【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】

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669名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 22:38:03 ID:SWPhrQG9

toroさんが新作をうpしてくれてます
こちらからどうぞ
http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/pages/105.html
670名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 23:10:22 ID:xmPA4Qcc
わーtoroさんの新作だ!
何かサブキャラの話もここまで出てくるドラマパロも珍しい気がします
みんな確実に読んだり書いたりしながら頭良くなってますよねwもはや哲学の領域ですよw

671名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 00:23:33 ID:P8KgccKE
toroさん、すごいなあ…今回のお話は深いね…
ここはドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」のパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください

■お約束
 ここにある作品は、いわゆる「生もの」「半生」と呼ばれている実在の人物、
あるいは俳優を使ったドラマや映画を元にした二次創作(エロありエロ無し問わず)です。
したがって「表」に出すことは厳禁です。

 ドラマ板のギルティスレ、出演俳優さんの個人スレ、またその他のブログや
Twitter・ファンサイト等、ギルティエロパロスレ以外の場所で、「エロパロスレ」や
「guilty_paro@wiki」の内容を話題にしたり、書き込んだりしないでください。

◆書き手さんへ
 ○可能であれば、題名とHNをお願いします
   HNを付けない場合もお知らせしてください
 ○エロパロスレですが、エロなしでも全然OKです
 ○新規職人様随時募集しております
   初SS挑戦でも躊躇しないで是非どうぞ

◆その他
 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりをお願いします
  ・SS投下宣言、直後は雑談をしばらく自重
  ・自分の嗜好に合わないSSなら黙ってスルーすること
 ○こういうSSが読んでみたい等のリクエストは節度を持って
 ○荒らし、煽りは勿論スルー
 ○sage進行です。メール欄に半角で sage と書いてください。ageた人を煽るのはやめましょう。
   大半のsageていないレスは荒らし目的の釣りか煽りです、慎重に見極めて反応しましょう。

◆前スレ
【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1294830691/

◆まとめwiki(保管庫)
http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/
※一緒に管理して下さる方募集中
新スレ立てれませんでした
どなたか立ててください
674名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 11:12:32 ID:v/InAYST
自分もスレ立てれない…
675名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 11:51:12 ID:x+CSkJQq
たててきた

次スレ
【真島】ギルティでエロパロ Part3 【芽衣子】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1297479008/
676名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 12:17:07 ID:v/InAYST
>>675
乙です!
ありがとう
677名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 12:43:20 ID:JacNUVqu
スレたてありがとう。
678名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 14:08:19 ID:55kILW4K
>>675
乙です
679ぎるちぃ:2011/02/12(土) 17:36:09 ID:mfmtjd4U
まとめの方、読者の方、職人の方、いつもありがとうございます
ぎるちぃです

では>>661の続きを投下します
680ぎるちぃ:2011/02/12(土) 17:38:13 ID:mfmtjd4U

「真島さん、次はあれに乗ってもいいですか?」
芽衣子が俺に笑顔を向けて指差すのは、空中に大きく円を描いたレールの上を、
猛スピードで滑っていくジェットコースター。

土曜日、俺と芽衣子は琴美と彩乃の厚意で遊園地へやってきた。
「昔お父さんと行った所はこんなの無かったです。」
彼女は興味津々な様子できょろきょろと見回しては無邪気にはしゃぐ。
まるで少女の時代を取り戻すように。

遊園地なんて俺も学生の時以来だが、こういう所は決して嫌いじゃない。
しかし、絶叫マシンを片っ端から乗りさばいて喜ぶ彼女には驚きを隠せない。
ああ、でもそうだ、こう見えてこの娘は底知れない度胸を秘めた娘だったと
これまでの出来事を思い出して苦笑する。
「よし、乗るか。」
「はい!」
彼女は嬉しそうに行列の最後尾へ走っていく。

絶叫系の乗り物を一通り乗り尽くし、遅めの昼食を取る。
「大丈夫か?」
「何がですか?」
「あれだけ激しいヤツに続けて乗って。」
「全然平気ですよ。すっごく楽しいです。あ、真島さんは大丈夫ですか?
 気分悪くなっちゃいました?」
「いや、大丈夫だ。」
「そうですか、よかった。」
ニコニコしたり、心配したり、ホッとしたり。
今日の彼女はくるくると素直に表情を変える。
いつも何かを自分独りで抱え込んで、気持ちを隠しがちな彼女が心配だった。
こういう場所で幼い頃の気持ちに戻れるなら、もっと早く連れて来てやればよかった。

