【ととモノ。】剣と魔法と学園モノ。11【エロパロ】

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245マルメンライト:2011/04/06(水) 00:17:36.51 ID:TXilUtod
ふと眼を覚ますと、彼はまだ眠っていた。
その寝顔は優しくて、私はその頬に口づけて、体を起こそうとする。
昨日、彼を受け入れた場所は少し彼がまだ中に入ってるような感覚があった。
幸い、痛みはあまりないけれど足に力は入らない。
「…腰ぬけちゃった、飛べるからいいけど」
ボロボロになっている制服の上着を脱いでまとめる、スカートのしわを伸ばして、下着を身につけ私の上着の代わりに部屋の隅にかけられた彼の予備の制服を見つけてそれに袖を通す。
とりあえず、羽を出すため、勝手に背中に穴を開ける
私には大きすぎてブカブカなそれをきて、眠る彼の隣に座った。
昨夜の行為を思い出し少し恥ずかしくなる。

「…初めてが普通で良かった」
ノームの言うとおり、初めてはすごく痛くて、体が裂けてしまいそうだった。
彼が優しくしてくれたから途中から感じる事が出来たけど、もし私の初めてがあの洞窟で奪われてしまっていたら、きっと私は耐えられなかった。
2回目にあの洞窟で彼がしようとした行為を受け入れて、その激しさをこの身で知った。
一度感じたあとだったからこそ、受け入れられた、彼の与える刺激を快感として受け止められた、絶頂を感じて、絶え間なく絶頂しつづけられた。
もし、あの洞窟で初めてをあの激しさで失っていたら、きっと痛みしか感じなくて、私はその痛みを与えた彼を受け入れられたか分からない。
あの快感が全部痛みだったら、思わず体が震えてしまう。
あの激しさを受け止められたのは彼が私のために苦しんでくれたからだと私は思う。
彼は私を傷つけたと思っていたけど、改めて、私は彼に救ってもらったんだと、そう思う。
「ん、フェアリー…」
彼が私を探して腕を伸ばす。
「大丈夫…私はここにいるよ…」
彼の手を握る、安心したように彼の寝顔がほほ笑みに変わる。
ずっと、彼は自分の想いに苦しみながら、私と共にいてくれた。
今度は私がそれを受け入れていく番、彼の欲望を受け入れていく番。
優しい彼と、激しい彼、一度、受け入れた私に受け入れられないはずがない。
「いつでも、求めていいんだよ…」
眠る彼に囁いた。
246マルメンライト:2011/04/06(水) 00:18:34.44 ID:TXilUtod
「…そんなこと言ってると、後ろの初めてだって奪っちまうぞ」
どうやらいつの間にか起きていたらしい彼が私にそう言う。
後ろの初めてというのはお尻の穴のことだろうか?ノームにもらった本を読んで変則的にそこですることもあるのは知識として知っている、経験は当然ないけど、彼はもしかしてそれがしたいのだろうか?
「別に?したいなら良いけど?」
本では気持ち良さそうだったから、正直すこし興味がある。
「アホか…前であれだけ限界なんだから後ろでやったらお前の後ろがガバガバになるわ」
呆れたように彼が呟く。
…ちょっとされてみたいかも、と思ったのは内緒にしておく、言ったら多分この場で実行される、さすがに今日この場でされるのは遠慮したい。
体を起して残った眠気を払うかのように頭を振って彼は私の姿を見た。
「それ…俺の予備の制服だよな?」
何で着てるんだとばかりに彼が私を見る。
「いや…私の制服の上着、あれだし…」
私の制服の上着…もとい、かつて制服だったはずのものを指差す。
もはや制服というより糸くずと布らしきものの塊だった、どう見ても着れそうにはない。
「…ごめん」
彼が謝る。
「大丈夫…それよりヒューマン」
彼に向けて手を伸ばして目をつぶる。
「ん…」
口づけを交わす。
不意に、視界の端で布団が膨らんでいるのが見える。
布団をはがすと、彼のそこが元気に天井に向かってそそり立っていた。
「朝から元気だね…」
「…生理現象だからな」
彼が少し恥ずかしそうに頬を掻く。
そっと私はそれに、手を伸ばす、触ってみると思ったよりも硬くてびくびくと震えて温かい。
「…どうかしたか?」
じっと彼のモノを見つめる私に彼がそう言ってくる。
「辛い?」
彼に私は聞いてみる。
「いつものことだ、しばらく待ってればおさまる」
そう彼は言うけれど、びくびくと脈打つそれはどう見ても苦しそうに見える。
不意に、私はあることを思い出した。
「…ねぇヒューマン、口でしてあげようか?」
247マルメンライト:2011/04/06(水) 00:24:34.07 ID:TXilUtod
「は?」
彼が私の言葉に目を丸くする。
「…ノームにもらった“ご奉仕させてご主人さま”って本読んで、そう言うのがあるって私、知ってるよ?」
「…あいつ母親だよな?」
ヒューマンがどこか遠くを見ている。
本では確か…
「ご主人さま…私にご奉仕をさせていただけないでしょうか?」
こんな感じで、上目づかいで見るのが正しかった気がする。
「…」
ヒューマンが私を無言で見てる、手の中のソレがまた少し固くなった。
「…頼む」
なぜか、ヒューマンが少し恥ずかしそうにそう答える。
「はい、それでは…ご奉仕させていただきます」
本でドレスみたいな服を着ていたフェルパーの少女の言葉をそのままなぞって口にする。
口を大きく開けて、彼のそれを咥える、大きくて少し顎が辛い。
本でしていたように、先をなめて、棒のようなそれを上下に手で擦る。
「はむ…ん、あむ…」
もう片方の手で、彼の袋のような場所を揉み、アイスキャンディーのようにそれをなめてみる。
「うあっ…いい…ぞ、フェアリー」
「ほんふぉ?」
彼が気持ちよさそうな顔をしている。
うれしくなって夢中で彼をなめしゃぶる。
次第に彼の先から汁のようなものが溢れてくる、なめてみると少ししょっぱい。
続けているうちに、私もお腹が熱くなってくる。
―なんか変な気分…―
だんだん体が火照ってくる。
不意に、行為を続ける私のそこを彼の手がなでる。
「…濡れてるなフェアリー」
「な、なんでだろ…なめてたら、変な気分が…」
「続けてくれ…俺も続ける」
「うん」
彼に愛撫を受けながら彼のそれを夢中で味わう。
与えられる快感を返すように。
「く、フェアリー…出る…」
彼が苦しそうにそう言っている。
「ふーふー」
私も彼の愛撫のせいで達しそうになっていた。
頭がボッーとして、彼をひたすら味わうことしか考えられない。
「うぁ!」
彼の腰が震えて私の口の中に欲望を吐き出す。
「んん〜」
少し驚きながら喉に叩きつけられるそれを、私は少しむせながらのみこんでいく
彼の熱が喉を伝わって、お腹の中が熱くなる。
―変な味、でもあったかい…―
「おい、フェアリーお前…まさか」
「ん?」
彼が私を何か驚いた眼で見ている。
「飲んだのか?」
「え?飲んじゃいけないものだった?」
本だと確かに飲んでたはずだけど…?もしかして何か間違ってたのかも知れない。
そう言えば本では口をあけて、たまったものを見せていた気がする。
「あ…ごめん、私すぐ飲んじゃった…口にためて見せて、「いいよ」って言われてから飲まないといけないのに…」
あんなにしっかり覚えたと思ったのに驚いて手順を一つ飛ばしてしまった。
「いや…まぁすぐ飲んでも、問題はない」
「そう…よかった…今度するときは気をつけとく…」
248マルメンライト:2011/04/06(水) 00:27:23.85 ID:TXilUtod
それよりも…なんか、むずむずする、彼はイったけど私はまだイってない、昨日初めて失ったばかりなのに、あれだけ愛してもらったのに何というか……すごくしたい。
「あの…ヒューマン、なんていうか、その…」
なかなか言い出すことができなくてもじもじ震える。
みだらな女と思われないだろうか?
そんな私をみた彼が笑って、横になったまま私を自分の腰をまたがらせるように、抱き上げる。
「フェアリー、悪いな」
「ふぇ?」
「あんなのみたら我慢できない」
彼が私のことを求めていた、そして同じように私も彼のことが欲しいと思っていた。
だから、答えは簡単だった。
「…いいよ、またしよう…ヒューマン、今度は私も頑張って動くね」
「そいつは魅力的だな」
彼が下着をずらして突き込んでくる。
腰は少し痛いけど、頑張れば動ける。
快感に震えながら、私は再び彼の欲望をこんどこそ自分から受け止めた。
249マルメンライト:2011/04/06(水) 00:35:27.90 ID:TXilUtod
3回目になる行為を終えると私のお腹が小さく鳴った。
「そろそろ朝ごはん、食べにいこっか」
彼のお腹の上に乗ったまま彼にそう告げる。
「先にデザートを食べた気もするが、そうするか…服着るからどいてくれ」
「は〜い」
乱れた制服を直しながら、私は彼と繋がりをといた。
「ふいてやろうか?」
抜いた瞬間あふれ出た精液をみて彼が言う。
「いや…良い、ヒューマンにされたら多分濡れちゃう」
「…そうか」
はずかしかったけど、ティッシュをもらってふきとった。
ちなみに、下着はスカートに入れていた予備を履いた。
彼も下着をはいて自分の制服に袖を通して起き上がる。
ベッドに座ってそれを待ちながら、立ち上がった彼の腕に自分の腕をからめて羽で浮遊する。
「自分で歩けよ」
恥ずかしそうに彼が笑った。
「無理、あんなにしたから歩けない」
「今夜が楽しみだフェアリー」
「そうだね〜」
そんなことを話しながら私達は食堂に向かう。

曲がり角を曲がるとちょうどディアボロスの部屋があいてフェルパーとディアボロスの二人が出てきた、そして普通に目があった。
「あ」
私達4人の声が重なる。
「お、おはよう二人とも」
「お、おはよ、フェアリー、ヒューマン」
少し肌のつやが良いフェルパーが答える、ただなんか様子がおかしい。
「よう旦那、昨夜はずいぶん楽しんだみてぇだな」
腕に抱きついている私を見たディアボロスが煙草をくわえたままヒューマンの肩をたたく。
「だまってろディアボロス、お前は人のこと言えんのか?」
様子のおかしいフェルパーをみたヒューマンが笑ってディアボロスの胸を叩く。
「フェルパーがご褒美くれてな、“花見”とかいろいろ楽しんだぜ…まぁ、見てるだけじゃなくて、ついつい手を出して散らしちまったがな」
意味深にディアボロスが笑うとビクン!とフェルパーの尻尾が立った。
なんか、フェルパーが自分のお尻を気にしてる気がする。
「……痛いかったのに…痛いのがあんなに…絶対、私変なの目覚めた…目覚めちゃった、もうお嫁にいけない…」
多分、気にしないであげた方が良いんだろう。
「…お前何した、なんか散ったというか、むしろ咲いたみたいなことうちのドクター口走ってるぞ」
ヒューマンが少し引いてる。
「いや…調子に乗っていろいろやったら、なんか目覚めたらしい」
新境地に達したらしい彼女に感想をきいてみたかったけど、フェルパーが危険そうだからやめておく。
「お前たちは廊下で何を話してるんだ、少しは学生として節度を考えろ馬鹿者どもが」
スノウを肩車したまま階段をおりてきたバハムーンが私達を見て呆れたように呟く。
「子持ちのお前が節度を語るな」
ディアボロスとヒューマンの声が重なった。
「……それもそうだな、すまん、だが娘がいるからやめろ」
「ままーおたのしみってなに〜?」
「…スノウも大人になったらわかる」
「ふーん」
娘の問いにノームはほほ笑みながらそう答える。
「あの…ノーム」
その答えはさすがにどうかと思う。
「…嘘は言ってない、それに女の子だからいつかは経験する」
「…そうだね」
この話題はスノウの今後のためにやめとこう。
250マルメンライト:2011/04/06(水) 00:36:29.57 ID:TXilUtod
折角集まったから私達は7人そろって食堂に向かうことにした。
「あ、そうだノーム、後で制服直して」
「…昨日おろしたばかりなのにまた?」
「ヒューマンお前、猫かぶるのやめたんだな」
「ああ、もう温かい季節になったからな、かぶる必要ないだろ」
「にゃーにゃー、どしたの?おしりいたい?」
「痛かったのに…痛くて…でもそれが…気持ち良くて…痛いのが良くて…」
「スノウ、フェルパーは今悩んでるから静かにしてやれ、それよりも今日こそピーマン食べろよ」
「え〜!?もうぴーまんや〜」
くだらない、何気ないことを話しながら私達は歩いていく。
…一名だけ、新しい自分と戦ってるけど。
251マルメンライト:2011/04/06(水) 00:37:36.91 ID:TXilUtod
先頭のヒューマンが食堂の扉を開くと、食事をしていた全員が立ち上がって彼に敬礼する。
今まではずっと不思議だったけど今なら理由がちょっとわかる。
「それにしても、フェアリー、どうしてずっとヒューマンの腕にくっついてるの?」
意地悪そうな笑みを浮かべてノームが笑う。
私もそれにのることにした。
「その…ヒューマンが激しくて…腰が…」
頬を染めて照れてるようにそうつぶやく。
嘘はついてない、実際今の自分が一人でまともに歩けるかはわからない。
朝起きてから更にしてしまったというのもある。
私の衝撃的な発言に食堂に緊張が走った。
「テメェら…お前らは何も今聞かなかった…そうだよな?」
ヒューマンが自分を見つめる視線に銃を引き抜く。
「イエス、サー!私達は何も聞いておりません、静かに食事に集中しております、イエス、サー!」
彼らの言葉に彼は笑う。
「まぁ良い、今日は好きなだけ騒げ、今日の俺は気分が良い多少の騒ぎは許してやる」
そう言っていつもの指定席に座る彼を見ながらひそひそと会話が交わされる。
今、あの軍曹、信じられないこと言わなかったか?
つかあのフェアリーの服どう考えても軍曹のサイズだよね。
おい、余計なことを言うな!死ぬぞ!
そんな言葉が交わされる。
そんな彼の向かいに私は座る。
みんながそれぞれ自分の席に座って食事の前で手を合わせる。
「いただきます」
「まーす」
そんな声が食堂に響く…

