みつどもえでエロパロ 5卵生

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582丸井ひとはの憂鬱19:2011/06/05(日) 18:06:43.74 ID:FQfbp6Qo
まぁそれは別にいいんだけど………。

――*   ――*
    *――
 ――* *―― *――

うわぁ…感じる感じる。すごい視線。

「さすがに周りからの注目がすごいわねぇ」
「うん…ふたばはどうしてもね。
やっぱり曲がりなりにも『アイドル』なわけだし」
「……ふたばだけが理由じゃないと思うけど」
「柳さんたちも大騒ぎしてるもんね。
……ふたば、早く帰らないとしんちゃん待たせちゃうよ」
どうせすぐ会うんだから、一緒に帰ってくればいいのに。

…でもそれが、ふたばなりのケジメなんだろうな。

「ああっ!そうだった!!
ゴメンねみんな!小生、大事な約束があるんス!!
またねー!」

トテチテトテチテ

…ふぅ…ちょっとマシになった。
とはいえあれだけ騒いだ後だから、まだまだ視線が多いけど…みんなと一緒だから、大丈夫。
……みんな、
「いつの間にファンになったの?初耳だよ。
そっちの2人は頭の栄養がどうなんだっけ?」
「いやぁ〜…杉崎さんが言ってたのって、こういう事だったんだ。本当に生はオーラが違うや。
私、アイドルとの握手会に行く人たちの気持ちがわかっちゃった」
「しかもあのおっぱいやしな」
「ごめん、姫。これは完全に『丸井ふたば』の勝ちだよ。
もちろん純粋な美少女度は姫の方が上なんだけど、姫はちょっとデザインが完璧すぎて現実味が薄いんだよね。
いっそ、実は立体映像とか等身大稼動フィギュアでした、って言ってもらった方が納得できるくらい。
……早く自分の登場漫画に帰ったほうがいいですよ?」
「しかもあのおっぱいやしな」
「ついにフィクションの存在になっちゃったよ、私……」
「フィクションって言うなら、あっちスタイルの方だろ。長袖ジャージ着ててもすげぇインパクト。
あの背中の細さであんだけのおっぱいはありえねえって。アニメのキャラか、ヤツは。
あそこまで見事すぎると、嫉妬を通り越して若干引くぞ」
「さっきのファン宣言は何だったの」
「勢い」
「確かに声とか髪型とか、アニメっぽいよね。実際のキャラも。『小生』なんて素で使う子、初めて見た。
…だけどそれが嫌味なく似合っちゃうのが、真のアイドルなのかもなぁ〜」
「しかもあのおっぱいやしな!」
「その上トップアスリートで毎週デートの彼氏持ちとか、『勝ち』を狙いすぎだろ!

もうちょっと手加減して生きろよ!!!!」

まったく意味がわからないけど、すごい本気度を感じる叫びだなぁ。
583丸井ひとはの憂鬱20:2011/06/05(日) 18:07:20.39 ID:FQfbp6Qo
「時枝……今日の一連の行動に、あんたの小物っぷりが遺憾なく発揮され過ぎてて、私泣けてきたわ……」
「うぐっ…!とっ…とにかくだ!
あたしが言いたいのは、丸井家三つ子全員と会った上で姫派に決めました、って事なんだよ!」
「……それはどうも」で、いいのかな?
「なので明日、古文の宿題写させてください」
「私もやっぱり姫派に戻りますので、お願いします」
「しかもあのおっぱいやしな!!」
「もうっ!ちゃんと自分でやりなさい!
ほら、バカばっかり言ってないで、私たちも帰るよ」
「「「はーい」」」


「お願いつっ込んで〜!」


絶対やだ。

584丸井ひとはの憂鬱21:2011/06/05(日) 18:07:45.11 ID:FQfbp6Qo
――――――――――


「ただいまー」

誰もいない家に…いや、今日は出迎えがあった。

「ニャー」
「ただいま、チブサ。
お出迎えしてくれてありがとう」
「ニャム……」テテテ...
あいまいな返事を残して、奥へ行ってしまう。
チブサは昔から気まぐれで照れ屋だ。いったい誰に似たんだろう?
「……みっちゃんだな」

タンタンタン

階段を上がり、部屋へ戻る。私とふたばの共同部屋。
子供のころはひとり部屋にもあこがれたものだったけど、
結局のところ、私とふたばは朝を除いてほとんど生活時間が重ならないから、このカタチが1番合理的だった。

「ふぅ……」
カバンを置いて制服を着替え、ベッドでひと息つく。
………みんなと寄り道したぶん、いつもより帰宅が遅くなってしまったが、
明日の宿題は休日に終わらせてるし、晩御飯のしたくにはまだまだ早いから時間は十分有る。
パパは仕事。みっちゃんはアルバイト。ふたばは勉強会。みんな8時過ぎまで帰ってこない。


「……………………………」

時間は十分有る。
8時過ぎまで私ひとり。

ゴソゴソ...

まくら元…敷布団とマットレスの間から、ポリ袋を取り出す。ジッパーつきの。匂いが逃げないように。

「………すぅ〜……」
中身を取り出し顔に当て、ゆっくり息を吸いこむ。
たちまち鼻腔に満ちる、汗の匂い。
いつも私に安らぎをくれる人。その存在感。
目を閉じてこれを着ている姿を想像すると、もうとっくに消え失せてしまったはずのぬくもりまで感じられる気がしてくる。
むふぅ……。


時間は十分有る。

585丸井ひとはの憂鬱22:2011/06/05(日) 18:08:15.59 ID:FQfbp6Qo




「…………我ながらまずいことしてるよなぁ……」

自覚はある。

特に終わって、落ち着いた後は色々考えてしまう。
『しんちゃんを笑えないなぁ』とか、『汚れてるからって持ち帰って、余計に汚してどうするんだ』とか、
『いい加減先生にバレないよう月一ペースで我慢しなければ』とか、
『ちょっと自分は回数が多いんじゃなかろうか』とか。
毎回考えてはいるんだよね……。

………………………クリは触りすぎると大きくなっちゃう、って迷信だといいけど……。

「……………とりあえず窓少し開けとこう」

体臭は薄いほうだと思うが、同室の姉は五感が鋭い。普通じゃ考えられないくらいに。
ちゃんとしておかないと気付かれてしまう…といっても恐らくとっくに気付いているのだろう。
でもお互いこの歳になったのだ。さすがにそういったところに踏み込まないくらいの常識は持ち合わせている。
コレもアレもマナーだよ、マナー。

「さて……晩御飯の用意しなきゃ……」
若干気だるい身体を引きずりながら、台所へ向かう。
うあぁ…めんどくさい……。

『後があるのはわかってるんだから、ホドホドで止めとかなきゃ』。

うるさいよ私。
586丸井ひとはの憂鬱23:2011/06/05(日) 18:09:28.49 ID:FQfbp6Qo




「みっちゃん、ふたばー。
お風呂沸いたよー」
一旦洗い物から離れ、2階に声をかける。

…姉妹とは言え、この歳になった女の子が一緒に入るのはやっぱり珍しいだろうな。
特にふたばは身体が大きいから、湯船には交互に入ってるみたいだ。面倒だろう。
けれどひとりだとお風呂の使い方があんまり綺麗じゃないし、身体を洗うのも適当だから、いつも声をかけるのはふたり。

