強制女性化小説ない?Part41

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1名無しさん@ピンキー
男のキャラクターが科学や魔法やその他の方法で、意思に反して女性化されるSSを楽しむスレッドです。
SSへのコメントや、その他TS系サイトの情報、あるいは強制女性化の萌え談義で盛り上がりましょう!

【前スレ】
強制女性化小説ない?Part41
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1299529142/

■暫定ローカルルール
最近マナーの良く無い発言が目立ち、荒れる原因となっているので、暫定措置としてこのスレにおいては、次のローカルルールを適用します。

※SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。
※作者、読者ともマナーを守って進行していきましょう。
※次スレ立ては>980、若しくはスレッド容量480KBを目安に。
※容量が危ない時は、作者様は極力次スレに投稿していただきたいです。ご協力をお願いいたします。

【注意】
◇以下の事を守れない人はどんな人であっても荒らしです
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
※現在専用の議論スレがありません。新議論スレを立てるかどうかは検討中です。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレを示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
2名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:57:37.89 ID:xrEVYiHr
【現行TS関連(?)スレ】
「性転換」スレッド http://find.2ch.net/?STR=%C0%AD%C5%BE%B4%B9
「女性化」スレッド http://find.2ch.net/?STR=%BD%F7%C0%AD%B2%BD
「女体化」スレッド http://find.2ch.net/?STR=%BD%F7%C2%CE%B2%BD

【関連サイト】
八重洲メディアリサーチ http://www14.big.or.jp/~yays/
アダルトTSFコンテンツ支援所(γ) http://www.tsadult.net/

【保管所】
強制女性化小説 投稿SS・イラスト保管庫 http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
強制女性化SS保管庫 http://yellow.ribbon.to/~tseross/
強制女性化小説ない?スレ保管庫 http://w.livedoor.jp/tsf/
3名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:57:57.00 ID:xrEVYiHr
【お知らせ】
アダルトTSF支援所 http://tsadult.s7.x-beat.com/
強制女性化小説ない?スレ保管庫 http://library.s12.dxbeat.com/tsf/

上記2つのサイトは現在存在しておらず後継サイトがそれぞれ>>2のようになってます
リンク変更がまだの方はお早めにどうぞ
4名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:59:30.12 ID:xrEVYiHr
ごめんなさい・・・最悪なことしてしまいました・・・
次スレ42ですよね・・・今気が付きました。

慣れないことはしないほうがいいということです・・・

これ、削除依頼出しましょうか?
5名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 23:48:53.18 ID:bUUi0Z3h
このスレは実質42です。
次スレを立てる人は43で立ててください。
こんばんは
遅くなってしまいました。

前スレはまだ容量あるようですが、
投下途中で制限に引っかかってしまうと面倒なので、こちらに投下したいと思います。

大体1時くらいから投下しようと思います。
7名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 01:05:25.44 ID:y7oy/5Bx
全裸で投下待ちの待機中。
はい、そろそろ投下したいと思います。

今回はちょっと短めです。
そしてエロいのはエロいのですが・・・ミーヤ主人公なのでTSとは関係ないです。
スレ違いになってしまうのですが・・・エアリィの物語なのでここに投下します。
ご容赦ください。

改めて・・・以下の注意を読んで苦手であればNGまたはスルーしてください。

※注意!
・エロいです。
・TS要素ないです。
・ミーヤの物語です。
・台本形式ではありません。

ではスタートです。
ミーヤは陰の魔力の放出源となった。
その魔力はあまりにも強大であったが、その強大な魔力を納める器があまりにも小さかった。
それ故、簡単に魔力が器から溢れだしてしまい、制御不能に陥って暴走を始めてしまう。
陰の魔力は陽の魔力よりも強力ではあるが、制御が難しく、簡単に暴走してしまう。
一度暴走を始めると周囲の有象無象あらゆるもの全てを吸収し始めてしまう。
そして魔力の源である自身を含め、全ての世界を無に還してしまう危険を孕んでいたのである。
魔力の暴走を防ぐため、器の総容量を大きくしさらに安定化させる必要があった。
どのようにして器を大きくして魔力を安定化させるのか。
それは人間の生体エネルギーを吸収することにより器の総容量のアップ、
安定化が可能となる。

もう少し具体的に言うと、人間の性エネルギーが陰の魔力にとって相性がよく、
これを摂取することが最も効率のよい方法となり得た。

「早く・・・あんっ・・・精をもらわないと・・・んっ・・・
がまんできない・・・ああん・・・すごく濡れてるわ・・・
ここが早く食べたいってよだれを垂らしてる・・・」

ミーヤは自分の股間をくちゅくちゅと揉みしだき、
その襲い来る快感に打ち震えるのだった。

必要な性エネルギーは男女どちらのものでもよいが、
どんな人間のものでもよいというわけではない、
悲しみと絶望を孕んだ人間であればより陰の魔力と馴染みやすい。
彼女は長い眠りから目覚めると毎日のようにそういった人間の性エネルギーを吸い取っていた。

「うふふ・・・あいつ・・・おいしそうなオーラを纏ってる・・・
あん・・・そんな焦らないの・・・あはは・・・興奮しちゃう・・・」
ミーヤは自宅上空から周囲を見回すと、西田家よりもはるか50km西にある
隣町の路地で対象者の反応を感じた。

「待っててね・・・今すぐ行くから!」

真夜中、歩道をトボトボと歩いている男がいた。
その男の前にゆっくりと降り立つミーヤ。
男は突然現れたミーヤに驚きを隠せない。

コツコツとヒールを響かせて不気味で妖艶な笑みを浮かべながら男に近づく。
「君は・・・なんだ・・・なんなんだよぉぉ・・・ち、近づくな・・・」

「うふふ・・・怖がらないで・・・私ととっても気持ちいことしましょ?」

「うっ・・・なんで・・・ふぁ・・・甘い・・・香り・・・?」

ミーヤが男に近づくとふわりと甘い香りが漂ってきた。
その香りに誘われて目は虚ろになり、意識が朦朧としていった。
そして、意識が飛ぶ、その男はミーヤを強引に狭い路地に連れ込む。

「やん、強引ね・・・うふ・・・我慢できないのね・・・」

「うふふ、私にまかせて・・・んふっ・・・天国に連れて行ってあげるから・・・
ねっ・・・んちゅ・・・むちゅ・・・んはぁぁ・・・そう、もっと舌をからめて・・・」

「はぁはぁはぁ・・・はい・・・もっと・・・もっと・・・」

その男は催眠術にかかったようにミーヤの言いなりになっていた。

「ほら、もっと私のおっぱいを揉んで・・・んっ・・・そう・・・はぁぁぁ。
いいわ、そう、優しくね・・・んっ・・・むちゅ・・・ほら・・・ここを摘まんで・・・」

ミーヤは自分の着ている胸元をずらし、固く勃起した乳首をコリコリと摘まんで見せた。

「はい・・・んちゅ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

「んふふ・・・あんっ・・・そんなに大きくないけど・・・さわり心地は最高でしょ。
んんーーーっはぁはぁ・・・あんっ・・・もっと強く抓んでもいいのよ・・・」

「そう、そうよ・・・んはぁ・・・んっきもっちぃぃぃ・・・んふ・・・」

ミーヤは片方の男の手を掴み、自分の股間に持っていった。

「ねぇ・・・ここ、すごく熱いでしょ?ねぇ・・・もうぐちょぐちょなの・・・
ほら、太ももを伝うほど溢れてる。」

「はぁはぁはぁ・・・熱い・・・熱い・・・」

ミーヤは自分の指で女性器のある辺りをぐぐっと押しこんだ。
するとじゅぶじゅぶとさらに液が溢れてくる。
「ねぇ・・・あなたのも見せて?」

ミーヤは男の足元にしゃがみ込む。
男の股間に顔を寄せ、クンクンとにおいをかぐ。

「はぁぁぁ・・・ズボンの上からでも匂いわかるよ・・・
くんくん・・・くっさぁぁい・・・ちゃんと洗ってるぅ?
うふふ・・・冗談よ・・・このむせる様な匂い・・・いい匂い・・・
興奮しちゃう・・・おいしそ・・・」

男の股間はズボンを押し上げ、硬く熱を帯びていた。

「あなたおちんちん・・・苦しそうよ・・・今出してあげるからね。」

ミーヤは男のズボンのジッパーを口でゆっくりと開けた。
そしてトランクスから怒張したペニスを取り出す。

「うわぁぁ・・・おっきぃぃ・・・うふ・・・熱くって・・・いい匂いで・・・
見てるだけでイッちゃいそうっ。」

ミーヤは硬く逞しいペニスを前に思わず舌なめずりをする。
そしてぴんっと指ではじくと男はビクンと震え、思わず腰を引く。

「あら?もしかして女の子に触られるの初めてかしら?
うふふ、よかったね・・・初めてが私みたいに若くてかわいいコで・・・」

しかし男は息は荒いものの、ミーヤの言葉には応えなかった。
そもそも、ミーヤの言葉は男に向けて発せられたものだろうか。
これからすることを自ら確認するために言葉を紡いだのか・・・

「ねぇ・・・私もう我慢できないよ・・・咥えるよ・・・はむっ・・・
んっ・・・ほっひぃね・・・んふっ・・・・ちゃぷっ・・・んはぁ・・・ぷちゅ・・・」

ペニスを口の奥まで大きくほおばり、ゆっくりゆっくりとスライドさせる。
亀頭の形を確かめるように輪郭を舌でなぞり、鈴口とキスをする。
そしてそのまま下の方へ舐めていき、ペニスの裏筋を舌でなぞっていく。
「うっ・・・ふっ・・・はぁはぁ・・・んっ・・・」

「うふふ・・・私のフェラチオ・・・そんなにキモチイイ?
あはっ・・・先っぽからいっぱいお汁出てきたよ・・・ちゅっ・・・おいし。」

「すごーい・・・こんなにビクンビクンしてる・・・ねぇ・・・ほしい?
私の・・・おまんこ欲しいの?」

男は息荒く無言のまま頷いた。

「んふふ・・・いいよ・・・私も早く食べたくなっちゃったし。
もうお腹すきすぎちゃってすごい涎たらしてるよ。」

「でも、もうちょっと待ってねぇ。
あなた女の子に触られるの初めてなんだったら・・・んちゅ。」
ミーヤは男にキスをしながらニヤリと笑った。

「うふふ・・・ここも見るの始めてよね?」

クチュクチュと膣の中に指を3本入れてかき回す。
かき回すたびに雫がぴっぴっと飛ぶ。

男はミーヤがいじくり回す女性器をまじまじと見つめる。

「うふふ、ほらじっくり見ても、触っても、舐めちゃってもいいのよ?」

男は徐々にミーヤの前に跪き、ミーヤの女性器に顔を近づけていった。
鼻息がかかり、その度にミーヤはビクンと震えた。
その姿が愛おしくなったのか男の頭を優しく撫でる。

「すっごい興奮してるのね・・・あなたの鼻息で・・・んっ・・・少しイッちゃった。」

「ねぇ・・・舐めて・・・何を戸惑っているの?ほらぁ・・・」
ミーヤは男の頭を両手で掴むと、自分の股間に押し付けた。
すると、あまりにも濡れているためか、押し付けただけでべちゃっという音がする。
男はそのまま大きく深呼吸をした。
ミーヤのあまりにも淫らな女性器の匂いに男は恍惚とした表情を浮かべていた。
「んふふ・・・あたしのおまんこの匂いかいでるのぉ?
すっごいエッチな匂いするでしょ。」

「あはぁ・・・あなたの息が気持ちいぃのぉ・・・
ここね、今までに何百人ものおちんちんが入ったのよ。
すごいでしょ・・・だからすっごいエッチな匂いがすると思うの。」

男は狂ったように深呼吸を続ける。まるで何かに取り憑かれたように。

「あはは、そーんなに私の匂い気に入ったの?
うふふ、お兄さん私より随分年上なのに可愛いんだね。」

「ね、匂いかぐのはいいからさ・・・舐めて・・・
怖がらなくてもいいよ。」

すると男は恐る恐る舌を伸ばし、ミーヤの小陰唇の淵を舐める。

「んあぁぁぁっ・・・そう、もっといっぱい舐めて・・・あんっ・・・」

一心不乱に舐め始める男、その舌の動きにミーヤの腰もビクンビクンと震える。
そしてさらに男の頭を押し付けていく。
男はミーヤの赤く充血したクリトリスを見ると、今度はそこを執拗に攻めてたる。

「んんんっ・・・そうよっそこを・・・もっと舐めてっ・・・はぁぁぁっんぅっんっ!んくっ!
うふふ、また・・・イッちゃったぁ・・・」

今度は頭を離し、男を立たせた。
そして足を絡めながら男の唇を指で触る。
「お兄さんの唇、すごい濡れてる・・・私のエッチな液だね・・・いただきまーす。
んちゅ・・・ちゅぷっ・・・はふっ・・・ちゅぷぷ・・・ちゃぷ・・・じゅるるるっ。」
ミーヤは男に付いた自分の愛液をすべて吸い取るように、
そして男が口にした愛液も舐め取るように、濃厚なキスを続けた。
キスを続けながら右手は男の背中にまわし、左手は男のペニスを扱く。
激しく動かしたり、ゆっくり動かしたり、亀頭を抓んだりするたびに男は息を漏らし、
腰は震えていった。

「うふふ、ねぇ、もうガマンできない?
このおちんちんはどうしたいのかなぁ?
ほら・・・すっごく熱くなってるよ?ああん・・・火傷しそぅっ。」
ぐりぐりとペニスを動かすミーヤ、亀頭の先からはカウパー氏腺液があふれ出ている。
しかし不意にペニスから手を離すミーヤ。
すると、ペニスは何かを求めるようにぴくぴくと動いていた。

「うふふ、入れたいんだね・・・いいよぉ・・・私も我慢できなくなってきちゃったぁ。」

ミーヤは壁に片手を付き、もう片方の手でお尻を広げるように掴んで迎え入れようとしている。
待ちきれずお尻を左右に振って今か今かとペニスの挿入を待っている。

「ほら、いれ・・・てぇ・・・んはぁぁ・・・はやくぅぅ・・・んっ・・・」

その様子を見て男はミーヤの少し薄い肉感のお尻を掴んだ。
同時にミーヤはビクンと震える。

しかし、男は初めてだからなのか、なかなか自分のペニスを入れることができない。
亀頭を潜り込ませようとするも角度が悪くちゅるんと滑ってしまう。

「うふふ、どこかわからないんだね。いいよ、私がお手伝いしてあげるね。」
ミーヤは片手を壁から離し、男の亀頭をつまみ、自分の膣口に導いた。

「そう、そのまま腰を進めってぇぇ・・っくぅぅ・・・入れてぇぇぇ・・・きゃふっ・・・
入って・・・くるぅぅっ・・・んっ・・・おっきぃ・・・あはっ・・・私の中パンパンでいっぱい。」

男は少しずつペニスを挿入していく。ずずっずずっぬちゅっと奥へ奥へと進むごとに
淫らな水音が大きくなっていった。
ゆっくりゆっくり動かしていく。
一突きするごとにぷちゅっと愛液が果汁のようにはじける。
慣れてきたのか男は一突き一突きの膣に包まれる感触を確かめるように動いていた。

「ねぇ・・・もっと激しく突いても大丈夫だよ・・・ね・・・もっと速く突いて。
ほら、こんな風に・・・ねっ・・・んっんっんっ・・・はぁっうんっ深い・・・あんっ。」

ミーヤは後ろ手に男の腰を持つとぷちゅぷちゅと自ら腰を動かした。
すると、その動きに同調するように男の腰の動きも速くなっていった。

周囲には次第に淫らな湿り気を帯びた打撃音が響いていった。
それに負けないくらい大きな声で嬌声をあげるミーヤ。
どんどん快感が上昇していっているようだ。
「ああああっ!!んはっきゃあ・・・そう、そうよ・・・もっと奥に突いて!
ほら、子宮感じるでしょっ!もっと突いてっ!!んっんっんっ・・・きもっちぃぃぃ・・・
あはっ・・・はぁはぁはぁーーーきゃうんっそう、もっと、もっとぉぉ・・・っんはぁ・・・子宮に・・・
子宮にキスしてぇぇぇ・・・んっっ・・・・はふぅぅぅぅんっ。」

ぱちゅぱちゅぱちゅっ・・・ぐちゅっぐちゅっ
ミーヤの膣からは後から後から愛液が溢れてくる。
ペニスと膣の摩擦によって愛液とカウパー氏腺液が混ざり合って熱を帯び、
白くクリームのように泡立つ。

「ふーっふーっ・・・も、もう・・・」

「はぁぁぁぁぁっ・・・きゃぁぁぁん・・・イクの?イクの?ちょっとまって・・・
私もイクからぁ・・・んっ・・・んっ・・・しびえう・・・しびえるっ・・・ぅぅ!!
ねぇ・・・ねぇ・・・ガマンできないっ?ガマンできないっ?ねぇ・・・精液・・・
ザーメン・・・私の子宮に・・・子宮の奥に・・・飲ませて!!ねぇ・・・私を孕ませてぇぇぇ!!!」

男の腰は一層速く動き、膣の奥のほうへ奥のほうへ突き刺していく。

「私・・・もう・・・だめっ我慢できない!ねぇ・・・私イクよ?イク・・・んっ・・・あんっ・・・
も・・・もう・・・イクっ」

「はぁはぁはぁ・・・デル・・・よ・・・」

「んっ!!!きて!奥に!!きゃふっあんっ!」

びゅくっびゅくびゅくびゅっ!どくんっ!!

「きゃぁぁぁん!!キテル!奥にきてるよぉぉぉぉ!!!あっつぅぅい・・・んっ
あんっイクッくふっ・・・イクッイクゥゥゥゥゥッ!!」

「・・・はぁはぁはぁ・・・」

「うふふ・・・いっぱい出たね・・・おいしかったわよ・・・でもね・・・
私まだおなかすいてるの・・・お代りちょうだい・・・うふふ・・・ほら・・・どう?
こうすれば・・・また・・・ふあぁっ大きく・・・なるっでしょ?」
ミーヤは器用にも膣を脈動させ少し萎えかけたペニスを刺激した。
するとペニスは少しずつ硬さを取り戻し、再びミーヤの膣内を圧迫するのにそう時間はかからなかった。

「ほらぁ・・・また・・・んっ・・・おっきくなったぁ・・・うふふ・・・まだまだ熱いの感じるよ・・・
今度は私が・・・上に・・・んふっ・・・なるからねぇ。」

ミーヤはペニスを挿入されたまま体勢を変え、今度は男の上に跨った。

「はぁぁ・・・私上になるの好きっ・・・なんだぁ・・・
だって・・・深くっまで・・・んきゅう・・・入って・・・いくでしょう?」

ペニスの形を確かめるように奥に入ったまま動かず恍惚とした表情をしていた。
そして、ゆっくり、ゆっくりと腰を動かし始めると先ほど中に出された精液が
膣とペニスの隙間からじゅぶじゅぶと音を立てながら
少しずつ溢れ出て男のペニスの付け根を白く汚した。

「あはっ・・・さっきの出てきちゃったぁ・・・んふっ・・・もったいなぁい。」

ミーヤは腰を動かしながら溢れ出た精液を指ですくってちゃぷちゃぷとおいしそうに舐めた。

「んじゃぁ・・・本格的に・・・動くから・・・ねぇ・・・うふふ・・・
カクゴ・・・うきゅぅぅ・・・してねぇ・・・はぁはぁ・・・んっんっ。」
最初はずーぅっずーぅっとゆっくり動きいていたかと思うと、
突然ぱちゅぱちゅぱちゅと勢い良く激しく動く。
そしてまたゆっくりと・・・
浅く、浅く、浅く、深く、深く、回転するように・・・緩急をつけて腰を動かす。

「んっ・・・んっ・・・あはぁぁっ子宮とおちんちんがいっぱいキスしてる・・・
んはっ・・・んっんっんっ・・・んぁぁぁぁっ・・・もっと深く・・・
あああっもっと抉ってぇぇ・・・壊して・・・壊して・・・んっ・・・きゃうぅうん!」

「うっうっ・・・ああああ・・・だめ・・・だめ・・・」

「んはぁぁ・・・もうイキそうなのぉ・・・?んふっ・・・いいよ。
またおなかの中にいっぱい頂戴・・・んっ・・・んっ・・・うくっ・・・んはぁぁぁんっ・・・」

男が限界であることを知るとミーヤは激しく動き始めた。
周囲には淫らな水音と嬌声が響き渡る。
ミーヤの膣はここぞとばかりにペニスを絞り上げるように蠢いていく。
「うっ・・・」

どくっどくっ・・・びゅびゅっぶびゅっどくっ
二度目にもかかわらず相当量の精液を吐き出す男、これはミーヤの影響なのか・・・

「あはっ・・・出てるぅ・・・子宮・・・ごくごく飲んでるぅぅ・・・また・・・溢れてきちゃう。んふっ。」

それからミーヤは二度三度と精液を貪りつくしていった・・・

「ミーヤ・・・ほどほどにしてやめないと・・・その男の人死んでしまうよ?
それにそろそろ夜が明ける・・・君の家族が起きてくる。」

「あら?イオ・・・いつの間に。んもうずっと私のセックス覗いてるなんて・・・
うふっエッチなんだから。」

「エッチって・・・僕は人間の生殖行動には興味がないよ。
あ、記憶消しておくの忘れないようにね。」

「はいはい、わかってますよ。
わざわざ記憶消すんならそのまま快楽死させてもいいんじゃない?」

「はぁ・・・むやみやたらに殺しても後がめんどくさくなるだけだろう。」

「うーん・・・まあしょうがないか。残念ね、お兄さん。
私はもうちょっとあなたとしていたかったけど、もう行かなくちゃ。
ごめんね。私との思い出はきれいさっぱり忘れちゃうから・・・」

「・・・ミーヤ・・・それはそうとそろそろ規定事項によると、
新しい魔法少女が生まれる頃なんだ。」

「そう・・・ということは・・・やっと暴れられるのね・・・うふふ・・・楽しみ・・・」

「あのね、暴れるのはかまわないけど・・・これだけは注意しておいて欲しい。
君は魔力は桁違いに大きいけど、魔力の暴走が起きるから長時間戦い続けられない。
だから、ダークウィッチを生み出して君のサポートをさせないと。」

「ああ、そうだったわね・・・んーダークウィッチって女の子よね・・・
女の子とするの久しぶりね・・・」
「いや・・・別にダークウィッチにするには性的興奮はいらないよ。」

「なーんだ・・・つまらない・・・でも、ダークウィッチになっている間って・・・
記憶がないのよね・・・うふふ・・・じゃぁ・・・」

「確かに記憶はなくなるけど、それは自我を保つための防衛策であって・・・
まぁ・・・いいや・・・好きにすればいいよ・・・はぁ。」
イオはミーヤの底なしの性欲に呆れるようにつぶやき、
ついに諦めてしまった。
その底なしの性欲は人間の性欲とは違い、種の保存のためではなく、
ミーヤにとっては自分自身を維持するための食欲と同義の本能である。

「それと、無獣を生み出して暴れさせれば、ダークウィッチへのエネルギー供給もできるから、
無獣を生み出すことも忘れないで。」

「はいはい、人を無獣にするには悲しみが溢れそうな人に囁けばいいのよね・・・」

「そう、悲しみが溢れそうな人は僕が探し出して教えてあげるからね。」

「まぁ、そろそろセックスでお腹いっぱいにもなってきたし、
食後の運動として思い切り暴れてみますか。」

「さっきも言ったけど、ほどほどにね・・・」

「わかってますって。」

先ほどまでミーヤと情熱的で濃厚なセックスをしていた男は、
もう用無しとばかりにその場にほったらかしにされていた。
そしてミーヤはその場から浮かび上がり、
そのまま白んできた東の空へ光のように飛び去っていった。
ってことで番外編終わりです。

すいませんTS関係ないですね・・・
あと本編は8話分ありますが、番外編はあと二回くらいやろうかななんて考えています。
そちらのほうにはTS的な要素入れたいと考えてます。

つまり、大樹、絵梨主人公の物語のエロ話です。

では、次回は本編十九話、投下は来週かなぁ?
いよいよ佳境です。
このまま最後まで突っ走っていきますのでいろんな意味で図太く(?)
がんばっていきたいとおもいます。

ではでは
20名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 01:47:18.50 ID:fxLvEHGx
>>19
TS関係ない件について

最近思うんだが、大樹のみにTSの役目を背負わせてんのがそろそろ限界に来てんじゃないのかね
もう一人か二人くらいはレギュラー陣にTSキャラが居ればよかったんじゃないかと思う
(まあ話がだいぶ佳境に来ているしこの辺はもう修正きかなさそうだが)
あとまあ、今回の番外編にしても襲った男をそのままダークウィッチにする、って形でTS絡ませるとかね

俺個人としてはエアリィの話自体は気に入ってるんで、それだけにこの辺が痛し痒し、という感じだなあ
とりあえず一意見ということで
応援してるよ
21魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/05/26(木) 02:28:16.48 ID:JSGE57RH
>>20
ありがとうございます。
大樹一人でTSを背負っているっていうのはこのスレにいてつらいものがあるっていうのは、
確かにそうなんですけど、あくまでも大樹はあの世界でのイレギュラーな形ということで、
なんで男が魔法少女になんかなってるのーっていうことで話を進めたかったんです。

それに、私自身たくさんTSキャラ増やしてしまうとTSというキャラ付けが”没個性”
になってしまうのを恐れてしまったのです。
つまり、今までにも色々ある指摘通り、文章力がないものですから私自身が
キャラの書き分けできなくなって、
このキャラがなんでTSしているのか理由付けが難しく感じてしまったのです。
大樹は魔法少女がいるという異常世界の中で、さらに男が女になってしまうという
異常が二重化している中心的存在です。
異常が複数存在しているキャラが大樹意外に複数いると
話が薄くなってしまう気がしてしまったのです。
これはホント私の無数にある至らぬ点の一つです。
すみません、そのためこれからTSキャラを出すという予定はないです。
とてもありがたいアドバイスいただいたのにごめんなさい。
22名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 02:33:17.08 ID:udtBNr+Q
ねえ、女性化サイボーグって続き来ないのかなぁ、ねえ?
23名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 02:35:51.98 ID:JSGE57RH
そうですねぇ、女性化サイボーグ・・・
私も楽しみなんですが・・・
24名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 05:45:40.46 ID:0Cw8oPxE
サイボーグキタ!かと思ったらまたクソ魔法少女かよ・・・
25名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 06:15:14.09 ID:y7oy/5Bx
>>21
今回も良かったよエアリィさん。待ちくたびれて寝てしまって(-_-)zz朝読んでるのは内緒だ(笑)
26(-_-)zz:2011/05/26(木) 10:13:35.21 ID:q+DMo5qa
内緒だ(笑)
27名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 10:23:32.08 ID:WxHkYcyM
サイボーグとさきゅぼくははよ続き書けや糞が
28名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 10:38:50.33 ID:i+HwI5HC
よく少ない書き手に対して糞呼ばわりてきるな
29名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 13:17:57.77 ID:SnFtXW+j
>>28
「よく少ない書き手に対して糞呼ばわりできるな」
「簡単さ、隙が大きくて逃げ足が遅い
からな」
30名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 13:27:00.61 ID:HDj9gEcj
ほう、つまりスレを潰したいってことだな?
読み手を先に逃がして、焼け野原のようにして誰もいなくなったスレに残った書き手を荒らしはあざ笑うと。
考え方が特ア人そのものだな
31名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 13:49:08.33 ID:mPTLbRFQ
お前誰と戦ってるんだ
32名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 15:20:40.36 ID:M22oruW0
>>30
ネトウヨ気取りかよくせえきめえwwwww
33名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 18:03:57.19 ID:Vt92DClo
まあ、2chのスレなんか荒れようが廃れようが
立てればできるからなw
34名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 06:55:40.62 ID:ma+OmY5I
「先輩、あのー・・・」
雅彦は俊輔の部屋の中央に置いてある、冬はコタツになるテーブルの、
入り口側に座りながら、少しばつが悪そうにつぶやいた。
―体験人数たったの一人、フェラも初めての可憐な女子大生が、まさかのAVデビュー―
そんなキャッチコピーが目に飛び込んできた。

「ん?ああ、ごめんごめん。」
気づかなかったか、と俊輔は思った。テーブルの上、
雅彦から一番遠いところに置いてあるブルーレイディスクのパッケージ。
雰囲気からして、それがAVであることに雅彦は気づいたが、そこに映っている女優が、
雅彦の彼女、睦美であることまでは気づかなかった。
雅彦はそのパッケージを手にとろうとはしなかったのだ。

―そこまでAVを嫌うのか―
指摘だけしてパッケージを手にとろうともしない雅彦の態度をみた俊輔は、
とっさを装ってテーブルの上のパッケージを、液晶テレビの下のスペースにしまいこんだ。
雅彦がその辺りをよく見ると、同じようなパッケージが数枚あるのを確認できた。

「んふ・・・ふむぅ・・・」
となりの部屋でオナニーしながらこの光景を見つめていた睦美は、
「雅彦の彼女としての自分」がほんの少し延命したことに安堵した。ほんの少しだが。
そして、これから、俊輔が雅彦を言葉巧みに、「女性化型セックスサイボーグ」の手術台に導くプロセスの目撃者となる。

―まさか、いや、そんなことはないだろう―
雅彦の頭の中にある直感が浮かんだ。その中に姉、秋穂のあるのではないかと、疑ったが、まさかそんなことはないだろうと考え直した。
「先輩、そんなもの観るんですか?」
この話題は、俊輔との会話で避けて通ることはできない。そのことはよくわかっていた。
「僕は、そんなモノ見る気になれません。いまだに…」

―かかった、罠にかかった―
独白を始めたとしか思えない深刻な表情で語り始めた雅彦を見て、俊輔はそう思った。差し当たって、
今しまいこんだパッケージに睦美が映っていることは無視して、秋穂の話から始めれば良い。
何しろ、雅彦は、真実をひとつも知らないのだから。
そして、睦美のことはおろか、雅彦の姉、秋穂がAV女優となり、
今でも業界一の売れっ娘でありつづけていることに俊輔が大きく関わっていることなど想像すらしていないのだから。
35名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 06:57:02.47 ID:ma+OmY5I
「見れない?そうか・・・まあ、そうかも知れないな・・・」
少し同情するふりをしながら俊輔は台所に向かった。
「コーヒーと紅茶とどっちがいい?」
「コーヒーがいいです。」
この話題を片付けるまでは、外出する必要など無い。雅彦は、知りたかった。
高校時代からの彼女が、AVに出たことの感想を。
そして、その悔しさや屈辱をどうやって処理したのかを。傷を分かち合いたかった。
秋穂がAV女優になってしまったことで自分がうけた傷と、俊輔がうけた傷とを分かち合いたかった。
そのために、自分から積極的に話を始めた。

「先輩は、姉が、そういうことになったときに、どう思いました?」
俊輔は手回しの器具でコーヒー豆を挽いている。雅彦にもコーヒー豆のいい香りが届く。
「どうって・・・」

単刀直入すぎたか、それとも曖昧すぎたか、雅彦はなおも、自らが被った傷を赤裸々に語った。
「あれ以来、姉と、連絡とってますか?」

俊輔は引いたコーヒー豆をコーヒーメーカーに移す作業に入っていた。
「ま、それなりに・・・な。」

俊輔は、ひとつも嘘を言ってはいない。雅彦のテンションが、上がっているのを感じていた。
だから冷静になろうとつとめていた。雅彦に関する事前の調査から考えれば、
また、自分の知ってる雅彦の性格からすれば、じわじわと真実を匂わせつつ、
彼の、もう決まってしまった運命をより屈辱的な形で伝えることができるかも知れない。

慎重に、一つずつ真実を伝えればいい。もし雅彦がキレたりしたら、
強引に手術台に運ぶまでだ。
そこまではなるべくスムーズに事を運ぼうと思っていた。

「そうですか・・・僕はほとんど口も聞いてません。なんていうか・・・」
「まあ、落ち着けよ。」

ドリップコーヒーが出来上がるまでにほんの少しの時間がある。
俊輔は雅彦の隣にどかっと座った。その座りっぷりが、雅彦を少し安心させた。
お互いの傷を舐めあう用意があると、なんとなく感じた。

36名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 06:59:09.33 ID:ma+OmY5I
もちろん、俊輔の思惑は全く別のところにあった。驚くほどに雅彦は俊輔の思惑通りに動いている。
彼の姉、秋穂のことを積極的に話すようなことは考えていなかった。
その話題は慎重に避けながら今日の会話が進むことを前提として今日の計画をたてていた。
もし、秋穂の話題を積極的にしてくれるなら
―酒の力も借りずに、秋穂がAV女優になってしまったことへの思いを好き放題語ってくれるなら―
その分、雅彦に屈辱と屈服を与えることができると思った。

もし、秋穂がAV女優になった理由―それは、雅彦が今日これから、
「女性化型セックスサイボーグ」へと生まれ変わる理由の一部でもあるのが―
その本当の理由を雅彦が知ったら、それは雅彦をして、「セックスサイボーグ」に生まれ変わることを、
受け入れさせるためには、大きな意味を持つだろう。
俊輔の心は踊った。だから、傷を舐めあう方向に少しだけ会話をシフトした。

「彼女がAVに出るなんて、ガマンできるはず無いさ。あの時、秋穂とは別れようと決心した。」
ここでも、俊輔は嘘をつかなかった。「あの時」がいつのことなのかは曖昧にしたまま答えた。
まだ連絡をとっているか、という元々の雅彦の質問もはぐらかした。

「そうですよね。姉が、すみませんでした。でも、こっちもいろいろあって。」
雅彦は、当然のように、それ以来秋穂と俊輔の関係は切れたと考えてそう答えた、
微妙に噛み合わない会話は、お互いの思惑が全く別のところにあることを示していた。

「それ以来、僕はAVなんか見れなくなりました。先輩は強いですね。」
高校時代までは、部活の先輩後輩の間柄だったのだ。
姉と付き合っていた俊輔がそういうDVDを好んでいたこともよく知っていた。
そして、雅彦自身もそうだった。
秋穂がAV女優になったことが、彼氏だった俊輔と、
弟だった雅彦とで感じたこと・・・うけたダメージが違ったりしたのだと思った。

「秋穂だって、あの時はすごく悩んでた。雅彦が口も聞いてくれないことにはショックを受けていたみたいだぞ。」
37名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 07:00:25.64 ID:ma+OmY5I
「勝手なことを言うもんですよね。僕には、むしろ先輩があの後も姉と連絡をとってたことに驚きました。」
語気が少し荒くなった。秋穂その人というよりも、AVそのものに対しての強い嫌悪を示している。
すでに調査の結果分かっている。

「そんなに許せないのか?」
「ええ、僕は許せませんね。姉はまわりに今でもちやほやされて、
幸せに暮らしているのかもしれませんけれど、
僕や周りの人達が深く深く傷つけたってことをあいつはわかろうともしないんです。まったくいい気なもんですよ。
あんな事をして金を稼いで、今や僕にとっては唯一の肉親なのに、彼女に紹介もできない。」
はっきりと姉への嫌悪を口にする雅彦を、俊輔はなだめにかかる。

「そこまで言ってやるな。お前から見ればそういうふうに見えるかも知れないが、
あのレベルで3年以上も続けているんだ。大したものじゃないか。」
俊輔の言葉は雅彦にとって意外なものだった。

「どうやったらそんな境地に辿りつけるんですか?」
突き放したように雅彦が反抗する。
雅彦のこの嫌悪こそは、俊輔にとってチャンスに他ならなかった。
「もし、自分が秋穂と同じように、女で、あのくらいかわいかったら、どうだったと思う?」
「ありえませんよ。」
考える瞬間もなく、即答で否定した。
「そりゃ、どんな事情があったのか知りませんけど、
僕にとっては、先輩と付き合うような、自慢の姉でもあったのに、
あれ以来、彼女の弟であることをかくして生きていく他はなかったですからね。
周りに迷惑かけすぎですよ。」

雅彦の心のなかで、AVというのは絶対的に悪いものなのだ。世間に身内の恥を晒して、
秋穂との関係が明るみに出れば、好奇心の対象になってしまう。一度ひろまったら噂はなかなか許してくれない。
この場合、秋穂と雅彦は実際に姉弟であるだけにたちが悪い。
「そうか、ありえないか。じゃあ、もしだ、自分の彼女が秋穂と同じように・・・」
「やめてください!」
38名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 07:02:07.25 ID:ma+OmY5I
激しく声を荒らげてこの喩え話を遮った。
睦美は、絶対にそんなことをしないだろうという確信のもとに雅彦の目にとまり、
そしてお互いに想いあうようになったのだ。付き合うようになってからも、
つつましく付き合ってきた。そんなこと、考えるだけでもありえないことだったが、
「すみません、先輩。先輩はそういう思いしたんですよね。」

「そうだな。」

コーヒーが出来上がって、カップに入れられて運ばれてきた。
この、秋穂に対してかなり激しい嫌悪を抱く男が、否応なく、
数時間後には「女性化型セックスサイボーグ」に変わるのだと考えると、
今のうちに、これから彼―彼女―が受ける屈辱についてはっきりと伝えておくことで、
その後の調教は飛躍的に楽しい物になるだろう。俊輔は、改めて最高の人材を得たことについて確信した。
その件の理由をほじくり返すことで、
彼の心の中の深い部分をえぐり出すことが出来れば
―少なくとも俊輔にとって都合のいい部分だけを抉り出すことが出来れば―

「秋穂のAVを見たことは?」
「ありませんよ。そんなもの。僕はあれ以来、AV自体全く見ていないんです。」
20歳代前半の男があえてAVを見ない、
ということはある種のトラウマが―姉がAV女優となったことへの―雅彦の中に在ることを示している。
俊輔は雅彦のそんな心の要素をひとつひとつ確認しながら、追い詰めにかかる。

「さっき、自分ならAV女優なんてならないっていったけど、本当にそうか?」
「えっ?」
突然、おかしなことを言うものだと雅彦は感じた。
「俺は、お前たち姉弟と長いこと付き合ってきた。たしかに天然なところもあるけれども、
どこからどうみても優等生の秋穂と、自由なことをやりながらも、成績だけはちゃんととる雅彦と。
本来なAV女優になるのは、雅彦がやるようなことじゃないかな、と思ってしまうんだけど。
もちろん、男女の別という大きな前提が違うわけだけど」

39名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 07:09:57.81 ID:ma+OmY5I
「ははは、」
雅彦はその言葉を笑い飛ばした。
「僕は姉みたいに無責任に生きるのが嫌なだけです。あのあと、色んなことがあって、
結局僕ら姉弟は天涯孤独になった。ある意味じゃそれも悪くなかったけど、
姉のように好き勝手に、周りから白い目で見られるような生き方じゃなくて、
僕は、まともに生きようと誓ったんですよ。
まあ、AV女優が20年も続けられたり、タレントや女優に転身できるとかなら、考えないでもないけど・・・男ですからね、僕。」

この日、もっとも空気が和らいだ。
「テレビに出てくるじゃないか、本当に男だったのかってくらいきれいな女の子。
ああいうふうにお前もなれば、AV女優にだってなれるかもよ?」

「あはは、馬鹿馬鹿しい話ですね。僕には秋穂みたいにはなれませんよ。羨ましいくらいです。」
「じゃあ、秋穂と同じように生きられるとしたら。」
「AV女優は無理だとしても・・・ああいうふうに生きてみたいな、とはちょっと思いますね。」

―姉、秋穂のようになりたい―雅彦の心の奥にある密かな願望を話させることに、俊輔は成功した。
なんの警戒もなく、AV女優、秋穂への難しい、複雑な思いを話させた上で、
秋穂のように生きてみたい、とまで言わせた。

もっとも、じゃあ、これから改造して女性化型セックスサイボーグにしてやる、といって喜ぶとはとても思えないが。

雅彦は雅彦なりに、姉に同情的な俊輔の意見を聞いているうちに落ち着くことができた。
今までの自分は、―いや、ある程度分かってはいたのだが―ちょっと依怙地になって、
秋穂を否定しすぎていたかも知れない。秋穂の話題は、彼の人生の中では、
睦美との問題以上に大きな問題であるから、偶然の連続でこんなふうに俊輔と話せてよかった、と思い始めていた。
彼の目の前で、そして知らないところで着実に進行している計画―彼、雅彦を「女性化型セックスサイボーグ」
へと生まれ変わらせる計画―が佳境を迎えていることなど、まだ知りもせずに、
一人、別世界に・・・普通の世界にまだ住んでいた。もう、逃げ道はないのに、である。

40名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 15:37:47.97 ID:2WwSSIQd
───ダッシュは2個以上のセットで使おう───
41名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 18:07:46.82 ID:lA0Mm7t6
GJ!
いよいよ女性化へのプロセスに期待が高まってきたね
42名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 19:19:12.83 ID:jcKrxZd9
GJ
続きも待ってます
雅彦君には可愛い女の子になって行って欲しいですね
43名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 21:44:05.35 ID:bB2RGOkI
>>40
こういうルールは守って欲しいよね心遣いが足りなくて萎える
44名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 21:52:57.52 ID:ZOKIE6xd
別に俺は萎えないな。
それもまた人それぞれだろ。
45名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:25:06.70 ID:SJ99L67K
>>40
×2個以上
○2個
普通3個も並べないのだが?
46名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:40:08.42 ID:+3gtFROp
― ←これって二個以上つけるのがルールなんですか?
・・・始めて知った・・・でも、それで内容が決まるわけじゃないしいいような気がしますが。
句読点やカッコが変だと読みにくいけど、これくらいはいいんじゃないかなーと思います。
47名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:41:21.01 ID:2WwSSIQd
一やーと読み間違うことがあるのだぜ
それより”。」”が許せない
48名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:50:53.90 ID:vYcRQVho
>>45が正解で1個でも3個以上でも本来はNGだったはず
Web小説ではそんなに気にしなくても良いと思うけどね

紙の本で読むときはリーダーは2個セットじゃないと凄い違和感あるが
49名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 23:12:05.74 ID:bB2RGOkI
>>46
最低限のお作法は大事だよ
なんかサイボーグも一気に醒めちゃったな
>>47のも気になってたが、二つもあるとギルティ
50名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 23:23:50.05 ID:eMWgJoha
ここは文法教室か?
日本語として破綻してないし、いいじゃんと思うんだけど。
そんだけで作品に対して醒めてしまうなんて難儀だなあ
51名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 23:31:34.81 ID:66IO6c7a
実はこれらも日本語の文法ではなく出版事情によるフォーマットなんだけどね
52名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 23:39:48.04 ID:Of5Nig+h
まあ、あんまりそんなことをネチネチやっても誰も喜ばん
>>40は、単にそういうお約束があるという指摘で
それを職人さんがそうなんだと覚えて終わりで良いじゃん

別にプロの原稿でもなんでもないんだから、そういう細かい所で
鬼の首をとったかのように必死に叩くのはとても無様だぜ
53名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:07:04.29 ID:YDSenma2
ダーシとか三点リーダーとか、お前らそういうの本当に好きだな。
54名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:33:18.39 ID:UcDCP26r
サイボーグさんには続き期待

さておき、読む気が起きない文体もあるよなあ

おれが歩いていると突然女が物陰から、
「そこのあんたぁっ!ちょっと待ちなさいよ!!!」
吃驚して、
「なんだよ突然。。。っつかお前誰だよ?」
すると、
「わたしは三日後のあんたよ!!!」
なんだって・・つまり彼女は俺───三日───それも後の───だっていうのか・・・・?

こんなんだと読まない
55名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:44:10.44 ID:Bh+akUqA
このスレは、強制文法文体小説スレになりました。
56名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:44:23.53 ID:v8xFIrnv
このスレをもう一度焦土にする気なんですかー!!
57名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:48:11.89 ID:lN3CdrdD
>>54
さあ早くその文章を膨らませて作品に仕上げる作業に移るんだ。
読んでみたいぞ
58名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 01:10:58.45 ID:WALIK1nE
作品の善し悪しは下半身が決める
異論は認めない
下半身に刺激を与えすぎると萎えやすくなるので、
萎えやすい諸兄は少しガマンする事を覚えた方が良い
59名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 01:14:21.10 ID:4cz7ihGy
ガマンせずにヤりすぎるともげちゃうんですね、わかりました!
60名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 02:20:52.10 ID:OKS0i4iT
――酷い冗談だ――雅彦は俊輔の言葉を聞きながら思っていた。自分が、AV女優にだなんて。
雅彦にもプライドがある。どんな事情があったのか、正確に知っているわけではないが、弟から見れば、
AV女優なんていうのは、恥ずべき仕事であり、秋穂の生き方は頽廃したものにしか思えなかった。
言ってみれば、「悪」と言っても良い。姉、秋穂は映画で見た、ダークサイドに堕ちたダース・ベイダーと同じだった。

「なんでそんなにAVを嫌悪するんだ?」
今日、雅彦と久しぶりに話すと、俊輔も改めて様々なことに気づいた。
様々な調査から得ることのできた情報とはまた違うものだ。
この、純情そうでストイックな青年――真面目な草食系を絵に書いたような男――のAV嫌いは、
姉がそのなかで痴態を晒しているという事実を差し引いても、あり得ないほどに俊輔の目に映った。

「決まってるじゃないですか。秋穂が許せないからですよ」
結局のところ、それが唯一無二の理由なのだ。本来ならば自慢の姉が、
AVの画面の中で痴態を晒すことは、それだけで許しがたいことなのだった。

理屈をいちいち重ねる必要な土ない。姉は堕落し、自分に大きな迷惑をかけている。かけつづけている。
姉を呼び捨てにすることなど、雅彦にとってこれが初めてのことだった。これまで、姉の話題はタブーだった。
俊輔にだから話せていると言っていいだろう。

「それだけのことなのか」
俊輔が雅彦の心を掘り下げるためにさらに質問をかぶせてくる。
雅彦は、自分と比べれば秋穂がAV女優になったことを肯定的に捉えることのできる俊輔が理解できなかった。
でも、自分の心があまりにも固いことを認識出来ていないわけではなかったので、
その凝り固まった部分を凝りほぐしてくれるような気もしていた。
だから、今日はこうやって彼と話す気になったのだ、と思っていた。
61名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 02:22:53.77 ID:OKS0i4iT
「それだけ?先輩には分からないかも知れないですね。
彼女なんて、一度別れれば他人ですからね。忘れてしまえばどうってことないし、
AV女優と付き合ってたなんて、理系じゃものすごい武勇伝にもなるかも知れません。
でも、少なくとも僕が、秋穂がAV女優になってから体験してきたことは、そんな生やさしいことじゃなかった。
はっきり言って、原因は全て秋穂にあると、そう思ってます」

「だが、お前はいい会社に就職して、順調な人生を歩み始めているじゃないか。彼女が浮気したって言ってたけど、
それも秋穂のせいなのか?」

「もし、僕がそうだといえば、それは考えすぎなんでしょうか……?」

一見真剣に見え、どぎつい言葉を含むようなやりとりの中で、
雅彦が高揚しながら聞き出したかったのは、
「彼女、もしくはモトカノがAV女優になった時に確実に受けたであろうショックを、俊輔がどう克服したか」
ということだった。その答えが雅彦にとっても、この問題を克服するヒントになるような気がしていた。
この問答は、完全に、雅彦の性格を計算し、より屈辱的な形で「女性化セックスサイボーグ」へと生まれ変わらせることと、
そして、その新しいカラダが雅彦――新しい名前は奈菜であるが――が、
「女性化セックスサイボーグ」としての自分を受け入れるためのレールを敷く作業だった。救いを希求する雅彦のココロは、
徐々に踏みにじられ、引き裂かれ、そして生まれ変わることになる。

「お前は、職業に貴賎があるという前提で、話しているんだな。
そして、自分がそれなりに社会的地位を得られる就職をしたことを鼻にかけ、
秋穂という障害に負けずそれを勝ちとったと思い、、そのことに酔っているのか」
62名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 02:25:42.17 ID:OKS0i4iT
この指摘は、図星だった。雅彦にとって、
「お前の姉ちゃんAVでてんだってな。姉ちゃんがみんなの前でおマンコ広げて、
チンピラみたいな男優に犯されて、それで感じまくるのってどんな気分?気持よさそうに男優のチンポしゃぶってるのってどんな気分?」
ときかれるよりも、はるかにショックを受けた。

「僕の努力を、を否定するんですか?職業に貴賎はあるでしょう。
どんなに綺麗事を言ったってそれが真実ですよ。秋穂がAV女優になったことで、
しかも誰でも知ってるような存在にまでなってしまったことで、僕がどれほど苦悩し、苦労したか、
先輩なら分かってもらえると思ったんですが……」

雅彦なりにこの3年間、悩んで導き出した結論だった。職業に貴賎はあり、AV女優は賤しい職業であると。
だがその心情を吐露したのは、これが初めてだった。すこしだけ、胸のつっかえがとれたような気がした。

「そんなんだから、彼女に浮気されたりするんじゃないか?」
「えっ?」

雅彦は繋がっているような繋がっていないような俊輔の論理に翻弄されていた。つっかえがとれた心に、新しい違和感が生まれた。

「おまえ、どうせフェラさせることもできなかったり、それこそ単調なセックスしかしてないんだろう。いや、セックス自体したかどうかあやしい。
言葉だけで愛を語ってたつもりなんじゃないか?外れてるかも知れないけど」

このやりとりが勝負だとすれば、その結果は予め見えている。俊輔は雅彦の姉、
秋穂を「淫乱化型セックスサイボーグ」へと生まれ変わらせたプロジェクトにはすでに参加していたし、
俊輔の彼女である睦美を同じように「淫乱化型セックスサイボーグ」に改造したときには実行部隊の中心にいた。
雅彦の遺伝子も性格も家族関係も交友関係も、徹底的に調べつくしてこの場に臨んでいるのだ。
しかも、最終的には無理矢理に雅彦を手術台に乗せればいいという意味ではプレッシャーからも解放されていた。
まだ、雅彦の記憶と意識を移植するべき「奈菜」の肉体が完成したという報告を受け取っていないことだけが懸念の材料だったが、
それは今すぐにでもやってくるだろう。一方雅彦は、鏡を背負って麻雀をしているようなものだ。いいように遊ばれているのだった。

63名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 02:26:31.61 ID:OKS0i4iT
「な、何を……言うんですか?」
俊輔が知るはずのない事実を指摘されて、雅彦は狼狽した。

「お前は、高校時代はAVも見てたはずじゃないか。
それなのに今ここまでAV女優を活躍している秋穂のことを否定するのは、ちょっと矛盾してないか?」
立て続けに雅彦は糾弾を受ける。
「お前は、ただ、AV女優になった秋穂への反発で、ここまでやってきたのか?それは、果たしてお前の実力といえるのか?」

「先輩、それは、いくらなんでもいいすぎです」
「言ってみろ、お前にとってなぜAV女優はそれほど嫌悪すべき存在なんだ?」
ここまで激しく問い詰められるとは、予想もしていなかった。雅彦は何故、何故、と責められてますます混乱する。

「大体、お前は秋穂がどんな事情でAV女優になり、今でも続けているか、知らないだろう。
それを知っていれば秋穂のことをそんなふうに否定はできないはずだ。」

「知ってるんですか!?」
まさひこはこの日一番驚いて声を上げた。
そう雅彦自身も気づいているのだ。事情がどんなものだかは知らないが、
その事情を知ればAV女優……いや、秋穂その人への反感、嫌悪を取り除くことができるかも知れない、と。
それは、決して雅彦自身にとっても心地のよい感情ではなかったのだ。

「あぁ……」
64名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 02:28:21.18 ID:OKS0i4iT
思わせぶりに俊輔が答える。俊輔の、この遊びは…次のステージへと移る。
真実を雅彦に明らかにする。その真実のいくばくかが明らかになったとき、
おそらく、雅彦はそうしたことを受け入れることなどできないだろう。
それだけの時間が、改造手術が優先に許すスケジュールとの関係であるのかどうか分からない。
だが、その真実の一端だけでも雅彦に魅せつけた上で、改造手術に移りたい、と俊輔は考えていた。

一方で、まだ「奈菜」の肉体が、雅彦の記憶と意識を移植する状態になるという意味で完成していないということは、
出来る限りの時間稼ぎが俊輔の義務でもあった。
雅彦の記憶と意識――それはこの計画がうまくいけばそのまま、「女性化型セックスサイボーグ」奈菜の記憶と意識になる――の中に、
男としての屈辱とそこから生まれる反発――雅彦がその性格上持っている、強い反骨心――を植えつけることが出来れば、
「奈菜」に施すことになる調教はより、やりがいがあり、そして、その見返りも大きなものになるだろう。
その結果、何が起きるのか……俊輔にも信念があった。

「真実を知りたいか?」
「……はい」
「それは、お前にとって残酷なものであるかもしれない、それでもいいか?」
「はい、かまいません。」

雅彦は、すこし昂ったままそう答えた。真実というものがあるのなら、それを知りたかった。
残酷なものかどうか、少なくともそんなことはどうでもいいし、乗り越える自信もあったからだった。

「じゃあ、話そう。」
雅彦は、じいっ、と俊輔を凝視していた。

「だが、その前にひとつだけいいか?お前は、AV女優を賤しい職業だと言ったが、俺はそうは思わない。そこだけ話させてくれ。」
「はい、聞きましょう。」

隣の部屋にいる睦美も、いつの間にかオナニーをやめて、二人の会話に聞き入っていた。どのタイミングだったか、
俊輔は、「スイッチ」を切った。もはや、睦美がこの部屋に向かって大声で叫ぼうが、鎖を引きちぎってこの部屋に乱入しようが、
そんなことは俊輔にとって障害にはならないのだった。俊輔と雅彦の会話に引きこまれていた。
AV女優にもはやなってしまった自分も、今の雅彦――愛しい彼氏である雅彦――にとっては、
嫌悪すべき存在だということがやはり睦美には悲しかった。
もし、その認識に俊輔が楔を打ち込むことができるならば、それは睦美にとっても喜ぶべきことだと感じていた。

「お前は、秋穂のようなアイドルAV女優が正義であることを知らないだけだ」

俊輔が、「真実」の前置きを語り始めた。
65名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 03:49:51.01 ID:Bh+akUqA
>>237
>>238
試しに、twintailでたどったら見ることが出来ました。
ついでに、保存しました。
66名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 03:50:30.44 ID:Bh+akUqA
>>65
は誤爆です。
67名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 09:02:36.15 ID:kMjsVnFm
誤爆は…わかってるな?
68名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 10:04:17.78 ID:9niCvipS
誤爆は……強制!!

ごくり……。
69名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 12:04:55.95 ID:OCb1SLeu
     ...| ̄ ̄ |
   /:::|  ___|      
  /::::_|___|_ 
  ||:::::::(  ・∀・)  新しい保管庫はまだかね
  ||::/ <ヽ∞/>\    
  ||::|   <ヽ/>.- |     
_..||::|   o  o ...|_ξ  
\  \__(久)__/_\
.||.i\        、__ノフ \
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜|i~
70名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 12:55:08.41 ID:GfEYH9gJ
>>47
日本語的には”。」”の方が正しいよ?
国の規則でもそうなってるはず。
71名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 13:55:15.25 ID:QHpmuwQn
かつての文部省指針に従うと ”。」” とするのが正しいんだよね。
でも年代や地域で何が正しいと習ったかが違うそうなんで、
文章上で一貫しているなら気にしない方がいい。
72名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 17:57:11.56 ID:VrqAM1U1
なんでもいいがサイボーグのひと連日の投稿乙
73名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 21:55:01.52 ID:7vO+ztGR
先週はエアリィさん祭りだったから、続きは来週かな?楽しみに待とう。
74名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 03:57:25.94 ID:Gosx3zU6
>>70 >>71
文法的に正しいか、正しくないかではなく
気にするか、気にしないかの問題でも無いよ。
こんな下らない事で書き手を見下して煽り
意欲を殺ぐような輩が、一番許せない。

現に、>>47の煽り以降に投下された文章は
。」 ではなく 」になっている。
つまり、書き手が>>47の煽りを気にして
今まで使ってきた文章表現を変えてしまったと言う事。

これだけは絶対にやってはいけない事じゃないかな。
読み手としてのマナーが無さ過ぎると思うよ。
75名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 04:42:23.30 ID:6lVEn3SO
>>74
うん、全くの同意
基礎的な日本語の文章として読めれば問題ない。
そんなくだらないことで今まで問題なく読めていた書き手の創作活動に
多少なりとも影響があってはならぬ(主に悪い方向に)
76名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 06:40:33.96 ID:bZuW9zS2
改行は別
77名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 09:25:12.33 ID:5GvZrSCt
何言ってんのw
78名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 18:29:49.60 ID:PcorQ7Ye
なんでこんなことでいちいち荒れるんだよw
79名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 20:11:53.94 ID:4RUyYyb8
この業界、学級委員長様が多すぎる、って言ったのは誰だったっけ。
80名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 20:53:54.67 ID:KxQ/hESu
>>75
おいおい文章書く時のルールを守るのは最低限のマナーだぜ。
指摘してやってるだけありがたいと思わないと。
81名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 21:01:56.11 ID:sp/YwEph
学級委員長様が職人をお作法絡みで叩き出して居直れるスレだからなw
何を今更だ。とりあえず快楽的荒らし職人はクタバレ。
82名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:08:49.69 ID:P+R2IGnL
改行さえまともなら許す
83名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:13:01.42 ID:Y6BRaHk8
ちょっとおまいらに聞きたいんだが、過去ここに上がった文章の
著作権とかはどうなってるんだろね?
基本、元作者にあるんだろうけど現在消息不明な場合とか
84名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:38:28.31 ID:sp/YwEph
唐突にすまないが30分で書いた駄作で忍法帳のレベルageに付き合ってくれ。
全くもって余計な事しやがって。まじで運営クタバレ。
85名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:39:17.52 ID:sp/YwEph
「あ!」

 あの時、それ以上何を言ったか、今は思い出せない。
 ただ、ただね。
 今一番の問題は自分の前で妙に威張っているキモデブハゲちょびんをどうやってぶち殺すか……だ。

 って言うか、妙なクスリ決めてハイになった馬鹿な頭になったら、それを考えるのが一番の楽しみだ。
 ナメクジの這いずるような最低の感触を股の間から背筋に感じながら……だけどな。

 ……あの日は朝からむせ返るように湿度の高い日だった。

 いつものように開襟のシャツの前をはだけたまま、俺はチャリンコに跨ったんだ。
 いつも口うるせーお袋が傘を持ってチャリンコ漕ぐとアブねーとかどうとか言いやがって。
 それが気に入らなくてそのまま走り出したんだ。ツマンネー学校にさ。

 でも、そのツマンネー日常って奴が最高にハイでラッキーで幸せだって奴は最近になって良くわかったよ……

「おかえりなさいませ。ご主人様」

 最近は自分がただの人形なんだと思うようにしてるんだ。
 でなきゃ、その、まぁ、なんだ。うん。世の中色々って奴なんだろうけどさ。
 この糞だだっ広い部屋の端っこのほうの、無駄に豪華になってるドアの前でさ。
 ヒラヒラしたメイド服来た女の人形みてーな姿してるのを自分だって思わねーで済むじゃん。
 
「声が事務的だな」

 なんかこのやろーの言葉も最近は単なるドラマかなんかの俳優だと思うようになってきた。
 自分が立ってる横と後が全部鏡で、前から見るだけで背中まで見られるこの場所は大嫌いだ。

 立ったまま身体中を嘗め回されるみてーに見られる気がする。
 んで、少しでもミスが有ると……

「今夜は20回追加だ。喜んで良いぞ。練習だ」
86名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:40:08.11 ID:sp/YwEph
 その汚ねー手をどけろよ糞野郎!俺の顔さわんじゃねー!
 腹の底で俺は目一杯罵ってやる。でも、それは絶対表情には出さない。
 って言うか、出せねーんだ。出したくねぇ。
 少しでも出せばこいつはそれを喜びやがる。
 どこか満足そうに『罰』とか言って追加しやがる。
 なにが罰だよこのど変態のハゲちょびんのくそったれめ。

 だけど……
 俺は全く抵抗できねーでいる。

「……はい。ありがとうございます。ご主人様」

 床を見て恥ずかしそうに笑うのを最近になって覚えた。
 男から見たらたまんねー表情だよな。確かによ。
 
 でも、その表情出してんの俺なんだぜ?
 マジかよって思うだろ?
 
 今の俺は人形だから……

「さぁ おいで 始めるんだ」

 すこし俯きかげんなまま、そのまま抱きつくって所から始める。
 俺の仕草の中じゃ、これが一番良いらしい。
 風船みたいな感触が胸に来ると、本気で吐きそうになる。
 散々痛みに耐えて泣き叫んで、やっと柔らかくなってきたんだ。
 でも、嫌っていうほど揉まれたのにまだ少し固いこの胸は全部シリコンだ。
 破れたらやばいらしいけど、そのうち自分で破ってやると思ってる。

「脱がせて……ください」

 作り笑顔をこのやろーの胸に沈めて作るのは仕方ねーんだよ。
 だって、顔すら見られるのは嫌だから。
 だから最大限、声に気をつけてる。

 少しでも機嫌損ねると、俺はまた明日の朝、怪獣みたいな声を出す羽目になる。
 最悪の予想が頭の中にモヤモヤしてる。
 そんな時にこのエプロンの紐を解かれるのは泣きそうだ。
 
 奥歯にグッと力を入れて目を閉じるんだけど、その表情が良いらしい。
87名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:40:58.96 ID:sp/YwEph
「やっぱりお前は最高傑作だな。形成外科チームは良い仕事をした」

 たぶん今の顔をおふくろが見ても俺だってわからねーと思う。
 散々女顔だって馬鹿にしてやがったダチ連中も実際大した事ねーよ。
 なんかアレコレ弄り回された俺の顔は全く別人になってやがる。
 
 おまけに超一流だかなんだかしらねーけど、プロメイクアップなんとかって奴が俺に化粧の仕方を教え込んでさ。
 まじめにやらねーと鎮痛剤無しで胸を揉まれたから気絶する位痛かったよ。
 
 最近じゃ鏡を前にして化粧してると自分で楽しいって思う時がある。
 自分が狂ってきてるのがわかんだ。でも、もうどうしようもない。

 慎重に線を入れたアイラインも小さめの付けまつげも上手いもんだと自分で褒めてるよ。
 ま、事が済む頃には全部取れてるけどな。

   パサッ

 エプロン取られるのが多分一番恥ずかしい。
 そう、最近じゃ恥ずかしいって思うようになってる。
 
 そんで、このくそやろーの右手の指が空中をくるっと回ると、俺は背中を見せなきゃならない。
 背中のチャックを一気に下ろされると、なんかこう、皮膚の表面に電気でも走るような気がする。
 
 ワンピースって言葉も最近になってやっと違和感なくなってきた。
 その下に着てる白い下着みたいなのは編み紐で前を止めてるから、背中越しにこの野郎の手が伸びてきて紐を引っ張られるんだ。
 緩むと襟が開いて、自然にバサッと足元へ落ちる仕組みさ。エロイだろ?
 
 わきで見てる役目だったら、今頃口笛でも吹いてるさ。

 でも、鏡の前に立ってるのは……俺だ。
 もともと体は細い方だった。
 ガキの頃からろくに飯を食わなかったからだって言われた。
 それこそ、裸を後ろから見たら女だって言われてた。

 だからかもしれねーんだけどさ。

 こいつら、俺のことチャリンコごと車で撥ねて、その証拠隠滅に自分達の病院かつぎ込んで……
88名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:41:51.91 ID:sp/YwEph
「こっちを向いたらどうだ?」

 よくオナニーのおかずにしてた雑誌のグラビアに写ってたネーちゃんより、今は俺のほうが胸がでかいぜ。ちょっと自慢になるな。
 なんかでっかいメロンみたいだよ。ブラジャーが無いと引っ張られて痛いくらいだ。
 
 車が当たって見事に砕けた腰の骨はチタンを入れて横に広げたらしい。

「よし。術後は良好だな。もう痛くないだろ?」

 これ以上屈辱的な言葉はねーと最近思う。
 でも、仕方ないから俺は頷くんだ。
 でないと、またアレコレ弄られるのが目に見えてる。
 わざと痛いように弄られる。だから。

 ギュッと絞られたウェストは53センチだって言ってた。
 なんかいつもニヤニヤ笑ってる女の医者は美容形成なんちゃらって科目らしい。
 
 あなたはモルモットとか言ってやがって、本気で殺してやると思ってるんだけど。
 でも、もうどうしようもない。

 あぁ、すっかり下着姿にされちまった。
 またあのクセー奴を銜えなきゃならねーのかと思うと憂鬱だ。
 でも、そうしないと俺はこの部屋じゃ糞一つできねーし。

「失礼致します。ご主人様」

 そっとベルトを外して、ズボンを下ろして。
 パンツの中で無造作に転がってるこのきたねーのを手で持ち上げてやる。
 出来るだけパンツでこすって汚れを取っておくんだ。
 気分的にだいぶ違うんだけど、もうなんかイカクセーのが目に来るぜ。

 でも、段々と手の中で”それ”が熱くなってくのがわかる。
 血が集まってんだよ。血が。

 むくっと立ち上がって膨らんで。
 自分のを見てた頃はなんとも思わなかったけど、他人のを見ると、もう気持ちわりーとしかおもわねー

 でも、おれは笑うんだ。
 うっとりするように笑うんだ。
 精一杯の演技で笑ってやるんだよ。
89名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:42:43.21 ID:sp/YwEph
 最近じゃ演技なんだか素でやってんだか自分でもわかんねー時があるけど。
 そうすれば俺はとっとと夜は眠れるし、明日の朝もフツーに話が出来る。

「そろそろ良いぞ」
「はい」

 パンツを下ろすと、見事にベトベトになったグロテスクな肉の棒がそそり立ってやがった。
 なんとも生ぐせー臭いが鼻に付く。腐った魚の臭いみてーだ。腐った野菜の臭いみてーだ。

 そんなきたねーもんの先端を俺は口に入れなきゃならねー。
 どうだ、それだけで吐き気するだろ?俺もだよ。
 なんか胃の中からなにかがこみ上げてくる。

 でも、ゆっくり息を吐きながら舌で転がしてやって、で、我慢するんだ。
 クチャピチャと音をわざと立てる方法も最近気が付いた。
 舌を這わす反対側へ手を入れて、まるでアイスでも舐めるように舌先でなぞってやるんだ。

 おかしいぜ?
 ビクビクと震えるのがわかる
 気持ち良いんだよ
 俺も昔、女に散々やってもらったからわかる。

 でも、あのときの女は楽しいそうだった。
 きっとあいつ俺の事好きだったんだ。
 きっとそうだよ。だから出来たんだ。

 俺みてーに強制されてるわけじゃねーから。
 最悪の気分だぜ。死にてーよ、まじで。

「よし。立ち上がれ」
「はいご主人様」
90名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:43:33.63 ID:sp/YwEph
 何がよしだよ。どうせあれなんだろ?
 おめーのその使えねー早撃ちが漏れそうなんだろ?
 まだ我慢しろってんだボケ。
 強引に吸い出しちまえば良かったぜ……イテェ!