「今日の服、よく似合う。」
淡い桃色のスカートに白いセーター。
春を思わせる装いに魅入る。
「ありがとうございます。こんなに激しい乗り物があるなんて思わなくて、
 スカートで来ちゃってちょっと心配でしたけど、なんとか大丈夫でした。」
確かに、度々翻る彼女のスカートに胸が鳴ったが、
『芽衣子さんは真島さんのためにオシャレしたんです。』と、いつか彩乃が
言っていたのを思い出して嬉しくなる。

園内の案内図を見ながら、まだ回ってない場所を確認する。
「あとは…、観覧車に迷路、お化け屋敷…、全制覇するか?」
「はい!」
「よし、行こう。」
681ぎるちぃ:2011/02/12(土) 17:40:58 ID:mfmtjd4U

ここの観覧車は綺麗な夜景が見えると、昨日こっそり彩乃が教えてくれた。
ひとまず迷路に入ることにし、入り口へやってくる。
「ようこそー。男性の方はこちら、女性の方はこちらからお願いします。」
この迷路はカップル仕様だとかで、お互い違う入り口から入るようになっていた。
「別々なんですか?」
不安そうな彼女に案内係が言う。
「うまくいけば、途中でお二人が会えるようになってますよ。」
「……。」
まだ不安げに俺を見る。
「やめておくか?」
「…いえ、入ります。」
彼女は決意したように意気込んで入り口をくぐって行った。


(芽衣子視点)

心細さを覚えながら進んでいく。
さっきから行き止まりばかり。
同じ所をぐるぐる回っているような気さえしてくる。
辺りも次第に日が落ちてきて、近くに人気を感じない。
行っても行っても木の板を組んだ壁、壁、壁。
「また行き止まり…。」
無限のように思える壁に囲まれて迷っているうちに、
だんだん息苦しくなってくる。
狭い所は苦手だ。
独りきりで閉じ込められたような恐怖が突如襲い来る。
「真島さん!」
思わず口に出して呼んでしまい、はっと口をつぐむ。
その時、壁の向こう側からバンッ!という音。
頭上に人影を感じ驚いて見上げると、
背丈よりも高い壁をいとも簡単に乗り越えてくる真島さん。
「どうした!?」

夜光虫の海で、フェンスを軽々と乗り越えた真島さんを思い出した。
私がどうにかよじ登ってあたふたしているのを、
真島さんは両手を広げて受け止めてくれたっけ…。
懐かしいような少し苦しいような思いが胸を締め付ける。

「ごめんなさい、つい呼んじゃって。」
真島さんは、ふ、と笑みを浮かべてうなずくと、
「行こう。」
と私の肩を抱いて歩き出した。
682ぎるちぃ:2011/02/12(土) 17:43:04 ID:mfmtjd4U

真島さんと一緒だと、迷路のゴールをくぐるのは速かった。
次に向かったお化け屋敷の入り口で真島さんが言う。
「ここは一緒だから大丈夫だろ?」
「はい。」
お化けがどういうものなのか定かじゃないけど、
正直あまり怖くはない。
生きてる人間の方が、よっぽど怖いと思うから…。

中へ入っていくと、そこは真っ暗で静寂に包まれている。
と、突然、
「きゃっ!」
凝ったCGの映像が音と共に飛び出してくる。
恐怖心と言うよりも、闇と静けさを突き破るような唐突さについ驚いてしまった。
つないだ手を真島さんがきゅっと握り直してくれる。

もうだいぶ進んできた頃だった。
低く地の底から響くような声がした。
「地獄の業火に焼かれるがよい!」
オレンジ色の強い光に照らされる。
それは燃え盛る炎に身を焼かれ苦しみ悶える人影の映像。
目の前に映し出されるそれは、
あの日の出来事を無理やり私に思い起こさせる。

この手で突き飛ばした感触。
一瞬で炎が燃え広がる光景。
溝口の断末魔。

目を閉じても容赦なく追いかけてくる。
呼吸が荒くなる。
息をしても空気が入ってこない。
683ぎるちぃ:2011/02/12(土) 17:44:55 ID:mfmtjd4U

(真島視点)

握った彼女の手が震え出し、口を覆って顔を背ける。
これはまずい。
俺でさえ息を飲み目を逸らした映像。
芽衣子にとってはあまりにも酷な情景だった。
「おい!出るぞ。」
すぐにその場を離れて外へ出るも、
彼女はガクガクと身を震わせて肩で呼吸をする。
なんとか早く落ち着かせてやりたい。
だがどこに行っても多くの人目にさらされる。
俺は考えた末に観覧車へ向かう。

