【俺の妹】伏見つかさエロパロ12【十三番目のねこシス】

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1名無しさん@ピンキー
ここは伏見つかさ作品のエロパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください

◆まとめwiki
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/

◆前スレ
【俺の妹】伏見つかさエロパロ11【十三番目のねこシス】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291723688/

◆書き手さんへ
 ○陵辱・NTR・百合・ホモ・オリキャラなどの特殊嗜好モノ、
   万人受けしないモノは投下前に注意書きをお願いします
 ○書きながら投下はお控えください

◆その他
 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを
  ・SS投下宣言、直後は雑談をしばらく自重
  ・自分の嗜好に合わないSSなら黙ってスルーすること
 ○こういうSSが読んでみたい等のリクエストは節度を持って
 ○荒らし、煽りは勿論スルー
 ○sage進行です。メール欄に半角で sage と書いてください。ageた人を煽るのはやめましょう。
   大半のsageていないレスは荒らし目的の釣りか煽りです、慎重に見極めて反応しましょう。
2名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:08:23 ID:5yL761+o
>>1
とりあえず乙。
3名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:31:08 ID:itlABwLM
1乙

今ごろ京介の下でヒィヒィ言っているのは誰だろう
4名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:32:24 ID:BfG1nMwS
>>1

あやせたんだろう
5名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:34:40 ID:qi77QvED
  /::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::ヘ
    ':::::::::::::::::::〈:::::::::/:::::::::::::::::::/ }:::::j  ヽ:::::::::::::::',
    ,':::::::::::::::::::l::::::::/:::::::::::::::::/  .|:::::j   ヽ:::::::::::::::l
    l::::::::::l::::::::|::::::/::::::::::>    l::::ノ u   ヘ::::::::::::::l
   .|:::::::::::|:::::::|:::メ::::::/      {::/ _,. '´  V::::::::::}  ぜっ・・絶対わざと>>1乙させたに決まってます!
    l:::::::::_!::::::l::ノ/,.ニ,,.ー .,_ノ/  jノ!,.'",.zュ.,、  }:::::::|,:}  いい加減にしないと通報しますよ!?
    .V:::/, l:::::|:i´/ ん:::ム    /  /lス:::ハ ヾ l:::::::::}:リ 
    l:::l !l::::::l {  {::::ワ::リ      弋::フリ } j:::::::/ノ
     l:l { l::::::l   ゞ- ´        ` "   .{:::::::ノ
     ヘゝ l::::::l ///////    ,   /////j::::ハ
      l::::::ヘ:::l υ                ノ:::{
       }::::::::}:::>     __ _     /:::i::l
      }:::::::::::l:::ヘ::ヽ   '―‐ ―` ,<:i::::::i, -‐ ュ_
       j::::::::::::l::::ヘ,-| ゙ ー  .,_ -‐ {/ ノ::::/   /: : : >、
    z,.┴ー‐--i::::ヾY}        / ノソ::/   /: : : /: : :ヘ
,,. ': : : : ヽ    i:::::l ヾ、      /   /:/   ": : :/ : : : : :}
{: : ヘ: : : : ヘ    }:::::l iー-  ,-‐/   //   ,: : / : : : :,ュ:|
.l: : : ヘ: : : : !     ',::::lヘ    /    ,':     ,': /:_,.- ̄ ,./:}_
|: : : ヘ: : : l     ヘ:::l ヘ  /    !|    ∧/ー‐´ ̄ ̄  }
 ,: : : : ヽ: : ヘ       ヘヽ  V     {|    :/:       「
 l: : : : : ヽ: : V     >゙:ゞ{ }`ヘ、     /{{        /
 ヘ: : : : : : : ヽ  .,_,. '": lヾ { .{ lヘ ` .,,ー ´: : : ll      ,':|
  ,: : : : : : : : ヾリ:: : : : :/〃} l l }:´: : : : : : : : ll       〉:|
6名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:35:22 ID:0VOu/8Yx
>>1

あやせスレから

       〃イ::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
      /イ /::/:::::::::::::::_,.イ:::/:::::::::::::l::::::::::::::.
.     /  /:/::::ヽ::;.ィ'//:::/ ∨:l:::::::l::::::l:::::::|
       /l/::::;K、///  l:::l::::::ll:::::::l::::::|
        |::;イ:リfリ /イ_ `ヽ /:/::::::l|:::::::|::::::| 
       |/ |/, ¨   ´r'心./|/::|::::l{::::::::|::::::|
         |:.     弋ツノ/イ:::!::|)::::::::|::::::|
         |∧ 、 __    イ |::::|::|l::::::::::|::l:::!
         |:::∧___ .....==、::::|:リ|::::::::::!:l :|       このことは桐乃には内緒ですよ?
       ,. -―-、 .> ´    \ノ、:::::::::!:!::|       お兄さん。
      /ヽ \\_)          |::::::::::|::|
   , ⌒>ヽ_).ー' ー'           |:::::::::::|:|
.  / ´           _ ... _       |:'l:::::::::::|
 /       _  -‐< /:ハ:| :. ̄   l:ll::::::::::::|
 、_  ― /   l  、|、:l |l      lレ|:::::::::::ヘ
/ /    /  | l  |. \!       //|::::ハ:::::::ヘ
./      /   :| :l  :|   \  : // .|::/ |::::::::lヘ
      /    |   :|    \ l::| |/  l::::::::ハヘ
.      /     :|   :|.       \:! !  ∨:::| ヽ\
    /       |   :|、       ヽ |    ∨|  \ \




12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は
1年間で最もセックスをする人の多い「性の6時間」です。

桐乃の知り合いや友人ももれなく京介とセックスをしています。
普段はあどけない顔して世間話してるあやせたんも京介とセックスをしています。
桐乃が片想いしているあの兄もあやせたんとセックスをしています。
桐乃にもし年頃の兄がいて、いま家にいないのでしたら間違いなくあやせたんとセックスしてます。
桐乃と喧嘩したあやせも貴方がエロゲでやってきたことを京介にやられています。
桐乃の将来の義姉は、いま京介のいちもつでヒィヒィ言っています。
すべてを諦めましょう。そして、ともに戦いましょう。
7名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:39:04 ID:PyXXoh5W
なんという桐乃ピンポイントwww
8名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:24:46 ID:3Ft2x+Pr
             /. . .          . . . . ミ. . .\、.. .    ヽ
            .      . . イ . . ト、 . . . . . . . . . .\. . .ヽ:. . . . . ’
          / .′. . . . ./ {:.. : { \ . . . . . . . . . . .\/∧:. . . . . ‘.
       / /  . . ′:′ハ:.. :‘.  \ : : : : : : : : /.ヘ:.∧: : : : . .
       .' :,′. : : ! : :i   \:‘,   >  .. // : / ハ : : : : i
        : /! . : :.!{: ..:|    __ヽ:.、     斗‐`¨¨ミメ.:ヽ'. : : : : :}           >>1
      i:/ {: . : :|ハ...:{ ,.イ´ ̄ ̄\     '´      `ヽi : : : .::′
      |:|ハ:. : : :{.::トイ     `       ,孑=≠ミ、  } : : .:/
        :{  :.. : : : .:| 丶 ,xz ==ミ        ′   . . . . .′.:/i }
       乂. ヽ:.. : : {  フ'´             :/:/:// ..:イ ノ
          f\:. :∨ ., :/ : ,      '        ノ.イ:/く
         人 ト:...\:/:/        __      |:. :{:.:...\
             フ} :..`ト.\     rァ     ソ     ノ:. :i!:.:.`ト--一 ´
           /.:.| : : l个..      `     ´     /:.|: :i:トミ:乂
      ー= ≦ ァ'ィ}i: : :}:.:.:.:.:> .         .∠ミ.}:..}: :|:|:..  i≧x..
         f≦ i..|l: : :|  ..:.:.:.|   ≧  --   ´` 、 ヽ|: :l:{:.. . i |  `ヽ
       /´| | V:|: :| ....:.:.{> ´   __ァ-- 、 \. \;∨. ; !:|   ∧
        ハ ∧ V: :i : :|..> ´          ` < \ ヽー'ーく / ノ   /
      ′   ∨ : : : :|/         ーァ ..  \ \、_)  ,..ノ⌒ヽ /   i
     {   ヽ /: : : : :/          `  .. \  \   〃:.:.:r:.:.:.:.V     }
9名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:27:45 ID:5GeatF+S
>>1おつ

>>3
むしろ京介が下でヒィヒィ言ってる様な気がす
10名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:32:34 ID:+oRjYqDB
>>1乙してないって人生損してるから!   /         \  、     \
早急に>>1乙すること!            /  |   i、      \ \ ヽ  \
                           / |八  | \       ]乂.|   、 ヽ
                          ,   . l ′’兄専用ー-=≦彡^] |   ' ‘,
                      /.イ  |N_  ヽ’ 〈__,ィ笊乞ミx  ̄i     i  i
      j:ユ、                 /' ;| :l八x≧ミyヘ   〃f:..,ん:i 》  ;     l  |
      ;′ ∨                i |. 小《 f:,斤` \   ヒ:..ミツ  //   ム ;
      !    ‘,             l |: l | ヒ:.リ         //// i/  ,〈、 i、{
.     八    ∨              l八 乂/// ′           /  イ , ム乂
      、    ‘、              ` ド    _  ― 、 ‐=´  イ [_/ トミ^ー
.         \   、                  ,込   「厂     .     ;  |八   \
          ヘ   ‘、           -彡i 介.  弋,__  _丿    个 !  \  ry'^⌒ヽ
       . ィ ⌒ヽ.   ヽ             ,|  : >        イ   i||   //   ノ⌒ヽ
     ノ ノ     〉、   \           / !  !  ミ >-- z≦     |! |`厂  厶  ,    ‘,
.     ´  !   〈   ノ   ヽ         / |  |\  \ \ }     /j八i/  /  / /    {
.   ノ   '、   弋_ ニ='⌒  !         _」  |  ト  >、  \弋ー、  厶}  | /   /       / ̄{
.  f 、   \ /       八       !八 |  l∧{  > _ ¬ミ、    ノ  「 __/   /  ニ二 __〉-、
.  | ヽ    /.::::ノ __ ,〈     ,. -┘ Y  ! バ, 乂 (う >、 l_ イ  厂    __」              \
   `ー 、\ `ーチ=ニ ... イ \    {      八 V  i===≧チ==W三X  ' ===   ̄入
     ヽ...ニ='^ 、       `<二\__   い i  !      ||   i   /        ミ_ー-  _
        \            `マ/ム  \ ,  l ム        ||   l  ;i          介x、      /
         \           ∨/i\ ∨イ/ ∧‘,     ||   | 八           / ノj ミ=r―=ニ^_
11名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:37:19 ID:9Ug14WA2
聖夜 独り闘う精鋭達へ・・・

何人に植え付けられた虚偽の理性を以って、鬱積の苦汁を呑まされ続ける必要はない。


deldel ロリ ふくらみかけ 風呂 盗撮 でググれ!!!


君達 精鋭の、英気の糧を其処に置いてきた!

所詮、次世代を得た宿敵の娘。親の遺伝が欲情の醜塊へと化けさせるのは明脊である。

穢れる前に喰らえ。生物として当然の衝動であり、創手より公平に与えられた権利である。




12火事場の桐乃:2010/12/25(土) 00:58:27 ID:s4Xe4XZU
『火事場の桐乃』

登場人物
高坂桐乃 高坂京介 高坂佳乃

語り
高坂桐乃

でやります
13火事場の桐乃:2010/12/25(土) 01:00:27 ID:s4Xe4XZU
今、アタシのベッドの上でアイツが躯を横たえ、アタシを見つめている。
とうとうこの日が来たんだ・・・
目が合ったような気がして、パジャマを纏った体全体が熱くなってくる。
恥ずかしい・・・

そして、ベッドの上のアイツに躯を投げ出した。

ふおおおおお――――――!!


―――あなたのお好きな画像をプリントした抱き枕カバー

こんな製品が出たら買うっきゃないでしょ。
もちろん「好きな画像」はアイツを写したマイシークレット画像。
注文から2週間。とうとうこの日がやってキタ―――!!

早速ベッドになだれ込んで抱きつく。
目の前のアイツの顔が・・・んふふふ、ハァハァ。
でも顔が目の前にあると、とても落ち着かない。
顔から視線を外してアイツの胸元に目をやり、そして顔を埋める。
新品のカバーの匂いしかしないけど最高のシアワセ。
どんなに疲れていようが、どんなに落ち込んでいようが、
アイツと一緒にいる、と思うだけで最高に気分になれる。
・・・・・・

カーテンの隙間から朝日が射し込んでいる。
もう朝になっちゃった・・・
目の前にあるアイツの胸元に「おはよう」の挨拶代わりに顔を埋める。
リアルのアイツにはとても表せない、アタシの素直な気持ち。
新品の匂いの代わりに、ちょっぴり違う匂いがした。
もう匂いがしみ込んじゃったかな。
鳥のさえずり、表を走る車の音までが愛おしい。
パタ パタ パタ
階段を上る足音ももちろん愛おしい。
この足音はお母さんだろうか・・・

―――くぁwせdrftgyふじこlp―――!!!
14火事場の桐乃 ◆ACPRLbMxAk :2010/12/25(土) 01:01:58 ID:s4Xe4XZU
ヤバイ!!
こんなモノに抱きついている姿をお母さんに見られたら、すげーヤバイ!!
どうすればいい!? そうだ! 押し入れ!!
アタシは光の速さで本棚をずらし、開けた押し入れに担いで放り込み隠した。

「桐乃ぉー、朝よー」
「お、お、おはよう!」
「どうしたの? 何か物音がしたようだけど!?」
「いや、なんでもないから」

お母さんは階下に戻った。
間に合った。お母さんには気づかれなかったみたい。
それにしても危なかった。

ドン! ドン!! ドン!!!

―――ッ!?
どこかで何かを叩くような音がした。

「オイ桐乃! ここを開けろ!!」

アイツの声が押し入れの中から聞こえた。
押し入れを開けると、尻餅をついた格好のアイツがエロゲと
アニメDVDのパッケージに埋もれていた。

「こ、ここでアンタ、なにやってんのよ?」
「オマエがいきなり俺を担いでここに放り込んだんだろうが!!」

放り込んだ? アタシが? どゆこと?

「そもそもなんでアタシの部屋にいるのよ? ていうか、抱き枕はドコ?」
「ケータイ小説の取材とか言って、俺に添い寝を強要したんだろ!!
 抱き枕って何だよ? オマエ、夢でも見ていたのか!?」


『火事場の桐乃』【了】
15名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 01:12:07 ID:BSLho19D
寝ぼけてたのねw
16名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 01:27:00 ID:ANl8y9NN
>>14
兄貴の声援だけで身体能力が向上する桐乃の事だ。
これは火事場のクソ力ってだけじゃなく、一晩中兄貴の匂いを吸収した為に爆発的にパワーアップしていたと見たw
17名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 01:29:07 ID:1+iDddID
>>16
つまり寝起きの兄力って事か
18名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 01:40:34 ID:Dj8WsFj3
全力で抵抗しても京介の童貞が奪われそうだな
19名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 02:01:07 ID:PDQe2aor
>>16
……ってことは、夢精後の脱ぎたて兄パンを被った桐乃は……ゴクリッ
20名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 02:23:53 ID:IQsfHpt2
>>16
火事場のクソ力が火事場のクンカに見えたw
21名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 02:27:44 ID:vl/RB9tX
>>20
俺もそう見えたわ
ケンカもクンカに見えてきてそろそろやばいかもしれん
22名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 02:48:28 ID:Z9SSWcBH
これこそがクンカ帝国の陰謀
23名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:08:09 ID:N3cgMPiG
おのれクンカー!このスレもクンカに汚染されてしまった!
24名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:12:59 ID:1+iDddID
夜中火事になった高坂家

目の前で私が育った家が燃えていく。その非現実的な光景を見ながら、押し入れの中で焼けているであろうコレクション達に心中で詫びる。
ごめんねメルルちゃん、助けてあげられなくて…
「桐乃、怪我はないか!」あいつがあたふたと駆け寄ってきた。そして
「パジャマだけだと寒いだろ、とりあえずこれ羽織っておけ」
そう言うと肩にジャンパーを掛けてくれた。自分だってパジャマだけのくせに無理しちゃって…。ジャンパーから持ち主の香が微かに匂う。その香がきっかけである事に気付く
「その…残念だったな、お前のその…コレクション…」
「そうね…でも一番の宝物は持ち出せたわ」
私は腰に手を当て、パジャマのズボンの下にある染み付きトランクスの感触を確かめながら呟いた。

>火事場のクンカ
この一言でこんなシーンが浮かんできたよ……
俺は色々とクンカーに毒されてるようだ………orz
25名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:55:46 ID:sguWTHFc
>>20がいなかったらずっとクンカだと勘違いしてたわ
26名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 05:48:15 ID:ZYDvhTEV
お前らクンカーに毒されすぎだろ・・・・
俺は当然のようにクンカって読んだぞ。
27名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 06:57:51 ID:FJnyNWUo
>>24
うわあ……うわあ
28名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 09:50:43 ID:xT17Eit1
お前らからクンカを取ったら何も残らなそうだなw
29名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 10:15:56 ID:7w3Epg9c
>>28
俺妹に対する想いだけが残るならそれはそれでありだろう
30名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 10:57:15 ID:3tLOo28l
京介があやせに「よくやったあやせ、ウチに来て妹とファックしていいぞ」と言ったらどうなるの?
31名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:05:21 ID:ODymD/Xc
>>30
京介に妹が出来る。
32名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:26:27 ID:evEda9lg
獣を超え、人を超え…、出でよ神の変態戦士!ダンクンカー!!

桐乃「やあぁぁぁってやるぜっ!!くんかくんかくんかくんか!」
33名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:30:06 ID:jE9fG3OM
え、クソ力とクンカを掛けてんだろ?
34名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:56:06 ID:tTXTg6cH
>>33
何が違うのか一瞬分からなかった
35名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 13:19:34 ID:xT17Eit1
>>30
で、京介が百合シーンを観察ですねわかります。
36名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 15:43:03 ID:ZRNA9HcG
ちょいと質問、ここって原作スレやアニキャラと住民は被ってる?
37名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 15:53:38 ID:7w3Epg9c
>>36
ここではそんな話題自体不要です

その分け方に意味はなく、どこから流れてきても
作品から妄想するSS作家とそれをwktkして待つ住民で出来ています

38名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:31:34 ID:ZRNA9HcG
>>37
 そっか、昨日キャラスレ向けに作ったが……褒めてくれるのは嬉しいけど、やはり偏り感とか、自分でも
違和感があったんで、満遍なく好きな人間からどう見えるか見たいんで、こっちでも投下する。
他キャラのスレには行って無い人とかもいるみたいだし

 ……んじゃ、こっから10レスばかり使う。
主要3キャラの各いちゃラブなんで、昨日見た人や、他キャラのいちゃラブが見たくない人はNGよろ。

39名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:33:54 ID:ZRNA9HcG
クリスマスの無聊ネタ一発目 麻奈実×京介

「いつも悪いな。てーかこんな立派そうなケースに入れなくったって、お店の紙箱で良かったのに」
「えへへ、今年はちょーっと自信作だから、けーき用のきゃりー買っちゃったんだ」
 麻奈実がちょっと大き目のバッグを差し出してきた、ケーキの包装にしては豪華だなと思ってたら、そういうことか。
「……はは、洗って返すよ。なんか悪いな……ケンタッキーじゃ釣合わないな」
「ううん、私……けんたっきーの鳥さん美味しいから好きだよ……それに……きょうちゃんと……その、一緒なら……」
「ん? 何か言ったか」
 後半ボソボソと何か言ってたけど、聞き取れなかったぞ。おまえって昔から、時々独り言じみた話し方するよな……
そういうところもおばあちゃんぽいっつーの。
「ぷー……なんでもないー……」
「何急に膨れてるんだよ……おっと」
「あ、大丈夫? ……ごめんね、おじーちゃんが……」
 例年通りに今年も麻奈実の家のクリスマスパーティだったんだが、じーさんに無理やり飲まされてしまったシャンパンが
少し回ってしまったらしく、少し足元がおぼつかない。シャンパン程度で情け無いが、飲みなれないもんは仕方ないだろ。
 それを心配した麻奈実が家まで送ってくれるというので、ちょっと甘えてしまったが……よくよく考えたら、俺の家からの帰りどうするんだよ。
……酒が抜けるまでうちで休んで、また送っていくしかないか……。ひょっとして、これもジジイの企みじゃねえだろうな?
「気にすんな、今頃はじーさんも反省してるだろ」
「……た、多分」

 俺に酒を飲ませてしまったことがバレて、ばーさんやおじさんおばさんにこってり絞られている姿を見てしまっていると怒るに怒れない。
おばさんなんて、うちに電話までして謝って……こっちが逆に恐縮してしまうってもんだ。つうか受話器からおふくろの爆笑する声が聞こえてたし……
思春期の少年の心はちょっと傷ついたぞおふくろっ!
「まぁ、毎年ご馳走になってるんだし、酒の肴にされるくらい気にしねーって。それに……うちの家族もおまえんちのケーキのおかげで毎年助かってるからな」
 うちじゃ、物心付いたときからこいつのケーキをもらって食べてるんだけど、年々上手になってくるんだよな。最初にもらったときは……
うちのお袋が作ったケーキと変わらんレベルだったのに、今じゃそこらの市販ケーキよりずっと美味いんだから、その上達といったらたいしたものだ。

「そか、良かった……えと……それと……これ、ね」
 そう言ってもじもじしながら背中に隠していた紙包みを差し出してくる。
「……くりすますぷれぜんとだよ〜。……びっくりした?」
 びっくりするも何も、バレバレだったぞ……隠せてなかったし。顔真っ赤にしてるけど、毎年なんだから今さら照れるような事じゃ無いだろ。
「おう……貰ってばっかで、なんか悪いな」
 そのへんを突っ込んだりからかうとまた膨れてしまうので、素直に受け取ってやる。や、こいつの膨れっ面も嫌いじゃないけど……あんまりやり過ぎると
アレだし、今日はクリスマスイブだしな。
「あ、開けてみて……?」
「ん……」
 軽いな……なんだろ? ガサガサと包みを開くと、中から手袋が出てきた。どうも、手編みっぽいな……去年の柄と同じだし。
……しまった……失敗したぜっ……だが、今更後悔しても仕方ない。
「えと、ね、そのきょうちゃんの手袋さんが、ちょっとほつれてたから……と思って、その、手芸の練習だからあんまり上手くないけど」
「そんなこことねーよ、手袋なんて難しいだろ……ありがとな」
 やべー……どうしよう……プレゼントは用意したけど……したけどっ!
「あ、あの……その、麻奈実」
「ん? なにー?」
「こっこれなん……いや、ナシでっ!」
「あっ」
 しまったっ! テンパって思わず出しちまったっ……。
「……いや、それはちょっとアレだ、やっぱなんかダサイプレゼントだから、いや、実は間違えた。うん、だから明日また渡す」
「……じ〜」
 ……うっ……これは、我ながら苦しい……。ひっこめた包みを、麻奈実がじ〜っと見ていやがる……。
「だからな」
「あ、桐乃ちゃん」
「何っ!?」
40名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:39:15 ID:ZRNA9HcG
 思わず振り向いてしまったその刹那、俺の手から包みが奪われ……うそっ! その体でなんでそんな俊敏なのおまえ!

「うそだよーん……んしょ……あ……わわ、……えへへ……」

 あちゃあ……い、今更言い訳できないよなぁ……間違ったとか言いつつ、こいつ宛のカードとか(言っとくけど特別なことは何も書いて無いからな!)入れてるのに、
実は他人のだとか言っても無理だ……。というか、全部見透かされてるんだと思うと、言い繕うだけ無駄ってもんだ。
麻奈実が解いた包みの中から出てきたのは……その、去年買ってやったのと同じ柄の手袋で……つまるところ、去年図らずもペアルックもどきに
なってしまった、俺の首に今も巻かれているマフラーと同じ柄で……。

「ちっ……なんか文句あるのかよ」
「ううん? なーんにも〜?」
 ニヤケ面がむかつくじゃねえか……地味子の分際で……!
「……こうしてやる」
「むにぇっ!?」
 にやけっ面がむかついたので、寒さで赤くなってるほっぺたを引っ張ってやる。
「ははー、ざまー……ね……」
 ……ええと……何目をつぶってらっしゃるんですか……背伸びとかしてるんですか……
「……」
「……」
「む」
「……んっ」
 ……なっ流された……流されたんだっ! 気の迷いだ! かかかかかか勘違いすんなっ!
 今のはキスじゃなくて、ただの口付けだからなっ! 接吻とも言うけど、キスじゃないんだぞ!
「きょ……きょうちゃ……」
「何でもないぞ? 何もしてないし、何もしないぞ、だから行くぞホラっ!」
「う……うん……わたしはいいよ……」
「そ、そうか、それは良かった。じゃあ行くぞ……」
 ガコッ!
「イテっ」
「きゃ」
 麻奈実の手を握って、踵を返す。慌てていたせいか、麻奈実が途惑ったせいか、道端の看板に足をぶつけてしまった。
痛え……なんでこんなとこに、つか何の看板……何、この「空室あり」……って……。く、クリスマスなんだから、場末とは言えもうちょっと営業頑張れよ!
というか俺ら、ホテルの前でこんなバカな真似してたのかっ! ラブホならそれらしく、入り口を分かりやすくしろ! 不倫カップルなんかに配慮してんじゃねぇ!

「……」
「……」
 な、何を立ち止まって、その、何、その顔……お、おまえ……ええと、そのだなっ何か、何か言わなきゃ! 最適な言い訳があるはずだ!

選択肢カモーン!!!  ……だりゃっ!  

「ケ……ケーキが痛んじゃうからな?」
「……ほ、保冷剤、入れててるから……」

 ……しっ……しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ! 選択肢ミスったああああああああああああ! なら仕方ない! 仕方ないんだ!
これはあくまでミスだ! だからしょうがないなっ!

「お、おう。じゃ、じやあ……」
「ん……」
 う、頷くなよ……その、か、可愛いじゃないか……気の迷いだ! 駄目だ俺! でも今更泊れるかぁぁぁぁ! いやっ……止まれるかっ! 
もう誰も俺を止められねえ!
「……」
「……ほ、ほら」
 いっ……いくぞ ……っ!
41名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:40:53 ID:ZRNA9HcG

  ちゃっちゃっちゃらっちゃっちゃー♪

「ぬおえっ!?」
「ひょわっ!?」
なんてタイミングで鳴り出すんだこのクソ携帯! 叩っ切ってやるからそこに直れ!  ……しかもロックかよっ!
 ……切ったら麻奈実の方にかけてきやがる気だな! ……くっ……
「……なんだよ」
「あ、あんちゃん……声がマジ怖い……」
「用が無いなら切るぞ」
「いや、待って! 待ってってば! 凄くいい知らせ! 褒めて褒めて!」
 おまえへの褒美なんかキャメルクラッチ以外にねーよ。
「言うだけ言え……40秒を超えたら切るぞ」
「つ、冷たい……せっかく頑張ったのに俺」
「何をだ」
 もう切るか。
「こっちのアリバイはばっちり! 俺がねーちゃんの振りして2回風呂入って、もう寝たことにしてるから大丈夫だぜ!
ねーちゃんはもう帰ってきたことにしてあるから心配せ……」

 ブチ

切った。うん、切った。電源も切ったぞ。はあ……なんでこうなるんだろうな……。
た、助かったなんて思ってないよ? 残念だなんて思ってないぞ!?
「ま、麻奈実?」
「き、聞こえた……ごめんね、きょうちゃん……」
 はあ……まぁ、しょーがねえ……その……色々仕切りなおしだな。
「お、おう……その……とりあえず、ウチまで来いよ……ウチの親はいるけど……おまえの顔見たら、お袋も喜ぶし」
「うん……はぁ〜……き、緊張した……」
 俺もだ……携帯が鳴ったときは死ぬかと思ったぜ。けど、ま、焦らなくて良いよな。ゆっくりで……その方が、俺たちらしいし。
「なあ、麻奈実、その、来年またさ……」
「『また』じゃいやかも……」
「……」
「でも、ちょっとだけ……待ってあげるね?」
 なんか、おまえに……勝てる気がしないよ……だけど……負け続けても良いかもしれないな。
「あ、ああ……」
「じゃ、……はい」
 さし出された手を、しっかりと握る。十年ぶりに握った幼馴染の手は……冷たいはずなのにとても温かくて照れくさくて……
つーか恥ずかしーから、この日のことは俺だけ……いや、ここだけの秘密にして墓まで持ってって……おまえも、誰にも言うんじゃねーぞ。

(おわり)
42名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:43:17 ID:ZRNA9HcG
クリスマスの無聊第2弾、今度は 桐乃×京介 ……ネタ被りなんてキニシナイ!

「で……なんでまた今年も俺が引っ張り出されてるわけ?」
「はぁ? 何言ってんのよ……フラれたあんたが可愛そうだから、イブにこうやって連れ出したげたあたしにお礼の一つも無いワケ!?」
 フラれてねぇ! ただ、向こうから「しばらく距離を置いた方が良いようね」って言われただけだ!
「それって『休刊のお知らせ』と同じだよね」
「薄々分かってるんだから言うなよ!」
 畜生……クリスマス前に彼女に振られた兄に投げる言葉がそれって酷くね!?  そりゃ、まあ家にこもってるよりはマシだけどよ……
おふくろなんか「浮気者には当然の天罰ね」なんてゲラゲラ笑ってやがるし……。 秋が別れの季節って決めたヤツとクリスマス
を恋人の日に決めたヤツはこの世から絶滅しろ! 
「……負け犬の表情やめてよ」
「今俺を負け犬扱いしたのおまえだよね!?」
 泣きたいよ! これだったらまだ家でエロゲやってた方がマシだ! 今から帰ってみやびちゃんとパーティだ畜生!
「……ほら、こうすればいーじゃん」
「え、ちょオイ……」
 桐乃が俺の手を取って歩き出す……まるで恋人のように。
「ほら、みんな見てるでしょ?」
「う……ま、まあな」
 わが妹ながら……外見だけは素晴らしく魅力的……というか、道行くカップルの男だけでなく、女の方までも振り向く程に
目を引く容姿は、着飾った恋人たちで溢れる中でも一際輝いていた。
「どう、ちょっとは自信出た? ……あたしが時間作ってあげたんだから、感謝しなさいよね」
「あ、ああ……やっぱお前って凄いな」
「キョロキョロしないでよ、堂々としたら? ……その……あんたも……京介も意外と悪く無いわよ」
「そか、やっぱ俺って磨けば光る原石だったんだな」
「磨いたのがあたしだから、石ころでも玉になるのね」
「もとは石ころなのかよ!」
「河原の丸いヤツかな」
「ちょっとはフォローしろよ!」
 『京介』ね……また恋人の振りかな? こんなくだらない会話していても……周りから見たら、やっぱりカップルに見えるんだろうな。
なんだかんだ言って、こいつと話していたら元気が出てくるから不思議なものだ。しかし……ダメ出しされっ放しってのもシャクにさわる……
と、ちょっぴり悪戯心が芽生える。

「ほら、行くよ」
「おう……危ないぞ」
 ひょい、と車道側の桐乃を抱き寄せて位置を入れ替える。……コイツの事だから真っ赤になって怒り出すだろうな。
「……!?  ……っ ……! あ、ありががと……」
 ……アレー?
「お、おう……気をつけろよな……ど、どうかしたのか?」
 ……? 怒らない……さ、さっきより距離が近い……というか密着……真っ赤だし……。
「ん……その……えっと、風邪気味なだけ、薬飲んでるし平気」
 うわ、調子悪かったのか。
「帰るか?」
「ううん、大丈夫……でも、ちょっと寒いかな」
 ……軽そうなショート丈のダウンジャケットを羽織ってはいるが……いつものように足を出し、薄手の生地ばかりの格好ではちょっと寒そうだ。

「どっかでちょっと温まっていくか」
「あっ……あたた、暖まってっ!? ……あ……」
 手を解き、脱いだコートを背中からかけてやる。中に着てるセーターが分厚いので、こっちはそう寒くないし。
……何をそんなに噛んでるんだ、俺のコート、クリーニングから返ってきたばかりだから、汚くなんかねーぞ。
「あっことかどうだ?」
「……ええ……っ!? ちょっ……! 待って、それ、そこはまだムリ! ムリだから!」
 どこ見てんのおまえ? ガキじゃねーんだから、今時そのくらいでうろたえんなよ……てかみんな普通にしてるっての……ほら、行くぞ。
「ほら、行くぞ」
「う……こ、こうなったらやってやるわよ! 覚悟しなさいよねっ!」
 ……何をだ?
43名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:45:08 ID:ZRNA9HcG
「……」
「………………何これ?」
「何って……鍋だけど? いやー、空いててよかったなー」
「……フグ…………よね」
「おう、フグだ。今日は奢ってやるから気にせず食え」
 コース料理だから値段変わらないけどな。またたかられるかもと思って、ちょっと多めに軍資金持ってきてたし。
でも、ウーロン茶とは言え、冬に鍋なんてちょっと大人の階段登った感じがするぜ……ケンタッキーで過ごしたあの日の俺よさらば!
「フツー、クリスマスにフグって無いよね」
 何が言いたいのか知らんが、あったまるし高いんだぞフグ……養殖だけど、シメの雑炊とかは風邪にも良いし。

「勘違いしたあたしもアレだけど……せめてショットバーとか」
「冗談じゃねえ、おまえに酒なんか飲ませたのがバレたら親父に殺される」
 そういうのは、おまえが書いたケータイ小説の中だけにしてくれ。最近、やっと親父に認められて今日だって門限も伸びたというのに。
……それだって、日付変わるまでに帰らないとギリギリだぞ。あの2人、例年通りなら深夜過ぎだろうけど……。
「いいけどね、所詮あんたじゃこんなもんでしょ」
 京介呼びサービス終了ですか……メイド喫茶よりサービス短いな……ん?

「なあ」
「何よ」
「勘違いって何? ショットバーの酒って、多分冷たいのしかないよな?」
「…… ……あっ、あるわよっ! 色々っ! た、多分!」
 知ってるのか知らないのかどっちだよ。どーでもいいけど……あ、野菜は後から入れるんだ……。
「そう言うなよ、クリスマスに空いてるおしゃれな店なんて、渋谷に無いだろ……去年だって……」
 やべえ……また思い出しちまった……。
「何考えてんのよ……あんたまさか……へ、部屋とかとってないでしょうねっ……!?」
「ないない! おまえこそバカじゃねーの!?」
 有り得ないから! 妹となんて! ……いや、な、ないから! ……またくだらないことで喧嘩するなんてアレだな……
なんだかんだ言って、こいつなりに俺を元気付けようとしてくれた訳だし。
「ま、まぁとにかく食えよ……煮えてるぞ」
「……ニンジンいらない」

 じやあ大根と春菊でも食え。
44名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:46:48 ID:ZRNA9HcG
「ふいー……美味かったな!」
「…………美味しかったけど……センスが最悪……」
「悪かったな、あんま慣れてなくてよ」
「去年、あんだけ言ったのに全然成長してない」

 しつこいなぁ……だいたいこの時期にそーいう店の予約なんて取れる訳ないだろうが。
「そういうおまえだって、まともなデートしたことも無いくせによく言うぜ」
「……ハァ?」
 あやせからも、ちゃんと聞いてるんだからな……おまえに彼氏が居たこと無い事ぐらいお見通しだっての。
だいたい、御鏡の事だって出まかせだったじゃないか。
「偉そうに言ってるけど、おまえ彼氏居たこと無いだろ? 俺の方がまだデートしたことある分マシだな」
 麻奈実だけどまぁ、一応ギリギリデートに勘定してもいいよな……こいつもそう言ってたし。
「あるわよ」

 ……んなっ……いやまて落ち着け、嘘に決まってるのに動揺してどうする……
ふ〜っ………………ま、また、強がりか嘘か? いい加減俺の前でまで見栄を張るのをやめろっての。

「へえ……どんなヤツ?」
「そうね、あんたより優しくて、あんたより頼りになって、あんたより……あたしの事をメチャクチャ好きでいてくれる人」
 ……なっ……なんか具体的だな、まさかとは思うがおい……。
「ふふ、ふーん? すげーじゃん、まぁ、おまえと付き合えるようなそんなバカ、ドコにもいないだろうけどなー?」
「あっそ……居たらどうするの?」

 ……。
「居るわけないだろ」
 前にも言っただろ、今おまえを誰かに渡す気は無いんだよ。
「だから……もし、あたしに好きな人が居て、その人が……そんな素敵な人だったら」
 ぜってーいねーね、居たとしても俺と親父を足したよりも凄いヤツじゃなきゃ……たとえそうだったとしても認めてやるもんか
……反対だっつーの。今だって、明日だって、10年先だって……変える気がない決意をまた語るだけだ。あとついでにぶっ飛ばす。

「ぶっ飛ばす」
「ふーん、どんな奴でも?」
「ああ、絶対にぶっ飛ばす」
「『殴れないような相手』かもよ?」
「くどい、俺は一度言ったことは必ず守る」
「…… ……ウソ付き」
 くどいし……ウソって何の話だよ。てーか今度は機嫌よくなってるし……今の会話のどこに、こいつが調子づくような要素があったのか
皆目分からん。……女ってーのはつくづく意味不明な生き物だな。
「嘘じゃねえ、絶対に殴る」
「それも困るけど……まぁいいか……それで 『痛い目に遭うのは京介』 だしね〜」
 おまえが困ろうが俺が痛い目に遭おうが、ぜってーぶん殴る……それが誰であろうとな。
「そうだ、これ……もういらないからあげる」
 にやにやと笑いながら、桐乃が小さな包みを投げてきた。ぽす、と受け取った紙袋を開けると、シルバーのストラップが出てきた。
「……わりぃ、俺……プレゼント用意して無い……」
「いいわよ、 『その人』 に渡すつもりだったけど、あんたに上げる」
「あ、ああ……じゃあ、今からでもおまえへのプレゼント、買いに行くか?」
「当ったり前でしょ……ほら、早くしないと今日中に帰れないよ?」

 振り返る桐乃の耳に、あのピアスが光っていて…… 「気に入ってくれたんだな……」 と、少しだけ弾む心と……今の話がせめぎあって
心がざわつく。……昔の話なのか? いや、だけど……今の口ぶりじゃ進行形……!?
差し出された妹の手を握りながら、よぎる不安を打ち払う。こいつにそんな男がいたら……
……構うものか、とりあえず誰であろうとぶっ飛ばすだけだ……こいつを他の男になんか渡せるかって……
こいつのそばに居ていいのは俺だけなんだって、そう言ってやるよ。
……なんてったって、俺は頭がおかしいくらいのシスコンなんだからな……簡単に納得してやるなんて思うなよ?
 まだ見ぬ敵役の顔を思い浮かべて、自由な方の拳にギュッと力を込め……そして、ショーウィンドーに映る姿に向かってその拳を突き出す。

「おめーなんか、一発だぜ」

(おわり)
45名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:49:40 ID:ZRNA9HcG
クリスマス無聊の慰み3本目……これでラスト。 京介×黒猫
……ちょっと長くなった。


「おう、待たせたな」
「この聖夜に五分の遅刻よ……下僕の癖に遅れてくるなんて、いい度胸ね」
「す、すまん。その……」
「言わなくていいわ、どうせまたあの女に振り回されて遅れたのでしょう……でなければ、こういう時に先輩が遅れて来るなんてないでしょうし」
「……正解だが、まるで見ていたかのような発言にちょっとびびった」
「フフフ……この地は全て私の魔眼の下にあるのよ? その程度は容易い事」
 まさに出掛けにちょっとした喧嘩をやらかしていたのだが、それにしても……うーむ……俺や桐乃の行動ってよほど読まれやすいんだろうな。
いや……それだけ、こいつが俺たちのことを理解してくれてるって事かもしれない。

「まぁ、とりあえず行こうぜ」
「ええ、立派にエスコートをつとめて頂戴……どこへ連れて行ってくれるのかしら?」
「ん、任せろ……ええと……」
 ごそごそとポケットを探り、用意していたメモを探りだして広げ…… ……!

  「……のうぇっっ!?」

「んなっ……! 貴方……何という物を公の場で広げているのっ!」
 嘘っ! 俺ちゃんと下調べして地図とか書いてたのにっ! 迅雷のごとき素早さでもって「それ」を丸め、ポケットに押し込む……が……。
はみ出してるっ! ぐわふぇっ!

「み……みちゃ……見ました……?」
「……あ……貴方、どれだけ業が深いの……」
「ちっ、違うっ! これは俺のだけれどそうじゃないっ!」
 なっ……なんでこんな物が俺のポケットに……というか何故なんの疑問も持たずに広げたんだ俺! 明らかにサイズが違うだろ!
感触とかも! メモの走り書きがA3サイズになってる時点で気付けっ!

「……どうせ、あの女の仕業なのでしょう」
 黒猫がため息をつきながらそう呟く。う、まぁ……どう考えてもそうだよなぁ……前にもやらかしてくれやがったけど、あいつ俺に
何の恨みがあるんだよ!
「う……、す、すまん。その……」
「気にしていないわ、そんなものさっさと仕舞って行きましょう」
 俺は気にするんだが……こういうときの心遣いって、麻奈実やお袋のもそうだが……かえって辛いな……。
「あ、ああ……ったく……あいつ、いったい何の恨みがあってこんな事を……」
「……『恨み』……?」
「ん、そうでもなきゃこんな真似しねーだろ」
「……はぁ……何処までも愚鈍な存在なのね……先輩の首の上に載っているソレは、裁きの羽根よりも軽いのかしら?」
 何言ってるかやっぱ分からんぞ……しかし弱った……。
「ま、まぁいいじゃないか……しかしどーすっかな、予定はともかく地図やチケットは痛い」
「あまりの鈍さに泣けてくるわ……やはり、相応の躾が必要な様ね……まずはその変態的に偏向した性衝動から
矯正していくべきかしら?」

 なんか地雷踏んだっ!? 何故っ! さっき理解ある女な発言してたのにっ……!
……やっぱピンナップの眼鏡巨乳秘書モノが駄目だったっ!? フォ、フォローっ!

 こんな時はっ……選・択・肢・召還! カモーン……そして君に決めたっ! 
46名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:53:04 ID:ZRNA9HcG
「ふっ……お前の方が、こんなモノよりもずっと魅力的だぜ?」
「…………」

「……」
「……」

 …………あっ……アレー? おっ、おっかしーな……桐乃に借りたエロゲだと、褒めればたいていうまくいってたのにっ!
「一度、はっきり言った方が良いのかしら……いい事? 先輩、私は貴方の性的嗜好については既に知っているし、
思春期の男性の……そ、その……生理についても……あの女よりは理解しているつもりよ。それは勿論、抵抗が無いと
言えば嘘になるけれど」

 ごはっ……! こっ……これはこれで凄く辛いっ、これなんて羞恥プレイっ!? 桐乃のカリビアンバレや麻奈実の 「お兄ちゃん」
も辛かったが……真面目に解析されて説明されるって……物凄くキツいっ!
「 『資料』 という名目で貴方のコレクションの一部をいただいて、ほぼリサーチ済みだし……」
 いつの間にっ! 誰がっ…… いや、聞くまでもないけどよ……犯人……っ!
「ノリノリで渡してくれたわ…… 『これ3ヶ月くらい箱の底にあったからバレないと思うよ?』 って」
 殺してぇ……今俺はアイツを心底殺してぇ……っ!! 

「そ、それに……私はまだ成長期だから、予定ではあの女よりも田村先輩や赤城さんに近づくはずよ……ただ、流石に……その……

  『眼鏡をかけたまま顔に』  ……はちょっと……」

「すんませんでしたあああああああああっ」
 ここが屋内ならジャンピング回転土下座だよコラ! もういっそ殺してくれ!
「入ったら……って言うし……」
 マジ勘弁してくれ…… というか、言ってるおまえが涙目じゃねえか! 桐乃といいオマエといい……耳年増にも程があるだろ。
そういや、ゲームで自キャラが脱がされかけたときもこんなだったな。あー、うわー、顔真っ赤だ! やべえ、抱きしめてえ!
ええいっ……っ!
「ど……どっか行こうかっ!」
「……顔が危険すぎるというか、発情しているようにしか……今すぐ帰りたくなってきたわ……」

 しっ……しまったぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああっっ!!
な……なんかテンパり過ぎだろう俺……これは流石に駄目だ……桐乃めっ……なんてことしてくれやがったんだ……orz

「ちょ、ちょっと……こんな場所で座り込まないで頂戴」
「お、おお……すまん……」
「はぁ……少し言葉が過ぎたわ、せっかくの逢瀬だもの……もっとゆっくりと段階を踏んで躾ける事にするわ」
 ……調教されるのは確定なのか。 
「だ、大丈夫だけど、桐乃の悪戯のことはもう勘弁してくれ><」
「やれやれ……ちょっとした事で挫けてしまうのは本当に兄妹でそっくりなのね……」
 ホントもう勘弁してください……。つうか桐乃がそんなタマかぁー?
「まぁ、天罰と思って忘れることね、もしくは躾のなっていないフェレットに噛まれたと思って……先輩が取ってきた、軽薄な行動の結果よ……
一昨年は田村先輩と……去年は実の妹と過ごしているなんて……どうしようもない雄ね」
「ひでー言われようだなおい」
 もうすっかり慣れたけどな、なんだかんだでこいつとの付き合いも……恋人同士になってからも、四ヶ月が過ぎたわけだし。
ただ、やっぱその、なかなか進展しないっつーか、健全な男子高校生としての色々な期待とかあるわけですよ、……そこんとこ
もうちょっと酌んで欲しかったぜ!

