次の1時間後のチャイムであった
今後、仕事が立て続けにあるのでムシャクシャしてやった
少し反省している。
955 :
1/2:2011/10/10(月) 01:30:50.07 ID:+LocV7Kb
家に着くと部屋でちっこいのが寝息を立てている。割とよくある日常だ。しかし、以前このことを友人に言ったら鼻で笑われ「妄想は口に出すな」と言われたので、すぴすぴ言ってるこいつは俺の妄想が作り上げた存在なのかもしれない。
「ん……あー。帰ってきてたんだ、彰人」
しかし、俺の妄想の産物であるはずのコイツは目を覚まし、俺の意思とは関係なく喋りだした。それでもなお妄想と言い張るのか、俺は。
「ん? どしたの、彰人。難しい顔しちゃって」
「んや、なんでもない。ただいま、莉未」
「おかーり」
莉未はごろごろ転がって布団から抜け出すと、そのまま俺の足元まで転がってきた。
「抱っこ」
「へいへい」
両手をこちらに向けてる莉未を抱き上げ、むぎゅーっと抱っこする。ついでに頭もなでてやる。
「んー」
何か唸りながら、莉未は俺の胸に顔をこすりつけている。どうにも猫っぽい。
「頭を動かすない。なでにくいだろ」
「なでなきゃいーじゃん」
「なでないと怒るだろ」
「怒る」
なんてわがままな。いつものことながら、この幼なじみは中々に厄介だ。
「あのさ、彰人。録画してるアニメ一緒に見よう」
「ゲームしたい」
「私はアニメ見たい」
とか言いながら勝手に人のビデオを再生する莉未。俺の意見は往々にして却下されがちです。悲しい。
「ん」
準備を終えると、莉未は部屋の中央に置いてある座布団をぽふぽふと叩いた。そこにあぐらをかいて座ると、次に莉未が俺の膝の上に座る。俺の部屋でのいつもの鑑賞姿勢だ。
「あ、しまった。お茶菓子用意してねえ」
莉未が肩越しに俺を睨む。
「しょうがねえだろ、帰って来て早々にこんなことになるとは思ってなかったんだから。ていうか睨むな。お前目つき悪いんだから怖いんだよ」
このお嬢さんは見た目は可愛いのだが、三白眼のうえ愛嬌がないので知らない人からは怖い人だと思われがちだ。昔はクラスメイトから「莉未さんってヤクザの子なの?」とよく聞かれたものだ。
「生まれつきだからしょうがないもん。そんなのいーから早くお菓子用意してきて」
「スーパーめんどくせえが、分かった」
莉未をその場に置いて、台所に向かう。棚をあさると、食いかけのせんべいを発見。文句言われそうだが……まあいっか。
「えー……おせんべ? ケーキとか食べたい」
戦利品を持って部屋に戻ると、想像通り評判は芳しくなかった。
「贅沢言うない」
むーっとした顔のまま、莉未がせんべいに手を伸ばす。
「う。……湿気てる」
「え? ……うわ、マジだ。ふにゃふにゃだな。あ、莉未。ふにゃふにゃって猫っぽく言って」
ふにゃふにゃという語感が気に入ったので、そんな頭の悪いことを言ってみる。
956 :
2/2:2011/10/10(月) 01:31:06.52 ID:+LocV7Kb
「なんで? まあいいけど……んと、ふにゃふにゃ」
「うむ。100点」(なでなで)
「意味分かんない」(ちょっと嬉しそう)
その後も数度ふにゃふにゃ言ってから、莉未はビデオの再生ボタンを押した。最近莉未がはまっている魔女っ子モノのアニメだ。ただ、俺はあまり興味がないのでふわあああ。
「…………」
「はい、すいません」
じろりと睨まれたので、真剣なフリをして鑑賞する。
そんなこんなで30分後、番組終了。満足げに莉未が息を吐きつつリモコンを操作してビデオの電源を落とした。
「はぁー……今回も面白かったね!」
「そうですね」
「うー……なんかムズムズしてじっとしてらんない。そだ、コスプレして遊ぼう!」
「勘弁してください」
「服取ってくるから、ちょっと待っててね!」
「繰り返すが、勘弁してください」
俺の懇願など意にも介さず、莉未は部屋から出て行った。ほどなくして、服を二着持って戻ってきた。
「はい、これが彰人の」
俺にゴテゴテした服を渡し、自身も魔女っ子服に着替えだした。
「まあ、コスプレは今更いいとして、幼なじみとはいえ年頃の女性が男の前で着替えるのはどうかと思うぞ」
「? 彰人だもん、家族みたいなもんだからいーよ、別に」
「家族なあ……」
……まあ、今はいいか。
「そんなのいーから早く着替えて!」
「へーへー」
そんなわけで、恥ずかしい服に着替える。莉未も着替え終わったようだ。髪型まで魔女っ子仕様でツインテールになっている。
「んじゃ、いくよ? くらえっ、マジカルキャノン!」
魔女っ子のステッキをこちらに向け、恥ずかしげもなく全力で叫ぶ莉未さん(高校2年生)。これはこちらも全力でいくしかあるまい。
「ぐああああっ! ……くうっ、右腕を持っていかれたか」
「そーゆー風にはなんないの!」
「よく知らないんだ」
「さっきまで一緒に見てたのに! 彰人はあとで要復習ね! んじゃ、もっかい! てーっ、マジカルキャノン!」