「ふむ。まだ多少固いか」
「ごっ ご主人様 痛いです」

 咄嗟に唇を噛んで我慢したけど、イテェ!って叫びそうだった。
 男言葉が出ると胸に電極付けられて神経を直接いたぶられる。
 あれは本当に最悪だ。泣き叫んで”お許しください”と朝まで言い続ける羽目になる。

「おぉすまないね。どれ」

 ブラジャーのフロントホックを外された。
 毎回の事だけど、この瞬間にニヤッと笑われるのが死にそうな位いやだ。
 だけど俺は恥ずかしそうに横を向いて笑うんだ。
 そうしろって教え込まれてるから。

 女が一瞬見せるエロっぽい表情とか仕草を徹底的に練習させられた。
 夜中に叩き起こされた時とか、油断してる時とかにだぜ?
 嫌でも身体にしみ込むよ。そうしないとまた痛い目に合うから。

「下は自分で脱ぐんだ」

 少しだけコクッと頷いて。
 自分でこの女物のパンツを脱ぐのは惨めだよ。
 あぁ、本当に惨めだ。
 自分が誰かの持ち物になってるって思わされるのは最悪だ。

 だけど、なんかこの後の事を考えると、俺の心臓がバクバクしだす。
 嘘だ。絶対嘘だ!って自分で考えるようにしてるけど、でも、どうやら、俺は本当に狂ってるのかもしれない。

 だって、俺は男なのに……

「最近は自然に濡れる様になってきたな。期待してるのか?」

 男の時に漏れてた我慢汁が出てるんだ。
 そう思うようにしてるんだけど、でも、それが自然に出てくるのはおかしいだろ?

「なにもおかしい事は無いよ。お前の下半身はそういう風に作り直したんだ」

 きたねー手が無造作に俺の股間に突っ込まれる。
 でも、そこには俺のあのでっかかったナニが無くなってる。
 すっかり小さくなって女の股についてるクリトリスと、そして、穴だ。
91名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:45:00.86 ID:sp/YwEph
「泌尿器科の連中が学会に出したいって言うほどだ。自慢になるぞ。下手な女より余程出来の良い形と締まり具合だ。おまけに…」

 その穴へくそやろーは遠慮なく指を突っ込みやがった。
 全身が痺れて動けなくなる位に衝撃が走る。

 ズブッ!ズブッ!とその指を俺の穴が飲み込んでいって、最後は根元まで銜え込んだ。
 その穴の中で指が無造作に動くと、俺は身体中を震わせて我慢するしかない。
 でも、段々と膝に力が入らなくなる。仕方が無いから、糞野郎に抱きつくんだ。
 そうしないと、そこへ斃れこんでしまうから。

「最高の感度だろ?そうだろう?なんせ前立腺を全部使って作ってあるんだ。下手な女より余程気持ち良いはずだよ。まぁ、生身の女の感度は知らないだろうけどな」

 くだらねー事で笑ってんじゃネーよハゲ。
 早くそれ終りにしろよ。
 もう足に力はいんねーんだよ。

「んぁぁぁぁ……」

 嫌でも声が漏れる。
 それでてめーが喜ぶのが気にいらねーんだよ!

   ズボッ!

「・・・・・・・・・!!!!!!!!!!」

 あぶねーあぶねー
 一瞬意識が遠くなった。
 イクッて奴だ。
 頭の中が真っ白になるんだ。

「駄目じゃないか。今のはカウントなしだぞ?」

 え゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙!!!!!!!!!

「お願いします。申し訳ありません。どうか」

 勘弁しろよ。今のも俺には一回なんだよ!

「駄目だな。いつも言ってるだろ?イク時には元気良く叫びなさいと」

 勘弁しろよ、糞はげちょびん!
 今のは咄嗟だから出なかったんだよ……

「そんな目で見るな。扇情的だな。だいぶ女っぽい仕草が出るようになったな」

 わざとだよ。演技だよ。あたりめーだろハゲ。
 俺だってこんな事したくねーよ。
 でも、泣きそうなんだよ。抱きついて目で訴えるしかできねーんだよ。今の俺には。
92名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:45:51.25 ID:sp/YwEph
「まぁしかたない。今日は特別に一回でカウントしてやろう」
「ありがとうございますご主人様」

 ほら、とっととその手を上げろよ。舐めてやるからよ。
 自分の穴に突っ込まれた指を自分で舐めるってどう言うことだよな。
 いつも思うぜ、妙な味だって。

「よしよし。ほら、じゃぁ行こうか」

 またかよ……
 また明日の朝まで頑張るしかねーのかよ
 
 あ゙〜 やだなぁ……
 このベット臭いんだよ
 そうだよ俺の汁の臭いだよ
 もう臭くて臭くておかしくなりそうだよ

「さぁ、今日もおかしくなって良いぞ」

   ドサッ

 そんな無造作にころがんじゃネーよ糞ジジィ
 いきり立ったまんまの肉棒が垂直じゃねーかよ……

 あぁ本当に嫌だ……
 泣きそうだ……
 吐きそうだ……

 あれに……
 あれに……

「いただきます ご主人様」

 これに跨るんだぜ、俺が。

「アァ!!! アァァァァァアアアアア!!!!!!!!!!」

 なんか今スゲー音がしたな。
 膣ならとか言うんだってよ。

 これは筋力トレーニングだ。そうだ。
 うさぎ跳びをしてるだけだ。そうだ。
 それ以上のことは考えねー。そうしよう。
 後はもう、機械にでもなったつもりで。
 心の無い人形になったつもりで。

 事務的にやれば良いさ。
 演技すれば良いさ。

 だから早く終われよ。
 この悪い夢が。

「アァッ!ごっ!ご主人様!イクッ!イクッ!アァァァ!!!」
93名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:46:42.19 ID:sp/YwEph
 まただ
 また一瞬意識が遠くなった
 自分の心がどっか遊びに行きやがった
 頭の中が真っ白だ

 身体の力が抜けて倒れ込みそうになる。
 だが、このハゲちょびんが俺の膨らんだ胸を押さえて押し戻すんだよ。
 毎回……

「よし2回目だ。あと48回頑張れ」

 今度は横に動かそう。
 縦は疲れる。横が良い。
 グルグルと円を描くように……

「アァァァァァ!!!!! ご主人様 どうかお許しを もう駄目です イクッ!」

 ホントに最低だな。クソッ!最低だ!最低だ!最低だ!
 あぁ!クソッ!クソッ!クソッ!あぁ!

「イクッ!イクッ!イクッ!イクッ!イッ!」
「ハッハッハ!3回目は早かったな」
「もう駄目ですぅ〜 アァァァァァァァァ!!!!!!!イクッ!」

 後に倒れそうになって、この野郎の太い腕に抱きしめられた。
 咄嗟に俺もこの野郎の首に腕を回して抱きついた。
 今、力を入れれば首を絞められる……
 おもっきり力を入れれば、まだ俺でも男一人位殺せ……ッハァ!

「イクッ!イクッ!イクッ!イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」

 あぁ、ここだ、ここが気持ち良い!もう駄目だ!あ!あぁぁ!気持ち良い!
 やめろ!止めろよ!腰を動かすなよ!もう駄目だ!気持ち良い!
 あ!あぁ!ぁぁぁぁぁ!!!!

「イッ!」
「4回目……かな?」

 止まれ!とまれよ!おれの腰!
 もうおかしくなりそうだ!
 だめだ!だめ!だめ!だめ!

「ダッ! ダメッ!ダメッ!ダメッ!ダメッ!!」
「何が駄目なんだい?」
94名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:49:10.92 ID:sp/YwEph
「イクッ!」

 いくっ!いくっ!いくっ!いくっ!いくっ!いくっ!いくっ!いくっ!
 もうだめ!やめて!おねがい!やめて!おかしくなるから!

「いくっ!」
「素直に言葉が出るようになったね」
「あぁぁぁ!いくっ!」
「良い声だよ。もっと素直になってこらん」

 あぁぁ!もうだめよ!おかしくなる!こわれちゃう!
 だめ!だめ!おねがい!もう……もう……もう……










 そこから先は記憶が無い。
 多分頭の中が真っ白になって、で、自分の心を自分で手放したんだろう。
 気が付いたら朝になってた。

 そして俺の股の中では電池で震えるバイブが突っ込まれたままだ。
 ご丁寧にベルトで止めてある。
 
 さっきから立ってるのがやっとだ。
 でも、自分でも認めたくないが。
 気持ちよくておかしくなりそうな自分が心のどこかにいるんだ。

 ちょっとまずいぜ……


95名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:50:22.94 ID:sp/YwEph
ここまで。
スレ荒らし失礼。
96 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/31(火) 23:32:57.32 ID:mLIuJpat
>>95
超GJ!!
興奮した
97名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 23:35:01.76 ID:Y6BRaHk8
自己解決した
匿名掲示板に投稿された文章に著作権が存在するのか分からんが
存在したとしても著作権侵害は親告罪なので
著作権者…ここでは書き込んだ人になるのか?
本人が文句付けなければ問題ないという事でいいんだよな

…どうも納得いかんが
98名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 23:35:50.43 ID:awn/PPOL
>>95
よかったですよ!
GGJJ!
99名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 23:42:25.20 ID:iTT89dVr
こういうの好き
胸を痛がってるのが残念だったけど
100名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 00:53:36.85 ID:CLwZumvB
>>97
DLsite.comのあの作品な。
あれはひどい、絵はコピーだし文章は置換でキャラクターの名前だけ変更。
差分と称してサイズ違いのCGでCG枚数の水増し。

ほめるところがみつからない。
まだ佐野絵のオリジナルの駄文の作品のほうがよかったわ。
金の無駄だったわ
101名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 00:59:55.67 ID:Uf2fjnYK
>>97
>>100
kwsk
102名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 06:14:44.96 ID:95Vre6Kv
>>95
朝から息子がギンギンだぜ!
ごちそうさま。願わくばこの路線でこの話の前か後を読みたいです。
103名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 13:04:07.20 ID:6Ft5nXTf
>>95
レベル上げGJ!
続きに期待!
104名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 20:53:07.82 ID:cC1BeYMy
GJ!
105名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 20:57:36.95 ID:9Qs3XB2K
>101
これなんだけどね
http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ078329.html

名前とかちょっと変えた程度で、内容は殆ど全章スレ投稿作品の流用
ざっと調べた分だけでも海原祐樹、橘悠、上村翔、蘇芳卓哉から
最終章はヤンデレスレからの流用だったようだ
この分では過去作品やCGも怪しいかもしれない
106名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 21:37:03.51 ID:0GoHy/jq
↑気持ちはわかるがほかでやれ
投下しにくい空気にするなよ・・・
毎日裸で正座して待ってる俺の身にもなれ
107名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 22:36:49.04 ID:CLwZumvB
ここの作品をパクって金儲けだからなー。
一生懸命書いた職人が可哀想だわ。

200は売れてるからパクりで10万以上稼いでるわけか。
こりゃ味をしめて他の作品でもやりそうですね。

このスレ見てるだろうし、少しでも良心とプライドがあるならば、
反省してもう2度とやらないでほしいね。
108名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 23:18:22.54 ID:70m/x11N
これは犯罪。
109名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 23:52:37.48 ID:9Qs3XB2K
>106
んー…他でやれと言われても、被害者だとはっきり言えるのはここの作者さんだから
現在行方不明の人はともかく、これからここに投稿しようとする作者さん達は
自分の作品が勝手に「うさじるし」の作品として販売される可能性がある
という事知っておいた方がいいと思うんでね
110名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 00:41:44.04 ID:gUqp7EU/
これは確実に犯罪なんだよね。
作者が申し立てすれば、
ただでは済まないってことをわかっているんだろうか。

CGも首から下は完全一致してるしな。
構図とかもそのまんまだし。

http://danbooru.donmai.us/post/show/390064
http://blog-imgs-45-origin.fc2.com/u/s/a/usajirusi/201105281909264f0.jpg
111名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 00:52:27.73 ID:JTFTJiCf
作品内容の一番最初の文が俺の書いた文章そのまんまだった。
ちょっとショックだ…。

112名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 01:36:39.51 ID:u+dtzTff
調べてみたが匿名≠チてところがネックみたいだな
同じような事例では
スレ転載して儲けてるアフィブログに近いと思われる・・・

ま、某空想○験みたいにもう今後誰も買うやつはいねーだろ
あとはフェードアウト待ちだな
113名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 02:08:01.90 ID:uglBQYEn
なんかこのスレに投稿する気失せたわ……
フェードアウト待ちって言ってもいつまでなんだよ
もういいよ
114名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 08:27:33.99 ID:6baC+i3s
最初から投稿する気なんかないくせにw何言ってるんだw
ここは自分の妄想でオナニーする場所だろw
オレは まだここには落としてないが あちこちにバラ巻いてる。
もちろんパクられて商売されりゃムカツクわ
でも訴える事は出来んなぁ・・・
訴えるなら、こっぱずかしい小説の作者です!って 身元明かさなきゃならん…
プロのエロ小説家じゃなきゃ 普通出来んだろう・・・

このスレに期待するのは
アレを買う奴って 同じ趣向の支援所や掲示板、2chを見てると思うんだ、
だからパクリ同人見つけたら スレで騒いで祭りにして潰せ
感想書く欄があったら パクリ乙で埋め尽くしてやれ
115名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 09:03:57.78 ID:d+n9hcRe
ちまちまと読み切りとか短連載した身からすると、パクってくれなくて逆にショックだわw
まだ一定のレベルに達してないって客観的に指摘されてしまったような、恥ずかしさがある。

それに、仮に丸写しでパクられても、2ちゃんのエロスレにエロ小説モドキ書き込んだとか世間ばれすると、
会社とか家族とか色々困るな。立場的にはってやつだけどさ。


あくまでも例えだけど、これでパクって奴が社会的名声を得る訳じゃ無いし、
あんまり目くじら立てなくて良いんじゃないかな。所詮はパクリだ、自分スキルは一切上達しないんだからw
116名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 09:09:01.02 ID:gUqp7EU/
残念ながら、販売しているサイトは誹謗中傷的なコメントは不掲載。
また、作者の閲覧の下で掲載許可がないとコメントも残せないんだな。
なので、他の購入者に対しての注意勧告とかも絶対乗らない。

また、販売者のHPにはWEB拍手しか残せないため、
確実にシカトされるのが落ち。
作品にメール等を送ったところで、こちらもシカトだろうね。

まぁ、だからこそこんな外道な真似ができるんだろうけど。
117名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 09:49:04.28 ID:rMK68tm7
>>110
すげえ、左右反転で完全に同じじゃんw

パクリは親告罪って言うけど、もし自分のがパクられても、俺が投稿したのは7、8年前だから、元データも無いし証明の仕様がないな。
まあ、パクられる前から心配しても意味ないけどな。
118名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:01:26.24 ID:rMK68tm7
>>116
できることと言ったら、pixivのコメント欄かメールしかないな。

意外と製作者が作者本人だったりしてな。
119名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:12:52.54 ID:93C2N9J6
あむぁいがソレのエントリ作ってるな
コメで盗作指摘するのは?

>>118
絵も文章も両方作者本人というのは極めて可能性低いだろ
120名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:17:36.37 ID:gUqp7EU/
>>118
そうだったらいいけど、
複数の作品から文章を持ってきてるのでそれはないと思う。

文章の中でいくつも矛盾点があるからコピーは間違いないね。

1ページ目で
胸。小さいが確かに膨らみ、女の子の体の一部だと自己主張した。
2ページ目で
服を脱ぐと大きな乳房がブルブルと揺れた。

自分で書いたとするなら、たかが十数行で設定忘れるわけが無いね。
さすがに、今まで投稿された作品が複数が同じ人と考えるのは難しいだろう。
121名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:40:24.06 ID:u+dtzTff
>>115
ま、そういうこったな
所詮はパクり、誰も評価もしない

うだうだ振り回され続けるのもいやなんで
あえてぶったぎりで悪いがここは空気の読めないおれがw
いつもの流れに戻ってくれると信じて
いま書いてるやつの設定だけフライング投稿

RPGみたいな架空の世界を舞台とした中世?ファンタジー
机の上には乱雑に置かれた様々な書物や、
試験管やらフラスコやらの実験器具が並んでいる。
錬金術で怪しい薬の作成に打ちこむ双子の兄弟のおはなし。
ある日、弟が誤って薬を服用し男から女へ
軍資金集めに酒場でウェイトレスさせられたり
中年貴族に気に入られ言い寄られたり
素材集めで普段襲ってこないモンスターに襲われたり・・・

というのを、仕事しながらモヤモヤかんがえている
本編はまた後日まとまったら

ただ錬金兄弟と聞くと某アニメを連想させる・・・
122名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:52:09.38 ID:htt2V/sy
最初のこの問題提起した人に聞きたいんだけど、そのダウンロードサイトへ連絡した?
これ、ここからのマルパクリですよ。CGもあっちからのマルパクリですよ、と。
まずそこからじゃないか?その上でDLサイトが問題にしないなら何か手を考えるべきじゃねーかと。
123名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:52:51.48 ID:htt2V/sy
ゴメン。リロしろよ>俺 逝ってくる・・・・
124名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 11:16:51.70 ID:mjI7WcCy
そういう話はもうやめにしないか?
125名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 13:50:45.35 ID:rveL4rsS
このスレに書き込むなら無断引用されてバカの金儲けの種になるのを覚悟しなきゃならないのか
もう終わりでいいよこんなスレ
126名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 14:33:30.05 ID:d+n9hcRe
書きたい奴は書けば良いじゃないか
止めたい奴は止めれば良いじゃないか
誰も誰にも指図したりされたりする必要はないし

127名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 16:42:22.05 ID:BcsjxhSy
もういいよこんなスレ
っていうレス定期的に書き込まれるな。
理由は様々だが、書いてる奴はきっと同じやつなんだろうな
128名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 16:45:28.95 ID:Aqh8P06V
とりあえずCGは反転トレス確定っぽいけど文章のほうはどうなんだ?
該当箇所を比較で上げて貰えないと怪しいってだけで終わっちゃうと思う
逆に比較してパクリ確定なら販売してるサイトに訴えるのは無理でも、
この作品を紹介して宣伝してるサイトやブログに教えて記事にしてもらったりすることはできるんじゃないか?
129名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 16:57:23.15 ID:6baC+i3s
>>115
>パクってくれなくて逆にショックだわw

友達は全員 通学電車で痴漢の被害に遭っているというのに
自分はスルーされて複雑な気持ちの女子高生
130名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 17:15:34.03 ID:gUqp7EU/
商品の中身は置いてDLサイトの紹介文の一部に注目してくれ。

ttp://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ078329.html

1−3行目:TSタブレット
http://w.livedoor.jp/tsf/d/%A3%D4%A3%D3%A5%BF%A5%D6%A5%EC%A5%C3%A5%C

13行目〜:和弘と悠樹
http://w.livedoor.jp/tsf/d/%CF%C2%B9%B0%A4%C8%CD%AA%BC%F9

紹介文でググったら簡単に出た。
131名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 18:12:03.71 ID:nRLDDzVY
実際、どんな手続きが有効なんだろうか?
炎上させるのが目的なのではなく、それなりに手順を踏んで
パクッた奴を公の場へ引きずり出すのが目的の場合だ。

やっぱまずはそのDLサイトへ連絡が良いんだろうかね?
画も文章も継ぎ接ぎだらけのマルパクリですよ!と通告か?

書き手スレでも取上げられ始めてるから、ある意味、
良い機会なんでまじめに考えた方が良いと思う。
132名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 19:16:08.14 ID:TmiOlnIo
知らずに買っちまった者だが。

限りなく盗作行為に近いものにたいしてどーなのよって問い合わせメールした。
さすがに返金はムリかなぁ
133名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 20:11:48.30 ID:d+n9hcRe
返金を求めるのが筋じゃないかな。
もしくは少額訴訟するから相手の正体教えろと要求。
パクリで金儲けは割に合わないって前列を作るつもりで、
徹底的に追求するのもありかもしれないね。
なんせ、書き手が馬鹿馬鹿しくなったら、次は投下が無いかもしれないから。
134名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 21:50:03.23 ID:/RQvJe37
>All

DL系統のサイトは月末に利益を作者に振り込むから、まだ間に合う。

DLの方も信用問題だし、対応するだろ。
135名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:19:42.65 ID:nRLDDzVY
まぁ、きっちりケツ葺いて貰うのがスジってもんだろね。
一斉にメール送って指摘してやるか。
136名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:24:39.99 ID:/RQvJe37
>>135

その「ふく」だとケツが鈴なりに(ry


まあ俺にとってはご褒美ですがね!


俺もメールの文面考えてくるわ。
137名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:41:50.81 ID:7K7kGrcx
なんだこの祭り。的書き込みテスト
138名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 23:26:01.89 ID:p5dEZhfd
"我が心は乙女にあらず"でググったらE-Hentai GalleriesとかいうところでサムネだがCGは多分全部見れるみたい。
ただ海外の怪しげなサイトなんでどうもこれ以上調べる勇気が無かったでござる。。。
139名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 00:07:23.54 ID:gUqp7EU/
DLサイトに連絡してもたぶん駄目なんだろうねー。
こんな文見っけた。

Q.ダウンロードした作品のサポートについて

DLsite.comでは作品の購入からダウンロード、解凍までをサポートしており、
解凍に問題がない場合
その後のサポートはサークル様またはメーカー様へ
お願いすることになります。
ダウンロードした作品の動作に関する質問等は、
直接サークル様またはメーカー様の指定する方法で
ご連絡をお願いいたします。
DLsite.comでは作品の動作や内容についての
ご質問はお答えできませんのでご了承ください。

サークル様およびメーカー様の連絡先が分からない場合は、
大変お手数ですが[ お問い合わせ ]をお願いいたします。


要は盗作云々は個人間で解決してくれっていうことだろう。

まぁ、個人間で掲載メールアドレスに金返せメール送るのが
一番有効なのかね。
メアド捨てられたらそれまでだけど。
140名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 00:28:56.51 ID:+dY+2AKk
その下に、総合問い合わせ窓口があった筈。

しかも、作品以前のDLの管理体制の杜撰さの問題だからな。

形式だけとはいえ、審査があるのに、盗作、コピペを乗せてしまった訳だし。
141名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 00:35:16.07 ID:whe9S6Rk
あむぁいの人は該当作の紹介記事および同サークルの作品記事の削除だけみたいだな
他にもこの作品紹介してるサイトってあったっけ
142名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 00:36:15.03 ID:JZBY4hnf
「内容については〜」ってのは、あくまでクオリティ面やら「これってどんなげーむなの?」的な質問はスルーってだけで
さすがに盗作云々となれば話は違ってくるんじゃないのかね
あと、著名作品からの剽窃だというならさておき、ネットのどこかからの盗用まで看破しろってのは流石に酷だろw
人員と時間がいくらあっても足りない
まあだからこそ、こいつも堂々とパクリ作品を出してきたんだろうがね。バレやしないだろうと高をくくって

ちなみにあむぁいさんとこは記事を取り下げたみたいね
ttp://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-8817.html
143名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 00:42:53.70 ID:KC8/KnNd
このサークル、DMMとかでも過去作販売してるな。

ということは、当然販売申請はしていると思われるから、連絡してこれ以上の販路をふさいでいくべきだと思う。
もしDMMは審査ではねてしまえばDLも厳しい処分をとるだろうと予想される
144名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:01:20.00 ID:U14KrKdW
だんだん大事になってきたな。
これが多くの職人の善意と努力を踏みにじった末路というものか。

これを前例として二度とスレからの盗作作品が出なくなるといいな。
ただでさえマイナーなジャンルなのだから
これ以上、良作が見れなくなるのは辛すぎる。
145名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:09:35.43 ID:+dY+2AKk
>>144

馬鹿の末路にはお似合いだし、しかるべき制裁が下されてるだけじゃね?

後半に関しては全面的に同意。

146名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:13:06.82 ID:5mY0sjIH
対応が早いな。ここもチェックしているんだろうか?
つか、このスレの住人も見ている奴多いのね。
147名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:23:39.00 ID:KC8/KnNd
DLサイトへのメール問い合わせとエロ同人板のDlsiteスレには報告しておいた。
すまないが他の同人サイト系への連絡は頼む…。
148名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:24:54.09 ID:+dY+2AKk
乙。取り合えずメロブに置いてあるかみてくる。

問い合わせ文面まで置いとくと、みんな問い合わせしやすくなるかもしれんのです。もしよかったら。
149名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:29:04.82 ID:KC8/KnNd
DLサイトに送ったメール本文ね、ま名前の頭だけ伏字にしとく
---------------------------------------------------------
先日、弊社サイトより
サークル名:○さじるし
商品名  :○が心は乙女にあらず
商品番号 :RJ078329
を購入しましたが、この作品の内容が2チャンネル「強制女性化小説ない?」スレッド内の複数の作品を切り貼りして作成されているとの指摘が該当スレッドにて指摘をされております。

この場合は著作権上問題がないのか?
仮に親告罪ゆえ著作権上の問題に問われないとしても、
限りなく盗作行為に近い行為に対して弊社がどのような対応をとられるのか?

可能ならば弊社サイト上でもご回答願いたくおもいます
----------------------------------------------------------
150名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:29:26.36 ID:+dY+2AKk
メロブには該当作品無し。

うさじるし名義で並んでるのはTSモノ1つと二次創作が3つの合計4点だな。
151名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:30:30.97 ID:+dY+2AKk
>>149

乙!感謝です。
152名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 01:33:14.06 ID:KC8/KnNd
>>150

だから、今回のやつが審議中の可能性もある。
既存の作品が盗作でないか?
あるいはこの作品がそちらのサイトでは販売予定はあるのかと問い合わせて欲しいわけだ。
盗作の可能性のあるものを販売するのかと聞かれればきちんとサイト側でも調べてくれるだろう。
153名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 03:35:26.86 ID:9a5uLkiw
>>149

でも「弊社」って自分の属してる会社をへりくだって言う言葉だぜ
正しくは「貴社」だ
154名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 03:41:09.47 ID:gLN7CI28
しかし、コピペは無いよコピペはw
話の筋をまねするとかならまだしも、コピペしちゃーね。
需要が偏ってるのにこんなことしちゃね、すぐばれるわ。
155名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 03:44:51.77 ID:sHZjq5ee
悪が去って、正義が勝ちますように。
156名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 03:45:03.29 ID:gLN7CI28
作者のブログ無くなってね?FC2のメンテか?

ttp://usajirusi.blog5.fc2.com/
157名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 03:47:37.45 ID:sHZjq5ee
>>156
逃げたか?
158名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 03:47:55.56 ID:gLN7CI28
ああ、pixivもなくなってるわ。
騒ぎに気がついてトンズラしたか。
159名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 03:52:24.38 ID:sHZjq5ee
>>158
これって犯罪確定?
160名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 04:14:28.01 ID:5ikVYC+2
残ってるキャッシュからブログも見れるけど、そこから見れる日記絵も完全にトレス物だった。すぐにラレ元見つかったぞ
こういう奴はpixiv見てると良くいるけど、基本的に制作物の9割以上はパクリで出来てる。
ブログのキャッシュは見ておいて損はないぞ
161名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 04:22:54.07 ID:U14KrKdW
あとは各DLサイトの販売差止めかね。
過去の作品も調べたら埃でそうだけど
それは難しいのかね。
過去の作品も販売停止になったらいいんだが・・・

ブログもpixivも閉じて逃げる気満々みたいだし、
これ以上は無理かな。
元々がここの作品だから著作権主張とかはむずかしそうだ。
162名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 06:25:45.99 ID:KC8/KnNd
>>153
指摘ありがとう。
こんなメールは2度と書きたくないが今度あったらちゃんと書く。


逃げちまったのなら自らパクリを認めたってことだな。
マイナージャンルだからとお布施買いしてたがたまったもんじゃないや。
163名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 06:55:01.51 ID:Jc5opm+9
おまいらキモカッコイイ… 美幼女へ女性化したらファックしていいぞ。
164名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 10:30:17.30 ID:e5aS3weH
性転換ものの過去二作品も調べてみた
出所は以下の作品だと思う
「それでもあなたに恋をする」はPart19の748氏の「一週間だけ女になる薬」
「まごころを君に」はPart22に投下されてたthe Fool氏の「尊×命」
165名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 14:14:18.82 ID:f5DjJ65S
もういいよこんなスレと言う書き込みがパタッと止まった件w
166名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 14:19:09.89 ID:2wgBcN8e
>>165
はっ…
もしかして、盗作野郎じゃね?
もういいよこんなスレって言ってた奴
167名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 14:52:04.75 ID:UT7a7S+v
スレ潰れた方が盗作野郎にとっては出所バレても叩かれにくいという旨味もあるしな。
168名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 15:07:21.11 ID:+2W4/VSb
掲示板に投下されるリレー小説風書き込みの通りに進行して行く女性化
その事に気付いた男は何とか元の体に戻ろうと自分も掲示板に書き込んでみるが
男を嬲るかの様に書き込みは続き、話はどんどんと展開していく
書き込みの度に大きくなる乳房、敏感になる体。掲示板に操られるようにして女性物の下着を付け、自慰に耽る日々。
自分が話を書き込めば、展開を変える事が出来る。しかし、パクり同人しか作った事のない『彼女』の頭では何も文章が思い浮かばない。
そのうち、レイプ、売春、調教、改造・・・と書き込みはエスカレートしていくが、なすすべがない。
キーボードの上で指を止めたまま、何にも出てこない頭で絶望するうち、スレッドは加速し、完走し、物語は完結する。
最後の書き込みは「嘲り笑う男達の言葉の意味も、人の心を手放してしまった彼女にはもう分からない。
分かるのは、出入りしている雄豚のペニスが気持ち良いという事だけだ。
長い長い獣の射精に心の底から幸福を感じながら、人の姿をした家畜は豚小屋の隅でふごぉと鳴いた」
部屋をノックする音が聞こえる。強姦魔が入ってくるのが分かっていながら、彼女は部屋を開けるしかなかった。
……というのを思いついたが上手く構成できない
169名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 17:49:49.72 ID:KC8/KnNd
帰宅したら返事きてた。
以下メールコピペ

-----------------------------------
ご連絡まことにありがとうございます。

こちらでは各素材の権利関係に関しては、確認することが出来ませんので、お手
数ですが、確認が行えるデータ等のご提供を頂ければと存じます。

なお、以前に同様のお問い合わせを頂き、販売を停止したところ、権利的に全く
問題が無かった事があり、サークル様に多大なご迷惑をお掛けしてしまったこと
がございますので、ある程度の確証を持った確認が取れ次第、それをもちまして
サークル様に確認のご連絡をさせていただきます。

お手数をお掛けいたしますが宜しくお願いいたします

-------------------------------------

よーするに「パクリの証拠出せ」だそうだ。
170名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 18:03:47.44 ID:UPvsoa2L
そりゃそうだ
文章の方は判別が難しいけど
絵の方ならパッと見でも分かりやすくていいんだけどな
171名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 18:48:52.27 ID:tFqKXwbD
トリップ付きの作者が出てこなきゃ無理っぽいな
172名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 18:50:24.50 ID:KC8/KnNd
>>170
保管所のURL明記と文書自体の提出でいいんかねぇ?
173名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 18:53:34.91 ID:h8nK6C23
DLsiteはランドセルとか黄色い通学帽とかには厳しいくせに、こういうのには甘いんだな
174名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 18:54:12.68 ID:+dY+2AKk
>>171

他人の作品を自分の作品と偽って売ってた事が問題なわけで。

>>172

イラストも有るとなおいいと思う。
175名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 19:24:38.61 ID:0cfO5JXt
>>110とか>>130あたりを参考に
他の作品もないかどうか検索かけてみるとか
176名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 19:57:09.51 ID:yYJ0vWBf
横からスマソ
このスレにこんなに人がいたんだって、ちょっとビックリw
177名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 20:30:59.61 ID:e5aS3weH
>>172
証拠としては、保管庫より掲載されてた当時のログの方がいいじゃないかな?
そうすると、ログ持ってる人にお願いってことになるけど…
178名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 20:55:40.32 ID:vIqCAraC
というかさあ、今のこのスレの雰囲気賑やかで一体感あっていいんだけどね。投下しづらいよな。
議論スレ立てるか?
盗作問題は此処だけの問題じゃないと思うから、盗作問題総合議論スレとか
179名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 20:56:28.90 ID:tFqKXwbD
それ「書き込んだのは自分です」って主張されたらウソでも証明できないでしょ
180名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 20:59:15.04 ID:NODp5PnH
tFqKXwbD 心配なんだね
181名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 21:04:35.50 ID:qOqnPPsS
同人板にこんなスレがあるんだが

【パクリ】男性向けトレパク作家検証スレ20【トレス】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1296375953/

同人板・男性向けトレパク検証画像BBS
http://i-bbs.sijex.net/323pakuri/15/

うさじるしの過去作品は検証スレ19で名前が出ていたようだ
http://read2ch.com/r/doujin/1252444932/

画像は消えているのでどんな感じだったかは不明

今回も元絵がある可能性は高いんだが、検証スレは検証が目的で
元絵知らね?と聞くところじゃないみたいだし
元絵探すなら半角二次元板か人の多い画像掲示板あたりで
情報募った方がいいかもしれない
182名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 21:30:52.60 ID:KC8/KnNd
一応、保管庫内のURL等をまとめてメールしてみたが週末だし返答はかかりそうだ
183名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 22:07:29.26 ID:+dY+2AKk
>>182

乙!
184名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 22:15:16.98 ID:U14KrKdW
>>182
乙です。
ちなみに保管庫のURLはトップページのURLだけ?
パクリ商品がどの作品をパクってるのかも明記してくれたのならなおいいんだけど。
185名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 22:22:32.71 ID:vuafU4N1
WEB ARCIVEでブログはキャッシュがあったけど、ピクシブはURLがわからん
http://web.archive.org/web/20080415193841/http://usajirusi.blog5.fc2.com/blog-category-1.html
186名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 22:31:28.36 ID:0MBn8Iho
187名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 23:10:27.15 ID:NdIrCYrG
とりあえずそろそろ別スレ立てるなりなんなりしてよそでやってくれ。
188名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 23:31:02.07 ID:kc3ReBhz
(・∀・)ニヤニヤ
189名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 00:43:35.36 ID:wc4iRY1K
ID:NdIrCYrG ドキドキだね
190名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 02:56:54.95 ID:/XEDoTGA
いやぁ、大変なことになったねw
近年稀に見る速度だなw
191名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 03:56:25.41 ID:TSOWHzV5
ああ、なんかスレ伸びてるなと思って見てみたら投下作品ほぼゼロでガッカリというか寂しいけど、なんかこの一体感?的な何かがすごい良いな、今までで一番皆が纏まってる気がする
自分も何かしたいけど、こういうとこ見てるってバレる可能性が怖いしな……、何か匿名の署名とか周りにばれにくい自分に出来ること無いかな……?
192名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 06:52:58.53 ID:AveELxw0
@某ふたば風TSFSS投稿サイトで同人だかの絵描きが画像の無断転用云々で殴りこみ
A当初はその投稿サイト限定で粘着嵐するが、徐々に他のTSF関係サイトでも散見される
B問題の投稿サイトのゴタゴタで一時期それらしい動きはなりをひそめる
C○さじるし名義のパクリ商品が販売開始される
D強制女性化スレで問題提起  ←今ここ

こういう流れっすかね?エライひとw
193名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 08:46:59.82 ID:QwhsaeEv
そういやそんな事もあったなwww
正直キャプション系やる人も、この流れで「著作物の無断転用」について省みてはみるべきかもね
自分の書いた物を転用されて悲しいってのは金云々の問題じゃないし
194名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 08:53:58.24 ID:pQaYQu9a
今回の件が落ち着いたら今後の為にも、
スレの冒頭になんか書いておきたいの。

それと結果が書いてあるだけでも馬鹿の抑止力にはなりそうだし。
195名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 10:45:05.85 ID:vwC6G9c3
>>194
バカには効果がないだろうなぁ
犯罪者は基本的に反省しない
出来るだけの知能があるなら、
やる前に結果を想像して思いとどまる
実際、犯罪や悪行が利得的に割に合わないのは、
ゲーム理論的にも明らかなのにな
196名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 11:34:58.64 ID:xvnjBZWX
>>192
@-Aは俺の認識と違うな。
その直前、前日か前々日くらいに画像掲示板で個人攻撃を理由にアク禁された荒らしがいただろ。
あの荒らしが腹いせに著作権ネタで管理人ブログを荒らしたんだろう。
そこらじゅうの掲示板にコピペやらなにやら貼り付けるのも、貼り付け先も、個人攻撃荒らしと一緒だったしな。
あれが本物の絵描きだったとは毛ほども思わん。
197名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 13:43:54.61 ID:IzmaU3rf
>>194
著作権は 難しいね

・無断商業活動だが、原作の売り上げを伸ばし、盛り上げるファン活動

こういう同人誌、ヤオイ、の活動は黙認されている事が多いけど
今回の場合は
・無料、善意で成り立つ大勢のファン活動を 個人が無許可で商売した。
この一点だろうね
198名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 18:37:16.53 ID:6fssMbK3
議論はもう別スレでやれ迷惑なんだよ
199名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 19:03:13.41 ID:RtblXi+M
>>198
論議スレ建ててきてクレクレ
スレさえあれば移動するのは吝かじゃ無い
200名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 20:10:19.97 ID:EvzwDTkp
うだうだ居座ってる連中の方が問題があるのに、なぜ用意してやらないとだめなのか。
実はこのスレをつぶしたいから便乗してる連中が多いのか?
201名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 20:26:10.26 ID:RtblXi+M
パクリ猿真似ですら恥ずべき行為であるにもかかわらず、さらにそれで対価を得ていたアホをどうするか?って話が、
なぜそんなの気に入らないのか理解に苦しむんだけど、是非説明して欲しい。

今は作品投下より対策を練ることに注力して、より良い環境を作る事を考えるべきじゃないか?
書き手が報われない状況では、良作の増加は難しいだろと思うよ。
202名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 20:32:35.03 ID:HPPeHXg4
元はと言えば盗作したうさじるしに問題がある
本人からすればこの話題は一刻も早く終わらせたいんだろうがね
203名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 20:36:17.08 ID:YR3kS5hK
>>201
それを許すかどうかと、スレをその話で埋めるかは別問題だな
マンガや小説がパクられたからといって、誌面をパクリバッシングで埋めても意味がない
それと戦う場は戦う場(通常は法廷)で行い、著作発表の場は発表の場として活用されないと
204名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:04:11.25 ID:mnZ1TxII
読みきり専門だけど、書き手としては現状発表する気にならない。
ちょっと嫌な流れになりそうなんで言明しておく事にします。
205名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:41:38.26 ID:JyvBHN2z
つうか、みんな忍法帖がリセットされたからスレ立てできる奴が少ないんじゃない?
206名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:42:04.41 ID:6fssMbK3
ああもう同じく言っとく
俺も議論厨が居座るみたいなんで投下する気失せた
しばらく別で潜伏するよ
207名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:49:43.25 ID:vwC6G9c3
>>206
トリもつけない名無しが言っても、
ただの便乗荒らしにしか見えないね
208名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:55:46.06 ID:Bd/ZHTjG
女装・女性化フォーラムの「速報」スレに問題の作品が紹介されていたので、とりあえずこっちのスレのアドレスを明記した上で盗作の可能性がある旨を書き込んでおいた。
http://em003.cside.jp/~s03219-1/bbs/?area=96098
209名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:11:17.90 ID:UCxSdgcI
>>208

乙!!!
210名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:25:24.40 ID:gjTG0HPW
投下する気って言うより
パクる気うせたんじゃねーの
211名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:33:54.44 ID:ACJeO7z1
投下されてる間にさんざん文句言ってた奴はエロ無しじゃ売れないから文句言ってた訳だな
リレー物とかゲームブック風とかも売れないからと
212名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:35:17.51 ID:mMKH6oLO
言われてみると辻褄の合う話ではあるなそれ
213名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:37:45.04 ID:v0U/gPDU
俺は読み専だけど、この問題はウヤムヤにしないで徹底的に解決するべきだと思うよ。
でないと、作文する人のモチベーション殺ぐと思うんだ。色んな考えの人がいるだろうけど。
214名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:38:05.53 ID:bedVimGk
なるほど。新作や続編だせねえから早くエロかけよ!って事だったのか
リレー式もゲームブック風も見てて面白かったんだが
215名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:44:47.65 ID:ozpQHt80
ゲームブック風好きだ
216名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 00:16:45.28 ID:f8teCegx
流れぶった切ってすまんが、
「女性家系の忍者集落から逃げてきたヒロインを、男性化させる為に追いかけてきたそのヒロインの姉が、司書をしている姉がいる主人公に誤って性転換の術をかけてしまう」
っていう物語を昔読んだ覚えがあるのだが誰か知ってる人いないか?
217名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 00:48:43.80 ID:kU3lvuFS
それよりさ「姉の許婚と結婚させられる羽目になった弟の話」ってなかったっけか?
218名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 02:32:01.48 ID:y9nMQkH+
ちょっと遅レスかもしれんが
TS性転換作品リスト集のところでも問題の作品が紹介されてたからBBSに書き込んでおいたわ
でもあそこの管理人ってBBS見てるのかな?
その前の書き込みが約1年前なんだがw
219名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 06:07:10.86 ID:nB8AMm8L
tp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1307201206355.png
tp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1307201272108.png
220名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 10:57:29.62 ID:JEjoPAfY
お前らがそんくらい執念燃やして研究してたら
女性化薬も女性化魔法もとっくに開発されてたんだぜ、きっと
221名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 12:54:27.98 ID:R25v4iSt
>>216
pixivでみすingで検索すると出るのであってるかな
222名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 14:49:31.25 ID:7voVH8Ya
ようやくまともな流れに。
223名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 15:39:06.37 ID:4ia2bxtr
>>221
ああそれだ
ありがとう!
224名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:05:29.49 ID:kU3lvuFS
エアリィさんは来ないの?エロ無しだから一連の騒ぎには関係なさそうに思うんだけど。
225名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:30:26.73 ID:mDARtXuz
じつは忍法超とかでだめとか?
226名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:40:30.36 ID:E04qXn/g
>>224
>>219見れば判るが使ってるのはエロ部分だけじゃない
あちこちから切った貼ったして作ってる
そしてブログやPixivは消しても
DLsiteでは過去作含めて販売続行中
名前変えてまたやる可能性も高い
UPしたいという人に止めろとは言わないけど
この状況で読み手がUP要求するのも酷な話だろう

>>225
Lv低いと投稿容量制限あるからねぇ…
忍法帖の件に興味ある人は自治スレ見るといいかも

エロパロ板自治スレッド11
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238791725/
227名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:48:46.00 ID:kU3lvuFS
そうなんか…エアリィさんはあの絶妙なバランスのお話が魅力だから、
切った貼ったした似ても似つかないものなんて関係ない気はしていたが。
作者さんのモチベーションが上がら状況ないならしばらく待つか。
228名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 02:20:55.23 ID:61wssKEA
脳内で女性化ネタが浮かんだが、この騒動を見て改めて考えると
いろんなところがパクリだった事に気づいて断念した俺ェ…。

「中がヌルヌルな水着」とかあからさまだったし…
229名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 03:02:13.03 ID:r/Chx5dj
なんかパクリ騒動以降、スレが残念な感じになってる。
なので、保管庫の「川口香織」を読みかえしている。
230名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 06:52:09.01 ID:o5O1wPtX
川口香織ってスレは大荒れだったじゃないか(笑)
231名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 07:47:22.38 ID:IlZZFRTE
>226
そうか、ありがとう。
スレのぞいてみる
232名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 08:01:44.02 ID:egDhy29+
ジャンルが狭いから
内容や設定が非常に似てしまうのは仕方が無いよ
内容も文章も全く同じパクリは論外だけど
アイデアは面白いのに、文章や演出が台詞で下手で損してる作品なんかを 
アレンジして面白く出来る自身があるなら
それは それで有意義だと思う
233名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 11:35:01.15 ID:4QqUWBhS
語弊を恐れずに言えば、パクっても良いんだよ。
パクリ元にリスペクトがあって、尚且つ、そのシチュを自分なりの言葉で表現出来るなら。
今回のうさ野郎の場合はパクリと言うより様々なパクリ元の文章の切り貼りコピペでしかなくて、
オマケにそのコピペを有料で販売したって部分が問題視されてるわけだ。
リスペクトの欠片もない行為なんだよ。だから本気で怒ってるんだよ。
234名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 12:24:51.71 ID:FrimTnXS
232の
>アイデアは面白いのに、文章や演出が台詞で下手で損してる作品なんかを 
>アレンジして面白く出来る自身があるなら
てのがまさにラレ元を萎えさせるんだけどな
235名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 12:50:19.35 ID:F/b3xjcV
他人の畑から野菜盗んで料理して振る舞うようなもんだよな
236名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 13:37:14.53 ID:zAHYtjx9
調理してないけどな
237名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 13:53:12.87 ID:Qwtwuj2u
またスレの流れが。
238名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 14:15:08.33 ID:HWMUxVYa
都合悪い流れか?
239名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 15:05:15.52 ID:YapsmU1i
何があったのかよく分からないんだが
240名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 15:30:59.64 ID:wgvP8V/F
だからと言って、ずっと議論するわけにもいかんだろう。
それこそスレに読者も作者もいなくなってこのスレなくなってしまう。
だから、何でもいい作品投下してくれー
せめて議論するにしても作品に関しての議論しようぜ。
241名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 20:27:11.57 ID:17322Uzh
いやこの問題にキッカシとケリつけないとダメでしょよ
現状じゃいつあのゴミにパクパクされちゃうか怖くて話落とせない
242名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 20:29:34.62 ID:XNnvXCR2
保管庫マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
243名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 20:51:13.85 ID:/+HHSSkV
>>229
ガセ乙
そんなの保管庫に入って無いぞ
244名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 20:59:26.42 ID:17322Uzh
>>243
え?


ああ、知らんのか
245名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 21:19:08.36 ID:QD3CoYjZ
>>232、233
まぁ、アレだ。「ロミオとジュリエット」翻案の「ウエストサイドストーリー」は許せても、
「ジャ●グル大帝」まんまの「ライオ●キング」は許せねーって言う感じ?
そもそもアイデアレベルでは、パクリ云々は不毛な気がするし。
余所様の野菜を盗んで調理して売るのはマズいが、
余所様のレシピを盗んで、自分ん家でも調理するのはアリかも、と。
このヘンの線引きは難しいですがね。
246名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 21:20:49.43 ID:M5dWx6cw
そりゃ、アイディアを真似るってのは問題ないよ。
言ってしまえば「性転換してエロいことになる」っていうシチュだって、
元を辿れば誰かが考えたネタなんだし。
例えば
「突如発令された法案である男子生徒が性転換させられて、クラスメイトから調教される」
みたいなネタは、パクリでなくても被ってしまうことは普通にあるだろうし、
だれかがやってたからやっちゃダメって法はない。
ただ、ほとんど同じで、それで金儲けってのは酷すぎる。

>他人の畑から野菜盗んで料理して振る舞うようなもんだよな
ってたとえが出たけど、
むしろ他所で万引きしてきた商品の包装だけ付け替えて売ってるようなものじゃない?
247名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 23:06:45.38 ID:4QqUWBhS
要するに、金儲けしてたって部分的が一番問題なんだよな。
248名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 23:30:55.91 ID:b96RlDbx
DLサイトから問題の商品消えてね?
249名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:22:52.39 ID:rUwGXYje
>>244
三つ目の保管庫で検索して見つけた。
なんでスレが荒れたのか理解不能だったが、
dat読み込んでスレを開いて大笑い。

なんだあのカオスな世界はw
今より余程レベルの高いSSが
バンバン投下されてた頃もあったんだね。
かなり羨ましいれす。
250名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:42:00.65 ID:QI8bKEGg
支援所の全盛期が3年前、ここの全盛期が6年前、少年少女文庫の全盛期が10年前って感じかなあ。
251名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:55:20.62 ID:iM660TK7
今時の馬鹿な学生の卒論じゃあるまいし、トレス絵とコピペの継ぎ接ぎを自作品として
値段つけて売っちゃう神経がアレすぎる
手塚とディズニーの話に例えたヤツいるけど、アキバでDVDに焼いたエロゲー売ってる
シナチクレベルの話だろコレ
252名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 06:58:59.93 ID:4C7rMNtm
ttp://moepic3.moe-ren.net/gazo/slum/files/slum65410.png
別作品も真っ黒だけど販売停止になったのは一つだけ
つまり本人が盗作を反省しての事ではない以上またやらかす可能性大
253名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 08:19:06.88 ID:YyRyJHEV
>>149みたいなクレームがあったからDLサイト側が削除したってだけだろうな
とくに「違反行為があったので削除しました」というような表示もないからDLサイトも、
真面目に問題視はしてないっぽいし
254名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 08:31:44.37 ID:YyRyJHEV
>>他人の畑から野菜盗んで料理して振る舞うようなもんだよな
野菜(アイディア)は盗んだものだが、料理(創作)して自分の作品にしている

>>「ジャ●グル大帝」まんまの「ライオ●キング」は許せねーって言う感じ?
コンセプトや登場キャラクターの配置は概ね同じだが、台詞やストーリーの細部は異なっている

>>うさじるし
キャラクターの名前以外ほぼ一字一句(登用元の誤字などまで)同じ、
複数の盗用作品同士で細部の設定を統一するようなカスタマイズすらされていない

大きな違いだ
255名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 13:18:54.44 ID:Pt/apLt8
>>252
あまりにも速攻で逃げ出したあたりから言っても、名前変えて再犯くらいは
平気でやりそうな気がしてしまうよな
256名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 14:02:33.27 ID:j5FOP+JQ
単にほとぼりが冷めるの待ってるんだと思うよ。
DLサイトのほうもコピペ野郎も。
257名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 15:27:14.94 ID:qfY1ZXRr
つまり、DLサイトの新規登録サークルの作品には要注意ってこったな。
もしくはサークル登録は消えてないからそのまま出してくるかも。

これからは情報待って買うとするかな。
258名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 17:45:28.52 ID:jWDctWTz
>>257
そこまで過剰防衛せんでも、

・サンプルと体験版に目を通し、サークルプロフィールを確認。

これだけで作品がクソかどうかは大抵判別がつく。
短期間で作品連発してるサークルも避けた方がいいな。佐野マン使用とか。

要はTSだからって無条件で飛びつかなきゃいいだけのことよ。
259名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 17:59:57.57 ID:y7H4gqyO
別に過剰防衛とは思えんが
257が過剰防衛なら、あんたのも充分過剰防衛
260名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 18:07:55.48 ID:jWDctWTz
>>259

・新規サークルは全部疑ってかかる。他の購入者の情報待ち>>257
・買う前にサンプル確認すれば?>>258

これがどっちも過剰防衛に見えるってどういうこと
261147:2011/06/07(火) 18:15:22.84 ID:Ax9qBnmO
あれから、TS系残り2作品についてもメールした。
その返信(担当者とかの部分は削除してる)
---------------------------------------------------
>ご対応ありがとうございます。
>ご連絡した強制女性化小説ない?スレッドに、○さじるし氏の別の2作品についても同
>様の指摘がありました。
>RJ059632 まごころを○に
>RJ050907 それでもあなたに○している。
>この2件も購入しているのですが、こちらも今回の件と同様に調査対応お願いします。

ご連絡まことにありがとうございます。

他作品に関しましては、昨夜当該サークル様から販売終了の申請があったため、
販売を終了させていただきました。
---------------------------------------------------

このサークル名としての活動から完全に手を引いたようだ…。
262名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 18:24:19.11 ID:j5FOP+JQ
次は購入した人間の返金要求に応じるかどうかだな。
拒否した場合は当人に請求するから個人情報の開示請求だろ。
最近は色々ネット規制的な部分で裁判所が常識的な判断してるんで
かなり期待できる結果になりそうな予感だw
263名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 18:37:23.82 ID:u9qadb/0
>>262
返金と慰謝料と訴訟費用足しても少額訴訟の範疇だから、
結構気楽にいけるよね
訴訟に必要だからという理由で、
情報開示請求すればいい
264名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 18:53:42.28 ID:j5FOP+JQ
そうそう。小額訴訟ってところがポイント。
もっと大事になっていたら返ってやりにくかったかもw
当事者が必死に火消ししてくれた事も助かるね。
スレが完全に炎上するような大騒ぎになっていたら
かえってまずかったって話だわな。
265名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 19:02:40.51 ID:VDpfZdL/
だな。出頭拒否ならこちら勝ち確ってのも非常に宜しいし、出頭してもこれまた地獄って訳だ。
266名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 20:35:16.87 ID:2Jl09GjL
裁判沙汰は厳しいですね〜
私達の先輩方も似たような経験をされています

といのは
まだビデオもない時代、大昔のエロ本は通販コーナがあって
変な道具や怪しい漢方と共に、『私の恥ずかしい写真』という 商品がありました。
今じゃネットをググれば アヘ顔でバイブ突っ込んでる写真なんて死ぬほど出てきますが
エロに乏しい時代ですから、こんな商品でも売れるわけですね
んで実際を買ったら、おばあさんが鼻クソをほじくっている写真が送られてきて 二度ビックリ
もちろん 裁判沙汰なんて恥の上塗り行為
出来る訳在りません
ヒドイ商売があったものです
267名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 20:40:11.72 ID:VDpfZdL/
>>266

それって少なくともン十年前のはなs・・・・・・ゲフンゲフン

今では、笑い話で済みますが、当時の心中お察しします。
268名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 00:53:02.68 ID:fVStU1uu
むかし支援所で好みドストライクな設定で始まった作品が
途中で投げ出されて終わってしまった時、
誰でも良いから続きを書いてほしいと思ったな
269名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 01:43:59.32 ID:IKeF0O44
そろそろ終わったかな?
270名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 03:52:06.20 ID:r5u1gv0p
まぁ、ここに限らず管理者不在のSS投稿所は終了でしょ
SSマダー?チンチンするのはかまわんけど、投稿するとこういうリスクがありますって
前例が出来ちゃった以上、好き好んで自作品で他人に金儲けさせるマゾい書き手は
普通に考えるといないわけだろうし
善意の同好の士の間ではぐくんできた読み手と書き手の関係が大きく崩れた以上、
この形式で作品提供していくなら少なくとも専属の管理者がいる場でないとまた同じ事が
起こるわなぁ
はっきり言ってしまえば、このスレだけの問題じゃなくてエロパロ板、したらば創作系全般に
関係ある問題だわなこれ
271名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 09:36:26.26 ID:sGMEMQV3
とにかく話題変えて「投下しろー!」と叫ぶ奴が一人でもいる限り、
それは書き手にとっちゃ逆効果でしかないんだって、なんでわかんねーかなぁ。

きっちり白黒付くまで嫌なんだよ。書くのが。
普段の生活中にもあれこれ文章考えたりしてんだぜ?
なんでそこまでして紡いだもんを他人の金儲けで提供しなきゃならんのよ。

例の当事者かそれとも自己的善意の第三者か知らないけど、
雰囲気かえたけりゃ自分でせっせと書いて投下すれば良いよ。
白黒付くまで俺は他所の常駐スレに移動して眺めてるから。
272名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 10:41:53.29 ID:xNFofWnB
>>271
はいはいおつかれちゃん
273名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 11:04:20.53 ID:C9qF6T3L
おつかれさまでした。
274名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 16:06:20.72 ID:CybaSLSl
うさじるしって、支援所で暴れていたアイツじゃね?

作者粘着で板を荒らして、管理犬にアク禁されたら
逆恨みして、絵描きを馬鹿にするな、支援所は著作権違反だと言って荒らし回り
その後、支援所のSSを盗作してブログにした上に、他のTSサイトに
それを宣伝してまわって、ひたすら支援所に粘着して暴れ続けたマジキチ

結局2chで、SS盗作は著作権違反だと書かれて叩かれ
マジで訴えられそうになったら、速攻でブログ消して逃げた真性

SS盗作も、2chに書かれたら速攻でブログ消してとんずらする所も
やってる事一緒じゃんw
275名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 16:13:57.22 ID:nnG+wqqD
それ言い出したら、犬が早々にアク禁したキチガイを今の管理人うさぎが
放置してるのだって十二分に黒い話なんだし、どっちみち妄想なんだからほっとけ

ってかむこうでやれハゲ
276名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 16:40:42.14 ID:CybaSLSl
>>275
SS盗作して、それを自分が書いたものとして宣伝したり
管理犬にアク禁されて逆ギレしたり
2chで裁判をチラつかされたら、ブログ消してとんずらの辺りは
妄想じゃなく「事実」だろ、今でも各サイトに当時のログが残ってるぞw

どのみち、SS盗作して売って、それがバレ無いと思うようなマジキチは
滅多に居ない
10年近くこのスレが続いてるのに、盗作した奴は1人だけってのが良い証拠
そもそもTSなんてのは、かなり特殊な奴しか嵌らないしな

賭けても良い、盗作する奴は同じ奴だよ
放置すれば、また数年後に盗作騒ぎを起こすんじゃね
277名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 16:50:04.09 ID:nnG+wqqD
事実関係が証拠証明できん以上、近似した二つの事象の元が同じ人物とか
滅多に言わないほうがええぞ
第三者(んなもんいるのかは疑問だがw)が見てるスレでそこまで恣意的な
発言を強固に突き通すのは正直感心しない
まぁ、おまいさんの中の真実はそれなんだろうが、内容的に支援所ネタの比率が
ほとんどだからあっちでやりなはれ
278名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 16:55:56.39 ID:CybaSLSl
第三者は居ないだろw
このスレ自体そういう特殊嗜好のマイナーな奴等の集まりだしな
恣意的かも知れんが、可能性がかなり高い推察だよ

ついでに支援所比率が高かろうが、うさじるしの盗作SSは
このスレの過去ログから盗作されたものだ
作者がブログ消してとんずらしてる事から見ても、確実に黒
真っ黒で、さらに作者はこのスレに常駐している

このスレの問題じゃなくて、何だと言うんだw
現に盗作騒ぎ以降、SS書く奴いねーじゃん
279名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 17:04:31.04 ID:ObCsL2Or
問題すりかわってんぞ
支援所の馬鹿=うさじるしが証拠証明できない以上、二つの事象は別個のものとして扱うべき
支援所の馬鹿の愚痴はあっちで、うさじるしの愚痴はこっちでって話したつもりなんだが
まぁ、おまいさんが分けたくないならいいわ
他人に強制するのは女性化だけで十分だしな
280名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 17:22:32.79 ID:CybaSLSl
分かった分かった、文句が有るならまず女性化してから来い
それなら、幾らでも言い分を聞くよw

つーか、こちらの推察はともかくとして
支援所のマジキチと別個だろうが、同一犯だろうが
うさじるしが、SS盗作犯でこのスレに取って害なのは間違いない事だよな?

それにSS盗作した本人はここ見てるんだから
(ブログが消えたタイミングから見ても、ここの住人だよな)
無理に火消ししてる奴や、盗られる方が悪い等の
SS盗作犯側的な主観や考え方で、レスをつける奴が居たら
そいつを水遁するのに手伝って欲しいな

自分は毎日常駐出来ないんで、常駐できるなら頼むよ
281名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 17:35:23.13 ID:52VBPpvQ
現状では作品を盗作された作家が訴えない限り「盗作」で盗作野郎を裁くことはできないんだよな?

話はそれるけど、以前Amazonのマケプレで買ったDVDがコピー品で、売り手とも連絡が取れなくなったことがあった。
で、Amazonにクレーム入れて、Amazonから返金してもらった。
興味があったんで「Amazonはその後どうするのか?」
を尋ねたら、コピーDVDを売ったヤツを追いつめて弁済させたり、法的に裁いたりするんだとか。

今回の話もDLサイトからきっちり返金させれば、今度はDLサイトと盗作野郎の間での問題になって
DLサイトが盗作野郎を追いつめてくれるんじゃないかな?
282名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 17:46:12.95 ID:CybaSLSl
マジか!? アマゾン見直した
DLサイトと話しつけてくるよ、有難う!!

これで安心して、このスレにもSS投下出来るね
283名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 19:23:26.53 ID:lfNMUI8+
>>282
見直したってw
営利企業としては至極当たり前の対応だろうよ
以外と悪い評判ってのは、無視できないもんだ
284名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 19:30:39.24 ID:gj723uPd
で>276よ。
賭の対象はやはり女性化か?

