【スカトロ】排泄系妄想廃棄所8【汚物】

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390H:2011/07/16(土) 21:55:20.40 ID:+JGMTArJ

 以上。

 実はこれ、
 「覗いてはいけない1」の、巻頭カラー漫画の仕事を手伝った時の原稿です。
 新作は書いてる暇がないのでリサイクル。
 実際の本ではこの文章では長過ぎて細か過ぎて、最後の一文以外ああなりましたが。
 やっぱりストーリーを考えるのは楽しいです。

 >>356
 我流痴帯の、あんなSSを書きたいと常々思ってるんですが、どうも自分には無理のようです。
 

 次は多分、園芸店の続きか、以前に言っていた短編か、どちらかを投下すると思います。
 気分次第で、とにかくひたすら甘甘なのが書きたいと思ったら西嶋さんの話に浮気するかも。
 ではまた。
391名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 10:58:44.02 ID:VgWWo+QR
超gj
392名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 13:38:32.41 ID:+lAKJPIi
プロの犯行?
393名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 18:26:17.72 ID:BJfInf0t
>>392
H氏はプロじゃないけど
挿絵の早乙女先生はプロ(商業作家もしてる)
394名無しさん@ピンキー:2011/07/25(月) 13:00:09.84 ID:xNSZvzRK
395名無しさん@ピンキー:2011/07/25(月) 14:13:16.01 ID:1uabPfBi
ほう
396名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 23:33:06.11 ID:Ir5G7qjX
理想のうんこってどんなうんこ?
397名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 19:02:41.00 ID:fuSYNhzH
遠野渚先生がー
398名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 06:59:18.82 ID:dY4z0188
うわわ
399名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 20:25:29.59 ID:pNnY0xwq
772 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2011/07/30(土) 06:37:37.10 ID:vt3M1PB0
今夜のまどかはなんかそわそわしてるなって思ってたら、
突然自転車を降りて、周囲に誰も居ないのを確認して、
制服のスカートを脱いでしゃがんだのだ。
私は、しばらく何が起こったのかわからなかったけど、すぐに
三脚を下向きにし、カメラのズームをいっぱいにしたわ。
ファインダを覗くと、まどかは苦痛と恥辱の表情を浮かべて、
排泄していたわ。よっぽど辛かったのね。
そのうち表情が安堵感と爽快感で満たされると、まどかは立ち上がり、
ま○こを拭いて雫をとった後、スカートを上げ、何事もなかったように
自転車に乗って立ち去った。
すぐに家を飛び出した私が現場で見た物、それはまだ生暖かい
大量の糞。ガッチリまどかの肛門から出たばかりの糞。臭い。
近くの草を見ると、朝露とは違う液体でぬれていた。
まどかのま○こから排泄されて間もない小便だ。
そっと口に含んでみる。しょっぱい。
思い切って糞も舐めてみる。生温かくて臭い糞。
今、私のうちの冷凍庫には、まどかの糞と小便がパックに入って
保存されている。
だれかほしい人はいるかしら?分けてあげないけど。
これからビデオの使い道をじっくり検討する予定よ。ふふふ。。


400名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 20:26:05.80 ID:pNnY0xwq
775 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2011/07/31(日) 04:38:22.93 ID:4BJm1mzy
先日、二回目になるのだけれど、まどかと川原の土手でひさしぶりにプレイしたわ。
高架の下で道路からは見えないとこなので、
2人で真っ裸になりま○こを舐めあってから私が持って来た、
いちぢく浣腸をお互いに入れあったの。
しばらく我慢していたら2人ともお腹がぐるぐると言い出して69になり
お互いに肛門を舐めあっていたんだけれど、
私もまどかも我慢の限界が近づいているみたいで、
肛門がひくひくして来たのよ。まどかが私のま○こを舐めながら 
ああ^〜もうウンチが出るう〜〜と言うまもなく、私の顔にどば〜っと糞が流れこんできた、
それと同時に私もまどかの口と顔に糞を思い切りひりだしてあげたわ。
もう顔中に糞まみれ。お互いに糞を塗りあいながら
体中にぬってから私がまどかのお尻にもう一発浣腸してから
糞まみれのバイブを押し込みながら糞を手ですくいとり、口の中に押し込むと舐めているのよ。
お互いに小便をかけあったり糞を何回もぬりあい楽しんだわ。
3人や4人で糞まみれでやりたいわ。まどかも糞遊びが好きみたい。

401名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 23:15:49.00 ID:xzUdLhYx
マドマギUZEEE
402名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 21:33:01.92 ID:GTxUP4XH
403名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 22:19:57.74 ID:SRB51QCY
ガッツで快☆便
なぜかこのフレーズが頭を離れない
404名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 00:14:07.21 ID:22MprV13
幼馴染みとの関係〜舞華〜の最終話投下します。
前回言い忘れていたのですが、これの後にエピローグがあるので
実質今回の話が最後ではありません。
紛らわしい発言してすいませんでした。
405幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:17:10.85 ID:22MprV13
 駆け足のように幾多の季節が過ぎ去り、桜の花々が舞う季節が訪れた今日。
 僕、高見孝太は、自分の住む街にある教会の中にいた。
 教会といってもそこは、結婚式のためだけに使われる施設、いわゆる結婚式教会だ。
 この施設は結婚式カタログやテレビでも頻繁に紹介されていて、ブライダルフェアの時などは主に
二十代から三十代の女性がこぞって参加するらしい。

 そのウェディングチャペルの中にある控え室で、僕は着慣れない純白のタキシードに身を包み、待ちに待った時を前にして緊張していた。
 シャンデリア風にデザインされた照明を浴びて白さが一層際立つタキシードのネクタイを今一度締め直し、シャツの上に着た
ベストのボタンが掛け違えてないかをドレッサーの鏡で確認する。

 うーん……やっぱりというか何というか……落ち着かない。
 今日は僕も主役の一人だというのは分かっているのに、自分がここにいること自体、凄く場違いな気がしてたまらない。
 これから式を挙げるっていうのに、今一つ実感が湧かないのは、僕がまだ十八という年齢だからだろうか?

 まだ高校三年生という身分だというのに、僕は大切な人の夫となり、そして父親となる。
 これだけの重責を担っていながらもナーバスにならない自分の暢気さに苦笑しながら、僕は式場のスタッフが
淹れてくれたカモミールティーを一口飲む。

 口の中に広がる少しばかりの苦味と、ほのかに香る林檎のような匂いが自然と緊張していた心をほぐしてくれる。
 ……よし、段々リラックスしてきた。
 今日は親戚も出席して来てくれる訳だし、あんまり不恰好なところは見せられないぞ。
 しっかりと気を引き締めよう。

 コンッ、コンッ

 ソーサーの上にカップを置いたところで、やにわに控え室の扉から乾いた音が響き渡る。
「はい」
「失礼します」
 僕が短い返事をしてノックに応じると、扉を開けて入ってきたのは式場の女性スタッフだった。
「新婦様の着付けが終わりました。こちらにお呼びしましょうか?」
「はい、お願いします」
 どうやら僕と同じ今日の主役、舞華のほうも準備が終わったらしい。

 僕の返事を聞いたスタッフが笑顔のまま会釈して退室して扉が閉められる。
 さて、一体どんな風にドレスアップされてるんだろう?
 凄く楽しみだった。

 それから三十秒と掛からぬ間に、再び控え室の扉が遠慮がちに叩かれる。
 もう一度短い返事で応じると、ゆっくり……ゆっくり扉が押し開かれる。
「孝ちゃん……」
 開かれた扉の前に立っていたのは、純白という名が本当に相応しいウエディングドレスを身に纏った舞華だった。
 オーガンジーという生地を用いて作られたロングのブーケを被り、シルクを惜しげもなく使ったオフショルダーのドレスは、
浮き出た鎖骨や華奢な肩、豊かに実った乳房の上部を晒す大胆なデザインになっている。

 ドレス全体のシルエットは、かつての西洋貴族が着ていた召し物のようにスカートの裾が大きく広がった、
いわゆるプリンセスラインというものであり、豪華さと可憐さを絶妙なまでに併せている。
 花嫁というよりは、御伽噺に出てくるようなお姫様のようなドレスだけど、それが童顔の舞華には良く似合っていた。

 その他、アネモネで作られたチョーカーや二の腕くらいの長さまである純白のグローブ、頭頂に乗せられたミニティアラなど。
 全てが舞華の魅力を全面的に押し出していた。
 肩や胸部に刻まれていたトライバルタトゥーは、おしろいで誤魔化しているためか、パッと見では気付かれないようになっている。
 流石にあのタトゥーは衆目に晒すわけにはいかないもんなぁ……仕方ないか。
406幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:18:34.13 ID:22MprV13
「ど、どうかな……孝ちゃん? 変じゃない?」
 ファンデーションが厚めに塗られた顔に不安げな色を滲ませて、舞華は僕に聞いてきた。
 逆に思う。
 ここまで完璧に彩られた花嫁に、一体どういうケチを付ければいいんだろうか?
 どうやって変と思えばいいんだろうか?