「ふふ……シスコンにしてマゾ属性の先輩には丁度いいでしょう?」
「否定しづらいが、そろそろそのネタでイジるのは勘弁してくれ」
「そう……御免なさい、私も興が乗りすぎたようね……」
 え、ノリだったのか今の……。
「……う、まあ……ほどほどで。……しかし弱ったな……今日は飛込みの予約無しじゃ、どの店も入れないだろうし……」
 せめて携帯に番号くらい入れとくんだった……あと、アプリの使い方も桐乃に習っときゃ良かったぜ。
途方にくれていると、黒猫が微笑みながら 「いい事を思いついた」 という風にこう切り出した。
「なら……私に任せてもらえないかしら?」
「え?」
「先輩の思っていたようなご期待に沿えるかどうか分からないけれど……普段の労をねぎらうに、やぶさかではないのよ?」
47名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:55:13 ID:ZRNA9HcG
(続き……長くなりすぎた)

「こ……こっちのほ……ご本よんで……?」
「おう、いいぜ……うわ『かちかち山』だ、懐かしいな」
「もう……ちょっと、お兄ちゃんの邪魔をしては駄目よ……」
「姉さまー、私も手伝う!」
「……それじゃ、こっちのチンした鳥を運んで並べてね」
「はーい」

 ……俺は……今、こうして黒猫の家のコタツで……のんびりとくつろぎながら料理が出来るのを待っている。
膝の上には下の妹がちょこんと乗っていて絵本を読んでくれとせがんでくる。最初はちょっと人見知りなのかと思ったけど、そうでもなかったみたいだ。
「あ、こら。……ちゃんと踏み台を使わないと危ないわよ」
「だいじょうぶー」
 あー……なんか和むな……そういや俺も昔……こんな風に桐乃に絵本とか読んでやったことがあったような……なかったっけ? 
まあいいや、昔過ぎてよく思い出せない。
「けーき……あけていー?」
「まだ駄目だな」

 しかし、この妹どもは可愛いな……うちの茶トラとはえらい違いだぜ……というか、桐乃がこの子猫たちを見たら、めるるイベントの
時のように危険な状態になりかねん……警察官の娘が幼児誘拐とかは勘弁だぜ……(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「え〜」
「はは、もうちょっと待てよ。瑠璃お姉ちゃんがすぐご飯持ってくるから」
 ここへ来る道すがら、あわてて買ってきたコンビニのケーキなんだけど……これだけはしゃいでくれるとなんとも嬉しくなるな。
もちろん、黒猫へのプレゼントも用意しておいたけれど……。

「はいー、おまたせでしたー」
「お、さんきゅ」
 上の方の妹……(翡翠でみどりと読むらしい)みどりちゃんがこれまたコンビニで買ってきたチキンを運んでくる。
周りにレタスやトマトを盛っただけで、ずいぶん美味しそうに見えるものだな。手伝ってやりたいが……下のほうの妹
(こっちは琥珀と書いて「こはる」と読むらしい)が膝を占拠していて、動けないのが辛いところ。

「ほら、こはる……お兄ちゃんの膝からおりなさい? こっちでしょ……」
 さっきの毒舌からは想像も付かない優しい声で妹を呼ぶ黒猫……なんかいいな、こういうの……普段見えないところだけに、新鮮に感じてしまう。
「はーい」
 丸っこいスプーンとフォークが並んだ小さな食器が置かれた席に移動する琥珀、ぽっかり空いた膝がちょっとだけ寂しい。

……んわっ……!
「……ど、どうかしたの? 先輩」
「いっ……いや……足が痺れた……」
 ずーっと乗せてたからな……重みがなくなって、急に来た……。
「吃驚させないで……すぐ治るわよ。親指を折っておくといいわ」
「あ、なんか聞いたことあるかも」
「ほら……翡翠も座って 『いただきます』 しましょ」
「はーい」

 うん、すげー素直な良い子達だ……この世には素直な妹というものも、存在していたんだな……ちっょと感動したぜ!
「ねえ、ねえさま」
「何?」
「おにいちゃんはねえさまのおとうさんなのですか?」
「……」
「……」
 ええと……これって、文脈的に……そうだよな……やっぱ。お母さんに対するお父さんとか、嫁に対する亭主だよな……?
どう答えてよいものか分からず黒猫の方を見ると、これまた返事に詰まったと見えて真っ赤になっていた。
うーむ、…… ……どう答えたら……ええい……!
「あのね……お兄ちゃんはね、お姉ちゃんの……」



48名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:59:06 ID:ZRNA9HcG
 
「……2人とも、寝ちゃったか」
「そうね……お客が来るなんて珍しいから、はしゃぎ過ぎたのかも。……2人の相手をしてくれて、プレゼントまでくれて……ありがとう」
「お、おう……こっちこそ、ご馳走様」
 コンビニで買った、メルルのおもちゃ付きお菓子とかだけど……あんなに喜んでくれると思わなかったぜ。
さっきまではしゃいでいた2人の妹たちは 「これから 『本物のサンタさん』 が来るから、早く寝なさい」 と黒猫に言われて2人ともすぐに布団に入り
ふすま一つ向こうの部屋ですやすやと寝息を立て始めた。……本当に素直だよな……

「前もって分かっていれば、もっとちゃんとしたものを作ったのだけれど……」
 そう言って謙遜している黒猫だが、コンビニのチキンにもちっょと手が加えられていて……おそらく自家製らしいハーブと胡椒で整えたのだろう、
コンビニの品にありがちな臭みは全く感じなかった。一からの手料理……という訳じゃないが、普段から家事をこなしていないと、できない手際の良さだ。

「いや、俺の方こそ急に来ることになっちゃって……予定とか、失敗しちゃってゴメンな?」
「心配しないで、元々そんなに期待してなかったから問題ないわ」
「……それはそれで凹むなオイ」
「他意はないのよ?」
 分かってるって、これでもだいぶんおまえの事を理解できてるつもりなんだからな。でなきゃ……あの時、ああいう事にはならなかったし。
「そうか、そりゃ良かった」
「それに、もっと嬉しいこともあったから……」
「……さっきのは、その……」
「勢いでも、その場の事でもいいのよ、私が嬉しかったのだから、水を注さないで頂戴」
「う、すまん」
「さっき、渡せなかったのだけれど……良かったら、使って頂戴……その……妹たちのもののついでに編んだのだけれど……」
 そう言って、黒猫がリボンで飾った手編みらしいマフラーを渡してくれた。黒を基調としたシンプルな色だけれど、立体的な編み方と模様で
そういうのに疎い俺でも、たいしたものだと分かる。何色かに分けて使われている毛糸のトーンもすごく綺麗だ。

「……髪の毛とかは編みこんでいないから、安心して」
 んな心配してねえよ!?
「お……さ、サンキュ……早速使わせてもらうわ……っと、俺からも、コレ……」
 ポケットから……今度はちゃんと確かめてプレゼントを取り出す。
「……ありがとう……」
「前に、コミケでは、安いのしか買ってやれなかったから……その、今度はちゃんとしたのをと思って」
「…………まだまだ駄目ね……」
 あれ、また地雷っ!? っかしーなぁ……。
「気……気に入らなかった……?」
「……いいえ、これは凄く気に入ったわ……ねぇ、着けてくれるかしら」
 そう言って、黒猫が綺麗な黒髪をかき上げる……つーか! うなじやべえ! マジヤバイ!

「つっ……着けるぞ……」
「鼻息が怖いのだけれど……」
 紫の石の目が入った黒猫をモチーフにしたペンダントで、我ながらちょっと安直過ぎるかも……と思ったのだけれど、
気に入ってくれたなら何よりだ……出掛けにこの事で桐乃と相談して喧嘩になったのはまぁ、さておくとして……だな。
「ほい、出来たぞ」
「ありがとう……ねぇ……」
 震える手でペンダントを着け終える……その肩に置いていた俺の手を、黒猫がそっと取って引き寄せ……
「……瑠璃」
「先輩……」
「ん……」
「……んっ……」
「「……」」
 ……あれ? 今何か「 」がちょっと多く……ふすまの隙間が……

  「「「「!!!!」」」」

 …… ……
…………その後……色々あったけど……桐乃に締め出し食らって、門限過ぎて親父に〆られたけど……本当に、最高のクリスマスだったぜ……うん。

(おわり)

以上で終了です。皆様よいお年を……
49名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:40:27 ID:aO+qz+H6
結局は好きなキャラしか読まない人もいるわけだし
同じものを貼れば同じような反応が返ってくると思うんだけど
50名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:47:10 ID:SBIhtfko

3人もご苦労であった
51名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 18:16:22 ID:xcBeIASr
レスの文頭に、続き……とかはその都度言わなくてもいいと思うんだ
ともかく乙
52名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 18:21:26 ID:1+iDddID

きりりんは人参が嫌いだったのか…
しかしレストランとかでなくふぐ料理店とは…
ああいうところって襖で区切られた個室とかもあるよな…
店のチョイスから京介の秘められた願望が読み取れた…気がする
53名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 18:22:11 ID:1cU1ZHQi
大変よろしゅうございました
三人分も書くとかすごいな
54名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 18:42:58 ID:xT17Eit1
3人分も書いてくれるとは、なんという俺得。
乙でした。
55名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 18:50:26 ID:jE9fG3OM
京介リア充過ぎわろた
56名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 19:44:19 ID:bzYWaaJD

桐乃編締め方が良かった
57名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:34:50 ID:TnZLE7+X
京介さんは高校三年間のクリスマスを
三年とも別の女の子と過ごしているからな
58名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:40:55 ID:jADndK6b
今のはキスじゃなくて、ただの口付けだからなっ! 
接吻とも言うけど、キスじゃないんだぞ!
とか、うなじとか秀逸。
59名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 22:46:54 ID:8aEbRH13
>>55
字面だけで一瞬、京介×リアでリクエストしてるように見えてしまった
60名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:06:20 ID:fmSxwZnb
黒猫の妹はヒスコハだったのか
61名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:07:10 ID:lnrjq4QJ
京介の変態指数が上がって胸が熱くなるな
62名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:42:46 ID:sOATakqF
良く考えたらまともな人間が居ねぇw

桐乃他はクンカだし地味子は地味子だし親父も最近変な方面行ってるし
京介が変態になっても仕方なかろうよw
63名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 01:01:28 ID:jYEpMVzW
桐乃=くんか 黒猫=邪気眼 沙織=姉絡みとか色々ヤバげな令嬢 あやせ=ヤンデレズ 京介=変態
加奈子=DQN 麻奈実=地味子 瀬奈=腐 親父=萌えキャラ

初登場からキャラが変わってないのは黒猫麻奈実加奈子くらいか?
64名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 01:37:26 ID:Wy6VqKyH
>>63
おい!ブリジットちゃんが抜けてんだろうが!
65名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 01:39:41 ID:n8pxbVPH
× あやせ=ヤンデレズ
○ あやせ=被セクハラ天使
66名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 03:52:57 ID:U6eUvUwt
>>63
黒猫と加奈子は変わってるだろ、まともな方に
というか、麻奈美とこの二人以外は変態化が著しいけど
67名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 07:02:26 ID:TJmRkxrg
桐乃クンカを最初に世に広めたのは黒猫だということをお忘れなく(正確には「くんくんくん」だけど)
68名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 07:06:11 ID:fdiMLUv4
加奈子はDQNから根は良いDQNに進化してるしな。
タバコも背伸びと思えば可愛いもんだ。
69名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 07:15:43 ID:cIF3Efca
加奈子はビッチだろ
ナンパとかしてるし
70名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 07:58:59 ID:Hs9LlVbx
でも10歳のブリジットちゃんにもスタイルで劣る加奈子がナンパしても誰も相手しないと思う
露骨に頭悪そうだし生意気だし
71名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 12:06:25 ID:aGCMPV1W
類はルイを呼ぶという言葉があってだな…。
まぁ正確には「類は友を呼ぶ」だけど、いつぞやのルイさんが
大繁殖した話を考えると、ビッチには同じタイプのが寄り付くんじゃないか?w
72 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 12:35:49 ID:GQhs+0cI
前回のスレでいつものようで違う景色(仮)というタイトルで沙織さんSSを書いていた者です

ようやく続きのSSが書けましたので、投下宣言をしておきます
時刻は今日の17:00頃予定です

場合によっては遅れる場合もありますがご了承ください
73 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 18:51:23 ID:yvCSAtFh
二時間近く過ぎてしまった……・orz
予定より大幅に遅れてしまいましたが、SSを投下します

今回は沙織さんとオリキャラ以外に有名な「あの方」も登場します
それではよろしくお願いします
74 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 18:54:47 ID:yvCSAtFh
――ジャリ

乾いたアスファルトを力強く踏みしめながら歩く。
ここは秋葉原駅電気街口。外に出るとすぐ目の前には大型電機店があり、数十メートル先に進むと
今や秋葉原では漫画やアニメなどを取り扱っていることで有名な某店舗が姿を現す。
さらにこの先の中央通りやそこからそれた裏路地へ進むと、これまたアニメや漫画、さらには
フィギュアやコスプレ衣装などを売る店やパソコン本体やその部品、アクセサリを取り扱う店がが所狭しと並んでいる。
そう、ここは電気街であると同時に「オタク」の街でもあるのだ。そこに、一人の美少女が現れた。

「……ようやくこの地に辿り着くことができましたわ」

いつかの西部劇ものの映画のように砂混じりの風が吹き荒れた……ようにみえたのはさておき
そう呟いた彼女はその場にそぐわない恰好をしていた。
地味なワイシャツにどこにでも売っているジーンズパンツ、そして頭にバンダナを身につけた時代外れの彼女の名は槇島沙織。
身長が百八十センチメートル以上もある彼女が道を歩くと道行く誰もが立ち止り茫然自失した。
おかしな格好をしてもその美貌は健在のようである。

「長かった……お家の行事で数ヶ月も空けてしまわれましたが、今やっと抜けることができました」

長く出かけることができなかった辛さからか、彼女は目を潤ませていた。

「ぐすっ……懐かしんでいる場合ではありませんでしたわね。もう戦争は始まったばかりですわ」

沙織はターゲットとなる店に目を向けた。
そこはラジオやフィギュアなどが売られている某会館とアニメのDVDや漫画、グッズなどが売られ
特定の日にはイベントも開催される某店舗が構えていた。

「まずはそこのラ○オ会館! コト○キヤへ赴き限定フィギュアをゲットしますわ!
次はそこのゲー○ーズ! イベント配布整理券を早めに受け取ること!
あとは中央通りに出て……もう時間が勿体ないですわ! 待っててね、わたくしのグッズたち〜!!」

彼女はにやけ顔で猛ダッシュで目標へと駆け抜けていった。
道行く人々は目を点にしながら未だ呆然としていた。
75 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 18:56:47 ID:yvCSAtFh
某メイド喫茶。
ポスターを掲げたリュックサックを椅子の上に置き、箱に入った戦利品のフィギュアを
よだれを垂らしながら息遣いを荒くしながら見つめていた。

「ハァ…ハァ…やっぱりこのキャラクターはミニミニな衣装が最高ですわ。
はみ出してしまわれてもおかしくない格好で必殺技をぶっ放つ……なんて萌えるのでしょう」

セクハラおやじがここにいた。
店員のメイドや周囲の客は最初こそ格好が変であれど、彼女の美貌に釘付けになっていたが
まるで他人を気にしない彼女の夢中っぷりにドン引きしていた。

「ハァ…ハァ…そしてこの足……ハッ!? い、いけない、つい夢中になってしまいましたわ!」

ま、気にしない♪今日のところは満足ですわ♪と頭の上にも音符があるように今日は気分上々のようである。
とりあえず頼んでおいたコーヒーを一口飲み、軽い食事をしようとメニューに手を伸ばそうとしたら、レジの方から騒がしくなっていた。
沙織は気になって近づいて覗いてみると、男の店員と客とで揉めている様だ。

「どういうことかしら? 折角こんなところまで足を運んできたというのに、サービスがなっていないんじゃないの?」

「ですからお客さん、そのサービス券はつい先日有効期限を切らしてしまいまして、もう使えないのですよ。
申し訳ありませんがお引き取り願いませんかね?」

「はぁ〜……たった先日切らしただけで使えない、おまけにわざわざ足を運んだ客を追い払おうとする。来るメイド喫茶間違ったかしら?」

「はぁ〜〜〜………シクシク…」

男の店員はレジの向こう側にいる他の店員の方を見る。しかし誰も彼に助け船を出す者はいなかった。
それだけその客に対応する自信がなかったのだろう。
沙織は店員と揉めていた客に注目していた。
長髪かつ黒髪で身長は一般女子中学生より低め、服は黒一色のパーカーに白の線が入った有名スポーツ会社のジャージを着た上から下まで黒一色の「少女」だった。
沙織は口をω(こんなふう)にしてニヤけていた。なにかを企んだようである。
76 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 18:58:14 ID:yvCSAtFh
「で、どうなの? このサービス券が使えるまで私は帰らないわよ?」

「ですから〜」

「申し訳ございませ〜ん♪ この子はわたくしの妹でして、探していたのでしたがこんなところにいたなんて。
連れていくので今までのことはなかったことにしてくださいな♪」

「えっ……そういうことでしたら」

「なっなんのつもりでムグッ」

沙織は少女の口を塞ぎ抱きながら自分の席へと戻った。
少女は口を抑えている手をほどこうとするが思った以上に力が強くそのまま為すがままになっていた。
ポンッと隣の椅子に座られて少女はいかにも不機嫌さを表していた。

「で、これはどういうことかしら? 見ず知らずの赤の他人を強引に連れてきた、この状況を詳細に説明してもらいましょうか?」

「まあまあ、いいではないですか。そのお詫びと言ってはなんですが、ご一緒にお食事というのはどうでしょうか?」

「食事……ま、まあ詫びならば付き合わないことはないわね」

「ふふふ、ではメニューをどうぞご覧あれ」

「むぅ……じゃあオレンジジュースを」

「ふむ、幼い女の子の○蜜、ですか。ではわたくしは」

「えっと……私の耳が腐ったのかしら? 今幻聴が聞こえたような気がしたのだけれど」

「まあ、幻聴だなんて。軽いジョークのつもりでしたのに」

「そのようなジョークを振られる私の身にもなってほしいわ。全く、やっぱり変えるわ。ロイヤルミルクティーを」

「はぁ、男性の○○ミルクですか。ではわたくしは」

「……ごめんなさい、選択ミスだわ。コーヒーを」
77 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 19:00:16 ID:yvCSAtFh
この後も色々と沙織の暴走発言が飛び交う中、しばらくして
ホットコーヒーとホットティー、さらにはクッキーやケーキなどの洋菓子が六品も持ち込まれた。

「えっ……わ、私こんなの注文してないわよ? あの店員、さっきの件へのあてつけかしら?」

「いえいえ、これはわたくしが注文したものですの。さあ、遠慮せず召し上がれ」

「こ、こんなに? あなたが? い、いくらなんでもここまでしてなんて誰も……」

「いいですのよ。これはわたくしがしたくて行ったことなのですから。
さあ、飲み物が冷めちゃいますのでそろそろ召し上がりましょう」

「ちょ、ちょっと……はぁ、いただきます」

さっさと飲み物に口をつける沙織を見て、少女は呆れながらも
目の前にある煮詰めたりんごがのっているタルトに手を伸ばした。
フォークでザクザクと分け、口に放り込む。

――美味しい……

思わず顔が緩みそうだった。自然と一口、また一口とフォークが進んでいく。
気がつけば二つ目のケーキに口をつけていた。

「どうでしょうか、美味しいでしょう? ここのメイド喫茶のお菓子は美味しいと評判なのですよ」

無我夢中でケーキを頬張っていた黒猫は沙織の声で我に返り、慌てて口元をナプキンで拭いて平然を装った。
78 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 19:02:51 ID:yvCSAtFh
「ま、まあまあ美味しかったわ。やっぱりこの喫茶店を選んだのも間違いじゃなかったようね」

「ふふふ、まあそういうことにしましょう。……ところで、先ほどから気になることがあるのですが」

「なにかしら?」

「ケーキも美味しいですが、よくみるとあなたのほっぺたも
弾力がマシュマロみたいにありかつ柔らかそうでとても美味しそうですわ」

「ブッ!……いきなり何を言い出すの…!?」

「それにこんなに可愛らしい容姿をしているのだからそんな地味な格好ではなくもっと女の子らしい服を着なさいな。
例えば少し風が吹いただけでチラリとめくられるひらひらのミニスカートとか」

「そんな恰好をしている貴女に地味とは言われたくないわ。……というか、貴女、こういう風に言われたことはない?」


「エロ親父のような性格ねって」
「エロ親父のような性格だなってさ」


「んもうっどうしてわかったのですか?」

ところ変わってメイド喫茶とはガラッと変わりモダンな空間が漂う喫茶店で沙織と彼女はお茶をしていた。
今、沙織はメイド喫茶(オタクであることをばれないようにメイドがいることを伏せて)で
とある少女と出会った時のことを彼女に話している最中であった。

「何でってわかりやす過ぎだからだろ。あんたは可愛い女の子を見るとデレデレするしな」

「失礼な! そんなことは」

「あ、後ろに小学生の女の子が二人」

「え!? どこ! どこですの!?」

「釣られてんじゃん……ほらよだれ吹きなってば」

「うぅ……騙しましたわね…」

自業自得じゃん、と彼女は呆れながら笑っていた。沙織は口をε(こんなふう)にしてすねてしまったようだ。

「それはいいとして、それでその後その子はどうしたんだ?」

「はぁ、それから……」
79 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 19:05:28 ID:yvCSAtFh
「んもうっ、さっきはエロ親父なんて言ってひどいですわ、プンプンッ」

「既にその話し方からして雰囲気を醸し出しているじゃない。
まあツッコみどころが多くて私は面白いからいいけど」

「毒舌が炸裂してますわね。……それで、楽しんでもらいましたか?」

「……そうね、予想以上に楽しめた、とだけ言わせてもらうわ」

「それは良かったですわ」

沙織はいつものように満面の笑みで少女に言った。
少女は気恥ずかしさからか沙織から顔を背けていてどんな顔をしているかよくわからない。
今はメイド喫茶を退出して、帰りの電車に乗るために駅に向かって歩いているところだった。

「で、でも、やはり貴女には悪いことをしたと思ってるわ。
メイド喫茶ではあんなに振る舞われたし……待って。
見ず知らずの人間に対するあの振る舞い、その話し方。貴女、もしかして……」

続きを言おうとしたが、沙織に口元を人差し指一本で抑えられてしまって
しゃべることができない。そして沙織は自身の口にも人差し指を添えて「シーッ」と合図をしているようだった。

「そこまでです。これ以上の言及はやめましょう。お互い触れない方がいいでしょうし」

少女は沙織の表情を見る。先ほどの満面の笑みとは違う、何か得体の知れないものに取りつかれている様な暗い影が潜んでいる笑顔だった。
はたから見るとあまり変わらない惹かれるような笑顔に見えるのだが。
少女はフッと口を歪ませ、暴君の王女のようにニヤリと笑った。

「……そうね。お互い、知られてはいけない領域、他人が知らない方が幸せな『事』もあるでしょうしね」

「そういうことです」

沙織は先ほどの表情と変わらずに頷いた。
この後、二人は無言のまま歩き続けていた。お互いの顔を見ずに。
その時の彼女ら顔は他の通行人が見ると怖がられるぐらい影の残った無表情だった。
80 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 19:07:37 ID:yvCSAtFh
「……貴女」

「……なんでしょうか」

「貴女には心から信頼できる『友達』は、いるのかしら」

「……ええ、いますよ。一人だけですが」

「……そう、それならその友達は大切にしなくてはね」

少女は薄く微笑みながら沙織に向かって言った。少女が見せたこの日初めての笑顔かもしれない。
しかし沙織は無表情のままで、少女を一瞥もせずに前だけを見て歩いていた。
メイド喫茶の時とは逆の関係になったかのように。
この後、彼女らはほとんど会話もないまま駅まで歩き続けた。


「………」

「沙織」

「………」

「沙織ってば!」

「……え? なんですの?」

「なんですの、じゃないよ! さっきから呼んでるのに全然返事しないんだから。
だからその後その子とはどうしたんだよ?」

「……ええ、帰りに趣味の話とかして帰りましたわ」

「なんだぁ〜それだけかよ、つまんないの。ちなみにその子はどんな趣味持ってたんだ?」

「え〜と、マスケラを」

「マスケラ?」

「あ! 違います! 『マスカラ』をそろえることらしいですわ!」

「ふ〜ん、けっこう変わってるんだなその子。つーかそんなに慌てるなよ。
あんたが間違えることなんて日常茶判事なんだしさ」

「そ、そうですわね! な、何をしているんでしょう、わたくしは!」

「お、おい、大丈夫かよ……そういえば、あんた稽古あるとか言ってたけど大丈夫なの?」

「あ! 申し訳ございません! お先に失礼いたします!」

いつもの恒例の「もっと無礼講でいこうぜ…」と言いたくなるぐらいの
丁寧な挨拶とお辞儀もせず、沙織は荷物を持つと急いで店から退出した。

「はいよっと〜。珍しいな、あいつがあんなに焦るなんて。なにかあったのかな?」

彼女はコーヒーを一口すする。熱はだいぶ冷めてぬるま湯程度の温かさだった。
苦みを楽しむのも半減してしまったようだ。
81 ◆PNfIcqe3Nw :2010/12/26(日) 19:16:54 ID:yvCSAtFh
今回はここまでです
あとすいません、タイトルをつけ忘れましたがいつものようで違う景色(仮)です


おそらく「少女」の正体は言わずもがなですが、うまく書けたか心配です;
次はまだあまり進んでいないのでいつ投下できるかわかりませんができるだけ早く投下したいと思います
82名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:10:13 ID:l3Gqyh2x
ここ最近なんだが桐乃の様子がおかしい
ぼーっとしていると思ったらなにやら怒っていたり悲しそうな顔していたりと
なんともおかしな日が続いたある日のことだった。

 部屋で受験勉強に勤しんでいると突然、バン!!ドアが開かれた。
振り向くと顔を真っ赤に染め目を吊り上げた
桐乃が何も言わずズンズンと俺の方に歩いてくるではないか
俺の前まで来ると机の上にドン!! と何かの本を数冊置く。
「あ、あの桐乃さん? これなんですか?」
「3日以内に全部読んで感想聞かせて」

 は?ナニ言ってんの?俺受験生だよ?エロゲーやれって言っといてさらに本読んで
感想聞かせろだぁ? ふざけんな!
「あの、意味解んないんすけど・・・」
「はぁ?だからこのラノベ読んで感想をアタシに言えっつてんの
そんなことも理解できないの? バカなんじゃないの?」
「なんでんなことしなきゃなんねーんだ!! オメーの方がバカなんじゃないの!!」
・・・とは言えずとりあえず理由を聞いてみる。 言っとくけど怖かったからじゃないからね

「だから〜このラノベ超流行ってんだよね。で読んでみたの。
そしたら超ハマったの。だからあいつらやアンタにも薦めようとしたワケ」
なるほどね自分が気に入った物をみんなにも見てもらいたいってか

「わかったよ。ちょうど勉強にも飽きて来たし息抜きに読んでみるよ
で、タイトルは・・・<俺の妹がこんなに愛しいわけがない>だぁ?ナニこのふざけたタイトル」
「アンタ、バカにしてるけどコレ神作品だから。アニメにもなったしゲームもこれから出るんだから
7巻出たときなんかスレ速すぎて凄かったんだから」
83名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:11:05 ID:l3Gqyh2x

言ってる意味がよく分からないがとりあえず人気があるということか
表紙を見るとなにやら拗ねたような顔の女の子が腕を組んでその後ろから冴えない男が顔を出している
というなんとも嫌な構図だった。なんだかそれがこの2人の力関係を表していそうで・・・
とりあえずパラパラと捲ってさわりだけ読んでみると・・・
「おい、なんで俺の名前が出てんだ?」
「はあ?ナニ言ってんの?アンタみたいな平凡な名前たまたま出てきてもおかしくないでしょ?」
「じゃあなんでお前の名前出てんの?」
「そりゃあヒロインにふさわしい美しい響きの名前だからでしょ?」
「あんた読む前から文句ばっかり言ってないでとりあえず読んでみようって気にならないの?」
「へーへーわかりました。とりあえず読んでみます」
とまあ、あまり気は進まなかったが正直勉強の息抜きでもしようと思っていたのは
事実なので一冊読んでみっかな。

「で?読んだ?」
その日の夜食事が終わり部屋にいるとさっそく進行状況を確認してきた
「とりあえず一巻だけ」
「ど、どうだった?」
エロゲーの感想を求める時よりそわそわしている。なにを期待してんだこいつ
「兄貴が理不尽な扱いを受けている。それと妹が酷すぎる」
と素直に感じた感想を言ってみると
「バカ!!そういう表面的なとこじゃなくもっと文章に隠された
真実を読み取れって!そのまま読んでもしょうがないでしょ!」
「だってこの妹なにかあれば「ウザッ」とか「キモッ」しか言わないし」
「あんた解ってない。いい?この妹はツンデレなの。それもツン9デレ1という
素晴らしい黄金比なの。そのまま捉えんな裏を読めって言ったでしょ」
「たとえばここのキモッていうのはありがとうって意味だから」
「どーーやったらそれがそんな解釈になるの?ぜんぜん解んないから!」
「はぁ〜しょうがない。じゃ今から勉強。いい?2chの<俺妹>スレで
過去ログから全部見ること。それ見たら3回読み直し。そうすれば真実が見えるから。解った?」
「うえ〜マジかよ俺勉強あんだよ?落ちたらどうすんの?」
「落ちたらいいじゃん・・・3回くらい」
なんてヒドイこと言うんだコイツ。そんなに落ちたら家追い出されるわ!
あ〜でも読まないとコイツうるさそうだし。めんどくせーな。
「解ったよ。とりあえず1週間くれ。それで何とかすっから」

それから一週間スレ見ながら小説読むという状態が続いた・・・
84名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:12:40 ID:l3Gqyh2x
「ただいま〜」とアタシは誰にでもなく言ってみる
まあアイツが居るのは解っているんだけどね。 
「桐乃ーーーーー!!!!」
「ひっ!!」
リビングの扉を猛烈な勢いで開けアタシの肩をつかみ
兄貴が真剣な顔で・・・え?つ、ついに気が付いてくれた?
「は、8巻。8巻貸してくれ・・・じゃなと俺。死ぬかもしれない」
ばちーん!!!!!
思いっきり叩いてやった。その名台詞こんなとこで使うな!
床に転がり呻いているバカを一瞥しソファーにドカッと座る。
「アンタに貸した7冊で今のところ全部なの。次は多分3〜5ヶ月後くらいじゃない?
それまで気になるでしょうけど我慢するしかないから」
な、なんかこの世の終わりみたいな顔してんだけど・・・ハマリ過ぎ?
「そ、そんな・・・こんな気持ちのままいつ出るかも知れない小説を待てと・・・
うわーーん!!やだやだ今すぐ読みたい!!胃がキリリンするぅ〜!!」

フンッ!!
うるさいバカの腹に一発入れおとなしくさせた。
なんか「おおおおおぅ」とか呻きながら顔真っ青にさせてるけど気にしない
「で?その様子じゃかなり気に入ったようだけど・・・感想聞かせてくんない?」
「語ると長くなるが・・・そう、ただ一言で表せば・・・俺はキリノを愛している」
え?・・・あ、兄貴が・・・アタシを愛して・・・?
あまりのことに一瞬呆けてしまい、ハッとして顔を上げると
・・・あさっての方を向いてなにやら独り言を言っている?
「ちょ、ちょっとアンタどっち向いて言ってんの!普通告白って相手の目を見て言うモンでしょ!」
「え?いやお前じゃなくヒロインのキリノな。いや〜ゴニョリンガル手に入れてからと言うもの
余りの可愛さに悶え死にそうになったよ。」
85名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:13:21 ID:l3Gqyh2x
ドカッ!!バシッ!!
あまりにムカついたので踵落とし&延髄切りをしてしまった。
なんかピクピクしてるけど生きてるからいいよね
「お前あんまりやりすぎると俺も復活できないよ?・・・でもよ〜あの引きって無いよな
もう気になって気になって」
「じゃあその間スレのSSでも読んでたら?」
「・・・スレではない。あの場所は神々の集まりし楽園だ」

は?はああ?なに言ってんの?もしかしてやりすぎた?
「あの神々の御言葉は素晴らしい・・・あんな世界が有ったなんて・・・
それからSSなどと言うなあれは神々の神託だ。
天の御使いが描きし神を模した聖像・・・もはや直視することも憚れる」
な、なにコイツ陶然としてんの・・・洗脳?洗脳されたの?目が逝っちゃってる
「だ、だがなぜだ!!!・・・なぜ創造神(原作者)は我々をお見捨てになるのだ!!!
このような苦行に耐えねば神の御心を真に理解することは出来ないというのか!!!」

ぐちゃ!!!
す、すごく嫌だけどバカを正気に戻すため股間蹴りしちゃった・・・あ、足洗わなきゃ
股間を押さえ脂汗を流しながら泡吹いてるバカにさらにケリ入れてどうしたものかと考える
・・・そうだ・・いい事思いついた。
「じゃあアンタが崇拝するSSをここでさ。再現するってのは・・・どう?」
その言葉を聞きアイツは驚愕の表情を浮かべ、そしてニヤリと笑い
「素晴らしい考えだ」

 to各SSへ




86名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:15:56 ID:mch73UtE
>>1
>◆その他
> ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを
>  ・SS投下宣言、直後は雑談をしばらく自重

雑談だけでなくSSにも適用するべきだな
87名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:19:10 ID:gd5eO17M
>>82-85
これはw
88名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:31:27 ID:HaT5LcP2
……なんか知らんが面白いなオイww

沙織SSも希少なんで嬉しいわ
89名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 23:16:35 ID:Wy6VqKyH
前スレで加奈子SS希望する奴いたけどエロいのが読みたいのかな
加奈子のエロシーン時の口調が想像できない……京介と加奈子&ブリジットの3Pをどうやって書けばいいかわかんねぇよ
さて前スレも埋めたしぼちぼちデート編書くかね…
90名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 23:18:24 ID:gd5eO17M
かなかなちゃんは鰤ちゃんとイチャイチャデートしてるのが読みたい…
91名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 23:36:24 ID:lBEcHg3r
>>81
おつおつ
オリジナルな展開もいいね
まさに「違う景色」だw
続き期待してるよ!

>>85
おつおつ
こういうネタ重視は好きだwww
けれど、こういうネタ物を書いてすぐ投下したくなるのは分かるが、少し間を空けた方が良かったかな?

>>86
まあ、書き手に対するルール、つーかお約束事は結構多いからな

>>89



一応またこれ貼っとくな

控え室まとめ
ttp://hikaeshitsu.h.fc2.com/frame.html
92名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 23:44:20 ID:DxWGULeD
前スレの最後のSS
誰かがやるとは思ったがフェイトちゃんネタやっときたか乙
93名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:00:11 ID:qIAzSgqF
3時間開いてれば十分だと思うがな
それなりに勢いのあるスレで3時間レス無しってようするにスルーされたという奴だろ
94名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:04:30 ID:ctI2GP9u
>>92
俺妹キャラが風俗堕ちしたらどうなるかな〜って妄想を以前から考えてた
フェイトさんにしたのはなんか他のキャラだと暗くなりそうだったからなんだ…例えば桐乃だと

「お前…いきなり家出したと思ったら、なんでこんなところで…」
「家にいる限りあんたとあたしは兄妹のまま結ばれない…でもここなら、ただのお客とソープ嬢…だから何があっても許されるの」
「止せ…止すんだ桐乃…!」

ってな、いたたまれない展開になりそうだがフェイトさんならギャグで済みそうだったんでついね…
95名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:13:57 ID:h1hc3Gbn
その三行だけでけっこう心にきたわ
96名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:15:28 ID:CgxHiBup
おお、埋めネタがあったのか。見過ごすところだった
有りそうでなかったネタだな
97名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 01:05:11 ID:s9yiGdPr
フェイト×京介だが、一瞬でもNTRに思えてしまった(´・ω・`)
98名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 01:10:30 ID:8Q81fJP0
24時間待ってたりする
99名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 01:11:50 ID:qiKUaTN4
ここは処女厨独占厨の多いインターネッツですね
100名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 01:16:29 ID:rbp3Y/1W
そんなのどこも一緒でしょ
101名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:14:33 ID:oljHalQs
ハロウィーンの日に投下する予定がどういうわけかこんな日になってしまった。
微エロ
黒猫ネタです
102名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:15:09 ID:oljHalQs
 すごく眠かった。

 桐乃に無理矢理押し付けられた妹エロゲのCGフルコンプをしていたせいで徹夜したせいで、いつの間にか寝てしまっていたみたいだ。

 なぜか、とても寒い。

 でも、胸の上だけが熱い。
 とても熱くて、いい匂いがする。

 いい匂い。
 うん。これはいい匂いだ。

 柔らかくて、暖かくて、とてもいい匂い。
 なんだろう。嗅いでいるとドキドキするような匂いだ。

 暖かくて、すべすべしてて。
 すべすべ?におい?

 薄く目を開けると、そこには黒猫が――いつものカッコじゃないけど、俺の上に覆いかぶさってて。
「目を覚ましたの?…平凡な人間風情が」
 そんなことを言ってる黒猫はいつものゴスっぽいヒラヒラのついた黒い服じゃなくて、なんだか肩出しの服…っていうか、
スク水の上にマントを羽織ったヘンなカッコで俺の上に覆いかぶさってる。

http://usagitaishi.minim.ne.jp/pp/100620_oreimo_02_960.jpg

「くろ・・・猫?」
「違うわ。今の私は夜の眷属。黒猫などではない」
 そう言って無表情に俺のことを見る黒猫。
 俺の身体の上にぺたんと胸をつけて寝そべる。っていうか顔近い。

 窓の外は紫色で、今が朝なのか夕方なのかわからない。
 そんな俺のすぐ目の前にある黒猫の顔。
 透き通るような白い色は、薄暗い部屋の中でもほのかに輝いていて。

 真っ黒な夜の色の髪は、俺の上から垂れ下がっててとてもいい匂いをさせてる。
 シャンプーの匂いがする。
 それと、ほのかな汗のにおい。柑橘系の女の子の匂いだ。
 桐乃がつけてるようなコスメコスメした匂いじゃなくて、女の子っぽい匂い。
 とかいうと桐乃にキモイとか言われるんだろうな。
 そんなことを考えながら、俺は黒猫の髪を手に取りくんくんと匂いを嗅いでみる。やっぱいい匂いだ。

 サラサラとした髪の毛の感触は夢じゃないけど、でも黒猫がこんな風に抱きついてくるなんてのはありえないしなあ。
 夢かも。
 うん。夢でいいんだったらいろいろしたかったことをしてもいいのかもしんない。

「そう。これは夢よ。だからあなたはしたいと思ったことをなんでもしても構わないわ。夢なのですもの」

 そう言う黒猫の息の匂いも(ちょっとくすぐったいようなほのかに甘いにおいがした)夢じゃないと思うんだけど、
そもそも黒猫がこんなカッコで俺に抱きついてるのなんて夢以外のなにものでもないわけで。

 ん? 凹凸に乏しいと思ってたけど、こうして密着してみると結構なにげに全然ないわけじゃないんだな。

「…私に魅了されたのかしら。やはり人間の雄は単純な生き物ね」
 そう言う黒猫を半ば抱きしめるようにしてその体を撫で回す。
「…くっ…ふぅっ…」
 なにかをこらえてるみたいな黒猫の声。なんだかすごく可愛い。
 薄暗がりの中で、そんな黒猫はまるで夢みたいで。
 夢だったら悲しいな、と思った俺はその細い身体を抱きしめていた。
 その身体はとても柔らかくて、肩や背中なんてすべすべで。
103名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:15:41 ID:oljHalQs
「黒猫は可愛いな」
 耳元でそう囁くと、ふるっ、と小さく身体を震わせる黒猫。
 すごく可愛い。キスしたいな。

「兄さん…本気なの?」
 俺の腕の中でふるふると震え始める黒猫の身体。
 うん。寒いしな。こんなに寒いんだったら俺が暖めてやるか。
 別に黒猫の肌がつるつるでふにふにで触っていると楽しいからってわけじゃない。
 これ夢だしな。
 だから、いつもはしたくてもできないことをしてもいいんだ。うん。
「黒猫はいい匂いするし、柔らかくて可愛いし、黒猫が俺の妹だったらよかったのにな」
「……だめよ」
「ダメなのか」
 ちょっとだけ残念だ。

「ええ。兄さんがもし血の繋がった兄さんだとしたら、こんなことできないじゃない」
 黒猫はそう言いながら、瞼を閉じる。
 ほのかに染まった頬の中の小さくて柔らかい、唇。
 目を閉じて唇を突き出している黒猫の顔。
 たぶん俺が今まで見た中で一番可愛いキス顔。
 それが俺の視界いっぱいにひろがる。

ちゅ

 唇と唇が触れ合う。
 黒猫の唇は、柔らかくて、暖かくて、いいにおいがした。
 数秒間のキスの後、そのあったかい肌は離れていった。

「黒猫?」
「そう。これは夢。私は兄さんの心の願望から生まれた夢だから」
「だからこんなこともできる」
 再びキス。

 舌が入り込んでくる。

 舌?

 あれ、これって夢なんじゃ――

 そう考える脳も蕩けそうなほどの甘い感覚。
 黒猫の舌の感覚が口の中に広がる。

 熱い、黒猫の舌。
 ざらざらした舌の表面が、俺の口の中を撫でてくる。
 とてもサラサラした黒猫の唾液が、俺の口の中に流れ込んでくる。

 俺の口の中にたまった二人の唾液を黒猫が吸い。こくんと可愛い音をさせて嚥下する。

「あなたに呪いをかけたわ。きっと貴方は続きをしたくなる……兄さん、……続きはまた今度にしましょう」

 そういうと、黒猫はさっとベッドから立ちあがる。

 その瞬間、ドアが開き、いつものうるさい声が降ってくる。
104名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:16:00 ID:oljHalQs
「ちょっと! あンたナニしてんのよ!!!」
 桐乃がおっかない声で怒鳴ってる。うわ。すっかり目、覚めちまった。
 黒猫は顔色ひとつ変えずに桐乃に言い返す。
「…あなたの兄さんを魅了しようとしていただけよ。邪魔が入って未遂に終わったけど」
 そんな黒猫の言葉で火がついたのか、桐乃は俺にその矛先を向けてくる。
「このヘンタイ! ナニ黒猫に手ェ出してんのよ!」
 いや、手なんて出してない。本当だ。ちょっとだけなんか可愛い夢を見たような気がするがそれも気のせいだ。きっと。

「ほら、何をしているのかしら?早くしないとお祭りは終わってしまうわよ」
 そう黒猫が言うと桐乃は何か納得できないような表情をしながら俺に怒鳴る。
「……! ナニ寝てんのよッ! 付き添いがいなきゃ参加できないんだからね! 言ってたじゃん!!」
 あ、そうか。ハロウィーンのコスプレ行列は15歳未満の子には保護者がいるんだったっけ。そうだったそうだった。

 桐乃が黒猫から借りたゴスロリ衣装に着替えてる間に、黒猫はなんだか異様な視線で俺のことを見つめている。
 アレは夢じゃなかったのかな。もしかしたら。でも黒猫がおれにそんなことをするなんてなあ。

 そんな俺の表情を見て取ったのか、黒猫は俺の耳元に唇を寄せて囁く。
「夢ではなくってよ」

 そう耳元で囁く黒猫。
 そして頬に軽く触れるようなキスをしてくる。
 そのあとで、軽く上気した頬でかわいらしく俺に言う。

「Trick or…Treat?」



 つづかない
105名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:16:57 ID:TmxtUrc7
>>104
乙、微エロなのがにくいぜw
106名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:40:53 ID:ctI2GP9u
>>104

こういうの読むと俺も黒猫で何か書きたくなるな〜
107名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:45:47 ID:ZA/qub2u
>>104
黒猫ちゃんマジ夜魔の女王、GJ、と言いたいとこだが時事ネタズレてるから乙!

