前スレはどっかにまとめサイトがあったような
2話予告バナーの絵里子の肩にのしかかる?ような野立と
予告動画の、絵里子を手でとめようとする野立
それに萌えるのは私だけですかそうですか
4 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 03:22:08.87 ID:VWsx5OAE
やっぱりあったw
今回のベッドシーンなかなか良かったな
>>3 貴方だけじゃない
ここにもいます
既に1話の時点で萌え要素
ふんだんにあったけど
>>1 乙です
対策室で二人きりのシーンの野立に萌えたな
お前のこと好きなんじゃないの?
なんてヤキモチやいてるとしか聞こえない
お前のこと好きなんじゃないの?なんてうっかり言ってしまって
動揺して「ツイッター」と言い間違ったことにしておくよww
パート1の、テレビ局でナンパしている野立を見てギョッとしている絵里子も微妙に萌える
玲子さんが去っていくときに野立のお尻たたくとことかそのあと腕をグイって掴む絵里子にも萌えた
連投ごめん
ここでしか発散場所がなくて…
>>9 ボディタッチ多いよね
前作では絵里子が野立の頭をぽんぽんしてたから
今回は野立が絵里子の頭をぽんぽんしないかな?
誰か書いてくれないかなー
13 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 14:35:18.51 ID:T/VN+ic0
あげ
1期目2話で絵里子が囮になるっていったあと浩にメールおくるシーン
あそこで後ろから見つめる野立が好きだ
その後の捜査会議でも心配そうに見てるもんね
シーズン2のベッドコント見てたらまるで野立が絵里子の
保護者みたいでほほえましい
気になってしょうがない感じがいいなー
よく手出さないね
なんですか、新OPのあの距離から私を萌え殺す気ですか
bossスレ立つの2初回放送日から待ってたw
片桐が思いのほかエリコを慕ってるのがいいな
野立エリコもいいが片桐エリコもいい
今日の放送で片桐が木元の頬撫でていたのに迸った
いや、心配してるだけなのは分かってるけどさw
見た目的に花形と木元が好き
あの二人はお似合いだとおも
OPやばいっ
なんか続編になって野立と絵里子イチャイチャしすぎじゃないの?
23 :
[sage]:2011/04/21(木) 23:11:02.95 ID:oPePWwTQ
OPの2人の距離やばすぎるwwwwww
片桐×木元いいな
いやー萌え死ぬかと思った
スタッフいい仕事するなー
放送のない来週をどうのりきろうかとおもってたけど
2週分くらいの破壊力だった
イチャイチャし過ぎやあんたら!
ニヤニヤとまらんじゃないか
>>20 ナカーマ
仲間愛からだと分かるけど思わず萌えたw
野立と絵里子のOPから最後までのいちゃいちゃぶり
木元の頬を撫でる片桐
木元とボスの信頼関係
それに腹をたてるヤンデレズ釈
なにこの全包囲網ww
しかし野立と絵里子イチャイチャしてたなぁ〜
アラフォー男女とは思えないじゃれ合いっぷりに萌えたw
最後のシーンのイチャイチャぶりハンパないね
おかげで寝れないわ
初回のベッドの中にいるの野立じゃないかと期待したなあw
まあマネキンだったわけだが
もうこの二人は完璧デキてると思う
プライベートでも付き合ってるんじゃないの?
なんかそんな気がする
たしかにそんな空気感
絵里子の肩掴む仕草がエロい
ただ置くんじゃなくておいた後一度ぎゅっと掴んで重し置くような感じでちょっと揺らすじゃん
しかも当たり前のように肩が意外と華奢で細いしたまらん
やっぱり立ってたww
あの二人の悪友的距離感が好きだ
39 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 18:57:48.71 ID:zmqYJIqF
今シーズンは野立から絵里子へのボディタッチが多くなってる
足蹴りして「やばい」サイン出す所なんて甘え杉で
こちらがやばいw
どこまでラブ要素入るか楽しみだわ
この2人ってこれまで恋愛モノあった?
楽しみだけども
まるで新婚カップルみたいな2人が今後どうなるんだろう?
ハセキョーにお似合いですねと言われ
大森に漫才は聞き飽きたと言われ
どう見てもいきなり公認カップルになっちゃってる
ハセキョーにお似合いですねって言われてたっけ?
昨日の過剰な萌え攻撃でまだ混乱してて覚えてないわ
でも公式では今くらいの関係が一番萌えるかもしれない
ほんとイキナリの萌え要素満載で脳みそが追っつかない。
何がどうしてそうなったのかと光野監督にじっくり聞いてみたい
思い付いたら
えげつないエロ書きたいなー
絵里子が何度渡米しようが、日本に連れ戻す野立…そんなに絵里子を側に置いておきたいのかw
しかも2ndシーズンは絵里子が浩と完全に別れたからなのか、野立節操無く甘えまくってるしw
>>42 多分「(ピーポくんのかぶりものが)お似合いですね」だとは思う
そもそも浩と別れるきっかけは野立のせいでテレビに出たこと
だからもしかして野立の思うつぼだったのかなー
1期のときも、それなりにボディタッチは多かったんだよね
1話でダイナマイト?巻いた男の前で絵里子の後ろに隠れるのも同じ、
2話で肩がしっと抱いたりとか腕での小突きあいも結構あった
>>14さんが書いている表情と今回の野立ての表情もそう変わりはないはず
なのになんでこんなに何もかも違って見えるんだムキャー
たしかに前作とは何かが違う
中の人達ガチで付き合ってるんじゃないの?
なんつってw
野立のボディタッチ
他の女性はそれなりに警戒したりしているのに
絵里子だけは無防備というか無警戒というか自然に受け止めすぎている
昔からこういうことはあって、普通になりすぎているんだろうなー
この男女としての意識のなさが、かえってエロいw
しかし、前作で浩との関係が好きだったってのは
このスレでは少数派なのかね
キャリアとガテンのカップルに萌えたんだけどなー・・・・
オリすたの画像が凄いよ…
何あれ
大人な雰囲気で萌えるんですけど
今まで飲みに行くシーンなんて無かったよね?
>>52 同じく気になる
ちょっと本屋行ってくるわ
バーで二人が飲んでいて、野立が絵里子の肩を抱いてる写真
本屋であやうく叫ぶところだった
同じく本屋でニヤニヤしてしまったよ
マスクしてて良かった
ふぉとぎゃらりーの下の写真が野立と田所になってるのがなんかやだなあ
OPでも田所のことかばってるし
この二人で何かあるとかないよね?
ない
一応花束は渡してたけど、田所は子持ちの主婦刑事
3話のあらすじ紹介写真に
2人のあの写真を使うオリスタ恐るべし
大澤の中の人がオリスタのインタビューを受けている時に
野立の中の人が乱入して二人で敬礼してふざけあってたんだよね
BOSSの控室でも仲良く話す二人が目撃されてたり…
なんか撮影以外でもイチャイチャしすぎじゃない?
潜入捜査で夫婦のフリとかしてくれないかな
身元がバレそうになってごまかすためにキスとかしてさ
どうしようガチにしかみえなくなってきた
いやむしろ嬉しいんだけどなんなのこのドキドキ感
実際ガチだったら誤解されるような行動は避けるからそれはないと思うけど
このスレ的にはおいしいw
なんか流れがスレチでワロタ
ここはドラマのエロパロで中の人妄想をするスレじゃないような
中の人妄想はまたカテゴリが違うからw
ほどほどにねw
でもそれだけガチに見えるってことはそれだけ演技がうまいってことでは
デスヨネー
ソーリー
>>64さんのような話読みたいわ
ピーピーの前でのソファでの「ヒゲ触ってただけでしょ」の後のセリフ何言ってるんだろうって思ってたけど字幕みて分かった
「知ってるよ、増やしてんの」
「増やしてねえよ」
ってなんだよこのいちゃいちゃっぷりはw
あと、控え室で絵里子けっとばすとことか、最後のソファで肩小突くとこ竹さんのアドリブのような気がする
絵里子さん一瞬素で驚いてる気がするけど違うかな?
71 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 12:48:45.99 ID:O/XF9knq
野立絵里子の二人のシーンになるとドキドキする。絵になるよねぇ。
OPの絵里子の耳打ち
「今日(今晩)行くわ」だとおも
>>72 それに対する野立の返事
「待てないからここで襲っていい?」
絵里子は笑って「えぇ?」
野立肘で小突きながら「嘘だよ、後でな」で敬礼サイン
ぴんく板なのにこのスレ
健全過ぎ
妄想は膨らむが文章にできないんだよ…
2話のあのいちゃいちゃっぷりの次は
3話は弱気になった絵里子を慰める野立
4話は絵里子が胆石で入院
らしい
こんな萌えシチュ本編でやられたらなかなか妄想うかばないよw
でもさすがに本編でエロはないよねw
ないないw
2話のイチャイチャだけで頭の中ショートしたのに
エロなんかあったら確実に昇天するわw
だからここでエロ読みたい
本編ではあの二人の関係は進展しないままでいいなあw
ここで皆と妄想語ったりSS読んだりしたい
本編では、周りの人に
「こいつら、今はともかく一回くらいはヤってるだろ。酒の勢いとかで」
と思われていて、実はなにもないという関係のほうがいい
「そっちのほうがむっちゃやらしーわ!」とケンコバあたりに言われるくらいw
ケンコバの妄想を映像付きで本編でやるとか・・・
この二人の並びなんでこんなに萌えるんだろう
変な話ゴールドのときもジョージ→ゆうりって長年気にかけてるっていう似たような設定だったのに
二人が並んでも萌えるとか全くなかった
野立に肩を抱かれている絵里子の表情は、完全に落ちた女の顔になっている気がする
全く無防備にも見えるよ
この二人はとにかく
いつ絵里子がのだっちのことを恋愛対象として見るかだよね
あんまりエロと関係ないけど花形のこのエピは好きだった
俳優としてどうなのとは思うけどww
963 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/12/08(火) 16:54:02 ID:v8S6zity
ちょっと長いけど、イベントで話してたエピソード
「夢の見つけ方〜」の撮影中、隣のスタジオで不毛地帯の撮影をやっていたので
天海さんと竹野内さんに挨拶しに行こうとしたら、ちょうど手の指紋写真を取って
いる方がいて、後ろ姿を見て竹野内さんだと思い、驚かせようと後ろで待って
振り返った瞬間「竹野内さん!」と声をかけたら、その人は唐沢寿明さんだった
964 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/12/08(火) 16:55:22 ID:v8S6zity
あまりの予想外の状況で挨拶できず「あ、あ、あ…」と言ってそのまま立ち去ってしまい
そのあと、天海さんと竹野内さんがフォローをしてくれて謝った時に、唐沢さんから
「淳平くん、タケちゃんでいいよ!これからは」って言われたんらしいw
>>87 そのエピいいよね
息子が悪戯して謝りにいく両親みたいだよねw
ドラマと現実は分けた方がいい
職人さんはおりませぬか
OPの野立と絵里子のいちゃいちゃを見ないようにしてる
片桐萌えー
OPの片桐の隣りって、ハセキョーがしなだれかかってなかったけ
ここまでエロなし
職人さん出ておいでー
本家であんなにイチャイチャされたら妄想できなくなったw
喜んでいいのか悲しんでいいのか…
でもエロではない
一度でいいから野立と絵里子のキスシーン見たい!
酔った勢いでもいいから
そういやどちらの人もここ最近
他ドラでもキスシーンて見てない気がする
竹さんの流れ星もキスしたフリだったしね
二人のがっつりキスシーン見てみたいわ
さぞかし美しい映像なんだろうな
この際事件に絡んで人工呼吸とかでもいいw
自分の場合、おりすたの画像が気になりすぎて
少なくとも3話見るまで妄想できない感じw
なんで今日放送ないんだー
フィギュア
早く三話観たい
あのバーでの肩抱きシーンが使われるとは限らないぞ
2話も予告&雑誌にあった廊下?のシーンがなかった
>>105 ええぇー
そのシーンだけを楽しみにあと一週間乗り切ろうと思ってんのにorz
>>105 ええー
私も106さんと同じくそれだけが楽しみなのに
バーのシーンはやっぱりカットされたんだorz
ひょっとして二人があまりにもいい雰囲気すぎてカットしたとか?
そんなわけないか…
あーあテンションだだ下がりだよ
>>108 3話放送してないのにどうしてカットされたかどうかわかるの?
あれは本当は2話のシーンで
カットされたことについては衣装提供してるブランドの人がブログに書いてる
飴風呂
マジかよ
なんか結局こうなるんだよね
もう1、2話は奇跡だったと思うことにするわ
いや、なきゃないで最初からないならそれでいいんだけど
本当はあるのにないから嫌なんだよ
もしかしたら後に使うのかもしれないけど
DVD特典に入れて頂けませんかね…せめて…
テンション下がるわー
野×絵です
あまりエロくない上に長くいです
駄文ですみません
絵里子ほどオンとオフのギャップが激しいヤツはいないだろう
仕事中は俺のことを野立としか呼ばないし俺がくっつきにいっても怒るばかりだ
だけど一旦家に帰れば豹変する。俺のことは下の名前で呼ぶし、
絵里子の方からくっついてくる。
そんな絵里子が可愛いくて、ついからかいたくなるんだ。
ベッドで横になってると絵里子の方からぎゅうぎゅうくっついてくる
「家にいる時の絵里子は甘えん坊だな。アイツらが見たら驚くぞ」
「だって昼間は仕事モードだもん」
「今は何モードなわけ?」
「今は信次郎の恋人モードなの」
頼むから上目遣いでそんなことを言わないでくれ可愛いすぎるから
「なぁ、そろそろ俺の恋人卒業しないか?」
「卒業って?」
「絵里子の恋人でいることに飽きたんだよ」
「……わかった。信次郎が飽きたなら仕方ないね……」
ふと絵里子の方を見ると涙を浮かべて俯いている
「なんか勘違いしてるだろ」
「だって飽きたから別れたいんでしょ?」
「バカだなぁ恋人っていう立場に飽きただけで
絵里子に飽きたわけじゃないよ」
「どういうこと?」
「俺、絵里子の旦那さんになりたい」
「だ、旦那さん?」
「絵里子、結婚しよう」
「う、うん。わ、私でよければ」
「お前じゃなきゃダメなんだよ
しかし仕事以外じゃ本当に鈍感だよなー」
「それだけ仕事に全力投球してるってことでしょ!」
「とりあえずお仕置きな」
「お仕置きって、意味わかんないし!」
わあわあと文句を言う口をキスで塞ぐ
舌を絡ませゆっくりと絵里子の口内を味わう
耳、胸と絵里子が感じる場所を丁寧に愛撫していく
「んっ… しんじろっ は、早く」
一番感じる場所に手を伸ばすと、そこはすでに愛液であふれていた
「は、早くいれてっ」
絵里子の腰がゆらゆらと揺れだす限界が近いのかソコはひくついている
溢れ出る愛液を絡めとり下の蕾へぬりこむ
「あぁっ… もうイキそう
しんじろうと一緒にイキたいのっ」
我慢できなくなり絵里子の中に自身のソレを入れると
ギュと締め付けてくる
「絵里子っ、あんま締め付けんな」
「し、知らないわよ」
野立が腰を動かす度にソコはぐちょぐちょと卑猥な音を立て
お互いの声が高まり限界が近づく
「あぁっ… もう本当にイキそうっ」
「俺ももう限界だ」
絵里子の声がいっそう高くなり中がギュッと締め付けられる
野立も低い呻き声をだしながら絵里子の中で果てた
まだ荒い息を整えている絵里子がつぶやく
「中に出したの?」
「うん」
「何で」
「何でって結婚するんだからいいじゃん」
「そっか…」
「何ならもう一回するか?」
「何いってんのこのバカ!」
以上です
駄文失礼いたしました
野×絵
頭の芯がくらくらする。
「んっ……」
参事官室。
時折漏れるくぐもった声。
弾けるような水音。
この部屋には似つかわしくない音が響く。
野立からの口づけを受けながら、絵里子はぼんやりとしてくる意識を繋ぎ止めていた。
受けながら、というのは語弊がある。
自分からも必死に舌を絡ませているのだから。
部屋に入るなり、壁に体を押し付けられ、キスをされている。
半ば条件反射で受けていたつもりが、
結局今は自分も酔いしれていた。
角度を変え、互いの唇を幾度となく求め合う。
浮遊感。
幸福。
目眩。
官能。
彼の舌が自分のそれに触れるたびに感じる。
ようやく唇が離れた。絵里子は小さく息を切らす。
「何なの突然」
それには答えず、野立は絵里子の頬から首筋を大事そうに撫でる。
絵里子はその手にそっと自分の手を添える。
「したくなったからした」
大人に叱られた子どものように、野立はぽつりと言う。
「そう」
「せっかく帰って来たのに、
お前、あいつらとばっかりいるしさ」
拗ねたように言う彼に絵里子は苦笑いを浮かべる。
「あの子達にやきもち焼いたの?」
「…そんなんじゃねーよ
ただ…なんつーか、片桐はカッコいいしさ」
「何それ」
「髭面でイケメンで冷静で頭が切れる。
俺とかぶる」
「髭面以外ぜんっぜんかぶってないから」
「俺の側にいろ」
野立は絵里子の瞳を切なげに見つめる。
絵里子も視線を逸らせない。
「せっかく日本(ここ)にいるんだからさ」
「…そんなに寂しかった?」
「お前、すぐどっか行っちゃうから。
ここにいるときぐらい、一緒にいてくれよ」
「どーしたの。急に甘えんぼさんになっちゃって。」
そう言いつつ、絵里子は
野立の頭を胸に抱きかかえ、撫で始めた。
「普通逆だよね、これ」
「絵里子の胸気持ちいいからこれでいいよ」
「隠れ巨乳をなめないでよ?」
野立は絵里子のジャケットを脱がそうとする。
その手を絵里子はガシッと掴み、押し止めた。
「はいストップ。調子に乗らない!」
「なんでだよ」
「こういうところではしたくない」
「最後までしようなんて思ってないさ」
「嘘ね。何度前科があると思ってるの?」
「我慢できねー」
「ガキかあんたは…。…しょうがない、座って」
絵里子は側にあったイスに野立を座らせ、スラックスのチャックを下ろした。
「これで今は我慢しなさい」
「絵里子っ、むしろそっちの方が大胆……っ!」
イチモツを口に含まれ、野立は背中を反らせた。
以上です
本番無しですみません
二人に幸あれ
スレが伸びてると思ったらこんなに神が!!!
GJ!
GJ!
乙です。
お二方ともGJ!
これリアルだったらいいのに
映像が浮かぶわ
お二人さん、またよろしく
お二人とも乙でした!
ニヤニヤしたよー
やっぱりなかった肩抱き
だけど別のバーシーンがあったからまあいいや
あそこからいろいろ妄想できるw
職人さんGJ
肩抱きなくて残念やったけど
また職人さんお願いします!w
次回予告の花束で頭殴るの酷くね?ww
絵理子と片桐のシーンが結構あって満足でした
元々は野立と絵里子萌えだったんだけど
いいともSPに出た二人を見て片桐と絵里子もアリだと思った
子犬を二人で可愛い可愛い言いながらイチャイチャしてた所とか萌えたよ
>>138 そうなんだよね
浩とタメなんだよ
ということは片桐と恋愛に発展する可能性もなくはない
あーでも野立と絵里子も好きなんだよねー
スレ分けたほうがいい
悪いけど片桐絵里子には興味ない
反対に片桐絵里子派は野立絵里子に興味ないだろうし
>>140 勝手に仕切るな
そんなスレの乱立はいらない
百合スレとノーマルカプスレ2つで充分
野×絵、片×絵、絵×木、玲×絵に萌える自分は変態ですか
そうですか
そこに木×玲×絵も追加しといてくれw
ところで野立が酒こぼすシーンて実はNGじゃないかなあと思ったんだが…違うかな?
一瞬野立が素になってる気が
ep10の絵里子の事情聴取で浩は38歳と言ってて
片桐は今年36歳だからタメじゃないよ
147 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 18:26:54.72 ID:DPRenYC6
流れ星見てなかったから知らなかったんだけどバーにあったクラゲは流れ星とのコラボだったんだね
竹さんマネ日記で初めて知った
野立が絵里子に「クラゲには脳がないんだよ」と教えてあげていたらしいがそれ見たかった
ここで一人片桐×木元を押す
1話で木元の頬に手を添えた片桐に萌えた人は少なからずいるはずだ
爆弾処理のときもさ、やけにアイコンタクト多かったよね片×木
今後も片桐と木元で何かあるといいな
154 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 21:58:29.62 ID:dfjjEJs/
この流れで携帯から野×絵投下
見づらかったらすまぬ…久しぶりに書いたからショボンだからヒマつぶしにどぞー
155 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:00:26.45 ID:dfjjEJs/
規則正しく打ち鳴らされる足音に顔を上げる。
どんなに遠く、どんなに小さな足音でも、それを打ち鳴らしているのは彼女だとすぐわかる。
愛故に…なんてな。
そう一人呟くと、野立はドアを開けた。
「うわっ」
もう何年来の付き合いだろ。彼女の驚いた顔は何度見ても飽きない。
くっくっと笑うとムッと顔を歪ませる。
そういう顔が見たくて、ついつい意地悪くなる自分の幼稚さにどうしようもない奴だな俺って、とまったく反省する気もなく、怪訝な顔で何の用?と聞いてくる彼女を部屋に招き入れる。
156 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:01:35.98 ID:dfjjEJs/
「何? またくだらない取材の心配?」
「違う違う」
そう言って野立は、部屋の中央で立っている絵里子の背中を右手で撫でる。
突然の刺激に絵里子は固まるが、野立は気にせずゆっくりと、何度も指で背中をなぞる。
「スキンシップしたいと思っただけだ」
耳元で囁く野立の表情は、やはり意地悪な顔をしていた。
「ちょっとなにバカなこと言って」
「そう言うわりにはちゃんと俺の言いつけを守ってるんだな」
顔を一気に赤らめる絵里子の反応に満足げに微笑む野立。
157 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:02:58.25 ID:dfjjEJs/
「いい子にはご褒美をあげないとな」
「なに…子供扱いしてんのよ…」
「ん? ああ、そうか。そうだな。絵里子も大人の女性の扱いを受ける年齢だもんな。なら、まぁわかるよな?」
スッと野立は指を背中から絵里子のヒップラインになぞらせる。
「下着を付けずに密室で男と二人きり。この後の展開も、大人の絵里子にはわかるよな?」
「いやぁ俺は嬉しいよ。絵里子がちゃんと俺の言うことを聞いてくれて」
「ウルサいウルサいウルサいウルサい!」
指先に伝わる感触。柔らかく、どこをなぞっても女性的で艶めかしい。
顔を朱に染め、そっぽを向く彼女は気付いているのだろうか。今すぐにでも押し倒したいこの獣欲を。
絵里子の正面に回って全身を舐めるように見つめる。
ふっと顔を背ける絵里子にいつもの威厳はない。
頬から首筋、さらにはスーツに隠されたふくよかな胸元に指を這わす。
ギュッとまぶたを閉じる絵里子はまるで少女のようで。
触ればわかる胸の突起を少しいたぶれば、熱い吐息を吐き出す。
(お前は本当に可愛くてしょうがない奴だな)(だからこそ、いじめたくなるんだよ)
158 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:04:09.53 ID:dfjjEJs/
指を離すと、もの悲しげが声が上がった。
いよいよ我慢出来ず、野立は声を出して笑った。
「わ、笑うな!」
「いやいや…すまん。あんまり可愛くてつい」
そう言うと腰に手を回し強引に絵里子を引き寄せ、口づける。
続きはまた後で。野立がそう言うとじゃあもう一度だけ、と絵里子は再び唇を重ねた。
159 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:04:55.34 ID:dfjjEJs/
以上です。なんかぬるくてすいません…
160 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:06:38.06 ID:+YiL8lhU
>>152 うんうん!
あの時、片桐が木元を心配しているように見えてしかたがなかった
GJGJGJ!!
>>154 gj
からかう野立に逆らえない絵里子がカワユス
GJ!!
ツブヤイターで片桐が事あるごとにボスボス言ってて萌えるw
>>164 片桐×絵里子?
アリか。
「片桐、あんたがいてどうしてこうなる?」
「うっかりなう」
だからなw
1stのときから
野×絵、片×絵、片×木、片→絵←野と普通にたくさんあったと思う
それに加えて
絵×木、玲×木、玲×絵、玲×木×絵も豊富にあったわけで
やっぱり1stのバランスは最高だったんだよw
さらにそれに加えて
野×岩、片×岩、花×岩とかな
なんてオールラウンドなドラマなんだ
本命野立 愛人片桐 アバンチュール花形だっけ?
野立と大澤の中の人がくっつけばいいのになー
>>171 お似合いだよね
でも大澤の中の人はえぐざいるのマキダイと付き合ってるんだよね…
昨日も仲良く舞台観劇してたようだし…
野立さんや片桐のようなイケメンが側にいるのに
なんでマキダイなんだろうかorz
>>172 なんの確定情報も出ていないのに勝手にきめつけて噂を広めるあなたが一番タチ悪い
そもそも171がスレ違い
まあまあ目くじら立てなさんな
生の話は噂板でやってろよ
ドラマでエロパロスレだからなここ
完全な板違いだ
ふと思ったんだけど、絵里子が野立に「あなた」って呼んだのって2期2話以外であったっけ?
うーん、「あんた」はしょっちゅうあったけどね
つか2期になってから野立は絵里子絵里子呼んでるけど
絵里子はまだ野立って呼んでない
だから何だって言われたらそれまてだが
あなた呼びってひそかに萌えるな〜
でも一度でいいから信次郎って呼んで欲しい
でも私、信次郎呼びより野立呼びの方が好きかも
アナタなんてあった?
今日はどうかな〜
>>178 そういわれると確かに野立ってよんでないかも
>>181 2話
現に私があなたの盾になったら〜
もう野立も参事官になっちゃったし部下の前で野立呼びはできないし
二人の時はあんたでいいしね
今後は同期のピーピーとの会話の中ではあるかもだけど
わたしも野立呼びが好きだな
最後のバーのシーンかなり萌えたwwwwww
わかるw
3話より絵里子が野立にデレてた気がする
病気で弱ったせいか?w
公式5話予告に夜絵里子がブログを読んでいるところに野立が来た。って
書いてるけど、これは絵里子の家に来たってこと?
>>187 絵里子が家でくつろいでるっぽいシーンあったもんね
あれは絵里子の家?野立の家?
いやブログチェックするのは対策室ででしょ
絵里子が寛いでるのは主婦部屋らしい
食べる?食べちゃう?って絵里子がいっているときの野立の表情が良い
何かつぶやいてるんだよね
聞き取れないけど
なんか野立と絵里子がふたりでいるシーンが毎回あるんで
こりゃ一回くらいやっちゃったんじゃないかと密かに思ってるw
3話の「この店からあげ旨いぞ」ってのも
よく考えたら野立から絵里子を誘って連れてきたってことだよね?
絵里子がトイレ?から出てきたときの
おいどうした?
ん?
の言い方が甘いww
2話もだけど今回の野は絵に甘えてる感じがする
まあ明らかにボディタッチも増えたし、ヤッてることはヤッてるよね
最近はいつ、どんなきっかけでヤッたのか妄想するのが楽しいw
60秒verの次週予告みたら野立が物凄い勢いでどついてるんだがw
もちろん、また絵里子が酔った勢いで服脱いで
野立がその日はどうしても我慢できなかったとかだろ
野立は本気になった女には、おいそれと手出せなさそうな気がするのは私だけですかそうですか
絵里子って野立に優しい言葉かけられると
嬉しそうな顔するから、ホントは好きなんじゃないの?
告られると案外すぐまとまりそう
絵里子になかなか告白しない野立に対して片桐が
あなたが本気じゃないなら僕がもらいますからって
宣戦布告してほしいな
絵里子が家でくつろいでるのは、絵里子の家じゃない?
ソファもガラステーブルも1話で出てたのと同じ
>>199 攻めには強いけど守りに弱いって言われてたもんね、
将棋だけど。w
退院して対策室に戻ってきたときに野立と一緒に入ってきたところに萌えた
野立なぜか笑顔だしw
>>200 すごく萌えた
いいなそれ
最終的にどっちかとくっつくのもありだし
結局2人とも行動に出られずそのまま今まで通りでも良いw
これだけ焦らしといて、このままな気がしなくもないw
わかる。
もしくは「実は結婚しました」
だったらどうしようw
最終回あたり。…ないか。
対策室を復活させた理由が、絵里子と結婚するためとかだったら禿萌えるけど
…ないなw
>>207 ないだろうけど…でも妄想の中ではそれだね
近くに置いときたいみたいなw
野立のジョークっぽく「お前のことが心配」とか
なんかリアルに聞こえてこなくもない
野立黒幕じゃないなら…ねぇ??w
ハイ、職人さんかもん
公式4話あらすじの、いつものようにバーにいた
にニヤニヤ
いつもなのねとww
別にこのままでもいいや
今度こそ本当に野立が黒幕で本編で別れて終わりとかそういうのだけはいやああ
片桐絵里子萌えが襲来中
ツブヤイターのやりとりを読むたびにニヤニヤしてしまうw
電話で「お嬢さんは?」と言われ
すぐに「大澤ですか?」と答える片桐w
田所かもしれないのに
そういえばww
ボスが「お嬢さん」って呼ばれたって嬉しそうに報告してたw
伏線散りばめられてるってことだけど、
野立が絵里子に、お前男できないんだから胆石ぐらいできとけ、って言ってるのも
ある意味伏線だったりする?
でもそう簡単にくっつかなさそうな気もするし、もどかしい
そういえば、2話でリカに絵里子に関するツブヤイターをたくさん書かせるってシーンがあったけど
「絵里子様」ってつぶやいておかしくない程度にファンがいるってことなのか?ww
あの容姿と活躍なら署内に男女問わずファンがいておかしくないんだけど
そういうファンがたくさんいるみたいな設定のパロいくつか読んだけど結構すきだw
野立も外でロケって珍しいな
珍しいね
ピーピーもそろそろ出んのかな
スレ的に萌えネタが欲しい
219 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 18:56:31.24 ID:V6bL/B0p
むしろこのスレ的には妄想して萌えればいいんじゃないかと
ごめんageてしまった…
昨日の横浜でのロケでは対策室メンバー含めて一緒にいたみたい
6話で見れるみたいだから楽しみだわ
野立と絵里子は進展してほしい反面、そのまんまでいてほしい気もする
進展しちゃったら2ndでシリーズ完結しちゃいそうだもんね
そもそももう続編ないかもしんないけど…
今日からリコベン再放送はじまったんで思い出したけど
りこべん2の最終回で部屋で飲んでる最中疲れて肩にもたれて眠った貴子をお姫様だっこしてベッドに運ぶ三上
っていうシーンがあるはずなんだが、あれ野絵で見たい
妄想した↑
>>222 そもそもこのドラマそういう路線じゃないし
続編の有無に関わらずくっついたりってのはないだろうね
個人的には公式では今以上の関係は望んでないな
くっつくまでの過程が一番美味しい派だw
二次創作ならなんでもござれだが
たしかに。妄想のし甲斐がある
OPとか2話とか4話のバーとか、公式では今くらいの距離がいちばんいいのかも
本当は好きなんだろ?くらいの
これ以上進んだ展開見せられたら私逆にパニクると思うww
最初に新OPを見た時に頭ショートしちゃって
妄想ができなくなる後遺症が残ってるから
万が一、本家がくっつきでもしたら即死するかもしれんw
やっぱりつかず離れずが一番萌えるのかも…
・野立×絵里子
・スレで見た“人工呼吸”に滾った。のでキス止まり。
・設定は1期
「――…ス!ボス!しっかりしてください!」
若い女の声がする。ナチュラルブラウンに染められたロングヘアに遮られ、顔は見えない。
ただその声は上擦り気味で肩を揺さぶる手は小刻みに震えていた。
「ぼ、ぼ、ボスがしんじゃ……ッ!」
「シャレにならんこと言うなや花形! あの女将軍がくたばるわけないやろ!」
「ボスも所詮は人の子、だったんだね……」
「そうですよ人間なら年を取るんですから! 無茶しちゃダメじゃないですかっ!」
「老化には勝てんかったんやな……」
――ゲホッ、ゴホッ、
ボスと呼ばれる倒れていた女――大澤絵里子が大きくむせた。
それとほぼ同時に瞼が動く。ぼけやけた視界には対策室のメンバーが映る。
少しずつ視界が広がる。だがしずくが目に入り反射的に強く眼をつぶった。
もう一度ゆっくりと目を開く。今度こそはっきりと姿をとらえた。
「……なに、ないてんのよ木元」
「べ、つに、ないてなんか……!」
「刑事がかんたんに、涙ながすなっていつもいってるでしょーが」
「……ボスも自分の能力以上の無茶をしたじゃないですか」
うまく言葉を紡げない木元を見かねて片桐が助け舟を出す。
無表情を保っている彼だが、感情は大きく乱れていた。
いたいとこつくなぁ、と笑う上司の姿に片桐は改めて安堵した。
普段の力強さには到底及ばないが気丈な彼女を思い出すには十分である。
改めて絵里子の無事に安心する中、緊張感の欠片もない声が発せられた。
「な?俺の言った通りだっただろ? 絵里子が溺れたぐらいで病院なんか行くわけないって」
あまりにも失礼な発言をした声の主を睨みつける。
近くに居た花形が震えあがったが、当の本人は何食わぬ顔。
「うるさい野立。溺れた“ぐらい”ってどういうことよ“ぐらい”って」
「文字通りの意味だけど?」
「あんたも突き落としてあげましょーか」
「そんなに水に滴るいい男が見たい? でも水なんて小道具使わなくても十分男前なのがこの野立信次郎なのさ」
「誰か氷水持ってきて! 至急!」
どうしてこの男はこんなに人の神経を逆撫でることが好きなのだろうか。
「そんなことばっかり言ってちゃダメですよボス!」
「ん?」
珍しく制してくる花形に絵里子は疑問を抱く。
首筋をまとわりつく髪に水滴が流れた。
そこで再び自分が全身ずぶ濡れであることを思い出す。
一度気付くと身体中に張り付く衣類が気持ち悪くて仕方ない。
ひとまず応急処置としてジャケットを脱いで絞ることにした。
雑巾のごとくジャケットから溢れ出る水の量に笑うしかない。あぁ早く着替えたい。
「意識のないボスに人工呼吸をしてくれたの、野立さんなんですから!」
――ドサッ! 絵里子の手から絞っていたジャケットが落ちた。
先ほど出来たばかりの小さな水たまりの水分を吸う。再び水を吸ったがそれどころではない。
『人工呼吸』『野立』のキーワードが絵里子の脳内で反芻する。
そんな状態の上司に気付かず、若き部下は興奮気味に続けた。
「颯爽と行動する野立さん、カッコよかったなぁ……! あんなの見たら男でも惚れちゃいますよ!」
「やだなー。そんなことあるからもっと言ってよ花形」
「訓練は受けてましたけど実際には何も出来ませんでしたよ。気が動転しきってて……!」
「混乱する僕たちに指示を出して。AEDなんて覚えてなかったよ」
「ホンマ、決めるところはビシっとするええオトコやで。いつもの野立さんからは想像出来ないそのギャップが、イイ……」
「……野立参事官補佐」
「どうした?」
「この度は危ないところを助けて頂き、感謝してもしきれません」
「上司が部下を助けるのは当然。これからも俺のためにがんばってね」
「ええ、それが一番の礼だと思います。でもね、」
……のちに目撃者達は語る。
時間が止まる。それを体感したという。
いつかエレベータで聞いた音など可愛いものであった。
角度、速さ、大きさ、気温、湿度、エネルギーその他もろもろが最高条件で整ったときのみ、遭遇できる。
特筆すべきところは始点から最高点までの距離の短さである。
ほぼゼロ距離であの爆音。もはや芸術の域である。
人間の一生のうちに出会えたことが奇跡と言っても過言ではない。
この先、これ以上最高のものに出会うことはないだろう。満場一致の意見であった。
――――バチンッ!!
