1 :
名無しさん@ピンキー :
2011/03/22(火) 14:18:03.37 ID:ddQ4ccrE
2 :
名無しさん@ピンキー :2011/03/22(火) 16:39:20.33 ID:roIPAulX
淫魔、サキュバスとぬるぽなことをするスレ
4 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:13:04.55 ID:m/ePOPL6
>>1 スレたて乙です。
新スレ記念に1本投稿させて下さい。
基本に立ち返って、
ごくオードソックスなサキュバスSSにしたつもりです。
5 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:16:22.14 ID:m/ePOPL6
「ぎゃああああ!うぐわぁあああ!」 男の野太い叫び声が、館の一室に響き渡る。 「あらあら…凄い悲鳴ね」 豪奢な寝室のベッド上で、一組の男女が全裸でまぐわっていた。 …いや、まぐわうと言うよりも、女が騎乗位になって、スキンヘッドの男を一方的に犯している。 彼は、手足を縄でベッドの支柱に縛られ、身動きが取れないのだ。 「ふふふ…昨日までの威勢は、どこに行ったのかしら?」 女が長く艶やかな黒髪を振り乱して腰を動かす度に、 「ひぃっ!」 「あひゃあぁっ!」 と、男の情けない声が漏れた。 日焼けした筋肉隆々の身体には、無数の傷跡がある。 スキンヘッドの男は、数々の死地をくぐり抜けてきた、歴戦の猛者だった。 とある山奥の館に棲むという妖魔を討伐するため、王都から勅命を受けてやって来たのだ。 途中、彼は山の麓にある小さな集落で、その妖魔が度々人をさらって喰うのだと聞いた。
6 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:18:56.94 ID:m/ePOPL6
男は、名立たる剣の使い手だった。 どんな魔物や猛獣と戦っても、勝利する自信があった。 だからこそ、単独で妖魔を狩るべく、やって来たというのに… 「ひ、卑怯だ…!こんなっ、騙し討ち」 訪れた館には魔物などおらず、先の戦争で未亡人となった貴族の女性が、数人の従者とひっそりと暮らしているだけだった。 そんな彼女の身の上話を信じ、勧められるがまま出された夕食を摂った後の事だった。 しばらくして猛烈な眠気に襲われ、気が付いた時にはこの豪華な寝室の中にいた。 両四肢をベッドの支柱に縛られ、監禁されてから二日が経とうとしている。 「何を言っているの?私が貴方とまともに戦っても、かなう訳がないじゃない」 言いながら、彼女はグリグリと腰を動かした。 その刺激に男が悶絶するのも構わず、言葉を続ける。 「か弱い女性を、力に任せて斬り伏せる…。その方が卑怯じゃない?」 ぐり、ぐりぐり… 「あうぅっ!いひゃあああっ!」 腰を大きくグラインドさせ、確実に快楽を送り込んでくる。
7 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:21:59.39 ID:m/ePOPL6
「それに…。これも立派な戦いでしょ?私にとっては、食べるための…。貴方にとっては、生き延びるための…ね!」 さわ、さわさわ… 彼女の両手の指先が、今度は優しく男の皮膚を愛撫する。 ぞわぞわと、背筋を這い上がるような刺激が男の身体中に伝わった。 「さあ、それじゃ…今夜も美味しく頂くわ」 彼女の両瞳に、妖しげな赤い光が灯った。 「!」 それまで半分は夢見心地だった剣士は、それを見るなり激しく身悶えした。 「あああああっ!お願い!やめて!吸わないで!」 恥も外聞もない男の懇願に、彼女は薄く微笑む。 そして、目を閉じた。 「ひぃいいいっ!嫌だ!死にたくない!こ、殺さないでぇ!」 半狂乱になって泣き叫ぶ男とは対照的に、女は冷静だった。 目を閉じたまま、 「ふふふ…殺さないわ。私は、ただ吸うだけ」 と、言った。 「い、嫌だ!またあんな風に吸われたら、今度こそ…俺…、俺!」 「死んじゃう?それとも、狂っちゃう?…ふふふ、そうかもね」 女の目が開かれた。
8 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:24:54.84 ID:m/ePOPL6
その瞬間、女は本来の姿を現した。 赤い瞳に、蝙蝠のような黒い翼、しなやかに蠢く尻尾。 彼女の正体は、夢魔サキュバス。 男の夢に入り込み、精を搾り取る妖魔である。 どびゅるるる! ずびゅ、びゅぶぶぶぶ! 激しい音を立てて、男は射精した。 「あぎゃあああああぁぁぁっっ!おっぎゃあああああ!で、出てる!精液、いっぱい吸われてるぅっ!」 「あぁ…、美味しい。出てるわ。たくさん…」 女妖魔は潤んだ瞳で、自分の薬指をペロリと舐めながら、甘く耳元に囁いてくる。 サキュバスの持つ、正しく人外の蜜壺が、徹底的に男の精を搾り上げた。 それは快楽を通り越し、もはや暴力に等しい刺激である。 「ひぃいいいいぃっ!ふぁああああっ!」 「ふ…ふふふ…気持ち良いでしょ?まだまだ、たっぷり味合わせてあげる」 ぐじゅ、ぐちゅるるっ! サキュバスは上から下へ腰を打ち付け、剣士のペニスをより深く咥え込む。
9 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:38:06.31 ID:m/ePOPL6
「おぉおおおおぉっ!ふ、深いぃ…」 膣内部の襞一枚一枚が、まるで意思を持っているかのように蠢いてくる。 ずちゅる、ぐぢゅぐじゅ、じゅぶぶぼぼ… 「あっ!あっ、あっ!」 深く挿入した後は、女は腰を小刻みに震わせるだけで、それ以上動かしてはいない。 にも関わらず、愛液と精液が混じり合う淫猥な音が、止めどなく続くのだった。 「ふふふ…。私も、気持ちいい」 サキュバスはそう呟くと、横たわって身悶えし続けている男の肉体に、そっともたれ掛かる。 ちゅ、ちゅっ。 男の乳首を二度三度吸ってから、今度はペロペロと胸と首筋に舌を這わせるのだった。 「は、はわぁ…」 「たくましい身体…大好き。…ぁん!」 ずびゅ、びゅるるるっ! そうしている間にも、射精は続いている。 やがて、徐々に勢いが無くなってきた。
10 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:40:32.83 ID:m/ePOPL6
ぴゅるっ、ぴゅっ… 最後の一滴をサキュバスの中に弱々しく注ぎ込むと、そこでようやく射精が終わるのだった。 「あ…あ、あぁ…」 男の身体は、今もなおピクン、ピクンと痙攣を繰り返す。 「ぬ、抜いて…も、もう…」 射精が終わって、過敏になっている亀頭に、サキュバスの熱い体内は刺激が強過ぎるのだ。 「うふふ…」 男の哀願を聞くのが心地良いのか、サキュバスは嬉しそうに微笑う。 秘部を結合させたまま、すりすりと甘えるように男の胸元に頬ずりをするのだった。 きゅぅうううっ! 「うわっ!」 突如、サキュバスの膣が収縮し、剣士の逸物を締め上げた。 びゅく、ぴゅるっ。 尿道に残っていた精液まで搾り取られ、男は思わず仰け反った。 「名残り惜しいけど…それじゃ、抜いてあげる」 「!?ちょ…そんな!締め付けたまま…と、ひ、く!あぁああああぁっ!」
11 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:43:13.22 ID:m/ePOPL6
どちゅっ! 凄まじい膣圧で、全てを出し切り萎え果てた肉棒が外へ押し出された。 「あ…あぁ…」 男のモノを排出した後、陰唇の合間からポタポタと白濁液が零れ落ちる。 女の姿は、何時の間にか人間に戻っていた。 「…」 「…」 束縛された剣士にピッタリと寄り添い、彼の汗ばんだ身体の匂いを嗅いだり、唇を寄せて愛撫する。 それから、どのくらい時間が経っただろう。 やがて、女は獲物の耳元に唇を寄せ、もう一度囁いた。 「もう、貴方は私のものよ。どこにも逃がさないわ」 「あぅ…う…」 「大丈夫よ。 ちゃんと一日三回、栄養満点の美味しい食事をさせてあげるわ。 よく調教して、私とのエッチの事以外何も考えられなくなったら、縄も解いてあげる」
12 :
拘束吸精淫魔 :2011/03/22(火) 22:46:04.11 ID:m/ePOPL6
彼女は指先で、敏感になった男の乳首を撫で回しながら、言葉を続けた。 「そうしたら、トイレで用が足せるし、お風呂にも入れられるわ。 うふふ。死ぬまで可愛がってあげる」 一生、逃さない。 その無慈悲な言葉に、かつて勇者だった男は恐怖に震えた。 「ひ…ゆ、許して…もう、許してくれ…」 「吸い尽くすまで…そうね、貴方の体力なら一ヶ月くらいは保ってくれるかしら?」 「ひぃっ!」 「それまでは一緒に、幸せに暮らしましょ。ねぇ?愛しいア・ナ・タ」 「あ…あぁ…」 男は、絶望の余り言葉にならない呻き声を上げた。 自然と涙がこぼれ落ちる。 この剣士が堕とされた快楽地獄は、まだまだ幕を開けたばかりだった。 了 ------------------------------------ …以上です。 ありがとうございました!
13 :
名無しさん@ピンキー :2011/03/22(火) 22:47:49.06 ID:owHXW27d
おつ
おお、王道だ。
おっつ。快楽地獄はいいものです
16 :
例のまとめ :2011/03/24(木) 14:57:09.15 ID:jdiKmfOc
サキュバスは子どもを…… 産めないよ派┬─相手の性別関係なくサキュバス化派(TSおk派) ├─女の子を同化させるよ派 │ ├─ねずみ算式だよ派 │ └─気に入った相手だけ派 └─これ以上増えないよ派(異端派) 産めるよ派┬─人間・サキュバス・インキュバスが生まれるよ派 │ ├─メンデルの法則に従うよ派(ハーフ萌え派) │ ├─男女でなるもの違うよ派 │ └─子どもがなりたいの選べるよ派(成人儀礼?) ├─サキュバスしか生まれないよ派 │ ├─赤子から成長するよ派 │ │ └─ロリサキュ!ロリサキュ!派(真性) │ └─最初からオトナだよ派 └─人間しか生まれないよ派 ├─でも超人が生まれるよ派(英雄待望派) ├─普通に凡人だよ派 └─遺伝で違うよ派
TSおk派な作品には心当たりがないな…
>>17 今は亡き煉獄歯車のエクスシスターズにあった。
淫魔化された村娘の弟が姉に犯されて淫魔化。
煉獄歯車懐かしいな……もう無いのか……。
サイト主は別のページ立ち上げてるけどな。 そっちも淫魔ネタ豊富だから気に入る人も多いと思う。
サキュバスとSEXすると、サキュバスウィルスが粘膜感染して男の精巣内で増殖、その男が人間の女を妊娠させるとサキュバスが産まれる節を提案
悪くない
サキュバスとインキュバスは相互に性転換可能で、 サキュバス態で吸った精液を自分のものにして インキュバス態で女を孕ませる、ってどこかで読んだな
正式ってわけじゃないが、二次創作ではなく、言い伝えとかではTSじゃなくて、 サキュバスが絞った精をインキュバスが受けて、普通の人間の女をインキュバスが犯して孕ませるとか聞いた まあ、インキュバスとかサキュバスってのは婚前交渉や不倫での妊娠の言い訳として云々
前スレの話題がループしとるw それだけ誰もが疑問に思うような設定だからなぁ…… 夢精はサキュバスのせい、望まぬ妊娠はインキュバスのせい…いい迷惑よ。 って俺の嫁が言ってた。 でもそうなんだろ?って聞いたら、小さな声で「知らない!」ってそっぽ向かれたぜ。 しかし、かの宗教だと救い主も処女懐胎で生まれたもんだからなぁ。
って事はあの人はインキュバスの子供… やべぇ、バチカンから消されそうだ。
淫魔は相手の望む姿で現れるという。 と言うことは、原則としては男の前には女、女の前には男の姿で 出現するのではあるまいか。我々はそれをサキュバス、インキュバスと 呼び分けているに過ぎないのかもしれない。 通常の趣味の男と女、ついでにガチホモさんに、同時に同一の淫魔を観測してもらい 何に見えるかを報告する実験をやってみたい物だ。
その時は観測している者によって確率が変動する、全く同じ状況でも観測するたびに結果は変わる これこそがシュレディンガーのサキュバス!
淫魔と共に寝なければその淫魔の性別はわからない しかし淫魔と共に寝た者は男女問わず犯し尽くされるため返答が為されない あれ、実験にならないじゃないか
ガチホモが青いツナギを着たインキュバスと掘り合ってる光景を異性愛者の男が見たらどう見えるのか 「あの人ホモなのに女とセックスしてる……!」ってなるのか
そこは「現在相手している人物の望む姿」でなんとか……と思ったが、 それはそれでサキュバス一匹の男複数な乱交状態だと色々な要素がミックスされてしまうか。 某ダッチワイフの1000式を思い出した。
>>32 「どんなにお腹が減っていても、一度に複数を相手にしては駄目よ」
と言う忠告を無視した若い淫魔が…なんてパターンを妄想した。
サキュバスは他のサキュバスの食事を横取りすることに本能レベル で嫌悪感を感じるって百覧で言ってた。
サキュバスは誘惑する相手の望む姿になる 逆に誘惑対象以外には姿が見えないんじゃなかろうか つまり阿部さんは端から見ると一人で腰を振っているように見える なんだいつものことか
昔のスレにはられてたと思うんだけど、 チソチソがグルグルまわる主人公の話が見つからない‥‥ 誰か覚えてませんか? 確かサキュパスが階級で分かれてたような‥‥
『BOIN SAGA ブラバスター』という小説では?
昔は残酷だったサキュバスが、いろいろあってご主人様ラブなメイドになる都合いい話誰か書いてくださいませんか?
>36 <br> 残念ながら今は公開されてないっぽい。 <br> 以前は某、巨乳ファンタジーの原作の人のHPに公開されてたけど…
>>前スレ998 アナルスカルファックか・・・さすがサキュバス、ハードだな
41 :
名無しさん@ピンキー :2011/03/31(木) 22:31:25.37 ID:/6PmMpNQ
おっぱい
おっぱい
いっぱい
滞っているようので、HPからコピー。 エロくなくてごめん。 SS『ひな祭りサキュバス』 《うわ! また、やんながした!!》 やんなが……?(訛り?) 《ヒナマツリってのがあったんだろう!》 サキュバスはテレビの画面とこちらを代わる代わる見ながら咎めるように言った。 彼女(?)の情報源はほとんどテレビである。 PCは使えないようだ。 「それって、お前が思ってるようなラブなイベントとじゃないぞ」 《カップルが下僕をはべらせているぞ。オダイリサマとオヒナサマのカップルイベントじゃないのか!?》 「ああ、確かに上の二人はカップルかもしれんが、Hなことは何もしない」 《……セックスレスか》 分かたのか分かってないのか、サキュバスはガックリとうなだれた。 劇 終 (チャ チャ チャーーーーン) 次回はお花見に行きます(石丸謙二郎の声で)。
45 :
44 :2011/03/31(木) 23:27:38.28 ID:hu4hoV2c
誤字が多かったorz かんべん。
おつんつん
そうっと、そうっと。 音を立てないように、ベッドで眠るマイ御主人様のところに歩み寄る。 さっき御主人様が入浴してたところに私は乱入し、身の程知らずにも精気を寄越せ、私に夢中にしてやると吠えてみせた。 ところがだ。 私は最初の口づけでトロトロに蕩けてしまい、散々繰り返された愛撫で堕ちて、おまけに妊娠したのかと見間違うぐらいになるまでお腹に精液を注がれて、へたれてしまった。 どうにかこうにか四つん這いになって精液を掻き出していたら、今度は私も初めてのアナルセックス。 痛いのを覚悟したのに、私は快楽に叫び、喘ぎ、完全に夢魔としての誇りを捨てて、御主人様の側で、性奴隷として生きようと決めたのだ。
>>47 すでに御主人様って言ってるってことは、毎週とかのサイクルで同じようなことをやっていて
その度に、堕ちていくんですねw
##止まっている。バカネタやるなら今のうち…ということで。 「今夜、付き合って」 少年にとってある意味、夢のセリフである。湯島武志にとってもそれは例外ではない。……相手が他の女性ならば。 残念だが、武志に声をかけたのは幼馴染みを通り越して姉妹同然の存在であり、付き合ってというのは 実験のモルモットになれという意味。これが現実である。 「イヤだと言っても、答えは聞いてないんだろう?」 「そのとおり。では夢の中で」 傍で聞いても意味不明な会話であるが、本人たちには十分である。用件としては十分だが… (せめて、もう少し色っぽく誘惑できないのか?) と言いかけた言葉を、武志は飲み込んだ。「色気のない淫魔」という、妃奈のコンプレックスを 無闇に抉るような真似は止めておこう。 そう、久光妃奈は淫魔である…はずだ。ごく親しい、彼女が人外と知っている者でも 「何かの間違いだろ?」 「なにか、違う種類のお化けなんじゃ?」 という疑問を拭い切れた者はいないのだが。 その日の夜半。武志は自室で目覚めた…と思ったが、1秒後に間違いだと気付いた。 目に入ったのは、妃奈の部屋の見慣れてしまった天井だ。凝った「舞台」をイメージするのが面倒な妃奈の常套手段(手抜き)である。 つまり自分は目覚めていない、ここは夢の中だ。昔、妃奈の母にネズミーランド貸切の夢を見せてもらって以来慣れきった怪異だし、 予想していたことでもある。 ベッドの横に妃奈がたたずんでいる。「気が付いたら、女の部屋のベッドに寝ていた」という状況も、今の武志にとってはロマンの欠片もない。 武志は面倒くさそうに身を起こした。 「だから、俺の夢を怪しい実験場にするのは止めろと…」 言っても無駄なのは解っている。こいつは、何かを知りたいとか試したいという欲望を押さえるのが極めて苦手だ。淫魔のはずなのに、 色欲よりも知識欲の化身なのである。 「で、今度は何を実験したいんだ?」 「私は今、どんな姿に見える?容姿や服装がいつもと違って見える?」 いつものショートカットにいつもの眼鏡。無地のセーターにジーパン。特に角も尻尾も生えてない。もっとも、こいつは正体を現した時も角は無いが。 「話が見えんが、いつもと変わらんぞ。昼の…人間の姿のまんまだ。」 何を今さら。夢の中に潜り込んでくるのは何度目か、もう数えきれないというのに。 「体格も変わらない?」 ……背丈、横幅、共に変化無し。いつも通り、セーターの上からでは膨らみもくびれも視認できない。 「ああ。見て判るほどには変わってないな」 「おかしい。サキュバスは夢の中には、相手が望む姿で現れる。おっぱい星人の夢に現れたからには、私はもっと…大きくなるはずなのに」 「だれがおっぱい星人だ!」 「武志が。調査済み」 「一体どんな調査を…。いや、答えなくて良い。聞くのが怖い」 武志は思考を切り替えた。早いところ妃奈の「実験」に区切りをつけないと、目覚めることができない。 夢の中では、夢魔は神にも等しい。逆らってもロクなことにならないのは、現実では勝ったケンカに夢の中で報復された幼時以来、 イヤというほど体験済みだ。 「なあ。相手が望む姿になるって、自動的になるものなのか? 相手の趣味を調べて、自分で化けるんじゃないのか?」 「………それは……盲点だったわ」 「おい……いや、もう良い。なら、お前がこれならと思う姿に化けてみろよ」 「うん…」 「で、いろいろ試したんだけど、武志を誘惑できる姿は見つからなかったの。お母さん、何故?」 珍しくも淫魔らしい?娘の悩みである。 「いきなりタケちゃんは、初心者にはちょっとハードル高いかもねぇ。いずれにせよ、答えは教えてあげない。 あなたが淫魔として生きていくなら、これは自分の力で解決しなければならない問題だからね」 「はい…」 立ち去る娘の背中が視界から消えたとき、母は堪えていた爆笑を吹き出した。 淫魔や妃奈自身について熟知し、その妖力にも慣れきった武志は、この実験には不適当だ。 他の男の夢に入り込めば一発で判る疑問なのに、それに思い至らない娘は可愛くもあり、歯がゆくもある。 子供たちは間違っている。夢の中での淫魔は欲望の鏡だ。特に化けようと思わなければ、相手が欲する姿に映るのだ。 (そうかぁ。タケちゃんは、いつもの妃奈が良いのね)
>>49 最後のオチでほんわかした気分になった。GJ!
妃奈が素直クールに見えるがどうなんだろうか。
……そうか、俺は素直クールなサキュバスに来て欲しいのか。
ほのぼのしてていいなあ。 なぜ急に「夢の中での自分の容姿」について実験する気になったのかが気になるけど。 何かきっかけでもあったのだろうか。 …ところでこの二人のエロシーンはまだかね
ラブラブでいいね 武志と妃奈の関係だと妃奈の食事はどうなってるかが気になった。 1:サキュバスは処女の間は人間と同じ食べ物? 2:武志とハグで 個人的には2で続き希望
四月か淫魔が通う女子高に来た新米教師が 手厚く歓迎される時期だな
>>54 五月の連休が先か、干物になって消えるのが先か…
五月病って、連休中に抜かれ過ぎて起こる腎虚だと思うんだ
死にたい人にお薦めの危険な私立佐久蓮学園 ・軍人上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の20人に襲われた ・ユースから徒歩1分の路上で白人がミイラ状態で倒れていた ・授業中、股間が生温かいので下を見るといつの間にかフェラチオされていた ・バイクで教師に突っ込んで倒れた、というか轢いた後から逆レイプする ・寮がサキュバスに襲撃され、男も「女も」全員逆レイプされた ・校門から職員玄関までの100mの間に10回サキュバスに襲われた ・バスに乗れば安全だろうと思ったら、バスの乗客が全員サキュバスだった ・男性の2/3が逆レイプ経験者。しかもショタが美容にいいという都市伝説から「赤子ほど危ない」 ・「そんな危険なわけがない」といって職員室を出て行った新任教師が5分後息も絶え絶えで戻ってきた ・最近流行っているプレイは「斧強姦」 斧を手に持って教師に襲いかかるから ・学園から半径200mは逆レイプにあう確率が150%。一度襲われてまた教われる確率が50%の意味 ・佐久蓮学園における強制わいせつ事件による死亡者は1日平均120人、うち約20人が外国人留学生
>>49 パンパカパーン♪
ひものむすめ は レベルが あがった!
なまえ が ついた !!
じっけんどうぶつ を てにいれた!!!
>>57 >・校門から職員玄関までの100mの間に10回サキュバスに襲われた
10回襲われるまで歩き続けたこの教師?は、途轍もない強者かも…
そりゃ登校しなきゃいけないんだから公僕は死んでも歩き続けるだろ
>>57 > ・軍人上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の20人に襲われた
ザ・ガッツですねわかります
学園の教師たるもの、精神操作はお手のもの。 触れるだけで絶頂、失神する女子好きになる暗示を自分にかけてます。 したがって、サキュバスは自らの能力で絶頂体質になり、失神してゆくのです。
>>62 「淫魔は欲望の鏡」を逆手に取った恐ろしい技…
欲望と聞いてふとサキュバスヤミーという単語が頭に浮かんだ
肩の数字が10から0に変わるのか
上の流れ見てて思ったんだが,大好きな男に淫夢見せるとして,その男が自分とは全く別の女性の姿を見てたらサキュバス側としてはどうなんだろう? 肉体的にどっちも満たされるからおkかな?精神的に傷つくさっきゅんも見てみたいが。
いいところで本当の姿に戻ってネタばらし。 後は性癖が変わるまでじっくり調教
最初っから自分の姿で出てきてから自分が好きになるまで犯す
いくら犯されてもデブスを好きにはならんな
種族的に淫魔は美形しか生まれないような… 魔界では、ちんちくりん扱いされても人間界では美(少)女扱い余裕だと思う。
そもそも、サキュバス同士に美醜の観念があるかどうか
平安時代のサキュは、みんなオカメ顔だったのだろうか?
夢の中では相手の望む姿になる代わりに、現実世界では見るもおぞましい化け物である、 という説もあるんよ……このスレ的にはさっきゅんの解釈としてたぶん不適当だけどね? そしてこの流れでサキュバスの世界での美醜の基準が人間と違う、というネタを思いついた ありがちだが、例えば角のねじれ具合や翼の色つやが優れていると美人扱いされるとか
淫魔の間では超絶ブサイクと言われてても人間からみたらどこをどう見ても美少女 そんな自分がかわいくないと思い込んでる少女サキュバスさんに会いたい
翼が大きいタイプのサキュバスって 翼の背中の側も、風呂入ったとき自力で全部洗えるんだろうか?
そもそも、人間と同じような代謝はしそうにないが
「翼が大きいタイプのサキュバスって、 翼の背中の側も、風呂入ったとき自力で全部洗えるの?」 うしろから咲子の大きな翼を見ていた僕は、ふと思った疑問を投げかけた。 いかにも悪魔的なフォルムの翼はなまめかしく黒光りしている。 「ん?洗えるよ」テレビにかじりついてAVを見ていた咲子がソファの僕に振り向いた。 「スポンジに石鹸たっぷりつけるでしょ?んで尻尾で持って、こうやって、こう」 言いながらなんとも器用に尻尾の先っちょをクリクリ動かす。僕は感心した。 「まぁでもめんどくさいから、冬はあんまり洗わないなあ」 「じゃあ今も?」 「うん」 「じゃあけっこう臭かったりする?」 「し、知らないよ」 ちょっと動揺した様子が見て取れたので、僕は面白がって咲子に近づいた。 「ちょっ、やめてよ」彼女を無視して背後から優しく翼をつかむ。 「確かめさせて……」 「んんっ」 いちばん臭いの溜まってそうな翼の根元あたりに顔を寄せると咲子はピクリと体をこわばらせた。 こいつにこんな弱点があったのか……僕はうれしくなった。 「ぐうっ!?」 しかし彼女の臭いがしたと思った瞬間僕は射精していた。 「あッあぁぁぁあああッ」臭いの粒子が僕の鼻腔を犯しほとんど反射的に性器を反応させたのである。 夢精にも似た信じがたい感覚に、僕は全身がしびれてしまい、 情けない声を上げながら膝をガクガクふるわせその場に崩れ落ちた。 パンツが汚れてしまうとかすかに思ったが感応は止められず脳ミソは射精の快楽に染められた。 「……だからやめてって言ったのにイ」咲子が僕を見下ろし、やれやれとつぶやいた。 「まったくもう、濃縮された淫魔臭なんて嗅いだらそうなっちゃうに決まってるじゃない。あーあ、もったいない」 結局今日もまた彼女に精を吐き尽くされた僕は、鼻の奥にこびりつく強烈な快感に包まれて気を失った。
最近「なぜなにサキュバス」スレになってきている気がする
……が
>>78 は面白かった!
>>79 に完全に同意
リアル社会に当てはめるネタは好きじゃないが、(擬似)科学的に解釈するのは好き
ちなみに、うちの嫁サキュはうんこしないよ!
スカトロにも対応出来ると思うんだ とは言え、茶色い何かじゃなくて、綺麗な色のゼリー状の何かだとは思ってるけど
いあ、それこそ「相手の望む姿」になるんだろうと思うぞ スカが好きな人には大も小もするサキュバスが、 そういうの嫌いな二次元オタには変な臭いも月のものもないサキュバスが現れる そうに違いない!いや、そうであって欲しい……
いや、『必要』と『可能』は違うから、 出そうと思えば出せるんじゃないかな、全サキュバスとも でも、出す必要性が本人達にはないから、相手が望めば『プレイの補助』として出すんじゃないかな
「出来ない、とは言わないわ。特に夢の中なら、想像力の及ぶ限りなんだってできる。 現実では物理的に不可能なプレイだってドンと来いよ。 でも、そこまでして筋金入りの変態を吸いたいなんて趣味の持ち主は、滅多にいないわね」
結局本人の性癖の問題か そう考えると人間と変わらないな・・・その点は
サキュバス自体には性的嗜好はないと思う
サキュバスにも餌を選ぶ権利があるわけだ……そりゃ不細工よりはイケメンの方が好きだろうし、 精液だって見るからに脂っこい不健康そうな人間より健康な人間の方が美味しいだろう…… という現実的な発言をしてみる
サキュバスって精液を吸収してるんじゃなくて、精力を吸収してるんだと思う だから、見た目云々よりも、霊的な力の強さで相手を選ぶんじゃないかな つまり、乳児だろうが死に掛けの老人だろうが、不細工だろうが、病人だろうが 霊的に『強い』なら、搾り取ろうとするんじゃないだろうか
まぁそうかもね。ただ「サキュバスにすら相手にされない」という話をちょっと妄想してたもんで。
>>87 お前は牛や馬を見た目で食う食わない決める?
サキュバスはミツバチのように集めた精液を女王サキュバスに献上している模様 今日もサキュバスクイーンのお城に怒声が響き渡る。 女王「この精液を絞ったのは誰!!?」 側近「は、昨晩リョーコが人間世界で絞った物でございます。」 女王「タバコを吸う人間から絞るなんてサキュバス失格よ、魔力を剥奪して追放しなさい。」 なんて光景が目に浮かぶようだ もちろんこの後は、山…じゃない、女王の息子のインキュバスさんの助言でリョーコさんは助かりますよwww
何だ、助かっちゃうのか。 追放されて人間界を彷徨うリョーコさんのその後を描くのかと思ったのに
>>87 コミックアンリアルでそういう漫画あったな
イケメンの方がいいけどぶさ面でも気持ちよくなっちゃうう
みたいなの
>>91 そのまま人間界に追放して
女王に恨みを持ったリョーコがにんげんの男共から精力を絞り尽くして魔力を取り戻してそれを溜め込み
女王に復讐するっていうシチュなら萌えないけど燃える
アスタロッテのおもちゃどうだった?
漫画しか読んでないけど,サキュバス分はそんなにないよ。っていうか人間の娘の方が大胆な気も。 可愛いから見るけど。
明日田さん・・・。
あすた?ヒトデ娘さん?
保管所なんとかならないのか
曽呂明日太を思い出した
電波を受信して、サキュバス(?)物を書いてみましたので、途中までですが投下します。 エセRPG風味。なにか趣旨と違ってたら申し訳ないです。 『 深淵に咲く花 』 ◇ 隔絶された園だった。しん、と冷えた空気に満ちている。連なる山脈の、開けた洞穴を抜けた先、 左右を稜線に挟まれた行き止まり。 谷底に生まれた窪みのような場所で、役目を終えた男が静かに生きていた。小さな庵の中で、 こほっ、こほっと、咳をいくらか零す。 「まいったなぁ……」 赤い血が、ほんの少しだけ、綺麗に散った。 男はときどき、麓の村に降り立った。やることは大体決まっていた。いくらかの嗜好品を買い 込んで、時に酒場の一角に腰を下ろし、世間の噂話に耳を貸し向ける。要するに暇だった。 「おい、聞いたかよ。帝国の王子が、ついにご結婚されるらしいぞ」 「本当かい。相手は誰だ」 「西の果てにある "砂の国" の美姫だって噂だ」 「へぇ、いちどお目にかかってみたいもんだよな」 「やめとけ。おめーじゃ見向きもされねーよ」 たった、それだけの会話。 それでも、安酒場で交わされる世間話は、男にとって世界のすべてに等しかった。 「――こほっ、」 軽く咳をした後で、店主にむかい、錆びた銅貨を三枚置いた。 「ごちそうさま。ところでなにか仕事はないかな。実はね、そろそろ金が尽きそうなんだ」 「仕事……? アンタ、この村のモンじゃねぇよな」 「うん。この店の窓から見える山脈の、えぇと、 "あそこらへん" に住んでるよ」 「はぁ?」 露骨に、うさんくさそうに見られた。あわてて、身振り手振りで説明を補足する。 「いや、本当なんだって。ほら、こう、ぐにゃっとなってるトコの、」 「聞いてねぇよ」 グラスを拭きながら、店主は面倒くさそうに言い放った。気まずい空気を感じつつも、これで ダメなら諦めるからとばかりに、男はなおも食い下がってみた。 「ホント、なんでもいいんだよ。面倒ごとも大歓迎。ただし犯罪除く」 「だからよぉ……。ん?」 男は身だしなみさえ整えれば、まだまだ精悍な顔つきの若者だった。ついでに、無邪気で 人好きのする印象を持ちあわせていた。だが、それよりも傍らに置かれていた長剣が、少し だけ店主の気を引いた。 「アンタ、剣士か?」 「よくぞ聞いてくれた! 僕の唯一の特技がコレで、実家は東国の、」 「うるせぇだまれ。とにかくよ、裏山の薬草畑に魔物が出たらしいんだわ。そいつを退治して くれんかね。かなり手強いらしいが、手配書を作ると金がかかるってんで、半端に放置されてんだわ」 店主は、本当にとりあえず、という感じで言ってみた。しかし男は予想外に食いついた。 「そうそれ! そういうのが単純でいい! 詳しく聞かせてよ」 なんだコイツ。そう思いつつ、実は人のよかった店主は、自分の知っていることを一通り話した。 そして、日が変わる頃合になって。 「ただいま。とりあえずトドメ刺してきたけど、どうすりゃいい?」 男が、自分の背丈はある魔物の首を引き摺って、店に戻ってきた。 男はどうやら、相当に強かった。気まぐれに村に降りて、仕事がありそうな時は日銭を稼いだ。 酒場の店主と同様に、最初はうさんくさそうにも思っていた人々も、次第に、この男に信頼をお くようになった。護衛や輸送などの仕事もできるかと言えば、男は素直に頷いた。律儀に、それ らの仕事を確実にこなしたが、要するに暇だった。 「なぁ、おまえさぁ、オレらの村で暮らさないのか?」 一年が経ったある日、酒場の店主は言ってみた。 男は曖昧に「それもいいかもね」と返した。 その夜、谷底の小さな庵の中で、こほっ、こほっと、また咳を吐いた。 赤い血が、たくさん、散った。
さらに一年が経った。男は村の住人になろうと決心して、身支度を整えていた。 要するに孤独には勝てなかった。 「新しい門出には、いい日和だ」 陽光のまぶしい、雪解け水がしたたり落ちた早朝。 男は、浮かぶ青空のような髪を短く切った。髭もそった。服も一応、新しめの やつに着替えておいた。それだけで、十分すぎる美丈夫に変貌した。 「あーえー、本日は、お日柄もよく、えー」 挨拶にうかがった村長の家屋を前に、マイクのテスト中。そして、妙に豪奢な 馬車が止まっているのを見た。 「―――さま?」 とっさに、自分のことだと気がつかなかった。もう、誰にも呼ばれることのない はずの、捨てた名前だった。思い出したのと同時に、うっかり振り向いていた。 「やはり、生きておいでだったのですねっ!」 馬車の扉が開く。現れたのは、肌を大きく露出したドレスをまとう、褐色肌の 美女だった。従者が止める間もなく飛びだして、男の下に駆けよった。胸に飛 びこんでくる。 柔らかく、温かく、懐かしかった。 「もう、絶対に離しません……っ!」 我に返ったときには遅かった。背に回された両腕を振りほどくことは叶わず、 口付けられていた。 ◆ 隔絶された迷宮の奥。魔力を秘めた白い灯火が、ふわり、ふわりと漂う深淵 の一角。魔王の居城とは程遠い、人工的な小さな小屋がある。 「――あっ、あっ、あぁぁあああっ!!」 内からは、快楽にまみれた、呂律の回りきらぬ嬌声が響きわたる。人の形を した姿が四つ、そこにはあった。 一人は青年。床に横たわり、うつろな眼差しで天井を見上げていた。残る三人 は、紅茶にミルクを溶かしたような、うすい褐色肌の娘たちだった。青年を取り かこみ、彼の "魔" を食らっている。 「はぁ、ぁぁっ、すごい……。まだ、こんなにたくさん出るなんて……」 娘たちの一人が、快楽に酔いしれる。まぶしい金色の髪と、眠たそうな飴色 の瞳、甘くとろけそうな柔肌を持ち、男の腰のうえに跨る。激しく、肉を打ち合 わせるように、腰を振るった。 「はっ、はぁッ、はあぁんっ!」 「……う、あ、ぁ……」 白濁した液が、結合した秘部から散る。気持ちよさげな娘とは裏腹に、青年 は空と変わらぬ双眸で力なく、その様子を見つめる。開いた口元からは、唾液 が垂れていた。 「……ぅ、っあ、ぁ……」 「うふふ、もうオシマイですの? 随分とがんばってくれましたもの。ご褒美を、 あげないと、いけませんわ、ねっ……!」 言いつつ、ぱん、ぱんと、腰を振るうのを止めはしない。精を出しつくし、萎 えたモノを激しく咥え込んで離さない。 「んっ、んふぅっ! ふぅ、ふ……っ! こうして揺れると、わたくしのお腹のな か、貴方の精気が、たっぷり波打ってるのを感じますの……!」 いくら出されても満足せず、淫らに男性器を求め、嬉しげに悲鳴をあげた。 「はぁっ、はぁああんっ! 堕ちた貴方の顔、すごく素敵ですわ。それから、 この奥に刺さった、あなたのおチンポもぉ……ッ!」 ちりぢりに金髪を乱し、淫らに汗が散る。それすらも、麻薬のように肌に染 み込んで、青年の神経を犯した。 「あぁんっ、ダメですわっ、おチンポが萎えてきちゃう。もう、熱い精液は打ち 止めなの、か、しら……ぁ!」 大きな乳房がたぷん、たぷんと揺れ動いた。 膣に咥えた男根を、決して離そうとはしなかった。 「ぁ……ぅぁぁ……」
大の字に広げられた青年の両手が、ぴくっと動いた。指先がなにか意味のあるもの を掴もうと動くが、叶わない。 「アリシア姉さま。この方、まだ意識が……」 青年の右腕をぎゅっと抑えるのは、野ブドウ色の髪と、それより少し薄い、紫水晶の 色を宿した瞳を持つ娘だ。残る二人の女と比べ、いくらか幼い顔立ちをしていた。 「くふふっ、たいしたものよなぁ」 そして反対の左手を握るのは、妖艶な笑みを浮かべた、夜色の髪を揺らす美女だ った。わずかに身じろぎするだけで、晒された巨大な乳房が、たっぷん、と揺れ動く。 「ここまで上物とはの。所詮は宝の噂を聞きつけた、浅ましいオスであろうが。よい。 実によい "魔" を秘めておる」 「お姉さまぁ、どうせでしたら、魚の餌にするまえに、名前を聞いては如何かしら?」 肉棒を咥えていながら、くすくす、腰を振るう娘が笑いかける。 「珍しいな、ウルスラ。おまえが贄に興味を持つとはの」 「えぇ、わたくしもっ、はぁん……! おどろ、いて、ますわ……ぁ」 「どうせ今宵にでも尽きる命ではあろうがの。まぁ、よい。フィノ、逃げ出したりせぬよう、 しっかり抑えておれ」 「……はい、アリシア姉さま……」 三人の娘のうち、長女である黒髪のアリシアが動いた。ひたひたと、青年の頬に 手を添える。 「わらわの妹が、おまえの事をいたく気にいっておるぞ。名を応えよ」 細い指先が青年の唇をなぞっていく。寝言をつぶやくように応じた。 「……エリオット……」 「ふむ、帝都のオスにありそうな名前かのぅ」 「うふふっ、エリーって呼ぶと、ちょっと可愛すぎ、るかしら……。そうね、エルって 呼ん、で、さしあげ、ま、すわ……ぁぁっ!」 はぁ、はぁ、はぁ、と。 腰をふるウルスラの動きが、次第に緩慢になっていく。 「おまえも限界が近いのであろう? そろそろ私と変わらぬか」 「そ、んなっ、ずるいわ、お姉さま、これはわたくしの……あぁっ!? う、うそっ、 また固くなってき――ひゃあああぁっ!?」 身体を持ちあげる。大口を開けて涎を垂らし、自らの膣内で動く異物を嬉しげに 締めあげた。 「まだ動くか。ウルスラよ、まだ続けるのかえ?」 「あんっ! あひぃんっ! お姉さまぁっ、ダメっ! 今夜は、ダメェッ! 絶対にダ メですのぉッ!!」 腰を上下に動かして、だらしなく痴態に染まる妹の姿をみて、姉は仕方あるまい とばかりに、笑ってみせた。 「よかろう、最後の一滴まで絞り尽くしてやれ」 「は、ぃっ……。あっ、あぁ、エルぅ! わたくしをっ、こんなにっ、満足させたのは 貴方が初めてですわぁっ、ん、、ん、うぅーーッ!!」 激しさを増していくウルスラを見やり、アリシアもまた、エリオットと名乗った青年 の胸に、舌と歯で刺激を与えていく。そして動かぬ妹をみた。 「どうした、フィノ」 「え?」 一心に腕を抑えていた一番下の妹が、思い出したように顔をあげた。 「な、なんでしょう、アリシア姉さま」 「こちらが問いたいところよ。呆けておらず、今のうちに精気を食らっておけ。この 男は上物だがウルスラにかかっては、明日まで待つまいぞ」 「アリシア姉さま……」 「なんぞ、まさかこの男が気にいったかえ?」 「い、いえっ! そういうわけではありませんっ!」 「ならばよい。精気を吸い尽くした後は、また谷底にでも捨てておけ。冒険者という 存在は、いらぬ日差しのように、いくらでも降り注ぐからの」 愉快そうに笑うアリシアは、形のいいエリオットの顎骨をそっと撫でていく。首筋 にも指を這わせながら、爪先でくすぐるようにひっかける。 「どれ……。わらわも味見をさせてもらおうぞ」 ウルスラが、脈に爪を当て、力を込めて押す。皮膚がぷつっと千切れ、男の首 から赤い血の珠がこぼれでた。
「……ぁ、ぐぅ……」 「どうした。もう抵抗する気も失せたか? 我らが贄よ」 血の雫を舌先で舐めあげる。ちぅ、ちぅと、吸い上げる。エリオットは口を 開いたまま、反応をみせなかった。 「つまらぬ。どうやらここまでのようじゃの。くふっ、ふっ、仕方があるまい。 トクベツに、わらわが手伝ってやろうぞ……」 背筋を這うような微笑とともに、アリシアの唇が、エリオットの耳元に寄 せられた。 『――闇を知る我、命ず。<滅せ> よ。汝が理性を』 『――肉を知る我、命ず。<生ぜ> よ。汝が情欲を』 『――炎を知る我、命ず。<爆ぜ> よ』 アリシアの唇が "魔" を謡う。 遮ることのできない音は呪文と化し、エリオットの頭蓋を反響した。 「……ぅ、ぉ、ぁ、あ、あ、」 彼の内側に在る、エリオットたらしめる、欠片が狂う。 「理性を失い、オスのケダモノと化すがよい。この場ですべてを出しきり、 あとは永劫の眠りに堕ちよ」 「ぁぁあああああア――――」 あふれ、喉を通り、胸に落ち。 手足を染めあげ、全身を巡り、抑えきれない咆哮となり、 『アアアアアアアアアアアアアアア!!!』 あふれた。慟哭がほとばしった。 エリオットの半身が、繋がったウルスラの奥を激しく突く。突き上げる。 「ひっ、ぎいいぃううーーーっ!?」 肉棒は硬度を増し、熱がうなりをあげ、抉るように、膣奥へと進む。 「ま、待ってぇ! まっへぇッ! そんなしゅごいのでっ、奥はらめですのっ、 おチンポらめぇっ! きちゃらめにゃのぉおーーッ!!」 白目を剥きかけ、だらしなく開いた口から真っ赤な舌がはみ出した。ひ たすら狂ったように突き上げれば、同じく、狂ったような悲鳴が返る。 ぎゅうぅっと、膣内が圧縮され、一息に射精欲が昂ぶる。 「んはあぁぁぁーッ!! イ、ぐぅ! だひて、だひてぇっ! エルのせーえ きっ、わたくしのなかぁっ、びゅーしてええぇっ!! 好きぃ! エルのお チンポ、だいひゅきですのぉーーーーッッ!」 「はぁっ、あっ、あぁあ……ッ!」 肉がぶつかり合う音が、小屋のなかで木霊した。すでに何度も達した跡 があり、しっかりとこびり付いたその場所をめがけ、再び精を吐き出そうと する。 「ここまで耐えた贄は、おまえが初めてよ」 アリシアは、エリオットの手のひらを自分の秘部に添えつけた。むきだし になったクリトリスに指を重ね、自慰をするように擦っていく。 「ここまで焦らされては、さしものわらわも……んぅっ!」 挿入の振動で、ぴくっ、ぴくっと動く指先に、たまらず声をあげた。ウルス ラもまた限界だった。 「も、もう、わた、くし、ら、らめぇえーーーッッ!!!」 何度目かの絶頂を迎え、大きく仰け反った。同時にエリオットの意識が白 に染まり、びゅぐぅぅっと、腹を膨らませるほどの精を種つける。 あとは、意識が闇に傾いでいく、その時だった。 三つの肉体が激しく絡み合った間に、手が添えられたのは。 「エリオット様……」 色濃い紫水晶のような瞳が、静かに彼を見つめていた。そのなかに、うつ ろに輝く、蒼の瞳が重なった。 『――環を知る我、命ず。<<我を受け、再生せよ>>』 "魔" をつぶやき、静かに触れあった。 野ブドウ色の髪が二人の顔をおおい、青年の頬を優しく撫でた。 「ん……」 吐息が重なる。おそれるように舌先を絡めていく。
とろりと落ちる唾液は肉を通じて、魂の奥底へ溶けていった。 ● 微かな明かりの下で、男は娘を抱いた。 最初こそ、純粋に人肌に餓えてもいたが、そんなものは快楽のまえに、あえ なくけし飛んだ。獣が肉を食らうように、乱暴に女を抱いた。 「いやああああぁーーッ!!」 ぬめる血の跡が、男の独占欲をも満足させた。一度、膣中で果ててしまえば、 あとは止まらなかった。 自分のモノに刺し貫かれ、涙をこぼし、苦痛に顔を歪め、死にそうに喘いだ。 それでも必死に両腕を回してくるのが愛しかった。十指の爪が突き刺さったが、 それすらも心地良かった。 「――き、好き、好きなのっ! 忘れられなかったの! ずっと探して、求めて、 欲してっ――あああああぁぁッ!!」 請われるままにねじ込み、柔らかな肌を揉みほぐした。熟したばかりの果実 はひたすらに甘かった。いくら吸い込んでも、次から次へと汁があふれだし、 据えたような匂いばかりが、強く広がる。 そしていよいよ言葉に違わず、気を失いかける直前だった。 「……もっとぉ」 処女であったばかりの女が、男の上に圧しかかってくる。すっかり萎えた男 根を両手で支え、ぬめる舌先で舐めあげる。 「もっと、コレが、欲しいのぉ……」 さすがに戸惑った。体力の尽きない娘の乱れ様に、得体の知れない不安を 感じたのもある。だがそれよりも、肉に直接口づける行為を、高貴な身分であ る彼女にはさせてはならぬと感じた。 「"姫さま" それは――」 「やめて。その名で呼ばないでと、さっきも言ったばかりよ」 少しわざとらしく、口を尖らせてみせた。そしてそのまま、萎えた男のモノに 音を立て、口付ける。 「んっちゅっ……」 ぞくっ、と背筋が震える。あまりの気持ちよさに顔が歪む。 「ふふっ、勇者サマ。こうすると気持ちがいいみたいですのね」 「仕返しですか?」 「えぇ、もちろん」 女を遠ざけようとすれば、むしろ楽しそうに、年相応の愛らしい微笑を浮かべ て、男に近づいた。その子猫のような大胆さと甘えっぷりに、苦笑して言葉を 返した。 「身分とか、そのほかにもいろいろ、問題があるんですけども」 「離れたいならそうすればいいわ。でもお忘れにならないで。わたくしはこの 二年、貴方をずっと探し求めてきましたのよ」 くすくすと、笑って手を延ばす。 「いいえ、もっと長い間だわ。貴方が旅の途中で、私の国におとずれた時から ずっと待ってた。無事に帰ってきたら、添い遂げると確かに約束しましたのに、 ウソツキ」 「いやぁ、すみません。忘れたわけじゃないんですけどね」 「本当かしら……」 女は微かに首をふる。そして激しくキスをした。 「もう離さない。絶対どこにも行かせない。逃げられなくしてやるんだから。 だから、なんだって、してあげる……」 顔を沈め、一息に根元まで飲みこんだ。 不慣れに動かす舌遣いだったが、それでも充分だった。男のモノは大きく 膨れあがっていく。 「……まいりました」 「んううぅっ!?」 ぐっと、両手で頭を抑える。根元まで咥えさせてやる。 呻く声に隠して、こほっ、こほっ、と咳を払った。 見えないところへ、まぁまぁの、血が散った。
◆ 「……ぅ」 青白い灯りを見て、エリオットは目を覚ました。 身体がひどく辛かった。平素からかかさず鍛錬を行っていた肉体が、寝起き とはいえ、激しく疲労を訴える。 (それにしても、さっきの夢はエロかったな。あぁ、なるほどそういうことか? いや待て、夢精して朝から起きられないとか、そんなバカな……) 寝起きで、頭が上手く働かなかった。 (ここは何処だ) エリオットは、自分が見ている小屋の屋根にも、なにか違和感があるなと感じ た。雪山の麓にある民家は、無骨ではあるが丈夫な造りをしている。対してこ の小屋はなんというか、一言で "大雑把" だ。 (俺が泊まったのは確か、一泊で銀貨一枚の良心的な安宿だったはず。防音 と断寒の対策が異常にしっかりしていた反面、メシがヒドかった) エリオットは思い出す。 "醗酵した謎の生き物の内臓を油で揚げただけヨ☆" という、得体の知れない 料理を出された時は、素直に死を覚悟した。ひどい臭いだった。 (世界は広しと感じたな……) 慣れれば病みつきになっちまうんだぜと、親指を立ててスマイルを浮かべた 老夫婦は、実は、自分を騙すことに命を張ったジョークを実行しているんじゃ ないか。そう思った。思った瞬間、老夫婦は健啖そうに、もさもさ食った。エリ オットもまた、慎重に一口運び、直後、 「失礼、ちょっとトイレへうげえええ!!」 吐いた。 (いや、そこまで思い出す必要はあるまい。というか思い出したくない) 寝起きで頭がボケていた。 一つ、吐息をもらす。木々の間から、妙に暖かい隙間風を感じる。さらに思考 を拡散させていく。 (うん、なんだ?) 身体が、妙に柔らかい物に包まれている。特に、二の腕に触れる弾力のある 膨らみは一体? 「……すぅ……」 頭の霧が少しずつ晴れてゆく。耳に聞こえたのは、確かに寝息だった。 (酒の勢いで女でも抱いたか? いや、そもそも俺は昨晩……) なにか引っかかった。嫌な感じがした。やはり目を覚まそうと、疲労をうったえ てくる上半身を起こして、見た。 「……ん」 自分の隣に、紫色の髪をした可憐な少女が、寄り添うように眠っていた。衣装 は大切なところだけを隠した、水着のような薄布だ。しかも半透明に透けている。 (ふむ。いいんじゃなかろうか) だいぶスッキリしてきた頭で、エリオットはそう判断した。 (胸は小振りでやや小さいが、よい形だな。揉めばさぞ柔らかいに違いあるまい。 というか、おっぱい揉みたい) いつもどおり、正常な判断を終えていた。 直後に「いかんいかん、冷静にならねば剥いでしまうわ」と目を反らす。少し離 れたところにも、抱き合って眠る二人の美女がいた。やはり同じような衣装で、 やはり大事なところが透けていた。 「おいおい、どうなってるんだ、素晴らしいな」 思わず言葉がでた。 エリオットは基本的に素直で、欲望には忠実な男だった。 (俺は見知らぬうちに、ハーレム界に飛び込んじまったのか!?) 真顔で思案にふける。この三人は、美しさの本質は異なるが、どれも "絶世の" と形容詞をつけてもいい美女だお持ち帰りしたい。五秒で結論づけた。 そこまで考えたところで、記憶の引きだしが開く。 (俺の武器……!) 己の両手を広げ、握りしめる。本調子にはほど遠く感じたが、満足に動くことを 確認する。戦える、と直感する。
物を隠せるところなどない小さな空間を見まわす。不思議な香が、薄煙を あげる部屋の中央に、 (あった) エリオットの荷と長剣が、柱にもたれかかるように置かれていた。ふと、今 の自分が一糸纏わぬことに気がつく。ここまで着ていた服が、上から通した 紐で吊るされていたからだ。 妙な違和感があった。これではまるで、 (遭難したところを、救われたようだが、昨晩のアレは……) 記憶が錯乱しているところが、まだあった。 宿をでたところまでは、覚えている。 迷宮にたどり着いたところまでも、覚えている。 女たちとの行為も、覚えている。 しかし、その間、たどり着いた直後のことが、うまく繋がらない。 「……あの」 「!?」 振りかえる。さっきまで閉ざされていた瞳が開いていた。紫水晶のような 双眸が、エリオットを間近で見つめていた。少し寝癖のついた彼女の顔。そ れを支える細首を絞めるべきかと、一瞬迷う。 「あの、その、お、おはようございます……」 「は?」 そして一瞬で、気が削がれた。あまりにも無防備で隙だらけ。おまけに覆う もののない自分のモノを目に入れて、うっすら頬を赤らめる。初夜を過ごした かのような態度に、かなり焦った。 「お荷物は、そちらにまとめてありますので」 「あ、あぁ……」 「私は、外で水を汲んできますね」 「あっ、おい、ちょっと待ってくれ!」 「はい?」 邪気のない、その後ろ背に手をのばしていた。すべてが演技だとしたら、ま んまと騙されたものだなと、胸の内で自嘲する。 「水を、いやできれば湯を浴びたいんだが、無理かな」 おいでませ、秘境の湯。 迷宮の深淵は、巨大な空洞であり、極楽だった。 果てしない先に広がる眼下には、大密林と呼ばれる深い森が広がっていた。 左右には、すべらかな石壁が真っ直ぐにそびえ、天まで延びているように思え る。 足下の石床もまた、大理石かと見紛うような、おうとつのないものだ。違って いるのは、それが淡く七色に輝くこと。空からは雪のように白い光の粒子が、ふ わふわ漂っているということ。 (……迷宮の深淵は、すごいな。まさか温泉が広がっていたとはな……) かぽーん。 迷宮内とは思えない空間と、明るさ。そして心地よい湯の感覚に、冴えかけて いた頭が、ふたたび麻痺していく。 「湯加減はいかがですか」 「あぁ、とてもいいよ。えぇと……」 「フィノと申します。エリオット様」 娘がにっこり、微笑みかけた。 (さすがに、湯浴みは冗談のつもりだったんだがなぁ) まさか両足を伸ばして、楽に泳げるほどの広さがある泉で、一息つけるとは 想像すらしなかった。 「もう少し、あたたまっていかれます?」 「ぜひ」 間髪入れずに応えた声は、危機感ゼロだった。フィノは泉のふちに立って両 手を伸ばし、エリオットの側で沈んでいた "珠" を操作する。 「――火を知る我、命ず。<爆ぜ> よ」 フィノが "魔術" で生みだしたらしい球体が、陽のように橙色に輝いた。湯と なった水の温度がさらに上昇し、エリオットの身体を芯から温めていく。 うっかりすれば、眠りに落ちてしまいそうな心地のなかで、エリオットは言った。
「フィノ、よければ一緒に入らないか」 「えっ!?」 惚けた頭がそんな言葉を紡ぎだしていた。フィノの頬がほんのり赤くなり、つら れるようにして "熱球" が暴走する。水の温度がさらに上昇し、ボコボコと滾るマ グマのように泡立った。 「おぉ!? 燃えてきたぞおおぉーーッ!?」 「あっ、やだっ! ――火を知る我、命ず。 <滅せ> よ!」 フィノが叫ぶ。熱球は瞬時にカキーンと凍りついた。水面をピキピキと薄氷が張 りはじめる。 「死んでたまるかァっ!!」 凍死を回避。トビウオの如く水中から飛び出したエリオットは、用意してあった布 に包まり、しばらく全裸で震えていた。 迷宮の中は、春先になると、意外に暖かい。 厚手のインナーと、ジャケットを羽織るだけで、とりあえずは凍死を回避した。下は 皮のズボンを履き、ここまで用いた底の厚いブーツを履きならす。腰には、愛用の 長剣を帯びる。 「フィノ、聞かせてほしいことが、いくつかある」 「はい、応えられることでしたら」 静かな、波のような表情で、フィノは小さく頷いた。凍死させかけたことを気にしてい るのかもしれない。 「ここは天国か」 「……え?」 ただ、的外れのような質問に、大きく瞼が開いた。 「いや、割と本気で聞いている。俺は死んだわけではないのか」 エリオットの言葉を耳にして、フィノはもう一度、あどけない少女の表情でほころん だ。 「天国じゃありません。ここは数ある迷宮の一つ、その深淵です」 「そうか。こんなに明るく、居心地のいい場所だとは聞いていなかった」 「えっ、誰からですか?」 「俺の恩人で、剣の師だ。俺が言うのもなんだか変わり者でな。腕は立ったが変人だ った。こんなところを目にすれば、観光名所にすれば儲かりそうだとか言いそうだ」 「あはは、面白いことをおっしゃりますね」 嫌味でなく、本心からそう思っているように、愛らしく笑う。野ブドウ色の髪がさらりと 揺れた。 「でも、ここは空間を捻じ曲げて、結界を施しているんです。集まってくれた精霊は、 人が多きところを好みません。観光名所になってしまえば、正しく深淵に戻ってしまう でしょうね」 「それはもったいない。次にもう一つ、問うてもいいかな」 「はい」 「昨日の、あの小屋で交わった記憶のまえ、迷宮に入った直後の記憶がないのだが。 君は知らないだろうか」 「……え?」 ぽふっと、フィノの表情に朱がさした。照れた風に、もじもじする。 「お、覚えていらっしゃらないのですか?」 「あぁ、なにか気がついたら、マグロ状態だった」 エリオットも、困った風に頭をかく。後頭部の途中が、妙にでこぼこしていた。 「っ、どこかで頭を打ったか?」 「あの……。おっこちてましたよ、エリオット様」 「うん?」 「入り口付近で、足を滑らして、頭をぶつけて気絶して。斜面をずるー、ずるーっと滑 り堕ちて、クレバスに落下して。激突する直前で、アリシア姉さまが、あまりに不憫だ ったからって魔術で助けてました。あとはその……。そんなわけです」 「そうだったのか」 正に、衝撃の事実。上手いこと言った。 「エリオット様、元気だして」 「ありがとう。君は優しいな、フィノ」 「いえ、そんな」 むしろその優しさが辛かった。しかし綻ぶ表情に向かい、そんなことを言えるはず もなく、沈んだ気持ちを押し隠し、もう一つ秘めていた質問を与える。
「フィノ、最後の質問だ。俺が耳にした話では、君たちは "魔女" だと聞いたが、 その真相を教えてもらえないだろうか」 笑みが消える。エリオットはそっと長剣に手を添えた。 「……私たちは……」 居合いで抜けば、フィノの首が飛ぶ距離だった。威圧する気配を隠さずに、美 しい少女を正面から見据える。眦は哀しげに落ちていった。 「魔女ですか……。えぇ、その通りでしょうね」 「古の財宝を数多く持ち、迷い込んだ冒険者を食らうという噂もか?」 「エリオット様も、財宝を求めて来られたのですか?」 「それも一つの目的だ。冒険者とはそういうものだ」 マッピングする前にうっかり事故で死にかけたがな。などと言えば、変人の師 匠にすら「名乗っちゃダメだよ、それは」という顔をされそうだが、気にしない。 「それも真実です。私と二人の姉さまは、通常の人や動物と違い、自然の "魔" を取り込むことができませんから」 「君たちは、元々は人間なのか? もしや、異世界の悪魔とでも契約したのでは あるまいな?」 「……」 間をおいて、紫水晶の瞳が瞬いた。薄赤い唇が動く。 「過去、そうした人を、知っています」 「それは君の姉さんか?」 「違います。私と、姉様たちは "夢" なんです」 「……夢?」 「はい。私と姉様たちは―――」 『――闇を知る我、命ず。<現せ> 黒蛇 』 なにかが、高速で飛んでくる。 黒き焔をまとう鞭の如き一打が、少女の背を、したたかに打った。 「フィノ!?」 「お喋りが過ぎよう、妹よ」 蛇のように高速で宙を這い、そして不意に消える。背後の空間が不自然にゆら ぎ、見れば、アリシアが現れていた。片手には対となる黒翼を象った、いびつな 杖を握っている。 「まさか、ここまで愚かしくあったとはな。"魔" を無為に使いおって」 深淵に近い闇の瞳に、静かな怒りがともっていた。 「……ねぇ、さま……」 「もう少し、痛めつけてやってもよいのだぞ」 「よせッ!」 七色に輝く石材の上、エリオットは、膝をついて倒れたフィノのもとへ駆けた。 剣を鞘から抜き放った瞬間だった。 『――水を知る我、命ず。<化せ> 氷柱 』 背後の泉がうなりをあげる。意志があるかの如く、大渦を描くように空中を巻 き上がる。エリオットが振りかえった瞬間に、それは真冬の滝のごとく、瞬時に 凍りついていた。 「朝駆けは感心しませんわよ。エリオット?」 その上に、羽切れのように軽い音を立てて降り立つ、美女の姿がある。眠た そうな飴色の瞳が、にっこりと微笑んだ。 てのひらをそっと、エリオットに向ける。 『 <<氷柱、矢となり、爆ぜ、その者を、滅せ>> よ 』 氷柱が轟音をあげ、細かく砕け散っていく。 無数に分かたれたそれは呪文の通り、ひき絞った矢のように襲い来た。 エリオットは反射的に、抜いた長剣を足下にある石床に穿つ。 「<エンチャント・シールド>!」 キィンッと、硬質な音が広い空洞内で反響する。 瞬き一つする間もなく、彼の長剣は <石の大盾> に変化を遂げていた。
キィンッと、硬質な音が広い空洞内で反響する。 瞬き一つする間もなく、彼の長剣は <石の大盾> に変化を遂げていた。 大盾は主である男を、身をていして守る騎士のように広がり、表面を激しく削られ ながらも、氷柱の矢を防ぎきる。 「驚きましたわ。最近の剣って、便利ですのねぇ」 宙を踊るようにしながら、砕けた氷柱から、ふわりと飛び降りる。ウルスラが笑う。 「それにしても、エルったらひどいですわ。昨日、わたくしとあんなに激しく愛しあっ たのに、もう妹に乗り換えましたのね」 「悪いが、俺の信条とする恋愛には、相互理解が不可欠なんだ」 「それってつまり、お互いがキモチよければいいのでしょ?」 「…………」 エリオットが、石盾からひょこっと顔をだし、わずかに首を傾げた。 「……う、む……」 「うふふ。否定しませんのね」 「待て。そうだ。それで死んでは元も子もない」 「時にはツラい人生を、最高の幸福で終われるのですから、よろしいのではなくっ て?」 「すまない。少しだけ考える時間をくれ」 「痴れ者が……。闇を知る我、命ず。<現せ> 影狼 』 「うおぁっ!?」 声のとどいた方角、アリシアが手にした杖の先端から、影絵そのもののような シルエットをした狼が牙をむく。大きさは通常の狼と変わらぬが、地は駆けず、 宙を蹴った。四本の足がない。開いた口腔と、並んだ牙だけが不気味に赤い。 「くそ! 真剣な議題の途中だろうが! <ディス・エンチャント>!」 変わらぬ硬質な音が一度。盾は本来の姿に一瞬で戻る。 エンカウント。 一人と一匹が相対する。 -------------------------- ここまでです。 やたらとレス食いつぶしてすいません。 よければまた投下させてください。では。
佐野俊英で脳内再生された G.J!
この淡々とした文体好きだ
魂堕に似た匂いを感じる……名作の予感!
