【神父】男性聖職者の官能小説2【僧侶・神主】

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499名無しさん@ピンキー:2013/03/08(金) 11:18:52.22 ID:GEUlx+KX
【シスター・尼僧】聖なる女の小説3【巫女・神官】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242637172/
まああっちのスレ向きだなw
怪物が神父ならこっちの管轄内だけど
500名無しさん@ピンキー:2013/03/08(金) 13:14:22.56 ID:IKsWJfed
495 悪い、貼り間違えた 舞台は中世で、魔女審判をする神父

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501名無しさん@ピンキー:2013/03/09(土) 03:27:43.59 ID:LA4lG7qB
審判は長引きましたが、ようやく魔女との判定が出されました

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502名無しさん@ピンキー:2013/03/09(土) 14:26:26.02 ID:ySPrSRyR
西洋だと魔女裁判だけど、日本だとなんだろう
狐憑きとかの憑き物落としあたりがそれに相当するのかな
憑き物落としって、密教系の僧とか山伏、陰陽師あたりの担当だろうか
503名無しさん@ピンキー:2013/03/09(土) 20:32:28.82 ID:TNlD33+d
> 憑き物落とし
現代なら、臨床心理学の、ごく普通の患者の1人になるけど
当時なら、菩提寺の修行僧や、加持祈祷の念力系の荒法師みたいな者の登場かな

未亡人や寡婦が禍事を起こし、村八分にするか、どうかの判定を、集落の長老方で決める際に
住職が、しばらく寺で預かるとか言い出して、裏では、長老方も加わって、地下室で性の慰み物
504名無しさん@ピンキー:2013/04/03(水) 02:04:54.04 ID:zTvfXvAR
>>348のラミロ2世に興味がわいて、ネットでいろいろ調べてたんだけど、
兄王が跡継ぎなく戦死して「お家存続のために還俗して結婚してお世継ぎ作って」という事態になったのが、
ラミロ2世が59歳のときだと知って噴いた
父の意向で子供の頃から修道院に入って聖職者になっていたのに、
現代でも「ちょw還暦w」って年齢で還俗&初めての結婚&子作りしろって、そんな無体な

そんな老聖職者と若い未亡人王女の結婚ネタってのも、意外と萌えるような気がしてきた
505名無しさん@ピンキー:2013/04/03(水) 20:33:28.43 ID:pv2mxh7L
59歳!?
506名無しさん@ピンキー:2013/04/03(水) 20:45:12.19 ID:mBjKd0bq
タネは現役だと思うけど、発射装置と周辺機器の動作が健常かが気になる〜
507504:2013/04/03(水) 22:43:38.41 ID:zTvfXvAR
自分も一瞬、計算間違えたか?と思ったw だけど、

アラゴン王ラミロ2世 1075年頃 - 1157年10月16日 在位:1134年 - 1137年

てことで、やっぱり還俗して即位したのは満59歳の時だった
そんで60歳で結婚、61歳の時に娘のペトロニラが生まれている

で、まだ乳児の娘に譲位して修道院に戻ってるけど、結局82歳まで生きたっていうから、
当時としてはかなり長生きだよね
その頃の修道院なんて決して栄養状態の良い場所でもなかろうし、
元々壮健な人だったか、修道院の節制した生活のおかげで健康で長生きだったのかなーとか
だから60歳でも頑張ってお世継ぎ作れたのかなーとか

ちなみにラミロ2世の妃は生年不詳だけど、彼女の両親の結婚が1094年で、
彼女自身の最初の結婚が1117年とのことなので、ラミロ2世と結婚した頃は30歳くらい〜39歳
未亡人だからあまり若くないのは当然としても、お世継ぎ必須にしてはリスキーな結婚だなオイ
508名無しさん@ピンキー:2013/04/14(日) 21:15:19.12 ID:dtuhE30T
投下はよ
509名無しさん@ピンキー:2013/04/20(土) 18:03:43.88 ID:jjH6EpMi
はよ
510名無しさん@ピンキー:2013/04/22(月) 03:50:44.13 ID:CHph/olp
「ミステリーズ 運命のリスボン」って映画、見た人いる?
19世紀のポルトガルやフランスの貴族社会が舞台のめくるめく大河ドラマで、
エロシーンはほとんどないけど、主役の一人が神父で活躍しまくり、他にも修道士が出てきたりと、聖職者要素たっぷり
在俗の頃の話だけど、神父にも修道士の複雑な過去と恋愛も描かれていて、全体的に面白かった

