「ふん。ならば、新鮮な餌に食いついていればいいさ」
本音を言えば男としては据え膳を美味しくいただきたかったが、俺のご主人様で可愛い恋人は
少しばかり縄張り意識が強いというか気性が激しくて、その上男装はしていてもしっかり女で
独占欲も強いから浮気なんてしようものなら一発でバレて、明日の朝日を拝めなくなるのは確実だ。
それがわかっているのにつまみ食いするほど俺は無謀じゃないし、命は惜しい。
いや、オスカルのために命を捨てるのはむしろ望むところだが、オスカルの逆鱗に触れて
射撃の的にされた挙げ句に裏庭に埋められるのは、さすがに遠慮したい。
「俺は味にうるさいんだ。最上級の味を知ってるのに、今更他の餌を口にできるわけがないだろう?」
「なら、この匂いはどう言い訳するつもりだ?」
「何でか知らんが、ロザリーが俺の髪に触りたがっててな、仕方ないから暫く遊ばせてやっただけさ」
「ロザリーが?」
オスカルがほんの少し眉を寄せる。
ロザリーが何故俺の髪に触りたがったのか推測しようとしてるんだろうが、さすがに俺たちの関係に
気づいてるなんて思いもしないだろう。
あの娘はオスカルに不利になる事は決してしないから、これからも沈黙を守り続けると断言できるしな。
「一頻り触ったら満足したらしい。だけど、匂いが移ってるとは思わなかったなぁ」
「お前が鈍感なだけだ」
「もしかして、いつもお前の匂いが残ってたりするのか?」
「さあ、どうだかな」
オスカルが、もう興味はないとばかりに俺の髪から手を離す。
いざ手を離されると何となく物足りなくて、目の前にあるキュロットに包まれたオスカルの太股に
すりすりと頬擦りして、顎を乗せてみた。
「何をしている」
案の定、オスカルが冷たい目で見下ろしてくる。
「叱られてしまったから、こうやってご主人様のご機嫌を窺ってるんだよ」
「愛玩犬がやるなら可愛いが、お前みたいなデカい男になつかれても鬱陶しいだけだ」
「ひどいなぁ。ご主人様しか見えないように俺を飼い慣らしたのはお前だろ、オスカル?」
不貞腐れてみたら、オスカルの青い瞳がふっと和らいだ。
「愛玩犬かと思ってたら、とんだ狼だったがな。どうせなら猟犬が良かったのに」
口では何やかやと言いながらも、オスカルは俺をどかそうとはせずに、
頭を小突いたり前髪に指を絡めて引っ張ったりしてる。
「もしかして、妬いてる?」
「妬く?誰が?」
「お前が」
いつの間にか濃紺のリボンを解いて好き勝手に俺の髪をかき回していたオスカルが、
両手でがっつりと掴んだ髪を左右に引っ張った。
「いてっ!」
「はん!誰が妬くか!私はただ、可愛いロザリーがお前みたいな餓えた狼の毒牙にかからないか
心配しただけだ」
「ひどい言い種だなぁ。俺は躾の行き届いた忠実な番犬だぞ」
髪から手を離して俺の額を突っつきはじめた白い指を捉えて、オスカルの膝になついたまま
ぱくっと口に含む。
目だけ上げてオスカルを見遣りながら、口に含んだ指に軽く歯を当て、少し冷たい指先を暖めるように
丹念に舌を這わせる。
驚いて引き抜こうとする力に逆らわずに口を開いて、逃げる指先を舌で追ってぺろりと舐めた。
オスカルの頬がさあっと染まる。
「どうした?」
今の仕草でオスカルが何を連想したかなんて、考えるまでもなくわかる……と言うか、
わざと『それ』を思い出すように仕掛けた。
この上なく優雅で清廉な令嬢が覚えた、この上なく淫らで魅惑的な娼婦の愛技を。
「お前の匂いに塗り替えさせてくれ」
なついていた膝から身体を起こし、長椅子の背凭れに両手をついてオスカルを腕の間に閉じ込める。
そのまま屈み込んで、薄紅色の唇にゆっくりとキスを落とした。
「愛してる」
一回言う毎にキスを一つ。
額、瞼、目尻、睫毛、頬、鼻先、耳朶、顎、そしてまた唇に。
「愛してる」
そっと唇を挟んで、わざとちゅっと音を立てて吸い上げる。
「……私も」
甘い吐息に紛れ込ませてひっそりと与えてくれる言葉が嬉しくて、続く愛の言葉は吐息ごと呑み込んだ。
