FAQ
・作品を投稿したいんですが
ちゃんと書き終わりましたか? 未完成ではありませんか?
よし、なら投稿しましょう。
・○○ネタなんだけど、需要あるかな?/書いていいかな?
まずは投稿しましょう。スレ違いでない限り、大抵は需要があります。
なくてもスルーされるだけです、気にしないでまた投稿してください。
・台本形式ってダメなの?
台本形式でも良い作品はあります。結局はキャラ崩壊していないか、扱うネタはどうか、そして『面白いか』です。
・エロなしSSってダメ? 雑談ってダメ?
エロなしSSはローカルルール的にはグレーです。禁止されてはいませんが……ケースバイケースでしょう。
雑談は「萌え談義」「エロ妄想」などはローカルルール的に問題なしです。ただしやりすぎるとウンザリされます。
・wikiって何なの?
有志の管理人が、このスレッドに投稿された作品をまとめてくれています。
一部のページ以外は誰でも自由に編集することが可能ですので、手伝ってあげると喜ぶかもしれません。
・あの、俺の作品がwikiにまとめられてないんですけど……
基本的にwikiの管理人が一人でまとめる、という風潮があるので、どうしても遅れてしまうらしいです。
一刻も待てない、という人は自分でwikiを編集すると良いでしょう。
・遅れてしまうって割には、俺の後から投稿された作品もまとめられているけど?
もしかすると、管理人や他の編集者が載せ忘れているかもしれません。
報告してあげましょう>(
ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/%a5%b3%a5%e1%a5%f3%a5%c8%a4%cf%a4%b3%a4%b3%a4%c7)
wikiを編集できない事情があり、ここに書き込む場合は、その旨を書いておくと荒れにくいかもしれません。
・報告しても載せられないんだけど? というかスルーされました
もしかしたら「テンプレを守れていない」などの理由により、荒らしと見なされたのかもしれません。
自分のレスを見返し、ageていないか、マナーのない行動はしていないか……
つまり「荒らし扱いされるようなことをしていないか」を確認しましょう。
書き込んだ時には何も問題ないと思っていても、冷静になればかなりイタイことをしてしまっていた、なんて良くある話です。
うふ〜ん
うふ〜ん
>>1乙です。テンプレ読みやすくて良いと思います。
お久し振りです。天咲です。
前スレではご迷惑をおかけしました。心機一転でまた投下したいと思います。
新スレ記念で投下。
9主×維織。微エロ(のハズ)。コメディー短編。
維織さんはお菓子を食べない。
食に頓着が無いワリに、いや頓着が無いからこそかもしれないけど
好き嫌い無く何でも食べる維織さんの唯一の例外だ。
「唯一ってワリには範囲が広いけどね。甘い物食べないなんてもったいないなぁ。
かな〜り人生損してると思わない?ご主人様」
維織さんが本の虫になっている間、俺は暇つぶしに准とそんな会話をしていた。
俺の手元のコーヒーの隣にはお茶受けのクッキー。
何でも店の戸棚の奥に仕舞い込んであったのを、准が今日偶然発見し
どうしようかと思っている時に、俺が来店したらしい。
「…まぁ俺もあまり縁がある訳じゃないがな」 サクサク
「あはは、そうだよね。道ばたで少しでも糖分のある物を見つければアリの様に群がる生活だもんね」
「……………流石に落ちている物は食わないぞ?」
「5秒も考える余地があった時点でその反応に説得力は無いよね」
「包み紙越しなら泥がついていなければアリ…袋に入ったままなら
「いやそんな自分3秒ルールの応用編は知らないから」
「ま、維織さんの家に住む様になってからも、家にはその類は置いていないからな。
別に特に食べたいという訳じゃないんだが、久々に口にするクッキーは新鮮だ」サクサク
「それだけ美味しそうに食べて貰えればクッキーも本望だろうね。
…元々食べ物としては寿命過ぎてた訳だし(ボソッ)」
「ん、何か言ったか?」サクサク
「いえいえ何も?知らない方が幸せな事ってあるよね」
「?あ、悪い。俺が全部食べちまうとこだったな。准食べるか?」サクサク
「お気持ちすら結構です、ご主人様♪
…でもそんなに甘い物が気に入ったんなら、維織さんに作って貰えば?」
「…めんどくさい星王妃の維織さんが、自分の食べない物の為にやってくれると思うか?」
「ご主人様のお願いなら聞くと思うんだけどなぁ…あ、そう思うんならさ
甘い物の素敵さを、維織さんに教えてあげれば良いんじゃない?」
「素敵さ?一体どうやって?普通に出しても食べてくれないんじゃないか?」
「だからね…ごにょごにょ」
准が顔を近づけて作戦を俺に耳うちする。
まぁ別に維織さんにはどうせ聞こえていないだろうから、普通に喋っても問題無いと思うが。
「フムフム………それで本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫大丈夫♪貴方のメイドが嘘を言った事がありますか?」
「…それはひょっとしてギャグで言っているのか?」
「ま、騙されたと思って行ってみてよ。もう一箱そのクッキーあげるからさ」
「承知した」
多分騙されている事は分かっていたが、食の誘惑には敵うハズも無く
俺は維織さんの元へ突撃して行った。
「ねえ、維織さん」
「……何?」
俺が維織さんの座っている席に行くと、丁度本を読み終わった様ですぐに顔を上げてくれた。
危ない危ない、次の分厚いハードカバーに入られてたら、いつになるか分からないからな。
「維織さんって、あんまりお菓子食べないよね?」
「うん…前も言ったと思うけど……になるから」
「いやいや前も言ったんだから、ぼかさなくても良いじゃないか」
「だって…九波君が子供扱いするから」
少し頬をふくらませて目を伏せ、すねた態度を取る維織さん。
やばい超可愛い。なんだこの生き物。お持ち帰りしたい。元々住んでる家同じだけど。
「アハハしないって、俺だって歯医者は嫌だしね」
唐突に急激に沸いた庇護欲を抑えながら会話を続ける。
まぁ歯医者なんて行った事無いんだけどね。保険証持ってないし。
でもイメージで怖いというのは分かる。口の中にドリル突っ込まれるとか想像するのも恐ろしい。
今は殆ど痛みは感じないらしいけど、懐はそうはいかないだろうからどちらにせよ俺には縁の無い場所だな。
「うん…それで、お菓子がどうしたの?」
「いやさ、でもそんな理由で甘い物を遠ざけるのは勿体無いと思うんだよ。
前も言ったけど、維織さんはちゃんと歯を磨いてるんだから、少々食べたって問題無いって」
「痛いの嫌い…そんなリスクを犯してまで食べたいとは思わない」
むむむ…やはり維織さんの決意は固いようだな。
基本大抵の事はどうでも良いと思ってるけど、こうと決めたら頑固だからなぁ…。
さて、どうしたものか……う。
(何やってるの?早く言っちゃいなよ!)バチッ
隣のテーブルを拭いてる准が、ウインクをしてそう念を送ってくる。
くそう…正直恥ずかしいから言いたくは無いが、カロリーには変えられん!
安定した生活を手にした今でも、風来坊の性がそう叫ぶ!
見てろ准!男九波、派手に散ってやらあっ!
「い、維織さん!」
「?」
「そんなに甘い物が駄目だって言うなら、俺との甘〜いキスもおあずけにするよ!!」
瞬間、その場の空気が凍ったのは言うまでも無い。
周りに知り合いが居なくて良かったなぁ…マスターは笑顔引き攣ってるけど。
そしてそこの腹抱えて笑い堪えてる腹黒メイド、お前後でシメる。
で、維織さんはと言うと。見た事無い表情で固まっていた。
無表情がウリの維織さんが、ここまで感情を顔に出すのは珍しい。
いやまぁどういう感情を示しているのかは分からないけど。強いて言えば「!?」って感じかな。
その高性能の頭脳でも情報処理が追いついていない様だ。オーバーヒート。
「あ、あははははは………」
そんな維織さんを前に、俺は冷や汗を流しながら乾いた笑いをこぼしていた。
いや、他にどんな顔しろって言うんだ。この状況作ったのは俺だけど。
家追い出されたらどうしよう、友はもう居ないというのに。これから寒くなるからマジで死に繋がる。
スッ
南に向かう為の移動経路を頭に構築し始めていると、維織さんの脳内処理が終了した様で
固まっていた体が動き、顔が伏せられた。
な、何を考えているんだろう。これから何が始まるというのだろう。
こら准、いつの間にか距離を取るんじゃない。
俺が体中の汗腺から全ての水分を出し切るかの勢いで、ダラダラと汗を流していると
30秒程(俺の体感では永遠にも感じたが)黙って顔を伏せていた維織さんが顔をゆっくりと上げて
「や、やだ………。」
真っ赤な顔で、恥ずかしそうに涙目で一言。
店内に居る全員が、いや、世界が悶えた。
至近距離でそれを食らった俺は、マジで生死の境目を彷徨った。
死因、キュン死。
「萌え」という感情を俺は今までよく分かっていなかったが、一瞬でそれを強制的に理解させられる事になった。
惜しむらくは最上級の弾丸を食らった事で、もう多分何を見てもそこまで感動出来ない事だろうか。
後に准とマスターはその時の映像を録画していなかった事を本気で悔やんでいたが、気持ちは良く分かる。
まぁもししてたら俺が独占するんだけどね。再生機器持ってないけど。
「おぉオレンジー久しぶりだなー………!?うわ熱ちちちちちちっ!?!?!?」
川越しにかつての仲間達が手を振っているのを眺めている所で
頭に猛烈な熱さを感じて、俺は現世へ戻って来た。
「な、何だ!?頭が燃えてるのか!?」
あまりの熱さに俺は目覚めて早々錯乱状態になった。
仮死のショックからか、目が見えず状況把握に数秒かかって、どうやら自分が
頭から何か熱い液体をぶっかけられた事に気づく。
顔に垂れているこの味は…コーヒー?
「お、おい准!これは流石にやり過ぎだぞ!?火傷ってレベルじゃ…!!」
こんな非人道的な事を出来るのはピンク色の悪魔しかいないと犯人を決めつけ文句を言うが
だんだんと見えてきた視界により、それが濡れ衣だと分かる。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」ガクブル
なぜなら准が、自分のすぐ隣で床に正座し、謝罪の言葉をひたすら続けているからだ。
となると、はんに…
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」ガクガク
二択問題で一つ答えが消えたのだから、一瞬で気付く。
正面を見る事無く、土下座の体勢に入る。というか怖くて見れない。
或いは俺は、最初から答えは分かっていたのかもしれない。一択問題だったのかもしれない。
目が見えずとも、オーラは感じれるのだから。
俺は無意識にその現実から逃げて、准が犯人だと思い込もうとしていたのだろう。
「……………………」
俺と准の必死の謝罪にも、維織さんは全く反応しない。
居ないんじゃないか?と思ってしまう程の無反応だが、存在している事は果てしない怒気で悲しい程明白だ。
今、店内にはどうやら俺達三人しか居ないらしい。
そりゃあまぁ居づらいってレベルの空気じゃないからな…。
後で聞いた所によると、この時マスターは入り口に「本日は閉店しました」の札をかけて
買出しに出掛けていたらしいが
そんな事をしなくても誰も寄り付かなかったと思う…。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」ソロ〜
「どうして顔を上げてるの?」
そろそろ良いかな?と、ゆっくり顔を上げて様子を伺おうとする途中で
恐ろしく平坦な声で維織さんが一言。
それだけで俺の体はビクッ!っと縮み上がり、また土下座のまま許しを乞い続けた。
結局,、俺は維織さんが本を読み終えるまでの三時間の間、土下座を維持しつつ謝り続けた。
准の奴はちゃっかりしたもので、30分程過ぎた時に
「い、維織さん。九波さんがお腹を空かせてるみたいなので、食べ物を作ってあげたいんですが…」
「!?」
「……分かった。じゃあ准ちゃん、ハムサンド100人前」
「ひゃ、百ですか!?わ、分かりました今すぐ作りますっ!」
とか言って、上手く逃げ出しやがった。
まぁ100人前のハムサンドを作る労力を考えれば、多少語弊があるかもしれないが。
…でも、あのプレッシャーの前から脱せただけでも僥倖だと思うね。
アイツのせいで土下座で謝りながら飯を食うという、恐らく人類初の謎行動を長々と取る羽目になってしまった。
水無いから口の中パッサパサだし。
物乞いの気分を疑似体験する羽目になるとは思わなかったな…いや、それより酷いか。
どんなマゾでも裸足で逃げ出すっての。
…まぁ女王様が維織さんだと思うと、そんなに嫌じゃないから不思議なんだが。
最後らへんは意識朦朧でトランス状態だったから、新たな性癖が目覚めちゃいそうになt
「…何を考えてるの?」
「い、いや何も?」
かなり不穏な事を考えて居た事が伝わったのか、顔を覗きこみながら聞く維織さん。
今俺達は喫茶店を出て、帰宅の途についていた。沈む夕日を眺めながら河川敷を歩いている。
やっと許してもらえた後に、立ちあがろうとしたら完全に足が痺れ切っていて
回復に時間を用した事もあって、時間はかなり遅くなっていた。
あまりの痺れに悶絶する俺に、准がすかさずやってきて「マッサージしてさしあげますよご主人様♪」とか言い出した時は殺意湧きました。
そこにSっ気を出した維織さんも加わって………いやもう思い出すのはやめよう。
「…九波君が変なこと言うから、あんな目に遭う」
「遭わせたのは維織さんじゃ…何でも無いです。ごめんなさい」
「それに、おあずけにされて困るのは九波君の方」
維織さんはまだ少し拗ねている様子だった。
いやそれは違うだろうと思うけど、勿論口には出さない。
ちなみに本当の所は7:3位の割合だと思う。おねだり率的に。
「あはは、そうだね。いつも堪能させて頂いてます」
「………馬鹿」
維織さんがプイッとそっぽを向く。そしてそのまま
「……九波君がそこまで食べたいなら、私が作っても良い」
そう言ってくれた。
「ありがとう、嬉しいよ。だったら俺も手伝うからさ、二人で食べようよ。
その方がきっと美味しいって」
笑顔でそう言うと、維織さんは数秒逡巡したみたいだけど、やがてコクリと首を縦に振ってくれた。
これからが楽しみだ。
とりあえず今日は、准から貰ったこのクッキーを二人で食べようかな。
「でも」
そんな文字通り甘い未来に思いを馳せているのを、維織さんが遮る。
「その代わり、それ以上に………」
後半はごにょごにょ言ってて聞き取れなかったが、維織さんの望んでいる事はその表情ですぐ分かった。
この期待には万全に応えるのがナイスガイというものだろう。
「了解しました、お嬢様」 グイッ
「あ……」
間を置く事なく、維織さんを優しく抱き寄せる。
「ちょ、待って、こんな道端で…」
珍しく維織さんが慌てた様子を見せる。
まぁでももう殆ど日は落ちて薄暗いし、河川敷を通る人もいないだろう。
むしろこれは良いスパイスと考えるべきだ。
こういう時のポイントは、シュガー&スパイス。
砂糖だけでは駄目、スパイスを利かせる事で甘さが引き立つという訳だ。
スッ
維織さんの顎に手を添えて、仄かに赤い顔と潤んだ瞳に一瞬だけ視線を落とし
そのままやや強引に唇を奪う。抱きしめる力を強めるのも忘れない。
「!…ぁん………」
うわぁーヤバい。めちゃくちゃ気持ち良い。
さっき、ねだる率は維織さんの方が高いって言ったけど、虜になってる度は絶対俺の方が高いだろうな。
一言で言えば……蕩ける。
極上に瑞々しく柔らかい維織さんの唇は、何度味わっても慣れる事はない。飽きる事など論外だ。
ただ重ねているだけでも、何時間でも堪能できそうだ。
「!!ふわぁっ…ぁあん…ちゅぷ………んむっ…」
でもそれだけで終わる訳にはいかない。
歯を割って舌をねじ入れ、熱い口内を余す所なく舐めつくしていく。
緩急をつけたり、唇を吸う等の変化球も効果的だ。
維織さんの御所望は、世界中のどんなお菓子よりも、甘くて熱くて濃厚なキス。
それを完成させる為には、全神経と全テクニックをフル稼働させないとな!
そうして俺は、維織さんをぐじゅぐじゅにとろけさせるべく、時間を忘れて奮闘した。
…そこに多少の意趣返しの気持ちがあった事は否定しないが。
最初はされるがままだった維織さんも、途中から応戦を始めて
久しぶりの長期戦となった此度のキスは、維織さんが全身が弛緩して腰くだけになる程度には甘い物となった。
ほら、甘い物って麻薬みたいなとこあるしね。
虚ろな目をして口を閉じられない維織さんの体重を背中に感じ、家へと歩きながらポツリと呟く。
「贅沢品の甘い物なんて随分と食べていないと思っていたけど、俺は知らない内に最高級のお菓子を食べていたのかもな」
維織さんというお菓子を―とまでは口にしないが。
でもこの分だと、これから何を食べても満足出来ないかもしれないのが少し残念だ。
まったく、罪な女だよ維織さんは。
頬を緩ませながら溜息をつき、維織さんの柔らかさを感じながら
ゆっくりと俺は二人の暮らす家へと歩く。
「…はぁ。財布忘れてたから届けに来たら、何をやってんだろあの二人」
そんな二人の30メートル程後ろに居たのは、ジトっとした目をした腹黒メイド。
実はもう随分前に二人に追いついていたが、その時には既に甘い雰囲気を漂わせており
声をかけるにかけられず今に至るという状況だった。
(ヘタに邪魔して、維織さんをまた怒らせたら目も当てられないしね…)
今日、久々に感じた恐怖という感情を思い出し、ブルっと体を身震いさせる。
それから二人を尾行しつづけ、二人が唾液を交換し始めてからはそれを観察していたのだが
感覚の鋭い九波と維織に全く気付かせないあたりは、流石のメイドスキルというべきだろう。
一時は5メートル圏内まで近付いたりもしていたのだが。
(…というか、どれだけ盲目的に夢中になってたんだよ、というだけの事な気もするけどね。
あーあ、羨ましいなぁ。
維織さんも、甘いのダメとか言ってるけど、あんたら二人程甘いものなんてこの世にありませんよ。あー砂吐きそう)
頭の中でパチパチと投げやりに手を叩き、側にあった石ころを蹴飛ばして、准は踵を返す。
その音でチラっと九波が振り返るが、姿を見せはしない。
明日また店に来た時に渡せば良いか、と財布を鞄にしまう。
その時はさっきの事をからかってやろうと、怪しい笑みを浮かべて歩き始めた。
次の日
「あれ、九波さんはどうしたんですか?」
「お腹が痛いって家で寝てる」
(あーそうえばあのクッキー消費期限前世紀だったっけ…流石の九波さんの胃袋でも無理だったか)
「あ、准ちゃん、昨日のクッキーありがとう。美味しかった」
「え!?維織さんも食べたんですか?」
「うん、久しぶりに甘い物食べたけど、ホントに美味しかった。再現したいから、作り方教えて?」
「お、お安い御用ですお嬢様。…完全に再現するのには少し時間がかかるかもしれませんが(ボソッ)」
改めて目の前のお嬢様の凄さに戦慄し、准は苦しんでいる九波に心の中で小さく謝る。
(あはは…ごめんね、九波さん。でもまた酷い事になるかもしれないから、覚悟してて☆)
「ぐぅ…ぐるる……ぐはぁ…!?」 ゾクッ
その念が届いたのか、ベッドの上で苦しんでいた九波は謎の悪寒を感じ
その勘は後に的中する事になるが…それはまた別の話。
あーやっと終わりました。規制ウザ。支援お願いしたい位です。
パパッと4レス位で終わるのを想定してたんですが、蓋を開けてみればこんな事に。
9主は色々異色なので、視点にした場合のキャラに結構苦戦しましたが
まぁ原作でもルートによって地味にキャラ違うので、これはこれで良いかなと。
「小波」に思い入れがあり過ぎて、その名は使わないという。
あ、タイトル付けるの忘れてました。
えー…じゃあ「何よりも甘い…」でお願いします。
維織さんとのいちゃラブ短編はシリーズ化するかもなので、次回を楽しみにして頂ければ。
投下乙
次も楽しみです
23 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 19:31:25.32 ID:1wYqljcw
エロ書けないなら出てけ
乙でした。
25 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 01:18:55.88 ID:b+EPSpI4
ここはエロパロですよ?
非エロなら萌えスレで
追い出し厨は帰れ
わざわざ日付変わってから書くとかご苦労なこった。
終始sageる事をしないから判別が楽でいいけどな。目ざわりだから消えろ。
>>20 GJ!
そういやそんなイベントあったなw
拗ねる維織さんの可愛さが分かるとは大したヤツだ…!
スルースルー
29 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 11:48:55.66 ID:b+EPSpI4
エロなしで何で投下できるの?
31 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 13:33:10.59 ID:b+EPSpI4
エロなしは萌えスレでどうぞ
大方いつもの人でしょ、ただの構ってちゃんだよ
ではスルー検定開始
33 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 21:35:34.37 ID:b+EPSpI4
エロなしは子供でも見れるように萌えスレでどうぞ
パワポケなつかしいな
桜姉妹でラフメイカーという動画見て小説書きたくなったんだが・・
どんなのがいいでしょうか? というか文章書きたい・・
姉妹丼かレズしかないじゃない
>>20 アンタが投下すると荒れるから、まとめに直接だけにすれば?
投下しようと思ったらこれだよ
運営どうにかしろ
忍法帖リセットとか
糞運営死ね
40 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 15:47:28.06 ID:SR31vcIJ
誘いうけウザイ
消え失せろ
さすがにスレチだ、自重しろ
42 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 19:27:08.72 ID:ljPJPW4D
レンにMプレイで責められたい
彼女候補で誰が一番作品数多いんだろうね。
やっぱDS以降が強いか?
ナンバリング別でどれが一番人気あるのか見るのも面白そうかも。
予想では10人気。11圧倒的不人気。あ、シズヤは別です。
人気なんて飾りですよ
自分の好きなキャラを書けばいいんですよ
いや別にそういう事を言いたい訳では・・・
>>20 GJ!
「やだ・・・・・・」でマジ悶絶した。
wiki適当に見た感じだと武美が1番多いかな?30超えてた
あとはナオとか白瀬とか辺りは20超えてた
>>43 おいおい、朱里忘れてるだろ?
人気なんて気にしても仕方ないと思うんだがなあ
旧作ほど不利になるだろうし
>>43 人気だけじゃなく、書きやすさとかもあるから統計取るのは面白いかもですね。
こんにちは、天咲です。
前作品にレスして下さった方、ありがとうございます。
またお前かと言われるかもですが、投下させて頂こうかなと。
9主×維織。
設定上は、前作の続きです。
「大変な盲点に気づいた……!」
あの俺にとって、良い意味でも悪い意味でも忘れ難い一日から一週間程経った日。
俺を背もたれにして座って本を読んでいた維織さんが、深刻な感じの声色でそう言った。
いやまぁ普通の人が聞けば平坦な声という感想を抱くだろう声だけど。
角度的に表情は見えないけど、多分いつもの可愛い表情だと思う。
「盲点って?」
料理本をめくる手を止めて、そのまま聞き返す。
胡坐をかいている俺の上に、すっぽりと維織さんが座っているという体勢なので
俺は本を横に置いて、片手でページをめくるという作業をする事になる為、正直非常に読み辛い。
まぁでも仕方ないか、維織さんのお気に入りプレイスに指定されているんだから
光栄なことだろう。
髪の匂いと柔らかい感触だけで、リターンとしては充分過ぎる位だ。
足が痺れるのと、それに気づいた維織さんに苛められるのが難点じゃないけど。
「うん、虫歯という病気は自分がしっかりケアしているだけじゃ駄目。
…人にうつされる可能性もある」
な、なんだってー!?と思わず言ってしまいそうになる程、重々しく言う維織さん。
アニメ化したら後ろに雷のエフェクトが使われそうだ。古いか?
まぁ何を言った所で、この体勢で緊迫感が出る訳も無いけれど。
「それ本当?虫歯が感染症という話は聞いた事が無いけど」
「うん。飛沫感染や血液感染やベクター感染や経口感染といった事では無いけど
接触感染なら…有り得る」
維織さんがスラスラと色々な感染経路を述べる。
一見ダメ人間で、実際の所もダメ人間だけど、このあたりは流石だげふっ
「何か失礼な事考えなかった?」
維織さんが頭を後ろにそらして俺の胸にボフッと頭突きをし、そのままのけぞって
俺に視線を浴びせてくる。
おぉこの角度の維織さんは新鮮だ。可愛い。
「いやいや、ちょっと惚れ直してただけだよ?」
髪を撫でながらそう言うと、維織さんは「そう」とだけ言って頭を元の位置に戻す。
あぁもう少し見てたかったのに。
「えーと接触感染っていうと、皮膚や粘膜が触れる事で直接うつるっていうアレだっけ?」
「そう。皮膚疾患や眼科疾患が代表的。狂犬病とか破傷風等もその一種。
後は…精液による性感染症とか」
最後のは恥ずかしげに小声で言う維織さん。
何故かそれを聞いてドキリとしてテンションが上がる俺。中学生か。
「……もう一つある。接触感染による病。小波君と私も罹っているそれは、こ、恋の病」
「……恥ずかしいなら言わなきゃ良いのに」
どうやら照れを隠す為に言った台詞で、更に照れてしまったようだ。
お手本の様な自爆。可愛い。今日何度目だこれ思ったの。
その後、俺が「感染って事は、どっちかがうつしたんだよね?」と返した事をきっかけに
お互いに自分がうつしたと言い合うという、見てる人が居ればブン殴られそうな会話を10分程続け
お互いにうつしあったという事で妥協点とした。
まぁ多分それは正解だと思うけど。
俺と維織さんに関しては、それは不治の病だけに、どちらも責任を取らなければならないな。
現在進行形でお互いうつしあっていることだしさ。
「…それで、虫歯の話」
閑話休題、といった感じに維織さんが話のレールを戻す。
その本題も閑話みたいなものの気もするけど。
この物語は全編通して維織さんとのいちゃいちゃを描くものです。過度な期待はしないでください。
「接触感染による感染。その唯一のルートは、口腔内の粘膜の接触による唾液のこうか―
「要するにキスの事だね」
「………うん」
台詞を遮られ、ちょっと拗ねる維織さん。可愛い。少し照れも混じっている様だ。マジ可愛い。
「私が清潔にしていても、九波君の歯が汚染されていると、私にその影響が及ぶ可能性がある」
「…微妙に傷つく事を言うね、維織さん」
「私が飼う迄の九波くんの生活を考えれば、当然危惧すべきこと」
飼うて。…否定出来る要素が何一つ無いのが悲しいとこだ。
でも維織さんのペットという響きには、胸にときめくものがあるのも事実だったり。
…ヤバイヤバイ。それを認めてはナイスガイは名乗れない。
「テント生活と清潔さを両立するのはかなり無理があったからなぁ。
一応出来る範囲で気をつけてはいたけど、自信があるとは言えないね」
この街に来てからは、特に維織さんに会う様になってからは大分改善されたんだけどね。
スポーツ選手において歯は命だから、出来るだけケアしてはいたんだけど。
ファーストキスの味はカブト虫、なんて事は避けたいしさ。
ちなみにコーヒーの味がしました。
「そう。そしてキスによる感染は、それが深い程に確率が高くなる。
……だから、私はかなり危険」
「気付いてると思うけど、かなり恥ずかしい事言ってるよ?維織さん」
でもそりゃそうか。ディープキスであればある程、…絡む訳だし。
それこそ先週の時なんて、もう完全に分泌物をトレードしてたようなもんだしなぁ。
スライムなら同化するレベルだ。
「キスが甘ければ甘い程、危険度は高くなる……虫歯だけに」
「それ言いたかっただけでしょ維織さん。そんなに上手くないし」
ちょっとドヤ顔で言ったのが腹立ったので、頬をぐりぐりとこねる。
相変わらず柔らけぇ。
「でもなるほどね。どちらも虫歯じゃなくても、俺達のキスが甘過ぎて虫歯になるという事もあるかもしれない」ぐにぐに
「ひょほゆうこと。糖度はたひゃければたひゃいひょど…きゅ波君止めて」
「嫌です」ぐにぐに
「ひゃむサンドひゃきゅ…
「止めます」ぱっ
「……糖度は高ければ高い程、歯を溶かす。だからその効果はお菓子の比じゃないハズ」
「確かにそうだね。よく今まで俺達の歯は無事に済んでいたもんだ」
…結構前から気付いてはいたんだが、ツッコミ不在というのはなかなかつらいものがあるな。
維織さんは基本ボケだし、俺もここの所は維織さんの可愛さに暴走する所があるので
いつまでも甘い会話が進行する事になる。いや全然良いんだけど。
准が居れば一言ねーよと言ってくれるんだろうな。というか多分ブン殴るだろうな。うん。それが正解な気もする。
だからまぁそろそろ話進めようか。
「でも、それでどうするの?キスする時はプレーンなのだけにする?もしくはおあず―
「……………………」ギュッ
「スミマセンでした」
無言の圧力。蘇る先週の悪夢。土下座するお―維織さんが座ってて出来ないので
この抓られる腕の痛みは甘んじて耐えよう。
しかし、それでは何をするというのだろう。
虫歯予防の方法ならそりゃあ色々あるだろうけど、そんな事を言いたいんじゃ無いだろうし…
何か逆転の発想的な考えを、維織さんは持っているんだろうか?
考えても分かりそうにないので、そのまま聞くと
維織さんはその質問を待っていた!という感じに深く頷いた後「待ってて」と言い残して部屋を出た。
でも別に維織さんの虫歯ならうつされてもいいよなー。
そして二人で通院するというのも悪くない…いや駄目か、俺以外の人間に維織さんの口の中を触らせるとか有り得ない。
しかし維織さんの口の中を好き放題に出来るというのは魅力的だ。
治療中に質問して、舌っ足らずな言葉を楽しむのも悪くない…よし決めた。
ガチャッ
「九波君おまた―
「維織さん。俺、歯科医になろうと思うんだ」キリッ
「……この30秒の間に、何があったの…?」
「ゴメン、ちょっと思考が暴走してた。…って、維織さんその手に持ってるのは―――歯ブラシ?」
コップに入った緑と赤の歯ブラシ。歯磨き粉もあるけど。
浴室の隣の洗面所に置いてある、見慣れたそれだ。
赤が俺ので、緑が維織さんの物。
緑の方は、目にする度に俺の自制心を刺激してくる小悪魔だが、何とか今日までそれに勝利している。
詳しくは聞かないでもらえるとありがたい。
「うん、歯ブラシ」
「それをどうするの?」
「?どうって、歯ブラシに歯を磨く以外の使い方がある?」
「あ、あぁそうえばそうだね。逆転の逆転の発想という訳か、流石維織さん」
「?…最近の九波君はすぐおかしな事を言う…」
怪訝な顔を俺に向ける維織さん。
いや、維織さんの事だから、「……歯が無ければ虫歯にもならない」とか言って
俺の歯を全部引っこ抜こうとするとかかなと思って。
その時は流石に断固固辞するけどね。
だって歯が無かったら維織さんの舌を甘噛み出来ないじゃないか。
「……また変な事考えてる。歯をキレイにするには歯磨き。当たり前の事」
維織さんが溜息を一つついて、俺の隣に座る。
あ、今度は上じゃないんだ。これはこれで良いけど。
「アハハ、そうだね。じゃあ今から二人で歯磨きをしようって事?
それなら洗面所に俺を呼べば良かったのに」
実際、少し肩透かしというか、拍子抜けという感想を持つ。
キスのくだりから発展した話題だけに、ちょっとエロい展開にでもなるのかなーという予想、というか期待があっただけに
がっかりした、と言ってもいい。
ただの歯磨きでそんな展開は有り得ないしなぁ。
そんな俺の感情が伝わったのか、維織さんは少し口の端を上げて、フルフルと首を横に振る。
「正解。でも少しだけ九波君の想像とは違う」
維織さんはそう言うと、コップを机の上に置いて『赤』の歯ブラシを手に取った。
「維織さん?間違えてるよ、そっちは俺の歯ブラシ」
「ううん、これで合ってる」
「合ってるって……」
ま、まさか俺が一度だけ、維織さんの歯ブラシを手に取って、ブラシの表面を指先で撫でた事がバレていたのか!?
正直自分でもちょっと引いて、すぐ戻したのに!見られてたのか!?
その意趣返しに、今度は維織さんが俺の歯ブラシを!?え、どうするの!?それで歯磨くの!?
それご褒美じゃね!?その後それを俺使って良いの!?いやっほい!!
「これで『小波君』の歯を磨くから。…………どうしてそんなに落ち込んでるの?」
「ちょっと夢が破れてね…。え、どういう事?維織さんが磨くの?俺の歯を」
「そう。自分ではよく見えなかったり、届かなかったりする場所があるから…。
私が重点的に磨く事で、小波君の歯はキレイになる」
「…なるほど。確かに筋は通ってるね、じゃあお願いしようかな」
「うん、任せて」
楽しげにそう言って維織さんが、歯磨き粉を歯ブラシに塗る。
…まぁ、期待から外れはしたが、これはこれで良いものなんじゃないだろうか。
なかなか無い経験だし、マッサージみたいなものかな?
維織さん以外の人にやられるなら抵抗あるけど、維織さんならむしろ大歓迎だ。
なんか維織さんにSっ気のオーラが出てるのがちょっと気になるけど、別にたかが歯磨きでどうなる事も無いよね。
〜維織視点〜
「じゃあおねがいしようかな」
…かかった。
鼓動の速さと興奮を悟られない様に、任せて、と返して歯磨き粉を塗る。
さっき読んでいた本によると、この歯磨きは九波君の想像を絶する効果を産む事になる。
その姿を想像して、思わずゴクリと喉を鳴らしてしまう。
駄目駄目、出来るだけサプライズ効果も利用しないと。
最近の九波君は、どんどん変態になっている様な気がする。
前はもっと私が主導権を握っていたのに、ここの所九波君に振り回されている事が多い。
特に…その、愛し合う時とかに。……コホン。
一週間前だって、私にあんな事言って、それに私はあんな反応しちゃって…。
お仕置きはしたけど、その帰り道にはまた好き放題にやられてしまった。
その事は別に良いんだけ……いや、よくない。
調子に乗ってる九波君には、ここでもう一度しっかりと教えておかないと駄目。
貴方のご主人様が、誰かという事を。准ちゃんの事もあるし。
そう内心で気合いを入れて、作業を開始する。
いや、これは勝負だ。九波君との。リベンジマッチ。
一週間前の私みたいに、今度は私が九波君をとろけさせてあげる。
「あーん」
「あーん」
何故か頬を緩ませて、九波君が言われるままに口を開ける。…可愛い。
顔はまだ余裕の表情。これから何が起きるのか、全然分かっていないだろう。
フフフ…楽しみ。
九波君の後頭部に右手を添えて、歯ブラシを口に差し入れる。
さぁ…試合、開始。
前半終わりです。
主人公のキャラは仕様。このシリーズはこんな感じでいこうと思います。
ちっギリギリ規制から逃げ切れなかった…。
最初から文字数制限を恐れなければ、いけたんだろうけど。基準が分からない…。
まぁそういう訳で、後半は後日投下します。
えー…知ってる人は知っていると思いますが、今回のネタはある作品のパクr…オマージュでして
特に後半はそれが顕著になりますが、スルーして頂ければ。
>>58 GJ!!!
これは良い偽○語(下)オマージュ…!!
後半楽しみにしてます!!主に歯磨きプレイ的な意味でw
GJ、これは期待せざるをえない
またお前かもっとやれ
GJ!
妙な所に詳しいのが維織さんらしい
長編を素早く沢山書けるのは非常にうらやましい
准もだしてー
9主の変態っぷりはなかなかのモンだなw
前作で武美といる時の面影が無え…w
久々に読んでてニヤケてしまったぜ、GJ!
パワポタってスレ違?
スレチ
天咲です。レスありがとうございます。
概ね好評の様で、結構自信作だっただけに嬉しいですね。
じゃあボチボチ後半投下していきますか。
…規制から逃げ切れる事を祈って。
「も…もごぉっ!?」
九波君が自分の陥った危機的状況を把握したらしいのは、試合開始から一分程経った頃だった。
表情に異変が走る。異変というよりそれは激変。
テントを燃やした時の様な、驚愕の表情。
そしてそれを上回る程の―――恍惚の表情。
元々何故か顔は緩んでいたけど、今はそれの比じゃない。…ぞくぞくする。
「ひっ…ひぐぅっ…ぐっ…うっ!?」
今頃気付いても遅いよ、九波君。
本の受け売りだけど、歯磨きという行為は、マッサージなんかとは訳が違う。
何せ、口の中をいじるんだから。
体の外側ではなく、内側を。体の表面ではなく、内面をいじる。
その行為は…人に、快感を生じさせる。
要するに、気持ちいいのだ。
歯を磨くという行為は、余りにも当たり前過ぎて、慣れてしまっているから気付かないけど、確かな事実。
考えてみれば、体の中のデリケートな所を細い毛先で撫で回してるんだから、気持ち良く無いハズが無い。
それを自分では無く、他人にされるんだからたまったものじゃない。
九波君は風来坊。
その職業(?)柄、苦痛や屈辱で心を折る事は難しい。体も鍛えてるし。
でも、快感を与えて甘やかすのならば、どうだろう?
一応、名目上は虫歯予防の歯磨きだから、甘くしちゃ駄目なんだけど。…二つの意味で。
あ、私今上手いこと言った。
「ぐっ…ひぐぐっ…ひぎぃっ……」
奥歯の内側、歯と歯茎の境目あたりをしゃこしゃこと重点的に磨くと、九波君は敏感に反応する。
びくびくと体が痙攣して、白目を剥きかけている。
…まさか、ここまで上手くいくなんて。
まるで本にあった描写を丸写ししているかの様に、シナリオ通りに事が運んでいる。
…そうえば、この後はどうなるんだったっけ?
ここまで読んだ時点で本を閉じたから、この後どうなるのかは私は知らない。
…まぁ、もう少しだけ九波君を苛めてあげたら、終わればいいか。
その内ギブアップすると思うし、それまでは思う存分、これまでの発散を続けよう。
―しかし、私のその判断は間違っていたのかもしれない。
少なくとも、当初の主従関係を思い知らせるという目的においては。
見誤っていたのかもしれない、九波君の変態性を。
九波君は歯を食い縛って―いや、歯を磨いているからそれも出来ないんだけど(それも体が弛緩する理由の一つ)―私からの攻撃、口撃、甘やかしに耐え続けた。
いや、勝負と思ってるのは私だけだから、九波君に耐えているという自覚は無いと思うけど。
でもそれなら尚更、「もう止めて」とギブアップをするハズ。
なのに九波君は、何も言わずにずっと耐え続けている。
それでも、これはくすぐり地獄の様なもので、ずっと耐え切れるものじゃない。
いずれ限界が訪れるのは自明の理。
それまで私は続ければいいだけ。さて九波君は後何秒耐えられる?
そう思っていた。まだまだ優位性は私の方にあると。
でも、後何秒も耐えられなかったのは、むしろ私の方だった。
―――ドクン。
「―――っ!?な、何?」
この勝負にあった、大きな穴。
それは、歯を磨かれる側では無く、歯を『磨く』側の心理を私が全く考慮していなかったこと。
とんでもないミス。
取り返しがつかない、取り戻しようがない。
なぜなら―
「あふっ…ふぁっ…へああっ…う…んんっ」
やばい。
九波君の喘ぎ声にも似た声をずっと聞いていると、とても心が掻き乱される。
ドキドキする。
九波君の反応を見ていると、とてもドキドキする。
色々と逆だろという、誰かの心の叫びが聞こえる気もするけど
それを圧倒的に上回る、何かよく分からない感情の叫びが私の中に轟いてくる。
歯ブラシを動かすごとに、口の中を泡立たせるごとに九波君の歯じゃなくて
私の感性を磨いているような気分になる。
―私の方が、快感を得ている!?
九波君の歯を磨く事で!?
人の役に立つのが嬉しい!?
これが准ちゃんの言っていた、メイドの心得、奉仕の心!?
まずい、九波君の口の端に零れる涎さえ、愛おしさを感じる。
同時に、説明出来ない衝動が、体中を駆け巡る。
駄目、これは駄目!それを、必死に抑える。
もう手を止めないと、ここで終わりにしないと大変な事になる。
それが分かっているのに、手は止まってくれない。
私の手は私の意識から離れて、自動機械のように動作を止めてくれない。
むしろ動きはよりハードに。
九波君の痙攣がより激しくなる、顔はもう戦隊ヒーローのリーダーの様に真っ赤になっている。
「…可愛い」
思わず、声が出る。
心臓の鼓動は際限なくスピードを上げ、何だか意識が朦朧としてくる。
自分が何をしているのかも分からなくなる。
「…はぁ……はぁっ…うううっ」
九波君と合唱する様に、私も喘ぎ声に似た声を出してしまう。
謎の相乗効果が起きる。
私の思考回路がショートする。
私は今迄NOZAKIを継ぐ為に産まれて来たんだと思っていたけど、ひょっとしたら私は
――九波君の歯を磨く為に産まれて来たのでは?
敷かれたレールの上を歩くしか無いと思っていたけど、それは勘違いで
私の人生の終着駅はここなのでは?
ここから先の私の人生は、ただの消化試合なのでは?
「九波君。九波君。九波君−」
九波君の名前を連呼する。
そうする度に、体が奥の芯から熱くなっていくようだった。
九波君の体も熱い熱を帯びている。
目の前の九波君を見る。
うっとりしているかのような。
とろけているような、そんな表情。目の焦点は定まっていない。
これで当初の目的を達成したけど、そんな事はもうどうでも良かった。
「い、いおりひゃん…」
九波君が言葉を発する。
その声に、私の心臓がまた跳ね上がる。
口の中に歯ブラシが挿入されているので、呂律が回っていないけど
いや、きっとそれが無くても回らなかったと思う。
それでも、言った。
それでも健気に、九波君は言った。
「維織ひゃん……いいよ」
何が!?なんて無粋な事は聞かない。
もう私の理性はぐちゃぐちゃに融けていた。
ぐちゃぐちゃで
ぐちょぐちょで
じゅわじゅわで
ぞわぞわして
うぞうぞして
ぞくぞくしていた。
私は、野崎維織は、九波君の体を、体重を少しかけてカーペットの上に押し倒し
九波君の後頭部に添えて居た右腕を優しく外して
そして、その手をそうっと、彼の××に伸ばして――
「な、何してるんですか………」
と。無粋な。野暮な。艶消しな。
いや―救済の言葉が割り込んできた。
ドアの外、そうえば閉めなかったな―と思いながら見た先には
メイド服姿の私の親友、夏目准が唖然とした顔で突っ立っていた。
いつも飄々として、底を見せない彼女が珍しく、完全に放心状態の様に
目を、口まで丸くして、呆然と。
「お、お菓子作りを教えるという約束で、来たのですけど
呼び鈴を鳴らしても返事が無くて、そしたら鍵が開いていたから…」
パクパクと大根役者の様に棒読みで言う准ちゃん。混乱しているんだと思う。
そうえばそんな約束していた気も…完全に忘れていた。
呼び鈴にも全く気付かなかったし…。
「じゅ、准ちゃん。…ち、違うの!」
私は叫ぶ。叫んだのなんていつ以来だろう。
そして、叫んだところで一体何が違うのか。
正直な所、見たままだ。
この状況で誤解する方が難しい。
「ス、スミマセン!お、お邪魔しちゃいましたよね?きょ、今日はもう帰るので
ま、また日をあらてめて、お伺いしまひゅ」バタバタ
「ま、待って准ちゃん!違うの!いや違わないけど!」
噛み噛みで言って、バタバタと慌てて去って行く准ちゃんを呼びとめるも
止まってはくれず、そのまま帰ってしまった。
…次会う時どんな顔すればいいの……。
「い、維織さん……」
頭を悩ませる私に、理性の戻ったらしい九波君が話かける。
「だ、大丈夫だよ。准には後で俺からフォローしておくから…」
「…九波君が言っても説得力無いと思う…地球上の誰よりも」
困った。准ちゃんにこれから変態カップル扱いされてしまう。
変態なのは九波君だけなのに。
せめて攻守が逆なら、無理やりされたと言い訳出来たのに(その場合九波君が肉塊に変えられるけど)
攻守と言えば…
「結局、負けちゃったのかな…」
「負け?何に?」
「あ、声に出てた?うん、負け。九波君にじゃなくて、自分に、という気もするけど」
というかもう何か途中から、全てがぐちゃぐちゃになってたからね。
別に九波君が勝った訳でも無いと思うけど…社会的に見ればどちらも負け?
またそうやって頭を悩ませ始める私に、九波君はすくっと起き上った後
それじゃあさ、と前置きして
「三本勝負にしてあげても良いよ。ほ、ほら途中で邪魔が入った訳だし
こういう時は普通再試合でしょ?
丁度お菓子作りも無くなって時間出来た事だし、気散事に付き合ってあげてもいいよ?」
超さりげなさを装って。
流し目でさらりと提案する九波君。
頬は相変わらず赤く、目の色から魂胆は見え見えだ。
けど。
「えっと……じゃ、じゃあ…再戦を申し込んじゃっていい?」
「う、うん。挑まれた以上は仕方ないね、背中は見せないよ。う、受けて立つ!」
目を見るのが恥ずかしく、お互いに目を逸らしながらの会話。
私は手にしたままだった歯ブラシをギュッと握りしめて
「じゃ、じゃあ―
「あ。で、でも。考えてみたら維織さんの方も磨き残しがあるかもしれないよね」
「え?う、うん」
普段なら否定するデリカシーの無い発言だけど、言葉の裏(というかもう表だ)を読んで
肯定する私。
「だ、だから今度は攻守交代してみない?」
「…う、うん。野球も表の後はウラの攻撃があるし…ね」
「その方がフェアだよね。じゃ、じゃあ…」
多分、今私達は鏡で写し合った様に、同じ表情をしているんだろう。
少しの不安と恐怖、そしてそれを塗りつぶす期待と―――情欲。
九波君がコップから緑の歯ブラシを取り出す。
べ、別にこの赤の方を使ってくれても良いんだけど…。
「行くよ…維織さん、あーん」
「あーん」
そんなわけで、今日を境に。
私と小波君は、新しい世界を開いたのだった。
ひゃっ、ふああっ!ちょっ九波きゅんっいきなり、し、舌の裏を磨くにょは
ひゃ、ひゃんそく…っ!!
後日談(ナレーター:夏目准さん)
その対決中に、お互いに親知らずがある事を発見し、結局二人揃って歯医者に行く事となって
しかしどっちも、口内への刺激に慣れ過ぎてこんなもんかと拍子抜けしたそうです。
………二人とも爆発すればいいのに。
ちなみに、あれから維織さんはお菓子作りにハマって、二人は毎晩の様に甘い物を食べるようになったせいか
更にキスが甘くなって、その後の歯磨きも日課になったそーですよー。
知るかっ!それで一切体型変わらないどころか少し胸が大きくなったとか相談されても困るわ!
………ぐすん。
次回のシリーズは私も良い目を見れるといいなぁ…。
という訳でsweetシリーズ第二弾でした。
…オーケー言いたい事は分かってる。
正直書いてて何度、配役ミスった…せめて准×維織でするべきだったorz
と思った事か。その方が背徳感も出せるからなぁ。
9主を萌えキャラで脳内変換推奨。
前回も言いましたが、後半はほぼ完コピといっても良いです。見ながら書いてましたし。
なので元ネタ知っていない方が、新鮮で楽しめたかな?とは思います。
楽しめたとすれば、それは元ネタの力9割ですので。
元ネタ知った上で期待してくれた方には、期待に添えなくて申し訳ないです。
自分で展開変えようかな―とも思ったんですが、元ネタが神過ぎてそれもやりづらく…と。
この辺りの裏事情はまとめで書いときます。
次回もまた近いうちに出没すると思います。宜しければ読んでやって下さい。
sweetシリーズならキャラ変えるかも。
それはオマージュとは言わないのでは
偽物語の歯磨きプレイは実の兄妹だからこその背徳感が云々
パワポケで実妹って言ったらさくらかねぇ
本編後になんとかしてよりをもどさないと背徳感はなさそうだが
GJ
背徳感といったら靖子ですよ
既存のものにキャラ名だけ変えて投稿するのに何の意味があるのか
書き手してやっちゃいけないことだろ
つうか盗作だよな。神()だとアピールしてる元ネタを汚してるのに気づいてないんだろうか
ところで主人公以外が彼女候補と絡むSSは需要あるかね?
ちょっと構想中なんだが
どうぞご自由に
>>79 乙だけど完コピはちょっとまずいんじゃないか。
元ネタからどれだけ引用したが知らないが、まとめに載せる時に書き換えた方がいいかも。
どうやらやっていいことと悪いことの区別もつかないらしい。
人の作品利用してまで何をしたいんだか。
なんとも言えんが
もうこの話をしても仕方ないだろう
切り替えて行こう
>>90 ナイス仕切り
>>86 羽柴×晴川とかはどうでしょう。
個人的には電視×准ってのも面白そうだけど
ハルツグ×リンで妹自慢対決を…ないな。
まゆみは湯田とのカップルのほうがしっくりくる
>>79 GJ!
元ネタの本俺持ってるけど、言う程コピってないぞ?
オリジナルのトコも多々あるし。
違和感の無い様に料理してるんだから、許せる範囲だと俺は思うが。
何が言いたいかと言うと、これで懲りずにまた投下してくれ。
>>86 俺も見てみたいな。
雨崎×千羽矢、東×春香とかどうか。
オリジナルの部分があれば書き写しても許されるのかー
違和感があるかないかで許す許さないも決まるのかー
ここで一番いけなかったのは
コピったということをCOした事だな。
そのまま黙って投下して後で指摘されても
そこでキチンと説明して謝ればいい。
知らない人からしてみればキチンとしていい作品なんだから。
まぁ、そもそも丸々コピーする事がおかしいけどな。参考にするぐらいなら多少はいいとしても。
何も言わなかったらそれこそ盗作扱いになると思うんだけどな。
まぁまとめのコメント見ると、その場のノリで書いたのを勿体無いから投下したみたいな事らしいし
反省してもらって、許してやろうや。金貰ってる訳でもないし。
という訳でこの話終わり。
自分で話蒸し返しておいて終了宣言するとはw
的外れな援護しなきゃこのまま流れてただろうに
まあ、もう終わりでもなんでもいいんですけど
そういや今月は6月だな
ジューンブライドネタとかどうだろうか
准ブライド?
准の目隠しプレイ?
それはブラインドだwww
うふ〜ん
うふ〜ん
スルースルー
まとめのSSをキャラ別にカウントしてみた。
1位カズ 43
2位武美 31
3位紫杏・さら 27
5位白瀬 21
6位奈桜 20
7位真央・維織 19
9位エリ・リコ 17
top10はこうなってた。ミスあるかもだが。
武美が1位かなと思ってたら、カズがダントツだったのに驚き。
シリーズ別で見れば10が圧倒してた。五十鈴も14だし。
古い作品の中で一人気を吐いている天本(14)エリ(17)が印象的だったな。
おまけ
0…のりか、ミユ、ひでこ
そう(無関心)
3のアンヌと由佳里、10の蘭とダッシュのモモコも0だな
しかしアンヌの場合は結構でてくるけどあまり材料にならないのかね?