ただし二部構成で4時間半という上映時間がややネックw
そして回想シーンなどの時系列と演出がちょっと難解
映像はすごくいいしお勧めなんだけど、ヨーロッパの長編映画に慣れていない人にはハードル高めかも
5月になったらDVD出るから良かったら見てみて
511名無しさん@ピンキー:2013/06/03(月) 22:38:13.36 ID:OcCi9OEu
大学の後輩に、地方のお寺の跡取り息子がいた
在学中に本山に修行に行って、帰ってきたとき、ふと、
「卒業したら、見合いで嫁をもらうことになるんだろうな〜、うちは古い寺だから、
お寺のお嬢さんでないといろいろ難しいだろうし」とさらっと言っていたのに少々驚いた
そうか〜、観光寺じゃなくても、地方の古いお寺なら「地元の名士」だから、
人生のうちに「お見合い」が予定されていることも了承済みなんだなあって

お寺と同様、神社の神職さんも「地元の名士」だよね
神職さんの結婚って職場結婚とか、神社の家の子女同士の見合い結婚が多いらしいけど
SS的には、ベタに幼なじみ=自分の神社の古くからの氏子の家の娘さんとの恋愛展開はないのかとか妄想してしまう
512名無しさん@ピンキー:2013/06/03(月) 22:56:00.11 ID:w79rTCm4
お局と呼ばれるハイミスの巫女みたいなのが、ちゃっかりと喰って、妻の座に収まるのも見てみたい
513名無しさん@ピンキー:2013/06/03(月) 23:04:47.45 ID:w79rTCm4
後は、>>81にある小説のパターンとか大好きw
514名無しさん@ピンキー:2013/06/03(月) 23:08:16.86 ID:OcCi9OEu
坊さん×未亡人ってのは、葬儀の後の絡みでむにゃむにゃ…というので定番だと思うが
神主さん×未亡人ってシチュエーションはちょっと想像力が要るな
515名無しさん@ピンキー:2013/07/05(金) NY:AN:NY.AN ID:0NV+vyQE
そういえばこのスレではまだ修道士カドフェルの名前は挙がっていなかったな
人気のシリーズだし、過去の女性遍歴や隠し子までいてエロ要素はありそうなものだが、
やっぱり飄々として世俗の事情に通じたおじさん修道士、というのがエロ妄想を阻むのだろうかw
516名無しさん@ピンキー:2013/07/12(金) NY:AN:NY.AN ID:jmUlm5Ti
頭部に日光が直接当たるから、ハゲの人は大変だな
この季節は
517名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:iWPX8y+g
ドラマのぶっせん色々とヤバいな
518名無しさん@ピンキー:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:JC27UJTj
大分遅レスだが>>457のおかげでいい物見れたありがとう