ゴンドラに乗り込むと、外からロックが掛けられた。
少し窮屈だが、向かい合わせでなく彼女を座らせた隣に俺も座る。
係員の姿が視界から消えると同時に、芽衣子を抱き締める。
「大丈夫だ、落ち着け。」

ゆっくりとゴンドラが上っていく。
ずっと彼女を抱き締めたまま髪を撫でる。
少しずつ、少しずつ、腕の中の震えが治まってくる。
呼吸も穏やかになった頃、そっと彼女の体を離す。
「落ち着いたか?」
「あ…はい。ごめんなさい。」
「謝ることはない。言ったはずだ。君の事は俺が守る。」
「真島さん…。」

ふと肩越しに見えた景色。
俺は彼女の背後を指差し、両手で肩をくるりと向こうへ向けてやる。
「うわぁ…綺麗。」
彼女がため息混じりに呟く。
その夜景にしばし二人で魅入っていると、ふいに彼女が振り向いて俺を見つめる。
頂上へ上りつめる観覧車の中で、お互いに吸い込まれるように口付けを交わす。
静寂の中、触れた唇の感触に酔いしれていると、
急にがくん!とゴンドラが揺れる衝撃。
唇を離した俺と彼女は顔を見合わせる。

少し間があってゴンドラの中にアナウンスが流れる。
「ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。この観覧車はただいま停止させております。
 不具合が発見され、復旧までしばらくかかる見込みです。
 安全面に支障はございませんので、そのままお待ちいただけますようお願い致します。」
それが数度繰り返され、再び静けさに包まれた時、彼女がぎゅっと抱きついてきた。
「真島さんって不思議…。こうしてるだけでこんなに安心できるなんて。」

……。
「俺はこうしてるだけじゃ足りなくなってきた。」
684ぎるちぃ:2011/02/12(土) 17:46:45 ID:mfmtjd4U

彼女の舌を捉えにいき、服の上から胸の膨らみを包む。
「んっ!真島さんっ…やっ!」
彼女は唇を離して抵抗する。
「今すぐ欲しいんだ。」
耳に唇を寄せてささやき、そのまま啄ばむ。
「ん…や…」
身をよじり逃げようとする彼女をしっかりと腕に拘束し、
首筋に口付けを降らせながら、セーターの中に手を滑り込ませる。
下着をずらしてもう硬くなり始めた胸の主張を、指で擦り弾く。
「ふ…う…ぁんっ」
ここから見える位置のゴンドラには誰も乗っていないが、
天井には換気穴が開いてる。
堪えても快感に抗えず声を漏らしてしまう彼女がいじらしく悩ましい。
胸の頂を唇でそっと挟み軽く吸い上げる。
「んっ!くっ…」
彼女を後ろから膝の上に抱くと、下半身に纏った下着を少しだけ下ろして、
手を茂みの中へ滑り込ませる。
溢れる蜜を指に絡め、敏感に尖った突起と蜜壷の内部を同時に撫でる。
「あんっ!い…いや…、やめ…んっ…」
ベルトを外して猛りきった己を出すと、彼女の中へ一気に埋めた。
その内部は、俺の猛りの形通りに隙間無く包み込み締め付ける。
胸の柔らかなふくらみを揉みながら、下から突き上げる。
声は一層甘く高く響き、もう彼女自身で止める術を持たない。
俺は彼女の口を手で塞ぐ。
「んっ、んっんーっ!…んっ、ふぅっ…んっ!」
彼女の片膝を持ち上げて更に深く突くと、
中がそれに答えるように気が遠くなるほど引き込んでくる。
勝手に腰が速まっていく。
もう…限界だ。
彼女の口から手を離すと同時に嬌声が上がる。
俺たちは観覧車の天辺で、共に達した。

心地よいけだるさに浸って、胸に寄せられた彼女の頭を撫でる。
ふいにゴンドラが動き出し、俺たちは慌てて衣服を整える。
お互いに顔を見合わせてくすっと笑う。
そして地上に降りていくまでの時間を口付けで埋めた。
685ぎるちぃ:2011/02/12(土) 17:53:02 ID:mfmtjd4U
本日は以上になります
駄文長文失礼いたしました

前スレでご提案が出ていた遊園地シチュを書いてみました

>>668さん
>ある日真島を越える超絶イケメンイッタラ人がサロンに来て、
>日本男児には出来ない猛烈アプローチ
>真島ハラハラ…
面白そうですね!
ちょっと書いてみますので少しお時間くださいね

続きまーす
686ぎるちぃ:2011/02/12(土) 18:31:02 ID:mfmtjd4U
>>675さん
乙です!
687名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 21:03:53 ID:gww0fmfp
パニック症になった芽衣子にハラハラしたり、真島さんの優しさにドキドキしたり