タカチホ義塾は今日も平和だった。
252マルメンライト:2011/04/06(水) 00:39:35.33 ID:TXilUtod
俺はどうしようもないくらい歪んでる
今でもあいつのことを壊してしたくて
あいつが居ないと心配で
気づけばあいつのそばにいて
あいつの気持ちに付け込んで
それでもあいつといたいから
隣であいつが笑うから
あいつのことを守ってやろうと俺は再び胸に誓った。

きっとそれが、あいつに俺がしてやれる、たった一つのことだから
それが歪んだ俺の中にある
たった一つ真っ直ぐな想い
253マルメンライト:2011/04/06(水) 00:45:58.54 ID:TXilUtod
以上でフェアリー×ヒューマンは投下終了です。
ディアが言ってた"花見"はまた後日投下するかもしれません
…仕事が片付けば

とりあえず今日はフェルパー×ディアボロス、ノーム×バハムーン、
フェアリー×ヒューマン3つのまとめ?になるチームとしてのエピローグを
投下
254マルメンライト:2011/04/06(水) 00:53:11.19 ID:TXilUtod
うっそうと生い茂った森に、激しい戦いの音が鳴り響いている。
プリシアナゴーレム、そう呼ばれる石の巨人と6人、いや7人の少年少女が戦っていた。

「いくぜ、合わせろフェルパー!」
「オーケイ、いくよディア」
鏡に映るように背中合わせに立った二人が呼吸を整え、最大の技を放つ。
『天剣…絶刀!』
降り注ぐ二重の斬撃の嵐に、ゴーレムの体が軋んだ音を立てる。
だが、ゴーレムはその刃の雨を耐え抜いて、反撃とばかりにその巨大な腕をその2人に振りおろす。
しかし、二人はよけない、むしろ余裕の表情でそろって煙草に火をつける。
そして、それを証明するかのように、ゴーレムの攻撃は突然現れた虹色の壁に壁に遮られた。
「二人とも、仲が良いのは良いけど、スノウちゃんも居るんだから外でラブラブしすぎちゃだめだよ?」
壁を作りだしたフェアリーが、魔道書を開いたまま二人をたしなめる。
壁に攻撃が防がれたゴーレムは再度の攻撃のため腕を振り上げる。
しかし、振り挙げられた腕は振り下ろされることなく宙に舞った。
「…ふむ、ゴーレムといっても多少硬い程度だな、…ノーム」
両手に巨大な剣を持ったバハムーンは斬り落とした腕を踏みつけ、背後の妻の名を呼ぶと灼熱のブレスをゴーレムに放つ。
「…了解…」
彼の言葉に応えるようにノームは杖を大きく振って呪文を紡ぐ。
「…凍っちゃえ…ブリザード」
急速な過熱と冷却により、ゴーレムの体には無数のヒビが入っていく。
それでもまだあがくようにゴーレムが健在な腕を無防備なノームめがけて振り下ろす。
「ままをいじめちゃだめ!ひっさ〜つ、りーりーのまね〜〜!!」
ノームの背後に隠れていた白い髪のノームの子供がそう叫んで手を前に突きだす。
「まねっこ、まほーへきー」
緊張感が全く感じられない言葉とは裏腹に、強大な魔力で作られた魔法壁はゴーレムの最後の抵抗を受け止めて、残ったゴーレムの腕と共に砕け散る。
攻撃の手段を失ったゴーレムの目の前に、獣のような笑みを浮かべたヒューマンが立つ。
「あばよ、意外と楽しめたぜ」
銃声は一発…森が大きく震え、ゴーレムの体が砕け散った。

タカチホ義塾
この年現れたそのパーティはその類まれなる才能と力を持って見事、三学園の交流戦で優勝という輝かしい栄光を残した。
されど、彼らのチームには名前がなかった。
ただ、何かに導かれるように集まった寄せ集めのチームが、1年の時を経て、結束を深め6人から7人、本当のチームへと成長していっただけだったから。
だから彼らはこう呼ばれた
「ネームレス」
名状しがたい、そんな彼らをたたえるように…。


―――――――
以上でチーム「ネームレス」の話は終了です。
あんまりシリーズ物っぽくなかったのに
無理やりシリーズ物っぽくしました、ごめんなさいorz
楽しんでいただけたら幸いです。
拙い文しかも連続で大量投下と失礼いたしました。
改めて前回、前々回GJいただきましてありがとうございました。
255名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 02:54:00.01 ID:y+5btggy
どうなることかと思ったが、最終的には幸せそうでよかった
GJでした
256名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 00:46:00.32 ID:V1izY13n
GJ。
バハ×ノムの話の時にあった
「フェルパーはにゃーにゃー、ディアボロスはもーもー」
でディアは牛かよって思ったけど
にゃーにゃー言ってる仔フェルパーを想像して悶えたのでおk。
お疲れ様ですた。
257名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 21:13:58.42 ID:Ob+oQs9w
お疲れ様です。GJでした!
彼らがとても好きになったので花見にもきたいしています。
258 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:29:22.22 ID:isf4lavP
ととモノ3DSとかあるけど、2Gみたいなものでしょうかねあれは。
とりあえず一本投下します。

