1 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:
ここは既存スレに該当しない女装関連のSSを総合的に取り扱うスレです。
無理やり女装させて、嫌がったり、恥ずかしがったりするのをニヨニヨするのもよし、
自分の意思で女装させ、女よりも女らしい子を目指すのもよし、全ては書き手の自由です。
女装っ子を愛でながらまったりと盛り上げていきましょう。
※次スレは
>>980または、485KBになったら立てて下さい
(直近に投下予定のある方は、投下作品の容量に応じて前倒し願います)
※age・sageについては各々の判断でお願いします
【前スレ】
女装SS総合スレ 第6話
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1274518773/ 関連スレは>>2-
!注意!
このスレにはさまざまな女装シチュエーション愛好家が集います。
スレの流れによってはあなたとは異なる嗜好の作品が投下される場合もあるかもしれませんが、
自分はその女装シチュは好きではないからと言って否定的な発言をするのはやめましょう。
スレから作者を追い出すなどというのはもってのほかです。
気に入らない作品は専ブラのNG機能等を利用し、黙殺するようにしてください。
あなたが気に入らない作品を好む方もおられますし、その逆もあり得ます。
どうか、このスレに集う皆のことを考えて下さい。お願いいたします
4 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 02:41:19.64 ID:8PjHGmYi
支援
乙です
>>1乙
ところで偽装彼女のログ持ってる人いない?
テキストファイルでいいんだけど
保存し忘れたしWebArchiveでも復元できないし
超読みたい
9 :
7:2011/06/21(火) 01:44:03.83 ID:b/+eglmP
そうか過去ログって手があったね
全然思いつかなかったよ
ありがとう
保守
前スレで色々投下してくれてた職人さんは何処へ・・・
前スレのSSの過半数を書いた者です。
自ブログにも書きましたが、正直手を広げ過ぎて目の健康を害しました。
当分こちらに投下することはないかと。
他の有能な書き手の方々のご健闘に期待しております。
リアルで健康を損なわれるのはシャレにならんもの
残念ではあるが縁があればまたいつか!
保守
女装SSってことは
どう見ても男にしか見えない女装でも可ってことか?
誰得だけど
やっぱり需要がないスレなのかな?
需要はあると思うけど作品を書く人が居ないだけだと思うよ。
逆に女装ってメジャー過ぎてここじゃなくても作品発表できたり雑談できる所沢山あるから
果報は寝て待つしかないかな?気長にして居ようよ。
前スレ落ちてから結構時間がたってるから忘れてる人多いんじゃないかな
まあ、職人さんが来るまで待機だな
ここの需要の3割くらいは、「立場だけの交換・変化」スレで賄えちゃってるってのはあるかもね。
あそこのSSの半分くらいは男←→女の交換だから、実質女装伴ってるし。
過去スレ見て思ったけど「Imitation Girl」の作者は復活しないのかな?
誰か書いてくれ〜><
保守
このスレ需要ねえな
馬鹿かお前
ないのは供給だっての
需要ねえな(キリッ
ネタが枯渇して書く気力もわかない
供給まつ
ほー
お話しを投稿させて頂きます。
内容はショタ女装もので、Hシーン描写は薄いです。
どちらかと言うとただ男の子に女装させたかっただけのフェチ的なネタもので、男の子×男の子もあります。
ですので嫌いな方はスルー願います。
あと、お見苦しい稚拙な文なのは御容赦下さい。
ではよろしくお願いします。
「ただいま」
「お邪魔します」
とある民家の玄関に二人の少年の姿があった。
二人とも中学校の制服を着ているが、片方は何故かずぶ濡れだ。
「あ、駿真(そうま)そこで待ってて、今バスタオルもって来るから」
「おう、悪いな優也(ゆうや)」
「だってそのまま上がったら廊下濡れちゃうじゃないか」
「おいおい、誰のせいでこうなったと思っているんだよ」
「感謝はしてるって」
事の起こりは下校中、優也の帽子が風に飛ばされた事にある。
飛ばされた帽子は運悪く川に落ちてしまい、どうしたものかと途方に暮れた時、
一緒に居た駿真がひょいと川に飛び込み拾ってくれたと言う訳だ。
「あの川思ったより深いのな」
「普通いきなり飛びこむ?流れが緩やかそうに見えたって危ないのに」
「この俺が溺れるとでも?余計な心配だな」
「でもさ、靴と靴下くらいは脱いでからにしようよ」
「もたもたして流されたら優也困るだろ?」
「その行動力には凄いと思うけどもう少し落ち着いた方が良いよ。川の中で転んだし」
「ちょっと滑っただけだって」
「本当に気を付けてよね。僕の為に駿真が危険に合うなんて嫌だからさ」
「優也は本当に心配性だな」
二人は小学校低学年以来の友達でとても仲が良い。
まさに親友と呼べるような仲なのだ。
解りやすいくらいに性格が違うのだが、
気は合う様でこうして二人で行動するのが当たり前と言うか自然となっており、
お互い相方と言う言葉がしっくりくる。
お互い丁度足りない分を補うような形なので丁度良いのかもしれない。
駿真は少し呆れた様な顔を見せたが、優也はそんな顔に笑って見せバスタオルを取りに奥へ行くと、
すぐに戻って来た。
「ほら、バスタオル」
「サンキュー」
「身体拭いたらシャワー使って良いから」
「んなのめんどくせーよ、いま拭いたらいいじゃん」
「拭いても服は濡れてるよ」
「ほっとけば乾くって」
「いいから、着替え用意するから駿真はシャワー浴びなってば」
「へいへい」
勝手知ったる人の家、優也の家に遊びに来る事も多い駿真は靴と靴下を脱ぐと迷う事なくお風呂場へ直行する。
その姿を見届けると優也は駿真の着替えを用意するのと、ついでに自分も制服から着替える為自室へと向かった。
※ ※ ※
「駿真遅くなってごめん。新品の下着を探すのに手間取っちゃってさ」
優也が着替えをもって脱衣所にやって来たのだが、脱衣所には人の気配があり、
既に駿真がシャワーを終えて上がっていた様子が感じられる。
もともと駿真は風呂が早い、最速で5分も有れば頭と身体を洗い終えてしまうのはある意味早業である。
優也が自分の着替えをして、替えの衣類を揃えたのには15分以上は時間を要しただろうから、
かなり待たせたかも知れないと脱衣所のドアを開けた時そこに信じられないものが目に映った。
「駿真?何しているの?」
「おう優也、遅かったな。なかなか来ないからここにあった服借りたぞ」
「借りたって、それお姉ちゃんの服だよ!?」
そう、駿真が着ていたのはどう見ても女物の衣類だった。
オフホワイトの薔薇柄なレース使いのシフォンチュニックに、
同色の光沢のあるテロッとした素材に裾のシフォンが可愛いスカートに見える様なボリュームのあるキュロット。
それにフロントのレースとラッフルの二重衿がボリュームたっぷりなブラックの透かし網のニットボレロを羽織っており
ご丁寧にサワーベージュのヌードストッキングまで履いている。
「どうだ面白いだろ?」
ここまで完全に女装していると言うのに全く恥ずかしがる様子もなく感想を求めてくる駿真。
逆に見ている優也の方が恥ずかしい。
「面白いとかじゃなくて」
「ほら下着まで完璧だぜ」
言ってキュロットを降ろして見せるとフロントレースが鮮やかなクリームイエローのショーツが股間を包んでいた。
胸のあたりに膨らみも見えるのでブラジャーもしているのは間違いないだろう。
「それじゃ変態だよ!」
「はっはっはっ、俺イケてね?東京ガールズコレクションに出れそうじゃん」
「テレビじゃないんだから無理だよ」
「だって流行ってるじゃん女装」
「そのコーディネートだと、ガールズファッションじゃないからダメだと思うよ。
どう見てもフェミニンな通勤用オフィスファッションぽいし」
「そうか?じゃあ優也の姉ちゃんの部屋行ってそれっぽいのコーディネートしてみようぜ」
「だからダメだって!そんな事してお姉ちゃんにバレたら大変だよ」
「固い事言うなって」
小学生の頃からまるで成長しない駿真の性格にいつも優也はいつも振り回される。
一見すると活発な駿真が引っ込み思案な優也をリードしている様に見えるのだが、
その実は後先考えない駿真を放っておけずに優也が世話を焼く事が多いのだ。
そろそろ思春期を迎えても良いお年頃なのだが、女子に比べ男子はその辺がだいぶ遅れている。
とは言っても駿真の場合は極端な例だが。
「とにかく、それ脱ぎなよ」
「いや、せっかく着替えたし面倒だから俺の服乾くまでこのままで良いじゃん」
「良くないよ!いいからこっちの服に着替えてよ。ほら!」
脱ぐのを渋る駿真にしびれを切らし、優也は実力行使で姉の服を脱がせにかかる。
「うお、やめろよ」
「脱いでってば!」
女装少年の服を脱がそうとする男子と、それに抵抗する女装少年。
ある意味倒錯的な光景だが、本人達にその自覚などは無い。
優也にとっては服に悪戯した事が姉にばれると一大事なので結構必死だ。
「うわっと!」
「いてっ!」
そして、すがりつく様に脱がしに掛かった為、勢い余って倒れこんでしまった。
衣類が半脱ぎになってブラやショーツが見えている女装少年に覆いかぶさるように倒れこんでしまった少年の姿は、
どう見ても誤解せざるを得ない光景である。
人に見られなければそれは二人だけの出来事で、
事無きを得て済む所なのだが往々にして物事とは不慮の事態に陥るものだ。
その時脱衣所のドアが開いたのだ。
「ちょっと何やってるの?うるさいわよ」
そして現れたのが、缶チュウハイ片手にラップタオルタイプのバスローブ姿の女性、
優也の姉である優香(ゆうか)その人だった。
その声に驚き、あまりの事に慌てる優也。
「お姉ちゃん!? なんでいるの??」
「なんでって、節電対策の早朝出勤のせいよ」
俗に言うサマータイムと言うもので15時に終業する為に、優香にとってはその半端な時間を持て余し気味なのだ。
暑い中にウインドショッピングと言うのも気が乗らないし、カフェでお茶など気取っているのも性に合わない。
さりとてこんな時間から居酒屋やバーなどと言うものどうかと考える。
結果、さっさと家に帰ってエアコンに効いたリビングでくつろぐのが吉と言う思考のもとの行動結果が今現在ここに居る理由である。
「て言うかあんた達やっぱりそう言う関係だったの?」
「いや、これは駿真が勝手にお姉ちゃんの服を着ちゃって」
「ゴメン優也の姉ちゃん、ちょっと借りて見た」
「うむむ、まさか駿真が受けで優也が攻めだったとは」
「? お姉ちゃん何言ってるの?」
「状況は解ったわ。駿真が私の服を着て誘惑をしたら優也が辛抱堪らなくなって押し倒したと言う訳ね。
いや〜そうか〜、前から二人はおいしいと思ってたのよね」
優香は腐っていた。
誤解される光景ではあるが、そこまで都合のよい妄想力全開な見解が出来るあたり確実に腐っている。
「なあ優也、おまえの姉ちゃん何言ってるんだ?」
「知らないよ。とにかくその服脱いで謝っておこうよ」
「別に脱がなくても良いわよ。怒ってないから」
「怒ってないって本当か?」
「ええ、ただしさっきの続き見せてくれたらだけど」
「続きって何だ?」
駿真はまるで解っていない様子だが、優也にはなんとなく解った。
それは優也がトイレで優香が置き忘れた漫画をみたからだ。
漫画だったので興味本位で見て見たが、それは男の子同士が絡み合ういわゆるヤオイ本、
しかもショタ系のものであったのだ。
「ほら優也、犯っちゃいなさいよ」
優香の目つきが危ない。
なにを要求したいのか解る優也には非常に身の危険を感じる目つきだ。
「駿真!部屋に行こう、今すぐ!」
「え?おい」
優也は駿真の手を引くと脱兎のごとくその場を離れて行った。
その素早い行動に虚をつかれた優香はつい見送ってしまい一人脱衣所に残された。
「なに?愛の逃避行ってやつ?」
それでも、脳内は相変わらず腐っていた。
※ ※ ※
駿真を連れ自分の部屋に戻った優也は、取りあえず一安心と胸を撫で下ろす。
「なんだよいきなり?それに優也の姉ちゃんの言ってたのってどういう事だ?」
「気にしなくて良いよ。ロクな事じゃないから」
まだ気にしている駿真に答えつつ、今度はため息をつく優也。
駿真は姉の服を着たままだ。
本人は悪戯のつもりだろうが、洗濯物を下着まで着こむなんて、
本当ならその行為は変態と呼ばれかねないのだが自覚が全く見られない。
「ところでさ、優也の姉ちゃんっていい身体しているよな」
「な、何言ってるのさ」
「だってよ、あんなカッコでセクシー系ってやつだろ?美人だし良いよな」
駿真の突然の発言に慌てる優也。
自分の姉がそう言う目で見られて慌てた訳ではない、
駿真がそう言う事に興味を持っていた事の方に驚いたのだ。
「頼んだらさ、裸見せてもらえね?」
「いや、ただじゃ済まないと思う」
「だってよ、大人な女の裸なんて本物見れたら凄いじゃん」
一瞬駿真が性に目覚める様になったのかと思ったが、やはりただの子供のノリだったようだ。
そう言う事に関しては優也の方がずっと多感であり、女性を異性として意識し始めている。
なので姉がああ言う格好でうろつくと照れてしまうし、
実は精通を迎えているので悶々とした気持ちも抱いてしまうと言う思春期真っ盛りの一男子である。
思わず姉の裸を想像してしまい、俯いてしまう。
そんな折りだ。
部屋のドアが開いたかと思ううと、そこに居たのはさっきのバスローブ姿の優香だった。
「ねえ、二人とも私を退け者にしようなんてひどいじゃない。お姉さん寂しいわ」
まだ先程の妄想は続いている様だ。
少しアルコールが入って良い気分になっているせいもあるのかも知れないが、何だか声が艶っぽい。
「お姉ちゃん、いきなり部屋に入ってこないでよ」
「そんな事言わないで、私もまぜてよ」
「なんに混ざるのさ。良いから出てって服着なよ」
「あら〜、照れてるの?優也もこの優香さんの魅力が解るお年頃になった訳か〜」
「そんなんじゃないってば」
本人は秘密にしているが優也が精通を迎えているのは優香も知る所であり、
解っていて煽る様な事をしている節がある。
「優也の姉ちゃん、ちょっといいか?」
「ん?何かしら」
そこに口をはさんだのは駿真だ。
「裸見せてくれたら仲間に入れてやっても良いぜ」
「ちょ!ちょっと何言ってるのさ!」
「あら〜、駿真もお年頃な訳? 良いわよ」
「ホントか?やった!」
「裸を見せてあげるだけじゃなくてもっとすごい事教えてあげても良いのよ」
「まじ?」
駿真のとんでもない要求にあっさり承諾する優香、
しかしその表情は何か企みを思いついた様に笑みを浮かべている。
「うんマジ。でもそれには私の言う事も聞いてもらうけど良い?」
「お姉ちゃん何考えてるの、ダメだって」
「交換条件か、良いぜ」
「駿真も」
勝手に話しが進行し、間に挟まれ不吉な予感しかしない優也にはたまったものではない。
「交渉成立ね。用意があるから少し待ってなさい」
言って優香は部屋を出て行く。
駿真は期待に胸を躍らせ優也に話しかける。
「やったぜ優也、裸見せてもらえるんだぜ」
「どうしてそう言う事本当にお姉ちゃんにお願いするんだよ」
「だって女の裸だぜ?裸。優也は見たくないのかよ」
「絶対に何かあるって」
「何かって何だよ。さては優也おまえ、姉ちゃんの裸何時も見てるから今更なのか?」
「見てないよ!」
見る機会はあるのかもしれないが、優也がまともに見られる訳がない。
そんな事をしたら、優香と顔を合わすだけでも恥ずかしさに目を背けるようになってしまう事間違いなしだ。
ただのスケベと男の子の思春期は違うのだ。
そうこうしているうちに優香が戻って来た。
相変わらずバスローブ姿なのは変わらないが、手にはなにやら衣類をもっている。
「おまたせ。さあ、優也これに着替えてくれるかしら?」
「な!これ!」
優香がもって来た衣類は女物、しかも明らかに女児ものである。
「さあさあ早く」
「早くじゃないよ!これ優菜(ゆうな)のでしょ!?」
「そうよ」
優菜は一番下の妹で5年生の女の子だ。
スポーツ少女と言う訳ではないが、運動は得意な方で水泳をやっているほか最近はダンスにも興味があるらしい。
姉と似たような性格をしており小さい事を気にしないタイプだ。
ちなみにこれは全くの余談だが、この家は父親の名前が優一で母親の名前が優子と言う名前に『優』が全員つくのである。
「絶対着ないって」
「優也だったら似合うと思うのよね」
「嫌だって、第一優菜にばれたらどうするのさ」
「大丈夫よ。洗濯物だからまた出しておけば」
今日、優菜はスイミングクラブへ通う日であり、行く時はジャージに着替えて出て行くのだが、
何時も面倒くさいからと言って予め水着も着て行くのだ。
もちろん着替えを忘れるほど間抜けではない。
なので優香が持っているのはその時優菜が脱いだものがフルコーデで揃っているのだ。
そんなもの優也がますます着られるものではない。
「全然大丈夫じゃない!大体何で僕が着ないといけないのさ」
「だって女装少年って見て見たいじゃない、せっかく駿真もしてるんだから優也もしなさいよ」
「その理屈はおかしいってば」
「ぐだぐだ言わない。駿真、優也を脱がすの手伝って」
「おう、任せろ」
「ちょ!やめて」
優也は抵抗するが、さすがに優香と駿真の二人が掛かりでやられては、
まだ少年な男子が抵抗できるはずもなく服を脱がされてしまう。
素っ裸にされた優也は恥ずかしさに蹲っているが、そこで優香の追撃の手は緩まない。
「さあ、これを着るのよ。着てくれたら私の裸見せてあげるから」
「だから、絶対嫌だって」
「優也着れよ、裸見れるぞ裸」
「い〜や〜だ」
「強情ね。着てくれないとお母さんにあんたと駿真が私の洗濯物の下着を悪戯したって言いつけちゃうわよ?」
「うわ、お姉ちゃんずるい」
「もちろん優菜にだって言っちゃうからね。さあ、どうするの?着るの?着ないの?」
姉の下着に悪戯など母親にばれたらタダで済むはずがない。
しかも、妹にまでその事が知られれば変態兄のレッテル確定で、口も聴いてもらえなくなるに違いない。
そんな弱みを盾にされては優也はたまったものではない。
「うぐ、解ったよ、着るからそれはしないで…」
「解ればよろしい」
どう行動してもこの危機は免れそうになく、優也はもう折れるしかなかった。
その様子を見て満足そうに頷き、優菜の子供ショーツを差し出す優香。
優也はもう黙って履くしかない。
「(うう、優菜のパンツ履くなんて変態だよ)」
女物と言っても女児用ショーツは前に余裕がないだけでブリーフとあまり変わりない。
ただ淡いピンクの生地にヒップにサクランボとハートをあしらったプリントロゴが付いており如何にも女児っぽい。
それに、優菜が履いていたものだと思うと余計恥ずかしい。
実際に暑い中に履いていたショーツは汗で湿っていたのだが、
そこを意識するまでの余裕は優也には無かったようで羞恥に耐えるのに必死だ。
次になにを着ればいいか迷ったが、パフスリーブのTシャツがあったのでそれを着る。
袖の部分は白いチュールになっており濃いイエローの生地にアイスクリームのイラストが大きくデザインされた
ブランドロゴの女児用Tシャツはまだ成長期を迎える前の優也にもサイズ的な難は無い。
ただこちらも優菜が素肌に直に着ていたものなので汗で湿っており、
頭からかぶる時に優菜の匂いを感じて恥ずかしさを更に覚えたのは言うまでもない。
「(次はスカートかな?)」
恥ずかしさを紛らわす様に手に取ったのは、黒にピンクの水玉の3段フリルシフォンスカートだ。
正面に大きなリボンが付いているのもキュートである。
ウエストはゴムなのでこちらも簡単に履けた。
Tシャツとスカートだけで優也はもう普通に女の子に見える。
「あとは、これとこれね」
仕上げに優香が差し出したのは、白いリボン付きのニットビスチェとピンクのフリルレースが付いた黒いソックスだ。
優也は受け取ると、ニットビスチェをTシャツの上に羽織って前のハート形のボタンを閉じようとした所、優香に止められた。
「あ、そこはしめない方が可愛いわよ」
そう言えば、朝にこの服を着ていた優菜も前は閉じていなかったのを思い出し、
いまその服を自分が着ているのを思うとますます恥ずかしさがこみ上げてきた。
恥ずかしいからと言ってどうにもならないので、もう自棄になり座ってソックスも履いてしまう。
自分の靴下でも一日履いたものをまた履くのは嫌なのに、妹のものとは言え他の人が脱いだ靴下を履くのは本当なら拒む所だが、
靴下だけ拒否した所で既に下着まで優菜のを身に付けている現状ではその考えは無意味だ。
優菜の衣類をフルコーデで着てしまった優也は、何だか自分が優菜になってしまった様な錯覚に陥ってしまいそうだった。
中学生になった時に身嗜みに気を付ける様にと、この部屋に備え付けられた全身鏡に映る自分の姿は本当に女の子そのものだ。
派手目な色彩なコーデだが、これは優菜がお気に入りのブランドのRONIで統一されており、着こなしは抜群だ。
優菜いわくカラフルポップなキュートコーデらしい。
「良い!グッジョブよ優也!」
その姿に優香は大はしゃぎだ。
自分の服を着ている駿真と見比べて更に御満悦だ。
「そうして見ると優也は本当に優菜みたいね。服を交換して髪をいじれば優菜と入れ替わっても解らないかもよ?
今度やってみなさいよ」
「勝手な事言わないでよ」
「駿真が私って言うのは無理があるか」
「そんな事より優也の姉ちゃん、早く裸見せてくれよ」
「ああ、そう言えばそう言う約束だったわね。良いわよ」
「ちょっとお姉ちゃん本当に脱ぐ気なの?」
優也は慌てるが、優香は全然恥ずかしがるでもなくあっさりとした態度だ。
二人の事を完全に子供扱いしているので平気と言うか、逆に反応を楽しんでいるのである。
「じゃあ行くわよ。ほら」
「うお〜すげー」
「っ!?」
色気も何もなく一気にバスローブを脱ぎ去る優香。
スタイルには多少自信ありの身体を見せつける様に胸を張って見せる。
その姿に駿真は喜び、優也は思わず顔を背けて目をつぶってしまう。
そしてその反応を楽しむ様に優香は言葉を続ける。
「裸を見せるだけじゃ終わらないわよ。あんた達に女の神秘って言うのを教えてあげるわ」
「おお!」
興奮する駿真に優香は余裕の笑みを浮かべ優也の方も見る。
「胸ばかり見てる様だけど、本当に凄いのはここなのよ?」
言って指を差したのは股間の陰部、つまり女性器の他ならない。
その事に息をのむ駿真だが、優也は相変わらず見ざる聞かざるをしようと明後日の方向を見ている。
それが、優香には気にいらなかったしい。
「ちょっと、優也ちゃんと見なさいよ」
「見ないってば」
優也の肩をつかむと強引に自分の方へ向き直させて、見せようとする。
優也も恥ずかしさから必死に抵抗するが、その事で逆に体制がもつれてしまいスカートがめくれ女児ショーツがあらわになる、
はっきり言って痴腐女が女装少年を襲っているようにしか見えない。
実際間違っていない様な気もする。
そしてもつれているうちに、優香はある一点に目がとまり何かに気が付く。
「ちょっと優也、あんた一丁前に勃起してるの!?」
「あ!いや」
「ボッキってなんだ?」
ショーツの中で元気にそそり立つ優也の一物を見て、優香は思わずにんまりとする。
企み顔とはこう言う顔を言うのだろう。
「(優也の反応がここまで早いなんてね、もう少し興奮させてからと思ったんだけどこれなら一気に行けるわ)」
先程思いついた企みを実行するべく、次の手に移る。
「あらあら、こんなに大きくしちゃって」
「あうっ」
優香はショーツの上から優也の勃起したものを人差し指で優しく撫でた。
精通はあっても自慰経験のない優也はそれだけのことで、
背中に寒気が走る様なゾクゾクとした感覚に囚われ声を漏らしてしまう。
優香はそのまま今度はショーツの上から優也のものをつかむと、握って刺激をした。
声を漏らす事には耐えたが、優也はそれに快感を感じてしまい口を閉じるのに必死だ。
「気持ち良いんでしょ? 我慢しなくて良いのよ」
そんな優也の反応にどんどん気分が乗って来た優香は、
今度は女児ショーツをずらし優也のいきり立つ一物を直接つかみ上下にしごき始める。
「う、あ、お姉ちゃん、ダメだよ、はぁ…」
「本当に優也のコレ、大きくなったら立派じゃないの。驚きの膨脹率ね」
言われるだけ本当に優也の一物は中学1年生にしてはなかなかの大きさで、
身体と共にこれからもっと成長するのかと思うと、優香的に将来がとても楽しみだ。
駿考えつつも優香が一物をしごく手の動きを早くして行くと、優也の亀頭部から透明な液が滲み始める。
「あぁ、うぅ…」
「そろそろ出るんじゃない?」
優也はいけないと思う背徳感と、刺激される快感が合わさって身体を巡るゾクゾクとした感覚に悩ましく見悶えるしかない。
そんな様子を頃合いと見た優香はしごく手を陰茎から亀頭部の下の方へと攻めを移す。
そこをつまむ様に刺激してやると、とうとう耐えきれなくなった優也の熱い迸りは限界を迎える。
「うぁ、う、あ、あ」
それは始めての夢精ではない精射だった。
女児服でコーデされた優也がめくり上げたスカートとずり下げた女児ショーツからそそり立つ一物より白濁液が勢いよく何度も噴き出している。
優也は快楽の絶頂にただただ奔流されるばかりだ。
「結構出たわね、でもこれで終わりじゃないのよね。ねえ駿真」
絶頂を迎え惚ける優也を余所に、今まで何をしているのかと動けずに姉弟の情事を見入ってしまっていた駿真に
優香は声を掛ける。
「え?なに?」
呼ばれた駿真はいまいちこの状況が飲み込めておらず、呼ばれて初めて我に返った。
「今のこれね、優也が大人だから感じる事が出来るとっても気持ちの良い事なのよ」
「大人だから…」
「でもね、これはセックスじゃないの。知っているセックス?」
「セックス?」
「大人のエッチよ。それさえ経験すれば優也より大人って事になれるわよ、
駿真にはそれを体験させてあげても良いんだけどね」
「ほ、本当か?」
「ただ、それにはテクニックが必要なのよね。今の私と優也の見てたわよね?」
「ああ、見てた」
「じゃあ、今度は駿真が優也にして上げて、さっきの白いの出させなさい」
「ええ?」
「ちょっとお姉ちゃん、それは!」
惚けていた優也だったが、さすがに聞き捨てならない話しに我に返り声を上げる。
「優也の意見は受け付けないわ。さあ、駿真やるのよ。それがテクニック習得に繋がるのよ」
「そうなのか、分かった」
口から出まかせも良い所だが、単純な駿真がそれを真に受けるのは容易かった。
駿真はすぐさま優也に飛びかかる様に覆いかぶさると、精射して元気を失いつつある優也の一物をつかむと乱暴に握りしめた。
「ぎゃ、痛いって駿真」
「おっとわりー、なんかさっき出たのでヌルヌルしてんなお前の」
「駿真までやめってってば」
「協力しろよ優也、俺が大人のエッチを体験する為だ」
女児女装をした少年の一物を握るこちらも女装した少年。
倒錯した光景がそこに広がっていた。
「(これよこれ!女装少年同士の絡み!これが見たかったのよ!)」
その光景に鼻息も荒く大興奮な優香。
これで鼻血でも出しながら写メを取りまくれば完璧に絵に描いた様な腐女子像だが、そこまで行かなくても、
こう言う事を望むあたり充分に腐っている。
未だ朝立ちや勃起を経験した事もない駿真は当然自慰経験もなく、どうすれば一物が勃起するのかなど解っていない為、
さっきの優香が優也に行った行為を見様見まねで真似ているのだが力加減が解っておらず、
ただひたすらに優也の一物をしごいていた。
「うーん、アングルが悪いわね。駿真あんた優也の後ろに回って背中からしごきなさい」
「おう、解った」
言われて駿真は優也の背中に回り込み後ろから一物をしごき始める。
お姉さん系の女装をした少年が女児女装をした少年に後ろから密着しした体勢で
スカートから頭を出している一物をしごく姿は倒錯的で、
女児女装をしている少年の頬が上気し淡く桃色に染まっているのがまた扇情的だ。
「(素晴らしい、素晴らしすぎるわ!ここは私の理想郷、ここのあったのね私のイーハトーブ)」
思い描いた情景を目の当たりにして優香は最高潮に気持ちを高ぶらせていた。
未だかつてない興奮に理性が無くなりそうだ。
「お、またでかくなってきた」
「あうう」
乱暴な愛撫でもしごかれれば反応して勃起してしまうのが中学生だ。
一度出したからと言って萎えて立たなくなるものではない。
優也はまたもやゾクゾクとした感覚に囚われ、身体がふわふわと力が入らなくなってしまう。
「よし優也、このままさっきの白いのだせよ」
「はう、あっ」
優也の一物が再び元気になると止めとばかりに駿真はしごく手を激しくして行ったのだが、
一度精射を済ませた優也の一物は中々熱い白濁液を吹き出そうとはしなかった
結果、駿真の乱暴で激しい愛撫が優也を責め立て続ける。
「なあ、早く出せよ」
「そ、そんな、こと、言ったって…」
責められる優也も押し寄せる快感に意識も朦朧となりトリップ状態になっているが、
責める駿真にも腕にだんだんと疲れが見えてくる。
「(このままだと出そうにないわね。
せっかくドピュッと勢い良く出た精液が自分の顔面に掛かってしまうって言うのが見れると思ったんだけど)」
この光景をずっと見ていたい優香だったが、このままでは不完全燃焼で終わりかねないと腐った思考で新たな閃きを思いつく。
「しょうがないわね。そう言う時は口でくわえて舌でなめるのよ。そうすれば確実に出るわ」
「ええ〜、チンポを口の中入れるのかよ。汚ねえって」
「そう?やっぱり駿真はお子様ね。大人はそれ位普通に出来るものよ」
「なにー?出来るよそんなもん」
嘘八百な優香の挑発にあっさりのってしまう駿真。
本当に単純な思考の持ち主である。
「あむ」
「うひ」
体勢を入れ替え前に回ると駿真は優也のいきり立つ一物を躊躇なくあっさりくわえ込む。
優也は自分の一物が温かくしっとりとした感覚に包まれるのを感じ、
更に快感を募らせて戸惑いに変な声を上げてしまった。
女装少年同士のフェラチオはやはり倒錯的で優香を興奮させる。
「駿真良いわよ。そのままアイスミルク食べる時見たくするの。そして口の中で舌もつかって舐めるのよ」
優香の言葉通り駿真は、駄菓子屋で良く食べる一番安い棒アイスを楽しむ時の様に口にくわえ舐めとるように
優也の一物を刺激していった。
その刺激は精通を迎えたばかりの優也にはあまりにも心地よすぎた、
先程の激しいしごきも充分に快楽の奔流に誘うものであったが、これはまた別な快楽が感じられる。
「あ、あう、うう、ああ、あぁ」
「うえっぷ!」
その快感に耐えきれず、優也は口中での舌の愛撫にすぐさま熱く白い白濁液を吹き出してしまった。
駿真はそれをまともに口腔内に受けてしまい、口の中が性液まみれとなる。
「ぺっぺっ、いきなり出すなよ。少し飲んじまった」
「はぁ、はぁ、はぁ…」
さすがに連続して二回も精射するともなれば、若くても子供の体力にはきつかったのか優也はぐったりだ。
「良くやったわ駿真。素晴らしいわ」
「本当か?じゃあ、早く俺に大人のエッチを教えてくれよ」
「そうね、さっそく教えてあげても良いんだけど、その前に一つ確認するわね」
「なんだよ?」
「駿真あんたのソレ、優也のみたくちゃんと立つの?」
言われて駿真ははっとするが、優也人比較にさせれば負けん気のある性格では立たないとは言えない。
「立つに決まってるだろ」
「本当に?じゃあ見せて見なさいよ」
「よし見てろ!」
言って駿真はキュロットと淡いイエローのショーツの上から股間をあらわにさせる。
毛が全く生えておらず、まだ皮もむけていないウインナーの様な一物はまさに子供そのものだ。
しかしながら、股間をさらけ出す女装少年と言う図は優香的にはおいしい画ではある。
「立ってないじゃない」
「見てな、こうやって」
先程優也にした様に駿真は自分の股間をしごいて見るが、まったく堅くなる様子はない。
駿真は気持ちよさを感じるどころか逆に股間が痛くなって来た。
「全然ダメじゃない。それじゃ大人のエッチは出来ないわね」
「ええ〜、そりゃないって」
「エッチはまた今度ね。それまでにあそこを大きくする方法を優也にでも教えてもらっておくことね」
「あ、待てよ」
優香は優也と駿真の痴態を見れるだけ見るとさっさとその場を去り部屋を出て行ってしまった。
「(ご馳走様。眼福だったわ、女装少年の絡みには興味あるけど、ショタと寝る趣味は無いのよね、
悪いけど。それにしてもあんなもの見れたら興奮が収まらないわ、さっそく部屋に帰ってお楽しみよ)」
こうしてまんまと優香の企みは成就した様だ。
部屋に残された優也と駿真はと言うと、精射後の虚脱感で女児女装のままショーツを膝上にずり下げた姿で
一物を晒し動けなくなっている優也に、駿真はずり下げたキュロットから覗くショーツの上からさらけ出した
立たない自分の一物を握りしめ、どうすれば立つのかと問い詰めると言うシュールな光景を繰り広げていたのだった。
※ ※ ※
――数日後、優也の家のリビング――
優香が暑さにやられリビングでアイスを食べていると、キッチンの方から母親と優菜の話す声が聞こえてきた。
「ねえ、お母さん私のショーツ知らない?シスタージェニィのやつ、お気にいりのなんだけど」
「知らないわよ」
「おかしいな、他の洗濯物はちゃんとしまってあったのに」
「気になるなら、今度からしまう時は自分でしなさいね」
「うーん、お母さんやって」
「まったく優香といい優菜といい、ずぼらなのは誰に似たのかしら」
「お母さんじゃない?」
「お母さんは違うわよ!」
「あははは」
何気ない会話だが、優菜のショーツの行方について優香には思い当たる節があった。
「(あちゃ〜、ちょっと優也の奴に変な性癖つけちゃったかな)」
ちょっと気まずそうな表情を浮かべるが、すぐに気を取り直してアイスを口に運んだ。
「うん、美味し♪」
アイスに舌鼓をうちくつろぐ今の優香には知る由もないが、この後の話し、
男の娘な弟と犯罪に成りかねない年下な彼氏が出来る事になろうとは心にも思わないだろう。
自縄自縛、ヤブヘビと言う言葉があるがまさにお鉢が回るとはこの事だ。
もっともそれで懲りないのは優香らしいと言えばそれまでの話である。
今はただアイスで涼をとり、一時のくつろぎを満喫するだけであった。
「また、女装少年の絡みをじっくり堪能したいわね〜」
〜おわり〜
長編おつ
乙!
乙!
随分長文で頑張ったようだが内容的に小ネタ程度で良いよ
途中で読むの疲れた
それか無理に書き上げないで一つ一つの描写を丁寧にして連載にすると良作になると思うよ
エロが売りっぽい作品なのにエッチシーンの描写が簡略し過ぎで少し残念だ
悪くないとは思うのでまた頑張って下さい
まさかこの状況でダメ出しする奴がいようとは・・・( ゚д゚)
このスレから書き手が消えた理由が分かった気がする
「悪くはない」ってどこまで読者様ぶりを発揮してるのだろうか
乙!
>>51 お前みたいな奴がいるのが書き手が消えた原因だと思うよ
別に感想ぐらい好きに書かせろよ、横からごちゃごちゃ言うな
まぁ、そうケンカせずに。
意見を求める書き手も確かにいるし、悪意ある「決めつけ」でないなら、一方的に褒めなくても許されると思うよ。
ただ、今回のように「お見苦しい稚拙な文なのは御容赦下さい」とある場合、あまりキビしく評価するのは気の毒かも。未熟なのを承知で投下してくれてるんだしさ。
それはそうと、47は乙でした。次回があれば、優也&駿真の挿入まで見たいかも
まあ、何つーかこの空気で投下してくれた
>>29は賞賛に値するわ
色々言う奴も中にはいるだろうが頑張ってくれ
>>52 ここまで矛盾に満ちたレスも珍しいな( ゚д゚)
「優也くん家のお姉さん」にレス下さった方ありがとうございます。
実はHシーンとか得意ではないのです。
ですが色々頑張りますのでよろしくお願いします。
本日は前に思いついて書いた小ネタを投稿させて頂きます。
相変わらずな稚拙な文ですが小ネタですので。
今日は彼女と花火大会へ。
浴衣姿の彼女はとっても可愛く素敵だった。
綺麗な花火に気分も盛り上がり、俺は彼女と繁華街のホテルへと。
そうして男女の営みを交わしたまでは良かったのだが…。
「ちょっと待て、何でお前俺の服着てるんだ?」
「うん、これはある問題を解決するためなの」
「問題?」
「ちょっと着付けの事でね」
「なんだよお前、浴衣の着付け出来るって言ってたじゃないか」
「出来るわよ」
「じゃあ何が問題なんだよ」
「それがね私、人の着付けは出来るけど自分のは出来なくてね」
「いや、人の出来るなら自分の出来るだろ普通」
「出来ないものは仕方が無いじゃない」
「あのなぁ、じゃあどうするんだよ」
「だからあなたの服を借りたのよ」
「そうしたら俺が着るものが無いだろ、俺はどうする?」
「だから、人の着付けは出来るって言ったじゃない」
「おま、まさか」
「あなたがこの浴衣を着ればいいのよ」
「冗談言うな」
「本気よ。この浴衣、可愛くて素敵だって言ってたじゃない」
「それはお前が着てるからであって、俺が着てもキモイだけだ」
「そんな事ないと思うわ。きっと似合うわ」
「俺は着ないぞ。良いから服返せ」
「何?あなたは私に乱れた姿で帰れと言うの?」
「いや、それは」
「ね、お願い。私の為に着てくれない?」
上目使いのでのお願いポーズ。
彼女のこれに俺は弱い。
これで今までに何度も言う事を聞いてしまっている。
「う、解った」
「本当?ありがとう!」
俺の返事に嬉しそうに浴衣の準備を始める彼女。
「はい、まずはこれ」
「まずはって、ショーツまで履く事ないだろ」
「だってこれ、浴衣でもラインが出ないように選んだものだから、これも穿いてもらわないと」
「どうしても穿かないとダメか?」
「別に着物だから穿かなくても良いけど、もっと恥ずかしいと思うわよ」
「うぐ、…穿きます」
渡されたショーツに足を通す。
ピッタリと肌に吸いつく様な薄い生地に変な気分だ。
その際に彼女のショーツを穿いて俺のムスコが少し元気になったのは秘密だ。
「次は肌襦袢と裾よけね」
言うと彼女は着物の時の下着を俺に着せて言った。
ベッドインする時にも思ったが、光沢のある白いすべすべの生地は絹なのだろうか、
見た目も魅力的で手触りも良かったが、こうして着て見ると肌触りも良い。
「そしてメインの浴衣だよ」
白を基調としたピンクの大花ばら柄は今年の流行らしく彼女にはとても似合っていた。
彼女にされるまま、涼しげで可愛らしさを想わせるその浴衣に袖を通しはおる。
「じゃあ、両手を開いてあげてくれる?」
言われた通りにすると、彼女は袖の両端を持って軽く引き、浴衣がキチンと左右対称に着れているか確認する。
そして今度は着丈を合わせる為に衿先から15cmくらいの所を持ち体に添わせながらくるぶしに掛かる位で合わせた。
「丈はこんなものね」
着丈が決まると前の合わせをしっかりと衿先が右腰までくるように合わせ、それから下前と入れ替える。
緩みのないようにしっかりと体に巻きつけられたので自然と背筋が伸びた。
位置が決まった所でウエストより少し下がった腰骨のところに紐を締められた。
和服は苦しいイメージがあるのだが、腰パンの様な位置なので苦しくはない。
「ちょっと手を入れるね」
今度は懐に手を入れて、紐の上に重なる様に浴衣の上部を引き首の後ろの衿にも隙間を作った。
いわゆるおはしょりと言うものだろう。
浴衣として大分形が整ってきた感じがする。
「また両手を上げてもらって良い?」
言葉に従いまた両手を開くと彼女は手に持った紐を今度は胸の位置にかけた。
前から衿をおさえるようにかけて後ろに回して交差し、また前に回してきて結ぶと、
背中の皺をわきの下から両側に均等に引いて始末する。
胸に紐が通るとますますもって背筋が引き締まった。
「あとはだて締めと帯び板ね」
彼女は紐の上に帯の下に着けるらしい薄い帯を締めると、
その上にメッシュの板状になってバンドが付いている物を装着した。
「さ、仕上げは帯びね」
いよいよ最後の仕上げの帯を巻くのに、赤と黄色のリバーシブルな帯を俺の右肩にかけると
長い方をぐるぐると胴にふた巻きし、折り幅を細くすると前で結んだ。
この時点で結構胸が圧迫する、男の俺は平気だが胸のある彼女なんかは苦しいのじゃなかろうか?
そんな事を思っていると、彼女は帯の長い方を蛇腹に折ると、その反対の方の中心をつまんで細くして、
幅を半分に折った手先で上からくるみ、裏を通して二回ほどまいた。
余った部分は上からまいた帯と帯板の間を通して下まで引き下ろし、まいた帯の間に挟み込んむ。
そして形を整えると見事な蝶が出来上がった。
それをくるっと背中にまわし、最後にその上から飾り紐のを結ぶと立派な浴衣姿が完成した。
人の着付けは出来ると言うだけあってなかなかの手際だ。
これで自分自身は着付け出来ないと言うのも不思議な話だ。
「本当にお前の浴衣着ちゃったよ」
「うん、似合ってる」
「嬉しくないけどな」
「でも、もうワンポイント足りないわね」
「なにが?」
俺がきょとんとしていると彼女は俺の頭にパチンとなにやら付けた様だ。
何かと思って鏡を見て見るとそれは髪のボリュームを出す為のエクステだ。
エクステを付けただけで俺は随分女っぽく見えてしまっていた。
「あとこれも」
おまけとばかりにピンクの薔薇の髪飾りまで付けられる。
完全にホテルに入る前の彼女の格好と一緒だ。
「良いわね」
「あのな、ここまでしなくても良いだろ」
「いや、せっかくだからもっと完璧にしない?」
「これ以上何を」
嫌な予感がする。
「やっぱりさ、メイクは必要だと思うのよ」
「げっ」
「ね、お願い」
う、またそのお願いポーズか、そう何度も俺が折れると…。
「解ったよ、好きにやってくれ」
「やった〜」
折れました。
で、結局俺はメイクまで完璧にされ、
慣れない女物の下駄でおぼつかない足取りのまま彼女にエスコートされると言う
服装も男女逆転な夜の散歩をするハメになったと言う訳だ。
そしてこれは余談だが、翌年のお正月に着物姿の彼女とホテルに入りまた同じ目に会うと言うのは
俺が間抜けだからなんだろうな。
一つ言える事、それは和装には気を付けた方が良いと言う事だ。
〜おわり〜
イイヨイイヨ
小ネタ乙!
なんか着付けの説明が延々と書かれとるな
まあ、小ネタだからいいか
もう少し女が嬉々として着付けしたり、男が興奮するなり嫌がるなりさせるともっと良くなったかと
ネタは良いと思うので頑張れ!
服装の説明は重要!
ある意味メインだから、してくれた方がうれしい
だから、悪くないと思うよ。
上の方見たら、悪くないがどうとか論争してたようだけど、別に悪い言葉じゃないよね
何故話を蒸し返すのかと
供給を待ってたとは思えないほど読み手が上から目線だねw
まぁ別にいいと思うけど
目の肥えた読者様が書き手を育て上げる新しいタイプのスレだからな
乙と書いておけば何を書いても許されるのがここのルール
>>60 2作品も乙!
流れにのって俺も言わせてもらうぜ!w
まず最初のやつ内容の割に長いがそこそこ良かった
エロが苦手ならフェチで攻めろ
洗濯物とか使用済み着せてるところ見るとあんた着用フェチだろ?
その性癖をさらけ出せばきっとコアな濃い作品が出来るな
浴衣の話しは女装後の男女逆転散歩の方をもっと書くべきだ
知り合いに見られたり、変な奴等に絡まれたりとか
女装のまま女に置き去りされたりするのもありだな
いろいろ書いたが流れで調子にのって見ただけなので気にしないように
わざわざ過疎スレに投下するあんたは凄えよ
ここでは堂々としていれば良いんだよ
俺みたいな外野がとやかく言っても気にするな
あんたは自分の好きなもん好きなように書きなって
男ならガンガン逝こうぜ!
┌─┐
|も.|
|う |
│来│
│ね│
│え .|
│よ .|
バカ ゴルァ │ !!.│
└─┤ プンプン
ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ (`Д´)ノ ( `Д)
| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
〜 〜  ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎−>┘◎
このスレってこんなのだったか?
ウザイの湧いてるのは夏だからなのか
人の作品に口出しする前に自分で手本になる様な作品投下して見せればいいだろ
そうしてから口出しするなら納得する
末期のスレって大体こんな感じ
最後は声のでかい奴だけが残る
スルーして雑談始めるよりかはマシ
だと思う
目くそ鼻くそレベルじゃないかw
ほれ見ろや、あまり言うから作者がキレてるじゃんか
口出した奴、責任もってなんか作品投下しる
あと74は作者に対して失礼だろ
一緒にしてやるな
読者様がいるだけでこの荒れようですよ
>>75 お話しを投稿させて貰った者ですが、違いますよ。
皆様、小ネタの方にもいろいろレスを下さりありがとうございます。
今後に生かし頑張らせて頂きます。
煽るからよけいに酷くなるの繰り返し
夏だなあ
気のせいだろ!
作品よりおまえらのやり取りを見ている方が面白いな
どう考えても面白くないんだよなぁ
人の感想に文句を言いだしたら末期
読者様「批評なら俺に任せろー」
本当に末期なら自治房が出て来て、雑談するなとか言い始めたりするよな
あと、こんな話しが見たいから書いてくれとしきりにねだる奴とか
そして最後は保守だけが並ぶ様になると完全に死にスレだ
だがここはまだ少しだけ、ほんの少しだけ生きている
時代は男の子娘だ
そしてそれも既に飽食気味になりつつある
一周回って如何にも男な女装が見たい今日この頃
まあ、気持ちは分かるがその前に何でもいから作品投下を願っとけ
先生、オレ女装作品が見たいです。
何でも良い訳じゃ無いです。
良い作品を読ませて下さい。
このスレにはまだそれがありません。
オレは願い渇望します。
具体的にどんなのが良い作品なんだ?
人によって好みがあるだろ
俺は強制女装ものが好きだな
ただ男がやたら「嫌だー」と「いやーやめてー」か叫んだりするのは何かしらける
何て言うか逆らえない状況で追い詰められて自分から女物を恥ずかしながら身につけるとか言う感じが好きだ
俺は文才無いから書けないけどな
女装だからってやたら腐女子臭するのは苦手かもしれん
そう言うのはスルーするから良いけどな
俺はエロは無くていいから何か女装作品の投下を気長に待つさ
自分の好みを言うのは勝手だが
そんな態度では誰も投下などしてはくれないぞ
今このスレの状況で選り好み出来る立場か考えてみろ
『信じて送り出した可愛い弟が、リア充男の娘になって恋人(♂)と共に帰宅した件』
主人公(語り手)はブラコンでショタコンな腐女子系女子高生。
夏休みに密かに溺愛する中一の弟が友人達と二泊三日で海に出かけ、帰って来た時には、どこからどう見ても清楚可憐な美少女にしか見えない男の娘になっていたため、愕然とする。
弟は、旅先の罰ゲームで女装させられ、あまりに似合っていたためハマってしまい、さらに暴走した親友に押し倒されて完全に男の娘として覚醒してしまったらしい(日焼けあとも女物のワンピース水着の跡がクッキリ)。
ところが、フリーダム過ぎる姉弟の両親は、「男娘(むすめ)さんを嫁に下さい!」と言いに来た親友の男らしさを気に入り、また変貌した弟が「理想の娘」だった(姉は色々残念過ぎて見放されてる)ため、「可愛いは正義!」と、ふたりの仲を認めてしまう。
両親公認で日常的に女装し、お化粧やファッション、家事などの女子力を日に日に上げていく弟に、「ぐぬぬ」となる姉。何とか真っ当な道に引き戻そうと、両親の留守に襲ってフェラまでするのだが、既に心が完全に女の子化した弟は、拙い姉の愛撫程度では堅くならない。
そこへ、弟の親友兼恋人が乱入して、姉を緊縛。その目の前で、弟とのラブラブエッチを散々に見せつける。
その後、弟をレイプしようとしたお仕置きとして、弟の親友に姉も処女を奪われてしまう。もっとも、ショタコンな姉にとっては、年下の少年に抱かれてイカされることは、ある意味ご褒美だったが……。
エピローグでは、仲良し姉「妹」となった主人公達が、ふたりで買い物に出かける場面。出先でバッタリ「恋人」と出会い、心底幸せそうな「妹」を羨ましがる姉。ふたりは、同級生で良ければ紹介してあげようかと申し出て、「ぜひお願い」と意気込む姉なのだった。
──という妄想を思いついたが、どう見ても文章よりエロマンガ向けのネタだよなぁ。
誰かコミカライズしてくれないものか。
>>92 とりあえず、
「俺の親友がこんなに可愛いから辛抱できるはずがない」
という旅先での話を書いてみたらどうだろう。
この手の話はアンソロとかで飽食気味だからな
そうするとコミックになると絵による好みが割合を占めると言った感じか
正直女装もの自体が飽和状態に近くなった昨今、目新しいネタが無いのが実情か
おかげで読む人間が自分を含めグルメになり過ぎて贅沢病になっている
強制女装ものが読みたいです
恥じらいでいる女装子萌え
このスレもうだめぽ
ぬるぽ
いい歳をした男が女子小学生になりたくて
女子小学生に頼み込んで服を交換してもらい
赤いランドセルを嬉しがっていると
服を交換した女子小学生に外に連れ出され
その友達も加わり、男に女の子らしく振る舞う様に強要し
その様子を嘲笑いながら楽しまれ
最後には女子小学生の兄貴に男が犯される
と言う変態小説を妄想した
あと、もうひとつ
道で突然女の人にぶつかられて助けを求められる
友達が変なやつらに監禁され自分もされたが逃げて来たとの事
友達を助けたいので協力して欲しいと無理矢理手を引っ張るとどこかの空き家へ連れてこられる
促されて中に入ると突然後頭部に強い衝撃を受け気を失ってしまう
目が覚めると縛られて身動きが出来なくなっており
目の前には身体のラインが浮かび出るラバースーツに全頭マスク
ロンググローブにニーハイブーツ姿で拘束された女性がいた
どう言う事かと焦っていると男の声でその女を助けたいかと聞かれる
思わず助けたいと言ってしまうと今度は、それならお前がこの女の替わりになれと言われる
意味を図りかねていると、男が現れ女の拘束を解くとラバースーツを脱がしていく
全身汗だくで、滴り落ちる大量の発汗をした女の表情は憔悴しきっていた
男が下を脱がすと途端に排尿の臭いが立ち込める
女性器には深々とバイブが挿入されておりそれも引き抜かれる
女を裸にすると男は、縛られているロープを解くとナイフで脅しながら全裸になるように言ってくる
言われた通り全裸になると今度は女から脱がせた汗まみれなラバースーツを着れと言ってきた
ナイフの脅しに屈しその汗まみれで尿臭のするラバースーツを着ようとすると
男は女から引き抜いた滑ったままのバイブをお尻に突き刺し奥まで押し込む
痛みに耐えながらも女が着ていた汗まみれなラバースーツを着込むと背中のファスナーを閉められ
身体が女の様なラインに矯正され、さらにグローブやニーハイブーツを付けられ
最後に汗と唾液で滑った臭い前頭マスクを被せられるとそこにはもう自分は居なくなった
女は俺の脱いだ服を着込むとここから出て行った
後に残された俺は男に拘束されるとここにひとり残された、その姿は先ほど見た女の姿そのものだった
と言う感じの訳の解らんのを暑さにほだかれて妄想してしまった
>>99 立場交換スレ向きかもしれないけどツボだなぁ
「ごめんくださーい、みーな来たよ〜」
「やあ、美姫奈ちゃんいらっしゃい」
アパートの一室に赤いランドセルを背負った女の子が訪ねてきた。
それを迎えるのはどこか頼りない感じの青年だ。
「ねえねえ、良いものって何?」
「ああ、これだよ」
「あ、プリズムストーンだ。見せて」
「良いよ」
「わあ、これってレッドチェックワンピースだ。すごい〜」
青年がとりだした宝石のおもちゃに目を輝かせる美姫奈。
何やら良いものだったらしくはしゃいでいる。
「美姫奈ちゃんにあげるよ」
「ほんと?やった〜♪」
青年の言葉に美姫奈は歓喜の声を出して喜ぶ。
だが、青年は何か思惑がある様で緊張の面持ちで言葉をつづけた。
「その代わりちょっと願い聴いてほしんだけど」
「なに?」
「ちょっとランドセルと名札を貸してくれないかな?」
「うん良いけど、なんで?」
その青年の申し出に意味が解らない美姫奈。
青年は恥ずかしながらも言葉を続ける。
「いや、ちょっと女の子の気分になってみたくて。ダメかな?」
「え〜、たかちゃんって女の子になりたいの?」
「うん、昔から女の子が羨ましくて」
「そうなんだ」
青年の告白に驚きを見せたものの、美姫奈は少し考えるとすぐ返事を返した。
「良いよ。すごく良いものくれたし」
「ありがとう美姫奈ちゃん」
美姫奈の返事に表情を明るくし喜びの表情を見せる青年。
「じゃあ、これからたかちゃんを女の子にしてあげるからちょっと待っててね」
美姫奈はそう言うとランドセルを下ろすと、なぜか服を脱ぎ始める。
「ちょっと美姫奈ちゃん?」
たかちゃんと呼ばれた青年はその行動に慌てるが、美姫奈は気にせず脱ぎ続け裸になった。
「せっかくだからランドセルだけじゃなくて、全部女の子になったらいいよ」
「全部?」
「うん、これ全部貸してあげるから」
美姫奈は脱いだ衣類を全部青年に持たせると、着替えるように急かす。
「ほら、早く」
「あ、うん」
促されるままに青年は自分の服を脱いでいき自らも裸になる。
そして美姫奈の脱いだパンツを手に取るとゆっくりと足を通す。
凄い興奮と動機で手が震えながらも上まで引き上げていき、美姫奈のパンツが自分の股間を覆うとなんとも言えない喜びに包まれた。
「私の服貸しちゃったら、着るものないからたかちゃんの服借りるね」
青年がパンツをはいたのを見て美姫奈は言うと、青年が脱いだ服を着はじめた。
躊躇しながらゆっくりと着る青年に比べ、美姫奈は簡単にパンツやシャツなども全部着こんであっという間に着替え終わってしまった。
女の子が男ものを着ても全然変ではない。
むしろ逆に可愛さが出るぐらいだ。
「どう似合ってる?」
「あ、うん可愛いよ」
美姫奈に応えつつも青年は今度は女の子用のシャツを被る。
するとなんだか良い匂いがして、自分が女の子になった様で嬉しい気持ちになった。
ウエストがゴムになっているスカートをはき、上の服を着て膝上の靴下をはくとその姿は女の子そのものになる。
「わ〜たかちゃん似合ってる」
「そ、そうかな?」
美姫奈に褒められ照れる青年。
上から下まで女の子の服を着て幸せそのものだ。
「じゃあ、ランドセルも背負って」
美姫奈が赤いランドセルを差し出すと、青年はそれを受け取り背中に背負う。
もうすっかり小学生の女の子だ。
胸の名札を見るとそこには美姫奈の名前があり、自分が美姫奈になった気分だ。
「たかちゃんすごっく可愛い!」
美姫奈もおおはしゃぎだ。
「でも、たかちゃんだと女の子らしくないから名前は私と交換して美姫奈にしなよ。名札もつけてるし」
「うん、私は美姫奈だよ」
言われてすっかりその気になる青年。
希望する以上の念願がかなって有頂天だ。
だが、青年はまだ知らなかった。
これから待ち受ける不幸と苦難の数々を
>>99の妄想を受けて書いてみた。
だがもう駄目だ。
力尽きて続きは書けん。
この青年──もとい「美姫奈」ちゃんが、散々子どもたちにいぢめられたのち、
本物の兄に美味しく戴かれるのか。胸がアツくなるな!
ついでにちと妄想。
青年は、19〜20歳の浪人生(実家が裕福)で、「勉強に集中するため」と称して近所のアパートでひとり暮らし。ガリガリで身長もあまり高くなくて(それがコンプレックス)、だから美姫奈(たぶん小6くらい?)の服も普通に着れるとかかな?
美姫奈は同じアパートに住む近所の娘さん。両親は共働きかつ海外赴任中だが、高3の兄がいて、彼女の保護者代わり。
その兄は青年の2歳年下の高校時代の後輩で、当然顔見知り。「美姫奈」の格好をしている青年を、子どもたちのいじめから救ってくれた浦島太郎(おんじん)かと思いきや、それをタテに青年に自らの「妹」になることを強要する……とか。
夏休みで、かつ互いに親の目がないのをいいコトに、青年は「美姫奈」として兄の管轄下に置かれる(本物の美姫奈は青年の部屋で気ままに過ごしている)。
女子小学生としての躾と扱いに屈辱的なものを感じながら、同時に倒錯した悦びを覚えてしまう「美姫奈」。
徐々に兄への信頼度(依存度)が高まり、また小学生女装も板についてきて、兄に連れられ、そのまま外へ「美姫奈」としてお出かけ。兄と本物の根回しのおかげで、「クラスメイト」たちも完全に彼女を「美姫奈」として扱う。
青年のアイデンティティを揺らぎ始めたころ、「美姫奈」は兄に、最初は優しく、最後は失神するまでハードに犯され、完全に「自分」を見失ってしまう。
ラストは、夏休み明けの9月1日。赤いランドセルを背負い、胸に名札を付けて、元気に小学校に登校する「美姫奈」の姿が……とか。
やっばこのスレすげーわ
なんつうかアレだよな
やっぱ、アレ、かなぁ。
まさか、ワザワザこのスレを見に来る猛者にもヒかれるとは思わなかった。
しかし! 107を読んでさらに
「実は青年の両親(会社経営)もグルで、
成績不振でやる気のない我が子を見限り、
小学生ながら高校生並の学力を持つ美姫奈(本物)を後継者にしようと、
美姫奈の兄の提案にノった
(つまり青年に戻る道はない)」
とか鬼畜な妄想をするオレはもうタメかもしれん。
>99、104、105、107、110
この辺のネタつなげて、某恥辱庵あたりに絵を付けて同人作品化してほしいな。
主人公が喜んで女児女装しているのはあそこの作風では違うんじゃないかな
おちる過程がなくなるし、ただ女の子になりたいだけだったのに肉奴隷にされるとか
ハードな展開になりそうだ
それにランドセルとか小学生とかは文章でも規制が厳しいらしいよ
作品化するなら某彼氏彼女化計画の所の方があってるかもな
でも、あそこも主人公が年上で女の子が子供って言うのは無いか
女に主導権があって男が受け身が基本だから
おまいらなに言ってんだ
107と110はどう見ても前スレでほぼ全ての作品を投下してくれた作者様じゃないか
ブログの方にはこのスレに投下した作品のせてないが良い作品を書く書き手だぞ
是非そのネタで作品書いて欲しい
ワクテカで期待しる
114 :
色々書いた人:2011/08/20(土) 18:53:09.30 ID:Vr9jouZn
>>113 ちょ……確かに、107は自分ですけど、何でわかんの!?
とは言え、私が自分で書くなら、立場交換への第三者の介入は極力減らす(たぶん兄のみに留める)と思います。
そうですね……海外にいる兄妹の両親には、本物の美姫奈の写真に偽美姫奈の画像をちょっとずつモーフィング合成した写真を近況報告として毎週送りつけ、その後徐々に偽美姫奈の割合を増やして、あたかも「自然にそんな顔に成長した」かの見せかける、とか。
(よって、半年後に帰国した両親は、偽美姫奈を我が子だとまったく疑わない)
でも、確かに近所に住む青年の両親をどうするかが難点なのか。110みたく「青年の両親もグル」なら、そこを考えずに済むなぁ。
──はっ! べ、別に書くって決めたわけじゃないんだからね!
115 :
色々書いた人:2011/08/20(土) 18:56:16.06 ID:Vr9jouZn
>>112 嗚呼、確かに。彼氏彼女化さんの方がらしいかも。
でも、あちらもあんまり男×男の娘な話はないんですよね。痛し痒し。
>>114 そうじゃないかなーと思ってたらやっぱりw
>>114はいつデレて作品を書いてくれるのか?