108名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 03:54:59 ID:oljHalQs
>>106
YOU!書いちゃいなYO!
109名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 09:29:17 ID:5FrEOH6j
黒猫可愛いナリ…
110名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 11:48:45 ID:eZkf3rn3
>>44
文盲な俺に解答求む
これの「素敵な人」ってーのは「京介」でおk?
111ヤコロ:2010/12/27(月) 12:19:02 ID:m2qPfbU5
少しずれてしまった
というか間に合わなかった

投下は初めてなので出来は期待しないで欲しい


冬休みに入り数日が経った

 その日俺は午前中、麻奈美と図書館で勉強会をした後、午後は家でまったりしようと思い自分のベッドの上で漫画の週刊誌を広げて寝ころんでいた
 いつも通り平々凡々と穏やかな1日を送ろうとした矢先だ
 俺の携帯に、うちの妹、桐乃がSNSサイトで知り合った友達であり俺の後輩でもある黒猫から電話が掛かってきた
(黒猫というのはもちろんハンドルネームだ。本名は五更瑠璃っていうんだが、出会った時からずっと黒猫と呼んでいたのでそのまま通している。本人も構わないって言ってたしな)
 俺はディスプレイに表示された名前を確認した後、電話に出る

「珍しいな桐乃じゃなくて俺に用があるのか?」
「先輩、今度の金曜日、私の家に着て頂戴。異論は認めないわ」

 電話はそこで切れた
「俺が電話に出たとたん一方的に話して切りやがった!」
 つい会話相手と繋がっていない携帯に対してツッコミを入れた
「急に言われたって俺にも都合ってものがあ……」
 そこまで言って自分で気づく
「……るわけないか」
 半ば自虐的に言い終わったそのとき、壁を思いっきり蹴りつけたようなかなり大きな音が、さほど広くない俺の部屋全体に響き渡る
 そして壁越しに怒鳴りつけてくる声
「ちょっと、あんたさっきからうるっさいんだけど!家にいるときぐらい何とかなんないの!?」
 ……どうやらうちの妹様がお怒りのようだった。
 このやりとりも冬休みに入ってからほぼ毎日繰り返しているので俺は適当に言葉を返す
「へいへい、わかりましたよ。全く、お前は俺の彼女かよ……」
俺が言った言葉がさらに機嫌を悪くしたのか
「……はぁ?何言ってんのあんた?…………キモ」
 などと言ってきた。最初のうちは腹が立っていたが、回数を重ねていくうち結構慣れてきた
 ……正直、罵倒されることに慣れてきた自分に少し嫌気がさしてはいるが
「そうかい、ああ、そういえば桐乃」
 ついでなのでさっきの電話のことを桐乃にも言ってみる
「……なによ」
「今度の金曜日黒猫の家に行くんだけどお前どうする?どうせなら一緒に行こうぜ」
 少しの間もなく返事は来た
「パス」
「何でだよ、せっかく呼んでくれてんのに」
「何でって……あんた少しは自分で考えたらぁ?こんなのも分からないなんて、あんた本当に……」
「本当に、なんだよ」
112ヤコロ:2010/12/27(月) 12:22:32 ID:m2qPfbU5
「ああもう、……ってゆーかぁ、あたしその日読モの仕事あるしぃ、仕事のあとあやせ達と打ち上げやるから、その日は根本的に無理なの。
そんくらい分かるでしょ?あんたのその小さい脳みそでもさ。
ま、そういうことだから。あ、それからそれから、今から学校の友達来るから、あんたこっちに話しかけてこないでよ」
「ちっ……そうかい、へいへい分かりましたよ桐乃サマ」
「うっせ、しゃべんなっつったろ、変態シスコン野郎」
「シスコンは関係ねーだろ!」
「……変態は否定しないんだ……マジでキモ」
「っ……ほっとけ!!」

 ……とまあこんな感じの話をした
 後半からは特にイライラしてきたが、なんとかこらえられた……はずだ。
桐乃と話した後で、SNSサイトで知り合ったもう一人の友人である沙織にも電話を掛ける
(典型的なオタクファッションに身を包んだかなり背の高い女で、ぐるぐる眼鏡で素顔を隠しているせいで素顔を見たことはない
だが、普段は大人しい女の子とかいっていた。こいつのそんな状態は見たことはないが)

「……ということなんだけどさ、どう思う?」
「……京介氏、今の話を聞く限りそれは拙者も京介氏が悪いと思うでござるよ」
「はぁ?何でだよ?」
「拙者の口から直接言うのは気が進まないので、ヒントを出すのでしっかり聞いてくだされ」
「……お、おう」
「それでは京介氏、この電話が終わったらカレンダーを見て欲しいでござる。それで分かるはず」
「カレンダーか……、わかった見てみる」
「……しかしながら拙者もその日は用があるので行くことは出来ないでござる」
「……そうか。悪かったな急に電話なんかしてさ、迷惑じゃなかったか?」
 そう言うと沙織は少し照れた様子で
「い、いえ、こちらこそせっかく誘って頂いたというのに、申し訳ない」
「いや、こっちこそ悪かったな。変な事聞いちまって、それじゃ」
 そこまで言って切ろうとしたとき沙織に呼び止められる
「京介氏!」
「な、なんだよ」
「どうか、どうか黒猫氏を傷つけないでほしいのでござる……、拙者はこれ以上大切な人を失いたくない」
 普段の沙織からは決して出てこないだろう、そう考えさせる程の小さく、か細い声だった
「任せろ、俺がいつお前らを傷つけた?お前や黒猫、もちろん桐乃にもだ」
「……そうでござったな。しかし京介氏、今の台詞は少しクサいでござるよ」
「……いいんだよ、たまにはな」
「それでこそ京介氏でござる。では、京介氏、黒猫氏によろしくでござる」
「ああ、じゃあまたな」
「はいでござる!」

 沙織はそう言って電話を切った
 その後すぐに下のリビングにあるカレンダーを確認する

 そうか、今度の金曜日はクリスマスイブだ


113ヤコロ:2010/12/27(月) 12:23:59 ID:m2qPfbU5
 時は流れて金曜日
 その日は麻奈美からの電話で目を覚ました
「ねぇ……ねぇ、きょうちゃん……今日、暇?」
「ん〜、どうした?」
寝起きであまりはっきりしない頭で何があるのかを麻奈美に聞く
「……あ、あのね、今夜ね、うちでくりすますのお祝いをやるんだけど、……来れないかな?ほら、去年は来れなかったでしょ?」
「……ああ、そうだな」
 俺はそこまで言って思い出す
『今度の金曜日うちに着て頂戴』
 黒猫がそういっていたことを
「悪い、やっぱパス。今日、先約があるんだよ」
「がーんっ、今年もっ!?」
 それを聞いた麻奈美はあからさまに動揺して、
「こ、こここ今年はなにっ?」
「どうしたよ、そんな声震わして……」
「ふ、震えてなんてないよ?震えてないもんっ」
 震えてるじゃねえか。いつも以上にあわ食ってるだろ
「…………ね、ねぇ、今年はその……先約って…………誰と?」
 軽いデジャヴを感じながら少し黙る
 言うべきか一瞬迷ったが、今年も結局
「……お前にゃカンケーねーよ」
「うぅ〜……」
 やっぱ落ち込んだ。だってよ、言える訳ねーだろ、クリスマスイブに後輩と二人で……
114ヤコロ:2010/12/27(月) 12:25:23 ID:m2qPfbU5
「……スーパーに買い物に来てるなんてよ……」
「なにか言ったかしら先輩?」
「いや、なんにも」
「そう、なら別にいいのだけれど……」
 後輩の静かな問いに素気なく答える俺
 待ち合わせ場所に着いたとたんに、一緒に近くのスーパーへ
 今夜食べる物の準備だろう
 俺も普段からよく、うちの女性陣にパシリにされて買い出しに来ているため多少は分かる
「なあ黒猫……」
 そう言ったとたん、黒猫は目を大きく開き、俺が言いかけていた言葉にかぶせて
「ちょ、ちょっと先輩、こういう場でその呼び名は止めて欲しいのだけど」
 確かにそうだな、渋谷の駅前に比べたらそうでもないが、流石にクリスマスイブでスーパーも結構な人だかりが出来ている
 言い直そうとしてつっかかる
「じゃあ、なんて呼べばいいんだ?」
「お好きにどうぞ、好きに呼んで頂戴」
 これはあれだ、今まで何度かエロゲーをやってきた俺なら分かる。この呼び名が俺の好感度につながるはずだ
 なんていうか……そんなことにぴんと来た俺も、桐乃のことを悪くは言えないな
 とにかく、俺は言い直す
「じゃあ、瑠璃」
「ぶっ!!」
 それを聞いた黒猫は、盛大に噴き出しこう続ける
「あ、あなたね……どうして、その、下の名前で、……他にもあるじゃない学校では苗字で呼んでいるでしょう?」
「あ〜、そのあれだ。ちょっと前に考えてたんだが、お前だけ苗字なのって何か変な感じがしてよ、周りのやつは大体下の名前だしな、沙織と桐乃だってそうだろ?」
「……それは、そうなのだけれど……」
「だろ、だから、瑠璃って下の名前で呼ぼうかなってさ」
 俺がそういうと黒猫、もとい瑠璃は頬をほのかに染めて
「……そうね、よく考えたら確かにその方が良いのかも知れないわね。ただ……」
「ただ?」
「……その、少し恥ずかしいわ。両親以外に下の名前で呼ばれた事がなかったから……」
 ああ、確かにいるよな、苗字の方が呼びやすかったり、あだ名をつけられたするから下の名前で呼ばれない奴
 かく言う俺もそうなんだが
 確かに両親以外で京介なんて呼ぶのは……沙織だけか?
「いいじゃんか、瑠璃って名前。桐乃が言う通りお前らしいよな」
 黒猫は顔を真っ赤にして
「あ、あなたはどうしてそんなに恥ずかしいことを平然と言えるのよ……聞いてるこっちが恥ずかしいじゃないの……」
 黒猫は目をそらしながら言って足早にでレジへ向かう
115ヤコロ:2010/12/27(月) 12:30:25 ID:m2qPfbU5
 俺がこうして話している間にも黒猫は買うものをかごに入れていて、きちんと時間の無駄なく買い物を終えた
 会計を済ませた後セルフでエコバッグに詰め黒猫の家に向かう。その途中で黒猫が急に足を止め無言で一点を見つめる
「…………」
 その眼差しの先には店外でクリスマス用のケーキを売っているケーキ屋があった
 俺はそんな黒猫の姿を見て、一つの衝動に駆られた
「ちょっと待ってろ」
 そう言って俺はジーンズの後ろのポケットから財布を取り出す
「……え?ちょっと、先輩なにを」
「すいません、これ一つ下さい」
 俺はそう言って家族用らしき箱に入ったブッシュドノエルを指差す
 店員さんがそれをなれた手つきで専用の紙袋に入れる。
 代金を支払って、受け取る際店員さんが話しかけてきた
「失礼かもしれませんけど後ろの方って彼女さんですか?」
 そう聞かれて俺はつい
「はい」
 勢いで言ってしまった。
「お似合いですよ」
 店員さんの言葉に、照れているのか、ぷいっ、っとそっぽを向いてしまった
「じゃあ、すいません連れが待ってるみたいなんで」
「ええ、では今度は二人で一緒にご覧になりにきてください。ありがとうございましたー」
 店員さんの挨拶を聞きながら俺は黒猫の元へ
「……あなたは本当に莫迦ね、全く余計なことを……」
「気にすんな。そうだな……じゃあこれはおみあげって事で」
 俺がそう言うと、うつむき加減の表情には余り出ないが少し嬉しそうに
「……そ、そうね。おみやげは受け取らなくては失礼だものね。妹たちも喜ぶわ」
 そう言って納得したのか黒猫は次いで話を変える
「ところで先輩」
「ん?」
「私が住んでいる家は先輩の家なんかよりかなり粗末なのだけど、笑わないで頂戴」
 黒猫は自分の住んでいる家を恥ずかしいがっていた
 と、そんなことを言っても、うちだってほんの数年前までは二階建てというだけの和風な家だったのだ、今のはお袋が計画した改築工事のおかげだった
「ここよ」
 目的地である黒猫の住む家に着いた。
「全然普通じゃねーか、こんなのどこを恥ずかしがる必要があるんだよ?」
「……そう言ってもらえると、気兼ねなくていいから助かるわ。さ、上がって頂戴」
 黒猫の言うとおりに家に入る。先に俺、その後から黒猫が入る
「おじゃましまーす、おっと」
「お帰りなさい!おねぇ……さ、ま?……誰?」
 家に入ったときだ
 俺は見たことのない子に突撃された。まあ、突撃といっても小さな女の子のタックルなので大したダメージは無いが
「ただいま……ってあなた、一体?」
 黒猫はすぐに状況を理解したのか
「先輩、その子は私の下の妹よ。ほら、あなたも早く離れなて」
「えー、なんだか、落ち着くんですもの、まだ離れたくないですわ」
 この子にとってどうやら俺には謎のヒーリング効果があるようだった
「……離れないと、今日のご馳走が作れないわよ」
 今の一言で妹ちゃんが俺の足から離れた
「ほら、このお兄さんに謝りなさい」
「ごめんなさい……」
 黒猫に諭され素直に謝る妹さん、その姿を見て
「あれだな、姉妹っつーか、親子みたいだよな、お前はいい母親になるよ」
 黒猫はさっき以上に顔を赤くして
「……莫迦ね、全く。どうしてそんなクサい台詞を堂々と……」

 この先はお前らなら言わなくても分かるだろ?

116ヤコロ:2010/12/27(月) 12:31:11 ID:m2qPfbU5
駄文失礼しました
117名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 12:34:02 ID:5FrEOH6j
続きは…続きはないんですか!?
118名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 13:24:15 ID:LV44KIPC
>>この先はお前らなら言わなくても分かるだろ?

言われないとわかりません><
わっふるわっふる
119名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 13:45:02 ID:gCEdIwia
えええ!?
どういうことなの…

なんにせよ乙です
あと基本sage推奨なので次から気をつけてください
120名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 14:00:01 ID:aQmUB0/y
GJ!
しかし、これからじゃないかっ!
続きは?続きはないの?!
全裸待機してるから、風邪引かないうちに頼むぜ
121名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 14:13:33 ID:kN3fkYEX
>>この先はお前らなら言わなくても分かるだろ?

「この先も全力で俺が書くから、おまいら気合入れて支援汁」と言いたいんだろ。
そんなことは確かに言わなくても分かるぜ( ゚∀゚)
122名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 14:38:47 ID:ootlbimf
>>115乙です
黒猫可愛い
あと、家族パーティーっぽいから、桐乃が参加しても何の問題も無かったな
きりりんドンマイ!
京介から、黒猫妹についての話しを聞いて悔しがると良いよ
123ヤコロ:2010/12/27(月) 15:14:12 ID:m2qPfbU5
>>117-122
コメントありがとうございます
sageは今後気を付けます

クリスマスネタは既出でしたね。すいません

続きは頑張ります

失礼
124名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 15:17:35 ID:TmxtUrc7
>>123
んにゃ乙、ほのぼのしててすげー好きだぜ……先にやられなくてよかったとホッとしたw
125名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 17:43:00 ID:pieN8I1z
この後は鬼畜京介の戦術兵器によって五更姉妹の蹂躙が始まるのですね
126 ◆lcoLXoIw/. :2010/12/27(月) 19:48:49 ID:9H8jf3PZ
投下します。5レスほど
127勇気の出るチョコ:2010/12/27(月) 19:49:50 ID:9H8jf3PZ
「あ〜もう、この子ちょうカワイイ……。これぞ妹ってカンジするよね!」
「…………」
我が妹、桐乃は只今エロゲを絶賛プレイ中だ。……俺の部屋で。
なんで俺の部屋なのかというと、

『なんかさー、あたしの部屋の暖房調子悪いんだよね。だからしばらくアンタの部屋でやるから』

だそうだ。
リビングでやれと言おうとしたが、さすがにリビングでエロゲは無理だよな。
しかしエロゲやりたいがために、兄の部屋に居座る妹って……。

「ほら見て見て! この服の裾をキュッと握るトコとか、も〜たまんない!」
ちなみに、桐乃の指さす先のモニターの中では、エロシーンの真っ最中である。
いたたまれねぇ……。コイツわざとやってるんじゃないだろうな。
「お前な、それで俺にどういうリアクションを求めてるんだ……。『そうだな、たまんねぇ!』って言えばいいのか?」
「うわ何それキモッ」
どうすりゃ良いんだよ。

「ねえ、喉乾いたし、飲み物とお菓子持ってきてくんない?」
挙げ句の果てにこれか。
「そんなの自分で――」
「あ、見て見て。この顔ちょ〜エロ可愛いよね!」
「おう行ってくるぜ!」
くそっ、エロシーン終わるまではぜってー戻ってこねーかんな!


リビングへ降りて適当に、飲み物と菓子を漁る。
え〜っと、引き出しにスナック菓子がいくつかとポッキーがあったな。
あとは冷蔵庫にチョコがあったから、これも持ってくか。


しばらく時間を潰して部屋に戻ると、
「遅っ! 飲み物とお菓子持ってくんのに、いつまでかかってんの?」
ありがたい言葉で出迎えられた。うるせーな、こっちにも事情があんだよ。
「悪かったな。にしたって、お前には労いの言葉をかけようとか、そういう気持ちはないのか?」
ないよな。分かってるよ。
ところが、
『ありがとう、お兄ちゃん』
急に可愛らしい声が響いた。

「お前それエロゲの音声再生しただけだろうが!」
「はあ? アンタのご希望通りにしてやったんでしょうが。感謝しなさいよ感謝」
これである。可愛くねえ……。


128勇気の出るチョコ:2010/12/27(月) 19:50:31 ID:9H8jf3PZ
「アンタちょっと代わりにやっててよ。あたし隣で見てるから」
「へいへい」
妹は水分補給&軽食タイムに入るようだ。その間は俺が代わりに進行する。
兄妹によるエロゲ協力プレイとか聞いた事ねえ。
だがもうこんなのは慣れっこだ。慣れたくなかったが。

ふと隣を見ると、桐乃がチョコの箱と睨めっこしている。何してんだ?
「どうした?」
「えっ? いや別に……つかジロジロ見ないでくんない? キモいから」
急にそっぽを向いてチョコを頬張り始める。相変わらずよく分からんヤツだ。


カチ、カチ、というクリック音だけが響く。
俺が黙々とプレイしているのもあるんだが……、さっきから桐乃が無言だ。
さっきまでは、はしゃぎながらプレイしてたくせに、急にどうしたんだか。
時折目を向けても、こっちをチラチラ見るだけで何も言わない。
何か怒らせちまったかな? そう思っていると、
「ねえ……京介」
きょ、京介!?
声に振り向いたところで、急に口の中に何かを押し込められた。
「ムグッ!? な、なにすんだ」
これは……チョコか? でもなんか変な味のチョコだな。香りが強いっていうか……。

慌ててさっきのチョコの箱を確かめる。
「これアルコール入りじゃねえか!」
しかも中身は空だ。コイツほとんど全部食ったのか?
「……んー?」
なんか返事が適当だ。顔も少し赤い。
「お前、もしかして酔ってる?」
「酔ってないしー」
酔っ払いはみんなそう言うんだよ、というフレーズが頭に浮かぶ。
いやいや、でも酒チョコ一箱くらいで酔うものなのか? つーか一口目で気付けよ!

「ねえ、これやりたい」
急にモニターを指差す桐乃。
画面に目を向けると、男女がポッキーの両側をくわえているシーンだ。
いわゆるポッキーゲームってやつだな。
「って、やらねえよ! 一人でやれよ!」
「バカじゃん? 一人で出来るわけないし」
そうだね。
酒入った相手に突っ込まれるとは……。

微妙に凹んだ俺をよそに、桐乃はポッキーを一本取り出す。
そして口にくわえて、「ん」とこっちに突きだしてきた。
「おいマジでやんのかよ! 無理だって!」
よく見たらコイツ顔が真っ赤だぞ。絶対酔ってるだろ!
「んー」
そのまま俺の口まで近付けてくる。
俺は口元を引き結んで必死に抵抗していたのだが……。
「ん、ん、ん」
今度は、くわえたままのポッキーの先端で、俺の口の周りをツンツンしてくる。
このままでは、俺の顔がチョコまみれになってしまうじゃないか。
つーかそれが目的じゃないだろうな。
ええい、仕方ない。


129勇気の出るチョコ:2010/12/27(月) 19:51:28 ID:9H8jf3PZ
ポキッ
俺は、ポッキーの先端部に口をつけて、すぐに折り取ってやった。
少しとはいえ顔が近づいて、不覚にもドキリとする。
「ほ、ほら、これで良いだろ」
桐乃は不満顔だったが、仕方ないといった顔でポッキーの残りを食べている
ふう、いや一時はどうなる事かと……。
「って何食わぬ顔で二本目を取り出すな!」
「え? だってまだあるし」
「使い切る気かよ! 俺をあと何回辱める気だ!」
「えっと…………、十五回」
いちいち数えたのかコイツは。酔っててもそういう事は出来るのね。

「それちょっとよこせ」
「あっ、ちょっと!」
桐乃からポッキーの箱を取り上げて、中身を一気に貪る。
よし、これで俺を脅かすものは無くなったぜ!
俺が安堵の溜息をついていると、
「……そんなにあたしとするの、嫌なの?」
当たり前だろ、という言葉を飲み込む。
桐乃はさっきまでとはうってかわって、沈み込んだ様子で――

「あたしのこと、ほんとはウザいとか死ねとか思ってるんでしょ?」
それ、お前が俺にいつも言ってる事だよね?
「いや、お前何言って――」
「あたしのこと、嫌いなんだ」
悲しそうに、ポツリと呟いた。

その言葉に、何故か胸がチクリとする。
「そ、そんな事ねーって」
慌てて言い繕う。
「嘘」
「ほんとだって」
「……じゃあ好き?」
ぐ、と詰まる。
嫌いじゃないから好きとか、飛躍しすぎだろう。
酔ってるせいか、普段と様子がまるで違う。
俺が答えないでいると、
「やっぱり嫌いなんだ」
ああもう、どうすりゃ良いんだよ。
というか演技でからかってるんじゃないだろうな……。

俺が黙っているのをどう受け取ったのか、ついに目尻に涙まで浮かべ始める。
おいおいマジなのか? それとも泣き上戸とか、そういうやつなのか?
何にせよ、もうこっちが限界だ。コイツの泣き顔なんて見たくない。
酔った上での事なら、適当に合わせるくらい良いだろう。
「す、好きだぞ」
「……ほんと?」
「ああ、なんせ俺はシスコンだからな」
くそ、予想以上に恥ずかしいぞコレ。何の罰ゲームなんだ。

「じゃあ、証明して」
「どうすれば良いんだ?」
まだあるのか、と内心思ったが毒を食らわば皿までだ。
桐乃はしばらく言いにくそうにしていたが、意を決したように口を開くと、
「……キス、して」
しっかりと俺の目を見据えて、そう言った。


130勇気の出るチョコ:2010/12/27(月) 19:52:12 ID:9H8jf3PZ
一瞬、思考が停止する。
キスって、俺と、桐乃がか?
そんな事出来るわけ――
だが桐乃の目を見て、そんな考えは吹き飛んだ。
不安そうな、怯えているような瞳。
でもそれでいて、前に進もうとしているような、そんな目だった。

なんだか胸がザワつく。鼓動が早くなるのを自覚する。
何かが俺の中で変化していくような、そんな錯覚に囚われた。
……俺も酔ってるのかもな。あんなチョコ一個で。

もう適当に合わせるなんてのは、やめだ。
酔いが醒めた後に酷い事になりそうだが、それも仕方ないと覚悟を決める。
こんな目をしている桐乃を、俺は放っておけない。
応えてやりたい。本心からそう思った。

桐乃の肩を掴んで引き寄せる。
一瞬身体を硬くした桐乃だったが、すぐに力を抜いて俺の胸に両手を添える。
少しの間、視線が交わって……そのまま唇を合わせた。

小鳥が啄むようなキス。
時間にして1秒もないだろう。

「こ、これで良いか?」
間が保たず、取り繕うように訊いてみる。
桐乃は顔を少し俯かせ、俺の胸を指で少しなぞっていたが、

「……もう一回、して」
甘えるような声音で囁いた。

「んっ……ちゅっ……」
もう一度唇を合わせ、今度は舌で少しだけ唇を舐めてやる。
桐乃も応えるように少し口を開け、舌をちょっとだけ出す。
「ん……んっ、ん……」
しばらくして、どちらからともなく離れた。

ほう、という吐息が漏れる。
桐乃は俺の服をキュッと握り、俺の肩に頭を乗せてきた。
俺はそのまま桐乃を抱きしめて、頭を撫でてやる。
なんだか安心したような顔でそっと目を瞑る桐乃。

可愛いな、こいつ。
柄にもなくそう思った。

しばらくの間そうしていると、規則正しい寝息が聞こえてきた。
酔いが回ってきたのかもしれない。


――前にもこんな事があったような気がする。
子供の頃にベソをかいていた桐乃をあやして、眠るまで付き合った。
今の状況と、とてもよく似ている。
ただ一つ、早鐘のように鳴る俺の鼓動を除いて。


131勇気の出るチョコ:2010/12/27(月) 19:53:01 ID:9H8jf3PZ
翌朝、酔いの醒めた桐乃に半殺しにされるとばかり思っていたのだが――

「ま、まぁ今回の事はあたしも悪かったし? 特別に許してあげるから感謝しなさいよね」
という寛大なお言葉を頂いた。珍しい事もあるもんだ。

「でもあんたがあたしの、く、唇を奪った事は事実なんだから、責任とんなさいよ」
あれはお前が迫ってきたから仕方なく、なんて言うつもりはない。
紛れもなく俺自身の意志でした事だからだ。

「わかったよ。どうすれば良い?」
「そのくらい自分で考えたら?」
言うと思ったよ。
うーん、責任。責任ねえ……。

そこでふと閃くものがあった。
後から振り返ってみれば、自分でもちょっとどうかと思う。
でも思いついた時は何故か名案に思えてくるんだよな。あるよねそういう事。

「よし、桐乃」
「なに? もう決まったんだ」
「ああ。キスして良いか?」

は、と固まる桐乃。
「な、何言ってんのアンタ!?」
「いやだからさ、責任とってキスする事にした」
「意味わかんないし! キスした責任とって、キ、キスするとか!」
そう言われると返す言葉もないんだけどな。

「良いだろ。俺がそうするって決めたんだから」
しっかりと桐乃の目を見据えて言う。
「う……ちょっと……だって……」
「……ダメか?」
「か、勝手にすれば?」
どうやらお許しが出たようだ。


桐乃の肩を引き寄せ、そっと唇を合わせる。
ほんの少し触れるだけの、小鳥が啄むようなキス。
ちょうど昨日と同じだ。それならきっと、この後も同じなんだろう。


「これで良いか?」
「……もう一回して」
132 ◆lcoLXoIw/. :2010/12/27(月) 19:53:50 ID:9H8jf3PZ
以上です。
133名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 20:08:11 ID:h1hc3Gbn
おつ
最後すごく好きです
134名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 20:12:42 ID:ctI2GP9u
>>132
いいね〜
前スレに続いて現スレも良作が豊作の予感
135名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 20:16:07 ID:5FrEOH6j
フオオオオ!
久々にニヤリングロールしちまったぜぇ…
136名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 20:43:14 ID:1j7h+RCp
乙。
ニヤニヤw
137名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:20:55 ID:AOZDSd6a
>>132
これはいいわ…2828させやがって乙
138名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:24:41 ID:LU4ayCfZ
>>132
乙。
きゅんきゅんくるわ。2828も止まらないw
139名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:29:19 ID:WY44tPwQ
>>132
ほっぺたが筋肉痛になりそう
140名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:50:07 ID:VRTmjbbo
わふー
141名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:04:04 ID:DaauOQ3s
>>132
キスしかしてないってのになんでこんなにエロいんだ
142名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:05:07 ID:qEnG+499
>>132
乙っす。酒入りチョコって怖いよなぁ、2828が止まらなくなるよw
143名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 01:42:22 ID:1e2uj+Hn
>>132
悶えた
また頼む マジで
144名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 01:52:26 ID:Evwh9ILZ
ステキ!2828しちゃう〜!
145名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 07:21:25 ID:BgdPSsm/
           ヽ. :ハ: : :、      .\. : ヘ   . :、 /
           |   、: :{\: .    . : .\/.', . : : :..|  調 も
 く ど 利 ナ に  l _   \   丶、: : : :_,厶 ハ : : : : |  子 :
 だ う .ひ マ :  .l   ¨''ー-\    >‐-_ミ/│: : :} :|  に も
 さ か .き イ 二  l .     ,..::'! .: {i,     `| : : :ハ |  の う
 い : ま キ 度  lV   _, 。ィ' li:.、ヒァ'     | : :/.ノ |  っ ひ
  : 許 せ な と  |小   `ヾ、.:'.::`ミ/゙'、   ,ノ/}. |  て 訳
   .ひ ん 口   |jト、   ⌒';,゙i, ri:.:i.::'メ、 イ: :八  |  : あ
   .て  は     |.ハ `ー  ,:' /,';;;}:.ヾ:.   ノ /l  `|  ま り
       :    .|/ \    ' {;!゙' ::..  イ :厶L_ |  ひ ま
           ノ .lハ: : :`  .._   _. ´.:.:.| :|:.  丶.|  た せ
        /.   }:.:ト、 : \   ̄{ハ.:.:.:.:.| :|:l,    ヽ  : ん
146名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 11:10:33 ID:2hsDzpsb
蛸壺(笑)
147名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 12:32:29 ID:AyrHQEIx
蛸壺は甘かったね
誰かもっと酷い話を書いてくれないかなと思うけどココじゃ無理か
VIPに期待
148名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 14:27:07 ID:eFu+bXP7
今回は脈絡なくパロディするだけで微妙だったわ
149名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 15:38:55 ID:Ih+6iUvC
>>111
これはいい、素晴らしいです。続いて欲しいっ!
150名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:35:39 ID:2B/t5jRs
暇なので自作コラ絵で俺芋のエロゲ風に作ってみた。
お遊びなので、SS投稿したい人は途中で割り込んでOK



がちゃり。
「よお、大丈夫かぁ?」
ドアを開けると、黒猫がむくりと起き上がった。
「何しにきたの?これくらいなんともないわ。」
いきなり毒舌かよ!まあ、これくらいの元気があれば大丈夫だな。
全く、貧血で倒れたと聞いてびっくりしたぜ。

挿絵→ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1325265.jpg

「…何、見てるのよ。」
「あ、いや…別に。」
初めてみる黒猫のジャージ姿だ。毒は吐いているものの、どことなくいつもより
弱々しかった。ポッと頬を赤らめる黒猫。

俺は―――

A.思わず襲っちまった
B.「りんご、食べるか?」
C.眼鏡っ娘について熱弁した。

↓以下10レスぐらいで一番多いものにします。
151名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:36:46 ID:RqjevIRH
じゃあC
152名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:37:49 ID:2B/t5jRs
おいマテ。よく考えろ!
153名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:40:22 ID:kbZcDUoD
D.邪気眼が伝染した
154名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:47:04 ID:es7Mvsx7
まぁ、まずはBでw
155名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:48:48 ID:YpJWug4r
Cだ。オラ、早くしろよ作者様
156名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:49:49 ID:54s1yVty
Cだな
157名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:51:21 ID:nPTwN9aC
ジャージに眼鏡っていうと一昔前の腐女子のテンプレみたいになりそうだな
Cで
158名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:52:04 ID:Wu+eZjig
B
159名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:53:38 ID:en4q7zPq
画像荒すぎ
この程度のネタで無駄にレス数を浪費するならvipでやれ
160名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:54:15 ID:8znuJOpM
Bでしょ
161名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:54:47 ID:2B/t5jRs
C.眼鏡っ娘について熱弁した。


「お前はなんで眼鏡かけてねぇんだよ!」
「は?」
目を丸くして驚く黒猫を尻目に俺はいっきに捲くし立てる。
「病弱薄幸美少女っていったら眼鏡だろ?眼鏡かけてなきゃ俺は女と認めん!
 おまえが眼鏡の何を知っている!?いや、何も分かっちゃいない。あれは既に兵器だ。
 というより性器だ。あれをかけているやつらは露出狂も同然だ!いや、むしろ眼鏡がメインだな。
 他はおまけだ。お前は眼鏡だけでオナニーできるか?できないだろ。それが俺とお前の超えられない
 壁というものだ。世の中には、どうしても超えられない人間が一人や二人いるもんだ。
 残念だったな!俺はもうここには用はない。眼鏡を買ってこなくちゃならないからな。
 じゃあな!」
俺は啖呵を切るとその場を後にした。何故か胸がすぅーとした。うん、今俺は確かにここに生きている。
「な、何しに来たのあの人…」
それ以来、俺は誰とも口を聞くことなく、一人、道を極めた。

   ―BAD ENDー
162名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:58:35 ID:nPTwN9aC
どうしてこうなった
163名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:01:17 ID:RqjevIRH
素直に襲っときゃよかったのだろうか
164名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:31:39 ID:/HfN2I+3
それは鬼畜すぎる
165名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:38:33 ID:YZucqUZb
>>164
「止めてちょうだい先輩!妹は…妹達だけは!私はどうなってもいいから…」
「ウヒヒヒ…妹が女になるのをそこでじっくり見てるんだな」

鬼畜ってのはこういうのいうんだ
166名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:42:08 ID:Gd44IKmk
>>165
「妹が女になる」

こういうとこでいつもドキッとするのって俺だけかな
167名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:42:13 ID:jNLYdkzO
>>165
「止めてちょうだい先輩!妹が、妹が!」
「うひひひひ、黒にゃんの妹かわゆい〜お持ち帰り〜ぺろぺろ ぐへへへ〜」
「すまん黒猫。ありゃ俺にも無理だ。」

鬼畜ってのはこういうのを言うんだ。
168名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:44:27 ID:AyrHQEIx
>>167
俺も同じこと書こうとしてたw
169名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:45:44 ID:YZucqUZb
このスレ変態しかいねぇ!
170名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 20:47:52 ID:Gd44IKmk
>>167
その流れいいなw
171名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:24:42 ID:3zv9ZLev
>>165
「止めてちょうだいきょうちゃん!弟は…弟だけは!私はどうなってもいいから…」
「ウヒヒヒ…弟が“女”になるのをそこでじっくり見てるんだな」

ごめんなんか瀬菜が降臨してしまったみたいだ……吊ってくるorz
172名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:24:50 ID:oSDngoWU
>>169
なにをいまさらw
173名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:25:26 ID:kbZcDUoD
>>171
そこは「弟が男」じゃないと
174名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:41:03 ID:ZgUSN68W
>>167
やっぱこっちの方が自然だな
175名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:45:21 ID:YZucqUZb
「や、やめてくれ高坂!妹だけは…」
「うへへへ…部長、そこで妹が女になるところを………ゴメンやっぱ無理」
176名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:12:33 ID:AgXyLxUO
「や、やめてよ兄貴! りんこりん……りんこりんだけは……」
「うへへへ……お前はそこでりんこが“京介”に女にされるところをじっくり見てるんだな!」
177名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:13:39 ID:kbZcDUoD
「や、やめてくれ瀬菜!妹だけは……」
「うへへへ……高坂せんぱい、そこで桐乃ちゃんが(男体化で)"男"になってせんぱいを犯す所を同人誌で見るんだな」
178名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:13:56 ID:TuppB1C+
>>165
ハイパー兵器の持ち主ランスさんじゃないですか
179名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:17:36 ID:kbZcDUoD
失敗した。
>>177は「や、やめてくれ瀬菜!俺だけは……」な気がしないでもない。
180名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:20:53 ID:pHpkArf0
「やめて、おじいちゃん! きょうちゃんだけは……!」
「げっへっへ、麻奈実はそこでよぉく見てるんだな、きょうちゃんが"女"になるところを……」
181名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:27:39 ID:YpJWug4r
つまらん
182名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:53:14 ID:YZucqUZb
さすがに少し飽きたな
侘びと言ってはなんだがなんか小ネタ作るかな
ちょっと試してみる

奇数:ブリジットが京介と
偶数:ブリジットと加奈子が京介と

A:ラブラブエッチする
B:拘束プレイする
C:淫乱奴隷プレイする
D:「メルル」コスでコスプレH

とりあえず230レスまでにIDに組み合わせが出たら、それを一つ書く事にする
183名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:58:04 ID:+5k9fIns
アンケートスレとしていい具合になってきたな
どんどん行こう
184名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:01:22 ID:Wu+eZjig
期待支援
185名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:01:58 ID:P0ylSHAo
ふむ
186名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:09:36 ID:oSDngoWU
スレ住人の変態っぷりを見て、きりりんとあやせさんが矯正の為鞭とメリケンサックを持ってUPし始めました。
尚、助っ人として某第2ボランティア部のドS部長と男性恐怖症の部員が来るそうです。
187名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:16:59 ID:3MypWUVF
どれどれ
188名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:22:11 ID:kbZcDUoD
どっちかは出るんだけど両方はなかなか出ないな。
189名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:25:07 ID:3InbjDn+
奇数とDの組み合わせが出ますように

ついでに、だれか京介×瀬菜で頼む
190名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:26:03 ID:kbZcDUoD
>>189
なんという実現力
191名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:26:04 ID:3InbjDn+
ホンマに出るとは

全裸で待っています
192名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:30:30 ID:D/E12Zu1
偶数とCがいい!
ブリジットと加奈子が淫乱とかよくない!?
193名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:34:56 ID:goJw09rw
結構出るものだなw
194名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:35:40 ID:fOf15JKI
偶数はペニバン二穴、
又は京介が挿入しながら片方はアナル嘗め・舌差込みレルレル…は、あるかね?
195名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:36:27 ID:YZucqUZb
>>189
おお!意外と早く出たな
仁も見終わったし、飯食ったら書くよ

3のDで
ブリジットが京介とメルル…つまりアルファのコスでコスプレHする になった
ここでアルファのコスプレした京介がブリジットに尻を攻められるの書いたら…許されないよな…
196名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 00:03:50 ID:4kT7EAV0
しかし、受験勉強が山場を迎える秋に、恋愛なんかにうつつを抜かしていいのだろうか?俺は冷静に自己分析してみる。確かに、志望校にはA/B判定が付いているが、これが受験日まで維持できるかは、それこそ俺次第だ。
「…さっきから何を一人でぶつぶつ言っているの?」
俺の膝の上にちょこんと座ったまま漫画雑誌を読んでいた黒猫が顔を上げる。
「いや、このままでいいのかなと思ってさ、、」
「良いも悪いも、恋人同士なんでしょ、私達?」
「まあ、そうだが、、」
黒猫はうっすら微笑をこぼしながら、顔を近づけ唇を重ねる。にゅるにゅると舌が絡む。
「んっ、、ん」
ああ、欲望って怖い。キリがねぇや。
「…もう一回いいか?」
全裸の白い胸を優しく揉みながらたずねる。
「……あ、あっ。もうこんなになってるのにやめれるわけ無いでしょう。」
黒猫は攻撃態勢になっている俺のリバイアサンを右手でつかんだ。
197名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 00:19:10 ID:ZaebQ29I
>>195
許されざるよ、と言おうと思ったが
両方書けばいいことに気付いた
198名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 00:25:13 ID:pAV3LHpg
>>196
退廃的すなあ……原作だと京介が浪人しそうで怖い
199名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:19:08 ID:5ZRMkMC2
>>196
黒猫「この私が、彼氏を浪人させるような失敗をするはずが無いわ」
(田村先輩とは別の大学にならないかしら……)
200名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:20:29 ID:abJnCGJN
>>196
え、続きないの?
201名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:41:37 ID:4kT7EAV0
>>199
原作マジ予測すると、恋人になったと言っているが、受験が終わるまではお預けなんじゃないだろうか?
202名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:51:36 ID:4kT7EAV0
ばん!あの女(桐乃)が私達の部屋にノックもせずに入ってくる。
「ちょっと!いくら付き合っているからと言って、昼間っからいちゃいちゃしないでくれる!気になってしょうがないんだけど」
「……っつ!」
私はゆっくりと振り返り、部屋の入り口に目を向けた。
「あら?あんまり静かだったからエロゲに夢中になって、ひとりオナニーでもしてるのかと思ってたのに。」
「つうか、あんた、人の兄貴にマウントとって何してるの?」
「わからない?あなたのお兄さん、今、私の中に射精の真っ最中よ。」

203名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:52:34 ID:a+jOCMDJ
「私は重い十字架を背負う事になったわ……。きっと地獄に落ちて永遠にゲヘナの炎に灼かれる事になるのでしょう……」
「いや、模試の結果が落ちただけだから! もう、泣くなよ、ちゃんと勉強すっからさぁ……」
204名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 02:00:45 ID:vX5jaHv/
もうアンケートは終わり?
これからはむしろアンケート必須にしようぜ
205名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 02:08:56 ID:6umbPBpo
これが冬休みか…
206名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 02:42:30 ID:5ZRMkMC2
>>202
セクロス中に乱入されるのが日常になってねーか?
全裸で抱き合ってるカップル見た桐乃の反応が冷静過ぎるw
207名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 03:06:07 ID:XV/nxs+L
>>206
着衣セクロスに決まってるじゃん
ロングスカートのなかは凄いことになってるんですよ
208名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 03:12:28 ID:n99Np29Q
伸びてるのにwktkした結果がコレか
209182:2010/12/29(水) 05:29:46 ID:jEqYyYz+
遅くなったが
ブリジットが京介と 「メルル」コスでコスプレH
できたよ
>>189とそれ以外の俺のお遊びに付き合ってくれた住人に感謝
では投下
俺はさっきから、そわそわしながらブリジットの部屋にいる。洗面所で着替えているブリジットを待っているのだ。
ようやくこの時を迎えた…。俺は頬が自然と緩むのを感じながら、洗面所のドアが開かれるのを今か今かと待ち構える。

きっかけは、ブリジットからの相談だった。『アルファ』の衣装がきつい。多少の伸縮性はあるとはいえインナーはピッタリと身体に密着しているものだ。ブリジットは成長期であるから、それは仕方ない事だ。しかし
「あの…胸がきつくなって…、お尻の方も食い込むんです……」
そう言って顔を赤らめながら申告してこられると、原因の一端は俺にもあるような気がしないでもない。そこで事務所に掛け合い、至急衣装を新調する事になった。よって今までの衣装は用済みとなったわけだが……

ガチャッ
「あの…お待たせしました」
洗面所のドアが開かれ、ブリジットが出て来た。その姿は、俺も見慣れたアルファの恰好である。胸元で留められた黒いマント、そしてシースルーのミニスカート、そしてピッタリと貼りついたインナー…
「確かにちょっとキツそうだな〜」
俺はソファーに座ったまま、全身をじっくりと眺める。
「あぅ…あ、あまり見ないで下さい。恥ずかしいです…」
そういいながらブリジットは、肩から下がるマントを胸元で掻き合わせる。そんな仕草に俺のボルテージも高まってくる。
「普段仕事で着てるじゃないか。…まぁそんなに恥ずかしいなら」
そう言って俺はブリジットの手首を掴むと、自分の方に引っ張った。
「きゃっ!」
不意打ちであっさりバランスを崩したブリジットは、すっぽりと俺の腕の中に収まる。
「ほら、こうすれば見れないから恥ずかしくないだろ?」
そう言って顔を覗き込むと、ブリジットは顔を真っ赤にしながら呟く。
「た、確かに見えなくなりましたけど、これはこれで恥ずかしいです…」
既に何回もHしてるのにこの反応!あぁもう可愛いなまったく!
我慢できずお尻に手をのばす。
「ひゃっ!?」
ブリジットは思わず腰を逃がそうとする。
「これは新しい衣装を作るための参考なんだぜ?ブリジットがどんなペースで育っているか…。ああ、そうだ」
俺は空いた手でリモコンを操作する。すると液晶TVには、ステージでポーズを決めたブリジットが映し出される。以前、事務所からプロモーションの素材になるからと言われ、俺が撮影したイベント会場の映像である。
つられてTVの方に意識がいっている間に、俺はインナーとお尻の境界をツーっ指でなぞる。
「ひぅっ!」
「う〜ん…インナーがビデオより随分食い込んでるな…。これじゃお尻殆ど丸だしだな」
今度は反対の手で胸元をまさぐる。こっちも確実に成長しているな。以前の感触が「フニッ」としたら今は「フニィッ」といったところだ。質感が増している!
「はぅ…んっ…!」
インナー越しに固くなった突起を感じた俺は、インナーの胸元を摘み引っ張るとと軽く上下させだ。
「それダメェ!先っちょ擦れて…びりびり来るぅ!」
涙目で訴えるブリジット。早くも辛そうに口で息をする表情に魅せられ、俺はブリジットの口を塞ぐ。舌を侵入させるとおずおずと舌をを絡めてくる。たっぷりとブリジットの口内を堪能してから口を離す。
「あっ……」
キスから解放されたブリジットは、上気して赤くなった目元で名残惜し気に見つめてくる。
「ベッドに行こうか?」
俺の問いにブリジットはコクリと頷いた。
マントを外しベッドに身を横たえたブリジットの姿は、俺をいつも以上に興奮させる。シースルーのミニスカートを除けば、まるでスクール水着姿で横たわっているようだ。
「もう一度…してください…」
求めに応じ、俺はブリジットに覆い被さると再度唇を重ねた。
「んっ…」
満足気に吸い付いてくるブリジットの吐息に興奮はさらに高まる。俺は手を下ろし、インナー越しに秘裂をなぞる。そこは既に濡れそぼり染みを作っているのが指先の感触でも分かった。
「んんっ…ふぅぅ……」
俺の指に敏感に反応しながらも、唇をを離さないように必死に食らいつくブリジット。その様子に煽られ、俺は指をインナーの中に滑り込ませる。
「っ!ひぃんっ…指だめぇ〜」
堪え切れず口を離し悶える。腰をくねらせ、膣口に潜り込ませた俺の指を激しく締め付ける。そしてふらふらと上体を起こし呟いた。
「私も…私も……」
そして手を伸ばし、俺のズボンのベルトを外そうとしてくる。
「こんなに苦しそうにして…、今楽にしてあげます」
そう言って、既に猛り狂ったリヴァイアサンを取り出すと、躊躇いもせず唇を被せてくる。
「ん…んむっ、…はふっ…」
この数ヶ月でめっきりと上達した口技に、俺はたちまち追い込まれていく。
「ブリジット、やべぇ!出る!」
それを聞いて、ブリジットの頭の動きが激しくなる。ただでさえ小さな唇をすぼめ、口全体でリヴァイアサンをしごいてくる。その快感に俺は限界を迎えた。
「くっ!出すぞブリジット!」
俺はブリジットの頭を掴むと、腰をガクガクさせながらその口内に精液を吐き出した。
その精液をむせながらもブリジットは、コクリコクリと喉を鳴らしながら飲み下していく。その様子に、再度リヴァイアサンに血が集まる。リヴァイアサンを口から抜くと俺は囁いた。
「今度は俺の番だな」

「あっ、あぁんっ…んっ…はぁ…」
俺はベッドの端に座り、背面座位の体制でブリジットを貫いていた。幼児にオシッコをさせるように、膝の裏に腕を回しブリジットの身体を上下させる。
「ふ、ふか…あっ、おっ、くぅ……あぁ〜ん!!」
自らの喘ぎに邪魔されまともな言葉にならない。察しをつけて俺は聞く。
「深すぎて奥に当たってるのか?」
ブリジットはガクガクと何度も頭を縦に振る。もう何度もイッてるし、そろそろ限界かな…、俺ももう持ちそうもないし…。その時、あれからリピート再生を続けてるビデオに気付いた。このシーンって事は…そろそろあれか!
俺はブリジットの足を降ろし上体をそのまま前に倒し、テーブルの上に手をつかせた。いわゆる立ちバックの体制だ。そのまま俺も上半身を重ね、たっぷりと汗が染み込んだインナーに手を潜り込ませ胸を揉みしだく。
「あぅん!いいっ!」
頭が跳ね上がり、ブロンドのポニーテールが激しく揺れる。
「そんなに気持ちいいのか」
「イイっ!キモチいいですぅ〜」
「そうか、でもみんなに見られてるけどいいのか?」
「みん…な…?」
「ほら、前を見てご覧」
俺の言葉に悦楽に曇った瞳を前に向ける。TVには、ブリジットに声援を送る観客の姿が映っていた。
『ブリジットちゃ〜ん!』
『可愛いよ!こっち見て〜!!』
「あ…あ……」
ブリジットの瞳に理性の光りが戻りかける。しかしすかさず俺は腰の動きを速め追い込みにかかる。
「あふぅっ!ダメェェェ!イクの見られちゃう!あっ、あっ!」
快感に煙った思考で現実とモニターの映像が区別がつかなくなり、必死で絶頂を堪えようとするブリジット。
しかし堪えようと身体に力を入れた結果、淫蜜に塗れた肉襞はリヴァイアサンを締め付け結果自らの快感を高めていく。
「あぅ…、みんな見てるぅ…見られてるのにぃ〜」
「ブ、ブリジット!俺も限界だ!いくぞ!」
激しい締め付けに限界に達した俺は腰を突き上げ一気に精液を放つ。同時ブリジットも絶叫しながら昇りつめた。
「わ、わたしも!見られながら、イクゥゥゥゥゥゥ!!!」
TVには観客が思い思いにカメラのフラッシュを焚く姿が映し出されていた。


212名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 05:40:46 ID:jEqYyYz+
…あんまりコスプレHっぽくならなかったような
まぁ握るとまでいかなくても、諸兄のリヴァイアサンがピクリとしてくれたらうれしい
ID抽選にしたのは、途中他の書き手の投下の邪魔にならないようにとの考えから
『〇レス目の解答』とか多数決とかだとスレを占有しかねないからね…
個人的には面白い試みだったと思ってる
しかしもうエロ描写もネタ切れになりつつある…後はお風呂でソープごっこくらい?
213名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:55:29 ID:tyEkGGrC
別に面白くなかったし爆死してたがな
214名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 10:23:09 ID:n99Np29Q
感想:VIPでやれ
215名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 11:21:42 ID:85EWDkPu
>>212

乙!
朝に読ませてもらってしっかり息子も起きました。
216名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 11:22:59 ID:BPo+QKK7
GJ!
いいぞもっとやれ
217名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 11:52:21 ID:0z+g5LuA
グッジョブ!