注意としては、セレ子×ドワ子の百合モノでお尻ネタあり
楽しんでいただければ幸いです。
259 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:30:15.55 ID:isf4lavP
彼のパーティは、時に掃溜めと称される。
しかし、それは一般に想像される、いわゆる使い物にならないものの集まりとは少し違っていた。
「おいフェアリー、肉食わねえのか、肉!?もらっていいかそれ!?あ、ドワーフもそれ食わねえならくれー!」
「ダメだよぉ、楽しみに取ってあるんだからぁ…」
いつも異常なほど元気なヒューマンに、非常におっとりとしたドワーフ。この二人は、最も早くからパーティを組んだ者達である。
「あー、好きなのとっとく派かー!んじゃ、フェルパー……は、肉ねえのか…」
「肉」
ヒューマンの言葉に、フェルパーはそちらへ顔を向けた。
「お前、飯食うの早えよなー!」
「うん、早い」
「うまそうに食うしなー」
「おいしい」
「幸せそうだな」
「しあわせ」
ほぼオウム返しに近い受け答えしかしないフェルパー。極度の面倒臭がりで、非常にマイペースな彼女は、受け答えすら最低限の言葉で
済ませてしまうのだ。
「ヒューマン、みんなの邪魔しないでやってくれよ。楽しく食べるのは結構だけどさ」
「えー、邪魔してねえぞ俺ー!」
「まあ、会話があるのはいいことだけど……バハムーンとセレスティアは、ほんと喋らないね」
フェアリーの言葉に、バハムーンは顔を向け、セレスティアは完全無視で黙々と食事を続ける。
「話す内容がない。必要性もない」
「ちぇー、気取りやがってこの野郎!あ、そうだ!飯食ったら勝負しろよな!今度こそ勝ってやる!」
「お前には一生かかっても無理だ。だが、挑んでくるなら相手はしてやる」
「二人とも、喧嘩なんてダメだよぅ……仲良くしようよぉ」
「止めたいならこいつに言え。頭の中身も相当に下等らしくてな、俺にはどうやっても勝てないのをわかろうとしない」
そんな仲間の様子を見ながら、フェアリーは溜め息をついた。
ヒューマンは、格闘家として非常に優れた資質を持っていた。それに加え、個人的に好きな種族なので真っ先に誘った相手なのだが、
その彼を、バハムーンはいとも容易く降した。その試合内容が、また圧巻だった。
まずは格闘家同士として戦い、指一本触れさせずに勝利。次に戦士として戦い、相手を全く寄せ付けずに勝利。最後には風術師として
戦い、もはや動くことすら封じた上での完全勝利。
彼は、異常とも言えるほどの天才だった。そのせいか、種族の中でも飛び抜けて自尊心が高く、他人の全てを見下している。そんな彼を、
フェアリーは苦心して仲間に引き込み、結果としてヒューマンが事あるごとに勝負を挑み、バハムーンがそれを降し、ドワーフが
泣きそうになりながら治療するという構図がすっかり出来上がっている。
だが、その彼が唯一、同等に扱う存在。それがセレスティアだった。
彼女もまた、驚異的な天才だった。翼の漆黒に染まった堕天使。時に器用貧乏とも称される学科だが、彼女の持つ技量は専門職に
勝るとも劣らない。欠点があるとするならば、彼女はセレスティアという種族であるにもかかわらず、信仰心というものを微塵も
持っていないというぐらいだろう。
また、彼女は滅多なことでは口を開かず、仲間に心を許している気配もない。自分は自分、他人は他人というように、心の中で大きな
壁を作っているようだった。
260 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:30:51.83 ID:isf4lavP
それとまったくの正反対と言える存在が、ドワーフである。
食事を終え、各人はそれぞれの行動を開始した。セレスティアはさっさと部屋に戻り、バハムーンとヒューマンは体育館へ向かい、
その後をフェルパーを持ったドワーフが追いかける。いつものように、決着が早々につくのが目に見えていたため、フェアリーは
自分の部屋に戻り、次の探索の準備を整えていた。
装備品の手入れを終え、消耗品を調達しに購買へ向かう。その帰り、ヒューマンの治療を終えたらしいドワーフとばったり出会った。
「お、ドワーフお疲れ様。結果はどうだった?」
「もう、見てられないよぉ〜……ヒューマン君、またぼろぼろになっちゃって、すっごく悔しそうだったよぉ…」
「それでも諦めないんだから、よくやるよ」
「頑張り屋さんなのはわかるけどぉ……仲間同士なのにぃ…」
そう呟き、彼女の表情は少し暗くなってしまう。そんな雰囲気を変えようと、フェアリーは話題を変えることにした。
「あ、そうそう!さっき購買に行ったんだけどさ、色々買ったら値段がちょうど777ゴールドだったんだよ。で、1000ゴールド
出してお釣りもらう時に『333ゴールドだよね』って言ってみたんだけど、さすがに引っかかってくれなかったよ。ははは」
彼の言葉を、ドワーフはきょとんとした顔で聞いている。そして、いかにも不思議そうに言った。
「……333ゴールドじゃないのぉ?」
「………」
彼女は、全てにおいて要領が悪く、おまけにドワーフという種族では珍しく、計算も非常に苦手としていた。
「お?お前等、何話してるんだー!?俺も混ぜろよー!」
「おー、ヒューマン。体はもう平気なのかい?と、それより、ドワーフに計算教えてやってくれないかな。1000引く777が、
333だと思ってるらしいから…」
「え?合ってるだろそれ?」
「………」
ヒューマンも、格闘家としては優れた資質を持っているが、それ以外では何も持っていない。特に頭脳労働は壊滅的だった。
「……二人とも、繰り上がりって知ってる?まずね、777に3を足したら、780になるだろ?」
「あ、わかったぁ。123ゴールドだぁ」
「違う……違う」
「えぇ〜?でも、7に3足して、次が8になるから2足して、次が9に…」
「ならないよ!そこが違うよ!いいかい?まず777に3を足して780!ここに20を足したらいくつ!?」
「えーっと……80と20で……100になるから…」
ドワーフとヒューマンは、両手を使って必死に計算している。
「えと、800?」
「そう。だからそこにいくつ足したら1000になる?」
「200だな!」
「そう。で、今の計算を合計して、お釣りはいくら?」
「223……あれぇ?なんでぇ?」
「『なんで?』じゃないだろっ!777に1000出したら、お釣りは223なの!」
頭痛と胃痛を覚えながら、フェアリーは必死に説明する。
「そうか、なるほど!777に220を足すと997で、そこに3を足せば1000なんだな!」
「え?……あ〜、そっかぁ。ヒューマン君、すごいねぇ」
「……いや〜、僕からすれば君達二人ともすごいよ…」
261 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:31:38.99 ID:isf4lavP
こんな二人では、もちろん他のパーティから誘いなどあるはずもない。おまけにドワーフは、冒険者として致命的とも言える問題を
抱えている。
一夜明けて、一行は冥府の迷宮にいた。そこの敵は周囲と比べて格段に強く、この辺りから後衛も火力としての動きを期待され始める。
「早速お出ましか。フェルパー、敵だ」
「敵!」
バハムーンが言うと、彼の担ぐ道具袋がピクリと動き、中からフェルパーが飛び出した。一度尻尾を震わせると、その先端が二股に分かれ、
指には鋭い爪が伸び始める。
「ちょっと数が多いな。なるべく魔法で減らすけど、ドワーフ…」
「………」
ドワーフは泣きそうな顔でフェアリーを見つめ、手にしたぱちんこを封印でもするかのようにきつく握りしめている。
「やっぱり、期待はできないかい?」
「だ、だって、だって……モンスターさんだって、こんなので撃たれたら痛いよぉ……し、死んじゃうかもしれないんだよぉ…?」
「ふん、殺しに来てる相手に、そんな気遣いなど不要だ。それもわからないのか、お前は。もっとも、自分が殺されかけてもその態度を
貫く点に関しては、認めてやるがな」
ドワーフは、優しすぎるのだ。モンスターですら傷つけることができず、その結果、彼女は最初にいたパーティから役立たずとして
放り出された。もちろん、フェアリーも最初は彼女のことなど眼中になかったが、ただ一つ、彼女が何者にも負けない力を持っていたため、
パーティに誘ったのだ。
「バハムーン、今日はツンデレ学科かい。となると、全体魔法は期待できないね」
「魔法が使えても、使う気はない。隣の馬鹿に、格の違いを教えてやらなきゃいけないんでな」
「何だとー!?そんな変な学科になんか、負けないんだからなー!」
「ふん、そうか。まあ、馬鹿にするのは結構だが、どうせ負けるんだから後が辛いぞ」
「ふざけんなー!絶対俺が勝ってやるから、見てやがれー!」
二人が言い争っている間に、セレスティアとフェルパーは戦闘を開始していた。
セレスティアの鎌が無慈悲に相手を切り裂き、フェルパーの爪が相手を引き裂く。それに続き、ドワーフ以外の全員が攻撃を仕掛けていく。
当然、敵も黙ってやられてはいない。攻撃を受け、傷つく仲間を、ドワーフはそれこそ泣きそうな顔で見つめていたが、やがてしっかりと
手を合わせ、その場に跪いた。
「神様……お願い、みんなを助けて…!」
その瞬間、祈りは魔力となり、仲間達全員の傷が一瞬にして消えていく。恐らくはヒーラス程度の魔法なのだが、彼女が使う回復魔法は、
他の誰が使うものよりも高い効果を発揮した。賢者であるフェアリーのルナヒールですら、彼女の使うヒールと同レベルなのだ。
冒険において、彼女が持つ唯一と言ってもいい能力は、その類い稀な信仰心による高い回復能力だった。
しかしもう一つ、彼女はこのパーティにおいて、重要な役目を持っている。
戦闘を終え、フェルパーが道具袋に潜り込む。それをバハムーンが担いだところで、ドワーフはセレスティアにそっと近寄る。
「あのぉ、大丈夫?怪我、もうない?」
「……ええ、大丈夫」
ほんの僅かに笑みすら浮かべ、セレスティアは答える。この信仰心を持たない堕天使は、なぜかドワーフにだけはある程度ながらも
心を許していた。そもそもが話しかけ辛い雰囲気を持っているために、誰も彼女に近寄りたがらないのだが、ドワーフはあまり
気にしていないらしい。
フェルパーとヒューマンが前衛を務め、セレスティアとバハムーンがその中間を担い、ドワーフとフェアリーが後衛を担当する。
そうしている限りは、彼等のパーティはなかなかに優秀な戦績を収めていた。だがそれでも、彼等は掃溜めと称される。
262 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:32:24.59 ID:isf4lavP
というのも、フェアリーを除き、彼等は誰も彼もがパーティから追放された者達なのだ。
その理由を、彼等が互いに尋ねることはない。理由を知るのはフェアリーのみだが、彼もあえてそれを話すことはない。
無事に探索を終え、プリシアナに戻った彼等は学食へ向かうことになった。だが、セレスティアと、道具袋の中でおにぎりを
盗み食いしていたフェルパーは、部屋へ戻ると言う。
「ご飯、一緒に食べないのぉ…?」
「お腹空いてないし、付き合う義務もない。それより…」
そう言うと、セレスティアはドワーフの耳元で何か囁いた。
「そういうことだから、わたくしはこれで」
フェルパー入りの道具袋を担ぎ、セレスティアは去って行った。それを見送りながら、バハムーンがぽつんと呟く。
「あの猫女にも困ったもんだ」
「そうだね。今度っから、フェルパーの入ってる袋には消耗品入れないようにしよう」
「……そうだな」
その後は、いつもと変わらぬ光景である。ヒューマンがバハムーンに手合わせを挑み、それをドワーフが止め、バハムーンが軽い挑発を
混ぜて承諾し、フェアリーは出番がない。リーダーのはずが、最近影が薄くなっているのが、フェアリーの密かな悩みだったりする。
食事を終え、バハムーンとヒューマンは体育館の一角を借りて手合わせをし、やはりバハムーンの圧勝に終わる。ヒューマンの治療を
終えると、ドワーフはようやく自分の部屋に戻ってきた。
一日分の汗を吸った服を脱ぎ、備え付けの浴槽に湯を張る。それが溜まるまでの間に、ざっと全身にブラシを掛け、余計な抜け毛を
取っておく。ついでに翌日の用意も整えておき、枕元に着替えを用意したところで浴室に向かう。
浴槽に入り、中に座るようにして、ゆっくりと体を湯の中へ沈めて行く。太股が入り、尻尾が入り、尻から腰、腹へと浸っていく。
しばらくの間、ドワーフはその温かさを味わうように、ただじっと目を瞑っていた。やがて目を開け、石鹸を手に取ると、まずは腕から
洗い始める。
さすがに汚れているらしく、泡立ちはかなり悪い。ドワーフは丁寧に石鹸を塗り込み、それを湯に浸して泡立て、洗い落としていく。
それが済むと、今度は上半身に石鹸を付けていく。首を擦り、肩を擦り、胸に手をやったところで、ドワーフは一度手を止めた。
「………」
自身の、あまり膨らんでいない胸を眺める。そこをしばらく見つめてから、ドワーフはそこを丁寧に石鹸で擦る。
「……ふ〜…」
少し恥ずかしげにそれを終えると、ドワーフはハッとしたように腋の臭いを嗅ぐ。
やはり汗をかいただけに、臭いがだいぶ強い。石鹸を湯に浸し、それを手で擦ってしっかりと泡立てると、ドワーフは丁寧に腋を洗う。
それを終えると、一度肩まで湯に浸かり、しっかり擦って石鹸を洗い流す。しばらくそのまま体を温めてから、今度は立ち上がり、
下半身に石鹸を付け始める。
下腹部から太股、続いて尻尾と手を滑らせる。普段ふさふさした尻尾は、濡れたせいでかなり貧相な姿になっている。
その裏側、特に付け根部分に、しっかりと石鹸をつける。さすがに表情は少し恥ずかしげだったが、彼女の手が止まることはない。
それも終えると、ドワーフは一度大きく息を吐いた。心を落ち着けるように石鹸をもう一度湯に浸し、手にしっかりと泡立てる。
心持ち足を開き、臀部にざっと石鹸をつける。そして割れ目をなぞるように、しっかりと擦る。
「ふ、んっ……はぅ…!」
指が動く度、全身に快感が走り抜け、ドワーフは熱い吐息を漏らす。それでも手は止めず、さらには秘部の方までしっかりと洗う。
「んんっ……ふぅ〜」
それが終わると、ドワーフは力尽きたように座り込んだ。何度か息を深く吸い込み、呼吸が落ち着いて来ると、先程石鹸を付けた部分を
丁寧に洗い流す。
263 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:32:57.86 ID:isf4lavP
最後に髪を洗い、全身をシャワーで洗い流すと、風呂を出る。全身湿っているため、服はなかなか着られない。とにかく胴体部分だけを
しっかりと拭き、辛うじてタンクトップとハーフパンツを着られる程度まで乾かし、あとは毛が乾くまでのんびりと待つことにする。
体毛が元のふさふさ具合を取り戻すまでには、さすがに長い時間がかかり、気付けば消灯直前の時間にまでなっていた。
ドワーフは急いでジャージ上下を着込むと、鍵を持って部屋を出る。きょろきょろと辺りを見回し、人気がないことを確認すると、
パタパタと廊下を走りだす。しばらくして、とある一室の前で足を止めると、ドワーフは遠慮がちにドアをノックした。
ややあって、カチャンと鍵の外される音がする。部屋に入ろうとドワーフが手を伸ばした瞬間、パッとドアが開き、中から伸びた手が