書いてくれないと女児女装させて優しく穏やかな時間を過ごさせるぞ。
そして愛のある素敵で甘い日々を送る事になるんだ。
それじゃあ書かない方が良いような気がする
作者様が可愛く女児女装をして、ここの住人に愛でられる訳だな
優しく夜の手解きもされて幸せに堕ちる様を手記で綴ってもらい
ここに投下していくスタイルか
中々に美味しいな
もし作者様に妹か姉が居たら、まずは洗濯物を借りて女装の練習をしてくれ
いきなり女児女装はハードル高いからな
良い感じだった
つまりは114さんは今可愛い女装少女になっていると言う事か?
ぬいぐるみを抱っこしながらパソコンを使ったりしてるんだな
頭なでなでされれにへらってはにかんだりしてるんだな
夏休みだから女児水着でプールに連れてってもらったり、
子供用のドレス浴衣で縁日とか連れてってもらっているんだな
144さんは幸せだな
新学期には女の子用ランドセルで小学校へ登校か
宿題ちゃんとやっているかい?
女装少女の作者×スレ住民か・・・
胸熱
お前女装じゃねって?王様を裸だって言っちゃうKYな住人が次のターゲットなんだよね・・・
誰か女児女装な作者の114に夜の手解きをしてやってくれまいか
はっ!いや待てよ
114は作者なんだから手解きされるまでもなくお手のものだよな
逆に俺らが手玉にとられるのか
可愛いからと言って油断出来ないな
床上手な女児女装娘たんとは萌える
素晴らし過ぎるぜ114!
よほどネタに飢えていたのか、お前ら食いつき過ぎ
妄想逞しいのは結構だが、良く考えれば惨事だぞ
114が女装似合うとは限らないだろう
ピザで禿げ散らかしたおっさんだったらどうする?
そんなのが
>>121みたいな事していたり、
>>124みたいな事して来るんだぞ?
想像しただけで吐くわ
そう言うのが好物なら良いんだがな
もしピザで禿げ散らかしていないとしても、女児女装のおっさんだけはダメだ
熟女装なら百歩譲ってOKだ
126 :
114:2011/08/26(金) 18:57:21.98 ID:P4fowx4c
「彼女」がコクヨの学習机に向かい、ノートに何かを書きつけている
「……まる、っと。お兄ちゃん、書けましたよ〜!」
書き終えたらしい「彼女」が、歓声とともにノートを手にこちらに駆け寄って来るのを、私はにこやかに出迎えた。
「ほほぅ、もう書けたのかい。イヨはがんばり屋さんだなぁ」
「妹」が書きあげた短編小説──俗にネット「SS」と呼ばれるテキストを、私が妹に代わってテキストに打ち込み、ネットにアップすることになっているのだ
こう見えて「妹」のSSは、かなりの数の人から好評や応援のコメントをもらっている、ちょっとしたネット作家さんなのだ。
「どれどれ……うん、今回もすごくいい話じゃないか」
実際、身内の贔屓目抜きにしても、「妹」のSSはおもしろいと思う。
「ホント!? じゃあ、お兄ちゃん、イヨを「いい子いい子」して♪」
「ああ、いいとも」
ピョコンと下げられた頭を優しく撫でてやると、「彼女」は「えへへへ〜♪」と目を細めて微笑う。
一見、それはありふれた仲良し兄妹の風景。
私は(自分で言うのもナンだが)ごくありふれた20代初めのサラリーマンに、そして、目の前の「彼女」は、傍目には12、3歳くらいの少女に見えるだろう。
癖のない黒髪を首筋あたりで切りそろえたオカッパヘア。
肩の部分がパフスリーブになった長袖の白いブラウスと、濃緑色のジャンパースカートを着て、白いハイソックスを履いている。スカート丈はやや短めなので、可愛らしい膝小僧とすべすべした太腿の半分程度がよく見えた。
背丈は160センチ程度で顔立ちも若干大人っぽいものの、無邪気な笑顔はまだ子どもそのものだ。最近の子供は発育が早いから、小六や中一でもコレくらいの娘がいても別段おかしくはない。
──だが……真実は違う。
(ここまで徹底的に壊すつもりはなかったんだがなぁ……)
ゴロゴロと無邪気に懐いてくる「妹」の相手をしながら、私は心の奥で軽い溜息をついた。
もっとも、「少女」の現況には私自身が関与していることも否定はできない。というか、むしろ主犯と言ってもよい。
実を言うと、私の目の前で、ご褒美のケーキを食べてご満悦な「少女」イヨは、本来は市原一四(ひとつばし・かずし)という名前の私の会社の後輩の青年だったのだから。
127 :
114:2011/08/26(金) 18:57:58.26 ID:P4fowx4c
市原君は私とは一歳違いの高卒の新入社員だった。
四月頭に初めて彼の顔見た時、正直、驚かなかったと言えば嘘になるだろう。
なぜなら、やや童顔なのを気にしているらしい彼の顔は、ほんの数ヵ月前に交通事故で亡くなった、歳の離れた私の妹・伊代とそっくりだったからだ。
そのこともあって、私は同じ部署に配属された彼のことを弟のように可愛がった。彼も、高校を出て初めての会社勤めということで色々心細かったのだろう。私のことをまるで本当の兄のように慕い、頼りにしてくれていた。
そのままの関係が続けば、私もあんな馬鹿なことを考えなかったに違いない。
だが……市原君が入社した年の1月半ばに会社が大規模なリストラを敢行し、まだ仕事に馴染みきっていない彼も首を切られた。
ロクな蓄えも保障ないまま放りだされて茫然とする彼に、「よかったらウチに来ないか?」と私が声をかけたのは、純粋な好意だったと信じたい。
彼が両親を高校時代に事故で亡くして身寄りがないことや、親戚とも疎遠になっていることは既に聞いていたからだ。
「先輩にご迷惑かけるのは」と渋る彼を、「困ったときはお互い様」と、どうにか説き伏せ、「次の仕事が見つかるまで」という約束で、彼はアパートを引き払い、ウチ──俺の実家に居候(言葉の上では下宿)することになった。
私が彼のことを色々話していたせいか、ウチの両親も彼を歓迎してくれた。
そこまでは別段良かったのだ。
だが……
「こうして一緒に夕飯を食べていると、まるで伊代が生き返ったみたいだな」
父の何気ない言葉が、食卓にさまざまな衝撃と感情をもたらしたのだ。
母には、心からの同意と一年経っても癒えぬ哀しみの涙を。
市原くんには、同情心と僅かな居心地の悪さを。
そして、私の脳内に、天啓、あるいは悪魔の囁きを。
夕食後、私は市原君を自室に誘い、言葉巧みに我が家の事情を誇張して語り、情にもろい彼から「あること」への言質をとりつけた。
勘の良い方はおそらくおわかりだろう。
そう、彼に「妹の格好をして両親の前に出る」ことを依頼したのだ。
128 :
114:2011/08/26(金) 18:58:22.37 ID:P4fowx4c
彼にとって私は敬愛する先輩で、色々と恩義もあり、さらに現在の家主ということで、断ることは難しかったに違いない。
さらに私には勝算があった。
日頃は、その背の低さへのコンプレックスからか、できる限り男らしい言動・嗜好を心がけていたようだが、一緒にいる時間の長かった私は、彼が実は可愛い物や甘い物が好きなこと、少女漫画などもよく読んでいることを知っていたのだ。
案の定、「恩義のある先輩に言われて渋々」という態度を装っていたものの、彼は私が渡した妹の──伊代の服に興味津津だった。
本来なら、私とて大事な妹の遺品とも言える衣服を、赤の他人の手に委ねたりはしない。
けれど……その時の私は父の言葉の衝撃に正常な思考を失っていたのだろう。
まるで、目の前の後輩が、まるで妹が甦った姿のように思えたのだ。
無論、それは馬鹿げた感傷だ。仮に「霊魂」や「生まれ変わり」が実在するとしても、市原君は伊代が死ぬ前に生れているのだから。
だが、そんな理屈も、第二小学校の女子制服を着た彼の姿の前にはフッ飛んだ。
「ど、どうですか、一橋先輩?」
黒い上着に白い襟のついたセーラー服を着て、ややミニ気味な白いプリーツスカートと白いタイツを履き、これまた白いベレーのような制帽をかぶったその姿は、まさしく我が妹そのものだったからだ!
「あぁ……驚いたな。父さんの言葉じゃないが、本当に伊代が生き返ったみたいだ」
それでも、かろうじてそんな言葉を口にするだけの理性は、私にもまだ残っていた。さすがに髪型が少し違うが、ちょうど伊代も長年伸ばしていた髪を六年生になってから切っていたので、ショートヘアにもそれほど違和感はない。
「そ、そうなんですか。えっと、それじゃあ……お兄ちゃん♪」
その呼び方がトドメとなった。
私は、「彼女」をしっかりと抱きしめて大声で泣き出し……騒ぎを聞きつけてやってきた両親もまた、「娘」の姿を見て完全に取り乱してしまったのだから。
結局、ウチの両親ふたりの懇願に負けた「市原一四」は──少なくともウチにいる間は──娘の「一橋伊代」として振る舞い、また扱われることになったのだ。
幸か不幸か、「彼」も小学校時代は名前から「イヨちゃん」とあだ名されてたらしく、その呼び方自体にはさして違和感はないらしい。
また、女物──それも小学生の女の子の服装にも、「実は内心少し興味があった」とのことで、それほど拒絶を示すことはなかった。
ただし、この時点では、単に両親を慰めるための仮装、あくまで一時的な措置だと、私も彼も思っていたのだ。
129 :
114:2011/08/26(金) 18:58:46.72 ID:P4fowx4c
しかし、彼がそのことに躊躇いつつも同意し、その夜は「伊代」の部屋のベッドで眠りに着き……翌朝目を覚ました時には、すべてが変わってしまっていた。
父も母も、完全に彼を私の妹の「伊代」として扱うようになっていた。
さすがに小学校に行けとまでは言わなかったものの、父は「愛娘」として徹底的に可愛がり、かつ甘やかした。
母もまた、「娘」を愛らしく着せ替え連れ回すことに夢中になる一方で、「女の子」としてのたしなみを身に着けさせようと、さまざまなしつけや指導を施した。
私は両親の心の歪みを知りつつ、それを見て見ぬフリをした。正確には、両親に迎合し、「彼女」に対して「よき兄」として振る舞うようにしたのだ。
周囲の「家族」が自分を年端もいかない少女として扱い、されど同時に強く溺愛してくれる──そのような環境に置かれた「彼女」は、急速に「壊れて」いった。
あるいは、「彼女」も家族の愛に飢えていたのかもしれない。私達は決して、「彼女」を監禁していたわけではなく、出て行こうと思えば出て行けたはずなのだから。
気がつけば、「彼女」は完全に自分のことを一橋家の娘の「伊代」──交通事故で入院したため1年留年してしまったが、春からようやく中学に通うことができるようになった、12歳の女の子だと思い込むようになっていた。
そして、そんな風に完全に「彼女」を壊してしまうキッカケとなったのは、間違いなく私なのだろう。
今更説明すするまでもなくシスコンの気が濃厚な私だが、珍しく両親が「伊代」を残して外出していた時、抑えきれない衝動に身を任せて「妹」を襲ってしまったのだ。
妹とソックリな……けれど、自分と血は繋がっていない、それどころか本物の女の子ですらない「少女」を、汚す。
そのことに、私が背徳的な感じなかったと言えば嘘になるだろう。
当初は、泣き喚きていた「伊代」の抵抗も、濃厚なキスと愛撫をくり返すにつれて少しずつ弱まり……私の分身が体の奥深くに突き刺さる頃には、完全に欲望に流され、その虜になっていた。
気がつけば私も「妹」の体内に白濁を吐き出し……それを「伊代」は恍惚とした顔でわななきながら、それを受け止めていたのだ。
130 :
114:2011/08/26(金) 18:59:03.51 ID:P4fowx4c
そう、だから今も……。
「んちゅ……むぅ……ペロッ……どう、お兄ちゃん、気持ちいい?」
無意識の媚態をたたえた目つきで、「妹」は私の顔を見上げながら、私の股間の欲望に、その愛らしい唇と舌で奉仕してくれている。
「これじゃあ、まるで私の方がご褒美をもらってるみたいだけど、いいのかい?」
「いーの。あたしがしてあげたいんだから。その代わり、お兄ちゃんも、あたしに黙って彼女とか作っちゃヤだよ?」
「ああ、もちろん」
実を言うと、「妹」とこんな関係になった直後に恋人とは別れた。
彼女に別段落ち度はなかったが、私の方が罪悪感に耐えられなかったのと……それ以上に、私もまた「伊代」の虜になっていたからにほかならない。
「今夜も優しくしてあげるよ、イヨ」
耳元に熱い息を吹きかけつつ囁くと、「妹」は頬を赤らめながらコクンと頷いたのだった。
-おわり?-
#以上。このお話はフィクションであり、実在の人物、地名、団体などとは一切関係がありません。あなかしこ。
#なお、冒頭部のチヨちゃんの格好は、「妖夢 しまむら」でググルと幸せになれるかも。
GJ!
凄いぜ114!!
今日からあんたはみんなの妹だ
よろしく頼むぜイヨちゃん
>>125 妄想は現実を凌駕し、場合によっては駆逐するんだぜ
俺らは妄想の住人なんだからな
GJ!
イヨちゃん可愛いよイヨちゃん
ご馳走様でした
ファンになりました。これからも作品お願いします
まさか114の女児女装話で作品投下とは
意表突かれた
乙です
俺たちの妄想を直ぐに具現化してくれる114氏に感謝。
しかも、名前もレス番から持ってくるとはなんて粋な!
114さん乙ですGJです!
7スレ目始まって以来の盛り上がりで楽しい
これが114さんが理想とする女児女装なんですね
可愛いしエロいです
ちょっと妄想、イヨちゃんにおねしょ癖があったりしたら面白いな
甘えん坊で泣き虫で、大好きなのはメイプルシロップたっぷりのホットケーキとお兄ちゃんとか
萌えます
新作or続き期待sage
男の子がお母さんの衣類をいたずらして艶やかなセクシー系の女装するとか
下着もセクシーで色っぽいのを着用
そんな妄想
そう言えば修学旅行とかでお風呂に入ったら衣類を女の子のと取り替えられるとか良くあるよね
パンツが女物にすり替えられている悪戯
プールに水着を穿いたまま行って、帰りに着替えようと思ったら妹のカバンだったとかありそう
でも男の子だったら水着のままでも上にTシャツ着て帰るかも
お泊りで女の子の衣類を借りる男の子もあるかな
昔々に読んだ「いやいや園」という童話というか児童向け物語を思い出したんだが……
ワンパクで女の子のスカートまくりとかばっかしてる男の子が、学級会とかで糾弾されて、
「●●くんは、女の子の気持ちをわかるべきだとさ思います!」
とかいう気の強い女の子の意見が、なぜか可決され、先生も許可。
その子の悪戯に手を焼いていたお母さんまでも賛成して、
腕白小僧を、お淑やかな女の子に躾ける試みが開始される。
朝起きた時から女の子の服を着せられボトムはもちろんスカート。
乱暴な言葉使いや態度は咎められ、逆らうとおしりペンペン&おやつ抜き。
学校でも、もちろん女子として扱われ、男子の遊びにはまぜてもらえない。
体育の着替えも女子と一緒で、自分がスカートをまくられる立場に。
放課後も、男子の友人からは誘われず、なりゆきで女子のクラスメイトの家に遊びに行くことに。
──はたして、女装罰が終わる一週間後まで、彼は「彼」のままでいられるのか……とか?
服を借りるのは現実でもよくある話だが、そこからスカートにもって行くのが難しい
どう頑張ってもズボンだよな・・・
>>138 今思うとアレ女装しt・・・いや、そんな事よりよく覚えていたな
もし女装するなら?
@AKB見たいな制服系
Aフリルいっぱいロリータ
Bシックなキャリアウーマン
CSM女王様なボンテージ
Dコスプレ定番ナース服
E意外と需要が多い女児服
どれが良い?
メイド服のことも思いだしてあげてください
どちら・・・?全てだ!
>>141 本格的なボンテージ着てみたい
深田恭子が着てたドロンジョ様みたいなやつ
本革の衣装なんて値段が凄すぎて遊びで着るなんて絶対無理だろうから
>>141のEで思い出したんだけど
昔あった幼児女装小説スレ復活しないかなぁ
148 :
141:2011/09/01(木) 23:40:50.58 ID:CF8yzCS3
>>142 絶対居るわよね。選択肢を自分で作って答える人
セーラー服は今回用意できてないの
まあ、ある事はるんだけどプレイの後で汚れててクリーニングまだ出してないのが
汗の臭いと愛液や精液で汚れててすごい事になってるんだけど
でも、あなたが言ったんだから着なさいね
着ていたのは成人女性だけど制服は本物の中学校のよ
あ、下着もセットでその時の使用済みのだから、乾いてパリパリになってるけどちゃんと着なさい
ある意味物凄く女くさい女装よね
>>143 選んでくれてありがとう
シックなキャリアウーマンをお望みね
衣類の提供者は高橋奈緒美(仮名)さんとある商社の女性課長よ
奈緒美さんは男になって自分を可愛がって見たいと希望されているわ
つまりあなたは奈緒美さんの用意した服を着て、
男装した奈緒美さんと雰囲気の良いバーなんかで夜の大人のデートを楽しむって感じかしら
男女逆転デートね
お互いの服を交換したりしたら面白いかも
その後はホテルで楽しむ事になる流れね
どうかしら?
それともオフィスラブがしたい?
>>144 ごめんなさい
メイド服は本物が用意できていないのよ
お遊びのコスプレ用のならあるのだけど
今度知り合いのお屋敷に頼んで、本格メイド体験が出来る様にしておくわね
もちろん夜伽のお仕事もあるから楽しみにね
>>145 全てして見たいと?
承るけど、1回では無理じゃないかしら
他の方との兼ね合いもあるし、きっとあなたの体力持たないわよ?
>>146 ボンテージを希望ね
深田恭子のドロンジョの衣装は無理だけど、本物のボンテージ衣装なら用意しているから
現役SM嬢が使っている本革のよ
グローブもブーツも全部本革
背の高い嬢のものだからサイズ的にも問題無いはず
使い込んでいる衣装だから肌に良く馴染むわよ
でもあなたのイチモツとフクロが締めつけられて大変かもね。タックするのをお勧めするわ
>>147 114の様にあなたが女児服を着てエッセイを書いてはどうかしら?
女児服好きが好みそうなメゾピアノとかエンジェルブルーとかの服が揃っているわよ
全部お古だけどね
子供用のおめかしドレスもあるわ
どうしてもサイズが合わないなら、好みの女児服を作ってあげても良いのよ?
プリキュアとかキャラクターものの女児服も大丈夫よ
149 :
144:2011/09/02(金) 08:19:56.28 ID:4zf4kcln
>141
そうですね。確かにディスカウントなどで売ってる安物コスチュームだと、興ざめですし。
本格メイド体験……ありがとうございますw
それじゃあ、私の方も、キチンと色々練習しとかないと。
お掃除の仕方とか、美味しい紅茶の淹れ方だとか……。
あ、もちろん、「粗相してご主人様にお仕置きされるいけないメイド」と
「夜のご奉仕に励むエッチなメイド」になるための練習もね♪
150 :
144:2011/09/02(金) 09:01:26.59 ID:4zf4kcln
#ちょいネタです。
「人材派遣業:年齢性別不問・経験者優遇・委細応談・日給8000円より」
地方新聞の片隅掲載されたそんな広告に釣られて、とある会社に集まった老若男女。
渡されたアンケート用紙に自らの特技や経験、趣味嗜好などを書き込み提出。
その結果、意外なことに、この不景気ながら集まった者の大半が何らかの職にありつくこととなった。
無論、形式としては「人材派遣」なので、恒久的な就職とは言い難いが、それでも勤め先で一定の業績をあげられれば、見通しは決して暗くない。
しかしながら、その「大半」に含まれないごく少数の人間も確かに存在したのだ。
「登録ナンバー142、26歳男性。希望する就職先「女子中学校/できればセーラー服の学校」……ね。
フフッ、ちょうどいいわ。中高一貫の全寮制女子校で、ひとり欠員があったはずだから、そちらに回してあげましょう。もっとも……教職員とは限らないけど」
いじめというかシカトによる自殺者が出たその学園へと「赴任」した142は、自殺の事実を隠ぺいするため、学園側の手で徹底して死んだ女生徒の身代わりに仕立てあげられることとなる。
「登録ナンバー143は「シックなキャリアウーマンがいる職場に憧れる」か。そうね、あそこならご希望に添えるかしら」
こうして、34歳の男性であった143は、とあるアパレルメーカーに派遣される。その会社の特徴は、社員が全員女性であること。143は女性として働くことを強要され、最初は渋々──しばらくすると喜んで、スマートなキャリアウーマンスタイルを身に着けるようになる。
「登録ナンバー144、21歳男性・フリーター。「メイドさんと一緒にお屋敷で働きたい」? 何考えてるのかしら。でも、まぁ……折角なんだから希望は叶えてあげましょ」
144は、とある富豪の屋敷に派遣され、そこのメイド長に厳しく新米メイドとして躾られる。もっとも、本人にも潜在的な願望があったのか、すぐに屋敷の空気とメイドという職に馴染み、数年後にはメイド長の片腕を務めるまでに成長するのだが。
「登録ナンバー146、29歳男性・元会社役員。「趣味・SMプレイ」って、よくこんなの真面目に書いたわねぇ。けど、その正直さに免じて、いいトコロに派遣してあ・げ・る♪」
こうして、146は、タイトでセクシーな本革のボンテージ衣装を身にまとい、SMの女王様として働くことになった。本人は「自分はMだ」と思っていたらしいが、実は両方イケる口だったらしく、水を得た魚のように生き生きと「仕事」に励んでいるらしい。
「登録ナンバー147、19歳男性・予備校生。「ちっちゃい女の子がいるトコロならどこでも、ハアハア」……って、なんなの、コレ!? こんなの派遣したら一発でアウトに決まって──いえ、そうでもないか」
その後、147は強制的に薬品で年齢退行(正確には低身長化)させられ、子供のいない老夫婦のもとへ「養女」として引き取られた。赤いランドセルを背負い、ワンピースを着て、今日も元気に小学校に通っているので、案外今の境遇を楽しんでいるのかもしれない。
「でも、登録ナンバー145みたいに「何でもやります!」ってのが、一番困るのよねぇ。とりあえず希望者のいない触手……もとい職種を、片っ端から試してもらおうかしら」
>>150 これって、「人材派遣」じゃなくて、「人身売買」・・・
ってのは禁句?
触手だと!?許せる!
153 :
色々書いた人:2011/09/02(金) 22:00:15.23 ID:VQ/C30+p
#138のネタをベースに、実験的な掌編(の出だし)を書いてみました。
『スクールガールラプソディ』
──ピピピ……
可愛らしい目覚ましの音で目が覚める。
ベッドの上で起き上がり、部屋を見回すと軽い溜息が出たけど、朝から落ち込んでいても仕方ないので、さっさと起きてパジャマから着替える。
母──「ママ」が用意してくれた今日の着替えは、メリーゴーランドと観覧車の絵が描かれた黒いTシャツと、白地に青の細かい水玉模様が入ったスカート。
暁美おばさんから沢山もらってきた従妹の幸枝お姉ちゃんのお下がりじゃなく、一昨日の土曜日、「ママ」とデパートにお出かけした時に買ってもらった新品だ。
たったそれだけのことなのに、なんだか少し嬉しくなってしまう。
一緒に置かれていた白いシミーズとクリーム色のパンツを着てから、おニューの服に着替え、紺色の二ーソックスを履く。
今朝は少し寒いから、ちょうどいいだろう。
部屋を出て、洗面所で顔を洗ってから、ダイニングにいる母に「おはよう」の挨拶をすると、「ママ」はニッコリ笑いかけてくれた。
「おはよう、マキちゃん」
テーブルについて、「マキ」はイチゴジャムをたっぷり塗ったトーストとサラダとホットミルクの朝食をとる。甘い物を気兼ねなく食べられるようになった点だけは、「こう」なったことの恩恵だろう。
「ごちそうさま」のあと、洗面所で歯を磨く。
そのまま部屋に戻り、学校に行こうとしたところで、「ママ」に呼び止められた。
「こ〜ら、髪の毛梳かしてないでしょ。やってあげるからココに座りなさい」
逆らっても無駄なので、「マキ」は大人しく「ママ」の目の前の椅子に座った。
愛情の籠った手付きでヘアブラシで丁寧に髪を梳かれるのは、決して悪い気分ではないのだが、そのあと母がやたらと可愛らしい髪留めやリボンを付けたがるのが困りものだ。
「いってきまーす!」
赤いランドセルを背負って元気に家を出た時には、起きた時のユウウツな気分もだいぶ納まっていた。
通学路の途中でクラスメイトの女の子たちと合流して、昨日放映のアニメ『プラナリキュア』や先週末発売された漫画誌『ぐーてん』などの話題に花を咲かせる──と言っても、それほどまだ頻繁に口をはさめるわけでもないのだが。
学校に着いても授業開始直前まで、その雑談は続く。
つくづく女の子はおしゃべり好きなんだなぁ……と半ば感心しつつ、そのおしゃべりの輪に自分も少しずつ慣れつつあることに気づいて、「マキ」が少しだけ複雑な気分になりかけたところで、担任の蒼井三葉が5-Aの教室に入って来た。
「はーい、出席をとりますから皆さんお静かに」
まだ20代半ばと若いうえに美人で優しく、6-Bの担任・天迫星乃と並んで桜庭小で人気を二分する教師だが、締める時はキチッと締めるタイプだ。
「伊東智子(いとう・ともこ)さん」「はーい」
「尾上聡美(おのうえ・さとみ)さん」「ハイッ!」
「河原真樹(かわはら・まき)さん」
おっと、自分の名前が呼ばれたようだ。
「…はい」
半呼吸の躊躇いをかみ殺して、「マキ」は素直に返事した。
「工藤明日香さん」「はいっ」
結局、本日の5-Aには男女共に欠席者はいなかったようだ。
授業時間は別段いつもと変わらず平穏無事に進行していったのだが、給食の時間にちょっとしたトラブルがあった。
クラスメイトの男子のひとり、お調子者として知られる吾妻雄二が、女子のひとりからデザートのプリンを横取りしたのだ。
当然、その男子と、女子「達」──取られた娘の友人や学級委員の呉羽しずるたちとの間で言い争いが起こる。
その様子をひどく客観的に見つめている自分に気づいて、「マキ」は驚く。
かつての時分であれば1も2もなく雄二の味方をしただろう。しかし、「今の立場」になってから、自分でも気付かなかったが少しずつ物の見方が変わっていたらしい。
雄二サイドの無法はよく分かるが、さりとて、しずるサイドのヒステリックな糾弾に積極的に同調する気にもなれない。
結局、担任の蒼井先生を呼んで来ることで、その場は何とか無事におさまった。
「マキちゃん、ありがと〜」
途中から本人そっちのけでのケンカに発展しかかっていた、当の被害者の少女・武藤千種が感謝の言葉をくれるが、「マキ」としては別段感謝される程のことをしたつもりはない。
むしろ、子供同士のケンカに大人(教師)を介入させてしまったことに、内心スッキリしないものがあるのだが……。
「いいえ、あの争いを無理なく納めるのは、河原さんのとった方法が一番良かったと思うわ。あたしもついアツくなっちゃってたから」
堅物な学級委員のしずるにまで褒められて少々こそばゆいが、悪い気はしなかった。
5時間目は体育の時間だった。
「今日は体育館でバレーボールだってさ」
「わーい、ウチの体育館って、外と違ってクーラー入ってるから、この季節は助かるなぁ。よかったね、マキちゃん」
「う、うん。そうだね」
これまではその立場上、女子と一緒に着替えることに少なからぬ抵抗感があり、また女子の側からも冷ややかな壁のようなものを感じていたのだが、先程の昼休みの一件が功を奏したのか、女子側の壁はほとんど消えているようだ。
いろいろな女の子たちが、積極的に「マキ」に話しかけてきた。
その対応に追われていたせいか、「マキ」の方も、赤い襟の女子用体操服と五分丈の黒いスパッツに着替えるのを、いつもみたく躊躇わずに済んだのは、幸運と言うべきか。
その日の授業では、最初の20分ほどでトスやレシーブの練習をしたのち、残りは6人チームに分かれて、5分勝負でバレーボールの試合を行うことになった。
「マキ」の所属する女子第二チームは、じつはバレー部でセッターを務める千種と、巧みな頭脳プレイを指示するしずるがいたためか、2試合とも勝利を収めることができた。
「チグサたちだけの力じゃないよ〜。マキちゃんがブロックを決めてくれたから……」
「そうね、河原さんの奮戦がなければ、莉子達はともかく、男子チームには勝てなかったと思うわ。ありがとう、河原さん」
かつてはほとんど話したことさえなかった大人しい千種と、これまで一番自分を目の仇にしていたはずのしずるから認められ、感謝されたことに、不思議な感動を覚える。
「ううん、チームメイトだもん。あたり前でしょ。それから、苗字じゃなくて「マキ」でいいよ、呉羽さん」
だからだろうか。気がつけば、そんな言葉が自然と口からこぼれていた。
「オッケー、じゃあ、あたしも「しずる」って呼んで」
体育館で手を取り合い、ニッコリ微笑み合う少女たち。
その光景は、心が洗われるような清々しい光景だった。
──もっとも、3人の中のひとりは、本当は少女ではなく「少年」なのだが。
桜庭小学校5年A組、出席番号男子の3番・河原真樹(かわはら・まさき)。
それが、「マキ」と呼ばれている「少女」の本来の姿だった。
-つづく?-
#ここまでが前編。ヒロイン(?)がリアルで小●生なので、18禁なことはなしの予定(オ●ニーくらいはあるかもしれませんが)。続けてよいものでしょうか?
#地名・人名に見覚えある方、近縁スレの住人ですね(笑)。ええ、もちろん一学年上の6-Bには「あの子」たちがいます。
構わん、続けたまえ
>>156 やはり、貴方は天才でした。
続き待ってます。
>スクールガールラプソディ
GJです!
「まさき」が如何にして「マキ」になっていったか?
それが明かされる後編が楽しみです。
>>150 人身ば、…げふんげふん。もとい人材派遣のお話し良いですね
皆さん新しい職場で楽しそうです
160 :
141:2011/09/03(土) 20:37:27.91 ID:diYeRQc2
流れを元に少しお話しを展開してみました。
拙い文ですがよろしくお願いします。
まずは142さんの回答をもとにしたお話しです。
161 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:40:14.82 ID:diYeRQc2
ここは何処かの受付所。
明るく小洒落た雰囲気のそこは何かの相談窓口の様に見えるが、
その雰囲気とは別にそこはとある趣向を満たす為に秘密裏に設けられた場所であった。
ある趣向、それは性欲全般である。
性欲は生き物ならば持って当然の欲求であるが、それを大っぴらにしないのが今の社会だ。
節度を守る事は人として大切な事ではあるのだが、
時としてそれを発散させる場が欲しくなるのも仕方が無い事なのだ。
その為の場所は色々あるだろう。
だがその趣向が普通とは少し違うものだったとしたら?
人には言えない性的趣向。
それを満たす為に開かれている秘密の場所にある秘密の相談所。
それが此処である。
あなたにそんな人には言えない性的趣向があるのなら尋ねてみては如何だろう?
きっと相談に乗ってくれるはず。
ただし辿り着けるかどうかはあなた次第。
有り体に言って何処にでも在って何処にでも無い場所、そこは秘密の場所なのです。
162 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:42:23.16 ID:diYeRQc2
『※142氏のケース セーラー服』
今日も相談所には誘われた特殊性的趣向者が現れる。
その人物は早速受付窓口っで案内を受けていた。
そして一通り説明を聞いた後、開口一番こう言った。
「7のセーラー服で」
「すいませんが本日は6項目のみでセーラー服は用意しておりませんので」
女装を性的趣向に持つ人物に対し提示した案は6項目。
その中にセーラー服は無い。
「セーラー服で」
受け付けが訂正を求めるが、男は動じず同じ言葉を繰り返す。
そこには確固たる信念の様なものがあった。
それほどまでにセーラー服が好きなのだろう。
「・・・解りました。特別ですよ」
特殊な性的趣向を持つ者を普段から相手にしていれば解る。
こう言う手合いはどうやっても食い下がって来るタイプだと。
受け付けの感がそう告げていた。
「それでは相談室の方へお進みください。そこで細かい打ち合わせなどを係りの者が行いますので」
男はその言葉に満足そうにし促されるまま、相談室のある方へと進んで行った。
受け付けは端末を操作し今の男の情報を相談室の方へ送るとその姿を見てため息をつき、
そして少しだけ口の端を上にするのだった。
163 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:44:13.53 ID:diYeRQc2
男が相談室のドアを開け中に入ると、そこには一人の女が待ち構えていた。
「いらっしゃい。話しは通っているわよ」
女は手振りで男を椅子に座らせ向き合うと男の姿を確認する。
「セーラー服を希望ですってね。絶対居るわのよね、選択肢を自分で作って答える人」
「俺はセーラー服が好きなんだ」
「まあ良いのだけど、セーラー服は今回用意できてないのよね。希望に添えるのはあるにはあるんだけど」
「あるなら良くね?」
「そんなにセーラー服着たい?」
「それはもちろん」
女は男に意思を確認しそれが変わらない様子なのを見てニヤリとする。
「じゃあその望み叶えてあげるわ」
そう言うと女は立ち上がり、何か武術の構えの様なものをとる。
男は驚き腰を浮かせるが、女は動作を続けた。
「診点索的内丹集中…。 見えた!」
女が何かを呟き声を発すると共にその手元が雷光の如く翻ると男を貫く。
その動作は一瞬の事で男はかわす事も出来きず、その場に座り込み当然のごとく男は抗議の声を上げる。
「何するんだ!?」
「ちょっと身体の自由を封じさせて貰ったの」
しれっと答える女の手には細い針が光っていた。
秘点経穴と呼ばれる、人体のツボを針で刺貫する事で身体に色々な事象を引き起こす技らしいのだが、
それを一々説明してあげる気は無いらしい。
「うお、本当だ動かね」
男は焦るが身体が全く動かない。
こうして喋る事も出来るし手足の感覚も何ともないのに動くことだけが出来ないのだ。
164 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:46:24.18 ID:diYeRQc2
「こんな事してどうするつもりだ?」
「強制女装って言うのも需要が高いのよね」
「は?」
「いや、こっちの話し。セーラー服はある事はるんだけどプレイの後で汚れててクリーニングまだ出してないの
汗の臭いと愛液や精液で汚れててすごい事になってるのよ」
「まさかそれを着れと?」
「あなたが言ったんだから着なさいね 」
「俺はただセーラー服が良いだけなんだよ」
「あら、着ていたのは成人女性だけど制服は本物の中学校のよ」
「本物でもそんな汚れ方しているのは嫌だ」
「そんな事言っても拒否権はないから」
女は紙袋を取り出すと中からセーラー服を広げる。
コスプレ用ではない本物のセーラー服は冬服の様で、黒に近い紺色のスタンダードなものだ。
ただスカートがジャンパースカートタイプになっているのが特徴の様だ。
「ほら見てごらんなさい」
「良いと思うが」
「思うが?」
「臭うぞそれ」
どんなプレイをしたのか解らないが、確かにそのセーラー服は臭っていた。
汗の臭いとエッチな臭い。
端的に表現すればそれで済むものだが、実際にはその臭いはかなりキツイものだ。
プレイの最中ならばそれはそれで気持ちを高揚させる要因となるであろうが、現状は違う。
染み込んで時間が経過し乾いた汗や愛液は臭いを増し鼻腔を刺激するのだ。
165 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:47:47.29 ID:diYeRQc2
「そこは諦めなさい。まずはあなたの服を脱がさないとね」
「お、おい止めろ」
「恥ずかしがらなくても良いじゃない、露出も女装も似た様なものよ」
「一緒にするな」
「なにその拘り? でも動けない以上私のやりたい放題なのよ」
女は手際よく男の衣類を全部脱がして行く。
動けない人間の着替えの介助は大変と言うが、身体に硬縮もなく無駄な力も入らない人間の着替えは
コツさえ知っていれば容易に出来るものだ。
「ぷっ、なかなか立派なものをお持ちで」
「あ、おま、笑ったな」
「じゃあ、まず下着から行きましょうか」
言って取り出したのは、中学生らしいノンワイヤーのハーフトップブラにコットンショーツだ。
どちらも飾り気の少ない白。
ただしそれだけに汗染みや汚れが目立つ。
「この下着も同じプレイで使用済みのだから、ショーツに付いた愛液が乾いてパリパリになってるわね」
「そんなもの着せるなよ。せめて下着は新しいのにしてくれ」
「文句言わない。女装好きなんでしょ?」
男の言う事には取り合わず女はショーツを穿かせていく。
愛液が乾いてごわごわになっており肌触りが悪い。
かぶる様に上から着らせれたブラジャーは汗染みが付いており、汗臭さもまた一段だ。
だが同時に女の体臭も感じられ、少し股間が反応した。
「リアルな女子中学生になる一枚着ないとね」
ブラの上からタンクトップを被せた。
これはスクールインナーとして学校で指定されいるもので色は白と校則で決まっている。
タンクトップを被ると汗の臭いと女の体臭が一層強くなり、またもや股間反応する。
「あら、しっかり反応してるじゃない」
「うっせー」
「嬉しいくせに」
しっかり反応する股間を指摘され、羞恥に染まる表情が女は楽しくて仕方が無い。
動く事が出来ずなんの抵抗の出来ない足に黒タイツを穿かせていく。
丸まっていたせいかタイツは汗で湿ったまま乾いておらず、しっとりと男の足を覆っていった。
既に興奮のスイッチが入っている男は何かその事に背徳感を感じ、気持ちを高ぶらせていく。
黒タイツに包まれた足は女の足と化しており、自分の体温で温まったそれは一層匂いを強くしていた。
166 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:50:11.77 ID:diYeRQc2
「これだけでもうすっかり女の子よね」
「女の子?俺女の子になれてる?」
「ええ、胸の無い中学生の女の子になれてるわよ」
女の子になっている。
そう言われるだけで男はゾクゾクと快感を感じた。
元々女装願望のある人間なのだ、最初は汚れている衣類に難色を示したが着てしまい
こうしてそれを実感すれば陶酔するの必然とも言えるだろう。
そして衣類から立ち込める女の匂いに包まれれば男が反応するのも道理だ。
「でも、本当の女子中学生になるのはこれからよ。これを着ないと」
そうして男に再び見せたのはセーラー服だ。
今からセーラー服を着れる。
そう思うと男の胸の高鳴りは更に激しく、興奮の度合いも高まる。
早く着たい。自分で動けない事がもどかしい。
「実はこの制服は私が中学の時着てたやつなのよ」
女はジャンパースカートを用意しつつそう声を掛ける。
「この制服ってねファスナーじゃなくて全部スナップボタンで留めるタイプなのよ。
だから無理に引っ張ると直ぐ肌蹴ちゃうのよね。エッチの時には便利かしら」
ジャンパースカートを男の足から通して行き肩まであげた所で右腕を通す。
左肩はスナップボタンで留める様になっており、そのまま後ろと合わせて留めた。
そうして仕上げに左わきのスカート上部から腋にかけてのスナップボタンを留めて行くと
ジャンパースカートは身体にぴったりと合う。
ジャンパースカートを着た事によりより女子中学生に近付いた事に男は喜びを隠せない。
胸には学校名と制服の持ち主の名前が刺繍してあり、この制服が本物である事を一層感じされられた。
安物のコスプレセーラー服ではない本物特有のスカートの重みと少しごわつく肌触り。
それら全てが嬉しい。
167 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:51:37.69 ID:diYeRQc2
「なかなか様になってきたわ。ジャンパースカートって巻き込んでスカートを短く出来ないからちょっと不評だったのよね
あなたもやっぱり女子中学生になったらスカートを短くして見たいのかしら?」
「私はそんな」
された質問に恥じらい口ごもる男。
もうすっかり気分は女の子になっている様だ。
「ふーん、校則は守る真面目ちゃんなのね。
でもエッチは事はしちゃうんだ、こんなにエッチな匂いを充満させちゃって」
「っ…!」
女の言葉に男はスカートを履いてますます強くなった匂いを感じ、声に出さずに羞恥に喘ぐ。
本当に自分がその匂いを発している様な気分だ。
「さて次は上着ね、上のセーラー服も全部スナップでしかも前開きなの。
ジャンバースカートの上に着るからゆったりした作りなんだど、胸に自信のある子なんかわざと裾を詰めてる子も居たわね。
でもそのせいでよくスナップボタン外れてたっけ」
女はセーラー服の上を着せながら、昔の事に思いを巡らせ声に出す。
「あなたはそうする必要ないわね、胸ないもの」
そう言われると男は何だか悲しくなる。
男なのだから胸が無いのは当然なのだが、セーラー服を着せられ始めてからは気持も女の子になった様で
未だに大きくならないのを悩んでいる女子中学生の気分になっていた。
そんな心境を解かってか女は胸あてのスナップボタンを留めながら更に言葉を続ける。
168 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:52:09.91 ID:diYeRQc2
「普通エッチな子は胸も大きくなるの早いはずなんだけど、まったく無いなんてね。
もしかしたらそのまま成長しないのかもよ?」
「そ、そんな」
成長する訳が無いのだが、そう言われると涙をためて男は呟く。
だがそれとは別に上着も着て女の匂いに完全に包まれた男の股間はますます反応を強めている。
女の子になった気分の心と女の匂いに反応する身体。
それらがまるで心と身体が別のものであるかの様だ。
「ふふ、そんなに気になるのかしら?世の中には胸の小さいのが好きな人が居るかもよ?
気にしなくても良いんじゃないかしら。
ああ、でも赤ちゃんにおっぱいを上げる時胸が無いとおっぱい出ないかも。そうしたら赤ちゃんかわいそうね」
「ええっ!?そんなのどうしたら」
飽くまでからかいでしかないのに、慌てふためく男の姿が本当に知識が乏しい初々しい女子中学生の様で可笑しくてたまらない。
そんな姿を見ればますますからかいたくなると言うものだ。
「だけど、あなたって胸は無いのにあそこは凄くエッチなのね。
スカートの上からでもそんなにはっきり分かるほどの大きいクリちゃんなんて凄いわ」
言われた男は強くエレクトした股間のものの存在を思い出して感じ、また顔を赤面させる。
そんな表情は余計女の嗜虐心を煽ると言うものだ。
だが、このまま弄りたい気持ちを抑え、女子中学生を完成させる為に最後の仕上げのえんじ色のスカーフを手に取る。
「さあ、最後の仕上げよ。このスカーフを付ければあなたは女子中学生になれるのよ」
女がスカーフをセーラー服の襟にまわしスカーフ留めに通してから形を整えると、
そこに完璧な女子中学生が完成した。
169 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:54:10.81 ID:diYeRQc2
「うん似合っている。どう見ても中学校の女子生徒ね」
声をかけられて、自分は女子中学生になったのだと男は喜ぶ。
興奮したり落込んでみたり喜んだりと、完全に情緒不安定になっていたのだが
根源にある女装願望が満たさる事はやはり嬉しいらしく、同時に興奮した気持ちもぶり返して来た。
「嬉しそうね。胸なし女子中学生さん」
しかし女のその一言で、悲しい気持ちがまたぐさりと心に突き刺さる。
「ねえ、もしかしたら男の人に抱かれたら胸が育つんじゃないかしら?」
「本当に?」
「よく言うじゃない?試してみる価値はあると思うの」
「でも」
「でもじゃないでしょ?そんなエッチな匂いをさせて今更何を言うの」
匂いの事を言われ恥ずかしさにまたうつむく。
「待ってなさい」
そう女は言い残すと部屋を出て行った。
後に残された女子中学生姿の男は身体が動かない状況なので本当にただ待つしかない。
…
……
………
待つ事10分近く、ドアが開く音が聞こえ誰かがやって来た。
「お待たせ」
その声の主、それは先程出て行った女であった。
ただし服装が違っていた、その服装とは黒の詰襟、俗に言う学ランと言うものだ。
わざわざ男装をして来たと言う事、そしてそれがセーラー服と対を成す学ランである。
そうなればおのずと展開は予想が付く。
つまりは女が女子中学生姿の男を抱く男性役と言う事に他ならないのだろう。
170 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:55:07.99 ID:diYeRQc2
「まずは、身体を動ける様にしてあげなくちゃね」
女は動けなくした時の様に構える。
「診点索的内丹集中…。 元気にな〜れぇ!」
そしてぷすっと針を一刺しすると、今までいくら動かそうとしても動かなかった男の身体が元の様に動く様になった。
「あ、動ける。助かったぁ」
「さて、身体が動く様ななった所で今の状況解る?」
「ええと?」
「ヒントその1あなたは今セーラー服を着て女子中学生になっている。
ヒントその2私がわざわざ学ランを着て男装して来た。
ヒントその3あなたはエッチな匂い漂わせているスケベ娘。
さあ、これからどうなるでしょう?」
ヒント等出されなくてもセーラー服の男には大体の見当はついていた。
それは何処かで期待していた事だったからかもしれない。
「私があなたに抱かれる?」
「ピ〜ンポン♪ 正解!」
セーラー服で女装をして女として抱かれる。
これほど倒錯的なゾクゾクする感覚はあるだろうか、
女子中学生になりきっている今の男にはその事は待ち望んだものであり、それこそが性的欲求でもあった。
171 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:56:50.79 ID:diYeRQc2
「あの、よろしくお願いします」
「任せなさいって」
自由になった身体で逃げ出しもせず、まるで初めてを捧げる少女の様にはにかみながら
学ラン姿の女に向き合う。
その様子に学ランの女は満足そうに頷くと、床にマットを敷くとセーラー服の男をそこへ横にさせた。
床に敷いたマットが体育の体操用のものだったりする所は芸が細かい。
「それじゃまずは愛撫から、そのない胸を可愛がってあげる」
女の手は男の胸をセーラー服の上から優しく揉みしだく。
あくまで着衣での行為にこだわり、脱がしたりなどは絶対にしない。
「あふぅ」
元々の気分の高揚もあってか、本来は男であるにも関わらず胸を攻められその刺激を快楽と受け取り喘ぎ声を漏らす。
男は愛撫され自分の乳首が立つのが解った。
時折首元などにキスを交え、甘噛みで耳を責めたり、甘い言葉を囁いたりしながら愛撫する女の姿は手慣れた男性の様で
容易に女子中学生姿の男を快楽に誘っていた。
少女となって愛撫されている様な錯覚は、やがて本当に自分は少女であるとの思い込みを増長させ、受ける快楽の刺激は
男を少女へと変えていく。
「どう?」
「気持ち良いですぅ」
掛ける声にとろける様に返事を返すその姿は最早少女でしかない。
その姿を頃合いと見てか学ランの女は次の段階に移る。
172 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:57:40.72 ID:diYeRQc2
ズボンのチャックを下してその奥から現れたもの、それは男性器を模したディルドーであった。
真っ黒なそれはそそり立つ様に学ランを着た女の股間から伸びている。
「さあ、今度はお前が奉仕する番、口でこいつにご奉仕だ」
言われた女子中学生姿の男は、素直に口にくわえ舌でディルドーを舐め取る様にする。
たどたどしさが初々しい少女の様でいて、しっかりとディルドーを口にくわえている姿は発情した女そのものだった。
相手のものを舐めているだけで自分の身体はどこも刺激されていないと言うのに、男の興奮はますます高まる。
「なかなか上手いじゃない。もう良いから、あっち向いてそこに四つん這いになりな」
言われるがままにその体勢をとる女子中学生姿の男。
学ランの女はスカートをめくり、黒いタイツをゆっくりと下げて行く。
そうして出てきたショーツに包まれたお尻を確認すると、最後の前戯するべく行動を移した。
ショーツは脱がさず股布をずらす。、
「ほら、お前の大事な所が丸見えだ」
今度はずらした股布の横から指サックをつけた指でアナルの入り口をほぐす様に愛撫して行く。
「あ、あぁ」
アナルに指が入ると中の敏感な部分に触れその刺激に今まで感じていたのとは違う快感が巡る。
本来アナルは多くの人にとって性感体ではない。
だが前戯による興奮の度合いによって、アナルへ挿入された指の異物感がそのまま快楽と変換されて女子中学生姿の男は感じているのだ。
そして指は奥まで侵入して行き、かき乱される指の動きに身体の中が熱くなっていく。
173 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 20:59:35.43 ID:diYeRQc2
「どう?お前の中で感じてるか?」
「う、うぁあう」
よがる様に声が漏れ、脳内へ伝わる快感も一層強くなっていった。
「ふふ、やっぱり淫乱でスケベな女子中学生だったんだな。男は未経験なのにこんなによがって」
学ランの女の言葉にも反応せず、女子中学生姿の男は押し寄せる快感によがり続けている。
もともとセーラー服に染みついていた女の匂いが興奮と共にあがった体温により温まり、
汗と共に女臭さを強く発している。
そんな匂いを感じながらも、学ランの女は指を止めずアナルを攻め続けた。
この際ペニスには一切触れず、ただアナルだけを押し広げる様に攻めた。
いくらペニスが大きくなったクリトリスだと設定していたとしても、
女性になりきっている者に直接的なペニスの快感を与える事は避ける事と心得ているからである。
「さて、そろそろ良いかな?」
よがる姿を頃合いと見てかアナルから指を抜くと、唾液でぬめぬめと光るディルドーに手をやる。
「ほら、今からこの男のモノをお前の中に入れてやるよ」
男のモノを入れられる。
その言葉は女子中学生姿の男にも届いていた。
学ラン姿の女の股間から生えているディルドー、それが今自分の中に入ろうとしてる。
それを受け入れれば女になる。
そう思うと自然とお尻を突き出していた。
「良い子だな」
学ランの女はその行動に満足し、アナルにディルドーの亀頭部をあてがう。
そして狙いが定まると一気にそれを突き刺した。
「ああうぅぅぅっ!」
指とは比べ物にならない太いものが、入ってくる感覚に叫び息がつまる。
今この瞬間に自分は女になった。
女子中学生姿の男はそう感じていた。
174 :
性欲万相談所:2011/09/03(土) 21:02:08.68 ID:diYeRQc2
「奥まですっぽりくわえ込むとは、やっぱりお前は淫乱女の素質があったな」
学ラン姿の女はそう言いつつも、そこで動きを止めず激しく前後運動を行う。
その度に肌がぶつかり合い音を立て、出入りするディルドーが女子中学生姿の男を攻め立てる。
そこから受ける快楽は抗えない奔流に呑まれ、蹂躙され自分が学ラン姿の女のものになってしまう満たされる気持ちと、
それを愛だと錯覚する幸せな気持ちに満たされて行く。
「ああん、イク、イク!イっちゃう!」
そしてそれは絶頂を迎えた。
女子中学生の姿になっていても身体は男である。
白いコットンショーツの中に大量の精液を吹き出させ果てた。
普通の精射なら俗に言う賢者モードと呼ばれる精神状態になる所だが、女として抱かれた精射は違っていた。
白い光に包まれ、何時までもふわふわと感じる浮遊感。
最後の瞬間が反芻して来るような快楽。
普通の精射では味わう事は出来ない感覚。
この瞬間女子中学生姿の男は確かに女としての快感を感じていた。
そしてそのまま余韻の中にたゆたいながら気を失ったのだ。
「ふふ、イったのね。可愛い顔」
学ラン姿の女は体操のマット上に寝そべる女子中学生姿の男を見て満足そうに声を掛ける。
「あなたの性欲満たされたわね」
たとえその声が届いていなくてもその事は女子中学生姿の男の表情を見ればわかる。
「それじゃ本日の相談はこれでお終い」
そう言い残すと女はその部屋を後にしたのだった。
〜『※142氏のケース セーラー服』 終了〜
175 :
141:2011/09/03(土) 21:08:37.50 ID:diYeRQc2
以上です。
お目汚しすいませんでした。
次は143氏のシックなキャリアウーマンの話しを書きたいと思うのですが、
大体の流れは
>>148で書いた感じになりますが、143さんの方で何か要望などありますか?
176 :
143:2011/09/03(土) 22:27:28.70 ID:4H2vKmcd
>>175 もったいない言葉、ありがとうございます。
お好きなように書いて下さい。
そのほうがドキドキますので。
楽しみにしています。
『※142氏のケース セーラー服』
GJ!でした。
177 :
144:2011/09/03(土) 23:05:37.55 ID:sX5Aj+st
>>175 おお、かなりの力作、GJです。
私もとりあえず
178 :
144:2011/09/03(土) 23:06:16.34 ID:sX5Aj+st
(途中送信失礼)
「スクールガール」の続きを、がんばってこの土日に投下します。
180 :
114:2011/09/03(土) 23:08:54.03 ID:sX5Aj+st
……あんかミスった。
144じゃなく114でした。
とは言え、私も5)のナースか、巫女服で希望!
181 :
142:2011/09/03(土) 23:18:58.95 ID:uIBr4z54
まさか書いていただけるとは…
ありがとうございますっ!
>>180 いやいやいやw
144と114はどうみても同じ人です。
ありがとうございました。
それは置いといて、最近は作品投下が多くて良いね。スクールガール続きも性欲万相談所の次の話しも大いに期待!
183 :
144:2011/09/04(日) 04:08:52.00 ID:oQYImvgJ
>182
確かに自分は114の人(たぶん、立場だけの交換スレのチハヤちゃんの人)の
書き方を参考にしてるけど(冒頭の解説文に#付けるトコとか)、別の人なんだが
あの人の書く話は好きだから、こんな短いネタSSで間違われるのは光栄と言う
べきなのかもしれんけど、なんか微妙な気分。
あ、だからって、114の人を責める気はないので。単なる書き間違いでしょ。
184 :
114の人:2011/09/04(日) 04:45:42.89 ID:iOonN+dz
#早速続きを投下〜。今回は中編です。
#物語は、およそ1ヵ月ほど前にさかのぼります。
『スクールガールラプソディ』(中編)
「もぅっ、ダメでしょ、河原くん!」
昼休みの教室。普通なら、生徒達が楽しく雑談したり、友達どうして遊んだりしているはずの場所だが、今は静かな緊迫感にあふれていた。
そこにいるのは、先生と男子生徒。他の生徒達もいるが、遠巻きに固唾を飲んでふたりを見守っている。
「河原くんは男の子でしょ。どうして女の子を泣かせるようなコトするの?」
担任の女教師、蒼井三葉がやや語調を厳しくして問うたが、問われた相手──河原真樹(かわはら・まさき)はプイと顔を背けて答えない。
(はぁ……困ったわねぇ)
感情的にならないよう努めながらも、三葉は内心頭を抱えていた。
この河原少年、見かけはちょっと整った顔立ちのプチ美形なのだが、なんと言うか中味は「悪戯っ子」「悪ガキ」そのものなのだ。とくに女の子へのいじめやイタズラがヒドい。まさか今時小学5年生にもなってスカートめくりをするような強者が存在するとは思わなかった。
教師にも反抗的で、それでいて体育はもちろんその他の学科の成績も悪くなく、クラスの男子からはそこそこ信望があるようだ。逆に女子からは当然ながら嫌われている。
(どうしたものかしら……)
お説教しながら、相手が馬耳東風と聞き流しているのを見て、ますます困惑する。これがプライベートなら──たとえば甥っ子が相手なら、容赦なく折檻して肉体言語で叩き込むのだが、さすがに現在の風潮で体罰はマズい。
いや、三葉自身は正直「PTA? モンペ? なにそれおいしいの?」というタチなので、いざとなったらソレもやむなしと思っていたのだが、以前、同僚の天迫星乃と飲んだ時に、キツく諌められたのだ。
いわく、「体罰は本当に最後の手段。安易に頼る教師を、私は信用できない」と。
成程一理ある話なので、三葉としてもその方針に賛同していた。
(けど……そうなると取れる手段が限られるのよね)
あとは親に連絡して叱ってもらうくらいか。それはそれで業腹だし、必ずしも有効とは限らないのだが……。
しかし、そんな蒼井教諭の悩みは、その日の6時間目の学級会でひとりの女生徒から出された提案によって、コペルニクス的転回を迎えることになった。
「河原くんは、女の子の気持ちをわかるべきだと思います! いっそのこと、しばらくスカートを履いて女子として学校生活してもらったら……」
女子の学級委員を務める少女、呉羽しずるの提案が、三葉の脳裏に突拍子もないアイデアをもたらした。
「それよ!!」
提案者を含めた38対の瞳がいぶかしげな光を浮かべているのにも気づかず、三葉は自習を命じて職員室に戻り、真樹の家に電話するのだった。
* * *
三葉からの連絡を受けた真樹の母・真沙美は、驚愕した。
真樹は確かに家でもかなりの「やんちゃ」だったが、まさか他人様の子、それも女の子に迷惑をけているなんて……。
普通なら母親の手に負えない場合でも父親が叱るという手段があるのだろうが、生憎河原家の大黒柱・善樹は、紀行カメラマンということで一年の大半を留守にしている。
また、真沙美自身も英和翻訳を生業としており、在宅で仕事をしてはいるものの、専業主婦ほどキッチリ子供の世話をフォローできているとは言い切れない部分はあった。
それでも、まさか我が子が「いじめ」をするような駄目人間に育っていたとは夢にも思わなかった。
彼女自身はいじめを受けたことはないが、学生時代に親友がいじめから自殺未遂を起こしており、人一倍そういった事柄に敏感(あるいは過敏)だった。
しばし脳裏で様々な考えを巡らせたのち、真沙美は担任の案に賛成する。
母親の賛同を得たという大義名分をかざして、三葉は学校側からの協力も取り付けることに成功。
こうして、母親・担任・クラスメイト(主に女子)の三者の協力のもと、腕白小僧をお淑やかな女の子に躾ける試み、「MFL(マイフェアレディ)プロジェクト」が開始されたのである!
「じょ、冗談だよね、母さん」
"プロジェクト"の開始時、言うまでもなく真樹自身は強く反発した。
当然だろう。
「これから1ヵ月間、学校は元より家でも女の子として生活しなさい」と言われて、素直に従う小五男子がどれだけいると言うのか。
しかし反発したものの……程なく、彼は母や担任の言いつけに従わざるを得なくなった。
おとなしくか弱い文学少女がそのまま大人になったように見える彼の母・真沙美は、実は合気道三段・薙刀二段の武術の達人だったのだ!
これは、元々旧家の子女で、たしなみとして幼少の頃から習っていたという背景があるらしい。甘さを捨てた彼女は、一介の腕白小僧如きが太刀打ちできる存在ではなかった。
ほとんど抵抗らしい抵抗もできずに真樹は押さえこまれ、プロジェクトに従うことを約束するまで30回近くお尻をぶたれた。
さらに、今後女の子らしくない言動を見つかったら、その日はおやつ抜き、逆にうまく女の子らしい振る舞いができるようになったら、来月のお小遣いアップ……という"鞭"と"飴"も設定された。
「夏休みが始まる1ヵ月の辛抱だ」と自分に言い聞かせて、やむなく真樹は耐え忍ぶ決意をしたのである。
* * *
朝ベッドで起きた時から、「彼女」の一日が始まる。
着替えはすべて女物。わざわざ伯母の家から従妹の幸枝のお下がりを、母がもらって来たのだ。それも、ワンピースやスカート類ばかりで、ズボンはいかにも女の子らしい刺繍の入ったサブリナパンツひとつくらいしかない。
さすがに下着は新品だが、こちらも当然女児用。近所のユ●クロのセールを利用して、10日分気回せるだけの数を母が購入していた。
前開き構造のないカラフルな女児用ショーツを履き、俗に「ラン型切替スリップ」とも言われるスクールシミーズを頭からかぶる。
当初は、そのすべすべしたナイロンの感触に何かイケナイことをしてるような気がしてドキドキしたが、一週間も経つとそれなりに慣れる。
その日のワードロープは母親の見立てだ。どうにもフェミニンな「可愛らしい」服装が多いのだが、逆らっても無駄なので、黙々と着替える。決して、可愛い格好も悪くない、とか思ってないのだ……たぶん。
「おはよう、マキちゃん。今日も可愛いわよ♪」
"プロジェクト"が始まってから、真樹は「マキ」と呼ばれるようになった。「その方が女の子っぽいし、可愛らしいから」とのこと。
「……おはよう、ママ」
そして、「マキ」は母のことを「ママ」と呼ぶ。これも無論母からのお達しだ。
とは言え、それ以外の、洗顔、朝食、歯磨きなどについては、これまでとそれほど変わるわけではない。せいぜい、口数を少なめにしてできるだけ女言葉を使わず済むようにしているくらいだ。
ただ、自分の部屋を女の子仕様の可愛らしいものに変えられてしまったのには少々参った。抗議したのだが、「こういうのは形から入るもの」「1ヵ月経ったら戻してあげる」と言われたので渋々納得した。
朝食のあと、身支度が済んだら、赤いランドセル(これも従姉のお下がり。ただし、ほとんど使ってなかったので真新しい)を背負って学校へ。
学校でも「マキ」は完全に女子として扱われ、男子の遊びの輪には入れてもらえない。どうも、男子が「マキ」に近づくことは禁じられているらしい。
その代わりに、女子が色々話しかけてくる。最初の頃は鬱陶しく思っていたのだが、男子が相手にしてくれないとなるとさすがに退屈で、数日後には「マキ」もポツポツ会話に参加するようになっていた。
女子の会話についていくために、少女マンガや女子向けのアニメなども見るようになった。とくに後者は案外おもしろいので、最近では密かに楽しみにしているくらいだ。
母親も協力的で、レンタルで以前の話の分のDVDを借りてきてくれた。少女マンガも気前よくコミックスを買ってくれたので、「マキ」の部屋の本棚にはかなりの数が並べられている。
閑話休題。
体育の時も女子と一緒に更衣室で着替えている。幸か不幸か「マキ」──いや、真樹は11歳ながらまだ性的な方面の知識や好奇心に疎いため、それほど恥ずかしい思いはせずに済んだ(無論、だからと言って違和感や場違い感が皆無だったわけでもないが)。
これは、女子の側にとっても変に意識されなかったので僥倖だったと言えるだろう。
放課後も、男子の友人からは誘われず、逆に女子のクラスメイトが声をかけてくることがある。
真樹なら死んでも行かなかったろうが、母親や担任から「一月後までに、普通の女の子として振る舞えるようなること。できなければ、もう一ヵ月延長」と申し渡されているので、その参考になれば……と、「マキ」は何回か女子に混じって遊びに行った。
そんな時、真樹の知らない「女の子の世界」を垣間見れることもあって、「マキ」は好奇心を大いに刺激されていた。
結論から言うと、それを強制されているという事実を除くと、実は真樹は「マキ」としての暮らしに意外にストレスは感じていなかった。
「懲罰」と言う意味では、この試みはあまり効果的とは言えなかったろう。しかし、「女子としての生活を通じて女子への理解を深める」という意味では、それなり以上の効果はあった。
中でも、自分がスカートを履く立場になったことで、ソレ(スカートめくり)が、いかに屈辱的、かつ羞恥心を刺する行為なのかは、如実にわかった。
「マキ」の心理としては、「自分が女物のパンツを履いていることを男子に見られるのが恥ずかしい」からなのだが、たとえそれが真実であったとしても、「パンツを見られるのが恥ずかしい」という事実そのものに違いはなかったのだから。
本人も周囲も知らないうちに、少しずつ真樹と男子達の関係が疎遠になり、「マキ」と女子のコミュの間が近づいていく。
そんな状況下で、「プリン強奪事件」と「バレーの試合での完勝」というイベントを通じて、真樹を嫌っていたしずると仲良くなったことで、「マキ」は完全にクラスの女子の輪に受け入れられることとなったのだ。
-後編につづく-
#以上。「拒絶→堕ち」の描写が薄くて申し訳ありません。次回完結予定。
たぶん、真樹くんは、潜在的に女の子に興味があったから、色々チョッカイ出してたんだよ! ナ、ナンダッテー!!