勝利なら妙齢の美女。
負けなら初潮前の美幼女

どっちだ!
285名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 19:31:10.27 ID:52VBPpvQ
>マジか!? アマゾン見直した
まぁ、手短に書くとあんな感じだけど、アマゾンからの返金に到るまでには、
ある意味アマゾンらしいめんどくさい手続きがいろいろ続いたりしたわけだけどw
286名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 23:58:36.48 ID:fVStU1uu
>>284
美幼女は美女になれる可能性があるけど
美女は美幼女にはなれんぞ

・・・・とは言いつつハーマイオニーや北の国からの蛍、ナタリーポートマンを見るにつけ
美幼女や美少女がその美しさを維持したまま大人になるのは相当難しいんだとは思うが
287魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 01:42:01.22 ID:9fF/MQWk
こんばんは
プライベートが忙しくてなかなか筆が進みませんでした。
久しぶりに覗いたらエラいことになってますね…

多分明日の夜には十九話投下できますが…
この問題が収束してから投下したほうが良いですかね?
288名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 04:13:45.89 ID:p1klhWHA
>>287
あんたが投下したいならすればいいし、したくないならしなければいい。
といいつつ待っていたり待っていなかったり。
289名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 05:47:59.67 ID:9c1e22xT
>>287
作者さんのキャラ的に、普段通りに投下してくれると思って待ってた。
他にも楽しみにしてる人はきっといるよ。投下希望です。
290魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 08:51:46.49 ID:01m4FDwI
わかりました。
なにもなければ今夜投下しますね。
何かスレの雰囲気が作品投下してる場合じゃないだろう書き手は空気読めよ的な感じだったのでw
しかしせっかくレベル上げた忍法帖もリセットされてしまったので、今回のレス数はとても多くなってしまうでしょう。多分30くらいw
291名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 10:11:23.44 ID:r/s5RZBT
お待ちしております!
292名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 11:02:40.44 ID:thRF5RQr
>作者さんのキャラ的に

誉めているのか貶しているのか微妙だな
293魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:11:00.09 ID:p5/6WGAe
こんばんわ
エアリィさんですよ。

これから第十九話投下しますが、先に言った通り忍法帖リセットされてしまったので、
1レスが短いうえに投下間隔が120秒と全部投下しきるまで長時間かかります。
あらかじめご了承ください。
予告通り30レスくらいになると思うので、1時間以上かかると思います。
また、あまりにも長時間のためもしかしたら途中で別件で中断してしまうかもしれません。
なにとぞご了承ください。

なお、以下の注意書きを読み、苦手な人、スルーしたい人はNG等の措置をお願いします。

※注意!
・エロくないです。(ただしほんのちょっぴりエロっぽい発言あります。)
・少しTS表現あります。
・戦闘描写多めです。
・台本形式です。
・30レスほどあります。

では、本編スタートです。
294魔法少女キューティエアリィ−1 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:14:12.07 ID:p5/6WGAe
サダルスウド「アクエリィ!右と上から同時に来てるぞ!」
アクエリィ「気づいているわ!スウドは私が出す魔法のタイムラグをなくすようにして頂戴!」

アクエリィはサダルスウドに文句を言いながらもニ方向から来る攻撃に対し、
シールドを展開し、攻撃を反射すると同時に二体の無獣に攻撃を叩き込む。

エアリィ「ううっ!こいつドンだけ硬いのぉぉ!!?私の矢が弾かれる!!!」

アーシィ「エアリィはもう一方のヤツを集中して攻撃して!
硬いヤツはあたしとアクエリィでやるから!!」

エアリィ「わかってるけどぉ!こいつ硬い上にスピードも結構あるんだよ!!
うきゃっ!!!気を抜いていると私でも追いつかれちゃう!!」

もう一方の無獣へとターゲットを変えようとするが、
エアリィに追いついてしまうほどのスピードでそれを阻まれてしまう。
そして反撃しても高い防御力で有効なダメージを与えられない。

アクエリィ「エアリィに追いつけるなんて・・・さすがにそれは速いですわね。」
弱音を吐いているのだろうか。
いや、違った。彼女の顔はまだ自信に満ち溢れていた。
元来自信家であるアクエリィは簡単に心は折れない。
295魔法少女キューティエアリィ−2 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:16:43.16 ID:p5/6WGAe
アクエリィ「でも・・・攻撃力は大した事ないみたいですし・・・こんなことをされたら・・・どうかしら?」
不敵な笑みを浮かべながらアクエリィはアクエリィフュエをヒュンヒュンと回転させた。
アクエリィ「アクエリィリフレクシオン!」
シールド展開。

しかしそれは自分の周囲ではなく無獣を取り囲むように展開された。
高速で移動していた無獣は突然現れたシールドに阻まれ、動けなくなってしまった。

アクエリィ「ほら、今のうちに向こうへ行きなさい。」
エアリィ「う、うん!ありがとう!」

エウロパ「ふーん・・・スピードを封じたのはいいけれど、
このままじゃそちらからの攻撃ができないんじゃなくって?」

アクエリィ「ぷっ・・・うふふふ。」
エウロパ「な、なにがおかしいの!?」

アクエリィ「あら、ごめんなさい。私としたことがはしたなかったわね。
あなた、私たちと何度も戦っているのにこんなことも想像できないなんてね。」
アクエリィは無獣を取り囲んでいるリフレクシオンごとフュエで叩く。

エウロパ「なっ!?そんなことしても反射・・・されない!?」
そう、反射されなかった。
リフレクシオンは通常攻撃であればほとんどの攻撃は反射してしまう。
ところがフュエはリフレクシオンのシールドをいとも簡単にすり抜け、無獣に当たる。
296魔法少女キューティエアリィ−3 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:20:22.41 ID:p5/6WGAe
アクエリィ「当然でしょ?私がリフレクシオンの中から攻撃してたの忘れたのかしら?
私のフュエとリフレクシオンは同じもの・・・唯一リフレクシオンを難なく通すことができる。」

エウロパ「くっ!こんなシールド!内側から壊してくれる!」
エウロパの声に従い、無獣はシールドの内側から攻撃を加える。
ところが、無獣の攻撃は全て自分に返ってくる。
アクエリィはその様子をとても嬉しそうに眺めていた。

エウロパ「!?・・・そうか!そういうことね!」

アクエリィ「そうよ、フュエ以外は通さず反射するの。
だからこいつは手も足も出ないというわけ。そして私の攻撃であれば外からも通り抜けられるわ。」
鞭をヒュンと回転させると、アクエリィの目の前に無数の氷の針ができる。
パキパキパキキキ・・・
アクエリィ「アクエリィエギュイーユ!」
パキパキパキィィン
アクエリィ「ピケ」
無数の氷の針はリフレクシオンのシールドをスルッと通り抜け、無獣に突き刺さる。

グルルルル!アクエリィの攻撃で怯んだものの、さすがに防御力が高くダメージは少ないようだ。

アクエリィ「そうね・・・私の攻撃力じゃムリよね。」
アクエリィはリフレクシオンを解いた。
297魔法少女キューティエアリィ−4 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:22:58.87 ID:p5/6WGAe
エウロパ「ふっふはははっ。偉そうなことを言ってるけどあなたの攻撃力じゃぁこのコは倒せないわよね。」
無獣は自分を邪魔するものがなくなると再び超高速でアクエリィへ向かってくる。

一方エアリィは・・・

エアリィ「お待たせ!フレアー!」
フレアー「エアリィ!待ってた!こいつ防御は軟いんだけど、
飛び道具使ってくるんだ!なかなか近づけないんだ!!」

フレアーはミサイルやビームをフレアーサイズで弾き飛ばしながら走り回っている。
無獣に近づくと機雷に加え四方からのミサイルや触手の攻撃により近づくことができなかった。
しかも、その攻撃一つ一つフレアーは耐えることができていたが、攻撃力が高くフレアーの歩みを阻んでいた。

エアリィ「わかった!私は遠くから無獣を狙撃すればいいのね!」

フレアー「いや、違う!アタシはこのままこいつに突っ込むから、
アタシを狙う全ての攻撃を撃ち落して!」

エアリィ「え!?で、でも!」
フレアーの意外な提案に素っ頓狂な声を上げてしまう。
いくらエアリィの速度が速くても全ての攻撃を撃ち落すのは難しいと考えていたのだ。

フレアー「いや、すまん。全部って言うのは言い過ぎた。アタシの進行方向だけでいい。」
右や左、そして上からの攻撃は防がなくてもいいというのだ。
298魔法少女キューティエアリィ−5 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:25:27.96 ID:p5/6WGAe
エアリィ「わ、わかった。」
フレアーは今も攻撃を受け流しながらエアリィへ拳を上げて応えた。
エアリィ「・・・フレアーの進むほうか・・・それにしてもすごい攻撃・・・大丈夫かな・・・」

エアリィ「いくよっ!!エアリィシュート!!」
エアリィはフレアーに雨のように降り注ぐ無獣の攻撃に活路を開く。
無獣のすさまじい攻撃に2m先も見えない程であったが、
まるで雲の隙間から太陽の光が差し込むようにフレアーの前に道が出来上がる。

フレアー「ぐっ・・・そうだ・・・これで・・・前に進める!
前にさえ進めれば!こんなヤツ!」
フレアーは一歩、また一歩と歩みを進める。
しかし、フレアーへの攻撃がないのは前方だけ、そのほかは当たるがままであった。

エアリィ「そんな・・・いくらフレアーが頑丈だからってこんなの・・・」
少しでもフレアーへの攻撃を和らげようと前方以外にも攻撃を撃ち落そうとすると、
すぐにフレアーの前方が弾幕で塞がれてしまう。
そのため、エアリィはフレアーの前方に攻撃を集中させるしかなかった。

フレアー「もう少し!もう少しだ!!ふふっカクゴしておけよ!!」
フレアーはゆっくり、ゆっくりと無獣へ近づいていった。
そのフレアーの背中、頭、腕、足は傷だらけであった。
299魔法少女キューティエアリィ−6 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:27:31.09 ID:p5/6WGAe
もはやそのほかの攻撃を防ごうともしていない。
フレアーの気迫に圧倒しているはずの無獣は後退る。
フレアー「ふふふ・・・どうした!なぜ後ろに下がるんだ!
アタシをもっと攻撃してみろよ!ほらぁ!」
無獣は後退りながらも攻撃の手を激化させる。

フレアー「そうだ!ふふふ。ほら、もう届くぞ!今度はアタシがやるけどいいよなぁ!」
拳をぎゅっと握り締め、フレアーはゆっくりと振りかぶる。
そしてそのまま無獣を殴る!
ドォォォォン!!!
響き渡る打撃音。

そのあまりの衝撃に無獣の攻撃がぴたりと止んだ。

次にフレアーは左足で踏み込み腰を旋回させて右足で蹴り込む!
足が無獣に叩き込まれると波紋のように無獣の体が波打ち、衝撃が体の隅々にまで行き渡る。
そしてそのまま体ごと弾けとんだ。

ズドン!!!!
一瞬遅れて鈍い音が響く。

無獣は新たな攻撃を出せなかった。このニ撃だけで満身創痍のようだ。
300魔法少女キューティエアリィ−7 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:29:33.01 ID:p5/6WGAe
そして・・・アクエリィ達は・・・

超高速でアクエリィに向かってくる無獣。しかしアクエリィの表情は全く冷静さを失っていない。
むしろ少し笑みを浮かべている。
そして無獣の攻撃がアクエリィに当たる。

アーシィ「アーシィストライクゥゥ!!」
アクエリィの目の前に突如としてアーシィが立ち塞がる。
そして向かってくる無獣に対してフルスイングでハンマーを叩きつける!
いわゆるカウンター攻撃である、当たった無獣はたまったものではない。
そしてアーシィの攻撃は防御層を壊す力がある。
分厚い無獣の装甲はアーシィの攻撃一発で剥がれ落ちる。

そしてすかさずリフレクシオンを無獣周辺に展開、再び無獣を封じ込める。
アーシィに叩かれた無獣は激昂してリフレクシオンの内側で暴れていた。

アクエリィ「ふふふ、ね?どうかしら。こんな風に戦えばスマートでしょう。」

アーシィ「わかった!?それぞれの特性を生かせばどんなタイプの敵でも訳ないのよ!」

エウロパ「このっ!!無駄な攻撃やめなさい!!」
焦るエウロパ。暴れている無獣を諌め、機会を得るために行動を停止させた。
301魔法少女キューティエアリィ−8 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:31:35.06 ID:p5/6WGAe
アクエリィ「あら?いいのかしらそのままで。ふふふ。
この魔法はとっても便利で、こういうこともできるのよ。」

リフレクシオンは少しずつ展開されている範囲を狭めていった。

アクエリィ「アクエリィプリュイ!どうかしら?逃げ場もなくジワジワと溶かされる気分は。」
リフレクシオンの内側で酸の雨が降る。アーシィがつけた装甲のひびに強酸が染み込む。
そして体が溶かされながら、リフレクシオンの内壁に装甲が薄くなった無獣の体がぶつかる。
アクエリィの攻撃以外ほぼ全てを反射するシールド、触れたところから爆ぜる。

一度の爆発を合図のようにして連鎖的に無獣の体のあちこちが爆ぜていく。
ふらふらになればなるほどシールドにぶつかり爆発していく。

アクエリィ「うふふふ・・・いい音ね・・・」

アーシィ「・・・アクエリィ、ちょっと目がうっとりしてて怖い・・・」

アクエリィ「アーシィ!次行くわよ!」

アクエリィはリフレクシオンを再び解く。

すると無獣はそのまま倒れこむ。
しかし地面に倒れる直前、アーシィの攻撃。

アーシィ「そんな簡単に寝かせないからね!アーシィビィトォォ!!」
倒れこもうとする無獣にタタタンと連撃。
衝撃で反対側に倒れる。
302魔法少女キューティエアリィ−9 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:33:38.17 ID:p5/6WGAe
アーシィは素早く反対側に回り込み、再び打撃を加える。
無獣は恨めしいというように大きく咆哮。
しかし、その声ももはや負け犬の遠吠えでしかない。
もはやその無獣はなす術なくやられるばかりであった。

アーシィ「アーシィストライク!!!」

アクエリィ「そろそろね・・・スウド!」
サダルスウド「OK!」
サダルスウド「ホールド!座標x192y2287z28無獣を固定化!」

アーシィ「アルも行くわよ!」
アルデバラン「わかった!!」
アルデバラン「ホールド!座標x192y2287z28無獣を固定化!」

アーシィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・グランタウラス!」
アーシィの持つアーシィハンマーが光を帯びて形状を変える。

アクエリィ「アン レポンセ ア モナペル、フォルメズ ユヌ イマージュ・・・
(我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・)オンディーヌヴェルソウ!」
アクエリィが叫ぶと手にしているアクエリィフュエが光りながら形状を変える。
303魔法少女キューティエアリィ−10 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:35:40.10 ID:p5/6WGAe
エアリィ「フレアー!!もうやめて!やめてよ!死んじゃうよ!!」
エアリィの言うとおり、いくら頑丈だと言っても今のフレアーの姿は瀕死の状態なのではないかというほどボロボロな姿をしていた。
エアリィでなくてもその姿は直視できなかったであろう。
しかし、その姿とは裏腹にフレアーからは鬼気迫るほどの気迫とプレッシャーを感じていた。

フレアー「あと一撃!あと一撃だ!それまで・・・ぐふっ・・・持ってくれよアタシの・・・がはっ・・・体!」
フレアーはフラフラになりながらも武器を持つ手に力を込めた。
フレアーの今の姿であれば、武器をもつことすら不可能ではないかと思われるほどなのにその掌は力が溢れてくるようだった。

フレアー「これで・・・終わりに・・・してくれよ・・・もう・・・アタシも限界・・・が・・・近いんだ・・・」
ズッッドォォォォォンッ!!
フレアーサイズが弓なりにしなりながら無獣に叩き付けられる。
叩き付けた勢いそのままでフレアーはバタリと倒れてしまった。
まだ無獣は立っている。そして無獣の咆哮。我の勝利だといわんばかり。
しかしその直後、無獣は急によろよろとふらつき、そのまま倒れた。動かない・・・
304魔法少女キューティエアリィ−11 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:37:41.97 ID:p5/6WGAe
フレアー「へ・・・へへへ・・・やった・・・アタシの勝ちだよな。エアリィ!あとは頼ん・・・だ。」
一度フレアーは立ち上がり、エアリィにとどめを頼むと再び倒れてしまった。
どうやらそのまま気絶してしまったようだ。
後を任せたエアリィを信頼しているのだろう、その顔は安らかであった。

エアリィ「わかった!!ありがとう・・・フレアー・・・いくよ!スピカ!!」
スピカ「いいわよ!」
スピカ「ホールド!座標x182y2274z13無獣を固定化!」

エアリィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・ウィンドヴァーゴ!」
エアリィの持つエアリィボウが光を帯びて形状を変える。

エアリィ「私の生活を邪魔するやつは許さない!エアリィシューティングスター!!!!」

アーシィ「アーシィクェイク!!!」

アクエリィ「アクエリィ!アルカンシエル!!!」

そして・・・
二か所でほぼ同時に無獣の断末魔が聞こえた。
こうして二体同時に現れた無獣を倒すことができた。
305魔法少女キューティエアリィ−12 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:39:47.79 ID:p5/6WGAe
一方エウロパは・・・
エウロパ「・・・別タイプの無獣であればと思ったのですが・・・
まだ・・・私の考えは甘かったようですわね・・・」

スピカ「エウロパ!!いや・・・レグルス!もう逃がさないわよ!!」
エウロパ「・・・あなた・・・一体何を?・・・レグルス・・・ぐっ・・・ぐぁぁぁぁぁぁっ!やめろっ!」
逃げようとするエウロパの目の前にスピカが立ち塞がる。
エウロパはレグルスの名前を聞くと突然苦しみだしてしまった。

そしてスピカの言葉にエアリィたちは驚きを隠せない。

エアリィ「スピカ・・・?何を言ってるの?」

スピカ「驚かせちゃってごめんなさいね。
少し前から確信はなかったんだけど、レグルスはエウロパじゃないかって思ってたのよ。」

スピカ「でも、今回で確信に変わった。
エウロパの魔力を反転させるとフレアーの魔力にぴったり一致した。」

スピカ「そして・・・魔力を反転させている媒体は・・・これよ!!」
306魔法少女キューティエアリィ−13 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:41:49.75 ID:p5/6WGAe
スピカはエウロパの首に巻きついているチョーカーを引きちぎろうとする。
しかし・・・エウロパの体が赤黒く光ったと思うと、スピカを弾き飛ばしてしまった。
スピカ「きゃぁぁぁぁぁ!!」
エアリィ「スピカ!!」

アルデバラン「スピカ!逃げろ!!」

エウロパ「う・・・うぁぁぁぁぁ!!!やめろ!やめなさい!やめなさい!!!ううううう・・・
私に対するこの仕打ち!覚えてなさい!!」
エウロパはチョーカーをかばうように首に手を当て、叫びながらもその場から消え去ってしまった。

スピカ「ううう・・・こんな衝撃を受けるなんて・・・きっとイオはこうされることを想定してたのね・・・」

サダルスウド「無理するな!あの衝撃は下手したら死んでいたぞ!」

スピカ「ごめんなさい・・・でも確信したわ。レグルスは寝返ったんじゃない。
洗脳されているのよ。あのチョーカーが鍵ね。」

アーシィ「・・・イオね・・・」

スピカ「ええ、もう少しでチョーカーを千切ることができそうだったんだけど・・・少しだけしか傷つけられなかった。」
307魔法少女キューティエアリィ−14 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:43:51.96 ID:p5/6WGAe
エアリィ「それよりも・・フレアーだよ・・・こんなボロボロになっちゃって。」
フレアーはエアリィに抱きかかえられていた。
あちこちが傷だらけであったがどれも致命傷ではない。命に別状はないようだ。
息を持つかせぬ攻撃を受け、これだけの傷で済んだのは奇跡か。
いや違う。直撃を受け続けてもこれだけで済んでいるのはフレアーのタフさによるものだろう。
奇跡などという曖昧なものでは決してない。

フレアーから灯莉へ戻ると今まで傷ついていた体はほぼ傷は消えてしまったが、
大樹の腕の中で未だ気を失っていた。

明日美「魔法さえ使えるようになればここまでボロボロにならずに済むのにね・・・」

萌波「でも、エウロパがレグルスだと分かったのだから、あと一歩ってところじゃないかしら。」

大樹「そうだな。もう灯莉にこんなつらい戦いはさせたくない。
いくら防御力が桁違いだと言っても女の子にこんなつらいことさせるのは男として心苦しい。」
大樹は悲痛な面持ちで灯莉を見下ろす。

大樹「俺がもっとしっかりしていたらこんなつらいことさせないんだが・・・」
308魔法少女キューティエアリィ−15 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:45:55.95 ID:p5/6WGAe
明日美「しょうがないよ、大樹も戦っているときは魔法少女で私たちと同じなんだから。
とはいっても早急にレグルスを取り戻さなきゃね・・・」

灯莉「う・・・ああ・・・」
どうやら灯莉の意識が戻ったようだ。少し声を上げると、ゆっくりと目を開けた。
灯莉「ああ・・・みなさん・・・よかった・・・無獣をやっつけられたのですね。」

大樹「ああ、灯莉のおかげでな。ありがとう。
そして・・・ごめんな・・・こんな戦い方させて。」

灯莉「いいえ、いいんですよ・・・魔法が使えない私ができることはこれくらいですから・・・
って・・・私・・・あれ?・・・ご、ごめんなさい!!!」
自分が大樹の腕に抱かれていることに今更ながら気が付き、
顔を真っ赤にしながら飛び退いた。

大樹「あ、ああ。こっちこそごめんな。
男に戻ったのにそのまま抱きかかえちゃって。」

萌波「はぁ・・・あなたは変態だから、わざとじゃないの?
まったくいやらしいんだから・・・あなたの奥様に言ってしまおうかしら。」

明日美「あはは、それいいかもね。あなたの旦那さんは浮気してますよーって。」
309魔法少女キューティエアリィ−16 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:47:59.25 ID:p5/6WGAe
灯莉「!そ、そんな・・・・浮気だなんて・・・私・・・困ります。
あの、大樹さん?私、大樹さんのことこれっぽっちもそういう感情持っていないですし、
男の人として考えたことないですから!その!だから全然そんな事無いです!安心してください!」
灯莉は男に対して傷つくようなことをサラリと言ってのけた。

大樹「あはは・・・灯莉ちゃん・・・わかったから・・・そこまで言わなくても・・・
ううう・・・なんかとってもへこむなぁ。そもそもお前らがそんなこと言うから・・・」
大樹は明日美と萌波を睨みつつ恨み節を口にした。

スピカ「はいはい、コントはそれくらいにして。今後のことを話すわよ。」

スピカは大きな声で彼女たちの話を遮る。

スピカ「灯莉、落ち着いて聞いてね。みんなはもう知っているんだけど、
実はさっきレグルスを見つけたの。」
灯莉ははっとした表情でスピカを見つめる。
そしてスピカは少し悩んで首を横に振る。

スピカ「いいえちょっと違うわね・・・レグルスだと確信できる対象を見つけたの。」

灯莉「ほ、本当ですか?スピカさん!それでレグルスはどこに!?」

大樹「スピカ!いいのか?」
大樹は心痛な面持ちでスピカを見つめる。
それに対してスピカは真剣な眼差しで大樹に無言の返事をする。
310魔法少女キューティエアリィ−17 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:50:04.50 ID:p5/6WGAe
明日美「大樹、いずれ知らなきゃならないんだから・・・
それに事は急を要するのよ・・・早いに越したことはないわ。」
大樹「そうだな・・・スピカ、すまなかった。続けてくれ。」

スピカ「灯莉、エウロパっているでしょ?その・・・エウロパがレグルスなの。」

灯莉「そんな!・・・レグルスが裏切ったってことですか?あの暖かいレグルスが・・・」

スピカ「いいえ、それは不幸中の幸いというべき・・・でしょうね。
どうやら無理やりエウロパにされているみたいなの。」

灯莉は少しほっとした表情を浮かべたが、すぐに憂いを含んだ真剣な表情に戻った。

灯莉「私・・・私なんとしてもレグルスを元に戻します!でも・・・どうしたら元に戻せるのか・・・」

萌波「灯莉さん、安心して頂戴。どうやら元に戻せる方法があるらしいわ。」

スピカ「でもね、それはすごく難しいことかもしれない。」
灯莉「スピカさん、私何でもやります!どうすればいいんですか!?」

スピカ「そう、わかったわ。そうね、この役目はやっぱり灯莉がするのが一番かもしれない。
いい?元に戻す方法としてはおそらくとても簡単。問題はそこに至るまでが難しいと思うわ。」
灯莉「簡単で・・・難しい?」
311魔法少女キューティエアリィ−18 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:52:06.87 ID:p5/6WGAe
スピカ「ええ、その方法はエウロパの首にあるチョーカーを引きちぎればいい。これだけよ。」

灯莉「たしかに・・・方法としてはとても簡単ですね・・・でも・・・」

スピカ「そう、戦ったことのあるあなたならわかると思うけど、彼女に触れるのはとても難しい。
それに、エウロパの魔力はあなたの魔力の反転バージョン・・・下手したら対反応を起こすかもしれない。」

灯莉「あ!最初に戦ったときに・・・弾き飛ばされたアレですか?」

スピカ「そう、だからエウロパの魔力が大きく放出されていないときを狙うしかない。」

灯莉「でも、私は魔力がどれくらい放出されているかなんてわからないです。」

スピカ「その辺は大丈夫、私たちがフォローするから。」

灯莉「そう・・・ですか・・・わかりました。よろしくお願いします。」
ペコリと頭を深々と下げる灯莉。
その表情は決意が感じられていたが、不安や戸惑いも見え隠れしていた。
312魔法少女キューティエアリィ−19 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:54:08.69 ID:p5/6WGAe
そして、魔法少女たちが各々いなくなった後・・・
再びスピカたちは頭を突き合わせていた。

アルデバラン「そういえば、気になる点があるんだが・・・」

スピカ「なに?」

アルデバラン「いや、無獣は出てくるけど、連れてくるのがエウロパばかりでダークウィッチがまったく出てこないだろ?
なぜなんだろうな。」

スピカ「人材不足なのかしら?」

サダルスウド「そんなわけないだろう。」

スピカ「冗談よ。確かに不気味ではあるわね・・・何を企んでいるのか。」

サダルスウド「で、やはり俺たちの敵はあいつなのか?」

スピカ「ええ、十中八九間違いない。リゲル、ううん今はイオね。」

アルデバラン「リゲル・・・魔法少女システムの開発者・・・か。」

スピカ「そう、彼は自分が開発した魔法少女システムには欠陥があると言っていつも悩んでいたわ。」

スピカ「彼が開発した魔法少女システムは、魔法少女となる者の取り巻く環境を利用する必要があった。
自身も含め魔法少女の周囲の生命、そして魔法少女自身の心・・・
これらを運命の規定事項と合わせて適正のある人間しか魔法少女にできなかった。」
313魔法少女キューティエアリィ−20 ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 21:56:11.67 ID:p5/6WGAe
アルデバラン「そうだな・・・確かに魔法少女対象者は不幸な人間ばかりだった・・・」

サダルスウド「だが、そういう人間の力を使わなければ、その時代の迫りくる脅威に対抗することができないなんて・・・
情けない話だ。」

スピカ「だからリゲルはそんな運命の規定事項に囚われない新しい魔法少女システムをずっと考えていた。
これ以上不幸な人間を増やさないために・・・」

アルデバラン「ああ、聞いたことあるな。
たしか運命の規定事項とは関係なく、魔法少女の心のエネルギーのみを使う理論だっけ?」

スピカ「そう、それがうまくいけば運命の規定事項から生まれる魔法少女から不幸な人間を探す必要はないし、
いくらでも魔法少女を作り出せる素晴らしいシステム・・・のはずだった。」

サダルスウド「はずだった?」

スピカ「リゲルに設計書を見せてもらったとき、僅かだけど実験測定値の乱れに気がついた。
その乱れは暴走を引き起こすものではないかと考えてリゲルに計画の見直しを言ったのだけど・・・」
アルデバラン「無視して計画を続行したということか・・・」

スピカ「そう、そして恐らくは私たちが戦っているダークウィッチとは、
新しい魔法少女システムによって作り出された陰の魔力を持った魔法少女・・・」

アルデバラン「そうか、いくらでも作り出せるダークウィッチが最近出てこないのは、
やはり何かあるね。イオは何かわからないけれど次の段階に進もうとしているのか。」

スピカ「そうね・・・大変なことにならなければいいのだけれど・・・」
そして数日が過ぎ、季節は初夏の頃・・・
西田家は相変わらず平和そうな風景が繰り広げられているように見えていたが・・・
実際はどうなのだろうか・・・

紗英「あなた、最近みゃこの体調がまた良くないのよ・・・」

大樹「そうなのか?毎朝元気良く学校に行っているようだが。」

紗英「それが、前みたいに高熱は出ないし悪夢も見ないんだけど・・・」

大樹「それ以外に何か心配なことがあるんだね?」

紗英「ええ、時々空ろな目で顔を赤らめてボーっとするのよ。」

大樹「え!それって・・・好きな男でもできたんじゃないだろうな!」

紗英「あなた・・・それは多分ないと思う・・・だって、まだ昔のことで悪夢を見るくらいだし・・・」

大樹「そ、そうだな・・・すまん、デリカシーなかった。」

紗英「ボーっとしているときに私が聞いてもなんでもないって言うし・・・
あなたからもちょっと聞いてみてくれる?」

大樹「おお、任せておけ!中学生くらいの心の悩みはいろいろあるからな。聞いてみるよ。」

紗英「お願いね。」

大樹「じゃあ、会社行ってくるからな。」

紗英「はい、行ってらっしゃい。」
そして玄関のドアを閉め家を出る大樹。

第十九話「Shiver!なぜ・・・お前が!?」
駅に近づくと前を灯莉が歩いているのが見えた。
大樹「お、灯莉ちゃん。おはよう!これから学校かい?」
灯莉は大樹に気がつくと、ペコリと軽く会釈をする。

灯莉「おはようございます。大樹さん。大樹さんは仕事ですね。」

大樹「ああ、そうだよ。今日は大事な会議があるからね、がんばらないとな。」

灯莉「ふふふ、がんばってくださいね。」

大樹「ありがとう、じゃ俺反対方向だから。」

灯莉「はい、行ってらっしゃい。」

大樹は灯莉と別れ、ホームで電車を待っていた。
そろそろ電車が到着しようかというとき、周囲の様子は一変、奇妙な色の世界に包まれる。

大樹「これは!ったく・・・今日は大事な会議があるっていうのに!!しょうがないなぁ・・・ちゃっちゃと片付けますか!」
大樹はポケットからハーティジュエルを取り出し、首に巻きつける。

大樹「アクセプト!」
大樹が叫ぶと首のピンクのハーティ ジュエルが光り、手がハートの形に動いていった。
大樹「キューティメタモルトランスレーションエアリィアップ!」

エアリィ「そよ風のように幸せ運ぶ!キューティエアリィ!おまたせっ」
エアリィは近くにいるはずのフレアーを探した。

すると、フレアーは駅の屋根の上に立っており、何人かと対峙していた。
その相手は・・・無獣でもダークウィッチでもない・・・イオ、ミーヤ、そしてエウロパだった。

エアリィ「フレアー!・・・こりゃちょっと今回は厄介かな・・・」
あの一件以来エアリィはミーヤに苦手意識ができてしまっていた。
できることならば、いろんな意味でミーヤとは顔を合わせたくなかった。

フレアー「今日こそレグルスを取り戻してやる!アーシィとアクエリィは?」

スピカ「連絡したわ。ちょうど近くにいたからもうすぐここに到着すると思う。」

エアリィ「そう、わかった・・・みんなが来るまで踏ん張るしかないね。よし!気を取り直していこう!」

ミーヤ「エアリィちゃぁん、久しぶりねぇ。あれからどう?時々思い出して自分でしちゃったりしてる?
男の子で?それとも女の子のとき?あ、両方でかな?」
下品な物言いをするミーヤにエアリィは顔を真っ赤にする。

エアリィ「そ、そんなことするわけないでしょ!!私はあなたと違って忙しいんだから!!」

ミーヤ「顔を真っ赤にしちゃってカワイイんだから。また今度私とキモチイイことして遊びましょうね。」

フレアー「エアリィ、あいつは何を言っているんだ?」
ミーヤ「あら、あの私とエアリィちゃんの熱いひとときのことを言ってないの?
あのね、フレアー、エアリィちゃんはね私と・・・」

エアリィ「あああああ・・・ミーヤァァァァ!!!」

ミーヤ「あ、ごめんなさい、言っちゃいけなかったかしら?
まあ、今日は別の遊びをしにきたのよ。
だから残念だけど、もうあなたとキモチイイことできなくなっちゃうかもね。」
とは言いながらもさして残念そうな顔をしていなかった。

ミーヤ「あ、違ったわ。キモチヨクなるのは私だけだった。あはははっ。」

エアリィ「み、ミーヤ!」
そのふざけた態度に激昂するエアリィ、彼らの目の前から一瞬で消えた。
そしてエアリィがいた場所にはゴウッという音とともに暴風が吹き荒れた。

フレアー「ぐっ!エアリィ?」

エアリィ「ミーヤ!!」
ミーヤのいる場所まで一瞬のうちに到達し、ミーヤに対して弓を構えて矢を打ち込もうとする。
しかし・・・
ミーヤ「エアリィちゃん、どこ狙っているのかしら?」
信じられないことにエアリィの真後ろからミーヤの声が聞こえた。
確かにエアリィが狙う矢の先にはミーヤは既にいなかった。
特別遅かったというわけではない、エアリィは自分の出せる限界までスピードを上げたのだ。
エアリィは魔法少女になったばかりの時でも十分に速かったが、今では何度も敵を倒して魔力も格段にレベルアップしている。
魔力のレベルアップ、彼女は特にスピードに特化した魔法少女である。魔力レベルアップもスピードに注力されている。
しかし、それでもミーヤの速度は数段上だった。つまり、圧倒的な魔力の差がそこには存在していることになる。

エアリィは後ろから聞こえるミーヤの声に振り向いた。
しかし、ミーヤの姿をはっきりと見ることなく防御姿勢も取れずエアリィが元いた場所まで弾き飛ばされた。
空気の壁を突き破るほどの速度、キーンという轟音が遅れて木霊する。
エアリィ「きゃぁぁぁぁぁ!!!」

フレアー「エアリィ!?」

フレアーが驚くのも無理はない、エアリィが目の前から消えたと思ったらすぐに衝撃波を伴いながらまた現れたのだから。
しかも再び現れたときには明らかに傷ついた姿だった。
つまり先ほどの一連の動きはフレアーには一切認識できる速度で展開されていなかったのだ。

ミーヤ「エアリィちゃん、焦らないの。まだ開始の合図は出してないでしょう?
男の子は焦ったら女の子に嫌われちゃうわよ。うふふふ。」

エウロパ「ミーヤ様、全員揃う前に早々に倒してしまったほうがよろしいのでは・・・ぎゃふっ!!!」
ミーヤに進言したエウロパに対してミーヤは無言で弾き飛ばす。

ミーヤ「エウロパぁ・・・私に指図するんだ・・・へぇ・・・あんまりおいたが過ぎると・・・つぶすわよ・・・」

エウロパ「は、はい・・・申し訳ございませんでした。」

ミーヤ「ごめんなさいね。うちのボケが無粋なことを言って・・・
うふふ・・・そちらの方がフルメンバーじゃないとつまらないものねぇ。」

エアリィ「ぐっ・・・ふざけたこと言って!!」

イオ「ミーヤ、そろそろ来るよ。二人とも南西の方だ。」

ミーヤ「あらそう、エアリィちゃん、良かったわね、もうみんな来るって。」

エアリィ「う・・・みんなが来たらあんたなんか力を合わせて簡単にやっつけてやるんだからね!!」

エアリィ(とは言っても・・・今のミーヤ、前よりも強くなっている・・・なにもかもが桁違い・・・正直つらいかも・・・)
アーシィ「フレアー、エアリィお待たせ!!」
アクエリィ「遅くなってしまいましたわ、ごめんなさいね。」
二人が到着したのにエアリィは何も答えない・・・

エアリィ(どうしたら・・・ミーヤを倒せるんだろう・・・それにイオの強さもある・・・
やっぱりこの戦いの途中でレグルスを目覚めさせるしかないのかな・・・)

アーシィ「エアリィ?どうしたの?ねぇ・・・エアリィ?エアリィってば!」
アーシィは物思いに耽っているエアリィを揺すった。

エアリィ「え?ああ・・・おはよ。」
アーシィ「おはよ、じゃないわよ大丈夫!?」

フレアー「早速エアリィはミーヤに一回やられてしまったんだ。
しかもすごい速さで・・・アタシは二人の速度が速すぎて見えなかったんだけどな。」

エアリィ「う、うん。そうなの。なんかミーヤめちゃくちゃ強くなっている。
気をつけないと・・・一瞬でやられちゃうよ。」

アクエリィ「ええ、わかりましたわ。でも私たちがそんな簡単にやられるもんですか。」
フレアー「そうだぜ、今までだって力を合わせてやってきたんだ。今度も大丈夫!」
ミーヤ「そろそろ作戦会議は終わったかしら?終わったならゴング鳴らすわよ。」
ミーヤはパチンと指を鳴らした。
すると、見える範囲の電球、蛍光灯、ネオン管がすべて一斉にパーンと割れた。

その音を合図にまず動いたのはエウロパであった。
アーシィに向かって光球を打ち出す。
対してアーシィはハンマーを地面に叩きつけた。
アーシィ「アーシィ!ウォール!!」
叩き付けると下からズズズッと岩の壁がせり上がりエウロパの放った光球を弾いた。

そしてその隙にフレアーはエウロパに迫り、フレアーサイズでエウロパを叩く。
連続で叩く。
フレアー「レグルス!目を覚ませ!!アタシと一緒にいた頃のこと思い出せよ!!」
エウロパ「あなたは何を言っているのかしら?そんなものは知らないし、あなたは敵としか見えません!」
一撃目二撃目は手応えがあったものの、それ以降はすべてよけられてしまった。
フレアー「ああ、そうかい・・・できれば手荒なまねはしたくないんだけどなぁ・・・やっぱやるしかないか。」

アーシィ「あたしがエウロパの攻撃を引き受けるから、フレアーはチョーカーを引きちぎって!」
フレアー「ああ、わかった!!」
そしてミーヤは・・・

アクエリィ「アクエリィリフレクシオン!」
シールドを展開してミーヤを封じ込める。
しかし、何の苦労もせずにミーヤはそのシールドを通り抜けた。

アクエリィ「な!ど、どういうこと!?」

ミーヤ「なによ、このビニールみたいなシールド、こんなんで私を封じられると思っているのかしら?」

アクエリィ「次はこれよ!アクエリィエギュイーユ!!」
パキパキパキィィン
アクエリィの周囲に無数の氷の針ができる。
アクエリィ「ピケ」
そして全ての針がミーヤに突き刺さる。
が、全く効いていない。

アクエリィ「アクエリィプリュイ!!」
ミーヤに強酸の雨が降り注ぐ。
ところが全く苦しむ様子もない。

アクエリィ「うううっ・・・ステュニュ アラベスク・アロンジェ。」

アクエリィ「シソンフェルメ アッサンブレ ピルエット ピルエット ピルエット」

アクエリィ「ソーテ シャッセ ロンドゥジャンブ。」

アクエリィ「バッチュ バッチュ バッチュ バッチュ バッチュ!」

アクエリィ「なんで!なんで手ごたえがないのよ!!なんで・・・よ・・・」
アクエリィは魔法のほかに肉弾戦でもミーヤに挑んだがそのどれもが全く効いていなかった。
フレアーの持つタフさとは違う・・・ミーヤには得体の知れない何かが作用しているようだった。

ミーヤ「今までので確信したわ。あなたじゃ無理ね。」
ミーヤはアクエリィを汚物を見るような目で見下げた。

アクエリィ「その目・・・その目をやめなさい!」

エアリィ「だめ!アクエリィ!挑発に乗ったらミーヤの思うつぼだよ!!」
しかしエアリィの忠告もむなしくもはやアクエリィには何も聞こえてこない。

アクエリィ「バッチュ バッチュ バッチュ バッチュ バッチュ!!!」

アクエリィ「バッチュ バッチュ バッチュ バッ・・・チュ・・・」

アクエリィの鞭はむなしく風切り音だけが木霊していた。

アクエリィ「スウド!!」

サダルスウド「でも!まだ何もダメージがないじゃないか!!」

アクエリィ「それでもよ!!」
アクエリィはこれほどまでに冷静さを失うのはよほどのことなのだろう、
アクエリィは恐怖を感じていた。それ故冷静さを欠き、気が焦ってしまっていた。
エアリィ「アクエリィ!だめ・・・このミーヤは・・・今手を出しちゃ・・・ダメ・・・確実に死んでしまう・・・」
アクエリィ「なによ・・・エアリィらしくもない!なんであきらめるの?あなたが・・・あなたが私にこの気持ちを教えてくれたんでしょう!?」
エアリィ「それでも!それでもどうしようもできないことはある!今の私たちではミーヤには勝てない・・・」

アクエリィ「でも!!」
エアリィ「ごめん、アクエリィ、いつもの冷静さを取り戻して?大丈夫、今は無理でも・・・私は絶対諦めないから。ね?」
エアリィはアクエリィをそっと抱きしめる。
そして、優しく頭を撫でた。それこそ親が子供を言い聞かせるようにそれは優しかった。

アクエリィ「エアリィ・・・」

ミーヤ「あはは、エアリィちゃん女の子同士で抱き合ってるわね。
あなたそっちに目覚めちゃった?あ、そうかあなた男だからこれでいいのよね・・・
役得よねぇ遠慮なく女の子に抱きつけるんだから。」

エアリィは澄んだ目でミーヤを見つめた。
エアリィ「なんとでも言いなさい。今は無理でも・・・必ずあなたを倒すから!」
ミーヤ「あははは。早くも敗北宣言?今は無理でも?じゃあいつ?いつなのぉ?」
おどけた様にミーヤは大笑いする。
その直後、並みの精神力の持ち主ならそれだけで精神に異常をきたしてしまうような邪悪な目でエアリィを睨みつける。

ミーヤ「あはははぁ。エアリィ、次があると思うのか?今日でおしまいなの・・・ふふふ、私がお前らを逃がすわけないじゃない!」

エアリィ「まずい・・・アクエリィ・・・に、逃げて・・・」
エアリィはアクエリィを突き飛ばした。
そして、エアリィの顔が歪みそのまま真横に飛ばされた。
エアリィ自身も何が起きたかわからない。
しかし確実に言えることはミーヤの攻撃を受けたということだ。
もはやエアリィの目にもミーヤの動きを追うことができなくなっていた。
そしてそのままサンドバッグのようにエアリィは攻撃を受け続けた。

アクエリィ「スピカ!スウドもエアリィにシールドを!!早く!!」
アクエリィはエアリィの周囲にリフレクシオンを展開させているがエアリィが受ける攻撃の強さは全く変わらない。
だから、リフレクシオンに合わせてスピカが展開するシールドも使ってエアリィを守ろうというのだ。
しかし・・・

スピカ「さっきからやってるわよ!!でも、でも全然意味がないの!防げないのよ!!」
スウド「こっちも同じく!多重でシールド展開してるけどだめなんだ!ミーヤにとっちゃ紙同然のようだ。」

アクエリィ「そんな・・・このままじゃ・・・このままじゃエアリィ死んでしまうわよ!!!」

ミーヤ「死んでしまうって、こんな風に?」
ぐったりとしたエアリィの首を掴んでミーヤはアクエリィの目の前へ放り投げた。
どさっと力なくぼろ布のように横たわるエアリィ。
その姿をみてアクエリィは声にならない声をあげる。

アクエリィ「!っっ・・・・っ!・・・ェ・・・」
スピカ「大丈夫だから、まだ死んでないから!!落ち着いて!!今は逃げるのよ!!」
アクエリィは泣きながらも傷ついたエアリィを引きずるように抱えてその場から逃げようとしていた。

ミーヤ「だから逃がすわけないって言ってるでしょう?」
そんなアクエリィの目の前に音もなくミーヤが現れる。
そしてミーヤの掌がアクエリィの顔の前にかざされると、防御姿勢を取る間もなく顔にゼロ距離からの魔法を撃ち込まれた。
アクエリィ「ぐぁぁぁっ!ああっ!ぁぁぁぁっ!」
地面を転げ、顔を抑えて悶え苦しむアクエリィ。
ミーヤはそんなアクエリィをさも楽しそうに見つめ、倒れているエアリィの首を右手で、
アクエリィの首を左手で掴み、そのまま軽々と持ち上げる。

エアリィ「ぅ・・・ぁ・・・」
アクエリィ「や、やめて・・・」
ミーヤはアクエリィの言葉を無視して首を掴んでいる手に力を込める。

ミーヤ「うふふ、このまま握りつぶしちゃおうかしら。」
ぐぐぐっと少しずつ力を入れていく。
ミーヤだったら一瞬のうちに握りつぶすことも可能であるが、
彼女たちの苦しむ様子がよくわかるのだろう、ゆっくりゆっくりと力を込めていった。


アクエリィ「ぐっ・・・あ・・・・」
ミーヤ「あははははは!顔が真っ赤で面白ーい。かわいい顔が台無しね。」
無邪気に笑うミーヤ、その様子はおもちゃをバラバラに分解しようとする幼い子供のようだった。
その間も手の力はまったく緩めようとせず、継続して力を入れ続けていた。
そして・・・ミーヤの手の中で小さな衝撃音が響く。
ピシッ
ミーヤ「あら?なんか音がしたわね。ああ、首のガラス球にひびが入ったのね。」
ミーヤは一旦首から手を離し、音の出所を確認した。
彼女の言う首のガラス球とは、そうハーティジュエルのことである。

ミーヤ「これって変身の時に使うやつよね・・・エアリィがピンクで、アクエリィが水色か・・・
あはは、割れちゃったらどうなるのかな?変身が解ける?それとも死んじゃうかな?」

その頃、エウロパと戦っていたアーシィとフレアーは・・・
意外にもあのエウロパ相手に善戦していた。
これはアーシィの作戦でによるところが大きい。
いくらエウロパが強力といってもミーヤやイオの比ではない。
連携することで何とか五分五分といった状況だった。

しかし・・・アーシィとフレアーはエアリィたちが危機的状況に陥っていることに気がついていた。
すぐにでも助けに行きたいと考えていたが、こちらも余裕がある状態ではない。
意識が別のところに行ってしまうとたちまち反撃にあってしまう。
フレアー「エアリィたち・・・やばいぞ!」
ガシィッ!
フレアーはエウロパの攻撃を腕で受ける。
すかさずキックで応戦。
アーシィ「ええ!わかっているわ!!くっ!でも、こっちも!はっ!ギリギリよ!!」
フレアーのキックでよろけたエウロパにパンチを繰り出すアーシィ、同時にエウロパは魔法で光球を作り出す。

エウロパ「あなたたちにおしゃべりしている余裕はあるのかしら?それっ!」
先ほど作り出した光球は二つに分かれ、アーシィとフレアーに飛ばした。
フレアーはそのまま攻撃を受け、アーシィはアーシィウォールで防ぐ。
当たった時に立ち上る爆煙に紛れてフレアーサイズの連撃。
エウロパは防ぎきれずそのまま弾き飛ばされる。

フレアー「今なら大丈夫だ!アーシィ、エアリィたちを助けに行ってやれ!このままじゃ二人ともやられてしまう!」
アーシィ「でも!」
フレアー「こっちは大丈夫、何とかなるって。さあ早く!アーシィ!!」
アーシィ「わ、わかったわ!すぐ戻ってくるから!!」
そしてエウロパとの戦いをアーシィは一時離脱、エアリィたちの所へ救援に向かう。

アーシィ「エアリィ!!!」
ミーヤの体にアーシィハンマーを叩き込むが当然ながらダメージはない。
しかし、ハーティジュエルを握りつぶそうとするミーやの手の動きを止めることはできた。
ミーヤ「あら?あなたエウロパと遊んでいたんじゃないの?エウロパったら役に立たないんだから。」

アーシィはその場の様子を見て愕然とした。
エアリィもアクエリィもピクリとも動かず、しかもハーティジュエルにひびが入っている。
そしてミーヤは無傷。それだけでミーヤの恐ろしさが理解できた。

アーシィ「そんな・・・」

ミーヤ「あーあ・・・もう飽きちゃった。すぐにあなたもこの子達と同じようにしてあげるわね。」

アーシィ「くっ・・・みんなを連れて逃げようにもこれじゃぁ・・・逃げられない・・・」

ミーヤ「ここまで来ておいて逃げようなんて考えているの?
逃げるならこの子達を見捨ててさっさと逃げていたらまだチャンスはあったのに・・・」
アーシィ「そ、そんな見捨てるなんてできる訳ないじゃない・・・」

ミーヤ「まあそうよね、あなたたちはそういうやつらだったわね。」
ミーヤは呆れるようにため息をつく。

ミーヤ「なんだか疲れちゃったし。すぐに終わらせてあげるからね。おやすみ。」

アーシィ「うぐっ・・・」
一瞬のことで何が起きたかわからなかった。
ミーヤが視界から消えたと感じた瞬間、なぜか自分は地面が目の前にあった。

薄れ行く意識の中、ミーヤがはるか遠くのフレアーの背後に迫っているのが見えた。
アーシィ「フレアーあなた・・・だけでも・・・逃げて・・・」
そしてそのまま視界はブラックアウト・・・

フレアー「お前はミーヤ!!くそっアーシィもやられたのか!!」
ミーヤ「フレアー・・・あなたもお友達のところに連れて行ってあげるわね!」
ズドンと打撃を与える。
ミーヤの攻撃はかなり重く、その衝撃で周囲の地面や空気をビリビリと震わせた。

ミーヤ「へぇ・・・あれで倒れないんだ。あなたよっぽど頑丈なのね。」

フレアー「くうっ・・・な、なんて強さだ・・・防御・・・しても・・・体がバラバラになりそうだ。
ぐっ・・・う、動けない・・・次に攻撃食らったら・・・」

ミーヤ「エウロパ・・・あなたには失望したわ。失敗続きだし、こいつらもまともに倒せないんじゃね。」

エウロパ「ミ、ミーヤ様・・・きゃぁぁぁ!」
ミーヤはエウロパを掴むと地面に叩きつけた。
ぐったりとしたままエウロパが動く気配はない。

ミーヤ「そこで寝てなさい。あとの処分はイオに任せるから。」

ミーヤ「私そろそろお腹空いたから帰りたいのよ。次で終わりにしましょうね。」
ニタリとフレアーに笑いかけるミーヤ。
そして掌に特大の光球を作りフレアーに投げつける。
その光球の禍々しい光にフレアーは恐れ戦き、無意識のうちにガタガタと震えだしていた。
333名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 22:36:48.29 ID:9c1e22xT
支援♪…って意味あるんだっけか?
フレアー「あ・・・あ・・・こんな・・・体が・・・震えて・・・動けない!こ、こんな出鱈目・・・!!」
光球が当たろうかというとき、光球とフレアーの間に割り込む赤い光があった。
そしてそのまま割り込んだ赤い光に当たり光球は爆散。
代わりにフレアーを赤い光が包み込む。

ミーヤ「エウロパぁ!!な、なぜお前が!?」
その光の正体はエウロパ・・・いや、再びレグルスが覚醒したものだった。
そしてそれはフレアーへの接触を拒絶するようにミーヤを押し退ける。
魔力を最大に使ってその光の中へ入り込もうとするも、逆に反発を強めるようにミーヤの力を削ぎ落としていった。

フレアー「エウロパ?なぜ?そ、そうか・・・やっと・・・やっと戻ったんだ・・・」

レグルス「フレアー・・・ごめんなさい・・・あなたにはつらい思いさせたわね・・・
私が来なければあなたが独りになることもなかったのに・・・ごめんね・・・謝っても許せないよね。」

フレアー「私、やっとあなたのこと思い出せたんだよ・・・ずっとあなたの暖かさ感じてた・・・守ってくれたんだよね・・・」

レグルス「守るだなんて・・・あの時の私はあれが精いっぱいだった。
そして・・・今私にできるあなたへの償いは・・・これしかできない・・・」
少しずつ二人を包む赤い光は強くなり、目が眩むほどの光になった。
しかし、エウロパからレグルスへと戻ったが絶望的な状況に変わりはない。
今にもエアリィたちのハーティジュエルは崩壊を始めようとしていた。

スピカ「この感じ・・・レグルスが戻った!?早く!早くしないとエアリィたちが!!」

アルデバラン「ああっだめだ!ハーティジュエルが崩れていく!」

エアリィ「うあああああああっ!!!」
アーシィ「うっうっ・・・死にたく・・・」
アクエリィ「た、たすけ・・・くるし・・・い。」

ピシピシとハーティジュエルにひびが入り続け、それは大きくなっていく。
その崩壊に同調するように彼女たちも苦痛は大きくなる。
そしていよいよ壊れてしまうかというその時、レグルスとフレアーを包む光は強さを増していった・・・

次回予告
圧倒的な力の差を見せつけたミーヤであった。
そんな中エウロパはレグルスへと戻ることができた。
しかしエアリィたちのハーティジュエルは崩壊が止まらない。
フレアーたちに彼女たちの危機を救う術はあるのか。
次回「Terrific!みんな仲間だよ。」
フレアー「あなたに輝くような決意はあるかしら?」
やっと、おわりました・・・・
あーしんどーーい
忍法帖を舐めてました。

予定よりだいぶ多くなってしまった・・・
これじゃあ書き手さん投下するの大変だよ〜

ってことでやっとレグルス戻りましたが・・・
ほかの魔法少女は瀕死です。

いよいよ次回は二十話・・・あとちょっとだなあ

ってことでまた次回

>>333
ご支援ありがとうございます。
337名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 22:50:59.85 ID:9c1e22xT
フレアーの本当のピンチにレグルスが戻ってきてくれるなんて(感涙。
美少女戦士ものの王道だね、次回も楽しみであります。
338名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 22:53:25.75 ID:6x4ISbR7
ひとまず乙
一時間どころか一時間半か
さすがにデメリットのほうが大きそうだなこりゃ
自治スレにちょっと書き込んでくるか

しかしガチで絶体絶命だねえ、どうなるのやら
339魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/06/09(木) 23:22:34.55 ID:tKCg4hrX
こんなに投下が辛いなんて…
今までのどんな辛辣な評価よりも萎えますね。
このシステムは作家殺しのシステムですよ。
もう面倒だけどパソコン二台使って交互に投下しようかなあ。
そしたら半分の時間で済むし。
この際一回の文章量は目を瞑って
340名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 23:54:23.12 ID:lXLbDLbx
うちのチームにもエアリィほど打たれ強くて
連投の効く投手が欲しい
341名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 00:10:25.04 ID:/Iv6pM+l
>>339
グッジョブ
盗作と忍法帳バグでキツイ中良くぞ投下してくれた
342名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:03:56.43 ID:UuoadkUh
>>339
なんかこの数日の重い空気を吹き飛ばす熱い展開に震えた。
GJ!!!
343名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:14:00.44 ID:8Ec9+uNZ
突然のあぼーん連続はなんだと思ったら、エアリィか
まだやってたの?
344名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:23:30.02 ID:X4UNCSE5
グッジョブって言うカスの気が知れんわ
まぁ盗作野郎が呆れて来なくなる意味ならグッジョブだが
345名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:29:13.43 ID:+J87nawl

今日もホイールマウスの切れが冴えるw
346名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:31:20.24 ID:5X/QKmoo
>>339
乙です!
ラストまで突っ走ってください!
347魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/06/10(金) 01:33:04.64 ID:P/SA3beT
皆様ありがとうございます。
あと本編は六話だけですので、苦手な方々は華麗にスルーお願いします。
348名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 02:52:29.93 ID:xLihvOzA
>>339
お疲れ。まあサクッとレベル上げておきなよ
349名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 03:31:34.14 ID:5X/QKmoo
>>243
今更だけど、情弱乙。
350名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 04:23:45.07 ID:QDjI03Se
基本的にブラウザ毎のCookieの規制だから
IE二つ起動とかでなく
Firefox+Janeみたいな使い方なら幾分楽になるかも
351名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 17:39:09.20 ID:w3HpZ15y
本編はって事は他にもあるのかよ
勘弁してくれ
352魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/06/10(金) 18:12:17.03 ID:H+/g5J+R
>>351
はい、あとTS色強めのエロ番外編を一つか二つ考えてますよ。
353名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 19:03:28.16 ID:FoxDaVLv
>>352
期待してますよ♪さてともうひと頑張りするか…。
354名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 19:40:25.57 ID:6zGon5IB
>>351
鳥ついてんだしNGしろよ
俺は"名前「台詞」"って形式で書くやつは地雷認定してっから速攻消したぞ
355名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 20:06:05.94 ID:+oFQxUSg
ところで、DLサイトに盗作の件問い合わせたら「我が心は乙女にあらず」の代金が返金されたよ。
盗作問題に関しては作者が訴えない限りDLサイトとしてもどうしようもないんだとか。
盗作された作家さんは、今後のためにもなんとか訴えてくれないものだろうか
356名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:52:14.10 ID:m8wY7Bvl
突発的に思いついた
357名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:52:47.25 ID:m8wY7Bvl
その日、清子は幼なじみである大介の家に遊びに来ていた。
「最近、あなた様子が変よね?」
「そうかな? 自覚はないけど」
大介は文庫本を読みながら答えた。
威風堂々、自信に満ち満ちた姿であった。
「そうよ、前のあなたはもっと繊細そうだったもの」
そう、清子の記憶の中の大介は落ち着いていても
どっしりとした印象はなかった。
例えるならば以前は無風の湖面、今は大岩だ。
むしろ以前から大岩の印象を持っていたのは大介ではなかった。
「お茶です」
そんなことを考えていた時、大介の妹の渚がお盆にほうじ茶を載せてやって来た。
渚は三つある茶碗をそれぞれの前に置いて
自分も空いている椅子に座った。
(渚ちゃんがお茶を……ねえ)
そんなことをする子だったろうか。
むしろ客に茶を淹れさせるくらいの図太い子ではなかったか。
「ありがとう大介、美味しいわ」
「そう? ……!」
清子は大介と言った。なのに当たり前のように渚は返事をし、
そして表情をこわばらせた。
大介自身はしまったというような顔をしている。
「あなたが大介なのね?」
「ち……違う」
「そうでしょ? 渚」
358名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:53:13.97 ID:m8wY7Bvl
「清子にはかなわないな。そうだよ、中身を入れ替えたんだ」
「それで出来上がったのが堂々とした大介と繊細そうな渚さんなわけね。
はっきり言ってキモイかも」
本当にはっきりと言う人だと言って、中身が渚の大介は笑った。
中身が大介の渚はむしろ、うつむいている。
「で、戻れるの?」
「無理だね、異性の手で絶頂を迎えさせられると
この魔法は効かなくなってしまうんだ。
いや、血が繋がってるとセックスの相性がいいってのが本当で助かった。
さすがに男になってすぐではテクニックもへったくれもないからね」
さらっと言ったが、それはつまり実の兄妹で無理やりセックスをしたということだ。
どんな悲劇があったのか清子は気になったが、聞く気にはならなかったし、
そこで赤面している女の子が快楽の虜になっているのは明白であった。
「ねえ大介」
「なんだい?」
「一つ提案があるのだけど」
「言ってみてよ」
「男になったからには色んな異性と色んなことをしてみたくならない?」
「まあたしかに」
「だからあたしを抱かせてあげるから、渚をあたしに抱かせてくれない?」
「いいね」
ずっと話を聞いていただけの渚。
はたして彼女はどんな思いで話を聞いていたのか。
ただ、渚は太ももをすり合わせながらうつむいていた。
359名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:53:53.41 ID:m8wY7Bvl
以上
360名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 10:10:21.43 ID:w6hUAucy
うむ。投下乙。
思い付きを形にするって大変なんだよな。
361名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 10:50:09.64 ID:w6hUAucy
>>355
もうこればかりは元書き手の腹一つだな。
既にここを見ていないレベルの人だと難しいだろうけど。
ずーっとここで書き手で頑張ってる人が居たら、
是非訴えて欲しいと俺も思う。
みせしめとか報復とかでなくて、悪しき前例としてって事でさ。
362名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 11:01:14.81 ID:rRvTir50
作者本人より2ちゃんが訴えれば良いんじゃね?
363名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 12:08:30.66 ID:5Jw8c2Z2
批判することはいい
著作権を守ろうとしてくれるのもいい
望んでないが
だが本当にして欲しいことは
作品を投下すること
保管庫を直すこと
議論は別のスレでやること
である

あとsage進行にしていただけると嬉しいかも
364名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 12:18:44.63 ID:3ykNDEho
著作権を守るっていうところ、私は望んでますよ。
やっぱり苦労して産んだコを奪って、さも私が産みましたなんて顔されたらイヤですし。
まあ、私の場合は作品自体特殊なので奪われることはないかもしれませんが。
それでもほかの作者さんからしたらいつの間にか盗られちゃったら悲しいと思います。

その他の部分に関しては同意です。
365名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 12:36:43.15 ID:HyBQF1Jg
363の文体で作品投下しても即あぼーんだな
366名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 15:09:59.89 ID:u4pMdgbd
んだ
367名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 18:55:02.91 ID:gWSdZbvz
ケータイ朝おん小説か
368名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 00:17:06.17 ID:Sl+quqZr
でも、その文体の元祖って宇能鴻一郎だよな。

それだけで、
あたし、
じゅん、って
369名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 11:07:55.13 ID:PBeWJLz1
今更だけど保管庫読み返してるんだが、>>229の川口香織にあるTS法シリーズってシェア物って認識でFA?
誰でも書いて良いなら書きたいネタを見つけたんだけど、どうなんだろ?
過去ログ見たら5年以上前だし当事者は居ないだろうし。
しつこく粘着してたのも居たようだから、触れない方がいいネタですか?
370名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 11:27:57.74 ID:59T+zvGR
外見が女性化した後も胸とか腰とか身長とか、変化が続くシチュエーションは好きだが、
普通の服装だとサイズの問題が大きいんだよな。特にブラジャーは。
その点水着だとサイズの制限が若干ゆるいからどんどん巨入化できるものの、ワンパターンになってしまう。
371名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 12:32:57.68 ID:m11k927e
>370
いいねぇ!下着や水着がピチピチになったりはみ出たりしたら萌える
372名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 14:08:53.85 ID:8tQUS9o2
>>369
誘い受けはヤメレ
書きたければ書けば良い
変なのに粘着されるのは自己責任だ
373名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 14:13:39.26 ID:bMCEbM4g
>>372
> 誘い受けはヤメレ

元はBL用語なのに、すっかり定着してしまってw
オレなら誘い受けでもイケるぞ。
374名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 15:01:18.04 ID:tVqpfSTk
むしろ俺は男の娘の強気攻めがゲフンゲフン
3751/2:2011/06/12(日) 16:26:54.96 ID:syUjDEhY
「えっ!?女の子じゃなかったのか!?」
クラブで可愛い子をナンパしたと思ったら女の子じゃなかった。
そういう人間もいるとは聞いていたがよもや自分が引っ掛かるとは思っていなかった、
ネカマに騙されたことはあったが、まさか実物が目の前にいるのに騙されるような馬鹿じゃないと。

「もう、おにーさんボクとしたいって言ってくれたじゃない」
可愛い、顔は可愛いし声も、しかもいい匂いもする。
ミニスカートの中をまさぐる右手の感触がなければまた騙されそうな。
だが
「可愛いけど、ちょっ…俺はソッチの趣味は…」
「だーいじょーぶ、ボクもストレートだからちゃんとぉ」
ここまで連れ込んでおいてどう断るか考えていたらキスされた。
体ごとギュっと押し付けられるて腰のあたりに抱きつかれる、良い匂い。
つい背中や腰を触っているとたしかに骨格は男っぽいような。
チクッと、撫でまわされていたお尻に小さな痛み。
「気持ちいいこと、しよう、ね?」

ドキドキする、おかしい、頭が、身体も、ぼーっとしてくる。
「なん、なにくぁ・・・すぃつぁあ?」
舌が回らない、連れ込んだと思ったのに連れ込まれたのは俺の方か。
立っていられない、抱きつかれたまま相手に体重をあずける。
壁に押し付けられる、壁と相手に挟まれて軽い圧迫感が幸せ。
「にゃにぃ・・・すぃ・・・したのぉ」
声が変だ、自分の声じゃないみたい。
ちゃんと支えられてる感触があるのに視点が下がってきた?