「ほーい!」

でも返事はひとつだけ。これもいつもの事だけど。
みっちゃんは自室で宿題相手にうんうん唸ってるんだろう。ご苦労様。
………アルバイトして、妹の世話もして、学校のこともちゃんとして。
みっちゃんは何でもしっかりこなす。しっかりしてる。
だからみっちゃんだけひとり部屋を持ってるのも、門限が1時間遅いのも、私たちは納得してる。

「ありがとう、ひとっ」トテチテトテチテ
……相変わらず家ではラフな格好だなぁ…。
ノーブラにTシャツ、パンツ丸出しって大サービスにも程があるよ(別に誰に対するサービスにもなってないけど)。
外じゃあんなに人目を気にするくせに。
それに今日は…すんすん。この臭い。顔もちょっと赤いし。
「ふたば、部屋の換気してくれてる?」
「あっ、忘れてたっス!めんごめんご」トテチテトテチテ

やっぱり。

いくら実の姉のとは言え…姉のだからこそ余計に、あんな女臭い部屋じゃ眠れないよ…。
この辺のマナーというか、気配りはもう一歩足りないなぁ…。

…………でも回数はあんまり無いんだよね…。やっぱり私、多いかな………。

587丸井ひとはの憂鬱24:2011/06/05(日) 18:09:53.25 ID:FQfbp6Qo
「なにボーッとしてんのよ、ひとは。
…まあいいわ。私、先に入ってるから。
あとこれ、今月分」
「あっ…いつもありがとう」
みっちゃんからアルバイト代の封筒をもらう。

高校生になってからアルバイトを始めたみっちゃん。服も、お化粧品も、携帯の料金も、しっかり自分で稼いでる。
人前に出るのが苦手な私からするとそれだけでもすごいのに、半分くらいを生活費として家に入れてくれてるのだ。
いらないと言ったパパすら説得して。
だから毎月もらうこの封筒は、私にとってすごく重い。……おや?
今月はさらにちょっと重いぞ?

「いつもより多いみたいだけど……」
「先月、ヘルプでちょこちょこ入ったからね。
今週も水曜日に入るけど、晩御飯は家で食べるからちょっと待っといて」
さすが杉ちゃん情報は早くて正確。いつもどうやって調べてるんだろう…ってそれは置いといて。

「多い分はみっちゃんのお小遣いにして」
「いつもより多めに自分のもんにして、それでも余ったのよ。
だからそっちで使って」
「そんな…悪いよ。
家の事なんて気にしないで。先月、ふたばの出演料で結構大きな額も入ったし……」
そもそもふたばはスポーツ特待生になってくれてるから、学費(だけじゃなく交通費や昼食代もろもろまで)が浮いて、
家計が相当助かってる。
みんなのおかげで貯金もずいぶん増えた。
みんな『外』に出て頑張ってる。

…………私は。

「使い道ないならしっかり貯めときなさい。
今がよくても、この先何があるかなんてわかんないんだから。
じゃ、私さっさとお風呂入ってくるわ。宿題も続きあるし」スタスタ
「あ……」
「おおっ、待ってみっちゃーん」

ぽつん、と。私ひとりが廊下に残される。
手の中の封筒が重い。

588中書き3:2011/06/05(日) 18:14:24.74 ID:FQfbp6Qo
書いてるうちにパパの出番が消えてしまった…。ごめんパパ。テンポが厳しくて……。

○オリキャラについて
状況を口に出させるには、『その状況を知らないキャラ』を配置する必要があり、
質問者と回答者がひとりずつだと箇条書きになるので…。あうあう。
みつどもえキャラの所属校をバラけさせてるのも、後々の状況説明のためです。

ここまでが月曜日。なのですいませんが、wikiのAの後ろに足させてもらいます。
せめて曜日でわけないと、めちゃくちゃな分割になるので。
今後は一日の行動分ずつ投下します。
589ガンプラ:2011/06/05(日) 18:18:39.95 ID:FQfbp6Qo
↑と思ったんですが、分量的にBとしてわけたほうがよさそうですね。
もしくは『月曜 前 後』でわけてもらえるといいかもしれません。
590名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 22:20:20.30 ID:fifIBPSl
ガンプラさん乙です!
591名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 01:57:01.57 ID:on7lZxXw
ガンプラさん乙!

オリキャラって元ネタがあるのかと思ったら違ったんですねw
ちゃんと構成を考えて書いているのがすごいです
そしてひとはとふたば・・・エロスw
いいぞもっとやれ
続き楽しみにしてます

あと、いい加減自分も書いてみようかと
592ガンプラ:2011/06/09(木) 01:29:59.07 ID:hhpCCW1Z
最近こねたが色々思いつくのです。
593学校であったひわい話1:2011/06/09(木) 01:30:52.58 ID:hhpCCW1Z
頼まれてやるかっ!


「どーしよっかな……」

手の中にあるラブレター。
佐藤に渡さなきゃなんないんだが……う〜ん、いざとなるとちょい恥ずいな。

「しっかし、何でみんなあいつに群がるんだろ……」

佐藤はやたらともてる。
下駄箱にはラブレターがちょいちょい入ってるし、バレンタインとかのイベントじゃ、プレゼントの嵐だ。
今だって、バスケチームの友達に渡してくれと頼まれたラブレターがあたしの手の中に。
頼まれたときの真剣な表情。目。絶対に本気の想いがこもってる。
だからやっぱり佐藤はもてる。間違いない。

「だけど、さっぱりわかんねぇよなぁ」
だって佐藤だぜ?
いっつもアタフタしてみっともなく悲鳴上げて。みつばなんかにボコボコにされて。学校だろうが道の真ん中だろうが泣き喚いて。
褒めれるとこなんて、ひとつしかない。
でもってそのひとつを見てりゃ、ラブレターとか出すのは無駄だって丸わかりなんだが……
「まぁ頼まれたからにはしっかり渡さなきゃな。
友達としても、キャプテンとしても信頼されてるわけだしっ!!」

いやぁ、人気者は辛いね☆

「お〜い、佐藤……なんだ?」
佐藤とふたばと三女…それに松岡。

「だからさっちゃんの怪談を聞いてる間、抱き締めさせて欲しいんス!!」
「だそうだから頑張ってね、しんちゃん」
「さらっと言うな!絶対死ぬだろそれっ!!」

……毎度無駄な抵抗というか、結論は決まってるくせに、時間の浪費してるなぁ……。

「んも〜、早くしてよ〜。
ふたばちゃんのために、とっておきの話を仕入れてきたんだから!
実はこの学校の理科室にはね……」
「あわわ……しんちゃ〜ん!!」
話は全然進んでないってのに、ふたばの目はもうウルウル。
でもってこうなると……
「あーもうっ!わかったよ!
絶対力入れすぎんなよ!!」
ほれ、時間の浪費だった。

…にしてもこいつ、マジで学習能力ねぇよな。
結果がわかりきってるくせに、あえて無防備で突き進む意味がわからん。
594学校であったひわい話2:2011/06/09(木) 01:32:14.67 ID:hhpCCW1Z
「おす!
じゃあしんちゃん、小生の膝に乗って」
「おう……あんまくっつくなって!」
「……それじゃふたばちゃんの顔が見えないよ。
私は佐藤くんに聞いてもらいたいわけじゃないんだから!しっかりしてよね!」
松岡も結構佐藤を『下』に見てんのな。

「本当にしんちゃんは役立たずだよね」
「うっせえ!
そうだふたば!やっぱ三女を抱き締めろよ!
三女のサイズならお前が隠れないで済むし、ちょうどいいだろ!
ホラ三女、代われって」
あははっ!こいつ空気読めてねぇ〜!すっげーバカ!