#ちなみに季節は7月頭を想定。例の6-B同様、次回から水泳の授業が始まります。
#そして、144さん、番号違いすんません。他作も読んでいただけたのなら恐悦至極。
小ネタだっていいじゃないですか! 私みたくソレを見て長編化しようと創作意欲が湧く人もいますし。無論、本人が書くのが一番なのですけど。
>スクールガールラプソディ 中編
GJです!
何時見てもさすがの描写でワクワクします。
なんだかんだで真樹は素直な子なんですね。
もしかしてプールでは6-Bのあの娘と一緒に泳いだりする事があるのかな?
>>180 114さんの要望承りました。
でもイヨちゃんだよね?するのはお兄さんの方?
114さんとは知らない間柄でもないので、書く時はとことん好きにやらせて頂きますのでw
性欲万相談所にコメント下さった方ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
>>183 そうなのか
正直スマンかった。
ま、匿名の掲示板だからなー
両者ともGJ
また職人さんたちが投下してくれて嬉しい限り
後、作者さんはできればトリップとかつけてもらえるとありがたい
誰が投下したか一目でわかるからね
#後編投下……なのですが、長いけど話がまとまんなかった!
『スクールガールラプソディ』(後編)
7月上旬に入り、ここ桜庭小学校でも、プール開きが行われた。
体育の授業の一環とは言え、やはりこの季節、子供にとっては水遊びできる機会というのは嬉しいものだ。
5-Aの生徒達は、今年最初のプール授業ということで、特別に自由時間(正確には「水に親しむために水中で遊ぼう」というテーマ)となった。
「しずちゃん、いったよ〜」
「任せて! マキ、はいっ!!」
「オッケー! それっ」
しずるや千種、そして「マキ」たちは、プール脇の用具室で見つけたビーチボールを使って水の中でバレーの真似ごとをしてたりする。と言っても、単にトス回ししているだけなのだが、それだけでも友達とやっていれば結構楽しいものだ。
キャッキャとはしゃぎながら水中でボールを追い掛ける少女達。「ロ」のつく趣味の人が見れば、白い水泳帽と紺色の競泳水着姿の彼女達にヨダレを垂らしたに違いない。もっとも、その中のひとりが実は「男のコ」であると知ったら目が点になったかもしれないが。
言うまでもなく、「マキ」こと河原真樹(まさき)のことだ。
もっとも、152センチ足らずの身長といい、華奢な身体つきといい、体毛の薄い滑らかな肌と言い、外見から「彼女」が本当は「彼」であることを読みとれる証はほとんど存在しなかったが。
驚いたことに、女子用水着を着用しているその股間にも、男子なら本来あるはずの膨らみが見当たらないのだ。
最近仲が良い呉羽しずるが、耳打ちしてコッソリ聞いてみたのだが、「マキ」は顔を赤らめ、「ないしょ」と言って教えてくれなかった。
無論、勘の良い読者の皆さんは見当がついているだろう。
そう、いわゆる「タック」──それも人体用接着剤を使用したより高度なテクニックで、マキの股間は一時的に「整形」されているのだ。
これは、プールが始まれば自分が女子の水着を着なければいけないことに気付いた真樹が、母親に相談したのがキッカケだった。
「女の子の水着を着て股間がモッコリしたら恥ずかしい」という「娘」の訴えに、真沙美は真摯に対応し、インターネットで「ソレ」のやり方を見つけてきたのだ。
プール開きの前夜、風呂に入ったのち、真沙美は、チェリーピンクのナイティを着た真樹のショーツを脱がせ、ベッドに仰向けに寝かせた。そのまま、真樹に足を上げて自分の足首を持つように言う。
母親とは言え自分の丸出しの股間とお尻を見られる羞恥から、顔を真っ赤にしながら、真樹はその指示に従った。身体が柔らかいので、その程度は十分可能なのだ。
それを確認すると、真沙美は、真樹のお尻を正面から見える場所に移り、両脚の間を掻き分けるようにして右手を前に伸ばすと、息子の"ムスコ"と付属品の"ボール"をむんずと掴む。
真樹が驚く暇もなく、フクロの付け根のあたりを両手でまさぐり、何かの位置を確認したかと思うと、引っ張るようにして片方のボールを体の中に押し込んでしまった。
最初は少しばかり手間取っていたものの、それでコツを掴んだのか、もう片方は比較的スムーズにその作業を行うことができた。
続けて真沙美は、元々まださほど成長していないスティック部を押さえ、そのまま後ろ向けに折り曲げると、体内に押し込んだボール部に蓋をするような感じで、先がお尻の方を向くように押さえつけえ、接着剤で固定する。
最後に、ボールの入っていた「袋」部分の皮を、左右からスティックを隠すように接着剤で貼り合わせれば完成だ。
その結果、マキの股間は、パッと見は女の子のアソコと見まがう形状になっていた。その代償として、小用を足すときも女子同様座ってすることしかできないが、元々「罰」のあいだは女子トイレを使う取り決めになっているので、さして問題はないだろう。
もっとも、その結果マキの心情面には少なからず影響はあったようだ。トイレというプライベートな空間でさえ、常に「女の子」であること強制されるのだから無理はない。
本人は複雑そうな表情をしていたが、さほどストレスに感じている風ではなかった。むしろ、それ以降、日常的な所作がどことなく女性的になったように見受けられたくらいだ。
おかげで、今のようにスクール水着から着替えるため、更衣室で女子の中に混じっていても違和感は皆無だ。さすがに胸はまったくないが、この年頃ならブラジャーが必要な子は全体の6割程度なので、別段おかしくはない。
ノースリーブで向日葵柄の黄色いサマードレスに着替え、肩紐のあたりを整えている様子なぞは、本人は気付いていないがお年頃の女の子そのものだ──と言うか、既にクラスの女子と大半の男子が、マキの本当の性別を半分忘れかけている。
「真樹」と比較的親しかった男子の数人はさすがに覚えているようだが、かつての「彼」をよく知るだけに、今の「彼女」とのギャップに戸惑い、近づいて来ない。
こうして、「真樹」からマキへの変化は毎日も少しずつ(しかし、大人達の予想を遥かに上回る速度で)進行していくのだった。
5時間目のプールのあとは、いつもと変わり映えのしない国語の授業を経て放課後となった。
「しずちゃん、マキちゃん、早くはやく〜」
いつもはおとなしい武藤千種が、珍しく浮かれてハイになっている。
「ちょ……待ってよ、千種ちゃん!」
「ふふっ、千種ってば……慌てなくても体育館は逃げないわよ」
実は、先週の体育の時間でのバレーの試合での活躍にティンときた千種が、自らの所属するバレー部にふたりを勧誘したのだ。
桜庭小学校では、5・6年生に週1回、時間外のクラブ活動を励行している。自由参加という建前ではあるが、大半の生徒が「クラブ」に所属し、活動時間を楽しみにしていた。
幸か不幸かマキとしずるはふたり共クラブに入っていなかったため、「とりあえず見学だけ」と言うことで、今日の部活に同行することになったのだが……。
バレー部の顧問が彼女達のことをよく知るクラス担任の蒼井三葉であるせいか、うまくノセられて、気が付けば体操服に着替えてふたりも練習に参加していた。とは言え、決して嫌々というわけではないし、それどころかむしろとても楽しい時間だった。
さらには、六年生との紅白戦にまで参加する始末。先週の体育と同様、同じチームになった千種・しずる・マキは健闘したのだが、さすがに一年間の年齢と経験値の差は大きく、ダブルスコアに近い形での敗北となった。
もっとも、もう片方の5年生チームは、ほとんど完封に近い形で負けていたので、むしろ大健闘と言ってよいだろう。
「いやぁ、キミ達、見どころあるねぇ」
「え? そっちの子とそっちの子は、見学!?」
「もったいないよ! 絶対ウチに入んなよ!」
6年生の先輩達に口を揃えて褒められては、しずるとマキも悪い気はしない。
先輩も他の5年生の子達も明るくていい人揃いだし、クラブ全体の雰囲気も楽しそうだ。現に、しずるは本格的に入部を検討しているようだ。
マキも本当は「入部します!」と言いたかった。
(でも、ボクは……)
自分は本当は河原マキではない「真樹」だ。それでは、仮にバレー部に入ってもココにいるメンバーと一緒に部活をすることはできないのだ!
その時、初めて、マキは自分の性別に対して疑問、あるいは落胆を感じたのだ。
(──どうして、女の子に生まれなかったのかなぁ)
それは、ほんの一瞬だけ心の中に浮かびあがり、明確に自覚されることなく、潜在意識の波間に沈んでいった想い。
しかし、決して消えてしまったわけではなく、それどころかマキの心の中をこれまでとは別の色へとゆっくりと少しずつ染めていく契機となるものだった。
* * *
「真樹」がマキとなって、ほぼ一月が経過した。
今日は一学期の終業式。いよいよ明日から夏休みだ。
(今日で終わり……なんだよね)
放課後、後ろ髪ひかれる思いを堪えて、しずる達の誘いを断り、マキは決意の色を瞳に浮かべて、職員室の三葉の元へ向かった。
三葉が預かっている「真樹」としての体操服その他、男子生徒としての物を返してもらうためだ。
しかし、三葉の答えは「NO」だった。
「またダメですよ、河原さん。約束は「学校で1ヵ月」だったはずでしょう? 日曜日を挟んだから、あと4日はそのままでいてもらわないと」
つまり、二学期も4日間は女子として過ごせということなのだろうか。
屁理屈のような気もしたが、その程度で目くじらを立てることもないだろうと、マキは了解して帰路に就く。
自分が、「まだ女子生徒でいられる」「しずるや千種達とも仲良くできる」ことに、どこか安堵していることに気づかないフリをして。
「もしもし、河原さんのお宅でしょうか? はい、5−Aの担任の蒼井です。先程マキさんとお話したのですが…………ええ、そうみたいです。では……はい、そのように」
「電話を切った三葉は、とても楽しそうな顔をしていた」と、隣席の同僚、天迫星乃が後に証言している。
自宅へと帰ったマキは、担任から聞いた「二学期も数日間、女の子で通学」の件を恐る恐る母に報告した。
無論、母の真沙美は既に本人から電話を受けていたのでとりたてて驚くことはなく、逆に「じゃあ、お家でも夏休みのあいだはずっとマキちゃんでいましょうね」とニコニコと無邪気な笑顔を浮かべていた。
もっとも、てっきりグズるとばかり思っていた「娘」が、意外なほどアッサリ同意した点については、逆に少しばかり驚いたが。
* * *
ともあれ、そんなワケで、周囲(もしかしたら本人も含め)の賛同のもと「河原マキ」の夏休みは始まったのだった。
例年なら河原家に遊びに来る何人かの男友達は、今年の夏はひとりも顔を見せない。
代わりに、しずるや千種達女の子の友人から、お誘いの電話が頻繁にかかってきたし、その殆どにマキは喜んで出掛けて行くのだった。
駅前に出来たショッピングセンターで、「女の子同士」でワイワイ言いながらウィンドーショッピング。
以前は買い物なんて退屈で、さっさと済ませるものだと思っていたが、おかげでお友達と「あーだこーだ」言いながら色々なお店を回ることの楽しさに、マキは目覚めていった。
さらに、その時買った水着を着て、市民プールへも何度となく遊びに行った。夏休み中に合計10回近くも泳ぎに行ったせいで、3人とも水着の日焼け跡がクッキリと裸身に焼き付いてしまったほどだ。
マキの水着は、千種の強引なプッシュで買ったミントグリーンのセパレート。トップの形はベアトップタイプのキャミソールに近いが、左右の脇から伸びた細い紐が首の後ろで結ばれているので「ポロリ」の心配はまずない。
例のタックのおかけで、ビキニタイプのボトムのラインもスッキリしたものだ
ちなみに、千種はピンクと白のワンピース、しずるは意外に大胆な黒のビキニだった。
月曜の午前中は学校でバレー部の練習がある。
しずるとマキは「仮入部」という扱いなのだが、ふたりとも運動神経がよいうえ、しずるは咄嗟の判断力が、マキは本能的な勘に優れたタイプということもあり、6年生の先輩達からはすっかり「期待のホープ」扱いされていた。
「こう……河原さんが鉄壁の守りで攻撃を叩き落としつつ、呉羽さんが相手の隙を窺って適確な指示を出し、セッターの武藤さんがそれに応えてトス上げてくれたら、完全にコッチのペースだね!」
6年生のキャプテンである藍原沙織が楽しそうにチーム設計を語る。
「うんうん、あとは5年にもパワフルで精密なアタッカーがいれば完璧だよ♪」
副キャプテンの武内ちはやも頷いている。
「それは、背の高い沢木さんか、バネのある森村さんに期待したいかなぁ」
「いっそ、河原さんに攻防の要になってもらうのもいいかもね」
小学生のバレーボールチームとは思えぬハイレベルな会話に、5年生は目を白黒させている。
「あ、あのぅ、あたしとマキは一応「仮入部」なんですけど……」
恐る恐るしずるが口をはさむが、「こんな逸材、今更逃がすワケないでしょ!」と先輩達に却下されて苦笑い。
練習はそれなりにハードだったが、同時にとても楽しい時間でもあったのだ。
あるいは単にお互いの家に遊びに行き、まったり冷たいものでも食べながらおしゃべりしたり、テレビを見たり、ゲームしたりすることもあった。
しずるの家は、商店街で飲食店を経営しており、「紅茶とケーキの美味しい喫茶店」とタウン誌で取り上げられたことも何度かある。
お店のパティシエでもあるしずるの母が、遊びに行くと必ず新作ケーキを出してくれるので、マキも千種も楽しみにしていた。時には、簡単なレシピを教えてもらうことも。
「しずるがウチに友達を連れてくるなんて珍しいなぁ」
熊のような髭を生やした大柄な、いかにも「ひと昔前の喫茶店のマスター」という印象のしずるの父も、少し驚きながら歓迎してくれた。
「この子ってば、ちょっと意地っ張りで融通が効かないところあるでしょ。だから、親しくなれる子は少ないみたいなのよ。だから、これからも仲良くしてやってね」
「お、お母さんッ!」
母の言葉に真っ赤になってはにかむ、しずる。もちろん、千種もマキも大きく頷いた。
一方、千種の家は普通のサラリーマンで、父親は大手スポーツ用具メーカーの部長さんをしているらしい。そのせいか、かなり広い家のあちこちにトレーニング器具の類いが色々置いてある。
聞けば、父親自身、元十種競技のアスリートで、いまでもトレーニングを続けているのだとか。千種も頻繁にソレにつきあっているそうだ。
成程、だから内気でおとなしめの性格の割に彼女の運動能力が高いのかと、マキ達は納得する。
専業主婦である母親の方は、いかにも「良家の奥様」といった感じの上品で可愛らしい感じの女性で、マキたちにお茶とともに手作りのマドレーヌやスコーンなどを振る舞ってくれた。
さすがに本職である千種の母には及ばないが、それでも凄く美味しい。
さらに、時折、娘も含めた女の子達に、かぎ針編みやパッチワーク、ぬいぐるみ作りといった手芸の手ほどきをしてくれた。その中でも、マキは編み物が巧いと褒められ、物を作る楽しさに目覚めていく。
そしてふたりがマキの家を訪れたときは、真沙美も仕事の手を休めて、「娘」の友人を歓待する。
以前述べた通り、彼女も元は旧家の出なので、女性のたしなみに関しては一家言あるタチなのだ。
しずるの母からお菓子作りを、千種の母から手芸を教わっていると聞いて、少し対抗意識が出来たのか、真沙美は3人に茶道と華道の基本を教えるようになった。
内心小学5年生にはまだ早いかと思っていたのだが、精神年齢の高いしずるは元より、千種やマキも、素直に彼女の教えるお稽古事に真面目に取り組んでくれたのは、驚くと同時に喜ばしいことでもあった。
真沙美は和裁の腕も達者で、最初の時は3人とも洋服のままだったが、翌週しずると千種が遊びに来た時には、マキの分も含めて3人のための着物を縫い上げていたくらいだ。
少女達は、そのまま和服の着付けも習うこととなった。
8月半ばに、河原家に世帯主たる善樹が帰って来た。
あらかじめ妻から話を聞いていたのか、恥ずかしがるマキのことを愛しげに目を細めて見つめ、ぜひ記念写真を撮ろうと鼻息が荒い。どうやら、彼も妻同様、「できれば娘が欲しかった!」クチらしい。
父の勢いに負けたマキは了解し、その後半日近くをかけて、さまざまな服装&背景で、200枚以上の写真を撮られるハメになったのだった。
もっとも流石プロのカメラマン。現像して引き延ばしたものがパネルにして、リビングの壁に飾られることとなったのだが、マキ自身にさえ、自分がモデルをしたモノとはとても思えぬほど、幻想的な美少女っぽく映っていたのだが。
そして、巧い具合に善樹が仕事の旅に出かける前に、夏祭りの機会が巡って来た。
元より3人娘は一緒に出掛けるつもりだったのだが、話の流れで彼女達の両親も合流することとなり、そのおかげで3つの家に家族ぐるみでの付き合いが生まれることになった。
真沙美の手による、鮮やかな藍色、紅色、萌黄色の浴衣を着たしずる、マキ、千種の3人は、遠巻きに両親に見守られながら、そのままお祭り(というか縁日)を満喫することができたのだった。
ちなみに、その途中で三人娘が、中学生と思しき一団にナンパされるというハプニングもあったが、彼女らが小学生であることを知る(浴衣を着ると存外大人びて見えるものだ)と、気まずい顔で退散していったので、結果オーライだろう。
「まったく……あたし達に声をかけたのは見る目があると思うけど、紳士としての礼儀が足りないわね!」
とは、しずるの談。他のふたりは苦笑していたが。
また、縁日の屋台で「お嬢ちゃん達可愛いからオマケしてあげよう」という言葉を度々聞いたのは彼女らの魅力故か、あるいはここのテキ屋にロリコンが多いのか……。
そして迎えた夏休み最終日直前の8月30日。3人とも既に夏休みの宿題は終わっていたため、この日の夜は千種の家でお泊まり会が催された。
千種の母を3人で手伝いながら晩ご飯を作り、19時過ぎに千種の父が帰るとそのまま夕食。
そのあとは、武藤夫妻の好意で、3人揃って先にお風呂に入ることになった。
さすがに全裸になるのは初めてだが、プールや部活で何度も着替えは共にしている。
マキも、さほど抵抗感なくふたりの友人と一緒に脱衣場で服(今日はマリンボーダーのキャミソールとデニムのキュロットだ)を脱ぎ、タオルで体の前を隠しつつ、風呂場に入って行った。
家自体と同様、武藤家の風呂場は、一般家庭にしては洗い場も浴槽も非常に大きく、子供3人が一緒に入ってもまだかなり余裕があった。
期せずして3人の「フゥッ〜」と息をつくタイミングが重なり、マキ達は顔を見合わせてクスクス笑い合った。
かしましく雑談をしながら、髪を洗ったり、日焼けの跡を比べたり、仲良く背中を流しっこしたりと、微笑ましい光景が続く。
仮にこの光景をコッソリ覗いている不届き者がいたとしても、3人の中のひとりが生物学的にXY染色体を有しているとは、露程も思わないに違いない。下手すると当の本人でさえ、その事実をややもすると忘れがちなのだから。
その夜は、千種の寝室で、彼女のセミダブルベッドに枕を3つ並べて一緒に布団に入り、千種・マキ・しずるの順に並んで寝ることになった。
常夜灯の明かりの下、睡魔が訪れるまでのひととき、楽しく雑談に興じていた3人だが、ふと、しずるが口にした一言で雰囲気が一変する。
「それにしても……フフッ、マキももうすっかり女の子だね♪」
からかうようなニュアンスだが、しずる自身に他意はなく、むしろ親しみを込めての発言のつもりだったのだが、マキの表情が微妙に暗くなる。
「──そっか。私、ホントは男の子なんだっけ」
どうやら本当に本人も忘れかけていたらしい。あるいは……思い出したくなかったのか?
「……マキちゃん、新学期が始まったら、元に戻っちゃうの?」
おずおず、と訪ねる千種に、躊躇いがちに頷くマキ。
「イヤだよ! せっかく仲良くなれたのに……」
途端に半ベソをかく千種に触発されたのか、マキも激情を露わにする。
「私だって……私だって、戻りたくないよ! 男の子なんかより、女の子でいる方がずっと楽しいし、千種ちゃんやしずると一緒にいたいもん! でも……」
「そういう約束だから」と呟くマキの両目からは、いつしか大粒の涙がボロボロと溢れ出している。
「ごめんね、マキ。泣かないで」
しずるが優しくマキの頭を抱き寄せ、千種も慰めるようにその背に寄り添う。
「何か方法がないか考えましょう。とりあえず、二学期になったらあたしから先生にそれとなく聞いてみるわね」
「マキちゃんがマキちゃんのままでいられるよう、千種も、応援するから!」
「ありがとう……ふたりとも」
どうやら3人の少女達の友情と絆は、哀しみを共有することで、ますます強くなったようだった。
──そして、ついに9月1日、二学期の始まる日が来た。
-完結編に続く-
#後編はひとまずココまで。と言っても、全然話が終わってないので、入りきらなかったエピローグとHは、次回の「完結編」にて。短くまとめるつもりだったのに、意外と長くなっちゃったなぁ。
#それにしても、自分で書いててナンですが、周囲の人の「マキ」への理解がありすぎるぅ〜。ここまで親切にフォローされたら、そりゃあ「ボクは(女の)コのままでいいんだ!」と、間違った方向に覚醒しちゃいますよね?
#改めて計算してみたら、蒼井三葉と天迫星乃は三葉のほうが2歳年上のはず──きっと、大卒直後は教師に採用されず、2年間家事手伝いしてたんですよ!
こやつ・・・・デキる
つC
完結編も、他の作家さんの作品も、全部wktk
201 :
143:2011/09/07(水) 17:40:59.01 ID:Ke8IiUqx
>>198 GJ!乙!
更に完結編があるなんて。
楽しみです。
>スクールガールラプソディ 後編
相変わらず心の移り変わりを書かせたら最高ですね。
真樹がマキである事はまわりから望まれた事で、本人もそれを受け入れている。
それはとても幸せな事だと思います。
だけどもうすぐ男の子は成長期を迎え、顕著なところでは声変わりや髭や下の毛など
どんどん男になっていく事態に直面したらどうなるんでしょうか?
いえ、放蕩息子を思い出しちゃいまして。
まあ、リアルな話しは置いておくとして完結編楽しみにしています。
あと番外編も。
酔うための酒があれば銘柄は気にしないよ
#完結編。とは言え、「俺達の戦いは始まったばかりだ!」的「第一部完」感が無きにしも非ず。まぁ、伝説の「武士沢レシ●ブ」ほどじゃありませんが。
『スクールガールラプソディ』(完結編)
二学期が始まる9月1日の朝。
目が覚めたマキは、自分でも不思議なくらい落ち着いた気分だった。あるいは、これが「開き直る」というコトなのかもしれない。
すっかり着慣れた女の子用の下着を身に着けると、シミーズ姿のままタンスの前に立ち、今日の服装を選ぶ。
最後になるかもしれないこの4日間くらいは、せめて「年頃の女の子らしく」自分でファッションを選んでみたかったのだ。無論、母親は優しくOKしてくれた。
今朝は、先週の日曜にしずる達と出かけた時に買った半袖の切り替えボーダーワンピースを選んだ。一見したところ白いTシャツとピンクのミニスカートを着ているように見えるタイプで、胸に英文字でブランド名が大きくプリントされているのがオシャレだ。
スカート部はかなりのミニで、少し激しく動くとショーツが見えかねないが、このふた月あまりでマキも随分スカートの裾さばきに慣れたので大丈夫だろう……たぶん。
9月に入ったとは言えまだまだ日差しが強いので、足元は白のショートソックスを選び、健康的にうっすら日焼けした太腿からふくらはぎにかけての肌をさらす。
「おはよう、ママ」
ダイニングに降りて挨拶すると、母親はいつもにもましてニッコリと微笑んでくれた。
「おはよう、マキちゃん。その服、よく似合ってるわよ」
「エヘ、そう、かな?」
褒められると素直に嬉しくなる。
思い起こせば、かつての「真樹」が母に褒められたことがどれだけあっただろうか。いや、それどころかここ数年は母との会話をどこか疎ましいものに思っていたのではないか。
改めてかつての自分を振り返り、愕然とするマキ。「マキ」になって本当に良かった。
(でも……)
と暗くなりかける思考を無理矢理振り払い、朝食を口にする。
食後の歯磨きは念入りに。口をすすいだあと、鏡を見ながら先日母に買ってもらったリップクリームを付ける。
口紅ほど劇的に色が変わるわけではないが、それでも唇が艶やかになりほんのりピンク色に染まると、なんだか少しオトナになった気がした。
ダイニングに戻ると、いつも通り母の前に腰かける。
ニコニコしながら母がマキの髪を優しく梳(くしけず)り、何かアクセサリーを付けようとするのはいつも通りだが、今朝のマキはそれを拒絶しなかった。それどころか、今日の服と髪型には何が似合うか、積極的に母と意見を交わしたくらいだ。
しばしの検討の結果、マキの前髪には淡いクリーム色のカチューシャが留められていた。シンプルなデザインだが、今のマキのナチュラルボブっぽくまとめられたヘアスタイルにはマッチしていた。
「それじゃあ、ママ、行ってきます」
これまたすっかり身体に馴染んだ赤いランドセルを背負うと、マキは学校へ向かって歩き出した。
いつもより少し早めに家を出たせいか、通学路にはまだあまり人がいない。
ふと、マキは、少し先を歩いているのが、クラスメイト──それどころか「真樹」にとっては一番親しい友達と言ってもいい少年、森谷繁久(もりや・しげひさ)であることに気付いた。
(どうしよう……挨拶した方がいいかな)
マキになって以来、繁久からは明確に避けられていることは理解していた。
それもある程度は仕方ないのだろう。担任の三葉が、今回の一件が始まるに際して、男子に「河原さんを、変にからかったり、悪戯したりしないようにね。さもないと……(ニッコリ)」と釘を刺していたからだ。
一罰百戒……という言葉までは、マキは知らなかったが、今のマキを見て「自分も女子にさせられたら」と言う恐れが、男子の無軌道な行動を戒めていることはおぼろげに理解していた。
(どうしてかなぁ……女の子でいるのって楽しいのに)
ふた月程前の自分なら決して頷かないだろうことを自然に考えているマキ。
しかし、そんなマキの目から見ても、繁久はどことなく元気がないように思えた。
考え事でもしているのか、どう見ても前方不注意だろう。
躊躇いを振り切って、声をかけようとした時、マキはハッと目を見張った。
通りの向こうからクルマが来ているのにも気づかず、ボーッと惰性で歩いている繁久が横断歩道を渡りかけているのだ。
「あぶないっ!!」
反射的に駆け出すマキ。ほんの数歩の距離がもどかしい。
それでも、何とか繁久のランドセルに手をかけ、思い切り引っ張ることができた。
* * *
さて、ここでほんの少しだけ時間を巻き戻そう。
桜庭小学校5年A組に所属する少年、森谷繁久はここ最近悩んでいた。
悩み事の対象は、言うまでもなく、いちばん親しい友人であったはずの河原真樹のことだ。
直情的でやや子供っぽい真樹に比べ、逆に繁久は年齢不相応に落ち着いており、頭もいい。精神年齢的には、実年齢よりおそらく2、3歳上に相当すると言ってよいだろう。
しかし、そんな繁久をもってしても、今回真樹に強要された「罰」は予想外かつ戸惑わざる
を得なかった。
そして、最初の数日間こそ、ふてくされつつも不安げで、いかにも「男の子が嫌々スカートを履いている」風で周囲から浮いていた真樹が、週末になるころには少しずつ女子の輪に受け入れられていくのを驚きの目で見つめていたのだ。
さらに、日が進むにつれ、真樹はどんどんクラスの女子の輪の中に馴染んでいく。夏休みに入る頃には、知らない人間が真樹のことを見れば「ちょっとボーイッシュで元気な女の子」だと思ったに違いない。それくらい自然に女の子たちの中に溶け込んでいた。
また、呉羽しずると武藤千種という親しい女友達も出来たようだ。
一番の友達を自認する身としては、どうにもおもしろくない事態だった。
そして、夏休みに入ってからも、繁久は何度か真樹の姿を目にしていた。別にストーカーしていたわけではなく、彼は男子バスケ部員なので、同じく月曜の午前に練習のある女子バレー部を見かけることが多かっただけだ。
女子バレー部で活動している真樹は心底楽しそうだった。何より輝いて見えた。
しかも、部活の行き帰りの真樹──いや、マキの私服姿を目にするたびに、繁久は少なからず動揺してしまった。夏休みが始まる前以上に、マキが「女の子」していたからだ。
実は、一度だけ市民プールで遠巻きにマキ、しずる千種の3人が水遊びしているのを見かけたことがある。まだ幼いとは言え、いずれ劣らぬ美少女が集まってはしゃいでいる様は、少なからぬ目立つ光景だった。
美少女──そう、水着姿になってさえ、マキは他のふたりと同じく、外見も仕草も話し方も「小学校高学年の可愛い女の子」にしか見えなくなっていたのだ。
この頃から、繁久は、胸の奥で何かもやもやするような感覚をおぼえていた。
今日から二学期が始まる。そろそろ自分もマキを避けてばかりはいられないと思うのだが、正直どんな態度で接していいか、決めかねているというのが現状だった。
──と、歩きながらココまで考えたところで、いきなり背後から強く引っ張られる。
「……へ? うわぁ!」
バランスを崩した繁久は、引っ張った誰かを撒き込んで、歩道に倒れ込む。
だが、すぐ目の前をクルマがけたたましくクラクションを鳴らしながら通り過ぎて行くのを見て、自分が間一髪助かったのだということが、繁久にも理解できた。
「あ、ありがとう。助りまし……」
恥ずかしいのを誤魔化すように素早く立ち上がり、尻もちをついている命の恩人(というのは大げさか?)を助け起こそうとした繁久だったが、自分を助けたのが誰かを知って言葉が途切れる。
言うまでもなくそれは、先程まで想いを馳せていた河原マキにほかならなかったからだ。
「いたたた……もぅ、ダメだよ、森谷くん。幼稚園児じゃないんだからさ。横断歩道では、クルマに気をつけないと」
「あ、ああ。そうだよな。すまん」
「メッ!」と指をつきつけるマキの迫力に負けて何となく謝ってしまう繁久。きまり悪げに、頭をかいたところで、繁久の目にトンデモナイモノが飛び込んできた。
「あ〜、そのぉ……河原」
「ん? なに、森谷くん?」
「そろそろお前も立ったほうがいいと思うんだが」
微妙に逸らそうとしつつも逸らしきれていない繁久の視線の先を辿ると、そこには尻もちを着いたマキの、めくれ上がったスカートが……。
本人も気づいたのか、ピョコンと立ち上がり、スカートの裾を押さえて顔を真っ赤にしている。
「──み、見た?」
「あー、その……ごめん」
ここで誤魔化さずにバカ正直に答えてしまうのが、森谷少年の長所であり欠点でもあった。
運がいいのか悪いのか、今朝のマキは、勝負下着というわけでもないが、下ろしたての新品のショーツを履いていた。薄桃色のやや履き込みの浅いデザインで、フロントにレースのフリルが三段重ねになった可愛らしい代物だ。
「…………森谷くんのえっち」
「なッ!? ち、ちがう!」
不可抗力だ、と繁久が抗議するまえに、マキは恥ずかしそうに学校へと駆け出していってしまった。
「──いっちまったか。でも……」
網膜に強烈に焼きついた「ピンクのパンティー」と「日焼けしたスベスベの太腿」のコントラストに、思わず鼻の下が伸びる繁久。どうやらマセているぶん、早くもムッツリスケベな傾向が彼にはあるようだ。
ニヤニヤしている自分に気づいて、慌ててキョロキョロする繁久。間違いなく挙動不審だ。
先程までの悩みもどこへやら。どうやら、森谷少年もマキのことを完全に「女の子」(それもちょっと──いや、かなり気になる娘)として認識するようになったようだ。
* * *
二学期が始まってからの河原マキは、「期限」のことなど忘れたかのように眩しい笑顔を周囲に振り撒いている。
それだけではなく、積極的に色々な人に話しかけてクラスの雰囲気を変えようとしていた。
自分のように女の子と仲の悪かった、バカにしてさえいた人間でも、キチンと親身になって接していたら、その良さがわかる。それはたぶん逆も同じはず。
なのに、男子と女子で対立、あるいは互いのことをわかろうとしないのはあまりにむなしい。
はっきり意識していたわけではないが、言葉にすればそんなところだろうか。
皆さんも記憶にあるだろうが、小中学校のクラスの雰囲気や傾向というヤツは、同じ学校であってもかなり差がある。
たとえばこの桜庭小学校を例にとれば、一学年上で、三葉の同僚の星乃が担任をしている6-Bなどは、男女問わず仲が良く、また教師の言うことを素直によく聞く、「いい子」が多いクラスだ(もっとも、お人好し過ぎて、逆に社会の汚い部分に触れた時の反応が怖いが)。
それに比べると、5-Aは「問題児」とは言わないまでも、その予備軍が何人かいて、全体にカリカリした雰囲気だった。男子と女子の仲も険悪だ。
しかしながら、マキも含めた様々な要因のおかげで、5-Aは大きく変わろうとしていた。
「ねぇ、しずちゃん、マキちゃんのコト、どうするつもりなの?」
「そうね。先生に話す前に、あたし、まず女子のクラスメイトから署名を募ろうと思ってるわ」
「しょめい?」
「ええ。駅前とかでも「何々のことでご署名お願いします」って言って時々やってるでしょ。そうやって多くの人の意見をまとめて持っていけば、先生も無視できないと思うし」
「そっかー」
そんな会話を、呉羽しずると武藤千種が交わしたのが、9月1日の朝のこと。
その言葉通り、しずるは5-Aの女子は元より、女子バレー部や隣りのクラスの顔見知りなどからも、「今後も河原マキを女子として通学させてほしい」という署名を集めていた。
以前は委員長気質で杓子定規なところのあり、ややけむたがられていたしずるだが、マキや千種とのつきあい、バレー部での活動などを通じ、良い意味で融通が利くようになっていた。そのため、彼女の訴えに少なからぬ女生徒が耳を傾けてくれた。
そして、しずる以上の成長とがんばりを見せたのが、千種だった。
内気で目立つことが嫌いだった、異性はもとより同性ともあまり話をしなかった千種が、大切な友達のために自分ができることをやろうと決意したのだ。
(女の子には、しずちゃんがよびかけてくれてる。だったら千種は……)
勇気を振り絞って、男子に署名を呼び掛ける千種。
彼女にとって幸いだったのは、男子の頭脳労働面のリーダー的存在である森谷繁久が、なぜか率先して署名してくれたことだろう。それが呼び水となって、5-Aの男子全員とは言わないまでも、少なくない人数が「河原マキ」の存在を肯定してくれたのだから。
9月4日──いよいよ運命の放課後。
一学期の終わりと異なり、マキの両隣りには、友達ふたりも同行していた。
緊張しつつ、職員室で担任の蒼井三葉を探すと、彼女は「ココじゃなんだから」と、小会議室へと3人を導いた。
「あの「先生、マキの、河原さんのことで、お願いしたいことがあります!」……」
マキが話しかけたところで、しずるが口を挟む。
女子から集めた署名のことを告げ、精一杯の熱意をもって、マキを女子生徒としてこのまま通学させてほしいと、しずるは直訴した。
チラとしずるの目配せを受けて、千種も拙い言葉で男子の何人かからも同様の署名を集めたことを述べ、「大事なおともだちを取り上げないでほしい」と訴えかける。
そして、当事者であるマキ。ここに来るまでは素直に担任の裁定に従うつもりだったが、親友ふたりの熱意に触発され、何とかこのままでいる許可を得ようと、自らの想いをストレートにブツける。
「──なるほど。三人の気持ちと努力はよくわかったわ。でも……」
逆接の単語で言葉を切った三葉を見て、「ダメか」と落胆しかける三人娘たち。
「ねぇ、河原さん、先生はあの時、「これから最低1ヵ月間、キミに女子生徒として生活してもらいます」って言ったわよね? で、一学期の終業式の日も、「少なくともあと4日は二学期もそのままよ」って言ったわ。覚えているかしら?」
「……はい」
「うん、ちゃんと覚えてたのね。感心感心。でも、逆に言うと、特に上限は決めてないはずなんだけど」
マキの目が大きく見開かれる。
「え? え? そ、それじゃあ……」
「うん、いいわよ。少なくとも先生が担任であるうちは、河原さんが望むなら女子として扱います。学校にもキチンと話を通しておくから」
進路や悩み事相談用に防音の効いた小会議室でなければ、三人娘の歓声は周囲から「うるさい」と怒られただろう。
* * *
さて、その後のことについては、取り立てて説明すべきことはあまりない。
河原マキは、毎日女子生徒として元気に桜庭小学校に通っている。
クラスメイトや部活の仲間との関係も良好。家族も、拍子抜けするほどアッサリとマキの希望を認めてくれた。まぁ、両親とも「娘が欲しかった」ようなので、ある意味納得だが。
強いて挙げるなら、5-Aの雰囲気も、6-B程ではないにせよ、以前と比べると随分と和やかになり、またまとまりが出てきたことくらいだろうか。
秋の文化祭、体育祭なども、マキは学校公認で女子枠で参加した。
冬休み、大晦日、お正月……。無論、三が日は振袖姿で初詣と年始回りに出掛けた。
2月のバレンタインにマキは、かつての友人であり、最近また少しずつ話す機会が増えている繁久に、親愛の意を込めてチョコを贈り、周囲から冷やかされたりもした(ちなみに3月14日には、コッソリ彼からお返しをもらった)。
そして、迎えた4月。無事に蒼井三葉が6-Aの担任になったおかげで、マキは卒業するまでこのままでいられる事が確定した。
加えて、天迫教諭のツテを通じて、着用者の体型を強力に補整する特殊な「ファーストブラ」を入手してもらうことができた。これのおかげで、マキの胸にもささやかだが女の子らしい膨らみができ、体型に関するコンプレックスがいくぶん軽減されることとなる。
今や、河原マキを男の子扱いする人間は、周囲にまったくと言ってよい程いない。それどころか本人でさえ、風呂で股間を洗う時でもない限り、すっかりそのことを失念しているのだ。
中学はどうするのかなどと将来的な問題はまだまだあるものの、現在に関して言えば、マキは全力でガールズライフを楽しんでいるのだった。
〜スクールガールラプソディ・完〜
#以上で、河原マキのお話は、ひとまず終了。マキちゃんの日常については皆さんのご想像にお任せします。
#あまりにご都合主義的なのは承知の上。この世界にはいわゆるTS病(男性が女性化する)が実在し、その影響もあってGID(とくにMtF)に寛容……という設定ががが。
#一応、バレー部の先輩である武内ちはやとか蒼井先生の同僚である天迫先生のラインから、中学は星河丘学園に進学することを想定してます。アソコに入ってしまえば、スーパー養護教諭こと「星河丘の魔女」双葉あるとが、身体面は何とかしてくれるでしょうし。
#以下は、蛇足的な「ちょっとえっちなオマケ」です。本編の爽やか(?)な風味は皆無なので、余韻を楽しみたい方は、しばらくしてからお読みください。
『スクールガールラプソディ後日談・初めての●●』
さて、6年生に進級し、学校でも家でも完全に女の子としてのライフスタイルが板についた感のある河原マキだが、そうなったらなったで色々と「おませ」なお年頃。
以前はスルーしていた事柄にも徐々に興味が湧いてくる。
具体的には……エッチなこととか(笑)。
まぁ、周囲に耳年増な友人(ちなみにマキの場合はしずる)がいると、どうしても仕方がないだろう。
ただし、マキが耳にしたのは女の子としてのソレであり、また現在の「彼女」も自分を男とは認識していないので、ソレに関する知識も微妙に歪んでいるのだが。
「ど、どうしよう……もらっちゃった」
しずるの家に遊びに行った際、傍から聞いているとかなり際どいガールズトークをヒソヒソとくり広げたのち、帰り際に「マキに、いいものあげる」と袋を押し付けられた。
家に帰り、夕飯の後、自分の部屋でそれを開けてみたのだが……。
「こ、これって「ローター」ってヤツだよね?」
小さなピンク色のプラスチックの機械を手に、途方にくれるマキ。
──正直興味が皆無というわけでもないのだ。
ただ、それが「イケナイコト」だという認識があったから、マキはあえてこれまで性的な事柄を避けてきたのだ。
だが、ついにその自らに課した枷の一端が崩れ去ろうとしていた。
幸いにして、父は出張中だし、母も夕飯の後、町内会の会合に出掛けて、あと1時間ほどは戻らないはずだ。
「えっと……確か、こうやって……」
ゴールデンウィークが終わり、梅雨まではまだ少し間がある春先のこの時期。マキは、オフホワイトのふんわりしたシフォンチュニックと、アイスブルーのフリルスカートというラフな格好をしていた。
ベッドに腰かけ、チュニックの裾をまくりあげて胸を露わにすると、最近着け始めた白いブラジャーが目に飛び込んでくる。
ブラの補整効果のおかげとは言え、微妙な曲線を描く自らの胸にマキは照れくささと誇らしさを同時に覚える。
そのブラもズラして、なんだか少し大きくなってきた気がする乳首を露出させると、マキはピンと尖ったソコにスイッチを入れたローターを恐る恐る近づけた。
──ぴと
「ひぅん!」
僅かに振動が触れただけで、胸から脳に向かって走った快感パルスの強さに、思わず悲鳴のような声をあげてしまい、慌てて口押さえるマキ。
部の先輩やしずる達の話を聞いていた時は、「大げさだなぁ」と思っていた。あるいは、それが本当であっても、身体的には残念ながら女子と言えない自分とは無縁の話だと。
しかし、今、実際にそれを自分に使ってみた感想は「すごい……」の一言に尽きた。
手にしたローターを右の乳首にあてがい、再び湧き出てくる快感を身をくねらせて堪えながら、マキはもう片方の手で左の乳首を刺激してみた。
その行為も、ローターとはまた異なる気持ち良さを生じさせる。
気が付けば「彼女」は、夢中で自らの胸をいらい、摘み、僅かな膨らみを懸命に揉みさすりながら、甘い喘ぎ声を漏らしていた。
やがて十数分後、ほんのりと顔を上気させたマキはベッドに仰向けに倒れ込み荒い息を漏らしていた。
(き、気持ちいい……けど……もっと気持ちよくなりたい)
横になったまま、乱れたスカートをまくりあげ、スルリとショーツを下ろす。
「しずるは……どうやるって言ってたっけ……」
恥ずかしさから聞き流していた友人の言葉をおぼろげに思い出しつつ、ローターを剥き出しの下半身へと押し当てる。
人体用接着剤と謎の技術のおかげで、パッと見、女児の股間のスジに見えるアソコ(ちなみに、マキはあれ以来ずっと一年近くもタックを解除していない)。
"縦スジ"の中央部にローターを押し付けるが、もどかしい気持ち良さのかけらが伝わり、焦らされるばかり。さすがにそこまで本物の女性と一緒というわけにはいかないようだ。
しかし、快楽探求に目覚めたマキは、あきらめることなく感じるポイントを探し、思考錯誤の結果、まず"縦スジ"の下部から僅かこに顔を出している「カメさん」の頭部を見つける。
これまでの刺激の結果だろうか、その先端からはヌルヌルしたものがとめどなく溢れていた。
マキは、そのぬめりのある液体をローターの表面になすり付ける。
最終目的地は……さらにその後ろだった。
(男のコにも、女の子と同じように感じる部分があるって、先輩が言ってたよね)
いらないことにばかり博識なとある6年生の猥談を想い浮かべつつ、マキはピンクの振動する物体を、ムズムズする自ら下半身に存在する唯一の孔へと押し当てる。
「! あふぁ……ちょ、これ……」
背徳感と実際の刺激の相乗効果で、未知の快感がマキの下半身から脊髄へと駆けのぼる。
殆ど自覚なしに、マキは指先を押し込み、小さなプラスチック塊を自分の「体内」へと侵入させていた。
──にゅるん
あっけない程素直にソレを飲み込むマキの身体。たいした力も入れていないのに、どんどん奥に入っていく。
「に゛ゃあ゛ぁぁぁっ!」
すると即座に、下腹部から発生した熱いうねりが、「彼女」の全身へと波及し、たちまちマキの理性をグズグスに溶かしてしまう。
「はぁっ……はぁっ……お、おしりが……あつひ……よぉ……」
「身体に力が入んない……から、気持ちいいのから……逃げられなくて……頭の中まで ぐちゃぐちゃで……こ、こんなのガマンできなぃ……」
「あぁっ、あついのがっ、私の体内(なか)で、ブルブル震えててて……」
幼いながらも、発情した牝そのものの表情で熱い吐息を漏らすマキ。
「やっ……ああっ、コレっ……なに? ら、らめぇっ……」
やがて、体内の一点──前立腺のあるあたりに蓄積された熱い快楽の塊りが、そのまま弾けとびそうになっているのを感じる。
マキは理解した。コレが「イク」という感覚なのだと。
(たしか、「イク」時は好きな男の子の事を思い浮かべると、より気持ちが高ぶるって……)
先輩の語る体験談を思い出したところで、ふと脳裏に浮かぶのは、クラスメイトのひとり。かつてもっとも親しく、また現在も男子の中では一番多く言葉を交わす少年──森谷繁久の顔。
「はうンッ!!」
途端に、胸の奥に甘い疼きが走り、すぐさまそれが下半身の熱と合流してさらなる高みへとマキを導く。
「また……きもち、よく……ぅああっ、来るぅっ! ううん、イクッ、イクイクイっちゃぅぅぅーーーーーーッッッッ!」
ついに、身体の深奥部でナニカがはじけた。
「あ……私、イッちゃっ…たんだ……」
頭の中が真っ白になる感覚がしばらく続き、ようやくマキが何とかまともに物を考えられるようになったのは、それから十分近くも経ってからだった。
当然と言うべきか、それは射精による快感ではない。その虚脱感なら長くもせいぜい2、3分で終わる。
つまり……マキは、生まれて初めてのオナニーによる性的な絶頂を、アナルへの刺激で、しかもよりにもよって女性のソレと近いと言われるドライオーガズムとして感じてしまったのだ。
こうなってしまっては、もはやごく普通の男としての快感では、到底満足できまい。
もっとも、当の本人は、逆に今の快楽に深い満足を得ているようなので、ある意味無問題なのかもしれないが。
その証拠に、彼女は卓上の置き時計を見て、「ママが帰ってくるまでに、もう一回くらいデキるかな?」なんて考えている。まだ体内で蠢き続けるローターの刺激によって、再び熱いものがこみ上げてきたからだ。
「私……エッチなコになっちゃったかも」
自覚はあるようで、恥ずかしげに顔を火照らせながらも、マキはとても幸せそうだった。
-FIN-
*オマケ*
「はぁはぁ……」
とある少年が自室で、抑えきれない欲情に自らを慰めている。
「河原ぁ……」
少年の口から漏れたのは、想い人の名だろうか?
(ちょっと膨らんだ河原の胸……キュッと引き締まった河原のお尻……すべすべした河原のふとももも……)
「……うっ!」
──ドビュッ
「最低だ、俺って」
<今度こそ本当にfin>
>スクールガールラプソディ
GJ!
完結乙でした。
何時かマキちゃんは男の娘から本当の女の子になるんですね。
それにしてもHパートまであるとはご馳走様でした。
それにしても人がいない。
みんな何処へ行ったのかな?
私も143さんのお話しを投稿しないといけないのだけど、
書く時間が取れてなくてゴメンなさい。
自分で始めた事なので責任をもって書きますので待ち下さると幸いです。
>>213 乙でした。ストライクなお話しです。
ご馳走様でした。
続きがあるのならブログでアップされるのを楽しみにしてます。
216 :
143:2011/09/12(月) 23:59:18.32 ID:hOPV5tz4
>>214 またまた、勿体無い言葉ありがとうございます。
無理せずに、お時間がある時でいいので、楽しみにしてます。
また流れが止まってるなー
214に期待
新作にも期待
GJGJ眼福眼福
あんまり進んでない方が、週一くらいしかココに来れない当方としては好都合なんですががが
読者様は何処へ行ったんだ?
アドバイスしてやれよw
このスレはカマを掘られるのが良いの?
やっぱ女装=Mなのか?
個人的には
積極的に攻めるのも好きですよ。
女装の男が天狗の面を腰に付けて、普通の男の尻に無理にねじ込むとか。
女装で女性相手に擬似百合セックスも好き
女装はいいけどホモはいらない
ただ男の娘やショタなら許す
どっちにしろホモじゃないか
やっぱ好きなんすね〜
ただのBLは守備範囲外だが、女装少年がからむBLなら無問題
オカマやニューハーフはありなのか?
ありあり!!
ていうかニューハーフて付いてないんじゃね
<パターンA>
まったくノン気(少なくとも本人はそう思ってる)主人公が、
ムリヤリ女装させられて……
1)最初は嫌だったが、徐々にハマっていく
2)最後まで嫌がっている
<パターンB>
GID的に本当は女の子になりたい少年(青年でも可)の主人公が
1)何かのキッカケから女装&女の子になることにハマっていく
2)女装姿と、普段の姿を使い分けて、エンジョイ
貴方の好きなパターンはどれ?
ちなみに自分はA-1
賢者モードになったときに自己嫌悪する方で
細かい事は置いといて
長くなくて抜けるので
ぶっちぎりA-1
夜露死苦
男は女装願望あってもなくてもどっちでもいい
女装シーンとエロシーンがきちんと書かれていればOK
強制女装ものならなおさら女装シーンはきちんと書いて欲しい
むしろそこが重点
>>231 腐ったアニヲタ脳な自分は、
某新世紀アニメで主人公の少年が、同居してる赤いほうのヒロインが
入院してる間に、彼女の部屋にコッソリ入って、彼女の下着や服を
着てヒロインになりきり、そのまま彼女のベッドで自慰までして
しまい、「最低だ、僕って」と賢者タイムするシーンを妄想した
むかしドラえもんで、のび太が何かで追いかけてくる道具から逃げるのに
どこでもドアで逃げたらしずかちゃんのお風呂に出てお約束のシーンの後
に道具から逃げるのに変装でしずかちゃんの服を着ると言うのがあったけ
ど、あれってしずかちゃんが脱いだ服を勝手に着こんだのかな。
靴とかもしずかちゃんのだったし徹底した女装で、今にして思えばそれが
変態的な女装好きの目覚めだったのかも。
ドラえもんはフェチの坩堝だからな
着せ替えカメラとかマストアイテムだ
もしもボックスとかあったら好き勝手し放題だな
電波
跡は野となれ、山となれ
ついでに、腐敗して悪臭になれ。
舞台…体育会系な滑り止め的な全寮制男子校
成績の都合上、入学。
従って、成績は。
体育などは、期待に沿えていない。と云うか最下位
だが、他の教科は、結果的に平均点を引き上げている。
体型
背丈155cm、体重41s、約6頭身、体脂肪18%
肩幅43cm、胴回り65cm、
尻周り95cm、なぜだか平均男子に比べ、左右と後ろに大きい。しかも柔らかい。
腰から股まで26cm
腰から膝まで48cm
腰から足の裏まで98cm。
つまり、男子向けのボトムは、胴廻りで選ぶと尻が入らない。
童顔。声変わりは来て、のどはふくらんでいるが、声の質感は女子高生のソレよりも女子小学生に近い。
体育の成績のため、色々補講を行うが、成績が取れない。
サッカー、ソフトボール、バスケットボール、
水泳、陸上、 その他。
そんな中で、
長距離を歩く
例えば10sの荷物を背負って一万mを2時間位で歩く、
標高1000メートル位の山なら、弁当、水筒など、3s位を持って、山頂で休憩すれば、往復歩き通せる
などの特長が出てくる。
ワンダーフォーゲルやオリエンテーリング向けの能力かもしれない。
職員会議で
取り敢えず、国家設定の学習指導には体育の授業として認められていないが、この脚力と持久力は評価して良いだろう。
という事になった。
少しでも体力を付けるために
男子体育着で、手足や胴などにウェイトを付け、学校外周を何周も回っていると、近所の小学生、中学生や、そのお母さんたちや、オバチャンたちの近くを通る。
プールも使う。
カナツチで簡単に溺れるから歩く事にした。
水中を。
そして、
「何で女子に男子制服を着せてるのか」
「いつから共学になったのか?」
「女子を入れるのは、校風に反する。先輩に知られたら大変だ」
などの避難が集まり、その都度男子生徒だと説明していたが、しまいには
「ウソを隠すために男子の格好をさせてるが、女子制服を着させないと可哀想だ」
「水泳着が男子ので女児が胸を隠していないのは、教育機関としては如何なものか?遺憾だ」
「男子寮に女の子を入れて、間違いがあったら、どう対応する。」
「寮の代わりに家で預かり、本当の子どもとして可愛がる」
と言う投書まで来て、さらには、町内のオバチャンたちの有志から、女子高生向けの服や下着、スク水、スコートにアンスコ、ブルマ、まで押し付けられた。
学校側は世間体と事無かれで、この生徒に女子制服でいる事を義務化する。
もちろん、寮代わりに、約4m四方の部屋に、シャワー、トイレ、洗濯機、台所、の賃貸しを用意する。
一般の男子生徒から反感を買う事になり。
「24時間、女子生徒でいる事。に女装する事。女子生徒として恥ずかしくない容姿である事」
などが追加された。
ちなみに
名前は、誰もが 男、と思う名前。
本人は女装は嫌だが
女子のデニムやスラックスは、体型にフィットする事は気に入る。
理由は尻の形だけでなく、タマタマやサオが小型なのとボッキを知らない事により邪魔しない事による。
男子ワイシャツより女子ブラウス向けの薄い肩。も嫌なのに、女子服が似合う。
その他。
ヒゲと喉仏、など以外、女子体型。
お陰で、応援団の1人チアガール、
これは、学校から体育の成績のため、と言われ、背中が開いたキャミソールとスコート、アンスコ。キャミソールの左胸と、アンスコの胯間には校章が描かれている。
体育やロードワークは夏場、スコートとアンスコか、スコートにブルマ。
春や秋はハーフパンツ。冬はジャージ。
これにより、近所のオバチャン達からの批判は減った。
下駄箱周りはラブレターとかカミソリや嫌がらせ道具が散乱。
女装と少女声て、
男だから、構うな。
と言っても説得力無し。
学校内では、トイレは、事務員と教職員の協議で女性職員のを利用。
≒≒≒≒≒≒
なぁ?長い電波だなあ。
多分、腐敗する電波だな。
精神状態が不安定です
電波受信がこんなに長いのはカナリ錯乱してるからだろう?
日本語でおk
表現の選択がかなりアレだが
シチュエーションとしては結構ツボったわ
本当は上手な書き手の人がわざと変なふうにして書き込みしている様に見える。
思いつきを、そのまま書いてるのだろう?
普通なら、このれらを並べ替えたり、分かりやすく書き換えたり、するんだろ?
>>248 句読点多いよw
ありがとう
なんか笑えた
>>248 練習だと思って、その思いつきをより具体的に書くんだ!
ずっと前のマンガで、レイプ魔が襲った女の着衣を全て奪って自分で着て
その女装で次の被害者を襲い犯行を繰り返す。
そんな内容のがあったはずなんだが、作者もタイトルも詳しい絵柄も思い出せない。
誰か知らないか?
>251
何それ斬新! このスレの住人としは胸がアツくなるな。
「怪人・二十女装」
早着替えと女装の達人で、次々に姦った相手から奪った服に着替え
服装にふさわしい人物になりきるため、まったく足取りが
つかめないとか?
>>251 ありがちだけど、
・被害者を発見した婦警が署に通報。駆け付けた警察に
応対するが、実はその婦警もすでに犯人が変装した姿
・警察に保護されて、病院で処置を受ける被害者。翌日、
迎えに来た母とともに自宅へと帰るが、その母は……。
・犯人の暗躍に業を煮やした探偵は、少年助手を女装させて
囮にするが、犯人に見破られて、助手ぴんち!
とか、いいかもね。
254 :
251:2011/10/18(火) 23:16:32.72 ID:kIjsbT8z
悪い、情報不足だったかもしれない
Webで有名な怪人福助ではなくて普通のコミックスだったはず
そして主役はそのレイプ魔じゃなく女探偵だった様な気がする
そこまでしか思い出せないんだよな
あ、もちろんエロ漫画だけど
「Webで有名な」って、自分以外に憶えてる人がいてびっくりしたわ。
HIROのろじうら館とかその手の話しあるよ
でも女装と変装は違う気もしないでもない
女装もTSFなんだから、変装も女装のうちでいいんじゃない?
と言うより男が女に変装するのは女装以外のなにものでもない気もするけど
女装もTSFとか書くとTS=性転換至上主義者が騒ぐから気を付けよう
「男の娘狩り」と言うのが最近出るらしい
「男の娘」は感染するらしい事から変に危機感を覚えた輩が始めたらしいが
その実体は男の娘を捕まえて犯しまくるだけと言う
狩りをしているのは30を過ぎた女が多いとか言う話しだ
あ・・・、すいません熟女は来月からなんですよ
あ・・・、すいませんここSS禁止なんですよ
あ・・・、すいませんネタ出しは厳禁なんですよ
あ・・・、すいませんここROM専は禁止なんですよ
あ・・・、
あ・・・、すいません書き込みは禁止なんですよ
レジェンドオブ俺
女装がハマル男ってドコに居るのかな?
学生くらいまでなら「かわいい」男の子も居るけど・・・・
なんだこの流れ?
取り敢えず看板にしとけ
俺は出直すわ
第二次性徴って言うけど、女装しても男だと分かるのって高二ぐらいだよね
「女装キモイ死ね」「マジキモイ死ね」とか言っている
くそカップルの服を脱がして男女の服を交換して着せると言う夢を見た
何か鬱憤がたまってるのか俺?
医学的、遺伝子的には、男性の10,000人に5人位、見た目は男性なのに性ホルモンのが少なく、女性的でみたいな二次性徴を起こす、らしい。逆も、同じように、在る。と、聞いています。
その他、親や同居の親戚などの影響や本人の思いなどで、1歳10歳位までに『刷り込み』が有ると、性徴に変化が有ると言われています。
今更だけど、PSPの「AKIBA'S TRIP」ってゲーム凄い
秋葉原の道行く人の服を脱がして自分で着るって
>>251で書いてあるような事するゲーム(強姦はしませんw)
ゲームグラフィックに期待を寄せるのもなんだけど、ちゃんと装備すると服装変わるし
メイドとかお姉さんの服を奪って装備だとかこのスレ的に別な意味で凄い
と言うか装備の半分以上女性服だし、強い装備も女性服が多い
条件で主人公のキャラクター外見と妹の外見を変更できるんだが、主人公を妹に
妹を主人公にする事も出来て、TS好きな俺は入れ替わりの妄想もしたり
妹は自由に着せ替え出来るので、主人公な外見の妹に元々の妹の服を着せて
妹な外見の主人公に主人公のデフォルトの服装をさせると、立場交換スレである
立場が交換された状態見たいに妄想できて楽しい
あくまで妄想出来て楽しいだけなので、実際にそんなシナリオは無いのでお間違えの無いよう
しかし妹の口調が男の外見にしても同じなのは立場交換ものとして妄想するなら良いけど
もし口調も男だったら強制女装の妄想も出来るのに
>>273 お前さんがそのゲームを好きなのは分かった
熱く語るも妄想するもいいだろう
だがここは女装SSのスレだ
悪いがそう言う事はチラシの裏にでも書くんだな
まったく関係無い話しだけど、妹が出掛けたのを見て妹の部屋に入り妹ので女装していた兄が
忘れ物をして戻って来た妹に見つかりボコボコにされる話を思い出した
リアルではエロい事なんて起きえないよな
だがSSならそのまま調教されるとか話しを持っていける
「お兄ちゃんを今日から私の妹にしてあげる、私のお下がりの服あげるから。もちろん下着もね」
みたいなノリ好きなんだけどな
276 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 23:38:57.06 ID:rKPIu2CN
わぁい(いちじんしゃ)の「ぱすとひゅーちゃー」高槻つかさ先生の作品ですか?