「ぐああああっ! ……左腕を根こそぎだと!?」
「腕の種類の問題じゃないの!」
「難しいね」
「難しくないっ!」
などとマジカル棒でぺこぽこ叩かれながらも、楽しくコスプレしました。ただ、本音を言うと、もっと淫靡な方のコスチュームプレイがしたいです。
符長もげろ
符丁マジカルキャノンでチンコマミれ
あ、途中送信しちゃった
>>956 ふにゃふにゃ幼なじみかわいい
>>956 GJ!そしてもげろ
またお前は新しい娘とイチャイチャしやがってww
お兄ちゃんどいて、次スレ立てられない
ホスト規制だってさ
>>1の「エロパロ」が「エロパレ」になってるから直してくれたら嬉しいな
実はエロパレが2スレ目からの伝統だっただなんて言えない……
>>963乙
また甘えっ子との愛の巣を引っ越すときが来たか
966 :
宮都と准:2011/10/10(月) 22:41:24.95 ID:0tzlHc32
注意書き。
甘くない。無駄に長い。初心者。
誤字脱字あるかもしれない。
アドバイスもよろしくお願いします。
それでも良かったらどうぞ。
967 :
宮都と准:2011/10/10(月) 22:49:13.95 ID:0tzlHc32
とある研究室で2人の若い男女が何かを造っていた。
「ちょっと。それ取ってくれる?」
「はい、これだろ?」
「そこのも」
「ほい」
「そうそう。 これでこうして …っと、あとさっきの計算結果は?」
「えーっと……端から40mmだな。あと2〜3mm左でもOKだ。」
「そう?それじゃあここをこうして。宮都、ちょっと裏からおさえといてくれる?」
「わかった。え〜っと、12mmのスパナは何処やったかな…」
「あとそれもやっといてくれる?」
「大丈夫。明日穴を開けるから。それよりもそれ大丈夫か?」
「ああ、髪?これくらい平気よ」
そして少し離れた場所には男が2人。温厚そうな20歳程の学生と、この研究室の主である40歳程の教授。
「あの2人、相変わらずいろいろやってるな」
と教授が学生に話しかける。学生はパソコンから目を離し
「ええ。しかし今度は一体何を造ってるんでしょうかね」
「前回は…たしか発電機だったっか。オープンスクール用の。行列出来てただろ?」
「ああ、自転車漕ぐと電球が光る奴」
「最初は見学に来る高校生には子供っぽいと思って止めたんだが、中々に好評だったな」
「こんな研究室にあそこまでの行列が出来たんですからね〜」
教授は頷きかけて
「どういう意味だ?返答次第では研究室から永久に出て行ってもらうぞ?」
と言ったが、学生は真面目くさった表情で「冗談です」と返す。
「まぁ取り敢えず2人に聞いてみますか。」学生は笑いながら2人に声をかけに行く。
968 :
宮都と准:2011/10/10(月) 22:52:51.71 ID:0tzlHc32
「2人とも疲れただろう?お菓子と紅茶でもどうだい?」
その声に先ほど宮都と呼ばれた男、というよりも少年が反応する
「ん? …ああ、もうこんな時間だったんですか。准、今日はもう終わりにしよう」
宮都は一緒に作業していた少女に声をかける。しかし女は渋い顔をしながら
「え〜今いいとこなのに。」
と、まだまだ作業を続けたいことをアピールする。しかし
「すでに今日のノルマは終わってるだろ。もう少し余裕を持ってもいいぐらいなんだし、三田先輩の誘いを断るのももうしわけないだろ?」
と優しく諭され、作業を中断し、3人一緒に教授の下へと向かう。その後しばらく4人で談笑をしたがここで三田が本題にはいった。
969 :
宮都と准:2011/10/10(月) 22:55:47.95 ID:0tzlHc32
「ところで、小宮君と夏目さんは一体何を造っているんだい?」
「ああ。気になって夜も眠れない。このままでは俺は過労死してしまう。」
教授は大袈裟に両手を上げ、いかにも疲れた表情をする。宮都はそれを見て少し笑うと、こちらも大袈裟に驚いた表情を作り
「死なれては困ります。この研究室、1番規則が甘いので居心地がいいんですから。」
と言うと、准もそれに続き
「お菓子持ち込み放題、テレビ見放題、遊び放題、何でもし放題ですからね」と続けた。
「まぁ、それはこの部屋の主に似たんでしょうね。この前も期末試験で授業の感想だけで60点の問題出したでしょう?武田教授の微生物概論簡単すぎって専らの噂ですよ」
三田は呆れたように言ったが当の武田はそれを聞いて満足そうに
「そうか!それは良かった」と言うが三田は
「そんなんじゃクビになりますよ!どうしてそういい加減なんですか」
「いいか、三田。我々教授とは本来、学生たちの未来のために様々なことを教えることだ。
しかしそれには学生たちの意欲・関心が無ければならない。しかし悲しいことに今の学生のほとんどはそのようなものを持っていないんだ。
だから私は講義を通して皆にその気持ちを育ててもらおうと思ってだな…」
「で? 本音は?」「採点が楽!さらに全員が単位を取ってくれるから俺の教授としての株も上がる!!