ででで、所構わずやらかすんですかーww
ぎるちぃさん、本当に楽しませてくれますね

永遠に書けそうなパワーに脱帽。
続き待ってます。


>スレ立てありがとうございます
688名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 22:07:06 ID:Y2Pp7bd/
ぎるちぃさん
真島さん、あれだけお預け状態だったのに、いや、その反動か、
すごいパワーですねw
優しい野獣ってかんじで素敵すぎます
689名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:43:54 ID:zrRg7VrJ
ぎるちぃさん
迷路のくだりがもう最高でした フェンス超え真島さんを思い出して
何だか涙が
ぎるちぃさんの世界の芽衣子と真島が愛しくてたまらない
どうぞまだまだ私をぎるちぃさんの世界にどっぷりとはまらせてくだ
さいね

690名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 08:04:43 ID:WtH2P+GQ
萌えますなぁ〜
芽衣子&真島のカポ-は想像するだけで胸がキュンキュンします〃

ぎるちぃさん、サンクスです!
まとめwiki管理人です
ここ数日身体の調子が悪く、頭がぼぉ〜としていてはっきりしないために
ちゃんとまとめ@wikiにうpできてないかもしれません
今気が付いた、ねりぽぐ様のところは修正しましたが、他にもあるかもしれないので
職人様方、また読者の方々で、おかしい箇所を発見した場合は、是非教えてくださいませ
692名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 10:50:02 ID:E0phIfNM
お身体には気をつけてくださいね。
まとめの方も職人さんも感謝!!
693ANKO:2011/02/13(日) 13:00:02 ID:4nfNugBj
まとめ管理人様、いつもありがとうございます
お身体に気をつけて、無理なさらないようにして下さいね

>>561の続きを投下しようと思ってるんですが
まだこちらのスレで大丈夫かしら
もし途中で切れたら、新しい方に投下し直すので
なるべく管理人様のご迷惑にならないようにしたいと思います

>読んで下さる皆様、相変わらずの誤字脱字改行の乱れ
生温かく見逃して下さい。
>>561の続き いい加減くどいリハビリネタです

694ANKO:2011/02/13(日) 13:15:19 ID:4nfNugBj
注)相変わらずシナリオみたいな文章ですので、役者さんのように、皆さんの脳内演技で補充しながら読んでやってください


『リハビリ日記 歩行訓練編』
相変わらずシナリオみたいな文章ですので、役者さんのように、皆さんの脳内演技で補充しながら読んでやってください


『リハビリ日記歩行訓練編』

………警視庁捜査一課……

万里は昨日起きた傷害事件の捜査報告書を一通りまとめ、
コーヒーを飲みながら一息ついている。
ふと真島のデスクに目をやると、思わずクスッと笑みがでた。
「どうした、榎本。」
門倉が声をかけた。
「いえね、この間、野上さんのお見舞いにマンションへ行ったのよ。
その時の拓朗の様子がおかしくて」
「何かあったのか?」
「拓朗があんな世話好きとは思わなかった。
しかも締まりのない顔しちゃって野上さんを見るのよ。」
じっと話を聞く門倉の心配気な視線に気づく
「門倉さん、へんな勘ぐりやめてよ。やけるとかそんなんじゃなくて、なんだか微笑ましくて」

門倉は万里を見つめていた視線を外し窓を見ながら言った
「お前がどんな状態になっても真島以上に世話してやるよ」
しかし万里は微笑みながら
「そのお気持ちだけ有り難く頂きます。
そうそう報告書出来たから提出するわ」
とやんわりはぐらかした。

そのやりとりは資料整理をしていた部下の吉井と藤井にもまる聞こえだ。
「門倉さん、やる〜。ストレートに告ってるよ」
「でもあえなく撃沈…」
頭をつき合わせてひそひそと話す。
地獄耳の門倉に聞こえないはずはない。つかつかと近づいて
「お前ら、傷害事件の事情聴取してこい。早く病院へ行け!」と追い出した。
容量きてしまったのかな?
696ANKO:2011/02/13(日) 13:27:27 ID:4nfNugBj
……真島マンション……
病院へ行く支度をする二人。
芽衣子はグレーのスウェットを傍らに置いて着替え始めた
真島は袋から服を取り出してスウェットの横にポンと置いた。
「さすがにそれは地味すぎて可哀想かなと。
昨日買ってきたんだが。」
「え?あ、ありがとうございます」
広げると前面に犬の顔が大きくプリントされたトレーナーだった。
一瞬、目が点になる芽衣子
「かっかわいい。…なんだかアンに似てますね!」
「だろ。これと子犬三匹のプリントのか、豹のプリントか迷ったんだが」
(子犬三匹…。豹柄じゃなくて豹のプリントって…)
真島のセンスにはびっくりだが何よりその気持ちがうれしい。
自分の為にあれこれ選ぶ様子を想像すると、
芽衣子はたまらなく真島が愛おしくなった。
「ありがとう。真島さん大好き」
真島の腰に抱きつく。