「ん……」
舌を差し入れて絡ませる。
ぴちゃっと濡れた音が耳を掠めて、ぞくりと背筋を快感が駆け上る。
含みきれない唾液がオスカルの唇を伝うのを追いかけて、舌で拭う。
そのまま喉元に顔を埋め、顎の線を舌でなぞりながら耳に辿り着き、熱く息を吹き掛けながら
首筋にキスの雨を降らせた。
「あ……」
ブラウスを開いてコルセットの紐を解く。
「ま…待て…」
「まさか、お預けとか?」
「違う」
熱く潤んだ青い瞳が俺を見上げる。
「餓えてても悪さをしなかった大事な愛犬に、褒美をやろうと思ってな」
悪戯っぽい笑みが酷く色っぽい。
白いしなやかな指が俺のキュロットを開き、熱を帯びたモノに絡み付く。
青い瞳の無言の命令に、オスカルと入れ替わりに長椅子に腰掛けた。
俺の足の間に跪いたオスカルが、その薄紅色の唇で勃ち上がったモノの先にキスを落とす。
いつもきりっと引き結ばれているその唇から見え隠れする赤い舌を、唾液を塗り込めるように
根本から括れのところまでを何度も行き来させてから、俺のモノをゆっくりとその口内に含んでいった。
「はあ……」
ぬめる舌が俺のモノを撫で、舌先で括れを抉り、擽るように軽く歯を立てる。
短く弾んだ息が股に降りかかり、それがまた快感に繋がった。
「ああ…いいよっ……」
オスカルの黄金の髪を撫でると、上目遣いに俺を見上げた青い瞳が愉しげに煌めき、
熱い舌がねっとりと俺のモノを撫で上げた。
このままオスカルが与えてくれる快楽に浸っていたい気持ちもあるが、それだけではやっぱり物足りない。
「もう…いいよ。俺にも、お前を味わわせてくれ」
軽く額を押しやると、オスカルは素直に俺のモノを離す。
脇に手を入れて立たせて、さっき俺がしていたように長椅子の背凭れに両手をつかせて手早く
コルセットを外した。
「あ……」
形よく実った白く滑らかな乳房の上で息づく可愛らしい蕾が、待ちきれないと言わんばかりに
色づいて俺を誘う。
この乳房に存分に跡をつけたかったが、それは俺には許されない。
代わりに跡が残らない程度に歯を立て、麓からゆっくりと舐め上げ、薔薇色に染まった蕾を
思うままにねぶった。
「あっ…んんっ…」
「足を上げて」
二つの蕾を舌と指で味わいながら、片手でオスカルのキュロットを下ろし、片足だけ抜かせる。
胸から脇腹、そして臍へと唾液の跡を残しながら舌を這わせ、淡い金の茂みに隠された
小さな宝玉を求めて腰を引き寄せた。
「ふっんんっ…んっ!」
普段は慎ましやかに隠されている宝玉は、その宝箱の場所を知ってる俺にはすぐに探し出せる。
たっぷりと唾液をのせた舌先で柔らかく包み込んで誘い出し、軽く吸い上げた。
「ああっ!」
高く声を上げたオスカルが、慌てて口を押さえる。
「これを噛んでろ」
解いたクラバットを差し出すと、オスカルはその布地をきつく噛んで声を圧し殺した。
「そのまま、身体を支えていろよ」
長椅子に膝立ちになっていたオスカルの足を下ろさせて、彼女の後ろに回る。
蜜を湛えて熱くぬかるんでいる入り口にいきり立った俺のモノをあてがって、一気に貫いた。
「ふんっ!んんっ!!」
押さえ込まれた苦しげな喘ぎ声が、堪らなく淫靡で哀しい。
「くっ…」
「んんんっ!!」
俺のモノを離すまいとするようにうねる熱い襞。
身体中を駆け巡る快楽に目眩がしそうだ。
「んっんっんっ!!」
オスカルの腰を掴んで激しく突き上げる。
「んんんーっ!!」
俺のクラバットを噛み締めたまま、オスカルが激しく首を振る。
思うままに嬌声を上げられない苦しさにか一筋の涙が頬を伝うのが見えたが、
その口を解放してやるわけにはいかなかった。
オスカルは由緒あるジャルジェ伯爵家の跡取りで、まだ未婚だ。
愛人を持つ事が当然とされている既婚者の夫人でさえ、平民の使用人と関係を持っているなどという噂は
侮辱でしかないのだから、俺たちの関係は絶対に誰にも知られてはいけない。