「………私に良いアイデアがあるよ。
一旦2人とも立って」
ほら、三女が怒ってる。
595学校であったひわい話3:2011/06/09(木) 01:33:51.95 ID:hhpCCW1Z
「押忍」
「それでまず、椅子を逆向きにして、背もたれを松岡さんに向ける」
「ふむふむ」
「で、しんちゃんも松岡さんに背中向きに座る」
「しんちゃん、お願い」
「最後にふたばが松岡さんを向いて、しんちゃんのひざのうえに…あぁそうじゃなくて、
ふたばはもっと足を開いて、しんちゃんの体を挟み込むように…そうそう」
「おお〜!
これならさっちゃんが見えるし、しんちゃんの頭も抱きかかえやすい位置に来るっス!」

……それって対面座…ゴホンッ!

「ありがとう、ひとっ!」
「これで一件落着だね」
「なわけねーだろ!!」
「何か問題でも?」
「大有りだ!
これじゃモロに…そのっ……」
「モロに、なんなの?」
「そのぅ…あっ…当たって……」
「当たる?何が当たるのかな?
しんちゃんに何か当たっちゃうの?
それともふたばにナニか当たっちゃうの?」
容赦ねぇな……。

「あっ、いや…それはそうじゃなくて……」
「みんなー、しんちゃんが何か主張したい事があるそうだよー!
聞いてあげてー!」

「なんだなんだ」 「どうしたどうした」 「また佐藤がなんかおもしれぇことやってんのか」

「さぁどうぞ、しんちゃん」
鬼……!

「ちがっ…だからさ、俺はただこういう体勢はだな…ちょっと良くないっていうか……」
「だから何が良くないの?はっきり言ってよ」
「……もうちょっと別の……」
「別の?もっといい案がしんちゃんにあるの?
ふたばが抱き締めやすくて、松岡さんがしっかり見れるように、これ以上いい体勢が思いつくの?」
「……………いや……」
「じゃ、始めて。松岡さん。
もう好きなだけ。何時間でも」
「………………………………………………………………」
泣くくらいならちゃんと断ればいいのに。ホントなっさけねぇやつだなぁ。

「今日は佐藤は店じまいだな。
…しまった、このラブレターどうしよ ゴキッ!「ぐふぅっ!」 …『ヤツは死んだ』って伝えとくか」



<おわり>
596ガンプラ:2011/06/09(木) 01:38:13.35 ID:hhpCCW1Z
>>591
オリキャラについては一応私の完全オリジナルのつもりですが、
台詞回し等は、過去に私の読んだ小説、ラノベ、冨野、Liarが無意識で混じってはいると思います。
ていうか、しんちゃんが別人なことが多いです。冨野台詞しゃべりまくりです。

HANAZIの台詞回しをちょっと改訂〜。
『憂鬱』の言い回しに少し沿わせます。内容的には全く変わりません。マナー悪し。
597名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 23:16:26.67 ID:kTtfITij
>>596
ガンプラ様毎度乙です!
ってもうガンプラ様に頼りっきりになってしまいましてすみません><

ところでちょっと皆さんにお聞きしたいことが…。
あの、ちょっと思うところがあってSS書いたのですが
内容が、その、意見が二分するような話で。

具体的に言うと、大阪の君が代日の丸のあの条例について
6年3組が侃々諤々(?)ホームルームで言い合う内容なのです。
そういうちょっとセンシティブな物はここで載せないほうがいいでしょうか?
自分のブログにアップするだけの方がいいのでしょうか?
ちょっとご意見お聞きしたいと思いまして…。
598名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 02:07:32.38 ID:wbD6rBWq
>>597
本当は答えるまでもないが、そういうのは自分のブログにうpしてくれ
どんなに文才があっても、みつどもえ×政治の組み合わせ自体が説得力無いし、
好きなキャラを使って自身の政治論語るようなものは右でも左でも勘弁

出来ればそういうことは聞く前に自分で判断出来るようになってね^^
とりあえず読んでみたいから、ブログにうpしたら検索ワードは教えてくれぃ
599名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 03:44:00.65 ID:HhKuNigB
>>597
ふたしんのセクロスシーンがあれば構わないが
600名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 10:38:56.83 ID:/dhiMYKn
時事ネタは1年後くらいに自分で読み直すと、死にたくなりますよ。
少なくとも私は死にたくなった。
601597:2011/06/12(日) 11:05:37.29 ID:DQoqN5FS
>>598
ご指摘ありがとうございます。
自分の中でもここに載せるのはどうだろ…という気持ちは正直あったのですが、
本拠地(?)ということでどうしようどうしようと踏ん切りがつかなかったのです。
背中を押していただいた気分です。ありがとうございます。
ここには載せずに、初ブログ挑戦してみます。
ということなのでまだ立ちあげ中ですので出来上がったらお知らせ致します。
>>599
セクロスシーンは…ございません。残念ながら。
ふたばも佐藤くんも登場します。
ふたばはこのSSではかなりの重要人物です。
>>600
確かにw
半年まえのSSを読み返しても恥ずかしいっス!
でもまあそれも受け止めていく所存であります。
602:2011/06/13(月) 03:19:20.63 ID:r67VOwbO
「じゃあね〜しんちゃん!また明日ね〜!」

「おぅ、じゃあな」

家の前で幼なじみと別れ、信也はその後ろ姿を寂しそうに見送った。
もう何年も続く、当たり前の光景。今までは何とも思わなかった、今までは…。

玄関を開けると、「ただいま…」と独り言のように呟き、
家の中を見回して、「誰もいないのかよ…」と本当に独り言を呟く。
でも、それは好都合だった。この鬱々とした気分を晴らすのには。

自分の部屋に入り、万が一に備えて鍵をかけると、鞄を放り投げ、上着とズボンを脱いでベッドに横たわる。
急がなければならない、今日の新鮮な思い出が、色褪せてしまう前に。
何年も前から続いている。明日も明後日もこれからも、飽きるほど毎日会う。
でも今はその全てが、一瞬一瞬が、惜しみない、物足りない、もっともっと欲しい。