「でも…これ着て訓練して、もし転んだら、
アンが痛がるような気がしちゃって…。
だからこれは家で着ます。今日はグレーのを…」
「そうか…。芽衣子は可愛いことを言うな。
じゃあ万里から貰ったのを着ていくか。
しかし女物を選ぶのは難しい。
また今度一緒に買いに行こうな」
「はい」
芽衣子は満面の笑みで返事をした
「君は買い物が好きだな。この間も嬉しそうだったし。
その後からリハビリも頑張ってやるようになって、
よっぽど楽しかったんだな」
芽衣子が頑張ってる本当の理由を知る由もない真島は
芽衣子の頭をポンポンと叩きながら微笑んだ
「ま、真島さん、大好きっっ」
芽衣子はさらに真島にぎゅっと抱きついた。
ちょっぴり申し訳ないと思いながら
697名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 13:29:01 ID:pQlftptv
名前が間違えてる… 
それもANKOさんの途中に入ってしまった ごめんなさい〜

>>692-693
私は大丈夫なんですよ 
ただ大切な職人様の作品を間違えてうpしてしまったことが
とても申し訳なくて、悪気はなかったんだということを
お知らせしたかったんです すみませんでした
698ANKO:2011/02/13(日) 13:37:48 ID:4nfNugBj
あ、管理人さん。こんにちわ
迷惑にならないよう投下しますと言っておきながら
初っぱなから注釈がダブってるし
容量越えそうなので
やはり新スレに投下し直します。
いやはや私のが一番最初なんておこがましくて
ここで最後にこっそりと思ったんですがww
699名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 13:38:51 ID:JqQciDKd
あと14KBあるからよっぽど長編じゃない限りこのスレでいけるよ
700ANKO:2011/02/13(日) 13:47:00 ID:4nfNugBj
じゃあここで続き投下しますw
701ANKO:2011/02/13(日) 13:52:10 ID:4nfNugBj
………警察病院………

病院の長い廊下を芽衣子を乗せた車椅子を押しながら歩く真島
リハビリルームに近づくと治療を終えたらしい
女子大生風の二人連れとすれ違った
一人は松葉杖をついて、もう一人は付き添いのようだ
「ね、あの先生、なかなかイケてたでしょ。
梨花に見せたいと思ってさ」
「うん、カッコ良かった。なんか沢村一樹に似てない?」
「でしょ〜。マッサージの時、無駄にエロいんだよ」
「やだ〜。私も骨折しちゃおかな。」
大声でしゃべり、笑いながら通り過ぎる
(ったく、何しにきてるんだか…。
しかもなんだ?あの野郎が沢村一樹似でイケてるだと?
俺にはただのニヤケた親父にしか見えん。
そもそも沢村一樹って誰だ。
無駄にエロい?やっぱりあの治療はどこか変な感じがしたが、
俺の心が狭いんじゃなかったんだ。今日も心配だ…)
真島は眉間に皺を寄せ、気難しい顔をしながら
リハビリルームの扉に手を掛けると
「真島さーん」と呼ぶ声が聞こえた。
振り向くと、捜査一課の藤井が駆け寄ってきた。
「オイ、病院で走るな」
「はぁ〜よかったー。やっぱりここでしたか。
お休みのところ申し訳ありません。お願いがあるんですが。」
「なんだ」
「昨日起きた傷害事件で怪我をした関係者の事情聴取にきたんですけど…
雑談には応じるんですが…。事件の事となると、なかなか口を割らなくて。
僕だとなめられてしまって…。
真島さんお願いします。立ち会ってください!
調書をとってくるまで帰ってくるなと門倉さんに怒られてて。」
必死に懇願する藤井。
真島はちらっと芽衣子を見た。
「私は一人で大丈夫ですから。真島さん、お仕事行ってきてください」
「仕方ない。すまんな。もし治療が終わる時間に間に合わなかったら
誰か迎えの者をよこすから」
「はい。でも私の事は気にしないで」
芽衣子は笑顔で応えると、藤井に会釈をして車椅子を回し部屋へ入って行った。
(真島さんには申し訳ないけど、一人の方が良かったわ。
真島さん、怖い顔して見てるからやりにくくて…)
そう思いながらドアの方を振り返ると、
心配げにガラス窓から覗いている真島と目があった。
芽衣子は笑顔で手を振った。
真島は後ろ髪引かれる思いで、藤井と別病棟へと向かった。
702ANKO:2011/02/13(日) 14:10:00 ID:4nfNugBj
……………………………
事情聴取は思ったより早く終わった
真島がじっと睨みつけると、あっさり自白したのだった。
「助かりました。真島さん、流石ですね。
なんか僕とはオーラが違うというか。
これで署に堂々と帰れます。本当にありがとうございました」
「いや、じゃまた明日」藤井と別れると真島は芽衣子の元へと急いだ。