「綺麗だよ。舞華」
「ほ、本当? えへへ……よかったぁ」
 先刻の問いかけに僕が答えると、舞華はようやく顔を綻ばせる。
 頬をパールピンクのチークで彩っているせいか、その顔が朱を差しているのかどうか判別が付かない。
 でも、その表情が幸福に満ちているのだけは、ハッキリと分かった。

 僕にとって本当に大切な人。
 幼い時からずっと傍にいてくれた人。
 その人が今日、名実共に僕の妻となる。

「ねぇねぇ赤ちゃん、ママね、パパに褒められたよ。綺麗だって」
 ドレスの生地を押し上げて大きく膨らんだお腹を摩りながら、舞華はもうすぐ産まれてくる我が子に語りかけた。
 その中に宿る新しい命。
 僕と舞華の愛の結晶。
 その子は僕達の関係を変え、そして更なる強い絆を結んでくれた。

 そう――僕たち幼馴染みとの関係は今日を以って、違う形へと変わる。
 夫婦という新しい形へ……。



            ×            ×



 時を遡る事八ヶ月前……昨年の六月。
 つまり、舞華の妊娠が発覚した直ぐ後の事。
 我が家の居間にて、高見家と神崎家による合同家族会議が緊急で行われた。

 座卓に座っているのは父さんと母さん、その間に僕が座り、向かいには海外での仕事を切り上げて一時的に帰国した
オジサンとオバサン……つまり舞華のご両親が座っている。
 その間に、やはり舞華が僕と対座する形で座っていた。
 普段なら僕と両親で団欒を彩る居間は現在、緊迫した雰囲気で充溢していた。

「孝太君……まず説明をしてもらおうか?」
 激昂することもなく、静かな声を響かせてオジサンが僕に質す。
 語調は静かだけど、別段それは努めて冷静にしているふうでもなく、いつもと変わらない。
 僕が子供の頃から聞き慣れたオジサンの声だった。
407幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:20:36.18 ID:22MprV13
「は、はい……」
 緊張のあまり、凄まじく上ずった声で僕は返事をする。
 うぅ……何とも情けない。
 それでも僕はめげずに、三日前、舞華から妊娠の報告を聞いたことを説明する。
 全てを聞き終えてから、オジサンは神妙な面差しで頷き、次いでいつ頃から舞華と付き合い始めたのかを聞いてきた。

 僕は嘘偽りなく、舞華と付き合い始めたのは中学一年の頃からと答える。
 それを聞くと、オジサンはまた首を小さく縦に振った。
「そうか……」
 短く呟いてから、オジサンはもう一度僕を見据える。

「で、孝太君はどうするつもりだい?」
「責任は取ります。ですから……」
「孝太」
 それまで押し黙っていた父さんが、僕の言葉を遮って会話に割り入ってきた。
 普段は滅多に怒ることのない飄々とした父さんからは、想像もできない厳しい声音。
 それを聞いて、僕は顔を強張らせる。

「お前、責任を取るって言ったが……子供一人を喰わせていくのがどれだけ大変か知ってるのか?」
「そ、それは……」
「別に父さんはお前が舞華ちゃんと付き合おうが何しようが文句は言わない。だがな、生半可な覚悟で物事を決めて、
それで舞華ちゃんや子供を苦しめる事になるのも承知の上でお前は責任を取れるのか? これはお前一人の問題じゃないんだぞ」
「――ッ!!」

 言い返す言葉が見つからなかった。
 そうだ……これは僕だけの問題じゃない。
 舞華と、そして子供のことも視野に入れて考えなければいけない事態だったんだ。
 今更ながら、僕は自分の浅はかさと愚かさに気が付く。
 かといって、中絶なんて絶対させたくない。
 僕との子供を身ごもった時に見せた舞華の幸せそうな表情。
 あの顔を見た後で彼女に堕ろそうなんて言える筈もなかった。

 そんな事をすれば舞華に一生癒えない傷を背負わせることになってしまうし、僕自身も人殺しとしての
十字架を生涯背負わなければならない。
 それがどれだけ苦しいことか、普通の人なら考えなくても理解できる。
 でも……子供を産むという選択をしても、結局舞華に辛い思いをさせなければならない。
 以上のことを踏まえても、僕は本当に責任を取れる資格があるのだろうか?

 俯いて自問した刹那、僕は自分に注がれる視線に気が付いて顔を上げる。
 そこには、僕をじっと見据える舞華の姿があった。
 今までの舞華からは想像もできないほど意志の強さを孕んだ瞳。
 彼女はお腹に手を当てながら、静かに、頷いた。

“大丈夫だよ……孝ちゃん”
“私は、絶対にこの子を産む……だから、孝ちゃんは何も心配しないで”

 そう物語る瞳は、僕の姿を捉えて離さない。
 ……僕はバカだ。
 何一人で背負い込んでいるんだ。
 責任を取るなんて大それた事を言ったけれど、結局僕は舞華がいなくちゃ何も出来ないんじゃないか。
 僕とともに今日までの道程を歩いてくれた大切な人が、こんな状況になってもまだ隣を歩いてくれる決意を
固めてくれているのに……本当にバカだ。
408幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:22:34.86 ID:22MprV13
 自分の中で、答えは決まった。
 もう……迷わない。
 決意を再度固め、僕は舞華の両親を見据えた。
 現実を見れていない子供の戯言だと思われてもいい。
 馬鹿な男の夢想だと嘲笑われてもいい。
 それでも……僕は……。
「オジさん、オバさん!!」
 舞華を……。
「僕は舞華を愛しています。それは嘘偽りありません!!」
 世界でたった一人の幼馴染みを……。
「だから……だから……」
 大切な恋人を……。
「舞華と結婚させてください! そして……僕達の子供を産ませてください!!」

 ――幸せにしてあげたい。

 声の限りに叫んでから正座したまま、額が青畳に付くほど低く、低く頭を下げる。
 水を打ったように静まり返る居間で、一秒一秒時が刻まれる。
 沈黙が怖かった。
 返答が怖かった。
 自分でも身体が震えているのが分かる。
「……よく言ってくれたね。孝太君」
 期待と不安がない交ぜになった精神状態で待ち構えていた返答は、意外にも張り詰めたものが一切ない穏やかなものだった。

「いやぁ、実を言うと舞華から妊娠したという話を聞かされた時は最初、相手がどこの馬の骨とも分からぬ男だったら
殴り倒した後にモガディッシュ辺りに放り込んでやろうと思ったんだがね、相手が孝太君だと知って安心したもんだよ」
「……へ?」

 先刻とは打って変わって朗らかな声で言葉を紡ぎ出すオジさんは、
笑いながら母さんの淹れたコーヒーを啜る。
 何がなんだか分からなくなり、僕はただ間の抜けた声を発する事しか出来なかった。
 い、一体どういうことなの……?

「実はな、孝太君。私達と君のご両親は、既に君達が一緒になる事に賛成一致してて、反対するものは誰もいないんだ」
「……はい?」
「あなた、孝太君がついていけてないわよ。もっと懇切に説明してあげなさいな」
「おっと……いかん、いかん」
 咳払いを一つしてから、オジさんは襟元を正す。

「孝太君も知っての通り、私達夫婦は仕事柄、海外に出張することが多く、舞華が小さい頃からずっと寂しい思いをさせてしまっていた。
遊園地や動物園に連れて行ってあげることはおろか、運動会にも授業参観にも出てやれず、いつも泣いている舞華の姿しか
見ることが出来なかった……」
 声に後悔と自責の念を滲ませながら語られるオジさんの思い。
 それを聞いていると、僕は初めて舞華に出会った日を思い出していた。
 確かに……舞華は出会った頃、いつも家の中で泣いていた。
 僕と仲良くなるまで彼女はぬいぐるみで遊んだり、絵を描いたりするだけで一人を過ごしているのも記憶している。
 両親もおらず、ハウスキーパーが月に三回ほど出入りする程度の家。
 そんな中で暮らしていけば、どんな子供だって泣きたくもなる。
409幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:24:37.99 ID:22MprV13
「舞華は昔から気の小さな子で、なかなか友達も作れなくてね……私達も激務に追われながらずっとその事を
心配していた。そんな時、孝太君は舞華と友達になってくれたね。そして、彼女として舞華をずっと大切にしてくれた」
「舞華ってば、電話でいつも孝太君の事話してたのよ。孝ちゃん、孝ちゃんっていつも楽しそうだったわ」
「お、お母さん〜」

 微笑みながら紡がれるオバさんの言葉に、舞華は耳まで真っ赤にしながら抗議の視線を向ける。 
 そんな仕草が可愛らしくて、つい僕も笑みを零してしまう。
「だから、私はいずれこういう事にはなるだろうとは予測していたんだ……まぁ、時期は予想より早かったがね」
「いいじゃない、あなた。お陰でこんなに早く孫の顔が見れるのよ」
「ハハッ、確かにそうだな。……孝太君、不肖な娘だが舞華をどうかよろしくお願いします」

 オバさんの言葉を聞いて一笑してから、オジさんが僕に向かって頭を下げる。
 ……良かった。
 認めてもらえたんだ。
 僕と舞華が結婚するのを。
 これで……これで舞華を幸せにすることが出来る。
 こんなに嬉しいことはない。
 本当に……本当に良かった。
「ところで孝太、結婚するのは良いとして、学校はどうするんだ?」
 述懐している最中に、父さんの質しが聞こえてきて僕は現実に引き戻される。

「えぇっと……ひとまず退学届け出してから働きに……」
「おい、今のご時勢大卒ですら就職先が見つかりにくい状況なんだぞ。中卒じゃあ更に枠が減るだろう」
「……あっ」
 しまった……そこまでも考えてなかった。
 本当に僕って奴は、どうしてこうも思慮が浅いんだろう。
 酷い自己嫌悪に陥ってくる。

「そこでだ、孝太。お前はこのまま学生結婚して高校卒業したら大学に行け。そして子育てや家事も手伝いつつ安定した就職先を
見つけられるよう猛勉強しろ。それがお前の結婚を認める条件だ」
「そうね。今の時代、男の人も育児を手伝う時代だし学生結婚ならちょうど良いんじゃない? 孝太にも子育ての大変さを知るいい機会になると思うわよ」

 父さんに続くように、母さんが言った。
「で、でも……学費は」
「あぁ、それなら心配するな。お前が産まれた時から大学費用の金は積んでおいたから」
「父さん……」
「だからお前は気にせず、舞華ちゃんを全力で支えてやれ」
「ふふふ……孫の顔がこんなにも早く見れるなんて夢みたい。舞華ちゃん、赤ちゃんが産まれたら抱っこさせてね」
「はい、もちろんです!」
 母さんの微笑みに、舞華もまた、笑顔で返す。
 とりあえず険悪な嫁姑関係には頭を悩ませなくて済みそうだ。
410幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:25:28.81 ID:22MprV13
 あぁ……僕はなんて良い人たちに恵まれたんだろう。
 感謝してもしきれない。
「こ、孝ちゃん大丈夫!? どっか痛いの!?」

 ふと、舞華が僕の顔を覗き込んで狼狽する。
 無理もない。
 だって……いま僕は……嬉しさの余り滂沱の涙で頬を濡らしているんだから。

 ありがとう……父さん。
 ありがとう……母さん。
 ありがとう……オジさん。
 ありがとう……オバさん。

 そして……本当にありがとう……舞華。



            ×            ×



 教会に似せた建物で行われた結婚式は滞りなく終わり、僕達はようやく一つの通過儀礼を乗り越えた。
 式の費用は僕の両親とオジさんが工面してくれたという。
 恐らくあの人達は受け取るのを拒否するだろうけど、これから働き始めたら少しずつ返していこう。
 舞華と子供を養うことの他に、新たな目標が出来て、僕は一層気を引き締めた。
 これから残り少ない高校生活と受験勉強、それが終わったらキャンパスライフや就職。
 先々には障害という名の壁ばかりが聳えているけれど、大切な人のためと思えば苦にもならない。

 結婚式のときに着ていたタキシードを脱がぬまま、僕はステンドグラスが月光を射す式場に来ていた。
 最前列の長椅子に座り、指輪交換のとき舞華に嵌めてもらった左手のプラチナリングをじっと見つめる。
「……」
 これからの事に期待を抱いてはいるけれど、不安もある。
 果たして僕は夫として、父として、責務を全うできるんだろうか?
 もし、舞華に愛想を尽かされたら……?
 もし、子供をちゃんと一人前に育てることが出来なかったら……?

