明日美「だから正体をばらしてはだめなのね・・・
でも、あたしは明人さんの前で変身したわ。でも何も起きなかった・・・」
レグルス「それは、明人さんが一度無獣になったことがあるから・・・
一度魔力を体内に取り込んだことがあるから反応は起きなかったのよ。」
明人「つまり抗体みたいなものが僕の体にできているということかい?」
レグルス「ええ、そうね。」
レグルス「それともう一つ、魔法少女には正体がばれてしまっても対消滅反応を起こさない方法があるの。」
明日美「その方法って・・・危険なのね?」
レグルス「ええ、魔法少女システムの世界崩壊を防ぐ安全装置と言ったらいいかしら。
対消滅のエネルギーを魔法少女自身へ内向きに集中させる。」
萌波「そんなことをしたら・・・その魔法少女は死んでしまうんじゃなくって?」
レグルス「そうね、死ぬというより消滅ね・・・でもそうしないと大変なことになるの。わかるでしょ?」
明日美「え、ええ・・・理解はできる・・・でも・・・」
スピカ「でも、たった一つだけ魔法少女が消滅しない例外があるわ。」
レグルス「例外?そんなものは無いはず・・・あっ・・・なるほど、そうね。」
スピカ「そう、絵梨の存在よ。」
突然自分の名前が出てきたことに驚く絵梨。
自分自身が例外とはどういうことなのだろうか。
絵梨「私が・・・例外?どういうことなの?私は正体がばれても消滅することは無いの?」
スピカ「ええ、”絵梨”は消滅することは無いわ。でも・・・もう一方は消滅してしまう。
絵梨「ええっ?ど、どういうこと?」
明日美「つまり・・・絵梨の体には人間としての命が二つ存在しているということね。
だから片方だけが消滅してしまう・・・」
絵梨「そ、それは絵梨のほうが消滅するって言うことはないの?」
スピカ「・・・あくまでも消滅するのはベースとなっている人間の方・・・
ある意味本当の意味で絵梨は元に戻れなくなるということね。」
絵梨「そんなことが・・・」
スピカ「だから、紗英さんのためにも絶対に正体を見せちゃだめよ。」
絵梨「わ、わかった。」
明人は彼女たちの話を聞いていて疑問に思っていたことを口にする。
ただでさえ混乱しそうな話である上に、彼にとって一点だけ腑に落ちない部分があったのだ。
明人「君たちが大変な運命を背負っているのはわかった。
ただひとつ疑問なのは・・・絵梨ちゃんがなぜ美夜子ちゃんの父親なんだ?父親ってこの前の・・・」
絵梨「!・・・ごめんなさい・・・明人さんにはもう隠せないよね・・・実は私・・・美夜子の父親なの。」
明人「・・・やっぱり理解できない・・・君は明らかに女の子じゃないか・・・それが・・・まさか・・・
二つの命って・・・そういう・・・ことなの?」
絵梨「うん・・・明人さん、あなたを騙すつもりなんてなかった・・・でも・・・女の子になった私の心は・・・
どうしても抑えることができなかったの・・・最初から思わせぶりな態度取らなければよかったよね・・・」
明人「つ、つまり・・・本当の君は・・・女の子じゃ・・・ない?」
絵梨は静かに頷いた。
その絵梨の肯定に信じることができないという意思の現われだろうか、絵梨の顔をまともに見ることができない。
絵梨「実際に・・・見せたほうが理解できるよね・・・ちょっと待っててね。」
絵梨は自分の服が入っているカバンを抱え、着替えできる場所に移動していった。
明人はやはり信じられないといった様子で放心状態だった。
その場にいる者みな明人に声をかけることができなかった。
しばらくすると、小さな体には不釣合いな程、大きなスーツを着た絵梨が戻ってきた。
姿は滑稽だが絵梨の顔は悲しそうにうつむいていた。
絵梨「遅くなってごめんね・・・こうしないと・・・服、破けちゃうから・・・
はは、灯莉ちゃんに正体見せたときとは・・・大違いだね・・・ぐすっ・・・」
明人「え、絵梨ちゃん・・・」
絵梨「・・・いくよ・・・これが・・・本当の・・・私っ・・・リリース!」
キューーーン