ついさっきまで某紙芝居風RPGやってたのもあるが、面白いわw
これは面白い 続きを楽しみにしとくぜ
ファンタジー物として良質ですなオマケにエロいGJ!!
今更ながら、
>>57 を元ネタにお話を書かせていただきましたので、投稿させていただきます。
前フリがやや長めなので、エロい部分が見たい方は★までジャンプしていただいて結構です。
☆ ☆ ☆
「これであなたは正式に、この佐久蓮学園の中等科の教師になりました」
羽止望(はどめ のぞむ)とサインされた書類を手に、佐久蓮学園の教頭は目の前に新任教師に告げた。
時刻は既に逢魔ヶ刻、職員室には窓から夕日が差し込んでいる。彼女と机を挟んで向かい合っている若い教師も、その黄金色の光に照らされていた。
「はい。これからよろしくお願いします」
望という新任教師は屈託のない笑顔で教頭に呼び掛ける。それに対し教頭は無表情のまま言った。
「我が佐久蓮学園は伝統を重んじる学園です。校長の推薦とはいえ、教師の経験がないあなたが我が校で教鞭をとるのは個人的にはあまり喜ばしく思っていません」
「うぐ……」
「大体、他の新任の方々はとっくに挨拶を済ませているのに、あなただけこんなに遅いなんて。時間に甘いのは、教師として褒められたものではありませんよ」
「すみません。飛空艇の事故で足止めされてしまいまして」
「キャメロットの空間魔法学科を卒業したほどの人間が移動で頭を抱えるなんて……情けない」
言葉に詰まる望を教頭は目を細めてゆっくりと観察した。黒のスーツとYシャツに身を包んだ望は、少し華奢な体形だ。
さらに男性らしくない線の細い顔立ちと、背中で束ねたロングヘアーのせいでどちらかと言うと女性的な印象を受ける。
しかし数多くの男性を見てきた教頭の目は、体のラインや細かな仕草から彼が確かに男性であると確信していた。
「あの、どうしました?」
一方、望のほうは教頭にまじまじと見つめられて戸惑っていた。上司とはいえプロポーション抜群の女性に見つめられれば、男としてはドキドキせざるを得ない。
「……まあ、いいでしょう」
しばらくそんな望を見つめていた教頭だったが、彼に特に変わったところがないと分かると、髪をかき上げ姿勢を正した。
「詳しいことは入学式の前日にお話しします。今日はもう帰ってもよろしいですよ。長旅の疲れもあるでしょうし」
「分かりました。これから色々とご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いします!」
深々と礼をする望。そんな彼の姿を見て、ようやく教頭は柔らかい笑みを見せた。
「あ、ところで」
顔を上げた望が、教頭に問う。
「何か」
「帰る前に、校内を見て回ってもいいですか? いきなり迷子になったら困りますし」
「ええ、勿論。ここに地図がありますから、持っていきなさい」
「ありがとうございます。では、これにて失礼します」
受け取った地図を大切そうに持った望は、一礼すると職員室を出ていった。
☆ ☆ ☆
私立佐久蓮学園。それは、都内某所に存在する女子校の名である。
小中高一貫校、更に大学も併設されているこの学園に入るには相応の学力、財力、そしてツテが必要であり、一般庶民には到底立ち入ることのできない場所だ。
しかし、中で行われている授業は充実している。基礎科目はもとより、スポーツや礼法、更には百年ほど前に現れた魔法などの教育にも力を入れているその姿勢は、名門校に相応しい。
そしてその教育を成立させる施設群もしっかりと用意されている。最先端の技術を取り入れた各種研究棟、オリンピックも開けるのではないかと生徒から噂されるほどの運動場、更に宿舎や生活施設も完備されていた。
それら全ての施設を収容するため、佐久蓮学園の敷地は広大であり―――
「あれ?」
―――初見の人間が迷うことは、必至であった。
「参ったなぁ……また同じ場所だ」
とある校舎の一角、見ているエリアの地図には描かれていない保健室の前で望は立ち尽くしていた。
中等科の校舎を一通り見て回るはずだったのだが、どこか別の建物に入りこんでしまったらしい。自分の場所が分からなければ地図は役に立たないものである。
そろそろ夕暮れも終わり暗くなってくる時間だ。せめて校舎から出なければ、と思った望は少し早足で廊下の角を曲がろうとする。
「きゃあっ!」
「うわっ!?」
軽い衝撃の後、望は尻もちをついていた。目を開けると、彼と同じように廊下に座り込んでいる制服姿の少女がいた。どうやらぶつかってしまったらしい。
「だ、大丈夫ですか?」
教師が廊下を走るなんて、と反省しつつぶつかってしまった少女に手を伸ばす。
「あ……どうも」
亜麻色の髪をポニーテールに束ねた少女は、驚いた顔をしつつも望が差し出した手をとった。
「きゃう!?」 「ひゃあっ!」 瞬間、電撃が弾ける音が二人の間に響く。 「いたた……大丈夫で……!?」 またしても尻もちをついた望は、痺れた手を振りつつ女生徒に声をかけようとして、止まった。 さっきはまだ上体を起こしていた少女が、今は廊下にぐったりと倒れ込んだまま動かない。気を失っているのは明らかだった。 「どうしたんですか!? しっかりして下さい!」 体を揺すってみるが、少女は呻くだけではっきりとした返事をしない。まずいと思った望は少女の体を抱え上げると今来た道を駆け戻った。先ほど迷子になっていた保健室に入り大声で叫ぶ。 「誰かいらっしゃいませんか!?」 しかし返事はない。始業前の学校に保健医がいるはずがなかった。 とにかく人を呼んでこないと、と考えた望は少女を手近なベッドに寝かせて保健室から出ようとする。 だが、その手首を掴まれて、足を止めた。 「行かない、で」 気絶していた少女がいつの間にか目を覚まして望を引きとめていた。 「いやでも僕は保健の先生じゃ……」 言い終わる前に腕を強く引かれてしまい、振り返ったままの不安定な体勢だった望はベッドに倒れ込んでしまう。起き上がろうと仰向けになった望に少女が覆いかぶさってきた。 「何を……ッ!?」 戸惑いの言葉を発そうとした口を、少女がその口で塞いだ。キスされていると理解したのは、少女の熱い舌が自分の舌に絡みついた時だった。 ★ ★ ★ 「ん……むちゅ、ふぁ……」 ねじ込まれた舌が望の口内でうごめくたびに、二人の体がびくびくと痙攣する。のしかかられてキスされているだけなのに、望は途方もない快感を受けていた。 「……ぷはっ。えへ、凄くいいよぉ……」 ようやく口を放した少女が蕩けた目で望を見つめる。その甘美な表情を間近で見ているにも関わらず、望は彼女からまるで鷹に睨まれたかのような印象を受けていた。 「か、体は……大丈夫なんですか?」 「大丈夫じゃないよぉ。お兄さんに触るとそこかビリってして、凄く痛いの」 「だったら離れて、ッ、うあっ!」 むりやり少女を引きはがそうとした望だったが、ズボンの上から股間を掴まれて動きが止まる。優しく撫でるだけで射精してしまいそうな快感が生まれ、それが彼を縛り付けていた。 「やだ。だって、その痛いのが凄いイイんだもの」 少女が器用にズボンのジッパーをおろし、望のペニスを取り出す。いやらしく指を這わせるその動きと、清純な女子中学生の見た目という食い違いが、望に一層の興奮を与えていた。 望が大人しくなったのを見ると、少女はニッコリ笑ってスカートの中に手を入れ、下着を半分ほど降ろして望の上に跨る。捨てられた下着には既に粘っこいシミができていた。 「それじゃ、いただきまぁす」 「ま、待って……」 ペニスに狙いを定め、少女が徐々に腰を下ろす。今更になって教師と生徒の一線を越えそうになっていることに気付いた望が慌てて制止の声をかけるが、当然少女が聞くはずもない。 つぷり、と先端が少女の膣内に入ったかと思う間もなく、少女は一気に腰を降ろした。 「―――ッ!」 「あ、ぐっ……!」 ペニスの先端が最奥に達した瞬間、少女の膣内がペニスを強烈に締めつけられて望が呻く。一方、子宮口を抉られた少女は望の上で背中を反らせてビクビクと痙攣していた。 「トン……じゃったぁ……」 どうやら一突きで達してしまったらしい。少女は焦点の定まっていない目で保健室の天井を見つめている。 だが、彼女の貪欲な本能はこれだけでは収まらないらしい。半分気を失っているにも関わらず、少女は腰を動かし始めた。 締め付けは若干緩くなったものの相変わらずキツい膣内が望のペニスを擦り上げる。ぬるぬるとした襞が絡みつき、望の背筋を言いようのない快楽が駆け上がっていった。 「ふあっ、いい、よおっ! お腹の奥、ざくざくって、イイっ!」 「ぐっ、もう……」 「イっちゃうの? いいよ、出して! 私も……ふあぁっ!」 射精の為に硬さを増した望のペニスを感じ取った少女は、そこから精子を絞り取ろうと一層グラインドを激しくさせる。その獰猛なまでの責めに、望の限界はあっけなく崩れ去った。 「うあっ、出る……ッ!」 「あ、ナカに……ひゃあああああん!」 ペニスから精液が迸るのと、少女が二度目の絶頂を迎えるのはほぼ同時だった。耳元で射精の音がドクドク鳴るような錯覚を覚えながら、望はただ呆然と天井を見上げていた。 その視界に少女の顔が割り込んでくる。一度の射精で酷く疲れた望は、彼女の口付けを拒む気力もなかった。
「はう……もっと。もっと深く感じさせて」 「だ、駄目です、そんな……」 弱々しく拒絶するが、彼に拒否権など最初からなかった。 少女は繋がったまま望の上着を脱がせ、ネクタイとネックレスをベッド下に投げ捨てると、自分もセーラー服を脱いで肌をぴったりと合わせた。まるで、触れあうことでもっと快感を得られるかのように。 「……あれ?」 だが、望の肌に舌を這わせた少女はけげんな顔をした。肌をぴったりと重ね合わせているのに、彼女の体には震えるような快感も、突き刺すような痛みもない。 膣を抉るペニスの感触はもちろん残っているもののそれだけでは不満そうな少女は、望の上で裸身をくねらせた。 「ねー、さっきの凄いの、もっとちょうだい?」 「知りませんよ、そんなの……」 「えー……あれだけ激しくしてくれたのに」 何の話か、望にはさっぱり心当たりがない。そもそもこうしてセックスをした記憶すら数えるほどしかない彼には、少女の不満がなんなのか知る由もなかった。 「じゃあいいもん。その気になるまで、搾ってあげるから」 「いや、いいからどいて……ぐあぁっ!?」 望の言葉は少女の腰使いで断ち切られた。さっきのように刺激のお返しに与えられるような快感ではなく、欲しい刺激を引きずり出そうとするような強引な快楽がペニスを通して脳髄を犯す。 「も、もう駄目……ッ!」 激しいピストン運動に、一分も持たずに望は二度目の射精を強制されていた。 膣内に精子が叩きつける快感に少女は一瞬顔を蕩けさせるが、腰の動きは止まらない。 「まだまだイケるじゃない。じゃ、もう一回ね」 「そ、そんなっ!?」 それどころが、一層激しく腰をグラインドさせ始めた。射精直後の敏感なペニスを擦り上げられ、望は声にならない呻きをあげる。 二度の激しい絶頂で望の体力は限界だった。というよりも、射精以外の何かで体力を吸い取られているようだった。 朦朧としながら望は力を振り絞って少女に手を伸ばすが、その手はあっさり払いのけられた。 「ダメよ。私を満足させるまで、放さないんだから」 霞む視界に映る少女の背中に、黒いコウモリの羽根が見えた気がした。 ☆ ☆ ☆ 夕暮れの時間は終わり、既に保健室は暗闇に包まれていた。その中に粘っこい水音と、肉が打ちつけられる音が響く。 少女は未だに望を犯し続けていた。始めてからすでに一時間ほど経つが、彼女に疲労の色は見えない。 逆に絞られ続けている望の瞳には光が無く、ただ与えられる快感に合わせて射精するだけの肉人形と貸していた。 「んー、物足りないなぁ」 すっかり弱くなった射精を膣内で感じつつ、少女は望にキスをする。そのキスからも望の生命力は吸いとられていた。 もう少し搾っておこうかと少女が再び腰を上げる。その時、なんの前触れもなく保健室の電灯が灯った。 「えっ?」 驚いた少女が入り口のほうに顔を向けると同時に、彼女の顔に革鞄が直撃した。 「おうふっ!?」 衝撃で騎乗位が崩れ少女はベッドから転がり落ちる。顔を上げた彼女が見たのは、ベッドを挟んだ向かい側で仁王立ちしているスーツ姿の女性の姿だった。 「うげ、教頭先生……」 「こんなところで何をしている」 「え、えーと、廊下で素敵なお兄さんと運命な出会いを……」 引きつった笑いを浮かべて言い訳を述べる少女の背中で、黒い蝙蝠の羽がぱたぱたと羽ばたいていた。 それをなんでもないことのように視線から外しながら、教頭は望の様子を確かめる。 「生きてるか?」 「うぁ……」 なんとか命は助かったらしい。布団をかけてやりながら、教頭は呆れたように呟く。 「全く、サキュバスの学園とはいえ、新人教師が始業前に吸い殺されるなんて伝説は勘弁してほしいぞ」 「でも始業5分後に脱落しちゃった先生もいましたよね?」 「……全く。彼が鞄を忘れて、私が探しにいかなかったら本当に危なかったぞ。今度からは気をつけるように」 「はい! ほどほどに吸い取ります!」 全く反省していない笑顔に、教頭はこめかみを押さえる。教頭になってから随分と経つが、今年は例年以上に波乱の年になりそうだ、と考えていた。 ☆ ☆ ☆ 以上になります。ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。 続くかも。
これを続けないなんてとんでもない
次は教頭と少女と3pですね、わかります 学園モノのお約束なら、きっと望はこの少女のクラス担任になるな、間違いないw そしてクラスは色々な理由で問題のあるサキュバスを集めた特別編成クラスだ、と。 例年以上に淫乱の年になりそうだ、と見えた俺の前に、サキュバスは現れるのだろうか。
みなさん精力的でええのう
精液の匂いしみついて
(快楽)地獄を見れば心が渇く
家庭教師が実はサキュバスだったっていう話を書こうと思うのだがよろしいか 投下するのはまだ先になるけど
全然オッケーじゃんよろしくお願いします
101の話を書いて見た者です。続きがいくらかまとまったので投下してみます。 展開に手直しがありまして、109から改めて……すいません。 連投規制?にひっかかってるのかも。 「フィノ、最後の質問だ。万物の霊薬、エリクサーとも呼ばれるその薬の素材となる "深淵に咲く花" を知っているか」 笑みが消える。エリオットはそっと長剣に手を添えた。 「それは……」 「君は素直だな」 剣を居合いで抜けば、フィノの首が飛ぶ距離だった。威圧する気配を隠さずに、美しい 少女を正面から見据える。眦は哀しげに落ちていった。 「エリオット様も、財宝を求めて来られたのですか?」 「冒険者とはそういうものだ。遺跡の盗掘者と大差はないさ」 マッピング前にうっかり事故で死にかけたがな。などと言えば、変人の師匠にすら「名 乗っちゃダメだよ」という顔をされそうだが、気にしない。何故ならば、その人はもう、 「――死んだんだ」 「え?」 「俺の師は、病を煩っていてな。不治の、というわけではなかったが、俺が出会ったとき にはもう手遅れだったらしい。血をひたすら吐いて、笑いながら、死んでいったよ」 エリオットが自嘲するように、少し笑う。 「俺はバカだった。最後の時まで、気がついていなかった」 「……エリオット様、いくら "花" があったとしても、死の底に沈んだ人が蘇ることはあ りませんよ」 「わかっている。ただ、墓に添えてやりたいんだよ。この剣を継いだ、どうしようもない バカ弟子の、ケジメみたいなもんさ」 エリオットが剣を抜きはなった。自身の上空へと掲げる。 ほころびの欠片が一つとしてない白銀の刃が、光る。
「それにしても、フィノ。君たちは元々は人間なのか? もしや、異世界の悪魔とでも契 約したのではあるまいな?」 「……あく、ま……」 間をおいて、紫水晶の瞳が瞬いた。薄赤い唇が動く。 「過去、そうした人を、知っています」 「それは君の姉さんか?」 「違います。私と、姉様たちは "夢" なんです」 「……夢?」 「はい。私と姉様たちは―――」 『――闇を知る我、命ず。<現せ> 黒蛇 』 なにかが、高速で飛んでくる。 黒き焔をまとう鞭の如き一打が、少女の背を、したたかに打った。 「フィノ!?」 「お喋りが過ぎよう、妹よ」 蛇のように高速で宙を這い、そして不意に消える。背後の空間が不自然にゆらぎ、見れ ば、アリシアが現れていた。片手には対となる黒翼を象った、いびつな杖を握っている。 「まさか、ここまで愚かしくあったとはな。"魔" を無為に使いおって」 深淵に近い闇の瞳に、静かな怒りがともっていた。 「……ねぇ、さま……」 「もう少し、痛めつけてやってもよいのだぞ」 「よせッ!」 七色に輝く石材の上、エリオットは、膝をついて倒れたフィノのもとへ駆けた。剣を鞘か ら抜き放った瞬間だった。 『――水を知る我、命ず。<化せ> 氷柱 』 背後の泉がうなりをあげる。意志があるかの如く、大渦を描くように空中を巻き上がる。 エリオットが振りかえった瞬間に、それは真冬の滝のごとく、瞬時に凍てついた。 「朝駆けは感心しませんわよ。エル」 その上に、羽切れのように軽い音を立てて降り立つ、美女の姿がある。眠たそうな飴色 の瞳が、にっこりと微笑んだ。 てのひらをそっと、エリオットに向ける。 『 <<氷柱、矢となり爆ぜ、その者を滅せ>> よ! 』
氷柱が轟音をあげ、細かく砕け散っていく。 無数に分かたれたそれは呪文の通り、ひき絞った矢のように襲い来た。エリオットは反 射的に、抜いた長剣を足下にある石床に穿つ。 「<エンチャント・シールド>!」 キィンッと、硬質な音が広い空洞内で反響する。 ごごっ、と地の岩に光の亀裂が入った。剣の一部を再構成するかのように集ったそれ は、瞬き一つする間もなく武器の本質を変えていた。 エリオットの長剣は、もはや剣でなく <石の大盾> と呼ぶべき武具だった。 大盾は主である男を、身をていして守る騎士のように広がり、表面を激しく削られなが らも、氷柱の矢を防ぎきる。 「まぁ! 驚きましたわ。最近の剣って便利ですのねぇ」 宙を踊るように、砕けた氷柱からふわりと飛び降りる。そっと素足を石床につけ、ウル スラが笑う。 「エルったらひどいですわ。昨日、わたくしとあんなに激しく愛しあったのに、もう妹に乗 り換えましたのね」 「悪いが、俺の信条とする恋愛には、相互理解が不可欠なんだ」 「それってつまり、お互いがキモチよければいいわけね?」 「…………」 エリオットが、石盾からひょこっと顔をだし、わずかに首を傾げた。 「うふふ。否定しませんのね」 「すまない。少し考える時間をくれ」 真顔で応じた時だった。 「痴れ者が」 アリシアが厭そうに眉をひそめていた。 「贄よ、抗わず素直に糧となり死んでゆけ」 「悪いが、"深淵の花" を持ち帰るまで、そんなつもりはない」 「"深淵の花" じゃと……?」 アリシアが、ぴくりと反応をこぼす。そして、 「……ふふ、はははっ!」 笑い出した。エリオットもまた、訝しげに眉をひそめる。 「なにがおかしい」 「おぬし、あの花の効用を知っておるのかえ?」
忍法帖のレベル規制にひっかかってるのか、本来のバイト数が書けず、 相当レスを食いそうなので、一旦切ります。短い上に進んでなくてすみません。 普段ROM専やってたのが裏目にでた……。
深淵の花・・・まさか下半身の(ry
>>130 なんか忍のレベルで書ける量決まってるみたいだね
エロパロ板ではそういうのはやめて欲しいもんだ
GJ 忍法帖はこういう板だと不便以外のなにものでもないよな
スレ立て制限・連投間隔制限・1レス&複数レスのメッセージ容量制限だっけ? 確かに長文・連投になりがちなこの板にはいろいろと厳しいよな……
BBSPINKもだったのか
し・・・忍法帖
てすと
流行らしいので
これするとさっきゅんが来ると聞いて
サキュバス!サキュバス!
サキュバスが来てくれると聞いて。
143 :
忍法帖【Lv=26,xxxPT】 :2011/04/20(水) 20:31:22.73 ID:c2HJQygS
歓迎光臨 サッキュバスご一行様
↑なんか中国人観光客団体みたく感じるからヤメレ
忍者というより淫者?
さっきゅん来てくれんの?
淫法帖とな? 名前欄にナニを入れればいいんだっけ?
山風の忍法帖は それこそ「淫法」みたいのも多いしなァ 繋がったまま子供が生まれるまで離れない忍法とかw 忍法想像妊娠とかww
つまりまとめると サキュバスの種族スキルと忍術を融合させたまったく新しいクノイチの里 ということか
クナイの代わりにディルドを投げるのか
151 :
忍法帖 :2011/04/21(木) 10:45:11.26 ID:BXYN+YXU
あ
ここ何スレだよw
流れは、サキュバスで忍者か。 全裸が当たり前の種族に 全裸になるほど強くなる職業www まさに天職だな。www
夢魔の夢を見た
忍者は服を脱ぐ忍術を使うと教わった!
サキュバスの忍者ですか。 夢の中に潜り込めば、情報を聞き出すも洗脳するもやりたい放題。 空を飛べるから潜入も容易。干し殺ししちゃえば手がかりもへったくれもない完全犯罪 ……だめだ。便利すぎて、かえってお話が思いつかない。何かとびきり奇妙な任務を 考えないと…
夢の中は、記憶や意識が混濁するから、そこから得られる情報に価値はない 空を飛べても、ファンタジー世界なら結界があるだろう 房術で暗殺しようにも、そもそも、要人はそういう類の予防策をとっているものさ
そういう夢のないことを言うなよぉ。
インセプションみたいなのはどうよ というか種族としてのサキュバスでなくても、 パプリカとかインセプションみたいに SF的な仕組みで他人の夢に忍び込み、 性的な誘惑で相手を破滅に陥れるリアルサキュバスなんてありそうだな SFサキュバスというか… それをサキュバスというかしらんがw
>>158 逆だろ
相手が行ってきた対策の隙を突いて搾り取るって発想だろ
インセプションよりマトリックスな世界ならどうだろう 実は本当の俺達はさっきゅんに搾られてる最中で、現実だと思っているのはただの夢 ……ええい、早く覚めろ!!
科学の力でサキュバスにというのはなかなかいいアイデアだな。
でもそれってただの人造・改造人間じゃないか?
その辺はまあ突き詰めなくてもいいだろ。
>>161 あの人間発電所のカプセル内の一つ一つで人間が淫魔に搾られている光景が…
>>156 -
現代モノにして情報工作から暗殺まで何でもこざれのサキュバス(表向きはテロリスト)と、
それに対抗する防諜要員のサキュバス(表向きは公安関係)のエージェント対決とかは?
GロボのBF団と国際警察機構の関係みたいな。
個人的にはどっちにもつかないフリーランスのサキュバス(表向き探偵業)が面白そうだけど
Gロボイイネ。 十傑衆や九大天王ならそのくらいの能力を持ってる奴が居そう。 というか、奴ら夜凄そう……。
有り余る精力を戦闘で発散してそうだが
忍法帳ってこうだっけ? サキュバスがエロければ世界は平和になれると思う!
>>168 エロいサキュバスがあんまり多すぎると人類が干からびる危険性もあるぞw
そして忍法帖テスト。
調べてみたら予想以上に低レベルでの制限がキツくて、SS投下も一苦労しそうだぜフゥーハハー
エロくないサキュバスが増えると、まったりとした平和な世界になると思う。
黒人10人に輪姦させることで サキュバスの本能に目覚めさせる試みをしようとしたら なんと隣に住む大介君(9)に恋していたことが判明 17歳にもなって小学生に欲情していたのが恥ずかしかったのだ という
サキュバスは相手の男の性癖に合わせることができるが、サキュバス自身に性癖がある場合は別だ。 とあるサキュバスはショタコンだったため、少年ではない男が見てもただの羽としっぽの生えた女性にしか見えないのだという。
>>172 「お父さんお父さん、サキュバスが僕を手招きしているよ」
「あれはただの羽と尻尾が生えた女だ……」
シューベルトの魔王的な光景が思い浮かんだが、親父のセリフのせいで続きが思いつかんかった。
「
>>171 本能に目覚める前に、煩悩に目覚めてましたか。
淫魔 風の夜にペダルを踏み 駆けりゆくママチャリあり チャイルドシートに童をば しっかとばかり縛り付け 坊や なぜ顔を隠すの? お父さん そこに見えないの? 淫魔がいる 怖いよ 坊や それは痴女じゃ 可愛い坊やおいでよ イヤらしい遊びをしよう ベッドに淫具 コスプレ衣装もたんとある お父さん お父さん 聞こえないの? 淫魔が何か言ってるよ なあに アレはただのうわごとじゃ 坊や一緒においでよ 股間の準備は出来ている ベッドであたしと遊ぼうよ おねんねしたらもっと良いこと 我慢できない さあおいで お父さんお父さん それそこに淫魔の娘が ああそれは 羽と尻尾が生えただけの女だ 可愛い子 もう限界よ お持ち帰りしちゃうから お父さん お父さん 淫魔が坊やに手を伸ばす 父も心おののきつつ 「うちの子はまだ精通してないよ」と 淫魔の耳にささやけば 淫魔のテンション息絶えぬ #何故だ…今度こそ、まともな話を書く予定だったのに #サキュスレではバカネタばかり書いている…orz
ええじゃないかええじゃないか、インスピレーションをすぐに書き起こすのは大事だからな! 誰かの妄想やネタが他の誰かの素材になると思えば。 でも、淫魔のテンションが息絶えちゃダメだろうw そこは原典通りに吸い尽くさなくちゃな……
>>117 の続きです。やっぱり前フリが長いので、エロい部分が見たい方は★までジャンプでどうぞ。
☆ ☆ ☆
春。桜舞う季節。そして、新しい生活の始まりでもある。
佐久蓮学園も始業式を終え、先年度よりもひとつ上の学級になった生徒たちが新しい教室で思い思いに会話を楽しんでいた。その内容は当然、新しい担任は誰なのか、今年の授業はどうなるのかといったものである。
そんな教室に向かう、三人の人影があった。
「いやはや、俺みたいな教師を雇ってくれる学校があるとは。やっぱり日本も捨てたもんじゃねえな」
背の高い精悍な男の名は、船坂博志(ふなさかひろし)。佐久蓮学園中等科の二年A組の担任となった男で、今年度からここに赴任してきた教師だ。
「あらぁ、貴方みたいないいオトコノコだったら、どんなところだって大歓迎じゃないのぉ?」
その隣を歩く、間延びした声が特徴的な女の名は、ティス・ハーヴィ。ウェーブのかかった赤髪と白人特有の色白の肌が特徴的なイタリア出身の女教師だ。彼女は二年B組の担任だが新任ではなく、この学園ではそれなりに長い間働いている。
「か、顔で選ばれるのは教師としてどうかと思うんですが……」
その二人の後ろを歩く、長髪を首の後ろで束ねた男が羽止望だった。二年C組の担任になった彼であったが、何かに脅えるように時折辺りを見渡してはビクついていた。
「働かせて貰えるなら文句は言わんさ。んじゃ、また後で」
A組の前まで来ると、船坂は二人に軽く手を振って教室の中へ入って行った。
「じゃあ、頑張ってねぇ」
続いてB組に辿り着いたティスが、望に意味ありげな微笑みを向けて教室のドアの向こうに消える。
ひとり残された望はてくてくと歩いた後、C組の前で立ち止まった。ドアを開けずにその場でため息をつく。 「……はぁ」 溜息の原因は、この学校に初めて来た時に起きた出来事だった。 見知らぬ女生徒を保健室へ運んだと思ったら彼女に押し倒され、気絶するまでセックスの相手をさせられた。目を覚ました後、教頭には廊下で倒れていたからここまで運んだと言われたが、あの生々しい記憶は本当に夢だったのか、未だに自信が持てない。 あの日、本当は何があったのか。そもそも自分を襲った生徒がこの学校のどこにいるのか。あれこれ考える望の表情が暗くなるのは当然のことであった。 「……だめだだめだ! 初日からこんな調子じゃもたないぞ!」 頭を振ってネガティヴになりがちな思考を振り払う。あれは緊張で変な夢を見ただけだ。そう自分に言い聞かせた望は、勢いよく教室の扉を開けた。 「こんにちはー!」 中で思い思いに雑談をしていた女生徒たちの視線が望に集まる。教壇に立った望はその視線とプレッシャーを浴びながらも、なんとか笑顔を保っていた。 「二年C組の皆さん、初めまして。本年度から教師に、そして皆さんの担任になりました……」 チョークを握り、黒板に自分の名前を書く。 「羽止望といいます。新人なので何かと至らないこともあると思いますが、これから一年よろしくお願いします!」 「よろしくー!」 挨拶をすると早くも元気のいい声が返ってきた。どうやら元気な生徒がいるクラスらしい。反応がなかったらどうしようかと思っていたところだ。 どんな生徒なのか顔を確かめようとした望の笑顔が途端に引きつった。 「えへへ、また会ったねお兄さん!」 亜麻色の髪をポニーテールにした少女が、満面の笑みを浮かべてこちらを見ている。忘れもしないあの夢の、いや、あの時の少女だった。
「香奈、あんなモヤシみたいな奴がお前の運命の人なのか?」 「そうそう。もうね、初めて手を握った時にビビッときたの。その後も凄かったんだから」 「……ありえねー。帰るわ」 「ちょ、ちょっとミコっちゃん!」 校則を違反していそうな金髪ロングの少女が呆れ顔で教室を出ていくが、望はそれを止めずにただ呆然としていた。 やっぱりあの出来事は夢じゃなかったのか。ひょっとしてあの日のことは彼女によって既に言い触らされた後かもしれない。というか、生徒と体を重ねたということは教師として色々終わったのでは。 望が真っ白な灰になって呆然としていると、透き通った声が教室に響いた。 「先生。ひとまずホームルームを進めてはいかがですか?」 ハッとして望が声の主を探すと、眼鏡をかけた少女がこちらを見ていた。肩甲骨辺りまで伸ばされた髪の毛は優雅なウェーブを描いていて、彼女に気品を与えている。 「そ、そうですね。それじゃあまずは皆さんの自己紹介からお願いします」 気を取り直した望は、カバンから出席簿を取り出すと生徒の名前を呼び始める。 「ええと、一条智(いちじょうとも)さん?」 「はい」 出席番号1番は先程の眼鏡の少女だった。席から立った彼女は、落ち着いた様子で自己紹介を始める。 こうして、望の新しい人生、つまり教師としての生活が始まった。 ☆ ☆ ☆ 「ここの突き当たりが家庭科室。右に曲がって渡り廊下を進めば武道場です」 「広いですねやっぱり……」 そして時は少々流れ、放課後。望は智の案内で校内を見て回っていた。初見で見事に迷った彼にしてみればこの気遣いはありがたい。 「お疲れですか? でしたらそこの教室で少し休みましょうか」
「いえ、そんな気にしなくても……」 「遠慮しなくていいですよ。新任の先生方は、初日はみんなくたくたになって帰っていくものですから」 望は断ろうとしたが、智の熱意に押されて仕方なく教室の中に入った。空き教室のようで最近人が入った気配は見当たらない。 望が適当な椅子に腰かけると、智は窓の外を眺めながら語り始めた。 「ところで先生。この学校には幾つかルールがあるのですよ」 「ルール? 校則のことですか?」 「いいえ。校則には無い……不文律というものです」 そう言いながら振り返った智は、謎めいた微笑みを浮かべて望の目をじっと見つめる。 「食堂の列に並ぶ時は二列になること、授業中に回すメモはなるべく絵柄がシンプルなものを選ぶこと、高等科との間にある第三プールには近づかないこと……まあ、この辺りは些細なものですけど」 望にゆっくりと近づいた智がそっと彼の頬を撫でた。ぱちり、と静電気に似た衝撃が智の手を走る。 「一番大事なのは……『男性の方は空き教室に連れて来られたら覚悟を決めること』。よろしいですか?」 「は、はい……」 「では、その邪魔なものを脱いでくれませんか?」 「わかり……ました」 そう言って上着を脱ぎ始めた望の瞳は焦点が定まっていなかった。その様子を見た智が満足したように微笑む。 「魔除けのネックレスだなんて無粋な人。催眠眼の効き目が悪かったのは、これのせいだったのですね」 望が外したネックレスを摘み上げながら智が言う。彼女の手の中にあるネックレスには、何らかの魔法がかかっているようだ。しかし、外れてしまえば意味は無い。 普通に触れていれば香奈のように気絶していただろう。話を聞いておいて正解だったと、智は心の中で安心していた。 「……それでは、この学園のルールをゆっくりじっくり教えて差し上げましょうか」
忍法帖規制が予想外に激しかったので、本日はここで一旦切り上げます。 レス食い潰しな上に最悪のタイミングで、申し訳ない(´・ω・)
寸止め焦らし…だと…? わっふるわっふる
催眠って言葉に弱いのに…くそぅw
>>175 そこは精通させようと躍起にならないとwww
相変わらずこのスレの妄想力は、半端ないですね。
恐怖と官能を織り交ぜた小説を作ってみるわ^^ タイトル【強姦魔の贖罪】 おれはジャック・ギルドー。スラム出身の貧民だ。女がとにかく好きで 1日に数十人の女をレイプして生活している。 そういった堕落した生活が祟ったのかおれはついに死刑宣告されちまった('A`) まあ、しゃあないな。今まで散々女を犯してきたんだ。潔く死刑を受けるわ。 そして数ヶ月後・・・おれは首をギロチンで斬首され、人としての生涯を終えた。 ・・・・・・? ここは・・・どこだ?おれは確かギロチンで首チョンパされたハズ 周りは噎せ返るような官能臭が漂ってる。地面はスライムのように柔らかくぶにゃんぶにゃんしている。 「色欲界へようこそ。ジャック。」 !?誰だ?今の声は。どこにいる? 「ここにいるわよ。ほうら♥」 ぶにゃんぶにゃんの地面から角が生えた女がおれの目の前に現れた。 その体つきはエロそのもので、おれのアソコが一瞬で勃起した! しかし、その顔は見覚えのある顔だった。過去におれがレイプした女の顔をしていた。 「お、、お前まさかあの時の、マリーじゃないのか?」 「ええそうよ。お前にレイプされ、自己嫌悪に陥り自殺したマリーよ」 恐怖を感じ、勃起したアソコが次第に萎えばじめた。あの時強姦した女が目の前にいるからだ。
「ちょっと待って怖い!!いやだ死にたくない助けて!!(;゜A゜)」 おれは泣かされた子供のように怯え、逃げ始めた。どこでもいいからとにかく逃げた。 「そんなに怯えることないのに・・・しょうがないわねえ(*^^)」 マリーは怒ることもなく、子供を愛するような目で微笑み、舌なめずりした。 はあはあ・・・逃げるのも疲れてきやがった。とにかく建物の中に隠れよう。 病院のような建物の中に入り、トイレを必死で探し、その中に隠れた。 トイレも柔らかく、ドアも柔らかい。まるでこの世界そのものがスライムみたいだ。 「よし、なんとかやりすごせた。出るとすっか」 ガチャ、とドアを開けたその時!! 「見いつけた^^もう逃がさないわよ♥」 目の前に満面の笑みを浮かべたマリーが現れた。おれは恐怖のあまり赤子のように泣き崩れた 「ごめんなさいごべんなざい(;o;)ゆるじでぐだざい」 おれはとにかく土下座して謝った。悪魔のような姿をしたマリーはそんなおれに 「もういいのよ。許す許さないとかどうでもいいわ。今私が必要としてるのはあなたの精なのよね^^」 「何でもしまず!おれが悪かったごめんなざい!」 強姦された女の気持ちがようやくわかってきた。人間の頃のマリーもこんな風に怯えて暮らし、終いには自殺してしまったんだ。 落ち着きが戻り、涙も次第におさまってきた。おれはとにかくマリーに償いたい。 「どうすればいい・・・いや、どうすればいいですか?マリー様」 「そうねえ・・・まずは場所を移しましょう。搾取室にね。ムフフ♥」 彼女に言われるまま、おれは搾取室へ向かった。そこは女性器のような襞が壁と地面にびっしりとしていた。 入口には体格ががっしりとしている女の悪魔が2人立っていた。 「あらマリー。その子は新参者なの?」 1人の女悪魔がマリーに声をかけた。 「ええそうよ。この子ね、人間時代に女を犯しまくってたの」 「それは光栄ね。独り占めしちゃダメよ。私達の分まで精を残しておいてね」 「ええ。わかってるわ。じゃあ、警備のお仕事頑張ってね」 おれは黙ってやり取りを見てた。どうやらおれは搾り取られるようだ。 まあいいか。もう逃げられないんだ。大人しく指示に従うか 「待たせてごめんなさいね。じゃあそこのベッドに横になって」 「はい」 おれは全てを搾り取られる覚悟を決めた
holy shit
カーテンで締め切られた教室の中と、催眠術に掛けられた望の頭の中に甘い口付けの音が響く。 「んっ……く、ふぅ……」 智が腕を頭の後ろに回し、より深く舌を絡める。歯茎まで舐めとられる情熱的なキスに、望の体がビクリと震えた。 「ふはっ……ひょっとして、こういうことは余り慣れていませんの?」 催眠術にかかっていても積極的に求めてこない望に、智は口を尖らせる。だが、すぐに思い直すと膝から降りて彼の前に跪いた。丁度股間が顔の前に来る位置になる。 「でしたらソノ気になるように、少し苛めてさしあげましょうか」 ズボンの金具を外し下着をずらすと、望のペニスが姿を現した。先程のキスですっかり赤黒く屹立している。 「こちらは準備万端ですね……はむっ」 「うあうっ!?」 そびえ立つ肉棒を智は何のためらいも無く口に咥えた。突然ペニスがぬるりとした感触に包まれ、望は思わず声を上げてしまう。 逆に智はそれに気を良くして、じっくりねぶるように舌を動かし、望の敏感なところを探す。 「んっ、くちゅ……むふ、ふぉふぉ?」 「あう、そ、こは……っ!」 一際大きく反応する場所を見つけた智は、舌の先でチロチロとそこを細かく刺激する。望は思わず腰を引こうとするが、椅子の背もたれが邪魔でそれも叶わない。 弱点を見つけたのをいいことに、智はその場所を徹底的に責め始めた。舌を転がす度にビクビクと震えるペニスに興奮しているのか、空いた左手で自分のクリトリスをいじっている。 制服姿の少女が自慰をしながら自分のペニスを咥えている。そんな刺激的すぎるシチュエーションに、望の我慢はあっさりと陥落してしまった。 「で、出ますっ!」 「んっ!? かふぅ、うっ……」 ペニスが一際大きく脈動し、精液を智の口内に放つ。彼女は目を細めてそれを飲みこんでいたが、あまりの量に飲みきれなかった精液が口の端からこぼれていた。 「ん、くぅ……凄い量。それに味も……精力も、魔力もいっぱいで蕩けちゃいそう……」 呟きながら、智は口元に零れた精液を妖艶な舌使いで舐めとる。その表情はとても望が把握している教え子の歳のものとは思えなかった。 望の股間に顔を埋めたまま、じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てて尿道に残った精液を吸い出そうとする。だが、その刺激はペニスを再び大きくさせる役目しか持たなかった。 「うふふ。まだまだ楽しめそうですね」 咎めるような口振りだが、それとは裏腹に智の表情は淫欲に捕われたサキュバスのものでしかなかった。一度望の股間から離れると、彼女は彼に背を向けて机に手をついた。
「では、次はこちらに……」 背中越しに視線を送りながら、下着を膝までずり下ろす。透明な滴が智の太腿を伝って下に落ちていった。 そんな扇情的な誘いを見せつけられて、催眠状態の望が耐えられるはずがない。智を机に押しつけるように覆いかぶさると、一息にペニスを彼女の膣内に突き入れた。 「ぐ……!」 「ん、はぁっ……最初からスゴい……!」 智のことは全く考えず、ただ己の肉欲を満たすためだけにペニスを突き入れる。そんな激しい責めを、智は苦しむどころが嬌声を上げて受け入れていた。 ペニスを押し込めば柔肉が奥へ奥へと誘おうとし、引き出せば名残惜しむかのように無数の襞が絡みつく。二つの動作を繰り返すだけで、途方も無い快感を容易に得ることができた。 「はあっ、はあっ……!」 「ひあうっ、はぁ、いい、すごいのぉ!」 狂ったように腰を振り続ける教師と、その責めに歓喜の声を上げる女生徒。二人の興奮は腰を打ちつける度に響く水音と共に、最高潮に達そうとしていた。 「ああ、イキそう……ですかっ? 存分に、ひぅっ、私のナカに……」 望の腰の動きが一層激しくなる。頭を机に押し付けられながら智は膣内射精を求めた。 「う、ぐあうっ!」 それに応じたのか、それとも本能に振り回されているだけなのか、とにかく望は最奥に突き入れると、そこに精液を解き放った。 「あっ、ああっ―――!!」 子宮口を抉られ同時に精液を流し込まれる快感に、智の体も絶頂を迎える。複雑に蠢く襞が、尿道の最後の一滴まで精液を搾り取っていった。
暫くそうして絶頂の余韻に浸っていた二人だったが、望のほうが先に机にもたれかかる智の背に覆いかぶさった。 「はっ……はあ……はあ……」 めちゃくちゃに腰を動かしたせいで望は疲労困憊だった。もしこれがベッドの上での普通のセックスだったら、そのまま眠りこんでいただろう。 「あら、まだまだイケますよね?」 だが、智が視線を送ると望のペニスは強制的に勃起させられた。彼に掛けられた催眠術はまだ解かれない。解かれるのは、彼女が満足した時か彼が倒れる時だけだ。 「はい……もう、一度ぉ……っ!」 こうなれば望としてはまた腰を振り始めるしかない。再びペニスを突き入れると、それを待っていた智も歓喜の声を上げた。 「はぁっ……その調子、です……あんっ!」 二人の交合は、まだまだ終わる様子を見せなかった。 ☆ ☆ ☆ 夜の職員室。生徒たちはとっくに寮に戻り、残っているのは仕事の残った職員だけだ。その中に、机に突っ伏している教師がいた。2年A組の担任、船坂だ。 その隣の机にフラフラと近づいて、倒れ込むように座った教師がいた。ようやく智から解放された望だった。 「船坂さん……大丈夫ですか……?」 どうみても大丈夫そうじゃない精気の抜けた顔で、望が問いかける。 「うー……筋肉が、筋肉が襲ってくる……」 だが船坂はうわ言を呟くだけで返事を返すことはなかった。 「あら、二人揃ってどうしたの?」 そこに声をかけたのは、B組担任のティスだった。彼女は特にくたびれた様子も無く元気そうに歩いている。 「色々ありまして……」 「ああ、色々あって、くたびれちまってな……」 「へぇ」 疲れ果てた二人は気付かなかったが、そんな彼らの様子を見てティスは面白がるような笑みを浮かべていた。 「ところでお二人さん。もしまだ溜まってたら、続きは私がシてあげるけどぉ?」 「お断りします!」 「殺す気か!」 その一瞬だけは元気になって、望と船坂はティスの誘いを全力で断った。 ☆ ☆ ☆ 以上です。投稿を一時中断して申し訳ありませんでした。 しばらくこちらで定期的に書かせていただくことになるかもしれませんので、よろしくお願いします。
一番槍GJ!
さっきゅんかぁいい。 GJです。
おお、ようやく見に来たら長編が。 連載作品の少ないスレでもありますので、続きを強く期待しております。
原稿用紙5000枚クラスの大作がそろそろ来るな・・・俺にはわかる・・・
5000枚はヤバイだろww 500枚ぐらいならいけんじゃね?
この板で1レスに目一杯詰め込むと…70×60で420字か? 1レスで原稿用紙1.05枚だから、5000枚だと4762レス。 5スレ乗っ取る計算になるか…
おい、計算派手に間違ってるぞw
ちっ、だまっていれば挑戦者が出てくれたかも知れないのに…
私淫魔だけど素で掛け算間違えたのを言い訳しちゃう男の人って・・・
淫魔なら結婚してくれ
「貴様の願い聞き届けた!」
ボンッ! と煙が上がったかと思うと、
>>200 の前にパンツ一丁の巨漢が出現した。
「あの…どちら様で?」
いぶかる
>>200 に、巨漢はにっこり笑って答えた。
「何を言う。そなたに結婚を申し込まれた者に決まっておろう」
「何ですと?」
巨漢は、鋼のごとき大胸筋に覆われた胸を張り、岩を削りだしたような拳を腰に当てて呵々大笑した。
「淫魔とは言ったが、サキュバスと言った覚えはない!!」
むしろ淫魔ってサキュバスとインキュバスで性別チェンジできる気がする どっちも味わえて弐度おいしいみたいな
両方味わえて得する性癖の人間なんてそうそういないだろw
つまりサキュに搾り取られた後、インキュバスに変じた淫魔が アーッ!な感じで再度注ぎ込むような「ひと液で二度美味しい」 プレイをお望みか……なんと高レベルな…
俺もサキュバスのお嫁さんがほしいよ。 で,毎日夫婦の共同作業をらぶらぶ強制されたい。
うちの知り合いにに両刀がいるらしいからそれなら
>>204 でもいけんじゃね?
サキュとインキュの双子に前から後ろから搾られ責められ…
>>207 それ、なんていうダークネスイリュージョン?
ショタ系インキュのをサキュに突っ込んで、インキュのお尻と サキュのお尻に交互に突っ込む
サキュバスにたっぷりと男成分を搾り取られた後はおっぱいを飲まされて淫魔の成分を注入。 女体化させられてインキュバスから搾り出された自分の精を注ぎ込まれて男体化。 そんな無限ループ。
すごくご褒美です
交わるうちに互いの体液が混ざって少しずつ均一化していき… ……数日後にはふたなりの淫魔が二匹…
どちらも無い 何も無いってほうが魔族らしかろうに
>>177 の続きです。トリップをつけてみました。抽出、NG設定、その他もろもろにどうぞ。
エロ部分は★からですが、今回は前置き短めなのですぐに始まりますのでご安心を。
あと原稿用紙5000枚は死ねます、流石に。
☆ ☆ ☆
「羽止さん。少し話があります」
「はい、なんでしょうか?」
始業式が終わって一週間後。進級後のバタバタした時間は終わり、クラスでは通常の授業が始まっていた。
明日の授業の準備を終えた望は帰ろうとしていたところなのだが、教頭に呼ばれてその手を止めた。
「部活の顧問をやってみる気はありませんか?」
「部活ですか。どこの部ですか?」
「……茶道部です」
「えっ」
思わず聞き返してしまうのも無理はない。彼は茶道のサの字も知らない男だ。それがなぜ急に茶道部なのだろうか。
「部長から直々に貴方にご指名がありまして……」
そう言う教頭の顔はどこか苦々しげだ。何か不都合なことでもあるのだろうか。だが、向こうからわざわざ名指しで呼ばれたのに無視するわけにもいかない。
「うーん、それじゃ今度、部長さんに話だけでも聞いてみますね」
「申し訳ありません」
教頭が珍しく頭を下げた。この学園に来てからそんな彼女を見たことがなかった望は少しうろたえてしまうほど驚いていた。
「そ、それじゃあお先に失礼しますね」
内心の驚きを悟られないようにさっさと鞄を手に取ると、束ねた長髪を揺らしてさっさと部屋を出ていく望であった。
☆ ☆ ☆
望の住んでいるアパートは、佐久蓮学園から歩いて10分ほどのところにある。
今日もいつもの道を通って、望は我が家へと歩を進める。帰り道で彼が考えることはその日の授業と生徒たちの様子だった。
担任になって一週間が経ったが、彼が見る限りクラスの雰囲気は良好だ。一年の時のクラスがそのまま繰り上がったそうで、お陰で生徒たちは最初から気心の知れた仲だった。
問題は、初めてこの学園に来た時に出会った香奈と、学校を案内してくれた智が事あるごとに襲い掛かってくることだ。教師として許されないことなのに、二人はそんな倫理感を無視して望を押し倒す。
同意があればそれでいい、と考えられるほど融通は利かない。ここ最近は、あの二人の奔放さをなんとかして止めようと考えるばかりだった。
「はぁ……」
だが、考えても考えてもため息しか出てこない。
とぼとぼと歩いて望は角を曲がる。そういえば、きっかけは角を曲がったら香奈とぶつかったからだったか。一昔前のマンガによくあるパターンだが、今回は始まる物語が間違ってるような気もする。
「気もするというか、絶対に間違ってますよねこれ!?」
叫んだ望の視界が真っ白になった。
バン、という音がして体が宙を舞う感覚を覚える。轢かれたとわかる前に、望の意識は既に途切れていた。
★ ★ ★
柔らかいものが上に乗っている。朦朧とした意識の中でまずそれがわかった。目覚めたくても目覚められない夢の中で、望はただただ快楽を与えられ続けていた。
誰かを抱いているのか、それとも抱かれているのか。溶けあって一つになったら、こんな感覚が得られるのだろうか。そんな、現実が溶けて消える快楽の中で、望はいつの間にか射精していた。
絶頂を過ぎると少しも頭は回ってくる。自分が目を瞑っていることに気付いた望はゆっくりと目を開けた。
路地の隙間の細い夜空で星が瞬いている。そして、仰向けになって夜空を眺める望の視界の端には、誰のものか分からない金色の髪の毛が入りこんでいた。
と、その髪が動き始める。自分の上から起き上がった金髪の少女と目が合った。そこにきて初めて望は、自分が少女にのしかかられているということに気付いた。 「……あ」 望が目を覚ましたことに気付いた少女の顔は、やってしまった、といった表情を作る。彼女の顔に望は見覚えが合った。 「本田美琴(ほんだみこと)さん?」 始業初日に必死になって覚えた生徒の顔の中に、彼女の顔があったことを望は覚えていた。たしか、さっさと教室を出ていってそのまま帰ってこなかった不良少女だ。 しかし、あの時と美琴と今とでは決定的な違いが一つある。それは、彼女の背中から大きなコウモリの翼が生えていることだった。 「なんだよ、あたしの翼になんかついてるのかい?」 「いや、あの、ついてるのはむしろ翼……」 「はぁ? サキュバスに翼がついてるのは当たり前だろ?」 「えっ」 なんか、とんでもない爆弾発言が出た気がする。思わず望は聞き返していた。 「ほ、本田さん……サキュバスだったんですかっ!?」 「当たり前だろ。それ以外の何に見えるんだ?」 サキュバス。男の精気を糧として生きる魔界の一種族だ。望もその存在は知っていたがこうして出遭うのは初めてだ。 だが、彼女たちはその素性を隠して人間界で生きているのではなかったのだろうか。 「あの、そういうことってあんまり言わないものじゃ」 「は? 何言ってんだ?」 その後に出てきた彼女の言葉に、望は人生で一番驚かされる羽目になった。 「サキュバスの学校の教師だろ、お前」 呆れた様子で美琴が言った瞬間、望の時が凍りついた。 「……ええぇ、むぐっ!?」 「バカ、騒ぐんじゃねえ!」 数秒後、我を取り戻した望は心の底から驚きの声を上げようとした。しかしそれは慌てて口を塞いだ美琴によって阻まれた。 「服着てないんだから、誰かに見つかると面倒なんだよ……っ!」 そこで初めて美琴が服を着ていないことに気付いた。ついでに、自分が服を着ていないことにも、そして自分のペニスが美琴に挿入されて騎乗位の体勢になっていることにもだ。 「み、美琴さん、なんで……」 「なんだよ、サキュバスの食事に文句があるのかい?」 驚くしかない望の顔を、美琴はニヤけ顔で上から覗き込む。どうやら、自分が優位ということに気付いたらしい。 「一発ヤッたら放してやろうと思ったが、やっぱ寝てる奴を犯すんじゃ物足りないしなぁ」 「何を……うあっ!?」 望の問いが呻き声で潰された。美琴が腰を上下に振り始めると、膣内のペニスが擦り上げられる。それは快感となって望を責め立てはじめた。 「あうっ、みこっ、やめっ!」 「とかいいながら、ココはビンビンじゃねーか、え?」 強く締め上げてくる美琴の柔肉は、むしゃぶりつくかのようにペニスに絡みついてくる。望は美琴を押し退けようとするが、上に乗っている美琴の方が力は上だった。 「ああ、コレだコレ。こういうのがいいんだよ」 抵抗する望を抑えつけている美琴は、本当に楽しそうだった。どうやら男を言いなりにさせて悦に浸る性格らしい。 もちろん、それに付き合わされる望はたまったものではない。身動きは取れないし、射精もできないしで散々だった。 「ひゃっ、ああっ!」 「こんな凶悪なモノつけて、はぁっ、女みたいな顔してベソかきやがって!」 騎乗位で望を犯す美琴の頬が紅潮している。望が眠っている間では達せなかったので、今になってようやく体が昂っていた。 もっとも望はとっくに達しているほどの快感を受けているのだが。
「ああっ、いいっ! イク、イッちゃうっ!」 「あぐっ……もう……」 ぐちゃぐちゃと好き放題に体の中を掻き回させて嬌声を上げる。絶頂が近づくにつれて締まりは強く、より複雑になり望を苦しめる。 「く、ああっ……!」 そしてとうとう美琴が絶頂に登りつめた。折れんばかりに背中を反らせて、最高調の快感を放心状態で味わう。 「が、ぐ……ッ!?」 美琴が意識をやったせいで膣の締め付けが緩む。その瞬間、解放された望のペニスが勢いよく精液を吐き出した。 普通ではありえない量の精液を膣内にぶちまけるありえない快楽に、望はうっすらと恐怖すら覚えていた。どくどくと尿道を精液が流れる音が頭の中にまで響く。 「んあ……出し過ぎだぞ、オマエ」 繋がった場所から漏れだす精液を見ながら、美琴はとろけきった顔で呟いた。激しすぎる絶頂を迎えた望はただただぼうっとしていて、返事もできない。 しばらくの間、二人ともそうして余韻に浸っていたが、先に美琴の方が動いた。 「さーて。そろそろ帰るか。傷も塞がったろ?」 「……傷?」 「覚えてないのかよ、ホラ」 なんのことだか分からない望に、美琴は彼のYシャツを投げ渡す。それはべっとりと赤黒い血に染まっていた。 「……ええぇぇぇ!?」 いきなりそんなものを渡されてあたふたする望。その姿を、美琴はバツが悪そうな顔で見ていた。 「いやー、轢いちまったから回復魔法で治してやってたんだが……やっぱ我慢できなかったんだよなぁ」 さらりと恐ろしいことを言う。どうやら望はさっきまで死にかけていたのに、その上で犯されていたようだ。 「まー、よくやってることだし、失敗したことも今までないから安心してくれよ」 「できませんよ!」 思わずツッコミを入れた望だったが、美琴はさらりと無視するとネックレスを取り出した。 「あと、これも返しておくよ」 「あれ、いつの間に……」 「倒れてる時に決まってるだろ。ったく、こいつのせいで最初は手当ても出来なかったんだからな」 香奈から話を聞いておいて正解だったぜ、などとボヤキながら、美琴は路地の何も無い空間に『触れた』。 その瞬間、水彩絵の具が水に溶けるかのように空間が歪み、そこから一台のバイクが姿を現した。彼女は慣れた手つきでキーを回し、エンジンをかけるとそれに跨った。 「ちゅ、中学生でバイクですか……」 「なんだよ、こんな時でも先生ヅラか? こいつはあたしの魂だかんな、やめねーぞ」 「いや、そうじゃなくて……」 「んじゃ、おやすみー!」 望の声はバイクのエンジン音にかき消された。排気ガスを彼に吹きかけて、美琴は颯爽と夜の街に消える。後には、血まみれのYシャツを握りしめた望が残るだけだった。 ☆ ☆ ☆
「おはよー」
「うーっす」
翌朝。まだ先生の来ない教室に美琴がやってきた。席に座ると、隣の亜麻色の髪の少女、香奈に話しかける。
「今日の授業ってなんだっけ」
「体育、社会、音楽、国語、英語、総合、だったっけ」
「だりぃ……三時間目で帰ろっかなー」
窓の外を眺めながら、退屈そうにぼやく。そこに望がやってきた。
「あ、みこ……ゲフン。本田さん、ちょっといいですか?」
「あんだよ」
「いや、バイクのことなんですけどね」
やはりその話か、と美琴はうんざりした。去年からハマって乗りまわしているバイクだが、先生たちが何かと文句を言ってくる。望に言われようとやめるつもりはサラサラなかった。
これから始まるであろう説教を聞き流そうと準備を固める美琴の前に、一個のヘルメットが差し出された。黒いヘルメットで、セットでついているゴーグルの縁が光を受けて鈍く光っていた。
「ヘルメットぐらいは被ったほうがいいと思うんですよ」
「……は?」
肩すかしを食らった美琴が間抜けな声を上げた。
「ほら、昨日は僕が一方的に轢かれたからよかったですけど、接触事故ってバイクの方も転んだら危ないじゃないですか。
そういう万が一の時のためにヘルメットぐらいはあった方がいいと思うんですよね。
あ、これのデザインはロンドンのとあるデザイナーのなんですけどね、僕が学生時代の時……」
「ちょ、ちょっと先生?」
なんか長々と語り出した望を、思わず美琴が止める。ひょっとして昨日頭でも打ったのか、そんな心配が頭の中に湧いてきた。
一方、話を止められた望は一旦咳払いすると、改めて満面の笑顔で聞いた。
「それで、どうしますか?」
「う……」
笑顔が痛い。多分、これで受け取らなかったらこの先生もバイクに乗るなと言い出すだろう。
「……分かったよ。貰ってやる」
それなら大人しく被った方がいい。そう思った美琴はしぶしぶヘルメットを受け取った。その隣で、事を静かに見守っていた香奈がニヤニヤと笑っていた。
「はい、それじゃホームルームを始めますよー」
望が教卓に立つと、日直が号令をかけて生徒たちが挨拶をする。こうして今日も、佐久蓮学園の一日が始まった。
☆ ☆ ☆
以上です。今回は
>>57 氏の・バイクで教師に突っ込んで倒れた、というか轢いた後から逆レイプする でした。
ヨハネスブルグだw
>>218 乙ですゾイ。
以下暇潰し妄想。
幼なじみの女の子にフラれた少年の前に、窓から【幼なじみの女の子にそっくりな誰か】が現れる。
長い間想い続けていた相手を見間違うこともなく、少年はそれを幼なじみではないと看破、正体を言えと詰め寄る。
幼なじみの少女にそっくりだったソレは、世に言う夢魔、淫魔だと言う。
そして、少年が一番心に強く想う者の姿に化けてきたことも明かした。
本来の姿に戻った夢魔を見て、少年は一瞬にして心を奪われる。
そのまま夢魔に誘われるままに、少年は夢魔と性行を始める。
一方、自身がフッた少年が気掛かりになった少女は少年の家を訪れ、夢魔と少年の性行を目の当たりにして・・・・
みたいな妄想。
>>220 SO RE DA
サンクトペテルブルグじゃないところまでは思い出せたんだがな
>>221 そこまで書いたんだ、無論仕上げてくれるよな? な?
225 :
221 :2011/05/05(木) 00:03:55.59 ID:u6Hzg1Sy
>>221 の設定で軽く書いてみたんで投下しますよっと。
ちなみにエロは無しです。
226 :
221 :2011/05/05(木) 00:04:49.09 ID:u6Hzg1Sy
とある町のありふれた一軒家。 本来は夫婦に長男一人が暮らすその場所に、今は長男の少年一人のみが生活している――父親が長期の出張で家を出て、母親がそれに付き従う形で一緒に出たからだ。 少年の父親は所謂エリートではなかったが、しかし一流企業で真面目に働いていたし、一人暮らしを強いられる少年に生活費としては充分なぐらいの金額が仕送りとして毎月振り込まれていた。 少年には幼なじみの少女がいた。 最近良くいる髪を不必要に染めたり、やれブランドや、やれコスメティックやらというようなタイプではない、物静かで優しく、穏やかな少女である。 腰まで届かんとばかりに伸ばした黒髪の艶やかさは、彼女と会う度に少年を見惚れさせるほどに美しく、また彼女の性格や付き合いの長さもあって、少年は彼女に恋をしていた――あくまでしていたのだ。 恋が恋で無くなったのは、数時間前のことである。 春先の連休前に関係の進展を望んだ少年は、幼なじみの少女の家まで行き、メールや手紙や電話などではなく、はっきりと肉声で愛を告白して、そしてキッチリとフラれたのである。 少年は、まず泣いた。 ラッキーなことに一人暮らしである。 寂しさに耐えながら出来合いの夕食を食べ、何をするでもなくベッドに寝転び、ただ日課として風呂に入り、パジャマでまたベッドに寝転び、そこで涙腺が決壊した。
227 :
221 :2011/05/05(木) 00:05:30.47 ID:u6Hzg1Sy
枕が涙を吸って黒くなり、一人暮らしゆえの孤独と長年の恋が敗れた痛みが更に追い撃ちをかけんとばかりに彼の胸を締め付け、更に涙を流す。 5分、10分・・・・ はっきりとは解らないが、少年はふと違和感を感じた。 コツコツ、となるはずのない窓からの音。 みっともないと思いながら、涙でぐしゃぐしゃに崩れた顔のまま少年は窓を開けた。 「――――ぇ」 少年は思わず息を呑んだ。 開け放った窓から、幼なじみの少女の姿が見えた。 確かにベランダはあるし、幼なじみの少女の部屋からベランダ伝いに訪れることも出来る構築ではあるが。 彼女がこんなことをしたのは、長年の付き合いの中でも初めてであった。 「ど、どうし・・・・・!?」 理由を尋ねようと少年は少女に一歩踏み出し、そこで気付いた。 これは、幼なじみの少女ではない。 確かに姿形は酷似しているし、付き合いの短い者が見たら騙されるであろう。 しかし違うのだ。 理由は解らないし、説明も出来なかったが、コレは彼女ではないと少年ははっきりと知覚出来た。
228 :
221 :2011/05/05(木) 00:06:07.98 ID:TcE8XzSG
少年が正体に気付いたことに、『少女』は思わず感嘆の声をあげた。 彼の想い人に寸分違わずに化けたはずなのに、それでも偽物と見抜いた少年に。 正体を見抜いた者に対する敬意の証として彼女は姿を現すことにした。 「初めてよ、私の完璧なコピーを見抜いた男は」 「ふ・・・・ふわぁ・・」 少年は思わず目を細めた。 赤いポニーテールと、少し鋭い眼差し、胸と股間を覆い隠す薄布、深紅の翼、可愛らしい尻尾。 はちきれそうな胸は薄布越しにもボリューム感が見て取れる。 「どうかしら。夢魔の一族、サキュバスお姉さんの正体は?」 「すごく綺麗です・・・」 「あなたの幼なじみと比べたら、どちらのほうが綺麗かしら?」 「そりゃあ、お姉さんのほうですよ」 「ふふ、アリガトね♪」 少年の言葉に、サキュバスは心が躍った。 彼女は何百年も年月を夢魔として過ごし、獲物の想い人の姿で精を搾取してきた。 しかし、無論ながら愛の言葉も恋の熱情も、彼女ではなく、想い人に向けたものしかぶつけられはしなかったから。 少年の純粋な称賛の言葉に、サキュバスは胸をときめかせた。
229 :
221 :2011/05/05(木) 00:06:47.62 ID:u6Hzg1Sy
「それで、私が姿を借りていたあの娘と何かあったの?」 サキュバスは我が物顔で少年の匂いの染み付いたベッドに横たわりながら、笑った。 気軽に言ってはいるが、濃厚な雄の匂いが鼻から身体全体へと伝わり、そのエロティックな身体が興奮していることを痛感する。 「ずっと好きだったんですが、今日フラれちゃったんです。家が隣だし、しばらくは顔も合わせられないなって。バカをやっちゃったと思います」 「バカなことじゃないわ?」 少年の寂しげな声に、サキュバスは身体を起こして微笑んだ。 刹那、少年の身体が甘い香りに包まれる。 ふわふわとマシュマロみたいに柔らかいサキュバスの胸が、二の腕が、柔肌が、少年の成長期の身体を優しく抱きしめた。 「愛を告白する。すごく難しくて、怖くて、勇気がないと出来ないことよ?」 「でも、結局フラれちゃったんですから、仕方ないですよ」 「違うわ、それは違う。貴方は確かにフラれたかも知れない。けれど、告白するだけの勇気と情熱、そして想いの強さを持っているということなのよ?」 サキュバスが、いっそう強く少年を抱きしめる。 「その情熱、想い、辛さ、悲しさ、全部私にぶつけて?好きにしていい――奴隷にしたいなら、私を奴隷にしてもいい。貴方のその真っ直ぐで優しくて強い想いを、私にぶつけて?」 少年は、何も言わなかった。 ただ、その眼からは熱い涙が溢れていた。 サキュバスは少年の涙を、一滴だけ指で掬って飲み干した。 そして、優しく少年の唇を奪った。
230 :
221 :2011/05/05(木) 00:07:39.44 ID:u6Hzg1Sy
今回はこんな感じで。 基本グダグダとなりますので、続きはまた考えておきます。 ついでにあげ。
わお これは楽しみだ 続き続きー
保管庫が機能してないんだが 誰かログ持ってたらうpしてくれませんか?