 そんなネガティブな感情ばかりが頭の中で膨れ上がる。
 僕は……本当に……
「孝ちゃん?」
 ふいに、聞き慣れた声が背後から聞こえて振り返る。
 そこにいたのは、結婚式で披露したウェディングドレスのままでいる幼馴染みだった。
「舞華……」
 薄暗い室内で月光に照らされた花嫁姿の舞華は、ブーケを靡かせながら僕の傍まで歩み寄ってくる。
「隣……いいかなぁ?」
「え? あ、あぁ……うん」

 少し慌てながらも、僕は舞華の言葉に首肯した。
 それを見て少し不思議な視線を僕に向ける舞華だけど、やがてゆっくりとした動作で長椅子に腰を下ろす。
「……結婚式、終わったね」
「うん……」
「私達、これから夫婦になるんだよね?」
「うん……でも、実を言うとあんまり実感が湧かないんだ」
「私も。孝ちゃんとずっと一緒にいたからなのかな? 今日から夫婦になりますって言われてもピンと来ないんだよね」

 ロンググローブに包まれた手で口元を隠しながら、舞華はくすくすと笑う。
 その後、僕の手を掴んで臨月に入ったお腹へと導いた。
 トクンッ……トクンッ……と脈打つのがハッキリ分かる新しい命。
 僕達の子供は、舞華のお腹の中で逞しく育っている。
 もうすぐだよ……もうすぐ会えるから。
 言葉にはしないまま、我が子にそう語りかけた。
411幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:27:20.85 ID:22MprV13
「女の子かぁ……男の子期待してたから、ちょっと残念だったなぁ」
「こればっかりは仕方ないよ、舞華」
「でもぉ……孝ちゃんに似た男の子だったら、絶対かっこよかったかもしんないよ」
「それは……どうか分からないけど……でもいいじゃないか。来月には無事産まれてくるんだから」
「そうだね。えへへ……あっ、今蹴ったよ」
 ビクッと跳ねる大きなお腹。
 それを見咎めた僕達は、改めて幸福を噛み締める。

「ねぇ……舞華」
「なぁに?」
「その……後悔とかはない?」
「……? どうしてそう思うの?」
「学校も辞めなきゃいけなくなっちゃったし、色々なこと犠牲にしなきゃいけなかったからさ」
「んー……友達と遊べなくなっちゃった事とか、孝ちゃんと学校に行けなくなっちゃったのはちょっと残念だけど、
後悔なんてこれっぽっちもしてないよ。だって……」

 言いさしてから、舞華は僕に真っ直ぐな瞳を向ける。
 一点の曇りもない、純真な瞳。
 綺麗だと、僕は思った。
「私の身体と心と人生と過去と未来は、ぜーんぶ孝ちゃんのものだもん。孝ちゃんの望む未来へ一緒に行けるなら、
私はどんなことだって平気だよ」
「舞華……」
 その瞳を向けて胸中の想いを告げる舞華が、とても愛おしくなって僕は彼女の肩を抱いて引き寄せた。
 本当に……僕にはもったいないくらいの出来た奥さんだ。

「舞華、始めようか。僕達の、僕達だけにしか出来ないもう一つの結婚式を」
「もう一つの結婚式?」
 きょとんとしたまま鸚鵡返しに反芻する舞華に、僕はそっと耳打ちをする。
 途端に、舞華の頬が見る見る内に紅潮していった。
 厚めに塗られたファンデーションもピンク色のチークも既に落ちているので、その顔が羞恥に彩られているのが分かる
 それが僕にバレないようにするためか、俯いて月光を遮り、垂れ下がった黒髪で表情を隠してしまう。

「え、えっと……あの……その……孝ちゃんが望んでるなら……いいよ」
「OK。じゃあ早速始めよう」
「はい……あなた」

 顔を上げ、潤んだ双眸で僕を見据える彼女の顔は、完全に欲情した雌のそれだった。
 妻となって、母となっても、舞華のこの娼婦のような顔は変わることのない淫猥さを秘めている。
 それを見て僕は、自分の昂ぶった性欲を抑えることが出来なくなり、足元に置いていたスポーツバッグのファスナーを開けた。



            ×            ×



「んごっ……おぉぉぉ……」
 静まり返った夜の教会で、苦悶の声が響き渡った。
 それを聞くたび、タキシードのスラックスを押し上げて屹立する僕のペニスが脈動する。
「舞華……」
 眼前で悶える愛しい女の子の名を呼ぶ。
 舞華は今、オフショルダーのウエディングドレスを半脱ぎにした状態で乳房を剥き出し、祭壇に両手を付いたまま尻を突き出していた。
412幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:29:46.75 ID:22MprV13
 スカートは捲り上げているため、剥き身のゆで卵のように白い双臀が露になっている。
 そこから見える剛毛がびっしり生えた薄墨色のアヌスとイカ墨色に変色した肉厚の大陰唇。
 そこから覗く小陰唇とクリトリスに嵌められたリングピアス。
 いずれも、僕の性欲を昂ぶらせるのに一役買っている。
 加えて、幼児のペニスほどある巨大な淫核と豚の内臓のようにドドメ色になったラビアには、
僕の手によって錘という新たな装飾を施されたばかりだ。

 200gの錘を装着したせいか、クリトリスと小陰唇は重力に従って下方に垂れ下がり、淫猥さとグロさの両方を演出している。
 舞華が苦しみの声を上げているのは、この錘が原因だ。
「痛くない?」

 彼女の不安を取り除くべく、努めて優しい声で聞く僕。
 すると、僕のほうを振り向きながら舞華はこくん、と頷いた。
 こちらを向いた舞華の顔――正しくは低い鼻にフックが装着されていて鼻腔が丸見えの、いわゆるブタ鼻になっていた。
 たったそれだけの装飾なのに、舞華の童顔は醜く歪められている。
 それが愛おしくて……卑猥で……たまらなかった。

「じゃあ舞華、これ……入れるよ」
 そういって僕は、スポーツバッグの中から取り出したガラス製の浣腸器を舞華に見せる。
 1000ccの薬液が入る巨大なそれは、自然排便派の舞華には滅多に使うことは無いんだけど、
今日は特別なプレイをするため、急遽用意したものなんだ。
 浣腸器を一度近くの長椅子に置き、僕はスポーツバッグの中からある物を取り出す。
 それは、夏になると麦茶を入れるために使うアクリル製の冷水筒だ。
 その中に入っているのは……舞華がこれまで僕の前でひり出した排泄物を液状に融解したもの。
 以前から舞華の排泄物を何かに使いたいと思っていた僕は、ひそかに糞便をジップロックで封をして冷凍庫に保存していた。
 それを今日という日のために、解凍して冷水筒の中に1リットル分入れておいたんだ。

 ピッチャーの蓋を捻ってから、浣腸器と一緒に出しておいたステンレスボウルに液状化した糞便を注ぎ、中身の全てを移し終えると
浣腸器の嘴を液に付け、プランジャーを引っ張る。
 すると、浣腸器が見る見るうちに茶褐色の液を吸い上げていき、あっという間にシリンダーは1リットル分の排泄物でいっぱいになった。
 これで準備は完了。
 後は……注入するだけだ。
「舞華……行くよ」
「う゛っ……う゛んっ……ぶぶっ……」
 そっと舞華に耳打ちすると、豚のような鳴き声を発しながら首を縦に振る。
 それを確認して、僕は薄墨色に彩られた肉輪の芯に嘴管をあてがうと躊躇なく挿入した。
 にゅちっ……潤滑油の役割を果たした腸汁でふやけた肛壷は、ガラス製の先端を容易に呑み込んで根元まで埋没してしまう。
 幾度となく繰り返してきた肛姦により、
「んぼぶごぶおぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!」
「動かないで! 絶対動いちゃダメだよ!!」

 ガラスのひんやりした感覚に驚いて反射的に身を捩ろうとする舞華を叱責する。
 流石に動いた反動で嘴管が割れたら大変なことになってしまう。
 だから敢えて僕は厳しい声で叫んだ。
「ごごっ……おごぉぉぉぉ……」
 その甲斐あってか、舞華はくぐもった声を漏らしながらも僕の言葉に従い、身体を動かすのを辞めてくれた。
 総身が痙攣しているのを見るに、相当に辛いんだろうなぁ。
 できるだけ早く終わらしてあげたいけれど、ここは慎重にならないと……。
 僕はプランジャーを掌底部分でグッと押し込み、液便を舞華の腸内へと注入していく。
413幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:30:27.68 ID:22MprV13
「ぐごごぉ……ぎゅぐ……ぶぶぐぶぎゅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉっっっっっ!!!」

 融解した茶褐色の便が200cc分一気に侵入していくだけで、舞華は凄まじい悲鳴を上げた。
 イチジク浣腸なら経験あるって言ってたけど、やっぱりこの量はキツイかな……?
 鼓膜を震わせる声を聞いて、僕は一瞬プランジャーを動かすのを躊躇してしまう。

「ごっ……孝ぢゃん……っ」
 動きを止めた僕を肩越しに見据え、舞華は脂汗まみれの豚顔で笑みを作る。
 眉を顰めているのを見るに、かなり無理しているのが窺える笑顔。
 それでも舞華は笑顔を崩さない。
「わ゛っ……私……全然耐えられるがらっ……孝ぢゃんは……遠慮なくやって……」
「舞華……」
「わたじは……孝ぢゃんの……お嫁さんだもん……ごれぐらい……へっじゃら……だよ」

 いじらしく、そして健気な言葉に僕は心を動かされた。
 この娘はどうしてこんなにも良い子なんだろう?
 どうしてこんなにも僕を信頼してくれてるんだろう?
 身勝手で……我侭で……重責を背負わせてしまったどうしようもない僕を……。

 神様……。
 人が愛し合う事に、形は関係ない。
 それは間違いないですよね?
 なら僕は……自分のやり方で。
 今まで築いてきた方法で。
 僕を愛してくれるこの娘を生涯愛します!!