絵梨の体がピンク色の光に包まれ、徐々に体が大きくなり、体の線が太くしっかりしてくる。
明人「・・・絵梨・・・ちゃん・・・」
体全体を覆う光が収まるとそこにはスーツを着た大樹が立っていた。
大樹「これが、俺・・・絵梨の正体、美夜子の父親の大樹だよ。
ごめんな・・・君にとっては相当なショックだったろう・・・」
明人「・・・」
大樹「はは、そうだろうな。声も出ないよな・・・男だったなんて・・・気持ち悪いよな。
これがあの時君の気持ちに応えられなかった最大の理由・・・許してくれとは言わない・・・
ただ・・・俺に謝らせてほしい。悪かった。」
大樹は明人に対して深々と頭を下げた。
しばらく明人は頭を下げた大樹を呆然と見つめていた。
実際に目に入ってくる情報と脳で処理する情報に齟齬が発生しているのだろう。
理解するのに時間がかかっていた。
明人「や、やだなぁ・・・そんな頭を上げてくださいよ・・・ぼ、僕は大丈夫です・・・
その・・絵梨ちゃんが・・・何か隠していることがあるんだろうなって言うのはわかっていましたし・・・」
大樹「明人君・・・今の俺が何を言っても信憑性ないかもしれないが・・・
絵梨は、本当は・・・本当に君のことを・・・」
明人「それ以上は言わないでください!!!そんなこと知ったところで・・・
何の意味があるというんですか。そんなの・・・つらすぎます・・・」
明人は拳をギリギリと握り締める。
ぐちゃぐちゃになって溢れ出しそうな気持ちを必死に抑えるように・・・
明人「む、むしろ・・・絵梨ちゃんが他の人のことを好きなわけじゃなくって・・・良かった・・・
ごめんなさい・・・もう・・・遅いのでか、帰ります。み、美夜子ちゃんを必ず助けてくださいね。」
大樹「あ、ああ・・・必ず・・・」
そう言うと自分の鞄を抱えて明人は走り去っていった。
本当なら泣きたいくらいだろう、でも明人は一切涙を見せず、唇を噛み締めていた。
大樹「つらいことに巻き込んでしまったな・・・あの場で明人君に会わなければ・・・
なんで・・・男に戻ったって言うのに・・・くそっ!こんなに胸が締め付けられるんだよ・・・
なんで・・・心が痛いんだよ!・・・絵梨・・・」
明日美「大樹・・・あなた・・・」
大樹は悲痛な表情を浮かべていた。
涙こそ流してはいなかったが、大樹の中の絵梨の悲しみが表情に表れていたのだろう。
大樹「そろそろ・・・帰らないといけないな・・・しかし紗英には・・・みゃこが帰ってこないなんて・・・」
明日美「そ、そうだ・・・美夜子ちゃんはしばらくうちに泊まっていると言うことにしたら?」
大樹「恐らく、あの様子からするとみゃこはもう帰って来ないつもりだ・・・それまで隠し通せるか・・・」
明日美「なに言ってるの・・・二、三日で何とかするしかないでしょう!
なんとしても美夜子ちゃんを取り戻すのよ!!」
大樹「あ、ああ。そうだな。そんな何日もかけてられない!ぱっと取り返してやるぞ!」
明日美萌波灯莉「「「ええ!」」」
魔法少女たちは早期解決への決意も新たに一致団結の誓いを立てたのだった。
そして一方・・・
紗英「〜♪そろそろみゃこが帰ってくる頃ね。あの子おなか空かしているだろうな・・・
ふふふ。今日はみゃこと大樹さんの大好きなハンバーグ。」
紗英は現在の状況を何も知らず夕食の準備に忙しかった・・・
自分の娘に起きた悲劇・・・彼女は知らないほうが幸せなのかもしれない・・・
次回予告
何も知らずに家族の帰りを待つ紗英。
彼女もついに魔法少女たちの戦いに巻き込まれてしまう。
そして遂にミーヤは光の繭から羽化し、覚醒状態となる。
大樹は娘を、美夜子を取り戻すことができるのか。
次回「Warrant!さよなら・・・」
アクエリィHD「あなたは深い絆を結ぶ仲間がいるかしら?」
以上で終了です。
今回は正体バレがテーマです。
ミーヤの正体を認識しました。
そして明人に正体ばらしちゃいました・・・
いろいろフラグが立ってます。
全部回収できるのかな?