これは続きにwktkせざるを得ない わっふるわっふる ときに人外スレにもサキュバスのSSが来てるね あんまりそれっぽくないが
234 :
221 :2011/05/06(金) 19:35:07.11 ID:URXjnRsP
>>221 です。
>>229 の続きが出来たので投下しますねっと。
まだエロ分はそんなにありません。
微エロ程度になります。
235 :
221 :2011/05/06(金) 19:35:49.42 ID:URXjnRsP
少年の唇は予想以上に柔らかく、少年の唾液は予想以上に甘く、そして少年に抱きしめられることは予想以上に気持ちよかった。 サキュバスは、少年を抱きしめ、少年に抱きしめられながら、二人でベッドに横たわっているだけで、不思議な満足感を覚えつつあった。 これが愛なのか、母性なのかと考える間もなく、本能が少年とのキスを求め、唇を触れ合わせる。 音もない、ただ二人の唾液の入り混じる水音と、それをどちらかが飲み下す音だけが部屋にはあり、そしてその音が二人の興奮をより一層高めてくれた。 キスが十回を超えたくらいの時に、サキュバスは薄布を脱ぎ去った。 ただ秘部や胸をかくしていた程度のものが、酷く鬱陶しく感じられたから。 少年も寝巻を脱ぎ去った。 どちらかが言ったわけではない。 ただ抱きしめ合うだけでさえ、二人の間に余計なものは必要なかったから。 少年が赤ん坊のようにサキュバスの胸を啄み、甘く噛み、舐め、吸いはじめて、ようやくサキュバスは気付いた。 ―――あぁ、そうか、と。 私はこの少年を獲物に選んだつもりだったのに、どうやら本気で彼を想いつつあるのだ、と。 本来はタブーであるのに、それさえ忘れて彼に身を委ねていたいと思い始める自分が、以前なら滑稽だと自らを嘲笑していたはずの自分を、限りなく愛おしく思いつつあることを、サキュバスは理解し、受け入れていた。
236 :
221 :2011/05/06(金) 19:38:58.32 ID:URXjnRsP
さて、ここで少年とサキュバスの二人と違う、もう一人。 少年をフッた少女が、動きはじめた。 夕方から悩みつづけていた彼女は、隣の家、少年の部屋の余りの静けさを不気味に感じていた。 悩みの理由は、無論少年の告白を断ったこと。 不気味に感じるものは、幼なじみとして長年彼と連れ添った者のカンである。 幼なじみの少年は、昔から辛いことや悲しいことがあっても包み隠し、一人で抱え込むクセがあった。 ならば、今回もきっとそうだと彼女のカンが告げていた。 にも関わらず、怖いのは。 もしも彼が自分以外の誰かを想うようになったら、というIFが有り得るから。 ずっとずっと二人は変わらず並んで歩けると、そう信じていたからこそ、変わらぬために彼の告白までも断ったのに。 「・・・・もう、寝てるのかな?」 薄明かりしか見えぬ幼なじみの部屋に、ベランダ伝いに行きたい。 幼なじみのまま、一番近い間柄のままやって行けるよねと、それだけを伝えようと自分に言い聞かせて。 そして少女は目の当たりにする。 全裸の男女・・片方は、見違うこともない、幼なじみの少年。 二人が、互いをぎゅうっと抱きしめ合う光景を、見てしまう。 最初に感じたのは驚き。 次に、嫉妬。 最後に胸が締め付けられるほどの切なさ。 幾つもの感情が胸の中でないまぜになるまま、少女は自分の部屋に帰り、そして涙を溢れさせた。 自らの選択が過ちだったことを、人はいつも後にならなければ知ることはない。 それは、彼女も同じ。 後々よりの悔い――後悔だけが、少女の誤った選択の未来に残ってしまったことを、彼女はようやくにして知りえたのだった。
237 :
221 :2011/05/06(金) 19:39:47.41 ID:URXjnRsP
サキュバスは、トロトロに蕩けた顔で少年の頭を撫でていた。 彼女は未だに処女なのだが、きっと子を産んだらこうなるのだろうと考えるだけで、頬が緩み、にやけてしまう。 そのトロ顔の一方、今しがた少年の幼なじみが自分と少年の睦みあいを見て逃げ出したことに、密かな優越感を感じてもいた。 告白した舌の根も乾かぬうちに別の女と、と少女は思うかも知れないが、それは間違いなのだ。 彼女が少年をフッた時点で、二人の関係は赤の他人、よくてお隣さん程度になる。 それは彼女が選んだ択の結果なのだから。 ゲームやマンガのように、「友達でいたい」や「でもやっぱり」みたいな都合のいい話はないし、リセットもない。 「・・・お姉さん?」 「あ、ごめんね?ちょっと気持ち良すぎてぼうっとしちゃったみたい」 ふと顔を上げた少年に、サキュバスはトロ顔のまま応える。 胸に刺激を与えつづけられただけでなく、母性まで感じさせてくれた少年に、サキュバスは何よりのプレゼントをあげようと、そう決めた。 「キミが私を大事にしてくれるのなら、私はサキュバスでない、人間になってキミの恋人になってあげるわ。どうかしら?」 それは、全てのサキュバスにとって最大の愛情表現。 サキュバスとしての恒久の生と卓越した性技、身体能力、精気のみで生きられる身体を捨てるという覚悟と決意を現す魔法の言葉だった。
238 :
221 :2011/05/06(金) 19:40:37.81 ID:URXjnRsP
サキュバスの言葉に、少年はキスを返す。 サキュバスが主導してばかりだったのに、少年自らが彼女の唇を求めてくれた。 それは、何よりも雄弁で、何よりも優しい答。 「ずっと、そばにいてください。もうフラれるのはたくさんですから」 「・・仕方のない甘えん坊ね、もうっ♪」 サキュバスは少年の唇をまた奪い、今度は離すまいと強く強く抱きしめる。 少年はサキュバスを抱き返し、彼女の舌に自分の舌を絡める。 数多の男の夢の中を渡ってきた彼女が、たった一人の少年に落とされて。 しかしそれは、決して不快なものではなかった。 「フフ、さぁ、来て・・・・♪」 サキュバスは四つん這いになって、自分の秘部を指で開いて見せる。 豊満な胸が布団に押し付けられて潰れる様が、なんとも艶やかで。 少年の未だ皮の剥けていない勃起が、更に熱を帯びて。 少年は、サキュバスの熟れた桃のような尻たぶを掴んだ。
239 :
221 :2011/05/06(金) 19:41:17.77 ID:URXjnRsP
今回はここまでになります。 遅筆に色気のない分、誠に申し訳ない・・
>>239 純愛系ですなぁ。
でも自分的には、恋人にはなっても人間にはならなくて良いかもw
>>241 んー・・・
自分でも結構考えたのですが、サキュバスと人間の関係のままだと、寿命とか生活のかたちなどで色々と不都合が生じると思いまして。
結果、「サキュバスは一定の条件を満たした時にサキュバスではなく人間になってしまう」という設定を取り入れてみました。
>>242 ごもっとも。
次を心待ちにしております。
244 :
221 :2011/05/06(金) 23:21:26.83 ID:URXjnRsP
ひゃっほい、
>>238 の続きが出来たので投下しますね。
なおむろんですが微エロ程度になってしまっています。申し訳ない。
245 :
221 :2011/05/06(金) 23:22:02.79 ID:URXjnRsP
サキュバスの未だに誰にも許したことのないヴァギナに、少しずつ、恐る恐るに、少年の勃起が入り込んで行く。 キュウキュウとうごめき、勃起に絡み付く膣内の感覚に、少年は甲高い声をあげる。 サキュバスのほうも、幾ら夢の中や妄想の中で犯され、辱められたとは言え、実質的には初体験の処女なのだ、リアルな感覚に慣れはしていない。 熱された鉄の棒をゆっくりと押し込まれるような感覚が、これほど恐ろしいなどと思いもしなかった。 その一方、処女を散らした後は少年に目茶苦茶に――そう、まるで雌奴隷のように乱暴されるのではないかと、はしたない願いを抱いているのも事実。 「・・・・ぁ」 ミチ、ミチ、と自身の処女膜が悲鳴をあげるのを、サキュバスは知覚した。 だが知覚はしたが、覚悟が出来ているわけではない。 次の瞬間、脳が焼き切れそうな程の激痛がサキュバスの下半身を襲った。 「――――――――っっっっっ!!」 息を吸えない。 悲鳴をあげようと口は開くのに、肝心の悲鳴は出ずに、口をぱくぱくとするしか出来ない。 「あっ、あっ、あっ、出ます、射精しちゃいますよ、お姉さん〜〜っ!」 待って、と。 たったそれだけの言葉さえ紡げず、サキュバスのヴァギナに、少年の濃厚な童貞精液がビュルビュルと注ぎ込まれる。
246 :
221 :2011/05/06(金) 23:22:39.59 ID:URXjnRsP
サキュバスは、自分のヴァギナから、鮮血の紅と濁った白の混じった色の液体が流れ出すのを、虚ろな意識の片隅で見ていた。 灼熱の如き勃起は既に引き抜かれ、少年はサキュバスのことを気遣うように彼女の髪を優しく撫でてくれる。 「あ・・はぁ・・」 「ごめんなさい、一人だけで気持ち良くなっちゃって」 「ふふ・・・いいのよ?サキュバスとしての基本、男の精を搾り取ることが、私にもまだ出来たんだものね」 その代わり、サキュバスとしての最大の禁忌を犯しはしたのだが。 彼女に後悔などあろうはずがない。 みるみるうちに彼女の小さな羽と愛らしかった尻尾は失われ、そこには一人の美女と、彼女の処女を与えられた少年のみが残っている。 「サキュバスは、人の夢に現れ、淫夢を見せて、射精させるのが生業。そしてその精を呑むことで、サキュバスは栄養を得る」 未だに苦痛は残るが、しかしヴァギナを貫く勃起に与えられた微かな快楽の記憶も、またサキュバスには残っている。 その微かな快楽があれば、彼女は苦痛に堪えるなど容易い。 快楽を思い出すと、顔が笑んでしまうのは、彼女の性か。 その陶然とした笑顔のまま、サキュバスは語る。
247 :
221 :2011/05/06(金) 23:23:14.64 ID:URXjnRsP
「サキュバスは、生涯処女のままでいなければならない。それが、サキュバスがサキュバス足る所以になるから」 「だ、だけど!僕は、お姉さんの初めてをもらって・・・!」 「そう。私は禁忌を犯した。・・・そして、禁忌を犯したサキュバスは、サキュバスとしての生を奪われ、人に堕ちる」 サキュバスは、不安げな少年の頬を撫でてやる。 「人に堕ちたサキュバスは、人の六情の海に飲まれ、六情を知り、六情を覚えて、人としての寿命に追い掛けられ、やがて穏やかに死に到る―――あぁ、もう。だから、そんな深刻そうな顔をしないでってば」 「だって、お姉さんは死ななかったんでしょう?なのに、ぼくなんかのために・・・・っ」 嘘偽りのない、純粋な謝罪。 少年の幼さの濃く残る顔に伝う熱い雫が、サキュバスの心を鷲掴みにする。 処女を捧げた相手が、自らの恒久に近い命を捧げた相手が、こんなにも優しく純粋な少年なのだ。 「言ったでしょう?サキュバスは、恒久の命を持つって。それは裏返せば、愛する人と死別しても生きつづけ、やがて愛し合った記憶さえ色を失い、また別の快楽を求め続ける命なの」 「で、でも!死ぬより生きているほうがいいでしょう!?」 「私は、真っ平なのよ。身を捧げた相手がいるのなら、その愛に殉じたい。愛してもいない相手の欲望の糧になり、無為に生きるよりも、愛する人と短くても幸せな、愛に満ちた生を選ぶの」
248 :
221 :2011/05/06(金) 23:23:50.91 ID:URXjnRsP
そんな過ぎたことより、とサキュバスは艶やかな笑みを浮かべ、少年の耳元で囁いた。 「一回で終わりじゃないんでしょ?」 処女を失ってしまえば、後はあの悪夢のような激痛に耐える必要もない。 二人で獣のように激しく愛し合えるというものだ。 「お姉さんを孕ませてね?お姉さんのお腹もお尻も顔も胸も口も、ぜぇんぶ少年のための精液穴なんだからっ」 「お、おしり?」 サキュバスの声に、少年は困惑した。 純朴とは言い難いが、尻穴で交わることは、流石に知らなかったようだ。 「アナルセックスよ?・・なら、次はお姉さんがお尻の穴で気持ち良くしてあげるんだからっ♪」 「え、え、うわっ!?」 サキュバスの瞳が、好奇の色に濡れる。 今度は少年がベッドに寝かされ、サキュバスは少年にのしかかるようにして。 それだけで、少年のペニスはまた硬さを取り戻していく。 まだ処女膜が破れた痛みは残っているけれど、それよりも何よりも少年への想いばかりが強くなっていく。 「ね、少年。君の名前を教えて?」 「僕は、優也。やさしいなり、と書いて、優也。お姉さんの名前は?」 「リーシャ。イル=リーシャよ」 サキュバス・・リーシャにも、少年・・優也にも、もう言葉はいらなかった。 二人は互いの愛おしさの強さに身を任せ、愛し合いはじめた――夜が明けるまで、繰り返し、愛し合った。 それだけで、二人は通じ合えると、そう分かっていたから―――――。
249 :
221 :2011/05/06(金) 23:26:12.48 ID:URXjnRsP
本編はこれにて完結・・と言いたいのですが、後日談として、数年後の話の構想が少しだけありますので、そちらの投下を持って完結としたいと思います。 遅筆な上に冗長で申し訳ありませんが、もう少しお付き合い戴けると幸いです。 では今回はこれで失礼致します
GJ! サキュバスとらぶらぶちゅっちゅ・・・相反するようでむしろ相乗的爆発的に魅力が増すのはなぜなんだろう
251 :
221 :2011/05/07(土) 07:48:17.18 ID:tgV6kmby
>>221 です。
後日談が出来たので投下しますね。
なお半分眠りながら作ったため、誤字・脱字があるやも知れませんが、見つけた場合にはご指摘戴けると幸いです
252 :
221 :2011/05/07(土) 07:49:06.12 ID:tgV6kmby
リーシャと優也が出会い、一夜にして結ばれ、リーシャが人となった運命の日から、数年後の話である。 「旦那様、リーシャはどうしました?」 「今は食事を作ってくれていますよ」 シルバーのボブカットに、サキュバスの証である羽と尻尾を持つ妖艶な美女の声に、優也は微笑んで応える。 イルーネと名乗った彼女は、リーシャの実の母親だそうだ。 「リーシャとは、もうしばらくフェラとクンニだけしかしていないのでしょう?」 「そうですよ。さっきも言いましたが、リーシャさんの身体に障ると困りますから」 優也はそう言って、料理中のリーシャを想う。 二人が結ばれてより数年後、彼女は遂に子を授かった。 優也とリーシャは最初驚いたが、やがてその意味を理解し、生まれ来る命のために、セックスをどちらからともなく控えるようにしていたのだ。 最も、搾乳プレイのようなマニアックなプレイをやりたいとリーシャは望んだりしていたのだが。 「旦那様は優しいのね」 「サキュバスの人達には負けますよ」 優也が苦笑すると、イルーネも釣られて美顔を微笑み色に染める。
253 :
221 :2011/05/07(土) 07:50:01.70 ID:tgV6kmby
サキュバスが人となる時に、問題となるのが戸籍のことである。 サキュバスたちは、仲間が人になるたび、何人かで国を動かす偉い人の夢に襲撃し、快楽に堕とした後、架空の戸籍を作らせる。 最近は手間ゆえ、何年も前に作った架空の戸籍を使い、名前を変えて姿を変えて、同じものを使いまわしたりするようだが。 「それよりも。リーシャとしばらくヤッてないのなら、私の尻穴を使う?」 「ちょ、イルーネさん!?」 「ママ、ダメよ。・・ヤッてもいいけど、程々にしてよ?」 「ほら、リーシャもこう言っているわ」 穏やかだったイルーネの顔が、一瞬にしてサキュバスのそれになる。 リーシャは料理をしながら苦笑するばかりである。 リーシャの友人のサキュバスたちも、優也との初対面で彼にアナルセックスをさせてあげるとふざけふざけに言い、やがて優也の奴隷になることを望むほどにイカされまくっていたのだ。 きっとイルーネだってそうなる、とリーシャは笑いつづけた。 「それに、どうのこうのと言っても、もう勃起しているじゃない?ほら、私のアナルヴァージンをあげるわ」 「・・・リーシャさぁん・・」 「構わないわよ、優也さん。ママを『コワして』あげて?」 「・・・・解りました」 リーシャの悪戯な声に止めて貰うことを諦めたか、優也は全裸になったイルーネを押し倒し、リーシャとの性交でよく使うローションをイルーネの尻穴に注いだ。
254 :
221 :2011/05/07(土) 07:50:46.95 ID:tgV6kmby
「ひゃんっ!?」 「我慢してください。濡らさずに挿入すると、互いに気持ち良くなれないんです。痛いだけは嫌でしょう?」 「そ、そ・・だけど・・・・」 急に雰囲気の変わった優也に、イルーネは困惑を隠せない。 これは優也に堕とされたね、とリーシャは鍋の中のシチューをかきまぜながら思う。 そして、リーシャの予測通り。 1時間程の後、ベッドの上にはビクンビクンと痙攣し、尻穴から白濁をトロトロと吐き出すしか出来ない夢魔が出来ていた。 「リーシャさんは、僕が他のサキュバスの人とセックスするのが嫌じゃないんですか?他の人も人間になっちゃったりしたらどうするんです?」 イルーネを散々に凌辱した後、優也はリーシャの作ったシチューを食べながらそう言った。 「私は、元夢魔だからね。優也さんが私のことを一番に見ていてくれるなら、他の誰を犯して孕ませようと気にしないわ。特に今は子供がお腹にいるもの、私じゃ優也さんとセックス出来ないしね」 スプーンでシチューを少しずつ口に運びながら、リーシャは笑む。 普通なら向かい合って座るものだが、リーシャは優也の隣席がいいと言い、結果二人で並んで座っている。
255 :
221 :2011/05/07(土) 07:51:43.51 ID:tgV6kmby
優也も、リーシャも、自分のこんな幸せな姿を想像したこともなかった。 数年前に、優也が偶然幼なじみにフラれ、リーシャが偶然そのフラれた日に優也の元に訪れ、偶然優也の優しさに触れ、そして一夜で心と心を繋げ、愛にした。 全くもって偶然の多い愛だが、二人に不満はなかった。 なぜならば、今ここで二人が並んでいることこそが、二人にとって何よりも大事なことなのだから。 「ね、優也さん」 「ん?どうしましたリーシャさん」 「キス、して欲しいなって」 リーシャが顔を突き出すと、優也は何も言わずに彼女の唇を奪う。 普段よくやるディープキスではない、唇を触れ合わせるだけの、有り触れたキス。 それだけで、互いに幸せを実感出来るのだから。 「・・・あ、誰か来た」 二度、ドアホンがピンポンと来客を知らせると、優也は席を立って玄関へと向かう。 その背中を見ながら、リーシャは思う。 もしもあの出会いから今までが運命なのなら、きっとこの先も優也は多くのサキュバスと出会い、そして彼女たちを堕とすのだろう、と。 あんなに優しくて、そして激しい性交に耐えられる夢魔などいるわけがない。 リーシャもイルーネも堕ちたし、リーシャの友人の何人かも堕とされた。 もう、考えるのが面倒なぐらいにサキュバスは彼に弱いのだ。 「ふふ。大好きよ、私の、私たちの最愛の御主人様っ♪」 リーシャの友人たちを連れて廊下を歩いて来る最愛の人を、リーシャは最高の笑顔で迎えたのだった。
256 :
221 :2011/05/07(土) 07:52:58.66 ID:tgV6kmby
これにて完結です。 初めて作ったため、色々残念なところも多いですが。 今まで長い話にお付き合い頂き、ありがとうございました。
>>256 投下お疲れ様でした
優也とんでもないアビリティ持ちだったのですね
>>256 楽しませていただきました。
なんというか、「この男、搾るな危険」ですね
>>257 アビリティと言いますか、結局今までサキュバスたちが搾り取ってきた男たちは、欲望の赴くままにサキュバスたちを犯したりするような者ばかりで。
そんな男たちばかりの中、初めて真摯に自分たちを思ってくれる優しい少年に出会ったサキュバスが、一体どうなるのか、という点を考えてみました。
名前を最後の最後に名乗らせたのも、あくまで二人は少年とサキュバスのお姉さんでしかなかったのが、心から繋がって、愛し合ったという証明を強調するために試してみました。
・・・回りくどい話で申し訳ないです
一瞬、ドアを開けたら幼馴染が立っていてnice boatになっちまうのかと思ったよw
もはやかっこいいなこいつw もともとはふられてたはずなのにw
サキュバスにピンポイントで好かれる体質なんだよきっと。 ちくしょう羨ましい。
幼馴染もサキュバスだったらもっと泥沼に。
ID:tgV6kmby GJ 個人的には幼馴染みがその後どうなったのか非常に興味深いな。
幼馴染は空鍋してるんじゃないかな
>>49 待ってます!
あと保管庫にぜんぜん作品ないですが・・・
だれかログ持ってたらうpお願いします
それは、家庭の事情で武志が妃奈の家に預けられていた頃のこと。 武志、妃奈、お母さんの「家族」3人でフグを食べに行ったのがことの始まりでした。 「今日は白子のものすごく良いのが出たので、召し上がってくださいな」 店員さんが勧めるままに、外見はさほど美味しいとも思えない柔らかな白い塊を口に運びます。 外見で嫌ってごめん。美味しかった。甘いとか辛いとかではない表現困難な旨味と、とろりとした食感は 子供の舌にも強烈にアピールしました。 「これ、おいし…」 感想は途中で消えました。お母さんと妃奈の様子がおかしいのです。 視線が中空を泳ぎ、頬が緩みきっています。妃奈はともかく、お母さんの呆けた顔なんて初めて見ました。 「これ…なに?」 ああ、なぜなに妃奈ちゃんはいつものことです。 「白子だって…」 「白子って、なに?」 お母さんまで…ごめん、知らない。 「なんだろ?」 「白子は精巣、精子をつくるところですよ」 ちょうどお酒を持ってきた店員さんが教えてくれました。 「精子…そう、なるほど!」 お母さん、なんだか眼つきが変です。瞳の中に炎が燃え上がっています。白子のお代わりなんか頼んでます。好きなお酒もあまり飲まず、 空揚げもふぐちりも、半分以上が武志の胃袋に消えていきました。 お母さんは翌日、さっそく行動しました。魚屋に行って白子を仕入れてきたのです。フグにタラ、ついでに鮭のも。 でも、お母さんはご不満のようです。 「味はまあ、悪くないのよ。でも、なんというか、あの…エネルギーの塊みたいな感じが無いのよね」 横でうんうんとうなずく妃奈と異なり、武志にはその感想がわかりません。ひょっとしたら、人類の味覚とは異なる何かが 求められているのでしょうか? お母さん、昨夜のお店に電話してます。ややあって 「どうやら、決め手は鮮度のようね」 なんとお母さん、生けすのある大型鮮魚店から生きたままのタラを3匹も買って来ました(フグは素人調理禁止です)。 お母さん、妙にエネルギッシュですね。 そのタラを捌いて、すぐに白子を食べてみました。 「これ! これなのよぉ!」 お母さん、台所で叫んでいます。妃奈も叫びこそしませんが大興奮です。 精液を主食とする淫魔にとって、新鮮な精巣は正にスタミナ食…なのでしょうか? もう少し危ない何かを感じます。 (確かに美味しいけど、そこまで叫ぶほど?) と武志一人蚊帳の外です。 最後の一匹を開いた時 「え? 白子じゃない? なによこれ?」 「お母さん。それは鱈子よ…このタラはメスだったのね」 「なんてこと…タラ!今すぐ男体化しなさい!!」 いつもの落ち着きはどこに吹き飛んだのか、ご無体なことを叫んでいます。
マニアの道への暴走が始まりました。 (魚の精巣があんなに凄いなら、他の生き物のは…) 「武志。うちの店に妃奈ちゃんがお母さんと来たんだが…」 ある日、青ざめた顔で話し掛けてきたのは、同級生の金田君。 武志は部活の合宿で不参加でしたが、どうやら金田君の家でやっているホルモン焼き屋さんに行ったようです。 「極めつきに新鮮な『ほうでん刺し』を山ほどなんて、予約された時は何の冗談かと思ってたんだが、二人して食うわ食うわ。 親父は職人冥利に尽きるなんて喜んでたけど、正直あの光景は…怖かったぞ」 『ほうでん刺し』というのは、睾丸の刺し身だそうです。ホルモン料理の中でもかなりマニアックな一品で、 お世辞にもご婦人向きのメニューではありません。 そんな料理を女性二人連れがパカパカ食べている光景は…股間を押さえてそっと店を出た男性客数名が、一様に「なんか…食われそうで…」と 感想を漏らすほどの迫力だったようです。 余談ですが金田君ちのお店は、この後『ほうでん刺し』を食べに来る女性客が急に増えたそうです。妖艶な美女ばかりだそうです。 そして数日後。定期的にある、お母さんの「朝帰りの日」のことです。 何をしているか特段話しはしませんが、「狩り」に行ってるのだということは何となくわかりますし、そこまでは日常の一部です。 日常でないことは、夜明けと共に帰ってきたお母さんが何時になくご機嫌なことと… 「お母さん、何か赤いものがついてるわ」 「あらいやだ。洗ってくるわね」 妃奈に言われて洗面所に向かう途中、武志とすれ違ったお母さんの表情は… (武志です…玉の搾り汁が主食の保護者が、玉の直食いにはまっています。僕の股間を見て涎を垂らしていたのは気のせいですよね? 武志です…) おしまい ##お題になるような疑問が出ていないし、ちゃんとした話も投下されているので少し躊躇いましたが即興で一発番外編を…何でこんな話になったんだろう? ##毎度エロの欠片もないお話で困ったものです。ちょっと修行して参ります。 ##「ほうでん刺し」は実在する料理ですが、実は食べたことがありません。どなたか経験者おいででしょうか?
乙です ・・・妃奈さんも狙ってたりするのかな
乙です!! できればタケちゃんと妃奈のラブストーリーが読みたいです
では
>>267-268 の小ネタから逆にさっきゅんに問うてみよう。
あんたら、人の精でなくてもいいんかい!と。
俺的には人の精が最上にして至高であって欲しいんだけどなー(チラッ
他の動物やら何やらは非常食、緊急手段でないと人を襲う必然性がなさそうだし。
まあ、うちの嫁は偏食で俺の精液しか欲しがりませんけどね。
・・・それもそうだよなぁ もしそうだったら苦労して人間襲って殺されたりすること無いしな あくまでも人間以外は嗜好品なんじゃね? 人間の方がおいしいとか
A 人間以外を食べるなんて変態だわ
B 人間以外を食べると健康に悪いのよ。
>>267-268 の親子が暴走してるみたいに
C 健康上は問題無いんだけど…やっぱり精は人間に限ると思うの
D 今時人間襲ってばかりじゃ身が持たないわよ。人間は特別なご馳走なの。
E 人間以外を食べれば誰にも迷惑かからない……その発想は無かったわ…
お好みのパターンで
つまり、学校で気になってた美少女が実はサキュバスで、その娘は告白してきた男子全ての意識を奪ったのち精飲を繰り返して一番自分の好みに合う精液の持ち主を探してて、告白した後意識を失い、目覚めたら彼女が恋人になった後事情を話してくれるとか。 で、事情を知った主人公は、サキュバスっ娘の恋人になり、学校内や野外、互いの家で精液塗れにしてあげる日々になると。 いやぁオバカな考えですな。流石俺
>>272 逆に考えてみた。
サキュバスが伝説の彼方に消え去ったのは、白子食が普及して
人間を襲う必要がなくなったからではあるまいか。
……ほら、スーパーで白子ばかりたくさん買っていくあの女性。もしかしたら…
素朴な疑問まだぁっ!?
口で咥えて吸うシーンを書こうと思ったら… ……男の腹に角が刺さって…なんてダイナシガスト乱舞な展開しか 思いつかない。スランプじゃ…
一瞬サイみたいな角を想像して萎えた
ひぐ恋にあったな 羽入がK1に甘えてるんだけど、K1の腕に羽入の角がざくざく刺さってるの
般若…
考えてみたら、日本で一番有名なサキュであろう モリガンには角が無いな。
逆に考えるんだ。 角があるとそれを掴んでイラマチオしやすいと。
>>281 売れた本数からいえば、
ウィザードリィのサキュバスの方が有名なのは明らか
末弥純の絵は色っぽかったが、
エナジードレインの恐怖を今でも思い出す…
>>283 なついなおい。SFC版だな
○<タイトル画面にサキュバスを出す
□<裸の女はだめ
○<じゃあ灰色にした。これは石像です
□<おk
男ならエナジードレインされるためにキャラ育てるだろ
285 :
名無しさん@ピンキー :2011/05/10(火) 11:34:34.73 ID:qsOMPLXp
サキュバスの映像って、 そんなにエロかったの?
サキュバスに触れただけでいくという経験がしたい
素朴な疑問まだですか・・・(ヽ'ω`)
>>283 アーケードゲームにコンシューマーと「売れた本数」を競えとは、ご無体な
>>284 つまり…ドレインされる快楽にはまって、
ドレインされて逃げる⇒再度レベル上げる⇒ドレインされに行く
というサイクルか発生?
あまりエロくないやつ投下してもいいかな? 練習がてら書いたから全然レベルが低いが…
そういやさ、酢で体が柔らかくなるってのは、雑技団の人が旅をしながらだから
干物や漬物を多く買い込む。 当然酢の物も多く買い込む事から出た話らしい。
つまり、
>>268 の後は白子やほうでん刺しを食べると美人になるという噂が…。
キャラクターだけ先に先行したせいでエロが少ないごめん 教室を出るときに見えた姿に予想はしていたが、案の定彼女はそこにいた。 廊下を走るのも面倒で生徒玄関の前へと窓から飛び降りると下校中の何人かが振りかえったが、気にしないことにする。 それよりも、早く靴をはきかえて、初夏の太陽の下、不機嫌そうに柳眉を潜めている少女に走りよるのが先だった。 「遅い」 「遅くない。終業時間からまだ五分だっ」 「つまり司は私を最大4分59秒待たせた可能性があるわけよね? さらに分かりやすく言えば299秒、秒針の針は1799度回転したということでありここにある私の腕時計の針の先端は約15πpの距離分の運動をしたわけだ。 それを司は自身の遅刻を正当化し、なかったものにするわけ?あぁなんという傲慢かしら!嘆かわしいわねぇ」 「だあぁめんどくせえよお前っ!!」 「お褒めに預かり光栄よ」 彼女の名前は桃井紅。 漆黒の腰まで届く髪と、きらきらと輝くルビー色の瞳が特徴的な、所謂美少女だ。 少々つり上がった目元と小さな桃色の唇、白粉をふったかのように白い頬、細くても出るところは出ている完全無欠のスタイル。 化粧をしていないと言うと女性たちから羨望と憎しみのこもった視線を向けられることが常である、彼女。 ももい、なんて可愛らしい名字には似合わぬ傍若無人な性格の持ち主で、俺の………簡単に言うとすれば、幼なじみだ。 俺はそんなこんなな関係のためか、紅に気に入られている。 家が隣ということもあって、こんなふうに登下校も一緒のためかクラスの奴等は羨ましいことこの上ないというが、あいつらは苦労を知らないからそんなことを言えるんだ。
「…司」 「へっ?」 「私といるのに考え事とは、大層なご身分になったじゃない?」 あ、やばい、きゅんときた。 言葉は尊大だが軽く頬を膨らませての明確な嫉妬に、単純な男の性は軽々と反応してしまう。 俺の染めたことがないにも関わらず茶色味のある髪を横からつんつんと引っ張ってくるしぐさは犯罪級の可愛さだ。 実際、幼い紅を誘拐しようとした変態の動機は『可愛すぎたから』だったと聞いた。 まさしく犯罪級の可愛さ。 思えばあの犯罪が今の俺たちの関係に繋がっているわけだから、文句のひとつも言ってやりたいものだ。 「こらっ司!!」 「っと、悪い悪い」 「…悪いと思ってないよね?」 睨んでいるつもりであろうルビーの瞳は上目遣い。 どんなに威圧感があろうとも、18センチの背の違いは覆せないわけで。 紅の可愛さに和んでいた俺は、紅に腕を捕られ玄関に引き込まれるまで意識が別の方向に向いていた。 ふと気付いたときには、紅に脚をかけられ無様にも尻餅をついていた。 「いってぇっ!」 尾てい骨を打ったらしく、鈍い痛みが背中を這い上がる。 「なにすんだよ、紅っ!」 「司の分際で私を不愉快にした罰を与える」 「へっ……」 やばい、と察した頃にはときすでに遅く。
書き込みって何文字位まで入るんだ? 俺と自分の鞄を玄関の毛足の長いマットに投げ捨てた紅が、マットに尻餅をついた状態の俺の足の間に座り込む。 慌てて出した手は、ぺち、と可愛らしい音をたてて払い除けられる。 一度払い除けられてしまうと、俺はもう抵抗することができない。 これは、圧倒的な力関係に逆らうことが出来ないだけで、これから行われる『罰』を拒めないわけではない。 …決して、そうじゃないからな。 言い訳だと言われてしまったら間違いなく反論できないことを考えている俺を尻目に、紅は俺のベルトのバックルを掴み外しにかかる。 慣れてはいないがまごつきもしない手元から少し視線をずらせば、紅の豊満なバストが俺の股間すぐ近くにあるのが見える。 腕によって左右から寄せられたそれは…もはや凶器だ。 「変態」 「え。」 「人の胸を凝視しない、股間を膨らませないで!」 「これは生理現象!男の身体としてあたりまえだ!!っわ、ひょ!?」 薄い制服のズボンの上から股間を握られ、思わず変な声が出た。 紅の細くて白い指は、右手で俺の股間を擦りつつ左手でジッパーをおろしていく。 俺の青い下着が顔を出すと下着越しにくにくにと息子を弄ばれる。 当然のように立ち上がりテントを張った性器の先端を爪でつつかれ、思わず腰が浮いてしまった。 「っちょ、紅!」 「ん?なぁに」 「その触り方はやめなさい!!」 「面白いよ、可愛くて」 「人の大切なところをおもちゃにしない!!」 「何を今さら…」
引き下ろされた下着から飛び出した息子を愛おしそうに見詰めた紅は、そのままの顔で俺の顔を見上げ囁く。 私のものでしょ? それはそれは素晴らしい笑顔で、紅はなんの疑いもなく呟く。 俺自体が彼女のおもちゃなのかなんなのか。 気分は悲しみに包まれているのに身体は現金なもので、天井を向いた息子は紅の視線にまで反応して震えてしまう。 標準以下ではないサイズはある俺の息子を撫ではじめた紅の指は、ついでとばかりに袋も擽ってくる。 愛おしそうに見つめているのは、罰の目的がそこにあるからだろう。 「早く出して、とびきり濃いやつじゃないと許さないからね?」 「……夢魔め」 夢魔、淫魔、一般的にはサキュバスの方が通じるだろうか。 男性の目の前に理想の女性となって現れ精を搾り取るといわれている悪魔。 俺は侮辱や比喩のつもりで言ったわけではなく、真面目もいいところに呟いた。 なぜかって、紅が笑っていることからもわかるように…彼女は確かに『サキュバス』なのだ。 「ぁ、ちょっ、…っ!」 「ふふっ…可愛い、司」 嬉しくねぇ。 可愛いの具現化のような少女にかけられてこれほど嬉しくない言葉はないだろう。 口や手で楽しそうに性器をこねくりまわされると、俺はもう襲ってくる快感に身を任せるしかない。 「っ紅、出る…っ」 俺が堪えきれずに言うと、紅はその桜色の唇を開き、俺の性器を口内に迎え入れる。 温かい舌に鈴口をつつかれた瞬間、一際質量を増した後、勢いよく射精した。
「ふぅ…ん…っ」 紅が鼻にかかった声をあげながら喉を鳴らす。 一滴も溢すまいと吸い付いてくる頬の肉に絞り取られていく感覚に腰が震えてしまう。 すべて出しきって俺も俺の息子も脱力しきると、紅は先端にキスをして顔をあげた。 「司の、スッゴい濃くて美味しかったよ。溜まってた?」 「…そりゃあ、一週間してませんから」 とくに禁欲をしていたわけではないが、満月の近いこの時期に一週間だ。溜まるに決まっている。 一週間前も勿論、紅に搾り取られた。 サキュバスのハーフである紅は男との性交渉で精を…つまり生気を手に入れることができる。 嗜好品として食べ物を食べることはあるが、生きていくには男との性交渉が必要不可欠らしい。 本来のサキュバスはその美貌と男を惹き付ける力で多くの男性を手玉にとり、生きるための生気を手にするという。 けれど、紅は俺からしか生気を手にいれようとしない。 それ自体は俺の精神衛生上も喜ばしいことだが、この脱力感はまだ苦手だ。 手を持ち上げるのも億劫になるほどの脱力感。 頬に掛かる黒髪を払ってやることも、ましてや目の前にある小さな身体を抱き締めることも出来やしない。
「司の身持ちが固いところ大好きっ」 「へいへい…俺も大好きですよーお姫様」 「うふふっ」 背伸びをして俺の唇に可愛らしくキスをした紅は、立ち上がり俺の上を跨いでいく。 精を吸い取られて脱力した俺の位置からは、ピンクのレースのパンツと柔らかそうな太股に軽く食い込んだストッキングのゴム?が見えたが、伝えると理不尽に踏みつけられそうだと思い口を開かないでおいた。 我ながら懸命な判断だと思う。 「あっ、そうだ司。父様がね、久々に遊びにおいでって!司も来てくれるよねっ?」 「えー…俺、おじさんにがt「来るわよね?」 「…はい」 あぁもう、俺ってなんなの。 思わず遠い目をして天井を見上げていると、足元の扉が開く音がする。 開かれた扉に当たった脚を軽くずらすと、父さんが不思議そうな顔をして入ってくるところだった。 「……」 「…お帰り」 父さんは玄関先に転がっている俺を見下ろす。 俺の頭の上で俺を覗きこんでいる紅を見て、俺の乱れた下半身(紅なりの良心で、俺の脱力した息子は下着の中に収まってはいる)を見て、最後に俺の顔を見て、笑いを堪えるように口許を押さえた。 「…っただいま、司。紅ちゃんもいらっしゃい」 「こんにちは庄司さん。おじゃましてますっ」 凄くいい笑顔で挨拶をする紅の頬は、心なし艶々している。 「おじさんは若い人のことに口を出すつもりはないけど、流石に玄関は止めようね?衛生的にもよくないよ」 「は、はーい…」 行為がばれたことに気付いたらしい紅が頬をそめた。 しかし、今はその可愛らしい様子より。 「…突っ込むとこそこだけ?」 何が起きたか正確に把握したはずの父さんの言葉に、脱力感が上乗せされた。 わかってはいたことだが、こう、16の息子と同い年の幼なじみがどうこうしているのだ、ほかになにか言うことがありそうなものだ。
「…司、もう起きれるでしょ?」 「あ?…あー…クソだるい……」 紅に頬をつつかれ、腹筋に気合いをいれて起き上がる。 満月も近いためか、たいして時間はたっていないが大分復活していた自分の身体に若さを感じた。 おっさんになったらどうなるんだ、これ。そんなことを考えつつ父さんを見上げる。 紅がサキュバスのハーフであるように、俺も異なる種族の両親を持ったハーフだったりする。 本来、同じ種族同士が惹かれ合うものらしくハーフは珍しいらしいそうで、学校でもたまに見知らぬ人から声をかけられたりする。 珍しいというだけで告白まがいのことをされるのだから、堪ったもんじゃない。 ちなみに俺の目の前でコートを脱いでいる父さんは、こんな虫も殺さないような顔をして狼族の長を勤める狼男だったりする。 つまり、俺は狼男のハーフだということだ。 だからこそ、満月が近付くと生気が溢れるようになる。 元気になると言えば聞こえはいいが、性欲も比例するということであり、紅の格好の餌食になるということだったりする。 父さんは狼男の特徴としての身体能力が高く、俺は未だに勝てない。 そう考えると、おじさんになってもすぐに体力が落ちるわけではなさそうではある。安心とは少し違うが、少なくとも紅の相手は暫く俺だけで間に合うだろうと考えると、少しほっとした。 「あっねぇ司、家に美味しいケーキ買ってきてるんだけど、食べる?」 「…食べる」 恥ずかしさを誤魔化すためだろう出された言葉に頷く。 とりあえず今は、お姫様との優雅なティータイムと洒落込みましょうか。 長くてすみませんでしたー ROMに戻ります
ここまで書いておいて続けないなんてひどい
>>298 大変結構なお点前でございました
年取った時にどうするかなんて、添い遂げる気満々ですな。
そういえば狼男って、名前からすると男しかいない種族なのかな?
「題名思い付かない」を投稿した者ですが、何時もは絞りとられているのに満月の頃だけ立場逆転されて
「もうお腹いっぱいだよぅ」なサキュバスを書こうとしてキャラクター設定したのに
そこまで行き着きませんでした…
盛り込めなかった設定のせいで意味がわからないところがあってすみませんm(__)m
>>300 狼女はいるのでしょうかね?
なんとなく狼男×人間女で生まれたのが男なら狼男になるイメージですが…
サキュバスは成長する過程で様々な男性に会うことで成熟した際に男性を惑わす魔力を得る。 サキュバスとして生まれたからには当然魅力はあるが、あらゆる男性を引き付ける魔性は魔力によって生み出されたものであるのだ。 だとすると、幼いころから成長するまでにほとんど一人の男性としか深くかかわらなかった場合はサキュバスはどうなってしまうのか? ――答えはその幼馴染の男性だけに強大な魅了の魔力が発揮される、である。 こういう電波がきましたので、流してそのまま寝ます
サキュバスが何故夢魔と呼ばれるか。 それはサキュバスが余りに美しく、夢の中でしか見られないような姿だったから、というのと、夢魔が化けた相手は獲物の想い人ばかり、つまり夢心地
サキュバスが何故夢魔と呼ばれるか。 それはサキュバスが余りに美しく、夢の中でしか見られないような姿だったから、というのと、夢魔が化けた相手は獲物の想い人ばかり、つまり夢心地になるという意味の二つがある。 みたいなネタ
続きはよ
サキュバスは精液が食事になるんじゃなくて恋愛感情、欲情みたいな興奮が 食事という解釈でいいのだろうか? 意外とキスくらいでも、さらに言うと抱きつくくらいでも食事出来る気がする つまり何が言いたいかというと無駄にプラトニックなサキュバスの恋愛も可愛い 一線越えた時にあまりのサキュバスのエロさに二人とも戸惑うとか可愛い
>>306 手をつなぐだけで頬を染めるJCサキュバスか
なにそれちょうかわいい
309 :
名無しさん@ピンキー :2011/05/12(木) 23:20:06.96 ID:+P0EH30t
一度はお目にかかりたい
310 :
名無しさん@ピンキー :2011/05/12(木) 23:33:04.87 ID:/JCHSJgI
実際、セクロスしてても強烈な快楽が続くと結構疲れるよな。 セクロスの動きなんて単調なもんで大した運動じゃないが、 どんどん加えられる快楽で、終了するとグッタリして息切れもひどい。 快楽疲労ってあるんだなって思う。 だからこの延長線上にサキュバスから 加えられる快楽の責め苦ってのもあるんだろうな と想像して今日はサキュニーしてみる。
(´・ω・`)素朴な疑問はよ
>>311 エロくない小ネタなど、過疎時の場つなぎ以外に無用
エロくないとダメ? 存在が18禁のサキュバスの純愛もいいものだと思うけどなあ
純愛かつエロなら文句ないよね (´・ω・`)だから素朴な疑問のエロはよ
深淵にまだ花は咲かないのか?