「いっツ、ぁぐ……ッ……!!??」
「こーんな美女の寝込み襲ったんだから、これぐらい当然でしょ?」
のたうち回る男。女はすっくと立ち上がり、そのままその場を去る。
まさに惨状。
「ほらほらさっさと帰るわよ、なにボサっとしてるのあんたたち! 今日の仕事はまだ終わってないんだからね!」
まさかの光景に茫然自失であったが、我を取り戻した順に絵里子の後を追う。
先を歩く絵里子が不意に自身の両肩の重みを感じた。
片手には自分のずぶ濡れのジャケットがある。
不意に、淡い男物の香水の匂いが絵里子の鼻を掠めた。
何度も嗅いだ事のあるその香りに絵里子は小さく笑みをこぼし、冷えた身体を温めるためにもそのメンズのジャケットを羽織った。
〜After Story〜
「仮にも命の恩人にあの仕打ちはないんじゃねーの大澤サン」
「何度もやりすぎたって謝ってるでしょ! ったく、くどい男は嫌われるわよ。それに前から何度も言ってたでしょうが。仕事場でナニかしたら即効ビンタって」
「今回は特例だろー? 性的な目的じゃなかったぞ」
自宅にて缶チューハイを数本開け、ほろ酔いモードの野立はソファで絵里子を後ろから胸の中に閉じ込めていた。
溺死しかけたその晩に酒に浸るのは流石にダメだろうと絵里子はお茶を口にしていた。
絵里子の肩に顎を乗せる酔っ払いは不平を延々と愚痴っていた。
ハイハイ、と適当にあしらいつつ付き合う。
野立の顎髭が絵里子の頬に当たる。ザラリとして少し痛い。
「大体さー、絵里子は俺に対する愛が足りな過ぎるんだよ。もっと愛情持って接するべきだと思うね」
「十分接してるわよ」
「えー全然満たされてないー」
「子どもかあんたは!」
絵里子の反応に、野立は満足そうにケラケラ笑った。
一旦持っていたグラスを机に置き、コンビニで買ってきたつまみに手を伸ばす。
そしてまた一気に飲み干した。
自分を抱えたまま、器用に動くその姿に絵里子はなんとなく違和感を抱く。
「野立、今日のあんたなんか変よ?」
そう彼女が心配そうに言うと、野立の動きが止まった。
普段は泥酔状態になるため記憶がおぼろげな絵里子だが、相方の男は酒に呑まれない方法を知っている。
上手く自分をコントロールして酒という飲み物を楽しむのだ。
「いつもはもっと、なんつーか上手に飲み進めるのに」
「そりゃあ、ね」
「いい加減にして止めておいた方が」
「――お前が死にかけたってのに、飲まずにいられるか」
絵里子の耳元で低く囁くその声は、普段の軽い雰囲気を微塵も感じさせない。
突然の行動に絵里子は背筋がこわばり、距離を置こうとする。
だが、逃がさない、とばかりに野立の腕の力が強まり、いっそう近づいた。
「ホント、マジでビビった。俺の寿命10年は縮んだ。責任取って」
「…………」
「心配する方になってみろって。いっそ自分がおぼれた方がどんなにマシか」
「……ごめん」
「ダメ。ゆるさない」
絵里子のグラスも机に置かれた。
早々にその手が持って行かれ、不安定にぐらつく。
勢いに伴いグラスと氷の音が反響した。
放っておけば氷が必要以上に溶けて、注がれていた飲料は薄まっていくだろう。
「……んっ、やっ、」
呼吸をする間もなく、深い口付けが交わされる。
何度も角度を変えながら口腔を貪られ、歯列を舌先でなぞられる。
まるで草食動物を喰らう獣の捕食活動のようだ。
じっくりと、しかし的確に喰らい続ける。
受け止めきれなかった野立の唾液が、絵里子の口端から彼女のそれと混ざり合い首筋を伝い落ちていく。
「のだ、……まっ、くるしっ、」
絵里子の訴えに折れたのか、唇が離れていく。
しかし、そのまま野立の口唇は首筋を伝い降りていく。
彼の生温かい吐息が首にかかり、絵里子はくすぐったそうに肩を震わす。
彼女の反応に野立は満足そうに口元をゆがませた。
「……なに笑ってんの」
「いんやー。ただ相手が感じてこそのキスだよなって思って」
「どういう意味?」
「絵里子が息絶え絶えに俺のことにらんできたり、でも涙目で顔赤くしてるから迫力が全くなかったりとかね。そんな物欲しそうな目で見なくてもちゃんと続きやるよ?」
「いちいち説明しないでよ! それに欲しそうな目なんてしてないからッ!」
「まぁまぁ。俺が言いたいのは――」
――無反応のキスはもう勘弁ってこと
以上です。お粗末さまでした。
Q.なんで野立がいるの?
Q.人工呼吸するほど溺れたのになんで平気なの?
Q.そもそもなんで溺れたの?
→A.大丈夫だ、(パロだから)問題ない。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます
>>230 素晴らしい。GJ
アナザーストーリーで一転、ラブラブな2人に禿萌
ありがとう!!!
GJ!
萌えをありがとう
>>230 GJでした。
脳内映像で真面目に人工呼吸してる野立想像して吹いた。
そのあとのオチが分かるから余計に。
ついでに勢いで書いた野立木元投下します。
エロ無し(セクハラ気味)、1stの「黒い月」エピソードの少し前くらい。
「風邪ひくよー?」
屈み込む木元の背中に傘を差し出す。普段は緩やかなウェーブを描いている髪が水分を含んで萎み、濡れた上着は濃い色に変色していた。
「…大丈夫です」
掠れ気味の声は傘に叩きつけられる雨音に今にも消されそうだ。
「風邪こじらせるよ?」
「…大丈夫です」
そう言う人物は大概既に大丈夫ではないことが多い。案の定くしゅん、とくしゃみをして一層小さく縮こまってしまった。今日一日、かなり無理をしていたのだろうか。
「…俺んトコ、来る?」
言ってはみたもののまさか木元が首を縦に振るはずはないだろう。それはよく分かっている。問題はその首にどうやって紐を括りつけて引っ張っていこうかという部分であって、
「……はい」
しばらく迷ったような間があって、木元は首を縦に振った。そこは「大丈夫です」ではないのか。
「…本当に?」
「…はい」
思わず聞き返したが返答の声は変わらない。いつものように自分から誘ったくせに、今日に限って動揺している俺。今日に限っていつものようにスルーしてこない木元。
「絵里子、呼ぼうか?」
動揺のあまり携帯を取り出し絵里子を呼び出そうとした瞬間にスーツの裾を引っ張られた。心臓が飛び出しそうになったが何とか持ちこたえる。
「…大丈夫です」
木元は首を横に振った。そこは「大丈夫です」なのか。
「…どういう風の吹き回しだ…?」
思わず頭を抱えそうになった俺のスーツの裾が、もう一度引っ張られる。
「あの、っ」
熱っぽく潤んだ瞳の上目遣い。そして彼女の腕の中からこちらを見上げる、もう一つの潤んだ瞳。
「この子、何とか出来ませんか…?」
腕の中で仔犬が鳴いた。この二つの潤んだ瞳を無視するのは男としていかがなものか。
「俺は可愛い女の子の味方だよ」
迷い無く差し出した手は確かに握り返された。冷え切った彼女の華奢な手は体温と動揺を少しだけ奪う。彼女の身体が傘からはみ出さないように気をつけながら、ゆっくりと歩き出す。
「じゃあ、服を脱ごうか」
「…………」
まるで犯罪者でも見るような目で俺を見た。普段どおりの反応に内心で胸を撫で下ろす。
「このままだとぶっ倒れるよ。とりあえず身体、暖めておいで」
「でも、」
「まみりんが先。チビならシンクで十分」
ずっと抱きかかえていたままだった仔犬をひょいと取り上げ、クローゼットから取り出したバスローブとバスタオルを放り投げる。
木元は受け取ったバスローブと俺の顔を見比べ、微妙な顔をした。
「Sサイズ、新品」
「いついかなる状況にも備えてだね」
「何で女物常備してるんですか」
「大人の男の嗜みだよ」
「…………くしゅん」
ツッコミの代わりにくしゃみが返ってきた。
このシチュエーションは非常に楽しいが、保護しておきながら風邪を悪化させたとなっては元も子もない。
絵里子と玲子あたりに殺される。
「脱がせたげようか?」
「お断りします」
こういう話題に関しては彼女はまだまだ子供だ。予想通りきっぱりと言い切って頭を下げ、足早にバスルームへと入っていった。
しっかりとロックもかけたようだ。彼女が戻ってくる前に、コイツも暖めてやらなくてはならない。
バタバタと抵抗するチビをぬるま湯に浸すと、シャワーの音が扉越しに聞こえてきた。片手でネクタイを緩め、携帯を取り出す。
「…何そんなにイライラしちゃってんの。せっかくいいこと教えてやろうと思って、ってちょっと切るなよ待てよ。まみりん、保護したよー…………おう、調子は万全じゃあ無さそうだが、無事だよ………んで、今俺んトコ、っと」
通話が途切れた。ただならぬ殺気のようなものを感じたがとりあえず木元保護の本題は伝わったようなのでよしとする。
絵里子の次は、仔犬探しの本業者だ。公私共々の老若男女が入り乱れたアドレス帳から一人の男の名前を探し出す。
「よう。俺だよ、俺。お久し………あのさ、ちょっと調べてもらいたいことがあるんだけど…うん、お前んトコさ、仔犬の迷子届け出てない?最近の、とりあえずこの周辺で、茶色の、多分雑種………んー、まぁ、事件、みたいなもんかな。おう、悪い。頼むぜ」
この手際の良さと顔の広さに自分で自分を褒めたくなってくる。彼が頑張って探し出してくれればそれでよし。そうでなければ対策室が全力で探しだせばそれでよし。
暖まったチビの身体を抱き上げ、バスタオルで水気を拭き取る。ようやく震えの治まったチビをソファの上に置き、冷蔵庫の扉を開いた。
牛乳と、卵と、日本酒。これだけあれば十分だ。まずは日本酒のカップを開け、一口煽った。
シャンプーでもボディーソープでもなく、風呂上りの女性は不思議といい匂いがする。
木元の前にマグカップを置いた瞬間に、嗅覚が敏感に反応した。
「ありがとうございます」
木元は手に取ったマグカップに息を吹きかけてゆっくりと口をつける。一口味わって、ホッと息を吐いた。
床ではチビが生温いミルクを舐めている。
「しかしまみりんが仔犬をねぇ。中身も随分可愛くなったもんだ」
隣に腰を下ろすと、さりげなく距離を離される。
「俺のおかげだな」
「何がです?」
怪訝そうな顔で聞き返してきた。完全にはスルーしてこないあたりに彼女の成長を感じる。
対策室での数ヶ月は、彼女にとって無駄ではなかったということだ。
「特別犯罪対策室。そんなに悪いとこでもないだろ」
色々と思い返してでもいるのだろうか。マグカップの中身を半分ほど飲み込んで、テーブルに置いた。
「…とりあえず、今はそう思えるようになりました」
ぐっと伸びをして天井を仰ぎ、口を開く
「ボスやみんなのことが分かるようになって、」
言葉が途切れ、目線だけがゆっくりとこちらに向けられる。
「貴方のことが、分からなくなった」
酔芙蓉の花の如く、ほんのりとピンクに染まった頬。アルコールはほとんど飛ばしたつもりだったが、彼女にはまだ強かったらしい。
「何を企んでるんですか」
だが意思は間違いなくしっかりとしている。寧ろ冴えてさえいるのではないか。
「何も企んでないよ。手柄を立てて出世したいだけ」
視線をかわすようにソファから立ち上がり、テーブルを押し退けて木元の正面に立つ。これで木元からは逆光で表情が分からなくなる。
「…ボスのため?」
「何でそこで絵里子が出る」
木元の右側は肘掛。左側を右腕で遮り、追い詰めた。
「俺のためだよ」
ローブの隙間からは直接白い肌が覗く。まさかとは思ったが、無防備無関心にもほどがある。
「若くて可愛くて優秀な部下が欲しかったのと、手柄を立てて出世したいだけ」
ソファに膝を乗せ、木元の首に手を回す。木元はその瞬間だけピクンと跳ね、暫くして口を開いた。
「若くて可愛くて優秀な部下に無理矢理手を出したら、出世どころじゃないですよね、多分」
「まみりんが黙っててくれたら全然問題無いんだけどね」
ここまで近づいて、触れて、初めて気付く。木元真実は、可愛いだけの女ではない。
「…黙ってると思いますか?」
色っぽさと芯の強さとが同居した、どこか挑戦的な眼差し。絵里子に似ているなと思いながら、残っていた酒を一気に煽った。
「黙らせてみようか?」
首に回した手を肩まで下ろし、木元の身体を押し倒す。下ろした手を背に回すと、吸い付くように滑らかな肌の感触だけが指先に伝わってくる。
「やっぱり着けてなかったか。いくらなんでも無防備だよ?」
「お風呂あがりですから」
「ああ、まぁ、そうだね、お風呂あがりだね」
「何笑ってるんですか」
歳相応の身体つきと、未成熟な精神とのアンバランスさに、うっかりその気にさせられている。
「…どうしようか、本気になりそうだ」
首筋には唇、背筋には指先。壊さぬよう、細心の注意を払いながら心臓部へと近付いていく。
「野、立さん、っ」
木元が震える声で俺を呼び、押さえつけている腕から逃れようと身を捩る。
細い身体は意外と簡単に俺の腕をすり抜け、ついでに勢い余ってソファから転げ落ちた。
「きゃ、っ!」
「まみりん!?」
ドスンという鈍い物音と驚いたチビがキャンキャンと鳴く声に我に返り、木元の身体を抱え起こす。
「大丈夫?」
「大丈夫です。野立さんは…?」
何故か俺が心配されている。よく分からないがとりあえず肌蹴たバスローブは目のやり場に困る。
「俺?俺は何とも無いよ」
さりげなく前を隠してやると、木元はぶつけたお尻をさすりながら唇を吊り上げた。
「なら、いいです。目も醒めたみたいですしね。残念でした」
…やられた。
俺にその気が全く無かったこと、俺が本気でその気になりかけていたこと、そして自分がその気にさせてしまったことに、木元は気付いていたのだ。
「……ホント、残念」
今となってはバスローブの隙間から覗く太腿よりもファンシーなイチゴ柄の下着の方が気になって仕方がない。
これが木元真実という女か。頭を掻いて苦笑し、木元とチビを残してバスルームへと向かった。
木元の膝の上ですっかり寛いでいるチビと、俺の部屋ですっかり寛いでいる木元。
うとうとと舟を漕いでははっと目を覚まし、俺と目が合うと慌てて顔を逸らす。
それを何度か繰り返す内に、彼からの電話がかかってきた。こんな時間だというのに、彼は求めている情報を探し当ててくれていた。
「このチビ、ちゃんと飼い主が探してるかもよ。似た仔犬の迷子届けが保健所にあるんだって」
「本当ですか?」
「行ってみたらいいんでないかな、って今日はもう遅いから明日ね」
バスローブの裾を引っ張る。
「…それくらい分かってます」
頬を膨らませて反論した割には、しっかり立ち上がっている。
止めなかったらそのまま行こうとしたのだろうかと想像すると可笑しくなった。彼女ならやりかねない。
ボスンとソファに座った木元の無防備な頭を撫でようと手を伸ばした瞬間に、ドアの向こうからくぐもった声とノックの音が聞こえた。
「そこにいるのは分かってる!武器を捨て、大人しく木元を引き渡しなさい!!」
「ボス!?」
聞き間違えるはずの無い声に、木元は顔を上げた。突然の動作に驚いたのか、目覚めたチビも頭を上げドアの方をじっと見つめている。
「俺は誘拐犯かよ…」
溜息を吐きインターホンを確認すると、絵里子が超カメラ目線で俺を睨みつけていた。
「おう、早かったな。身代金の用意は出来たのか?」
『何ふざけてんの』
「俺はいつでも真面目だよ」
絵里子は溜息をついて前髪を掻き上げた。
『…木元は無事なんでしょうね?』
「俺の愛情こもった介抱で大分良くなったと思うよ」
『ああそう。帰りは私が送ってくから準備させて』
「このまま寝させとこうか?俺が預かっとくよ」
『それだけは許さない』
すかさず、一瞬の間も無く即答された。
「…それってひょっとしてヤキモチ?」
インターホンに真っ黒な銃口がアップで映った。
「…冗談だって。準備させとく」
絵里子自身も続く捜査で疲れているだろう。あまりからかいすぎるのも(俺の命のためにも)良くない。
絵里子とのやり取りを心配そうに見守っていた木元に、ヒラヒラと右手を振る。
「と、いうことで今日はここまで。続きはいつでもいいよ?今度は絵里子に内緒で」
人差し指を唇に当てウインクすると、木元はこの日何度目かの笑みを浮かべる。可愛らしさと大人っぽさが絶妙に入り混じった微笑み。
「考えときます」
木元はソファから立ち上がり、ペコリと頭を下げた。
「ありがとうございました。おやすみなさい」
『木元ー!無事!?』
「今行きます!」
ドア越しに呼ばれパタパタと玄関まで駆けていく木元の背中にふと違和感を感じる。
「あ!服!服!!」
バスローブ1枚。着ていた衣服は全て籠の中に放り投げられたままだ。
「まみりん!木元!?」
慌てて呼び止めたが木元の勢いは止まらない。俺のことはもう眼中に無いのか。勢いよくドアを開ける。
「木元!?」
夜中だというのに目の前が真っ白だ。眩しすぎる目の前に、見慣れた人影と聞き慣れた声。
「………野立………」
犯罪者に向けるあの声と同じだ。
ヤバイ。撃たれる。
ゆっくりと顎を撫でながら、脳裏に思いつく限りの弁解の言葉を並べた。
以上です。
二人の身長差が好きだったりします。
1st見返して二人のやり取りに萌えた。
お互い絵里子想いなところもいい。
GJっす!!!
木→絵←野 的な
いやこの場合 野→木→絵 なのか
萌えますた
木元は小悪魔すなー
ちょっと
獲物っていっちゃったよ絵里子さん
来週の野立が絵里子の頭下げさせるのと
二人でゴーサインが楽しみすぎて仕方ありません
毎回バーで飲む二人
しかも今回ちょっと冗談ぽく絵里子が仕掛けていく新たなパターン
萌えw
本気チラ見せは野立だけかと思ったら、絵里子からも仕掛け始めた?
片桐が「不器用ですから」と言うたびに
リコベンで同じセリフ担当だった人が間宮弁護士に片思いしていたことを思い出してニヨニヨするw
本編での片桐は絵里子をあえて異性とは見ないよう無意識に自分にシールドを作ってる気がする
だからこそ何かの理由で(警視総監賞授与とか?)で絵里子が制服を着たりして
いきなり「君の瞳に恋してる」が脳内に流れる片桐とか見てみたい
尊敬するボスをそんな目で見てしまったことへの驚愕と罪悪感と
前から実は自分はボスを好きだったんじゃないかという思いにはさまれて苦悩すればいいよw
野立×理香とかも良さそう。
普段生意気な口きいてる理香が何かのトラブルで野立と二人きりになっちゃって意識しちゃうみたいなw
野立はプロの女たらしなので処女である事を見抜いて
「これくらい若い子もやっぱりいいなぁ」とか思ってる。
けどもちろん男前な紳士として口には出さない。
生意気な口ききながらも人との接し方が下手で友達がいない理香にシンパシーを感じて気になりだす片桐もいい
そういえば、字幕出してて気が付いたんだけど、犯人の家の庭で穴掘ってるときに、
片桐が花形を「緩いんだよあいつは!」
って言ったあとに、岩井が
「尻の穴が緩いのはいいことやないか」
って言ってんだよね…
ゲイネタって需要あるの?
片桐×絵里子投下、6レス程もらいます
苦手な人は「on the board」をNGで
途中トラブってぶつ切れたりしたらすまん
特に荒っぽい事件もなく、平穏に迎えた終業時間。ある者はいそいそと、
またある者はだらだらと――お先に失礼します。お疲れ。そんなやりとりを
何度か繰り返して、なんとなく最後の二人になった。殊更に打ち合わせた
わけではないけれど、不自然でない程度に片付けを遅らせて、こまごまとした
雑事を済ませてみたりして。最後の同僚が出て行った途端に、緊張が
解けたように少しネクタイを緩める仕草を目の端にとらえて、絵里子は
一瞬どきりとする。
――いけない、いけない。まだ仕事中なんだから。
気を取り直すようにひとつ息をつき髪をかき上げて、報告書の締めの数行を
やっつけにかかる。その間に、片桐は空のコーヒーカップを片付けて、
会議机の椅子に陣取る。いまや手持ち無沙汰を取り繕う様子もない彼と、
二三、仕事の話をした。面が割れるのシマを張るのと粗野な単語が
飛び交う会話に、今更ながら色気がないなと苦笑したくなる。職場での
話題としては、褒められこそすれ、咎められるものではないのだけれど。
絵里子がようやく最後の一文を仕上げて、片桐と同じようにカップを片そうと
席を立つころには、話題は射撃へと移っていた。向かって右側を狙う時に、
どうしても精度が落ちる。あるいは、構え方の癖、疲れ具合とか。その気に
なれば人を射殺せる冷たい銃火器についてひとしきり語り合ったあとに、
絵里子は会議机の傍に立ち、「で、今日どうする?」とようやく温かい話を振った。
食事にするか、呑みにするか。外にするか家にするか。時間も気にしなければ、
明日も早いのだし。思考を巡らせながら絵里子がふと見下ろすと、片桐は
無言で見つめ返してきた。感情の読みにくい、彼お得意の仏頂面――いや、
一見無表情にみえても、実は色んな表情をしているのが、今ではかなり
はっきりと分かる。たとえば今は、じっと見つめ返す目に、ひどく挑戦的な
光が宿っていて――
「絵里子さん」
親しく名を呼んで、片桐はすっくと立ち上がる。距離が近い、と焦った瞬間に、
唇が触れた。え、と疑問に思う暇もなく、
「ここで、いいですか」
身体ごと押し迫られて、なんの手立てもなく会議机に仰向けの形で
倒れこみそうになる。背中に回された力強い腕が一瞬それを引き止めて、
大きな手が後頭部を守ってやさしく着地させられる。硬い机の感触を背に、
片桐の影を正面に。
そうして、ここで。
……。 ……ここで?
――いいわけ、ないでしょ!
ようやく状況を把握して、絶叫するような思いが浮かんだ時には、
伝えようとする絵里子の唇は既に片桐のそれで塞がれていた。ならば、と
もがいて脱出しようとするも、両の手首はしっかり男の手に押さえつけ
られているし、浮いた足先をばたつかせてみても無意味だ。いくら刑事
とはいえ、いくら海外仕込みのスキルがあるとはいえ、いくら日頃「男勝り」と
称されているとはいえ――こうも完全に組み敷かれてしまっては、絵里子にも
為すすべが無かった。ましてや、相手も手練れの刑事だ。
どうしようもない、でも、やめさせないと。焦るあいだにも、片桐の舌は
丁寧に、執拗に、絵里子の口内を侵す。顔をそむけようとしてもしつこく
追ってくる唇に、否応なく体温が上がる。うまく呼吸ができず、焦るのと
息苦しいのとで、いっそ噛んでやろうか、とまで思い浮かんだところで、
ようやく唇が離れた。は、と大きくいちど呼吸をして、やめて、と抗議を
口にしようとしたところで、間髪入れず左の耳朶に片桐の舌が滑る。
「やめ、っ……!」
甘噛みされて、制止の声が上ずった。ぞくぞくと、背筋をなにかが滑り下りる。
弱いと指摘されてもいたし、自覚してもいる場所。だからこそ、たちが悪い。
敏感な部分を責められていると思うだけで、身体がじんわりと熱を持ってしまう。
濡れた感触が丁寧に耳の輪郭をなぞる間、絵里子は制止するのすら忘れ、
きつく目を閉じて零れそうになる悲鳴を堪えていた。
「……可愛い」
熱い息が、低い声がからかうように耳元で囁いて、心臓が跳ねる。
片桐の顔が離れたあとも、絵里子はしばらく乱れた息を整えることしか
できなかった。スーツのジャケットを脱ぎ、ベストのボタンを外す片桐を見て、
ようやく手首が自由になっていることに気付く。といっても、絵里子にはもう
暴れる威勢のよさは残っていなかった。
「もう、やめて。ここじゃ駄目」
なんとかしっかりした声をつくって睨みつけても、ベストまで脱いで身軽に
なった片桐は「もう無理です」と、取り合う様子もない。かちんときた絵里子は
片肘をつき、少し身を起こして「ちょっと、ここどこだと思ってんのよ!?」と
強気に吠えた。しかし片桐はお構いなしに、端整な顔で見下ろして、
平然と微笑んでみせる。
「職場、です」
しゅる、と、襟からネクタイを抜き去る姿に目を奪われて、反応が遅れた。
再び覆い被さってきた片桐が、今度は右の耳たぶにやさしく歯を立ててきて、
ひゃっ、と絵里子の喉から短く悲鳴が漏れる。支える肘から力が抜けて
崩れ落ちそうになったところを、片桐は抱きかかえて絵里子のジャケットに
手を掛ける。容赦なく耳を責めながら手際よく上着を脱がす片桐に、
なにが不器用、と絵里子は内心で憤った。けれど、ざらりとした刺激が滑るたびに
体の中を電流が流れるような感覚に襲われ、それを口にすることもできない。
「絵里子さん、ほんとに、耳、弱い」
もういちど絵里子の上半身を机の上に軟着陸させて、片桐は楽しげに言う。
次第に熱のこもってきた頭でそれを聞き流しながら、絵里子はゆるゆると
首を振り、シャツのボタンを外そうとしてくる彼の腕を力弱く掴んだ。
「嫌?」
「や、だ……琢磨……」
頑なに拒否しながらも、絵里子は無意識に恋人として名前を呼ぶ。
こんなところで――職場で、まして捜査会議に使うようなところでするのは
嫌だけれど、そんなに性急に、熱心に自分を求めてくれていると思うと、
応えたい気持ちにもなってしまう。背にある硬い机の感触に嫌悪感を
募らせる一方で、体の奥が疼きはじめる。そんな葛藤を知ってか知らずか、
片桐は宥めるように絵里子の髪を撫で、再び奥深く探り入れるようなキスをした。
緩慢に舌を絡めて応じる間にも、シャツのボタンが外されていくのがわかる。
もういいか、このまま――と、絵里子が匙を投げるような気分になったところで、
無骨な手に脇腹のあたりを撫でられ、「んっ」と声が漏れる。
離れた唇がそのまま首筋に触れ、強く吸われて熱い息が零れた。浮いた
背中に片桐の腕が滑り込み、ホックを探り当てて外す。そのまま背骨を
伝うように滑る指に、絵里子はひゅっと息を呑んだ。止めるために彼を掴んだ
はずの手は、いまや縋りつくような格好になっている。
「忘れ物、取りに」
ゆるゆると胸を揉む手の動きに気を取られながら、絵里子は耳元の声を聞く。
「誰か、来るかもしれませんね。山村さんとか」
「そん、なっ……言わな、ぁんっ!」
先端を軽く抓まれて、懇願が甘い嬌声に変わる。自分から始めたくせに、
そんなこと言わないで――そんなこと、言われなくても、分かってる。
終業時刻に少し落としたとはいえ明かりはまだ点いたまま、部屋の真ん中の
会議机。乱れた着衣に、熱気の籠もった息遣い。施錠もしていない対策室に
誰かが一歩でも踏み入れば、隠しようもなく言い逃れようもない。廊下って、
声、どのくらい聞こえたっけ――と思い至った矢先にまた先端を責められて、
甲高い声が漏れた。目が、声が――体が、潤む。気が急く。はやく、と、焦る。
「琢磨、……たく、まっ」
媚びるような声で呼ぶ絵里子の胸を、男の舌が這う。なだらかな膨らみを
上って、頂上を口に含む。吸い上げられて、絵里子の身体が跳ねた。
片桐の頭に添えた手が、無意識にくしゃりとその髪を乱す。体の芯が
ますます熱くなるのを、無視できなくなってくる。
はやく、誰も来ないうちに。見つからないうちにと――でも、それだけじゃなくて、
「まだ、嫌?」
「……。私、も」
囁くように問いかけられて、乱れた息の隙間から言葉を紡ぐ。スカートに
掛けられた手に、絵里子はくすりと笑って腰を浮かせた。
「も、無理」
――っていうか、とっくに、もう無理。
いつもはもっと、自分から指で、唇で、舌で彼に触れて、戯れたりできるのに。
余裕のない自分を、絵里子は自覚する。嫌がってはみたけれど、結局私も、
この状況に興奮してるんじゃないか。
スカートとストッキングを取り去ると、片桐は下着の上からいたずらに
指を滑らせた。薄い布越しの刺激にさえ、抑えようもなく甘い声を上げる
絵里子に、「本当だ」と嬉しげな声が降り、下着もすぐに脱がされる。
敏感な箇所が空気に触れただけで、絵里子は身体の奥がじんと潤むのを
感じた。恥ずかしさに、視線が落ち着きなく揺れ動く。
片桐の指が、そっと触れる。
「ひぁ、――ッ」
自分の上げた声の大きさに驚いて、絵里子は慌てて口を塞いだ。戯れに
撫でるだけのような触り方ですら、背筋がぞくぞくして仕方がなかった。
秘裂を辿る指の動きから、体の中を震わせ駆け上がってくるものを
熱い吐息で逃がす。潤んだ中に指先を沈められ掻き回されて、
ひっきりなしに快感が襲い来る。
「っは、ん、くッ……ぁ」
喘ぐ声を殺し切れず、絵里子は断続的に嗚咽のような声を漏らした。
溢れる蜜をゆっくり絡め、くちゅ、と水音を立ててから抜いた指を陰核に
添えて、片桐は動きを止める。
「声、出さないんですか」
「……だっ、て」
廊下に響いたら。人に聞こえたら。快感に震える舌でうまく伝えることも
できない絵里子に、「……つまんないです」と片桐は至極残念そうに言う。
こういう時だけ可愛い子ぶるな。っていうか、そういう次元の話じゃない。
「ばかじゃな、っあああ――ッ!」
なじる途中で陰核を弄られて、弾けるような快感が走る。撫でて、抓んで、
押し潰して、次々に与えられる刺激に、立て続けに蕩けた鳴き声をあげる。
背筋が反り、体が跳ねる。響くとか聞こえるとか、ついさっき考えたことが、
全部どうでもよくなってくる。頭の中はただひたすらに真っ白に、触れてくる
指があそこが気持ち良い、きもちいいきもちいい――
はい。主に数字板の皆さんに需要が。
ゲイネタが嫌いな腐女子はいません。
VIPにも阿部さん的なものは需要あるw
――……ば、かじゃないの、私も。
責めが一時止んだ間に、余韻で荒い息をつきながら、絵里子はかすかに
自嘲する。けれど次の瞬間には、ここがどこだとか、自分が何をしているかとか、
頭の隅にちらちらとくすぶっていた考えも、すべて溶けて消えてしまった。
秘所に熱いものが触れ、先端で味わうように撫で回されて、絵里子の喉から
仔猫のような鳴き声が出る。片桐の背に縋りつく。急かすように高鳴る鼓動に、
余裕のなさを再確認する。
「琢磨、……っあ」
押し入ってくるものに歓喜して、自身の内壁が絡みつくのがわかる。もっと、と
ねだるように、奥がひくつくのがわかる。もっと、進めて、埋めて、奥まで
満たしてほしいのに、焦らすように浅く出し入れされて、喘ぐ唇から躊躇いなく
懇願の言葉が出た。
「っは、やぁっ、おねが、いッ、……たくまぁ」
「……い、や、です」
同じように熱い息を吐きながらも、片桐は冷たく拒む。絵里子が切なく
縋るように見つめた先では、無表情のようでどこか愉しげな片桐が、
挑戦的な光を目にちらりと灯して、口を耳元に寄せて低く、
「ただ、命令なら、聞きますよ、……ボス」
呼び掛けられて、かっと顔が熱くなった。
ボスとして、上司として、命令をし指示を飛ばすこの場所で、その真ん中で、
部下とまぐわっている自分。取り澄まして説明をして、資料を広げた机の上で、
あられもなく嬌声を上げ男を求めている自分。ぞっとするほど鮮明に意識
させられて、一気に羞恥心が高まる。戻ってきた現実感に、途切れなく喘ぎ声を
零していた唇が、怯んだように震える。
でも――試すように、自分の中から男のものが去ろうと、熱い塊が退こうと
する感触を感じとってしまうともう、欲しくて欲しくてどうしようもなく、
「ぁ……片桐っ、入れなさいっ――ぃ、あああああッ!」
熱をもった質量に、一気に貫かれる。待ち望んでいた存在を、悦びに
震える最奥がきつく締め付け、貪欲に片桐を求める。渦巻き暴れる快楽に
翻弄されて、絵里子は喉を震わせ嬌声を上げ、掻きむしるように縋りついて
爪を立て、抱え込んでなお欲しがって腰を押しつける。
「琢磨ぁっ……!」
「……っく、あ……絵里子、さん、……い……っ!」
低い声が、快楽に震え途切れるのが嬉しくなって、それが鋭敏に内奥に
伝わる。切なげに呼吸を乱して、片桐が動き始める。引き抜かれ貫かれるたび、
絵里子の口から言葉にならない声が漏れる。絡み合う摩擦に火照った体温、
荒い息遣いに呼びかける声、そのすべてが気持ち良くてたまらない。
熱く蕩けて交ざり合って、次第に意識が霞がかってくる。善がって悶えて、
どろどろに溶けた思考のなかで、ただ一点を目指して駆け上がり、
「……絵里子さ、っもう……」
「んっ……琢磨っ、たくまぁっ、――っあああああ!」
求める相手の名前を呼んで、白く弾ける快楽に、ふたりして身を投げ出した。
ここで。
「……あの、」
「発情期。反抗期。変態」
「……やっぱり、怒ってますか」
乱れた衣服やらもろもろの痕跡やらを、綺麗に整え片付けたあと。
化粧室から戻ってきた絵里子に、言わずもがなの質問をおずおずと
差し出した片桐を、氷点下の視線が突き刺す。怯えて一歩退く大の男に
絵里子は大股で近付いて、その髪をわしゃわしゃと盛大に乱してやった。
「あ・た・り・ま・え・で・しょ・う・が」
「でも、盛り上がってたじゃないで――」
「なぁに、口答え〜?」
「すいませんでした」
まあ、実際ちょっと盛り上がってしまったけれども、それは結果論であって。
こんなところで襲って、挙げ句にあんなこと言わせたりして、変態というか
悪趣味というか。ごめんなさいすいませんと謝りつづける片桐の頭を力の限り
ぐりぐりと苛めながら、絵里子は改めて思い返して腹を立て、そのまま髪を
一束掴む。
「今度やったら――」
腹からどすの効いた声を出して、含意たっぷりに一瞬視線を下げ、
「再起不能にしてやるから」と至近距離で凄む。血の気の引く片桐の顔を見て
少し溜飲を下げ、絵里子は掴んだ髪を離した。おまけとばかりに頭をぽんと
叩いたあと、「それで。何があったの一体」と調子を変えて尋ねる。
「……え」
「なんでこんなことしたのー? 仕事に私情を挟まない。プライベートに仕事は
持ち込まない。……私が怒るの、分かり切ってたでしょうに」
むしろ怒らせたいの? キレられたいの、変態だから? 思い切り不審者を
見る目で絵里子が見やると、片桐はぼさぼさに跳ねた髪を押さえながら、
不自然に視線を逸らした。
「あまりに、絵里子さんが……その、割り切ってるので……」
「……?」
歯切れの悪い物言いに眉根を寄せる絵里子をちらりと見てから、片桐は
再び言いづらそうに目を背け、ぼそぼそと続ける。
「一緒に居ても、仕事だから、って……あまりに簡単に切り替えてるので……
あの、ちょっと、悔しくなって」
俺は、そんなに簡単に、できないので……不器用ですから。途切れ途切れに
言ってお決まりの文句で結ぶその様子に、絵里子は大きく目を見開いた。
――そうか。そんなに簡単そうに、彼の目には映っていたか。
やるじゃん、私。ばつの悪そうな片桐をよそに、絵里子は自らの演技力を
自賛して、それから思わず笑みを零す。お互い好き合っているはずなのに、
そんな相手を目の前に、あまりに動揺が見えなさすぎやしませんか、と。
なるほど、それで拗ねたってこと。だからって、あんな行動に出るのは
いかがなものかと思うけれど――なかなか、可愛いことを言ってくれる。
「……まだまだねえ、片桐も」
上司としての言葉を返されて少し不服そうな片桐に、絵里子はつんと
澄ました表情をしてみせる。
「刑事は芝居ができてなんぼ、でしょ」
何気ない仕草でどきりとしたり、つい目で追いそうになったり。私だって
これで結構、苦労してんだから――と、本音は涼しい顔で仕舞い込んで、
絵里子はぱんと片桐の背を叩いた。
「よっし、呑みにしよう。琢磨、お詫びにおごんなさい」
唐突に機嫌を直して、てきぱきと戸締りを確認し始める絵里子の背中に、
「……芝居、って」と片桐の面食らった声が届く。振り向いてぴたりと目が合うと、
絵里子は黙らせるように――あるいは照れ隠しのように、厳しい顔で睨みつけた。
「度数も値段も高いやつ、呑んでやるから」
強く言い切っておいて、絵里子はふっと悪戯っぽく笑う。つられるように
片桐も微笑し、「……呑みすぎないで下さいよ」と困った声で釘を刺した。
(終)
投下ここまで。途中で名前欄コピペミスった、申し訳ない
なう、なううっさい呟きにカッとなって書いた、今では反省している
お前らまとめて画面にあの机が映るたびに妄想する呪いにかかれ
リカはいくつ設定だろ
大学生なのに子供っぽい
>>256 乙!!GJ!
エロい中にも片桐の可愛らしさに萌えましたです♪
266 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 09:59:05.17 ID:+0SwdYCm
イヤッホウ!
片桐絵理子好きになんというご褒美
GJGJありがとう!
気が向いたらまた投下してください!
>お前らまとめて画面にあの机が映るたびに妄想する呪いにかかれ
かかったw
そろそろ野絵エロ職人の方々よろしくです!