目をつむって、静かに息を整える。
今日は何を見たっけかな?最後に見たのは後ろ姿だ。
もう少し記憶の時間を戻し、一日の始まりから追ってみる。
鮮明な映像が浮かび、右手がゆっくり下へ伸びる。僅かな罪悪感を感じつつ。
603名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 03:33:28.02 ID:r67VOwbO
朝におはよう!と声をかけられた。
振り向くと満面の笑顔と、、、上半身に目が行った。

「はぁ・・・はぁ・・・」

談笑しながら並んで歩く。
彼女が少し追い抜いたとき、下半身に目が行った。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

授業中に振り向いた。
彼女が教えを乞う間、自分はその谷間に釘付けだった。

「はっ・・・はっ・・・はっ・・・はっ・・・」

休み時間にサッカーをした。
ドリブルする彼女の尻に気をとられ、相手に点を奪われた。

「はぁ…はぁ…はっ…はっ…はぁ…はぁ…はっ…はっ…」

そして一日が終わり、彼女はじゃあねと言った。
誰にも見せてくれるけど、自分にだけ特別な意味を持つ、太陽のような笑顔。

「ハァッ…ハァッ…ハッ…ハッ…うっ、ふ…ふたばっ…〜〜ッ!」
604名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 04:20:28.42 ID:r67VOwbO
熱い飛沫がティッシュを貫き、下半身に溢れかえったが、
信也はただ押し寄せる快楽を惜しみなく貪り、それをこぼれるに任せた。

恍惚とした意識が徐々に冷め、彼女の顔が消えると、いつもの現実に戻る。
そうすると虚しさが胸に去来し、それを無視して淡々と処理をする。
でも、大量にあふれたそれを見ると、全部彼女のために出したのだと、
それが自分の彼女への思いの強さなのだと、妙な満足感すら…

「…いや、くそっ…何考えてんだ俺は、変態かよ…」

純粋な彼女を穢したようで、少しだけ心が痛む。

しかし、この邪な行為の裏にある、その衝動に駆り立てる自分の気持ち。
誰にも振り向かないで欲しい、自分だけを見ていて欲しい。
そして、自分にとって彼女がそうであるように、彼女にとっても自分が特別であって欲しい。
彼女のためなら全てに応えてあげられる。彼女のためなら全てを捧げてあげられる。
自分のその気持ちだけは、純粋なものなのだ。

「…こうやって気付く恋心もあるのかな…?」と信也が折り合いをつけるのは、もう少し後の話。



完。
605名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 21:20:47.78 ID:eKReqGXF
>>604乙 ふたしんは正義
過疎なんでage
606名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 22:40:43.55 ID:h3F9n/vz
>>604

ふたしんはいいな、やっぱ
607597:2011/06/14(火) 22:55:40.91 ID:WUE+6LOA
>>604
乙です!
まじめなしんちゃんに萌えますねー。もえもえっス!
まだこういう行為の覚えたての頃の事が終わった後の罪悪感…。
なんともいえない恥ずかしいあの感じ…。
初々しいしんちゃんがかわいいです!GJでした。

>>601でお知らせしておりましたブログがようやく何とか形になりました…。しんど…。
もし「読んでやってもいいぞ☆」という奇特な方は
ヤフー検索で「みつどもえ 君が代」で検索してみてください。
まほうつかいがなんちゃらというのが出てくると思うのですよ…。
他の検索サイトはまだひっかからないみたいです。

結構偏見に満ち溢れていて好き勝手に書いておりますのでご気分を害されるかもしれません。
どうかご注意ください。
もちろんエログロは一切ありません。
608597:2011/06/14(火) 22:59:44.73 ID:WUE+6LOA
ぎゃ!うっかりあげちゃったよ!
御免なさい…。
609名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 01:13:05.25 ID:qyZuBw3v
ここのじゃないが、まあ乙

そういやまとめサイトってまだ機能してる?
なんか知らんがリンク踏むと強制終了しちまうんだが…
610名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 01:18:20.91 ID:qyZuBw3v
自己解決したスマソ
611名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 10:40:54.33 ID:azKfb87i
>>604
やっぱり
しんちゃんは
へんたいだ
612597:2011/06/15(水) 21:27:19.63 ID:+VtDI9zh
>>609
ありがとうございます!
今回のはいろいろと微妙な内容でしたのでブログに載せるという形にしましたが
また普通にみつどもえしているのはこちらに掲載させていただきます。
その時はまたよろしくです。
613名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 19:41:59.54 ID:OSHEjzXi
まとめの主要登場人物相関図見て思ったこと
解像度の関係で宮本だけ見切れてて笑ったぜw

ところで、まとめ管理者に質問だが勝手に絵貼り付けていいのか? 無断だと違法じゃないのか?
トップ絵とかを募集して、その絵を使った方がいいと思う
614名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 21:44:15.34 ID:XcEhQ9eo
PC規制中なんで携帯からすまそ
>>613
トップ絵とかはGoogle先生と壁紙のまとめサイトから拝借したから、違法とかどうとかはよくわかんね


>トップ絵とかを募集して、その絵を使った方がいいと思う
この提案には賛成だわ

俺も余計なトラブルとか避けたいから、まとめWiki用のトップ絵があると助かるしねw


615名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 11:21:13.57 ID:FMCawjKS
しんちゃん、わたしも3つ子を生みたいっす。だから・・・パパみたいにいーーーーっぱい出して欲しいっす!

「あ、ああ・・・(なんか言い回しちょっと気になるけど、この場はあえて無視しておこう)。じゃあふたば、いくよ・・・」
ちょっと待つっす!(ガシッ)
「え、ど、どうしたの?」
だから、いっぱい溜まるまでHなことは禁止っす。半年は出したらダメっす。出していいのはおしっこだけっす。
「ええ〜」

・・・半年後・・・

「ふ、ふたば!半年たったぞ!俺、もう我慢できない!いいだろ!」
ダメっす。今、3ヶ月だから。
616名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 13:49:10.60 ID:6vQQteE9
ageるよ・・・ふふふ
617名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 17:00:07.50 ID:KhHEX/OZ
阻止!
sageるっす
618名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 23:09:23.71 ID:9j8Ir3rK
>>615
過疎ってる中SSS(ショートショートストーリー)
乙です!
これは…オチがよく解りませんでした…すみません。
もしや…ふたば…パパと既に…ってことですか?