 もう迷うことはない。
 僕は止めていた手を――プランジャーに密着させていた掌底を動かし、汚汁を舞華の腸内へと移していく。
 舞華、神様に見せてあげよう。
 僕たちの永遠の愛の誓いを。
「ごぉぉぉぉぉひぃぃぃぃいぃいぃぃぃいぃぃぃぃいっっっっっ!!!」

 自分のお腹を満たしていく排泄物に悶絶する舞華。
双眸の毛細血管が浮かび上がっていて、炎症を起こして真っ赤になった歯茎を剥き出しながら歯を食い縛る表情は鬼女もかくやといった様相。
 まさに鬼気迫るといった言葉が当て嵌まる顔だった。
 数秒後、1000cc全ての便が入り、空となった浣腸器を僕は長椅子に置く。
「ぶんぐぅぅぅっ……ぶおぅぅぅぅぅぅうぅきぃぃぃぃ……」

 悶える舞華の傍に立ち、そっとお腹を撫でた。
 凄い……さっきよりも二回りほど膨張してる。
 大きさは臨月を迎えた妊婦の比じゃない。
 僕が背中から手を回しても繋ぐことができないほど膨らんだお腹は、さっきよりも大きく脈動していた。

 この中に僕達の子供と糞便が隣り合わせで潜んでる……。
 そう思うだけで僕はもう昂ぶりを抑えられなかった。
 次第に荒くなっていく呼吸をどうにか沈めようとするものの、興奮がそれを遮る。
 切羽詰った状態で、僕はスラックスのファスナーを下ろし、限界まで屹立した包皮被りのペニスを取り出す。

「はぁ……はぁ……」
 荒い息遣いを繰り返すとともに、亀頭を覆う皮を捲ってピンク色の先端を露出させた。
 幾度となく舞華の膣や菊芯に挿入して突き込んで来た肉棒。
 僕の中にある雄の欲望を具現化して猛るそれは、既に舞華のアヌスへ狙いを定めている。
414幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:31:56.89 ID:22MprV13
「んぐぃぃっ……ぐぅ……ふぅぅぅぅぅ……ぶぅぅぅぅぅ……孝ぢゃん……しでぇ……舞華のゲツゥゥゥ……
ケツマンコにハメでぇぇぇぇ……ウンコ汁いっぱいのケツ穴にチンポォォォォォ……直腸をカリ首ですりむけるまで擦りまくっでぇぇぇぇぇ!!」

 毛が見えるほど上を向いた鼻から汁を垂れ流し、涙を零れさせながら舞華は哀願する。
 舞華……とっても可愛いよ。
 本当に舞華が奥さんになってくれて嬉しい。
 だから……たくさんお礼……してあげるね。
 僕はそっと肉幹に右手を添えて魚口に尿道を密着させると、舞華の肩に左手を置く。
 ぎゅちゅ……少しばかり腰を突き出すと、肉が引き伸ばされるような音が聞こえる。
 舞華の薔薇蕾が僅かに侵入した亀頭によって開かれたせいだ。
 それをしっかりと目で確認してから、僕は一気に熱を帯びた肉芯を埋め込む。
「お゛っ!? おごぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!」
 イカを掴んだときに感じる、あのにゅるっとした感覚がペニスに触れると同時に、狭隘な直腸と強靭な括約筋がペニスを絞り潰すかのように締め上げてきた。

「あっ……ぐぅぅぅぅぅっっっっ!?」
 いつもより締め付けが恐ろしいほど強くなっている腸内に、僕も悲鳴を上げる。
 凄い……一体何なんだろうこれ?
 まるで窮屈なゴム管が肉棒に貼り付いてる感じがする。
 こんな感触は、初めて舞華のアナルを貫いた時以来だ。

「ほぐぅっ! ほごぉぉぉぉぉ!! ぶいっ、ぶぃっ、ぶぎぃ……ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!」
 アヌスへ挿入すると同時にうな垂れていた頭をグンッと上に反らし、舞華は血走った目を全開にしたまま祭壇の奥に飾られた十字架を睨む。
 ペニスが根元まで挿入されると同時にブタのような悲鳴を発して、ガクガクと総身を痙攣させている彼女の姿は、醜悪でありながら美しい。
 僕はそれを見ながらペニスを絞る腸内を抉るため、抽送を開始した。
 もちろん、これほどキツイと流石に痛いから、僕は腸壁がペニスを許してくれるまではゆっくり動く。
 緩慢に……緩慢に……腰を引いて、ペニスを引き抜いていくと、根元まで埋没していた牡肉が徐々に姿を現していくと、茎部分が糞便と同じ茶褐色に染まっていた。
 さっき入れた液状の排泄物が付着したみたいだね。
 僕はその光景に一層興奮を覚えると、再び舞華の直腸にペニスを押し進めた。
「ぐぅぅおぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉおっっっっ!!!!!!」

 女芯を貫いた時に聞こえる淫声とは違う絶叫……いや、これは咆哮っていうべきかな?
 そんなケダモノじみた『吼え』が灯りの消えたチャペルに木霊する。
 同時に、アヌスの締め付けが一層力を増した。
 ぐぅ……!? 何て強いんだ……。
 海綿体が本当に潰されそう……!!
 でも、僕はこんなところで諦める気はなかった。。

 何故か……?
 それは、僕が舞華を愛してるからだ。
 陳腐で単純な感情だと嗤われるかもしれない。
 それでもいい。
 頭や考え、言語で伝え、心で想う愛のほうが遥かに優れている。
 でも、性器を通じてどれだけ愛しているかをぶつけることだって人には出来るはずだ。
 男と女としてではなく、雄雌となって愛の形を表現することだって人には必要なはずだ。

 僕はその想いを込めて緩やかに腰を前後運動させる。
 キュウキュウというより、ギチギチという言葉で形容する括約筋の締め付けはますます強くなっていく。
 でも、それに相反して中の腸壁は次第に締まりが弱々しくなり、柔らかな内臓と蠕動運動で僕のペニスを受け入れてくれていった。
 どうやら舞華のアヌスは侵入者が僕だと気付くと丁重にもてなしてくれたみたいだね。
 その歓迎を受け取って、僕は円を描くように腰を回す。
 カリ首で腸壁を引っかきながら内臓を掻き回すと同時に液便を牡肉で攪拌させる。
415幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:33:27.60 ID:22MprV13
 ぐちゅ……ぐちゅ……ぐちゅ……水で溶いた小麦粉を練りこんでいくような音が周囲に反響して、舞華の排泄器官が蹂躙されていった。
「ぼぉぉぉぅぅうぅっぅぅうっ! 孝ぢゃんにクソ穴マンコレイプざれじゃっでるぅぅぅぅぅぅぅうぅうっっっ!! ダメだよ孝ぢゃんっ!! 
舞華のウンコ穴ごんぶどチンポで掻き回じだら、ケツ穴広がりまくってウンコ駄々漏れになっぢゃうよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!」
「なってもいいよ……その時は僕が塞いであげる」

 舞華の叫びにそう優しく応える。
 それとは真逆にペニスのストロークは先刻より長く、抽送は激しくなっていた。
 掻き回す度に肛門の肉環から果汁の如く噴き出す汁便。
 それが僕のタキシードや舞華のドレスに付着して、輝かしい純白が汚物色に染まっていく。

 ははっ……こうしてみると、僕達はやっぱり純白よりもこの茶褐色と黄土色がない交ぜになった彩りこそが似合ってるなぁ。
 この色があってこその、僕達の関係なんだから。
 僕は少しばかり苦笑した後、舞華の尻たぶを掴んで前後運動を速めた。
 舞華に快楽を与えたい一身で。
「ごごぉぉぉぉっっっ! ぶびぃぃぃぃぃっっ!! ぶぎぃぃぃぃぃっっっっ!!! だ、だべぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!! 
ケヅ穴中毒で頭おがじぐなるぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅっっっっ!!!! 孝ぢゃん、私幸ぜだよぉぉぉぉぉっっ!! こんなに孝ぢゃんに激しいケツハメで愛してもらえるのぉ……
ほんどうにうれじいのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!」

 耳をつんざくほどの声量で吼えながら舞華自身も腰を振りたくり、その動きが僕のピストンとシンクロしてリズミカルな動きを生み出した。
 ピアスと錘を嵌められた105センチの乳房が激しく揺れ動き、内臓の如く変色したラビアも出鱈目に揺れる。
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!」
 その動きが僕に言いようのない快楽を与えてくれて、凄まじい刺激が僕の中枢神経から脳髄を麻痺させる。
 もう……限界だった。
 僕は歯を食い縛り、最後の力を振り絞って腰を限界の速度で動かす。

 やがて……目の前で火花が散ると、自らの意志に反して尿道から雄の欲望が塊となって迸る。
 ペニスが舞華の肛内で幾度となく脈打ち、大腸を白く染め上げんばかりに精液を際限なく吐き出し続ける。
「んぼぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!」
 舞華もまた、猛獣が猛るかのごとく吼え狂うと絶頂を迎えたのか、身体をエビのように反らして天井を仰ぎ、鼻汁と唾液を噴き出しながらオルガスムスを迎えた。

「うぅぅぅぅぅっっっ!! うぐぁっ!!」
 絶え間なく行われた射精がようやく終焉を迎えると、僕はまだ硬さを保ったままのペニスを緩慢な動作で引き抜いていき――亀頭までが出されると、ずるりっという音が聞こえた。
416幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:34:36.31 ID:22MprV13
 糞便色に染まったペニスを吐き出した後の肛門は、僕の陰茎の太さそのままに大口を開いて戻る事はなく、ひくひくと蠢いている。
 それはまるで、獲物を喰らう時に開口するブラックバスの口みたいだ。
 これじゃあ当分括約筋は機能しないか……。
「んぶるぅぅぅぅうぅぅぅっっっっっ!!!! 出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る!!!!! ウンコ吹きだずぅぅぅぅ
ぅぅぅぅうぅぅぅっぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」


――ぼびゅぅぅぅうぅうううううううぅぅぅううぅうぅぅぅぅぅうぅぅぅぅっっっっっ!!!
ぶびっ、ぶぼぼぼぼぼぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉっっっっっっっっ!!!!!
ぶびっ、ぶびっ!!
ぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅびゅびゅ分ちゅぶちゅぶちゅびびゅちゅびゅびゅゥゥぅぅぅうぅぅぅぅうぅぅぅぅぅうぅぅぅぅっっっっっっ!!!!!
ぶぶっ、ぶびゅっ!!ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅっ!!!
ぶぶっ、びちびちびちっっっ!!!
ぼぶぅっ!!ぶしゅーーーーーーーーーっっっっ!!!!
 ばぼぼぼぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅっっっっっっっっ!!!!!!!!