6話は、絵里子と野立のシーンが多そうだから楽しみだ
結局くっつくのか くっつかないのか
それが問題だ
獲物発言には、正直萌え転がった
勢いで言ってみちゃった絵里子、冗談かカマかけられてるか判断つかずはぐらかした野立
そんなふうに見えてしょうがない野絵フィルター
274 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 18:56:45.51 ID:4YhlPOlI
今日発売のTV雑誌インタビューで
大澤中の人が 野立絵里子が噂されてる事に関して
「考えられない」と完全否定してるよ
インタビューを受けた段階で絵里子としては、でしょ
そんなことドラマのエロパロスレで得意気に書かれても困ります
出てけ
>>273 野立はお酒を飲んでつまみを食べてごまかし
絵里子はフォトブックみたいなのめくって間を持たせ
いつもの漫才調子ではなかったからそう思えるよね
>>274 ちなみにそのインタ受けてたの、ボスブロに写真出てた三月の段階だから
今は状況変わってるとオモ。
>>279 3月のインタが今頃出てくるんだ
ん〜くっついてほしいけどこのままでいてほしいような
274はBOSS関連スレに嬉しそうに同じことを書き込んでるな
まあ自分は正直くっつかなくても、これまでの放映分で萌えられるからいいけどw
残りの回でまた新たな萌えネタあればぐらいな。
同じく
公式で別にくっつかなくてもいい
野立が完全悪者&裏切りで、夢を見られなくなるような展開じゃなければw
むしろ陳腐になるからくっつくとかいらないな
妄想が一番おいしいんだよ
本編でくっついてもそりゃご褒美だけど妄想と公式は別次元だし
正直くっつこうがくっつきまいが死ななけりゃどうでもいいや
もう六話か
8話ゲストの谷原さんが絵里子の元彼役とかだったら面白いのに
自分はピーピーが元彼設定かと思ってた。
始まるまではw
なんで男がわからない?ってのと
「美人ちゃん」に萌えたwww
てか予告の最後なんだあれは!?
私服の野立が出てなかった?
最後の野立がニヤリッとした顔好きだ
片桐なう。誰に電話してたの?
>>295 藤森楓だっけ?
シーズン1からずっと見てるけど初めて聞いたぞあんな名前
>>296 絵里子が自分が人質になるって言って突入しようとしてたシーン
野立が送り出しながら言ってた
>>290 予告の最後はなんだか過去っぽいね。
野立とバディー組む前かな?
ところで野立はえりりん呼びなんて今までしたことなかったよね?
ないけど、今日あったっけ?
>>301 絵里子って言ってるにしてわ語尾に違和感あったから
字幕つけて録画見直してたらえりりんて言ってた
最初のソニーとの交渉の時
さすがえりりんってw
そして興奮しすぎて「は」と「わ」も間違えた
小学校からやり直してくる
>>306 今見てきたありがとうマジだったwwwwwwwwwww
なぜプライベートでは男がわからない?
って野立が言ってるのは伏線かなあ
野立が絵理子を愛称で呼ぶということはつまり・・・
女性として意識し始めたってことだな!諸君!私は胸熱である!
つまり、「何故、俺の気持ちがわからない?」と言ってるようなもん?
>>310 なにそれ萌える。ボスは男も女も直球に行かないと気がつかないよね
予告にあった野立と絵里子のゴーサインカットされてんじゃん
今回こういうの大杉
カットするぐらいなら雑誌に載せたり予告で流すなよ
>>310 だよねだよね
次回はバディ時代出るっぽいし期待大
>>312 尺の都合で本編に入りきれないから
予告でカットされた部分を流しているのかもと思うようになってきた
なぜ男がわからないのあと、電話が鳴った時の一瞬の間がなんか好きだ
そのシーンBGMも止めて演出までシリアスチックになってたよね
不思議だな、って呟いて絵里子との間を詰めるとこも好き。
>>310 いい加減早く気付けよとね。
野立かわいいよ野立
そろそろ職人さんにお出ましいただきたい
六話はいろいろ萌えた
えりりん呼びは野立のじゃれ?
野立も野立で、はっきりと「好きだ!」と言えばいいのにね
見舞いに行って花束ぶつけてる場合じゃないでしょ〜に
絵里子の方から言わせたいのかな?
肩つかむ機会増えたけど
事件に絡んで抱き合っちゃったりするシーンあったら嬉しい
というか野立が対策室入り浸ってる理由が早く知りたい
>>320 野立、にぎやかしにしか見えないときあるしなww
確かに野立って顔のお陰で辛うじて頭良さそうに見えるけど割と何もしてないよね
>>322 絵里子が強盗犯が余裕ありすぎるんじゃないかって言ったときも
交渉がうまくいってるからじゃないか?ってわりと的外れなこと言ってたしな
('A`)(A`)ヒソヒソ
野立が対策室を復活させた理由ってのがあるみたいだからそれも楽しみ
なにもしていなさそうに見せかけているのかもと思う反面でも本当に何もしてないのかもと思うがw
予告で「俺が残る」とか言っちゃってるけど
結局絵里子と二人で残ることにならないかなーと期待
二人で残るってステキな響きw
「最高の獲物」「男がわからない?」のセリフは演出具合から脚本にあったとみて
本編では何らかの決着は付けるんじゃないかな
でもくっついちゃったら続編見込めないよね
ま、3も映画化もないのであればくっついちゃってみても欲しいけど
焦らされておわるのもまた一興
昨日発売の雑誌の、絵里子の中の人の白シャツミニワンピが異様にエロイ件
だれかこの絵里子を食っちまう野立の話書いてくれーwww
>>328 くっついちゃっても続編に影響無いような気もする
恋愛話じゃないし私生活覗かせてない刑事ドラマだもん
さらりと関係が変わるだけかもしんない
結婚しても異業種交流会を続ける野立に対して「あんたは・・・」で済むような
たしかにあの白シャツはエロかった
買ってよかった
そういや二年前の東カレみたいな雑誌ツーショはもう拝めないんですかね
永久保存版ですよ
あとオリスタ
たしかに東カレとオリスタは永久保存だなー
たまに引っ張りだしてはニマニマしてる
東京カレンダーは写真もいいんだけど、中の絵里子と野立の関係を書いてる文章もいいんだよね
見出しになっているところとかの
うぅ…覚えのない自分orz
>>336 うおーうおー
なんだこりゃ初めて見たけどにやにやしちゃう
ありがとう
しばらく眺めてみます
前にドラマ板の方で野絵が好きな人の萌え語り避難所があると聞いたんですが
ここが避難所ですかね?
まだバックナンバー手に入るんだ、
2ndからの人には嬉しいかも?
>>338 表紙より中の写真のほうが雰囲気いいよ
記事自体はページ数ほんの少しだけど、絵里子と野立としてインタビューうけてる貴重な雑誌だから(別録りではあるが)
バックナンバーで購入してみるのもいいかもね
>>339 エロアリOKならどうぞいらっさい
>>341 東京カレンダーって東京のみの雑誌?
関西人なのでこんなものがあったとはつゆ知らず…
絵里子と野立としてインタとか即購入してしまったw
重ね重ねありがとう
>>342 関西住みだけど、大型書店に行けば売ってるよ
>>344 いえいえ
早く届くといいですね
盛大にニヤニヤしてくださいw
早く届くといいね
私もニヤニヤしてから寝ることにするよw
このときのインタですでに
恋愛の含みを残している二人、
って書いてあったんだな
>>347 1の時点でちゃんと野→絵なんだよね
絵里子には浩がいたからってのもあるだろうけど恋愛感情があってもいいっていう野立に対して絵里子は全然気づいてないw
野立はそんな絵里子にやきもきすればいいw
確か二人は〜って文章は何度読んでもいいね
ブログの感想で絵里子のことえりりんって以前から呼んでた人チラホラいてびっくり
のだっち負けてるぞ
今日の野立の中の人のマネ日記、ドラマ本編でもバーで一人で佇むシーンがあるのかちょっと気になった
マジで
そのシーン気になる
一人で?
ケンカでもするのかな
イヤだな
8話のカットかな
ゲストが谷原章介だけど、どんな話になるんだろ
絵里子と二人のシーンの撮影だけどマネ日記は諸々の大人の事情により野立独りショットかと思ってた
はなから一人で飲んでる設定なのか
ほんとは隣に絵里子はいそうな気もするけどどうだろうね
大人の事情てのはあるかもね
谷原章介は見合い相手…
しかも絵里子に似ている女性を殺害している犯人て
しかも野立が見合いすすめるってどういうこっちゃ
それで、一人でBARで佇む?
テレビジョン情報?
ネタバレやめてくれないか
なんで放送まで待てないんだよ
みんながみんな情報誌買ってると思うなよ
せめて下げて書くくらいの配慮をしろ
おーこわ
>>362 普通のことだろ
というかまあネタがないから必死なんだろうな
野立…絵里子のこと絶対好きだろお前!
ニヤけすぎて見てられなかった…
一人で立ってるような女ってモロだよなあ
1時間ずっと頬緩みっぱなしだったんだがwww
やべえ野立ったら絵里子好き過ぎ
にやにやしすぎてにやにやって声に出してしまいそうwww
一人で立ってるような女に選りすぐりの部下を送る野立
いちいち一途でかわいいよ野立
お互いの顔を近づけた時にキスしろって思った
さて録画したやつみよっと
なんだ今日のはwww
ニヤニヤが止まんねぇwww
もう来週のあらすじアップされてるよ
絵里子さん見合い相手に恋心抱いちゃうって
のだて辛すぎだろ
一話のエンディングの、一人一人の見せ場のバックに英語で名前が出るとこ
野立のマークはハートを射止めてる!
でもその前に撃たれてる…
意味ありか?
今見終えたんだが動悸と萌えがとまらないwのだてw
一人で立ってるような女、絵里子が
いつまでたっても全然鈍感で気づいてくれないから
ヤケ起こして野立会開くのが習慣になってしまったんですね
わかります
冗談よし子さんとか言ってたくせにw
でも来週見合いすすめるんだよな?w
野立制服姿もアピってるしw
絵里子の制服フェチはこういう伏線だったんだw
今日こんな話だったもんだからツイッターでそういうに見る人が増えちゃってるじゃないか
どうすんだよwww
自分で見合いをすすめておいて絵里子がその相手といい雰囲気になると不機嫌に……
ま、それはないかw
バディ時代の屋上シーン絵里子もう銃は撃つなってとこ
銃は撃つな→警察やめろ→俺と結婚しろ
って言おうと思たのに
部下ができるかもと喜ぶ絵里子→グッとこらえて→代わりに対策室設立
でおk?
最後はくっつくのかな?
正直に言おう。萌 え 死 ん だ
公式マジやりよる。最後バーでキスしなかった理由がむしろわからないw
ちょっと野絵SS書いてくるわノシ
今回ここまで描写しといておいて
その上での来週のお見合い話が非常に気になる
恋心ってどういうことよ
>>383 野立に何か意図があってのことでしょう
そうじゃないと説明つかない
「刑事は芝居が出来てなんぼ」
野立…たまらんわせつなすぎる
確かバディ時代のサインって最初は脚本に無くて、野立と絵里子の中の人の
アイデアで出来たんだよね?
そのおかげでこんなに萌えるエピソードが誕生して、中の人には本当に感謝してるw
>>387 そう、二人で考えたっていってたね
よく考えてくれたよほんとに
予告早いなー
やっぱ独り飲みはそのせいなのね
結局うまくいかなくて
野立が慰めるオチでしょ
落ち込む絵里子に「俺がいるからいいじゃないか」とか
「お前みたいな奴を嫁にできるのは、俺いないだろう」とか言って欲しい…
野立の想いが大き過ぎてツラい
394 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 20:06:54.16 ID:V7Z+TDY4
>>380 出来ない部下を選んだほうがすぐネをあげると思ってたのに
予想外に頑張る絵里子…
>>394 じゃなくて、頑張る女が活きるように応援してあげてるんでしょ
一人で歩いてるような女、頑張ってる女を見てたいから
>>395 萌や妄想は人それぞれ
否定イクナイ
「じゃなくて」なんてつけないでただ自分はこう思うってだけ書けばいい
スマソ
昨日の興奮冷めやらぬ勢いで
録画も見返してたら自分の中で膨らみすぎて…
熱くなってしまいますた
昨日の7話観たら誰しも胸熱よ
とくにこの板では…
昨日の放送はまさに神回だったよね
ほんと生きててよかったw
野絵と片木が同じくらい好きな自分は
幸せと同時に絶望も味わってどうしたらいいのかw
でも野→絵はほんとよかった…匂わせるけど断言しない感じがまた
藤森デートは木元本番前の予習だよ!
つか片桐が会ってた女の人って誰?
前からでてた?
>>403 野立会で使ってるカラオケの店員だよ。
7話見て、野立が出世に執着するのは現場主義の絵里子を守る為なんだなと思ったら、
胸熱と同時に何だか凄い切なくなった。
てか、絵里子の最初のアメリカ行きは、表向き仕事よりも浩をとった結果という事に
なってるけど、野立への同志以上の微妙な感情も関係していたとしたら、野絵は
片桐なんて目じゃない位不器用な二人だぜw
>>404 ありがとう!
店員が出てたのは覚えてるがあの女性だとはまったく気づかなかったw
>>404 そうなんだよね、野立の想いも切ないし
二人の不器用さもいじらしくてつらい
1のときは、野立って絵里子が好きだよな?
ってな密かな萌えくらいだったのに
7話見てからせつなすぎて辛いわ
絵里子は気づかない振りしてるだけの気がするなぁ
バディを組んでみて、野立に対して同期以上の魅力を感じ始めたけれども
浩という恋人もいるわけで、話をそらして野立の気持ちに鈍感なふりをした
そう思える7話だったんだけど
そうすると絵里子は男心がしっかりわかってることになるよね
フリーの現在でも気付かないふりをするのは何故ってことになっちゃうよ
最高のバディである関係性を失いたくないんじゃないのかな
恋人になったら今の関係保てなくなるからね
お互いに一歩踏み込めない感じがもどかしくて(・∀・)イイ!!
シリーズ化と映画の事を考えて <br> 絵里子は気づかない振りしてるんだよw
かなりやばいなお前は、のときに
絵里子が野立の口元を見てるのがちょっとエロくてドキドキするw
>>412 浩の弟の件が2年前の5年前、これによりキャリアから左遷され現場へ
バディ時代はテロップで6年前となっていたし
辞表が挟まってたファイルは2005年度だったから
>>415 なるほど
いまいち6年前の計算が色々あわなくて混乱中だw
公式が萌え盛りだくさんすぎるのかこのスレ健全すぎるwww
職人さんはおられませぬか
ドラマスレより
2004年 黒い月爆破テロ
浩弟容疑者になり大澤、キャリアから現場へ左遷
2005年 大澤、現場でビビって銃を撃てず、辞表を書く
野立、左遷された大澤を追っかけ、思いつきで現場へ
1課と4課の合同捜査でバディサイン誕生
1課から邪魔にされ(or浩弟に有罪判決)アメリカへ飛ばされる
以上が2005年1〜3月までの出来事として、5年弱FBI
2009年4月対策室開設
6月アメリカへ
2011年4月対策室再開
>>373 野立のマークはハートを射抜かれてるから「恋に落ちた」の意味だよね
野立の紹介の後、矢の向きと反対方向つまり矢が飛んできた方向に映像が動いて絵里子になるんだ
「ハートの矢マーク」の矢を中心に1話エンディング映像を見てみると面白いよ
公園での張り込みシーンって、もしかして野立はカーチャンに見合い話を断ってる?
開いて見てた資料も見合い写真っぽいし、見合いを勧められてたなら会話の流れも
自然なんだよね。
>>420 もしかしてもなにも、そうじゃん
今更なんだ?
今まで全くそうは思っていなかったのに、
7話みて、ああ野立は大澤を好きなんだなって初めて思った。
こんなスレがあるとはw
>>422 1stのときからほのかな野→絵描写はちょこちょこあったけどね
気づく人と気づかない人がいただけで。
2ndに入ってからそういう描写が増えてたけど
今回の7話は分かりやすかったから、気づいた人が大量に増えたようだw
本スレにあったけど、谷原さんが犯人じゃなくて
そのまま絵里子と谷原さんがくっついたらどうしよう
(ヾノ´・∀・`)ナイナイ
426 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 16:06:27.40 ID:hAmFwJZv
7話はやばかった
いつから野→絵になったの?
1st詳しくないから教えてほしい
1期1話の最初からといえば最初からだよ
だよね
思い出深いわあのベッドシーン(語弊あり)
あのベッドシーンねw
でも2のベッドシーンの方が好きかも…
あの安全人形がいつの日か野立に変わってることを希望する
まさか絵里子の制服好きが、7話の伏線になろうとは思わなかったわw
1期1話の「俺がお前のこと何年みてきたと思ってるんだ」のあとの「何年だっけ」も照れ隠しに見える
絵里子が浩にメール送ってる姿背後からみつめてたりね
野立って絵里子のこと好き?だよ?なぁ・・?くらいの描写は1から結構あったと思うよ
盛り上がってるとエロが投下し難い
433 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 17:06:28.16 ID:hAmFwJZv
なるほど…
たしかに!
そういう風に見るとにやけてくるわ
8話以降どうなるんだか・・
>>432 遠慮なさらずどんどん投下して下さいませ
お待ちしております
>>432 そういう言い方ないんじゃない
職人さんは今まででも話の最中に投下してくれる人は投下してくれてたよ
そんなこというなら投下しなくてもいいよ
>>435 いやいやあなたもそんな言い方せんでもw
>>436 だって、四六時中盛り上がってるわけじゃないじゃない
数時間過疎ってるときもある
ひと段落した頃にタイミング見て投下すればいいだけでしょう
438 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 17:26:57.18 ID:hAmFwJZv
職人さん待ってます!
エロパロスレなんだから職人さんを大切にしようよ
エロ投下が始まったら、途切れないように他の話題は慎むのはマナーだよ
というわけで職人さんお待ちしています
怒らせてしまったようで…
忘れて続けて下さい
投下しにくいとかわざわざ言うような奴がまともな職人なわけないだろ…
そもそも本当に職人かどうかも怪しいのに
たとえ職人だったとしても投下するタイミングは読めないくせに
自己顕示だけはしっかりするような奴はこっちから願い下げ
憶測ついでに野絵が嫌いで話題を打ち切りたい奴の工作ってこともあり得るんだぞ
以上はあくまでも推測だがそれにしたってこんなに素直に釣られるような住人ばかりでこの先大丈夫か?
このスレはまあ大丈夫だとは思うが真性キチの嵐にロックオンされたら大変だぞ
なるほど
て、野絵アンチなんているんだ?
考えたこともなかった
>>442 もちろんいるかどうかは知らん
ただ可能性ならなんでもありえる
コピペ厨とかAA連投とかわかりやすい荒らしもいるけど、
住人になりすまして引っ掻き回すやっかいなタイプの荒らしもいるってことを伝えたかっただけ
空気悪くしてごめん
ただこのスレの住人はみんな素直だから心配だった
空気悪くしといて言うのもなんだけど、以下気にせず萌え語りを再開してくれ
ほんとすまんかった
夕方からちまちま書いてたやつがもうすぐ完成しそうなので
駄文でよければもう少し待ってて下さい
なんか気持ち悪い奴がいるな
>>444 全裸で待ってる
野×絵です。
携帯からなので読みにくかったらすみません。
「ボス、顔赤いですよ? 風邪でもひいたんじゃないですか?」
書類を持ってきた片桐に指摘されて、初めて自身の体調に気付く
「そういえば何か怠いかも…」
「無理しないで下さいよ。野立さんに伝えてきます。」
「ちょっと余計なことしなくていいか…」
「絵里子! 黙ってこれを飲め!」
怪しげな錠剤をもって野立が部屋に入ってきた
「何なのよ一体!」
「世界で一番効く風邪薬だ」
そういいながらミネラルウォーターと錠剤を私に渡す
「さすが野立さん。ボスが風邪をひいてること知ってたんですね」
「愛だよ、愛。片桐にはまだ早いか?」
「自分、不器用なんで…」
俯きながら片桐が自分のデスクに戻っていった
「なんだよ絵里子。まだ飲んでないのかよ」
「こんな怪しい薬飲めるわけないじゃないのよ」
「しょうがない。俺が口移しで飲ませてやる」
「ちょっと意味わかんないから!」
「照れなくてもいいじゃないか。俺とお前の仲だ。遠慮はいらん」
「わかったわよ。飲めばいいんでしょ? 飲めば」
その場の勢いで怪しい薬を胃に流し込む
その様子をじっと見ていた野立は、ニヤリと笑うと
「じゃあまた後でな」
と言って対策室から出ていった
―― 1時間後 ――
身体が熱い…
なんか身体の芯がジンジンしてきた…
薬飲む前より酷くなってる気がする
やっぱりあの薬飲むんじゃなかったと後悔してると
「薬が効いてきたみたいだな」
ニヤニヤしながら野立が入ってきた
「片桐、後のことは頼んだぞ」
「さあ帰ろうか絵里子」
抵抗する力もない私をひょいと抱え上げ野立は対策室を後にした
野立に抱えられて自宅に戻る。服を脱がずベッドに倒れこんでしまった。
「あ… あの薬…」
私をあっという間に裸にして、自分も下着姿になった野立が耳元で囁く
「わりぃ あれ風邪薬じゃなくて媚薬」
「あんっ…」
自分の意思に関係なく身体がビクビク反応する
「耳弱すぎ(笑) もうイッたのか?」
「あっ… はあっ」
「今日はたくさん汗かいて風邪治そうな」
「すっげえな。絵里子のここビショビショだよ」
絵里子の下の蕾に吸い付きながら、上で主張している二つの蕾も交互に弄る
「あああっっ… んんんっ」
「早くっ もう限界だからっ」
「早くどうして欲しいの?」
「はぁっ… あっ… 入れて」
「入れてだけじゃわからないよ」
「お願いしんじろっ… しんじろうのが欲しいっ」
「了解」
野立は熱くなった自身を絵里子の濡れそぼったソコに押し当て一気に突き上げる
「あああっっ」
「うあっ」
野立自身を受け入れた瞬間、絵里子の中はぎゅうぎゅうとソレを締め付ける
思わずイキそうになった野立は動きを止めた
「はぁっ… はぁっ…」
「しんじろう? どうしたの?」
「いや、何でもない…」
ゆっくり腰を動かす野立
「あっ… ああっ…」
「んんっ… はっああっ」
いつもより感度の良い絵里子に堪えきれなくなった野立は腰の動きを速める
「あああっ… もうっ…」
「俺ももうイキそうっ」
「あぁっイクっ!」
絵里子の身体がガクンガクンと震え、野立も同時に果てた
「はぁっはぁっ」
荒い息を整える絵里子
「大丈夫か?」
「病人に何してくれんのよこのバカ」
「いっぱい汗をかいたら風邪治ると思ってさ」
「普通の風邪薬を渡してくれればいいじゃないのよ」
「それじゃあ俺がつまらないだろうが」
「意味わかんないから!」
以上です。駄文失礼いたしました。
GJ!
>>441 たかがドラマのキャラでアンチもクソもあるかよwwwww
GJ!GJ!
ありがとうございます!今夜はいい夢みれそうw
ドラマの登場人物を「キャラ」って言う人初めて見た
お前はいい加減黙れ
GJ!!
早く木曜にならないかなー
見合い不成立からの野絵バーシーンが見たすぎる
GJ!
恋心を抱くってどこまで本気で抱くのかなー
野立を焦らせるくらい←確信犯w
こんなスレあれとは知りませんでした。
ここってやっぱエロないとダメなんですよね。
パロだけだとスレチって感じですか?
>>462 いらっさい
自分は萌えネタであればエロ以外でもオッケーだけど
他の人は知らない
BOSSブログに意味深な文章が・・・これは8話期待していいのでしょうか?ww
>>464 期待しちゃうよねー
7話なんて10回以上見てるよ
ボスブロワロタ
中の人わかってんじゃんww
ボスブロ見てきた
これは期待せざるをえないw
>>462 1st(前スレ)の時から非エロの萌えパロはあったしいいんじゃない
スレに合った内容か否か判断してください。
浩→絵里子⇔野立な感じなんですけど。
「なら、今度は俺がお前を待っててもいいか?」
絵里子の脳裏にそんな言葉がよみがえる。
「あの男とは別れたのか?」
絵里子がアメリカに発つ別れ際に唐突に聞いてきた。
「そんなこと、アンタには関係ないでしょ…」
野立は黙って絵里子を見つめる。その澄んだ瞳に調子を狂わされ、
絵里子は視線をそらし口ごもる。
「…だって、その…これ以上待たせるわけにはいかないから…私
…何も約束できないし…これが私だから…仕方ないよ」
自嘲気味に笑みを浮かべる絵里子を野立が笑うこともなく
ただ見つめている。
「…じゃあ、もう行くから…アンタも元気で」
沈黙に耐えかねて野立に背を向けた時にその言葉が投げかけられた。
「え?」
「だから、俺がお前を待っててもいいか?」
あの時、どんな返事をしたんだっけ…
絵里子は記憶をたぐり寄せるように目を閉じた。その瞬間、走った
胸の痛みに顔をゆがめる。
固く隆起した胸の突起は舌先で転がされ吸い上げられ押しつぶされ、
ついには引きちぎらんばかりに歯を立てられた。
「っつう…」
のけぞる絵里子の姿態に満足したかのように、浩は絵里子の上で
激しく上下に身体を動かし始めた。
決して離すものかといわんばかりに絵里子にしがみつく。
焦るように激しく動かされる度に浩の荒い肌が腫れあがった乳首を削る。
その薄い胸板が悲しくて、絵里子は声を上げ、浩に合わせて腰を動かした。
「っはあ…ああ…ひろ…し…」
「え…りこ…っああ…えりこぉ…」
「んああ…はぁ…」
あっけなく果てた浩は満足げな笑みを浮かべ絵里子を胸に抱き、程なく
スースー寝息をたて始めた。
絵里子は息を押し殺し、ゆっくりと浩から離れた。
「なんで、アンタが私を待ってるのよ」
「1人くらい必要だろ? 日本でお前の帰りを待ってる男がさ」
いつになく澄ました顔で平然と答える野立の言葉に絵里子は戸惑う。
「バ…バッカじゃないの! 待ってたって何もないから…」
狂った調子を戻すように大げさに笑ってみせた絵里子の唇を野立がふさいだ。
「ちょ、ちょっと、野立! ふざけないでよ!」
絵里子は驚いて野立を押しのけた。
「ア…アンタの取り巻きと一緒にしないでよ」
「待つのは勝手だろ? 帰ってきた時は濃厚なお出迎えをしてやるから楽しみに待ってろ」
そこで初めていたずらっぽい笑みを見せ、優しい視線を送ると絵里子に背を向け
野立は大きく手を振り去って行った。
その時代遅れのキザな背中を思い出し、絵里子の頬が緩む。が、傍らで穏やかな
寝顔を見せる浩に気付き、すぐに顔が強張る。
身なりを整え、浩のアパートを後にした絵里子はバッグの中で震える携帯に気付いた。
野立…
夜空を見上げた絵里子は大きなため息をついた。
こんな感じですが、いかがでしょうか?
ダメ意見あったら消えます。
お目汚しごめんなさい。(先に謝っておきます)
>>469 GJ! いい!
また投下お願いします!
7話を見た後のモエモエ超妄想を投下しに来ました。
8話への期待が過剰すぎるアフォですのでお許し下さい。
エロ微な上にやたら長いのでこりゃダメだな場合は「後悔120%」でNG設定して下さい。
カプは野×絵です。
頭痛がする。
と同時に、体のあちこちが痛い。
覚醒しきらず、目を閉じたまま、絵里子は寝返りをうった。
肩が予想していた薄い布とは違う何か固いものにあたる。
ーやっば…。まーたやっちゃたかぁ。
と思いつつ、顔を向き直そうとした瞬間思い出した。
そう、この肩にあたる感触はプラスチックではない。
皮膚と体温。
そっとずれて、あたった肩をシーツに落とし、絵里子は恐る恐る顔を向けた。
いつものバーで二人で飲んだ。
例によって例のごとく。
一つ事件が片付いて、珍しく定時で上がれた。
事件の多くはその結末に酷く苦いものを残していくが、昨日は違った。
一つの救いが、皆に温かいものを残した。
いつもなら、愚痴っぽく辛気臭い話題になることが多い野立との会話も、
たわいもないバカ話が多かった。
久しぶりに二人で素直な気持ちでよく笑った。
おまけに野立が持って来た、20年ぶりに全面改定された
新人研修のための冊子が拍車をかけた。
女性職員向けに、話題の欠かない対策室室長、栄光のキャリア組大澤絵里子の輝かしい歴史
(男問題で左遷されたとか、FBIへは本当は飛ばされたというのは、当然全面削除)が数ページ。
入庁当初からの写真がいくつか載っていた。
もちろんそれを肴に飲むつもりだったのだろうが、多分必要以上に昔話に花が咲いた。
同期であり、FBIに飛ばされる前は、ほぼ似たような道を通って来たのだから、
当然なのだろうが、資料として残されていたであろうその写真のほとんどは、
野立と一緒に写っていた。
ーある程度飲んで、じゃぁもう1軒ってことになって…。
絵里子は二日酔いだけではない痛む頭を押さえつつ、
隣で太平楽に眠っている野立を恨めしげに見ながら記憶をたどっていく。
ーウチで飲むって言い張ったのは私なんだよね…。
アメリカの友達から、滅多に手に入らないバーボンが来ちゃってたからなぁ。
「はぁぁぁぁぁぁぁ。」
思わず大きなため息を出して、慌てて野立を見返した。
大丈夫。起きる気配はない。
問題は、いつものことだから絵里子自身が何も身につけてないことだけなら良いが、
片腕と肩をブランケットから出している隣の男も、
少なくとも上半身は何も身につけてないと確信できることだ。
とりあえず覚悟を決めて、ベッド回りを見ようと、上半身を起こした。
瞬間、片腕を勢いよく引かれベッドに戻され、そのまま背中から腰回りに腕を回され、
うなじの辺りに息がかかった。
「どーこ、行くんだ?」
低く少しかすれた声が、問いかける。
密着したことによって、敵も当然あられもない姿だと分かり、
わずかにうなじに触れる髭と唇の動きで、絵里子は昨夜のすべてを思い出した。
一気に体が緊張し、体温が上昇し、心拍数が跳ね上がる。
耳まで赤くなっている自分を自覚する。
絵里子の何を察知したのか、野立がゆっくりと腰に回した腕の力をゆるめ、
少し起き上がり、絵里子の顔を覗き込んだ。
「…どうした?」
大澤絵里子ともあろうものが、四十を過ぎたいい年の女が、
恥ずかしさに顔を背けるなど有り得ないと思いつつも、
やはりまともに野立の顔を見る勇気がでない。
「絵里子?」
さらに覗きこもうとした野立の低い声が、耳元で響く。
いい気分で部屋の扉を開けて、
いつものように上着をソファに放って絵里子は真っ直ぐにキッチンに向かった。
野立を部屋に上げるのは初めてではない。
反対に、野立の部屋のトイレットペーパーのストックの置き場所まで、
絵里子は知っている。
けれどこの二十年、間違いは起こったこともなく、
いや間違いが起こること自体が想定外だった。
慣れた様子で、絵里子と同じように上着をソファに投げ、
野立はネクタイを緩めた。
そして、酒やグラスの準備をしていた絵里子を、
また慣れた様子でキッチンに来て野立は手伝う。
戸棚の上のナッツの缶を取ろうとして、絵里子は少々バランスを崩した。
いつもなら、
『おいおい、お前相当酔っぱらってるぞ。』
『うっさいわねぇ。私が取ろうとする前に、
俺が取るよくらい言うのがアンタの役目でしょうが!』
と、軽口を叩くはずだった。
だが、昨夜は落ちかけた大きめのナッツの缶を二人で慌てて押さえた瞬間、
至近距離で目が合った。
鼻が触るような距離だった。
目を閉じたのと唇が触れあうのは同時だった。
どちらかが積極的に行動に出た覚えはない。
仕掛けるでも仕掛けられるでもなく、本当にお互いに自然に引き合うように、
誰かとキスをしたのはもしかしたら初めてかもしれない。
唇を甘く噛みあい、当然のように舌が絡み合う。
首に腕を回したのも、腰に腕を回されたのも、おそらく無意識だ。
殺したいほどムカつく髭が、顔を動かすたびに頬をくすぐるのが何故か嬉しくて、
腹が立った。
しばらくして息が上がりかけて、唇が外された。
目を開けて、何か言わないとと思ったと同時に、首筋に強くキスされる。
思わず息をのんで、更にぎゅっと目を閉じると、
唇は離れたが耳に熱い息がかかる。
「絵里子…。」
低く呼びかけるその声は、この二十年間聞きなれたはずなのに、
瞬間体中の力が抜けそうになって、思わずしがみついた。
けれど、やはり腹が立った。
そこから数メートル先のベッドまでの長さは、更に腹立たしかった。
「どうした?」
昨夜こうして後悔することは覚悟はしたが、
色んな意味でこの有り得ないはずだった状況を恥じて恨んで
シーツに顔をうずめていた絵里子に、再度野立が問いかける。
ーだから、耳に直接話しかけるんじゃないっつーの!
と頭で思っていても、いつもの勢いで言うには、少し気持ちを落ち着けたい。
「絵里子?」
けれど、低い声は繰り返す。
ーやばい。マジで真剣にヤバイ。
この声に昨夜はさんざん翻弄させられたのだ。
すごくいい!
早く続きが読みたい
再びキスをしながらベッドにたどり着くまでに、
あまりにもスムーズに下着姿にさせられたことにも腹が立ったが、
鎖骨の中心の窪みに強く唇を押しつけられた途端に
そんな気持ちは吹っ飛んだ。
続けて、鎖骨をなぞり、胸をゆっくり下りながら肌を刺していく髭に、
相手が誰なのか強く自覚させられる。
今度は胸の中心に強く唇を押しつけられ、
ここを過ぎたらもう戻れないことを一瞬で覚悟した。
120%後悔するとは思いつつも。
唇が離れ、2枚の薄いレースがずらされ、
固くなりつつある胸の頂きが、野立の口に含まれた。
「あぁ…。」
白い喉をそらし、甘い声が絵里子の口から洩れた。
一方の胸を舐め回され、もう一方を強く揉まれる。
それを交互に繰り返され、固く尖った突起を柔らかく噛まれるたびに、
しびれが下腹部の奥に直結する。
二年ほど男の存在がなかったとは言え、
早すぎる反応を絵里子は自覚した。
ようやく唇と手が胸から離れたが、予測していたことは起こらない。
髪を乱して目を閉じていた絵里子はゆっくりと目を開けた。
野立の顔がそこにある。
みっともない顔をしているのは十分に分かっているので、
顔を逸らそうとした。
同時に野立の手が伸び、絵里子の乱れた髪を柔らかくかき上げる。
「お前のこんな顔が見れるとはな…。」
思わず眉を寄せた絵里子に、野立は少し苦笑して続ける。
「今ならまだ止められるぞ。」
絵里子は更に眉を寄せた。
「あのねぇ…。ここまでしておいて、どういうつもり?」
「今ならまだ俺も止められるんだよ。これ以上やったら無理だけど。」
「…止めたいの?」
「俺よりもお前の気持ちの方が大事だ。」
「随分と紳士的じゃない。こんな格好にしておいて。」
「まぁそうなんだけどな…。嫌がる女を無理矢理抱く趣味はない。」
「じゃあここまでは何なの?」
「まぁ酒の勢いがあってだな…。」
その言葉に思わず絵里子は起き上がる。
「ちょっとアンタねぇ!」
野立もゆっくりを体を起して、絵里子と向き合った。
そして自分が乱した絵里子のブラジャーとキャミソールを丁寧に直し、
自嘲するように続けた。
「お前相手に遊べるわけないだろ。でも酒の力でも借りなきゃ、今更手なんか出せねぇよ。
お前だって、酒でも入ってなきゃ、絶対最初に俺のこと蹴りとばしてるぞ。」
絵里子の頬が緩んだ。
「随分と情けないじゃない。」
「今回ばかりは否定しない。」
「ったく。ホント情けないわねぇ。」
絵里子はゆっくりと体をずらして、
座る野立に跨り腕を首に回し、見下ろした。
「で、アンタはどうしたいの?」
片手でムカつく髭と頬を撫でる。
「だからお前の気持ちの方が大事だって言っただろ。」
「私はアンタの気持ちが聞きたいの。」
「お前はそれでいいのか?」
腰に置かれていた手が、緩やかに背中を撫で始める。
「いいかどうかは聞いてから決める。」
「ったくお前なぁ…。」
「この期に及んで逃げられると思ってるの?正直に吐きなさい。」
諦めたように野立が笑った。
「お前が欲しい。やらせろ。」
いい終わらないうちに、笑いながら絵里子は唇で野立の口を塞いだ。
今度こそ、はっきりと意思を持って互いの口内を貪った。
確かに野立の言う通りだ。
今更、酒の力と勢いでもなければ、きっとこんな風にはなれなかった。
ためらいのなくなった野立の手が、圧倒的に絵里子を支配する。
舌を絡ませながら、容易に残った下着をはぎ取り、
片手で器用に胸の突起を弄ぶ。
もう一方の手は、首から背中、脇から尻へ、
そして脚へと、幾度となく往復する。
角度を変えて、奥歯の裏まで舐め回され、
足の指の1本1本までも丁寧に撫でられる。
足首を強く掴まれて、喉の奥で悲鳴を上げた。
そんなところが弱いことを初めて知った。
絵里子の方が見下ろしているはずなのに、
両手で野立の肩につかまり耐えるしかできない。
疼く腰が何度も浮いて、少し唇が緩み、
ようやく溢れきった場所に指が浸された。
「んあぁぁぁぁ…。」
背がそり、細く長い悲鳴に似た声を絵里子は上げる。
野立の肩に置いた手に力が入り、爪が食い込む。
少しだけ野立の顔が歪んだ。
すぐに差し込む指が増やされ、別の指が外側の芽を探る。
片手は再び胸を弄られ、絵里子は荒く息をしながら、
額を野立の肩に預け、切なげに腰を揺らし続けた。
そして時折「絵里子」と耳元で低く呼ぶ声に、軽く体を震わせた。
けれど、再び細い悲鳴を上げそうになったところで、野立の手が離れた。
「いや…。」
思わず口から出て、顔を上げた。
いやらしく笑った髭面の男にこれ以上腹が立つことはないと思った。
「何がいやなんだ?」
絵里子の頭を片手で押さえて、短いキスを何度もしながら野立が言う。
腹が立つのに、体に正直に言葉はでる。
「早く…。」
「何が?」
「もっと…。」
「何を?」
くそったれと殴れないのが悔しいのに、
出て来たのは「お願い」という潤んだ声だった。
もう一度、野立がいやらしく笑ったような気がしたが、
その瞬間ぽんとベッドに投げ出された。
そして膝の裏を持たれたと思ったら、熱い塊に体の中心を裂かれた。
その後は、もうよく覚えていない。
耳元で、あの声で、名前を呼ばれる度に体のずっと奥の深い場所で
弾けるものが増えていっただけだ。
「絵里子?」
もう一度、野立が呼びかける。
観念して絵里子は顔を上げ、振り向いた。
野立が昨夜と同じように乱れた絵里子の髪を柔らかくかき上げて、笑った。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃない。」
絵里子の答えに野立は更に笑みを深くして、再び背中から絵里子を抱き直す。
「なぁ、後悔してるか?」
「してる。」
「即答かよ。」
「昨夜の時点で後悔するって分かってたし。」
「同情されたわけか、俺は。」
自嘲するような溜息が聞こえ、絵里子を抱く野立の手が緩んだ。
「でも、あそこで逃げたら、もっと後悔すると思った…。」
野立の腕の力が再度強くなった。
「安心しろ。俺がちゃんとお前を幸せにしてやるから。」
「なに寝言言ってるの。あんたが私といると幸せなんでしょうが。」
そう言って絵里子は野立の向こうずねを軽く蹴った。
暴れた脚を抑えつけようと、別の脚が絡まる。
そして野立は絵里子の髪に顔をうずめた。
「そうだな。絵里子、俺を幸せにしてくれ。」
「相変わらず、自分のことばっかり。」
「お前は俺を幸せにする義務がある。」
「どこにあるのよ、そんな義務。あんまり調子に乗ると殴るわよ。」
「恐えーなー。お前もうちょっと弱くてもいいんだぞ。」
呆れたように野立は笑ったが、絵里子は反撃して来ない。
何か別のことを考えているらしい。
しょうがねーなーと思いつつ、野立は腕の中のぬくもりを楽しむことにした。
昨夜だけで、色んな意味で自分の弱い部分を
新たにいくつか絵里子は知った。
きっかけがきっかけだけに、
死んでも絶対教えてやらないと思っている。
そして、何よりもこの先自分の弱点が
野立信次郎そのものだと言うことは、
どんな手段を使ってもバレないようにしないとと、
特に本人には、と絵里子は固く心に誓っていた。
(END)
すーばーらーしーいー!