続編で『風呂場でソープフレイ、「指マン・アナル中出し」でブリジット完堕ちあれば
俺的に完璧さっ!
218名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 12:25:42 ID:t0xDnbRE
どうしようすごく自演っぽい
219名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 12:31:12 ID:pAV3LHpg
シッ
220名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 12:51:59 ID:nHPytBhG
若干淡白だとは思うが、なんでこれで叩かれるのか解らない。
十分良かったと思うぞ、続編もよろしく。
221名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 12:59:55 ID:evuulZ3B
たぶんカナカナが出てこないからに300京介
222名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 13:10:38 ID:BFvu67RG
俺の気に入らないSSはみんな自演
223名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 13:15:13 ID:/ieRfv+A
自演だろうが自作だろうがss読めれば満足じゃよ
224名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 13:31:55 ID:1gWHgYIU
>>220-222
ヒント:冬休み
225名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 16:52:06 ID:5eXQFdKG
そもそもアンケート自体やめてほしい
ムダにレスつくしレス乞食にしか見えん
書きたいもの書きゃええねん
226名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 17:05:36 ID:g/700iC0
モテる京介に嫉妬して挙げ句の果てには涙する桐乃や黒猫のSSが読みたいわ
227名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 17:12:35 ID:G2hQNUf2
その涙を兄パンでそっとぬぐう沙織
228名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 17:25:54 ID:+4deIZN9
そういうNTRは精神的にキツイな(´・ω・`)できがよければいいんだけど
>>94みたいなのでも俺には辛いわ その願望の為に桐乃は一体何人の知らない下衆な男と寝たのかと思うと死にたくなる
229名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 18:13:08 ID:1POZRQo2
冬休み入ったらこれだよ
230名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 18:17:22 ID:FP0DGa4g
エロパロ板で選択肢を出すってことは
全ルートを書くって宣言することだってばっちゃが言ってたよ?
231名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 18:17:23 ID:7g/BO9Mf
みんな暇だからな
232名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 18:20:40 ID:ZaebQ29I
何がダメとかじゃないんだけどな
ルールの解釈だって個々で異なるだろうし
各々の良識に任せて自分が気に入らないならスルーするもんだと思う

されどマナー違反を指摘する俺もマナー違反という、このもどかしさ
233名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 18:59:33 ID:1POZRQo2
流れ変えるSSカモン
234名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 19:02:53 ID:jEqYyYz+
>>233
そういうのは言い出しっぺが書くもんよ?
俺は書かない。理由は言わなくてもわかるよな?
235:2010/12/29(水) 20:56:53 ID:4M8zGP3E
『嘘』

登場人物
高坂大介 高坂佳乃 高坂桐乃 高坂京介

語り
高坂大介


たまには違った視点で流れを変えてみます。
236:2010/12/29(水) 20:57:45 ID:4M8zGP3E
これだけひどい風邪をひいたのは、警察官を拝命して以来初めてだ。
頭が痛く、全身の節々が痛く、ひどくだるい。
妻や息子・娘、職場の部下たちは鬼の霍乱だと陰口を叩いているだろう。

「じゃあ、ちょっと出かけます。面倒は桐乃に頼んでおきましたから」

―――ッ!!
不安そうな顔をしたのを察したのか、妻はこう続けた。

「食事なら作っておきましたよ。あとは温めるだけだから桐乃でも大丈夫。
 桐乃が作ったモノなんて食べたら、治る病気も治らないでしょ」

桐乃が作った『モノ』・・・
妻は、娘の料理の腕前を全く意に介してない様子だ。


「お父さん、大丈夫?」

普段、家の中では無口な娘が声をかけてきた。

「ああ。ところで日曜日なのにどこか出かけないのか?」
「別にいきたいトコなんて無いし、勉強もしておきたいし」
「彼氏なんていないのか?」
「いるわけないじゃん」

娘は嘘をつくと、舌で八重歯の先をなめる癖があった。
その癖が直っていなければ、今の娘の言葉には嘘は無い。

「おとなしく寝ていた方がいいんじゃない?」

こう言って部屋を出ようとする娘にさらに訊いた。

「片思いでもいいから、気になる相手はいないのか?」
「そ、そんな相手いないし・・・」

娘は振り向かずにそう言ったので、口元を確認できなかった。
237:2010/12/29(水) 20:58:12 ID:4M8zGP3E
「親父、大丈夫かよ?」

息子が様子を見に来た。

「お前も日曜日なのに出かけないのか?」
「別にいきたい所なんてねえし、勉強もちょっとしておきたいし」
「田村さんのお嬢さんとはどうなっているんだ?」
「麻奈実とはそう言う関係じゃないよ」
「よそ様のお嬢さんを呼び捨てにするな! 麻奈実さんと呼べ!!」
「う・・・。麻奈実・・さんとはそう言う関係じゃないし・・・」

息子は嘘をつくと、親指をポケットに引っかける癖があった。
その癖が直ってないことを期待して息子の手を見たが、
両手を背中に回しているので、指を確認できなかった。

ふたりとも、どこまで本当のことを言っているのやら・・・
238:2010/12/29(水) 20:58:44 ID:4M8zGP3E

・・
・・・
「お父さん、すごくいいことがあったの!!」

娘が満面の笑顔で話しかけてきた。
どんないいことがあったのか訊いたが、

「ないしょ」

とはぐらかされた。

・・・・・

「うえええん、おにいちゃんが嘘をついた―――。」

娘が大粒の涙を流しなから泣いている。

「まーおねえちゃんが『おにいちゃんとはけっこんできないんだよ』
 っていってた。」

大泣きする娘を目の前にして、嘘で娘を傷つけた息子に怒りを感じた。

「なぜ妹を泣かせるような嘘をついた! できない約束などするな!!」
「ごめんなさい、ごめんなさい!!」

おびえた様子の息子は涙を流しなから謝っている。
怒りのあまり息子の頭に渾身の力で振り下ろそうとした腕が重くなった。
娘が泣きながら腕にしがみついていた。

「おにいちゃんをぶたないで!!」

・・・なんということだ。
娘を傷つけるような嘘をついた息子を叱ろうとするあまり、
娘まで傷つけるようなことをしてしまうところだった。
怒りのあまり、二人の父親であることを忘れていたのかもしれない。
泣き続ける二人をそっと、しかしきつく抱きしめた。
・・・
・・


体調が悪い時は決まって十数年前の場面が夢に出てくる。

「また、あのときのことを夢で見たの?」

帰ってきていた妻が、うなされていた様子を見たのか心配そうに言った。

「ああ、またあの夢だった」
「でもあの時のあなたは、本当に心配している様子だったし。
 あのとき抱きしめていなければ、今頃二人はどうなっていたか・・」

妻と同じ気持ちだった。
あのとき以降、息子も娘も人を傷つけるような嘘はついていない。
それを思うと、二人の子育ては割とうまくいっているのではなかろうか。

・・・ああ、ただ一つを除いて・・・
239嘘 ◆ACPRLbMxAk :2010/12/29(水) 20:59:52 ID:4M8zGP3E
「ちょっとアンタ、なに携帯でニヤニヤしながら話してたのよ?」
「別にいいじゃねえか。オマエに迷惑かけた覚えはねえよ」
「リビングは我が家では公共の場所なの。そこでニヤつかれたら迷惑だし、
 そもそも不快。アタシを不快にさせた以上、アンタには説明責任があるの。
 一体ダレと話していたの?」
「俺が誰と話していようが、オマエには関係ないだろ!」
「ムカツク!! 地味子? 黒いの? 沙織? まさかあやせじゃ?」

―――。

「オマエ、厚かましいぞ。可愛げの無いヤツ!!」
「黙れ! アンタなんか消えてなくなれ!!」

―――。

「オマエと話していると気が休まらん。一生黙っておけ!」
「アンタなんかと、口なんて利きたくないっての!!」

―――。

「アンタ何カッコつけてんの? 親指をポケットに引っかけちゃって!」
「オマエこそ、怒鳴る度に舌で八重歯の先をなめるな! 気色悪い!」

―――ふう・・・

「あなたたち、いい加減にしなさい!」

妻がドアを開け、息子と娘の言い争いを止めに入った。
息子と娘は、親や友達には嘘をつかないようだが、
お互いに対して嘘をつかなくなるのは、一体いつになることか。
これは当分、子育ては続きそうだ。


『嘘』【了】
240名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 21:00:10 ID:vqY/NFyb
エロパロ板で支援って要るのか?

支援
241名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 21:17:01 ID:FRF6QDgR
>>239

面白い試みだったと思う
これはこれでアリだな
242名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 21:55:08 ID:xCVzIy3c
内容はどうでもいいねん
ルート選択と投票があることが大事
243名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:14:38 ID:+4deIZN9
なかなか面白かった

まーおねえちゃん ってのがなんなのかよくわからんかったが
「まー」って名前か
244名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:20:46 ID:UOWFaUDm
>>235-239
GJ!!
親父視点から見た素直じゃない二人に一杯2828したw
お父さんには全てお見通しなのね。
245名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:21:16 ID:eKKExmFb
親父さん視点とは
良かったです
246名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:21:24 ID:gQpVFdU/
その名は、その禍々しさゆえに数万の呪いの言葉と数万の蔑みの言葉で綴られる
しかし、その真の名を知ったものは、あまりの恐怖と絶望に発狂死するだろう
ゆえに、その真の名を口にすることは禁じられている。ただ、”まー”と呼ばれるのだ
”まー”とは”望まれぬ終わり”。すべてを終わらせ、すべてを食らうもの
247名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:21:35 ID:pAV3LHpg
麻奈……いや、なんでもない
248名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:24:05 ID:b3Ph9p2R
まーねーちゃん、じゃなくって、じみねーちゃん。でしょ。
249名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:37:15 ID:knxBulzA
親父視点はいいな、新鮮でした
250名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 23:50:03 ID:+QXsXmHc
京介と黒猫がイチャイチャしていたところに瀬菜がやってきて、
「浮気なんて許しません!お兄ちゃんに言いつけてやるんだから!」
と叫んだのを聞いた黒猫が、
「五月蠅いわね。あなたにも先輩のテクニックによって、
正常な男女の愛の営みを知ってもらう必要があるわね」
とかなんとかいって、京介×瀬菜×黒猫へなだれ込むのを、誰か書いて
251名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 23:54:29 ID:gQpVFdU/
ハードル高えな・・・w
飛影はそんなこと言わない!
252名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:21:37 ID:k7BVMTXo
>>246
まさか貴様、マーへベナーの生き残りか!?
253名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 01:06:17 ID:iHKk6cGl
>>246
なんかラブクラフト的な感じだな
254名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 01:37:02 ID:+1BvVF1l
>>246
……東鳩2、だよな?
255名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 01:48:09 ID:9IQiNMGZ
戦利品と今日廻るとこをチェックしながら睡眠時間を削って見ているスレを廻っていたのにどういうことなの
SS職人に対するGJと尊重が足りなさ過ぎるだろjk

>>210-211
おっきした。鰤かわいすぎGJ!!

>>236-239
呼び捨てを注意される京介さんにワロタ
256名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 02:00:14 ID:hT9CX5Y8
コミケ豚が臭え
257名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 02:06:21 ID:ktBfMaw7
職人って言うからには粋じゃないとな
読者に媚びちゃだめよ
258名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:21:16 ID:D5CcWixs
アマガミのスト子回みて思ったよ。
桐乃が京介の京介フラグをクラッシュしているんだと。
あやせ相手だと殺されそうだなw
259名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:26:13 ID:4IhFalkC
>>258
下の画像を
上崎裡沙→桐乃
絢辻さん→あやせ
純一→京介
で置き換えて見てごらん。それっぽくなるから

ttp://www.uproda.net/down/uproda185470.png
260名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 04:59:43 ID:cu4g1QSz
261名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 05:21:20 ID:y0ZNEQU3
>>260
何貼ってんだてめえええええええ
262名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 05:34:57 ID:cu4g1QSz
くちゅ、くちゅ、くちゅ。
俺の指の動きに合わせて、黒猫からほとばしる汁が音を立てる。
「…っつ、はっ、ぃいっ。」
黒猫の顔が紅潮し、体を震わせる。そろそろ入れてもいい頃かな?
「あ、あの、、い、入れていいかな…?」
「………(こくり)」
焦点の合わない目で無言でうなずく。
俺はすでにMAXサイズになった俺のリバイアサンを黒猫自身にそっとあてがった。
粘液にまみれたお互いの性器を重ね合わせる。
「っつ!!い、痛い!」
黒猫が腰を引く。
「あ、すまん。ゆっくり入れるから。」
「だ、大丈夫。」
俺はもう一度ゆっくり刺そうとするが、どう見たってサイズが厳しそうだ。
「あ、いや、い、痛いわ。」
黒猫が涙目で訴えてくる。
やはり無理そうだ。女の子を泣かせてまで挿入するなんて俺にはできない。
俺はいったん腰を離して、ベットの横に座った。
「ご、ごめんなさい。もう少し我慢してみるから、、」
「いや、無理しなくても良いよ。」
初めてのエッチでできないってのがあるってのは聞いていたから、俺はそれほどショックでもなかった。
「まあ、お互い初めてなんだし、ゆっくりやっていこうぜ。」
「……(はらはら)」
黒猫が涙をこぼして泣き始めた。
「あ、ごめん。そんなに痛かったか?」
「ち、違うの、、その、自分自身が情けなくて、、」
「気にするな。」
「大好きな彼氏を気持ちよくさせることができないなんて、最低の彼女ね」
「相手にいやな思いをさせてまでやりたくないよ。それより、まだ痛いか?大丈夫か?」
「わ、私は、、もう、いっちゃったし、、、」
「え?そうなの?」
「…(こくり)」
「そうか、さっき紅潮したままで体を震わせていたあの時か?」
黒猫の頬がさらに赤くなり、無言でうなずく。
「そうか。気持ちよかったか?」
「ええ。ありがとう。でも、あなたがまだ、、」
「いいって、気にするな。」
「いえ、このままでは私の気がすまないの。で、できるだけ奉仕させてもらうわ、、」

黒猫は俺の股間に顔を埋めた。
「うっ!うおっ!こ、これはっ!」
「ひっひゃもひぃひ?(気持ちい?)」
再び復活した俺のリバイアサンを黒猫の舌が丁寧に這いずり回る。ううう、意外と持たないぞこれ。
「う、うわ、やばいわ。で、出ちまうぞ、、」
黒猫の口の動きがさらに激しくなってくる。
「だめだって、もう、ちょっと、ティッシュに出すからさ、、」
俺は口ではそうう言うものの、腰がむずむずと動き始める。
「ひゃ、ひゃしてもひひわよ(出しても良いわよ)」
そういいながら、黒猫は今まで以上に最大限に吸い始める。
「っっつ!すまん!」
俺の欲望がほとばしり、俺の黒猫の口の周りがミルクまみれになっちまった。
263名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 06:06:26 ID:NGgj3N1q
>>260
これはこれで佳乃さんとの夜の夫婦生活の一つだと思えば…

>>262

京介は一体どれだけデカイんだw
264名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 06:12:30 ID:4+7dlUxc
瑠璃がちっちぇえっつうか狭いんじゃねの? 上もBカップだし
265名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 06:54:22 ID:cu4g1QSz
黒猫は自分のおっぱいについて、”桐乃以上麻奈美ぐらい”まで成長する宣言してなかったっけ?
266名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 11:13:22 ID:Atm1foFt
なんだかんだで160くらい身長あったんじゃなかったっけ?
割とでかいほうなんじゃないの?
267名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 11:21:09 ID:mjsnFfVm
1巻の描写や身長・スリーサイズからするとアニメ2話の夜魔の女王っぽい感じだろうな
かんざき絵が逆輸入されてちっこいイメージ付いちゃったけど
あんま小さいと「呪い」かけるのが大変だ
268名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 11:30:58 ID:3MLo09rK
原作設定じゃ160あるしスレンダー美人のつもりだったのがかんざきひろがどんどんロリっぽく描くから引きずられていきアニメではかんざきひろの意向で正式に原作より小さく設定変更された
269名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 11:51:25 ID:xJtp4XnV
>>265麻奈実って84じゃなかったか?
270名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 11:56:59 ID:t60Bnz/L
つまりかんざきひろはロリコンだったんだよ!!!
271名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 12:30:21 ID:4+7dlUxc
>>265-266で、おっぱいの話から、見事に身長の話にシフトする様は見事としか言いようがないな
黒猫が自演で、おっぱい談義から話を逸らそうとしているのだと妄想しよう
272名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 12:53:13 ID:APh4Lbmn
桐乃と5cmくらいしか変わらないのに
何故か並ぶと桐乃の鼻くらいの身長しかない怪現象
273名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 12:56:46 ID:cu4g1QSz
>>272

桐乃はモデルだし、小顔なん?
274名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 13:06:05 ID:/fWYLZ+Q
>>273
あたしキリノ!丸顔だけど読モとかやっている系

丸顔なのだけは確かだ
275名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 13:08:41 ID:4+7dlUxc
桐乃は世界に通用する原石レベルの丸顔モデルらしいからなw
276名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 13:54:07 ID:46MwSxdS
黒猫は身体測定の日に、背伸びに成功した女
保健の先生の一瞬の隙をついて、5p身長を伸ばした
277名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 14:32:56 ID:nK1kPMSc
耳の分だな
278名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 15:20:12 ID:lFVtqWVN
>>277
納得した
279名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 15:21:15 ID:yt2iIIyc
耳の部分が実は骨。
280名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 15:22:46 ID:29zPgRRe
身長じゃなくて全長説
281名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 15:46:21 ID:y0ZNEQU3
>>280
つまり厚底と猫耳含めて、ということか
282名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 22:34:30 ID:ibPzRgaB
>>280
なるほどw
283名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:15:40 ID:H+jlbeGa
アニメ終わって勢いガックーン現象
284名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:16:43 ID:8NnMyPfY
>>262
乙っす。すごくいいっす
285名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:20:32 ID:PuWKrSKq
なんかアニメ最終話で
「『兄さん』とか呼ぶの超キモいんですけど」
「大丈夫、そのうち呼び方変わるから」

この流れが超意味深だった
今度は何て呼ぶ気なんだw
286名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:21:42 ID:4IhFalkC
>>285
先輩
287名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:30:38 ID:w24WEafp
>>283

 TVは12話で終了だけど、アニメは12話改変〜15話まで予定ありますよ。

ttp://oreimo.dengeki.com/archives/1209

話数的には原作どおりに進んで、桐乃帰国まで?
288名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:33:34 ID:o0JdDZ3/
>>285
原作知らずにこのスレいて色々と大丈夫か
289名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:36:35 ID:PuWKrSKq
アニメしか見てないでこのスレにいるのはそのとおりなんだが
それでも普通に話についていけるしSSも楽しめてるから特に問題ないかなって
290名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:49:18 ID:Aszlagf/
>>289
だがタブーに触れたんだよ。
原作にあることをいちいち聞くのはタブーだろ
291名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:56:21 ID:rMUh3SXJ
そこまでタブーだとは思わないが、>>289 も、今から原作読むのも面白いと思うよ。
アニメだと端折られた面白いとことかあるしな。
個人的には、アニメ版11話で黒猫vs桐乃の格ゲー対決がなかったのが非常に残念。
292名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:18:10 ID:rZ/ByWx+
確かになぁ
タブーに触れるくらいなら・・・
293名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:20:08 ID:LXaeA20a
正直、黒猫にはアニメではもっと困ってほしかった。
困った黒猫のかわいさは異常というか至高。
294名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:41:41 ID:O6uvLCDK
親父の困った顔が見てみたくなった
295名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:44:34 ID:VJIeZlR0
付き合い始めた京介が困らせるから問題ないよ

「お前の脇の下が見たいんだ黒猫。頼む。見せてくれ」
とか
「膝枕してくれ。いや、耳かきまでしてくれとは言わない。だがたまたまここに耳かきがあるんだがとりあえず膝枕だけお願い」
とか言われたら困った表情見せてくれるに違いないよ

まあ、困った顔しながらも惚れた弱みで全部応えちゃうんですけどね
296名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:46:20 ID:xNUBW3je
桐乃的にはどっちに嫉妬している形なんだろ
自分の貴重なヲタ仲間が別に友達を作って取られることなのか
自分の理解者である兄が他の女に取られることなのか
297名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:57:17 ID:i13J3Pab
>>295
黒猫の脇を京介がペロペロしている画像を思い出した

>>296
両方じゃね?
取り敢えず自分がのけ者にされているのが嫌なんだろう
だから3Pすれば問題無い
京介と黒猫のセクロス覗いてる桐乃をベッドに引きずり込めば良い
298名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 01:02:12 ID:LXaeA20a
>>295
そんなライトなレベルじゃないんだ・・・・!こう、もう涙目クラスの困惑が黒猫に襲い掛かる!みたいな・・・・。

>>296
両方じゃね?
299名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 01:34:42 ID:i13J3Pab
>>298
1京介「俺と桐乃のどっちの方が好きなのか、はっきりしてくれ!」と迫られる
2京介「俺のケツ穴にぶち込んでくれ!」と京介にバイブを渡される
3黒猫がオシャレしてデートに行ったら、漆黒コスの京介登場

これぐらいで良い?
300名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 01:38:35 ID:cxjo4Uif
>>299
3番目の困りようはハンパねえわけだが、それって実は、今まで黒猫自身がやってきたことだよなw
何と言うブーメラン!
301名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 01:59:17 ID:8tc6hV3q
>>298

受験終わるまでHはおあずけとか?
302名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:06:31 ID:cxjo4Uif
それはむしろ黒猫の方から言い出しそうで、読者が困る
なんだかんだ言って分別あるからな、ゴスロリ着て千葉県歩くくせに
303名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:15:15 ID:8tc6hV3q
>>302

じゃあ、京介が、

「Hはおあずけだけど、見せるだけおねがい、な?な?」

と土下座で頼むとか。
んで、黒猫が下唇をかみ締めながらスカートの裾を上げ、
「は、恥ずかしいんだから、早くしなさい!この淫獣が!」
と罵倒する。
304名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:21:56 ID:xNUBW3je
京介の部屋に山盛りだったメガネっ娘萌えのエロゲやエロ本を発掘した麻奈美
「きょうちゃん、わたしにこういうことして欲しいのかなぁ・・・」
と、家で悶々としつつも色々悩み続けついに一念発起

裸エプロンで猫耳をつける倒錯スタイルで京介の部屋に陣取り、
ドアが開いた瞬間に「おかえりなさい、お兄ちゃん♪」
精一杯の勇気を振り絞って京介の好みに合わせようとしたが
間が悪くも、ドアを開けたのは兄の下着をクンカクンカしに来た妹だった

・・・ここまで妄想した
305名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:29:29 ID:jxjhTg6z
 いや、相手は京介だぞ。
 お互い様とは言え、真奈実との居心地のいいぬるま湯な関係からの脱却を図ろうとしない前科がある上、親父があの堅物な上に警官だからな。
 相手が誰であれ、下手に手を出して何かあったらリアルに殺されそうで、京介からは手を出さないんじゃないか?
 奥手そうだし、何より相手を大事にしそうだしな。
306名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:39:01 ID:FVk+C4ph
>>305
あやせ様が否定してます
307名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:49:22 ID:xNUBW3je
「きょうちゃん、わたしといっしょにお風呂に入る?」
「ようし!一緒に入ろうじゃないか!!」
「お前から言ってきたんだからな!今さら嫌とは言うまいな!」

いざとなればここまでアクティブになれるはっちゃけた男だぜ兄貴はw
308名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:53:48 ID:kcEddJ1x
>>306
 あやせの否定は根拠のない思い込みだけの誹謗中傷レベルだよね……。
309名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 03:14:54 ID:P17VQeMN
>>296
両方だろうけど兄貴取られるって方が圧倒的にでかいだろ
310名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 04:06:51 ID:AmqwtiYV
黒猫と兄貴がデートしてるの尾行したりキスしてるの見てギギギしたりホテル入ろうとするのを見て飛び出すきりりん氏が見たいお
311名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 06:32:42 ID:LXaeA20a
>>299
すばらしすぎるw
もはや意味不明な展開に持ち込んだり突然自分の全裸披露のピンチに陥ったりすれば黒猫の涙目が!
何だろうね、3巻ではそこまで性的な興奮を覚えなかったのに4巻のシスカリ(vs桐乃)の時ときたら・・・。
312名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 07:27:33 ID:LXaeA20a
俺と黒猫が付き合いだしてはや1週間がたったある日。黒猫から二人でアキバに行こうと誘われた。
「これって、デートだよな?デートだよな?」
おっと、ついつい二回も言ってしまった。もはや俺のテンションはデートが始まる前からクライマックスだった。
「しかし・・・・デートって何を着ていきゃいいんだ?」
桐乃と偽装デートした時は桐乃がコーディネートしてくれたし、正直言って俺にこの手のセンスはあまりないと思う。
考えてもいい案が出てこねえなあ。のども渇いてきたので一階におりて麦茶でも飲んで考えるか。



「イヤッホォォォォォォウ!めるちゃんかわいいよぉぉぉぉぉ!うっはwwwオウフ!オウフオウフ!」
リビングにはいると桐乃がメルルのDVDを見て一人でエクスタシーしていた。前に黒猫と一緒に鑑賞会やったとき以上のキモさだなあ。もしかしてあの時はテンションをセーブしてたのか?
・・・・・そうだ。服装ならこいつに聞けばいいんじゃねえか。
デートの服装の見立てを恋人以外の女に頼むってのはどうかとは思うがこいつは妹だし、そういう意味ではノーカンだろう。
「なあ桐乃、相談があるんだけどさ。」
「うっはwwwww変身シーンktkr!全裸!全裸!エロ可愛すぎるうぅぅぅぅぅ!」
・・・・・ダメだ、聞いてねえ。さっき俺が入ってきたときも目すら合わせなかったがコイツ、ドンだけ集中してんだ。
とりあえずテレビの前に立って
「おい桐乃、話を聞──」バキッ!「メルルちゃんが見えないじゃない!」
痛えっ!?今ほとんどノーモーションでドロップキックが飛んできたぞ!?キモオタモードにはいるとコイツ超人になりやがるな!
今のままじゃ話にならねえな。仕方がないので土下座して頼み込んでみるか。
「お願いだから話を聞いてくださいっ!」
「ちょっ・・・・・話を聞いてもらうために妹に土下座はないでしょ・・・・。」
おお、いい具合にテンションが下がってる!これなら何とか会話が成立しそうだ。
「チッ!・・・で、話って何?」
「ああ、話ってのはな。デートのときの服装なんだけど」
「ハァ!?あたしのスーパーメルルちゃんタイムを邪魔しといて何聞いてくるかと思ったら何でアンタの装なんかのはなしをしなきゃいけないのよ?」
桐乃のやつ。ただでさえ怒りで歪んでいた顔をさらに鬼の形相に変えてきやがった。もはや阿修羅の表情だな。
だが今日の俺は阿修羅をも凌駕して桐乃からアドバイスを受けなければならない!
実際はそんな必要もないだろうがついつい土下座しちまった以上、俺はもう引けないんだ!
「前にお前とデートしたときにお前、センスないって言ってただろ?
確かに自分でもそう思うし、次のデートなんかで相手に俺のセンスの悪さで恥じかかせるわけにはいかねえしさ。
そういう服のセンスだったら桐乃、お前以上の相談相手はいないと思ったんだ。な?頼むよ桐乃」
「つ、次のデートって・・・・・」
なぜか顔を赤らめる桐乃。しかも復唱するところが何でそこなんだよ?マジ意味わからん。
「ま、まあいいケド・・・・大まかなことだけは教えてあげるからそれ参考にして次までにセンス磨いときなさいよ」



とりあえず簡単な手ほどきみたいなものを数十分間ほどレクチャーしてもらった。これで黒猫とのデートのときに格好はつくかな。
レクチャーが終わったあと桐乃が
「ここまで話ししたけど、当日の相手の服装もやっぱりあるから、あんまり方向性が違いすぎるのもダメだかんね?」
そうか、方向性か・・・・・。なるほどな。
「ありがとな。桐乃」
桐乃に例を言って自分の部屋に戻る。しかし方向性か。確かにギャル系の服着てるやつの隣にいるのがコスプレした奴とかだったらすごく浮くもんな。
でも黒猫は多分いつもどおり夜の女王のコスで来るだろうしなあ。そうなると俺が普通の格好していっても結局浮いちまうよなあ。
「うーん、どうしたもんか。」
ん?コスプレ?・・・・そうか!黒猫がそう来るんだったらこの手がある!
俺は携帯電話を取り出し、電話帳からある女の携帯の電話番号を探し出した。
「もしもし?俺だけど・・・・・・・頼みがあるんだ。」



デート当日。昨日は緊張して眠れなかった。待ち合わせの駅にも早くつきすぎてしまった。
服も散々悩んだ挙句。前に告白した時のワンピースにした。
何度も同じ服を着ていいものかとも思ったけどデートの時までコスプレというわけにはいかないものね。

「おーい!黒猫!待たせたな!」


向こうから漆黒のコスプレをした先輩が駆け寄ってきた。
313名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 07:29:04 ID:LXaeA20a
おわり、黒猫の泣き顔とか書きたかったのに描写できなかった。俺に文才はないことがこの60行でわかったことです。
頼みますから他の方、いいSSをお待ちしております。
314名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 07:53:09 ID:kSeV9Rci
京介はあやせに対して歪んだ形で甘えているだろ、ある意味
あいつらセクハラごっこすながら他の人には絶対見せない本性をさらけ出してるし
傍からみりゃバカップルなんじゃね?1番
315名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 08:07:36 ID:RKAdfeF1
>>傍からみりゃバカップルなんじゃね?1番

バカップルぶりなら麻奈実も負けてない
316名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 08:12:58 ID:cxjo4Uif
>>314
京介とあやせはバカップルって言わない
あれは夫婦漫才って言う
317名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 08:35:48 ID:zdalbhs1
これから会場に向かうぜ
その前に投下
------------------------------------
「黒猫、お前ひょっとして胸、大きくなった?」
 なんとなくそんな疑問を黒猫にぶつけると、
「この雄はいきなりなんて下衆なことを訊くのかしら」
 俺の膝の上に横向きに座ってる黒猫が半ば怒ってるかのような口調で言う。

 俺はフリフリのレースのついたブラウスの上から黒猫の胸を触った感想をつい口にしてしまったのだ。
「いや、すまん。でも、なんか手触りが前と違うって言うか、ふんわりしてる気がしてさ」
 これはホントのことだ。以前、初めて触ったときは乳首からほんのすぐ下に手を動かすともうそこには
肋骨の感触があって、乳じたいが掌に軽く収まるくらいしかなかったんだけど、最近はそうでもない。
 掌と肋骨の間に確かなふっくらとした脂肪の層が感じられる。
 指で押すと柔らかくたわみ、押し返してくるやさしい脂肪の層が胸についてる気がする。
 といってもそれは黒猫が太ったというわけではなく、腰は全然細いままだし、腕だって握れば簡単に
指が回ってしまうくらいに細い。
「…全く、これだから肉欲に溺れている人間の雄は度し難いわ」

 俺のひざの上で黒猫が不機嫌そうに文句を言う。
 いつものゴスなフリル過剰なカッコで俺の膝の上に横座りしてるのは俺の彼女であるところの黒猫。
 ここは俺の部屋で、ようするに彼女とのいちゃラブの真っ最中というわけだ。

 肉欲。まあ、それは確かにウソじゃない。
 でも肉欲って言ったらソレはお互い様じゃねえか。
 そんな不満を込めて俺は膝の上の可愛い彼女の耳に唇を寄せながら囁く。
「やっぱり黒猫は可愛いなあ。素直じゃないところも可愛い」
「なっ、なにを言うのよ」
「俺はちっちゃくても大きくても、黒猫のおっぱいだったら大好きだ」
 そう囁きながら可愛い耳たぶを甘く噛む。
 それだけで黒猫はぴくん、と大きく体を強張らせる。
 耳たぶに舌を這わせながら、鼻息を耳元に吹き付けると途端に黒猫はぷるぷると体を小さく震えさせはじめる。

「…ッ!!」
「それだけじゃないぜ。可愛くキスをおねだりしてくる黒猫のことも大好きだし、膝枕で耳かきしてくれる
黒猫のことも超好きだ!妹たちを大切にしてる黒猫のことも宇宙一好きだし、桐乃とムキになってやりあってる
黒猫の事だって食べちゃいたいくらいに大好きなんだぜ!!」
 黒猫の細い肩を抱きながらそんな心情を吐露してみる。
「……ふ、ぅッ…」
 俺の可愛い彼女は、頬を真っ赤に染めながら俺の一挙一動にかわいく反応している。ああもう。
 耳たぶから熱い頬に唇を移動させる。黒猫の火照った肌の熱がなんだか嬉しくてならない。

 そしてやさしくキスをしながら、俺は黒猫のブラウスのレースの中のボタンを何個か外す。
 その隙間から手を差し入れると、これまたフリフリのレースのブラジャー越しに黒猫の胸を愛撫しはじめる。
 うん。やっぱり育ってる。
 ブラジャーの上から手を差し入れると、そこは夢のような柔らかな感触の天国で。
 指先で乳肌の手触りを楽しみながら、俺の指を受け止めつつも押し返してくるような黒猫の乳肉の成長ぶりを
確認してしまう。
 その奥にある、最初にしたときには薄桃色のまるで唇みたいに陥没してた黒猫の乳首だったが、
再三に及ぶ愛の営みを経るに従ってだんだんオトナな乳首に成長してきた。
 これは目で見て確認しないとな。

 広く前を開けたブラウスの中でブラジャーをずり上げて、黒猫の胸をあらわにする。
 真っ赤になったまま涙目で俺を見つめてる黒猫。
「イヤか? イヤなんだったら――「厭なわけがないわ」
 頬を染めながらハッキリとそういう黒猫。

 薄桃色の可愛らしい乳暈のなかで、ふっくらと自己主張している黒猫の乳首。
 それは俺の指に触れられると、恥ずかしそうにズキズキと脈打ちながらゆっくりと頭をもたげてくる。
318名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 08:36:08 ID:zdalbhs1
 そんな薄桃色の可愛い実を唇だけで甘噛みすると、黒猫は声にならない声をあげて悶えてる。
 もう黒猫が可愛くてたまらなくて、思わず俺はそんな気持ちを吐露して絶叫してしまう。

「強がってても芯は可愛い女の子な黒猫のことが大好きだッ!! 愛している! 世界中に聞かせてやるさ!
 黒猫! 好きだァー! 黒猫!! 愛しているんだ! 黒ねk」

 でも、俺のそんな叫びは途中までしか言葉にならなかった。
 黒猫が俺の唇を自分の唇で塞いでいたから。
 荒い鼻息の黒猫がキスをやめて口を引くと、俺と黒猫の唇の間に唾液の橋がかかる。

「あーもう、俺の黒猫は可愛いなあ。熱出して顔真っ赤にしてても大好きだ!
 あ! そしたら俺、黒猫の看病してやる! つきっきりで、おかゆをふーふーさせて食べさせたり!
 パジャマ脱がせて汗を拭いてやったり!パジャマの下をぺろんって脱がして座薬入れてやったりしたい!」

「そ、そんなトコ――「そんなトコじゃない! 俺は黒猫の全部が好きだから!
 黒猫のちっちゃな薄桃色の乳首だって大好きだ!
 毛がほんの産毛くらいにしか生えてないあそこだって愛してる! 
 色素の沈着がぜんぜんない、肌色と全然変わらない透明感のある肛も――」

 また俺の言葉は遮られる。黒猫の唇で。

 そしてその中のざらざらした感触の舌が俺の唇を割って入ってくる。
 最初は照れ屋さんで恥ずかしがりのくせに、黒猫は感極まるとこんな風に情熱的でエッチになってしまうのだ。
 もちろん俺は大歓迎だ。

「先輩が…本気なんだったら、わ、私も、覚悟を決めるわ」

 え?何のこと?

「あ、あ、あな……ル…せ、セックスって、そ、その、先輩が、したいんだったら…」
 めちゃめちゃ恥ずかしそうな黒猫も可愛いなあ。
「ただ、いきなりは…ちょっとだけ待って欲しいの」
 うん。待つ待つ。黒猫の可愛いお尻の準備が整うまでいつまでだって待とうじゃないか。
「…可愛いだとか、そんな恥ずかしい事言わないで頂戴」
「わかったよ。前だって、最初のときはすごく苦しそうだったもんな」
「…痛かったけど、苦しくはなかったわ。私が望んだことだもの」
「今はもう痛くないんだよな?」
「私にそれを言わせる気なのかしら?」
 まなじりを上げて抗議してくる黒猫をベッドの上に押し倒す。

 キスをしながら、かわいらしい乳首をつねったりこねたりくすぐったり。
 もう片方の手はスカートを捲り上げた下着越しに黒猫の下の唇を可愛がる。
 肌触りのいい下着がもう濡れて重くなってる。

 下着を黒猫の細くて白い脚から抜き取ると、その中心はもうすっかり濡れててかてか光っていた。
 黒猫は陰部にはほとんど陰毛が生えていない。
 割れ目の上のほうに産毛のようなかすかな陰りがあるだけで、だから下着を脱がせると途端になにもかもが
丸見えになる。
 それを恥ずかしがって、手で隠そうとする黒猫の両腕を片手でまとめて封じると、俺はその可愛い
充血した陰部に唇を寄せる。

 黒猫の固くなってる女の子の芯を舌先でやさしくいじめる。
 包皮の中から顔を出した恥ずかしがり屋の突起の先端を、濡れ光る愛液にたっぷりまぶした舌で最初はやさしく。
「ふぁっ…んっ…くっ」
 黒猫があまり痛くないように。でも声はガマンできないくらいにはしっかりと。
 そしてその充血した芯が露出したあとは、唇全体で吸いたて、クリトリス全体を舌で摩擦する。
「あっ…だめっ…それ、以、上は、だめっ」

 黒猫の内股の筋がひくひくと痙攣し、体が弓なりに反らされる。
 あ、まずは一回イったな。
319名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 08:37:03 ID:zdalbhs1
「…せ、先輩っ」

 まだまだだな。うん。引き続き黒猫の陰の核を舐めつつ吸い、ねぶりながら可愛がる。

「もう、だ…めぇっ」

 ひくひくしてるけどまだ元気残ってるみたいだし、もう一回くらいイカせておくか。

「……は、やく…おねがい」

 もう一息かな。

「イくっ、ま、またッ、イっちゃうっ」

 そろそろいいかな。
 あ、いいかな、ってのは別に挿入しちゃうってわけじゃなくて。

 黒猫の上に覆いかぶさって、キスをしながら本格的に黒猫を可愛がり始める。
 息が苦しくなるまでキスをしながら、可愛い乳首をつねる。痛くなる寸前まで強く、あるいは撫でるように優しく。
 そして指を黒猫のとろとろになったあそこの浅いところに挿入し、その粘膜の熱を確かめるようにしながら捏ねる。
 黒猫が苦しそうにしてるのでキスをやめると、黒猫の唇からは荒い呼気とともに切ない声が漏れてくる。

「先輩っ…もうだめ…」

 だめなもんか。こんな可愛い黒猫なんだから、もっと可愛い姿見たいってもんじゃないか。
 だから俺は再び黒猫の唇をキスで塞ぐと、乳首と陰部に対する愛撫を再開する。

「あ゛ー、ううー、ん゛ーーーー!!」

 キスで封じられた黒猫は、そんな風な甘いあえぎを鼻からこぼす。
 黒猫の体のいい匂い。シャンプーと石鹸と汗が混ざった匂い。口の中の唾液の味。手指に感じる愛液の熱さ。
 もうそろそろいいかな。
 それにこのまま可愛がってると俺も興奮しすぎてマイ・サンがズボンの中で爆発しかねない。

-------------------------------------------------------------------
 とここまで書いたら電車の時間
 続きは来年!
 よいお年を!
320名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 08:39:32 ID:eUb+0SWN
ここで止めますかっ!!
乙です。よいお年とよいイベントをー>>317
321名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 09:00:24 ID:AmqwtiYV
>>312
テンションMAXきりりんきめえwww

>>319
このおっきした愚息をどうしてくれるんだ…
322名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 09:13:52 ID:bMuOrxfb
>>312
それが黒猫の厨二病卒業のきっかけになったりしてw

>>319
京介の黒猫愛が変態的すぎるw

コミケいってら
いい作品あったら、教えてくれ(・ω・´)
323名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 09:23:10 ID:e506lo9T
>>312
普通に笑ったわ

>>319
てめえ続きはまだか
いやまだですか
324名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 09:32:28 ID:8tc6hV3q
最近、3次元はのみならず、2次元でも勃たない。エロ小説(1次元)でないと射精できなくなってきた。
325名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 09:40:12 ID:8tc6hV3q
>>324
(続き)
エロパロ同人で我慢汁が出てくるまでテンション上げておいてから、同じくBL本でウズウズになってるリアル腐女子彼女とのHに移行する。

俺たち大丈夫か?
326名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 10:06:25 ID:e506lo9T
しるかよ
327名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 10:48:22 ID:ZagiNsBQ
瀬奈乙
328名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 11:13:15 ID:MLb4s9Sw
京介と瀬奈のホモトークを聞いて二人が付き合ってると勘違いしちゃう黒猫がみたいです
329名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 11:19:18 ID:v83GB4e8
そういう話ならむしろ京介とあやせタッグだろう
330名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 11:54:54 ID:f3HxYvH0
俺的には京介と瀬菜のホモトークを聴いた桐乃が
「兄貴が危ないセカイに目覚めてしまった!?」と勘違いして暴走するのが見たい
331ヤコロ:2010/12/31(金) 11:59:35 ID:In1Kcllp
>>111のヤコロです

忘れてる方も多いと思いますが続きを

やっつけなのでクオリティが……

前回タイトルがなかったので
「兄と猫の一日」
ということで
332名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 12:02:04 ID:14PqAk/Z
だれかあやせSSかいてくだしあ・・・
333ヤコロ:2010/12/31(金) 12:04:26 ID:In1Kcllp

 ……さてと、そろそろ忘れているだろうけど話しの続きをしようか

 いろいろあって俺は今、黒猫の家の風呂を借りて湯船に浸かっている。

 まあ、そのいろいろってのも、大きい方の妹がジュースをこぼしたとか、小さい方がケーキのクリームがついている手でじゃれてきたとか、その程度の些細なことだ。
 ……一応言っておくが、おまえらが期待しているようなことはいっさいなってないぞ。
 残念だったな!