続きと聞いて飛んで来ました。……お呼びでない? これは失礼。 いつも以上に前フリの長い学園ものです。濡れ場は★から始まります。あと、今回はエセ京都弁注意です。 ☆ ☆ ☆ ゴールデンウィーク。日本人にとっては夢の大型連休である。佐久蓮学園でもそれは例外ではなく、生徒たちは実家に戻ったり寮でゆっくりしたり、思い思いの休日を楽しんでいた。 「はぁ……」 そんな日本中がまったりとしている日に、一人とぼとぼと溜息をついて学校の廊下を歩く男が一人。2年C組の担任、羽止望だった。 今日の彼は上着もネクタイも無く、Yシャツにベスト姿のラフな格好で校内を歩いている。なぜなら、普段の仕事とは別の用事で来ているからだ。 彼が連休中にわざわざ学校に出向いているのは、茶道部の部長に呼ばれたからである。以前、部活の顧問になってもらいたいという話が来ていたが、待ちきれなくなったのだろう。 彼のクラスの生徒でもあった部長は、連休中に特別に茶室を開けるのでお茶をごちそうしたいと誘ってきた。 望としても断る理由がなかったのでこうして学校に来ているのだが、彼にはためいきが出るほど気の進まない理由があった。 「サキュバスの……学校かぁ」 少し怯えた様子で望は辺りを見渡した。まともな学校じゃないことはうすうす勘づいていたが、まさか魔族の専門学校だとは夢にも思わなかった。 それも男の精気を食い物にするサキュバスの巣窟である。こうして歩いているだけでも、物陰から狙われているような視線を感じて落ち着かない。 それに、生徒が自分のことを餌としか見ずに教師として見てくれないのも悩みの種だった。 入ってすぐは自分のクラスがまとまっていることにある種の優越感を覚えていたが、今となってはそれもただの幻覚だったと分かっている。 要は、いい餌である自分の機嫌を損ねるといけないから、みんな大人しくしているだけなのだ。望の頭は、そういう結論を出していた。 「はぁ……」 そんな訳で、教師としての自信をすっかり無くしてしまった望は、本日何度目になるかも分からない溜息をつくのであった。 ☆ ☆ ☆ 「せんせ、今日はほんにようおこしやす」 のんびりとした口調で、目の前の少女は言った。畳の上で慣れない正座をしている望は、なぜだかそれを聞いて背筋を正してしまった。 「い、いえ。僕も今日は空いていたんで、気にしなくていいですよ」 「そですか」 「それにしても、茶道部の部長さんって葛葉さんのことだったんですね」 望の前でお茶を点てている少女の名は、葛葉 紫(くずのは ゆかり)。望の教え子の一人だ。 普段は制服を着ている彼女だが、今日は時代劇に出てきそうな鮮やかな藍色の着物を纏っていた。艶のある長い黒髪も相俟って、大和撫子をその身でもって表したような感じだった。 「うちの部活は2年の秋で引退なんで、この時期は2年生が部長なのであります」 そう言ったのはこれまた望の生徒で、紫のお付きでもある西園寺 那乃(さいおんじ なの)。こちらも浅葱色の着物を着込んでいたが、表情がぴくりとも変わらないせいでどこか冷たい印象があった。 「まあまあ、まずは一杯おあがりやす」 紫が点て終わったお茶が望の前に差し出される。あらかじめ本で読んでおいた通りの作法で、望はそのお茶を口にした。緊張と不慣れのせいで、少しぎこちない。 が、一口味わったところで、その緊張が一瞬で解けた。 「……あ、おいしい」 抹茶特有の爽やかな苦みを引き出した、新緑のようにすうっとする味。その爽やかな口当たりに思わず素直な感想が口から転げ出ていた。 茶碗を隣の那乃に渡すと、彼女は慣れた様子で茶を口にしていた。やはり慣れていると仕草の一つ一つが優雅だ。 「うちの親が送ってきてくれたお茶っぱどす。お気に召したようでほんに嬉しいわぁ」 「恥ずかしながら、緑茶はあまり飲んだことがなくて……おいしいお茶をありがとうございます」 「ああ……せやからせんせ、元気がなかったんどすか」 「え?」 思っても見なかった言葉を聞かされて驚く望。そんな彼を紫は口元の笑みを着物の裾で隠しながら見つめていた。 「ややわぁ。せんせみたいに綺麗な子は、おいしいもん食べて元気になってくれんと、うちらも落ち込んで困りますう」 「そ、そうですか?」 どうやら心配されているらしい。なんか妙な単語が聞こえたような気もするが。 「せや、お茶菓子も用意してありますぇ、お持ちしますからちょいと待ってな」 「あ、いや、お気遣いなく……」 と、望が止める間もなく立ち上がると、紫は茶菓子を取りにさっさと出ていってしまった。
呆気に取られた望と、その間眉ひとつ動かさなかった那乃を残して茶室は静まり返る。その静けさがなんとなく居心地が悪くて、望は足を組み変えた。 「……ひょっとして、ご迷惑でしたか」 ふと話しかけてきた那乃を見ると、その顔には僅かだが不安の色が浮かんでいた。 「いえ、そう言う訳じゃないんですけど……」 そんな顔をされては、望としても返答に困る。どうしたものかと考えていると、那乃の方が先に語り始めた。 「お嬢様は最近、羽止殿がお元気ない様子にお心を痛めておりまして。なんとかして元気づけようと今回の茶会を開いたのです」 「そうなんですか?」 そこまで心配されているとは思わなかった。そもそも周りに不安を悟らせないよう精一杯空元気を演じていたつもりだったのだが。 「もしご迷惑になってしまったら……その時は、従者である私の失態です。どうかお嬢様のことをお怨みにならないで下さい」 「いや、怨むとかそんな大げさな話じゃないんですけど、ね……」 こうも真剣に謝られると、サキュバスだからと警戒していたことが申し訳なく思えてきた。奈乃の顔を見ていられなくなって、俯いてしまう。 「いやぁ、どうしたの? 二人してそんな暗う顔して」 そこにお菓子を持った紫が戻ってきた。そんな姿は見せられないと、慌てて二人とも取り澄ます。 「いや、なんでもありませんよ?」 「なんもない訳ないでっしゃろ。難儀なお方どすなぁ、ほんまに」 戻ってきた紫は最初と同じ場所に座ろうとせず望の隣に腰を下ろした。ちょうど那乃と挟まれる形になった望。しかも紫のほうがぴったり身を寄せてきたので、どぎまぎしてしまっていた。 「あの、葛葉さん……?」 「殿方はこうすると元気になるって、言うやないですか」 たしかに元気になるにはなるが、何か違う。間違っている。あと、腕が胸に当たっているので意識すると違うところも元気になりそうで、困る。 「……ひょっとして、こんぐらいじゃまだ物足りまへんか?」 心配そうな瞳が望の顔を覗き込んでくる。そこに色に溺れた光はなかったが、これまでの経験からこのままだと何が起きるかなんとなく想像がついた。 「……西園寺さん、何とかなりませんか?」 「残念ながら、お嬢様には逆らえませんので」 那乃に助けを求める望であったが、残念ながら彼女はいつのまにか抜き取っていた望のネックレスを手の内に収めながら、冷たく答えたのだった。 ★ ★ ★ 「そないな心配そうな顔せんでも、優しくしてあげますぅ」 立場が逆なんじゃないだろうか、という望の疑問もろとも紫は彼を押し倒した。その拍子に二人の唇が触れ合うと、すぐさま彼女は彼の唇をしゃぶり回す。 静止の声を上げようとした望だったが、それは要するに口を開けることだ。キスの雨を降らせる紫にしてみれば、もっと深いキスを求めている合図にしか感じられなかった。 「ん……はふぅ……」 「う、んぐっ……ひゃめ……」 くちゅくちゅと、唾液を絡めた情熱的なキス。その音と熱意に理性を溶かされた望は、上から流し込まれる唾液を飲み込むほどに従順になっていった。 「……はあっ。そうそう、素直が一番でっせ」 長い長いキスを終えた紫は、満足そうに望を見下ろすとそう告げた。最後に愛おしげに軽いキスをすると、ゆっくりとズボンのベルトを外しにかかる。 それに対して望は何も言わなかった。生徒と体を重ねることに対しての嫌悪が消えたわけではない。理性が消えても教師として刷り込まれた義務感が、この行為に抵抗している。 だが、今の彼の心を一番占めているのは、先程の那乃の申し訳なさそうな顔と、紫が本気で自分を心配してくれているという気づかいだった。 教え子から与えられたその負い目が、彼に生徒の淫行を受け入れさせる枷になる。 もちろん紫はそんな彼の心のうちに気付くこともなく、喜々として望の肉棒を取り出すと何のためらいもなくソレに口付けした。 「はうっ……」 「ふふっ、こっちもすっかりビンビンどすなぁ」 望の反応を確かめてから紫は丁寧なフェラチオを始めた。初めは舌を広く使って全体を舐め上げ、陰茎が屹立するのを促す。 これ以上大きくならないとわかると、今度は舌先でチロチロと線を描くようにペニスを刺激し始めた。 今までの搾り尽くされるような刺激とは違う快感に、望はただ身もだえするしかない。その様子を楽しんでいた紫だったが、やがてトドメを刺すために大きく口を開けると肉棒を一息に咥えこんだ。 「んぐ……っむ、ふぉ……」 情熱的なディープスロート。喉の奥に先端が当たりえずきそうになるが、それを抑えて逆に口と喉でペニス全体を擦り上げる。
「ふあぁっ! だ、駄目です、もう……ッ!」 焦らされ続けた望に、その強烈な奉仕に耐える術はない。無意識のうちに紫の頭を掴むとペニスを喉の一番奥に突き刺し、そこで果てた。 「うぐっ!? む、お……ごく、っん、ちゅ……」 食道に直接精液を流し込まれた紫の目が大きく見開かれる。強引に精液を飲まされて初めは驚いていたが、サキュバスの本能か、すぐに精液を受け止め始めた。 どくどくと精液が流し込まれる音が頭蓋に直接響く。その余りに倒錯的な感覚に、紫は酔いしれていた。 やがて射精が止まると、頭を掴んでいた望の手が離れた。自由になった紫は頭を引いて、口の中に埋まっていた肉棒を外気に晒す。唾液まみれのペニスから紫の口元へ、一筋の銀の橋が掛かって切れた。 「んもぅ、いけずぅ。あんな乱暴にするなんて……」 「す、すみません……」 一度絶頂を迎えて冷静になった望は慌てている。そんな彼の様子を見て、紫は口の端をニヤリと歪めた。 「せんせがあないなことしよるから、うちも我慢が利かなくたってしもうたわ」 上体を起こした望を押し倒さない程度にしな垂れかかる。胸元に顔を埋めた彼女の着物は乱れ、その首元からうなじが、そして肩のラインが見える。その光景に望は一瞬ドキっとしてしまった。 「……ふふ」 笑みを浮かべた紫は望の肉棒を自分の秘所にあてがい、そのまま腰を降ろした。さっきの口辱で出来あがっていたソコは既に十分すぎるほど濡れていた。 「うあっ……す、すご……」 「はぁんっ、これ、おおき、んんっ!」 柔肉がペニスを包み込むように優しく、しかし精液をねだるように締め上げる。その襞を掻き分けるよう腰を突き上げると、それに応じて紫の体が跳ねた。 「やんっ、はっ、はげしっ、ああんっ!」 髪を振り乱し、あられもない声を上げ、ただただ肉棒に跳ね上げられる。それでも秘所だけは本来の目的を忘れてはおらず、望の絶頂を確実に引き出そうとしていた。 「紫さん、僕っ、ぐ、もうっ!」 「はあっ……んっ、んんっ!」 限界を迎えて蕩けた望の唇を、紫は強引に奪い取る。口内を掻き回された望は、声を上げる間もなく絶頂を迎えてしまった。 「ん、むぐっ!」 「ふあっ……ん、ああっ!」 ようやく精液を吐き出した肉棒を、紫の秘所が一滴も逃すまいと締めつける。二人は一番深いところで、ぴったりとくっついて絶頂の余韻に浸っていた。 「やっぱうちが見込んだ通り……素敵なお方やわぁ」 夢見心地で紫が呟く。そして息の荒い望の頬に、もう一度だけキスをした。 ☆ ☆ ☆ 「ご苦労様でした、お嬢様」 「おおきに。いただきますぅ」 情事を終えた望がフラフラと茶室を出て行った後。身だしなみを整えた紫は那乃から受け取ったお茶菓子をもぐもぐ食べていた。 「いやぁ、うちとしたことが我慢ができなかったわぁ。せんせ、可愛すぎるんやもん」 「……そうですか」 「なんや那乃ちゃん、つれないなぁ」 「いえ、至っていつも通りのつもりですが」 無表情でそういう那乃だが、視線だけはいつもと違ってそっぽを向いていた。それに気付いた紫はにんまりと笑顔を浮かべた。 「ひょっとして、うちとせんせのを見て興奮した?」 「ッ!?」 図星だったようだ。驚いた那乃の頬が微かに赤く染まっている。着物の下も少し濡れてるかもしれへんなぁ、と紫は勝手な予想を立てる。 「それなら丁度ええわ。ちょっと、せんせに聞いて欲しいことがあってな……」 「な、何ですか一体」 那乃の耳に、紫が手を当てて何事かをささやく。その内容を理解した那乃は、今度こそ顔を真っ赤にするのだった。 ☆ ☆ ☆ 以上です。
素晴らしいお点前でございました。 茶室でやるということは、正に目と鼻の先でお嬢様が美味しそうな男を 賞味する様を見せつけられる訳ですな。それは当てられちゃう。 しかしこの学校、教員の寿命が短そうだ。
・短命でも美女美少女に搾られたい ・長生きしたいから搾られたくない の二択ですな。 ご愁傷様二ノ宮君ってのがあったけど、あれもサキュバスの話だったよな 二ノ宮君のポジが羨ましくも、ちょっと拒否したくなる位置だったのを覚えてる
乙ー年上×年下は背徳感がたまらないww 二ノ宮君はサキュバス好きとしては外せなかったなぁ あのエロいのにエロくない雰囲気がよかった
eraSQFをやり直してるが、やっぱいいなぁ 簡素だけど夢魔を自分好みに調教出来るのは楽しいよ
人がいないようだから「題名が思い付かない」の続きでも投下しておこう… 設定的な部分が無駄に長くて最初の方も肝心のエロもエロくないけど気にしない方向で。 無駄に長くてすみません
なぜ教室から見る空というものは、忌々しいほどに青いのだろう、などと自分の席で頬杖をつきつつ考えていると、背後から声をかけられた。 「おーい、司!」 「あぁ?」 振り返ると、中学から仲の良いクラスメイトである家城一毅がいた。 あえて近い色を言うならばビターチョコレート色の髪を短くしていて、薄茶色の髪をしている俺とは全く違う髪色、髪型。 これならどんな校則にも引っ掛かることはないだろうと思ったりする(まぁ、この高校にそんなに厳しい校則はないわけだが)。 「え、なんか怒ってる?」 声をかけてきた家城に言われ、自分のいまの返事を振り返る。怒っているように聞こえただろうか? 「あー…違う違う。満月前だから」 「あぁ、気が立ってるわけね」 「おう」 すぐに納得した家城はとめていた脚を動かして俺の隣へとやってくる。 食べていた飴の袋を差し出すと、お礼を言いつつ手を突っ込んでサイダー味を取り出した。 満月が近付くと、狼男のハーフである俺の気性は多少荒くなる。 理性で押さえられる程度であるし、種族が混在しているこの高校では狼男に対する理解も当然あるため、取り立てて問題はない(自主的に距離をとってくれるか、気付かないかだ)。 家城は少し特殊な存在のため、俺も無理に遠ざけようとは思わない。 …いや、これはおかしな意味じゃないぞ、種族の相性的な意味だ。 俺の母親と家城の両親が同じ種族であるから、仲間意識のようなもので狼男の本能が押さえられるということだ。 「で、なに?呼んでたろ」 「そうそう!部の後輩の女の子から頼まれてさ、司今日の放課後暇?」 「今日の放課後?」 家城の部の後輩?弓道部の後輩の女子に知り合いなどいただろうか。 「んー、俺今日用事あるわ」 「ん?それ、大事な用なのか?」 「おじさんに…紅の父さんに会いに行く」 俺がそういうと、家城はなんとも言えない顔をした。 「それは、…おめでとうというかなんというか」
「おい、なんか誤解してんぞ」 だってついにお付き合い報告だろ?なんてことをいう家城にため息を抑えられない。 なにがどうしてその結論が導き出されるのか。 「ちげーよ、紅が会いに行くのに付き合わされるだけだ。俺はただの付き添い!」 「あ、そ?」 「あぁ。つーか、お前の後輩の用ってなに。時間がかからないなら…」 「いやいや、紅ちゃんと出掛けるなんて聞いて約束取り付けるほど、俺は鬼畜じゃありませんて。後輩には丁寧に断っとくし」 「?」 「ってか放課後の女の子からの呼び出しで理由がわからない司が俺はわからない」 「??」 用を聞く前から用がわかったら聞く意味が無いだろう、と言えば「司は鏡を一度じっくりと見ろ」とため息混じりに呟かれた。 失礼なやつめ、毎朝ちゃんと見てるぞ。 これでも一応、外見には年頃の男子並みに気を付けているつもりだ。 いつも隣を歩く存在が輝くような美少女なのだから、下手な格好をしていると彼女の身分的にも不相応になってしまうし、そもそも自分自身、不相応に見られるのは非常に不愉快だ。 身分といえば。 「行きたくねえ……」 両手を投げ出して机に突っ伏す。 木造りの机はひんやりとしていて、初夏の生ぬるい空気をそのまま取り入れている教室では、一種の清涼剤になった。 もっとも、この沈んだ気分を回復させてはくれないが。 「…ま、頑張れ!」 「このやろう、他人事だと思いやがって…」 「他人事だからな。まぁ、ちょっと堅い格好して偉い人に逢ってくるだけなんだし?頑張れよとしか言えないっていうか? そもそも紅ちゃんと仲良くやれるならそれくらい我慢しろっていうか?畜生リア充爆発しろっていうか?リア充爆発しろ!!」 「なんで二回言ったし」 ムカついたから頭を鷲掴みにして思いっきり握ってやった。 涙目での文句を聞き流しながら見遣った教室の入り口近くでは、悩みの種である紅がクラスメイトの女子と楽しそうに笑い合っている。 ああしていればただの可愛い同い年の美少女なのだけれど、俺は記憶にあるだけでも十年以上紅に振り回されている。 なにが困るかって、俺がこの位置を自ら変えようと行動を起こそうと思ったことがないことだろうか。 一瞬合った紅い瞳から目を反らし、数学の教科書を取り出した。 クリーニングから戻ってきたままの状態だったワイシャツの袋を破り、シワひとつないそれを羽織る。 白いズボンにシミやシワがないかをチェックして、ついでに上着も状態をチェックする。 「…はぁ…」 ため息をついてしまうのはこの服を着るときの恒例行事のようなものだ。 一応、一階で母さんのお墨付きをもらった髪を鏡でチェックしてからズボンを履き、ベルトを締める。
少し前までは髪を下ろしたまま行っていたのだけれど、この年にもなると髪は上げた方がいいと父さんに言われたがためのオールバック。 いつも前髪がかかっている額が晒されるのは、なんだか心許ない。 そういえば父さんも仕事の時はオールバックにしている。大人に近づいたという印なのだろうか、などと考えると、少しは嬉しい気もする。 ところで俺は現在、髪を先に整えてもらったことを後悔している。着替えにくさが半端じゃない。 「つっかさー!」 歌うような調子の声で名前を呼ばれ、返事をする前に部屋のドアを開けられた。 「こら、せめて返事を聞けっ」 「女の子じゃないんだから細かいこと気にしないのー」 「すっぽんぽんの可能性もあるんだから、男の部屋にもノックは必要だろっ?」 「司相手に遠慮しろっていうの?」 第一司以外の男の部屋なんて頼まれても入らないわ、と言って紅はドアを閉める。 怒るべきか悲しむべきか、喜ぶべきか。俺が奇妙な顔をしているのを楽しんでいる様子の紅に脱力感に襲われた。 警戒心が足りないのとは違う。俺を男としてみてないわけでもない。 そしてきっと紅は、明日が満月だとわかっているからこそこんな傍若無人な振る舞いをしている。 最悪だ、畜生悪魔め。…悪魔か(サキュバスはどう考えても悪魔だ)。 「うん、やっぱり、司のその格好好きー」 「変じゃないか?」 「変じゃないよー髪型もお堅い感じがいいわよね!…乱したくなるなぁ」 艶のある声で囁いた紅を見れば、いつもよりも濃いめの色に彩られた小さな唇に指を触れさせ、紅い大きな瞳に俺を映していた。 父親に会いに行くためにおめかしした姿は可愛らしい人形のようなのに、下手な大人よりも妖しい色香を意識的に出している紅に鳴りそうになる喉を抑え俺がため息をつくと、ムッとしたように頬を膨らませる。 「…女の子の色仕掛けには嘘でも引っ掛かりなさいよ、ばか」 「……引っ掛からないと思ってんのか?」 言外に肯定を示すと、紅は自分で言っておきながら顔を赤くする。 どれだけ理性で押さえても、満月近くの気の高ぶりはどうしても俺の言動に影響が出る。 わかっていて挑発するようなことをするくせに、俺がその挑発に乗るしぐさを見せればこんな反応をするのだから、紅は狡いと思う。 少し睨み付けるようになってしまったであろう視線をはずして、セットされた自身の髪を撫で付けた。
「シワになるから、駄目。時間もないだろ」 「…ぁ、うん、そうねっ」 「…今はこれで我慢しろ」 「ふぇっ?」 紅の腰を抱いて引き寄せ、首筋に添えた右手で顔を固定する。 驚きから間抜けな声をあげたいつもよりも赤が強い唇を塞ぐように口付けた。 紅のワンピースの胸元を彩る黒いリボンが当たる。 俺から近付こうとするだけだと首がキツいな、なんて思っていると、紅が背伸びをしたらしく少し楽になる。 誘うように薄く開かれた唇の隙間に舌を潜り込ませ、舌同士を絡ませる。 体温と唾液が混ざる感覚に背筋に甘い痺れが走ることを自覚して、慌てて唇を離すと、紅は潤んだ瞳で軽く睨み付けてきた。 やめてくれ、紅の上目遣いには弱いんだから。それに、今止まらなくなるのは流石にマズイ。 「不満そうな顔すんな、これからおじさんに会いに行くんだから此処まで!」 「………」 「…駄目」 「………」 「……っその後までは、お預け!!」 途端に輝かんばかりの笑顔になった紅に嵌められた自覚はありつつ、なんだかもうやけくそ気味に紅を抱き締めている腕に力を込める。 紅も、楽しそうに「苦しい」と言いながら抱き付いてくる。 (…きっついなぁ) 俺と紅は、恋人同士ではない。幼馴染みというオプションはあるが、結局は捕食者と食料の関係に過ぎないのが現実だったりする。 サキュバスは現在の世界の倫理観からは生きづらいとされていて、数もかなり少ない。 主な補食対象である人間は、彼女たちの食事に長期間耐えるだけの体力等を持ち合わせていないため、殺人を犯してしまうことがあるためだ。 そのようなことを起こさないために同時に不特定多数の人間と関係を持つことをすると、倫理観の問題を盾に糾弾されてしまう。 ただ生きるために、数ある種族の中でも高い分類にあるプライドをかなぐり捨て、風俗の世界に身を置く彼女たちは数知れない。 飢えと精神的苦痛で自ら命を絶つサキュバスの中で、紅だけは少し事情が違う。 まず、幼馴染みという立場に、こちらもそんなに個体数がいるわけではない狼男の俺が居たこと。 人間とは比べ物にならない体力(ここでは生きるために必要な気力、生気と言った方がしっくりくる)を持った、しかも母親の血筋の関係で、何度紅の食事に付き合っても死ぬことはない俺の存在は、紅にとって非常に都合がよかった。 二つ目は、彼女もまた、両親の…父親の血筋の関係で、俺と関係を持つことで食事ができる力があった。 サキュバスは本来、人間以外の種族は口にあわないらしく、上手く体力を取り込めないものらしい。 紅が普通に高校に通えているのは俺がいるからで、だから紅は俺になついているといってもいい。そこに恋愛感情は存在しないと考えるのは必然だと思う。 俺は、……まぁ、言う必要もないだろうけれど。 自分の好みにドンピシャで、さらに何度も身体を重ねている相手なのだから、当然そういった感情は生まれるものだろう? 正直、好みのタイプに紅が合っているのか紅がそうだから好みのタイプが彼女になったのか、分からないくらいなのだから。
「司ー、くうちゃんー、そろそろ出ないのー?」 「っやべ、」 「すぐ出ますーっ」 母さんに声をかけられて慌てて離れ、自分の荷物を掴む。紅の荷物はいつものように玄関先にあるのだろう。 「つかさっ!」 「ん、」 「口元、拭いてきた方がいいわよ?」 「!?」 薔薇色に頬を染めた紅が笑いながら部屋を出ていく。 慌てて口元を拭った手の甲には、赤い口紅が付いていて、俺は熱くなる頬を誤魔化せなかった。 パイプオルガンの奏でる音色が高い天井に反射し、幾重にも重なって頭上から降り注ぐエントランス(と、言うのだろうか)を抜ける。 磨きあげられ鏡のように反射する大理石の上、一本だけ伸びる赤と金糸の絨毯。 両脇には各々寛いだ様子で立つ着飾った大人たちがいて、絨毯の上を玉座前まで歩みを進める紅と俺を見ていた。 視線をあまりふらふらさせるのはマナー違反だとわかっているから、視線は目の前の一段高い場所に位置している玉座とそこに座る人に向ける。 けれど、どうしても周りの様子も目に入ってくる。 虫も殺さないような顔をしているくせに、いまの俺の身に付けている服とよく似たデザインの礼服を身に纏っている父親がにこにこしていることがはっきり見えて、謎の気恥ずかしさが生まれた。 「…司、あんまりキョロキョロしないで」 「してねーよ」 「してるわよ、視線がっ!」 そういわれてしまうと言い返せない。 周りに聞こえないようにと寄せられた紅の顔を押し返すわけにもいかず、周りの生暖かい視線や鋭い視線――恐らく羨望や嫉妬といった敵意――を受け流しながら、玉座の前へと進み出た。 「クレナ、よく来たな」 「お久しぶりです、父様っ」 玉座に座っているおじさんが紅に笑い掛けると、紅も姿勢を正し満面の笑顔で応え、ドレスのスカートを軽く持ち上げる。 カラーの花を模した髪飾りが揺れる。
目の前で優雅に玉座に腰かけている美丈夫こそ、俺が苦手としている紅の父親だ。 幼馴染みの息子ということで特別に親しくしてもらっている俺は、砕けた場では彼をおじさんと呼んではいる。 しかし、この父親にしてこの娘ありという言葉を使うしかないほどの美貌と若さは人間離れしていて、おじさんというよりはお兄さんの方がしっくりくる。 そもそも人間ではないから、人間離れという言葉は適当ではないかもしれない。 「司君も、よく来たね」 「…お久しぶりです、魔王陛下」 片膝を着いて頭垂れる。 姿勢を崩す許しを手で示されたのと背後の大人達を下がらせたのを感じて顔を上げ、俺は心の中で、へまをしなかった自分を褒め称えた。 紅の父親を苦手としているのは、性格があわないなどの理由ではない。彼の『魔王』という大きな肩書きが原因なのだ。 世界で最も権力を持ち、国家という勢力図から一歩離れた場所に鎮座する存在。 昔、異種族の殲滅を目論んだ人間に立ち向かい、異種族の権利と自由を勝ち取ったと言われている魔王の血筋をひく彼は、全ての種族に対する影響力を持っている。 俺が属する狼族も例外ではない。 俺たちの後ろに立ち並んでいた大人達が各種族の長であることからも、彼の権力の大きさはあきらかだ。 「最近ますます男っぷりが増したねぇ」 「ありがとうございます」 「クレナも、シュリに似て益々可愛くなっているな!流石私たちの娘だっ」 「ありがとう、父様」 ……もう、お分かりだと思う。 紅は、魔王とお妃の娘。つまり正真正銘のお姫様である。 俺も狼男の長の息子ではあるが、紅の方が何倍も上の地位を持っていることは明白だ。 紅に俺が逆らえない理由はここにある。 勿論おじさんには気にしないで接してほしいと言われているし、紅自身も俺を下に見ているわけではないと理解してはいる。 それでもやはり、意識しないわけにはいかない。 尤も、こんな風に砕けた場を設けられた場合は、あまり気にならないのだが。
親バカっぷりを発揮して娘を褒め称えていたおじさんが俺を見遣る。 俺の正装に白を推したことを紅が熱弁していたためか、おじさんは口元に笑みを浮かべ俺の全身を眺める。 「んー…本当に、司君は男らしくなってきたね。庄司に似てきた気がするよ」 そこそこ尊敬している父に似てきたと言われれば、悪い気はしない。 「身体も鍛えてるんだろうね。なぁ、クレナ」 「剣術は一通り……って、?」 今、おじさんの言葉に違和感があったような。 「どうなんだいクレナ、司君は良い身体をしているだろう」 「ぶっ!?」 「ちょ、ちょっと父様!!」 思わず噎せてしまい背中を丸める。そんな俺と赤い顔で慌てる紅を楽しそうに眺めるおじさんが悪魔に見える。 「なんだ、クレナの食事に付き合っているのは司君だけだろう?」 「それは、そう、ですけどっ」 「自分だと謙遜するだろうからクレナに聞いてみたんだが。どうだい、クレナ?」 「…し、知らないっ!他の人見たことないもの!!」 「あぁそうだったね。じゃあ司君、クレナはいい身体してるだろう、なんてったってシュリの娘だからね」 「知りませんよっ!!?」 あぁ、遊ばれている。 俺が紅の食事に付き合っているのは近い人間の中では周知の事実だから、仕方ない。 サキュバスを妻に持つおじさんは理解もある。むしろ、紅が1人としか関係を持っていないという点では、父親としていくらかの安心感もあるという。 ただ、俺と紅をからかうのが楽しくて仕方がないようなのだ。 責任有る立場に居るためか、普段の冷静沈着で威厳の有る姿を離れるとかなり迷惑な人になる。 幼馴染みで親友だという父さんも昔は振り回されたと言っていた…今もらしいが。 「そういえば今日は満月か。クレナのためにも今日はハッスルしてくれて構わないよ、司君!というわけで部屋はひとつでいいねっ」 「はいぃっ!?」 「今夜は雨になるらしいし泊まっていくといい、シュリも明日には帰ってくるから挨拶をしていきなさい」 「あ、いやあの、」 「防音はバッチリだから気にしないでくれたまえ、なんてったって魔王城だからね!!」 そういう問題じゃねえぇぇ!!! そんな俺の叫びは声にはならず、ただ、おじさんを笑わせただけだった。 「…なーにが、雨だよ…」 カーテンの無い窓から差し込む光は眩しいほどで、遮る雲など影も形もない。 紅の実家であるここ魔王城は空の上に有るためか、地上で見るよりも月が近く、腹一杯に食事をしたあとにも関わらず俺の目は冴え冴えとしている。
(ちくしょう…) 今日中に帰れば紅も疲れてあの約束は流れると思ったのだが、宛が外れた。正確には、宛を外された。 魔王は不思議な力を持ち世界をいつも見下ろしているというが、まさか俺たちの行動も見られて………いや、深く考えない方が良さそうだ。 母さんに今日は帰らない旨を伝えようと掛けた電話では、父さんからすでに伝えられていたらしく驚きもなく了解を得た。 なんとなく母さんの声が弾んでいたことに生暖かい気持ちになった(父さんとよろしくやるのだろう)。 キングサイズのベッドでだらけながら溜め息をつく。理解のありすぎる周りに自分だけが振り回されている気がして、憂鬱な気分で寝返りを打った。 「ベッドの真ん中でだらけないでよ」 脇腹を脚でつつかれ、うつ伏せの状態のまま顔を上げる。 「……服を着なさい、服を。」 胴体にバスタオル1枚を巻き付けただけ、白い透き通るような美しさの肌を惜し気もなくさらしている紅が目に入り、一瞬反応が遅れる。 紅がベッドの上の俺を蹴るために片脚を上げているため、俺の位置からは内股の際どいところまで丸見えになる。 …一応、パンツは履いているようだ。 「つーかーさー?」 「なに。俺は現在自身の不幸を嘆くのに忙しいので紅さんは早くお洋服を着なさい。 あと俺はそっちのソファーで寝るから今くらいこの寝心地のいい寝床でだらけさせてくれ」 「…司ってさぁ…」 「んだよ」 「……あぁもう、本当私って可哀想っ!!」 ツン、と形の良い顎をそらした紅の濡羽色の髪が流れて広がる。 風呂を上がって直ぐのためか微かに濡れており、シルクのような艶がある。 動きにあわせて広がる甘い香りに熱を持つ身体を誤魔化そうと枕に顔を埋めると、何故か身体の下に手が差し込まれた。 「っ、ふりゃっ」 「うぉっ!?」 ……紅に身体をひっくり返された。魔王の娘なだけはあって力があるのは知っているが、華奢な美少女に力業をかまされるのは地味にショックだ。 ショックを受けている俺を尻目に紅がベッドに乗り上げてくる。 上着を脱いだだけで寛いでいた俺の腰を跨いで尻を落ち着け、上半身を倒し、俺の顔を覗き込むようにしてきた。 紅の柔らかい胸の膨らみが、二人の間で押し潰され横に広がる。 谷間に髪から落ちた雫が流れていくのを視覚した途端に、腹の底から沸き上がってきた衝動。 無意識のうちに紅の肩を掴むと、彼女の桃色の唇が三日月型に形を変える。 「つかさ」 ハチミツのように甘ったるい声に、俺の理性の糸が断ち切られる音がした。
ここからエロくないエロです 前置きの長さが申し訳ない… 「…紅のせいだからな」 「っんぅ…っ」 紅を抱きしめ唇を奪う。 嬉しそうに絡み付いてくる舌に応え紅の口内を犯しながら、上半身を倒しているために持ち上がる形になっている尻を隠しているバスタオルを捲り上げる。 「っふぅ、んっ?ん、んんっ!!」 腰に蟠るかたちになったバスタオルの下、現れた縞模様の下着の上からスリットを撫でると、じわりと湿り気を感じた。 驚いたように引っ込んだ紅の舌を追い掛けながら、布越しにスリットを擦る。 中指を伸ばして、既に見なくても位置のわかる花芯に軽く爪を立てれば、紅の細い腰が面白いくらいに大きく跳ねた。 「ぁんっ、…っつか、さ…っ!」 擦れたせいで赤みの増した唇に再度噛みつくようなキスをする。 ぎゅっと閉じられた目蓋の端から流れる涙を見ながら腹筋で身体を起こし、今度は俺が紅を押し倒した体勢をとる。 緩んでいたバスタオルの端を掴んで捲り上げれば、目の前に極上の身体が晒された。 生身のヴィーナスといっても過大評価ではないであろうその身体。どこかの有名な画家が描いた彼女と異なる点は、その身体が未成熟な部分を持つ点だろう。 柔らかな肩のラインに括れたウエスト、肉付きは悪くないのに細い印象の手足。手を伸ばし掴んだ胸の膨らみは俺の手に余るほどの大きさはない。 俺にとってちょうど良い大きさの胸は、余すことなく刺激できるためか感度もいい。 円を書くように揉みしだきながら時折ピンク色の頂を指で押し潰しつつ、首筋に舌を這わせれば、紅は甘い声を上げてシャツを掴んでくる。 「っぃたっ、痛いよぅ…っ」 首筋に立てた犬歯が痛かったのか、紅の声に泣きが入る。 俺が普通の精神状態であったなら謝りもしただろうが、今の俺はそんなことを考え付くこともなく、ただ加虐心をさらに掻き立てられただけだった。 「紅が誘ったんだろうが。文句言うな」 「っ司が、唐変木だからでしょっ!女の子にあんなことまでさせないでよ…っ!!」 (誰が唐変木だっ!) やはり普段ならば流せる紅の言葉も、満月特有の高ぶった気性には簡単に油を注ぐ。狩りをするときの狼の気持ちって、間違いなくこんな感じだ。絶対に。 勢いよく身体を起こしてベルトに手を掛け、既に腹に付かんばかりに勃起した性器を取り出すと、紅が唾を飲み込むのがわかった。 濡れていないところが見つからないほどに濡れそぼった下着をずらすと、乳製品のような甘い薫りが体温を伴って立ち昇る。 極上の料理を前にした乞食がよだれを垂らすかのように愛液を溢れさせるスリット、控えめに存在を主張する花芯。 紅は催促するように腰を揺らし、自身の中に俺を誘い込もうとする。 期待に応えてやるかのように性器の先端を宛がうと、ぴちゃりと水音が響く。
「く…っ、」 「ふ、あぁ…っ!!」 蕾を開かせるように性器を押し込んでいく。まっていましたとばかりに絡み付いてくる襞を引き剥がしながら奥へ奥へと進めていくと、やがて行き止まりの壁にたどり着く。 小さく身体を震わせている紅の腰を掴み、すぐに大きく腰を引いた。 「ゃっまって、まってっ!あっはぁ、あぁっ…」 挿入時の呼吸の乱れが整っていない紅をよそに、抜ける寸前まで引いた腰を再度勢いをつけて突き入れる。 喜んで迎え入れる癖に狭い紅の膣内は締め付けも最高で、紅の恥態にかなり我慢していた俺の息子は早々に限界が来た。 「ふぁあ…っ!!」 「っん…っ!」 予告もなく子宮内で射精をはじめると、紅の膣内も俺の性器を強く締め付け紅がイッたことを知る。 光悦とした表情で俺の生気を受け止めている紅の胸の頂きに舌を這わせると、敏感になった紅の身体はキュンと俺の性器を締め付けた。 紅は直接的な食事に満足しているらしいが、紅の中にいる俺の息子は衰えることはなかった。 紅の腰をわし掴みいまだに微かな痙攣を伝えてくる中で角度を変えると、紅の表情が驚きに変わる。 「っやぁっ、まだっ、イったばっか、なのにぃ…っ!」 紅の抗議なんて知ったこっちゃない。紅だって、こうなることをわかっていて俺を煽ったはずなのだから。 満月の夜、狼男の精神的な高ぶりや征服欲、つまり性欲は最高潮に達する。つがいがいれば妻と決めたその相手を目一杯愛し子孫を残そうとする期間となる。 ようするに、満月の時期は狼男が加虐的になる期間であると同時、狼男の発情期であると言ってもいい。 つがいの相手に傷を付け所有権を主張する。紅の首筋に残る自分が刻んだ噛み跡に、背筋がぞくぞくするほどの興奮がせりあがってくる。 相手は魔族の中で自身よりも相当位の高いお姫様、しかも外見は極上の美少女だ。 自分が先程出した精液と空気が混ざってかき混ぜられる音がどうしようもなく卑猥で、紅の滑らかなラインを描く尻を上げさせ垂直にピストンを繰り返し中から精液を掻き出すようにする。 襞の不規則な蠢きと瞳が焦点を結べないほどの快楽に濡れた紅の表情、感じるすべての刺激から目を背けずに何度も紅の中を掻き回す。 抜かずに3発ほど発射したところで、とうとう紅が音を上げた。 「つかさ…も、お腹いっぱいだよぅ…っ!」 「しらん。頑張れ」 「うぅ…胃もたれ、しちゃ、ぅ…からっ」 「しないしない」 紅の涙を舌で掬ってから唇をあわせる。 生気は別に胃に入るわけではないのだから、紅の主張は意味がない。 …いや、食事で満足したときは『お腹一杯』と表現しているのをよく聞く……胃に入るのだろうか?サキュバスの生態はいまいちわからない。 満腹を訴えてもキスは拒まないのだから、そのあたりも謎のままだ。
汗で滑る脚を抱え直し身体をさらに密着させる。花芯をつまみ上げた途端にまたイッたのだろう、痛いほどに締め付けてきた内部に、俺の性器はまた精液を吐き出した。 夜明け近くになって疲れた身体で気を失った紅を抱きしめ微睡んできた時、中に何度も出したための『お腹一杯』だったのかもしれない、と考えたが、眠気でその思考はすぐに四散していった。 そして俺は今、ベッドでシーツを巻き付け寝そべっている不機嫌なお姫様の髪を撫でている。 「…紅、起きれるか?」 「痛いダルい疲れたっ」 「だから悪かったってっ!つーかそもそも、煽ったのはそっちだろ!?」 生気を餌にしているサキュバスと言えど、『最弱で最強の魔族』と言われるように、身体の作りは人間の女の子と同じくらい弱い。 最強というのは、成熟した大人のサキュバスであればどんなに屈強な男でも生気を搾り取り死に追いやることが出来るために、そういわれている。 ご機嫌とりのために伸ばした手を叩き落とされないあたり、本気で怒っているわけではないのだろう。 普段そういった行為に積極的にならない俺が豹変する満月の夜は、あらゆる手を使って俺を誘惑してくるのは紅の習慣のようなもので、それに俺が毎度毎度引っ掛かるのも、翌朝のこんな理不尽な文句に俺が言い返すのも、やはりもはや形式美だった。 乱れても絡まることはない紅の手触りの良い黒髪に指を通しながら、これからどうするかを考える。 シュリさん――紅のお母さんだ――に挨拶をして帰るように言われたが、日が高くなりはじめたこんな時間だ、既に王妃としての仕事をこなしているところだろう。 というよりも、こんな腰が立たなくなっている紅と一緒に挨拶に行こうものなら何を言われるかわかったもんじゃない。 どうせおじさんにはすべてバレバレなのだから、挨拶無しに帰っても文句は言われないだろう。 「紅、ほら、そろそろ着替えて…」 「着替えさせて」 「……」 「…冗談よ。」 固まった俺を鼻で笑い、紅は身体を起こして下着類を身に付けはじめる。 性的な感情や恋愛感情を伴う接触で食事をするサキュバスは、極端な話、キスや抱擁でも男の生気を手に入れることが出来る。 ほとんど全裸の紅に触れる際に性的な感情が生まれないわけがないのだから、胃もたれしているらしい現在、冗談でないわけはない。 「司」 「……」 「…ん、」 「……はよ」 「おはよっ」 それなのにおはようのキスをねだってくるのだから、紅はよくわからない。 紅が着替え終わったのを確認して、ベッドから立ち上がり手を差し出す。 きょとんとした顔で首を傾げる紅に恥ずかしくなって頭を掻く。 「…ふらふらされるとこっちが心配だから、」 手、と言うと、紅の頬が薔薇色に染まる。 「…繋いで帰ってくれるの?」 「俺のせいなんだろ?」 手を繋ぐくらいなら、別に胃もたれが悪化するほどの性的接触にはならないだろう。…たとえ、食料の側に強い恋愛感情があったとしてもだ。 赤い顔で、けれどとても嬉しそうに重ねられた紅の手を握る。 今、柔らかくて白い手の温もりを感じることが出来ているのが自分だけだと思うと、彼女にとってはただの食料でも良いような気がした。 長々と失礼しました もっと精進するためにROMに戻ります…
GJ! エロくていいですなー お願いだから、ROMしないで!(>_<)
グジョーブグジョーブ
GJ! ROMにもどるなんてとんでもない!
このエロさ、このクオリティでROMに戻るとかどうかしてる…! 頼むからもっと書いてくださいお願いします
GJ!! これは続いて欲しいシリーズ化きぼん
音声ではトップ3に入るサキュバスものだったと思う サキュバスに殺されるってこんな感じなんだろうな?っていうのを体験できる
サキュバスだけど処女で奥手・・・・ サキュバスだけど逆転されて男に犯されまくる… という淫乱娘とラブラブなものが増えてますが この作品にはそんな甘いシチュエーションは一切なく 全篇にわたり容赦なく性の魔物サキュバスに絞り尽くされますw 気絶してもやめない騎乗位 窒息寸前でフェロモン地獄の顔面騎乗 寝ても覚めても終わらない無限吸精地獄 瀕死寸前でも一切手を抜いてくれず 胸で、口で、言葉で、性器で犯され逝き続けます ただの淫乱痴女ではなくRPGに出てくる本来の性の魔物サキュバスに 一遍の慈悲もなく犯し殺されたいと思っていたあなた! 間違いなくオススメします!
「下に横たわる者」が、騎乗位とか顔面騎乗ばかりってのは はしたないと思うの。
>>340 とろとろのダブルサキュバスと並ぶほど世話になってる
干からびていくところまで描写されているのがいい
タイトルも教えて。 音声作品はケータイには対応してないのかな……。
346 :
名無しさん@ピンキー :2011/05/18(水) 17:28:39.42 ID:rCvpe+0l
仕事を優しく手鳥足とり教えてくれる美人の先輩が実はサキュバス スイミングスクールの美人コーチが(ry 入院先の美人ナースが(ry 誰か小説書いてくれ
>>342 >サキュバスだけど処女で奥手・・・・
>サキュバスだけど逆転されて男に犯されまくる…
…ぎくっ!
このスレを読み返すに、心臓にサキュバスの角が突き刺さった気分なのは
私だけじゃ無い気がするw
たまたま221氏と人間関係が似てしまったため、お蔵入りした妄想設定。 田舎で聖職者を目指す青年と、パン屋の娘な幼馴染。 都の神学校への進学が決まり、村を離れるまでの数週間に、毎晩青年の夢に現れるようになった夢魔。 彼女は、村の若者みんなが憧れる「お屋敷の令嬢」そっくり。 言葉や色仕掛けで堕落の道へと誘う夢魔と、青年から話を聞いて嫉妬する幼馴染。 とうとう誘惑に負けてしまった青年は少しずつやせ細り、目だけがギラギラ光るようになって…… 最後は女性全てが夢魔の蟲惑的な裸体に見えはじめ、必死に止めようとする幼馴染を強姦する青年、という鬱エンド。 昔見たエロアニメの似たようなモチーフが根底にあるなぁ。
>>347 自分は搾り取られ系に飽きた(というか、満腹になった)ところでラブラブ系に走ってる状態だからギクリとはしないかなww
しかし、一昔前ならラブラブとサキュバスは両立しないジャンルだったから
ラブラブ好きとしては凄く嬉しいけどね、今の潮流は
誘い受けサキュバスとか考えても文に出来なかった
>>350 それは極々古典的な、「男を誘惑して自分を押し倒させる」サキュでは駄目なの?
>>350 あれだよね。
清楚なクラスメイトを装って主人公から迫るように誘導して……みたいな。
続きが思い付かずに筆がとまってる サキュバスって意外に生気(精気)の定義や食事の仕方がふわっとしてて話がふわっとしてしまう… 疑似性交のは栄養になるのか否か
>>354 その辺はご都合主義で決めちゃって良いのでは?
サキュバス像といっても、夢精の言い訳に考えつかれた古典的なものと
佐久蓮学園に見られるような逆レイプ娘、果てまた一食ごとに一人殺す
干物製造娘と比べていくと、同一種族のお化けとは思えないくらいバラついてますし。
素朴な疑問はよ
男の夢を叶えて精気をすするサキュバスだから、 一人であらゆる属性を演じてくれるんだろうなぁ。 特殊な性癖までも。
じゃあリョナとか人体切断が好きな奴とかに出くわしたらどうすんだ
>>358 心ゆくまで切り刻む夢を見せつつ、現実では乾涸らびさせちゃうなんてどう?
エロパロ PCアクション シューティング
うわぁぁあ誤爆したすまん
よく行く板を3つ挙げろ、みたいなスレからの誤爆か
>>358 サキュバスは相手の欲望が続く限りは万能になれるイメージだなあ。
魅力があれば相手の欲望とか無関係に虜に出来るんじゃね ただ目の前に存在するだけで、これまでの性的体験なんか全て上書きしてしまう そんなサキュバスに襲われたい
>>363 能力的にはそうなのかも知れないが…そのネタを書くとなると
描写の大半が、加虐趣味の男がサキュを切り刻む(夢を見ている)
残酷描写になってしまうことに気付いて断念した。
今の流れで処女信仰がある男が相手なせいで毎回 処女膜形成→破られて痛い→また処女膜形成→痛い を繰り返して泣いちゃうサキュバスも可愛いと思った
やがて、その痛み無くしてはスイッチが入らないドMへ
(´・ω・`)素朴な疑問はよ
処女信仰の裏側には、淫乱礼賛という男の欲望が渦巻いているのだ…!!
毎晩毎晩切り刻まれたり破瓜したり。それでもその男の元に通うサキュを ある者は心配し、ある者は異常呼ばわりした。 ある日、みんなは気が付いた。 「アイツが吸っている変態は、毎晩これだけ吸われて…何で枯れ果てないんだ?」 ここに始まる絶倫飼育伝説…
幽白のトグロ兄みたいに、永遠にサキュバスを切り刻む夢見せられてるだけのような気が… つまり、殺人鬼達を次々と夢の世界に閉じ込めて世界を平和に導くサキュバスか?
>>369 「初めてなのに気持ちイイ!」ですね、わかります
深夜にこんばんは。
>>316-318 の続きです。前フリと伏線仕込みたい病が発症しましたので、いつも以上にエロまでが遠いです。
ついでに分量もいつもの倍近く増えているので、エロだけ読みたい方は★までどうぞ。それでは投下します。
☆ ☆ ☆
佐久蓮学園には様々な施設があり、多数の学生が集まることもあって同じ施設が学内に複数用意されていることはよくあることだ。
例えば体育館は7つもあるし、プールも5つある。食堂に至っては非公式に運営されているものまで含めると数えきれないほどだ。
例外は敷地のほぼ中央にある巨大な図書館である。佐久蓮学園の蔵書全てが収められているこの建物には各分野の専門書に始まり、一般書、文芸書、魔術書、ライトノベル、飛び出す絵本、果ては口に出せないような本まで揃っている。
確認できるだけでも一千万冊があると言われているその蔵書の数と質は世界でも有数で、毎日多くの研究者がここを訪れる。そのため近年、キャメロットやナーランダーなどの世界トップクラスの学術組織と提携し、各図書館を転送魔法陣で繋いだほどだ。
これほど巨大な図書館が分館を設けない理由は、警備上の問題がある。普通の本ならまだしも、本そのものが魔力を帯びた危険な、しかし学術的に貴重な魔術書は一か所にまとめた方が管理しやすい。
それでも魔術書を狙う輩や魔力に誘われてくる魔物や亡霊などは多く、ここで働く図書委員会はそれらに対抗するために一種の防衛組織と化していた。
「か、た、つ、む、り……そういえばそろそろ梅雨時でしたねえ」
もっとも、ラウンジで雑誌のクロスワードを解くのに夢中になっている望を初め、多くの利用者にはそんな大層な背景は必要ないだろうが。
「先生。ここ、いいですか?」
懸賞ハガキを書いていると不意に声を掛けられた。顔を上げると、机の向こうに大きな本を抱えた少女がいた。
小学生と言われても信じられるほど小柄な体の少女だ。腰まで伸びた長髪は手入れをしていないのか、ぼさぼさになっている。制服の肩には図書委員の所属だと示す腕章がかかっていた。
そんな体で大きな本を抱えた姿は、一見すると文学少女といった印象を与えそうだが、彼女のじとっとした目は本当はただの引きこもりがちな少女だということを物語っていた。
そんなジト目の少女のことを、望はしっかりと覚えていた。
「あ、岸火薫(きしびかおり)さん、でしたよね? どうぞどうぞ」
望が促すと少女は本を机の上にどさりとおいて、それから椅子に腰かけた。埃っぽい古そうな本だが、薫はまったく気にすることなくページをめくっている。
「その本……」
「ああ、これですか? 気にしないで下さい。どうせ何の本だか先生には……」
「935年に書かれた『カルナマゴスの誓約』ですか?」
「……え」
ぶっきらぼうに話を切ろうとした薫だったが、予想だにしない一言で逆に自分の言葉が途切れてしまった。そんな彼女に構わず、望は解説を続ける。
「確か、当時は困難だった魔界からの召喚術について書かれた本でしたよね。
今じゃ技術も進んで、向こうと先に連絡をつけてから転送魔法陣を開けるようになりましたけど、奇僧ニ・タプサーが1916年に『通信魔法体系』を発表するまで世界のほとんどの人は魔界の存在すら知りませんでしたから」
「はぁ……」
普段はどこかおどおどしている望が、自信満々に魔法技術の発展について語っている。いつもの彼を見ている生徒からしてみれば、ただただ驚くばかりの変貌ぶりだった。
「でもそれを使った召喚術の成功例は2件だけ、しかもどちらの術者も呼び出したとたん塵になったっていう、曰くつきの本なんですよね。
今じゃただの古代のオカルト本扱いですよ」
「そうなんですか?」
「ええ。もっとも、召喚術や転送術は今じゃ規制されてるからあまり民間に情報が出回ってなくて、そういう胡散臭い本で実践しちゃう人も多いみたいですけど」
望の講釈を黙って聞いていた薫だったが、やがて静かにさっきまで読んでいた本を閉じた。話の内容はさっぱりだったが、とにかくこの本が使えないとわかったならそれで十分だ。
「……あの、ひょっとして余計なお世話でしたか?」
「いえ、趣味で読もうとしただけですから。それでは」
それだけ言うと薫は立ち上がり、本を抱えてさっさと歩いて行ってしまった。残された望は彼女を見送っていたが、そのまま固まっていても仕方がないので懸賞ハガキを書く作業に戻るのだった。
☆ ☆ ☆
放課後。望はまたしても茶室にいた。もっとも今度は部長から直々に呼ばれたわけではない。茶道部の普段の活動に顔を出しただけである。 7,8人いた茶道部の部員だったが、基本的にお嬢様学校である佐久連学園の中でも特に大人しい生徒たちが集まっている。ひとまず、新しい顧問には悪くはない印象を持ったようだった。 そんな楽しい時間も終わり、今、望は副部長の那乃と二人っきりで部室に残っている。下校時間だということで他の部員はもうとっくに帰っているのだが、那乃だけは帰ろうとしない。 それに、望も望で那乃に聞きたいことがある。ただ、こんな状況になってしまうとどこか気恥ずかしくて言い出せない。 畳の上で正座の痺れをごまかしながらもじもじしていると、ようやく那乃のほうが話を切り出してきた。 「……先生、私に何かお話でも?」 と思ったら、話を促された。それはずるい。ずるいが、まあ話しやすくなったと考えるべきか。仕方ないので望は一呼吸置くと、用件を言った。 「西園寺さん、僕のネックレス、そろそろ返してくれませんか?」 先週、ここで部長の紫と体を重ねたときに那乃にスリ取られたネックレス。あの時はふらふらになっていて気付いていなかったのだが、翌朝目を覚ました望はネックレスを返して貰っていないことに愕然とした。 「あれ、こっちに来る時に師匠から貰ったネックレスですし、返してもらわないと色々と困るんですけど……」 主に香奈とのことである。昨日も、「どーしたの先生! 触っても全然痛くないじゃない!」と文句を言われながら絞り取られたばかりであった。 「ふむ。ネックレスは確かに私がお預かりしていますが……」 那乃は少し伏し目になって考え込む。 「今すぐにお渡しする、という訳にはいきません」 「なんでですか」 「先生。こういうのは非常に言い辛いのですが……」 物凄く申し訳なさそうに、那野は言った。 「余りセックスしたこと、ありませんね?」 ド直球だった。散々言葉を選んだ果てに出てきたというのが那野の表情から読み取れる辺り、更に残酷さも兼ね備えていた。そして、その言葉は寸分違わず望の胸を貫いていた。 「あの、まずもう少しぼかして言った方がいいんじゃ……」 「ですから最初に言い辛いと申し上げたのですが」 「……いやいや。そもそも僕がその、そういう経験が余りないって、誰が言ってたんですか?」 「お嬢様からです」 それを聞いた望の頭の中に、悪戯っぽい笑みを浮かべた紫の姿が浮かんだ。悲しいことだが、つい先週体を重ねた彼女が言うのなら反論はできない。 しかし彼にはどうしても分からないことが一つだけあった。 「でも……でも、それとネックレスとどういう関係があるんですか?」 女性を悦ばせる技術が無いことと、他人の物を返してくれないことは望の常識の中では繋がらない。そう考えて、ひょっとしたら彼女たちサキュバスの常識ではそういうことになってるかも知れない。それは非常に困る。 だが、望の予想は半分当たっており、半分外れてもいた。 「先生。この佐久蓮学園はサキュバスの学校だということは、もうご存知ですよね?」 「ええ、そりゃまあ……何度も搾り取られてますし」 不意に違う話を切り出してきた那乃に、望は当惑する。一方、那乃はまだ相変わらずの無表情だった。 「では、攻めに回ったことはありますか?」 「せ、攻めって……あの、そのつまり……」 意味は分かっている。分かっているのだが、奥手な望はただ赤面して口ごもるだけだ。散々生徒と交わっておいて何を今更、ではあるのだが、やはり人の持って生まれた性質というのは中々変わらないらしい。 攻めに回るなんて考えたこともないであろう望のそんな様子を見て、那乃は深く溜息をついた。 「お言葉ですが先生。そんなことでは本当に搾り尽くされて干物になってしまいますよ?」 望の目を見つめて、那乃が語りだす。 「私たちサキュバスは性交によって生命力を得ます。ですが、生命力になるのは精液だけでなく、性交時の快感も糧とすることができるのです」 「は、はあ……」
「ですから、より激しいセックスならそれだけ生命力を満たすことができるのです。具体的に言えば、騎乗位で搾り取るより正上位で責められた方が早く満足できます」 流石の望も、こういうことは学校で習っていない。サキュバスの生態など、分かっていても気恥ずかしくて誰も話題にしようとしないからだ。 「それに、先生にも少しは責めてもらわないと、私たちに魅力がないんじゃないかと不安になのです。だから、先生にはもっとセックスに慣れてもらいます」 「あの……つまりどういうことですか」 「特訓です」 「え?」 思わず聞き返す。しかし那野は平然とした顔で繰り返した。 「特訓です。セックスの特訓をしましょう」 夕暮れの光が差し込む窓の向こうで、烏が鳴いた。 「いやいやいやいや……」 「お時間は取らせません。手早い方法で行いますので」 「そうじゃなくて! なんですかセックスの特訓って!? はしたないにも程があるでしょう!」 この期に及んで、まだ人間の倫理観を盾にする望。逆に言えば、今の彼にはそれしか自分を繋ぎとめる枷が無いということでもあった。 「はしたない、といいますと?」 「だって、その……教師と生徒がそういうことをするなんて……」 「……なら、現実にそういうことにならなければいいのですね?」 「そりゃ……いや、それはどういう……」 言いかけた望の視界が、ぐらりと揺れた。倒れているとすぐに気付いて畳の上に手を付くが、突っ張ろうとした腕に力が入らず、そのまま倒れ込んでしまう。 眠い。恐ろしいぐらいに眠い。急激に重みを増した瞼をなんとか持ち上げようとすると、那乃がゆっくりと望の頭を胸に抱き、その耳に囁きかけた。 「ご心配なく。夢の中で、またお会いしましょう」 ★ ★ ★ そして望は目を覚ました。辺りを見渡すとここが先ほどと変わらない茶室だということに気付く。 ただ、寝起きの望はその茶室になんとなく違和感を覚えていた。はっきりと口にはできないが、どこかあやふやなのだ。 「ええ。確かにここは夢の中、現実とは違います」 背中から声をかけられ、驚いて振り返るとそこに那乃が座っていた。しかし彼女は、さっきまでの制服姿ではない。先週、紫に呼ばれてこの茶室を訪れた時に見た、浅葱色の着物に着替えていた。 「夢、なんですか?」 ほっぺたをつねってみる。痛い。しかし、さっきまで制服だった那乃が一瞬で着物に着替えているのを考えると、夢じゃないと理屈に合わない。 「ええ、夢ですよ。ですから何をしてもいいのです」 すり寄ってきた那乃が望の膝に手を置いて、甘くささやきかける。 「組み伏せて思うがままに犯しても、現実には何も起こっていないのですから。教師という職で貴方の欲を縛りつける必要もありませんよ?」 熱っぽい眼差しで見つめてくる那乃の体が、とても魅力的なものに思えた。だが、それでも望の理性が心のどこかに鍵を掛けている。 でも、と言おうとした望の唇がキスで塞がれた。いつの間にか望に触れていた那乃の口が、隙を突かれた望の口内をねっとりと味わう。 少しして唇を放した那乃は、珍しく目を反らして俯くと小さな声で呟いた。 「私は構いません。その……先週から一度もお嬢様の、いえ、誰の相手もしていないのですから」 そう言う那乃の体は妙に熱っぽい。自分でも慰め切れなかった体の熱が、望を前にして溢れ始めたようであった。しかしそれに妙な気恥かしさを覚えた那乃は、思わず望から顔を背けたのだった。 「那乃さん」 名前を呼ばれた那乃が顔を上げると、その唇が望の口によって塞がれた。初めて積極的に求めてきた望に一瞬驚いてしまったが、すぐに彼の体を抱きしめると熱いキスで返した。 「ん、くちゅ……あふ……」 「……は、ん……む……ちゅ」 やがてどちらからともなく唇を放す。二人は見つめ合うが、そのまま動きが止まってしまう。妙な間に那乃は少し気を取られるが、すぐに望にこういう経験が無い事を思い出した。 そう、これは特訓なのだ。自分がリードしなくてはいけないと思い出した那乃は、胸元をはだけると望に差し出した。 「……どうぞ?」 恐る恐る、といった様子で望が那乃の露わになった胸に手を伸ばす。同年代に比べてやや慎ましい大きさではあるが、その柔らかさは確かに望の指に伝わってきた。 「うわ、すごい……」 絞られてばかりで、こうして女性の胸を自分から揉んだこともなかった望である。改めて触ってみてわかるその柔らかさに、まるで童貞のように夢中になっていた。
「先生、私の胸が気に入ったならそれでいいのですが……」 しばらく望に好きにさせていた那乃だったが、とうとうじれったくなって、彼の手を取って自分の秘所に押し付けた。くちゅり、とはしたない水音がして思わず顔を赤らめる。 「その……そろそろ、こちらもお願いします」 消え入りそうな声で呟く。そのささやきで我に返った望は、緊張した面持ちで那乃の秘所に指を這わせ始めた。 「……いきますよ」 「はい、どう……んっ」 くちゅくちゅと卑猥な水音が夢うつつの茶室の中に響く。望の指が秘唇をなぞり、陰核に優しく触れ、時折秘所の中に浅く埋まる度に、那乃は快感に体を震わせる。 その上、名残惜しかったのか、望が空いた左手で那乃の胸を再び揉み始めた。手つきこそぎこちないものの、丸々一週間も性交を我慢させられた上で同時に二か所を責められては、那乃の体も一気に高まってしまう。 「はあっ……先生、そのまま……っ!」 「は、はいっ」 快感で力の入らなくなった那乃は、望にもたれかかりつつそれでも体を倒すまいと彼のYシャツを握りしめる。ぴったりくっついた彼女の体の熱を感じながら、望は従順に手を動かしている。 そのうちに、限界が訪れた。 「く、は―――ッ!」 ほとんど声もあげずに、しかし体だけは激しく震わせて那乃は絶頂に達した。ガクガクと震える那乃の体を、思わず望は抱きしめる。 「だ、大丈夫、ですか……?」 「すっ、すみま、せん……久しぶりで……」 そう言った那乃は望の胸に顔を埋めている。まだ小刻みに体が震えているのは、絶頂の余韻が残っているからだろうか。ぎゅっと抱きしめてくる彼女の背中を、望はやさしく撫でてやった。 しばらくそうしていた彼女だったが、絶頂の波が引くと望の腕から離れて畳の上に寝転がった。 「では、続きを……」 「大丈夫なんですか?」 「ええ、夢の中ですから。先生の好きにしていいって言ったじゃないですか」 無防備に寝転がった那乃の帯は解け、夕日の下にその白い裸身を晒している。シミ一つない彫像のような体は今、望の前に無防備で晒されていた。 その幻想的な光景に思わず生唾を飲み込む。そんな望を見て、那乃は優しく微笑んだ。 「さ、どうぞ?」 その一言に誘われるように、望は那乃に覆いかぶさった。ズボンのチャックを下ろすと自身のモノを取り出し、一息に那乃に挿入した。 「う、ぐ……っ!」 柔肉をかき分けるだけで、肉棒を通して脳髄が焼けるような快感が伝わってくる。一番奥まで達すると、それをもう一度味わいたくなって腰を引き戻し、また打ちつけた。 「ふああっ! そんな、いきなり、はげしっ!」 悲鳴のような嬌声をあげながらも、那乃は一切の抵抗を見せない。それだけこの快感を待ち望んでいたということだった。 ずんずんと夢中になって腰を動かす望。そのうちに最奥よりも少し浅い部分をついたほうが、那乃の反応がいいことに気付いた。 「ひゃっ!? まっ、そこ、よわ、いやぁっ!」 弱点を集中的に責められ、那乃は身をよじらせる。もちろん、上に望が覆いかぶさっているので逃げることはできない。それどころが快感に蕩けた顔で抵抗する仕草は、望の良心を焼き切らせるほどだった。 那乃を押さえつけ、一心不乱に腰を打ちつける。もはや衣服としての体を成していない着物が、那乃の下で皺を作っていた。 「な、のさん……もう……っ!」 「イって、下さい! 私ももう……」 那乃が望に足を絡める。それを受けた望は何の遠慮も無く最奥を貫くと、そこに精液を放った。 「ひ、あ―――!」 ひときわ高い声をあげ、那乃も絶頂に達した。飛んでいきそうな意識を繋ぎ止めるかのようにぎゅっと望の体を両腕で抱きしめる。熱い吐息が望の耳に吹きかかった。 そして絶頂の余韻が消えると、那乃の体がふわりと床に落ちた。 「な、那乃さんっ!?」 慌てて望が呼びかけるが、那乃は腕で目を覆ったまま動かない。一瞬、とんでもないことになってしまったのかと、望が身を震わせる。 「……て」 「え?」 荒い息の合間にかすかに那乃の声が挟まった。望が聞き返すと、彼女はゆっくりと腕を持ち上げて、隠されていた両目で彼を見た。
「もっと……シて」 甘えているのか、命令しているのか。どちらかは分からないが、ただ彼女の眼が男を堕とす快楽の色に染まっていることだけは確かだった。 那乃の一言で吹っ切れた望は、倒れていた彼女を四つん這いにさせると、今度は後ろから肉棒を突き入れた。正上位の時よりも乱暴に、深いところを責め立てる。 「はっ、ひあっ! そう、それがいいのぉっ!」 ぐちゃぐちゃと体の内側を掻き回されて、あられもない声を上げる那乃。もはや特訓という名目は彼女の中から消え去っていて、ただただ快楽を貪り尽くすのに夢中になっていた。 獣のように那乃を犯す望。ただ肉棒を突き入れるだけでは飽き足らず、那乃の前に手を回すと後ろからその胸を鷲掴みにする。 「はあっ、はあっ……!」 「んあっ!? そんな乱暴に……っ!」 咎めも聞かずに、望は那乃の背中に覆いかぶさって腰を振り続ける。そんな乱暴ながらも激しい責めに、那乃はだらしなく涎を垂らしながら酔いしれていた。 「あぐっ!?」 二度目の射精は唐突だった。夢中になりすぎて絶頂が迫っているのも分からなかったのか、何の前触れもなく那乃の膣内に精液を放っていた。 絶頂寸前でちりちりとした感覚を覚えながら、膣内射精される。もどかしいその快感に那乃は我慢することができなかった。 「先生、もう一度……ね?」 「は、はいっ」 優しい声で促すと、望は言われるがままに腰を振り始めた。今度は那乃の片足を抱えて、大きく開いた足の間に入り込んで肉棒を挿入する。 淫靡な水音を響かせながら、二人はただただお互いの体を高め合うことに没頭していった。 ☆ ☆ ☆ 夕日は地平線の向こう側に沈み、微かな残光だけが空を藍色に染め上げている。望と那乃が眠っている茶室の中もすっかり暗くなっていた。 薄闇の下で折り重なるようにして眠っていた二人だったが、不意に那乃の目が開いた。ゆっくりと半身を起こし、未だ眠っている望の顔を覗き込む。 「ふふ、技術の方はまだまだですが……素敵でしたよ? 先生」 現実には30分も経っていないが、夢の中では那乃が満足するまで体を重ねることができた。夢とはそういうものである。空間はおろか時間もあやふやになる。 その夢の中に入り込み、お互いの思うがまま、望むがままに交わり、精気を奪い取る。それができるからこそ、彼女たちはサキュバスと呼ばれるのだった。 「先生、まだ夢の中ですか?」 目を覚まさない望の上に寝そべって、那乃は彼の頬をつついてみる。男性とは思えない顔立ちは見た目通りの柔らかさを持っており、ぷにぷにとした食感を伝えてくる。 そんな、ちょっと化粧をすれば顔の男が、夢の中ではあれほど自分の体を犯し尽くし、夢中になっていた。そのギャップを考えると、胸の内からなんとも言えないものがこみ上げてくる。 「……先生?」 そんなことを考えていた那乃だったが、ふと頬をつつく手を止めた。これだけやってもなんの反応も無いのは、流石に少しおかしい。 不安になって肩を揺すってみるが、それでも起きる様子はない。 「先生っ!?」 夢見心地な気分の吹き飛んだ那乃が必死に呼びかけるが、望はいくら呼ばれても目を覚ます気配を見せなかった。
☆ ☆ ☆ 「全く……夢に入り込んでの吸精など、いつの間に覚えたんだ」 「その、お嬢様が……」 次の日。佐久蓮学園付属病院の一室にて、那乃はリノリウム張りの床に正座させられながら、教頭の説教を受けていた。 あの後慌てて職員室に駆け込んだ那乃が、その場にいた教頭に事情を話すと、彼女はすぐに救急車を手配して望を病院まで送っていた。 目を覚まさない原因はもちろん精気の吸われすぎだ。しかし、今まで香奈、智、美琴、紫と四人のサキュバスに毎日のように絞られながらもなんとか生活できていた望がここに来て倒れてしまったのには別の原因もあった。 「夢の中でどれだけ交わっていたか知らないが、現実にはたったの30分だ。そんな短い間に精気を吸い上げられては、普通の人間だったら死んでいるぞ?」 教頭の言う通り、現実にはあり得ない早さで精気を奪い尽されては、どんな人間でも立ち上がれなくなるのが普通だった。 「……だから手加減して吸うような技術が身につく高等科まで教えないようにしていたのに。全く、葛葉のお嬢様はどこからそんな術を覚えたんだ……」 サキュバスにだけ適性のある術だとはいえ、サキュバスの本能だけで完成させられる魔術でもない。そんな知識をどこからか仕入れて問題を引き起こしてくれた紫に、教頭は頭を抱えていた。 しかし彼女が相手ではきつく叱ることはできない。紫の出身である葛葉家は、この佐久蓮学園の主要なスポンサーであった。悲しいかな、教育者でも出資者には頭が上がらないのである。 「あの……先生は大丈夫なんですか?」 「ん? ああ、二、三日休めば問題無いそうだ。……とんでもない男だよ、全く」 医者、そして教授から聞かされた話を反芻しながら教授はぽつりと呟いた。その表情には、これだけ吸われても命は助かる望の生命力に対する呆れだけではない、何かが隠れていた。 「……先生?」 「何を呆けている。いいか、そもそもあのお嬢様のお目付け役の君が、我を忘れて先生を吸い殺しかけるなどな……」 心配そうに声をかけてきた那乃の言葉を切って捨て、教頭は説教を続ける。生徒たちの間で噂になっている、教頭の説教3時間コースは、まだ始まったばかりだった。 ☆ ☆ ☆ 以上です。少しはサキュバスっぽさが出せたと思います。
乙
なのさんドジっこかわいい
>>377 の最後の辺り。「ちょっと化粧をすれば顔の男」ってどんな男かw
化粧をすれば「美女にも見えるような」顔の男、とでも補完すればいいんだろうか。
それはともかく、うん、暴走状態のナノさんがサキュバスらしくて可愛いな。
やけに魔法技術に詳しい望先生は伏線バリバリだし、
世界観も明らかになってきて今後にwktkしてしまう。
ありがとうございました。
382 :
名無しさん@ピンキー :2011/05/27(金) 00:01:45.43 ID:nPE/foum
素朴な疑問マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
tsts
サキュスレでtsをやれと? コメディ系の話で、永遠にラブラブする為に彼氏をサキュ化して ラストシーンは異種族バカップルから永遠の百合ップルにクラスチェンジした 二人が、仲良く狩りに出かけるシーンで締めるというのを妄想したことはあるが 「ts系スレでやれ」という反響しか予想できなくて… (なお、彼氏のインキュ化は魂堕としの足下にも及べそうに無い…orz)
てすてすって打っただけ 素朴な疑問・・・・・・(ヽ'ω`)
でも、やってもいいのよ?
>>384 似たような話なら、強制女性化の保管庫で見掛けたぞ
はよー素朴な疑問はよー
…素朴な疑問やけに熱望してるね?
じゃあ無理やり素朴な疑問だけど、ふたなりのサキュバスが人間の女性を妊娠させたら子供はサキュバスになんのかな?
妊娠しないで、人間の女性がサキュバスにされるんじゃね?
普通に妊娠していいんじゃないかな?
生まれるのが人間かサキュバスかは、
>>16 の各派が
百家争鳴しそうだが、私的には
「Y染色体の供給源が無いので、女しか生まれない。
娘が人間かサキュバスかは生まれてみないと判らない」
くらいが面白いかと。
なんとなく、サキュバスの血が入ったらサキュバスかインキュバスが生まれるけど 子ども自体が生まれにくいってイメージだな 妊娠中のサキュバスはどうなるんだろう、餌探すのか? それともエイリアンみたいに1日で妊娠出産するのか…
人間より寿命が長くて人間を喰う生き物?は
人間より数が少なくないと困るから、生まれにくいは理に適ってますな。
>>390 みたいに母体が人間というのが、比較的生まれやすそう。
いや、母体がサキュだと
「私が全精子を食い尽くすのが先か、あなたが孕ませるのが先か、勝負!!」
的な状況になりそうで。
??「僕と契約して、サキュバスになってよ」
って言うか、誰もふたなりの部分には突っ込まないのかよ! それともふたなりサキュ子さんはデフォなのか!?
ふたなりサキュさんは、素朴な疑問では一話でいきなり登場してるからなぁ。 名前だけだが「両親ともサキュバス」というイヤンな純血種のキャラも出て……
>>396 そりゃふたなりサキュバスがいたら突っ込む前に突っ込まれちゃうからな
人間の女性との間に子供を作った、ふたなりサキュ子さんは 子供からは「お父さん」と呼ばれるのだろうか。
某作品の「おねにーさま」みたいに、「おとかあさま」でよくね?www
素朴な疑問はよーο(*`ω´*)ο
この催促イライラしてきた
ここまでやられると、かえって投下しづらいかも
ほぼ毎日の催促って他の話も投下しにくくなる 同じ人なら少し自重してくれないかな?
只の荒らしだろキニスンナ。相手するだけムダだ
昨日まではレベル40だったのに…このスレのサキュさんに エナジードレインを食らったか?
ん?そんなことがあるのか? クッキーを消したとか?
忍法帖不具合修正の余波だな
いちおう てs
ああ、レベル10たまってたのに・・・
ドレインし過ぎてポッチャリになってしまったサキュさん達がダイエットに成功するまで、暫らくお待ち下さい。
忍法帖からIPが割れる不具合が出たためリセットされたらしいよ んで、またリセットの危機が迫ってるので上げても無駄みたいやね
ο(*`ω´*)ο素朴な疑問はよはよー
>>413 zettaiyada
omaegairukagiritoukasinaiyo
狐巫女の時からまるで成長してないな
>>415 みんなレベル1にドレインされちゃったから。
レベルダウンして普通の成人男性にヒィヒィいわされるサキュバス
しかし成長速度が早いので三日で逆転する
しかしこのリセットペースだとまたヒイヒイ言わされてしまうサキュバス そして次第に男に従順になってイき…
サキュちゃん、君がドレインされてどうする?
忍法帖リセットの確認がてら 普通の女の子がサキュバス化するようなSSいろいろ探してるんだけどオススメあったら教えてくれ
む、言われてみると思いつかない
同じく。ううむ、まだまだサキュバスへの愛が足りんか。
鏡に魔方陣描いたらサキュバスが出てきて種(?)を埋められたって話があったな。 最初はその種を取り出そうとするんだけど、それで感じ始めちゃって部分サキュ化。 何とかして逃れようと外に出たら行きずりの男達を食べちゃってサキュ化進行して、 最後は彼氏を吸い殺して変身完了。 ってのを昔読んだんだが、見つからない。 お役に立てずスマンor2
「魔界の古本屋」ってサイトのかな
「サキュバスを召喚。特殊能力エナジードレインを使用。プレイヤーのライフを3奪う…終わりだな」 ごく普通のお茶の間で、ごく普通にカードゲームしている二人。あえて普通でない事を上げるなら、たった今 サキュバスのカードで仕留められた女の子が、本物のサキュバスであることくらいであろうか。 勝利した武志が、ふと切り札となったカードと、面前でじたばたしている妃奈を見比べる。 「どうしたの?」 「いや。絵姿のサキュバスって、なんで角が生えてるんだろう?」 武志の知己に、「角の生えたサキュバス」はいない。もちろん妃奈にもお母さんにも角は無い。 もっとも武志とて正体まで見たことがあるサキュバスは数えるほどだし、彼女たちは妃奈の親類縁者ばかりだから サンプルが偏っているが。 「生えてる人の方が多いらしいし、角のある姿に化けることも出来るわ…でも」 妃奈の眼鏡が鈍く光った 「淫魔の角は、一体何の役に立っているの? 角突き合わせて喧嘩するわけでもないし。 角が立派な方が偉いの? …それだと皆、立派な角がある姿に化けちゃうから無意味よね」 妃奈は科学の信奉者である。妖魔や妖術も研究すれば科学で説明できるはずというのが彼女の持論であり、 まだ自分が人外だという自覚が希薄だったころ「お化けなんかいるわけない」と力説していたのが彼女の黒歴史である。 「ひょっとして、角があると男の子が寄ってきたりする?…実験してみよう」 やおら立ち上がった妃奈は、目をつぶって何やら集中し始める。しばらくして、妃奈の両側頭部に光が集まり…… カードの淫魔にそっくりな、曲がった角が出現した。変身術の応用だろう。現実界育ちなのに意外にも? 妃奈は結構妖術が上手い。知識欲の赴くままに研究し、練習し、誰かさんをモルモットに実験しまくった成果である。 「どう、魅力的?」 「なんというか…頭でっかち」 小柄な妃奈の頭にかなり大きな角が生えた分、頭が大きく見えるシルエットになってしまった。 「外観は今一つと。機能は……あれ?頭が…重い?」 グラリとよろめいた妃奈を、武志は慌てて抱きとめた……が。 「ドワォォ?!」 目の前に角がぁぁ! 妃奈を放り出すわけにはいかないが、凶器は妃奈の頭に付いているのだ。無理やり首だけひねって必死にかわす。 角の先端は、武志の頬をかすめて通り過ぎた。 「が、顔面ぶち抜かれるかと思ったぞ」 腕の中の妃奈は、顔を武志の肩に乗せるような形でじっとしている。 ボリュームは敢えて何も言わないが、力を入れすぎると潰してしまいそうに思えるほど柔らかな妃奈の抱き心地は、 それなりのものであった。側頭部に当たる角の、恐ろしく固い感触を除いて。 妃奈が身じろぎした。わずかな動きだが、その分武志のこめかみに角が食い込む。 「ぐぉぉぉぁあ…」 痛い、イタイ、い・た・い! 「ひ、妃奈。角を引っ込めろ。痛い」 「うん…」 視界の隅で何かがチカチカして激痛は消え、頬と頬の触れ合う柔らかさに代わる。 「角なんて無くて良い。少なくともお前には生えてない方が良い。主に俺の安全のために」 実験終了したのに、妃奈は武志の肩に頭を乗せたまま動かない。武志が体を離そうとすると 「うごかないで…」 「どうした?」 「角の重さで首がつった…もうちょっとこのままで」 「はいはい。御心のままに」 お母さんが、どう見ても抱き合っている二人を発見して 「あらごめんなさい、良いところを邪魔しちゃったわね」 と言うのは1分後のことである。
「……ということで、サキュバスに角は有害無益に思えるんだけど?」
「う〜ん。特に角が役に立つ訳じゃないんだけどね…」
歯切れの悪いお母さんである。
「何か使い道があるの? 重くて首が凝るし、抱きつくと刺さるわ食い込むわじゃ、誘惑するにも邪魔そうだし。
お母さんだって角無いのに、全然困ってないでしょ?」
答えは、想像を絶するものだった。
「その絵みたいに、人間ってサキュバスには角があると思ってる人が多いでしょ?
だから角の無い私たちが正体を見せると、時々サキュバスと認識してくれなくて……怪奇コウモリ女って言われるの」
――FIN――
#忍法帖ドレインされても、小話なら関係ないぜということで場つなぎを。
#少し前の流れを見て、投下して良いものかと恐れながら、#臆面もなく「サキュだけど処女で奥手」の
#「エロくも何ともない」実験話です。
#お題は
>>277 あたりから「角」とさせていただきました。角萌えな諸兄には、伏しておわび申し上げます。
#書いてる途中「昨今のサキュさんたちが騎乗位を好むのは、ほかの体位だと角が邪魔だからか?」なんて
#邪推しちゃいましたよ。
#そしてスレを見たら恐るべき難題が。ふたキュバスさん問題は、ちょっと私の手に余るかも。
悪魔の山羊の角は、神への反逆の証って事らしいけどね…。 長ければ長いほどそれだけ「格」が上との事だが。 神に仕える敬虔な聖童が淫魔にヤラれちゃう話を書いてるんだが、素朴な疑問氏の言うとおり忍法帳が怖いでゴザル。
>>426-427 キタ━(゚∀゚)━!