熱い、身体が熱い、頭も、なんかふんわりする。
風邪を引いて治りかけたあのふんわり気持ちいい感じ。
クラブでなんとなく声かけたけど、この子マジ可愛い、違う、なんだっけ
またキスされちゃった、口の中まで、服もいつのまにか肌蹴てる、キスされながら乳首弄られてる
この人上手い、可愛い顔してこんな、ヤリたい、いや違う、たしかなにか問題が

やっとすこし隙間ができる、でも近い熱い吐息がばれちゃう
つい舌を伸ばしちゃう、何してるんだろう恥かしい
「気持ちよさそうだね」
うん、気持ちいい
「もっとしてあげるね」
もっと?もっと、もっと!
またキスされた乳首も片方ころがされて、もう片手でお尻を撫でまわされるのも気持ちいい、なんで
そのまま太ももを撫でられる、ゾクゾクくる、こんな良いなんて

「左足ちょっと上げてみて」
うん。軽く浮かせたらひざの裏から持ち上げられちゃったこんな足ひらくなんて恥かしい
あれ、そういえば何時の間に脱いだっけパンツもはいてない
腰が押し付けられる、ミニスカごしに熱と固さを感じる
この人も気持ちいいんだ、嬉しい、あれ、でも、それ
「じゃあ、いくよ?」
うん?うん、わかんないけどこの人なら大丈夫な気がす
3762/2:2011/06/12(日) 16:42:18.62 ID:syUjDEhY
熱っなにコレ、イク?イった?なにされ、た?気持ちいいのがお腹ぜんぶ熱いのきて全身ぜんぶ熱い熱い熱くてまっしろ
なにコレェこんなのはじめて、ひぅ、えぅ、あぁ頭撫でられてる嬉しい気持ちいい
「可愛いよ、もっと可愛くしてあげるね、ほら見てごらん」
嬉しい。でももっと?もっと?まだあるの?もっとってもっとなの?
ミニスカをまくって結合部分があらわになる。彼が腰を引く。気持ちいい、良すぎる
イッイイッ、イッ、お腹のなかと入り口がすれて気持ちい、大きいのが動いて気持ちいい
ちゅぽんと音を立てて剛直が引き抜かれた、カリに広げられてまたイってた
私のでてらてらぬめってるそりかえりが彼の鼓動にあわせてドクンドクン脈打ってる
可愛い格好してるのに、こんなのなんて、ギャップ萌え
違う違う、でもこれでされたらどうなっちゃうんだろ、ううん、もうされちゃってもうおかしくなってる
「もっとぉ」
「もっとして欲しいんだね?」
「お願いいぃ」
「ちょっとだけ待ってね、キミはまだ慣れてないから準備しないと、すぐ済むからそんな寂しそうな目をしないで」
頭撫でられた

あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!イクッイってるイってるのおおおぉぉ!!!
記憶が飛んでた。
彼はじゃまだからってミニスカ脱いだら見せつけるようにおちんちんにローションを塗りたくってから
じゃあいくよって私のあそこに先っぽ押し付けて一気に

「良さそうだね」
突かれて、突かれるたびに熱いのでお腹のなかごりごりされて気持ち良くておかしくなってる
止まった。熱いのが気持ちいい、広げられてて気持ちいい、どくんどくんて脈打ってるのが気持ちいい
「イクときにイクって言って欲しいな、ちゃんといえたらイカせてあげるよ」
「はいっ!言いますっ!イクから!イキますからぁ!」
「いい子だね」
そう言って両方の乳首を摘まれた、えっ、ウソそっちだなんて、でもそれいい
「・・・っあ、イクッあああっあああああぁぁっ・・・・・!!、イ、イキましたぁ」
「良くできました、じゃあ」

・・・・・


翌朝、私が覚めるとそこはホテルの部屋で、テーブルに荷物と置手紙
出かけるときに着ていた服と、彼が着ていたのと同じ服と、TS薬
そして手紙には一言、“Welcome to TS World ” と
377 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/06/12(日) 18:15:37.45 ID:y8V2m+PB
投下乙
378 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/06/12(日) 18:44:01.16 ID:tVqpfSTk
激しくGJ。有り難う。
379 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/06/12(日) 18:48:21.11 ID:hF4+Qe0g
GJ!
良かったです
380 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/06/12(日) 19:14:01.66 ID:syUjDEhY
ふぅ・・・・・
我ながら良い出来だった、今週忙しかったがおかげで溜まってたぜ。
実は前スレ埋まらないなー、と500KBに気づかずにいたらこっちいろいろあったのね。
381名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 19:43:57.89 ID:pEKPtbfY
GJすぎる。なんだアンタ。神か。
382名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 21:08:40.95 ID:p63SBzm9
面白かったよ
383名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 00:16:14.60 ID:TsjC8XuR
>>380
どっかで読んだ話だなと思ったらあれか。
Welcome to AIDS worldのパクリ改変かw

いや、面白かったから良いんだけどねw
384名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 00:17:14.23 ID:m+n1oZCe
久しぶり来てみたらエアリィの作品が投下されてて今回もよかった
>>375の作品もすごく好みだったわ
385名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 02:26:33.53 ID:dYZWJefc
すいません質問なんですが
最近このスレみるようになって、保管庫とかもみるようになったんですけど、なんかおすすめの作品ありますか?
なんせ作品数が膨大なもんで
386名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 08:15:43.03 ID:C7UY7p8A
物語にタグが付いてると良いね。
検索が楽になる。
一番良いのは 管理者が全部読んでタグやコメントを付ける事なんだけど、普通に無理だね。
だから 読んだ人が「変身」「皮モノ」「入れ替わり」「学園モノ」「調教」「洗脳」みたいにタグ付けられると良いね
支援所図書館みたいに点数+コメントでも検索が楽になる
387名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 19:07:16.83 ID:Qb8eeKPK
>>385
カイトかな〜
古くて未完だけど、面白いよ
388名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 21:47:03.90 ID:NANQ4gpi
>>385
おっぱい好きならTSヘルスとかいいかも
389名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 22:43:46.99 ID:dgQAglkX
>>385
大昔の作品なら
↓ここから「X-MASの贈り物」「ヴァーチャル・ラバーズ」「翔」
ttp://yellow.ribbon.to/~tseross/

最近だと「吉川稔」
ttp://w.livedoor.jp/tsf/d/%b5%c8%c0%ee%cc%ad

単発ネタとか未完作品ならキラ星の如くあるんだがなぁ
390名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 22:45:21.67 ID:RQ+drZ6L
性的嗜好がわからないと、勧めにくいなぁ
好むストーリー展開とか。
391名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 23:01:19.30 ID:lhhYgSU9
ボクたちの選択
392名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 00:09:31.93 ID:VlYxpTSS
>>391
それは非強制スレ消滅に関わる、物議を醸しだした作品ではないか。
393名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 01:10:35.49 ID:m8b1Pkj0
>>385です。レスしてくれた人サンクスです!
時間が無くて、まだざっくりとでしか読めてないんですが、どれも素晴らしい作品ですね。スレが長続きしてるだけあるな、と。

>>390
「カイト」「X−MASの贈り物」とかがかなりツボでした。
最初はいやいやだったけど最後は男を愛してしまって自ら進んで女として振る舞うようになる、ような心理変化みたいなのが好きみたいです(ただレズ系はあんま好きじゃないかな)。
394名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 08:34:28.38 ID:2qLNypfi
僕はオマエを許さない
395名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 14:40:20.74 ID:tfHxTCPX
じやあ、漏れは逆にレズもののお勧め頼む
396名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 15:40:53.40 ID:6BhHc1dq
>>385
ここのさやなんか面白い

ttp://w.livedoor.jp/tsf/d/part19

ょぅι゙ょになった自分にハアハアしたりょぅι゙ょアニメょぅι゙ょエロゲにハアハアしたり
つまりょぅι゙ょでも夢中になるほどょぅι゙ょは魅力的だってことだ
397名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 00:00:03.10 ID:/0qoM3sm
鬼畜、MC、搾乳、妊娠などのコアな属性なら、俺としては『ノウブル』が一強
398名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 01:21:17.89 ID:QEi/P/RO
ちょっと海外物の雰囲気で
BLACK DVD

この続きってどうなた?
作者さん見てたら教えて
399名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 04:37:07.40 ID:88A8xLsY
いまさらかもしれんが、TS要素(女装以外)をいれてくれる
メーカー(同人ではない)ってあまりなくなってきたな。

いまでも息をしているのってCROWDとアクシスくらいか?
やっぱ一般的なジャンルじゃないからメインで作っても採算とれないんだろうな。

おまけ的な感じで盛り込んである作品のはどうにも薄くてな・・・
やっぱ作り慣れてるメーカーの作品のほうがいい。
400名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 09:24:10.10 ID:FNh4G79Q
それこそTG的要素という意味では女装主人公が大ヒットしたからね
今月もエロゲで2〜3本女装主人公のが出ているはず
ヒット物に集中しちゃうのはしょうがない
401名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 10:11:51.21 ID:6Xw7Xa4F
外見は同じでも
女装と女性化の間には深くて大きな溝がある気がする
402名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 11:37:11.88 ID:JWuUREwy
女装の中身は男だけど、性転換して女になるってのは非可逆方向への変化だからな。
女性化願望の無い人間が本人の意思とは関係なく女性化って部分は大きいと思う。
403名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 12:47:59.76 ID:9CdK0ast
アリスとかぐやは?
つか昔から性転換ネタをしょっちゅう入れてくるメーカーなんて無かった気が
404名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 21:45:32.65 ID:Cbx+ga3v
1997年からTSネタをやっている北の雲さんをディスってんのか
405名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 22:34:36.77 ID:9CdK0ast
399への返信だからな

あと別スレで今日見たblackcycなんてのもあった
追加でカクテルソフト、異論は超認める
406名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 23:12:13.78 ID:tfYcuyKS
お前らがTSゲー出てもP2Pで落としてばかりで
市場に金を全く落とさないからこの惨状なんだぜ(´・ω・`)
407名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 23:18:13.94 ID:gSTph81U
少し乗り遅れたが変身過程の細かいやつでお勧めない?
408名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 23:55:07.00 ID:tfYcuyKS
>>407
かなり古い作品で、明日から女子大生・・・って作品があったけど、サイト消えてるな
本人なんか転載なんか分からんが、いちおモノは見付けた

ttp://www.geocities.jp/chiakinyu/newpage2.htm
409名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 00:45:53.49 ID:k9KGFCjx
410名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 00:58:11.36 ID:H+H9f8mi
何年か前にHP形式からブログ形式に変わった「処女の銀輪」っていまどうなったか知ってる人いる?
今ググって見たんだけど、ボカロかなんかしか見つからない。
ちょっと、タイトルがあやふやだからもしかしたら違うかもしれない。

内容は、主人公の隣の家に姉弟がいて、この姉のバイト先で働くために、怪しいばあさんから買った銀輪をつけて女性化するんだけど。
処女を失ったら二度と男に戻れない。で姉が主人公のことを好きになるんだけどレズなので、弟に頼んで主人公の処女を奪ってもらう。
たしか、クリトリスがチンコみたいなレズの痴漢が出てきて・・・。
とか、そんな話だった気がする。

あれって、どっかでまだ続いてたりする?
411410:2011/06/17(金) 01:00:35.95 ID:H+H9f8mi
と思ったら、銀の処女輪でググってたわ。
自己解決しました。どうもすいません。
412名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 01:17:16.08 ID:Zohpl6Px
販売形式になってるな
413名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 10:15:05.39 ID:IN4IenFJ
>>406
かたっぱしから買ったりはしてないが
正規購入以外で買ったことないな
賞品代金は著作者が受け取るべきという主義だから
在庫なし・再販見込なしとかの本でもない限り本も古本では買わないし
414名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 11:46:19.41 ID:PcTXwU4W
というかエロ関係の中古は普通にヤだろ
なんか付着してるかもしれん
臭いその手で触っていたかも知れない
前のユーザーが一番開いていた お気にいりのページって
微妙に開きやすくなってたりする
そういう所を発見しちゃうと モウダメ
415名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 01:26:16.01 ID:eXTiTNE2
リアルだからやめて
416名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 01:26:47.28 ID:eXTiTNE2
417名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 01:44:34.61 ID:p+l1sFqz
>>416
懐かしすぎてありがとうございます。
久々に見ました。
418名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 01:48:20.89 ID:p+l1sFqz
419名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 01:53:42.81 ID:OO4SYFxQ
セックスサイボーグ作者です。

前スレ535-539にプロローグ, 544-548, 553-556
現行スレ>>60-64,
に落としてきた一連のストーリーの続きを投下します。

盗作騒ぎやらでタイミングを逸した上に、規制などありまして遅れました。
今後も規制やらで遅れたりするかもしれません。

プロローグ以降、女性化キャラの性的描写がなくて申し訳なく、またここからも
すぐはでてきません。濃厚な部分はあとで必ず作りますので、お許しを。

この作品のタイトルを「セックスサイボーグ奈菜」としたいと思います。
スレを保管される方、よろしくお願いします。

420名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 01:55:27.52 ID:OO4SYFxQ
「は?」
雅彦は、耳を疑った。秋穂が正義?AV女優が正義?何を言っているのだろうこの人は、と訝った。

「たしかに、秋穂がAV女優になったことで、お前は悲しんだかもしれない。何かを失ったかもしれない。
だが、考えてみてくれ。少なくとも秋穂ほどの女なら、お前のように悲しむ人間と、喜ぶ人間のどちらが多いだろう?」

「先輩、何を言い出すんですか?」
これが「先輩」と呼ぶ相手でなければぶん殴りたいと思ったほど、雅彦の怒りは一瞬にして頂点に達していた。

「戦争や、ダム建設と同じさ。誰かが悲しむかわりに大多数は大きな利益を得る。この場合は……」
俊輔の言動に、もう、やめてくれと叫ぼうと思ったが、言葉が出ない。一瞬にして沸点に達した怒りを抑える術を、
雅彦は雅彦なりに身につけていた。
「この場合は……?」
だが、その答えによっては……ほんの一瞬、雅彦は拳を強く握った。

「わかるだろう?お前が偏見と蔑視で捉えているAV女優像と、秋穂を比べてみれば。
あのレベルの、あんなタイプの女が、裸になるなんて、ましてやAVに出てセックスまで見せるなんてのは、
いつの時代でも、大事件なんだ。それは、お前も昔言ってたじゃないか。」

421名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 01:58:37.82 ID:OO4SYFxQ
そんなこと、すっかり忘れていた。
雅彦が高校2年生の時のことだった。陸上部の男子部室の中で何人かでかわされた会話のことを、俊輔は言っているのだった。

「あのレベルのAV女優はなかなかいない。なかなか出てこない。お前があの時言っていたとおりさ。
3年に1人か、5年に1人か……あの時お前が目を丸くして、夢中になった渡瀬怜、あの娘が秋穂の前の、
そういう存在だとすれば、もうすぐ次のそういうAV女優が出てくるだろう。
だが、秋穂はこの3年間の間、日本全国の純粋な少年や、セックスのことばかり考えている若者や、
あんな女と付き合うこともなく青春を終えたおっさんたちに、限りない夢を与えてきたんだ。これが正義でなくてなんなんだ?」

雅彦は、言い返すことができなかった。もう6年前になる。それなりに、どこからか情報を得て女のハダカのグラビアも、
AVの中でのセックスやそれに伴う行為も慣れっこだった。可愛い娘もいれば、そうではない娘もいた。
好みもあった。だが、渡瀬怜、というAV女優はそういうレベルでは語れないほど別格の存在だった。
他の女優に感じられる汚らしさが一切なかった。まだ、DVDが全盛になる前、VHSが生き残っている時代だった。
彼女がAVに出たのは雅彦が高校1年からの1年間という、人間の一生にとってはごく短い期間だったが、親にも、
秋穂にも隠れてその出演作を全て見た。ちょうど、"怜"が消える頃に、媒体としてのVHSは、レンタル店から全て消えた。
最初は上品な、手の届かないお嬢様にしか見えない、AV女優とはとても思えないほど可憐な"怜"が徐々にセックスに慣れていき、
行為も激しさを増し、恥じらいを持った少女が美しく淫らなオンナへと変わっていく姿は、高校生の雅彦にとって夢物語だった。
後にも先にもあんなAV女優は怜だけだった。汚れを知らない少女が、少しずつ汚され、それに負けず美しいオンナへと成長するプロセス。
姉、秋穂がAV女優になって以来、ただの1本もAVを見たことのない雅彦だったが、
実は、大学生になってバイトで貯めた資金で"怜"の出演作をDVDで全て揃えたりした。その直後、秋穂がAVが女優になった事を知った。
422名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 02:00:22.48 ID:OO4SYFxQ
――渡瀬怜――その名を久々に聞いて雅彦は動揺を隠せなかった。
たしかに、その存在は雅彦一人にとっても、どんなアイドルと比較しても叶わない偶像のような存在だった。
雅彦に、限りない夢を与えてきたと言ってもいいかも知れない。いや、その少女から、そのオンナに夢を見出し、
興奮し続ける男はいまだに後を絶たないことも知っている。
そして、もし、姉、秋穂が同じように、数えきれないほど多くの男達に夢を与え続けていることも――認めたくはなかったが――知っていた。

「伊藤みつほは、お前の姉、秋穂であると同時に、現代の男達の最高のアイドルなんだ。夢を与え続ける存在なんだ。
お前は、自分が渡瀬怜に抱いた感情と同じ感情を、日本中の少年たちが抱いて、彼らの想像の中で弄ばれていることが許せないだけさ。

「それは……」
言いかけて、言葉が止まった。
秋穂――伊藤みつほという名の芸名のAV女優――と"怜"の違いをひとつでも思い浮かべられればよかったのだが、
秋穂が雅彦の家族であるという以外の違いを見出すことができない。

「あまり、秋穂のことを責めるのはやめてやれよ。かわいそうだ」
雅彦の態度に明らかな動揺を見出すことができただけで、俊輔には十分だったのだ。
そして、今でも秋穂とコンタクトがあることをそれとなく伝えることができた。
だが、この会話の中で、雅彦は自ら罠の奥へと入り込んでいった。

「僕が苦しんだのよりも、はるかに多くの男に秋穂が夢を与えたというんですか?」
俊輔は、沈黙をもってこの雅彦の問いかけに肯定的な答えを与えた。
はっきり、そうだとは言われなくても、そのことが目線で理解した雅彦は、少しだけ気楽になれた気がした。
「そうですね……今度、秋穂に連絡してみます」
そういうのが精一杯だった。複雑な気持ちが雅彦の頭の中でいっぱいになっていた。

「本当に、全くAVを見てないのか?」
「ええ、本当ですよ。秋穂が、なんでしたっけ、伊藤みつほだって知ってからはね」
「それじゃ、久しぶりに見ていくか?」

ほんの少しだけ解けようとしている雅彦の心の隙を、俊輔は見逃さない。
423名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 02:02:12.82 ID:OO4SYFxQ
「えっ?」

本当は、見たくもないなんてことがあるはずはないのだ。
「浮気されたんだろ?ならそのくらいのことは許されるんじゃないか?お前の彼女がAVを見るお前をどう思うかはわからないけど」

――それもそうだ――浮気と言ってもどの程度のものかも知らなかったが、画面の向こうの出来事に欲情したって、
そのくらいの報復は許されるだろう。

「そうですね、新しく夢みたいな女の子が出てくるかも知れないし」
正直、睦美との関係に行き詰まりを感じないわけではない雅彦なりの、ひとつの答だった。

その瞬間、ブルッ、と俊輔の携帯が音を立てた。雅彦の拉致と手術に関する連絡だった。
それは、暗号化されたメールだった。意味は「3時間後に雅彦を回収しに向かう」という意味だった。
――聞いたか?お前の彼氏、今からお前のデビュー作で抜くかもよ――
返信する振りをして、となりの部屋にいる睦美にそんな内容のメールを送った。
この部屋の監視カメラは、隣の部屋にいる睦美だけではなく、
雅彦の記憶と意識を移植する「奈菜」の肉体を準備している手術室にも映像と音声を送っていた。
だから、雅彦がメールを確認したことだけがわかれば、返信の必要はなかった。


「いや、それだけは…あぁ…ん」
隣の部屋で睦美が喘ぎ声をあげた。返信と同時に睦美の「スイッチ」は再び最大出力になった。
「ずるい……いやぁ…あん…」
「スイッチ」が入ってしまうと他のことは何も考えられなくなってしまう。我慢しようとしてもできない。
睦美は……再び白く細い指を、女の子の一番恥ずかしい部分に這わせることしか出来なくなる。

「あはぁ…くふぅ…」
止めようとしても、勝手に体の奥が熱くなり、顔が火照って、アソコがぬるぬるになる。熱くなる。
そうあると、一番敏感なところを弄ってなんとかカラダを静めようと試みるしか無い。いつしか、頭の中にエッチな想像が膨らみだす。
最初は、大好きな彼氏、雅彦の想像で頭がいっぱいになる。それが「スイッチ」の入ったときのパターンだった。

「あぁん…だめ…止まらない……」
カラダの奥から溢れ出す愛液をもっと、もっととえぐり出すように、睦美の指は膣の内壁をむさぼる。
改造手術を受けてセックスサイボーグになるまではしたこともなかったオナニーは、もはや日課だった。
彼氏である雅彦に対して、強制的にとは言え、こんなふうになってしまった自分を隠すことはとても申し訳なく思っていた。
だが…指は止まらない。今初めて知った真実の一端が、自分が改造され、
雅彦がこれから改造されることと繋がりだしていたのだが、冷静に考えることが出来なくなる。
――みつほさんが雅彦のお姉さん?それって、結構重要な事実じゃない?――
424名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 02:19:59.33 ID:OO4SYFxQ
みつほ――AV女優としての秋穂――は、睦美がセックスサイボーグになったその日に契約書にサインをして、
連れて行かれた撮影の「現場」で本来撮影をするはずのAV女優だった。
突然の体調不良で、前日にキャンセルになったらしいのだが、「それなら、代わりの娘でやりましょう」ということになり、
大物AV女優のみつほの開けた穴を埋めたのが、睦美だった。その場に連れて行かれて、
その場で「水無月せいら」と芸名を与えられた。なんども泣きながら2日間の撮影を終えたときに、睦美のもとに謝りに来たのが、
大物AV女優のみつほだった。そのとき、「AV女優にもこんな人がいるんだ」と思うほど、物腰が柔らかくて優しい女性だと思った。
もしかしたら――考えたこともなかったが――愛しい彼氏によく似た面影が、睦美に安らぎを与えたのかもしれない。
その日、"水無月せいら"というAV女優が誕生した。撮影から半年たってもまだデビューしていないのは、
撮影が急だったことと同時に、宣伝に万全を期すためという理由があった。
いま、睦美が聞いていた話は事務所の人がしていた。――ミナちゃんは、みつほの次のスーパースターになるんだ――と。
AVのスーパースターって、なんだかイメージが良く沸かなかったが……みつほさんは、
それ以来、とても睦美――ミナちゃんと関係者は呼ぶのだが――のことを気にかけてくれていた。
AV女優としての仕事は飛び飛びでしかなかったし、未だパッケージとグラビアのためのの写真と
動画の撮影しかやっていないのだが……
その前日と当日には、必ず連絡をくれた。AV女優水無月せいらにとって、優しいお姉さん、というような存在だった。

「いやぁ…あぁん…」
慎重に睦美の一番気持ちいいところを避けようとしてオナニーしていても、時にカラダは波を打ったように痙攣する。
すると、どうしてもクリトリスを弄りたくなってしまう。他のことなどどうでも良くなってしまう。少なくとも、
今日雅彦が改造手術を受ければ、自分がAV女優であることの一番やましい要素が消える。
それだけで心の重荷が消えたような気がしている。
425名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 02:22:36.01 ID:OO4SYFxQ
「ダメぇ、やめてぇ……」
画面の中では、俊輔が、「水無月せいら」のデビュー作をしまった棚から引っ張り出そうとしている。
「雅彦さん、ごめん…なさ…あはぁ…」
涙を流しながら、指は止まってくれなかった。

考えてみれば、睦美にとっていったいどんな得があるというのだろう。
スイッチの制御権を得たところで、すでに自分はAVの女優として何本もの撮影をこなしてしまったし、
まだ発売されていないだけで、現に実物は隣の部屋にパッケージまで出来ているのだ。彼氏がいなくなれば、
ひとつ気が楽になるとしても、家族や、友人たち――女子高育ちの女子大通いとはいえ、すぐにみんなにバレるだろう、
そのことについて睦美は楽観などしていなかった――
今まで自分が生きてきた世界の住人達はAVの女優になった自分をどのように見るのだろう。

「あぁん…いやぁ…」
そんなことを心配しながらも、次第に指は睦美自身の奥深くをえぐるようになる。きもちいい。
しかし指じゃ足りない――男がほしい――そんな思いがどんどん強くなっていく。
要するに、スイッチが入ったときの睦美は、発情しているのだ。
セックスサイボーグとなった睦美のセックスサイボーグの中での特徴は、発情したときに――スイッチが入ったときに――
激しく男と快楽を求めることにあった。

そして、禁断の思いが頭に浮かぶ。
――雅彦とヤリたい――
セックスサイボーグとなってから、AVの女優となってから、発情した状態でセックスした相手は、
いかに深く激しい快楽を与えてくれようと、愛しい雅彦その人ではなかった。
逆に、雅彦とのセックスが許された時には――セックスサイボーグとしての自分から解放されていた時には――
常に、発情などしていなかったのだ。一度でいい、「スイッチ」の入った状態で、雅彦と愛し合いたい、と睦美は儚い願いを、
この半年間ずっと持っていた。

ブルッ、とふたたび俊輔の携帯電話が震えた。
そのメールの内容を見て、俊輔は驚いた。
――ただし、計画をオプション"葉月"をベースにしたものに変更する。詳細は後ほど。3時間、時間を稼いでほしい――

「先輩、大丈夫ですか?」
「あ、あぁ。別にすぐに対応する用事じゃない。」
雅彦の記憶を移植するべき体に、何かあったのだろうか。俊輔はほんの少し動揺したが、冷静に、
「この娘は、これがデビュー作なんだ。」
と言いながら棚から「水無月せいら」のデビュー作を取り出した。そのパッケージから底が青く光った円盤を取り出し、プレイヤーに挿入した。
1分半もすれば、雅彦は立てなくなるほど驚愕するだろう。
3時間、どうやって持たせようか?となりの部屋にいる睦美――水無月せいらの実物――の力を借りるしか無いだろう。
睦美の願いは、歪んだ形ではあるが実現しようとしていた。
426名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 14:12:50.89 ID:rXiB2DRD
>>419-425
GJ!
続き待ってました。
427名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 17:19:33.19 ID:9Gl7ME+8
>>419
GJ!!
428名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 21:16:34.20 ID:n1/QXUtB
GJ
もう来ないかと思ったよー!
429名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 15:44:18.49 ID:uF6k2aSp
>>399
いやそりゃ人口比的には
女装>>>>>>>>>>│超えられない壁│>>>>>>>>>ふたなり>>>│超えられない壁│>>>TS
こんな感じじゃん、今更だと思うよ

まぁ「一度はまると抜けられない、マニアック度」は、上の逆になるだろうし
TSマニア(ライトな萌え要素やTSのギャップが好きなだけでなく、TSエロで自分エッチが出来る人、むしろTSじゃないと感じない人)は
非常に購買力の高い層で、少しでもTS要素が有れば買い漁る傾向にあるし
ネットでも声が大きいから、投票とかそういうのには強いけれど、いかんせん数が少ない
だから採算が取れない

それと後は、TS属性持ちの人が居るメーカーが少ない
だからTSの萌えポイントや、TSでエロを感じるポイントが分かってない作品が多い
Crowdとかは、XCA1&2を見ても分かるように
TSマニアのスタッフが居るので、作品自体が良くなるし
良い作品になるとTSマニア以外にも売れて採算が取れる
そんな感じだと思うよ

>>403
性転換ネタを少し入れるんじゃなく、TSが話の主軸になっている作品の事でそ?

>>406
多分他ゲージャンルより購買してる人は多いと思うよ
430名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 21:22:15.11 ID:o8NDSat6
男が一週間だけ巫女になって、先輩巫女と一緒に
触手になった亡霊をお札に封印する作品を読んだんだけど、
改めて探してみると見当たらなくて困った。
だれか知らないかな?
431名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 02:05:51.68 ID:1s2QIIAl
>>430
マヴカレ浄魔巫女って奴だと思う。
テキストファイルでなら持ってるけど、URLはわかんね
432名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 03:03:35.53 ID:FjHg5NH8
>429
ふざけんなタコ!

エロゲ版では


女装 20スレ
ふたなり 22スレ

TS 42スレ

これでみても解るようにTSが圧倒的だろうがボゲ
433名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 11:50:40.17 ID:OLhzyAxj
>>431
情報ありがとう、けど個人サイトだったんだ
434名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 16:13:34.75 ID:DZvnsz8A
あぁ、タイトルで思い出した月華さんのところか
それなら今も読めるね
435名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 06:38:00.15 ID:nucDkGZK
TSスレは定期的に荒れるからスレが伸びてるだけだからスレ数は比較にならんよ
436名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 12:10:28.40 ID:WXrKgWNl
>>431
>>434
あった! ありがとう!!
437名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 10:09:29.42 ID:zJsVRbeY
朝おんスレで見たんだが、これTS法シリーズの臭いしないか?

247 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2011/06/24(金) 00:53:34.65 ID:HoQFyxVa
http://upload.restspace.jp/src/upload0094.jpg
http://upload.restspace.jp/src/upload0098.jpg
http://upload.restspace.jp/src/upload0099.jpg
http://upload.restspace.jp/src/upload0100.jpg

男の女性・女体化スレより転載。
お前ら、こんなせつないことになっても良いんだな?
438名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 11:07:14.19 ID:OvWjInkr
changeHも知らないとか

つーか男を女にして子供を産ませる、とか昔からたまにあるパターンのひとつ
439名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 14:08:42.29 ID:hQKx5tRY
もっとも手強い敵は無能な味方である。
男から女にする理由の話をしてるんじゃねぇの?
つくづくと住人のレベルも落ちたのを実感する#438

誤爆スレに落とすのもアホ臭いから焚き付けてやるよ。
440名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 15:18:21.52 ID:coqEAdvJ
まあ、そう言うなよ。
仲良くしようぜ。
441名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 20:32:55.15 ID:+LpxEac5
だな。無駄に波風立てても意味無いし荒れるだけだ。
当時のスレが荒れに荒れたけど、今更見返すと凄い大作だよ、あれは。
>>437のそれ見てるとシェア物的な解釈の繋がりを感じる。
442名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 21:17:33.72 ID:WcaQHx8C
荒れたのはバッドエンドの質が悪過ぎたからだった記憶がある。
443名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 09:31:40.53 ID:NyVadCGy
つか、凝り固まったアンチ+祭り系野次馬数人だろ?大騒ぎしたの。
このスレじゃ良くあることじゃないか。最新例がエアリィだし。
コテ+トリはNGワード用にあるんだからいい加減スルーしろよと思うが。
444名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 15:29:06.75 ID:CWEqV9G9
勝手にバトンを受け取って、ゲームブック式の「TSダンジョン」の続きを書きました。

とりあえず、前の選択肢から。
445TSダンジョン:2011/06/25(土) 15:33:57.78 ID:CWEqV9G9
 右の通路を進むと、石造りの床が少しずつ湿っていき、ついに50メートル程先には通路を塞ぐ大きな水たまりになっていた。
 水たまりと言っても、向こうまでおおよそ30メートル程の広さがあるうえ、結構な深さがあるようなので、飛び越えるのは不可能だ。
 君は意を決して水たまりに入って行った。

 水たまりは、2、3歩進んだところで急に水深が深くなり、結局泳ぐことになったので、そういう意味では、このマーメイドのスク水を着ていることはよかったのかもしれない。
 幸い水もこんなダンジョンの中とは思えない程透明だ。
 5メートルほど先に進むと、水の深さは既に3メートルを超えているようだ。
 しかし、ちょうど半分くらい進んだ地点で、水底に何か宝箱のようなものが沈んでいるのが見えた。

 君は――

 A)何か役立つ物が入っているかもしれないので、潜ってみる
 B)君子は危うきに近寄らず。無視して渡りきる
446TSダンジョン:2011/06/25(土) 15:37:17.24 ID:CWEqV9G9
 A)何か役立つ物が入っているかもしれないので、潜ってみる

 もしかしたらブルマーやブラジャーのように、何か役に立つアイテムが入っているかもしれない。
 君はそう思って潜水を開始した。
 頭を下にして水をかく。すぐに潜れると思ったものの、思うように進まない。
 違和感を覚えた君は、妙に浮力を感じる自分の胸元に視線を移した。
 するとスクール水着を突き上げ、谷間が覗いている自分の乳房が視界を覆った。
 驚いた君は水を飲んでむせ、君は慌てて水面へ浮上しようとする。
 と、君の足首に何かが巻き付き、引っ張られる。
「ふふ。引っかかったわね。いらっしゃい、人間さん」
 水中であるにもかかわらず、明瞭に女性の声が聞こえる。
 宝箱の影にたたずんでいたのは、豊満な胸や細い肩を惜しげもなくさらしてた裸の女性。
 しかし、彼女の下半身は女性のものではなく、それどころか人間でもなかった。
 タコに似た触手が、彼女の下半身を構成している。
 下半身が触手の女性――スキュラは君に微笑みかける。
「慌てなくてもいいのよ。あなたが着ているのはマーメイドのスク水でしょう? それなら、水の中でも息ができるわ。もっとも……その代償として、水の中にいると急激に女性化してしまうけれど」
 そう言ってスキュラは君を水底に引きずり込む。
447TSダンジョン:2011/06/25(土) 15:42:22.84 ID:CWEqV9G9
 その間にも胸はむくむくと膨らみ、背も縮んでいく。
 筋力も落ちてきているらしく、スキュラの触手に手足を絡め取られ、もがいてもまったく外せない。
 そして触手が、水着の隙間から中に侵入して来た。
「ふふ……こんな立派なおっぱいができたのに、まだ男の子は残ってるんだ。一番の食べごろね。
 ねぇ坊や。いい事を教えてあげる。このまま水の中にいるとどんどん女の子になっていくけど、男が全部なくなるまであと30分くらい余裕があるの」
 スキュラの触手が水着の中で君の乳房を揉みしだき、先端が乳首を器用に刺激する。
「10分間、こうして敏感なところを弄ってあげる。恥ずかしがらず喘いでいいのよ。そのほうが私も楽しいから。10分たったら解放してあげる。すぐに水から出れば少しだけ男が残ってるかもしれないわ。でも……」
 快感が電流のように流れ、痙攣する君を後ろから抱きしめながらスキュラは触手を下半身にも侵入させた。
 乳首への刺激で完全に固くなった男の部分に、触手が巻きついてヌルヌルした粘液を分泌し始める。
「射精して男を吐き出しちゃうと一気に女性化が進行するわ。それこそあっという間よ。男でいたかったらせいぜい我慢することね」
448TSダンジョン:2011/06/25(土) 15:45:53.12 ID:CWEqV9G9
 股間に巻きついた触手がねっとりと蠢きだす。徐々に締め付けを強め、激しさを増していく愛撫に、君は声を上げて喘いだ。
「可愛い声。ほぉら、我慢しないと最後の精液が触手に啜り取られちゃうわよ? ふふ、触手に射精しちゃうなんでとんでもない変態ね」
 君はスキュラの触手を振りほどこうともがいたが、逆に押さえ込まれてしまう。
 すでに君は女性であるスキュラの上半身よりも華奢になり、彼女から逃れる術はまったくない。
 ただ与えられる快感をこらえるしかできなかった。
「我慢、してるのね。可愛い。どうせ無駄なのに……」
 その言葉とともに触手の動きがさらに激しくなる。華奢になった君の全身をぬめった触手が包み込み、愛撫する。
 君はついに我慢しきれず、白濁液を放ってしまった。
 今まで味わったことのない猛烈な快楽に君は声を上げてのけぞり、同時に何かが喪失したことを感じた。
 すっかり小さくなってしまった体をスキュラに抱きしめられながら、君は快感の余韻に浸る。
「ふふ、男の子、なくしちゃったわね。でも大丈夫よ。今度は女の子のほうで、気持ちよくさせてあげるから」
 耳元で囁くスキュラの言葉に、君は期待に頬を赤らめて小さくうなずいた。

 ──残念! 君の男の子人生は終わってしまった!
449TSダンジョン:2011/06/25(土) 15:50:05.43 ID:CWEqV9G9
 B)君子は危うきに近寄らず。無視して渡りきる

 何か役立つアイテムがあるかもしれないと思いつつも、君は無視して泳ぐことに集中した。
 というのも、さっきから妙な違和感があるのだ。
 泳ぎは得意なほうだったが、さっきから思ったように進めていない。
 水の抵抗が強くなってきているのだ。
 嫌な予感が頭をよぎる中、泳ぎながら自分の体を見下ろすと、スクール水着を突き上げ、谷間が覗いている自分の乳房が視界を覆った。
 驚いて水を飲んだが、意外なことに息が苦しくはならなかった。
 おおかたこのマーメイドのスク水の効果だろう。
 胸が大きくなったのは――いや、女性化が進行したのはその代償といったところか。
 泳いでいること自体にまったく苦はなく、このままいくらでも泳ぎ続けられそうな気がしたが、君は余計な遊び心を出すことなく向こう岸にたどり着いた。
450TSダンジョン:2011/06/25(土) 15:54:05.95 ID:CWEqV9G9
 水から出た君は一息つく間もなく、自分の体を確認した。
 胸は水着とサイズがあっていないらしく、上のほうがはみ出て谷間が覗いている。
 カップサイズにしたらEか、Fか……十分巨乳といえるほどまで育ってしまった。
 胸に遮られてそこから下は見えず、君は体をよじる。
 筋肉が落ちた肩や二の腕、太腿やふくらはぎ。
 女性的というより、痩せて未成熟な印象だ。腰のくびれも目立たない。
 一見すれば胸の発育だけいい少女のようだが、水着の隙間から股間を確かめるとまだ男の証は存在した。
 ホッと息を吐いた君はダンジョン脱出のため、再び歩き始めた。

 男性ポイント:スク水の効果の代償で−15/現在65。
451TSダンジョン:2011/06/25(土) 15:57:57.01 ID:CWEqV9G9
 通路を進むものの、大きくなった胸が邪魔で足元がよく見えず、ちょっとした段差や出っ張りにつまずくこと数回。
 その上、胸の重みで身体の重心が変わり、バランスを崩すととっさには立て直せない。
 もう二回も転んでいる。
 歩いているだけでこの調子では、何かあったときに走って逃げるのも難しそうだ。
 早く馴れるか、胸を小さくする方法を探さないといけない。
 そう思いつつ慎重に通路を進む君は、大きな水路と部屋の入り口を見つけた。
 水路の水はよく流れており、どうやら外に続いているらしく、扉からはカタカタと連続した機械の作動音らしい音が聞こえる。

 君は――

 A)水路からなら確実に外へ出られる。水路に飛び込む。
 B)部屋の中が気になる。まずは部屋を調べる。
452TSダンジョン:2011/06/25(土) 16:01:08.47 ID:CWEqV9G9
 A)水路からなら確実に外へ出られる。水路に飛び込む。

 水路を泳いでいけば外に出るのは確実だ。
 幸いマーメイドのスク水の効果によって溺れる心配は一切ないのだ。
 脱出の方法を見つけた君は鼻歌交じりに水路へ飛び込み、水の流れるその先へ泳ぎ始めた。

 どれほどの時間、水路の中を進んだだろう。
 途中から水路は地下に入り、暗闇の中を手探り状態で泳ぎ続けるはめになった。
 普通ならありえない長時間の潜水と、馴れない暗闇の中で泳ぎ続けた疲労で、君はほとんど水流に身を任せている状態だった。
 と、ずっと暗闇を見ていた君の目に白い光が飛び込んできた。
 水が真水から海水に変わり、君は海にたどり着いたことを直感した。
 ひさしぶりに水面から顔を出し、君はすぐに岸に上がろうとしたが、なかなか上手くいかない。
 大きくなった胸がつっかかってしまう他に、疲れているのか両脚が上手く動かない。
453TSダンジョン:2011/06/25(土) 16:04:37.63 ID:CWEqV9G9
 四苦八苦して岸に上がった君は、自分の体を見て息を呑んだ。
 まず、着ていたはずの水着が消えており、以前よりさらに大きくなった乳房が露わになっていた。
 そして下半身。
 男どころか、人間ですらなかった。
 腰から下が魚の下半身――すなわち人魚になっていたのだ。
 君はショックに意識を朦朧とさせ、水路に落ちて海へと流されていった――。

 あれから数年。
 まだ人間に戻る方法は見つかっていない。
 しかし悪いことばかりでもない。
 自分と似たような境遇の仲間を見つけることができたし、何より海の中を自由に泳ぎまわることが出来るのは楽しいものだ。
 ほかの人魚たちに比べて君は胸が大きいため、激しい海流や速く泳ぐのは苦手だが、そんなことはささいなことだ。
 そんなわけで、君は人魚としての新たな日々をそれなりに楽しんでいる。
 仲間と一緒に人間に戻る方法は探しているものの、もうこのまま人魚でもいいかな? と思い始める今日この頃だった。

 ──残念! 君の男の子人生は終わってしまった!
454TSダンジョン:2011/06/25(土) 16:07:53.87 ID:CWEqV9G9
 B)部屋の中が気になる。まずは部屋を調べる。

 君は慎重に扉を開けて部屋に踏み込んだ。
 カタカタと言う音はどうやらミシンの作動音らしい。
 誰が作業をしているのか疑問を持った君は奥に進もうとして何かに脚を引っ掛けてしまった。
 その瞬間、何かが足首に巻き付き、君は逆さに吊り上げられてしまった。
「あらあら。お客様?」
 逆さ吊りの罠にかかった君に気づき、奥から女性が姿を現す。
 綺麗なブロンドに彫りの深い顔立ち。質素なシャツの胸元は豊満に張り詰め、長く繊細な両腕が伸びている。
 そして何よりも君の目を引いたのは彼女の下半身だ。
 彼女の腰から下は人間ではなく、蜘蛛の胴体であり、そこから伸びた複数の蜘蛛の脚が彼女の体を支えていた。
 蜘蛛女――アラクネだ。
455TSダンジョン:2011/06/25(土) 16:12:48.26 ID:CWEqV9G9
「ようこそ、アラクネの仕立て屋へ。お客様にぴったりの服を仕立ててみせますよ。
 代金? いえ、お金ではなくお客様の男性エキスを頂きます。
 見たところお客様はまだそれほど女性化していないようですし、私が仕立てる服は、きっとこのダンジョン脱出の手助けになりますよ。
 あ、ちなみに前払いでお願いします」
 そう言って店主のアラクネは君を逆さ吊りから頭を上に戻す。
 が、下ろしてはくれず、君の背後に張ってあった人間大の蜘蛛の巣に張り付け、瞬く間に手足を糸で縛ってしまった。
「あらあら。そんなにジタバタしないでください。私の糸は絶対に外れませんよ?
 それに、そのままの格好じゃ、このダンジョンの脱出なんて無理です。今だって胸が大きくなりすぎて上手く動けないんでしょう?
 ここはちょっとだけ男性成分を支払って有利なアイテムを手に入れたほうが絶対にお得ですよ」
 アラクネの勧誘とまったく身動きの取れない状態に君は半ば諦め、彼女の言うとおりにすることにした。
456TSダンジョン:2011/06/25(土) 16:15:39.96 ID:CWEqV9G9
「うふ……。ありがとうございます。では早速はじめますね」
 そう言うとアラクネは君を縛ったまま器用に水着を脱がせ、露わになった君のペニスに糸を巻きつけ始めた。
 いや、巻き付けているのではなく、ペニスにぴったりの繭状の袋を編み込んでいく。
 アラクネの糸の心地よい感触と糸に残る彼女の体温に、君の男はたちまち充血していった。
「はい、できました。特性のコンドームです。これ一杯まで出していただきますね。
 ふふ、大丈夫。生でするより気持ちいいんですから。もしかしたら病み付きになっちゃうかも……」
 そしてアラクネはシャツのボタンをはずし、豊満な乳房で繭に包まれた君のペニスを挟み込んだ。
 自分の膨らんだ胸でよく見えないが、肉棒全体をすっぽりと包み、柔らかに圧迫する官能に、君は完全に脱力して身を任せてしまう。
 そしてアラクネは君を挟んだ乳房をゆさゆさと動かし始める。
457TSダンジョン:2011/06/25(土) 16:20:32.86 ID:CWEqV9G9
 圧倒的な重量感に翻弄され、さらにシルクよりもきめ細かい繭はローションのように滑り、彼女の乳房の感触を余すことなく君に伝達する。
 さらにアラクネは君の表情を見ながら乳房の責めに変化を加えていく。
 両乳房をそろえて上下に扱いていたと思えば、互い違いに素早く擦り合わせたり、挟み潰すように強く圧迫したり。
 パイズリが始まってから一分もしないうちに、君は限界を迎えていた。
 繭の中で君の男が痙攣し、男の証を放っていく。
 射精の快感を助長するように、アラクネは優しく君のものを包み込み、ゆっくりと扱いて最後の一滴まで搾り出す。
 快感の余韻に一息ついた君は、いつの間にか手首を縛っていた糸が緩くなっていることに気づいた。
 いや、糸が緩くなったのではない。君の手首――体が一回り細くなったのだ。
 若干ウエストのくびれも顕著になり、ヒップも丸みを帯びたような気がする。
458TSダンジョン:2011/06/25(土) 16:23:28.78 ID:CWEqV9G9
「はい、お疲れ様でした。向こうに下着類を用意してあります。服が出来上がるまで待っていてくださいね」
 そう言ってアラクネは男のエキスで一杯になった繭をはずし、口元に運ぶと、ちゅるん、と飲み込んでしまった。
「うふ、おいしい……。素敵な服を作ってあげますからね」
 蜘蛛の巣から降りた君は快感の余韻にふらつきながら、アラクネの示した方向を見る。
 衝立で仕切られた空間があり、ちょっとした更衣室になっている。
 君はとりあえず服ができるまでここで待つことにした。

 男性ポイント:アラクネに支払い−10/現在55。
459名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 16:28:21.41 ID:CWEqV9G9
今回は以上です。
どんな衣装ができてどんな風に女性化するのかリクエストがあればどうぞ。
ネタを思いついたら是非バトンを受け取ってください。
私が書くとおっぱいとモンスター娘ばっかりになってしまいそうで……
460名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 16:52:14.29 ID:i2WzWRiZ
GJ!
TSダンジョンのシリーズ好きです。
461名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 17:17:39.72 ID:YQYL/VzD
なんでわざわざNGワードをせっていしなきゃならんのよ
投下をやめさせりゃいいだけの話だろ
462名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 17:37:20.00 ID:vmATrfIL
>>461
お前が読みたくなくても、読みたいやつがいるだろう。
NG設定するのが面倒ならお前が出ていけよ
463名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 18:27:23.30 ID:AuFWr3nB
>>459
投下乙〜!

なんかスレに痛い子が紛れ込んでますが無視してやってつかーさい。
首をキリンさんにして続き待ってます。

>>461
くたばれゴミ屑
464名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 21:24:20.69 ID:NyVadCGy
#461は釣りだろw
まともな人間があんな事平気で書くわけが無いww
465名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 21:25:39.75 ID:39OOcflr
蜘蛛の糸か
絹よりも滑らかで薄く薄く
色は白系統か

定番なら
体にピッタリと張り付くようなものを
フリフリがついていてもいいが体の線を隠さない程度に

ちょいとヒネるなら
ごく薄で透けて見えるようなものを胸とかに使う
あるいは蜘蛛らしく網目とか

透けそうな程薄い白のレオタードを基調に
ウェスト部分は蜘蛛の巣模様の網目
腰か太ももの部分にちょいとフリルをつけて
手袋ブーツもつけて、その間を網でつなぐというのも良いな

大きくなった乳首が浮いて見えるし
さらに体が柔らかくなっていくと、ちょっぴり食い込むとか

みたいなイメージでどう?
466名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 22:15:51.00 ID:mHSnOks7
>>465
詩みたいで何か良い
467名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 08:41:14.31 ID:MpqyL0cp
>>464
464みたいに考えられる人はきっといい人。
468名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 11:23:08.69 ID:FeMJ4/AE
>>459
個人的には、
 下着:桃色のスリーインワン&Tバック&ストッキング
 服:白のゴスロリ風ドレス(スカート丈は短め)
とかのイメージ。
服は「女の子」らしさを強調して、当然主人公は嫌がるが、アラクネに「外部からの呪いや魔法を遮断する効果がありますよ」と説得される。
で、下着の方は、体にフィットしつつ、時間と共により女らしい体型にする効果がある(アラクネは嘘は言っていない。この場合、「外部から」ではなく内側からなので、ドレスの能力が効かないだけ)。
さらに、後々ドレスを破ったり脱がせたりすれば、視覚的なギャップ(清楚から艶麗へ)も狙えるかと。
469名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 13:03:18.31 ID:fwrtzqK4
>>459
ぐ、軍服を……
470名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 08:17:16.00 ID:5nv3htIH
>>459
セーラー服とかブレザー
471名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 12:23:57.08 ID:ay8nlqkq
>>470
靴は黒のローファー、ソックスは白で。
472名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 14:16:36.78 ID:w40+PqeN
473名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 16:14:45.12 ID:c90hFJEk
フリフリのロリータファッションとかいいかも
474魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/06/27(月) 18:33:15.31 ID:jx0ysfoh
こんばんは、エアリィさんです。
とりあえず第二十話完成しました。
出来れば今夜投下したいですがもしかしたら明日の夜になってしまうかもしれません。

それと、投下までに別の作品の投下があれば落ち着いてから改めて投下に参ります。

では、なるべく今夜投下を目指して雑務をこなしたいと思います。
475名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 22:14:53.25 ID:7PMg/2Re
制服は捨てがたいな
476名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 22:31:19.51 ID:2jrucbqb
夏服だったら当然透けブラで
477名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 22:37:44.86 ID:lYyGiQ6I
>>465>>468>>473あたりがツボだな
特に>>468

>>470
楽しみにしてます
がんばってください
478名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 23:19:36.06 ID:nrX6zjJN
>>474
待ってたぜエアリィさん。いつもはリアルタイムで読んでいるが、明日は早いので眠る。
作者殿もムリのない範囲でよろしく頼みます。
479魔法少女キューティエアリィ第二十話 ◆yboXY7MR9E :2011/06/28(火) 01:05:12.84 ID:Lrh8s+xy
こんばんはエアリィです。

なんとか二十話投下できそうです。

今回の投下予定レス数は28です。
なお、レス数は前後する可能性あります。

いつものように以下の内容が苦手な方は是非NGやスルーで対処してください。

※注意!
・エロくないです。
・戦ってばっかりです。
・TS描写ありません(エアリィ→大樹への変化はあります。)
・今回は個人主観になりますが萌えより燃えを追及してます。
・台本形式です。

では、本編スタートです。
レグルス「ごめん、今の私にはこんなことしかできないけど・・・」
レグルスは背中から翼のような光を出し、フレアーをやさしく包み込む。
 
レグルス「コネクト!我レグルスはパートナーとしてこの者の精神、肉体、時間を接続する!そして新たな魔法少女として構築、再生を行う!」
フレアーの指のハーティリングは変化し、首にハーティジュエルが巻きつく。
光が徐々に弱くなっていき、フレアーの姿が露になってくる。
フレアーの姿は、以前のような黒を基調としたコスチュームではなく、赤を基調とし蔦が這うように金糸が入ったものに変化。
その金糸はまるで炎が揺れているように輝きを放っていた。
 
フレアー「これが・・・私?・・・不思議な感覚・・・今までとはぜんぜん違う・・・
心のざわつきがなくなっていく・・・」
 
レグルス「そうよ。いままであなたに混じっていた陰の魔力は今のコネクトで完全に消えたわ。
これからは制限されることなく陽の魔力を使うことができるはずよ。」
 
フレアー「これが・・・この感覚が魔力?・・・」
キョロキョロと自分の体を見回すフレアー。
自分の体の奥からメラメラと湧き上がるような魔力の発現に戸惑いを隠せない。
 
レグルス「これがあなたの炎を司る魔法少女の魔力。
あなたの魔法は心に浮かんでくるでしょ。」
自分の心に問いかけるようにフレアーは目を閉じた。
 
フレアー「うん・・・わかる。これが魔法なのね・・・不思議な力が溢れてくる。」
レグルス「さあ、みんなのところへ行くわよ。」
フレアー「うん・・・待っててね・・・みんな!」
 
光の繭の中から羽化するようにフレアーが現れると目の前にはミーヤが待ち構えていた。
ミーヤ「ふふふ、とうとう現れたわね・・・あら?ずいぶん雰囲気変わったじゃない。
しかし・・・まさかエウロパがあなたのパートナーだったなんてね・・・道理で役に立たないわけだわ。」
レグルスを汚物を見るような目で睨む。
しかし、そのミーヤの表情にもはや動じないレグルスであった。
 
フレアー「そちらのイオから聞いてなかったの?仲間なのに信頼関係ができてないのね。」
対して哀れむようにミーヤを見つめるフレアー。
 
ミーヤ「ふん!そんなことどうでもいいわ。興味ないし。あるのは私がどれだけキモチイイことできるかだけよ。」
 
フレアー「そう・・・それこそ私には興味ないわ。
それよりもそこ、ちょっとどいて欲しいのだけれど・・・」
 
ミーヤ「あんた、お仲間のところに行きたいんでしょう?
いいわよ・・・すぐに連れて行ってあげるわ!」
フレアーに対して攻撃態勢を取るミーヤ。
 
フレアー「やっぱり・・・簡単には通してくれないのね。
あなたはすごく強い・・・だから足止めにしかならないと思うけど。」
 
手に持っている金色に輝くフレアーサイズの石突を地面にトントンと二度突く。
すると、炎を纏いながら先からジャキンと大きな鎌の刃が現れた。
 
フレアー「私は、魔力を持てても相変わらずスピードがないみたいだから・・・こんな風にしか戦うわね。」
そしてブゥンと大鎌を回転させる。回転させると炎の軌跡が円形に形作る。
ミーヤはそれをみると腰を低く落とし構える。
 
フレアー「フレアー紅炎縛陣!」
回転を続ける鎌から太陽プロミネンスのように炎がゴウゴウと渦を巻き、ミーヤを襲う。
完全にミーヤを包み込んで炎は球体になる。
すると少しずつ収縮を始め、限界まで小さい球体になると一拍置いて爆ぜる。
チチチチチチィ・・・
ゴゴゴゴゴォォォン!!
 
衝撃波の後に爆風が吹き荒れる。
 
フレアー「これで少しでも時間を稼げたらいいのだけれど・・・」
爆発の中心には消し炭のようになったミーヤの姿があった。
ミーヤといえどもフレアーの常識外の爆熱攻撃に耐えられなかったのだろうか。
その体からはシュウシュウと煙があがり、明らかに致命傷に見えた。
ミーヤは・・・動かない・・・
 
フレアー「動けなくなった・・・みたいね・・・今のうちにみんなのところに!!」
 
フレアーにはミーヤがまだやられていない事がわかっていた。
なぜならまだミーヤから巨大な魔力を感じていたのだ。
あれほどの攻撃を受けてもなおその強い魔力を維持し続けていることに感心するとともに、
恐れを感じていた。
 
--パキィ--
 
第二十話「Terrific!みんな仲間だよ。」
 
フレアーは皆が倒れているところに来ると、その惨状に驚愕する。
ハーティジュエルは既に全体にひびが入り、一部が崩れてしまっている箇所もあった。
3人ともうなり声をあげており、時々痙攣のように体をびくつかせることはあっても自分の意志で体を動くことができない。
 
フレアー「そ、そんな・・・酷い・・・」
思わず涙を流しそうになるが、ぐっと堪えて厳しい表情に戻る。
スピカ「は、早く・・・早くしないとエアリィたちが!!」
反してスピカは大粒の涙を流してレグルスとフレアーに訴えかける。
 
フレアー「レグルス・・・私にできることはあるの?」
レグルス「あなたの魔力をギリギリまで彼女たちに注ぎ込めば或いは・・・
でもそんなことしたら、今度はフレアーが危ないかも・・・」
フレアー「迷っている暇はないわ・・・やるしかないじゃない。」
覚悟を決めるフレアー。
その時のフレアーの心は自分を司る炎のように熱かった。
 
レグルス「そうね・・・でも、これだけは約束して、少しでも回復したら皆と逃げて・・・
ミーヤがあれだけでやられるとは思えないから・・・」
フレアー「ええ、わかったわ。」
逃げるのは本意ではなかったが、あのミーヤの強さを見てしまってはそう決断せざるを得なかった。
 
フレアーは皆の首のハーティジュエルをそっと触り、最後に自分のハーティジュエルを触った。
 
フレアー「あとは魔力を放出すれば・・・」
祈るような姿で両手を合わせ、皆の前に跪いた。
フレアーのハーティジュエルの中で渦巻いている赤い炎のような光が強く揺らめき、光が照射しはじめた。
それに呼応するように皆のハーティジュエルが弱々しいながらも光を放ち始める。
ハーティジュエルの傷は塞がり始める。
 
アルデバラン「崩壊が緩やかになったぞ。」
サダルスウド「これで修復が始まったら自分の力で元に戻るだろう。」
レグルス「でも・・・フレアーはこれでかなりの魔力を消費することになるわ。
タイミングを見誤ったら今度は彼女が危ない・・・」
 
フレアー「・・・くっ・・・だ、大丈夫・・・私・・・これでもタフなんだから!」
苦しそうな表情ながらも笑みを浮かべフレアーは祈り続ける。
皆を助けたい、その気持ちで一心に祈る。
刹那、風切音と衝突音にその祈りは妨害される。
 
--キィィィィン--
 
一拍遅れて鈍い打撃音!
 
ガッコォォォン!!!
 
フレアー「!がっ・・・!ぐっ・・・!!!!」
 
ドシャッガンッ!!!!ドンッ!ドンッ!ズドンッ!!
 
考える間もなくフレアーの体はあちこちにぶつかりながらゴムボールのように弾き飛ばされた。
 
レグルス「フレアーァァァァァ!!!」
レグルスは信じられないといった様子で叫ぶ。
 
フレアー「あ・・・がっ・・・そ、そんな・・・もう・・・回復したというの?あの黒焦げの状態から?」
体の痛みなど省みず、すぐさま皆の場所に戻り再びフレアーは皆の前で跪き祈り始める。
 
フレアー「ほんの少しでも!ほんの少しで良いから回復してぇ!!」
 
ミーヤ「さすがに回復までに時間がかかったなぁ・・・
フレアー、私にあそこまでのダメージを与えるなんて驚いたわ。」
 
ミーヤは現れた当初と同じ姿をしていた。つまり、無傷である。
衝撃的な爆心地の中心にいて、さらに全身が黒焦げになるほどのダメージだったはずなのに、
この短時間のうちに全回復してしまったのである。
 
フレアー「・・・ば、化け物・・・」
人の姿にして人に非ず、ミーヤを見上げるフレアーにとってその表現が一番しっくり来るだろう。
ミーヤ「あら、こんなにかわいい私を化け物なんて言うなんて失礼しちゃうわね。」
 
ミーヤ「そうだ、エアリィちゃんにもやったことあるんだけど、10秒あげるから逃げてもいいわよ。」
 
ミーヤを無視して祈りを続けるフレアー。
逃げる暇などあったら皆を少しでも回復させたかった。
 
ミーヤ「あれ?逃げないの?エアリィちゃんは逃げたのに。偉いわね。」
 
ミーヤ「まぁ、いっかぁ・・・とりあえず10秒数えるわ。逃げたかったら逃げてねぇ。
いーち、にーぃ、さぁーん・・・」
 
フレアー「みんな・・・少しでも・・・少しでも・・・私の祈り届いてぇ!!!」
 
10秒の間少しでも回復してほしいとフレアーは祈る・・・
深く、深く、深く祈り続ける。
 
ミーヤ「はーち、きゅーぅ、じゅーーーぅ・・・さてと・・・じゃぁ・・・」
ついにミーヤは数え終えてしまった。
 
ミーヤ「死になさい。」
影になって彼女の表情はわからないが、その言葉から暗く深い負の感情を感じ取ることが出来た。
 
そしてフレアーの前から景色に滲むようにミーヤが消えた。
祈り続けるフレアーの右わき腹にキックが叩き込まれた。
左側に飛ばされずに今度は左わき腹にキックを受ける。
 
フレアーの素の防御力の高さがなければ一発目で内臓はぐちゃぐちゃになっていたことだろう。
ミーヤ「いつまでも私を無視してるんじゃないわよ!!嫌でも私と戦わせてやる!!」

二発の攻撃を受けようやく防御体制をとるが、ミーヤのスピードによりフレアーの防御は簡単に突破される。
ミーヤの殴る蹴る投げるの猛攻になす術なくされるがままであった。

フレアーは以前のように攻撃を受け続けていたが、まったく違っていた。
その一撃一撃が無獣から受けるものなど比較にならないほど重く、強く、速かった。
正式な魔法少女となって魔法防壁を展開させていなかったらひとたまりも無かっただろう。

フレアー(さすがに・・・あぐっ・・・この・・・でたらめな力・・・このままじゃ、ほんとうに死んじゃう・・・くっ!)

フレアー「フレアー赤炎防撃甲!」
両手で円を形作ると、フレアーの体が炎に覆われる。
その姿は炎を纏った鎧のようであった。

するとミーヤは攻撃を停止、少しフレアーとの距離を取った。

フレアー「はぁはぁ・・・どう・・・したの?攻撃してこないの?私と戦いたいんじゃなかったの?」

ミーヤ「うふふ、さすがの私も熱いのはいやだしね。その鎧みたいなの、攻防一体なんでしょ?」

フレアー「・・・」

ミーヤ「やっぱりね。無言は肯定なりってね。
んじゃ、ちょっとやり方変えちゃおっと。」

フレアー「フレアー紅炎縛陣!」
グルリと大鎌を回転させ炎の渦を発射。
炎はミーヤに向かう。
しかし
 
ミーヤ「そう何度も同じ技が通用するわけないでしょ。
っていうか、さっきのもわざと食らっただけだし。」
襲い来る炎の渦をミーヤは両手で抱きかかえそのまま潰してしまった。
 
フレアー「予想はしてたけど、こうもあっさりやられちゃうと落ち込むわね。」
 
次にフレアーはフレアーサイズの石突をズドンと地面に強く叩きつけた。
フレアー「フレアー轟炎破断!」
 
フレアーサイズで突いた地面から壁のように立ち上がった炎がミーヤを襲う。
炎の先端がミーヤに到達しようかというとき、片手を炎にかざした。
 
すると、炎はミーヤの掌の前で急停止し、すべての炎が掻き消えてしまった。
 
フレアー「・・・私の魔法・・・無効化したの?」
 
ミーヤ「これくらいの魔法なら無効にするくらいわけないわ。」
 
ミーヤは指先をフレアーに向けると鉄砲を撃つしぐさをした。
 
フレアー「な・・・に?」
 
パンッ
乾いた音が響く。フレアーは何をされたかわからなかった。
ふと自分の左肩を見ると何かに撃ちぬかれた痕があった。
その傷を認識した途端、痛みがフレアーを襲う。
フレアー「うっ・・・がぁぁぁぁぁ!!!」
 
ミーヤ「あらら、外しちゃった。ごめんねぇ」
悪戯っ子のようにぺろりと舌を出して照れるしぐさをするミーヤ。
しかし、ミーヤほどの魔力を持ったモノが動かない標的を外すはずはない。
明らかにわざと外したのだ。
 
そして、再び鉄砲を撃つしぐさをする。連続して。
パンッパンッパンッ
右肩、左足、右足を撃ちぬかれた。
それでもなおフレアーは自らの武器を落とすことなく、しっかりと二本の足で立っていた。
 
レグルス「フレアーァァァァ!!!」
 
レグルスは叫ぶ。
彼女はフレアーを何があっても守ると誓ったのだ。
先ほどからフレアーにシールドを張って防御サポートをしているものの、
ミーヤの力の前では意味を成していないことに自分の力の無さを痛感していた。
 
フレアー「うっ・・・うっ・・・フレアー・・・紅炎波!」
震える手でフレアーサイズを振りかぶり、そして振り下ろす。
大鎌の先から炎を伴った衝撃波が発せられる。
しかし、ミーヤはその攻撃を再び無効化。
 
ミーヤ「これで当たるかな?当たるといいな。」
パンッ
一際強い光が指先に集中すると、一筋の光がフレアーを襲う。
思わず腕で防ごうとするが、その腕を貫いてフレアーのハーティジュエルに当たった。
パキィン

ミーヤ「やった!当たった当たった!」

フレアー「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
レグルス「フレアー!!!」

腕で防いだことが幸いだったのか、ハーティジュエルに当たった攻撃は致命傷とまでにはならなかった。

ミーヤ「ざーんねん。でも、その腕じゃ次は防げないだろうし、これで終わりにしようね。」

フレアーは全身をガクガクと震わせ、地面に亀のように蹲る。
ハーティジュエルを守るにはプライドも何もかなぐり捨てこのような姿になるしかなかった。

ミーヤ「あらあら、亀さんみたいね。そんなことしても無駄なのに。」
空中で物を摘みあげるしぐさをミーヤがすると、不思議なことにフレアーの体もそれに同調して宙に浮かび上がる。
宙に浮かんだフレアーの四肢は力なく垂れ下がる。
投げつける動作をミーヤがするとフレアーの体はビルの壁に叩きつけられた。

ドガァァァァ

体がめり込み、壁に縫い付けられるフレアー。
動くことが出来ず、もはや逃げることも出来なかった。

フレアー「う・・・あ・・・あ・・・」

ミーヤ「今度はちゃんと狙うからね。」
指を鉄砲の形に構え、狙いを定める。

レグルス「やめて!やめ・・・やめてぇぇぇ!!!」
フレアーの前にシールドを幾重にも展開させるレグルス。
しかしながら、ミーヤの魔力の強さではこれくらいのシールドは意味が無いことをわかっていた。
でも、彼女は無駄とわかりつつもそうせざるをえなかった。
 
そして再びミーヤの指先に強い光が集中、乾いた音とともにハーティジュエルに向かって一閃。
 
パンッ
 
レグルス「フレアーァァァァ!!!私・・・私・・・絶対守るって言ったのに!うぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
 
フレアーはピクリとも動けない。
レグルスはその姿を見て泣き叫ぶ。
 
フレアーのハーティジュエルは完全に砕かれてしまったのか。
 
フレアー「うう・・・まだ・・・いき・・・てる?」
 
覚悟をして目を閉じていたフレアーは自分の体に何も起きていないことを不思議に思い、恐る恐る目を開ける。
 
フレアーの視界を遮る影が三つ・・・
守るように立ちはだかっていた。
 
フレアー「あ・・・ああ・・・み、みんな・・・」
 
エアリィ「ぐっ・・・フレアー・・・魔法使えるようになったんだね・・・うっ・・・カッコ・・・いいよ・・・ケホッケホッ。」
アーシィ「ううっ・・・こんな・・・すごいのを一人で・・・受けていたの?」
アクエリィ「あなただけに・・・うっ・・・いい格好はさせません・・・わ・・・」
 
フレアー「そんな・・・皆まだ回復して・・・ないのに・・・私を置いて逃げて・・・私はミーヤを足止めするから・・・」
めり込んだ壁から抜け出そうとするフレアー。
彼女たちの思いとは裏腹に、3人の魔法少女のハーティジュエルは再び崩壊を始める。
 
エアリィ「ああっ・・・そんなこと言わないでよ。」
アクエリィ「あなたの・・・そのボロボロの状態であのミーヤを止められるわけないでしょう?」
アーシィ「ぐっそうだよ。私たちは一蓮托生、一人を残してなんて行けないわ。」
エアリィ「私たちは四人でひとつ・・・なんだ・・・よ?ううううっ。」
 
しかし、彼女たちのハーティジュエルは風前の灯であった。もはや崩壊は止められない。
 
フレアー「あなたたちも・・・もう・・・限界じゃない・・・やめて・・・やめてよぉ。」
フレアーの目からは止め処なく涙が溢れる。
 
ミーヤ「うふふ、みんな仲良いのね。良いわ。みんないっぺんにあの世へ送ってあげる。」
 
ミーヤの周りにポウッポウッと光が浮かび上がる。
 
エアリィ「このままじゃ終われないんだからね!だって私たちは・・・みんな・・・仲間だよっ・・・うっ・・・あああっ」
 
エアリィたちはそれぞれの武器を手にミーヤに狙いを定める。
この状態でミーヤに敵うとは誰も思ってはいない。
しかし、ただ黙ってやられるのを待っていることは彼女たちにはできなかった。
 
スピカ「みんな、最大の魔力で彼女たちを守るわよ!
なんとしても死なせないんだから!」
 
ミーヤの周りに現れた光は拡散して散弾銃のように魔法少女たちを襲う。
スピカたちの作ったシールドを意図も簡単に貫いていくミーヤの魔法。
ミーヤの魔法の勢いを殺すことはできなかった。
ピシィッ!
ピキィッ!
パキッ
パシィッ!