まあ、逸般、兄が妹の服って、兄が小さくかわいいのか、妹が大きくガサツなのか。
兄が妹の服を着ただけ。だと、妹が主導権を取れないと思う。
もう幾つか、兄の弱みを妹が持って居ないと。
例えば、
妹の名前を小さな声で呼びながら自慰。
妹の写真や似顔絵で自慰。
風呂などで、妹の脱いだ服や下着を漁る。
等かな?
そして
兄が妹の妹になったら、
多分、お尻の拡張、開発とか、
乳首の性感帯化とか、
就寝時には、抱き枕にされるとか、
女性ホルモン剤を大量に呑まされたり、飲む、のでなく、呑む
色々、魔改造の実験に使われると思う。
漫画とかじゃなくリアルであったらしいよ
元々兄を嫌ってた上にそんな事されればヤンキーとかギャル入っていたら感情に任せて確実に殴るだろうな
兄も自分が悪いから抵抗出来ないし
調教に関しては兄がMなら弱みなんて要らないさ
妹に女装しろなんて言われたら喜んですると思う
堕ちる過程がないとつまらない人も居ると思うが、最初から堕ちているのもハードなプレイ展開出来てありかと
>>279 読んでみて萌えた?
描写は濃い目?
心理描写がしっかりしてた方が楽しいから
ただ女装させてみました的なやつがで可愛い絵で誤魔化すの多いから
>>279 両方共持ってるけどハズレに等しいよ・・・
てか、美少女文庫でいい女装作品があるなら教えて欲しいわw
お世話になったのは『お姉ちゃんとあそぼ』くらいかな・・・
挿入「未遂」が残念だが。
>280&281
自分は両方持ってるけど、男の娘の出る萌えポルノとしては割と気に入ってる方かな。
前者(お兄ちゃん〜)は、視点が兄と妹に行き来するのが長所でもあり欠点でもある感じ。
女装させた兄に萌える妹の気持ちはかなり丁寧な半面、兄が速堕ち気味なのは
評価が分かれるかも。全体に純愛らぶらぶちゅっちゅに近い雰囲気。
後者(妹様〜)は、妹のかなりSっ気が強く、性奴隷的に扱われる兄の方も根っからの
M気質なので、そういうのに耐性ある人向き。もっとも、こちらの妹も兄の事を
(彼女なりに)愛してはいるので、そういう意味では純愛と言えるかも。
ただし、全体に性急にコトを運び気味なのが欠点か。
自分が最近読んだその手の小説としては、オークス・ヴァージン文庫の
「嗜虐少女と絶頂少年」(大野一人+emily)が印象に残ってる。
女王様気質全開なチビッ子生徒会長と、ブラコンな優等生姉に、
シスコンかつMな弟がいたぶられる話だけど、この弟がコッソリ姉の制服
持ち出して着替えておなぬーしてしまうような変態さん。それを会長に見つかって
脅されて……というパターン。女子制服・スク水・ウェディングドレスという神器なのに
衣服の描写が少なめなのも惜しいところ。逆に男に襲われれるシーンがあるのは
個人的には○
284 :
サンプル:2011/11/03(木) 02:05:35.22 ID:uE8gsxzq
アヌスを軽く突かれただけで、美智也は「ああンッ」と声をあげてしまった。その部分を焦ってすぼませる。
「感じちゃったの? お姉ちゃんのお尻の穴、ヒクヒクしてるよ」
言ってから、志穂は「あ、そうじゃないや」と訂正した。
「ここは、お姉ちゃんのオマ●コなんだもんね。だからいっぱい感じるし、オチンチンだって挿れられるんだよね」
卑猥な単語を用いての決めつけに、全身が無くなる。本当に女の子になって苛められているようで、美智也は奇妙な昂りに包まれた。
「や、ヤダ……ワタシの……お、オマ●コに、イジワルしないで」
声を震わせ、少女になりきって哀願する。
「意地悪なんかしないよ。気持ちよくしてあげるんだもん。さっきお姉ちゃんがしたみたいに」
志穂がそこに顔を寄せたらしい。アヌスに温かな吐息がかかる。
「ん〜、酸っぱい匂いがする……」
つぶやきが聞こえ、次の瞬間、なにかが秘肛をヌルリとこすった。
「あひぃッ!」
悩ましいくすぐったさに、美智也は背中を反らして四肢を震わせた。本当にお返しをするつもりらしく、彼女がアヌスを舐めてきたのだ。
(「カワイイお兄ちゃんなんて大キライ!」より)
女装メイドはベッドの上に四つん這いになると言われた通りに尻を花凛に向けて突きだした。もちろん、スカートはめくりあげている。屈辱的なポーズだ。
しかしこんな羞恥に洒されながらも、静の男根は猛烈に勃起していた。痛いほどに充血した逸物は、女性用下着を突きあげて下腹に触れるほどだ。そっと触れてみると、鍛えた鋼のように硬かった。
「ふふふ、お兄ちゃんはマゾだからお尻犯されるって聞いただけでビンビンなんだよね」
花凛が見透かしたように言って、甘い冷笑を浮かべる。その声と表情だけで、静の亀頭からじわりとカウパー液が漏れてしまった。
「は、入らないよそんなの」
「あら、反抗する気?」
「そういうわけじゃないけど……」
「心配しなくても、大丈夫よ」
くすっと笑った花凛は、いつもの優しい花凛だった。
しかしその笑顔のまま、愛する妹は言い放つ。
「入らなくても入れるから」
──ぞくり
身も心もマゾ奴隷となった少年は、妹のサディスティックな言葉に激しい興奮を感じていた。早くあれを突っこまれて、身も心もメチャクチャにされたい。そんな欲望が、胸を焦がしてしまう。
(「僕は妹サマには逆らえない」より)
>>283 抜粋までしてもらって悪いね
参考になったよ
ありがとう
>>280>>281 2000年ぐらいのフランス書院は女装少年受けの作品、それなりにあったんだが…牧村僚とか…。
「フランス書院」の「牧村僚」の作品は『羞恥刑執行人』くらいしかしらないな・・・
(館淳一、蒼村狼はやたら書いてるけど)
どんなのがありますっけ。
>>287 蒼村狼さんと勘違いしてたのもあったが…『年上の彼女(?)』の様な女装作品もある
詳しいな
かなりこの手のノベル読んでるんだな
その読書力を生かして何か書いてくれまいか
ちょっと待った、まとめはどれだ?
>>1のは逝っているようだ
このスレはいつから永遠と雑談と設定を書くスレになったの?
>>293 おまえそれ立場だけの交換・変化スレに行って言ってこい
293様が新作を書いてくださるらしいぞー
>>293 ということは書いてくれるんだな
神降臨だわ
SS書くなら誰でもいいのか?
>はい
いいえ
SSなら何でもいのか?
はい
>いいえ
このスレはいつから読者様(笑)ばっかりになったの?
新作書けとか言う前に過去に投下されたSSをじっくり読むとかしろよ
スレ批評家様のご登場です
>>298 このスレにろくなSSは無い
何回も読みたくなるようなものではないな
そうか・・・それは残念だ
ここはひとつ見本を見せておけば伝わりやすいのではないか?
不毛だからそう言う話しやめません?
個人の好みだと思いますから。
そう言う発言は書く人の気持ちを萎えさせると思います。
性欲万相談所の続きを書いていない私が言うのも何なのですけどね
(スレの空気ではなくて個人的な事情で書けていません)。
私はスクールガールラプソディの作者さんが書いたものとか凄く好きです。
>>150の様な小ネタも面白し
>>104の作品なんか続きが見たいなとか思います。
それの趣旨から離れても女装の話題や雑談なんかたまにあるのも良いと思います。
このスレは面白いですよ。
言っている事はもっともだがここは2chだし
殺伐とするのは仕様
まあ女装でもして落ち着け
「偽装彼女」シリーズは好きだったなぁ。
中の人復活してくれないかなぁ。
仕方ないから、書きかけの
首都圏の理工系に今年入学した。
大学は、なんとか観光開発の会長が運営している。
前の理事長が、個人的な先物投機で学校を担保にしたのを買い取ったらしい。
体育が赤点だった場合、スキー、ゴルフ、テニス、の3連コンボ補習で後期休暇が埋まる。
体育嫌いで、走れない、泳げない、ボールから逃げ回る、ボクの休みは、従って観光地の観光ホテル連泊で埋まっている。
しかし、学食が校門前にあり、ファミレスとファーストフードになっていて、一般客も利用出来る。
さすが観光開発会社は、学校でも商売人だ。
秋になり、従姉夫婦の子どもが、就職内定をもらえたと聞いた。
場所は、ボクの下宿の隣都府県県
『年末年始、行かせるから面倒看てね』
と、従姉が、米や乾物、衣服を送りつける。
嫌みか?寸法ピッタリな冬物、下着から外套まで2週間分とか。
しかも手作りだ。
そして、同じように、女物も下着から外套、普段着からドレス。
あと、寝具と書いた荷物からは
薄く透けた生地のミニワンピース?とか、
夏のカーテンみたいな細い糸で編み目の、胸のリボンで着る腰丈位のシャツ?と同じ生地のモモ丈位のズボン、何故かマタ下が2箇所のリボン止め。とかが、ボクのパジャマと一緒に入っている。ボクのパジャマと同じ形、色違いで前の釦が左右逆のも、入っていた。
横幅が2倍以上有る枕と一緒に。
待ってくれ。
と言ったはず。
狭いから、二人暮らしは無料だ。
と電話で説明した。手紙も書いた。
下宿は四畳半くらい。幅2940mm奥行き2450mmのフローリング一部屋に、台所、便所、押し入れ。
大学方向に歩いて10分位でコインランドリー
バス停方向に歩いて15分ほどにドライクリーニンクと銭湯、バス停。
今までみたいに、好き勝手に風呂に入れないし、クリーニングも毎日出来る訳では無い。
さらに、交通は不便。
このバス停から大学まで4停留所。
バスで逆方向に5停留所先が駅。
バスは朝6時から9時、夕18時から21時は30分間隔だが、日中は、10時、12時13時、15時、17時
に1本。
駅前には、コンビニやホームセンター、万屋…日用雑貨屋…などが有るが無いものが多い。
休みは、山奥で合宿の補習だ。
と。
しかし相手は、
コインランドリーで洗える生地で服を作ったから大丈夫。
歩ける範囲に、風呂屋が有るなら文句言えません。
布団は二人で一つで良いの。
とか、従姉は強気だ。
そして、押し掛けて来た。
お嬢様が。
一筋縄で行かない、従姉の子どもが。
お兄ちゃん。
優しくしてね。と。挨拶。
アナタの方が5歳年上でしょ。23歳でしょ。
確かに血縁からしたら、アナタのママの従弟だけど。
家事全般を任せて安心な事は有り難いですが。
戸籍上は女の子だし、声、顔、体つき、仕草、みんな女の子。
だけど、
裸になった時の、その、平らな胸
その、股間に有るモノ、股間の穴。
アナタどう見ても男だよ。
銭湯で騒ぎを起こして欲しく無いよ。
こんなの書いてます。
続きが、なかなか、面白いモノを書けないから困ってます。
面白そう。
続きが気になります。
ワクテカしながら行儀良く待っています。
なんだ?
一瞬
湘南工科大学 糸山英太郎 新日本観光
が頭に浮かんだんだが?
まあ良いか。
えーと? 「男の娘」 とは違うのですか?
え、何これは(どん引き)
日本語勉強し直して、どうぞ
雰囲気や文章のリズムとかは嫌いじゃないけど、誤字脱字は見直してからにした方がいいよ
無料ってなんだと悩んだ
誤字は別にいいだろ。
てかあらすじじゃ評価もなにもないだろ
女装というか、女の子か男の子か区別できにくい子がいます。
日本小児内分泌学会の話では、
染色体やホルモンの異常により、外見で男女の区別が難しい新生児が約2000人に1人の割合で生まれているとされています。
染色体や性腺からみるとほぼ女性である子に対し、男性ホルモンを投与していた例もあるそうです。
外性器だけをみれば男性に近いのに、染色体が女性型で卵巣もある子に過剰な男性ホルモンを投与し続けた。
外性器で男女の区別がつかない子が染色体検査もされぬまま性別を決められた。
医師が判断を誤ったことで、出産ができない体にされた人や、精神的な苦痛を抱えている人もいるとか。
中には、男性型と女性型の染色体が混在していたり、卵巣と精巣の両方があるなど、専門医でも判定の分かれる症例が多数あり、家族や成長後の患者本人が医療に不信感を抱くケースも明らかになってきたとのこと。
このため、同学会は性分化疾患が疑われる子が生まれた場合のガイドラインが必要と判断。
より正確な診断をする手順をまとめるほか、
男女どちらの性が望ましいかを慎重に議論するためのチーム医療体制のあり方や、親に説明する際の留意点などについて、具体策を示すことになったとか。
また、病気の総称についても、一般的に使われている「半陰陽」「両性具有」などの呼び方には蔑視(べっし)的な響きがあるとして、「性分化疾患」に統一するといかなんとか。
◇性分化疾患
通常は男女いずれかで統一されている染色体(XX、XY)、性腺(卵巣、精巣)、外性器や内性器(子宮、膣=ちつ)などの性が一致せずに生まれてくる疾患の総称。
心と体の性が一致しない性同一性障害とは異なる。
新生児の段階で疾患が見つかった場合は、ほとんどがその時点で男女どちらが望ましいかを選び、手術やホルモン治療をする。
世界陸上選手権女子八百メートルで、優勝した南アフリカの女子選手が性別を疑われた例など、スポーツ界で論議となることも多い。
男の娘・・・男の子と自覚していての女装・・・とは違いますね。
外見が男の子でも、遺伝子とか脳とか体内の発育とかその他全般は女の子
とか、その逆とか。
そういう子たちは、多分、せっかく異性の恋人が出来ても同性愛、とかいう誤解をうけてしまうでしょう。
真剣な問題ですので
安易に
『
戸籍上は女の子だし、声、顔、体つき、仕草、みんな女の子。
だけど、
裸になった時の、その、平らな胸
その、股間に有るモノ、股間の穴。
アナタどう見ても男だよ。
』
と、言わないで下さい。
多分、本人は乙女です。正しい女の子だと思います。
または
そういう医学的な現実、万が一、一万人に数名、の実際に有る「事実」を考えて書いてください。
男の娘と結婚したい。まで読んだ
早く続きが読みたい、まで読んだ。
誤字や思い込みからの誤った表現は多数有るから、気にしないで良い。
投下してくれた事に、有難う、を言います。
二人の仲が気になります。
320 :
114の人:2011/11/19(土) 10:35:38.80 ID:hbYjWEMD
おひさです。リハビリも兼ねて短編を投下!
※ほぼ、状況説明と、ナニなシーンのみです。
※主人公の見た目は、ショートボブにした某魔法少女、
委員長はピンク髪の巨乳眼鏡っ子で脳内再生プリーズ。
具体的なキャラ名は名前からお察しください。
小ネタ【たとえ男のコでも女子校に通えば「女子校生」だよね!】
横浜市郊外にある私立清安女学院。
某ミカエル学園や某聖應女学院の如く、良家の子女が
通い、中・高・大と10年かけて生粋のお嬢様が育成され
るという、今時珍しいほどの、いわゆる「お嬢様学校」だ。
この種の女子校の例に漏れず清女(清安女学院の略称だ)
もミッションスクールであり、生徒のみならず学内の
教職員も、大学部を除くと90%以上が女性という文字
通りの「女の園」だ。
また、中等部・高等部ともに制服が可愛いことでも
有名で、生徒の「質」ともあいまって、(表向き父兄や
親族のみにしか渡せないはずの)清女の学園祭の招待券
などは、裏で目ん玉が飛び出るような金額で取引されて
いるらしい。
そんな天国(ヘヴン)に、男なら誰だって一度は行って
みたいと願うのではないだろうか? 俺だって、そう
思ってた──自分が実際にその女子校に「生徒」として
通わされるハメになるまでは。
321 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:36:43.92 ID:hbYjWEMD
…………
「は〜い、皆さん、席について〜。今日はこの2−Cに
入る転校生を紹介しま〜す。さ、お入りなさい、帆村さん」
「は、はい」
のんびりした、いかにも「女子校育ち」といった雰囲気の
若い担任の先生(あとで聞いたところ、清女の卒業生らしい)
に促されて、俺はメチャクチャ緊張しつつ、教室へと足を
踏み入れた。
(だ、大丈夫かなぁ……男だってバレないかなぁ)
今の俺は、教室に座る女の子達と同様、清女中等部の
制服を着ている。
この制服、セーラーカラーの白い長袖ワンピースの上
から、ウエストに編み上げタイプのコルセットを着け、
足元も白もしくは黒のタイツと決まっているから、肌の
露出が少ないのは助かるんだけど、トータルな外見が
いかにもフェミニンで恥ずかしい。
3ヵ月ばかり床屋に行くのをサボっていた髪が肩に
かかるくらいに伸びてたのを、一昨日美容院で揃えられて、
完全に女の子っぽいオカッパヘアの髪型になってるし、
ご丁寧にも母さんに真紅のカチューシャまで着けられた。
え? 下着?
──お察し下さい(泣)
うぅ……スカートがめくれた時の用心にパンツが女物
なのは仕方ないとして、ブラジャーは必要ないと思うん
だけどなぁ。
(よく考えると体育の着替え時のために必須だった。納得)
ノロノロと教壇の上に上がると、心臓がバクバク言って
いるのがわかる。緊張のあまり足がガクガク震えそうだが、
懸命にこらえた。
322 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:37:14.01 ID:hbYjWEMD
「あの、お…じゃなくてっ、私の名前は帆村朱実です。
都内の滝ヶ原学園から転校してきました……そのぅ、
よろしくお願いします」
精一杯平静を装って自己紹介し、ニッコリ愛想笑いも
付け加える。
一瞬、静まりかえった教室の反応に、「まさか、もう
バレた!?」とビビッていたんだけど……。
「ふわぁ……綺麗な人」
「やだ、かわいい……」
「と言うか、かっこいい?」
「うんうん、クールな凛々しさの中に、無垢な可愛
らしさが同居してるって感じ?」
ガヤガヤ……
いきなり好意的な反応が返ってきたので、目が点になる。
「はいはい、皆様、ご静粛に。帆村さんも戸惑って
おられますわよ」
眼鏡をかけた委員長風の女の子が立ちあがって周囲に
呼びかけてくれたおかげで、たちまち騒ぎは収まった。
(た、助かった……)
「皆さーん、高良さんの言う通りですよ〜。
転校生をいきなり品定めするなんて、淑女失格です」
プンスカむくれる担任の先生が、ちょっと可愛いと
感じたのは、多少精神余裕が出来たからかもしれない。
「さ、帆村さん。高良さんの隣の席あいてますから、
そこに座ってくださいね」
「は、はい」
こうして、俺の清女転入は、とりあえず何とか無事に
実現したわけだ──あんまり嬉しくないけど。
323 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:37:33.66 ID:hbYjWEMD
…………
そもそも、どうして性別♂(Male)であるはずの俺が、
女子校に転入してるかと言うと……仔細は省くが、お袋
との賭けに負けたからだ。
元々は婆ちゃんの遺言で、俺の世代の誰かをこの清女
に入れるよう指示があったらしいんだけど、なにせ俺も
含めてこの世代の親戚の殆どが男だ。
唯一の女であった6歳年上の従姉の美幸姉ちゃんは、
あっさり入試に落ちて、別の学園に行っちゃったし。
おかげで、親戚で一番年下で、成績も比較的優秀な
俺に白羽の矢が立ったワケ。
もちろん、俺は断わったんだけど、とある賭けをお袋
として……まぁ、アッサリ負けちまったんだよ、これが。
一応、中学卒業したら、高校は好きなトコに行って
行かせてもらうってことで譲歩したんだけど、やっぱり
3年間も女装して女の子のまま過ごすのは無謀だよなぁ。
心の中で溜め息をつきつつ、指示された席につくと、
隣席の委員長娘が話しかけてきた。
「こんにちは、帆村さん。わたくしは高良つばさと
申します。このクラスの代表委員をしておりますので、
何か困ったことがあったらおっしゃって下さいね♪」
「そうなんですか。こちらこそよろしく」
(うわ〜、ホント絵に描いたような「お嬢様」って
感じの子だぁ。それに、よく見るとスゴイ美人だし、
胸もおおき……ゲフンゲフン)
「あー、委員長ずるーい」
「私も○○さんの隣になりたーい」
クラスの子達が騒いでいる。ついに俺のモテ期到来か!?
……いや、転入生が珍しいだけだよな。俺、ここでは
女なんだから。はぁ、せいぜい女らしく振る舞わないと。
324 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:38:05.94 ID:hbYjWEMD
…………
その後、クラスメイトからの質問とかには、注意し
ながら笑顔で答えて、できるだけ無難にやり過ごして
たんだけど……。
キーン、コーン、カーン、コーン……
「帆村さん、5時間目は体育ですよ」
昼休みにお袋が持たせてくれた弁当(ファンシーな
絵柄のちっこいヤツ)を食べ終ったところで、一緒に
雑談していた高良さんが教えてくれた。
「この学院は女子校ですので、いわゆる更衣室などは
使用せずに教室で着替えるんですの。着替えたら、
わたくしが体育館までご案内しますわ」
「あ、そうなんだ。よろしくお願いします」
(うぅ……まさか転校初日から最大の危機が訪れるとは)
そりゃあ、女子の生着替えが拝めるのは嬉しいけどさ。
そんな悠長なこと言ってられる状況じゃねぇ!
一応、お袋が買ってきたショーツとブラジャーは
着けてるし、ブラにはパッド入れてるから、それらしくは
見えると思うんだけど。
俺、身長は160センチちょいで体毛も薄いほうだし……。
毎朝ジョギングと体操してるのに全然筋肉つかないし……。
子供の頃は知らない人によく女の子に間違われてたし……
だからお袋もこんな無茶思いついたんだし……。
──うぅ、なんか涙が出ちゃう、オンナノコだもん!
(いや、本当はオトコノコだけどさ)
325 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:38:31.98 ID:hbYjWEMD
「でね、昨日ウチの近所でね」 スルスルッ
「えー、ほんとに〜?」 ぬぎぬぎ
俺がひとり葛藤してるあいだにも、クラスメイト達は
着替えを進めている。
周りが全員同性だからか、みんなメチャクチャ無防備だ。
──ピクッ!
(コラコラ、平常心、平常心だ。俺……いや、私は女、
可愛い女の子、アイ・アム・ア・ガール!)
心の中でそう唱えつつ、周囲の光景に反応しそうな
愚息を懸命に鎮める。
「? どうかされましたか、帆村さん?
お顔の色がよろしくありませんけど」
「な、なんでもないです……」
高良さんがきづかってくれるけど、愛想笑いを返すのが
精一杯だ。
「あら、そういえば、体操服を、今日は持ってらして
いないのでは?」
! そうだ、確かに体操服持って来てねえ!
けど、むしろコレはチャンスだ。
「え、ええ。ですから、私、今日の体育は見学……」
「いえ、それには及びませんわ。
わたくし、今日は運よく夏用の体操服と、冬用の
ジャージの上下を持って来ておりますので、片方お貸し
します。サイズが合うかはわかりませんが……」
うッ! しまった、そうきたか。
「そ、そうですか。ありがとうございます」
俺としては笑顔でお礼を言って、手渡された白い半袖
シャツと黒スパッツを受け取るしかなかった。
326 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:38:58.75 ID:hbYjWEMD
(これが……高良さんの体操服……)
運がいいのか悪いのか、俺と高良さんの身長と体格は
大差ないし、多分着ること自体でできると思う。
けど、単なる女装じゃなくて、(洗濯してあるとは言え)
目の前の美少女が普段着てる服を自分が身に着けるとなる
と、やっぱりどこか興奮してしまう。
(ダメだだめだ……平常心へいじょうしん……)
煩悩の昂りを抑えつつ、着替える。
(一番の問題は、ボトムだよなぁ)
ピッチリフィットする黒スパッツだから、こんなの
履いてたら、万一モッコリしたら、一発でバレる!
どうせならジャージの方がいいんだけど……。
「うふふ、それ、ちょっと恥ずかしいですよね」
俺の思考を読んだかのように、高良さんが声を掛けて
くる……って、ダメだ。もう着替えちゃってる。
「でも大丈夫ですよ。幸いこの学校に殿方はおられ
ませんし」
「そ、そうだね、さ、着替えちゃお」
(ここにいるんだってばよーー!!)
心の中で叫びつつ、仕方なく、制服のスカートを
まくってスパッツを履いた。
続いて、少々手間取りながら制服のワンピースを脱ぐ。
(胸はほとんどないけど、まだ中学生だし、貧乳な
女の子でなんとか通るよな?)
お袋に言わせると見かけ上のサイズはAAだとか。
白地に襟元と袖口に赤の縁取りが入った体操服をかぶる。
(高良さんの体操服、いいにほい……って、カット!
今のはナシ!!)
やべぇ、なんか俺、変態っぽいぞ?
(女装してる時点で変態確定というのは勘弁な)
327 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:39:28.14 ID:hbYjWEMD
「可愛いブラされてますね♪」
「そ、そうかな?」
お袋が買って来たのを渋々着けてるだけなんだけど。
「あ、サイズは、へいきですか?」
「うん、ぴったり。
(胸のところだけ微妙に余ってるけど)」
高良さん、中二とは思えないくらい巨乳だもんなぁ。
「さ、早く体育館に行きましょう」
またもや悶々としかけたところで、幸い高良さんが
声をかけてくれたので気が逸れた。
「え、ええ」
委員長に手を取られて(!)、体育館に向かう。
嗚呼、傍目には麗しい少女ふたりがキャッキャウフフ
してるように見えるんだろうなぁ、コンチクショウ!
「あら?」
と、突然高良さんが立ち止まる。
「ど、どうしたの?」
高良さんの視線が俺の下半身に向いてるような……。
まさか、バレた!?
「いえ、その……帆村さん、スパッツが後ろ前ですわよ」
「──え!?」
あ、なんだ、違うのか。あぁ、ビビったぁ……って!
「うわっ、ほんとだ! やぁん……」
無意識に女の子っぽく身体をクネらせつつ、俺は自分の
履いてるスパッツの前後を確かめる。
うぅ……慌てて着替えたせいだろうなぁ。
「ここで待っていますから、着替え直してきてくださいな」
「えっ、悪いからいいよ。先に行ってて」
俺は遠慮したんだけど……。
「でも、帆村さん、体育館の場所わかりますの?」
そう言われては返す言葉はない。
328 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 10:42:35.60 ID:hbYjWEMD
「ごめんっ。すぐ戻るから!」ッ
急いで教室へと駆け戻る俺は、だから気づいていなかった。
「…………クスッ」
高良さんの優しい微笑の下で、瞳に何やらおもしろがって
いるような光が踊っていたことに。
-後編につづく-
----------------------------------
意外に長くなったので、とりあえずココで切ります。
エロシーンに辿りつけんかった……。
ちなみに清女の制服は、「11eyes」の虹校の女子制服を
ほぼ白一色にしたような感じをイメージしてください。
後編は夜中にでも投下予定です。
GJ!続きwktk
GJすぎる…
早く続きが読みたいのうあんちゃん
331 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:05:52.64 ID:hbYjWEMD
#早速の反応ありがとう! ちと早いですが後編です。
体育の時間も何とか無事にやり過ごすことはできた。
──準備運動で組んだ高良さんの身体から漂う匂いとか、
やわらかくてエロい身体とかで興奮しそうになった時は、
ヤバかったけど。
おかげで、ソレに比べたら、授業後の着替えなんて
どうってことなかったぜ!(←ちょっと強がり)
キーンコーンカーンコーン
「……それでは、皆さーん、今日も一日お疲れさま
でした。気をつけて帰りましょうね〜」
帰りのHRで担任の鈴木先生がそんな風に話を締めくくる。
「小学生かい!?」と思ったけど、クラスのみんなは
「「「はーい!」」」と返事している。
流石はお嬢様学校、反応が素直だなぁ。
(ふぅ、なんとか普通の女子生徒として過ごせたか)
ようやく放課後を迎えて、俺が密かに安堵の溜め息を
漏らしているところに、委員長が声を掛けてきた。
「あの、帆村さん、ちょっとよろしいかしら?」
「あ、高良さん、今日は体操服ありがとう。これ、
洗って明日返すね」
「いえ、それはそんなに急がなくても構いませんわ。
それより、もしよろしければ一緒に帰りませんか?」
「え、いいの?」
巨乳美人の委員長と仲良く下校!?
嗚呼、これで俺がちゃんと男として認識されてたら
どれだけ嬉しかったことか……。
それでも、こんな機会を逃す手はない。
俺は一も二もなく頷いた。
……が!
332 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:06:32.38 ID:hbYjWEMD
「た、高良さんって、毎日クルマで送り迎えして
もらってるんだ……?」
校門を出たところで、黒塗りの高級車(たぶんロールス
・ロイス・ゴースト)が止まっていた。
「ええ、わたくしは大丈夫と申しているのですけど、
父が心配性で。お恥ずかしい限りですわ」
ニッコリ笑ってそう返す高良さんは、やっぱり生粋の
お嬢様なんだと思う。
ウチの家系も、一応会社持ってて、社長とか重役とか
やってるけど、さすがにここまで庶民離れはしていない。
ともあれ、たぶんこんな機会でもなければ一生こんな
高級車に乗る機会はないだろうし、有難く送ってもらう
ことにした。
<その後、車内で楽しくおしゃべりしているうちに、
「アケミさん」「ツバサさん」と名前で呼び合うことに。
そのまま高村邸に招待されたと思いねい>
「んんっ……あ、あれ?」
豪華な調度が見慣れぬ場所で目を覚まし、一瞬
パニックになる俺。
「此処は……そうか、ツバサさんの部屋だ」
あちゃ〜、もしかして俺寝ちゃったのか。
予想通りの豪邸っぷりに驚きつつ、ツバサさんの部屋
(学校の教室より広かった)に通されて、おしゃべりしたり、
お茶とケーキをいただいたりしてたんだ。
ただ、やっぱり「女子校生活一日目」ということで予想
以上に精神的に疲労してたのか、リラックスしたら急に
眠くなってきちゃったんだよね。
よく見ると、見覚えのある天蓋付きベッド(!)の上に
寝かされてるし。きっと、ツバサさんが気を使って
くれたんだろうなぁ。
333 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:07:05.73 ID:hbYjWEMD
それにしたって、友達になったばかりの子の部屋で
寝落ちするとか、失礼ってレベルじゃねーぞ。
これ以上迷惑かけないうちに、さっさとお暇しよう
……って、あれ、立てない。
て言うか、身体に力が入らない!?
「あらあら、ダメですよ、アケミさん、無理をしては。
まだお薬が効いてるんですから」
「ッ!」
ノロノロと声のした方を見ると、ツバサさんが私服
──小花を散らした模様のゆったりしたジョーゼットの
ワンピースに着替えてドアの方から歩み寄ってくる
ところだった。
「え? 薬って……え? え??」
「ウフフ……アケミさんって本当にお綺麗ですね。
それでいてどこか不思議な可愛らしさがありますし」
俺の質問には答えることなく、ツバサさんは未だ力が
入らずベッドに横たわったままの俺の隣りに腰かけると、
ソッと髪を撫でる。
その手の感触があまりに優しく気持ち良かったために、
俺は思わずウットリした気分になりかけていたが、次の
瞬間、彼女の口から出た言葉に凍りついた。
「──これで、女の子ではないなんて嘘みたいですわ」
!!
「あ……う、あ……」
「あら、バレてないとお思いでしたか? 残念ですが、
わたくし直感だけは鋭いんですの♪」
「あの、あの、こここ、これには事情が……」
「ええ、そうでしょうね。何しろ殿方が神聖なる乙女の
学び舎、清安女学院に性別を偽って通われる程ですもの。
きっと、さぞかし深い理由があるのでしょう」
あ、あれ? もしかして、事情を話せば協力してくれる
のかな。
334 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:07:38.79 ID:hbYjWEMD
「こ、このことは誰にも……」
「誰にも言わないで、ですか?」
「は、ハイ」
ブンブンッと精一杯の熱意を込めて首を激しく縦に振る。
「よろしいでしょう。秘密にしてさしあげますわ。
その代わり……」
ツバサさんは相変わらず微笑んでいたけど、その笑み
の深さが恐ろしかった。
「これからは、アケミさんには、わたくしのモノになって
戴きますわよ?」
「それって……下僕とか奴隷になれってコト?」
上目遣いに尋ねると、ツバサさんはコロコロと愛らしく
笑った。
「まさか。わたくしは、これでも由緒ある高良の娘です。
学友にそんな非道なことは申しませんわ。そうですね……
強いて例えるなら「妹」、でしょうか」
「いもうと……?」
「ええ、わたくし、昔から自分に懐いている、お人形の
ように上品で可愛らしい妹が欲しかったんですの。
その点、アケミさんは男性である点を除けば、
わたくしの理想にぴったりですし」
やべぇ、ツバサさんの目がウットリしつつ真剣(マジ)だ。
マジで俺のことを「妹」にしようとしてるらしい。
「えっと……もし、断ったら……?」
おそるおそる聞いてみると、ツバサさんのアルカイックな
笑みがより一層深くなる。
「……ちょっと、失礼しますね」
笑顔のまま、彼女は俺にかかっている掛け布団を
めくりあげる。
「アッ!」
反射的に視線を下にやって、俺は思わず驚きの声を
あげてしまう。
335 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:08:03.02 ID:hbYjWEMD
なぜなら、そこには先程まで着ていたはずの制服とは
まるで異なる、淡いピンクのネグリジェに着替えさせ
られた俺の身体があったからだ。
自分で認めるのはシャクだけど、随所をフリルや
リボンで彩られ、身体の線の見えにくいダボッとした
デザインのおかげで、制服の時以上に可愛らしく、より
女の子っぽく見える気がする。
「やっぱり、アケミさんは、そういう可愛らしい格好が
よくお似合いですわ」
その口ぶりからして、俺を着替えさせたのはツバサ
さんの意向なのだろう。
羞恥に顔、いや全身を真っ赤にしている俺の様子を
微笑ましげに見つめながら、ツバサさんはスリッパを
脱いでベッドの上に立ちあがると……。
いきなり、ストッキングを履いたその足で、仰向けに
なった俺の股間を踏みつけてきたのだ!
「ひあっ!」
(踏まれてる、俺のアソコがツバサさんにっ……女の
子の足に踏まれてる!!)
──ぐにぐにぐに……
本当なら屈辱的な行為のはずなのに、なぜか俺の
アソコは勃起し始めていた。
「まぁ……アケミさんったら、お薬で身体が動かない
はずですのに、ココはお元気ですわね」
それなりに加減してくれてはいるのだろうけど、やはり
足で踏まれているとあって、気持ち良さより痛いという
感覚の方が強いのだが、どういうワケか、俺はそこから
逃げられなかった。
336 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:08:25.51 ID:hbYjWEMD
「お、お願いです、ツバサさん。もっと優しく……」
あまつさえ、涙声でそんな懇願までしてしまう始末だ。
「ウフフ……アケミさんがわたくしの妹になることを
了承していただければ、優しくシて差し上げますわよ?」
どうしますか?
眼鏡越しに興奮のせいかほのかに潤んだ瞳が、俺に問う。
そして俺は……頷くより他に道はなかった。
…………
そして、俺──いや、私はツバサお姉様の「妹」になった。
清女に通うこと自体は、これまで通りなのだけど、私の
両親には対してどんな説明をしたのか、私はお姉様の家
(より正確には、お姉様の部屋)に住むことになったのだ。
お姉様の御両親も、使用人の方々もとても良い人達で、
快く私を「家族」として受け入れてくださった。
それに、普段のツバサさんは、多少過保護で世話焼き
だけど、とてもいい「お姉様」だと思う。
私が慣れない女子校生活でボロを出さないようフォロー
しつつ、私が清女の生徒に相応しい淑女になれるよう、
毎日少しずつ指導(洗脳?)してくださっているし。
おかげで、私の性別を疑う人なんて学校にいないし、
クラスのみんなと楽しいガールズライフを謳歌している。
けれど……日付が変わる頃、ふたりでベッドに入った時
だけは、仲良し姉妹のないしょのラブラブタイムだ。
…………
「ぁっ……ああっ!」
シルクのスリップ一枚の姿で、ベッドの上にうつ伏せに
なった私の身体を、お姉様のしなやかな指先が巧みに這い
まわる。
337 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:08:52.10 ID:hbYjWEMD
「可愛い……アケミちゃん、すごく可愛いわよ」
耳、唇、うなじ、背中、乳首、お尻、太腿……。
私の体の隅々まで知り尽くしたお姉様の愛撫は、ほんの
数分で私をこの上なく昂らせ、快楽に悶え狂わせてしまう。
「あっ…んんっ……ハァハァ………」
「フフッ、そうして喘いでいると、まるっきり本物の
女の子みたいですわね」
自身も頬を紅色に染めつつ、お姉様は私を言葉でも
弄ぶ。
最近では、私自身、ほとんどの時間で自分の本当の
性別を意識していないのに、時折そんな風にからかって、
私の意識から羞恥を掘り起こすのだ。
「ひうんっ! だ、だって………ん」
「だって? 何かしら?」
優しい、けれど底の見えない笑みで見つめ返されると、
私はそれだけで何も言えなくなる。
「なんでもない……です」
目を伏せる私の髪をお姉様の温かい手が優しく撫でる。
「ウフフ……そうね、ごめんなさい。意地悪を言ったわ。
アケミちゃんはわたくしの大事な大事な可愛い妹ですもの。
女の子に決まってますよね?」
「は、はい、お姉様♪」
お姉様に迎合したからではなく、今では本心から、
私は自分のことを女の子だ、女の子になりたいと思う
ようになっていた。
私の想いに気づいているのだろう。
お姉様は、毎朝飲むようにと、最近あるサプリを私に
くださった。
そのサプリを飲むようになってから、肌がよりいっそう
白く、柔らかくなってきたように感じる。
また、それと比例して胸が敏感に──そして、少しずつ
大きくなってような気がするのだ。
338 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:09:35.99 ID:hbYjWEMD
「アケミちゃん、気持ちいい?」
「はぁ、はぁっ…………はいィ」
緩やかな曲線を描く両胸のその中央、以前の倍ほどの
大きさになった乳首を、お姉様の指先が摘み上げ、捻り、
こねくり回す。
それだけで、私はあられもない嬌声をあげてしまう。
「どう、続けて欲しい?」
「は…はい、お願い、しま……すゥゥゥゥゥ!!」
未成熟な蕾を唇に含まれ、コリッと噛まれただけで、
軽くイッてしまう私。
荒い息をついている私の頬を、お姉様はそっと撫でて
くださった。
「アケミちゃん、絶対にあなたは離さないわ……こんな
愛らしい女の子、他にいないもの」
数週間前までの童顔&女顔を気にしている「俺」なら、
その言葉に反発心しか抱かなかったろう。
けれど、今は真逆の感情が心の中に湧いてくる。
「ほ、ホントですか、お姉様?」
「ええ、勿論よ。あなたはとても可愛い女の子よ。
自信を持ちなさい」
「う、うれしい……」
涙ぐむ私のオデコに口づけしながら、悪戯っぽく
笑うお姉様。
「だってこんなに感じちゃうなんて、女の子でなければ
あり得ないもの」
お姉様の指先が、汗ばんだ私のお尻の谷間を這い、
目的の「秘孔」を探り当てて、ゆっくり侵入し始める。
──チュプン!
「あぁン! い、いやっ、そこは………」
「おしりの穴はイヤなの? 大丈夫、わたくしに身を
委ねて全身の力を抜きなさい。すぐに天国へ連れて行って
あげるから」
339 :
「女子校生」:2011/11/19(土) 19:10:45.78 ID:hbYjWEMD
──クチュッ、クチュッ……
慈母のような表情のまま、お姉様の指が私の下半身に
ある唯一の孔を繰り返し出入りする。
最初は不思議な気持ち悪さがあったはずなのに、お姉様の
指が体内へ侵入する度にその嫌悪感が薄れ、快感の種火が
じりじりと燃え広がっているような気がした。
「や、やめて……お姉様ぁ」
その快楽に引き込まれたら、二度と還って来れない気が
して、わたしは目に涙を浮かべつつ懇願する。
けれど、私の訴えをお姉様はとても優しい笑みを浮かべ
ながら却下した。
「だ〜め。やめてあげない♪」
──ズボッ!!
「ああぁぁァァァーーーーーーーーッッッ!」
その夜、私は自分の「処女」をお姉様に
捧げることとなった。
「ヒドいです、お姉様……私、初めてだったのに……」
「フフフ……その初めてで乱れイキまくったのは誰
だったかしらん」
「! し、知りません。お姉様のいぢわるッ」
〜おわり〜
#以上。ひさしぶりなのでエロ描写がイマイチでした。スマヌ。
今まで見たSSの中でも上位だわ・・・
続きを書いて欲しい
これは良作
続き希望したいが、無理強いはできんな
ともかくGJ!良かったです
ありがたい・・・ありがたい・・・!!
続きを希望したいのは同意だが、ここで止めておくのが
作品としては一番いいんだろうな
卒業した日の夜に、ウェディングドレス姿で「お姉様」に嫁ぐアケミちゃんの姿が目に浮かぶようだ(何
何はともあれ、GJ!でした
良かったです。
GJ!
つい先日出た「おとラブ」プレイしてたら、妄想が
み な ぎ っ て き た !
●実はわりかし巨乳派なので、「男の娘だけど、ホルモンバランスが崩れてオッパイおっきくなってきちゃったよう」という展開に個人的に期待してたり。それで母乳が出たりしたら神!
「ツイてる」とか「女装山脈」みたく「妊娠した男の娘」という現実にあり得ないシチュエーションも、フィクションならアリかも。
●大正浪漫系女装物。矢絣&袴&ブーツは漢の浪漫! さまざまな事情で、明治〜大正の女学校に(無論女の子として)通うことになった少年が主人公の話とか、萌えるかも!?
行きつけのカフェで働くエプロン姿が可愛い女給さん(同年代)も、近所の神社でいつも竹箒で掃除している巫女さん(年上)も、家で世話を焼いてくれるメイドさん(年下)も、み〜んな実は男の娘! そういう話、萌えません?
萌えるから、さあ、書くんだ。
<性分化疾患>新生児男女判定にガイドライン 初の症例調査、小児内分泌学会が来月から
毎日新聞2009年9月28日(月)13:00
染色体やホルモンの異常により、外見で男女の区別が難しい新生児が約2000人に1人の割合で生まれているとされる。
いずれかの性に近づける医療にあたる際、医師が誤った判断をしているケースが問題化している。染色体や性腺からみるとほぼ女性である子に対し、男性ホルモンを投与していた例もある。
日本小児内分泌学会(藤枝憲二理事長)は医療機関が性別を判定するためのガイドライン策定に向け、10月から初の症例調査に乗り出す。
こうした疾患は医学的に「性分化疾患」「性分化異常症」などと呼ばれる。
以前は原因がほとんど分からなかったが、90年代以降に性が男女に分化する仕組みが急速に解明され、診断の精度が上がってきた。
しかし、同学会性分化委員会によると最近でも、外性器だけをみれば男性に近いが、染色体が女性型で卵巣もある子に過剰な男性ホルモンを投与し続けたり、
外性器で男女の区別がつかない子が染色体検査もされぬまま性別を決められた例などが報告されている。
医師が判断を誤ったことで、出産ができない体にされた人や、精神的な苦痛を抱えている人もいる。
さらに、男性型と女性型の染色体が混在していたり、卵巣と精巣の両方があるなど、専門医でも判定の分かれる症例があり、家族や成長後の患者本人が医療に不信感を抱くケースも明らかになってきた。
このため、同学会は性分化疾患が疑われる子が生まれた場合のガイドラインが必要と判断。より正確な診断をする手順をまとめるほか、
男女どちらの性が望ましいかを慎重に議論するためのチーム医療体制のあり方や、親に説明する際の留意点などについて、具体策を示すことにした。
また、病気の総称についても、一般的に使われている「半陰陽」「両性具有」などの呼び方には蔑視(べっし)的な響きがあるとして、10月に宇都宮市で開かれる総会で「性分化疾患」に統一する。
性分化委員会委員長の大山建司・山梨大教授は「医学界が真剣に取り組んでこなかった分野で、当事者や親は孤独でつらい思いをしてきた。安易な性別決定によって苦しむ人を一人でも減らしたい」と話している。
【丹野恒一】
上記の新聞記事みたいな話があるから
現実に、一見、男の子が妊娠と言う話は有りだ。
たぶん、女装が似合う男の子さんたちの中には、こういう場合も有るのだろう。
その手の医療機関の患者さんに、就職先、アルバイト先の斡旋をすれば良いと思います。
住み込みか賃貸しの社宅で
347のネタを反映させてSSを考えてみました(巨乳なのはサブキャラだけど)。
※本SSの舞台は架空の時代「太政」です。故に、史実の大正時代とは異なる部分(政治体制が微妙にリベラルだったり、一部の文明レベルがどう見ても昭和30年代だったり)も多々ありますが、御寛恕ください。
『太正浪漫綺譚・良男女学校』
時は、ご維新から半世紀あまりの時が過ぎた太政(たいしょう)時代。
後桜町天皇以来百年ぶりの女性の帝の治世のもと、華やかな繁栄を享受する帝都……から、およそ1時間程陸蒸気に揺られて着く港町・楯濱の地での物語です。
卯月朔日に当たるその日の朝、「沢村家の末娘」であるいずみは、普段より少し早めに目を覚ましました。
僅かな眠気を振り払い、寝床から起き上がると、しゅるしゅると腰紐を解いて、愛用する寝間着──桜色の浴衣を肩から滑り落とします。
先日、数えで十五歳の誕生日を迎えたばかりなので、体つきはまだまだ成熟した丸みには乏しいものの、この年頃の子だけが持つ、張りのあるミルクのように白い肌と妖精のようにしなやかな肢体がハッとするような魅力を放っています。
昨今の若い女子の間では、洋式乳帯(ブラジャ)を着けることが主流となりつつあるのですが、いずみはどうやら「着けない」派の様子。
ただし、下履きには、フリルで幾重にも愛らしく飾られた清楚な白のドロワァズを履いているあたり、あながち流行に無関心というわけでもないのかもしれません。
薄桃色の肌襦袢に袖を通し、その上から今日から通う涼南女学校の制服である臙脂色の絣の着物と菫色の袴を着用。さらに、ブーツ用に、足袋ではなく短めの白い靴下(ソクス)を履きます。
そのまま背の高い姿見のついた鏡台の前に立つと、帯や襟元などの身だしなみを整え、髪を梳るいづみ。
士族の流れを汲み、それなりの資産家でもある「彼女」の家格を考えると、着替えや髪の手入れなどは、本来彼女付きの小間使いが手伝うべきなのかもしれません。
ただ、少しばかり事情が──いずみ自身に加えて小間使いの側にも──あるので、当面はひとりで着替えるつもりのようです。
幸いにして、いずみの髪は流行りのモガスタイルをアレンジしたような、僅かに肩にかかる程度の短髪なので、櫛を入れて整えるのもさほど手間はかかりません。
ふと、手を休めて、鏡に映る己が姿を凝視します。
「絶世の美女」と賛美する程ではないものの、客観的に見て、いずみの容姿は同年代の少女達と比べても十二分に「愛らしい」と評することができるでしょう。
まだまだ成長途中であることを考慮すれば、むしろ将来的には大いに有望と言えるかもしれません。
「……ふぅ」
それなのに、いささか憂鬱げな溜息を零すと、いずみは鏡から僅かに視線を逸らしました。
程なく身支度を終えたいずみは、年頃の少女らしい明るい色合いでまとめられた「自室」を出ると、朝餉をとるために座敷へと向かいました。
「あら、おはよう、いずみちゃん」
いつもより早い時間だと言うのに、座敷にはすでに母親が先に来ていました。
「おはようございます、お母様。お待たせして申し訳ありません」
良家の子女らしい礼儀正しい挙措で頭を下げるいずみに、母は笑って首を横に振ります。
「いいのよ、朝食の時間まではまだ少し間があるのだから。それより……」
いずみの女袴スタイルをためつすがめつ見て、母親はニコリと微笑みました。
「うん、よく似合っているわ。今日から貴女も立派な女学生さんなのね」
「──はい、ありがとうございます」
複雑な内心の葛藤を押し殺して、いずみは礼を言ます。
と、そこで沢村家の当主であり、いずみの父でもある男性が姿を現したため、沢村家の朝食が開始されました。
いずみの上にはふたり兄がいるのですが、長兄は国外出張中で、次兄も全寮制の学校に通っているため、今この屋敷にいる沢村家の人間は、これで全員です。
何人か住み込みの使用人もいるのですが、彼らはもっぱら台所で食事を摂りますからね。
朗らかでおしゃべり好きな母親に比べ、いずみの父親はかなり無口で厳めしい人のようです。
食事中も、もっぱら母が話題をふり、いずみが控えめにそれに答え、父親は時折頷き、時に一言ふた言口をはさむだけですが、元より旧家の食事風景などこれと似たようなものでしょう。
むしろ、「食事中は会話などせずに食べることに専念する」という礼法を厳格に守る家もあるくらいなので、それなりに砕けていると言ってもよいかもしれません。
朝食が終わり、「御馳走様」の挨拶をしていずみが食卓を離れようとした時、珍しく父が呼び止めました。
「ああ、そのなんだ……いずみ、色々大変だと思うが、頑張れ」
どうやら、不器用ながら、女学校通いを始めるいずみを激励してくれているようです。
ほんの少し吃驚したような表情を見せたものの、すぐにいずみは目を伏せます。
「──はい、分かっております、お父様。若輩者ではありますが、沢村家の名を辱めないよう、精一杯努める所存です」
洗い場で口を漱ぎ、軽く身だしなみを整えてから、一度「自室」に戻って教科書や小物の入った風呂敷包みを手に取ります
「あ、待って、いずみちゃん」
玄関で編み上げブーツを履き、いざ学校に向かおうとしたいずみを、母が呼びとめました。
「どうかしましたか、お母様?」
軽く首を傾げるいずみに微笑みながら近寄ると、母は手にした其れをいずみの顔に近づけました。
「いずみちゃんには、ちょっと早いかもしれないけれど、化粧は女の嗜み。入学式なのですから、口紅くらい引いても罰は当たらないわ」
「え、いや、それは……」
一瞬拒絶する素振りを見せたいずみでしたが、柔和な割に押しの強い母と問答することの愚を悟ったのか、諦めたように身を任せます。
流石に化粧に手慣れた成人女性だけあって、母はものの数秒でいずみの唇に鮮やかな色を付け加えました。
「うん、これでいいわ。いずみちゃんの美人振りが三割方増したわよ♪」
親の欲目……とばかりは言いきれず、確かに先程より可憐な印象を受けます。
「──ありがとうございます、お母様。それでは、行って参ります」
ペコリと一礼して、いずみは徒歩で半時間程の場所にある涼南女学校への道のりを歩き始めました。
心の中で、再三深い深い溜息をつきながら。
それなり以上に裕福な家庭に生を受け、優しい母と頼りがいのある父、優秀な兄に囲まれ、自身も(キチンと試験を受けた結果)国内有数の名門女学校に通うことになった身で、何が不満なのかと首を傾げる方もおられるかもしれません。
ですが……一見、絵にかいたような幸福な家庭に見える沢村家の裏に潜む複雑な事情を理解すれば、「彼女」の憂鬱にも合点がいくことでしょう。
一言で言えば、「彼女」──沢村いずみは、まごうことなく男性なのですから。
-つづく-
次回は、いずみ嬢が女装して女学校に通うに至る経緯&入学初日の風景を描写する予定。
以下、オマケの主要登場(予定)人物表です。
*沢村いずみ
15歳(♂)。本名は「和泉」だが、特別な場合を除いて作中ではひらがなで表記する。一人称は「私」(モノローグなどで稀に「僕」)。
名門士族の流れをくむ旧家の末っ子。複雑な家庭の事情により、女の子として涼南女学校に通うことになる。
性格は、真面目で優しい反面、自己主張が弱く、流されやすい。ただし、時折天然で毒ツッコミをすることも。読書家で古文漢文はもとより西洋文学にも詳しい。また、雑学にも通じているため、女学校では「尚侍(ないしのかみ)」や「いずみ式部」とあだ名される。
服装は、臙脂色の絣の着物に紫色の袴、編み上げショートブーツ(通学時)。自宅ではワンピースなどの洋装が多いが、振袖などの着物を着ることも。
*松原ゆかり
13歳(♂)。本名は「縁」と書いて「えにし」と読むのだが、主に合わせてこの読みに。一人称は「ゆかり」(稀に「ボク」)。
沢村家で働く小間使い。父は沢村家当主の従僕のひとり(執事補佐的立場)。
和泉にとっては幼馴染かつ弟分的立場の少年。尋常小学校卒業後、父と同じく沢村家で働くことが決まった矢先、いずみの女学校進学が決まり、「彼女」付きの「侍女(メイド)」として働くことになった。
明るく無邪気かつ好奇心旺盛な性格で、メイドとして働くことになったこともあまり気にしてない様子。いずみのことは、主としてと言うより兄(姉?)として慕っている感が強い。
ざっくばらんな性格のわりに、裁縫以外の家事は意外と得意。とくに、食いしん坊なせいか料理に関しては、「彼女」に家事を仕込んだ侍女長も認める程の腕前。
服装は基本的には黒いエプロンドレス(いわゆるメイド服)。私服はいずみのお下がりをもらっているので、意外に立派。
*坂本つばめ
15歳(♂)。本名は「飛燕」と書いて「ひえん」だが、外では「つばめ」で通している。一人称は「あたし」。
涼南女学校の近くの繁華街のミルクホールで女給として働く少年。ただし、「彼女」の本当の性別はほとんど誰も知らないため、店の看板娘的存在。店主とは親戚。
性格は、接客時以外はややキツめのツンデレ風味。ただし、姐御肌で、親しい相手には文句言いつつ親身になるタイプ。4人の「男の娘」たちの中で、唯一自発的に女でありたいと願い、女として生きている。
服装は、仕事中は萌黄色の着物にエプロン。私服は藤色のツーピースを愛用。
*狩野美琴(みこと)
18歳(♂)。本名は「命」と書く(読みは同じ)。一人称は「わたし」。
沢村邸の地元の狩野神社で働く巫女さんで、年の離れた兄が同社の神主。
幼少時は男児として育てられたが、七歳の誕生日の前日、当時存命中であった祖母の元に神託が下り、以後、女児として育てられた(そして、思春期を迎えると体型も女性的に変化した)。
女性(女装?)歴が長いため、現在はメンタリティも半ば女性になりつつあり、おおらかで寛容かつ母性的な性格。諸々の面で、いずみやつばめにとってのよき姉的存在。
服装は、白の浄衣と緋袴の巫女装束。稀に、普通の着物を着ていることも。
*不二悠馬
沢村家の親戚筋の青年。一高に入学したばかりのエリートであり、名目上、いずみの「許婚」ということになっている。無論頭は良いが、それ以上に悪知恵の回るタイプ。ただし、悪戯好きの愉快犯ではあっても悪人ではない。
現在の沢村家の事情もおおよそ理解しており、いずみの境遇に同情している……が、それはそれとして、表向き友人などには「可愛い彼女」として紹介したり、デートに連れ出したりと、許婚としての立場を楽しんでいる様子。
>>355 続き期待してますですよ
あと別スレでやってるやつも
例のヤツの感想も送らないと・・・・・・
姫始めに振り袖で女装して襲われる話しが見たい
急いで妄想を文章化する作業に戻るんだ
>>357 >>358 このスレの56-60の作者に、
「翌年のお正月に着物姿の彼女とホテルに」行った彼の話をぜひ書いていただきたいトコロですな!
>>359 その作者最近見ないな
ホームページも更新無いし
書くの辞めたのかね
良く、
一姫 二太郎
とか言う。
長子が女、次子が男
つまり、姉弟、が良いと言う意味らしい。
しかし、現実的には、兄妹、や、兄弟、の場合も少なくない。
その男の子、親から女の子として躾られている。
服、おもちゃ、言葉使い、お母さんのお手伝い、立ち居振舞い。
そして、名前。
食事内容が、サプリメントが、非合法医薬品が、全部、女らしい、顔、身体、のための物。
小学校入学までは、何ら問題がなかった。
そう、戸籍が男、遺伝子や股間が男、
しかし、本人の自覚は女、感情的な部分が女、行動力が女、
教員、職員、用務員、守衛、などが理解出来るハズがなく。
唯一、養護教諭、つまり、保健室の先生が
「だいたい、2000人に1人の症状ですね。」
と数年前の毎日新聞の特集の連載記事を持ち出し、かばったおかげて、何とかなった。
生徒たちに納得してもらうのには、更なる、面倒が有ったが。
そして、小学校から中学校に進級するときも先生方の間では一騒ぎが有った。
しかし、女より女だったので、生徒全員か女と信じきったので、水泳意外は、問題がなかった。
胸が膨らみ、股間の男の部分は、活動が半減した。
これで、和服の着付けが1人で出来て、日常的に外出着で着る。
とか。
割烹着と併せ、和服に合う買い物かごで色々買うとか。
どうですか?
勿論、洋服も着ます。
あくまでも、下書きです。
>>362 ぜひとも、本書きをプリーズ! 期待してます
ブロットをここに上げたからには責任をもって書いてもらわないとな。
楽しみにしている。
急いで執筆活動に戻るんだ
ここって、ファンタジーというかオカルトというか、非日常的な要素のある女装話でもOKだっけ?
いかんとはどこにも書いてない
368 :
366:2012/01/11(水) 02:14:26.72 ID:2uXaRwfr
#このスレか、立場交換スレか、どちらに投下すべきか迷ったのですが、少し前に晴れ着ネタがコチラで出てましたので、ココに投下させていただきます。前後編予定。
『十三参り』(前編)
「フミオ、遅いわよ!」
外出の約束のためにウチの玄関まで呼びに来た幼なじみは、僕の顔を見るなり不機嫌そうに一喝する。
「ご、ごめん、アキちゃん」
約束の時間までは、まだ5分くらい時間があったけど、気の弱い僕はつい反射的に頭を下げてしまう。
僕こと楠田文雄(くすだ・ふみお)と、アキちゃん──高屋敷晶良(たかやしき・あきら)は、幼稚園に入る前からの幼なじみなんだ。
幼稚園、小学校でもずっと同じクラスで、いつもいっしょにいた僕らだけど、さすがに10歳くらいになると、男女のコンビは周囲の男子たちからからかわれることも多くなってきた。
そんな時も、オロオロする僕と違って、アキちゃんは「言いたい奴には言わしておけばいいのよ!」と涼しい顔で受け流していた。
え? いじめ?
はは……アキちゃんって、実はかなり由緒ある家のお嬢様で、小さい頃から薙刀を習ってるんだ。運動神経もいいし、市の剣道大会の小学生の部で準優勝した1学上のイクト先輩とだって互角で打ち合えるくらいだし。
結局、アキちゃんの実力(腕力?)と毅然とした態度のおかげで、僕らをからかう人はいなくなったのは良かったんだけどね。
「あ、えっと……その着物、とってもキレイだね。似合ってるよ」
振袖って言うんだっけか。紅い布地で、下半身に花の模様が刺しゅうされた女の子用の豪華な和服を着て、髪の毛もアップにしてかんざしとかで飾っているアキちゃんは、とっても美人でかわいかった。
「そう? 着てるほうとしてはキュウクツだし動きづらいし、あんまりうれしくないんだけどなぁ」
着物を見下ろしながら、顔をしかめるアキちゃん。
まぁ確かに、ふだんのアキちゃんって、イイトコのお嬢様だと思えないくらい活発で男勝りだからなぁ。
髪の毛だって、お母さんが泣いて止めるからギリギリ肩にかかるくらいのオカッパにしてるけど、僕が夏とかに短く切るとすごく羨ましそうに「楽そうでいいなぁ」とか言ってるし。
(だから僕も気を使って、真夏以外はなるべく短くしてないんだ)
なんでお正月でもないのに、女の子らしいカッコが嫌いなアキちゃんが振袖着て(いや、たぶんお母さんに無理矢理着せられたんだろうけど)、僕ん家まで迎えに来たかっていうと、今日が4月13日だから。
この春から6年生になったばかりの僕らは、今年、数え年で13才になったワケで、だから「十三参り」ってのに行かないといけないらしい。
数字がつくお祝いって、七五三だけじゃなかったんだなぁ。
そういうお祝いとかお祭りごとが大好きなウチの両親は、元々僕に「十三参り」させるつもりだったみたいだけど、そのことを聞きつけたアキちゃん家もひとり娘に同行させようと思ったらしい。
──言い忘れてたけど、ウチとアキちゃん家のお母さん同士も仲がいいんだ。今も、子供達をほっぽり出して、ダイニングでお茶しながらふたりで楽しそうにおしゃべりしてるくらいだし。
「とりあえず、アキちゃんも、ウチにあがってよ。由良おばさんとウチのお母さん、おしゃべりモードに入っちゃったみたいだし」
「却下よ! あたしは、とっととお参りに行って、この着物を、さっさと脱ぎたいの」
「え〜、そうなの? 折角のお振袖なのにもったいないなぁ」
眉が太めでキリッとした顔立ちのアキちゃんも、こういう女の子らしい服装だといつもより3割増しでかわいく見えるのに。
「イ・ヤ・よ! だいたい振袖なんて、傍から見てる分にはいいかもしれないけど、歩きにくくいし息苦しいし……」
と文句を言いかけたアキちゃんが、ふと言葉を止めて考え込む。
「──ふむ。アリ、かもしれないわね。いいわ、フミオの部屋に行きましょ」
一転、ニコやかな顔になり、草履を脱いで僕の家に上がり込むアキちゃん。
「え、あ、うん」
脱ぎ散らかされた草履をキチンと揃え直してから、僕はアキちゃんのあとを追った。
小さいころからおたがいの家や部屋を頻繁に行き来してるから、アキちゃんは僕の部屋に
入るのにも全然遠慮がない。
「あの……お茶でも持って来ようか?」
「そんなのいいわよ。それより……」
いきなりズイッとアキちゃんが顔を近づけて来たので、僕は反射的に後ずさってしまう。
「ど、どうしたの、かな?」
「(きゃしゃだし色白だしまつ毛長いし、背もあたしとほとんど変わらないし……)うん、イケる!」
「へ?」
何かひとりで納得してるアキちゃんの様子に、僕は目をパチクリさせた。
「とりあえず──フミオ、あんたその服、脱ぎなさい」
「…………ええぇぇぇぇーーーーーーーっっっ!?」
-つづく?-
#とりあえず、こんな感じで始まるお話。まぁ、このあとの展開は、スレ住人ならおおよそ読めているでしょうが(笑)。かなりベッタベタなストーリーでいくつもりです。
#できるだけ早めに続きを仕上げて投下します。
>>368 良いね
古式懐しい家のお嬢様だから着物の着付けも出来るのか
晴れ着GJ
乙です
続きが楽しみだ
7スレになってから小学生ネタ多いけど作者は小学生好きなの?
