【俺の妹】伏見つかさエロパロ19【十三番目のねこシス】

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588風(後編) 15c/63

 うへ……。こいつ、俺の服のどっかに隠しカメラでも仕込んでいるんじゃねぇか?
 デレっとしていたつもりはないが、物理の講義中に保科さんを何度もチラ見したのは事実だしな。
 しかし、あやせの奴、保科さんへの対抗心っていうよりも、ここまでくると敵愾心ってレベルだよな。

「何度も言うようだが、保科さんとは本当に何もないんだぞ。この前、禅寺で初めて会って以来、保科さん
とは挨拶すら交わしていない。今日、学食で招待状を手渡された時、本当にあの時以来久々に会話したって
いう程度だぜ」

 保科さんとの間に何かあってたまるもんか。何かがあろうものなら、俺は誰かにブチ殺されて、山に埋め
られるのがオチってもんだ。

『でも、野点があります。今回の野点では、あの女が何かを仕掛けて来るでしょうね』

「何かって、何だよ?」

『それが分かれば苦労しません。ですから、お兄さんを護るために、今度の土曜日は学校も休み、仕事も
なしにしてお兄さんのところへ行くんじゃないですか!』