他の面子はよくわからん
アンヌは個人的にはエンディングから展開が難しいんだよなあ
アンヌはエロネタが難しいんだよなあ
あぁホントだ、見逃してた。
ダッシュ見たら圧倒的るりかっ…!!
その他って項目もあったんだな。
彼女候補以外では准とかを押さえてルッカがトップなのに吹いた。
ひでことか2から出てて2回も彼女候補になってんだから、一作位ありそうなものだけどなぁ。
ルッカさんはパワポケ15あたりで満を持してヒロインになりそうだな。
しかし最近のパワポケの展開もわけがわからない領域になってるな。
なんで最強スレに名前挙がるようなキャラ出したんだ
シナリオライターはほんとはラノベ作家になりたかったんじゃないかな
さすがにそういう話はスレチだと思われ
117 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:11:54.99 ID:rfxi/CTY
誰か3の由香里書いてくれないかなー(チラッ
誰か3のアンヌ書いてくれないかなー(チラッ
ゆかりでエロは問題が…w
まぁ成長した姿っていう体ならアリ…しかしロリでないゆかりに価値があるのか。
3キャラは主人公がサイボーグなせいでエロがやりにくい。
ゆかりは彼女というより仲のいい病気の小学生の女の子の治療費を肩代わりして助けただけだからなあ
ダッシュとかは主人公も小学生だからガールフレンドみたいなのもいけたし、後の話も考えやすいのだけどな
122 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 14:34:41.54 ID:Z/s9WNjT
名無しさん@ピンキー ◆d3n0rTWxZ6は空気の読めない非エロ投下やパクリとか正直問題ありすぎ
消えてくれ、スレが汚れる
ageんな死ね。
蒸し返すな死ね。
お前も一緒に消えろ死ね。
テンプレにも書いてるけどスルースルー
どうせ荒らしてるのはいつもの人だからさ
それは分かってるが、比較的平和だったまとめwikiまで荒らしだしてるからさ…
ただでさえ最近殆ど作品投下されてないんだから、このまま嫌な雰囲気続けるとヤバイぜ。
126 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 16:42:59.11 ID:Z/s9WNjT
>>123-124 天咲、携帯とPCで乙
エロパロはエロ無しでも可を免罪符に調子乗りすぎ
萌えスレでやれば?
うふ〜ん
>>125 だからこそだよ
荒らしなんて所詮かまってちゃんでしかないんだしさ、反応するだけ無駄。保管所のコメントも気にするだけ無駄。
どうしてもというなら通報するなり、忍法帳の水遁の術使うなりしたら良い
ていうか皆テンプレ読まなさすぎ
皆書きこむ前に改めてテンプレ読もうぜ、ルール確認してから書きこもうぜ
じゃあこれ以下この話は終わり!
荒らしも完全スルーだ、いいな
では流れを変えるような作品投下を願って
129 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 17:17:54.67 ID:Z/s9WNjT
露骨に話を切るあたり天咲臭い
上げるならのりかとのSSを書いてからにしてくれw
今までこのスレでageのヤツで書き込んでるヤツなんて毎回同じ奴だろwww
いい加減慣れろよwwwwww
黙ってスルーしといたほうが良い、反応したら喜ぶから
俺が運営なら永久にアク禁するんだけどね
何をやってるんだか
マジキチ
だから放っておけよw
まとめwikiが世紀末状態な件について
どうせ一過性のもんだよ
スルーしとけ
ワロタ
今管理人は行方不明状態?
余裕があればミラー作るけど
>>139 wikiのTOPをよく見るといいと思うよ
まあミラー作れる人がいるのはいいことだと思うけど
確かにな。800ページ越えのミラーを作るのは大変そうだが
保管所の方に詩乃の作品が来てるね、GJ!
とりあえず一件落着したようで良かった。管理人さんGJ!
詩乃物が来るのは久々だな。
こっちもGJ!
145 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 12:51:47.85 ID:ghNiYFTp
そもそも非エロとか本気でやめてほしい
スレの無駄遣いだし、中高生でも見れるような配慮が必要
エロくないのに見れない作品があるというのは問題がある
詩乃いいなぁ……
タイトルから智恵子抄を連想してどんな展開になるのか不安になったのはないしょだ
3主になにか言われるたびに顔真っ赤にしちゃうウブなマッドサイエンティストの寺岡さん可愛いよぉ
まぁスレでの優先度は
エロSS>非エロSS>GJ!>雑談>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>荒らし
って感じだろうから、無駄遣いとか少なくともお前が言う事じゃないよね。
せめて萌えスレに人を戻して、保管庫でも作ってから言って下さい。
149 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 15:25:07.93 ID:ghNiYFTp
>>148 いやいやw
非エロを見たい18歳未満の人だっているだろうに…それは無視か?
まあ、天咲はエロ云々以前の問題で消えたほうがいいけどね
150 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 15:49:45.14 ID:ghNiYFTp
>管理人さん
色々ありがとうございました。
お手数をおかけしてしまって、申し訳ありません。
浅慮だったと今は反省しております。
更にお手数をおかけする事になって申し訳無いのですが
「sweet brush(上)」の方も削除しておいて頂けますか?
またこの話を書き直す事があれば、新しい物として投下したいと考えているので。
その際にはまとめwikiに直接載せておきます。
それでは重ねて、今回の件で迷惑をかけてしまった方々に謝罪申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
Posted by 天咲 2011年06月07日(火) 01:36:55
>>天咲さん
申し訳ありませんが、問題となっている「sweet brush(下)」のページを削除させて頂きました。
こちらとしては、問題となっている点を修正して再度投下していただければ幸いです。
Posted by 管理人 2011年06月07日(火) 01:04:43
俺たちの勝利だな
勝利以前に流石に盗作はないわ、邪神の方がマシ
わざわざ言う必要もないだろう、スレ違いだ
153 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 18:30:23.70 ID:ghNiYFTp
天咲が自分語りをやめますように
154 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 18:49:01.56 ID:ghNiYFTp
天咲がSSを書かなくなりますように
天咲がここから出て行きますように
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
159 :
天咲消えろ!!:2011/06/07(火) 19:14:30.30 ID:ghNiYFTp
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
空前絶後ww
流石にワロタwwwwww
そろそろ本当に対策しないといけないかも
埋め荒らしは悪質だ
とりあえず
>>167の議論スレは次スレのテンプレに追加しよう
埋め荒らしとは懐かしいな
要領落ちまで後420kb…面倒臭い事よくやるね〜
まあ荒らし対策は
>>167を使おう
こっちはまったり行きましょうや
まったりとは言っても、正直作品が投下されないとあんまする事ないんだよね。
性質上、流れが速いスレじゃないからその分荒らしを流す事も難しいし、その分存在感も大きくなるという。
なら妄想しようぜ! 漣に裸エプロンとかさ
由佳里ちゃんのつるぺたおまんこぺろぺろ
>>172 >正直作品が投下されないとあんまする事ないんだよね。
野球しろよ
アンドウさん書いてて思ったが、ござる語は難しいなw
177 :
由佳里っちゅ:2011/06/07(火) 22:45:54.36 ID:N3XLSEq2
おやすみ由佳里ちゃん^^
今日も柔らか温かかったね…ちゅっちゅっ
それゆかりちゃんじゃなくてのりかちゃんだぞ
それは本当か!?
今さらだけど、保管庫の詩乃の作品の人、GJです
うふ〜ん
詩乃の人GJ
こういう空気好きだわー
6月9日なのに、ここまでシックスナインの話題0
カズさんは69できるのだろうか
身長的に考えて
矢口とそのダンナも69できるかんじだからたぶんおk
保管庫に漣もの来てるね。GJ!
ふおお、明日香や美咲書いてた人か。
漣はほどよく病んでますな。
そして性欲魔人とかなんという俺得。
12主は爆発しろ。
いや、まぎらわしくなってるけど、漣のはその人のじゃないと思われ。
ドゥーニーくんはどこにいったんだい?
以前から思ってたんだがドゥーニーてだれ?
いつきちゃん単独エロが辛い
やはりなおさらのどっちかが彼女の状態で3Pに持ち込ませるしかないか…
ここにいる兵達ならいつき単独√に突入させることも容易いはず!
まず10主と和解させないとな
うふ〜ん
忍法帖のレベルがやっと10に達した記念に投下。友子陵辱物です
「へへっ…追い詰めたぜ…」
「こ、来ないでよ変態…」
研究所の密室、友子は男に部屋の角へと追い詰められ、窮地に立たされていた。
「…このまま犯すのもつまんねえから、ちょっとゲームしようぜ?」
「ゲーム?」
「今から俺とジャンケンで5連勝したら、このまま解放してやる。但し、負ける度に…」
「何よ?」
「その時のお楽しみだ。さあ、やるのかやらないのか、どっちだ?」
「ふん!やってやろうじゃないの!」
(数分後…)
「しょっぱなから負けるとはねぇ…」
「くっ…」
「じゃあ、お約束として―」
男はポケットからナイフを取り出すと、いきなり友子のスカートを斬り裂いた。
「な、何をするのよ!」
「白か。…この通り、負ける度に服を斬り刻むって事よ」
「この…悪魔!」
その後も友子はジャンケンで負け続け、しまいには下着姿になってしまった。
(そして…)
「俺の7連勝〜♪」
「どうして…どうして…」
友子は顔を下に向けた半泣き状態になっていた。
「じゃあ、仕上げといきますか!」
ナイフを縦に降ると、友子の下着が一斉に斬られて、全裸の状態になる。
ブラが無くなった胸はぷるんと揺れている。
「全く手応え無かったな…まあいい、セックスを始めるぞ」
「い、いや…」
「黙れ!!」
モノを胎内へと挿入すると、友子は体を大きく震えさせながら大声をあげた。
「うあああぁぁっ!!」
「もっと声を出してもいいんだぜ?おら、こんな風によ!」
そう言うと友子の胸に口を寄せ、先端を強く吸い上げる。
「ひゃうっ!だ、ダメ!んああぁぁぁ!!」
余程感じているのか、結合部からは愛液が溢れ出ている。
それと同時に、モノを締め付ける強さも増し、男により強い快楽を与えていた。
「ぐっ!ここまで気持いとは…流石サイボーグってか!」
胸を吸い上げた後、男わ激しく腰を動かしながら、友子の胸を愛撫している。
柔らかな感触が手に伝わり、より心地よい気分になった。
「あっ、あっ!!私、もう、イキそうっ!」
そう叫ぶと、締め付けの強さがより一層増し、男を射精へと導く。
「っ!俺も……出るっ!」
腰を強く押し出すと、友子の中に精が吹き出すように溢れ出た。
「はぁ…はぁっ……いっぱい…」
「へ…へへ……」
射精が止まると互いに腰を床に落として、絶頂の余韻に浸っていた。
「……ふう。じゃあラウンド2といくか」
数分立つと男は起き上がり、再び友子の秘部にモノを当てがった。
「いやよ!またするなんて…」
「問答無用だ!」
「い、いやああああぁぁぁ!!」
これで終わりです。
忍法帖が一斉リセットされたから投下を躊躇ってました…
うふ〜ん
忍法帖が・・・
紫杏ものが読みたいです。
うふ〜ん
のりかものが読みたいです。
204 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 16:36:12.53 ID:g9DSWHoo
7以前の古臭い作品はやってないので別の人にかいてもらったらどうですか?
桜空もの書きます。
「最後に…
ありがとうございました。小波君。
少しだけ、お父さん以外の人を
信じてもいいかなって思うことができました。
本当に忘れていた感情でしたが、
それでも少しだけ気持ちよかったです。」
今まで、私のために頑張ってくれた彼への、最後になるであろうお礼を言って。
「さら、やめろ!」
「バイバイっ!」
私は、身を投げた。
「くそっ!」
彼の声が聞こえた。
ああ、きっと声が聴けるのもこれで最後かな。
そう思うと、急に名残惜しくなってくる。
…そうか、私は、彼が好きだったんだ。
こんなところで気づくなんて、自分でも馬鹿だとしか思えない。
すべての後悔をかき消すように、目を閉じる。
きっと数秒後には、激痛が全身を走るだろう。
そんなことを考えながら、私は落ちていく。
「…?」
おかしい。もう落ちていてもおかしくないのに、痛みがない。
もしかしたら、もう死んでしまったのだろうか。
それとも…?
「さ…さら…っ!」
「…!」
目を開けてみてわかった。
今、私は空中でブランコのように宙ぶらりんになっていて。
その上で、彼が片手で私の手をつかんで、もう片方で屋上につかまっていた。
「は、離して!離してください!」
「嫌だ、絶対に離さない!」
「い、いやっ!」
「いいか、よく聞け、さら!
俺はお前が大好きだ!だからお前を絶対に死なせたりしない!
お前が俺を信じられないっていうのならそれでいい。
でも、お父さんを信じてないのはおかしいだろ!」
「そんなことないっ!私はお父さんを信じてるっ!」
「じゃあなぜ目が覚めると信じない!?
まだ生きてるって、そう信じないのはなんでだ!?」
「…!」
「お父さんも、きっとお前にまた会えるように必死で頑張ってるはずだ!
そこにお前がいなくちゃ、意味がないだろ!」
彼の言うとおりだ。私はお父さんが目覚めないと決めつけて、信じることを忘れていた。
「だから、絶対に死なせない!
お前が人を裏切るなんてこと、絶対にさせない!」
「で…でも!
このままじゃ小波君も…」
「俺はおそらくもう持たない!でも、お前だけは必ず助ける!
いいか、今から右手を思いっきりあげる。
そうしたら、お前は屋上につかまってそのまま上がるんだ!」
「でもっ!」
「行くぞっ!」
そういって、彼は一気に右手をあげた。
私はつかまるために手をかけて
「きゃっ!」
…滑らせた。
小波君につかまったまま、元のところに戻る。
「…くっ…もう、限界…っ!」
ついに彼の手が離れる。
「うわぁぁぁぁっ!!」
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
どんどん落ちていく。それはもう、ボールを落とすように。
「くっ…こうなったら!」
彼は私を上に、自分を下にする。
「こっ、これって…」
「俺自身をクッションにする。少しは衝撃も和らぐはずだ。」
「そんなことをしたら、小波君が…!」
「俺はいいさ。さらを守れれば、それで。」
彼にはまだ未来がある。プロになる、という未来が。
それを、私が潰してしまうのか。
「そろそろ…か。
さら、…今までありがとう。
さらと会えて、よかった。」
「わ、私も…すごく、楽しかったです!
だから…!」
「さら、一つだけ約束してくれ。
俺が死んだとしても、さらは生きるんだ。
自殺なんてしないでくれ。いいか?」
「は…はい…っ」
「よし。なら、もう思い残すことはない、かな。」
そして次の瞬間。
私と彼は、地面に落ちた。
「う…ぅん…」
気が付くと、私はベッドの上にいた。
「そうだ…私、飛び降りて…っ!」
体を動かそうとしたが、全身が痛んだ。
激痛ではなく、ピリッとした痛みだ。
「こ…小波君は…?」
看護士さんに聞いてみる。
「あ、あの…」
「はい、どうされました?」
「こ、小波さんという方はここにいますか?」
「ああ、小波さんですか。
彼は、確か…そこです。ちょうど隣の病室ですよ。」
「あ、ありがとうございます。」
そうか…。まだ生きているんだ。よかった…
隣の病室に行ってみると…
そこには、安らかな顔で眠っている彼の姿があった。
「…!」
一瞬、死んでいるのかと思ったが、息をしているので生きているようだ。
ほぅ、と息をつく。
「う…さ、さら…」
彼の寝言だろうか。小声で何かを言っている。
「お前は…俺が…絶対…守るから…」
夢の中でも彼は私のことを守ってくれているのだろうか。
「ん…?」
「起きましたか?」
「さら…?」
「はい。」
「よかった…生きてたのか。…いてっ!」
「動いちゃだめですよ。大怪我なんですから。」
「あはは…格好悪いな。」
「そんなことないですよ。
あの時の小波君、すごく格好良かったです。」
「ありがとう。なんだか照れるな…
…なあ、さら。」
「はい?」
「もう、自殺なんてしないよな?」
「はい。
私のことを、必要としてくれる人がいるって、気づきましたから。」
「そうか。よかった。」
「それと、小波君。」
「うん?」
「そ、その…わ、私も、小波君が大好きです。
小波君が、私にしてくれたことを信じることができるから。
これからも、絶対に裏切らないって、そう思えるから。」
私の気持ちをぶつける。
「だから…そ、その…
わ、私と、付き合ってくれませんか?」
「さ、さら…」
顔を赤くして、うつむいてしまう私。
「もちろんだよ!むしろ、こっちからお願いするよ!」
「じゃ、じゃあ…」
「うん、…これからもよろしく。桜空。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。小波君。」
そういって、お互いに手を握って。
軽く、甘いキスをした。
終わりです。
エロがなくてすみません。
>>210 GJ!
バットエンドがきついぶん、こういう展開もありだね
>>210 いいねいいね!GJ!
甘くて、読みやすかった
うーん、展開にもう一捻り欲しかったかなぁ。
さらの心情描写ももう少しあった方が良いし、説得ももうちょっと心に響くこと言わせた方が良いと思う。
助かった理由が無いのもいただけない。
それにイベントの時期的に、こんな大怪我してたら大会には出れないから、何かスッキリしないし
大会に出れなくなってまで助けてくれた、という事を押すならそれについて何か言わせるべきだった。
まぁでも腐り切ってたスレの流れを変えてくれたのは、ありがとう。
次回作に期待してるよ。
>>210 GJ!
これを期にどんどん投下が来るといいな
>>213さんの意見をふまえ、少し書き加えたものをwikiのほうに投下させていただきました。
タイトルは「信じること」です。勝手で済みませんが、よかったらそちらもご覧ください。
>>215 おぉ凄いな。予想以上に良くなってた。
拙いアドバイスだったと思うけど、した甲斐があったよ。
しかし作品投下されてもこの過疎か…
>>217 氷の姫君の衣装的にさら
…本当はさらに裸エプロンをしてほしいだけです
家庭的で羞恥心が強いキャラが似合いそうだ
例えばユイさんとかユイさんとかユイさんとか
さらが裸エプロンしたら可愛いだろうなw
そのままの格好で恥ずかしいけど10主が好きだから
顔真っ赤にしながら、上目遣いで奉仕・・・
ヤバイ、かわいすぎる
俺は奈津姫さん一択だな
裸エプロンで大事なのは裸の美しさ
見せる体つきを作ってるちよちゃん一択だな
あーでも恥ずかしがる冴花のお尻も捨てがたい
どんなカッコでも紫杏を見たい
幼なじみで料理作ってくれる瑠璃花とか合うと思う
ノリノリで着てくれるのは漣とか茜とかだろうね
げ、規制解除されて久しぶりに見たら
>>215の人とネタかぶったw
>>225 すいませんw
でも、あなたのネタ、参考にする意味で見てみたいです。
前にも別のネタかぶりはあったな。
まぁちょっと書きにくくなるのは確かだな。
特にプレイ内容まで似ると…
まあ、仕方の無いことではあるよな
さぁそうならないように速く投下するんだ!
被っても気にしないで投下するんだ!
のりか様が主人公を犯すSSでも投下するんだ!
ストレスが30上がった!
ブブー
ブブー
ブブー
ブブー
タララーン
ブブー
トンネル工事とかボディガードの事故かな?
みんなネタ考えてるのかね?
おう考えてやるよ
考えてはいるよ
完全に俺得だが
後はエロ書くだけなのに書く気が起きない不思議
場面場面が思い浮かんでも一つに纏めれない不思議
エロは書く気が起きないとうまく書けないよなぁ
性欲ゼロの時に書こうなんざ無理な話
見知らぬ男が彼女を犯す展開にハァハァしてしまう最近
まぁ無理にエロを書く必要も無いんじゃね。
エロだけ書いてくれる専門業者が居れば、頼んでみたくはあるが。
パワポケの二次創作やってるトコって、ココとピクシブ以外にどこかある?
エロはひらめきとその気だからなあ
人が結構いて安心したよ
245 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 14:24:36.42 ID:eYTu1Z/S
エロはできれば必須にすべき
ここはエロパロだからな
うーむ、別にエロ抜きでもいいと思う
他のスレの保管庫でもノーマルSSが結構あったし
あんまり深く考えないでどんどん投下してもいいと思うけど
むしろ投下する方もスレ住民もマナーが重要だと思う
そいついつもの奴だから構っちゃ駄目だよ
249 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 20:55:11.69 ID:K7OuNRb8
いつもの奴という言葉で批判を封じ込めて楽しいかい?
うふ〜ん
焦らしながら少しずつ脱がしてく展開って素晴らしいと思わなイカ?
>>251 語尾的にどこかの誤爆に見えて困る。
脱がしながらだと巫女服うたのんとか制服しあーんとかか?
でも制服組は個人的に着たままがいいなぁ。
ところで、やっぱり海ネタって避けるべきなのかな
海ネタ自体は大丈夫かと、問題は中身しだいだと思う
255 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 23:02:43.42 ID:K7OuNRb8
天咲が消えてくれれば何でもいい
>>253 海ネタってなんかいちゃもんでもつけられてんの?
>>256 今回の地震での話
もうそこまで気にしなくてもいいと思うけど
気を遣う人もやっぱりいるんだろう
海ネタであるだけで駄目だっていうと、13裏とか不合理な制限食らうわな。
不謹慎だから駄目というのなら、戦争編とかほぼ書けない(戦争編に女出ないけど)
そういう理屈が通用しないのがいちゃもんって奴なんだろうが。
気休め程度に冒頭に注意書きとか入れてみる?
スカトロは大丈夫ですか?
>>258 そんなに海ネタに敏感になる必要もないかと
これから夏だし海ネタも増えてくると思うけど、まぁ
>>254の言うとおり中身次第だよな
現実でも海開きしてるんだし気になるなら冒頭にちょっとぐらいでいいよな
>>259 かなり人を選ぶから、まとめの掲示板に投下するのが無難かと。
もしくはまとめに直接載せるか。
どちらにしろ注意書きは必須だと思う。
サイボーグ系は拘束しながら脱がしていくのが俺の(
>>262 そいつ荒らしだって。ID見ろよ。
これを口実にまたwiki荒らしてくるぞ
え?あ、ホントだ。
sageてたから気付かなかった。
最近雨がよく降るわ
これは雨崎さんのSSを書けというお告げなのか
でも13やってなくて涙目
268 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:08:03.79 ID:v2zheQyA
えっと、春夏秋冬で一本ずつ書こうと思ったんで、とりあえず春を投下させていただきます。
拙い文ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
269 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:09:28.18 ID:v2zheQyA
――春はあけぼの。やうやう白くなりゆくやまぎは――
クスッと笑う。おもむろに浮かんだ、ちょっと懐かしい高校の記憶。
春の、溶けたバターのような、暖かくも少し頼りない光が差し込む部屋の中、私は彼と並んで座っている。
くっつきあって、体を預けて。彼のたくましい両腕に抱き締められると、なんだか、大きな山に護られてるみたいで、とってもほっとする。
高校時代はほとんどなかった、彼と二人、なんの気兼ねもなく過ごせる時間。同じ空気を吸って、互いの息づかいを感じられるほど近くて。
「んん……」
それでも、もっと彼に近づきたい。そう思って身をよじらせると、肩口から唇を塞がれた。
ちゅぱ、ぴちゃ、ちゅ、ちゅちゅ。
お互いの蜜を交換しあって、私たちはもっと親い存在になる。幸せだった。蕩けてしまいそうなほど幸せだった。
けれど、甘い雰囲気に水を差す、うまく言えない切なさも、私のなかにはある。
――明日になれば、この人は遠くなってしまう――
考えるたび、きゅっと身が締め付けられる。でも、そのくらいは我慢できるし、しなくちゃいけない。だって、私の役目は、送り出すことだから。
「んっ……、あ……」
彼の舌が、首筋を這う。
妖しく動くそれは、私の体の芯を痺れさせて、快楽へと誘う毒蛇だ。でも、彼だと思えば。払い除けたりするわけがない。
ゆっくり、ゆっくりなめ回し、存分に毒を生み付けてから、彼は次のステップに――私の胸元に移
270 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:10:24.71 ID:v2zheQyA
ていく。
若干、誇らしい。
家事も、スポーツも、身長も。どれも飛び抜けてる訳でもなく、かといって奈落の底に沈んでいるわけでもなく。
全て、中の上から上の下。そんな私の、数少ない「普通」に埋もれてしまわなかったもの。普通を超えて成長し続け、こんなになった、白い双球。
これだって、自分で価値を見いだした訳じゃない。昔は、確かに人より大きいかな、程度の認識だった。
一目見て羨ましがる友達にも、大きいなりの苦労もあるのよ、とか言って軽くあしらっていた。普通な私を構成する、普通のパーツのひとつ、だったのだ。
でも、ある日。彼が、この大きいのを好きだと言ってくれた日。あの日から、この二つの白桃は、私にとっても特別な存在になった。
「あっ、ん!」
もにゅもにゅと穏やかに感触を楽しんでいた彼が、突如、攻勢に転じる。
ぷくりと勃ち上がった、小さな赤い種を挟まれて、自然と声が漏れ、じわり、下着が少し湿るのを感じた。
……別に、「普通」に不満があるわけじゃない。世の中、平穏無事を手に入れるために四苦八苦している人もいるのだから。
ただ、私だって、……少し恥ずかしいけど、女の子、だ。たまには「特別」なお姫様になりたくなったっていいじゃない。それこそ、「普通」だ。
そして、彼と一緒だと、私は「特別」になれる。ああ、やっぱり寂しい。恋愛ご法度の学校を卒業して、やっと、なのに。
271 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:11:14.79 ID:v2zheQyA
……いけない、表に出しちゃ。彼は、これから血を血で洗う、厳しく険しいプロ野球界に単身飛び込むんだ。せめてちゃんと送り出してあげなきゃ。私に出来るのは、それだけなんだから。
そろそろ瞳が潤い始め、吐息も熱を帯びてきた、そんな矢先、彼の手が止まった。ふと彼を見ると、ぱっと目があった。なんだか直視していられずに、ぷいと目をそらしてしまう。
ダメ、こんなことしたら不審に思われちゃう。そう思って、首ごと視線を向け直そうとしたら。
ぷに。
頬に、指が突き刺さっていた。
「た〜え〜こ」
大好きな声に、名前を呼ばれる。いたずらに成功した子供の、無垢な声。
「……」
でも、なぜか私は返事を返せない。何か言うと、止まらないかもしれない。目の前の彼は、ちょっと首を捻って、もう一度口を開いた。
「タエタエ」
……脳裏に、緑髪の(バカな)友人が浮かんで、消えた。
予想外の一言に虚を突かれつつも、なんとか表面を取り繕おうとした私の努力は、
「なんだか、辛そうだな」
ちょっと、遅かったみたい。
「えっと、色々あって……、でも大したことじゃないのよ。ほら、続けましょうよ」
「いや、大したこと、だ。俺には、妙子はずっと我慢しているように見える」
後の祭り、後悔先に立たず、いろんな言葉が浮かんでは、消える。ああ、バレちゃった。何で彼は、勉強以外にはこうも鋭敏なのだろう。
もういいかしら、強がるのも。たまには甘えてみようかな。
「……正解よ。良くできました」
「はは、懐かしいな、それ」
からからと彼は笑って、そして。
「やっぱり、寂しいよな」
ぽん。彼の固くて大きな手が、わさわさと私の髪を撫でた。
この顔だ。普段はちょっぴり頼りなさ気な彼が垣間見せる、驚くほどしっかりした、泰山不動の男の構え。そのギャップが、とても優しくて、暖かくて、そして、嬉しい。
小説とかドラマなら、ここで私は彼に抱きつくのかも。泣きながら、自分の不安を全部、多少の脚色をつけて、さらけ出す場面だと思う。
……私には合わないわね。甘えるのと、媚びるのは、どこかが違う、そう思う私には。
だけど、もう我慢はなし。今日一日ぐらい、彼に寄りかかって、自然体で過ごすことにしよう。
272 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:12:07.93 ID:v2zheQyA
「ええ、寂しいわ。それに、悔しい」
「悔しい?」
「うん。なんで高校の時、同じクラスになれなかったんだろう、とか、なんでもっと早く出会えなかったんだろう、とか」
実を言うと、出会いそのものは二年の春だったから、そんなに遅くはなかったけど……、ううん、やっぱりあれは除外。
「だけど、寂しいのは我慢できる。悔しいのは、これから埋めていけばいいって強がれるわ。でもね……」
「でも?」
「歯痒いのよ、とっても。これからあなたは、プロ野球選手として生きていくわけでしょ」
「……ああ、そうだな」
「私に出来るのは、そんなあなたを見送ることだけよ。殺伐とした、結果がすべての世界へ旅立つあなたを、その橋のたもとまで送るだけ。私だってあなたの役に立ちたいわ。なのに、昔みたいに勉強を教えたりとか、ほんの些細なサポートすらできないの。
……辛いのよ、そういうのって、どうしようもなく」
目を伏せて、ちょっぴり熱くなってきた目頭を押さえる。最後まで何とか一本調子を保てたのは、私のささやかなプライドだ。
それでも、ついに言っちゃった。私なんかより、もっともっと不安な未来に進むだろう彼に、余計な負担をかけてしまったのかもしれない。
「妙子」
ああ、彼が呼んでる。今、彼はどんな顔をしてるんだろう。
驚いた顔?優しい顔?それとも……
なんでもいいや。今日は甘えるって、さっき決めたばっかりだ。彼の言葉を聞きたい。きっと教えてくれる。私には考えもつかないようなことを、たくさん。だから、顔をあげよう。彼を見よう。
「……」
でも、期待と不安をごっちゃにして、そっと覗いた彼の顔は、訳がわからない、と言った風に、きょとんとしていた。予想の斜め上の彼に、私も混乱する。
「ええと、私そんなに変なこと言ったかしら?それとも、歯がゆいって言葉がわからなかった?それとも……えっと……」
「いや、そうじゃなくて」
さすがに俺でもそれくらいわかるよ、と苦笑して、彼は続けた。
「私に出来るのは、見送ることだけ……って、妙子、言ってただろ。なんでそう思ったのかなって、不思議になってさ。」
「なんでって、だって、しばらく離れ離れになっちゃうから、お料理とか作ってあげられないし、私はスポーツ医療とか詳しくないし……、あ、もしかして今から勉強すべきなのかしら。
でもダメよ、どう頑張っても向こう一年はかかっちゃうわ!」
だんだんパニックになってくる。回らない頭で必死に思考を巡らせていると、ふと、正面からの熱い視線を感じた。じぃーっと、彼が私を見つめている。
「ど、どうしたの?」
「いや、やっぱりかわいいなぁって」
「ええ!?」
273 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:13:50.60 ID:v2zheQyA
唐突に誉められて、嬉し恥ずかしでいっそう加熱する頭。きっと顔も真っ赤だろう。
今時珍しい、ソフトボールみたいな下手投げ――アンダースローと言うらしい――の彼は、その投球に違わぬ緩急と変化をつけて、私を惑わす。
外から内へ、内から外へと予想外の軌道を操り、私を手玉にとって、そして、
「だって、それ『だけ』じゃないだろ。」
ズバンと投げ込んだ。私の胸元に、迷いない真っ直ぐを。
「だって……、でも……、他になにがあるって言うの?」
「わからないかな?妙子は頭いいのに」
「……わからないわ」
皆目見当がつかなかった。数学の難問よりも、難解な英語の長文よりも、何よりも、ずっと。
「じゃあさ」
苦しむ私をみかねたのか、彼が救い舟を出した。
「もし俺がシーズンオフに帰ってきて、妙子に会いに行ったら、妙子はどうする?」
「どうするって、決まってるわ。抱きつくわよ。多分、人目もはばからずに……、あ」
ぱん、と、なにかが弾けた。ぐちゃぐちゃだった疑問のカケラが、整然と並んでいく。ようやく、理解できた。彼の言わんとしていたことを。
「私は、待てる。出発したあなたが、無事に帰ってくるのを。……あなたの帰る場所を、私は作れるわ」
「うん、ありがとう、妙子」
お礼を言いたいのは私の方だった。またひとつ、彼は「特別」を私にくれた。泣きそうになった。よくわからないけど、無性に。
でも、それは私らしくない。根拠は何処にもないけど、私がそう思うから、根拠なんていらない。
涙を堪えて、私は彼に身を寄せる。今度は私から、彼の唇を塞ぐ。一度収まった痺れが、また首をもたげてきた。
今度はきっとノンストップだろう。
274 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:15:08.85 ID:v2zheQyA
「……んちゅ」
「ふう……。なぁ妙子、今日はずっと一緒にいような。まだ昼の二時だから、明日俺が出発する朝九時まで……あれ?七時間しかない?」
「なんでそうなるのよ。十九時間、ね」
「そうだったか。まぁとにかく、短いかもしれないけど、でも沢山には違いないんだ。それまではずっと二人っきりでいような」
「う、うん……ひゃあぁ」
計算ミスの照れ隠しか、不意打ちぎみに彼は私の胸に手を伸ばしてきた。さっきよりちょっと強く、荒く、ぐにゅぐにゅと揉みしだかれる。
「大きくて、柔らかくて、気持ちいいよ、妙子。やっぱり俺は妙子のおっぱいが好きだ」
「もう、バカね……」
「うん、知ってる。ところで……」
何の悪びれもなく言って、彼はスカートの中に手を入れた。ちょっと意地悪く彼が笑う。自分でも、さぁっと赤面していくのがわかった。
……私のソコは、もうびちょびちょだ。
「随分グショ濡れだな。興奮しちゃった?」
「あなた、が」
「俺が?」
「あんなこと言うから」
「うん」
「私、感動して」
「うん」
「それ、で」
「……そうか」
ここまでが、私の羞恥心の限界だった。本当に、彼に触れられるだけで、彼の匂いが薫るだけで、止めどなく溢れてしまうのだ。
涙を我慢したツケかもしれない、と、そんな途方もないことを考えてしまうほど、私は敏感になっていた。
「かわいいよ、タエタエ」
「あっ……」
こぷん。また、漏れた。もはや、彼の言葉だけで。
まとわりつく下着が、いやに気持ち悪い。もう、つける意味も、ない。
「ねぇ、その、そろそろ、お願い」
「ん、わかった。……脱がすぞ、腰上げて」
言われるままの私は、黙って体を浮かせる。しゅるしゅるとスカートを取っ払われて、下着一枚になった私の股間に、彼の視線が突き刺さる。
恥ずかしさに身をよじって悶える私を、彼は嬉しそうに観察してから、最後の一枚に手をかけた。
重く、粘着質に成り果てた、白いそれを取り払われて、露になる私の一番恥ずかしい部分。胸の方とは違って、人並み程度にしか成長しなかった茂みに護られた、私と彼だけを繋ぐ場所。
カチャカチャ、金属音が聞こえて、彼が準備を終えた。
「じゃあ、いくよ、妙子」
優しく囁かれた、彼の言葉に静かに頷いて、そして。
私の記憶は、少し途切れる。
275 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:17:52.94 ID:v2zheQyA
目が覚めると、私は彼の腕の中に居た。
ちょっと武骨な作りのゆりかごに、しっかりと抱えられていて、とっても落ち着く。
「おはよう、妙子。いや、おはようはおかしいか」
「……今、何時?」
「えっと、夕方五時、だな。……シャワーでも浴びるか?」
「ううん、いいわ。しばらくこのままで」
彼の頬が、少し緩む。私も、お互い裸のままだったことに気付いて赤面しつつも、少し笑う。五時、という時間より、さっと覗いた窓の外の明るさに、私は安堵した。
「今」
「え?」
ぽつり、彼が呟いた。
「今、俺たちは橋のたもとにいるんだよな」
「……ええ」
「思ったんだ、俺。今俺の目の前にある橋、……プロ野球界への架け橋はさ。高校の仲間と、先生と、監督と、そして妙子。いろんな人の思いの結晶であって、決して俺だけの力で建てたわけじゃない。
最初は、プロ初勝利で、って思ってた。でも、ダメだ。初勝利だけじゃ、せいぜい全体の八分の一がいいとこだ。だから、俺は決めた。
……妙子、俺は新人王を取る。そして、自分で妙子の元へと帰る橋を作る。頑張って作るから、二つ目の橋が完成した、その時は」
一旦言葉を切って、軽く深呼吸して、私と目を合わせて、彼は力強く言った。
「二人で、三つめの橋を作ろう。二人で歩く、どこまでも続く、長い長い橋を……、って、どうして笑う」
「ご、ごめんなさい……、っく、ちょっと、クサい、かな、って……、あはは……」
これはウソ。だって、笑わないとバレるじゃない。
「確かに否定は出来ないけど……、って、あれ?妙子、もしかしたら泣いてないか?ん?タエタエ?」
バレた。やっぱり、彼は鋭い。勉強以外は。
なんだか悔しいから、強がってやる。
「気のせい…、よっ」
「って、たえこ、柔らか……、大き、埋もれ、くるし、い、いき、むぎゅ」
両腕で目一杯、彼を抱き締める。だんだんぷるぷる震えてきたけど、そんなの気にしない。
……そうだ。決めた。データベースを作ろう。そして、シーズンオフには打者 ごとの苦手コースとか、癖とかをとことんテストしよう。
うん、名案名案。
えい、えい、おー、と一人気合を入れていたころ、わたしはまだ知らなかった。
私の腕の中で、窒息寸前の彼が、大好きな彼が、天国への橋に一歩足をかけていたことを。
276 :
春:三つの橋:2011/06/21(火) 23:20:33.55 ID:v2zheQyA
以上です。いまいち内容が薄いかなあ。
妙子は普通に可愛い。
超能力とか組織が関わってこないのがよい
GJ!
普通っ娘はパワポケの清涼剤だよね
なにこれすごい
GJ
人を感動させられる文が書ける域までオレも到達したいな
関係ないけど春夏秋冬って言うから春香とか夏海が来るのかと思ってた
これは良いものだ……
gj!感動した。
妙子さんは何気に胸が大きいんだよなw
>>279あと冬子さんとか…秋の付く人いたっけ?
春…春香
夏…夏菜・夏海
秋…秋生
冬…冬子
284 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 16:31:03.78 ID:tH+o/O+l
台本形式のSSでもいいでしょうか?
彩さんはカウントしないのかな?
>・台本形式ってダメなの?
>台本形式でも良い作品はあります。結局はキャラ崩壊していないか、扱うネタはどうか、そして『面白いか』です。
さぁ投下だ
台本がどうというより、どんなスレだろうとテンプレに目を通すくらいはして欲しいわな
>>285 苗字ですしおすし
288 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 17:05:34.16 ID:tH+o/O+l
さらのアナルオナニーを目撃した小波が襲うというSSを書きまっす!
スカトロありです!!
いいからsageてくれよ
スイマセントレア空港・・・なんちゃって
じゃあ今から考えますね
私は ヘルガ所長の 犬に なりたい
では俺が瞳さんのイヌに!
荒らすならVIPとかν速に行けばいいのになんでこんなインターネット界のクソ田舎で荒らすかな
ν速で荒らしても誰も相手してくれないからだろ。
いい加減スルーしろと。相手してちゃキリないわ
>>276 GJ!春に妙子を持ってくるとは意外だったな
夏以降も期待してます
テンプレにもある通り、荒らしはスルーで行こう
>>276 GJ!
タイトルが妙子の名字とかかってるのね
>>276 GJ!
俺の中でのサイボーグ組はただの性処理道具と化してます(鬼
書きたいがネタがない。
こういうときって困る。
>>300 6月だからジューンブライドネタとかどう?
梅雨の話とか
雨が似合うキャラって誰が居るだろ?
ビル街の雨なら間違いなく白瀬だろうが
>>301-302 なるほど。とりあえず考えてみる。
出来たら投下しに来る。
お待ちいただけますでしょうか。
パンツの色はロマン
一番勃起するのは白or薄い紫か桃
パワポケスタジアムの人?
306 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 16:48:31.76 ID:r1yOt3Ix
触手とかエロいのに触手×彼女ではなく触手×イケメンになるのが13の恐ろしい所だ
どんなプレイしてるんだろう
13主「やめて!そんなところ入らな…ひぎぃ!」
こうですか、わかりません!
ちょっと前に裸エプロンの話題があったので
さらでがしがし書いてみたので、投下します
「ふー、つかれたつかれた」
軽く息をつく。俺は今、家への帰路についている。
今日のビジターでのデーゲームでは俺が先発を任されていた。
プロに入って3年目、去年から1軍で地道に結果を残していた俺は、今年は先発ローテーションの一角を任されるまでになった。
今日の俺は調子がよかった。球の走りが良かったし決め球のカーブもよく決まり相手に1点も許さなかった。
しかし調子が良かったのは相手のピッチャーも同じだったみたいで、互いに無得点のまま8回へ。
何とか俺が8回表まで抑えたその裏、打線が相手のピッチャーを捕らえ、ようやく得点。
9回をこっちの守護神がきっちり抑えて、ゲームセット。勝ち星を手にすることが出来た。
投球数が100球はゆうに超えていた、おかげで無茶苦茶疲れている。
遠征先から新幹線や電車に乗ってそのまま帰ってきたので、投手戦だったとはいえ、辺りはもう結構暗くなっている。
明日は幸いにも完全なオフだ。早く家に帰って、大好きな奥さんとゆっくり過ごしたいものである。
なんて事を考えてたら、もう家の近くまで来ていた。
――ガチャ
「ただいまー、帰ったよ桜空」
「お、おかえりなさい、十哉君!」
中から妻の桜空が出迎えてくれる。彼女とは高校からの付き合いで去年の冬に結婚したばかりだ。
……………あれ?
「ご、ご飯にしますか? お、お風呂にしますか?」
「ま、待って、ちょっと待って桜空」
「は、はいっ!」
その場で落ち着いて深呼吸をする。そしてもう一度桜空の姿を見る。
………やっぱりおかしい。
「なあ、桜空」
「は、はい、なんですか?」
俺は桜空に今抱いている疑問をぶつけた。
「……なんで、そんな格好をしてるんだ?」
そう、桜空の格好はエプロンの下には何も着ていない、いわゆる『裸エプロン』だったのである。
「………///」
…あ、指摘したら真っ赤に照れて縮こまってしまった。もっとも最初から顔色は真っ赤だったけど。
しかし普段外に出かけるときも、恥ずかしがってあまり露出の多い服は着ない桜空が、なぜ『裸エプロン』になっているのだろう。
「…あ、あのですね」
「うん」
「十哉君、最近野球とても頑張ってるじゃないですか。今日だって後半の回まで投げていましたし…」
「…うん、そうだな」
どうも俺が投げるときは援護が少ないというか、終盤まで同点でいる事が多く、大体8回くらいまで投げてることが多い。
「だから頑張ってる十哉君になにかしてあげたいなって思って、でも考えてみたら思い浮かばなくて…、それでお姉ちゃんに相談してみたんです。そしたらこの格好を薦められて…」
……義姉さん、自分の妹になんて事言ってるんですか。
「やっぱり似合いませんよね、こんな格好…」
「いやいやいや、そんなこと無いって! むしろ嬉しいと言うか興奮するというか」
桜空は全体的に控えめな体型だけど、スタイル自体はいいし、胸だって本人が気にしてるほど小さくない。
胸や下の部分が見えそうで見えないところとか、もじもじして隠そうとしている所とかなんだかそそられる。
料理も上手くて献身的な桜空にはイメージ的にもなんとなく似合っていると思う。
「あ、ありがとうございます…」
褒めたらさらに恥ずかしがって縮こまってしまった。その仕草の一つ一つが可愛すぎるというのに。
「そ、それでこれからどうするんですか?」
「うーん、……桜空を食べたいかなあ」
「はい、わかりました。……って、えええ!」
俺の遠まわしな表現にびっくりしたような声を上げる桜空。
「どうしたんだ、桜空?」
「えと、あの、わ、私を食べるってどういう…」
「んー、ちょっと表現が古かったかな?、…つまりこういうことだよ」
そういって俺は桜空の唇を奪った。
「んんっ!?」
突然のキスに驚いている桜空。構わずに舌を絡ませていく。
「んっ……あ…はぁ……んっ…」
桜空は驚いているせいか、俺のなすがままになっている。
十数秒くらいたっただろうか、それくらいの長いキスを終える。
桜空はすっかりキスで紅潮していて、目を潤ませている。
「……ダメかな?」
こんな状況でこんな質問をする俺は意地悪に違いない。
「…うう、わ、私は別にかまいませんけど、十哉君は大丈夫なんですか? 試合帰りですし疲れているんじゃ…」
「俺は大丈夫だよ。野球やってるから体力には自信あるしさ。……それに、桜空のさ、そんなエッチな格好見れてさ、なんか元気がわいてきたというかさ。だから大丈夫だよ」
「……わ、わかりました。…私も、その、もう…、で、でもここじゃさすがに恥ずかしいです……」
…よく考えてみたら、まだ俺たちは玄関だった。さすがにここでは誰だって恥ずかしい。
「確かにそうだな…、よし、それじゃ、…よっと」
「ひゃあっ!」
桜空を下から抱えあげる、いわゆる『お姫様抱っこ』というものである。
急に抱えられてびっくりしたのか可愛らしい声を上げる桜空。
桜空が着ているものはエプロンだけなので、桜空のすべすべな肌の感触がとても気持ちいい。
「あ、あの、十哉君。恥ずかしいです……」
恥ずかしがっている桜空をよそに俺は台所へと向かった。
「…え、えと、十哉君、本当にここでするんですか?」
台所に着くや否や、桜空が疑問を投げかけてきた。
今まで、二人でするときは初めてをのぞいて、決まってどちらかのベットだったし、こんな展開になったことも無かったので無理も無いだろう。
「うん、せっかくそんな格好してるんだしさ」
むしろ裸エプロンなのにベットでするっていうのもかえって違和感があるというものである。
「…なんだかいつもよりも恥ずかしいです……」
「いつもと違うってのも新鮮でいいかもしれないよ? …じゃ、しよっか」
「はい、…よろしくお願いします」
ううむ、桜空はなかなか緊張してるな、いつもと違う状況がそうさせてるのか、いつにもまして初々しくて可愛らしい。
俺はたまらなくなり、桜空を抱きしめ、そのまま口づけをする。
「んっ…」
さっきのキスとは違って、合わせるだけのソフトなキス。
互いに味わうように何度も何度も繰り返す。
…やがてそれに物足りなくなり、さっきのような深いキスを交わす。
「はぁ…ん……んんっ…んんぅ…」
さっきは俺のなすがままになっていた桜空も、舌を絡ませ求めて来る。
「んんぅ…んぁ…ふ、んっ……」
互いの舌が咥内で絡み合い、ぴちゃ、くちゃ、といやらしい水音が聞こえる。
甘く、深い口づけを交えながら、そっと桜空の胸に触れる。
「んっ!」
急な感触に驚いたのか、悩ましげな声を上げる桜空。そのままエプロン越しに軽く触る。
「んんっ…は…んぁぁ…」
最初はゆっくりと愛撫していき、次第に少しづつ強く揉みしだいていく。
「はぅっ…、ふぁ…ひぁぁ…っ!」
胸の快感からだろうか、今まで以上に悩ましげな声を上げる桜空。
左手はそのまま胸を揉みつつ、右手をそっと下の方へ這わせていき……、そのまま桜空の秘所を軽く愛撫した。
「ひゃあっ……!」
今までに無い快感のせいか、桜空が軽い嬌声を上げる。
キスや胸への愛撫のせいか桜空のそこはすっかり濡れていた。そのままゆっくりと指を入れていく。
「ふあぁっ! んんっ……ふぅっ、んあっ」
熱く、ヌメヌメとした感触が俺の指を包んでいく。
そのまま指を開いたりして中を掻き乱していく。
「はぁっ! …あ、やぁっ! はぁんっ! ひぁあっ!」
「もうびしょびしょだね、桜空のあそこからいやらしい汁がどんどん溢れてくるよ」
「やぁっ! い、言わないでください…っ、ふあっ! ひゃあっ!!」
快感に耐え切れないのか、足を震わせ、俺にしがみついて来る。もう限界が近いのだろう。
俺はそのまま一気に桜空の秘所を刺激した。
「っ! ひぁああああああっ!!」
その瞬間、桜空は体を震わせながら大きな嬌声を上げた。
それと同時に俺にしがみつく力が大きくなる。
「……はぁ……はぁっ……」
「気持ちよかった? 桜空」
「はぁ……は、はい、……気持ちよかったです」
恥ずかしながらも柔らかな笑みで答えてくれる。
もうさっきから下のほうがだいぶきつくなっているので、ひとまず桜空から離れて、ズボンを下げて先程から自己主張しているそれを解放してやる。
「あ、あの、十哉君」
すっかり大きくなっている俺の一物を恥ずかしげに見ながら、桜空が声をかけてくる。
「ん、どうしたんだ。桜空?」
「…えと、さ、さっきは十哉君に気持ちよくしてもらいましたから、今度は私が十哉君に……その、してあげたいです」
…驚いた。桜空がこういう事を言うのは初めてだ。この状況下がそうさせているのか…、何はともあれなんだかうれしい。
「…それじゃあ、お願いしようかな」
答えを返すと、桜空は近づいてきて俺の目の前でしゃがむ。
「……」
桜空の目の前にあるのは俺の大きくなったモノ。
やっぱり恥ずかしいのだろうか、顔を真っ赤にさせながらそれを見ている。
「…大丈夫?」
「え、は、はい! 大丈夫です」
初めてからの緊張からかびっくりしたような声で返事をする桜空。
「…えっと、確かこうして…」
桜空がおずおずと俺のものに手を伸ばし、そのまま掴む。
「っ!」
「あ、ごめんなさい!」
桜空の手の力加減がちょっと強かったせいか、その痛みが顔に出ていたようだ。
「あ、うんうん、大丈夫。ちょっとだけ力を緩めてほしいな」
「は、はい、…えっとこんな感じですか?」
「…うん、そんな感じ」
不慣れな手つきで俺のモノを軽くしごいていく桜空。
力加減がちょうどいい具合で心地よい感触が伝わってきて気持ちいい。
「…気持ちいいですか?」
「…っ、うん、…ちょっと舐めてもらっていいかな?」
そういうと、恥ずかしそうにこくりと桜空がうなずく、そして俺のモノの先端を軽く舐めた。
「…っ!!」
その瞬間、ビリッとした快感が俺の中を突き抜けていった。
そのまま桜空は俺のモノを続けて舐めていく。
「んちゅ…、ん…んぅ…」
舌を使い、俺のモノをきれいに舐め上げていく。
「くっ…」
今まで感じたことの無い、ぞわぞわした快感に俺は堪らなくなっていく。
そんな俺に追い討ちをかけるかのように桜空は俺のモノを口で咥えてきた。
「んっ、んっ…、んむっ、んんっ…」
さっき以上の快感が俺を襲う。下半身に熱が集まっていくのを感じる。
「くぅっ…、さ、桜空、俺、もう…」
「んぅ…むぅ…んんっ…んむ…、ぷはっ」
限界が近いことを察してか、桜空が口を離す。さすがにご飯の前だから、口の中に出すわけにもいかないだろう。
桜空の行為によって、さっきから大きくなっていた俺のモノはさらにビンビンになっていた。
「はぁ…、十哉君、気持ちよかったですか?」
「う、うん、すごく良かった」
「…よかった、十哉君が喜んでくれるなら私も嬉しいです」
頬を赤らめながら笑顔で答えてくれる桜空。
その姿を見て俺はたまらなくなり、再び桜空を抱きしめる。
「…なあ、桜空、…もういいかな?」
「……はい、…きてください」
そういって軽く口づけを交わし、桜空を流し台の方にもたれさせる。
大きくなっている俺の一物を桜空のもうすっかり濡れている秘所にあてがい、
「…いくよ」
そのまま一気に貫いた。
「ふっ、くぅっ、はああああああっ!!!」
桜空が体を震わせ嬌声をあげる。桜空の中は強く締め付けてきて、口でされた時よりもさらに強い快感を生み出す。
「くぁっ、はぁっ…、ふぅっ…」
「…くっ…」
いつもよりも桜空の膣内を熱く感じる。このままじっとしていると出してしまいそうだ。
俺はたまらず動き始める。
「ふっ、ふぁっ! ああっ! ああんっ!」
腰を動かすたびに桜空が声を上げる。そのたびに桜空の膣内が俺のモノをさらにきつく締め付けてくる。
俺はさらに激しく腰を動かす。
「ふあぁっ!ああっ!はぁっ!あんっ!ああんっ!!」
ぬちゅ、ぐちゅといやらしい音が部屋に響きわたる。
桜空は俺の激しい抽送に耐えようと、ぎゅっとしがみついてきている。
俺のほうも、もういっぱいいっぱいだった。
「くっ、さ、桜空っ、俺、もうっ…!」
「ふあっ、はあんっ! と、十哉君! わ、私も、もうっ…、ひゃあっ!」
「桜空っ、イくぞっ、お前の中に、出すからなっ!」
「は、はいっ、きて、きてくださいっ! 十哉君っ! んあぁっ!!」
「くあっ、うぁぁっ!」
「ふぁっ、あぁっ! あああああああああぁっ!!!」
俺と桜空はほぼ同時に絶頂を迎えた。
桜空の一番奥に俺から放たれた白濁液が注ぎ込まれる。それと同時に桜空の膣内も俺のモノから精液をさらに搾り取るかのように締め付けてくる。
「はぁっ…、はぁっ…」
「…んっ…はっ…はぁっ…」
長い射精を終え、俺のモノを桜空の秘所から引き抜く。
引き抜くと同時にこぽっという音と共に収まりきらなかった白濁液が桜空の秘所からこぼれる。
「…はぁ…はぁ…、…いっぱい、出ましたね」
「…ああ、そうだな。…桜空、…愛してる」
「…は、はい、私も、十哉君のこと、愛してます」
そう言いながら俺たちは柔らかな口づけを交わした。
あれから少し落ち着いてから、台所の床が大変なことになっていることに気がついた。
俺と桜空は床に撒き散っていた愛液やら精液やらが混じった液体を掃除している。
「そういえば、この掃除が終わったらどうするんですか?」
「ん〜、とりあえずご飯を食べて、お風呂に入りたいなあ」
そういえば試合帰りだったから、お腹もぺこぺこだし、体のほうも疲れてるからゆっくりしたい。
「はい、ご飯もお風呂ももう出来てますよ。…でも両方とももう冷めてるかもしれませんね」
「なーに、桜空の料理は冷めててもおいしいし、お風呂は暖めなおせばいいさ」
「…くすくす、ありがとうございます」
そんな会話をしながら、床の掃除をし終えた。
「ふう、終わりましたね。それじゃあご飯にしましょうか」
「ああ、わかった。あ、そうだ、桜空」
「はい、なんですか」
「明日、休みだからさ。久しぶりに二人でどっか遊びに行こうよ」
「そうなんですか? …それじゃあお言葉に甘えて、明日どこか行きましょうか」
「やった! それでさあどこに行こうか?」
「くすくす、楽しみなのは分かりますけど先にご飯食べましょう」
「あ、それもそうだな。…お、今日のご飯もおいしそうだなあ」
「ありがとうございます。どうぞ召し上がってください」
「うん、それじゃ、いただきます!」
…こうやって桜空と二人でいつまでも幸せな日々を送って行きたいな、と桜空のご飯を食べながら、改めてそう思った。
以上です
ちなみに「十哉」というのは便宜上の10主の下の名前です
夫婦になっているのに、名字で呼ぶのもおかしいかなと思ったのでこうしました
>>317 GJ!