#お許しが出たので続きです。そして──前回「前後編予定」と言ったな。スマンありゃウソだった。……自分のトータル量把握能力が信じられない今日この頃。
『十三参り』(中編)
「ホレホレ、さっさと脱ぎなって」
「い、イヤだよぉ、やめてよぉ!」
トンデモないアキちゃんの言葉に固まってしまった僕は、気が付くとニヤニヤしながら両手をワキワキさせているアキちゃんに、部屋の隅のベッドの前まで追い詰められていた。
「大体、なんで僕が脱がないといけないんだよぉ」
アキちゃんほどじゃないけど、十三参りってことで、紺色のブレザーとめったに履かない長ズボンという、いつもよりキチンとした服着てるのに。
「もちろん、あたしが、そのブレザーを着たいからよ」
平然と言い切ると、アキちゃんは強引に僕の服を脱がせようと飛びかかってきた。
正直、アキちゃんと僕の体格はほとんど差はないし、スポーツ万能なアキちゃんと平凡な僕を比べたら、絶対運動能力では負けてる。
ヤバい、フミオくん、ぴんち!?
それでも、男の子としての意地で抵抗してたんだけど……。
「何よ〜、騒がしいわね〜」
ドアを開けて、隣りの部屋にいた5歳年上の逸樹お姉ちゃんが覗き込んで来た。
やたっ、これで助かる!
「お、お姉ちゃん、たす「あ、イツキねぇ、いいところに。手伝って!」
「ん〜〜」
お姉ちゃんは、しばらく僕とアキちゃんの顔を見比べてたかと思うと、ニッと笑った。
「文雄より晶良に加勢する方がおもしろそうね。ノッた!」
「ええっ、実の弟を見捨てるの!? そんな〜!!」
……しまった。そう言えば、お姉ちゃんは「おもしろければOK」って人だった!!
さらに言うと、中学高校と合気道をやってる。か、かなうわけないよぉ!
──3分後。
「うぅっ、どうしてこんなコトに……」
上から下までキレイに脱がされて丸裸にされた僕は、自分の部屋のすみっこで毛布をかぶり、グスグスと半ベソをかくハメになった。
落ち込んでる僕を尻目に、アキちゃんは楽しそうに僕からはぎ取った服を着てる。
「ふぅん、男子のブリーフってこんな感じなんだ」
それも、上着とかだけじゃなくパンツや靴下に至るまで。
ブレザーの下の白いカッターシャツを着て、ネクタイをしめるところまでは予想がついたけど……まさかアンダーシャツやブリーフ、それも僕が脱いだ(脱がされた?)ばかりのソレを身に着けるのは、さすがに予想外だ。
「よしっ、こんな感じかな」
「お〜、晶良、似合うじゃない。ウチの文雄より数段男前だよ〜」
──ガビーン! そりゃ、どこかの少女マンガから抜け出してきた「ヒロインが片思いしてる美形」っぽいアキちゃんの美少年っぷりは、正直僕も認めるけどさぁ。
「あはは、そう? ありがと、イツキねぇ」
お姉ちゃんに褒められて、アキちゃんはうれしそうだ。
弟の僕が言うのもナンだけど、気の強いアキちゃんとマイペースで我がままな逸樹お姉ちゃんの方が、仲いいし何か実の姉妹っぽいんだよね。
「じゃあ、その服は貸してあげるから、僕は別の服に着替えるね」
まぁ、アキちゃん、あんなに晴れ着を嫌がってたから、これくらいは仕方ないかと、無理矢理自分を納得させた僕が立ち上が……ろうとしたところで。
ガシッと両腕をふたりに掴まれた。
「何言ってんの。これからが本番じゃない」
え?
「さ〜、文雄ちゃん、おめかししましょ〜ね〜」
お、お姉ちゃん、その手に持ってるのって、もしかしなくてもアキちゃんの、ぱ、パン……いやだぁぁぁぁ!!
(しばらくお待ちください)
「うっ、うっ、うっ……」
結局、ふたりがかりで履かされちゃったよぅ。
いえ、そりゃね。こんなおーぼーな女の幼なじみがいるくらいですから、小さいころから何度か女の子の服を着せられたことはあったよ?
でも、下着は……下着だけは何とかこれまで着ないで死守してきたのにぃ。
「なに泣いてんよ、フミオ。きむすめじゃああるまいし」
「(ちょ、おま…)晶良〜、どこでそんな言葉覚えたの?」
「え? 昨日のテレビの時代劇で悪代官が言ってた」
そんな僕のゆううつな気持ちも気にもとめず、アキちゃんたちは平然と会話してる。
「あ、あのぅ、もう気が済んだなら、僕はこれで……」
「「そんなワケないでしょ!」」
あ、やっぱり。
「それでは……コホン! 逸樹おね〜さんの簡単着付け教室〜」
「わぁ、パチパチパチ……」
わざわざダテメガネまでかけて、教育テレビ風の演出を始めたお姉ちゃんに、ノリのいいアキちゃんが拍手している。
「今日は、振袖の着付けに挑戦してみたいと思います。モデルは、親愛なるマイブラザー、文雄くん。晶良、アシスタントよろしくね」
「イエス、マム!」
うわぁ……ふたりともノリノリだぁ。
ちなみに、アキちゃん自身はお母さんが振袖着せるのをウンザリしながら耐えてただけなので、着方とかわわからないらしい。
「まずは、レッスンワン! 振袖に限らず、浴衣などごく一部を除いて、紬や小紋、留袖などの和服の着付けの際には、まず下着として肌襦袢を着ます」
お姉ちゃんは、ベッドの上に広げられた色とりどりの着物の中から、まっ白で布地も薄そうなソレを手に取って、部屋の隅で毛布をかぶっていぢけている僕に渡す。
「ホラ、さっさと着る!」
「はぁ……わかったよぅ」
女の子用パンツ一丁の今の格好よりは、たとえ振袖でも着たほうがマシかもしれない。
渋々手に取ったそれ──肌襦袢を羽織り、紐を結ぶ僕。
肌襦袢の生地は、ふんわりと柔らかく、心なしかいい匂いがしている……ような気がした。
「本来は、その下に和装用ブラジャーを着たりするんだけど、ま、ふたりの歳ならまだいらないでしょ」
いや、僕は何才になっても必要ないから!
「続いて長襦袢……を着る前に、文雄、足袋履いて、足袋」
「はいはい」
合気道二段のお姉ちゃんに下手に逆らってもかなわない(下手すると関節技かけられる)し、こうなったらふたりの気が済むまで付き合おう。
僕はおとなしく白い足袋を履いた。うーむ、靴下と違って足先がヘンな感じ。
「じゃあ、長襦袢ね。ほら、このピンク色したシンプルなのが長襦袢よ。
長襦袢は、背中から肩に掛けて袖を通し、左右の衿先を体の正面で合わせて着心地を整調整します」
ふむふむ。
「左手で左右両方の衿(えり)先、右手で背縫いを持って、軽く下に引き、後ろ衿を少しだけ抜きます」
「そう言えば、時代劇とかでも着物着てる人のエリの後ろが空いてるもんね。でもなんで?」
アキちゃんの素朴な疑問にお姉ちゃんが答える。
「こうした方が和服は綺麗に見えるらしいわよ〜。で、肌襦袢の衿に合わせながら、長襦袢の衿を撫でおろしてから、両衿を持って中心で合わせます」
まぁ、僕の場合は、解説しながらお姉ちゃんが全部してくれてるんだけど。
「腰紐の中央を上前の衿に合わせて持って、バストよりやや下の位置に紐を合わせて後ろへ回し、背中で交叉させてから前で結びます」
ふーん、帯ってこんな高い位置で結ぶもんなんだ。
「女性の場合はね。さらに、腰紐を隠すように、上から伊達締め同じように締めます」
「うっ……お、お姉ちゃん、ちょっと苦し……」
「我慢しなさい。オトコノコでしょ!」
お、男の子は普通、振袖着ないと思う。
「そしていよいよ振袖。こちらも長襦袢と同様に、肩から羽織って衿先を持ち、位置を調整するの」
もう解説口調は飽きたのか、普通の話し方で説明するお姉ちゃん。
アキちゃんが着てきた振袖は、お姉ちゃんの話では加賀友禅の中振袖とか言う超高級品らしい。
ほんの少しくすんだオレンジ色(茜色って言うらしい)みたいな布地に、金でいろんな花の模様が描かれていて、とってもキレイだし、確かにすごく高いんだろうなぁ。
「高さを決めたら、衿先を持って左右を前正面で合せるの。あ、振袖の衿は長襦袢より心持高くしておくのが吉ね。
で、右手で持った上前の裾を右足の脇に合わせ、着物を着たときの丈と幅を決めてから、左手で下前を巻くのよ」
「あ、なるほど、「ウワマエをハねる」って、着物用語だったんだ」
へーへーへーと3トリビアくらいで驚いてる呑気なアキちゃんを尻目に、僕への着付けは続く。
腰紐を結んでから前のだぶついた部分のしわを伸ばし、左右の掛け衿を合わせる。
背中や脇の部分を整えてから、またも伊達締めを締める。
言葉にすると簡単みたいだけど、僕は四重五重に締め上げられて息が苦しいよ。
「ね、あたしの苦労がわかったでしょ」
「うぅ……反省しております」
得意げな顔をするアキちゃんにも降参するしかない。こりゃ、確かに女の子が着物着たがらないワケだ。
「仕上げが袋帯ね。結び方は……ん〜、貝の口あたりがいちばん簡単なんだけど、晴れ着での結び方じゃないわね。ふくら雀か蝶文庫あたりが定番なんだけど、わたしにはちょっと無理だし。あ、立て矢結びならなんとかなるかな。フミオ、それでいい?」
「いいかって聞かれても、そもそもそれがどんな結び方かもわかんないし、お姉ちゃんに任せるよ」
この辺まで来ると、僕もすでにあきらめの境地って気分になっていた。
ほとんど金糸で作られてるんじゃないかと思えるくらいきらびやかな幅広の帯を、さすがにちょっと手間取りながら、僕に結んでいく逸樹お姉ちゃん。
「最後に帯締めと帯揚げを結んで……よしっ、完成! 我ながら上手にできました〜!」
はぁ、やっと終わったぁ。
「何言ってんの、文雄。まだヘアスタイル整えるのとメイクが残ってるわよ」
いいっ!?
「そ、そこまで凝る必要はないんじゃないかなぁ」
「ノンノン! 高屋敷家の家訓は「やるならとことんやらねば」よ」
初耳だよ!? いや、お姉ちゃんとかお父さんの性格見てたらわかる気もするけど。
「きゃはは、いいじゃない、可愛くしてもらいなよ、フ・ミ・オちゃん♪」
うぅ、人ごとだと思って完全にアキちゃんも面白がってるし。
大体、僕なんかが髪型変えてお化粧したって、そう変わるワケないでしょ!
──ゴメン。逸樹お姉ちゃんのおシャレ技術、ナメてました。
「こ、これが……ボク?」
視界のすみで、お姉ちゃんが満面の笑顔で鼻血を出しながらに親指を「グッ!」と突き出してるけど、そんなことさえ気にならないほど、僕は鏡に映る着物姿の女の子に見とれていた。
「ふわぁ……」
12才の「少女」としては背は高からず低からず。華奢な体つきと色白な肌に豪華な着物がよくマッチしていた。
優しげに整った顔だちに、軽くおしろいを付けて唇に口紅を引いただけの薄化粧が、「彼女」のおしとやかな雰囲気を120パーセント引き立てている。
肩までのオカッパに近い黒髪をていねいにクシで梳かしたうえで後ろで束ね、そこにさした5つの秋桜子が寄り添う花飾りが付いたかんざしも、よく似合っている。
町でこんな子を見かけたら、ちょっと見とれてしまうくらい、キレイで目を引く「和風美少女」だった。
問題は──その鏡に映る「大和撫子」が、まぎれもなく僕自身だってこと。
「うわー、前々から、フミオに女装させたら似合うと思ってたけど、コレは想像以上だ」
あのアキちゃんですら、ちょっと驚いたように目を見張っているし。
「あ……」
そんな風に褒められて、自然と頬が赤くなってしまう僕。思わず両手を熱くなった頬に当てて隠すが、そんな仕草さえ、まさに「可憐!」の一言に尽きた。
「お? なんだ、結構その気になってるじゃない。じゃあ、フミオちゃんの用意もできたことだし、そろそろお参りに行こ!」
-つづく-
#以上。女装スレなので、普段の「立場交換スレ」より着る物の描写にこだわってみました。──それにしても、この少年、ノリノリである。
#女装外出とちょうエロシーンは次回の後編に持ち越し。期待するほどのものではないかもしれませんが。
#とりたてて、小学生シュミではないつもりなのですが……まぁ、11、2歳の思春期前って、抵抗感なく男女の垣根を乗り越えられる最後の時期だから描きやすいってのはあるかも。
乙です
後編も期待
続きが楽しみ。
中編も乙です
良く考えればこの作者自体が小学生女児生活しているイヨちゃんなんだよな
小学生が多いのは当たり前か
#十三参り・後編です。ちなみに前回の「ちょうエロ」は、超エロではなくちょいエロの打ち間違い。さすがにこの年齢でそこまで激しいプレイはないわ〜ってコトで。期待してた方、済まぬ済まぬ。
#
>>379 >良く考えればこの作者自体が小学生女児生活しているイヨちゃんなんだよな
その設定を覚えている人がいるとはw 「ありがとう、イヨ、これからもがんばって書きます」……と、妹が申しておりました。
『十三参り』(後編)
4月半ばのある晴れた日曜の朝。
横浜の中心部からは少し離れた場所にある住宅地の、そのさらに外れにある須久那神社への道のりを急ぐ、ふたりの少年少女の姿があった。
ひとりは、オーソドックスな紺色のブレザーとダークグレイのズボンを着た、凛々しい顔立ちの少年。
もうひとりは、お正月でもないのに色鮮やかな振り袖をまとった、儚げな印象の少女。
──って、まぁ、ブッちゃけると、アキちゃんと僕のコトなんだけどさ。
「はうぅ、結局あのままお参りに来ちゃったよぉ」
ちなみに、「少年」に見えるのがアキちゃんで、「少女」の格好したのが僕という逆転ペア状態。
「気にしない気にしない。別段悪いことしてるわけじゃないんだし」
そりゃそうだろうけどさぁ。
「でも、なんだか色んな人にジロジロ見られてるような気がするんだもん」
いや、さっき言った通り、お正月でもないのにこんな着物着てる人が珍しいからだと思うけど……ハッ! もしかして、僕が本当は男だってバレてる?
「あー、それはないない。今のアンタ見て性別疑うようなヤツなんているワケないって。
と言うか、むしろアンタが「美少女」過ぎて目立ってるんだと思うよ」
転校生として登場したら、クラス中の女子に「キャアキャア」言って騒がれそうなくらいイケメン男子してるアキちゃんに、そう言われるのもフクザツな気分。
(そりゃあ、自分でも結構いい線イッてると思わないワケでもないけど……)
通りががったお店のガラスに写る自分の姿をふと覗きこんでみる。
見事な茜色の布地に金の蒔絵で藤と荻の花が描かれた華麗な振袖に金襴緞子の帯を締め、それでも決して衣装負けしていない可憐な顔立ちの「乙女」が、僅かに頬を染めながら硝子の中からコチラを見つめ返している。
「うわぁ……」
知らず知らず鼓動が早まる。
手を伸ばせば触れられるくらいすぐ目の前に見知らぬ「美少女」がいて、けれどそれが他ならぬ自分で、自分が動くたびに「その娘」もそれに伴ってクルクルと表情やポーズを変える……って言うのは、不思議な気分だった。
頭をひと振りした瞬間、ガラスの表面に映る「者(ヒト)」じゃなく、その中にある「物(モノ)」に注意がいく。
そこには、レースとフリルとリボンであちらこちらを飾られた白黒ツートンカラーのワンピースを着たマネキン人形が展示されていた。
(こういう服を「ゴスロリ」って言うのかなぁ……)
無意識に今の自分がこれを着たところを想像してしまう。
(けっこうかわいい……かな?」
「確かにフミオに似合いそう」
「せっかくだから、試着させてもらう?」
──へ!?
あわてて振り向くと、ショーウィンドウの中をのぞきこむ僕のすぐ後ろに、いつの間にかアキちゃんと逸樹お姉ちゃんが立っていたんだ。
「な、なんで!?」
考えてることがわかったの?
「いや、アンタ、今、口に出してたし」
……あわわわ。
「いいじゃない。可愛いは正義だよ〜。あ、この店で確か友達がバイトしてるはずだから、頼んであげようか?」
て言うか、どうしてお姉ちゃんがココにいるのさ!?
「もちろん、可愛い妹(おとうと)と弟分(いもうとぶん)の晴れ姿を、バッチリこのデジカメに納めるためだよ〜!」
えぅ、勘弁してください……orz
* * *
執拗に僕にゴスロリ服を着せようとするふたりの誘惑(?)の魔の手を振り払って、ようやくたどり着いた神社で、とりあえずお参りを済ませることにする。
と言っても、手水舎で手洗いと口漱ぎを済ませてから、お賽銭を入れて鈴を鳴らし、二拝・二拍手・一拝というごくふつうの手順で参拝してるだけなんだけど。
ともあれ、せっかくだから最後の「一拝」しながら願い事を思い浮かべてみる。
(えっと……アキちゃんといつまでも仲良く──できたら恋人同士になれますように)
うん、まぁ、わりとバレバレかもしれないけど、僕は昔からアキちゃんのことが好きなんだ。
アキちゃん、あまり恋愛事(そういうこと)に興味なさそうだし、まだ僕らも6年生になったばかりだから、あまり焦ることはないとは思うんだけどね。
──ところが!
『ふむ……今時、その年頃にしては珍しい程しっかりした作法で参拝する子らじゃな。よかろう。その願い、かなえてしんぜよう!』
頭の中で不思議な声が聞こえたかと思うと、僕たち──僕とアキちゃん、それと同伴者(おまけ)の逸樹お姉ちゃんは、次の瞬間見知らぬ広い板敷の部屋に立っていた。
気の小さい僕はもちろん、勝気なアキちゃんやマイペースなお姉ちゃんも、コレにはさすがに慌てふためいた。
で。
その部屋の上座にある御簾の中から出て来た宮司さん風の衣装を着た男の人(?)が言うには、その人はこの神社に祭られている「スクナビコナ」という神様らしい。
ウソみたいだけど、テレパシーとか宙に浮かぶとかの神通力(?)を見せられたら信じるしかない。
『しかし……十三参りと言うのは、普通は寺、それも虚空蔵菩薩を本尊にしてるところに詣でるものじゃぞ?』
うぅぅ、僕も、アキちゃんにそう言ったんですけどね。
「えー、だって、頭がよくなることを願ってお参りするんでしょ? わざわざ電車に乗って出掛けるのは面倒だし。
それに、この神社の神様もソッチ方面だって聞いてるけど?」
悪びれないアキちゃんの口調に苦笑する神様。
『確かに、我は医薬・温泉・酒造・五穀豊穣などに加えて、知識の守り手でもあるがな。もっとも「学業」はどちらかと言うと天神の若僧の領分じゃぞ。
まぁ良い。最近では正月以外の参拝客もめっきり減って、我も退屈しておったところじゃ。
せっかくじゃから、お主らふたりの先程の願い事を我の力の及ぶ範囲で叶えてやろう』
え!? 神様直々に願い事を叶えてもらえるの!? 何それスゴい!
僕とアキちゃんは手を取り合って喜び合う。
「え〜、わたしは〜?」
ハブられた逸樹お姉ちゃんは、ちょっと悲しそうだ。
『お主は参拝しとらんじゃろうが? とは言え何もナシというのは気の毒か。よし、お主は今年1年間、定期試験のヤマが当たりやすいようにしてやろう』
途端に、ニパ〜ッと笑顔になるお姉ちゃん。
期末試験とかの時は、さすがのお姉ちゃんも苦労してるもんなぁ。高校2年生だから、そろそろ大学受験のことも考えないといけないし。
『……まぁ、いずれもあくまで我が神通力(ちから)の及ぶ範囲で、じゃがな』
あれ、小声でボソッと神様が何か言ってるみたいだけど……。
『ゥオッホン! それでは、お主らを元の場所に戻すぞ』
そう神様が告げた次の瞬間、僕ら3人は再び元の神社の境内に立っていたんだ。
* * *
あれから、何となく微妙な雰囲気になったボクらは、そのまま神社を出ることにした。
「なんか……不思議な体験だったねぇ」
夢でも見たのかと思ったけど、さすがに3人揃って同じ夢を見るわけもないよね。
「少なくとも、あの自称・神様に会ったことは事実だと思うわよ〜」
まぁ、「御利益」の方まではまだわからないけど……と苦笑する逸樹お姉ちゃん。
「うー、もし願い事がかなってなかったら、あの神社の賽銭箱ひっくり返して払ったお賽銭取り返してやる!」
物騒だけどアキちゃんらしいなぁ。
「そう言えば……晶良と文雄って一体何お願いしたの?」
ギクッ!
「見た感じふたりの様子が変わってる感じはないから、少なくとも容姿に関わることじゃなさそうだけど」
「あ、あはははは……」
い、言えない。あんな恥ずかしいこと。
「あ、オレの願い事はすぐにわかると思う。もし、本当にかなってたら、だけどね」
?
(あれ、なんかアキちゃんの発言に引っかかる感じが……)
どことなく違和感を感じつつ、家──この場合、ボクらの楠田家のことね──まで帰って来た。
「ただいま〜」
「たっだいまー、ほら、フミオも上がって上がって」
「え、じゃあ、お邪魔しますぅ……って、なんでよ!?」
玄関に入った途端、まるで本当の姉弟みたいに呼吸ピッタリのアキちゃんと逸樹お姉ちゃんにつられて、ついノリツッコミをしてしまった。
(うぅ……これじゃあ、いつか本当にこの家でのボクの立場、アキちゃんに乗っ取られそうだなぁ)
──なぁんて、その時ボクは思ったんだけど、まさかその「いつか」がとっくに実現しているとは思わなかったよ。
と言うのも、あれからずっとおしゃべりしてたらしいお母さん達が、リビングでボクらを迎えてくれたんだけど……ボクが振袖、アキちゃんがブレザー&スラックス着てるの見ても、なんにも言わないのはヘンだよね?
そりゃ、もっと小さい頃──幼稚園時代とかにボクがアキちゃんの服を着せられたことは何度かある。その時は、ふたりとも「かわいい、かわいい」って言いながら、パシャパシャ写真撮ってたけど。
で、でも、ボクらだってもう小六なんだよ!
アキちゃんがズボン履いてるのはともかく、男の子のボクが女物のお振袖着てたら、絶対何らかの反応するはずだもん。
それなのにふたりとも完全にいつも通り。
ううん、ちょっと違うか。ボクの母親であるはずのあさひ母さんが、いつもは呼び捨てのはずのボクのこと「ふみおちゃん」なんて優しい声色で呼んでくるんだ。
それに、いつもニコニコほがらかな俊子おばさん(アキちゃんのお母さん)の呼び方が「ふみおちゃん」なのは普段通りだけど、ちょっと馴れ馴れしいような気がするし。
混乱したボクらは、適当な理屈をつけてとりあえず2階のボクの部屋に引っ込んだ。
「母さんも俊子さんも、一体どうしちゃったんだろうね?」
ノー天気なお姉ちゃんも、さすがにちょっと不審に思ってるみたい。
「ふっふっふっ……」
逆に、アキちゃんの方は満面の笑顔。てことは、まさか……。
『説明しよう!』
あっ、神様!?
『そこの少年、いやさ少女の願い事は、「色々面倒な高屋敷家のひとり娘という立場から解放されて、できれば楠田家の子になりたい」という内容だったのでな。
てっとり早く、そちらの少女もとい少年の「楠田家長男」という属性と、「高屋敷家長女」の属性を交換したのじゃ!』
へ!?
ま、まさか……
ボクは慌てて晴れ着の上から股間に手を当ててみる。
「あ、良かった。ある」
『うむ、この術は身体的な変化自体は伴わぬ故、現在の汝らの肉体自体は元のままじゃ。その方が、因果律による世界の抵抗作用が軽く済むからのぅ。
ただし、先程も言うた通り、お主ら3人以外の人間にとっては、その少年は「高屋敷家のひとり娘・高屋敷史緒」、少女の方は「楠田家の長男・楠田彰」と認識されるようになっておる』
元は我が分霊が編み出した術式なのじゃが、本体たる我にかかればこの程度の改良は造作もないことよ、と得意げに胸を張る様子が(テレパシーで)伝わってくる。
えっと、それって……つまり今日から、ボク、高屋敷家の子になっちゃったってこと? そんなぁ!
「イヤッホー、これで今日から、ピアノもお茶もお花もやんなくてすむぞー!! ご飯のときとかも礼儀作法をうるさく叱られないし、「女の子なんだから、もう少しおしとやかにしろ」なんてメンドーなことは言われないんだー!!」
愕然としているボクを尻目に、アキちゃんの方は狂喜乱舞してる。
「ふ〜む……晶良、ううん「彰」が弟になるのもおもしろそうだし、ま、いっか」
逸樹お姉ちゃんも、平然と受け入れてるみたいだし。
「こ、こんなの絶対おかしぃよぉ!!」
ようやく現状を把握したボクの心の叫びは、むなしくこだまするばかりだった。
* * *
──で、その後、結局ボクらは現状の(立場が入れ替わった)ままというコトになった。
「元に戻してよぉ」というボクの懇願に対して神様は、「願かけした者が望むなら取り消してもよいじゃろう」と言ってくれたんだけど……あのアキちゃんいわく、「こんなオイシイ状況、キャンセルするワケない!」だって。
少なくとも今すぐ説得するのはムリ(逸樹お姉ちゃんもアッチの味方だし)みたいだから、しかたなくボクは、「お母さま(俊子おばさんのことね)」に連れられて高屋敷家に「戻った」。
「はぁ……ちょっとスッキリ」
ようやく振袖姿から解放されて、ホッとひと息つくボク。
とは言え、「高屋敷家の娘」という立場だから、そのあと着替えるお洋服も、もちろん女の子の服なんだけど……まぁ、これは仕方ないよね。
アンダーシャツの代わりに、高屋敷家のお手伝いさんである睦月さんが渡してくれた白いシミーズ(と言うらしい)を頭から被って着る。
シミーズは、女子用だからかそれとも高屋敷家がお金持ちだからか、スベスベしていて、とても手触りがいい。どうやらシルクで出来てるみたい。
その上に長袖の白いブラウス。こちらもすごく柔らかくて肌触りがいいんだけど、前のボタン周りや袖口、襟元なんかにいっぱいフリルがついてるのが少し気恥しい。
下は……やっぱりスカートかぁ。こちらも色は白なんだけど、丈が足首近くまであって、ほとんど全面がレース編みでで飾られている。まぁ、内側にペチコート(って言うんだっけ?)がついてるから下着が透けて見えるってことはないんだろうけど。
全体にいかにも「女の子」って感じで、いつものアキちゃんが着てたような、ショートパンツとかデニムのミニスカートとかのシンプルで動きやすいデザインとは正反対だ。
(もしかして、いつものアキちゃんとポジジョンにボクがいる……ってだけじゃないのかなぁ)
着替えのあとに入った「ボクの部屋」も、場所は同じだけど、半月くらい前に遊びに来た時の「アキちゃんの部屋」とは、だいぶ印象がちがうし。
なんと言うか、「お嬢様っぽい」? いや、確かに「高屋敷家の娘」なら立派なお嬢様なんだろうけど、アキちゃんの場合、スポーツが大好きで勉強&読書が苦手という性格上、あんまりそういう感じしなかったから。
う〜ん……つまりこの部屋は、「高屋敷家の娘として育った史緒(ボク)の部屋」ってことなのかなぁ。
「まぁ、いいや」
深く考えることを放棄したボクは、ピンクのカバーがかかったベッドの上に、ボフッとうつ伏せに倒れ込む。
「ふぅ……それにしてもアキちゃん、そんなに男の子の立場に憧れてたのかなぁ」
ふかふかの枕に顔を埋めたまま、ボクは力なくつぶやいた。
『それもあろうが、それ以上に「良家のお嬢様」と言う立場が嫌じゃったのだろうて』
! この「声」は……神様!?
『うむ。お主の願い事の方の"あふたーさーびす"のためにこうして念話で呼びかけておる』
よかったぁ。あのふたりがいない今なら落ちついて相談できるかも。
『嗚呼、念のため言っておくと「楠田彰」の願い事を取り消すことは、本人にしかできぬぞ? ただし、この結果を受けたうえでお主の願い事を変更したいと言うのなら、多少は考慮してやらぬでもない』
えっと、じゃあ「元の楠田文雄の立場に戻りたい」ってのは?
『あやつの願いを否定する形になるが故、無理じゃ』
うぅ、やっぱり……。
『それに、そもそもお主らの現状は、あやつと恋仲になりたいというお主自身の願い事を考慮した結果でもあるのじゃぞ』
? どういうことなの?
『お主、"れずびあん"とか百合とか言う言葉は知っておるか?』
──き、聞いたことくらいはある、かも。
『ふむ。その様子ではおおよその意味も知っておるようじゃの、このオマセさんめ』
ふぇぇ……そ、そんなコト言われてもぉ。
『まぁよい。簡潔に言えば、高屋敷晶良の恋愛対象は本来同性である女人のみじゃ。故に、そのままの形ではお主の想いが成就する可能性は限りなく低い』
ひ、低いってどれくらい?
『そうさな。柴犬が獅子と一対一で決闘して勝つくらい、あるいは御神籤で十回連続大吉を出すくらいの確率かのぅ』
それって絶望的じゃないですか!
『そのままならば、な。ただ、あの娘も、周囲の男の中でも、幼馴染のお主に対してだけは比較的親近感を抱いておったからの。時折、「文雄が女の子じゃないのが残念」と思っておったくらいじゃ』
!! そ、それってつまり……。
『そう、お主が「女子」であったなら、両想いになった可能性が高いと言うことでもある。
今、我が通力で互いの立場を交換した結果、現在お主は、周囲の認識・過去の記録・人間関係など、肉体以外の要素は限りなく「高屋敷家長女」にふさわしい代物へと変化しておる。
その流れに逆らわず、積極的に「女らしさ」を磨いていけば、同様に「楠田家長男」となったあやつの心を掴める確率は低くない、むしろ高い……というのが我の見立てじゃ』
それでもあえて男の立場に戻りたいと言うのなら何か抜け道を考えてやらぬでもないがな。
──そんな風に言われてしまっては、アキちゃんが大好きなボクとしては沈黙を守って消極的に現状を受け入れるしか道はなかった。
#以上。そしてごめんなさい。エピローグ的完結編(モウチョットダケツヅクンジャヨ)あります。Hはそちらで。今晩日付が変わる頃投下予定。
GJ!
何時もながら凄く面白いです。
もしかしてこの神様って、ナミ様と縁のある神様だったりします?
続きも楽しみにしています。
#2時間ばかり遅刻ですが、つづき。ようやっと完結です。
『十三参り』(完結編)
春眠暁を覚えずとは言いますが、いつものように6時に起きた私(わたくし)は、まだ少し残る眠気を振り払うと、白い道着と紺の袴に着替えて、中庭の道場で祖母に薙刀のお稽古を付けていただきました。
「はい、それまで。随分と上達しましたね。これなら、じきに初段のお免状が出せるでしょう」
「ありがとうございます、お祖母さま」
「だからと言って、慢心してはいけませんよ……まぁ、謙虚なあなたに限って、心配ないとは思いますけれど」
「はい、非才の身ですが、今後も精進を重ねていく所存です」
さて、お稽古が終わったら、すぐさまシャワーを浴びて制服に着替えないといけません。
今日は4月7日。春休みも昨日で終わり、今日から新学期が始まるのですから。
バスルームから出て、手早く濡れた身体を拭いてから、私は用意しておいたアイスブルーのブラとショーツを身に着けました。
中学進学と同時にブラジャーを使い始めた頃は、上手くホックがはめられなかったりと手間取ったものですが、今ではごく自然に着用することができるようになっています。
下着姿でドライヤーを手に取ると、低温風で髪を乾かします。密かに自慢の癖のない艶やかな黒髪は、以前より少し長め──おおよそ肩を覆うくらいの長さに伸ばしていますが、この程度の長さならそれほど手間暇がかからないのは、時間のない朝は有難いです。
乾いた髪をブラシで梳かしてから、壁のハンガーにかかっていたブラウスを手に取って羽織り、左前になったボタンをとめて襟元を整え、ボトムに赤を基調にしたタータンチェックのプリーツスカートを履きます。
スカート丈は膝上3センチ──校則で許されたギリギリの長さです。これでも、私服と比べると結構冒険してるんですけどね。
お友達の中には、大胆に15センチ近く短くして、さらに素足をさらしている娘もいますが、私はそんなの恥ずかし過ぎて絶対無理。制服の時は色の濃いストッキングが手放せません。
スカートと同じ赤と紺のストライプになったネクタイを締めて、最後に制服の上着を着る──前に、ピンクのエプロンを着けないと。
今日は始業式ですが、部活があるので、お昼のお弁当を作らないといけませんからね。
いつものようにお母さまに冷やかされながら、ふたり分のお弁当を作ってから、私は食卓につきました。
高屋敷家の朝食はご飯と味噌汁、プラス何かという一汁一菜の和食が基本ですが、ヘルシーでとても美味しいので、食べ過ぎないよう注意せねばなりません。
そして、朝食後に私は必ずコップ一杯の豆乳を飲むようにしています。目的は──ご想像にお任せします(ちなみに、牛乳がいいというのは迷信らしいですよ)。
洗面所で歯を磨き、眉と目元を軽くメイクして唇にはほとんど無色に近いリップを引きます。少し乱れた髪をクシで整え、ちょっと迷ったのですが、せっかくなのでこの間「彼」と行ったアンティークショップで買った桔梗を模した髪留めを付けることにしました。
自室に戻り、ブレザーを着てカバンを手にして玄関まで降りると……8時15分前。うん、ちょうどいい時間ですね。
「では、行って参ります」
両親に挨拶して家を出ると、そのまま高屋敷家から10メートル離れた場所にある「彼」の家へと向かいます。
「おはようございます、おばさま」
「おはよう、史緒ちゃん。いつも悪いわねぇ」
「いえ、私が好きでしていることですから」
すでに定番となった朝のやりとりののち、私は階段を上がって、「彼」の部屋のドアをノックします。
「アキくん、そろそろ時間ですよ。起きてください」
返事がないのもコレまたいつものコトですね。
仕方なくドアを開けて中に入り、布団にくるまってミノ虫状態になっている「彼」の身体を揺さぶります。
「アキくん! そろそろ8時ですってば!!」
「ん゛ー、も゛うほんなじかんかー……あふ。わーった。おきる」
お寝坊さんな割に寝起き自体は悪くない「彼」が起き上がったのを確認してから、私は彼の部屋を出て、階下へ戻ります。
「まったくあの子ときたら……史緒ちゃん、あんなお調子者のスットコドッコイだけど、これからも見捨てないでいてやってね」
「いえ、そんな……私の方こそ、アキくんには色々お世話になってますし」
他愛もない会話をしてるうちに、ドタタタタ……という足音と共に、学生服に着替えた「彼」がダイニングに入ってきます。
「おまたッ! 母さん、オレのメシは?」
「はいはい、トースト焼いてバター付けといたわよ」
「せんきゅ!」
トーストをモグモグ頬張ると、アキくんはそのままコーヒーで流し込みました。その所要時間僅か1分弱……もぅ、よく噛まないと身体に悪いのにぃ。
「「行ってきまーす!」」
声を揃えて挨拶してから、ふたり並んで学校──歩いて10分足らずの場所にある吾妻学院中等部の校舎に向かいます。
「そういや今日はクラス替えがあるんだよな」
「何組でしょう。また一緒のクラスになれるといいですね」
* * *
以上が、あれから3年が過ぎた私とアキくん──「高屋敷史緒」と「楠田彰」の朝の風景です。
え? 「言葉使いが随分違う」?
ええ、それはもう、高屋敷家(ウチ)の母や祖母に厳しく躾られましたから。むしろ、アレだけ厳しい両親と祖父母の元で、あんなに奔放なライフスタイルを堅持していたアキくん──アキちゃんの方が、驚異ですよ。
当然のことながら、茶道と華道、それにピアノのお稽古も、アキちゃんに代わって私──ボクが受けることになりました。
もっとも、いざお稽古の時間になると、それまで一度もやったことがないはずのそれらの知識が頭に浮かんで来たのには、ビックリしましたけど。
お稽古事だけじゃなく、人間関係についてもそれは同様で、あの十三参りの翌日、小学校に行くと、なんとなく「史緒」の比較的親しい友達(もちろん女の子)がわかったのは幸いでした。たぶん、神様のおかげなんでしょうね。
ただし、神様のヘルプもそこまでで、女の子としての日常的な知識とか、「史緒」としての過去の記憶まではなかったので、当初は色々トンチンカンなことをやってしまい、戸惑うこともしばしばでした。
その点、「彰」なアキちゃんの方はあっさり男の子ライフに順応してしまったのは……なんだかズルい気がします。
それでも、ゴールデンウィークが終わる頃には、ボクの方もそれなりに「高屋敷家の娘」としての生活に馴染み、新たな毎日を楽しむだけの余裕もできてきました。
アキちゃん──アキくんとの関係も、仲の良い幼馴染という点は変わらなかったのですが、どちらかと言うと大人しくて内気なボクが「女の子」、活発で積極的なアキくんが「男の子」と言うポジションになってから、少し変化が生じたような気がします。
具体的に言うのは難しいんですけど……アキくんが優しいというか、色々ボクのことを気遣ってくれるようになったんです!
たとえば、男子にからかわれているボクをかばってくれたりだとか。
コレって、「彼」に「女の子」として認められ意識されてるってコトですよね?
あの時は、神様の仕打ちに「えぇっ!?」と驚き呆れましたけど、結果的にはボクら、いえ私達は、こうなって正解だったのかもしれませんね。
そして、ついに今年の元旦、振袖(さすがにあの時のじゃないですけど)を着て、ふたりで初詣に行った時、アキくんから「オレのカノジョになってくれ!」と告白されちゃいました!
もちろん即効でオーケーして、私達は正式に恋人同士になったんです♪
もっとも、両家の家族も含め周囲は「とっくに付き合ってると思ってた」みたいですけど。
え? 「で、今はどこまで進んでるのか」?
ええっとですねぇ。その、私達もそれなりに好奇心(ついでに性欲も)旺盛な年頃でして……(ゴニョゴニョ)。
*God's View*
「フミ……」
「アキくん……」
とある休日の午後、楠田家の彰の部屋のベッドに並んで腰かけ、ふたりは抱き合いながら口づけを交わす。
3年前、小六の春の頃はほとんど同じくらいの背丈だったのに、今では彰は168センチに達し、逆に文雄はこの3年で3センチしか背が伸びていない。
体格の方も、中学で空手部に入って日々鍛えている彰は、引き締まってはいるものの、同年代の少年達と比べても、かなり筋肉質だ。
逆に、祖母から薙刀を習っているとは言え、文化系のコーラス部(ただしピアノ伴奏担当だが)に所属している史緒の方は、周囲の女子とかわらぬ華奢な体躯をしていた。
そのため、現在では史緒は彰にすっぽり抱きかかえられるような体勢になっている。
(うぅん……幸せ♪)
今にもゴロニャンと猫のように甘えそうな満たされた表情で彰の胸にすがりついて甘える史緒。
抱き合うだけで満足とは、この3年間で完全に乙女な思考回路に染まっているらしい(まぁ、元々そういう傾向はなきにしもあらずだったのだが)。
しかしながら、周囲の男友達とあけすけに猥談だのAV観賞だのして、年頃の男子の「性欲を持て余す」状態の彰はそうはいかない。
精神的にはともかく性的な意味でフラストレーションの溜まっていた「彼」は、ついにこの日、恋人と一線を越えることを決意していた。
そのために、わざわざ家族のいない日を選んで、史緒を家に誘ったのだから。
キスのあと、ベッドに押し倒された史緒は、少しだけ抵抗する素振りを見せたものの、「オレ、フミが欲しいんだ」と耳元で囁かれただけで、トロンとした目になって身体から力が抜けてしまった。
唇を皮切りに、頬、目尻、喉元、うなじ、耳と敏感な部分につぎつぎキスされて、喘ぐ史緒。
ペッティングの合い間に、白いロングワンピースに真紅のボレロと黒いサイハイソックスという、肌の露出の少ないいかにも「良家のお嬢様」っぽい史緒の服のボタンを、彰は巧みに外していく。
普通の男なら初体験でなかなかこんなに器用な真似は出来ないのだが、さすがに元女(いまも遺伝子的に♀なのだが)だけのことはある。
肌けた胸元から覗く白いレースのフルカップブラをずらす。
「み、見ちゃダメぇ!」
「へぇ〜、フミ、ちゃんと胸あるじゃん」
精神的な原因か、毎日のお風呂でのマッサージのおかげか、あるいは単にホルモンバランスが崩れているのか、驚いたことに史緒の胸は思春期に入ったばかりの少女くらいの隆起を見せていた。
「で、でも、ちっちゃいから……恥ずかしい、よぅ」
真っ赤になって恥じらう史緒の表情に、萌え殺されそうになりつつ、彰は乳首を露出させると、指先でクリクリといじる。
「や、やめ……ひあぁぁンッ!」
彰の指の動きにつれて、乳首が硬くなっていくのが、史緒にもわかった。
「む、胸は敏感だから、優しくして……」
涙目になって懇願する史緒だが、無論、こんな楽しいコトを彰が辞めるはずもない。
それどころか、唇を寄せて舌で乳首を弄ぶ。
「す、吸っちゃ、ダメぇぇぇ! あヒィィィンッッ!」
悲鳴のような声をあげて、クタリと脱力する史緒。どうやら軽くイッたらしい。
(まったく。身体はまだ男のはずなのに、射精(だし)もしないでイクなんて……どんだけ乙女全開なんだよ、史緒ちゃん)
「ま、そういうトコに惚れたんだけどさ」と考えつつ、彰はスラックスのジッパーを下ろし、黒いブリーフを露わにする。
「ふぇ?」
ウットリ蕩けるような表情をしていた史緒だが、前開きタイプのブリーフの前面が不自然に膨らんでいることに気付いて狼狽する。
「も、もしかして……それ、でぃ、ディルドーってヤツなの?」
「ふふっ、ま、そう思うよな。けど、ホラ、見てくれ、フミ……」
ブリーフの開口部に進入した手が何かを握るような動きを見せた。
「ま、まさか……」
ひと際濃くなる性臭。だが、それは生物的な雌が漂わせるはずのソレではなく、雄だけが持つはずの男臭い代物だ。
(そう言えば……私たち、体臭も完全に変わってしまいましたね)
現実逃避気味にそんなことを考える史緒の眼前に、ソレがぷるんと躍り出た。
ソーセージのような色と形を持つ肉の竿。先端はかえしが段差になって、傘を開く前のキノコのように膨らんでいる。
紛れもなく、それはペニスと呼ぶべき代物だった。本物の男根と違い、先端部に鈴口は開いていないし、大きさも小学生並のサイズだが、雄々しく硬く勃起しており、性器としての役目は十分果たせそうだ。
「これはね、クリトリスだった部分が肥大化したモノだよ。よく育っただろ? 他の男子のチンポを見た限りでは、感度も機能も本物と変わらないと思うよ」
「な、なんで……」
「たぶん、例の神様のサービスなんじゃない? けど、中学入った頃から、コレが育ってきたおかげで、オレ、完全に男として生きてく自信ができたし、結果オーライじゃないかな」
説明しながらも、彰はその男根モドキをしごいて、さらに大きく膨張させる。
ベッドの上で、いともたやすく史緒の身体をクルリと裏返すと、うつ伏せにした姿勢からスカートの裾をめくり上げ、「彼女」の下半身をあらわにする。
「こ、こんな姿勢、恥ずかしいよぅ」
涙目の恋人の抗議も聞き流して、彰は純白のショーツに包まれた史緒の尻をじっくりと視姦する。
「フミはお尻も可愛いなぁ。真っ白で、プニプニしてて、完全に女の子のヒップそのものじゃん」
突き出された柔らかそうな尻肉に目を細める彰。
その視線を感じただけで、史緒の体内に、全身の血が沸き立つような羞恥と蕩けるような快感が同時に湧き上がった。
「とは言え、そろそろオレも我慢の限界かな。フミ……ひとつになろう」
ショーツを下ろし、形の良い尻肉を彰の手が掴んで、史緒の臀部を固定する。
恐怖か期待か、あるいはその両方か、震える白桃の谷間に、ズズッと男根化したクリトリスが突き入れられた。そのまま小さな肉塊が、敏感な蕾に押しあてられる。
「や、やっぱり、だめ。こ、こわいよぅ」
この土壇場で、史緒は後背位の体勢に固定されたまま弱音を漏らしたが、ここまで来ては彰も引くに引けない。
「わりぃ。さすがにもう止めるの無理。このままフミの処女もらうな」
腰をつかむ指にさらに力がこもり、「少年」の腰がグッと押し出された。赤く尖った勃起物の先端部が、固く閉じた菊花をじわじわ押し広げていく。
「ぅ、あぁぁぁ……い、いたぃから、もっとゆっくり……」
さすがに観念したのか、拒絶する言葉はもう口にしないものの、いまだ「少女」は辛そうだ。
我知らず力んでしまい菊門の括約筋が閉まり、そのせいで余計に痛みを感じるという悪循環を生んでいる。そのあたりは、本物の女性の初体験と相通じるものがあった。
しかし、菊花を狙う彰の疑似男根の圧力は想像以上に粘り強く執拗で、また、どのような原理なのか疑似ペニスの表面を覆うヌラヌラした粘液が潤滑剤の役目も果たし、ついに史緒の無意識の抵抗も突破されることとなる。
「かはッッ……!」
いったん受け入れてしまうと、緊張が解けたのか下半身が弛緩し、思ったほど強い痛みは感じなかった。むしろくすぐったいような妖しい快感が尾骨をくすぐり、史緒の抵抗力を削ぐ。ほぐれつつある肛門粘膜が、徐々に内側に押し込まれ、開かれていく。
「うああぁぁ……ダメ……壊れる、おしり、こわれちゃうぅぅ!」
「ほら、余分な力を抜いて。痛いだけの初体験なんて、フミもヤだろ?」
彰は、腰を折って上体を傾け、身を乗り出すようにして体重をかけていく。メリメリと菊門が押し開かれ、ついに先端のもっとも太い部分がズブリとアヌスに沈み込んだ。
「ひはあぁンッッ!」
汗に濡れた史緒の顔がのけぞる。ついに恋人に「処女」を奪われたのだという実感が、喜びとも悲しみともつかない感慨が心の中に広がって行く。
体内に挿入された異物に史緒の身体が少しずつ馴染んだ頃、みはからったように彰が腰をさらに前へと押し込み始めた。
「うわー、何これ……これがフミの体内(なか)なんだ……あったかくて……すごく持ちいいぜ」
柔らかな直腸粘膜に己が分身を包まれて、彰は陶然とした声を上げた。
小さい頃から、ずっと男になりたかった。「どうして自分にオチンチンがないのだろう」と嘆いたことも一度や二度ではない。
3年前、楠田家の「長男」になってからは、このままいつかはお嫁さんをもらいたいと夢想した。中学生になり、いっぱしの性知識を得てからは、男として女を抱いてみたいと、悶々としていたことも多々ある。
そして今、もっとも愛する者相手に、ついにその願望が実現しているのだ。
疑似的とはいえ形成された「男根」の先端に感じるとろけるような熱さは、妄想していた以上に素晴らしい感触だった。
「うう……アキくぅん……も、もう、ちょっと……手加減して……あふぅぅン!」
痛みはさほどないものの、体内に熱く灼けた鉄杭を突き込まれたような違和感に、史緒は身体を震わせる。ベッドについた手足が突っ張り、指先までが強ばっている。
そして──ついに、彰のモノが根本まで史緒の体内に姿を消し、「少年」の下腹と「少女」の
柔尻がぴたりと密着した。
「はぁはぁ……や、やっと全部入ったぞ、フミ」
「う、うん……わかる、わかるよ。私の中に、アキくんがいるのを、感じる」
しばし動きを止め、感動したように微笑むふたり。
──とは言え、いかに「憧れの初体験達成」とは言え、そんな状態で止まれるワケもなく。
「ふぁ……あっあっ、あひぃンッ!!」
「お、ようやくフミも感じるようになったのか。よかった」
「ち、違う、もん……感じて……悦んで……なんて……いません」
「えー? じゃあ、ココをこうしたら?」
ズニュッ! ぬちゃ……ぬちょ……グイッ!
「そ、そんなのダメっ……ああぁ……い、イイッ!!」
「さらにさらに、膨らみかけのオッパイをサワサワーっと揉んだりなんかしちゃって」
「あぁああ…む、胸が…………も、もう……やめてぇ!」
恋人の指に摘み上げられた史緒の乳首は痛いほど尖りきり、女性と同等以上に鋭敏な快楽端末と化している。
「だが、ことわる!」
楽しそうに彰が宣言し、澄んだソプラノで悲鳴(あるいは歓喜の声)を上げ続ける「彼女」の後で、「彼」の身体がよりいっそう激しく律動する。
パンパンパンッ! と肉同士がぶつかる音が響き、絶え間ない抽送を受け続ける史緒の体内からは、いつしか体液が滲み出し、ふたりの接合部はグチュグチュと湿った音を立て始めていた。
「あああああっ! あっ、あっ、あっ……あっ……ああ…ぁ…ぁぁぁッッッッッッ!」
……
…………
………………
──ふぅ。
久しぶりにイイモノ見せてもらったわい。
ま、これであのふたりは今後も「らぶらぶはっぴー」な毎日を送ることじゃろうて。
無事結婚まで漕ぎ着けた暁には、水天宮あたりに頼んで子宝でも授けてやるとしようかの。
-おわり-
#以上です。どうもエロシーンが浮いてしまったのはご愛嬌。つか、神様がデバガメするのはどうかと(笑)。
#
>>387 YES。ナミ様は、こちらのスクナ神の分霊です。分身と元というか、子と親というか、部下と上司というか、まぁそんな感じ? 故に、ナミに出来ることは全てスクナ様にもできます。
#とりあえず、本作はここまで。長らくお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
GJ!
大変美味しく読ませて頂きました。
ご馳走様でした!
周囲の誰もが主人公の女装を知らなかったり、
あるいはヒロイン(+身内)だけが知っていたり
……というのが従来のパターン。
それをひっくり返して、
「主人公だけが、自分が女装していると知らない」
という話はどうだろう?
ケースとしては、
1.自分のことを女の子だと思い込んでいる
2.自分は男だけど、ソレが普通の服装だと思い込んでいる
という2パターンが考えられるか。
いずれにしても世間知らずってレベルぢゃねーけど。
山奥の隔離された村落とか、宗教集団の生神様扱いされてる
巫子とかありうるか?
そこに外部から来た主人公がアプローチして……とか。
女装山脈だな
>398
!
それは……言われてみると確かに。
ちくしょ〜、折角新しいパターン考え付いたと思ったのに。
こういうのは大概、
「○○という新しいシチュエーションを思いついたんだが」
「それって××のこと?」
の応酬になりやすいよなあ。
まぁおおよそ考えられるほとんどのパターンは出尽くしていると言って過言じゃないからな
細かい味付けでオリジナリティを出すしかあるまいさ
ものすごい中二設定とか世界観を大きくすればおk
ベタはベタで味わい深いけどね
良妻賢母を育てる事で定評のある男子高とか
>>403 その設定を広げると……。
──時は21世紀末。2050年代半ばより謎の奇病によって、極端に女性が生まれにくくなった時代。
男女比率100:3という状況のため、貴重な女性は政府によって隔離保護され、
籠の鳥である代わりに物質的に大変優遇されている(代わりに、15歳に達すると毎月卵子を採取される)。
その結果、一般社会には生物的な人間の女性(メス)が存在しなくなってしまった。
だからと言って、世の男性の性欲がなくなるわけではない。むしろ、手が届かないからこそ憧憬の念は強まる。
この時代の男性のとるべき道は主に2つ。
1.「パートナー」と呼称される高度なメイドロボ(セクサロイド機能付き)を購入する。ただしバカ高い(高級外車並)。
2.「フェミニン」と称される存在を娶る。もしくは自らがなって嫁ぐ。
「フェミニン」とは、今で言う男の娘のこと。
ただし、全裸にでもならない限り、普段の見かけは完全に20世紀以前の女性そのもの。
「フェミニン」は政府公認資格でもあり、三級乙種から一級甲種までの6段階に分類される。
「フェミニン」有資格者のみが公的な場での女装を許され、また公式にも「女」として扱われるのだ。
一級甲種ともなれば、引く手数多で「嫁ぎ先」もよりどりみどり。
そしてここに、淑女教育を謳って、優良「フェミニン」資格者育成に定評のある、ひとつの名門「女子」学園が存在した……。
こんなところか? シェアードワールド的に色んな人が書くと、おもしろいかも。
ネタやプロットはあるけど書くのめんどくさい。
自分で書くの嫌だから人に書いてと言う。
世の中にはそう思っている奴らでいっぱいさ。
俺もそうだw
思いついても作品なんて書けた事がないww
とりあえず筋書きだけ走り書きして後でチンコギンギンにして仕上げればおk
>>406 女はどうするんだ?
あそこを濡れ濡れにするのか?
まずは女装だ
話しはそれからだ
男女の役割分担が逆転した世界観も良いのかな?
女が働き、男が家事
とか?
いいと思うけど、それが当たり前な世界だと面白くないかも。
それに女性が社会で働いて男性が家の仕事とか無いわけじゃないし
役割が代わっても女装や男装はしないと思う。
シチュエーション的に美味しいなら、亭主関白な夫婦が役割交換して
服も立場も全部交換して、女装で恥ずかしい夫に女言葉使わせたり、
買い物に行かされて羞恥にさらされるとかそんな感じだったら良いな。
あ、その妄想を書くんだとかのコメはいらないから。
ただの妄想を一々文章におこさなきゃならないなら、気軽に書き込みする気もなくなるし。
そうなのですね?
その妄想を書くんだ
>>412 嫌がらせか?
そんな貴様はスク水女装で寒中水泳をして来い
旧式か?旧式なのか?
女装に限らず男性は旧型スクール水着とかブルマみたいに今は使われていない衣装好きだよね。
ブレザーよりもセーラーの方が良いって言ったり、
子供服でも昔のエンジェルブルーとか古いタイプのメゾピアノが好きみたいだし。
最近知ったけど可愛い女の子的女装の定番と言えばピンクハウスっ言うブランドだったんだってね。
露出無くしてフリルやレースでボリューム出して体型を誤魔化す感じでコーデすると確かに良いかも。
そう言う女装の方が皆さんは好きなのかな。
皆さんは好きな女装ファッションってあります?
ファッション云々じゃなく、女装でエロければOK
細かい事はいいじゃないか
そうだな
こだわりすぎもなんかウザイ
ファッションというぼと細かくないけど、個人的には、
メイド服・ナース服・女子学生服
による女装が出る作品は好物。
それぞれ「奉仕」「健診」「少女」を連想される衣装(コス)でもあるし。
無論、単純にエロい下着や水着姿もイケるし、
巫女服・シスター服の「清楚・神聖・処女性」というのも、
逆にそれを男が身に着けることで興奮するシチュではあるかな。
エロだと女装とSMって切っても切れない関係のような気がする
女装=恥ずかしい
そこがポイント
特に、女装を恥ずかしいものにさせなくても、大丈夫ですよ。
男を相手に、誤解させて振り回し、初夜でバレさせて。
とか、
女子の中に入って信用させて、片端から妊娠させて
とか、
有りますよ。
男の娘と違って、最初に種明かしをしないのです。
例えば、1〜2歳違う姉弟で
両親の都合上、別々に生活させられ、
でも弟は姉を追い掛け同じ高校に入学。
姉は久し振りの再開に期待するも、入学式に見かけられず、ショック。
ただ、教室はわかっているから行ってみたら、女子の制服を着た子が、
「おねいちゃん!」
と抱き着いて来て
「ボクだよ。弟だよ。
今まで会えなかったから、おねいちゃんを思って、ずっと、女の子の格好や言葉で、おねいちゃんを想像してたの。」
と言う。
一人暮らしだという。
数日後、学生向けのアパートに行くと、女の子よりも女の子の部屋。
しかも、料理か上手。
でも、男だった。
数ヶ月経ったとき、
なぜか、2年、3年の女生徒からは、オモチャにしたい男子の一番で、
また、同学年の男子からは、万が一のときも避妊がいらないせいか、彼女にしたい子のNo.1
下駄箱ラブレター枚数がトップ。
それを見て、その場で衝動的に押し倒し、唇を奪い、下半身を合体させてしまうおねいちゃん。
お互いにスカートだから、パンツのクロッチをずらすだけで、合体完了。
放課後の群衆環視の中での神聖な営み。
結果、おねいちゃんは、淫乱な子として、そういうシュミの男子からは大人気。
お金を支払ってまで、押し倒され、初めてを奪って欲しい男子からは引く手あまた。
女装弟は、姉に強姦された哀れで可哀想な子、で、さらに人気ものに。
こういう話とか、お嫌いですか?
あとは、妹が欲しい兄のために、女装する弟。
とか。
妹のために兄が女装とか。
ファッションというか、ウェディングドレス着せられて〜ってのに萌える
相手は女でも男でもどっちでも
>>421-422 急いで本編執筆に戻るんだ
姉が欲しい妹のために女装、ってのは以前あったな
ウェディングドレスはロマンだよね
遅筆で、書き掛け、中途半端な投下は、沢山有るよ?
ウエディングドレス?
兄弟で、8〜10歳くらい違う。
兄は、高校卒業し就職。給料の大半を弟の服にしてしまう。
弟が小学生の頃には、ウイッグ、ヘアピン、Tシャツやブラウス、スカートにソックス、靴、などだったが、
弟の髪型を、少女のそれにし、
中学生の頃には、ワンピースやネグリジェなど、下着類なども買い与え、着せる。
中学の制服や体育着、水泳着も買い求め、通学や家族が参加出来る、体育祭などで着るようにいう。
16歳の誕生日には、オーダーメイドのウエディングドレスをプレゼントする。
弟が着ると、辛抱出来なくなった兄は、その場で押し倒し、弟の尻穴に、股間の凶悪なモノを押し込む。
あまりの痛みに、泣くことの出来ない弟と、無理やり、深く抜き差し、白濁の粘液を奥に噴射する兄。
弟の尻穴は壊れてしまい、その時からオムツの日々。
とか?
ドレス職人のおじちゃんと甥っ子ちゃん。
おじちゃんが服を造るが、リボンたっぷりな、ヒラヒラな、服ばかり。
しかし、街行く人たちから、かわいい、かわいい、と、誉められるから、喜んで着る。
小学生、中学生、と、やはりおじちゃんの服ばかり。
お母さん、(つまり、おじちゃんの妹か姉か)からすれば、服を買わないで済むから、その分を、食費や学費に出来る。
そして、18歳になった時、ドレスが届く。
とか?
パパやママ。実の両親でも、継の親でも、祖父母でも、
おまじない、とか、信心深く、で、幼児の男の子に女の子の服を着せるとか、あった気がする。
オトコの娘なのか男の子の女装なのか?
妄想だから、実パパが女装した男の子にウエディングドレス着せて、優しく抱いて、口と尻の処女を奪うのも有るのかな?
パパと実娘、ママと実息が有るから、パパと女装実息子も許されるはず。
ここは♂×♂もアリ?
あり、だろう。
男の娘スレに投下しても良いよ。
幼なじみに再開したら、女装していて、しかも、可愛すぎ。
思わず、おそいました。
とか?
最初は無理矢理だったけどあまりにも掘られるのがきもちよくてハマってしまうとか
オカマとニューハーフと男の娘と女装子の明確な違いって何?