しかし半年も我慢していたしんちゃん…
夢精もしなかったなんて…すごいなぁ。
僕は無理っス><
619名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 14:07:55.70 ID:Z2nvxDTp
>>618
基本的にSS=ショートショート
だぜ?
SSSは生姜隊だな

オチはパパの子を妊娠だと俺も思ったんだがどうだろう
620ガンプラ:2011/06/26(日) 16:47:10.61 ID:vV4dB9ov
自分で書いてて終わりが見えてこない……。
いや、最後はすでに書いてるんですが……。

今回から、『曜日』は日の始めの方に意識的に入れるようにしました。
wiki側のものも修正。いままではこだわりでわざと入れてませんでしたが、やめました。
…@は実は日曜だったんですよ…。A、Bが月曜。
で、以下は火曜。
621丸井ひとはの憂鬱25:2011/06/26(日) 16:48:59.66 ID:vV4dB9ov
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「そんで、このくらいの位置でラケットをもっとけば、フォアにもバックにもすぐ構えられるやろ?」
「なるほど……」

火曜日はお昼前の1番暑い時間に体育。しかも今日は私の苦手なテニスだ。
……いや…得意な種目は何なのかと聞かれると、こまっちゃうんだけどね……。

「変なとこにボールが飛んでいくんは、ラケットの面が打ちたい方向に対して傾いとるからやで」

ペアになってくれてる神戸さんのアドバイスには、いちいち納得していまう。
彼女も背は低いほうだし(でも150ある……)、体力テストの結果は私と大差ないレベルだ。
だけどスポーツ種目になればそこそこ以上の動きができる。

「何事も理屈やで。
姫ももうちょい、『どうやって身体を動かすんか?』を意識してみて」

その理由はきっと、神戸さんに『センス』があるからだと思う。
物事をしっかり見て、考察するセンス。それが高い。
だから1を見て10が理解できるし、効率的な動きや勉強法を構築する事ができる。
色んなものに手を出しながらも常に学力首位なのは、きっとこのセンスがあるからなんだろう。
ひたすら授業に集中し、ノートをしっかりとって、家で予習復習、という正攻法の力押ししかできない私とは根本的に違うんだよね。

「う〜ん、わかるんだけどなぁ…」
神戸さんの話を聞いてるときはできそうな気がするんだけど、実際に動くとイメージに身体が追いついてくれない……。
足運びを意識してるとラケットの角度を忘れちゃうし、身体の動きを気にしてるとボールへの反応が遅れちゃう。
みんなどうして1度にこんなに沢山できるんだろう?

「ま、ゆっくりいったらええねん。
いっぺんになんやかんやはできへんて。1個ずつ身につけて行こ。
反復練習ってそのためにあるんやから。
姫もさ、私に料理教えてくれたときはコツの説明、上手かったやん。
動きもめっちゃテキパキしとったし。
それは姫が、考えをちゃんと動きに反映できるって事の証拠。やから運動も、ちょっと慣れたらものにできるって!」
「ありがとう、神戸さん。
……そういえばお弁当、喜んでもらえた?」
「モチのロン!
めっちゃ驚いとったでー!!全部姫のおかげや!ほんまありがとう!」
神戸さんが笑う。その表情からは、彼女が本当に喜んでるだって事がよく伝わってきて、こっちまで嬉しくなってくる。
こういうところもちょっとふたばに似てるな。

「私は大したことしてないよ。神戸さんが頑張ったからだよ。
…うん、だから今日は私が頑張ろう!」
「おおう、やる気やな!
でもちょっと休憩しとき。足、ふらふらしてるで」

うむぅ…言われてみると確かに足が……。
そう思った途端、急に疲れを自覚してしまって、頭までふらふらしてきた。
…髪、結んでるとはいえ、これだけ長いともう湯気が出そうだよ……。
622丸井ひとはの憂鬱26:2011/06/26(日) 16:49:57.58 ID:vV4dB9ov
「ほんとだ…ちょっと休憩させてもらうね」
「そうしい。
私その間、トッキーんとこ行ってくるわ」
「うん」

てぺてぺと可愛く走っていく背を見送ってから、ベンチに腰を下ろす。
ふぅ……。
神戸さんはああ言ってくれたけど、この身体はやっぱり運動に向いてないよなぁ。……テニスは特にダメな気がする。
……生理、先週じゃなくて今日来てくれてたら…いやいや、そんな後ろ向きな考えこそダメだ。
一生懸命教えてくれてる神戸さんのためにも頑張らねば。

「やあ三女。神戸と組んでるとは珍しいね。
杉はどうしたんだい?」
掛けられる爽やかな声。
その持ち主は、耳に届いたイメージ通りに真っ直ぐ背を伸ばし、汗をきらめかせながら隣まで歩いて来た。
……ベンチでぜぇぜぇ言ってる私が余計みすぼらしくなっちゃうから、今は遠慮して欲しいんだけど…。

「ちょっと保健室。杉ちゃんは軽いほうだけど、急に来ちゃったからさすがにね。
メガネに変えたんだ、さくらちゃん」
「うん。図書委員長就任記念に。
この方が『文学少女』らしいし」
「その意味不明なキャラ作り、もうやめない?
はっきり言って相手するのが面倒くさいんだけど」
そもそもさくらちゃんは160センチ以上の長身だし、身体も胸部に親しみを覚え…すごく引き締まってるから、
メガネに変えた程度じゃ『文学少女』を名乗るにはまだまだ無理があるよ。

………自主トレ、ずっと続けてるのかな……。

「本当にはっきり言いやがったな。
…いやいや、キャラ作りってなんの事だい?だって私は図書委員長だよ。ちゃんと文系だよ。
物理と化学なんて世の中から消えてしまえと、毎日お星様に祈ってる」
「またそんなこと言って……。
…後半の定期テスト、手を抜いてたんでしょ?」
「それは穿ち過ぎ。
確かに神戸と多少馬があわないのは認めるけど、そこまではね。
それにそういうのは、あの人に1番嫌われてしまうから。誓って手を抜いてなんてない。
私がAクラから脱落したのは、単純に実力が足りなかっただけの話さ。
……あぁ…杉とは言ってみれば『ライバル』なわけだから、馴れ合うのを良しとしなかった、ってのはあったかもね」
「でも我が校二大『お姉さま』のふたりだからこそ、むしろ付き合ってくれた方が画になるのにって、
期待してる女子ファンも多いよ?」
「その気持ち悪い事を言った輩の名前を教えろ。後でシメる。誰が『お姉さま』だ。
杉はともかく、私にそんな趣味無いぞ」
ある意味大差ないでしょうに。ふたりとも女子から人気あるのも本当だし。
どっちも凛々しくて頼りがいあるもんなぁ。

「まったく……」
呆れた声を上げながらも、そのままフェンスに背をもたれさせる。
見上げる横顔は本当に凛々しい。ボーイッシュなショートヘアも、ちょっと芝居がかった言葉遣いもよく似合ってる。
いやぁ…これは女の子にもてちゃうよ。
ご愁傷様。
623丸井ひとはの憂鬱27:2011/06/26(日) 16:50:25.31 ID:vV4dB9ov
ワーワー

「…………迷惑だった?」
「なにが?」
「あんまり仲が良くないの知ってて、一緒にお弁当誘ったり」
「いいや、私は感謝してるくらいだよ。なんだかんだで結構楽しいレクリエーションになってたし。
きっと神戸も同じさ。
……私たちだけじゃない。三女がクラスの雰囲気を良くしようと色々頑張ってくれてる事、みんなが感謝してる。
なんせ斉藤がアレだからなぁ」
「元担任を呼び捨てにしちゃだめだよ」
「あいつはただの点数カウンターだ。教師ですらない」
「……そんな…」
言いつつも、言葉が続かない。