 舞華が絶叫すると同時に、開ききって内臓が丸見えの肉門から盛大な音を立てて糞便の濁流が迸る。
 それは文字通り凄まじいものだった。
 舞華のお腹の中に注入された振るい糞便と新しい糞便が混じりあい、嗅覚すら破壊しかねない腐敗臭が鼻を衝く。
 さらに未消化のとうもろこしの粒やブロッコリー、一口サイズにカットされたジャガイモやニンジンまでも排泄されて赤い絨毯を敷いたバージンロードを茶色に彩る。
 なんて素敵な演出なんだろう。
 鉄砲水の如く噴き出し続けるその排便は、月明かりに照らされて輝いており、見ているだけで僕を穏やかな気持ちにさせる。
417幼馴染みとの関係〜舞華〜らすと!:2011/08/12(金) 00:35:59.90 ID:22MprV13
「おぼぅぅぅぅぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉおっぉっっっっっ!!!!! う、ウンコドバドバ出まくっで
止まんないのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!! 赤ちゃん聞いて! これがママのウンコ出す時の
音なのぉぉぉぉぉぉっっ!! ママね、ウンコしてるといっぱい気持ちよくなっちゃうんだよ!! それをパパが
教えてくれたんだよ!! だから赤ちゃんも、大好きな人の前でウンコブリブリ出して気持ちよくなってもらえるように、
いーっぱいウンコの音きかせてあげたいのぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!」

 裏返った瞳で天井を見据え、笑顔で我が子に叫びながら腸が空っぽになるまで止まることのない排泄を続ける舞華。
 バージンロードが汚物色に染まっていくのと舞華の痴態を見咎めながら、僕はゆっくりと長椅子に腰を下ろした。



            ×            ×



 舞華の排泄が終わりを迎えた後、僕達は寄り添うようにして長椅子に座った。
 着ている服は大分汚しちゃったけど、それほど悲惨な状態じゃない。
「あのね……孝ちゃん……」
「何?」
 僕の肩に頭を乗せた舞華は、はにかむ表情を十字架に向けて言葉を紡ぐ。
 さっきまでの欲情した娼婦のような顔は陰を潜め、僕がずっと見てきた幼馴染みの顔がそこにはあった。
「私ね……赤ちゃんの名前、もう決めてあるんだぁ」
「そうなの?」
「うん。色々考えてね、こういう名前にしたの」
 そういって舞華は顔を上げると、僕の耳元に口を寄せた。
「――」
 名前を聞いた瞬間、僕は思わず頬を緩めてしまう。
 何ていうか……舞華らしくていいなぁ。

「凄く……良い名前だね」
「本当!?」
「うん。きっとこの子も喜んでくれるさ」
 そっと、もう一度命を宿したお腹に掌を当てる。
 この子と舞華……今の僕には守るべきものが二つも出来た。
 ちょっとばかり大袈裟な表現かもしれないけど、僕にとってそれは何よりも大きな覚悟だ。
 はっきり言えば自信なんて皆無に等しい。
 でも、僕の隣にはこんなにも心強いパートナーがいる。
 だから……やってやるさ。
 この二人を幸せにするためならどんな苦難にも音を上げるつもりはない。

「孝ちゃん……」
 胸中で決意を固めた僕を舞華が澄んだ瞳で見据えて……顔を近付けてくる。
 僕はその呼びかけに応える代わりに顔を寄せて……唇を重ねた。




END



418名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 00:38:13.01 ID:22MprV13
以上です。有り難うございました。
あとはエピローグを残すのみですので、
最後まで読んで頂ければ幸いです
それでは
419名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 14:22:59.24 ID:22MprV13
舞華シリーズのエピローグ、完成したのでぶっ続けになりますが投下します。
やっと完結しました……
420幼馴染みとの関係〜舞華〜えぴろーぐ!:2011/08/12(金) 14:24:16.23 ID:22MprV13
 ――PM19:30。
 残業勤務を終えた僕は足早に家路を歩き、自宅のマンションを目指していた。
 普段から懸命に働いているのを見ていてくれた部長が気を利かせてくれたのか、今日は珍しく一時間の

残業で帰らしてくれた。
 お気遣いは凄く有り難いんだけど……明日の書類整理と資材管理が大変そうだなぁ。
 今週中に終わさなきゃいけないし……億劫だ。
 まぁいいか。
 それよりも今は、妻と娘の顔を見るのが僕にとって最優先だし。
 首を窮屈にする濃緑のネクタイを緩めつつ、革靴の底を鳴らす音を大きくして歩く速度を上げる。
 その足を安息のある我が家へ向けて……。



          ×              ×



「ただいまー」
 スチールのドアを開け、僕はゆっくりとした動作で靴を脱いでいく。
 ふぅ……今日も疲れたなぁ。
 そう思いながら靴を脱ぎ終え、玄関の段差を昇ると、突如としてドタドタという足音が聞こえた。
 今日も我が家のお姫様による出迎えが来るか……。
 よし、衝撃に備えておこう。
「パパーッ、おかえりなさーいっっっ!!」
 響く足音が近づいてくると同時に、我が家のお姫様が僕の目の前に姿を表して大ジャンプすると、僕の

首に両手を回して抱き付いてきた。

 うぅ……この衝撃は相変わらず凄いなぁ……。
 まるで飛んできた砂袋がぶつかってくるような感覚だ。
「おっと……ただいま。悠華」
 よろけそうになったのを辛うじて堪えて、僕は愛娘の頭をそっと撫でる。
 ――高見悠華(たかみ ゆうか)。
 僕と舞華の愛の結晶であり、高見家のお姫様だ。
 今年でもう五歳になる。

421幼馴染みとの関係〜舞華〜えぴろーぐ!:2011/08/12(金) 14:24:54.99 ID:22MprV13
「えっへへ〜……パパ、悠華ね、今日幼稚園でミキちゃんの絵描いてあげたら先生に褒められたんだよ」
 僕の頬に自分の頬擦り合わせながら爛漫な笑顔を見せる悠華は、いつものように幼稚園で起きた出来事

を僕に話してくれる。
 僕はそれを聞きながら悠華の頭を撫でると、首にぶら下がる悠華を下ろした。
「ねぇねぇパパ、おかえりのチューは?」
「あっ、そうだったね。ちょっと待ってて」
 手に提げた鞄を足元に置き、僕は悠華と目線を合わせるべく屈んだ後、悠華に顔を近付けた。
 そして、まだ未成熟な悠華の唇に自分の唇を重ね――

「こ、コラァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!! 何やってるのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

!!」
 突然、耳をつんざく絶叫が僕の鼓膜を直撃する。
 キンキンする耳を抑えつつ慌てて声のしたほうを向くと、エプロン姿の妻、舞華が物凄い剣幕で僕達を

睨んでいた。
 昔から変わらない童顔に艶やかな黒髪は少女の時から変わっておらず、悠華を産んだ後も体型は十代の

時のまま。
 それを見るだけで僕は安心した気持ちになれる。

「悠華! パパはお仕事で疲れてるんだから、あんまり抱きついたりしちゃダメでしょ!!」
「いや、舞華。別に僕はだいじょ――」
「パパは黙ってて!!」
「は、はい……」
 舞華の怒声にすっかり萎縮してしまった僕は、情けなさ全開で頷くしかなかった。
 うーん……外見は変わらないけど、何か悠華が産まれてから――正確には僕と悠華がくっついてると凄

く怒るようになったんだよなぁ。
何でだろう?

「やだっ!! 悠華パパが帰ってくるのずっと楽しみにしてたんだもん!!」
 舞華の言葉を聞いて、それまで顔を綻ばせていた悠華が不機嫌さを表すように頬を膨らませてそっぽを

向く。
 うーん……拗ね方が小さい頃の舞華そっくりだなぁ。
「だからってパパに抱きついたりキスしてもらったりするのはダメでしょ! 子供はパパとキスしたらい

けない決まりになってるの!!」
 あの……すいません舞華さん。
 そんな決まり、僕初耳なんですけど……。

「ママだってパパにキスしてるじゃん! ママばっかりずるい!!」
「ママはパパと結婚してるからいいの!!」
「じゃあ悠華もパパと結婚するもん! ママは今日から『あいじん』だからね!!」
 悠華さん、そんな言葉どこで覚えたの?
 お母さんが愛人で娘が妻とかそんなドロドロした複雑怪奇な家庭、パパは嫌だからね。
422幼馴染みとの関係〜舞華〜えぴろーぐ!:2011/08/12(金) 14:25:58.28 ID:22MprV13
「うぅぅぅぅ……!!」
「がるるるる……!!」
 互いに歯を剥き出し、野犬の縄張り争いよろしく唸りながら威嚇する舞華と悠華。
 昔はこんな事なかったんだけど……悠華がませてきてから妙な争いが二人の間で勃発するようになったんだよなぁ。
 一体何でなんだろう?