ぶっせんドラマは見てないんだけどどんな感じなんだ?
ライバル寺のお嬢様と坊さんのSMやセンサーの水風俗通いや
宝塚に憧れたナル気味の男装女子・三条はそのまま再現されてるんだろうか
519名無しさん@ピンキー:2013/08/22(木) NY:AN:NY.AN ID:xqPNZF3k
チンコに鈴つけて、目の前に裸の女を見せて鈴が鳴らなかったら合格という、神父の試験がある
520名無しさん@ピンキー:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:ht4DAS4x
>>518
OPが坊主のアヘ顔
あとお嬢様の美巨乳
521名無しさん@ピンキー:2013/11/18(月) 11:00:32.39 ID:aoclp+oO
今期アニメは「ぎんぎつね」が良いセンいってるなー
522名無しさん@ピンキー:2013/11/18(月) 22:33:29.89 ID:tS1bmY2a
ぎんぎつねいいよね
京騒劇画の明恵上人×古都も好き
明恵は実在の人物なんだね
523名無しさん@ピンキー:2013/12/09(月) 18:27:02.77 ID:AkVygwaA
『百日のセツナ 禁断の恋』って映画で忍成修吾が若い神父の役をやっていてたまらん。
美しくて物腰が柔らかで優しい神父。
主人公の女の子から「神父さんは童貞?」って聞かれて「みたいなもんだね」って答えるのがなんか萌える。
524名無しさん@ピンキー:2014/02/12(水) 13:19:42.30 ID:Kc72wa5/
五木寛之の「親鸞」ってエロあんの?
嫁の恵信尼と色々さ……
525名無しさん@ピンキー:2014/02/28(金) 01:12:36.66 ID:OOH5Xasd
それを言うなら、白蛇抄の方やん
526名無しさん@ピンキー:2014/03/07(金) 11:53:29.42 ID:jvlVPS99
親鸞はエロないぞ
はっきり言って
527名無しさん@ピンキー:2014/03/12(水) 18:37:37.47 ID:Ny0llLMF
尊師
528名無しさん@ピンキー:2014/03/23(日) 20:25:35.93 ID:vNoNy3ey
聖職者が悪魔に強姦されないよう膣や肛門に
聖なるアイテムを仕込んでおくの良くあるけど
初出はいつだろう
知ってる一番古いのはたぶん淫獣聖戦、確か1995年くらい
529名無しさん@ピンキー:2014/03/24(月) 03:15:15.54 ID:B8BgDmq+
美僧好きな奴は、8代目市川雷蔵の「安珍と清姫」、「妖僧」を見ろ
特に安珍と清姫
相手役が若尾文子で美男美女だ
すげーエロいよ
530名無しさん@ピンキー:2014/03/25(火) 01:12:37.69 ID:aSEi+Ugk
素晴らしいスレにきてしまった
531名無しさん@ピンキー:2014/04/09(水) 21:24:49.87 ID:u7Y8hCPJ
YouTubeで妖僧見たが
雷蔵が完全に尊師
532名無しさん@ピンキー:2014/04/23(水) 14:25:25.16 ID:vRETNYuO
袋法師絵詞がお坊さんのエロだよね
533 ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 14:31:11.69 ID:2rnmGVQC
狂言「御茶ノ水」(または「水汲」)のエロパロを書いてみたので、投下
新発意(出家したての見習い僧侶)×門前の娘
534「御茶ノ水」エロパロ ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 14:40:22.03 ID:2rnmGVQC
 むかしむかし、ある寺に、若い新発意〈しんぼち〉――出家したばかりのお坊さん――が
おりました。
 ある日のこと、寺の住持が、弟子である新発意に用事を言いつけました。
「新発意や、これから野中へ行って、水を汲んできておくれ。明日は大事なお客さまを
 招いての、茶会を開くのでな」
 茶会に使う水は、普段使いの溜め置きではなく、山から汲んできたばかりのきれいな水で
なくてはなりません。
 ところが、新発意は素直に「はい」とは言いません。
「お師匠さま、それはいつものように、伊茶〈いちゃ〉に行かせれば良いではありませんか」
 伊茶とは、寺の門前に住んでいる、若い娘の名前です。近所では「門前小町」などと
評判の器量よしで、またとても働き者の娘でした。彼女が水汲みなどお寺の雑用を請け負って
いるので、今回も彼女に行かせれば良い、と新発意は言うのです。
「いやいや、今日はもう日も暮れかけで、今から若い娘を野中に水汲みに行かせるには
 忍びない。今日はお前が水汲みに行っておくれ」
「水汲みのような雑用は、女の仕事。男がすることではありません」
 新発意は住持の頼みを引き受けようとはせず、ただ「伊茶に頼んでください」と言うばかり。
男であっても新米のうちはどんな仕事でも引き受けるものだ、師匠の頼みが聞けないのか、
などと住持があれこれ諭しても、新発意は頑として聞き入れません。
「ならば、もうよいわ! まったく、強情なやつめ」
 住持は新発意に頼むのをあきらめて、伊茶に水汲みを頼むことにしました。

 困ったのは、伊茶。
 まだ幼さの残る眉をきゅっとひそめて、くりっとした丸い目を不安げに、胸の前で組み合わせた
手をもじもじさせながら、遠慮がちに申します。
「お住持さまのお困り事をお助けしたいのはやまやまですが、今日はもう日も暮れてしまいます。
 暗く寂しい野中の道を、これから私一人で行くというのは……。申し訳ありませんが、
新発意さまにお願いできませんでしょうか」
「いや、わしも初めは新発意に行かせようと頼んだのじゃがな、その新発意がどうしても
行きたくない、伊茶に行かせろと言って聞かぬのでな」
 住持が渋い顔でそう言うのを聞いて、伊茶は「まあ、新発意さまが」と呟いて、幼子のように
口をとがらせました。
「伊茶、本当に申し訳ない。だが、そなた以外に頼む人がおらんのじゃ。どうしても、
 明日までに汲みたての水が必要でな」
 住持はそう言って何度も腰を折り曲げて伊茶に頼みます。門前に住まう伊茶にとっては、
お寺の住持は雇い主でもあると同時に家主も同然の存在。そんな御方にこれほどまでに
頼まれては、無下には断れません。
 しぶしぶ、伊茶は野中へ清水を汲みに行くことを引き受けました。