ありがとうありがとうο(*`ω´*)ο
続き待ってます(`・ω・´)ゞ
>>427 確かに、サキュバスが「人でない」ことを簡単に示すための異形なんだろうね。
捻れた角、蝙蝠の翼、先の尖った尻尾……個人的にはそれらのパーツがないならないで構わないけど、
揃ってないとダメと言う諸兄も多そうだ。
そして、角があると頭部のバランスが…という内容に噴いたw
そうだよなぁ、今までなかったものがいきなり出現したら慣れるまで大変でしょうて。
最初からあれば、サキュバスさんはそんなこと微塵も感じないと思われる。
さらに、サキュバスの角=性感帯説を推すものである。
翼の付け根とか、尻尾とかサキュバスは性感帯が多すぎるが……
まあ、人間風情が逆転するための後付設定なのは間違いない。
尻尾とかは突っ込んできそうイメージがある
尻尾は有害無益なんてこと無いでしょう。 扱くに良し、突っ込むに良し、突っ込んで謎の液体を注ぎ込めばなおよしと。
伝統的な妖魔は、月齢を基準に行動を決める。満月だの新月に、各種のイベントが集中するわけだ。 だが、彼女は違う。 獲物の生態を考慮しない狩人は愚か者だ。時が流れ獲物の生態が変わっても、狩りの仕方を変えない者も。 金曜日23時。彼女が狩りに出かける時刻。 男は目を開けた。見慣れた寝室だ。珍しくも夜中に目が覚めたか。 「いいえ、貴方は目覚めていないわ。これは夢」 女の声がする。するのだが……姿が見えない。 「誰だ?」 ベッドの上に身を起こして誰何する。枕元にあるはずの非常ボタンは、何故か無くなっていた。 「こんばんは、寂しい人。人間は私達のことを夢魔と呼ぶわ」 声は奇矯なことを語るが、相変わらず姿は見えない。 「寂しい人? 俺が?」 姿は見えないが、声は近づいている。 「夢魔は、本当なら相手の欲する姿をとって現れるの。でも貴方の心は誰も欲していない。だから私が見えないのよ。 こんなの滅多に無いわ。だから貴方は、滅多にいないくらい寂しい人」 ああ、そうかもしれないな。男は妙に納得した。 経済的には成功したが、自分の周りにいるのは出し抜く相手と自分を出し抜こうとしている者あるいはその両方ばかりだ。 求める人など思いつかない。 「何もかもお見通しというか、さすがは夢というべきか。だが、声はすれども姿は見えずというのも落ち着かない。 できれば、 何でも良いから適当な姿で現れてくれないか?」 「了解。私も姿が無いのは落ち着かないわ」 おどけた返事と共に目の前の空間が歪み、黒いドレスを着た女が出現した。肩を少し超える程度の黒髪、抜けるように白い肌。 顔立ちは東洋人とも西洋人ともつかない。 「あれ?」 「どうしたの?」 「夢魔ってのは、ねじ曲がった角とコウモリの羽根と変な尻尾があって、水着まがいの衣装を着ていると聞いていたんでね」 女は声を出して笑った。 「それも嘘じゃないけれど…こうするには、角や翼なんて邪魔でしょ?」 女はベッドに腰を下ろした。両手で男の顔を挟むように触れ、顔を近づける。目と目が合った瞬間、男は視線を逸らすことができなくなった。 否、女以外の一切が思考から消し飛んだ。 男は女の肩に手をかけ、一息にドレスを引き下ろした。下着は着けていない、一瞬で裸身が露わになる。 物理的にあり得ない? それがどうした、これは夢なんだ。そんなことより、この素晴らしい裸を目に焼き付けることの方が重要だ。 しかし、思う存分裸を見る前に女が顔を寄せてきた。これでは顔しか見えないが、実に美しい顔だ。その顔が徐々に迫り……触れ合った。 女が口づけた瞬間、男は口から射精したような錯覚を覚えた。奇怪な表現だが、唇が触れるだけのキスが与えた快感と、 何かを吸い出されたような喪失感は、他に喩えようがない。 男は女の背中に手を回すと、そのままベッドに引き込んだ。細かな口説き文句など、とっくに蒸発している。先程吸い出されたのは 自制心だったのかも知れない。 衝動の命じるままに女の上にのしかかる。
女の肌は手触り自体、抱き心地そのものが愉悦だった。背中へのひと撫で、乳房へのひと揉みが、男がこれまでに経験した一夜の 快楽全てを凌駕した。 このまま永遠に女の肌を愛でていたいという欲望と、次なる行為を求めて下半身に煮えたぎる牡の本能がせめぎ合い、男の魂を 引き裂く寸前まで追い詰める。 欲望と本能の戦いに決着を付けたのは、なんと理性であった。どこに残っていたのか判らないが、睨み合う欲望と本能に (両方まとめてやれば良いじゃないか) と知恵を付けたのである。 瞬時に和解した欲望と本能に尻を蹴飛ばされ、男は女の乳房に吸いついた。その時理性は、わずかな違和感を覚える。吸っているのは 男の筈なのに、何かを吸い出されている気がしてならない。その違和感すら快い。 女は声も上げず、ただ微笑んでいる。だが、男の舌に触れる乳首は硬さを増していた。 腿を抱えて足を開かせる。胸に顔を埋めた男からは見えないはずなのに、何故か女の全身像が解る。美しい容貌が、見事に張った乳房が、 豊かな尻が、滑るような腿が。そして腿の間で男を待っている部分が。 "来て” 何故か耳元で囁く声が届いた瞬間、男は「女」に突入した。 「あれ?」 挿入した瞬間に男は正気を取り戻した。半瞬後、正気は精液と共に体外に噴き出した。 後はもう獣同然……と言っては獣に抗議されるだろう。男は射精機械と化した。 喉も破れよと吠え、女の奥に突き込むごとに注ぎこみ、腰を引く動きでまた放つ。現実にはありえない量と回数は、夢であってすら 男に恐るべき消耗を強いた。 女は男の首に腕を回し、唇と唇を触れ合わせる。 男は、まるで脳から余分の獣欲を抜き取られたかのように、わずかだけ意識を取り戻す。 ”もっと、楽しんで” 脳内に直接囁かれるような声に導かれ、男はペースを緩めた。 ゆっくりと突き込んで女の胎内の感触を満喫する。 特に不可思議な仕掛けがあるわけではない。奇怪な媚薬を分泌するわけでもない。だが締め具合、摩擦の程度、最奥の弾力、 何から何までが最適な具合で男を楽しませてくれる。 男は心ゆくまで女を楽しみ、尽き果てるまで精を注ぎこんだ。いくら夢でもこれが限界だ。 女は2度目のキスをした。またしても唇を触れるだけのキス。そして耳元へのささやき。 "おやすみなさい…" 男は、夢の中で眠りについた… ……瞼を通じて、日の光を感じる。どうやらとうの昔に朝が来ているようだ。 男は目を開けた…いや、開けようとした。だが出来ない。まぶたを開けることすら億劫なほど消耗している。 まあ良い。今日は休みだ。 男はそのまま二度寝を決め込むことにした。 ――FIN―― #エロシーンの練習に、短いお話を投下させていただきます。 #敢えて角どころか翼も尻尾すら無しは、ハードル上げすぎたかな? #サキュっぽければ良いのですが。
しまった。「2度目」じゃなくて「3度目の」キスじゃないか…orz
おつんつん
>>435 GJ!
いやいや、獲物を思いのままに動かしているのは、十分にサキュバスっぽいですよ。
角をハンドルみたいにして立ちバックしたい
\アクセル/
ええと…所長がアクセルドライバーにサキュバスのメモリ(あるのか?)を挿して…?
悦楽がお前のゴールだ。
死なないギリギリまで搾るサキュバス痩身法なんて電波が…
むしろ痩せるのにやっきになるのはサキュバスのほうなんじゃ。 そして始まる百合百合痩身法……なんだ、ただのエクササイズか。
そういえば中2〜高校入学寸前ぐらいまで スタイル良くて黒髪ロングで綺麗なんだけど 背中に蝶々の羽みたいのが生えてるお姉さんと セックスする夢を週に2、3回のペースで見てた その夢を見た日は凄い目覚め良かった記憶がある まぁしょせんは夢なんだが
蝶の羽を持つ女? プシュケかな?
>>449 俺の場合、メイドさんだったよ。
すっげー豪華な屋敷に招かれる夢でさ、屋敷には女性しかいないんよ。
で、自分の泊まる部屋にメイドさんに案内されて、気付いた時にはメイドさんを上半身裸で後背位で犯してた。
後半はメイドさんに奉仕され続けイキまくったんだが夢だったんだよな・・・
罪悪感があったがもっと夢の中でそのメイドさんと一緒にいたかった。
というか、マジで自分好みの女性で本気で好きになった。
でも、同じ夢見れなくて、失恋した気分になって、泣いた。
正直に言うと今でもそのメイドさんの事好きなんだがな。
長い文でスマン。
こんな夢をほかの人が見てたら、また夢で会えるような気がして、ちょっと思い出を書いたわ。
>>451 スマン、補足
メイドさんは人っぽいけど首噛まれると抱きたくなる衝動に駆られる。
今考えるとサキュバスだったんじゃないかと思う。
正に夢魔が訪れたのですな。
案外サキュバスって居るのかも知れませぬな
サキュバスは確実にいる。 俺たちの心の中に。
最近どんなおかずでもサキュバスに脳内変換している俺がいる。 どんだけ吸い殺されたいんだよ。
魔法を使うサキュバス 触手責めしてくるサキュバス 催眠術をかけてくれるサキュバス 俺の脳内でも色々いるな
新婚でいちゃいちゃしてる嫁はサキュバス。 援交誘ってくるJKも実は金じゃなくて精目的のサキュバス。 夜のご奉仕は仕事じゃなくてお給料なメイドサキュバス。
>>458 お給料は現物子宮か
ちん上げ交渉が大変そうだな
ご主人様的に
>>459 メイド「いいえ、交渉などいたしません。報酬は切り取り放題…もとい、吸い取り放題です」
やはりサキュバスは最高だな
まさしく春闘だな
週末は投下無しか? 忍法帖め…
気長に投下まち。
まさかリセットされるとはなぁ。セキュリティの問題とはいえ、投下する人もやりづらいだろうに。
素朴な疑問のエロ早く読みたい・・・(ヽ'ω`)
ご主人様なサキュに吸われた後「私めの精を搾り取っていただきありがとうございます」とお礼を言うような世界観 命懸けのご奉仕なのか絶倫が採用条件だか平気なのか
今週の土日中に投稿したい。 出来るかなぁ・・・
ガンバレ ちっちゃいメイドさんが応援してると思うんだ
ちっちゃいサキュバスが応援してみる
手乗りさきゅばすか…
オナホ妖精の亜種だな
わたちがおまえをいかせてやるからかんちゃちろ! みたいな? やべぇ、ちょっと萌える。
おいおまえ、いっぱつぬいてやるからぱんつぬげよ。おう、はやくしろよ(迫真)
オレっ娘サキュバスだと…
真夏の夜の淫魔
この前誰か言ってたけど、レイプ魔を逆に食べちゃうjcサキュバスとかのネタで誰かお願いします。
すけべしようや…
>>478 剣持ったドヤ顔のおじさんが浮かんだが流石に違うよな
井脇ノブ子兄貴「なあ・・・スケベしようや・・・」
お久しぶりです。
>>373 の続きです。7レスほどみっちり使用する上に、5レス目の★までほぼエロ無し、ただの現代バトルファンタジーになってます。申し訳ない。
あと、今回はちょっとだけ触手要素があります。苦手な方はお気を付け下さい。それではどうぞ、お楽しみください。
☆ ☆ ☆
「……皆さんに重要なお知らせがあります」
朝のホームルーム。望はクラスの生徒が全員集まっているのを確認してから、話し始めた。
「今日の朝、警察から連絡がありました。昨日の夜、東大通りでこの学校の生徒が二人……その、不審な魔物に襲われるという事件がありました」
そう言う望の目は席の一つ、いや、二つを見つめていた。そこに今いるべきはずの生徒は座っていない。
「今は警察が捜査に当たっていますが、魔物は逃げ出してまだ捕まっていません」
魔物。その名の通り魔界に住む生物で、知能の高い魔族以外がそう呼ばれている。要は人界で言う動物のようなものだ。
ただ、その力は動物とは比べ物にならない。ドラゴンは火を吐き、オーガは大岩を軽々と持ち上げ、スライムは飲み込んだものを何でも溶かしてしまう。
全ての魔物がそのように危険という訳ではないが、ひょっとしたら危険かもしれない生き物が野放しにされているかもしれない現状は、まず安全ではない。
「魔物が街中に潜んでいる以上、この学校も安全とは言い切れません。そこで本日の部活動は中止にします。授業が終わったら生徒の皆さんは速やかに寮に戻ってください」
それにもう一つ、望には懸念があった。魔物は人間界にひょっこり出てくるような生き物ではない。誰かが故意に呼び出さなければこんな事件は起こらない。
その召喚士がどこに潜んで、何を考えて魔物を呼び出したのか。それが分からない限り、例え魔物を捕まえても安心はできなかった。
「それと」
生徒の顔を一通り見渡した望は、もう一つ付け加えた。
「一条さん、米浦さんと本田さんをちゃんと止めておいてください」
「はいっ!?」
「うえっ!?」
望の話を聞いてなぜか目を輝かせていた香奈と美琴は、その一言でぎくりとした。
「だ、大丈夫だよ先生! 別に面白そうだとか思ってないから!」
「そうそう! ナメた真似する奴を探してブチのめそうなんて思ってねーから!」
慌てて言い訳する二人だが、本音が丸見えである。
「……そういう訳で、智さん、お願いします」
「分かりました」
困った顔の望のお願いを、智は二つ返事で承諾した。
☆ ☆ ☆
その日は朝から曇り空で、天気予報も夕方からは雨になると予想していた。果たしてその通り、生徒たちが部活をせずに寮に戻るころには重い雨が降り始めていた。
そんな雨の中、望は同僚の船坂とともに、傘を差して学園の外の通りを歩いていた。
「なんで僕たちが見回りしなくちゃいけないんでしょうか」
湿気を吸った空気の中を歩きながら望がぼやくと、船坂が慰めるように言った。
「警察だけには任せておけないんだろ。何しろ、ちょっとアレな学校だからな、ウチは」
二人は放課後、学園上層部からの命令を受けて、安全のために学園周辺を見回りを行っていた。彼らだけでなく、他にも十数名ほどの教師が魔物探しに駆り出されているらしい。
寮を完備しているとはいえ、全ての生徒が寮で生活している訳ではない。高等部や大学部、まれに中等部の生徒が一人暮らしをして学校の周りのアパートに住んでいることもあった。
下校中に彼らが襲われたりしないようにするために、望たちの見回りが必要だった。それに、何かの弾みで佐久蓮学園がサキュバスの学校だとバレてしまっては大変なことになるのも理由の一つだ。
「でも僕たち、ただの教師なんですけど……」
片手に傘、片手に杖を持って歩いていた望の歩みが、そこで不意に止まった。
「……む」
隣を歩いていた船坂も足を止める。二人とも先程までとは違い、油断のない表情をしていた。
二人が見ていたのは一本の路地だった。何の変哲もない路地だが、魔法を扱う二人には分かる。そこから、敵意を持った魔力が流れてきているということが。
「よし、羽止。打ち合わせ通りに行くぞ。俺が前、お前が後ろだ」
「わかりました」
望が杖を構えて呪文を呟き、船坂はブレスレットに魔力を送る。どちらも己が魔力を増幅させ、強力な魔法を放つための準備だ。
魔物や魔族と違い、人間が魔法を使うには増幅器の力を借り、更に呪文で世界に語りかける必要がある。それがこの世界で人間が人間であることの証明であり、弱点でもあった。
路地の何かと、望と船坂のチームの間に緊迫感が流れる。それを最初に破ったのは、路地の方からだった。黒い、帯状のような物体が数本、目にもとまらぬ速さで船坂に向けて襲い掛かる。 「ブロック!」 相手の最初の攻撃を待っていた望は、すぐさま自分の魔法を発動させた。船坂の前に魔力で作られた壁が現れ、路地から飛び出してきたものを全て弾き返す。 「我が内に宿るは炎。万物を灰と成し、土に還す破壊の象徴なり……」 船坂の呪文が始まる。体内の魔力に、そして世界に語りかけ、超常の力を行使するための準備を整える。 「願わくばその力を持ってして、我が前の敵を撃滅せしめん!」 腕のブレスレットが赤く輝き、その掌で炎が生まれ、燃えあがり、一つの火球としての形をとった。 「焼き尽くせ! フレイムシュート!」 最高潮に達した魔力を解き放つため最後の一言を唱えると同時に、船坂は炎を宿した腕を路地に向かって突き出した。輝く火球は雨を切り裂いて、路地の闇へと吸い込まれる。 火球が闇に消えた次の瞬間、燃え上がった業炎がその闇を弾き飛ばした。魔法によって生まれた炎は、路地の中に留まらず船坂のいる通りにまで噴き出してくる。 「熱っちい!?」 降りかかった火の粉に驚いて船坂が飛び退った。どうやら火力を強くしすぎたらしい。幸いなことに、周りの建物に燃え移るということはなかったようだ。 最初に船坂に襲いかかった黒い物体は既に消えていた。二人は警戒を解かずに、恐る恐る路地を覗き込む。 そこには何もなかった。ただ、地面にすすけた跡が残っていたが、それも雨に洗い流されようとしていた。 「えーと、跡形も残りませんでした、ってオチか?」 困惑した表情で頭を掻く船坂。火力の調整は間違ったが、まさかこうもアッサリ消えてしまうとは思ってなかったのだろう。 「そうみたいですね……結局なんだったんでしょうか?」 望が辺りを見回すが、手がかりになりそうなものは髪の毛一本見当たらない。何の変哲もない、ただの路地裏だ。 「ま、ひとまずこれで一件落着ってことで、あとは警察にでも任せれば……」 言いかけた船坂の言葉を、悲鳴が遮った。突然聞こえた叫び声に二人が息を呑む。 傘を投げ捨てて、二人が悲鳴の聞こえた方向に走り出した。しかし、狭く入り組んだ路地裏である。今の声がどこから聞こえたのか見当もつかない。 「くそっ、左は頼むぞ!」 「はい!」 分かれ道で右に曲がりつつ、船坂は後ろの望に声をかけてそのまま走っていった。それを受けて望は左へと走る。 「……めてっ、来ないでぇ!」 はっきりとした言葉が聞こえて、望は全速力でその方向に駆けた。そして、幾つかの角を曲がった末にようやく悲鳴の下に辿り着いた。 最初に目に入ってきたのは、黒い大きな肉の塊だった。定期的に脈打つその肉塊は、腐ってもなお鼓動を止めない心臓のようで、見るものすべてに嫌悪感を味わわせるものだった。 その肉塊から同じ色の触手が伸び、建物の壁に向かって伸びている。そして触手が蠢くその先に、一人の少女がいた。 その少女は、佐久蓮学園の制服を着ていた。だがその制服は半ばほど破られ、その隙間から触手が入り込み彼女の体を舐めまわしている。口にはひと際太い触手が捻じ込まれ、声もあげられない状態になっていた。 「―――ッ!」 そこで、望の認識が止まった。 何の躊躇もなく、彼は杖を真っ直ぐに怪物へと向けた。次の瞬間、肉塊の本体の一部がへこみ、遅れて肉塊そのものが攻城槌で殴られたかのように吹き飛ばされた。 その衝撃で拘束が緩んだのか、少女も触手から解放される。望は杖を向けたまま動きを止めていたが、我に返ると慌てて地面に倒れた少女に駆け寄った。 「大丈夫ですかっ!?」 その声で少女が目を開く。彼女の顔に望は見覚えがあった。 「……先生?」 「え……岸辺さん?」 魔物に襲われていたのは、彼の教え子である岸辺薫(きしべ かおり)だった。小柄な彼女を抱き抱えて、望は問いかける。 「どうしてこんなところに……」 「ッ! 先生、後ろ!」 振り返った望の目の前に、魔物の触手が鞭のように迫っていた。 しかしその触手が望に触れた瞬間、電撃を浴びたかのように痙攣し、そして望から離れた。 「まずい……!」 慌てて立ち上がり杖を構える望。お守りのネックレスのお陰で初撃は防げたが、それでも怪物が迫ってくるというのは恐ろしい。
先ほどと同じように防御魔法を唱えようとした望に、二撃目が襲いかかる。次に飛んできたのは触手ではなく、路地裏に転がっていたゴミ箱だった。 「うぐっ!?」 望のネックレスは直接触れられた時にしかその効果を発揮しない。飛んできたゴミ箱に頭をぶつけた望は、呪文を中断してしまった。 更にもう一度、別の触手が角材を持って襲いかかる。 「先生、逃げて!」 後ろにいた薫の言葉が、望の足を止めた。腕を顔の両側にあげ角材を防ぐ。触手が周りの物を使って次々と攻撃してくるが、望は薫の盾となってその場を動かなかった。 しかし、デスクワークが似合いそうな細い男の防御である。触手も慣れない武器を使っているせいか動きにキレがないが、それでも望はガラス瓶が飛んでくるたびに悲鳴をあげ、ゴミ箱で殴られるたびに二、三歩よろめいていた。 このままでは危ない。誰もがそう思った時だった。 「フレイムシュート!」 横合いから飛んできた火球が、肉塊に直撃し爆ぜた。望を襲っていた触手が驚いて引っ込み、本体を守るように地を蠢く。 「俺のダチによくもやってくれたな、バケモノ風情が!」 割って入ってきたのは船坂だった。傘も持たずに走ったせいでずぶ濡れになっているが、その手の炎は消えることなくむしろますます激しく燃え上がっている。 突然の乱入者に気分を害されたらしく、魔物は照準を船坂に変えてその触手を伸ばす。襲い掛かる触手に対し、船坂は下がることなく逆に前に踏み出した。 上下左右から体を捉えようとする触手を掻い潜り、飛び越え、時には拳で打ち払い、船坂は素早く魔物との間合いを詰める。 「宿すは破壊、今こそ解き放たれる時!」 高揚感のままに呪文を唱えると、船坂の炎が一際強く輝いた。その輝きと共に、臆することなく魔物に飛びかかる。 その手が魔物の本体を掴んだ瞬間、船坂は叫んだ。 「吹き飛べ! フレイムバーストォ!」 最後の呪文と共に、腕に溜めこんだ魔力を炸裂させる。至近距離で放たれた爆炎の威力は、最初に放った火球の比ではない。魔物の巨体に痛烈な打撃を与えるに留まらず、その巨体をまるで紙切れのように吹き飛ばした。 爆風を受けた魔物は地面を二転三転しながらどんどん望たちのいるところから離れていき、通りまで吹っ飛ばされたところでようやく動きを止めた。 体から生えた触手ともども、ぴくりとも動く気配はない。死んだか、それとも気絶しているだけか、とにかくこれ以上望たちに危害を加えられることはなくなった。 「た、助かりました……」 ようやく安全になったと悟った望が、思わずその場にへたり込む。 「大丈夫か、羽止?」 「ええ。お陰さまで助かりました。ありがとうございます」 望の体にはいくつか痣ができていたが、酷い怪我は負っていないようだった。彼が身を呈して庇った薫も、それは同じである。船坂に至ってはかすり傷一つ無い。 「さて、とんだ騒動になっちまったが……俺は応援が来るまでここでアイツを見張ってる。羽止、お前はその子を家まで送ってやれ」 「わかりました。立てますか、岸火さん?」 「え、ええ……」 望に手を取られて、薫がよろよろと立ち上がる。望が彼女に寄り添うと、二人はゆっくりと雨の街を歩いていった。 ☆ ☆ ☆ 薫の家は学校の寮ではなく、少し離れたところにあるアパートの一室だった。そこまで彼女を送っていった望は、なんで寮住まいじゃないのか不思議に思ったが、余計な詮索はしないことにした。 「それじゃ、僕はこれで……」 無事に薫を送れたことにほっとしつつ望が帰ろうとすると、その手を薫に掴まれた。 「先生、あの……」 少しためらった後に、薫は言った。 「上がってください。少し、お話したいことがあるんです」 そう言われて望は少しためらった。教え子の、それも一人暮らしの女の子の部屋に上がり込んでいいのだろうか。 しかし、薫の縋るような視線を受けてその考えは変わった。生徒に助けを求められては、教師として逃げ出すわけにはいかない。 「それじゃ、お邪魔します」 軽く頭を下げると、望は薫の部屋に入った。中はごくごく普通の中学生の女の子の部屋だった。強いていえば、本棚が少し多いような気がするぐらいか。 「……紅茶でも飲みますか?」 「ええと、はい」 二人の会話はどこかぎこちない。先程の魔物のこともあったし、そもそも二人はあまり話したことがない。こうなるのも当然である。 どうしようかと考えていると薫が紅茶を持ってきた。ひとまずそれに口を付けると、懐かしいイギリスの、しかし安っぽい紅茶の味がした。
「ティーバックの紅茶ですか?」 「ええ」 「紅茶は葉っぱで淹れたほうがいいですよ。味が全然違いますし」 ちょっと前までイギリスに住んでいた望である。血統上は日本人でも、あの国で暮らせば紅茶にうるさくなるのは仕方のないことだった。 「……いえ、そういう話をしたいんじゃありません」 それが逆にいい効果を生んだのか、薫は話をする気になったようだ。 「先生、あの魔物……誰が呼び出したか検討はついてますか?」 「いえ。何しろ今日言われたばかりですし」 それを聞いて薫は少し黙ったが、まっすぐ望の目を見つめると宣言した。 「あれを呼んだの、私です」 「……え?」 「私です。私が、あの魔物を、召喚しました」 消え入りそうな声で、途切れ途切れに話す薫。望は最初、そのとんでもない言葉を理解できなかった。 「……いやいや、冗談はやめて下さいよ」 そしてその言葉を二、三度反芻した後、望の頭はそれを嘘だと判断した。まあそれも当然である。いくらサキュバスと言えど、方法すら一般には知られていない召喚術を、中学生が成功させたなどとは考えられない。 だが、薫はいたって真面目だったし、嘘もついていなかった。 「先生、すみません。ちょっと立ってもらっていいですか?」 「え、いいですけど」 「あ、そっちの、台所の方にいて下さい」 言われた通りに台所の方に行くと、薫は今まで二人が座っていたカーペットをひっくり返した。 そこに現れたのは、フローリングの床の上に書かれた巨大な魔法陣と、その魔法陣を補助するための膨大な呪文だった。 「解説は要りますか?」 「いえ、十分です……」 一目見ただけで、この魔法陣は十分に目的を果たすということが望には理解できた。だが、まだ分からないことはたくさんある。 「でも、どうしてこんなものを?」 「それは……その……」 望が一番聞きたいことに、薫は言い澱んだ。しばらく口をもごもごさせていたが、望の顔を見上げると語り始めた。 「初めはただ、ちょっと仕返しをしたかっただけなんです」 そもそもの原因は去年、つまり彼女が一年生だったころにさかのぼる。生来の人見知りの激しかった薫は、中々周りに馴染めなかった。 そこに目を付けたのが、同じクラスの白戸と野々原だった。教室で誰とも関わりを持たず本を読んでいる彼女は、二人にとっていじりがいのある対象に見えたのだろう。 それからの彼女の生活は、二人の執拗ないじめに耐え忍ぶ毎日だった。幸い、途中で他の友人ができたためにそのいじめは終わったが、それでも彼女の中には二人に一度でいいから仕返ししたいという気持ちが残っていた。 「そうしたらこの前、図書館の特別書庫で召喚術の本を見つけてしまったんです」 いくら一般には立ち入れない書庫だからって、そんな危ない書物を学校なんかに保管しないでほしい。図書館のあまりの節操の無さに、望は頭が痛くなった。 「で、本を見つけて実践してしまった訳ですか……」 「はい。前から興味もありましたし」 「えっ」 言われて本棚を見てみると、そこに並んでいるのはほとんど全てがオカルトじみた書物で埋め尽くされていた。気づいてみると、何とも不気味な本棚である。 「本を何冊か調べて魔法陣を描いてみたら、魔物が呼び出せたんです。それで調子に乗って、白戸と野々原にけしかけちゃったんです」 呼び出した魔物は何なのか分からない上に、醜悪極まりない怪物であったが、彼女の復讐心を満たすにはむしろそれが良かったのだろう。 「でも……」 そこまで語った薫の表情が、急に暗くなった。 「あの魔物は、それだけじゃ帰ってくれなかったんです」 望はもう一度魔法陣を見た。陣に書かれた呪文は古代の言語だろうか。この呪文のどれかが、魔物との契約を示す一文になっていたのかもしれない。 彼女は知らない間にあの魔物と何らかの契約を結んでしまい、それで魔物はこちら側の世界に居残り続けたようだ。 「今日も外で誰かを襲おうとして、どうしたらいいか分からないけどとにかく追いかけて、そうしたら、あの魔物が、私を……」 薫の口が重くなった。見ると、微かに腕が震えている。あんな醜悪な怪物に襲われそうになったということは、思い出すだけでも辛いに違いない。
そんな彼女の体を、望はそっと抱き締めた。 「もう、大丈夫ですから。安心してください」 「……えぐ、ッ、せんせぇ……」 薫は泣いた。ただただ、感情のままに泣き続けた。この部屋でそうしたことは数え切れないほどあったが、こうして人の温もりを感じながら涙を流すのは初めてだった。 望の胸に顔をうずめて泣けば泣くほど、なぜか知らないが不思議な安心感が湧いてくる。今まで一人で泣いてた時は、こんな気持ちにはならなかったのに。 そっと彼女を抱きしめながら、望はあやすように彼女の頭を撫でていた。 しばらく涙を流れるままにしていた薫だったが、ひとしきり泣いて気持ちがおさまると、望の胸に顔をうずめたまま彼に聞いた。 「……先生?」 「はい?」 「抱いて、くれませんか?」 「……え?」 唐突な申し出に、髪を撫でる手が止まった。 「すみません……もう、我慢できないんです」 止まった手の乗った頭が、胸に押しつけられる額が、彼女の体そのものが熱い。その熱に戸惑う望をよそに、薫は望のYシャツのボタンを外し始めた。 「あ、あの、岸火さん?」 「さっき、魔物に襲われた時に何か飲まされて……それからずっと体が熱いんです」 それなら一人で、と言おうとした望の口が塞がれた。キスされたと気づいたのは、視界一杯に広がった薫の顔がゆっくり離れていった時だった。 「だめです。今は一人じゃなくて……先生とじゃないと、嫌なんです」 俯きながら頬を朱に染める薫。しかし、望の腕を握りしめるその手は細かく震えている。他人の温もりに初めて癒された彼女は、今まで以上に孤独になることに怯えていた。 それを察した望は、自分から薫を抱き締めると、ゆっくりと彼女と唇を重ねた。 ★ ★ ★ 華奢な望の体だが、それでも小柄な薫とは身長に差がある。雛のように首を伸ばす薫に、望は上からキスの雨を降らせた。 「ちゅ……ん、くちゅ……」 「ん、や……はふ……」 キスをしながら胸元のボタンを外し、その中に手を滑り込ませると、キスの合間から甘い吐息が漏れた。ほとんど無いような薫の胸だが、それでも感度は良好なようだ。 気を良くして、更に覆い被さるように舌を口中に捻じ込む。胸を口中の両方を責められて薫は満足に反撃することもできず、柔らかい舌はただただ望に弄ばれるだけだった。 一通り口の中を味わいつくした後、望は顔を離した。薫の舌が名残惜しそうに伸ばされ、離れる瞬間まで望の舌に触れていた。 「はぁっ……せんせぇ、凄い……」 そんな彼女の甘い声に返事はせず、望は丁寧に制服のボタンを外すと、露わになった彼女の胸に吸いついた。 「ひゃうっ!? ああっ、そんな、ふあぁっ!」 凹凸の少ない胸だが、快感を得る機能はしっかりと有しているようだ。舌を這わせれば彼女の体がびくびくと震えたし、小さな蕾に吸いつくと、ひときわ大きな声が上がった。 いつも搾り取られてばかりの望にしては珍しく自分から攻めている。あるいは、大人しい薫を見て火が付いてしまったのだろうか。 とにかく望は彼女を床に押し倒すと、下着の上から秘所に指を這わせた。くちゅり、といやらしい水音が微かに聞こえる。十分感じているようだ。 「はううっ、先生、そん、なっ!」 そのまま手を止めずに、薫の胸を堪能しながら秘所を指で擦る。たまに乳首に歯を立てると、面白いように薫の体が跳ねてくれた。 しばらくそうして薫を貪っていた望だったが、やがて満足したのか一度体を離した。 床に仰向けに寝転がった薫の制服はすっかり乱れ、前は肌蹴られてその白い胸から腹を露わにしている。スカートはそのままであったが、その下の下着は既に下着としての機能を果たせなくなっていた。 扇情的で背徳的な姿に生唾を飲み込んだ望は、いよいよ彼女のスカートを脱がそうとするが、その手を薫に止められて驚いた。まさか、誘っておいてここで止められるとは思っていなかった。 薫は熱っぽい目で望を見つめて、言った。 「あの……続きは、ベッドでお願いします」 冷静になってみると、あの醜悪な魔物が出てきた魔法陣の書かれた床の上だ。何が起こるか分からないし、ムードも何もあったものではない。 薫の申し出に黙って頷くと、望は彼女の背中と膝の下に腕を通して抱え上げた。いわゆる、お姫様だっこの形になる。そして運ばれる間、薫は顔を真っ赤にしながら、手を前に組んで大人しくしていた。
そんな彼女をベッドの上に優しく乗せると、望はもう一度彼女のスカートと下着を脱がせにかかる。今度は薫も大人しく自分の衣服が取り去られるのを見ていた。 そして望は薫の上に覆いかぶさると、自分もズボンのジッパーを降ろして、既に屹立していた肉棒を薫の秘所にあてがった。 「……いいですか?」 「はい……お願いします」 その一言で望は腰を前に進めた。先端が柔肉を掻き分け、カリ首が秘所の中に埋まり、肉棒が徐々に薫の中に入っていく。 「ん、く……っ、せま……」 「は、んあぁ……おっきいよう……」 小さな薫の秘所はその大きさに見合った狭さで、望の肉棒も全ては収まらなかった。それでもサキュバスとしての彼女の膣内は本物で、きゅうきゅうと締めつけてくる柔肉は望の我慢を削り取っていく。 「ごめんなさい、もう……っ!」 「え? あ、きゃあっ! ひゃ、あうん!」 薫が少し落ち着くまで待とうと思っていた望だったが、本能は抑えきれなかった。狭い膣内を壊さないように頭の片隅に留めながらも、最大限の快感を得ようと腰を振り始める。 「そんな、はげしっ、奥っ、ああっ!」 一突きする度に子宮口を刺激され、薫はあられもない声を上げる。髪を振り乱し、目の端から涙を流しながら、それでも快楽に蕩けた喘ぎ声をあげ続ける。 そんな彼女が急に愛おしくなった望は、その涙を舌で掬い取ってやった。嬌声が止まるほど驚いた薫はしばらく呆然とし、そして今までにないぐらい真っ赤になった。 彼女の半開きになった唇に、望はもう一度キスをしてやる。何か言おうとしていた薫だったが、言葉は結局飲み込まれた。 「んっ、むぐっ、はっ、んぐーっ!」 「は、ふ、んあっ」 舌を絡め合い、お互いの体を抱き締め、そして腰では繋がっている。お互いに一つになろうとするような甘い交合だが、そろそろ終わりが近づいていた。 「薫さん、そろそろ……っ!」 「あ……ひっ、はっ、ふあぁっ!」 唇を放すと、薫の腰を掴み気遣いも何も無く荒々しく腰を打ちつけた。膣内で脈打つ肉棒に、薫もまた自分の絶頂が近いことを悟っていた。 「来てっ、せんせぇ……中にぃっ!」 そして望は、ほとんど無意識のうちに精液を放っていた。腰がガクガクと震え、薫の一番深いところに熱い精液が流し込まれる。 「―――ッ!」 放たれた暴力的な熱を受けて、薫もまた達していた。お互いに目の前が真っ白になり、もはや何だかわからない快楽にただただ身を任せる。 先に余韻から抜け出したのは、望の方だった。ぐらりと体が傾いたかと思うと、薫の横にうつ伏せに倒れた。 「先生?」 少し心配になった薫が声をかけるが、望は既に安らかな吐息をたてて眠っていた。生徒が襲われたという事件に神経をすり減らし、魔物と戦い、限界が来ていたのだろう。 とりあえず薫は布団を肩まで掛けてあげると、少し考えてから自分も望の隣に潜り込んだ。腕をぎゅっと握って肩口に顔を埋めると、少し汗の混じったいい匂いがした。 「ふふっ、先生―――」 眠る前に彼女が最後に囁いた一言は、彼女以外の誰にも聞こえなかった。
☆ ☆ ☆ 数日後、職員室にて。 「はぁ……」 望は自分で淹れた紅茶を飲みながらため息をついていた。その溜息の色合いは、美味しい紅茶が淹れられたことに対するそれではない。 「どうしたのぉ、望ちゃん?」 それは、隣に座っていたA組担任のティス・ハーヴィにも分かった。ちなみに、船坂はここにはいない。彼は彼で今ごろ生徒の誰かに吸われているのだろう。 「いえ、ちょっと悩み事がありましてね」 「へえ、お姉さんでよければ相談に乗るけどぉ?」 望の頬をぷにぷにとつつきながらティスが言うと、望は少し考えてから切りだした。 「……もし生徒が悪いことをしたら、僕は庇うべきなんですか? それとも叱るべきなんですか?」 「それは勿論叱らないといけないんじゃないのぉ?」 「でも、彼女はもう十分反省してるとしたら、どうします?」 悪戯をしていたティスの指が止まり、代わりに彼女の真っ赤な唇に止まった。 「そうねぇ……その時次第、じゃないかしら?」 「いや、それ答えになってませんよ」 「当たり前じゃない。望ちゃんが一番分かってるのに、私なんかが答えられるわけないわよ」 「あ、いや、あくまでも例え話で……」 慌てて取り繕おうとする望の口が、ティスの指で縦に塞がれる。 「いいのいいの。女の勘っていうのは、こういう時も働くものよ?」 優しく微笑みかけると、ティスは言葉を続けた。 「きっとその子は、貴方のことを信じて話したんだから。しっかり悩んで、それからその子のためを思って動きなさい。 まあ、望ちゃんならきっといい答えが見つかるわよ。私が保証するから安心しなさいな」 そこまで言うと、悪戯っぽくティスの指が望の額を押した。後ろに押されて戻ってきた勢いで、望が一度頷くような格好になった。 「……ありがとうございます」 「あら、お礼はベッドの上でして欲しいわねぇ」 「はい……ええっ!?」 「ふふ、冗談よ」 最後まで望をからかっていたティスは、ハンドバックを手に取ると立ち上がって職員室を出ていった。残された望は、呆然とその後ろ姿を見つめるしかなかったのだった。 ☆ ☆ ☆ 以上です。
GJ!次の話も期待してます
GJ ハローワークに佐久蓮学園の求人はまだか
>>490 公開の求人とかはなしで、全部紹介じゃないかな?
採用初日に干物になられても困るし。
ちょっと俺の息子の入学願書出してくる
息子なのに女子校に入学とはこれいかに
佐久蓮学園は女子校だぞ…?
495 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中 :2011/06/15(水) 21:24:57.07 ID:W90fUO6W
ペロッ、これは男の娘フラグ
496 :
SQF調教日誌 :2011/06/15(水) 21:37:19.08 ID:Q3w5Xpbe
サキュバスクエストの二次創作であるeraSQFにおける調教過程をエロ小説風に仕上げてみました。 以下の特性を持たない人はスルーしてください。 ・百合・レズ・ふたなり 四百字詰め原稿用紙500枚とはいきませんが、40枚ぶんくらいはあります。長いっての。 [SQF調教日誌] 【プロローグ】 ここは、人間と夢魔がなんとなく共存してる世界……。人々はごく普通に生活し、ごく普通に夢魔に襲われ、ごく普通に搾り取られていた。しかし人々はそれを普通に受け入れ、時たま味わう無上の快楽に酔いしれていた。 だが、時の皇帝が「なんかスッキリしないわね。夢魔ってなんなの?」と疑問に思ったことから、事態は一変する。 皇帝の肝いりで夢魔の研究機関が設立され、夢魔たちの調査と研究が始まった。 その研究過程において、夢魔たちのもつ類まれな能力――主に性的な――に着目したグループが、夢魔を性奴化する技術の確立に成功し、やがてそれを生業とする者たちが現れる。 人外の存在を手なずける手技に長じた異能の術者を、人々は畏怖と、好奇心と、いささかの侮蔑を込めてこう呼んだ。 「調教師」と――。 ここは、帝都から遠く離れた山間の街――緑深きレンブラントの、そのまたはずれ。 かつて栄華を誇った大貴族の、末裔に残された唯一の領地。 よく手入れされた庭園の真ん中に、その屋敷はあった。 灰色城。 と、領民たちは呼ぶ。 夏の太陽が、屋敷の灰色にくすんだ屋根と白茶けた外壁をまぶしく照らし、木々の足元に、濃い影をつくっていた。 広々とした庭園に使用人の姿はなく、屋敷の内部にも、人影は無い。 時は正午。大き目につくられた窓から差し込む陽光は狭く――薄暗い館内には、七月という時期にも関わらず、ひんやりとした空気がたちこめていた。 その奥――瀟洒なつくりの屋敷には不似合いな、厚い鉄の扉がひとつ。 その内側に、「彼女」はいた。 薄い衣服の上からでも分かる盛り上がった胸、くびれたウエスト。 男なら誰でも欲情をそそる、豊満な尻。 黒く、濡れたように輝く髪は滑らかで、きめの細かな肌は透き通るように白い。 彼女は夢魔であった。 夢魔の中でもとくに人間と接点の多い種族――夢の中にあらわれ、淫らな夢を見させて精気を得る、サキュバスである。 彼女は、童話に出てくるお姫さまのように、優美な肢体をベッドにしずめ、眠りをむさぼっていた。 『……んッ……』 果実のように熟れた唇から、かすかに呻きが漏れる。 悩ましい美躯が、わずかにくねる。 どうやら、目覚めたようだ。 サキュバスは、ゆっくりと身を起こした。 濡れた瞳が、長い睫毛の下でけぶるように輝く。 (……なに…これ……?) 周囲の様子に注意をむけると、彼女が横たわるベッドを中心に描かれた複雑な模様がぼぅ…とひかり、やがてゆっくりと消えた。 (魔法陣……? またえらく、懐かしいものを……) 何だかわからないが、こんな気味悪い所からはとっとと退散するに限る――そう判断した彼女は視線をめぐらせ、窓が開け放たれているのを発見する。 誰が彼女をこんな所に連れて来たのか知らないが、ずいぶん迂闊なことだ。彼女は翼ある種族、サキュバスなのに。 逃げるため翼を広げ――ようとして、翼が現界しないことに気づく。 『……あれ? 力が使えない?』 サキュバスは小首をかしげ、首のあたりにひやりとした冷たさを感じた。
手を伸ばして触れてみる。 細く美しい首のまわりを、見たことのない銀の輪が取り巻いていた。 理屈は分からないが、この冷たく硬い金属の輪から発せられている、何か魔的な「力」が、彼女の能力を封じているようだった。 窓の反対側にドアがあったので試しに開けてみるが、ビクともしない。カギがかかっている。 (ふぅん……どうやら、閉じ込められてるみたいね) ベッドの縁に腰かけ、何があったか思い出そうとする。 だが、目覚める前の記憶が無い。何か愉しい夢を見ていたような気もするが、その先はまるで濃い霧の向こうにあるようで、まったく思い出すことができない。 (どういうことかしら? これも、この変な首輪のせい……?) 客観的にみれば深刻な事態なのだが、生来楽天的なサキュバスの性向か、彼女は別にうろたえることもなく、のんきに室内の調度などを物色しはじめた。 部屋の中央には丸いテーブルがしつらえられており、菓子を入れた盆が載せられている。 床には毛足の長い絨毯が敷き詰められ、冬は暖かそうだ。 (でも、今は夏なのよねぇ。ちょっと暑苦しいかも?) 壁際には彼女の背の高さほどもある本棚。適当に抜き出してみると、『エルトゥム写生紀行』『海底二千海里』『おおきなてぶくろ』などのタイトルで、内容に一貫性が無い。まあ、バリエーションに富んでいる、という見方もできるかもしれない。 (でも、アタシって本読まないのよねー。残念でした) 本棚の隣にはクローゼット。彼女の身の丈にあった衣服が、数多く取りそろえられていた。多くはサキュバス好みの、露出の大きい、際どい衣装だったが、中には彼女が着そうもないロングドレスや、愛らしいフリルのついたエプロンスタイルも混じっている。 (服のセンスはまあ合格――ちょっと、変な趣味があるようだけど) そして、彼女が腰かけているベッド――大人二人が並んで楽に寝れるサイズ――に目を向ける。適度にスプリングが効いており、マットレスも新品。頑丈なつくりのようで、上で跳ねても軋みもしない。 部屋の様子を見るかぎり、彼女をこの部屋に閉じ込めた何者かは、彼女に対して、それなりの気遣いをしてくれているようだ。 (絨毯の暑苦しさと、逃げられないことをのぞけば、快適なお部屋だわ) その時、かたちのよい耳がピクリと動いた。 彼女が閉じ込められている部屋に、小さな足音が近づいてくる。 軽い――足音の主は、おそらく彼女より小柄な人物であろう。もしかしたら女性かもしれない。 重厚な扉がかすかに軋む音をたて、ゆっくりと開いた――。 【一日目・昼(調教一回目)】 「眼が覚めたようね?」 少し高く、愛らしい声――。 予想通り、訪問者は女だった。 ゆるやかに波打つ金髪に、利発さをうかがわせる、ととのった美貌。 身体つきは華奢で、ほどよくくびれた腰に、少し大き目の胸。 年齢は、まだ少女といってよいくくらい。 いかめしいローブの下に薄手のワンピースを着こみ、足元を高いヒールのついたブーツで固めている。 少女はつかつかとサキュバスに歩み寄ると、警戒する彼女にむかってチェリーのような唇を開き、落ち着いた口調で話し始めた。 「こうやって面と向かってお会いするのは初めてね? 私はフレイ。フレイ・フォン・レンツ。帝国貴族で、調教師。私はこれから、あなたを調教するの。調教って、ことばの意味分かる? 美しいサキュバスさん」 調教師――少女の言葉の意味を彼女が理解するまで、数秒かかった。 理解したあと、サキュバスは目をパチパチさせて驚き、ついで少女の美貌を見つめ――少女が、冗談を言っているわけではなさそうだということに気付く。 サキュバスは笑いだしそうになっていたのをこらえた。 この世界には彼女たち――「夢魔」と呼ばれる人外の存在を、秘術を尽くして従わせ、従順な奴隷に仕立て上げる「調教師」なる職業の者がいると聞いたことがある。 『あなたが、調教師?』 サキュバスが、ぞっとするほど色っぽい声で問う。
声音の甘い響きにフレイがやや頬を赤らめ――ゆっくりと、頷く。 調教師という言葉から得られるイメージ――知的で嗜虐的な笑みを浮かべ、卓越した技術をもった、長身痩躯の美男子? あるいは、銀髪で経験豊かな、落ち着いた物腰の紳士――そういったものに、眼前の少女はまったく当てはまらない。 『……驚いた。調教師って、全員男がやってるもんだと思ってたけど、お嬢さんみたいな可愛いコもいるのね。フフ、お姉さん嬉しいわ♪』 サキュバスの言葉に気分を害したか、少女はサキュバスの美貌をけわしい表情で睨みながら、夢魔のそばににじり寄った。 「ずいぶん余裕があるようだけど、いつまでそれが続くかしら?」 不敵な笑みを浮かべ、胸をそらす。 『ふうん? ……たいそうな自信だこと♪』 サキュバスは注意深く目の前の少女を観察した。 年のころは十代――半ばから後半といったところか。 落ち着いた、年齢とは不釣り合いな、老いた賢者のごとき知性を湛えた瞳――それが、この少女の最大の魅力だろう。少し短めにカットされたウェーブの金髪も、知性を引き立てている。 身体の方はどうだろう。 小柄ながらほどよく発育した、少女らしい身体つき――胸の成長は良い。もう少し尻の厚みがほしいところだが、ややアンバランスなぐらいが、年齢不相応な知性を湛えたこの少女にはよく似合う――そう思った。 そう、この少女の魅力を一言で言い表すなら、それは「危うさ」であろうか。 だが、いくら危うい魅力の少女だといっても、視覚的情報で判断するかぎり、目前の少女から、サキュバスを脅かすような危険な匂いは感じられない。 とても、夢魔さえも屈服させ、従わせるという調教師とは思えない。 だが、たとえハッタリだとしても、調教師を名乗るからにはそれなりの術に長じているのであろう。 サキュバスは、調教師なるものの技術に興味があった。 いわく、人外の技術でもって夢魔を服従させ、身も心も蕩けさせるとか。 いわく、調教師の手に落ちた夢魔は、主人の命じるがままに身体をひらき、あらゆる性戯を尽くして奉仕するようになる――とか。 (…ふぅん? 面白いわ…この女の子が、どうやって調教しようってのかしら?) サキュバスは、心の中で舌舐めずりをした。 『いいわ……面白そうだから、つきあってあげる』 サキュバスは、少女の身の程知らずな挑戦を受けてやることにした。 『それで、どんなことをするの?』 色っぽい眼差しに期待の光をたたえつつ、サキュバスが問う。 フレイは重そうなローブを脱ぎながら意味ありげに微笑み、サキュバスの頬に手を当てた。 温かい…柔らかい感触。 「そうね……まず、名前を訊こうかしら。名無しのサキュバスじゃ困るでしょう。あなたの、名前を教えてちょうだい」 『名前?』 サキュバスはキョトンとした。 「そう、名前。……もしかして、名前を知られると困るとか、そういう制約があるの?」 たしかに、魔族の中には名前が重要な意味を持ち、他者には決して明かさない種族もあると聞く。彼らは一般に「悪魔」と呼ばれ、夢魔とはまた違った世界の住人なのだが……。幸いサキュバスにはそういう縛りはないのだが、別の理由で教えることが出来ない。 サキュバスはしばらく頭をひねり、 『そういえば無いわねぇ』 と、答えた。無いものは教えられない。 「名前が無いって…不便じゃないの? あなたたち、サキュバス同士で、どうやってお互いのことを呼びあってるの?」 『やー、ひさしぶりー、最近あの子見ないわねぇ。西の方行ってるみたいよー。このへんの童貞全部食ったからかしらぁ、みたいな?』 「それで通じるんだ……」 呆れたような、感心したような声。 『でも、あなたが不都合を感じるなら、名前をつけてくれてもいいわ。……つけてちょうだい。あとで皆に自慢するから♪』 目を輝かせるサキュバス。フレイはしばらく考え込み、慎重に一つの言葉を選び出した。
「……ブランカ」 『ブランカ? ……たしかどこかの国の言葉で、「白」って意味ね?』 意外と博識なサキュバスが、滑らかな黒髪を弄りながら問う。 『…でも、私のイメージだと、「黒」ってところじゃない? なんで白なの?』 フレイはサキュバスの美貌を正面から見据え、真剣な表情で答えた。 「私のイメージだと、あなたは「白」なの。それに黒(シュバルツェ)はなんだか語呂が悪いし」 フレイの説明にサキュバスは納得したようすではなかったが、何度か「ブランカ」と口の中で唱え、やがて頷いた。 『お嬢さんが「白」だと思うなら、それでいいと思う。今日から私はブランカ、ね♪ ね、ね、わたしも、あなたのことをフレイって呼んでいい?』 サキュバス――ブランカがニコリと微笑み、フレイの頬が紅潮する。 「ん、いいわ……。ブランカも、私のことはフレイって呼んで」 ブランカが、何度か口の中で「フレイ」と唱えている。 『……うん、フレイ。それで……調教って、具体的にどんなことをするの?』 ブランカが、深い緑色の瞳に興味の光をたたえ、問う。 フレイはかたちのよい顎に手を当て、しばし考え込むふりをして――こう命じた。 「まずは……あなたの身体を調べます。……脱いでちょうだい」 フレイの命令に、サキュバスはすすんで従った。 見せつけるように腰を振りながらベッドにのぼり、タンクトップを脱ぐ。 輝く黒髪が「ぶわ…」とひろがり、宙に舞う。 ブラはつけていない。 ボリュームあるかたまりが重たそうに揺れ、フレイが息を呑む。 『どう? けっこう自信あるのよ?』 ブランカが挑発的な笑みを浮かべ、肉の凶器に手を添える。 重たそうに持ち上げ、胸を強調するように見せつける。 『ふふ……気に入った……? ……さわっても、いいのよ……♪』 フレイはおずおずと手を伸ばし、張りのある乳房の表面に手のひらをあてた。 重い。熱い。 破壊力抜群の乳房の威容に驚きながら、乳房の先端――ぷっくりと膨らんだ乳首に指を触れる。 心地よい弾力。摘まむ。 『あンッ……♪』 ブランカが声を震わせ、わずかに身じろぐ。 くにくにと摘まんでいると怜悧な美貌が紅潮し、あでやかな唇から、悩ましげな吐息が漏れはじめた。 指の中の弾力が増し、果実の先端が、固く尖ってくるのが分かる。 『んッ…ふ……ッ フレイッたら……じょうず……んッ♪』 サキュバスがフレイの手首に手をそえ、「もっと強く揉んで」とねだるように、乳房に押し付けた。 果実を弄う手の動きに変化が生じ、夢魔の頬に朱が差す。 指の動きが精緻さを増し、知性を湛えた瞳が、冷静にサキュバスの反応を観察する。 『ふ……アハ……ッ♪ いいわ……♪』 本格的に喘ぎはじめたサキュバスを見て、フレイは熱く熱をもった女体に身体を寄せた。間近に、サキュバスの肌から発せられる熱が感じられる。 「感度は良好のようね……」 乳房を揉みしだきながら、背後にまわる。 「……背中を、見せてくれるかしら」 『……こう?』 ブランカが頷き、くるりと背を向ける。 豊かな黒髪をかきあげ、白く優美な背をさらす。 美しいうなじからなだらかな曲線を描く背。細くくびれたウエスト……白い肌に視線を走らせながら、フレイが小首をかしげる。 「……羽根が無いわね……?」 白い肌の表面には、物語に出てくるサキュバスにはつきものの、黒い蝙蝠のような羽根の所在をしめすものが、どこにも見当たらなかった。 ブランカはチラリとフレイに目をやり、頬を紅潮させながら答えた。 『普段は……無いの。アレは、私たちにとっては一種の礼装……ファッションみたいなもの……あんなものを始終出していたら、邪魔でしょうがないでしょう?』
「……そうなの?」 フレイがやや残念そうな声をあげる。調教師なら、それぐらい知っているでしょうに……と思ったが、フレイが肩に唇を寄せてきて、それが気持ち良かったので、ついつい調子に乗ってしまう。 『……ねじ曲がった角や、トカゲの尻尾みたいなのも、そう。……実は、素のままの私たちって、あッ♪ ……あなたたち人間と、そう姿は変わらないの。大きな違いがあるとすれば、存在そのものに対する、精神的な、部分の占める割合ね……っ♪』 「ふうん……私たちより、精神の占める割合が大きい……」 ツノを確認するためか、フレイはブランカの首筋を舐めながら、頭に手を伸ばし、注意深く髪の中をさぐった。 「なるほど……ツノも……無いわね」 首筋を這う唇の動きと、髪の中をまさぐる手の動きに心地よさをおぼえつつ、サキュバスが喘ぐ。 『ふふ……尻尾も……確認しておく?』 腰をもぞもぞとくねらせ、ホットパンツからスラリと伸びた脚を抜く。 張りつめた尻に、黒い紐のような下着が食い込んでいる。 刺激的な光景にフレイが見とれ、視線が釘付けになる。 (アハ……♪ すごい、食い入るように見てる……♪) 年端も行かぬ少女が、自分の身体へ興奮した視線を送っている。その刺激にブランカは高ぶり、腰の奥が熱く潤んでくるのを感じた。 (すっごい……この子の興奮が伝わって……精気が、満ちてくる……♪) サキュバスの多くは男から精気を得ることを好むのだが、それは男から搾り取るほうが楽だからだ。多少手間はかかるが、女性相手でも精気は得られるし、そちらのほうを好むサキュバスもいる。 (……あたしは、どちらかといえば男の方が好きかなー? でも、この子から発せられる精気は好きねぇ♪) ブランカは、フレイの細い身体に身をもたせかけながら、すがるように甘え声を出した。 『……ふふ♪ 最後の一枚は……フレイに脱がせてほしい……な……?』 情事の最中のような悩ましげな声に目を回しながら、フレイが細い布切れに手をかける。ブランカが身体をひねり、脱がせやすいよう腰を浮かせる。 『……ん……』 弾力ある固まりが半ばまで露出し、柔らかな双丘がぷるんと震える。 白い肌に、うっすらと汗がにじんでいる。 フレイは慎重に、ゆっくりと下着を下ろした。 秘所にひやりとした空気があたり、思わず声が漏れる。 『あふ……ッ♪』 ブランカが腰をくねらせながら、フレイの前で、生まれたままの姿を晒す。 見事な裸体であった。 女性らしい優美な線の中に、みだらな夢魔の肉体がおさまっている。 かろうじて大事な部分――乳房と、股間を両手で隠しているが、指の隙間から、ピンクの乳輪や、縮れた黒い毛がはみ出して見えていた。 瑞々しく張りつめた乳房と尻は弾力にあふれ、サキュバスの若さと、生命力の強さを主張しているようであった。 「………………………。」 女神の姿を写し取ったような美しさに、フレイが息をのむ。 『ふふ………っ♪』 ブランカが悩ましげに腰をくねらせながら、フレイに歩み寄る。 細い首に腕をまわし、人形のような美貌に、上気した頬を近づける。 熟れた果実のような唇が、ふっくらと膨らんだ少女の唇に、重ねられる。 夢魔と少女は、互いに抱きしめながら唇をあわせた。 ぴちゃぴちゃと音をたて、舌を絡ませる。 『……う……ん……ッ♪』 フレイと舌を絡ませながら、ブランカは夢見心地にあった。 少女の舌遣いは巧みだった。 (う……この子……じょうず……♪ どこでこんなテクをおぼえたのかしら……っ♪) ブランカが身体をすり寄せてくる。 フレイの手を取り、尻に押し当てる。 誘っている。 『ん………あッ……♪』 フレイの指が、なだらかな双丘のあいだを這う。 腰のあたりから、谷の奥へ。 なだらかな窪地から、二つの肉の奥深い谷間へ。 さらにその奥、罪深い、皺の多くあつまるすぼまりへ。 フレイは魅せられたように、扇情的な肉の固まりを撫でまわした。 尻を這いまわる手の感触を愉しみながら、ブランカはうっとりと瞳を閉じた。 (フフ…ドキドキしてる……♪ この子…興奮してるの……伝わってくる……♪) 夢魔の精神の奥で、何かがグルグルと回転している。
精気が肌にしみ込んでくる。心に活力が満ちてくる。 『ね……ここも………♪』 サキュバスはフレイの手を取り、自らの股間へ導いた。 白く、細い指が夢魔の秘所に触れる。 『はぁ……ッ♪ あンッ♪』 縮れた毛をかき分け、濡れそぼる秘肉を愛撫する。 尖った芽をつまみ、優しくしごくようにこする。 したたる蜜が太ももを伝い、柔肌に淫猥な流れをつくる。 『んッ……は……あんッ……♪』 ブランカが感極まった声をあげ、豊満な尻をフレイの腰に押し付けた。 (――……あら……?) 柔らかな尻に、本来なら感じるはずのないものが当たる感触。 尻の谷間で探るように、ぐりぐりと回転させる。 「…………ぁッ……!」 フレイの唇から洩れる、かすかな快楽の喘ぎ。 (この子……もしかして……………?) サキュバスは恍惚となりながら身体を回転させ、正面から華奢な身体を抱きしめた。 「んっ……!」 夢魔の繊手が、調教師の身体を這いまわる。意外と豊満な胸、ほどよくくびれたウエスト、やや肉づきの薄いお尻…… そして、スカートを押し上げる、何か固いモノ……。 拒む手を払いのけ、ブランカがスカートをめくり上げる。 「は……ッ……!」 布の下から勢いよく飛び出したものを見て、サキュバスの唇が淫靡な形につり上がる。 夢魔の目の前でそりかえる、固くて熱くて大きなモノ…… 『まあ、あなた……オチンチンが生えてる女の子……ふたなりさんだったのね……♪』 ブランカの瞳が、好奇の色に染まる。 『へぇ……調教師って、オトコしかなれないって聞いてたけど……』 調教師の術法には諸式あるが、その基本中の基本は“夢魔を犯す”ということに尽きる。 夢魔を犯し、激しい絶頂のうちに大量の精気を送り込むことで、夢魔の心に調教師の“しるし”を刻みつけるのだとか。 そのため、調教師には男しかなれないと。 女でも様々な道具をもちいれば形だけは夢魔を犯すことができるが、精気を送り込むことができないため、調教師にはなれない。なぜなら、女は射精できないから。 『……そういう身体だと、大丈夫なのかぁ……ねぇ、このオチンチンって、天然?』 瞳を好奇の色に輝かせる夢魔に向かって、フレイは頬を紅潮させながら答えた。 「……こういう言い方は好きじゃないのだけど、天然よ……。私の一族は昔、夢魔と交わりがあったらしくてね……そのせいで、時々こういう子供が生まれるの」 『へえ……』 ブランカは感心したように頷きながら反り返ったモノをそっと掴み、慈しむように撫でた。 フレイの唇からかすかに声が漏れ、少女が、あえかな恍惚を感じていることをしめす。 『ふふ…敏感なのね……♪ あなたみたいな子、とっても、好みだわ……♪』 サキュバスが身体をずらし、ゆっくり、弄うように、フレイの股間へかがみこむ。 『……美味しそう……♪』 「……こら……だめよ……」 フレイが腰をよじり、夢魔の遠慮ない視線から勃起を隠そうとする。 サキュバスは構わず細腰にすがりつき、そり返った男根へ顔を近づけた。 『遠慮しないで……♪ ……わたしも、フレイを、気持ちよくさせてあげたいの………♪』 ブランカの鼻孔を、少女らしい甘酸っぱい体臭と、男性器の野性的な芳香が満たす。 わずかに開かれた唇から赤い舌が覗き、フレイの精神を甘く蕩かせる。 赤い唇が脈打つものに近づき、そっと触れる。 「……んッ……!」 『あんッ……キス……しちゃった……♪ フレイのオチンチン……♪』 れろ……と舌を這わせ、逞しい剛根の幹を舐める。 フレイがビクリと腰を震わせ、夢魔の髪を撫でる。 褒められていると解釈して、ブランカはより大胆に、舌の動きをすすめた。 ピチャピチャと音をたて、勃起の根元から先端へ、良く動く舌を踊らせる。 亀頭の付け根のくびれた部分をくすぐり、裏側の細い筋に口づける。 『ん……ッふ………♪』 男性器のなかで最も敏感な部分を口に含み、先端の小穴からにじみ出る先走りを、舌先で味わう。 熱心に奉仕するブランカの美貌をフレイはため息を漏らしながら眺め、サキュバスの、裸の乳房に手を伸ばした。
『きゃふ…ん……ッ♪』 熱い熱をもった、あふれる量感を手のひらで揉みしだき、先端の尖った果実を摘まみあげる。 ぷっくり膨らんだ乳首を指先でもてあそび、固くなってくるのを愉しむ。 『んッ……ふふ……っ♪』 ブランカが自ら脚を開き、裸の股間を晒す。 黒々した陰毛がしっとりと濡れたように輝き、縮れた毛の間で、愛液の珠が光る。 愛液がくちゅりと音をたて、淫靡な造形の女性器があらわになる。 「……濡れてるわ……」 秘裂の頂きで屹立する尖った芽がひくひくと息づき、淫らな液体にまみれ光っている。 ブランカがフレイの男根を咥えたまま、期待に満ちた眼差しで見上げた。 フレイはサキュバスの目を見据えながら―― 固く充血した淫芽を、かるく摘まんだ。 『――んふぅッ♪』 サキュバスが身体を震わせ、唇のあいだからくぐもった声を漏らす。 しなやかな指が濡れそぼる秘孔をくぐり、ブランカの好きな部分をこする。 サキュバスの脚が突っ張り、足指がぎゅっと丸まった。 濡れた柔肉が細指を締めつけ、夢魔の興奮を伝えてくる。 フレイが膣肉をえぐったまま、ぐるりと指を回転させた。 『――ッ!!』 ブランカは声もなくのけぞり、フレイのペニスを咥えたまま、膣内をなぶる指の動きに翻弄された。 指の動きが精緻さを増し、サキュバスの興奮を、確実に、着実に、頂点へ向かっておしあげる。 ブランカは美貌を輝かせながら、夢中で口中のものを舐めしゃぶった。 「んっ……いい子……御褒美に……あなたの大好きなものを……あげる……っ」 フレイの声に、切羽詰まったものが混じり始める。 サキュバスは美体をわななかせ、はじけ飛ぶ快楽に身をゆだねた。 ブランカは視界が真っ白に染まってゆくのを感じながら、口腔を思い切りすぼめた。 フレイが何ごとか呻き、サキュバスの喉奥に、こみあげて来たものをはなつ。 『―――――ッ!!』 ほとばしる汁を喉奥に受けながら、ブランカも達した。汗まみれの身体を震わせ、股間から、透明な飛沫を吹きあげる。 『ん……ッ♪ ふぅ……ン………ッ♪』 射精は長く続き、ブランカは恍惚とした表情でそれを飲みほした。 ――ちゅぽん 半萎えになったペニスが、夢魔の口から抜き取られる。 透明な、粘り気のある汁が唇とペニスを繋ぎ、珠となって落ちる。 『あふぅ……美味しかった……♪』 ブランカがニッコリと、満足そうな笑みを浮かべ――手の中のものを、ゆっくりとしごき始める。 唾液にまみれたペニスが、ブランカの手の中で再び硬度を取り戻してゆく。 鎌首をもたげるペニスを嬉しそうに眺めながら――サキュバスが、裸の股間を大きく開いた。 すっかり発情した女性器が、まるでそれ自体が別の意思をもった生き物であるかのようにうごめき、息づいている。 黒々と繁る陰毛が蜜に濡れそぼり、ピンクの粘膜に縮れた毛が絡みついている。 フレイは真剣な表情でブランカを見つめながら――着衣のボタンに手をかけた。 胸元のボタンをはずし、薄手のワンピースを脱ぎ捨てる。 ブラのホックに手をかけ、パチンとはじく。 意外とボリュームのある乳房が解放され、プルンと震える。 いま華奢な身体に着けているものは、編上げのブーツだけだ。 『あぁ……フレイ……♪』 ブランカが賛美の声をあげながら、フレイの裸体にうっとりと視線をそそぐ。全身を歓喜が満たしている。 この美少女に、これから犯されるのだ。 「さぁ……始めるわよ」 フレイは発情した夢魔の肩を掴むと静かに押し倒し、細い足首を掴んで、脚を開かせた。 裸の股間に顔を近づける。 発情した牝の芳香が、フレイの〈牡〉の部分をいきり勃たせる。 『……ねぇ……はやくぅ……♪』 熟れた果実のような唇から、もの欲しげな声が漏れる。 少女の唇が、成熟した女の秘唇へ口づけた。 ぴちゃぴちゃと、水を舐めるような音が響く。
『くぁは………ッ………んぅ……♪』 ブランカがみずからの乳房をまさぐりながら、恍惚とした声を漏らす。 フレイの舌は巧みに動き、サキュバスの感じる部分を的確に探り当ててゆく。 敏感な芽が口中でなぶられ、舌先ではじかれる。 ブランカがのけぞり、甲高い声をはなつ。 柔肉のなかに舌が突きいれられ、たっぷりと愛液のつまった内側を掻きまわしながら、あふれる蜜をすする。 フレイは濡れそぼる女性器へ奉仕しながら、荒い息をつくブランカの上下する胸へ、両手を伸ばした。 肉の詰まった乳房を揉みし抱き、固く尖った乳首をつねる。 『きゃは……ッ……あぁッ!!』 ブランカの視界を、真っ白な火花が覆い尽くす。連続して襲いかかる絶頂に、髪を振り乱して悦びの声をあげる。 (これが……調教師の…力……ッ) ブランカは、自分が敗れつつあることを悟った。 少女の巧みな技巧に我を忘れ、股間から潮を吹きながら、この少女の虜となってゆく自分を感じていた。 「もう……いいころあいね……」 フレイが膝をつき、上気した女体に覆いかぶさる。 裸の胸をブランカの胸にかさね、乳房をこすりつける。 大きく開いた脚の間に腰をすすめ、勃起したものを濡れそぼる女性器にあてがう。 ブランカはすすんで腰を突きあげ、迎え入れる姿勢をとった。 フレイがのしかかってくる。 いきり勃つペニスがヴァギナを貫き――二人の性器が結合する。 『……っぁあ……――ッ』 甘美な敗北に打ちのめされながら、ブランカは歓喜した。 これで私は、この娘のものだ。 膣襞をこすりあげる剛直を締めながら、サキュパスは悦びの声をはなった。 フレイは腰の動きに緩急をつけながら巧みにブランカの膣内を蹂躙し、その弱い部分を探った。 深々と刺しいれ、子宮口を突きあげる。 中ほどまで突き入れたところで、膣の上側をこするように小突く。 その二つが特に好みだったらしく、交互に繰り返してやると、髪を振り乱して白い首をのけぞらせた。 『……ッ! ィッ! ぅんんッ♪ ひ……ヒィッ♪』 わななく女体を抱きしめ、喘ぐ唇をふさぐ。 たわわな乳房が押し合い、自在に形を変え、たゆむ。 ブランカは快楽の波にのたうちながら、こすりつけられるフレイの胸の先端が固く尖っているのに気づき、嬉しくなった。 自身を犯す少女の小柄な身体をかき抱き、抱きしめる。 激しく腰を打ちつけながら、フレイが呪文のように呟く。 「あなたは……私のものよ……」 ブランカは夢中で頷きながら尻を振りたくり、汗にまみれた美貌を輝かせた。 『そうよ……! アタシは、フレイのもの……ッ♪』 ブランカが感極まった声ですすり泣く。 激しいピストンを受け入れる媚肉は快楽を放ち続け、愛液を飛沫のように飛び散らせた。 熟れた唇から漏れる、悦びの声。 重なる吐息、交わる身体。 夢魔と人間の激しい息遣いが淫らな和音をかなで、終曲へ向けひた走る。 「ブランカ……あぁッ、ブランカ……!!」 『フレイ……――あぁ……ッ♪』 フレイがブランカの尻を掴み、激しく腰を打ちつけながら精をはなった。 かたまりのような精の奔流がブランカの膣奥を叩き、サキュバスの精神に、心に、フレイの〈しるし〉を刻みつけてゆく。調教師の精気が、歓喜にむせぶ夢魔の全身に染みわたってゆく。 膣を満たす白濁の熱にブランカは泣き叫び―― 悦びのままに、美しい肢体を跳ねさせた。 手早く身繕いを終えたフレイが、ベッドの上を見やる。 ブランカはベッドの上で荒い息をつき――茫然とした表情をうかべたまま、未だ至福の時に浸っているようであった。 汗まみれの女体は美しく上気し、だらしなく開かれた股間を隠そうともしない。 秘裂の奥からは交歓の証しが一すじの流れをつくり、愛液でぐっしょりと濡れた縮れ毛が性器にまとわりついて、女神のごとき美女の、この上なく淫らな寝姿を晒している。 「今日はゆっくり休みなさい。……明日も、するわよ」 フレイは淫らな女神にシーツをかけてやりながら、火照った頬に軽くキスをして、静かに部屋を後にした。
ブランカは甘美な喪失を感じながら、ほのかな安堵感に胸を満たしていた。 体内に残るフレイの残滓から、今も温かい波のようなものが伝わってくる。 まだフレイに抱かれているような、そんな快感に包まれている。 今まで肌をあわせたどのような男も、こんなに幸せな想いを彼女に残すことはできなかった。 この幸福感こそ、調教師の真に恐るべき〈力〉なのだろう。 この温かい気持ちを知ってしまったら、もう今までの生活にはもどれない。 (わたし……あの子のものになっちゃったんだ……) 深緑に輝く瞳から、熱いものが流れ落ちる。 ブランカは頬をつたうものの正体が何であるかも分からず、しずかにすすり泣いた――。 ――――――― あまりの長さに自分でびっくりした。今日はここまで。
GJ! ふたなり美少女調教師とサキュバス……いやぁ、いいもんだ。
506 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中 :2011/06/17(金) 18:43:33.45 ID:JAGuo0Cc
大陰唇びろーん
びろーんってなってる大陰唇……ないな
そのびろーんとなった大陰唇が男を求めてうにょうにょと
びろーんってなるのは小陰唇じゃないか?