さら可愛いよさら
奈桜よくやった
GJ!
やっぱさらは可愛いな
なぜか小波じゃないと読む気が半減するんだよなー
まあ乙
>>317 GJ
さらと裸エプロンの組み合わせは結構新鮮だよな、さらって恥ずかしがりだし
しかし奈桜は自重しないなw
GJ! さら可愛いよ、さら。
またえらい急に静かになったな
皆ネタでも考えてるんじゃないのかね
半ば無意識主人公に対しては意識的に相手の望む人格を演じてしまう紫杏は
グッドエンド後にはそれこそ男が夢見るような理想のエッチな女の子になるんだろうなあ
なるほど、考えれるシチュはたくさんありそうだな
たとえば、教室で汗だくスポーツとか野外で「俺、見られて(ry」プレイとかか。
13はちょっとむやみに下品すぎんよ〜
だがそれがいい
前作のレン、よほど反響があったと見える
GBAの頃からも暗喩するような表現はあったけど
露骨な表現になったのは8の友子からだろうな
いいぞ、もっとやれ
7月ネタって何かあるかな?
そりゃあ海でしょう
人気のない所の海辺で・・・
崖から落ちて…
ふふふふふ〜ん
考え中
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
>>340 デート終わりの背景がホテルぽかったり、マムシドリンク贈ったり
暗喩も結構露骨だったよなw
しかもGBAどころかGBCの頃からだったよなw
うふ〜ん
パワポケは最初からパワポケだよ
1でも容赦なく死ぬし(ようこ先生も死ぬはずだったそうな)
2の弓子も結構ダークな話だよ
曽根村さんが任月親子を追い落とすために、弓子をホテルで撲殺して駆に罪をなすりつけるんだっけ。
しかもその過程で口封じにゴミとして処理されたのが、2主の兄である大鉄なんだよなぁ。
初プレイの時はBADになっちまったが、弓子が行方不明扱いになったあとのゆうじ君の電話が今でも忘れられない。
348 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 00:17:42.00 ID:melEzbG4
あれは弓子が駆の妹で近親相姦させてスキャンダルにするのでは?
駆と異母兄弟だったのも衝撃的だったが
確か2で唯一死者が出るルートだもんなあ(弓子と大鉄)
さすがにあれは正史にならなかったようだが、
今のポケなら普通に正史にしてきそうなのが嫌だわw
正史が決まってるとそれを思いっきり無視した作品が読みたくなる
紫杏とかヘルガとか薫とかなあ
投下!投下!
「全く男っていう生き物はケダモノね…」
「いいから早くしろ!さっきから数時間待ってたんだぞ!」
ベッドの上で寝ている裸の男が友子に急かすように言う。
「待ちなさいって。こういうのは焦らすのが一番なのよ、と…」
近くに置いてある扇風機のスイッチを入れて風力を強にすると、友子のスカートが捲れて淡い桃色の下着が丸見えになる
パンモロ。だが、友子はスカートを押さえようとせず寧ろ男に見せつけていた。
「あらら、もうそんなに大きくしちゃって…次のステップに移るわね」
肥大化した男のモノを見ると、扇風機を止めて服を脱ぎ始める。
徐々に露になる下着や素肌を見せられ、男の理性は崩壊寸前だった。
「お待たせー。じゃあ、始めるとしますか」
「い、いいから来い!こっちはもう我慢できねえよ!」
「もう…せっかちなんだから」
裸になると、男のモノに手を添えて刺激を与え始める。
「もう濡れてる…どんだけケダモノなんだか」
「おい!手が緩んでるぞ!休めるな!」
カチン、と友子が頭にきた。
「さっきからその態度……少しお仕置きが必要みたいね」
友子はいきなりモノを胸で挟み、ズニュ、ズニュと音を立てながら先端を舐め始めた。
「っあ!な……何をしやが…る…」
「口の聞き方が悪いので、パイズリの刑!」
「お前……うっ!」
男の腰が浮くと、モノから白濁液が飛び出した。
「うああぁっ………!!」
「きゃっ!いやぁ……あん!」
―ピュル!ピュル!ドピュ!
白濁液は休む事無く溢れ出て、友子の顔や胸を白く汚していく。
やがて射精が収まると、胸からモノを解放し、絶頂に浸ってる男をじっと見つめる。
「はあ、はあ、はぁ…」
「どう?女は怒らせると怖いって……きゃ!?」
突然、男に押し倒されたかと思うと、射精してから間もないモノを一気に胎内と突き刺された。
「あああああぁぁぁぁぁっ!!」
「今度はこっちの番だ!覚悟しろ!」
腰を前後に動かしながら、揺れる乳を揉みほぐし、支配感を得る。
友子は先程の上から目線の面影は無く、ただひたすらに喘いでいた。
「へへっ!サイボーグが人間に逆らうなど、数百年はえーんだよ!」
「ああぁ!はあぁあん!うあああぁぁ!!」
前に腰を動かす度に友子は大きく震え、絶頂を迎える
何度も腰を前に突き出していると、限界が寸前にまで迫った。
「っぐ!そろそろ、出すぞ!」
「ち、ちょっと待って!心の準備が…」
「がはっ………!」
「あああぁ…んああああああーーーーっ!!!」
「このケダモノ!」
「うるせー…このサイボーグ…」
「黙りなさい!此処からはずっと私のターンよ!」
騎乗位の状態で友子が宣言する。
「仕方ねーな、こっからはお前の好きにしろや…」
「いい覚悟ね…じゃあ、いくわよ!」
その後、男の精が絞り尽くされるまでセックスは続いた。
ここまでです。
友子はエロい(キリッ
うふ〜ん
>>356 GJっす。もっと場所とか状況の描写があるといいよ。
とりあえず友子がエロいってのは完全同意。
パワポケでも五本の指に入るのではなかろうか
>>356 GJ
友子はエロイよな
キスしまくりだしドライブでアレだしバレンタインもアレだしハッピーエンド感動だし
マジたまらん
うふ〜ん
>>356 GJ! 荒らしは気にしないでね。
ところで、ここってNGとかできたっけ?
友子といい武美といい小野さんといい
サイボーグ組はほんとエロイと思う
やばい、チハヤビタールートの度に息子が元気になって困る。
ところで13主×チハヤの裏であぶりもの同士的にユウキ×冴花を想像した人っているんかね。
冴花は13主以外だったら詰井でしか妄想したことないなあ
ていうか俺の場合、あぶれ物同士というならチハ×ユウキのインモラルな関係を妄想する
ユウキは依存対象が13主とチハっぽいからなあ
「そうだ、13主君の代わりにおニイをあげるよ。私の食べかけだけど」
「!?」
370 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 00:25:30.91 ID:8bRKDE21
典子ちゃんのパロが読みたい
誰か甲斐のss書いてくれ
もうなかった?
うふ〜ん
374 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 20:06:10.11 ID:8bRKDE21
夏海の純愛物かさくらのドロドロしたのが読みたい
今日は七夕だが、七夕ネタってどういうのがあるのか
七夕ネタ(トートロジー)
七夕の短冊で、船内の女たちに夜這い宣言されて
戦々恐々として夜空どころではない船長とか
でも13裏の世界観に七夕ってあるのか?
アタシの名前は桜井いつき。
親切高校の二年生だ。
今アタシはひじょーに困っている事がある。
それは高校生としてはごく普通の一般的な悩みなんだけど、アタシの場合は少々特殊だ。
その話をするには、先にアタシの性癖について話しておいておかなければいけないと思う。
アタシはレズなのだ。
……レズっていうと生々し過ぎるかな、別に女の子なら誰でも良いって訳じゃないし……。
訂正。アタシは百合なのだ。
一緒だ、そんなもん!ってツッコミが返って来そうだけど、それは華麗に無視して話を続ける。
さっきも言ったけど、アタシは百合だけど女の子なら誰でも良いって訳じゃない。
アタシが好きなのは、愛してるのは、抱かれたいのはズバリ一人だけ。
子供の頃からの幼馴染で、現在親切高校三年生の姉御、高科奈桜その人だけだ。
…その妹のさらちゃんもちょっと興味あるっていうか、こっちは抱かれたいというより抱きたいなんだけど…コホン。
まぁその事は置いておこう。後で回収しよう、うん。
それで、だ。
アタシは本気で女として姉御を愛してるのに、姉御ときたら一年ばかしアタシが目を離してる間に、男を作ってしまっていた。
アタシというものがありながら…とそれを知った夜は枕を濡らしたものだ。
そしてうっかり食いちぎって寮の管理人さんに怒られたものだ。
それを知ってからのこの一年の間、何とか再び姉御をアタシの方へ振り向かす為に
色々頑張ってみたものの、あまり効果を上げる事は出来なかった。
姉御と姉御の彼氏、小波って言うんだけど、二人の絆は日増しに増すばかりで
二人の関係を知る人からは、バカップルなんて呼ばれている。
前半部分のアクセント強めで呼ばれている。
それについて言及すると怒られるので、三日位うなされる羽目になるのでコメントは控えさせてもらおう。
さて、これで前置きは終わり。本題に入らせてもらう。
もう皆さんお気づきかもしれないが、アタシが今抱えているのは恋の悩みだ。
自分が特殊だという事は重々承知している。
これは許されない恋だという事も理解している。
でも、でも!好きなものは好きになってしまったんだからしょうがないじゃない!
何だかそんな事を言ってたら胸が熱くなって、財布の中に入っている写真を取り出す。
「あぁ………好きです、小波さん」
っていうのが読みたい。
そこまで書いたなら最後まで自分で書いちゃいなよ
>>378 ある、江戸時代には短冊に願い事の慣習成立してた
ユウキが持ち込んだと理由付けすればいける
>>381 さあ続きを
わっふるわっふる
>>378>>383を参考にちょっと書いてみた。
「さーさーの葉、さーらさらー♪」
日付が変わって1時間程経った深夜。
何となく寝つけず船の見回りをしていると、ユウキが船の縁に腰をかけながら歌を歌っていた。
「なんだユウキ?その歌は」
「ん?ありゃキャップテン。これは恥ずかしい所を見られちゃったね」
照れ笑いを浮かべながらこちらに振り向くユウキ。
「オエドーの歌?」
一緒に見回りをしていたエンゼルが再度聞く。
「あぁ。とは言ってもそもそもの伝わりは大陸かららしいんだけどね」
そう言って、ユウキはさっきの歌の詳細を語り始めた。
何でも今から約千年程前に大陸から伝わった風習と、元からオエドーにあった棚機津女(たなばたつめ)の伝説が合わさって出来た行事で
「七夕」と言うらしい。
オエドーの暦で言う、7月7日にその行事はあって(オエドーでは別の言い方がある様だが)
明日がその日にあたるらしい。あ、もう今日か。
「オエドーでは夏にあるいべんとなんだけど、丁度こんな感じの空気の時期にあるからさ。
何となく懐かしくて歌っていたという訳さ」
(注:ユウキが歌っていた歌が出来るのはもっと未来の話です!)
「なるほどな、なかなか面白い話だったよ」
「ハハハ、二人の逢引の肴位にはなれたかな?」
「オイオイ、そんなんじゃな…ってエンゼル?
チラと隣を見ると、エンゼルは俯いて何かプルプルしていた。
そういえばユウキが話を始めてからは、一言も喋らなかったな。
「どうし「すっっっっごく良いね!!!それ!!!」うわぁっ!?」
どうしたんだ?と肩に手をおこうとしたタイミングで、勢い良く身を乗り出して来て
俺はよろけて尻餅をついた。
「いやぁ〜〜〜ロマンだねぇ〜〜〜。ここまでロマン溢れる話を聞いたのは久々だよ!
豆柴のくせにやるじゃん!」
今迄見た事も無い程目を輝かせて、楽しそうに言うエンゼル。小躍りでも始めそうな勢いだ。
「昔の人が、宇宙のベガとアルタイルを眺めて作られた恋物語…。
オリヒメとヒコボシだったっけ?愛し合う二人が年に一度だけ逢う事を許された日……素敵だねぇ〜」
うっとりした顔をしてまくしたてるエンゼル。
完全に自分の世界に入っている様だ。
そのキラッキラした目は、星の輝きが写っているのか自前なのか。
「ま、まぁ捻くれた見方をすれば、仕事もしないでイチャつき倒していたバカップルに神がキレただけの話なんだけどね。
一年に一度ってのも星の寿命に換算して考えれば、僕達で言う0.3秒に1度って感じだし」
エンゼルの勢いに若干引いたユウキが、そんな色々台無しな事を言うが
浮かれるエンゼルの耳には入らない。
これが乙女フィルターというやつだろうか。
「そ、そうえばユウキ。その七夕っていうのは祭りの様なものなんだろう?何をするんだ?」
未だベラベラと情感たっぷりに語り続けるエンゼルから逃れる為、ユウキに話題を振る。
エンゼルさん背中バシバシ叩かないで下さい。痛いです。
「あ、うん。オエドーでは笹を取って来て、それを玄関とかにつるしておくんだ。
そこに飾り付けとして「短冊」っていう小さく長方形に切った色紙を用意して、そこに願い事を一つ書くんだよ」
「へーね「願い事!?」
さっきの台無しな台詞には反応しなかったのに、これにはカットインしてエンゼルが入って来る。
ロマンセンサーが反応したのだろうか、都合の良い耳だ。
「うん、織姫と彦星が逢えた事を祝して、短冊に書いてある願い事を叶えてくれるんだ」
コナミはそれを聞いても、サンタクロースみたいなものか。
自分達が幸せだからそのお裾わけの奇跡ねぇ…けっ。
というか、地球からベガとアルタイルの距離を考えれば、願いが届くのには片道16年か25年かかるんじゃないか?
等としか思わなかったが、エンゼルは違ったらしく
「イイね!!その風習もすっごく良いよ!そりゃあ1年に1度の逢瀬なんだから
それ位の奇蹟は起こって然るべきだよね!!」
ストップ高のテンションを更に上げてはしゃいでいた。
皆を起こしてしまわないだろうか?
そうえば何故か俺が夜に見回りをすると、女性クルーに遭遇する事がよくあるなぁ。
「ね、ね!その願い事って何でも良いの?」
「えーと、基本的には何でも良いんだけど、やっぱり恋人の二人が起こす奇蹟だから
恋愛に関する事の方が叶いやすいとか聞いた気が…」
「!!!れ、恋愛…な、なるほど。ロマンだね」
エンゼルが何故か顔を赤くしてたじろぐ。
何回ロマンだねと言うのか。何かそう言わせておけばそれっぽく見えるという神の意志を感じ…まぁいいか。
恋愛のコトねぇ。つくづくオンナノコ向けというか何というかな行事だな。
やれやれと手を上げて苦笑する。
「………これを利用すれば…いかに鈍感なキャプテンでも……(ボソッ)」
エンゼルがこちらに背を向けて何かボソボソと独り言を言っていた。
そしてクルリとこちらに顔を向ける。
「ねぇねぇキャプテン!私達もやろうよタナバタ!」
「ん?まぁ別に構わないけど、色紙はともかく笹なんか無いぞ?」
「そっか。そりゃそうだよね…。うーん、何とか出来ないかな」
「そうだなぁ、このペースなら朝には島に着くから、その島にあれば良いけどな。
クルー全員で探してみるか?カズーイならそういうの詳しいだろうし」
「だっ駄目!この事はアタシとキャプテンだけの秘密!」
「へ?何でだ?俺達二人で探しても効率悪いだろ」
「何でも!絶対秘密だからね!アタシは朝に備えてもう寝るから!おやすみなさい!」
「あ、あぁおやすみ…」
そう言い残してエンゼルは急いで自分の部屋へと戻って行った。
去る時も顔を赤くしていたが、風邪でもひいてるんだろうか?
「一体どうしたんだろうなぁエンゼルの奴」
「全く、罪な男だねキャプテンは」
ポカンとして俺が言うと、ユウキがニヤニヤしてそんな事を言った。
何かムカついたのでユウキをちょっと押して、俺も部屋へと戻る事にした。
その途中で悲鳴と水音が聞こえたけど、多分気のせいだろう。
「………皆さん聞きました?さっきの話」ゴゴゴゴ
「バッチリです!うーエンゼルさんめ、夜に師匠と二人きりになるなんて…!」○><
「でも邪魔せえへんで良かったな。お陰でええ事聞けたわ」
「そうですネ。抜け駆けした事はあとでオシオキですが」
「笹の葉…何かの料理本で、笹団子っていう料理を聞いた事があるね」
「さっきの歌もちゃんと聞いて覚えてみたいな☆」
部屋に戻る途中で、何かボソボソとそんな声も聞こえたが
こんな時間に起きてる訳無いし、これも空耳だろう。
疲れたのでとりあえず終わり。
リアルタイムで乙乙。
ところでベガとアルタイルはこの時代でも認知されてたのかね。
これpixivに投稿されてる奴だけど、本人?
そんなんpixivで本人に聞けよ
>>393 本人です。向こうのページにその旨書いときます。
GJ
>>390 乙乙。即興でここまで書けるとは凄いな。
俺はピクシブ登録して無いから、こっちにも続き投下してくれると嬉しい。
いつきの方も出来たら頼むぜ。
まだ自分でも満足できない点が多々ありますが、とりあえず作品が出来たので投下します。
タイトルは『白衣の天使』で
「…で、これは一体どういうことなの?」
「すいません…本当に…すいませんでした!」
勢いよく頭を下げ、謝罪の言葉をかける。こんな土下座で許してもらえるはずも無いのだろうが。
「はぁ…あたしっていう女がいるのに、こんなことが出来るなんて…小波さんの浮気者!」
「え?浮気?」
思わずぽかんとして頭を上げる。視線の先にいたのは、半眼でこちらをにらむ武美の顔。
その表情からは怒りよりもむしろ呆れの気持ちが感じられる。
「当然でしょ!こんなの浮気も同然だよ!…あたしとの関係に、何か不満でもあるの?」
「いいえ…ありません…これはほんの出来心で…というか、これには深い訳が…」
「言い訳なんか聞きたくないよ!」
恐ろしい勢いで言葉を遮られる。いや、これには訳があるのに…。
だが、そう嘆願する俺の表情は無視された。
「…とりあえず、1週間ごはん抜きだから。河川敷で魚でも釣って、自給自足しなさい!」
「わ…分かりました!申し訳ございませんでした!」
再び勢いよく頭を下げる。勢い余って床に頭をぶつけたが、気にする余裕もなかった。
(はぁ…何やってんだよ俺…)
「兄貴!いいDVDがあるんですけど、どうっすか?」
野球の練習を終え、帰宅の準備をしていたときのことだった。寺門に勧められたのは、何の変哲もないアニメ映画のDVD。
「風邪の谷のナウい鹿…?ああ、数年前話題になってたな」
「えっ!よく知ってますね。てっきり知らないかと思ってましたけど」
「あぁ。よく電器屋のテレビのCMで見たんだ」
「あ、そうですか…」
冷たい視線を向けられる。仕方もない。放浪時代の情報取得手段といえば、道端に落ちてる新聞を拾い読みするか、テレビは公共の場に置いてあるのを見るしかなかったものだ。
まぁしかし何にせよ、映画は時々武美と見に行く程度。家で見ようというような気も起こらなかった。
「ははっ、まぁあいにく俺はそんなのには興味ないんでな。じゃあ」
断りの言葉を言い捨て、立ち去ろうとする。…が
「ちょちょ、待ってくださいよ!」
突然腕をつかまれ、後ろに引き戻された。危うく倒れこみそうになったが、何とか踏ん張って立ち上がる。
「…っとっと、危ないな!何するんだよ」
「いやいや、これバイト先の先輩に借りたんですけど、ホントに泣けるんですよ!血も涙もない兄貴でも、絶対に感動しますから!」
「なに人のこと悪魔みたいに言ってるんだ!」
「おねがいしますよぉ、みてくださいよぉ」
変な声で懇願してくる寺門。どう考えても怪しかったが、これ以上練習で汗をかいた体でベタつかれるのも嫌だった。
「…わかったよ。借りてみるよ」
「やったぁ!ありがとうございます!じゃあ、返すのは4日後でお願いします!」
了承した途端ニヤニヤ喜びながらDVDを手渡し、早々に立ち去っていく寺門。ますます怪しい。
「………ま、いいか」
DVDをバッグの中に詰め込む。まぁ見ずに返してもバチは当たらないだろう、感想聞かれても適当に答えればどうにかなるだろうし。
そんなことを考えながら帰路に立つ。このDVDが事件を起こすとは、その時思いもしなかった。
事件が起きたのは、その3日後。
日曜日というわけで、練習は休み。武美もカシミールの手伝いに行っている日である。
何もすることがなく、とりあえず野球道具の整理でもしようとバッグをあさっていた時だった。
「…?…なんだこりゃ」
バッグの奥底に入り込んでいた物体を取り出す。出てきたのは寺門から借りていたDVD。
「あ、そういやこれ借りてたな…確か明日返す約束だったっけ」
妙に懇願してきた寺門の顔が頭によぎる。さすがにあれだけ頼んできたんだから、見ずに返すのは悪いだろうか。
それに、あんなに勧めてきた理由も気になる。こういう娯楽が好きそうには見えない寺門が勧めてきたんだから、よほど素晴らしい映画なのか。それとも、何か裏があるのか。
そんなことを考えながら、DVDのパッケージを開く。
「あれ?なんだこのディスク」
取り出したDVDのディスクはなぜか表面が油性マジックで塗りつぶしてあった。違和感を感じながら、レコーダーにDVDを入れる。その予感は的中した。
「…何だ…こりゃ」
テレビに映ったのはアニメではなく、何処ぞとも知れぬ病院の一室。病室にいるのは男性ばかりで、そこに若くスタイルの良い女性が入ってくる。ミニスカートに胸元の大きく開いたナース服。
このDVDが何であるかはその場面で悟ったが、そのときの俺は停止ボタンを押すことが出来なかった。その女優のスタイルが良かったのも要因の一つだが、これが男の性というやつなのだろうか。
しばらく進むと、予想通りおもむろに看護婦が服を脱ぎだし、患者の上にまたがり腰を振り出した。
「あっ…あん…はぁ、はぁ、…んっ」
男なら誰でも一度は抱きたいと思うであろう体つきだ。形の整った胸部に加え、細くてすらりとした体。
こんなナースが誘ってきたとしたら、俺はどうするだろうか。…いや、俺には武美という大切な存在が……武美?
(ブツン!)
頭の中に武美の顔が浮かぶやいなや、反射的にリモコンへと手を伸ばし、レコーダーを停止した。黒くなった画面を見つめながら、大きなため息をつく。
「はぁ……何やってんだ俺。武美っていう大切な彼女がいるってのに、他の女性に情欲を持ってしまうなんて…」
そのままレコーダーからDVDを取り出し、パッケージへと戻す。すると今度は武美に変わって寺門の顔が頭に浮かんできた。
「…しかし寺門は結局何がやりたかったんだ?アニメDVDとか言いながらこんなアダルトDVD渡してきやがって…訳分からん。ホントに分からん、何やってんだあいつ」
「それは、こっちの台詞だねぇ」
「………………!!!?」
一瞬で体が凍りつく。後ろから聞こえてきたのは…誰の声だろうか。
いや、よく聞き取れなかったなぁ…女性の声だった気がするけど、まさか武美じゃあるまい、まだ帰ってくるには早すぎるし…あ、そうだ。
きっと回覧板か何かを届けに来てくれたご近所の人だ!いや〜こまったなぁ変なところを見られてしまって。まぁ、なんとかごまかせばだいじょうぶだろう。
そんな儚い期待を抱きながら、口元に軽い笑みを作り後ろを振り向く。…やっぱり聞き違いではなかった。
振り返った先にいたのは、両手に買い物袋をぶら下げた武美の姿。顔は…なぜか満面の笑みだ。
「お…お早いお帰りですねぇ」
なんとか声をしぼり出す。しかし、何言ってんだ俺
「あはは、今日はなっちゃんがお昼過ぎに帰ってきて『今日はもういいわよ武美、私がやるから。お買い物でもしてきて早く家に帰ってあげなさい、小波さんが家で寂しがってるんじゃない?』って言ってきてくれたから、お言葉に甘えさせてもらったの。
でも、小波さんは別に寂しがってなかったみたいだね♪」
ザクリ。鋭いナイフが俺の左胸に突き刺さる。未だに武美の表情には笑みが浮かんでいる。
「い…いつから……」
息絶え絶えになりながら、もう一度言葉をしぼり出す。最早何を言うべきかもわからなかった。
「さぁ?確かあのナースさんが服を脱ぎだした頃だったかなぁ〜?」
「……………(バタッ)」
その翌日、グラウンドに着くと俺はまっしぐらに突撃した。
「じもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!」
「あ、兄貴。どうしたんすか?」
ストレッチをしながら、何食わぬ表情。そこに問題のDVDをつきつける。
「…どういうことだ、こりゃ」
「あ、見てくれたんすね!なかなかいい体してますよね、あの娘」
「あのな…そうじゃなくて、なんでこんなことやったんだ」
「へ?」
ぽかんとした表情をする寺門。その顔面をバッドにぶん殴ろうという衝動が起きたが、なんとか抑えきった。しかし寺門の口から出てきたのは、衝撃の告白だった
「あはは、ドッキリですよドッキリ!実際はバイトの先輩から借りたんじゃなくて、中古で売ってあったのを買ったんですけどね。アニメの映画のパッケージは拾ったものなんすけど…」
「ドッキリ…だと…」
怒りをこめながら言葉を放つ。しかし、寺門はその怒りに気付かず言葉を続けた。
「ええ。喜んでくれるかなぁ〜って思いまして。俺もうあの娘にはまっちゃいましてねぇ。あの娘の作品集めてるんすよ。兄貴も気に入ったんならまた2本くらい貸しま…」
「バカヤロー!」
思わず、右頬を殴りつける(さすがにバットではなく拳でであるが)
寺門は勢いよく後ろに倒れこんだが、すぐさま体勢を立ちなおし起き上がった。
「痛いなぁ…何すんだよ兄貴!」
頬を押さえながら、驚いた表情でこちらを見つめる寺門。
「あのなぁ…お前のせいで…俺は……ぐっ」
不意に目頭が熱くなる…が、こんなことで泣くまいと歯を強く食いしばった。近くでキャッチボールをしていたチームメイトの視線を感じる。…何やってんだよ、俺
そんな俺を見てからか、寺門が申し訳なさそうにこちらに近づいてきた。
「すいません…あれっすかね、ナースものは苦手だったとか…」
で、何を言ってんだお前は
「申し訳ありません!今日は練習後ラーメンでもおごりますから、元気出していきましょう!」
「…替え玉頼んでもいいか?」
「いいっすよ、勿論!…じゃ練習に」
「チャーシュー大盛りにしてもいいか?」
「え、あ、はい、いいっすよ」
「餃子も頼んでいいか?」
「…チャーハンもつけましょうか?」
「ああ、すまないな」
「…じゃあ、練習始めましょうか」
…というわけで、その日はなんとか青草とキノコのソテー、一尾魚つきという夕食を避けられた。残りの6日間は粗末な食事で生活することになるのだが。
武美との関係はというと、事件当日こそ会話が少なくなっていたが、その翌日からは普通に話しかけてくれるようになった。
食事の時間こそ「そろそろご飯の支度してきたら?」という感じでそれとなく追い出されるのだが、食事を終えて帰ってくると「おかえり〜」と笑顔で迎えてくれた。
なんとなくそのときが辛かったりもしたのだが。
事件から1週間後の朝、「おはよ〜、ご飯出来てるよ」という声で目を覚ました。
約束どおり自給自足期間は1週間で終了。料理の内容も焦げた卵焼きやらパン1枚だけやら悪意の込んだものでもなく、今までどおりのもの。
見た目も今までどおりいびつだったが。
と、そんなこんなでその日からはいつも通りの武美との生活が帰ってきた…という訳ではなかった。
別に態度が冷たいわけではない、以前と比べて会話が減ったわけでもない。
ただ、武美の秘密を知った日からほとんど欠かすことのなかった情事は、完全に日々の生活パターンから抜け落ちていた。
そしてあの事件から2週間後、日曜日。
俺は風呂に入りながら考えにふけっていた。
(ダメだよな…このままじゃ)
ほとんど今までの生活と同じだ。しかし、拭いきれない違和感がある。
このまま煮え切らない関係を続けるわけにもいかない。
(これからの生活の為にも、きっちりこの件にはケリをつけとかないと)
武美と話をしよう。そう決意して、俺は浴槽から出た。
「あ、小波さん、はい!」
「?…なんだ、これ」
「見てわかんないの?牛乳だよ、牛乳!」
武美が差し出してきたのは、コップいっぱいに注がれた真っ白な牛乳。
見て分からなかった訳ではないが、差し出してきた意図がよく分からなかった。
「風呂上りに冷たい飲み物をグイッっていくのって、やっぱロマンだよねぇ。ビールもいいんだろうけど、やっぱ風呂上りは牛乳でしょ!牛乳なら9歳のあたしでも飲めるしね」
妙にニコニコ笑顔で話しかけてくる武美。断る理由も無いので、とりあえず受け取り一気に口に流し込んだ。
「おおっ、いい飲みっぷりだねぇ」
「んぐっ、んぐっ…ぷはぁ。牛乳を飲むってのは久しぶりだな」
俺からコップを受け取った武美はそのままコップを流し台へと持っていった。
ルンルン調子で戻ってきた武美に、とりあえず声をかけてみる。
「あのな、武美…」
「あ、そういえば今日見逃せないドラマがあるんだった!」
武美は俺の呼びかけを無視して、テレビの電源をつける。聞こえなかったのだろうか、それともわざと無視したのか。何にせよ一度決めた以上、今日中に決着をつけねばならない。意を決して再び武美に話しかける。
「なあ、武美」
「このドラマ、脚本家が良いんだよね。前回のこの人のドラマだってありふれたハッピーエンドじゃなかったし。一緒に見る?」
間違いない。女の勘というやつなのだろうか、何か仕掛けてくるであろうことに勘づいている。何か話したくない理由でもあるのだろうか。
だが参ってもいられない。先ほどの誘いを無視して今度は強い口調で話しかけてみる。
「ちょっと武美。話が……うっ!?」
その瞬間、目の前の世界がうねり始めた。頭に鈍い痛みを感じる。
「なんだ…こりゃ……」
「小波さん!大丈夫!?」
思わず倒れこむ。額を押さえながら見上げる先には、武美の姿。
だが心配している様子はない。むしろしてやったりというような顔をしている。
「これは…一体どういうことだよ…」
「えへへ、さっきの牛乳にちょいと睡眠薬を入れといたんだ♪大丈夫、別に副作用はないから」
「なん…で……」
「何が起こるかは、目覚めてからのお楽しみで〜す♪」
にこにこしながら手を振る武美。小悪魔のような表情だ。若干の不安と恐怖に襲われながら、俺の意識はフェードアウトしていった。
「んん…」
目の辺りに光を感じ、眠りから覚める。そのままゆっくりと目を開く。
「…どこだ、ここは」
仰向けの状態で、天井を見やる。背中には布団の感触。しかし、いつも寝ている敷き布団の感触ではない。
部屋の電灯は消されていて、ついているのはベッドのそばにあるステンドライトの光だけだったが、それでも部屋の半分くらいは照らし出されている。
ステンドライトのそばに置かれてある目覚まし時計に目をやると、針は午前3時を差していた。
不意に、眠る前の記憶が頭の中をめぐる。風呂上り、牛乳、ドラマ、睡眠薬、笑顔で手を振る武美の姿……そうだ、こうしちゃいられない。とりあえずここから出て武美を問答しないと。そう思い、起き上がろうとした途端
「………!!?」
手が動かない。何かに縛られているような感じがした。
「ぐっ、なんだ、こりゃ」
なんとか体を反転させて両手の先を見やる。縛っていたのは一本の細長い縄だった。手首の先をがんじがらめにされ、並大抵でほどけそうな感じではない。
縛られた先は木製の短い柱のようなもの。そこで俺が寝かされていたのはベッドの上だったということに気付いた。
「これは…いったい…」
「こ、な、み、さ〜ん♪やっと起きましたかぁ」
「……?」
聞こえたのは武美の声。声のほうを見やると、ライトで照らされされていなかった暗闇から一つの人影が現れてきた。
もちろんそれは武美であった…のだが、どうも様子がおかしい
「あれぇ、どうしたんですか?」
「どうしたんですか…じゃないだろ。なんだ、その格好」
ボタンのついた薄手の白衣に、純白のナース帽。俺の目に飛び込んできたのは、ナースコスプレをした武美の姿だった。
(ナース……ん…?………!!)
突然額に冷や汗が走る。確か武美にバレたあのDVDもナースの……まずい、何か企んでる……そう感づくやいなや、一人で焦る俺を尻目に武美は俺の額に手を当ててきた。
「だいじょうぶですか?顔色が悪いみたいですけど」
そのまま屈みこんで、顔を近づけてくる武美。思わず目をそらしたが、その先に飛び込んだのは
「な…!」
武美の胸だった。ナース服のサイズが合わないせいか、2つの大きな胸はいつも以上に自己主張をしている。
「う〜ん、顔が赤くなってきましたねぇ。少し熱っぽいみたいですよ?」
笑顔でこちらを見つめてくる。いたずらっ子のような幼い笑みに、それに似つかない大きく実った2つの胸。
下半身が徐々に熱くなってくる。あの大きな胸にむしゃぶりつきたい、揉みしだきたい、自分の欲望を満たしたい。2週間近くご無沙汰の俺にとって、そんな気持ちを起こすのにはこの程度の誘惑で十分だった。
勢いよく起き上がり、間髪入れず武美をベッドに押し倒す……そんなつもりだった。が
「うぐっ!?」
あまりに間抜けだった。飛び起きようと手をベッドにつけようとするが、つくはずもない。縄で縛られているのだから。
情けなくもがく俺に対して再び武美は笑顔を向ける。
「だめですよぉ、勝手に動いちゃあ…ん?」
そう言うと突然武美はベッドに飛び乗り、勢いよく俺の下着をずり下ろした
「なっ……?」
「あらあら、こんなに大きくしちゃって」
下着の抑圧から解放された俺の男根は、天井を向いて大きく膨らんでいた。
自分の準備は出来ているのに、目の前に愛する女性がいるというのに、欲望を満たせない空虚感。
「正直に言ったら、いいことしてあげますよぉ?」
おもむろに自分の胸を揉みながら誘惑する武美。我慢の限界に達した俺は、遂にプライドを捨てた。
「は…早くしてくれ…」
「え、何をですか?」
おのれトボけるかぁ!わざとらしくキョトンとする武美に、そう言いそうになった。じわじわと体が震えだす。怒りからではなく、抑えきれない欲望からだ。
「はっきり言ってくれないと、分かんないですよぉ。それにちゃんと『〜してください』って言ってもらわないと」
「パイズリ……してください…」
「え?なんていいましたか?」
「武美さんのおっぱいで、パイズリをしてください!」
「はいはい、よくできました〜♪」
笑顔を見せながら頭を撫でてくる武美。完全にペースに飲まれてしまったが、そんなことは気にしていられなかった。
そのまま武美はボタンに手をかけ、一つずつゆっくりと下ろしていく。一つ一つ外されていくたびに露わになる武美の谷間。胸近くのボタンをいくつか外した辺りで、武美はベッドに跳び乗ってきた。
バストトップは見えないにしろ、2つの胸が作り出す美しい谷間を見るだけで、俺の男根の大きさは限界に達した。
「…は、早く」
「はいはい、いまやりますよぉ」
親指をあてがい、谷間を押し広げてゆく。そしてその谷間にゆっくりと俺のモノを包み込んでいく。深く入り込んでいくにつれて男根を刺激する柔らかな感触。深く包み込まれていくたびに、俺の体は快感で震えた。
「ぐっ……はぁ…はぁ…」
「は〜い、それじゃいっきますよぉ!いっぱい出して、元気になってくださいネ♪」
「は…はい…」
なすがままにされている俺を見るのが楽しいのだろう、武美はくすくすと笑いながら両手で胸を挟みながら、ゆっくりと男根を刺激していく。
なんとも言えない柔らかい感触に挟み込まれるたびに、思わず息が乱れていく。
「くぁ……はぁ…」
「どうですか?気持ち良いですかぁ?」
「は…はい…気持ち良いです」
笑顔で問いかけてくる声。男としてのプライドうんぬん以上に、こらえきれない欲望を満足させることの方が俺にとって重要だった。
「もっと激しくしてくださいって言ったら、もっと強く挟んであげますよぉ?」
「……なんだって…?」
「あっ、従わない気ですか?いいもん、それじゃしてあげないから」
「な…も、もっと激しく…してください」
「は〜いわかりましたぁ」
そう言うと武美は胸を鷲摑みするように持ち換え、円を描くように胸を動かしだした。最初は遅く、徐々に刺激のスピードを速めていく。片方では小さく、もう一方では大きく。右胸は左回りに、左胸は右回りに円を描く。
不規則に刺激していく柔らかな感触で、俺のモノは限界を迎えだしていた。
「あん…どんどん小波さんのが熱くなってきてますよぉ。そろそろ限界みたいだし、じゃあトドメを差しますか♪」
そう言うやいなや、武美は今までにないスピードで、激しく胸で挟み込んでいく。
「うっ…うぐっ……うああああ!!」
ほんの一瞬現れた理性の健闘もむなしく、俺は大きな叫び声を上げた。一度、二度、三度……大きな脈を打ちながら快感が武美の胸の中へと流れ込んでいく。何度も荒く息を吐く俺に、武美はしてやったりの笑顔を向けた。
「くすっ、なかなか可愛かったですよ、小波さんの声」
「…ぐっ……」
屈辱的な一声。だが俺はなんと言うこともできなかった。快感の余韻に浸った後、再び考え込む。
結構な量を出したとはいえ、俺の本能は未だに満足しきっていない。しかしこの状況とあっては武美に服従せざるを得ない。ここで俺は、武美の狙いに気付いた。
(プライドか、俺のプライドが狙いかぁ!)
「うわぁ〜、すごいいっぱい出ましたねぇ。胸の中がとっても温かいですよぉ♪」
そう言いながら、胸を引き抜いていく。そしてこちらの目を見て、ニヤリと微笑む。これじゃ終わらせないよ、まだ小波さんのプライドをぶっつぶしてあげるんだから!…と言わんばかりの表情だ。
(せめて…この縄がほどけたなら…)
両手をあくせくと動かしてみる。無駄か…そう思った途端
「……………………………!!!?」
「え〜っと、んじゃあ、次はそろそろおっぱいを見たいんじゃないですかぁ?ねっ?」
「……………」
「あれぇ?返事がありませんねぇ」
「…そうだな」
「…むぅ?」
眉をひそめ、怪訝そうな表情でこちらを見つめる武美。
「いやいや、『…そうだな』じゃなくて『はぁはぁ…お願いします…この愚かな風来坊に武美さんの神々しいおっぱいを拝ませてください…』って言ってもらわないと。はいリピートアフターミー!」
「その必要は……ない!」
にやりと口をゆがませ、瞬時に起き上がると俺は武美をベッドに押し倒した。そのまま仰向けになった武美の方を押さえつける。
…形勢逆転。
「…………ホワイ?」
先ほどまでニコニコとしていた武美の目は点のようになりこちらに問いかけてくる。その額からは汗が流れ出しており、焦っているのが見え見えだった。
「残念だったな武美…お前が油断しているスキに、縄はほどかせてもらったぜ!」
ガーン!と言わんばかりに武美の口がぽかんと開く。とはいえ、こちらも狙って出来たわけではない。
快楽に狂っているうちに暴れていた両腕で勝手にほどけたか、それとも本能を押さえる役目を失っていた理性が俺が気付かぬうちに縄をほどかせていたのか。
どちらにせよ、無意識のうちに腕が自由になっていたのは確かだ。
「なんで…そんな…どうして…強く縛ったはずなのに…ひぅ!」
現実から逃れようとする武美の頬を掌で掴む。反撃開始だ
「第2ラウンドといきましょうか、可愛いナースさん」
「ふぁ……ふぁい……」
凍りついた表情から一転、武美の目は許しを懇願するかのようにこちらを見つめてくる。だがそんな願いをよそに、俺は白衣のボタンをそそくさと外していく。
ボタンの締め付けから解放された2つの胸がぷるんと震える。両胸の間は先ほど流し込んだ白濁の液体でいっぱいになっている。
俺はそれを指ですくうと、ローションのようにそれを胸へと塗り広げた。薄ピンクの乳頭が見る見るうちに硬くなっていくのが分かる。
「ははっ、ほんとにエッチなナースさんだなぁ」
「やぁん…小波さんのスケベ」
「それはお互い様だろ」
ライトの光に照らされつやつやと輝く2つの胸を、下側からわしづかみにする。プリンのように柔らかな乳は揉むたびにプニュプニュと変形していく。耐え切れなくなった俺は間髪いれず右側の乳頭にしゃぶりついた。
「ひっ…あぁん!もうちょっと優しくしてよぉ…」
「しょうがないだろ…あむ。武美がかわいいからついイジめたくなるんだ…じゅる」
強く吸うたびに武美の口から甘い吐息が漏れる。今度は左の胸へとしゃぶりつく。口中に広がる柔らかな感触。いつの間にか武美の胸は精液やら俺の唾液やらでベトベトになっていた。
口を離し、武美の顔を見やる。赤く染まった顔は既に興奮しきっているように見えた。俺はそれを確認すると、武美のスカートへと手を伸ばした。真っ白なスカートを外した先には、これまた純白の下着が隠れていた。
しかし下着の表面には愛液で出来たのであろうシミが出来ている。
「あらら、せっかくの綺麗な下着にシミができちゃってますねぇ。ほんとにスケベだなぁ、このナースさんは」
人差し指でコツンと額を叩く。一方の武美は不満げな様子だ。
「はぁ…ちゃんと縄が縛っててくれたなら、小波さんと純白下着ストリップが楽しめたんだけどなぁ…残念だねぇ」
「そりゃ楽しそうだが、こっちとしてもアレ以上むちゃくちゃなセリフ要求されちゃたまらないからな」
笑いながら返答し、愛液で満ちた場所を下着の上からゆっくりと撫で始める。
「あ…ふぁ…あん…気持ちいいよぉ…」
快感にもだえる武美の頬をなめると、ぴくぴくと体が震えているのが分かった。イタズラのつもりで、秘部を強く刺激してみる。
「ひゃあ!あっ……ちょ、ちょっとぉ!だからもうちょっと優しく…」
「そんなこと言いながら、体は震えてるじゃないか。感じてるんじゃないのか?嘘を言っちゃいけませんよ、ナースさん」
「ふぁ…こなみさんのいじわ…」
言葉を言い終えないうちにもう一度ぐっと刺激を与える。その瞬間
「ひゃあ!んあっ…あああああん!」
武美のびくびくと震えだした。下着のシミが濃くなっていくのが手の先から感じられる。
「…あれぇ?まさかこんなのでイッちゃったんですか?本当に淫乱なナースさんですねぇ」
再び挑発してみる。反論が返ってくるのかと思ってたが、返ってきたのは意外な言葉だった。
「はぁ…も、もうダメだよぉ…」
「?…なにがダメだって?」
そう問いかけると武美はとろんとした眼をこちらに向けてきた。どうやら限界が来ているらしい。
「あぁん…もう限界だって…早く……」
「え?何を?」
とぼけた顔で応答する。そしてニヤリと口をゆがませる。ここで借りを返さねば。
「うっ……だ、だから…分かるでしょ…早く…」
「いやぁ、分かりませんよナースさん。はっきり言葉にしてもらわないと」
うぅぅと下唇を噛みしめる武美。何とか言うまいと耐えていたが、遂に口を切った。
「あん…もう!早くあたしの中に小波さんのを挿れてよぉ!もう我慢できないよぉ…」
「はい、よく言えました♪」
わざとらしく微笑を浮かべ、武美の額を撫でる。またも悔しげな表情を浮かべる武美。これでおあいこだ。…とはいえ、こちらの欲望も限界に近づいてきていた。
「それじゃ、挿れるぞ」
「うん…お願い」
ゆっくりと下着を脱がせていく。びしょびしょに濡れきった武美の秘部を挨拶代わりにぺろりとなめると、武美の体が大きく揺れた。
「あぁん!も…もう前戯は入らないから、早くして…」
「はは、分かった分かった」
こちらが2週間ぶりなら、あちらも2週間ぶりというわけだ。思っていた以上に武美も溜まっていたらしい。言われたとおりにゆっくりと武美の中へと男根を挿入していく。愛液で満たされた武美の膣内は、なんともいえないほど心地よく、暖かかった。
「あん…小波さんのが入ってくる…やっぱり、あったかいなぁ」
「武美こそ。やっぱり武美の中は最高だよ」
甘い言葉を交し合ったところで、素早く腰を動かしだした。びちゃびちゃといやらしい音が部屋中に響いていく。
「んん…あぁ…あん!はぁ…いいよぉ、小波さんの…とっても…あったかくて……あっ…気持ちいい…」
「俺もだ…武美」
おもむろに武美が俺の腕をつかんできた。
指先から伝わってくる熱、腰を動かすたびにだんだんと激しくなっていく喘ぎ声、小さなへそ、激しく揺れる2つの胸、そしてとろんとした表情でこちらを見つめる瞳、吐息を漏らす口元、美しくたなびく茶色い髪の毛、首元……
すべてが愛おしく感じられ、俺の欲望は限界に達した。
「くっ…出すぞ、武美。大丈夫か?」
「うん…いっぱい出して……あん…小波さんのがほしいから…んっ…あっ…」
武美の言葉を聞き、限界の力で強く突き上げていった。快楽の時はすぐさまやってきた。
「くっ…た、武美…うっ」
「小波さん、うぁ、気持ちいい…きもちいいよぉ…ふぁっ、ああああああぁ!」
武美の中へと欲望が流れ出していく。今日二度目ながらも、俺の男根は何度も脈を打っていった。
そのままゆっくりと倒れこむ。倒れた顔のそばには快楽の余韻にひたる武美の姿。そっと口づけをする。口づけをするがいなや武美は激しく舌を絡ませてきた。それに負けじとこちらも絡ませていく。おそらく10分以上は求め合っていただろうか。
「……ごめんな」
唇を離し、最初に俺の口から飛び出したのは謝罪の言葉だった。武美はなぜ謝罪されたのか理解できていないようだった。
「…何言ってるの?別にあたしは気持ちよかったけど」
「いや…まだあの件許してもらってもいないのに…こんなことしてしまって」
「……ぷっ、あはははははははは!」
「?」
突然武美は笑い出した。どういう意図か分からずおもわずたじろいでしまう。
「…あの…」
「ははは…やっぱまだ気にしてたんだねぇ、あのこと。あたしは当日で許してあげてたんだけど」
「え?」
「あのDVD、野球のチームメイトから借りたんでしょ?しかも最初はアニメのDVDって伝えられてたとか」
「…知ってたのか」
「あはは、自分で言ってたじゃん」
思わずぐぅと唸る。なんとか伝えようとした言い訳、それがもとから耳に届いていたとは。
「はは…それに、ちゃんと一言目も聞えてたからね」
「一言目…?」
必死で頭の中の記憶をたどる…が、思い出せない。疑問の眼差しを向けると、武美は笑顔で答えてきた。
「わかんない?ほらあれだよあれ、え〜と確か『何やってんだ俺。武美っていう大切な彼女がいるってのに、他の女性に情欲を持ってしまうなんて』だったっけ。なかなか嬉しかったよ、あの言葉」
武美の出した言葉が、俺の記憶の闇で隠された部分とリンクする。それと同時に思わず顔が紅潮していくのを感じた。
「あっ照れてるね小波さん!…あれ?泣いてる?」
「ぐっ…な、泣いてないぞ!」
強がりを見せるが、俺の目が意図に反して潤んでいるのは確かだった。チクショウ、なんだこの気持ちは
「ずるいなぁ、こちとら涙を流せないってのに!」
「あ、あくびだあくび!もう俺は眠たいから寝る!」
「ははっ、照れてる照れてる。かわいいなぁ」
満面の笑みを見せる武美。最後の最後でペースに飲まれてしまったか…まぁいいか。許してもらえたし武美の笑顔をたくさん見れたし、今日はいい一日になった。
と、ここで気にかかることが出てきたので、武美に聞いてみることにした。
「ところで…なんでナース服のコスプレなんかしたんだ?」
頭に?を浮かべて不思議そうな顔をする武美。
「あと腕を縛られていたのも…やっぱりアダルトDVDを見た懲罰かなにかだよな」
「ん…まぁそうだねぇ。見ることは見たんだから、なんかやり返しときたいなぁっていうのはあったし。失敗に終わっちゃったけどね。…でもコスプレした彼女とエッチするっていうのも、男の人のロマンなんじゃない?」
「う〜ん…そういうもんか?」
すると突然武美はベッドから飛び降り、こちらを向きながら体を一回転させた。…改めてみると、このコスプレ姿はたまらない。ひらりと舞う白衣に豊満な体…さしづめ白衣の天使といったところか。…月並みな表現だが、やはり天使というのがピッタリ来る。
「えへへ、かわいいでしょ〜。ネットオークションで安く落としたんだけど、なかなか気に入ってるんだ、これ。あ、そうだ、どうせだったら他のコスプレもしてあげようか?猫耳とか制服とか…あ、小悪魔ってのもなかなかグッと来るね。
あとは警察官とかシスターとか…裸エプロンってのもいいんじゃない?」
続々と出てくるコスプレの数。武美が変装しているのを考えるとどれもよだれが出そうではあるが…いや、ここはリクエストではなくカッコいい言葉で返してやろう。
「いや…いいよ。俺はそのままの武美が一番好きだから」
「……なにそれ」
半眼であきれた表情を向けられる。その瞳の奥にちょっと喜びの気持ちが見えたような…気がした。
これで終了です。「コスプレものでも書いてみるか」と思ってとりあえず彼女は自分が一番好きな武美、
コスプレはナースにしてみるかと思ったところ
「ナース=白衣=天使=武美」
というインスピレーションを感じたので書いてしまいました。
反省点としてはナースコスという設定を生かしきれてない、自分は地の文が苦手ってとこです
拙い文章ですが最後まで読んでくださった方がいたら有難うございました
>>417 GJ!