 日暮れ間近でひとけのない、野中の道。鬱蒼と暗い藪の合間を抜ける半ば獣道のような
細い道の左右には、彼女の背丈ほどの草木が生い茂り、風に揺られてサワサワと寂しげな音を
立てます。遠くで、ねぐらに帰る鳥の羽音が聞こえます。
 片手には桶と柄杓を持ち、懐には畳んだ提灯を入れて、伊茶は道を急ぎました。下草を
踏み分け行く草履のカサカサという音と、桶とその中の柄杓がぶつかり合うカタカタという音が、
余計に寂しく聞こえてなりません。

 そんな彼女の後をこっそりと追う、一つの影。伊茶は、それにはまったく気付いていませんでした。

 日がどんどんと傾いてゆく中、心細さを振り切って小走りに、伊茶は清水にたどり着きました。
 さっそく、伊茶は柄杓で桶に水を汲み始めます。
 洗いざらしの木綿の着物に、一カ所で束ねた長い黒髪とそれを覆う頭巾代わりの手ぬぐい。
働き者の娘らしく、きびきびとした所作で、せっせと水を汲み続けます。
 夕暮れの残照を受ける水面に柄杓を差し入れるたびに、こぽん、と寂しい音が響き、水面に
ぼんやりと映り込む彼女の顔は波紋となって崩れるのでした。
 あまりの寂しさに、伊茶は自分の心を励まそうと、何か声を出そうと思いつきました。
 独り言は、かえって寂しい。歌でも歌えば、少しは心細さも紛れるかしら。
「地主の〜、桜は〜」
 流行りの小歌が伊茶の口からこぼれます。最初は遠慮がちに、やがて大きな声に。
「散るか散らぬか〜、見たか水汲み〜」
 伊茶は可愛らしい声で流行り歌を口ずさみながら、水汲みを続けました。
535「御茶ノ水」エロパロ ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 14:44:18.52 ID:2rnmGVQC
 と、そのとき、彼女の背後の茂みがガサガサッと音を立てて揺れ動きました。
 伊茶は歌うのをやめて、ハッと振り向きます。
「良い声だったよ、伊茶」
 そう言いながら茂みの中から現れたのは、あの新発意でした。
 伊茶は、そうとわかって安堵すると、その場にへたり込んでしまいました。
「驚かさないでください、新発意さま。心の臓が止まるかと思いました」
「いや、それは悪かった。驚かせるつもりはなかったんだが、あまりにそなたの歌が
 上手だったのでね、つい」
 悪びれない様子で近づいてくる新発意に、伊茶はハッと我に返って身を起こし、着物の
袖で顔を隠して恥じ入ります。
「私の下手な歌を、聞かれていたなんて……。誰もいないと思っていましたのに」
「いやいや、とても上手だったよ。もっと聞かせておくれ、伊茶」
 そんな、と恥じらいの様子を見せた後、伊茶は思い出したように、新発意に尋ねました。
「新発意さまは、どうしてここにいらっしゃったのですか。水汲みは私に行かせればよいと
 おっしゃって、お住持さまの頼みを断られたのではありませんか。あなたがそんなことを
 おっしゃるから、私はこんな暗い道を、こんな心細い思いをしながら……」
 伊茶は、だんだん涙声になりながら、新発意をなじります。新発意はうろたえて、申し訳ないと
謝りながら、弁解を始めました。
「すまない、伊茶。怖い思いをさせてしまったね。実は、あえてそなたに行かせようとしたのには、
 わけがあったのだよ」
「わけ?」
「こうして、そなたと二人きりになりたかったのだよ」
「え……」
 新発意の告白に、伊茶は言葉を失います。まだ新米とは言え、仏さまに仕える身のお坊さまが、
なにをおっしゃるのやら。
「そんな、なにを」
「寺では、お住持や檀家たちの目があって、そなたと二人きりにはなれないのでね」
「当たり前です、お坊さまは女人を近づけてはいけないと」
「伊茶、そんなことを言わないでおくれ」と言いながら新発意が伊茶に近づこうとすると、
彼女はサッと身を逸らして、彼との距離を保とうとします。
 新発意は、やれやれといった風にいったん身を引くと、おもむろに小歌を歌い始めました。