ここでそんなこと議論してどうすんの?
釜鍋板にでも行って思う存分話してこい
イベントに行った時、コスプレイヤーが今日は女装と言っているのを聞いて
見て見るとどう見ても女性にしか見えなくて、声も女性だったのでレベル高いな
とか思っていたら、その人本当に女の人でした。
女の人が女性の衣装を着るのも確かに女装で間違っていないけど、紛らわしい。
でもコスプレから入って女装にハマる少年の話しとか定番だけど好きだな。
強制ものにすると、強引に女の子キャラのコスプレをさせられたうえに、
元の服を隠されてて、代わりに用意されていた服が女物だったりとか。
何気に妄想した。
>元の服を隠されてて、代わりに用意されていた服が女物だったりとか。
わぁい 七号から連載のが、そういう始まりです。
メジャーリーグでは新人の着替えが女物に代えられているのは通例であるよな
水泳部で同じ洗礼があったら面白いのに
下着まで全部女物で、仕方がなく着たら実はそれは先輩のもので
自分の服を着た先輩が登場
いま着ているのが先輩の着用済みだと聞いて、
恥ずかしがっている所を先輩に弄ばれ
最終的には先輩の競泳水着を着させられて倒錯エッチする
そんな妄想をした
>>434 ナイス妄想! それをより克明にテキスト化するんだ!
これは、妄想の嘔吐物です。
清書や克明なテキスト化、などは、一切行いません。
また、そういう、指示や願い出などは受け付け致しません。
元ネタは、誰かさんの妄想。
小学生入学の直前の秋。
親戚だか親の知人だかわからないが、女の子が来た。
いもうと、らしい。
誕生日は約9か月違いの同学年。
本当の親やお姉ちゃんに会いたい、男の子なんて嫌い。
と、怒ったり、泣いたり。
男の子のオモチャや遊びは、嫌がる。
しかし、魔法使いの女の子の漫画や話は好き。
服や鏡、ステッキ、などで、一人で遊ぶ。
男の子、お兄ちゃん?、としては、なんとか遊んで欲しい、
ママにお話し。
ボクが女の子みたいになったら、遊んでくれるかな?
女の子の服、女の子の言葉、そして、女の子の遊び。
うざいやつだな。
「執筆活動に戻れ」とかいうレスはネタに決まってるじゃねえか。
プロット的なものが投下された時のお約束だよ。本気にするな。
…ま、それで実際に作品が投下されたら、それはそれで嬉しいけどさ。
出費津にもどれ
克明に文章化
ネタ?
お約束?
気にするな?
そういう反応が、書く気持ちを折るの。
「いますぐ執筆活動に戻るんだ!」
=その妄想は大変にGJなので、ぜひともSS化してください。お願いします!(意訳)
……って意味(つまり最上級に近い賛美)だと自分は思ってたんだけど、違うの?
やべぇ〜、てっきりそうだと思ってこれまで調子に乗ってSSとか書いちゃってたよー
恥ずかしいなぁ(棒読み)
>>438 何のキャラクターを演じているか知らないが、その文体も萎えるぞ
普通に命令口調に感じる様な上から目線のコメントは嫌だと言えばいい
自分の書き込みに偉そうに書けとか言われるのが嫌なんだろ?
だがここは2chなのである程度はあきらめろ
ところで
>>436は今までどんな話しを書いた作者なんだ?
興味があるので話しのタイトルとか、何スレ目のどこにあるとか教えて欲しい
>>439 そう思っておk!っていう人はそれでいいんじゃない?
>>436、438みたいなのは、
>>437のように考えて無視してればいいと。
だって、実際に文章化して、賞賛されなかった人って居るかい?
30とか56を書いたの。
書けとか、いわないで、ちゃんと感想をいって欲しい。
書けとか、いわれたら、嫌な気持ちになるの。
釜言葉気持ち悪い
あなたは無理して書かなくてもいいと思いますよ
>>443 本当?
SSの後書きとか見ると全然文体違うんだけど・・
もし本人さんだったらごめんなさい
あの、すいません。
>>30の優也くん家のお姉さんと
>>56の花火と浴衣と彼女のお願いを書いたのは私なのですが…。
トリップが無いので証明は出来ないのですが、このお話しはホームページにも載せています。
>>443の書き込みは私ではありませんので、皆さん誤解をされないで頂けると助かります。
あと、ちょっと私的な宣伝ですが二次創作で「DOG DYASでエロパロ」スレに
女装ものを投稿させて頂きました。
相変わらず進歩のないお話しですが、よろしければ見て頂けると大変嬉しいです。
>>446 すまん
ちょとからかってみただけだ
484もすまん
>>447 洒落にならない事もありますよ。
それは荒らし行為だと思います。
人に迷惑をかけてふざけるのはいけない事です。
今後はそう言う事は止めて下さいね。
女装、というと、
逃亡のための変装
とか
刑事警察機構での、おとり捜査員
とか
そういう話はダメです?
または、
どこかの地域の政府地下組織で、商品として、洗脳とか遺伝子操作で、大量生産とか?
「ポートタウン・ジュリエット」とか「テロル・イン・パープル」は、かなりの名作だったなぁ。
これだけあからさまな自作自演があってもほとんど何も言わないとは
お前ら紳士だな
すごいスルー力だよ
普通だったら祭りになっているところだ
やっぱりあれか?
女装は紳士の嗜みなのか?
何か言う事は?
まずは女装だ
話しはそれからだ
#短編投下〜!
#どこかで見たような設定なのは、作者の発想が貧困ってコトで。
『アナタ好みのパートナー』
「じゃあね、亜理紗。本当に送っていかなくていいの?」
「うん。わざわざ悪いし……それじゃあ、またね」
玄関先で、手を振って彼女と別れる。
彼女の名前は新藤亜理紗。僕と同じ中学のクラスメイトで、駆け出しのアイドルだ(芸名は「神堂ありさ」)。
元々、とあるティーン向け雑誌の表紙モデルとしてこの業界にデビューしたんだけど、予想外に人気が出たので、事務所の方針でモデルからアイドルに転向したらしい。
僕と亜理紗が出会ったのは、ふたりともまだ中学に入ったばかりだった去年の今ごろ。
芸能事務所をやってるウチのお母さんからの依頼(当初予定してた子が急病で来れなくなった)で、不本意ながら僕が、撮影モデルの代役を務めることになったのがキッカケ。
──うん、まぁ、大体予測がつくとは思うけど、その時の僕、女装させられてました。
自分で認めるのはシャクだけど、僕って元女優の母さんに似て結構女顔だし、体格もあまりいい方じゃない。だから、人手が足りないときは、時々ピンチヒッターとして女児モデルとかに駆り出されるんだよね。
そういう時のために、わざわざ本名の「白川洋司」じゃなく芸名の「江本つかさ」で事務所に登録してあるし(ちなみに、「江本」はお母さんの旧姓。「社長の姪」ってことになってるんだ)。
で、その時の撮影の相方(と言うかメイン)がデビューしたての亜理紗だったってワケ。
その時、向こうは僕の正体(男)を知らないまま仲良くなって、メアド交換したり、亜理紗のオフの日に一緒に遊びに行ったりしたんだ──僕の方は、「つかさ」として女の子の格好したままで。
当時の亜理紗は軽い男性恐怖症気味なところがあったからね。
で、紆余曲折の末、僕が本当は男だと告白して、恋人になりたいってことも一緒に告白。ダメ元であきらめてたけど、亜理紗は真っ赤になりながらも、「つかさ」じゃなく「洋司」としての僕を受け入れてくれたんだ。
それから1年あまり、僕らの「おつきあい」は続いている。僕らの歳ではちょっと早いかもしれないけど、時々、お母さん達の目を盗んで、ヤることもやってるワケだけど……。
最近、ちょっと行き詰まり気味なんだよね。
いや、決して亜理紗に飽きたとか、ましてや嫌いになったってワケじゃないんだよ?
ただ、一応、彼女は現役アイドル(それも徐々に人気が出始めた)だから、おおっぴら外にいっしょに出かけるワケにもいかない。基本的に僕ん家(=事務所の社長の家)に来て、おしゃべりしたり、一緒にご飯食べたり、ゲームしたりくらいしかできないんだ。
まぁ、学校が同じで今年はクラスも一緒になれたのが救いだけど。
そうなると、デートとかがどうもマンネリ気味なんだよね。亜理紗自身、内気でおとなしい性格なんで、あんまり自己主張しない性格だし。
そもそも芸能界ってすごくシビアな業界だし、性格的に亜理紗に向いてないんじゃないかなぁ。このままじゃあ、嫌味な先輩とかにいびられて、ヒドいメに合うんじゃないかと、彼氏としては心配だよ。
だから、彼女が帰ったその時、玄関先で僕はふと溜息まじりに呟いたんだ。
「亜理紗が、もうちょっと……ううん、それなりに積極的になればなあ」
──その願い、叶えて進ぜよう……
どこかから、そんな声が聞こえたような気がした。
「えっ?」
キョロキョロと辺りを見回してみたけど、誰もいない。
気のせいかと思って、そのまま部屋に戻り、何だか無性に眠かったからベッドの上に寝転んでうたたねししちゃったんだけど……。
後から考えれば、その「声」の意味するところを、もっと真剣に考えておくべきだったのかも。
……まぁ、所詮は後の祭りなんだけどさ。
* * *
そのまま眠ってしまったのだろうか。目が覚めると、部屋の中も外もすっかり暗くなっていた。
まだ眠い目をしばたたかせながら、起きようとした彼は……けれど、それが果たせなかった。
幸い首から上は自由に動かせたので、何とか状況を掴むことはできた。
清潔に片付けられた、どこからか甘い匂いがする少女の部屋。
何者かによって、この見知らぬ部屋に運び込まれたのだ。
──いや、本当に見たことがなかったろうか?
少なくとも一度だけこの部屋に招かれたことがあるような……。
頭の片隅で警鐘が鳴るのを感じつつ、彼はロクに動かせない自分の身体に視線を落とす。
フリルの多い、白いワンピースを着せられていた。服の下の感触からして、ご丁寧に下着まで女物に着替えさせられているらしい。スカートの裾から覗く足先も白いニーソックスに包まれているようだった。
それだけならまだしも、その格好のまま、ベッドに手足を縛り付けられているのだ。ちょうど両手両脚を対角線上に四隅の脚に括り付けられている。
ミニ丈のワンピースは少し動いただけで、ショーツまで見えてしまいそうだ。
「……あ、目が覚めたんだね。おはよう、つかさちゃん……」
信じられなかった。信じたくもなかった。
そこにいたのは、ちょっと内気で恥ずかしがり屋だけど、優しくて控えめな彼の恋人──亜理紗だったからだ。
彼女の手が、優しく彼の髪を撫でる。
それは、普段の甘えがちな亜理紗に似合わぬ、年上めいた仕草だった。
「あ、亜理紗……やめてよ。どうして僕にこんなコトするの?」
彼女は、どこからもなく取り出した鞭で彼をピシャリと打った。
全身に電撃のような痛みが走った。
「つかさちゃんは女の子なんだから、『僕』なんて言っちゃダメよ」
「ぼ、僕は男だ!」
再度彼女の鞭が彼を打ちすえる。
「いいえ、つかさちゃんは女になるの。白川くんが私にしてくれたようにね……」
たった二度の打撃。それでも、か弱い女の子がふるった鞭によってもたらされたとは信じられないほどの痛みを感じて、彼は観念するしかなかった。
知らず、青ざめているのが自分でもわかる。
「──つかさちゃん。怖いの? でも……そっちのほうが好都合ね」
「ぼ……アタシをどうするつもりなの。これ、解いて。帰して、帰してよ!」
不覚にも涙声になった。恐怖のあまり、涙が止まらなくなった。
「泣くほど怖がることはないのよ。いまに私だけじゃなくて、つかさちゃんもタップリ楽しめるんだから……」
彼女がゆっくりと近づいてくる。彼は無駄だとわかっていながら体を揺さぶって逃れようとした。
「ち、近づかないで! 離せ! 離して! ぅあああああっ!!」
彼女がガッチリと彼の腕を掴む。女の子とは思えない力の強さだった。
そのまま馬乗りになってくる。
「やっぱり可愛いわ。つかさちゃん。このまま大人になったらすごく綺麗になれるわね。
でも……うふふ、私、そんなに待てないの。だから、私が今、大人にしてあげる」
「や、やめるんだ! やめろ! やめてよ……」
彼の哀願も、彼女がごそごそと何かを取り出して顔に突きつけると、悲鳴に変わった。
「ひぃー!!」
迸る悲鳴を、彼女の手が塞いだ。
「静かにしてね。あんまり騒ぐと、また鞭を御馳走しなくっちゃならないから」
「ん、んぅ!」
彼は涙目で必死に頷いた。またあの痛みを与えられるのはたまらない。
彼女は彼の反応を楽しみながら、腰につけたペニスバンドを目の前にかざしてゆらゆらと動かす。おぞましいと思いながらも、彼の視線はついそれを追ってしまっていた。
彼ももちろんその道具の近い道は知っている。亜理紗と「初体験」する前に、その手の本で色々知識を集めたからだ。
それは、本来、女性が女性と繋がる時に使う道具であったはずだ。
だが、彼は──こんな格好させられているとは言え、男だ。
たとえ、女顔で、14歳になってもロクに声変わりしてなくて、成長期なのにちょっと身長が伸びたくらいで全然筋肉がつかなくても、彼の股間には男性特有の突起がある。
なのに、どうして……。
(ま、まさか……まさか!)
自分にもひとつだけソレが入るだろう場所がある事に思い至って、彼は血の気が引くのを感じた。
さして経験のない彼には、目の前の奇妙な玩具が自分の小さな菊穴に入っていくなんてことは、どうしても信じられない。想像すら出来ない──いや、したくなかったのだ。
「これ、通販で買ったの。ピンク色で、とってもかわいいでしょ?」
彼女が微笑む。
「これで、存分につかさちゃんを可愛がってあげるね」
彼の視界の中で、彼女のそれがふてぶてしく反り返る。
先端部は、「本物」と違って入りやすいよう先細り構造になっていたが、だからこそ確実に彼の内部へと潜り込み、体内を蹂躙するに違いない。
「時間はたっぷりあるわ。思い切り、楽しみましょ」
彼女は彼の首筋に舌を這わせ、腰に手を回して体を密着させる。
尻から腰、脇にかけてゆっくり、それでいて触るか触らないかくらいの力加減で全身を撫で回した。
「あ、あ、亜理紗……亜理紗ちゃん、やめて……」
彼は力なく彼女の名前を口にした。くすぐったさのせいか、全身に力が入らない。
亜理紗は視線を「彼女」のワンピースの胸に向ける。
あっ、と思ったときには、胸に両手を当てられていた。
「つかさちゃんのおっぱい……小さいけど……柔らかいね……」
嬉しそうに笑いながら、「彼女」の胸をゆっくりと揉みしだいていく。
密かなコンプレックスのひとつでもある、たくましさが欠片もない胸部を女の子のように弄ばれて、「彼女」は屈辱に顔を曇らせた。
「……ぼ、ボクは男だよ……」
「ううん、つかさちゃんは女の子よ。私の可愛いかわいいカノジョなの……」
亜理紗は目を細めながら、ワンピースの胸のボタンをふたつみっつ外す。
少女らしいシンプルなデザインの白いブラジャーが露出した。
「あは、こんな小さなブラじゃおっぱいが窒息しちゃうかもね。助けてあげなくちゃ」
「あ、あ、あ」
ブラジャーが下から剥き上げられた。プルンと若々しい弾力を持った思春期特有の胸板が露わになる。
まだ外されていないブラジャーのワイヤーに押えられて、苦しげに飛び出すような形になったそこは、まるで本当に膨らみかけの乳房のように見えた。
薄い桜色の乳輪がぽってりとふくらみ、その上に小指ほどもない小さな乳首が持ち上がっている。
「うふふ、綺麗な色ね。いじめ甲斐がありそう」
亜理紗の口が「彼女」の胸に吸い付いた。丸ごと口に含み、ゆっくりと舐め回す。
ちゅーちゅーと乳首を吸い上げ、下でこねくり回す。
「ぃ、いゃああああ!!」
たまらずに悲鳴をあげる「彼女」。頭ではわかっていても、身体が抑えることが出来ない。
亜理紗はうるさそうに目を細めると、つとベッドの下から拾い上げた布切れを猿轡代わりに「彼女」の口に押し込む。それは、間違いなく亜理紗のショーツだった。
「む、むぅぅぅぅっ!」
恥ずかしさと恐怖、そして屈辱が「彼女」を襲う。
まるで自分が本当に女になって男に犯されているような恐怖に襲われていた。
しかも胸を揉み、乳首にかじりついているのは、自分に従順だったはずの恋人の女の子なのだ。驚天動地とはまさにこういう事態を言うのだろう。
(ど、どうして! どうしてみんなコトに……ひっッ!!」
「彼女」の自問は、自らが挙げた悲鳴にかき消されてしまう。
亜理紗の手がプリーツスカートを捲り上げ、ショーツを撫で回し始めたのだ。
「きれいな脚ね。ミニスカートはいたら、街中の男の子の視線は釘付けよ♪」
にこやかに微笑みながら、亜理紗は「彼女」の股間にするすると指を滑らせていく。
大の字に広げられた「彼女」の脚は、侵入してくる指を拒むことも出来ない。
「──うふふ。やっぱり女の子は、かわいいパンツをはかないとね♪」
以前、亜理紗が履いていた記憶のあるショーツを、「彼女」は穿かされている。
そう、初めてこの部屋でふたりがひとつになった時に亜理紗が履いていたモノを。
それが意味することは……。
亜理紗の指がショーツの股間の布地をさすりあげ、膨らみに沿って何度もなぞり上げた。
「あぅっ!」
「彼女」は小さく悲鳴をあげて全身をよじろうとした。
「あらぁ? ココは男の子なのね」
ショーツの中身はすっかり堅くなり、亜理紗の手の下で脈うっているのを感じる。
「つかさちゃん、実はこうなることを期待してたんでしょ?」
膨らみを撫でながら亜理紗が笑う。猿轡でしゃべれないと気づいたのか、ようやく口からショーツを出してもらえたが、「彼女」は弱々しく首を横に振るばかりだった。
「あ……亜理紗、ちゃあん……なんだか怖いよぉ……」
「彼女」は思わず女の子のような口調で弱音を吐いてしまっていた。
「ふふっ、素直じゃないのね。そんなこと言ってしっかり堅くなってるじゃない。
かわいい子……。食べちゃいたいくらい……」
「あっ……うっ……」
叫ぶ間もなくのしかかられて、「彼女」の唇は亜理紗の形の良いピンク色の唇で塞がれていた。
防御する隙も与えず、生暖かな感触とともに舌先が口腔に侵入してくる。
舌が絡めとられて弄ばれ、亜理紗の柔らかな口の中に吸い込まれた。
ちゅうちゅうと音を立てて吸い立てられるままに、「彼女」は弄ばれるばかりだった。
「うふっ……これで、「つかさちゃん」のファーストキスの相手は私だからね♪」
亜理紗とキスするのは初めてではなかったけれど、女装した格好でキスをされるのは、当然、未体験だ。
男としての誇りを踏みにじられたような気分だった。
亜理紗の方から口を塞がれ舌を吸い尽くされる屈辱に、「彼女」は泣きそうになっていた。
とろとろと唾液が送り込まれてきた。息苦しさと羞恥をおぼえたが、口を塞がれている「彼女」はそれを飲み下すしかなかった。
「どう? おいしかった、つかさちゃん?」
「うっ……やだっ……もぅやだよぉ……」
身動きできない状態で、肢体を震わせながら目尻に涙を浮かべつつ「彼女」は訴える。
あまりの屈辱とショックに、すでに意識が朦朧とし始めていた。
亜理紗が最後の扉を脱がせにかかっているのを、「彼女」は他人事のように見ていた
(……ああ、ショーツを脱がされないよう抵抗しなくちゃいけないのに……)
どこか第三者的な思考しか出来なくなっていた。
亜理紗は「彼女」のショーツの両サイドを掴むと、一杯に持ち上げた。おとなしいローレグのショーツが股間に食い込んでいく。
さらに伸びきって細かくなったフロントの布地をぎゅっと握ると、思い切り絞り上げた。
紐のようになったショーツの脇から、「彼女」の性器はすっかり露出している。
「あら、あんまり大きくなってないわね……ま、でもその方がいいかしら」
亜理紗はソレを引っ張ったり、しごくように上下にさする。
「んんんっ!」
「彼女」は言葉にならない苦痛と……密かな快楽をおぼえた。
「じゃあ、そろそろショーツ取っちゃうね。いよいよつかさちゃんが女になる時間だから」
あらためて亜理紗がペニスバンドをかざすと、「彼女」は思わず目を伏せた。
「目をつむっちゃダメだよ。ちゃんと入るトコロを見てないとね」
亜理紗は、絞り上げて紐のようになってしまった「彼女」のショーツをゆっくりと引きおろした。
「おとなしくしててね」
そうして両足のロープを解いた。下半身が自由になったと思ったのも束の間、亜理紗が両の足首を持って頭のほうにひっくり返した。
(あああ! 何、なんなの? いやだ! 恥ずかしいよ……!)
両足が顔のあたりまで来ている。もちろん左右に大きく割り広げられていた。
尻が浮き上がり、股間が天井を向いてしまう恥辱のポーズだった。あとで「まんぐり返し」と呼ぶのだと知って恥ずかしさが倍増した。
「フフッ、いい眺めね」
ほんのり膨らみ熱を持った「つかさ」の分身は、お腹に押し付けられている。
亜理紗の視線は、「つかさ」のアヌスに注がれているのを感じた。
「ちょっと味見してみましょうか」
「彼女」の足首を持って広げたまま、彼女が脚の支点に顔を埋めてきた。
肉穴に唇が吸い付き、舌が舐め廻す。
「いやだぁぁぁああ……! やめろ……やめてよぉおおおお!」
「つかさ」は精一杯の声で叫んだつもりだったけど、口から出たのは、蚊の鳴くようなか細い悲鳴だけだった。
「つかさ」の哀願にも耳を貸さず、亜理紗は奔放な舌の動きで「彼女」の恥ずかしい場所をねぶりまわしている。
最初はまだ快感ともなんともいえない感触だったが、執拗に肉穴を舐めしゃぶられているうちに、全身がボワっと熱くなってくるのを感じる。
「……ああぁっ! んんんっっっ!」
気が付けば、「つかさ」はまるっきり女の子みたいな甲高い声で呻きを漏らしていた。
それでも、亜理紗の舌は執拗に菊門を攻め続けている。
「ふふふ。味は悪くないわね。薄い塩味だけど匂いはほとんどないし」
そんな寸評を交えつつ、飽きもせず舐め続けている。
股間のおぞましい快感に「つかさ」の目からはいつしか涙が溢れ、幾筋も頬を伝って落ちた。
亜理紗はそのまま十数分も「つかさ」の肉穴を舐め、弄んでいた。
「彼女」は顔を覆うこともできずに泣きじゃくるしかなかった。
「さて、そろそろ、つかさちゃんもオンナノコになれる準備が整ったわね」
亜理紗が尻の谷間に指を滑らせる。なぞるように臀部の割れ目をさぐり、少しだけ凹んでいる部分に右の親指をあてがう。
そのまま拇印を押すように、親指を強く押し込むと、小さく窄まった「彼女」の肉の蕾はパクッと口を割り、第一関節の半分ほどが埋まってしまう。
亜理紗は一度指を抜くとベビーローションを指に塗り、そして再び指をゆっくりと奥へと埋めこみはじめた。
ゆっくりと円を描くようにして、「つかさ」の肛門を穿っていく。
「いやだっ……ああひぃ、ひぃっ……」
排泄器官としか思ったことのないところを貫かれるなど、とても耐えられない。
「うふふ。つかさちゃんがヒクヒクして私を咥えているね」
亜理紗は人差指の付け根まで埋めた。
えも言われぬ圧迫感が「つかさ」を襲う。今の「彼女」には、歯を食い縛りつつ、ヒクヒクおののくことしかできない。
そして肉体の奥からは、熱くとろけるような禁断の波が打ち寄せているようだった。
「気分はどう? つかさちゃん?」
「………………」
「つかさ」は必死に首を左右に振る。そうしないと、男として大事なもの崩れ堕ちてしまいそうだったからだ。
「ふふふ。さて、つかさちゃんが大人になる時間よ……」
亜理紗がクスリと微笑む。
股裂きのような姿勢をとらされている中で、自分の股の向こうで亜理紗が笑うのを見て、「つかさ」は底知れない恐怖を感じていた。
亜理紗は枕を「彼女」の腰の下に敷くと、ペニスバンドをかまえて股間にあてがう。
「い、イヤだっ……そんな恐ろしいこと、やめろっ……ヤメてぇ〜!!」
「つかさ」は全身をよじって抵抗しようとした。しかし……。
「いい子でいてね」
亜理紗は低い声で凄み、それでもまだ「彼女」が弱々しく抵抗するのをみると、さっきの鞭を手にとってピシャリと振った。
反射的に身体がすくむ。
「──私だけのつかさちゃんを見たいの。つかさちゃんをヨがらせたい、狂わせたい。我儘でごめんね、つかさちゃん」
つかさは涙目で沈黙する。男の矜持・見栄・信頼、なにもかも失ってしまい、怯えのあまり感情の均衡が崩れ、みじめに涙があふれてしまう。
彼女は、つかさのこぼれる涙を指で優しくぬぐう。
「つかさちゃんは、じっとしていればいいのよ。そうすれば、私がいろんなことをしてあげるから……」
亜理紗は、剥き出しになったつかさの肛門にペニスバンドの先端をあてがう。
次の瞬間、ズルンとその先端部がはまりこんだ。
「あヒィン! ひぃあッ……ひぃーっっ!!」
太い棒をグイグイと押しこまれた、「彼女」の肉穴はメリメリ音をたてて裂けるようだった。
灼けた鉄火箸で貫かれたような痛み。つかさはたちまちしとどにあぶら汗にまみれた。
眼の前でパチパチと火花が散り、全身の血液が沸騰するような気がした。毛穴という毛穴から脂汗が噴きだしているのではないかさえ思った。
「んぐーっ! んぐぐ……っぐっ!!」
「ほら。息を吐いて、力を抜いて。苦しさもいっしょに鎮めてあげるから」
亜理紗はつかさの肩をしっかりとつかんで残りの腰を進めようとする。
堰を切ったような涙は止まり、代わって肉体の苦しさが「彼女」を支配する。
そうこうしているうちに、疑似ペニスは、とうとう根元まで埋まってしまった。
「ほうら入っちゃった。大人になった感想はどう?」
亜理紗の腰が密着し、つかさの中を埋めていた。
その事実がつかさの心から男子の尊厳を粉々に砕き壊してしまう。
(あんなモノをボクが受け入れてしまうなんて……)
だが、次の瞬間、彼女はさらに信じられない光景を目にすることになる。
尻穴を貫いていた彼女の腰が、ゆっくりと前後に動き始めたのだ。
「うううぅぅぅッッ!!」
たちまちつかさはのたうった。粘膜を抉られるたびに、たまらない刺激が彼女に襲いかかる。
ぶるぶると頭部を震わせ、肢体がそれでも懸命にひきつる。
すでにこれが痛みなのか快感なのかすらわからない。
「つかさちゃん……どう?」
彼女が、もう逃げられる心配はないとばかり、つかさの手を縛る縄を解く。
ようやく自由になったのだが、つかさはそれどころではなかった。
「ゆっ、許して……お願い、亜理紗ぁぁ!」
直腸の膜を、引きずりだされてしまいそうな恐怖がつかさを襲っていた。
舌を突きだし、ガクガクと揺らす。
地獄の悦楽というものがあるとすれば、今味わっているのがそれであろう。
とろけきった粘膜をこすりながら、ずっしりと突きあげてくる剛直。
その律動が彼女の理性を狂わせ、神経を蝕んでいく。
もう身も心も灼けきるのは時間の問題だった。
「ああ、ああぅっ! あ…ううっ! い、いいよぉ、気持ちイイッ!!」
つかさはいつしか悲鳴から快楽の呻きへと変わった叫びを上げる。
それを聞いた亜理紗は、ニコリと微笑むと、さらに抽送のピッチを早めた。
いまやつかさは、全身を襲う快楽の嵐に耐えるだけだった。
やがて痛いほどの快感が衝きあがり、腰全体がぶるぶると震えた。
下半身がグズグズに溶けてしまいそうだった。
「あっ、亜理紗……ありさぁ……」
つかさの肉体は内部から犯され、極限まで張り詰めていた。
懸命に唇を噛んで嗚咽を殺そうとしても、こみあげる重苦しい官能は、容易に押しこめるものではない。
つかさは太腿を痙攣させ、肢体をのけ反らせて絶叫した。
「い、イクっ……う、うっ、あ、あ、亜理紗ぁあああ……」
「つかさちゃん、感じてくれてうれしいわ……さ、イッちゃいなさい」
優しい声とともに耳朶をカプリと噛まれ、同時にひと際深く体内の深奥部を抉られる。
その瞬間、つかさは股間の分身から液体を噴き出すこともなしに、快楽と恋人への想いによって絶頂に達していた。
意識が白み、世界が遠い彼方へと離れていく。
彼女の部屋が、光の射さない水底に思えた瞬間、つかさは歓喜の闇へと身を委ねた。
* * *
「ん……」
カーテンの隙間から差し込む日光に目を覚ます。
あたしは彼女の部屋のベッドで布団にくるまっていた。
サイフォンから漂うコーヒーの芳ばしい香りが鼻をくすぐる。
「つかさちゃん。おはよ。ちょっと待っててね」
彼女が入れたてのモーニングコーヒーに角砂糖を入れている。
「お砂糖は二つだったよね」
ノロノロとベッドの上で半身を起こしたあたしに、彼女がマグカップを差し出す。
その姿は、いつものようにおとなしくつつましい彼女そのものだ。
もしかして昨日のアレは夢だったのかと、あたしが思い始めた頃、ポツリと彼女が呟いた。
「──きのうはかわいかったね、つかさちゃん」
「!!」
……
…………
………………
──その日から、あたしは、ママに頼まれた仕事の時以外にも「つかさ」でいることが多くなった。
おもに、亜理紗と一緒のときにだが、時には「つかさ」のまま、別のお友だちや知り合いとと遊びに行くこともある。
休日も含めれば、たぶん一週間のうち半分以上の時間(と言うか、学校にいる時以外のほとんど)を女の子の"つかさ"として過ごしているんじゃないかな?
そんなあたしの様子を、ママはむしろ肯定的に受け止めてくれている。
最近では、亜理紗ちゃんと組ませてツインユニットアイドルとして売り出そうと考えてるみたい。
(それも……いいかもしんない)
亜理紗ちゃんと一緒に雑誌のモデルとして写真を撮られながら、そんな風に考えているあたしは、もはや手遅れかもしれない。
-Happy End?-
Kの人?の新作来てた!
たまらんね
>>456 GJです!
女装受けはやっぱり良いですね。
この季節的小ネタとして、
1)バレンタインに女装して、秘かに憧れていたクラスメイトの少年に
チョコを渡して告白する男の娘のお話
(もちろん、少年は誰だか気付かないが、「あんな可愛い娘が俺を」
とニヤニヤ満更でもない)
2)そしてホワイトデーにお返しを渡したい少年の前に、放課後姿を
見せる男の娘。お返しと「つきあってくれ」と言う言葉をもらい、
うれし涙を流すが、良心の呵責に耐えかねて正体を告白。
3)葛藤する少年だったが、彼女いない歴=年齢という事実と、
あまりの可愛らしさに血迷って「俺の気持ちは変わらない!」
と断言。キス→合体のコンボ。晴れて恋人に……。
とか、
●雛祭りに、姉妹や幼馴染にハブにされてきた男の子(10歳前後?)
が、女の子の服を着て仲間に入れてもらおうとする話。
(ホノボノでもよし、エッチないたずらされるでもよし)
○卒業式デビューとして、3年間憧れだった女子制服を着て中学の
卒業式に出席する男の娘の話(卒業後の進路は、元女子校で今年
から共学になった高校/ただし男は数人)
とか、妄想。
↑のに限らず、書き手はおらぬのか!?
628以外に書き手なんていねえよ
自演野郎には書いて欲しくないしな
もうここも終わりに近い
勝手に終わらせなやカス
終わってるだろ…
そんな事より新作マダー?
さあ早く書くんだ
早くしろよ
親や親戚たちの都合。
5歳違いの妹との間に、血縁がないが戸籍上は従兄弟が割り込んできた。
しかも、部屋がない、とか、中学生だから良いだろ、とか言い、3人同室にされた。
高校生と小学生の、女子の部屋に、男子だ。
仕方なく、覚悟を決めた。
何のカクゴ?着替えとか、寝顔とか、色々と。
その男、かなりのヤツだ。
私たちの着替えを見ない振りしながら、チラチラ見る。いちいち注意するのも面倒だから無視する。
親の趣味は、スカートやワンピ。ちょうど学生の時、だいたい日本中の女子学校学生服はチェックのミニスカだったらしい。
だから、らしいが、短い。
例えば、スカート丈は28〜32cmのを選ぶし、長いのを買って置くと見つけ出し次第、勝手に丈を短くする。
丈。着た時は、股下数cmと言うか膝上20〜25cmくらい。
今時、こんなスカートを、生ばんつで履くヤツはいないと思うが、スパッツやハーパンの重ね履きを禁止してくる。
ヤツは、デニムパンツとか、くるぶしや足首なのに。
しかし、中学生と言ってもまだ子ども体型。私の服とばんつ、妹のスリーマーやキャミソールなら着せられる事がわかったし、
影武者ネタはどちらかと言うとTSやODで扱いやすいネタだけど、
こちらでも使えるよう工夫して……こんなの↓はどうかな?
──古代魔導王朝の系譜を引く神聖エトメトム王国。
建国から1000年を優に数えるその王国は、しかし今まさに滅亡の
危機に瀕していた。
大陸中央で急速に力を付け、破竹の勢いで勢力を伸ばしつつある
リベド帝国からの属国化の申し出を断ったがために、その侵攻を
受けていたのだ。
いかに古代魔法の継承者が多い王国と言えど、国土の広さで5倍、
人口は10倍近い大国に敵うはずもない。
一両日中には王都まで帝国軍が攻め込むと言う状況にあって、
王室元老院は苦難の決断を下す。
いまや唯一の王家の正統な後継者たるアキツ姫を国外に逃がし、
その神聖なる血統を保つと同時に、再起を図ろうと言うのだ。
しかし、先だっての戦いで国王が斃れ、姫は正式な戴冠こそまだ
だが、現在の国王代理。
王が逃げたとあっては、残された国民や軍の士気に関わるため、
姫の影武者が立てられることとなった。
『影武者姫』
影武者に選ばれたのは、アダクフ公爵の息子オリティ。
彼の母は降嫁した先代国王の長女で、アキツ姫とは歳の近い
叔母と甥の関係にあたり(16歳と15歳)、幼少時から姉弟のように
仲が良かった。
「国とアキツ姉上のためならば」と悲壮な覚悟を決めるオリティ。
15歳の少年にしては背が低く華奢な体格であった彼は元々姫と
近い背格好で顔立ちもよく似ていた(それも替玉に選ばれた理由)
が、さらに完璧を期すべく、宮廷魔導師レゥタフが秘術を施す。
それによってオリティの髪は膝まで伸び、胸も緩やかに盛り上
がり、その形成に「肉」を使われたぶん、体格はより華奢になった。
結果、一見したところ、姫の「妹」と言われても違和感のない外見
になるオリティ。
ただし、下半身の性器に関しては手つかず。万が一帝国に捕え
られた時、女としての辱めを受けないようにとの配慮だ。
478 :
『影武者姫』:2012/03/04(日) 16:41:31.14 ID:yPoa29mG
これまで以上に少女めいた姿となった少年は、王宮女官長に
アキツ姫の衣装を──ドレスは元より、下着から靴、装飾品、
さらには化粧や香水に至るまで──着付けられ、姫と親しい者
でもパッと見には見分けがつかないようになる。
本物のアキツとの涙ながらの別れを済また後……オリティは
「アキツ姫」となった。
王家の血を引く者にしか反応しない王家伝来の王錫(セブター)
と宝冠(ティアラ)も、問題なくその機能を発揮しているため、
誰も「彼女」を偽物と疑う者はいない(替玉に選ばれた理由その2)。
近衛軍と王都防衛隊は善戦したものの、多勢に無勢で敗北。
「アキツ姫」は、王宮に自ら乗り込んで来たリベド帝国皇帝アン
ゴルモアと玉座の間で対峙し、舌戦を交わす。
あの「恐怖帝」を(口論とは言え)やりこめたことに、一矢報いた
と満足したオリティは、「神聖王国最後の姫」として、皇帝の前で
短剣で喉を突いて自害する。
だが、絶望的な状況下でなお気丈さを失わなかった「姫」を、
大いに気に入った皇帝は「彼女」を配下の魔導師に治療させ、
オリティは九死に一生を得てしまう。
そして、城のバルコニーからこの戦いの終わりを告げた皇帝は、
生き残った王国の民に向かって、「姫を娶って妃にする」と宣言。
不幸中の幸いと言うべきか、王国は帝国に併合されたものの、
「皇妃の故郷」と言うことで他の属国よりは比較的寛大な扱いを
受けることになる。
さて、生き恥をさらすハメになった「アキツ姫」──オリティ
だが、事ここに至っては残された臣民のためにも自害することは
あきらめ、皇帝に同行して帝都に赴き、大人しく婚礼を迎える。
初夜の褥(しとね)で自らの正体を暴露し、「神聖王国の姫を妻に
した」という箔付けが欲しいなら、仮面夫婦として協力するので、
どうか国民達には寛大な処置を……と願い出るオリティ。
479 :
『影武者姫』:2012/03/04(日) 16:42:05.42 ID:yPoa29mG
最初はさすがに驚いた皇帝だが、その正体を聞いても──そして、
「彼女」の股間の男の徴を見てさえも、やはり「姫」を男とは思えない。
(実は、オリティ本人も知らないが、レゥタフが掛けた秘術には、
「彼女」の仕草や雰囲気を女性的に矯正する効果もあったため)
気を取り直して、「構わん。俺は目の前のお主を妻に欲しいと
思ったのだ」と豪語し、茫然とするオリティを仰向けに組み伏せる。
我に返ったオリティは抵抗したものの、童貞どころかロクに自慰
すらしたことのなかった15歳の少年が、十数人の愛人を持ち、
それに倍する女性を抱いた経験を持つ「鬼畜帝」アンゴの性戯に抵抗
できるはずもない。
熱烈な接吻からの口腔内の蹂躙と唾液の交換。
ようやく最近違和感を感じなくなった小さめだが形の良い乳房と、
以前より大きく敏感になった乳首へもたらされる、優しい刺激。
耳やうなじ、背中、脇、太腿など、思いもよらぬ「弱点」への
指先と唇と舌による執拗な「攻撃」。
そして、予想だにしなかった尻肉と菊門への情愛の籠った愛撫に、
ついにオリティ──「アキツ姫」の身体は陥落する。
* * *
最高級の香油を潤滑液代わりに、アンゴの逞しい(凶悪とすら
言ってもよい)肉棒が、「彼女」が唯一男性を受け入れ得る「孔」へと
侵入を試みる。
痛みは──確かにあるが、恐れていた程ではなかった。
だが、それ以上に「違和感」が強い。
男であるはずの自分が、同性であるはずの相手の性器を体内に
迎え入れているという事実。ソレに強烈な違和感を感じる。
(でも……不快じゃない)
相手は、祖国を滅ぼした憎い皇帝のはずなのに。
そして、自分はこんなナリはしていても男の子のはずなのに。
けれど終戦からの一月間そばにいて、自分は知ってしまった。
この人を突き動かす「新たな時代を作る」という使命感を。
「恐怖帝」と言う他国の風評に反して、闊達で自由な気風を。
この男性が密かに裡に抱えた、「家族」に対する羨望を。
そして──虜囚であるはずの自分に対する、意外な程の優しさを。
480 :
『影武者姫』:2012/03/04(日) 16:42:38.41 ID:yPoa29mG
(あぁ、もしかしたら、「私」も……)
その自覚は「彼女」の身体に劇的な変化をもたらした。
微かな痛みは、絶妙な刺激に。
異物への違和感は、愛しい人を受け入れているという一体感に。
おりしも、ゆっくりと「彼女」の深奥への侵入を試みていた男の
分身は、ついにその全体を埋没させ──そして、その先端部が、
「彼女」の一番敏感な部分へと突きあたった。
「ひゃうんッ!」
雷撃で貫かれたような痺れと甘い余韻が「彼女」の全身を突き抜ける。
ソレを「快感」だと認識した瞬間……ついに、オリティは「壊れた」。
──いや、生まれ変わった、あるいは覚醒したと言った方が正確
かもしれない。
捕らわれの偽王女から、目の前の男の「妻」へと……。
「ああっ、いいッ! 気持ち…イイのぉ!!」
何度も繰り返し突かれる度に、息がどうしようもなく弾む。
自然に、声も高く、大きくなっていく。
自分の「内側」が、強く「夫」のモノを締めつけるのが分かった。
「彼女」の「夫」と比べるまでもなく貧相な器官からも、透明な
液体が漏れ出続けて、ヌルヌルに濡れているのを感じる。
「そろそろか……さぁ、イケ、我が愛しき妻よ」
ひと際、強く抉られると同時に、強烈な快感が「アキツ姫」の
身体を突きぬける。
「あ、あ、あ、あ、何か…何かくるぅーーー!」
浮遊感が、「彼女」の全身を包み込んだ。
「あぅ……あっ、あっ、ああっ…」
一際、声も高くなる。
「あッ、ああ……ああぁぁぁーーーーーーーッッッ!!」
自分の身体の奥で、何かが上り詰める感覚。
そして、頭が真っ白になる。
481 :
『影武者姫』:2012/03/04(日) 16:43:21.44 ID:yPoa29mG
(……気持ち…いい……よぉ)
ビクンビクンと痙攣しながら、 「体内」に夫の白濁液が注ぎ込まれる
その熱さを感じながら、「彼女」は夢見心地でそんな事を思っていた。
挿入されたままの肉棒に反応して、まだ自分の腸壁がゆるゆると
蠕動しているのがわかる。
始めての夫婦の営みを体験した「皇妃」は、愛しい夫の胸に顔を
埋めながら、うっとりと余韻に浸っていた。
それは、男の射精とは、まったく違った快感。
本来、普通の男なら一生知らないはずの、「女としての快感」だ。
夢精による精通こそあれ、男性としての性交はおろか自慰すら
体験したことなく、「女として愛される快楽」を知ってしまったのは、
「彼女」にとって幸福なのか、不幸なのか……。
少なくとも、その後の本人の様子を見る限りでは、少しも不幸
とは思っていないようだったが。
* * *
結婚に至る経緯こそ悲劇めいてはいたものの、その後、公私に
わたり仲睦ましく過ごす皇帝と皇妃の姿が、帝国の宮廷では見ら
れるようになった。
やや情緒不安定なところが玉に瑕であった皇帝は、正妃を得て
以来、以前にも増して豪胆かつ威厳と度量に兼ね備えた「真の帝王」
へと成長していく。
また、亡国の姫君であったはずの皇妃も、婚儀を境に花のような
笑顔を廷臣や臣民に見せるようになり、その美貌とエメラルドグリ
ーンの瞳から「エトメトムの翠璧」、あるいは「帝国の至宝」と称えら
れるようになる。
裏の事情を知る者には驚くべきことに、結婚から2年後、皇妃は
懐妊、十月十日の後、玉のような男女の双子を産み落とす。
これには、かつて皇妃に術を掛けた魔導師レゥタフ(のちに帝国の
筆頭宮廷魔導師として出仕)による秘法が関係していると言われるが、
真偽の程は定かではない。
482 :
『影武者姫』:2012/03/04(日) 16:43:32.78 ID:yPoa29mG
そして帝国歴312年、「征服帝」「恐怖帝」の異名を持つ皇帝アンゴ
ルモアは35歳の若さで、ついに大陸統一を達成する。
異名にふさわしく、統一の過程では色々と強引な施策も行ったもの
の、その治世そのものは驚くほど合理的で暮らしやすく、また皇帝は
魔道や錬金術、市井の技術の発展などにも力を入れた。
その傍らには常に美しき皇妃の姿があり、激務に追われる皇帝の
心を癒し、影から支え続けた……と後年の歴史書には記されている。
-end-
#以上、一部キンクリ気味にダイジェスト仕立てでお送りしました。
#このスレ的には、オリティの初女装シーンや、皇帝との婚礼シーン、
やや異端ですが胸を作られるシーンなども描写すべきなのでしょうが、
すみません、ソレ書いてると5〜6話かかりそうなので。
#ちなみに、妊娠してますけど、性別自体は「男の娘」のままです。
「ツイてる」や「女装山脈」仕様だと思ってください。ビバ・ファンタジー!
つC
妊娠男、と言う世界がある。
だから、だいじょうぶだろう。
現実でもメドが立ってるんだから魔法や錬金術があれば余裕余裕
ジューヌベルヌも「人が想像できることは、必ず人が実現できる」と言っていますしね
子どもが生まれるとか
めんどくさいから最終的には女になってしまうファンタジーな展開
借金のカタにNH系風俗で働かされるって話は割とデフォだけど、
それを芸者とかにして着物着せてみたい……ってのはマニアックかな?
あるいは、犯罪者♂が逃亡のために地方のひなびた旅館で、仲居として働いてるとか。
(で、それ湯治に来た旧友に見つかり、「正体を黙っている代わりに今晩俺の部屋に来い」と
強請られて、最初は仕方なく身体を許すが、次第に抱かれるのを心待ちにするようになって、とか)
いや、和服好きやねん。
えとね、特別に変とは思わない。話の舞台が破綻しなければ。
最も簡単に言えば、逃亡してるなら、仲居みたいな人目につきやすい長期間の仕事は選ばないとは思う。
また、地方都市では、地域の人以外の受け入れには厳しいし。
経営破綻の宿で
経営していた祖父母が跡継ぎで若女将の孫娘の政略結婚の相手を保証人に、法外で巨額を借り逃げした。
祖父母一族は夜逃げ。
残されたのは、その許婚一家と一部の従業員。
孫娘の許婚は、見様見真似で若女将に。
とかかな?
非現実的な設定は創作なんだから仕方がない
極端なことを言えば普通に生きてきた男が女装させられて普通に受け入れられたり
違和感なく女装できているということ自体が不自然なんだし
ただそういう物語を作る上で必要な「ウソ」というものは少ない方がいいことは確か
ここでポイントなのは、量が少ない方がいいのであって、質に関しては問わないということ
些細な「ウソ」を大量に重ねていくと物語が陳腐になるけど
巨大な「ウソ」が一つか二つだけならそこまで物語がおかしくはならない
まぁ物語を作る上では「大きなウソ」はむしろその嘘に振り回されて物語を書きにくくなるし
そういうときにこまごまとした不備を埋める「小さなウソ」は非常に使いやすいというのも確かなんだがな
舞台で嘘があってもいいが、人の情で嘘があってはならない
女装とつきながらもエロマンガの定番に近いシチュにすれば
物語に入り込みやすいかも
マゴロクの女子バレー部の話なんて主人公が合法的にブルマが履けるし部長と
セクースしてる
これはSSの投下を期待して良いのか?
「普通の少年が借金を盾に若女将に」ってのは菜々のWeb小説か何かで読んだ記憶があるけど
どうだったかな・・・
ああ、「わたしがおんなになったわけ」の第2話か。
女装若女将で、「わぁい」に連載してた「すずのね」が思い浮かんだ(爆
着物は体型が判りにくいし、サイズにも融通が効くから女装には良い。
ついこの前にもこのスレで着物女装の面白い作品があったよね。
あの作者さん、また書いてくれないかな?
>>497 また書くもなにもその後もずっと作品投下されてるだろ
今となってはこのスレの書き手はその作者しかいないぞ
>>496 若女将?まあ、小学生、中学生位なら、開き直りで成りきり出来ますが、高校生になると難しいと思います。
小学生の時から、医者に通いつめて、男の子を中止し男の娘になったほうが良いと思います。
可愛い女装が好き?
綺麗な女装が好き?
それとも楽しい女装が好き?
でもここはエロパロだからいやらしい女装が好きなんでしょう?
落ちていく過程が楽しいわけで、エロがどうしても必要というわけじゃないかなぁ
この場合の「落ちていく」のは女装している本人でもその周囲の人でも構わんけど
そのためにエロというのは非常に使い勝手の良いキーワードではあるけど
あくまでも副菜であってメインではありえないというか
大層に理屈を捏ねなくてもここでの重要な事は一つ
『興奮出来るかどうか』
これに尽きるだろ
つまらないエッチシーンを描写されるよりも興奮するような女装シーンが見たいのさ
俺にとっては、落ちていく過程がエロそのものなのである。
辱められ、落ちて行く過程が読みたい。
結びつこうがそんなのはどうでも良い。
>>503 よし!その勢いでSSを
とか書くのは駄目だったんだよなこのスレは
過敏に反応してネカネガティブになる人がいるから
たが503みたいなのは俺も大好物だ
極論だが、興奮するシチュであれば
「読みたい」の?
では、書いて下さい。投下してください。読ませて下さい。
506みたいな奴にだけ読ませないシステムがあれば良いんだが
アク禁でも見る事は出来るからな
とりあえず506は要らない波風を立てたとして女装して謝っておけ
女装スパイものとか見てみたいな
じわりじわりと責められて、屈辱に頬を濡らすみたいなさ
スパイものだと何となく変装みたいなイメージがある
関係者の女性に化けて潜入したが実はバレていて女装したままエロい事されるみたいな?
でもこれだと面白くないか
変装する時に変装相手の女性を襲って、着ているものを下着まで全部奪って身に着けるとか
そう言うフェチなシーンがあると良いのか
その時女性が生理だったりしてうげっとなるが、臭いでバレるといけないからと経血で汚れた
ナプキンもそのまま身に着けるとか
フェチじゃなくてただの変態だなこれだと
興奮する様な女装ってどんなのだ?
007とかMIみたいな本格的なスパイじゃなくて、
とある新進企業の秘密を探るために社長秘書♀として送り込まれる
ライバル会社の社長の息子19歳とかどうだろう?
ちょうどその新進企業の秘書室が人材募集してたんだけど、
あいにく女性のみ限定だったため、仕方なく……とか。
「そんなの無理に決まってるだろ、父さん!」
「いや、高校時代、演劇部で何度もヒロイン役を演じたお前ならできる!」
とか言う感じで最初は渋々。
けれど、いざ入社すると、女子寮に入れられ、周囲の先輩に可愛がられて
自然に女子力アップ。仕事も大変だけどやり甲斐があって、だんだん
女性秘書としての暮らしに馴染んでいき……とか。
個人的には、その後、新進企業の社長の息子に見染められて玉の輿に乗る
純愛ハッピーが見たいけど、逆に男であることがバレて社長の愛人にされる
鬼畜エンド(もっとも、本人的には案外充実している)とかもアリかな。
16歳くらいでまだまだ子どもだけどスーツと化粧で大人の女に変装とか好き
名前が男女、両方で使えるものでなければ成り立ちませんね。
最近の大手での性別指定の採用では、戸籍や健康診断、職歴などを詳しく調べるとか。
性別は、医者の協力があれば数年で遺伝子以外の、外見の整形と戸籍などの、書き替えなどができるらしいのですが。
中小企業の場合は、あまり厳密ではないとは思いますが。
中には、健康診断を行わないところも有りますし。
偽名で潜入するんじゃないの?
街中で男女の服が取り替えられる事件が多発
気が付けば近くの男女の着ているものが入れ替わっている
何者かの仕業らしいが犯人は不明
>>510 個人的には、その人の家に、住み込みメイドか住み込み家政婦として送り込みたい。
>>516 住みこみメイドとして社長の家に潜り込んで、社長の留守中に書斎とかを掃除するフリで
探ってたけど、それを社長の息子に見られて手コキとかフェラとかエロいことさせられる
ようになり、ある日とうとう欲情を抑えきれなくなった息子に押し倒されるが、その時点で
女でないことがバレる。
でも、これまで散々エロいことさせてたんで、「そんなの関係ねぇ!」とそのまま後ろの
処女奪われ、自分もアナルセックスの虜になってしまう女装メイドっ子……とかアリだな。
・メイド 20歳くらい。顔だけ見たらどう見ても女。しかし本人はノン気と主張。正体は、
とある探偵事務所(という名目の何でも屋)のアルバイト所員。
・息子 16、7歳。無口・陰気・やせっぽち(でも背は高め)。美人メイドに密かに憧れていたが
父の会社を探りに来たスパイと知って激怒。以後、態度が豹変(しかし未練はある)。
・社長 お人好しなナイスミドル。数年前に妻を亡くしている。家の中の事と息子の世話のため
メイドを雇った。
その後の展開としては、鬼畜覚醒した息子に徹底的に尻穴奴隷として仕込まれてしまうもよし、
逆に息子と愛をはぐくみ、休みの日にはデートに出かけるようなラブラブな愛奴になるもよし。
以上チラ裏のメモ帳でした
……「チラ裏」じゃないちゃんとしたSSを、誰か書いてもいいんじゃよ?(チラ
その気は無いだろうにな
何となく書いたものを投稿して見ます。
エロもないしヤマもストーリーもない駄文ですので、
そう言うのが嫌いな方はスルーでお願いします。
522 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:25:00.44 ID:KgVLSypW
「ほんとあんた、ばっかじゃないの?」
「うっせー、言ってろ」
とあるマンションの一室の玄関先で一組の男女が軽口を言い合っている。
一見して喧嘩するほど仲が良いを体現している様なそんな二人だ。
身体的特徴を捉えるなら男性はやや細身の今時の男子で、
対する女性は長身でヒールの無い靴を履いていても男子よりも僅かに背が高かった。
「木に登って降りられない猫なんて放っておいてもその内自力で降りられるものなのに」
「お前には動物愛護の精神と言うものが無いのか?」
「それで助けようとして引っ掻かれて木から自分が落ちてたら世話ないわよ」
「いや、そのおかげであの猫は木から降りられたんだ」
「そんであんたは水溜りに落ちて泥だらけになると」
「名誉の負傷だ」
「負傷じゃないでしょうに、取り敢えず中入って」
このアパートの部屋は女性のものらしく鍵を開けると先に自分が入り男性を招き入れる。
「あ、そのままそこで服脱いでくれる?部屋汚されたくないから」
「お前それ酷くね?」
「酷くない。汚れた服の面倒を見てあげようって言うんだから感謝してもらわないと」
「へいへい」
多少文句があるもののこの場合は女性の言分の方に分があるため従う他ない。
523 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:26:10.65 ID:KgVLSypW
「じゃ私先にシャワー使うから、脱いだら洗濯機入れて回しといて」
「おい、そこは俺に使わせてくれる所だろう」
「嫌よ。私の部屋なんだから私に全ての権限があるのよ」
「ったく」
完全に主導権を女性に持って行かれている状態ではこの仕打ちでもやはり受け入れるしかない。
もともと彼女はそう言う性格で、その事は昔から男も良く知る所だ。
女性は本当に先にバスルームへそまま行ってしまい玄関には男性が取り残された。
玄関で服を脱げとは言われたが女性がバスルームから出てくるまで裸で待っていると言う訳にも行かず、
結局のところ所在無しにそこで佇むしかなかった。
この状態が二人の関係を物語っていると言えるのだった。
524 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:27:51.70 ID:KgVLSypW
「まったく何時もながらあいつは」
シャワーを浴びて人心地付いた男性はバスルームの戸を開けながら独り言ちる。
そして辺りを見渡しタオルを探すがそれらしいものが見当たらない。
あるのは先ほど女性が脱いだ衣類一式と使ったバスタオルだけだ。
「なんでここまで気が回らないのか逆に不思議だ」
ここで普通は男性が着られる様な着替えを用意しておいてくれたりするものだが、
そんなものは当然の様に無かった。
常識的に考えればバスタオル位は用意してくれるのだろうが、
それすらないのだから苦言を呈して呆れる他ない。
仕方が無いので女性の使ったバスタオルで身体を拭くと腰に巻き付け、女性の居る部屋へ向う。
「あのさ悪いんだけど何か着るもの貸してくんない?」
「ん?上ったの」
ルームウェアに着替えて雑誌を見ながらくつろぐ女性はのん気に返事を返す。
「着替えちゃんと置いてたでしょ?」
「いや、見当らなかったが」
「そのバスタオルと一緒にあったじゃない」
女性の答えに男性は怪訝な表情をして思い起こすも、そんなものは見当らなかった。
525 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:28:49.34 ID:KgVLSypW
「お前の脱いだ服しか見当たらなかったぞ?」
「それよそれ」
「は?ちょっと待て、なんで替えの服がお前の脱いだ服なんだよ!?」
「だって下ろしたてのをあんたに着させるなんてもったいないし」
「別にそうじゃなくても捨てる様なので良いから洗濯したやつを貸してくれ」
「贅沢言わない」
「贅沢じゃなくて普通だ」
「うるさいわね。そんな恰好で居ないでさっさと着て来なさい」
「断る!」
女性の横暴に断固として拒否を見せる男性だが、腰タオル一枚と言う姿は確かに問題はある。
「だったらあんた、そのまんまの格好で外に締め出すわよ?」
「ぐっ」
やると言ったら本当にやりかねないのがこの女性だ。
それを良く分かっている男性はそれ以上抗議も出来ないが、最後の意地でその場に座り込む。
526 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:30:59.10 ID:KgVLSypW
「分かったよ。着替えは要らないから俺の服が乾くまでこのままバスタオルで過ごすから」
「あんたね。そんな半裸で私の前に居られたら気が散って落ち着かないでしょうが」
「だったら風呂場のとこに居るよ」
「そう言う問題じゃないわよ。良いから来なさい」
女性は男性の手を強引に引っ張り立ち上がらせると、そのまま連れ出す。
「ちょ、まじに外にたたき出す気か?止めろって」
「あんたが望むならそうしてやるわよ」
意外に力強い女性に気後れからか大した抵抗もできず男性は引っ張られバスルームの方へ連れて行かれた。
「はい、これ着る!」
びしっと指を差されたのは女性の脱いだ服だ。
有無を言わせぬ迫力とはこの事で、男性も最早逆らう気も失せつつあり言われるままマキシ丈のワンピースを手に取る。
527 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:31:36.84 ID:KgVLSypW
「ちょっと、順番が違うわよ。まずは下着からでしょ」
「いやそれは勘弁してくれ」
下着と言われ見て見ればそこにあるのは、紛れもなく女性用ショーツ。
普段用なのか飾り気のないストレッチ素材の薄いピンク色の物だ。
少し色気には欠けるがさっきまで目の前の女性が穿いていたものである。
それを見て若い男が平然としていられる訳もない
「あんたね、ショーツも履けないの?幼児じゃないんだから」
「普通男はショーツ穿かねぇよ」
「屁理屈言わない、足上げる!」
言われてつい足を上げてしまったのが運の尽き。
そこからショーツを通され反対の足にも促されるままショーツを通される。
そしてそのまま上まで上げられ男性の大事な部分を含めてお尻を全部包み込まれると、
腰に巻いたバスタオルをはぎ取られ、女性用のショーツ一枚な姿の男性が晒された。
528 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:32:43.37 ID:KgVLSypW
「おや〜?何だか息子さんが元気になったご様子で」
悪戯な笑みを満面に湛えてなじる女性の言葉通り、
男性のショーツに包まれた一物は大きな盛り上がりを見せていた。
幸い下向きでの事だったので上から亀さんがこんにちはをする事は無かったが、
男性は恥ずかしさのあまり手で股間を隠す。
「おまえこうなるって分かってって絶対わざとだろ」
「さてどうでしょうねぇ?変態さん」
「くっ」
「さてお次はカップ付きのキャミソールインナーを着てもらわね。はーい、ばんざ〜い」
「お前俺を洒落のめしてるだろ?」
悪態を付きながらも女性の指示に従ってしまうのはもうどうしようもないからだ。
頭からすっぽりかぶせられ着せられたキャミソールは、
思ったよりも彼女の匂いが付いていて意外に女らしい匂いにどぎまぎしてしまう。
ここまで来ると倒錯した危ない趣味に目覚めかねない一歩手前である。
529 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:33:55.59 ID:KgVLSypW
「あ、結構イケる。女っぽい」
「るせー」
女性の言う通り細身の身体に似合わない事もない。
洗面台の鏡に自分の姿が映っているのでどんな格好なのかは男性も確認出来ていたが、
あえて見ない様にするのはやはり恥ずかしさがあるからだ。
「じゃあ後は一気に着ちゃいましょうか」
黒い7分袖のカットソーを着させると、
今度はその上から明るい色合いの花柄のマキシ丈ワンピースを被せて着させる。
マキシ丈ワンピは足の方から着た方が着やすいのだが、
中に重ね着をする場合はカットソーがめくり上がらない様に上からかぶる様に着た方が良い。
これは余談だが、マキシ丈ワンピの場合スカート丈が長過ぎてトイレが非常にやり辛かったりする。
洋式なら何とかなるが、和式だと本当に大変なのだ。
530 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:35:38.06 ID:KgVLSypW
「うわ、本気で全部着させられたよ」
「うん、似合ってる。その服だったらサイズに融通効くし、体型とか誤魔化せるしね」
顔はいじっていないので少し違和感はあるが、服の着こなしに全然問題はない。
全身は見られないが洗面台の鏡を見れば彼女の服を着た自分が映っていて、
その姿に首から下が女性になってしまった様な錯覚を覚える。
そして服からは彼女のボディミストの香りと本人の匂いを感じてしまい、
そんな変態的な思いを抱いてしまった自分に羞恥に喘いでしまう。
先ほど一緒に歩いていた彼女の服を今は自分が着ている。
しかも下着まで全部だ。
これで意識するなと言うのも無理だろう。
「あ、これ忘れてた」
女性がそう言って取り出したのはレディースのベルトだった。
そのベルトをハイウエストで着けると切り替えがはっきりしてより女性らしく見えるようになる。
「おお、良いんじゃない?」
「そうか?」
実は自分でも彼女の服が似合っている様に思えていた男性は照れ隠しにあえてつれない返事をして見せるが、
そんな様子は既に女性に見透かされている。
531 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:37:51.62 ID:KgVLSypW
「ねえ、せっかくだからメイクもしてみない?」
「さすがにそれは必要ないだろ」
「だって服乾くまで暇でしょ?ちょっと私の遊びに付き合いなさいよ」
「そんな暇つぶしは断る」
「いいからいいから」
言葉では拒否しているが、その気になっている男性は女性に促されるままに部屋の方へ誘導され
テーブルの前に座らされた。
そしてそこへ女性がコスメボックスを置くと、おもむろにメイク用のヘアーバンドを男性にかぶせ
前髪が邪魔にならないようにする。
「動いちゃ駄目だからね」
「分かった」
女性にじーっと見つめられ何とは無しに緊張の面持ちになる男性だが、
女性の方はどうやら僅かに伸びている髭が気になる様だ。
「ねえ、一回ひげ剃って良い?」
「良いけどひげ剃りあるのか?」
「髭剃りではないけど無駄毛用のシェイバーならあるわよ。ちょっと待ってて」
女性はバスルームへいったん戻ると洗面器とシェイバーをもって戻って来た。
「それがそうなのか?男が使う髭剃りとそんなに変らないんだな」
「じゃあ剃るけどいい?」
「ちょっと待って、シェービングジェルとか無いのか?」
「これジェルが刃に付いてるタイプのだから大丈夫、この刃まだあと1回は使えるし」
「そんな便利なのあるのか」
男性が変に感心しているうちに女性は濡らしたシェイバーで簡単に髭を剃ってしまった。
剃った後の肌はつるつるになり女性は満足した様だ。
男性の感想も普通の髭剃りと変らないなと感じた程度だった。
532 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:41:09.11 ID:KgVLSypW
「あ、剃った後に言うものなんだが他人との剃刀の使い回しって不味いんじゃね?」
「別にもう交換するから」
「いや、それなら俺に気を使えよ。それで脛とか剃ったんだろ?」
「脛だけじゃなくて腋とかビキニラインとかもだけど? あ、ビキニラインってあそこの事ね」
「ちょ!お前そんなとこの毛を剃ったやつで」
「想像したなスケベ」
「るせー」
男性の慌てる様子を見て女性は完全に楽しんでいる。
ひとしきりその反応を楽しんだ後、メイクに取り掛かることにした。
まずは化粧下地のクリームを肌に塗り、次にコンシーラーで肌の色を調節する。
髭剃りあとの場所にはオレンジ系のコンシーラーを使い
目の下の辺りにはイエロー系のコンシーラーを使って肌の色を整えていった。
自分でメイクをする時はここまで厚くコンシーラーを塗る事はないのだが、男性相手なら必要な下地だ。
何故そんなメイクの仕方を知っているかと言えば、
実は男性にメイクするのは初めてではなく会社の余興で経験があるからだったりするのだがそれは別な話しである。
533 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:43:02.99 ID:KgVLSypW
「男って意外と化粧のりが良いのよね何故か」
「そうなのか」
コンシーラーで肌の色を整えた後はパウダーファンデーションを顔全体に伸ばした後に
フェイスパウダーを筆でふんわりとはたいてベースメイクを完成させ、アイライナーペンシルで眉を書き加えていく。
自分の顔でなくても女性は慣れたものでスムーズに男性の顔にメイクを施していった。
「ちょっと目の所やるから瞑っててくれる?」
「うい、了解」
ナチュラルな感じの光沢のあるベージュでグラデーションにしアイシャドウを塗った後は、
またアイライナーでまつ毛の間を埋める様にラインを引いて大きな目を作り出す。
次はまつ毛ケアだがビューラーと言うのは慣れない人間には物凄い違和感を覚えさせる道具だ。
「次まつ毛ね。ビューラーで挟むからじっとしてなさい」
「うお?なに?」
目を瞑ったまままつ毛をビューラーに挟まれ驚く男性だが
女性はそのまま上部にカールさせ反対のまつ毛も同じ様にカールさせた。
そして仕上げにマスカラを使うかつけまつげをするか考えたが、長さがほしいのでつけまつ毛をする事にする。
534 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:46:46.61 ID:KgVLSypW
「つけま付けるから今度は目を開いててくれる?」
「そこまでやんの?」
「当然」
目の側に他人の手が近付けば反射的に避けてしまいそうになるのを何とかこらえ、つけまつげを装着される。
ここまで来ると男性の顔つきがどう見ても女の様に見えてくるほどだ。
仕上げに頬にピンクのチークを入れて、
最後に上唇をリップライナーで若干大きく描き筆で口紅を塗った後にグロスをのせてふっくらした唇を作り上げる。
そしてちょっと隠しテクニックでパールホワイトのシャドウを口角の両下に極小つける事で口角が上がって見える様に仕上げた。
これでメイクは完成である。
女性本人がしているものより手の込んだメイクではあるが、
基本が同じなのかどことなく面影が女性と似ている様なメイクだった。
「ほら出来たわよ」
「おお、何かすげー」
女性に渡された鏡を覗いて見ると、そのメイクの出来に思わず感嘆してしまう男性。
良くもここまで変るものだと見入ってしまう。
「そんで本当に最後の仕上げね」
男性が鏡を見ている所に女性がヘアーバンドを外してアネットを被せて髪を中にまとめ、
栗色の緩くウェーブのかかったウィッグを乗せると軽くブラシで整える。
そうすると男性はもう完全に見た目は女にしか見えなくなっていた。
女性の衣類を身に着けフルメイクをしてウィッグまで装備した男性は最早完璧なコーデだ。
535 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:47:43.44 ID:KgVLSypW
「これまじで俺じゃねえな」
「そこは鏡見てうっとりと『これが私?』とかやるとこでしょ?」
「やんねーよ」
「そこは空気呼んでサービスするとこだって」
「誰へのサービスだ」
「それは私に決まってるじゃない」
「ぜってーやんねー」
見た目は完璧でも仕種や言葉使いが男のままなので、やはり女装なのだと見て分かる一コマだ。
「つうか、これ髪がうっとしいからかつら取って良いか?」
「ダメ。あんたさそう言う髪型好きだって言ってたじゃん」
「自分がしたい訳じゃねえよ」
「すっごく似合ってるんだけどね」
言われて鏡を覗くとメイクのせいか確かに良く似合っている気がして男性は思わず凝視してしまった。
「ねえ、せっかくだからそれでちょっと出かけて見ない?」
「え〜っ、無理!無理!ぜってー無理!」
「ちょっと近所のスーパーまで夕食の買い出しぐらいで良いからさ」
「断る」
「ここら辺にあんたの知り合いとか居ないだろうから大丈夫だって」
「そう言う問題じゃねえ」
「せっかく上手く出来てるのにもったいない」
女性は自分で作り上げた男性の女装を誰かに見せたくて仕方が無い様だ。
外に連れ出すのが無理なら逆に人を呼べば良い。
そう思いついた女性の行動は早かった。
536 :
女装させて見よ:2012/04/22(日) 00:49:40.53 ID:KgVLSypW
「じゃあ友達と呼んじゃおっと」
「え?おい!それもダメだって」
「うっさいわね。ちょっとあんた黙ってなさい」
女性は携帯を取り出すと驚くほどの速さでメールを打ちこみ送信した。
止める暇もないまま事態の成り行きに焦りを感じた男性はその場から逃げようと立ち上がったが、
女性の一言でその続きの行動は阻止される。
「あんたの服、乾燥出来るまであと2時間は掛かるわよ?帰るにしてもその格好のまんまだけどいいの?」
「うぐっ」
言われてみればその通りの事で改めて自分が完全な罠に掛かっている事に気が付く男性。
立ち上がろうとした姿勢のまましばらく固まっていたが、やがて力無く座り込む。
その目に浮かぶのは諦めの色だ。
女性はその間に返って来たメールに再び返信している所だった。
そして1時間ほど経過し程無くして女性の友人が訪ねてきた。
「いらっしゃ〜い」
「は〜いおじゃま。ちゃんといろいろ持って来たよ。会社によって制服も持ってきたし」
「おおナイス!」
女性の友人が広げた紙袋の中にはOLの制服の他、女子学生のブレザーやらレディース用のテニスユニフォーム、
果てはバニーガールやナースなどのコスプレ衣装など沢山の女性用衣類が入っていた。
それらの使い道は考えるまでもなく男性に着せて楽しむ以外にないだろう。
これから待ち受ける恥辱な時間を想像し身震いしつつも避けられない運命に諦めるしかない男性だった。
その後、想像に違わず女性の部屋で男性はみっちりと女装ファッションショーのモデルを務める事となったのは
語るまでもない事だろう。
〜終り〜
乙
面白かった。
友人はともかく、男女ふたりには名前が付いてた方がよかったかもね。
SEXのシーンとか別にいらんけど抜けるような女装エロが読みたい
ぐだぐだしてない興奮するような女装ものが来ないかね
すぐ上にあるじゃないか
ぐだぐだして興奮しなかったんだろ
自分のツボがよくわからないとか、説明できないとかなら
過去の作品のこのシーンとかシチュエーションがいいとか言えばわかりやすいんじゃね
今回の読者様は10行くらいで絶頂に達するような作品をご所望のようです
ファッションとかメイクがどうとかじゃなくて彼女の服を着てハァハァするようなのが良かったんじゃないか?