もし気づかれたなら、俺は殺されるだけで済むだろうが、オスカルは今までの功績と名誉を失い
将来を断たれてしまう。
それがわかっていながらこの気持ちを押さえ込めないのだから、声を上げてはいけない。
身体に跡を残してもいけない。
ましてや、温かな胎内に精を放つ事などもってのほかだ。
「うっ…くっ……」
「んんっ!!」
オスカルの身体が微かに痙攣して、脱力する。
力の抜けた身体を片手で支えながら、俺も自身を抜き取ってオスカルの背中に精を放った。
「……のど、かわいた」
後始末を終えて長椅子に横たえてやると、オスカルはクラバットを口から外し
荒い息を整えながらテーブルに向かって手を伸ばした。
「一口だけだよ。残りは落ち着いてからだ」
「うん」
やけに可愛らしく頷くオスカルに、ワインを一口だけ口移しで飲ませてやる。
こくりと喉が動いて、薄紅色の唇からほうっと満足気な吐息が零れた。
「着替えは?」
「自分でするからいい」
「そうか。じゃあ、おやすみ」
「おやすみ」
できる事なら朝まで一緒にいたい。
叶えられるはずもない願いを振り切るように深く息をついて、
長椅子の下に隠しておいた銀の盆を手にオスカルの部屋を辞した。
*****
黒い騎士騒動が一段落して、普段通りの日々が戻ってきた。
普段通り……ロザリーは自分で幸福を見つけて屋敷を去り、アンドレは私のために左目を失って
しまっていたけれど。
「いい風だ」
お気に入りの遠乗り先にある湖から少し奥に入った所、蔓薔薇に囲まれた人の気配を感じない
この小さな草地は、子供の頃に見つけた誰にも内緒の2人だけの秘密の場所。
幼い頃は柔らかな草の褥で昼寝をするのが楽しみだったが、今は身分も肩書きも義務も忘れて
自由でいられるかけがえのない場所になっていた。
「今くらいの季節がちょうどいいな」
「そうだな。風が気持ちいい」
アンドレが大きく伸びをしてごろんと寝転がる。
その瞳が私ではなく遠い空を眺めているのが何故か許せなくて、アンドレの腹を跨いで
顔の両側に手をつき、真上から見下ろしてやった。
「この髪が好きなんだ」
いつものようにアンドレの豊かな黒髪に両手を差し入れて、指を遊ばせる。
「たまらなく優しい手触りの、この黒髪が」
かつては背を流れるほどに伸ばされていたアンドレの艶やかな黒髪は、今は肩に届かない程に
ばっさりと切られてしまっていて、何度絡めてもするりと私の指から逃げていく。
「また伸ばそうか?」
「……いや、今の短い髪も似合ってるぞ。中々男前だ」
アンドレの髪を切り落としたのは私だ。
あの時の判断が間違っていたとは思わないが、そのために失ってしまったものを思うと
疼くように胸が痛んで、思わず眉をひそめる。
以前アンドレの長い黒髪を纏めていた濃紺のリボンは私の机の引き出しに大切にしまってあるが、
それを見ればかえってこの喪失感を深めてしまいそうで、二度と取り出したくはなかった。
「この黒い瞳は、もう誰にも渡せない。陽の光を弾く時だけ、
朝露を含んだ夏の森のような深い緑にも見える黒い瞳」
アンドレの下ろされた前髪をそっとかき上げて、普段隠されている閉じられた左目の瞼に口づける。
無駄だとわかっているが、光の加減でうっすらと浮かび上がる傷痕を消し去りたくて、
何度も舌を這わせた。
アンドレは、私が彼の失われた左目に今も怒りと悲しみと自責の念を抱いている事を知っているから、
何も言わずに私の腰に腕を回して緩やかに抱き締めてくれた。
「他には?」
「この指も気に入ってる。キスの時は、この唇も」
私の指を逃げていく黒髪が許せなくて鷲掴みにして引っ張り、頭を押さえつけて唇を重ねる。
乾いた唇を舐め、噛みつき、吸い上げる。
昨夜も優しく満たされたはずなのに、何故か酷く餓え渇いている自分に驚く。
「ん……」
私のひりつく喉を潤してくれる水を求めて深く舌を差し入れると、宥めるように甘噛みされ
熱い舌が絡んできた。
情熱的に絡んできたかと思えば悪戯に逃げ回るその舌を、夢中で追いかける。