ガシャァァァン!!!

ミーヤの魔法の衝撃についにその形を維持できなくなったハーティジュエルは砕け散ってしまった。

そして砕け散ると同時に4人に光の柱が立ち上った。
その光は燃え尽きようとする蝋燭の炎のように強く輝いていた。

エアリィにはピンクの光
アーシィには黄色の光
アクエリィには水色の光
そしてフレアーには赤い光

スピカ「あああああ!!!!!そんな!もう・・・おしまい・・・おしまいよ・・・」
アルデバラン「これで・・・僕たちも消える・・・この世界と僕たちの世界の終焉だ・・・」

その光景を見て絶望にさいなまれる魔法少女のパートナーたち。
誰もががっくりとうなだれていた。
魔法少女の死、それはパートナーの命も消えてしまうことを意味している。
自らの死も覚悟しなければならない。

ミーヤ「ふははは!おーっほっほっほ!やったわ!魔法少女を殲滅できた!こんな簡単だったなんて!」
喜びに打ち震えるミーヤ。
彼女の表情は恍惚としていた。
ヴォン
ヴォン
ヴォン
ヴォン

キュイーーーン・・・

カッ!

ミーヤ「ぐふっ・・・ぎゃぁぁぁぁっぁああっっ!!!!」
四つの光の柱の前方に魔方陣が現れ、その中心からそれぞれの色の光が放たれた。
その光はミーヤも防ぎきれないほど強大で、光速であった。
それ故、すべての光はミーヤの魔法防壁を全て貫き、さらに体も貫通していた。

サダルスウド「な、どうしたんだ!何が起きたんだ?スピカ?」

スピカ「し、知らない・・・こんな現象初めて・・・でも・・・これだけは言えるあの子達は・・・」

レグルス「まだ死んでないっ・・・」

アルデバラン「というよりも・・・気がついているか?この魔力の大きさ・・・」

突如として起きたことに誰もが戸惑い、慌てていた。
光の柱の輝きは徐々に収まり、中心部分がぼんやりと見えてきた。

スピカ「あれは・・・そんな!まさか!?こんなことってあるの!?聞いたことない・・・」

現れた姿は彼女たちのカラーは踏襲しているもののコスチュームは全体的に白銀を基本としていた。
彼女たちの背中には白い大きな翼のような可視化したエネルギーウェーブ。
そして砕けたハーティジュエルの代わりに頭にはそれぞれの色の宝玉がはめ込まれたティアラが輝いていた。
サダルスウド「この魔力の大きさは大幅なレベルアップ?いや単純なレベルアップじゃない・・・
高次元へシフトしている・・・こんな強い魔力・・・初めてだ!」
 
レグルス「あああ、フレアー・・・灯莉・・・良かった・・・生きていてくれて・・・」
 
ミーヤ「おのれぇぇぇぇぇ!!私に対するこの仕打ち!どうしてくれようかぁ!!」
あちこちから血を流し、顔を抑えながら叫ぶ。
よほど屈辱的だったのだろう、彼女の目は狂気を秘めていた。
 
エアリィ「エアリィシュート!」
 
エアリィが弓を構えるとエアリィの背後に大きなピンク色の魔方陣が現れる。
そして矢にはくるくると回る環状魔方陣が幾重にも連なって現れる。
エアリィが矢を放つと前面には一際大きな魔方陣が現れ、それを貫くと矢が衝撃波を伴って加速してミーヤに打ち込まれる。
 
ミーヤはその矢を避けようとするが、体が動かないことに気がついた。
 
ミーヤ「な・・・んだ?」
ふと背後に違和感を覚え振り向くと、なんと自分の体がエアリィの魔方陣に縫い付けられているではないか。
もがいても逃れることはできない。
 
ミーヤ「くっ!面白いじゃないか!こんなへなちょこ私が受け止めてやる!」
全身の魔力を一点に集中し、迫り来る攻撃に備える。
 
エアリィ「無理だよ。ミーヤ。あなたでは防げない。」
 
ミーヤ「おおおおおおおおおっ!!!!!」
叫び声を出し魔力レベルを最大に上げて衝撃に備える。
それはまるで獣の咆哮にも似ていた。
バチィィッィィ!!!!
 
エアリィの矢がミーヤの魔法防壁に当たると火花を散らしながらも貫かれまいと抵抗をする。
ぐぐっぐぐっと鏃が防壁に食い込んでいく。
そして抵抗もむなしく・・・防壁貫通。
そのままミーヤを光の筋が貫いた。
 
ミーヤ「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!ぐっぐううう!!!わ、私の魔法が効かないだってぇぇぇ???」
 
これほど強力な魔法を短時間であるが防いだというのはさすがミーヤの魔力といったところであろうか。
しかしいかんせん魔力の桁が違いすぎた。
 
フレアー「フレアー!光冠日輪斬!!」
大きくフレアーサイズを振りかぶると、柄の部分に環状魔方陣が現れる。
そして鎌の表面が光り輝く。
鎌を振り下ろすと足元に巨大な魔方陣が現れ、鎌から放たれた光輪に魔力を照射。
 
光輪は容赦なくミーヤを切り刻む。
 
アクエリィ「アクエリィ!ジェト ランス!」
アクエリィフュエを槍状にしてミーヤに投擲。
投擲後の槍後方には数枚の魔方陣が現れる。

パートナーたちは前方で繰り広げられている光景をとても信じることはできなかった。
歴代の魔法少女たちの長い歴史の中で上位魔法を行使する者はいてもこのような姿は見たことがなかったからだ。

アルデバラン「こ、こんな強力な上位魔法・・・呪文詠唱もなしに放てるなんて・・・」
 
スピカ「レグルス・・・あなたは彼女たちの姿、この強力な魔力のこと知ってる?」
 
レグルス「い、いいえ・・・こんなことはリゲルからは聞かされていなかった。
私は何も・・・知らない。」
スピカ「とすると・・・リゲルがシステムに秘密裏に仕込んだ裏モードということかもしれないわね。」

イオ「ご名答。さすがスピカだね。」

スピカ「イオ!!?」

イオは音もなくスピカたちに近づいていた。
その姿に4人は思わず身構える。

イオ「あはは、勘違いしないでおくれよ。僕は君たちと戦うつもりはないよ。」
彼らの緊張感など意に介せずと言ったように、イオは暢気に笑う。
それだけ彼には余裕があるということの表れか。

イオ「さて、何から話そうかね。まずは魔法少女たちのあの姿のことだね。」
自分のパートナーであるはずのミーヤの危機であるというのにゆっくりと話し始めるイオ。
彼女の危機など今の彼にとって気にすることではないということなのか。

イオ「僕はね、君たちが感知するよりも遥か前に超強大な脅威の存在を感じ取っていた。」
イオは淡々と話し始める。
彼の後方では相変わらずミーヤが苦戦している。
しかし、強力な魔法少女4人を相手に善戦しているミーヤはさすがであった。

イオ「ま、その超強大な脅威って言うのは僕らのことだったんだけどね。あははっおかしいだろ?
まあ、そのときは脅威というものがどんなものかはわからなかったからねぇ。
でも、観測データからわかる対象のエネルギーの量から言って、
今までの魔法少女システムでは到底太刀打ちできないと考えたわけさ。」
イオは自嘲気味に笑う。
それは自らが元凶であるというのにまるで他人事のようだった。
イオ「だから僕は従来の魔法少女システムにこっそりと仕込んでおいた。
でもね、この高位モードに推移するには一度彼女たちの命を危険に晒す必要があった。
危機に陥ったときの潜在能力の開放からの魔力位相変換、そして仲間たちとの深いレベルでの意識リンクだ・・・」

イオ「ただ、命を危機に晒すということは、やっぱりタイミングが少しでも違えば全滅してしまう。
それに、仲間とのリンクも従来の魔力の上位レベルへのシフトよりも深くリンクさせなければならない。
そんなハイリスクで曖昧なものを正式採用するわけにはいかなかったからね、搭載はしたものの発表はしなかった。」

イオはちらりとスピカを一瞥。
無表情な彼女を確認すると少し笑みを浮かべる。

イオ「そんな中、運命の規定事項に囚われず、母体となる魔法少女を一人作れば、
そこから複数の魔法少女を作り出す仕組みを考えたんだ。
魔法少女の量産だね。そして母体となりうるポテンシャルを秘めていたのが、ミーヤってわけさ。」

イオ「でも、いくらミーヤが強力といっても限界がある。
君たちも知ってのとおり、彼女の強さは不安定で制限がある。
僕はミーヤを高位へのシフトさせるべきだと考えた。」

イオ「そこで思い出したのが、かつて僕が仕込んだ魔法少女の高位モードだ。
これを利用しない手はないと閃いたね。」

スピカ「そ、それじゃあ・・・まるでわざとエアリィたちを高位モードにしたみたいじゃない・・・」

イオ「そう、わざとだよ。今日のことだけじゃない、この日のために今までのこと全てが僕が準備したことなんだ。」
レグルス「・・・・・・私を・・・エウロパにしたことも?」

イオ「そうだよ。」

レグルス「じゃあ・・・灯莉をダークウィッチにしたことも?」

イオ「もちろん。君をエウロパにするには宿主に一度陰の魔力を纏わせなければならなかったからね。」
ニヤリと笑みを浮かべながらスピカを再び見つめる。
 
イオ「なんで今までエウロパにまかせっきりだった僕らがここに来てわざわざやってきたかわかるかい?」

全員に問いかけているにも関わらず全員無言。

イオ「スピカ、前回君が今日のための準備をしてくれたからね。
だから今日皆でやってきたってわけさ。」

スピカははっとする。
彼女には心当たりがあった。
同時にほかの3人もそれが何なのか理解できたようだ。

レグルス「スピカが私のチョーカーを傷つけたからね。」

イオ「そうだね、あれがあったから今回は確実にフルメンバー揃うと思ったんだ。
しかも理想的な形でね。」

サダルスウド「全部イオに仕組まれていたのか・・・」

イオ「うーん、全部って言うのは言いすぎかな?こうしようと思ったのは途中からだよ。」

スピカ「途中からですって?」

イオ「うん、最初はこのままでもいいと思っていたんだけど、予想外なことが起きてね。」

イオ「エアリィ・・・彼の存在さ。」

イオ「最初は特に気にもしていなかったんだけど、
彼の特異性と仲間との絆の深さがキーになると考えた。だから今回のプランを思いついたんだ。」
イオ「おかげでミーヤが高位の存在になるために必要だったもの・・・これを手に入れることができた。」
イオの手には砕けたハーティジュエルが握られていた。

イオ「さて、お目当てのこれを手に入れたからもうこの場には用は無い。
ミーヤもそろそろ限界だね。彼女と一緒に帰るとするよ。」

そう言い残し、スピカたちの前から消えた。
そしてミーヤと魔法少女たちの間に現れるイオ。

イオ「やあ、魔法少女諸君。ずいぶんと派手にやってくれたね。
ミーヤがボロボロじゃないか。君たちの高位モードがここまですごいとは思わなかったよ。」

パチパチと魔法少女たちに向かって拍手するイオ。

ミーヤ「はぁはぁはぁ・・・イオ・・・いまさら来るなんて・・・遅いじゃない・・・邪魔・・・しないで・・・」
先ほどとは逆に今度はミーヤの体がボロボロになっていた。

イオ「よくがんばったね、ミーヤ。これで最終段階に入ることができるよ。
ありがとう。」

ミーヤ「最終・・・段階?」
イオの言葉を理解できないミーヤ。

アーシィ「イオ!!」
アクエリィ「あなたも今日で終わりよ!アクエリィエギュイーユ!」
足元に水色の巨大な魔方陣が現れ、水柱となってアクエリィを包み込む。

ヴーン
パキパキパキキ
ヒュンヒュンヒュン

アクエリィの攻撃はイオに向かって氷針が発射された。
発射されたがその攻撃は音も無く、まるで最初から存在していないかのように消失してしまった。

イオ「さて、今日は僕らは帰るよ。欲しいものも手に入れたしね。」

アクエリィ「私の魔法が・・・効かない?」

イオ「やれやれ・・・」

ミーヤ「イオ!私はまだやれる!だから帰るならイオ一人で帰って!」

アーシィ「じゃあこれはどう?アーシィグラヴィティバレット!」

キュイイイイイイイン

アーシィの後方に魔方陣がいくつか現れる。
その魔方陣一つ一つから弾丸が飛び出す。
その弾丸にはかなり強い重力場が作用しているのだろう、弾丸の通り抜けた跡は空間がグニャリと歪んでいた。

ズドドドドン!
イオ「帰るって言ってるのになぁ。」
重力の弾丸がイオに到達する前に掻き消える。

エアリィ「どうして・・・私たちの魔法は強くなったはずなのに!」

イオ「うん、確かに君たちは強くなったよ。でもね、君らの魔法術式は僕が作ったんだ。
どんなに強くても逆位相術式フィールドがあれば無効化するのはわけないよ。」

フレアー「僕が・・・作った?ということは・・・あなたがリゲル?」
イオはフレアーの問いかけに意外そうな顔をした。

イオ「そうだよ。あれ?スピカたちから聞いてなかった?
まあいいや、さ、ミーヤ帰るよ。」

イオはミーヤを薄いシャボン玉のような膜で包み込む。
突然そんなもので包まれたミーヤは内側から膜を破こうと必死に叩く。
しかし、ゆらゆらと揺れるばかりでミーヤの脱出は叶わなかった。

ミーヤ「嫌よ!このままじゃやられっぱなしじゃない!
ここから出して!!」
力ではどうにもならないことを悟り、今度はイオに叫び訴えかける。

イオ「聞き分けの悪い子だね・・・帰り際に面白いことしてあげるから今日は素直に帰ろうね。」
まるで小さな子を諭すようにやさしく誘導するイオ。
その言葉に渋々ながらも従うミーヤ。

イオ「じゃあ、みんなバイバイ。今日はとても楽しかった。お礼に面白いものを見せてあげるね。」
キュイィィィィ
タンッ

そう言い残して消えると、イオがいたその場所はまるで空間に穴が開いたように全てのものが一点に吸い込まれていった。

ビュゴウゥゥゥゥ!

その穴に向かって暴風が吹き荒れる!

エアリィ「な、なにが起きたというの?みんな吸い込まれてるよ!」

アーシィ「あ・・・あああ・・・なんてこと!?これは・・・このままじゃ現実の空間が維持できなくなる・・・」

アクエリィ「だめ!リフレクシオンを展開しても収まらないわ!」
周囲のもの全てが吸い込まれると、今度はグシャッ、グシャッと空間ごとひしゃげていった。
もはや魔法少女たちもその場にとどまるだけで精一杯であった。

スピカ「ウィッチーズスペースが・・・解ける!」

アルデバラン「空間が・・・捻り取られるぞ!!強い衝撃が来る!!」

ウィッチーズスペースが解けると同時にズドンという地鳴りがし始め、グラグラと揺れだした。

大樹「じ、地震だっ・・・大きいぞ!」
あちこちで人々のこの地震に対しての悲鳴が聞こえてくる。
周囲はざわつく、ざわついてはいるがそれだけだ。
確かに揺れは大きい、しかし建物などの被害はまったくといって良いほど無い。
強いて被害をあげるならば、店先においてある植木が倒れてしまったくらいか。
そして、再び日常が戻ってくる。

サダルスウド「おかしい・・・あれだけの空間の消失・・・これだけで済むはずは無い。」

明日美「そう・・・ね・・・私が前に経験したときはもっと大きな被害が出たのに・・・」
強い衝撃が来ると思い身構えていた彼女たちは思ったよりも被害が少なく、拍子抜けしてしまっていた。
朝の雑踏の中、人々は先ほどの地震について口々に話題に上げていた。
大樹も携帯で地震情報を確認すると、震度は6弱だという。
確かに震度は大きかったと言えるが、それにしては被害が少なすぎる。
これは後で知ったことだったのだが、イオの起こした地震は強い地震であったにも関わらず、規模は極々限定的であったというのだ。
その規模は大樹たちがいた駅周辺、半径300メートル程度だった。

スピカ「これは・・・イオにしてやられたわね。」
イオの真意を理解しスピカは息を呑んだ。
彼女は心の奥底で言いようの無い不安感が増大していくのを感じた。

大樹「そうだな・・・恐らくはイオの警告だろうな。
パワーアップした俺らよりもさらに上を行く存在が自分だということを示すためにこんなことをしたんだ。」

明日美「逆に現実世界を壊さないことで私たちへの警告メッセージを出したのね。」
そしてスピカの不安感、恐怖感はその場にいる全員に伝播していた。
確かに彼女たちは今までの数段上の存在へとシフトした。
しかし、それだけではまだ足りないということがわかったのだ。
ミーヤに対抗でき得る力が備わったと同時に、その力だけではどうにもならないことを思い知ってしまった。

希望と絶望が同時に存在しているような不思議な感覚が皆の心にはあった。

萌波「現実世界を意図的に壊さないということは、イオは現実世界に魔力の影響を与えることができるということなのよね。」
 
レグルス「ええ、私たちはウィッチーズスペースを始め、
特殊なフィールド内でしか大規模な魔力を展開させることができないけど、彼はそれができる。」
 
灯莉「じゃあ、私たちの現実世界でイオに強力な魔法を使われたらひとたまりも無いじゃないですか。」
 
アルデバラン「そうだね、でもイオは今までそれをしていない・・・
イオには僕たちの知らない何か目的があるのだろうか。」
 
大樹「ミーヤのサポートに徹しているとしてもそれも目的があってのことかもしれないしな。
今回のことでイオの底知れなさがさらにわかったわけだ。」
 
明日美「もしかしたら本当に恐ろしいのはミーヤではなくて・・・イオ・・・
いやリゲルなのかもしれないわね。」
 
萌波「イオは最終段階に入ったと言っていた。明らかに何か企んでいるわね。
ミーヤの更なる強化か・・・それとも・・・」
大樹「しかし・・・俺らのモードチェンジ・・・俺は魔方陣つきの強力な魔法を以前使ったことがあったが、
呪文詠唱が必要だったし、今回ほど強力ではなかったな。すごいレベルアップだ。」
大樹は雪山でミーヤと戦ったことを思い出していた。
このエピソードにより魔法少女が四人全員集まってお互いに調和できれば上位魔法を使えることを知った。
しかし、今回はコスチュームも変化し、桁違いに強力な魔法を使えるようになった。

大樹「とは言うものの、俺ら自身の力もまだまだ未知数だな。
イオが言うように本当に奴の前では魔法が無力化させられてしまうのか。」
 
レグルス「それに関しては私のほうで調べてみるわ。何かしらの突破口があるはずよ。」
 
明日美「お願いね。」

大樹「・・・ふむ・・・」
なにやら考え込んでいる大樹・・・
明日美はそれを不思議そうに見上げる。
 
明日美「大樹・・・ほかに何か気になることあるの?」
 
大樹「うーん・・・このモードチェンジ・・・どうしたものか・・・」
 
萌波「大樹さんはきっと不安に感じているのね。
これが今後どういう影響があるか、どうやって私たちが使いこなしていくか・・・」
大樹「うーん・・・そうだ、この高位モードをハイディメンションモードって言うのはどうだ?
魔法少女キューティエアリィ・ハイディメンションモード!うん、なかなかかっこいいと思うんだが。」

大樹の提案に開いた口が塞がらなかった。
中にはため息を出すものもいる。

明日美「呆れた・・・そんなこと考えてたの?そんなの何でも良いわよ。」

萌波「あなたのことをちょっとでも心配して損しました。死にかけるほど大変な目にあったというのに・・・」

大樹「えーそうか?いいと思うんだがなぁ。」
明日美と萌波の反応が悪いことにふてくされる大樹である。

そんな大樹の提案をただ一人目をキラキラさせて聞いている者がいた。
それは・・・

灯莉「大樹さん!それカッコいいです!ハイディメンションモード!なんか強そうです!!」
やや興奮しつつ大樹に同意する灯莉。
その姿に気を良くする大樹。

大樹「おお!そう思うか!灯莉ちゃんはわかってくれるか!いいだろう?
みんな、ハイディメンションモードになるのよ!なんつってな。」
そんな大樹は子供のような目でとても嬉しそうだった。
とても死の淵を彷徨ってきたばかりだとは思えない。

明日美「はぁ・・・そういえば大樹は合体技とかも嬉々として考えていたわ・・・」

萌波「いい年してるのに子供みたいですわね・・・これが厨ニ病というやつですのね・・・
それにまさか灯莉さんも同調するとは・・・」
頭を抱えて呆れる二人であった。
腕時計を見てハッとする萌波。
萌波「みなさん遊んでいる場合じゃないわよ。早く行かないと遅刻するわ。」

慌てて自分の腕時計を見る大樹、その顔は見る見る青ざめていく。

大樹「え!?まずい、まずいぞ・・・今日は朝一で大事な会議があるんだ!!」
アタフタと慌てる大樹にクスリと笑う明日美。
その表情は明日美の方がかなり年下であるが、出来の悪い弟を見るような姉の表情であった。

明日美「ほら、鞄忘れているわよ!!」
埃を払いながら大樹に鞄を渡す明日美
大樹はそれをややひったくるように受け取った。

大樹「明日美サンキュー!!またな、みんなも遅れるなよ!」
手を振り上げ元気よく駆け出す大樹。
それはとても38歳の中年とは思えないほど快活な姿だった。

明日美「う、うん!大樹もね!・・・気を付けて・・・」
大樹が見えなくなるまで目で追い続ける明日美・・・
その姿を見ていた萌波・・・彼女の心の動きに気が付いたようだ・・・

萌波「明日美さん・・・あなた・・・」

明日美「な、なによ!いいの!もう!あたしは諦めているんだから!
ほらあたしたちも行くわよ。」
顔を真っ赤に染める明日美、その表情はどこか悲しげであった。

次回予告
絶体絶命の危機に高位モード、通称”ハイディメンションモード”へとモードチェンジした魔法少女たち。
その力は未知数ながらもミーヤを圧倒的な力で反撃に転じることができた。
しかしそれもイオによって仕組まれたことだという。
そんな中、魔法少女はつかの間の休息を取ることとなった。
期末試験を無事に終えた彼女たちは皆で海へと行く。
次回「Unite!これを狙っていたの!?」
エアリィHD「変わらないそのままの私を信じることができるかしら?」
508魔法少女キューティエアリィ第二十話 ◆yboXY7MR9E :2011/06/28(火) 01:56:44.84 ID:Lrh8s+xy
以上、終わりです。
フレアーの正式魔法少女化から一気に魔法少女物の醍醐味であるハイパーモードへのモードチェンジを済ませちゃいました。

その結果、フレアーがせっかく魔法使えるようになってもなんだかあんまり強くない印象になってしまったかもしれません。

さて、次回ですが水着回です!
みんな水着を着ます。

強制TSの醍醐味の恥じらい水着もあるやもしれません。
恋に魔法に大忙しの魔法少女たち・・・ポロリは・・・あるかな?
一応ドタバタ+TS萌え要素を入れるつもりです。

最終決戦前のお休みといったところでしょうか。

ではお付き合いありがとうございました。次回まで〜
509名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 02:12:28.71 ID:iKz3SmzD
乙!

510名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 05:55:26.57 ID:CR7m0DMb
>>508
盛り上がってきたね、ありがとう。さてと仕事行くか。
511名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 09:27:41.55 ID:9Ok8L3FN
またエロなし荒らしか
512名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 11:03:26.64 ID:YwQkccUz
あぼ〜ん荒らし
513名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 11:20:55.18 ID:YpkLAvtA
しかし、長いこと連載できるな。
素直に尊敬する。
514名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 16:11:14.42 ID:DkRXvJoy
連載初期に比べたら、少しは情景描写等も入って小説らしくなってきたし
このまま10年くらいやる気を失わず、執筆を続ける事が出来れば
まともな小説も書ける様になるんじゃね

読者が何度も読み返したくなるような作品を書くには
少々足りないもの(エロに非ず)があると思うが
その辺は努力で補えない才能的な部分だから、無理を言っても仕方ない

それに粘着荒らしによる書き手叩きに続いて、悪質な盗作犯罪者によって
スレのSSが盗まれる騒ぎも有ったので、書き手達の執筆欲はかなり低下している
こんな状況下でSSを投下してくれるだけでも、有り難いと言う物

ただまぁ何だ、非強制スレと別れていた頃に、両スレで頑張っていた書き手達は
今頃一体何をしてるんだろうなと……
イタリアンだけでなく、和食や中華やフレンチも有れば、スレはもっと盛り上がると思うんだが
515名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 23:12:02.30 ID:4tYR2U0G
だいぶ前にここで長編書いてた人の保管Blogはいつだったか見つけたけど、
それ以外はなしのつぶてと言うやつですな。
毎週毎週バカバカと新作が投下されてた頃が懐かしい。
516名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 01:39:38.37 ID:gjafIBZ5
初期の非強制で掻いていたうちの一人は、今でも時々某アフィサイトのイラスと企画で投稿しているみたいだね。
消息が判っているのは、その人ぐらいか?
あとはハンドル変えて、支援所で書いているんじゃないか? と思われる人がちらほら……
517名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 11:57:23.63 ID:b0JETT1b
強制じゃないけど不可逆で設定考えたんだけど
このスレ的にどうなんだろ
ssは別のとこに一回投下したことがある程度だから
勝手が分からなくて申し訳ない
518名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 12:07:24.76 ID:tr+C7ZLq
この過疎具合と、投下されてるSSを見ても分かるように
今のこのスレでは、性転換のSSなら何でも良い感じだね
昔みたいに強制だの非強制だの言って、選り好みする人は殆ど居ないよw

運悪く文句言う奴が出て来たら、上手く流してくれればおk
519名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 14:00:09.14 ID:L5kqOq2C
非強制の話すんなよ
なんか勝手に騒いで勝手に分かれて勝手に消えてった連中の事なんざ
思い出すだけで気分悪いわ
520名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 14:35:33.39 ID:VspKbmoY
↑ こーいうのは単なる愉快犯だから、いちいちまともに相手するだけ無駄だよ。
521名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 15:02:31.34 ID:GX5Ok3WG
パクリ屋は商売にならない作品ばかりでカリカリ来てるだろうね
522名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 15:20:02.62 ID:cZOZkLVX
そういや、あのパクリ同人屋どうなった?
HPとpixiv撤退からは進展あったん?委託販売とかどうなったんだろう
523 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/06/29(水) 16:49:15.87 ID:sLh9StI1
>>522
dlsite.com からは引き上げたと過去に見たな
dmmもサークル名検索にはかかるが、個別ページ開けん
524名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 18:34:20.55 ID:kt1Jwqjn
入れ替わった数年後の話とか、入れ替わって相手の体の方に馴染んできたくらいに戻ってって作品を読みたい
525名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 18:59:47.22 ID:tr+C7ZLq
犯罪者の心理か……
その脱兎のような逃げっぷりから見ても、根っからの犯罪者思考の持ち主
人格障害だからと言って、必ずしも犯罪行為に手を染める訳では無いけれど
一度道を踏み外して、犯罪のうまみを覚えてしまった人は
その性格的に、更正するのが難しくなるだろうね

再犯に注意ってとこかな
526名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 19:39:52.19 ID:Q72iAvZ2
お前ら悪堕ちスレでこのスレの作品が見たいと言った人いっぱいいたぞw
良かったね、褒められて
527名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 00:45:54.79 ID:QG5HJ0LP
あのスレも、元強制スレの職人が結構居そうだよな。
アチコチ別スレに移住していった職人様方。
どうかここへご降臨くだされ。かしこみかしこみ。
528名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:19:38.73 ID:0LPO1xrO
>>525
元々あいつはココ以外が主な犯行現場だしな
ここでやらかした時点ですでに前科がいくつもついとるw
529名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:23:28.07 ID:0LPO1xrO
>>520
名無しさんが作品投下すんのは別にかまわんけど、あの頃の非強制の面子に
戻ってきて欲しいとは心底、毛ほども思わんわ
あそこらへんのゴタゴタの流れ覚えてて愉快犯呼ばわりしてんならお前最悪だw
530名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 02:31:35.98 ID:gS4kO3ab
うわあ・・・
531名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 03:53:30.01 ID:T1ueWSEH
>>530
住み分けもできんわ、住み分けてもスレの維持もできんわ
あげくに出戻ってまた強制スレで非強制やろうっての?

それこそエロパロ板でエロ無しSS延々と投下するアホ並にうわあ・・・だろ
532名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 04:25:39.78 ID:2MfgxEUw
気の早い猛暑のせいか、愉快な人が湧いていますね。
533名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 04:38:41.19 ID:T1ueWSEH
いえいえ多少深夜族なだけで気のいいお兄さんですよ
総合スレが激過疎ってるからって強制スレでなんでもかんでもやらないでねって
当たり前の話だし

荒れるの前提で、スレタイも見ずに何でもバッチコイとか言い出す愉快さんや
荒れるのわかってて定期的にスレチな作品を長期投下する某作家さんには
さすがに負けますw
534名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 06:20:00.69 ID:TmYOzojL
>>533
お前、定期的に湧くいつものやつだろうw
535名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 09:31:41.82 ID:QG5HJ0LP
スレテーマの細分化は進化の袋小路で全滅するってパターンをアチコチで繰り返してるんだけど、
それでもどうしてもテーマ訳したい理由がよくわからないな。

最終的に女性化系のスレを全滅と言うか根絶させたいんだろうかね?
536名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 10:03:07.40 ID:61uJJWNh
波風を立てるのが好きな奴って居るんだよ。理屈じゃなく。
静まり返った池の水面に石を投げ込む奴っているだろ?
正にあれ。
537名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 10:20:12.17 ID:eLl0rJ5U
このスレ追い出されると困るやつと
追い出したいやつがいるのはよくわかった。

スレッドタイトルと、このスレが出来た経緯を考えたら
追い出したいほうが正論ですよ。

なんで総合スレ使わないんでしょうね?
538名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 10:48:57.95 ID:oPgiRd5I
>>528
まじかよ〜
被害はこのスレだけだと思ってたら、そんな手広くやってたのかw
そりゃ悪質だわ
539名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 10:49:59.24 ID:hG6FEdSn
なんで戦争が起きるか知ってるか?
自分が正義正論だって信じてる馬鹿だからだよ
540名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 14:52:02.47 ID:tO/qmFW7
日本が戦争始めないかなあ
弱いんだろうと世界中にみくびられてるぜ
つまりなんだ
日ノ本鬼子に俺はなりたい……なりたいんだ!
ってね
541名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 16:12:46.61 ID:PAzsWT8m
>>540
民族浄化のために、日本人男子全員女性化か。
胸厚ww

そういや、二時大戦後に……。て作品有ったな。ねたがねただけに、どの保管庫でも読めない。
残念
542名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 17:29:56.50 ID:YVp2Kmqn
それは困るな・・・日本語しか話せない奴はどうすればいいんだ
543名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 18:18:37.75 ID:Dblg3S4W
>>527
職人さんは民度の高いスレに流れる
自スレ以外の作品でも話題に上げて評価してくれる悪堕ちスレ
正義(笑)のために今日も議論する強制スレ
どっちに行きたいか一目瞭然だわ
544名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 18:22:56.23 ID:hG6FEdSn
>>543に一票
545名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 18:32:14.69 ID:4vJO6tVt
エアリィも悪堕ちスレに行けば良い
546名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 19:03:29.54 ID:QG5HJ0LP
>>545
654 名前: 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 [sage] 投稿日: 2011/06/30(木) 10:06:40.43 ID:61uJJWNh
あんたがスレの現状を困っていても、スレの大多数の人間は困ってない。
だから今の状況なんだって理解しろよキチガイ。
あんたが困っても俺は何も困らないし、むしろ現状が良い。
あんたの我侭でスレを荒らすな。ゴミ屑。
547名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 19:04:33.76 ID:QG5HJ0LP
>>545
47 名前: 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 [sage] 投稿日: 2011/06/30(木) 11:09:11.81 ID:hG6FEdSn
そのスレに需要がなければ職人は自然に需要のあるスレへ移動するもんだ。
どんな理由があっても職人叩き出すとかやっちゃダメなんだって。
スレの需要ど真ん中な職人も「自分も叩き出されるかも」って思ったら
スレの過疎化砂漠化一直線なんだけどなあ。理解してないんだろうなぁ
548名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 19:07:14.26 ID:QG5HJ0LP
63 名前: 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 [sage] 投稿日: 2011/06/30(木) 18:25:17.70 ID:VxXPzBJ8
単に書き手を冷遇してきたツケがまわってきただけだろ
居心地がよかったら規制が解けたら戻って来るはず
549名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 19:20:40.77 ID:4vJO6tVt
準備してあるんだ
気持ちわるぅ
550名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 20:24:14.29 ID:PAzsWT8m
みんななかよくしようぜ〜
551名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 20:32:28.70 ID:OESYWnAY
書き手が全員逃げた後にそんなこと言われてもね(笑)
552名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 20:50:06.90 ID:tO/qmFW7
要望が詳しくあるならトライして見たい
このスレの要旨がまだつかみ切れないww
いや笑うとこじゃないな
553名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 20:54:56.75 ID:01msFnrK
TS列車の人の構って臭が懐かしい
554 忍法帖【Lv=27,xxxPT】 :2011/06/30(木) 21:10:49.78 ID:4V2HJAc7
っていうかTS要素と濡れ場があればいいんだろう?
555名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 23:00:38.27 ID:D6reEBu2
>>554
個人的には細かいTS描写あれば濡れ場がなくても良い
556名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 23:21:22.37 ID:RNP8FPfG
こんな言い方をしたら本末転倒だが、『TS作品なら』OKといってもいいわけだからな…
5571/2:2011/07/01(金) 00:00:12.48 ID:Dlc6Bcyk
じゃあ俺様がネタ落として寝る
まだぜんぜん文章書きなれてないからつまんねーぞ覚悟しろ



よくある一軒家にごく普通にシスコンブラコンの姉弟が暮らしていました
青年の名は友介。そして、お姉さまの名前は由美。二人は、ごく普通の大学生活を送り、ごく普通にニートになり、
ごく普通にこれじゃいかんと考えを改め、ごく普通に派遣会社で働き始めました。
でも、ただひとつ違っていたのは……二人が就職した派遣会社は魔法少女を派遣する会社だったのです!

「ねーゆーちゃ〜ん」
「ちょっと、ゆみ姉!朝から盛んないでよ」
「ね〜え〜」
「ゆみ姉にされると戻るのに時間かかって出社が大変なんだからね」
「だ〜いじょーぶっ!こないだみたいにちゃんとエスコートしてあげるからっおんぴう」

肩まで伸びた髪を後ろで留めた眼鏡の男の子が友介、着慣れないスーツに着られている風情と可愛い顔立ちで若干若くみられるものの、
大学の夏休みにムラムラして実の姉を襲ってしまったほどの姉コン。
一方、もうそろそろ出社の時間なのにショートの髪はぼさぼさでタンクトップにホットパンツで弟にDカップを見せ付けているのが、
二人暮しなのをいい事に弟がトイレやお風呂に長居するとすぐ邪魔した上で風呂上りにタオル一枚で「ふああねむーい」ってタヌキ寝入りして誘惑したほどの弟コン。
ニート時代はそれこそおはようからおやすみまででした。

「なっ!?、…だ、駄目だよ…、あんなの…、電車の…中で…」

“こないだみたいなエスコート”に反応してうろたえる友介くん。その機を逃す由美さんではありませんでした。
素早くキスして、そのまま抱きしめた友介の身体を抱え上げてしまいます。
女性にしては背が高めの由美さん、男性にしては平均以下の友介くん、二つの要素によって姉が弟をお姫様だっこ、
という異常なシチュエーションが実現していましいた。

「へ〜んしーん、すーるな〜ら、っとくっりゃあ、えへへ、これ昨日配備されたばっかりの新変身アイテムだよね」
5582/2:2011/07/01(金) 00:39:43.43 ID:Dlc6Bcyk
ソファアに弟を横たえつつ器用にも友介くんのカバンから取り出したるは。

「えー、黒ボーダー?ゆうちゃんには白ピンクのボーダーでフリルとサイドにポンポンもって言っておいたのにー」

靴下、それもニーソックスの呼称を持つ膝上まで覆うタイプのソックスでした。ちなみに最初に支給されてたのは白でした。
友介くんは一応抵抗らしきものを、しようとしましたがそこはそれ、姉に逆らうような弟は存在しないのです。
由美さんが手馴れた速度でベルトを外しズボンとパンツを一緒に下げる頃には腰を浮かせていたほど。
そして、由美さんは丸めたニーソックスを右つま先にあて、くるくると、くるくると履かせていきます。
するとなんということでしょう。友介くんの下半身に変化が現れてきました。
これぞWM社門外不出の魔法技術!
肌に密着する生地を通し、二人の男女の性的存在エネルギー磁場(的なもの)を交換していくのです!
そうして本来の位置からずらされた存在エネルギーは元に戻ろうとします、その戻ろうとする力を魔法力に変換することで
男の精神と女の身体を組み合わせたまったく新しい魔法少女が生まれたのです。

「姉ちゃ・・・や、やあ、み…みちゃ、やあ」
「うーん、何回やってもこの縮んで穴が開くのってふしぎ」

形ばかりの抵抗をする友介くんとじっくり観察する由美さん。
かかとまで上げた時点でサイズが半分ほどになり、くるぶしで袋がほぼ平らに、
ふくらはぎを上げていくにしたがい睾丸が体内で上昇しつつ卵巣に変化、半ばぐらいで竿の収縮が完了し埋没開始
膝下辺りで一本、膝上まで覆われるころには内外完了してしまいます。
もちろんそれに伴い由美さんも逆手順的にアレな状態に…
そしてもう片方、左足が変身道具に覆われていくにしたがい上半身に変化が現れます。
あえて脱がさなかったワイシャツの内側がニーソを上げるに従い隆起が自己主張を強くしていきます。

「かわいい」
「もう・・・馬鹿ぁ」

恨めしげにつぶやいても、けだるそうな顔+低身長+巨乳では事後にしか見えません。
満足げな由美さんはかつての豊満さを弟に押し付けて、めっきりと男っぷりを上げていました。

「ところでゆうちゃんこれを見てくれコイツをどう思う?」
「すごく、…あ、ちょっと待って」

会社からの連絡でした。魔法理論とかの話はともかく変身すると社でもわかるから、とのこと。
どうやらいそいで出社して変身レポートを提出するよう指示が下ったようです。
さすがの由美さんもお仕事となれば矛を納めるほかありません、収まりませんが。
そんなこんなで着替え直して出かける二人。この二人の活躍はまだまだ先になりそうです。


#ごめん途中でちょっと飽きた
559名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/01(金) 01:26:58.25 ID:3MjNgf0y
飽きちゃ……らめぇぇ!!
560名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/01(金) 02:00:14.64 ID:ie9lCpkK
お前えええええええええええええええええええ

まあよくやってくれた
561 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/01(金) 06:05:50.06 ID:enQysKd4
GJ
続き期待
562名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/01(金) 08:32:48.78 ID:f60e1EqC
本当につまらないな
563名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/01(金) 13:13:10.30 ID:4FGwjzb5
564名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 15:18:46.25 ID:kqpsefkh
一部のTRPGでは、性転換の薬とか魔法とか、女性の姿に変身できるアイテムとか、面白いフレーバーがあったりする。
ただ、ゲームシステム上、男女の違いがあんまりない事が多いんで、大して使われないのが惜しいところ。
565名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 15:25:56.96 ID:nUal/L+u
>>564
TRPGって複数人で集まってやるものでしょ。
知人にTS好きをカミングアウトするのか?
566名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 15:30:24.61 ID:iKEggDMM
ぼくは幼稚園ぐらいのころ女になりたいって言ってました
567名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 15:36:44.40 ID:u8hJOaLt
>>565
カミングアウトは壁が高いな
女性化妄想はあってもホモじゃないし、色々と一足飛びで理解されそう。
568名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 16:16:14.75 ID:kqpsefkh
一応、男女で使える魔法がちょっと違ったり、男専用、女専用のアイテムがあったりするけど。
回復魔法の威力が高いから神官は女のほうが有利とか。
でもそれなら途中で性転換せずに最初から女性キャラを作るしな。
まぁ、男の神官でキャラを作って、そのことに気づいて「しまった!」と言ってるのが結構いたりする。
569名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 19:07:49.42 ID:UW+Qq710
美少女になってキモオタや汚いオヤジに汚されたい願望がある男が念願叶ってここぞとばかりにヤリまくる話を誰か書いて
570名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 20:17:55.31 ID:ZVhPeqTK
その流れは難易度高い
まず本人が嫌がってない
本人の望み通りに事が進む
男だった事が重しになってないと単なる痴女モノになってしまう
571名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 21:12:04.04 ID:JlU0AFoW
だが元は男、と認識して嫌がる男を痴女が篭絡していくとかだったら…
結局は痴女ものか
572名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 21:42:19.14 ID:otKPxJqs
ある組織に強制的に美少女にされた男(エリート)
男に戻るためにはキモオタや汚いオヤジに体を売って何度も犯されて「ポイント」を貯めないといけない

しかし、ポイントを貯める間に快楽のとりこになって・・・・・・
とかかなぁ
573 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/07/03(日) 22:08:31.44 ID:o6YRqKHK
>>572
元に戻るためと言い訳しつつだんだんと女の快楽にハマッていく
最後は男に戻るかどうか選択をせまられ・・・
574名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 22:20:03.88 ID:UW+Qq710
>>572
それいいですねー
575名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 01:35:46.76 ID:O2CtACJF
>>572
ついでに、ポイントを任意で消費して女としての武器を磨くこともできると面白いと思うな。
男に戻るのに必要なポイントが10000ポイント位あるんだが、胸が貧相で全体的に冴えない感じで中々稼げない
豊かな胸、1000ポイント、パッチリした瞳500ポイント、艶やかな髪100ポイント
鈴のなるような声500ポイントとか
女の武器を途中ポイントで買わないとポイントを稼ぐための男からの指名が得られない
そういう事情で、最初はいやいやいつの間にかトップを取るという目的に目がくらんでとか
そういう要素があっても面白いんじゃないかと思う
576名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 03:43:53.71 ID:sRIKh8VK
元男同士で襲うことでポイントを奪えるというのはどうだろう
せっかく貯めたポイントをお姉さまにレズレイプされることで奪われたり
最初は嫌だったけど、だんだんお姉さまに襲われるためにポイント貯めるようになってきたり
577名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 15:00:53.88 ID:ad2jEyXl
話を切って悪いんだけど、分かる人がいたら教えてください。
以前どっかのさいとで読んだSSを探しています。
壁からチンコが生えて、そこから出る精液のせいで女になっちゃう話なんですが、サイトをご存じの方、保存されている方、居らっしゃったら情報提供お願いします。
578名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 15:07:10.39 ID:HkSbDehP
579577:2011/07/04(月) 15:47:55.22 ID:ad2jEyXl
>>578
おお、これです。
ありがとうございます!!
580名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 16:16:46.79 ID:An9iVfIX
>>577
壁からチンコってwww
すげー読みたくなったw
581名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 16:52:12.99 ID:MpdIs7MQ
壁からマンコより絵になるね
582名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 17:31:15.47 ID:ARAoKUma
うひぃ、俺が支援所にうpしたのだw こんなとこで掘り起こされるなんて・・・w

当時あそこにうpされてた何かのエロゲの画像にインスパイヤされて
書き上げた記憶が・・・ 今読むと言い回しがアレだったりラストが蛇足じゃね?
って感じもあって恥ずかしい限りですわー
583名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 20:45:02.69 ID:ghR6BuK/
あれ? ラスト2行以外ほぼ一緒のSS、pixivになかったっけ…?
しかも紹介はこのスレか同板のTS系で紹介されてたような…?

>582 同じ作者さんですか?
584名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 20:52:10.69 ID:ghR6BuK/
ごめ 事故解決した。前スレ308で、今回のはそれよりも補記された感があってよかった。

>582 質問を取り下げます。
585名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 00:14:32.11 ID:5G/Z2ftI
よくわからんが、また変なことになるのかと思ってドキッとした。
586名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 04:30:55.11 ID:HeF7T3If
よみがえれ保管庫・・・
587名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 06:45:20.62 ID:ZgJ0uqFp
供物として>>588の男の成分を捧げまする
588名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 16:56:36.42 ID:0ol6NNhT
ぼ、ぼく男だけど、みんな女みたいだってバカにするんだよ…
589名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 20:54:33.39 ID:7EqHPXao
>>588
そりゃそんな眉を細くしてちゃ女顔に見られるのもしょーがねーべ
え、剃ってない?
590名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 07:29:42.41 ID:kw7adXuU
声も高いしな。
お前が家に電話してきたとき家族がでて
さんざ彼女かといじられたもんだ
591名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 23:50:12.80 ID:/Mop7LWC
昔書いて、投稿する場所を見失ってそのままになってたネタですが、せっかくなのでここに。
592テイクアウトおっぱい:2011/07/08(金) 23:55:39.11 ID:/Mop7LWC
「君のおっぱいをテイクアウトしたいな」
 ほんの冗談、軽い口説き文句のつもりだった。
 なので、
「かしこまりました。テイクアウトですね」
 と、ウェイトレスが笑顔でそう答えたときには心の中でひそかにガッツポーズをとっていた。
 が、いったん離れたウェイトレスが戻って来ると、お盆の上に肌色で半球型の、ぷるぷる震える柔らかそうな二つの物体を載せていた。
「?」な表情の私にかまわず、彼女はその物体をテイクアウト用の紙箱へ丁寧に包装する。
「これを胸に着けると、私の胸の感触を味わえますよー」
 と、ウェイトレスは満面の笑顔。
 予想外の展開に思考がついていかず、「はぁ、どうも」としか答えられない。
「ご注文は以上でしょうか? ではごゆっくりー」
 伝票を置いて離れるウェイトレス。伝票を確認してみても、たいした値段ではない。
 私は首をかしげつつ、「まぁいいか」と、コーヒーに口をつけた。
593テイクアウトおっぱい:2011/07/08(金) 23:58:54.16 ID:/Mop7LWC
 そして家に帰って、箱を開けて物体を眺めてみる。
 形、色、柔らかな感触とほのかな温かみ。
 乳首はないものの、ようするにおっぱいそっくりなのだが、彼女が言っていた「私の胸の感触」には程遠いと思うのだ。
 第一、大きさが足りてない。あの店の制服は胸の目立つデザインで、その中でも彼女はトップクラスのサイズだった。
 だからあんな冗談が出たわけで。
「胸に着けろって言ってたな……」
 私は服を脱ぐと二つの擬似おっぱいを自分の胸板に貼り付けた。
 不思議なことに押し付けるだけでピッタリと肌に吸い付き、手を放してもはがれない。
 二、三度位置を調整し、とりあえずTシャツを着て鏡を見てみる。
 シャツを突き上げる丸いふくらみは女性の胸に見えなくもないが……それだけである。
「わけがわからんな……。ん? なんだ?」
 と――胸に、ちょうど擬似おっぱいを貼り付けたところがムズムズし、微妙に感覚が変化する。
 肌に何かを貼り付けている感触がなくなり、胸が直接シャツに触れてるような。
 Tシャツを脱いで胸元を見る。
594テイクアウトおっぱい:2011/07/09(土) 00:01:07.78 ID:/Mop7LWC
 自分の肌と物体の境目が消え、膨らみが身体と一続きになっている。
 さらに、さっきまでなかったはずの、乳首が見えた。
 そして何より、
「感覚がある……触られるのがわかる」
 触る感触じゃなく、触られる感触じゃないか。
 それに膨らみのサイズはCカップくらい。あのウェイトレスにはぜんぜん及ばないし、そもそも、他は男の体格・体型なのだ。
 男の体におっぱいがあっても不気味なだけだ。
「ん? どうやってはがすのかな……」
 境目をさがして膨らみをまさぐり、自分のものらしい乳首を突いたり摘んだりすると――
「んあぁ……!」
 何か不思議な感覚が、胸から全身に広がっていく。
 胸から注がれた何かに、元々身体にあったものが押しのけられていくような――それが股間に集まって……
「うあっ……!」
 腰が震えて、触ってもいないのに白い粘液が下着の中に飛び散る。
 まるで中から押し出されているように、止めどなくあふれ出していく。
 ガクガクと腰を揺さぶりながら鏡を見れば――
 身体が縮み、細くなっている。顔つきも変わっており、女の子のように。
595テイクアウトおっぱい:2011/07/09(土) 00:03:29.47 ID:/Mop7LWC
 そして、胸だ。むくむくと目に見えて大きくなっており、あのウェイトレスと同じくらいの大きさになったのだろうか。
 ゆさゆさと重たげに揺れていた。
 下半身からあふれていた快感が治まり、べちょべちょの下着を脱ぐ。
 一応、股間のモノは普段どおりの大きさでぶら下がっていたのだが――それ以外は女の子にしか見えない。
 これ以上はまずい。そう直感した私は服を着てあの店に向かった。
 何が起こっているのか、どうしたら戻れるのか、あの店で聞けばわかると思って。

「あ、お待ちしてましたよ〜」
 店を訪ねた私を出迎えたのは件のウェイトレス。
 見た目がずいぶんと変わったにもかかわらず、彼女は当たり前のように接してくれた。
 従業員の控え室らしき場所に通され、
「とりあえず、どうしたら元に戻れるんだい?」
 まずは一番重要なことを質問した。
596テイクアウトおっぱい:2011/07/09(土) 00:06:23.39 ID:glVm/7Oj
「戻るだけなら簡単です。変身する時に出した分だけ溜まれば、もとの姿に戻れますよ。
 ようするに、時間が経てば勝手に元に戻ります。でも……」
 そう言って彼女は店の制服を差し出してくる。
「溜まると変身した時みたいに気持ちよくなっちゃいますから、我慢できない人がいっぱいいるんですよー。
 だけど、ちょうど昨日、みごと我慢して男の子に戻ってお店をやめちゃった子がいまして。開いた穴をどうしようかってところだったんです」
 ……つまり、アレを我慢していれば元に戻れる。戻るまで、ここで働かせてくれる――そういうことか。
「だいたい、一週間くらいかな? 出した分だけ溜まるのは。ふふ……でも我慢するのって、とってもつらいですよー。
 どうせなら、私みたいにぜーんぶ出し切って、完全に女の子になっちゃえば楽ですよ……」
 そういって、ウェイトレスはにんまりと笑ってにじり寄ってくる。
「え、ちょっと、何を……」
「着替えるの、手伝ってあげますねー。どうせ下着だって着け方わからないでしょうし」
597テイクアウトおっぱい:2011/07/09(土) 00:09:20.03 ID:glVm/7Oj
「ありがとうございました。またお越しください」
 あれから三ヶ月が過ぎた。
 しかし、私はいまだにウェイトレスをしている。
 原因はまぁ、我慢に失敗しているという単純なものなのだが――
「お疲れ様ー。ふふ……今週もそろそろなんじゃないかなー」
「あっ……そんな、くっつかないで……はぅ! 手を入れないで――!」
 最大の原因は、あのウェイトレスだ。
 毎週、ちょうど溜まりきってきつくなり始めてあたりから、こうして過剰なスキンシップを行ってくる。
 触らなくても勝手にあふれてくるほどだ。こんな風に激しく触られればひとたまりもない。
598テイクアウトおっぱい:2011/07/09(土) 00:11:39.98 ID:glVm/7Oj
「いやなんて言ってー。ホントはして欲しいんでしょ? いやなら休めばいいのに、ちゃーんと来るんだもんね」
 そうなのだ。こうして先輩ウェイトレスとなった彼女から毎週搾り出されているのだから、その日に店を休めばいい。
 しかし、そうしなかったから現在に至るわけで。
「ね、今日はどこでしてあげよっか? このまま手で? 口でもいいし、ふふ、胸でしたら、全部出し切っちゃうんじゃないかな?
 でも女の子になったら、そっちの気持ちいいコトも教えてあげるからね」
 耳元に囁かれる誘惑の言葉。
 すでに限界を迎え、下半身は震え始めている。
 私はこのまま、彼女に搾られ続けるのか、それともいっそのこと――
 そうして私はとりあえず、もう一週間ウェイトレスとして働くのだった。

おわり
599名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 00:14:20.55 ID:kdzFOOGv
乙!
GJ!!
この店でテイクアウトしたい。
600名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 02:41:35.06 ID:ydnnlGJZ
GJ!
おっぱいプリンを彷彿とさせる
この手の嗜好大好き。イイヨイイヨー
601名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 05:35:30.01 ID:bWxppoyG
おお、なかなかいいねー。ありがとう。
602名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 10:15:10.49 ID:rtDgeprx
>>598

俺も>>599と同じこと思った。というか同一作者かと。
603名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 22:33:36.07 ID:M70eGvn/
この作者さんも良いもの書くねぇ。大好き
604名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 01:04:56.89 ID:zgY0/vMW
まだ確定じゃないけど
今期始まったアニメで「輪るピングドラム」で男兄弟が美少女戦士化するっぽい感じだぞ
605名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 02:52:30.71 ID:Tz32ugTD
>>604
あれは、ジャイアンが気になって気になってw
606名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 07:37:30.51 ID:izfNHtDJ
海外強制女体化小説のネタ語りはこのスレでOK?
607名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 07:51:31.39 ID:niHQbleg
>>606
話題を共有出来そうなら可。内輪受けのみなら新天地へ向かうのが普通。
608名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 11:05:50.10 ID:izfNHtDJ
いや、名作『アルタン王子の敗北』を執筆したJayne Dell氏の『Maid to Please』が如何にも
問答無用な「強制女体化!」って感じがしてオススメですという、ただそれだけの話です。
このスレの方々はとっくにもう読んでいるのかもしれないが。

あむぁいおかしで途中まで翻訳されていたんだが、原作自体も2004年の7月末以降は
投稿されてなくて、サイトの掲示板も続きを切望する阿鼻叫喚のコメントばっかりだった。

翻訳されてたのは4章中2章までで、あとはエキサイト翻訳にぶち込んで適当に訳して読んだ。
この手の翻訳が上手い人じゃないとちゃんと雰囲気だせないかもしれんが、適当に流れが解るだけで充分抜ける。
609名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 20:45:04.81 ID:OOYhs1Uy
海外小説はあまり読んでなかったんだけど、面白そうだな。
読んでみるか。
情報ありがと〜
610名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 21:24:41.97 ID:izfNHtDJ
>>609
一応書いとくとアルタンのような魔法によるTGではなく、薬物や手術など現実的?な方法によるものなので、それが苦手な人は注意してください。
611名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 22:31:47.60 ID:9zzRmcdZ
>>610
なるほど。参考になります。

>薬物や手術など現実的?な方法
この系統なら、この話も好きです。
ttp://www7b.biglobe.ne.jp/~yukiko-hori/tanpen/goodbye.htm
612魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/07/11(月) 18:26:34.60 ID:cAC7ah0L
こんにちは。
エアリィさんです。

第二十一話完成しました。
順調に過ごせたら今夜投下できそうな感じです。
無理なら明日の夜になります。

もしどなたか投下のご予定あれば遠慮なくお先に投下してくださいませ。
私はその後落ち着いたら投下いたしますので。

では失礼いたします。
613名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 22:26:48.41 ID:93/8yHkF
くっ…待ちに待ったエアリィさんが来てるのに仕事で疲れて眠くて起きていられない。
起きたら読むよ、いつもありがとう。
614名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 01:36:35.75 ID:hmpK5LRA
新まとめサイトドコー(・∀・)
615魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/07/12(火) 03:13:39.80 ID:OgiHTuiP
すみません、諸事情により投下は明日の夜になります。

明日には必ず!
ごめんなさい
616名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 03:17:14.21 ID:btaqFugk
お、久々のリアルタイム。俺ももう少し眠るか…。
617魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/07/13(水) 03:04:44.12 ID:PNUyQ2Eg
こんばんは〜
だいぶ遅くなってしまいました。すみません。
これから投下をしたいと思います。

以下の注意書きを読んでいただき、苦手な方はNGまたはスルーしてください。
よろしくお願いします。

※注意!
・エロくないです。
・強制TS表現あります。
・恥じらいあります。
・水着回です。
・全体的にほのぼのしてます。
・台本形式です。
・30レスくらいあります(長くて済みません)

以上、スタートです。
美夜子「ううう・・・あっついなぁぁぁ・・・」
アイスを片手に扇風機の前で伸びている美夜子。
扇風機はずっと熱気を掻き回すことしかしていない。
それでも何もしていないよりはマシで美夜子は朝から扇風機の前を占拠しているのである。
何を隠そう現在美夜子が手にしているアイスはこれで4本目であった。
美夜子の通っている美星学園は既に期末試験を終え、終業式を終わらせ先日夏休みに突入したばかりである。
美夜子の成績はというと・・・今回の話には” 全 く ”関係ないので言及しないようにしておこう。
ともあれ、暑い夏休みを満喫するため美夜子は自堕落な午前を過ごしていたのだった。

紗英「みゃこ〜、あなたアイス食べすぎよ。おなか壊すわよ。」
キッチンからリビングにいる美夜子に声をかける紗英。
美夜子のだらけっぷりに呆れと諦めの入り混じった心境だ。
そういう紗英はというと、涼しげな服を着ているものの、美夜子とは違いあまり暑そうな顔をしていない。
それどころか汗ひとつかいていないように見えた。

美夜子「あ゛あ゛あ゛あ゛〜だってぇーあっついんだもぉおん。」
扇風機に向かって声を震わせ、さらにだらけ切った返事をする。

紗英「だってーじゃないでしょ?女の子がおなかを冷やしちゃだめよ。」
そう言って紗英は美夜子の食べかけのアイスをさっと奪って自分の口に運んだ。
いつの間にかアイスがなくなっていることにようやく気がついて、
ニギニギとかつてそこにあったはずのアイスの棒を懐かしむかのように未練たらしく手を動かした。

美夜子「あ゛う゛〜おかぁさーん、あたしのアイスぅ。」
扇風機から顔を離さず母親に抗議をする。

紗英「アイスぅじゃありません、午後から夏期講習でしょ?
期末試験の結果も持っていかなきゃならないし、準備したの?」
美夜子「したよぉぉ。でもこんな暑いんじゃ勉強もはかどらないよねぇ。
リフレッシュしたいなぁ。そうだ!海いこ!海!」
リフレッシュといっても夏休みに突入したばかりである。
夏休み序盤戦でこんなだらけている様では後々課題大戦争が起こるのは目に見えている。

紗英「私は日に焼けるからパス。雪山なら喜んでついていくんだけど。
あ、お父さんに連れて行ってもらったら?」
おどけて言ってはいるが、実際紗英はあまり体が強くないため、強い日の光は苦手であった。
 美夜子「うーん・・・お友達も誘いたいからなぁ・・・
 美少女たちの中にお父さんみたいな野獣放り込んだら友達が嫌がらないかなぁ。」
大樹はひどい言われようである。
今頃くしゃみをしているのではないだろうか。
そもそも、美夜子の言う美少女たちの中には大樹本人も入っているのだが・・・
 
 紗英「うーん・・・それはそうかもしれないけど・・・」
自分の妻にフォローしてもらえない大樹は少し哀れな存在かもしれない。
 
 紗英「そうだ、お父さんに送り迎えだけしてもらったら?
 それなら大丈夫でしょ?お父さんには後で連絡しておくから。」
大樹は運転手に徹しろというのだ。
ああ、なんという悲しい父親の扱い。
 
 美夜子「でも、さすがにそれはちょっとかわいそうかも・・・うーん・・・ま、いっか。
 とりあえず明日美ちゃんとかに聞いてみるよ。」
聞く相手が明日美や灯莉であれば大樹同行の許可は簡単であろう。
しかし、萌波も絡んでくるとなると一筋縄ではいかない可能性もある。
”変態男とは行けるわけないでしょう”などと拒否されてしまうのがオチだ。
 
早速美夜子は明日美に連絡するため携帯電話を取る。
 美夜子「えーっと・・・期末も終わったことだし今度、海にでも行かない?(^∇^)・・・送信っと。」
 
しばらくすると明日美から返事が返ってきた。
 明日美『いいね!いつものメンバーも誘っていいかな?』
 
 美夜子「おお、絵梨ちゃんたちだね。あの子面白いから好き。
 んと・・・もちろん、じゃあアキちゃんとトモちゃんも誘うね。\(^o^)/
 送迎はお父さんがやってくれるから楽チンだよ!・・・よしっ。」
なんと、美夜子は父親の了解を得ていないにもかかわらず、既に大樹が運転手をすることで決定してしまったようである。
 
 明日美『りょうかーい。じゃあ午後から塾で会おうね〜』
 美夜子「良かった。ってことでぇ・・・おかあさーん。
 あのねあのね、ちょっと相談に乗ってほしいことが・・・あの・・・あるんだけど。」
突然の猫なで声にピンときた紗英。
 
 紗英「だめよ。」
二の句を継がせずビシッと言い放った。
それは美夜子の心に大ダメージを与えるに足るものだった。
 美夜子「えーまだ何にも言ってないじゃーん。」
当然美夜子は不満タラタラである。
 
 紗英「どうせ新しい水着がほしいって言うんでしょ?
 去年買ったのがあるでしょう。」
紗英は美夜子の考えはお見通しであった。
買って一年しか経っていないのであれば親としては当然である。
そう何度も買っていられない。
 
 美夜子「えーー、一年って言ったら成長著しい中学生にとっては大きな違いだよ?
 ほら、去年と比べていろんなところが成長してるし・・・ね?」
 
 紗英「・・・今年の健康診断の結果・・・去年の健康診断の結果・・・そう大して違いはないようだけど?」
美夜子の主張はバレていた。
しかし美夜子は負けじと反撃する。
 
 美夜子「違うもん!ほら、胸とか大きくなったもん!」
一生懸命自分の胸を張って少しでも大きく見せようとする美夜子。
涙ぐましい努力である。いや、無駄な努力・・・か?
 