まさに1石2鳥ではないか!!!」
宮都と准は2人して笑っているが三田はというと、突っ込む気も失せたのか頭を抱えてため息をついている。
970 :
宮都と准:2011/10/10(月) 22:57:36.37 ID:0tzlHc32
「それで?いったい何を造っているんだ?」
武田は笑いながらもう一度聞いた。なんだかんだで興味があるらしい。
准と宮都は顔を見合わせて同時にうなずくと宮都が口を開いた。
「綿あめ製造マシンです」
「「は?」」
これには唸っていた三田はおろか武田までもが素っ頓狂な声を上げる。
「あれ?ご存じないんですか。真ん中の筒にザラメを入れて回転させるやつですよ」
「いや、そうではなくて…なぜそんなものを?」
「だいたい俺の研究室は微生物がメインなんだが」
2人して怪訝な顔を宮都と准にむける。それに対して准が
「だってこの研究室私たち4人しかいないじゃないですか。それだと少し淋しいし。ですから面白いものを造って皆さんにこの研究室に興味を持ってもらいたくて」と笑いながら言う。10人中10人がつられて微笑んでしまいそうな暖かい笑顔だ。それを聞いた武田は
「聞いたか三田!!これが俺の講義の成果だ!!こんなに可愛い研究生2人に想われて…俺は幸せだ!!」
武田は感激の余り腕を大きく振り回し三田に大演説をした。その結果、テーブルの上のティーカップが落ちて割れたため宮都がこそこそと掃除を始める。
「おっと!スマン。だがこれ程までに我が研究室のことを思ってくれていたとは…」すでに涙ぐんでいる。これまでどんな教員生活を送ってきたのか…
その後酒を持ち出し飲み始めた武田。ハイテンションのまま談笑が再び行われ、この後1時間以上も続いたのだった。
「それでは私たちはもうそろそろ帰ります」21時を少し過ぎた頃、宮都が帰り支度を始める。それにつられて准も帰り支度を始めた。
「そうかい?お疲れ様。また明日」三田は微笑みながら宮都と准に返す。
「武田教授はどうします?すっかり眠っちゃってますけど…」准は心配そうに聞くが、三田は微笑んだまま
「どうせもう少し残るつもりだったから。僕が起こすから大丈夫」
と返した。結局この研究室には武田想いの学生は3人いるのだ。
971 :
宮都と准:2011/10/10(月) 23:00:11.03 ID:0tzlHc32
研究室から出た2人は研究棟に配置してあるロッカールームに荷物を取りに行く。廊下は冷え冷えとしていて少し薄気味悪い。
准は不安げな顔をして、さりげなく宮都に向かって手を伸ばす。それに気づいた宮都はフッと笑って准に手を伸ばす。
すると准は安心しきった顔になる。いつも通り、宮都にしか見せないふにゃ〜っとした笑顔だ。2人で手をつなぎながらロッカールームへ向かい荷物を取り出す。
いつも通り長めのマフラーを2人の首に巻き、准と宮都は手を繋いだまま研究棟をでる。
流石に21時ということもあってキャンパス内にはほとんど人がいなかったが、たまたますれ違った女学生のグループには歓喜の悲鳴を上げられた。
いつも通りなのに…
そのまま駅に向かって道を歩く。
「准、寒くないか?」
「ううん。全然平気」
「そうか。それにしても最近めっきり寒くなったな。地球温暖化なんて嘘なんじゃないか?」
「そうね。まぁこうやってくっつく口実が出来るからうれしい限りなんだけど」
「別に口実なんていらないだろ、これくらい幼馴染なんだから普通だし」
「まぁそうなんだけどね。でもやっぱり理由は欲しいじゃない。」
「ああ。それにしても武田教授があそこまで感激するとは…驚いたな。普段と全くキャラが違ったし、准の説明の仕方が良かったのかな」
准は首を横に振り「それだけ宮都の発想が良かったってことでしょ。それに綿あめ機なんて少し楽しみだし。半年後はもう少し増えるかなぁ」
人数が増え賑やかになっている所を想像したのか、准の顔がさらにほやほやっとする。その顔を見た宮都もつられて微笑んでしまう。
そうして他愛無い雑談とお互いの手のひらの温もりを楽しみながら2人は駅へと向かう。
972 :
宮都と准:2011/10/10(月) 23:02:01.15 ID:0tzlHc32
「そういえば今日でしょ?例の日。ちゃんと準備出来てるの?」
駅で電車を待っている最中に准は宮都に聞く。もちろん未だに手は繋いだままだ。駅中の人々の視線を感じながらも宮都は、
「もちろんだ!俺を誰だと思っている?ちゃんとあいつが喜びそうなものをきちんと予約してある。帰りに受け取りに行くことも伝えてあるから大丈夫。」顔をほころばせながらそう答えた。
「本当に妹想いね。妹さんが羨ましいな〜」
「ふっふっふ。そんなことを言っても分けてやらないぞ。大事な妹の為の物なんだからな」
「その割には妹さんにはその愛情が伝わっていないみたいじゃない?」
「誰にでも反抗期というものはある。決して俺は嫌われてはいないと思うぞ。いや嫌われていない!」そう断言する宮都。昔から妹のこととなるとキャラが変わることを知っている准はさして驚いてはいないがそれでもやっぱり悔しいらしい。
「宮都。駅から家までおんぶして?」
「ん?足でも痛めたか?」
「少し疲れちゃったから…ダメ?」
「ダメ」
「酷い!こんな美少女が頼んでるのに」
「美少女? ああ、微少女ね」
「今何か悪い方に言い換えられた気がする。」
「気のせいだろ。そんな我儘イチイチ聞いていたらつけあがっちゃうだろ。言うことを聞かない猫みたいに」
「ニャ〜!」「痛い!」猫パンチが宮都の頭に炸裂した。
「すでにつけあがってしまっている!?これは今更治すことはできないな。仕方がない、毒を食らわば皿までという諺もあることだし、おんぶしてやるとするか」
やれやれ顔を作りながら宮都がそう言うと准がいきなり宮都の背中に飛び乗り首に手をかける。
「やた〜」
「駅から家にまでだろ!なぜここで飛び乗る!?」
「電車が来るまでの時間も追加」宮都からは見えないがものすごい幸せそうな顔をしている准。宮都はやれやれといった仕草をしながらも幼馴染の重みを感じながら電車が来るまでの時間を待つのであった。
973 :
宮都と准:2011/10/10(月) 23:06:22.06 ID:0tzlHc32
以上です。
このスレに一年以上いるけど、やっぱり書くのは難しい…
2人になると正確が変わるというのが書きたかったんだが、上手く書けたか自信がない。
974 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 23:27:16.88 ID:4/AoTMR8
>>973乙! おまえのせいで俺の心が温暖化だどうしてくれる!