「地主の桜は、散るか散らぬか、見たか水汲み」

 それを聞いて、伊茶は顔を赤らめました。これは、さっき彼女自身が口ずさんでいた流行り歌。

――地主神社の桜は、散ったか散らないか、水汲みさん、ご存じか。 

 なんのことはない、桜が散ったかどうかを尋ねているだけのような歌。ただし、これを
男が女に歌いかけるときは、その意味合いが異なって聞こえるのです。
 花は、女人。花が散ったか散らないか、というのは――そういうこと。

――お嬢さん、既に男がいるのかいないのか、どうなんだい?

「そ、そんなこと、知りません」
 優雅に意地悪な新発意の問いかけを、伊茶は、うろたえながらも突き放します。そんな
初々しい様子に、新発意は内心、嬉しくてたまりません。新発意は甘い声音で「伊茶」と
呼びかけますが、彼女はそれをわざと無視しました。
「わ、私、水汲みの途中なんです。急いでお水を、お住持さまのところへ届けないと」
 そう言って再び清水の淵に腰を下ろし、桶を引き寄せ、静かな水面に、かぷん、と柄杓を
差し入れました。

 新発意は、伊茶の提灯と、懐に入れてきた自分の提灯とに火を点すと、彼女のすぐ隣に
腰を下ろしました。そして、波紋で乱れた水面に両手を差し入れ、水をすくい上げると、

「水をむすべば、月も手に宿る」

と、流行り歌をひと節、呟くように歌い上げました。
 いつしか日は暮れて、二人の頭上には月明かりがともっていました。
536「御茶ノ水」エロパロ ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 14:49:40.42 ID:2rnmGVQC
「水をすくえば、月が手に残る。花を手折れば、花の香りが衣に残る。袖を引けば――」
 そう言いながら、新発意は伊茶の着物の袖をついっと引きました。伊茶は思わず、
その手を振り払おうとします。が、新発意はとらえた袖を離そうとはしません。
「新発意さま」
「応えてはくれないのか。つれないね」
「おやめください、新発意さま。水を汲んでいるんです。その手をお離しくださいな」
「いや、離さないよ」
「そんな、それでは水が汲めません……どうか、お離しください」
「ならば、二人で一緒に水を汲もう」
「一緒にって、柄杓は一つしか」
「いいから、その柄杓をこちらへ」
 新発意は清水の淵で腰をかがめたまま、伊茶の袖から手を離すと、離したその手で、
彼女が持つ柄杓ではなく、その白くて柔らかな手をつかまえました。
 ぽちゃん、と柄杓が水に落ちる音。
 不意を突かれた伊茶は「あっ」と声を上げましたが、先ほどとは違って、もう彼から
逃げるそぶりは見せませんでした。いけません、と抗う言葉とは裏腹に、その柔らかな指は、
新発意の太い指に絡め取られるのを許しています。
「かわいそうに。こんなに指が冷たくなって」
「もう、だれのせいだと」
 可愛らしく拗ねる伊茶の様子に、新発意はもう気持ちを抑えることができません。
彼女の身体に肩を寄せて、
「そうだったね、すまなかった。もう、水汲みはしなくていいから」
 そう囁くと、新発意は伊茶を両の腕で抱きしめるように、そのまま緩やかに地面へと
押し倒しました。彼女の髪を覆っていた手ぬぐいが解けて枕のようになって、その上に、
束ねられた艶やかな黒髪がふわっと広がります。
「いけません、仏さまにお仕えする身の御方が、こんなこと」
「戒律など、くそくらえだ」
「お水を、お住持さまのところに……」
「お願いだ、どうか私の思いを受け入れておくれ」
「でも、でも」
 伊茶は新発意に組み敷かれながら、震える言葉で抗います。ですがそれも空しいこと、
伊茶の身体はもはや彼に抗うことをやめていました。新発意がおそるおそる、彼女に口づけを
すると、伊茶もおずおずと、それを受けとめます。伊茶もまた、新しく寺にやってきた
この若い新発意のことを、密かに憎からず思っていたのでした。
「新発意さま……」
 修行の邪魔になってはいけないと、いつも距離を取って、密かに思っていただけなのに……
こんなことになるなんて。
 香のかおりが染みついた僧衣に抱きすくめられながら、彼女は彼のつるんとした後頭部に
手を回して、彼に口づけを返しました。