武美はやっぱりかわいいしエロいな・・・
GJ!
やっぱり武美はかわいい
甲斐も書いてくれ
>>417 ニヤニヤした。
風来坊が縛られたままの展開ももうちっと見たかったが攻められる武美はかわいいのう。
GJ。
GJ! 武美まじ天使
のりかも書いてくれよ
さすがにそれは無理だな
>>417 GJ!
最初強気に攻めてたのに形勢逆転した瞬間しおらしくなる武美かわいい
まとめ見たら、小ネタレベルのも載ってたな。
いやまぁ別に良いんだけどさ。
昔からそうだったでしょ、気にする事じゃないさ
うふ〜ん
小ネタかそうでないかの分け方はいろいろあるしね
気が向いたら、ウィキの作品一覧に作品のkbでも添えとくよ
うふ〜ん
うふ〜ん
まぁよほど酷い物でなければ、全部載せても良いんじゃない?
小ネタ含めてもそこまで数が多い訳でも無いし。
ただ、タイトルはあった方が見つけやすくていいなとは思うな。
必須にしろとか言う訳では無いけど。
特にスレに書いてなければ、載せる時に載せる人が勝手に付けても良いんじゃね?
いやタイトル勝手につけるのは駄目だろ
余計なことせずに今まで通りでいいだろう
今までそれで問題なかったしね
まぁ確かに勝手につけるのは駄目にしても
スレでの番号だけだと後でもう一回見ようとか思った時に不便だから、何か良い手はないかと思ったんだ。
何か良いアイディア無い?
これ以上はまとめwikiの議論スレで話そうぜ
じゃあ今から、パワポケの女の子の台詞でグッときたものを一人ひとつずつ挙げよう。
俺は天本さんの「夢中にさせてくださいね」だな。
鈴音の「今日は覚悟を決めて頂きます」とかなんとか。菊野の祝言を断る辺り。
台詞というのなら詩乃の「私も、愛しとーよ」に敵うものは無し。
智美が1・3主のサイボーグ化に気づく場面。
「今は、それだけで十分……」
ユイさんの「もう少しこのまま……」
さらの「バイバイっ!」
うわぁぁぁぁぁぁいやだぁぁぁぁ
麻美の「あの時、ケガをして良かった。って。笑顔で言うよ。ケガをした時の事を思いだしながら、笑顔で言うよ」
月並みかもしれんがグッと来た
「よ!元気?・・・・・・おまたせ。」
条件も相まって、すごくグッと来た
「げ、元気でな!」
お、七夕のヤツ完結したんだ。
GJ!
448 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 05:46:20.26 ID:+B/jJwb4
グフフ いやらしいですな
うふ〜ん
GJ!!
ダイレクトな表現がたまらないな
臭さがこっちにまで伝わってきそうだったぞ
おっと……珍しいなID被りなんて
ここまで堂々とした自演を久しぶりに見た
>>453 さわっちゃダメよ
誕生日が判明してるキャラって誰がいたっけ?
たしかさらは10月18日だった気が…
あれ?違ったかな?
ならばナオも同じだよな…あれ?
うろ覚えでスマン
明日香:9/14
瑠璃花:9/25
桜空奈桜:10/18
天本さん:10/25
維織さん:10/29
秋生:9月1週
ミキ:9月2週
俺が記憶してる限りではこれぐらいかなあ
見事なまでに秋ばっかw
誕生日を主人公に聞かれて考えるのが面倒くさくて主人公と同じだって言っちゃってなにが欲しい?って聞かれて冗談で子供って言ったらじゃあそうしようってことになって親子全員の誕生日が同じになっちゃう真央のSSを誰か書いて下さい
裏サクセスものって少ないんだな。色々出来そうで面白そうなのに。
表では彼女同士の絡みが少ない事も多いから、そこもクリア出来るし。
七夕の人の続編期待してるぜ。
主人公の誕生日イベントは大体あるけど、二年目のは好感度足りなくて起きない事も多いよな。
逆に彼女のは大体一回しかない。
7裏の作品が未だ0だったのにワロタ
登場女性キャラは確か秋生に智美、鈴音さん、詩乃、タマちゃん、ようこ先生
仲間以外なら美咲とか綾華さんとかいた気がする
悪いメンバーじゃないのに、なんで書かれないんだろうな
お前が書くの待ってんだよ言わせんな恥ずかしい
7裏がサクセス的にあまり評判よくないから、やりこんだ人間が少ないのかも知れない。
それに大正、昭和って、微妙にリアリティがあるから、話の背景にちょっと気を使ってしまう。
>>459 同じキャラでも表と性格変わってる奴も結構いるし、
いざ書こうとするとそこらへんのギャップで思うように筆が進まんのよね
天本さんとイルとかが特にだな
逆にレンなんかは割と書きやすかったりするけど
イルはイルで結構貴重なキャラだった
他にキャラが違うというと…大神?エリとかもキャラ付けが足されてるな。
まぁでも性格に大きな変化があるのはイルくらいな気も。
好きなSSを一人一個挙げていかないか?
まとめスレももうかなり膨大な数あるから、全部見るのはきついものがあるし
気付かなかった名作があるなら知りたい。
>>467 最近来たさらの「信じること」ってのがいいかも。
非エロだけども、バッドエンドをグッドエンドにするあたりGJだと思う。
あのバットはバットで味のある物だけどね
下手すりゃトラウマ物だが
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
>>467 イルは性格もだけどSS書く側としては口調コピーが超難しい
性格把握できてもあの独特の口調がコピーできる気がしない、関西弁馴染み無い他地域の人間だから余計にな
お気に入りは一個限定か、色々あるけどあえて絞るなら天本さん「平穏な日々」
SS書くようになった大きな要因が平穏な日々だったから思い入れがある、要因は他にもあるけどね
お気に入りねぇ
武美の「夏の夜」って作品はたまに読み返してる。おかげで大体内容覚えたけど
エロいながらもストーリーが感動できる話だったよ。
俺もそんな話をいつか書いてみたいわ
レスありがとう。
芳槻さら「信じること」
広川武美「夏の夜」
か。確かにどっちも名作だ。
管理人さんの武美物は全部面白いよな。
「たけみのはろうぃーん」とかも良い感じの長さで、オチもあって好きだ。エロは言わずもがな。
そろそろ夏をテーマにした作品なんて来てほしいなあ
どの作品も優劣つけがたい
そういえばもう3、400作品位あるのかすごい量だな
例年新作はいつ頃発表だっけ
パワポケの為に3DS買ったんだぜ
>>479 10月くらいだったはず
個人的に14はまだDSで出すと思うけど
白瀬の「子供は好きか?」はノンエロだけど一番のお気に入りだな。
明日香の「Re:heating」も好きだ。
エンゼルの「小説は事実よりも奇ならず」はかなり好き。
エロはあっさりしてるが、エンゼルの心情描写が上手い。
維織の「それでも私は寝ている」も設定が好きだ。短くまとまってるのも良い。
非エロだけど桜姉妹の「貴方と出会うまで」シリーズもゲームで明かされた部分を上手くまとめてて良いね。
このスレは職人に恵まれてるからねえ
俺もいろいろあるけど「バ漣タインデー」がイチオシかな、漣がエロくてたまらん
あと奈桜の20:324-329もいい、奈桜かわいい
しかし最近投下が少ないから、何かしら投下がほしいなあ
バ漣タインデー良いね。ベタと言えばベタだけど発想の勝利だわ。
投下が少ないからこそ過去作を再読というのは良い流れだと思う。
新たなネタの発展に繋がるかもだしね
486 :
13@有名大学に通う19歳:2011/07/19(火) 19:15:57.41 ID:Wu1z4KrA
◆EqHQZWqzBの作品が出てこなくて◆EqHQZWqzB憤死wwwwwwwwwwwwwwwww
ざまぁwwwwwwwwwwwwww
>>477 夏は海水浴とか花火大会とか、四季の中でもネタが豊富なイメージ
最近は保管庫で涼しくなれるような作品読み漁ってるよ
よーし考えてみよう
みんな、夏といえば?
やっぱり海と夏祭りでしょ。アイスネタも捨てがたい
過ぎてしまったけど梅雨ネタで互いにびしょ濡れになって雨宿りとか
夏だから夏菜か夏海で一作書いてみたいな
以前投稿した七夕SSの続編(というか番外編)まとめスレに掲載しました。
海洋冒険編SSもっと流行るといいなぁ。
>>491 orz
うわー、忘れてた
そういえばそうだった
>>490 GJ
女の戦いは恐ろしいなw
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
>>490 GJ!
エンゼルかわいいよ
13裏は修羅場になりやすいよね
>>490 GJ!13裏はカズやらレンやら武美やら人気彼女が多いから作品も増えていくといいな
武美の作品見るたびに思うけど、やっぱり「スタイルいまいち派」と「スタイル抜群派」に分かれてる気がする
どちらでもウェルカムだけどね。
>>497 13裏だけでなくここ3作やばすぎだろw
特に12裏は二人行くところまで行き着いてるのが・・・
個人的には11裏と13裏は鈍感主人公がまんべんなくフラグを立てまくった(そして鈍感ゆえに折る)
12裏は行き着くところまでいった感じだな
>>490 GJ!
さぁ早く、緊縛お仕置きシーンを書くんだ。ページ抜けは感心しないぞ?
12裏主とアマルダさんとイーベルにトモも加えて4Pか…。
え、このベッド三人用?
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
そういえば最近投下ないなあ
あと、やっと荒らしが消えたみたいだね。
もし需要があったら、明日書いてみようかな。
需要無いわけないでしょう、待ってます
需要は探すものではない作るものだ
さあ書くんだ
>>506 おお、期待してるよ
しかしすっきりしたなあ
3Pはロマン
カチャン
「あれ?」
練習を終え、家に帰ってドアノブに鍵を差し込むと、鍵が閉まる音がした。
普通なら鍵のかけ忘れ、もしくは空き巣に入られた等という事を考える状況だが
走波の脳に真っ先に浮かんだ予想は別の物だった。
合鍵を持っている唯一の人物を頭に浮かべながら、鍵をもう一度回してドアを開ける。
「ただいま。来てたのか、瑠璃花」
「おかえりなさい走波。私、メールは送っておきましたよ?
まったく、小まめに携帯は確認しなさいっていつも言ってるのに…」
姿を確認せずに言った走波だったが、エプロン姿で出迎えてくれた瑠璃花を見て、予想通りと内心で呟く。
実際、いつもの事といえばいつもの事だった。
もうすぐ大学も三年になる走波だったが、大学に入って同じアパートに部屋を借りてからは
お互いに用事が無ければ、殆ど二人は夕飯を共にしていた。
なので練習で疲れて帰ってくると、良い匂いが漂ってくるというこの上無い幸せも
走波にとってはいつもの日常だった。
瑠璃花の親友の天月五十鈴からは、もうそれなら同棲すれば良いじゃないかと言われたりしている。
「アハハ、ごめんごめん。でも知ってて家に入るより、知らずに入った方が嬉しいじゃないか
家に帰ったら瑠璃花が待っててくれるなんて、最高のサプライズだよ」
「もう、またそんな事言って…。ごまかせると思ったら大間違いですからねっ」
プイッっと振り向いて、キッチンへと戻る瑠璃花だったが
微妙に声が弾み、頬に朱が差し込んだ事は走波にはバレバレだった。
小学生の時からの、もうじき十年になる付き合いは伊達では無い。
だから分かるのだが、今日の瑠璃花はいつもより微妙にテンションが高くないだろうか?
どこかそわそわしているというか、わくわくしているというか……うーむ。
「お風呂ためておきましたけど、先に入りますか?汚れ物はカゴの中に入れておいて下さいね」
まぁ聞いてもはぐらかされるだろうから別にいいか、と考えて
走波はキッチンの様子をチラリと見る。
「あぁ、じゃあ先に風呂にするよ。見たトコ、俺が出る頃には完成するみたいだしな」
「そうですね。新しいレシピだから少し時間がかかっちゃいました」
手伝える事があればと思ったが、今の所自分に出来る事は無さそうだと判断して
お言葉に甘えることにした。
そうえば今の会話は、伝説の「ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?」に近いものがあるな。
以前それの素晴らしさについて、家で酒を飲みながら瑠璃花の先輩と語り合った事があるが
瑠璃花はやってくれないだろうなぁと軽く残念がる。
「じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ。………覗くなよ?」
「なっ!?だ、誰が走波の裸なんか!」
部屋の構造上、キッチンの後ろに風呂があり、その前が脱衣場となっているが仕切りがある分けでは無いので
料理をしている瑠璃花の50センチ後ろで服を脱ぐ事になる。
そして全裸になって風呂に入る事になるのだが、これは何度やっても慣れない。
別に見られて困る仲では無いが、一方的に視線を浴びるというのは照れるよなぁと走波は苦笑する。
「お、今日は柚子か」
入浴剤の香りを楽しみながら、今日一日の疲れを溶かしていく。
そうえば昔はよく二人で銭湯へ行ってたな、と昔を懐かしみ
まぁ今は二人で風呂に入ってるんですがね!と今の幸せを噛み締めながら走波はゆっくりと風呂に浸かる。
「「ごちそうさまでした」」
二人同時に食事を終える。
走波が美味しかったよと礼を言い、瑠璃花が今日の献立についての解説を始める。
とは言っても栄養バランスに関しては、走波は完全に瑠璃花に任せっきりなので
相槌をうちながらも聞き流して、食器を流し台に置いていく。
そして洗い始めようかとスポンジを手に取った所で、瑠璃花がそれを止めた。
「あ、走波。今日はまだもう一品、デザートがあるんです」
「デザート?へえ、それは楽しみだ」
「じゃ、じゃあ冷蔵庫から出しますね」
何故か顔を赤くして、落ち着きの無い様子の瑠璃花。
その原因はそれか?といぶかしみながら、瑠璃花が手に取ったそれを見る。
「…さくらんぼ?」
「は、はい。今日鈴ちゃんと漣先輩と一緒に買い物に行っていて、そこで漣先輩が特売のコレを発見して
折角だから二人も買いなよと勧められたので…」
早口でまくしたてる様に瑠璃花はそう言った。
さくらんぼは旬のものかは分からないが、瑞々しくプルプルしていてとても美味しそうだ。
下手に加工するよりそのまま食べた方が美味しいというのは分かる。
しかし…
「…量多くないか?」
ワリと大きめの皿なのに、さくらんぼは溢れんばかりに乗っていた。
まぁフルーツだから食べられない事は無いが、それにしても多過ぎな気はする。
「……これでも大分減らしたんですけど(ボソッ)」
「ん、何か言った?」
「い、いえ。特売だったのでちょっと買い過ぎてしまっただけです。日持ちするものでも無いですし」
「ふーん。瑠璃花がそんなミスするなんて珍しいな」
食卓に置かれた皿から、さくらんぼを一房手に取ってプチッと茎をちぎる。
そして口の中に放り込んだ。
うん、甘酸っぱくて美味しい。よく冷えてるのも好評価だ。
「お、美味しいですか?」
「うん普通に美味しいよ。さくらんぼの味がする」
「あ、当たり前じゃないですか…」
アハハ、と二人で笑い合うのだが、瑠璃花の笑みがどうもぎこちない。
一体どうしたのだろう。
何かドッキリでも仕込んであるのか?と疑っていた走波だったが、それも無かった。
となると、何かメッセージでも込められているのか?
さくらんぼ……赤い果実……チェリー………。
チェリーと言えば………ま、まさか……?
走波の発想がもの凄い飛躍を見せていると、もじもじしてた瑠璃花が意を決した様に話始めた。
「そ、そうえば走波。スポーツ選手は歯が命って言いますよね?」
「へ?あ、あぁうん。」
「あれはですね、人間が力を出す時には歯を食い縛る必要がありますから
その時に耐えられる様な強い歯を維持する事が大事って事なんです。同時に、歯を食い縛る力が強い程、強い力を出す事が出来るんです」
「へ、へーそうなんだ」
流暢ではあるが、走波から目線を外して、まるでずっと考えていた台詞を読んでるかの様に棒読みで言う瑠璃花。
…瑠璃花は何が言いたいんだろう。
歯が大事って事は、今から歯磨きでもしようというのか?
何故か、それネタ被ってるという謎の声が聞こえるけど。
「それでですね。そのトレーニングの一環として、このさくらんぼの茎を舌で結ぶ練習をしてみませんか?
く、口の中の筋トレという訳です」
件のさくらんぼの茎をちぎりながら言う瑠璃花。
話をしながら、手は忙しなくその作業を続けてたので、瑠璃花の前の小皿には既に二桁の茎がちぎられていた。
何故か顔は目の前のさくらんぼの様に紅潮している。
…正直な所、いやそれで強くなるの舌じゃん等々、ツッコミ所満載な話だと走波は思ってはいたが
今の瑠璃花にそれを言ってもまともな反応は返って来ないだろうと、その話に乗る事にした。
瑠璃花がテンパってる原因は分からないが、何かさっきの話は、真意から凄い遠回りをしている様な気がするのだが
気のせいだろうか?
「じゃ、じゃあどうぞ走波。三…二…」
折角だから勝負にした方が真剣味が出るという事で、瑠璃花が秒読みを始める。
皿の上には三本の茎が乗っており、それを先に全て結び終えた方の勝ち。
スタートの声がかかるまで手は膝、口からこぼしたら一本目からやり直し、と無駄に本格的だった。
昔流行った早食い番組を思い出すな。
目の前の瑠璃花は、その番組で大食いクイーンとして名を馳せた女帝並みの気合を放っている。
確かに瑠璃花は昔から勝負は勝ちに拘るタイプだけど、たかがお遊びに何故こんなにガチなんだ?
と走波はいぶかしみを強める、というか軽く引く。
「一…スタート!!!」
ロケットスタート、と言った感じで瑠璃花が茎に向かい口の中に入れる。
やや遅れて走波も手に取る。
「もごもご」
あれ、思っていたより難しい。
走波が口の中で試行錯誤を繰り返している間に
「一つ目です!」 ペッ
瑠璃花が一つ目を結び終えて二つ目へ向かう。
ビギナーズラックやラッキーパンチを恐れて三本勝負にした瑠璃花だったが
それは杞憂に過ぎなかった様だと安心する。
走波は妙な所で運が強いというか、謎の力を発揮するタイプだから危険性はあったが
流石にこれは専門外だったのかと瑠璃花は内心でニヤける。
「二つ目!」 ペッ
そんな間に二つ目を結び終え残りはあと一つとなった。
走波はまだ一つも結んでいない。皿の上は空っぽだ。
それを視認し、瑠璃花の舌の動きがややゆっくりにな―――
「出来たぞ」 ペッ
そこで走波が手を上げて口から茎を出す。
問題無い、まだ一つめだと思い舌の動きに集中した所で…気付く。
『何故さっき見た走波の皿は空だったのか?』
「!?」
気づいて走波の前の皿をもう一度見る。
そこには三本の茎が一本になって結ばれていた。綺麗に真ん中で結び目が作られている。
「オレの勝ちかな?瑠璃花」
「さ、三本を同時に結んでいたなんて…」
手こずっていた訳だ、と瑠璃花は俯いて打ちひしがれる。
三本を口の中で揃えて結ぶなんて、難易度は一本ずつ結ぶのとは比べ物にならない。
それをこの男は………。
「な、何だよ?」
瑠璃花はじっと微妙に赤い目で走波を数秒程にらみつけ、そして堰を切った様に叫ぶ。
「走波のすけべ!!!!!」
「え、えぇ!?何で!?」
その後、「チェリーを卒業しようというサインかと思ったよ」等と走波が言い出し
瑠璃花がまたしてもさくらんぼの様に顔を赤くしたとか。
赤い果実を走波がいただいているのと同時刻、十波と書かれた表札のある家でも
二人の男女が結んでいた。
尤も、結んでいたの物の色は緑では無く赤だった様だが。
おまけ
「あれ、漣?お前舌から血がにじんでるじゃないか?」
「え?あ、あぁさっき噛んじゃった時に切ったみたいですね。アハハ、ドジっちゃいました。
まぁでも口の中のキズですし、すぐに治りますよ」
「でもそこだと何を食べても飲んでもしみるだろう。待ってろ良いものがある」
「口内炎の薬でも持ってるんですか?でもあれすぐに私舐めちゃってはがれ…
グイッ
「ひゃっ!?」
「そんな無粋なものじゃないさ。昔から言うだろ、唾付けておけば治るって」 ギラリ
「んむんんっ!!!」
「んむっ…フフッレンの唾と俺の唾が混ざり合って…ちゅぱっ…効果は倍増だよ」
「ひゃんっ!…十二波ひゃんっ傷口を吸わないでぇっ…あむっひ、貧血になっちゃっ………!!!」
「………位の事やって下さいよ!すけべな十二波さん!すけべなんですから!」
「ハイハイ、いいから舌見せて。ほらケナログ塗るから」
「む〜せめて舌を介して塗って下さいよ。唾もついて効果倍です!」
「流れちゃうから意味無いでしょ。それと効果倍にはきっとならない」
「も〜つれないですねぇすけべのくせに」
「………そうだな。レンが舌を使えない代わりに俺が存分に使う事にしてやるか」ギラッ
「へ?」
「舌と舌同士のキスなんて児戯に過ぎない事を教えてやるよ。まずは………眼球からだ!」
「ひゃあああああああああ!!!!!」
いちゃこらいちゃこら
終わりです。途中間が空いてスミマセン。連投規制で…。
こんなアホな話を読んでくれた方、ありがとうございましたw
タイトルは「sweet cherry another」でした。
>>521 GJ!瑠璃花がかわいかった!
非エロもいいですね!
では、自分(
>>506)も書いてみようと思います。
夏ということで、春川夏海さんで。
やっぱり夏といえば海ですよね。
さら「あは〜ん、漏れちゃうわ〜ん」
ブリブリブリブリ、ビチビチビチビチ、プスゥ〜
小波「くせえええええええええええええええええええええええええ!!!!?」
さら「見ちゃいやあ〜ん」
ブッブスッ、ブピピッ「、ブリュブリュリュ〜
まだまだ漏れ続けるさらの糞!!
「うにゅー!海だー!」
「わんわんっ!泳ぐわん!」
「おーいお前らー!あんまり遠くに行くなよー!」
「・・・どうしてこんなことに…」
暑さが厳しくなってきた7月の中旬。僕は今、同じチームの女の子3人と海にいる。
「小波、お前は泳がないのか?」
「あはは、もう少ししたら行きますよ…」
正直に言うと、一緒にいるのが恥ずかしいというか。
さて、まずはこうなった理由を話そうか。
あれは先週の練習が終わった時だった…
「海?」
「おう!みんなで行かないか?」
羽柴先輩がそんなことを突然言い出した。
まあ、最近暑くなってきてるし、息抜きにちょうどいいということで、みんなOKだったけど。
それで、海に行くことが決まったわけだ。
ところが前日になって、
「すまん!宿題終わらないと遊びに言っちゃダメだって言われたんだ!」
「その時間はアニメのスペシャルがやるでやんす!ごめんでやんす!」
・・・などなど、どんどん予定が狂って。
残った4人と親父(今は昼寝中)のみで行くことになってしまった。
もちろん歩きだよ?車なんか運転できないもの。
海の中にはもうすでに3人が入っていて、水のかけあいをしていた。行動速いなあ。
さて、そろそろ行こうかな。そう思って、僕は海の方へと歩き出した。
>>527 今僕が書いているの後で
こっちは勝ち組だぞ!
小波「うおおおおおおおおおおおお、たまんねーーーーーーーーーー!!!!!!!」
ぼたぼたとたれる糞、量が多すぎないか?
俺はよく飛ぶバッドをさらのアナルに突っ込んだ、外角低めだ!!
「あっ、小波君が来た!よーし、今度は小波君にかけてあげる!」
「よーし、いくわん!」
「えっ!?いやちょ、まっtごぼっ!」
ものすごい勢いで水をかけられた。い、息ができない…!
後ろを向いて息を吸う。すーはーすーはー。
「よくもやったなー!よーし、今度はこっちの番だ!」
かけ返す。僕の底力を見せてやる!毎日温泉に入っている僕の力を!
ごめん、関係なかったね。思いっきりかけられちゃったよ。
遊び疲れた僕は、一度海から出た。本当は命の危険を感じたからだけど。
あのままかけられてたら僕は今頃フライアウェイしてたかもしれない。
「おい、小波。ちょっと…」
「はい?どうしたんですか先輩。」
夏海さんが呼んでる。なんだろ?
「夏海さんでいいよ。ここにはあいつら以外いないし、聞かれる心配もないからな。」
「わかりました、夏海さん。それで、なにか用があったんじゃないですか?」
「ああ。実はな、そこでいい穴場を見つけたんだ。」
「え?二人には言わないんですか?」
「ゆっくり過ごせないだろ?」
「ああ、なるほど…」
まあ、確かにあの二人がいたら騒がしくなるよな…
「そうですね。じゃあ、行きましょうか。」
「ああ。」
先に歩いていく夏海さんを追っていくと、割と広いところに出た。
洞窟の中のようなところだけど明かりは岩の割れ目から差し込んでいて、
例えるなら懐中電灯で上を照らした時くらいという感じ。
大きさは小学生二人だと広いけれど、4人は苦しいかも。
入り口は大人には入ってくるのは難しいんじゃないだろうか。
「そこから海に入ることもできるんだ。いいところだろ?」
「いいですね。涼しいから入らなくてもいいかもしれませんが…」
ここでのんびり過ごそうと決めて、地面に寝転がった。
リアルタイムで投下とかマジやめろ
周りの迷惑も考えられないのかよ!!
>まっtごぼっ
まずこれが寒い
こんなんで俺のさらウンを邪魔しようなんて
「なあ、小波。」
同じく横に寝転んだ夏海さんが、声をかけてくる。
「なんですか?あ、もしかして邪魔でした?」
「いや、そうじゃないんだが…」
邪魔じゃないのか、よかった。
「あのさ、お前って…スク水派?ビキニ派?」
「ぶっ!?」
と、突然何を言っているんだこの人は!
「うーん、お前の顔を見るとビキニ派だと思うんだけどなあ…」
「な、夏海さん、人がいないからってそういうのはちょっと…」
ただでさえ二人っきりなんだから。意識しちゃうじゃないか、もう。
「ん?もしかしてスク水の方がいいのか?」
「だ、だからそういう意味じゃなくtむぐ」
「静かにしろって、誰かに見つかるとゆっくりできないだろ?」
「は、はい…」
静かにできないようなことを言ったのはどこの誰だってことなんだけど…
「で?結局どっちなんだ?」
「う…」
言わないと終わらなそうだし、夏海さんなら言いふらしはしないだろうし、
もう、言うしかないか…
「す…スク水派です…」
「へえ。そうなのか…」
うう。引かれるかな…
「ちょっと待ってろ。こっち見るなよ!」
「へっ?」
突然水着を脱ぎだす夏海さん。
そして数秒後、再びそちらを見ると、いつの間にかスクール水着(紺)に着替えていた。
早くない?数秒しかたってないよね?なにこれすごい。
「ふふっ、どうだ?小波。」
「す、すごく似合ってます…」
やばい。僕の体は正直みたいだ。
どんどん股間のモノが固くなっているのが自分でもよくわかる。
「な、夏海さん…これ以上は我慢が…」
「…そのつもりだったしな(ボソッ」
「え?」
「いやなんでも。それより、こんなんじゃみんなのところに帰れないだろ?
俺が癒してやるよ。」
「…夏海さん、もしかして最初からそのつもりだったんじゃ…」
「何のことだ?さっぱりわからないな。」
思いっきり棒読みじゃないですか。
「ほら、いいから脱げって!」
「ちょっ!こんなところでですか!?」
「誰も来ないだろうし大丈夫だろ?」
そんなことを言ってる間に、僕の海パンがおろされてモノが丸見えになってしまう。
「…いつみてもすごいな…」
「そ、そんなに見ないでください…恥ずかしいですよ…」
「何言ってんだ、もう何度も見られてるだろ?」
慣れないんだよなあ、こういうの。
というか、慣れられるはずないでしょうよ…
「さて、それじゃ始めるぞ。」
そういうが早いか、夏海さんが僕のモノをしごき始めた。
ときにはゆっくりと、時には激しく、緩急をつけてしごいていく。
「う…くっ、はぁ、はぁっ…」
僕の息も次第にあがっていく。
「さて、そろそろ…あむっ」
そういって僕のモノを口に含む。
右手は僕のモノを、左手は袋の方をいじっている。
「れろっ…あむ、くちゅ…んっ、はむっ…」
いやらしい音を立てて、僕のモノをなめ続ける。
「なっ、夏海さん!僕、もう…っ!」
そういうと、夏海さんはさらにスピードを上げる。
これにはさすがに耐えられない…っ!
「うっ…くうっ!」
その瞬間、僕のモノが一瞬だけ膨らみ、爆発した。
「んんっ!ん…んぐっ、んぐっ…ふう…」
夏海さんの口からは白いものが少しだけ溢れ出し、地面まで零れ落ちた。
「…ずいぶんたくさん出したじゃないか。溜まってたのか?」
「…最近練習が激しくて、疲れで寝ちゃうことが多くて…」
「そうなのか…俺のとこへ来ればいつでもしてやるのに(ボソ」
「また何か言いました?」
「いや。それより、お前だけ気持ちよくなるのは不公平だな。
…俺も気持ちよくして、くっ、くれないか?」
恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして、所々噛みながら言ってくる。
もちろん、僕に断るという選択肢はなかった。
まず僕は夏海さんに抱きついて、水着の上から胸を揉み始める。
「んっ…はぅ…んんっ…」
しばらく布を通しての感触を味わったら、布を内側に寄せて胸を露出させる。
「ひゃあっ!」
夏海さんの驚いた声が聞こえる。だからって止めるわけでもないけど。
左の胸を舌でいじり、右の胸を右手で揉みしだく。
余った左手を秘所に持っていく。
「あっ!?ちょっ、そこは…っ!まだ、はや…っ!」
「いえ、もう十分に濡れてますよ。ほら、どんどんシミが…」
「うっ、うるさ…ひゃぁっ!」
くちゅ、くちゅっ、と、水音が響き始める。
水着をずらして、指を入れてみる。
「んあっ!」
指はすんなりと入っていった。そのまま中を刺激していく。
「んうっ!ひっ、ふぅ、はぁ、ああぁぁぁぁぁっ!」
我慢できなくなったのか、夏海さんは可愛い声をあげて、
そのまま力が抜けたようにぐったりと倒れこむ。
「夏海さん…」
「ん…どうした?」
「僕、もう我慢が…」
「ははっ…いいよ、分かった…」
そういうと夏海さんは僕の方に足を向けて、股を開く。
「ほら、来て…くれ。」
「は、はい…!」
僕は、一気にモノを突き入れた。
久しぶりの夏海さんの中は温かくて、全部を搾り取られそうなほどきつい。
これは、長くはもたなそうだ。
「くっ…!」
「ううっ…ほ、ほら、止まってるのは…辛いだろ…?
動いていいんだぞ…?」
「はいっ…!」
その言葉を聞いて、僕は動き始める。
ぐちゅっ、ぎちゅっ、ぐちゅっ。
大きな水音を響かせながら、だんだんと腰の動きを速める。
「んあっ!ひゃっ、ひぁっ!は、速すぎだって…!」
「動いていいって言ったのは、夏海さんじゃないですか…!」
「だ、だからって…!んぁぁ!こ、こんなに…!」
もう、ほとんど何も考えられなかった。
もっと気持ちよくなりたい。もっと早く動きたい。
頭に浮かぶのは、こんなことばかりだった。
「はぁっ、はぁっ!」
そんなことをしている間も、どんどん腰の動きは早まっていく。
「あぁぁぁっ!もっと、もっとぉっ!んぁぁぁっ!」
「は、はい…っ!」
もう、どちらも限界が近いようだった。
だんだん、僕のモノが膨らんでくる。
「な、夏海さん・・っ!僕、もう!」
「俺もっ…もう、限界…っ!」
ラストスパートで、僕は腰の動きをさらに速めた。
「も、もう…だめぇぇぇっ!んぁっ、ふぁぁぁぁぁっ!!」
先にイってしまったようで、夏海さんの中が急激に締まる。
「そっ、そんなに締めたら…っ!くっ、くぅぅぅっ!」
そして、遅れて僕も達した。
僕の精液を、夏海さんに流し込んでいく。
数秒して、ようやく射精は止まった。
「はぁ、はぁ、はぁっ…」
「ああ、はぁ…激しすぎ、だって…」
肩で息をする僕と、倒れこんでぶつぶつ言っている夏海さん。
外は、もうほとんど夕方。
「夏海さん、そろそろ戻らないとですね…」
「ああ、2人とも待ちくたびれてるだろうしな…」
そして、僕らはみだれた服を元通りにして外に出た。
何をしていたのか、2人は僕らがいた穴場の外で、息を切らして寝ていた。
その後、このことが原因で2人にからかわれることになるのだが、それはまた今度…。
…いったい、いつばれたんだ…
終わりです。
読みにくくてごめんなさい。
それと
>>534さん、励ましのレスありがとうございました。
最後に一言。海の家ではラーメンを食べよう。
では、ありがとうございました。
540 :
539:2011/07/23(土) 19:58:28.23 ID:t/w/mhW7
おとと、ちょっと補足です。
>>523で、「春川」ではなく「晴川」でした。
夏海さんファンの方々、もうしわけございません。
>>539 今日は夏海さんの誕生日らしいね
7月23日ってことで語呂あわせだと思うけど
GJです
>>539 GJ!お疲れさん
小学生なのに夏海さんエロイな
投下する時は書きまとめてから一気の方がいいぜ
瑠璃花の人も夏海の人もGJ!
>>541 非公式らしいけどね
545 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 22:27:49.01 ID:DWvaSH+t
さらウンの人も乙!
うおあっ
誕生日ネタとか今気づいたわ……不覚
力作ありがたく拝見させていただきました
GJ
夏海好きだけどSS少ないからすげえ嬉しい
7月23日は夏海の日って某書き手が言ってたなあ
pixivも夏海の絵の投稿多いし、ここでも投下があったし、昨日は夏海デーだなあ
>>539GJ
誰もいない 告白するなら今のうち…
実は自分、今日が夏海さんの日と知らずに投下したんだ…
許してくださいすいません
>>521 GJ!
無駄に熱い試合展開に笑ったw
非エロなのにエロいというこのシリーズ好きです。
これからもその道を追求してって下さい。
>>521 GJ!
瑠璃花とダッ主の関係がなんかいいなあ、ニヤニヤもんだ
是非五十鈴編も見てみたい
>>539 GJ!
夏海さんエロイよ夏海さん夏らしいSSで良いなあ
これからどんどん投下が来てほしいね
超GJじゃないですか!
OH……これすごく萌えるんですけど
554 :
プラゴミ:2011/07/25(月) 17:54:04.76 ID:OdumqF8W
久しぶりだねDT諸君!
まあこの世界の神たる僕の崇高なる作品達で
心行くまでめいいっぱい抜きたまえ(笑)
夏はやっぱり海の作品だな、見てて涼しくなる
さあ次は夏菜か准の作品を待つばかりだな
556 :
プラゴミ:2011/07/25(月) 19:25:15.58 ID:1lDG2v8s
そういえば海ネタの話は多いけど
夏祭りネタの話ってあまり書かれてない気がするなあ
>>557 夏祭りからどうやってそういうシーンに持っていくかが難しくて…
>>559 13主ならすげえありそうだなw
甲子園終わるのってたぶん8月20日くらいだから
甲子園から帰った後に夏祭りに行くとかありそう
夏祭りって7月じゃないの?
場所にもよるんじゃない?
家の田舎なんかは8月にあったりしたし
563 :
風見:2011/07/25(月) 21:19:22.11 ID:GqB0gGAz
俺の公開オナニーSS見るかい?抜けるぜ!?
>>560 ならば相手は冴花かね。
真琴も捨てがたいが。
565 :
夏:夏の海空:2011/07/25(月) 23:43:51.96 ID:xIW1II4L
覚えていてくださっている方がいるかわかりませんが、夏、投下させていただきます。
566 :
夏:夏の海空:2011/07/25(月) 23:46:57.61 ID:xIW1II4L
sage忘れ申し訳ありません…
――夏は夜。月のころはさらなり――
窓辺から、闇夜を照らす街灯を見つめ、何の一節だったか、と首を捻る。
きっとこの詩の生まれ故郷の遠い昔の夜は、静寂に包まれた趣深いものだったのだろう。
だが、今は違う。元々は星月の独壇場だったはずの闇を、我が物顔で闊歩するネオンサイン。ギラつくカーライトに支配される都会の町並み。
わずかとなった、光の届かない淵では、文字通りの怪物達が闘いを繰り広げている。それほどまでに、今日の『夜』は狂乱で凶悪だった。
最早、『夜』は夏の代名詞の座には相応しくないのかもしれない。かといって、じゃあ代わりにひとつあげろと言われても困るのだが。
「あの」
「……ん?どうした?」
暗色にまみれた俺の思考とは対照的な、明るく、甘く、かわいらしく、そして幼い声に振り返る。
風呂上がりの小さな体が、首をかしげて俺を見つめていた。
567 :
夏:夏の海空:2011/07/25(月) 23:49:37.42 ID:xIW1II4L
「どうしたんですか?そんなに外ばっかり見つめて」
「ああ、ちょっと昔のこと思い出してた」
「また、ですか」
ため息混じりの口調に苦笑する。俺だって一昔前の主戦場は闇の側だった。
サイボーグやアンドロイドと言った、ヒトあらざるモノ達相手に立ち回る日々。
それなりに充実していたし、仕事に疑問を持ったこともなかった。そうとも、確かに『なかった』んだ。
数年前の、あの任務までは――
こうして、俺はよく過去を振り返る。我ながら年寄りじみているとは思うが、それは何もよっぽどの未練があるとかそんな訳じゃない。
ただ、闇に融けるエージェントから光の渦中のプロ野球選手へと。あまりにも変わってしまった自分が、時たまかつての俺を……、
この子の言うところの、『仮面を被っていた』頃の自分を思い起こさせる。それだけだ。だから、今の生活を手離そうなんて気はさらさらない。
今の俺には、野球の無い暮らしなんて想像できない。
568 :
夏:夏の海空:2011/07/25(月) 23:51:56.74 ID:xIW1II4L
それと、もう一つ。
「もう。せっかく久しぶりの二人きりなのに。あのですね、後ろを見返すのはいいですけど、前もしっかり見つめてくださいよ。
今この時に、目の前に居るわたしを」
この子だ。子どもっぽさたっぷりにぷっくり頬を膨らまして、俺を睨み付けているこの子の存在。
依存しきっていた。拠り所だった。野球と同じか、それ以上に。
「あはは、ごめんごめん。子どもみたいに拗ねるなよ」
「あーっ、またバカにして!別に拗ねてなんか無いです!」
うそつけ。
そっぽを向いて口を尖らせちゃって、どこからどう見てもいじけた子どもそのものじゃないか。
「悪かったよ」
溢れる笑いを噛み殺しながら、明後日の方向を向いてしまったこの子の肩を、後ろから優しく抱きかかえる。
心地よいシャンプーの風と共に薫る、この子自身の、柔らかくちょっと甘ったるいミルクみたいな香り。
「あぅ……」
俺のお気に入りの、この子の魅力を一番堪能できるポジション。
向こうも満更でもないのか、気持ち良さそうに俺に体を預けてくれる。
癒しの一時だった。どちらかと言うと、恋人同士と言うより父と娘のような雰囲気だが。
「……なんだか、またバカにしてません?子どもみたいだって」
「へっ?いや、そんなこと無いぞ」
569 :
夏:夏の海空:2011/07/25(月) 23:55:14.94 ID:xIW1II4L
ズバンと図星を撃ち抜かれた。こう見えても(これまた失礼かもしれないが)この子は、時たま妙な鋭さを発揮する。
いつぞやは、白瀬の業務連絡を聞き咎められて、咄嗟に友人の妹だと言って取り繕ったこともあった。
……白瀬、か。
一応、俺と白瀬の関係は途絶えてはいない。
情報処理が専門の彼女は、オオガミの動向を逐一知らせてくれる。頼れる『友人』だ。
だから、たまには飯を一緒に食ったりする。
何だかんだで付き合いも長く、気心知れた仲だ。俺としても、できるだけこの関係は維持したい。
とはいえ、未だに会う度第一声が、『そろそろ別れた?』なのには辟易するが。
「あぁもう、またぼーっとして。なんですか、わたしがそんなに魅力ゼロですか。どうでもいいんですかぁ!」
ああ、折角直した機嫌をまた損ねてしまった。
「そんなこと無いって。どうでもいいわけ無いじゃないか」
「むぅぅ」
「そんなに怒るなよ。ん、じゃあさ、今度は二人で考えようか」
「何をですか?」
「休みの予定。もうすぐオールスターだろ」
「あ、今年も出られるんですか!?あれ、でも……」
「うん、今年の成績じゃ無理かな」
「う、やっぱりそうなんですか。残念です」
570 :
夏:夏の海空:2011/07/25(月) 23:58:19.68 ID:xIW1II4L
「でもその代わりにさ、もう前半戦最後の登板終わったし、しばらくオフが続くんだよ。たまにはどこかにお出掛けしようか」
「あは、良いですねソレ。そうだなぁ、何がいいですかねぇ……」
遠足前の小学生のように、興奮に体を震わすこの子が何とも微笑ましい。
しかし、あのオールスターからもう一年、なのか。
――去年。22勝2敗と圧倒的な数字を残した年。
前半戦だけで12勝を挙げていた俺は、名だたる投手たちと肩を並べ、オールスターに出場を果たした。
大歓声の中、マウンドに立った俺に、この子の声が聞こえた気がした。
あの熱狂的なスタジアムで、4万分の1を聞き分けられるはずがないのだが、その声に導かれるように首を向けると……。
いた、のだ。小さな体を精一杯乗り出して、俺を応援してくれていたこの子が。
感激のあまり無双状態に入った俺は、3回を投げて奪三振7と圧巻の投球で、MVPを手にした。
祝福の壇上でインタビューされた俺は、嬉々として言い放った覚えがある。
「応援してくださった野球ファンの皆さんと、そして何より大切な人のおかげです。」と。
そうして、高揚を湛えたままベンチに帰った俺は、当然のように『彼女教えやがれ』
と同じチームの面々に詰め寄られたわけで。
571 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:00:59.58 ID:xIW1II4L
しぶしぶだが写真を見せてしまったことを、自分の軽率さを、すぐに後悔した。俺だって、初対面の時は中学生くらいだと勘違いしたんだ。
よく考えれば、周りの反応も予想するにやすかった筈なのに。……次第に、写真を取り囲む仲間たちの、不穏な空気を肌で感じた。
背中をつうと汗水が伝う。エージェント時代の危機察知能力は告げていた。
ヤバい、早く逃げろ。
しかし、時すでに遅し。いや、写真を渡した時点で結末は不可避だったのだろう。
結局俺は、何度この子は成人だと説明しても全く聞き入れてもらえず、犯罪者だのロリコンだの好き勝手レッテルを貼られ、
非難半分、妬み半分の拳に轟沈した。その時たった一人だけ、俺の味方をしてくれたクローザーの先輩が居たのだが、
その人も今年から違うリーグに移籍してしまった。
今期は新天地で、どうも思うような投球が出来ていないみたいだが――
「……ですからね、やっぱり夏は花火だと思うんですよ。打ち上げ花火の豪快さも、線香花火の儚さも、どちらもいとをかし、なんですよ」
「へっ?あ、ああ。確かに花火は良いな」
「……次はないですよ」
じと目が痛い。仏の顔も三度まで。しかし、花火か。確かに悪くはないが。
572 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:04:43.95 ID:opL9SV1A
――夏は花火。月の頃はさらなり――
語呂が悪い。何かこう、もっとしっくり来るような二文字のものはないか。ぐるりと首を回し、部屋を見回すと、テレビに繋いだままのゲーム機が目に入った。
こないだチームメイトと遊んだカートリッジが刺さったまんまだ。
何故だかウチのチームで流行しているそのゲームは、相手を爆弾で焼き尽くすという物騒なものだが、
その燃えまくる姿はウチの中継ぎを微妙に揶揄しているかのようで……。
その時、ぱあん、と頭の中で、爆弾が弾けた。
まるでゲームみたいに、弾けとんだ障害物の外郭から、一つのアイテムが浮かび上がってくる。
それは、蒼く、冷涼な、まさに夏にうってつけの……
「海だ。」
「ふぇ?」
――夏は海。月の頃はさらなり――
語呂もぴったり、良いじゃないか。
「海だよ。海に行こう。夏は海だ。」
「……どうしても、ですか?」
「うん。どうしても。」
573 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:06:51.30 ID:opL9SV1A
語呂もぴったり、良いじゃないか。
「海だよ。海に行こう。夏は海だ。」
「……どうしても、ですか?」
「うん。どうしても。」
まったく、何で思い付かなかったのか。夏と言えば海、当然じゃないか。
「やーです……。それだけは勘弁してくださぁい。」
「何でだよ。暑い夏には冷たい海、最高じゃないか。」
「わたし、カナヅチなんですよ……。」
初耳だ。成る程、そりゃ渋るのも無理はない。床にぺったり座り込み、ぶぅぶぅ不満を溢す姿は何とも父性を刺激するもので、
いつもの俺なら光の早さで前言撤回してあげるのだが、今回ばかりはそうはいかない。
「浮き輪があるよ。浮き輪」
「いやです。みっともないじゃないですか」
「そんなこと言わずに」
「いくら頼まれても、ダメなものはダメなんです」
「お願いだ」
「無理です」
「頼むから」
「イヤったらイヤです」
「うっわー」
「……」
食い下がる俺に、撥ね付ける相手。押し問答。元々頑固なこの子だ。真っ向からぶつかってもまず折れないだろう。
「とにかく!海なんてダメです。絶対ダメなんです。さあ、この話は終わりにしましょう!」
駄目だ、埒が明かん。そもそも大人と子どもが口で張り合って勝てるわけがなかったんだ。
グーにはパー、対左には左、子ども相手には……
574 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:09:01.97 ID:opL9SV1A
「かき氷だ」
「!」
「海の家でかき氷を買ってあげよう。どうだ?」
「そ、そんなのに釣られるわけないじゃないですか、子供じゃあるまいし」
「そうかぁ。じゃあ焼きそばも付けたげようと思ったけど、いらないか」
「!!!」
たらした餌は、思いの外効果的だったようだ。
目はぐるぐる、あー、とかうー、とか声にならない音を発して悩んでいて、正直、見てるだけで充分面白い。
後は、しばし待つだけ。この子の天秤が傾くのを。
「……し」
し?