「んっ……んんっ…」
キスだけではこの餓えと渇きを満たすには足りなくて、手探りでアンドレのシャツを開き
身体の形を確かめるように掌を這わせた。
綺麗に浮き出た喉仏、くっきりした鎖骨、無駄な肉のないバランスよく鍛えられた筋肉質な身体。
掌にこりっとした感触を見つけて指先で転がしきゅっと摘むと、アンドレの胸が大きく上下した。
男の乳首など飾りのようなものだと思っていたのに、意外な程に感じるものだと知ったのは
いつの頃だったか。
「あっ!」
そのまま脇腹を辿って腰へと手を滑らそうとしたのに、既に潤んで敏感になっている場所を
キュロットの上から強く捏ねられて、思わず仰け反った。
いつの間に外されていたのか、はだけられ晒された私の胸にアンドレが舌を這わせ、
掌で包み込み揉み上げる。
乳首が硬く立ち上がっているのがわかる。
その片方は熱い舌にねぶられ、甘噛みされ、吸い上げられる。
もう片方は少しだけ荒れた温かい指に撫でられ、転がされ、摘まれる。
「ふっ…んっ……あ…」
「もう欲しいのか?腰が揺れてるぞ」
言われるまでもなく、身体中がアンドレを欲して疼いている。
いつものような時間をかけた愛撫など今はいらなかった。
震える腕でアンドレを引き剥がしてブーツを放り投げ、下着と一緒にキュロットを脱ぎ捨てる。
半身を起こそうとしたアンドレを突き飛ばすようにして寝転ばせて、彼の熱く張り詰めたものを
キュロットから解放してやった。
「んんっふっ……」
硬く勃ち上がったアンドレの分身を、待ち焦がれて蜜を溢れさせている私の中へと誘う。
広げられ満たされる悦びに身体が震えた。
「今日は随分と性急だな」
「もの足らない……のか?」
「いや、その逆さ。いつにも増して情熱的なお前が美しくて、狂いそうだ」
見下ろしたアンドレの瞳の中に昔から変わらぬ確かな愛情の色を見つけて、急速に心が満たされていく。
ここなら誰に憚る事なく思うがままに振る舞える。
人の耳を恐れて声を噛み殺す事も、人の目を恐れて愛を交わした跡を残さぬように布を探す事も
しなくていい。
「愛しているよ、オスカル」
「私も……ああっ!!」
アンドレの熱い囁きが、私の心を解放する。
理性など霧散して、ただひたすらに腰を振り快楽を求める。
耳に届く、自分の喉から出ているとは思えないほど甘ったるく甲高い嬌声と、
アンドレの低く響く声で告げられる私を蕩けさせる愛の言葉。
これ以上、何一つ失いたくないと心の底から思う。
けれど、この黒髪のようにいつかアンドレが私の手をすり抜けて遠くへ行ってしまいそうで、
酷く不安になる。
「ふっ…くっ……オスカルっ!」
「ダメだっ……このまま…あっ…」
息を弾ませながら、アンドレが私の腰を掴んで身体を入れ換えようとする。
その腕に指を食い込ませて、更に深く腰を落とす。
「いけない…くっ……それはできないっ!」
アンドレは、決して私の中でその熱を解き放ってはくれない。
それは私を思っての事だとわかっているが、もどかしくてたまらない。
私は全部、全部欲しいんだ。
アンドレの全てを余すところなく飲み込み、私の内に取り込んでしまいたいんだ。
その熱く荒い息すらも。
猫が獲物を捕える時のようにアンドレの肩に思いっきり爪を立てて押さえ込み、喉に噛みついた。
「つっ……」
アンドレが痛みを堪えるように息を呑む喉の動きが、私の唇に、歯に、舌に伝わってきたけれど、
止められない。
このまま喉笛を喰い千切って硬い肉を貪り、骨を噛み砕いて血で喉を潤したい。
アンドレの全てを私の血肉にしてしまえば、もう分かたれる事はないから。
「あっ……ああっ!」
アンドレの指が私たちの繋がった部分をなぞり、その上にある蕾を捏ねる。
与えられた鋭い快感に堪えきれず、アンドレの喉から口を離して仰け反った。
「アっ…アンドレ…っ……ああ…っ!!」
「…っふ……」
「このままっ…!!」
「オスカル…っ!オスカルっ!!」
「あああっ!!」