ってことであと四話です。
今二十三話執筆してますが、これも少し時間をいただくと思います。
ではでは、また次回まで。
今度は確実に投下できるときだけ書き込みしよう・・・
おー、クライマックス来たなあ
いよいよもって楽しみだ
>>829 他に投下があればそちらに感想が入るから、ちょっと間を置くのはエチケットだし、気にすんなあ(●^ー^●)
今回はずいぶん盛り上がってきたね、次回にも期待してるよ。
>>829 乙です。
ちょっと泣いたかも。
盛り上がって来ましたね。
続き楽しみにしてます。
これそんなにいい話か?
気持ち悪い
834 :
781:2011/08/06(土) 12:15:09.54 ID:mtiOrkLJ
続き出来たので投下したいところなんですが、それがだいたい30kbあるのでスレの容量を越してしまうんです。
スレ立てしたいのですが忍法帖がLv2になってしまっているので立てられません。
もしよろしければどなたかよろしくお願いします。
このスレ実質part42だから、次はpart43だよ。
また埋め立て荒らしかよ
自己紹介乙
ちゃんと感想あるし、需要あるんだから荒らしでもなんでもないな。
悔しかったら埋められるくらいのSS投下したら?
スレ立て乙だが
あえて煽るようなこと書くのはどうかと…
なんか煽る様な事書いてあった?
スレを使い切るのはdat落ちのためにもすべきこと
別に煽りじゃなくない?
>特定職人叩きをやると全ての職人が出て行きます。
>紳士淑女の皆さん。努々お忘れなく。
ここのことじゃない?
このレスがあったあと実際叩きに来てるのがいるし
それに反応しちゃってるのもいるから煽りと言えば煽りになるかも
ななめよみしたけどぬきどころないけえのう
こんだけかいとうてぬかせようともせんって
どうなっとるんじゃ
本人自覚なし乙
>>733 こんなんでなくとかおまえはどうなっとんじゃ?
さいきんこじきがふえとるけえのう
じゃからしょううもないSSでもとりあえずほめとよんじゃ
ほんまにいいSSだけほめたらええんじゃ
なんでもかんでもGJゆうとるもうもくはいらんけえ
>>375 みじかくてもこんぐらいかけたらもんくないのう
ええもんはええ
わるいもんはわるい
ちゃんとくべつしたらんと
ええもんかけるひとまでしょうもないもんかきはじめるわ
ああこんなんでええんかって
確かに
>>375は超ショートショートながら素晴らしい
///////
///////____________
///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
/////// (~) チリンチリン
/////// ノ,,
/////// ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/////// ( ´∀`)( 厨 ) )) < 夏だなあ〜
/////// (つ へへ つ \______
/////// //△ ヽλ ) ) 旦
////// l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/////  ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
//// ^^^ ^^^
2chの夏。厨房の夏。
梅ネタ
「そこの少女…まさか…百合か?」
な、なぜわかったし!なにこのおじさん怖い
「わかるのだよ、何せ私は強制女(ryの住人だからね」
「し、しかし私が百合であることとあなたに何の関係がっ!?」
「ふぉっふぉっふぉ…。百合なのにお兄ちゃんが好きなんだろ?お兄ちゃんが女になればいいと思ってるんだろ?わかるのだよ、私は強(ryだからね。これを食べさせなさい」
そう言っておっさんは私に一粒の梅を渡してきた。