 紗英「ふーん・・・去年と比べて何センチ大きくなったの?
 そもそも最近ブラのサイズ変わったっけ?」
矢継ぎ早に美夜子を追い詰めていく紗英。
彼女の猛攻に美夜子は息も絶え絶えである。
 美夜子「う・・・1cm・・・」
 紗英「じゃあ、去年の水着で十分ね。」
美夜子玉砕・・・
もう美夜子には反撃する術がなかった。
 
 美夜子「だって、子供っぽいし・・・きっとみんな大人っぽい新しいの着てくるよ!
 あたしだけ子供っぽかったら笑われちゃうよー。」
 美夜子(そう・・・大人・・・もっと男・・・食・・・と・・・)
 美夜子(え?今・・・あたし・・・何考えてた?うーん・・・まあ・・・いっか)
不意に普段の美夜子では思いもよらない黒くて淫らな考えが一瞬よぎる。
しかしその淫らな考えはすぐさま霧に覆われ隠れてしまった。
近頃美夜子は普段でも一瞬だけどす黒い感情に支配されることが多くなっていた。
でもそのときの感情、記憶は一瞬であったため特に気にしていなかったのだ。
 
 紗英「大丈夫よ。あの子達はそんなんで笑ったりしないから。
 それに、無理して大人っぽい格好にならなくたっていいのよ。
 あなたはそのままで十分かわいいんだから。」
ズバリと言い放った先ほどとは打って変わって今度はやさしい口調で諭す紗英。
それに美夜子は納得できたのか、少し含羞んで頷いた。
美夜子はこの母の言葉や仕草にいつも癒されているのだった。
 
 美夜子「それにしても、ああ〜こう暑いと汗いっぱいかくからすぐおなかすくよねぇ。
 ねぇ、お母さんお昼まだぁ?」
 紗英「あれだけアイス食べてたのにもうおなかすいたの?
 別のところが育ちそうね・・・」
少し呆れ顔で美夜子を見る。
とは言うもののそんな美夜子を見て紗英は少し嬉しそうだ。
 美夜子「イヒヒ・・・だいじょうぶだいじょうぶ、アイスとごはんは入るところが違うからねぇ。」
 
 紗英「ほんとおなか、壊さないようにね・・・
 急いで作るからもう少しで出来るわよ。だから待っててね。」
てきぱきと台所で準備していた紗英だったが、さらに手を動かすスピードをあげる。
その流れるような動作に感心する美夜子であった。
ところ変わってここは明日美の自室。
 
 明日美「海・・・か・・・ワンピースだったら私の体、大丈夫だよね・・・
 こういうの久しぶりだなぁ・・・友達と海・・・なんかいいな。最近大変だったし息抜きも必要よね。」
自分の胸にある大きな傷を服の上から撫でながらも海へ遊びに行くことを想像して嬉しそうに微笑んだ。
 
 明日美「みんな誘ったら来るかな?
 萌波は・・・何かしら文句言うかもしれないけどなんだかんだ言って付き合い良いからきっと来るよね。
 灯莉は・・・たぶん大丈夫。問題は・・・」
 
 明日美「絵梨・・・っていうか大樹って・・・美夜子ちゃん海まで送迎してくれるって言ってなかった?
 だ、大丈夫かな?誘えるかなぁ?絵梨として・・・うーん・・・ま、何とかしましょ。」
 
 明日美「となると・・・絵梨の水着よね・・・たぶんというか絶対持っていないだろうし。
 なんとかしないといけないわね。あ・・・そうだ・・・ついでに・・・ふふふふ・・・」
なにやら明日美は思いついたようである。
明日美の瞳に妖しい光が宿っていた。
 
 明日美「じゃあ・・・早速メールメール・・・えっと・・・
 大樹、今日相談したいことがあるの、仕事終わったらいつものカフェに来てね。」
明日美が大樹にメールを送ると返事が来るまでしばらく待たねばならない。
当然である、世間の中学生は夏休みになっているが大樹はサラリーマン、すぐに返事できるはずも無い。
こうして待つこと30分・・・
 
 大樹『お?唐突だな?いいけど何か起きたか?』
 明日美「そうよ、重大な問題が起きたの。」
確かに重大な問題だ・・・絵梨にとって。
海に行くのに水着が無いという事態なのだから。
 
 大樹『メールじゃ言えないことか・・・了解!会社終わったらとりあえずメールするからな。』
 
 明日美「大樹はこれでよしっと・・・萌波と灯莉は普通でいいわね。
 美夜子ちゃんに海に行こうって誘われたんだけど行く?・・・っと」
明日美が二人にメールを送るとすぐに返事が来た。
 
 萌波『スケジュール調整してなんとしても行くに決まっているでしょう。』
 灯莉『行きます!』
 明日美「萌波も変わったわねぇ・・・こんな庶民のイベントにノリノリじゃないの。
 絵文字まで使って。いつも上から目線なのは変わらないけどね。」
 明日美「塾は夕方で終わるし、大樹に会う前に萌波と灯莉ちゃんと会って打ち合わせでもしようかしら。」
 
 明日美「たぶん嫌がるだろうけど絵梨も連れて行こうと思うの。そのための作戦会議夕方からするわよ。いい?」
 萌波灯莉『『OK』です。』
 
 明日美「ふふふ・・・俄然面白くなってきたわ。
 後はこっちにもアポイント取っておかなくちゃ。」
美夜子からのお誘いだけで色々な計画を練り始めた。
さすがは明日美、魔法少女たちの参謀なだけはある。
 
 明日美「海に行こうと思うんだけど、一緒に行きませんか?絵梨も来ますよ。
 ・・・っと・・・ふふ・・・ふふふ。」
少し気持ち悪い笑みを浮かべて送信ボタンを押す。
明日美が目的の人物にメールするとすぐに返事が返ってきた。
 
 ???『うんいいよ。』
 明日美「申し訳ないですけど、ちょっと絵梨にはサプライズってことにしておきたいんです。
 だから現地集合ってことでお願いします。」
 ???『?なんで?まあ良いけど。』
 
 明日美「これでよしっ・・・さてと塾に行く準備しますか。
 えっと・・・お小遣い足りるかなぁ・・・」
 
そして塾が終わって作戦会議、場所はいつものカフェ。先に萌波、灯莉が到着していた。
大樹との待ち合わせ予定まで2時間ほど時間があった。
 
 明日美「お待たせ!ごめんね塾が長引いちゃって。」
 灯莉「大丈夫ですよ。で、絵梨さんをどうしようと考えているんでしょうか?」
明日美が席に座るなり灯莉はノリノリで聞いてきた。
そんなにも今回の話が面白いのだろうか。
 明日美「灯莉・・・なんだかノリノリね。
 今回の海行きは大樹は運転手としてついて来ることが決定しているわ。
 ただ、あくまでも保護者に徹するでしょうから今回は絵梨にはならないでしょうね。」
 
 明日美「それに、絵梨は水着を持っていないだろうからなおさらね。」
端的に今回の海水浴に関しての絵梨参加の問題点を挙げた。
まず問題点を明確にすることで対策を練ろうというのだ。
 
 明日美「ではどうやって絵梨に水着を持たせてさらに絵梨として海について来させるのか。」
 灯莉「まずは水着ですが、私たちのをお貸しするのじゃだめでしょうか?」
 明日美「それも考えたんだけど、私たちって面白いくらいに体型がばらばらでしょ?
 簡単に貸すことも出来ないと思うのよ。」
 
 明日美「だから、とりあえずこの後大樹と会う予定にしてるのだけれど、
 そのときに色々理由つけて絵梨と水着屋さんに行って試着だけさせてみるの。」
 
 灯莉「大樹さんと会うって言っても絵梨さんになるとは限らないんじゃないですか?」
 明日美「その点は大丈夫、大樹にはあたしと会うときは必ず絵梨になるようにって言ってあるから。」
 灯莉「なるほど、絵梨さんってちっちゃくって可愛いからきっと水着も可愛いのが似合いますよ。
 私も楽しみになってきました。」
二人の会話を聞いて横で大きくため息を一つ。
 
 萌波「仮に水着を絵梨さんが試着したとして・・・彼がそのままその水着を買うとは思えないけど?」
 明日美「ふっふっふ・・・萌波さん、いいところに気がつきました。」
萌波の発言を待ってましたとばかり、不敵な笑い声を上げる明日美。
どうやらその先のことも考えていたようだった。
 明日美「あたしたち社会人としての大樹にいろいろお世話になってるでしょ?
 こうやってカフェで話しているときも何度も奢ってもらったりしてさ。
 だから、今回はプレゼントしてあげようと思うの。」
 
 萌波「なるほど・・・プレゼントされたものなら無下に拒否することもできないということね。」
 明日美「あ、もちろんあたしが言い出したことだからお金はあたしが出すからね。」
 萌波「何をおっしゃっているのかしら?明日美さんは・・・」
 灯莉「そうですよ。そんな明日美さん一人にいいカッコはさせません。」
 明日美「え?どういうことなの?」
 萌波「なにをとぼけているのかしら?あなただけにお金を出させるわけにはいかないと言っているのよ。」
萌波に同調するように灯莉が強くうなずく。
 灯莉「大樹さんにお世話になっているのは明日美さんだけじゃないです。
 私たちもいろいろお世話になっていますよ。」
 萌波「だから当然お金を出す権利は私たちにもあるわ。
 皆で出し合って買いましょう。」
二人の申し出に明日美は感動して言葉を失ってしまった。
流石は心の深い場所でリンクしている魔法少女である。団結力や仲間を想う気持ちは強い。
とは言うものの話している内容はといえば、本来必要ないはずの大樹の女性用水着をどうしようかという話なのだが・・・
 
 灯莉「ということで、私たちもこの後の大樹さんの水着選び同行させていただきますね。」
 明日美「そう、じゃあ一緒に選びましょ。」
ガッチリと手を握って結束を固める三人。
ここでも魔法少女の日ごろの経験が生かされた連携力であった。
 
 萌波「それで・・・水着を買うのは良いけれど、当日絵梨に変身させるのは何かプランがあるのかしら?」
 明日美「うん、それなんだけどあたしにいい考えがあるの。」
二人に顔を近づけて今回のプランを話す明日美。
 
 明日美「大樹は保護者として車で海まで送ってくれる。
 この場合、さっきも言ったけど事前に絵梨としてついてきてと言っても絵梨にはなれないでしょう。」
うなずく二人。
 
 明日美「そこで海到着後、大樹を運転手兼付き添いという立場から、
 海水浴参加者という立場へシフトさせます。」
 灯莉「でもそれだと普通に大樹さんのまま男性用水着に着替えるんじゃないでしょうか。」
 明日美「これはね、第一段階として立場のシフトというのが重要になってくるの。
 もちろん最初から大樹が泳ぐつもりならこれは必要じゃなくなるわ。」
 
 明日美「では、もし泳ぐつもりではなかったとしたら・・・
 ここであたしが美夜子ちゃんの近くに保護者の目が無くて良いのか、
 遠くから見ているだけで危ないのではないか。ということを大樹に言うわ。」
 萌波「そうなると大樹さんは、美夜子ちゃんのこと心配でしょうから一緒に行動しようと考えるわね。」
 明日美「そう、それで大樹も遊ぼうという気になればこっちのもの、第一段階はクリアしたも同然ね。」
 明日美「それで、次は絵梨に変身させる方法だけど・・・
 これには萌波に重要な役をしてもらう必要があるの。」
 萌波「私でよければどんな援助も惜しまないわ。うちの会社の力使いましょうか?」
携帯電話を取り出そうとする萌波。
しかし、明日美は笑いながら萌波の手を押さえた。
 
 明日美「あはは。そんな大層なことじゃないから大丈夫よ。
 単純に大樹と一緒に海で遊ぶことを強く拒否してくれればいいのよ。」
 灯莉「そんなことで変身してくれるでしょうか?」
 
 明日美「大丈夫、今まで萌波が大樹にどんなひどいこと言っても怒ることは無かったし、
 大抵のことは聞き入れてくれたわ。
 それに、あたしが事前に美夜子ちゃんに絵梨は必ず参加するって言うことにするからね。
 流石に自分の娘のがっかりした姿は見たくないでしょう。」
こうして明日美の作戦により大樹の逃げ場はどんどん狭められてしまうのである。
ああ、憐れ本人不在のまま話はどんどん進んでいくのである。
 
 明日美「そしてこのときに美夜子ちゃんの目の前で水着をプレゼントするのよ。これはもう着るっきゃないでしょう。」
 明日美「それでね・・・この強制絵梨化計画には続きがあるの・・・
 私たちが選んだとびっきりキュートな水着を絵梨が着た後で・・・」
 明日美はさらに二人に顔を近づけ、声を小さくしていった。
どうやら内緒の話をしているようである。
その話はそれぞれが受け取り方は違ったが二人にとって衝撃的であることに違いは無かった。
 
 灯莉「えーっ!本当ですか?」
ポッと頬を赤らめる灯莉。
対して萌波は明日美に哀れみの表情を向ける。
 萌波「明日美さん・・・あなた・・・いいの?」
 
 明日美「いいの、大樹は結婚しているからそもそも論外だし、一方で絵梨はいつまでも煮え切らないし、
 戦いが終わったら絵梨はいなくなっちゃうから絵梨には少しの間だけでも幸せな気分を持ってもらいたいの。」
少し遠い目をする明日美。
その顔はどこか一つ大人になった少女の憂いを持っていた。
しかしながら明日美の気遣いは大樹にとってはいらぬお節介だと思うのだが、絵梨にとってはどうなのだろうか。
ともあれ強制絵梨化計画は発動されるのである。
第二十一話「Unite!これを狙っていたの!?」
 
そしてちょうど三人の作戦会議が終わろうかという頃、大樹が汗をかきかきやってきた。
 大樹「いやぁ、あっついなぁ。お?みんなも来ていたんだな。
 ってことは・・・今回の問題はそんなに重大なのか?」
 明日美「いいから早く絵梨になってきて。最近学校の目が厳しくなってきているのよ。
 保護者でない男性と会っているのがばれたら大変よ。」
 大樹「へいへい、了解しました。明日美お嬢様。じゃちょっと待っていてな。」
明日美に言われ、素直にそそくさとトイレへ向かう大樹。
 
 明日美「ね、素直に絵梨になるでしょ?」
クスクスと笑う三人。
このあたりの反応はさすが女子中高生といったところか。
しばらくすると変身した絵梨がトイレから出てきた。
重大な問題と聞いているからかどこか不安で神妙な顔つきだ。
 
 絵梨「で、その重大な問題って何?イオの動きがおかしいとか?
 それともミーヤが襲ってきそうとか?それとも新しい勢力?」
 明日美「違うわ。美夜子ちゃんから今度海に行くって聞いている?」
 
 絵梨「う、うん。今日昼過ぎに紗英からメール来た。なんでも美夜子を送り迎えしてほしいって。」
 明日美「そう、じゃあ話は早いわね。その美夜子ちゃんに関係することなんだけどね。」
 
 絵梨「もしかして海で美夜子がミーヤに襲われるとか?絶対にそんなことさせないんだから!!」
なにやら憤りを感じ鼻息も荒くこぶしを握り締める絵梨。
 
 明日美「あーいやそういうことじゃないんだけど・・・」
 絵梨「?じゃあ何?」
 明日美「あたしたちも誘われててさ。皆で行こうって事になったんだけど・・・
 実はあたしたち揃ってスクール水着しか持ってないんだよね。だからその一緒に見てほしいなぁって。」
 絵梨「はぁ?そんなことで私を呼んだの?そんなの三人で見に行けば良いじゃない。」
絵梨は呆れさらにこんなことで呼びつけたことに抗議した。
 灯莉「そんな!私たち仲良しの魔法少女なのに三人だけなんて考えられません!
 ひどいです、絵梨さん!四人揃ってこその魔法少女チームなのに・・・」
しくしくと泣き出した灯莉。
その姿にあうあうと慌てる絵梨。
ナイスフォローと思う明日美。
三人を面白そうに眺める萌波。
四者四様である。
 
 絵梨「え、えー?あ、灯莉ちゃん泣かないで。私たちが仲良しなのはそうだよ?でもね、女の子の水着だよ?
 私には必要の無いものだし、それに女の子の水着売り場行くの・・・恥ずかしいし・・・」
 萌波「あら、恥ずかしがることなんて無いじゃないの。今のあなたは女の子なんだから。
 堂々と水着売り場だろうが下着売り場だろうが入れるじゃない。」
 絵梨「いや、確かにそうだけどさぁ・・・この姿でも未だに下着売り場入るの躊躇うのに・・・」
 明日美「わかった、絵梨がそういう奴だと思わなかったわ。女の子にとって水着選びは重大な問題よ?
 男性としての意見も欲しかったからいろいろ見てほしかったのに。」
明日美に言われてますます焦る絵梨。
ついに観念したのかガックリとうなだれながらも了承する。
 
 絵梨「わかったよ・・・ついて行けばいいんでしょ?
 あ、もしかして私に水着を買わせようとしてるんじゃないでしょうね。」
それは言ってはならない言葉だった。それに言った後で気がつた絵梨。
その場が凍りつく。
しまったと思っても、時既に遅し。
 
 萌波「見くびらないで頂戴。私がそんなことするわけ無いでしょう。」
冷徹な表情で絵梨をにらみつける。
今度は絵梨が凍りついたように固まってしまった。
その時の表情はあのミーヤの悪魔の表情に匹敵、いや上回っていたと絵梨が証言している。
 
 絵梨「あ、はい・・・ごめんなさい。そういえばそうですよね・・・」
 灯莉「さ、さあ皆さん、か、買いに行きましょう。ね、ね。」
なんとかその場を取り繕う灯莉であった。
そしてここは駅前のショッピングモール内の女性水着専門店・・・
 
 絵梨「う、うわぁ・・・すごいねぇ・・・チラッと見たことはあるけど、実際入るといろんな種類があるね。」
とりあえず三人はいろいろな水着を物色し始めた。
あれやこれや絵梨の前に持ってきてはこれは可愛い、これは大人っぽい、など絵梨から意見を聞いていた。
このとき、絵梨はまさか自分の水着を選んでもらっているとは思いもしていなかった。
 
 絵梨「ふぇぇ・・・ほんとに色々、いろんな形のがあるんだねぇ。
 目が回りそうだよ。もういいじゃん、そろそろ決めなよー。」
 明日美「・・・そろそろね・・・」
絵梨の言葉に明日美たちは目で合図を送る。
萌波と灯莉は指でOKの合図をした。
 
 明日美「絵梨、選ぶばっかりじゃ退屈でしょ?絵梨もさちょっと試着してみたりしない?」
 絵梨「そうだねぇ・・・可愛いの多いしね・・・って、私が試着?!
 ないない、ありえない!こんなの私着れないよ!」
 
 明日美「モノは試しよ。男だったらこんな経験めったに無いでしょ?
 ちょっとだけだから、それに水着は私たちがチョイスしたものだけだから。」
 絵梨「え、ええぇ!?」
 明日美「店員さーん!この子のサイズ測ってくださーい。」
明日美が店員を呼ぶとすぐに飛んできて電光石火のごとくあれよあれよという間に絵梨の3サイズを測った。
 
 明日美「このサイズだったらこれとこれとこれ、試着してみてね。」
 絵梨「あううう・・・ほ、ほんとにこれ・・・着るのぉ?」
 明日美「ええそうよ。ほんのちょっとだけだから。ね?
 あ、試着するときは必ず下着の上から着てね。素肌につけちゃだめよ。」
絵梨に水着を押し付けて試着室に押し込める明日美であった。
 
 絵梨「はぁ・・・何でこんなことに・・・ま、まあ試着するだけだし。
 ほかの人に見せるわけじゃないんだし、つきあってあげるか。」
 しばらくして試着室から顔だけ出す絵梨、試着が終わったらしい。
 絵梨「ね、ねぇ・・・ほんとに女の子ってこんなの着て海とかプールに行ってるの?
 まるで下着みたいだよ・・・」
顔を真っ赤にしてモジモジしている絵梨。
そんなのお構いなしに試着室のカーテンを勢いよく開け放つ明日美。
 絵梨「うひゃぁ!や、やめてぇ・・・恥ずかしいよ。」
その場にしゃがみこんで隠そうとする絵梨であるが、その姿は震える小動物のようで明日美の嗜虐心を煽っていた。
 
 明日美「ふふふ、いい、いいじゃない・・・まあ、残りの水着も試着してみてよ。」
 絵梨「うううっ・・・私の気も知らないでぇ・・・」
再び試着室に押し込める明日美。
中からは布摺れの音とともに
「ええっ!?」やら「こ、これは・・・」やら「な、なんと!」
などという絵梨の困惑と恥じらいの混じった声が聞こえてくる。
 
 絵梨「あううう・・・き、着替えたけど・・・あんまり見ないでね・・・」
胸を手で隠しながら恥ずかしそうに体を捩っている。
 明日美「そんなに恥ずかしがっていたら逆におかしいわよ。もっと堂々としたほうがいいわ。」
 絵梨「だ、だってさぁ・・・ね?もういいでしょ?恥ずかしすぎて耐えられない。こんなの裸も同然だよ。」
 明日美「こんなのおとなしい方よ。もっとすごいの持ってこようか?」
もはや本来の目的を忘れているのではないかと言わんばかりの言いようである。
それに思わず制止する灯莉。
 
 灯莉「あ、明日美さん、そんなセクシー系ばかり持ってきたら絵梨さんが可愛そうですよ。
 初めての水着なんだし、絵梨さんはキュートな水着のほうが似合いますって。」
そう言って灯莉が持ってきた水着は、ピンクのフリルとリボンがたくさんついたセパレートタイプ、
トップはホルターネックでボトムはミニスカートタイプのものだった。
 
 明日美「ま、まあ絵梨はそれくらいのほうが似合うかもね。
 ほらほら、次はこれ着てみて。」
 絵梨「こ、これで最後だからね!!」
そして灯莉チョイスの水着を着た絵梨。
今度はスカートがついているためか、あまり露出が多いものでないので先ほどのように恥ずかしがる様子は無い。
それでも絵梨の顔は真っ赤で少しモジモジしているのでまったく恥ずかしくないというわけでもないようだ。
その水着は絵梨の小ささを十二分に生かして可愛さをアピールしていた。
さらに体の小ささに似合わない大き目の胸もさらに強調され、キュートの中にセクシーさを同居させている。
631魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/07/13(水) 03:25:55.30 ID:AzrkjQIk
連投規制入りましたぁ
 萌波「へぇ・・・絵梨さんとても似合っているわ。」
 灯莉「そうですよねっ!この水着がベストだと思いますよ!」
 明日美「うんいい、いいよ!灯莉、センスいいね!」
三人とも大絶賛、しかし当の本人はというと、気恥ずかしそうにキョロキョロとあたりを見回していた。
 
 絵梨「うう・・・も、もういいよね?服に着替えていいかな?
 ほら、そろそろ家に帰らないと。ね?」
 明日美「そうね、絵梨が恥かしがっている姿とっても可愛かったわよ。」
 絵梨「もーからかわないで!はう・・・散々な目にあったよぉ・・・
 じゃ、着替えるからその間に自分たちの買うもの買っておいで。」
 
 明日美「わかったわ。」
ニヤリと笑う明日美。
灯莉が選んだ水着を手にレジへと向かう。
レジでプレゼント包装してもらい、こっそりとバッグにしまいこんだ。
そしてちゃっかり三人とも自分の水着も購入しているのである。
やはりそこは女の子、可愛い水着があったらやっぱり自分のものも欲しくなってしまうのである。
 
 明日美「全く・・・絵梨ってば自分の魅力に全然気がついていないというか、無頓着というか。」
 灯莉「でも、そこが絵梨さんの魅力でもあると思いますよ。」
 明日美「まぁねぇ。絵梨が本気で可愛さアピールし始めたらなんか違うしね。」
何事もなく海遊び当日の早朝・・・
大樹は車の準備をしていると、明日美たちが自宅にやってきた。
 
 美夜子「あー!いらっしゃーい。あれ?絵梨ちゃんは?」
 美夜子は絵梨がいないことに気がついた。
それはそうである。絵梨本人はガレージにて車の準備をしているのだから。
 
 明日美「あー絵梨はね現地に直接行くんだって。アキちゃんとトモちゃんは?」
 美夜子「ふーん、そうなんだ。あのね、二人とも今日は都合悪いんだってさぁ。残念。」
 明日美「そうなんだ。残念だね・・・でも、いいの?私たちだけで?」
 美夜子「いいのいいの!海じゃないけど今度プールに行く約束したからさ。」
 明日美「そっか。」
 
 大樹「おーい、みゃこ準備できたぞ〜」
ガレージから車を出してきて運転席から顔を出してみゃこたちを呼んだ。
 美夜子「あ、はーい、今行きまーす。」
 
 明日美「おじさん今日はよろしくお願いしまーす。」
 萌波「おねがいします・・・」
 大樹「(おじさんって・・・)はい、よろしくね。」
 明日美(萌波の不機嫌そうな表情、いいわね・・・いまから演出しているってわけね。)
海までの道中は美夜子、明日美、灯莉は楽しそうに会話をしていた。
ところが萌波だけは終始不機嫌そうな顔のままで、特に大樹からの会話には時折相槌を打つだけだった。
そして渋滞もなく二時間ほどで海へ到着・・・
 
 美夜子「やったーーー!!!うみだーーーーー!!!
 みんなも早く着替えてきなよーー」
飛び跳ねて喜ぶ美夜子。
なんとその場で脱ぎだした。どうやら下に既に水着を着込んでいたらしい。
そして水着だけになると猛ダッシュで砂浜へ駆けていく。
ところが砂浜にたどり着くとピョンピョンと飛び跳ねている。
どうも砂が熱いらしい。
 
 明日美「へぇ、意外と空いているのね。」
明日美は車から降りると伸びをしている大樹の横に立った。
確かに明日美の言うとおり、オンシーズンの休日にも関わらず人がまばらだった。
 
 大樹「そうだろう。ここは俺の取って置きの場所なんだよ。
 人があんまり来ないから気持ちよく泳げるぞ。ただし、店とかはあまり出てないけどな。」
大樹は少し得意げだ。
その得意げで少年のような目をした大樹の横顔を見惚れる明日美。
大樹の顔を見つめている自分を否定するかのように我に返って今度は遠くで波と戯れる美夜子を見た。
 明日美「ふふふ、美夜子ちゃんあんなにはしゃいじゃって。」
 大樹「美夜子、楽しそうだよな。俺は家族を、皆を守るためにも負けられないよな・・・」
 明日美「ええ。そうね・・・あの笑顔を守らなくちゃ。」
遠くではしゃぐ美夜子を見て決意する二人であった。
 
 萌波「明日美さん、大樹さん・・・その落ち着いた雰囲気、まるで長年連れ添った夫婦みたいね。」
明日美と大樹、二人並んで立って会話している姿を見て、萌波は思わず呟いた。
その言葉に見る見る真っ赤になる明日美、アタフタと言い訳をする。
 明日美「は、はぁ?あ、あのね!そんなわけ無いでしょう?何を言ってるの?
 ふ、普通の会話よ。あたしと大樹はそんなんじゃないの!!まったく萌波ったら!」
 大樹「あはは、そうか夫婦か。そりゃいいなぁ。
 ま、明日美はいいお嫁さんになると思うよ。将来の旦那さんは幸せだろうな。」
明日美の本心を全く知らない大樹は余裕というか鈍感である。
 明日美「・・・全く人の気も知らないで・・・鈍感・・・」
 大樹「ん?なんか言ったか?」
 明日美「なんでもないですよ!!お・じ・さ・ん!!」
ぷいっと頬を膨らませてソッポを向く明日美。
そしてなんで明日美が怒っているのかよくわからなくて頭をポリポリと掻く大樹であった。
 
 灯莉「大樹さんは、泳がないんですか?」
 大樹「ああ、今日は送迎だけのつもりだったし、ここは暑いから近くのファミレスで涼んでいるよ。」
 明日美「へぇ・・・美夜子ちゃんのこと心配じゃないんだ。
 自分の大切な娘なのに一人で涼みに行くんだ・・・へぇ・・・」
 大樹「う・・・そ、そりゃ心配だよ。
 んーーーわかったよ。俺も泳ぐよ!こんなこともあろうかと水着を持って来て・・・」
 
 萌波「嫌よ。」
大きな声で大樹の言葉を遮る萌波。
その声に驚く大樹、思わず萌波に聞き返す。
 大樹「え?嫌って?」
 萌波「だから嫌だと言ったの。私は男の人と馴れ合って海で遊ぶなんて出来ないわ。」
 大樹「そんな俺らの仲じゃないか。」
 
 萌波「私が仲間だと思っているのは大樹さん、あなたではなくて絵梨さんのほうよ。
 それに私の体を男の人に易々と晒すわけにはいかないわ。」
 大樹「ひどい言われようだなぁ。だけどな、俺は当然女の子の水着持っていないぞ?」
 
 明日美「ま、まあとりあえず絵梨に変身してきて砂浜で遊んだら?
 それに前に言ったでしょ?親以外の男性と一緒にいると学校がうるさいって。」
 大樹「うーん・・・しょうがないなぁ・・・んじゃぁ変身してくるけどさ・・・
 おじさん正直ちょっとショックだよ・・・」
 明日美「ほら、美夜子ちゃんも絵梨が来るの楽しみにしてるって言ってたし。ね?」
 大樹「はいはい。変身できるところまで行って来るよ。」
トボトボと足取りも重く車に乗り込み、近くにあるファミレスの駐車場まで車を走らせるのであった。
まだ朝早いためガランとした駐車場に車を止めた。
あたりに人がいないことを確認し、ミニバンの後部座席へと移って外から見られないようにカーテンを閉めた。
 
 大樹「ふぅ・・・ここでもやっぱり変身するのかぁ・・・一応絵梨の服持ってきてよかったよ。」
 
自分の胸の辺りをさっと一撫でする。すると胸の中央にピンク色の宝玉が浮かび上がってきた。
ハイディメンションモード変身できるようになってから新しいハーティジュエルは体の中に存在するようになった。
頭に思い浮かべながら胸の中央を一撫ですることで体内からハーティジュエルが浮かび上がってくる。
 
 大樹「アクセプト!」
承認開始呪文を叫ぶと胸のハーティジュエルがきらきらと揺らめく。
 
 大樹「スタンバイメタモルトランスレーションエアリィ!」
光の揺らめきが一段と大きくなると一気にピンク色の光が拡散して大樹を包み込む。
その光は呪文発動者本人が見ると優しい柔らかな光だが、それ以外が見ると目が眩むほどの光だ。
大樹の全身が光に包まれると体に光が溶け込み、体が粒子化する。
全身が光の粒子化すると、体のサイズがぐぐっぐぐっと小さくなっていく。
その過程で全身がきしむほどの痛みを伴うため、大樹は自然と胎児のように膝を抱え丸くなる。
体のサイズが小さくなっていくと男性的な筋肉と骨が変化し柔らかで女性的な丸みを帯びてくる。
全体的に小柄な女性の体つきになると、今度は胸に脂肪が蓄えられていき、豊かで丸い乳房が形成される。
同時に男性器が胎内へと飲み込まれ、下腹部にある内臓が避けられ子宮が形成される空間が生まれる。
そして完全に男性器が埋没すると胎内にできた隙間に子宮と卵巣ができる。その後、完全な女性器が形成される。
最後に髪の毛が栗色に変化し、バサリと急激に腰の辺りまで伸びていった。
そこまで変化すると光は収まり、大樹は完全に絵梨になった。
伸びた髪の毛を整えるように両手で髪をファサッとかき上げ、桜色の小さな唇からふうっとため息をひとつ。
ここまでが彼の、いや彼女のいつもの流れである。
 
 絵梨「よし、変身完了!えっと、着替え着替えっと。」
絵梨は大樹が着ていた服を脱ぎ、ショートジーンズとTシャツに着替えた。
そして長く伸びた髪の毛を小さな花のコサージュが付いたピンクのゴムでツインテールに結ぶ。
車内の鏡を見て髪の乱れをチェックしてようやくいつもの絵梨の姿になる。
 絵梨「うん、これで完璧だね。貴重品をまとめてっと・・・急がなくっちゃ。」
荷物を抱えて車から勢い良く飛び出し、皆の待つ海水浴場へと走っていった。
一方大樹が絵梨へと変身しに行っている間、残った彼女たちは女子更衣室に行って着替えをしていたのだった。
それぞれお互いの水着を批評しあっていた。
 美夜子「みんな可愛い水着だねーいいなぁ。」
 萌波「美夜子ちゃんの水着も可愛いわよ。」
 美夜子「えーでも去年のだよ?ちょっと子供っぽいし。」
 明日美「そんなこと無いわ、似合っているわよ。
 灯莉「うん、とっても似合ってます。」
 美夜子「そうかなぁ。」
 
全員が着替え終わり、砂浜にビーチパラソルをセットし終わったころに絵梨がようやく到着した。
真っ先に絵梨の存在に気が付いたのは美夜子であった。歩いてくる絵梨に駆け寄っていった。
 
 美夜子「絵梨ちゃんだぁ!!久しぶりーー!!最近塾来ないから寂しかったよぉ。」
絵梨の手を取りぶんぶんと激しい握手をする。
あまりの歓迎ぶりにちょっと気恥ずかしく思う絵梨であった。
 
 美夜子「今日お父さんも来てたんだけどね、暑いからって近くのファミレスに行っちゃったんだ。
 そういえば絵梨ちゃんってお父さんと会ったことあったっけ?」
 絵梨「え?え・・・うーん・・・会ったことあるような・・・ないような?あははは。」
美夜子にドキッとすることを聞かれ、白を切る絵梨。
大樹本人なのだから会えるはずもなし。
 
 美夜子「まあいっか。ん?絵梨ちゃん服のままだね。泳がないの?水着は?」
 絵梨「あー、実は私、水着持ってないんだぁ。だから海には入れないけどこのままで遊ぶよ。」
 美夜子「えー!!?変なのー持ってないならスクール水着でもよかったのに。まあいいや、とりあえずあそぼ。」
美夜子が絵梨の手を引こうとしたときだった。
明日美が絵梨と美夜子に声をかける。
 
 明日美「美夜子ちゃんごめん、ちょっと待って。
  これ、皆でお金出し合って買ったの。絵梨、あなたにプレゼントよ。」
 絵梨「え?ええ?な、なに?なんで?」
困惑する絵梨。当然である、彼女にはプレゼントされる心当たりなんて無かったのだから。
 灯莉「私たちからの日ごろの感謝の気持ちです。どうぞ受け取ってください。」
 美夜子「なになに?プレゼント?良かったね!絵梨ちゃんなんかしたの?」
 萌波「いいから開けてみたら?今すぐに使えるものよ。」
 絵梨「う、うん。あ、ありがとう・・・」
包み紙をごそごそと開ける絵梨、プレゼントを手に取り顔が引きつっている。
 
 絵梨「あ、明日美さーん?これってあれだよねぇ?この前の・・・」
 明日美「うん、そうよ。」
 美夜子「わー水着?それすごい可愛いね。絵梨ちゃんにきっと似合うよ。
 よかったね!これで一緒に海に入れるよ。」
 萌波「そうね、きっと似合うと思うわ。
 ほら、美夜子ちゃんもこう言ってるし早く着替えてらっしゃいな、絵梨さん。」
 絵梨「いぢめだよぉ・・・あううう・・・この前のはこれが目的だったんだね・・・
 もうわかったよ!私も覚悟を決める!!着替えます、着替えてくればいいんでしょ!!」
絵梨は少し涙目になりながら水着をつかんで女子更衣室へと走っていった。
そして絵梨が更衣室へと走り去った後、明日美たちに近づく人物がいた。
 
 ???「あ、お待たせ、遅くなってごめんね。北島さん。」
 明日美「ああ、大丈夫ですよ。今絵梨は着替えに行ってるから。」
 美夜子「?だ、だれ?この人。」
その人物の突然の登場に少し怯える美夜子。
 
 明日美「ああ、美夜子ちゃんは初めてだったね。
 こちら中山明人さん、絵梨ちゃんの友達よ。」
 明人「はじめまして、中山明人です。よろしくね。」
 美夜子「もしかして!バレンタインの?あの?絵梨ちゃんの?」
 灯莉「そうですよ。あの明人さんです。」
 美夜子「へぇそうなんだぁ・・・あれ?でも・・・初めてのはずなのに・・・どこかで会ったことがあるような?」
 
--ズキン!--
 
 美夜子(ううっ頭・・・い、痛い・・何?)
不思議そうに明人を見る美夜子、確かに美夜子の時には会ったことはない。
しかし、明人を無獣化させたのはミーヤなのだ。ミーヤのときの記憶が漏れ出してしまったのだろうか。
それはさておき、ようやく絵梨が女子更衣室から出てきた。
 絵梨「お、お待たせ・・・うう、やっぱり恥かしい・・・」
 
 明日美「・・・すごく可愛いじゃないの・・・」
 美夜子「うんうん・・・このフリフリな感じが絵梨ちゃんって感じですごいいいと思う。」
 萌波「絵梨さん・・・抱きしめていいかしら?」
 絵梨「ああーーもう!みんな勝手なこと言ってぇ。
  これで表に出るのすっごい恥かしいんだ・・・か・・・ら・・・ね?・・・って?」
絵梨は明日美たちの後ろにいる明人の存在に気がついた。
驚き目を大きく開け、何かしゃべろうとするのだがうまく言葉が出てこない。
思わず明人を震える指で指差してしまう。
 
 絵梨「ああああ・・・な、ななな・・・なんで・・・なんでいるのーーーーー!!!!!」
 明人「あはは、絵梨ちゃん久しぶりだね。
 それにしても絵梨ちゃんの水着、とっても可愛いよ。」
 絵梨「あわわわ。み、見ないでぇぇぇ。恥かしすぎるううう。」
パニックになった絵梨は叫びながら脱兎のごとく走り出してしまった。
絵梨は更衣室のある建物の影に逃げ込んでしまった。
 
 明日美「絵梨ー、そんな逃げないでよ。明人さんに失礼じゃない。」
 萌波「絵梨さん、覚悟決めたんでしょ?男らしく出てらっしゃいな。」
 明人「萌波さん、男らしくって・・・あはは、面白いこと言うコだね。」
 絵梨は影に隠れながら姿を現さずに皆に抗議する。
 絵梨「あ、明人さんが来てるなんて知らなかったし、水着だってあなたたちだけだと思ったから着たのに。
 みんな・・・みんなひどいよ!これを狙っていたの?」
絵梨は少しずつ涙声になってきた。
 萌波「絵梨さん、さっさと出てこないと・・・私があなたに抱きつきに行くわよ。
 さっきから我慢しているんだから・・・あなたが嫌だと言っても放さないわよ。」
じりじりと絵梨のいる場所に近づいていく。
 絵梨「わ、わかったから・・・出て行くからぁ・・・許して・・・お願い。」
そろそろと出てくると少し目が赤くなっていた。
640魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/07/13(水) 03:36:30.83 ID:AzrkjQIk
連投規制です・・・
 明人「ご、ごめん。やっぱり僕は来るべきではなかったね・・・
 絵梨ちゃんの気持ちを考えるべきだったんだ・・・」
 絵梨「ううん、明人さんは・・・悪くない・・・こっちこそ・・・ごめん・・・
 私、こんな水着着たこと無いから・・・恥かしくって取り乱しちゃった・・・ごめんね、みっともない所見せちゃって。」
 明日美「あたしもごめん、そこまで絵梨が恥かしがるとは思わなかった。
 あたしが一番絵梨の気持ちわかってなかったね・・・もうこんなことしないわ。」
 灯莉「私も・・・ごめんなさい・・・」
 萌波「ごめんなさいね、絵梨さん。」
 絵梨「みんな・・・ありがとう、私のためにこんな色々してくれて・・・」
 
 美夜子「はいはい〜なんだかみゃこちゃん蚊帳の外って感じだけどみんな仲直りできた?
 出来たなら気を取り直して皆であそぼーーー」
 絵梨「うん・・・そうだね・・・遊びますか!」
美夜子は絵梨の手を取り、海の方へ走り出していった。
そして明日美たちも後に続いていく。
海にバシャバシャと入っていくと誰からでもなくいつの間にか水のかけ合いが始まった。
 絵梨「ぷはっ!だれ?美夜子ちゃぁぁぁん、やったなぁぁぁ!そりゃぁぁぁぁ」
どばしゃぁぁぁぁん!
 美夜子「うあああっあ、あたしじゃないよぉぉぉ。」
ばしゃっ!
 明日美「ちょっと美夜子ちゃん!?」
ばっしゃばっしゃっ
 絵梨美夜子「「きゃははははは逃げろーーー」」
 
 灯莉「みんな楽しそうですね。」
 萌波「確かに楽しそうなのは楽しそうだけど・・・はぁ子供っぽいというか・・・
 いくら骨休めとは言っても、もう少し緊張感というものを持ってほし・・・うぶっ!?」
ばっしゃぁぁぁぁ!
後ろからこっそり近づいていた絵梨に思い切り水を浴びせる。
萌波はそれで海の水を思い切り吸い込んでしまったらしく、激しくむせていた。
 絵梨「萌波もそんなところで突っ立ってないで遊ぼうよ!」
 萌波「えほっけほけほっ!え、え〜り〜さ〜ん???この私に不意打ちで水をかけるなんて・・・
 覚悟はできてますの!?」
じりじりと絵梨に近づく萌波。
そして後ずさる絵梨。
 
 絵梨「あ、あははは・・・い、いいじゃん遊びなんだし・・・ね?・・・だめ?やっぱり?
 んじゃ、逃げるぅぅぅ!!」
急速反転、クロールで逃げる。全速力で。
 萌波「へぇ・・・この私に泳ぎで勝てると思っているのかしら?ふふふ・・・覚悟なさい!!」
絵梨にハンデを与えているかのように少し間を空けてから絵梨を追いかけ始める。
その泳ぎ方は無駄が無く、とてもきれいなフォームで徐々に絵梨を追い詰めていく。
そして・・・
ばしゃぁぁん!!
あっさりと追い詰められ捕まった。
そして沈められた。
 
 絵梨「がぼぼぼぼぼ・・・ぶふっ・・・しぬ!しぬーーーげほっげほっ!」
 萌波「はぁはぁ・・・これでわかったかしら?うふふふ。あはははっ。」
 絵梨「はぁはぁ・・・胸がぁ!泳ぐのにこんなにも胸って邪魔だったんだ・・・これが無かったら絶対負けないんだから。」
 萌波「ふっそんなの負け惜しみね。」
 絵梨「ふふふ、でも楽しいね。私水着着るの最初は恥かしかったけど、
 今は皆とこうやって女の子として遊べてよかったと思ってる。」
 萌波「絵梨さん・・・」
座り込んでいる絵梨にすっと手を差し出す萌波。
その手を掴んで立ち上がる絵梨。
 
 絵梨「ん・・・ありがと。男のままでも楽しめたかもしれないけど、ここまで深く楽しめなかっただろうしね。
 子供の頃に戻ったみたいで楽しかったよ。萌波がずっと不機嫌だったのも私を絵梨にするための演技だったんでしょ?」
 
萌波は顔を赤くしながら、そして赤くなっているのを悟られないようにするためか、ぷいっと絵梨から顔を背けた。
 萌波「あ、あれは本当に大樹さんと遊ぶなんておぞましくって嫌だったんですわ!そんな・・・演技なんかじゃありません。
 身の程を知りなさい!」
 絵梨「あはは。うんうん、そうだよね、萌波がそんなことするわけ無いもんね。
 うふふ、萌波はかわいいなぁ。」
 萌波「絵梨さん!もう一度沈められたいようね?」
 絵梨「冗談!冗談だってぇぇぇ。」
ばしゃばしゃばしゃ!!
 明日美「ふふふ、元気になってよかった。やっぱり絵梨はこうでなくちゃね。」
 明人「うん、そうだね。絵梨ちゃんはこうでなくちゃ。」
 絵梨「こうじゃなくちゃって何?」
いつの間にか二人の間に入ってきた絵梨。
神出鬼没である。わざと二人の間に入ったのか、それとも無意識なのか・・・
 明人「うわっびっくりした。絵梨ちゃんは元気が良くて可愛いなって話だよ。」
 絵梨「え?か、カワイイって・・・・え?え?あの・・・そんなあはは。」
みるみる真っ赤になっていく絵梨。
それをごまかすように明日美の手を取って引っ張っていこうとする。
 
 絵梨「あははははは。み、皆のところに行こうよ、ね。」
 明日美「そうね行きましょう。」
それからは皆で泳いだり、ビーチバレーをしたり、貝拾いをしたり・・・
朝早かったためか疲れてパラソルの下で居眠りをしている美夜子を埋めたり。
いろいろな事をして遊んだ。
そしてあっという間にお昼になる。
当然一番最初に騒ぎ始めるのは美夜子であった。
 
 美夜子「あああ、おなか空いたよぉ。お昼にしようよ。
 焼きそば、カレー、カキ氷ぃぃぃ。」
 明日美「相変わらずのハラペコキャラなのね・・・」
 明人「んじゃぁ、ちょっとここから離れているけど皆で買ってこようか。」
 
 灯莉「明人さん、絵梨さんがまだお手洗いから戻っていませんよ。
 ここは私たちに任せて待っていてください。」
 美夜子「うんうん、買ってきてあげるからさ〜早くいこーおなか空いて力が出ないよ〜」
 明人「え、でも・・・女の子に行かせるわけには・・・」
 明日美「いいのいいの、絵梨が戻ってきたときに誰もいなかったら可愛そうでしょ?」
 明人「それはそうだけど・・・うん・・・わかった。待っているよ。」
 美夜子「んじゃーねー。」
そして女の子たちは明人を残して買出しに行ってしまった。
少しすると絵梨が帰ってきた。
 絵梨「おまたせーートイレがちょっと遠くてさぁ・・・ってあれ?皆は?」
 明人「あ、お帰り。皆はお昼の買出しに行ってるよ。」
 絵梨「ふーん・・・そうなんだ・・・」
 絵梨(あれ?これってもしかして・・・明人さんと二人きり?・・・もしや私・・・
 は、はめられたぁぁぁぁ!!!!???)
 明人「??どうしたの?絵梨ちゃん?」
 絵梨「い、いえ!な、なんでもない・・・です・・・(うわーそう思ったら急に意識しちゃうよぉ・・・どどどどうしよう・・・)」
あまりにも緊張してドギマギギクシャクして挙動不審になってしまう絵梨。
それを不思議そうに見る明人。
しかし明人もどこかしら緊張しているような様子があった。
 
 明人「どうしたの?絵梨ちゃんキョロキョロして。」
 絵梨「いやぁ、明日美たち遅いなぁと思って。」
 明人「あはは。さっき行ったばかりだからね。まだかかるんじゃないかな。」
 絵梨「そ、そうか、そうだよね。あはは、なに言ってるんだろ私。
 ごめんねー。わ、私なんかと二人きりで、つまんないでしょう?」
 明人「そんなこと無いよ!全然つまんなくない!その逆だよ。すごく楽しい。」
 絵梨「え、あ、あう・・・そんなあの・・・(明人さんの顔が目の前に・・・ち、近いよぉぉ・・・そんな見ないでぇ。は、恥かしい・・・)」
 明人は大きく深呼吸した後、小さくよしっと呟いた。
そして絵梨にさらに近づいて絵梨の手を取る。
明人が触れた途端、絵梨の心臓が大きく一回打ち鳴らされた。
その後は早鐘を打つかのように強く早く鼓動を続ける。それにより血圧、体温ともに上昇する。
 
 絵梨「え?え?ええ?あ・・・あき・・・と・・・さん?」
自分に握られた手と明人の顔を交互に見る。
そして次に明人の顔を見たとき、絵梨はその真剣で純粋な瞳に吸い込まれそうになっていた。
明人は再び深呼吸をして言葉を紡いでいく。言葉は震えてはいるが一語一語確かめるように力強く発せられていた。
 
 明人「え、絵梨ちゃん、去年絵梨ちゃんと出会ってから僕は絵梨ちゃんと望美を重ね合わせていたのは確かだった。
 でも、望美とは違ってちっちゃいのに明るくて元気で一生懸命なところとか・・・
 絵梨ちゃんの優しさそして心が強くて友達思いなところに惹かれていったんだ。」
 絵梨「え・・・?あの・・・?明人・・・さん?(これって、も・・・もしかして・・・)」
 明人「望美には似ているけど絵梨ちゃんを知れば知るほど全然違う、絵梨ちゃんは絵梨ちゃんだ。
 だから!絵梨ちゃん・・・好きです・・・付き合ってください。」
 絵梨「え・・・えええーーーー!!!??その、あの・・・私っあの!望美さんとは違ってガサツだし、背もちっちゃいし!
 全然明人さんに釣り合わないと思うし!あの!じゃなくて!私には私には・・・ううっ・・・うっ・・・あれ?なんで?」
絵梨は明人からの告白を受けポロポロと泣き出してしまった。
その涙を止めようと思えば思うほど止め処なく溢れ出してしまい、もはや涙を止めることは叶わなかった。
 
 絵梨「あれ?おかしいな?なんで?ぐすっ・・・まただ・・・泣こうと思っていないのに・・・
 また泣いてる・・・私・・・泣き虫だよね。」
 明人「ご、ごめん、絵梨ちゃん、僕が悪かった。
 急にこんな話されて迷惑だったよね・・・ごめんね・・・こんなの勝手だけど今の話は忘れてほしい。」
 絵梨「ぐすっ・・・ううん・・・私のほうこそごめん・・・迷惑なんてそんなことないよ。すごく・・・」
絵梨は続きを言ってしまってもいいものか少し躊躇したが、言わないなんていうことはできなかった。
 
 絵梨「明人さんの告白・・・すごく、すごく嬉しかった・・・」
 明人「じゃあ!」
しかし絵梨は焦る明人の言葉を制止する。
 絵梨「あの・・・あのね、すごく嬉しかった・・・けど、今はまだそういうことは考えられないの・・・
 必ず、必ず答えるから・・・少し待っていてくれる?ごめんね・・・ずるいコで・・・ごめんね・・・」
 明人「ううん、僕のほうこそごめん・・・待ってるから。」
 絵梨「うん・・・うん・・・」
 明人「あの、こんなこと言っちゃったあとで虫のいい話だけどさ、
 これからも友達でいてくれるかな?」
 絵梨「うん、もちろん!」
 
とは言ったもののしばしの沈黙・・・
お互いの間に気まずい空気が流れる。
その沈黙についに耐えられなくなってしまったのは明人のほうであった。
 明人「あ、あの・・・み、みんな遅いね・・・あはは。」
 絵梨「そ、そうだね、緊張したらなんかおなか空いちゃったね。」
 絵梨(き、緊張ってばかぁぁぁぁ!なんで私そんなこと言っちゃったんだろ・・・逆に意識しちゃうじゃないの!
 うー早くみんな帰ってきてぇぇ!)
 
絵梨が一人であたふたしているところにこちらに向かって走ってくる人影が見えた。
その姿を見て絵梨は救世主がやってきたとばかりにほっとしたが、同時に自分をは嵌めたことに憤りを感じ、複雑怪奇な表情をしていた。
ところが、走ってくる人物の様子がおかしい、何やら慌てているようだ。そして叫んでいる。
 絵梨「あれは・・・灯莉ちゃん・・・だね・・・」
 明人「うん、どうしたんだろう・・・ほかの皆は?」
 絵梨「そうだね・・・何かあったのかもしれない。私ちょっと行ってくる!」
 明人「僕も行くよ!」
 
絵梨と明人はこちらに向かってくる灯莉の方へ走っていった。
よほど急いで走ってきたのだろう、灯莉は息も絶え絶えである。
 灯莉「はぁっはぁっはぁっ・・・絵梨さん!・・・たいへんっ・・・なんですっ!」
 絵梨「どうしたの?灯莉ちゃん!」
 灯莉「はぁはぁ・・・早く、早く来てください。美夜子ちゃんが・・・美夜子ちゃんが!」
 絵梨「みゃこが?!な、なにがあったの!?」
 灯莉「急に意識を失って倒れて・・・とりあえず向こうで明日美さんたちと一緒にいるので早く来てください。」
 明人「絵梨ちゃん、急ごう!」
 絵梨「う、うん。」
 
絵梨たちはとりあえず貴重品の入っているバッグだけ掴んで美夜子が倒れているという場所へと急いだ。
お昼を買出しに行った店と絵梨たちが拠点にしていたビーチパラソルのある場所までは少し距離が離れており、
ちょうど中間地点の付近にある岩場とテトラポッドがある場所に明日美たちはいた。
その場所に近づくと、美夜子はテトラポッドが作る影の下でおでこにハンカチを乗せて横たわっていた。
絵梨は駆け出し、横たわっている美夜子のそばに座って声を何度もかけるが・・・
美夜子は目を覚まさない。しまいには絵梨は呼びかける声が涙声になっていた。
 
 明日美「絵梨、普通にあたしたちと話していたと思ったら何の前触れもなく急に意識がなくなって倒れたのよ。」
 灯莉「いくら声をかけても起きないし、ただの貧血じゃないですね。」
 絵梨「ぐすっ・・・熱はないみたい・・・だけど・・・どうして・・・?」
 明人「顔色も悪くないし、まるで眠っているみたいだね・・・」
 絵梨「みゃこね・・・最近時々体調悪くなったりして熱が出ることが多かったの。
 そういう時は大抵 うなされていたんだけど・・・意識がなくなるなんてことはなかった・・・」
 萌波「意識がなくなったときもおかしかったわね。
 普通にしゃべっていたと思ったら電池が切れたみたいに突然倒れたわ。」
再び絵梨は美夜子に何度か声をかけるも意識は戻らなかった。
しかし明人が救急車を呼ぶことを提案し、携帯を取り出そうとしたときだった。
美夜子は急にムクリと起き上がったのだ。
起き上がった美夜子はなぜか自分を取り囲む皆を見て不思議そうな表情を浮かべた。
 美夜子「あれぇ?みんなどうしたの?何かあった?」
 絵梨「みゃこっ!生きてた!みゃこぉぉぉ!よかったよぉぉぉぉ。うわぁぁぁぁぁん!!」
 美夜子「え、絵梨ちゃん?なんでそんなに泣いているの?あたし大丈夫だよ?ちゃんと生きてるよ。」
飛びつくように自分に抱きついてきた絵梨に戸惑ってはいるものの、
あまりに泣くので大丈夫だよと囁きながら絵梨の背中をぽんぽんと叩いて慰めていた。
その後、美夜子は明日美から自分に起きた状況を説明してもらっていたが、
自分自身には意識がなくなって倒れたという自覚が全くなかった。
 
 明日美「とりあえず今日はもう帰ろうか。」
 絵梨「そうだね。」
 美夜子「えーもうちょっと遊ぼうよ。ほら、あたしもう大丈夫だし。」
くるくるとそのあたりを回りながら元気をアピールする美夜子。
しかし、皆の目には空元気にしか見えていないようで、一様に心配そうな顔を美夜子に向けていた。
 
 美夜子「あ、あれ?みんななんでそんな顔してるの?大丈夫だってば。」
 絵梨「みゃこ、いきなり倒れたんだから今日は大事をとって帰ったほうがいいよ。
 またなにがあるかわからないし。みんな心配してるんだから。ね?」
 美夜子「ううっ・・・なんか絵梨ちゃんお父さんみたい・・・うん、わかった。」
自分の娘の一大事を目の当たりにして思わず元の父親の気持ちに戻ってしまう絵梨。
いつも美夜子に話しかけるときと同じような口調になってしまっている。
そして美夜子の発言にドキリとしてしまう絵梨、それに同調して明日美も焦ってしまうのであった。
 
 絵梨「お、お父さんって・・・美夜子ちゃんは面白いなぁ。あはは・・・」
 明日美「美夜子ちゃん、え、絵梨がお父さんのわけないじゃない。ね、ねぇ。」
 美夜子「?明日美ちゃん、当たり前じゃない。あたしお父さんみたいって言ったんだよ?」
 明日美「あ、そーだ、絵梨、大樹・・・じゃなくって美夜子ちゃんのお父さん呼んできたら?」
 絵梨「う、うん!そうだね、呼んでくるよ!じゃ、まっててねー」
 萌波「ああ、もう・・・しゃべればしゃべるほどボロが出てるわね・・・」
 灯莉「あははは・・・」
 美夜子「変な二人・・・ってあれ?絵梨ちゃーーん!お父さんのいるところ知ってるのーー??
 おーい!!着替えないのーーー?って行っちゃったぁ・・・大丈夫かな?」
絵梨は着替えもせずに水着のままの姿で走り去ってしまったのだった。
かなり焦っていたためかしばらく自分が水着のままであることに気がついていなかった。
とりあえず海水浴場が多数ある海岸線沿いに走っていたのであまり絵梨の今の姿は不審に思われていないようだった。
ところが、絵梨に自覚はないが、彼女は小柄で守ってあげたくなるような小動物的な可愛さを持つ美少女である。
そんな女の子が水着姿で一人で走っていたら飢えた男どもの注目を浴びるのは必然だった。
その熱視線に違和感を覚え、改めて自分の姿を確認するとやっと自分自身が水着姿であったことに気がついた。
しかし後悔先に立たず、今更戻ることもかなわず、そのまま大樹の車が置いてある駐車場まで走り続ける。
駐車場にたどり着く間に、飢えた男たちに声をかけられること数回、彼女は大樹の時と合わせても生まれて始めてのナンパを何度も経験するのである。
声をかけられてもなんとか走り抜けてやり過ごしたが、駐車場にたどり着く頃には絵梨は泣きそうになっていた。
 絵梨「も、もうやだ・・・なんで、私に声かけてくるのぉ?早く男に戻りたい・・・」
 
命からがら駐車場に戻ってきた絵梨は近くに設置してあるシャワーを急いで浴び、体を拭いて車の中で大樹に戻った。
大樹は今回の海水浴は初めての経験ばかりで精神的にも肉体的にも限界に近かった。
 大樹「こ、今回はしんどかった!いろんな意味でしんどかった!
 女の子になるとよくわかるなぁ・・・男って悲しい生き物だ・・・
 みゃこのことも心配だし早く帰ろう・・・」
 
そして明日美たちのいる海水浴場に到着。
明日美たち魔法少女組は何にも疑問に思わなかったが・・・
美夜子と明人は不思議そうな顔をしていた。
 美夜子「あれ?絵梨ちゃんは?」
 明人「うん・・・どうしたんだろう。」
 大樹「あ、ああ。絵梨ちゃんね、うん、絵梨ちゃんはなんか用事ができたとかで先に帰ったよ。
 うん、み、みんなによろしくって言ってたよ。」
それを聞いて明人はがっかりした顔をしていた。
突然帰ってしまったことに少なからずも自分に原因があるのではないかと考えてしまっているのだ。
 
  美夜子「ふーん・・・というかお父さんって絵梨ちゃんと会ったことないよね?よく絵梨ちゃんだってわかったね。」
 大樹「あ、ああ、あれなーそう、前にみゃこに写真見せてもらったじゃないか。うん、それでわかったんだ。」
 明日美「あ、絵梨にはあたしが美夜子ちゃんのお父さんの写真送ったからお互いわかったのよ。」
苦しい言い訳である。
 大樹「そ、そうそう、だからわかったんだ。ところで、みゃこは倒れたんだから無理しないほうがいいぞ。うんうん。」
 美夜子「うーん・・・お父さんに見せたことあったかなぁ?まあいいか。
 ところでお父さーん、あたしおなか空いちゃったよー。」
 大樹「お、おおじゃあみんな帰りにファミレスで食べようか!もちろん俺がおごるぞ!
 なぁ、明人君も一緒に来るだろ?それと絵梨ちゃんは君のこと何も悪く思ってないから安心しろ。」
 明人「は、はぁ。ありがとうございます。」
落ち込んだ表情をしている明人に対してフォローを入れるが、
なんで初対面の大樹がそんなことを言ってくるのか明人は不思議に思っていた。
もはや今の状態の大樹は何を言ってもぐだぐだになってしまうのだった。
 
そしていろいろな意味で大変なことが起きた海水浴は大樹の財布の中身が飛んで行って終わりを迎える。
食事の後はあって疲れたのか車内では皆寝てしまっていた。
 大樹「皆寝たな・・・告白されるとはなぁ・・・青春だな明人君よ。
 それにつけても俺、なぜきっぱりと断らなかったのだ・・・先延ばしにしたってこいつのためにならんだろうに・・・ああ、自己嫌悪だ。」
 
 大樹「それとみゃこに何が起こったんだ・・・今はとりあえず元気なようだが・・・いきなり意識不明になるなんて心配だ。
 なにもなければいいが・・・」
 
その心地よく眠っている美夜子は夢を見ていた・・・
それは自分だけど自分じゃない幼い誰かと懐かしい何かが会話している夢だった。
 「もうすぐだからね・・・君を助けてあげるよ・・・」
 「たすけるってなあに?あなたはわたしのおともだち?」
 「君は何も心配することないんだよ・・・」
 
次回予告
束の間の休息を楽しんだ魔法少女たち。
少し予想外の出来事が起こったが概ね平和な日常だった。
しかしその平和な日常は長くは続かない。
美夜子を中心に暗雲が立ち込めてくる。
変化は小さくそしてそれに気がついたときには手遅れになってしまうのか。
次回「Visible!あなたたちの世界って・・・」
アーシィHD「あなたは乗り越えたその先へ進むことができるかしら?」
二十一話終了です。

今回はとことんほのぼのにしてみました。
最終決戦前の嵐の前の静けさ的な回でしょうか。

さていよいよ次回から最終回編へ進みます。

1月から続けてきたこのシリーズですが、出口がようやく見えてきましたよ。

ちなみに、申し訳ありませんが二十二話は投下まで少し時間が空くかもしれません。
リアルがちょっと忙しくなってきたので・・・

では、次回まで〜
651名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 03:53:04.10 ID:ehj/EkfC
>>650
GJ!!
初めてリアルタイムで読めました。
なんつーか…絵梨と明人にニヤニヤしっぱなしな自分キメェw
(女体化した自分とイケメンとの恋愛を妄想したのは内緒w)

次回から最終章突入ですか。
いつも楽しみにしております。無理せず頑張って下さい
652名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 07:38:00.54 ID:OgZK21lc
最終回編・・・すなわち最終回じゃないのね
さっさと終わればいいのに
653 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/07/13(水) 08:25:55.12 ID:d5GqXjI8
レス番35も飛んでるwwwww
654名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 09:04:51.18 ID:91G3WeiP
>>650
ありがとう、ありがとう\(^O^)/
地道に待つから、じっくり書いてくだされ。
655名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 18:26:43.43 ID:pKcafirG
もしかしてさ、保管庫が更新されないのってキチガイがずっとスレを占拠してるからじゃねーの?
だから保管庫を復活させるにはキチガイがいなくなってここが正常化すれば更新されるような気がするよ。
どうかな?俺の考察。
656名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 18:30:43.86 ID:SObcRgd4
単純に私生活が忙しいんだと思う
657名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 18:33:54.67 ID:pKcafirG
>>656
でもさ、キチガイが湧いてきたpart39スレから更新されなくなったってことはそれしか考えられないよ。
いくら私生活が忙しいったって少しは更新できるだろう。
もしかしたらキチガイに嫌気が差してスレを見限って放棄したのかもな。
658名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 19:19:56.74 ID:3rAwQ+Cz
どう考えても東北大震災が原因でしょ、
挨拶も無しで更新停止だし
659名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 19:21:42.13 ID:JPHAz6TJ
愚痴は愚痴スレに
陰口は誤爆スレに
紳士淑女の皆様は黙ってNGワード登録
スレ上でキチガイだのなんだのと平気で書く人も立派なキチガイです

読みたくない作品はスルーしましょう
読みたくない作品の書き手を叩くと
読みたい作品の書き手も同時に出て行きます
660名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 19:27:51.35 ID:eOvKnO1i
>どうかな?俺の考察。(ドヤァ
ID:pKcafirGのドヤ顔がキモそうだったんでTS変換して難を逃れた
661名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 06:36:15.52 ID:+EakWuGa
でも、なんだかんだ言ってもここの住人の大半は、ある一人がスレッドを占拠してるのは迷惑だって思っているのは確かだと思いますよ。
662名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 06:47:03.30 ID:gWrpni1u
気に入らない作者追い出せば別の作者が来るって発想はどうやったら出来るんだろ
663名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 07:55:26.91 ID:+EakWuGa
エロくもなければ萌えもTSすらほとんどない。
文章も下手くそで無駄に長いだけ。
そんな作品ともいえない文字の羅列に全員辟易してるんだよ。
いい加減自分が荒らしだと気付けって思うよ。
664名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 08:45:47.78 ID:NH7Lv/CX
要約「エロ無しじゃ売れないからエロ寄越せよ糞が」
665名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 08:48:57.65 ID:ts6uaIek
とりあえず鏡置いておきますね
666名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 09:37:56.66 ID:u5j1IQC+
>>663
自分の行為もただの荒らしだと気付け。
読みたくないならNGワードでスルーしろ。
667名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 13:57:44.53 ID:TjGxzP49
でもさ、みんな心の中では俺の言うことに同意してるんだろ?
668名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 14:47:29.92 ID:yoD7/QEC
それとこれとは話が別だ。
同意うんぬんなんか関係ない。
スレを荒らすなボケ。
669名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 16:52:23.82 ID:e52dbC08
なんか韓国人みたいなのが居るな
作品投下も出来ない嵐のくせにスレ民代表みたいな態度しちゃって
670名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 21:35:36.30 ID:x9euIPqT
このスレは、日本人がネタを投下して
中国人がそれをパクって売り
韓国人はスレ代表を主張して日本人を片っ端から叩き出してるんですね分かります
671名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 22:17:49.25 ID:VybRQ469
国際色豊かだなー。国へ帰れよ。
672名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 14:47:49.56 ID:8pCj1OOt
>>650
遅くなりましたがGJ!
なんか変なの湧いてますが気にせず頑張ってください。
女性モノの水着を恥ずかしがっているところがすごくツボでした。
あと少しで終わりということで結末がどうなるのか楽しみにしています。
673名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 16:32:05.09 ID:SKwGl23k
>>650
エアリィさんはやっぱりええなあ。じっくりいいもん書いてくだされ。
674名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 04:32:42.51 ID:mLLAeWtJ
歴史は繰り返すとは言うが、このスレの回転は早いな〜w

みんな、仲良く行こうぜ〜
675名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 06:22:22.05 ID:bt9cy+qC
>>674
変なの一人いるだけで、他のみんなは仲良いと思うよ。
676名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 08:11:29.64 ID:CvgGVi8m
まじで一人だと思っているのか?
めでたいやつだなお前
677名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 08:16:02.65 ID:m2WRTxXL
フフフ、すべてはこの私の自演!つまり攻め受け仲裁スルー投稿の一人五役さ
678名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 09:27:35.54 ID:v+R/iIJu
自作自演の自称複数人ほど痛々しい物は無いな
自演はやってる本人が思ってるほど上手く誤魔化せてないもんだよ
バレバレだ
679名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 09:35:57.87 ID:sY4UQYLb
>>650
この勢いでイケイケエアリィさん(^▽^* Ξ *^▽^)応援してるよお。
680名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 11:45:57.93 ID:TFSy0ODF
作者の自演がうざいスレですねぇw
681 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/07/17(日) 15:13:23.31 ID:inu0Dbj1
どーせ某魔法少女の作者だろ
682名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 15:19:01.75 ID:nSx3OOsq
>>681
そうそう、こんな駄文にGJなんておかしいんだよ。
全部作者の自演に決まってる。
痛いよ、痛すぎだよ某魔法少女の作者さんw
683名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 15:20:25.41 ID:dyo6FGXC
なんか、どっちにもいっぱいの人数居るようにも見えるし、どっちも一人しかいないようにも見える・・・
684名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 16:08:24.88 ID:2RAvhiVQ
う〜ん。まだまだ自演レベルが足りないなぁw
せめてホスト使い分けてIP表示する位しないと意味無いねぇw
685名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 23:19:32.37 ID:DHcXWtaI
なんとも夏らしい流れだな
686名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 06:59:02.74 ID:4sHI46BX