悪いとは思うけれど、確かに私もあまりあの人を斉藤『先生』とは呼びたくないから。
仕事だからやってますって感じで、ホームルームもすごく機械的だし。
…『先生』って、ちゃんと生徒を見て、手を差し出してくれる人を言うんだよ。

「特に柳はそう思ってるよ。三女こそがクラスをまとめてくれてるって。
あいつ、『家』とかそういうくだらないところばかり見て、杉自身の努力をまるで見てなかったって。
そのことに気付くきっかけを作った三女に、すごく感謝してるから。
…ま、あいつの性格だと面と向かっては言わないだろうけどね。
でも行動ではっきり示してる。『ありがとう』を」
「うん、わかってるよ。
聞こえてる」
「なら結構。
私も最初は、杉と柳があんなに仲良くなるなんて想像もしてなかったからね。
三女のしてる事は本当にすごい事だよ。だから迷惑になってるなんて絶対思わないで。
……新しくAクラに入ったヤツだって上手くやれてるみたいじゃないか。良い事づくめだ」
「ん……」
「だからさぁ、そんな顔しないでってば。三女が責任を感じるような事なんて、何にも、全く無いんだから。
私もC組で楽しくやってるよ。なんせ千葉と同じクラスになれたんだ、毎日が輝いてる。
クックックッ!」
…さくらちゃんは凛々しい美人だけど、相変わらず笑い方だけはちょっといただけないなぁ。
なんだか『企んでます』って感じがして……全体的に杉ちゃんと共通項が多いんだよね。
さすがライバルって言うべきなんだろうか?

「あんまり千葉くんをいじめちゃダメだよ」
「ひどい言われようだなぁ。私と千葉はすごく仲が良いのに。
三女だって私たちとは中学からずっと一緒だったんだから、知ってるだろう?
クックックッ!」
「知ってるから注意してるんだってば」

基本的に誰を相手にしても物怖じしない千葉くんだけど、さくらちゃんの前じゃ借りてきた猫みたいにおとなしくなっちゃう。
ゆきちゃんなら『恋してるからだよ!』とか言って喜びそうだけど、そうは見えないし……?

「クックックックックッ!!」

どんな弱みを握っているのやら。………ちょっと興味もっちゃうな。
624丸井ひとはの憂鬱28:2011/06/26(日) 16:50:50.43 ID:vV4dB9ov
「ああっ!松原さくら!
なんでおんねん!!」
「なんでって、体育はいつも合同でやってるだろう。私が居るのは当たり前だ。
上等なオツムをお持ちの割に、バカなことを口に出すヤツだねぇ」
「なにをー!
そっちこそいつもいつもキモいしゃべり方しくさって!!」
「いやぁ、私これで、自惚れじゃなくて人気も人望もあるんだよね。
となると誰の意見がマイノリティってことになるのかな?
教えてくださいよ、学年首位の神戸さんや。クククッ」
「むかー!」
「擬音を自分で言うな。小学生かお前は」
「むっかー!!」

んもう…。
まぁでもふたりともイキイキしてるから、確かに『レクリエーション』なのかもしれないな。

「今日こそ決着つけたる!
コートに入れ!」
「ふぅん…?
そりゃかまわないが、勝負になるのかい?
お前の才覚は知ってるが、いくらなんでも基本スペックに差がありすぎると思うのだけれど」
「ならん!
やからハンデでお前は姫とペアになれ!そんでこっちはトッキー召喚!!」
「ちょっ、ハンデって!」
「いくらなんでもそれは卑怯だぞ!!フォローできない!!」
「少しはしてよ!怒りたいのはこっちだよ!!

あーもうっ!やっぱりテニスなんて無意味だし不必要だよ!!」

625丸井ひとはの憂鬱28:2011/06/26(日) 16:51:42.18 ID:vV4dB9ov
――――――――――


「ごめんね三女。
私も今日は生徒会の仕事があって……」
「別にいいって杉ちゃん」

お昼休み。
今日は私以外のみんなそれぞれに用事があるから、ちょっと急いで食べて解散となった。
そのせいで、この後もまだまだ時間がある。

「だって三女をひとりにしちゃうから……」
「もー、私は小さな女の子じゃないってば。失礼な。
ほらっ、早く行った行った!」
「うん…ごめんね」

……やっと行ってくれたよ。
やれやれ…杉ちゃんも心配性というか、あんなに気にされるとこっちが悪いよ。


――*   *――
 ――* *―― *――
――* *――


だけどひとりになった途端、気になり始める周囲の視線。はっきり感じる。

……そう、はっきり感じる。

子供の頃からずっと、私は『視線』をかなり正確に認識する事ができる。
だからかくれんぼや尾行は大得意だ。
『視線』を潜り抜けるように、感じない位置まで移動すれば、周りからは『見えない』ってことになるんだもん。
『まるで消えてるみたい』とまで賞賛されたものだ(妖怪のような扱いも感じて、ちょっと引っかかったけど……)。
だけど逆に、たくさんの意識が行き交ってる人ごみや、強い意識を向けられる(写真を撮られるときみたいな)のは大の苦手。
広い場所で多くの人に注目されるなんて、とてもじゃないけど我慢できない。
文字通り視線が突き刺さって来て、痛みすら感じるときもある。
……机の下は良かったな。全てから守られて、視界には優しい意識だけがあって。

だけど今は。
626丸井ひとはの憂鬱29:2011/06/26(日) 16:52:05.32 ID:vV4dB9ov
…もちろんクラスのみんなにそんなつもりは無いんだろうけど、これじゃ本当に針のむしろだよ。
うぅ…あんまりこっちを見ないで……。

………。

「………小さな女の子どころか、小動物だね……」
自嘲。
本当に笑っちゃうよ。弱くて小さい髪長姫。ひとりじゃただ座っていることすらできない。

「……図書室、行こう」

スイー

視線をかわしながら移動する…なるべく。
廊下に出ても『視線』の数は減らない、どころかますます多くなる。全て潜り抜けるのは不可能だ。
なんでなんだろう?中学2年生の中頃から急に…本当に突然、私に向けられる視線が多くなった。特に男子の。
……私が『姫』と呼ばれるにふさわしい美少女だから…?
「なんてね」

笑っちゃうよ。
627丸井ひとはの憂鬱30:2011/06/26(日) 16:53:13.86 ID:vV4dB9ov




……ん。さすがに図書室は大分マシだな。
今日の受付当番は…相原さんとさくらちゃんか。会う日は度々会うものだなぁ。

「…………」
軽く手を振って挨拶してから、『いつものところ』に移動する。

うちの高校は偏差値が結構高いだけあって、図書室がなかなかに広い。
そして人気の無いジャンルはどんどん奥へ追いやられていくから、辞典コーナーなんかは滅多に人が来ない。
というわけで、普通の本もそれなりに好きな私は、入学当初から色々お世話になってきた。

だからというのもあって、私は今年、図書委員に立候補して、さらに書記を務める事にした。
去年ずっとAクラの図書委員をやってくれていたさくらちゃんには、『妙な責任感を…』って、
微妙な顔をされちゃったけど、私は部活もやってないんだし、みんなの姿を見てたら少しは働かなきゃって思ったんだよね。
………『働く』なんて言っても、ふたりの姉や杉ちゃんがやってる事に比べたら、遊びみたいなものだけど…。

「……おおっ、本当に新しい『主婦の友』がはいってる」
委員会で新ジャンルを協議してるとき、シャレで提案してみただけだったんだけど、結果は賛成多数で可決。
やはり家事の奥深さは、男子も虜にしてしまうものなんだな。むふー。
お気に入りの本を手に、奥へ……おや?