彼女の腕を掴んだ。
「あっ、わっ?」
強く腕を引かれ、ドワーフはよろめきながら室内に引き込まれる。彼女が完全に中へ入ると、セレスティアは即座に鍵を掛け、ドワーフを
ぎゅっと抱き締めた。
「いらっしゃい。ふふ、時間ギリギリ」
「あ〜、びっくりしたよぉ。ごめんねぇ、毛がなかなか乾かなくってぇ…」
「わかってる。それにこれだけギリギリなら、今日も泊まってってくれるでしょう?」
「う、うん……見つかったら、怒られちゃうもんねぇ」
「嬉しい。ん……ふわふわっ!」
まるでぬいぐるみを抱き締めるように、セレスティアは力いっぱいドワーフを抱き締める。ドワーフの方もまんざらではないらしく、
少し困った顔をしつつも抵抗は全く見せない。
頭に顔を埋め、セレスティアは深く息を吸い込む。
「……頭、しっかり洗ったのね。石鹸の匂い」
「あっ……う、うん。ちゃんと、しっかり洗ってるよぉ…」
さすがに少し恥ずかしいのか、ドワーフは軽く身を捩る。しかし、セレスティアはしっかりと捕えて離さない。
「本当?じゃあ、ここは?」
「やんっ……あ、洗ってるってばぁ……ねえ、その、セレスティアちゃん…」
もじもじしながら声を掛けるドワーフに、セレスティアはいたずらっぽく微笑みかけた。
「ふふふ、もうベッド行きたいの?」
「ん〜…」
ドワーフは俯き、尻尾を落ち着きなく振りながら、こくんと頷く。
「エッチ」
「ちっ、違うよおっ。だって、その、こんなところで……あの……えっと…」
「こんなところでじゃれてないで、ちゃんとしてほしい?」
「違うの違うのっ、そうじゃなくて……だから…」
心底困り果てた顔で必死に弁解するドワーフを、セレスティアは満面の笑みで見つめている。
「ふふ、可愛い。素直でいい子……いじめたくなっちゃう」
いかにも堕天使らしい台詞を吐くと、セレスティアはドワーフの肩に腕を回し、そっとベッドへと促す。それに押されるように、
ドワーフは彼女のベッドへと上がった。
一緒に上がったセレスティアは、どこか不安げな、しかし期待するような目をするドワーフを、そっと抱き寄せた。今度はドワーフの方も、
彼女を抱き返す。
264 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:33:36.69 ID:isf4lavP
「ふさふさで、あったかい」
セレスティアが言うと、ドワーフの尻尾がパタパタと揺れ始める。
「セレスティアちゃんも、あったかいよ」
二人は少し体を離し、お互いの顔を見つめあった。やがて、相手の体に回されていた腕が、どちらからともなく首へと回される。
目を瞑り、そっと口づけを交わす。唇同士を触れ合い、軽く吸い、時折ちゅっと小さな音を立てる。
セレスティアのキスにドワーフが応え、唇を吸う。すると、セレスティアは素早く唇を離す。玩具を取られた子供のような目で
見上げると、セレスティアは満面の笑みを浮かべ、彼女のキスを受けてやる。
一度意地悪を受けると、ドワーフはセレスティアをなじるようにぎゅっと抱き締め、不器用な口づけにも熱が入る。そんな彼女を
宥めるように応えながら、セレスティアはドワーフの服に手を掛ける。
ジャージを脱がせ、その下に着ていたタンクトップに手を掛ける。するとドワーフは恥ずかしげにそれを遮り、代わりにその手を
ぎゅっと握る。セレスティアは優しく微笑み、ドワーフの体を再び抱き締める。
温もりを全身で味わいながら、二人はしばらく抱き合った。しばらくして、セレスティアが再びタンクトップに手を掛けると、ドワーフは
ピクリと体を震わせたが、もう抵抗はしなかった。
背中の方から、焦らすようにゆっくりと捲り上げる。胸元辺りまで来ると、ドワーフの腕に少し力が入った。そのままでは脱がせることが
できないのだが、彼女が協力してくれる気配はない。セレスティアは片手を服から放すと、ドワーフの胸をそっと撫でた。
「あっ」
小さく声を上げ、ドワーフは驚いたように体を震わせる。そこでようやく顔を上げると、セレスティアは服を摘んで引っ張ってみせる。
その意味するところを察すると、ドワーフは恥ずかしげに俯きつつも、脱がせやすいように腕を上げる。セレスティアは素早く服を
剥ぎ取ると、それをベッドの下へ放り投げた。
「あなたも……ね?」
「う、うん…」
耳元で囁かれると、ドワーフはおずおずと体を離し、慣れない手つきでセレスティアの服を脱がせ始めた。
留め具を吹っ飛ばしかけ、袖を破きそうになり、見かねてセレスティアが自分から袖を抜くと、ドワーフは焦ってしまって、ますます
その手つきが覚束なくなっていく。
「えっ……と……ん……あ、あれ…?確かこう……あれ?え、えっとぉ…」
殊に、ブラジャーを外すのはひどく手間取っていた。最初は片手で外そうとし、出来そうもないとみると両手を使い、それでも外せずに、
セレスティアにしがみつくような格好で、背中を見ながら必死に外そうとしているのだが、それでも外せない。
「……早くしてね?」
「う、うん。えっと、えっと…!」
彼女の言葉にますます慌て、ドワーフはもう泣きそうな顔で格闘している。そんな彼女を、セレスティアは実に楽しげな笑顔で見つめる。
やがて、ようやくブラジャーがずるりと落ちた。ただしその直前、留め具のあった部分からビリッという音が鳴ったのだが。
「………」
「ご……ごめんなさぁい…」
耳をしゅんと垂らし、尻尾も内股に巻き込んだドワーフを、セレスティアは変わらぬ表情で見つめる。
「あとでちゃんと直してね」
「うん、ほんとにごめ……ひゃっ!?」
言い終える前に、セレスティアはドワーフの尻尾の付け根を撫でた。途端に、ドワーフは背中を仰け反らせる。
背筋に指を当て、つっと下へなぞる。再び尻尾の付け根を通り、その裏側に指を滑らせると、ドワーフは小さな喘ぎ声を漏らす。
265 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:34:47.35 ID:isf4lavP
「あうぅ……尻尾、ダメぇ……んっ!」
「ふぅん、そう」
気のない風に答え、セレスティアは構わず尻尾を撫で続ける。包むように撫でつけ、指先でくすぐり、その度にドワーフは悲鳴のような
小さい喘ぎ声を上げ、耳を落ち着きなく動かす。
セレスティアは尻尾を弄りつつ、目の前でパタパタ動く耳を眺めていたが、それが目の前に来た瞬間、いきなりパクリと咥えた。
「ひゃうっ!?み、耳ダメぇ…!あっ、な、舐めないでぇ…」
「ふーん」
「やっ!?か、噛むのもダメッ……くぅ、あぁっ!」
耳朶を噛んで拘束し、口の中で毛づくろいでもするようにねっとりと舐める。耳を動かそうとすると少し強く噛み、動きが止まると
柔らかい甘噛みに変え、片手では変わらず尻尾を愛撫し続ける。
ドワーフの身体から、少しずつ力が抜けていく。抵抗が無駄だと悟ったのか、それともセレスティアの責めに腰砕けになったのかは
わからないが、セレスティアに体重を預け、与えられる刺激に素直に反応する彼女の姿は可愛らしかった。
耳から口を離し、空いている手でそれを手前に折り返すと、セレスティアは耳の裏側に鼻をつけた。
「やっ……セレスティア、ちゃん…!」
大きく息を吸う。そこも頭などと同じく、石鹸の匂いがした。
「本当に、きれいにしてきてるのね」
「あぅぅ……だ、だって、きれいにしなきゃ……あんっ……セレスティアちゃん、汚れちゃうもん…」
「優しい子。嫌いじゃないわ……ん、少しあなたの匂いがする」
セレスティアが言うと、ドワーフはビクッと体を震わせた。
「えっ、えっ、ちゃんと洗えてなかったぁ…?」
「ううん。きっと、気持ちよくなってきて、あなたの匂いがし始めたのかもね」
なぜかセレスティアは、ドワーフの体の匂いを嗅ぐのが好きだった。ドワーフもさすがに年頃の女の子なので、汗臭いなどと言われると
それなりに気になる。なので、セレスティアと会う前にはしっかりと体を洗うのだが、セレスティアはどこかしら、石鹸以外の匂いの
する場所を探し出し、その匂いを堪能している。
「や、やだぁ……恥ずかしいよぉ…」
「これからもっと、恥ずかしいことするのに?」
「あぅ…」
そう言われると、ドワーフは黙ってしまった。そんな彼女を抱き締めながら、セレスティアは耳の裏から頬、顎と通り、首筋に鼻を埋める。
「ここも、あなたの匂い」
「やぁ……言わないでぇ…」
ドワーフが恥ずかしがるほど、セレスティアは楽しげな表情を浮かべる。そして、尻尾を弄っていた手が、ショーツの中へと侵入する。
「あっ!?」
途端に、ドワーフは体を強張らせた。その緊張を解そうとするかのように、セレスティアは彼女の形のいい尻をゆっくりと揉み始める。
「んっ……ん、んあっ……くぅぅ…!」
セレスティアの手が動くのに合わせ、ドワーフは抑え気味の声を漏らす。ゆっくり円を描くように手を動かすと、ドワーフの体が
強張り、熱い吐息が漏れる。徐々に慣れてくるのか、体から力が抜けるのを見計らい、尻たぶを開かせるように動かすと、途端に
しがみつく腕に力が入る。そうやって遊ばれても、逃げようにも逃げられず、ただただドワーフはセレスティアにしがみついている。
266 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:35:30.22 ID:isf4lavP
その体温の変化を肌で感じていると、セレスティアも少しずつ、自身の昂りを抑えきれなくなってくる。
揉み応えのある尻から手を離す。刺激がなくなると、ドワーフの体からがくんと力が抜け、代わりにひどく荒い呼吸が部屋に響く。
「そろそろ下も、脱がせていい?」
「はぁ、はぁ、はぁ……じゃあ、セレスティアちゃんも一緒に…」
「一緒がいいの?ふふ、わかった」
二人は膝立ちになると、お互いのショーツに手を掛けた。セレスティアは、ドワーフの色気も何もないショーツを太股辺りから
くるくると丸め、それを膝のところへ落とす。一方のドワーフは、左右を紐で結んであるだけのショーツを脱がせるのに、なぜかひどく
手間取っていた。三十秒ほど格闘し、ようやくそれを解くと、今度はそれを丁寧に畳んでベッドの脇に置く。
「ありがと」
「あっ」
直後、セレスティアはドワーフを押し倒した。期待と不安が半々になった顔で見上げるドワーフの姿は、彼女にとってひどく扇情的に映る。
胸に手を這わせる。必死に声を抑えるドワーフを見つめながら、セレスティアはゆっくりと手を動かす。
申し訳程度の膨らみを撫で、何度か握るように指を動かす。やがて、指先に硬い手触りを確認すると、セレスティアはそこに顔を近づけた。
毛を掻き分け、小さく尖った乳首に舌を這わせる。
「ひゃ!やっ、あっ!」
思わず頭を押そうとするドワーフを押さえつけ、セレスティアは舌先で嬲るように責め、ドワーフの抵抗が弱まると、そこを摘んで
指の腹で転がすように刺激する。そうしながら、彼女の無いに等しい谷間に顔を埋めると、セレスティアは再び匂いを嗅ぎ始める。
「あうぅ…!い、息、くすぐった……ふあうぅ…!」
少しずつ、嗅ぐ場所を下へとずらしていく。胸から腹、下腹部と通り、セレスティアは一度顔を上げてドワーフに微笑みかけると、
足を開かせ、その間に顔を埋めた。途端に、ドワーフの体がビクンと跳ねる。
「やぁ!そ、そこはっ……はぅぅ!や、ダメぇ!セレスティアちゃん、ダメだよぅ!」
「ん……エッチな匂い、してる。可愛い……ふふっ」
少し顔を離す。そして口を開くと、セレスティアはかぶりつくように口をつけた。
「きゃあ!や、だっ…!あう!ふっ、くぅ!セレスティア、ちゃん…!そ、そんなとこ、汚いよぉ!」
「ん……そんなことない。とってもきれい」
「だ、だってぇ……あうっ!」
襞を舌で押し分け、とろりとした蜜を溢れさせる割れ目に舌を入れる。そのまま中で舌を動かし、愛液を舐め取るように内部をなぞると、
奥からさらに濃い匂いの蜜が溢れだす。
「あう……あうぅ…!セレ、ス……ティア、ちゃんん…!」
「あなたの、おいしくって……いい、匂い…」
「やだぁ……あっ!そ、そんなこと、んっ…!い、言わない、でぇ…!」
セレスティアの舌が動く度、ドワーフの体に強い快感が走り抜け、脳を痺れさせる。それと同等の羞恥心も、今や快感を高めるための
興奮剤でしかなくなっている。
「ふ、う……うあっ…!やぁ……セレスティア、ちゃん…!胸、も……ダメぇ…!」
ドワーフの言葉に、セレスティアは意地の悪い笑みを浮かべ、一度舌を抜いた。
「嘘をつく子は、嫌い」
「う、嘘なんて……んむぅ!?」
乳首を弄っていた指を離し、人差し指と中指をドワーフの口に突っ込む。喉の奥まで入りそうになり、ドワーフは慌てて舌で押し返すが、
セレスティアは構わず奥まで突き入れようとする。
267 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:36:03.65 ID:isf4lavP
「んんっ!?んぐっ、がふっ!うぇ…!ん、ん……んっ……あぇ…!や、ぐぅ…!」
「気持ちよかったでしょ?」
「ん、んうぅぅ!うぅ〜!」
軽くえずいて涙目になりながら、ドワーフは必死に頷く。それを満足げに眺め、セレスティアは少し攻勢を緩めてやった。
「でも、胸はダメなのね。なら、しっかり舐めて」
「んん……ふっ、んっ……んむ…」
言われたとおり、ドワーフはセレスティアの指を丁寧にしゃぶり始める。指先を舌で包み、間に舌を挟み、吸い上げる。そんな舌の動きを
一頻り楽しんでから、セレスティアは指を引き抜いた。
「ふぁ?あ…」
「ん?もう少し舐めたかった?」
「………」
答えに詰まったドワーフを、セレスティアは天使の笑顔で見つめる。
「でも、胸よりしてほしいところあるんでしょ?なら、応えてあげなきゃ」
「あっ……あ…」
その意味するところを悟り、ドワーフの全身の毛が膨らんでいく。その毛を掻き分け、セレスティアは再び秘裂に顔を近づける。
「あなたの場合、こっちの方よね」
「んっ!」
言いながら、後ろの穴に白く長い指を押し当てる。触れられると、そこはヒクっと動き、尻尾が僅かに下がる。
「ふふ。両方、可愛がってあげる」
中指を小さな窄まりに押し当て、グッと力を込める。
「う、うあっ!あっ、あっ!あっ!!」
腸内に指が侵入し始める。ドワーフは切れ切れの声を上げ、同時に指がぎゅうっと締めつけられる。根元まで一気に突き入れると、
セレスティアはドワーフに笑いかけた。
「どう?気持ちいい?」
「うぅ……そ、そんなこと、聞いちゃやだよぉ…」
「ふぅん。気持ちよくないんなら、もうやめてあげる」
言うが早いか、セレスティアは指を引き抜き始めた。
「やっ!?だ、ダメぇ!ぬ、抜いちゃやだぁ!」
「どうして?気持ちよくないんでしょう?」
「う、うぅ〜……き……き…………気持、ち……いいよぉ……だ、だから、抜いちゃやだぁ…」
泣きそう、というより、実際に涙目になりながら、ドワーフが哀願する。すると、セレスティアは満面の笑みを浮かべた。
「前とお尻と、どっちがいい?」
「……お……おし、り、の……方、が…」
「シスターなのに、出すための穴で気持ちよくなっちゃうなんて……変態ね」
「だ、だってだって……シスターだから、純粋……じゅ、純真…?純…」
「純潔ね」
「そ、それ、守らなきゃいけないんだもん…!」
「だから、お尻の穴ならいいの?お尻の穴に指入れられて、気持ちよくなってるあなたが、純潔を保ってるって言える?」
「……ま、守ってるもん〜…!」