おつおつ!
初心者ということなので幾つか気になったところを…
>甘くない
後半のほんのり美糖…じゃなかった微糖な展開はイイもんですわ…
ところで准ちゃんは微少女″ってことはひょっとして小柄なのか?
それから美乳なのか微乳なのか。どっちなのかハァハァ
そういうとこまで書いてあると、より萌えられるかな〜
>無駄に長い
確かに、二人になるまでの前置きがやや冗長かな?
というか教授のキャラ立ち過ぎワロタだし三田さん視点も入ってるしで、
主役の二人に余り集中できなかった…
>2人になると正確が変わるというのが書きたかったんだが
あんま変わってなくね?と思ったらキャラ変わるのは男の方だったの?
その辺がよくわかんない。
下手したら前半部分は丸ごといらなかったかもしれない…
長いと思ったら、回想で済ませるとか手はいくらでもある。
書き足すだけじゃなく削るのも大事なこと。
>誤字脱字あるかもしれない
不安なら2〜3日くらい後にもう一度確認して、きちんと推敲すべし。
熟成期間を経ることでより深みのある味わいのSSができるものですよ。
>初心者です
>アドバイスよろしくお願いします
このフレーズを見るとどうしても辛口になっちゃう癖が…
しがない書き手くずれの戯言ですが、次回以降甘味を引き立たせるためにご活用ください。
977 :
宮都と准:2011/10/12(水) 00:08:34.54 ID:83NrUw6G
>>976 アドバイスありがとうございます!
やっぱり最初の方長すぎましたか…
軽く流すつもりが、予想以上に教授と三田に愛着が湧いてしまってつい…
それに後半よりも前半の研究室の方が
スラスラ筆が進む事進む事… 甘えんぼうスレ向いてないかも…
性格が変わるのは准の方のつもりでしたが、やっぱり余り変わんなかった…
一応次スレに続き書いたので、そちらの方もよろしくお願いします。キャラ設定も載せました。
今すぐ捨てたい 理想郷の甘さ求めてる自分を
ぎらついたツンとデレが交差するSpiral days
絡み合う不確かな愛情 時に”ぎゅー”でさえ心を溶かす
甘えたい? それとも甘えない? ”もげろ”を強さに変えて!
Drastic my sweet あるがままこの思いを導いて
Drastic milkish 1000を越えて新しいスレへと
Drastic my sweet 確かめたい 今甘え求める意味を
Drastic milkish もっと甘く二人萌え突き抜けて
I believe in Drastic my sweet!
次回
糖12度 ロストグラウンド
雑談が糖下を呼び、糖下が虫歯を呼び、虫歯がもげろを呼ぶ
その中で芽生えた職人も、プロットも、萌えの中に溶け込むしかないのか?
行くは甘え、来るは甘え、全て甘え…!
ほんとは13だけど
ナレーション:若本かいな
夕陽の中、手を繋いで歩く幸せそうな兄妹をバックにエンディングテーマが流れてゆく……
次スレが稼動しちゃってますが、埋めついでに4レス
ただし以前書きかけたまま未完結のもの
中途半端に終わっているので注意
町の小さな小児科は、夕方で間も無く閉まる。
「吉野ゆきちゃん、どうぞ」
待合室に放送が流れ、呼ばれた彼女は席を立った。
ぺたぺたとスリッパの音が、すっかり静かになった室内に響く。
そして、診察室に。
「大山せんせー、こんにちわっ」
入ってきたのは、小学校高学年といった外見の少女。
「こんにちは。今日も一人で来たのかな?」
「そーだよ」
対するのは、白衣の若い医師――大山峰夫。
回転するイスに、一面の薬の棚。
机には処方箋の用紙やら何やら、子どもにはよく分からない類のもの。
峰夫は本日最後の患者である相手を、目の前のイスに座らせる。
彼女――ゆきは何故か嬉しそうに、”先生”を見つめる。
「喘息の具合はどう?」
「――なるほど、ここに来ると良くなるんだね」
説明を復唱し、苦笑いの峰夫。
しかし受け答えははっきりしており、物怖じもしない。
それどころか、病気で来ているはずなのに、満面の笑み。
まるで優しく親しい人を、慕うようだった。
「聴診は看護婦さんに手伝ってもらおうか?」
峰夫がそう言うと、ゆきは迷わず訊いた。
「どーして?」
気にせずとも問題はないが、思春期にも入るであろう子に対する、多少の配慮である。
しかし大人の立場としては、そんなことを言われても返答の仕方に窮する。
「嫌がる子もね、いるから」
峰夫は考えて、やや曖昧に答える。
「え? 嫌じゃないよ。それに、普段は黙ってしてくれるのに」
聞き方次第ではドキリとしそうな、台詞。
「一番最初の時も訊いたけど、ほら。消極的な子がなかなか言い出せない、ってことがあったからね」
「じゃ、上着を捲ってね? 聴診器を当てるよ」
確かに今に始まったことではなかった。
何回も通っている相手が言うように、今更訊くことではないかもしれない。
「…はーい」
ただ、若干恥ずかしがるような、意識する態度は見せるのだ。
ゆきはジャケットを脱いだ。下には、ワンピースを着ていた。