わー
わー
わー!!
最高です!ありがとう!ありがとう!!
488さんはサイトお持ちでいらっしゃいますか?
ということで、お粗末さまでした。
レス14も消費してしまい、すんませんでした。
自分的には、今のところは全部吐き出したので満足120%です。
エロほぼなしな、とんだオナニー野郎で失礼しました。
超いい
そのまま映像にしてほしい位だわ
また書いてください
GJ!凄くいい!
キャラ設定が本家と近くて超萌えました
GJ GJ!
萌え転がった(*´Д`)ハァハァ
職人さん、ありがとう!
あなたすごい…神だ…
乙です。GJ
二人が可愛い
GJGJGJ!!めっちゃくちゃ萌えた
自分のストライクゾーンど真ん中で脳内再生余裕でした
GJGJGJ!!!
皆さん賞賛されてますが同じく!
めっちゃいいこの野絵萌え☆
職人さんありがとう、またよろしくです
GJGJGJGJ!!!
>>491 粋ですな、最高!
読んでも満足度120%
いつも百合スレにいるけど、野絵の極上SS読まされたら、野絵イイ!といわざるを得ない
ニヤニヤが止まんねええええw
野立何気に必死だったよなあれ
EDのバーでの会話もよかった
片桐の恋エピソードってラスボスの伏線か?
じゃなかったら別に必要ないよな
野立なに待ち受けにしてんだよw
バーの会話でニヤニヤしすぎて変な声出そうになったw
もう野立…おまえってやつは
か わ い い !!
野立〜
早く告白しろよ
野立絶対絵里子のこと好きじゃねーかw
素直になれよー
野立の好きっていうときの顔がかっこよすぎて本気でドキドキしたよw
もう!もう!野立お前はよー!!
ニヤニヤしすぎたごちそうさまです
最終回で絶対に告白するに1000事件を賭ける 事件賭けちゃだめか
狩りは照れ隠しなのか
野立のヤキモチが予想以上に露骨でワロタw
今回の写メにしろ、平助にしろ、ピーパーにしろ、野立は絵里子の
写真収集しすぎ。沼田の事笑えないなw
「好きだ」
玲子にでも再登場してもらって
野立の背中押すかむしろお尻蹴り上げて野立にアクション起こさせてあげてw
「あいつは恋には奥手のはずだ」って言っちゃう野立に萌えたw
野絵派が盛り上がっている一方で片木派が死んでないか心配だ
片木派、たしかに。
木元戻ってくるのに何やってんだ琢磨
木元のホッペに添えた片桐の手を
ずっと心の支えにしていました
今まで、どうもありがとうございました…
木南が何かの犯人で
あえて騙されたフリをしている片桐
という設定に一縷の望み
無駄な抵抗は止めろ。
現実を受け入れるんだ…orz
せめて話として面白ければまだいいかな
1話のほっぺで期待しすぎた感はあるしね…ね…
野絵も好きなんでそっちの楽しみで心を保つ
ヤキモキする野立に萌える反面、谷原も良いと思ってしまった
さすがに死体愛好はいただけないがwこの二人並ぶと絵になるし。
草食系からの変貌ぶりと、(演技だけど)怯えて無抵抗な絵里子の絡みにも萌えた
どうせならもっと引っ張ってもらって、野立との三角関係も見てみたかったw
谷原が犯人と分かる前、絵里子は本当に惚れかけてたのかな?
その辺の葛藤の描写が全然なかったけど。
>>519 同じく
絵里子と石川が良いと思ってしまった
絵里子が顔に手を添えられたり、櫛で髪をとかれたり
なすがままにされてて禿げ萌えた
>>512 同じく萌えた。
そしてあのシーンの野立の動揺っぷりが堪らないw
野立かわいいよ野立
絵里子もちょっとわかってやってそうにも見えた
焼き餅?とかバーでのやり取りとかw
えりこも何となく気づいてて探ってるに一票
今の距離感たまんねぇ
そう?だったら邪魔しないで、私ときめいてる〜って言ってるくらいだよ
野立が邪魔してると思うってことは、薄々気付いてるよ
野立と絵里子にキュンキュンしてしまった
同じく絵里子も気づいてるに一票!
バーシーンの一気飲みははっきりせずにごまかす野立に呆れてるか
もしくは狩りに出向いてった野立を引き戻すために(介抱してくれるからね)酔いつぶれようとしてたのか
そんな風にしかもう見れなくなってきたwww
>>526 もしくは、狩りに行った野立に対してムカついてるかw
まーた若い女の子の方にいってあいつは全く。ふん知らない
て感じかと思ってた
>>519 同意同意!
というか昔、絵里子と石川の中の人が月9でカップルだった時に
めちゃくちゃ萌えてたから、今回の共演が嬉しくてニヤニヤしてしまったw
最後のバーのシーン、家族と一緒に見てるのに萌えすぎて変な声出そうになった…
雅人×春香もよかったよねー
久しぶりにトプキャが見たくなったよ
投下しにくい空気なのですが投下します。
エロなしで>>469-
>>471の続きです。
「待ってていいか」
あの男はそう言った。
果たしてその言葉に現実的な意味があるのだろうか、と絵里子は考える。
あるいは、取り巻きの若い女達と軽くかわす挨拶程度の意味しか
ないのかもしれない。
そしていつも最後は、こんなことに頭を使う自分が情けなくなる。
この2年、何度この自問自答を繰り返してきただろう。
その原因をつくった野立を腹立たしく思い出す。
帰国したら、あれはどういう意味だったのかと問い詰めてやる、と
爪をかむ。が、ふと頭をよぎる。
あいつはきっと自分が言ったことさえ忘れているに違いないと。
ため息とともに日本に降り立った絵里子は、まず野立に電話しようと
携帯を取り出した。この2年間、頭から離れなかったことに答えを
出したかったわけではない。ただ、野立の声が聞きたかったから。
しかし絵里子が野立の番号を呼び出すよりも前に、着信音がなる。
見覚えのない番号だったが、その声は聞き覚えがある。
「兄貴を助けて下さい。兄貴にはあなたが必要なんです」
浩の弟、健吾だった。
半年前、浩が足場から転落する事故を起こした。
そのせいで、浩の会社は某建設プロジェクトから外され、3ヵ月の
重傷を負った浩は病院を退院後も現場復帰できず、会社を辞めていた。
「兄貴を立ち直らせることができるのは絵里子さん、あなたしかいないんです」
なんで断らなかったのだろうと、絵里子は後悔した。
現に、健吾の声を聞くまで浩のことなど忘れていた。
なのに会いに行ってしまう自分に、絵里子自身驚いていた。
よどんだ空気に混じりすえた臭いが漂う部屋はカーテンが締め切られ、
昼なのか夜なのか時間の感覚さえ狂っているようだった。
その中でたたずむ浩は細くやつれ、絵里子の知る彼ではなかった。
「お帰り…絵里子…元気そうだな」
そう出迎えの言葉を口にするのとは裏腹に、浩は絵里子を引き寄せると
すがるように彼女の胸に顔をうずめる。
「弱音を吐くな。目の前のことから逃げるな。強くなれ」
そんな言葉を部下達に向かって簡単に吐いてきた。
が、絵里子をようやく助けに来てくれた最後の救いの手とばかりに
とりすがる浩に、かける言葉が見つからない。
気がつけば絵里子は、ただ浩のなすがまま身を任せていた。
もう何度自分に嘘をついただろう。
嫌悪感にも似た感情をひた隠し、強張る身体を必死でよじらせ昔と
変わらない自分を演出する。
なぜ? これが私? こんな愚かな女だったの?
浩が熱く激しくなればなるほど絵里子の頭は冷静に冴えわたり自問する。
かつてこの男の胸の中でかき消されていく意識と混沌の中で
死んでもかまわないと体をうち震わせていたことが信じられない。
しかし、そんな絵里子の心を浩は本能的に感じ取っていた。
優しい愛撫はいつしか粗暴になり、狂乱の入り混じる凶器へと変わる。
うなじに突き立てる乱雑に処理された爪が決して力を緩めることなく
絵里子の白い背中を横断する。
秘裂に当てた舌先をやさしく上下させ、こじ開けたかと思うと、次の瞬間
キリキリと歯を立て噛み切り、大きく弓なりにうねった姿態と、吐息から
悲鳴へと変わる絵里子の反応に満足する。
傷ついた秘所に浩は容赦なく自身の熱い塊を突き立てる。
血の混じる愛液が溢れ出るたびに、絵里子は悲鳴を上げる。
もはや演技する必要などなかった。
絵里子の気が遠のくまで浩の狂気は続き、完全に意識を失うまでの短い時間、
浩は絵里子を抱きしめ優しくキスを繰り返す。
「愛してる…絵里子…俺にはお前だけだ…すまない…ゴメン」
絵里子の頬に浩の涙がこぼれ落ちる。
「大丈夫だから…浩は…大丈夫…私がいるから…だい…じょ…ぶ…だから…」
か細い声でそう言うと、絵里子はまぶたを閉じた。
絵里子は鉛にでもなったかのような重い身体を引きずるようにして自宅に戻り、
ドアを開けると、中からテレビの音が漏れてきた。
深夜のバラエティ番組の乱雑な会話に野立の笑い声が混じる。
ゆっくりと歩を進める絵里子の目に朝とは違うリビングが映る。
おもむろに振り返る野立の顔を避けるように、絵里子は辺りに
視線を泳がせた。
「ち…ちょっと、何勝手にヒトんち入ってんのよ!」
「ったく、お前は! 鍵かかってなかったぞ。不用心にも程がある」
絵里子はソファに座る野立から十分距離を取って床に座った。
「ふん。取られて惜しい物なんてないし、刑事の部屋に泥棒が入るなら
ウエルカムよ。とっつかまえてボコボコにしてやる」
「ばかか、お前は…まあいい。お前の部屋を掃除して立ち番のごとく
守ってやってた俺に何か言うことは?」
「…ぅ…あ…ありがとう」
唇を小さく尖らせながらうつむき加減で呟く絵里子が、野立の顔を
柔和にさせる。
「…で、なんで来なかったんだ?」
「…」
「お陰で俺は寂しく一人飲みだ」
「…ごめん」
「何度かけても電話にも出ないし…」
「…ちょっと…何か変な勧誘に引っかかってさ。あ、危ないとこ
だったんだから…」
せわしなく瞳を動かし、野立の視線から逃れながら、絵理子は次の言葉を探す。
「ふ〜ん…勧誘ねえ…」と言って、壁に掛かった時計に目をやる野立。
午前2時を過ぎていた。
「ニューハーフの店とかで働かないかって?…そんな勧誘か?」
「な、何だって!」
絵理子が睨みつけた先に優しく微笑む野立がいた。
「まあいい…腹減ってないか? ちょうど小腹がすいた頃だろ」と言って、
野立が立ち上がる。
「てか、お前のとこナンもない!卵もなけりゃ野菜もない!スナックばっか!
女じゃないだろ、実は」
そう言いながらキッチンへと向かう野立の背中を見て、絵理子はほっと息をついた。
野立は、かつて自分が絵里子に言った「待つ」ことについて何も触れない。
やっぱりあれはただの軽口で、言ったことすら覚えてもいないんだ、と絵里子は
落胆した。と同時に、今の自分に「待っていた」と言われてもどうしようも
できない。むしろ、忘れられていてよかったと安堵していた。
キッチンから聞こえるガチャガチャと鍋のぶつかり合う音が優しく絵理子の
緊張をほぐしていく。
絵理子はソファに寄りかかると重さに耐えかねたように瞼を閉じた。
「感謝しろよ、絵里子。俺が買い出ししておいたから人間らしい食いもんが
食えるんだ」
野立がウエイターのように皿を掲げて戻ってきた。
「ほれ、野立様特製チャーハンキャリア風だ」
絵里子の目の前に皿を置き、満足げに見やると、彼女は小さな寝息をたてていた。
「…それはないだろう…えりりん」
囁くように呟くと、野立はゆっくり絵里子を抱き上げベッドへと運んだ。
これで何回目だ?とツッコミを入れながら、絵里子のシャツブラウスの
ボタンを外し、ブラジャーを緩める。
はじけ出た乳房が野立の顔から笑みを奪い去った。
赤く腫れ上がった乳房の先端に痛々しくしおれ血がにじむ突起があった。
辺りを見回し、目に入ったアルコールタオルを手に取ると、野立は丁寧に乳房を
ぬぐった。
瞬間、絵里子は胸を隆起させ顔を歪める。
「っつぅ…んん…イタ……ヒロ…シ」
スーッと波が引くように、穏やかな寝顔に戻っていく絵里子を無表情で眺めていた
野立は、何事もなかったように淡々と服を脱がせていった。
恐ろしく冷静な一連の行為に、野立は苦い笑みを浮かべる。
「お前は何も知らない…」
一瞬、野立は眉根にシワを寄せ目を閉じる。熱を帯びた身体を落ち着けるように
ゆっくりと呼吸を整えながら、再び絵里子の寝顔に視線を落とした。
「俺がどれだけのものを隠してきたか…」
無防備に投げ出されている白い肢体にブランケットをかけると、包み込むように
ブランケット越しに絵里子を抱きしめた。
長すぎてすみません。切ります。
失礼しました。
GJです
どんどん読み進んでしまいました
続き楽しみにしています
続き楽しみにしてます!
>>531 GJです!
読んでて切なくなりました
続き、楽しみにしてます
GJGJ!
野立だけじゃなく、絵里子も切ないの凄いイイ
また書いて下さいね
続くんだよね?このまま終わったら生殺しよ!
GJ!
540の続きです。
だんだんパロディから離れてスレチなものになっていきそうなんですが、
投下していいものかどうか…エロなんて皆無だし。
無駄にレス消費して申し訳ないのでダメな場合「もういい」と言って下さい。
「お前、まだあの男…池上浩と付き合ってんのか?」
野立が軽く交わす雑談のように、さらっと訊いてきた。
絵里子は虚を突かれ、飲んでいたカクテルを詰まらせ咳き込む。
「おい、何慌ててんだよ」
ごく自然に野立の手が絵里子の背に伸び、優しく上下する。
「あ、慌ててなんかないよ…野立が変なこと訊くから…」
「変なこと…か」
野立の手が離れ、カウンターチェアの背もたれをグイッと回して絵里子の
正面を自分に向ける。
笑みのない冷めた瞳が至近距離で真っ直ぐ絵里子を覗き込む。
「で、まだ会ってるのか?」
絵里子は野立の手を払いのけると野立の視線を避けるように向き直る。
「あっ、会ってるわけないでしょ…とっくに別れたんだから…そんなメメしい
女じゃないって…」
から揚げをつまみ、もぐもぐと無邪気を装い口を動かす。
「ふぇんなこと訊かないれよね」
絵里子は笑って野立を見やった。
「ふうん…」
野立は視線を外しグラスを揺らしながら宙を見上げる。
絵里子はゆっくり息を吐き胸の鼓動を抑えた。
と、絵里子の携帯が振動した。
慌てて携帯を手に取るとバッグに押し込み絵里子は椅子から降りた。
「ゴメン、野立。もう帰るわ」
立ち去ろうとした絵里子の腕を野立がつかむ。
「いくな!」
「何言ってんのよ。ちょっと離しなさいよ」
絵里子が振り払おうとするが、野立はつかんだ手を離そうとしない。
「いくな、絵里子!」
「ちょっと野立…アンタ、今夜、変だから…」
「お前が行ってもなんの解決にもならない!」
絵里子の身体が凍りつく。
「…あいつは…池上はお前が行っても何も変わらない」
野立の刃のような目が絵里子を捉えて離さない。
絵里子は固りついたように腕をつかんでいる野立の手にもう一方の手をかけ、
野立を冷徹な目で見据えた。
「私の勝手だから…アンタには関係ないから」
野立の手から徐々に力が抜けていき、気がぬけたようにだらりと絵里子の
腕から離れた。
絵里子は振り切るように野立に背を向け出て行った。
その背中をじっと追っていた野立だったが、視界から消えると諦めたように
カウンターチェアを蹴り回す。
目を閉じると脳裏に絵里子の肢体がよみがえる。
ズキリと胸の奥に痛みが走り、野立は無意識のうちに握っていた拳をテーブルに
打ち付けた。
すみません、中断します。
家族が起きてきてしまった…
うおお!続き待ってた!!
どうぞ無理のないようにー。楽しみにしてます
私も待ってます
職人さんが続けて降臨されて嬉しい
続き待ってます。
切ない感じが凄く好きです。
正座して待ってる!
8話あらすじの
>事件解決の夜、絵里子は、いつものように野立とバーで他愛のないおしゃべりに興じ…。
になんでかワロタ
職人さん方GJ!!!
EDのバーのシーンになる度に、脳内で平○堅のeven ifが再生される。
歌詞がバディ時代、ファーストシーズン時の野立っぽくて妄想余裕ww
>>555 気になってeven ifの歌詞見てきた
かなりヤバいなwww
Crystal Kayの「こんなに近くで」が男目線だったらまんま野立にはまるんだがなあ
even if いいね
クリケイの方も、意外と絵里子寄りの気持ちだったりしてw
新たなモエが沸いたので全く空気読まずに投下します。
おまけにエロなしです。ごめんなさい。
板の意味を完璧無視の、自己満足ハンパないです。
野→絵のような、絵→野のような。
5〜6レスは使う気が。
×な方は「出会いは5%以下」NG設定でお願いします。
※各種設定は全て捏造及び妄想で成り立ってます。
「野立さんとボスっていつからなんですか?」
いたく抽象的に、かつしれっと田所が聞く。
「いつからって?何が?」
絵里子が眉をしかめて、問い直す。
「同期って、入庁してからのからのお知合いなんですか?大学は別なんですよね?」
にっこりとほほ笑んで、田所はぐい飲みを再びくいっと飲みほした。
絵里子と野立はキャリア組の同期だ。
キャリア組のほとんどが、都内の某有名国立大学出身なので、
同期と言えどもほとんどが大学からの知り合いの人間が多い。
現に野立と森岡は学部は違うが大学も一緒だ。
けれど、違う大学出身の絵里子は、
入庁式および警察大学校入学式で、初めて顔を合わせた者の方が多い。
斜向かいに座っていた絵里子と野立の目が合った。
「そう言えばさ、初めて会ったのって、アンタ覚えてないでしょう?1種試験の時なのよ、本当は。」
自慢げに野立の方を指差して、絵里子が言う。
「覚えてる。」
絵里子から目をそらして、野立は答える。
「うっそ!アンタ絶対覚えてないって!」
そう言う絵里子をちらりと見ただけで何も反論せず、
野立は煙草に火をつけゆっくりと煙を吐き出した。
キャリア組の国家公務員試験は毎年4月の終わりから5月の始めだ。
国内最難関の一つと言われる試験に、弱冠21歳だった絵里子も人並みに緊張していた。
試験会場は各省庁の現キャリアがわんさか出ている都内某有名国立大学。
都心の中では木々が多く新緑が美しくすがすがしいキャンパスの中で、
合格率は消費税並みの厳しい試験。
絵里子は東京生まれの東京育ち、おまけに試験会場から実家までは歩ける距離だが、
大学は関西だった。
周りはほぼ慣れ親しんだ在籍校での受験なのだろう、落ち着き払っていたが、
絵里子の気持ちは完璧にアウェイだった。
だから、短い休憩時間の間も、必ず一旦外に出て気持ちを落ち着けていた。
少し外れの人気の少ない場所のベンチで最後の休憩をしていた時だ。
「ごめん。そこ俺の場所だから。ちょっとそっちにずれてくれないかな?」
絵里子の目の前に背の高い端正な顔立ちの青年が立っていた。
「はぁ?」と絵里子は言って辺りを見回す。
確かに周囲のベンチはほぼ埋まっており、3〜4人座れるベンチに一人で腰かけているのは、
絵里子の場所だけだった。けれど『俺の場所』とはどういうことだ。
左端に座っていた絵里子は、右側を指して言った。
「そちらの端が空いてますけど。」
「うん。だから、君が座っているそこは俺の場所だから、
申し訳ないけど君がそっちの端にずれてくれないかな。」
だから『俺の場所』とはどういうことだとは思いつつも、時と場所を考え、
変な奴には関わらないようにしようという思いの下、絵里子はしぶしぶベンチをずれた。
『俺の場所』と言ったその青年は、『俺の場所』に座りおもむろに煙草を吸いだした。
さすがに目が点になった絵里子は一言文句を言うべく、立ちあがろうとした。
すると、後ろの方から少しいらだった大きな声が聞こえ、絵里子は振り返った。
「だから、そっちで吸われると煙が全部こっちに来るんだよ。少しは考えて吸えよ。馬鹿!」
「ここしか空いてなかったんだから仕方ないだろ。禁煙じゃねーんだから、どこで吸おうと勝手だろ!」
低次元な言いあいに、絵里子は呆れて、向き直る。
そして、ふと気が付いた。
ああ、だからなのかと。
でも、それならそうと煙草が吸いたいからって言えばいいのに。
絵里子は、ゆっくりと煙草を吸う反対の端に座る『俺の場所』の青年をちらりと見た。
視線に気がついたのか、『俺の場所』の青年がこちらを向いて、話しかけて来た。
「志望どこ?」
不躾な質問に絵里子は眉をひそめた。
「あっ、聞いちゃダメだった?」
何ともあっけらかんとした傍若無人な調子に、言わない方が潔くない気がした。
「…警察ですけど。」
「警察?女の子なのに凄いね。」
ずっと言われ続けた、女のくせにという言葉が絵里子の頭に蘇る。
「女じゃダメですか?」
「ダメじゃないけど。絶対的な体力の差ってあるじゃない?
キャリアと言えども、警察は女子には厳しいと思うからさ。」
「大きなお世話です。」
『俺の場所』の青年は声を上げて面白そうに笑う。
「確かにね。でも、女子の方が狭き門だから、頑張って。
それに、男は本能的に女を守りたいって思うもんなんだよ。
だから、あんまり強くなり過ぎないでよ。」
青年はにっこり笑ってそう言うと、ひらひらと手を振って、
建物の方へ消えて行った。
その青年のあまりにもの軽さに、今日と言う日のそぐわなさに、絵里子は驚いたが、
更に驚いたのは、入庁式および警察大学校の入学式でその青年が隣に座っていたことだった。
左端から順番に各試験の総合の成績順で座らせられるそこで、
最も左端に座っていたのが野立だった。
野立、絵里子、森岡の順で、その時からこの腐れ縁は続いている。
「ホントに覚えてるの?」
いぶかしげに絵里子が聞く。
「覚えてるよ。」
「じゃぁ、どんなだったか言ってみなさいよ。」
「やだ。」
「ほーら、言えないんじゃない。だからそうやって、適当なこと言わないの。
昔っからそうなのよ、こいつは。もう、適当で軽いの。超いいかげん。」
野立に対した悪口を一通り吐くと、
絵里子は隣に座る岩井と別の話題で既に盛り上がっている。
あの時、他にも空いているベンチは当然あった。
けれど、ピンと背筋を伸ばし、気持ちを落ち着けるように深呼吸をする、
まだ名前も知らなった絵里子に、今となっては不覚にも見惚れたのだ。
ちょっとでもいいから話がしたいなど、
今の野立信次郎的には考えられないほど殊勝な下心の末が、あの台詞だった。
あの頃と今の絵里子と、当然年は取ったが、
おそらく中味はほとんど変わってないと確信できる。
あの時見惚れた横顔の印象は二十年経った今でも同じだ。
だが、あの時のことを口にしたくないのは、
見惚れたことを言いたくないだけではない。
「だーから、あんまり強くなり過ぎるなって、言ったじゃねーかよ。」
という小さなつぶやきが、煙草の煙とともに消えた。
566 :
559:2011/06/12(日) 22:39:45.07 ID:gOiwO906
以上です。
本当にエロなさすぎなので、とっとと逃げます。
捏造にも程があると一応反省してます。
すんませんでした。
アリだと思います‼(=´∀`)人(´∀`=)
昨夜、投下しようと思っていた
>>548の続きを投下します。
都心の明かりに照らされた夜の闇に暗黒の樹木のシルエットが浮かび上がる。
ひときわ高くそびえ立つ大木の下に野立は立っていた。
昼間は日に照らされ美しい輝きを見せ人々の歩を止めていた芝生も、
地獄へといざなう不気味な黒い沼のように見える。
その上をゆっくりとした足取りで近づいてくる黒い陰があった。
野立とは十分距離を取った位置で立ち止まる。
「申し訳ない、こんな時間にこんなところへ呼び出して」
野立の言葉に、浩はただ黙って野立を見据えていた。
その目は、筋肉が削ぎ落とされた貧相な身体とは対照的に不思議な自信を
みなぎらせていた。
「今日はお願いがあって来ました」
野立は十分に間を置いた。
「絵里子をそろそろ解放してほしい…あいつを自由にしてやって下さい」
うわー、ゴメンなさい。
ずーっとリロードしてなかった。とんだお邪魔をしてしまいました。
すみません。
出直します。
GJ!自分は好きですよ!
野立は本心を語らないイメージあるので
ピタッと当てはまりました
また書いて下さいね
>>568さん
待ってました!
出直さなくていいと思うよ
職人さんはどんどん投稿してほしいです
まってた!続きカモン
>>566 GJ!
捏造も有りですよ!
個人的にはキャラ像がぴったりで良かったです!
>>569 待ってました!
お言葉に甘えて、とりあえず昨夜の分を投下してしまいます。
>>568の続きからです。
浩は片頬を上げ余裕の笑みを見せる。
「アンタには関係ない。あいつをどうしようと俺の勝手だ…」
「あなたは!」と、野立はかぶせるように叫ぶ。
「あなたは絵里子を愛してるわけじゃない!あいつを利用してるだけだ!」
浩の顔から笑みが消える。
「池上さん、あなたは運がいい。滑落して大怪我を負っても、後遺症もなく
元の身体に回復した…仕事に戻れないのはあなた自身の問題だ…そんなことに
絵里子を巻き込むのはやめてくれ」
「アンタに何がわかる!鳶が落ちるなんて笑い話にもならない…落ちて会社に
損害を与えた鳶を一体誰が雇うって…」
「違う!」と野立が遮った。
「アンタが臆病なだけだ。怪我しても復帰してるヤツなんてたくさんいる。
アンタはただ怯えてるだけの臆病者だ!」
浩は視線を逸らし、しばらく沈黙した。
「別れない…」と絞り出すように言う。
「どこまでも絵里子を離さない…俺たちはいつまでも一緒だ…あいつを殺して
俺も死ぬまで…」
浩が野立に鋭い視線を向けたと同時に浩の身体が宙を舞った。
野立は倒れた浩の首元を押さえつけ馬乗りになっていた。
「ハ…ハハッ…これでアンタも終わりだ。警察官僚が一般人を暴行…マスコミは大喜びだ。
最高じゃないか! フフ…フハッ…ハハハッ…」
浩の不適な笑い声が夜の闇に響く。
ふと、浩は頬に冷たいものを感じて笑いを止めた。
それは目の前の男の澄んだ瞳からこぼれ落ちたものだった。
野立は浩の首元を抑える手に一瞬、渾身の力を込めた。
苦しげに顔をゆがめる浩の首根に野立の頭が落とされる。
「これ以上…失望させないでくれ…頼む」
浩の胸にくぐもった野立の声が響く。
野立はゆっくり浩から離れると、その場で頭を地面につけた。
「あいつは…絵里子は、あなたを愛して…心から愛して、そのためにキャリアも捨てた。
何もかも犠牲にしても構わない程、あいつが愛したあなたにもどってくれ!あいつを…
絵里子を失望させないでくれ…頼む…」
どれくらいの時間が経っただろう。長い沈黙の後、浩は静かにその場を立ち去った。
「あれぇ? もうミンナ帰ったか…」
芝居がかった口調で対策室に入ってきた野立が、わざとらしく室内を
見回しながらうろつく。
絵里子は野立には目もくれず机上の書類を片付けていた。
「帰ったんなら仕方ない…よな…」
相変わらず顔を上げない絵里子に、野立は諦めたように傍らまで近寄る。
別れたはずの男と切れてないことを知られバツが悪い反面、そんなことは
私の勝手、ヒトのことは放っとけとも思う気持ちが絵里子を不機嫌にさせる。
そんな心を見透かすように野立は無視できないほど顔を近づける。
絵里子はチラッと野立に目をやり、呆れ顔でため息をつく。
「な、何よ…なんか言いたいことでもある?」
「最近お前、付き合い悪いぞ。今日あたり一気に挽回しろ」
「はあ?」と絵里子はいつものように野立をにらみつける。
「何を挽回するってぇ?意味わかんない!」
「バカヤロウ。部下が上司のご機嫌をとっていやいやながらも飲みに付き合う。
これ日本のリーマンの常識な」
絵里子はフンと鼻先笑いを返す。
いつもと同じようにふざけた会話を進めようとする野立に自分の周りに
張っていた結界が崩れていく。
いつものバーでいつものように軽口を叩き合い、二人の間に穏やかな時間が
流れていく。
そして、絵里子の携帯が鳴った。
絵里子の身体に緊張が走り、野立から目をそらすと携帯を握り締め席を立つ。
野立は深いため息をつき、行けよと顔をふる。
「安心しろ、止めないから…俺は待ってるから」
絵里子は気まずそうにうつむき加減で足早に店を出た。
とりあえず、ここまでです。
今後は、空気読めるように気をつけます。
GJ!
野立の想いが切ないね〜
続き楽しみにしてます!
日曜の夜は過疎ってそうなので今のうち、できてる分を投下しちゃいます。
>>577の続きですが、どうでもいいエピが続きます。
絵里子は気まずそうにうつむき加減で足早に店を出た。
小走りで歩を進めながら電話に出る。
「ゴメン、浩。今から行くから…」
浩からは何も返ってこない。ただ息づかいが聞こえるだけだった。
「浩? もしもし?」と言いながら、タクシーを探す。
「いいよ、来なくて」
「え?」
「来なくていい…もう会わない…終わりにしよう」
絵里子は上げかけた手を下ろし、立ち尽くす。
「…何…浩…どうしたの?なんかあった?」
「…何も。何もないよ」
「うそ!」と電話口で声を荒げた絵里子の目に涙がにじむ。
「なんかあったんだよね。大丈夫?浩。とにかく行くから…」
「俺たち、別れたんだよな…2年前…あの時、とっくに終わってたのに…ゴメンな」
「ひ…浩。大丈夫だよね?…私は大丈夫だから…そばにいるよ。だから…
だから自分をダメだなんて思わないで…これ以上自分を責めないで…
お願い、早まらないで…死なないで…死んじゃダメだから!」
片手を口に押し当て漏れそうになった泣き声を押さえる。
電話の向こうからは浩の荒い息づかいだけが聞こえている。
しばらく沈黙が続いた。
「何言ってるんだよ」と言う浩の声は震えていた。
「お前、俺が死ぬと思ってたのか…そんなわけないだろう。俺はそんな弱い
人間じゃないよ…お前が一番知ってるはずだ」
「…ホント? 本当に大丈夫なの?」
「ああ…俺も忘れてた。お前が強がっているけど、実は弱い女なんだってこと…
絵里子…ゴメン」
「…ヒロ…シ」
「俺のことは忘れてくれ…俺も忘れるから…お前のこと、全部忘れるから…な」
絵里子は浩が目の前にいるかのように、コクンとうなずいた。
「だけど…」と、浩は小さな笑い声を漏らす。
「俺、自分を買いかぶってたよ…お前のこと一番知ってるのは俺だって…
いたんだな…お前のこと、俺より知ってるヤツ」
「何? …浩、何言ってるの?」
「じゃ、元気で…幸せになれ」
突き放すように言うと、浩は携帯を切った。
絵里子はしばらく風に吹かれて気を鎮めた。
何度も逃げたいと思った。この男から逃げるには殺されるのを待つしかない
のかもしれない、それも悪くないと。
が、実際に別れを切り出されると、うろたえている自分がいた。泣いて死なないでと
言っていた。
絵里子は自分が何に怯え何に縛られていたのかわかったような気がした。
これもあるいは恋だったのかもしれないと。
野立!
絵里子の頭にさっきまで一緒にいた男の顔が浮かんで、自然に足が来た道を戻る。
息をはずませ店に入ると、そこに野立はいなかった。
「待ってるわけないよね…」とひとり言を言いながら同じ席に座った。
「待ってるんじゃないですか」と顔見知りのバーテンダーが微笑んだ。
「ええ?何の話よ…てか、誰かいると思って戻ってきたわけじゃないからね。
飲み足りなかっただけだから…ビール、一杯だけ」
バーテンダーは黙ってうなづいた。
ほどなく絵里子の前に美しいブルーのカクテルが置かれた。
目を丸くしてバーテンダーの顔とカクテルを交互に見る。
「何これ? 私、頼んでないけど…」
「アルディラです…野立様が時々頼まれるカクテルですよ。意味は『すべてを越えて』」
「野立が?」
ライトに照らされてキラキラと輝くグラスをじっと見つめる。
「えっ」と我に返った絵里子をバーテンダーは相変わらず優しい笑みをたたえた顔で
見つめていた。
「ちょ…ちょっと、なんで私が野立のカクテルを…」と言いかけた絵里子に、彼は
「私からのサービスですよ」と付け加え行ってしまった。
「…わっけわかんない…『すべてを越えて』って意味まで考えて酒飲むヤツは
いないっつーの。相変わらずキザな男なんだから…」
ブツブツとひとり言を言いながら、その澄んだ青い色のカクテルに唇をつける。
ヘーゼルナッツの甘い香りが口中に広がり爽やかな後味を残していった。
「いい酒飲んでんのね…野立…」
以上です。
とりあえず終わらせなければ…
GJ
続き楽しみにしています
>>566 GJ!!あなたの文章とても好きです。
ある意味一目惚れだったんだな、野立…ww
>>582 続き待ってました!