「くそ、まいったなぁ。こっちで落としたと思ったんだけど……」ゴソゴソ
細い…けど背の高い男子が、窮屈そうに身をかがめて、本棚と床の間を覗き込みながらごそごそしている。
…落し物を探してる、のだろう。
……………。

「あーくそっ、なんか最近ついてないなぁ…」ゴソゴソ

もう何度もやってる事だけど、やっぱり慣れない。特に最初は胃がキリキリしてくる。

「どうしたの?」
それでも、勇気を出して声を掛ける。そうしてもらった事を想い出しながら。

「あっ、ちょいストラップ落としたかも……ッ!!」
こっちを向いた男子が目を見開いて、動きを止める…息を忘れると死んじゃうよ?

「どうしたの?」
「あっ…ああっ…あのっ!えっと!
ちょっ…ちょっと昨日が!俺に、じゃなくて!多分落としたのがあって!で、床だと思うから!それで!!」
もう一度声を掛けた途端、今度は無理やり早送りされたような動きで直立し、文法を忘れてしゃべり出した。
首元…1年生か。でもこの子、立ち上がると本当に背が高いなぁ…ちょっと圧迫感(情けない……)。

「図書室では静かにね。
ここで落し物したの?」
「はい!たっ…多分なんですけど!」
静かにしなさいと言うに。
628丸井ひとはの憂鬱31:2011/06/26(日) 16:59:43.75 ID:vV4dB9ov
「拾遺物として受付で預かってるかも。
静かについてきて。私も図書委員だから、ちょっと聞いてあげるよ。
静かにね」
「はっ…はい。ありが…っ、ありがとうござ…ます。
……あっ…あのぅ……」
「?
なに?」
「髪長姫先輩、ですか?」
「………そう呼ぶ人も居るね」けどその日本語はどうだろう?

スイー

「さくらちゃん」
「あらほらさっさ」
何語なの?ていうか、せめて本から顔を上げて返事してよ。

「この子、昨日図書室で落し物したみたい。そっちに無い?」
「相原くんや、頼むよ」
「あんたね……。
えっと…この箱の中にあるのが、今こっちで預かってる全部なんだけど、ある?」
「…あった、これです」
「それじゃあ、こっちの紙にクラスと名前を……」

「相原くんは優秀で助かるなぁ」
「真面目に仕事しなさい、図書委員長。
…んもぅ、いい加減にこっちを見て話を「あのっ!」 っと」びっくりした。

「あっ、あり…ありがとうございました!!このご恩は一生忘れません!!」
「いや、大げさ……。
それと図書室では静かにね」
「はいっ!!そっ…それじゃあ!!ありがとうございました!!」ダダダッ
しかも図書室を走って出て行くし……。

ザワ... ザワ...

やれやれ…せっかく図書室に来たっていうのに、結局すごい『視線』が集まっちゃったよ。
はぁ〜……。

「…三女、準備室に来るかい?」
「私、今日は受付当番じゃないけど…」
「妙なところで律儀な女だねぇ…。
いいじゃないか、私もちょうど休憩したかったし。お茶の1杯も入れてあげるよ」
「さっきから勝手に話を進めるな。受付、私ひとりに押し付ける気?
…まぁいいわ。私も姫にはお世話になってるからね。
寄ってって」
「……お言葉に甘えるよ。ありがとう」
「ごゆっくり」
629丸井ひとはの憂鬱32:2011/06/26(日) 17:00:37.47 ID:vV4dB9ov




「葉はダージリンにアッサム、アールグレイとありますが、いかがいたしましょう?」
「…アールグレイで。
ティーセット一式、そんなところに隠して……長谷部先生は知ってるの?」
「文学少女のたしなみってやつさ。
図書委員会の顧問なら、むしろこれを知ったら褒めてくれると思うね」

本気で意味不明なキャラ作りを頑張ってるなぁ……。
………本好きは嘘じゃないとしても、本当ならあなたはアスリートを名乗るべきでしょうに。

「よし、ダージリンにしよう。
古くなってきてたから、使い切りたかったんだ」
「………好きにして」
どうもうちの高校は、私の話を聞かない生徒が多いな……。

…それとも『友達とのやりとり』って、基本的にこんなものなのかな?
私が人と深く関わってこなかったから……上手く触れ合ってこなかったから、知らないだけなのかな…?

「ああやって迷える子羊を増やし続けるのは感心しないねぇ。
はい、キミの分」
「ありがと。
子羊って、そんなつもりは無いんだけど…。
…やっぱり悪い噂、立ってるかな?」
言ってひとくち。
さくらちゃんが淹れてくれる紅茶は、いつも苦い。淹れ方を知らないから。本当は紅茶になんて興味が無いから。

「いいや。私の知るところでは『流れ』になってるものは無いね。
そもそも悪いことをしているわけじゃないんだし、男女関係無く手助けしてるんだし。
ただ文学少女は噂に疎いから、参考にしすぎてもらうのはちょっと」
「文学少女なら逆に噂通な気がするけど…?」
「付け足せば、『髪長姫』の人見知りな性格や家庭の事情なんかも全校に浸透してるから、
純粋な親切心だってこと、みんながわかってるよ」
「『全校に浸透』って、ぞっとするなぁ……」ほんとに。
「美人税さ。
…でもそんなふうに気にするくらいなら、無理して人助けなんてしなくてもいいだろう?
本来キミは、顔も知らない人間が相手だと、話しかけられるのもストレスになるタイプのはずだ」
「断定なんだね。
否定はしないけど」
「中学からの付き合いなので」
「………私の理想の男性像はね?」
「うん」
「『優しい人』なんだよ」
「…なるほど。
つまり噂の『彼』は優しい人なわけだ。『髪長姫』が努力して近づかねばならないと想うほど」
「………ただの噂だよ。
だけど一応、どんな噂があるか知りたいな」
「去年来てたイケメンの教育実習生。東京に居るイケメン大学生。鴨テレで最近出てきたイケメンキャスター。
近所のイケメン幼馴染…これは変態のことだな。
そして帰国子女で、元俳優で、小説を書いたらいきなり賞を取って、しかも賞金を恵まれない子供たちに寄付した超イケメン」
「……………」またそれか。
…『イケメン』って、枕詞かなにかだっけ……?