 新発意が伊茶の着物を胸元から肩まではだけさせると、薄暗がりの中に、彼女の肌が白く
ぼんやりと浮かび上がりました。
 彼は彼女の温かな丸い乳房を手のひらに包み込むと、柔らかなそれを優しく揉み始めました。
伊茶が堪らず恥じらいの声を上げる、それがまた愛おしくて、新発意は彼女のふたつの乳房を
優しく弄び続けます。
 彼のぎこちない愛撫を受け入れながら、伊茶はだんだんと自分の身体が火照ってくるのを
感じていました。
 草木の青くささと、湿った土と、汗のにおい。湧き出る清水の微かな音の他は、二人の
途切れがちな甘い声と荒い息づかいが響くだけ。藪に囲まれた夜の闇の中、空にのぼったばかりの
まるい月と、傍らに置かれた二つの提灯が、二人の姿を微かに照らし出します。

 新発意はひとしきり愛撫をした後、息を整えようと、いったんその手を止めました。そこで
伊茶は、我に返ったように、新発意を諫めます。
「新発意さま、そろそろお寺に戻りませんと……あまりに遅いと、お住持さまに不審に思われます」
「お師匠さまなど、待たせておけ。いまは一時でも長く、そなたと一緒にこうしていたい」
 新発意は再び伊茶に覆い被さり、彼女の乳房をわしづかみにして、今度はその豊かな丸みの
先にある小さな突起を、ちゅうちゅうと吸い始めました。
「あっ、やっ、し、新発意さまぁ…っ」
 先ほどまでとは異なる強い刺激に、伊茶は思わず身悶えしました。痛いような、心地良いような、
初めての感覚です。
537「御茶ノ水」エロパロ ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 14:54:35.79 ID:2rnmGVQC
新発意は乳首を吸うのをやめると、次は胸のあちこちをちゅっちゅっと小さく吸い始めました。
くすぐったいような、変な感じ。伊茶がそう思いながら身を委ねていると、それまで彼女の
乳房をまさぐっていた彼の手が、彼女の着物の上から太股を撫で始めました。
 しばらくそれを続けた後、彼の無骨な手は、もうかなり乱れている彼女の着物の裾を一気に
まくり上げて、その下にある薄い腰巻の重なりを押し開き、むっちりとなめらかな太股を
じかに撫で始めました。そしてその手は、あっという間に二股の付け根へと忍びより、その奥に
生える茂みを指先で掻き分けます。
 茂みに隠された大事なところを指でつつかれて、伊茶は甘ったるい声を上げました。
 新発意も息を荒くして、彼女の秘部を弄び続けます。
 伊茶は、彼の僧衣ごしに自分の内股になにか熱く硬いものが当たっているのを感じ、そして
それが何であるかに気付いて、恥ずかしさのあまりに顔を横にそむけました。身悶えしたはずみで
彼の指が茂みの奥の敏感なところを刺激して、彼女はその身体の芯から何かがわき出すような、
甘く痺れるような感覚にうち震えました。
 新発意は彼女の茂みの奥の凹みを掬うように指先で撫で上げると、「おお……」と小さな
感嘆の声を上げました。ねっとりと濡れた指が、微かな明かりに反射してぬらぬらと光る様子は
なんとも艶めかしく、彼はごくりと息をのみました。
「……新発意、さま……?」
 荒い息の下、何のことかといぶかしげな伊茶。新発意はもう一度、彼女の茂みの奥にある泉を
まさぐると、指先でねっとりとそこをなぞりながら、からかうように言いました。
「野中に清水を汲みに来たと思っていたが、こんなところから、泉が湧いているとは」
「いやだ、新発意さまったら、そんな冗談」
「でも本当に、ここ、こんなに濡れて……びしょびしょで」
「いや、いや、新発意さま、そんな恥ずかしいこと」
「もっと、ここの泉の水を汲もうか、それとも、――」
 堪えきれなくなった新発意が伊茶の両脚に手を掛けて、それらを左右に大きく押し開こうとした、
そのとき――。