野立いい男すぎる。幸せになってほしいな
職人さんがいっぱいでホクホク(´∀`)
続き待ってます〜
待ってる男、野立クンを書いてるヤツです。
今日、帰ってきたらけっこう長々と書いてた続きが保存されてませんでした。
自分が悪いんですが、心がポッキリ折れちゃって…
フェードアウトしてしまおうかと思ってたんですが、スレに来てみたら
待ってていただいてる方もいらっしゃるようだし、やっぱ書かないと、と
思いなおしました。
今夜はふて寝だけど、そのうち立ち直りたいと思います。
前と同じに書けるかどうかわからないけど、少し時間下さい。
最悪、あらすじだけでものせようと思います。ごめんなさい。
無理しないでね
ゆっくりでいいので完結したの読みたいです
588 :
0515:2011/06/14(火) 07:13:35.28 ID:ZNTSwk7v
楽しく読まさせて頂いてます。待ってます。
絵里子の「一生帰ってくんな」が野立脂肪フラグだったらどうしよう
片桐が不器用ですからと言う度に
いや一番不器用なのは野立だよーと突っ込み入れながら見てる
591 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 21:39:42.87 ID:HdBkgjkR
野立は絵里子と出会ってから本気で女とつきあったことがあったのだろうか・・
見合い話もことわってたしなぁ
ナイな
592 :
0515:2011/06/14(火) 21:42:46.48 ID:ZNTSwk7v
すべて自分の為とかいいながら…絵里子の為だったりして。
俺の為、ていうのは照れ隠しっていうのは公式見解だと思ってた
同じくw
1の時から照れ隠しと思ってたけど
ここまで想いが深いとは知らなかったよ
ナンパ男がはじめて本気で恋した女性が絵里子って萌えるだろ
しかも想い続けて二十年
友達(フィルター非搭載)が「野立ってベルばらのアンドレっぽいポジションだよね」って言ってた。
言い得て妙だと思ったけど、バックに薔薇を背負い、ポエミーで感嘆符だらけの野絵を想像したらフイタw
そりゃ絵さんはオスカルもアンドレも似合うけどww
tudouに野絵のMVあがってる
改めて見ると、1stから伏線けっこうあるね
BGMはクリスタル・ケイだけど、うp主はここの住人かな?
とりま乙です!
>>600 MVってめっちゃあると思うんだけど何で検索かけたら出てくる?
重い…
つべの野絵mvもいいよ
なんで途中にリコベンがはいってるんだw
間宮と広澤を入れるなら兵頭と紅子も入れて欲しいなー
つべって何で検索すればでてくる?
d
ほんとだリコベン入ってるw
海外でも野絵需要高いんだなー
nodate erikoって
漢字変換したら野立絵里子じゃん
二人が結婚したみたいでニヤニヤするw
結婚してくれていいんだけど
ドラマ的に無さそうだよね
続編あんのかな
続編かSPか映画で実は二人が結婚していて
対策室メンバーに内緒にしてる設定とか見てみたい
みんなに怪しまれて、バレて大騒ぎになればいい
キスぐらいせんかな
…無いな…
今夜もおされバーでいちゃいちゃすんのかな…。
もう誰がどう見てもお色気カップルやないかー。
絵里子、夢の中で野立にキスされてて、なんで!って驚くやら狼狽えるやら。
でも、キスうま〜な野立にされるがまま。
ハッと気がつくと、バーで飲みすぎて寝てた。
40も過ぎてこんな所で寝るなとか隣で言ってる野立。
慌てて顔を赤らめ口ごもる絵里子。
微笑みたたえ絵里子を見る野立がなんとな〜くキスが現実だったことを
視聴者に感じさせる。
このくらいのサービスが欲しいよぉ。
そういうのはパロで充分
書いて欲しいな、そのシチュ
>>618 なるべくドラマの中にそのままはめ込んでも不自然じゃない
感じで書ければなあ、と思うものの、別の続きがほったらかし
なもんで。
頭の中は仕事そっちのけで妄想中。木曜日は仕事にならないです。
野立と絵里子の間にまなみちゃんがいる図で萌えましたごめんなさい
予告、まみりんの頭撫でてる野立に絵里子咳払いしてる?
621 :
0515:2011/06/16(木) 23:01:21.91 ID:S9MxiYm7
賛成。同じ事を書こうと思ってました。絵里子の嫉妬ですか?
そこわたしも萌えました
二人の間に子供がいるという斬新な構図でしたね
623 :
0515:2011/06/16(木) 23:04:12.94 ID:S9MxiYm7
萌え萌え中です…
>>620 同じこと思ったw
木元にすら嫉妬する絵里子が可愛い
野立が撫でていいのは私の頭だけ! By 絵里子
>>624 ボスと木元も好きな自分は一粒で二度美味しいですww
いろんな萌えが膨れ広がっていきます。
木元→絵里子←野立
美味しい
うるせぇ
百合は専用スレ行け
百合もここだぞ
BLは別板だが
そうピリピリすんなって
絵里子の咳払いひとつで波紋広がりすぎw
仕事中に何してる?の咳払いだよね、絵里子にとってはw
中の人2人の過去一番エロい作品て何ですかね?
リアル映像見て脳内変換したくなってきた…
絵里子は狗神
野立はWLかな?
狗神の渡部氏を野立で想像したらニヤニヤが止まらんw
狗神はそういうエロさではないかな
作品の雰囲気が独特すぎて変換はできないような
キスをねだったり、こっちから誘ったりするような可愛いボスを想像したいなら水曜日の情事あたりのほうがいい
…とまあ自分で書いといてなんだけど、他作品話はほどほどにね
職人さんマダー
なぜに「綺麗になったなまみりん」といいながら野立は絵里子を見ているんだw
8話のあらすじの、
いつものように他愛のないおしゃべりに興じ・・・
の「・・・」とか(いつもこの「・・・」で終わるってわかってるけど)
これだけ煽ってるのに9話はいつもより2人のシーンが少なく感じるとか、
バーシーンも、飲んでるシーンもないとか、
なんか、妙によそよそしい感じがしないでもないとか色々な事を曲解して逆に
「バーで野立が狩りに行った後何かあったのか!?」
って妄想しちまう。
自分バカだわ(笑)
641 :
633:2011/06/17(金) 18:52:12.20 ID:JsqK+IiS
皆さんありがとう〜
一度でいいから野立に壁際まで追いつめられる絵里子が見たいなあ
9話は萌え足りなかった
残りもう2話かー
これ以上の進展は見込めないかな
まあその方が萌えられるけど
萌え話をお願いします。
萌え少なかったし、バーデートも無かった…。
坂口憲二には全然萌えなかった…。てか、1話で終わらすには設定が盛り沢山すぎた気がする。
あー、もう二人の仲は思わせぶりなままで終わっちゃうのかな〜。結婚して欲しいなぁ…。
絵里子もいい加減少しは気づいてやれよ…
チャラチャラナンパしたり野立会してる野立も悪いけどさぁ
冗談はヨシ子さんとか雄として終わりとか
照れ隠しにしてはきついこと言い過ぎだよ野立w
鈍感絵里子といい勝負してると思う、天邪鬼野立w
別に萌えドラマじゃないからね
どっちを向いても微妙な空気感と熱い仲間意識が良いドラマ。
言いたいことを言い合える仲間って理想だよな。
ふざけあってても仕事きっちりとか、そんなところがすきなんだ。
現実はどーしても気を使って飲み込んじまう部分があるから。
だからパロで萌えを堪能するんだよ
本編に文句いってるのは本末転倒になってる
わかってて愚痴言ってるんじゃないの?
愚痴いらね
いらん愚痴書いてゴメン。
7、8話で気分が盛り上がり過ぎたみたい。
謝ることないと思う
9話はお決まりのバーシーンもなかったし
二人の絡みが2始まって以来、極端に少なかったから
愚痴の一つや二つ出て当然
愚痴りすぎはよくないけど
野×絵です。エロなしなのでスレチでしたら消えます。
参事官室のソファで野立と絵里子は2週間後に東京で開かれる国際会議の警備について打ち合わせをしていた。それが一段落したところで時計をみると21時前だ。
「うわ、もうこんな時間。いつものバーで飲んで帰ろっかな。でもあんたは今日も来ないんでしょ?」と絵里子は野立に言う。
ここ3週間ほど二人でバーに行っていない。野立が何か理由を付けて断っているからだ。
「俺は野暮用があるから行けない。一人で楽しんでこい。」野立の素っ気ない態度にカチンとくる絵里子。
「前はクラゲがいるいい店があるとか唐揚げがうまいとか言って無理矢理連れて行ったくせに、最近つきあいが悪いじゃない。」
「俺様はなぁ、参事官なんだぞ。おまえと違っていろいろと忙しいんだから仕方ないだろ。それともあれか、俺とデートできなくて寂しいのか?」
全然スレチじゃないよ〜
そう言いながら(原因はお前だよ。)と心の中で悪態をつく。
以前上司からの頼みで絵里子に勧めた見合い話。他の男にときめく絵里子をみて予想以上にうろたえる自分がいた。あいつに男がいた時でさえ自分をうまく抑えていたというのに。
それ以来、こいつを誰にも渡したくないという欲求と今の関係を壊したくないという感情にうまく折り合いをつけられず絵里子を避けている。
鈍感なこいつは全く俺の気持ちに気づいてないだろう。気持ちを伝えたらギクシャクするは目に見えている。かといって以前のように絵里子とたわいのない会話を楽しめる余裕は今はまだなかった。
気持ちに整理がつくまでもう少し時間がかかりそうだ。絵里子のことになるとどこまでも情けなくなってしまう自分を笑うしかない。
ありがとうございます。ROM専なので四苦八苦しながら書き込んでいます。
「なーに自惚れてんの。」絵里子はいつもの調子で軽く受け流す。
「あ、そうだこないだのドタキャンメールあれ何よ!」
ポケットから携帯を取り出して野立が送ったメールの画面を表示させ隣に座っている野立に黄門様の印籠のごとく掲げる。
「”今日行けなくなった”ってこれだけ?ごめんの一言ぐらいあってもいいんじゃないの?」
「すまん、悪かったよ」自分のメールひとつで怒っている絵里子が意外やら可愛いやらで野立は思わず笑っていた。
「なに笑ってんのよ。ほんっと訳わかんないわね、あんたは。」
ふてくされた表情のまま携帯を机の上に置き、少し間をあけて真面目な顔になって絵里子は続けた。
「でもこんなにつきあいが悪いのは初めてじゃない。何かあったの?」
絵里子が隣に座っている野立に顔を向けると目が合った。
野立は何か言わなければと思うがいい言葉が見つからない。そしてこんな至近距離で目を合わせ、絵里子にキスをしたいという衝動を抑えるのに必死だ。
無言のまま数秒見つめあっていただろうか、ふっと絵里子が笑顔になり
「まぁ言いたくないなら無理に聞かないわよ。懸案事項が片づいたらあんたの奢りで飲みに行きましょ。」
そう言い終らないうちに野立は絵里子の顔をひきよせキスをした。唇を合わせるだけの軽いキス。こいつの唇、本当やわらかいな。そんな事を思いつつ唇を離すと絵里子の平手打ちが野立の左頬に炸裂した。
「っ痛ぇ〜。お前少しは手加減しろよな。」
「何すんのよ、人がせっかく心配してるのにふざけるのもいい加減にしないさいよ!」
そう言った後立ち上がると、あんなヤツの心配した私がバカだった、とか、もう知らない、などと言いながら絵里子はと扉の方へ歩いていく。
まいったなぁと思いつつ野立は頭を掻く。
「絵里子」
ソファから立ち上がって声をかけると絵里子が振り返った。
「いきなりキスして悪かった。謝るよ。でもあれはふざけてやったんじゃない。俺はお前のことを......その....好きなんだ。」
予想通り絵里子は固まっている。俺の言っていることが理解できていないようだ。まぁ無理もないか。
「おまえが恋愛対象として俺のことを見ていないのは分かってる。でも俺はお前をそういう風にみてきた。今のままでも楽しいが、俺は先に進んでみたい。一度考えてみてくれないか?」
野立の真剣な眼差しを絵里子は受け止めきれないでいる。
いい大人のはずなのにまるで女の子のようにうろたえる絵里子がいとおしい。
おそらく1分ぐらいだったであろう沈黙の時間が1時間に感じられた。
「あぁ、うん、わかった。・・・おつかれ。」
とつぶやいて絵里子は放心状態のまま部屋を出た。
扉が閉まる音を聞くと野立はドサッとソファに倒れこみ深いため息をついた。
ついに、というか、やっと、というか。あいつに言ってしまった。
後悔が無いといえば嘘になるが行き場のない感情を抱えたままより一度振られて区切りをつけたほうがすっきりする。
そう思って顔を上げると机の上の携帯が目に入った。
( あいつ忘れて行きやがった。)
明日の朝渡せば大丈夫だろうと考えたところで明日が休日だったことに気づく。
「しょうがない、今夜あいつん家に届けてやるか」
そうつぶやいて野立は再び深いため息をついた。
とりあえずここまでです。続きの構想はあるのですが、これにかなり時間がかかったため続きはいつになるやら。
長々とおつきあいありがとうございました。
楽しかったです☆ありがとうございます。
GJ!
野絵可愛いよ
そして続き待ってるよ〜
片絵も待ってます
片桐×木元って今の本編ではまったく絡まないけど
ビジュアル的にすごく好きだぁ
初回のほっぺたに手で萌えたんだけどねえ>片桐と木元
木元のほっぺに手をあてたのは別撮りだから片桐の手じゃないよ
木元とBOSSの病院のシーンも別撮りだし
GJー!
続き気になる!
避けちゃう野立不器用過ぎでかわいいw
自分で表現出来ないから…またお話をお願いします。
>>582の続きです。
当初の考えていた話とはかな〜り方向の違う結果になっちゃいました。
まあ小ネタにこだわって、きっちりプロット考えるほうじゃないんで
尻すぼみな内容にガッカリされるかも…W
>>584さんの
>野立いい男すぎる。幸せになってほしいな
の一言をヒントにしました。ありがとう
>>584さん
とりあえず投下します。
マンションにたどり着くと、ドアが開いていた。
「またかけ忘れたか…」とドアを開ける。
明るい室内から人の気配がする。
…野立?
鼓動が激しくなり、慌ててパンプスを脱ごうとして足がもつれその場に倒れこむ。
「何やってんだ?」
けたたましい足音とともに現れた野立は白いレースのエプロンをつけていた。
「な…なんなの…アンタ…」
「ああ、これか?」と襟元あたりのレースをつかんでみせる。
「今、皿洗ってたとこだ。溜めるなよ…この時期はすぐ臭い出す」
片頬を上げて野立の顔を見ていた絵里子の視線が再びエプロンに落とされる。
「…岩井からの貢ぎ物だ。女の子に着せようと思って…いいだろ、裸にエプロン」
「ぶわっかじゃないの!」
「それより、お前…飲んできたな?」
野立は絵里子を抱き起こし、リビングへと連れて行った。
「アンタのせいよ。あのアウラとか言うカクテル、美味しいもんだからさ、何杯も
おかわりしちゃって…そしたら気分よくなっちゃって、もう止まんないの」
イヒヒヒヒッと笑い声を上げる絵里子をソファに座らせ、野立も隣に座る。
「アル・ディ・ラ! アウラは俺が昔、利用してたラブホの名前だ。ったく、あれは強いんだ…
大体、カクテルをビールみたいにガブガブ飲むヤツがあるか」
「あ…そうだ、ありがとう。今日も立ち番、ご苦労様でした」
絵里子がペコリと頭を下げる。
「え?…ああ、ちゃんと鍵、閉まってたぞ」
「は? じゃあどうやって」
野立はポケットをまさぐり鍵を見せた。
「何、それ。うちの鍵…」
「押収品をちょっと複製しただけだ」
「はあ? …それって犯罪だよね」と絵里子は目をむいて野立に顔を近づける。
「バーカ! 訓練だ。鍵を取られて気付くかどうかテストした。警察官たるものいついかなる
時もスキを見せてはいけない。スキを見せたお前が悪い。てかお前、スキだらけ」
「ぶあっかじゃないの!」と、絵里子は野立に向かってぷっくりとふくらんだ唇を突き出す。
「アンタはバカですか、そうですか。どこの世界に部下の合鍵作って不法侵入する上司が…」
よく動くその唇は野立によってふさがれた。
柔らかい唇をすっぽり含みこむと、唇の端から端までついばむように唇で愛撫し舌を這わせる。
絵里子がゆっくりと目を閉じるのを確認し、半開きになっている絵里子の唇の奥深くへと
舌を滑り込ませ、絵里子の舌をまさぐりからませる。
野立が唇を解放すると絵里子の口から荒い息が漏れた。
「アルディラの香りだ…」
野立がひとり言のようにつぶやくと絵里子が潤んだ瞳であらぬ方に視線をそらす。
野立が再び絵里子の唇を求めようとすると、その顎を手で押さえた。
皮肉な展開…
絵里子は苦笑した。
「ねえ、すべてを越えた先には何があるって言うのよ」
絵里子はカクテルグラスを目の高さに持ち、日の光にキラキラと輝く海のような液体を眺めながら
バーテンダーに聞いた。
「すべてを越えた先にあるのは愛しい女性ですよ。太陽の輝きや星のきらめき、そんなこの世の
美しいものを越えて君が存在する。海よりも深く永遠の時さえも越えて…つまりそれだけ深く
愛しているという愛の告白ですね」
絵里子はフンと鼻で笑う。
「要するに野立が女を落とすための道具じゃない」
「さあ、どうでしょうか」とバーテンダーは柔らかく微笑む。
「好きな女性がいらっしゃるようにお見受けしましたけどね。その方のことを思って飲んでるの
ではないでしょうか…例えば、長い間思い続けていて、いまだかなわぬ恋とか…」
絵里子が大口を開けてヒャッヒャッと笑う。
「ナイ!ナイ!ナイ!ナイ! あいつに限って片思いなんて有り得ない。目を付けたら人妻だろうが
何だろうがお構いなしで突っ走る男よ。片思いなんてしおらしいことできるわけない」
「そうですか?野立様はシャイな方だから、なかなか本命の女性には素直になれない性格のような
気がしますよ」
「なんもわかってないねぇ。てかお兄さん、その人を見る目のなさは客商売には致命的よ。あいつは
女と見れば真正面からズカズカ行く厚顔無恥な男よ。シャイとは対局にある人種なの。20年見てきた
私が言うんだから間違いない!」
絵里子は一気にカクテルを飲み干して、ふうと息を吐く。
ずっと想い続けている女性がいる? あの男に?
ズキリと胸の奥深くが痛んだ。
じゃあ、あの時の待ってていいかってのは完全な言葉遊びだったんじゃない…
絵里子は片手で髪を書き上げその手でくしゃりと髪をつかみ肘をつく。
バカみたい…そんな言葉にすがって…
絵里子は二三度頭を振った。
いやいや別にすがってたわけじゃないけど…振り回されてた…2年も…
絵里子は、開き直ったようにグラスを前に押し出した。
「おかわり。このリキュールが無くなるまで飲むから」
「えっ?」と引きつった笑みを見せたが、バーテンダーは「かしこまりました」と言ってグラスを下げる。
あいつが明日にでもここを訪れ、好きな女を思い感傷に浸りたいと思っても飲めないように全部飲んでやれ。
バカげたイタズラだと思いながら、絵里子のテンションは上がりひとりケラケラと笑った。
「怒ったのか? …絵里子…」
絵里子が野立に視線を合わせると、いつになく不安げな表情を見せている。
今、この男の中にいるのはどんな女だろうか…若くて可愛い? 大人っぽい美人?
絵里子を見つめる野立の澄んだ瞳が切なく見える。
野立もおちゃらけてる裏側で辛い恋をしてたってことか…
絵里子は大きなため息を吐いて弱々しい笑みを浮かべる。
今夜、終わりにしよう…浩のこと…野立のことも…何もかもすべて…終わりにする!
「いいよ、好きにして。今夜の私は酔ってるから…心神耗弱状態ってやつ…そうじゃなきゃできないよ、
こんなこと」
絵里子は野立の顎髭あたりに唇をつけた。舌で口の周りの髭にゆっくりと舌を這わせる。
野立がイラついたように絵里子の首筋から後ろ髪の間に長い指を滑り込ませ緩くつかんで、絵里子の
唇をとらえる。
口の中で荒々しく動く野立の舌が絵里子の思考を停止させていく。
からみあう舌が互いの口を行き来し、交じり合う唾液を堪能する。
野立の手がゆっくりと背中に降りて、心臓の鼓動を確かめるように絵里子の胸を自身の胸に引き付ける。
時々、意識が飛びそうになるのが酒のせいなのか酸欠だからかわからなかった。
野立が唇を離すと、半開きの絵里子の口元からツーっと唾液がたれる。それを追うように
野立の舌が顎から首筋、鎖骨へと降りていく。
シャツのボタンに野立の手がかかった瞬間、絵里子の脳裏に浩の痕跡が残る自身の身体が浮かんで、
その手を押さえた。
「あぁ?」と顔を上げる野立。
荒い息を抑えるように襟もとに手をやり絵里子は下を向く。
「おい…ここに来て止めるなよ」
とりあえず目に入ったレースのエプロンを指差してみる。
「それ…」
「ふむ、これね。確かに興ざめだよな」と言って、エプロンを剥ぎ取ると、
「お前に着せようと思ってさ…裸に…」とニヤける。
ふと絵里子の頭にエプロンを身に付ける自分の姿が浮かび、頬が赤くなる。
「…なんだよ、てっきり張り手だと思ったのに…着てくれるの?」
「バカ、何言ってんの…そうじゃなくて……なんで聞かないの…その…浩のこととか…」
突然真顔に戻った野立を見て、照れ隠しに言葉を探して言うつもりのない名前を出したこと
をすぐに後悔した。
野立は絵里子の鼻先に自身の鼻先が付くほど顔を近づけ絵里子を見つめた。
「お前は男と付き合いながら、他の男とキスするような女じゃない。お前が俺のキスを
拒まなかったってことは、別れたってことだろ…違うか?」
絵里子はコクンと小さくうなずいた。
「なら、何の問題もない」
野立はひょいと絵里子を抱き上げるとベッドへと連れて行く。
「あの…野立…」と何か言いたげな絵里子を無視してベッドの上に寝かせると、
シャツの襟もとを押さえたままの絵里子の手をはずそうとする。
「あの…電気消してくれる? 明るいところじゃ…」
「俺を信じろ、絵里子。俺だって手負いのドーベルマンを襲うようなことはしないぞ」
「誰がドーベルマンよ…」
絵里子はそう口を尖らせながら「手負い?」と怪訝な顔をする。
野立はおどけたような、しかし優しい笑みを浮かべている。
「安心しろ。おれは全部見てる。ついでに言っとくが、お前は酔っぱらっても全部は脱がない。
窮屈な下着から最後にお前を開放してやるのは俺の役目だ。もう、とっくに観察済みだ…」
「はあ? 野立…アンタ…」
「だから! だから…お前が俺に隠す必要はないんだ」
まあいい…この男も気まぐれにいつもと毛色が違う女に手を出そうとしているだけ…
自嘲の笑みを浮かべ、襟元を抑えていた手が緩む。同時に野立が慣れた手つきでボタンをはずしていく。
野立の口が再び絵里子の唇をふさぎ、絵里子の舌をもてあそぶ。
野立の長い指が絵里子の下着を脱がしながら、首筋から胸、腕、わき腹から背中へとしなやかな
タッチで滑っていく。
時々、変わる絵里子の息づかいを確認するように同じところを何度かなぞり、腹部からヒップ、
太もも、そして薄いシルクの下で熱くなっている秘所を二、三度さすり、再び冒険にでも出るように
絵里子の肌の上をするすると薄いタッチで滑らせ、思い出したように蜜をにじませている熱いシルクの
ふくらみへと戻る。
野立の唇が絵里子の口元を離れ、首筋から胸の膨らみへ、その肌に滑らせた手の後を追うように舌を走らせる。
ツンと天井を向いた固い突起を軽く転がし、脇下から腕、長い指先までも優しく舌を這わせ、時折、
前の男の痕跡を舌先に感じ取ると、それを消し去り癒すように自身の唾液を執拗にからみつける。
そして、絵里子の身体が小さく痙攣すると、その高揚がおさまるのを待つようにじっと動きを止める。
絵里子の上で野立が動く度にその煮えたぎる塊が肌に触れ、絵里子の吐息をさらに荒くさせる。
絵里子は腰から胸を大きくのけ反らせると導かれるように両膝をたて、未だシルクにくるまれてはいるが、
すでに蜜が溢れ、漏れ出ている秘所を野立の前に晒した。
野立は漏れ出た蜜を丁寧に舌でぬぐうと下着をずらす。
小さな固い突起を口に含み吸い上げ転がし、一、二度痙攣させた後、濡れ光るぷっくりふくらんだ秘唇に
舌を這わせ、その先の密壷へと向かう。
そしてその舌先が残酷な亀裂をとらえた瞬間、絵里子の身体が硬直し「あぅっ…」とうめき声が漏れた。
野立は顔を上げると眉間にシワを寄せる。
「あれじゃ足りなかったな。あと5、6発殴っとくんだった…」
そう呟くと、下着を元に戻し絵里子の両膝に両肘をかけため息をついた。
「…えぇ?」
顔を上げて野立を見つめている絵里子の瞳はうっすら充血し潤んでいた。乱れた髪と上気した頬の
せいか幼く見える絵里子を見て、野立が優しく微笑んだ。
「俺は痛がる女とやる趣味はない…安心しろ、ちゃんとイかせてやるから…」
絵里子はむっくり起き上がり野立の手を払いのけると下着を脱ぎ捨て、野立の上にまたがった。
野立の首に手を回すと挑むように野立を見下ろす。
「ここに来て止めないでよ…」
絵里子はゆっくりと腰を下ろし反り立つ野立の熱い肉塊を受け入れた。
治りかけていた裂傷を野立の肉塊がピリピリと裂いていき、絵里子はたまらず野立の首元に顔をうずめ
唇を噛んだ。同時に膣壁が硬直し野立の顔がゆがむ。
数回、荒く息を吐き出した後、思い切ったように絵里子は腰を上下に動かした。
「ああぁぁっ…」
身体を貫く激痛にたまらず噛んでいた唇がはずれ声が漏れる。
野立は絵里子を抱きしめその動きを止めた。
ドクンドクンと絵里子の体内に響きわたる疼きが、自身に刻まれたいくつもの傷口がいっせいに悲鳴を
上げているからなのか、野立の灼熱の脈動が絵里子の芯まで震わせているからなのかわからなかった。
野立は絵里子を壊れ物でも扱うように優しくしっかりと抱きかかえたまま、ゆっくりベッドに寝かせた。
苦痛にゆがむ絵里子の額にまぶたに頬に唇に、軽いキスを優しく浴びせ、耳の周りに舌を這わせ耳たぶを
甘噛みする。
「焦るなよ…時間はたっぷりある…」
そう耳元でささやくと、ゆっくり自身を引き抜いた。
一瞬、「うぅっ…」とうめいた絵里子の目から涙がこぼれる。
「痛い…野立…痛いよ…バカ…野立のバカ…」
「…悪かった」
野立は添い寝するように絵里子の傍らに横たわり、その美しい横顔を見つめた。
「好きにしていいって言ったでしょ…恥かかせるな…バカ」
「…お前が壊れる」
「…らしくないよ…お前は壊れるようなヤワなヤツじゃない、でしょ…」
「…だな」
野立は絵里子を抱き寄せると、絵里子は腕を野立の首に回しその逞しい胸に顔をうずめた。
「アンタ…最低…大嫌い」
「…全くだ」と言って絵里子の頭を顎で数回なでキスをし頬ずりする。
「もう帰ってよ…情けない男」
「そうだな…」
「明日になったら、みんな忘れる…何事もなかったみたいに…芝居は得意なんだから…」
「だよな…」
「みんな忘れる…アンタを待ってたことも…2年間も…バカみたいに…バカ野立…」
「…2年…ね」と、苦笑する。
「さっさとアルディラの女とどっか行っちゃえ…大嫌い…アンタ…なんか……キラ…イ」
野立は大きなため息をつく。
「長かったよ…本当に…長かった…」とつぶやき絵里子を一瞬強く抱きしめた。
「お前さあ…いい加減気づけよ…」
「…」
「絵里子…」
「…」
「絵里子?」
絵里子は、野立の胸の上で力つきたようにスースー寝息をたてていた。
絵里子は、ベッド脇にだらりと伸ばされた手をペロペロと執拗になめられている感触で目覚めた。
「ぅうん…の…だて…」
絵里子が重いまぶたを開きかけた時、そこに細く長い顔らしきものがぼんやり映る。
「ん…もう…のだ…」と言葉を発したところで、絵里子はギャアッと声を上げ、手を引っ込め飛び起きた。
ベッドサイドには大きな犬がつぶらな瞳で絵里子を見ている。
「どうした?」と言って現れた野立は、すでに背広姿でコーヒーを手にしていた。
「な…なんなの、この犬」
「ボルゾイだ。どうだ?この銀色に輝く毛並み、気品に満ち溢れたスマートな体のライン…美しいだろう?
キャリアの俺にはピッタリの風格だと思わないか?」
野立は涼しげな顔でコーヒーを口にしている。
「だからなんでアンタの犬がここにいるのかって聞いてるの!」
「ひとりで置いとくのは可哀想だからな。昨夜からいたけど気づかなかったか?」
「はあ? アンタねー…」と声を張り上げた瞬間、絵里子は頭の中に鉛でも入っているような
激しい頭痛におそわれ頭を抱えた。
「二日酔いの薬をテーブルに置いておいたから飲め」
そう言うと、野立はニヤついた顔で絵里子を眺め、「かなりやばいな」と絵里子にサインを送る。
その満足げな視線の先をふと見ると、自身の肌に張り付くレースのエプロンが目に入る。
「何なの、これ!」と、剥ぎ取ろうとすると、「おお!脱げ脱げ」と笑う。
慌ててブランケットで身を包む。
「どうだ、これ」と言って絵里子の目の前に指し出された野立の携帯には、裸にエプロン姿で
ベッドに横たわる絵里子の姿態があった。
「これをおかずに3杯はいけるな」
「のだてぇぇぇ…それ盗撮だから、は…犯罪だから」と声が裏返る。
「いいぞ。被害届けでも何でも出せ。いつでも逮捕されてやる」
「バ…バカじゃないの」と言う絵里子の声には力が入らない。
「さて、俺はそろそろ行くけど、二日酔いで遅刻なんて勘弁してくださいよ、ボス」
目を細めクールな笑みを浮かべると、ボルゾイに向かって「行くぞ!」と手を上げる。
685 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 15:44:51.73 ID:upU3UjTH
ってか木元&片桐好きとしてはこの2人のも書いてほしいんですが。
ボルゾイはヒョイッとベッドに駆け上ると絵里子を押し倒した。
「ギャアァァァ! なんなのこの犬!」
「こら! エリーゼ! そいつは犬じゃない! 人間だ…一応」
エリーゼは大人しく絵里子から離れる。
「エ、エ、エリーゼ…しっし…ベッドから降りて降りて…」と絵里子が手で払う。
「まったく買主に似て失礼なヤツ…ヒ、ヒトのことオス犬と間違うなんて…」
「エリーゼは立派なオス犬だ。チンチン付いてるだろ。よく見ろ」
「ま…紛らわしい名前付けるんじゃないわよ!」
「よかったなあ、一応メスだと認められて」と茶化した笑いで返す。
「あんたねえ…」と怒る絵里子を無視して、野立は自分の傍らに来たエリーゼにリードを
つけると喉元をなでる。
「アイツは俺の女だ、手を出すな。そのうちお前にもちゃんとガールフレンドを探してやる。
男は我慢だ。我慢して待ってろ」
野立はエリーゼのリードを引くと、絵里子を見ることなく背を向け寝室を後にする。
「さ、家に帰ろうな。よかったなあ、おうちが二つもできたぞ。これからはきっと留守番
するのも楽しいぞ」
そんな声が絵里子の耳に届いた後、バタンとドアの閉まる音がした。
以上です。
初めて来たスレで初投下という無謀なことをして、色々ご迷惑おかけしました。
職人さんて大変なんだと実感できました。
長文乱文エロ無しスレチにお付き合いいただきありがとうございました。
楽しませていただきました。待ってて良かったです。
>>687 GJGJGJ!
これでエロなし…とな?
次の日に野立がカクテル飲めないようにリキュール空にする絵里子カワユス
GJです!次も待ってますよ
皆さん口を揃えてエロ無しですがと言うけど、
職人さん達の考えるエロ有りってどんだけ凄いんだろうw
ドキドキ感がたまりません。次も待ってます。
692 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 03:29:32.71 ID:zt3WOyLs
恋に不器用な片桐と人間に興味がなかった木元
ひょっとして童貞と処女同士か?
職人さんGJ!!
野絵好きすぎて10話予告捏造の夢までみてしまった…
絵里子逮捕時
前方からくる警察連中に絵里子が後ずさりながら
後ろにいる野立の手を探ってすがりつくようにぎゅっと握る(しかもいわゆる恋人つなぎ状態)という
実際の予告での手錠かけられるシーンは野立いなかったし
潔くつれてかれてる感じだったのに私の脳内はもう勝手な妄想があああ
失礼しました。
GJ!!!
また書いて下さいね、待ってます
7話で絵里子が飲んでいるカクテルは、もしかしてアルディラなの?
>>687 >>584です
楽しみにしてました。ヒントになったのなら良かった!
改めて最後まで抱く日までもう少し待つわけですねw
嫌い嫌いって言いながら寝ちゃう絵里子可愛い…
ごちそうさまでした!
>>693 10話予告、連行される絵里子を後ろで一人立ち止まったまま見てるのが
よく見ると野立っぽく見えるんだが…違うかな?
皆のパロ読んでたら、
本編で野立が報われることを願わずにはいられなくなってきた
少しでいいから、思いが通じたことがわかる描写のひとつでいいからさ
>>695 いや、たぶんあの場に野立らしき人はいないとおもうんだよねえ
>>696 ほんっとに報われてほしい
ちょっとの描写でもあればあとはこちらが各自妄想しますからw
ここまで2人の仲をあやふやにしているのだから…
最終回ぐらいは…っと願ってしまいます。
>>697 絵里子連行時の後ろに野立さんが見えるんだけど…見えるのは私だけ?
>>696 別に直接的な描写がなくてもいいんだよね
このままうまくいくんじゃないのってくらいのところまでで構わない
今のまま放り投げられたらちょっとたまんないw
>>661の続きです。
妄想大爆発で一気に書いたため乱文ご容赦を。
思ったより長くなってしまいました。すいません。
バタンとドアを閉め、鍵をかける。
玄関でぼーっと佇む絵里子。
はっと気がついて靴を脱ぐ。
落ち着こうと冷蔵庫から飲み物を取り出しグラスに注いだ。
そしてまたぼーっとしている自分に気づき苦笑する。
参事官室をでてから家にたどり着くまでの記憶がない。
どこをどうやって帰ってきたのか。
人間にも帰巣本能ってあるんだなぁとくだらないことを思う。
とにかく頭の中がぐちゃぐちゃだ。
野立にキスをされた。そして野立が、私のことを・・・・
あぁ脳味噌がついていかない。
晩御飯を作らねばと思い冷蔵庫をのぞくが目ぼしい物はあまりない。
スーパーで何か買って帰るつもりだったのにすっかり忘れていた。
あいつのせいだ、と野立に腹を立てる。
ありあわせでチャーハンを作ろうと野菜を刻んでいると
ふと、以前ピーピーに言われたことを思い出した。
珍しく二人で飲んだ時のことだ。
『お前は仕事に関しては頭が切れるのに、どうして自分のことになると鈍感なんだ?みてるこっちの方がやきもきする。』
『え?どういうことよ?』
『お前が鈍感すぎるから向こうは変な方向にねじ曲がって引っ込みつかなくなってんだろうが。』
『はぁ?何のこと?もっと分かりやすく言いなさいよ。』
ピーピーはまじまじと絵里子の顔を見つめて言った。
『本当に何も分かってないんだな、お前は。まぁ正面切って向き合わない向こうも向こうだ。お互い様だなお前たちは。』
と言ってけたけた笑った。
その時の絵里子はかなり酔っていたので訳の分からない話につきあう気になれず、すぐ違う話題に移った。
あれは私と野立のことを言っていたのか....。
今更ながらピーピーの言葉の意味に思い至る。
えっと、これはいつの事だっけ?
絵里子は額に手をあてて他にどんな事を喋っていたかを必死で思い出す。
・・・・確か浩と別れた話をしたはずだから再びアメリカへ発つ直前の事だ。
少なくとも2年以上、野立は私のことを。
そんな一途なやつかぁ?と笑いそうになるがピーピーの言い方からするともっと前からってことになるわよね・・・・。
ますます脳味噌がついていけない。
『またアメリカに行くんだろ?どうすんだ今つきあってる男とは。』
ピーピーが問いかける。
『うん。別れることにした。』
『やっぱりそうか。』
『やっぱりって?』
『いや、アメリカに行く行かないの問題じゃなく、俺はすぐに別れると思ってたんだ。こんなに長く続いたのが意外だったよ。』
『??』
『お前、相手に自分の職業隠してただろ?自分が一番心血注いでいる部分を隠したままつきあうのは大変だろうと思って。』
ピーピーの言葉に絵里子はドキリとする。
浩のことはもちろん好きだった。
でも隠し事をしている後ろめたさをずっと抱えていたのは事実だ。
言いたくても言い出せず言葉を飲み込んだのは一度や二度ではない。
どこか遠慮している自分に気づかないフリをしていた。
『ま、次はお前の仕事のことをちゃんと分かってくれて、気ぃ使わなくてもいい相手にするんだな。』
『そんなこと言われなくたって私はいい男を捕まえますから、どうぞご心配なく。』
そんなやりとりをしたなぁと絵里子はぼんやりと思い出していた。
今思えば野立の言動に思い当たる節はいくらでもある。
でもそれを冗談で言い合う関係だと思っていた。
・・・・のは私だけだったってことよねぇ。
ピーピーの言うとおりだ。鈍感にもほどがある。
でもずーーっとはぐらかしてきた野立も野立だ、と少し八つ当たり気味に思った。
それでも、と絵里子は思い直す。
野立ははぐらかさず自分の気持ちを伝えてくれた。
今夜のこと、野立のことを落ち着いて考えようと絵里子は深呼吸をする。
すべてはあのメールがきっかけだった気がする。
いつものバーで1杯目のカクテルに口をつけた時に野立からのメールが届いた。
”今日行けなくなった”
ドタキャンのくせに素っ気ないメールだなぁと苦笑する。
あいつらしいといえばあいつらしいか。
そして、なんだ来れないのか残念、と思う。
・・・・残念?