リハビリルームに着くとちょうど訓練を終えた芽衣子が出てくるところだった
「良かった。間に合った。」
「真島さん、もう終わったんですか?」
「ああ、なんとかな。で今日はどうだった?」
「はい、筋力もついてきて順調に回復してるって」
「その…何かされなかったか?」
「?」芽衣子は首をかしげる
「あ、いや何でもない。疲れたろう、帰るか。」
「真島さんの方こそ疲れたでしょうに…。」
芽衣子が真島を見上げると優しく微笑み返してくれた

病院を出ると、外はちらちらと雪が降っていた。
真島は芽衣子の肩のストールをそっと掛け直してやる。
外は寒くても芽衣子の心はじんわりと温かくなった。

マンションに着くと、いつものように芽衣子を抱きえかかえて
ソファーまで運ぶ
「真島さん、ちょっと待って。」
「ん?」
「ベッドまで連れてってください」
「どうした?疲れたのか?」
「ううん、ベッドの端に座らせて。」
言われたように芽衣子を置く
「真島さんはちょっと離れて見てて」
少し離れた所に立つ真島(まさか…)
真島は緊張の面もちで様子を見守った。

芽衣子は足を床につけ、両手でベッドを押し、身体を前に倒す
ゆっくりゆっくり足に力を入れて、身体を起こす

そして芽衣子が立った。
重心を左に傾けながら右足を少しずつ前に出す。
そして左足

三歩めで身体がぐらつき慌てて真島が抱き留める
「私、歩けたでしょ。」
「ああ、」

「病院では立てただけなの。
歩くところ、最初に真島さんに見てもらえて良かった」
「ああ、よく頑張った…芽衣子」
真島は大きな手で芽衣子の頭を包み込み
ぎゅっときつく抱きしめた。


おしまい

とりあえずリハビリネタはこれにて終了です
長らくお付き合いありがとうございました。
春になったら二人に花見に行かせてあげようかな。
普通の、なんでもない幸せな時間を過ごさせてやりたいな
まだ書くんかい。とお思いの方、大らかな心で見逃してください
703名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 16:28:33 ID:D3hEeopr
ANKOさん
面白かったです〜
エロ男爵とのバトルは回避されたんですね
鍋といい芽衣子の洋服といいちょっとズレてる真島が可愛い
続き待ってます
704名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 16:40:20 ID:go3mRu0r
ANKOさん
歩けた芽衣子。よかった、よかった。真島ちゃん嬉しいだろうな。
私も嬉しい。(w
ANKOさんの書く芽衣子と真島は楽しくて大好きです。
続き楽しみに待っています!
705名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 17:20:49 ID:MkceWCX0
こんにちは。ASMDUSです。投下します。時間の都合で途中までとなっていますがご了承ください。
706@:2011/02/13(日) 17:21:38 ID:MkceWCX0

「あっ・・・ん・・・やぁッ・・・」


「芽衣子ッ・・・」


部屋の中は冷たい空気で充満しているにも関わらず、熱く交わっている2人の周りからひどく熱気が放たれていた。
芽衣子は凄まじい快感で気を失いそうになっていたがなんとか己を保っていた。


「真島さんっ・・・あっ・・・も・・・無理ッ・・・」


「愛してるッ・・・はぁっ・・・芽衣子!!」


貪るように突き上げる真島も限界に近づいている。最後の追い上げをするかのように腰の動きを早めると、芽衣子の嬌声がよりいっそう激しくなる。芽衣子の腰を掴むと、思い切り最奥を突き上げた。同時に熱い白濁を中に放った。


「・・・・」


先に目を覚ましたのは芽衣子だった。隣に眠る真島を確認すると、そっと衣服をかき集め、布擦れの音に気をつけながら慎重に衣服を纏っていく。


荷物をまとめ、静かに真島宅を出る。数百メートル歩いた時点でじわじわと目から涙が溢れてきた。


「ッ・・・」


女としての悲しみと、自分の腑甲斐なさからきた涙だった。
真島との行為は合意の上ではなかった。復讐を全力で止められた上に、一方的に思いを告げられ、無理矢理犯されたのだ。