 ……うぅ、今のは自分で言っておいてダメージが大きかった。


 それはさておき、ほんの数時間小さい子の相手をしていただけなのに、俺はいままで体験したことのない様な疲労感に襲われている。
 きっと慣れないことをしたからだろう。小さい子の相手をするのはそう簡単ではない。
 あまりに強く当たるとケガしてしまいそうで、それでいて本人達は何事にも全力で、と、全くもって危なっかしくて見てられない。
 小さい頃の桐乃を見ているようで、なんというか大変ではあったが懐かしさも一緒に感じたよ

「……そういや、あいつどうしてっかな」
 桐乃は、仕事があるからと言って今日一緒に来ることを断った。
 仕事なら仕方ない。俺もそう思ったが本当はあいつだってこんな日ぐらい大切な人と一緒に過ごしたいだろう
 去年だって結局、携帯小説の取材だ、なんて言って俺なんかと一緒に渋谷に行って潰しちまったしな。
「……今更考えたってしょうがないか」
 俺は自分にそう言って浴室を出てジャージに着替える。
 因みに今俺が着ているジャージは、黒猫の家にあった物だ。
 なんでも、
「サイズを間違えて買ってしまったのよ。さすがにその汚れたままの服で帰るわけにも行かないでしょう?どうせ着る人がいなかったものだし、せっかくだし使って頂戴。……それと、」
 黒猫はそこで口ごもり、少しした後
「も、もしよかったらうちのお風呂に入っていったらどうかしら?うちのは小さいお風呂だけれど……」
 汚れたままの服装で帰るのはさすがに周りの目が怖いので、黒猫の好意に素直に甘えて、ジャージを借りて風呂に入った訳だ

 俺は、脱衣所を出てさっきまでいたリビングへ向かおうとしたのだが……
334ヤコロ:2010/12/31(金) 12:05:40 ID:In1Kcllp
「………あ」
「………なにしてんの?……お前」
 多分、こういうのを『鳩が豆鉄砲を食らったような顔』っていうのだろう
 普段は透き通る白さの肌のこいつが今は顔を赤らめ
「……い、今妹たちの布団を敷いててたまたまここを通っただけよ。決してあなたが出てくるのを待っていた訳じゃないわ。……別に他意はないわ」
 ……今の他意はないの使い方としてどうなんだ?
自慢じゃないが俺は、テストに出るとこ以外の現国の分野は全然出来ないんだ。
 それは、俺の今までの言い訳の数々を知っていれば分かるだろ
「そ、そうか。それならいいんだけど……。俺はてっきり」
「……っ!あ、あなた、いったい何を考えてるの……」
「ち、違うって!俺は……」
 俺は言いかけて途中で止める。
 沙織との約束を思い出す。
 『黒猫を絶対に傷つけない』
 そう約束したはずだ。
「……先輩」
「ん、なんだ」
「今、女の子とを考えたでしょう。分かっていないようだから、今のうちに言っておくわ。そういうものって結構分かるものだから注意したほうがいいわよ」
 黒猫は普段より強い口調で続ける
「全く、節操のない雄ね、一体誰のことを考えていたのかしら?まあ、シスコンのあなたのことだから、あの茶髪女のことでも考えていたのかしらね?」
 黒猫はそう言い放つ。
 しかし、どうしてこう女ってのは鋭いんだ?
 今までにも何度かこんな事があったが、未だに分からん
 そんなことはさておき、だ。ここは正直に話した方が良いだろう。麻奈実のようにはぐらかしてもいい相手ではない
「お前の友達のことだよ、桐乃じゃなくて沙織に約束したことがあってな」
「そう」
 黒猫はつぶやく
 あからさまに強がっている
その姿はどこか悲しげだった
 こいつが学校で一人で昼ご飯を食っていたときに見た、そんな悲しげで寂しそうな顔をしていた


 ……まただ、この感じ
 こいつのこんな姿を見ていると、なんとかしてやりたい、そう思う。
 俺の中の何がそうさせているのかは分からないが
 そして一つの結論が出る。
 迷いはなかった。

 その瞬間、俺の目の前でうつむいている黒猫を抱きしめる
「っ、ちょ、ちょっとあなたいったいなにを!?こ、こら、離れなさいっ」
 黒猫がそう言っていたが俺は離さなかった
 抱きしめることで二人の身体が密着し必然的に心臓の鼓動が早くなっていることが分かる
 俺のだけじゃない
 俺と黒猫の二人分のだ
「あのよ、俺がした約束ってのは……」
 力強く抱きしめ耳元でささやくように俺は言う
「……やめて頂戴。こんなときに他の女の話をしないで」
 そう言う黒猫の声は震えていた
「やめねえよ。それにな、約束ってのはおまえのことなんだ」
「……わ、私の?」
「ああ、お前のことを傷つけたりしない、ってな」
 黒猫は少し驚き、そして、俺に身体を預ける
「全く……本当に莫迦ね。そんなこと……、でも」
 黒猫は俺と対面するような体制になり目を合わせ言った

「ありがとう」
 そのまま、顔を近づけ唇と唇が触れただけのようなキスをした。

335ヤコロ:2010/12/31(金) 12:06:21 ID:In1Kcllp

「……あのさ」
「……あの」
「わ、悪い」
「ご、ごめんなさい。先輩から言って」
「すまん、じゃあさ、さっきのって……」
「その事を莫迦正直に聞いてくるなんて……やっぱりセクハラ先輩じゃない」
「それは言わないでくれ……」
「……さっきのはその、呪いよ」
「の、呪い?」
「そう、呪いよ。あなたが他の女の事なんて考えないように呪いをかけたのよ。どうかしらそろそろ効果が現れる頃よ」
「……そうだな」
「あら?反論は無いのかしら?反論することすら出来ないほど頭が悪い訳じゃ無いでしょう」
「ねぇよ、その通りだしな。俺が聞きたいことは聞いた。それで、さっきお前はなんて言おうとしたんだ?」
「…………それは、その……先輩、今日…………やっぱり言えないわ、恥ずかしいもの」
「恥ずかしいって、なんでだよ。お互いに言わなきゃアンフェアだろ、どんなことでも良いから言ってみろって」
「……一度しか言わないわよ、聞き逃したりしたら呪い殺すわよ」
「わかってる」
「分かっているようには見えないのだけど……、いいわ。じゃあ、その……先輩?」
「ああ」


「今夜はうちに泊まっていって欲しいのだけど」


……マジかよ

つづく?
336ヤコロ:2010/12/31(金) 12:07:45 ID:In1Kcllp
またも駄文&連レス失礼しました
337名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 12:32:00 ID:Fi7pe2zV
乙です

何か最近桐乃成分が足りない・・・・・・
338名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 12:35:01 ID:tFY7XJTi
GJ!
ぜひ続けてくれ  ……続けて下さい。お願いします。


あぁ…黒猫が可愛すぎて生きているのが辛い……w
339名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 13:59:54 ID:i13J3Pab
>>336
乙です
何で俺は黒猫と違って三次元に生きてんだろうな……

ところで続きでは黒猫とのエロはありますか?
340名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 14:05:53 ID:AmqwtiYV
>>336
瑠璃瑠璃可愛いよ瑠璃瑠璃
341名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 14:15:51 ID:bMuOrxfb
>>336
続き書いてくれたのか!
ありがとう!
GJ
また、続き期待してるぜ
342ヤコロ:2010/12/31(金) 15:20:56 ID:In1Kcllp
続きは頑張ります

エロは……難しいです
343名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 16:07:14 ID:3LfgxfTj
何で今までほとんどなかった黒猫SSだらけなんだ、いいぞもっとやれネタがある限り
344名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 16:21:33 ID:mnzjzg7g
なんだ黒猫SSが増殖してるじゃないかもっとやれ
自分でも書いてみようかな
345名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 17:26:30 ID:P17VQeMN
桐乃SSもだれか頑張ってー
346名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:05:56 ID:c1HLv7AH
>>345
アニキャラ板の桐乃スレにどうぞ
エロ無いけどな
347名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:08:46 ID:OWRLCkyq
桐乃SSは桐乃のキャラスレでやった方が喜ばれる気がするw
エロ禁止だがw
348名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:27:44 ID:P17VQeMN
>>346
え?伏見つかさスレなのになんで桐乃だけ隔離させるようなこと言うの?バカなの?
349名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:54:42 ID:SoW+8SBs
>>348
>>346は真性だから触れてやるな
350名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:16:39 ID:c1HLv7AH
>>348
そういう事じゃなくてエロ無しのSSなら桐乃スレに結構な割合で投下されるってだけな話
351名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:30:51 ID:XUqidHi1
言葉通りにしか読み取れないバカがいるとは思いたくなかった
ひょっとしてこのスレの平均知能指数は標準を下回っているのか
352名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:41:12 ID:cxjo4Uif
普通に>>350の意味で解釈できるよね
353名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:48:28 ID:P17VQeMN
>>350
ぶっちゃけそういう意味で言ってたのはわかってたが言い方に気をつけてくれ

黒猫SS多くなったな

桐乃もよろしく

他スレ池
だと隔離希望にしか見えない

俺も煽る言い方して悪かった
354名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:52:51 ID:khVFN2z4
つまり、エロいのが見たいんだ、言わせんな恥ずかしい。
355名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:53:03 ID:cxjo4Uif
>>353
周りには、今回、君が不毛に独り相撲しているようにしか見えなかったことも覚えておいてくれ
356名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:55:32 ID:OWRLCkyq
まあまあ、大晦日なんだしまったりしようぜ
357名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:57:03 ID:P17VQeMN
>>355
そのレスに対しては「お前がいうな」としか感じられない
358名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:00:45 ID:khVFN2z4
不毛な喧嘩すんなや。
大晦日にエロいのみたいって書き込んだ俺は、自分を省りみてマジで恥ずかしいんだぞ。
359名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:04:47 ID:P17VQeMN
>>358
すまんかった(´・ω・`)
360名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:06:50 ID:mnzjzg7g
お前ら仲良いなwww
とりあえず要望でも聞かせてくれねーか?ネタが無いと書きにくい
361名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:13:52 ID:OWRLCkyq
かなかなと鰤ちゃんがいちゃいちゃするやつ
非エロでも全然いいです
362名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:14:21 ID:zZNzYggz
黒猫リンカーンものとか書いてもいいもんなんだろうか
363名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:14:39 ID:i13J3Pab
>>360
取り敢えず大晦日、正月辺りをテーマにしたらどうかな?
コミケもありだと思う
京介と初詣でに行く時に、母親のお下がりの振袖を着てきた黒猫とか
364名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:14:48 ID:1GftL4q3
桐乃がこっそりピンクローターを通販で買う話キボンヌ
365名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:15:22 ID:raJFeMrK
>>362
死ね
366名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:16:47 ID:lrqjx4nU
>>362
書きたければ書けばいいけど
確実に読者を選ぶから投下前に注意書き必須
367名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:19:43 ID:cxjo4Uif
>>362
止める権利はないのだが、このスレよりレイプスレだか輪姦スレだかが普通にあるので、そちらに行った方が無難かつ平和的
京介と桐乃が黒猫の奪い合いして、我先にと二人で黒猫を蹂躙する展開なら、このスレでもありかも知れない(要注意書き)
368名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:21:48 ID:Fi7pe2zV
>>360
恭介と桐乃が初詣に行く話とかがいい。
エロ無しでも全然良いです
369名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:37:10 ID:mnzjzg7g
>>363
黒猫宅と高坂宅は近いらしいし、良さそうだな。
いっしょについてきたチビ猫に狂喜する桐乃とかおみくじの大凶に邪気眼全開になる黒猫とか。
370名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:44:22 ID:i13J3Pab
恭介で思い出したけど、リトバスの恭介もシスコンだな
だけど俺妹の京介で例えたら
桐乃とロックの将来のために尽力する京介
何人ぐらい発狂するだろう……
371名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:48:12 ID:hPanxSU0
前に、本スレで会話だけ投稿したやつだが、がんばって地の分+αしてみた。
拙いけれどよければ読んでくれ。

設定は、『恋人』になった後
『恋人』ってのは、お互い好き同士なのは分かっているが、偽恋人という設定
京介は桐乃の気持ちが分かっている

パジャマパーティ編 投下開始
372名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:49:09 ID:hPanxSU0

「もう少し詰めなさいよ」

桐乃が俺の左腕を身体で挟み込むようにして抱き、身体をギュウギュウと押し付けてくる。
その度に鳴る軋むベッドの音が親父やお袋を起こしてしまわないかと内心ヒヤヒヤだ。
しかも、意識しているのかしていないのか(多分してない)、柔らかいものが色々と当たっている。
妹の成長を感じられて兄としては……嬉しいとか嬉しくないという以前の問題だと思う。
くっ、この妹に対して色香を感じるなぞ……俺は意識を追いやるのに人生最大の集中力を発揮している。

「……これ以上は無理よ」

俺の身体を挟んで向かいに、黒猫が似たような体勢で俺の右腕を抱きしめている。
桐乃と比べると体型が慎ましいのだが、その分、壁と俺に挟まれて密着具合が……。
黒猫は抱きしめるというより、右腕全体を身体で挟むようにしており、右手を腿で挟んでいる。
まぁ……その、なんだ……いわゆるゴニョゴニョに押し付けられている状態で、時折クニクニ動くもんだから、
俺は意識を追いやるのに人生最大の集中力を発揮している。

くそう……こいつらの所為で心臓が破裂してしまいそうだ。充満する女の子の匂いに頭がクラクラする。
なんかもう、段々ぼんやりしてきて、意識を追いやるとかリヴァイアサンとか反応出来ないところまで来ている。
初めてのエッチで男が立たなくなると聞いたことがあるが、まさにそれを体験している最中だ。

桐乃は無意識に、黒猫は対抗して意識的に俺が恥ずかしがる行為に及んでいるんだと思う。
そして、二人ともやったはいいが恥ずかしくてどうにも出来なくなったって所か……。
黒猫なんか加減できずに手の血を止めてしまっている。手が痺れてきた所為か、手の甲がすごく熱くなってきた。
くらくらした頭で、こうなった経緯を思い返していた。
373名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:50:11 ID:hPanxSU0
事の始まりは、以前のサークルクラッシュ未遂事件で流れてしまった会のリベンジ回が無事終わり、解散しようとしたところで沙織が言った一言からだ。
次回の開催予告を聞いて、皆(といっても俺・桐乃・黒猫の三人だが)一瞬動きが停止した。
「へっ?お泊り会?」
「ニンニン。拙者、最近仲間はずれっぽくてさびしいので、ここは裸の付き合いならぬ、パジャマパーティーをしようかと……」
「いきなり何を言い出すかと思えば……なんで私がそんなくだらない事に参加しなければならないのかしら」
「いいじゃねーか。女三人で楽しめるし、親交を深めるいい機会なんじゃねーの?」
そう思って、沙織に助け舟をだしたつもりだったのだが……。

「はて、何をおっしゃっているのでござるか?京介氏」
一呼吸置き、グルグル眼鏡のお嬢様はとんでもない事を言いやがった。
「京介氏ももちろん参加してもらうでござるよ」
「いや、さすがに女の家に泊まるのには抵抗があるぞ」
「あーいや、拙者の家ではなく、きりりん氏と京介氏の家にしようかと考えていたでござるよ」
「そ、そうか……まぁ桐乃の部屋に泊まるなら問題はない……とは思うが」

(何が『女の家に泊まるのには抵抗がある』よ……この前地味子の家に泊まったのよアイツ)
(なっ……さ、さすがベルフェゴール、手強いわね……)
こそこそ桐乃と黒猫が話してるのが聞こえた。お前ら、普段は喧嘩するくせにこういう時は仲いいな。

結局、桐乃の家(俺の家)に泊まる事になった。

当日、昼過ぎにやってきた二人は、リビングでお袋と挨拶を交わした。
家に来る条件として、いつものバジーナではなく、沙織として来るように約束をした。
お袋がいるし、万が一がないようにしなきゃいけない。決して俺が沙織の素顔を多く見たいって訳ではない。
かなり悩んでいたが、黒猫の家で服だけ着替えて、家の玄関前で眼鏡を外せばいいって事と、部屋では眼鏡をかけていいってことで納得して貰った。
俺も出来れば、いつも世話になってる沙織には迷惑掛けたくないのだが、こればかりは譲れない。

沙織は顔をほんのり赤くしていつもより幾分かしこまっている。いやー、保養保養。
「こんにちは、お母様。霧島沙織、と申します。いつも桐乃さんや、京介お兄様とは仲良くさせていただいております」
桐乃の学校のグループは何度か見たことのある母親といえども、この美人二人には驚いている様子だ。
いつも俺の精神を攻撃してくる母親様の様子に少し得意になっていると、
「なに沙織見てデレデレしてんのよ、キモ」
妹様に睨まれた。敵は多い。
「……黒猫です。桐乃……さんの友達で、兄さんには……学校でいつもお世話になっております。お義母様」
こっちはこっちで緊張してるな……お母様って、沙織の言葉が移ってやがる。母親に会うのは初めてだが、家には何度も来てるのになぁ。上がり症ってのは大変だ。
それに、あれだけ仮の名前(五更瑠璃)で言えと言ったのに……しゃあねぇな。
「えっ?黒……猫?」
「あー、こいつのあだ名みたいなもんだよ。ほら、綺麗な黒髪だろ?」
びくりと黒猫が顔を赤らめて固まる。
それを見て、桐乃の表情が凄いことに……視線で人を殺すってこういうことだな。
「なっ……い、いきなりなんて事を言うのかしら」
照れてる黒猫に向かって、にやりとしながら
「さあな」
と言ってやった。
お袋は、ゆっくりしていってねと声を掛けながら、俺の顔を見てなにか考え事をしているようだった。
374名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:51:01 ID:hPanxSU0
「ちょっと京介、こっちに来なさい」
呼ばれて台所の端へ連れて行かれる。
「あの娘たち二人、桐乃の友達って言ってたけど、あんたも知り合いだったのね」
隠してたわけじゃないが、桐乃が『あたしの友達を泊めたい』と言って許可をもらったのだが、余計なことだと思って教えてはいなかった。
「まぁな……別に教える必要がないと思ったから言わなかっただk……」
「あんた、あの『黒猫』って娘を家に連れ込んでたんじゃないでしょうね?麻奈実ちゃんをほっといて」
「ま、まさかぁ……ご近所のうわさ話を信じるなんてとんでもない!」
「黒髪の色白の綺麗な娘ってあの子じゃない」
ちくしょう、何でまた母親に浮気モノは死ねって視線を受けなきゃならんのだ。
「それに、背の高い娘も一緒に連れ込んだって話も聞いたけど、あの娘ね?」
母上様の視線の温度がどんどん低下していってる。
「この家をハーレムの現場にしようなんて考えないことね」
その発言に父親とは別の威圧感というか、ある種の恐怖を感じた。
「んなことしねーよ!」
もういやこの家。だって本気で言ってるぽいんだもん。

夕方、二人は帰ってきた親父とも挨拶を済ませ(親父には両方とも好印象のようだ。美人だしな!)

夕食をすませ、桐乃の部屋でゲームをして盛り上がった。その後、少し話をしてから俺は、一人クーラーの無い部屋へ帰ることにした。
やっぱり、男がグループに混ざるより、女の子同士で話をしたほうがいいだろうからな。

それにしても、ネグリジェのナイスバディーなのに、グルグル眼鏡のおかげで何も感じなかった。
恐るべし、グルグル眼鏡……。

しばらく話し声が聞こえていたが、眠ったのか、静かになった。


それから30分ほど経っただろうか、いつまで経っても眠気が訪れずにいた。
いつもと違う空気感に、目が冴えて眠れなくなってしまっているようだ。
暑くて喉も渇いたし、麦茶でも飲んでこよう。
375名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:51:31 ID:hPanxSU0

帰ってくると、ベッドのうえで黒猫がタオルケットに包まっていた。
……確かに、今、俺と黒猫は『恋人』になったとはいえ、問題が色々有ると思うんだ。それにホラ、家族も家に居るし。
と冷静に判断出来るくらい、俺は落ち着いている。
「黒猫氏、部屋を間違えているでござるよ」
噛まずに話しかけれた。大丈夫だ俺。
「焦りすぎよ、貴方」
普通、美人が自分のベッドに寝てたら冷静じゃいられないと思うぞ。
心の中で黒猫に突っ込みをいれ、幾分落ち着いた俺は、再度聞いた。
「お前、どうしてここに……」
「『恋人』である貴方のそばに居たいという、彼女の切ない思いなのよ」
「……はぁ、分かった分かった。」
もう何を言っても無駄だろうと思いながらも
「どうなっても知らねーぞ?」
と忠告をしつつ、黒猫の隣に横になる。まるで寄り添う『恋人』のように。

そこで、桐乃の部屋の扉が開く音がして、足音を響かせた桐乃がやって来た。
うつむき加減に近づいてくる。小声でブツブツと「やっぱり、あんたたち……こうなるんじゃないかって……」つぶやいている。
ベッドの脇にやってきて、物凄い形相で口を開けた。

「◎○×△◇※%!!」

言葉にならないようで、大声で親を起す事は無かった。
俺は、黒猫のおかげで、桐乃の気持ちを知った。長い間、こいつに辛い思いをさせたのだと思うと胸が痛かった。
のだけれど、やっぱりこいつは妹だ。以前と違うのは、嫌いではなく、愛すべき妹だがな。

怒りすぎて、ぜーはー息をしている桐乃に
「ま、まずは冷静になれ、深呼吸だ深呼吸」
左手で待ったのポーズで刺激しないように、慎重に対応する。
「大声を出すなよ……親が起きてしまうぞ……。ドウドウ、ドウドウ」
そんな様子の俺に、怒り心頭だったテンションが、一気に下がったのか、今の状況を見て、桐乃が切なそうな顔をする。
「なんでこいつと一緒に寝てるのよ……」
「それは色々と事情があtt」
「『恋人』同士だからに決まってるでしょう?」
おィイ!?せっかく大人しくなったのに、火に油を注がないでもらえませんか!?
桐乃はキッと黒猫と俺を見て、
「……絶対認めないんだから」
と呟いて、ベッドに潜り込んで来た。
「おい!なんでお前まで来るんだ!」
「いいでしょ!兄妹なんだから!!」
「いいわけないでしょう……それに、この人数は無理よ」


と、小声でぎゃーぎゃー騒いで、今に至る。
376名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:52:20 ID:hPanxSU0
ご存知の通り、俺のベッドはシングルだ。二人でもやっとなのに三人なんて、普通に寝られるわけが無い。
今夜は幾分落ち着いたとはいえ、まだまだ夏の夜の暑さだ。それなのに二人に挟まれて暑さは倍増である。
家で唯一、エアコンの無いこの部屋では、死人が出るかもしれん。(俺とか)
こいつら、顔を紅くしてのぼせそうじゃねーか。黒猫なんか息も荒くなってきた。
時折ピクリと身体を震わせているので、抜け出そうか迷っているようだ。
そんなに桐乃への対応意識持たなくてもいいと思うんだけどな。

そろそろ止めようかどうか迷っていると、二人の口げんかが熱くなってきた。
「なら、あんたが私のベッドで寝ていいわよ。感謝しなさいよね。私のベッドで寝られるなんて」
「っ……貴女が、自分のベッドで寝ればいい、でしょう。私と『京介』は……『恋人』同士なんだから」
「あんたっ!私が認めてないんだから、そんなの無効よ!」
「ふっ、それを決めるのは、私と『京介』であって、貴女の意見なんて、関係ないわ」
「それがぁ関係あるのよねぇ。私が『彼氏』連れてきたらぁ、このシスコンさぁ『俺は認めない。大好きな可愛い妹はやれない!(キリッ』って追い出したのよねぇ。それが原

因で別れたしぃ」
桐乃はニンマリという擬音が見える表情をしながら、猫なで声で反論する。
「その前なんかぁ、『彼女も妹もかわんねーな』って言われたしぃ。あんたが居る必要ないと思うんだけどぉ」
この猫なで声は非常に人をいらいらさせる。黒猫がプルプルしながら我慢している気持ちがよく分かる。
「……本当なの?『京介』」
そして、矛先がなぜか俺へとやってくる。あれ?
黒猫は、優しい声音で聞いてくるが、眼はまったく笑ってない。
「ま、待て……説明させて欲しい部分が多々ある上に、言った内容と経緯には天と地とほど差がある……」
慌てて返事をする。
「それで?」
「……似たようなことは確かに言痛たたたたたた!」
右腿を思い切りつねられた。
「シッ!大きな声出したらばれるでしょ!」
「……この状況を見られていいのかしら?」
もうやだ抜け出したい。

「お前らいい加減にしろ!俺が一人で寝るから二人で寝てろよ!」
「シスコン!なんであんたが私のベッドで寝……ハッ」
桐乃が急に顔を真っ赤にして、とんでもない勘違いを口走る。
「ま、まさかクンカする気じゃ……!」
「ちげーよ!リビングで寝るんだよ!それにお前の匂い嗅いだりしねーよ!!」
ゼロ距離で桐乃から左腿にニーキックを食らった。筋の間にヒットし、息が出来なくなる。
「それでは『京介』が風邪をひいてしまうから、私も一緒に行くわ」
「クソ猫が一人で寝ればいいのよ!それにさっきから『京介』『京介』って、名前で呼ぶ必要ないでしょうがっ!」
「あら、私がなんと呼ぼうと、私の勝手だわ。貴女に指図される筋合いは、無いわね」
377名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:52:59 ID:hPanxSU0
売り言葉に買い言葉で収集がつかなくなってきた。
これじゃ、埒があかないな。
「あーもう、うるせー!」
起き上がろうとするが、二人に腕を引かれる。だが、今やめさせないとこのままじゃどうなるか分からない。
ここは心を鬼にして、強引に上半身を持ち上げる。

ビクリと黒猫が身体を震わせて、思い切り腕にしがみついて来た。
「んっ……くっ……ふっ……」
俺の力に対抗する為か、黒猫は全身に力を入れて引っ張っている。少し、やり過ぎたかな?臆病な黒猫は怖がってるのか震えている。

しかし、そんなことで流される俺ではない!一度乗った俺を止める事は出来ないのだ!
と、調子に乗った俺は、腕を振り解き、身体を起こして桐乃の上を飛び超えて床に降り立った。
エアコンが無い部屋なのに、二人から離れると涼しく感じた。特に右手なんか挟まれてたもんだから、汗でべとべとだ。
「俺は外泊する」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!こんな時間だし迷惑でしょ!」
「……さすがに、私もやり過ぎたと思うけれど、それは駄目よ」
確かに、今は0時を過ぎたが、俺は頼ることの出来る友人が居る。今回、本気で行こうと思っているわけではないんだがな。

桐乃と黒猫が泣きそうな顔をしていたが、この時の俺はいい気になって、わざと言い放った。
「麻奈美か赤木なら泊めてくれr」
鈍い痛みと共に、意識が閉じて行く。

途切れ行く意識の中で
「信じらんない!なんでせなちーの名前が出るのよ!」
「……よくも私の前で女の家に泊まるなんて言葉が出せたものね」
という二人の呟きが聞こえた。



その後、沙織が入ってきて倒れた俺を介抱したり参戦したりと、さらにカオスになるのだが

それはまた、別の話で
378名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:54:26 ID:hPanxSU0
以上、黒猫の隠れオナニーでした。

まぁ、本当は、黒猫=大人 桐乃=子供 ってのを書きたかったんだが、こんなのになっちゃった。
失礼しましたー
379名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:19:13 ID:4NsPWXym
>>378
GJ
てっきり、桐乃の部屋に取り残された沙織が京介をおいでおいでして、
京介が愚痴ったところを、沙織が「京介さんは悪くないよ、京介さんはかわいいよ」となでなでして、
それからギシギシアンアンになだれ込むもんだと思っていたがな。
380名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:04:03 ID:JMI7Jf4Y
>>362
輪姦の黒幕が桐乃だとオレが喜ぶ
381名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:17:51 ID:7FsKs/vQ
黒幕が桐乃だろうがあやせだろうが輪姦物はなぁ……
12人の京介で輪姦とかならありかも知れん
382名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:19:43 ID:1GftL4q3
>>378
GJ
隠れオナニーはエロいな……
383名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:20:09 ID:zZNzYggz
黒猫家は個人経営の喫茶店らしいので、経営苦で両親が借金した金貸しの息子が同級生のキモヲタで〜
みたいな
384名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:28:58 ID:cxjo4Uif
>>383
え? どこで明示されたの?>喫茶店設定
コミケの黒猫本とかかな?
385名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:37:18 ID:ecHuUSLY
輪姦モノのなにがいいのかさっぱりわからん

NTR属性か、ただのキチガイしか興奮しないだろうに
386名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:38:43 ID:ecHuUSLY
>>385
凌辱も追加で

とりあえず気持ち悪い
387名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:40:29 ID:eU18jpGN
気持ちは分からんでもないが少々見苦しいぞ
388名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:42:45 ID:JXzNVrio
それを言う必要はないよな
あっても見なければいいし
389名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:51:05 ID:dz5fh74z
自分の価値観が絶対だと思う奴も大概キチガイだろ
処占厨もNTR厨も互いからすればキチガイだと思われているんだし
真にキチガイなのは自分の価値観を相手に押し付ける奴
>>388の言うとおり自分が苦手なら見なければいいだけの話
わざわざ誹謗中傷する必要はどこにもない
390名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:54:32 ID:EwNTVZRA
人によって閥値は違うけど

エロ無しを越えられない壁として
エロにしても大勢に受け入れられやすいものとそうでないものがあるから
自分でTPOは考えるべきではあるんじゃないの

例えばこれがスカや、人体を切断するようなリョナになってくると
拒否反応を示す人間が増えてくるわけで
391名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:01:17 ID:3kapvl4Y
とりあえずテンプレ嫁
392名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:18:28 ID:LdYvajoq
趣味嗜好は人それぞれだしね
まぁあんまりどぎつい内容だと、テンプレにあるように事前注意書きは必要だろうけど
個人的には数行でサラっと流す程度ならそれほど神経質にならなくても…って思う
前スレで「かなかながNTR!」と言われて、この程度でかよ!って正直驚いたよ
393名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:23:06 ID:cxjo4Uif
基本的に、その作品のパロディである以上、作者・作品スレには拒否できる理由はないしね
注意書きさえちゃんとしてくれれば、後は各自で自衛するべき

そのこととは別に、あんまり本格的なのは、それぞれのシチュ別スレ(レイプスレとかNTRスレとか)に投下した方が
読者の反応も良くて喜ばれるだろうってのはあるけど
394名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:35:42 ID:zZNzYggz
2.7Gの種が1になった
395名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:39:10 ID:zZNzYggz
盛大に誤爆
396名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:01:54 ID:Tkz7yCHS
あけ
おめこ
とよろ
397名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:06:12 ID:h+byDVqQ
二次創作である以上、ある程度の事前知識は書き手にも読み手にもあるわけだし
意識的、無意識的に関わらずそれを前提にして書き進めているわけだから
よっぽどの説明をしなければ未読の人間には理解されないだろう
シチュスレに原作読者がいれば話が別だろうけど、それにしたってこっちを覗いている確率、比率が高いだろうしな
398名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:11:46 ID:CXw/xr3p
明けましておめでとう
399名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:15:06 ID:sX/YWqYP
二次小説なんだから寝取られようが輪姦だろうがいいんじゃね

お前らどんだけキャラ愛しちゃってんだよ
400 【凶】 【1734円】 :2011/01/01(土) 00:15:09 ID:haZz1Kfc
おめでとう
401名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:16:06 ID:sz70SJ4+
97.1%
402名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:24:12 ID:QWrIXZI0
あけおめ
403名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:35:43 ID:ggvf7TGc
>399
キャラ愛してなきゃここに来ないだろ普通
404名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:35:58 ID:b0nMeX20
ことよろ
405 【大吉】 【382円】 :2011/01/01(土) 00:41:18 ID:mmOKdvWX
黒猫と京介の仲がこのおみくじのようにいきますように
406名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:42:29 ID:Nlxx/9th
二人の仲は大吉でも、お年玉は382円な瑠璃さんマジ質素w
407 【大吉】 【1722円】 :2011/01/01(土) 00:44:19 ID:mmOKdvWX
やった!
大吉!
408名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:46:12 ID:aE7mHWbB
黒猫と京介で姫初めか
409 【大吉】 【1973円】 :2011/01/01(土) 00:51:22 ID:I5nSPdow
じゃあ、桐乃と京介の運勢を一つ
410名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:54:12 ID:FRTsWeXy
>>405,>>409
京介ハーレムw
411 【ぴょん吉】 【567円】 :2011/01/01(土) 00:56:21 ID:xLapACie
じゃあ京介単体だと?
412名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:56:37 ID:xLapACie
なん・・・だと・・・
413名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 01:43:09 ID:AMGp0W3O
ぴょん吉クソワロタwwwwww
414名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 01:50:05 ID:JiHcrtHg
今年もよろしくなびょん吉(笑)
415名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 02:24:15 ID:GJ/tf6r/
不覚にも「ぴょん吉」に2011年初笑いを持って行かれたwww
416 【大吉】 【1501円】 :2011/01/01(土) 02:24:53 ID:mmOKdvWX
大吉な黒猫と京介の仲を祝して
初詣ネタ
エロはない
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「何を見とれているのかしら」
玄関先で固まっている俺に黒猫はいつもの口調で言った。

寒空の中、大晦日も夜の十時半を過ぎたころ、玄関のベルが鳴ったので、
どうでもいいと思いつつ紅白をなんとは無しに眺めていた俺が玄関を開けると、
そこには綺麗な日本人形が立っていた。

いや、人形じゃない。
夜の黒に溶けるような黒い振袖。
その黒の中に、雪を冠した梅の花の柄が豪奢に流れている。
そして夜の闇に溶ける漆黒の艶やかな髪。
真っ直ぐ伸ばされた黒髪と、ほんのり薄紅色に火照った頬のコントラストは
思わず息を呑むほど美しかった。

まるで作りものみたいな。
でも、その生気は人形ではありえない艶をもっていた。
黒髪の襟元には白くてふわふわした、よくわかんないけど高級そうな襟巻。
帯は錦糸なのか絹なのか、妙にてかてかと光沢をもった、でも
けっして安物ではなさそうな、そんな和装の美少女を目にしたら誰だって固まってしまうのも無理からぬ事だろ?

黒猫は言った。
「寒いわ、先輩。よろしければお家に入れてもらえないかしら?」
あ、ああ、もちろんだ。
「これは祖母の形見なの。自分で着付けをしてみたのは初めてなのだけど、
変ではないかしら?」
417 【小吉】 【1039円】 :2011/01/01(土) 02:25:54 ID:mmOKdvWX
「変なことなんてあるもんか!
その、すげえ綺麗だと思う。美人画みたいだって思ったくらいだ」
この時ほど現国を頑張っておけばよかったと思った時はない。
俺の情けない、ボキャブラリーのないアホみたいな褒め言葉じゃこの黒猫の姿の綺麗さ、美しさ、愛らしさを百分の一も表現しきれていない。
でもそんな稚拙すぎる俺の表現を聞いた黒猫はその薔薇色の頬の中の唇をほころばせて
嬉しそうに微笑んでる。

「な、何着飾っちゃってんのよ!?」
これは俺の後ろから現れた桐乃の叫び。
「あら、一緒に初詣に行く約束でしょう?」
と涼しい顔の黒猫。

「それって明日の事じゃん!?」
「新年の最初に詣でるから初詣と言うのよ。
その丸顔の中の脳はそんな事も知らないのかしら?」

桐乃が答えに窮していると、その後ろから母親が。
「お客様なの?どなたかしら」
そんな初対面の俺の母親に、黒猫は完璧な物腰でご挨拶をする。

「始めまして。夜分遅くに失礼します。私は桐乃さんの友人で、五更瑠璃と申します。
京介さんとはしばらく前からお付き合いさせて頂いてます」
418 【大吉】 【864円】 :2011/01/01(土) 02:27:18 ID:mmOKdvWX
と、和装の美少女が礼儀正しくご挨拶をしたらもう、うちの母親なんて
一発で攻略されてしまうのも無理からぬ事で。
「初詣のお誘いに来たのですが、桐乃さんと京介さんとご一緒に
二年詣りに参るお許しを頂けないでしょうか?」
「あらあらまあまあ」
そんなサザエさんでしか使わないような慌てた台詞で居間の父親に告げてる。
「あなた、京介の彼女さんがいらっしゃったのよ」
「そうか、では上がって頂きなさい」
ありがとうございます、という可愛らしい返事をして草履を脱ぐ黒猫。
見とれていた俺もはっと気付いて手を貸す。
きちんと脱いだ草履の向きを直した黒猫は、俺の手をとって立ち上がる。
そのとき黒猫の顔がすごく近くを通り、その形のよい唇にほのかに薄い赤い色の紅が乗っている事に気づく。
その唇に視線が吸い寄せられるのも自然すぎる事で、脛に桐乃のローキックが入らなかったら
もしかしたらそのままキスしちゃってたかもしんない。
419 【小吉】 【460円】 :2011/01/01(土) 02:28:16 ID:mmOKdvWX
不服そうな桐乃をよそに、うちの居間のソファにちょこんと座ってる黒猫。
なんとも絵になるね。
母親は地に足が付かないくらい浮き足立ってて、変な質問ばかりしてる。

「お母さん!着付け手伝ってよ!」
二階から桐乃が母親を呼んでる。
「瑠璃ちゃん、うちの京介のいったい何処が気に入ったの?」
というアホな質問を投げかけていた母親がちょっと失礼するわね、と階段に消える。

「京介さんはとても妹思いで素敵なお兄さんですし、困ってる人を助けずにはいられない
優しさに惹かれました。気がついたら、好きになっていました」
そんないきさつ、俺も聞いたことねえよ!
っていうか、親の前で真顔でそんな事言われたら照れるだろ!
黒猫、そういうのは二人きりのときに言ってくれ。頼むから!
420 【豚】 【1447円】 :2011/01/01(土) 02:28:27 ID:mSD4I2J4
>>336 超乙です
続きぜひ読みたいです!!
421 【ぴょん吉】 【1324円】 :2011/01/01(土) 02:29:30 ID:mmOKdvWX
「うちの愚息にはもったいないくらいの素晴らしいお嬢さんじゃないか。
瑠璃さん、不肖の息子ですがどうかよろしくお願いします」
わあ。父親は頭下げちゃってるよ!

いたたまれない、父親と彼女との会話を横目で見つつも俺は黒猫にシグナルを送る。

頼 ?む ?か ?ら、 ?黙 ?っ ?て ?く ?れ

そのメッセージに気付いたのか、黒猫は変な微笑みを浮かべながら、俺に言った。
「先輩? 先輩は今日のこの格好があまりお好みではないのかしら?」

酷い!
酷い黒猫!
そんな事訊かれたら親の前でも言わなきゃいけなくなるじゃん!

「あ、あの、あんまり綺麗過ぎて、言葉になんないだけで、その、
すげえイイと思うぜ」

「すげえイイとはなんだ、京介! 折角瑠璃さんがこんな素敵な装いをして下さってるのに、
もっときちんと感想を言わないか」
ボスケテー!!
なんで父親の前でそんな恥ずかしい真似をせにゃならんのだ!

でもそう言えないのは父親には逆らえない悲しいところ。
「あ、あの、その、なんだ、くろ…じゃなかった、瑠璃…さんの、髪飾り、
黒猫の目みたいで、すげえ、じゃなくて、凄く、似合ってる、と思う…思います」
「ありがとう。…お父様、京介さんは口下手なところはあるけれど、
とても細かいところまで気がついて、優しい彼氏なんです。
言葉が足りなくても私の事をいつでも想ってくださってます」
422 【大吉】 【797円】 :2011/01/01(土) 02:30:46 ID:mmOKdvWX
親父!
てめえ黒猫に「お父様」って呼ばれたとき一瞬鼻の下伸びただろ!
見逃さなかったからなチキショー!
黒猫も黒猫だ!
いくらなんでもネコ被り過ぎだろ!!

そう心の中だけで思ってると、騒々しい音が階段を降りてくる。

桐乃。
真っ赤な振袖はお前に似合ってるけど、だからと言って腰に両手を当てて俺を睥睨するように
ガンを飛ばすのはどうかと思うぞ。

そんなこんなで、右腕に黒猫、左腕を桐乃に取られたまま初詣に出掛ける。
423 【大吉】 【1654円】 :2011/01/01(土) 02:31:38 ID:mmOKdvWX
俺の頭越しに冷戦の火花が散ってるのは気のせいじゃないだろうな。
「奇襲でポイント稼いだつもり?ホント性格悪いったらありゃしないわよこの腹黒猫が!」
「あら、先輩はこの格好がいたくお気に入りのようだけど」
「ふん!たかが振袖くらいでいい気になるんじゃないわよ!」
「その明るい茶髪に赤の振袖はどうかと思うわよ。それに帯の位置が上過ぎる気がするわ」
「悪かったわね! 着物が似合うのは胴長で胸が小さいド日本人体型だけなんだから!
どうせあんたみたいなナイ胸女だったら帯の位置がしっくりくるんでしょうけど」
「あら、言ってくれるわね?
言っておくけど、貴女の兄さんはこの胸の大きさが好きだ、
424 【大吉】 【670円】 :2011/01/01(土) 02:32:45 ID:mmOKdvWX
「あら、言ってくれるわね?
言っておくけど、貴女の兄さんはこの胸の大きさが好きだ、
って言ってくれたのよ?」
「はん! ?どうだか。コイツのベッドの下の本を見たことあるの?! 馬鹿みたいにでっかい
おっぱいのグラビアばっかりなんだから!」

いつ見たんだ!
って言うかそんなもん漁るんじゃない!
「どういう事かしら?」
俺の右腕に絡みついた黒猫から、なんとも言えない冷たい波動が伝わってくる。
「ち、違うんだ。アレは以前、赤城に貰ったモンで、お前と付き合い始める前にー「先週増えた雑誌もでかおっぱいの写真満載だったっけね〜」
冷たい波動が三倍くらいの量で俺の右半身を凍らす。
「違うんだ、俺が好きなのは、俺が見たいと思ってるのは、
お前のおっぱいだけなんだ、信じてくれ、黒猫!!」

瞬時に凍てつく波動は消え去り、恥ずかしそうにふるふると震えてる黒猫の体温が俺の右半身を包む。

しかし、今度は左半身に焼け付くような怒りの放射熱が浴びせられる訳でーー

どうすりゃいいんだ!?


京介が困惑したまま終わる

つづかない
425 【凶】 【1746円】 :2011/01/01(土) 02:34:11 ID:mmOKdvWX
いじょ
駄文にて失礼。

携帯でこんな長文書いて疲れたw
黒猫の振袖姿の夢でもみよっと

おやすみー
426名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 02:58:27 ID:koVE9hJA
>>425
素晴らしいでゲソ
二人の取り合いに2828した
427 【豚】 :2011/01/01(土) 03:04:46 ID:dADGkMpZ
>>425
黒猫も桐乃もかわいい

やっぱこの二人が京介を取り合うのが一番ニヤニヤできて好きだわ
428 【ぴょん吉】 【1467円】 :2011/01/01(土) 04:18:37 ID:lX2xUcH/
>>373
沙織の名前間違ってた……霧島って……槇島だよ!

バカテス読んでた所為ってことにしておくれ……
429名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 04:19:20 ID:lX2xUcH/
>>425
おつーそしておやすみなさい
430名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 04:44:16 ID:aE7mHWbB
>>425
乙です
黒猫は猫かぶり上手そうだよなぁ
そして桐乃黒猫京介の組み合わせはやっぱり良いね
431 【大吉】 :2011/01/01(土) 04:55:41 ID:f0hHzaj6
>>425
GJ
年明け早々いいもの見れた
432名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 05:30:46 ID:SAOCzFGP
妹はじめ(´・ω・`)
433 【小吉】 【72円】 :2011/01/01(土) 06:14:49 ID:/bJuXSfN
あけおめことよろ
434名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 08:42:18 ID:ushuydxR
まだ幼かったころ、指を親指、人差し指、などと呼ばずに
親指から順にお父さん指、お母さん指、お兄さん指、お姉さん指、小指
と呼んでいたことがあった。薬指はお姉さん指なわけだがお兄さん指からすれば妹!
つまり、妹はじめは一人でもできるんだよ!
薬指よ、今年もよろしくな!