「なーに、簡単だ。お主が理想の女性像を願いながら食べさせるだけでお兄ちゃんは…な?」
本当か?胡散臭いんだけど。
「まぁまぁ、嘘だと思うならやってみろ」
「まぁ、はい。やってみます」
「お代はいらないよ、成功するから安心したまえ」
***
「お兄ちゃん!この梅食べてっ!」
「おいっ!妹やめっ…」
(私と同じくらいの身長かつ胸はCカップ固定、声は可愛い系私と同じくらいの身長かつ胸はCカップ固定、声は可愛い系私と同じくらいの身長かつ胸はCカップ固定、声は可愛い系…)
「うおっ!何だよ身体が…!うああああああっ!」
「ふぉっふぉっふぉ。埋めるなら梅に限るだろjk」
今日も彼は梅を配る…
便乗
「ん、なんだい少年?」
「あの、おじさんってもしかして噂の」
「噂?む、そうかそうか、うむ、みなまで言うな。さあこれを食べるといい」
「いいんですか!?っていうかこれがあの噂の強(略)埋め梅」
「なんぞ変な名前がついたもんだな。ともかく自分がなりたい姿を思い浮かべて食べるのだ」
「やった、これで」
「ところで…、お金は要らないが解ってるだろうね?」
「えっ?」
「なあに、女性化したキミの処女を私にくれるだけでいいんだ、簡単だろう?」
「そんなっ!?、そんなだったらいらないです、これお返しします!」
「ふぉっふぉっふぉっ、もう遅いのだよ」
「やだっ!んっ (あああ、すっぱい・・・)」
***
「ううぅ、イヤって、言ったのにぃ・・・」
「良かったよ」
「しかもこんなうしちちにされるなんてぇ」
「感度も最高だっただろう?こっちは満足したから帰りたまえ」
妹が無理やり僕の身体を奪ってしまいました。
アルバムには色んな女のアヘ顔ダブルピースの写真ばかり
学校のマドンナに文学少女
お堅い風紀委員長に憧れの先生
幼なじみに親友の妹まで
でもなあ、妹の担任の先生に俺がアヘ顔ダブルピースの写真撮られてるのが
最大のネックなんだよな
ちょっとハマっちゃったし
というのはどうだろうか?
857 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 21:31:25.82 ID:+o7QpIxa
|∵)
858 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 22:39:38.18 ID:oQEBiHPW
スレ住人のKさんに強制女性化されたおかげで、女性限定飲み放題に参加できました。ありがとうございます。恨んでた過去は忘れました。
連絡つかないのですが、明後日戻してもらえるんですよね?
風邪で休んでたら自分以外学校全員がTSされていた
全員自分を見るたび一目惚れ
全員全身性感帯
チンポ乾く暇なし
しかもみんな元男だということに葛藤しながら快楽に溺れていく
>>860 逆のパターンで風邪ひいたら自分だけTS…ってのはn番煎じになるか
>>860 そのまま快楽に溺れて気がついたら自分もTSしはじめて
やばいと思いつつ快楽から逃れられず全身性感帯TS女の仲間入り
てパターンが好きだなオイラは
はあ、TSして俺は男だ!って叫んで犯されて悦楽に負けて肉便器にされてそれでも最後は男のプライドで自殺したい
>>863 そして再び転生後に男として生まれるもTSし…という無限ループですね、わかります
いやいやそこは転生したら女に生まれてしまって絶望してまた自殺したら今度は幽霊になってついうっかり女に憑依してしまうルートだろ
>>865 TSして女の身体に溺れるが自殺 1周目
女として生まれるがレイプされた時に前世の記憶に目覚めまた自殺 2周目
レイプされて精神的に死んだ女の身体に身代わりの魂として引き寄せられ 3周目
女として妊娠出産を経験するまで延々女の身体で男に犯される経験を味合わされるが
何時までも男であるという意識が抜けず女であることを受け入れられないって感じか?
そのネタ良いな!