真島が怖い。次に会ったときは監禁されるかもしれない。より激しく犯されるかもしれない。芽衣子は真島の手の届かない所へ逃げて復讐を再開しようと心に決めた。
707A:2011/02/13(日) 17:22:46 ID:MkceWCX0

「芽衣子・・・」


真島が目を覚ましたときには既に芽衣子は隣にいなかった。
真島は芽衣子に復讐の告白をされ、動揺し、ずっと前から抱いていた恋情を爆発させて無理矢理芽衣子を掻き抱いた。


(いやぁ・・・!!!放してッ・・・真島さん・・・)


もぬけの殻となった隣のスペースを見やりながら昨晩の芽衣子を思い出す。目に涙を溜め、必死に抵抗していた芽衣子。自分がどれだけ一方通行だったか思い知らされた。
どんなに想っても、なかなか伝わらないことに苛立ちながら真島は急ぐように自宅を飛び出した。


あんな風に異性に迫られたのは何年ぶりだろう。芽衣子は新幹線の座席に座りながらぼーっと考えた。
学生時代にサッカー部の主将に迫られたことがあった。あの時は全く恋愛に興味がなかったので交際を断った。
その後もしつこく交際を申し込まれた事を今でも覚えている。
・・・真島はサッカー部の主将よりも激しく、情熱的に接してきた。狂気に感じられる程に。そして想いを遂げようと自分を抱いたのだ。
708B:2011/02/13(日) 17:23:47 ID:MkceWCX0

ここなら見つからない。芽衣子は東京から遠く離れた地に来ていた。契約したばかりの新しい部屋を見渡すと、何故か心にぽっかりと穴が空いているように感じた。
これでいいのだ。何もかもを忘れて復讐の計画を練ろうではないか。芽衣子は電池が切れたかのようにベッドにその身を投げ出した。


真島は芽衣子が復讐を告白した部屋・・・芽衣子の自宅に来ていた。真島は愕然とした。ここに芽衣子はいない。家具から何から全て無くなっている。自分から逃げるように姿を消したのだ。


―――そんなに俺が嫌なのか、芽衣子。まだ復讐など考えているのか。


真島は決意した。何が何でも捜しだして捕まえてやる。芽衣子をこの腕の中に閉じ込めてやる。好きなんだよ!!!芽衣子!!!
真島の目は恋情につき動かされた野獣の目だった。もう誰にも止めることなんてできやしない。


709C:2011/02/13(日) 17:24:54 ID:MkceWCX0

三ヶ月が経過した。芽衣子が目を覚ますと、外は白みを帯びていた。冬の朝が今日もやってきたのだ。
時計を見るとまだ6時。そこそこの人間が活動している時間だろう。
ゆっくりとベッドから降りる。直立した瞬間、激しい目眩と吐き気に襲われた。


「ぅ・・・」


急いでトイレに駆け込んで昨晩口にした者を全て吐き出した。
半端ない量の冷や汗が吹き出した。嫌な予感しかしない。まさか、まさか・・・あの一回で・・・!!!


――――


「妊娠三ヶ月です。」


医者から告げられた途端、凄まじい絶望感が身体中を支配した。あの時無理矢理抱かれたときに、生命が宿ってしまったのだ。
真島との子。芽衣子は複雑な想いにかられた。復讐に専念しなければならないのに・・・。子供どころではない。芽衣子の心は押しつぶされそうだった。
710名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 17:26:16 ID:MkceWCX0
今日はここまでです。続きは時間がある時に。
お目汚し失礼致しました。
711名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 18:17:16 ID:4nfNugBj
おおお〜。こりゃまた意外な展開。
続きドキドキワクワクしながら待ってます。
712名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 22:16:13 ID:iy4VImep
続き楽しみ〜
713名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 23:05:43 ID:Iy/mmrOs
真島ちゃん、やる時は一発で孕ませそうですもんねぇ
もうアンの出産の時から目をつけてますから百発百中ですよwこのお話の中の子は無事に産まれるかな?ドキドキ
714名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 01:36:28 ID:uTS9FORG
続き楽しみにしてます!
ASMDUSさんのワイルドな真島さん好きだ〜
715名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 09:13:20 ID:WlDIN6SX
ANKOさん
今回も暖かい気持ちになりました
真島とは正反対タイプのイケメンリハビリ先生w、どうなることやら
衣食住の衣食に難ありの真島ちゃん、どうなることやら