使用済み下着とかマニアックなフェチ要素あるからそこの所を詳しく見たかったとか
たぶん主人公の興奮度合いが足りなくて感情移入できなかったパターンだろう
まあ、俺は美味しくいただいたがな
ごちゃごちゃ言うなよ
つまらなかったらスルー
趣味にあわなかったらスルー
それでいいだろ
545 :
女装させて見よ:2012/04/23(月) 23:46:52.89 ID:shIm2dXl
自分が気に入らないものにはとことん文句を言って排除するのが2ちゃんクオリティー
そんなこと思っているならお前の方がスルーされる様になるんだぞ
その前にここ人居たんだな
投稿します。
エロは無いですけど女装する主人公の気持ちを考えて見ました。
女児ものです。
548 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 11:58:54.70 ID:6PaGDCFR
僕は今、親戚の家に泊まりで遊びに来ている。
11歳になる従兄妹の舞桜(まお)ちゃんはとても僕に懐いていて、僕にべったりだ。
3歳下の小学5年生の子供だけど僕も悪い気はしない。
そして今日は舞桜ちゃんの強い要望で僕は舞桜ちゃんの部屋で一緒に眠る事になった。
これは一隅のチャンスだと思う。
実は僕には女装癖と言うか女の子の服を着たいと思う趣味があったからだ。
もちろんそんな事はみんなには内緒だし、そんな機会なんてそうあるものじゃない。
せいぜいこっそり女子の上靴を履いて見たり忘れ物の手袋をはめて見るぐらいしかした事が無い。
もともと舞桜ちゃんの家に遊びに来たのも、もしかしたら女の子の服を着る機会が出来るんじゃないかと思っての事で、
叔父さんと叔母さんに今度遊びに来なさいと言われたのは渡りに船な出来事だったのだ。
だけどそう思い通りには行かないもので、舞桜ちゃんの服を着る機会はなかなか無くて、
最初に考えていた舞桜ちゃんの後にお風呂に入って舞桜ちゃんの脱いだ服を着ると言う計画は、
お風呂は最後で良いと言う僕の申し出に遠慮しないでお客さんだからと言う事で一番に使わされて失敗に終わってしまっていた。
こうなったら夜にこっそり抜け出して、洗濯機の乾燥から舞桜ちゃんの服を取り出して着ようかと考えていたところに
舞桜ちゃんが自分の部屋で僕と一緒に寝ると言って来たものだから、仕方の無いふりをしてその話に乗ったのだ。
549 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:00:40.35 ID:6PaGDCFR
「嬉しいな。今日はお兄ちゃんと一緒だ」
「うん、よろしくね」
舞桜ちゃんは女の子らしい可愛いパジャマ姿で上機嫌で僕に話し掛けてくる。
パステルカラーな淡いピンクに白と黄色の星模様でチュニックの様に裾はスカート状になってフリルになっており袖も同様だ。
首元のリボンは女の子のパジャマの特権で、セットの7分丈ズボンも含めてまさに女の子している。
対する僕のパジャマはお母さんが買って来た紺色の開襟シャツパジャマで面白みも何もない。
「そのパジャマかわいいね」
「うん、私のお気に入りなの。こればっかり着るからママに違うのも着なさいって言われたりするんだ」
「そうなんだ。かわいいから良いのにね」
「私も思う。お兄ちゃんのパジャマもカッコイイよね」
「あはは、ありがとう」
「やっぱりお兄ちゃんって良いなぁ」
僕は格好良いとか思わないんだけどね。
舞桜ちゃんは僕の事を憧れ的に見ているから何でも良く見えるんだろうな。
悪い気分じゃないけど。
550 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:02:24.46 ID:6PaGDCFR
こんな感じだから僕が何かを提案したら絶対のって来ると思う。
そう考えて僕はある提案をして見る。
それはちょっとした賭けと言うか、一か八かの勝負。
「ねえ舞桜ちゃん、ちょっとしたごっこ遊びしようか?」
「えー、なになに?どんなの?」
「今から僕が舞桜ちゃんになるんだ」
「お兄ちゃんが私になるの?」
「そう僕が舞桜ちゃんになりきっておしゃべりしたりするの」
「え〜面白そう。私のまねして遊ぶんだ」
よし、反応は良好だ。
ここで一気に本命の提案に持って行ければ。
ちょっとドキドキが止まらない。
「うん、だからさ、なりきるのに舞桜ちゃんの服を貸してくれるかな?
服も全部舞桜ちゃんになるから」
少し声が上ずったけど切り出せたぞ。
どう返事が返ってくるだろう。
551 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:03:31.03 ID:6PaGDCFR
「お兄ちゃんが私の服を着るの?何それ面白そう。いーよ」
やった〜!
OKが出たぞ。
女の子の服が着られる!やった〜!
少し顔に出たかもしれないけど、声には出さないで心の中で小躍りして喜んでしまう。
「でしょ?じゃあ早速服を貸してね」
「うーんでも、お兄ちゃんだけじゃなく私もやりたいな」
おや?のってくれたのは良いけど舞桜ちゃんもやりたいってどうする気だろ?
「ねえ、お兄ちゃん。お兄ちゃんが私になるなら私はお兄ちゃんになって良い?」
「え?」
「私もお兄ちゃんの服着たい」
おっと、まさかこう来るとは思わなかった。
でも憧れている人の服を着て見たいってあるかもしれないよな。
女の子の服を借りられるんだから僕の服を貸すのなんて全然問題ないし、これはこれで面白そう。
552 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:06:34.50 ID:6PaGDCFR
「うん、分かったよ。僕の服貸してあげる。
そして僕が舞ちゃんで舞ちゃんは僕にお互いなりきって遊ぶんだね」
「うん」
すごく良い笑顔で返事をする舞桜ちゃん。
ここまで上手く行くとこっちも嬉しい。
「じゃあ、着ているもの取り替えっこしよ。お兄ちゃんちょっと向こう向いていてね」
舞桜ちゃんはそう言うといきなりパジャマを脱ぎ出した。
反射的に僕は慌てて壁の方を見たけど、いきなりだったのでちょっと驚いた。
まさか人前で脱ぐとは思わなかった。
しばらく時間がたち舞桜ちゃんは脱ぎ終わった様で、今度は僕の服を着る為に服を取りに来たんだろうか、
僕に近くに寄って来る。
「はい、お兄ちゃんこれ」
舞桜ちゃんはそう言って僕に何かを渡して来た。
553 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:08:11.96 ID:6PaGDCFR
「え?これは?」
渡されたもの
それは先ほどまで舞桜ちゃんが着ていたかわいいパジャマと女児ショーツにスリーマーだった。
思わず舞桜ちゃんを見ると、ベッドのタオルケットを身体に巻いた格好で笑顔を浮かべている。
「だってお兄ちゃんは私になるんだから、もう寝る時間だしパジャマ着ないと」
「でもパンツとか良いの?」
ショーツを見て思わずドキドキしてしまう。
女の子の服を着たいとは思っているけど、まさか下着まで着る事が出来るとは思っていなかった。
いや、洗濯物を着ようと思っていた時に考えていなかった訳じゃないけど、こうして実現してしまうと思うと興奮しない訳が無い。
「お兄ちゃんは私になるんだからパンツも全部だよ全部」
ちょっと悪戯っぽい顔になる舞桜ちゃん。
男の僕が女の子のパンツを履くのが面白いらしい。
こっちとしては願ったり叶ったりなんだけど。
「そっか、じゃあ仕方が無いか」
仕方が無いなんて言って見たけどちょっとわざとらしかったかな?
興奮でちょっと表情が変になりそうだから顔を伏せて舞桜ちゃんには見えないようにしたんだけど、
そうすると恥ずかしがっている様に見えるのか舞桜ちゃんはますます面白そうにしている。
取り敢えずはやる気持ちを抑えつつ、僕は自分が着ているパジャマを脱ぎ舞桜ちゃんに背を向けて自分のボクサーパンツも脱ぐ。
554 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:11:35.49 ID:6PaGDCFR
「じゃあ、着るよ」
舞桜ちゃんの女児ショーツを手に取り足を通す。
僕は体格が良い方じゃないけどこれでも中学生だ。
小さいかとも思ったけど子供用のショーツはよく伸びて僕の大事な所もしっかり包んですっぽりと穿く事が出来た。
う、何かまだこのショーツ温かくて舞桜ちゃんの温もりがそのまま伝わってくるような気がする。
舞桜ちゃんのショーツを穿いた僕の下半身が温かさに包まれて、
そのまま女の子に変わっていく様なそんな変な事を考えてしまったけど、
それとは別にムクムクと元気になって来た僕の大事な股間のものが女の子とは違う事を思い起こさせて
男の僕が女の子のショーツを穿いていると言う興奮を身体中に感じさせた。
「お兄ちゃん私のパンツはいてる〜」
そこに透かさず舞桜ちゃんが囃し立てるものだから、
それに反応して恥ずかしいやら嬉しいやらでゾクゾクとした痺れる様な浮遊感に苛まされ
軽く行きそうなってしまった。
555 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:13:31.94 ID:6PaGDCFR
興奮のし過ぎで舞桜ちゃんに言葉を返す事も出来ず僕は次にスリーマーを手に取る。
スリーマーと言うけど要するに女の子用のインナーシャツのことで、
キャミソールの様に肩紐じゃなくてランニングシャツ見たいだったり袖があったりするものの事なんだ。
ただ襟ぐりや袖ぐりにフリルの飾りが付いていたり、かわいいプリントがしてあったりとすごく女の子らしいデザインで、
いま僕が手にしている舞桜ちゃんのスリーマーも小さなイチゴが沢山プリントされている。
このスリーマーもやっぱり舞桜ちゃんの温もりが残っていて、僕を興奮させる。
興奮に流されるままにそのスリーマーを頭からすっぽりかぶって着ると、一瞬にして舞桜ちゃんの女の子の匂いに包まれる。
洗いたてのさらっとした着心地じゃなく、優しくしっとりと肌に馴染む感覚と伝わってくる温もり。
僕はもう昇天しそうだった。
「うわ〜兄ちゃん女の子みたい〜」
僕の後姿を見て舞桜ちゃんは言う。
でも前はあまり見せられないよな。
ショーツの中が大変な事になって盛り上がっちゃってるから。
556 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:15:46.11 ID:6PaGDCFR
「舞桜ちゃんも僕のを着なよ。取り替えっこなんだし」
「うん、分かった〜」
あまり見られていてもやり辛いので、僕は舞桜ちゃんに僕の下着とパジャマを着る様に促して見ると
二つ返事で素直に従ってくれた。
だけど僕のパジャマと下着を持って向こうに行くかと思ったけど、
舞桜ちゃんは身体に巻いていたタオルケットを取るとその場で僕の下着を着始めてしまったのだ。
別に不都合はないけど全裸の姿が見えちゃってる。
この遊びに夢中で人に見られない様に着替えをするの忘れちゃってるんだろうな。
「あはは、私お兄ちゃんのパンツはいちゃった。
男の子ってここの所からおしっこするんでしょ?変なの〜」
舞桜ちゃんは僕のボクサーパンツを穿いて、前開きの所をつまんでみたりして御満悦だ。
女の子も男のパンツに興味があるものなんだろうか?
楽しんでいる見たいだから良いけど、その隙に僕は残りのパジャマも着てしまおう。
557 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:18:20.48 ID:6PaGDCFR
7分丈のパジャマズボンに足を通し腰まで引き上げる。
少し短くて7分丈が6分丈になっているけど、元々そう言う感じのだし変じゃない。
このふわっとした広がった感じに裾を絞ってリボンが付いているのが女の子って感じで良いよね。
でも良く見たら左足のももの所シミが付いてる。
舞桜ちゃんジュースでもこぼしたのかな?
このパジャマのズボン、普段から舞桜ちゃんが着ているのなんだな。
そう思うと女の子が普段から使っているものを着ていると言う感覚が余計強く感じてなんか嬉しくなる。
ずっと同じのを着ていると言っていたけど、パジャマからの柔軟剤の匂いは薄くなっていて
この家の匂いと言うか舞桜ちゃんの匂いが強くしていた。
その事を考えると、また僕の股間のあれが元気になって来たのでパジャマの上を急いでかぶって着る。
良い匂いに女の子のパジャマの着心地にうっとりして、ますますあれも元気になるけど上を着てしまえば安心だ。
チュニックの様にスカート状に長く広がる裾が覆い隠してくれるからだ。
「はは、全部着ちゃった」
念願かなって女の子の衣類を着る事が出来た僕は感動に痺れて浸っていた。
下着も含めて全部舞桜ちゃんのものを着た僕からは舞桜ちゃんと同じ匂いがしており、
この部屋に違和感なく溶け込んでいる。
僕がこの家の舞桜ちゃんになった気分だ。
すごく嬉しい。
558 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:20:25.58 ID:6PaGDCFR
本物の舞桜ちゃんを見て見るとシャツを着終り僕のパジャマのズボンを穿いている所だった。
裾がちょっと余っている。
「ちょっとズボン長いね」
僕は声をかけて丁度良い長さに裾を折り込んであげた。
「ありがとうお兄ちゃん」
上のパジャマも着るのを手伝ってあげたけど、やっぱり袖が少し長い。
指先がちょんと出ていてこれはこれで可愛いんだけど、舞桜ちゃんは気になる様だ。
ズボンの裾見たく折り込んでもいんだけど、そうすると腕まくり見たいでなんか違う感じがする。
何かないかと見渡して見ると、小物を置いてある棚に良いものを見つけた。
「あ、舞桜ちゃん。ちょっとこのヘアポニー使って良い?」
「うん良いよ。何に使うの?」
「こうするの。ちょっと腕かしてね」
僕はヘアポニーを舞桜ちゃんの腕に通すと二の腕辺りで留めて巻き込む様にして袖をたくし上げた。
すると袖は丁度良い長さになり舞桜ちゃんにぴったりになる。
これはお母さんが洗い物をする時
ブラウスの袖をゴムを使って上げていたのを思い出してやってみたんだけど上手く出来た。
559 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:22:11.54 ID:6PaGDCFR
「お兄ちゃんすご〜い」
「いや、凄いのかな?」
舞桜ちゃんに感心されてしまって少し照れくさい。
でも女の子が男物を着ているのってなんか逆に可愛いな。
もともと舞桜ちゃんが女の子らしい容姿をしているのもあるかも知れないけど、
男物を着ても可愛いなんて女の子って羨ましい。
男は女の子の服着ていると直ぐに変だって事になるし。
「ねえ、お兄ちゃんのパジャマ着た私どう?」
「うん、似合ってるよ」
「ほんと?お兄ちゃんも私のパジャマすっごくかわいい」
可愛いと言われるとつい嬉しくなってしまう。
僕はいま、女の子の格好をしているんだった。
下着もパジャマも全部女の子の。
僕はこれから舞桜ちゃんになるんだよね。
女の子の服を着て女の子気分になれるなんて、凄くワクワクして本当に嬉しくてたまらない。
でも、その前に大事な事を舞桜ちゃんと約束しておかなくちゃ。
560 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:27:04.03 ID:6PaGDCFR
「ねえ、舞桜ちゃん。一つだけ僕と約束してくれて良い?」
「うん?なあにお兄ちゃん」
「この遊びの事は絶対誰にも秘密だよ?絶対誰にも行ったらダメだからね」
「うん。分かった。絶対秘密にする」
「絶対だよ?」
「うん、絶対誰にも言わない」
「じゃあ、約束」
「うん、約束!」
「二人だけの秘密だからね」
「お兄ちゃんと私だけの秘密!」
舞桜ちゃんなんか秘密って言うのに凄く嬉しそうだけど、女の子でも秘密とかって好きなのかな?
そう言えばないしょ話って女の子の方が好きだったっけ。
「それじゃ、着てるものの取り替えっこも終わった事だし、今から僕が舞桜ちゃんで舞桜ちゃんが僕になろうか?」
「うん、やろうやろう!」
舞桜ちゃんの服を着る為のきっかけのつもりで提案した遊びだったけど、
思いきり女の子になれると言うのは楽しみで仕方が無い。
561 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:29:16.46 ID:6PaGDCFR
舞桜ちゃんを演じて思いっきり女の子気分になると言うのは普段出来ない事だから特にだ。
そう思った矢先だ。
コンコン
ドアがノックされた。
まずい!舞桜ちゃんのお母さんだ。
今この状況を見られる訳にはいかない。
「舞桜ちゃんベッドの中に隠れて!」
僕は慌てて舞桜ちゃんをベッドに寝かせ掛け布団をかぶせると、自分も敷いてある布団の中に潜り込む。
ガチャ
間一髪。
ドアが開く前に何とか身を隠すのに成功した。
「あらあら、そんなに慌てて寝たふりをしなくても良いのよ。
ふふふ、でもあまり夜更かししてはダメよ。
じゃあ、おやすみなさい」
舞桜のお母さんはそう言うとドアを閉じて行ってしまったようだ。
助かった〜。
562 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:30:20.35 ID:6PaGDCFR
「ママ行っちゃったね」
「うん、秘密がばれる所だったよ」
「お兄ちゃんがいきなり隠れてって言うからビックリしちゃった」
「あはは、ゴメンゴメン」
「じゃ、続きやろう」
「いや、今日はもう止めておこう。叔母さんも夜更かしはダメだって言ってたし」
「そっか〜、残念」
また見に来られたら困るし。
パジャマだけど舞桜ちゃんの服を着られただけで満足しておこう。
それに下着だって着る事が出来た訳だし大収穫だよ。
「それじゃ、着てるものも元に戻そうか」
「え〜、お兄ちゃんのもっと着ていたい」
「でもごっこ遊びは止めて寝ないと怒られるよ?」
出来れば僕ももう少し舞桜ちゃんの女の子のものを着て居たいけど、
騒いで叔母さんに見に来られるのは困るし。
「じゃあ、このまま寝よ。私はお兄ちゃんのままでお兄ちゃんは私のままで寝るの」
「それって取り替えっこしたまま寝るって言う事?」
「うん、そうだよ。うるさくしなかったら大丈夫だよね」
563 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:32:52.78 ID:6PaGDCFR
なるほど。
それなら問題無いね。
と言うか舞桜ちゃんの方からそういう提案がくるとは思っていなかった。
そう言う話しなら一も二も無く賛成だよ。
こっちからお願いしたい話しだ。
「良いよ。寝るだけなら大丈夫そうだし」
「やった〜!」
「ほら、静かにしないと」
「あ、ごめんなさ〜い」
朝までこの女の子の格好か。
ちょっと嬉しくて寝れないかも。
そんな事を考えて布団に入ろうとしたんだけど、そこで舞桜ちゃんの制止が入った。
「あ、お兄ちゃんは私なんだからベッドで寝るんだよ」
そうか取り替えっこで僕が舞桜ちゃんなんだから僕が舞桜ちゃんのベッドで寝るのか。
舞桜ちゃんのベッドもシーツや枕がピンクのサクランボ柄でフリルがあって女の子らしい可愛いものだ。
枕元にロップイヤーのうさぎのぬいぐるみなんかが置いてあって
いかにもな女の子雰囲気が僕には嬉しい。
「うん、分かったよ」
僕は言われた通りさっそく舞桜ちゃんのベッドに入る。
こんな可愛いベッドで寝ると本当に女の子になった気分だ。
それにシーツも掛け布団も枕も全部女の子の良い匂い。
これじゃ興奮して寝られないんじゃないかな?
舞桜ちゃんの方を見るともう布団に潜り込んでいた。
564 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:34:41.96 ID:6PaGDCFR
「うわー、お客さん用の布団ふっかふっか〜」
舞桜ちゃんは舞桜ちゃんで楽しんでるみたいだ。
「じゃあ、もう明かり消して寝ようか?」
「うん」
舞桜ちゃんはリモコンで明かりを小さな電灯に切り替えると、
ちょっとはにかんだ様な笑顔を浮かべ僕に向って言ったんだ。
「じゃあ、おやすみ舞桜ちゃん」
僕は最初きょとんとしてしまったけど、その意味が分かるとこう返した。
「おやすみ、お兄ちゃん」
「えへへ」
そうすると舞桜ちゃんは照れ笑いを嬉しそうにして布団を掛け直して眠る体勢に入った様だ。
僕はと言うと舞桜ちゃんのベッドの中で一度大きく息を吸うと、
女の子の格好をして女の子ベッドで眠る嬉しさをかみしめていた。
なにせパジャマはもちろん下着も全部女の子の可愛い衣類。
眠るベッドも可愛い女の子のもので舞桜ちゃんの匂いに包まれる。
何から何まで女の子。
こんな嬉しい事態そうあるものじゃない。
本当に自分はいま舞桜ちゃんになっているんだとすら錯覚しそうだ。
565 :
ごっこ遊び:2012/04/29(日) 12:36:35.49 ID:6PaGDCFR
そう思っているうちいつの間にか僕は眠りに落ちた。
夢の中で僕は舞桜ちゃんになっていた。
良く覚えていないけどきっとそんな夢を見ていた気がする。
ここまでだったら「良い体験をしたなー」で終わった所なんだけど、
翌日目を覚ました僕はとんでもない事態に陥っていたりしたんだ。
それはね。
僕の下着とパジャマを着て布団で寝た舞桜ちゃんが『おねしょ』をしちゃったんだよね。
これ、どうしよう?
素直に取り替えっこをして遊んだ事を告白するべきか、
僕がおねしょをしてしまったとして申し出るか。
世の中嬉しい事ばかりにはならないものなんだね。
そろそろ叔母さんが起こしに来るころかな?
さてさて…。
〜おわり?〜
GJ!
>素直に告白する
→「あら似合うじゃない。折角だから、今日はそのままでいてね♪」と叔母さんにイイ笑顔で強要される
>僕がおねしょをしてたと申し出る
→叔母さんに「罰として、今日一日、貴方は舞桜の妹の舞耶(まや)よ!」と命じられる
>さらに斜め上
→叔母さんは、なぜか「僕」を舞桜ちゃんとして扱う。舞桜ちゃんも、平然と僕みたいな言動をとる。
……などと妄想。はたして叔母さんの反応や如何に!? (ちょいトバしすぎか)
変態で積極的な主人公が良くない
強制女装少年の小説を読んで勉強してくれ
ごっこ遊びしている場面がぜんぜん無い
舞桜ちゃんに女児扱いされる主人公とか期待したのに
なんか惜しい
これはこれで悪くはないと思うけどな。
それに、別にここは強制女装でないといけないというわけではなくて、
女装SS「総合」スレだからね。
そうか?
548の話は女児女装の醍醐味を分かっていない気がするが
>変態で積極的な主人公
むしろ、ソコがいい!
まぁ、その分、「強制的にヤらされてる」ことによる背徳感のスパイスは足りないが、
「ぼく、イケナイことしてる♪」的な秘密のお楽しみ感はあるし。
ただ、確かに本人だけで完結せず、舞桜ちゃんなり叔母さんなりと
より積極的に絡んでほしかったってのはあるかな。
そんなに作者をイジメ、攻め、二度と投下させない気分にさせなくても良いではないか。
初めて 「合意の上、女の子のの脱ぎたての服、下着を着る」行為。こんな感じではないのか?
ただ、今後、癖になって、どんどんハマって行く姿を見たい。
従妹も癖になってくれたら良いと思う。二人の秘め事のまま。
おねしょだって、
・男子で中学二年生?なので、責任取るか?
・夜中に従妹が布団に入ってきたと言い切るか?
などの展開は見てみたい。
>>567 >>1 を無視してると思う。
>>1 には
>ここは既存スレに該当しない女装関連のSSを総合的に取り扱うスレです。
>自分の意思で女装させ、女よりも女らしい子を目指すのもよし、全ては書き手の自由です。
と書いてある。「書き手の自由。」なのに「
>>567 だけが読みたい物を押し付ける」のはよくない。
>>568 >>570 次回からでそ?
寝るだけだったし。今回は。
ごっこ遊び、とか、醍醐味、とかは、今後、何度も繰り返して服や下着の取替えっこを行う中で、役割を覚えたり、醍醐味に気がつくものだと思う。
一回目から、できないし、わからないと思う。
女装趣味の主人公は好きなので個人的にはGJ
確かにここで止められると物足りない部分はあるけどなあ
できれば続きを書いてほしいものです+(0゚・∀・) +
それにしても、ここの読者様は何で醍醐味とか勝手に型に当てはめちゃってるんだろ?
>>1くらい読めばいいのに
作者に、たった1人の趣味を『醍醐味』とか、押し付けるのか?
それなら、
『大好きな女の子と二人だけの秘密を持つ』楽しさ。
『初めての異性装が好意を持っている相手との、互いに脱ぎたての肌着』と言う特別の仲間という関係。
『初体験で舞い上がり、それ以外の感情を持てなかった』初々しさ
は、醍醐味だ
と書かせてもらう。
確かに恥辱庵の強制女装少年は良い作品が多い所だけど同じものを求めるのは酷だろう
むこうの作品は商品として売れるレベルで
ここのは作者本人が言っているように駄文
恥辱庵みたいな作品書ける作者ならこんな場所に投下なんてしないだろう
もし自分好みの話しを書いて欲しかったら態度を改めた方が良い
世の中相手をその気にさせるために喜ばせるような言い方と言うのがあるんだぞ
ここでは作品が投下されたら乙して労ったりGJして誉めるべき
作者を誉め殺しして持ち上げる位の気持ちが必要
そして趣味があわない時はスルー
これが匿名掲示板でのコミュの仕方
そうだよ(便乗)
おっ、そうだな
ここまで客観的に見て女児女装ものは需要はあるがハードルが高いと言う事か
しかしここの住人はどんなSSが読みたいのだろうか?
自分含めて見ている人間少ないと思ったがそこそこ居るみたいだし聞いてみたい
住人の好みとか総意を求められても、
ここは色々な趣味嗜好の方が揃い踏みしてる感じがするのだが
正直俺は女児女装のどこに魅力があるか分からない(理解はできても同意できない)し、
オムツとかドン引きするわけで。逆にそれを好む人も確実にいると思うしな
あちらが立てばこちらが立たずというか、それを聞くのは無意味な気がする
万人受けするフェチ描写とか存在しないよ
>>580 きちんと読める女装小説ならそれで良いよ
ただあまり長いのは敬遠するかも
SS(ショートショート)と言うぐらいだから投下分で区切り良くなっているのが好ましいかな
あくまでこれは自分の好みでの事なので悪しからず
私は、
雛型に沿った展開や、
どこかで見たような話し、
などは、嫌なの。
初めて。または、あまり使われない展開の話しを読みたいです。
新しいとか斬新とか言って訳の分からん話しを投下されても嫌だけどな
最低限人に分かる話しを希望する
99.9%は既存の話の焼き直しだぞ。
>>583は自分で書く以外にその要求を満たす方法はないと思え。
関係ない話で悪いけど、漫画でなんだけど内容が
女子運動部マネージャーの男子がユニフォームの洗濯をたのまれて
洗濯をする時に出来心で汚れた汗臭い女子のユニフォームを着てみたところ
女子に見つかったみたいな話しのもの誰か知らない?
読んだ覚えあるけどタイトルとか作者を覚えてなくて
心当たりある方お願いします
このスレで終わらした方が良いな。次スレ立てる必要なし
あっても文句しか続かないし。
書きたい人もここ以外で書いた方が良いよ。
どうせスルーか文句しか返ってこないし。
作者様だろ?
もうどっちが偉いとかじゃない
勝手にやればいいんだよ
ただ、だいたいで良いからみんなスレのルールは守れよな
この作者はもうここに書いてはくれないだろうな
ごっこ遊びの続きここの奴ら期待してるし俺も読みたかった
エロ無しと面白み無し。何書いても文句書かれるからには、徹底的に嫌われて見る。
女の子が欲しいのに、男の子だからと、女の子らしく育てられる。
のと、
男の子が欲しいのに、女の子だからと、男の子らしく育てられる。
のと、どちらが幸せなのだろ?
確か、男の子だからとマタの御大事を切り離したお母さんがいたな。
怖い。
けれど、非合理的な方法としては、最低限は、飲食物、オモチャ、や、衣服。それから、加えられれば、医薬品、などで、多少は、男の子らしさ、女の子らしさ、を、調整出来るらしい。
少なくとも、日本では、保育園、幼稚園、小学校、と、中学校、が、協力してくれれば。
衣服や言葉使い、体育などの男女別授業、洗面所や更衣室、などの、男女区別してる部分を助けて貰えれば。
試しで、
野菜類や穀物、果物、などの多な人
砂糖、塩、醤油、味噌、香辛料、カラシ、ワサビ、などの少目な人、
豚、牛、鶏、魚貝、などの肉が多めな人、
調味料や香辛料などの多めな人
に分けたりすると、
性質などに、違いが出るらしい。
ある程度、丸っこい?柔らかい?優しい?おとなしい?人になるには、野菜類や穀物などの多めな、調味料や香辛料などの少ない、飲食物を心がけると良いらしい。
それから、受動的喫煙、積極的喫煙は徹底的に避けると良いらしい。
この辺りは、神奈川県全域と兵庫県や東京都の一部地域の実施している受動的喫煙防止条例に沿った店舗などの利用が良いだろう。
酒もだ。親や親戚などは、酒を呑んだあと子どもたちの相手は、徹底的に止めておこう。酒の混じった息を子どもたちが吸わないように。
菓子なども気を付けよう。酒が混じった菓子類を食べないように。
紅茶、緑茶、サイダーやコーラなどは、即刻禁止。
炭酸水、つまり、水と二酸化炭素だけの、味が付いてないものにしたら良いとか。
野菜類や果物だけを使うジュースも良いとか。
少々の動物質としては、牛乳とか、砂糖の入ってないヨーグルトやチーズは牛乳換算で、一日合計、3歳くらいで200CC、10歳くらいでは500CC、を目安にすると良いとか悪いとか。
そんな反骨心で書かなくても
ごっこ遊びの続き書いてくれよ
それとも絶対書かないとかへそ曲げてる?
投下する人はもっと図太くていいんだよ「俺はこうする。こういうスタイルで投下するぞ」
って感じで、要望とかあっても気が向いたらやろうかな ぐらいで
書き手の違いを判る様になってから意見した方が良いよ
あー、また過疎るな
いっそ議論スレにでもするか?
暇だったので自分用にここのSSをまとめてたら、偽装彼女系が荒らしにしか見えなかったw
日本語でおk
投稿量が異常で荒らしかと思ったとかそんなとこだろ
面倒だからいちいち突っ掛かるな
しかしこのスレ大分様変わりした感じはするけどな
一番の問題は新しい書き手が居着かない事か
初期の頃に書いていた書き手も見てはいそうだけど、この空気では書きたくはないだろうな
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< ごっこ遊びの続きまだ〜?
\_/⊂ ⊂_)_ \_______
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| .|/
こんな空気で続き書いたりしないだろうな
俺だったら絶対書かない
自分が希望する話しを自分で書いてここに投下して見れよ
そしてああだこうだ言われて見たら分かるはずだ
>>586 亀レスだが女装少年アンソロジー紅組の「頑張れ!男子代表」だと思う
汗臭いとか言う描写は無いがシチュエーションは同じ
もし違うなら後はわからない
このスレの第7話を立てた者だけど、良い意味で盛り上がって欲しいです。
人間とは思えないほどの開き直り、または、相当のイジメられたがり、では無いと、書かないだろうな。
>>604 文句をつける奴もいれば続きを期待している人もいる
続きを期待してのコメントの場合もあるだろう
そんなにへそを曲げずにごっこ遊びの続きを書いてくれないだろうか?
おまえら作者虐めすぎワロタ
作者いじめてるのはごく一部だけどな
作者自身も何だかネガティブしてるけどな
ファンコールに答えずに書きたくないと言うばかりだし
気がむいたら書くのだろうから我々は黙って次の投下を待つしかないさ
609 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 18:46:35.95 ID:DvzoKYLg
あの書き込みだけで作者だって分かるとかエスパーかお前ら
>>609 まあ、作品をここに投下もしないで書きたくないとかほざいていたらただのアホだからな
実績も無しには普通言わないだろう
だから書かないと言っている奴は作者と言う事になるんだろ?
何を揉めているのか解らないけど、女装フェチ作品として普通に面白いと思う
フェチものは同じツボが合うかどうかなんだよな
あ
おまえらお気に入りのweb小説紹介してよ
このスレ以外で
復活していたのか
これは嬉しい
>>614 初めて見たが・・・これはやばいな(゚A゚;)
こんな素晴らしい場所があったのか
過疎。。
もんもんうぇぶ
投下します
徹夜になってしまった
昼と夜のあいだに
夕方のラッシュが過ぎて、まだ少し混雑の残る電車の中
残業にくたびれたキャリアウーマンと、部活上がりの女子高生
これから夜の街へ出勤する夜の蝶たち
そんな女性専用車両の隅っこに僕はいる
多くの女性は無関心で、怪訝な目で見るオバサンが少し
前に抱えた大きなリュックの中から、僕はおもむろに化粧ポーチを取り出した
この段階では誰もこれを化粧ポーチだとは気付いていない
眼鏡をポーチにしまって、代わりにファンデを取り出す
チューブに入ったリキッドファンデーション
男の僕が持つのだから、ニキビ対策の医薬品にしか見えないだろう
指先に少量取って、肌を持ち上げるように塗っていく
下地はすでに作ってきている
そこにファンデがのって、徐々に肌の凸凹が消え、落ち着いた艶をもつようになる
どうやら隣に座るOLはこれがニキビ薬ではないことに気付いたようだ
チラチラと視線を感じる
隠し事が露呈した瞬間だ
視線を感じるたびに胸の鼓動が高鳴ったが、僕は気付かないふりをして化粧を続けた
チークを入れ、ベースメイクが終わるころには向かいの席の女子高生を気付いていた
死にたいほど恥ずかしいはずなのに、僕の手は慣れた手さばきでテキパキを化粧を続ける
眉を描いて、アイラインを引き、少しラメの入ったシャドウを入れる
盛り盛りの付けまつ毛と、控え目にリップを仕上げたら顔が完成
乗車口を挟んだ斜め向かいには、同じように車内で化粧をする水商売らしき女性もいた
自分のほうが丁寧だとちょっと調子に乗ってみる
次は髪だ
後ろで少しだけ束ねていた髪をほどくと肩くらいの長さになる
もともとの猫っ毛もあって、泡の整髪料でくしゅっとすると簡単エアリーボブの出来上がり
これで首から上は完成した
このあたりで周りの様子がどよめきに変わる
「えっ、マジやばくない?!」
「ありえないんだけど!!」
向かいの女子高生はひそひそ話から会話の内容が聞き取れるボリュームになった
化粧をしていた女性は僕の髪質に嫉妬しているのが顔に出ている
隣のOLは集中する視線を避けるようにじりじりと僕との距離をとる
これが中年女装変態オヤジだったらそうはいかないだろう
完全にその筋の人と思われなければ、たちまち締め出される
このときばかりは女顔に生んでくれた両親に感謝を覚える
一般女性ならここでメイクは終了
いや、髪まで車内でやる人は中々いないか
ともかくここで完成しているはず
でも僕はまだ終われない
最後に『服装』が残っている
リュックを足元に置くと、首まで上げたチャックをゆっくりと下す
中からは、ややゴスっ気のある、ふりふりな服が現れた
ノースリーブで、背中も胸元も大きく開いた、肌の露出の多い服
女子高生の言葉が小さな悲鳴に変わった
「〜〜次は〜〜、南神台〜〜、南神台〜〜、お出口は〜〜」
車内アナウンスを合図に僕は立ち上がると、リュックへ手を伸ばす
最後の仕上げに取り出したのは、服と色彩を合わせたふわふわの布
それにスッを足を通して腰で止めるとスカートの出来上がり
もう皆あっけに取られている
瞬く間にかわいい女の子が出来上がったのだから
でも、これではまだ未完成
電車が止まって、ドアの開く直前
僕はミニスカートの上からベルトの金具を緩める
そして素早くズボンとパンツを同時に下ろして、スニーカーごと脱ぐとリュックへと詰め込む
一瞬車内が悲鳴とどよめきに包まれたが、あらかじめ出しておいたサンダルに履き替えると
私はもう電車から飛び出していた
外で順番待ちをしていた人たちの視線が痛い
車内のように奇異なものを見る目ではない
かわいくて、露出過多な女の子へと奪われた視線
私が奪った視線
私は改札への階段を駆けるように降りる
フリフリの揺れるスカートが
ノースリーブからのぞく二の腕が
ふんわりエアリーボブが
揺れる胸(パッド)が
ミニスカートから伸びる足が
次々と視線を集めていく
私を私にしてくれる
改札を抜けて、駅の南口から外へ出ると
私は足を緩めて呼吸を整えながらゆっくり歩いた
夜のにぎわいを目前に迎え、ざわつく駅前広場
昼間よりちょっと大胆なカップルや、飲み会へと向かうサラリーマン集団
そんな広場の中央で僕が言った
「でもまだ未完成」
僕はポケットから黒いパンティを取り出した
私はそれを受け取ると、サンダルから足を離して、ゆっくりと、確実に、つま先を通していく
その様子に目をつぶっていても周囲の視線が集まっていくのがわかる
腰をくねらせながらパンティを上げていき、ちょっとお尻をサービスして後ろを上げる
大量の視線が私を犯し、私もまた感じている
ミニスカートの中でアソコはやけに雄々しく大きくなっていた
パンティを伸ばしてかぶせようとすると、お尻にキュッと食い込みアナルを刺激する
「でも、ここも大事な部分なの、しっかりしまってあげないと、ね」
小さめサイズのパンティをいっぱいに伸ばして、ようやく届いた先端にパチンとゴムがかかる
「ひうっッッ!!!?」
半分露出した亀頭にレースの素材がこすれ、快感が一気に爆発する
「あ……、あはぁ……♡」
黒いパンティを白く汚し、立ったまま果てた
その汚れをふき取ることもなく
ガクガク震える膝に、恍惚とした表情で立ち尽くす
これでやっと『完成』
男の子が嫌なわけでも、女の子になりたいわけでもない
どっちも僕で
どっちも私
でも「どっちか」じゃあない
昼と夜の境目のようにあいまいな、私と僕がないまぜになる瞬間
僕は
私は
オトコノコ
GJ!良かった
オトコノコが可愛い
なるほど、重ね着か。
こういう方法が有ったのか!
作品が投下されてんのに何でこんなに過疎ってるの?男の娘が可愛く面白いのに
あれだけあった書き込みはどうなった?
628 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/16(土) 09:59:53.12 ID:7SnFYVJz
荒れるよりはいいんじゃね?
まあこんなこともあるよ
テンポが良くて読みやすいけど、ソフトすぎる
思わずディープな妄想させるのを狙ってるならGJといえる
女装への想い入れは人によりけりだけど
そのブレ幅はわりと広い性癖だと思う
俺の場合、女性化願望よりも、倒錯・現実との決別的な話のほうが好き
上に同じく それだけだと、当然若干スレチ気味になりそうだが
今更だけど
>>522を書いた作者って自分も女装する人なんだろうか?
所々に実体験ぽくてリアルな感じの話があるから
今月一本もSSが投下されていない件について
作者もせっかく感想とか書き込まれてるんだからレスすればいいんじゃないか?
そうすればここも少しは賑やかになるだろう
そうなればいいね
全レスとかはやらない方が良い事の一つ
2ちゃんで慣れ合いは好まれない
事態が停滞するからじゃね
高木かおり氏が書くような女装SSが読みたい
>>640 ここで言ってもな
同じ趣向のを探すならホームページに行った方が良いだろう
642 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 22:15:50.40 ID:2RVG8qoE
>>639 最近投稿され始めたのか
逃走物とか久しぶりに見たわ
長い話しを細切れに投下されるのは好きじゃない
自分の専用ページがあるなら良いけどここでそれやられると少しうんざりする
SSっ言う位だから短くまとまっている方が好きだな
だらだらと細切れに話を投下されるなら過疎っている方が平穏無事
ほぼ毎日一定量を投下してもらえるなら無問題。
あとは自分でメモ帳にでもコピって、完結後に通しで読む。
書き手がほとんどいないスレなのに、
読み手の「こういう書き方が読みやすい」と制限をするのは良くないと思う。
文章の内容がスレ違いで無いなら、書きながら投下を容認した方が良いと思う。
SSが云々よりも
このスレは機能してないので落として良いと思う
そうなのか?
一応まだ期待はしてるんだが
ごくたまに投下される事もあるから侮れない
長編の連投で過去に荒れた事があるので、それを考えると
たまに投下される今の方がいいんじゃない?
過疎状態だけど
初期のあれは書き手が荒らしという非常に珍しい事態だったな
過疎るよりはずっとマシだから別にいいんだが
どの作品が書き手が荒らしだったんだよ。
自分が嫌いな作品だったからってそういう言い方するなよ
もちつけ
誤字してるぞ
自分が気に入る作品が投下されるまではどーでもいいな
ココ、二次創作ネタってOK?
アニメにもなったラノベ『ロウきゅーぶ』で、原作では主人公の長谷川昴(高一♂)は、叔母の美星が顧問をしている慧心学園初等部の女子バスケ部のコーチになるワケだけど、
「IF」な話として、横暴な叔母に「負傷したメンバー(愛莉あたりとか)の代理」として練習&試合に参加することを強制される……という話を妄想してみたり。
無論、他の女の子たちは「美星先生の姪のすばるちゃん」が、本当は男子高校生だとは知らなくて、てっきり自分たちと同じく女子小学生だと思い込んでる。
(身長的には170センチ弱の愛莉とどっこいのはず。いっそアイリより低いとしてもいいかも)
当然、練習中は体操服+黒スパッツ姿で、練習の前後の私服も美星にいかにも小学生の女の子っぽい服(実は美星のお下がり)を着せられて、学園まで来る……とか。一人称は「俺はやめなさい」と言われたので「僕」なボクっ子。
最初の約束では、一週間後の女子バスケ部存続を賭けた練習試合までって話だったけど、なんだかんだで慧心学園女バスでプレイすることが楽しくなり、なし崩し的に今後も参加し続けることに……とか。
幼馴染の葵に、放課後高校を抜けだして変える途中で公衆トイレで女児服に着替えるところを目撃されたり、男子バスケ部の夏陽あたりが「同級生の女の子」だと思って惚れたり……とか、色々妄想できそう。
無問題
>>654 期待して良いですか?
先生と生徒の二役になるのかな?
#一応、上で予告したモノの書き出しです。
『籠球少女(偽)』
最寄り駅からクルマでおよそ15分。バスなら軽く30分近くかけてたどり着く、赤煉瓦造りの塀に囲まれた、かなり広めの学び舎の名は、私立・恵心学園。
初等部から大学部までを有する、由緒正しい総合学園だ。もっとも、こちらにあるのは、初等部と中等部だけで、高等部と大学部はそれぞれ郊外に別の校舎があるらしいが。
それはさておくとして、「彼女」は少なからず当惑していた。
そもそも、最初にこの話を持ち込まれた時は「一週間だけの臨時コーチ」と言う話だったのだ。気乗りせず、断わったのだが、依頼者──血縁上は叔母であり、事実上は姉貴分と言ってもよいその女性、高村美穂は執拗だった。
ついに根負けして、どうせやることもない(正確には「やりたいことはできない」)のだから……と、妙な仏心を出して引き受けたのが運の尽きだった。
土曜日の半ドン授業が終わってすぐに、迎えに来た美穂のクルマに引っ張り込まれ、渡された缶ジュースを飲んだところで、なぜか眠くなり……。
気が付けば、駅と学園のあいだにある美穂のアパートで目覚めるハメになった。どうやら、一服盛られたらしい。
わざわざ自分を眠らせてまで何をしたのか、まさか脅迫写真でも……と、とっさに浮かんだ「彼女」の考えは、当たらずとも遠からずだった。
そのままロクに事情説明もせずに部屋から引っ張り出され、有無を言わさずクルマに載せられ(160センチそこそこの背丈しかないクセに美穂は呆れるほど馬鹿力なのだ)、美穂の職場──つまり、彼女が教鞭を執る恵心学園初等部の体育館に連れて来られたのだ。
体育館には、美穂の教え子にして顧問を務める女子バスケ部の部員達が待ち受けていた。
言うまでもなく、彼女達は、別段メイドさんのコスプレや、スク水エプロンなんてヤバい格好もしていない。体操服&スパッツ(約1名制服から着替えていない子もいたが)という、ごく普通の運動部の部活の練習スタイルだ。
「恵心学園・女子バスケ部、水都朋香です」
「同じく、鷺澤眞子でーす!」
「長津田咲です」
「か、樫井……藍璃、です」
「そなた──濱田そなた」
「「「「「よろしくおねがいしまーーす」」」」」
簡潔な自己紹介も、最後の声の揃った挨拶も、気合いが入っていて微笑ましい。十分好感に値すると思う。
問題は……。
「さ、アンタもチームメイトに自己紹介しな、"すばるちゃん"(さっき言った設定でね)」
ニヤニヤしながら小声で補足する叔母を蹴っ飛ばしてやろうかと思うが、バスケ部員の手前、そういうワケにもいかないだろう。
「えっと、は……じゃなくて、高村すばるです。こちらこそ、よろしくお願いします」
5人の少女達と同じ襟と袖口に赤い縁取りのついた体操服と黒いスパッツ姿で、もぢもぢと顔を赤らめながら「彼女」もペコリと頭を下げる。
おそらく女バスの面々は、「恥ずかしがり屋な娘だなぁ」とでも思ったことだろうが、真相はちょっと異なる。
(うぅ……どうして、俺がこんなメに……)
高村すばる──本名・羽瀬川昴流。恵心学園初等部6年B組の担任教師・高村美穂の姪……ではなく甥っ子だ。ついでに、ちょっと背は低いが小学生ではなくれっきとした高校一年生だ。
(いくら負傷で欠員が出たからって……恨むぞ、ミホ姉〜〜!)
──まぁ、そういうコトだ。
昴流は、これからしばらく「別の小学校に通う6年生の女の子の高村すばる」として、この女バスのメンバーとともに練習に参加し、さらに一週間後に行われる男子バスケ部との練習試合に出場しなければいけないハメになったのだ。
-つづく-
#名前が「本物」と微妙に異なるのは、私がヘタレだから。「このSSは実在する人気ラノベと何ら関係ありません」と言い張るため。
#……と、ココまで書いて、いまいちエロシーンを挿入しづらいことに気付いた罠。いや、少年誌レベルの「エッチなシーン」くらいなら、原作でも多発してるし、女装SS的にも可能なんですが。続きは別のトコロにすべきか。
つC
自分の想像していたものと違うと執拗に文句つけてくるクレーマーを押し切れるなら無問題
ちょっとでも叩かれたら書けなくなってしまうようなら避けた方がいいかも
個人的には続きが読みたいけど…
まあ、イカにして男の子バレをさせないかとか、有るよね。
着替えとか、行動とか、色々。多分、更衣室とかシャワー室とか洗面所とかトイレとか男女別で、しかも、場合によっては全裸になる場で。
男の子バレ後の口止め、もね。
『籠球少女(偽)』#2
思えば、入部したばかりのバスケ部が、3年の先輩の不純異性交遊による不祥事(なんでも12歳の子を誑かしたらしい)で1年間の活動停止となったことがすべての始まり……は言い過ぎでも、ケチのつき始めだったと、昴流は溜息をつく。
そもそもバスケの腕を見込まれて体育科に入学したのに、そのバスケ部が活動停止となると、何のためにこの七城高校に入ったのかわからなくなる。
あまりのショックに昴流が、翌日の火曜日から3日続けて学校をサボったのも──まぁ、決して良い事ではないが──十分同情の余地があると言えるだろう。
そして、プチひきこもり状態3日目の木曜の夕方、ミホ姉こと美穂が来襲し、昴流にちゃんと学校に行くことと、自分が顧問をする女子バスケ部の臨時コーチをすることを(主に肉体言語をもって)、承知させたのだ。
とは言え、もともとアウトドア派である昴流も、部屋に引きこもっているのはいい加減飽きていたし、そんなコトをしても何の解決にもならないことは理解はしていたのだ。
3日ぶりに顔を出した学校は──幼なじみの少女・萩谷アオイだけは、心配そうな素振りを見せたものの──呆れる程何も変わりはなく、昴流は拍子抜けした気分にさせられた。
そう、バスケ部が活動停止になろうが、自分が数日無断欠席しようが、世の中は何も変わらない。その事実が、良くも悪くも昴流にある種の「悟り」めいた諦観をもたらした。
五月病になった新入社員のような気分で授業時間を適当にやり過ごす。
いろいろ気遣ってくれるアオイには悪いと思うが、こちらも適度にあしらって振り切り、本屋で適当に時間をつぶしてから帰宅する。
もっとも、その際、しっかり「ミニバスケットのルールと指導」という実用書を買ってるあたりに、彼の義理固さが見てとれるが。
* * *
そして迎えた土曜日。授業が終わるや否や、HRもまだだと言うのに堂々と教室に押しかけてきた美穂に昴流は拉致され、有無を言わさず彼女の愛車に押し込まれた。
「ったく。教師のクセに無茶が過ぎるぞ、ミホ姉」
「にゃはは、ごめんごめん。いや、昴流のこと信用してないワケじゃないけどさ。どうせなら、少しでも長くあの子達と練習してもらいたくて──時間もないことだし」
ふぅん、と聞き流しかけて、最後のひと言が微妙に引っかかる。
「……おい、ミホ姉、何か隠してるだろう?」
「さ、さぁねぇ〜」
トボケようとする彼女を何とか問い詰めたところで、女子バスケ部が来週の土曜日に練習試合を控えていて、その結果如何で廃部になることを昴流は知ってしまう。
「ちょ、なんでそんな大事なコト黙ってたんだよ!?」
「言えば、アンタ、絶対尻ごみしたでしょ?」
「そんなコト……」
ない、とは言えなかった。
確かに、1週間のコーチでできることなどたかが知れている。それでも、その子たちが負けたとしたら──自分は彼女達の「バスケをする場所を守ってやれなかったコト」を悔やみ、落ち込むだろう。
そして、それがわかるからこそ、ハンパな関わり方を拒否したはずだ。
「くそっ! せめて俺自身が試合に参加できれば、いろいろやり方もあるのに……」
「(ちゃーんす♪ 確かに聞いたわよ〜)それより、昴流、着くまでにコレでも飲んどきなさい。生憎、昼ご飯食べてる暇はないからね」
そう言って、ブリスターパック入りのジュースを助手席に投げてくる美穂。
「ひでぇッ!!」
苦笑しつつも、パックにストローを刺して飲み始め……たトコロで、ブフッと吹き出しかける昴流。
「な、なんだよ、この「どろり濃厚果汁200%」って?」
「ん? 言葉通りでしょ。本来の半分の量まで煮詰めてあるんじゃない?」
昴流の抗議をサラリと美穂は受け流す。
「いやぁ、名前がおもしろそうだったんで、つい買っちゃったんだけど、さすがにためらわれてね〜。で、どう、味の方は?」
「……第一印象よりは、マズくない」
とは言え、空き腹にめちゃめちゃ甘い果汁ジュース(カ●ピス原液なみの濃さ)を流し込むのはちょっとした苦行だった。まぁ、カロリー補給だけはそれなりにできそうだが……。
四苦八苦しつつジュースを飲み終えた昴流は、だから気付かなかった。
パックの角に一度開封された痕跡があったことに。そして、ジュースの濃さにまぎれて、微妙に味がヘンだったことに……。
* * *
「ほら、そろそろ起きな、すばる!」
ゆさゆさと体を揺さぶられて、昴流は自分がクルマの中で寝てしまっていたことに気付いた。
「あ、ああ、ごめん、ミホ姉。ちょっとウトウトして……」
言いかけて、軽い違和感に襲われる。
確か、学校から直で拉致られた自分は、紺色のブレザーとスラックスという七高──七城高校の男子制服を着ているはずではないだろうか?