筋金入り金箔貼り変態の夢に迷い込んだサキュバスが びろーんとなった我が身に,自分自身が襲われてPTSDに…
乳首ポローン
eraSQFやってて思ったんだが、eraSQFの主人公(調教師)がヴァンパイアセイバーとかのモリガンを調教したらどうなるんだろうか。 試しに書いてみていいかな?
はい
愛の力でモリガンと恋人に…。 SQFと銘打つからには女調教師でフタナリですよね?
モリガンを調教する話を書いてるけど、俺のプレイスタイルを如実に反映した結果すごい鬼畜になった
よし 投下しろ
>>513 よく分からないが、モリガンを調教するってエスト様を調教するよりも大変ジャマイカ?
>>518 eraSQFという物をそもそも知らないが、高い山に登りたくなるような物ではないか?
調教師なら、絶対不可能と言われた調教を成し遂げようという欲望は抱くだろう。
その欲望を成し遂げられるのか、返り討ち喰らって相手の伝説を彩る1ページになるかは
作者さん次第だが。
520 :
SQF調教日誌 :2011/06/20(月) 20:11:49.80 ID:nMwpVlzV
モリガン調教…楽しみです。 いまいち需要があるのか分からない調教日誌二回目 【二日目・夜(調教二回目)】 次の日――日が傾きかけたころ、フレイはブランカの部屋を訪れた。 昨日とは違う、淡いグリーンのワンピースを着ている。 小洒落たワゴンに様々な料理を載せ、みずから突いてきた。 ブランカのほうはクローゼットの中から適当に選んだ、袖の無いシャツとミニスカート――当然、ブラは着けていない。 「遅くなってごめんなさい。領主としての仕事も色々あるの。食事をもってきたのだけど……食べる?」 サキュバスの食事とは精気――すべての生物が宿し、吐き出し、大気に漂っている生命力だ――だから生命を維持するために、人間の食すような食べ物は要らないのだが、味覚で愉しむため、あるいは「食べる」という行為そのものを楽しむため、食物を咀嚼することがある。 ブランカはめずらしく、そんな気分になっていた。 『いただくわ。美味しそうね』 銀の器に盛られた料理の数々――鴨のローストに豆スープ、魚のフライに彩り豊かな野菜サラダ、パンは数種類用意されており、何か豆のようなものが入った四角いパンに、白くてふわふわの食感が楽しい丸いパン。ガラスの瓶に入った赤く美しい液体はワインだろう。 フレイの好みなのだろうか、少し塩けが足りない気がしたが、どれも美味しかった。 『美味しいわ……フレイが作ったの?』 「まさか! メイドのマリーカが作ったの。仕事が出来て、よく気がつく良い子よ。この部屋の支度も、マリーカが整えたの。そのうち掃除に来ると思うけど、襲ったらだめよ?」 今のところその余裕は無い。フレイの「調教」で満腹だ。 食事を終え、フレイを見やる。 早々にブランカの何倍もの量を食べ終えたフレイは、愉しそうな表情でブランカの顔をみつめていた。 途端に胸が高鳴ってしまう。 『……今日も……するの?』 ブランカが頬を紅潮させながら問う。胸の鼓動が、フレイに聴こえているかもしれない。 フレイは艶然と微笑みながら、優しくブランカの頬を撫でた。 あどけない少女の美貌に、調教師の凄味が加わる。 「……もちろん。……さあ、ベッドに行きましょう」 二人でベッドにあがり、軽く抱きあう。 唇が重ねられ、ぴちゃぴちゃと音をたてながら舌を絡める。 細い指が身体の線をなぞり、ブランカの情感を高めてゆく。 一度肌をあわせただけなのに、フレイはブランカの弱い場所をすべておぼえてしまったようだった。 怜悧な美貌が、たちまち薔薇色に染まってゆく。 『んぅ……あッ…フレイ……なんで……っ!』 快楽の使徒であるサキュバスが、何故これほどたやすく屈してしまうのだろう。 〈しるし〉が刻まれるとは、こういうことなのだろうか。 だとすれば、調教を重ねるごとにブランカはフレイへの恭順を強めてゆく――ということになる。 その予感にブランカはおののくと同時に、胸を高鳴らせた。 身も心もフレイのものになる――なんて恐ろしい未来だろう。なんて甘美な未来だろう。 ブランカはみずから上衣を脱ぎ捨て、下着だけの姿になった。 フレイが覆いかぶさってくる。 乳房を吸われ、唇をむさぼられる。 すべすべした肩を甘噛みしながら、白い指が下着のなかにすべり込む。 『――っあぁ……ッ』 そこは、すでに熱く潤っていた。 技巧に富んだ指先はたやすく到達点を極め――ブランカの唇から、すすり泣きが漏れる。 細い指が柔襞をこすり、ブランカの好きな部分をまさぐる。 ブランカは軽いアクメに達しながらフレイの名を呼び、細い腕を宙にさまよわせた。 フレイがブランカの手を取り、自らの肩におく。 ブランカは少女の細い肩を抱きながら、消え入るような声で囁いた。 『ね……わたし……も……』 フレイがほほ笑み――ワンピースを脱ぎ捨てる。 ブラを外し、豊かな果実がこぼれ落ちる。 純白のショーツがパンパンに張りつめ、内側の勃起を隠している。 ブランカは美貌を白い乳房によせ、先端の果実に軽く歯をたてた。 「は……っ」 フレイがかすかなため息を漏らす。感じている。 ブランカは嬉しくなって、音をたてて乳首をしゃぶった。 黒い下着が剥ぎ取られ、ブランカが裸に剥かれる。
521 :
SQF調教日誌 :2011/06/20(月) 20:14:01.07 ID:nMwpVlzV
フレイが身体の位置を変え、大きく開いた脚のあいだへ屈みこむ。 濡れそぼる性器に縮れた毛がまとわりつき、ピンクの粘膜が息づいている。 見られている。恥ずかしい場所を。発情し、興奮しきった牝の性器を、利発そうな瞳で観察されている。 股間に熱い視線を感じながら――ブランカは、フレイの顔に逆さまに跨った。すぐ目の前に、内側から強い力で突っ張り上げられている、白い下着があった。 ブランカは下着を三角形のかたちに押し上げているものへ愛しそうに頬ずりしながら――慎重に、少女の股間を護っている布をずらした。 サキュバスの目の前で、少女の身体には本来ついているはずのない器官――たくましく脈打つ男性器がそり返る。 ブランカはフレイの口元へ股間を押しつけながら、ゆっくりと透明な液にまみれた先端を口に含んだ。 「ふぁ……っ」 フレイの唇から、明らかな官能の声が漏れる。 ピンク色の先端を口中でねぶり、先端の小穴から滲む先走りをすする。 喉奥まで深々と呑み込み、口腔全体を使ってしごく。 フレイは眼を閉じ、サキュバスの淫らで熱のこもった奉仕を愉しんだ。 『ん……ぅ……♪』 愛らしい唇に、発情した夢魔の秘唇が口づけられる。 ブランカがフレイのペニスを咥えながら、かすかに不満げな声を漏らした。 「ふふ……ごめんなさいね……♪」 フレイが眼を開け――目の前に拡がる、とてつもなく淫靡な光景を観察する。 ぐしょぐしょに濡れた女性器が、大きく開いて内側の粘膜を晒している。 ピンク色の突起が秘裂の頂きで尖り、愛撫を待って息づいている。 愛液が黒々とした繁みを浸し、後ろのすぼまりまでしたたっている。 フレイは皺深いすぼまりを指でいじりながら、濡れ光る秘唇をむさぼり始めた。 『ふんぅ……んむ……ッふぅ♪』 脈打つものを咥えたまま、ブランカがのけぞる。 よく動く舌が秘裂を割り、内側の粘膜を激しくなぶる。 勃起したクリトリスを吸われ、舌先で転がされる。 細い指が肛門を犯し、豊かな尻が背徳の悦びにわななく。 ブランカは連続して襲い来る小絶頂を味わいながら、少女が身体の下から抜け出て、背後に回るのを感じた。 (こう……?) 忘我の心地で膝をつき、尻を高くかかげる。 フレイが身体をかぶせてくる。熱く濡れそぼる性器を、いきり勃つペニスが貫く。 『――ッ……はぁ……っ♪』 ブランカの尻は、再びフレイのものになった。 潤った狭い縊路を、たくましい剛直がしぶきをあげて蹂躙する。 繋がった部分から、尻へ――全身へ、火花のような快感がひろがってゆく。 激しい抽挿に泣き叫び、打ち震えながら、ブランカは美しい裸身をくねらせた。 心の奥に真っ白な光が輝き、発情しきった身体に染みわたってゆく。 何度も尻と腰を打ちつけあいながら、ブランカはフレイの絶頂が近いことを悟った。 全身が総毛立つ。 また注ぎこまれる。あの熱い精を。温かい想いを。長く尾を引く絶頂感で夢魔の精神を蕩かせる、調教師の精液を。 『だめ……ッ! あぁ……ダメよぉ………嫌ぁッ!!』 ブランカは何度も首を振って拒絶の言葉を叫びながら、自らを征服する少女の腰へ尻をすりよせた。勃起したペニスから最後の一滴まで搾り取ろうと、膣をきつく締めあげる。 「ッはぁ……くぅっ!!」 ブランカの背に身体をあびせ、フレイが何ごとか呻いた。 打ち震える尻を掴み、強く抱き寄せながら果てる。 愛液のしぶく女性器のなかで、白濁のかたまりが爆発する。 『ひはぁ……ッ♪』 ブランカは絶望的な、それでいて甘美な呻きを漏らしながら、恍惚と歓喜の波に身をゆだねた――。
522 :
SQF調教日誌 :2011/06/20(月) 20:15:34.81 ID:nMwpVlzV
激しい情交のあと、二人は抱き合ったまましばらくじっとしていた。 「なにが……嫌だったの……?」 サキュバスの肩にそっと口づけながら、少女が問う。 『え……?』 ブランカはぼんやりと視線をさまよわせ、絶頂の寸前に発した言葉のことを問うていることに気づく。 未だ絶頂の余韻が残る頭脳で思考するが、はっきりした答えは出てこない。――いや、明晰な状態でも出てこないだろう。 『……わかんない……なんだか、怖かったの……』 ブランカの呼吸が落ち着くのを待ってから、フレイはもう一度訊ねた。 「私が一緒でも、怖い……?」 ブランカが目を閉じ、黙考する。 『一緒だから、怖い……』 フレイはしばらく考え込み、やがて納得したように頷いた。 「怖くなくなるまで、続けるから……」 手早く身繕いを済ませ、ブランカの部屋を後にする。 ブランカはまた一人になった。 そしてまた、わけも分からないまま、涙を流した――。 【三日目・昼(イベント)】 ベッドの上でごろりと寝返りをうったブランカは、ふと、サイドボードの隅に光るものがあるのを見つけた。 (なんだろ、コレ……) 仔細に観察する。 小さな黒い箱の端に丸い小さな穴が開いており、その中に何か丸いガラスのようなものが仕込まれている。箱からは細いコードが伸びており、部屋の隅のコンセントに繋がっていた。 驚いたことに、コンセントから同じようなコードが何本も伸びており、部屋のあちこちに仕掛けられた黒い箱、帆船模型、ガラス瓶などに繋がっていた。 『………なにこれ?』 「それは隠しカメラですね。けっこうお高いですから、誤って壊さないよう」 『うわぁッ!?』 驚いて振り返ると、黒いエプロンドレスを着た少女が、掃除道具を片手にブランカを見下ろしていた。長い銀髪のおさげに猫のような瞳が印象的な、すらりとした身体つきの美少女だ。 フレイが言っていた、マリーカというメイドだろうか。 「そうです。お嬢さまの身の回りのお世話と、この屋敷の管理、庭掃除に料理番、御領地の代官などもやっております。ちなみに、ベッドの中では愛人です」 『ずいぶん高性能なメイドさんね』 「今後とも御高配を賜りますよう、お願いもうしあげます。恐れ入りますが、ベッドのシーツを交換いたしますので、少しどいて頂けますか」 あくまでも丁重に、ブランカを追いたてる。 ブランカは釈然としない表情で部屋の隅に立ち、ベッドを明け渡した。 マリーカが手際よくベッドのシーツを取り替え、部屋の隅に散らばっている下着やシャツなどを片付ける。 「むっ……」 汚れたパンティを手に、眉根を寄せる。明らかに不機嫌そうだ。 「脱いだものは、きちんとこの駕籠に入れて廊下に出しておいてください。愛液の汚れは、早めに洗濯しないと染みになってしまいますので。洗濯が済んだら、クローゼットに仕舞っておきます。不都合な時間はありませんか? 毎日この時間は自慰に耽っているとか」 てきぱきと仕事をこなすメイドが、事務的な口調で伝える。 『そうねぇ、オナニーするのは朝方が多いから、できればお昼頃に……って違ぁ――う!!』 うっかりオナニータイムを告白するところだったのを寸前で止め、ブランカは威嚇するように肩をそびやかした。 『何なのよ、隠しカメラって!?』 「あなたの姿を撮影するためのものです。24時間」
523 :
SQF調教日誌 :2011/06/20(月) 20:16:31.22 ID:nMwpVlzV
『なんで、こんなことを……』 「なんで?」 マリーカが、不思議そうな表情で首をかしげる。 「あなたがお嬢さまに調教され、無様で淫らな牝犬の醜態をさらす姿を記録するためです」 『それ……フレイがやれって言ったの?』 「お嬢さまではありません。御存知ではありますが」 『……それじゃあ、あなたの考え? それとも、他の誰かの命令?』 「皇帝陛下です。この国の最高権力者です。あなたの淫らな姿を記録し、報告することは、陛下より賜りました勅命なのです。拒否すれば、お嬢さまの領地が召しあげられます」 『なんでそんな大げさなことになってんのよ!?』 「海よりも深く鬱屈し、空よりも高くぶっ飛んだ陛下の御心は、私などには想像もつきません。アレは君臨する迷惑です」 『……人間世界も大変なのね……』 「御推察、有難うございます」 そんなことがあった。 その後、ブランカは別段カメラの存在を気に留めることもなく、フレイの訪問を待ちわびる日々を過ごした。 愛欲の使徒であるサキュバスにとって、秘め事を見られるのが恥ずかしいとか、記録に残されるのが恐ろしいとか、そんな心配は無用なのだ。 できれば、綺麗に撮って欲しいとは思うけれど。 そうそう、汚れた下着を散らかして、マリーカに叱られるのは何とかしたいと思っている。 だが、それは難しいだろう。ブランカが下着を汚すのは、決まってフレイに調教されている時なのだ。愛液でびしょ濡れになった下着をきちんと駕籠に入れる――そんな余裕なんて、あるはずがない。
連投規制かな?止まってるようなので支援〜 あ、もちろんニーズが無い訳ないですので遠慮なく調教進めてくださいませ。
や、今回の分は終了です。「つづく」って書き加えるの忘れてました。 今回登場のメイドさんは、某アニメのマ○○カさんのビジュアルをイメージしてくださいまし。
皇帝陛下、例え君臨する迷惑でも御身とは仲良く出来そうだ。
夜にでもちょろいサキュバスの陥落を書いたSSを投下・・してもいい?
愚問だぜ 是非是非
というわけで、投下させて頂くんだぜ ・ふたなり ・愛なんてなかった ・サキュバス堕とすのはちょろい こんな要素があるんで御注意を。 気に入らないなら、「サキュバスの受難」でNG登録をオススメするんですぜ ではいきま。
コンコン、と軽く玄関にノックの音がした瞬間、調教師の少女はめんどくさそうに布団を出た。 つい何時間か前に、皇帝(女だ)の夜伽相手を三日貸してほしいと言う勅使が訪れ、適度に開発した夢魔を貸して、やっと調教の日々に休息の暇が出来たかと思った直後にこれだと。 「はい、どなたですか?」 寝巻のまま、調教師の少女が玄関を軽く開くと、そこには美女がいた。 いや、ただの美女ではなく、夢魔と呼ばれる類のイキモノの系統だと、一瞬で判断出来るのは仕事柄か。 夢魔の中でも、乱暴な者であれば窓をぶち破って入って来たりするのだろうが、それはそれ、きちんと対策をしているのだ。 しかしこのような見た目の夢魔、見たことも聞いたこともないな、一体何者なんだ、などと疑問だけが脳裏を過ぎる。 幾許かの沈黙の後、美女が顔を歪めた。 「貴女が調教師サンね?」 美女が口を開くと、一気に雰囲気が変わる―――躊躇せず調教師は警戒態勢になる。 「そう身構えないで?私は貴女の調教を受けにきたサキュバスなんだから、ネ?」 「調教されに、きた?」 「そうよ、私を狂わせて見せて欲しいの」 「体が作り変わるわよ?」 「構わないわ、好きにしていいわよ♪」 さらさらの赤髪と、少女が羨む程の巨乳を揺らしながら、屋敷に美女が入ってくる。 その彼女が、自分の発言を肯定したということは、既に彼女は夢魔を堕としたも同然だと確信し、美女を個室へと案内したのだった。 ――そしてベッドで一時の休息についたサキュバスが次に目覚めた時、彼女の体は確かに作り変わっていたのだった。
両手が手錠のようなもので拘束されているのは、まぁサキュバスの予想通りだった。 一般の夢魔でさえ、調教するには反撃を封じる必要があるのだから。 問題は、サキュバスのいる場所と、目に入ったものである。 ベッドの柱に足を固定されているせいで、足を大股開きしていて、しかも自分の股間には彼女のよく知る男性器が天に向かいそそり立っていた。 「・・・すごいわね・・」 今まで彼女が精気を奪ったあらゆる男性器よりも太く、長く、黒く、そして雄々しいモノが自らの股間にあることが、余程驚きだったのだろう。 サキュバスは昨夜に調教師が言っていた、『体が作り変わるわよ』という言葉の意味を、ようやくに理解した。 「あら、起きた?」 サキュバスの背後から、昨夜とは全く違う調教師の声がする。 別人のように凛々しい声で、残酷な眼差しで、冷酷な笑顔を浮かべた彼女の姿を、キュバスは見ることが出来ない。 「あぁ―――何も言わなくていいわ。一日で貴女を狂わせて、堕としてあげる」 「素敵な声ね・・大好きよ、そういう残酷な声は・・♪」 その御立派なぺニスも、形の整った美巨乳も、何もかもを調教してあげる。 サキュバスの髪を撫でながら、調教師はつぶやいてみせる。 「私は出掛けるから」 「そうね、差し当たって半日ぐらい」 「ふたなりと女である悦びを」 「たぁっぷり、味わいなさい」
調教師が、残酷な笑みでサキュバスに調教を突き付けてから、早くも四時間。 サキュバスの精神は、既に崩壊寸前にまで追い込まれていた。 「んほぉぉぉぉっ♪でりゅ、でりゅ、でりゅ、またでてアナルも、アナルでいぐぅぅぅぅぅっ♪」 咆哮のような喘ぎ声だけが、地下室に響き渡る。 両手両足を拘束されたまま、生やされたペニスはオナホールに包まれて、前の穴にも後ろの穴にも極太のバイブが突き立てられているのだ。 それだけならまだしも、各々の器具は魔法によって動いているため、魔法が切れるまではオートでサキュバスをイカせ続ける。 人間、否、生物相手ならば反撃のしようもあるだろうが、完全に拘束されている上、相手は魔力を動力としているのだ。 対策のしようもない。 「んひぃぃぃっ♪おもらひ、おもらひきもひぃのぉぉおっ♪またでりゅ、でりゅのおおぉっ、おしっことおちんぽミルクふきらしちゃうのおぉっ♪」 びゅくびゅくと音を立てて、サキュバスの股間のペニスからは精液が飛び出し続ける。 快楽の一線を超えた初めて味わう時から何度も繰り返す射精は、しかしサキュバスの意思を、精神を砕くには十二分過ぎる効果があった。 顔は唾液と涙と鼻水に汚れ、精液と尿の混ざりものが部屋の臭いを酷くキツいものにしており、到底正気でいられるわけもなかったのだが。
「あへぇぇぇっ♪くるっひゃう、くるっひゃう、おちんぽしゅきしゅぎてくるっひゃうぅぅぅ♪」 都合、サキュバスが数十回目の絶頂を迎え、精液を吹き出す。 目の前がスパークする感覚も、脳が焼き切れるような感覚も、全て慣れきった彼女は、最早自分が何故にここにいるのかさえ忘れてしまっていた。 ただ、絶え間無く、休むことさえ許されずに未知の快楽を与えられた雌が一匹堕ちた――――たったそれだけが、この現実で。 しかしサキュバスは、ほんの少しだけ残った正気になろう、元に戻ろうという本能だけが、彼女が地の底の底に堕ちることを拒否していた。 「あにゃる、あにゃるいひぃぃぃっ♪も、も、やらぁぁ・・・・やらろりいっひゃう、いっひゃうのぉぉ♪びゅるびゅるしぇええきらしれいっひゃう〜〜♪」 自分は夢魔。 人から精気を奪い、堕とす美しき夢魔。 なのに、このていたらくはなんだ。 「おひんぽゆるじでぇぇぇぇ〜♪しゃせえもうやらろ、やらろ、ひぐ、ひぐ、やらろにれる、れる、おひんぽみりゅくれるろぉおぉ〜!」 精液を吐き出すだけで、アナルに未知の絶頂を与えられるだけで堕ちるのか? 獲物たる人間の奸計に堕ちるのか? 「ゆるじで、ゆるじで、わだじどれいになりましゅうううぅぅっ♪」 奴隷になってもいいのか? こんな醜いペニスを付けた人間に、復讐しないでもいいのか? 「ゆるじで、ゆるじで、ゆるじで、わだじのごしゅじんしゃまああぁぁ♪」 ―――私の、御主人、様ぁ♪ その言葉を紡いだ瞬間、サキュバスの精神を支えていた最後の一線が、途切れた。 恍惚とした笑みのまま、彼女はただ「ごしゅじんしゃま♪ごしゅじんしゃま♪」と譫言のように繰り返すだけになっていた。
「ただいま」 調教師は屋敷に戻ると、真っ先に地下室へと向かう。 昨夜自ら火の中に飛び込んできた蛍を手折るためだけに設えた、極上の調教。 人の手で出来ることには限界があり、しかも相手は夢魔―――強力な反撃の手段を兼ね備えていると思うのが正しい見方だ。 ならば、と彼女は決めた。 反撃があるのなら、反撃の手段を奪ってしまえばいい。 反撃の術もなく、ただ未知の快楽に堕ちればいい。 堕ちた夢魔を愛でるのは、赤子の手を捻るより容易いことだから。 「・・・・!」 キィ、と鈍い音を立てて地下室の戸を開くと、そこは精液と、母乳と、愛液と、尿が入り交じった液体の臭いで充満していた。 そして、そこに力無く身を横たわらせる、全身汚れきった美貌がいた。 「どうだったかしら?」 「・・ごしゅじんしゃまあ・・・きしゅしてくらしゃあい・・・♪」 トロンと蕩けたような眼差しで、サキュバスは調教師の顔を見る。 液体という液体に汚されたその顔は、しかし恋する少女の無垢な笑顔のようで、調教師も思わずドキリとした。 「キス、ね。なら、キスをしたら、貴女とはお別れよ?」 誰彼となく手を出すから、こんな目に遭うの。 わかったら、次からは反省しなさい? 調教師のそんな言葉を尻目に、夢魔は目尻に涙を溜める。
「すてないれ、あらひをしゅてないれ、こしゅじんしゃまあ・・・」 「・・・・え?」 えぐえぐと、赤子のように泣きながら、しかし身を震わせる夢魔の姿に、調教師は首を傾げる。 ――まさか、堕ちた? 軽い折檻程度のつもりで、ふたなりペニスもキチンと消した後、解放してやるつもりだったのに。 まさか、こんなに早く心が折れてしまったのか? こんなに早く快楽に屈してしまったのか・・・? 「まいにちひどいことされてもいいからぁ、わらしをごひゅじんしゃまのドレイにしてくらしゃい・・・」 涙の溜まる目尻を向けて調教師を見つめるサキュバスの姿に、調教師は自分の誤算を理解した。 つまり、このサキュバスは純粋な部分が多量に残っていたため、極度の快楽を与えられることを知らなかったと。 それゆえ、未知の快楽と終わりなき絶頂を与えられて、それに精神が耐え切れず、私を恨むことではなく私に思慕の念を抱くことにベクトルが傾き、こうなったのだと。 「仕方のない子ね」 そして、理解した調教師は微笑む。 「そんなに私が好きなら」 誤算上等、その誤算を計算通りの結果に変えて見せるのが調教師の仕事なら。 「貴女を、私のペットにしてあげる」 私は、この娘を愛してみせようではないか、と。 「その大きなミルクタンクも、醜いふたなりペニスも、虐め抜いてあげるわ」 そういって、優しく、口づけを与えたのだった。 かくして、一人の調教師が、一匹の夢魔を堕とした。 その夢魔は美しく、しかしずっと首輪を付けられていたという。 しかし夢魔は、そんな状態に幸せを感じていたし、調教師も従順な夢魔を徐々に愛でるようになっていった。 そして、夢魔の美しさとその従順さに人々は夢魔を妻に迎えたいと願うようになり、夢魔を調教する調教師という仕事が流行りに流行ったとか。 だが、夢魔と人間の愛を最初に示した二人に調教の依頼が多く入ることになるのは、また別の話であった。
ここまでで終わりです。 30分ちょいで書いたやつだからね、期待を裏切ってごめんね。 最初はサキュバスが動物園で色んな動物に犯されるとか、ショタを襲ったら返り討ちに遭って堕ちるとか考えてました。 無理がありすぎます。 ではこれで失礼をば。
愛があるのも良いじゃない!ゆがんでるけどw!最高でした
素朴な疑問の続きが読みたいおο(*`ω´*)ο
>>536 素晴らしい調教っぷり、そして稲妻重力墜としな堕落速度。
この夢魔は墜とされに来たのか? と思うほどのあっけなさこそが
一流の証なのであろうか。
>>537 最初は真剣に後日談として「陥落した夢魔は調教師をお姉様と慕い、調教師も夢魔を特別に愛でるようになって、毎日ラブラブちゅっちゅ」みたいにしようかと思ってたんですけどね
多分エッチはせずにひたすらイチャつくだけなんでやめました
やっほおおおおぁぁぁ
543 :
SQF調教日誌 :2011/06/24(金) 00:59:23.16 ID:7IS+WOqT
さて、新展開というか、ひとつの落ち。 【七日目・夜(調教十回目)】 ブランカがフレイのもとで調教されるようになってから、一週間め。 今夜も、ブランカはフレイの腕の中で快楽の声をはなっていた。 『んッ……ふぅッ……♪ んぅ♪ はぁあッ……んっ♪』 ブランカの秘所にもぐりこんだ細い指が精緻な動きをみせ、サキュバスの体奥にめくるめく快感を送り込んでくる。 『ん……フレイ……ッ……』 潤んだ瞳がフレイの姿を映し、ベッドに腰かけた美少女の前でひざまずく。 ほほ笑みながら、フレイの下着を下ろす。 先端を透明なしずくにまみれさせた男根がそりかえり、サキュバスの鼻孔に、かぐわしい芳香が満ちる。 『あんッ……美味しそう……♪』 裸の乳房をすりよせ、脈打つものをはさむ。 『……んっ……ふぅンッ……♪』 乳房ではさみながら、ブランカは少女のペニスをしゃぶり始めた。 奉仕するブランカの姿を眺めながら、フレイが微笑を浮かべる。さくらんぼのような唇から、かすかな快感の声が漏れる。 フレイが気持ちよくなっている。 ブランカは嬉しくなって、ますます熱心に胸をすりよせていった……。 フレイがブランカを組み敷く。 ブランカは躊躇なく身体をひらき――滑らかに性器が結合する。 『…っはぁ……あぁ……ッ』 ブランの唇から、感極まった声が漏れる。 繋がった部分からさざ波のように快楽が押し寄せ、夢魔の全身に温かな熱が染みわたる。 絡み合う二つの身体が妖しくくねり、高く、低く喘ぎながら快楽の声をはなつ。 『フレイ……あぁ…フレイ……好き…好きよォ……ッ』 ブランカは夢中でフレイの名を呼びながら、弾ける感情に身体を震わせた。 フレイがブランカの中に深々とペニスを埋めたまま腰を揺すり、サキュバスの体奥を突きあげる。 尻と腰の打ちあう音がしだいに間隔をはやめ、二人の唇から、切ないため息交じりの喘ぎが漏れ出る。 フレイがサキュバスの耳に唇をよせ、小さく、何ごとか囁いた。 それとともに、ブランカの身体の一番奥へ、こみあげてきたものをはなつ。 『―――ッぁあ―――っ!!』 ブランカがビクリと裸体を震わせ、体奥で弾ける快楽にのたうつ。 すらりと伸びた脚が突っ張り、爪先が丸まる。 絶頂に達している。 フレイはブランカの中に思うさま欲望を吐き出しながら、震える身体を強く抱きしめた。 ブランカは温かい幸福感に包まれながら、同時に、やがて訪れるであろう、恐ろしい未来におののいた。 フレイが離れる。 ひとつに繋がっていた身体が、再び二つに別れる。 身繕いを整えるフレイの背中を、ブランカはただぼんやりと眺めていた――。
544 :
SQF調教日誌 :2011/06/24(金) 01:00:50.97 ID:7IS+WOqT
フレイの寝室――調教から戻った屋敷の主を、猫のような瞳が出迎えた。 「今夜も遅いお帰りで。お愉しみになられましたか?」 薄い夜着をまとったマリーカが、冷たく光る眼でフレイを見つめる。 「ただいま…。編集してたの?」 「同時進行で行っておりました。先ほど終わった所です。『ブランカ調教日誌』第十巻――さっそく御鑑賞になられますか?」 調教を撮影していた録画データのことだ。フレイは、録画データの編集を、全部この有能なメイドに任せている。 「あふう。後にする……おいで」 フレイがマリーカの細い腰に手を回し、天蓋付きのベッドにいざなう。 「……シャワーを浴びてきてください」 「ん〜ん――♪」 フレイが甘えるような仕草でメイドを押し倒し、ベッドの中にもぐりこむ。 マリーカは冷えた目でフレイを見上げ―― 「サキュバスの匂いのついた御身体で、私を抱くつもりですか?」 と訊ねた。 このメイドは、ベッドの中ではフレイの愛人なのだ。 「そうよ。…あら、焼きもち?」 フレイが悪戯っぽく笑う。主人とメイド、愛人である前に、この二人は幼馴染で、学業を共にした友人なのだ。 「私が、嫉妬の感情を持っていないとでも?」 あくまでも冷静に、裸に剥かれながら、マリーカが問いかける。 「…ふふ、マリーカったら怖い顔しちゃって……そんなだから、ついからかいたくなるの♪ ね、焼きもち焼いてるの?」 「…私の身体で確認してください」 最後の一枚を剥ぎ取ったフレイが、小さな布の固まりを手にニヤリと笑う。 「……ビショビショじゃない。映像を確認しながら、あなた、興奮してたわね?」 「当たり前です。お嬢さまったら、私に見せつけるように体位を変えて……あんな、恥ずかしいところまで。この変態」 「マリーカに見せてあげたかったの♪」 声は冷静だが、身体はすっかり準備が整っていたマリーカと、フレイの身体が一つになる。 「それはそうと……言いましたね」 フレイの抽挿に息を弾ませながら、マリーカが問う。 「……うん」 「勝算はおありですか?」 「無いけど……今がその時だって思ったの」 「お嬢さまはいつもそうですね……直感に従ってばかり。それで、いつも泣くのですわ」 「慰めてくれるのは、いつもマリーカ」 「せいぜい、泣きを見ないよう祈っておきます。そろそろ……お願いします」 「うん、私も……ッ!!」 淡々と会話を続けながら、すごくいやらしいことをしていた二人は固く抱き合い、同時に絶頂を迎えた。 ほっそりしたメイドの膣内を、白濁が満たす。 「マリーカのなか……気持ちいい……♪ ――ねえ、うまく行ったら……3Pしない?」 マリーカは答えず、第2ラウンドの開催を要求した――。
545 :
SQF調教日誌 :2011/06/24(金) 01:01:32.02 ID:7IS+WOqT
フレイとマリーカが同じベッドで乳繰り合っていたころ―― ブランカは、バスルームで一人、身を清めていた。 まずは熱い湯の中に身を沈め、一日の疲れを取る。 『……ふぁあ……ッ♪』 つい色っぽい声が出てしまうのはサキュバスの性か。 お湯をちゃぷちゃぶさせながら、今夜の調教を反芻する――。 (どうして……フレイはあんなことを言ったのかしら……?) 調教のさい、フレイが耳元で発した言葉――あの意味を、うつらうつらと考える。 抱かれている時、感じていた恐怖……それは、調教がすすむにつれて、薄まるどころか日ごとに強くなっていった。 涙こそ流さなくなったが、今でも、目を閉じればまざまざと心を苛む恐怖――あの正体が何なのか、ブランカにもようやく分かってきた。 ブランカは怖かった。フレイと離れるのが。 サキュバスの間で、ひところ調教師というものの存在について話題になったことがある。 その中で最もサキュバスたちの関心を引き付けたのが――調教された夢魔はどうなるのか、という話題だった。 ――調教された子って、劇場に売られて見世物にされてるらしいよ。 ――いやいや、エッチなお風呂屋さんに売られて、働いてる子を見たことある。 ――甘いわね。お金持ちに売られた子は、身体をあちこち改造されて、専用の肉奴隷にされるんだって。 それらの噂に共通していたのが、「売られる」というキーワードだった。 細かい区分はさておき、調教師は、売るために夢魔を調教しているらしい……それだけは確実な情報として、サキュバスたちの間で広まっていた。 ということは、フレイも…… ブランカを売るために、調教している、ということだ。 調教という行為には、最初から別離が予定されているのだ。 ブランカの調教がすすむごとに、ブランカとフレイの別離は近づいてくる。 二人の距離が縮まるごとに、別れも近づいてくる。 それが恐い。たまらなく寂しい。胸が締め付けられるように苦しい。 そしてどうやら、その時は刻一刻と近づいてきているようであった。 ブランカの調教は、完成に近づいている。 サキュバスの頬を、熱い涙がつたう。 (だったらなぜ……あんなことを言ったの……) フレイは言った。ブランカの耳元で。調教で熱くなって、つい口を滑らせてしまったのかもしれない。ブランカの興奮を高めるために言っただけなのかもしれない。だが、確かに言ったのだ。 「好きよ」 と……。 湯の中に顔を沈め、ぷくぷくと泡を吹く。 (こんなに苦しい気持ちになるなんて……) ざばぁ、と湯からあがり、身体を洗う。 女神さえ嫉妬するような裸身に水がしたたり、はじける。 豊かな黒髪を櫛ですき、水滴をしぼる。 唯一身につけている銀の首輪――彼女の能力を封じている拘束の戒めの裏側に指を入れ、汚れを落とす。 と――。 カランカランカラン…… ふいに首が楽になって、光るものがタイルに転がり落ちた。 何だろうと思って見ると、銀色の首輪である。 (あれ―――?) ブランカは信じられないものを見る思いで、浴室に据え付けられた鏡を覗き込んだ。 たしかに、彼女の首元をガッチリと拘束していた首輪が、外れている。 何かの悪い冗談だろうか、おそるおそる、浴室から這い出る。 窓べりに手をつき、空を見上げる。 白い月が泣いているように見えた。 四肢を踏ん張る。思い描く、翼のイメージ。 ぶぁ……っ 風が渦を巻き、サキュバスの背に、禍々しくも美しい翼が現れる。 ぶるっと身体を震わせ、羽ばたく。 動く。思い通りに、翼を羽ばたかせることができる。 飛べる。この窓から。あの月に向かって、どこまでも飛んでゆくことができる。 私は、自由だ―――!
546 :
SQF調教日誌 :2011/06/24(金) 01:02:59.64 ID:7IS+WOqT
【八日目・夜(調教十一回目)】 フレイは、若干の緊張を携えて、ブランカの部屋を訪れた。 「ファイトです。当たって砕けたら私が慰めてさしあげます。抜かずの10ラウンド…お嬢さまに耐えられるでしょうか?」 マリーカの激励とも脅迫とも取れる応援を背に執務室を出て来たが……果たして、どうだろうか。 普段なら何とも思わぬ鉄の扉が、いつもより重く感じられる。 おそるおそる室内を覗きこむと……昨日と変わらず、ブランカはそこにいた。 昨夜、部屋を辞去するさいに機能を停止させておいた銀の首輪は、予想通り外れている。 『あ、フレイ……ごきげんよう』 ブランカがドレスの裾を翻し、ぺこりと一礼する。マリーカがクローゼットの中に一枚だけ入れておいた、フォーマルなロングドレスだ。 純白の光沢が彼女の黒髪に実によく似合い――まさしく、「白」という名前通りの、清楚な美しさをはなっている。 なんとなく気恥ずかしさをおぼえながら、フレイはブランカのもとに歩み寄った。 『ねぇフレイ、見て見て♪』 ブランカが脚を踏ん張り、黒い翼があらわれる。白いドレスをまとった、夢から出て来た美女――サキュバスのイメージ、そのままに。 「いつでも逃げられた――のに、どうして、私を待っていたの?」 その問いを口にする。頭の中で考えていたセリフはぶっ飛んでいた。 ブランカは小首をかしげ、 『逃げる? なんで?』 と逆に訊き返した。 フレイが答えに詰まっているのを見て、ブランカはにんまりと笑い… 『……ふふ、逆に訊くわ。……どうして、私に、「好き」って言ったの……?』 フレイが、笑顔を消した、真剣な表情で述べる。 「……あなたが好きだからよ」 ブランカは不思議そうな顔をして―― 『フレイは、私を誰かに売るために、今まで調教していたんでしょう? ……「商品」に、そんなことを言うのは変だと思うんだけど……?』 「私が、ブランカを売る? なんで?」 今度はフレイが訊き返した。 『え……売らないの……?』 「言ったでしょ? ……あなたは、私のものだって」 そう――初めての調教の時、フレイは確かに言った。 あなたは私のものよ、と。 ブランカの頬が、たちまち紅潮してゆく。 「ブランカは、私のもの。誰にも、渡さないわ」 『な、なんで、そんな……調教師って、夢魔を売るために調教するんじゃ……』 「話せば長くなるけど、いい? 私は、あなたを私のものにするために調教師になったの」 フレイは一気にまくしたてた。 幼いころ、月を見上げたときに尖塔の頂きにたたずんでいた美しい女性に心を奪われたこと。長じて学問を収め、進路を決める時に胸を占めていた想い――「あの女性にもう一度逢いたい」それを果たすため選んだ調教師の道。 そして、初めて捕確した夢魔の顔が、間違いない、あの夜に見た女性のものだったということ。 「あなたは、私の初恋の女性なの!」 『え――――ッ!?』
547 :
SQF調教日誌 :2011/06/24(金) 01:04:15.96 ID:7IS+WOqT
あまりと言えばあまりに恥ずかしい告白に、ブランカの頬が真っ赤に染まる。 『あ、あの、その、私とフレイは、えっと』 「答えなさい! あなたはすぐにでも逃げだせた、でも逃げなかった! 何故!?」 『フレイが好きだから!!』 ――沈黙。 恐ろしいほど気まずく、恥ずかしい沈黙――。 沈黙を破ったのは、フレイだった。 「結婚よ!!」 『ちょっと!?』 いきなりガバッと抱きつき、ベッドに押し倒す。抵抗する手を払いのけ、ドレスを引き裂く。 絹の裂ける音がして、ボリュームあるかたまりが弾む。 (う、嘘!? こんなことって、あッ、大胆♪) 激情のままに、フレイはブランカをもとめた。 華奢な身体からは想像もつかないような力でサキュバスを組み伏せ、赤い唇をむさぼるように奪う。たわわに実った乳房を揉みしだき、先端の乳首をこね、吸い、しゃぶる。 これまでの調教ではついに見せることの無かった傍若無人ぶりに、技巧も何も無い欲望のままの行為に――ブランカは、凄まじく興奮した。 フレイが私をもとめている。 その想いが、かつてないほどに伝わってくる。 そして、確信に近い予感が、二人の間で閃く。 これからする調教は、たぶん今までで一番気持ちいいものになる――。 ブランカの目が青く光る。 全身に満ちる夢魔の力を感じつつ――フレイを見つめる。ブラウスの襟を掴み、一気に引き裂く。ボタンがはじけ飛ぶのも構わずそのまま腕を伸ばし、豊かな胸を覆うブラジャーを、力任せに引きちぎる。 ブラの金具が壊れ、白い豊かな乳房がまろび出る。 そのまま押し倒し、唇を塞ぎながら手のひらにあまる乳房を揉みしだく。首筋に舌を這わせながら、細い肩に噛みつく。 二匹の牝獣はうなるように喘ぎながら互いに身体を絡ませ、上気した肌に愛撫の手を伸ばした。 ブランカが息を弾ませ、下着を脱がせやすいよう、みずから腰を浮かせる。 フレイは紐のような下着の腰の部分を両手で掴むと、一気に引き下ろした。 黒い布切れがあっけなく足首まで抜ける。股布の部分に、べっとりと愛液がしみ込んでいる。 フレイも下着をずりおろし――勃起したペニスが、ビクンと跳ね上がる。 「さあ……」 真剣な表情でブランカの前に腰を下ろし、奉仕するよう目配せする。 ブランカは素直に跪くと、透明な汁に先端をまみれさせたものにうっとりと視線をそそぎ――嬉しそうにしゃぶり始めた。 先端の敏感な部分を口に含み、尖らせた舌先で鈴口をくすぐる。 横笛を吹くように唇を這わせ、太い幹に浮き出た血管を舌でなぞる。 唾液をたっぷりまぶせて喉奥までのみこみ、口腔をすぼめ、吸う。 『ふふっ……♪』 脈打つものを指先でしごきながら股下へもぐりこみ、蜜に濡れそぼる秘裂も、可愛がる。 「んっ……くぅ……んッ♪」 熱のこもった奉仕に、フレイが呻く。ブランカの口戯を褒めるように、長い黒髪を撫でる。 『ふふ……ッ♪』 ブランカは両の乳房でペニスをはさみながら、フレイの顔に跨った。 フレイの目の前で、発情した牝の性器が花のように咲きみだれる。 シックスナインの姿勢だ。 『フレイも……ね……♪』 美少女の唇が、しずかにサキュバスの秘裂を舐めはじめた。 縮れた陰毛をかき分け、濡れそぼる秘肉をむさぼる。 蜜を生み出す女の秘孔へ口づけ、尖らせた舌でえぐる。 快美な感覚をはなつ淫芽の皮が剥かれ、むき出しになったクリトリスを、可憐な唇がついばむ。 『あぁ……――ッ』 長く尾を引く、悦びの声。 ピチャピチャと水を舐めるような音が響き、女たちの唇から、とめどなく喘ぎが漏れる。 二人は上下の位置を変えながら互いに奉仕し、湧き上がる情欲に身を任せた。 どちらからともなく眼を合わせ、確認する。 華奢な身体が優美な肢体に覆いかぶさり―― 夢魔と少女は、ひとつに繋がった。
548 :
SQF調教日誌 :2011/06/24(金) 01:09:03.08 ID:7IS+WOqT
(――ふむ……。どうやら、こういうことのようですね) こっそり忍び込んだ室内でハンディカメラを回しながら、マリーカが黙考する。サキュバスにさえ気付かれない完璧な隠行スキルで二人の結合部を大写しにしながら、二人のあいだに生じた交歓の経緯を解き明かしてゆく。 (お嬢さまはもともと、このサキュバスのことが好きだった。サキュバスのほうはそうでもなかったけど、お嬢さまの調教を受けるうち、しだいに心惹かれていった) 巧みなピストンで膣奥を小突かれ、よがるブランカの美貌をズームアップ、続いてフレイの横顔にパン。 したたる汗をレンズに写し、繋がった部分を拡大。怒張がリズミカルに秘裂の中に没入を繰り返し、サキュバスの中心に快美感をおくりこんでいる光景をあます所なく撮影する。 (普通なら、ただの調教で夢魔が心を揺り動かされるなんてことは起こらないのですが、何せお嬢さまはこのサキュバスにぞっこん一目ぼれ…その行為には、お嬢さまの想いがこもっている。 人間より精神的な属性の強いサキュバスはそれを敏感に感じ取り、お嬢さまの想いをぶつけられ続けた。射精は、言うなれば激しい愛の告白のようなもの。そんなものを何度も浴びせられれば、そりゃぁ心も動かされますね……) あくまでも冷静に、美しい画を残そうと計算しながら位置を変える。視線はレンズ越しに絡み合う女体を見据えたまま、巧みに足元の障害物をよけてゆく。爪先でフレイの下着を引っかけ、エプロンのポケットに仕舞う。 (洗濯ものは洗濯駕籠へ……。ま、この推測をお嬢さまたちに聞かせてやる義理はございませんがね) 長い黒髪が宙に舞い、獣のような咆哮がサキュバスの唇からはなたれる。汗にまみれた身体が震え、輝く美貌が歓喜に染まる。 (……そろそろでしょうか) チラと視線をはしらせ、バッテリー残量とハードディスク容量を確認する。うん、大丈夫だ。この調教は、お嬢さまの一番大切な想い出になるに違いない。隠しカメラだけでは不十分。この身、この腕をもって疎漏無く残さねば。 『あッ、あッ、あッ、あッ♪ フレイ♪ んッ♪ フレイッ♪』 ブランカが肩を震わせ、バックから責めるフレイの名を呼ぶ。 フレイはわななく女体を抱きしめ、胡坐の上に抱えた。二人の身体が密着して、熱い吐息が混じりあう。 くねる。ブランカが腰をくねらせ、中におさめたものを締めあげる。 濡れそぼった秘肉が突き入れられたものを激しくしごき、先端の小穴から先走りの汁が漏れ出る。 「ブランカ……いくよ……」 舌音高くキスをむさぼりながら、フレイが囁く。 ブランカは夢中で頷き、フレイの肩にしがみついた。 すっかり慣れたはずなのに、何度も肌を合わせているのに、まるで全てが初めて行う行為であるかのように、二人に新鮮な歓びと感動をもたらしてくれる。この先に待ちうける悦びへの期待に、胸が震える。 フレイがブランカの尻を掴み、何ごとか呻いた。 わななく女体の一番奥へ、想いをこめてぶち撒ける。 『ひッ………!!』 ブランカがビクリと肩を震わせ、はじけるほとばしりを受ける。 射精している。 絶頂している。 絡み合う身体がビクビクと震え、結ばれた二人の唇から、長い、長い悦びの声が漏れた。 繋がった部分から、混じりあう二人の体液がこぼれ落ちる。 そのとろりとしたたる様子をしっかりとレンズに収め――マリーカはそっと部屋を後にした。 薄暗い室内には、愛し合う二人が残された。 二人は呼吸が落ち着くまでずっと抱き合い―― そのまま、穏やかな眠りに落ちていった――。 フレイが、心地よい快美感に目を覚ますと―― ブランカはそれがごく当然の行為であるかのように、朝の生理現象で勃起しているペニスを膣におさめ、腰をくねらせていた。 「う………」 爆発したような髪の乱れを押さえつけながら、フレイが呻く。 『アハ……ッ♪ おはよう♪ 元気な、フレイの朝チンチン♪ さっそく頂いてるわ♪』 フレイは、朝っぱらから激しく展開される光景に目を回しながら――目の前で揺れる、豊かな乳房に手を伸ばした。 重く、熱い肉のかたまりが手のひらに吸い付いてくる。 そう…サキュバスをパートナーにするということは、こういうことなのだ。 フレイは胸の底を冷たいものが落ちていくのを感じながら、この上なく淫らなダンスを踊る美神に口づけた――。
【九日目・昼(イベント)】 人気のない屋敷内を散策していたブランカは、ある時、掃除道具を手に階段をのぼってくるマリーカとすれ違った。 目礼するメイドを呼びとめ、訊ねる。 『ねえ、私の調教って――ぜんぶ、記録されてるのよね?』 「そうですが」 『その…昨日の夜も?』 「もちろんです」 フレイとブランカが心から結ばれた、記念すべき一夜のことだ。 『それ……わたしが観ても、いいものなの?』 「かまいませんよ。あなた用のディスクはAVルームに保管してありますので、鍵をお渡ししておきます」 『わたし用のディスクって…何枚も、つくってるの?』 「はい。ブルーレイは献上用、お嬢さま用、私用、あなた用、保存用と、各巻五枚ずつ作製しております」 『……なんであなた用が?』 「もちろん、鑑賞して愉しむためです。あなたを調教するお嬢さまの姿は、自慰のおかずに最適です」 このメイドが、調教ビデオを観てオナニーしている…とても信じられない話だが、ともかくブランカはメイドに連れられて、フレイの寝室の隣にしつらえられたAVルームにやってきた。……AVって、オーディオ・ビジュアルのことで良いのよね? 「こちらが、あなた用に作製したディスクです。各巻48分ですが、第十一巻は上下二枚組となっております。なお、こちらに置かれている編集用の機材には手を触れられませんよう」 『うん、分かった。ビデオの操作方法が分からないから、ちょっと教えてくれる?』 「かしこまりました。では、このディスクを観ながら御説明いたしましょう」 マリーカの説明を聞きながら昨夜の調教をチラチラと観ていたブランカだったが……すぐに、その映像がありえない角度、ありえない位置から撮影されているものだということに気付いた。 『なんで、こんなものまで映ってるの!?』 画面の中では、フレイにしがみついてよがり声をあげるブランカの汗にまみれた美貌が、仰ぎ見るような角度で映されていた。どう考えても、フレイの背中越しに撮影されたとしか思えない。 「それは、私が撮影したものです。ハンディカメラで」 『なんで!?』 「昨夜の調教はお嬢さまにとって記念の一本になると予想されましたので、扼腕して参上つかまつりました」 『まったく気付かなかった……』 「ずいぶん、お愉しみのようでしたからね。お嬢さまはお気づきになられていましたが」 画面には、フレイのペニスを根元まで埋め込まれ、愛液を飛び散らせるブランカの性器がアップで映されている。こんな恥ずかしい部分まで撮られていたのか。 ブランカは顔を赤くして画面を見つめながら、平然とした表情で横に突っ立っているマリーカの様子を窺った。画面の中のブランカは、いままさに絶頂に果てんとしている。 『ちょっと……』 「――あ。これは失礼、気づきませんでした」 マリーカは一礼すると、かすかに口元をゆがめた。悪魔が笑うとしたら、こんな表情になるだろう。 「どうぞごゆっくり……」 意味ありげな表情で、そっと退出する。 画面の中のブランカが絶頂に達し、大映しになった結合部から生白い体液が漏れ出る。 ブランカはヘッドホンを耳にあてがうと巻き戻しボタンを押し、みずからの痴態を鑑賞しはじめた。両手は、すでに乳房と股間にあてがわれている。 すぐに、艶やかな唇から官能の喘ぎが漏れ始め、くちゅくちゅといやらしい音がひびく。 その姿を、マリーカが物陰からこっそりと撮影していた。 ――――― めでたく一組の夫婦が誕生した所で一区切り。君臨する迷惑の出てくる話読みたい?
>>549 GJ
エロかったです
君臨為る迷惑さんは男? フタナリ? 女性?
男か女なら読みたいな
フタナリならそのネタを、
フレイとブランカの外伝に使って欲しいです
普通の学園生活を送る主人公 そんな主人公のクラスに、トンでもなレベルの高いフェロモンむんむんな美少女が転校してくる クラスのみならず、学園全体のアイドルとなった美少女は、実はサキュバスだった 学園で唯一美少女に興味のない主人公だが、サキュバスは主人公を自分に夢中にさせようと躍起になり、結果逆に主人公に夢中になり、毎夜毎夜主人公の元に来ては中出し凌辱セックスをせがみ、主人公に開発されていくことになってしまう みたいな話を思いついた
>>551 主人公がなぜ美少女に興味を持たなかったのかで、いろいろなパターンのお話が書けそうですね。
素朴な疑問そろそろ書いてよ・・・
>>552 ・好みのタイプじゃない
・女が嫌い
・興味がない
・実は死ぬのが近い
・ゲイ
>>552 ・実は昔相思相愛だった子がいて、その子の死が忘れられない
吸ってる……。 アソコがおちんちんをじゅぽじゅぽと吸っている。 比喩ではない。文字通り、サキュバスのアソコはおちんちんを吸引する“動き”を繰り返しているのだ。 ビートを刻むように脈動しながら、僕のおちんちんに吸いつき、 胎内から幾本も生えている舌のような器官で、まるで飴玉をなめまわすように、おちんちんの先の方ばかりを弄んでくる。 脈動の与える刺激的な感覚は根本までをも吸い上げてくる。 「あはぁ♥ っあぁ……♥」 サキュバスはあらぬところを見つめたまま、うっとりとして吐息を漏らしていた。 不可思議な快感に、僕はおちんちんの芯から支配されていった。 この不可思議さの正体はサキュバスの身体の動きのせいだろう。 人間のまぐわいのような腰の動きがないのだ。 人間の女性器に酷似した外観をもった、彼女のアソコ。 しかしその内部は、ヒトを包みこみ、生命の営みに携わるものである人間の女性器とは、全くと言ってもよいほど異なっている。 雄に快感を与える点、それだけがおなじだった。 サキュバスのその性器は、まさに食指。 自分にとっての美味たる食感を得るために獲物を悦ばせ、貪るための器官でしかない。 おそらくサキュバスは、この「性器のようなモノ」で人間の性器を貪る感覚に陶酔しているのであろう。 身悶え、精液を吸引し、獲物の脳内を淫らな感情と卑猥な刺激で満たす。 それがサキュバスの習性。 こうして僕が彼女を半ば客観的に観ていることさえも、 それは彼女の身体によって蕩かされてしまった僕の脳が、させられているだけのことにすぎない。 人間の性行為ではとうてい味わえない感覚を、意識レベルで体感させられているのだ。 身をよじらせることもせず、アソコでじゅぷじゅぷとおちんちんをしゃぶりつくしながら、 快感に満ちた表情と声色だけで、男を魅了する。 それが通用するような感受性までをもひきだしてしまうのが、サキュバスの魔力。 ぼくのおちんちんは、何度も何度も射精の感覚を味わわされた。僕の吐息までもが荒ぶる。 もう精液は枯れ果てたというのに、それでもサキュバスは僕のおちんちんを開放してくれはせず、 僕の快感という感覚までをも貪ろうと(ry 「……みたいな感じでイきまくったりとかもできるの?」 そう訊かれて、サキュバスは全くの無表情で答えた。 「んー、今年度の収入が確定申告いらないレベルに落ちていいんなら」 僕は、ようやくフリーターをやめ、定職に就く決意をした。
おいその求人はどこに行けば見つけられるんだ
小噺としてはかなりGJ そうだよな、見た目が人間と同じだからって体内構造まで一緒とは限らんし…正直目からウロコだった。 だがフリーターが一念発起して正社員になったところで、がっつり搾られたら数年持たずに依願退職がオチだと思うw
息子のために育児休暇だな
入社式 新人研修合宿 新入社員歓迎パーティー 1ヵ月生き残れる気がしない
>>562 逆に堕としきって、毎日適切な回数のプレイと一日に相手する数を制限、一回やったら何日間はお預けとするんだ
>>563 おいおい、そんな余裕ないだろ。
エッチしちゃったら最後の行き着く床までいっちゃってるって。
行き着く床……着床! サキュバスさんを孕ませるのですね!! なんという胸熱!!