これだけ、スマートフォンや携帯電話が発達しちゃうと、夏休みだから子供が家にいて2chに湧くって理屈も通じなくなったな。
残念ながら荒れるのはこのスレの常になってしまっている。
687名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 11:34:12.12 ID:ow5nGRL6
というか、この板っては18歳以下の入場は建前上禁止だったはずなんだが・・・。
688名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 12:24:27.53 ID:mktly0KW
>>687
そりゃ太古の昔から有って無きがごとしだな。
しかし、未成年でも無いのし、荒らしまくってるとしたら、そうとうだぞw
689名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 13:24:14.51 ID:l5Lb/V8z
そんなことよりおっぱいの話しようぜ!
おっぱい好きで膨乳フェチな俺としては女性化の過程で胸が膨らんでいくシーンが見所。
なので女性化完了でおっぱいの成長が止まってしまうのはちょっと残念。
そんなわけでネタを考えてみた。

・女性化させられてしまうが、条件を満たせば男に戻れる。
・しかし、時間経過もしくは何か条件を満たしてしまうと胸が大きくなる。
・胸が大きくなるとその分男に戻る条件が厳しくなっていく。

舞台や膨乳と男に戻る具体的な条件にエロいネタを仕込めば面白くなりそうなのだが。
690名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 15:52:24.62 ID:Rp9JCKmq
望まぬ女性化で段々と胸が膨らんでいくのがツボ
どんなに嫌がっても毎日揉まれて成長し続けるとかw
当人が望まぬ形での女性化は理不尽さがキモだからなぁ(笑)
691名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 17:26:59.63 ID:1dWXnSJR
それなんて僕オマエw
692名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 19:21:39.12 ID:GzcHWUq1
女性用のレンタル水着を来て入るプールの話ってどのスレのだっけ?
最後完全に女性化しちゃってた気がするけど。
693名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 20:26:24.23 ID:bry+CqS0
>>692
なかなかいいね、その線で書いてみてくれ。
694名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 21:34:43.72 ID:1dWXnSJR
695名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 21:35:49.38 ID:1dWXnSJR
>>692へのレスでした
696名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 21:43:00.98 ID:GzcHWUq1
>>694
うーんそれじゃないなぁ・・・・水着もってkなくていいプールでレンタル水着は全部女物、主人公以外も水着来てる間は皆女性化してるやつだったんだ。
697名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 22:12:55.08 ID:dsxbhw0B
支援所でそんなのを見た気がするけど図書館入りはしてなかったと思う
もしそうだったとしたら後援サイトが復活してるし、頑張って探してみるしかないんじゃないかな
698名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:31:59.67 ID:HRl2oJ4T
>>696
39スレに確か「TSプール」だかそんなタイトルであったと思う。
699名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 06:08:44.74 ID:sfxkFxmY
>>694
これいいですね。
こんなふうに、TSして女になったけど、その後男だったときの記憶を無くして生まれた時から女と思い込んだまま何一つ気にせずに暮らしていく小説を探しています。
700名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 20:34:38.13 ID:C8DOUuj6
お前が書けよ。
701名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 20:42:11.34 ID:XZkk2VHA
>>698
39スレか・・・・・・ありがとう。保管庫動くまでは見れないか。残念。

702名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 21:55:25.92 ID:f89oIybz
>701
こんだけヒントがあれば行けるだろうJK
TSプール+女性化で検索→みみずんから見れるよ
703 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/07/20(水) 17:22:26.06 ID:kW9EcQVC
704名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 23:35:09.33 ID:jEdTDgyW
お前ら変態の癖に優しい所あるよな
705名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 23:36:12.51 ID:vf3exhnn
>>704
変態紳士だからな
706名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 00:10:03.69 ID:SoHBvA/9
new保管庫はまだかねチミたち
707名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 11:57:57.89 ID:45DchofV
保管庫って数年で代替わりするな。
個人で纏めるのは大変だよな〜
708名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 19:45:53.67 ID:ngy4in++
ある意味で報われないポジションでもあるからな。
wikiにしてある程度オープンな編集環境にしてしまうのもアリだけど、
それ以前に、物置程度の認識しかしてない読者の多いスレは大変。
709名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 20:13:12.17 ID:nlMsuiCt
俺が保管庫してもいいけどエアリィ保管するつもりないよ
710名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 21:07:00.45 ID:IC8BZunm
過去ログ読めるようにしてくれるだけでもありがたい
711名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 21:07:54.92 ID:+WoZN7eo
なんだいつもの荒らしのウソ話か。ご苦労さん。
712名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 22:08:19.30 ID:rz3O6ppI
>>709
同意、エアリーあるだけで保管庫が穢れる。
期待してます。
713名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 22:33:01.73 ID:pcLc+bFY
別に必要とされていないのに張り付いて延々と筆者の批評……

お前らそんなに偉いのか?
つか能無しすぎるだろ、さっさとNG登録すればいいのに
714名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 22:40:04.06 ID:ngy4in++
特定作品叩きって人気の裏返しだからなぁ
715名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 06:09:28.08 ID:TJz+bhPp
女性の社会的、存在的地位が男性より少し上の世界。
女性の性風俗雇用が禁止され、それは社会的カースト底辺の男性が女性化されて行われる奴隷産業となった。
しかし元々が男性のため、奴隷という明確な身分の分断は風俗産業に社会的認知を広める。
大通りに面した娼婦館
国によって認められたこの公的な人身売買の巣窟は個人やホテル、長距離航行船などに派遣も行う
そこには様々な事情でカースト底辺に押しやられた少女たちが隷属している。
理想的な性の捌け口かつ奴隷として造られた身体は共通して美しく、男性を悦ばせる性器を持ち、妨げにならないよう生理はこない。
そして少女自身が溺れて逃げ出せないほどの快楽を与えるのだった。


夜の空に白じんだ色が混ざってきた。夜が終わりかけていた。
昼の住人も夜の住人も全てが静に寝入っている時間。
少女が一人駆けていた。少女の息の上がった呼吸と足音が響く。
顔は汗がつたい、悲壮感に満ちて歪んでいる。
酸素の足りない頭がなかばパニックになっているようだった。
時折乱れた呼吸に悲哀の呻きが混じる。
「待てこらァー!!」
涼感の静寂を怒号が掻き消す。
少女を追うように二人の男が駆けている。
「いや、だ…いや…」
後ろの男たちを認め、少女が呻く。
大人と子供、男と女である。少女がどんなに必死になっても男たちとの距離はどんどん縮んでいく。
一人の男が伸ばした手が少女の乱れた黒髪を掴んだ。
716名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 18:27:28.65 ID:LJxtKKEB
>>713
NGしてるから保管できないんだってw
エアリィだけならいいけどこの先興味湧かないのもまとめられるかって言ったらそうは思えないから他にやる人がいるならその人に任せたほうがいい
717名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 19:01:22.88 ID:u8yeC1AT
そして>>708へ戻るw

スレの文化を支えるって意味で保管人は書き手と同じ位重要なポジションなんだけど、
その活動はある意味で書き手より自己規律を要求される部分もあって難しいわけで。
誰かが書いた作品を勝手に書き換えたり、或いは改竄したりと言う行為は一切許されない上に、
見やすく読みやすく分類しやすい整理整頓が要求されて、しかも、それに対する賞賛は一切無いと言って良い。

やっぱこれは相当大変なポジションだと思うよ。
718名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 21:24:34.13 ID:SGII8ka3
>>716
うん、どう考えてもお前には無理だ
719名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 21:29:43.24 ID:89ChwgE0
昔、別板でまとめサイト運営していたけど大変だった。
何が一番大変だったかって、1つのスレまとめるのに時間がいくらあっても足りないことだった。
720名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 22:02:22.49 ID:I6e5ldDn
なんかカリスマ性もった人は女性をこう考えているらしいよ。

http://www.youtube.com/watch?v=M5kknii5T7o&feature=related
721名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 22:13:24.11 ID:SGII8ka3
どういうネタだよwwwwポトシって誰wwwww
722名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 22:29:41.10 ID:AJNN6pPd
笑う犬って番組のショートコントっぽい
723名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 19:07:16.19 ID:GK+JoWPJ
酷い目に会いました。
今さらですけど生きています
ネット環境がようやく整ってきた感じ
これからdat回収始めます。

忍法帖リセットとかw
724 ◆vJEPoEPHsA :2011/07/23(土) 19:10:20.18 ID:GK+JoWPJ
とりとさげわすれ
725名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 19:35:36.37 ID:iR4n+Poc
御見舞申し上げます。ボチボチで良いのでよろしくお願いします。
ある程度回復されたら新作を投下させてもらいますので、よろしくです。
726名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 19:43:31.49 ID:Cz9U+44H
震災に遭われたということかもしかして
ご無事で何よりだ
727名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 19:59:00.85 ID:qlH3xq2A
あんまり関係ないけど、簡単な単語をトリップキーにしているんじゃないかな。
トリップでググると関係なさそうな人が無数に引っかかる。
728 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/07/23(土) 20:03:18.45 ID:v16rbcFe
>>723
生きてたのか、よかったよかった
無理せずぼちぼちやって下さいね
729名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 20:50:23.65 ID:dvKuDha9
電波を受信した

薄暗い牢屋の中、唯一光が差し込む鉄格子の窓をじっと眺めている。
この部屋から出られなくなったのはいったいいつからだろうか。
20年? 30年? それとももっとだろうか?
もう時間の感覚など分からなくなってしまった。
光の中で暮らしていた日々を懐かしく思う。
そう、私はあの頃正義のヒーローだった。
平凡な高校生だった私が、あのゴツいおじさんに見いだされ
正義のヒーローとなったのだ。
そして始まった戦いの日々。
奇怪な怪人たちを打ち倒し、世界に平和を取り戻そうとした。戦って戦って、戦い続けて私はついに敗れた。
敗れた私は……瞬く間に転げ落ちていった。
悪の組織に捕らわれて、訳の分からない薬を打たれて
女の子にされて、レイプ……レイプ……レイプ。
未知の屈辱、抗いすらも許されない暴力。
私はたちどころに心を閉ざしてしまった。
何も考えなければ、どんなに辛くても何も感じなくてすむ。
だけど、そうも言ってられなくなった。
急に覚える吐き気、妊娠だった。
みるみる膨らんでゆくお腹。
だけど犯されるのは止まらなかった。
ついに、出産の直前まで何人もの男たちの肉棒に奉仕させられた。
そうして生まれた子は、今どうしているだろうか。
牢屋の鉄扉がきしんだ。
そしてゆっくりと開いていく。
私はいつものように股を開き、お迎えのポーズをとる。
「見ていられないな」
その男はそう言ってため息をついた。
「だれ……?」
初めて持った疑問、男なんてどれも同じなのに。
「あなたをもらいうけてもよいというお許しをもらった。
今日から私の屋敷で暮らしてもらう」
出ら……れる?
「だからもう他の男に抱かせはしない」
この人は……だれ?
「あなたは私のものだ……母さん」
「あ……ああ……」
こんなに、こんなに立派になって……
私を迎えに来てくれた。
「さあ帰ろう」
こんな奇跡があるなら、
こんな奇跡があるなら、女になって良かった。
730名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 21:00:25.74 ID:mlSaOSJJ
なんて俺特な電波なんだ!
731名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 21:07:46.04 ID:Zy/pJeMU
>>729
GJ!凄くいい
732 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/07/24(日) 01:17:14.93 ID:hGu2cy2f
 
733名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 23:28:51.15 ID:p/Zead5p
>>729
まさか泣くことになると思わなかった。GJ!!
734 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/25(月) 17:06:25.74 ID:uLV2DoCC
ついでに保守
735名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 18:35:50.17 ID:CYGtHSFZ
なんかSSまだー?
736名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 18:55:31.82 ID:qBjYLa8+
言い出した者の法則
737名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 19:09:22.90 ID:XZOqpZwR
「博士、いったいどういうつもりなんです?」
「なにかね、助手の山崎君」
「先生からもらった栄養剤飲んだら女の子になっちゃったじゃないですか」
「だろうね、実はTS薬だったし」
「どうしてそんなことをするんです?」
「実はうちの旦那のセックスが激しくてな。
身が持たんから女をあてがおうと思ってな」
「鬼畜ですかあなたは? 男に犯されるなんて嫌です」
「じゃあ私が犯そう」
「や! ちょ! あん…………」

一時間後

「うう、汚された」
「良かったよ」
「博士ひどいです、僕が博士好きなの知っててこんなことするなんて」
「え?」
「……知らなかったんですか?」
「いや、知ってたさ、やだなぁ、ははは……」
「知らなかったんだ……」
「まあ気にするな」
「や! ダメ! あん……」

一時間半後

「あう、また汚された……」
「可愛かったよ……」
「抱いて黙らそうとするのやめてくれませんか?」
「でも気持ち良かっただろう?」
「………………」
「うちの旦那とするともっと気持ちいいぞ」
「………………」
「うちに来ないか?」
「………………はい」
738名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 19:50:26.09 ID:Xwu8Q6ME
>>737
なんか和んだw
739名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 00:42:40.39 ID:n1mDs+4l
博士なにやってんすかww
俺も混ぜてください
740名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 07:31:02.03 ID:XSm9MrpK
博士に便乗

「ところで助手の山崎君」
「あんっ・・・はいぃ、博士ぇっ・・・んっ、なんで、しょうか?」
「なんで募集もかけていない、しかもこんな時期に、研究員の応募が来てたんだろうか」
「やっ、あっ、だってぇ・・・その、だんなさんがぁ、激しすぎて」
「ああ、二人でも足りないとは思わなかった」
「イいっ!おくぅそんなごりごりらめれひゅぅ!あっあぁあっ!きひゃうきひゃいまひゅひぁっ!」
「うむ、我ながら自分の嫉妬心に驚いている、と共にこんなに興奮するとは思わなかったぞ」
「いっイきますッやっあっもうだめこわれひゃぁうっあっあーああああああー!」
「また気を失ってしまったたか」
「・・・」
「見せ付けられてたまらないんだ、頼む私も滅茶苦茶にしてくれ」
「・・・」
「んくぅぁぁぁぁっ!!、そうにゅうだけでぇっ、きてるからあぁいきなりそんな激しくっ!?」
(・・・ああ、そうだ、もう一人増やしたらどうかと山崎君と相談したんだった)
741名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/27(水) 12:23:58.09 ID:suDMiFlo
保管庫まだか

アフィリ貼って良いなら俺が作るぞ
742名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 13:38:52.42 ID:oy8v2hr7
作ってから聞け

貼って良いから早く作ってくださいおねがいします
743名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 01:44:52.45 ID:O0PtD8WH
    n. ∧__,∧n
    ゝ( ^ω^ )ノ
   やった──!
744めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/07/30(土) 20:03:53.84 ID:Q6Pugg0n
その日は雨の日だった。窓を開ければ熱気を含んだ湿気が
濡れたアスファルトの臭いとともにやって来る季節だった。
あいつが俺の家を訪ねてきたのは、そんな雨の日だった。
「大介……僕が分かるか?」
俺と同い年くらい、15歳くらいに見えて、
でも彼女は妖艶だった。
豊かな乳房、抜けるような白い肌、艶やかな黒髪。
男なら、彼女を手元に置きたがらないわけがない。
そう感じさせる何かが彼女にはあった。
「まさか……誠……か?」
そんなはずはない、そう思った。
なぜなら誠は男だったし、もう2年も前に失踪していたはずだった。
「大介なら分かってくれると思った。
やっぱり大介は凄いや」
そう言って誠は悲しげに笑った。
とにかく俺は誠を家に入れ、冷たいアイスコーヒーを出してやった。
誠は確かに誠にしか見えなかった。
最後に会ったのは2年前、学校から帰って近くのコンビニに行くときだった。
何も荷物を持っていない、どこか遠出する風でもない誠が商店街を歩いているところで出会った。
「どこ行くんだ?」
「合い鍵作りに行くんだよ」
そんな会話が最後となってしまった。
745めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/07/30(土) 20:04:19.09 ID:Q6Pugg0n
「あの後、僕は誘拐されたんだ。
女の子にされたのは誘拐グループの趣味だ」
ポツリポツリと呟くように、誠は話し始めた。
「そいつらは僕を変態のオジサンに売り飛ばしたんだ。
縛り上げられて強姦されて、地下室に押し込められた」
「誠……」
「いろんな変態プレイをさせられた、お尻でしたり
犬としたり、色々だよ」
「誠……よせ」
「おしっこを上手に飲めなかったらひっぱたかれるんだ」
「泣くくらいなら話すな!」
「え? な……く……?」
誠は顔を押さえて泣き始めた。
静かに、ただ静かに。
しばらくして落ち着きを取り戻した誠は話の続きをしだした。
「あそこから僕は金を掴んで逃げ出したんだ。
新幹線なんて乗り方も知らなかったけど、なんとか帰って来れた。
大介に……また会いたかったから」
「誠……俺はお前に何もしてやれなかったんだぞ?
きっと家族のほうがお前のために色々してやってたはずだ」
「それでも大介は僕のヒーローだったから、だからまた会いたかったんだ」
そう言われて俺は分かった。
心の支えとかそういうものは、そう簡単に割り切れるものじゃないということを。
746めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/07/30(土) 20:04:40.74 ID:Q6Pugg0n
「とにかく、無事で良かった。早く帰って親御さんを安心させてやれ。
おくってやるから」
「……うん」
雨の中、誠の家につくまで誠はずっと無言だった。
ただ、誠はずっと俺の服の裾を握っていた。
家に着くと、誠の両親が出迎えてくれた。
困惑はしていたが、すぐに誠が誠なのだと分かってくれて、
泣きながら抱きしめあっていた。
その日は俺は、丁寧にお礼を言われてからそのまま帰った。
親子の再開を邪魔するほど空気が読めない男ではいたくなかったから。
747めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/07/30(土) 20:05:07.18 ID:Q6Pugg0n
あれから一ヶ月、僕らは昔のようによく会うようになっていた。
と言っても、あいつが俺の家に遊びに来るのがほとんどだったが。
「なあ、学校の方はどうなんだ?」
「楽しいよ、一年からやり直しだから周りとは歳が違うけどね」
「そうか……」
言おうか、言うまいか。
どう言うべきか、どうするべきか。
そんなことが頭の中をグルグル回る。
「ねえ大介」
「なんだよ?」
「僕、ずっと大介と一緒にいたい」
ずっと一緒にいたい、そう聞いた瞬間、俺の中の迷いは消えた。
率直でいいんだ。ただ自分の気持ちを伝えればいいんだ。
「俺も……お前とずっと一緒にいたい。
お前の恋人になりたいと思ってる」
そう言った瞬間、誠はポロポロと泣き出した。
こらえきれないという風に泣き出したのだ。
「い、嫌だったか? ごめん、俺お前の気持ち考えずに!」
「違うの!」
誠は首を勢いよく振った。
涙を拭いて、そして俺の方を向き直る。
「違うの……嬉しいの」
「誠……」
「でも、僕汚いから……大介の気持ちに応えられない。
応えられないよ…………」
748めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/07/30(土) 20:05:34.87 ID:Q6Pugg0n
「そんなことない、お前は綺麗だ」
そうだ、誠は綺麗だ。今までに見た誰よりも。
「これを見てもそれが言える?」
シュルリ シュルリと誠は服を脱いでいった。
露わになった肌を見て、俺は驚いた。
そこには鮮やかで卑猥な刺青が刻まれていたのだ。
「もう、僕は誰からも愛される資格がない。
だけど大介とは一緒にいたかった。
大好きな……人だから……」
それを聞いた俺は何を考えていたのだろう。
ただいつの間にか行動していた。
「大……介?」
彼女は俺の腕の中にいた。抱き寄せていたのだ。
「離さんぞ、でないとお前が一人になっちまう」
「それって……?」
「こんな刺青くらいで俺の気持ちは変わらん、俺の恋人になってくれ?」
そう言って俺は誠の唇に自分の唇を重ねた。


つづ……かない
749名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 20:51:40.17 ID:NjFSflkJ
続かないんかい(笑)ありがとう。
750名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 22:46:36.24 ID:bMKZodzd
なんか最近いい話が多いな。
嫌いじゃないゼw
751名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 22:55:41.80 ID:eZIIkoNG
最後に二人一緒に誘拐されて強制女性化されるのかと思った・・・乙
752名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 23:14:30.81 ID:of1CVJi+
寸止め感がいいですね。
753名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 00:05:31.67 ID:ue0gqU1R
        .∧_,,_∧
        ( ゙'ω゙` )
保管庫まだできてないじゃないすか!

       n.∧_,,_∧n
       ヽ( ;ω; )ソ
      やだ───!
754名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 21:04:07.27 ID:iYXevmix
「わぁ、綺麗だねぇ」
花畑を見て久美子はハシャいでいた。
(お前のほうがずっと綺麗だ)
そう言おうとして気恥ずかしくて口から出なかった。
麦藁帽子が風で飛ばないように手で押さえ、
白いスカートを翻し、彼女は本当に楽しそうだ。
「裕樹も来てよ、花の洪水みたいだよ」
「ああ、今行くよ」
父親に無理やり女にさせられ、俺と婚約させられた時は
ずいぶんと暗い顔をしていたものだが、
もう随分と立ち直ったようだった。
「裕樹、考え事?」
「いや、なんでもない」
でも時々思う。
やはりこいつは男に戻りたいんじゃないか。
俺は、こいつを何とか男に戻してやるべきなんじゃないか。
チュッ
「えっ?」
不意に柔らかい感触が唇に触れた。
「元気出そうよ? ね」
やっぱり、男に戻すのは無しにしようかな。
755名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 22:08:29.40 ID:lUmMRFN4
>>754
GJ!
微笑ましいです。
756 ◆vJEPoEPHsA :2011/08/01(月) 22:53:59.81 ID:iNXhdmCL
保管庫の更新再開
part10をまとめ直し
part41までのdat取得
SS抽出   ←今ここ
更新を続ける
----中略----
現行スレに追いついてみんなハッピー

私生活大変だけどコミケ行くから更新遅れます
757名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 23:08:28.28 ID:EJNTHnlR
やったー
お疲れ様どす
758名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 23:34:23.77 ID:lUmMRFN4
>>756
お疲れ様です。
759名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 02:41:19.00 ID:1Jof0TYF
   _, ,_  パーン
 ( ^ω^) 無事でよかった
  ⊂彡☆))Д´) >>756
760名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 07:37:17.64 ID:WVmOiT6b
誘い受け乙
どうせお気に入り以外は保管しないんだろ?
そんなの保管庫とは言わないよ
エァリィさんまだー?
761名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 07:40:02.10 ID:LoeTimvd
なにこいつ気持ち悪い
762名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 07:40:16.66 ID:PVh7jMGD
文句有るなら自分で保管しろエァリィさんよ。
763名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 12:44:57.43 ID:AKLuQZaE
>>756
お疲れさま。たまには気晴らしも必要だから、楽しんで来てw
次スレまで待ってますよん♪
764魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/08/03(水) 16:43:32.52 ID:nADyTk/B
こんにちは、エアリィさんです。
ようやく二十二話完成しました。

今夜か明日の夜にでも投下したいなーなんて思ってます。
ではでは。

>>756
保管庫復活おめでとうございます。
765名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 18:15:16.84 ID:O07JV6qL
ああ、なんか既視感あると思ったら今気がついた。


菅直人。
766名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 22:47:18.05 ID:moDUjnfZ
>>764
暑いんで全裸で待っていたが眠いんで寝る(ρ_-)ノ投下に期待してるよ。
767魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/08/04(木) 03:48:21.64 ID:b8UhD5Ti
ごめんなさい、投下前に眠りこけてしまいました。
明日投下します。(なんか最近こればっかりw)

では
768名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 09:29:13.50 ID:PQOTQmZ7
>>765
エアリィさんの肩持つ訳じゃないが、エアリィさんに謝れ。マジで。
朝鮮人!って言われるより酷いと思うぞ、それは。
769名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 09:58:50.64 ID:wIcpGRLM
いきなり菅直人やエアリィが出てきてビックリしたww
BB2CってNGワードないんだよね、はぁ
770名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 10:29:00.33 ID:3CmZtfp1
>>768
なに?それって褒め殺し?w
信者キメエw
あ、信者じゃなくて作者本人だから作者キメエかw
771名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 10:55:42.00 ID:XWwTs2Xh
>>767
おう、エアリィさん期待して待ってるぜ。
772名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 10:58:23.09 ID:F46Wfs9t
>>770
最近そう言うの流行んないから
本人認定ってイタイ荒らしの自己紹介みたいなもんだw
773名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 12:34:23.72 ID:ERD4n/5k
凄く真面目な話し。それって一種の強迫性障害なんだよ。
当人は面白がってやってるつもりなんだけど、もう一歩進んでしまうと本当に精神疾患になる奴。
悪い事言わないからメンタルクリニックとか精神科で素直に全部話してカウンセリング受けた方が良いと思う。
蔑んだり貶めたりって事じゃなくて、本気で真面目な話ししてるから、どうか笑わないでもらいたい。

「今は」面白がってるだけかもしれないけど、思うような結果が出なくなった時に発作症状が出てしまうから。
気を病みすぎて心臓とか循環器系にダメージが出て最後は脳に来て、脳萎縮まで行くと廃人だよ。
仕事場の同僚が最初は面白がってからかってる内に、そのまま本気になっちゃって、最後は心臓発作であっけなかったから。

荒らしを心配するのか?って良く言われるけど、でも、人が死ぬよりはましだろうから。
774名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 13:51:59.15 ID:iQr9Y6sW
煽り煽られが当たり前の2chでなにを言ってるのだ
と言いたいところだけど水掛け論になりそうだからここはおいておくとして

それこそ「まじめな話」、あなたこそメンヘル案件なんじゃないのかな
ただ単に自分に酔ってて文の推敲ができてないだけならそれでいいんだけど
文章が主語やら話が飛び飛びに書かれてて非常に危うく見える
書いてる奴が女であればなんとなく納得のいく書き方ではあるけど
仕舞いには荒らしは死ぬことになってるのがなんとも
あと自分含めてスレチすぎるんだようんこ、まずそこに気づけうんこ
775名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 14:30:47.34 ID:ERD4n/5k

  ( ^ω^ )
  / ,   ヽ    < アンチ、涙拭けよ
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i
   \.!_,..-┘


>まずそこに気付けうんこ

この一文が無ければ完璧だったのにねぇw
776名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 14:44:27.30 ID:i7rMJdlq
うわぁ・・食ってかかってきてる・・・・
どこにもアンチらしい事書いてねえのにスゲー脳内変換wこいつマジモンじゃん。
突かれたくないところ突かれちゃったんだね、かわいそうに。大変だね。
777名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 14:44:50.10 ID:6/yZQi7c
お前らまとめて>>1読んでこい
778名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 17:36:56.61 ID:F46Wfs9t
なんかこのスレの荒らしはプライド高いんだなぁ
どうしても上から目線で言わないと気がすまないらしい
779名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 18:06:44.92 ID:vXCxkfBN
これは酷いブーメラン
780名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 18:39:11.92 ID:sDfqUiqq
そして、荒れようが過疎ろうがスレは進む 来るべき終焉を忘れながら←厨二病
781名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 20:26:09.35 ID:aAMyhM1S
ちょっと投下。途中で切れたらゴメン。
多分そしたらID変わるからよろしく。
782変わらないこと:2011/08/04(木) 20:28:19.04 ID:aAMyhM1S
タイトルは 変わらないこと です。

僕は変わってしまった。
去年の中学校の卒業式のあとのことだった。
僕はまったく知らない奴らに実験台にされた。
理由は「卒業式のあとで浮かれていて僕は死んだ」とか言い訳できるかららしい。
死ぬかもしれない実験はクスリのテストだった。
まぁ、こうやって振り返ることができてることからもわかるようにおかげ様で死なないで済んだ。
いや、でも、あの時までの僕、[真間 蓮](しんま れん)は死んだ。
複雑に思えるかもしれない、でも実際はこうだ。
実験のクスリは本来何を目的に作られたのかは知らないけど、僕のカラダを女にした。
クスリを打たれて意識を失った僕はどこかの建物に運ばれていた。
目が覚めると目の前に鏡があった。
寝ている人の真上に鏡なんてなかなかない発想だよな、とか思いながら見てみると、無い物があり、あるべき物が無かった。
立ち上がって直視しても無い、触っても無い、逆にいえば何をしてもあった。
それからまた僕は気を失う。
再び気付けば家にいた。


///


僕の両親はもういない。
叔父さんが僕を引き取ってくれたが、毎月10万のお金が振り込まれてくるだけだ。
幸い、両親が唯一残してくれたアパートがあったからそこに住んでいる。
もちろん家賃収入もあるから生活には困ってなかった。

そんな僕に降りかかった災難。
家で再び目を覚ましたとき、テーブルには作り変えられた戸籍のコピーと一枚の便箋、その他女性としての必需品が置いてあった。
便箋には、
・実験は失敗した
・もともと殺すつもりは無かったので元に戻そうとしたがダメだった
・極秘のプロジェクトなのでお金と交換に黙っていて欲しい、お金は口座に振り込んだ
とかそんなことが書いてあった。
何が極秘なんだか…、と思いながら捨てようと便箋を持ち上げると下に診断書と書かれた紙があった。
内容は男には戻れないということが書いてあった。
///
それでも生憎僕はさみしい人って訳じゃ無い。
幼馴染の[西河 大士](さいか たいし)がいる。
とりあえずわかっていてほしい、そう思って呼び寄せた。
「おーい、蓮、来てやったぞーって…」
ドアホンも無しに入ってくるこいつが幼馴染だ。
まぁ、今はそれどころじゃないみたいだけど。
「キミ…さ、誰?まさか…蓮の恋人なのか⁉」
「まぁ落ち着いて聞いてくれ押入れの使わない枕の中にエロ本を入れてる大士くん」
「ちょっ…な、何で知ってるんだ⁉」
「その理由がエロ本みたいな感じの夢を枕を交換したら見れるかもしれないからエロ本パワーを枕内に溜めているってことまでは知りません」
「っく…わかったよ!聞きゃーいいんだろ?」
やっとか、早くサッサと聞く姿勢を作れっつーの。
大士は床に座っている、当然だけどね。
「さて、まずは結論からいこう」
大士の目が早く話せと睨みつけてくる。
「真間 蓮は死んだ」
空気が変わる、話辛いなぁもう。
「死因は卒業式の帰りに失敗したクスリの実験台にされたから。結果、男としての真間 蓮は死んだ。
そして、僕は女になっていた。名前は真間 恋、れんはれんでも恋っていう字だ」
783変わらないこと:2011/08/04(木) 20:29:36.18 ID:aAMyhM1S
///

それからはすんなりいった。
すべてを説明し終わったあと大士は
「お前が生きてることに変わりはないんだろ?それならいいよ」
と言った。
その時、ほんの少しだけ嬉しくて泣きたくなった。

「それでお前…いや、今まで通り呼び捨てでいいよな、恋はこれからどうするんだ?」
「戸籍だって変わってるんだから女として高校に行くに決まってるじゃん」
「だけど…ホントに恋はそれでいいのかよ?」
「決めたんだからいいんだよ。あー、でもこのことを知ってていいのは大士だけだからな?バラすなよ?」
一応仮にも極秘らしいし。
「そんなことはわかってる、そうじゃなくて女としてなんて気持ち的にいいのか?」
「いい訳無いだろ」
それだけは即答した。
「じゃあ大士。お前は僕を元に戻せるか?医者だって戻せないって言ってるものを」
常識的に考えて中学校を卒業したようなガキに治せるレベルの話じゃないんだ。
「心配してくれるのはとても嬉しいんだ。だけど心配してくれるなら高校でのことの方が現実的だよ?」
「……そうだな、ゴメン」
「うん、でも、こんなに僕のことを考えてくれて…嬉しかった…」
素直にそう思ったから。
長い間一緒に付き合って来たから、ってのもあるのかもしれないけど女になってしまったような気持ち悪い奴をこんなに真剣に考えてくれる大士に感謝したかった。
そう思っていつの間にか立ち上がっていた大士の目を見て話した。
少し恥ずかしかったけど。
「……お前さ、可愛いのな」
「へっ?」
予想外すぎる返事に気が抜けてしまった。
「その上目遣いは反則だろ…、どんな男でもこれには…なぁ…」
「な、なんでそんなこと言うんだよっ‼女になった僕なんて気持ち悪いだろうが!」
「違う、気持ち悪くなんてない。俺が保障しよう、よし結婚しよう」
「はぁっ?おかしいよっ‼って、てかさ、可愛くなんてないから!結婚とかあり得ない‼」
「恋さ、Cカップだろ?」
「え?う、うん、確か貰った下着にはそうやって書いてあったかな……って…はっ!」
ヤバい、乗せられた!
「うんうん、胸のカップも俺の好みだぁ…ふぅん、恋ちゃんはCカップかぁ……」
「う、うるさいなっ!帰れよっ‼」
もういたたまれなかった。つい数分前にこいつのことをカッコいいかもとか思った自分を殴ってやりたいくらいに。


///


その日の夜、大士からメールが来た。
内容は、例の件を大士のご両親に話してもいいか、というものだった。
大士のご両親にはお世話になってるから極秘とか関係なく、仮に避けられることになったとしても話しておくべきだと思い、大士にお願いした。


…のが10分前のこと。


ピピピピピピピピピピピピピンポーン

必需品の中にあったパジャマに着替えてベッドの上でウトウトしていたらドアホンが連打された。

こういうことをするのはあの人だけ。
784変わらないこと:2011/08/04(木) 20:30:12.66 ID:aAMyhM1S
「恋ちゃん!私よ、バカ大士の母よ!」
なんか心無しか激しく女の子扱いされてる気がしたけどとりあえずはドアを開ける。


「こんばnわぷっ!」
決してウケを狙った訳じゃない。おばさんの豊満なおっぱいに顔を埋められたからです。
「恋ちゃん…かわい……いや、可哀想にっ!ホントに肩にかかるかかからないくらいのサラサラな髪も綺麗だし、顔もすっごく可愛いし、スタイルもいいなんて可哀想ね‼」
うん、ちょっとなにいってるかわかんない。
「は、はぁ」
「とにかく、何かあったら私を頼りなさい。いいわね?」
「はい、では御言葉に甘えて。なんか申し訳ないです」
「いいのよ、あと大士に襲われたら叫ぶのよ?」
「あははっ!大丈夫ですよ、ありがとうございます」
あいつに限ってそれはないよな、なかなかのへタレだし。
「そう?じゃあこれで、おやすみ、恋ちゃん」
「はい、おやすみなさい」

そうして嵐のようなおばさんは去って行った。

「はぁ…疲れたよ、ありがたいんだけどね」
そう呟いて一息つくためにも風呂に入ることにした。


///


まぁわかってたけどねっ‼
いざ脱ぐと恥ずかしい。だが僕も元男。気合いで行ってやる…!

「なんて思っていた時代が僕にもありました」
入った瞬間に鏡に映る裸体。
もう恥ずかしくて話にならない。
しかし僕は気付いた。そうだ、シャワーでカラダを洗えば曇って鏡も見えない、と!目を瞑ってシャワーすれば何の問題もないしね。
思い立ったらすぐやろう。
まずシャワーを持つ。温度確認。目を瞑って…お湯を出す!

暖かいお湯がカラダを流れる。すごく気持ちいい。
その時だった、油断していた。
シャワーのお湯が乳首らしき場所に直撃した。
「ひゃんっ‼」
思わず口から出て来てしまった言葉に驚いたと同時に一瞬で得られた快感をもう一度、今度は長い間感じてみたいと思ってしまった。
カラダは自然と動く。欲望には忠実なんだな、とどこかで客観的に見ている自分もいた。
まずはさっきの気持ちよかった場所の乳首を弄る。どちらかというとおっぱい全体かな。
「んっ…はぁんっ……あっ…」

足りない。

カラダが叫んでいた。僕だってこんな中途半端なのじゃ満足できない。
785変わらないこと:2011/08/04(木) 20:30:36.45 ID:aAMyhM1S
今までに得た知識を総動員して自分を慰める。
当然、手は下にもいく。
そしてその手がクリトリスと呼ばれる場所に触れた時、快感が倍になった。
「ひゃああっ!…すごいっ!…ああっ…んあっ‼」
気付けば僕のアソコはぐちゃぐちゃに濡れそぼっている。
もっとしたい…!
「あっ、あっ、んんっ!…くるよぉっ、おっきいのくるぅうっ‼」
待ち望んでいた快感。できればこんな子を男のときに見たかった、と思う自分が最後、クリトリスを大きく弾いた。

「ひゃあああっ!…あああああああっ‼」

息も絶え絶えにすっかり曇りも取れた鏡を見ると、映る自分が少し笑ったように見えた。
でも…も…う…限界………。

///

差出人:大士
件名:無題
本文:昨日はお楽しみでしたね
----------------END----------------
というメールが朝起きると届いていた。



全僕が泣いた。
786名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 20:31:31.12 ID:aAMyhM1S
以上です。
多分続く。というより続けたいと思ってます。

駄文、失礼しました。
787名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 20:41:41.31 ID:XWwTs2Xh
お、新星登場か。なかなかいい出だしだから、続きにも期待しています。
788名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 21:08:45.67 ID:6cDk1egP
>>786
続き待ってます!
789 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/04(木) 22:00:13.19 ID:zpooXQxM
>>786
素晴らしい!!
続きを期待して待ってるよ
790名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 22:05:00.46 ID:SDtDxS11
うむむ
大士はカマをかけているのか?
それとも隠し撮りでも?
いやそれとも?
791名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 23:16:30.50 ID:6dAfMhan
>>790
恋は自分の持ち物であるアパートに暮らしてると言ってるし
大士の一家は恋のアパートの住人でしかも、隣か上下の部屋で声が聞こえたんじゃないか?
792魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/08/05(金) 00:53:47.31 ID:SWXn/3Pl
こんばんは。

やっと投下できるようになりました。

が、新作が投下されたばかりなのでしばらく待つことにします。

ということで、できれば明日投下します。
793名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 00:58:33.55 ID:wvQgvPA1
>>786
ぜひ続けてください。
794名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 06:43:34.14 ID:HTggvToZ
完成報告とか投下予告とか新作投下されたから投下延期とか
なんか昨日からマジで意味不明なんだが…誰得なんだその焦らし。
795名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 09:03:43.05 ID:OgoPnECU
>>792
投下しても全然よかったんじゃないのか?
むしろ翌日に伸ばした方が被ると思うよ
796781:2011/08/05(金) 09:22:34.25 ID:ij6N4g1Y
皆さんありがとうございます。
とりあえず続きを投下。


エアリィの作者さん、なんか申し訳無かったです。


今回は微エロです、すいません。
797変わらないこと 第2話:2011/08/05(金) 09:23:11.32 ID:ij6N4g1Y
「ねぇ、恋」
今日は変態、もとい大士の部屋にお邪魔しております。
本来なら来たくないんだけど、何せおじさんに呼ばれたんだから行かざるを得ない。
「ふーん、無視かぁ…」
それで一応変態の部屋にいる訳ですが。
今日は変態のいうことは無視しようt「『おっきいのくるぅうっ‼』だっけ、恋ちゃん?」…としてる訳ないです、はい。
「何なんだよ、気持ち悪い声出しやがって、変態大士」
「なんか文字に表すと変態大王に見えなくもないが。って言っても、恋!お前さ、俺ん家がお前のアパートの更にお前の部屋の隣にあることを知っててああいうことをするのか⁉」
そうなのだ、実はこいつの家は隣な訳で。
しょうがないよね、うん、誰だって慰めたいときくらいあるものなんだから。
まぁ、僕の家と接してる部屋が大士の部屋だけっていうのが不幸中の幸いなのかも。
「しょ、しょうがないだろ?そりゃ僕だって男なんだから女のカラダには興味あるんだよ、悪いか?」
「…にしでもだぞ?恋、隣にいるのは性欲真っ盛りの思春期大士くんだぞ?そしたら隣から女の子の喘ぎ声が聴こえてきてよ…寝れるかってんだ、バカ!」
ムカつくなぁー、そんなに大きな声じゃないっつーのに。
こうなったら。
「あー、大士くんさー、夜中にAV観ながら低い声で『おおっ…うっ…出るっ…』とか言わないで欲しいんですけどー」
と、隣の部屋にいるおばさんに聞こえるような声で言ってみた。
「バッ…バカ!バレたr「大士!恋ちゃんに迷惑かけるんじゃないよ!AVは?早く出しなさいっ!」
俺の秘蔵コレクション達がぁぁあ、とか大士が言っていたけど気にしない。
だって自業自得ってやつでしょ、うん。

///

「わかった、お互いに墓までこの話題は触れないようにとっておこう」
AVのほとんどを取られたらしい大士はいきなりこう言った。
「つまり、僕は大士のドスの聞いた気持ち悪いイき声を内緒にしろと?」
「っ…そ、そうだな、俺はお前の「おっきいのくるぅうっ‼」っていう女の子のイき声を内緒にするぜ」
空気が張り詰めた。
こいつ…挑発に乗りやがった…。
「やっぱりAVのみならずエロ本が取られ足りないようだな、大士くんよ」
「指だけじゃ足りねーんじゃねーのか、恋ちゃんよぉ?」
5,4,3,2,1...
「「うるっせーよ、この変態野郎!!!」」

///

第一回変態決定戦はおじさんの登場で終了した。
ってか呼んどいてどっか行くなんてなかなかですね、おじさん…。


場所は変態の部屋から西河家のリビングにて。
「まずは恋ちゃん、今回は災難だったね、ご愁傷様」
「あっ…すいません、気を遣わせてしまって…」
「いやいや、いいんだ、恋ちゃんにはアパートの件でたくさんお世話になったしね、それくらいの心配はさせてくれ」
実は以前リストラにあったおじさんが前の家(といってもすぐ近くだが)のお金を払えずに出ていかないといけないかもしれない、という話を大士から聞いたからしばらく僕のアパートに来てはいかがですか?と誘ったのが去年のお話。
昔から大士とは付き合いがあったから何かできればと思って、中学生なのに偉そうに言ったものだった。
「そんな…お世話なんて…」
「いや、そんなことない、あのとき家賃をタダにしてくれるなんて聞いた時は耳を疑ったが…、そのお陰で今の西河家があるんだよ、ありがとう」
「そんな…照れますって……」
「だからこそ、だ。今度は私たちに力にならせてくれ。高校は安心して行っていいんだ」
高校、と聞いて昨日の話を思い出す。
「そう…ですね、はい。女としてになると思いますが、それでも僕は高校に行きたいです」
「なんでも困った時は力になるからな?うちの大士もせっかく同じ高校だし護衛程度には使えると思う」
「ちょっ!父さん!」
言い返そうとする大士の耳におばさんがボソッと何かを言った。
その途端。
「な、なんでもねーよ、護衛になるから」
と態度を急変させていた。
おばさんは何て言ったんだろうか。
798変わらないこと 第2話:2011/08/05(金) 09:25:18.62 ID:ij6N4g1Y
///
昼時になって僕と大士は昼食を食べに街へ繰り出していた。

駅まで歩いていくと大士がトイレに行きたいと言い出した。
早くいけ!と送り出し、今は待ってる最中。

すると若い2人組の男が話しかけて来た。
「ねーねー、キミ1人なの?さみしくない?」
うわー、ベタすぎるなー、と思いながら
「いや、人を待ってるから」
と適当に返事をした。
よくよく考えれば今僕は女なんだもんな…。
「えー、そんなキミを待たせる奴より俺らと遊ぼうぜー?」
「きっと楽しいと思うんだけどなー?」
そう言って強引に僕の腕を掴む。
逃げられない…!
「放せよっ!」
「んー?聞こえないぞー?」
聞こえてるだろ!何でこんな目に…!
大士っ…!早く来て……!
目を瞑ると腕が急に自由になった。
目を開けると大士が男たちと僕の間に立っていた。
「悪いが、俺の連れだから。どっか行きな……、行こうか、恋」
そう言って僕を引っ張って行った。
僕はしばらく何も考えられなかった。


「ゴメン!恋、すまないっ!」
まぁ当然ではあるけれど。
謝っていただいた。場所はファミレスにて。僕→テーブル席、大士→通路、みたいな構図。
「あのさ、長すぎるでしょ、トイレタイム」
「いや、それが張り切っちゃってさ。ムースつけたり慣れないことをしたらこうなりまして…」
「別に張り切らなくてもいいのにさ…」
「そういう訳にもいかないんだな、ってか恋だってそんないい服着てんだからさ」
「こ、これは女性必需品に入ってたやつなんだからしょうがないだろ!」
そう言って大士の前屈みになってる背中にかかと落としをしといてやった。

///
<大士視点>

実際、猛省しております。
でもなんか恋のかかと落としを受けた時思わず「おふっ…」って言いそうになった。
ヤバいよ俺。
そんなことより、だ。
猛省してるのはナンパ野郎に恋が絡まれてしまったことである!
でもナンパ野郎も見る目はあるみたいだな。
俺の親友は可愛いんだよ、ホント。
照れてるところなんて最高だよなぁ。

そうではない!

そう、今日誓ったことはなぁっ!


家を出る前にはちゃんとトイレに行く、ということだ……!

これを恋に言ったら
「小学生かよww思わず口でwwって言っちゃうくらいお前アホだなww」って言われた。

泣いてない。
799変わらないこと 第2話:2011/08/05(金) 09:26:29.98 ID:ij6N4g1Y
///

そうして無事、夜になってようやく紆余曲折あったものの到着しました、我が家へようこそ。
今日はスマートかつスピーディに入浴を済ませた僕。
同じ轍は踏まないんです!
そして電気も消していざ寝よう、そう思った時。
「ああっ、いい!…はぁん…」
そんな声が、いや、明らかにテレビから発せられた音が
隣 の 部 屋 か ら 聞こえてまいりました。


………いや、煩悩退散できないよ。
喘ぎ声が頭から離れない。
気付けば僕はちゃんと同じ轍を踏んでいた。

ただ。イくときは、
「ああっ…んああっ……たいしのぉ、ばかぁあああああっ!」
と言ってやった。

おかげさまでカラダ、心ともにスッキリです。

///
そんなことをしながらダラダラと女になったときの緊張感も何処吹く風で高校入学まであと3日。
ある時大士がこう言った。
「恋さぁ、今男の言葉遣いしてるだろ?学校いったらどうするんだ?」
あー、考えてなかった。
「そうだよなぁ…どうしようか?」
「いや、俺に聞かれても…」
うーん、と腕を組む大士。
「とりあえず一人称か…」
そう言って大士を見る。
大士もこちらをみて頷いた。

800変わらないこと 第2話:2011/08/05(金) 09:27:08.72 ID:ij6N4g1Y
///

「という訳で、恋ちゃんホントの女の子になっちゃうーっ! 大会開始です」
決して僕が言った訳じゃない。
変態だ、大士が言ったのだ。
「あえて何も触れないけど。んで、どうすればいいかな?」
「ふむ、まぁ普段の言葉遣いはまだ許されるレベルだと思うがな。僕はなぁ…。リアル僕っ子はちょっと…うん」
「とにかく一人称を変えろということだけはわかった」
他はちょっと理解できない。
「さて。一人称だが…わたくし でいいな?」
「てめぇのエロ本の内容にもってこうとするなよ変態」
「ちっ…バレたか。まぁいい、とりあえずは あたし でいこう、な?」
「むしろ好みを全開にしてくる大士って清々しいな…、いいよそれで、もう…」
正直、相手にするだけでも疲れるんだよね、こういう時の大士は。
「よぉし!早速一人称をあたしに変えるんだ!いいか、あたいなんて言ったらHだからな?」
「大士暴走してるね…」
「それじゃあ、自己紹介してみて」
大士にしてはマトモだよな…まぁいいか。
「あ、あ、あたしの名前は……やっぱムリだよ!恥ずかしすぎる!」
さすがに僕から変えるなんてキツイよ…。
「ダメだ。やらないと高校いってから恥ずかしいんだぞ?」
むー、確かにそれも事実だけど。
「わかったよ…ふぅ……。……あ、あたしの名前は 真間 恋です…。
えと…、好きなことは…」
そこで大士が、「オナニーです、だろ?大好きだもんな、お前」と言って来た。


キレた。



「大士くん、やっぱりあたしこの練習やめます」
「え、でも普通に あたしって言ってるじゃん」
「あたしが言ってるのは大士くんとやる練習のこと。事情をちゃんと説明して、おばさんにやってもらうからいいよ」
「え?ちょ、待って…」
「あたしに触らないでこの変態っ!」
そう言って部屋から出るけど実際はドアの前で待機。
ちょっとだけ慣れたかもなぁ、なんて思いながら中の音を聴くと
「恋に冷たくされるのも悪くはねぇなぁ…」
と言いながら鼻を啜る音が聞こえた。
801781:2011/08/05(金) 09:29:30.23 ID:ij6N4g1Y
以上です。

本当にエロが少なかった、いや無かった。
すいません。


次から話はガラッと変わります(多分
今日、続きを投稿することはないです。
さぁ、仕事に戻るか
802781:2011/08/05(金) 09:33:57.18 ID:ij6N4g1Y
>>790-791
それについては今話で書いておきました。
わかりづらくてすいませんでした
こんにちは。

なんか空気読めないことしてしまいました・・・すみません。

変わらないこと作者さん、私こそ申し訳なかったです。

ということで、今日こそ投下します。
というか今から投下します。

以下の注意書きを読んでいただき、苦手な方はNGまたはスルーしてください。
よろしくお願いします。

※注意!
・エロくないです。
・♀→♂への変化あります。
・説明大杉。
・台本形式です。
・24レスくらいあります。

以上、スタートです。
一見平穏に思える日常、しかしそれは彼らの生活を少しずつ削り取るように蝕み始めていた。
最初はよくある日常の風景として見過ごされており、その日常の中の異常が積み重なっていく。
それが異常なことであるとはっきり認識できたときにはもう既に手遅れであるということは往々にしてある。
侵食の速度は遅くともじわり、じわりと脅かしていく・・・

 紗英「みゃこ、帰りに洗剤買ってきてって言ったのに・・・どうしたの?」
 美夜子「ありゃ?言われたっけ?ごめん、忘れちゃったみたい。おっかしいなぁ・・・」
 紗英「ふふふ、大丈夫?まあいいわ、また明日買えばいいし。」
 美夜子「うん、ごめんね。」
美夜子はこのような単純な忘れ物がここ数日多くなってきていた。
もともと美夜子はうっかりしていたことがあったため、父も母もいつものうっかりであると気にも留めていなかった。
そして先日の海水浴での意識不明事件であるが、念のために病院で検査したところ特に何の問題もなく、
医者からは疲れとか強烈な日差しに眩んだだけとか特に気にすることではないと言われたのだった。
実際あの時以来、同じように気を失うといったこともなく、体調もすこぶる良好であった。

しかし、夏休みも終盤に差し掛かろうかという頃、それは起きた。
再び意識不明の状態に陥る現象が起こったのだ。
美夜子が夕食後いつものように冷凍庫からアイスを出してきて袋を開けたときである。
突然バターンという大きな音がした。
テレビを見ながらビールを飲んでいた大樹が驚いて後ろを振り向くと、
そこには眼を開いたままアイスを片手に倒れている美夜子の姿があった。

 大樹「まさかっ!?」
大樹は海水浴のときのことが思い出され、座っていたソファーを飛び出すように立ち上がり美夜子に近づく。
そして台所に立って洗い物をしていた紗英は水道を止めるのも忘れ美夜子に声をかけた。

 大樹「みゃこ!!起きろっ!どうしたんだ。何でだ!大丈夫だったはずじゃなかったのか!!みゃこぉっ!」
大樹はユサユサと美夜子を揺すって起こそうとするが起きる気配はない。
美夜子は意識はないものの脈も呼吸も乱れておらず、意識だけがどこかに置き忘れてしまったのではないかと思えた。
手に持ったアイスが溶けかかっている。

そして、美夜子の部屋へ連れて行こうと抱きかかえたときだった。意識が突然戻ったのだ。
 紗英「みゃこ・・・良かった・・・良かった・・・」
大樹は安堵の溜息を漏らし、紗英にいたっては涙を浮かべていた。
その様子を下から見上げて不思議そうな表情を浮かべている美夜子。
やはり今回も本人は何が起きたかわかっていないようだ。
しかし、今回は前回と決定的に違うことが起きたのだ・・・
 美夜子「ふふふっ・・・二人してどうしたのぉ?そんな顔しちゃってさぁ。」
 大樹「みゃ・・・こ?だ、大丈夫なのか?」
 美夜子「大丈夫に決まっているでしょう。おかしなお父さん・・・ふふっ、ふふふっ。」
 紗英「み、みゃこ?どうしたって言うの?」
 美夜子「どうもしないよ?私は私・・・くはっくはははっ・・・」
 大樹「疲れているのか?立てるか?」
大樹が美夜子に手を差し伸べようとしたときである。
冷たく手を払いのける美夜子。

 美夜子「ふふふっ・・・”私”に・・・触らないでくれる?」
 大樹「え?み、みゃこ?」
戸惑う大樹・・・娘の冷たい感情にとてつもない違和感を覚える。
そして紗英は心配そうに美夜子の肩に手を回し、顔を覗きこもうとする。

 美夜子「私に・・・私に触るなといっているだろう?」
 紗英「きゃっ!」
 大樹「紗英!?」
美夜子は紗英を突き飛ばす。
よろけた紗英を支えるように抱きしめる大樹、その顔は困惑の表情を浮かべていた。
大樹はその場から立ち去ろうとする美夜子の手をつかもうとすると、ありえないような力でねじり上げられた。

 大樹「痛っ・・・み、美夜子ぉっ!」
 美夜子「ふんっ・・・本当の親でもないくせに・・・私に構うな・・・偽善者め・・・」
 大樹「な・・・なんだ・・・って?美夜子・・・美夜子?」
ねじりあげている腕を離し、氷のような眼差しで大樹と紗英を見下ろした後、
スタスタと無言のまま自室へ歩いていった。
お互い本当の親子ではないということは十分承知していたが、本当の親子のような関係になってから
そのことで美夜子は憎まれ口を叩くようなことは一度もなかった。
にもかかわらず憎しみをこめて言い放った美夜子、そのようなことを言うとは二人は信じられなかった。
しかし、信じられないといっても放っておくわけにはいかない。
すぐに大樹と紗英は部屋に入って行った美夜子を追いかけてドアをノックする。
 紗英「みゃこ?みゃこ?何か悩みでもあるの?ちょっと出てきてお話しましょう?」
 大樹「お父さんたちはいつでもみゃこの味方だからな。悩みがあるなら力になってやるぞ。」
部屋の中からゴソゴソ音がしてしばらくすると部屋のドアがゆっくりと開いた。
二人は固唾を飲み込んで少々身構える。

ところが・・・
 美夜子「なあに、お父さんお母さん。」
その先ほどとは打って変わって美夜子の穏やかな表情を見て二人は拍子抜けしてしまった。
二人はつい今しがた起こったことを説明するも美夜子はピンとこない表情をしているのだった。

 美夜子「ええっ?なんで?あたしがそんなことするわけないじゃない。
 お父さんもお母さんもおかしなこと言うなぁ。あはは、ありえないって。」
 大樹「え?いやだってみゃこ・・・さっきお父さんの腕をねじりあげたんだぞ?」
 美夜子「えー?あたしそんな力持ちじゃないよう。うーん・・・じゃ、ちょっとお父さんの手貸してみて。
 ふんっ!よいしょーーーっこんにゃろー!!うりゃぁぁぁ!まいったかー!!はぁはぁ・・・ね?」
美夜子は大樹の腕を持ち上げようと顔を真っ赤にしながら捻ろうとするが、
腕が普通に曲がるだけで捻るなど到底できそうになかった。
それは演技やわざとできないようにしているのではなく、本気でそこまでの力はないように見えた。

 紗英「ほんとになんともないのね?」
 美夜子「うん、大丈夫だよ。」
 紗英「つらくなったり、悩んでいることがあったらすぐに私たち・・・
 ううん、お父さんに言いづらいことだったらまず私にだけでも言ってね。」
 美夜子「うん、ありがとう。」
美夜子には何が起きているのかよくわからなかったが、両親の優しい声かけに素直に返事をしたのだった。

二人はリビングに戻り、美夜子の異常行動について話し合った。
 大樹「美夜子のこと、どう思う?明らかにおかしかったよな?」
 紗英「ええ、あの時の美夜子の目・・・ここに来たときの目に近かった・・・
 あの子何かつらいことでもあるのかしら。」
 大樹「普段はいつものみゃこなんだが・・・俺たちの知らないところで何か深い悩みを抱えているのかもしれないな。」
 紗英「なるべく一人にしないで誰かが付いていられたらいいんだけど・・・」
 大樹「そうだな・・・俺もなるべく一緒にいるようにするよ。
 みゃこの友達にもそれとなく話してみる。」
第二十二話「Visible!あなたたちの世界って・・・」

彼らの心配をよそにして何事もなく二学期が始まった。
そう、本当に何事もないのだ。魔法少女たちの世界は平和そのものだった。
しかし、あの時以来イオやミーヤからのアプローチが全くなかったのが魔法少女たちを余計に不安にさせていた。
それから大樹は明日美に美夜子の様子の変化を話し、美夜子との接点をなるべく多く持ってもらうようにした。

そして学校は通常授業が始まり、美夜子が通う塾も通常スケジュールに戻ったため、
大樹・・・絵梨も塾の授業に参加できるようになった。
美夜子にああいうことが起きてからというもの、大樹は美夜子の様子を見るためなるべく塾に出席するようにした。

 絵梨「久しぶりの塾だからついていけるか心配だったけどなんとか大丈夫だったぁ。」
 明日美「あたしの特訓のおかげね。」
 美夜子「絵梨ちゃんっていつも塾ではひぃひぃ言っているけど、テストの結果とか意外と良いもんねぇ。
 うらやましいなぁ。」
 絵梨「(そりゃ昔にやったことだからある程度はね・・・)明日美にしごかれているからかなぁ。」
 明日美「最初の頃はひどかったけど、結構今じゃ余裕よね。」
 絵梨「そんなことないよぉ、毎回ギリギリです・・・」
 美夜子「ふふっ絵梨ちゃん面白いよ。さて・・・っとそろそろ帰りますか。」
 絵梨「うん、そうだね。」
 美夜子「あ、帰りにちょっとだけお茶していかない?すごくのど渇いちゃった。」
 明日美「うん、いいよ。絵梨もいくでしょ?」
 絵梨「うーん・・・じゃぁ、いこっかな。」
 美夜子「んじゃぁ決まりねー。」

塾を出てから美夜子と明日美は賑やかにおしゃべりをしながら歩いていた。
おしゃべりをしていると、彼女たちの背後から声をかける人物がいた。
 明人「あれ?絵梨ちゃんたち、こんばんは。塾の帰り?」
 絵梨「ひゃっ・・・あ、明人・・・さん・・・こ、こんばんは。」
 明日美「こんばんは明人さん。そうよ、塾の帰り。明人さんは?」
 明人「僕は部活の帰りだよ。今日はもうクタクタだよ。」
 美夜子「そうだ、これから皆でちょっとお茶してから帰ろうと思うんだけど、一緒にどう?」
 明人「え?いいの?僕なんかが混ざっちゃって。」
 明日美「いいに決まってるじゃないですか。ね、絵梨もいいわよね?もちろん。」
 絵梨「え・・・う、うん・・・」
 美夜子「ほら、絵梨ちゃんそんな後ろに隠れてないで。」
明日美の後ろに隠れていた絵梨を明人の前まで引っ張ってくる美夜子。
少しよろけながら明人の前に出されてしまった。
 絵梨「い、行こっか・・・」
 明人「う、うん。」
あたりはすっかり暗くなっていたが、絵梨の顔が真っ赤になっているのは容易に想像できた。

 明日美「ほら、何いまさらモジモジしてるのよ。早く行こう。」
 美夜子「うひひひ。行こう行こう。あれ?絵梨ちゃん、手を繋がないのぉ?うふふふ。」
 絵梨「な、何を言ってるの!!手は繋がないよ・・・ほら、明人さんも・・・困ってるでしょ・・・」
 美夜子「えー困ってる感じはしないけどなぁ・・・」
 絵梨「美夜子ちゃんからかわないで〜」
 美夜子「あははは、ごめんごめん。」
絵梨と明人をからかいながら、そしておしゃべりをしているとあっという間に時間は過ぎ、
彼女たちのお目当てのカフェはいつの間にか目の前だ。
そのまま流れるように入店し、席についても二人のおしゃべりは止まらず、
飲み物を飲みながらも様々な話題が途切れることなく続いている。
絵梨と明人は止め処なく続く二人のおしゃべりに半ば感心しつつ眺めていた。

 美夜子「・・・ちゃん、絵梨ちゃん、聞いてる?」
 絵梨「あ、ああ、ごめん。なんだっけ?」
 明日美「ええー?聞いてなったの?あなたのこと話してたのに。」
 絵梨「え?私のこと?何?」
 美夜子「絵梨ちゃんって英語得意だよね?英語も結構ぺらぺらだし。海外に住んでたことあるとか?」
 明人「へぇ、絵梨ちゃん英語得意なんだ。なんか意外だなぁ。」
 絵梨「意外って・・・明人さん何気にそれひどいよ。」
 明人「え?そうかな?ごめんごめん。あはははは。」
 明日美「あはは、でも、本当に英語のときはいつもの絵梨とは違うよねぇ。
 これはあたしも敵わないわ。」
 絵梨「え・・・ああ、あのうーんっと・・・あはは〜。えーっと、そうだ、お、お父さんに英会話教室通わされたの。
 (海外のお客さんを相手にすることあるから昔、駅前英会話でがんばったなんて言えないよねぇ。)」
 美夜子「うちのお父さんも英語ぺらぺらなんだけど、いっつも同じところで言い間違えするんだよね。
 絵梨ちゃんも同じところで間違えるからびっくりしちゃった。おかしいよね簡単なところなのに。」
何気に美夜子の観察眼は鋭いのである。
絵梨と大樹の比較をして似通っている部分があると感じたのだった。
その似通った部分と言うのがよほど印象深いところなのだろうか。
 明日美「え・・・あっ!そうだっ!この前・・・えっと、この前の海の写真印刷したの。み、見る?」
 絵梨「わー、みたいみたいーーどんな写真かなーーあははは・・・」
 明人「本当?見る見る。」
 明日美と絵梨は美夜子の鋭い指摘にびくびくどきどきしながら無理やり話題を変える。
そして、明日美はたまたま持ち歩いていた海の写真をカバンから取り出してテーブルの上に広げた。
その無理やりな話題転換に美夜子は少々疑問に感じながらもテーブルに広げられた写真を眺めた。

 美夜子「あははっ、これ絵梨ちゃんが水着着て出てきたときの写真だね。すっごい恥ずかしがってるね。」
 絵梨「客観的に自分の水着姿見るとやっぱり恥ずかしいなぁ・・・
 あ、これビーチバレーしたときのやつ。明日美が顔面でボール受けて悶えてたときのやつだ。」
 明日美「まったくなんでこんなの撮ったのよって感じよね。これ萌波が撮ったのよ。ひどいと思わない?」

 絵梨「あっ!」
 美夜子「どうしたの?」
 絵梨「ううん、ちょっとピンボケの写真だったからさ。」
 明日美「ピンボケの写真なんて印刷してないんだけど・・・ああ、そういうこと。」
そして絵梨はある一枚の写真を見つけ、慌てて奪い取って隠した。
あからさまな慌てように二人は訝しむ。
美夜子と明日美は目で合図し、絵梨からその写真を逆に奪い取った。
その写真を見た美夜子と明日美はニヤニヤと笑いながら顔を見合わせたのだった。

 絵梨「や、やめてぇぇ。見ないでぇ。ああっ恥ずかしすぎる・・・もうっいつ撮ったの?」
その写真とは、明人が絵梨の手を取っているところを背後から撮影したものだった。
明人は真剣な眼差し、絵梨は困惑した表情。それがとても対照的で微笑ましい構図である。

 明日美「でも、とてもいい写真よ。」
 美夜子「うんうん、すごい青春してるなーって感じが表れているよ。」
確かに二人の前面には海、空には大きな入道雲、写真の中央には少し逆光気味の初々しい男女。
本人でなければすばらしい構図であったろう。
でも、絵梨にとってはそれは恥ずかしいものという認識でしかなかった。