268 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:36:40.17 ID:isf4lavP
たちまち涙を溢れさせたドワーフに、セレスティアは伸びあがってキスをした。
「ん、ごめんね。あなたみたいな子、つい意地悪したくなっちゃうから」
「……くすん…」
涙を舐め取るようにキスを繰り返し、頭を優しく撫でてやる。やがて、少し落ち着いてきたところで、セレスティアは腸内に入れたままの
指をそっと動かした。
「あうっ!」
「いっぱい、気持ちよくしてあげる」
再びドワーフの足の間に戻ると、セレスティアは秘裂に舌を這わせ、腸内の指を動かし始めた。途端にドワーフは大きな声を上げ、
全身をピンと強張らせる。
「んあっ!あっ!くぅ…!う、あああっ!」
舌は襞を掻き分け、入るか入らないかの部分を刺激し、指は腸内を出し入れさせ、時折内部で曲げてみせる。その刺激一つ一つに、
ドワーフは素直に反応し、それを見ているセレスティアも、だんだんと我慢が利かなくなってくる。
「はっ、あっ!はっ、はっ、はくっ……んっ!?」
突然、刺激がなくなる。途切れた快感に不満を感じる間もなく、セレスティアが体の向きを変え、ドワーフの上に跨った。
「わたくしにも、してくれる?」
「あ…」
既にセレスティアの秘部も、すっかり濡れていた。目の前のそれを、ドワーフはどこかぼんやりした目で眺める。
「それとも、汚いから嫌?」
「う、ううん……セレスティアちゃんのは、平気だよ…」
「あなたのも変わらないと思うけど……あっ、それと」
いきなり声の調子が変わり、ドワーフは何事かと耳を傾ける。
「その、わたくしは、お尻はいいから…」
「……そぅお?わかったぁ」
「あなた、こういうのはお尻でするものと思ってるみたいだからね……初めての時、何の迷いもなく舐められた時はびっくりしたわ」
「頑張るね……ん…」
おずおずと、ドワーフはセレスティアのそこに舌を這わせる。同時に、彼女の翼がピクッと動いた。
「んっ……もっと、強く…!」
「うん……んっ…!ふっ…!」
「ふあっ…!そ、そう、そこぉ…!んんっ!」
再び、セレスティアはドワーフの秘部に舌を這わせ、腸内に指を突き入れた。
「うあぅ!?そ、そんな強く……え!?やぁ!!」
後ろの穴に、もう一本指が押し当てられる。ドワーフが抵抗する間もなく、セレスティアは彼女の中へと突き入れた。
「あううぅ!き、きついよぉ!おなか、苦しいよぉー!」
「んっ……ふふ、その割には、すんなり入ったじゃない。ほら、こんなことも…」
言うなり、セレスティアは二本の指をぐりぐりと回す。もはやドワーフの動きは完全に止まってしまい、ただガクガクと体を
震わせるばかりになってしまっている。
269 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:37:29.04 ID:isf4lavP
「あぐっ……あっ、あっ、あぁっ!」
「お口がお留守よ?ちゃんと頑張って」
「あぐっ!はっ、あっ!す、少しっ、じゃあっ、優しくっ……んんーっ!」
それでも何とか言われたとおり、ドワーフは必死に舌を伸ばし、セレスティアの秘裂を舐める。それはひどく拙く、その刺激による
快感などほとんど無いようなものだが、彼女の必死さがセレスティアにとって何より大きな興奮剤となっている。
時折、気持ちよさそうに表情を崩しつつも、指と口の攻め手を決して止めないセレスティア。
その快感に翻弄され、嬌声を上げ、身体をくねらせ、止まりがちながらも必死に舌での奉仕を続けようとするドワーフ。
互いに水音を響かせ合い、汗に濡れる身体をしっかりと抱き合う。顔こそ見えないものの、セレスティアは一旦顔を上げると、
必死の奉仕を続けるドワーフに笑顔を向けた。
「んんっ……必死になっちゃって、可愛い。それじゃ、ご褒美」
言うなり、腸内の指を大きく開く。その状態で動かすと、途端にドワーフの奉仕は中断された。
「うあぁっ!?そ、それダメ!やだぁ!ふ、ふわって来るのっ!やぁ!来るのっ、来ちゃうよぉ!」
ガクガクと震えだす体を翼まで使って押さえつけ、セレスティアはさらに刺激を強めた。
「あぐっ!やっ、はっ!ダメダメっ、ダメぇ!来ちゃう!来ちゃうって……やっ……ほんっと…!ふわって……う、浮いちゃっ……セレ、
セレスっ……あ、く、あ、あ、ああっ、ああああぁぁぁぁ!!!」
一際大きな嬌声を上げ、ドワーフの体が弓なりに仰け反る。同時に膣内と腸内が激しく収縮し、未だ中に残るセレスティアの指を
強く締め付ける。その力が少しずつ弱まったところで、セレスティアはドワーフの小さな突起を口に含んだ。
「きゃああ!?だめ!だめぇ!来ちゃったよぉ!!い、今ふわってなってぇ!!今もう来ちゃったからぁ!!だっ……だめ、って…!
や、だ……またっ…!やだ、やだっ、また浮いちゃっ……あ、あ、やあああぁぁぁ!!!」
再び激しく痙攣するドワーフを、セレスティアは無理矢理押さえつける。そして今度はとどめとばかりに、まだ痙攣を続けるドワーフの
腸内を激しく掻き回し、充血しきった陰核を舌で転がし、強く吸い上げる。
「も、もうむり!もうむりぃ!もうきもちいいのだめっ、もうきたぁ!もうきたからぁ!あぐっ!お、おしりやめっ……う、あ、あっ!
あぐぅあああぁぁぁ!!!もうやだふわってやだぁ!もうやめて、やめてやめてやめてぇ!!ゆる、しっ……やだ、あああぁぁぁ!!!」
回らなくなり始めた口で必死に哀願するドワーフに、セレスティアはようやく口を離し、腸内から指を引き抜いた。
「ふふ……満足、できた?」
「……っかふ!はぐ……ぅ……はぁ……はぁ……はぁ…」
ようやく快楽地獄から解放され、ドワーフは焦点の定まらぬ目でぼんやりと天井を見上げ、荒い呼吸を繰り返している。
そんな彼女を愛おしげに見つめ、セレスティアは向きを直すと、ドワーフの隣に寝転んでしっかりと抱き締める。
「今日も可愛かった。お尻とここ、同時に責められて四回もイっちゃって……本当、可愛い子」
「はぁ……あふ……も、もうきもちいいの、いいよぉ…」
怯えたように言うドワーフを、セレスティアは優しく撫でてやった。
「もうしない。でも、今日は頑張ってたし、ご褒美あげる。何かしたいこととか、してほしいこととか、ある?何でもしてあげる」
270 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:38:03.08 ID:isf4lavP
その言葉に、ドワーフはぱちくりと目を瞬かせた。
「……あ、あの、ほんとに何でもい〜い?」
「うん」
「あの、じゃあ、えっとぉ……おっぱい、吸ってみたい…」
「え?」
思わず聞き返すと、ドワーフは慌てて口を開いた。
「あ、あのね、私、お母さんいなくって……だから、その、おっぱい吸ったことなくて……セレスティアちゃん、おっぱい大きいから、
一回吸ってみたくって……だ、ダメ…?」
だんだんと耳を垂らすドワーフに、セレスティアは優しく笑いかけ、頭を撫でてやる。
「甘えんぼ。いいよ、何でもするって約束だし」
布団を軽く掛けながら、セレスティアは横向きに寝転がると、ドワーフの頭を胸元に抱き寄せた。すると、ドワーフは嬉しそうに
そこへ顔を埋める。
「ありがと……ん」
「んっ…!」
早速ドワーフが乳首に吸いつくと、セレスティアはピクリと身体を震わせた。しかし振り払ったりはせず、黙って吸わせてやる。
それこそ赤ん坊のように、ドワーフはセレスティアの乳房にしっかりと吸いついている。乳首を強く吸い、舌は自然とそこを包むような
形になり、吸うと同時に動く舌が、乳首全体を刺激する。時折強く吸いすぎ、ちゅっと音を立てて口が離れると、ひんやりとした空気が
新たな刺激になるとともに、すぐまたドワーフの温かい舌が乳首を包む。
「ん、くっ……は、あ……あっ…」
思わぬ快感に、セレスティアは必死に声を押さえ、ドワーフに余計な気遣いをさせないよう頑張っている。だが、その努力は意外と
早い段階で必要なくなった。
「んんっ……ん……ん…?」
刺激がだんだん弱まり、程なく消えてしまったことに疑問を感じ目を開けると、目の前にはドワーフの寝顔があった。
「んん……んふ…」
しっかりと乳首は咥えたまま、安らかな寝息を立てるドワーフ。中途半端に刺激され、やり場のない衝動を必死に堪えつつ、
セレスティアも目を瞑る。
「なんで胸吸うのはこんなにうまいのかしらね……今度するときは胸やってもらおう」
そう独りごち、セレスティアはドワーフの頭を抱き寄せる。その匂いを胸一杯に吸い込むと、僅かに汗の匂いがした。
「いい匂い……ふふ」
最後に頭を一撫でし、意識を手放す。胸の中の体温と匂いは、何だかとても落ち着けるものだった。
271 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:38:37.94 ID:isf4lavP
翌日も、一行の生活は何ら変わりなく進む。朝食は六人揃って食べ、それが済むとバハムーンとヒューマンの手合わせがあり、ドワーフが
負けたヒューマンを治療し、セレスティアはどこに行ったかわからず、フェルパーは誰かしらの近くで袋に入って寝ている。
「くっそぉー!また負けたぁー!絶対、絶対勝ってやるからなぁー!」
「ヒュ、ヒューマン君、落ち着いてよぉ……まだ怪我残ってるんだよぉ…?」
「……ドワーフ、後は頼むよ。割と怪我ひどそうだし、探索に行くのは午後からにしよう。セレスティアとバハムーンにも伝え…」
そう言って移動しようとすると、いつの間にか真後ろにセレスティアが立っていた。その胸に顔をぶつけ、フェアリーは地面に落ちる。
「痛たた……でもちょっと幸せだった。それはともかく、いつの間に来てたんだい?」
「わたくしに報告の義務が?」
「……いえ、ありません」
「話は聞いた。それまでぶらぶらしてる」
「了〜解。じゃ、バハムーン……と、フェルパー探してくるよ」
ヒューマンの治療をするドワーフを、どこか楽しげに見つめるセレスティア。それを横目に見ながら、フェアリーは体育館を出る。
さすがに、学生寮に戻っていることはないだろうと思い、近くのカフェを探す。すると、柱の陰になっている場所からバハムーンの
声が聞こえてきた。
「勝てもしないのに、毎日毎日、飽きもせず……何が楽しいんだかな」
「……?」
ばれないように身を隠し、柱の陰からそっと様子を窺う。すると、バハムーンは椅子の背もたれに寄りかかり、膝には丸まった
フェルパーを乗せ、まるで独り言のように喋り続けていた。
「老化は早いくせに、実力の成長は亀の歩み。力も精神力も、何一つ突出したものを持たず、それでも格闘家という学科にしがみついて、
勝てもしない手合わせを続けて……本当に、救いようのない馬鹿だ、あいつは」
「……くぅ〜……すぅ〜…」
「ガンナーにでもなれば、少しはまともに戦えるだろうに。もっとも、あいつが銃を扱えるとも、思えんがな。あいつも、ドワーフも、
底なしの馬鹿だからな」
あまりに棘のある言葉に、フェアリーは一言諌めてやろうかと思ったが、その前にバハムーンが言葉を続ける。
「勝てないこともわからず、諦めもせず……諦めるということを知らず、いつか勝てると信じ切って、馬鹿正直に手合わせを続けて、
いくら倒しても、起き上がる。本っ当に、馬鹿だ。会ったこともないほどの馬鹿だ、あいつは。導いてやる気が失せるほどの、な」
その口調は、何とも楽しそうで、フェアリーは出しかけた足を戻した。そしてやはり気付かれないように、そっとカフェを後にする。
「……あれはあれで、いい関係なんだな、きっと。ドワーフとセレスティアも悪くないし、案外いいパーティかもなあ」
そう呟き、フェアリーは体育館に足を向ける。が、まさに飛び立った瞬間、聞き覚えのある騒がしい足音が急速に近づく。
「おー、フェアリー!なー!俺すげえの見ちゃったんだぜ!ほんとすげえの!」
「待ってぇー!ヒューマン君やめてよぉー!」
やたらに楽しげなヒューマンと、その後ろをパタパタと必死に走るドワーフ。さらにその後ろを、無表情のセレスティアが空中から
追いかける。
「どうしたんだいヒューマン?」
「あのなあのな!さっきセレスティアとドワーフがな!キスしてたんだぜー!」
「もぉー!ヒューマン君やめてってばぁ…!」
「ふ、ふーん…」
泣きそうな顔になるドワーフと反比例して、セレスティアの顔には笑みが浮かんでいく。その異様な光景は、ヒューマンの言葉よりよほど
気になってしまい、気のない返事しかすることができない。
272 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:39:13.43 ID:isf4lavP
「……あれ?そんなに驚かねえの?」
「え?あ、いや、まあ……ほら、挨拶代わりのキスだってあるし…」
「え、そうなのか!?あれって男と女がするもんじゃねえの!?」
「あー、いや、もちろんそういうのも多いんだけど…」
「なぁんだぁ……ドワーフかセレスティアのどっちかが男なんだと思ったんだけどなあ…」
「ち、違うよぉ〜。二人とも女の子だよぅ…」
「おい、やかましいぞ。何もできねえくせに声ばっかりでかく張りあげやがって。少しは黙ったらどうなんだ」
そこに、バハムーンがうんざりした顔でカフェから出てきた。小脇にはフェルパーをしっかりと抱え、彼女は彼女で構わず眠っている。
「大体、女同士でキスしてたからと、そんな大声で言いふらすもんでもねえだろう。それともお前は、同性愛者に差別意識でも
持っているのか?」
「バ、バハムーン君ってばぁ!私は、その、セレスティアちゃんは……えっと……えっとぉ…」
困惑しきってしまったドワーフを、セレスティアはとうとう堪えきれなくなったのか、後ろからぎゅっと抱き締めた。
「ひゃっ?な、何〜?セレスティアちゃん、何〜?」
「可愛い。いい匂い」
「や、やめてよぉ。ダメだよぉ、こんなところでぇ…!」
「匂い?そんな匂いするかぁー?普通の匂いだと思うけどなあ、俺は」
「で、それがどうすごいと?まあ、お前のような奴には、格闘以外のことは何でもすごいことなのかもしれねえがな」
「何だとぉー!?お前、自分の方が強いと思って偉そうにー!今に見てろよぉ、絶対お前なんかこてんぱんにしてやるんだからなー!」
「……くか〜…」
そんな仲間達を見ながら、フェアリーは一人頭を抱えていた。
「……前言撤回、かな……自分で集めた仲間ながら、ほんっと面倒臭い……あー、ほらほら、みんな。とりあえずね、探索は午後からに
するから。わかった?ねえ、わかったかい?ちょっとみんな、僕の話聞いてる?おい、こら、ちょっとー!」
特に優秀なわけでもなく、かといって落ちこぼれというわけでもなく、ただ周りより少し浮いた存在である、通称『掃溜め』の彼等。
周りから見れば少し変わった、しかし彼等から見れば、これも至って普通の、平和な日常なのだった。
273 ◆BEO9EFkUEQ :2011/04/07(木) 23:40:08.56 ID:isf4lavP
以上、投下終了。投下中に強めの地震とか来るのは勘弁w
それではこの辺で。
274名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 00:13:23.86 ID:OEtbU338
GJです
ドワ子が可愛らしすぎる…!
275マルメンライト:2011/04/08(金) 02:30:59.62 ID:xgqPf3DF
ホストh220-215-161-081.catv02.itscom.jp