入力してたら死にたくなった
435名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 09:30:27 ID:tGQG+lir
妹(指)に指輪をはめるんですね、兄貴が
436名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 10:00:23 ID:sa9M0dis
>>425
年明け早々Nice Jobじゃなイカ
もう初詣ネタ書くのやめようかなw
437 【末吉】 【661円】 :2011/01/01(土) 10:06:46 ID:mmOKdvWX
>436
俺が読みたい
書いて書いて
438 【豚】   【1900円】 :2011/01/01(土) 10:24:02 ID:tyXK9P2w
>>436
まだまだ、需要はあるんだな……これが

というわけで、>>436さ〜ん、がんばってぇん
439 【だん吉】 【295円】 :2011/01/01(土) 10:44:39 ID:eNWKFYnT
>>436
早く書いてくだされ



あとあけおめ
440名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 10:45:43 ID:sa9M0dis
>>438
おkがんばる
ちょっと長めになりそうだから気長に待ってけろ
441 【大吉】 【152円】 :2011/01/01(土) 12:47:05 ID:I5nSPdow
あけおめ!
C79 ひょころーには裏切られた・・・
でも、勃起しちゃうのが悔しい
442名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 13:25:35 ID:mPhRhJdf
兄パン
見たか
パン結び
443 【だん吉】 【1904円】 :2011/01/01(土) 14:16:03 ID:NO/a9qo6
嗅き初めまだー?
444 【大凶】 【1337円】 :2011/01/01(土) 15:41:34 ID:qeqALxBO
クンカクンカ
445名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 17:17:16 ID:mPhRhJdf
大みそかの晩から元旦の晩にかけてはいた兄パンをクンカするわけか
446名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 18:09:03 ID:0TCeq9Uf
こ、これが、兄貴の二年参りしたアニパン⁈

くんかくんか…

……

二年分の兄貴の匂い

くんかくんか…

……

兄貴二年分と言うことは365×2で730兄貴⁉

どんだけ妹を兄貴色に染めようとしてんのよ!

くんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんか

んはぁあぁあ!

730兄貴、1460本の腕であたしがもみくちゃにされりゅぅう?!

くんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんか

ん、はぁ、はぁ、あ、兄貴も本気ね、あたしを二年間監禁して……

「おーい、桐乃、俺のパンツ咥えてなにしてんだ?」

そんなの、決まって…⁈
447名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 18:11:06 ID:vf7NCjKP
>>445
桐乃「くんかくんか…… これは2010年の匂い…… こっちは2011の匂い……!」
448名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 18:31:59 ID:mPhRhJdf
>>446
>>447
この短時間でなんてもん想像してんだよw
449名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 18:35:56 ID:Yt1lNQTp
変態だー!
もっとやれ
450名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 19:15:04 ID:6MwbuEsN
>>434
お兄さん指を桐乃は自分のマ○コに…

入力してたら死にたくなった
451名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 19:16:36 ID:koVE9hJA
クンカーの人久々に見て安心した
452名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 19:24:14 ID:kbBliRZo
くんかたんと桐乃は別人だぞ
念のため
453名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 19:26:18 ID:tgm/V4uu
>>452
三木一馬さん仕事してください
454名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 21:05:23 ID:NO/a9qo6
>>446
アシュラマン涙目の本数だなw

>>447
兄パンソムリエキター!
455名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 21:27:39 ID:p5T9Dr3J
>>451
すまん、それ、いつものクンカーの人じゃ無いんだ
彼ならHR妄想までいれて来たり、もっと言葉遊びしてるハズ…
456名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 21:31:47 ID:p5T9Dr3J
もっとクンカーを!
457名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 21:38:44 ID:w38aU3gF
お薬増やしておきますねー
458名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 22:47:44 ID:ushuydxR
確かに最近クンカー分が足りないなあ。
459名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 23:21:47 ID:1TlQAweD
そりゃお前、あんだけ飽きただの書かれたら書きたくなくなるがな。
一部の馬鹿の書き込みだとしてもな。

ってかあの人桐乃スレにちょくちょく投下してた気がする。
460リング:2011/01/01(土) 23:27:15 ID:mQPB+a1v
『リング』

登場人物
高坂京介 高坂桐乃 新垣あやせ

語り
高坂京介

でお送りします。
461リング:2011/01/01(土) 23:27:43 ID:mQPB+a1v
俺は今、右手の親指と人差し指で指輪をつまんでいる。
そして左手は華奢で可憐な手を握っている。
俺の右手が、その華奢で可憐な手の薬指に指輪をはめる。
華奢で可憐な手の主は、はにかんで指輪を見る。
そしてはめられた指輪を指から引き抜いたと思ったら、
指輪が外された手によるビンタが俺の頬に炸裂した。

「いってーな! 何をしやがる!!」
「完璧無言なんて信じらんない! ムードのある台詞を吐けないの?」

華奢で可憐な手の主である桐乃が怒鳴った。


―――読モをしている桐乃に、アーティストのPV出演オファーがあったらしい。
スチル写真オンリーのモデル活動から一歩前進ってところか。
しかしPV制作関係者の審美眼はともかく、『人を見る目』を疑う話だ。
それはともかく、仕事に関して完璧主義者の桐乃はPV撮影を前にして、
俺を相手にリハーサルをすると言い出した。
鬱陶しいので断ろうとしたが、

「ちなみにそのアーティストって、アンジ○ラ・○キさんだから」

なん・・・だと・・・?
俺のイチ押しアーティストじゃないか。
芸能人にはあまり興味ない俺だが、彼女は別だ。
ちなみに好きなドラマは「ごく○ん」、
好きな戦隊ヒーローモノは「ウルト○マンメビ○ス」だ。
我ながら一貫性がないと思っている。

―――仕方ねえ。協力してやるか。
462リング:2011/01/01(土) 23:28:16 ID:mQPB+a1v
桐乃は恋人から指輪をプレゼントされる役を演じるという。
そして俺をその恋人役に見立ててリハーサルをする、ってことらしい。
ところで、今回はアーティストのPVなので出演者には台詞はない。
もちろん、桐乃が演じる役、そして恋人役にも台詞はない。
にもかかわらず、桐乃はムードのある台詞を俺に求めてきやがる。
さらに、練習用小道具の指輪は俺が買わされたもの。安物だけどな。
まったく、我が妹ながら恐ろしいほどの居丈高。

「恋人がムードのある台詞を呟きながら指輪をプレゼントするって設定なの。
 そしてプレゼントに感激してアタシが彼に抱きつくの!」

桐乃は通販で届いたばかりのエロゲパッケージを見るときと同じような
輝いた目をしながら語っている。
へーへー、そりゃよーござんした。
それにしてもコイツの恋する乙女のような言動は
エロゲに萌えているとき以上に気持ち悪い。

「ふふん。高坂桐乃が読モからさらに羽ばたこうとしている瞬間に
 立ち会えることに感謝しなさいよね」

居丈高な妹を取り締まる法律って無いのかよ?

「また練習するから、そのときうまくいくように台詞の練習をしておくように。
 もちろん、ムードのある台詞ね」

練習のための自主練習を命じられたよ、俺。
ま、桐乃がこれだけ真剣にやろうとしているのだから、
協力するのも悪くねえか。
463リング:2011/01/01(土) 23:28:39 ID:mQPB+a1v
翌日、ラブリーマイエンジェルあやせと偶然会った。

「こんにちは、お兄さ・・・!!」

俺の顔を見てひどく驚くあやせの様子はある程度予想できていた。
何しろ、ビンタの連発で俺の顔は腫れていたからだ。
桐乃のヤツ、俺の大根役者っぷりが気に入らないようで、
アイツが説明したシナリオにはありもしないビンタを
リハーサルの度に炸裂させるからたまらない。

「どうしたんですか!? その顔・・・」
「ああ・・・、PVのリハーサル中に桐乃に殴られ・・・ハッ」

うっかり口を滑らし、本当のことを話してしまった。
あやせは俺のことを、妹を虎視眈々と狙う近親相姦上等の鬼畜変態兄貴と
認識している。
そんな彼女に、桐乃に殴られたなんて話したら、
俺がどんないかがわしいコトを桐乃に強要したのかと邪推するに決まっている。
そして光彩が消えた目で俺を睨むんだ。

「お兄さんがそこまで桐乃に尽くしてくれるなんて感激です!
 あたしも桐乃が演じるシーンのシナリオを読みました。
 あのシーンの全てをリハーサルをしてくれるなんて、すごい!」

へ!? なにその反応?? 感激?? なにそれ旨いの??
意味わからん。
女子中学生ってマジに理解しがたい人種だな。

クソッ、早くPV撮影終わってくれねえかな。
464リング:2011/01/01(土) 23:29:14 ID:mQPB+a1v
―――PVの撮影からしばらくして、完成したPVのDVDをあやせから受け取った。
こういうのって、桐乃本人から渡されるもんじゃないの?
別にいいけどさ。

「すごく桐乃がかっこいいんですよ!」

あやせが輝いた目で桐乃の演技を絶賛している。

「いいなー、桐乃。わたしも出演したいな」

あやせもモデルをしているから、桐乃に一歩先を越されたことが悔しいのか、
それとも単純に憧れの対象として桐乃を見ているのか。
個人的に言わせてもらうと、あやせには恋愛モノは似合わないと思う。


家に帰って、あやせ大絶賛のPVを見た。
初めてプロの映像で見る桐乃は確かにかわいらしい。
スチル写真では見慣れた顔が映像になるとまた違った印象になる。
だが、垢抜けてキラキラした女という印象は変わらない。

いよいよビンタを喰らいながら練習してやったクライマックスシーン。

桐乃の手を取り指輪をはめようとする男が大映しになる。
何となく俺に似てね?
いや、背格好だけがさ。顔は当然別物。つーか、この男もモデルだろ。
一瞬でもモデルと自分を比べようとした俺に自己嫌悪を感じた。

そして、桐乃の指に指輪がはまった次の場面で目を疑うシーン。
465リング:2011/01/01(土) 23:29:58 ID:mQPB+a1v
桐乃は指輪をはめられた手で相手の男の頬を張った。
そして指から引き抜いた指輪を叩き付け、走り去っていく・・・
なにこれ? NGシーン収録の特典付きDVD?
ビンタされながらさんざんやったリハーサルと違くね?


「ああ、ソレ? 撮影の現場で急遽変更になったのよね」

俺の疑問に桐乃はあっさりそう答えた。
そんなに簡単に変更になるものなのかよ。
芸能界って大変みたいだな。

「そもそも、アタシは可愛い女を演じるよりもカッコいい女を
 演じる方が合っていると思うのよね」

もう、女優目線?
台詞も無いPV出演しただけだろうに。

「それより見てよこれ。撮影小道具の指輪をもらっちゃった。
 アンタがくれた指輪の何倍もする値段なんだよ」

一介の高校生が買える指輪と比較するなよ、このクソアマ。

「・・・だったら、それを大事につけていろよ」
「もったいないじゃん。コレは保存用兼観賞用」

げ、オタク発想。
ケース入りの指輪を見せびらかす桐乃の指には俺が買った指輪がおさまっていた。
チッ、俺のは実用用かよ。
う、俺までオタク発想。

「またPVのオファーがあったときのリハーサルのために、
 これを読んでムードのある台詞を研究しておくように」

桐乃からファッション誌を渡された。
ティーン向けファッション誌なんて気恥ずかしい代物、読みたくねー。

「じゃあ、アタシ出かけるから」

そう言い残して、桐乃はリビングを後にした。
466リング ◆ACPRLbMxAk :2011/01/01(土) 23:30:39 ID:mQPB+a1v
桐乃から渡されたファッション誌を開いた。
桐乃の4ページにわたる記事。相変わらず安定したスチル写真だ。
プロカメラマンの撮る技術と桐乃の撮られる技術が融合した結果か。
普段は可愛げの無い桐乃だが、モデル姿は輝いて見えるのはいつもの通り。
だが今回は何かがおかしい。
よく見ると、桐乃の手には画竜点睛を欠く、俺が買ってやった指輪。
それも、4ページ全ての写真で指にはめていた。

「あーあ、アイツ間抜けだな。こんな安物の指輪をして写真に撮られるなんてよ」

俺は、満面の笑顔で心無しか指輪を強調するような仕草をする
写真の中の桐乃を笑ってやった。


『リング』 【了】
467名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 23:41:40 ID:nRAj+t4u
乙!
きりりん可愛いよきりりん
468名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 00:19:01 ID:M+Chr32z
一瞬リング/螺旋 な展開が浮かんだw

469名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 00:26:01 ID:4fk096/a
>>466

タイトルと登場人物:新垣あやせでホラー展開を想像したのは自分だけではなかったようだ
可愛いきりりんが見れて一安心
470名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 00:36:22 ID:3M1533k8
出かけた先は黒猫たちとの集まりで、
そこで左手薬指のリングをひけらかす桐乃のビジョンがまざまざと眼に浮かぶ。
471名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 01:14:43 ID:c81bs7kw
まさかのホラーものだと思ったら全然違った
472名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 01:18:04 ID:OesiNYsU
ホラーものってあんまりないなあと思ったけどあやせモノの大半がホラーだった
473名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 01:23:48 ID:CjeSn/Wx
乙!
乙女過ぎるよきりりん…!
474名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 01:43:01 ID:uEDVswH7
どんだけホラー展開望んでるんだw
475名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 02:38:37 ID:orWGwjGC
つまり
あやせ×(桐乃≧京介)=ホラー
という公式が定着してるってコトか…
476名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 03:33:32 ID:teCA6PO0
きりりんマジ可愛かった
マジ乙!
477名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 04:35:44 ID:9ORopzjm
乙です。
リングと聞いて、パンツを思い浮かべたオイラはもうダメかもしれない。
478名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 07:48:46 ID:w1umA9lh
映画観て、食事して、プリクラ撮るぐらいなら相手が妹でも石原条例OKだろ。
しかし、黒猫に手マンは微妙かなぁ。
479名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 09:02:34 ID:scmkU8zJ
リング展開であやせが呪いのビデオ渡してきて
あやせが画面の中から出てきてヤバイ事になるかと思っていたら違った
480名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 09:28:51 ID:hm6jqhfx
>>478
セックスに準じる行為だからな
481名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 10:39:40 ID:aqBkdthl
>>478
条例は「画像」対象なので、文章の原作は問題ない。
アニメならエロシーンは画像でない文章+音声だけとか、逃げ道はある。
482名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 11:25:06 ID:hm6jqhfx
「なあ、桐乃?」

「あ?何?」

「やらないか?」

(え、何?新年早々、何言い出すの⁈このシスコン兄貴⁉ひ、ひ、ひめ、姫始めとか言い出さないよね?)

「ん?なんで赤くなってんだ?」

「ち、違うって!」

(ちょ、このバカ兄貴、超近いんですケド……あ、兄貴の匂いら……くんくん…切なくなるじゃない…)

「おい、お前、熱でも有るんじゃ…」

「ちょ、触らないでよ」

(んあー、あたしのバカバカバカ‼兄貴におでこ触ってもらうチャンスを……おでこに…でこチュー?チューしちゃうの?兄貴があたしにチューしちゃうの?
おでこにチューして、耳たぶをはみはみして、あたしのうなじのに、匂いとかかいじゃうの?あたしのうなじに兄貴の頬が…ゴク…兄貴の首すじのにおい…嗅げる…それから…もちろん…)

「なんだ?具合悪いのか?やめとくか、シスカリ対戦?麻奈実と二年参り行ってて対戦してやれなかったから埋め合わせのつもりだったんだが…っ、て、なんで物を投げるんだ、物を!」

おしまい
483名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:31:31 ID:23kzc7Tv
>>436だ。初詣ネタが予想外な長さになったんで前半後半に分けて投稿する。
読み物書いたのは初めてなもんで期待しないで欲しい。

時間軸は悩んだけど、黒猫と京介が付き合っての初詣。
黒猫好きの人向け。若干の桐乃成分あり。麻奈実好き注意。ちょいとブラックです。
お色気成分はあまり期待しないでちょうだいませ。
484名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:33:19 ID:23kzc7Tv
「っ!?」

声にならない悲鳴と共に体が跳ねた。……夢……。
携帯電話の時計を見ると、まだ夜が明けるには早い。とても中途半端な時間。

「気持ち悪い…」

不快感の正体は、下着が吸っていた水分。…厭らしい。
こんな中途半端な時間に起きてしまっても仕方無いけれど、今眠ってしまうと
時間通り起きられない気がする。不快感も早く取り除きたい。

まだ寒く暗い室内で手早く着替えを済ませ、明かりを付ける。誰も起きていないわね。
ストーブも付けておいた方がいい。まだ眠っている妹達が寒がって布団から
出てきてくれない、なんて事になったら準備が遅れてしまう。

「喜んでくれるかしら…?」

未だ夢の中であろう、彼の事を想う。一昨日の夜、クローゼットを探っていた母が
渡してくれた振袖。クリーニングから帰ってきたばかりなのかタグがついていて
「彼氏君が喜ぶといいわね?」などとからかってきた為、結局その場では着なかった。

「…大丈夫、大丈夫よ」

そう自分に言い聞かせて身支度を始める。

もう少しで、初詣だ。




[初夢の悪戯]
485名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:35:04 ID:23kzc7Tv




「起きろ!」
「ごふっ!?」

今の見た?見たよな?よし、お前ら俺に同情しろ。そして羨んだ事を謝れ。
見た目可愛い妹なんていても良い事なんかちっともないからね。
特に、朝っぱらからこんな暴行を加えてくる妹なんてな。

「てめっ、今何時だと思って――」
「6時半!初詣行くんでしょ?さっさと用意して下りて来なさいよね!」
「…あー……」
「返事は”はい”!!!」
「ぐおっ!!」

新年早々なんでこんな暴行祭りなんだろうな。俺なにかしたっけ?
痛む脇腹を押えつつ起き上がる。今日は初詣に行く日、元旦だ。

「うー…さむ……」

部屋を出るとリビングから香ばしい匂いがしている。朝飯はもう出来てるらしい。
早いとこ準備を済ませて、家を出よう。






「初詣?」
「そうよ。行きましょう?」

昨晩の事だ。除夜の鐘をつきに行った後、スカイプで瑠璃と話していると
初詣に行かないかと誘われた。

「そうだなぁ…元旦だもんな。いいぜ」
「…あの子まで連れて来ないでよ?」
「桐乃か?」
「せっかくの元旦デートに、邪魔が入っては困るわ」
「お前…まぁ、そうするか」

友達にそんな事を言うのもどうかと思うが、それもそうだ。どうせなら2人で行きたい。
だがそうも上手くいかないのが、世の中ってヤツなんだ。
486名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:36:50 ID:23kzc7Tv

「初詣、私も行くから」
「桐乃!?いつからそこに?」
「ちょっと、聞かれていたの?」
「”あの時のコスプレ、なかなか可愛かったぞ”からよ!今会議通話にするからちょっと待ってなさいよね!」

思いっきり前からじゃねぇか……。盗み聞きなんてしやがって。
というよりも、俺の言葉だけで自分が除け者にされると察するのがすげぇ。

「はぁ…全く、鍵でも付けたらどうかしら?」
「早急に取り付けてぇ…」

そうこうしている内に呼び出し音が鳴る。

「で?私も行って良いのよね?」
「…駄目と言っても来るのでしょう?」
「何よ、いやなの?」

こうなってはどうにもならない。頑固さは親父譲り、勝てるわきゃねーだろ?
2人きりで行けないのは残念だが――まぁいいか。桐乃とは色々あったし、年末年始ぐらい仲良くしておきたい。
…ほら、分かるだろ?俺と瑠――黒猫が付き合い始めれば、そりゃあもう色々と…。

「もういいわ。聞かれていたのは此方も同じの様だし…」
「え?誰に聞かれてたの?」
「…下の妹よ」
「妹!?」

こいつ本当に妹って単語が出ると…。

「京介、もう2人きりは無理そうだから妹達も連れて行くことにするわ」
「そうだな、そうしてくれ」
「…ちゃんと守ってよ?」

妹を、だろ?桐乃を止められる自信は無いが、可愛い彼女の頼みなら最大限努力しよう。
ちなみに麻奈実から連絡は無かった。…そうだよ、色々あったんだよ。
大晦日の夜にそんなやり取りがあって、今に至るというわけだ。
487名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:38:41 ID:23kzc7Tv




「あ、そうだ。明けましておめでと…」
「…おう。今年もよろしくな」

さっきの暴行沙汰が嘘のように、新年の挨拶を交わす。
焼きあがった食パンが皿に乗っていて、まぁ…はやく食べろという事らしい。
親父とお袋はまだ寝ている。が、お袋は早く起こされることになるだろうな。
桐乃が着付けを手伝えと騒いでいるのが聞こえる。

俺も着替えておかねーと。まぁ袴とかは用意して無いんだけどね?
高坂家の長男の扱いは、かなりぞんざいなんだ。

「そんな所に突っ立って何をしている?」
「あ、親父。起きたのか」

かわいそうに。大晦日の昨日も遅くまで仕事に出ていた親父は、桐乃の声に叩き起こされたみたいだ。
それともお袋か?なんだか疲れてそうだな。

「ああ、それより挨拶は無いのか」
「おっと、明けましておめでとうございます」
「うむ。今年も…京介、お前は普段着で行くのか?」
「そりゃ用意が無かったんでな」
「全くお前というヤツは。五更さんとだろう?しっかりしろ」

俺にどうしろと…。いや正直言うと、少しくらいヨソイキな格好で行きたいよ?
けど用意が無いもんは仕方が――

「…仕方が無いな。俺のを貸そう」
「え!?いいって、親父も昼から出かけるだろ?」
「構わん。新年早々、お前がそれではみっともない。俺に恥を掻かせる気か」
488名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:40:03 ID:23kzc7Tv

なるほど納得だ。一家の長男が普段着で彼女と初詣ってのは、少々いただけない。
まぁ2人じゃないが。だが…

「サイズ合うかな…」
「心配はいらん。多少は合わせる事も出来る」

それなら安心だ。うちの親父は警察官で、例えるならゴリラに似ているくらいだ。
体格もめちゃめちゃ良い。羨ましくないけど。一方の俺は、自分で言うのもなんだが
かなり細身な方だ。袴のサイズが合わなそう、なんて心配になるのは当然である。

その後、騒がしく注文を付けまくっている桐乃の声をよそに
俺も親父に手伝ってもらい準備を始める。天気は晴天、良い空だ。






「桐乃のやつ、遅いな」

まだ準備が終わらないのか、桐乃は家から出てこない。
こちとら玄関先で10分くらい待ってるってのに…やっぱ中で待つか。
そう思ってドアノブに手をかけた瞬間、勢い良く扉が開いた。

「っぶね、気をつけろよ」
「あ、あんた待ってたの?」
「お前なぁ…」

ひでぇ…先に行っててよかったのか?日ごろの成果か、反射的にドアを受け止めた
左手の痛みを気にしつつも桐乃の姿を確かめる。

「…何よ?」
「…似合ってるぜ」

全体的に淡い桃色の振袖。細かい模様が美しく栄えている。桐乃らしい。
これで性格が良ければ文句無いんだけどなぁ…。

「げうっ!」
「今失礼な事考えてたでしょ!?」

凄まじく勘の良いヤツである。すかさず突きを繰り出してきやがった。

「チッ…さっさと行くわよ!」
「へいへい…」

時間を見ると8時40分過ぎ。少し急がないと遅れてしまう。
気持ち歩を早めつつ、待ち合わせている神社へと向かう。

「………ありがと…」
「ん?今なんか――」
「ふん!」
「うおっ!?」

早くしないと、着く前にノックアウトされそうだ。
489名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:41:20 ID:23kzc7Tv




9時ジャスト。俺たちは今近所にある神社にいる。
見当たらない瑠璃と、その妹達を探しているところである。

「やっぱ携帯には出ない?」
「あぁ、おかしいな…」
「あんたの格好見て帰っちゃったんじゃない?「あんな男と…恥ずかしい」って!」

毎度の事恐ろしく似ていた。お前何?瑠璃をインストール出来るの?
似ている分ダメージもでかい。まさかとは思うが…。

「そうね。こんなに近くに居る自分の彼女にも気付かないなんて、恥ずかしいわ」
「おま!居たならなんで――」
「あああんたその格好…!」
「あら、分かりやすく動揺しているわね?」

そりゃ桐乃も動揺するわ。俺全然気付かなかったもん。
すぐ後ろに立っていた瑠璃と…後ろに居るのは2人の妹だな。
そんな事よりも驚いたのは、瑠璃の振袖姿だ。

「夏コミの時といい今日といい、いつもと違う服だと気付いてもらえないのね〜?」
「年明けから元気がよろしい事ね。早くナンパ待ちでもしたらどうかしら?このビッチ」

桐乃と話す時はあの調子だが、あの夏の白猫モードとその姿が重なる。
いやー、良いもん見たわ。今年は良い事が続いてくれそうだ。

「おーい、こんなとこで喧嘩すんなって…」
「おねえさま!けんかしちゃだめー!」

ほら見ろ、小さい妹にまで怒られたぞ。………あ。
490名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:42:49 ID:23kzc7Tv

「あれ?その子達って…」
「…私の妹よ」
「うっそ!?マジ!?」

あちゃー…。予想通り過ぎる反応をしやがった。周りの人がこっち見てるじゃねぇか。
つかお前も危ない誘拐犯みたいな顔すんな!そんなんしてると――

「近寄らないで!」

言わんこっちゃ無い。見た?瑠璃の動き。まるで子猫を庇う母猫だったよ!気持ちは凄く分かるけど。
確かに、今の桐乃に妹を近づけるのは賢明じゃない。猛獣に生肉を与えるようなもんだ。
生肉(妹)を隠された桐乃は不満をあらわにしている。

「そんなに邪険にしなくても…」
「今のあなたにこの子達を渡すのは賢明ではないわ」
「大丈夫だって!なんもしないから………うへへ」
「お前ほど説得力の無い言い訳をするやつは見たことねぇぞ!」

俺が話に割って入ると、露骨に嫌そうな反応を見せる。このまま瑠璃にくっついててもらうか…。

「あ、おにいさま!あけましておめでとうございます!」
「ん…あぁ、明けましておめでとう」
「なんであんたが普通に接してるの?」
「そりゃあ――」
「この子から見たらお兄さんだもの。ね?」
「はいー!」

少し前こいつの家に行った時、初めて会った瑠璃の家族がこの子だ。
すごい素直そうだろ?世の中にはこんな可愛い妹も居るんだな。
そんな事を考えていると、瑠璃まで不満そうな視線を――ああ、そうだった。

「明けましておめでとう、瑠璃」
「…おめでとう。今年もよろしくお願いするわ」
491名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:44:15 ID:23kzc7Tv
そこで改めて瑠璃の姿を見た。白い絹をベースに、青と紫の糸で唐草模様の刺繍が入っている。
袖が少し長いのか、妹の手を握っている反対の手は隠れていた。
少々古い印象を受けるが、元々が大和撫子という表現の似合う美人だ。
…今のこいつに迫られたら、抵抗のあったラブホとかあっさり入れちまいそうだな。

「似合ってるな。綺麗だぜ」
「あ、う、ありがとう…」

頬を染めて俯く。もう可愛くて仕方が無い。桐乃や瑠璃の妹達が見ている手前、抱きしめたり
出来ないのは残念だが、ホントに良いもん見れたぜ。

「あ、わかった!」
「ん?何がだ?」
「さっきから何かに似てると思ってたんだけど、雪女よ!妖怪雪女!」

なんちゅう例えをしてくれてんだお前は。そりゃ、長い黒髪に白い着物…手が出ないほど長い袖…。

「ブフッ…」
「なっ、笑わないで頂戴!」
「いやだって……」

確かにコスプレならものすごい完成度である。どこぞの妖怪喫茶とかで働けるんじゃないだろうか?
瑠璃の妹達も「おねえさまがゆきおんなになっちゃった!」「こら、騒ぐと氷付けにされちゃうわよ?」
などと言っている。瑠璃も怒るのをやめて

「そうね…我が氷雪の妖力、たっぷりと味あわせてあげようかしら?」

なんて袖で口元を隠しながら言うもんだから、いよいよ笑いが止まらなくなってくる。
さすがに人が多い場所でやるのは恥ずかしいのか、耳も赤くなってきているが。
ついでに言うと、瑠璃の妹2人も振袖姿なもんで小さい方が「座敷わらし」に見えてきた。

しかしなんだ。せっかく初詣に来たんだし、早くお参りを済ませておみくじといきたい。
そこそこ並んではいるが、俺たちも早く並んでしまった方がいい。
492名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:45:21 ID:23kzc7Tv
「さて、冗談はその辺にして並んじまおうぜ」
「そうね。…袴も似合うわ」
「お、おう…ありがとな」
「並ぶならさっさと並んでよ!」
「その前に手水舎よ?」



並んでいる間、ちゃっかり下の妹と仲良くなった桐乃をよそに、お賽銭箱の前に立つ。
一応この袴にはポケットと呼ぶべき物がついてはいるが、いまいち利便性に欠けるんだ。
財布を取り出すのに苦労していると、隣に居た瑠璃が口を開いた。

「ねぇ、五円玉持ってる?」
「ちょっと待ってろ。今財布を…」

ようやく取り出した財布の小銭入れを探ると、幸い2枚入っていた。

「ほら、これでいいか?」
「そうね、これは京介が投げて?」
「ん?いいけどなん――」
「いいから早くして頂戴」

良く分からんが、とりあえず五円玉を投げ「あ、ちょっと!」
なんだ?瑠璃に止められた。

「まずは会釈よ?さっきもそうだけど、正しい作法でなさい」
「お、おう…」

手水舎の事もだが、瑠璃は初詣の作法を結構詳しく知っていた。…鳥居くぐる時、礼しなかったな。
今も”2礼2拍手1礼”とやらについて説明されている。去年なんか思いっきり適当だったような…。

「しかしなんで五円玉なんだ?」
「…いいじゃない、別に。早く済ませましょう?」

そんな反応されたら余計気になるじゃんか…。
493名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:46:33 ID:23kzc7Tv
なんとかお参りを済ませ、妹の世話を焼いているであろう瑠璃を待つ。
どうも引っかかる。さっき五円玉に拘ってたけど、あれってどういう…。
お、戻ってきた。

「済んだか?」
「ええ」
「はいー!」

良い返事だ。桐乃は向こうで上の妹と仲良くなろうとしている。丁度年代的には話しやすいのかもしれない。
あの様子なら心配していた要素も(主に犯罪的な)無さそうだし、大丈夫か。

「おにいさまは、かみさまになにをおねがいしたんですか?」
「ああ。大学に受かりますようにってね」

そう、俺は受験生なんだ。学力と散々相談した結果決めた志望校に合格したい。切実に。
だがそれを聞くと、この子は何やら不満げな顔をし始めた。どうしたんだろう?
しきりに瑠璃と俺を見比べている。

「でもおねえさまは、おにいさまとけっこんしたいんじゃ―――」
「ばっ!何を言い出して……!!」
「え!?」

何を思ったかとんでもない事を口走ったぞ。お前一体何を教えたの?
そんな疑問を視線にのせ、慌てて妹の口をふさぐ瑠璃に投げかける。

「ち、ちちがうのよっ?」

何が違うってんだ。声が上ずってるじゃねぇか。

「あー、分かったから手を離してやれよ。苦しそうだぞ?」
「そそうねっ、変な事言うんじゃないわよ?」

瑠璃が手を離すと「ぷはあ」と息を吹き返す。隙を見てゆっくり聞き出してやるか。
「もう、くるしいです!」と脹れている子猫が、母猫から何を聞いたのかを。
おっと、忘れるところだった。おみくじおみくじ。
494名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:48:03 ID:23kzc7Tv
…向こうも結構並んでる。
桐乃も上の妹とコスメがどうのこうの話していて、なんだかおみくじという空気じゃない。
もうちょっとこのまま放って置くか。瑠璃にも聞きたいことがあるしな。
めずらしく下の妹を叱っている瑠璃を宥めつつ、どう切り出すか考えていた時だ。

「あ、桐乃!」

この声は、まさか…。

「あやせ!あけおめー!」
「今年もよろしくね、桐乃…その子は?」
「桐乃ちゃん、明けましておめでとう」

げっ、あやせだ。麻奈実までいる。数ヶ月前までの俺なら嬉しい展開だが、俺にも学習能力くらい
あるんだぜ?嫌な予感以外の何も感じられねぇ。早くこの場を離れよう。

「ん?ああ、あそこの雪女の妹よ」
「雪女?…げっ、お兄さん…」

………。麻奈実をさらっと流して質問に答える桐乃もアレだが、人を見るなり
「げっ」とか言う人もどうかと思うよ?…俺は良いんだよ、防衛本能だ。

「あ、きょうちゃん!」

麻奈実がこちらに気付いて駆け寄ってくる。

「きょうちゃん!明けましておめでとう!」
「おう…。明けましておめ―――」
「あら田村先輩。明けましておめでとうございます」

しまった、こっちにも不安要素が…!
俺たちが付き合い始めた時の一悶着で、瑠璃は麻奈実を以前にも増して
敵視するようになっていた。主にお泊りの件とか、ベッドの下の件が原因で。
495名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:49:22 ID:23kzc7Tv

麻奈実は麻奈実で「明けましておめでとう。可愛い振袖ねー、袖が少し長くない?」などと
妙な笑顔で言っている。あんなに怖い麻奈実見たこと無ぇぞ…。隣で様子を伺っていた
下の妹はおろおろし始めている。小さいうちからこんなもん見せられてかわいそうに…。

「お姉さん!いいですか?」
「あ、今行くね!」

見ればあやせが手招きしている。ホント仲良くなったよなぁ。
…麻奈実が黒っぽくなったのってあやせの影響じゃないよね?

「おい瑠璃、あんまツンケンすんなよ。妹が怯えてるぞ?」
「…あなたが悪いのよ」
「俺?……あー、悪かったよ」
「分かればいいわ」

敵視してる相手に自分の彼氏が愛想良くしてりゃ、ツンケンしたくなるわけだ。
”言われなくても察して欲しい”という要望に、少しずつではあるが答えられるように
なってきた、と思いたい。まだ分からない事の方が多いんだよ…。

向こうは向こうで楽しくやってるみたいだし、こっちはおみくじを…。

「なぁ、上の妹はあっちに任せておみくじでも引きに行こうぜ?」
「そうね。さっきより空いて来ていそうだし…」
「ことしはだいきちがでるといいですね!」

去年は何が出たんだろうな。黒猫の表情からすると、あまり良い結果じゃなかったらしい。
ちなみにさっきから俺がおみくじを引きたがっていたのは…受験生は何かと不安なんだよ…。

さっそく列に並ぶが、そこはおみくじだ。あまり待たずに順番が回ってきた。
横にある箱の中へ百円玉を3枚入れて引き出しを選び始める。
瑠璃は「ありがとう」と言いながら、妹が引き出しを選べるように抱き上げている。

そういえば、瑠璃は今年で17歳だな…。よし、17番の引き出しにしよう。

「あら、もう決めたの?」
「あんま悩んでも仕方ないからな」
「それで?」
「末吉だ…」

おっかしいなぁ……良いのが出てくれると思ってたんだが…。
496名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:51:02 ID:23kzc7Tv

「わぁ!だいきちー!」

ちょっと落ち込んでいると、隣で瑠璃の妹が大吉を引き当てたようだ。
…別に羨ましくなんかないぞ?どうせ運試しだもんな。
続いて瑠璃も引き出しを開ける。

「おねえさまは?」
「………」
「ことしもだいきょうですか…」

無言で紙を妹に差し出す瑠璃の後姿に思わず同情する。今年もって事は去年も大凶だったのか…。
大凶を2年連続で引くなんてある意味すげぇ。

「ま、まぁほら、今年は俺が幸せにしてやるって」

とりあえず声をかけてみたものの反応が無い。結構恥ずかしかったんだが…。
と思っていたら、小声で「…っふ……やはり千葉の堕天聖たる私に神も…」とかなんとか言っている。
そこまで派手に落ち込んでいるわけじゃ無いのはいいが、その子の前でそれはやめろよ…。
そんな俺たちの様子を見ていた瑠璃の妹が、突然両手を広げて

「おねえさまとおにいさまにもしあわせ!」

なんて言うもんだから、さすがの瑠璃もそれには反応して「ありがとう…」と頭を撫でている。
そうだ、この子は「座敷わらし」だもんな。いるだけで幸せにしてくれそうだ。

さて、木の枝に結びつけるとするか。その2度目の大凶を。
497名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:55:39 ID:23kzc7Tv
以上、[初夢の悪戯]前半部分でした。
初めにも書きましたが、読み物を書いた経験が無かったもんで
後半部分は反応を見つつ書いていきます。

一応予定では、後半で黒猫の初夢が判明したりチビ猫の問題発言の原因が
語られたりする感じで。お色気成分もちょいちょい盛りたい…。

あ、途中のさげ忘れすんません。失礼しますた。
498名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 13:34:43 ID:i9ZsK5Fj
>>497
乙 後半も楽しみにしてるよ
499名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 13:43:41 ID:8+o5wVOj
>>461
>アンジ○ラ・○キ
>ごく○ん
>ウルト○マンメビ○ス
>我ながら一貫性がないと思っている。


これは酷いウソw
一貫性あるし。
500名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 13:47:31 ID:P37Bc4j+
京介は特撮とか興味ないような気もするがw
501名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 13:53:41 ID:4j6P5jgZ
>497
黒猫かわいい黒猫
ちび猫もかわいいかわいい
桐乃じゃなくてもわぎわぎしちゃうね
後編にも期待
502名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 13:59:07 ID:8+o5wVOj
>>500
興味があるのは特撮じゃなくてw

ごくせんの主人公の普段の姿
ウルトラマンメビウスの女性隊員
アンジェラ・アキを見比べば一発だし。
503名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 14:39:37 ID:hTDa6naa
>>497
乙です
黒猫可愛い、妹猫も可愛い
504名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 14:41:57 ID:LvyZThWZ
>>497
乙ですー!
黒猫も子猫も可愛いな。続き待ってるよ
麻奈実は・・・後半の展開で必要なら仕方ないけど、仮にちょい役なら黒くしなくても良かったのではw
505名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 14:56:02 ID:YZV+1KcE
>>502
なるほど、眼鏡かww
506名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 15:02:04 ID:LvyZThWZ
でも、京介は巨乳属性もあるから、ごくせんは(ry
507名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 15:10:12 ID:YZV+1KcE
じじじじゃあ黒猫はどうなってしまうんだ⁉
508名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 15:11:18 ID:LvyZThWZ
自慢の黒髪だけを武器に、巨大な敵と戦っていくんだよ・・・
509名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 15:14:36 ID:orWGwjGC
>>506
…ってコトは京介の属性からすれば時東ぁみなんかガチなんじゃね?
あと他にメガネ巨乳っ娘っていたかな?
510名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 15:21:12 ID:4j6P5jgZ
>509
京介「視力が1.5もあるくせにダテ眼鏡を掛けてる女を眼鏡っ子とは認めん!!」

黒猫「……そ、そうね(ダテ眼鏡を買っておいたのは隠しておかなくちゃ)」
511名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 15:44:23 ID:LvyZThWZ
京介「おっぱいは天然モノじゃないとな。パッドとか寄せてあげるブラとか、ましてやスリーサイズ虚偽申告とか、ありねえわ」
黒猫「……そ、そうね(バイト代はたいたのに) ……ぐすっ(くじけそう……)」
512名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 15:59:33 ID:teCA6PO0
桐乃なら初詣行くの自分から遠慮しそうだし、むしろ黒猫の方から誘いそうだからなんか違う気がする
513名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 16:46:14 ID:M+Chr32z
「あいつ、む、胸が大きいの好きなんだからこういうパット入れれる奴の方がいいんじゃないの?」
「…結構よ。どうせ脱いだらばれるもの。」
514名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 16:56:30 ID:TQSFpLxW
>>512
初詣に誘う桐乃も誘わない桐乃も想像するだけでかわいいし、黒猫も然りだろ
違うと思うより包容力を示した方が楽しい
515名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 17:16:59 ID:Gj7DExug
>>513
くんかたんとそういう話をすると絶対揉まれると思うんだ
516名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 17:35:31 ID:teCA6PO0
>>514
>>512>>484からのSSに対するレスのつもりだった
桐乃なら京介と黒猫のデート(初詣)に行くのに、自分から無理やり自分をねじ込むことはしないんじゃね?って話
黒猫は逆に京介とのデートの時に桐乃も誘いそうって書きたかった
わかりにくくてすまん
517名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 17:48:06 ID:LvyZThWZ
>>514
二次創作を最大限に楽しむ、素晴らしい一言だな

>>516
どう見ても、514の人は、SSに対するコメントだとわかった上で、あなたにそう言ったんだと思うよ
でもまあ、あなたのコメントも、感想は感想として、ありなのかもね
518名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 18:18:05 ID:TQSFpLxW
>>516
「違う気がする」って文だけだったから、自分が考えていた桐乃以外が出てきたら否定するのかなーと思ったの
せっかく二次創作スレにいるんだし、いろんな人が考える桐乃や黒猫がいていいじゃないか、と伝えたかったんだよ
ニホンゴムズカシイデス


まあ俺の言いたい事なんかどうでもいいんで
484が書いてない516の内容を書いてくれるんですね、おいしいです^p^
519名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 18:49:58 ID:teCA6PO0
>>517
>>518
なんか気を使わせるようなこと書かせてすまん(´・ω・`)

要は楽しんだもん勝ちたよね
520名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 18:54:42 ID:1sCR4XvJ
>>510
これなんてヒラコー?www
521名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:28:18 ID:orWGwjGC
>>510>>511
ちょwおまいらwww
もうちょっと黒猫労れよwww


沙織「私がもう少し目が悪くなれば京介お兄様の理想に近づくのですね…」


あやせ「あと少し胸を大きくすればお兄さんは私のモノ…」


「…どうしたの?さっきからもぞもぞと」
黒猫が心配げに京介を見やる。
市内のカフェで京介と黒猫は初詣帰りにお茶を楽しんでいた。
京介「イヤ、さっきからなんか妙に寒気がな…」
そう言って京介は自らの肩をさする。
前日に何時ものメンバー+あやせと麻奈美加えた一行で初詣に行ったのだが、
今日は黒猫と二人だけで行きたいと京介は黒猫を誘ったのだ。
「ホントに大丈夫?一番大事な時期なんだから身体には気をつけてね」
「大丈夫だよ。たぶん参拝客にあてられただけだから」
そう言って京介は黒猫に微笑んだ。
その柔らかく愛おしげな微笑みに頬を赤らめ俯きながら
「……莫迦…」
と、小さく呟いた。


さてその同時刻の高坂家の桐乃の部屋
「…よしっ!髪を黒く染めたし完璧よね…これで兄貴はアタシに傾くわ♪」
赤の下地に白の鶴模様の着物姿で鏡の前で桐乃は機嫌良く自らの様を眺める。
「黒いのなんかに兄貴を好いようにさせないんだから」
522名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:29:11 ID:orWGwjGC
「うをっ!?」
「っ!!どうしたの!?」
ビクンッと身体を震わせた京介に驚きながらも黒猫が問いかける。
「なんか今日一番の寒気が…」
京介が自らを抱いて身体を震わせる。
「もう…今日は早く帰って休んだほうが良いんじゃない?無理しちゃダメよ」
そう言って京介の身体を気遣わしげにさする。
「大丈夫だよ。それに休むなら二人きりになれる所が良いな」
そう言って京介は黒猫を見てニヤリと笑う。
逆に黒猫は耳まで真っ赤にして俯いてしまった。
「この近くにゆっくりと二人で休める所が在るんだけど、行かないか?」
自らの手をテーブルの上の黒猫の手に重ねて問いかける。
それを聞きながら重ねられたら手を見つめて、暫くしてからコクリと頷いた。
会計をすませたあと、二人は街角へと消えていった。


「遅いっ!!」
「遅いですわね…」
「まったくなにをしてるでしょうか?」
高坂家で桐乃、沙織、あやせの三人は京介の帰りを待ちわびていた。
この後黒猫と一緒に帰ってきた京介は地獄を見ることになるのだが、それはまた別の話し
523名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:41:17 ID:q3yq3PfY
京介もげろ
524名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:45:33 ID:orWGwjGC
初めてssらしきモノを書いたんだけどキャラ変になってないかな?
ネタは有るんだが力がな…もちっと修行してからかきにくる
525名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:47:24 ID:YZV+1KcE
いいぞ、もっとやれ

…やってくださいおねがいします
526名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 21:04:34 ID:23kzc7Tv
>>504
いやー、黒猫と京介が付き合い始めるときのゴタゴタを想像してたら
何時の間にかダークサイドに…申し訳ない。

>>519
リア兄がいる個人的には京介を取られまいと積極的になる桐乃もありかと思ったんだ。
いちゃこらしたい京介を尻目に桐乃を誘っちゃう黒猫も面白そうだし、参考にさせてもらいます。

>>524
小さく「……莫迦…」と呟く黒猫なんか完璧っす
黒髪きりりんも良さ気だw
527名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 21:37:10 ID:LvyZThWZ
>>524
よかったよ〜
強いてダメ出しせよと言われるなら、黒猫の言葉遣いが若干ラフになってたかな
(京介との距離が縮んで意図的に口調を変化させているという演出でないなら)
528名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 21:49:36 ID:4HeXfniE
み○もんたが未だに昼の生番組の司会してたら、母親の佳乃が生電話で相談して

馬場民部「本日は、千葉県在住の主婦、佳乃さんに電話がつながっております。もしもし佳乃さん?」
佳乃「はい。み○さん今日はよろしくお願いします」
み○「佳乃さん。今日はどんな相談かな?40代の女性だと大抵お姑さんとの関係なんだけど。」
佳乃「いえ、姑とは別居しているので、そっちではないんです。」
み○「あら、そうなの?それじゃ、なんの相談?」
佳乃「実は今年高校三年生の息子と、中学三年生の娘がいるんですが…」
み○「あー、どっちも難しい年頃だねー。しかも受験生かー。それで、その二人がどうしたの?」
佳乃「実は最近、息子に彼女が出来まして…。」
み○「そりゃ、よかったじゃない」
佳乃「ええ。そのこと自体はよかったんですけど、最近娘が息子に執着しているような気がして…」