一本書けそうな気がしてきた
暑くて暑くてそれどころじゃないけど
埋めネタ考えたけどなかなかHシーンが思い浮かばなかったので
とりあえずこれで完結ってことで3レスほど
869 :
夏のお嬢さん:2011/08/13(土) 10:09:18.16 ID:6FW+MlsC
庭に面した和室の障子を開け放ち、蝉の声を聞きながら、
僕らは扇風機の風の中で夏休みの宿題をしていた。
「あっちー、お前んちエアコンねーのかよ」
「うるせえな、うちの人間は扇風機が好きなんだよ」
「そのうち熱中症でぶっ倒れんぞ」
「あいにく親族で熱中症にかかった奴はおらん」
あいつ、竹中美幸は元は幸一という名だった。
クラスでは猥談ばかりして女子に敬遠されるようなタイプだった。
それが今では学年でも随一の美少女になったのは、つい二ヶ月前のこと。
「なんかアイスとかねーの?」
「麦茶ならある」
こいつにアイスなんぞ渡したら、どんな卑猥な食い方をするか分からん。
こいつの行動パターンは女になってから悪くなるばかり。
この間なんか腕に抱きついてきて胸が……いやはや。
「ところでお前、男に戻るあてはあるのか?」
「んー……ない……こともないかな」
こいつが女になったのは、とある魔法使いの爺さんの仕業だった。
道端で偶然出会ったこいつが重い荷物に難儀している爺さんを無視したら、
何を思ったのか魔法一発こいつを女にして
荷物を担いで軽々逃げていったのだという。
870 :
夏のお嬢さん:2011/08/13(土) 10:10:00.39 ID:6FW+MlsC
「ないこともない? じゃあなんでさっさと元に戻らないんだよ?」
「ん? ああ、えっと。方法がちょっと特殊でな」
「言ってみろよ」
そう言われると美幸はちょっと躊躇いながら、そっと耳打ちをした。
「親友の精液を子宮で受け止めること」
…………………………静かだ。
周囲には蝉の声だけが響いている。
扇風機の風は心地よく、麦茶のコップに滴る結露した水滴が
夏の暑さに一時の涼しさを演出している。
「おい、健太。遠い目をしてどうしたんだよ?」
「……おお、で、方法ってなんだっけ?」
「お前に種付けされればいいんだよ」
「アーアーキコエナイキコエナイ」
「現実逃避はいけないと思います」
いけないと思いますって、いけないことを言ったのはお前だ。
だいたいエロ本の貸し借りをしていた悪友と
いまさらそんなことが出来るわけがないだろう。
つーかどんな魔法だよ、種付けで元に戻るって。
「嘘だよ、冗談だ、んなわきゃねえだろ、引っかかってんじゃねえよ」
「嘘?」
「爺さんはすぐ逃げてったんだぞ、方法なんて聞けるわけねーだろ」
「脅かすなよ、ビビっただろ」
「まあ、俺はお前になら……な」
何言ってんだこいつは?
871 :
夏のお嬢さん:2011/08/13(土) 10:10:44.00 ID:6FW+MlsC
「冗談もたいがいにしとけ、心臓に悪い」
不意に何かしょんぼりとした表情を浮かべる美幸。
いったいどうしたというのだろうか。
「なあ、気づかないのか?」
「何が?」
「お前こういう髪型が好きだって言ってたろ?」
髪型? たしかにツインテは好きだが、考えてみれば
美幸の今の髪型はツインテだ。
「それにこれくらいの丈のミニ履いた子が好きだって言ってたし」
言われてみればちょうどいい感じのミニスカートを履いている。
「し…下着だってお前好みの純白なんだからな!」
「…………パードン?」
「いつお前に脱がされても大丈夫なようにしてんだよ、言わせんな恥ずかしい」
「ちょっと待て、また冗談か?」
「冗談じゃねえよバカ! 朴念仁! うすらトンカチ!
女の子が男好きになって何がいけないんだよ!