私の中でアンドレの硬く張りつめていたものが脈打ち、望んでいた熱が私の中に放たれた。
アンドレの胸に身体を預けて、痺れるような快楽の波が凪いでいく寂しさに唇を噛む。
「牙が欲しい……」
繋がったまま、少しだけ身体を離してアンドレの喉についた歯形を舌でなぞり、
うっすらと滲んだ血を舐めとる。
この程度の傷なら数日と経たずに消えてしまうだろう。
それが哀しくて、鋭く尖った牙で消えない印を刻み付けたかった。
「いつかお前を喰い殺してしまいそうだ」
「お前に喰われるなら本望だよ、オスカル。
お前の血肉になって、永遠にお前を抱き締めたままでいられるから」
私を強く抱き締めて、アンドレが優しく笑う。
アンドレの全てを取り込んで私の血肉にしてしまえば永遠に一つになれる。
だが、それは永遠に失う事とどこが違うんだろう?
「それだと、私がお前を抱き締められなくなるな」
「なら、俺がお前を喰ってやろうか?何でも、お前の望むようにしてやるよ、オスカル」
アンドレの指がうなじを撫で、背中を滑り落ちる。
収まりかけていた快楽の波が、再びうねりはじめる。
アンドレに喰われるのもいいかもしれない。
彼の血肉になって永遠に抱き締めて……。
私の晒した喉を襲ったのは、肉食の動物の牙ではなく優しいキスだった。
(了)
お目汚し、失礼しました
964 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 08:25:48.13 ID:GcovdzKf
GJ!
ごちそうさまでした
GJ!
朝からここ覗いてみて良かった。
すごい良かったです。
GJ!
エロかった!!
ごちそうさまです。
GJ!!
朝から理不尽な事言われて落ち込んでたけど、少し元気が出た。
いいものをありがとう。
GJ!!
よかった!
トレビアン!非常に美味しく頂きますた
GJ!!
エロエロありがとうございます(^O^)ごちそうさまでした!!
藤林丈司
GJ!!!
夏バテの体と心に染みわたるエロ、
おいしかったです。
このOAがこういう関係になったきっかけも気になる所
気が向いたらお願いしまする
美味しかったとか頂きましたとか言われると、
不要なシズル感があってゾワゾワする(^_^;)
18世紀の人達は夏はクーラーもないのに暑い中汗だくSexしてたのかな
976 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 17:15:16.45 ID:r4u3SZ6F
>>975 少なくともフランス革命前後の数年間はラキ火山の噴火の影響で、
ヨーロッパは異常気象におちいり、冷夏。
アンドレはオスカルとセックスして腹上死できたら本望だろうね
>>976 冷夏だと夏生まれのアンドレはきつかろう。
オスカルの柔肌で暖めてもらえ。
大概男の方が体温高くて熱がりじゃないか?
オスカルは何となく冷え性っぽい気がする
冬場寒さが厳しい時には、とりあえず近くにいるアンドレにひっついて暖をとるオスカル
>>979 その度おっきしたのを必死で隠すアンドレ
>>981 オスカル「アンドレ、なぜもっこりしているのだ?」
立ったチンポを弄っておもちゃにするオスカル
「なんでこれはこんなに堅いのだ? 骨でもあるのか? 」
「オ、オスカルっ! そんなに強く扱いたら・・・」
「あ・・・なんか出たとたんに柔らかくなったぞ。アンドレこの生臭い液体はなんだ?」
「それは男の体から出る特別な液体で、飲むと肌が綺麗になって
胸も大きくなるんだぞ」
半ばやけくそでアンドレが教えた嘘を信じ込み
翌日からせっせとアンドレの精液を絞るオスカルであった。
>>985 オスカルにそんな嘘教えたら身近な男の精液飲みまくるよ
卑しい平民の液体なぞたいした効果はありません。
ぜひわたしの高貴な美容液をお試しください。マドモアゼル by J
30過ぎで素人童貞の液体なんかかえって胸がしぼんじまうぜ!