そう思った自分に少し驚く。
以前なら他の友達を誘うか一人でゆっくり飲むかしていたはずなのに、そんな気分になれず1杯目を飲み終わると家に帰った。
絵里子が帰国してからいつの間にか二人で飲みに行くのが日常になっていた。
絵里子が誘うときもあれば野立が誘うときもある。先約があればお互い気兼ねなく断っていたし今回のドタキャンも別にどうってことないはずだ。
だがそれ以来、野立から誘いがくることはなく絵里子が誘っても何かしら理由をつけて断り続ける。
さすがに絵里子も何かあるんだろうとは思うもののわざわざ聞いたりはしなかった。
二人で飲みに行かなくなったこと以外は何も変わらない。
相変わらず対策室に顔を出しては捜査に口をはさんだり、木元や田所にセクハラをしたり。
最初は私に言えないようなことって何よ?!と野立に妙な怒りを抱いていたが段々心配へと変わっていく。
私じゃ相談役にもなれないのかぁと寂しくも思っていた。
今夜あのメールについて触れたのも別に怒っていたからではない。何かあったのか心配でそれを聞くきっかけを作りたかったのだ。
なのにあいつはいきなりキスをしてきた。
人が心配しているのにこのチャラ男は。
ふざけんじゃないわよ!と怒りが込み上げて平手打ちをかました。
真面目に心配していた自分がバカらしくて悔しくてあやうく泣きそうになり、慌てて扉の方へと向かった。
その時あいつは言ったのだ、あの言葉を。真剣な眼で。
そして今更ながらに気づく。最近の自分の苛立ちやもやもやが何であったのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・なんだ、相思相愛じゃない、私たち。
おそらく自分自身で無意識のうちに野立への感情に気づかないようにしていた。
何せあの野立だ。
20年来の悪友だ。
いまさら惚れた腫れただの、こっぱずかし過ぎてどうしていいのかわからない。
う゛ぁーーーーーと声にならない声が漏れる。
絵里子は自分の気持ちを持て余して途方にくれていた。
そんな絵里子の神経を逆なでするようにピンポーンとチャイムの音が響く。
人が大変なときに誰よ。しかもこんな時間に。
腹が立って居留守を決め込む。
野立はもう一度絵里子の部屋のチャイムを鳴らすが反応がない。
まだ帰っていないのか。バーに行くとも言ってたしなぁ。
帰ろうとするとドアの奥で人の気配がした。
もしや居留守か?
ドンドンとドアを叩く
「おい絵里子、俺だ。いるんなら早くあけろ。」
「えーりーこー!」
暫くすると鍵をあけ絵里子が顔を出した。
「ちょっとあんた今何時だと思ってんの。近所迷惑でしょうが。」
「お前がさっさと出てこないのが悪い。」
「こんな時間に訪ねてくるのはろくなヤツじゃないから居留守使ってたのよ。てか何の用よ?」
「何の用とは失礼だな。俺様がわざわざ届けに来たというのに。」
携帯電話を差し出すと絵里子は驚いた表情で受け取った。
「お前、携帯忘れてることに気づいてなかったのかよ。暢気なもんだな。でもま、ドアの鍵を閉めるようになったのは誉めてやるよ。じゃあな。」
野立は回れ右をして去っていく。その背中に絵里子が声をかける。
「コーヒーぐらいいれるわよ。飲んでけば?」
さっきのことがあるので追い返されると思っていた野立は、絵里子の言葉を意外に感じつつも「あぁ」と返事をした。
部屋に入るといい匂いが漂ってきて腹が空いていることに気づく。
「なぁ絵里子。コーヒーもいいけど俺は腹ぺこなんだ。何か食わせろ。」
「え?あんたまだ何も食べてないの?」
「お前の携帯を早く届けるために晩飯も食わず来てやったんじゃないか。なんて優しいんだ、俺ってやつは。こんないい上司をもって幸せだな、お前は。」
「ば、バッカじゃないのあんた。そんな恩着せがましいこと言うもんじゃないわよ。ちょうどチャーハンが出来たところだからあんたの分も用意してあげる。ちょっと待ってて。」
とキッチンへ向かった。
絵里子の「バカじゃないの」というタイミングがいつもよりワンテンポ遅れていた。
やはりさっきの事でかなり動揺しているらしい。
チャーハンを食べる間、いつものようにくだらない話をする。
参事官室での事など無かったかのように二人とも努めて普段通りに振る舞っていた。
食後のコーヒーを飲み終わり、帰ろうと立ち上がった野立の目の端に何か言いかけてやめた絵里子が映った気がして野立はおや?と思った。
てっきり参事官室のことで動揺しているのかと思っていたが何か違うような気がする。
まさかとは思うが・・・・
それを確かめるために絵里子の腕をつかみぐいっと引き寄せ抱きしめた。
「ちょっと何すんの。放しなさいよ。」
そう言うもののあまり抵抗はしていない。
最初はぎゃあぎゃあ喚いていたものの野立が優しく髪を撫で絵里子の香りを楽しんでいる間に何も言わなくなった。
何があったのか分からないがこいつも俺を・・・・
待ってみるもんだなぁ。
しみじみと嬉しさがこみ上げ、さらにぎゅっと抱きしめる。
この香り、たまんねぇな。野立の顔が自然とほころぶ。
「ちょっと、苦しいってば。」
絵里子の言葉にごめんごめんと腕を緩める。
そして頬に手をあて絵里子の顔を自分の方へ向けると唇を重ねる。
何度か優しく唇を重ねたあとに上唇をついばみ、するりと舌をいれ絵里子の口の中を味わう。それに応えて絵里子も舌を絡ませてくる。
二人の息づかいだけが静かに響いていた。
唇を離し目を合わせるとお互いに言葉がみつからず、にへっと笑いあう。
「どういう風の吹きまわしだ?」
「さぁ、どうしてだろ。自分でもよく分かんない。でも気づいちゃったのよね、私はあんたを、その・・・」
野立は優しく絵里子を見つめながら髪を撫でる。
「あ、あのさ、一つ頼みごとがあるんだけど。」
「ん?」
「えっと・・・もう野立会はやらないでよね。」
ぶっきらぼうに絵里子が言う。
「え?お前、野立会に嫉妬してんのか?」
「いや、その、そうじゃないけどさ・・・って笑わないでよ。」
いつになく素直な絵里子をからかうのは無粋だと思い野立も正直に答える。
「ごめん、つい嬉しくて笑ったんだよ。やめるよそんなもの。野立会は解散だ。」
分かってないなぁこいつは、と野立は思う。
野立会でどんな女に出会っても、結局自分はこいつじゃないとダメなことを思い知らされる。
こいつを忘れる為のものだったのにとんだ逆効果だった。
やりきれなさだけが残るあの会に未練はないが、こいつを嫉妬させた点は評価すべきかな。
もう一度、口づけようと顔を近づけると絵里子が野立の唇に手を当てて遮る。
「続きはあれ片づけてから。」
「えー?やだよー。皿ぐらい後で片づければいいだろ。」
「後でやったらカピカピになって大変じゃない。私は作ったんだから片づけはあんたね。」
「・・・・しょうがないなぁ、分かったよ。じゃあお前は先にシャワー浴びてこいよ。」
少し目を泳がせた後、絵里子はこくりと小さくうなずいた。
寝室に入った絵里子は落ち着こうと深呼吸する。
身体がふわふわして変な感じだ。
今夜はいろんな事がありすぎた。そしてあいつに振り回されっぱなしだ。
でも・・・あいつの腕の中は心地よくて自然と素直になっていた。
今までもあいつといる時は楽しかったけれど、これからはもっと楽しくなるんだろうなという予感が絵里子を心地よく満たしていく。
「おい、絵里子ー、皿洗い終わったぞ、どこにいるんだ?」
野立が寝室をのぞくとベットの上ですやすやと眠る絵里子を見つけた。
「ったくお前はどこまで俺を焦らせば気がすむんだ。」
ため息まじりに言う。
まったく・・・・俺が今までどれだけ待ったと思ってるんだよ。
一晩ぐらいどうってことない。
「明日は覚悟しておけよ。」
そうつぶやいて優しく絵里子の髪を撫でた。
〈終〉
以上です。7話の破壊力に耐えきれず勢いで書いたのですがエロなしのくせにこんなに長くなってしまいすいません。
レスくれた方、待ってくれていた方、ありがとうございました。
翌日の二人についてはみなさんの妄想に委ねますw
待ってて良かったの一言w
7話から萌え萌えだったので
楽しかったです。
>>708 GJ!
とても二人らしくてありありと脳内再生されたよ
素敵な萌えをありがとう!
>>708さん、GJです。楽しかったです。
絵里子も野立も可愛いなあ。
>>687です。
長乱文読んでいただきありがとうございました。
>>689,690
エロ無しっていうか、全体に占めるエロ割合が低いという意味でした。
(結構書いてても恥ずかしかったデス)
>>694 >7話で絵里子が飲んでいるカクテルは、もしかしてアルディラなの?
緑色だったので違います。
マティーニあたりの設定ではないでしょうか。
>>695 >野立いい男すぎる。幸せになってほしいな
「野立をもっといい男に、そして幸せに」を頭の中でグルグル回しながら、
余計なエピを削りに削って書きました。ありがとう。
完成間近のものが消えてた時は凹んで、マジで消えるつもりだったので、
「待ってます」の言葉がプレッシャーでもあったけど励みにもなり
助かりました。
それでは巣にもどります。ありがとうございました。楽しかったで〜す。
楽しませてもらいました!
やっぱ野絵好きだわ〜!
職人さんたちホントGJです!!
職人の皆さん、素敵な作品をありがとうございます!
その後でかなり申し訳ないのですが、7、8話の後やはり萌えまくって
しまい書いたものを投下します。
内容も新鮮味無し、エロ無しです。ごめんなさい!
特に急ぎの仕事も無く、合コンの予定も無いので、いつものように対策室を覗きにいく。
ガランとした部屋の中、絵里子もちょうど帰る支度をしていて、バタバタと机の上を片付けていた。
タイミングばっちりじゃねえか。ニヤける口元を押さえつつ声を掛ける。
「おーい、飯行くかー?」
「あー、今日さ、時間あんま無いんだー。あたし9時までに家に帰んなきゃなんないのよ。」
「なんで。お前明日休みだろ?せっかく美味いもんでもたらふく食わせてやろうと思ったのに・・・」
「ごめんごめん。見たいテレビがあったのに、予約してくんの忘れたの。だから。」
「・・・なんだよ、俺との時間よりテレビの方が大事ってことかよ・・・」
正直むかついて、絵里子に聞こえないようにぼやく。
男との約束じゃないだけましだけど。
「何あんた。予定無くて寂しいの?ほんとに野立会存亡の危機なんだね。」
絵里子がなんだか嬉しそうにクククッと笑う。
「よし!じゃあさ、家飲みにしようよ。デパ地下でなんか買って・・・あたしおごるから!」
返事もしていないのに、早く早く・・・と急かされて、言われるままに絵里子の後を追った。
「ねぇ、野立どれがいい?」
これとこれと・・・と店員に惣菜を注文する絵里子。
こんな所でこんな風に一緒にいる俺達って、やっぱりカップルに見えるんだろうか。
いや・・・歳格好からしたら、共働きの夫婦ってとこかな・・・。
いつになく、リアルな妄想に身を置いてしまって、変な気分だ。
「野立、野立!」
今度は酒売り場でワインを物色している絵里子が手招きをする。
楽しそうな絵里子の表情に、俺の顔も自然にほころぶ。
絵里子のマンションに来たのは、帰国一週間後の「ガードマン人形持ち去り事件」以来だ。
こいつの家で飲むのなんて、久しぶりだな・・・と思い巡らせていると、
「適当に並べててー」
俺にハンガーをポイッと渡して、絵里子は着替えを手に洗面所に消えた。
俺も背広と靴下も脱いで、ネクタイを外した。
買ってきた食い物をソファの前のテーブルに並べて、ワイングラスを物色していると、
部屋着に着替えた絵里子が、洒落たインテリアに不似合いな、妙に生活観あるスリッパをパタパタ言わせながら戻ってきた。
思わず、グラスを落としそうになる。
化粧を落とした絵里子は、髪を一つに結わえ、いつものキリリとしたスーツを脱いで、ラフなセーターとパンツというスタイル。
口紅の取れた桜色の唇と、透けるような白い頬、首筋の後れ毛、セーターの中で泳ぐ細い身体・・・
いや、別にはじめて見る格好でもないんだけど、かなり久々。
確実に動揺している顔を悟られまいと、目を背ける。
「良かったー!間に合った間に合った。」
絵里子は嬉しそうにリモコンのボタンを押して、お目当てのチャンネルに合わせる。
皿に料理を取り分けている間に、俺はワインの栓を抜いて・・・
グラスをカチンと合わせて乾杯するのもそこそこに、絵里子はテレビに釘付けでガハハ・・と大声で笑っている。
軽いノリのお笑い番組。俺の誘いをバッサリ切ろうとしてまで見たい番組ってこれかよ・・・。
またちょっと凹んだが、飾らない笑顔の絵里子を肴にワインを飲む。
俺に感想を求めたりしない代わりに、笑いのツボに入るとバシバシと叩いてくる。
くるくる変わる表情が、たまらなく可愛い・・・。
「あー、面白かったぁ!・・・来週はちゃんと予約しとかなくっちゃ・・・」
一時間程で番組が終わり、毎週予約かな・・・とかぶつぶつ言いながらリモコンを操作する絵里子。
それも終わり、テレビの電源を落とすと、急に静かになった。
「野立、飲んでる?・・・ハイ」
俺に酒をついでくれて、自分も上機嫌でグラスを傾けゴクゴク飲み干す。
波打つ白い喉元に、目が釘付けになる。
その横顔に誘われるように、俺は絵里子に手を伸ばし・・・頬から首筋をスーッと撫でた。
んっ・・と、くすぐったそうに肩をすくめ、少し驚いた顔で俺を見つめる絵里子。
ハッと我に返って手を引っ込めた。
どうしたんだ、俺。
そんなに飲んでもいないのに、無意識に絵里子に触れるなんて。
それどころか、ふいに漏れた絵里子の声に、体中の血がざわざわと騒ぎ出す。
「何?どした?」
凛々しい眉をしかめて絵里子が尋ねるが、いつもの調子の言葉が出てこない。
焦って絵里子から顔を背け、大きく息をつく。
「あんた、元気ないね。なんか無口だし。・・・あっ、そーんなに合コン出来ないのが悲しいわけ?」
その言葉に少し苛立って、顔を覗き込んでくる絵里子を真っ直ぐに見つめる。
絵里子も急に真顔になって「どした?仕事の事?」と聞いてきた所で・・・何かが弾けて抱きすくめた。
さらに部屋の中が静まり返る。
突き飛ばされるかと思ったのに、絵里子は腕の中で固まってしまったように動かない。
この後の展開なんて、当然考えていない。
でも・・・なぜか引く気になれなかった。
「・・・なぁ。」
「な、何?」
「・・・どうしようか。」
「何を?」
「・・・もう、どうしようもないんだけど。」
「そ、そうなの?」
「・・・解ってるだろ?」
「・・・ちょ、ちょっとだけしか解んない。」
絵里子の声が上ずっている。
俺は腕の力を緩めて、絵里子と向き合った。
出てきたのは、かなりありきたりの台詞。
「俺達・・・そろそろ付き合ってみるってのは、どう?」
「な、何?思いつき?」
「違う。」
「合コンが無くなって寂しいからって、あたしんとこ来るわけ?」
「違うって。前から思ってた。」
「どっ、どうしちゃったの?いつものあんたじゃないみたい・・・」
絵里子の顔が困惑している。何か言わないと・・・と焦る。
「お前、酔うと人恋しいんだろ?ガードマン人形の代わりに、俺でもいいじゃん。」
「何それ。そんな気楽に言わないでよ。」
「男いないと飲みすぎて、また胆石出来るぞ。お前の体のためだ。」
ため息まじりに睨まれた。
女を口説く事に関しては百選練磨・・・のはずなのに、絵里子にはこんな事しか言えない。
真剣になろうとしたとたん、自分でも驚くほど、こいつの前では不器用だ。
「なぁ・・・ダメか?」
「ダメかって・・・マジ?」
「マジ」
「・・・いつから?」
「思い出せないくらい昔。たぶん、研修の時から。」
「嘘っ!だってあんたいっつも可愛い女の子とチャラチャライチャイチャ・・・」
「だって女の子好きだもん、俺。モテるし。」
「はぁ?!」
俺の事で、ちょっとイライラしてるお前見るのも好きだし。
「あたしの事、女の子扱いしてくれたことなんて、無いじゃん!」
「そうだった?あ、して欲しかった?」
そんなこと、露骨に出来るかよ、恥ずかしい。
解るわけないよな・・・これでも色々、お前の為に頑張ってるんだけど。
絵里子の顔が怒っている。
「この前お見合いだって勧めたくせに。」
「あれは・・・うまくいく訳ないと思ったし。」
「失礼ね!あんたさぁ、ほんっとに今あたしのこと口説いてる?」
ついついいつもの調子が出てしまう。でも、これが結構心地いい。
お前に怒られるのも好きなんだよなぁ、俺。
「見合いの事は、反省してる。」
「・・・あん時さぁ、ちょっと焦ってたもんね、あんた」
「バレてた?」
「バレバレ」
「じゃぁ・・・信じてくれる?」
「ど、どうかなぁ・・・」
マジに答えると、うろたえる絵里子。悪くないな、こういうのも。
「あたしだって腹立ったんだから。あの時・・・あんたが平気で見合いなんて勧めるから・・・」
続いて出てきた言葉。ちょっと頑張って言ったって感じの絵里子。
そこにムカついたってことは・・・つまり、あれだよな?
確実に俺の想いの方が大きいとして、少しはこいつも俺の事、男として見てたって事か・・・?
なんで俺達がここまでこんな感じで来て、なんで今その先に進もうとしてるのかは解らない。
でも、今がその時なんだと思った。
「絵里子。」
「何?」
「俺はお前が好きだ。ずっと・・・俺にとってお前は特別な女だった。」
「・・・。」
「これからも傍にいたい。恋人としても。」
「・・・。」
「お前は?」
「・・・ごめん、急展開過ぎて、頭が回んない・・・」
絵里子は俯いて首を横に振る。
一生懸命考えようとしている。
職業病だな。俺をプロファイリングしようってのか。
そうだ・・・恋に不器用なのは、こいつも同じなんだよな・・・。
絵里子の頬にそっと手を添えて、こちらを向かせる。
「絵里子、じゃぁ・・・ちょっとの間じっとしてて。嫌だったら突き飛ばしてくれていいから・・・」
野立の真剣な告白に、心臓がバクバク。
一気に酔いが回ったのか、頭がグルグルクラクラして冷静に考えられない。
なんで今日こんな事になった?
いつもの感じでいつものように、普通にここまで楽しく過ごしてたんだけど。
あたしのこと、研修の時から好きだったって?
あの時も、あの時も・・・そんな風に想ってくれてたってこと?
信じらんない!
・・・野立の事・・・信じられない?
そんなこと、考えたこともなかった。
ずっと傍にいて、バカやってた同期。
立場が変わっても、どんなに離れていて会わないでいても、何も変わらなかった。
いくつものピンチを乗り越えるたび、いつも傍にいたのは野立だった。
傍に居てくれてたってこと?・・・私の為に?
野立の手が頬に触れて、目と目が合う。
少し茶色くて、澄んだ瞳。
「絵里子、じゃぁ・・・ちょっとの間じっとしてて。嫌だったら突き飛ばしてくれていいから・・・」
優しく囁かれて、動けなくなる。
諭すように少し笑った野立が、ゆっくりと私抱き寄せた。
後頭部を大きな手が優しく包んで、頬が合わさる。
愛しげに頬摺りされ、ギュッと抱きしめられると、不思議と少し力が抜けた。
野立はもう一度私を見つめて・・・額に、頬に、鼻先に・・・優しいキスをくれる。
こんな野立は初めてで、どうしていいか解らず、言われた通りじっとしている。
しばらく額を合わせていた野立が、両手で頬を包み込むと・・・そっと唇を重ねてきた。
その瞬間、心臓の鼓動は耳に届きそうなほど跳ねているのに、頭の中がスーッと真っ白になった。
食むように優しく動く野立の唇が、私のそれを包み、優しいぬくもりが心の中に沁み込んで来る・・・。
「絵里子・・・」
呼び掛けられて目を開ける。
「怒った?」
ううん、と首を振る。
全然。なんでか、全然。
・・・わかったよ、野立・・・。
「・・・ちゃんと感じたよ。」
「え?・・・もう?」
「バ、バカ!そうじゃなくて・・・ちゃんと伝わった。野立の気持ち・・・。」
「そう?・・・まだまだこんなもんじゃないんだけど。」
「それに・・・髭がチクチクした。」
「ああ・・・やっぱ嫌か?」
野立は髭をさすって、少し申し訳なさそうにする。
「嫌じゃないよ。解ったんだ、あたし・・・なんであんたが髭触るとイライラしたのか・・・」
いつもどこかで、野立の事、ちゃんと男として見てたのかもしれない。
あまりに付き合いが長すぎて、いろいろありすぎて、考えたこと無かったけど。
ひどいのかな・・・あたし。鈍感すぎた?
でも、野立だって、ぜんぜん素直じゃ無かったし!
・・・あたしが浩と付き合った事も・・・どんな風に思ってたんだろう・・・。
頬に手を伸ばし、指で優しく撫でてくれる野立。
・・・あたしのこと、こんなに想ってくれる男なんて、いないんだろうな・・・。
こんなに理解してくれる人も、こんなに自分らしくいられる人も。
ずっと一緒にいたい。それが答え。
「すぐに答えがでなくてもいいから、考えといてく・・・」
「決めた。あたし、あんたの恋人になる。」
言葉をさえぎって言い切ってやると、野立が驚いた顔で絶句している。
だから照れ隠しに睨みながら言ってやった。
「何よ。自分から言っといて、文句あるの?」
「マジ?」
「マジ!」
背筋を伸ばして大きく頷くのと同時に、ガバッと勢いよく抱きしめられた。
「信じられない」
「もー、今度はあんたがぁ?」
「信じるけど・・・実感湧かない・・・」
さらに息も出来ないほどきつく抱きしめられる。
苦しい・・って言いながら背中を叩くと、ようやく解放された。
「俺にも感じさせろよ、絵里子」
その言い方に少し腹が立って、ちょっと膨れたけど・・・飛びつくように野立の首に手を回して、キスをした。
あたし、浮かれてる。
なんでこんなに嬉しいんだろう。
野立が愛しいって・・・自分の体中から気付かされてるみたい。
伝わってる?・・・野立・・・
野立のキスは、もうさっきの探るような優しいだけのキスじゃなかった。
野立の舌が私の舌を求め、それに応える。どんどん激しさが増していく。
お互いに息が続かなくなって顔が離れると、自然に笑みがこぼれ、頬や額が重なり・・・また相手を求めて唇が重なる。
野立の手が、もどかしげに背中を擦り・・・私もすがりつくように強く抱きつく。
お互いの息も体温も、さっきより熱く感じる・・・。
「あー、もう、全然足りないんだけど。」
耳元で囁かれる。何が言いたいのかはもう解ってる。
あたしは黙って結わえてある髪を解いた。
「ガードマン人形の代わりに、今夜は一緒に寝てくれませんか?絵里子さん」
野立笑いながらそう言って、また深い深いキスをくれた・・・。
俺は絵里子の恋人になった。
ついさっきまで、お笑い番組に負けてた俺が。
信じられない事だけど、事実、俺達は恋人のキスをしている。
絵里子だぞ、絵里子。
今、俺がキスをしているのは絵里子だ。
何度も確かめるように見つめる。
絵里子が笑っている。
ずっと触れたくても触れられなかった唇。
柔らかくて、いつまででも吸っていたい。
舌を絡ませると、応えてくれる。
もっと、もっとと深くなる。
絵里子の荒い息が耳をくすぐり、俺の興奮を高めていく。
もう限界。
もっと・・・絵里子の全部に触れたい。
「あー、もう、全然足りないんだけど。」
ここまでの急展開。今日、これ以上を望むのは、贅沢なんだろうか。
でも、もう限界なんだよ、絵里子・・・。
絵里子の手が結わえてある髪に伸びて・・・長い髪がパサリと解けた。
甘い香りが鼻をくすぐる。
見た事も無い絵里子が、俺を見つめている。
いいのか?マジで?・・・ちょっと泣きそうなんだけど。
嬉しすぎて、もう笑ってごまかすしかない。
「ガードマン人形の代わりに、今夜は一緒に寝てくれませんか?絵里子さん」
何言ってんだ、俺。何でこんな事しか言えないんだろう。
バカじゃないの・・・と呟いて笑う絵里子に、俺は言葉の代わりにキスで応えた・・・。
絵里子、愛してる。
《終わり》
以上です。
この後の野立の感動は、文章にするには大きすぎて出来ませんでした!
スレもいっぱい使ってしまって、すみませんでした。
皆さんの次の作品をお待ちしています。
今日は本編を楽しみましょう!
なあ、今更新されたボスブロ
>皆さんがコメント等で期待されている、次のステップへの架け橋にも、
>この残り2話がなるのです。
コメントの期待って、野立と絵里子がどうのこうのってのが圧倒的に多いんだが
それってそういうことなのか
期待していいのか
どうなんだおいw
あー、違うか
映画化とかシリーズ物ってことか
ごめん一人で興奮しすぎたorz
>>726 自分も同じ想像してたw
そうか、映画化とかの方か
>>724 職人さんGJ!!!
ありがとうございました
本編でもそうなってほしいという願望が最近強すぎるわ
>>724 ご馳走様でした !!!
またよろしくお願いします
ボスブロの内容気になるね
GJ!!
むっちゃ良い!!
ホントにこうなってくれたらいいのに…
ありがとうございました!
ここの職人さんは素晴らしい方で
いつもいつも
楽しませてもらってます。
今回もありがとぅございました。
今はボスブロが気になって…
天海登場で興奮して見落としてた。
映画あるってことだね。てか、映画ならあり得るんじゃないか。
銃弾に倒れ瀕死の絵里子を熱く抱きしめ「死ぬな、絵里子!」とか言ってキス。
妄想膨らむわ。
野×絵職人さん達GJ!!
本編のさりげないニヤニヤとこっちの激しいニヤニヤでニヤニヤが止まりません。
二人ともいい大人のくせに素直になりきれないあたりがもう…!!
野×絵は沢山ニヤニヤさせてもらったのでこちらは(本編の流れを読まず)片×木投下します。
1stの木元誘拐〜片桐のエピソードの間くらいを想定。
不要な方は「on a visceral level」をNGでお願いします。
被り物脱がせようとするとこの野立、絵里子の手触ってたり顔覗き込んだりでなんか萌えたw
野立半分素で笑ってないかw
>>724 GJ!
すばらしい
>>733 片桐木元、本編でもこれから次第ではなくもないかなと思った
願望込みかもしんないけど
絵里子と片桐の屋上シーン
絵里子が片桐にプロポーズしてるように見えたのは自分だけですか
そうですか
こちらを観てから本編だったので野立の行動が気になって仕方がありません…
あと1話でどこまで持っていけるのだろうか?
片桐と木元がしゃべってるだけで萌えてしまった
733です。
規制食らって本編見てたら、二人の構図が多くて不覚にも萌えた。
規制解除されしだいうpします。
野×絵, 野×木,片×絵,片×木
全部イケる気がしてきたw
節操ないな自分w
片×木フラグ多かったー
て
ごめん手が滑った。。
746 :
気付かない2人:2011/06/24(金) 20:17:27.51 ID:CEJITRQ/
そんなわけで流れ読まずに恐縮ですが片×木投下します。
エロ無し&特に目新しさ無し・・
不要な方はお手数ですが「気付かない2人」でNG登録してください。
747 :
気付かない2人:2011/06/24(金) 20:19:10.25 ID:CEJITRQ/
地取りを済ませ対策室へ戻る途中。
【閉】ボタンを押そうとしたところで、木元が飛び込んできた。
「っと、すみません、片桐さん」
「いや・・3Fでいいのか?」
「あ、野立さんのところに行くので・・・5Fお願いします」
エレベーター内に沈黙が広がる。
重苦しい空気を払うように片桐が口を開いた。
「木元・・・今日この後予定あるか?」
「いえ、定時で上がるつもりでしたけど?」
「ちょっと飯でもいかないか」
珍しいこともあるものだ、と木元は不思議に思いながらも
恋人と理不尽な別れ方をしたばかりの彼が気に掛かっていたこともあり
2つ返事で承諾した。
748 :
気付かない2人:2011/06/24(金) 20:21:28.53 ID:CEJITRQ/
「ここ来てみたかったんだけど、男一人だとなかなか入りづらくてな」
二人が訪れたのは、警視庁近くに新しくできたイタ飯屋。
デザートの評判がいいのは木元も黒原経由で聞いていた。
「なんでも好きなの頼めよ。このぐらい奢る。」
「いいんですか?遠慮なくいっちゃいますよ?」
ウェイターに注文を告げたあと、木元がぽつりと尋ねた。
「片桐さん、もう・・大丈夫なんですか」
問われると思っていなかったのか、意表を突かれた様子の片桐が答えた。
「気遣わないといけないのは俺の方なのにな・・・お前こそ体はもう大丈夫なのか?」
木元の脳裏に、数ヶ月、沼田に撃たれ、監禁され・・・
対策室の仲間に救出された記憶が甦る。
そう、真っ先に駆け付け、頬に手を添えてくれたのは、今目の前にいる同僚の彼。
749 :
気付かない2人:2011/06/24(金) 20:23:00.22 ID:CEJITRQ/
大盛りのパスタとともにドルチェが運ばれてきた。
「見ての通り、もう全然問題ないですよ」
だが、片桐は気付いていた。木元の―いつもとカバンの掛け方が違っていたことを。
(まだ傷口が痛むんだろうに)
「木元さ・・段々ボスに似てきたよな」
「それって褒め言葉ですか?」
他愛も無い会話で笑い合いながら、片桐は少しずつ心の氷塊が溶けていくのを感じた。
750 :
気付かない2人:2011/06/24(金) 20:24:51.76 ID:CEJITRQ/
「あー、お腹いっぱい。。今日はどうも御馳走様でした。」
「いや、俺の方こそ付き合わせて悪かったな。」
「悪いことなんてないですよ。片桐さんって・・割りとすぐ自分を責めるタイプですよね。」
「そうかな」
「そうですよ」
木元の指摘に、なぜか自然と笑みが零れる。
(2年の間に、俺、こいつに追い越されちまったかもしれないな)
「片桐さん」
「ん?」
「あのー・・・私に何かできることがあれば言ってくださいね」
"ご飯食べることぐらいしかないけど"
そう言って恥ずかしそうに流しのタクシーをとめようとした彼女を―
気付いたら片桐は抱き締めていた。
「・・・え・・・」
「・・少し、このままでいさせてもらえないか、木元」
肩越しに震える声を受けとめる。
(なんだろうこの感じ・・・・・・ああ、同じだ、あのときと。)
自分が助け出されたときのことを思い出す。
不器用な感情が、二人の心に新しい流れをつくりはじめた。
751 :
気付かない2人:2011/06/24(金) 20:26:36.03 ID:CEJITRQ/
以上です。
失礼しました。
抱き合っているところをボスに見つかってしまえばいい
片木の不器用さは野絵譲りだと思う。
毎回コメント下手だなぁ…って思う私ですが…
職人さん方にお礼を伝えたいです。
ありがとうございます!!
733です。別所から投下しようと思ったら746さんGJです!!
本編は本編でありなんですけど、何か勇気が出てきました。
気を取り直して(本編の流れを読まず)片×木投下します。
1stの木元誘拐〜片桐のエピソードの間くらいを想定。
不要な方は「on a visceral level」をNGでお願いします。
木元はモニターを凝視したまま映像の解析に没頭していた。
片桐が入ってきたことに気付いているのか気付いていないのかは分からないが、
ほんの数秒の映像の往復と静止を繰り返し、徐々にその範囲を狭め、
静止した映像から一部分を拡大し、解析の計算式を弾き出す。
「…やった」
目まぐるしく変動する数値を確認し、外した眼鏡を無造作にデスクに置いた。
ささやかな喜びに満ちた木元の声に、片桐は壁に寄りかかっていた身体を起こした。
「いけそうか」
片桐が画面を覗き込んだ隣で、木元は「仕事は終わった」とばかりに首を回し伸びをする。
「あとは裏付が取れれば確実」
「そうか」
片桐から差し出されたシュークリームを受け取って周りを見渡すと、彼と一緒に捜査に出ていたはずの上司の姿が無いことに気付く。
「ボスは?」
「参事官補佐と明日以降の捜査方針の打ち合わせ」
片桐の言葉に木元の頬がピクリと引き攣った。
「あの人もあれでボスのことを気遣ってる」
爪を噛み、無言でワーキングチェアでくるくる廻り始めた木元を止める。
「…それくらい分かります」
とがった唇を不満げに突き出している姿がひどく子供じみて見えた。
彼女にとって大澤絵里子という女性が大切な存在だというのはよく知っている。
素っ気無い態度の中に、大人気無い嫉妬が紛れているのは明らかだった。
「…片桐さんは、いいんですか」
ふいに話を振られ、片桐は眉をひそめる。
愛想の無い者同士、睨みあいにも似た視線が交差する。
「…何の話だ」
「ボスのこと」
思わず伸びた手が木元のシュークリームを取り上げる。
つられて立ち上がった木元の右手首を掴んだ。
「それは、いいと思って訊いているのか」
木元は怯むことなくまっすぐに片桐を見つめ返す。
「…思ってませんよね」
人間には興味が無い、と言っていた彼女が自ら人間に関わり始めた。
彼女は、先日の事件以来明らかに何かが変わった。
では、自分はどうだ。
こみ上げた劣等感と嫉妬の感情とが衝動的に片桐の身体を動かした。
「……お互い様だ」
手放したシュークリームがあっという間に床に落ち、
一瞬それに気を取られた木元の身体をワーキングチェアに押し付ける。
勢いで倒れそうになったチェアの背もたれを片手で支え、もう片方の手を後頭部に添えると、
木元は見開いた両目を更に丸くして喉を鳴らした。
「…大澤絵里子じゃないですよ、私は」
「……知ってる」
後ろで括った髪を乱暴に解き、指先に絡める。
「痛、っ」
開いた唇の隙間に舌を捩じ込み、うろたえる舌先を絡め取る。
髪を梳いた指先で耳に触れ、首筋を通り、鎖骨の窪みを指でなぞる。
シャツのボタンを片手で器用に外し、緩い谷間に手を差し入れた。
唇を離して一呼吸つくと、木元の唇から吐息が漏れる。
唾液で濡れた唇が艶っぽく光り、片桐の感情を昂らせていく。
ブラジャーの上から緩やかな膨らみを包み込むように撫でまわす。
「…多分、もう少し大きい」
「…っ」
背中に回した手でホックを外し、キャミソールを捲り上げる。
ずれたブラジャーの隙間から白い肌が覗き、淡い桃色の中心で小さな突起がポツンと立っていた。
摘み上げて刺激を与え、ピンと起った先端を口に含み、舌先でつつき、吸い上げ、噛み付く。
「や…っ」
腹部を弄りデニムの隙間に入り込もうとした片桐の手を、木元は本能的に掴んだ。
我に返って顔を上げると、木元は少し怒ったような、困ったような、泣きそうな顔をしていた。
「…いつか…ボスにも同じこと…するんですか」
「…………」
木元の問いかけに、片桐は無言で捲り上げていたキャミソールを下ろし、身体を離した。
立ち上がって背を向け、やっとのことで「すまない」と一言を絞り出す。
立ち上がりゆっくりとこちらに近づいてくる木元から逃げるように入口のドアに手をかける。
「!」
片桐の身体に衝撃が奔った。
背中に押し付けられる柔らかな感触に息が止まる。
「…分かってます」
淡々とした声が微かに震えている。
「片桐さんは、多分もうこんなことしません。ボスにも……私にも」
「木元、」
振り向いた片桐の胸に身体を寄せ、爪先立ちでキスをする。
寄りかかる身体をしっかりと抱きとめてもなお体重を預けてくる木元に半ば押されるような形で、片桐はドアを背もたれにずるずると腰を下ろした。
触れたままの唇から躊躇いがちに侵入してきた舌は控えめに咥内を巡り、ゆっくりと名残惜しげに引き抜かれる。
「多分これが、最初で最後」
身体を起こした木元が、唇を吊り上げた。
「片桐さん、不器用だから」
上気した頬と、うっすらと涙ぐんだ瞳。
「…よく知ってるな」
二人の表情が僅かに緩んだ。
片桐は息を吐いて自身の上着を脱ぎ、木元のベルトに手をかけた。
カチリと外したベルトごとデニムを下ろし、大人びた黒のショーツに指を引っ掛ける。
湿気を含んだ温もりが伝わってくる。
尾てい骨沿いに這わせた指が割れ目に触れると、木元は艶めかしい声を上げた。
「ひ…ぁ、っ」
「ずっと、感じてたのか」
濡れた指先を秘部に挿れ、内壁をなぞる。
くすぐったさに似た感覚に身体が震える。
「…生理現象です」
木元は身体を震わせながらも視線を下に落とした。
木元にしろ、片桐にしろ、抑えていた感情も身体もとっくに限界だった。
スーツ越しにはっきりと分かる自身の昂りに、片桐は思わず顔を逸らす。
「…生理現象だ」
くすりと木元が笑った。
片桐が自分にしてくれたように、ベルトに手をかけ、抑えつけられていた片桐の昂りを解放する。
起ち上がった片桐自身を前に、木元は息を飲んだ。
「…普通は、痛いんですよね」
片桐が木元の身体を強く抱き寄せた。ちょうど肩のあたりに頭が納まる。
「…痛かったら噛み付けばいい」
片桐は横を向いたままだった。
まじまじと見つめられたことに対する羞恥なのか、微かに頬が赤い。
「……はい」
屹立する片桐の先端を自身の秘所に宛がい、ゆっくりと腰を下ろす。
指よりも遥かに存在感のある片桐自身を、木元の身体はまだ拒んでいるようだった。
痛みに顔をしかめ、腰を止める。
大きく息を吸い込み、吐き出し、吸い込み、息を止め、再び腰を落とす。
首にしがみつき、肩に噛み付いた。
挿れては少し抜く動作を繰り返す内に、動きが徐々に滑らかになっていく。
「あ・・・っ・・・?」
挿れる感触から、呑み込む感触へ。
自身の変化を感じた木元の身体がピクンと跳ねた。
背中をポンポンと二度叩かれ、木元は視線を恐る恐る下に向けた。
熱を帯びた下腹部が完全に繋がっている。片桐が宥めるように髪を撫でた。
「…熱い…な」
止めていた息をゆっくりと吐き出し、辺りを見回す。
「これだけ精密機器が密集してますからね。冷房無しだと夏は軽く死ねますよ」
さらりと見当違いの答えを返してきた木元の髪をクシャリと乱暴に掻き混ぜる。
「…お前の話だよ」
照れ隠しなのかただ単に空気を読めないのかは判らないが、
どことなく嬉しそうに胸元に顔をうずめた木元の身体をしっかりと支え、下から突き上げる。
生々しい肉の打ち合う音と水音、白濁と赤とが混じった液体が漏れ出る。
賢明にしがみついて片桐自身を受け入れる木元は、女の顔をしていた。
「片桐さん…っ」
「……?」
痛みと快楽を訴える喘ぎに紛れた自分の名に、片桐は顔を上げた。
「こういう時くらい…名前で呼んでください」
「…………」
暫くの沈黙があって、片桐の口元が動いた。
何か意味のある言葉か、そうでないのか。
その一瞬の光景と音声を脳裏で再現しようとした瞬間に、木元の身体は一気に貫かれた。
「や、っぁ……っ!」
嗚咽混じりの引き攣った嬌声が理性を白く塗りつぶしていく。
本能に身を任せ、最奥を求め抉るように何度も貫く。
彼女も、自分も限界が近い。
「ま…み……っ」
僅かに残る理性が絞り出した意味のある言葉に、木元は確かに頷いた。
身体の奥底から湧き上がる欲望を最奥で解放する。
片桐はぐったりとした木元の身体を抱きとめ、空いた手で今更ながらドアをロックし、しばし意識を手放した。
「おはよう」
「おはようございます」
珍しい二人が自分よりも早く出勤していることに、驚きが半分と感動が半分。
木元が早足で絵里子の元へと寄ってくる。
「ボス、先日の解析終わりました」
「ありがと」
報告書を差し出す木元の目元にはクマができていた。
紙束を受け取り自分のデスクへと向かう途中で片桐の顔を覗き込む。
片桐は腕を組んで考え事でもしているような表情で寝ている。
「片桐もご苦労様。昨日一日であれだけ情報が集まれば上等よ」
ポンと肩を叩けばビクッと跳ね上がり、それから平静を装って目の前の資料に目を通し始める。
そんな二人に優しい眼差しを向け、絵里子は自分のデスクに付いた。
木元がさりげなく差し出したコーヒーに口をつけ、報告書をめくる。
「ねぇちょっとこれ、」
顔を上げた絵里子の視界に飛び込んだのは、片桐の側にも同じようにコーヒーを置き、のっそりと自分のスペースに戻る木元の姿だった。
「…………」
木元が添えた砂糖は三つ。平均と比べたら少し多い。
それを当たり前のように投下し、口をつける片桐。
二人のデスクにはシュークリーム。
片桐の方は無残に潰れてしまっている。木元の方は何となく大事そうに置かれている。
片桐の皺の多いスーツの上着と、昨日と同じ服装の木元。
「…アンタ達、何があったか地味に分かりやすすぎる」
絵里子の一言に片桐は口にしたばかりのコーヒーを吹き出し、木元はもの凄い速さで机の上のクッションに顔を伏せた。
以上です。
本編とここに勇気をもらった!!