もう帰る!」
そう言って奴は慌てて帰ってしまった。
勢いよく走り去った奴のスカートの中身は純白。
あとには蝉の声と、扇風機の風だけが残っていた。
' ,ニ、ヽ
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/ / -‐==≡ニ二三‐- _j.二ニ -‐ ん( {{r‐' └ヘ
. / / ___-‐三二ニ≡=-‐^7ハY三二 -‐' 辷} 〉-‐‐;く}
{/ . , 7/ '⌒7 k'} ヽ--‐=__彡'} ヒ{_ / __,斗┼┐
/ / {// {c ‘′ `ラ气ミ<,丿ハ斗',斗r{r冖‐个┤
. { ' { {r勿!)〉イ〈ーう辷}┘ ハ V′
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. { (\ { 丶. _r'7冖≧=‐--‐=个=彡' _/ / |
丶 \ _」_,ノ ,ノ广二¨´イ`¨て.ノ/ / |
-‐====‐- . r(__/}ゝ-‐ァ'´ } ' // |
/ -‐…‐ `ヽj -‐个'7´ } ノ .{// ,
' // -‐…‐- `'<h{ / ,/ // /
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{ \ /}{└- 、>,、 ,、-‐==_彡
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∠二.´_//.ノ/ /`Y^7/_/| |{__/} ヽ‘.
//厂{ト-┐r′ 人r' `7メ| |,ノ,ノ } 〉
/' ,ノ人`冖7/ ∧.厶_/ 八/⌒YLr冖'|ノ
〈) 丿{ 〉,ノ/ {`7'}冖7 {`7 ^V ノ }|
Lノ └ 'ノ / }ん{ └'⌒ }/∧{ノY二´ノ
ト'⌒二、 く {ー个l‐---‐{`¨´ ノヽ
. _」ノ{__) \ | ト-く└┬一'}`T爪j└;}
ト{ニ、ー---┘| ト‐个¬ └-ヘL.辷'ノ
{入 \ ,ノ |_rく`ーヘ ト、
`Y'\ `¨´ |_,ノ ‘, { ∧
└-'L〕7Tヽ 八 、 丶ヽ ‘,
└冖-(_〕T爪_丿 ヽ;---‐ヘ ‘,
└く.ノ┘ V^Y ヘ ∨{_
V^Y : >、}
V^i |' ∧
, -r'⌒,フ |T7 ,´\
∧r'^7lト--‐|同_」. ノ〉
({ }ー{同 -|!_」/ /
ヽj、 | |> -ヘ._i/
\」__」. '}
丶二¨´ノ
埋めの方が面白かったりするな
__,r‐r‐r‐v‐-、
__ ィT | .」 」 | / `>、
く ヘ Vr==冖冖==zく/ >、
/ >'  ̄ \く ーヘ
/ / ヘ Y二i
{ ,' // ハ N二!
r==才i ,i代ヱf /// j j ! ! !こト、
=彳 八/ { f ,んjr' レ厶ラメノ_ノ ___! 辷} ヘ
/, ' ハミゝ ヒ,,ノ 7じ7 〉〈___zヘz`ヽハ
=彡// i ハ :; ヒ,,ノ/ 《 i|`‐′',
/// √j 从iゝ_` ‐ /// リ リ ',
, ', イ / /》 ∨ /Xヽ,ここ/ / / , -‐‐‐‐‐‐ァソ
/ / i レ′ム __/´二に.、E.! / / / 〃¨`v'´ル′
レ' レリ /:::》|:/ 厶rー‐マ }ーレi从/ 、 《;::: : レ′
ハ .:;∨ r‐{ rゥ /::: : : : : : ノ 》::: : |
r弍 ム ヽ レ′ トzァ== r ′ 《;::: : |
r=弓ノ∧圦 人 y∧:::::/ 〃: : ハ
厶/: : ヾブj込三彡′ v′ r=-'′: : ノ
/ : : : :厶<ハ\: : : : 'vzノ: . , ≦´
ヘ ___ ムイ爻i 〈\: : : v;:: : . ハハソ
〉 } |爻i ∨ ヽ: : : / __ __
〉‐〈 |爻i ∨ \: /二 -‐ 7
. __,、-、ヘへヘ,.r‐‐≠、ヽ ヽ廴廴__r〃⌒ ヽ- ′ /
r>'´,.zr‐‐――'′/ ヽ\ ヽ 〃 ハ ===〈
// 勺/ >==-.、 ________ / ハ: : : : ハ
. // 勺/. . . . .>'  ̄ヽヽ\`x'´====、 \ / ',ヽ、: . . }
// 斤/. .>'´ : : : : : : :>< /ヽ > ハ:. . . i ` 一弋
. // 斤/./ : : : : : :, ´ : : : : :ヽ/ヽ//ii i:. . . | i \-、
. 〈〈 〈 7'゜ : : : ::, ' : : : : : : : : : ヘ /Y ii i:. . . | i ` ‐ 、
i i // : : : ::, ' : : : : : : : : : : : : : ハ___j ii i:. . . {/ }コヽ、
i | v' : : ::/ : : : : : : : : : : : : : : : !___i, イトヘ:. . . ', 乃
ヽv′ : :/ : : : : : : : : : : : :>' ´ ∨ _ 斗ヱヱフ
市川吉香(ぼくのご主人様!?)