>>563 それが実行できたとして…サキュちゃん飢えてしまわないかな?
>>566 ある程度の飢餓感を煽り、ギリギリのタイミングで思い切り愛してやるのさ
アプサラス様とイチャつく話でも書いてみる
『絶倫の自分ならサキュバスでも堕とせると思った?』 『意志が強いから一回だけで我慢できると思った?』 『甘ぇよ』
『…が』『その甘さ』『嫌いじゃあないぜ』
めだかサキュバス
尿道に潜り込むメダカ 痛いがな
めだかがサキュバスはありかもしれない もともとえろいし
めーだーかーのがっこうはーかーわーのーなーかー そおーっとのぞいてみてごらん 待て早まるな、作詞者の罠だ! かくして川に引き込まれる哀れな男がまた一人
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 11/03/27(日) 04:20:08.46 ID:XMsBddFs0(1) めだかちゃんとセックスが出来れば授業に集中できる気がします あなたの胸元のことや腰つきを考えると夜も眠れないのです とね!投書したらきっと次の晩サキュバスの如く搾り取ってくれると思う
魚の方かと一瞬思った
師匠の方かと思った
>>571 その姿を例えるなら「メダカ」という他ないだろう。
ただし、泳いでいるのは川の中ではなく尿道である。
そしてその実体は、探求心に富んだ淫魔である。
ある日、彼女は思いついた。精巣から直接、精を吸い取れないかと。
具体的にはどうやって?
男の玉に噛みついて吸血鬼の如く吸う? それでは血しか出ないだろう。
いっそのこと切り取って玉ごと喰う? そのネタは前にやった。
悩んだ末にたどり着いたのは「小さな生き物に化けて尿道を遡り、精巣にたどり着こう」であった。
さっそく適当な男を誘惑して潜り込む。男は苦痛と快楽と違和感が渾然一体となった奇怪な感覚に
悶え苦しんでいるが、十二分にふん縛ってあるので問題ない。
今の姿でも通るのがやっとという、細い尿道の壁が肌に触れる感触は淫魔にとってもちょっと新鮮だった。
男根が膣を擦る感触もこんな感じなのだろうか? 今度は男根に化けて女を襲ってみようかな?
などと空想も楽しみながら尿道をのぼり続けた彼女は、ついにやや広い空間にたどり着いた。
これまでの道筋が膣だとしたら、ここは子宮に例えれば良いのだろうか。
………しまった。膀胱に来てしまったようだ。
どっとはらい。
578 :
SQF調教日誌 :2011/07/04(月) 20:37:06.74 ID:ppY+qaG/
面白いではないか、どうしてくれよう。 というわけで調教日誌です。 ――――――――――――― 【十二日目・昼(調教十七回目)】 普段人気の無い灰色城が、今日は朝からあわただしい。 多数の領民が屋敷内で忙しく立ち働き、マリーカが指示を下している。 『なんの騒ぎなの?』 昼過ぎまで寝ていたブランカが、眠い目をこすりながら問う。 昨夜の調教が夜遅くまで続いたせいで、すっかり寝坊してしまった。 「皇帝陛下がお越しになるの。その準備よ」 『へっ?』 綺麗に掃き清められた庭に立ち、フレイが緊張した面持ちで答える。 なんでも、これまでの調教報告を皇帝がお気に召したらしく、件のサキュバスを是非見たいと――。 『……見るだけ?』 行間に潜む危うい匂いに勘付いたブランカが、眉をひそめながら問う。 「………たぶん違う」 調教の様子を報告させるような皇帝が、ただ見るためだけにわざわざこんな辺鄙な土地にやってくるはずがない。 「……おぼえておいて。陛下が何を言っても、あなたは私のものだから――」 ブランカの手を取り、真剣な表情で約束する。 いささか照れくささをおぼえつつ、ブランカはフレイの肩に頬をあずけた。 (なんだか、私ってすっかりこの子のものになっちゃった感じね……) それが寂しくもあり、嬉しくもある。 サキュバスとしての奔放な生活は遠いものになってしまったが――。 そばにいるだけで満ち足りるこの想いは、何なのだろう。 (愛されるって、こういうことなのかしら……) 手をつないだまま、フレイとブランカは夏の庭を飽くことなく眺めていた……。 日が傾いたころ、豪華な飾り付けをほどこされた馬車が屋敷の門をくぐった。先に到着していた楽隊が歓迎の演奏を始め、派手な顔立ちの美女が馬車を降りる。 豪奢なドレスに身を包み、輝く金髪を風になびかせ、颯爽と大地に立つ。 皇帝、シエナ・ド・アゥグスタス。 フレイの主人にして五百人の帝国貴族の長。五千万臣民を統べる世界最強の君主――。 「相変わらず派手好きですこと」 フレイの背後に立つマリーカが、ポツリと呟く。 屋敷のあるじは微苦笑を浮かべつつ、広大な帝国に君臨する彼女の主人に対して、ドレスの裾を摘まむ貴族の淑女流の挨拶をした。ブランカも、あわててフレイに倣う。 「役目大儀――。あなたも、なかなか領主らしい顔つきになってきたじゃない、嬉しいわ。――こちらが、話題のサキュバスさん?」 答礼しつつ、皇帝がチラリとブランカを見る。 「ま、詳しい話は食事をしながらにしましょう。えっと…マトリョーシカだっけ?」 「マリーカです」 「そうそう、マツリカちゃん。お料理頑張ってね♪」 「…………」 マリーカが険のある表情で踵をかえす。 ブランカは、ハラハラしながら皇帝と貴族主従のやり取りを見守っていた。 「約束していた、領地を返してあげる話だけどねぇ、あれ、ダメだわ」 料理を平らげながら、皇帝が宣言する。 「そうですか。残念です」 フレイは大して衝撃を受けたふうでもなく、淡々と答えた。 「……あれ? もっとがっかりすると思ったんだけど……」 「夢魔の調教技術に関して、革新的な貢献を成せば返還してくださるという約束でしたので。――ブランカの調教は、その点でいえば失敗です」 傍らに控えるブランカに優しげな眼差しを送りながら、フレイがほほ笑む。 皇帝は「つまんなーい」とでも言いたげな表情で、見つめ合う夢魔と少女の様子に目をやった。 「そうなのよね……あなた、夢魔を調教したんじゃなくて、夢魔と恋人になったんだもの」 皇帝の言葉に、ブランカが頬を染める。 恋人――意識したことは無かったが、第三者が見たら、やはりフレイとブランカの関係はそう見えるのだろうか。見れば、フレイも少し照れ臭そうにしている。 「妬けるなあ。だから、御褒美というか、お祝いをあげるわ。バーデル渓谷にある、別荘よ。あなたは人間と夢魔のあいだに、恋愛関係が成り立つことを証明したのだもの。立派な功績よ」
579 :
SQF調教日誌 :2011/07/04(月) 20:38:00.35 ID:ppY+qaG/
ブランカは皇帝の言葉に目を見張った。 バーデル渓谷といえば、人間世界において高級保養地として有名な土地である。良質の温泉が豊富に湧き出し、美しい湖水のほとりに瀟洒な別荘が立ち並ぶ、この大陸でも屈指のリゾート地だ。それくらいサキュバスでも知っている。それを、くれると言うのだ。 (バーデルの別荘かあ。温泉ってことは、当然露天の混浴よね。青空の下フレイと素っ裸で……ああんッ、素敵♪) だが、フレイの答えはブランカの考えとちがっていた。 「私は、ブランカとの関係をそのようなかたちで顕彰されたくありません」 フレイが、整った美貌に珍しく怒気を浮かべて拒む。 ブランカは落胆したが、何度も肌を重ねたいま、なんとなくフレイの考えが分かる気がする。フレイは、ブランカとのあいだに生まれた交情を、即物的な利益に換えたくないのであろう。 「お祝いだって言ってるでしょ? 可愛いフレイが、こぉ〜んな素敵な恋人をつくったんだもの。嬉しいじゃない? お祝いしたいじゃない?」 皇帝が穏やかな眼差しでフレイを見つめる。 その視線にこもる温かさに、ブランカが敏感に反応する。 (この人……皇帝と貴族とか、そんな関係抜きでフレイのことを可愛がってるのね) ブランカには窺い知れない何かが、この主従のあいだにはあるのかもしれない。 フレイは渋い顔をしていたが、期待に満ちた眼差しで見つめているブランカの様子に、不承不承頷いた。 「……では、謹んでお受けいたします」 「皇帝からの贈り物は、もっと有難く受け取るものよォ? たとえ形だけでも」 「わーい、うれしいなぁ」 皇帝はしばらくニコニコ歓談していたが、やがて酒が回ってきたのか、言動があやしくなりはじめた。 「それで、ブランカちゃんはどこをくすぐられるのが好きなの?」 「お尻とアソコのあいだの気持ちいいトコは好き?」 「オッパイ吸われると幸せな気分になるのよねー」 地位を利用した完全なセクハラである。 「陛下、そろそろ……」 「よし、寝よう! フレイ、ブランカ、おいで!」 有無を言わせぬ勢いで、皇帝はブランカの部屋におしかけた。 「へぇー、ここがフレイとブランカの愛の巣かぁ」 頬を赤らめるフレイとブランカを前に、皇帝が淫靡な微笑を浮かべる。 「じゃあ……いつもやってること、ヤッてみよっかぁ♪」 皇帝の声に、フレイとブランカが身をすくませる。 フレイが目配せして、ブランカに「大丈夫?」と問いかける。 ブランカは唇をゆがめ、フレイの首をかき抱いた。 『……いつもやってることをヤるだけよ……ふふ♪ 観客が観ている前でってのも、面白いわ……』 二人の唇が重ねられる。口を吸いあう音がひびき、上気した女体が絡み合う。 「んっ……♪」 ブランカが、豊かな胸を押し付けるようにしてフレイを抱きしめる。 乳房をおしつけあい、弾力ある固まりのボリュームを愉しむ。 『はぁう……んッ……♪』 細い首の後ろをフレイが撫で、優美なドレスがストンと落ちる。 下着はつけていない。 見事な曲線美をえがく肉体を、ゆらめくランプの明かりが照らしている。 大きく盛り上がった乳房、くびれたウエスト、丸みをおびたヒップ――白い肌が、艶めかしい陰影をつくっている。スラリと伸びた脚の付け根の暗がりに、ひと際濃い翳がわだかまっている。 「見事なものね……」 皇帝がほぅ…と息をつき、サキュバスの美を称賛する。 ブランカは一礼してフレイに向き直ると、口づけを交わしながらベッドへ倒れ込んだ。
580 :
SQF調教日誌 :2011/07/04(月) 20:39:51.48 ID:ppY+qaG/
シュルシュルと、衣ずれの音。 ブランカがフレイの服を脱がせてゆく。淡いブルーのブラウス、ふわりと膨らんだスカート、繊細なレースに縁取られたコルセット……。 ブランカの目の前で、力強く勃起したペニスがあらわれる。欲情した瞳に、脈打つものが映る。 ブランカは美味しそうに食べはじめた。 艶やかな唇で愛らしい先端を含み、鈴口から洩れる汁を吸う。口腔いっぱいに頬張り、音を立ててしゃぶる。 「ん……いいわ……♪」 熱のこもった奉仕に、美少女が甘い呻きを漏らす。 白い手を伸ばし、口腔奉仕に耽る夢魔の、裸の尻をまさぐる。 細い指がすぐに、蜜にまみれた秘裂へ到達した。 『ふぅンッ♪』 ブランカが嬉しそうに尻を振り、自らの秘所をすりつけてくる。 フレイは片手でかしずくサキュバスの髪を撫でながら、もう片方の手で秘所を愛撫した。 『……んッ♪ ふぅッ……ん……ッ♪』 発情したブランカがフレイを押し倒し、細い腰に跨った。 濡れそぼる女性器が、なめらかに勃起を呑み込んでゆく。 「――っあぁ……!」 女たちの唇がため息を漏らし、繋がった身体が柳のように揺れる。 熱い喘ぎが切迫を増し、ひとつになった二人の身体に、歓喜の波が押し寄せる。 「……はッ……あぁッ♪」 フレイが、震える肢体を抱きしめ、愛液のしぶく女体の奥に欲望の塊を吐き出した。 『――クゥ……ッ……♪』 上気した肌から珠の汗を飛ばし、ブランカが果てる。膣を満たす白濁の衝撃に、美貌を美しくゆがませる。 皇帝が興奮した面持ちで二人に近づき、繋がった部分を覗きこんだ。 「……ズッポリ挿入ってるわね」 ブランカの愛液でびしょ濡れになった股間に、未だ硬度を失わないフレイのペニスが、深々と突き刺さっている。 さすがに羞恥を感じたのか、フレイにしがみついたブランカが、かすかに呻く。 「可愛いサキュバスね……よく仕込んだじゃない」 皇帝がフレイの頬に手をあて、褒めるように撫でる。 『あっ………』 ブランカの体内に熱を残し、フレイが身体を離した。 繋がっていた部分から、膣内に収まりきらなかった白濁が、とろりと漏れ出る。 小柄な身体が、皇帝の腕の中におさまる。 「……じゃあ第二ラウンド……可愛いサキュバスちゃんの目の前で、いつもしてることをしよっか……♪」 ブランカの目の前で、フレイと皇帝の身体が抱き合う。 喘ぐフレイの唇をむさぼりながら、皇帝がうっとりと声を漏らす。 「ふふ…キス……巧くなったじゃない……? ブランカちゃんのおかげかな……?」 皇帝が衣装を脱ぎ捨て、見事な裸体があらわになる。 均整のとれた肢体が、ほんのりと上気している。 たっぷりと肉の詰まった乳房は若さと張りに満ちており、くびれた腰にかけて、女性らしい魅惑的なラインを描いている。 丸い、柔らかそうな尻が悩ましい光沢をはなち、深い谷間の奥から、発情した牝の芳香をはなっていた。 派手なつくりの美貌を妖艶な色に染め、華奢な身体を抱きしめながら、頬を紅潮させるサキュバスを見やる。 「よく見て……あなたの愛しいお嬢さまは、私の愛人なの。……そうよね?」 美女の腕の中で、フレイが呻く。 そうよ、と……。 茫とした視界のなか、ブランカの胸にストンと落ちるものがある。 そうか……フレイがあれほど巧みな技巧を身に着けていたのは、この美女の薫陶を受けてきたからか……。 「さあ、ブランカちゃんに見せてあげなさい。あなたが、どんなふうに仕込まれてきたのか……私の身体をつかって……」 皇帝とフレイは抱き合ったままベッドに倒れ込み、熱い身体を絡ませた。ブランカの隣に寝そべる皇帝の豪奢な金髪が、ベッドへ波のようにひろがる。 「見ていて、ブランカ…。これも、私よ……」 真摯な声に、ブランカが表情を引き締めて頷く。 (フレイは…見てほしいんだ……自分の、全部を……) 「いい子ね……そうよ…フレイのことが好きなら、目をそらさずに全部見届けなさい」 皇帝が艶然と微笑む。 頬を染めるブランカの目の前で、皇帝と美少女の身体が絡みあう。
581 :
SQF調教日誌 :2011/07/04(月) 20:41:10.06 ID:ppY+qaG/
「あぁ……ッ♪」 上気した女体に覆いかぶさり、フレイが技巧をつかう。 美女の唇から艶めかしい歓喜の声が漏れ、すらりと伸びた脚がブルッと震える。 フレイの手が皇帝の下肢に伸び――すっかりほぐれた様子の女性器をまさぐる。 「ん……くぅ……ッ♪」 皇帝はためらいもなく悦びの声をはなち、秘裂のなかに潜り込んだ指を締めた。 「さ…おいで……」 皇帝が大きく脚をひらき、迎え入れる姿勢を取る。 謎めいた笑みをブランカに向け、汗ばんだ肢体をくねらせる。 「では陛下……失礼、いたします……ッ」 フレイは発情した女体を固く抱きしめ――熱く濡れそぼる女性器を、いきり勃ったペニスで貫いた。 「……ッあぁ♪」 艶めかしい唇から、悦びの声が漏れる。 「陛下……陛下……ッ」 フレイが腰を揺すり、愛液にまみれた秘裂へ、脈打つものを打ち込む。 女を狂わせ、甘美な絶頂を味あわせるための、計算された動き。 長大なペニスを咥えた女性器が愛液の飛沫をあげ、肉のぶつかりあう、淫靡な破裂音がひびく。 『……気持ち良さそう……』 繋がった部分を凝視しながら、ブランカが羨ましそうに呻く。 「……ふふ♪」 サキュバスの視線を感じた皇帝が、優越感をふくんだ声を漏らす。 ブランカによく見えるように腰を揺り上げ、フレイに深々と貫かれた部分を晒す。 「羨ましいでしょ?」と、自慢しているような表情だ。 『………んぅ……』 ブランカがものほしそうなうなり声をあげ、細い指をそっと、フレイと皇帝の、繋がった部分に伸ばす。 「ひゃは……ッ♪」 皺の寄ったすぼまりをくすぐってやると、皇帝の唇から甲高い叫びが漏れた。愛液でしとどに濡れた尻を震わせ、快楽のままに声をはなつ。 ブランカは面白そうに皇帝のすぼまりをくすぐりながら、貫かれた部分に舌を這わせた。 「くゥんッ……♪」 皇帝の女性器が甘美に収縮し、フレイと皇帝が、同時に呻きを漏らす。 「ブラン…カ……っ!」 フレイの背中が波打ち、腰の動きに切迫したものが混じる。 「ああ……陛下……もう……ッ♪」 フレイが呻き、射精が間近に迫っていることを告げる。 皇帝は嬉しそうにフレイの腰に脚を絡め、フレイが心地よい射精を迎えられるよう、体勢をととのえた。 二人の身体がリズミカルに波打つ。 ブランカは陶然とした視線を絡み合う女体にそそぎながら、みずからの熱をもった部分へ指を這わせ、昂ぶる身体を慰めた。 「フレイ……あぁ…フレイ……ッ♪ あぁッ♪」 「陛下……ッ!!」 固く抱き合う、皇帝と美少女。 汗にまみれた美貌が輝き、同時に悦びの声をはなつ。 絶頂する女体のなかへ、フレイが射精している。 精をそそぎこまれる皇帝の姿は淫らで……たまらなく美しかった。 絡み合う身体はほとばしる歓喜にブルブルと震え―― やがて、ゆっくりと弛緩していった。 ずるりと、濡れそぼる秘裂から萎えたペニスが抜き取られる。 「……あんッ♪」 体内を貫いていた熱が離れる感覚に、皇帝がかすかに寂しそうな声をあげる。 荒い息をつく女体は汗にまみれ、絶頂したばかりの女の美しさを、惜しげもなく晒している。 「ふふっ……たっぷり射精してくれちゃって……」 皇帝が、うっとりと貫かれていた部分へ視線をむける。 髪の毛よりも少し濃い色の縮れ毛が、汗と愛液に濡れた割れ目の周りを、まばらに飾っている。その奥――ぬめぬめと輝く秘肉の奥から、生白く濁った体液が、とろりとこぼれ落ちる。 皇帝ははなたれたばかりの精液を指ですくいとり――艶やかな唇のなかに、そっと含んだ。チュウチュウと音をたてて味わう。
582 :
SQF調教日誌 :2011/07/04(月) 20:43:55.36 ID:ppY+qaG/
「んーっ……やっぱり二発目だからかしらねぇ…少し薄いけど……ん、子宮にしみ込んでくるこのカンジ……女の幸せよねェ♪」 ブルッと肩を震わせ、体奥にあふれる悦びを抱きしめる。 やがて――その眼光に、危険な色がまじる。 「ふふっ……フレイちゃんには可愛がってもらったから……今度は私が、ブランカちゃんを可愛がってあげる番ね……♪」 獲物を狙うハンターの目で、ブランカを見据える。 フレイがブランカをかばうように前に立ち、皇帝の視線を遮る。 「……ブランカは、私のものです」 「フレイって、ほんッと欲張りねぇ。ブランカちゃんは、どうなの? 私と……エッチなこと、したくない?」 皇帝の、艶めかしいまでに赤い眼光がサキュバスを射抜く。 ブランカは知らず胸が高鳴るのを感じながら、フレイの肩にすがりついた。 (えー……どうしよう……) サキュバスとしてのブランカの欲望を嘘いつわりなく、ありのままに述べれば、目の前の女性と肌をあわせることに何の抵抗も無い。得られる快楽はそれがどんな種類のものでも――男女の別なく貪るのが、サキュバスというものだ。 だが、フレイがブランカを皇帝に抱かせたくないという気持も、今ならなんとなく分かる。 そしてブランカの心はフレイに寄り添っている……。 『あの…』 「あ、ブランカちゃん、いいこと教えてあげる♪」 わずかな間隙をついてブランカの隣に膝をすすめた皇帝が、ブランカに耳打ちする。フレイには聞こえない声で……何やら囁いている。 『え……ッ…本当……ですか!?』 「皇帝はウソつかない♪」 「……なにを言ってるんですか?」 『フレイ……わたし、フレイに、皇帝陛下とエッチしてるのを、見てほしい……』 「なッ!?」 「ハイハイーん♪ フレイの恋人は私の恋人♪ ふふっ、愛しいブランカが私に抱かれてアンアン言ってる姿……おとなしく指を咥えて見てなさい♪」 狼狽するフレイを放って、皇帝とサキュバスは優美な肢体を絡めた。 先に皇帝とフレイの交合を見せつけられていたせいか、ブランカの準備はすでに充分ととのっており、皇帝の愛撫に素直な声をあげはじめる。 「ふふ…ッ 安心して……ブランカちゃんは、フレイが大好きだからアタシに抱かれるの……すぐに分かるわ♪」 皇帝の指がサキュバスの膝を割り、疼く秘所へ伸びる。 細い指先が淫猥な動きをみせ、サキュバスの唇から声が漏れる。 『はァッ……ぁンッ♪』 「……ふふっ、可愛い♪」 やがて皇帝とブランカは、互いの秘所を舐めはじめた。よく動く舌が秘裂を割り、濡れそぼる女性器をすする。膣口をなぶる舌先が秘肉のなかをえぐり、先刻の情交でそそがれていた精液をかきだす。 「あんッ……ブランカちゃんったら、フレイにいっぱいそそいでもらったのね……♪ まだまだ、出てくるわ……♪」 『陛下も、たくさん……あふぅッ♪』 ぴちゃぴちゃと愛液をすする音がひびき――女たちの官能の声が高まってゆく。 「さぁて……そろそろ…面白いものをみせてあげるわ……♪」 頃あいを見計らった皇帝が、サキュバスの前で膝をつく。股間を突き出すような格好で大きく脚を開き、濡れそぼる女性器を誇示する。 皇帝が目を閉じ、何か呪文のようなものを唱える―― 優美な裸体をほのかな光がつつみ、それが一点に集まってゆく。 「――んッ……♪」 その時、ブランカの目の前で、信じられないことが起こった。 皇帝の秘唇で屹立していたクリトリスが尖り――膨張してゆく。 豆粒大の大きさから、小指の先ほどの大きさへ――ついで、親指ほどの大きさへ。一呼吸ごとに勃起がふくらみ、成長してゆく。 やがて、皇帝の股間に、見紛うことなき立派な男性器がそり返った。 大きさはフレイと同じほど……しかし、相当な女性経験を積んでいるのか、色つやと猛々しさ、滲み出る威容は比べるべくもない。 「ふふ……っ♪ 驚いた……?」 皇帝が唇をペロリと舐める。 みずからの思い描くかたちを実体化させる身体変化能力…『具現』 失われて久しい秘術だが、この大陸で最も古い一族にして最も高貴な一族の長である彼女ならば、使いこなせるのも道理。 ブランカが魅了されたように皇帝の股間にかしずく。そり返ったものに舌を這わせ、先端の敏感な部分を口に含む。
583 :
SQF調教日誌 :2011/07/04(月) 20:47:19.62 ID:ppY+qaG/
「んっ………いいわ……よく仕込まれてるわね……♪」 熱心な奉仕にため息を漏らしながら、皇帝がフレイを見やる。勝ち誇った表情で、切ない吐息を漏らす美少女を見据える。 (あぁんッ♪ 焼きもちやいてるのね……そうでなくっちゃ……♪) 皇帝が愉悦の声を漏らし、サキュバスに合図をおくる。 ブランカはみずから四つん這いになると、尻を高くかかげて貫かれる姿勢をとった。 「さ…よく見てなさい……ブランカちゃんが、アタシに犯されるところを……♪」 皇帝は丸みをおびた尻を抱えると、そり返ったものを濡れそぼる秘裂へあてがった。 一瞬の遅滞もなく、貫く。 『――ッあぁ――ッ!!』 ブランカの唇が、するどい快楽の声をはなつ。 皇帝は嫣然と笑みを浮かべ、サキュバスの尻を征服しはじめた。 愛液に潤う狭い縊路を、猛々しく勃起した怒張で蹂躙する。 珠の汗を浮かべる尻へ荒々しく腰をうちつけ、快楽にむせぶ女体を思うままにもてあそぶ。 『ん……ッはぁッ♪ あんッ♪ はぁンッ♪』 ブランカが髪を振り乱し、全身を駆け巡る快感にのたうつ。 「ふふ……そそいであげる……っ♪ フレイの色に――一色に染まったブランカちゃんの心に、アタシの色を残してあげる……ッ♪」 皇帝はブランカに激しく身体を浴びせながら、すすり泣きを漏らす女の耳元で囁いた。腰の奥を、するどい快感がひたひたと浸している。もうすぐ、射精しそうだ。 『ああッ♪ きてっ♪ 陛下……きてぇッ♪』 美しいサキュバスが、白い喉をのけぞらせて喘ぐ。 皇帝は悶え狂うブランカの姿に満足げな微笑をうかべると、二人の結合部がフレイによく見えるよう体位を変え、突きあげた。 フレイの目の前で、愛液のしぶく股間へペニスが打ち込まれる。 激しい突きあげにブランカが泣き叫び、尻を振りたくる。 精をしぼりとる夢魔そのものの動きに皇帝が呻き、のたうつ尻を掴む。 動かないよう固定しながらうっとりと目を閉じ――サキュバスの膣内へ、欲望のあかしを解き放つ。 『ひィッ♪……あ、あはァ――――ッ♪』 長い黒髪を振り乱し、サキュバスが達する。うねる膣内を白濁が満たし、絶頂に震える子宮口を精のほとばしりが叩く。 ブランカは全身に満ちる歓喜を噛みしめながら――皇帝の腕の中で、悦びの声をあげた。 繋がりあったまま、皇帝とサキュバスは荒い息をついていた。 激しい絶頂のあとの甘美な時間を――抱き合って過ごす。 皇帝の腕の中で、ブランカが身をよじった。 『――ねぇ…陛下……♪』 「ん? ……ああ……約束のモノね……♪」 いぶかしげに見つめるフレイの前で、皇帝とサキュバスが何やら相談している……。 「いいこと? ブランカちゃんの精神領域に少し手を入れておいたから、もう使えるようになっているはずよ? 大切なのはイメージ……そうね、フレイのものを思い浮かべなさい」 何やらぶッ飛んだ話になっている。 ブランカは皇帝の手ほどきを受けながら何やらウンウン唸っていたが、やがてコツを掴んだらしく容貌を輝かせた。 『……つまり、こうね?』 ブランカが目を閉じ、全身がほのかに輝く。光はぼんやりと全身を包んでいたが――やがて、一点に収束する。 「え――それって……」 目を見開くフレイの目の前で、ブランカの股間から、脈打つものがムクリとそそり勃った。 ――――――――――― とりあえず今日はここまで。 次回、美少女調教師ロストバージンの巻。色々おかしいな、これ。
おお、GJ 皇帝すごい!エロかっこいい! 次回も楽しみにしてます。
伸びてるから期待したら素朴な疑問じゃなかった(´;ω;`)ウッ…
自在に生やしたり引っ込めたり出来るとなると、油断も隙もあった物じゃないな。
>>583 やはり皇帝はエロいな……うん。ブランカとフレイも愛し合ってる感が強く伝わって来る。
eraSQFは主人公夢魔化しないんだったっけ……残念w
次回の投下を待ってます。
みす エロくてよかった 続き待ってる
続きを待ってますぜ eraSQFで思い出したけど、ふたなりサキュバスが皇帝の娘の初めてを貰うイベントがあったよな その後娘の(性的な意味での)家庭教師をやって欲しいと頼まれたサキュバスが、皇帝の娘を篭絡しきった後妊娠させるとか考えたわ
592 :
SQF調教日誌 :2011/07/05(火) 22:37:23.94 ID:KxETjmQb
このスレは紳士が多くて良いですね。 というわけで美少女調教師ロストバージンの巻 ―――――――――― 『陛下が、わたしにもオチンチンをくれるって言ってくれたの♪ この生まれたばかりの立派なペニスで……フレイを、愛してあげる♪』 股間からペニスを生やしたブランカが、フレイの足元へにじり寄る。 「……ふふ。フレイって、まだ処女なのよねー。オチンチンの使い方はそこそこマスターしてるけど、女として生まれたからには、オマ○コの悦びを知らなきゃダメよ」 皇帝が妖艶な笑みを浮かべ、頬を紅潮させるフレイを見やる。 「まあ私が頂いちゃっても良かったんだけど、やっぱり女の子としては最初の相手は本当に好き合った子じゃないとねー。……どう? 私からのプレゼント……♪」 フレイへ間近に顔を近づけ、ブランカがほほ笑む。ほっそりした身体をそっと愛撫しながら、白い肩へ口づける。 『アタシも……フレイを愛してあげたいの……フレイは……だめ……?』 いきり勃ったペニスが猛々しい面貌をフレイに突きつけ、そり返る。 トクンと、フレイの鼓動が高まる。 交わされる、想いのこもったキス……フレイの身体の奥に、これまで感じたことのない熱が生まれる。これまでずっと秘められていた欲望が、淫らな蜜となって潤みだす。 「ブランカ……ん……いいよ……」 喘ぎながら、言葉を紡ぎだす。 ブランカは美貌に嬉色をうかべ、美少女の細い身体を抱きしめた。 「じゃあ合意が成立したところで、もう一個プレゼント♪」 皇帝がフレイの背後にまわり、丸い尻をなぞる。 やわやわと淫猥な手つきで尻肉をまさぐり、おもむろに尻の谷間の奥のすぼまりへ、指をすべらせる。 「ひゃッ!?」 いじったこともない部分への突然の責めにフレイが声をあげ、下半身をギュッとこわばらせる。 「緊張しないで……アタシの指を受け入れて……♪」 細いが力強い指が、有無を言わせぬ意思をこめてすぼまりをくぐる。 「あッ……ひぁ……ッ♪」 皇帝の指が踊るごとにフレイの頬が紅潮し、艶やかな唇から快美の声が漏れる。 委縮していたペニスが意思を離れて勃起し、秘裂の奥からトロリと愛液がこぼれ落ちる。 『フレイ……素敵よ…♪ アタシの大好きな御主人さま……♪』 ブランカが頬を染め、美少女調教師と唇を重ねる。 漏れ出る喘ぎを呑み込み、たわわな乳房を揉みしだく。 いきり勃つペニスをしごきながら、愛撫を待って息づく秘裂へ舌を伸ばす。 美女二人の愛撫で温められた少女の肢体は、急速に”オンナ”になるための準備を整えはじめた。 情欲を煽られた身体の奥が潤み、股間に熱があつまる。 しぜんと脚が開き、濡れそぼる女性器が、可憐に、みだらに開花してゆく。 『ね…お願いしていい……?』 ブランがそり返ったものをつかみ、フレイの口元へ近づける。 フレイの鼻孔を、興奮したサキュバスの性臭が満たす。 期待している。私の――フェラチオを。 「んッ………あむ……ッ……♪」 美少女調教師は恍惚となりながら、先端を透明な汁にまみれさせたものを口に含んだ。 『ひゃんッ♪』 敏感な部分への奉仕にサキュバスが声をあげ、腰を跳ねあげる。 舌戯にふける口腔へ、鈴口からこぼれた汁が漏れ出て、少女の官能を高める。 ブランカは、美少女の心のこもった奉仕に悦びを感じながら、愛しい主人の肌を愛撫した。
593 :
SQF調教日誌 :2011/07/05(火) 22:41:42.18 ID:KxETjmQb
「ん……いいカンジじゃない……?」 すっかり表情を蕩けさせ、奉仕に耽るフレイを見ながら、皇帝がサキュバスに目配せする。 『そ…そうね……♪』 ブランカが、フレイの唇からペニスを抜く。 そり返ったものが美少女の唾液にまみれ、ぬらぬらと淫靡に輝く。 ブランカはフレイの頬を優しく撫でながら――上気した身体を、ベッドに組み敷いた。 フレイの脚を大きく広げ、迎え入れる姿勢を取らせる。 美女たちに温められた女性器はすっかりほころび、みだらな蜜をあふれさせながら、ひくひくと、ゆっくり、息づいていた。 『きれいよ……フレイ……♪』 二人の視線が絡まり、自然と頷きあう。 二人の距離が狭まり、いきり勃ったペニスと、濡れそぼる女性器が、くちゅりと音をたてて接する。 『フレイの初めて=c…もらうね♪』 サキュバスが一息に腰を打ち付け、フレイの純潔を散らす。 「――ッ……!!」 フレイの身体がそり返り、艶やかな唇から、声にならない声が漏れる。 ――はずだったのだが。 「………あれ……?」 フレイが、おそるおそる下半身に意識を集中させる。 覚悟していた破瓜の痛みは、驚くほど少なかった。 代わりに、愛しい女性に抱かれている、愛されているという幸福感が、繋がった部分から温かく拡がってくる。 「ふふ……これが、アタシからの、もう一つのプレゼント……♪」 不思議そうにしているフレイの顔を覗き込みながら、皇帝が無邪気な笑みを浮かべる。 「お尻をいじってる間に、ちょーっとフレイのアソコに痛み止めの魔法をかけてあげたの。もちろん、気持ちいい感覚は残して。これで痛みに煩わされることなく、素敵な初体験を愉しめるわ♪」 『まあ素敵♪』 「えッ……ひィッ!? あッ、ひぁッ!?」 皇帝が説明を終える前に、ブランカが腰をつかいはじめる。 強引に、襞を押し広げるように突き進み、亀頭の高い部分で天井をこする。先端で奥を小突き、子宮口をノック。タイミングを見計らって引き戻し、油断したところへ激しく突き入れる。 先刻まで童貞だったとは思えない巧みな責めでフレイの内部を蹂躙し、弱い部分を探ってくる。 (ふぅーん…さすがはサキュバスね。オンナがどうされれば悦ぶか、熟知してる動きだわ……。フレイも、頑張って♪) 感心した風情で見守りながら皇帝はフレイを応援していたのだが、しかし、つい先刻まで処女だった女は、サキュバスの性戯に完全に翻弄されていた。 ペニスの扱いなら心得ているはずなのだが、巧みにピストンを繰り出してくるブランカの責めに、抵抗できない。膣の締め方もよく分かっていないし、腰の動きをあわせることもできない。 フレイは、調教師としては一人前だったが、オンナとしては全くの素人で、ブランカの敵ではなかった。 またたく間に敏感な部分を探り当てられ、すぐに本格的な責めがはじまる。 リズミカルに突きいれられ、力強いピストンで奥をこねられる。 激しく性器を犯されながら優しくキス。上気した肌を愛撫され、肩に歯を立てられる。かすかな痛み、それすらも心地よい。 美しい女体が妖しく絡み合い、二つの身体に生命の悦びが満ち溢れる。 繋がった部分から快美感がほとばしり、破瓜を終えたばかりの少女を陶酔の極致へいざなう。 フレイは、華奢な身体を汗にまみれさせ、何度も身体を震わせた。 「ああ、ひッ……はッ!? はぁあッ♪」 輝く金髪が宙に舞い、珠の汗を飛ばす。 ブランカに愛されている幸せを感じながら、激しく、淫らに腰をくねらせる。股間から愛液が飛び散り、ペニスから勢いよく白濁をほとばしらせる。 これまでに経験したことのない大きな快楽のうねりのなか、フレイは女の悦びを全身で味わった。
594 :
SQF調教日誌 :2011/07/05(火) 22:42:47.18 ID:KxETjmQb
『フレイ……っ♪ 可愛いわ……あぁ……素敵……ッ♪』 少女がはなつ絶頂の気配を感じながら、ブランカが腰をつかう。もうとっくに我慢の限界は越えているのだが、それでもなおフレイを悦ばせたくて、フレイを愛したくて、ギリギリの一線で射精をこらえていた。 (でも、もォ……限界……ッ♪) ブランカが表情を蕩けさせ、フレイにすがりつく。 唇からよだれが垂れ、整った美貌が、欲情に染まりきっている。 突き入れる腰に、抑えようのない震えがはしる。 (ブランカ……もう…いきそうなんだ……) フレイは忘我の境地でブランカの状態を察し、彼女の射精が近いことを感じた。 膣の奥に、甘い痺れが広がる。 (しゃ、射精……ブランカが…射精……!) 恐怖にも似た、甘美な興奮。 (あたしの……オマ○コに……ブランカが、射精っ♪ このまま、オマ○コの奥へ、ブランカの精液を、ブチ撒けられてェ♪ サキュバスに、種付けさせられちゃう♪ あぁ……アタシ…調教師なのにィ♪ ブランカの、御主人さまなのにィ♪) 貫くものから伝わってくる、ブランカの興奮。甘い熱。甘い期待。甘い、甘い、あまい…… 「来てェ! ブランカ! このまま、来てェ♪」 自然に甘い声が出た。自身を犯す女の身体にすがりつき、脚を淫らに絡め、ペニスを奥へ招き入れる。これが、精をもとめる女の、牝の本能。 ――ああ……私は、オンナなんだ……! フレイがそれを自覚した瞬間――ブランカが、果てた。 『フレイッ!!』 「あはぁッ♪」 声が重なる。 ほとばしる精液が子宮口を叩き、フレイの身体を、歓喜が駆け抜ける。 絶頂にうねる膣肉が収縮し、貫くものを締めあげる。ペニスとヴァギナのせめぎあう中を白濁が満たし、襞の隅々まで滲みわたる。 夢魔の、生命力に満ちあふれた精をそそがれながら、フレイは、ブランカのものになった悦びを噛みしめた。 「ブラ…ンカ……♪」 声に自然な甘えがある。 フレイはやや気恥ずかしさを抱えながら、荒い息をつくブランカの顔を見上げた。 ブランカは美貌に穏やかな表情を浮かべ…どこか誇らしげに、フレイの瞳を見つめていた。 『フレイ……んッ………♪』 身体の力を抜き、フレイに体重を預けてくる。 少し苦しいが、心地よい重さ。 抱きしめ、感じ合う。熱を、重みを。愛を。悦びを。 フレイは、ブランカの愛を全身に感じながら、体内に満ちる白濁の熱に酔いしれていた――。 『じゃあ…抜くわよ……っ』 フレイとブランカの結合が解かれる。 ――繋がっていた部分から、狭い膣内に収まりきらなかった精液と、破瓜の血が混ざりあって出てくる。 「んッ……」 体内を満たしていたものが抜け落ちる感覚に、フレイが寂しそうな声を漏らす。 『あんッ、フレイったら……もったいない』 ブランカがフレイの胸に吸い付く。 どうやら絶頂と一緒に射精してしまっていたようで、フレイの下腹部から乳房にかけ、彼女自身がはなった精液でベトベトに汚れていた。 ブランカが舌をつかい、美少女の裸体にまとわりつく精液を綺麗に舐めとってゆく。
595 :
SQF調教日誌 :2011/07/05(火) 22:46:14.25 ID:KxETjmQb
「ふふん♪ どうだった……? アタシからのプレゼント♪」 じゃれあう二人の前で、皇帝が得意そうに胸をそらす。 『ええ、とっても素晴らしいプレゼントでした……♪』 ブランカは無邪気に笑みを浮かべているが、フレイは何となく複雑な表情である。どうも、この年齢不詳の美女の手の上で踊っているような気がしてならない。 もしかして、最初から――フレイが調教師になると決めた時から、彼女はこうなることを見越していたのではないだろうか。 「やーねぇ。買いかぶりよォ♪」 フレイの心の声に突っ込みを入れながら皇帝は邪気のない笑顔を浮かべ、生娘から女になったばかりの少女の隣に、腰を下ろした。 「で、どう? ――抱かれるって…愛されるって、良かったでしょ?」 邪気のない笑顔で、淫気に満ちた問いをする。 「ええ、まあ、その………良かったです」 フレイは面映ゆそうに頬をかきながら、当たり障りのない答えに終始した。この女に「ええ、とっても良かったです♪」なんて正直に答えたら、今後どれほど調子に乗るか分からない。 「ふーん、そう? まあ、それなら良かったわ……」 皇帝が腕を組んで思案する。どうかこのまま大人しくしていてくれますように……。 しかし、甘かった。 「じゃあ、続いて第五ラウンド、イッてみよっかぁ……♪」 金髪の下の美貌を邪悪な色に染めつつ、皇帝が淫靡な笑みを浮かべる。 優美な裸身には不似合いな、ごついペニスをいきり勃たせ、フレイの裸の尻に押し当ててくる。 「やっばねェ、女ってのは色んな相手に抱かれてこそ磨かれるってモノよ♪ フレイも、気になるオチンチンがあればどんどん食べていいのよ? まず手始めに、アタシのオチンチンから、ネ♪」 「ちょッ、なにあててるんですか!? わっ、すっかり臨戦態勢…ッ、ブランカ、見てないで助けて!」 フレイは、全身が総毛だつのを感じながらブランカに助けをもとめた。 しかし、ブランカのほうもすっかりその気だった。 「うふ♪ フレイがエッチな子になるのはアタシも大歓迎……♪ 大丈夫、最初はちょっと慣れないと思うけど、フレイは素質あると思うの♪」 なんて言ってフレイを羽交い締めにしてくる。股間のペニスは完全に回復して順番待ち状態だ。 「マリー……カ……ッ!」 最後の希望を託して呼び求めたメイドはと言うと―― 「ああ……お嬢さまがあんなふうに囲まれてもてあそばれて……なんて淫らな声をあげて、お尻を振って……最高……♪」 恍惚の笑みを浮かべながら片手でカメラをあやつり、もう片方の手で自らの秘所をまさぐっていた。ダメだこりゃ。 結局――フレイはこのあと皇帝に後ろの処女まで奪われ、オンナとしてのスタート初日にいきなり3Pまで経験するという、波乱に富んだ一日を過ごすことになった――。 ―――――――― 自分がSQFをプレイすると、まず間違いなくやってしまうプレイがこんな感じ。
GJ! 初日に3Pとか確実に反発Lv3ものだよねー この場合はデフォで恋慕付いてるっぽいからいいものの
おお、リアルタイム投下とは僥倖! もっとこの娘達の絡みを見たい欲望に駆られるなぁ……SQF起動すっかw まあウチでは構図が逆で、ふた主人公と助手のサキュバスが皇帝に傅いてるんですけどね。
>>596 初日に反発刻印Lv3不可、二日目で反発刻印除去完了+恋慕とかならたまにあるぜ
それはともかく乙!
七夕キター 願い事を書いた短冊をちんこに飾れば迎えに来てくれるかも
よっしゃ今夜試す
サキュバスウィルスが漏洩し、女の子たちが感染してサキュバス化。 捕まったら干からびるまで吸い尽くされる。 そんななか生きて脱出を目ざす。 そんな話を考えてたんだが、舞台はどこがいいだろう? 女性がいっぱいいて、年齢層が豊富な場所で、ある程度閉鎖されてるようなところ。 学校か病院か、研究所か……
現代ものなら学校 ファンタジーなら城
学校だと年齢層が狭いのがネックなんだよな〜。まぁ中高一貫であと女教師って手もあるか。 ファンタジーの城は盲点だったな。メイドに騎士にお姫様……これはなかなか
そろそろ素朴な疑問を投下してもいいんじゃない作者さん(´・ω・`)?
>>602 あとは設定現代で原因とかにたどり着けず脱出目指すだけだったら大きなホテルとか
ラスベガスにしようぜ! ストリッパーやカジノのディーラー(めっちゃ美人)、ダンサーとか、み〜んなサキュバス。 周りは砂漠だから脱出要素もあり。ヘリを奪って逃走とかスケールでかす。
ファンタジーなら都市でもいいんじゃない? 中世ヨーロッパ的な、城壁でぐるっと囲まれてて入り口の門は数が少ない……みたいな。 現代ものだと離島とか。 なんだか推理小説とかホラー小説の密室もの・館ものみたいだw
じゃんぼじぇっと とか ごーかきゃくせん も あるよ! 案外ショッピングセンターもいけそう。 きょうびの馬鹿でかいショッピングセンターとかいい具合に迷宮だと思う。 ............ああそうか、地下街に閉じ込めればいいのか。
セキュリティすごい合体風俗ビルとかね 性技のすごいキャラが居ても違和感がない
彼女にフラれた少年が夜の海を散歩してると、テトラポッドの積み重なっているところの影にエッチな格好のお姉さんがいて、逆レイプされる 毎日のように夜の海の砂浜でエッチなお姉さんと交わり続けた少年と、少年に抱かれることだけを願う美人なお姉さんの、ひと夏のラブストーリーが今始まる わけがない
サキュバスのお嫁さんと毎晩が初夜な生活したい。
なんでもいいから誰かss投稿して サキュバス成分がたりないよー
おいもおいもー。
「起きてください」 初めて聞く女の子の声で目が覚めた。真夜中である部屋の中は薄暗く、エアコンが快適な室温を保っているはずなのになぜか少し暑い。 ベッドに横になったまま首だけで声がした方を向くと見知らぬ少女がすぐ傍に立っていた。彼女は薄く微笑むと目を覚ました俺に話しかけてくる。 「こんばんは。夜分遅くにお邪魔しています」 それだけを言って口を閉じ、彼女はこちらの様子を窺っている。 自分がおかれている状況が分からない俺は混乱したままの頭でとりあえず起きようと考えて、首から下に力が入らないことに気がついた。「あ?」とか「えっ!」とかろくな言葉を出せないでいる俺に再び口を開いた彼女は言う。 「説明させていただくと、今あなたはベッドに寝たまま動くことができない状態にあります。わたしが許可すれば動けるようになりますが、わたしからそうすることはないでしょう。また、大きな声を出しても部屋の外には届きません。 簡単にまとめれば夢の中で金縛りにあっていると考えていただければいいと思います」 よく分からないがどうやらここは夢の中らしい。そう考えれば目の前にいる見知らぬ少女の容姿が俺好みで、その服装がシースルーのベビードールである理由も納得できなくはない。……いや、納得していいのだろうか? ともかく動けないし助けも呼べないだろうことは確かなので──そもそも俺の部屋に誰にも気づかれずに出入りできるわけがない──なんでこんな状態なのかを問いかけてみる。 彼女は床に膝をつけてパジャマ代わりにしているシャツを脱がしながら説明を続ける。 「それはですね、わたしが生きていくには男性の精力が必要だからです。おはなしによく出てくる吸精種みたいな存在だと思ってください。夜になると寝ている男性の元へ訪れ、一夜の快楽を代償に生きる糧を得る存在。 そんなわたしが今夜も精力をいただくためにあなたのベッドに参ったというわけです」 そう言い終えた彼女は少し冷たい手でむき出しになった上半身を撫で始めた。首筋から肩口へ。鎖骨を何度か往復。ふいに脇腹を下から上へ。 少し熱った身体をゆっくりと不規則に這う指がなんだか気持ちいい。寝起きで半勃ちだったぺ○スが少しずつ硬くなっていくのが分かる。 しだいに下半身へと近づく指があと少しで硬くなったモノに届くかと思ったところで、古今東西この手の話に登場する男の最期はほとんど決まっていることに気がついた。……危うく流されて行為を行い死んでしまうところだった。
彼女にまだ死にたくないから止めてくれという意図を伝えると、くすっと初めて声に出して笑いこう言った。 「心配されなくても命を奪ったりなんかしません。食事の度に男の人を死なせていたらそのうち飢えて死んでしまうじゃないですか。あなたはわたしから与えられる快楽に溺れて、その代わりに精力をくださればいいんです。 あなたは気持ちよくてわたしも満足。まさしくWin-Winの関係というものです」 それなら、まあ、このまま続けてもらってもいいんだろうか? 説明しながらも動いていた彼女の指使いは歴戦を感じさせるものでいつのまにか下着に先走りの染みがついていそうなほど硬くなってしまっていた。 深く考えることができずに彼女に続けてもいいと言うと、彼女はベッドに上がってきた。 「それではたっぶりとわたしの身体をお楽しみください。……そうですね、まずはキスしても構いませんか?」 そんなことを尋ねながらも返事を待たずに彼女は深く口づけてくる。舌と舌が絡む音が興奮を誘い、腕に感じる柔らかい感触は見た目よりも大きいんじゃないかと思わせる。 腕が動かないのでこちらからは触ることができないのが悔しい。彼女の胸を揉みしだき、乳首を尖らせ、舐めたり吸ったりすることを考えるだけでどうにかなってしまいそうだ。 こちらの息が切れる寸前までキスを止めなかった彼女は耳元に口を寄せ囁くように告げる。 「次は何をしてほしいですか? 全身を舌で舐め回します? それとも乳首だけ責められたいですか? もう我慢できないからオ×ンポを手でシコシコしてほしいですか? それともわたしのお口で咥えられたいですか? まさかまさかまだ準備もできていないオ×ンコにギンギンになったオ×ンポを挿れてしまいたいなんて言いませんよね?」 とにかく一度射精してしまいたい、そうせずにはいられない俺はとにかく出させほしいとお願いすることにした。 クスクスと笑う彼女はこちらに背を向けるようにお腹の上に乗ると、こちらを振り向いて言葉を続ける。 「やっぱりもう射精したいんですね。わたしのキス、そんなに気持ちよかったんですか? いいですよ、仕方ありませんから手でシゴいてあげます。嬉しいですか? それでは下着脱がしますね。……ふふ、ちょっと触っただけでも破裂してしまいそうです。女の子に一方的に責められて、感じさせられて、射精させられてしまうオ×ンポってたとえどんなに太くて硬くて大きくてもカワイイとしか言えませんよね。 いいですか? 始めますよ? ああ、60回我慢できたらご褒美をあげますから頑張ってみるのもいいかもしれません」
そういうと彼女は数えながらぺ○スを上下に擦り始めた。本当ならすぐにでも出したいが、どうせ我慢できないんだろうとバカにされたし、こうなったらなにがなんでも60回耐えてやろうじゃないか。 ──10 「あれ、我慢する気になったんですか? 最後まで我慢できるといいですね。ちなみにですが、わたしの手でオ×ンポをシゴかれて本当に我慢できた人って今までに一人もないんですよ?」 ──20 「あ、亀頭から透明な汁が滴れてきてますね。出したくなったら我慢しないで射精してかまいませんよ? 我慢は身体に毒なんですから。ふふ、理想どおりの女の子にオ×ンポをシコシコされて必死に我慢しているその表情、とってもカワイイです」 ──30 「半分すぎましたね。もう出したくて堪らないんじゃないですか? あなたの精液でわたしの手を汚していいんですよ? それとも汚したいのはわたしの顔ですか? 身体を倒してもう少し顔をオ×ンポに近づけましょうか?」 ──40 「意外とがんばりますね。わたしの下着ごしに見えるオ×ンコは興奮しませんか? 汗で蒸れて濃くなった匂いはどうですか? もう射精せずにはいられないんじゃないですか? あなたの好きなだけ精液出していいんですよ?」 ──50 「どぴゅどぴゅしたいですよね? もう我慢できませんよね? 出してください! あなたの濃厚な精液、わたしにください! お口の中に出していいですから! ごくごく飲んでさしあげますから! 精液出してください! わたしにあなたの精液いっぱいください!!」 ──60 ペ○スに吐息がかかったときや、連続でシゴかれたときなど何度か危ない場面があったがなんとか耐えきった。 今まで責めていたモノから手を放して身体ごとこちらを向くと彼女は少し残念そうな雰囲気でこう言った。 「本当に60回我慢してしまったんですか。……仕方ありませんから約束のご褒美をさしあげます。今から言う条件をクリアすれば本当の意味でわたしの身体を好きにすることができます。つまり自由に体を動かせるようにしてさしあげます」 ……本当だろうか? 確かに俺はそれを望んでいるから我慢の代償としては申し分ない。目の前にいる理想を具現化したような美少女をこの手で蕩けさせ、先ほどのように射精を懇願させる。そうできたらどんなにいいことだろう。
「わたしがもう30回あなたのオ×ンポをシコシコします。最後まで我慢できればあなたは自由に体を動かせるようになります。わたしの身体能力は見た目そのものですから、あなたが動けるようになったらあとはあなたのなすがままです。 ……では、始めます」 最初の10回は会話している間のクールダウンのおかげか最初よりも余裕だった。あと20回だけ、これなら我慢できるだろう。我慢しきった後、彼女の悔しがる表情を欲情しきった淫らなものに変えることを考えると期待で胸がいっぱいになる。 ──10 「ふふ、必死な顔をしてますね。我慢せずに射精してかまわないんですよ? そんなに責められるだけなのが嫌ですか? あなたの理想通りのわたしを自由にしたいんですか? 今の立場を逆転させて、あなたの思うままに身体を弄んで、えっちな言葉でおねだりさせて、泣いて謝るまでオ×ンコを突いて、子宮がいっぱいになるまで精液を注ぎこみたいんですか?」 ──20 「ところで……気づいていますか? 今、あなたの射精を制御しているのはわたしなんです。ですから、どんなに射精したくてもわたしの許可なしには出せませんし、逆にわたしが許せばあなたはすぐに精液をどぴゅどぴゅしてしまいます」 ──25 「というわけで、そろそろ射精してしまいましょう。いっぱい我慢したからとっても気持ちいいと思いますよ。さあ、わたしのお口にあなたの精液を注いでください!!」 ──29 そう彼女が数えた瞬間、いつもでは考えられない勢いでペ○スから精液が飛び出した。あと1回、そうわずか1回我慢できれば彼女の身体を思うままに貪れたのに……。 口の中に溜まった精液を嚥下すると満足そうな顔で話しかけてきた。 「ごちそうさまでした。あはは、惜しかったですね。あと1回我慢できればわたしのことをあなたの好きなように蹂躙できたんですけど。 ……ええ、まあ、あなたの仰るとおり最初からこの結果は決まっていたんですが。これも男の人の精力を高めるための努力と言うか、おいしくいただくための味つけというか。 わたしに責められて高まる精力よりもわたしを責めるために高まる精力の方が濃厚なんですよね。わたしがそういう男の人を選んでいるのもあるんですが、基本的に男の人って女性に対する支配欲が強いですから」
そう言ってクスクス笑う彼女に悪意は見られない。特有の気だるさから回復した俺は少しふてくされた顔で食事はもう終わりかと尋ねる。少し驚いた顔で口を開いた彼女は今までより甘い声で俺に告げる。 「まだまだこれからです。まずはわたしのお口でオ×ンポを綺麗にしてからねっとりと舐めてあげます。そうして今にも射精しそうなのにできないままにして、精液を出すことしか考えられなくなったら、わたしのオ×ンコを舐めさせてあげますね。 わたしの愛液には特別な効果がありまして、摂取すればするほどあなたの精力は精液へと溶けていくんです。 そこまで準備ができたら……あとは分かりますよね? あなたのオ×ンポをわたしのオ×ンコに挿れて、騎乗位で責め続けて、最高まで高まったあなたの精力を溶かした精液をわたしの子宮にたくさん射精してもらいます。 わたしは一定以上の精力がある精液を出されるとイくのと一緒に受精してしまう体質ですから、もしかするとあなたの精液で赤ちゃんができちゃうかもしれませんね。 あなたの精力はとても強いですから……わたし初めてイかされて受精させられちゃうかもです」 聞いているだけでぺ○スが硬くなってきた。こちらからはまったく触れられない彼女に唯一反撃できるとしたら、我慢に我慢を重ねた精液で絶頂させることだけ。だが、挑戦してみる価値はあるのかもしれない。このまま一方的に責められて終わるなんて俺は嫌だっ。 ◇ 「ふふ、あはははは、ごちそうさまでした。結局イけませんでしたけどおいしかったですよ。……って気絶して聞こえていませんか。 いちおう言っておきますが、これだけ射精するとあなたの脳細胞もたくさんイっちゃったんじゃないんでしょうか。今までの蓄積もありますし、命は奪いませんけど社会的地位まではわたしも保証しかねますよ? もっとも、今夜も記憶を消してしまいますからあなたは憶えていられないんですけど」 ──それではまた、おいしい食事がしたくなったらあなたに逢いにきます。
以上、おそまつさまでした。 吸われる度にそのことを忘れさせられる男の明日はどっちだ!? >612-613 なんでもいいというからにはこんなのでもかまわないのでしょうか?
なに言ってるんだ! これほど立派なサキュバスSSを「なんでも」にくくれるものか!
>>612-613 は地べたに手をついて感謝しる
-ーー ,,_ r'" `ヽ,__ \ ∩/ ̄ ̄ ヽつ ノ ̄\ /"ヽ/ " ノ ヽi | \_)\ .\ > < |\ \ ~ ) \ .\_ ( _●_)\_つ ありがとう。  ̄ \_つ
フランス書院美少女文庫えすかれ!の魔王様と子作り!ってやつはサキュバス話ではないが、サキュバスにいかせるよな
>>622 ごめんちょっとなに言ってるかわからない
624 :
名無しさん@ピンキー :2011/07/18(月) 07:01:55.94 ID:IBIk4R2F
サキュバスの潮吹き
サキュバスの潮炊き あらやだ、美味しそう
サキュバスのお嫁さんに 「早く君との子がほしいな」 とか言って、 嫁「ダメっ。あなたの精は全部私のモノなんだから、一滴だって無駄にしたくないの」 って、少し歪んだ愛情で返されたい。
嫁「いいけど、精力消費が二人分になるけど大丈夫?」 とか
よく考えたら娘が自分以外の精液吸うのって我慢ならんな 精液というか、自分以外の男を吸うのが、か
?
サキュバス主婦の作る 「蒸しアワビのホワイトソース和え」 リリスの3分クッキングより
3分で何人分絞ってるんだよ
ところでサキュバスハザードはまだなのかのう?
>>627 なんとなくサキュバスは独占欲強そうなので,娘は外食ばっかりさせそうだ。
食事だろうし、特に精気が強くない限りは、逆に独占欲は弱いと思ってる つまり、大勢のサキュバスに輪姦されることも、屡あると思うんだ
「はい、こちら人生相談」 「サキュバスです。 私が他の男を吸うのが我慢できないというお父さんと お父さんは私の物なんだから、あなたは外食してきなさいという お母さんの板挟みになって困っています。どうしたら良いでしょう?」
「ご両親に弟をお願いするといいですよ」
勢いに任せて妹もできてしまい 姉妹に搾り取られる真ん中の長男であった
息子と父の生命の為に,男女1:1の家庭を気づきましょう。
下手に男女の双子が生まれたら、男の方は乾涸らびて生まれそうだ。
さすがに干からびてはないにしても体重軽そうだ 鍛えられすぎて生まれたときから精通していて巨根・ズルムケ・絶倫なとんでもない男の子が生まれそう
長男の方はインキュバス?(サキュバスの男の娘版)
>>641 「あんた以外の男ってすぐへばるんだもん。
パパはママが独り占めして吸わせてくれないし。」
そして娘淫魔がキモ姉妹への道を…
私なら何してもいいのになんであんな女に!!となるのか。
>>641 息子が母乳を吸って、娘淫魔がその精を吸うと。
息子も射精の快楽を知っているから放っとくと自然に抱き合って股間を擦りつけ合ってそう。
フェラもとくに教えなくても自得して、歩き始めるより先に69を…
キモ姉妹化しなくても、目の前に据え膳な淫魔がいるのに 人間の女に走られたら、プライド傷つきそうだな。
「ほらほら、弟クン。ここよ、ココ。お姉ちゃんのココがキミを待ってるよ♪」 「……飽きた。 脂っこい料理ばかりじゃ胸焼けがするんだよ。 お茶漬けが恋しくなるんだ」 「ふーん……お姉ちゃんに そんなコト言うんだねぇ……ふーん」
>>641 五つ子の真ん中だけ人間の男
姉妹四人は全員サキュバスとかだと物凄い人生になりそう。
>>646 家族としての慣れが勝つか,生物としての性が勝つか。
「はい、人生相談です」 「母と姉妹がサキュバスです …大人になるまで生き延びる方法を教えて下さい」
>>649 なんというか体質的に淫魔の誘惑を受け付けないんじゃないか。
世が世なら凄腕淫魔ハンターになったと思う。ダンピールとかクルースニクの淫魔版。
そして淫魔軍団の幹部になった姉妹淫魔と激闘を繰り広げる。
サキュ母から産まれたなら、子宮の中でさんざん搾られて免疫がつく 4姉妹を連れたサキュ母が普通の父子と再婚したら・・・
ああ、そうか。 サキュ母の実子なら、絶倫でなければ誕生まで生き残れないか。 継子の場合は…まあ、普通に出会った男と同じだな。その…幸運を祈る。
「はい、人生相談です」 「母も姉も妹2人も幼馴染も隣の女子大生もノリのいいツッコミを返してくれるクラスメートも いつも注意してくる風紀委員も素直クールな生徒会長も担任の先生もサッカー部のマネージャもサキュバスです」 「リア充爆発してください」
>>655 だが待って欲しい。
この状態で生きているということは、相談者は人類の枠をぶっちぎった絶倫か
……あるいは誰も相手してくれないから生きているかのどちらかだ…
接して漏らさずという江戸時代の書物があってな 仏教の立川流とかカーマスートラの才能があれば サキュバスの快楽地獄に対抗できるかもしれんな
コスプレイヤーがノリでサッキュバスを召喚 してしまって大騒ぎというお馬鹿映画。 ターミネーター サラ・コナーズ・クロニクルでターミネーター役をやっていた 女の子が登場するので個人的には見たい映画。
誤爆だ
で、それはなんて映画?
一瞬あの娘ってそんな馬鹿な役をやってたのかと思った。
素朴な疑問まだですか・・・(ヽ'ω`)
>>652 「何故だ? 何故こんなことを…姉さん!」
世界の命運を懸けた人類と淫魔の決戦。その戦場に悲痛な叫びが響いた。
人類側のエース。淫術が効かない特異体質と、淫魔大戦終結への執念とも言える
意志を武器に、能力で劣る人類を決戦までたどり着かせる原動力となった男。
涙を溢れさせ叫ぶ彼の前に立つのは、淫魔たちの中でもひときわ妖艶な有翼の美女。
淫魔軍団の長にして、この戦いの元凶。彼女の瞳からも涙がこぼれ出す。
「あなたのせいよ…」
「何を言ってるんだ? 姉さん。俺たちは人間と淫魔でも姉弟で、ずっと仲良くやってきたじゃないか!」
美女の声が張り上がる。
「そうよっ! それが私には耐えられなかった! 私はあなたの『お姉ちゃん』でいるだけじゃ満足できないの。
だけど、あなたに私の誘惑術は通じない。そしてあなたは、人間の女の子を選んだ。
なにが淫魔女帝の再来、史上最強の魔力よ!! 一番誘惑したい人には効かない魔力なんて、無意味じゃない!