「伊茶、伊茶! どこにおるのだ、伊茶!」

 それは、寺の住持の声でした。伊茶の帰りがあまりにも遅いので、心配して様子を見に
来たのです。
 新発意は彼女の身体の上から飛び退いて、どこか近くの藪に身を隠そうとしましたが、
間に合いません。伊茶もはね起きて、あられもなくはだけた腰巻と着物の裾、そして肩から
丸ごと露わになっていた胸元の着物を、慌てて直します。
 伊茶は咄嗟に新発意を自分の背後に隠して、なんとかその場を取り繕うことにしました。
「お、お住持さま」
「伊茶か。帰りが遅いので、心配したぞ。何をしていた」
「いえ、ちょっと、道に、ええ、途中で道に、迷いかけまして」
 暗がりの中、お互いの姿がなんとか判別できるくらいの間合いで、伊茶はなんとか誤魔化そうと
必死です。
「慣れた道であろうに、道に迷ったとな。まあよい、水は汲めたのかね」
「ええ、はい。すぐに戻りますので、お住持さまはお先に……」
 住持は伊茶の様子がいつもと違うことに、すぐに気がつきました。
「……おや? そこに誰かいるのかね?」
「え? いえ、まさか。ここには私ひとりでございます」
「そういえば先ほど、近くで新発意の声が聞こえたような気がしたが」
「新発意さまのお声が? いいえ、それは空耳では」
「いいや、はっきりとこの耳で聞いたぞ。あれは確かに新発意の声じゃった」
 住持は伊茶に近寄ると、提灯を彼女の顔の間近に差し出しました。暗闇のなかに浮かび
上がった彼女の姿はと言うと――束ねていたはずの髪はしどけなく乱れ、着物の胸元にも
乱れの跡がありありと見て取れました。
「伊茶、そこをどきなさい」
「お住持さま、ここには誰もおりません」
「いいから、早くどけと言うに、ええい、どけい!」
 住持は伊茶を押しのけて、その後ろに隠れている新発意を見つけました。案の定、新発意も
僧衣が乱れに乱れて、なんとも淫らな有様です。ここで二人が何をしていたのかは、誰の目にも
明らかでしょう。
538「御茶ノ水」エロパロ ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 14:57:28.95 ID:2rnmGVQC
 住持は怒りに身を震わせ、新発意を怒鳴りつけました。
「おのれはここで、い、伊茶と、な、な、何をしていた!」
「お、お師匠さま……」
 申し訳ありません、と平伏するの新発意に、住持はありったけの怒りをぶつけました。
「おのれ、仏に仕える身でありながら、よくもよくも、女人と淫らなことを……!
 こんなことが檀家の皆々に知れたら、そなたはもちろん、師匠であるわしの立場も
 無くなるのだぞ!」
 僧は世襲で寺を継ぐわけではありません。檀家衆が本山に訴え出れば、相応しくない
破戒僧は寺から追い出されてしまいます。その破戒僧の師匠も、無罪放免というわけには
いきません。
「申し訳ございません、お師匠さま。なにとぞ、平にお許しを」
「ええい、許せん、こやつめ、どうしてくれよう。こやつめ、こやつめ」
 そう言うと、住持は持っていた自分の杖で、新発意を容赦なく打ち据えました。新発意は
ただ黙って、師匠の折檻を受け入れ、耐え続けるのでした。
 住持の怒りはなかなか収まらず、あんまり酷く新発意を打ち据え続けるので、伊茶は
とうとう堪らなくなって、涙ながらに住持に許しを請いました。
「お住持さま、どうか新発意さまをお許しくださいませ。私がいけないのでございます」
「黙れ、伊茶。そなたの出る幕ではない」
 住持は取り縋る伊茶を乱暴に突き飛ばし、そのはずみで彼女はその場にドッと倒れて
しまいました。
 これには新発意も黙っていられません。
「お師匠さま、伊茶にひどいことをなさいますな」
「なにを、新発意、師匠に意見する気か」
「お師匠さまといえども、これ以上は許せません」
 新発意は住持が振り上げた杖をはっしと受けとめ、そのまま、杖ごと住持の腕を
捻り上げました。住持は堪らず杖を取り落とすと、憎々しげに新発意を睨み付けます。
「新発意、おのれ、やる気か」
「たとえ相手がお師匠さまでも、容赦はいたしません」
「なにを、弟子の分際で、わしも負けはせんぞ」