「そして、小学校6年生のときの担任教師」


「………ふうん」
630丸井ひとはの憂鬱33:2011/06/26(日) 17:01:14.22 ID:vV4dB9ov
「聡明な姫君に進言するのは恐れ多いけど」
「お願いします」
「情報をかく乱させるにしても、もうちょっと信憑性のあるやつも流したほうがいい。
杉や千葉なんかが好意でやってることなんだろうが、今の状態じゃディティールのあるものを強調しちゃうだけだ。
変態がいなかったらヤバかったかも知れない。
三女も気をつけてはいるんだろうけど、相手が相手だけにやり過ぎって事は無いと思うよ。
……あくまで全部噂だから、実在してる人がいるのかどうかは知らないけど、さ」
「……本当に貴重な意見だった。ありがとう」
「そんなわけでこないだ、私も鴨小に行ってみたわけだ。ちょっとお話を聞かせていただいてね。
やっぱり文学少女としては気になるからさ」
「もう『文学少女』は全く関係ないよね?」

まったく…いったい誰から何を聞いたのやら…って、大体わかるけど。

「優しそうな人だね」
「さあね」
「傷つく返答……ま、いいさ。
とにかくそういう噂も流れていて、しかもその気になれば簡単に確かめられるんだって事は覚えておいて。
さっき言ったとおり、1度杉や千葉と真面目にダミーの設定を練るべきだと思うよ」
「設定を練る、ねぇ……」
ちょっと考えただけでも、バカバカしくてげんなりするよ………。
ふぅ…。

「…気が滅入るのもわかるけど、キミは絶世の美少女なんだから、相応のコストは支払わなきゃいけない」
「私はそ「キミだって、どんなふうに言われてるかは、ある程度把握してるだろう?」

「…ちょっとはね」
それこそ、バカバカしいのばかり。

「たとえば?」
「白銀の妖精、夜色の天使、白い神姫、人魚姫……」コレなんの拷問?ついでに私、カナヅチなんですけど。
「まぁそのくらいで許してあげよう。
パーツを褒める言葉はいくらでもあるよ。
虹を閉じ込めた瞳、夜を映した髪、白く輝く肌、陽炎のように儚い肢体、その美貌はまさに芸術。
…ご感想は?」
「……オトコノコって、意外にロマンチストだね」
「オブラートを取ると?」
「イタい。引くよ」
「クックックッ!
三女としてはそんなところだろうね。
けど私…第三者から見れば、その賛美のどれもが的を射ていると思ってしまう。
いくつかは文学少女として表現力を褒めてあげたいほどだ。
女子のつけたものもあるはずだよ。私がつけた『髪長姫』のように」
「左様ですか」
「ちゃんと聞いて。
キミはもっと自分の魅力を自覚すべきだ。その上で真剣に対策を考え直さなくてはいけないよ。
男子からは羨望を、女子からは嫉妬を集めるのが当たり前だとした上で行動して。
自分は注目を集めて当然の『姫』なんだと。
当然、私も嫉妬が無いと言えば嘘になる」
「………さくらちゃんにまで、そんな冗談を言われるとは思わなかった」
「男子からの扱いはどう説明する?
学食に行けばモーゼみたいに人が割れるし、こないだの図書当番では冗談みたいな行列ができた。
委員会でもキミの『お言葉』には我先にと賛同してたじゃないか」
「……これだけ髪を伸ばしてる子は珍しいから…本当に好意があったら、もっとラブレターとかプレゼントとかすごいはずだよ。
子供の頃、そういうの見たことある」
押し付けられてたのは男の子だったけど。
631丸井ひとはの憂鬱34
「どうせあの変態の事だろう?あんな底辺バカミジンコと我が身を比べちゃだめだよ。
いや、本当にあの程度の奴とじゃ比べ物にならない。キミの美しさは文字通り次元が違うから。
さらに男っていうのは、体面を気にする生き物なんだよ。実は我々よりも周囲の目を気にしてるのさ。
だから『並』じゃ髪長姫に告白なんてできやしない。
そんな身の程知らずなマネをしたら、次の日から学校に来れなくなってしまうもの」
「知ったふうな事を言うんだね。男子とつきあったこと無いくせに」
「お互いね。だけどあんまりに極端でわかりやすい事象だから。
だから、キミに告白してきた奴らがどいつもこいつも『人気者』だってことも知ってる。
キミは知らないだろうけどさ?」
「…だとすると、この高校は特殊な趣味の持ち主が幅を利かせてるって事だね。
怖い怖い」
「なら街で3桁の人数にナンパされたのは?」
「それこそただの噂でしょ。
さくらちゃんもあの場にいたじゃない」
「だから言ってるんだ。あのままもう数時間居たら、間違いなく現実になってた。
三女もわかってるはずだ。あれ以来、街にはなるべく行かないようにしてるじゃないか。
あのコートだってまだ使ってるんだろ?」
「それは……」
「確かにキミは小柄でスレンダーだが、重要なのは全体としてのバランスやデザインだからね。
三女は小顔だから頭身は高いし、全体のラインは十分に女性的だよ。
特にその腰の細さ、ちゃんと内臓が入ってるのか疑わしいんだけど。
加えて雰囲気が落ち着いてるから、むしろ大人っぽいって言えるくらいだよ。
そんな『髪長姫』に好意を向けて特殊趣味扱いされたら、さすがに男どもが可哀相だ。
…『ロリコン』ってのは、神戸みたいな寸胴で騒がしい小娘に手を出した輩を言うのさ。
クックックッ」
「でもなんで突然……」

中学2年生の中頃から急に…本当に突然、私に向けられる視線が変わった。認めざるを得ない。
でもなんでなんだろう?

「私もこんな台詞を口にするのはアレなんだけど、三女の容姿は完璧過ぎてるんだよね。
よく知らない人間からすれば威圧感を感じるほどに。普段の生活に取り入れるには異質なほどに。
妖精とか天使、御伽噺が引き合いに出されるのはそのせいだ。
周りからもそういう事、言われるだろう?」
「本当にアレな台詞だね。暖かくなってきたからって……

―――『やべぇ!あたしこの美少女にいじめられるような事しちゃってた!?』――
―――『姫はちょっとデザインが完璧すぎて現実味が薄いんだよね』――

…あ」
まさか。

「そんな『恐ろしいほどの美少女』に恨みがましく睨まれれば、『恐い』のは当たり前さ。
実際私も中学で出会ったときには、『恨まれるようなマズイことしてしまったのかな?』って思った。
そう、誰もが自然と三女にイニシアチブを渡しちゃうんだよ。
自然、そんな相手とは距離を置いちゃう」

そんな馬鹿な…でも、言われてみると思い当たる事がいくつも……。


「……と言っても、それだけじゃ説明できないところもあるけど…オーラとか……。
いや…私は何をバカなこと言ってるんだ。マンガじゃないんだぞ…」モニョモニョ