「仕方ありませんね!今回だけ付き合ってあげますよ!」
「おお、ありがとう」
釣れた。さぞかし今の俺は、ひねこびた笑いを浮かべているだろう。
「あー!なんですかその顔は!?べ、別に食べ物の魅力に負けて釣られた訳じゃないんですからね!」
「はいはい」
「本当ですよ!わたしは大人のカンヨウリョクで」
「はいはい」
「だから本当なんですってば!その見透かしたような返事をやめてください!」
「はいはい」
「ぐむむ!わかりましたよ、もういいです、そんなこと言うんでしたら……!?」
チュッ。
小さな唇に、そっと寄せる。
危なかった。少しからかいすぎた。
また拗ねられたら面倒だ。
そのまま、動きの止まったこの子を抱えあげて、ベッドにダイブ。
575 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:11:14.22 ID:opL9SV1A
「ぁ……?」
突然のことに、目を白黒させているこの子に、優しく告げる。
「そんなにカッカするなよ。わかってるよ、俺は。君のことなら、ちゃあんと理解してる。だから、今日はもう寝ようか」
ぱちん。小気味良い音がして、部屋も夜になった。薄い布団に潜り込む。俺とこの子の、二人だけの根城。
どちらともなく向かい合い、交わす二度目の口づけ。
「んん……、ほんとーに、わかってるんですかぁ?わたしの、こと」
「ああ、あたりまえじゃないか」
「じゃ、じゃあ.今からわたしが望むことも、とーぜん、わかってますよね?」
「勿論だ」
会話もそこそこに、柔らかい唇を狙った、三度目の正直の獰猛なキス。狂おしいようにお互いを貪り合う、情熱の儀式。
そうして、理性を捨てた美少女と野獣は、宵の闇に沈んでいった。
576 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:13:52.74 ID:opL9SV1A
青い空。
燦々と輝く太陽。
寄せては返し、流麗な曲を奏でるさざ波。
例のゲームの導き、と言うわけじゃあないが、間違いなくここは海だった。
しかもただの海水浴場じゃない。平日と言えども、夏のかきいれ時に人っこ一人いない、穴場中の穴場だ。
ざざぁ、と海水が足にかかる。透き通るような冷たさが、何とも心地よい。
――久しぶりの休暇だ。久しぶりに、心から楽しめる日が訪れた。思えば、今シーズン前半は苦難の連続だった。
2勝11敗。およそエースらしからぬ惨憺たる成績で迎えた折り返し。
しかし、俺は声を大にして叫びたい。どうして勝てないのか、と。
決して調子が悪いわけではなかった。ここまで完投五、うち完封三。防御率だって2.18と十分責任は果たしている。
なのに。打線の援護が壊滅的で九回二失点で負け、八回一失点で負け、七回無失点でマウンドを降りれば、決まって中継ぎに勝ちを消される。
八回投げきって九十球、エラーのみの自責0で負けなんてのもあったし、
八回までゼロで抑えて、自分でタイムリーを放ち、五点差で後を託してあっさり逆転された時は目を疑った。
577 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:16:38.45 ID:opL9SV1A
「完封したら勝てる」んじゃあない。「完封したら負けない」だけだった。
増えるはずの白星は露と消え、増えないはずの黒星が着々と実をつけていく。
いつかは勝てる。そう思い続けて投げ続けていたが、いつの間にか前半戦が終わってしまった。
勿論、今日の主たる目的はデートだ。久しぶりの遠出を楽しむのが本懐だ。
ただ、気分転換の意味もあった。解放感に浸り、暗黒そのものだった前半戦を忘れ去って、心機一転、後半戦を迎えるために。
(まさかこのまま三勝で終わるってことは……、ないだろ、流石に。)
明るい日光のもと、少し思考が楽観的になった矢先、背中に悪寒が走った。
そういえば、居た。去年、投げれども投げれども勝てず、圧倒的な無援護を誇り、結局三勝十二敗で一年を終えた悲運のルーキーが。
(確か名前が、カミモリ?いや違う。えっと、なんだったか)
578 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:19:33.93 ID:opL9SV1A
「……カロカロ?」
「カロカロって何ですかぁ……?」
思わずこぼれた呟きが、消え入りそうな声に拾われた。か細く、悲痛とさえ思えるその声色。
「いや、なんでもないよ。それより……!?」
何かあったのかと心配して、ふと振り向いて、そして。
――感嘆。
言葉にならない溜め息が、微かに口から漏れた。白を基調に、オレンジ色の水玉やら何やらをあしらった水着。
露出は控えめ、明らかに子供用ぽかったが、その明るい色調も相まってかえってこの子に異常な程マッチしている。
もじもじ恥じらい、しゃがみこんでしまったその姿も、狙ってやってるんじゃないかと勘ぐってしまう程、魅力的で……魅力的?
(いや、違うな)
魅力的。
その形容は、間違ってはいない、が正解でもなかった。
無論、元が美少女なこの子だ。水着姿が様になっていない、と言うわけではないが……。
それでもやはり、表現としては適切ではなかった。
今俺の中に渦巻く熱情は、熟した女性に抱くそれとは似て非なる全くの別物だ。
じゃあ、一体何なのか。この得体の知れない、情欲を焦がし、身震いさせる刺激は何物なのか。
数秒考えて、答えが見つかった。
579 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:21:56.16 ID:opL9SV1A
(ああ、なるほど。……背徳感、か)
百五十に満たない身長。あどけない顔つき。太陽に向かってぴょこんぴょこん跳ねた、鳥の羽毛みたいなオレンジ色の髪の毛。ごくごく緩やかな曲線に形どられた、変化に乏しい腰のライン
。ちょこんとアクセントを加える、かわいらしいおへそ。
そして、何より。
布越しに自己主張するには些か足りない、それ。
この大海原のように、のっぺり平坦な、それ。
良く言えば可愛らしい、悪く言うと貧しい、それ。
だが、薄氷の未発達なそれこそが、この子の特徴を見事に統括していて。結局、この子の魔力は幼さに凝縮されていた。
その『幼艶さ』こそが、俺に、ある種の禁忌的な劣情を感じさせていたのだった。
580 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:24:53.89 ID:opL9SV1A
そ、そんなに凝視しないでくださいよぉ……。」
俯き、しゃがみこんでしまったこの子が、弱々しく呟く。
「ごめんごめん。でもさ、そんなにこそこそして。何がそんなに気になるんだ?」
首だけがもち上がった。突き抜けるような青空とはあまりに不釣り合いな、よどんだ顔色。
未だ熱冷めやらぬ俺とは対照的な、死んだ魚の目が、生気の欠片もない声で答えた。
「……全てが。今この海にいる全てがわたしを嘲ってる気がするんです。思えば、昔からそうでした。小学校、中学校、高校……。
年を追うごとにわたしの仲間は減っていき、残ったのは劣等感だけ。
言われなくてもわかってるのに。わたしがすこーしだけ魅力に乏しいことぐらい。わたしの体はすこーしだけ足りないことぐらい……」
「そんなことないって」
「そうなんです!」
「大丈夫だから。さ、立って。」
縮んだこの子に、手を差しのべる。しぶしぶ繋がれた手をゆっくり引き上げると、驚くほど軽く持ち上がった。
「う……」
581 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:26:55.54 ID:opL9SV1A
よっぽど気になるのか、泣きべそをかいてしまっている。苦笑しながら、繋いだ手をぐっと引き寄せると、そのまま、ぴと、とくっつかれて。胸板に顔を埋められて、ああ、改めて感じる。
乳白の肌のなめらかさは、これ程心地よいものか。
消えてしまいそうな矮小さが、何といとおしいのか。
この密着を許してしまう、あまりに憐れな双実よ。
何てことはない。この子は、足りないことにより完成されていた。
「な、もっと堂々としてたらいいんだよ。」
「……。」
「大丈夫。俺が保証する。美空ちゃんは綺麗だよ。」
ミソラ。それが、この子の名前だ。
ミソラ。声に出すと、より鮮明になる。
あどけない、仮に分類するとしたら「可愛い」類いの名前。
かといって可愛さ一辺倒と言うわけではなく、例えば半月の夜のような、
どこかセンチメンタルな情感の入り込む余地のある名前。
いい名前だと思う。似合っているとも思う。
もっとも、名前が合うかどうかなんて、賭けみたいなものだが、その点においてはこの子は勝利していた。
582 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:29:23.25 ID:opL9SV1A
「……綺麗、ですか。かわいい、じゃなくて」
二つの丸い目が俺を見上げる。期待と、若干の疑惑が合い混じった色を宿して。その目を見据えて、俺は優しい口調で言う。
「そーだ。水着もよく似合ってるし、俺の方が気後れしちゃいそうなくらい、綺麗、だ。」
よほど照れ臭かったのか、固く結ばれた顔が、だんだん赤くなっていく。やがて、一面が朱に染まると、徐々に赤みは引いていった。
そうやって、赤くなって、もどる。
温度計のような流れを三度繰り返し、そろそろ俺がデジカメを持ってこなかったことを後悔し始めたころ、化学反応はようやく止まり、
そして。
「そうですかぁ……、キレイ、ですかぁ……、えへへぇ……」
くしゃっと、綻んだ。破願一笑、心底嬉しそうな表情だった。
「そうだよ。だから、ほら。背筋を伸ばして。」
「えぇと……、こ、こうですかぁ?」
腰に手を当てて、海上にすっくと屹立する姿は、なんとも勇ましい。
見事になだらかな胸丘には、何となくビー玉でも転がしてみたくなる。
きっと一点の引っ掛かりもなく、海へと真っ逆さまに落ちていくだろう。
しかし、褒められてよっぽど感動したのか、端からでも自信に満ち溢れているのがよーくわかる。
その佇まいに満足した俺は、密かに罠を張り、
「どうです?わたし、もっとキレイですか?」
583 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:33:03.28 ID:opL9SV1A
「ああ。堂々としてて、胸を張ってて、最高だ。……まぁ、もっとも」
一旦言葉を切って、
「張る胸は無いけどな。」
一気に突き落とした。
さっきの体勢で固まってしまい、そのまま後ろにひっくり返ってしまいそうなオブジェを見つめると、ふつふつと笑いが沸いてくる。
この子をいじるのは、堪らなく楽しい。
――ざわあ、ざわぁ。
妙に場にそぐう波の声を、二度、三度と聞いた元・オブジェは、ようやく息を吹きかえした。ゆらり、ふらつきながら立ち上がり、
その全身から暗黒のオーラを立ち昇らせて……、
「むがぁ!!」
半分泣きながら、一直線に突進してきた。
が、黙って受け止める体勢に入っていた俺にとって、そしてこの子にとっての誤算が三つ。
一つは、砂浜というのは意外なほど足をとられやすいこと。
一つは、偶然にも波が向かってきていたこと。波打ち際とはいえ、水の抵抗力はなかなかバカにならない。
そして、もう一つは、ちょっとやりすぎたこと。
思ったより傷ついたのか、激情に任せてこの子が突っ込んだ方向に、俺は居なかった。誰もいない、虚空へ向かって走り、途中で足をもつれさせて。
「あ」
べしゃ。
見事に、転んだ。顔から、いった。砂に、埋もれた。
慌てて抱き起こすも、漫画のひとコマのような、余りにシュールな光景にしばし言葉を失う。
584 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:35:14.39 ID:opL9SV1A
えっと……俺のせい、なんだよな、これ。
「あー、美空ちゃん?」
「……」
「その、なんだ、ごめん。」
「むが」
「ちょっと調子に乗りすぎたよ」
「むがむが」
「でも、まさかそんな見事に転ぶとは……」
「むががぁ!むががむがぁ!」「ああごめんごめん!そうです全部俺のせいでございます」
「む」
「ちょっと度が過ぎました。この通り謝ります。ごめんなさい」
「むぅ」
「だからさ、そろそろ機嫌直して、普通にしゃべってほしいなぁ……」
――ざぶん、ざああ、ざああ。消え入りそうな呟きも、波に呑み込まれる。
やっぱりだ。無機質なふりをした、意地悪な波の歌声は、対岸の火事だと言わんばかりにこの非常に居心地の悪い空気を煽ってくる。
……さすがに息苦しくなってきた。
「な、美空ちゃん」
「……追加で」
「ん」
「かき氷、焼きそば、それにフランクフルトを追加で許してあげます。わたしは大人ですから。寛大ですから」
思わずコケそうになる。結局、それでいいのか。
でもそれは、叶わぬ夢なんだよ。
585 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:37:21.11 ID:opL9SV1A
とはとても言えず、代わりに、口を真一文字に結び、ふんぞり返ったこの子を、黙って抱き締めた。
「あ、あの?わかったんならまず返事をしてくださいよ!」
「……」
「そ、それに、ちょっと苦しいです。強すぎます。潰れちゃいます。もっとちっちゃくなっちゃいますよぉ……」
大丈夫。その点は心配する必要ないから。
喉まで出かかったツッコミを、何とか堪える。これ以上意地悪するときっとこの子は拗ねてしまう。
それに、一つ、とても重大かつ残酷な現実を、俺は伝えねばならない。
「あのな美空ちゃん。心して聞いてほしい。」
若干手を緩め、目を見て口を開く。
ただならぬ雰囲気に、自然と静まりかえる空気。
「この海は、穴場だ。今日だって、いくら平日とは言え海水浴シーズン真っ只中なのに、俺達の貸し切りだ。」
「はい」
「もとより、穴場である必要があったんだ。俺は美空ちゃんの水着姿を、どこの馬の骨かも知れんやつらに見せるつもりはなかった。……君は、俺だけの天使だ」
「……はぃ」
ぽっと頬を赤く染めて、微かに頷く。
586 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 00:40:25.44 ID:opL9SV1A
俺も一つ頷いて、続ける。
「人の出入りが少ない分、砂浜も綺麗だし、気兼ねなく遊べる。なかなか素晴らしいと思ったんだ。ただ、人気がないってことは、つまりだな……」
「つまり……?」
「非常に言いにくいんだが、ここに海の家は、ない。」
ぷちん、ぷちん、ぷちん。
かき氷、焼きそば、フランクフルト。この子を操っていた三つの糸が、呆気なく切れた。
「あ」
ばしゃん。
ささえを失った操り人形は、当然のように、海中に没する。
海が、本日何度目かのちゃちゃを入れていた。
すいません、あと半分強ありますが、予想外に長かったので一旦切らせていただきます。
長い割にgdgdです。
あと、准や夏菜を期待していた方、申し訳ありません。
夏は一番好きなキャラで行かせていただきました。
リアルタイムGJ!
美空はあんまなかったから嬉しいな
続きも期待してる
これはねぇ
もう思わずGJしちゃうねぇ
>>586 おお、GJ
8主と美空の関係がいいね、手玉にとってる感じとかほんわかしててよかった
別に自分の書きたいキャラで書けばいいと思うよ、続きも楽しみにしてます
あと前半部分のネタが凄く濃かったねw
西武流行のボンバーマンや俺達とかコバロリとか武田勝とか加賀とか野球好きにはたまらん
>>586 乙乙。
8主がドSの上にロリコンだww
しかし美空っていいもんだな。
乙
いやあ・・・俺達にロリ様、マケルクーンにカロって本筋以外のネタで笑ってしまってそっちに意識持ってかれるんだがwww
投下ラッシュは突然に
さらのアナルオナニーを見た小波が発情するという展開でSS書いてもいいでしょうか?
これは傑作になるぞおおおおおおおおおおおお!!
594 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:18:13.47 ID:opL9SV1A
では、続きを投下させていただきます。
595 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:21:28.87 ID:opL9SV1A
天然のゴンドラに揺られ、この子はけらけら笑う。
つい十分ほど前まで足がつかなくて怖いだの、波に浚われそうだの言って、俺を引っ付かんで放さなかったのが嘘のようだ。
「あー、コホン、あー、うーみーはーひろいーなーおおきーいーなぁ―」
よっぽどご機嫌なのか、懐かしい歌まで聞こえてきた。
……上手い。きっちりと音程を捉えている。それに加えて、この子特有のシャボン玉のようにふわふわした声質は、
満ちゆく癒しの粒子となって俺の体に染み渡っていく。天上の響きだった。ともすれば眠ってしまいそうだった。
「つーきーはのぼるーしー」
永眠してしまう前に、満面の笑みで歌うこの子に、遠い目を向ける。
……あの後、硬直してしまったこの子を立て直すのに相当苦労したものだ。
盆と正月とそれからクリスマスを一片に取り上げられ、完全にグロッキー、何を言っても青菜に塩の鬱状態に陥ったこの子を救ったのは、
やはりと言うか、知ってたと言うべきか。
596 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:24:03.60 ID:opL9SV1A
『帰りに。帰りにこないだのお店のスペシャルパフェを買ってください。それまで我慢しますから』
とかく、女の子と言うのは甘いものに弱いらしい。
(ちなみに、パフェと言うのは女のロマンであり、決して子供っぽくなどはない、とのことだ)
「ひはしーずーむー……もう、また!」
何はともあれ、かくして息を吹き返したお嬢ちゃんは、ついさっきの悲嘆に暮れた闇から一転、光のどけき表情で、
朗々と童謡を紡いでいたのだった。
……分かりやすい。あぁ分かりやすい。
この子は、どこまでも自分の気持ちに正直だ。
楽しければ笑い、悲しければ泣き、腹が立ったら怒り、褒められると照れる。
その素直な心がどうしようもなく子どもっぽいのだが、同時にそれは美徳であり、この子の醍醐味でもあった。
そう、それは干したての布団のように暖かで――
あれ?
「…………」
なぜ、この子は怒っているのだろう。
ぷっくり頬を膨らませ、右手を海に垂らし、きっと睨んで俺をロックオン、しなやかに腕を振り。
「えい!」
「わぶっ!」
海水が、俺の目にダイレクトヒットした。
痛い。かなり痛い。
597 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:27:55.75 ID:opL9SV1A
「ま・た・ぼーっとしてぇ!何なんですかもう!そこまでわたしがどうでもいいと!?
わたしみたいなぬりかべは見てもつまらないってことですかぁ!?」
「ま、待て、誤解だ。今の懸想は美空ちゃんのことを」
「もんどうむよう、もんどーむよーですっ!さっきもぼーっとしてたじゃないですか!
大体何なんですかカロカロって!お友達ですか?ガロのキャラクターですか?
それとも踏んでも踏んでももとに戻る亀の骸骨ですか!?えい!えい!えいっ!」
「ぶわっ!た、タンマ!確かにオトモダチだけど面識はない!」
水飛沫の弾幕が俺を襲う。流石にこれは避けきれない。このままだと俺の残機はゼロだ。仕方ない。学生時代以来だが『アレ』の封印を解くとするか。
急遽戦闘体勢に入った俺は、忍者のごとく素早く海中で印を結び、水弾をチャージする。
エネルギー充填80パーセント……対ショック対閃光防御オン……エネルギー充填120パーセント!
「よし、喰らえ美空ちゃん。
拡散坂田砲、発射!」
びしゃん!
「きゃあ!」
「どうだ、見たか美空ちゃん!」
「ケホッ、な、なんですかその威力!ドゥームズデイですか!?メタルストームですか!?」
598 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:31:00.67 ID:opL9SV1A
「いや、この圧縮水弾砲台の名は『拡散坂田砲』と言う。坂田が開発した、あの発禁水鉄砲『DQT2000』に勝るとも劣らない超弩級の砲台だ!
結局拡散するのか圧縮するのかは知らん!」
「誰ですか坂田って!」
「中学の同級生さ!発射!」
「ひゃああ!?ま、負けませんよ!えい!えい!えい!」
「無駄だ。潜伏!」
美空ちゃんの行動を読んでいた俺は、素早く海中に身を潜めた。
「あ、あれ?どこにいっちゃったんですか!?」
いきなり標的が消え、困惑した美空ちゃんを尻目に、俺はゆっくりじっくりと再びチャージを開始する。
三十秒……一分……二分……よし。
美空ちゃんの死角に回り、限界まで水が装填されたのを確認、満を持して俺は潜伏を解いた。
「ど、どこですか?出てきてくださいよぉ!」
「お望みとあらば!」
ふぁ、とちょっぴり泣きそうな顔でこっちを向いた美空ちゃんに、俺は素早くエイミング。
勘弁しろよ美空ちゃん。これこそが、坂田がとある野球(バラエティ)ゲームを参考に開発したと言う、一子相伝の秘技だ!
「いくぞっ!坂田式潜伏射撃っ!!」
最大限に圧縮された水流は、最早砲弾、と呼ぶことすら生ぬるかった。
狂おしいほどの激流は比類なき威力をもって、一直線に対象へと向かう!
599 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:36:25.09 ID:opL9SV1A
「きゃあああ!?」
ばっしゃーん!
豪快な音を立てて、強烈無比な一撃が突き刺さった。
(ふふん、俺の射撃の腕前もまだまだ現役だな。
しかし、ちょっと大人げなかったか。ああ見えて負けず嫌いだからなぁ)
はっはっは、と暫し勝利の余韻に浸っていた俺だが、次第に不味いと感づき始めた。
なんだか、美空ちゃんの様子がおかしい。
「あ、あれ?大丈夫か?」
深く俯き、肩をぶるぶる震わせる姿はとても痛々しく、しゃくりあげてしまっている。
しまった。やり過ぎたか。
「美空ちゃん」
「……」
「ごめん。年甲斐にもなく熱くなりすぎた」
「……」
「あー、その、こんなことしでかした俺が言うのもなんだが、泣かないで……ぶぁ!?」
突如沸き上がった水柱が、ゼロ距離で俺を捉えた。
「やーいやーい!ひっかかったひっかかったぁ!」
やられた!
「くそ!まさか嘘泣きとは……?」
でも、大きな瞳には今にも溢んばかりに、涙が浮かんでいた。懸命にこしらえたのだろう泣き笑いもすぐにしぼんでしまい、
それでもぱっちり二重を瞬かせて強がっていたが、つぅ、とひとすじ、堪えきれなかった雫が海に落ちた。
なんだ。泣いたふりじゃなくて、泣いてないふりじゃないか。
600 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:38:37.68 ID:opL9SV1A
「悪かったよ。男が女を泣かせちゃあダメだよな」
「……泣いてません」
「俺も調子に乗りすぎたよ」
「いいですか、ひっく、わたしは決して泣いてませんから。子どもじゃあるまいし」
「うん」
「わかればいいんですよ。……まったく、あんな足もつかないところで、急に独りぼっちにするなんて、ぐすっ……、
怖くって、心細くって、わたしは、カナヅチなんですよ……」
「ごめん。反省してるよ」
「ああもう、しばらくこっち向かないでください。さっき海水が目に入ったせいで、目が痛くって、
ひぐっ、な、涙が止まらないんですから」
「……わかった」
「それと、わたしはもう疲れましたから、どこか人気のない場所を見つけて、そこまで連れていってください」
妙な注文に首をかしげながらも、俺は黙って従った。
泣く子と地頭には勝てぬ。昔からそう決まっているのだ。
601 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:41:30.98 ID:opL9SV1A
ざぁー、ざぁー。
穏やかなさざめきに耳を休め、遥か地平線を見つめる。
今日俺達をさんざからかってくれやがった海も、たまにはセンチな気分になるのか、静かな雰囲気を更に深める、そんな波だった。
周りを岩場に囲まれた、人気のない入り江。
切り立った崖が生む日陰に、愛する人と二人っきり。
二人だけの楽園、そんな表現が本来ならば似合う筈、なのだが。
つーん。
空気を切り裂く音が聞こえてきそうなほど、あからさまに俺は遠ざけられていた。
――ざぁーん、ざぁーん。
こうなると、静かなさざ波の音も逆になんだかチクチクして、非常に居心地が悪い。
――ざぁーん、ざぁーん。
もしかしてお前。
―ーざぁーん、ざぁーん。
わざとやってるだろ。それ。
――ざぁーん、ざぁーん。
前言撤回。やっぱり根性悪いな、コイツ。
しかし、どうしたものか。
意地悪な海から目を離し、すがるように空を仰いだ。
ちらっと横目で見ると、流石にもう涙はしまっていたが、未だにぷっくり頬袋を作り、
むすっとした表情でひたすらに海を見つめる女の子が映る。
やっぱり、やり過ぎたよなぁ。普段は多少怒らせても誇張でもなんでもなくあめ玉一つでコロッと笑うこの子だが、
ひとたびこのモードに入ってしまうとちょっとやそっとでは元に戻らなくなってしまう。
602 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:43:37.69 ID:opL9SV1A
最後に見たのは確か半年ほど前、久し振りのデートと白瀬の緊急連絡が被り、土壇場でキャンセルとなった時だったか。
しかも緊急連絡と言うのは白瀬の嘘で、何となく喋りたかったから呼んだのだ、と言われて激怒、
結果俺は一日に二人の女に泣かれると言う憂き目にあったのも記憶に新しい。
……あの時は、俺が何を言ってもしばらく口を利いてくれなかった。
でも、この子も心のどこかでは不可抗力だったと分かっていたのだろうか、単に気持ちの整理がつけられなかっただけだったらしく、
一週間後、この子が涙ながらに俺に謝ってめでたく終戦となった。
果たして今回はどうだろうか。悩む間もなく、答えは出た。
非は完全に俺にある。となると、動かねばならんのは俺だ。じゃあどう動くべきか。
そうして自問を繰り返していると、いつの間に頬袋をもどしたのか、ボソッとした呟きが聞こえた。
「……今度は」
「ん?」
「今度は何をぼんやりしているんですか?」
「うん。美空ちゃんに、どうやって謝ればいいのかなって」
どうやら、意外にも向こうから取っ掛かりをくれそうだ。
「別に、わたしはそんなに怒ってる訳じゃないんですよ。わたしは大人ですから」
語尾を強調して、この子は続ける。
603 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:45:07.47 ID:opL9SV1A
「ただ、せっかく二人でデートに来てるのに、わたしを放ってぼーっとしたり、あまつさえ海のど真ん中でひとりぼっちにしたり。
一人の男性として、れ、れでぃーをえすこーとする役目をほっぽりだすのはどうかなー、と思っただけです。ええ、それだけですとも」
ははぁ。
あからさまに俺を詰る口調は、とある予想を抱かせた。
この子はなんとかして、俺より上に立とうとしてるのだろう。普段俺にからかわれてばっかりだから、その鬱憤を晴らすための下克上と言ったところか。
面白い。お手並み拝見といこう。
「ですから、わたしは別に謝ってほしいわけじゃありませんし、そもそも最初から気にしてません。ただ、ペナルティを受けてもらいます」
「ペナルティ?」
「はい。まぁ要するに、わたしの言うことを一つ聞いてくれればいいです。まさかとは思いますけど、断れませんよね?大人なら」
「……ああ、そうだな」
ふむ、と荒い鼻息をふかし、この子は俺に向き合うように体勢を変えた。
さて、何が来る?
「……じゃあ、言いますよ。わたしがいいと言うまで、決してぼんやりせずに、わたしの目を、体を、わたしだけをじっと見つめていてください」
「……へ?うん、わかった」
なんだ、そんなことか。
思いの外かわいらしい要求に若干拍子抜けする。
何やらぶつぶつ呟くこの子に疑問を抱きつつも、俺は命令通り、この子を見つめた。
この子も、俺の視線に応じて堂々と俺を見つめ返して。
604 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:47:24.26 ID:opL9SV1A
じーっ。
互いの瞳が、見えない糸で結ばれた。
……しかし、綺麗な目だ。
美しい二重瞼と、長い睫毛の台座に座する翡翠色の澄んだガラス玉は、この子の映し鏡のように純な輝きを放っている。
一度目が合うと、ピリリ、と電気的な刺激を持って、俺をキャッチして離さない。
成る程。君の瞳は百万ボルトってのは、あながち嘘でもない。ちょっと古いかな、などとぼんやりしていたら、一瞬、この子の瞳が揺らいで、そして、消えた。
「あれ?」
いきなり結合を解かれた俺の視線は宙を泳ぐ。
しかし、それもつかの間、再度目の前に現れた瞳は、先程より明らかに大きく、してやったりといった色を浮かべ、再び俺の視界を奪い去った。
「んむ!?ん……む……」
「ん……っ、みゅ……」
やられた。ようやく俺は、何が起こったか理解した。
この子は始めから狙っていたのだろう。
俺をじっと見据えて、気が抜けるのを見計らって視線を切る。困惑する俺を尻目に、身軽な体躯を活かして接近、そのまま俺の唇をふさいだワケだ。
不意討ちを喰らった俺にはなすすべがない。あっという間に主導権を握られ、なすがままにされてしまう。
圧倒的優位に立ちこの子も満足したのか、そっと唇を離した。一筋の銀糸が、口と口を繋ぐ。いとおしげにそれをしまったこの子の顔を見て、俺は驚愕した。
潤んだ目は虚ろ、頬はほんのりと上気し、はふぅ、はふぅ、と熱っぽい息を吐いている。
俺を見て舌舐めずり、恍惚の表情を浮かべ、それでも尚捨てきれない幼さも手伝って強烈なフェロモンを発散していた。
605 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:48:27.04 ID:opL9SV1A
普段のこの子、夜のこの子。
その両方をよく知る俺から見ても、ここまで性欲に囚われてしまった姿は明らかに異常だ。
これじゃまるで娼婦、いや、発情期の獣そのものじゃないか。
ん、獣……?
――美空、お前は『オオカミ憑き』なんだよ。暗示にかかりやすく、しかもそれが肉体的変質を伴うのさ――
忘れもしない、かつてこの子にニセの幸せを植え付けた元凶、上川達也の嘲笑混じりのセリフが、ふと頭をよぎる。
「あーっ、またぼんやりしてぇ。そんなイケない人にはぁ……、こうですっ!」
「いっ!?つぉ……!」
必死に思索に耽る俺が勘に障ったのか、悔しそうに身を震わせて、この子は俺の想像外の暴挙に出た。
すでに海水パンツの中で天を仰いでいたソレの枷を外し、勃ち上がった剛直を、あろうことか足で挟んだのだ。
むにむに、むにゅむにゅ。
うまいこと緩急をつけ、ぷにぷにの足裏でやんわりと刺激される。
気持ちいい。非常に気持ちいいのだが……
(おかしい。いくらなんでも絶対におかしい)
暗示、特異体質、肉体的変質。頭の中で、三つのピースが行き場を求めふわふわ漂う。
(考えろ!一体この子に何があった?)
カシャリ、カシャリ。記憶のフィルムを巻き戻し、原因を探る。
(確かに泳いでる間はなにもなかったんだ。となると、その後、ここに来てからのはずだ。
二人で海を見つめて、この子に詰られて、こっちを向いてくれと言われて……む?)
そう言えば、俺がこの子を見たとき、この子は何やら呟いていた。
ぶつぶつぶつぶつ、俺に向けて、と言うよりは自分に言い聞かせるように。
(そうだ!あれからこの子は飛びかかってきた。あの呟きは何だ?
仮に俺ならどういう時に自分に語りかける?
先発登板前の一時だ。何のために?
自分を奮い立たせるため、とどのつまり、それは)
606 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:49:47.01 ID:opL9SV1A
――自己暗示。
導きだされた解は、いとも容易く迷える三つのピースを適所へと嵌め込んだ。
間違いない。これで辻褄が合う。
この子は、自分で自分に暗示をかけたのだ。
特異体質にブーストされた自己暗示により、理性のタガを一時的に外したのだろう。
俺に目を見てほしいと言ったのは、過去にそうやって暗示をかけられたことがあるから。
出来るだけ近い状況を再現して、より高い暗示効果を得ようとしたこの子の企みは、見事成功を納めたワケだ。
(まさか、ここまで気にしてたとは思わなかった……、ってのはいじめた方の身勝手な言い分だよなあ。
どうせもうすぐ暗示は切れるだろうし、仕方ない。受け入れるか、この子の『逆襲』)
すると、思い出したかのように激流がやって来た。
思考で誤魔化していた白濁の蠢動が、今にも俺の腹底を突き破ろうとしていた。
……どうやら受け入れようが、受け入れまいが、あまり関係なかったみたいだ。
「ふふふ、あれぇ、なんだかぴくびくしてきましたよぉ?」
「……ああ、そろそろだ」
「いいですよ、思いっきり出しちゃってくださぁい」
爪が甘いなぁ、と思う。相手の望むままに行動させちゃ、せっかく優位に立った意味がない。ま、お言葉に甘えましょう。
どちらにせよ、俺の辛抱も限界なのだから。
「う……、くぁっ……、……ふぅ」
「きゃっ!」
びくんっ!と一際大きく波打ち、苦しげに呻いていた俺のモノは、溜め込んだ弾を発射した。やがて頂点に達し、勢いを失った白濁液は重力に従い落下する。
ぽとぼとぼと。自分の白い肌を汚すそれを、事も無げにこの子は掬い取って、赤ん坊のようにちゅぱちゅぱしゃぶり、押し黙った。
俺もまた、放出の快感に横たわり息をつく。
迎えた一つの区切りに、互いが弛緩していた。
607 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:51:02.21 ID:opL9SV1A
「……どうですか」
「ああ、気持ちよかった」
「そうじゃなくって、わかりましたか?」
「何が」
「いいようにされる側の気持ちですっ!」
ああ、やっぱりそっちか。
実は途中からわざと従ってました――なんて言えるはずもなく 、俺はゴニョゴニョ言葉を濁して、でもな、と続ける。
「俺は決して美空ちゃんを無下にしたことなんてないぞ。
そりゃたまに子どもっぽいなぁって思うことはあれど、本心で君のことをただの子どもと思ったことはない。俺は君のことが、『女性』として大好きなんだ。もはや離れようったって離れられないし、離す気もない。勿論、嫌われたくもないさ」
俺はこの子の目を見る。
この子の焦点はしっかりと俺を追いかけていて、確信した。
もう暗示は切れている。
「そんなことわかってます」
この子は顔を赤く染めて、しかし憮然として言った。
「わたしはとても大切にされてます。わたしは愛されてます。わかってるんです、そんなこと。……子どもっぽいというのは体型以外認めませんが」
体型は自覚あるのか。
「わたしだって大好きです。
離れたくないです。いつだって側にいて、手を繋いでいたいです。だけど、好きだからこそ」
「好きだからこそ?」
「不安にもなりますよ。わたしは自分を省みて、鏡の前の自分を見つめて、本当に恋人なのか、たまーに疑っちゃいます。でも、そんなのは愛の力で吹き飛ばせます」
608 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:52:22.94 ID:opL9SV1A
愛の力。
口に出すのも憚られるほど眩しいフレーズも、この子は息をするようにスッと飛ばす。
「それでも、愛では吹き飛ばせないものだって、それどころか、むくむく膨れ上がる物だってあります。それは、あぁ、また軽くあしらわれちゃってる、って言う悔しさです。ですから!」
すぅぅ。この子は胸一杯に空気を含み、思いっきりふんぞり返った。
「今回のは、言わば仕返しです。逆襲です。下克上です。どうですか、参りましたか!?」
誇らしげに胸を張るこの子。しかし、俺の目が着目したのは、まな板上のふたつのぽっちだった。
起ち上がった二粒の隆起は、貧弱な膨らみの代わりにわずかながらはっきりと水着を押し上げている。
(成る程、これが『肉体的変質』か。……おあえつらむき、だな)俺だってハイ参りましたで終わる気はさらさらなかった。
せっかくこの子の方から仕掛けてきたんだから、不覚は取ったもののカウンターの一発ぐらい入れてやろうと思っていたところだ。
ちょうどいい。にんまり笑い、完全に油断しているこの子を抱き締めた。
「ふむぎゅ、あ、あれ、参ったんじゃなかったんですか!?」「ああ参ったさ。負けて悔しいから、次は俺のリベンジだな」
「そんなのずるい!」
「ずるくなんてないさ。いいか美空ちゃん。敗北と降参は、俺みたいな人間にとっては違うものだ。
前にも言ったと思うけど、俺は必要なら噛みついてでも相手を殺すように訓練されてるんだよ」
「ひっ……」
「……まぁ今のは言葉のあやってヤツだから、そんなに怯えられても困るんだけど、つまり」
慌てふためるこの子の耳元に、息を吹きかける。
「油断大敵」
あまりの展開に目を剥くこの子に、俺は飛びかかった。
さぁ、第二ラウンド開始だ。
609 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:53:40.70 ID:opL9SV1A
「ぷはぁ、美空ちゃんの口の中、すっごく熱いね。とろとろしてる」
「ゃぁあ……、ふ、ふぁ」
「はは、キスだけでこんなになっちゃうか」
「うるさいです……」
第二ラウンドは俺の圧倒的優勢だった。
早々とロープ際に追い詰めてラッシュをかける。
唾液をたっぷり交換して、舌で丹念に蹂躙して。
でも、全てを吸い付くしはしない。
ダウンなんてされたら、テンカウント。そんな猶予をあげる気はなかった。
再び手を伸ばす。今度は胸元、ぴったりフィットの水着の上から、わざと優しく、ふゎっと撫でる。
「ひゃああ、ゃ、あぁ!」
「……ずいぶん気持ち良さそうだな」
「ひぅ……悔しい」
「ん?」
「悔しいんです!何でいっつもいっつも手のひらで転がされるんですかっ!今日こそは上手くいったと思ってたのに……」
「いや、自己暗示ってのは俺も感心したよ?よく考えたと思うけど」
「し、知ってたんですか……」
「うん、途中で気付いた」
ふぐむ、と破裂寸前の擬音と共に、この子は口をつぐんでしまった。
「だからさ、そんなに落ち込まなくて良いんじゃないかな。ただし、リスキーな手段だけどね」
「あ……」
種も仕掛けも、全て把握されてしまったのを知ったのか、肉体の魔術師は硬直した。
その無防備な姿を、文字通り丸裸にしていく。
息を呑む声を聞きながら、俺は嬉々としてセパレートの上パーツを剥きとった。
610 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:55:04.86 ID:opL9SV1A
――ぷるん、には程遠い。ぽよん、ですら過大評価だ。
ぶにゃぶにゃ?いや違う。
「いやぁ……」
「ほら、太陽さんにお披露目だ」
白日のもと、二つの神秘が露になる。
もう何度も目にした、だが見飽きることのない至高の部位。
揉むことはおろか、掴もうとする手すら空を切る、平らな丘。この子の怨嗟と俺の興奮、両方の的。
大人への階段を一段目で踏み外してしまい、それっきり進んでいない。
それがこの子の胸。枕詞はぺったんこ。
「……小さいよな」
「い、言わないでください!」瞳の水瓶に、涙が溜まっていく。
「大丈夫だよ、俺は美空ちゃんのべたんこが大好きだから」
「だからぁ!」
「ごめんごめん泣かないで。お詫びに……はむ」
「ふぁ、あ」
平らな土台に、ピンと屹立する赤の一つを、俺はくわえこんだ。ペロペロ、ペロペロ、舌で転がす。弾く。
充分ねぶった後、今度はそっと手を添えた。
この子の胸は俺の手のひらにすっぽりと収まってしまい、その存在はとても儚いものだ。
しかし、押せば沈む。ぷにぷにと、確かな意地を持って俺に向かってくる。
この子らしい胸をそっと包み、俺は優しく揉みしだいた……もとい、撫で上げた。
次第に大きくなる喘ぎ声。
断続的に吐き出されるこの子の熱は、そのまま俺の悦びに変換される。先程の暗示とはまた違う、
理性と本能の狭間でもがくこの子の表情に誘われて、
明らかに海水ではない液体でびしょ濡れのそこをなぞると、この子が軽く身じろぎした。
611 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:56:42.32 ID:opL9SV1A
水着越しでもはっきりわかる特有の感触に目を細めながら、ゆっくりゆっくり、この子の意識を手繰り寄せていく。決してノックアウトせず、かといって安寧を与えるわけでもなく、なまくら刀でじわじわと。
「んあぁっ!ぁあ!あ、の、わたし、わたしっ!」
しかしながら、『肉体的変質』により異常な感度を得てしまったこの子では、なまくらですら耐えがたかったのか、次第に小刻みに震えはじめた。
どうやら、頂点へと達するためのエネルギーが充填し終わったらしい。
間違いない。今、この子の意識は、股間をまさぐる俺の左手に集中している。
ちょっぴり邪悪な笑みを浮かべて、俺は隠していた右手でこの子の乳首をつまみ上げた。
「ひぁあんっ!ああああああっ!!」
――そう。左はフェイク、本命は右だったんだよ、美空ちゃん。
「お、おっと?大丈夫か?」
「はぁ、はぁ、ふあぁぁ……」死角からの急激な刺激に翻弄され、頂点へとかけ上がったこの子は、腰が砕けたかのようにぺたんと砂浜に座り込んでしまった。
息も絶え絶え、未だ余韻に小さく震えていて、どうやら動けないらしい。
「すごかったな、こんなにおもらししちゃって」
「はぁ……、ぁ、お、おもらしじゃ、ありません」
顔を真っ赤にして反論するこの子。俺は口の端を歪めて笑った。
「本当に?」
「本当にです!」
「じゃあ、何で俺の手はびしょびしょなのかな?」
「う…………」
我ながら意地悪だと思う。知っていても答えられない問いを、答えを知りながら質問するのだから。
恨めしそうに俺を睨むこの子だが、全く怖くない。
「ま、いいか。俺も美空ちゃんの厭らしいトコたっぷり見れたし、そろそろ帰ろっか?」
「えぇ……?」
612 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:57:56.48 ID:opL9SV1A
これも、意地悪だ。
愛撫だけでこんなにまで乱れてしまう状態のこの子が、前哨戦だけで満足できるはずがない。
その辺の性欲は、この子だっていっちょまえに持っている。
「えぇと、浮き輪、浮き輪と。どうした、まだ立てない?」
「……言わなくてもわかるくせに……」
その通り。だけど俺はわざとらしくかぶりをふって、あたかも残念そうに告げる。
「わからないな。きちんと説明してくれないと」
「うぅっ……その、えっと、わたし、すっごくじんじんして、物足りなくて」
ぼそぼそこの子は呟く。
しかし俺は取り合わない。もうワンステップ、この子が登ってくるのを待つ。
「うん。それで、俺はどうしたらいいんだ?」
「ですから、ですからぁっ!」ぱちぱちぱち。だんだんまばたきが増えて、目は充血し、落涙寸前の様相を呈していくこの子。
流石にかわいそうか。そろそろ勘弁してやるか、と思った矢先、この子は唇を噛みしめ、ほとんど泣きながら叫んだ。
「もう我慢できませんっ!このままお預けなんて無理です!
お願いですっ、わたしの中を、わたしのスキマをぐちゃぐちゃに埋めてくださいっ!」
思わずのけぞってしまった。
こんなに童顔の子に、外見だけなら中学生にすら間違われる子に、俺は不浄の象徴とも言えるモノをねだらせたのだ。
僅かな罪悪感と、それを遥かに上回る興奮がブレンドされて、悪寒と熱気が同時にやって来たような、奇妙な感覚を覚える。
「ひぃ、ひっく」
「よしよし。美空ちゃんの気持ちは痛いほど伝わってきたから、もう大丈夫だ。……ありがとう、そして、いただきます」
613 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 22:59:24.16 ID:opL9SV1A
砂浜を見渡すと、やや背の低い岩があった。
この子を抱き抱え、その岩までエスコート。
「うん。そうやってかがんで、あ、もう少しお尻をつきだしてね、そうそう」
そうこうしている間にも、この子の股部からは止めどなく密が溢れだす。これ以上待たせるのは酷だと思い、この子を覆う最後の布を、俺はそっと取り外した。
「ううぅ……」
恥ずかしそうにこの子は呻いた。これでもう、生まれたままに剥かれてしまったのだから無理もない。
「美空ちゃんのお尻、可愛いね」
体躯に似合った慎まやしかな膨らみ。溶けてしまいそうな乳白色が、俺の網膜を優しく焼き付ける。むにゅむにゅ。半球を右手でつかむと、確かな弾力を持って押し返してきた。
この子だってやっぱり女だ。脂肪のつくべき場所は合っている。ただ単に総量が極々僅かだっただけらしい。
「でも、胸よりお尻の方が柔らかいな」
「ふむっ!」
思いっきり足を踏みぬかれた。「あいたたた……、悪い悪い。でも、たまには良いかも、この体勢」
「なんで、ですか?」
「美空ちゃんのお尻の穴から、いやらしいとこまで全部丸見えなんだ、こっちから見ると」
「ふむぅっ!」
再び襲いくる足を、今度は避けた。
「下らないこと言ってないで、早くしてくださいよぉ……、ひゃぅ」
とっくに決壊してしまったダムがはしたなく水漏れを続け、岩影に新たな溜め池を作る。
その綻びを修繕する前に、もう一度だけ、じっくりこの子の秘所を観察。
614 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 23:01:37.13 ID:opL9SV1A
(……出来すぎだよなぁ)
超のつく低身長に始まり、寸銅の腰つき、幼さを存分に残した表情に似合う、ほぼ平らな不変不動の胸。
観光ツアーの最後を飾る秘部は、その名にふさわしく格別に幼少の香りを放っていた。陰毛どころか産毛すら一本も生えておらず、
視覚を遮るものが何もない。僅かに顔を出した性器が儚げに佇む、清らかな聖域。例えるならば極上のシルクでも力不足だろう、この無毛の芸術に初めて触れてからこっち、俺はずっと虜だった。
「美空ちゃんのここ、相変わらずだね。つるつるしてて何もないや」
「……気にしてるんですから、言わないでください。こんなの、まるで子供じゃないですか……、それより、早く……」
「わかったよ。美空ちゃんはせっかちだな」
「しかたないじゃ、ないですかぁ……、ん、うぁ!」
ヒクヒク蠢くこの子の入り口に後ろからあてがって、一気に貫いた。
侵入者を拒むと言うより、逃がさないために収縮する肉壁。
締め付けられ、すぐにでも吐き出してしまいたい欲求を何とか耐えて、ゆっくりゆっくり上下運動を始める。
「あ、あ、……んぁっ、ふぁあ!」
「美空ちゃんの声、すっごく気持ち良さそう、だよ」
「だって、だって、ずっと我慢して……ひあああぁ!」
「やっぱり、美空ちゃんはれっきとした大人だね。そんなやらしい声で鳴く子供はいないや」
「うぁっ、そ、そうですか、なんだか、わたし、恥ずかしいけどちょっとだけうれしいです……」
「そうか。じゃあ、もっと大きな声で鳴いてもらおうかな」
「ふぁあ、あ、ダメです!今日は、それは……んふぅ、んあぁああっ!」
この子の腰回りを掴み、繋がったまま俺は立ち上がった。
比較的大柄な俺と、超のつく小柄なこの子だからこその芸当。少々過激ではあったが、最大限の悦楽を得るには最も手っ取り早く、本能に忠実な行為だった。
615 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 23:03:29.61 ID:opL9SV1A
「んぁ、ひ、ぁう、あっ!」
掘削機の如く、俺はこの子の内部を掘る。
結合部から跳ねる液体が、求めあう激しさを物語っている。
ピストンを繰り返すうちに、交尾の虜と成り果てたこの子の口からは、最早意味を成す言葉なぞ出てこない。
肉が肉を打つ快楽をひたすら享受して、身悶えるだけだ。
そして。
「あふっ、も、うだめ……、ふぁあっ、あああああぁっ!!」
先に登り詰めたのは、この子の方だった。
追いかけるように俺も行く。
痙攣するこの子に手を繋がれて、はち切れんばかりに膨らんだ白濁の封印を、二人でそっと繙いた。
「いくぞ……、美空ちゃん……!」
「は、はひっ!あついの、いっぱいに、お願いします……!」
「ふう……、はあ、はあ、さ、さすがに疲れました……」
「あぁ、俺もだ。お疲れ様」
濃厚な、やや濃過ぎた感もある交わりを終えて、俺たちは砂浜に座り込んでいた。
全裸のまま、俺にしなだれかかるこの子。
胸板に触れる乳首も今は固さを失っていて、ようやく一連の影響は解除されたようだ。
ほっと一息、目端に映るメレンゲの髪を、さわさわと撫でる。「むー、また髪なんて撫でて、子供扱いして」
「してないって。……なぁ、美空ちゃん」
「何ですかぁ?」
「今日はありがとう。海、付き合ってくれて、俺は楽しかった。……そして、ごめんなさい」
「え?」
「軽口も、過ぎたるはなお、だな。まさか自己暗示までかけて仕返しするほど鬱積してたなんて思わなかった。このとおり、謝る」
「あぁ、なるほど」
ぎゅむ。この子が体を寄せる。
「それなら、全然気にしてません。久しぶりの海は怖かったけど、楽しいこともいっぱいありましたし。それに」
616 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 23:05:29.45 ID:opL9SV1A
「それに?」
「今日は、キレイだ、って言ってくれましたから。一言多かったですけど、あれ、嘘じゃありませんよね?」
「ああ、勿論だ」
「じゃあ、ぜーんぶ水に流してあげます。……あれは本当に、嬉しかったです」
背中に回された小さな手の感触が、俺の存在を確かめるように、より強くなった。
「でも、なんだか後ろめたさを感じてしまうって言うなら仕方ありません。贖罪の手段を与えましょう」
「おお、教えてくれ」
満足そうに鼻を鳴らし、間をとって、重い声でこの子は告げる。
「パフェに、ドリンクバーをセットでお願いします。これもまた、女のロマンなんです」
「…………」
――ざざぁ。
久々に聞いた波は、俺の代わりにツッコミをかましていた。
曰く、『結局それかい!』と。脱力感に襲われつつも、俺は聞いた。
「いいけど、前に美空ちゃん言ってなかったっけ、『晩御飯の誘いにファミレスなんて、子供じゃあるまいしバカにしないでください』とかなんとか」
「ええ。確かに言いました。しかし、これは晩御飯じゃありませんよ?
小休止にファミレスでリッチなパフェを頂くのは、大人の特権で、たしなみなんです……って、何笑ってんですか」
「いやいや……はは、そうか、たしなみか。知らなかった。
……なぁ、美空ちゃん」
「なんですか?」
「最高だよ。大好きだ」
「知ってます。わたしも、大好きです」
「うん、知ってる」
「愛想悪いですよ」
「そっちもだろ」
二人同時に黙り込む。 しばし、互いを見つめあって。
「「あははははははっ!!」」二人して笑った。今日初めての大笑い。
幸せが、空に吸い込まれていった。
617 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 23:06:59.31 ID:opL9SV1A
――ブロロロロ
単調なエンジンの駆動に混じる、啜り泣く声。
「……そろそろ泣き止めよ」
「だって……、パフェが……」
「家帰ってから食べにいこう、な?」
「わたしは帰りに食べたかったんです!ぐすっ、どうして……」
帰り際、簡素なシャワー室に向かったこの子がポロポロ涙をこぼしながら、水着のまんま出てきた時は何事かと思った。
『ひっく……、か、替えの服を、持ってくるの……わすれ……、うわああああん!』
泣きわめくこの子車に押し込んだはいいが、最後の最後に取って置きのパンチを食らってしまい、とうとう心の許容量を越えてしまったらしい。
「じゃあ、そのままで食べに行くか?たぶん捕まるぞ?」
俺が、とは言わない。
「そんなこといったってぇ……」
駄目だこりゃ。こうなったら自然治癒を待つ他ない。
諦めて、カーラジオを回す。
確か今日は、うちの先発があのルーキーだったはずだ。
――親切高校出身、ポジションは投手です。目標は新人王を取ることです!
目標、と言うよりかは使命であるかのように、ソイツは語っていた。
聞くと、人を待たせている、その人に新人王を約束した、らしい。
確かにあの天道に投げ勝って甲子園出場、優勝を果たしただけのことはある。球威、球のキレ、スタミナにコントロールと、どれもすでにプロとして及第点で、近頃珍しいアンダースローと言うこともあり話題性も抜群、
正直いけるんじゃないかと思っていた。いたのだが。
『ザザッ……それでは今日のハイライトです』
お、ナイスタイミング。
『今日の西……イオンズ、先発は親切高校卒、幻惑のサブマリン、十田。今日も素晴らしいピッチングでした!』
おお。
618 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 23:08:38.00 ID:opL9SV1A
『内外角へ丁寧に投げ分け、凡打の山を築きます。打線も今日こそは、と五点の援護を奮闘する新人へ送りました』
珍しい。こりゃ行けたんじゃないか?