診察を受けることを分かっていて、何を思って選んで来たのだろうか。
捲る、なんて程度ではなく、上からボタンを一つ一つ、外していく。
アンダーを着けておらず、幼い胸にはまだ当て物もなかった。
そして、バナナの皮を剥いたように、上半身を裸に。
冷たい聴診器が、胸の辺りに触れていく。
顔を赤くして、どこか艶のある表情で、峰夫を見つめるゆき。
しかし、目に入りながらも、手馴れた風に続ける。
異音は聞こえないが、心臓がとくとくと、速い鼓動を打っている。
その理由を、峰夫は理解していた。
幼く、されど女の体つきを見せつけて、恥ずかしさで悶える。
特別な思いのある人だからこそ、気持ちが煽られて大胆になれるのだろうか。
そして、切なさは増していく。間接的にだが、触られて感じる。
「はい、良いよ」
あっさりと離れた聴診器。思わずあ、と名残惜しむような声を出してしまうゆき。
「今度は口を開けてね」
間髪置かず、峰夫は次に進む。
「あーん」
銀色の物が、舌の上に乗せられる。
アイスのスプーンのような形――ゆきはそんな風に認識している。
冷たい感触。それも僅かな時間で、終わる。
しかし目を瞑って、近くで覗き込む峰夫を感じると、それはキスに似る。
口を開けたまま、思わずうっとりと佇んでしまうゆき。
「はい。じゃあ上着着て、喉のお薬吸っておこうか」
診察はこれで、一通り終わり。
「せんせ?」
不満気に、服を着直そうともせずに、峰夫を見つめるゆき。
「どうしたの?」
「…喘息、治っても、来て良い?」
これには思わず、溜息を吐かざるを得ない。
「ここは小児科だからね。そんなにお薬が好き?」
「せんせーが好き」
峰夫は額に手を当てて、二度目の溜息。
子どもには裏がない。純粋に好意を示してくる。
そして遠慮をしない。好きだと言ったら、何処までも好きなのだ。
「とても嬉しいけど、こんな立場だから無理だよ」
しかし勿論、納得などしない。
「う…けほんっ」
「早く服を着て、拗らせないようにしないと」
そんなことを言っても頑なに、成長途上の体を隠そうとしない。
「けほ…せんせーと会えなくなるなら、ずっと喘息で良い」
強情に、またどこかいじらしく呟く。
「ゆきちゃんが健康でいてくれるのが、僕にとって一番」
「わたしは嫌なの!」
言うなり、ゆきは行動に出た。
イスを立ち、抱き着いて来かねない迫力で、峰夫に近づく。
膝の白衣をぎゅっと掴み、顎を引いて上目遣いで見せてくるのは、欲求不満な顔。
医師を好きになる女子や、看護婦を好きになる男子はよくいる。
彼も、多少なりともその類のアプローチを経験している。
しかし、こうまで盲目だと困るというもの。
「せんせーを好きになっちゃいけないの?」
「結論から言うと、駄目だよ。君はまだ子どもだし、特別扱いなんて出来ない」
峰夫は、残酷だがそう返してやる以外に、良い回答が思いつかなかった。
「……」
上半身裸のまま、ゆきは絶句していた。
「…うぅ…けほっ」
悲しい顔をされて、いよいよ困る峰夫。
「まずはほら、ちゃんと温かくして」
「げほ、げほ…」
ショックが発作に繋がったのか、咳が連鎖する。
「ゆきちゃん?」
「げほ…くすん…」
それでも覚悟を決めているのか、そのままじっと動かない。
こんな態度に、男は結構弱い。
「…仕方ない、よしよし」
峰夫は頭を撫でると、小さな肩に手を置いた。
直に触れる体は冷たく、ぴくりと過敏に反応されたが、それから洋服を着せてあげる。
目の前の少女がほわん、と顔を赤くして驚いている内に、イスを返して処方箋を書く。
「……せん、せ?」
「僕のこと、好きなんだね?」
ゆきが頷くと、峰夫の横顔は優しく緩んで見えた。
「いろんな障害があっても、乗り越えられる? 単なる憧れや気の迷いじゃない?」
「…違う」
手を動かしながらしばらく考えて、そして返事を決める。
「…良いよ。付き合ってみようか」
峰夫は最初、年相応にという条件付きにするつもりだった。
「――!」
しかしゆきは嬉しさの余り、抱き着いてきていた。
不思議な心地は反射的に、体を受け止めさせる。
女の子、か――じんわり温まる胸が、そんなことを思う。
これほど真面目に愛を求められる立場になったのは、峰夫にとって初めての経験だった。
戸惑いを感じながらも、妙に高揚していることを自覚する。
それは依存を起こしそうなほどに、強い感情。
一旦、心を落ち着ける。抑え込むように、息を吐く。
「……」
喉の治療が済み、一旦薬局に薬を貰いに行ったゆき。
「今日は特別に、送ってあげるよ」
という自分の言ったこととしたことに、後悔中の峰夫。
仕事はまだ残っているが、看護婦が気を利かせてくれていた。
「先生も隅に置けないですねぇ? 残りは私たちがやるから、頑張って」
なんじゃそりゃ、である。
冷静に考えれば、小児科医が児童に手を出して良いはずはない。
雑念を振り払い、どうするのが一番良いかを考える峰夫。
「良いじゃないですか。ずっと忍んだ恋は年齢問わず、応援したくなるものです」
しかし手で顔を覆う。一瞬でもそんな思いを受け入れてしまった、自分を責めるように。