名前: マルメンライト
E-mail: sage
内容:
GJです!
ドSな感じのセレスティアが可愛いですね。
やはり攻める子は良い。
仕事が長引いて帰ってきたら1時になってたけど
◆BEO9EFkUEQ さんの作品が読んだらすこし元気が出た気がする。
お疲れ様でした!
276マルメンライト:2011/04/08(金) 03:02:29.34 ID:xgqPf3DF
↑ミスって余計なものまでつけてしまった申し訳ない
277名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 16:48:34.53 ID:NluNKbSO
相変わらず◆BEO9EFkUEQ氏の話はいいなぁ。
ドワ子とセレ子萌え。

てかまだ300レス行ってないのにもう468KBか…
早いなー。
278マルメンライト:2011/04/09(土) 17:03:28.77 ID:LDP15HCK
スレほぼ埋まりかけだけどダイジョブかな?
小ネタが書きあがったので投下します。

諸注意:ネームレスのフェルパーさんとディアボロス
    お尻ネタ
279マルメンライト:2011/04/09(土) 17:04:44.13 ID:LDP15HCK
真っ暗な視界の中でたまに私に触れる彼の手がもどかしい。
光のない世界で、私は彼の刺激を欲していた。
「はぁ…はぁ……」
小さなタイマーがなっているのが聞こえる。
「これで2分だな」
「まだ2分…あと…8分も我慢しないと…いけないの…」
「あとたったの8分だ」
笑いながらディアの指が私の中を優しく、ただひたすらゆっくり動いている感触がある。
「…もっと…動いてよ…もうイキそうなの…分かってるんでしょ?」
いっそ、自分でその中をかき回してしまいたい、彼に自分で慰めているのを見られてしまっても構わない、それぐらいイキたくて仕方なかった。
なのに、今の私はそれすらできない、両腕は背中の後ろで縛られ、刺激しようにも自分の尻尾くらいしかつかめない。
その尻尾も今は彼の手の中で軽く握られている。
「ディア…ディア…お願いだから…イかせて…」
ポタポタと私から溢れた愛液が、足を伝っている。
「もうすこししたらイかせてやる、そもそもお前が言い出したんだしな」
彼がそう言って尻尾を握る。
「いたっ…!」
ピリピリした痛みが、断続的に送られてきて、頭の中がぐちゃぐちゃになっていく。
「いったけど…だって…目隠しされてると…不安で…しかも…感覚が…敏感になってるしてるせいで…ひゃん!!」
敏感な私の濡れた場所の突起を彼が軽く噛んだ。
「いつも以上に感じる…だろ?」
「わかってるんなら…もう許して…今すぐイかせて…」
「だめだ、限界まで焦らしたらお前がどうなるのかが見たい」
突然耳元でささやかれて、ぞくぞくする、目隠しされているせいで、次に彼がどこに来るか、今どこに居るのかもあいまいにしか分からない
「私のばかぁ…」
なんでこんなバカみたいなことをいってしまったのか。
いまさらながら少し前の自分を非難する。
そもそも、今なんでこんなことになっているのかというと全ては私自身のせいだった。
280マルメンライト:2011/04/09(土) 17:06:41.54 ID:LDP15HCK
「花見?」その2
――――――

パタンと、彼の部屋の扉がしまると、私は誰も入ってこれないようにカギをかける。
「で?俺にご褒美って何くれるんだ、つかそもそもなんでご褒美くれるんだ?」
ベッドに腰を下ろした彼が、楽しげに笑って煙草の煙を吐き出した。
「ディア実は結構ヤバかったでしょ…」
彼の隣に座って私も煙草を吸いながら、傍らの彼に告げる。
「まぁな…にしてもアイツマ、ジでバケモノじみてんな、弾丸を弾丸で撃ち落とすやつ俺初めて見たわ」
まるで自分の事のように数分前、本気で戦っていた相手であるヒューマンのことを楽しげにディアが話す。
わらっているけど…ホントは大変だったはずだ。
「…ディアって、ホント馬鹿みたい」
くすくすと私も笑う。
そして、彼の肩に頭を載せて呟く
「私さ…怖かった」
「…そうか」
灰皿に煙草の灰を落としながらあいつが私の肩を抱く。
「…あのとき、ディアにヒューマンが馬鹿なことしないように…って頼んだのに」
ディアは何も言わず、私の頭に手を載せる。
「怖くて…ヒューマンが本気でディアを殺しちゃうんじゃないか…って」
あの時、ディアが背中に纏っていた真剣な気配が、逆に私を不安にさせた。
それでも、いつも通りの私でいろと、あのときディアが言ったから私は彼を見送った。
見送ってからは不安で仕方なくて、スノウが起きてしまったのは半分私のせいだと思う。
バハムーンが彼とヒューマンが戦っていることに気付いた時、怖くて私は身にいけなかった。
もし、フェアリーが許しても、彼が死んでしまったら私がヒューマンを許せなくなってしまう。
「死なねぇよ…、お前みたいなさびしがりや、俺が見捨てて一人で死ぬわけ、ないだろ」
「…うん、ありがと」
私は煙草の灰を灰皿に落とす。
そして、ゆっくり彼の肩から体を起こす。
「だからね、私のために帰ってきてくれたから、今日はディアにご褒美をあげたいの」
満面の笑みを浮かべて、あいつを見る。
「ホント…お前は良い女だな」
煙草を灰皿に捨て、ディアが笑う。
「良い男に惚れたからね、つられてちょっと悪い女になっちゃったけど」
昔の私なら絶対吸うはずのない煙草は、彼との行為を重ねるうちにいつのまにか私の一部になっている。
短くなった煙草をディアと同じように灰皿に捨てる。
「で、ご褒美って何してくれんだ?」
「…ディアってさ、初めてしたときから何度もしたのに、私がいやがるといつもやめてくれたよね」
幾度も体を重ねたから、彼の手が触れてない所なんてほとんどない。
「そりゃ、お前が嫌がるのに、無理させたくないからな」
―やっぱりディアは優しい―
彼が愛しくて、だから私はある事を考えていた。
281マルメンライト:2011/04/09(土) 17:08:28.44 ID:LDP15HCK
「花見?」その3
―――――――――