ASMDUSさん
これは予想もつかない展開
キャラがたってるのでドキドキしながら待ってます
716ぎるちぃ:2011/02/14(月) 15:29:30 ID:VA/2/2dB
まとめの方、読者の方、職人の方、いつもありがとうございます
ぎるちぃです

あんまり長くないからこっちで容量いけるかな?
>>684の続きを投下します
717ぎるちぃ:2011/02/14(月) 15:31:03 ID:VA/2/2dB

(芽衣子視点)

昨日行った遊園地のレポートを彩乃ちゃんに求められ、
どこまで話していいものかと焦っていると、
「芽衣子ちゃん、彩乃ちゃん、ちょっとこれ見て!」
琴美さんが両手の平に乗るくらいの箱を持ってきて開けてみせる。
「わあ!かわいい!」
その中には、犬の形の飾りが乗った、ハート型のケーキ。
「もうすぐバレンタインデーだから、当日いらしたお客様にお配りしようかと思って。
 ワンちゃん用のケーキのサンプルを業者さんからいただいたの。」

バレンタインデー…。
それが世間でどういう日とされているのかは私も知ってる。

あの事件の原因は、私が買ったチョコレートケーキだった。
あんなもの、買わなければよかった、
いや、あのケーキを私が先に食べればよかったと
幾度後悔したか知れない。

「チョコと一緒に彼にあげるプレゼント、ネクタイにしようと思ってるんです。」
「あら、素敵じゃない。女性が男性にネクタイを贈るのは『あなたに首ったけ』って
 意味があるんですってよ。」
琴美さんと彩乃ちゃんの会話をどこか遠い話に聞いていると、
「芽衣子さんは、チョコとプレゼント、もう買いました?」
彩乃ちゃんが問いかけてくる。
「あ…ううん、私は、その…。」
口ごもってしまう私を見て、琴美さんと彩乃ちゃんは少し辛そうに表情を変える。
「芽衣子ちゃん…。」
「そうだ!私と一緒に手作りチョコ作りませんか?」
「手作り?」
「知り合いが製菓材料の卸業者をやってて、そこなら店頭で買うより安心ですし、
 自分達で味見しながら…ねっ?」
「う…うん。」
「やった!決まり!琴美さん、バレンタインの前日の夜、ここのミニキッチン
 お借りしてもいいですか?」
「ええ、もちろんよ。」

手作りで私が先に食べられるなら、大丈夫だよね。
真島さんに、バレンタインのチョコを渡せる。
ただそれだけのことが…うれしい。
本当は私、羨ましかったんだ…世間の普通の女の子が。
718ぎるちぃ

翌日、私はお休みで真島さんはお仕事。
私はアンをサロンにお願いして、街へ出た。
バレンタインデーも間近に迫ったデパートは、チョコの特設売り場が設けられ、
女の子達が群がっている。
その熱気にチョコも溶けてしまうんじゃないかと思うくらい。
私は紳士服売り場に向かった。
ネクタイを探して店内を見て回る。
『あなたに首ったけ』
琴美さんが言っていたのを思い出し、ちょっと気恥ずかしい

ふと、壁にディスプレイされたコーディネートに目が留まる。
白いワイシャツに黒のジャケット、合わせてあるネクタイは、
ダークグレーを基調に光沢のある黒でシンプルな模様が入る。
私は真島さんの姿を思い浮かべた。
出会った頃のくだけたスタイルも素敵だったけど、
ネクタイ締めてカチッと決めた真島さんはほんとにカッコいい。
「このネクタイ、真島さんに似合いそう。」
「バレンタインのプレゼントをお探しですか?」
つい出てしまった独り言に声をかけられてちょっと驚く。
「は、はいっ!」
「こちら当店のオリジナルで一点ものになっております。」
「一点もの…。」
世界にひとつだけの贈り物。
真島さんだけに贈る…。
「これ、プレゼント用に包んでもらえますか?」

帰り道、たった今買ったネクタイを胸に抱く。
愛する人に贈るプレゼントを選ぶ、ただその幸せをかみしめた。

2月13日の閉店後、彩乃ちゃんと一緒にモンアンジュのキッチンで
手作りチョコを作る。
彩乃ちゃんがどこからかメモしてきた達人パティシエのレシピ通りに、
甘い香りの中で出来上がった丸いトリュフチョコレート。
二人でその一つをつまんで口に入れた。
「んーっ!おいしーい!」
共に歓声を上げる。
十数年ぶりに口にしたチョコレート。
甘さが口の中に広がる。
「大成功ですね。」
形良くできたのを選んで箱に詰め、きれいに包装する。
「真島さん、きっと喜んでくれますよ。」
「彩乃ちゃん…ありがとう。」