「それとも先生は、ゆきちゃんの気持ちを知っていて、弄んできたんですか?」
「人聞きの悪いこと言わないで。相談に乗ったり仲良くしたりはしても、こういう意味の本気じゃない」
「心にもないことは、例え口をついたって出てきませんよ」
その言葉に、顔を見合わせる。
看護婦は優しく見守ろうとしつつ、面白がってもいるような、そんな表情で峰夫を見ていた。
子どもに好かれる人間というのは、ある種生まれ持った才能だろう。そして、育った環境。
或いはそんな風に蓄積した経験から、無意識の内に”子どもに好かれるタイプだ”と思い込んでいるのかもしれない。
勿論他にも原因はあるだろうが、随分と前から漠然と、峰夫はそれを自覚していた。
実際、大人の女性と恋仲になったことは、今までなかった。
何故か身近な異性より、こういう子ども相手の方がしっくり来る――そんな風に思う日々。
ゆきが小児科に戻ってくると、峰夫は半ば無理矢理送り出された。
駐車場に連れ行き、車の鍵を開け、今まで乗せたことのない人を乗せる。
気の済むまで付き合ってあげるだけだと、申し訳程度に自分に言い聞かせる。
大人と子どもの関係において、これは健全でない。
それを傷つけないよう時間をかけて、気づかせてあげるしかないのだ、と。
「せんせ?」
助手席に座ったゆきが、隣を向く。
「?」
「えへへ…」
照れ臭そうに笑う。車内はまだ少し冷たい。
ゆきが最初に小児科に来たのは、数年前。
喘息も含め、元々体が強くはない子であり、以降よく通っている。
土台から、それなりに長い付き合いなのだ。
「お母さんは元気?」
「元気だよ」
父親が早くに他界し、ゆきは母子家庭で育っていた。
最近は会う機会もなかったが、気丈で優しげな母親は、峰夫にとっては印象深い。
「ね、せんせーは独り暮らしなの?」
「そうだよ」
「そっか……あのね、じゃあわたし、行っても良い?」
車内で二人、目が合う。
いきなりそこまで踏み込まれて動揺しないはずがない。
「どうして?」
「いつか、ここに来なくて良くなっても、ずっとせんせーに会いたいから」
こんな時に最も純情な顔で、積極的なゆき。
まだ幼い子に溢れるほどの好意を向けられると、人は優しい気持ちになる。
童心に返って、昔の姿になって、付き合うことが出来たら、これ以上ない幸福かもしれない。
峰夫は体を傾け、ゆきの肩を抱いた。
「…」
ただ宥めるつもりも、若干その気になりつつある自分自身に、戸惑う。
一人で来るだけのことはあり、小児科からゆきの家までは、遠くはない。
運転中峰夫は、ここはこう行くんだよ、と道を教えてもらう。
そして数分で、車を団地の駐車場に止めることが出来た。
鍵を抜き、外に出ると温度差が応える。
「寒いね」
峰夫はゆきを、自分の家に呼ぶかどうかはともかく、まず約束を果たすつもりだった。
”家まで送ってあげる”。
近くに落として行くだけでは心配であり、また軽薄でもあるからだ。
「せんせっ」
そんな男に、嬉しそうに寄り添う小さなレディ。
やや風の強くなった夕方。
二人はくっついて歩いた。この方が寒さを緩和出来るのは、確かなこと。
「ゆきちゃん」
「な〜に?」
「ゆきちゃんは、同い年の子とかは、気になったりしないの?」
問いかけた刹那、二人に向かい風が吹きつけた。
差し込むような冷気に、体は縮こまる。
「うう〜」
思わずだろうか――より強く、峰夫に密着するゆき。
風はすぐに収まった。
白い息を吐くと、二人のそれは絡まりながら、空へと流れていく。
「…しない。だって、こんな風に優しくしてくれるの、せんせーだけだもん」
そう言って、歩き出すゆき。
優しいのは”先生”だからだよ、と峰夫は言おうとしたが、言えなかった。
振り返り向けてくる笑顔に、気を取られて。
―――
何だろう、医者がすごい職業に見えてきた
GJ
小児科医は子供達を世界で一番愛せないとなれないって聞いたことがある
「……?」
これで何度目になるだろうか。
テレビゲームの最中に視線を感じて、少年は振り返った。
しかし、背後には誰もいない。
「おっと、コンボの最中だった」
ポーズを解くと、再びガチャガチャとコントローラーの上で指を躍らせる。三十コン
ボの表示は瞬く間にはね上がり、二倍、三倍の値にかわっていく。
最中、少年は振り返った。
部屋は引き戸が隔てているが、いつの間にか少しだけ開いていた。が、やはり人の姿
はない。
再び画面に意識を戻すと、百を超えたコンボ数は一向に途切れず、百十、百二十と上
がっていく。体力が尽きているのに、なおも攻撃されている対戦相手に同情するくらい
の風景だった。
コンボの打撃音を聞きながら、やはり背中に刺さるものがある。
肩越しに振り向くと、引き戸の開幅が先程より明らかに大きくなっていた。まだ昼間
なのに、そこはかとなく恐怖体験の気がする。
いい加減味方から何か言われそうな攻撃ぶりだが、二百コンボに到達しても、その手
は緩まない。
引き続きドカバキやっていると、技を繰り出すコマンドの入力に失敗して、コンボが