俺様の液体のほうが美容にバッチリだぜ!隊長 by AL
ご歓談中失礼します
「冷え症のオスカル」からちょっと思い付いたのでお邪魔させてください
さらりと流していただければ幸いです
※OA
※某少女漫画から1シーン借りてます
※エロまで遠い上にエロ成分薄味、おまけに代わり映えなしですみません
朝から空を覆っていた灰色の重たそうな雲から、堪えきれないとばかりにとうとう雪が降り始めた。
雪は見る間にその勢いを増していき、整列した隊員たちの吐く息もさらに白さを増したが、それでも微動だにしないあたりさすが近衛と言うべきか。
「解散!」
練兵場にオスカルの凛とした声が飛んだ。
整然と兵舎へと戻っていく隊員たちを背に黄金の髪を翻して練兵場を後にするオスカルに従って、長い廊下を宮殿内で彼女に与えられている部屋へと歩く。
いつもよりその歩みが速いのは、この冷えきった空気のせいだろう。
宮殿内に与えられている部屋に入るなり開口一番『寒い!』と叫んだオスカルが、ずいっと俺に両手をつきだした。
これは手袋を外せって意味だ。
冷え症のオスカルは冬場になると手がかじかんで、酷い時には上手く指が動かなくなったりするが、今日は手袋を外すのも億劫らしい。
部下の前ではそんな素振り一切見せないけどな。
「今日はまた一段と冷えてるな」
手袋を外すために触れた手は氷のようだった。
「明日は病欠にしようかな……」
仮病を使ってでも休みたいというのは真面目なオスカルにしては珍しいが、彼女は今まで『寒さ』という魔物に勝てたためしがない。
いや、俺を巻き込んで連敗記録を更新し続けてる最中だ。
「ほら」
ジレの釦を外して上着と一緒に前を開いてやると、オスカルは俺の脇に手を入れ、ついでのようにぴったりと張り付いてきた。
「お前は温かいな」
オスカルが満足げに俺の胸に額をすりよせてくる。
猫がゴロゴロと喉を鳴らしているような風情に、ふと笑みが浮かんだ。
冷えきった手を脇に挟んで暖めてやるのは子供の頃からの習慣。
ジャルジェ家に引き取られて初めての冬に、指を赤くしていたオスカルがあんまり寒そうでかわいそうだったから、雪遊びの後にいつもお袋がしてくれてたように脇に挟んで暖めてやったのが始まり。
それ以来、寒くなるとオスカルがくっついてくるようになって、しまいには寝台に引きずり込まれた。
翌朝オスカルを起こしに来たおばあちゃんに見つかって飛び蹴りを食らったが、まだ子供だったからそれくらいで済んだんだろう。
今見つかったら、確実にその場であの世行きだ。
「髪が濡れてるな」
脇にオスカルの手を挟んだままだからあまり自由に動かせない腕の代わりに、唇で黄金の髪に触れる。
しっとりと冷たい髪は本物の黄金のようだ。
「冬は苦手だ」
「俺は結構好きだけどな」
「前に嫌いだって言ってなかったか?」
「あの頃はな」
寒がるオスカルを抱いてあたためてやりながらも、それ以上は決して触れる事が出来なかったあの頃、俺にとって冬は地獄だった。
だが、今は……。
「まだ手が冷たい」
俺の胸にぴったりと張り付いてるオスカルの顔を上げさせようと腕を動かしたら、すかさず不満げな声が飛んできた。
「ちゃんとあっためてやるって」
寒さでいつもより白い頬と対照的に赤みを増してる唇に、ちゅっちゅっとわざと音を立てながら戯れるようなキスを落とす。
「冷たいな」
「お前が温かいからちょうどいい」
俺の脇で暖をとっていたオスカルの手がするりと背中に回った。
唇を重ねたまま、お互いにゆっくりと熱が移っていく感覚を味わう。
そろりと舌を差し込むと、唇の冷たさからは思いもよらないほどに熱い舌が絡み付いてきた。
「ん……」
その柔らかな舌を誘い込み、甘噛みし、吸い上げる。