 とうとう、住持と新発意、師弟で真剣勝負の取っ組み合いが始まりました。
 体力に勝る若い新発意が有利かと思いきや、住持もなかなかに手強く、また清水の淵の
湿った土の上で、お互いに泥に足を取られてなかなか勝負が付きません。
 伊茶はというと、二人の傍らで、「喧嘩はおやめくださいませ」「おけがをなさいます、
おやめくださいませ」と、おろおろするばかり。
 やがて、やや押され気味になりつつあった住持が、傍らの伊茶に言いつけました。
「伊茶、新発意の足を引っ張れ」
「わ……わかりました」
 伊茶はおろおろと、住持に命じられるがままに新発意の足に手を掛けようとします。
すると、新発意は伊茶を睨み付け、一喝しました。
「伊茶、そんなことをしたら、そなたとはもうこれっきり、二度と会うことはないぞ!」
「そんな、新発意さま」
「それが嫌なら、お師匠さまの足を引っ張れ」
「わかりました」
 伊茶は新発意の言うとおり、住持の足を引っ張ります。住持は驚いて、この恩知らずだの、
もう門前には住まわせないぞだのと伊茶を脅しますが、もう、後の祭り。
 あっという間に勝負はつきました。
「新発意さま」
 伊茶は愛しい新発意に駆け寄ります。
「伊茶、大丈夫だったか」
 新発意もまた、愛しい彼女をいたわります。
 二人は手に手を取って、ぬかるんだ泥の上に倒れ臥す住持を尻目に、その場を立ち去りました。
539「御茶ノ水」エロパロ ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 14:58:23.37 ID:2rnmGVQC
 野中の道を里へと向かいながら、二人は密やかに語り合います。
「伊茶」
「はい?」
「とんだ邪魔が入ってしまったが、どこかで、先ほどの続きを」
「まあ、新発意さまったら」
 恥じらいながらも嬉しそうな声音の伊茶。新発意が彼女の手を握るその手にさらに力を
込めると、伊茶もぎゅっと握り返してきます。
「今すぐに、ここででも、そなたを抱きしめたい。体が火照って、鎮まりそうにない」
「こんな、新発意さまのお顔もろくに見えないような真っ暗な野中の道では、嫌ですわ」
「それもそうだな。今度はそなたの清水をもっとじっくりと味わった後で、その淵へと身
を沈めることとしよう」
「もう、いやだ、新発意さまったら」
 うふふ、ふふふ、と笑い合いながら、二人の姿が夜闇に消えてゆきました。

 その後、若い二人が恋仲となって出奔したという噂は瞬く間に近隣の村々を駆け巡り、
住持は辛うじて寺を追い出されることは免れたものの、たいそう肩身の狭い思いをしたとの
ことです。
 新発意と伊茶のその後は、誰も確かなことは知りません。風の便りによると、どこか他所の
土地で夫婦となって、幸せに暮らしたとか、暮らさないとか。

−終−
540 ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 15:02:10.73 ID:2rnmGVQC
投下は以上です。
なお、大筋は現行の狂言台本(詳細は流派によって少し異なる)に基づいていますが、
エロ部分および後日談などには妄想による大幅な補完がなされています。
実際の上演には直接的エロ表現はありませんので(婉曲的表現はありますがw)、あしからず。
また、娘の名前も原作ではひらがなですが、SSのために適当に漢字を宛てました。
541 ◆/4N8SeEZKA :2014/05/04(日) 15:45:12.34 ID:2rnmGVQC
あーしまった推敲した後に訂正前のを一つ投下してたorz

>>539
×二人の姿が夜闇に消えてゆきました。
○二人の姿は夜闇に消えてゆきました。

意味は通らないことはないけど、この表現で「が」は変ですよね。失礼しました。
542名無しさん@ピンキー:2014/05/07(水) 22:12:44.47 ID:UeAE5uML
おつおつ!久しぶりの投下で嬉しい
543名無しさん@ピンキー:2014/05/08(木) 22:20:24.02 ID:KmDpLYqf
GJ!
ロマンチックだな〜
元ネタにも興味湧いたよ
544名無しさん@ピンキー:2014/05/08(木) 22:40:37.97 ID:YviKmdMo
乙乙!
元ネタは知らんが面白かった
萌えたし燃えたよ
545名無しさん@ピンキー:2014/05/17(土) 20:06:36.11 ID:2PmkmPwn
短く分かりやすく纏められるって凄いな
546名無しさん@ピンキー:2014/05/23(金) 16:48:06.86 ID:kqLthO7q
宗教は野蛮なものだ
547名無しさん@ピンキー:2014/05/28(水) 04:51:09.53 ID:6N8K+4WR
“安珍と清姫”の改盤DVDが7月25日に発売する
主演は市川雷蔵と若尾文子
マジでエロいから良かったら買ってくれ
548名無しさん@ピンキー
保守