875 :
名無しさん@ピンキー:
. -‐…‐- .
. ´ `ヽ
. -‐…‐-=ニ. _/ ´  ̄ ̄ ` 、
. < . . . : : :〃77 / `丶、 丶、
/. : : : : -‐==ニアア7 :/ . : :/ > . ト . _\
/ . : : / </ ん' / . :‐ァ===‐-、 > 、 , lハ‐-. . `ヽ
. / . : ::/ \|: :/:i : : / / / /.:/ / 7ニ=-、ハ,ハ 厂`丶、:丶、
i : : / |:厶:l : x≦豕ミメ、X :/ / : :- 、: : . . }∨ \ : .ヽ
| : :l | /⌒八:《ん.::::。(_ ハ〉 / 厶イ/ / ヽ : : : : ハ . l i ト=‐ヘ: .∧
| : :l | { /:! : | { (::::::::::/ 笊ミメ、/ : X : /: : . l i | : :ハ
八 :l| X : :人N、`≦=゚'′ ん.:。(_,ハ》: : /: : : :| ハ丿 }: : l
. ヽN /. :/ー 、 ::::::.:.: { (::::::/ 厶ィ: : : : ノ: :ノ:/ ノ: : ,′ _ -‐  ̄ノ ノ⌒ヽ
`ヽ /:/ ヘ、 _ ' :::.` =゚'' /}: : |: : /|/l/ / イ/ -x ´ ー‐=ニニ´-ァ'´ ヽ
〃 x≦>‐v‐ヘ、 ( > /  ̄`ヽ.ノイ.∠. __ _ ,∠∠ . ____. -=ニ二 | _ つ-‐ ´ }
!{ 厂\\ ヽ `ト.. ___ / V /  ̄ ̄ ¨¨ ¬''" ノ
∨ヽ. \\ ` `ニニ7 / | / /
/_ノ \\ \_,/. :/ ____ | { ( -‐ ´
/ -‐ ヽ \\ \:/´ `ヽ. | 、 _ . -‐――ヘ、 /
〈´ \ヽ \\ / V| ー- 、 \ . -=''"´ \ ノ
/ ヽ }イ \:/ }.| ` ーv‐==ニ二> ´  ̄
. / /ノ ,'! ,'| ∨三> ´
/ / ,'| ,′| V´
' /| ,′| ,' | '
/ 、 / ヽ //;′| / | :.
| ` ー=ニニ/ 〉ニ≠- . | / l :
| ー=ニニl 厶-=ニ /:| | ' l
| | / , /|\| | ′ . l
| l ,厶</ l/| 〉 | ′ l
| | (///// | 八 { | ,′ 厶 ト、
| | ` ー‐┤ 〉〉 〈 i /:::::::.. | }
| , -‐= ¬! | 〈 { | | ,.二二} l ∧
l/ Y | ヽ} , | }:::::l:::::} ハ }
l . -‐‐=、| ハ \}ト、 / 人 v/人 /⌒ヽ
. / , く { l_ l トミ._ / } 〃/i :. /::::::::Y::::::::> . んヘ/
. ∨ ハ } ト し'ー‐' ∠∠ _// | . /´ ̄ ̄人 ̄ _ >=‐ァ'^ヽ/
'ー′しし′ / ̄厂「 ̄\__人ー- 、___ }::::::::::::::_厶ニ:ヽ ::::::::_.. イ_/
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