「多分、私がしても良いよ、っていってもディアはしないよね?」
「…まぁ我慢してもらってヤるのは面白くないしな、俺はただよがるお前が見たいだけだ」
てれ隠しにそういったディアの顔が赤い。
ホントに彼は良い男だと、私は思う。
―だから…―
私はタイマーをテーブルに置き、服を脱いで目隠しで目を覆う。
「何してるんだ?」
私の行動に彼の困惑した声が聞こえる。
「ごめん、ディア、とりあえずこれで私の手縛って」
背中に手をまわして、彼にリボンを渡す。
「なんだかよくわからねぇけど…」
彼がそう言いながらも手を縛る。
「外れないようにね?」
「はいよ」
私の言葉に彼が答える。
心なしか、いつもと違う私の姿に彼の声は興奮してるように感じた。
「うんしょ」
手を背中の後ろで縛られて目隠しまでつけた状態で、初めてしたときのように彼のベットに4つんばいに転がる。
「さて、ちょとしたゲームしましょ?そのタイマーは10分に設定してあって、1分毎に音が鳴るの、私が合図すると開始、ちなみに不正はできません」
彼の姿がみえなくて、すこしドキドキする。
「なるほどな…」
彼がようやく気づいたように嬉しそな声で言う。
「その10分私は頑張ってイくのを耐える、耐えきったら私の勝ち、10分以内にイかせれば…」
「俺の勝ち、ってわけだろ?」
「そ、そんでディアが勝ったら…そのまま朝まで私に好きなことを好きなだけして良い」
勝負である以上彼だけに利益があるわけじゃない。
この条件なら彼は自分のしたいことをしてくれるはず、私に悪いと思って出来なかったことをしてあげたい、そのために私が用意したご褒美の一つ。
「もしフェルパーが勝った場合はどうなる?」
言うと思った。
「私さ、そろそろ発情期なんだよね…」
「それで?」
楽しそうにしている彼の声がうれしい。
「もし私が勝ったらディアは私が発情期の間、毎日私とセックスしなければいけない、私が満足するまでね…当然避妊はしないでイク時は私の膣内に全部出す、意味分かるでしょ?」
「負けたら俺も父親か…」
発情期がはっきりと決まっているフェルパーは、発情期以外にしてもまず子供はできない、だが逆に、発情期にすればまず間違いなく出来る。
「むしろあえて負け…なんでもない、なるほど、たしかに面白そうだな」
彼が唾を飲む音が聞こえる。
私も負けたら彼がどんなことを求めてくるのか不安でドキドキする。
「…いってからやっぱ無しってのは?」
「武士に二言はないのよ?」
確認するように呟いた彼に私が答える。
「オーケー…少しは俺も武士道に生きてるから二言はない、俺が負けたらお前が孕むまで、発情期の俺の権利を全てやる、何なら授業の最中に呼んでも良い」
彼が笑っているのが声の調子で分かる。
「言ったね、私が勝ったらディアはパパ決定…それじゃスタート」
私の言葉に反応して、タイマーが作動の音を鳴らす。

彼の手が私の体に触れた。
282マルメンライト:2011/04/09(土) 17:12:01.09 ID:LDP15HCK
「花見?」その4
――――――――

そうして、2分、結果は火を見るより明らかだった。
どうして私は10分なんて時間を考えたんだろう…そもそも普段、彼の愛撫で10分耐えたことない気がする。
「イかせてよ…切ないの…」
1分経過した時点で早くも敗北を悟っていた。
何度も体を重ねた彼が私の弱点を知らないわけがない、さらに目隠しのせいで感覚が敏感になってしまったことも合わさり、彼の巧みな攻めで1分の間にあっさり私は陥落した。
そしてそれを知った彼は、一方的な有利な状況に今度はほとんどの攻めをやめ、私のことをひたすらに焦らして焦らしぬいている。
「まだ2分チョイだろ…折角だから最高に気持ち良い勝利を味あわせてくれ、その代わりフェルパーには最高に気持ち良い敗北を教えてやる」
「降参…降参させて…このまま10分…ぎりぎりまで焦らされたら…頭おかしくなっちゃう…」
ピピピ…
「はい、3分」
そう言いながら彼が強く尻尾を握って、指を深く突きいれた
「ふきゃあ!!!」
突然の強い刺激に体を震わせる、もやもやした感触がはじけそうになって、絶頂を感じる直前でとまる。
次第に頭はおかしくなってきてしまったのか、尻尾が握られる痛みでさえ、快感を感じてしまった。
「感じたか?」
彼の声が笑ってる。
声の位置は背中のほう、四つん這いになった私のお尻の方から聞こえてくる。
「なんで!何でやめるの!今、イけそうだったのに!もうイかせてよ」
目隠しはつけられたままで見えるはずもないのに、振り返って思わず叫ぶ。
そんな私が可笑しかったのか彼は声をあげて大きく笑った。
「いやぁ…マジで良い、これも一種のご褒美だな、最高に可愛い彼女がいて、目の前には俺が咲かせた満開の花、それでも後ろは未だに蕾のままのまま、今までで最高の“花見”だな」
「もうやだぁ…イキたい…イかせて…ディアのを私に頂戴…ディアの大きいので私の中かきまぜて…」
「俺の大きいの…ってこれのことか?」
ぴちゃり、と水音を立てた私のそこに、温かい彼のものが触れる。
「それ!ディアの…ディアのソレを頂戴!!それでかきまぜて!いつもみたいに私の子宮たたいて!もう無理!今すぐイキたいの!!」
恥ずかしさなんて、もうどうでもいい、みだらな願いを私は懇願するように叫ぶ。
私の濡れた場所はすぐそこにある彼を待ちわびて、ぱくぱくと開いていた。
「…むしろ、こっちに入れてみたいな」
「ふひゃあ!!」
予想にもしていなかった場所に彼の指が入ってくる。
排泄のためにある小さな穴、私のお尻の穴だった。
「そっちじゃない!そっちは汚い場所で…」
本来、排泄のための穴に彼のごつごつした指が奥に入ってくる。
苦しくて、額に汗が出る。
「お前に汚い所なんてない」
私の言葉をさえぎるように、彼の生温かい舌の感触がそこなぞった。
「ふにゃぁぁぁ!」
ゾクゾクした感覚が背中を駆けあがる。
指はまだ入れられたままで苦しい、苦しいのに苦しすぎて……気持ち良い。
「なめちゃだめ!指抜いて!!苦しいのと痛いのがこのままじゃ」
一瞬自分が思ったことが、信じられない。
283マルメンライト:2011/04/09(土) 17:13:49.51 ID:LDP15HCK
初めて彼に抱かれた時も一瞬そうなってしまいそうになったけど今回は状況が違う。
まだ時間は7分近くある。
たった2分、その間焦らされているだけで苦しいのや痛いのが気持ちよくなりかけている。
それなのに、このまま焦らされ続けていたら…。
初めて彼としたときに芽生えかけたものが体を起こす。
―違う…私、そんな女じゃ…―
「フェルパー、お前実はマゾ?」
心の中で否定を続ける私を知ってか知らずか、ついに彼がその言葉を口にした。
「違う!違うもん!気持ちよくなんかない!でももうやめて…このままじゃホントに…」
彼の指は私のお尻にまだ入ったままで苦しくて仕方ない、尻尾だって握られたら痛い。
なのに、少しずつ、私はそれを気持ちいいと思い始めてしまっている。
「限界なの…このまま痛いのと気持ち良いのされたらホントに…マゾになっちゃうよ…」
私は、助けを求めるように彼に呟いた。
「…」
彼は何も言わない、私の発言を気持ち悪いと思ってるのかも知れない、表情が見れないことが怖い。
彼の動きはぴたり、と止まって指はゆっくり引き抜かれた。
抜かれるときに感じたのは、このまま彼がいなくなってしまうんじゃないかという不安と、ほんの少しの快感。
「ディアボロス…」
彼の名前を呼ぶ。
「おい、フェルパー、力抜け」
「え?」
彼が突然腰を掴んでそう言う。
そして、先ほどまで彼の指が入っていた場所に比べモノにならない大きさと熱を持ったそれが押しあてられる。
「待って!ディア今そこに入れられたら私…!私…!」
あんなにイきたいと思っていたはずなのに、心がそれを拒絶している。
「駄目だ、時間はまだたっぷりあるのに降参とかいったから、オシオキだ、このまま目覚めさせてやる」
ぐっ、彼の手に力がこもり、彼のモノがだんだんそこに入ってくる。
「痛い!痛い!」
―気持ち良い、そのまま奥まで―
体と心が全く別の反応を返す。
―イかせてくれる、私を壊してくれる―
背中にゾクゾクした快感が走る。
「ああぁぁあ」
お尻に彼が入ってくる、痛くて、苦しくて、気持良くて…ずっと私の中で芽生えていたそれが花を咲かせ始める、本来それを止めるはずの理性も半ばショートして、与えられた感覚を一つのものとして私を包んでいく。
―入ってる、私のお尻にディアが入ってる―
拒絶したいのに、体がそれに応じない、そして私が戦っている間に不意に、彼の動きが止まった。
「悪いなフェルパー全部入っちまった」
しれっというディアに私は答えられない。
それどころじゃなかった。
たまっていたもやもやが破裂してしまう。
歯を食いしばって、イッてしまいそうな自分を引きとめる、今イッたら目覚めてしまう。
―変態になんかなりたくない―
「フェルパー?」
心の中で葛藤を続ける私を不思議に思ったらしい彼が、私の目隠しを外す。
そのせいで彼のものが私の内側を刺激する。
ずるずると連続した背徳的な快感が背中を駆け上がっていく、それに私は耐えられなかった。
284マルメンライト:2011/04/09(土) 17:14:59.62 ID:LDP15HCK
「ふきゅぅぅぅぅぅ!」
目の裏で火花がはじける、体が勝手に痙攣する、私のお尻の中にいる彼を限界まで締め付ける。
ふわふわとした感覚が広がって、意識が不意にたたき落とされる。
「ディアの…馬鹿、入れちゃだめって言ったのに…」
びくびくとからだが勝手に震える。
「お前、イッたな?」
私を見ながら彼が言う。
「うん、私の負け、良いよディア…このまま朝まで私を貴方の好きにして…」
彼の言うとおり、ついにイッてしまった。
10分間なんてやっぱり無理だった、あのきたいのにイケない事から解放される。
その事実を受け入れ、口にする。
負けを認めた私の言葉に、タイマーが最後に小さく鳴って、静かに鳴る。
「どんなオマエでも俺は愛してる。」
私の頭をくしゃり、とディアが優しくなでた。


「にしても、えらくきついな」
ゆっくりと彼のものが私のお尻から抜けていく。
「それは…くはぁぁぁぁ」
体が勝手に震える。
「あ、悪い、痛いか?」
心配そうな顔で彼が見る。
「痛くないわけないじゃない…」
本来、排泄のためにある穴で何かを入れる為にあるわけじゃない、ぎちぎちと無理やり広げられ、正常にする場合とは明らかに違う異物感と苦しさ、そして無理やり広げられているせいで激しい痛みがある。
「へんなところに入れるから痛くて、苦しくて、気持悪くて」
いつまでもとれない痛みと苦しみが頭を溶かす。
「苦しすぎて…気持ちよく…なっちゃった…」
ついに、私はそれを口にする。
痛みと気持ち良い、もはや私には区別がつかない、どっちもピリピリしてて気持ち良い。
あんなに焦らされて、苦しいのと一緒に気持ち良くなったら、私なんかがそんなものに耐えられるわけなかった、彼があんなに欲しかったんだから、我慢できるわけがなかった。
「痛いのと苦しいのが気持ち良くなっちゃった…」
ディアに初めてを奪われ女になって、煙草を知って悪い女になって、ついには痛みや苦しみを気持ち良いと感じてしまう変態になってしまった。
苦しくて、今すぐ抜いてほしいのに、苦しすぎてずっとこのままにしてほしいと思ってしまう。
「花がきれいすぎてな…蕾のままにしておきたかったのに、ついつい手を出して散らしちまった」
ディアが笑う、いつもの彼らしい軽薄な笑み。
「このサディスト」
「何だ?元貧乳のマゾヒスト」
私の言葉に彼が笑って答える。
「私の初めて全部奪って、貧乳というステータスまで奪って…これ以上私の何を奪うの?」
私は胸に秘めていたその想いを口にする。
「決まってるだろ?」
私の言葉に、彼が私を助けた時のように笑う。
「お前の心だ」
「バカみたい、そんなの…」
恥ずかしいセリフを口にする彼に、私は笑いをこらえられずに言った。
285マルメンライト:2011/04/09(土) 17:16:08.36 ID:LDP15HCK
「そんなのとうの昔に奪ったじゃない…初めてよりも、キスよりも前に…」
「ははっ、それじゃ、奪うものを見つける為にお前のそばにずっといるさ、でもってお前の全てを俺のものにする」
ディアの言葉に体が震える。
―奪れてばかりじゃ、ダメだよね―
そのまま私は、笑う彼の唇を自らの唇を重ねて黙らせた。