止まってしまった。
「ぬあーっ」
回数にして、二百三十九。獲得経験値にボーナスは付いたが、記録の更新には至らな
かった。
戦闘が終了し、気の抜けた少年は床に寝そべり、
「……!」
そのまま跳ね起きそうになった。視線の先には四つん這いになった少女がいて、あち
らも驚きのあまり目を丸くしている。長いポニーテールを床に垂らして、瞳をぱちくり。
しばらく静止したままだったが、姿勢もそのままに近付いてきた。
「ね、ねえふぁん」
言葉が続かない。
少年は頬をつままれ、むにむにと弄られる。対して少女はほんわかと笑みを浮かべて、
なんだか楽しそう。
にこにこ笑顔を間近にして、照れくさくなったところで起き上がる。上下左右に引き
伸ばされたほっぺがわずかに痛い。
彼女は少年の姉にあたる。三つ年上で頭が良く、物腰もまさしくお姉さんなのだが、
どこか悪戯っぽい。朝は寝起きを観察しようとしたり、先程のように背後からじっと眺
めていたり。
「ええと、なんか用事?」
早朝から記録更新に挑んだものの、結局できずにゲームのデータをセーブする。訊い
たすこし後に振り向いたが、少女は指を唇に当て、ほわんと笑った。背景にはなびらが
飛んでいそうで、特に用はないらしい。
ひとつ挙げるならゲームを見に来たくらいか。しかし自分はプレイしないのだから変
な話だった。
ディスクを交換し、別のソフトを起動する。
最近はインターネットを通じて離れた相手とも対戦できる機能を持った、スグレモノ
のゲームもある。少年はそんなネット対戦に明け暮れることもあった。
「おうっ」
対戦相手を探している最中、少年は背中に体重をかけられ、倒れそうになる。首から
手をまわされ、頭とあたまが接触する。手入れされた髪が流れて、心地の良い香りが鼻
をくすぐる。
柔らかい肌の感触が背に。おまけに脱力して寄りかかってくるものだから、これから
コントローラーを操る体には少し辛い。
しかし、それ以上なにも言わず、少年は勝負を始めた。
対戦の内容は割と単純である。
配置されたパネルをひたすら消し、相手にブロックを送ってフィールドを埋めてしま
えば勝利だ。
ただ、勝ちを得るにはコントローラーをかなりの速さで操作する必要があり、同時に
画面にも集中していなければならない。
そんな少年には姉が抱きついているため、それとなくハンデを背負った形でプレイし
ている事になる。首の両側を触れている二の腕と、背中に密着している彼女の体、それ
ぞれの柔らかい質感を意識するなとは酷な事で。
「……どうよ、16連鎖っ」
少年は思わず笑んだ。
ファンファーレと共に、相手の場に大きなブロックを落とす。ここまでこぎつける間
にも、姉は腕で体を寄せようと力をかけたり、背中に頬ずりしたりと色々だった。
なんとか勝利を収めた頃には、すっかり息が荒くなっていた。
姉を背負ったまま、少年はゲームを続けていた。
画面が切り替わる時に暗転するのだが、そこで彼女がちょっかいをかけてくる様子が
ぼんやりと映る。
頬をつつき、首筋をなぞり、腹に触れ、それから頬ずり。時々抱き寄せようとしてき
たが、ついでに首を絞められて悶絶。
音で判断しているのか、勝利した時は頭を撫でるなどして褒めるようにするが、敗北
するとぎゅうっと抱きついて首を絞めようとする。スキンシップが両極端だった。
「よし、こんなもんか」
で、かれこれ二十戦を終え、戦績は十一勝九敗。画面の向こう側では分からないハン
デを背負っていたが、まあまあと言ったところ。
一段落ついたところで、少年は首から下がっている姉の手に触れた。細い腕には無駄
な肉が一切なく、指も白くほっそりとしている。それでいてぷにぷにと柔らかく、買い
物に行く時などは何かにつけて手を繋ごうとしてくる。さすがに往来の真中で迫られる
のは、いい歳なので恥ずかしいから止めてほしいのだが。
持ち上げて、その手を離す。力なくだらんと下がって、腹に当たった。
「…………」
結局、彼女は一度もテレビの画面を見ることはなかった。少年で遊ぼうとしていたの
が本当のようで、散々触りまくって密着したままの体勢で、規則正しい呼吸をしている。
既に夢でも見ているのか、ぼそぼそと寝言が耳に入ってくる。安心しきって眠ってい
る様子で、女子の扱いに慣れない少年は、姉を起こさずに体から引き離す術を持たない。
「あっつー……」
こちらを向いたままの扇風機に、つい役立たずと言いたくなるくらい暑かった。
7月くらいに書いてた。埋めネタになるといいな。
アクションゲームなんかプレイしてる時に、背後から抱きつかれたらひとたまりもないよね
GJ
抱きついたまま寝れるようならちょっと動かしたぐらいじゃ起きないからそのまま膝枕とかして寝顔堪能したい
>>989 姉さんかわいいよ姉さん
やはり姉はたまらんなあ
>>981 そして甘獄へ…
リアルだったら問題だけどここなら無問題
ついでに埋めネタ
「ねぇねぇ、暇だから遊ぼうよ〜」
「今忙しいからまた後でな」
「さっきもそういった〜」
「分かった分かった、じゃあ