明人もその写真を絵梨の横から覗き込んで気恥ずかしそうにしている。
そして、思わず同時に明人と絵梨お互いの方を見る。
すると偶然にも二人は向き合って見詰め合う形になってしまった。
見詰め合っている時間はほんの二、三秒であったが、恥ずかしさからすぐに二人は写真の方を向きなおした。
その姿を美夜子と明日美はニヤニヤしながら見て、時折二人でこそこそ話をしていた。
絵梨は何とか話題を逸らすためにテーブルの上に散らばっている写真をガサガサといじっている。
 絵梨「つ、次の写真見よ!ねっ!えーっと・・・あれ?・・・この写真・・・
 なんだろこれ・・・美夜子ちゃんのずーっと上にあるやつ・・・」
 明日美「え?あ・・・ほんとだ・・・美夜子ちゃんのちょうど上に何かキラキラしたものがある・・・
 印刷したときには気が付かなかったわ。」
 美夜子「どれ?・・・あ・・・ほんとだ。なんだろこれ?太陽の光が反射したのかな?」
 明日美「あっ・・・これも同じの写ってる・・・やっぱり美夜子ちゃんの上・・・
 さっきの写真とは方角が逆だから太陽ってことはないと思うんだけど・・・なんなのかしら。」
 明人「どれ?ほんとだ・・・なんだろうねこれ。」
 美夜子「ふっふっふっ・・・心霊写真だったりしてぇ。」
美夜子は両手を前に出し、手首をだらりと下げて幽霊の真似をしてぺろりと舌を出す。
その姿を見て三人は思わず噴出した。

 絵梨「ぷふっ。美夜子ちゃん面白い顔だよ。」
 明日美「うんうん、最高。」
 明人「ふふっリアルリアル。」
 美夜子「えへへ、そんな面白い顔だった?お〜ば〜けぇ〜。」
美夜子は再び同じように幽霊の真似をする。

 絵梨「あー面白い。あはは、こうやってお話しするの楽しいね。」
 明日美「うんうん、楽しいっ。」
 美夜子「・・・・・・」
絵梨と明日美はうれしそうに笑っていた。
しかし、美夜子は・・・無言・・・

 明日美「美夜子ちゃんもそう思うでしょ?・・・?美夜子・・・ちゃん?」
 絵梨「・・・まずい・・・明日美・・・いつものやつかも・・・」
 明日美「えっ?」
 絵梨「美夜子ちゃん!みゃこ!みゃこぉ!」
絵梨は美夜子の肩を持ち揺さぶり、周囲の目も気にせず叫ぶ。
美夜子は絵梨に揺さぶられガクガクと頭が揺れている。
明人は絵梨のただならぬ様子に心配そうな表情を浮かべる。
 明日美「絵梨、そ、そんなに揺らしたら・・・」
 美夜子「ふふっ・・・ふふっ・・・明日美ちゃん・・・大丈夫よ・・・
 ”私”はさっきからちゃんと意識あるから。」
 絵梨「よ、よかった・・・」
 美夜子「ええっと、なんだっけ。楽しいか・・・だっけ?」
 明日美「えっ・・・」
美夜子は下を向いたままボソボソとしたしゃべり方で話した。
明らかに今までとは様子がおかしい。
三人はその異常さに強い違和感を覚える。

 美夜子「ああ、楽しいねぇ・・・これから起こることを考えるとさ。
 うふふ・・・ふはは・・・」
 絵梨「みゃ・・・こ・・・?」
美夜子は肩を揺らしながら不気味な笑いを続ける。
そして絵梨と明日美はその違和感が増大していくのを感じた。
カフェの厨房でガラスの割れる音がする。

 美夜子「あなたたちをずっと見てるとさ、楽しくって可笑しくって・・・
 幸せそうで、おめでたくて・・・」

 美夜子「ふふっ・・・反吐が出るわ。」
今度はいくつかの座席に置いてあるグラスが次々と弾けるように割れる。
店内は悲鳴が響き渡る。

 明人「な、なんだ?!」
明人は何が起きたのかわからず音のしたほうをキョロキョロと見回していた。
対して二人はその違和感をはっきりと感じることができた。
しかし、絵梨は・・・それを信じることが・・・認めることができなかった。
認めてしまったら・・・自分の気持ちが折れてしまうだろうから・・・

その違和感とは・・・

魔力であった。

彼女たちは少しずつであるが美夜子から発せられる魔力を感じ取っていた。
 絵梨「みゃこ?な、何を言ってるんだ?ほら、いつもの笑顔は・・・
 どうした?ほら、この・・・この写真・・・可笑しいよね・・・はははっ。」
 明日美「え、絵梨!この美夜子ちゃんは・・・美夜子ちゃんはもうっ・・・」
 絵梨「違う!!!そんなんじゃない!そんな・・・そうであるはずないんだ!!」
 明人「絵梨・・・ちゃん?美夜子ちゃんはいったい・・・」
 絵梨「明人さん、みゃこ・・・美夜子ちゃんは、ちょっと疲れちゃっただけなの、何でも・・・ないの。」
相変わらず美夜子は下を向きくすくすと笑っていた。
下を向いているため顔には影がかかっており、はっきりと表情を窺い知ることはできない。
しかし、その笑っている口だけは血が滴るような赤で大きく裂けるようにその影に切れ目を入れていた。

この異常な魔力上昇はいつしか美夜子を中心として竜巻のように風が集まってきていた。
魔力の揺らぎによって店内・・・いや外の街灯、周囲のビルの明かりまでもが揺らめいていた。
この騒ぎに店内にいた人々は既に逃げ出してしまっており、
その場には絵梨、明日美、明人そして美夜子の四人だけが残されている。
そしてその魔力の異常上昇を感じて絵梨たちの前にスピカとアルデバランが現れる。

 明人「うわ!?ね、ねこ?急に??」
 スピカ「絵梨っ!この魔力・・・今までの比じゃないわっ!」
 アルデバラン「まずい、まずいぞ・・・明日美!!」
 絵梨「ははは・・・ス、スピカ・・・こんな・・・こんなところに出てきちゃ・・・だめじゃない・・・
 明人さんもいるのに・・・」
 スピカ「絵梨っ!美夜子ちゃんは!」
 絵梨「違うよ・・・違うよ・・・そんなんじゃない・・・みゃこは・・・ちょっと疲れているだけなんだ・・・」
 明人「何が起きているかわからないけど、この店にいると危ない!外に出なきゃ!!」
明人は絵梨の手をとり、外へ出ようと促す。
しかし、絵梨はその場から離れようとせず、明人の顔には目もくれず美夜子の方を向き続けた。

 絵梨「ねぇ、みゃこ?ちょっと長居しちゃったよね。そ、そろそろ帰ろうか。」
絵梨は下を向き続ける美夜子に手を差し伸べる。
すると、美夜子はゆっくりと顔を上げた。
そこには、今までと変わらない穏やかでにこやかな美夜子の顔があった。
しかし、絵梨にはその顔は今までとはまったく違うことがわかってしまった。
 美夜子「そうね・・・そろそろ帰る時間よね・・・本来の”私”に還る時間が来たわ。」
 絵梨「みゃこ・・・君は・・・」
 美夜子「さっき、写真に写っていた光は何かって言ってたわよね・・・
 ふふふ・・・私が教えてあげる。魔法少女さんたち・・・」
その”魔法少女”という言葉に絵梨の全身にぞわぞわと悪寒が走る。
鳥肌が立ち、瞳孔が開き、過呼吸気味に苦しくなる。
どうしても
信じられない、信じたくない・・・

 絵梨「いや・・・いやだ!そんな!そんなわけないんだ!!
 あんまり遅くなると、お母さんも心配するから帰ろう?」
もはや自分が今絵梨であるとか大樹であるとか意識している場合ではなかった。
ただ、その事実を受け入れたくないという気持ちその意識で発言していた。
そして絵梨は美夜子の顔が何なのかもうわかっていた。
今まで魔力によってカモフラージュされていたものが認識できるようになってしまった。
その顔は確かに美夜子であるが、美夜子ではない・・・ミーヤであると。

美夜子を中心としてゴウッっと空間を震わせて勢い良くウィッチーズスペースが展開される。
そこには絵梨、明日美、ミーヤ、スピカとアルデバラン、そしてなんと明人が入り込んでしまっていた。
本来であれば通常の人間ははじき出されてしまう空間であるが、
絵梨との接触、無獣であった過去から半ば巻き込まれる形でウィッチーズスペースに取り込まれてしまった。

 明人「うわぁぁぁぁ!な、なんだここは?何が起きてるんだ?」
 美夜子「あら、あなたはここに来るのは初めてじゃないはずよ。ふふふ。」
 明人「み、美夜子ちゃん?何を言っているんだい?こんなおかしい場所・・・」
そう、明人はこの場所は初めてではない・・・
と言っても正確には明人から発生した”モノ”がこの空間で暴れたと言うことなのだが・・・

絵梨を見ながらにやりと笑い、美夜子が・・・ミーヤがゆっくりと手を上に伸ばす。
 スピカ「この巨大な魔力は・・・ミーヤからじゃない?どこ?どこなの?」
 アルデバラン「スピカ!上だっ!なにか巨大な魔力が近づいてきている。」
スピカとアルデバランは巨大な魔力を感じ取った天井側を見上げた。

すると天井がミシミシと揺れ、小さな衝撃音が断続的に店内に響いてくる。
衝撃音はドスンドスンと何かを突き破るような音が聞こえてきて徐々に大きな音になっていった。
そして、一際大きくガシャァァァァンと音がすると、何か光るものが天井を突き破ってきた。
それはミーヤの伸ばした左の手のひらの少し上をふわふわと浮いている。
大きさはテニスボールくらいの大きさか。
814魔法少女キューティエアリィ ◆yboXY7MR9E :2011/08/05(金) 17:47:46.39 ID:lLBgk2Pu
連続投稿規制
 明日美「それは・・・」
 ミーヤ「ふふふっやっと精製できたの・・・あなたたちの欠片を集めた私のハーティジュエル。
 これがあれば私は次のステージへ進める・・・」
 明日美「あれが・・・ハーティジュエル?そんな大きすぎる・・・」
 アルデバラン「明日美、変身するんだ!!」
 明日美「でも・・・」
明日美は明人をちらりと見る。

 アルデバラン「もはやそんなことを言っている場合じゃない。」
 明日美「わかったわ・・・(正体ばれると戻れなくなるんじゃ・・・そうか・・・嘘・・・なのね・・・)」
明日美を黄色い光が包み、アーシィとなる。
 明人「明日美ちゃん・・・君はいったい・・・」
 アーシィ「明人さん・・・ごめんなさい。今は何も聞かないで。
 お願い、絵梨のそばにいてあげて・・・」
 明人「わ、わかった。」
へたり込んで茫然自失となっている絵梨の肩を明人は抱きしめた。

 絵梨「嘘だ・・・みゃこが・・・そんな・・・そんなはずがない・・・」
絵梨は事実を信じることができず、ただつぶやくことしかできなかった。
 明人「大丈夫、大丈夫だ、何が起きているかわからないけど、僕がついているから!」
 絵梨「・・・明人・・・さん?どうしよう・・・私・・・」

 ミーヤ「ふふふ、絵梨ちゃん、信じられないといった表情ね。
 でもね、本当の私はこっちなの、ホント美夜子の状態であなたたちの相手するの疲れるのよ。」
 絵梨「みゃこは・・・嘘だというの・・・じゃあ・・・今まで・・・」
 ミーヤ「そうだ、もうひとつついでにいいこと話してあげましょうか。」
 絵梨「えっ・・・?」
 ミーヤ「ふふふ、一応お礼は言っておかなきゃねぇと思っていたのよ。」

 絵梨「お・・・礼?」

 ミーヤ「今まで育ててくれてありがとう。”お父さん”。
 ・・・といっても私はこの八年間一度たりともあんたをお父さんと思ったことなんてないけどねぇ。
 きゃははははははははははははははははっ!」

 絵梨「思ったことない?何を・・・おと・・・お父さん・・・って・・・そんな・・・そんな・・・私・・・絵梨だ・・・よ?
 うっ・・・うええええええぇぇぇぇぇ・・・うぷっ・・・うげぇぇぇぇぇ。」
絵梨の意識、大樹の意識、二つの意識と一つの肉体が事実を受け入れられず拒否、
それに耐えられなくなって彼女は嘔吐する。
 明人「え、絵梨ちゃん!!大丈夫だ、落ち着いて、落ち着いて・・・僕がついているから。」
取り乱す絵梨を力強く抱きしめる明人。
 ミーヤ「はぁーー。もう・・・いいよ。下手な三文芝居みせないでよ。」
 スピカ「絵梨!絵梨!!もう・・・あきらめて・・・しっかりして!意識を集中して!!
 あなたもエアリィに変身して!!!」
スピカが絵梨に魔法少女に変身するよう促す。

 絵梨「だって・・・そんな変身してどうしようって言うの?
 この子はみゃこなんだよ?戦えるわけ・・・ないじゃない・・・ははは・・・私、今まで何やってたんだろ・・・」
 アーシィ「絵梨!!!もう、ここには美夜子ちゃんはいないのっ!目の前にいるのは・・・ミーヤなのっ!!」
 お願い!!お願いよ・・・変身して・・・このままじゃあなたは・・・」
アーシィは絵梨の前に立ち、ミーヤと対峙する。
改めて絵梨の状態を見ると、絵梨に変身を促したものの、今変身するのは無理と判断。
アーシィは覚悟を決める。

 アーシィ「そう・・・わかった・・・絵梨・・・安心して、あなたは何もしなくていい・・・
 ミーヤはあたしが食い止めるわ。あなたたちはあたしが守る。ミーヤに指一本触れさせやしないんだから。」
背後にいる絵梨と明人をやや振り向きながらニッコリと笑いながら言った。

 ミーヤ「なんか勘違いしてるみたいだけど・・・まあいいわちょっとだけ遊びましょ・・・それっ!」
ミーヤの背後が光り、銀色の輪が形成される。
その銀色の輪からバチバチと静電気を帯びながら光球が浮かび上がってくる。
ブーンブーンと帯電音を響かせながらゴルフボールほどの大きさの光球が10個。
それが一斉にアーシィに向かって放たれる。

 明人「うわぁぁぁぁぁ!?」
 アーシィ「!?ハイディメンションモードっ!」
アーシィは白銀の光に包まれ、一瞬でHDモードへと変化した。
ミーヤから放たれた光球はアーシィに当たる直前、体の前に展開された防御魔方陣によって弾かれる。

 ミーヤ「あーあ、その姿厄介なのよね・・ま、四人いっぺんに相手をするならいざ知らず・・・
 貴方だけなら余裕ね。」
 アーシィ「あたしを舐めないほうがいいわよ。」
アーシィの全身を球状魔方陣が包み込む。
キュィィィィッ
魔方陣が回転を始めるとアーシィの立っている床がボコンとへこむ。
どうやらアーシィは重力場を変化させているようだった。
その超重力を生み出した魔方陣のエネルギーをアーシィハンマーに注ぎ込む。
 アーシィ「ミーヤ、これ、すごーく重いから気をつけなさい・・・」
その言葉と裏腹にハンマーを軽々と片手でくるくる回す。
それから大きく振りかぶり、ミーヤに向けて小さな魔方陣を突き破りながら振りぬいた。
しかし、ミーヤとアーシィは少し離れているため、ハンマーの攻撃範囲に届いていない。
空振り、ミーヤはそう思った。

 ミーヤ「ふん、どこ狙ってるの?これじゃ空振りする・・・!?」
確かにハンマーの頭部はどこにも当たらず空振りをした。
しかし、振りぬいた後の衝撃波が尋常ではなかった。
ビリビリとミーヤの体を震わせ、何も当たっていないはずなのに体に鈍くて重い衝撃を感じた。
 ミーヤ「うぐうっ、な、なによこれ・・・こんなのまともに当たったらミンチになって弾け飛ぶじゃない。」
 アーシィ「だから言ったでしょ、あなたはあたしたちに・・・いいえ絵梨たちに近づけさせない。
 わかったらとっととあたしたちの前から消えなさい・・・」
 ミーヤ「ふんっ・・・本当はちょっといじってからすぐ消えるつもりだったんだけどねぇ。
 ここまで舐められちゃ相手しないわけにはいかないわ。」
 アーシィ「っ!」
ザシュッ
アーシィは足を少し開いて腰を落とし、これからくるミーヤの攻撃に備えた。
そしてくるくるとハンマーを回して長い柄を脇に抱える。

 ミーヤ「ふふふ、全部防げるかしら?がんばってね。」
ミーヤはアーシィの目の前から霞のように消えた。
その直後、アーシィの右側にミーヤが現れた。

アーシィを殴りつける。
ズドン
しかし、アーシィは先ほどと目線を前に向けたまま変えず、ハンマーだけ動かして柄の部分でミーヤの拳をはじいた。
次に左、上、前とほぼ同時に攻撃をするが、全てハンマーを振るって払い落としていた。
ミーヤは再びアーシィの目の前に立つ。
 ミーヤ「全部防ぐなんてその姿は伊達じゃないわね。」
 アーシィ「魔力の流れを感じ取ればあなたがどこを攻撃しようとしているかわかるわ。
 さあ、ミンチになりたくなければ消えることね。」
ミーヤ「冗談でしょう?まだまだこれからよ。」
ミーヤは右手を上から下へ振り下ろす。
すると空間が断裂。無数の空間の刃がアーシィを・・・そして絵梨たちを凄まじいスピードで襲う。
 アーシィ「しまった・・・!」
アーシィは絵梨たちを覆い隠すように球状魔方陣を展開、襲い来る全ての空間の刃を弾き返した。
しかし・・・
 アーシィ「ぐっ・・・」
ポタッポタタッ
アーシィは二人を守ることに集中してしまい、自分への防御まですることができなかった。
刃はアーシィの体を裂き、血を滴らせる。

再びミーヤはアーシィの目の前から消える。
ミーヤは縦横無尽にアーシィの体へ攻撃を加えていった。
ミーヤの攻撃はパンチやキックだけでなくエネルギー弾をアーシィへ繰り出す。
そして、それだけでなく魔法によって操られたテーブル、椅子、ナイフなど店内にあるあらゆるものが、
思いもよらない方角からアーシィめがけて飛んでくるのだ。
それら自体は当たってもダメージはないのだが、それによって意識がそがれると、
たちまちミーヤの攻撃がアーシィに当たってしまう。
そのため、アーシィは全方位からの攻撃に意識を集中して全てを弾き返さなくてはならない。
絵梨たちを同時に守りつつ、である。

 アーシィ「いい加減に・・・しなさっ・・・い・・・よ・・・ぐっ・・・」
ヴゥゥゥン
ハンマーの柄に環状魔方陣が形成される。
 アーシィ「アーシィ!グラヴィティバレット!!!」
ハンマーをくるりと回転させ、周囲の空間をハンマーで叩く。
すると叩いた空間の後方に魔方陣がいくつか現れるた。
チュイィィィン
魔方陣一つ一つから弾丸が飛び出す。
その弾丸にはかなり強い重力場が作用しているのだろう、弾丸の通り抜けた跡は空間がグニャリと歪んでいた。
ズドドドドン
アーシィから放たれた重力の弾丸はホーミングミサイルのようにミーヤを追跡していき、全弾命中した。

 ミーヤ「がはっ!!ふふっやるじゃない・・・」
 アーシィ「はぁはぁ・・・あたしもやられてばっかりじゃないのよ。
 次、いくわよ、覚悟してなさいね。」
 ミーヤ「いいわ、とことんまでやってやろうじゃないの。私とあなたは腐れ縁だしねぇ。」
アーシィはぐぐっと足に力をこめると足元に巨大な魔方陣が描かれる。
そして手に力を込めるとハンマーの頭部が光り輝き始めた。
対してミーヤは自身の周囲に円状に複数の光球を作り出す。
その光球が前方に向かってエネルギーを集中させ、巨大なエネルギー球を作り出した。
二人の魔力は強大でお互いが反発しながらバチバチと放電しあっていた。
 アーシィミーヤ「「いくわよっ!!」」

二人が攻撃を繰り出そうとしたその瞬間のことであった。

 明人「絵梨ちゃん!!!危ない!!」
二人の間に発生した凄まじい魔力の渦の間に絵梨が飛び出し、両手を広げ立ち塞がった。

 アーシィ「絵梨!!??」
 ミーヤ「!?」

 絵梨「やめて!!これ以上・・・争わないで・・・意味のない戦いはやめて・・・」
 アーシィ「絵梨、危険よ!そこをどいて!!」
 ミーヤ「これは好都合だ。ふははははっ!
 アーシィ、あなたは絵梨がいて攻撃できない、でも私は二人まとめて攻撃できる。」
ミーヤはエネルギー球に魔力をさらに注ぎ込んでいく。

 絵梨「みゃこ・・・もう落ち着きなさい。今までのあなたが全部嘘だったなんて私は信じない。
 だって、あなたのあの笑顔は、目は嘘で作り出すことなんてできないから。」
 ミーヤ「なっ!?」
 絵梨「確かに私たちは完璧な親じゃないかもしれない、失敗もたくさんした、
 あなたに間違った選択をさせたこともあったかもしれない・・・でも・・・」
絵梨はミーヤに近づき優しくぎゅっと抱きしめた。

 ミーヤ「・・・」
 絵梨「でもね、あなたを思う気持ちは誰にも負けないよ?
 お父さんも、お母さんも・・・あなたを誰よりも愛している。」
ミーヤが作り出していたエネルギー球は少し小さくなっていた。
絵梨は腕に力を込めて力強く抱きしめる。
 絵梨「私たちはミーヤであるあなたも・・・あなたの抱える心の闇も全て受け入れるよ。
 だから、こんなこと・・・やめて。」

 ミーヤ「お・・・お父さん・・・やめっ・・・やめろっ!!!私に・・・さわるなぁぁぁぁぁ!!!!」
 絵梨「きゃっ!!」
 明人「絵梨ちゃん!!」
 アーシィ「絵梨!!」
一瞬だけミーヤは瞳に優しい光を宿したが、すぐに邪悪に染まる。
そしてミーヤは絵梨を突き飛ばした。
アーシィは絵梨に怪我がないことを確認して安堵する。
 ミーヤ「ふふふっ・・・ふはははははっふざけるなふざけるなふざけるなぁぁぁ!!
 私を受け入れるだと!?だからお前たちは偽善者なんだ!!もう死ね・・・お前ら死んでしまえ!!」

 アクエリィ「そうはさせないわ!!」
 フレアー「絵梨さん、もう大丈夫ですよ、今のうちに変身を。」
 絵梨「違うの・・・違う・・・私は・・・ミーヤとは戦えない・・・」
ミーヤが次の攻撃態勢をとろうとしたとき、絵梨を守るようにアクエリィ、フレアーが現れた。
しかし、絵梨の言葉に二人は耳を疑う。

 アクエリィ「どういうことかしら?相手はあのミーヤなのよ?今こそ倒すべきでしょう。」
 アーシィ「あのミーヤは・・・美夜子ちゃんなのよ・・・だから絵梨は・・・」
 フレアー「ど、どういうことですか!?美夜子ちゃんが?それに・・・なんでここに明人さんが?」
 アーシィ「とにかく、詳しいことは後、今は絵梨と明人さんを守ることを最優先にして。」
 フレアー「わかりました。」
魔法少女たちはそれぞれの武器を構え、絵梨と明人を守るようにミーヤと対峙する。
しかし、さすがのミーヤもハイディメンションモードの魔法少女三人と戦うのは分が悪いと感じたのだろう。
ミーヤは全ての魔力の出力を弱めた。

 ミーヤ「ふんっ。もう興がそがれた。遊びはおしまいよ。私はもう帰るわ。」

 ミーヤ「あ、そうそう。お父さん、私は夕飯はもういらないってお母さんに言っておいてね。」

ミーヤは手の上に浮いていたハーティジュエルを握り締め、自分の胸に押し当てた。
大きなハーティジュエルはズブズブと胸の中に押し込まれていく。
 ミーヤ「うっ・・・ぐふっ・・・あああああ・・・・おおおおおおっ・・・イオッ!イオぉぉぉぉぉっ!!!」
 絵梨「美夜子ぉぉぉぉ!!!!」

ミーヤは苦しみながらハーティジュエルを押し込めて全て埋没させるとイオを呼んだ。
すると、待ってましたとばかりにミーヤの前にイオが現れた。
 イオ「やあ、ハーティジュエル、体に取り込めたようだね。
 良かった。苦しかったろう・・・あとは少しの間だけ眠るといい。」
イオはミーヤに話しかけてはいるが、もはやミーヤには意識は無いようであった。
ハーティジュエルが埋め込まれた胸の辺りから光の糸のようなものがしゅるしゅると吐き出され、
ミーヤの体にぐるぐると纏わり付く。
光の糸は加速度的に増えていき、もうミーヤの姿は見えなくなってしまった。
そして最後には繭のようになってしまった。
 イオ「ふふふ、きれいな繭ができた。これで君が羽化すれば君の力を使って境界を取り払えるだろう。」
イオの言葉を聞き、スピカがはっとする。

 スピカ「境界って・・・まさかイオ!そういうことなの?そんなことをしたら・・・この世界どころか私たちの世界も・・・」
 イオ「僕はね・・・こんな共依存な世界関係は意味がないと思うんだ。
 魔法少女たちなんてこっちに漏れ出した残り滓を掃除するだけの存在じゃないか・・・」
 スピカ「でも必要な措置よ・・・」

 イオ「考えてみたことないかい?そんな面倒くさいことしなければならないなんて。
 だったら最初からそんな存在作らなければいいんだ・・・だから二つの世界を繋げる。」
 スピカ「そんな・・・極論じゃない・・・そんなことすればあなただってただではすまないわよ。」
 イオ「そんなの・・・最初から覚悟はできている。うまくいけば一つの世界になるんじゃないかな?」

 スピカ「そんなの理論的にありえない・・・不可能よ・・・あなたは狂ってる・・・」
 イオ「狂ってる?ふふっ僕が狂ってるだって?最初にこんなやり方を考え出した君のほうが狂ってるんじゃない?
 ねぇ、スピカ・・・僕が狂っているとするならば、そんな君に妄信してしまったことくらいか・・・」
 スピカ「・・・リゲル・・・あなた・・・」
 イオ「なんにせよ、運命の規定事項はここで終わり、ついでにこの世界も終わらそうじゃないか。
 とりあえずミーヤは連れて帰って羽化するまでの間少しだけ眠らせるよ・・・じゃぁね。」
 スピカ「リゲル!!!」
 絵梨「リゲル・・・美夜子を・・・美夜子を連れて行かないでくれ・・・」
絵梨とスピカの叫びもむなしくイオは繭となったミーヤを連れて目の前から消えてしまった。
呆然としたまま絵梨は床にへたり込んでしまった。
よく見るとポタリポタリと大粒の涙をこぼしているようだ。
スピカはそれを見て絵梨に声をかける。

 スピカ「絵梨・・・その・・・美夜子ちゃんは・・・ミーヤの意識が強くなったからあんなこと言ったんだと思う。
 だから、本気にしないで・・・きっと美夜子ちゃんは・・・」
 絵梨「うるさい!!!なんで・・・なんでみゃこなんだ?なんでみゃこがミーヤに・・・そもそも・・・
 魔法少女って何のために存在してるの?あなたたちのせいで・・・みゃこが・・・何のために・・・」

 明日美「絵梨・・・そうね・・・イオが言っていた・・・あたしたちの世界とあなたたちの世界って・・・
 共依存の関係と言っていたけど・・・残り滓の掃除?あたしたちはあなたたちに利用されているの?」
 萌波「明日美さん・・・どういうことかしら?」

 明人「そうだ、これはどういうことなんだ・・・美夜子ちゃんはどうしてしまったんだ・・・
 さっきからわからないことだらけだ。」

 明日美「明人さん・・・ごめんなさい。こんなことに巻き込んでしまって・・・」

 スピカ「そうね・・・もう、あなたたちには全部説明するしかないわね・・・
 いいわ、でもここでは騒ぎが大きくなりすぎたわ。場所を変えましょう。」
通常空間に戻り、誰もいなくなった店内はあちこちが壊れひどい有様である。
外では逃げ出した客か店員が呼んだのであろうかパトカーや消防車、救急車のサイレンがけたたましく聞こえてきた。
彼女たちはもうこの場所にはいられないと感じ、全員裏口から抜け出した。

そして人気のない路地裏まで移動して来た。

 スピカ「さっきの話のことだけど・・・私たちはあなたたち魔法少女を利用していない・・・と言ったら嘘になるわね。
 うん、私たちの世界とあなたたちの世界の関係を説明するわ・・・・・・

--私たちの世界は人間の世界のほんの僅かだけ位相がズレた場所に存在しているの。
そうね、見る角度によって絵が変わるおもちゃあるでしょ?あんな感じ。
同じフィールドにありながら二つの世界が重なり合った状態。
それが私たちの世界と人間の世界の基本的な構造。

それぞれの世界はお互いに役割を持っている。
私たちの世界は世界を形作る芯の役割、つまり骨組みね。
対して人間の世界は骨組みの上に被さっている肉の部分。
だから私たちの世界とあなたたちの世界は骨と肉の関係なの。
どちらか一方が欠けても成り立つことはできないっていうのはわかるわよね。

そして、通常は肉は骨の存在を感知することはできない。
逆もそうだったんだけど・・・大昔骨は肉の存在を偶然知ることとなったわ。
それからこの世界全体の秩序、仕組みがわかったおかげで私たちの世界は大きく発展していった。

じゃあ、その仕組みとはなにか・・・
あなたたちの世界では全ての事象は物理法則によって成り立っているわよね。
それが私たちの世界では魔法法則によって全ての事象が成り立っているの。
私たちはこの魔法法則の源流はなんなのかというところから研究が始まったわ。
それによってわかったのが、あなたたちの世界の物理法則によって生じるエネルギーのロス。
これが私たちの世界に流れ込む過程で魔力に変換される。

そして逆に私たちの世界の魔法法則によって生じるエネルギーのロス、
これはどこに行くかというと・・・
あなたたちの世界の物理法則のエネルギーの源流となる。
つまりそれぞれの世界でエネルギーが変質転換しながらずっと循環している状態なの。
だから二つの世界は相互依存、共依存の関係にあると言っているわ。
でもね・・・この変質転換が生じるときにひずみが起きていることがわかった。
そのひずみというのが両方の法則エネルギーの残り滓、陰の魔力の存在だったの。
これがあなたたちの世界に漏洩すると世界の脅威として様々な問題を起こすわ。
魔力波導で起こる災害、
魔力によって生じるモンスター、無獣がこれに当たるわね。
そして魔力の影響による人心掌握で引き起こされる戦争。
いろいろな脅威が発生するの。
なんとか私たちはいろいろな脅威に対抗する方法を考えた。
でも、どれもうまくいかなかった。

そんな中、私たちは新しい方法を見つけ出した。
人間世界と協力してはどうだろうかと・・・
そして研究を重ねた結果、
人間世界に漏洩する脅威は物理と魔法を融合できる存在、
魔法少女によってしか対抗できないことがわかった。

でも魔法少女になるのは誰でも良いというわけじゃなかった。
脅威の魔力に合致するような適正を持った者が必要だったの。
そこで私は脅威が発生する周期を計算した運命の規定事項を作った。
そしてリゲルにその運命の規定事項にあわせて魔法少女システムの構築を依頼したわ。

この魔法少女システムは対象者を含めた周囲の生命エネルギーと魔力を融合、
爆発させて魔法少女へと変身させるものなの。
だから・・・魔法少女となる子たちは・・・みんな・・・

それにリゲルは疑問を持ち始めたのでしょうね。
新しい魔法少女システムを開発しようとしていた。
それがミーヤという存在を生んでしまった--
スピカの独白が終わっても誰も口を開くものはいなかった。
そして絵梨がようやく重い口を開く。
最初は聞き取るのもやっとなほど小さな声だったが、徐々に大きな声になっていった。
 絵梨「・・・結局、あなたたちの面倒ごとを・・・私たちに・・・押し付けてるだけだよね・・・それ・・・
 残り滓の掃除?なにそれ・・・私たちには関係ないじゃない・・・そんなどうでもいいことで・・・なんでみゃこが・・・
 みゃこが犠牲にならなきゃならないんだ!!
 なんでこっちにそんなものがこないようにしないんだ!
 なんで俺たちがそんなこと・・・」

 スピカ「でも・・・これが一番効率のいいやり方なの・・・残り滓・・・脅威を取り除かないと・・・
 私たちの世界も、あなたたちの世界も危ないのよ。」

 アルデバラン「こうなってしまった以上、イオとミーヤを排除しないことには世界の崩壊が起こる。」

アルデバランの物言いに絵梨は激高する。
まるでミーヤが・・・美夜子が・・・障害物かのようだったからだ・・・
 絵梨「排除だなんて言わないで!!俺・・・みゃこにいっぱいいっぱいひどいことしちゃったよ・・・
 みゃこに償わなきゃ・・・俺・・・みゃこを失いたくない・・・家族を失いたくない・・・
 紗英にはなんて言ったら良いんだ・・・」

 明日美「絵梨・・・だからと言って逃げるわけにはいかないわよ。
 それに勘違いしないで。美夜子ちゃんを倒すんじゃないの、ミーヤを倒すのよ。」
 絵梨「明日美・・・でもそれって・・・」
 明日美「忘れたの?今までの無獣は倒したら元の人間に戻ったでしょ?
 きっとミーヤも倒したら元に戻るわ。」
 絵梨「元に・・・戻る・・・?」
 明日美「しっかりしてよ?あなたは魔法少女チームを引っ張ってきたでしょ。」
 絵梨「・・・」
 明日美「それに・・・何と言ってもあなたは美夜子ちゃんのお父さんなんでしょ?
 自分の娘があんなことになったのにすぐに諦めるの?」

絵梨は・・・大樹は美夜子と、娘と過ごしてきた日々を思い出していた。
今までは決して平坦な道のりではなかった、衝突もたくさんした。
でもその中で父と娘、母と娘は実際の親子以上に本音を語り合ってきた。
それが今の美夜子の笑顔、明るさ、元気さに繋がっていったのだ。
それが全て偽りであるとは思えない。
全力でぶつかり合ってきた関係だからこそ今の美夜子のつらさ、悲しみは伝わってくるはずだった。
ミーヤを倒す、いやミーヤから美夜子を取り返す、これはそういう戦いなのだ。
 スピカ「私は自分たちの世界を守ることを考えるあまり、あなたたちの世界を・・・
 いいえ魔法少女となった少女たちを蔑ろにしてきた・・・そうね・・・確かにリゲルの言うとおりだわ。」

 アルデバラン「スピカ!?君は・・・」
 スピカ「勘違いしないで・・・アル。私はどちらの世界も壊させやしない。
 リゲルとはまた違った方法で魔法少女が必要のない世界を作ってみせる。
 こちらの世界に影響の出ないようなものを作るわ。」

 絵梨「スピカ・・・確かにあなたたちが今までしてきたことは許せない。
 でも、私は魔法少女としてではなく父親として・・・美夜子を取り戻す。」

 明日美「絵梨・・・」
最後の戦いに向けて絵梨は新たな決意を胸にするのであった。
正直なところ、明日美にはミーヤを倒したからと言って美夜子に戻るかどうかはわからない。
スピカたちが明日美の意見に肯定も否定もしなかったことがその証拠だ。
でも、否定もしていないと言うことは、もしかしたら戻ることができるのではないか・・・
その僅かな望みに賭けてみることにした。

それから明日美は自分たちが魔法少女となった経緯、明人がかつて無獣という存在になっていたことを説明した。
その話に明人はショックを受けてはいたが、当時自分に起きた不可解な出来事が繋がって理解することができた。

 明日美「それと・・・あなたたちにはもう一つ聞きたいことがあるわ。」
 アルデバラン「なんだい?明日美。」
 明日美「あたしが魔法少女になったとき、アルは人に正体をばらしてはならない。
 と言ったわよね?でも、アルは明人さんの前で変身しろと言った・・・これはどういうことかしら?」
 アルデバラン「それは・・・」
 明日美「正体がばれたら元に戻れないと言うのは嘘なのね?」
 アルデバラン「嘘というわけ・・・じゃない・・・」
 レグルス「それは私が説明するわ・・・適性の無いこちらの世界の人間と
 私たちの世界の人間が接触を起こすと大きな問題が起きるのよ。」
 明日美「問題が起きる?」

 レグルス「魔法法則と物理法則はそれぞれの世界に存在し得ない相反するエネルギー法則なの。」
 レグルス「だからこちらの世界の人間と私たちの世界の人間が接触を起こすと、
 エネルギー同士で対消滅反応を起こすことがある。」
 萌波「つまり・・・両方の人間が消えてしまうということかしら?」
 レグルス「それだけならまだ良い方よ。下手をしたらどちらかの世界が消えてなくなる。」
 灯莉「え、でも、二つの世界は共依存の関係と言っていたけど・・・」
 レグルス「そう、片方が消えたらもう片方も崩壊が始まるわ。」
 明日美「だから正体をばらしてはだめなのね・・・
 でも、あたしは明人さんの前で変身したわ。でも何も起きなかった・・・」
 レグルス「それは、明人さんが一度無獣になったことがあるから・・・
 一度魔力を体内に取り込んだことがあるから反応は起きなかったのよ。」
 明人「つまり抗体みたいなものが僕の体にできているということかい?」
 レグルス「ええ、そうね。」
 レグルス「それともう一つ、魔法少女には正体がばれてしまっても対消滅反応を起こさない方法があるの。」
 明日美「その方法って・・・危険なのね?」
 レグルス「ええ、魔法少女システムの世界崩壊を防ぐ安全装置と言ったらいいかしら。
 対消滅のエネルギーを魔法少女自身へ内向きに集中させる。」
 萌波「そんなことをしたら・・・その魔法少女は死んでしまうんじゃなくって?」
 レグルス「そうね、死ぬというより消滅ね・・・でもそうしないと大変なことになるの。わかるでしょ?」
 明日美「え、ええ・・・理解はできる・・・でも・・・」

 スピカ「でも、たった一つだけ魔法少女が消滅しない例外があるわ。」
 レグルス「例外?そんなものは無いはず・・・あっ・・・なるほど、そうね。」
 スピカ「そう、絵梨の存在よ。」
突然自分の名前が出てきたことに驚く絵梨。
自分自身が例外とはどういうことなのだろうか。

 絵梨「私が・・・例外?どういうことなの?私は正体がばれても消滅することは無いの?」
 スピカ「ええ、”絵梨”は消滅することは無いわ。でも・・・もう一方は消滅してしまう。
 絵梨「ええっ?ど、どういうこと?」
 明日美「つまり・・・絵梨の体には人間としての命が二つ存在しているということね。
 だから片方だけが消滅してしまう・・・」
 絵梨「そ、それは絵梨のほうが消滅するって言うことはないの?」
 スピカ「・・・あくまでも消滅するのはベースとなっている人間の方・・・
 ある意味本当の意味で絵梨は元に戻れなくなるということね。」
 絵梨「そんなことが・・・」
 スピカ「だから、紗英さんのためにも絶対に正体を見せちゃだめよ。」
 絵梨「わ、わかった。」
明人は彼女たちの話を聞いていて疑問に思っていたことを口にする。
ただでさえ混乱しそうな話である上に、彼にとって一点だけ腑に落ちない部分があったのだ。
 明人「君たちが大変な運命を背負っているのはわかった。
 ただひとつ疑問なのは・・・絵梨ちゃんがなぜ美夜子ちゃんの父親なんだ?父親ってこの前の・・・」
 絵梨「!・・・ごめんなさい・・・明人さんにはもう隠せないよね・・・実は私・・・美夜子の父親なの。」
 明人「・・・やっぱり理解できない・・・君は明らかに女の子じゃないか・・・それが・・・まさか・・・
 二つの命って・・・そういう・・・ことなの?」
 絵梨「うん・・・明人さん、あなたを騙すつもりなんてなかった・・・でも・・・女の子になった私の心は・・・
 どうしても抑えることができなかったの・・・最初から思わせぶりな態度取らなければよかったよね・・・」
 明人「つ、つまり・・・本当の君は・・・女の子じゃ・・・ない?」
絵梨は静かに頷いた。
その絵梨の肯定に信じることができないという意思の現われだろうか、絵梨の顔をまともに見ることができない。

 絵梨「実際に・・・見せたほうが理解できるよね・・・ちょっと待っててね。」
絵梨は自分の服が入っているカバンを抱え、着替えできる場所に移動していった。
明人はやはり信じられないといった様子で放心状態だった。
その場にいる者みな明人に声をかけることができなかった。

しばらくすると、小さな体には不釣合いな程、大きなスーツを着た絵梨が戻ってきた。
姿は滑稽だが絵梨の顔は悲しそうにうつむいていた。
 絵梨「遅くなってごめんね・・・こうしないと・・・服、破けちゃうから・・・
 はは、灯莉ちゃんに正体見せたときとは・・・大違いだね・・・ぐすっ・・・」
 明人「え、絵梨ちゃん・・・」
 絵梨「・・・いくよ・・・これが・・・本当の・・・私っ・・・リリース!」
キューーーン
絵梨の体がピンク色の光に包まれ、徐々に体が大きくなり、体の線が太くしっかりしてくる。

 明人「・・・絵梨・・・ちゃん・・・」
体全体を覆う光が収まるとそこにはスーツを着た大樹が立っていた。

 大樹「これが、俺・・・絵梨の正体、美夜子の父親の大樹だよ。
 ごめんな・・・君にとっては相当なショックだったろう・・・」
 明人「・・・」
 大樹「はは、そうだろうな。声も出ないよな・・・男だったなんて・・・気持ち悪いよな。
 これがあの時君の気持ちに応えられなかった最大の理由・・・許してくれとは言わない・・・
 ただ・・・俺に謝らせてほしい。悪かった。」
大樹は明人に対して深々と頭を下げた。
しばらく明人は頭を下げた大樹を呆然と見つめていた。
実際に目に入ってくる情報と脳で処理する情報に齟齬が発生しているのだろう。
理解するのに時間がかかっていた。
 明人「や、やだなぁ・・・そんな頭を上げてくださいよ・・・ぼ、僕は大丈夫です・・・
 その・・絵梨ちゃんが・・・何か隠していることがあるんだろうなって言うのはわかっていましたし・・・」
 大樹「明人君・・・今の俺が何を言っても信憑性ないかもしれないが・・・
 絵梨は、本当は・・・本当に君のことを・・・」
 明人「それ以上は言わないでください!!!そんなこと知ったところで・・・
 何の意味があるというんですか。そんなの・・・つらすぎます・・・」
明人は拳をギリギリと握り締める。
ぐちゃぐちゃになって溢れ出しそうな気持ちを必死に抑えるように・・・

 明人「む、むしろ・・・絵梨ちゃんが他の人のことを好きなわけじゃなくって・・・良かった・・・
 ごめんなさい・・・もう・・・遅いのでか、帰ります。み、美夜子ちゃんを必ず助けてくださいね。」
 大樹「あ、ああ・・・必ず・・・」
そう言うと自分の鞄を抱えて明人は走り去っていった。
本当なら泣きたいくらいだろう、でも明人は一切涙を見せず、唇を噛み締めていた。

 大樹「つらいことに巻き込んでしまったな・・・あの場で明人君に会わなければ・・・
 なんで・・・男に戻ったって言うのに・・・くそっ!こんなに胸が締め付けられるんだよ・・・
 なんで・・・心が痛いんだよ!・・・絵梨・・・」
 明日美「大樹・・・あなた・・・」
大樹は悲痛な表情を浮かべていた。
涙こそ流してはいなかったが、大樹の中の絵梨の悲しみが表情に表れていたのだろう。

 大樹「そろそろ・・・帰らないといけないな・・・しかし紗英には・・・みゃこが帰ってこないなんて・・・」
 明日美「そ、そうだ・・・美夜子ちゃんはしばらくうちに泊まっていると言うことにしたら?」
 大樹「恐らく、あの様子からするとみゃこはもう帰って来ないつもりだ・・・それまで隠し通せるか・・・」
 明日美「なに言ってるの・・・二、三日で何とかするしかないでしょう!
 なんとしても美夜子ちゃんを取り戻すのよ!!」
 大樹「あ、ああ。そうだな。そんな何日もかけてられない!ぱっと取り返してやるぞ!」
 明日美萌波灯莉「「「ええ!」」」
魔法少女たちは早期解決への決意も新たに一致団結の誓いを立てたのだった。

そして一方・・・

 紗英「〜♪そろそろみゃこが帰ってくる頃ね。あの子おなか空かしているだろうな・・・
 ふふふ。今日はみゃこと大樹さんの大好きなハンバーグ。」
紗英は現在の状況を何も知らず夕食の準備に忙しかった・・・
自分の娘に起きた悲劇・・・彼女は知らないほうが幸せなのかもしれない・・・

次回予告
何も知らずに家族の帰りを待つ紗英。
彼女もついに魔法少女たちの戦いに巻き込まれてしまう。
そして遂にミーヤは光の繭から羽化し、覚醒状態となる。
大樹は娘を、美夜子を取り戻すことができるのか。
次回「Warrant!さよなら・・・」
アクエリィHD「あなたは深い絆を結ぶ仲間がいるかしら?」
以上で終了です。

今回は正体バレがテーマです。

ミーヤの正体を認識しました。
そして明人に正体ばらしちゃいました・・・

いろいろフラグが立ってます。
全部回収できるのかな?

ってことであと四話です。

今二十三話執筆してますが、これも少し時間をいただくと思います。

ではでは、また次回まで。

今度は確実に投下できるときだけ書き込みしよう・・・
830名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 19:42:46.40 ID:auJSnTEt
おー、クライマックス来たなあ
いよいよもって楽しみだ
831名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 21:04:54.28 ID:3HrbxcID
>>829
他に投下があればそちらに感想が入るから、ちょっと間を置くのはエチケットだし、気にすんなあ(●^ー^●)
今回はずいぶん盛り上がってきたね、次回にも期待してるよ。
832名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 23:02:37.79 ID:H19IJ9VP
>>829
乙です。
ちょっと泣いたかも。
盛り上がって来ましたね。
続き楽しみにしてます。
833名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 12:05:41.52 ID:zieHGjP+
これそんなにいい話か?
気持ち悪い
834781:2011/08/06(土) 12:15:09.54 ID:mtiOrkLJ
続き出来たので投下したいところなんですが、それがだいたい30kbあるのでスレの容量を越してしまうんです。


スレ立てしたいのですが忍法帖がLv2になってしまっているので立てられません。

もしよろしければどなたかよろしくお願いします。
835名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 12:28:35.64 ID:xU13VnxT
このスレ実質part42だから、次はpart43だよ。
836名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 13:07:36.95 ID:x82/xNyG
とりあえず立ててみた。
こっちのスレも、ちゃんと使い切りましょう。
紳士淑女の嗜みですw

[強制女性化小説ない?Part43]
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1312603435/l50
837名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 16:17:11.51 ID:c8HePuUM
また埋め立て荒らしかよ
838名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 16:38:40.37 ID:wwMYPMGJ
自己紹介乙
ちゃんと感想あるし、需要あるんだから荒らしでもなんでもないな。
悔しかったら埋められるくらいのSS投下したら?
839名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 16:42:51.47 ID:t7JSq+jI
スレ立て乙だが
あえて煽るようなこと書くのはどうかと…
840名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 18:46:45.29 ID:Ij50tj3u
なんか煽る様な事書いてあった?
841名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 19:21:44.62 ID:/XFtUuCf
スレを使い切るのはdat落ちのためにもすべきこと
別に煽りじゃなくない?
842名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 19:31:09.63 ID:aekZvXSe
>特定職人叩きをやると全ての職人が出て行きます。
>紳士淑女の皆さん。努々お忘れなく。

ここのことじゃない?
このレスがあったあと実際叩きに来てるのがいるし
それに反応しちゃってるのもいるから煽りと言えば煽りになるかも
843名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:36:04.94 ID:axtv4wpg
ななめよみしたけどぬきどころないけえのう
こんだけかいとうてぬかせようともせんって

どうなっとるんじゃ
844名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:36:06.54 ID:i5davPR0
本人自覚なし乙
845名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:37:43.35 ID:axtv4wpg
>>744
これもぬきどころないけえ
846名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:38:28.49 ID:axtv4wpg
>>733
こんなんでなくとかおまえはどうなっとんじゃ?
847名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:40:11.00 ID:axtv4wpg
さいきんこじきがふえとるけえのう
じゃからしょううもないSSでもとりあえずほめとよんじゃ

ほんまにいいSSだけほめたらええんじゃ
なんでもかんでもGJゆうとるもうもくはいらんけえ
848名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:43:36.68 ID:axtv4wpg
>>375
みじかくてもこんぐらいかけたらもんくないのう
849名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:45:03.48 ID:axtv4wpg
ええもんはええ
わるいもんはわるい

ちゃんとくべつしたらんと
ええもんかけるひとまでしょうもないもんかきはじめるわ

ああこんなんでええんかって
850名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:46:56.26 ID:c8HePuUM
確かに>>375は超ショートショートながら素晴らしい
851名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:51:35.07 ID:Ij50tj3u
     ///////
    ///////____________
    ///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
   ///////              (~) チリンチリン
   ///////              ノ,,
  ///////     ∧_∧         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ///////     ( ´∀`)( 厨 ) )) <  夏だなあ〜
 ///////      (つ へへ つ      \______
///////   //△ ヽλ  ) ) 旦
//////  l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/////    ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
////     ^^^          ^^^

         2chの夏。厨房の夏。
852名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 21:07:14.49 ID:m1UwHojN
あー俺も>>375好きだなあ
853名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 22:39:45.60 ID:mtiOrkLJ
梅ネタ

「そこの少女…まさか…百合か?」
な、なぜわかったし!なにこのおじさん怖い
「わかるのだよ、何せ私は強制女(ryの住人だからね」
「し、しかし私が百合であることとあなたに何の関係がっ!?」
「ふぉっふぉっふぉ…。百合なのにお兄ちゃんが好きなんだろ?お兄ちゃんが女になればいいと思ってるんだろ?わかるのだよ、私は強(ryだからね。これを食べさせなさい」
そう言っておっさんは私に一粒の梅を渡してきた。
「なーに、簡単だ。お主が理想の女性像を願いながら食べさせるだけでお兄ちゃんは…な?」
本当か?胡散臭いんだけど。
「まぁまぁ、嘘だと思うならやってみろ」
「まぁ、はい。やってみます」
「お代はいらないよ、成功するから安心したまえ」

***

「お兄ちゃん!この梅食べてっ!」
「おいっ!妹やめっ…」
(私と同じくらいの身長かつ胸はCカップ固定、声は可愛い系私と同じくらいの身長かつ胸はCカップ固定、声は可愛い系私と同じくらいの身長かつ胸はCカップ固定、声は可愛い系…)
「うおっ!何だよ身体が…!うああああああっ!」



「ふぉっふぉっふぉ。埋めるなら梅に限るだろjk」


今日も彼は梅を配る…
854名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 00:45:20.42 ID:ctnoN2bH
便乗

「ん、なんだい少年?」
「あの、おじさんってもしかして噂の」
「噂?む、そうかそうか、うむ、みなまで言うな。さあこれを食べるといい」
「いいんですか!?っていうかこれがあの噂の強(略)埋め梅」
「なんぞ変な名前がついたもんだな。ともかく自分がなりたい姿を思い浮かべて食べるのだ」
「やった、これで」
「ところで…、お金は要らないが解ってるだろうね?」
「えっ?」
「なあに、女性化したキミの処女を私にくれるだけでいいんだ、簡単だろう?」
「そんなっ!?、そんなだったらいらないです、これお返しします!」
「ふぉっふぉっふぉっ、もう遅いのだよ」
「やだっ!んっ (あああ、すっぱい・・・)」

***

「ううぅ、イヤって、言ったのにぃ・・・」
「良かったよ」
「しかもこんなうしちちにされるなんてぇ」
「感度も最高だっただろう?こっちは満足したから帰りたまえ」
855名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 21:36:24.03 ID:OkLVkISm
妹が無理やり僕の身体を奪ってしまいました。
アルバムには色んな女のアヘ顔ダブルピースの写真ばかり
学校のマドンナに文学少女
お堅い風紀委員長に憧れの先生
幼なじみに親友の妹まで

でもなあ、妹の担任の先生に俺がアヘ顔ダブルピースの写真撮られてるのが
最大のネックなんだよな
ちょっとハマっちゃったし



というのはどうだろうか?
856 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/08/09(火) 18:45:22.08 ID:NR1+jq/4
>>855
いいんじゃね?
857名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 21:31:25.82 ID:+o7QpIxa















|∵)
858名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 22:39:38.18 ID:oQEBiHPW
[email protected]
ちんちんの写メを送ってくる人いませんか?
送ってくれたらID付で胸の写メを送ります
859名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 02:53:42.89 ID:+b8iYcjV
スレ住人のKさんに強制女性化されたおかげで、女性限定飲み放題に参加できました。ありがとうございます。恨んでた過去は忘れました。
連絡つかないのですが、明後日戻してもらえるんですよね?
860名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 20:31:57.47 ID:kYDidUDt
風邪で休んでたら自分以外学校全員がTSされていた
全員自分を見るたび一目惚れ
全員全身性感帯
チンポ乾く暇なし
しかもみんな元男だということに葛藤しながら快楽に溺れていく
861名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 21:57:28.10 ID:aXe0M6oK
>>860
逆のパターンで風邪ひいたら自分だけTS…ってのはn番煎じになるか
862名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 00:55:09.35 ID:SZsjcoiI
>>860
そのまま快楽に溺れて気がついたら自分もTSしはじめて
やばいと思いつつ快楽から逃れられず全身性感帯TS女の仲間入り

てパターンが好きだなオイラは
863名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 17:31:51.65 ID:ppKJMXGz
はあ、TSして俺は男だ!って叫んで犯されて悦楽に負けて肉便器にされてそれでも最後は男のプライドで自殺したい
864名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:42:56.04 ID:gxY1IwWq
>>863
そして再び転生後に男として生まれるもTSし…という無限ループですね、わかります
865名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 00:23:07.69 ID:F/EMW3jF
いやいやそこは転生したら女に生まれてしまって絶望してまた自殺したら今度は幽霊になってついうっかり女に憑依してしまうルートだろ
866名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 03:17:11.39 ID:51otMPT0
>>865
TSして女の身体に溺れるが自殺 1周目
女として生まれるがレイプされた時に前世の記憶に目覚めまた自殺 2周目
レイプされて精神的に死んだ女の身体に身代わりの魂として引き寄せられ 3周目
女として妊娠出産を経験するまで延々女の身体で男に犯される経験を味合わされるが
何時までも男であるという意識が抜けず女であることを受け入れられないって感じか?
867名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 08:51:21.59 ID:8zX1bA/n
そのネタ良いな!
一本書けそうな気がしてきた
暑くて暑くてそれどころじゃないけど
868名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 10:08:44.32 ID:6FW+MlsC
埋めネタ考えたけどなかなかHシーンが思い浮かばなかったので
とりあえずこれで完結ってことで3レスほど
869夏のお嬢さん:2011/08/13(土) 10:09:18.16 ID:6FW+MlsC
庭に面した和室の障子を開け放ち、蝉の声を聞きながら、
僕らは扇風機の風の中で夏休みの宿題をしていた。
「あっちー、お前んちエアコンねーのかよ」
「うるせえな、うちの人間は扇風機が好きなんだよ」
「そのうち熱中症でぶっ倒れんぞ」
「あいにく親族で熱中症にかかった奴はおらん」
あいつ、竹中美幸は元は幸一という名だった。
クラスでは猥談ばかりして女子に敬遠されるようなタイプだった。
それが今では学年でも随一の美少女になったのは、つい二ヶ月前のこと。
「なんかアイスとかねーの?」
「麦茶ならある」
こいつにアイスなんぞ渡したら、どんな卑猥な食い方をするか分からん。
こいつの行動パターンは女になってから悪くなるばかり。
この間なんか腕に抱きついてきて胸が……いやはや。
「ところでお前、男に戻るあてはあるのか?」
「んー……ない……こともないかな」
こいつが女になったのは、とある魔法使いの爺さんの仕業だった。
道端で偶然出会ったこいつが重い荷物に難儀している爺さんを無視したら、
何を思ったのか魔法一発こいつを女にして
荷物を担いで軽々逃げていったのだという。
870夏のお嬢さん:2011/08/13(土) 10:10:00.39 ID:6FW+MlsC
「ないこともない? じゃあなんでさっさと元に戻らないんだよ?」
「ん? ああ、えっと。方法がちょっと特殊でな」
「言ってみろよ」
そう言われると美幸はちょっと躊躇いながら、そっと耳打ちをした。
「親友の精液を子宮で受け止めること」
…………………………静かだ。
周囲には蝉の声だけが響いている。
扇風機の風は心地よく、麦茶のコップに滴る結露した水滴が
夏の暑さに一時の涼しさを演出している。
「おい、健太。遠い目をしてどうしたんだよ?」
「……おお、で、方法ってなんだっけ?」
「お前に種付けされればいいんだよ」
「アーアーキコエナイキコエナイ」
「現実逃避はいけないと思います」
いけないと思いますって、いけないことを言ったのはお前だ。
だいたいエロ本の貸し借りをしていた悪友と
いまさらそんなことが出来るわけがないだろう。
つーかどんな魔法だよ、種付けで元に戻るって。
「嘘だよ、冗談だ、んなわきゃねえだろ、引っかかってんじゃねえよ」
「嘘?」
「爺さんはすぐ逃げてったんだぞ、方法なんて聞けるわけねーだろ」
「脅かすなよ、ビビっただろ」
「まあ、俺はお前になら……な」
何言ってんだこいつは?
871夏のお嬢さん:2011/08/13(土) 10:10:44.00 ID:6FW+MlsC
「冗談もたいがいにしとけ、心臓に悪い」
不意に何かしょんぼりとした表情を浮かべる美幸。
いったいどうしたというのだろうか。
「なあ、気づかないのか?」
「何が?」
「お前こういう髪型が好きだって言ってたろ?」
髪型? たしかにツインテは好きだが、考えてみれば
美幸の今の髪型はツインテだ。
「それにこれくらいの丈のミニ履いた子が好きだって言ってたし」
言われてみればちょうどいい感じのミニスカートを履いている。
「し…下着だってお前好みの純白なんだからな!」
「…………パードン?」
「いつお前に脱がされても大丈夫なようにしてんだよ、言わせんな恥ずかしい」
「ちょっと待て、また冗談か?」
「冗談じゃねえよバカ! 朴念仁! うすらトンカチ!
女の子が男好きになって何がいけないんだよ!
もう帰る!」
そう言って奴は慌てて帰ってしまった。
勢いよく走り去った奴のスカートの中身は純白。
あとには蝉の声と、扇風機の風だけが残っていた。
872名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 11:44:32.23 ID:aCnNnnPC
                                         ' ,ニ、ヽ
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           〈) 丿{  〉,ノ/  {`7'}冖7  {`7 ^V ノ  }|
           Lノ └ 'ノ /    }ん{ └'⌒ }/∧{ノY二´ノ
            ト'⌒二、 く    {ー个l‐---‐{`¨´  ノヽ
.            _」ノ{__) \ |   ト-く└┬一'}`T爪j└;}
            ト{ニ、ー---┘|   ト‐个¬  └-ヘL.辷'ノ
          {入  \   ,ノ   |_rく`ーヘ     ト、
          `Y'\  `¨´    |_,ノ    ‘,     { ∧
           └-'L〕7Tヽ     八       、  丶ヽ ‘,
                 └冖-(_〕T爪_丿      ヽ;---‐ヘ ‘,
                   └く.ノ┘         V^Y  ヘ ∨{_
                              V^Y  : >、}
                              V^i   |'  ∧
                            , -r'⌒,フ  |T7 ,´\
                              ∧r'^7lト--‐|同_」. ノ〉
                            ({ }ー{同  -|!_」/ /
                              ヽj、 | |> -ヘ._i/
                            \」__」.   '}
                              丶二¨´ノ
873名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 12:58:16.40 ID:/sEdkveJ
埋めの方が面白かったりするな
874名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 03:53:33.99 ID:uu2gijq8
                            __,r‐r‐r‐v‐-、
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                          く ヘ Vr==冖冖==zく/ >、
                     / >'  ̄          \く ーヘ
                       / /                 ヘ Y二i
                   { ,'       //    ハ     N二!
                r==才i   ,i代ヱf  /// j j !  ! !こト、
                    =彳 八/ { f ,んjr' レ厶ラメノ_ノ ___! 辷} ヘ
                     /, ' ハミゝ ヒ,,ノ   7じ7 〉〈___zヘz`ヽハ
               =彡// i  ハ   :;   ヒ,,ノ/  《  i|`‐′',
                  /// √j  从iゝ_` ‐  /// リ リ     ',
              , ', イ / /》 ∨ /Xヽ,ここ/ / /  , -‐‐‐‐‐‐ァソ
            / / i レ′ム __/´二に.、E.! / / / 〃¨`v'´ル′
             レ'   レリ /:::》|:/ 厶rー‐マ }ーレi从/ 、 《;::: : レ′
                 ハ .:;∨ r‐{ rゥ  /::: : : : : : ノ  》::: : |
                r弍 ム ヽ レ′ トzァ== r ′ 《;::: : |
                   r=弓ノ∧圦  人   y∧:::::/   〃: : ハ
                   厶/: : ヾブj込三彡′ v′ r=-'′: :  ノ
               /   : : : :厶<ハ\: : : :  'vzノ: .  , ≦´
              ヘ ___ ムイ爻i 〈\: : :  v;:: : . ハハソ
                   〉 } |爻i ∨ ヽ: : :    /  __ __
                     〉‐〈 |爻i   ∨ \:   /二 -‐ 7
.      __,、-、ヘへヘ,.r‐‐≠、ヽ ヽ廴廴__r〃⌒ ヽ- ′    /
     r>'´,.zr‐‐――'′/  ヽ\ ヽ  〃    ハ  ===〈
    //  勺/       >==-.、   ________     /  ハ: : : :   ハ
.   //  勺/. . . . .>'  ̄ヽヽ\`x'´====、 \    / ',ヽ、: . . }
  //  斤/. .>'´ : : : : : : :>< /ヽ    > ハ:. . .    i  ` 一弋
. //  斤/./ : : : : : :,  ´ : : : : :ヽ/ヽ//ii i:. . .    | i     \-、
. 〈〈  〈 7'゜ : : : ::, '  : : : : : : : : : ヘ /Y   ii i:. . .    | i       ` ‐ 、
  i i // : : : ::, '  : : : : : : : : : : : : : ハ___j   ii i:. . .    {/           }コヽ、
  i | v' : : ::/   : : : : : : : : : : : : : : : !___i, イトヘ:. . .    ',          乃
  ヽv′ : :/   : : : : : : : : : : : :>' ´       ∨            _ 斗ヱヱフ

市川吉香(ぼくのご主人様!?)
875名無しさん@ピンキー
                        . -‐…‐-  .
                      .  ´           `ヽ
         . -‐…‐-=ニ. _/                    ´  ̄ ̄ `  、
      . <  . . . : : :〃77  /  `丶、                丶、
    /. : : : : -‐==ニアア7 :/ . : :/   > .               ト . _\
   / . : : /    </ ん' / . :‐ァ===‐-、  > 、      ,    lハ‐-. . `ヽ
.  / . : ::/       \|: :/:i : : /  /  /  /.:/ /  7ニ=-、ハ,ハ  厂`丶、:丶、
  i  : : /             |:厶:l : x≦豕ミメ、X  :/ / : :- 、: : . .   }∨    \ : .ヽ
  | : :l |         /⌒八:《ん.::::。(_ ハ〉 / 厶イ/ / ヽ : : : : ハ . l  i ト=‐ヘ: .∧
  | : :l |        { /:! : | { (::::::::::/       笊ミメ、/ : X : /: : . l  i |    : :ハ
 八 :l|         X : :人N、`≦=゚'′     ん.:。(_,ハ》: : /: : : :| ハ丿   }: : l
 .  ヽN        /. :/ー 、  ::::::.:.:      { (::::::/ 厶ィ: : : : ノ: :ノ:/     ノ: : ,′             _  -‐   ̄ノ  ノ⌒ヽ
       `ヽ     /:/   ヘ、    _   ' :::.` =゚'' /}: : |: : /|/l/     / イ/              -x  ´  ー‐=ニニ´-ァ'´     ヽ
             〃 x≦>‐v‐ヘ、  (  >   /  ̄`ヽ.ノイ.∠.  __ _ ,∠∠ . ____. -=ニ二  |     _ つ-‐ ´       }
             !{ 厂\\ ヽ   `ト.. ___ /       V       /            ̄ ̄ ¨¨  ¬''"             ノ
              ∨ヽ.  \\ `  `ニニ7 /       |       /                                  /
              /_ノ   \\  \_,/. :/  ____     |        {                   (             -‐ ´
           / -‐   ヽ   \\  \:/´     `ヽ. |      、            _ . -‐――ヘ、     /
         〈´       \ヽ   \\ /         V|    ー- 、 \        . -=''"´         \    ノ
        / ヽ       }イ     \:/         }.|      ` ーv‐==ニ二> ´             ̄
.        /           /ノ       ,'!         ,'|          ∨三> ´
       /         /       ,'|         ,′|             V´
      '         /|       ,′|           ,'   |             '
    / 、       /  ヽ    //;′|       /  |          :.
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     |       l  ,厶</ l/|  〉   |       ′                  l
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    |        |   ` ー‐┤   〉〉  〈     i         /:::::::..             | }
    |  , -‐= ¬!       |  〈 {  |   |       ,.二二}          l ∧
    l/      Y     |  ヽ}  ,    |      }:::::l:::::}         ハ }
     l   . -‐‐=、|      ハ \}ト、 /          人 v/人          /⌒ヽ
.   / , く { l_ l トミ._    / }  〃/i      :.    /::::::::Y::::::::> .      んヘ/
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