こうか?わかりません。
529名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 21:58:10 ID:orWGwjGC
>>526
アリガトこれからも精進してきます

>>527
一応付き合い始めてから4ヶ月目で、身体も合わせた仲なんで
口調も砕けた感じになってきたってことで…
即興で考えたもんだからそのあたりの説明ができてなかったなスマン
530名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 22:33:27 ID:BxdxJI10
漣を読んだけどこういうのすげー好きだわ
この作者さんにまた京介×あやせ話かいてほしい
531名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:48:35 ID:hTDa6naa
>>524
エッチ後ということで、黒猫にキスマークとか付いてて大騒ぎですね
532名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:09:45 ID:VmRs5xlj
むしろ京介についてて桐乃激高だろ
533名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:43:36 ID:jPNEZooq
桐乃「あれ、あんた、そこ赤く腫れてるけどどうしたの?」
京介「え?あっ……」
黒猫「ち、違うの……これは……」
あやせ「虫刺されですか?」←処女だから気付かない
沙織「この時期に珍しいでござるな」←処女だから気付かない
桐乃「ふーん、薬でも塗れば?」←処女だから気付かない
534名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:45:46 ID:l+1Hszj3
障子I穴=桐乃
壁T耳=あやせ


沙織
535名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:03:15 ID:QgqzdO5G
>>534
沙織自重
536名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:09:32 ID:ROcBT7iP
>>534
堕天聖の追憶のせいで、天を支える巨神(アトラス)のごとく、縁の下から建物全体を支えている沙織を想像してしまった・・・
537名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:11:07 ID:I6oc8zr8
言わんとすることは分かるが、どうしてそんな表現になったのか皆目見当がつかない
538名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:29:35 ID:LUbWCStl
>>533
歌はサビだけでは成り立たないのだよ
つまり、はよ全文投下してくりゃれ
539名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:41:29 ID:J1GMmUK5
>>537
あれは他の作品のパロネタだよ、黒猫の台詞は所々色んなネタが入ってる
540名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 04:34:56 ID:uUPwUEUU
>539
537のレスもパロネタだよ
541名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 10:39:22 ID:IVFVPi5X
「なあ、瑠璃、俺達付き合ってるんだよな?」
「…い、いつから私のことを呼び捨てにして良いって許可したかしら?」
「やっぱ、恋人同士の証って言うか、結びつけるものがあったほうがいいと思うんだが、、」
「な、な、何を言っているの?あ、あなた受験生でしょ!そんなことにうつつを抜かしていていいと思うの?」
「いや、やっぱりつながりってものがあった方がいいじゃん」
「つ、つながるなんて…!所詮あなたも欲望をむさぼる怠惰な雄猫というわけね。」
「ほら、メリークリスマス!この指輪前から欲しかったんだろ?」
「、、もう、わ、私は準備できてるから、、、いつでもいいのよ。」
542名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:33:32 ID:LzC1r16/
何の準備ができているのかが気になりますがな。
543名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:33:56 ID:jPNEZooq
>>541
エロ猫乙
544名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:34:14 ID:OPjLybax
>>541
黒猫www
545名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:48:13 ID:+joIEonD
>>542
履いてないって事よ、言わせないで頂戴恥ずかしい
546名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:50:22 ID:/xFQswMa
えっ、二人の時はいつも濡れてるってことじゃないの?
547名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:50:58 ID:zDfY8DPn
濡れてるってことだよいわせんな
548名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 12:23:54 ID:Z9aN7T7S
排卵したってことだね分かります

交尾の刺激で排卵するのは猫だっけな?
549名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 12:25:53 ID:YaJVyNb1
猫だね
雄の性器にある棘状の突起が排卵を誘発するそうな
つまり京介のハイパー兵器は…
550名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 12:31:12 ID:XsPtKCgF
京介はキョコーンだと思っといてもいいのかな?w
551名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 12:57:40 ID:WPH9jL55
棘があるとかww
552名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 12:58:12 ID:LzC1r16/
一説には25cmという話も。
553名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 13:54:21 ID:WPH9jL55
なんせ自称「ハイパー」だからな
554名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:04:07 ID:KeZAsvL1
「ハイパー兵器なんて…ボキャブラリーの貧困なオスね」
「ご本人自らそう称されるからには、さぞかしご立派な持ち物なのでござろうな?」
「ま、確かにサイズは大きいわね。毎回アゴが痛いし…けど早いのよねアイツ」
「文字通りの無用の長物というわけね」
「いやはや、お2人とも手厳しいでござるな」
「……」
「……」

555名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:11:42 ID:nxVLbG/r
初投下になります。失礼します。
『もしも桐乃がデレたなら』

俺と桐乃は付き合うことになった。
とはいえ俺達は兄妹、当然人に自慢できる関係でもなく勿論親父達にカミングアウトした日には勘当されるのが目に見えてる。
この関係を知っているのは黒猫と沙織しかいない。

「おはよう、桐乃」
「おはよ」

リビングに入るとテーブルには朝食が置かれ、家族三人が座っていた。
何て事はない、いつも通りの平凡な一日の風景の一つだ。

付き合うにあたって周りの目を気にした俺達は家では相変わらずの関係で通していた。
とはいえ今までのように桐乃が俺をシカトしたりするような事はなくなったんだが。

「おはよう親父」
「うむ。そういえば京介、お前の成績を母さんから聞いたが・・・」

本当に他愛も無いいつも通りの日々が続いていた。
1年前と比べても表面上の風景は然程変化ないだろう。
昨日だって一昨日だって本当に何の変哲も無い普通の一日だった。
まあそれでも明らかに昔と違う所を挙げるなら桐乃が俺とも会話をするという事くらいか。

「頑張っているようだな。その調子で行け」
「言われなくともそうするよ。一緒の大学に行くって約束してる奴もいるしな」

麻奈美にはまだ俺達の関係を話していない。
だがいつか、せめて高校生のあいだには伝えておこうと思っている。

「へ〜、あんたもしかしてそれ彼女?」
「そんなんじゃねえよお袋、友達同士の約束だっつーの」

ごく普通の、とても平凡な会話をしながら朝飯を食べる。
その現状にとても居心地の良さを感じる。
1年前は正直なところ朝飯すら億劫だったからな、隣の妹が俺を露骨に無視しやがってたし。
しかも俺が隣にいると不機嫌さを隠そうともしなかったし。

「はいはい無理して友達を強調しなくていいから。朝からノロケられてウザイウザイ」

ただ相変わらずの態度の悪さは変わらなかった。
コイツ、俺と付き合っている現状でも麻奈美の話を持ち出すとすぐに不機嫌になりやがる。
とはいえこの状況もなれたもんで、もうイラついたりもしなくなった。

「嫉妬ってやつか?」
「自意識過剰すぎキモいっての!」

ぼそりと桐乃に呟くと思い切り足を踏まれた。
556名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:12:01 ID:nxVLbG/r
学校へ行く支度も終わり服も着替えた。歯だってピカピカだ。
あとは登校時間までゆっくりしようとリビングに戻ると桐乃がソファーに座っていた。
ここでも以前の俺達なら互いに無視を決め込んでいた所だが。

「今日は朝練ないのか?」
「うん。そのかわり帰るのはちょっと遅くなるかも」
「そうか。茶淹れようか?」
「ん、さんきゅ」

・・・・・・感涙ものである。こんな関係になる前だったら――――
『今日は朝練ないのか?』
『は? あんたには関係ないでしょキモいっつーの』
で終っていた会話のはず。

淹れた茶を二つもち、桐乃の座るソファーに座る。

「なに遠慮して端っこに座ってんのよ」

別に遠慮しているわけではないんだが、長年の癖か無意識に妹から距離をとってしまっていたらしい。
桐乃にはそれが大変不服だったらしく、ムスっとした顔を浮かべる。

「ったく」

仕方ないわねと悪態をつくと桐乃は俺の横に座る位置をずらしてきた。
とはいえ照れてるのか頬が赤い。

「おい、顔が赤いぞ。照れてんじゃねぇか無理すんな」
「うっさいバカ!」

桐乃が茶をひったくると一気飲みする。用意のいい俺は温めにいれておいた。

「・・・・・・あんたたち、仲良いわね〜」

不安げな顔でこちらを見ているお袋の姿に申し訳なさを感じる俺だった。
お袋、ごめん手遅れです。





終業のチャイムの音が鳴る。授業が終る事を知らせるのと同時に放課後を知らせるチャイムだ。
桐乃と付き合いだしてからこのチャイムに俺は反応してケータイを確認する癖がついていた。
案の定受信フォルダには大量のメールが届いている。
差出人は無論妹様である。
こいつ自分の休み時間になる度にメールしてくる上に、毎回似通った内容だから返信内容に困るんだよな。

「なんて返信したらいいんだよこれ」

一つ一つ見てみるが、やれクラスの男子がガキっぽいやら友達がどうしたやら。
コメントに困るような内容だった。
一度真剣になやんでクラスの女子連中にこういうメールの対応の仕方を聞いたんだが、イマイチ把握できなかった。

「でも返信しなかったらあいつ怒るんだよなぁ」

頭をガシガシとかき、なんとか怒られないような内容のメールを考えながら放課後のホームルームは終っていった。
557名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:12:31 ID:nxVLbG/r
今日は特に部活にも用は無く、少し自習した後まっすぐ家に帰ったがやはり妹はいなかった。
いつもならこの日は帰っている時間帯なのだが。

「そういや今日は遅くなるって言ってたな」

とはいっても家ではいつも通りな関係なため、いても余り変わらないのだが。
今勉強する気もしないのでとりあえず茶でものんで時間潰すことにした。

それから二時間たった頃、玄関から慌しい足音が聞こえた。
その音の主はドンドンとこっちにむかっている。
その勢いのまま扉を思い切り開けられる。

「あんた! 何なのあの返事!」
「だから俺にユニークなメールを求めるほうが間違ってるんだって」

こうなる気がしてた俺は特に驚くことなく返答した。

「なにが『そうだな』よ! 一行書いてメールとか馬鹿じゃない!?
 どんだけボキャブラリー貧困なのあんた!?」

顔真っ赤にしてるところを見ると結構傷ついていたらしい。

「そうは言うがな、毎日同じようなメールを送ってこられて毎回違う返信をしろっていうのが無理な話じゃないか」
「うっさい! あたしの彼氏ならそれくらいしろっつーの!」

んなめちゃくちゃな。

「そもそも学校で携帯いじるのはどうかと思うぞ。先生に怒られたりしないのか?」
「そんなのあんたの知った事じゃないでしょ」
「お前が俺のせいで携帯取り上げられて落ち込んだら俺だって気にするぞ」
「・・・むぅ」

みるみるうちに怒りが収まり別の意味で顔を赤くした桐乃はうつむく。
可愛い奴だな。

「ほれ、着替えてきたらどうだ?」
「うん。ついでに汗びっしょりだしシャワーも浴びようかな」

確かに今日は頑張ったらしく、桐乃は汗だくだった。
しかし・・・学校から帰る間に汗って乾くんじゃないか。

「もしかして俺に早く合いたいから走って帰ってきたのか?」
「んなワケないじゃん。考えすぎキモイってのシスコン」

ばっかじゃない、と呟いて自分の部屋の着替えをとりに行こうとする。
相変わらずキツイこといいやがるなあいつ。
付き合い始めても全く自重しやがらねえ。
558名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:13:14 ID:nxVLbG/r
「と、そうだ。今日はお袋と親父の結婚記念日で帰ってくるの遅いの知ってるか?」
「知ってるっつうの。あんたが覚えててあたしが覚えてないわけないでしょ」

かわいくねえぇぇ! まじで憎まれ口ばっかり叩きやがって。

「んじゃ。あたしシャワー浴びてくるから」
「あいよ。俺は自分の部屋に行ってるよ」
「あ、ちょっと待ちなさいよ」

テレビを消してソファーから立ち上がると不意に桐乃が呼びとめてきた。

「そのさ・・・・・・一緒に入る?」

・・・・・・うん?

「よしきた」

このときを待っていた。
ハンターは獲物を逃さない。

「ず、随分とノリノリじゃない」
「当然。普段お前にボロクソな俺だからこそこういうチャンスは逃さない。なめんな」

桐乃は俺が即答するとは思ってなかったらしく、慌てふためいている。

「じょ、冗談にきまってんじゃん。なにマジになってんのキモいっつーの」
「お前あんだけ期待させてそれはねえぞ!」
「うっさいバカ! スケベ!」
「そういうのはあやせで間に合ってんだよ!」

桐乃は近くのクッションを俺に投げつけてそのまま部屋に走っていった。
どうやらタオルと服を取りに行ったようだ。
これで話をうやむやにしたつもりなんだろうが。




「こんにちはだなぁ! 桐乃っ」
「うきゃあああああああ!?」

そうはいかん。
俺は水着を着用して桐乃の入る風呂へ突貫した。
てかすげぇ湯気だ。全く桐乃の姿がみえん。

「なに堂々と妹の入ってる風呂に入ってきてんのよ!」

とりあえず桐乃が湯船に使っているタイミングを見計らって入ったからこいつの裸は見えない。
紳士過ぎる俺。高感度アップ。
559名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:13:46 ID:nxVLbG/r
「よし、それじゃあ俺の背中でも洗ってもらおうか」
「嫌だっつうの。大体あんた水着着てるけどあたし裸だし。不公平じゃん」

仕方ない奴だな。俺の裸をそんなにみたいのか。
エッチな奴だ、ため息を漏らし水着を脱ごうかと立ち上がる。

「ちょ、あんたが脱ぐんじゃなくてあたしが水着つければいいんじゃない!
 死ねっ、露出狂!」
「わがままだな、お前は。で、水着どこにあるんだ?」
「あんたさぁ、私と付き合い始めてからどんどん変態化していってない?」
「あやせの前だといつもこんな感じだ。前にベッドに潜り込んだこともあるぜ」
「浮気を堂々とバラしてんじゃないわよ!」




「狭いんですけど、あとうざいんですけど」
「そうだな」

俺達は二人で湯船に浸かっていた。
流石に背中合わせや向かい座りはスペース的にキツイので俺の脚の間に桐乃が座る感じだ。

「ったく。こんな変態兄貴持ったあたしが可哀想」
「へいへい。変態兄貴ですいませんね」
「更にこれであたしの彼氏なんだから泣けてくるわ」

こいつから俺を彼氏呼ばわりするのは珍しい。

「変態じゃなくても兄妹だから友達に自慢できないけどな」

ボソりと呟く。
しかし胸にいる桐乃には当然聞こえていたようで、途端に不機嫌そうなオーラが漂ってきた。

「あんたは友達に自慢したいわけ?」
「あぁ? 余裕で今でも自慢してるっつうの舐めんな。可愛い妹ですってな
 友達に自慢してたらドン引きされてんよ」
「んなっ、ただのキモいシスコンじゃん!」

妹が彼女ですとはいえないので妹自慢になっているがまあこれなら良いだろう。
赤城とキャラが被ると周りに言われ始めたが。

「それに俺は自慢したいからお前と付き合ってんじゃねえよ」

正直彼女自慢したい気持ちもあるが、そんな俗っぽい気持ちは所詮上っ面部分だけである。
俺の本心は更に別のところにある。

「お前が好きで好きでたまらないから付き合ってんだ」

それが本心である。
ってか俺かっこいいこと言った気がする。
560名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:14:13 ID:nxVLbG/r
「あっそ」

斬って捨てられた。
流石に傷ついた。
凹んでいると何やら胸にサラサラした感触がする。
どうやら桐乃がもたれかかってきたらしいが。

「兄貴、カップルっぽいことしよっか」
「よしきた」
「だから反応速くてキモイのよ」

そんなことを言われてもな。
俺としてはこの状況下でカップルっぽいことが楽しみなんだが。

「えっと・・・・・・んじゃ目閉じてよ」
「ん、これでいいか?」

言われたとおりにする。
すると胸の桐乃の感触が消えて、次に唇に柔らかい感触が来る。
これは間違いなく、キスだ。

「んん・・・・・・―――兄貴ぃ」

結構熱烈なキスである。
軽いキスなら回数をこなしてはいるが、今日のは特別だ。
なんというか、状況が状況なので俺のリヴァイアサンが反応しそうになる。

ちゅっちゅと、艶かしい音がバスルームの響く。
今日の桐乃は積極的なのか徐々に舌も使い始めている。
柔らかい桐乃の舌が俺の口に割って入って俺の口内を隅々まで味わっている。
舌と舌を合わせる回数が増えるたびに次第に風呂場に響く音も粘性をましてきて、

まずい。

「っぷは! すまん桐乃離れるんだ!」

流石に海綿体が膨らんできたため慌てて肩をつかんで引き離した。
が、それがいけなかった。
俺は桐乃と俺の唇に繋がった唾液の糸を見て思い切り興奮してしまった。

そして露骨に俺の水着を尖らせていて、『はじめましてだなぁ!』と仰っている憎いこいつに桐乃が気づかないはずもなく。
561名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:14:38 ID:nxVLbG/r
「兄貴、これ・・・・・・」

桐乃はじーっと見つめてきた。ごまかせない。
救いなのは湯に浸かっているから形がぼやけている所だが。
やはりいたたまれない。

「あのさ、兄貴」
「な、なんだ」
「――――する?」

自慢じゃないが俺と桐乃は未だセックスたるものをした事がない。
そしてエロゲならセックスするであろうシチュエーションも今までに何度もあった。
そして桐乃はその度に俺に身体を預けようとしてくれている。
・・・・・・しかし。

「だめだ」
「・・・・・・そっか」

俺は一度もその欲求に流された事はなかった。
無論俺の息子は限界まで高度と硬度を増している。収まりつかない所までだ。

「やっぱり兄妹だから怖い?」

桐乃は泣きそうな顔をして俺に聞く。
が、断った理由はちゃんとあった。

「違う、大好きだ。だからこそ今お前とそういうことをしたらいけねえだろ」

俺は桐乃の事を兄としても男としてもベタ惚れだ。
だからこそこいつを悲しませたくない。

「今お前としても、俺には責任をとることが出来ない」

所詮俺は高校三年生。桐乃に至ってはまだ中学生だ。
当然俺一人でこいつを養ってやれる甲斐性はまだない。
そして俺達は兄妹だ、この関係がいつ親にばれて勘当されるかわかったもんじゃない。

「俺が一人前になって、親父達に勘当されても一緒にいられるようになったらな
 絶対にお前を泣かせるような真似はしたくねえんだ」

もしばれても俺達がそういう事をしていなかったら最悪桐乃だけは勘当されないですむ。
親父は桐乃には何だかんだであまいからな。

だが俺の考えが桐乃には大層気に入らなかったらしい。
目の前にはムスっとした顔がある。

「かっこつけちゃって」
「たまには格好つけてみたかったんだ」

桐乃は途端に満面の笑みになって

「ずっと前からカッコいいわよ、バカ」

抱きついてきた。
562名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:15:03 ID:nxVLbG/r
ただ、このままかっこよく終れるわけもなく。

「兄貴、何かあたってる。言ってる事と合致してないじゃんダサっ」

当然だ、据え膳を前にして断ったんだぞ。
それも大好物を断ったようなもんなんだぞ。
これで相手が妹という設定じゃなかったら今頃致していた所だ。

「すいませんね。妹に欲情するような変態兄貴でよ」

こればっかりはどうしようもない。
だが桐乃は何か閃いたらしく、嬉々とした顔で俺に提案してきた。

「口でするなら兄貴のルールにも反しない?」

一拍間をおいて考える。

「反しません」

こってり絞られた。







その夜、桐乃は抱き枕を抱えてベッドの上でツイストしていた。

「何これマジで幸せすぎるんだけど! キモっ、あたしにデレデレする兄貴マジキモっ!
 兄貴ったらなに妹に欲情してんのドン引きするんですけど! 人間として以前に細胞から狂ってるんじゃない?
 ミトコンドリアからぶっ壊れてるんじゃない?
 けどまああたしったら魅力的すぎるし、男としては間違っていないけど。
 だけど普通の妹だったら絶対に地味メンなあんたなんか見向きもしないし、あたしが超優しいからしかたなーく付き合ってるわけで。
 やっぱ無し、仕方なくない。あたしもあんたのルックスとか別に嫌いじゃないし?
 実は着飾ったらあんたイケメンかもとか思ってるけど。声だってイケメン声だし。
 でもそれいったら調子乗ってうざいから仕方なく言わないでおいてるだけだし。
 あぁぁぁああぁぁん! シスコン地味メン兄貴まじきもおぉぉぉおい! さいこおおぉぉぉぉ!
 今日とか殆ど愛の告白じゃん、将来の近いたててんじゃん! エンゲージフラグじゃん!
 婚約指輪ないけど殆ど婚約関係じゃんあたし達、うざっ! マジうざっ! あたし兄専用じゃん!
 あたしの貞操予約した兄貴まじ変態! でもあたし予約日守っちゃう! konozamaなんてしない!
 妹の初体験のマスターアップ完了だけど発売日までまだ先!
 妹の初夜を予約するとかもうシスターコンプレックスをコンプリートしてんじゃんシスターコンプリートじゃん!
 でもやっぱり呼び方シスコンじゃんキモイ! 兄貴にコンプされちゃった!
 兄貴大好き!」
563名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:18:29 ID:QO9DTlaV
>>562
オチwwwwwwww
564名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:22:13 ID:YaJVyNb1
>>562
最後ww誰かと思えばあんたかwww
565名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:25:16 ID:I6oc8zr8
俺はクンカが苦手だ
だがそのルイズコピペのようなぶっ飛んだ言い回しには心底感服してやまない
566名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:27:44 ID:TpERNTdU
>>562
誰かと思えばw
GJww
567名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:37:07 ID:LzC1r16/
乙です。

「こってり絞られた。 」は何を絞られたのだろうか(´;ω;`)
568名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:40:35 ID:oLJw9n9C
あまりデレてないと思いながら読んでたらオチで吹いたわ。
つか初投稿っつーことはクンカの人とは別か。
また新しい濃いのが現れたな。
569名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:41:30 ID:6z4coqzb
>>562
あんたの書く桐乃は本当にかわいいなあ

最後の以外はw是非自重しないでくれ
570名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:41:54 ID:LUbWCStl
途中までちょっとえろい京介と桐乃だなーとほのぼのして見てたのに
最後のオチで腹筋もっていかれたわwww
571名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:57:00 ID:LzC1r16/
初登校というなら、感染者なのか(´;ω;`)
572名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 15:00:20 ID:YaJVyNb1
くんかは…感染する…
573名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 15:00:49 ID:fp8OjgmM
くんかハザードだな・・・
574名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 15:30:25 ID:OPjLybax
>>562
桐乃か京介がアナルならセーフという事に気付く予定はありますか?
575名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 15:49:47 ID:KrGNXKC3
>>567
何ってナニだよ言わせんな以下略
576名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 16:32:51 ID:LzC1r16/
ドロリッチ大好きなカナカナの出番はまだかの。
577名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 16:46:52 ID:cwKhmQqU
「さてと、初詣も無事済んだしそろそろ帰るか?」
大晦日からの受験勉強と激込みの初詣で俺の疲れはピークに達していた。
「先輩、、顔色悪いわよ。大丈夫?」
混雑する境内で、肩肘を張ってせっかくの黒猫の晴れ着が乱れないようかばっていたこともあり、
精神的にも体力的にも結構つらくなってきていたのは事実だ。
「少し休んだほうがいいと思うのだけれど、、」
黒猫が心配そうに俺の顔を覗き込む。
「う、まあ、大丈夫だ。」
「-------」
微妙な沈黙が流れる。
「…この振袖、自分で着たのよ…」
黒猫が頬を真っ赤にしながらポツリと言う。
「ん?さっきも聞いたぞ?」
「…わかってないわね、、自分で着付けできるの!」
今度は不機嫌そうに同じ主張を繰り返してくる。うーん、こいつは何を言いたいんだ?

(続きなし)
578名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 17:04:07 ID:OPjLybax
>>577
エロ猫可愛いよ
579名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 17:26:29 ID:iXK8FuQc
>>562
オチワロタwwwww
580名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 19:12:11 ID:mU/bmvgw
>>562
素またもおkにしてくださいw
581名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 19:55:27 ID:GS5StRMx
>>562
オチが全て持って行っちゃった気もするがそこまでのいちゃいちゃもステキだぜGJ
582名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 20:20:26 ID:jPNEZooq
>>577
気付けよ、京介w
583名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 20:28:45 ID:I6oc8zr8
>>577
何てことないかのようにレストタイムを提案する黒猫さん男前すぎる
584名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 21:14:07 ID:l+1Hszj3
包丁が折れたんで百貨店に買いに行ったんだが、包丁眺めながら、これだったらよく切れるだろうなとあやせ思考になっちまったぜ。

京介「おっ、マイエンジェルあやせたん発見…」
あやせ「どの包丁がよく肉が切れますかね」
店員「こちらはいかがでしょう?(牛・豚・鳥)いずれのお肉もよく切れますよ。」
あやせ「へー。これなら胸も一突きですね。」
京介『こ、○される。包丁で一突きでぶち○されちまう』
585名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 21:29:56 ID:6z4coqzb
>>584
>>包丁が折れた

一 体 何 を 刺 し た ん だ い ?
586名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 21:58:06 ID:I6oc8zr8
おまえらのハイパー兵器の裏筋をシュッっと
587名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 22:07:41 ID:nD4WNQQh
包丁が折れるほどのハイパー兵器ってどんなんだよ
元祖ハイパー兵器の持ち主ですらそんな強度無いわw
588名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 22:13:45 ID:ml1Zv4z1
でも100トンを支えたハイパー兵器(もっこり)の持ち主もいるし……。
589名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 22:22:41 ID:LzC1r16/
京介は男塾出身
590名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 22:32:17 ID:KeZAsvL1
京介「押忍! 自分はヤンデレは苦手であります!」
あやせ「……」
591名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 22:43:20 ID:JItxX02n
>>588
確かにヤツのハイパー兵器は防弾ガラスを突き破る程の強度があったなw
592名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 22:59:21 ID:bUalFyNf
あいつ「バブーバブー」

俺「あーよしよし」
593名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 23:00:00 ID:bUalFyNf
誤爆
594おばあちゃんの昔話:2011/01/03(月) 23:11:40 ID:tQBCE3q3
『おばあちゃんの昔話』

登場人物
高坂京介 高坂桐乃 田村麻奈実 高坂佳乃

語り
高坂京介 田村麻奈実


でいきます。
595おばあちゃんの昔話:2011/01/03(月) 23:12:08 ID:tQBCE3q3
「あ゛あ゛ー、もうドコなのよ!」

リビングで我が妹様が荒れている。
どうやら携帯が見つからないらしい。
完璧超人に見えて、たまに抜けた姿を晒すんだよな、コイツは。

「ちょっと、ボケっとしてないで探したらどうなのよ!?」

うげー、チョー威丈高。探してやる気なんて全然出てこねー。
だけど探さなかったら、この荒れっぷりが延々と続くことになるから
ここはサクッとケリを付けてしまおう。
俺は自分の携帯を取り出すと、桐乃の携帯をコールした。

ピリピリピリ‥‥‥と呼び出し音。

「アタシの携帯‥‥‥!?」

ソファーの隙間に挟まっていた桐乃の携帯が見つかった。

「ふーん、タマには使えること、やってくれるじゃん」

麻奈実から教わったのを実践しただけなんだけどね。
でもコイツの前で麻奈実の名を出すとまた不機嫌になるから黙っておこう。
つーか、相変わらずイレギュラーなことには対応できないんだな、コイツ。

「褒美にアタシが買った靴を見る権利をあげる!」

なんじゃそりゃ。見せびらかせたいのなら最初からそう言え。
それにしても、また靴を買ったのか。
ふーん、なかなか動きやすそうな靴でいいんじゃねえの?
アスリートのオマエにはピッタリだろ。
596おばあちゃんの昔話:2011/01/03(月) 23:12:53 ID:tQBCE3q3
昨日から降っていた雨も上がり、昼過ぎには青空がのぞいていた。
麻奈実と合う約束があったので、桐乃の目を気にしながら家を出た。
いっとくが、デートじゃないからな。


「きょうちゃーん」

待ち合わせ場所の公園に着くと、麻奈実の甘ったるい声が耳に飛び込んできた。

「おーし、ドコに行く?」
「あたしはどこでもいいよ」

相変わらず自己主張が弱いな。
この公園でブラブラしようなんて言ってもいいのかよ?

「じゃ、ここでブラブラするか?」
「うん、いいよ!」

マジかよ‥‥‥
桐乃に、公園をブラブラするだけの提案なんかしたら、

1.蹴られる  2.殴られる  3.口汚く罵られる

の選択肢(複数選択可)が出てくるところだぞ。
597おばあちゃんの昔話:2011/01/03(月) 23:13:40 ID:tQBCE3q3
「うわ、こりゃひどい」

雨上がりの公園は所々ぬかるんでいた。
足下を気にしながら小径を進み、モノレールが見えるベンチに二人で座った。

「なんか久しぶりだねえ」
「そうか? つい最近もここに来なかったか?」
「ええー? 最近は来てないよ。だれか他の女の子と間違えてるのお?」

地雷? 地雷なのか? この状況って!?
恐る恐る麻奈実の表情を見たが、いつものほんわかした笑顔だった。
これが桐乃だったら‥‥‥考えただけでも恐ろしい。


「おにいちゃん、まってようぉ―――」

その声のした方を見ると、小さな男の子をその妹と思われる女の子が
追いかけていた。
男の子は女の子の声を無視するかのように走り続けていた。

「なんだよあの男の子、意地悪だな」
「うふふふふ‥‥‥。そういえば小さい頃、似たようなことがあったよねぇ」

思い出し笑いだろうか。麻奈実が何やら笑いながら話を始めた。
こいつの話、特に昔話は俺が覚えてないようなこと満載なんだよな。
嘘は入ってないはずだが、正直半分以上は理解不能だ。
さて今日はどんな昔話になるやら。
598おばあちゃんの昔話:2011/01/03(月) 23:14:05 ID:tQBCE3q3
「おにいちゃん、まってよぉ―――」

背後から桐乃ちゃんの声がする。
でもそれを振り切るかのようにきょうちゃんは足を速め、
手を引っ張られているあたしも足を速めた。

「ちょっと、きょうちゃん、かわいそうだよぉ!」
「いいんだよ、あんなヤツ。ほっとこうぜ!」
「でもぉ‥‥‥」

きょうちゃんは、お兄ちゃん子の桐乃ちゃんがいつもべったりなのが嫌なのかな。
走り続けると、追いつけない桐乃ちゃんはその姿が小さくなっていった。

どのくらい走った後だろう。

「あれ? 桐乃ちゃんはぁ‥‥‥?」
「え!?」
「どこにもいないよぉ!?」

きょうちゃんは足を止めて周りを見回したけど、桐乃ちゃんはいない。

「桐乃? 桐乃? 桐乃ぉ―――!?」

きょうちゃんは急に慌てだして、桐乃ちゃんを探し始めた。
あたしも一緒に探した。
小さな子には広すぎる公園の隅々まで探したけど見つからない。
きょうちゃんは涙目になって、桐乃ちゃんの名前を叫びながら探し続けた。

どれだけ時間が経ったのかな。
桐乃ちゃんを背負ったきょうちゃんのお母さんが公園にいた。

「きょうちゃん! きょうちゃん! 桐乃ちゃんこっちぃ!!」

桐乃ちゃんを探して泥だらけになったきょうちゃんを呼んで、
おかあさんと桐乃ちゃんに会わせた。

「京介、ダメじゃないの、ちゃんと桐乃の面倒を見なきゃ!」

泣き疲れて眠っている桐乃ちゃんを背負ったまま、
きょうちゃんのお母さんは、きょうちゃんを叱りつけた。

「ごめんなさい‥‥‥」

きょうちゃんはうつむいて、大粒の涙をこぼしていた。
599名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 23:16:10 ID:jGBleVpp
C
600おばあちゃんの昔話:2011/01/03(月) 23:16:40 ID:tQBCE3q3
「そんなことあったっけ?」

普通にそんな言葉が俺の口から出てきた。

「あったようー。覚えてないの?」
「全然。いやマジで」

見事にこいつの昔話の内容は、俺の記憶には無いんだよな。
放っておくと昔話モードに突入するから、切り上げさせよう。

「なんか食べに行くか? 昔話のお礼ってワケじゃないがおごってやるよ」
「うん!」

俺と麻奈実はぬかるんだ小径を戻って公園をあとにした。


「ただいまぁー」

麻奈実との食事を終えて帰宅した俺は玄関に入り、儀礼的にあいさつをした。
返事は―――もちろん無い。
リビングに入ると桐乃がソファーに座っていた。

―――チッ、いんのかよ。
忌まわしい感情を込めて言おうとした言葉を飲み込んだ。

「ねぇ‥‥‥」

桐乃が弱々しい声で話しかけてきた。

「なんだよ?」
「‥‥‥ありがとね、探してくれて‥‥‥。アタシ知らなかった」

なんだ、今朝の携帯のことか?
今頃お礼を言うなんて何のつもりだ。
ていうか、コイツがお礼を言うこと事態が異常だろ。
まあなんにせよ、お礼を言われるのは悪い感じじゃないけどな。

「あんなの、どうってことねえよ」
「‥‥‥そう、なんだ‥‥‥」
「それに麻奈実のおかげでもあるし」
「じゃあ、地味子にもお礼を言って」

はぁ???
地味子、もとい麻奈実にお礼だぁ?
本格的にどうしたんだ? 俺の妹様は??
601おばあちゃんの昔話 ◆ACPRLbMxAk :2011/01/03(月) 23:17:44 ID:tQBCE3q3
困惑している俺をよそに、桐乃はリビングを出て自分の部屋に行ってしまった。
ワケわからん。いくら考えても答えが出るはずも無いので諦めて
俺も自室に戻ろうとリビングを出ると、
玄関にある泥だらけになった俺の靴が目に入った。

「仕方ねえ、洗うとするか」

自分の靴を拾い上げようとしてふと見ると、
玄関の隅に泥だらけになったもう一足の靴。桐乃が買ったばかりの靴だ。

買ったばかりで、見せびらかすくらいのお気に入りだろうに、
一体どこを歩いてきたんだ? 我が家の読モ様は。


『おばあちゃんの昔話』 【了】
602名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 23:28:07 ID:O+mxAOEn
二番槍?
かぁいいねー桐乃
地味子も。
>>601GJ
603名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:04:52 ID:ojXhTMeY
>>601

こういうほのぼのしてるのも良いな
ろりりん可愛い
604名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:25:22 ID:dW0ZS/zd
>>601
GJ!
しかしこういう形で桐乃のトラウマが解消されちまったら、いよいよ歯止め利かなくなりそうだなw
605名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:45:19 ID:ulKbQDGN
>>601
いいな。ほのぼのとしたの。

>>585
刃の部分じゃなくて、柄の部分との継ぎ目がおれたんだよw
柄の部分も含めて一枚刃の三徳を買ったよ。
牛刀が貫通力高そうだったな。
606名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 01:09:45 ID:/qINTxzt
>>601地味子と桐乃のほんわか話大好きだ
アカプルコさんのSSはいつも良作だなぁ
607名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 01:32:02 ID:SaHA5vfM
桐乃かわいいww
608名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 04:38:58 ID:+YXOxBhF
三人でイチャイチャエンド後
桐乃「やっぱりあたし、あんたらが結婚するの嫌、認められない」
京介「桐乃……」
黒猫「兄妹では結婚出来ないわよ。一体どうする気?」
桐乃「あたしと一緒にオランダに行こうよ、駄目……かな?」
京介「は?」
黒猫「全くしょうがないわね。本当、手間のかかる娘なんだから……」
京介「え、ちょっと……俺は?」
609名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 04:47:47 ID:TNjXE/iD
黒猫はそこまで物分り良くないだろ
「旅費、あなたが出しなさいよ」くらいは言うぞ!
610名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 05:55:43 ID:hQXxUEVm
>>601
今ある原作を元にするとこんな感じだよな

gj 面白かった
611名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 06:09:14 ID:Cwdb0U0/
>>608
京介×黒猫より桐乃×黒猫の方が好きな俺得END
612524:2011/01/04(火) 06:11:49 ID:a/vuTFDc
>>571、572、573
のレス読んでたら突然こんな話しが降ってきた……
とりあえず2回目の投下なんで上手くないけど

タイトルは『クンカハザード』で
エロ無しです
613クンカハザード:2011/01/04(火) 06:14:25 ID:a/vuTFDc
ある日、いつものように俺が学校から帰ると家の前から救急車が
走り去って行くところだった。
急いで家にはいると、お袋が玄関で呆然として座り込んでいた。
「お袋!何があった!しっかりしろ!」
俺はお袋の肩をつかみ聞くが
「…桐乃が…桐乃が…」
と呟くだけで埒があかない。
とにかく桐乃に何かあったことだけは確かなので、
親父に電話してお袋にどこの病院に行ったのかを無理矢理聞き出し
家を飛び出した。

病院に着くとそこはさながら戦場のような有り様だった。
次々と運ばれてくる患者に医者と看護士が応対しているが、
患者の数が多く対応仕切れてない。
呆然として病院のロビーを眺めていた俺の横を一台のストレッチャーが走り抜ける。
そのストレッチャーの上の患者を見て、驚きの余りに俺は目を見開いた。麻奈実だ。
「おいっ!麻奈実!しっかりしろ!どうしたっ!何があった!」
そう言って麻奈実に近付こうとするが看護士に遮られて近づくことができない。
「離せっ!なんで麻奈実が!いったい何が起きてるんだ!!」
「落ち着いてください!今患者に近づくのは危険ですっ!!」
そう言って看護士が俺を羽交い締めにしてくる。

614クンカハザード:2011/01/04(火) 06:16:30 ID:a/vuTFDc
「アイツは俺の幼馴染みなんだ!それに危険ってのはどういうこった!?」
俺はとにかく麻奈実に近付こうと足掻くが近付くことは出来なかった。
「アナタ今の患者さんと幼馴染みなんですね!?本当に!?」
看護士が突然顔色を変えて聞いてくる。
その豹変ぶりに驚きながらも俺は答えた。
「ああ、今運ばれていった奴とは幼馴染みだし、此処に俺の妹が運ばれてきている筈なんだ。
なあ、いったい何が起きているか教えてくれないか?」
看護士は俺の話を聞くと押し黙って何か考え始めた。
そして俺の腕をとり何処かに連れて行こうとする。
「すみませんが、これから一緒について来てもらえますか?
そこで今回の事の説明もしますから」
そう言って看護士さんが俺を引っ張って行く。
とりあえず今起きていることを説明してもらえるらしいので
俺も大人しくついて行くことにした。
並んでいる診察室の一つに入れられ
「今先生を呼んできますからちょっと此処で待ってて下さい」
そう言って看護士さんが診察室から出て行く。
俺は不安な心を押し殺してとにかく先生が来るのを待った。
どのくらい待っただろう、1分が1時間にも感じられる中ようやく先生がやってきた。
615クンカハザード:2011/01/04(火) 06:18:43 ID:a/vuTFDc
「先生!いったい何が起きているんですか!?なんで家の妹や麻奈実が
運ばれてきてるんですか!?今すぐ説明してください!」
俺は先生の顔を見たとたんにそう叫んだ。叫ばずにはいられなかった。
「取りあえず落ち着いてください。これからその説明をしますから」
そう言って先生が俺を宥める。
「落ち着いてなんかいられませんよ!妹が救急車で運ばれたと思ったら、
幼馴染みまで運ばれてきてるんですから!とにかく何が起きているんですか!?」
先生に詰め寄って言うが押し留められる。
「いいから落ち着いてください。その説明をするために貴方にも
協力してもらわなくてはなりません」
「協力?」
説明をしてもらうのに何故俺の協力が必要なんだ?
俺は訝しげな表情で先生を見た。
「はい。協力です。これからアナタの血液と汗を採集します。
それから今貴方の着ている服を貸してください。
これは今起きていることを説明するのに必要なんです」
そう言って先生は俺を真剣な眼差しで見てきた。
616クンカハザード:2011/01/04(火) 06:20:37 ID:a/vuTFDc
とにかく今の状況を説明する為には俺の血や汗が必要らしい、後なぜか服も。
俺は疑問を覚えながらも協力する事にした。変に拘っている場合ではないのだ。
「服は取りあえずこれに着替えてくれたまえ。あ、下着も用意するから換えくれたまえ」
そう言って先生はサイズを聞いて看護士さんに用意するように伝える。

用意された下着と服(と言っても入院着だが)に着替え、
血と汗を採集された後、同じ診察室で待っていた。
暫くしてから先生が戻ってきた。俺は今度こそ今回の事を説明してもらえる
と思い居住まいを正す。
「待たせてすまないね。結果が出たんで今回のことを説明しようと
思うが良いかな?」
椅子に掛けながら先生が俺を見ながら言う。
「はい。お願いします」
俺も緊張した面持ちで答える。
「先ず今回の事だが、あるウィルスによるものでね…
このウィルスが市内で爆発的に増殖感染しこの騒ぎになったんだ」
「ウィルス?」
「そう、ウィルスだ。しかも今現在も感染者は増殖中だ」
厳しい顔で先生が言う。
「いったい何のウィルスなんですか?
それに…そのウィルスに桐乃や麻奈実も感染してるんですか?」
617クンカハザード:2011/01/04(火) 06:22:28 ID:a/vuTFDc
なんてこった!!桐乃や麻奈実がそんなウィルスに感染してるなんて…
そして俺もそのウィルスに感染してるんだろうか?
「先生…そのウィルスに俺も感染してるんでしょうか?」
不安になり思わず聞いてしまう。
「イヤ、君は感染はしてないよ。このウィルスは思春期の女性にしか
感染しないウィルスでね…だから男である君は大丈夫何だが…」
そこで先生が言い淀む。
「とりあえず、患者を見てもらおう。その方が説明し易い。コッチに来てもらえるかな」
そう言って先生は俺を隔離病棟へと案内した。


病棟内の病室は一部がガラス張りで内部がよく見えた。
その中の一室の前で先生が立ち止まり、俺も立ち止まって病室の中を見る。
「このガラスはマジックミラーになっていてね、
向こうからは見えないようになっているんだ」
先生の説明を聞きながら俺は病室の中を凝視していた。
病室の中には桐乃がいた。桐乃は起きていてベットの上で座っていた。
「桐乃…」
俺は病室の中の桐乃を痛ましげに見やりながら呟いた。
桐乃は不安げ様子で病室内を見回している。
すると病室の壁の一部に設えられた小窓らしき所から何かが病室に入れられた。
618クンカハザード:2011/01/04(火) 06:24:20 ID:a/vuTFDc
それは布のような物でなんか見覚えのある物だった。
その布切れに桐乃はフラフラとよっていき手に取る。
「あれは…なんで!?」
それは…その布切れは…さっきまで履いていた俺のパンツだった。
「なんで!?なんで俺のパンツが桐乃の所に!?先生!どうゆう事なんですか!?」
「まあとにかく見ていたまえ。見ていれば解るから」
驚いて詰め寄る俺を押し止めて病室の方を見るように促してくる。
訝しく思いながらも俺は病室を、桐乃を見た。
するとそれまで普通にしていた桐乃の様子があきらかに変わっていた。
『……スンスン…スンスン…ハアー…』
ガラス窓の横に付けられたらスピーカーから病室内の音が聞こえてくる。
桐乃は顔を近付けて俺のパンツの臭いを嗅いでいる。
『こっ…これは…間違いない。兄貴のパンツ…』
桐乃の口から呟きが漏れる。俺はそんな様子をただ眺めていた。
「そろそろ症状が現れ始める筈だ。よく見ていたまえ」
先生が俺を横目で見やりながら言う。
「最初はちょっとショックを受けるかもしれないが…しっかりと受け止めてほしい」
先生は俺を気遣ってそう言ってくれたが俺はもう先生の事を
気にしてなんていられなかった。
619クンカハザード:2011/01/04(火) 06:26:34 ID:a/vuTFDc
ガラス窓の向こうで桐乃は俺のパンツに顔を埋めて肩を震わせている。
『……!……っ!?』
そのうちにスピーカーが桐乃の小さな呟きを拾って流し始める。
『…パ…パンツ…アニキノパンツ…』
それまで小さすぎて聞き取れなかった桐乃の呟きが聞こえ始めた。
何だか嫌な予感が俺の頭をよぎる…。そしてその嫌な予感はスピーカーから流れてきた。
『…ンフ…ンフフフフ…兄パンゲットォォオォォオォォオォォオ!!
なんで!?なんで此処に兄貴のパンツがあんの!?
でもこの臭いは間違いなく兄貴のだよね!?
キモッ!キモッ!こんなとこまで来てアタシにパンツの臭いを嗅がすなんて
変態っ!!鬼畜っ!!マジ病気っしょ!?』
そんなことを叫びながら桐乃は病室の中を右へ左へと転げ回っている。
『ンハアァァァ……兄貴の臭いがアタシを犯してるぅぅぅ…
妹犯すなんてマジ変態っ!!マジ鬼畜っ!!そんなに妹にちんぽしゃぶらせたいの!?
そんでザーメン飲ませたいの!?キモォォォ!妹にザーメン飲ませたいなんて
マジ病気っ!!死んでいいからっ!!あっ!でも駄目っ!!兄貴死んだら駄目っ!!
兄貴死んだらアタシが生きていけなからぁぁ…好きぃ…兄貴大好きぃぃ』
あまりのことに俺は呆然として桐乃を見ていた。
620名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 06:31:18 ID:P+WmIda5
支援
621名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 07:05:40 ID:hQXxUEVm
京介にとっても、俺にとっても反応に困る出来事だぜえ...w
622名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 07:07:46 ID:MSQCCLRq
>>619
乙。一瞬>>562の人かと思ったが文章の書き方から別人のようだね。
しかし、桐乃がクンカしてても違和感ないのはこのスレのせいなのか、それとも実際してそうだからか。
623名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 07:18:33 ID:a/vuTFDc
おさるサンになってもた…orz
これが書き込めたら続き投下する
624クンカハザード:2011/01/04(火) 07:21:10 ID:a/vuTFDc
遅くなって申し訳ない。続き投下です



シャッとカーテンが引き下ろされる。俺は呆然としたまま先生を見た。
「驚いたかね?まあ無理もないか。妹さんのあんな姿を見てしまったんだからね…」
先生はそう言いながら隣のガラス窓に近付いていく。
俺はフラフラと先生の後をついて隣のガラス窓に近付いた。
「実はね、この患者も君の関係者だと思うんだがね。ちょっと見てくれるかい?」
そう言って先生はガラス窓に掛かっていたカーテンを上げていく、
その先には桐乃の親友のあやせが俺のシャツを自身の身体にまとわりつかせていた。
『変態っ!!変態っ!!やっぱりお兄さんは変態ですっ!
わたしに抱きついて何しようとしてるんですかっ!通報しますよ!?
こんな臭いを嗅がせて…おかしくなっちゃうじゃないですか!?』
「彼女が此処に来たときには意識が有ってね、君の妹さんを見て
自分の友人だと言ってたし、症状も同じ感じだったんで
君のシャツを渡したらこうなってしまったんだ」
スピーカーのスイッチを入れながら先生がそう言ってくるが
俺はそんな先生の話を聞いちゃいなかった。
『全く、お兄さんはわたしにこんな事をしてどうするつもりなんですか!?
こんなセクハラしてっ!ぶち殺し…』
625クンカハザード:2011/01/04(火) 07:23:02 ID:a/vuTFDc
ただ呆然と見ていた俺の前にカーテンが下ろされ、
スピーカーから流れていたあやせの声が聞こえなくなる。
それでも俺はまだガラス窓の方を見ていた。
「クンカウィルスだよ」
先生やるせなさげに言ってくる。
「クンカ…ウィルス?」
「そう。クンカウィルスだ。君の妹さんと今見た新垣あやせさん。
それから幼馴染みの…田村麻奈実さんだったかな?
はクンカウィルスに感染してるんだよ」
先生が桐乃達が感染したというウィルスの事を俺に話し始める。
「このウィルスが発見されたのはごく最近でね。まだそれ程詳しい事は
解っていないんだ。」
「感染した人間が執着している人、物、動物とにかくその感染者が
拘っているモノの臭いを嗅いで廻るんだ」
「このウィルスは致死性は低いものの、興奮作用が強くてね。
それに一定時間を過ぎ、その間に自身の執着物の臭いを与えられないと
頭痛、吐き気、目眩、幻視、幻聴とまるで麻薬患者のような
症状を診せるんだ」
先生が淡々と症状を語ってくる。
「ワクチンは…有るんですか?」
俺は一縷の望みを賭けて聞いてみるが、先生は黙って首を横に振った。
626クンカハザード:2011/01/04(火) 07:25:22 ID:a/vuTFDc
「さっきも言ったようにこのウィルスはごく最近…3年前に発見されたばかりでね、
症例も少なく、研究も遅々として進んでいないんだよ」
先生の言葉に俺は身体の力が一気に抜け、 その場にへたり込んでしまう。
「…じゃあ…じゃあ、桐乃達はずっとこのままなんですか…?」
俺は全てが終わったような絶望感に満ちた声で呟いた。
「君がそんな事でどうする!?君がそんな風に諦めていたら
治るものも治らないじゃないか!」
先生が俺を叱り飛ばす。
「でもワクチンは無いんですよね?それなのにどうやって治すって言うんですか?」
「この感染症はさっきも言ったように致死性は低い。
それに研究が進んでいないと言っても全く進んでいない訳じゃない。
米疾病予防管理センター(CDC)や世界中で研究もされている。
そして、自然治癒した例もある。絶望するにはまだ早い」
先生が俺の目を見て真剣に言ってくる。


…へっ、俺が感染してるワケじゃないのに諦めてどうすんだってな。
「わかりました先生。俺が出来る事なら何でも協力しますからあいつ等の事
よろしくお願いします」
「うむ、全力を尽くそう」


それが俺と…イヤ、俺達とクンカウィルスとの闘いの幕開けだった。



[完]
627名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 07:32:05 ID:a/vuTFDc
投下終わり。

ロリまんに毛が生えた程度の文章力で長いの書いてすいませんm(__)m

次はデレ乃を書く予定…って言うか最初はそっち書いてたんだけどね
クンカハザードってレス見た瞬間に電波飛んできたw

ではまたいつか
628名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 07:32:07 ID:swDdjIgZ
ワロタw朝からとんでもないの乙

つか多少でもくんかに致死性あるのかよおっかねえな
無駄な命を散らさないためにも患者は執着しているものと一緒に隔離して飽きるまでくんかさせる以外に今取れる手段無いだろ……
629名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 07:43:20 ID:a/vuTFDc
>>628
設定としては禁断症状からくる幻覚、幻聴による事故死と
大量に執着物の供給夥多によるドーパミンの大量分泌でのショック死って事です。
630名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 10:22:42 ID:hQXxUEVm
それなんてL5?