『最終回、二連打を浴びノーアウト一・三塁となったところで、ルーキー十田は降板、スタンドからは拍手で迎えられました』
顔がこわばったのを感じた。
五点差、普通なら笑って風呂にでも入る展開だが、俺は既に嫌な予感しかしない。
『最終回、ノーアウトとはいえ五点のリード。誰もが……ザーッ……イオンズの勝利を確信していたでしょう。
しかし、野球というものは本当にわかりません。
代わったクローザー、……ザーッ……本が四死球を挟みなんと六連打を浴び、あっという間に五対五の同点、
慌てて出てきた新外国人グラタンも勢いを止めることはできず、結局終わってみれば六対五の逆転負け、
サブマリン十田の三勝目はまたしても露と消えました。本日も中継ぎ大炎上のライオ』
皆まで言うな、とばかりにラジオを消した。
涙が出そうだった。正直いたたまれなくて、これ以上ラジオを聞いちゃいられなかった。
チーム防御率二位の2・65と、新人王待ったなしのはずだった輝けるルーキー最大の敵が、
まさか味方だとは誰が予想しただろうか。
とにかく打たない。そのくせエラーはする。たまに点を取れば中継ぎ総炎上と、いじめを勘ぐってしまうレベルのひどい有り様だった。
(今度、飯にでも誘ってみるか。先発ローテ定着の熱烈歓迎パーティーだ)
不幸なルーキーに思いを馳せ、俺は海岸線をひた走る。
619 :
夏:夏の海空:2011/07/26(火) 23:10:19.42 ID:opL9SV1A
――ブロロロロ
いつのまにか、啜り泣きが止んでいた。
泣き止んだか、と思って後部座席を除き込むと、こっくり、こっくり、小さな船頭は船を漕いでいた。
(子供店長ならぬ、子供船長……うーん、三十点)
苦笑いしてフロントガラスに向き直ると、夕方の、どこかで見たような色が目の前に広がっていた。
明るく可愛らしく、しかし何となく深い色。
なぜだかとても愛着のある色。オレンジに近いのだが、同じではない。
何だったか、と思ってふと海を見ると、ちょうど波が跳ねていた。
水面には天が入り込んでいて、天地両方に美しい空が……。
ああ。成る程、ね。
疑問が急速に氷解する。
この色は何だ?黄昏時の『美』しい『空』の色じゃないか。
愛着があるって?当たり前だ。この色はこの子のだ。自然のままに、時には朗々と輝き、
時には寂々と佇むこの色は、まさにこの子自身だ。
疑惑の氷は、澄んだ水へと。
感動の聖杯をそっと満たされた俺は、道端へ車を止めた。
静かに眠る海空の半身を両腕に抱き、広がる世界をじっと見つめる。
海が、空が、この子に染まっていた。
二日にわたり失礼しました。これで終わりです。
・怪盗
・調教済み
・超童顔
・貧乳
・子供っぽい
・ちっちゃい
・20才(最重要)
ここまで揃っている美空ちゃんすら影を薄くしてしまう8彼女候補のキャラの濃さ…
でもトゥルールートのラストの名言には惚れた。すこしでも美空ちゃんそ好きになってくれる人が増えてくれれば。
あと、思ったよりプロ野球ネタが通じて良かったです。
べらべら長くすいません。ありがとうございました。
超GJ!
エロイな〜
>>620 坂田ネタが出てくるとは思わなかったwwとか
脈ありの白瀬が気になってしかたない。とか
おねだりのセリフがえろい。とか
森―豊田のリレーを懐かしがってみたり。
いろいろとGJ。
624 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 23:59:42.18 ID:792ygu40
乙
オトモダチに偽者グラ者熱烈歓迎wwwwそうか8主は店主で10主がマキタクーンか
美空は周りが悪かったとしか言い様が無い激戦区、あと裏でレッドローズばっかピックアップされるのが不幸というか
目立たないけど
あ、途中で送信してたすまん
目立たないけど可愛いよねー、もっと評価されてもいいと思うんだけどねー
>>620 GJ!
エロくてたまらんです
マリオの骨亀とか波動砲とか小ネタ豊富で笑ってしまったw
秋も楽しみにしてます
「く……奈桜…桜空…」
「ふふふ…小波君のここ…すごく熱いですよ…」
「クスクス…小波君の感じてる顔…すごく可愛いです…」
俺の目の前には異様な光景が広がっていた。
普通、性行為は男女一人ずつでやるはずだ。
しかし、目の前には緑色の髪の二人の美少女がベッドの上で俺の肉棒を対して一生懸命奉仕していた。
「うぁっ…すごく気持ちいい…」
亀頭をチロチロと舐められる上に裏筋を舐められたり、
二人とも側面舐めたりと変化に富んだ行為に、限りの無い快楽が俺に襲ってくる。
的なSSを書こうとしたが、途中で挫折したorz
恋愛物やエロは勿論大歓迎なんだが
もっと色んなジャンルのパワポケSSが読みたいものだ。今地味にパワプロSS流行ってるし。
裏での冒険活劇ものとか、ガチの野球ものとかも読んでみたい。
vipで流行らないかなぁ
>>629 まあ、ここはエロパロだからねえ
確かvipでイチローin6裏とか、やる夫シリーズとかがあった
>>630 あぁイチローのやつ見てたわw
あぁいうの増えて欲しいなぁ。
パワポケ勢でポケモンやるとかそういうイロモノSSとかも見たいぜ。
大歓迎も糞もあるかよ……ここはエロパロスレだぞ……
>>631 いや、ここはそういうスレじゃないから
vipでどうぞ
これはちょっと美空を見なおさねばならないなぁ
8のレベルがかなり高いせいで埋もれがちだけど、やっぱり美空はかわいいよなあ
茜と並んで貴重な合法ロリだし、茜と違った子供っぽさもいい
茜は高校生、美空は大学生
茜はアウトっちゃアウトだけどな
ところで、一番浴衣が似合うのは誰だと思う?
答えてエロい人
基本全員似合うと思うが個人的には天本さんを推す、元々和風イメージが強い子だからイメージが一番しやすい
基本的に誰でも似合うだろうけどね、浴衣って色合い次第だと思うし
個人的には詩乃を推す
活発な子が着るか、落ち着いた子が着るかでも、想像できる風景が変わってくるね
おれはユイさん押しだ
活発だからからんころん下駄音を立てる様子が似合う
ポニテによってうなじが(たぶん)見やすいことも高ポイント
射的とかで熱くなってそうなイメージ
黒髪のレン
寺岡さんがいいんじゃないか?
普段が白衣だから、浴衣の新鮮さが際立つ。
いつもと違う格好で、はにかんで見せる表情もグッド。
寺岡さんは寒色系の色合いだから、涼しげな配色の浴衣と合わせやすい。
かき氷とか似合いそうだよね。
浴衣は貧乳の方が似合うと聞く。後は分かるな?
個人的には麻美かな、
下駄で走ってこけて足すりむいて13主に背負われるシチュを連想した
ナオかな
貧乳だし、祭りとかも好きそうだ
さあみんな、白瀬が浴衣を着た姿を想像してみよう!
雨が降ればなおよし。気弱なうえにぴっちり張り付く浴衣…!
しかもひんny…おっと誰か来たみたいだ、悪いな
>>645が琴線に触れた。
初めての一発書き投稿をやってみる。地の文は面倒なので少なめ。
「いや〜凄い賑わいだねっ」
「このへんじゃ一番大きな祭りだからな。暑過ぎない丁度良い天気な事もあるだろうが」
「天気予報では5割雨だったのにね。私の日頃の行いが良いからかな?」
「今日はクーラーの効いた部屋で一日ゴロゴロしてた人が良く言いますね」
「べ、勉強もしてたよ!ちょ、ちょっとだけ休憩多めだっただけで…って何で知ってるのゆらり!?」
「麻美ちゃんの部屋には64個の隠しカメラと盗聴器が仕掛けてありますので」
「私のプライベート丸裸!?絶対60個は無駄だよねそれ!?」
「冗談です。1つずつだけです」
「もーゆらりったら……1つはあるの!?」
「重ねて冗談です。ツッコミが2秒は遅かったですが」
「あぁ確かに間が悪かったな。謝れ、麻美」
「何で!?何で私が謝る流れになるの!?」
「本当は適当に言っただけですが、図星だったみたいですね」
「うぅ…昨日甲子園から戻ったばかりで疲れてたんだから少し位良いじゃん」
「疲れたのは小波君でしょう。麻美ちゃんは私と一緒に見てただけでは?」
「声を枯らして応援してたよっ!」
「応援歌が全部先走り過ぎてワンテンポずれてましたけどね。周りの人達皆舌打ちしてました」
「嘘!?」
「冗談…だといいですね」
「ハハハ、まぁその辺にしてやってくれよ。ズレてても麻美の大声は確かに俺の力になったさ」
「小波君…」ウルウル
「おや惚気ですか。随分と素直になりましたね小波君」
「ま、疲れた体を引き摺ってでも、麻美と夏の思い出を作りたいと思う位にはね」
「それは結構です。からかいがいが無くなるのは残念ですが、麻美ちゃんを倍いじめる事で妥協しましょう」
「あぁ助かるよ」
「そこは妥協しないで!貴方の彼女がいじめられる…と…」ボッ
「ん?どうした麻美」
「自分で『貴方の彼女』とか言って恥ずかしくなっただけでしょう。愛い奴です」ナデナデ
「うぅ…分析しないで」
「しかしですね、小波君。夏の思い出を作るというのなら、何故私も呼んだのです?」
「おいおい寂しい事言うなよ。愛人じゃないか」
「あいじっ…!?」
「質問を変えましょう。どうして麻美ちゃんを呼んだんです?今日は奥さんには内緒のハズです」
「……………………」
「このボケは止めよう。麻美が黙ってしまった」
「『奥さん』の言葉に照れてるのが6割みたいですけどね。本当に愛い奴です」ナデナデナデ
「も〜小波君が変にリアルな事言うから…」
「リアルて。俺は親友二人を二股にかけるなんてデンジャーな事は出来ないぞ?」
「小波君って麻美ちゃんに刺されてる絵が似合いそうですよね」
「怖い事言うな!」
「麻美ちゃんにはヤンデレの適正がありますからね。その時には私もひっかき傷位は覚悟しています」
「えらく軽傷だな」
「血まみれの包丁を持った麻美ちゃんを優しく諭して、泣きながら飛び込んで来た麻美ちゃんを抱きとめた時の傷です」
「その血は俺のだよな。諭す前に救急車を呼べ。そしてそれで何で傷を負う?」
「飛び込んで来る時に小波君に躓いて転びかけるので。ちなみにその時に包丁を手から離しますが」
「俺を挟んで会話してたの!?そして下に居る俺に追い打ち!?」
「そして私は泣きじゃくる麻美ちゃんをこんな風に撫でながら、ベッドへとなだれ込んで………。
質問を変えます。どうして小波君はここに居るんですか?」
「質問を180度転換するんじゃねえ」
「まあ冗談はこれ位にして、一体どうして?」
「その方が楽しいと思っただけだよ。麻美も俺も、な」
「…彼氏と彼女なんですから、二人きりのデートの方が良いでしょうに」
「ま、それはまた追々な。高校最後の夏休みなんだ。二人での思い出と同じ位に、三人での思い出も作りたいんだよ」
「だねっこんな事言わせないでよ、恥ずかしいなぁ」
「言ったのは俺だがな。お前人の台詞を恥ずかしいと言ったか」
「痛たたっグリグリしないで〜」
「………全く、二人してお人好しなんですから(ボソッ)」
「ん、何か言ったか?ゆらり」
「いえ、大した事では。
麻美ちゃんだけでは、若き健康肉体とほとばしる情熱を持て余すというのなら、いつでもお相手しますと言っただけですちらっ」ちらり
「重大情報じゃないか!…お、おぉう」
「ゆ、ゆらり何言ってるの!そして何浴衣の裾をまくってるの!小波君も凝視しない!」
「まぁ、二人がその辺の神社で神をも恐れぬ行為に至りたくなったら、私は察してすぐに消えますのでご心配無く」
「そんな予定は無い。どうせ消えたと言っても真後ろに張り付くつもりだろ」
「バレましたか。でも予定が無いとは失礼ですね。今日の麻美ちゃんは浴衣なんですから魅力3割増しですよ?」
「む、まぁそれを否定する気はないが」
「そ、そうかな?えへへ……」
「ええ。浴衣は日本人の為に作られた衣服ですからね。麻美ちゃんの様な体型には良く似合います」
「そ、そんなに褒めないでよ照れるなぁ。……………ん?」
「ノリツッコミにしても5秒は遅いですね。流石麻美ちゃんです」
「まぁ本人には真意は伝えない方が良いだろ。似合ってるのは確かだし」
「ね、ねぇちょっと二人共!さっきのどういう意味!」
そんなこんなで、俺達は夏祭りを楽しんだ。
金魚すくいにヨーヨー釣りに射的に輪投げといった、ベタなゲームも楽しみ
その全てで麻美は予想の斜め上を行くドジを繰り出してくれた。
食べ物の屋台もあらかた制覇して、フィナーレの打ち上げ花火を良い位置で見ようと移動している際に、気付く。
「麻美、足どうした?」
「え?な、何の事?なんでもな―あぅ
「鼻緒ずれ、ですね」
「ゆ、ゆらり〜」
「やっぱりか。あ〜こんなに赤くして、痛かっただろ?」
「ぜ、全然大した事無いよ、ホラ急ご?」
「麻美ちゃん」 ずいっ
「あ、あはは…」
「スミマセン小波君。これは私のミスです。
麻美ちゃんが家を出る時に、当然の様にいつものスニーカーで出て行こうとしたのを私が止めなければ…」
「あぁ浴衣の着付けもゆらりがやったんだっけ?」
「麻美ちゃんがやると何度やっても死人の着方になりますからね。
履き慣れた靴でも謎の靴擦れを起こす麻美ちゃんが、草履なんて履いた日にはどうなるかなんて分かり切った事だったのに…。
痛恨の極みです。ごめんなさい、麻美ちゃん」
「謝るか馬鹿にするかのどちらかにして欲しい」
「気にするなゆらり。気付かなかったのは俺も同じだ。しかし困ったな。それじゃあもう歩けないだろ
そうだ、絆創膏か何か持ってないか?」
「あ、私バッグに入れてあるよ。ドジで生傷が絶えないから常に常備してい―
「―たのを、私がうっかり家を出る時に抜き取って置いて来てしまいました」
「何で!?」
「いやだからうっかりですよ麻美ちゃん。麻美ちゃんのドジが移ったようです。てへっ☆」
「そんなうっかりがあるか!棒読みで何言ってるの!」
「ちなみに麻美ちゃん。常に常備っていう日本語はおかしいですよ。まぁ実際備えて無かった訳ですが」
「ゆらりの所為でしょ!」
「という訳で小波君。麻美ちゃんは歩けないのでおんぶしてあげて下さい」
「な、なな何言ってるのゆらり!こ、こんな人の多い所で…あ、汗もかいちゃってるし…」
「教室の中で汗をかく事していた人が今更何を。さぁ小波君」
「その発言には引っ掛かるものがあるが、まぁ仕方無いな。ほら乗れ、麻美」
「だ、だから大丈夫だって!ほらもう行くよ!」 クルッ
ブチッ
「………ぶちっ?」
「見事に鼻緒が切れてますね。ほら麻美ちゃん、これで言い逃れは出来ませんよ」
「しかしタイミング良く切れたな」
「むしろ今迄切れなかったのが不思議な位ですね。麻美ちゃんなら家出る一歩目で切りそうなものですけど」
「うぅ…特注の、特別頑丈なものにして貰ったのに…」
「なるほど、そう言う訳ですか。麻美ちゃんの鍛え抜かれた足に傷が出来た理由は」
「鼻緒が強かったから鼻緒ずれ―ってそりゃ本末転倒だろう」
「実際転倒も何度かしかけてましたけどね。というか、わざわざ特注したものを忘れかけるのもどうかと思いますが」
「そ、そうだ!前に行った夏祭りの時もこんな事になって、ゆらりサンダルを用意しててくれたじゃない?
今回も持ってるんでしょ?」
「いえ、予備を含め三つ程用意はしてたんですが、家を出る時に忘れてしまいました。
本当に今日の私はうっかりさんです。てへっ☆」
「もーっ!!!」
「ほら、もう良いだろ。大人しく背中に乗れ、麻美」
「う、うん…」
「そうですよ。そしたら私の絆創膏張ってあげますから」スチャ
「持ってるんじゃない!」
「麻美ちゃんのは置いて来ましたが、私が持ってないとは一言も言ってません」
「うー………。ってそうだ!私、今浴衣だからおんぶされたら足が…」
「あ、そうか。丸見えになっちゃうな」
「別に良いじゃないですか。見せつけてあげましょうよ二つの意味で」
「他人の足だと思って!」
「んーじゃあどうしようか。おんぶが駄目となると…」
「お姫様だっこというのはどうでしょう。和服で合うかは分かりませんが、和洋折衷という事で」
「ゆゆゆゆゆらるっ!何言ってるにょっ!?」
「十年来の友人に名前を間違えられました。ショックです」
「噛んだだけっ!そ、そんなの余計に恥ずかしいじゃないっ!」
「…一応俺は、昨日134球を完投してそこそこ肩と腕は悲鳴あげてるんだが」
「大丈夫ですよ。女の子の体は羽の様に軽いという幻想がありますから。ちなみに麻美ちゃんの今の体重はもがっ」
「ゆらり、世の中には言ってはいけない事ってあると思うんだ」
「暑いからってダラダラしてるんだからそうなるんです」
「何も努力しなくても一切スタイルが変わらないゆらりにだけは言われたくない!」
「変わらない事は無いですよ?増量中です。………胸が」ちらり
「………おぉう」
「小波君!!!」
「…って、いつまでもこんな事言ってても仕方ないな。あらよっと」 ひょい
「ひゃっ!あ、あわわわわ。い、いきなり持ち上げないでよ!」
「言ったって抵抗するだろ。大人しくしてろ」
「も、もぅ………」
「フフフ、やっと素直になりましたね麻美ちゃん。全く、ずっと期待していたくせに〜」
「期待なんて………少しはしてたけど」
「はいはい。じゃあ消毒と絆創膏を………!!!」
「ん?ど、どうしたゆらり。そんなかつて無い驚きの表情で」
「あ、麻美ちゃん。そ、そうえばさっきからやけに足をもじもじさせてましたけど、あれは一体?」
「え?だ、だってその、今日は浴衣だし…」
「浴衣だから、何ですか?」
「も、もう何を言わせるのゆらり。浴衣だから、下着を、その……」
「………オーケイ、分かりました麻美ちゃん。もう良いです。それ以上言わないで下さい」
「?」
「お、おいゆらり。まさかとは思うが………(ボソッ)」
「そのまさか、です。いや、日本の文化を大切にする事は素晴らしいと思いますが…(ボソッ)」
「………………ガードは任せたぞ(ボソッ)」
「任されました。小波さんと寸分違わぬスピードで横を歩き続けます(ボソッ)」
「?」
その数秒後に打ち上げ花火が上がり、麻美はそれを見て無邪気にはしゃぐのだが
俺とゆらりは別の所に気を取られて、花火どころじゃなかったのだった。
終わり。
いや、考えながらチンタラ書いてたのは確かだけど、ここまでかかるとは…。
自分の遅筆っぷりに茫然。リアルタイム投下って大変だわ。
会話だけの手抜きでこれとは情けない。
オチもやっつけにも程があるという感じだし。
ただ、ゆらりと麻美書くのは楽しかったです。
ゲームでのノリを再現出来たかは分からないけど、思いの外スラスラ楽しく書けました。
キャラが勝手に動くを久々に体験。
どーせなので、後で地の文付けたverをまとめに投下しておきます。
見てくれた人に感謝。今日も一日頑張ろう。
朝からGJ!
GJ
やっぱり麻美とゆらりのかけあいはこのテンポが良いな
GJ!
GJ!かなり笑えたぜ。
即興でここまでの掛け合いを書けるとか凄いなw
この三人の関係性が好きだ。
おお、GJ!
最近また投下が少しずつ増えてきたなあ
なんだか急に勢いが落ちた気がするぜ
定期的に過疎るよね。
このスレでは面白い話題提供者も募集しています。
安価で書いて欲しいキャラの募集でもしようかなぁ
過疎といっても、エロパロ板基準ではかなりの盛況ぶりなんだがなぁ
エロパロ板基準では……
2011でもいいのかな?
人がいないって訳でもないんだけどね
まあ、まったりといきましょうや
ほぼ丸二日レス無かったのにどこにいたんだお前達w
ネタはいくらでもあるんだが、それを作品にするのは大変なんだよなぁ
3000字位の短編をコンスタントに二時間位で仕上げたい。
>>669 絵からストーリーってのはよくあるパターンだよね
本家もあったのか、いそいそ
「ダーリン」呼びが似合う彼女って誰だろう。
そりゃ紀香が一番(ry
>>669 一枚絵から思い浮かぶ時ってあるよね、やっぱ絵の力も凄いと思うわ
・・・作った後作者に本当は礼の一つでも言いたいんだけど、R-18SSだと伝えるのが憚られる
全年齢だったらまだ言えるんだけどさ
>>670 そりゃ1人居ればROMがあと30人はry
>>672 素で言いそうなのはヒヨリンとか奈桜、甘ったるい発言を素でしても臆しない性格だと言いそうな気がする
周りの変なものに影響されて一時的に口走りそうなのは恵理とか漣か
>>672 そんなの決まってるだろ。k…あれ、誰か来たみたいだ。
ダーリンとか言いそうなのは奈桜かなあ
やっぱりバカップルが似合いそうだし
そういや今日はおっぱいの日らしいね
801の日と聞いたが
おっぱいと言ったらみなこさんでしょ
>>679 だけどみなこさんの作品一つしかないんだよなぁ
自分はあいにく1未プレイだからネタすら思いつかん
魅力的な彼女だから誰か書いてくれると嬉しいけど…
未プレイなのに魅力的ってわかるの?
>>681 知ったような口利いてすまん
スタイルがいいってのを聞いたことがあっただけ
ストーリーがどんなのかは知らないんだけどねぇ
>>682 パワポケ1を買ういいきっかけじゃないか
>>672 「ねーねーダ〜リン♪」
「・・・・・・・・・」
「ねー返事してよーダーリン♪」
「・・・・・・武美」
「なぁに? だぁーあぁーりん♪」
「・・・さすがにダーリンってのは、その、なんだ。身体がムズムズ痒くなってくるからやめてくれないか?」
「いいじゃない。こういう風に呼び合うのもロマンだよ!あ、ついでにあたしの事もハニーって言ってみてよ!」
「絶対に断る!」
なんかノリがいい彼女とか意外と似合いそう
みなこさんは1では貴重なお姉さん担当だった。
あと彼女がくれた広角打法も、当時のパワプロ・パワポケでは最も貴重な特殊能力のひとつだった。
経験点でとれちゃうようになったのはいつからだっけ。
>>684 「ダーリン」と呼ばれるのは男のロマンなんだよ(キリッ
最近のパワプロは流し打ちでも普通に打てちゃうからそうでもないけど、パワポケは相変わらず流し打ちが弱いから広角打法はかなり優秀だよな
あとはパワポケならではの能力ってなんだろ 超特殊はともかくとしてヘッスラもパワポケだとかなり強いんだっけ
帳尻合わせとかホーム○とかバント処理○とかはパワポケだけだったと思う
本家にこんな特殊能力あったっけ?
なんかまとめのコメントが荒れてるので管理人さん削除して下さい。
各キャラのページにもたまに沸いてるので、その度消した方が良いかと。
あと、昔の作品がトップに来てると紛らわしいから
誤字を少し直した程度の更新は、トップに来ない様にそてほしい。
>>687 13で悪球打ちとか天然芝○とかピボットマンとかベアハンドキャッチとか一気に追加された気がする
>>689 そういう報告はwikiの議論スレとかにしてきた方がいいよ
殆ど機能してないっぽいし、見てる人もそんなにいないだろうからこっちでいいかなと。
10人以上が同時にみてることがないようなwikiだしな
まあ管理人が大体週一くらいで更新するから確認はしてくれると思うよ
彼女イベントでもらえる特殊能力はもはやツッコミ待ちの領域だな。
本家の初球○とかかわいいものだ。
…そういやパワポケで初球○もらえる彼女イベントあったっけ。
コメント荒らしが発生しているため、下記サイトにwikiを移転しました。
http://pawapokeeroparo.wiki.fc2.com/ 携帯電話によるコメント、ページの編集はできません。(閲覧はできます)
ご意見、ご指摘があればwikiにコメントまたはメールをお願いします。
>>689 新規ページが追加されたときのみ更新情報が表示されるようにはできません。
編集の際にチェックを外せば表示されないようにできるため、トップページに注意書きを追加しました。
>>695 あれだけの量は大変だったでしょうに、お疲れ様です
>>695 乙です
トップページの方のメニューからのパワポケ10の作品へのリンクが途切れていたので直しておきました
今後の議論スレ的な役割の場所や避難所はどうします?
>>699 旧wikiの掲示板をそのまま使うことにしました。
トップページにリンクを追加したので、そちらからお願いします。
>>695 お疲れ様です。
書き手としては頂いたコメントが消えてしまったのは残念ですが、仕方無いですね。
これでひとまずは安心かな?
おっぱいはロマン(キリッ
サイボーグ同盟のガイノイド組はみんなおっぱい大きいと思うんだ
確か友子が着やせしてるってイベントがあったよね
あれ?管理人さんのエリの作品がいつの間にか更新されてる
俺が気付かなかっただけかな?
とにもかくにもGJです!心待ちにしてたので
自分の想像してた展開と違ったけど、これで完結したのかな…?
「なあ武美、それはロマンじゃなくて『エロマンガ』の間違いなんじゃないのか…?」
ってフレーズが下りてきたけど一体どんな状況なんだか
つまりエロマンガ的なシチュエーションなんだよ。
もしくはエロマンガ島。
武美「あれは…風来坊?!」
小波「アナタハ…カンポウヤクヤ ノ タケミサン」
武美「こんな所で何をしているんだ!」
小波「ボク、クサイッテ…カブトムシ ノ ニオイガスルッテ…」
武美「そんな…!君がカンタ君にどれだけ貢献 したと思ってるんだ!」
小波「ショウガナイヨ…」
武美「風来坊、いやレッド。ウチに来な いか」
小波「エッ」
武美「お風呂に入れてあげようじゃない か!」
ラミレス「ハ、ハラサン…」
(なんJネタを持ち出しちゃ)いかんでしょ
いや、マジでね
これはやってしまいm(ry
分かりやすいのはともかく、たまに気づかないで使ってしまうことがあるから困る
モグラーズで内川コピペとかありそうだ
モグラーズは全てが終わっていたので
武美のおっぱいを見てるだけで性欲が涌き出てくる
ズネーク「性欲をもてあます」
欲望のままに書いた武美のSS投下
題:性交実験
―大神研究所 サイボーグ性交実験4回目―
「一体、何回すればいいのよ…全く…」
武美はYシャツ姿で目の前のベッドに寝転がっている裸の男の前で呟く。
男のモノは既に肥大化していて、準備万端だった。
「わ、悪いが早くしてくれ…」
「分かったよ。全く…ロマンの欠片も無いよ」
Yシャツ、ブラ、パンツと次々と脱ぎ捨てて全裸になると、男に体を預けた。
「さあ、好きにやっていいよ?さっさとしてくれれば、早く終わるし」
「言われなくてもやってやるよ!」
そう言うと、男は武美の胸に貪りついた。
「んあっ!」
武美は電流が流れたかのような反応を見せる。
更に男は休める暇無く、片手の指を武美の秘部に無理矢理入れ、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら愛撫をする。
「ん、ひゃあ!そ、そこは…ダメッ!」
「五月蝿ぇ!」
「あっ……ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
大きな喘ぎ声を上げると、秘部から透明の液体が吹き出した。
胸の先端はピンと勃っていて、絶頂を迎えたのが分かる。
「もうイったのか?全く早漏な奴だな…」
「はふっ……はふっ…」
肩で呼吸をしている武美を他所に、男は硬くなったモノを武美の秘部へと勢いよく挿入させた。
「んんーーーっ!!」
ビクビクと体を震えさせて、再び絶頂を迎える。
「やべぇ…すげー気持ちい…」
快楽に飲み込まれた男は、理性を捨てて夢中で腰を動かし始めた。
結合部からは絶え間無く愛液が溢れ出ていて、ベッドを汚している
「だ、ダメ…気持ちよすぎるっ…!」
耐えられなくなったのか、武美の口からポロッと言葉が出てしまった。
武美の甘い香り、揺れる乳、綺麗な素肌
そして凄まじい快楽により、男に限界が訪れた。
「ぐっ!だ、出すぞ!」
「ふぁ、ふぁ、ふぁあっ……!!」
「………!」
腰を強く前に送ると、精液が吹き出すように、武美の胎内へと吐き出された。
互いに凄まじい快楽が襲う中、男は武美の口を奪っていた。
「んちゅ……んっ…」
「はっ…はっ……」
射精が止まると、男はモノを秘部から引き抜き、武美の胸へと顔を埋めた。
「へへっ……第2ラウンドを開始するぜ」
「もう…手加減してよ」
「出来るだけ、してやるよ!」
こうして、数時間に渡って性交は続いた。
武美は7回目の性交で完全に気を失ってしまい、実験は途中で失敗に終わった。
因みに、同じサイボーグである友子最高12回の記録更新に至らず
終了
武美エロいよ武美
乙乙
友子www
乙
ガイノイド組の大神に居ただろう頃の話を書くのも面白そうだなあ
やっぱり友子はそういうポジションに落ち着くよなw本編でも得意だったし
偽の記憶を刷り込ませて嘘っぱちの親近感をでっちあげ、寝技で籠絡する……
よくよく考えると友子って怖いよな。
上川の完全上位互換だしね。超能力者なら特A級ぐらいではありそうだ。
724 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 22:49:03.07 ID:6G/R2svS
ほんと同じようなゴミしか書けないな
>>723 戦闘能力が皆無だからそこまでいかないんじゃないのかな
ちょっと前にvipにパワポケSSのスレが立ってたね。
意外と人居て楽しかったから、また立ってほしいものだ。
>>713 本拠地、大神スタジアムで迎えた中日戦
先発カリムーが大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、昨年の本塁打王諸星は独りベンチで泣いていた
WBCで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のモグラーズで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」諸星は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、諸星ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」諸星は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、諸星はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した諸星が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにモグラーズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする諸星の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「スガオ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った諸星は目を疑った
「は・・・はたやまさん?」 「なんだデブ、居眠りでもしてたのか?」
「み・・・水木コーチ?」 「なんだ諸星、かってに水木さんを引退させやがって」
「イサムさん・・・」 諸星は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:倉刈 2番:イサム 3番:水木 4番:諸星 5番:ドミオ 6番:古沢 7番:畑山 8番:馬井 9番:大神
暫時、唖然としていた諸星だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
木村からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する諸星、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている諸星が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
倉刈さんはいつから三塁登録になったんだっけ?
たしか、3ではオクトパスで遊撃手なのに、
アレンジのモグラーズだとすでに三/捕外なんだが
1番は畑山さんじゃないかなぁ
倉刈さんより足速くてミート広いし
もうすぐ夏コミだけどポケの同人ってあまり見かけないんだよなあ
今回はどこか出してくれるといいんだが
毎年一冊だけど今年は二冊あったはず
確か友子ので一冊あったよな
なんかwiki行ったら色々新作来てるね。
紛らわしいから、ここで言ってからwikiに投稿してほしいな。
餅田SS続きが凄く気になるから早く投稿してくれ。
>>734 ああ、あれは新作じゃなくて
旧まとめwikiには載ってたけど、新まとめwikiには無かった作品を移したり
文字制限オーバーで途切れていた作品を分割したりしてたんだ
紛らわしくて申し訳ない
忘れてた
餅田の罪シリーズとsweet summer festivalは新作です
窓を開けると、湿気を含んだ生暖かい不快な空気が部屋の中へと流れ込んできた。
重たいその熱風に息が詰まりそうになる。
かといって、クーラーを付けっぱなしで寝るわけにもいかないので仕方が無い。
諦めて窓を開け放つ。
部屋の中へと視線を戻すと、床の上で猫のように丸くなって寝ている茜の姿が目に入った。
リンが居なくなって以来、茜は俺の部屋へと遊びに来ることが多くなっていた。
人に見付かったら罰金ものなのだが、なぜか今まで誰かに咎められたことは無い。
茜曰く『情報屋の妹なので、隠密行動はお手の物です!』らしいが、それは説明になっていないと思う。
音を立てないようにして、茜の傍へと腰を下ろす。
茜は気持ち良さそうに表情を緩めながら寝入っている。
茜の、額に汗で張り付いている髪を指で除けて、顔が良く見えるようにする。
近くで改めて見てみると、茜の顔立ちが非常に魅力的なことに気付かされる。
子供のあどけなさを残しながら、生まれ持った才ゆえに背負った影も感じさせる、アンバランスな魅力を持った容色。
つぼみが花開く途中の、短く限られた危うい美しさを思わせる。
伏せられた長いまつげ、暑さのせいで赤みを帯びた頬、頬を流れる珠の様な汗。
蠱惑的だった。
衝動的に茜を奪ってしまいそうになるほどに。
引き寄せられるように、茜の性的にぷっくりと膨らんだ可愛らしい唇の上に指を這わせる。
欲望と理性の合間の行為だった。
何度も指を行き交わせていると、茜が突然その指に食いついてきた。
無意識の行動だろうか、そのまま授乳される赤ん坊のごとく、音を立てながら強く吸い付いてくる。
思わず一つ息をつく。
指を吸われているだけなのに、腰が浮くほどの快感を感じる。
小児的な茜の行動。それを、性的な衝動で汚している。
美しく整えられた枯山水を、指先で少し崩すような、背徳的な快楽だった。
指を引き抜こうとすると、それを上回る力で吸ってくる。
指を押し込もうとすると、舌でちろちろと押し返してくる。
茜の口内は、温かかった。
体温を感じさせる温度だ。
欲望に任せて口の中を指で探る。
頬の内側を撫で、歯並びをなぞり、舌を弄ぶ。
激しい凌辱だったが、茜は目を覚まそうとしない。
茜の口の端から湧水のように溢れた唾液が、床を汚し始める。
構わずに、指を暴れさせる。
くちゅくちゅという水音とちゅうちゅうという吸引音が、狭い部屋の中を満たす。
指がふやけるまで、茜を思うままに犯し続ける。
指を引き抜き、終わりの来ない性行為に区切りをつける。ちゅぽんと間抜けな音が鳴る。
茜の唇と、俺の指が、細い透明な橋で繋がれる。そして一瞬で切れる。
唾液でぬらぬらと光る指先を眺めて、しばしの逡巡を経た後、それを咥える。
茜の体液は、甘い味がした。
茜にタオルケットを掛けてやり、部屋の明かりを消す。
「おやすみ、茜」
頬にキスでもしようかと思ったが、止めておいた。
暑くて寝られない夜(もう朝だけど)に小ネタを
書いてから気付いたけど、リンが出て行ったタイミングと夏では明らかに食い違っているな
まぁ所詮小ネタだし気にしない方向で
>>728 内川コピペは村田と吉村が必ず死ぬのがワロタ
乙
高校野球見てたら無性にパワポケがやりたくなってしまう
そういや夏海って10でちょこっと出た時どんな喋り方してたっけ
一人称が「俺」のままだったか「私」に変わってたかとか思い出せん
743 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/13(土) 15:11:14.39 ID:xD6NGWh0
さらウン投下します
744 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/13(土) 15:12:18.51 ID:xD6NGWh0
ブビビッ、ビチビチビチビチ、プスゥ〜
何か変な音が聞こえるぞ!
小波「何だよ、まったく・・・しかも臭すぎるし」
続く
745 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/13(土) 15:21:24.64 ID:xD6NGWh0
GJまだー?
せっかくの夏場なのに過疎気味だねえ
今は盆だしねえ、盆過ぎにはまた投下があるだろうさ
パワポケ「准を無視したらどうなるか」
まったり投下していくので、見てる人いれば支援してくれれば。
カランコロン
准「いらっしゃいまー…って何だパワポケさんか。挨拶して損した」
パワポケ「………………」スタスタ
准「ちょ、ちょっとパワポケさん?何私も無視して維織さんの席に向かってるの?そんなに餌付けされたいんですか?」
パワポケ「………………」
准「な、何か言って下さいよ。何ですか、何かの遊び?あまり私そういうのは感心しな…
パワポケ「マスター。コーヒー一つ」
准「ちょ、ちょっと!何でマスターに直接頼んでるんですか!注文なら私が…」
パワポケ「維織さん、維織さんも何か頼む?」
維織「…うん。パワポケ君と同じのを頂戴」
パワポケ「オーケー。マスター!もう一杯お願いします」
准「ちょ、ちょっと………」
准「お、お待たせいたしました…お熱くなっておりますのでお気を付け下さい」 カチャン
パワポケ「…………………」
准「あ、あのパワポケさん?何か私怒らせる様な事しちゃいました?」
パワポケ「……………………」
准「そ、そりゃあ心当たりが無い訳では無いですけど、で、でも今まで楽しくやって来た訳だし…」
パワポケ「…………………」
准「入って来た時の私の台詞が気に入らなかったんですか?だ、だったら謝りますから。ほら、機嫌直して下さいよ」
スッ
バンッ!(准の手を払いのける音)
准「痛っ…!!ご、ごめんなさい、パワポケさん…」
客「スイマセーン、注文良いですかー?」
准「あ、は、ハーイ。ただいまお伺いします!パ、パワポケさんごめんなさい。注文が入ったので…」
維織「…准ちゃん。早く行った方が良いよ」
准「(ビクッ!)ハ、ハイ…」
マスター「どうしたんだい准君。オーダーミスなんて君らしくないじゃないか」
准「ス、スミマセン。」
マスター「接客中も心ここに在らずみたいだし、今日はもう帰るかい?」
准「い、いえ。大丈夫です、これからは気を付けますから」
マスター「そうかい?まぁ維織お嬢様も居るんだから、邪魔になる事はしない様に頼むよ」
准(何してんだろ私…しっかりしないと!パワポケさんが相手にしてくれないくらいの事で………うぅ)
准(言葉にしたら余計悲しくなってきた…入店してからもう1時間も経つのに、一度も私と目を合わせてくれない)
准(さっき横を通ったら、私が持って来たコーヒーに全然手をつけて無かったし…もうどうすれば良いのよ)
准「何だか…いつかの維織さんみたい。あの時、風来坊さんはどうしてたっけ………そうだ!」
作戦その1
准「パワポケさん!ごめんなさい!」
パワポケ「………………」
准「たしかにあんな事をすればパワポケさんが怒るのは当然だと思う。私があの時あんな事をしなければ
パワポケさんはあんな事にならずに済んだのに…」
パワポケ「………………」
准「もう二度とあんな事にならない様に気をつけるし、パワポケさんの気持ちも考えて行動するから」
パワポケ「………………」
准「本当にごめんなさい!!!」
准「…………………」チラッ(頭を下げながら様子を見る)
パワポケ「…………………」
准「あ、あはは………………」
パワポケ「…………………」
准「あ、や、やかんに火をかけっぱなしだったので戻りますね。」 タタタ
パワポケ「…………………」
維織「……………クスッ」
准(…駄目だった。一度吹き出させてしまえばこっちのものだと思ったのに…)
准(そして、あの時の自分の心情を思い出して、今の私に同情してくれると思ったのに…)
准(ホントに、何であんなに怒ってるんだろう。嫌な事があっても、それを外に出す人じゃないし…)
准(やっぱり、私が悪いのかな。楽しくじゃれあってるつもりだったけど、ホントは楽しかったのは私だけで…)
准(パワポケさんはずっと嫌々だったのかな………ぐすっ)
准「どうしたら許してくれるんだろ…」
作戦その2
准「お客様。私のサービスで、店で最高級の豆を使用したスペシャルブレンドコーヒーをお持ちしました」
パワポケ「…………………」 ピクッ
准「(!)それに加えて、特大ジャンボミックスパフェもお持ちしました。勿論こちらも私のサービスでございます」
パワポケ「…………………」ピクピクッ
准(こ、これはもしかして…?)
維織「…………………」 パタン!(本を閉じる音)
パワポケ「(!!)……………………」
維織「准ちゃん、ハムサンド50人前」
准「ご、五十ですか!?」
維織「うん、早く。この二つは私が貰っておくから」
准「わ、分かりました…」
パワポケ「……………………」
ここまで書き溜め。
というか以前vipで投下した所まで。
ここから考えながら書くので、まったりお付き合い頂ければ。
>>755 なんというか
vipのノリで書かれてもなあ
ここはデフォルメ造形のパワポケキャラに欲情するダメ大人の巣窟なんだよぉ
そういう心構えでここの住人はこのスレを開いてるんだよぉ
勃ったり濡れたりしないと反応しにくいんだよぉ
>>755 vipでやれ
vip用に書いたんだろ?
高校野球見てて思ったんだが、
パワポケは何度も甲子園編やってる割に、チアリーダーの女の子ってあまり見かけないよな。
無視してみた系はツンデレくらいにしか効果がないし
この前の武美を無視してみたと同じでいい気がせんな
>>759 確かになあ、でもどっちかって言うとパワプロの方が出そうだ
立ち位置的に近いのは八坂さん(彼女候補じゃないが)だな
そりゃあvipでやった方が反応あって楽しいだろうけど
パワポケSSスレなんてそう立つものでも無いしなぁ。自分では立てられなかったし。
かなりの期間投下なくて過疎ってるから良いかなーと思ったんだけどな。
准はツンデレの亜種と思うんだがどうか。
そういう趣旨のスレではないからなあ
VIP云々はどうでもいいけど、
未完で投下したりする辺りテンプレ(というか
>>2)を読んでないの丸出しの人はちょっと・・・
久しぶりに伸びてると思ったら何かアレなことになってるね
個人的にテンプレ守ってある投下なら、vip向けのものであろうが何でもありがたいと思う
要約すると、准は俺の嫁ってことか。了解した。
っていうか准がいじめられるだけで興奮してた俺には十分エロパロの範疇に入るものに見えたぜ
vipでってのは言われるまでまるで思いもせんかったw
>>768と涙目の魅力について、泣いているのと泣かせることの醍醐味の違いについて語り合いたい気がしたが、自重しておく
甲子園のせいでまたパワポケがやりたくなってきた
>>748だけど
未完で投下の事については、すまないと思う。
あの時点では書き上げる気はあったんだが…。
普通に投下してたら連投規制かかるから、支援してくれれば助かるというのもあるんだが。
直接的なエロだけがエロでは無いと思うんだぜ。
>>769 是非意見を承りたい。
それじゃあ続きを仕上げるとします。
准「パン足りるかなぁ」 せっせっ
准(さっきの反応を見ると、やっぱりパワポケさんには食べ物が有効…)
准(謝罪に大事なのは誠意。誠意は言葉ではなくて金額という名言がある)
准(銀の食器を壊せば、金の食器を買って返す。こっちも痛い思いをするのが謝罪)
准(人に謝る事なんて殆ど経験無かったから忘れてたけど、以前維織さんからオススメされた本にはそう書いてあった)
准(それをこの状況に当て嵌めて考えると…)
トン (包丁を置く音)
准「………よし!マスター!ちょっと私、買い出し行って来ます!」
マスター「!(ニヤリ)うん、行って来なさい」
准「大変お待たせいたしました、お嬢様、ご主人様」
ドンッ!
維織「……………?」
維織「准ちゃん?随分多いみたいだけど、これ本当に50人前?」
パワポケ「……………………」(ダラダラダラダラ)
准「はい、50人前です」
維織「…そうは見えないけど。どう見てもその倍はありそうな…」
准「それで合ってますよ。合わせれば100人前です」
維織「?…どういう事?」
准「これは…『二人分』です。パワポケさんと…私の」
維織「二人、分。」
准「ハムサンド50人前、私も頂きます。パワポケさんと一緒に」
維織「…どうして?私が注文したのは、パワポケ君の分だけだよ」
准「勿論私の分は私の自腹です。まぁ実際にこれから自分の腹に入る訳ですが」
維織「…上手い事言わなくていい。どうして、そんな事するの?」
准「私、気付いたんです。パワポケさんに許してもらうにはどうすればいいか」
准「言葉だけで謝るんじゃなくて…自分も痛い思いをする。それが謝罪です」
准「パワポケさんが何で怒っているのか、それは分かりませんがパワポケさんの事だから食べ物関係の事なんだと思います」
准「だから私は、謝罪の気持ちを込めて、一生懸命このハムサンドを作りました」
維織「…たしかに、たった一つにも手抜きを感じられない、黄金比で作られた完璧なハムサンド…」 じゅるり
准「でも、それだけでは足りません。だから私は、パワポケさんと同じ罰を受けます」
准「それが私の答えです」
ぱちぱちぱちぱち
維織「…良く言ったわ、准ちゃん」
准「維織さん………?」
維織「貴方の覚悟、確かに受け取った。…それでもう十分」
准「許して…くれるんですか?私を」
維織「うん。十分面白か…ゲフンゲフン。准ちゃんの気持ちは分かったから。ね、パワポケ君」
パワポケ「…………………」
維織「ね?」
パワポケ「!………………」コクコク
准「そ、そうですか…良かった…」じわ…
維織「泣かないで、准ちゃん。そうだ、このハムサンドはパワポケ君に任せて、美味しいカレーでも食べにいこうよ」
パワポケ「!?…………………」
准「ハイ!お伴します!」 ニコッ
維織「うん。じゃあね、パワポケ君。全部食べるまで帰って来ちゃ駄目」
パワポケ「…………………」
准「じゃあね!パワポケさん!」
カランコロン
パワポケ「…………………」 むしゃむしゃ
マスター「パワポケ君、コーヒー要るかい?」
パワポケ「……………頂きます」
FIN
終わりです。…オワリデスヨ?
多くを語るのも蛇足かなぁとさらっと流しました。
背景について一言言うなら、維織さんの悪ふざけ。
メイド→機嫌直す→下のご奉仕とか一瞬浮かんだけど、維織さん目の前に居たから無理だったorz
台本形式にも即興にも特有の良さがあると思うんだ。
見てくれた人ありがとう。
少しでもスレ停滞打破の力になれたのなら幸いです。
>>776 乙乙
主人公カワイソスw
確かに即興にも良さがあるかも知んないけど
長時間一人が使い続けるから他の人が書き込みづらいし
vipと違って書き手が一人って訳じゃないし求められるものも違うしね
一気に書きまとめて投下したほうが他の人もすぐに書き込めるしね
>>776 GJです
台本形式だと脳内でゲーム画面が再生されるんだよな
基本地の文あるのが原則だけど小ネタとかだと台本形式のが良かったりする
>>776 乙
なんか
>>770のレス見る限り誤解してると思うが、また投下するつもりがあるなら、
その時は1レス目を投下する前に完成させてから投下してね。未完でってのはそういうこと
780 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/15(月) 14:09:36.58 ID:GTB+n450
>>744の続き
さら「あは〜ん、気持ちいいわ〜ん」
なんとさらが野グソをしていた、これには大興奮!!
↑ここ抜きどころです!!
小波「もう我慢できねえええええええええええええええ!!」
俺はウンコ中のさらに襲い掛かった!
続く
※vipから来た人はさっさと帰れ!!
まぁ前半も別スレで即興で書いてた物だから、なんか書き溜める気が起きなかったんだよ。
きちんと完成させる気があるならリアルタイム投下も別に問題無いと思うんだけどな。
そんなに回転の速いスレでも無いし。
あまりに長過ぎると問題だけど。
もっと色々自由で良いと思うんだ。
782 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/15(月) 14:45:50.37 ID:GTB+n450
リアルタイム投下はどうでもいいがお前は消えろ
大学生舐めるなよ
やっぱvipの連中って糞だわ
何のためにテンプレがあるかも理解できない程度の知能の奴が書いた作品なんて誰も求めてない
>>781 このスレに作品を投下する以上はきちんとテンプレを読んでそれに従って投下してください
確かに自由も大事だけど、最低限のルールを守ることもまた大事ですよ
とりあえずこの話は終わりにして
切り替えて行きましょうや
せっかくの夏なんだから
もっと夏っぽいネタの話しようぜ!
お前達ってちょっとトラブルがあると沸いてきて自治()するくせに
建設的な事は何もしないのな。
文句ばっか言ってないで小ネタの一つでも投下してみろよ。
788 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/16(火) 15:24:04.43 ID:3CD0VvV3
>>780の続き
ズブブブブ!
ウンコ塗れのアナルに俺のチンコが!
さら「あ〜ん、いや〜ん」
気持ちよすぎて我慢できないぜ!!!!!!!
小波「あおおおおおおおおおおおおお!!!」
続く
789 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/16(火) 15:36:41.96 ID:3CD0VvV3
さらのウンコの臭いについて
とにかく臭い
そして量も多い
極太一本糞を毎日ひりだしているのでアナルも頑丈になってしまった
しかしアナルセックスばかりしているのでゆるくなりよく漏らしてしまう
何か書いてて興奮してきた
薄い&エロくなくて申し訳ありませんが、投下させていただきます。
晩秋。
木々は色づき、作物は実り、風は冷気を孕み始める、祝いと喪失の季節。
窓辺から見える、沈みかけた太陽が、ここ、遠前町におやすみを告げようとしている。
この町に来て、もうすぐ七ヶ月か。速いものだ。
「何をしてるの……?」
「ええ、ちょっと」
「?」
抑揚の乏しい声に振り返る。
さわさわと緑髪を揺らし、維織さんは首をかしげていた。
小動物然とした雰囲気を全身に纏うこの人だが、しかし、その行動は宇宙人だ。
今日だって、俺は不可解な状況下におかれている。
今この人が座っている椅子は、朝にはこの部屋に無かった。
椅子だけじゃない。圧倒的な質量で鎮座するピアノだって、また然り、だ。
「維織さん、質問したいのは俺の方です」
「何?」
「どうしてここに、喫茶店にあったはずのピアノが?」
「運んでもらった」
「俺の練習中に?」
「うん」
何で、とは尋ねない。
必要最低限のいきさつさえわかれば、そこから先は気にしないことにしている。
維織さんとの付き合いで会得した極意の一つだ。
維織さんは、謎多き人だった。
自分は鎖につながれた小鳥だと、その鎖を引きちぎる術を知らない囚われの鳥だと語った。
なのに、肝心斜めである鎖の元を教えてくれない。
維織さんが俺に隠す『用事』や、無尽蔵とすら思われるお金の出所も、きっと鎖に関係あるのだ。
もどかしく、掴めない微妙な不和を抱えたまま、俺達は今日に至っている。
おもむろに、維織さんが口を開いた。
「……曲を、作ったの」
「曲?維織さんが?」
こくり。平らな表情で維織さんが頷く。
「その曲を聴いてほしい。だから、運んでもらった」
両手を膝に添えて、維織さんは静かに佇む。
こうしてみると、維織さんも年齢相応に淑女らしく見えるから、女性というのは不思議だ。
「わかったよ維織さん。聴かせて、維織さんの曲を」
「……うん。じゃあ、ベッドにでも座っていて……」
言われたとおりにベッドに腰かけると、上等なスプリングが程よく弾む。
柔らかなシーツに沈み込み、それだけで眠りに落ちてしまいそうだ。
クラシックだったら不味いかな……、なんて思っていたら、ぺこり。維織さんは俺の方を向いて、小さくお辞儀をした。
ぱちぱちぱち。反射的に手を打ち鳴らす。
小さな小さなコンサートが、幕を開けた。
ポロン。維織さんが、鍵盤を軽く叩く。指の準備だろうか、はたまた音を確かめたのか、とにかく満足したらしく姿勢を整えて、
両手を盤上に置いた。
空気の変化を感じる。
熟達した技量が、小さな背中越しに場を支配したのだ。
刹那、肩が揺れた。
普段からは信じられないスピードと力強さで、維織さんの指は鍵盤を右へ左へ滑る。
イントロが終わると、メインテーマだろう、物寂しいメロディーが流れ始めた。
リズムはやや早め、ほどよいスタッカートが曲調を軽快なものにしているのだが、紡ぎ出されるハーモニーはマイナーで、
陽気な行進、と言うよりは、速すぎる時の経過を嘆きながらも、ひたすら前に進む追憶のメロディー。
サビに入っても曲調はほとんど変わらない。むしろ低音が交じり、より力強く、より物寂しくなった。
高らかに唄う一羽の鳥。
決して孤独が好きな訳じゃない。決して一人の道を選んだ訳じゃない。
だが、仕方ないじゃないか。そもそも初めから道など一つしかなかったのだから――
誇り高く、自嘲気味に鳥は鳴き、曲は終わった。
俺は音楽には疎い。ソラで歌える曲なんて、とある戦隊ヒーローのテーマソングだけだし、
ましてやクラシックの小難しい知識なんてゼロだ。
それでも、俺の頭には、おぼろげながら絵が浮かんでいる。
俺は、その絵の意味するところを把握しかけていた。
だが、何かが足りない。組み立てたパズルの、根幹となるピースが数枚足りないのだ。
何だ?この曲は何を意味しているんだ……?