「ほらほら二人とも、そこまでにして――」
「パパッ!!」
 仲裁しようとして二人の間に入った刹那の間に、舞華と悠華の声が重なる。
「ど、どうしたの……?」
「私と悠華、どっちが好きなの?」
「パパ……悠華とママ、どっちとチューしたい?」
 ……What's?
 やにわに奇想天外な質問をされたせいか、思考回路が若干飛んでしまう。
 っていうか……何で僕に選択が委ねられてるの?
「私だよね?」
「悠華でしょ?」

 事前に打ち合わせしてたんじゃないかってくらい息ピッタリに、舞華と悠華は質してくる。
 ダメだ……もう何がなんだか分からない。
 詰め寄る二人を前にして、僕は聞こえぬよう胸中で溜息を漏らした。



            ×            ×



 入浴と夕飯を済ませ、開放感に満ちた僕はスウェットに着替えた後、リビングのソファでくつろいでいた。
 背もたれに身体を預け、マイヤーズ・コークを入れたグラスを片手にポテトチップスを摘む。
「ふぅ……」
 ドライヤーで乾かしたばかりの前髪を指先で弄りつつ、リビングの照明をぼんやりと眺めながら物思いに耽っていた。
 舞華と結婚した後、すぐに悠華が産まれ、僕は通学と受験勉強、育児に大忙しだった。
 もちろん遊ぶ時間なんて皆無だったけれど、舞華や悠華のことを考えれば何て事はなかった。

 その後、受験に合格して四年間大学に通い、去年の五月、今勤めている大手印刷会社に就職が決まって今に至る。
 結婚してから早五年……気が付けばもう二十三歳。
 産まれたとき、体重悠華があれだけ大きくなったんだから、僕も歳を取って当たり前か。
423幼馴染みとの関係〜舞華〜えぴろーぐ!:2011/08/12(金) 14:26:24.28 ID:22MprV13
 二十代なんてあっという間だっていろんな人がいうけれど、どうやらそれは本当みたいだ。
 苦笑しつつ、僕はグラスを傾けてマイヤーズ・コークを半分ほど飲む。
 ふぅ……少し酔いが回ってきたみたいだ。
 心臓の鼓動が速くなって、頭もボーッとしてくる。
「孝ちゃん」
 アルコールが与えてくれる心地良さに浸っていると、悠華を寝かし付けていた舞華がリビングに入ってきた。
「悠華は?」
「もう寝たよ。最近孝ちゃんの帰り待ってて遅くまで起きてたせいか、今日はぐっすり寝ちゃった」

 娘の寝顔を思い出したのか、舞華はにっこりと笑って僕に歩み寄ってくる。
 僕は隣に座るよう舞華に促すと、小さく頷いてからソファに身を沈めた。
 そんな舞華の頭を、僕は優しく撫でる。
「にゅ……えへへ。孝ちゃんに頭ナデナデしてもらうの久しぶりだぁ」
「そうだっけ?」
「そうだよ〜。最近は悠華ばっかり構ってて全然撫でてくれないんだもん」
 恨めしそうな声を僕に向けて、舞華は唇を尖らせた。
 もしかして……僕が悠華とくっついてると舞華が怒る理由って……ヤキモチかな?
「ゴメンね。舞華」
「むぅ……もっと撫でてくれなきゃ許してあげない」
 僕を上目遣いで睨みつつ、舞華は言った。
 全く……お母さんになったのにこういうところは変わってないんだな。
 僕は舞華の頭に乗せていた掌を優しく動かし、髪の流れに沿って愛撫する。
「ふにゃぁ……」
 幸せそうに気の抜けた声を発しながら、舞華は僕の肩に頭をもたせ掛けてきた。
 それに対し僕は髪を撫でつつ空いた手で舞華の手をそっと握る。
424幼馴染みとの関係〜舞華〜えぴろーぐ!:2011/08/12(金) 14:27:25.26 ID:22MprV13
 幼い頃……出会ったばかりの僕達は、本当にただの幼馴染みだった。
 それから恋人同士になって沢山愛し合い……悠華が宿り……結婚して……家族になったんだ。
 これからも、色々な困難があるかもしれない。
 舞華にも沢山苦労を掛けてしまうかもしれない。
 だけど……今の僕達なら、どんな障害でも乗り越えていける。
 そんな気がした。

 この関係のまま一生添い遂げよう……舞華。
 胸の中でそう告げて、僕は妻のぬくもりを幸福とともに感じながら握った手に指先を絡めていく。
 それに応えるかのように、舞華も指先を絡めてくれる。
 僕達幼馴染みとの関係は……以前よりもずっと強い絆で固く結ばれた。
 その結びを今一度確かめるように、僕は繋いだ手にほんの少し力を込めた。






              幼馴染みとの関係〜舞華〜

                   END

             Thank You for Reading
425名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 17:12:12.89 ID:BedHfT1L
おつ
426名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 19:55:06.86 ID:FeX1UJat

gj
おつ
427H:2011/08/16(火) 20:18:42.52 ID:08GVtE+6
>>424
お疲れさまでした。
もうちょっと成長したら「親子丼うんことじ」とか考えてしまった自分は多分おかしいです。


時間もないくせに、読んでたら自分も書きたくなったので投下。
428H:2011/08/16(火) 20:19:25.43 ID:08GVtE+6


 ヒュージな彼女 X



 エレベータ。
 垂直に上昇、下降し、高いところへ人や荷物を運ぶための設備。
 駅、ビル、マンションやその他あらゆる場所で活用される、この社会において、使ったことのない人間は
まずいないだろう、文明の利器である。
 その利用時間は、一回につき、長くても数分程度。

 だが、この二人は、すでに三十分も同じエレベータの籠の中にとどまり続けていた。


「最悪。マジで最悪」
 Tシャツに短パン、背の低い短髪の少年が、舌打ちしながらつぶやいた。
 年の頃は小学校の……高学年くらいだろうか。
 両手を後頭部に、いかにも不機嫌といった顔だった。

「大丈夫だって。もうすぐ係の人が開けてくれるから」
 そしてそのすぐそばで、長い髪の女がなだめるように言った。
 背丈と雰囲気から言って、大学生か、若い社会人といった風の女性だ。
 1.5メートル四方の、小さな鉄の箱の中。
 突然のエレベータの故障で、二人はこの密室にもう三十分も閉じ込められていた。
「さっきもそれ言ったじゃん。何分経った?」
「えーと、十二分かな」
「おせぇじゃん。くっそ、何やってんだよ、イラつくなぁ」
 少年はイライラの感情を隠さない。
 放っておくとエレベータの扉とかに八つ当たりしそうだった。
「落ち着かないとダメだよ、こういう時は。それに我慢強くならないと、この先大変だよ。中学とか高校とかになるったら……」
「はいはい」
 大人に説教なんかされたくないと思っているのが丸わかりの顔だった。
 傍から見たら、少し歳の離れた、仲の悪い姉と弟といった雰囲気だ。
 だが二人は姉弟どころか、知り合いでもなんでもない。たまたまこのエレベータに乗り合わせただけの、赤の他人である。
429H:2011/08/16(火) 20:21:08.58 ID:08GVtE+6

(もし弟とか居たら、こんな感じだったのかなぁ……)
 一人っ子の自分には、想像するしかないが――多分大体あっているのではないだろうか。
 やれやれといった表情で、彼女は愛用のバッグの紐を肩に掛け直した。
 高校時代と変わらない、どこかあどけない瞳とふわふわの長い髪がトレードマークの女の子。
 大学へ進学した、風間薫である。
 紺のスカートに白のブラウスとカーディガン。今日は私服で、休日のおでかけの最中だった。
 こっちの下宿に引っ越してきてから、一月半。入学してからまだ一月経っていない。
 大学での友達はもちろん出来たが、この日は一人気ままに、この「新しい地元」にある大きなショッピングモールの探索に来ていた。
 ……そしてそこで、運悪くエレベータの故障に巻き込まれたのである。
 ゆさゆさと足元が揺れたので、小さめの地震があったのだろう。
 非常電話に出た係の人も、そう言っていた。
 電波が届かないので、携帯では情報が入らないが。
 
「けど、何なんだろ、さっきからこの臭い」
「そうね……多分、機械の油か何かだと思う」
 空調はきちんと動いているようだが、どこかから漂ってくる変な機械油のような臭いが、二人の鼻をおかしくしていた。
 故障で、エレベータの機械から漏れ出たのかもしれない。
 まさか火災には、繋がらないだろうが……。
「……ていうか、おねーさん、落ち着きすぎ。なんで?」
「大人だから。当たり前でしょう」
 疲れたのか、どさっと床に座り込んだ少年に、余裕に満ちた表情で薫は応えた。
“年上”としての意地もあるが、それ以上に自信がある。
 今回だって、落ち着いて辛抱強く待っていればいいだけだ。
 こんな事態に巻き込まれたのは初めてだが、今まで様々な困難を自力で乗り切ってきた経験が彼女のこの冷静さを作り上げていた。

(けどまぁ、もし中学とか高校一年くらいのときの私だったら、大パニックだったでしょうけどね……)
 内心で自分を笑った。
 彼女が乗り越えてきた、「困難」。その90%は、実は、自身の排便の問題に関することである。
 かわいらしいその顔からは全く想像できないことであるが、彼女はなぜか、食べた量の何倍、何十倍もの量の大便を
毎日排泄してしまうという、特異体質の持ち主なのだった。
 その量は平均すると、一回につき一般的な大きさのバケツに二杯から三杯分ほどという、ほとんど冗談のような規模である。
 あまりの排泄量に、普通の水洗便所で用をたすことも苦労が伴う。
 そして実際のところ、“バケツに二杯から三杯”というのは比喩でも何でもなく、一旦バケツに便を出してからでないと、
便器が詰まってしまう――小分けにしないと便器に流せない、という切実な事情があるために分かることなのである。
 ……普通でこうなのだから、もし便秘にでもなろうものなら、それこそ全く目も当てられない。