それなのに、妙に手足がスースーするような気が……。
「!」
気のせいではなかった。長袖長ズボンから、いつの間にか半袖の体操服に着替えて──もとい着替えさせられていたのだ。
いや、体操服姿であること自体はいい。コーチ役とは言え、指導上身体を動かす必要がある時もあるだろう。
勝手に着替えさせられたのも、まぁいい。いや、よくはないが、どうせこんなコトをするのは美穂くらいのものだし、恥ずかしさが皆無というわけではないが、姉弟か従姉弟に近い感覚の叔母と甥の仲だし、今更だ。
問題は──どうして、スポーツバッグに詰めて用意してあった、自分の七高の体操着ではなく、見覚えのない赤い縁取りの体操服を着せられているのか、という点だ。
おまけにボトムは、ショートパンツではなく3分丈程度の紺のスパッツ。ピッチリして臀部のラインが出過ぎるので、パンツ一枚でいるような気恥しさを覚えてしまう。
「おい、ミホ姉! 説明してくれるんだろうな?」
さすがにコレは「お茶目なジョーク」で済まされるレベルのイタズラではないと、彼なりに険悪な声で問い詰めた昴流だったが……直後に、聞くんじゃなかった、と後悔するハメになる。
美穂によると、5人しかいない女子バスケ部の部員のひとりが昨日利き手をケガしたと言うのだ。幸い骨に少しヒビが入った程度らしいが、それでもバスケットボールの試合はおろか練習だってできるはずがない。
このままでは不戦勝になるし、ケガを押してその子を棒立ちのカカシとして出場させても、結果は変わらないだろう。
「そこで、アンタの出番ってワケよ」
「フザケんな! 高校生が小学生の試合に出られるワケがないだろ!?」
幼いころからの経験で、激昂する昴流をいなすコトにかけては美穂の右に出る者はいない。
美穂は、女バスの窮状を訴えて出鼻をくじき、眠っている間に撮った写真をネタに脅し、さらに「たった1週間の我慢だから」となだめすかして、ついに「バスケ経験のある女子小学生」のフリをすることを、昴流に承知させたのだった。
* * *
「いーい? このクルマを一歩出たら、アンタは、あたしの姪っ子で、とある私立小学校に通う6年生の"高村すばる"ちゃんだからね」
「はぁ〜……もぅ、好きにしてくれ」
「おっと、言葉使いにも気をつけなさい。まぁ、とりあえずは初対面だし、丁寧語でしゃべるようにしてれば、ボロは出ないわよ」
学園の駐車場でクルマを降りた時、一瞬そのまま逃げようかとも思ったのだが、生憎と着替えの入ったカバンは美穂のクルマのトランクの中だ。この格好のまま外を出歩きたいと思うほどの勇気はなかった。
「それにしても、俺「私か、せめて僕にしときなさい」……ボクの正体が、本当にバレないと思ってるのか「ですか」……思ってるんですか?」
体育館までの道のりで、小声で(一部言葉遣いを正されながら)会話する。
「思ってるわよ。だって、アンタ、男にしとくにはもったいない程、可愛い顔してるし」
「ぐっ……!」
「背だって165センチしかないし」
「ぅぐッ!」
小柄で童顔(というか女顔)という昴流のコンプレックスを的確に突いてくる美穂。
「手足も華奢で撫で肩だし、体毛も薄いしね。アソコだって……」
「はぅわぁ!」
もうやめてー! スバルンのライフはもうゼロよー……と、自分でツッコミながら、果てしなく落ち込む昴流。
「──って言うか、なんでミホ姉が、お…ボクのアソコの毛のことまで知ってるんだよ!?」
何とかとっかかりを見つけて反論するものの……。
「さっき、着替えさせる時に見たから」
当たり前のような顔をして、シレッと返す美穂の答えに、完全に心を折られる。
「も、もしかして、この下は……」
思わず履いているスパッツに視線を落とす昴流──いや、すばる。
「にゅふふ、もっちろん、かーいいの履かせといてあげたよ〜。まぁ、急な話だったから、近くのウニクロにあったローティーン向けのショーツだけど」
おそるおそる今履いてる(履かされてる)スパッツのお腹の部分をめくりかけたすばるは、白と水色のストライプが見えた時点で、あわてて手を離した。
「し、縞パンとか、何考えてんだよ、ミホ姉ぇ〜!!」
「おろ、クマさんパンツの方が良かった? それとももっとアダルティなヤツが好み? うーん、でも一応"すばるちゃん"は12歳の女の子だから、背伸びし過ぎるのはどうかと思うよ」
スッ惚けたことをヌかす美穂。無論、わかっていて弟分をからかっているのだ。
何と言ってよいかわからず、目を白黒させてる昴流に、幾分マジメな顔になって、「女子小学生としての擬装のため」と言い聞かせる。
「そう言えば、こんなピッチリしたの履いてるのに、その……ま、前の膨らみが見当たらないんですけど?」
(まさか、昔冗談で言ってたみたいにハサミでチョン切ったわけじゃあ……いやいやさすがにソレはない!)
「ああ、それはタックって言ってね……」
得意げな美穂の説明によると、タックとは女装をたしなむ人が自分のち○ち○を隠すための技術らしい。要は、竿を後ろに倒して手術用接着剤で固定し、球を体内に押し込んだうえで、余った皮を貼り合わせて女のソレに近い形に見せかけているのだ。
「ちなみに、上はブラじゃなくてカップ付きハーフトップにしといてあげたよ。ヌーブラ胸に貼り付けてあるからちょっと膨らみもあるように見えるしね」
何、この細やかな心遣い?
こういう気配りはもっとまともな方面に発揮してほしい……と心から願うすばるなのだった。
-つづく-
GJ!
タックとは、トイレシーンが楽しみじゃねーか
>>663 無粋なツッコミすまんが、「不戦勝」ではなく「不戦敗」ではなかろうか?
667 :
【籠球の人】:2012/08/09(木) 11:32:11.21 ID:fwnBTGdJ
>無粋なツッコミすまんが、「不戦勝」ではなく「不戦敗」ではなかろうか?
おぅふ! おっしゃる通りでございます。
あと、ノリと勢いで書いてしまった1話と食い違う部分(缶ジュース→パック、部屋で目覚める→車中でetc)は、以後、2話ベースでとらえていただけると幸い。
プロフェッショナルの書く月刊や週刊の小説や漫画でも、最初の読み切りと、後からの連載とで設定が変わるのは良く有る事。
更に単行本化で修正される事も有る。
続きを待ってます。
くれぐれも、
例えれば、狭い家に大広間を入れませんように。
大人1人がやっと入れる風呂に、本物小学生女子4人と偽物小学生女子1人が一緒に入る。みたいな。
たっく
コカンが不自由
玉が戻らなくなるかもしれない。
硬くなった時には、イタイと思う。
オトコのコ、がんがれ。
そうか、ハイレッグのブルマでは無いのか。
助かってますねぇ。
ぱんつのはみ出し
#帰省でしばらくPCが使えないため、少し短めですが中継ぎパートを投下。前半部、女装の意味薄いです。
『籠球少女(偽)』act.3
──そして、物語は冒頭の場面に戻るワケだ。
懸念していたよりは、"高村すばる"と恵心女バスメンバーとの邂逅は巧くいった。
「高村すばるです。これから試合までの一週間という短いあいだですが、こちらこそよろしくお願いします」
5人に向かってペコリと頭を下げる。体育会系で元々礼儀正しい面のある昴流にとっては、るたとえ年下の女の子とは言え、初対面の相手に礼を尽くすことはさほど苦にならない。
挨拶も済んでさてコレからどうすれば……と思ったところで、綺麗に整えられたボブカットの少女──確か"水都朋香(みなと・ともか)"と名乗った娘が、一歩前に出て聞いてきた。
「その、不躾ですが、ポジションはどこを?」
「えっと、ポ……」
PG(ポイントガード)と言いかけて思い直す。
高1の男子バスケ部員なら当り前だが、小6でこの身長なら……。
「ポ、ポストです。センターって言うほうがわかりやすいかもしれません」
一応、中学の頃はキャプテン兼司令塔としてチームを引っ張っていたので、ポストプレイに関する知識もそれなりにはあるから、大丈夫……だと思う、たぶん。
「そうですか。負傷した藍璃の穴を埋めてもらうのなら、それが一番助かります」
なるほど。体操服に着替えていない長身の(もぢもぢしながら「樫井藍璃(かしい・あいり)」と名乗っていた)子が、腕をケガしたメンバーなのだろう。
「しばらくブランクがあるので、多少ぎこちないかもしれませんが、精一杯がんばります」
センターなんて、ほとんどやったコトのないポジションだが、本来は15歳の男が4学年下の女子に混じってプレイするなら、このくらいのハンデはあって然るべきだろう。
「す〜ばるぅん!」
金髪に近い栗毛をツインテールにまとめた少女、鷺澤眞子(さぎさわ・まこ)が、グイとすばるの手を引っ張る。
「わわっ、さ、鷺澤さん……ですよね? どうかしましたか?」
「あのさぁ、そういうしゃべり方だと疲れない? あたし達、チームメイトなんだから、普通に話そ、ね?」
初対面からざっくばらんというかフランクな娘だが、これが彼女の持ち味なんだろう。
とは言え、普通に「女の子口調で」話すとなるとボロが出そうな気がする。美穂に言われた通り今日のところは丁寧語で通す方が無難だろう。
「えっと、すみません、人見知りする方なんで、いきなりはちょっと……」
「え〜、ノリが悪いなぁ」
ブーブーと頬を膨らませる眞子を、アイガードをかけた三つ編みの子──長津田咲(ながつだ・さき)がなだめる。
「コラ、眞子、そんなこと言わないの。ごめんなさい、高村さん、この子、悪気はないんだけど、慣れ慣れしくて」
「い、いえ、気にしてませんから……。じゃ、じゃあ、早速練習始めませんか?」
彼女達との接し方と距離感についてはひとまず棚上げすることにして、話題を逸らす。
「そうですね! じゃあ、みんな、まずはいつも通り準備体操から始めよう」
「おー、そなた、練習、がんばる!」
朋香の言葉に、飛びぬけて小柄なふわふわ髪の少女──濱田そなたも元気よく同意したため、ようやく練習が始まったのだった。
さて、いったん練習が始まれば、すばるもスポーツマンのハシクレ(まぁ、今の外見では"スポーツガール"だが)として、雑念をある程度切り捨てることができる。
10分ほど柔軟を兼ねた準備体操を行ったのち、まずは互いの技量を確認する意味で、ひとり5本ずつフリースローを打つ。
張り切って先陣をきった眞子は、ボールの勢いはいいもののコントロールが乱雑で、リングに当たったのが3回で1本も入らず。
二番手の咲は、シュートの勢いは劣るものの、精確さでは眞子より勝り、1点獲得。
その次の手のそなたは根本的な力不足だ。ゴールまでシュートが届かない。
そして、四番目にボールを手にした朋香は……。
「!!」
その光景を見た時、すばるは思わず息を飲んだ。
これほど美しいフォームでシュートを打つ選手を見たのは初めてだったからだ。
恵心女バスの中で唯一のバスケ経験者だとは聞いていたが、女子のミニバスに多いボスハンドではなくワンハンドで、軽くジャンプしてシュートを打つその背中に、まるで天使の羽でも生えているかのように、すばるの目には映った。
すばるの熱い視線も知らず、気負うことなく5本ともなんなく決める朋香。
「はい、最後は高村さんの番ですよ」
「……あ、はい」
朋香のシュートの余韻に酔ったような心地のすばるは、いつもよりボールが小さいこともあって、1本目を外してしまう。
「あ……」
もっとも、それで負けず嫌いな気性に火がついたのか、残る4本は力加減を考え入れてキチンと入れてみせる。
「おぉ、すっげえ! すばるん、やるじゃん」
「すごいわね。これなら試合に勝てる見込みが出てきたわ」
盛り上がる眞子と咲を尻目に、すばると朋香の視線が交錯し──ふたりはニコリと微笑む。それなりの技量を持つ者同士のみが分かる境地というヤツはあるのだ。
その後は、すばると朋香が相談して決めたドリブルとパスの練習、そして最後は3on3ならぬ3on2の変則マッチを行い、今日の練習は終了となった。
「あ〜、つっかれたぁ。でも、楽しかったなぁ」
「おー、練習、たくさん」
「そうね。これまで以上に充実してたわ。やっぱり経験者がふたりもいると違うものなのね」
クールダウンを兼ねた軽いストレッチをしながら、眞子たち三人は満足そうだ。
「すごいですね、高村さん」
「いえ、水都さんこそ……」
お世辞ではなく、まぎれもなく本音だ。「小六女子」として多少実力をセーブしていたとは言え、朋香はすばるの予想を大きく上回る技量を見せてくれたのだ。
「おーし、そろそろアガリの時間だぞ。ちゃっちゃと着替えて気をつけて帰れよ〜」
「一応」顧問として監督していた(というか見てただけ)の美穂が、それでも最後には先生らしいことを言って締める。
「もう6時20分なのね。みんな、更衣室に移動しましょ」
「そうだね。あ、高村さん、こっちです」
和やかな雰囲気で女バスメンバーに誘われた瞬間、すばるの中の充実した時間は終わりを告げる。
(な!? き、着替えるって……)
さきほどまでの心地よい疲労感に満ちた汗ではなく、ガマの油のような冷や汗が背中を滴り落ちる。
(さすがにソレは、マズいよ!)
いくら相手が小学生とは言え、そろそろ多感なお年頃の女の子たちの着替えを間近で見るのは、年上の男としてアウト過ぎる。
第一、いくらすばるが小柄で女顔とは言え、裸になったら流石にバレる──と思う(もしバレなかったら、それはソレで何か大切なモノを喪うような気がするし)。
進退きわまったすばるを救ってくれたのは(いささか遺憾なことに)、叔母である美穂だった。
「あー、スマン、こいつ、ちょっと急ぎの用事があるらしくてな。あたしの部屋に着替えが置いてあるから、これからクルマで送ってやんないといけないんだよ」
「地獄に仏とは、このコトか!」と、思わずチワワのようなうるうる目で、美穂に感謝の視線を向ける──もっとも、その"地獄"に放り込んだのも彼女本人なワケだが。
「明日は朝9時に体育館に集合するように」などと顧問らしげな言葉を残し、体操着姿のすばるを連れて駐車場に戻る美穂。
「た、たすかった〜」
クルマが発進した瞬間、思わず素の言葉を漏らす昴流。
「大げさだなぁ。今日は大目にみたけど、明日からはちゃんとみんなと一緒に着替えなさいよ」
「いいっ!?」
一難去ってまた一難とはこの事か。
「当り前でしょ、臨時とは言えチームメイトなんだから」
「み、ミホ姉は、それでいいのかよ、教師として」
「にゅふふ、あたしは、"すばるちゃん"のコトは信頼してるからねー」
流し目で含み笑いをしていた美穂だが、表情をやや真面目なものに改める。
「それより──どうだった、今日一緒に練習してみて」
「……まぁ、悪くはない気分、かも」
悪戯好きの叔母を調子づかせるのはシャクだったが、それでもすばるは正直にそう答える。
わずか5日ぶりとは思えないほど、バスケットボールを手にしてコートを走り回るのは楽しかった。それに──と、4人の「チームメイト」の顔を思い浮かべる。
「水都さんは、すごく高いバランスで仕上がってる。強いて言うと、ややチームプレイがぎこちないところがあるかな。
鷺澤さんの運動神経は女の子離れしてるし、長津田さんの正確なコントロールと落ち着いた性格も頼りになると思う。濱田さんは、体力さえつけば逆にその小柄さと気配の読みにくさを武器にできると思う。ただ……」
そう、練習試合まで、あと一週間しかないのだ。
「だから、アンタを引っ張り込んだんじゃん。お願い、すばる。あの子達のバスケできる場所、守ってあげて」
「……できる限りの努力はする」
ぶっきら棒に、そう答えるすばる。
──しかし、彼はまだ知らない。
「じゃ、途中で投げ出さないように、股間は来週までそのままね」と、美穂の部屋に帰っても、タックを外してもらえないことを。
「それと、明日はコレ着て、学園(ウチ)まで来なさい。あぁ、那夕お姉ちゃん(昴流の母)には話通してあるから、心配ないわよ」
と、恵心学園初等部の女子制服(薄紫をベースにしたセーラーカラーの膝丈ワンピース。ただし、襟元やスカートの裾にはレースとフリルが一杯)を、ラン型スリップ&ショーツ込みで渡され、真っ白になることを。
こうして、高村すばるの女子小学生(偽)ライフは、幕を開けたのである!
-つづく-
#女装SSとして美味しいシーンを期待されてた方、すみません。トイレシーンやら女児女装外出やらは、次回に乞うご期待。
#それとアイリーンこと樫井藍璃は、練習中は見学してます──台詞ないけど(笑)。「原作」での彼女のファンの方がもし見てたら、そちらもすみません。
キャミでなく、ラン型スリップというのが子供っぽくていいな
次回期待
つC
#数日キーボードに触らなかっただけで、テキストを打つのが億劫に。リハビリ兼ねて、短めの続き(この種のお約束シーン)を投下します。
『籠球少女(偽)』act.4
恵心女バスメンバーとの初めての練習を終えたその夜。
羽瀬川昴流は絶体絶命のピンチに陥っていた。
敵は理不尽なほどに強大で、自分以外の味方はおらず、さらに一縷の望みをかけた援軍はあえなく裏切り、敵方に加勢する。
このままでは、日付が変わる頃には昴流のプライドはズタズタになり、一生物のトラウマが刻まれることになりそうだ。
つまり、何が言いたいかと言えば……。
「さ、すばる〜、ちゃっちゃとコレに着替えな」
「美穂ちゃん、どうせなら下着はコチラの方がいいんじゃないかしら」
「お、ナ〜イス! さすがは那夕お姉ちゃん」
叔母である美穂と、実の母親である那夕(なゆ)の等身大着せ替えドールにされているのである──無論、「女の子らしい可愛い衣裳」限定で!!
練習帰りのクルマの中で、美穂は自分の姉であり昴流の母でもある那夕に「話は通してある」と告げた。これは、確かに嘘ではない。昴流を七高まで迎えに行く前に、姉には電話を一本入れてあった。
美穂の担任する女生徒たちの窮状を助けるため、しばらく放課後は、昴流が「高村すばる」という「12歳の女の子」として恵心学園初等部に来ることになった──という美穂が電話でした説明自体にも、大きな不備や過不足はない。
ただ、その際「だから、那夕お姉ちゃんも協力してよね」という一言は、明らかに(少なくとも昴流にとっては)蛇足だったと言えるだろう。
世の中の大半の母親と同様、昴流の母である那夕も、「娘を可愛らしく着飾りたい」という欲求は少なからず抱いていたのだ。ただ、羽瀬川家の場合、子供が男子の昴流ひとりだけだったので、その欲求が満たされる機会がなかった。
しかし、思わぬ成り行きからその隠れた欲求を実現するチャンスを得た那夕は、普段の落ち着いた様子からは考えられないほどに「暴走」したのだ。
すなわち……。
「た、たかだか一週間の変装のために、こんないっぱい女の子の服買って来てどーすんだよ、母さん!」
羽瀬川家のリビングには、ところ狭しと、ローティーンの女児向け衣類(無論、那夕が買って来たばかりのものだ)が並べられていた。
襟元にふんだんにフリル飾りの着いたパフスリーブの白い半袖ブラウス。
紺と空色のシンプルなギンガムチェックのジャンパースカート。
小さく薔薇の花模様を散らしたジョーゼット地のピンクの長袖ワンピース。
薄いコバルトブルーで、Aラインを描くスカートがくるぶし近くまであるノースリーブのサマードレス……などなど。
アウターだけではない。
美穂に渡されたラン型スリップとはシルエットの異なる白いシルクのシュミーズや、細い肩紐のキャミソール、レースとフリルに彩られたドロワーズから、「小学生には早過ぎる!」とPTAに怒られそうなハイレグ気味のビキニショーツといった下着類までも揃えてあった。
言うまでもなく昴流──いや、「すばる」のために、那夕が浮き浮きしながら購入してきた代物だ。
無論、昴流は抵抗はした。したのだが、保護者であり父がいない間この羽瀬川家を預かる母親と、腕力では到底叶わない叔母の姉妹コンビの前に、あっけなく崩され、プライベートファッションショーを披露するハメになった。
オマケに──那夕にはそのつもりはなかったのだろうが──デジカメでパシャパシャと大量に女児女装中の写真を撮られたため、これでまた昴流が美穂に逆らえない材料(ネタ)が増えてしまった。
「ちくせぅ……やっぱミホ姉の頼みなんて引き受けるんじゃなかった」
「『口ではそう悪態をつきながらも、彼、いや「彼女」も内心自分の可愛らしい格好にまんざらでもない気分に浸っているのだった』」
「勝手なナレーション入れんな!」
悪ノリした美穂の合いの手にすぐさまツッコむ昴流。
「第一、いくら俺が童顔だからって、女の子のカッコしたって見苦しいだけだろうが」
「あらあら、そんなコトないわよ〜。とってもよく似合ってるわ、スーちゃん♪」
母親の那夕がすかさず否定する。
「母さん、だから高校生の息子をスーちゃんって呼ぶのはやめてくれって……」
お決まりの昴流の抗議は、これまだいつも通りスルーされる。
「まぁまぁ、ちょっと見てご覧なさいな」
ポヤポヤ天然でありながら何気に押しが強いのは、さすが美穂の姉だと思わされる。那夕に後ろから肩を押され、渋々鏡を覗き込んだ昴流だが、そこに映る人影を目にしてピタリと固まる。
「……だれ、これ?」
目の前にいたのは、中学に入った当初からバスケ部で懸命に頑張ってきたにも関わらず、やや小柄で体格もいまいち貧相な15歳の少年……ではなかった。
前身ごろにギャザーを寄せた白い胴着と肩の部分が膨らんだ黒いサテン地の半袖で構成されたボディスを着て、半ば透けるような白い紗のフレアスカートを履いた、12、3歳くらいの可愛らしい「少女」が佇んでいたのだ。
首には袖と同じ生地のダミーカラーを着け、その上に真紅のリボンタイが結ばれている。足元は、清楚な純白のタイツとダークブラウンのストラップシューズだ。
栗色に近い茶色のサラサラ髪はナチュラルな感じのボブカットに整えられ、ボンネットと呼ばれるややクラシックな頭飾りを着けているせいで、どことなく小貴婦人(リトルレディ)と言った趣きにも見えた。
「……クッ!」
一瞬"鏡の中の美少女"に見とれかけ、それが他ならぬ自分の姿だと気づいて、昴流は唇を噛む。
美穂のドヤ顔を見ると悔しいが、似合っていることは認めざるを得なかった。
「そ、それはともかく! これはあくまで、恵心女バスでボクが活動するための擬装なんだから、あんまり凝っても仕方ないだろ」
「甘いッ! 擬装(カモフラージュ)だからこそ、バレないようにしっかりやるのが鉄則ってモンでしょーが」
確かに美穂の言うこと自体は正論だが、その真意は明らかなので素直には頷けない。
「まぁまぁ、スーちゃんもそんな堅苦しく考えないで、一種のお祭り騒ぎ(イベント)だと割り切って楽しんでみたらどうかしら?」
その点、那夕の意見の方が、まだ多少は納得がいく。
(はぁ〜、仕方ない。どうせ一週間の辛抱か)
自分のお人好しさ加減に苦笑しつつも、母と叔母の「お楽しみ」につきあう覚悟を決めた昴流──いや、"すばる"だったが……。
その後も2時間以上にわたってファッションショー(+撮影会)が続き、のみならずポーズや仕草、さらに言葉遣いまで、「小六の女の子」らしいそれに矯正されるに至って、自分の判断が甘かったと悔やむことになる。
さらに、その格好(ちなみに、比較的シンプルなオフホワイトのトレーナー+サーモンピンクのロング丈キャミワンピという組み合わせ)のままで、夕飯を取らされる。当然、お行儀や食べ方などにもチェックが入った。
食後に風呂に入って、ようやくこの馬鹿騒ぎから解放されたかと思いきや、風呂から上がると脱衣籠には、当然のようにライトイエローの女児向けパジャマが置いてある。
キャミソールとの重ね着風ネックのトップと、チュールレースのフリルが重なったキュロットミニとのセットで、いかにも女の子らしいデザインの上下を手にとり、もはや"すばる"は力なく笑うしかなかった。
-つづく-
#以上。すばるちんの"覚醒"フラグの回でした。鏡イベントのシーンの服装は、某薔薇人形の第1と第3のドレスを足して女児向けにアレンジしたイメージ。
#次回、物語は翌日の日曜の朝から開始。この日、「彼女」はほぼフルタイムで「高村すばる」であることを強いられます!
あぁ、羨ましい、(違うかw
服飾用語の勉強になります。
自分の知らない用語をぐぐって新たな知識がつきました。
お母さんの公認は、ウラヤマシイよ。
多分、息子が女装する事を、嘆いて悲しむ場合が多いでしょう?
#ちょっと間があきましたが、その割には萌えどころすくなめかも。
『籠球少女(偽)』act.5
──その日は、朝から夢見が悪かった。
ふと気がつけば、昴流はバスケのコートに立ち、懸命にボールを追っていた。
目の前の試合に熱中する一方で、心のどこかで「これは夢なんだな」と思う自分がいる。
「バスケ馬鹿」である昴流にとって、この種の夢はこれまでに何度も見た経験があるので、ある意味、「見慣れて」いるのだ。
ただ、いつもと少し違うこともあった。
「すばる〜ん、パース!!」
「初瀬川さん、カウンターです!」
一緒に試合しているのが、中学時代のチームメイトではなく、恵心学園女バスの面々だったことだ。
夢の中とは言え、昴流もそのことにまるで違和感を抱かず、少女たちに混じってボールを追いかけていた。
これまた夢のせいか、朋香を除いてほぼ素人であるはずの彼女たちも、なかなか達者なプレイを見せてくれる。
「くっ……水都だけじゃない。そっちデカいのもなかなかやるぞ」
「ダブルチームをふたつ作るか!?」
相手が小学生くらいの男子たちであるところから見て、どうやらこれは「来週の練習試合」という設定のようだ。
ただでさえ、朋香のプレイに翻弄されがちなのに加えて、藍璃並に身長があり、技量で遥かに上回るすばるが加わっては、男バスに勝ち目はない。
試合は10点以上の差をつけて、女バスの完全勝利に終わった。
「やったゾ、すばるん!」
「お〜、そなたたちの勝利」
見学していた藍璃も踏めた5人の"チームメイト"と抱き合って喜ぶすばる。そこには、皆と一丸になって試合に勝ったという純粋な喜びだけがあった。
(あぁ……やっぱりバスケっていいなぁ)
久々に思う存分バスケをすることができて、晴れやかな気分になる。
もっとも、試合が終わった以上、「高村すばる」は臨時女バス部員のお役目御免となり、二度と彼女たちと共にプレイする機会はないのだろうが……。
それが少しだけ残念だと感じる。
「はぁ? 何言ってるんだよ。すばるんは、もう立派なあたしたらの仲間だろ」
「そうよ。これからもトモと一緒に、いろいろ教えてよね」
眞子と咲が不思議そうな顔で、そんなことを言ってるが、さがにソレはマズいだろう。今回は特別としても、部外者がいつまでも学校の部活に混じっているワケには……。
「そう言うと思って、「高村すばる」の転校手続きしといてやったよ」
み、ミホ姉、冗談……だよな?
「大丈夫よ、女の子として必要なことは、お母さんが教えてあげるから」
か、母さんまで……。
不気味なほどにイイ笑顔のふたりに、さすがにちょっと引いて逃げ出したところで、幼馴染のアオイの後ろ姿を見つけ、助けを求める。
「あ、アオイ! ミホ姉たちが何かヘンなんだ!」
ところが、七城高校の女子制服であるブレザーを着たアオイは、振り返るとコツンと軽く拳骨を落としてきた。
「こ〜ら、ダメでしょ、年上の人を呼び捨てにしちゃあ」
「へ? 年上?」
いや、アオイは昴流と同じく高一のはずなのだが……。
「あら、だって、そうでしょ。すばるちゃん、小学六年生の女の子だもの」
「え……あ!」
気がつくと、いつの間にか「彼女」は、ライトパープルの長袖ワンピース──つまり恵心学園初等部の女子制服を着ている。足元もバッシュから三つ折ソックス&ローファーに変わっていた。
「え……な、なんで!?」
「コラァ、すばる! 授業中に何寝ぼけて立ち上がってんの! 廊下に立たせるわよ」
めったに見ない先生然とした美穂に叱られ、反射的に「ご、めんなさい」と謝って席に着くすばる。周囲を見れば、教室には、どう見ても小学生の男女──それも制服からして恵心学園の生徒と思しき子たちが座っている。
「あ、あれっ?」
「大丈夫、すばる?」
事態が飲み込めないすばるを、隣席の朋香が気遣ってくれる。
「う、うん。平気」
(なんでボクがこんな所に……それに、水都さんは「高村さん」って呼んでたんじゃあ……)
そんな風に違和感を抱いたのもつかの間、次第にあやふやになってくる。
(あ……でも、平日の授業中に教室にいるのは当たり前、なのかな。朋香とも、この間、名前で呼び合おうって約束した……んだっけ?)
そう考えると不思議とソレが正しいような気もしてくる。
(そう、そうだよね。ボクは恵心学園初等部6年生で、女子バスケ部員の高村すばるなんだもん)
──そうして、"高村すばる"は、そのまま女子小学生として楽しい日々を過ごすのだった。
「……って、ンなわけあるかぁーーーーーっ!」
絶叫とともにガバリとベッドの上に起き上がるすばる、いや昴流。
「ハッ、夢か。良……」
「よかった」と言いかけ、視線を下として、何とも言えない表情になる。
「全部夢だったら良かったのに……」
その目に映るのは、フリルとレースで愛らしく飾り立てられた、ローティーンの女児向けパジャマだ。
いや、パジャマだけではない。
元々部屋自体はきれい好きなので比較的整理整頓されている方だったが、明らかに男子高校生の部屋には似つかわしくない可愛らしい色と柄のカーテン&ベッドカバーに換えられている。
愛用しているまくらにも白いレースカバーがかけられ、さらにその隣には高さ30センチくらいのテディベアのぬいぐるみが置いてある。これを抱きしめて眠れとでも言うのか。
「なんであのふたりはこんなに凝り性なんだ……」
さらにベッド脇のローテーブルには、今日の着替えが置いてある。
あまりにフリフリヒラヒラした服だと着替えや仕草でボロが出ると抗議した結果、白い丸襟ブラウスに若草色のキュロットを合わせ、その上に萌黄色のスプリングコートを羽織るという、比較的ボーイッシュな格好にOKが出たのは、不幸中の幸いというべきか。
もっとも、下着についての譲歩はなく、昴流は何とも形容し難い表情で、やや履き込みの深めの水色の女児用ショーツと揃いのハーフトップ(ブラカップ付き)を渋々身に着けた。
(ぅぅ、何か悪い事してる気分。まぁ、着心地自体は悪くないんだけどさぁ)
……本人は気づいてないが、どうやら昨日の"荒療治"の成果か、女の子の服装への拒否感がだいぶ薄れたようだ。
そもそも、いかにボーイッシュとは言え、明らかに「元気な女の子」風の服装を、たいした抵抗もなく着ている時点で、美穂たちの悪だくみは着実に成功してると言えよう。
「おはよう、母さん、ミホ姉」
そんな自分の変化も知らず、昴流は(多少の気恥ずかしさは意図的に無視して)ダイニングへと顔を出し、母の那夕と、結局昨夜そのままこの家に泊った美穂に挨拶する。
「おはよう、スーちゃん、とっても可愛いわよ♪」
「ふぁ〜あ。おあよー、すばる……うんうん、よく似合ってる」
「よしてくれ」
酸っぱい顔つきになった昴流に、美穂がチッチッチッと指を振る。
「言葉遣いがなってないなぁ、せめてもうちょっと丁寧にしゃべりなさいよ」
「はいはい、わかりましたよ、ミホお・ば・さ・ま♪」
「んあ゛っ!?」
ホットミルクにむせる美穂を見て、ささやかな勝利に酔う昴流だった。
朝食の後、そろそろ時間なので美穂のクルマに乗せてもらい、そのまま恵心学園初等部の体育館へと向かう。
その場で5人の女バス部員と合流した後、まずは女子更衣室で着替えることが、この日の"高村すばる"の最初の試練となった。
「は〜、それにしても、もうすぐ6月だけあって、今日は暑いわね。まだ練習前なのに、汗がアンダーシャツに染みてる感じ」
「にゃはは……あいかーらず、つるぺったんだな、咲は」
「何よ! スットン共和国代表の眞子だけには言われたくないわよ」
「あ、あたしはいーんだ。あと3年も経てばママみたく「ぼん・きゅっ・ぼん」のないすばでぃになるから」
「あ、そなたちゃん、そのパンツ初めて見た。かわいいパンダさんだね」
「おー、こないだデパートで見つけて、買ってもらった」
『きゃる〜ん、きゃぴきゃぴ』という擬音が聞こえてきそうな現役女子小学生に混じっての着替えは、天国と地獄──いや天国(ごほうび)成分が控えめな分、羞恥心と罪悪感の焦熱地獄120%となって、すばるの良心を苛んでくる。
(お、落ち付こう。この子たちはまだ小学生、ほんのお子様なんだから……)
と、頭では考えるものの、どこか甘酸っぱい匂いのたちこめる狭い部屋で、4人の少女達とともに着替えるという体験は、それだけですばるの平常心をごりごり削る。
しかも……。
「あ、羽瀬川さんは、けっこう背が高いから、やっぱりそれなりに胸あるんですね」
"女同士"の気安さからか、朋香などが無防備に下着姿で話しかけてきたりするのだ。
「そ、そう…ですか? いや、たいしたモノじゃないですよ」
(何せ、シリコン製の偽乳ですから)とはさすがに口に出せない。
「ほほう、たしかに多少はありそうだな。しかーし、ウチのアイリーンに比べればまだまだ……」
──ポカッ!
「バカなこと言ってるんじゃないの。だいたい藍璃の胸の大きさは眞子が誇ることじゃないでしょ……ごめんね、羽瀬川さん。このツルペタ娘の言うことは気にしないで」
「あたしがツルペタ娘なら、咲はペチャパイメガネじゃねーか!」
半ばじゃれあい、半ば本気のケンカを始める眞子と咲。着替えの途中なので、絶対男の目には触れさせられない状態になっている──まぁ、約1名、不可抗力で目にしているワケだが。
「あ、あの……時間がもったいないですし、さっさと着替えて、練習しません?」
女の子同士のコミュ二ケーションなんてものをロクに知らないすばるとしては、ふたりの争いから目を逸らし、控えめにそう口にするのが精一杯だった。
とりあえず今日の練習では、以前朋香が考案していた(が、有名無実化していた)練習メニューをベースに、ドリブルやパス、シュートなどの基礎練習を中心にした堅実なメニューを再構築し、実施する。
合い間には、飽きがこないよう1on1や3on3などの実戦に近い形式のトレーニングも挟むことで、彼女たちのモチベーションを維持する。
もとより中学時代はチームマネジメントも兼ねた頭脳派キャプテンとして知られていた昴流にとっては、このテのことはもっとも得意とする分野だ。"すばる"としても苦にはならない。むしろ、楽しいとすら言ってよい。
しかし……人生楽ありゃ苦もあるさ、楽しいことの次には苦しい(?)コトが待ち受けているものなのだ。
──ブルッ!
「すみません、水都さん、ちょっと……」
女の子向けのトイレの隠語が浮かばなかったが、朋香は察してくれたようだ。
「あ、お手洗いなら、裏口から出た廊下を左に行くとありますよ」
「は、はい。じゃあ、少しだけ外します」
と、体育館を出たまでは良かったものの……。
「や、やっぱりコッチに入らないといけないのかなぁ」
赤いスカート姿の女性を擬人化したマークのついた、女子トイレの入口を前に、躊躇いを捨てきれない"高村すばる・12歳♀(偽)"なのだった。
-つづく-
#以上。夢のシーンはお約束ですが、昴流が"すばる"に浸食されている暗示としてぜひとも入れておきたかったトコロ。正夢になるのか、はてさて……。
#次回ようやっと待望のおトイレシーンに!
堕ちていく過程はいいね。好きだよ。GJ!
#うーむ、スランプ気味です。短くて申し訳ない。
#万が一、コレを読んでいるかもしれない"原作"ファンの人へ。「昴も美星もこんな変態ぢゃないッ!」と思われるかもしれませんが、本作は『籠球少女(偽)』です。主人公は"昴流"で、その叔母は"美穂"なので、並行世界の別人だと思ってください。
『籠球少女(偽)』act.6
トイレには入りたいが、この姿で女子用に入るのは何かに負けた気がする……という昴流の男としての葛藤は、迫り来る尿意に負けて、案外あっけなく決着がついた。
そして、いざ覚悟(?)を決めて足を踏み入れてみれば、床に薄いピンク色のタイルが敷き詰められた其処は、女の子特有のフローラルな香りが漂う……わけもなく。
清潔に掃除されてはいるが、それでも僅かに特有のアンモニア臭が感じられる、まぁ、「トイレ」としてはごくありふれた場所だった。
無論、男子トイレに固有の小便器──いわゆるアサガオが見当たらず、個室だけというのは、男にとってはやや落ち着かない気分にさせられるが、逆にその個室に入ってしまえば大差はない。
一番奥の個室に入って鍵をかけたところで、我知らず昴流は、「ふぅ」とひと仕事終えたようなため息をついていた。
とは言え、ここからがむしろ「本番」である。
まずは、便器のフタを開ける。通常ならそのまま内蓋も開けるのだが、今の"すばる"の状態では立ち小便はできないことは、昨夜から何度か経験済みなので、すばるは軽く内蓋を紙で拭いてから腰掛けた。
座った状態から軽く腰を浮かせて、スパッツとショーツをふくらはぎ下までずり下ろす。
モスグリーンの可愛らしいリボンがワンポイントについたショーツが視界に入ると、今自分が履いているモノなのに、なぜかイケナイものを目にしたような気分になり、すばるは視線を逸らした。
その逸らした先で目に入るのは、まるで幼児のようにツルツルに陰毛を剃られた股間。しかも、一見したところ男の徴(シンボル)は見当たらず、逆に肉の合わせ目で出来た一本の縦筋──女の子の"割れ目"があるように見える。
無論、本当に性転換したわけではなく、美穂に人体用接着剤によるタックで、疑似的にそのような形にされてしまったワケだが。
まるで、幼い女の子のアソコのような外見になっている自分の股間を見ると、すばるは羞恥心とともに、いわく言い難い感情(認めたくはないが、「快感」や「興奮」と呼ぶべき代物)が胸の中に湧き上がってくるのを感じる。
目をしばたいて、そんな淫靡な想いを振り払うすばる。
(ダメダメ、何考えてるんだ、ボクは……さっさと済まそ)
そう反省しながらも、すばるは足元を肩幅に広げてつつ、膝頭を軽く合わせた、いかにも「女の子がおしっこする時」らしい格好を自分がとっているコトに気が付いていない。
そのまま、ぴんと背筋を伸ばした状態でお尻を後ろに突き出すような姿勢になって、下腹部の尿意に意識を集中する。
これは、タックによってペニスが後方に折りたたまれて尿道が圧迫されている状態のため、、少しでも尿道への圧力を減らすためだ。
しばらくすると、普段小用を足すときとは、かなり異なる感覚が下半身に満ちてくるのがわかった。
押さえつけられているせいかチ●チンの特有の感覚がなく、陰嚢の皮で形成された疑似"陰裂"の下部、俗に"蟻の門渡り"と呼ばれる部位のあたりから、ちょろちょろと尿が滴り、次第に勢いを増していく。
もっとも、尿道が圧迫されているため小便小僧的な"水流"にはならず、水撒きのホースを指で押さえたような、プシャッと噴き出す感覚に近いのだが。
「えっと……あ、コレか」
"音姫"などと通称される女子トイレ固有の装置のボタンを押すと、水音が流れて、小用の音がかき消された。
しばらくして、立ちションよりかなり時間をかけて、ようやく溜まった尿を放出し終わると、思わずホッとした気分になる。こればかりは男女いいずれの立場でも変わらない。
男なら後は逸物を振れば済むのだが、今のすばるの状態では、アソコを折り畳んだペーパーで丁寧に拭くしかなかった(それがまた"彼女"に自分があたかも女の子になったかのような錯覚を無意識に植え付けているのだが……生憎本人は気づいていない)。
立ちあがってショーツ、そしてスパッツを上げ、今度は本当に水を流して個室を出る。
洗面所で手を洗い、首にかけたタオルで手を拭きながら、鏡を覗き込み、軽く身だしなみを整える。
普段の無頓着な「昴流」ならまずそんなコトはしないが、今の状態が「普通ではない」以上、念のために必ずチェックするよう、母や美穂にもよく言い聞かされているのだ──無論、ふたりの真意が別にあるのは言うまでもない。
「うーん、問題ない、かな」
鏡の中に映っている人影は、すばるが自分で見ても腹立たしくなる程、「小学生にしては背は高めだが、普通に可愛い女の子」にしか見えなかった。
(今の状況だと、そうじゃないと困るんだけど……何だかフクザツ)
喜ぶべきか悲しむべきか、微妙な気持ちのまま、すばるは練習に戻った。
* * *
その後の女バスの練習自体は極めてスムーズに進行した。几帳面な朋香や咲はもとより、奔放な眞子や不思議ちゃん系のそなたも、真面目にトレーニングに励み、わずか半日の練習とは思えない程上達していく。
制服で見学している藍璃には、センターとして自分の動きをよく見ておくように言ってある。彼女も神妙に頷いて、キチンと理解しようとしているようだ。
そして、練習後の着替えも、二度目とあって──眞子に着衣の上からヌーブラ入りの胸を揉まれるというハプニングはあったが──すばるもそれほどテンパることなく済ませることができた。
もっとも、今回は別の部の先客がいたため使えなかったが、本来彼女たちは練習後にシャワーを浴びる習慣らしいので、次回はそれもクリアーする必要があるだろうが。
「用があるから」と偽って仲間達と別れ、すばるは美穂のクルマで家まで送ってもらう──つもりだったのだが。
「ミホねえ……ちょっと相談したいことがあるんだけど」
「へぇ、珍しいね。まさか、すばるの方からそんなコト言うなんて。なになに、おねーさまに、話してみそ♪」
「茶化さないでよ! 水都さんにさぁ、ちょっと怪しまれてるみたいなんだ──いや、女の子の格好してることじゃなくて、手加減してるんじゃないかって」
「あ〜、なるほろ」
本来慣れたPG(ポイントガード)ではなく、センターのポジションについているとは言え、基礎体力自体が高校生男子と小学生女子ではかけ離れているのだ。一応セーブしているとは言え、個人技に関する部分ではやはり完全に隠すのは難しい。
さらに言えば、すばる自身、かなりのバスケ馬鹿で、バスケに関しては熱くなりやすいタチだと言う自覚もあった。
「ボクが我を忘れても実力をセーブできるような、工夫とか何か考えられない?」
「うーん……さすがのあたしも、大リ●ガー養成ギプスまでは持ってないなぁ。パワ●リストとアンクルなら、一応あるけど?」
「それしかないかぁ。睡眠薬とか下剤を飲むとかも考えたんだけど、それも問題ありそうだし……」
「(あ……いーコト思いついちゃった♪) ねぇ、すばる。ソレに近いこと──"人為的に体調不良にするする手段"なら、心あたりがないでもないわよ」
「ホント、ミホねぇ!?」
「ええ。ただ、当然のことながら、アンタの身体にちょっと負担がかかるけど……大丈夫?」
「……やる」
わずか2日間とは言え、共にバスケをした以上、すばるにとって彼女達はすでに「大切な仲間」という意識が芽生えていた。ここまできた以上、ぜひとも試合まで彼女達につきあって、ぜひとも勝たせてあげたい。
そのためにも、チーム1の実力者である朋香と気まずくなるのは避けたかった。
「うむ、よく言った! それじゃあ、明日の練習までに用意しとくよ」
-つづく-
#今回は、おトイレ回。このテのシーンは萌える人と萌えない人の差が激しいかも。すみませぬ。
#そして、美穂がどんな悪だくみを思いついたかは、勘の良い人ならわかるかも。
つC
事細かな表現が素晴らしい…>タックでオシッコ
後は、気付いたら残尿でショーツに
付けてしまったオシッコ染みを
ネタに辱められるシーンでもあれば最高です。
GJ!!!!
#今回、ミホ姉が色々やらかしてます。中でも、「未成年にコレはちょっと……」という部分もありますが、エロ的フィクションとして流してていただければ幸い。
『籠球少女(偽)』act.7
美穂の言葉通り、翌日から練習時に「ある手段」をとった"すばる"の動きは、確かに普段よりいくぶん抑制の利いたものとなった。
決して意図的に手を抜いているわけではなく、自然とそうなっているため、朋香から不審に思われることもない。
また、練習試合まで日がないこともあって、あれ以来毎日、5人(+見学の藍璃)はトレーニングしていた。
学園での女バスの練習日は火・木・土だが、それ以外の日も、ちょっとした富豪である眞子の家(というか屋敷)に来れば、庭に拵えられたバスケットゴールと半面の屋外コートで基本的な練習は可能なのだ。
すばるも、当初の嫌がりようが嘘のように、放課後は毎日喜々としてこの学園に来て、他のメンバーとともに過ごしていた。
基本的に、気の合う"仲間"とバスケがやれれば、あとの事はわりとどうでもいい子なのだ。そのおかげで、恵心学園女子バスケチームと"彼女"の一体感は日を追うごとに高まっている。
また、さすがは成長期と言うべきか、的確なバスケ技術を持つふたり──朋香とすばるの指導のもと、各人の技量も日に日に高まっていた。
傍から見ている限りでは、一見良いことづくめのように見えるが……皆さんは、美穂がすばるに提案した"手段"が何か気にならないだろうか?
それを知るためには、七城高校の授業が終わるや否や、HRもそこそこに教室を飛び出して電車に乗り、恵心学園の最寄駅のすぐそばにある美穂の部屋で、"高一男子・羽瀬川昴流"から"小六女子・すばる"の格好に着替える"彼女"に注目せねばならない。
* * *
叔母自身から借り受けた合い鍵で美穂の部屋に入ると、昴流は、躊躇なく高校の制服と下着を脱ぎ捨て、乱雑に畳んで部屋の隅に置く。
"その日の分の着替え"は、あらかじめ美穂がリビングの机の上に用意しておいてくれている。
ほんの数日前までは触れることさえためらっていたローティーンの女児向け下着を、ごく自然に手にとり、広げる。
今日のは、世界一有名なビーグル犬のキャラがワンポイントに入った、ライトグレーのフルカップブラとスポーティショーツのセットだ。
ブラの左胸にワンポイントで某ビークル犬のプリントが入っていたり、ショーツのウェストラインにその犬の登場するマンガのロゴが入っていたりするのが、カジュアルな印象を与える。
「うん、こういうシンプルなのは悪くないな♪」
鼻歌でも歌いそうなほど上機嫌で、ストラップを調整しつつブラを着用してから、慣れた手つきで胸の脇の肉を膨らみをカップに押し込む。
「元からある僅かな膨らみ」に加えて、この補整のおかげで、すばるの胸にそれなりの大きさの隆起が出来ていた。
──じつは、土曜の練習が終わったあと、美穂は本人の了解をとったうえで、昴流を知り合いの整形外科医の元へと連れて行き、脂肪注入によるプチ豊胸を受けさせたのだ。
もっとも、元が男性だし、量も少なめにしたので、乳房と言えるほど大きく膨らんだわけではなく、せいぜい「思春期の少女の膨らみ始め」といった程度だ。血小板なども併用しなかったので、おそらく一月もすれば、完全に吸収されて元に戻るだろう。
「自然に戻る」という説明を聞き、また、シャワー時などでチームメイトに裸体を見られる危険性があることはわかっていたので、昴流も不承不承納得し、施術を受けていた。
ちなみに、高校では厚めのアンダーシャツを着て誤魔化している。体育の授業時は、体操着の下にアンダーシャツ、さらにその下にピッタリしたハーフトップで押さえ着けていた。
この胸の感覚に慣れないから、運動能力がセーブされているのだろうか? いや、ボディバランスを崩すほどの大きな乳房であれば別だが、走ってもほとんど揺れないこの程度では、本人への影響はたかがしれている。
ブラとお揃いのショーツを履く……前に、トイレ近くの棚から、すばるはソレを取り出した。パッケージを破ると、親指程の太さの樹脂製の筒から紐が垂れた物体が姿を現す。いわゆる、"アプリケータータイプのタンポン"だ。
「何も塗らないで入れるのは、ちょっと恐い、かな」
独り言をつぶやきつつ、すばるはキャップ部分にオ●ナインを軽く塗り着け、四つん這いになると、広げた脚の間からソレを自らの"孔"へと挿入する。
「んんっ……やっぱり、またひと回り大きくなってる、みたい」
確かに、初めての日曜はミニサイズ、翌々日の火曜はレギュラーサイズだったのに対し、今日のは少し大きめの、俗に言う「多い日も安心」タイプだった。
それでも、すばるの体は比較的すんなり筒状の物体の挿入を受け入れた。キャップ部がすべて体内に入り込んだことを確認してから、すばるはアプリケーター部分を押し込む。
「くッ……あぁ、やっぱ大きい、かも」
客観的に見ればせいぜい直径1.5センチもない物体なのだから、アナルに入らないはずはないのだが、これまで肛門交接やアナニーの趣味もなかった少年に、ソコへの異物を素直に受け入れろと言うのは酷だろう。
おまけに、入れたばかりの今は良いが、時間が経つにつれ、タンポンは"彼女"の体内の水分を吸って、徐々に大きくなっていくのだ。
そう、コレが、すばるが「練習時全力を出せず、自然と内股気味に歩くようになった」原因だった。
肛門とその内部の違和感を気にしつつ、紐の部分は尻の谷間に巧く隠してショーツを履くすばる。
最初に挿入した時は、ソレの「違和感」だけで腰砕けになり、まともに力が入らなかったのに比べると、少なくとも表面上は自然に振る舞えるようになったのだから、随分慣れた(開発されたとも言う)ものだ。
だからこそ、「慣れ」の部分を見越して美穂はサイズを徐々に大きくしているのだ。もっとも、この件については、すばるの中に「タンポンを入れられると動きが鈍る」という暗示にも似た条件反射が出来つつあるので、取り越し苦労かもしれないが。
木曜日である今日は恵心学園の体育館で練習できる。そのため、すばるは壁に掛かっている薄紫色のワンピース──学園初等部の女子用制服を手に取った。
「はぁ、結局、この制服を着るハメになっちゃったなぁ」
美穂は学園側に「"姪"を助っ人として学園に来させる」ことの了解は得ていたが、「部外者とは言え、私服の生徒が学園内をうろつくのは好ましくない」ということで、交換条件として、すばるも体操着に着替える前は皆と同じ制服を着ることになったのだ。
もっとも、眞子やそなたが「すばるんもお揃い♪」と喜んでいたので、さほど悪い気はしなかったが。
首元のボタンをいくつか外してワンピースをかぶり、そのまま左右の袖を通す。この制服自体を着るのは2回目だが、すでに何回も女の子用の服の脱ぎ着はさせられているので、それほど戸惑うことなく、着用することはできた。
ボタンをとめ、制服を身体の線になじませてから、胸のリボンを結ぶ。
「あ、忘れてた」
すばるは椅子に腰かけると、黒い二ーソックスを履いた。どの道、練習時にはスポーツソックスに履きかえないといけないのだが、これも「女の子の身だしなみ」というヤツだ。そのヘンの機微は、"彼女"にも少しずつ飲み込めてきていた。
最後に鏡を覗き込みながら髪の毛の襟足をやや外跳ね気味にブローして、愛用している赤いカチューシャを着ければ、「女子小学生・高村すばる」の完成だ。
「ちょっと手間取っちゃったな。急がないと」
体操着の入ったスポーツバッグを手に、玄関でこれまた私立小の女の子らしいオークブラウンのオブリークトウベルトシューズを履くと、"少女"は仲間達の待つ体育館へと急ぐのだった。
* * *
そして、迎えた練習試合の日。
地区大会優勝クラスの男子チームにもひけをとらない──どころか、むしろ凌駕している朋香のテクニックで、改めて彼らのド肝を抜き、ダブルチームで警戒させる。
そればかりでなく、僅か一週間の成果とは思えぬ、眞子と咲のパスワークとシュート力も、相手を大いに混乱させることができた。
チーム1非力で小柄なそなたには、代わりに徹底的にドリブルを仕込んだ。おかげで直接的な得点力はないものの、ボールをキープして運ぶことだけは安心して任せることができる。
そうして運ばれたボールをゴールに叩き込むのは、他の4人り役目だ。
無論、すばるも鉄壁のセンターとして男子の攻勢からゴールを守り抜き、その後のリバウンドなどで大いに活躍した。
1センター4シューター……というには、まだ朋香以外の得点力が不足しているが、すばるの代わりに藍璃が復帰したとしても、このチームの目指すべきひとつの方向性は見えたと言って良いだろう。
無論、試合は女子チームの圧勝……とまではいかず、6点差での勝利となった。これは、後半になるにつれて、朋香とすばる以外の3人のスタミナが切れたからだ。持久力の強化あたりも、今後のチームの課題となるだろう。
とは言え、試合終了の笛が鳴った時、藍璃やすばるも含めた女バスのメンバー6人が嬉し涙を流しながら抱き合って喜んだ、その気持ち自体に嘘はない。幼いながらも、美しい女の友情(まぁ、ひとりは偽女児だが)と言うべきだろう。
もっとも、今日のすばるの後孔に詰め込まれていたのが、いつもの生理用品ではなく、ピンク色をした丸っこいプラスチックの電子機器だったこと。
そして、試合中すばるが熱くなり過ぎた際に、謎の振動音が"彼女"の下半身から響いて(幸い試合の喧噪に紛れて誰も気づかなかったが)、途端に"少女"の動きがセーブされたことは、すばると美穂の間だけの秘密だ。
──ミホ姉、マジ鬼畜!
-エピローグへ-
#駆け足ですが、続きは多分日付が変わった頃にでも。
ナイス調教
バスケのほうもばっちり成果が出ててGJ
しかしとある拷問を思い出して粘膜ヤバいんじゃないかと軽く血の気が引いた……短時間ならさほど影響がなくて済むみたいだけど
『籠球少女(偽)』Last act.
あの練習試合から3ヵ月あまりの時が流れた7月末。学生にとっては待望の長期休暇みが訪れている夏の日のとある昼下がり。
恵心学園の最寄駅からすぐそばのバス停へと向かうひとりの少女の姿があった。
白に近いクリーム色の半袖シフォンカットソーに、膝上20センチの白いミニフレアスカート、ティーンらしくスラリと伸びた健康的な素足をさらし、足元にはふくらはぎ半ばまである編み上げハーフブーツを履いている。
シンプルなコーディネートだが、ウェストを取り巻くフリルと、胸元と両袖口にたなびく鮮やかなピンクの飾りリボンがひそかにオシャレだ。
それを着こなしている少女の自身も、肩にかかるくらいの長さの焦茶色の髪の裾をやや外側に跳ねさせ、目鼻立ちのハッキリした活発そうな顔立ちをしている。
つば広の麦わら帽をかぶっているいることもあって、まさに「夏のお嬢さん」といった雰囲気だ。もっとも、肩にかけたアデ●ダスのスポーツバッグだけが、その印象を裏切っていたが……。
「か〜のじょ♪ 可愛いね、お茶しない?」
そして、そんな美少女が歩いていれば、こういうナンパなお馬鹿が現れるのもお約束だ。
声をかけられた少女はキョトンとした顔で振り返ると、マジマジと中学生くらいのニヤケ面の少年の顔を見返した。
「──それ、もしかして、ボクのコト?」
「(お、ボクっ子キターーッ! この反応は脈ありか?)うんうん、もっちろん♪」
下心全開で鼻の下を伸ばす少年を見て、少女は軽く眉をひそめ、首を傾げる。
「お兄さん、中学生だよね? ひょっとしてロリコン?」
「へ?」
「ボク、これでも小学生なんだけど」
「……え? ええぇーっ!」
思いがけない少女の答えに絶叫する少年。
と、「ムンクの叫び」ばりの変顔になった少年の後頭部に、背後からにゅっと伸びて来た手がアイアンクローをキメる。
「アタタタタ! な、何しやがるんでぃっ……て、た、タカユキ先輩!?」
「相変わらずお前もこりねぇヤツだな、哲平」
どうやら、先輩らしい高校生くらいの少年が、ナンパ少年に制裁を加えているようだ。
「この人には、ウチらであんじょう言い聞かせておきますさかい、お嬢さんは先においきやす」
高校生の連れだろうか。腰までありそうなストレートの黒髪をツインテイルに束ね、向日葵模様のサンドレスを着た小柄な女の子が、少女に話しかける。
「は、はい。ありがとうございます」
ペコリと頭を下げると、少女は早足にバス停に歩みより、折よく着たバスに飛び乗った。
(ふぅ〜、これでナンパされるのは3度目だよ。喜ぶべきか悲しむべきか、フクザツな気分……)
クーラーの利いた車内でひとり席に座り、スポーツバッグを膝の上に置きながら少女は溜め息をついた。
──無論、言うまでもなく、この「少女」は、高村すばるにほかならない。
あの練習試合のあと、すばるは皆の前から姿を消すつもりだったのだが、「藍璃が復帰するまでだけでも」、藍璃復帰後は「彼女がセンターとしての基礎を覚えるまで」と、ずるずる引きとめられ、結局夏休みの今に至るまで、ほぼ毎日、恵心学園のみんなの元に通いつめている。
すばる自身、なんだかんだ言いつつ、それが少しも苦にならなかった。
いや、正直に言えば、朋香たちと一緒にバスケをすることが楽しいのだ。部活ができず、無味乾燥に思える高校生活より、"仲間"たちと過ごす時間のほうが、100倍充実している。
おかげで、七城高校での羽瀬川昴流は「バスケを取り上げられた燃え尽き症候群患者」的な扱いを受けているが、あえて「昴流」も反論せず、ひたすら地味にやり過ごしている(幼馴染のアオイだけは、いまだ心配そうだったが)。
むしろ今のすばるにとっては、高校生活こそつまらない仮初の時間で、恵心で5人と練習することが目的で生きていると言っても過言ではない。
夏休みに入ってからは、美穂の部屋ではなく、こんな風に自宅から、高村すばるとして女の子の格好で出かけることも多いのだ(母の那夕はむしろ大歓迎で、喜々として"娘"のファッションをコーディネートしている)。
今日は、そんなみんなと夏合宿に出かけることになっている。美穂が8人乗りのレンタカーを借りて来て、学園の駐車場が集合場所なのだ。
あるいは4月の頃なら「小学生とは言え、女の子5人とお泊り」ということに怖気づいたかもしれないが、毎日のように彼女達と過ごし、時にはシャワー室で全裸に近い姿も互いにさらしている今となっては、何ら躊躇いはない。
胸に関しても、月一で脂肪注射を受けてるおかげで、小学生らしい適度な膨らみを保っているので何も問題はない。
先日など泳げない藍璃の特訓のため、眞子の家のプールでスクール水着姿(白い縁取りの入った競泳タイプだが)までさらしてしまったすばるに、もはや恐いものなど何もなかった!
最近──特に夏休みに入ってからは、練習以外でも5人と一緒に過ごす時間が多くなっている。その分、すばるの精神的な「女子小学生化」も進んでいる(だから、さっきも平然と小学生だと自称できた)のだが、あえて本人は気が付かないフリをしていた。
「あ! すばるも来たみたいよ」
「ホントだ。オーイ、すばる〜ん!!」
「こんにちは、咲ちゃん、眞子ちゃん。ほかのみんなは?」
「トモは、倉庫から持っていくべきものがないかチェックしてるわ」
「みーたんは、暑いからってクルマん中。あとは、そなた待ちかな」
チームメイトにして大切な友人であるふたり会話しながら、すばるは三泊四日の楽しい合宿に思いを馳せる。
(ずっと、みんなといられて、こんな時間が続けばいいのにな)
ふと心の奥で呟くすばる。
──やがて夏休みが終わる頃、思いもよらずその願いが叶うことになろうとは、神ならぬその身にはわかるはずもない。
そして、秋の地区大会で、それまで完全に無名だった(と言うかそもそも存在すらしていなかった)恵心学園初等部女子バスケットボール部が、関係者の度肝を抜くことになるのだった!
<おしまい>
#以上です。最後の部分は、まぁ、「フィクションです」から(笑)。
#このあと、夏休み中に原作みたく、男バスエースの妹の双子やそなたの妹、咲と張り合う幼馴染などが登場し、すばるを入れれば10名になる(つまり公式試合に出られる)という状況に。
仲間を見捨てられないすばるは、美穂の誘いに乗って恵心学園初等部への編入を決意する……という流れの予定。
GJ!!!
元ネタ知りませんが、楽しませてもらいました
後で縦書きに加工して、じっくり再読します
乙です
やはり氏は良い物を書きなさる・・・!!
GJ!
また流れが止まってるな〜。
そう言えば、最近「女装してガールズバンドの一員になる男のコ」のマンガが増えてない?
一般作なんで、エロには期待できないけど……。
何年か前にはエロゲで「女装してガールズバンドの一員になる男のコ」の作品がいくつか出てたな。
それらもふまえて…
Vo 柴田健(女声男子)
Gt 雨宮秋人(僕が女装して弾いてみたらバレそうな件)
Ba 前島鹿之助(キラ☆キラ)
Ky 内田誠(りりかる!)
と挙げてみたけど、ドラムスやってる男の娘って誰かいたかな?
ビヒーダは男の娘枠じゃないな・・・
るい智FDの智、花見沢Q太郎「PLAY!」の那由他はボーカルか。
それメインの話じゃないからちと類型がずれるが。
あと女装少年アンソロジーコミックスの最初のころ掲載されてた「神韻楽団 音姫」は全員女装男子。
全員系はまだあったと思うけど思い出せない・・・