「この曲は」
維織さんが、いつの間にか目の前に迫っていた。
「一人のヒーローの物語」
「そのヒーローは、とある町に突如現れた」
「ヒーローは、強かった。廃れかけていた町を、何度も何度も救った」
「初めは誰もが喜んだ。ヒーローも共に喜んだ。町の人々の喜びは、同時にヒーローの喜びでもあった」
「でも」
「ヒーローは、亀裂を生んだ」
「救われていたはずの人々が、所詮余所者だと、ヒーローの存在を妬んだ」
「それでもヒーローは負けなかった」
「一つの危機を乗り越えて、ヒーローは心許せる友を得た」
「いつしか、ヒーローは町に住み続けたいと願うようになった」
「でも」
「それは叶わぬ夢物語」
「ヒーローはやがて町を去る」
「人々に惜しまれ、見送られて、……そしていつかは忘れられる」
「なぜなら」
「ヒーローは、旅ガラスでもあったから」
「この曲は、誇り高き孤独なうた」
「……この曲の名は」
維織さんは言葉を切った。
口を俺の耳元に沿えて、そっと、曲名を呟いた。
その晩、維織さんは俺を求めた。
風呂上がり、バスタオル一枚で出てきた維織さんは、固まった俺をベッドに押し倒した。
小さく震える控えめな双球。
滑らかな白い肌。
深緑の淡い叢に護られた聖なる泉。
かつてないほどに維織さんは体を預け、俺も維織さんを愛した。
貪った、と言った方が近いのかもしれない。
何度も何度も維織さんを味わい、所有の刻印を身体中に散らし、絶倫と化していた肉塊を叩きつけた。
あの曲の意味を、維織さんの言葉を、理解はしたが納得できなかった。
似て非なるまがい物のピースをはめられた気がしたのだ。
……不安だったのだ。俺は。
――なぜ、ヒロインの話は語られないのだろう?
しかし、俺は維織さんに内心を打ち明けようとはしなかった。俺は肉欲で不安を誤魔化した。
なぜ?
理由など、わからない。
数週間後、維織さんは、消えた。
「で、結局なんて言ってたの?その曲の名前」
「ああ……、旅ガラスのうた、だって」
「うわ、直球だねぇ。ま、維織さんらしいかな」
維織さんの失踪からはや一週間、俺は閉店後の喫茶店でコーヒーをすすっていた。
いつもの席、いつものコーヒー、けれども、一番大切な、いつもの人はもう居ない。
思い返せば、ヒントはあった。維織さんが語ったあの曲のストーリーに、維織さんが居なかった理由。
『ヒーロー』は、救うべき人の真実を知らなかったからだ。
『ヒーロー』は、どこかで道を間違えたのだ。
『ヒーロー』は、あの晩、最後のチャンスを見逃したのだ。
だから、『ヒーロー』が主人公である話において、維織さんの話は語られないまま終わった。
維織さんが何のためにあの曲を作ったのか、俺には推測しかできない。
ただ、もし、あの曲が、全てを諦めていた維織さんの、僅かに滲み出た無意識な未練だったとしたら……。
お笑い草だ。『ヒーロー』は、本当に守りたかったものを、目の前で見殺しにしたのだから。
「……は」
笑おうとしたが、掠れた声しか出なかった。舌打ちを一つ飛ばす。と、目の前の腹黒メイドが、不安げに俺を見つめていた。顔を見てしまった瞬間、駄目だ、と俺は悟った。
聞かずにはいられない。俺はこいつしか答えられない問いを、我慢すべきである問いを、しかし問わずにはいられない。
「なぁ、准」
「ん、なに?風来坊さん」
「維織さんは、俺と過ごした時なんてなんとも思ってなかったのかな。俺は、維織さんのそばに居ただけのピエロだったのかな。……俺は、俺はまたヒーローになれなかった、のか?」
「また……?ううん、そんなことないよ」
即答だった。
「維織さんは変わろうとしてた。
空想に創られた虚構の本の世界から出てきて、風来坊さんに興味を持った。
風来坊さんを通して、維織さんは外の世界に目を向けたんだよ。
インプット専門のめんどくさい星人だった維織さんが、自分で他人にアプローチかけて、
あまつさえ自分の家に住まわせるなんてあたしは暫く信じられなかったもん。
維織さんにとって風来坊さんは、それこそ別世界から彗星のごとく現れたヒーローだったよ」
准の言葉には、同情もお世辞も見えない。心の底を話してくれているのだろう。
だからこそ、情けなかった。
維織さんが本当に変わろうとしてたのなら、俺は最後までヒーローとして、
役目を果たさなければいけなかったのだ。
中途半端な希望を与えるヒーローなど、悪役以下ではないか。
准が、小さなため息をついた。
「ね、風来坊さん。こっち向いて、ちょっと目つむってて」
准の声色は、震えていた。
数々の恐ろしい切れ味の言動で俺を震え上がらせてきたこの腹黒メイドも、今この時だけは、年相応の少女に思えた。
もしかしたらそれも演技で、頭からコーヒーをぶっかけられるのかとも僅かに疑ったが、まぁ、それもそれでいい。
「……んちゅ」
唇に、柔らかいものを感じた。ほぼ同時に、頬を伝ったのだろう水滴も、一粒。
目を開けようとは思わない。自ずと正体はわかっていた。
「ん……ぷはぁ。も、もう目、開けていいよ」
「……」
「今のは、感謝の気持ち。あたしの友達に、ひとときの幸せをくれたヒーローさんへの。……これでも、ファーストなんだから」
「……」
「試合、もうすぐだよね。あたしも観に行くから、頑張ってね、風来坊さん」
ありがとう、そう言葉をかける前に、ヒラヒラの服で涙を拭い、
准は店の奥へと姿を消した。
俺に残されたのは、湯気をたてる漆黒のコーヒー。
黒い水面を覗き込むと、雫が落ち、波紋が広がった。
「あ……?」
それが自らの涙だと気付くのに、そう時間はかからなかった。
止めどなく溢れた。生まれて初めての、悲哀の結晶。
だが、その涙を持ってしても。
コーヒーカップの中身は、苦く、真っ黒だった。
これで終わりです。
パワポケのBGMは短いのに感情豊かですよね。
>>800 GJ
一週目ルートか、切ない話だな
確かに「旅ガラスのうた」って哀愁漂うけどかっこいい曲だよね
維織さん失踪ルートか…
目頭が熱くなるな。
緑髪厨って頭おかしい奴しかいないんだな
乙、切なくていい話だった
そろそろ維織も殺されるか闇に堕ちそうな気がしてるので今のうちにこういう話を楽しんでおこう…
GJ
旅ガラスのうたはかっこいいよな
808 :
13@東京の超有名大学に通う19歳:2011/08/17(水) 19:54:56.04 ID:OzqdYMoI
さらウンも評価してくださいよー
よそのスレ行っちゃいますよ?
このスレにはドゥーニーとプラゴミしかいらない
消えろ
関係ない話だけど
浮気したら一番怖そうな女の子って誰なんだろ?
涼子に一票
本命:リン
次点:カズ、千羽矢、希美、紫杏、朱里etc.
しあん自体は3人までなら許すとか言ってなかったっけ
怖いのはあの二人であって
漣やさらとかは別の意味で怖そうだな
>>811>>813 涼子は鉄板だなww
てか浮気する前から怖いわww
>>812 次点多すぎるな
でもリンと紫杏はちょっと意外だな
俺は五十鈴が結構怖そうだな、と思ったんだけど、そうでもないかぁ
五十鈴の話でバッド(ヤンデレ?)エンドは聞いたことがないから妄想してるんだけどさ
>>816 リンはオーラ纏いながら浮気相手もろとも制裁食らわすかと。
紫杏は直接手を下しはしないと思うけど、取り巻き2名が制裁食らわす筈。
冬子の場合、暗殺者2名と兄様が黙っちゃいないだろうな・・・
まぁ、許容範囲を超えた紫杏本人は想像するのも怖いけどな
ネタ思いついたけど文才とエロが無い・・・
文才のせいにする人はたいていその「ネタ」がハッキリしてないだけ
島岡姉と天本さんも大概怖いと思。
>>820 いや、やりたい「ネタ」というか言わせたい台詞とかシチュとかは思いついたんだけど、
ボキャブラリーが足らんのです・・・どうしても単調になってしまう
じゃあまだ薄いんだよ、もっとグツグツ煮こもうぜ
元から投下する気がねーんなら知らんが
>>822 いろんな本を読むなり、ここや他スレの作品を読むなり
いろんな作品を読んでいって表現を参考していくといいよ
あとは納得がいくまでしっかり練って何度も推敲するといいさ
浮気ってきくとゆうじ君を思い出してしまう
「姉ちゃんにはチクっておいたッス」じゃねーよ……
826 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 05:50:40.07 ID:QHu6UzJN
13主×千羽矢が書けたので投下します。
しばらくやってなかったのでキャラ違ってたらごめん。
827 :
13主×千羽矢 Strong or not:2011/08/18(木) 05:53:00.75 ID:QHu6UzJN
千羽矢の事は受け入れた。元より嫌いになる理由もない。
確かに千羽矢には人とは違う所がある。だが、それも取るに足らないことだ。
病気の面影なども全くないし、自称化け物に身体を乗っ取られる心配もなくなった。ただ一つ問題があるとすれば…
strong or not...
「…これはどういうことで?」
彼女に尋ねる。といっても明確な返答など端から期待しちゃいないが。というか俺はユウキの部屋で寝てたのになんでこいつの部屋にいるんだ?…まあ運ばれたんだろうがな、片手で。もしくは触手で。
「もちろん、期待通りの事よ。」
「試験勉強中はしないんじゃなかったのかよ。」
「あれ、そうだったっけ?」
ちなみに状況を説明させていただくと、
試験勉強しようぜー→じゃあユウキの家なー→今日は泊まってけよー→オッケー→おやすみー→あれここはどこだうわマウントとられた
こんな感じである。いい加減?ほっとけ
「とりあえず降りてくれないかな?流石にお前の家でするのは…」
「あっれー、やっぱり小波君は外でやる方が燃えるタイプ?キャーヘンターイ!」
「いや、そうじゃなくて!親友に自分ん家で妹とイチャコラされるアニキの身にもなってやれよ!…音とか聞こえるかもしれないし。」
828 :
13主×千羽矢:2011/08/18(木) 05:54:05.41 ID:QHu6UzJN
「おニイには散々デート見せ付けてきたから、今更変わんないって!」
「いや全然変わるから!レベルが違うからな!全く!」
「星の見える夜空の下で『俺、実は誰かに見られてる方が燃えるんだ!』って叫んでなかったっけ?」
「それは違う世界の俺だな、うん。一度は会ってみたいなあ、もう一人の俺。」
「まぁそんなことはいいじゃん。」それに、と千羽矢は付け足す。
「初めてのときはあんな状況の中ヤッたんだからそれに比べたら大したことないよ」
そりゃ、あんときと比べたら放課後の教室だろうが、公園のベンチだろうが比べものにならないだろうさ。でも、プロ入り前に親友との友情にヒビを入れるような事はしたくないんだが…
「…その割りには抵抗しないね」
「今のお前に力で敵わないのはこの前分かったからな。」
あれはもはや強姦だったぞ。まあ、今じゃなくても敵わなかったような気もするけどな。千羽矢には。
「まったく…」
もはや逃げ場はないと観念した俺は、上体を少し起こすと右手を千羽矢の後頭部に回して唇を強く引き寄せた。この前のようにはさせまい。舌を這わせると、千羽矢は突然の事に遅れをとったのか俺にされるがままだったが、すぐに負けじと舌を絡ませてきた。
「ん…ふぅ…クチュ、ん…ふゃ…ん…んん…!」
しばらくすると息苦しそうな声も漏れてきたが、まだ右手は離してやらない。さらに強く押し込むと、余った左手をパジャマの上着の下端から中へ忍ばせすっと胸へ上らせる。
「んんっ…!?んっひゃ…!っんん…!はぁん…ぷはっ…」
そろそろ可哀相…可愛そうだったので、右手を離してやる。当然フリーになった右手も胸へとコンバートさせる。
「あっん!ひゃぅ…!っんあ…あんな事言っといて…んっ…結構ノリノリじゃなっい、あっ…んっ!」
相変わらず強気だなお前は。
「こっちのが…っん!…燃えるっでしょ…?ひゃっ!っん…」
ああ、なるほど。
「通りでキスから逃げなかった訳だ。お前の力なら簡単に離れられただろうに、息苦しかったんじゃないか?」
829 :
13主×千羽矢:2011/08/18(木) 05:55:31.78 ID:QHu6UzJN
「ううん…それはっ違うよ…?」
「へっ…?」
思わず手が止まった。自由になった千羽矢は俺にもたれると、首に手を回してきた。今度は千羽矢の方から、唇を塞がれる。
「んっ…れろ…んっ…ちゅ…」
舌を絡めた短めのキスをして唇を離す。
「小波君に…その…キスされたり、触られたりするとね、なんか、力抜けちゃうんだ…上手く入んないっていうか…あはは…んっ!」
試してみたかった、という訳じゃない。あの顔を見て何故、我慢出来ようか、いや(反語)。
俺はそのまま両肩に手を置くと、野良猫が喧嘩でもするかのように、ぐるんと体勢を逆転させ、千羽矢をさっきまで俺が寝ていた布団に押し倒す。
なるほど、千羽矢の身体はいとも簡単にひっくり返ってしまった。さっきの体勢ではやりにくかったが、今なら問題ない。上着のボタンを下から順に外していく。
「なんか、恥ずかしいな…こっからされるのって…初めてだから……」
そういや二回ともお前の強姦だったな。しかも野外。
「こ、小波君だって、途中からは…せ…攻めに回ったじゃない。」
まあな。あれはお前が悪かったんだよ。俺のは…不可抗力?
ていうか今回も発端はお前だけどな。
強引な免罪符を掲げながら、俺は全てのボタンを外すことに成功した。
脱がすのも勿体なかったのでとりあえず上ははだけたままにしておいて、生の胸を堪能させて頂くことにした。
大きいとも小さいとも言えないが、形は整っている綺麗な胸。そういえばこれだけじっくり見るのは初めてかもな。よく目に焼き付けておかねば…
「そんなにガン見しないでよ…」
すぐに苦情が来てしまった。
830 :
13主×千羽矢:2011/08/18(木) 05:56:05.35 ID:QHu6UzJN
ならばと俺は舌を這わす。
「きゃ…!やんっ…もぅ…ひゃっ!あんっ…!なにっ…」
何か聞かれた気もするが気のせいに違いない。そのままピンクの突起を口に含むと舌でコロコロ転がす。乳首が硬くなってきた気もする。なのでここは吸ってみることにしよう。
「もっ…ばっぁか…ひゃう…なにして…んふぅ…んっ!」
「いや、母乳出ないかなと思って。」
「でるわけっ…ない…じゃない、ひゃんっ…あっ…!っやぁん…!」
そりゃ残念でならない。でもそうだな、母乳はまだ早いか。
十分に胸で遊んだので離してやる。
腑に落ちない表情の千羽矢は、何を思ったのか俺のズボンに手を忍び込ませてきた。スリの常習犯みたいな手つきだな…
「わっ、やっぱり小波君もちゃんと興奮してくれてたんだね。ちょっと嬉しいかな?」
その刺激に俺はビクっとなった。だが、ぎこちない手つきに快感は得られない。それでも、それとはまた違う心地良さが確かにあった。
「そういえばさ」
「ん、どしたの?」
もう諦めたのか手を離してこちらを見つめてくる。
「女の子の初めてってすごく痛いって聞くけど、そうだったの?」
「そりゃあもう!死ぬほど痛かったよ!……って言いたいんだけど、身体が身体なだけにあんまり痛くなかったかな?直前にもっと痛い経験してるし……」
「まあ、心臓を引き千切る痛みに勝るものはないか…」
興味本意で聞いたのだが、後で後悔した。もしかすると少々デリカシーに欠けていたかもしれないな。
「千羽矢…」
「…うん」
だから俺は本来の目的を思い出して実行に移すことにした。
千羽矢の腰を浮かせ、脱衣を手伝わせる。肌の露出を感じるごとに、恥ずかしがっているともとれる、苦そうな顔が増していく
初めてじゃないなら痛くない。それは俺でも知っている。…多分間違ってないはずだ。だから、少し怖かったが特に間を置いたりすることなく一気にいった。
「んっ!あっ…!」
「おい、大丈夫か?」
「だ、大丈夫…痛い訳じゃ、ないから…動い、て」
俺は決してスムーズとは言えない動きを開始した。三度目とはいえ、ほんの半年前まで健全なる高校生(別にヤれば不健全な訳じゃないけど)だった俺にテクニカルなプレイを求められても困る。
初めてのときの感覚は覚えている。正直、思春期の少年が思い浮かべるような想像を絶する快感という訳ではなかった。だが、それ以上に心底から満たされていくような不思議な心地が素晴らしかった。…と、俺の回想なんかどうでもよかったか。続きに移ろう。
不器用ながらもスピードを上げていく。
「ひゃあ!あっ…んっあぁ!こ、なみくんっ…!んっあ!」
「千羽矢!ち、はや…!俺、そろそろ…」
「うん…いいよ…わ、私も…イク、んっ…あっ…だ、して…な、かに、ひゃ…っあんっ…あっ!」
俺はもう何にも考えたくなかった。ひたすら腰を動かした。早く果てたい、いやむしろ早く千羽矢を汚したいという気分だった。
831 :
13主×千羽矢:2011/08/18(木) 05:57:07.46 ID:QHu6UzJN
「ひゃっん…っ!イク…私も、限界…ね、一緒に、あっん…!小波く、んゃっあん…!」
「ああ、うん…!」
千羽矢からまたキスをされる。頭に手を回された辺りで俺は限界を向かえた。
「…あはは…中に、出しちゃったね…あんなにいっぱい…」
「…反省はしてます。」
「いやー、ハイになってたとはいえ自ら中出し願い出しちゃうとは…私もヘンタイかもね。」
どうあっても俺が青姦フェチという濡れ衣を取っ払う気もドライヤーで乾かす気もないようだ。
「なんだ、今更気づいたのかよ。」
だから俺もちょっと毒づいてやる。どうせ賢者モードで気力はないんだ。
だが、この次の悪魔の発言で、My Sunはさらに縮み上がることになる。まぁ予想は誰にでもつくだろうが、この時の俺は(中に出しといてなんだが)そんな大事なことも忘れてたんだ。
勿体振るなって?分かったよ。じゃ、いくぞ、せーの
「モチロンセキニントッテクレルヨネ?」
正直あの時の千羽矢よりも怖かったかもな。ピルの手配もしとこう…
翌朝5時頃
まさか朝になったら布団ごとワープしてるとは思わなくてさ、しかも服もワープされて…なんて言い訳できるはずもないので、急いで服を着てユウキの部屋まで戻る。
再び眠りにつき、起きたのが8時半。もうユウキは朝食に向かったらしく(今日は土曜なので学校は休み)部屋は俺一人ポツンだった。
「あ、小波君おはよ。あんまり遅いから先に食べちゃってたよ、もう。」
「あ、ああ、悪いな…アハハ…」
本当に何にもなかったみたいに話しかけられたので、ちょっと焦ってしまった。
「全く、そんなんじゃおニイの義弟失格だね。」
ユウキがコーヒー吹いた。
「お…義弟…おと、えぇ!?お前ら気が早過ぎるだろ!小波の兄貴とか勘弁してくれよ!」
「あはははは!コーヒー吹かなくていいじゃん!なに、ぶばーって?漫画みたい!あははは!」
「な、何だよ!お前が不謹慎なこと言うから!なぁ小波…どうしたお前?」
「いや、朝が弱いと言いますか、あは、あはははは…」
「…?そうか…?」
こんなに危ない食卓に俺は未だかつて出くわしたことがない。
「あ、小波君飲み物は牛乳でいい?冷蔵庫にまだあったと思うから。」
「ああ、頼むよ。」
全く…こいつとユウキ三人でいるといつか爆発するな…
危なかったぜ。
「…そういえば小波」
「ん?どうしたんだユウキ」
いつになく深刻そうな顔をしたユウキ。昨日のテレビで見た都市伝説でも気になってんのか?
「ちょっと不思議なんだが…」
「だから何がだよ。」
「お前に貸した布団がなんで千羽矢の部屋から出てくるんだ?」
そんときの俺の目はこんな感じ(・・)
ちなみにどう切り返したのかは覚えてない。
Fin...?
832 :
うどん県人:2011/08/18(木) 06:00:01.52 ID:QHu6UzJN
以上です。作者名を入れるのを忘れていました。
失礼しました。
>>832 GJ
「うどん県人」ってコテつけてるけど、ウィキの作者一覧にある「うどん人」さんと別人なの?
それとも同じ人?
835 :
トリノコ:2011/08/18(木) 13:18:12.12 ID:QHu6UzJN
>>833 すいません。sage忘れてました。以後気をつけます。
>>834 知りませんでした。
まぎらわしいので改名させていただきます。
藤林丈司は裏切り者
>>832 GJ!
コテつける人は最近では珍しいね。
個人的にはまとめとかで見る時に便利だから付けて欲しいと思うけど。
大体安定したレベルのが読めるし。
またえらく勢いが落ちたなあ
は?
ひ?
被服ってマジよくね?
破けた部分から見える横乳とか下着とか
ヒッヒッフー
冴花に顔面騎乗位で足コキされたい。
被服とか十年ぶりぐらいに聞いた単語だ
どうしても家庭科を連想してしまう
短期間に二つも維織さんものの投下があって、テンション上がったので書いてみた。
失踪ルート後の准とのあれこれも見てみたいなぁ。
ゲームをイメージして書いたので、台本形式です。
准「もー小波さんはワガママだなぁ。ドジっ娘、妹、ツンデレ全部やらせておいて、全部に文句言うなんて」
小波「どれ一つとして、やってくれと頼んだ覚えは無い」
准「リクエストはしたくせに」
小波「興味は無くはなかったからな。だが全部、中身が准じゃ気色悪いだけだと分かったよ」
准「ナンデスッテ?」
小波「(ビクッ!)す、すみません何も言ってません…」
維織「……………………」
維織「ねぇ、小波君。私もやってあげる。どれがいい?」
小波「!?」
A ツンデレ
B 妹
C ドジっ娘
安価
>>849
デジタル大辞泉の解説.
ひ‐ふく 【被服】
着るもの。着物。衣服
>>843が被服をどう解釈してたかは興味あるな。
なんで破ける前提なんだ。
間をとってヤンデレで
>>849 リョナ的な意味じゃないか?
確かに戦う少女が戦闘で服装が乱れたりするのはいいかもしんない
真央とか朱里とかが当てはまると思う
>>849 破けると被るの漢字を読み間違えて、破けた服=破服って勘違いしたんじゃね。
相当酔ってるのか、ガチで間違える程アレなのかは知らんけど
>>848 安価はやめとけ
勢い足りてないから向いてないし、直前の流れからしてVIP行けってなるのがオチだから
被服と聞いて真っ先に思いついたのが電光被服
クイズに間違えると着てる服がどんどん消えてくという痛い話が閃いた
白瀬にやらせてみたい
遅くなって申し訳ありません。
折角選択肢形式で作ったので、安価と相性良いかなと思ったんですけどね。
A ツンデレ
維織「…別に貴方の為に本を読んでる訳じゃないんだからね」
小波「それはそうだろうね。そんな難しそうな洋書、俺にはさっぱり理解できないし」
維織「ただ単に、私が読みたいから読んでるだけなんだから」
小波「もう少しその欲望を抑える事を覚えた方が良いよ、維織さん」
維織「………小波君のバカ。いじわる。ダメ人間」
小波 (お、今度は王道の罵倒で来るか。まぁでも維織さんに言われても…)
維織「浮浪者。カブト虫。不衛生。びんぼうに…
准「維織さん。小波さん泣いちゃうからその辺にしてあげて」
維織「?うん。えっと………でも、大好き」
小波「う……………」 ずきゅーん
准「な、なんていう破壊力…これがツンデレの威力だっていうの…?」
小波「いやこれツンデレとか関係無いだろ」
維織「准ちゃん。コーヒーのおかわり欲しくなんてないんだからね」
小波「いや、注文は普通にしようよ」
准「おかわりを持って行きたくなんてないんですからねっ!」
小波「お前もかっ!それ面倒なだけだろっ!」
B 「妹」
維織「お兄ちゃん」
小波「げふっ」 ずきゅーん
准「いや、簡単にやられ過ぎでしょ。気持ちは分かるけど」
維織「そこ邪魔。私の視界に入らないで、目障りだから」
小波「リアル妹の方っ!?」
維織「うざい。話しかけないで。私より先にも後にもお風呂入らないで」
小波「止めてっ!そんな経験は無いんだけど何か心が痛い!確かに湯田君の妹さん、そんな感じだったけど!」
准「維織さん、幻想の方の妹をやってあげて」
小波「そう言ってしまうと、何か悲しいものがあるな…」
維織「………。大丈夫。私達、血は繋がって無いんだから、繋がっても良いんだよ…」
准「あ、義妹の方なんだ」
小波「バンザーイ!エイラヤッチャエイラコッチャヨイヨイヨイ!!!」 ダダダッ!!!
准「でも破壊力は抜群だったみたいだね。」
維織「少し恥ずかしいけど…手を繋ぐなんて」
准「それを天然で言ってるんだから凄いなぁ維織さんは」
C「ドジっ娘」
維織「…あ、いけない。本に夢中で丸三日寝て無かった」
小波「いつもの事だけどね」
維織「…あ、本を逆さまにして読んでいた」
小波「それもいつもの事だよね。持ち変えるのがめんどくさいからってそのまま読破してたよね」
維織「…あ、この本16年前の9月21日19時21分34秒から43分と21秒で読んだ本だった。
最後まで一字一句同じだったから間違い無い」
小波「ドジのスケールが大きい!というかもっと速い段階で気付こうよ!」
維織「…あ、うっかり浮浪者を家に住まわせてしまった」
小波「うっかりだったの!?俺の友を燃やしておいて!?」
准「…何かいつまでも続けてそうだね。まぁ維織さん元々天然入ってるからドジっ娘は親和性高―
小波「維織さん、口元にケチャップついてるよ」
維織「そう」 ペロッ
小波「うわぁっ!お、俺の口元じゃなくて維織さんの口元だってば!」
維織「…勘違い」
准「…やっぱり計算高いかも」
終わりです。
別に追い出すつもりとか自治のつもりではないけど普通にVIPでやった方がよかったんじゃないだろうか
排出的な感じだけどそういう安価とか使ったり、台本系の感じの話を希望しているならやっぱりVIPあたりでやればいいんじゃなかろうか
まぁ投下してスレが活気になるから悪い事でもないんだろうけど
確かにここの空気とはちょっと合っていないかもしんないね
何はともあれ乙
書き上がったので投下。処女作なので拙い文章かもしれませんが…
タイトルは「とある野球選手達のシーズンオフ」です。
俺は今、ある国際空港のターミナルにいる。そのきっかけは一通の手紙だった。
「小波もそうだと思うけど、十二月から二ヶ月間は完全な休暇なんだ。だからそれを利用して一週間くらい日本に滞在することにしたからその間に会ってどこかに出かけないか?」
手紙の送り主は近年メジャーリーグで話題の女性投手、アンヌ・A・アズナブル。去年彼女が日本にいた時に俺達は知り合い、デートも何回かした。今では日米間で文通をしているのだ。
そういう訳で、俺はアンヌがやってくるターミナルに迎えに来ているのだ。そして待つこと数十分、俺はアンヌの姿を見つけて、彼女に駆け寄った。
「アンヌ、久しぶり。といってもテレビ中継でよく見てるけどね。」
「こっちこそ久しぶり!こうして会って話をするのは確かに久しぶりだな!」
…とこんな感じでアンヌは去年と変わらない荒っぽい口調で話していた。そして色々な所に行っては楽しく過ごし、夜の十時くらいになった時だった。
「なぁ、アンヌは今晩どこに泊まるんだ?」
俺は気になった事を率直に尋ねてみた。そこまで送っていくのが男というものだからだ。
「えっ…アーッ!!しまった、ホテルを取ってなかったよ!!今気づいた、どうしよう…」
アンヌは困惑気味だった。まぁこの時間になってもチェックインが出来ないわけじゃない。俺がそう言おうとした矢先…
「そうだ、小波の家に泊めて貰えばいいんだ!はは、私でも落ち着けば良い案が浮かぶもんだなぁ」…ナンデスッテ!?
「というわけで頼む!小波の部屋に泊めて貰えないか?」
アンヌはそれしかないと思っているかもしれないので断るのは可哀想だ。なので俺はOKする事にした。
俺は今は少し小さめのマンションに住んでいる。今の俺の年俸じゃあこんなものだ。亀田君と一緒のアパートだとお金を吸い上げられてしまうので思い切ってここに引っ越したのだが。
「へぇ、ここが小波の住まいかぁ。結構綺麗にしてるじゃないか。」
「ははは、そうかなぁ。あ、風呂が沸いたら先に入ったらどうだ?不潔なのは嫌だろうし…」
「おっ、気が利くなぁ。じゃあお言葉に甘えてそうさせて貰うよ。」
そして風呂が沸いてアンヌが風呂に入っている間に俺は寝床の用意を済ませた。アンヌが出た後に俺も風呂を済ませ、別々に用意した布団に入った。と言っても俺とアンヌが寝ている部屋は同じであり、俺のすぐ近くでアンヌが寝ているのだ。
そう考えている間に俺の心の中から…
「今ならアンヌを好きに出来るのではないか」
…という考えが浮かんできた。しかしそんな欲望は理性に押し潰され、消えてなくなってしまった。アンヌはかつて一人暮らしをするにあたって護身術を身につけているし、何よりこんな完璧な犯罪をやらかして全てを失ってしまうことが怖いのだ。
「…何が怖いって?」
突然、アンヌがこっちを向いてそう話しかけてきた。しまった、声に出ていたのか…
「今確かに小波の声で怖いって言うのが聞こえたんだ。一体何に怯えているって言うんだ?」
「イ、イヤ、ナンニモコワクナイヨ?ハハハハ…」
「何で棒読みなんだよ…大方私に襲いかかろうとして返り討ちに遭うのか怖いのかと思ったけど、違うのか…」
図星を突かれた俺はよほど驚いたのだろう、自分でも分かるくらいに体をビクッとさせてしまった。「…図星か。まぁ私は小波となら嫌じゃないぞ、むしろ大歓迎さ。…自分で言ってて恥ずかしくなったよ」
そう言ってアンヌは赤面した。それと同時に俺を律していた理性が役目を終えて引き下がり、おあずけから解放された劣情に身を任せて俺はアンヌの寝ている布団に飛び込んだ。
「アンヌ!!そんなことを言ったら…俺もう止まらないよ!?」
「最初から止める気なんて無いよ。さ、いつ来ても良いんだぜ?」
アンヌは顔を赤くしたままそう言って両手を広げた。俺は横になっている状態のアンヌの唇を奪った。半ば暴走状態の俺は舌をアンヌの口の中に侵入させる。
暫くアンヌの唇を堪能した俺は、今度はアンヌのパジャマに手をかけた。
「服…脱がすよ」
アンヌは黙って頷いた。俺がパジャマのボタンを一つずつ丁寧に外していくとスポーツブラに覆われた小柄な、しかし形の整ったアンヌの胸が露わになる。
それと同時にアンヌの顔が更に赤みを増す。俺は躊躇わずにスポーツブラを丁寧に外す。するとそこには小柄な胸に相応しい小さな乳首が姿を現した。俺は迷わず顔をアンヌの胸に近づけ、乳首を一舐めした。
「ひゃっ!?そんな…所…舐めるな…よぉっ…!!」
アンヌが普段からは考えられないような艶めかしい声で鳴き始めた。それが俺の興奮を更に掻き立てた。
俺がアンヌの乳首をいじり始めてから二十秒もしないうちにアンヌの乳首は固くなりきっていた。俺は乳首はもういいだろうと思い、アンヌの顔を見る。アンヌは顔を真っ赤にしながら息を荒くして、それが妖艶に感じられ、可愛くもあった。
「それじゃ…こっちの具合はどうかな…?」
俺はパジャマのズボンに手をかけた。アンヌの下着が露わになると、丁度秘部の辺りに小さなシミが出来上がっていた。俺はシミになっている部分を突っついてみる。
「ひぁっ!?あ…はぅっ!?そこ…気持ち…良すぎ、ぃ…」
アンヌが奇声をあげると同時にアンヌの身体がビクンと震える。
「そうか、ここが気持ちいいんだな。それじゃあ遠慮なく…」
俺はアンヌの秘部があるとおぼしき場所を下着越しに擦ったり突いたりする。
いじり続けるにつれアンヌの声は妖艶さを増し、自分から腰を震えさせ始め、まさに快感が昇ってきているようだった。
「あぅっ…小波、小波ぃっ…私…もう…っ」
アンヌがそんな事を言い始める。それを聞いてアンヌの絶頂が近いと悟った俺は不意にアンヌの秘部を愛撫する手を止めた。
「ふぇっ、何で、何でやめるんだよぉ…?」
途端にアンヌが泣きそうになりながらそう言う。
「だってさ、アンヌばっかり気持ちよくなってるんじゃ不公平じゃないか」
これらの一連の行為を経て、俺のモノはこれほどにないまでに巨大化していた。それに気づいたのか、アンヌは自分から下着を脱ぎ、秘部を露わにした。アンヌの秘部は愛液でびしょ濡れだった。
「私…もう我慢できない…なぁ、好きにして良いから…早く…小波の…あぅあああ!?」
アンヌが言い終わる前に俺はズボンから自分のモノを出し、一気にアンヌを貫いた。そこで俺は思わず腰を止めてしまった。アンヌの膣が恐ろしい力で俺のモノを締めあげるからだ。
俺は下を見る。見たところ血は出ていない。アンヌも苦しい表情を浮かべてはいなかった。
「どうしたんだ…?」
「いや、アンヌの中が凄くきつくて…もしかして初めてかと…んんっ!?」
俺がそう言った途端、突然アンヌが俺の唇を奪った。しかし数秒で顔を離してしまった。そして寂しそうな表情で首を横に振った。
「アンヌ…」
俺はこの事については気にしないことにし、腰を動かし始めた。
「あぁっ、んっ…小波ぃっ…」
「アンヌの、中…凄くっ、気持ちいぃっ…」
アンヌの中は俺のモノを凄い力で締め上げ、早く精子をよこせと言わんばかりだ。それもあってか、腰を動かし始めてから射精感がこみあげて来るまであっという間だった。
「アンヌっ…!!俺っ…もうっ…!!」
「あっ…!!私も…イクっ…!!」
そしていよいよ射精が近づいてきた俺はラストスパートに入ろうとして一度モノをアンヌのより深い所に入れた。その瞬間だった。
「あっ、イクっ…あああああっ!!」
アンヌが悲鳴に近い声を上げ、絶頂を迎えた。それと同時に今までよりもさらに強い力で俺のモノを締め上げた。その刺激はあまりに強く…
「アンヌっ、もう我慢できないっ…!!ぅああっ!!」
俺も絶頂を迎えた。アンヌの中で俺のモノが痙攣し、精液を流し込んでいく。数秒して俺の射精は終わった。モノをアンヌの中から引き抜くと俺の身体に疲労感がどっと押し寄せ、俺はアンヌの横に寝転んだ。アンヌは快感のあまり気を失っているようだった。
それからアンヌがアメリカに帰国するまで俺達は同じ部屋で寝泊まりし、毎晩互いの身体を貪り合った。
時は流れ、シーズン開幕直前。アンヌは突然体調不良を訴え、開幕戦のベンチに入らなかった。その時に貰った手紙には…
「あれから随分と体調が優れなかったから医者に診て貰ったんだ。そうしたら…」
次に書いてある文章は俺には衝撃的なものだった。当然の結果といったらそうなのだが…
「私…どうやら小波の子供を身ごもったみたいなんだ」
終わりです。いかがだったでしょうか?
実は完成は三日前立ったのですが今日までsageる方法が分からなかったために今になってしまったのですが…
三日前は血の涙を流しましたよ。処女作だけに。
あ、日付が変わってIDが変わっちゃったかな…?
ヒャッハー! アンヌとか超俺得だぜ!
アンヌ懐かしいなぁ
クリスマスのサイボーグ味のキスとか思い出すわぁ
乙
区切りすぎワロタ
ヒャッハー!アンナキター!
マジありがとう
>>883 このスレって一回のレスに全角で何文字までOKなんでしょうか?前に全角200文字までと聞いたのでそれくらいで区切ったのですが…
今後の反省のためにも知っておきたいのですが…
>>859 GJ!
どのパターンでも維織さん可愛えw
>>860 そこまで分かってるなら別にそれ言わなくていいじゃん。
何であれ過疎るよりはマシ。
誰でもスレ立て出来る訳じゃないし、小ネタで立てるのもおかしいだろう。
余程悪質でなければ享受しようや。
>>880 乙。
でも細かく分け過ぎてて見辛い。3レス分を1レスに書く位で丁度いいかと。
>>885 バイト数にして4096(小文字で1、大文字で2、改行で6)、行数にして60。
忍法帳関係のシステムがどうなったのかは知らんが、基本はコレ。
投下に17レスくらい使ってるけど、極論を言えば3レスで十分入る。改行多めに見積もっても5レスかな
でもアンヌ可愛かったよ、次も全裸待機してる
>>884 ってアンナじゃねーよアンヌだよorz
我ながらなんつー間違い
>>887 詳しい解説ありがとうございます。今後の参考にしようと思います。
現時点での「こんなシチュにしようかな」と言うのが2つ、その内片方は陵辱もの(おいィ!?)です。…うん、封印した方がいいな、コレは…
>>889 自分の書きたいものを書けば良いよ
テンプレにもあるけどそういうジャンルの作品は注意書きを書いとくと良いよ
投下する最初のレスに人を選ぶジャンルであると明記すれば何の問題も無い
実際そうやって何本も投下されてるしな
急に夏海分が枯渇した
だ、誰か飢え死にする前に供給を……
どうも、以前アンヌで投下した者です。
また作品が出来上がったので投下します。ノーマルの方なのでご安心を。
タイトルは「もっと!?新しい家族」です。
俺がカシミールの住み込みの従業員になってからもう半年になる。カンタ君は四年生になりカシミールの手伝いをしたり武美の漢方薬の店にアルバイトをしに行ったりしている。
学校の成績もかなり上がっており、それに感心した奈津姫さんはカンタ君に誰かの家に泊まりに行ってもいいと言った。その時にノータイムで「武美お姉ちゃんの家がいいでやんす」と言ったのには笑いそうになったが…
武美が快諾してくれたから、今日はカンタ君は武美の家で寝泊まりする。だが、実は奈津姫さんがカンタ君にそんな事を許可したのは単にカンタ君へのご褒美というだけではないのだ。
「それじゃ、カンタ君は今晩は私の家で寝泊まりするからね。さ、行こっか」
「うん!お母さん、おじちゃん、行ってきまーす!!」
そう言ってカンタ君は満面の笑みで武美と歩き始め、数分後には姿も見えなくなった。それと同時に奈津姫さんがそれとなく俺に寄りかかってきた。そう、今や俺と奈津姫さんはこういう関係なのだ。
今夜カンタ君を武美の家に泊まらせたのも俺達が二人きりになるためだ。一度俺達の情事をカンタ君に目撃されてしまったことがあり、その時はとても気まずい空気になってしまったが、今日はその心配はない。
今日はカンタ君も手伝ってくれたので家事も全部終わっており、もう床に入っても問題はない。
「さ、カンタ君も行ったことだし、俺達も中に入りましょう」
「ええ…」
奈津姫さんは俺の顔を見てそう返事をした。奈津姫さんの顔は紅潮しており、それがとても色っぽい。
俺達が寝室に入るとすぐさま奈津姫さんはベッドに座り込む。そして目を閉じ、唇をほんの少し前に突き出す。
奈津姫さんは俺にキスを求める際にいつもこういう仕草をする。俺は奈津姫さんにそっと近づき、奈津姫さんと唇を重ねる。唇が重なったと思うや否や、奈津姫さんは俺の口の中に舌を侵入させてきた。
「んっ…んちゅっ、くちゅ、ん…」
奈津姫さんとのキスは甘く、そして酸っぱくもある。それを味わいつつ、俺は奈津姫さんの胸を揉み始めた。途端に奈津姫さんの息が荒くなるのがわかった。
このままでは息が苦しくなるだろうから俺は奈津姫さんから唇を離した。改めて奈津姫さんの顔を見る。奈津姫さんはキスによってとろけきった表情をしていた。そして…
「暑い…この服邪魔だから脱いじゃいますね」
そう言って奈津姫さんはおもむろに服を脱ぎ始めた。奈津姫さんの綺麗な肌が次々と露わになっていく。
そして遂に奈津姫さんは一糸纏わぬ姿になった。大きく、しかも張りのある胸、一児の母とは思えないほど引き締まったお尻。そんな物を見せつけられて我慢が出来る筈が無かった。
「奈津姫さんっ…!!」
俺は力任せに奈津姫さんを押し倒し、まずは乳首をチロチロと舐め始めた。
「あんっ!!九郎さんっ、そこは…」
そして乳首が固くなってきたので今度は乳首に口を付け、思いっきり吸ってみる。
するとそこから何かの液体が俺の口の中に入り込んできた。仄かに甘い、ミルクのような…それで俺はこの液体が母乳である事を悟った。
「奈津姫さんのミルク…すごく美味しいですよ」
「嫌ぁ、恥ずかしいから言わないで下さいぃ…」
奈津姫さんは手で顔を隠して恥じらう仕草をする。本当に一児の母なのかと疑ってしまうくらいに可愛い。
ふと俺は奈津姫さんの股間に視線を移した。奈津姫さんの秘部は十分に濡れている、このまま俺のモノを挿入てしまっても問題ないだろう。というか俺自身もう奈津姫さんの中に挿入たくてしょうがないのだ。
「奈津姫さん…俺、もう我慢出来ません…」
俺は奈津姫さんの耳元でそっとそう言って俺のモノを奈津姫さんの秘部にあてがう。
「いいですよ、九郎さん…」
奈津姫さんの中も俺から精液を搾り取ろうと力任せに俺のモノを締め付ける。十秒くらいして、俺の射精は終わった。
…やってしまった。最後までやって、急に寒気が走った。今、俺と奈津姫さんは同じベッドで互いに全裸という状態で横になっている。奈津姫さんは俺の方を向いて満面の笑みを浮かべている。
俺の子供を妊娠させてしまったかもしれないと思うと恐怖、後悔、罪悪感…俺の心はそれらで一杯になっていた。
「九郎さん…あなたの赤ちゃん、出来ると良いですね」
…奈津姫さんがそう言ってくれるまでは。その言葉で不安を吹き飛ばしてハイになった俺は奈津姫さんを確実に妊娠させるためにもう5ラウンドやった。
翌朝、いつも通りに店の準備をする。その途中でカンタ君が帰ってきた。勿論、武美も一緒だ。その時のカンタ君は昨晩の奈津姫さんを彷彿とさせるような満面の笑みで、「ただいまー!!」と大声で店の中に入っていく。よほど楽しむことが出来たのだろう。
「お帰りなさい。武美も無茶なお願いを聞いてくれてありがとうね」
「いやいや、とっても楽しかったよ。カンタ君もいつでも泊まりに来て良いからね」
いつもと変わらない日常がそこにはあった。一年もすれば新しい一員が増えて、更に賑やかさが増すだろう。それも楽しみだ。
その後、俺と奈津姫さんは籍を入れた。カンタ君はとっくに入れているものと思っていたらしく、そっちに驚いていたが、純粋に祝福してくれた。商店街の皆も喜んでくれた。奈津姫さんの前のご主人でさえも俺の夢に出て来て祝福してくれたのは驚いたが…
話は変わるが、実はあの夜、カンタ君は武美によって童貞を奪われたとカンタ君が俺にだけ話してくれた。コレは…奈津姫さんには口が裂けても言えないな…
終わりです。いかがでしたか?
9はウソちらしを出すほどやり込んだ作品なので思い入れはとても強いです。9なら裏サクセスも含めていくらでも思い付きそうだww
本作における「九郎」というのは主人公の下の名前です。これだけ仲がいいんだからこう呼んでもおかしくないかなと。由来?デモうわなにするやめ…
ソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤ…
ごめんなさい、よりによって一番大事な部分を…
>>895と
>>896の間に以下の文章を入れて下さい…
奈津姫さんのその言葉を合図に、俺は奈津姫さんの中へ侵入を開始する。
「あぁんっ!!くっ、九郎さぁ…ん!!」
挿入れた途端、奈津姫さんの体がビクンと跳ねた。そして奈津姫さんの中が俺のモノをくすぐるように絡み付いてくる。
「奈津姫さん、奈津姫さんっ…!!」
気持ちよすぎてこれしか言えない。俺はオスとしての本能のままに腰を振っていた。俺が一往復するごとに奈津姫さんが可愛い声をあげる。その時、突然奈津姫さんの中が俺のモノを強烈に締め付け始めた。
「九郎さん…私っ…限界ですっ…!!」
奈津姫さんがそんなことを言い出す。
「あっ…奈津姫さん!!そんなに締め付けたら…!!」
奈津姫さんの限界に伴い、俺の限界も急激に近付く。抜かなければ中に出してしまう…!!そう思って俺は腰を引こうとする。しかし…
「あっ、嫌ぁ、抜かないで下さい!!」
奈津姫さんがそう言って足を俺の腰の所でガッチリと組んでしまって離れられない。
「奈津姫さん!!俺、もう射精しちゃいますよ!!」
「はい…!!全部中にっ…!!来て…っあああっ!!」
「っ…で、でる…くぅぅっ!!」
俺と奈津姫さんが同時に叫ぶ。そして俺のモノから精液がものすごい勢いで放出されていく。
乙乙っす
速筆でうらやましいね
GJ
>>899 >>900 ありがとうございます。しかし急に勢いが落ちたような…僕が肝心のエロシーンを投下し忘れたのが原因か…?
今大学が夏休みで時間が結構あるんですよね。それに若さゆえの劣情に振り回されてこんな事に…
現在、以前言った陵辱ものに着手しています。あいつのせいで書いてる自分まで怖くなってくる…
>>901 あんまり感想コメに返さん方がいいよ、全部に返してたらキリがないし
淡々と投下すればいいっすよ
この書き込みにも返さなくていいっす
自治厨きめえ
まあ、それで荒れたこともあったしねえ
別に気にしなくても良いとも思うけど
>>897GJ
ネタ発掘も兼ねてなんか話そうぜ
それじゃあ、主人公と3Pに持ち込めそうな女の子コンビについてとかどうでしょう?