「で、動いてもいいか?」
「…痛くしないでね?」
初めてをあげた時のように彼に呟く、そんな私を見ながら彼は耳元で囁いた。
「痛くない方が良いか?」
「…ときどき尻尾を握ると、良い声で啼くかも……」
半ば目覚めかけてしまっているその感覚を恥ずかしさをこらえてそう言った。
そんな私に彼は答えるように彼は少しつよく尻尾を握る。
「んひゃあ!」
尻尾にピリピリした痛みが走ってそれが私のほとんど壊れた理性を溶かす。
―痛いのに、気持ち良い…―
背中をゾクゾクする快感がかける。
「確かに良い声だ」
彼が自分を私からゆっくり引き抜く。
「はぁぁぁぁ…」
ずるずると、彼のものが引き抜かれると、連続した排泄感が快感としてやってくる。
「気持ち良いか?」
「うん、気持良いの…痛いのに、苦しいのに、それが全部気持ち良いの…」
入ってくるときは苦しくて気持ち良くて、抜けるときは子宮がたたかれる小刻みな快感とは違った連続した長い快感がある。
「痛いよディア、もっと頂戴…私をもっと苦しくして…」
どこか矛盾した言葉が勝手にあふれ出る。
「まだ、やめれば戻れるかもしれないぜ?」
「…無理、戻れないよ、きっと私はもともとそういう性癖が軽くあったの…」
いつくしむような彼の言葉を私は自ら否定する。
「だって、こんな気持ち良いのに、やめたらきっと余計に変になっちゃう」
知ってしまったから、多分、私は自分でそれを求めてしまう。
完全に目覚めてしまったわけではないけど、少し芽生えたそれを抑えていられないことを本能的に察する。
そんな私を見てディアが楽しそうに笑った。
「確か、今日は朝まで好きにして良いんだよな」
「?うん」
何だろう、それよりも早く動いてほしい。、体が彼を求めていた
「んじゃ、今日は朝までの間にフェルパーを完全に目覚めさせるわ」
「え?」
少し意味が分からない、目覚めさせる?私を何に?
遅れて思いついた思考に、私はあわてて逃げようとする。
「ちょっとまってディア!何考えてんの!?許して、私はプチMでいたいの!!」
芽生えかけたままでいられると思っていたその感覚を彼が完全に芽生えさせてしまおう
そう言っているように私は聞こえて、逃げ出したくなる。
だが、手は縛られたままで彼もまだ刺さったままだからうまく動けない。
逃げようとすると彼がゆっくりと抜けていって、背中がゾクゾクする。
「武士に二言は無い、だろ?」
「ふひゃあああ!?」
あとちょっとで彼が抜けるところで、腰をつかまれ、また彼が奥深くまで突き込まれた。
笑ってるのに、ディアの目はかなりマジだった。
―このままじゃ、本物のマゾにされちゃう!?―
その想像に背中がゾクゾクして私のそこが水音を立てる。
286マルメンライト:2011/04/09(土) 17:17:22.99 ID:LDP15HCK
「やっぱうれしいよなフェルパー、たっぷりと痛くして、苦しくして、最高に気持ち良くしてやるよ」
彼が私のそこをじっくりとみている。
彼に咲かされた私の大切なところと、今まさに咲かされている蕾。
「やっぱ良いなこの花見…」
「ホンモノはだめ!本当のマゾにしないで!!」
逃げるように這って彼を抜こうと私がもがく。
彼が私を掴んで強く突き込む。
「ふひゃああ!?」
「フェルパー、今のは気持ち良いと苦しいどっちだ?」
彼が楽しそうに私の耳元で囁く。
「お願い、本当に咲く!咲いちゃうのマゾになっちゃうの!このまま続けられた…ら!?」
私が逃げる、彼が引き寄せる。
お尻から与えられる感覚でまた下半身にもやもやしたものが集まってく。
ぎゅっと彼が私の尻尾を強く握る。
「ひぁぁ!?」
「今のが痛い、だったよなフェルパー」
「やめて!気持ちよくなっちゃう!痛いのがホントに全部気持ちよくなっちゃう!!」
痛みがだんだんどんなものか分かんなくなってきてしまっていた。
尻尾を握られた感覚はびりびりと私の子宮を刺激する。
「前も欲しいよな?フェルパー?」
不意に、開いたままのその場所に彼が私の尻尾を突きいれた。
さわさわした毛の感触がずっと刺激を待ちわびていた、私の膣内をなぞり挙げる。
「ふきゃぁぁ!!」
刺激の強さに思わず、自分の前と後ろの穴を限界まで締め付けた。
強すぎる締め付けで尻尾に、痛みが走る、走ってしまう。
「ディア抜いて!?尻尾痛くて気持ち良くてお腹の中も気持ち良くて!このままじゃ!」
「このままじゃ?」
そう言いながら、彼は尻尾をつかんで、より深く、腰と共に突き込んだ。
子宮が、毛でなでられる。
「イっくぅぅぅうぅう!」
もやもやした感覚が再びはじけて、再び彼を締め付ける。
自分の尻尾を締め付ける。
「んじゃ、俺も動いてやるかな」
イッている最中に彼が本格的に動き出す。
「まってぇ…」
限界だイッてしまう、彼が止まっているからまだ私は完全には咲かずにいられる。
「今動かれたら、本当にドMになっちゃうよ…」
彼に泣きだしそうになるのを必死でこらえて、彼に言った。
287マルメンライト:2011/04/09(土) 17:18:25.26 ID:LDP15HCK
そんな私に彼はたった一言だけ呟いた。
「おめでとう、フェルパー」
言葉と共に彼の腰が動き出す。
イッてすぐの私のお尻で彼が動き出す。
「まって!まってディア!前ならいくらでもして良いから、赤ちゃんできなくなるぐらいしていいから、お尻はもうやめてぇ!」
痛みはどんどんなくなっていく、蕾だったそれがあっという間に開かれてしまう。
「だ〜め」
耳元で彼がささやく、痛みや快感が混ざりあったもやもやした感覚が集まっていく。
「だめ!ホントに、このままじゃ私」
限界を感じて、私は必死で彼に懇願する。
「気にすんな、フェルパー、お前がどんな風になったって、俺はお前と共にいる」
「ディア…?」
真剣な表情をした彼の顔がそこにある。
「だから、イっちまえフェルパー」
「ちょっ!まっ!」
言葉と共に彼が激しく動き出す、不意を打たれた形になってついに耐えていたものが決壊する。
「ふにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
痛みで感じた快感がもやもやした感覚を突き破る。
「だめぇぇぇぇぇぇぇ!!」
私の言葉がむなしく響いて、彼の熱が私の奥に放たれた。
これ以上ない快感が私を包む。
「ふみゅう…」
けだるい感覚に包まれながら、私はそのまま意識を失った。
288マルメンライト:2011/04/09(土) 17:19:30.89 ID:LDP15HCK
「…う?」
目を覚ますと、彼の部屋の天井が見えた。
―なんでディアの部屋にいるんだっけ?―
まだ頭は寝ぼけているのか、昨日何をしていたのかがあまり思い出せない。
窓からは日がさして、朝になったことを告げている。
体を起こすと、ズキズキした痛みがお尻にある。
―…なんでこんなところが、それに…―
痛いはずなのに、なぜか、心地よく感じてしまう。
そもそも、なんでお尻何かが痛いんだろう?
不意に記憶を探りながら、傍らで静かに寝息を立てているディアを見る。
「…あ」
その瞬間、昨夜の光景が全てよみがえってくる。
恥ずかしくて死にそうだった。
「違う…私はドMなんかじゃない、そんな変態じゃないもん…」
あんなふうに感じてしまったのはきっと最初に焦らされたせい、自分自身に言い聞かせる。
―でも…気持ちよかったな…―
興味本位で、自分の尻尾をつかんでみる。
ピリピリした痛みが走って、背中がゾクゾクした。
「…え?」
痛いはずなのに、気持良い。
「ま、まさかね…」
あれはきっと何かの間違い、そう思いながら再び尻尾を握る、今度は先ほどよりももっと力を込めて。
「ふぁ…!」
思わず大きな声を出してしまいそうになってあわてて自分の口をふさいだ。
―き、気持良かった?…―
恐る恐る自分のそこを見る、そこには、昨日の行為とは関係ない、新たな感覚でしっとりと水気を帯びていた。
自分が今なんと感じたか、確かな証拠がそこにある。
「…嘘」
きっと夢だろうと思いながらディアの体を揺さぶる。
「起きて!起きてディア」
「…どうしたフェルパー?」
寝むそうに目をこすりながら彼が体を起して私の唇を奪う。
「ん」
のばされた舌を絡めて、たっぷり彼を味わってから、私は思い出したように彼を見る。
「ディア…ちょっと尻尾つかんで、思いっきり全力で!」
「…良くわからんが、まぁわかった」
自分でやってるから、きっと無意識に手加減してしまったのだと、自分に言い聞かせま少し寝ぼけた彼に尻尾をつかませる。
「んじゃ、握るぞ…」
「うん!」
目を強く閉じて、送られてくるはずの痛みに備える。
ぐっ、と彼の手が私の尻尾を強く握る。
そして…
「ふみゃぁぁぁ!」
襲ってきた感覚に思わず叫び声をあげた。
289マルメンライト:2011/04/09(土) 17:21:02.09 ID:LDP15HCK
二人で学食に向かおうと部屋を開けると、ちょうど、同じ様に食堂に向かっているらしいフェアリーとヒューマンとちょうど目があった。

「あ」
私達4人の声が重なった。
「お、おはよう二人とも」
ヒューマンの腕に抱きついたままのフェアリーが顔を赤くしながら挨拶してくる。
「お、おはよ、フェアリー、ヒューマン」
あわてて、私はいつもどおりに挨拶をしようとして、少し噛んだ。

そんな私達女性陣をしり目にディアは煙草を咥えたままヒューマンの肩をたたいた。
「よう旦那、昨夜はずいぶん楽しんだみてぇだな」
いつものディアのような楽しそうな笑い、ヒューマンの腕に抱きついたままのフェアリーを見てニヤニヤしてる。
昨日はどうなることやらとおもったけど、ヒューマンのものらしい制服を着たフェアリーとその様子を見る限り、確かに、昨日は楽しんだんだろう。
そんなことを考えていると、ヒューマンがふと、私を見た。
―まさか!?―
ばれてしまったのかと思い、私はあわてて自分のお尻に手を当ててしまう。
それをみたヒューマンがニヤリと笑った。
「だまってろディアボロス、お前は人のこと言えんのか?」
―気付かれた…!―
自分が目覚めてしまったことにまでばれてしまわないか体がびくびく震える。
そんな私を知ってか知らずか、ディアは意味深にわらってヒューマンに言い返す。
「フェルパーがご褒美くれてな、“花見”とかいろいろ楽しんだぜ…まぁ、見てるだけじゃなくて、ついつい手を出して散らしちまったがな」
ビクン!と自分の尻尾が立った。
―何言ってんのディア!!―
花見、散らす、その言葉に私は動揺が隠せない、さらに昨日の行為をまた思い出してしまってお尻のズキズキした痛みが気になってしまう。
頭がパニックになって私の口から勝手に言葉が漏れる。
「……痛いかったのに…痛いのがあんなに…絶対、私変なの目覚めた…目覚めちゃった、もうお嫁にいけない…」
―大丈夫、ディアが結婚しようと言ってくれたし、お嫁にはいける―
「………」
「………」
何かヒューマンとディアが言っているけど何も聞こえない。
ただフェアリーの視線が気になって仕方がない。
幸せではあるけれど、新しい自分を受け入れられるかはまだまだ分からなかった。
290マルメンライト:2011/04/09(土) 17:24:10.86 ID:LDP15HCK
以上で小ネタ投下完了です。
ネームレスの中ではやっぱりこの二人が一番書きやすいと
そう思いました。
前回からGJいただいた方がた、ありがとうございます。
今回も連続投下、拙い分で失礼しました

480KB超えたのでこれから新スレたてます。
それでは皆様、これからもよろしくお願いいたします。
291マルメンライト「 忍法帖【Lv=2,xxxP】 」:2011/04/09(土) 17:51:32.09 ID:LDP15HCK
LVが足りなくて、スレッドが立てられない…だ、と…!
大変申し訳ないですがどなたか立てられるLVの方いませんか?
292名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 18:44:16.77 ID:e9GXJ/el
実際のマイパーティでヒューマン♂(名前はカイト)とフェアリー♀(名前はマナ)が両想いなんですが、彼ら二人をネタにするのはありですか?

また、この場合子供はできるんでしょうか?
293名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:33:39.99 ID:GMrojJ2s
>>292
思うがままにヤり給え
遊んだ事が無いのにエロネタを書こうとする奴もいる


尚、投下する時は、こちらを利用してもらえると嬉しい

【ととモノ。】剣と魔法と学園モノ。12【エロパロ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1302355832/
294名無しさん@ピンキー
ここももうすぐ埋まるなー、正直このスレそろそろ消えちまうと思ってたけど続いてくれてる。
職人に感謝