だから私は世界を壊す。あの女の子も、他の人間も、ついでに他の淫魔も全部消し去る!あなたと地上最後の男と女になって、
私を選ぶ以外の選択肢を無くしてあげる!!」
溜まりに溜まった思いの丈を吐き出した彼女の周りに、いつの間にか人間たち、そして淫魔たちが集まってきた。
「するってえと何か? この大戦争の原因は、ブラコン淫魔の逆ギレってことか?」
「嫌だわ。弟を堕としそこねたから世界をぶっ壊すなんて、飛躍にも程があるわよ」
「その前に、姉弟でってのは問題だろう」
「ここは人類の道徳にはちょっと自重していただくことで…」
「というか、術が効かないからって人間一人堕とせないのに淫魔女帝の再来って…どうよ?」
弟は呆気に取られて言葉も出ない。そして姉は、先程までとは別の理由で頬を紅潮させていった。
「何よ何よ! みんな好き勝手ばかり!」
『『『 アンタが一番好き勝手だ!!! 』』』
今、人類と淫魔の心が一つになって突っ込んだ!!
返す言葉の無い姉の肩を、人類軍の兵士が軽く叩いた。中年の、はっきり言って醜男だ。
「なあ、嬢ちゃん。アンタは淫魔だから、この際近親がどうこうなんて話はおいとこう。
だけど弟がアレってことは、嬢ちゃんにも人間の血が入ってるんじゃないのか?」
「ええ…でも、それがどうしたの?」
醜男はニタリと笑みを浮かべた。
「なら魔力なんて忘れちまえ! 淫魔の術が効かないなら、惚れた男にゃ人間の術で迫れば良いんだよ!!
ウチの女房は、俺を捕まえるのに魔力なんか使わなかったぜ!!」
姉はしばし考え込み……ポンと手を打ち……世界は平和を取り戻した。
……平和をもっとも望んだ男の身辺を除いて(合掌)
少年は、深夜、家族に内緒で外に出掛ける日課が出来た。 夜の十一時。 漆黒の帳が少年の知る世界を覆い隠してしまった中で、少年は公園へと向かう。 「こんばんわ」 「こんばんわ」 キィ、キィと錆びたブランコが嫌な音を立てるのをBGMに、少年はブランコに座る少女に声をかける。 返ってくる返事は、優しく穏やかないつも通りの声。 彼女はどこに住んでいるのか、何者なのか、少年は知らない。 ただ、彼女と出会った夜に一目惚れして、以来彼女の難病(精液を飲まないと体が弱ってしまう病らしい)を聞かされてから、毎夜毎夜彼女のために精液を飲ませてあげに来ているのだ。 好きだったグラビア・アイドルの載っている雑誌も、ちょっとエッチな雑誌も、全部捨ててしまったのは早計だったかも知れない、なんて思いながら。 しかし少女の卓越した美貌を目にしてしまったら、あんなグラビア・アイドルなんかでオナニー出来るはずもない。 実は女の子はサキュバスで二人は種族を超えた恋愛に幸せを感じるも、サキュバスの母親が少年をサキュバスに相応しいかテストと称してつまみ食い。 ただ女の子と恋人になりたい一心の少年は、サキュバスの母親の予想以上のテクニックを見せて、やがてトロトロのデレデレにしてしまう。 それから一人暮らしを始めるようになった少年の家には、サキュバスの母娘が一緒に暮らすようになったとさ みたいな妄想
エロじゃないのかよ
肉を喰らうのはサキュのイメージじゃないやい
>>662 あの話は複数の人間が書いている。
つまり、貴殿が自分で書けば飢えから解放されるぞ。
>>664 そういえば、一般的なサキュバスってお家の確保が難しいのかも
弱気サキュもっと増えろ、というか流行れ
弱気サキュって何?
ぅ・・・・寒みぃ・・・。 肌寒さに目を覚ますと横にムッチリとした体にボンデージのような衣装・・というかコスプレ? をした美少女と目が合った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しばしの沈黙の後 『キャーーーーーー』 いきなり悲鳴を上げられた!? こんなところ家族に見られたらマズイ! 思わず美少女の悲鳴を止めるために手で口を抑えようとしたら 勢い余ってそのまま反対方向に押し倒してしまった。 え? ナニこの状況!? 強盗? それとも何てエロゲ!? こんな時は落ち着いてソースでも数えるんだ。 ・・・・・・・・・・・・・・。 なんでソースを数えなきゃならんのだ!? とりあえず今は女の子を押し倒してる。これは間違いない。まずは、女の子を説得して静かにしてもらおう。 っと、女の子を見てみると。 すでに涙目になっており物凄く怯えてる。 ベタな例えだと捨てられた子犬並に・・・・。 「いいか? 手を離すが静かにしろよ」となるべく低い声で言うと 『コクコク』と激しく頷くので口を塞いでいた手を離し1歩後退りしたが・・・・女の子は未だに怯えていた。 話を聞くと彼女はゲームなどに出てくる淫魔と同じような存在で快楽と引換に精気を糧と するらしいが、気弱な性格で他の人に見聞きされたら恥ずかしいので強力な結界を使ったら、 相手(つまり俺)を眠らせる力が弱くなりすぎたので目が覚めたらしい。 それにしても彼女、体つきは成熟してるのに態度がオドオドしているので、なんと言うか心の黒い部分というか 嗜虐心を非常に煽って来る。 しかも快楽や性と言う話を美少女から聞いたばかり。 「こんな夜更けに男の部屋に入ってきたんだから分かってるよな?」 思わず声に出してしまった。 だが、今はまだ分からなかったが俺が彼女に欲情していたように、彼女が気弱で消極的であっても その淫らな本能は積極的に男を求めるのであった。 −−−−−−−− 自分の文才のなさに泣けてきた orz
いや、いい感じじゃない? この調子で美少女が搾り取る場面までイッてみよう!
昔書いてどこにも投稿していない淫魔に絞られるssがあるんですけど投稿してもいいですか? 初めて書いた文章な上に、容量が60kb位あるんですが……
>>674 ここにレスつけるタイプでの投稿は厳しいな。
htmlなりtxtなりでどこかにアップしてアドレス貼ってくれ。
携帯でサキュバスとのラブコメ書いて保存してたデータが、修理から戻って来ると消えていたでござるよ
今439kbだけど何kbまで大丈夫なんだっけ。
500
忍法帳の制限で1レスあたりの文字数制限も気になるしなぁ・・・
次スレもないし今だとGJレス込みで2kbで次スレを立てなきゃいけない計算だ
AJちょっとサル面なのがたまらない。 狐さんもそうだけど
10匹のサキュバスと10人の男が絡み合うのは絵的に面白いと思った
受けのサキュバスってありなのか
12人のサキュバス妹と1人の男のものがたり
噛み合わない性格と体質ってのが受け(弱気)サキュの味噌じゃねーかと思う訳デスヨ 弱気なのにむちゃくちゃ床上手なオンナノコとか燃える
でも根は淫乱なんだね
シャイだけど一度高まると我を忘れるんですね可愛い。
>>682 そんな駄作の続きは需要が無いと思うが・・・。
っていうか
>>689 は本人でね?
だとしたら卑下せずどんどんお願いします。
いや、自分の作品を駄作と言うような人は、SSを投下するべきではないと思う。
10代前半の鎧の下にスパッツとタンクトップを着込んだ男の子がサキュバスに誘惑されてぼっきして悶絶するのは面白いのかも
サ「あら・・・キスだけじゃ物足りないの?勇者の剣がこんなに固くなっちゃってるわ」 勇「あのあのあの、お、お姉さんこの鎧外してっ、もう痛い・・・」 サ「それがダメなのよぉ〜♪勇者クンの鎧は聖別されてるからぁ、あたし触ると火傷しちゃうしー。 だから、ね?(ちゅっ)」 勇「だからってキスだけとかぁあああああ」 サ「ちゃんと指にもしてあげる(れろん)」 ゆうしゃ は もう にげられない!
ショタに戻って,サキュバスのお姉さんにペットとして飼われて可愛がれたい。 「お姉さんと命の心配せず気持ちいいことできるのって,とっても幸せなんだよ?」 って言われながら,ちょめちょめとかする妄想。
ひさびさにサキュバスが夢に出たわ やっぱオナホなんかより全然気持ちいいわ ええ、我慢できませんでしたよ5発は出したな 、おきたらパンツすごいことになってました
>>691 正解。
そして
>>672 はあれで終わりです。
一応淫魔サイドでの話をさっき書いてみたが、PCフリーズして消滅したorz
――あなたは、可愛い女の子は好き? あぁ、またこの夢かと、まどろむ意識の中で呆れたようにため息をつく。 毎夜のように、頭に語りかけてくる可愛らしい『声』。 女の子が好きかどうかを聞いて、僕に何をしろと言うのだろうか。 ――あなたは、綺麗なお姉さんは好き? あぁ、大好きだとも、と返してやる。 同い年の女子など、子供っぽすぎて苦手なのだ。 やはり女は、色気と艶となんとも言えぬ円熟味が増したお姉さんがいい。 人妻や未亡人のように、熟れた肢体の女性も捨て難いのだが、それは理想論に過ぎない。 ――そう、お姉さんが好きなのね? 僕の欲望に答えるが如く、ふわりと甘い香りを纏う風が吹いた。 そこで、僕ははっきりと目を覚ました。 父親が単身赴任で家におらず、母がそれに付いていく形で出ていってしまった、一人で暮らしている家ではない場所に、今いるのだと理解出来た。 恐る恐る、僕は目を開く。 そこには、褐色の身体に銀髪の美女がいた―――最も羽や尻尾があったり、耳がアニメやゲームによくあるエルフみたいに尖んがっているため、人間ではなさそうだが――。 ここまで書いて飽きた 夢魔が自分の欲望を満たすためとか、自分を愛してくれる人を召喚するとかありそうだよね
実にマーケティングリサーチ 悠久幻想曲とかのキャラメイク思い出した
なんて恐ろしい夢だ… ちっちゃいおんなのこは好き? って聞かれたら全力で答えるところだった ちっちゃくて未熟なサキュバスもいいが、ちっちゃい姿に変身した達人サキュバスにゴリゴリ搾られるのもたまらん
後ろ手で拘束されて、足枷を嵌められた状態で全長30pくらいのサキュバスの群れに襲われたい
>>700 昔どっかのスレでそういうの見たなあ。
幼女に化けたサキュバスにさんざん絞られて「お兄ちゃんが望んだ女の子の中はどう?」って言って食べられちゃうの。
今考えたらあれがサキュバスとロリにどっぷりはまった原因かも。
巨乳のおねーさんに後ろ手で拘束されて搾られたいがそれだとおっぱい揉めないというジレンマ
>>702 昔書いたな
失恋した男の元に、彼が告白した少女の姿で訪れるサキュバスの話。
最終的にはラブラブにしたが
「目を開けて」 夢の中で女に命令された。 「いいから目を開けるのよ!」 へいへい。 じれったそうな声に引きずられて、片目だけまぶたを持ち上げた。 ボロマンションの黄色く変色した壁が見えるもの、と思ったら 「両目を開ける!ほら!」 という声と共に、細い指が眼球えぐる勢いでオレのまぶたをひん剥いた。 そして目に入ったのは、白いたわわな果実が二つ。 丸みの中央には、朱鷺色の乳輪と、ツンと上を向いて尖った乳腺。ピンク色。 ・・・・・・の持ち主。オレの頭を掴んで、鼻の頭がくっつきそうな距離で顔を覗き込む美女。 真紅の目。 蜂蜜みたいな色のストレートブロンド。肩口で切りそろえてる。 耳は細長く先が尖っていた。 ニンゲンじゃない。ニンゲンの女は、こんな風に背中からコウモリの羽根が生えてない。認めたくないが。きゅっと引き締まったウエストの、その奥に視線が釘付けで気づくのが遅れた。前かがみになってる姿勢では肝心のところが陰に隠れちまう。 そういうオレの考えを読んだかのように、美女がにまーっと笑った。
「魔族の認識が早くて助かるわ。ワタシは淫魔サキュバス」 彼女がやっとオレの顔から手を離した。しゃらん、と鎖がなった。 鎖? そうだ鎖だ。 サキュバスと名乗った女悪魔の手から、細い鎖が伸びてオレの首へ。ぴったりしたネックレスどころか、チョーカーだ。 夢の中で目が覚めたら、夢でした、つうオチは何処だー! 「そしてあなたは、ワタシノ召喚したオトコってことでね」 何かとんでもない話を聞かされそうな。嫌な直感、がした。 「待て待て、ハナシが見えん。あんたが悪魔なら、普通呼び出されるもんじゃないのか?オレは悪魔召喚士とかじゃないはずなんだが」 そうなのよー、とサキュバスが相槌を打ったときは、嫌な直感が確信に変わりだした。 「呼び出されちゃー、あっちのオッサンだのこっちのニイサンだの、もうやってらんないわよー。どこの国の日雇い派遣かよってハナシ。これも魔族の宿命っちゃ宿命かもだけどね? 体の栄養補給はできても、心が枯れちゃうわ!」 心の栄養が足りないのよっ! と叫んで頭を振ったサキュバスに、オレはちょっとだけ安心を覚えた。少なくとも、悪意で何かしようという風には見えない。 「そこで心の栄養補給に、呼び出してみたのがアナタって訳」 おいおい、すげぇ論理が飛躍しなかったか? 今。 と、彼女がすりよってきた。薄い唇から、熱い吐息を吹きかけられた。ちょうど煙草の煙を顔に吹きかけるようなあんばいだ。 それだけで全身が甘く蕩けるような快楽が背骨を駆け上がる。 「ニンゲン相手では味わえない快楽をアナタにあげる」 恍惚の表情を浮かべ、サキュバスが唇を重ねてきた。柔らかな乳房がオレの胸の上にのしかかり、つぶれる感触に、ペニスが勃起してしまう。 「だからワタシにも頂戴?」 囁きと共に、耳穴に入り込む熱い舌。淫靡な音は、性交に似すぎている。 目の前の女が、黒い翼を広げていようと。 オレの首に巻かれた細い鎖は、彼女の手にあろうと。 ノーなんて返事できるわけがない。
気づいたときは、サキュバスの乳房を吸っていた。もう片方は、手で愛撫する。下からすくい上げると、盛り上がる乳房はやわらかい。中指と人差し指の間にある乳首だけコリッとしてる。 五指を広げて柔さを、一部はツンと尖った乳首を堪能していると、サキュバスは喉の奥で猫が啼くような声をたて、オレの頭を同じように指で撫で上げる。 口に含んだほうの乳腺を、舌で転がすようにしたらしたで、サキュバスの指がつむじをくすぐってくる。 まるでなぞるように。 だったら女性器をいじってみたら? 膝立ちになってるサキュバスの秘所は、ひくついてオレの指を受け入れた。とうに露が溢れているそこは、熱い襞が待っていたとばかりに絡み付いてくる。 「んん……もっと、かき混ぜてぇ」 サキュバスの指が、オレのペニスにも絡み付いてくる。張り詰めているところにそれはもう、ヤバイんじゃないかというくらいだったのだが。 サキュバスの指が雁首をこすり上げるつど、ぞくぞくする程感じる。 自慰してたら、とっくにいってるぐらいに感じていた。が、出なかった。どんなに息が荒くなろうと。思わず声を立てるほど、巧妙に鈴口を責められようと、でなかった。 何か魔法でもかけられたんだろうか? お返しだとばかり、割れ目から溢れる露を、親指でサキュバスの陰核に塗りつけてやる。 とたんに、女の腰が跳ね上がる。乳房を掴んでいた手を止め、浮き上がる尻を押さえこんだ。 「あっ、はぁあああっ、いい…ッ」 蜜が、太ももに滴り落ちる。耳元のよがり声が、ひときわ高くなる。 汗が浮く肌から、甘い香りが立ちのぼる。くぅん、と呻いたサキュバスの喉元からも。頬に張り付いた金髪からも。 一旦身を離して、こちらに足を開いてみせるサキュバス。 淡い茂みの奥は、たとえようもなく扇情的だった。 「ね……、イレテ」 サキュバスが鎖を引っ張った。引っ張られる必要なんてあるのか、って勢いでオレはのしかかっていた。 怒張しきったペニスが、易々と入り込む。熱い熱い襞に絡めとられ、抽送はあっという間に射精に達した。 「はぁぁ!あ!あ!」 激しく突き続けた。萎えなかった。サキュバスは喉を反らし、突き上げるたびに声を上げる。 彼女の乳房が揺れると、あの甘い香りがまた濃くなる。淫魔の体臭なのか。 「あ!はぁあ!またぁ……!」 うっとりとした笑みで、二度目の精を受け止めるサキュバスは、悪魔というより聖女のようだった。
「んふ、……ね……?」 彼女は吐息まじりの声でささやいてきた。 「なんだって?よく聞こえない」 んもう、と呟いて、サキュバスがオレの顔を両手で挟む。 「また、あ…愛を、頂戴、ね?」 一単語ずつ、誤解の余地無きように区切って、言い聞かせられた。 『愛』って単語を口にしようとした、サキュバスの頬が赤く染まる。なんでそう可愛いんだ。 これも魔族の魔法か? と問うたら、 「ばか!夢見すぎ!さっさと目を開けなさい」 と額を小突かれた。 頭突きで。 そりゃもうかなり本気の頭突きで、目から火花が飛んだ。ダメージ回復して、なんとか目を開けたら、ボロマンションの黄色く変色した壁が見えた。 背中には、汗で湿ったパイプベッドのマットの感触。 ああー夢だったんだー、と納得した。予定調和って言ってもいいくらいの納得だった。 にしても、えらく気持ちのいい夢だったな。ああいう夢なら、毎日でも見たいもんだ。 いい夢、いい目覚め。 そんな感じで起き上がったとき、首に巻きついた銀のチョーカーに気がついたんだが。 <終>
大学1年の時に凄い綺麗な女性とセックスする夢を よく見た。異様な程に生々しくリアルなセックスで 見た時は大抵夢精していた。それだけなら 単に夢精しまくり童貞大学生なんだが 3年の時入って来た後輩の女の子が夢で見た女性に そっくり!髪型から身長まで声や雰囲気もそっくり 俺は「これは運命だ」とその子に必死にアプローチ そして付き合う事に成功してセックスまで たどり着いた。セックス中に彼女は 「前より固い」とか「全然成長してないですね」 等々意味深な言葉を言っていたが興奮状態故に 大して気にせず童貞卒業して終了。 夢のそのまま再現の様なセックスだった 最後別れ際に何故か「有り難うございました」と 彼女は頭を下げて帰っていった。 その次の日から俺は体調をかなり崩し1週間入院し 退院後大学に行くと彼女は大学を辞めていた 連絡しようにもメールアドレスも変わっていて 連絡出来なかった。もしかしたら彼女は サキュバスだったのかも知れん。 下らない思い出話に長文失礼
普段は(というか自分以外の)人間を餌だとしか思ってないサキュバスに心底愛されたい。 「僕のこと食べないの?」って質問して, 「そんな事絶対にしたりしないよ?」って特別扱いされたい。
で,あっちは食事間隔で自分の前でエッチするんだけど気分的にNTR感覚を味わいたい。
NTRには賛同できない
そうはいってもサキュバスにとっては死活問題なわけで 好きな人こそ吸い尽くしたいだろうにねぇ
彼女とは毎日ラブラブだが、Hはおろかキスもなし サキュバスの前で射精するだけでいろいろアウト、服の上から触ってはいけない。生の裸を見てもいけない。 彼女は食事として毎日数人の男を連れ込み隣の部屋で乱交 淫魔として覚醒している間は、壁を隔てても魔力を及ぼすため声を聞いてオナニーも禁止 なので彼氏の性欲発散は毎日撮ってきてくれる写真だけ、でも自分以外のAVやエロ本を見たら怒り出す たまらんな
まあ撮ってくる写真も映像も音声も最高のクオリティだろうから,それだけでも極上のおかずなんだろうけどね。
知りもしないオマンコを想像して扱く童貞の貴方が好きだからずっと童貞でいてとか言われちゃう展開
ロリサキュバスの魅力
エロイ!
ほぼ二ヶ月ぶりです。
>>482 の続きになります。ようやく身辺が落ち着きました。5レスほどお借りします。
世間は夏休みですが、これを書き始めたのは6月頃なので作中もその頃です。ご容赦ください。エロシーンは★から始まります。
☆ ☆ ☆
「ここはこの方程式を使って、ですね」
「おおー」
三時間目の教室。授業はあるはずなのに、教室には望と生徒が一人しかいない。そこで二人は問題用紙を挟んで向かい合っていた。
「それじゃ先生、ここの問題は全部そのやり方で解けるの?」
「ええ。あ、よく分からなくなったら一年の教科書のここを読むといいですよ」
2年C組の今日の授業は体育だが、今は望ではなくシェスが授業をやっている。なぜなら、この時期の佐久蓮学園の体育は、プールの授業だからだ。
『彼女に任せなさい。サキュバスがわんさかいるプールに近づいたら、30分保たずに死にますよ』
教頭に真顔でそう言われた望は、大人しく教室で待機していた。ちなみに同僚の船坂もプールには行かず、職員室で書類の山をさばいている。
そんな彼の前で問題を解いているのは、ほっそりとした色白の少女だ。名前を細川莉弓(ほそかわりく)という。
「どう、先生?」
「……うん、満点ですね。よくできました」
「やったあ!」
望が全ての答えに丸をつけるのを見て、莉弓は本当に嬉しそうだった。
「これぐらいできれば授業にもついていけますよ。本当によく頑張りましたね」
「ううん、先生がちゃんと教えてくれたからだよ」
彼女は幼いころから病弱であった。サキュバスの種族的特徴として体が頑丈だとことがあるが、彼女はその中には入れない例外だったらしい。一年の頃からしばしば入院しては授業を休む有様だった。
それを学級委員の智から聞いた望は、わざわざ彼女の病室まで出かけていき個別に勉強を教えていた。病気のせいで授業に出れない生徒を、彼が見捨てられるわけがない。
幸い、彼女が入院しているのは学園の附属病院だったので、通うことは難しくはなかった。莉弓は中一の知識も虫食いだったが、それでも望が丁寧に教えればちゃんと理解してくれた。
そのうち莉弓の体調が良くなって学校に通えるようになると、二人の個人授業の場は病室から教室に変わっていった。主に放課後に行われる特別授業だったが、今日は望も莉弓もプールに入れないので、体育の時間を使って数学の復習をやっていた。
「それじゃ、今日はこの辺にしておきましょうか」
「え、もう?」
「ええ。あと5分ぐらいでこの時間も終わってしまいますし。新しい問題をやるには時間が無いですし」
「そっかー……」
それっきり、二人の会話は途切れてしまった。普段ならここぞとばかりにおしゃべりを始める莉弓が今日は大人しいのに、望は首を傾げた。
「あ、あのさ、先生」
しばらく沈黙が続いた後、ようやく莉弓が話し始めた。望の顔色を窺うよう、おどおどと。
「なんですか?」
「先生ってさ……今まで、女の人と付き合ったことって、ある?」
そう言う莉弓の顔は少し赤かった。もちろん、聞かれた望の顔も少し赤い。まさか、生徒から恋の話をふられるとは思ってもいなかった。
「……いえ、ありませんね」
「男の人も?」
「当たり前でしょう!?」
ぶっとんだ問いに思わずツッコミを入れる望。稀に女性と見間違えられる容貌だからといってそっちのケがあると勘違いするなど、失礼にもほどがある。
「そっかー、いないんだ……」
しかし莉弓は何やら思うことがあるようで、望の返事もロクに聞かずにぼうっとしていた。
「……あのね、先生」
やがて、物思いから帰ってきた莉弓が口を開いた。
「私――」 「いぃぃやったあああぁぁぁ!!」 突然、廊下から叫び声が聞こえたかと思うと、教室のドアが一枚、内側に向かって吹き飛んだ。それと一緒に、金髪の少女が教室に飛び込む。 「あたしの勝ちだ! 香奈、約束通り昼飯は奢ってもらうよ!」 ドアを蹴破って入ってきたのは、プールにいるはずの香奈だった。勝ち誇った顔で、廊下に向かって叫んでいる。 「み、美琴! 水着を着たままなんて卑怯だよー!」 そこに、濡れそぼった髪をタオルで拭きながら香奈が入ってきた。どちらも、プールから戻ってくるには余りにも早い。 「二人とも、どうしたの?」 ようやく我に帰った莉弓が二人に聞くと、美琴はあっけらかんとした表情で答えた。 「ん、簡単な事さ。プールから早く帰って来た方が、遅かった方に昼飯を奢るって賭けをやってたの」 「えー……」 病弱な莉弓なら絶対にやりたくない賭けである。そんな彼女の心境には全く気付いていない美琴が、教室を見渡しながら言った。 「ところで、先生は?」 「え?」 目の前に、と言おうとした莉弓の目が、望を探してさまよった。さっきまで向かいに座って話していた望は、今は影も形も無い。 「まさか……」 莉弓と美琴、そして香奈の視線が蹴破られたドアに集中する。 「……きゅう」 案の定、望は飛んできたドアの直撃を受け、その下敷きになって目を回していた。 ☆ ☆ ☆ 「だーかーらー、ごめんって言ってるじゃない!」 そして昼休み。廊下を歩いている望に美琴は必死に謝っていた。 「ドアは直したし、先生も無事だったし、一件落着でしょ?」 「……機嫌は直りませんけどね」 いきなりドアをぶつけられて、すぐに許せる人間はそうそういない。温厚な望でもそれは同じだ。 「だからそれを直したいから謝ってるんじゃん、ね?」 前に回り込んだ美琴が両手を合わせて謝るが、望はその横をするりと通り抜けた。 「……むぅ」 すたすた歩いていってしまう望を見て、美琴は唸る。しょうがないので、用意しておいた作戦を実行することにした。 少し離れた望に向かって、一呼吸置いて駆け出す。 「ちょりゃあーっ!」 「ごはあっ!?」 そして、無防備な背中に向けて本日二度目の飛び蹴りを放つと、望の体は見事に吹っ飛んだ。しかし、丁度廊下の突き当たりで蹴られたため、彼の目の前には教室のドアがある。 このままぶつかる、と思いきや教室のドアがタイミングよく開いた。その中に望が飛び込んで、そして机がどんがらがっしゃん、と倒れる音が中から響いた。 「香奈、サンキュ」 小さくそう呟くと、美琴も教室に入り、そしてドアを閉めた。 ★ ★ ★ 「いたた……」 一方、吹き飛ばされた望は頭を抑えながら立ち上がるところだった。空き教室に放置されていた机の山に頭から突っ込んでしまい、まだ視界が揺れている。 とりあえず立ち上がろうとすると、突然背中から誰かに抱きつかれて、また地面に押し倒された。 「ふにゃあああっ!」 望に抱きついてきた人物は、バチバチとやかましい音をバックコーラスに嬌声混じりの悲鳴をあげている。 嫌な予感のした望が身をよじってなんとか後ろの人物の顔を見てみると、やはりというか何というか、一番よく知っている生徒の香奈だった。 「す、すいません香奈さん、今は離れて……っ」 始業前に会ってから、香奈はこうして何かと望に迫ってくる。教育者として振り払わなければならないとは思っているのだが、こうなってから断ることができた試しはない。 魔除けのネックレスの電撃を愉しんでいる香奈をなんとか押し退けようとする望だったが、しっかり抱きついている香奈は中々離れない。
「はう、イイよぉ……って、あれ?」 香奈の体を走る電撃が、不意に止まった。魔除けが急に消えて困惑する望と香奈。その二人の頭上から、声が降ってきた。 「全く……こんなのがいいとか、あたしにゃやっぱり分からないよ」 望たちの側にきていた美琴が、ネックレスを指に掛けて振り回しながら二人を上から覗き込んでいた。 「あーもう、美琴! せっかくイイとこだったのに!」 「ほ、本田さん! 何なんですかこれはっ!?」 抗議の声を上げる香奈の下で望がばたばたと暴れている。美琴はしゃがみこんで彼の顔を覗き込むと、そのまま唇を奪った。 「んっ……」 「っ!」 驚きで固まった望の唇の隙間から、柔らかな舌が滑り込んでくる。その一時の口付けで、望はすっかり大人しくなってしまった。 「ふう……これで大人しくなったろ」 てらてらと濡れた唇を舐めとると、美琴は満足そうに呟いた。 「二人とも……んっ、なんで、こんなことを?」 「んー?」 その言葉に、望の首筋に舌を這わせていた香奈が顔を上げる。 「えーと、最近せんせー、エッチで攻めるようになってるじゃない?」 薫の一件以来、望は以前と比べれば少しはセックスに積極的になっていた。一度意識的に主導権を握ったお陰で、少しは自分から動くようにもなったらしい。 「だからー……」 香奈と美琴が目を合わせる。 「ごほうび?」 「おしおき?」 「……どっちなんですか、もう」 二人の口から同時に出てきた違う言葉に望は頭を抱えたかったが、香奈に押さえられてはそれもできなかった。 「ま、いいじゃないの。みんなで愉しい思いをするんだからさ」 そう言いながら回り込んだ美琴が、望のベルトに手をかけた。相変わらず香奈からキスの雨を降らされている望にそれを防ぐ手立てはなく、あっという間に下着もろともズボンを下ろされる。 露わになった望の肉棒は、美琴の期待通りすっかり硬くなっていた。 「ふふっ、準備はできてるみたいね」 「うあっ!?」 そのそそり立った望の分身に美琴は唾液と指を絡ませ、上下に扱き上げる。香奈に視界を阻まれ快感だけが伝わった望は、思わず腰を浮かせた。 「それに香奈の方も、すっかり出来あがってるじゃん?」 「あふっ、いきなり、ゆびっ、いやぁっ!」 美琴は空いたもう片方の手で、香奈の秘所に指を突きこむ。既に濡れている彼女のソコは、先程の電撃で感じていた証だ。 折り重なる二人の、最も敏感なところを思う様責める美琴。その指先に弄ばれながらも、香奈はひたすら望の唇を吸い続ける。 「んっ、くはっ、ひうっ……」 「んちゅ……かな、さ、あうっ!」 二人に上と下の両方から責められて、早くも望が達しそうになる。本能のままに射精をしようとしたその時、のしかかっていた香奈の体が一際大きく震えた。 「あ、ダメっ……ああああッ!?」 一際甲高い嬌声をあげた後、香奈はぐったりとして動かなくなってしまった。 「ありゃ、もうイッたのか……香奈の奴、そんなに感じてたのか?」 呆れたような美琴の声が聞こえる。だが、聞こえるだけで、射精寸前で止められている望にはそれを理解するだけの余裕はない。 荒い息を吐きながら香奈の体をどかそうとすると、手が添えられた。そのお陰で、香奈の体は教室の床に横たえられる。 そして視線を戻した望は、そこにいる美琴の姿を見て固まった。 「どう、先生? たまにはこういうのもいいだろ?」 学校の制服を脱ぎ捨てた美琴の体は、先程のプールの時間からずっと着ていたスクール水着に覆われていた。体にぴったりと張り付くあの生地のおかげで、美琴の豊かな胸もくびれもはっきり分かる。 そして秘所を隠す細い布地の部分は、いまはすっかり濡れて色の濃い染みを作っていた。 「ふーん、いい顔してるじゃない」 食い入るように自身の肢体を見つめる望の様子に、美琴もそれなりに満足したようだ。彼の上にのしかかると、肉棒を秘所で擦り上げるように腰を動かす。 「あ、うう……」 ぬるぬるした水着の生地と、柔らかい肉に挟まれた肉棒から途方も無い快感が襲い掛かる。しかし、絶頂に至るまでは一歩遠く、そのもどかしさは望を更に苦しめるだけだった。 今にもイッてしまいそうな望の様子に、美琴は考える。挿入してすぐに射精されては、こちらも愉しむ暇が無い。 「……あ、そうだ」 不意に、美琴がなにか途方もないことを思いついたような笑みを浮かべた。それを見た望の背筋に悪寒が走る。
そんな望の様子を知ってか知らずか、彼女は笑みを崩さぬまま香奈の髪に手を伸ばすと、彼女のポニーテールを作っていたリボンを外した。 「すぐに出されたらつまらないからな」 「ま、まさか……」 望が抵抗する間もなく、美琴は勃起したペニスをリボンで縛り上げる。緩くだが、これで射精はできまい。 「さて、それじゃ本番っと」 「ま、まって……うああっ!?」 制止の声も聞かず、美琴は水着の生地をずらすと膣内に望の肉棒を挿入した。柔肉がキツく淫靡に絡みついてくるが、リボンで縛られたペニスでは快感を吐き出すことができない。 「あはっ! いつも、よりっ! カタいよっ!」 その分一層硬くなった肉棒で自身を貫いて、美琴は快感を貪っていた。好き勝手に動くだけでナカの肉棒がビクビクと震え、彼女の快楽を高めていく。 それは望も同じなのだが、絶頂を迎えたくても迎えられない。それなのに快感だけを乱暴に与えられて、一種の拷問のようになっていた。 「美琴さんっ、はっ、これ、はずしてぇ……!」 必死に哀願する望の目には涙が浮かんでいた。その、嗜虐心をそそる表情に美琴の胸が高鳴る。 腰を振りながらそっと望に顔を近づけると、彼の目じりの涙を舐めとる。少しだけ塩辛い味がしたのは、微かに汗もかいているからだろうか。 「じゃあ……私がイったら、ね」 「そ、そんなっ!」 望の顔が更に歪む。その表情に愉悦感を覚えながら、美琴は一層激しく腰を動かした。既に限界を超えている望は、意味のない声をあげながらその責めを受け取ることしかできない。 そんな望の様子に満足している美琴だったが、彼女にも限界が近づいていた。 「んっ……先生、もういい?」 「は、はいぃっ!」 腰の動きは止めないまま、リボンに手をかける。サキュバスとしてはやはり膣内に出されるのがいい。食事にもなるし、なにより一番気持ち良い。 種としての本能のままに、美琴はペニスを縛り上げていたリボンを取り去った。 「――ッ!!」 その瞬間、望の脳内に爆発的な快感が雪崩れ込んできた。生き場を失っていた精液が出口を見つけ、尿道を、そしてその先の美琴の膣内に流れ込む。 普段では決して得られない感覚に、望は声をあげることもできなかった。 「ああっ、ナカに……入ってきてるぅ!」 その奔流を体の中に叩きこまれた美琴もまた、絶頂に達していた。多すぎる量に結合部から精液が溢れているのに、それでもなお柔肉は精液を搾り取ろうときゅうきゅう肉棒を締め上げる。 そんな状態が三十秒ほど続いた後、美琴が仰向けに倒れた。その勢いで二人の結合も解ける。どちらも荒い息をするばかりで、まともに会話できる状態ではなかった。 なんとか望が体を起こすと、精液塗れの下半身を晒して天井を見つめている美琴がいた。そのヴァギナはまだいやらしく口を開いており、白い涎がそこから零れている。 官能的な光景に、思わず望は生唾を飲んだ。肉棒はまだ精液を吐き切ってはいなかったようで、硬さは失われていない。 「せんせぇ……」 そんな彼の背中に、甘い声がかかった。 振り返った望が見たのは、腰を高く上げ、望に自分の一番恥ずかしいところを見せつけている香奈の姿だった。 「指だけじゃ、足りないよぉ……」 制服は既に脱ぎ捨てており、美琴と同じく水着だけの格好になっている。その水着も上半身部分は脱げて、背中からサキュバスの証である蝙蝠の羽を晒していた。 「か、香奈さんっ!」 自分の正体を隠しきれないほど興奮している香奈の誘いを、今の望が断れるわけが無い。彼女の背中に覆いかぶさると、既に濡れそぼった秘所に肉棒を躊躇い無く突き入れた。 「はぁんっ! いきなり、激し、ひうっ!」 いきなり最奥をガンガンと突かれて、香奈が悲鳴にも近い嬌声をあげる。普通の人間なら耐えられないような交わりだが、サキュバスの、しかもドMの香奈にはむしろこれぐらいがご褒美だった。 自我をほとんど失いながら腰を振る望が、ふと目の前で揺れる羽根に目を止めた。香奈に突きこみながら、ほとんど無意識のうちにその羽根に舌を這わせてみる。 「ひにゃあああ!? は、羽根はらめぇっ!」
あまり他人には触られないところを急に舐められた香奈は大きく背中を反らせた。その勢いで望の肉棒がもっと深いところを抉った。 「あっ、そん―――」 元々指で自分を慰めていた香奈は、その一撃であっさりと達してしまった。きゅうっと締まる膣に望もあっけなく精液を吐きだす。 「ああっ、出てる……出されちゃってるよぉ……」 地面に伏した香奈は、子宮で精液を受けとめながらうわごとのように呟いている。その顔は、まるで楽園を彷徨っているかのようであった。 しばらく香奈の中に精液を注ぎ込んでいた望であったが、満足すると肉棒を引き抜いた。栓の抜けた香奈の秘所から、飲み込み切れなかった精液がドロリと流れ落ちる。 精液を吐き出した望は、床にへたり込んでいる。三回も射精すれば、流石に息が上がるのは当然だ。 「おいおい、まさかもう終わりって訳じゃないよな?」 その望の耳元に囁く声があった。それに反応する間もなく、望の背中に柔らかい二つの果実が押しつけられる。 いつの間にか意識を取り戻していた美琴がゆるりと、しかし逃げられないように望に抱きついていた。 「いや、あの、もうすぐ次の授業が……」 「何言ってんだ。私『たち』はまだ足りないぞ?」 望の股間を甘い刺激が襲う。見ると、もう目覚めた香奈が熱心に望の肉棒にしゃぶりついていた。 「んちゅ……もっと……もっと欲しいよぉ……」 「ほら、香奈だってこう言ってるし」 美琴も香奈の横で肉棒に舌を這わせる。女生徒二人の濃厚なフェラチオで、望のペニスは強制的に勃起させられつつあった。 「あ、あの……」 「「いいから、楽しも?」」 ☆ ☆ ☆ 「……えー、先生曰く、『五時間目の授業は自習』だそうです」 学級委員の智がそう告げると、教室に歓喜のざわめきが広がった。 智としては普通に授業をして欲しかったのだが、肝心の教師があんな状況ではどうしようもない。ドアの隙間から見た三人の痴態を思い出した彼女は、頭の痛い思いだった。 「一条さん」 溜息をついていると、ふと声を掛けられた。いつの間にかクラスメイトの莉弓がいる。 「先生、どうしたの?」 「誰かと面会しなくてはいけないようで。それも、結構長引きそうでしたわ」 咄嗟に嘘をつく。なぜ誤魔化そうとしたのか、彼女自身にもよく分からなかった。 「女の人?」 「……いいえ」 「そう。それならいいや。ありがとね」 それだけ言うと、莉弓は自分の席に戻っていった。どうということはない、日常の会話だ。 なのに、こんなに胸騒ぎがするのは何故だろう。智は我知らずのうちに、制服の胸元を握りしめていた。 ☆ ☆ ☆ 以上です。ご覧いただき、ありがとうございました。
>>724 乙
ちょっと佐久蓮学園のプールをのぞいてくる
サキュバスとコンビを組んでる戦士とかどうだろう。 精を提供した分だけ冒険を手伝ってくれる。 「よし、切り込む。魔法で援護してくれ!」 「えー。もう昨日もらった分は働いたもん。後払いでもいいけど、高いんだからね」
へたすると「使ったぶんだけ補給する」ために常時オーバーキルみたいなw
補給担当の仲間を入れる必要があるかも知れないな
触手に興味を抱いて触手部屋にわざと幽閉されたサキュバスと、そのサキュバスを母体にせんとする触手のセックスバトル みたいな話を書いてみたが、残りが少な過ぎてアウトだね
次スレで待ってる。
そいつを拾ってしまったのは、とある金曜日の帰り道だった。 最初はコウモリの赤ちゃんが、顔見知りのデブ猫に食われかけているのだと思ったんだ。 で、そこに生えていたマタタビの実2個と引き換えに助けてやった。 太りすぎて木に登れないデブ猫は、日がな一日この木の下で、実が落ちてくるのを待っている。 そんなデブだから、取引はあっさり成立した。 ところが拾い上げてみると、どうも様子がおかしい。 コウモリなのは翼だけで、ミニサイズながら人間そっくりの頭と胴体に手足までついている。 きれいな金髪に白磁のような肌。胴体部分の黒いのは、どうやら衣服のようだ。 なかなかよくできた人形?…いや、どうも生きているようだ。 「やはりコウモリ?…珍種だな」 自宅に持ち帰って、泥を洗い落とす。ボロボロ泥だらけの胴着をはぎ取ったところで、珍種コウモリは目を覚ました。 「………ええと……キャアアァァァァ!!」 珍種は、ちょっと悩んでから悲鳴を上げた。ちっこい割に声はでかいな。 「ああ、取りあえず言葉はわかるか?」 珍種はうなずいた。 「ふむ。人語を解する珍種コウモリ…学会発表ものだな」 学名を何と付けようかなと思案中に、珍種が問題発言した。 「誰がコウモリだ! このド変態!」 違ったのか? 「コウモリ以外の何だというのだ?」 珍種は反り返った。胸を張ったつもり、かな? 「聞いて驚け。わたしはサキュバス、魔界の悪魔だ」 「嘘こけ」 「即座に否定するか、このド変態!」 だって、サキュバスってあれだろ? 男を色仕掛けでたぶらかす怖いお姉さんな悪魔。 こいつは見事な手乗りサイズに加え、縮尺を考慮しても明らかに不足した出っ張り…はっきり言ってつるぺた。 たぶらかされるのはかなり特殊な趣味の男だけだろう。とはいえ妖怪変化の類ではあるようだな。 「ふむ。ホモ・モンストローズスか。和名はテノリインマってところかな。新種発見でないのは残念だが、 やはり学会発表ものだな。 ところで、なんで俺がド変態?」 「気絶した女を家に連れ込んで服を剥ぎ取るのは変態というのだ。知らんのか?」 俺は珍種改め自称サキュバスに、軽く洗った彼女の着衣を渡した。デブ猫の爪跡が見えるように。 「気絶するまでの状況は覚えているか?」 「ええと…木の枝に止まって休んでいたら、その木の実がすごく良い匂いで、なんか良い気持ちになって …枝から落ちて猫に襲われて……ひょっとして、アンタは命の恩人?」 重々しくうなずいてやる。しかし、マタタビはコウモリにも有効なのか。知らなかった。 「ならば…恩返しする!」 自称サキュバスは俺に向かって飛翔し…パンツの中にもぐりこむなぁ! ………… 不覚、3分と持たずに出してしまった……。いや、実に快感ではあった。自称サキュバスは伊達ではない。 いや待て、パンツの中の動きが変わった。なんというか…じたばたしてる。異常事態が発生したようだ。 パンツの中に手を突っ込み、粘液に浸った全裸の少女をつまみ出す。第三者から見たら、まごうことなき変態と 認定される光景であろうな。 自称サキュバスは激しく…と言ってもサイズの関係で結構かわいく…咳込み、ピクピクしている。 もしかして、こいつ…溺れてた?
考えてみれば、目測16分の1スケールだから体積は4096分の1。つまりこいつにとっての1CCは、
人間サイズなら5リットル弱に相当する。1回の射精で出る精液の量は5〜6CCだから…うん、飲み切れるわけがないな。
全身白濁粘液にまみれた自称サキュバスを目の高さまでつまみ上げ、しばしにらみ合う。限界まで飲んだのだろう。腹が膨れ上がっている。
俺の視線が腹に向いているのに気付いたか、ちょっと赤面した。いや、膨らましてるブツは俺が出したアレだと思うと、俺も汗顔の至りなのだが…
「…ええと…」
「……とりあえず状況を改善しよう…」
「…うん…」
なし崩しに合意した。
手近の腰高シャーレに湯沸し機の湯を注いで、即席の浴槽にする。手乗り淫魔にはちょうど良いサイズだ。
…う〜ん、目玉おやじ。
「ぬるい」
「その液体は、高温にすると固まって取れなくなる」
「なるほど…着替え、ない?」
「悪いが、お前さんのサイズに合う服は常備してない」
「人形の服とか…ごめん、有ったらその方が怖い」
「仕方ない。しばし待て」
一張羅のハンカチをちょいちょいと縫って、1/10スケールのワンピースと、ついでにパンツを急造する。
俺の技術ではブラは無理だ、許せといって渡す。いや、ブラは必要ない気がひしひしとするが、口にすべきではなかろう。
「あら、悪くないわね。でも真っ白じゃ…天使みたい」
「済まんな。わが家にある絹地はそれだけなんだ。化繊じゃ、お前の肌を荒らしてしまうだろう」
「……ありがとう…」
素直に感謝されるのが一番怖いな。
有り合わせのキムタオルを重ねて、即席の寝床を作成した
「とりあえず寝よう。お互い疲れたし」
手乗り淫魔は翼をばたばたさせる…が浮かない。顔を真っ赤にしてさらに激しく羽ばたくが、結果は変わらない。
「どうした?」
「あの…その…お腹一杯で、重くて飛べない…」
さらに真っ赤になる手乗り淫魔。
つまみ上げて寝床に運んでやる。
「ハイ、お休みなさい」
俺も疲れた。後先考えず、そのまま寝入ってしまう。
目が覚めると、手のり淫魔はいなくなっていた。夢だったのか? と思ったら、置き手紙が残っていた
【こんどくるときには おおきくなって おまえなんか ひものにしてやる】
ああ、ちょっとだけ期待しておくよ。
おしまい
#
>>730 様
#お先に失礼して、短いお話を投下させていただきます。次スレにて御作を拝見できることを期待しております。
エムサイズにゲームきてんぞ
>>733 俺の乏しい語彙では表現できる言葉が見つからん、それほどに素晴らしい作品だ
とにかくGJ
願わくば長期の連載で見たいぜ
eraSQFの最新版に、SQF調教日誌のマリーカさんが登場している件について
>>730 どれだけ大作なんだwww
次スレ楽しみにしてる
477KBか立ててくる。今建てようとしてる人はいないよな?
逆に早く埋めないとまずいぞ、こっち。
r 〃 ` 丶 、 /| イ ヽ |\ / l 〃. ヽ | ヽ r ヽ 〃/ .r ヽ / ヽ .| ハイ | 八 i |\ 丶 人_/ ヽ | ∧ハ /ハ/|| | l | | | i i. 丶 | | ∧∧∧ | |/ | || |⌒| | | | | | | | |∧∧/ |/ サキュバスです! | | | | | | | | V | | | | | /⌒ヽ 淫乱なこと以外 | | |V \|\N \八ノ| | l/ | 何も 知りません ! | | Vr====、 ,====ュ|/| / / | | |:::::::: _ ::::::::|ノ/ / 仲良くスレを埋めましょう! | | | _____ レ / | | ヽ | | /\ / | | | \ ヽ_ _ノ / \.イ | | | > _ , イ / | | | | / / く / | サキュバス AAでググって出たもの貼って埋めようと思ったがこれしか見つからねえ
なんかワロタ
可愛いなぁ
俺エムサイズのやつよりこっちのサキュバスの方がいいわ
>>743 ぶっちゃけ悪魔系の女のAAならなんでもサキュバスと言い張れるよね
>>737 だってSQFの人=SQF調教日誌の人 だし。
それよりも資料のEraIndexに度肝を抜かれたぞ。
>>749 確かに、資料に画像を追加するとは…
それにしても、まさかご本人だったとは思わなかった。
機会があったらまた読みたいなぁ…調教日誌
>>733 手乗り淫魔カワエエ……
が、それ以上に2乗3乗則やキムタオルにニヤリとした俺
作者自身バイオ系とみた
手乗り淫魔なら、ひとりで5〜6匹余裕で飼えるぜ!! ……数ヶ月後、みんな良く育ちました……(合掌)
先輩淫魔に人間のサイズを聞いてみると「15cmくらい」とのこと。 なので人間界に具現化するときの身長を15cmくらいにしたら サイズとはティンコのサイズのことで身長じゃありませんでした! みたいな
よく魔物は満月の時、魔力MAXで新月だと最高に弱まるってネタあるけど、サキュバスもそんななのかなあ。 新月にいつものノリでうっかり誘惑したら、精も飲めなくて半ばただのレイプで終わったりして。
つまり、満月の時はバインバインのお姉さん。新月の時はつるぺた手乗りサイズ。 その中間時期を選べばあらゆるタイプに対応可能な万能淫魔ですね。
(゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚)(゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚ )(゚∀゚)(゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)( ゚∀゚)< スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚ ) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)( ゚∀゚)< スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚) (゚∀゚) ( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚ ) (゚∀゚ ) (゚∀゚ ) (゚∀゚) ( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)< スレ埋め!スレ埋め! (゚∀゚ )(゚∀゚ )(゚∀゚ )( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! ( ゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚)< スレ埋め!スレ埋め! ( ゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚)<スレ埋め!スレ埋め! ( ゚∀゚ ) (゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚ )< スレ埋め!スレ埋め! ( ゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚ )< スレ埋め!スレ埋め! ( ゚∀ ゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚ ∀ ゚ ) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚ )<スレ埋め!スレ埋め! ( ゚∀ ゚ )( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚ ∀ ゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚ ∀゚ )< スレ埋め!スレ埋め! (つ」7= (つ」7=∩ (つ」7=∩ (つ」7=∩- (つ」7=∩-(つ」7=∩ (つ」7=∩ | j | j | j | j | j | j .| j し'⌒U し'⌒U し'⌒U し'⌒U し'⌒U し'⌒U. し'⌒U ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ゙ッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ
「それじゃあ、今日はごちそうさま♪」 「あ、…うん、それじゃあまた今度ね」 そう言って彼女と別れる。 「はぁ、今日も誘えなかったな…」 付き合い始めて3ヶ月、未だに彼女とはそういう関係になれてない。 我ながら自分の奥ゆかしさ、いや、チキンぶりに腹が立つ。 今日こそ決めてやるつもりで一週間も自慰を我慢していたことも徒労に終わってしまった。 「くそ、こうなりゃ憂さ晴らしにAVでも借りてこう。明日は休みだしぶっ倒れるまで抜いてやる!!」 そう決心して、人もまばらな繁華街を抜けて家路を目指す。 「わぉ、美味しそうな子発見♪」 そう呟きながら彼を見つめる影一つ…
帰りの途中の車内 彼女との会話やAVの吟味で脳を酷使したせいかひどく眠い。 幸い目的の駅まではまだかなりある。安心して俺は意識を落とした。 甘い匂いが鼻を掠め、不意に目が覚める。 携帯に目をやるも、まだ駅を2つほど越えただけだ。 その時、肩に重みを感じる。見ると隣で寝こけていたのであろう女子高生が私の方に倒れてきたのだった。 若い女性特有の高めの体温や柔らかな身体の感触が肩越しに感じられる。 節電のため、空調が弱めにされており、密着していると暑くすら感じるのだが、不思議と不快な感じはしない。 むしろ温い車内の温度で汗ばんだ甘いような彼女の匂いを間近に感じてしまい、ひどく興奮してしまう。 彼女の下着の中もヌトヌトに汗ばんでいるのだろうか?触ってみたら吸いつくような感触をしているのではないか? オナ禁で高ぶっている自分にはひどい誘惑に感じられた。 幸い、車内に人は少ない。居たとしても座席で眠ってる中年ばかりだ。 「…さわり、たい」 あらがいがたい欲望が鎌首を持ち上げた。
おっと、今次スレに気づいた。 落とす予定のスレだったか失礼した。
むしろ、あと15kb分の埋めネタになると思うので、差し支えなければ投下続けて欲しいな
んじゃマッタリと続きでも まずは肩を突っついてみる。グッスリ眠っているのだろう起きる気配はない。 肉付きの良い肩に指が沈む。もう少しいけるかと鎖骨あたりまで手を伸ばす。 やはり汗ばんでいる。キメの細かい湿った肌は触っているだけでむしゃぶりつきたくなるほどだ。 いよいよ胸にまで手が伸びる。 大きい乳房というのはやはり蒸れるのだろう、他の部分よりも湿度が高い。 そしてなによりもやはり柔らかい。空気圧の少なくなったゴム鞠のようにいとも容易く指か沈んでいく。それでいてダレることはなく、すぐにピンと元の形に戻っていくのだ。ここであることに気づく 「この娘ブラ付けてない…」 おそらく下にTシャツしか着ていないのだろう。下半分の部分が汗を吸って胸を強調するように張り付いてしまっている。 たぶん中はムレムレであろう。その水滴の張り付いた双丘に直接触れてみたい欲求に駆られる。 「よし、みんな寝ているな」 周りに見られていないか念入りに確認しながら、意を決してそっと彼女の上着の中に手を差し入れていく。 その時、電車がトンネルに差し掛かり車内が停電したかのように真っ暗になった。 そしてその暗闇の中で彼女と目があった気。 暗闇の中で見えるはずなどないのに、赤く光る彼女の目がこちらを見つめていたのだ。 「クス、お兄さん大胆なんだね♪」
続き打ってたら、バッテリー切れた。 充電してくる。あとごはん
ああんッ♪ いけずぅ
そう言いながら彼女は俺の手を自分の胸へと導いていく。彼女の服の下は生温かいしっとりとした空気に包まれてた。 やがてTシャツ越しに双丘の頂上へと達する。先端はすでに硬くなっており柔らかい乳房とのアンバランスさが絶妙だ。 「ああん、お兄さんってせっかちなんだね。…先っぽばかりいじめてる」 そう言って彼女は身をよじる。俺の方は頭の中心部が熱に浮かされたような感じになってなにも考えられない。 ただひたすら目の前に差し出された乳房の感触を味わうことに没頭している。不意に彼女に腕をつかまれる。 「ただ揉まれてるだけじゃ切ないよ…こんどは直接味わって」 そう言って彼女の方から衣擦れの音が聞こえてくる。 気がつけば俺は彼女に座席に押し倒されていた。
すぐ目の前に乳房があるらしく、密閉された空間から解放された汗混じりの甘い体臭がが鼻を掠める。そして俺は理性を捨てた。 「ああん、お兄さん激しすぎだよ♪…やっ歯を立てちゃだめぇっ」 ほのかな塩味がする乳房を一心不乱にほおばる。先端のコリコリした感触、乳輪のツルツルした感触、そして乳房自体のもつえもいわれぬ柔らかさ。 完璧だ。完璧なグラデーションがそこにはある。 「んぅ、…実は私もお兄さんに寄りかかってきたのは、わざとなんだ。だってお兄さんすごく濃厚な精液の匂いを振りまいてるんだもん もう近くに居るだけで、妊娠させられちゃいそうなくらい…」 そう良いながら彼女もズボン越しに俺のものに触れてくる。 「ねぇ、あたしにもこれ味見させてよ♪」 彼女の目がまた赤く光ったように見えた。
767 :
名無しさん@ピンキー :2011/08/18(木) 23:08:33.81 ID:cY+xckqU
続きまだー?
490KBか…
流石にもうきついか?
>>758 GJ!次スレで続き期待してます。
(チラ裏:書きながら投下より、出来上がったらまとめて投下の方が良いと思いますよ)
>>755 この前テレビで見たんだけど男は満月、女は新月の時に力が強くなるらしい
つまり満月の時は弱気サキュバスを好き放題にして新月の時は逆に犯されまくる
みたいな
すんません、清書してたら気になる所がいっぱい見つかって書き直してました(;ω;) 気がつくと俺はズボンをはぎ取られ、その直後に焼けるような熱い何かをものに被せられた。その内側はとても細く入り口からすぐの蛇腹のようなものが激しく律動を繰り返していた。 「うわっ、ホントにおっきい!期待したかいがあったなぁ♪ あたしの中すごく熱いでしょ?お兄さんに胸イジられてたときからビショビショに感じてたんだから」 そう言って彼女は前後にグラインドを開始する。 細かい突起物が密集した壁に亀頭の上半分を痛いくらいに擦り上げられる、そして腰が前後する度に奥から粘度の高い蜜のようなものが流れ出してきて、その痛くなった部分に染み込んでいく。 「これはね、一種の媚薬なんだ。傷口や粘膜なんかから吸収されて感度を絶妙なまでに高めてくれる オナ禁してたお兄さんには辛すぎるくらいかな?」
若干上擦った彼女の声が聞こえた。 その瞬間、狂おしいほどの射精欲に襲われる。 目の前の女をくみ伏して犯したい。そして思いっきりその奥に欲望をぶちまけたい! だが、その意志に反して身体は全く思い通りに動いてはくれない。 「んふふ♪焦らないで。お互いゆっくりと楽しもうよ」 そう言って俺の口を彼女が塞ぎにかかる。 奇妙なほど長い舌が前歯から奥歯、果ては上口蓋の再奥に達するまで丹念になめ上げられる。 普通ならば嗚咽で戻してしまいそうになるはずだが、愛撫と同時に流れ込んでくるサラサラとした甘い唾液のせいなのか、全く気にならない。むしろ自分から舌を絡めに行きたくなるほどだ。 「さぁ遠慮しないでどんどん突いてよ」 彼女の言葉が合図になったかのように下半身に自由が戻る。 途端に限界まで張りつめていたものが彼女の中で爆発した。
デュク、ピュクン、ビュ、ビューっ! 信じられないくらいの勢いで彼女の中に精液が流れ込んでいく。 「んぅ、あはぁぁぁっ! ……せっかちだなぁ君は、それともそんなに気持ちよかったの?ってうわっ!」 話している途中の彼女を押し倒した。 なぜか身体は自由に動く、だが行動選択の自由はない。 目の前の身体を貪りたい。その一点のみである。 「……んぅぅ、油断したなぁ。…良いよ、次はお兄さんが味わって♪」 そこから先の記憶ははっきりしない。 攻勢に打って出て彼女の身体を突きまくったような気もするが、逆転されてお尻に指を入れられて好き放題射精させられまくったような気もする。 確かなのは、気がついた時には彼女は居なくて、終点の駅で息の臭い駅員に起こされたということだけだった。 駅上空 「…いやぁ、食べた食べた♪わざわざ、借りたAVまで調べ上げて年甲斐もなく女子高生頑張った甲斐があったなぁ。 度胸は付けて上げたんだから、後は君の頑張り次第だぞ! それじゃあ…今夜はごちそうさま♪」 終
朝からGJ 携帯からの投下かね 自分宛てメールなどに書きためておいて、まとまったら投下するとなお良いな 間違って上司宛てに送ったりしないよう気をつけるんだ
>>743 東方の小悪魔のAAを改変すればいいような気がする。
こあは薄い本だと結構な確率で淫魔にされるよな
体液が媚薬は鉄板だよな。
>>773 GJ!
>>779 そういや『何の悪魔か』は明言されてないんだよな
セリフの一つもないのにあそこまでキャラ付けできるのはホントにすごいな
>>780 本編で何もないがゆえに皆がいろいろやれるんだろうねぇ。
ふぉーゆー!みたいにすっかり定着しちゃったのもあるしw
もう容量残ってないかな _,.. --'- 、., ノヽ、,.'" `ヽ、 __ )-,イヘ`ヽ _ γ〈 ( ヽ,' /-ハ ハヘ 'イ `/^ ____ ! .イハr;-!、λ!-〈-', i⌒〈 ハヽ.  ̄''ー┐ レハ i ヒ_j. `r;ー:!、! l | ', / γ l.从" . ヒ__,!|. | iノ ( /l / / ゙>.、 、 ",イ 人λ ! .!_,/⌒` ∠ __| i/レ/)レ`,=,:"´i/⌒ヽイレ'`⌒'"´ _,// / 'ー、iλイ ! i'、_ __,..-=='- ' ri 、ノ〈ヘiゝ〈_ __,_〉iノr'"  ̄ `゙ヽ、 i´ー'`レイ_i 7 7 // ', ', i.ゝ、 / /イ,.イ i ', `ー'´ '/ /'y'./ | ,ゝ, ,くr--、'」// / | イr-'
うめきゅばす
あと5KBか。 SSで埋めると見ない人が出るかもだから投稿ないだろうし、かと言って雑談とかで埋められる気はしない。 改行って結構KB使うし、これでいくか。 これっくらいでどうだろう。
あらら、全然うまらんなあ。 ト、 __,,,,.....,,,_ /:::ヽ ,. '"´`ヽ `"' 、 /:::::;/ , --、 \ , ´ ̄ / / / , `ヽ \ ヽ _ノ! ;' ; |_/| ,ハ ; ; ; _,,.. ::'"::::∧ | | /rト、, / ! /| | | ト--、:::::/:::ハ レ、 |ハ| |ハ∨ |/--/| | |∨:::/ ,.; ∨ 7 jり ァ‐=‐t、.| | l/イ // |/x . |! rハ| | ; ; (r'/ ./人 ゝ-゚' リ /\ / / , ; `ヽ|ヽ、 ` ー xx/ ,「 ̄ ;' AAに頼る。 .\| /ム,__,,,.. / //| / { ト、 ;' 、/:::|ム <, イヽ/ ;/ , ', |::::ヽ l |:::||//::/ \./| / |:::::::::/)r-、イ::::::;' '; |/ ト、 ',::::://)ヽ ヽ|::::::| .| |::::\ ∨/)(\\ ;:::{ ノ ':::::::::::':, r| ノノ ヽ、 }、ヽァ - ,イ /:::::::::::::;ハ |ヽ二ンYゝ、_,.イ }、' /| ./:::::::::::::/::::| /| l |ト--‐''" \ /::::'、r‐''"´_--─ァ'::::::::| く::::::| 、__.ノム /::::::::::\ ./:::::::::::; //´ \;'::\.,__,,,../:::::::::::::/ヽ-/::::::::::::;::/ { { く::::::|!::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::;:':::::::::::::::::/:;__// /{`::''ー-、:::::_;;;::::::''"::::::::::::/:::::::::::::::::/::::|- '
i' 、 _____,,.. -‐-, !;:ヽ>´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;'";:;:/ | __ 〉-´;:;○;:;:;:;:;:;:;:;○;:;`ー〈 //_ ,. ''"/ \,/;:;:; ,-、 ;:;:;:;:;:;:;:;:;: ,..、 ;:;:;:ヽ / i! \ /_ / , -ゝヽ;:;:;\`二二二´/;:;:;:;:_}´__ i! \ '´ 'v, - 、! `iー- ..____,,.. -‐'',_-'' 、\/⌒\ゝ /´ ニニ}! .!,ィ! _r!i!i i!ィ! _,r!l! /-` \ ,、/ !'"!i i!!弋zソ ヽ!弋zソ!i! !iヽ、 ∧_ /!ヽ, ,ノ ./ヽ!i!li/// /// / i' ヽ、/ ∧-、 //ヽ、_`二!、/__/ ! > ._ 、 , _. <i i!_ヽ-‐''" ヘ \ / / /''" / /;:;:;:;| ,>< !;:;:;', i `''ヽ ', ヽ . / i! ! ヽ/ /.- 'ヽ}--{/;:;:`ヽ、i! / ヽ i ヽ / ! | /. , ';:;:;:;:;:;:;:;:\/;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ!/ !、 ! ∧ i! ヽ__ノ,ィ'"i /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:十;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ',ヽー ┬--''" ヽ | ヽ i' / i!,/{ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:―|--;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ヽ ',ヽ||,. --、 ', | ヽi' / !i \、 , ;:;: ,,.. ⊥ ..,,__、__,.. '´ヽ i! | i! l ! ヽ i! | /`''ー-' / i! `'Tー- ..___{.. -‐ ''"i、 ヽ | i i! ヽ i! | ./. /∧ /! ,イ;:`ヽ--;:;|;:; ,. '";:;:;;:>、 !i i!! ヽ! i! ! // / ! ! //〈\;:;:;:;:;: ∧;:;:;:;:;:;// !\ !l i ! .i ! i!/ i ! l,.. '";:;:;! ヽ `ー-'/;:;:ヽー'" /;:;:!;:;:;:\ !' |' /;:;:;:;:;:;:;:!;:;:;\、 /;:;:;:;:;ヽ /;:;:/;:;:;:;:;:;:\ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;:;:;:;:;`' ;:;:;:;:;:;:; '´;:;:;:;/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ;:;:;\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\;:;:;` ー''" ;:;:;/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\;:;:;:;:-‐''" ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:` -‐''" ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i! /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::|_ <", ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/t{ ヾ\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ソ ゞ-ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/fソ ヾ== .._;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_. =≠'" ゞ-'ヽ''ー- ._;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ,,.. -‐'",-ー'  ̄ヾ-、 ̄='TTーty--iー‐'"-''" ヽ、:.:.:.l l:.:.:.:.:.:.:/ ` ー' `ー''"