>>905 なお・さら、麻美・ゆらり、維織・准
・・・あれー? 見事に博多一色になってしまった
あと11裏には無限の可能性を感じるね
13より、冴花のss(エロなし、続編で入れたいと思います)を上梓します。
至らぬところも多いですが、見て頂ければ幸いです。
人は見た目で9割決まるとか、第一印象というのをとかく重視するふしがある。
たしかに見てくれは大事だ。最低限の人となりはやっぱり外にも現われてしまうから。
でも、その人のことを、本当に知ろうと思うのなら。
深く、深く、理解したいと願うのなら。
それだけで決めつけてはいけないのだろう。
残った1割に、すてきな「あなた」が隠れているかもしれないから。
Impression
「ねえ、わたしの第一印象ってどうだった?」
2人してカフェでゆっくりしている時、冴花が急に問いかけてきた。
祐真としては即答してやっても良かったのだが、念のため回答の趣旨を確認する。
「何言われても怒らないか?なら言うけど」
「大丈夫、ぶつことはあっても怒ったりはしないわ」
「…せめて逆にしてくれよ」
にこにことした冴花の表情を見て、ああこれは楽しんでいるな、と抵抗することの意味のなさを悟った祐真は思いついたことをありのままに吐露した。
「普通に感じ悪い奴だったな。張り子の虎だとか通行人Aだとかひどい言われようだったし…まあ、俺の態度にも問題はあったけど」
アカネ、リンもいけそうな気がしないでもない
11裏の主人公はスキルが愛のリコユイはいわずもがな、イベントでフッキーエリるりかからも明らかに好意を寄せられてるし
頼んだコーヒーをすすりながら尋ねる祐真。
「そうねえ、エリート精神丸出しの嫌味な奴だったわ。混黒の人はみんなそうだけど。前いた人みたいにどうせすぐに辟易しちゃって辞めるんだろうな、て思ってた」
「…これはまた、ひどい言われようだな」
予想していたことは大方言われたが、冴花の辛辣な言葉に思わず苦笑いしてしまう。しかも、当たっているので反論もできないからお手上げだ。
「…まあ、実際は違ったけどね。あきらめずにみんなを引っ張ってくれたし。…朝早くに、1人でグラウンドの整備もしてたのはちょっと驚いたけど」
自分の紅茶をすすりながら視線をそらしがちに言う。すっかり気心の知れた関係とは言え、面と向かって相手を称賛するのはやはり恥ずかしい。
頬は赤くなっていないだろうか。
「ああ、見られてたのか。なんか恥ずかしいな」
「…でも、高校に入るまで挫折を経験してこなかった俺にとっては、これは神様がくれた試練なんだ、て思えた。だから、頑張れた。乗り越えられない試練はなんとやら、てな」
「…相変わらずすごい精神ね。あれだけ真逆の環境にたたき落とされたら私は正直カムバックできるかわからないわ」
「なんだよ、冴花らしくない。…でも、転校してすぐは、正直かなり追いつめられてた。お前の言うとおり、カムバックなんて若干諦めていたところも、あったかもな」
まだ温かさを湛えたコーヒーを口に含み、窓を見ながら祐真は息をつく。
時折見せる物憂げな表情も好きよ、なんて言ってあげたら彼は喜ぶのだろうか。
そんな冴花の顔を見据えて、祐真は言葉を紡ぐ。
「冴花が、転校してきてすぐのころから励ましてくれたから、俺はカムバックできたんだぞ…本当に、支えになった」
「…あ……う、うん。そ、それは、どうも」
ああ、これは顔真っ赤になったな、とかもうちょっと気の利いた事言ってやれないのか自分は、とか色々なことがごちゃ混ぜになりながら冴花はしどろもどろに返答する。
―あなたは、そうやってこっぱずかしいことを、面と向かって言ってくるからほんとに困るわ―
そうやって心の中で悪態をつきながらも、十分すぎるほど幸せな気持ちに浸っている自分もいるわけで。
「…口も悪くて、きついとこもあるけど、ほんとはすごく優しくて、マネージャーの仕事もテキパキこなしてくれるしっかり者で…そうやってお前のいいところが見えはじめてきたころかな、惚れたの」
「ほ、惚れたって……またあなたは、そういうことを…」
やばい、なんか今日の祐真は糖分高めだ。幸せすぎて…にやけそうだ。
でも、受け身なままでは納得がいかない。反撃せねば。
おほん、とそれとらしく息をついて冴花も口を開く。
「あ、あなただって…ほぼゼロからスタートした野球部のみんなをあれだけひっぱっていってた姿は…素敵だったし、夜遅くなっても、私の仕事につきあってくれたのは、すごくうれしかった。気が付いたら、一目ぼれとかそんなやわなものじゃなくて、本気に好きになってた」
言い終わって、顔を覆いたくなるくらいの羞恥心が冴花を襲った。
しかし…悪くはなかった。むしろ、なんだか心地よい気持ちが去来した。
予算の運営について、2人で夜遅くまで話し合ったり、2人きりで帰路を共にしたり。
ごく当たり前のことも、祐真がいるだけで、冴花にとってそれは色鮮やかな思い出になる。
「はは…なんか、改まって言われると、その、恥ずかしいな」
照れくさそうに、祐真は笑う。
「…あなたはそれを結構な頻度で私にかましてくるのよ。…すごい、嬉しいけど、その、ほどほどにね」
ああ、これでは自重しろと言わんばかりではないか。ほんとは、もっと言ってくれてもいいのに。
「まあ、人前では自重するよ。…でも、1つだけ、付け足していいか?言い忘れてたことを思いだした」
「…別に、いいけど」
「あの時、告白してくれてほんとにありがとな。うれしかった。あれから結構経つけど、俺は冴花が大好きだから」
…これだから、あなたにはかなわないわ。
すこしバカなとこもあるけど、どこまでもまっすぐで、自分を引っ張ってくれる祐真が、私はどうしようもないくらいに好きなのだから。
「…ねえ?」
「あ…な、なんでしょうか」
(わざとではあるが)鋭い目つきをしたからだろう、祐真が若干おびえたようなそぶりを見せた。
調子に乗って言いすぎたかな、とでも考えているのかもしれない。
少し挙動不審な祐真に、微笑みをたたえながら冴花は言ってやった。
「私ね、自分で言うのもなんだけれど、一度熱が入るとなかなか冷めないたちなのよね」
「…それは、これまでのつきあいで重々認識しております」
気がつけば敬語口調になっている彼に愛しさを感じてしまう。
「…私は執念深いわよ。少なくともそこらへんの女よりは」
ちょっと遠回しな言い方になってしまった。
私は、祐真にお熱なわけで。
…それは、数ヶ月とか数年ぐらいで終わってしまう間柄を望まないほどで。
……いつまでも、あなたの傍にいて、これまでのように、あなたを支えたい、とつよくつよく、願っているわけで。
………多分、あなたも、私と同じことを考えてくれているとは思うけれど。
…………
「なあ、冴花。その、プロ野球選手の奥さんっていうのは、夫がいないことが多いから、1人で切り盛り出来て、肝っ玉が据わっている人がいいらしいぞ」
漂った沈黙を打ち払うように、祐真が言葉を紡ぐ。
顔は、心なしか赤い。
「冴花のご飯はすごく上手いし、家事もいけるし、目つきもあれだから、泥棒なんか来たって逃げちゃうだろうな。あ、最後のはウソだから」
「…」
渾身のボケをスルーされ、さらに焦る祐真。
「ええと、だからその…今すぐは無理かもしれないけど、いつか、言うから、絶対」
「…何を言ってくれるの?分からないわ」
瞳は熱くなってきている。でも、祐真なら大丈夫。ごつごつしているけど、とても暖かいその胸で、私をまるごと包み込んでくれるから。
この確信犯め、なんて恨み事は聞こえない。
向こうの気持ちは十分に伝わっている。それでも彼をいじめたくなるのは
「ええとだな…その、綺麗な指輪を渡して、結婚してください、っていや台詞はもうちょっと凝ったのがいいかな…」
いいよどむ祐真の唇に、冴花の唇が重ねられる。
愛する人としか味わえない、刹那の幸福。
「大好き」
お前店の中だぞ、とか言って慌てふためく最愛の人に、冴花はもう一度口封じのキスをした。
カフェを出ると、すっかり日は暮れていた。
冴花はカフェでの一件にいたくご満悦なようで、腕に抱きつき、寄り添うようにして歩いている。2人の距離も、心なしかカフェの前より縮まっている気がする。
…第一印象の話から展開して、まさかプロポーズまがいのことをするとは思わなかったな。
とは思いながらも、冴花が自分と同じ気持ちを抱いていたことに幸せを感じたのは祐真も然りである。
「ビックリした?」
冴花が悪戯っぽい笑みを浮かべながら聞いてくる。先ほどの一連の確認作業を聞いているのだろう。
「…お前と別れる気なんかさらさらないのは、分かってるだろ」
「うん。…でも、言ってほしかった。その、あなたの口から」
最近の冴花は、臆面もなく甘えてくるからドキドキが止まらない。
お前だって十分にかましてくるじゃないか、とはさすがに言えないが。
「…次言う時は、もっと、かっこいい言葉にしとくから」
「…ふふ。期待してるわ、あなた」
「あなた、ってなぁ…」
たじろぐ祐真を見て、微笑む祐真。
結婚したら、絶対尻に敷かれるんだろうな…まあ、それもありか。
「なあ、冴花。今日、泊まってもいいか?」
高校生のカップルとしてはなかなか爆弾発言かもしれないが、冴花は訳あって今は1人暮らしをしている。
これまでにも何度か泊ったことはあるが、せっかくお互いがすべきことがわかったのだからさっそく行動に移したわけだ。
…まあ、当然それだけではないけど。
「…そうね。2人の今後についてもじっくり詰める必要があるし」
これは長くなりそうだな、と1人ごちる祐真。
(まあ、それを望んで聞いたけれど)
「夜通し、じっくり、話し合いましょ?」
冴花の瞳が、妖艶な色を帯びている。こうなった時の冴花はなかなかに厄介だ。
…負けたことは一度もないが。
「そんなにハードル上げて大丈夫か?…ほんとに寝かさないぞ」
「ふふ、望むところよ。…あ、でも、その、話し合いもちゃんとしましょうね?」
ああもう、いちいち可愛いなあ。
キスしたくなる衝動に駆られたが、その後が悲惨なのは目に見えているのでこらえる。
「当たり前だろ。…2人のこれからを決める大事な話し合いなんだから、たっぷり時間をかけて、お互い納得いく答えを探そうな」
そう言って、占領されていない方の手で冴花の髪をなでる。
キューティクルの整ったその髪からは爽やかなシャンプーの匂いが漂う。
「…うん」
冴花のほうも、くすぐったそうに目を細めながら、絡める腕に自然と力がこもる。
言葉少なではあるが、それだけで冴花の気持ちは伝わった。
その気持ちに応えたくて、祐真は冴花の両肩をつかんだ。
暗くなったとはいえ、まだ商店街の通りを歩いているので、まばらながらも人影はある。
祐真の行為の意図を読み取った冴花はどこか期待しているような上目づかいとともに言葉を紡ぐ。
「…見られるわよ?」
「前も言ったろ?誰かに見られてる方が燃えてくるって」
「……バカ」
憎まれごとを言いながらもそっと瞳を閉じる冴花を、そのまま包み込むようにして祐真は唇を重ねた。
―ひとまず、誓いのキスの予行演習ということで。
―本番では、環境諸々の質の向上を予め希望しとくわ。
互いにじゃれあいながらも、重ねた唇は互いの愛の深さを代弁するかのように、とても暖かく、甘かった。
以上です。お付き合いいただきありがとうございました。
追記ですが、祐真は13主の名前です。
リアルタイムGJ!
冴花かわいいwww
>>917 GJでした!続き期待ですな(エロシーン的な意味で)是非とも書いていただけると嬉しいです。主に下半身が。
GJ
冴花かわいすぎでヤバイ
これは甘い。
人前でまったくオマエラ…。
主人公はUMAだったのか。
流石見られてるほうが燃える変態ですね人前でもこの糖分w
後半に期待せざるを得ない
グフフ、いやらしいですなオマエら!
急に書き込みが無くなるなあ
人がいるのかいないのかわからない
人はいるんだろうけどネタがない
武美や友子を鎖や手錠で拘束して思う存分犯したい
そろそろ1000に達するからみんな慎重になってるんじゃね
先日投下した冴花ss: impression の続編を投下したいと思います。
gdgdなうえ、エロも初めてなので先細り感が否めませんが…お付き合いください。
「お邪魔します」
「はい、どうぞどうぞ」
結局、冴花の家に着いたころには6時を回っていた。
あいさつもそこそこに靴を脱ぎ、冴花の家に上がる。
「さてと…どうする?晩ご飯は、ちょっと早いかもね」
「そうだな。…さっそくだけど、今後について話し合うか?」
「そうね、わかった。寒かったし、なにか温かいもの用意するわ」
「ああ、助かる」
冴花の気遣いに感謝しながら、リビングへ向かう祐真。
「あ、ちょっと。…手洗いうがいしてよね」
「…はーい」
リビングのソファに促され、少し待っていると冴花が2つのマグカップを携えてこちらに来た。
祐真の隣に座り、マグカップを手渡す。
「はい、どうぞ」
「ん、サンキュ」
ココアの、甘く優しい香りが鼻腔をくすぐる。さっそく口に含み、その温かさを体全体で感じる。
「はあ…あったかい。おいしいよ、冴花」
「ふふ、ココアぐらいでそんなに感動しないでよ。晩ご飯食べたら卒倒するわよ」
「卒倒する晩ご飯か…ぜひ食べてみたいな」
「なにそれ、私の料理を見くびってるの?」
とりとめもない話でじゃれあう2人。
「さてと、そろそろ本題に入りましょうか」
「…そうだな」
目の前のテーブルにマグカップを置き、ふうとため息をつく冴花。
その神妙な面持ちに、祐真も気を引き締める。
「とりあえず、俺は来年からプロに行くわけだけど…冴花は大学にいくんだよな?」
「ええ。…管理栄養士の資格がほしいから、それが専門的に学べる短大に行こうと考えてる」
「栄養士か…まあ、お前らしいな」
野球部の合宿でも率先して全員分の食事を用意したり、自分の食生活も色々と心を砕いてくれていたことを思い出す。冴花らしい選択肢だな、と祐真は思った。
「もともと食物に含まれる栄養素に興味があって、開拓に来る前から栄養士は考えていたの。ゆくゆくは学校勤めとか、あとあなたみたいなアスリート専属のアドバイザーとかも考えていたわ」
「すごい綿密に考えていたんだな…。でも、俺もプロに行ってからは今まで以上にサプリメントとかプロテインには気を使うことにはなるだろうから、アドバイザーに冴花がいてくれるのは心強いな」
「…ま、まあ、あなたを食の面からサポートできるようがんばるわ。とりあえず、まずは大学に入らないと」
「そうだな…ちなみに第一志望には行けそうなのか」
クラスでも1,2を争う成績の冴花には聞くまでもないかもしれないが、念のため確認してみる。
「う、うん。とりあえず、A判定は出てるけど…」
ふう、とため息をつく冴花。
「出てるけど?」
「やっぱり、万が一のこともあるし…もし落ちた時のことを考えると…ね」
「なんだよ、冴花らしくないなあ…こっちこい」
ぐい、と強引に冴花を自身の胸元に来させる。
ひゃあ、と普段の冴花からは聞けないような悲鳴が出たのは僥倖だ。
そのまま体全体で冴花を包み込む。
「あ…ゆ、祐真…?」
「…聞こえるか?心臓の音」
規則正しい鼓動のリズムが、冴花の心を落ち着かせていく。
「うん…トクントクンって言ってる…」
抱きしめた腕を少し緩め、ゆっくりと冴花の髪を撫でる。さらさらと透き通るような感触がなんとも心地よい。
「…ふふ。祐真、くすぐったいわ」
「いやか?こうやって冴花の髪に触るの好きなんだけどな」
「嫌なわけないじゃない…私も、好き。あなたに触れられるの、大好き」
ふと、冴花が祐真の顔を見上げ、そっと目を閉じる。
「んっ……」
冴花のかわいらしい唇に自分の唇を重ね合わせ、無言のおねだりに応えてみせる。
「…落ち着いたか?」
「ええ…だめね、祐真は自分の夢をかなえたというのに、私ときたらこんなところであたふたしてるなんて」
「そうやって悲観するなって。お前の悪いとこだぞ、もうちょっと自信持て」
軽く冴花をこづきながら諭す祐真。
「…今は、俺がお前を支える番だからな。いやなこと、つらいことがあったら、俺に打ち明けてくれよ。俺は、お前の彼氏なんだから」
「…それじゃだめ」
「へっ?」
突然のダメ出しにとまどう祐真。
「あなたは、私の彼氏なの?…彼氏で終わりなの?」
また、そんなふうに甘えられたら、文句も言えないだろ。
少し間をおいて、祐真はゆっくりと言葉を紡ぐ。
「…俺は、お前の未来の旦那様だからな…これでどうでしょうか?」
「ふふ…まあ、合格ということにしとくわ」
どうやらお姫様のご機嫌取りは成功裏に終わったらしい。
「冴花は大学に行って、そして栄養士の資格をとる…。そして俺はプロに行って、そうだな、この2年で一軍に上がってみせるよ」
冴花の目をまっすぐ捉えて、そう伝える。
「ということは、テレビであなたを見れるということね」
「ああ、来るべき俺の雄姿を見逃すんじゃないぞ」
「はいはい、実際に1軍に上がってから言いましょうね。…でも、楽しみ。あなたのチームの試合は毎試合チェックしないと」
「ははは。まあ上がれたら連絡するさ」
どちらからともなく笑みがこぼれる。
「ええ、気長に待つことにするわ」
「…ったく。まあ、そのときは、お互いに夢がかなえられたら…お前を迎えに行くからな」
「うん…待ってる。絶対に、迎えに来てね」
揺れるような冴花の瞳に、目が釘付けになる。
「ああ、まかせとけ」
誓いを立てるかのように、再び、冴花の唇を奪う。
今度のキスは、先ほどとは違う、長くて甘いキスだった。
お話もひと段落したところで、夕食の運びとなった。
「はい、お待ちどうさまー」
「おお、こりゃ上手そうだ」
今日の献立はよせ鍋だ。冴花曰く、材料を買いすぎたためにかなり具だくさんになっており、今にも鍋からあふれそうである。
「…祐真がもう少し小さめに切ってくれたら見てくれもよかったんだけどね」
「…それはどうもすいませんでした」
材料が多いということで祐真も助っ人に駆り出された。自炊をする機会も多いため、冴花のお眼鏡にかなう自信はあったのだが…反応はイマイチだったみたいで。
「まあ、思ったより手際が良かったのは認めるけどね」
「くそう、なんだか上から目線で悔しい…」
「ふふ、まあ食べましょう。冷めちゃうわ」
ご飯と取り皿を用意して、食事の準備をする。
「…そうだな。いただきまーす。…ん、うまい。出汁がちゃんとしみ込んでる」
「でしょ?具材の切り方一つで味は結構変わるから」
自分の分をよそおいながら冴花が伝える。
「へえ、詳しいな。こういうのも栄養士の試験には出るのか?」
「まあ、調理師の資格を兼ねてるところもあるから、出ないことはないわ。具材の切り方一つ一つ覚えたりしないといけないからちょっと億劫だけど。でも、好きなことだから苦にはならないわ」
「切り方ねえ…アバウトな俺には無理そうだ」
「まあ、祐真なら無理かもね」
「即答するなよ…」
さっきの盛りつけといい、今のやり取りといい、やっぱり俺は冴花の尻に敷かれる運命なのだろうか?と祐真は自問自答せざるを得なかった。
「…今、変なこと考えなかった?」
「…!げふん、げふん…いや、そんなこと、ないぞ。うん、ないない」
「あやしい…まあいいけどね」
…勘が鋭いところも困りものだ。
「ふいー、ごちそうさまでした」
「はい、お粗末さま」
大量にあったよせ鍋もすっかり空になった。
冴花の料理に舌鼓を打ち、祐真はすっかりご満悦だ。
「いつもながら、おいしかったよ。ありがとうな」
「…どういたしまして」
食べ終わった後の食器を片づけながら、視線をそらしがちに返事する。
「あ、片付け手伝うよ」
「ううん、大丈夫。すぐ終わるわ。…あなたはテレビでも見て、ゆっくりしてて」
「?そう言うなら…わかった」
今日はそんなに面白い番組なかったよなあ、と考えながらリビングのソファに腰掛け、チャンネルのスイッチを押す祐真。
画面からは名前もかも知らない芸人の甲高い笑い声が聞こえる。
(やっぱないよな…ニュースでも見るか)
チャンネルを変えようと思ったが、急激な尿意に襲われ、手を止める。
「冴花、ちょっとトイレ借りる」
「あ、はーい」
洗い物中の冴花に声をかけ、祐真はトイレに駆け込んだ。
「ふい〜」
あまり人には見せられない間抜けな顔をしながら、解放感に浸る。
だが、そんな安易な快楽に満足している場合ではない。
「…さて、この後どうするかな」
2人のこれからの方向性も上手いことまとまり、夕食も堪能した。
となれば、あとは愛の営みだけである。
ここ最近、2人の予定が会わず、最後に体を重ねてから1週間が経とうとしていた。
冴花に対する欲望も、それなりに溜まってきているのが本音だ。
そして、家に来る前の会話で冴花のほうもまんざらではないのは確認済み。
となれば、あとはムード作りなわけで。
(話し合いの際のキスで爆発しそうになったけど…やっぱりベッドで抱きたいよな)
久しぶりにするのだから、互いに禊を終え、最も綺麗な状態の冴花を抱きたい。
それが、祐真の根本的な欲求だった。
「…て、こんなところで考えててもラチあかないよな」
狭い一室でぶつぶつ呟く自分がなんだか哀れに感じて、祐真はリビングへと戻っていった。
戻る途中、祐真は浴室の電気がつけっぱなしであることに気付いた。
「…?つけっぱなしか。俺がしてたらすぐ怒るくせに。やれやれ…」
ちょっぴり愚痴を言いながら脱衣所に入る。
が、なぜか室内は温かい。
「…おかしいな。俺も冴花も、風呂には入っていないのに」
まるで、既に風呂が炊かれているかのような…。
「…なるほど」
ゆっくり浴室のドアを開けた祐真はすべて合点がいった。
風呂はすでに炊かれており、柑橘系のさわやかな香りもする。
湯が冷めていないことから、炊かれてそれほど時間も経っていないのだろう。
冴花がこれほどまでに完璧な準備を施していたことに、少し驚きを覚える。
―あいつも、先の展開を望んでいるのだろうか。
「だとしたら…こんなところで油売っている場合じゃないよな」
念のため、浴室の電気は点けたままにしておいて、祐真は再びリビングに戻った。
―あいつも、先の展開を望んでいるのだろうか。
「だとしたら…こんなところで油売っている場合じゃないよな」
念のため、浴室の電気は点けたままにしておいて、祐真は再びリビングに戻った。
「…遅かったわね?」
既に洗い物を済ませたのだろう、冴花は本を読みながらソファに腰かけていた。
「ああ、悪い悪い。ちょっと強敵だった」
「あんなにがっつくからよ、もう。…お茶あるから、お腹あたためて」
テーブルには温かな湯気をたたえた湯呑が2つ置かれていた。
「おお、悪いな。ありがとう」
冴花の気遣いに感謝しながら、湯呑のお茶を口にする。
緑茶の柔らかい味わいが何とも言えない。おもわず頬をほころばせる。
テレビの方は冴花にも気にいられなかったらしく、とうとう電源が切られていた。
「なあ、明日の1限てなんだっけ?」
「時間割変更で実習になったわよ。朝早いからいやよね」
「ああ、そういえばこの前言ってたよな…やれやれ」
中途半端な長さと共に、途切れる会話。
ずずず、と茶をすする音とページをめくる音がいやに響く。
…この雰囲気が何を意図しているのかは、少なくとも心得ている。
「冴花」
「なに?」
振り向いた冴花の唇に、すばやく自分の唇を重ねる。
「んっ、ちゅっ…ふうっ……」
唇の感触を確かめてから、舌を口内に滑り込ませる。
戸惑ったのも一瞬で、冴花はすぐに祐真の舌を受け入れた。
腕をからめ、祐真を自分のもとに引き寄せる。
「んう…ちゅっ、ぴちゃ、じゅるっ…」
唾液と唾液が絡み合う淫らな音が、静まり返ったリビングに響き渡る。
今日してきたキスとは明らかに違うそれは、この先の行為を示す証となり、2人の心を淫欲のものへと駆り立てていく。
「んぅ…はあっ…ふう…」
唇を離す。2人の口の周りは、すでに唾液で塗りたくられていた。
冴花の顔はすっかり上気していた。
その瞳がさらなる愛を要求しているようにしか見えず、理性を保つのが苦しい。
欲望を少しでも晴らすかのように、祐真は冴花を抱きしめ、ソファに押し倒す。
「冴花…」
官能的なうなじにあてられたかのように、舌を這わせる。
「ひっ、ひゃあん!だ、ダメ…!シャワー…あっ、浴びないと…」
冴花の必死の懇願に、少し理性が戻る。
せっかく風呂も沸かして、準備をしてくれているのだ。ここで冴花を抱いてしまうのは、彼女の一途な気持ちを無下にしてしまうような気持ちに襲われる。
「ああ…そうだな。先に、入っていいか?」
「うん。…その、ベッドで、待ってて」
上目遣いの冴花がどうしようもなく可愛くて、もう一度強く抱きしめた。
2階にある冴花の部屋は、1階同様実に整理整頓が行き届いていた。
机には参考書が何冊か積まれており、枕元には英単語の本も置かれている。
日夜勉強を欠かさず行っているのだろう、祐真にとって冴花の勤勉ぶりには頭が下がる思いである。
シャツとパンツのみという格好で女の子の部屋のベッドに座るというシチュエーションはなかなかないのかもしれない。
そんなことを自嘲気味に考えながら、愛しい人の到来をただ待つことしか今の祐真には出来なかった。
机を見渡していると、奥に写真立てがあることに気付いた。
ナマーズパークに行った時の写真か。
甲子園大会が終わって間もないころに行った、あのデートを思いだす。
(そういや、冴花って実は絶叫系が怖かったんだよな。最初にジェットコースター誘った時の反応、面白かったよな)
(でも何回か乗るうちに克服しちゃって…ほんとにあいつは強い子だからなあ)
(そういや観覧車でも色々したよな…後でみっちり怒られたけど)
写真に写る、手前味噌ながら幸せそうに笑う2人の姿を見て様々な思い出が去来する。
高校生活が終わり、互いの道に進んでしまえば、しばらくは今ほど自由に会うこともできないのだろう。
だが、全く会えなくなるわけじゃない。
回数が減る分、1回1回の密度を濃くすればいいのだから。
1年2年距離が空くだけで傷が入るような関係ではないことは互いに十分分かっていると思う。
冴花に確認したわけではないが、妙な確信があった。
今まで以上に、冴花を大事に、守っていきたい。
心の中で、1つの決意が祐真の中に芽生えた。
コンコン。
しばらくして、ノックの音がする。
「どうぞー」
まるでこの部屋の主であるかのような返答をする。
クスクス、と含み笑いが聞こえながらドアが開く。
「立場がすっかり逆転しちゃってるわね」
「俺も我ながらおかしな返答をしたと思ったよ」
そうして、互いして笑う。
「……」
「な、なによ…ジロジロ見ないでよ…もう」
少し頬を赤らめる。
禊を終えたばかりの冴花は、とても艶やかで、神々しささえ感じた。
美しさを増した、まっすぐな長髪。
スタイルの良さを強調する、体を覆うバスタオル。
湯気で上気した顔。
すっと見ていると、醸し出される色香にあてられ、理性を失いそうで怖いほどだ。
「冴花、おいで」
「…はい」
瞳を伏せがちに、そっと祐真の隣に腰を下ろす。
風呂上がりの爽やかな香りが鼻腔をくすぐる。
「…なんだか、あなたに抱かれるの久しぶり」
「まあ、1週間ぐらいかな。ここんとこ、予定合わなかったもんな」
「うん…ねえ?」
そう言いながら、さらに祐真に近づく冴花。
瞳に、欲情の色が宿りつつある。
「…今日は、その、一杯抱いてね。一杯、私を愛して」
「…言われなくても、そのつもりさ」
ゆっくりと、冴花を押し倒す。再び唇を奪う。
「んっ、ちゅっ、ああっ、ふうっ…」
キスをしながら、バスタオルをはぎ取る。たわわに実った乳房が祐真の前に現れる。
今すぐにでもむしゃぶりつきたくなったが、もう少しキスを続ける。
「んんっ、ちゅうっ、はあっ、ちゅう…」
そうしてしばらく口内を蹂躙した後、乳房の愛撫へと取り掛かる。
ちゅうっと音が出そうなくらいに勢いよく乳房に吸い付く。
「あっ、やぁん、いや、そんな、急に、はげしいっ、ふうん」
片方の乳房を吸いながら、もう片方の乳房は手でこねまわす。
もちろん、乳首への愛撫も忘れない。
冴花の声も徐々に大きくなる。感じてくれているのだろう。
「ああん、いやあ、はあっ、き、きもちいい、ゆうまあ」
ちゅぱちゅぱと音を立てながら乳房に吸い付く。
「…冴花のおっぱい、すごいおいしいよ」
「んぅぅ、いやん、そんなのあっ、ふうっ、くうぅん」
乳房だけではアレなので、冴花の秘部にも手を伸ばす。
茂みに覆われたそこは、すっかり潤っていた。
「冴花、すごい…。もうこんなに濡れてるよ」
「だって、ああっ、ゆうまがおっぱいばっか、ううっ、いじめるもん」
ほとんど泣き声になっている。心なしか瞳もうるんでいる。
「わたしばっかされるの、いや。祐真のも…ほしい」
そういって素早く身をひるがえし、祐真の肉棒を咥える。
「あっ、冴花、くっ、いきなり、うう」
「んん、ちゅぷちゅぷ、じゅぽ、あむ、じゅる…はあ…んっ」
今までの攻めから一転、今度は祐真が快楽を一方的に享受する形になる。
愛する人の、情熱的で巧みな口淫の前に、為す術もなくただ喘ぐことしかできない。
「ううぅ、くっ、はあ、ああ…冴花…いいよ、すごい、いい」
熱にうなされたように呟く祐真。
「んんん、あむ、ちゅぽ、ふふ、そんな声、出しちゃうんだ。気持ちいい?」
「くっ…はぁ、はぁ、き、気持ちいいよ…うわぁ…」
「んぅ、あむ、じゅる…ふふ、ぴくぴくしてる…」
絶え間なく快感を送られ、抵抗しようとはするものの、同時に早く熱を吐きだしたいと本能が訴えてきた。
射精の欲求がだんだんと高まってくる。
「さ、さえ…か…はぁ、はぁ、おれ、もう…」
「んん〜?出したくなっちゃった?」
あまりの快感に、途切れ途切れで声を出すのが精いっぱいになってきた。
冴花にやられっぱなしなのは癪だが…今は、この快感を一刻も早く放出したかった。
「うん…いいよ。いつでも出して。飲んであげる…」
抽迭をさらに早め、射精を促す。
絶え間ないピストン運動に、祐真はあっという間に絶頂を迎えた。
「さえか…もう、出る…あああああああっっ!!」
「んむぅぅぅ!!」
痺れるような快感が祐真の体を貫き、大量の精液を冴花の口内に送り込む。
冴花も、むせながらもこぼすことなく、愛する人の欲望の液体をゆっくりと嚥下していく。
「んん、こく、こく…はぁ、すごい…一杯。こんなの、はじめて…」
「はー、はー、ふう、やばい、気持ちいい…」
まだ呼吸が荒い。それだけ強烈な快感が祐真を襲っていた。
「…そんなに気持ちよかったんだ?」
「…ああ、悔しいけど、最高だった」
「よかった。…でも、まだ終わりじゃないわよね?」
そう言って、まだ熱を帯びたままの肉棒に触れる。
「当たり前だろ…次は、俺の番だな」
「はぁん!すご、はげしぃ、ゆうまぁ!あぁ!」
「はあ、はあ、冴花!冴花ぁ!!」
再び攻守逆転である。
正常位で、ただひたすら冴花を突く。
最も単純で、最も快感が多く得られる営みである。
両手で乳房の愛撫も忘れない。
「ひぃい、そんな、おっぱい、しゃぶっちゃ、い、いやぁ」
「はあ、あぁ、冴花、気持ちよくて、ヤバいよ」
冴花の中は既に熱く濡れそぼっていて、肉棒を離さないとするかのように強烈な締めを与えてくる。
1度出したばかりなのに、射精の快感がちらついてくる。
快感に負けそうになりながらも、必死に腰を振り続ける。
「はぁ、あぁん、くう、ふぁあっ!」
声にならない声を上げ続ける冴花を見つめる。
涼やかで凛としたいつもの面影は、もうそこにはない。
汗でへばり付いた髪をかき分けながら、自分だけにしか見せない艶顔を堪能する。
「はあ、はあ、…冴花、かわいい」
そう言って、冴花のおでこに軽くキスをする。
「こ、こんなときに言うなんて…反則よ…ああぁん!」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら強がる冴花を抱きしめ直し、更に強い律動を送る。
「ふぅうん、だめ、そんな、激しくしたら、あたし、だめぇ!」
冴花の締めが一段と強くなる。もう少しで達するのかもしれない。
冴花の締めが一段と強くなる。もう少しで達するのかもしれない。
祐真も、ラストスパートとばかりにより一層速くピストン運動を行う。
「あぁあ、ああ、ゆうま、もうダメ、あたし、ダメ、いっちゃうう」
「冴花、俺も、もう、いきそうだああ」
瞬間、冴花の中が強烈な収縮を繰り返した。
突如やってきた快感の前に、祐真はうあああああとうめき声をあげ、再び歓喜を噴出した。
結局、営みのほとぼりが冷めるころには日付が変わってしまっていた。
あれからも互いに何度か求めあい、洗い直しに浴室に行けば、そこでも求めあうことになった。
心身ともにとろけるような営みを繰り返し、2人の心は、疲労感と充足感で満ち溢れていた。
「…疲れたな」
「…ええ。でも…すごくしあわせ。あなたと、またひとつになれたから」
祐真の手を握りながら、言葉を紡ぐ冴花。
「ああ。…俺もしあわせだよ」
やさしく冴花を抱きしめる。
胸に収まる彼女の姿が愛らしくて、得も言えぬ幸福で胸が一杯になる。
「はあ…これで明日がお休みだったら言うことないのにね」
「…全くだ。よりによって1限実習か。…冴花、目ざましは任せた」
「ちょっと。丸投げはやめてよね。まあ私はご飯作るから朝早め…あっ!」
「ん?ど、どうしたんだ?」
急に素っ頓狂な声を上げる冴花に祐真も驚く。
「炊飯器のスイッチ入れたかどうかチェックしてくるわ」
言い終わらないうちに、寝巻を羽織って階段を下りてゆく。
…なにかと思ったら、炊飯器か。
多分、結果は目に見えているので言ったりはしないが。
「ふう、よかった。ちゃんと入ってたわ。さすが私!」
「ああ、…お疲れさん」
笑いをこらえながら、布団を持ち上げ、冴花にスペースを提供する。
「…滑稽に見えたかもしれないけど、スイッチが入ってなければ明日の朝ごはんが提供できなかったのよ?そのところの重要性、分かってほしいわ」
どうやら冴花はご機嫌斜めらしい。…こいつに隠し事は出来ないな。
「別にご飯がなくてもおかずがあるから大丈夫だろ?」
「ダメよ。エネルギー源であるご飯なくして朝食とは言えないわ。ちなみにうちはご飯派だからパンなんて用意してません
」
頑固スキルが発動した冴花は手に負えないので、おとなしく抵抗を止めることにした。
「まあ…冴花がいてくれたら、俺の食生活は一生安泰だろうな」
炊飯器のスイッチの重要性について語れるほどなのだ。俺の見立ては間違っていないだろう。
「そうね。今のあなたの食生活も推して知るべしだろうし。…外食ばっかりしないようにね」
「はい、気を付けます…出来るだけ」
冴花が怪訝そうな顔をしたのは気付かないふりをしておこう。
天国と地獄を両方味わった高校生活。
プロに行っても、様々な困難が俺に立ちはだかるかもしれない。
でも、この3年間で得た経験と、離れていても、ずっと俺の傍にいてくれる冴花を思えばきっと乗り越えられる。
この自信も、3年間で得られた最高の宝物の一つだ。
「なあ、冴花」
「ん、なに?」
「…これからも、よろしくな」
「…ええ、こちらこそ」
そうしてキスをして、互いに笑いあう。
俺たちの人生は、まだ始まったばかりなのだ。
互いの愛を確認しながら、秋の一夜は静かにふけていった。
以上です。お付き合いいただきありがとうございました。
栄養士と調理師のくだりは適当なのでご容赦願います。
…エロって難しいなぁ。
>>944 GJです!!僕も童貞だけにエロシーンは推敲に推敲を重ねないとろくなものが出来ないのでエロが難しいというのはよくわかります。良ければ次も期待していますよ!!
>>944 GJ!
二人の甘い関係がいいなあ
>>945 言いたいことはわかるけど、なんつう宣言してるんだw
エロパロスレなんて基本書き手と投下を待つだけの乞食しかいないんだから
投下が無ければ過疎るのは仕方ない。
ここはマシな方だろ。やたら自治厨は多いが。
GJ!
そろそろ次スレかな?
誰も覚えてないでしょうがどもっす。
エロが難しいってのが現在進行形でよくわかる。
自分、いつきのエロ書いててつまずいたorz
完成はいつだ……。
息抜きにやっつけ話書いてみました。
矛盾あったらスマソ。
『友達への一歩』
よかったらご覧ください。
「……なんだろう、これ」
七島麻美は戸惑っていた。
今日はバスケ部の練習。
今はお昼休み。
何もおかしな事などおこる要素などない。
そう決め付けたのがいけなかったのか。
(……こする、べきかなぁ)
恐る恐る、麻美は自分に判断を煽る。
目の前には、古ぼけたランプ。
何故か?
説明などできるはずもない。
なぜなら、空から猛スピードで降ってきたのだから。
ドジだドジだと言われ続けている自分だが、
空から降ってきたランプに当たって死ぬほどの
ドジでも凶運でもない事くらいはわかったが。
「よ、よし。とりあえず調べよう」
麻美はランプにゆっくりと触れる。
「……熱くはないね」
さすがに大気圏外から降ってきたわけでもあるまいし。
「壊れてもないね」
アスファルトは砕けたにも関わらず
傷一つ無いのは確かに不自然だが。
「ランプの精は……出ないよね」
三回こする。
何も起こらない。
「…………うん、ただのランプだ。
精なんているわけないよね」
「呼んだでマジン?」
「ううん、呼んでないよ」
「そうでマジンか。私の勘違いだったでマジン」
「あはは……。で、どちらさま?」
「魔人でマジン」
「へー…………」
「そろそろツッコミがほしいでマジン」
もう頭が錯乱を通り越して安定期にすら入ってしまっている
麻美には無理な相談だった。
「えと、ランプの魔人さん?」
「その通りでマジン」
「願いを叶える?」
「三つまででマジン」
「……私の?」
「その通りでマジン、ご主人さま。
あ、ちなみに私の姿はご主人さまにしか見えないでマジン」
「私、とんでもない物拾った!?」
今更である。
「でも何で空から……」
「私にもよくわからないでマジン。
なにせ、数ヶ月、下手すると一年以上飛んでいたでマジン」
「一年以上!?」
「私は本当はエジプトに行こうとしていたでマジン。
ただ、普通に帰るのも味気無いと思って
世界各国を軽く回ってからにしようとしたら、
海の上でやけに大きな物がブンブン動いて
それに当たって吹っ飛ばされたでマジン。
その時、ランプのオートドライブが壊れて
止まれなくなったみたいでマジンね」
「そのランプ、そんな高性能なんだ……」
「私にかかれば機能の追加などお手の物でマジン。
それで、ご主人さま?
願いはあるでマジン?」
「うーん……。
願いかー……」
麻美は頭を抱える。
願い、などと言われても特に思い付く物が無い。
バスケ関連の願いは、スポーツをやる者としては却下。
となると……。
「一つだけ、あるんだけどいい?」
「ご主人さまは今時珍しい位謙虚でマジンねぇ……。
それで、何でマジン?」
「私ね、クラスで友達になりたい人が一人いるんだ。
私、ドジばかりで、クラスでもあきれられてるの。
私が何か起こしても、皆『また七島か』って。
でも、一人だけ私に世話を焼いてくれ続けている人が
いるんだよ、見捨てたりしないで」
「つまり、その人とちゃんと友達になりたい
という事でマジンね。
お安い御用でマジン」
「え!?
本当にできるの!?」
そう尋ねた瞬間、麻美は体が歪むような感覚に襲われる。
魔人の力、と気付くのに時間はいらなかった。
「これでOKでマジン」
「……本当に、友達になれるかな?」
「ご主人さま次第でマジン」
「え?」
「ご主人さまが願いを叶えないと
発動する呪いをかけたんでマジン」
「何で!?」
事の理不尽さに思わず叫ぶ。
が、すぐに恐怖が怒りを上回る。
呪いってまさか……死……。
「今日中にその相手と友達になれないと、
一週間強烈なくしゃみが止まらなくなる呪いでマジン」
「バスケに響く呪いだ!」
くしゃみでシュートがぶれる!
間違いなく!
「前のご主人さまの時までは死の呪いだったマジンよ?
ただ、その時ご主人さまはある小娘と協力して
私に勝ってみせたでマジン。
人間も捨てたもんじゃないって
ちょっとだけ分かったんでマジン。
だから、もう死の呪いなんてかけないでマジン」
「うん、死なないだけマシだとは思うけど……」
「じゃあ、私はランプを修理するので、
そろそろ失礼するでマジン」
「行っちゃうの!?
ま、待ってよ魔人さーん!」
懇願虚しくランプは飛んでいった。
…………何か、シュールだ。
「…………」
「こんな所で何をしてるんですか、麻美ちゃん」
「うわっ!?ゆらり!?
いつからいたの!?」
「今来たんですが、何かまずかったですか?」
「う、ううん。そんなことないよ」
さっきまでの様子を見られていたら
『ドジなうえ頭がお花畑な娘』
というレッテルが貼られていただろう。
「あ、そうだ。ゆらり」
「何ですか、麻美ちゃん」
「どうすれば友達になれると思う?」
「麻美ちゃんは私を友達と思っていませんか、そうですか」
「ゆらりじゃないよ!」
「まあ、私も思っていませんが」
「聞きたくなかったよその情報!
ってホント!?」
「実は私……ずっと麻美ちゃんの事……!」
「えええ!?そういう意味で!?
ゆらり、私達女の子同士――」
「冗談です」
「冗談がハードだよ!」
とりあえず、顔の赤みが引くまで三十秒弱。
「ゆらり、私が言いたいのは
誰かと友達になりたい時はどうすればいいかなって事で……」
「そうですね。
普通に、友達になって下さい、でいいと思いますが。
麻美ちゃん、友達を作るのがそこまで苦手でしたか?」
「いや、その……。
友達になりたいのが、その……。
……こ……君……で……」
消え入るような声。
麻美の照れがありありと見てとれた。
「ようするに、男の子と友達になりたいと」
「……うん」
「頭の中がえっちぃ事でいっぱいと」
「……うん……ってそんな事私考えてないよ!」
「まあ、相手が誰でも一緒ですね。
友達になってほしいとストレートに言うべきです」
「うう……。大丈夫かなぁ……」
少し不安で涙が出てくる。
呪いはもちろんだが、友達になりたいと思っていたのは
かなり前からの事だ。
もし拒絶されたら?
怖い。
でも急がなくてはならないと、足だけはせかせか進む。
自信のなさそうな麻美の隣、ゆらりはぽつりと呟く。
「相手は好きで世話を焼いてるようですし、
心配なんてしなくても喜んで友達になってくれるでしょうが」
次の日。
晴れ晴れとした表情でシュートを決める
麻美の姿があった。
「ありがとう、魔人さん……。
勇気をくれて」
終わりです。
うん、やっつけだ!
魔人だったか魔神だったかも覚えてやせん。
さて、いつきのエロを何とか頑張ってみます。
それくらい調べろよ
GJ
どうも、アンヌの人です。以前言っていた陵辱ものが幾度とない挫折の末に出来上がったので投下します。
注意…本作品は陵辱、及びのりかの要素を含んでいます。それらが苦手な方は本作品をお読みにならないことを強くお薦め致します!!
新学期が始まって早一ヶ月、私を蝕んでいた病魔はすっかり消えてなくなり、私は晴れて「普通の女の子」になることができた。
これもみんな私の最愛の彼氏、小波太一のおかげだ。彼は私の危篤というとんでもない状況を乗り越え、甲子園優勝を果たした学校中のヒーローだ。今日、太一君は掃除当番で少し遅れるので私は校門の前で太一君を待っている。
「ふふーん、あなたが進藤明日香ですか?」
ふと、女の人が私に話しかけてきた。その女の人は私の事を聞いてきた。私はこの女の人の事を知らない。なのに何故…?だけど、聞かれた事にはちゃんと答えなくてはいけない。
「進藤明日香は私ですけど、何のごよ…うっ!?」
そう言いかけたところで私のお腹を激痛が襲った。気が付くと私のお腹に女の人の拳がめり込んでいた。何が何だかわからないまま、私の意識は遠のいていった…
暫くして、私は意識を取り戻した。ここはどこだろう?そして両手を縛られて柱に磔にされているのは何故だろう?そんなことを考えているとあの女の人がやって来た。「ふふーん、進藤明日香、私はあなたをずっと捜していたのです」
その女の人は私に近づくなりそう言い出した。
「あの…何故、私を捜していたんですか?」
そう、私はこの女の人を知らないし、こんな目に遭わされている理由だって見当が付かない。
「ふふーん、しらを切るですか?」
すると、女の人は数枚の写真を取り出す。そのいずれにも、太一君と一緒の私が写っていた。
「確かにこれは私ですが、これが…どうかしたんですか?」
そう、私と太一君は恋人同士。そして婚約までしたのだから、デートをしたって何らおかしくはない。
「ふふーん、許さないです。私から小波君を奪うなんて万死に値するです」
「なっ…何を言っているんですか!?太一君は私と付き合っているの…」
「黙るです!!」
「きゃああああ!!」
突然女の人が私の服を破いた。私の肌と下着が露わになる。
「ふふーん、これであなたはここから出られないです。ですが、あなたが小波君と別れるなら替えの服を用意するです」
滅茶苦茶よ。こんな脅迫まがいの事…それに太一君を心から愛しているのは私だって同じなんだから…私は首を横に振った。
「ふふーん、だったらもっと痛めつけるです」
そう言って女の人は私のスカートも破いた。
「ーーーーーー!?」
私は声にならない悲鳴を上げる。今の私は悲惨な格好をしていた。他でもないこの女の人の手によって。
「ふふーん、やめてほしければ小波君と別れるです。嫌だというなら今以上の地獄を見せるです」
「それでも嫌です!!太一君と別れろだなんて…!!」
私がそう言い放った途端、女の人は私のパンツまで破った。太一君にさえ見せたことのない私の秘部が露わになる。
「ふふーん、この程度じゃ屈しないですか。ですが何度でも言うです。進藤明日香、小波君と別れるです。さもなくば…」
そう言って女の人はポケットをまさぐり、なにか棒のような物を取り出した。
「このバイブがお前を犯すです」
「…!?」
つまりは女の人が手に持っているバイブで私の秘部を貫くと言うことを意味していた。それを聞いて私は背筋を凍らせた。だけど屈する訳にはいかない。
「…嫌です。太一君は…私の彼氏で…婚約者なんですから…」
私が言い終わった瞬間だった。女の人は躊躇わずにバイブを私の秘部にあてがい、強引に挿入した。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっっ!!」
私の全身に激痛が走る。その痛みに思わず大声をだしてしまった。
「ふふーん、自業自得です。小波君と別れればこんな事にはならなかったのです」
私の秘部からは鮮血が流れ出ている。今の私は激痛のあまり意味のある言葉を発する事が出来なくなっていた。
「ふふーん、これで小波君と別れる気になったですか?」
しかし女の人の声を聞く余裕はかろうじてあった私は首を横に振った。その直後、女の人は私を貫いているバイブを上下に動かし始めた。痛みが全身に広まっていく。
「うっ…がは…っ、んぁ…っ…」
痛みのあまり呼吸もままならず、そのせいでかなり息苦しい。
「ふふーん、小波君と別れるなら解放するです。別れるですか?」
視界もぼやけてきた時にまた女の人の言葉が聞こえた。私の答えは当然ノー。だから首を横に振る。
「ふふーん、欲張りで自分勝手な女です。こうなったらこれを使うです」
欲張りで自分勝手なのはあなたでしょう…そう言いたかったけど痛みと息苦しさのせいで声が出ない。
その時、私の上半身に何かで叩かれたような痛みが走った。痛みで一瞬視界がはっきりとする。その時、女の人が鞭を手に持っているのが見えた。今のはそれで叩かれた痛みだと容易に想像できた。
女の人は更に鞭で私の体を叩く。全身が燃えるように痛い。
「ふふーん、これだけされて痛くないはずはないです。やめて欲しければ小波君と別れるです。さあ、さあ!!」
そう言いながらも女の人は鞭で私の体を叩き続ける。私は全身を襲う激痛に耐えながら抵抗を続けた。その時、鞭を下から上に振り上げた際に私を貫いているバイブに当たった。バイブは私の最も深いところに到達し、更なる激痛に襲われた。
「ふふーん、馬鹿な女です。自分から傷つくように行動するなんて馬鹿としか言いようがないです」
もう何とでも言えばいい…全身を蝕む苦痛のせいで私はそう考えるようになってしまっていた。いっそのこと…首を縦に振ってしまおうか…そうすれば助かるんだから…その時の私は完全にまどろみの中にいた。
ふと、そのまどろみの中にある場面が映し出された。そこはどこかの教会。まわりには9人いる太一君のチームメイトやようこ先生がいて、教会の外にいた。
教会の入り口の扉が開かれる。そこには新郎の格好をした太一君と…花嫁の姿をした…私を虐げる女の人の姿があった。私ではなく。そして太一君が呟く。
「俺は、幸せなんだよな、多分、幸せなんだよな、きっと、幸せなんだよな…」
太一君は、そう言いながらとても悲しい表情をしていた。そう、首を縦に振ってしまえばこの映像が現実になってしまう。そんなの…そんなの嫌っ!!私は覚醒し、目を見開いた。そして全身の痛みをはねのけて…
「太一君と別れるなんて絶対に嫌。たとえここで殺されたって、渡しはしないわ」
全身の力を振り絞って言い放った。ここまで言えばこの人もきっと諦める。束の間、私はそう期待した。だけど、女の人のとった行動は…
「ふふーん、だったら死ぬです」
女の人は鞄から何かを取り出した。よく見るとそれは…包丁だった。つまり、女の人は私を刺すつもりという事。
ああ…私、ここで死ぬんだ。もっとずっと先のことだと思っていたけど…だけど後悔はない。最後まで負けなかったんだから…そして自分の最期を迎えるべく、私は目をそっと閉じた。
太一君…大好きだよ。
「やめろーーーーー!!」
突然叫び声が聞こえた。聞き間違えようのない、太一君の声だった。私は期待を躍らせて目を開くとその瞬間女の人が突き飛ばされていた。突き飛ばしたのは他でもない、私の憧れの人。太一君っ…!!
「ふふーん、な、何事です!?」
そして間髪を入れずに三人組がやって来て女の人を取り押さえた。それは太一君のチームメイトで三つ子の荒井君だった。「むーん!!姉さん何やってるんだなー!?」
「むーん!!やって良い事と悪い事があるんだなー!!」
「むーん!!姉さんは僕らに任せて、キャプテンは進藤さんを助けるんだなー!!」
太一君は「わかった!!」と短く返事をすると私を縛る両手に手をかけた。
「明日香、明日香っ!!」
太一君は私の両手をほどくと力いっぱい私を抱きしめた。外気に晒されて冷たくなっていた私の肌には、太一君がとても暖かく感じられた。
「明日香…ごめんよ…こんなになるまで助けられなくて…」
太一君は私を抱きしめながら、嗚咽を漏らしていた。私は太一君を慰めるように太一君の耳元で囁いた。
「だけど、助けてくれた…ありがとう、太一君…」
それを聞いてか、太一君は私を抱きしめる力を強くし、大粒の涙を流した。
「ふふーん…もう小波君の心の中に私はいないのですね…」
ふと、女の人がそう呟いた。
「むーん、当たり前なんだなぁー」
「むーん、多分初めからいなかったんだなぁー」
「むーん、姉さんは一生独身が相応しいんだなぁー」
すぐさま荒井君達がそんな事を言った。それを聞いた女の人はその場で泣き崩れた。
こうして、私を襲った悲劇はハッピーエンドで終わりを告げた。あの後、私が太一君と改めて太一君とエッチな事をしたのは内緒だよ。
終わりです、いかがだったでしょうか?
今考えてみればエロシーンが極端に少なかったうえにかなりGDGDだったような…今回の反省として今後陵辱は絶対に書かないことにします。絶対に。
この荒井三兄弟だったら、キムチ入れられてパーツ壊された恨みを忘れられそうだわ……
乙
エロは控え目でも面白い話だった
乙
荒井3兄弟が良い奴すぐる
新スレ立つまでちょっと止めた方が良いんじゃないかと
チームメイト評価って大事だね……
荒井兄弟のキャラが崩壊気味なのが気になったけど
GJ
誰か新スレ建てれる人いる?
ちょっと試してくる
埋め木寮長
埋め
埋まるよ
さっさとうめよーぜ
色々目ざわりなこともあったから気分一新できてたすかるぜ
梅
産め
ユニヴァァァァァス!
埋め
埋め
リコ「埋めようか?(キュピーン」
埋っめ
埋め
埋め代わりに適当な小ネタ
「見て見て小波君!」
背後から掛けられた声に振り向くと、そこにはいつもの制服の上に白衣を纏った麻美が立っていた。
「……どうしたんだ、それ?」
「保健室の人から借りてきたんだよ!」
麻美は元気いっぱいに答える。
「いや、白衣を着てる理由」
「もちろん将来に向けての予行練習だよ!」
うん、意味が分からない。何がもちろんだ。
「それより、どう? 似合う?」
そう言って、麻美はくるくるとその場で回ってみせる。
その動きに合わせて、白衣とスカートの裾がひらりと舞い上がる。
制服on白衣は結構マニアックな組み合わせであると思われるが、うむ、なるほど悪くない。
白衣の知的なイメージと、ドジな麻美のギャップもあり、中々光るものがある。
正直、可愛らしいと言えるだろう。
だが、素直に似合うと言うのもシャクなので、
「薬品とかを爆発させそう」
「なにその感想! 何か失礼だよ!」
俺の答えに麻美がプリプリと怒る。
「二人とも、何をしてるんですか?」
そんな風に二人で騒いでいる所に、ゆらりが入ってくる。
「あ、ゆらり! 見て! 白衣!」
麻美は、裾を引っ張ってみせて、ゆらりへと白衣をアピールする。
「……コスプレですか?」
ゆらりの冷静な反応。
「違うよ! コスプレじゃないよ! ……あれ、でも、コスプレって言えばコスプレなのかな?」
こっちに視線を送られても、そんな疑問、俺には答えようが無い。
「そんなことより! ゆらり、どう、似合ってる?」
麻美は、俺にしたものと同じ質問を今度はゆらりにぶつける。
「うーん、そうですね……」
その問いに、ゆらりはしばしの熟思を経て、
「実験とかで爆発しそうですね」
その日、一日中麻美は口を聞いてくれなかった。
>>989 乙
何となく過去スレ巡ってたら保管されてない朱里の作品が見つかったんだけど
これって保管庫に載せるべきかなあ
梅
埋め
うめ
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梅
うめ
産め
うめ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。