悪戯に逃げていく舌を追いかけ、歯列をなぞり、唇を擽る。
息継ぎすら許さないほど激しく求める。
含みきれない唾液がオスカルの頬を濡らす頃には、お互いすっかり息が上がっていた。
「まだ寒い?」
「当たり前だ。私がここの冷えた寝台で眠れると思うか?人肌の温もりの心地よさを教えたのはお前なんだから、責任はきっちり取れ」
「畏まりました、お嬢様」
身体を離しておどけるように礼を決めてみた。
甘く潤んだ青い瞳と命令口調のアンバランスさにぞくぞくする。
寒がりのお嬢様がぐずらないように手早く服を脱がせて、ぴったりと素肌を合わせたまま寝台に沈めた。
「お前は温かいな。『氷の花』を溶かせるのは、アンドレ、お前だけだ」
耳元で囁かれた言葉に、どくん、と鼓動が跳ねた。
オスカルは、それが俺の理性だの思考だのを霧散させるのに充分すぎる力を持っているとわかっているのだろうか。
温もりを求めてぎゅっとしがみついているオスカルの背中に回した手で項を撫で、肩甲骨の窪みから背骨に沿って腰までを指先で辿る。
そのまま脇腹を撫で上げた。
「…んっ……はぁ…」
僅かに開いた唇からちらちらと覗く赤い舌に誘われて、深く口づける。
背中から脇腹まで何度も指を滑らせていると、オスカルはまるで逃げようとするかのように俺にしがみついていた腕を緩めて身悶えた。
身体が少しだけ離れる。
その隙間に手を差し入れて、形のいい乳房をやわやわと揉み上げ、硬くなりはじめた小さな蕾を転がした。
「んんっ!んっ…あっ…」
いやいやをするように首を振ってキスを逃れたオスカルが、甘い声を落とす。
白く冷たかった肌が熱を持ち、ほんのりと薔薇色に染まった。
「熱い……もう、こんなに濡れてるんだ……」
「あっ…やっ……」
「冷たい肌と裏腹に、お前の中はいつだってこんなに熱いのに……」
「ああっ!」
淡い金色の叢の奥に隠されている秘密の路は、既に豊かな熱い蜜を湛えている。
俺の指を伝い、とろりと流れ落ちる蜜に我慢できなくなって、痛いほどにはりつめたモノを埋め込んだ。
「あっ…んくっ……」
「ふっ…」
鋭い快感が背筋を駆け上る。
普段の彼女からは考えられないくらい甘い悲鳴が耳に届き、心の奥がざわりと波立つ。
僅かに残っていた理性も消え去って、夢中で貪った。
嵐のような波が去って、どこか気だるい穏やかな凪が訪れる。
深く息をついて手早く身支度を整えると、オスカルの身体が冷えてしまわないようにうっすらと浮いた汗を丁寧に拭って、温かな夜着を着せかけた。
お屋敷とは違ってここは続きの間が使用人用の控え室になっているから、このまま朝を迎えても不自然には思われないのが嬉しい。
とはいえ、いつ呼び出しがかかるかわからないから気を抜けないが。
「寒くないか?」
「うん……あったかい……」
子供の頃のように俺の懐に潜り込んでとろとろと微睡んでいるオスカルを抱いて、風が入って肩が冷えないように上掛けをしっかり被る。
寒がりのオスカルのために、雪がひどくならない事を祈った。
(了)
お目汚し失礼しました
GJ!
良かったです
GJ!
甘えんぼなOがいーね
もうスレが終わりそうなので次立てようかと思ったが無理だった
誰かヨロシクー
996 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 23:44:58.22 ID:Zbu4jcKa
GJ終盤まで投下続きでスレをフル活用できてよかった
オスカルちゃんは冷え性
GJ!!
とてもよかった。
私も新スレたてられなかった。どなたかお願いいたします!
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。