個人的に木元は誰からも愛されているといいというFA。
というか741に同意。誰が誰を想ってても萌える。
最終回はどんな爆弾が投下されるのやら…
では、次の職人さんをマッタリお待ちしてます!!
>>759 ギャアアGJGJGJ!!こんな片木が読みたかった…!
早々にバレちゃう二人がかわいいww
ゴチであります!
またも楽しませていただきました。
>>759 GJです!!
バレちゃう可愛さw
木元は誰からも愛されている…に激しく同意!
いやぁでも野絵好きとしては
他CPのSS読ませていただくと余計野絵が読みたくなるというねw
野絵に対する飽くなき欲望!!!←
片木がふたつも着ている…!
>>746はほのぼの可愛いし
>>753は切なエロいしで
両方ともこれからが気になるwww
片桐の様子に気付く木元とかエレベーターとか萌えたのが更に萌え上がった
764 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 10:55:15.64 ID:Sk+W1cF6
片桐がエレベーターの中で襲t(ry
ボスブロ見ました?
訳あって顔を出せない絵里子になにがあったのか…
事件中に絵里子がケガをして、それを助ける野立…みたいな感じで勝手に萌え萌えしてます。
野立が今回本当に裏切りのラスボスかもね
それはそれで今度は絵里子が、野立が出所してくるまで待ってるんだよw
スタッフや淳平が続編匂わすくらいだから無いとは思うけど
野絵萌えの人たち生きてるかー
やっぱり最終回不安なのか
自分もだが
えー野立黒幕は有りえないだろう
それじゃパート1のラストがバカみたいに見えてしまう
野立黒はないよー
ただ対策室に入り浸ってた理由は知りたいけど
あと絵里子髪の毛銃弾かなにかで切れたのかな?
短くなってたって噂が。ボスブロにも顔出しNGになってるし
最後の屋上シーンは野絵萌えでお願いしたい
次回予告の野絵2人で車乗ってるシーンだけで萌える
木曜日が楽しみ過ぎる
ボスの髪どれくらい短くなってんだろ
野立は白だと信じてます。
職人さん方!!
不安を吹き飛ばす話をお願いします。
私は予告で絵が野の腕を掴むところが好き
観てない回をダウンロードして観たら、
提供のテロップが入らないのでOPのイチャイチャをじっくり堪能出来た
携帯片手に1日萌え転がった
今日はBOSSナイトロケ
なにこのエロい響き
頭に夜ってつけてもエロくなるよね
夜の対策室
夜の取調室
夜の手錠
夜の捜査令状
夜の自白
とかね
ホントだ…
夜だけに期待していいのか…
もう男どもは全員クランクアップしちゃったよ
15秒予告で絵里子が撃たれてる?で野立が「絵里子!絵里子!」って叫んでる
ああこれだけで木曜日まで過ごせますww
ほんとだ
ヤバイww
絵里子!絵里子!
お前死ぬなよ
俺まだ肝心なことなにも伝えてねーぞ
あたりまで瞬時に妄想しました
助かったあとであの屋上シーンのときみたいに
お前はもう撃たない方がいい…
→告る
てな流れ?
絵里子が撃たれた後、人工呼吸でもいいからキスしてけろ
二人で「了解」サインしてるところで激萌えした
野絵に幸あれ!!
>>784 同じく(o‥o)ノ
予告見てると二人のシーンが多そうで楽しみ!
そして野江には本当に幸せになって欲しい!!
でも今日空港で撮影なんでしょ
また絵里子アメリカいっちゃうのかなぁ・・
野立との新婚旅行に行くのならいいのになぁ
でも空港のシーンで終わりだとしたら、これで完結ってことはないかも
初めて15秒予告見ました。
絵里子やっぱり行っちゃうのですか?
野立も一緒に行っちゃえ!!
どうせそうなるって思ってた
でもそんなの関係ない
そこかしこから萌えを見つけるのみだ
どのスレでもアメリカ行きはブーイングだらけだねw
どうか違いますように
木元は花形が似合う
空港はリカりん見送りじゃなくて?
また離ればなれって次合うの何年後なの…
忠犬ハチ公のようにまた甲斐甲斐しく待ち続けるのか、野立は…
そして時が来たら呼び戻す?
もう絵里子さん日本にいてあげて
空港に野立さんはいなかったのかなー
空港に佇む旅装の野絵と対策室メンバー。
「2人の門出なのに暗いぞ絵里子」
「変な言い方やめてくれない?ただの研修だから。つか何であんたと一緒なの」
「えっ新婚旅行なんですか!?」
「婚前旅行やろ」
「しゅ、出産祝いは何が良いですか?」
「違うよヤマムー、まず結婚祝い」
「いや全っ部違うし」
「野立さん、自分……応援してますから」
「何を応援するの?野立!あんたも否定しろー!」
ごめん暑くて頭沸いてる
796さん
ナイスです!!
木曜まで頭が
おかしくなりそぅ…
予告の絵里子、絵里子って呼ぶところに萌え
でも慣れとは怖いものでさらに貪欲になってくる…
誰か野絵萌えをください、職人さん
付き合いだして、同棲するなりなんなりした野絵を投下します。
妄想爆発です、2人ともこんなんじゃねぇ!
と思いながらも書いちゃいました。
こんな風に話を書くのって超久しぶりで緊張してます、しかもエロ、全くなし。
スレチでしかもこんなんででごめん、それでもよかったら暇潰しにどぞ。
夜中に目を覚ますと暗闇が広がっていた。
だからどうというわけではない筈だ、
明かりを消して寝ているんだし、当然の暗闇である。
でもたまに夜中に目が覚めて、どうしようもなく恐くなる事があった。
2年前、まだ対策室ができたばかりの頃木元に
「泣くことあるんですか?」
などというような事を聞かれたが、
泣いて目を腫らす事も、こうやって目を覚まし、眠れなくなって・・・・という事も多々あった。
明日は目を冷やさなきゃ・・・・
そんな冷静な自分と言われぬ切迫感で押し潰されそうになる自分がいる。
いてもたってもいられなくなり思わず起き上がると、かけていた布団ごと膝を抱え込み、
ギュッと目を瞑って苦しさをやり過ごそうとする。
その時だった。
ガチャガチャと玄関の方で音がして、より体が強ばり、ハッと顔を上げた。
もし物取りならこんな悠長な事はしていられない、
でもきっとあいつだ、あいつに違いない、だから落ち着けとどこからか声がする。
玄関の物音は、とても控え目で、その気配は絵里子の寝ている寝室に向かっている。
そして、そーっとドアが開くと、案の定野立が顔を出し、起き上がっていた絵里子に目を丸くした。
「悪い、起こしたか?」
野立は絵里子が夜中に起きてしまう事を知っている、しかしそれには触れずに謝ってくる。
気なんか使わなくていいのに・・・・
、そう思いながらも、
声を聞き、顔を見れた事でほっとして膝に顔を埋めた。
そんな絵里子の様子を見ていたからなのか、次の瞬間、柔らかな体温が自分を包み込んだ。
野立の愛用しているオードトワレと、野立自身の体臭がまじり、
いつの間にか絵里子の一番落ち着くようになった匂いがする。
忙しかったんだろうに、そんな素振りさえ見せずに抱き締め、撫でてくれるこの男を頼りすぎてしまっている自分を自覚した。
以前は、どんな男が隣にいたってこんな風に落ち着けなかったのに。
自嘲気味に心の中で呟く。
男が隣にいてもこんな風に夜中に目が覚めると独りで耐えていた。
それは愛情の差ではない筈だ。
あんなにも恋い焦がれ、命さえも惜しくないと、狂おしい程に求めた男であっても一緒だった。
そんな時は隠し事をしていれば尚更苦しくて逃げ出したくなり、
どうせできないくせにと弱い自分を責めてまた苦しくなった。
隠し事がなくても、起き出した自分に気付き、一緒にいてくれる男などいなかった。
しかし野立は違った。
フラフラ出歩いて仕事をしてるんだかしていないんだかよくわからない男だが、
実際は徹夜になる事も多く、かなりの量の仕事をこなしていた。
それでも、どんなに睡眠時間が短くても、
絵里子が起きるとそれに気付き「どうした?」と抱き締めてくれる。
トイレや喉が渇いて起きた時には全く反応しないのに、
そんな時は眠気が残る、トロンとした微笑みをくれるのだ。
その安心感が自分を変えたのか、こんな発作も久しぶりだった。
ここのところ野立が忙しく、一緒にいれる時間が少なかったせいかもしれない。
しかしそそう思い至った自分に嫌気がさす。
どんだけ依存してんのよ、私は。
普段どんなに悪態をついていても、どんなにケンカのような事をしていても、こんな時は優しくて思わず頼ってしまう。
自分はこの男の隣に胸を張って立てる女になりたかった筈なのに、
バディ時代から、恋愛する前からそうなりたくて努力していた筈なのに、
このありさまはどういう事だろう。
「仕事じゃ強ぇんだから、夜くらい俺の下にいろ」
笑いを含んだ声で、野立が下品とも取れる言葉を投げ掛けてきた。
何よ下って・・・と思いながら、思ってる事さえバレバレなのかと少し悔しくなる。
しかし、その悔しさが嬉しくもある自分がまた悔しくてイヤになる。
結局自分はこの男の事が好きなのだ。
「散歩でもするか?」
野立が背中をさする手はそのままで、額にキスを落としながらそう問いかけてきた。
性的な意味を持たないキスは優しくてまた嬉しくなる自分がいる。
寝不足のくせに無理しちゃって。
でも今日はその優しさに甘える事にした。
絵里子が着替えて玄関に向かうと、
野立は上着とシャツを脱ぎブランド物のポロシャツを着て待っていた。
手を繋ぎ外に出る。
温もりを感じたくて距離を近づけるとポロシャツが洗いたてで、
あの落ち着く匂いが薄れ少し残念に思う。
だがそんな事は恥ずかしくて絶対に言うもんかと1人、心に決める。
以前はこんな真夜中の暗闇も恐かった。
街灯がついていても、人の殆どいない街並みは昼間とは違って見えて・・・
普段なら当たり前に素通りする壁さえ自分を吸い込んでしまいそうで目をそらしていた。
飲んでいる時気にならなくても、仕事で遅くなり、タクシーを降りた瞬間、家に駆け込んだり、
終電で帰る時は駅から家までがどれ程遠く感じたか。
車を運転するのをためらった事も1度や2度ではなかった。
それなのに、
それなのにただ隣にその人がいるだけでこんなにも安心するのだ。
夜中の街並みが優しく受け入れてくれているような気がするのだ。
繋がれた手や傍に感じられる温もり、
ヒールを履いていたら殆ど変わらない目線が、少しズレる事が嬉しくて。
でも、そんな事はやっぱり言えないし言わない。
本当は睡眠を削らせてしまった事も謝ろうと思ったが、
それさえバレている気がしてやめておく事にした。
ずっと追いかける存在がいるって事かな。
自分に言い訳しているような気もしたけれど、
その分仕事では負けないっ。
そんな気になれる事も嬉しかった。
積み上げられた仕事に区切りをつけ家に帰ると、絵里子が膝を抱えていた。
また起きちまったか・・・・・
と思いながらも、でも久しぶりだよなぁなんて冷静に考えつつ、
着替えもせずにくるっと包み込むかのように抱き締めると絵里子は自分に体を預け、安心したような顔をした。
そんな様子と、互いの体温が混ざりあう感触に気をよくしていると、
絵里子が複雑そうな顔をして呻いていた。
なにやら甘えている事に自己嫌悪を抱いているようで、少し笑ってしまった。
芝居をすべきところと、しなくていいところの区別がまだついてないんだな。
そう思えて、でもそれは自分のせいでもあるのだと、思考を巡らす。
もしこれが自分でなかったら、同期であり、仕事仲間であり、上司の自分でなかったら、
それこそ以前のような全く職種の違う人間であったなら、
もっときっと簡単に甘えさせてやれるのだ。
気兼ねなく、弱い部分を見せられるのだ。
まだまだ度量が足りないんだ、自分には。
軽口を叩きながらもそう心に刻みつけ、
そして絵里子との時間を作ろうと、散歩に誘う。
無言で頷いた絵里子を立たせてやり、彼女が着替えている間にコップ1杯の水を飲む。
汗くささが気になったので、上だけ洗って干してあったポロシャツに着替え絵里子と外に出た。
部下や自分を取り巻いている女の子達には見せられたもんじゃないが、
柔らかく手を繋ぎ外に出るとまだ少し風が冷たくて、互いの体温が嬉しかった。
少し目線の低くなった絵里子がまた何かを言いたげにしていたが、
気にせず握る手に想いを込めた。
END
以上です。
エロもなく、妄想膨らんじゃったおバカでごめん。
「男と女の不都合な真実」っていうDVDを観ながら
「これ、野絵で観たいなぁ」ってエロい事想像したとこから始まったのに、
跡形もなくなってしまった・・・・
お粗末さまでしたっ。
ありがとぅございます。
GJです!
弱さと強さ紙一重の絵里子さんに、絵里子のことなら全部お見通しの野立
ぐふふ。ありがとうございます、にやにやを。
ええ話やんかいさー、どやさー
GJGJ
どなたか職人さん最終回前夜祭開催してw
最終回
黒幕は黒原かな…
まいっか…本編は本編で。
職人さん方よろしくお願いします。
黒幕が誰かは想像も付かないが(意外と刑事部長?)、第一話の「続きは45分後」で、野立が自宅に移動したら
妻・絵里子が「お帰りなさい」とかいって家から出てきて女の子達に挨拶してたら萌ゆる
つまり、ボス・シーズン2は全て野立の回想劇だったと…
そういうの、だめ……だろうな…orz
やっぱりまたアメリカいくんだなorz
まじで
野立は…
やはり野立の最強のライバルは木元だったかー
今朝のめざにゅー見返したら木元の大澤さん好き好き抱きつきーが
かわいすぎて禿げそうになった
みたかったー
絵里子のアメリカ行きはまた野立が呼び戻す為の前フリ
だと思えば希望が持てない事もない
帰国→ベッドシーン()の流れは鉄板
野立黒幕だったらテレビに携帯投げる
病室の見舞いに野立もいたから黒幕はないよ、安心して
野絵進展あるのかなー
せめてバーか屋上で野絵のシーンがあってほしい
同じく!!
野絵シーンだけは入れてほしい
屋上シーンやバーシーン熱望の書き込みを読んでたら、
「ねぇ、アメリカに行くんだから餞別くらい頂戴よ」
「なに言ってんだ、今回はたったの3ヶ月だろうが」
「寂しいくせに」
「寂しい?冗談はよしこちゃん、せーせーする」
「で、何くれるのよ」
「たく、しょうがねぇなぁ・・・(ほっぺにちゅ)」
「っ!?」
「喜べ、俺のちゅうは高いぞ」
「なっ・・・の・・・・あ・・・・」
「なになに?なんてステキな餞別なの、野立。ありがとう。だって?いやいや、礼はいらん」
「何すんのよ野立、あんたって奴は!!」
「声でけぇな・・・頑張った絵里子へのご褒美だって」
「全く、馬鹿馬鹿しい」
「俺もご褒美にお前の手柄で出世させてくれい。」
「出世しゅっせうるさいのよ、あんたは。」
「おう、総監への椅子も近づいた」
「野立。」
「ん?」
「(口にちゅう)」
「っ!?」
「あははははっ、間抜けな顔。」
「(動揺を隠せず)」
「ちょっと・・ご褒美欲しかったんでしょ?なに・・照れてんのよ・・・・」
なんてシチュエーションを思い浮かべて、
ついでにその夜の事を思い浮かべて独りで悶えてしまった(笑)
あぁ、野絵さいこうだ。
>>822 あんたも最高!
ありがとねー
ほんと、細かい妄想で頭の中にいっぱいだ
職人様方には遠く及ばないですが、ちょっと眺めにレス頂きます。
最終回記念ということで、誰これ?とか思っても軽くスルーで御願いします。
つたない上にさほどエロくなくってすみません。
しかもキャラ崩壊してそうな・・・。場面的には8話の後です。
えっと、色々すみませんとお断りした上で、投下です。
放送後落胆する住人たち
今しかないと思って投下しに来たら先客がいた
>>824 正座で待ってる
「待ってる」
空港の、搭乗ゲートのこちら側と向こう側で、
怪訝そうな瞳を向けたあたしに、そうあの男は言い放った。
ついでに、照れ隠しなのか、悪態も一つ吐いた。
「俺一人ぐらい待ってるヤツが居ないと寂しすぎるだろ?」
振られた女には仕事しかない、なんて安っぽいドラマの様だしな。
とは言わなかったものの、男の表情はそう物語ってた様に見えた。
その表情を読み取るのはなんだか酷く無粋な気もして、上等じゃない、と一言返した。
握り締めた携帯から流れる髭を奇妙に歪ませて笑う男の声に、
酷く心が落ち着いたのを、覚えている。
あたし達は多分、これで十分なんだ。
そう思っていたのに───。
アメリカから帰って来たあたしに、
あの男は相変わらずのひげ面を軽く歪ませて、よう、お帰り。と軽く笑った。
相変わらずのその様子に、あたしも鼻を一つ鳴らして、ただいま。って言葉を返した。
酷くぶっきらぼうな挨拶。
昇進を果たした元バディは、相変わらず軽薄で、
どこの風船より軽くてそしてどこの誰よりも自分を理解してくれていた。
が、ここに来て今回の見合い話だ。
何処まであたしを昇進の手駒にしたいのか、と憤りもしたけれど、
元々こういう男なのは分かっていた筈だった。
諦めにも似た心境で見合いを受けて、話が纏まりそうになるとちょっかいを出して来る。
未だ尻切れトンボの自分より先を越されるのがイヤだって事かよ、なんて心の中で毒づいてみた所で、
あたしの中で広がったもやもやとした黒い霧は晴れる事は無かったワケで。
カマを掛けたつもりじゃなかった。
いい加減目の前に最高に良い女──自分で言うのも苦笑してしまうけれど──が居るのだから、
と言葉遊びの延長だった筈なのに。
真剣な瞳で見つめ返されて、その唇から流れ出た言葉に心臓を掴まれた。
ああ、やっぱり、あたしはヤツのからかいの対象であり、元バディであり、悪友であり、同僚であり、
出世の為の手駒の一つで、女としての価値は無い───。
女のケツを追っかけた元相棒と店の支払いを放置して、
タクシーで帰る道すがら、酷く自己嫌悪に陥って、一つため息を吐いた。
あまりに盛大だったため息に、運転手がチラリとこちらを一瞬だけバックミラー越しに視線を投げる。
その視線から瞳を逸らして、流れる街角の風景を見やりながら、先ほどの会話を思い返していた。
行って来る。って何よ。
戻って来るのが前提の言葉遊びに、我ながら無粋な捨て台詞を吐いてしまった。
戻って来るな。
戻って来るのが分かりきった古女房でもあるまいし。
じゃあ、あの時自分は何と返せばよかったのだろうか。
頑張ってね?いってらっしゃい?
──待ってる。
不意に蘇った、携帯越しの男の声に、一つ舌打ち。
運転手の肩が小さく揺れた気がしたけど、気にしない。
部屋に戻って一息付いて、軽くシャワーを浴びて飲み直し。
乾き物とビールをテーブルに広げた所に、鳴り響いたインターフォン。
最初は一度だけ遠慮がちに、そう聞こえたのは気のせいかも知れないけれど。
数秒考えを巡らせる後、鳴り響いたのはインターフォンを連打する音。
終電も過ぎた深夜に簡素とは言えオートロックをすり抜け、あたしのマンションの自宅前まで来て、
無遠慮にインターフォンを連打する馬鹿は一人しか知らない。
っていうかそんな男一人でも知っているのがあたしの不幸の始まりか?
「──警察呼ぶわよ」
相手を確認もせずにドアを開ければ、口を尖らせた男が一人。
「警察手帳見せてやろーか、飲み逃げ野郎」
「アンタの驕りつったじゃないのよ」
何処かコンビニで買って来たのだろうか、ビニール袋を片手にぶら下げた男は、
不満げに言いつつも勝手知ったる様子で、ずかずかと部屋に上がりこんで来た。
「美女に手酷く振られた男に飲み代押し付けてさっさと帰るなんて酷いと思わないのか?」
「思うワケないでしょ、知るかそんなの」
睨み付けるあたしを他所に、上着を脱いでさっさと酒盛りの用意をし始めた男に、更に軽い殺意を覚える。
「なんだよ、相変わらずシケたツマミしか用意してねぇな、
こんな事もあろうかと俺様が直々に買って来てやって正解だったぜ」
「っていうか本当に飲みに来たの?帰りなさいよアンタ」
相変わらず言い回しが絶妙に上から目線で余計に腹が立つ。
「見合いに振られて落ち込んでんじゃないかと思って、
心優しい俺がワザワザこうして足を運んでやったってのに、何だよ、俺に当たるなよ」
「その物騒な見合い話持って来たのは野立、アンタでしょーが!」
べし、と一つ、形の良い後頭部を叩いてソファに腰を下ろした。
テーブルの前に座り込んだ男がイテェ、と情けない声を上げる。
ビール瓶が無かった事に感謝しなさいよ、なんて心の中で呟いた。
自室で男を殴り倒した、なんて本当に笑えない。
二本目のビールを開けた所で、髭面をわずかに歪めて野立がじっとあたしを見つめた。
いつに無く真剣な表情に、ふとさっきの言葉が蘇って、視線をグラスへと落としてしまう。
「なあに、あたしの美しい顔に何か付いてる?」
「ああ、目と鼻と口………じゃなくって、なんで俺お前とこうして飲んでんだろうなぁ、と」
………アンタが押しかけて来たからでしょうが。
「本当にねぇ、マトモな男に久しぶりに出会ったと思ったら変質者だったし、
あたしの男運の無さはアンタの女運の無さに通じるモノがあるわよねぇ」
「え、俺女運無いの?」
「あるの?お互い四十にもなって、深夜に酒盛りしてる時点であるとは思えないけど?」
ツマミをいじり倒しながら、きょとんと瞳をこちらに向けた男に、呆れた視線を向けた。
柿ピー粉砕されてるけど、ほっとくか。
「……ねぇのかな、いや、うん……無いのか?……」
自問自答する様に、男の節くれだった指先が今度はピーナッツを破壊しに掛かる。
「……そう改めて問われると。……でもさっきもいっつも野立会だとか張り切って仕切ってるけど、
上手く行った話聞いた事ないわよ?」
「そーなんだよなぁ、なぁ、どうしてだと思う?
こんなに素敵な俺様の魅力に気付かないなんて最近の子は観る目が無いっていうか、なぁ?」
……同意を求めるな、あたしに。
寧ろ観る目があるから、ほいほい乗ってかないんじゃないかと、心の端で思ったけれども。
「どーしてだろうなぁ、気付けば絵里子しかいないんだよ」
「はいぃ?」
しかいない。ってどういう事よ。
「いや、違うな、振り返れば奴がいる、じゃない、あれだ、気付けばオマエの顔が浮かんで……、
とも違うな、どんな女目の前にしたって、気が付けばオマエと比べちまってるんだよなぁ……」
「………何?酔っ払ったの?野立?生きてる?」
ソファに凭れ掛かったままあたしを見上げて来る男の目の前で片手を振った。
これしきの酒で酔う男じゃない筈だけども、何か変なモノでも飲んだのだろうか。
そこらの小娘とあたしを比べる時点で間違ってる……、ってそうじゃなくって。
顔が火照りそうになったあたしを、じ、と見つめながら、
目の前の男は眼前で振られた手を鬱陶しそうに片手で捕らえた。
「……やっぱり、俺にはオマエしか居ないのかもな」
軽く抑えたあたしの手の甲に、髭がするりと寄って、一つキスが落とされる。
やだ、何このシチュエーション。
さっきの様にあたしをからかおうったってそうは……。
「ちょっと、何してんのよセクハラ親父。いい加減にしないと本当に殴るわよ」
「さっき殴ったじゃねぇか。人が真剣に口説いてんのに、セクハラ親父で纏めるなよ」
二の句が告げないあたしに、野立がずい、とソファに登り間を詰めて来た。
アルコールの匂いのする吐息が鼻先を掠める。
近い、近いって!
「く、口説くって、ちょっと、野立、アンタ本当に酔って…」
「酔っ払うかよ、こんな程度で」
ですよねー……。
「待ってるって言ったものの、俺もオマエも大して変わってねぇしさ、
元バディの位置でもいいかなんて思ったけど、
オマエに見合い話持ってってオマエが少しでも落ち着けば顔チラつかねぇかとも思ったけど、
やっぱりどうしたって浮かんで来るのはオマエの顔ばっかりなんだよなぁ。なぁ?責任取れよ」
「ちょっとごめん、話がまったく見えないんだけど」
開いた片手で野立の肩口を押し返す。が悲しいかな、びくともしない。
その間にもソファの端に追い詰められたあたしの間近にどんどん端正な顔が近づいて来る。
「っていうか、アンタさっきから聞いてりゃ、勝手な話ばっかり……」
「もう、皆まで言わせるなよ、察しろよ。オマエが好きだって言ってんだよ、
さっきもバーで言ったじゃないか、忘れたのか?ごちゃごちゃうるさいぞ、オマエ」
うるさいって随分な言い草じゃない、って……、え?
「ちょ、え、嘘?今何って」
「ああ、もうちょっと黙れ」
頬に触れる髭の感触がくすぐったくて目を閉じた。
そして少しカサついた唇が触れるのが分かる。
啄ばむ様に二度触れた後、上唇を噛む様に吸い上げられて、
息苦しさに少しだけ開いた唇の間から饒舌な舌が易々と進入してくる。
あまりの展開に眩暈さえ覚えて男を押し返そうとしていた片手がだらりと下がった。
じんじんと疼き出す胸の奥から、忘れかけていた感情が眼を覚ます。
抵抗を忘れたあたしの動きに、気を良くしたのか意外に器用な男の指先がゆっくりと撫でる様に、
背中を撫でてそのまま尻へと向かい、脇から通って胸まで手を寄せる。
「……や…ちょっ……の、……野…立……」
苦し紛れに吐き出した言葉に、ちゅ、と一度音を立てて下唇を吸ってから、
野立が不満そうに顔を離した。
「……何だよ、まだ何か文句があるのかよ」
「…っ…当たり前じゃないのよ!」
息を整えて二の句を告ごうとするあたしの乱れた髪を片手で梳しながら、
んー?と笑顔を見せる男の余裕にどうしようもなく敗北感を覚える。
「……い…きなり、そんな事言われりゃ誰だって、……ま、
またあたしをからかってんじゃないでしょうね」
「信用ねーな、ここまでしといて冗談でした、なんて引っ込みつかねぇだろうが」
いや、確かにそうだなんだけど、先ほどからの野立の言葉が頭の中で渦巻いて、考えが纏まらない。
肩口背中と腰をゆっくりと撫で回す男の指先が、気持ちいいやらくすぐったいやら、
考える事を放棄してしまいそうで、一つ頭を振る。
「アンタの何処探したら信用なんて言葉が出て来るのよ!」
「つくづく失礼なヤツだな。そーか、そんなに信用して貰えてないか、
これはもう男野立、絵里りんに信用してもらえるまで頑張るしかねーな」
「え、えりりんって。ちょ、わ!」
髭が歪んでいつもの不敵な笑みが男の顔面を彩った。
ぐらり、視界が揺れたかと思えば、軽々とあたしの体は野立に抱きかかえられていた。
抗議の声を上げる間もなく、ぼふん、と放り出された真っ白なシーツの上。
ネクタイを外しながら覆いかぶさってくる男を蹴り上げてやろうかと睨み付けて、
その瞳の強さに言葉を失った。
真っ直ぐに逸らされる事なく向けられる瞳。
ああ、この瞳、ずっとあたしを見つめて来た瞳だ。
アメリカに向かう搭乗ゲートのガラス越しに見えた自分を見据えた瞳だ。
唇ににほんの少しの言葉遊びを織り交ぜて居たって、
あたしを見据えるこの瞳だけは、決して揺らがなかった。
開きかけた言葉を塞ぐ様に唇が降り注ぐ。
ケダモノに似た口づけに、頭の芯がぐらぐらと揺れる。
肩に置いた手で押し戻そうとしたって、もう何の力も入らない。
「……絵里子」
掠れた男の声に、手放しそうになる意識が繋ぎ止められる。
「………ほっ……んとーに自己中ね、アンタ」
「……嫌いじゃないだろ?そういう男」
互いの唾液でうっすらと光った髭を揺らして野立が笑う。
それすら扇情的に思えて、悪態をついてみるけれど、何の効果も無いのも分かってる。
「……大嫌いよ」
「ウソツキめ」
のど奥で笑った男の頭に両手を伸ばして、精一杯強がって笑ってみるけれど、
きっと情けない顔をしているんじゃないかと思う。
「……ウソツキな唇は塞いでしまうに限るな」
埋め尽くす光に眩しくて目を覚ます。
カーテンを閉め忘れたままに眠ってしまった事に少しだけ苛立ちを覚えて、
まだ少しだけ肌寒さを感じる朝の気配に少しだけ体を捩る。
隣から聞こえる微かな寝息に身を寄せて、深呼吸を一つ。
嗅ぎ慣れたオードトワレの匂い。
枕代わりにあたしの首筋に当たる見た目よりがっしりとした筋肉。
額に微かに当たる髭が少しだけこそばゆい。
そこまで感じ取って、思い出す。
ああ、そうだ、昨日の晩──。
走馬灯の様に脳裏を巡る記憶に、居たたまれなくなって、穏やかに眠る男に背を向けた。
信用されるまでと男は笑いながらあたしの体のあちこちに口付けた。
その言葉を実行するかの如く、意地を張ったあたしが観念するまで、執拗に攻められた。
色々口走った記憶に頭を抱えたくなる。
思わず両手で顔を覆って、頭を抱えたあたしを、後ろからゆっくりと腕が巻きついて来て、
わずかにあたしの体が揺れる。
「……目覚めるの早ぇよ、更年期にゃまだ早いだろ?」
「……あたしが更年期ならアンタもでしょうが」
オマエ今日は非番だろ?俺もなんだ、まだ寝てろよ。
なんて言いながら男がごそりと体制を変えるのが背中越しに伝わった。
背中に伝わる温もりにほんの少しだけ吐息が漏れる。
ああ、飾る必要の無いこんな朝は何年振りだろうか。
首筋に触れる野立の唇と髭の感触に、首を縮こませて、くすぐったさに笑う。
「………野立」
「色気の無い呼び方すんなよ、昨日みたいに信次郎って呼べよ」
……いや、そうじゃなくって。
「……寝てろって言ったのどこのどいつよ?」
後ろから伸ばされた腕がウエストを辿り越しを撫でて、
そこからまた上へと体のラインを通って肌の上を柔らかく触れる。
首筋を辿る男の唇に先ほどまでまどろんでいたあたしの気分を吹っ飛ばす。
「……っ……ぁ……ちょ、……あ、朝っぱらから……、……何してんのよ!」
「……んー?何ってナニを……」
「ケダモノ!」
じたばたともがくあたしをやすやすと押さえつけておいて、耳の裏に吐息が掛かる。
「……仕方ねーだろ、生理現象だ。朝の男は皆ケダモノなの」
「アンタはいつもでしょーが!っ…ちょ、何処触ってんの!……やめ……っていうか何か当たってる!」
太ももに当たる硬い感触に、背中を何かが通り抜けた。
「……観念しろって」
低い声音で囁かれて、力が抜けた。
降り注ぐ唇と柔らかく笑う目元がこの上なく甘いから、
観念して瞳を閉じた。
もう少し、素直になれたら、アンタの視線にも素直に笑える日が来るのかしらね。
今はまだ、まだ少し意地を張っているから。
伸ばした腕で捕まるだけで精一杯だけど。
もう少しだけ、待っててくれるでしょう?今までみたいに。
い、以上です。
散文過ぎてすみません、妄想し過ぎました・・・!
っていうか長い・・・!大変申し訳ないです。
職人様もお待ち頂いてありがとうございました。
素敵作品楽しみにしております!
GJ
二人らしいイヤミの応酬がいい
朝から盛る野立もいい
ありがとう
ぐはっ
GJGJ
自分の萌えポイントど真ん中でたまらんです
ありがとう
ぎゃー!!
萌えころされたっ!
素晴らしい、ありがとう!!
なんという素晴らしき前夜祭
あ、当日だった
ありがとうございます!
うおーGJ! GJ!
萌えてやまむ〜みたくハゲそうっすw
素晴らしいの一言!!