430H:2011/08/16(火) 20:21:39.47 ID:08GVtE+6

 中学も高校も、この体質のせいでずっと苦労のし通しだった。
 便意は、時と場所を選んではくれないからだ。
 学校を始め、あちこちの公衆トイレで、白い便器の上にとても流せない大便の山を作ってしまい、顔を真っ赤にしながら
そのまま逃げたことは一度や二度ではない。
 トイレなら、まだいい。
 河川敷の草むらで、雑居ビルのスキマの路地で、時に大きな電器店の立体駐車場で。
 間に合わないとき、人の見ていないところがあれば、逃げ込んでは汚物の山を何度も築いてしまった。
 後日、犯行現場を確認に行くと大抵はきれいに片付いていたが……掃除してくれた“誰か”に、心の中で
謝罪せずにはいられなかった。
(今は春だけど……春といえば、あれが酷かったなぁ……)
 ふと思い出したのは、いつかのうららかな春先の連休。
 親戚関係で集まって、川原でバーベキューをしていたときのことだ。
 例の如く、突然の便意を我慢できずに、離れた水辺の茂みに駆け込んで――スカートにサンダルで冷たい川に入って、
そのまま水の流れに大量の大便をまかせた。
 清流を、天然の水洗便所にしてしまったのだ。
 これなら証拠が残らないと考えたのだが、下流の岸、それもキャンプ場の近くに大量に漂着し、翌日大騒ぎになってしまった。
 ……これも思い返すと、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
 思い出したくはない、しかし、忘れてはいけない過去の過ちだ。

(本当、“慣れ”ってすごいよ。いろんな意味で)
 彼女は細いおなかをぽんとたたいた。
 今は、あのころとは違う。
 石の上にも三年と言うが、中学と高校三年間を過ごし、そして大学生になった今では、以前に比べればこの体質とも上手く
付き合えるようになっていた。
 “我慢すること”にも、出した大便の後始末にも慣れた。
 最近はどんなタイミングで便意が来るか、どのくらいの量が出そうか、ケースバイケースで予測と自己分析が出来るようにさえなった。
 だから、エレベータに閉じ込められている今も、彼女は落ち着いているのである。
 ……出る量に関しては、全く、なんの改善の兆しも見られなかったが。
(この感じだと、次までまだ余裕あるし……大丈夫)
 おなかの奥に若干の便意を感じるが、今日は朝食後にいつもと同じ、バケツ三杯半出してある。
 朝としては標準的なその量と、昨日食べた食事の内容その他の条件から考えて、かなりの余裕があるはずだ。
 そうそう、エレベータの修理が長引くとも思えない。
 長引いたとしても、このまま一時間や二時間は、余裕で我慢できる。

 ――だが、もちろんそれは「想定外の事態が起こらない」という前提のもとでの話だった。

431H:2011/08/16(火) 20:22:11.78 ID:08GVtE+6


 ぐらっ


「うわっ!?」
 少年が飛び起きた。
 突然、またエレベータが大きく揺れたのだ。そのまま小刻みに、その振動は続く。
 さっきの地震の、余震かも――いや、これが本震なのかもしれない。

(ちょっ……結構大きい!)
 ぐらぐら、ゆさゆさと体が揺さぶられる。なかなか収まらない。
 さっきの、エレベータが止まった時の揺れよりもかなり大きかった。
 薫は壁の手すりにしっかりつかまって、その揺れに耐える。
 もちろん怖いと言う感情はあったが、それ以上に「なんとかして乗り切らなければ」という咄嗟の意思の方が強かった。
 だが事態はさらに悪化する。
「え……あれっ!?」
 天井の照明が突然消えてしまった。
 真っ暗闇は数秒間だけで、すぐ非常照明に切り替わったが、明らかにさっきより暗い。
 なんとか揺れは収まってくれたが、その薄暗さが不安をあおる。
(これって、結構やばいんじゃ……?)
 そう、彼女が思いかけた瞬間だった。

「こわい! 怖いぃっ!! 嫌だぁ!」

「んぅ!?」
 と、突然薫は声にならない声を上げた。
 いきなり少年に抱きつかれ――いや、強烈なタックルを食らったのだ。
 それも硬い頭を、下腹部に、直接。
「ちょ、やめ……離れて……」
「あああ、うわああああああ!!!」
 その言葉は届かない。
 無理もない事だが、彼は完全にパニックに陥っていた。
 そのまま両腕でしっかりと薫の腰を掴んで、一心不乱に全身でしがみつく。抱きしめる。
 ……それが、彼女の腸を刺激する危険行為とは知らずに。
  

 ぐ… ぐりゅりゅ……! きゅうぅ……


432H:2011/08/16(火) 20:22:57.57 ID:08GVtE+6

(あ……あ、これは……まずい……!)
 背筋に、ぞくっとした寒気を感じた。

 ――出る。
 すぐに、間違いなく。
 奥の方のうんちが、動き出したのがはっきりわかる……!

「ちょ、ちょっと……ほら、落ち着いて! 大丈夫だから! 絶対大丈夫だから!」
 今のイレギュラーで、危機が迫っていた。
 しかし、慌てたら終わりである。
 震える少年の頭を撫でて、なだめて、なんとか彼を落ち着かせると、大きく息をして薫は自分の気持ちも安定させた。
(……どれくらい出る?)
 そして、まずは冷静に「被害予測」を行う。
 まだ昼は回っていないし、朝出してからの時間と考えると……多分、小バケツに二杯くらいではないだろうか?
 少なくとも、この時間なら朝ほどは出ない。それは断言できる。
 ……世間一般的に考えて、どちらにせよあり得ない量ではあるが。
 少なくとも、もしも漏らしたりしたら下着の中には絶対に収まりきらない。

 ごろっ…… ぐりゅりゅ……

(どうする? ガマンする?)
 額に脂汗を浮かべながら、おなかをさする。
 二択問題のカウントダウンが進行中だった。
 今、決めなければならない。
 エレベータのスタッフを信じて、ひたすらガマンして待つか、それとも……。
「……ごめん。おねえさん」
「いいよ、大丈夫。大丈夫だよ」
「お姉さんも、怖い?」
「怖くないよ、地震なんか。もうちょっとしたら、絶対救助の人が来てくれるから」
 半分は意地で、薫は微笑みを絶やさない。
 実際問題、地震なんか怖くなかった。
 それよりもっと恐ろしい事が、目に見えない所で今現在進行中である。
 腸の奥の便意は少しずつ、確実に大きくなってきていた。
 またいつもの大量便が、腸を下り、肛門から外に出たがっているのである。
 しかし、その意地にかけて、目の前の前途有望な彼のために、トラウマを与えるような「事故」だけは絶対に避けなければならない。
 薫は、エレベータの非常電話を取り上げた。
433H:2011/08/16(火) 20:24:12.77 ID:08GVtE+6

「修理、まだですか?」
「――すいません! あと二十……いえ、十五分で開けます!」
 中年の男の声が、そう告げた。
 十五分。
 微妙だった。
 完全に我慢しきれるかもしれないし、できないかもしれない。
 だが、逆に考えるなら――

「あの、ええと……ごめん、名前なんだっけ」
「……こめい、ゆうと」
「そっか。じゃあ、ゆうと君。ちょっとあっち向いて、耳ふさいでてくれない?」
「へ? ……なんで?」
「なんでも。で、私がいいって言うまで、こっち向いちゃだめ。わかった? ちゃんとしてくれたらあとでソフトクリーム買ってあげるから」
「……? うん、いいけど……」
 さっきまでとは打って変わって、彼は素直になった。
 よほどさっきの揺れと暗闇が恐ろしかったらしい。
 言われたとおりに反対の隅でくるっと後ろを向き、両手の人差し指を耳の穴に突っ込んだ。
(……よし。うまく行きますように……!)
 大きく、息を吐く。
 薫は、今この場で排便してしまおうという、無謀とも思えるような決意を固めていた。 
 扉が開くまであと十五分。
 さっきはなんとか我慢できるかも、と考えたが、やはりそんなに甘くはないらしい。
 急激に高まる便意が、濁流のように彼女の脳に殺到していた。
 うごめく大腸から直腸に向かって、排泄物の塊が次々に急降下してきているのが、はっきりとわかる。
 ここに至っては、漏らすか自分で出すかという、最低な二択しか残っていなかった。
(あーあ、もう。まさか、本当に使うことになるなんて思わなかった)
 情けなさに、小さなため息が漏れる。 
 高まる便意で苦悶に満ちていた彼女の表情が、今度は赤くなった。
 うまくこの局面を乗り越えられたなら、どんな高層ビルでも二度とエレベータは使うまい。
 心に固く誓い、彼女はバッグの中から、小さな紙箱を取り出した。
 細い指先でつまんだそれは、薬局で売っている一般的な避妊具――コンドームの紙パックである。
 ただし、彼女が自分で買ったものではない。
 先週、サークルの歓迎会でちょっとしたゲーム大会をやった時の、ブービー賞の景品だった。
 セクハラ一歩手前のネタとして押し付けられた“お荷物”である。
 そんなものを後生大事にバッグに入れてあるのには、もちろん理由がある。
434H:2011/08/16(火) 20:25:39.37 ID:08GVtE+6



 ――このゴム製品は、ジャングルで、水筒を無くした時に使うんだ。
    水が、1リットルも入るんだぞ?


 大学での新しい友達に薦められて読んだ、とある小説の主人公の台詞だった。
 劇中でコンドームについて聞かれて、出てきた言葉である。
 ……水が入るんなら?
 ひょっとして、いざという時の“入れ物”に使えるのでは……?
 思い付いてすぐに、実際に家で水道水を入れて実験し、1リットル以上入る事を確かめた。
 それを彼女は今、ついに実戦で使用しようとしているのである。
(……大丈夫だよね? 軍曹)
 紙箱から、銀色に輝く正方形のビニールを一つ取りだした。
 つまんで、目の前に。
 瞳を閉じて彼女は祈り、そして――彼女は避妊具の封を開けた。
(拡げて……それで……)
 慣れない手つきで、外に出した淡いピンク色のそれをくるくると伸ばす。すぐに長さ10センチほどの、風船のような円筒が出来あがった。
 しかし、これで二度目だが、やはり薄すぎる。
 これで1リットルもの水が入るのが本当に不思議だ。
 あまりに頼りなく、不安だった。

 ぐぎゅる…

「んっ…… くぅ……!」
 ここへ来て、更にに便意が高まる。
 ついさっきまで空っぽだった直腸が、もう大便で満杯になっている。
 肛門の裏側に感じる刺激に、彼女はもどかしそうに下半身をよじった。
 迷っている時間はない。
 今はただ、信じるしかない。
 これにすがる以外、助かる道がない。
 彼女はスカートの下に両手を潜り込ませると、下着に手をかけ、覚悟を決めて一気にずり下げた。
435H:2011/08/16(火) 20:26:15.62 ID:08GVtE+6

(……信じるよ、軍曹!)
 ショーツを両脚から抜いてバッグに押し込むと、がばっと脚を開き、しゃがみ込んで排便姿勢を取る。
 そのまま、思いっきり拡げたコンドームの口を自分の肛門にぴたっとあてがった。
 大便が外に漏れ出らさないよう、両手で前後からしっかりと。
 これで準備完了だ。
 心臓が、踊るように激しく脈打っていた。
 小学生とはいえ、男の子の目の前でしゃがみこんで、あろうことかコンドームを便器に使い排泄する……。
 今まで色んな場所で排便を行ってきたが、ここまで恥ずかしいと思ったのは本当に久しぶりだ。
 だが、もう、そんなことは関係ない。
「ふ……んっ! んんっ!!」


 ぷしっ ぷ……む、みちっ……!