>>1000まで埋まったら遊んであげるから…」
「拘束制御術式 第3号 第2号 第1号 開 放 」
「ちょっと待てコラ」
俺が在中し始めてから初めてみる甘えんぼうスレの要領ぎりぎり終了。
お前等よくやってくれた。
夢で甘えん坊に一日中振り回されるように祈ってあげよう
「……ーちゃん、こーちゃん、ねえ起きて?」
「ん……、んー、んあ?」
最初に聴覚が目を覚まし、優しく肩を揺さぶられるると規則的なリズムの振動も戻ってくる。
最後に覚醒した視覚に飛び込んできたのは、あかね色に照らされた幼馴染の顔
「もう次の駅で降りないとだよ?乗り過ごしたら晩御飯に遅れておばさんに怒られちゃうよ?」
「……んー、悪い寝てた……起こしてくれてありがとな、琴音。」
「えへへー、どういたしまして。こーちゃんの寝顔久しぶりに見れたからいいや。」
「おまっ、恥ずかしいから見んな!」
「ぐっすりだったね。……ごめんね、せっかくの休みなのにいろいろ連れまわしちゃって。疲れちゃったでしょ?」
早朝から叩き起こされ連れて行かれたのは、学校でも話題になっていた隣町のアウトレットモール
何も用意をしていなかったから彼女にほしい服を買ってあげられなかったが、替わりとプレゼントした
シンプルなネックレスは彼女の首元で夕日に照らされている。
「いや、俺も楽しかったからさ、また来ような?……今度は見てたあの服買ってやれるように、バイトしとくからさ。」
「い、いいよそんなの!それより…ね、もっと休みの日は一緒にいたいなーって。」
「そうか……、そうだな。また今日みたいに一日中遊べたらいいな。」
「うん!……でも、あっという間だったな……こんな時間がもっと、続けばいいのに……」
そう呟いて彼女はネックレスに触れながら、寂しそうにうつむく。
そんな表情は今日の終わりに相応しくないと思ったら、考えるより先に言葉がこぼれた。
「あのさ、こうは考えられないか?」
「?」
「今のってる電車は確かに遊んでいたところから帰る電車だけどさ、
これを降りた帰り道は、次にまた一緒に過ごしていく楽しい生活に続く道だと思うんだ。」
「……」
「あー、いやだからさ、別にこれで最後とかじゃないし、これからまた一緒に登校したり昼飯食ったりさ。」
「……」
「だからなんというかその、えー……すまん、何でもない……」
やばいなんか格好つけようとして滑った。
そう思っていると、しかし彼女は顔を上げて満面の笑みを浮かべていた。
「ううん。こーちゃんの言いたいこと、分かるよ。」
「そ、そうか?」
「つまり、今日はこれからお家でもずーっといちゃいちゃしていいってことだよね!!!」
「声デケえよ!」
車両内の人影がまばらなのを確認して、はぁ、とため息をつく。
まあ、格好つけないほうが自分と彼女の自然体らしい。
「……十時までな。あと、おじさんとおばさんにはちゃんと断りいれるから。」
「ほんと!?いいの?いつもはすぐ追い出されちゃうのに……」
「今日だけだぞ。……たまにはな」
彼女が甘え上手なのか、自分が甘やかしているのか、それとも自分が甘えているのか
いままで食い下がる彼女を送り出していたのは、“たまに”が“いつも”に変わると知っているから。
でも、そんなことに抵抗を感じる必要はなかったのかもしれない。
思い返せば、小さいころから彼女と自分は“初めて”を繰り返してきた
それはつまりそれまでの関係の“終わり”
次のステップが二人をどう変えるかは分からないし、別の正解があったのかもしれない。
でもこうして隣でネックレスを掲げ微笑む彼女を自分は見たくて、
そして彼女が新しい服を着ているところも見たいと思っているから。
振動のリズムが遅くなり、夕日がホームの陰に隠れた時
何となく彼女の手を取って立ち上がってみる。
握り返す彼女はさっきとはまた違う笑顔で、つられてこちらも笑顔になる。
「それじゃ、帰るか。」
「うん!……これからも、よろしくね?」
毎回スレの終わりは寂しくなるけど、ちゃんと誰かが見送って
新スレでもちゃんと受け入れてくれるって幸せなことだよね、と思って駄文投下
容量オーバーで上手いこと締めようとして全然足りないのもまあ、御愛嬌ということで。
ということで埋めのために残り三レスは自分の好きな甘えシチュを書いていけ
コンマ以下が叶う確率な
自分は寒い早朝に甘えっ子と布団の中でいちゃいちゃしてたい!
GJ
いつも三歩後ろを歩き無言で自分のサポートをしてくれるような気の弱い甘えっ子との帰り道で、
俺の家に着いて「じゃあまた」って別れた所で何かに引き止められ、
振り向いて見ると甘えっ子が真っ赤な顔で俺の袖を掴んでいて
頭をなでなでしながら家に招待して朝まで甘えられたい
抱きつかれたら抱き返して顔真っ赤にさせたい
思う存分甘えさせてやりたい
もげろと言われるようなリア充生活を送りたい
>>1000なら全員甘えっ子と抱き合いながらぐっすり眠れる。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。