ありがとうございます。
849 :
826:2011/06/30(木) 21:17:01.61 ID:Sn3V7dMu
>>824 ゴチになりました!
待ってて良かった!!
では遠慮なく書き捨てて行きます
・野絵
・短い
・特にエロくない
タイトル入れとくので駄目な方はスルーで
850 :
後朝1/4:2011/06/30(木) 21:20:40.73 ID:Sn3V7dMu
明け方の薄明かりの中でゆっくりと覚醒する。
肌に直に触れるシーツの感触に、絵里子はまたやっちまった、と心の中で嘆息した。
寝返りを打とうとして、肩に乗った何か重い物に阻まれる。
今日はどこから持って来たんだろう、野立にまた怒られる……
退かそうと掴んだそれの感触は無機物ではない。
人の肌と体毛と体温、そうと気付く迄に数秒かかった。
睡魔で麻痺した頭は、しかしまだ異常事態に気付いていない。
自分以外の誰かの呻く声と身じろぎに、びくっとして、絵里子はやっと目を開けた。
目の前に余りに見慣れた髭面を見付けて、変な声が出る。
「え……えええっ!?」
「何だうるせーな……お、絵里子にしちゃ早いな」
目を開けた野立がちらりと時計を見る。
「なに、何してんのここで」
「何って、ここは俺ん家だ」
言われてみれば、マットレスの固さもシーツの肌触りも自室のものではない。
にやにや笑う野立の顔から、胸の辺りに視線を逸らして、絵里子は野立も服を着ていない事に気付いた。
胸から腹まで見て、更に下は確認する勇気を持てず、仕方無く絵里子は再び野立と視線を合わせた。
851 :
後朝2/4:2011/06/30(木) 21:24:18.64 ID:Sn3V7dMu
「昨夜、何かした?」
「覚えてないのか」
「4本目のワインを開けたのは覚えてる」
いつものバーで、止める野立を振り切って頼んだワインの味は覚えていない。
と言うかそこからここまで全く記憶が無い。
空白の果てに、野立のベッドで裸で抱き合ったまま目覚めた。
嫌な予感しかしなかった。
絵里子はじりじり野立から離れようとし、野立は同じ様に間を詰めて行く。
「お前もノリノリだったけど」
「あーあー聞こえない。きーこーえーなーいー!」
いつの間にか端まで寄っていた絵里子がベッドからずり落ちそうになるのを、野立が腕を伸ばして引き寄せた。
ありがと、と反射的に言おうとした絵里子の唇を野立の唇が塞いだ。
「……っ、ん」
這入り込もうとする舌を、歯を食いしばって止める。
しつこく吸い付き噛みついてくる野立に組み敷かれて、頭が真っ白になって、絵里子は息をするのも忘れる。
やっと解放されて大きく息をついた絵里子に、鼻先が触れる程顔を寄せたまま、野立が訊く。
「思い出したか」
「……全然」
852 :
後朝3/4:2011/06/30(木) 21:26:34.47 ID:Sn3V7dMu
憮然とした野立の表情に、絵里子はしまったと思い、逃げようとしてすぐに捕まった。
起こしかけた身体をまたベッドに引きずり込まれる。
肌と肌が密着する。
耳朶を甘噛みされて、うなじにかかる息で背筋がぞくぞくする。
骨ばった掌が首筋を優しく撫でた。
「ここにキスマーク付けた。覚えてない?」
ここと、ここ……と囁きながら、指先で触れ、そこに軽いキスを繰り返して、首筋から鎖骨、胸の膨らみまで手と唇が降りていく。
絵里子はただ首を振る。
大きく溜め息をついて、野立は顔を上げた。
「本っ当に覚えてないのか」
「うん」
照れ隠しではなく、本心から素直に頷く絵里子に、野立は本気で落胆したようだ。
「マジか……」
がっくりと首を垂れて、絵里子の肩に顔を埋めた。
853 :
後朝4/4:2011/06/30(木) 21:29:25.41 ID:Sn3V7dMu
「……ごめん」
その髪を絵里子が撫でる。
野立は何も言わず、けれど絵里子を抱いた腕は緩めなかった。
「本当にごめん」
何か大事な事が起きていた時間を、全く覚えていない身の後ろめたさで、絵里子は精一杯優しく野立の髪を撫で続ける。
無言の時間を、やがて時計のアラームが遮った。
野立がのろのろと身を起こした。
緩慢な動作で床に脱ぎ散らかした服を身につける背中を、絵里子はただ見ていた。
「ぼけっとしてると、朝飯の時間なくなるぞ」
「あ、うん」
慌ててベッドから出ようとした絵里子の手に野立の手が重なった。
顔を上げた絵里子に野立が素早く口付ける。
「気にすんな」
「うん……」
「今夜じっくり思い出させてやるよ。手取り足取り腰取り」
だから今日は酒抜きな、と真顔で言う野立に、絵里子はつい笑ってしまう。
カーテンの隙間から、いつの間にか細く光が差していた。
<了>
え…
なんだよ…
絵里子を抱きとめるシーンを引きで撮るとか何しとんじゃーい(`□´)┘
前半野絵シーン多くて結構よかったのに
ラストのあれはどういうことだよ
野絵関係なく酷く根?
今日夕方に妄想吐き出したのに、余計妄想が膨らんでしまった・・・orz
フジテレビに萌え殺されるかと思いました。
野絵が多くて見入ってしまった分…最後が残念。
ドラマとしても残念。
最後の最後でちょっと残念だったな。
しかしその最後の最後で花形と木元のコンビも良いと思った。
普通に楽しめた自分は勝ち組かしらw
抜けた部分は妄想で補えばOKだし
絵里子の看病をする野立とか妄想が止まらないw
>>862 同じく楽しみました。
妄想補完でいいかとも思う。
公式でやられるとそれはそれで萌え死ぬけれども、
妄想ならもっとエロ・・・いえ、なんでもありませんw
最後の野立の一人屋上シーンを入れた意味がよく分からんのだ
でも
ピーピーとの銃撃戦で野立が絵里子を庇ったところは…
萌えた!!
>>864 絵里子が死んだと思わせる、ありがちな引っ掛けだと思う。
もしくは単純に、同期3人の仲の良かった時を懐かしんでいるか。
>>865 同意。
色々と妄想できて、萌えたわー
つーか森岡逮捕した時の会話、森岡が何か言い出すんじゃないかと思って
少しドキドキした。お前らいい加減素直になれよとかもしくは当時
お前に惚れてたんだぞとかw
同じ事思った!!
むしろ言えと祈りながら見てた!!w
続編あるよね??
また二年後とかかな〜…。
いい加減結ばれてて欲しいな。
野絵は素直になるというか、先に酔っての間違いでいいから既成事実つくったら、さっさと前に進むかも?
そういうの読みたいなぁ
>>861 自分も思った
花形と木元かわいかったねw
絵里子が倒れたときあんな引きでぼかさなくてもいいじゃないの
>>865 自分も禿萌えた
しかもただ庇ってるんじゃなくて作戦だったって事に更に萌えた
あと森岡が絵里子を好きっぽい雰囲気だったのも良かった
2話の「組織に戻ったのか」とか、携帯で黒幕と話した時に絵里子の名前しか出さなかったのは
野立から引き離して自分の方に絵里子を連れてきたい願望があったのかなとか
野絵森で三角関係とか寝取られとか妄想が止まらんw
ドラマの出来としては納得してない分だけ萌え方面で熱くなるw
野立が絵里子の前にかばうようにたちふさがったとき
それを森岡が作戦だと気付かなかったことに萌えたw
「ふだん憎まれ口たたいたりしても、いざとなったら野立は絵里子をかばうだろう」
と森岡は思っていたってことだ
続編あるのかなー最後が微妙すぎる
ノベライズはラスト野立絵里子で屋上会話らしい
立ち読みだけでもて勧められたのでみてくる
>>875 マジで?感想宜しく!
良ければ買いに行く。
自分は十分楽しめたけど、あのラストは急に続編が決まったせいとか言ってみる。
昔、続編が決まったためにわざと謎を残し、ぼかした最終回にした作品を見たことがある。
だから野江の進展も伸びたんじゃ…
たった今ノベライズ立ち読みしてきた者です
本編の終わり方よりも格段にBOSSらしい終わり方
立ち読みおすすめです
あとピーピーは確実に絵里子のこと好きだったんだと確信
>>877 情報ありがと〜
野江森の三角とかおいしすぎる
一先ず本屋行ってくる
879 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/01(金) 12:08:41.13 ID:IgRl6oFB
情報に感謝!!
迷っていたが買うことにした。
続編があったとして、野立の中の人は出てくれるのだろうかという一抹の不安が
あと、ノベライズは最終回に限らず
他の回も結構野立と絵里子の心理描写ちゃんとされてるからオススメ
882 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/01(金) 12:54:59.72 ID:AUFGZSOI
三角関係妄想膨らむわー
森岡が俺がピーポーだったんだぞ、ってどういうこと?
に
読んだー!
なんだよノベライズの方が全然いいじゃん
野絵好きにはこっちだろ
>>882 俺がピーポーだった=野立の立場だった=絵里子の側にいた
と解釈した
ノベライズ版のラストはプロポーズにしか見えない
連投すまん
森岡の「俺がピーポーだった」発言で7話の田中圭を思い出した
時計を巻き戻す事が出来ればってやつ
森岡の思いが切なくて萌える
妄想だけど
>>885 ノベライズでは
お前は全部奪ってったな、地位も名誉も…
ってなってたよね
「…」は確実絵里子だなって思った
ノベライズのラストだと7話のバディ時代とのリンクでうまくしまるのにね
とりあえず、ノベライズ買いに行きます!!!
野立の台詞はプロポーズでしかないよね
もう早くくっついちゃえばいいのに!
ありゃプロポーズでしょ
絵里子も受け入れてるし
あれ受け入れてるの?
例の如くスルーされたのかと思ったわw
892 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/01(金) 18:04:34.40 ID:IgRl6oFB
みなさんの話を聞いて…ノベライズを元にした話をお願いしたいです。
結局続編がきまったからそのラストにはできなくなったんだろうな
あれでもう完結になっちゃうから
続編期待したいけど、もう伏線ないよね?
ボスが空港からどこ行ったかは分かんないけど…。てか対策室は役目終わったから解散なの??
>>894 前作ラストは、電話で呼び止められるっていう伏線はあったよね
絵里子宛の花形欠席メールを野立が覗いてる時
ちかっ、近いよ!と思わず声を出してしまったw
プロポーズは野立の玉砕じゃないの?!
899 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/01(金) 21:31:19.85 ID:kV1cRVKW
あの空港のシーンって今から行くんじゃ無くて、またアメリカから帰って来た所なのかな? 『対策室の大澤』と言ってるし。アメリカ行きなら、室長の任解かれてから行くと思うんだけど。
>>899 なるほど納得
続編やるならまとまりの良いスカッとする話で終わらせて欲しい
そして野立にご褒美を
ノベライズ、プロポーズというより、お互いの気持ちを理解しあいながら、素直になりつつあるって感じがした。
銃を撃たないってのは、信頼するチームにそこは任せるって解釈でいいのかな?
BOOS3あるなら、もういきなり2人同棲とかしてたりして…
関係は対策室メンバーにも秘密で、仕事中はいつも通り。
でもちょいちょい隠しきれないw
バーのシーンが二人で家でまったりシーンに…
野立会は片桐会になってて、木元がそれでイラついて嫌み言う…みたいな
……すまん、妄想止まらん
個人的には確実に次ある予感
ラストは確かに若干もの足んなかったけど
オールラストじゃない気しかしないので別にいいかなとw
それにしてもノベライズ気になる…
ところでさっきから野絵妄想と片木妄想が止まらないのだが
900越えてるこの状態で投下してよいのか迷う
903 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/01(金) 22:42:25.56 ID:IgRl6oFB
迷わないで投下して下さい!
気にせずに投下してほしい!
待ってるよ〜
今日、初めてこのスレを見つけて一気読みしました。
皆様の作品に、ほくそ笑みながら楽しませていただきました!
ありがとうございます。
いずれ、妄想がまとまったら投下してみたいです。
そのときはよろしくお願いします。
>>902です
>>903さん、
>>904さん応援さんくす!
ちょっくら今からまとめて来ようと思う
ただ妄想が断片的すぎるんだ…
誰かシチュ指定とかできるひといたらヘルプ頼む
そして
>>905さんいらっさい!
自分も新参だけど楽しみにしてる!
>>898 玉砕はしてないよね
急にくっつくわけではないけど、互いに素直になれた感じがしたな
これからいい方向に進むであろうという
空は気持ちよいほどに晴れている
そんな風景
最近、野江熱が全開で妄想が本当に止まらない。
恋仲になったのを知った時の対策室反応とかまで妄想しちゃうw
11話で地味に萌えたところがもう一つ
西郡先生が話し始めようとするシーン
敵を発見したときの野立が絵里子を腕でつつくとこ
最終回の無念さに、ノベライズ版のラストから数ヵ月後を妄想してみました。
喉が渇いて野立は目を覚ました。
隣で絵里子が眠っているのを確認すると満足そうに微笑み
そっとベッドを抜け出す。
冷蔵庫からミネラルウォーターを取りだし飲み終わると腕で口を拭った。
外を見ると小雨が降っている。
寝室へ戻り絵里子を起こさないように気をつけながらベッドに潜りこむ。
「んぁ....おはよう」
「すまん、絵里子。起こしちまったな」
「もう朝?」
眠たそうな絵里子が野立の首に腕を絡めて抱きついてくると
野立は抱きしめかえし絵里子の髪をなでる。
「いや、まだ5時過ぎだ。もう少し寝とけ」
絵里子は唇にちゅっと軽くキスをして野立の胸に顔をうずめる。
「そうなの?じゃあ、おやすみ」
睡魔と戦いながら発するその言葉は最後まで続かなかった。
しばらくすると、すーすーと寝息が聞こえてくる。
そんな絵里子が愛おしくてたまらず野立は目を細める。
「絵里子、愛してるよ」
そっと囁く。
やさしく絵里子の髪をなでているうちに野立もいつの間にか眠りに落ちていた。
【終】
>>906です。
>>911さんのほのぼの野絵にによによしつつ
とりま昔書いたやつとかいろいろ引っぱり出したりくっつけたりしながら
片木だけまとまったんで投下。
いろいろ下手ですがご了承を。
*えろあり
*NGなかたは「Nail on」ではじいてください
時計は午前4時少し前を指していた。
行為後の眠りからゆるゆると目覚めた片桐は、自らの肩口に頬を寄せて
すやすやと眠る木元を視界に認める。
まだ暗い夜の出口の空気はひんやりと冷たく、そんな中に浮かび上がる
彼女の裸の腕はやけに寒そうに見えた。
半ば無意識にそのか細い腕をとり布団の中に導くと、自然とその手の甲が彼の目に触れる。
闇に目を凝らすと、桜貝のような小さな爪は幼子のようにきちんと切りそろえられていた。
(……気にしてたのか、この前のこと)
起こさないようにそっと、しかしいとおしみを込めてその手を捕らえ、
親指の腹で人差し指、中指と順に確かめるように撫でる。
最後に恋人繋ぎをするように掌を合わせ指を絡めると、反射的なものか軽く握り返された。
その仕草の愛らしさに思わずまぶたの上に唇をつける。
そして改めて彼女を抱き締めなおしながら、片桐は木元の爪が長かった時の夜を思い出していた。
そう、ふたりが初めて結ばれた夜を。
恋人関係になって数カ月がたっていた。
誰もいない夜の路地で手を繋いだ。
立て続いた仕事の後、事件解決のささやかな祝杯とともに抱擁を交わした。
何度も見つめあって、そして逸らして、その繰り返しの後にようやくキスをした。
けれどそれだけだった。
そんなふたりの、きっかけは何だったのか。
何の気なしにつけていたテレビから流れていたチープな恋愛ドラマか、それともグラス一杯のアルコールか。
もしくは、ためらいがちにかさねたくちびるだったのか。
わからない、わからないけれど――――気付けばベッドの上に折り重なっていた。
自分でもあきれるほどに抑制が利かなかった。
その色のないくちびるを啄むように奪った。
「………っ!…ん、ぅ」
細腕の抵抗をよりきつい抱擁で封じ込め、もう片方の手で柔らかな巻き髪ごと頭を支える。
「ん…………っ」
そのまま歯列を割って舌を絡めると、木元の身体が小さく震え、やがて力を失った。
「木元……」
息継ぎ代わりに囁いて、再び絡め吸う。
「や…っ」
組み敷かれた状態で、木元はそれでも抵抗めいた声を上げた。
それに耳を貸すことなく、片桐は彼女の着衣を次々に引き剥がしていく。
「……悪い」
もう引き返せる地点はとっくに過ぎていた。
ただ彼女を欲する思いだけが先を急がせた。
「お前がほしい、」
白い首筋に噛みついて、跡を残す。
「…っ、…や…ぁっ…」
それだけで声を上げる彼女に、彼は思わず微笑みを浮かべた。
愛おしく思うその心のままに、胸元に甘く吸い付く。
「あんっ!ぅん、…んっ、っぅ!」
耐えようとするかのようにきつく目を閉じた木元は、その刺激にシーツを両手できつく掴んでいた。
「…………木元、可愛い」
唇を離して、思わず耳元でそっとささやいた。
かすかに開かれた涙目に、宥めるように髪を撫でる。
甘い木元の香りに包まれながら、全身で彼女を抱き締めた。
「…………ぇ、で…」
「え?」
不意に言われ、聞き返すと、上がりつつある息の下で彼女は呟く。
「なまえ、で、呼んでくださ…い」
応えるようにゆるゆると力が抜けていく。 静かに解けていく。
「……真実」
固く握りしめられていた手が開かれ、たどたどしく彼の背に回された。
それと同時に、再び彼の唇が彼女の肌に落とされる。
耳許に、頬に、首に、胸元に。
指先を全身を探るように這わせ、白い身体を少しずつ染めていく。
そして、長い愛撫の末、その指をしなやかな二脚の間に運んだ。
「…………っ!」
慣れないからだはたった一本差し入れただけだというのに大きく跳ねる。
絶え間ない嬌声に嗜虐心を煽られ、敢えて焦らすようにゆっくりと動かした。
呼応するように彼女も少しずつ慣れ始め、その指に吸いつく。
「っ、…ぁ、あっ…」
やがて淫音がこぼれ始めた。
「…っ、ゃ…」
羞恥に身を捩じり、熱を帯びさせた頬に時折あやすようにくちづけ、
次第に速度をあげた。
「あっ…やっ…ぁっ…あっ!」
指を引くと、温かなものが零れおち、ひどく淫靡に肌をすべった。
「…溢れてる」
「………っ、うるさ……」
睨まれる前にもう一度指を差し入れる。
今度はもっと奥に、押し広げるように蠢かせて。
「っ、待ってくださ、っ………や、ぁんっ!」
無用な自尊心などすべて捨てさせてしまいたいから、容赦なく攻め立てる。
音が響くように、何度も内側で擦って、もっと濡れさせる。
ちゅ…くちゅ…
「ゃあっ、やっ…あっ、駄目っ!」
耐えきれず反った身体を抱き寄せて、とどめに甘い呼気とともに囁く。
「……欲しい?」
「…っ……馬鹿…っ…」
自分の口で強請らせてもよかったけれど、そう言って睨んだ目が愛おしすぎて、
零れた涙を舐めとりながら改めて体勢を整え、一度彼女の身体を離して準備した。
「手、回せるか」
抱き締めながら言うと、ぎゅっと握ったままの手で腕が回される。
それを確認し、腰を押さえて侵入を始める。
慣らすように、馴染ませるように擦りつけて、少しずつ。
「あっ…いっ…はあっ…っん…」
痛みに襲われ、腕に力が入る。拳が強く握られ、爪が痛々しく白くなる。
「っ…手…開け」
「…ゃ、っ駄目っ…」
「どうして、」
すると、切なげに眉を寄せ彼女は言った。
………爪、立てたら痛いから、ダメ、です。
声にならない言葉で言われ、片桐は驚き―ー――その優しさに微笑んだ。
「………お前の爪なら歓迎だ」
後ろ手に手を回し、指をからめて拳をほどく。
感触で、彼女に経験がないことは悟っていた。
痛みは彼女の方が格段に強いはずだった。
「痛いのはお前、だろ……多少は、俺にも分けろ」
一層おびただしく流れ出す蜜に、そして滲む血に濡れた奥に、少しずつ少しずつ身を進める。
「……ぅっ!んぅっ!」
抵抗力を失った爪が、行き場なく背に刺さる。
けれどそれさえも快感に変わり、甘くしみた。
「ぁぁっ……んっ、あぁ………っ!」
ようやく最奥までたどり着くと、喘ぎ声が高く響く。
愛おしくて、愛おしくて、啼く唇を何度も塞ぐ。
「動く、ぞ?」
「………っ、んっ、」
押しつけられた熱い頬の頷きと吐息を感じて、ぐっと擦りつけるように動かした。
リズムが徐々に速くなり、木元の内部を叩く。
「あっ、ん 、あっ…、ぅん…っく、っ…! 」
彼女もまたリズムに揺られ、強く彼の身体にしがみついた。
包まれるような体温に安心して、竦んでいた身体がほどける。
溶解しそうな快感と、上り詰める感覚だけが全身を支配する。
「…っぁ……も、だめ……」
「っ……いい、か?」
何度も激しく揺らされて、一番奥まで深く深く、強く貫かれて、
「ぃっ…くっ!あっ!ぁあぁっ…」
「……っ!」
ふわり、と身体が浮いた気がした。
泣きたいくらいに、幸せだと思った。
「…ん…」
小さな声に、回想を遮られる。
「……悪い、起こしたか?」
「いえ…何時ですか?」
現在時刻を伝えると、彼女はもういちどまぶたを閉じようとし、ふとその手が取られていることに気付いて彼を見上げた。
「……どうしたんですか?」
「いや…なんとなく、な」
爪、切ったのか、とさりげなく聞くと、木元はばつの悪そうな顔をした。
「……すみませんでした、背中」
「いや、いい」
それでもどことなく表情の暗くみえる彼女に、いつもより少し強引に口づけた。
「……少し伸ばせ。また立てても、俺はいいから」
「でも…」
「約束だ」
ほら寝るぞ、明日も仕事だ、と声をかけて少し大げさに布団をかぶせる。
彼女はしばらくじっとしていたが、そのうちに差し出された腕に頭を預け、元のように寝息をたてはじめた。
(………少し長いほうが映えるだろう?)
そんな木元の寝顔を見つめながら、彼は先日彼女のために買った、淡い桜色のネイルカラーを思い浮かべていた。
以上です。途中番号一回間違えてます、ごめん
ボスのネイルはよく目にとまるけど木元ってあんまイメージないよねっていうことで爪ネタ
あとNailという単語に爪以外にも「釘づけにする」という意味があるらしいことを聞き
使ってやろうと思ったんだけど・・・微妙。
なにはともあれお粗末さまでした
またなにかまとまったら落としに来ます
では次の職人さん、どぞー!
職人さんGJです!
ワクチン取りに行くシーンで片木にも萌えたとこだったので嬉しかったです。
920 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 07:37:54.65 ID:DpLpUJmX
ありがとぅございます!!
野絵も片木もサイコーです。
朝から萌えっぱなしです! ありがとうございます!
さ、仕事頑張るぞー!!
片木キター!!!!!
ありがとう!
923 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 20:50:07.21 ID:PdG/o6fX
ノベラライズ見てきた!!
7話の母親との会話とか、ピーピーのセリフとか含めて、
最後のシーンがプロポーズにしか、
しかも絵里子もOKしているようにしか読めない・・・・
野立の作った対策室で野立と共に歩んでいくことを決意した。
みたいな。あぁ、野絵中毒(笑)
そしてこんな妄想。
結婚して、でも隠してる2人。
「BOSS!野立さんが結婚してるって噂があるんですけど、知ってますか?」
「(どきっ!!)・・・・え?し、知らないけど?」
「指輪してるところをたまに見かけるって、でもどんな女性ですかね?」
「やっぱりさ、綺麗だったり、可愛かったり、若かったりするのかな?」
「でもなんで指輪外してるんですかね?」
「そりゃ、あれやろ?野立会するのに邪魔で・・・・」
「そっか、既婚であることを隠してるんだ!」
「でも、僕たちには話してくれてもいのいねぇ」
「(むしろあんたたちに隠す為に外してんのよ!!)」
野立に結婚していることを隠させるために指輪を外させてるんだけど、
ちょいちょい忘れて、あわてて参事官室で外すもんだから
結構目撃されてる・・・・みたいな。
あぁ、妄想が暴走中(笑)
やっぱりあれはOKしてるの?
「うん、決めた」ってのはOKのセリフと思ったんだけど
でもその後のそのまま対策室に向かって歩いていく描写は
仕事に生きるってことだと解釈した…
どっちなの!?
野立さん的にはプロポーズだけど、
プライベートではプロファイリングが出来ない絵里子さんだから
プロポーズとは気付かないで刑事としての道を歩む決意をしたのかと思ったわw
じゃなきゃ今まで進展がなかったのが不思議な二人だw
OPの野絵のいちゃいちゃと、スキンシップの多さは一体何だったのだろうか?w
野絵好きにとっては、まさに肩透かしをくらった最終回だったよね?
927 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 21:42:26.63 ID:DpLpUJmX
明日
ノベライズ買いに行きます!!気になって仕方がない…
元にした話をお願いしたいです
自分は最終回には割と満足してるよ
野江のシーンがいっぱいあって萌えた
欲を言えば最後はバーシーンが良かったけどね
あとはSPとかの続編を期待したいな
私も
想像してたバッドエンドが杞憂に終わって、寧ろ二人のバディっぷりをたくさん見られて、それなりに満足はしてる
930 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 22:01:01.48 ID:PdG/o6fX
残りが1冊であまりにボロボロだったので買わずに帰ってきたから
手元になくて、ちょっと心もとないので、もし変なこと言ってたらごめん。
でも一応自分の解釈的には
「いいのか?一生のことだぞ」
大体この「いいのか?」って使われるときは
「本当は、自分が(この場合は野立が)望んでいない結論を
お前(絵里子)は望んでいるんじゃないのか?」
というような手法で使われる事が多いように思う。
それに対しての
「いいの」
なので、絵里子もOKしたんだなぁ・・・・
って。
そうか、2人で対策室を作り上げていくんだな、
うんうんよかった。
って(笑)
拳銃の事とか全部含めて、野立の隣にいるんだなって。
違うかな・・・・
でもいい、妄想万歳だから(笑)
最後の会話が良く分からなくて何度も読み返してる自分参上
改行するので未読でネタバレしたくない方はスルーお願い
・撃たせたくないという野立の気持ちを絵里子は理解して受け入れた→「うん、決めた」
・撃たないで刑事を続けられるのか?という確認→「でもさ…一生の話だぞ」
・撃たないと約束出来なければ野立は絵里子を飛ばす(危険な現場から遠ざける)事が出来る立場(公私混同だけど)。だから約束する。→「いいの、
・それでも警察は辞めないと言う決意表明→私にはここしかない」
こんな感じに捻り出してみた
甘々な野立と爽やかな描写だけど、絵里子の決意は悲壮な感じ
皆さんの解釈面白い
自分は…
「撃ってほしくないんだ」
「うん、決めた」
野立…あなたにはいっぱい心配かけたし、私を想ってくれる気持ちも解ってる。
だから…もう撃たないよ。
「一生の話だぞ」
ほんとかよ。そんな事言っといて、お前またそのうち無茶するんだろ?
俺はもう、こんな思いは一生ごめんなんだ。
「いいの。私にはここしかない…」
心配しなくて大丈夫、野立。
私には頼もしいチームがある。
彼らがいれば、私はもう撃つことはないでしょ。
それに…あなたもいてくれるじゃない…。
野立は大沢に彼氏が普通に居た時から……ていうかその前から片思いだったんだなw
野立なんかモテまくりだろうにw
モテ男の片思いは萌えるなあ。
モテない男の一途な片思いなんて、ストーカーっぽくて気持ち悪いのに
モテ男の一途な片思い(しかも20年)は萌えるね
※ただしイケメンに限る、って奴ですかねw
野立、革ジャンの時は相当頑張ってたと思うんだけど、何であの時点で絵里子をモノにしなかったと小一時間
仕事頑張る絵里子が好きで、絵里子の気持ちを優先させたんだろうけどさー
想いが深すぎて萌える
野立もピーピーもプラトニック過ぎる
エロに持って行きづらいw書けないw
そうそう。野立も森岡も仕事はできるのに奥手すぎないか
(絵里子に対してのみ)
エロも見たいけど野VS森のギャグでも十分萌えられるw
>>930 ノベライズでは「いいのか」じゃなくて「でもさ・・・」なんだ
「うん、決めた」
うんはOKの意味じゃなくて、「よし!決めた」に近い感じかなぁと
「でもさ・・・、一生のことだぞ」
自分の恋心を伝えるつもりも半分で、思い切って6年前と同じ言葉をもう一度言った
晴天の下、さわやかに野立を見つめる絵里子の表情から迷いは見られない
即答するなよ、考え直す気はないのか?
「いいの、私にはここしかない・・・」
びびって撃てなくて辞表まで書いたこともある、ピーピーに銃口を向けつらい思いもした
二年前は組織に嫌気が差して対策室を解散させたけど、今は違うのよ心配しないで
野立の本心と絵里子の刑事魂は相変わらず平行線だと思った
939 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 11:03:59.09 ID:K8K+I/aT
>>938さん うん、ごめん。買って読み直したら間違ってた。
自分の解釈はあんまり変わらなかったまぁいいかと思って書かなかっただけど、
まさかちゃんと読んでくれている人がいるとは、ありがとうです。
>>932さんの解釈すごい。
超好きだ〜自分、これからはそれで妄想してていいですか?(笑)
ノベラライズも、色々解釈の余地を残したんだろうなぁ
ホテルで黒原を説得のあと、倒れるところ
ノベライズでは駆けつけてきた野立が両腕で支える
になってるよね。
想像するだけで萌えるw
>>940 そう! 私も想像して萌えてた(笑)。
わがままだけど、テレビでも、そこまでやって欲しかったなぁ。
>>940 そのシーン萌えるよね
絵里子が倒れるのもさ、黒原との決着がついたのもあるけど、
きっと野立の顔を見て安心したのもあるんだろうな〜
943 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 13:11:04.21 ID:LpvUvfUG
やっとノベライズ買いに行けたよ。
どぅであれ、本編よりはかなり良かった〜
それぞれに解釈できるし
萌え要素はたっぷりだった…
また全部読み切ってないけど…
>>940 私もだ
それがあったらラストがあれでもまあいいかで終われたのに
そろそろ
夜の捜査令状
夜の自白
が読みたいです
ID:53KNdoy/
あ、参事官野立大澤っぽいID
ノベライズ読んだけど、エリコが刑事人生選ぶって野立も分かってて超ビミョーなプロポーズしてるんだろうなって思った…。女としても幸せになって欲しいのになぁ…。
てか、なんでそのラストの大事な場面をドラマでやらなかったのか…。
3rdあるとしたら、野立がビミョーにフられるトコから始まるのだろうか……。
映画化じゃないの?
職人さま生きてますかー
そろそろ職人さま方の野絵でにやにやしたいです
このスレのパロ、最初から読んじゃったよ。
読み応えあるよなあ。
1冊にして欲しいくらいだよ。
前スレのパロはまとめサイトでまとまってたけどこのスレのはどうなるのかな?
絵里子が片×木のことで木元から相談うけてる夢みてしまった…
どんだけ好きなんだ自分
賢明な木元はたぶん玲子さんに相談に行く
恋愛のセンスはないけど仕事のセンスはあるBOSS(by玲子)なので
次スレどうするん?
次スレいるよね
どなたか立てれる方お願いします
957 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 12:19:07.44 ID:G3fmdwNk
ここのスレ楽しいです。
どなたかお願いします。
同じくスレ立て出来る方、お願いいたします
>>959 乙です!ありがとう
BOSS1を見返してるんだが、2話で絵里子がオトリになる捜査中の木元と絵里子の会話
「なんで拳銃携行しないんですか?」
「優秀な部下がいれば、あたしが拳銃を持つ必要はない」
て言うてる
これ聞くと
>>932ありかもと思えてきた
しかしBOSS1がBOSS2の7話の後の話だと思うと、野立→絵里子に萌えまくるw
さりげないフォロー、陰から心配そうに見つめる目…なのに絵里子の前では中学生かっていうノリ…
包容力のある出来るいい男のくせになんてチャラくて可愛いんだw
BOSS 2ではあまり見られない絵里子の弱さもいいね
薔薇サム観てきたら、興奮して眠れない。
ジャンヌダルクを彷彿とさせる姿の絵里子の脇をガン見
してたら、傷つけられボロボロになった絵里子を野立に
優しく介抱させるシーンとか観たかったと思ってしまった。
銃で撃たれて血まみれの絵里子のブラウス剥ぎ取って
介抱する野立の姿はきっとエロカッコいい。
野立の深い想いを知ってから見返すとさらに野江に萌える
2ndの2話とかヤバいね〜
野江最高すぎる
作戦のためだってわかってても、
1stでも2ndの2話でも何かあるとすぐ絵里子の後ろに隠れようとしてた野立が
最後ピーピーと対峙した時に絵里子を庇うポーズをとるって、考えてるとかなりヤバい
えらいグッときた
966 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 07:03:42.57 ID:D7aGQmD+
みなさんのお話中失礼します。次のスレをたててくれた片…
ありがとぅございます。
お礼を一言。
絵里子の元カレと森岡
どっちも名前が「ひろし」だと今気付いた
だからピーピーってしか呼んでもらえなかったんだよw
そうそう名前被ってたから「もっと考えて付けろよw」て思った
絵里子は姓や渾名で呼ぶけど、野立森岡は絵里子呼びするのが地味に萌える
多分野立が先に絵里子って呼んで、森岡も張り合って呼ぶようになったのかなとか妄想
最終話見返すと野立がゴールデンちくわくんを探ってる間
森岡と絵里子が神妙な面持ちで見つめあってるのも萌える
職人さん野森絵投下願いたいw
>>968 森岡が先に絵里子って呼んでたバージョンもいいよね
3人でいるうちに野立も自然に絵里子呼びw
森岡からすると「あれっ?いつの間に?」で、「初めは俺だったのに・・・」みたいなw
ノベライズ読んでから、本当に野森絵読みたくて仕方が無い・・・
職人さんぜひぜひお願い致します
>>951 こっちの2ndのssもぜひぜひまとめサイトにまとめてほしいですな
まとめサイトにアップされてました
ありがとう
まとめ神さまありがとう!
なかなか時間もないんだけど、またかけたらかいてみる
まとめサイトの場所教えてください
>>975 見落としてました。
親切にありがとうございます。
おぉ
まとめ神ありがとうございます
978 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 15:57:02.06 ID:m9SjSOcI
読み返しちゃったぁ…
いつ読んでも最高だった。
サイトありがとうございます。
スレチでごめんね。
素人なりに、中の人たちのホロスコープをちょっと見たら、
意外に男女としての相性が良さそうで驚いた。
一緒にいると非常に居心地良いのでは?
傍目には爽やかサバサバ関係に見えるけど、実はもっとしっとり濃い感じ。
そう思うと野絵ツーショットが余計意味深に見えてきた。
中の人達のインタビューとか読んでると
いろんな考え方や発言が被りすぎてんだよね
もう実際に付き合っちゃえばいいのに
自分も同じ気持ちだけど、中の人の話はほどほどにね〜
しかし野江熱がアツくて録画を何度も見てしまう
前に中の人達の萌え語りができる避難所があると聞いたんだけど
ここじゃないの?
ピーピーがあのUSBメモリに野絵宛てメッセージ残してるって妄想で一人で萌えてる。
ピーピーのエリコへの気持ちといい加減くっつけ的なやつで一週間は萌えてる。
まとめサイトの管理人さんは神だわー。
むちゃくちゃ読みやすくなってるし、一気に読めるのがたまらん。
新人時代の同期3人の会話文妄想。オチはなしorz
「あ〜…何で俺がこんな目に…」
「いつまでもグチグチ言わないのピーピー!」
「…それも納得がいかねえ。俺がホントはピーポーだったんだぞ」
「どっちだって良いじゃない、そんなの」
「よくねえよ」
「何で?あ、ちょっと動かないでピーピー」
「え?おい、絵里子?」
「ずれてるよここ。撮影するんだから真っ直ぐにしとかないと…」
「…」
「オッケー良いよ」
「絵里子」
「ん?」
「あのさ、(ガン!)痛え!!」
「あーわりいピーピー。つーかドアの真ん前に立ってるからだよ(しれっ)」
「お前…」
「ちょっと野立、アンタ子供じゃないんだからそんな勢いよく入ってこなくても…
大丈夫?ピーピー」
「…いや、無理かも。」
「嘘つけ!」
「野立声大きい。あ!集合だって、行こう2人とも!」
「…」「…」
>>984 今もあるの?
昔あったけどもうなくなったと思ってたわ
>>990 2ちゃんにはないよ
某有名避難所にある
>>986 GJGJ!!
牽制し合う二人と鈍感な絵里子が目に浮かぶわー。
もっと読みたいー。
995 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 20:53:30.84 ID:m9SjSOcI
3人の会話良かった…
その後
絵里子が2人に告白され、テンパり………勝手に萌え。
梅
避難所はすっかり過疎ってるのは皆さん、
このスレに来ているからなのね。
完全にかぶってるってことか。
うめちゃいたい
うめちゃお
祈・野絵の幸せ!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。