 小さくすぼまっていた肛門の口が開くと同時に、腸内のガスが漏れる。
 彼女の、今日二度目の排便が始まった。
(あ……あ、あ……! 出るぅ……!)
 大きな塊が肛門の内側を激しくこするその感覚に、脳が痺れた。
 前回の排便を行ってからまだ数時間しかたっていないとは思えない。実に黒々とした立派な固形便である。
 白い彼女おしりからゆっくりと顔を出し、そのままコンドームの膜の中へと空気を押しのけて詰め込まれていく。
 ぴったりと、隙間無く……。
 薄い膜は彼女の期待通り、それをしっかりと受け止めた。
(んっ……あ……!)
 絶え間なく排出され続ける大便で、すぐにコンドームの中は先端まで一杯になった。
 大きなおしりの下、まっすぐに、避妊具と大便で出来た異形の尻尾が伸びる。
 比較対象として根本的に間違っているだろうが、それは一般的な日本人のサイズをはるかに超えていた。
 しかし、もちろん、これだけで彼女の排便が終わるはずはない。
「ん……ふんっ!」
 息を止め、彼女は腹筋に力を入れた。
 スキンの中がいっぱいになったのは、彼女にも分かった。
 ここから更に押し込むために、スキンを肛門に押しあてながら、勢いをつけて大便を“圧入”する作業に入るのだ。
 
436H:2011/08/16(火) 20:26:52.79 ID:08GVtE+6


「……まだ?」
「まだだよ、まだ!」

 しゃがみ込んで絶え間なく大便をひねり出し続けながら、彼女は叫んだ。
 少年をそのままにしておくのも、もちろん限界がある。
 とにかく急いで、しかし慎重に、腸の中身を全部出してしまわないといけない。
「頑張ってよ、がんばって……」
 自分にではない。
 おしりの下で自分の大便を受け止めてくれている、ぴったりと肛門にあてがったコンドームに向かって、小声でエールを送った。
 見ると、既に下に向かって膨張するスキンの先端はエレベータの床に達し、次々に注入される大便の圧力で、普通ならあり得ない形状に
変形し始めていた。
 垂れ下がった棒の先端、つまり床についた「底部」のあたりから、今度は横方向にどんどん膨らみ始めたのである。
 こうなっては、避妊具も風船と同じだった。
 そしてこの頃になると、排泄される大便も褐色の固い便から明るい色の軟便に変り、圧力を掛けて押し込むのも若干楽になっていていた。

 もりゅ……ぷしゅっ  にちっ……!

(ん〜〜〜〜〜〜〜〜…………!)
 いつもと少し違う、静かな排泄音が薫の耳にだけ届く。
 目を細め、歯を食いしばって排便の刺激に耐える彼女の顔は、緊張と不安と、背徳感とが混然一体となった興奮で、真っ赤に染まっていた。
 彼女のしっぽは膨らんでいくにつれて、ごつごつしていた表面が柔らかい便で包まれていく。
 その形は“尻尾”から、色はともかくドラクエのスライムを想起させるような、独特の形状に変化していた。
 ……世代によっては、某ハンバーグ好きの魔王の壺と言った方がより分かりやすいかもしれない。
(よかった、実験と同じだ……)
 はぁはぁと小刻みに息をしながら、家で水を入れた時と同じその拡がり方に、彼女は少しだけ安心した。
 避妊具で包まれた、巨大な大便の塊が、どんどん大きく育っていく。
437H:2011/08/16(火) 20:27:50.72 ID:08GVtE+6


「……まだ?」
「まだ!」

 正方形の密室の、対角線上。
 自分の背後、わずか1メートルと少しの距離で、女性が排便を行っているとは、彼はまだ気付かない。
 変な油のにおいのおかげか、匂いもなんとかごまかせているようだ。
(言い子だから、こっち向いちゃ駄目、こっち向いちゃ駄目……!)
 絶え間なく肛門からコンドームにうんこを流しこみながら、薫は目の前の小さな背中に念波を送り続ける。
 いつものごとく、最初の黒ずんだ大便が肛門から顔を出してから、まだ一度も排便は途切れない。
 正に、たちの悪い冗談か悪夢にしか思えない光景が、密室の中に現出していた。
 絶対に見られるわけにはいかない。
 見られたらこっちも終わりだが、思春期に差しかかろうとしている少年が“こんなもの”目にしたら、どうなるか。
 ……少なくとも、心になんらかの傷を負うことは間違いない。
(早く、早くっ……! もう少し……!)
 あせった所で、出る量とスピードはあまり変わらない。
 そろそろスキンの大きさ的に、実験で確かめた限界量に近付いてきているが、交換する余裕もなさそうだ。
 新しいスキンに交換したかったがそんな時間はないし、交換している間、排便を我慢できるかどうかも微妙である。
(……ごめん。頑張って!)
 ほんの数秒、迷って力を緩めたが、すぐに排便続行を決意する。
 大きく息を吸い込み、彼女はラストスパートをかけた。

 むりゅりゅ……ぶちゅちゅっ……! にちっ……!

(んんっ……! あとちょっと、あとちょっとだから……!)
 既に大量のうんこでぱんぱんに膨らんだコンドームは、明らかに悲鳴を上げていた。
 だが大きく、火山の噴火口のように口を拡げた肛門からは、相変わらず、ずっと太いままの大便が延々と溢れ続ける。
 
 異形の袋詰めが、大きく、更に大きく――



438H:2011/08/16(火) 20:28:21.58 ID:08GVtE+6




「――ごめんね。もういいよ」

 声がして、肩をたたかれた。
 やっとか……。一体、なんだったんだろう。
 何分くらい経ったのかな。
 両手を下ろし、やれやれと思いながら振り向いた少年は、一瞬、言葉を失った。
「え、えええええええええええええ―――――!?」
 そして絶叫。
 鉄製の閉鎖空間に、男の子特有の甲高い叫びが響いた。
「ちょっと、びっくりするじゃない」
「そりゃこっちのセリフだって! なんだよそれは!?」
 少年は目を見開いて、指を差す。
 その額には大量の脂汗。
 大きな驚きと、若干の恐怖と……。
 それは何か、とんでもないレベルの手品を目の前で見せられたような顔だった。
「んーとね、ちょっとね、赤ちゃんできちゃったみたい」
「あっ、赤ちゃん!? ウソだろそれは!」
 驚きのあまり、一歩後ずさった少年は頭を壁にぶつけた。 
 そのくらいの驚きだった。
 彼が指差した先、薫のおなかは、別人のごとく大きく膨らんでいたのだ。
 スイカか何か、丸い、大きなものを詰め込んだかのように……。 
「あ、わかった! 何か服の下に入れただろ! びっくりさせようと思って!」
「詰めるって、何を? 鞄はここにあるし、鞄の中身もそのまんまでしょ?」
「……ほんとだ」
 肩にかけた彼女のバッグの中を実際に自分の目で確認すると、彼の声は一気にトーンダウンした。
「でしょ? なんなら、触ってみる?」
「えっ ……うん」
「優しく、そっとね」
439H

 そして言われるまま、おずおずと手を伸ばし、服の上から彼女のおなかのふくらみに触れる。
 ……やわらかく、そして暖かかった。
 風船を膨らませて入れたのかとも思ったが、そんな感触ではない。
 風船の弾力とは、決定的に違っていた。
「ほんと、なんだ……」
 ゆっくり手を離すと、その自分の手のひらを見つめる。
 その顔は、彼が積み上げてきた既存の価値観が崩壊した瞬間か、それとも新たな価値観を受け入れた証か。
 薫は、色々な感情がまぜこぜになって無表情になった少年のその顔を、ただ笑顔で、見まもるように佇んでいた。


(ごめん。ごめんね……)
 だが彼女は心の中で、何度も彼に謝っていた。
 もちろん、嘘をついた事に、である。
 安心させるために笑顔は絶やさないが、何も知らない、あどけない子供を騙してしまったことに、大きな罪悪感を覚える。
 しかしこの場を切り抜けるには、全てを闇に葬り去ってしまうには……こうする他に手はなかった。
(本当に危なかった。けど、それにしても……やっぱり……重い……)
 抱えた手のひらと腰にかかる巨大な重さと、ほぼ直接素肌で感じるその「熱」が、なんとも情けなかった。

 ――本当に子供がいそうな、ぽっこりと膨らんだ彼女のおなか。
 一体何で膨らんでいるのかは、もはや言うまでもない。
 彼女が着ている服の下、薄手のブラウスとカーディガンの裏は、たった今産み出した、大量の茶色い大便が抱え込まれている。
 少年が「暖かい」と感じたのは当然だった。
 大量のうんこを無理矢理詰め込まれるという完全に想定外の使われ方に、コンドームは性能の限界ギリギリでどうにか持ちこたえた。
 彼女はその口をしっかりと縛り、封をすると、慎重に持ち上げてシャツの下にそれを隠したのだ。
 容量にして、2リットル近く入っただろうか。
 おなかの重みに耐えるその姿は完全に7〜8ヶ月の妊婦である。
 本当はバッグに隠したかったが、小さくて納まらなかった以上は仕方がない。
 手を放しても、スカートのベルトでシャツが締め付けられているのでその奥の“袋”は落ちないが、とりあえず手で支えていないと
非常に不安である。万が一、前に向かって倒れでもしたらそれこそ大変なことになるだろう。
 それだけは、本物の妊婦と同じだった。