ギャグを大真面目に舞台にされたような、そんな怖さがあった
631名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 11:54:37 ID:87f/1Euq
>>601
ナチュラルに桐乃がストーキングかましてて狂気を感じてしまった
632名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 13:58:24 ID:D2lU9WBk
>>601
桐乃がストーカーしてたのか、はたまたタイムトラベラーしてたのか…
なんかいいなと
633灰色 猫:2011/01/04(火) 18:47:17 ID:ikUEtgJ0
>>627
悪いんだけど、麻奈実にも何か検体を与えてみてくれる。
634名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 19:00:43 ID:znE6hh9M
>>627
ホントにハザードだwww
まさかクンカでここまで笑えるモンが出来上がるとは思わなんだw乙
635名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 19:26:21 ID:CpcUlA/S
>>627
乙。
だが一つ訂正しておく京介の目の前にあやせたんの脱ぎたてパンティ置いてみようぜ・・・
636名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 19:42:15 ID:SB/L7pbJ
でもこれって普段の桐乃とどう違うんだ?
637名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 19:50:01 ID:a/vuTFDc
>>634
麻奈実のか…。とりあえず飯食いながら考えてみる。


>>635
……ハッΣ(゜Д°;)
638名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 19:52:50 ID:a/vuTFDc
>>633だった…すまねぃ
639 ◆lcoLXoIw/. :2011/01/04(火) 19:54:44 ID:lxnI4mgV
投下します。9レスほど
640 ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄:2011/01/04(火) 19:55:19 ID:UwPCoDdG

        m
  , 妊./○~ ⌒つ、
/    /  ∴  ) ,r─"⌒
| \  /     /⌒/
|    ̄(つ  ,r─'
⌒ ̄ O ̄⌒
  _○___________
/くそっ!!
|  気になって眠れやしない!
641花よりデザート:2011/01/04(火) 19:56:16 ID:lxnI4mgV
ある日の休日、リビングへ入ると桐乃が台所に立っていた。
珍しい事もあるもんだ。

「なあ、何してんだ?」
「見てわかんないの? 料理作るに決まってんでしょ」

普通に考えればそうだが……お前が料理?

「今日お母さん遅いでしょ? だからたまにはあたしが腕を振るってみようかと思って」

たまにって、お前が料理作ってるとこなんて見た事ないぞ。
見ればスーパーから買い込んできたらしいビニール袋が置かれている。
材料を取り出している最中で、まさにこれから作るようだ。
だがしかしだな……。

「お前料理出来んの?」
「はあ? バカにしてんの? 前にアンタにやったチョコも超美味しいって言ってたじゃん」

それってバレンタインにくれた石炭みたいなチョコの事か?
忌まわしい記憶が蘇って、思わず身震いしてしまう。
これは皮肉で言ってるんだよな? マジじゃないよな?
なんにせよ、あまり関わらない方が良さそうだ。
君子危うきに近寄らず。

「そうか、まぁ頑張れや。俺は外で――」
「あんたの分も作るから、外で食べてきたりすんじゃないわよ」

すでに近寄ってました。
くっそおおおお! 声かけた時点でもうアウトだったのかよ!
今更食べないなんて言ったら殺されそうだな。
俺に出来る事といったら、せめて食って死なないように作るところを監視するくらいか……。

「何? ジロジロ見て。やりにくいんですケド」
「あ、いやーホラ、女の子の料理する姿って良いよなって思って!」

慌てて適当な言い訳を口にする。

「…………キモ」

桐乃はそっぽを向いて料理に集中し始めた。
とりあえずは監視ポジションを確保する事に成功したようだ。
642花よりデザート:2011/01/04(火) 19:57:03 ID:lxnI4mgV
「えーっと、まずは野菜を切って……」

桐乃はなにやらメモした紙を見ながら野菜を取り出している。
ネットかなにかで調べてきたのかね?
載ってる通りに作るんなら、そんなに心配はいらないかもしれないな。
袋にカレールーが入っているのを見るに、どうやらカレーを作るつもりのようだ。

「まずは玉ねぎっと」

ダン! ザクザクザクザク。

玉ねぎに豪快に包丁を振り下ろして両断し、みじん切りにしていく。
皮ごと。

「おい! 皮むけよ!」
「え?」
「不思議そうな顔すんな!」

皮ごとみじん切りとか聞いた事ねえよ。つーかやりにくいだろ。

「あのな、カレーに玉ねぎの皮が入ってたら変だろ? うちのカレーを思い出してみろよ」
「……たまに入ってるよ?」

お袋オォォォォ!

「ま、良いケド。あたしも皮あんまり好きじゃないし」

渋々といった様子で皮を取り除く桐乃。
細かく切ったせいで少し混じってしまっているが、もうそれくらいは許容すべきなんだろうな。

切った玉ねぎを皿に移し、お次はジャガイモに取り掛かる。
さすがに今回は皮をむくようだが……。

ザシュッ、ドシュッ。

断じて皮むきではない音が響く。
もう皮より身の方が小さくなってんじゃねえか。お約束すぎんだろ。

「ジャガイモって皮むくと、こんな小さくなるんだね。知らなかった」
「なわけねえだろ! 皮むき使えよ、皮むき!」
「わ、わかってるし。ちょっと包丁使ってみたかっただけ」

皮むきに持ち替えて続行するも、丸いジャガイモの皮をむくのは大変そうだ。
手つきも危なっかしいし、怪我しそうで見ていてハラハラしてしまう。
643花よりデザート:2011/01/04(火) 19:57:51 ID:lxnI4mgV
「な、なあ、俺がやろうか?」
「あんたは引っ込んでて! あたし一人で作るから」
「でも俺の分も作るんだろ? なら二人でやった方が――」
「い・い・か・ら! 黙って見てなさいよ」

何故かムキになって声を荒げる桐乃。
こっそり手伝って無難な出来に仕上げるという作戦は失敗に終わったようだ。

「わーったよ。ならせめて怪我はしないでくれよ」
「なにその心配してるみたいな言いぐさ。失礼すぎ」
「心配しちゃ悪いのかよ?」
「……ふん、シスコンきもいっての」

さっきまでの勢いはどこへやら、急に静かになって皮むきを続ける。
怒ったと思ったらいきなり大人しくなるし、よく分からん奴だ。

悪戦苦闘の末、ようやくジャガイモの皮むきが完了する。
最後はニンジンだ。こっちはすんなり終わるだろう。

シャッ、シャッ、シャッ……。

ニンジンなんて皮むき使えばすぐだもんな。あとは包丁で適当に切るだけだし。

シャッ、シャッ、シャッ……。

シャッ、シャッ、シャッ……。

「いやどこまでやるんだよ」

明らかに身の部分まで削ってるし。指より細くなってんぞ。

「ねえ、これってどこまでが皮なの? 色変わらないんだけど」
「表面だけだ!」
「え!? あ、いや、知ってたよもちろん」

今俺に聞いたよね? しかも『え!?』って言ったよね?
桐乃の手元にはカツオ節のようになったニンジンのなれの果てが山になっている。
もう皮と身の区別がつかないんじゃないのかアレ。
桐乃は少し迷ったようだったが……、結局全部を皿に乗せた。

ようやく野菜を切り終わり、次に取り出したのは牛肉だ。
野菜と違って皮むく必要もないし、今度こそ安心だよな。
644花よりデザート:2011/01/04(火) 19:58:40 ID:lxnI4mgV
案の定、特にトラブルもなく一口大に切っていく。

「次は鍋に油をひいて肉を炒める、と」

メモを確認しながら鍋を火にかけ、油を……、

ドプドプドプドプッ!

おい、どんだけ入れるんだよ。揚げ物でもすんのか。
普通大さじ一杯とかじゃねえの?
桐乃は意に介した様子もなく肉を投入していく。

ジュワァァァァ……。

もう肉を炒める音じゃないよね。揚げてる音だよね。
しばらくしてから取り出された肉は、良い感じにカリカリだった。
もう火が通ってりゃ良いや。

取り出した肉を別の皿に移し、最初に切った野菜をそのまま鍋に――

「待て待て待て! 野菜までそこに入れんのか!?」
「は? だってそう書いてあるし」
「そんな油の煮えたぎる鍋に入れたら、別ジャンルの料理になっちまうだろ!」
「うっさいなー。いちいち口出さないでくんない?」
「いやホラ、油入れすぎるとカロリー高くならないか? お前もそれ食べるんだろ?」

カロリー、という言葉にピクリと反応する桐乃。

「……それもそっか」

なんとか鍋の油を減らす事に同意してくれた。
危ねえ。あのまま野菜ごと煮込まれたら油カレーになっちまう所だった。さすがに食えねえぞ。

油の減った鍋に野菜を投入し、ヘラを使いながら炒めていく。
なんかようやく普通の料理らしい光景になったな。
こうしてると、まるで新妻みたいだ。
……いやいや、何を考えてんだ俺は。
まだ料理は完成したわけじゃないんだ。気を引き締めないとな。
645花よりデザート:2011/01/04(火) 19:59:29 ID:lxnI4mgV
見ると桐乃は、味を調えるためなのかコショウを取り出している。
入れすぎなければ問題ないよな。

カパッ。ザバアァァァァァ……。

内蓋が外れて全部入った。

「…………」
「…………」

しばしの沈黙、そして、

「えーと次はー」
「何事もなかったかのように流すなよ! 明らかに入れすぎだろうが!」
「い、良いの! ブラックペッパー味に変更したんだっての!」

どんなカレーだよそりゃ。しかも今入れたコショウは別にブラックじゃねーし。
これ食えるのかな。

桐乃は取り繕うように肉も入れ、ヘラでかき混ぜていく。
コショウの強い匂いがここまでプンプンする。カレー作ってる時に漂う香りじゃないぞ断じて。
そのまま水を入れ、煮込むこと約20分。
ようやくカレールーの出番である。

あとは適量のルーを割り入れて、とろみがつくまで煮込めば完成だ。
ちょっとばかり辛口になりそうだが、まぁなんとか食えそうだ。
桐乃はカレールーを取り出し……、

ジャポン。

全部一気に入れた。

「よし」
「よし、じゃねえよ!?」

何をやり遂げたような顔してんだよ!

「はあ? まだなんか文句あんの?」
「普通は割り入れて少しずつ溶かしていくもんだろうが!」
「何言ってんの。かき混ぜれば一緒でしょ?」

そのままお玉で、ぐっちゃぐっちゃとかき混ぜていく。
というか分量を確認した様子もなかったんだが、大丈夫なのか。
646花よりデザート:2011/01/04(火) 20:00:17 ID:lxnI4mgV
「いやもう良いわ。続けてくれ」
「言われなくてもそうするっての。さて最後の隠し味を――」

出たよ、隠し味。
これまではなんだかんだでセオリー通りだったから、まだ良かった。
だが隠し味はヤバイだろう。おかしなモノが出てきたら、なんとしてでも止めなければ……。

そんな俺の心配をよそに、桐乃が取り出したのはソースの瓶だった。
なんだ、ソースか。まあ定番っちゃ定番だな。
入れすぎなければ大丈夫だろ。
……フラグじゃないからな?

「なあ、今度は入れすぎるなよ?」

一応釘をさしておく。

「わかってるっての。てか集中出来ないから声かけないで」

ソースの蓋を開けると、どうやら新品のようだ。
内蓋にリングプル(丸い輪っかを引っ張って開けるやつな)がついている。
桐乃は指をかけてリングプルを一気に引き抜き、それを――

チャポン。

鍋に投入した。

「あ、間違えた」
「おい軽く言ってんじゃねえ! 早く! 早く取り出せ!」
「わ、わかってるっての!」

さすがに桐乃も慌てた様子でお玉で鍋の中を探る。
そのまま数十秒が経過し……。

「やっぱソースはいいや」

ソース瓶を戸棚奥にしまう。

「誤魔化すなよ! ちゃんと探せ!」
「う、うっさいなー。良いダシ出るかもしんないでしょ!?」

ついに逆ギレしだす桐乃。
あの無機物から一体どんなダシが出るというんだ。
つーか出番なしで戸棚の奥へ葬られた新品ソース瓶の存在意義はどこへ行くんだよ……。

「うーん、他に良いのないかな?」

桐乃は冷蔵庫を開いて中をゴソゴソやっている。
そうして黒砂糖、味噌、豆板醤、ラー油、ワサビ、さけるチーズなど、どんどんと怪しいブツが取り出されていく。
これ以上はホントにヤバイだろ。もういい加減止めなければ。
647花よりデザート:2011/01/04(火) 20:01:04 ID:lxnI4mgV
「なあ、そろそろ完成で良いんじゃね?」
「何言ってんのよ、これからでしょ」
「いや実はもう腹ペコでな! 今すぐお前の手料理を食いたいんだよ」
「そ、そうなの?」
「ああ。だから隠し味とかはまた今度で頼む! な!」
「……わかった。じゃあまた今度ね」

よし助かった!
……助かったんだよな?

俺は席につくよう命じられ、今は桐乃が御飯とカレーをよそっている。
だ、大丈夫だよな? そんなにおかしな物は入っていなかったはずだ。
飯を食うだけだってのに、異様に緊張する。
そうこうしているうちに桐乃が皿を運んできた。

「はい、あんたの分」
「お、おう。サンキュ」

皿の中身を見やる。
普通のカレーだ。少しばかりコショウ臭いが、それだけ。
いやちょっととろみが強いか?

「どしたの? お腹すいてるんでしょ。遠慮せず完食して良いからね」
「あ、ああ。……あれ? お前は食べねえの?」
「あたしは後で良いから」

そう言って俺の方をじーっと見ている。
なんかやりにくいな。
まあ良い。とりあえず食おう。
だがその前に……。

俺はスプーンでルーの中を探っていく。
まずはアレの有無を確かめなくては。
探し始めてほどなくして、それはあっけなく見つかった。

「これはさすがに食わなくても良いよな?」

ソース瓶のリングプルである。やっぱり入っていやがった。

「そ、それはまあ、飾りみたいなもんだから」

ふいっと目をそらす桐乃。こんな飾りがあるか。
とはいえ、これでもう大丈夫だ。他に食えないものは入ってないだろう。
まずは一口。
648花よりデザート:2011/01/04(火) 20:01:51 ID:lxnI4mgV
ガリッ!

かてえ!? そして辛い! 味濃い!
慌てて口の中のものをスプーンに戻して確かめる。
それは半透明で、穴がいくつか空いた円形の――

「コショウ瓶の内蓋じゃねえか!」

これも入ってたのかよ!
くっそおおお、油断してたぜ……!
キッと桐乃を睨むと、また目をそらす。お前はいい加減に現実を直視しろ。

「ふ、不可抗力でしょ。良いからさっさと食べて」

釈然としないが、言われるままに食べ進めていく。
まず口に広がるのが圧倒的なコショウの辛みと香り。
そして明らかに多すぎたルーの濃厚な風味。
ザラザラとした野菜の皮の食感と、カリカリに揚がった肉が絶妙なハーモニーを奏でている。

一言でいうと不味い。不味いが……。

「まあ食えなくはないな」

それが正直な感想だった。前に食った石炭チョコに比べれば断然マシである。

「なにそれ? それが丹誠込めて作った妹の手料理に対する感想なワケ?」
「……お前な。ちょっと自分で食ってみろ」

言われて鍋に移動し、自分のカレーを口に運ぶ桐乃。
その顔がみるみる曇ってゆく。

「……なにこれ。超不味い……」

なにやらショックを受けているようだ。
これで『美味しいじゃん?』とか言われたらどうしようかと思ったよ。
桐乃はなんだか消沈した様子で溜息をついている。
だが、黙々と食べ進める俺の様子に気付いてハッと顔を上げて、

「ちょっとそれ貸して。片付けるから」
「なんでだよ? まだ食ってる途中だろ」
「こんなの食べれるわけないでしょ? 何カッコつけてんの」
「うっせ。腹が減ってるって言ったろ、邪魔すんな」

そのままかき込んで全部食べきり、空の皿を桐乃に渡す。

「ほら。もう片付けていいぞ」
「……バカじゃん」

消え入りそうな声でぽつりと呟く桐乃。
そして落ち込んだような顔で、受け取った空の皿をじっと見つめている。
649花よりデザート:2011/01/04(火) 20:02:38 ID:lxnI4mgV
ったく、そんな顔されちゃ放っとけねえだろ。

「まあ少し味は濃かったけどな。水で薄めればだいぶマシになるだろ」
「そうだけど……」
「カレー作るの初めてだったんだろ? また次頑張れば良いって」
「うん……」

ポンと桐乃の頭に手を置く。

「ご馳走さん。また作ってくれよ。な?」
「……ん、わかった」

ようやく少しだけ笑みを見せる桐乃。

「じゃあアンタが味見役だからね。ちゃんとやんなさいよ」
「おう、良いぞ」
「これから休みの日は毎回作るからね。逃げんじゃないわよ」
「へいへい」

こりゃ毎週大変そうだな。でもまぁ良いか。
桐乃はやっと元気を取り戻したのか、上機嫌で鍋に水を足して煮込み直している。
さらに先ほど試せなかった怪しい隠し味の数々を取り出し始めた。
俺は食事を済ませたし、今回はもう止めなくて良いだろう。失敗は成功の元だ。

カレーの方はイマイチだったけど、デザートは悪くなかったな。
楽しそうな桐乃の顔を見ながら、そう思った。



黒砂糖の塊を手にしながら、満面の笑みを浮かべた桐乃が声をかけてくる。
「あ、知ってる? カレーって一日寝かせると美味しくなるんだって」
「ちょっと待てえええええ!!」

ジャポン。

俺のデザートがそんなに甘いわけがない。
650 ◆lcoLXoIw/. :2011/01/04(火) 20:03:32 ID:lxnI4mgV
以上です
651名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 20:04:45 ID:PPC37nwO
よかった…
652名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 20:21:26 ID:87f/1Euq
桐乃は何を錬金するつもりなんだ……
653名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 20:50:42 ID:cGMbpFMR
料理初心者の隠し味は死亡フラグ
嫁のメシマズスレを思い出したw
654名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 20:55:14 ID:PPC37nwO
でも、京介に手料理作ってあげようとするきりりん可愛いからおkw
655名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 21:15:53 ID:hQXxUEVm
かわいいwwおもしろかったよ!乙
656名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 22:06:25 ID:CaYcYHfH
不味いとわかっているカレーを、京介が全部食べてくれた、
それに対する桐乃の反応が可愛らしくていいねw

京介も原作通りのいい兄貴っぷりw

読んでてニヨニヨできました、dクス
657灰色 猫:2011/01/04(火) 22:27:25 ID:ikUEtgJ0
主人公に感情移入して楽しむように心がけてるけど、
最初の一行目でいきなり身代わり防壁をぶっ飛ばされた。

でも、面白かった。
女って言う生き物は大概、味見さえしていない料理を
無条件にうまいと賞賛することを強要するが、
そういうリアリティーが存在する俺妹という作品中で
よく京介は無事でいられるものだと。
658名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 22:54:04 ID:GTDNmiaT
ヤバイなこのきりりん可愛い
そして「デザート」には2828せざるを得ない

次回はメインディッシュとして桐乃を美味しく頂いちゃう話だな
659名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 23:40:05 ID:HHHYFOOF
桐乃が料理して親父寝込ませた経緯もこんなんだろうなw
660名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 00:29:05 ID:BLYOoCs9
反対に黒猫が京介(とついでに桐乃)に地味だけどちゃんとしたご飯を作ってくれるSSはまだですか
661名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 00:29:09 ID:tnI0gTyS
卒論残り2週間ですが、突然降りてきたので書いてみました。
初投稿でつたない文章ですが投下します。

『幻のパンツをゲットせよ』


「ん?」
深夜3時過ぎ、喉が渇いて下に降りてみると、京介が洗面所にいた。
「ったく、夜中に何必死に洗ってんのょ…っ!」
あたしは見てしまった。洗っていたのは…京介のぺぺぺ、ペァンツ!
夜中に男の人がパンツを洗うってのは、その、つまり…そういうことよね。
あいつってばシスコンだから夢の中でもあたしが頭から離れないうえに色々しちゃってるわけ!?
マジバカじゃん。あのむっつりシスコンってば夢の中じゃなくて直接私に手を出せっての!

っと、そんなことより、あたしには最重要課題ができてしまった。
京介がSEEDをバーストさせてしまったパンツの採取という難関クエストだ。

とりあえず兄貴がパンツを手放さないといけないわね。
私はいつもより足音を大きくして京介に近づいた。

「!?」
京介がビクッとした後あたしに気付いて、とっさにパンツを私から見えない位置に投げた。
よし!とりあえず第一段階はクリア。あとは京介をここから遠ざけないと。

「あんた、こんな夜中に何してるわけ?」
「お、お前こそこんな夜中に何してんだよ?」
「あたしは喉が渇いただけ」
「そ、そうか。お前明日も朝練で早いんだろ。早く寝た方がいいぞ」
「わかってるっての。それよりあたし、歯を磨かないといけないから一回部屋に戻ってくんない?」
「はぁ!?なんで今更歯磨きなんてすんの!?しかも部屋に戻れって、ど、どういうことだよ!?」
「ちょっ、うるさいって!誰かおきちゃうでしょ。歯を磨くのはさっき甘いもの飲んだから。
 それにあんた、妹が口にもの咥えてシャコシャコやってるのを見たいわけ?この変態ドシスコン!」
「いや、意味分かんない、って痛い痛い!わかった!部屋に戻るから蹴るんじゃねぇ!」
京介は逃げるように部屋に戻っていった。あたしってばネゴシエイターも驚くほどの交渉技術ね。
662名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 00:31:00 ID:tnI0gTyS
さて、さっき京介が投げたパンツの軌跡はしっかりこの目に焼き付いている。
たしかこのあたりに…っと。あったー!兄パン希少種をゲットしましたー!

ちょっとまって。動悸、息切れが止まらない。この希少種ってばなんてやつなの!
さっそく部屋に持ち帰って…って私が部屋に戻ったら京介はパンツを回収しにもどってきちゃうよね。
仕方ない、あんま時間無いけどここで堪能させてもらおう。
あっ、なんか洗ってたせいか結構水っぽいけど顔を近づけてないのに凄い匂いがして…いきます。

こ、これはやばい!なんたって兄貴の強烈なSEEDの匂い!兄貴ってば私を匂いで妊娠させちゃうわけ!?
これって臭姦!?京介ってば妹にそんなマニアックなのをさせちゃうの?マジド変態のドシスコンね!
あーもうこの匂い最悪!中毒になっちゃうじゃん!もう普通のじゃ満足できなくなっちゃうし。
生活リズムが上がったら元の生活に戻れないようなもんよね。匂いレベルが上がりすぎなんですけど!
あたしにこびりついたらどうしちゃってくれるの!?毎日がお花畑じゃん?
しかも〜中略〜

〜20分後〜
ってわけだから京介は2人目の子供の名前はお前が決めろとか言うわけ!意味分かんないし。

・・・もうどのくらいたったかな?まだそんなにたってないよね?こんなチャンス滅多にないんだから!
ふぁ〜幸せだよぅ〜







「俺のパンツは桐乃にみつかってないだろうな?」
桐乃のやつはまだ2階に上がってくる様子はない。なにをやってるんだあいつは?
「まぁ、さすがにもう見られて困るようなことはやってないだろうし、下に降りてさっさと追い出すか」


「ん?夜中に必死になにやってんだ…っ!」
俺は見てしまった。あいつが持っているのは俺のペペペ、ペァンツ!
しかも顔を近づけて恍惚とした表情を浮かべてやがる!

とりあえず俺にはわけのわからん最重要課題ができてしまったようだ。





ハイパークンカタイムは私には無理だった…
文章力と感性と時間が圧倒的に足りませんでした。
663名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 00:45:03 ID:UxVzg3RA
その後制裁を受けてこの件についての記憶を喪失するんですね分かります

GJ! クンカに世界が侵食されてゆく…
664名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:21:57 ID:MRJEMzC4
ぺぺぺ、ペァンツ!
665名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:28:22 ID:G8i6IQEa
>>650
 遅まきながら、乙。
 ところで、ジャガイモの芽って毒あるよね? 普通は皮むいたら芽を取るだろっ!?

>>661
 乙。
 桐乃の京介の呼び方に違和感が……。
 まあ、それはそれとして、“ペァンツ!”って炸裂音みたいだな(笑)
666名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:33:20 ID:Sjp+qevj
>>661


レザーのジャケット
純白のペァンツ♪
667名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:35:41 ID:tnI0gTyS
>>664,>>665,>>666
勢いで投稿して今更死ぬほど恥ずかしくなった
書いてるときは英語っぽいとか思ってたがなんだよペァンツって…

しかも兄貴とか京介とか呼び方がごっちゃになってるね
修行して出直してきます
668名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:59:45 ID:qM+ao1F8
米を酢であらったり、野菜皮ごと入れたり、きりりんのカレーは地獄だぜー
669名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 02:06:56 ID:Sjp+qevj
>>667
しかたないね…
今度はゆがみない作品まってるぜ!!
670名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 02:19:26 ID:MRJEMzC4
>>667
ああ、いや、面白かったから。
こんなことで恥じないでくれ。もっと恥ずべきところがあるから
671名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:40:23 ID:ZO6bdtQ9
 何気にとどめを刺しているように見えるな……。
672名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:42:29 ID:x480UrMN
カレールーは火止めてから入れないと玉になるぞ。
きりりん以外の女の子の料理の腕はどんなもんだろうと
それで1つ小ネタが思いついた↓




――女の子が自分の為に作った手料理

このフレーズに憧れない男子はいないだろう。
まして「女の子」の前に「かわいい」という形容詞がつくなら尚更だ。
……しかしよ、まさか「女の子」の後に「達」がついて複数系になるとは思わなかった。
あ、今俺のことを爆死しろって思ったろ? 客観的にみて、それは否定しねぇ。
だが、一つだけ言っておく。
カレー六杯は……死ぬほどきついぞ(グリーンリバーライト風)
つーかキッチン六つとか半端じゃねぇ。槇島の財力すげー。

一番キッチンで奮闘しているのは我が妹の桐乃である。
オーケー桐乃、少し冷静になろうか……
どうしてお前はナマコとウニとワカメとクラゲとカレイを鍋に入れてやがりますか!?
「シーフードカレーってアンタ知らないの?」
うわー、超馬鹿にした表情で言いやがったよコイツ。
俺の知ってるシーフードカレーの具はイカとかエビとかなんですが!
「だってウニの方が高いじゃん? ワカメは髪の毛にいいっていうしさー
 カレイとかカレーに入れるからカレイって名前なんでしょ?」
お前みたいな価格至上主義者が料理を滅ぼすんだよ!
っていうか俺の髪の毛の心配は二十年は早いっての!
それからカレイに謝れ! ヒラメに間違われた事はあっても
カレーに間違われた事は彼の魚生の中で一度もなかった筈だ!
というかお前、それ本気で言ってるなら成績優秀設定って嘘だろ!?
「シーフードカレーとか、他の連中は作ってないだろうし
 完全にルート見えたわね、あたしの一人勝ちの♪」
……いや分かっていた、分かっていたんだ。
こいつの料理が破滅的だって事は分かっていたのに
それでも俺は心のどこかで「普通のカレーを作るならそう酷くはならないだろ」なんて考えてた。
けど桐乃は「ちょっと凝ったカレー」を作ることで俺の予想の斜め下を言ったんだ。
コイツの兄として、コイツの行動を読むことが出来なかった俺のミスだ。
それに気づいていたなら、俺はそもそもこの舞台から逃走していた。
つまり俺の胃袋は、桐乃のカレーを食べるという選択をした時点で敗北していたってことだ。


雪道を潜水艦で突っ走るという荒技を行っている桐乃の横、
二番キッチンでは黒猫がトントンと安定感抜群の包丁の音を鳴らしていた。
普段から家事の手伝いをしているだけあって手慣れている。
ゴスロリの上から割烹着という格好以外は。
黒猫のキッチンにはカレーのルーが二箱置いてある。
勝負を公平にするために、カレールーは同じメーカーを使うルールらしいが
甘口と中辛、二つが用意してあるのは、どういうこった?
「味を調整するのよ。甘口と中辛の間ぐらいにね」
でもここにあるのはリンゴだろ? カレーをリンゴに入れるのって、甘くする為だよな。
「口当たりを良くする為でもあるわ。それに、リンゴの甘さとカレーの甘さは別よ」
ふーん。そういうもんなのか。
でも俺、辛口の方が好きだけどな。
「ッ!?! ……し、しまったわ、つい妹たちと同じ嗜好に……私としたことが……」
お、落ち着け黒猫! べ、べつに甘口が嫌いだとかそういう事はねえ!
だからルーを全部入れるのは止めろ!! 鍋に対して二倍の量のルーが投下されてる!!



673名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:47:16 ID:x480UrMN
……俺が余計な一言を放ったせいで、一つの安全地帯が消えてしまった。
し、しかし、安全地帯は一つではない。捨てる神あれば拾う神あり。
俺の目の前、三番キッチンには黒猫以上の技術で切り分けられた野菜達が整然と並んでいる。
ニンジンとか花形に切られているし。何この技術……お嬢様って料理しないんじゃなかったの?
「そんなことこざいませんわ。むしろ料理は淑女のたしなみですもの」
なるほど。確かに桐乃は淑女からは程遠い。
それはそれとして、「お稽古ごと」に料理もしっかり入ってるのが本物のお嬢様ってわけか。
しかし庶民のカレーライスまで網羅しているとか、流石だな兄者…もといバジーナ。
「……ところで京介お兄様、クミンはどこにあるのでしょう?」
え? 引っこ抜かれたんじゃない?
「それはピクミンですわ。ガラムマサラもありませんし、ターメリックも……」
よく分からないが、それって調味料だよな?
「香辛料といった方が正しいと思いますが。カレー粉をつくれなくては
 カレーライスを作るのは不可能というものでございましょう?
 カレーは同じ物を用意してあると伺っていたので、買っておりませんの」
……さすがお嬢様の料理はレベルが違った。
カレーライスを作る時でもカレー粉からという本格化。
お袋に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいぜ。
「ハッ…!? まさかこのルーという物がカレー粉の素材!?」
いや、素材というよりカレー粉そのものです。
って、ルーを直接火で炙るんじゃねぇえぇぇ!!
ダークマター!? ダークマター錬金してんの!? 何と等価交換するつもり!? 俺の命?!


シャングリラもアルカディアもこの世から消えてしまった……
それでも俺は四番キッチンへと向かう。
そう、例え俺がオタクっ娘たちのカレーによって命を落としたとしても
勇敢なる魂は戦乙女(notサトウユキ)によってヴァルハラに連れて行かれる筈だ。
つまりラブリーマイエジェルあやせたんのカレーである。
おぉう、まさかあやせたんの手料理を食べられる機会が訪れようとは
俺の心の中の悪魔が時の鍵で解放されてしまうぜ。
「それはどういう意味ですか、お兄さん。察するにあまりいい意味とは思えませんけど」
つまり毎日みそ汁も一緒に作ってくれってことだ、言わせんなよ恥ずかしい。
「え…あ…そ、それってプロ、プロ………ああ!!?」
ど、どうした!?
「お兄さんが変な事いうから、計量に失敗したじゃないですか!!」
け、計量?
「ちゃんとレシピ通りに作らないと美味しい料理はできません。
 だからこうやって水の量とか、野菜の量とかお肉の量とか
 正確に……む、1グラム重いですね。減らさないと……えい!
 ……今度は4グラム足りないなんて……足さないと!!」
あの、あやせさん?
スイーツじゃないんだから、そこまで厳密に計る必要はないのでは?
「何を言ってるんですかお兄さん! じゃあレシピに載っていた数字は何なんですか!
 適当な事を本に載せたって言うんですか! そんなものが本になると思ってるんですか!」
大多数の人間はそう思ってると思うぞ……
むしろお兄さんは一種のスイーツ脳にびっくりだ。
……時間制限以内であやせのカレーは完成しないかも知れない。
水に生の肉と野菜をつっこんだものを食べさせられるんだろうか、俺……




674名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:51:09 ID:x480UrMN
五番キッチンの主には、正直期待していない。
期待度でいえばブービーである。(最下位は本人には絶対に言えないが、桐乃だ)
「つーかよぉ、なんでオメーそんなビクつきながら厨房覗いてるワケ?
 カレーなんてそこらのガキでも作れんだろ。具材切ってルー入れるだけっしょ?」
加奈子の言うとおり、鍋にはニンジンとジャガイモとタマネギと豚肉が煮込まれている。
野菜の大きさは不揃いだし、タマネギは煮込む前に炒めた方がいいだろとか
そんなちゃちな事はこの際どうでもいい。
むしろ野菜の大きさが不揃いな事が、見た目の食欲を誘うし
タマネギが残ってるのも、タマネギの食感を味わう事ができるとも考えられる。
「あんだよ? テメー加奈子がカレーの作り方も知らないとか思ってたワケ?
 んで見に来たっての? ナメてんじゃねーぞ、ゴラァ」
い、いや、加奈子の様子を見に来たのは、加奈子が包丁で怪我しないか心配でさ……
「は? オ、オメーに包丁の使い方教わるようなレベルじゃねーっての。
 ま、まあ加奈子の宝石のような指に傷でも付いたらってビビっちまうのはわかるけどサー」
いや、お前、そのまな板の上にあるのはピーラーだろ? 皮むき器だろ?
ま、その鍋の中にあるのは紛れもない普通のカレーだって事に変わりはないけどな。
かなかなマジ天使!!
「な、な、何当たり前の事言ってくれちゃってんだよ、オメー……
 う、うっとうしいからブリジットのトコにでも行けよ。
 あいつは加奈子と違ってガキだからよー、包丁持つのもフラフラだし
 馬鹿だからカレーの作り方なんてわかりやしねーと思うぜぇ。ケケケ」


加奈子に言われて六番キッチンにやってきたわけだが
「うん、ばっちし!」
バターで飴色になるまで溶かされたタマネギのみじん切り
熱が通りやすいように、微妙に切り分けられたサイズの違うニンジンとジャガイモ
ハーブと一緒に寝かせて臭みを消している牛肉
お湯に溶けやすいように刻まれたカレールー
味を調える為のチョコレートやケチャップ
ポニーテールでエプロン姿のブリジットは、ちょこちょこと台に乗ると
鍋の中に具材と水を注ぎ始めていた。
……あれ?「ひとりでできるもん」って外タレ使ってたっけ?
「あ、マネージャーさん! お腹空きました? もう少しまって下さい!」
お、おう……その、大丈夫か、包丁とか。
「大丈夫ですよ! 包丁を使うときはキチンと猫さんの手ですよ。にゃーって」
萌え。
最高のスパイスがこんな所に存在したよ、オイ!


675名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:54:16 ID:Fs+TadOs
まさかの面子
期待
676名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:57:55 ID:x480UrMN
……そんなワケで、こいつらから出されたカレーを六皿、俺は食べきったわけだ。
「一番美味しいカレーだけ食べればいいのよ。勝負なんだから!」とは言われてたけどよ
味に差はあれ、みんな俺の為に作ってくれたんだ。
それを残すとか、そんなことできるわけないだろ?
うぷ…っ
腹が阿修羅すら凌駕しそうな勢いだ……
胃はセンチメンタルな苦しみを抱かずにはいられない。
けど、食器片づけねーとな。
「い、いいよ、あたし達がやっとくからさ」
飯食わせて貰ったんだ、皿洗いくらいさせろっての。
「ウザッ! さっさと帰れ馬鹿兄貴!」
なんで!?
なんか俺間違ったこと言った!?!
「京介氏、これは勝負でござった。しかし京介氏は全てのカレーを食べてしまった」
「まあ、食事の速度をみれば誰が勝者で誰が敗者なのかは一目瞭然だけれども、ね……」
「やっぱ加奈子が一番だったって事だろ」
いや、一番はブリジットだ。
「とにかく、敗者は明白であるのでござるから、
 彼女たちには罰ゲームぐらいあっても罰はあたらんでござろう。
 つまり皿洗いでござるよ。そういうわけで、京介氏の皿洗いはお断りするでござる」
さりげなく自分を除外しているが、お前のダークマターも
モデル二人に匹敵するぐらい酷かったからね?
まあわかった、そういう事なら、俺はこれでごちそうさまのさよならするわ。
今日はありがとな。
楽しかったし、おもしろかったぜ。


ガチャ


「ふ…勝者を選ばないなんて、つくづく甘い男だわ」
「まあよいではござらぬか、黒猫氏。その京介氏の優しさが
 拙者達に余計な争いをさせなかったのでござるからな」
「みんなマネージャーさんのスプーンをゲットできて良かったね!」
「お兄さんが舐め回したスプーン……ふぅ……」
「あやせ賢者タイム早すぎだってのwww……ふぅ…」
677名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:58:02 ID:ZMrR3M0t
終わった? 続く? 連投規制?

あやせの解釈が上手いなあ・・・

>「ッ!?! ……し、しまったわ、つい妹たちと同じ嗜好に……私としたことが……」
メルル弁当を学校に持ってきてしまう黒猫は、本当にこういうミスやりそうだわw
678名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 04:58:52 ID:x480UrMN
「……スンスン……兄スプーン強烈すぎぃ…兄貴の臭いがバルーンいっぱいぃぃん……
 ……ペロペロ…アニのカリー、スパイスききすぎ!
 唾液でこの激臭ってどういうこと!? 唾液でこれとか、
 あ、あ、兄貴のニンジンのカリ首はどんな悪臭なの?! キモッ
 そんな悪臭を妹に食べさせちゃうの?!
 カレーの辛さをヨーグルトソースで緩和しちゃう?!
 兄貴マジ変態!? 女体盛りとか、脳味噌腐ってんの?
 ありえないし! べ、別に兄貴盛りならいいとか、そういう意味じゃないし。
 食べるとか食べられるとか、そういう問題じゃないわけ。
 どっちかって言うなら食べられる方がいいけどさ。そ、そうじゃなくて!
 じゃ、「じゃあ食器にしてやる」!? アンタ、どこまで鬼畜なの?
 妹を食器扱い? シスプーンとしてペロペロしちゃうの!?
 食事は一回で終わりだけど、食器はずっと使うから?
 ペロペロするだけじゃなくて、ずっと側に置いちゃうわけ!?
 アンタどんだけ独占欲強いのよ!? 永久にあたしを自分の物にするとか!
 食器でいうと銀製? シルバー? あたしに汁ばっかかけても錆びないように!?
 アンタ鬼畜のくせに、狼なくせに、銀がきかないってありえなくない?
 超越しちゃってんの? 男は狼なのよアリスSOSする為に銀の弾丸超越しちゃった狼男?!
 兄貴ウルフ極まった! シスコォーンの獣になった!
 フロンサックとかマニとかでも退治できないモンスター、妹愛したぁ!
 兄貴のポケットモンスターにあたし犯される! 犯されちゃう!
 スプーンじゃ無理っ! 抵抗できない! ウルトラマンにも変身できない!
 スカイドンより速い兄貴の子種の落下速度で妊娠確実ッ!
 あうう……もう駄目ェ…スプーンであたしの頭はプレーンになっちゃう
 飾りのないあたしの身体も心も兄貴にプレゼントしちゃうぅぅん!
 お、お礼なんだからぁ、あたしのカレー、ホントは美味しくないのに
 全部食べてくれたお礼なんだから、う、受け取らないと駄目なんだからね!」 
679名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 05:01:47 ID:x480UrMN
これでおしまい
クンカーブームだったんで、ちょっと軽くクンカー入れてみたよ
680名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 06:58:09 ID:OulBJwk1
別に入れなくても(ry

ともあれ乙
それにしてもフラグ数といい喋り方といい、京介というよりも上条さんっぽかったな
食い物が食い物じゃなくなってる不幸なはなしだったし
681名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 07:04:16 ID:VOutKiri
>スプーンじゃ無理っ! 抵抗できない! ウルトラマンにも変身できない!

また古いネタを・・・w
682名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 07:31:53 ID:usaxocqc
ブリジットかわええw
683名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 07:46:57 ID:/k5tFOvZ
>>674
ブリジットマジ天使
684名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 07:52:37 ID:JwPJkvkE
その日の夜、田村家に呼ばれた京介が麻奈実のカレーを食べて「麻奈実……お前がナンバーワンだ」と言うとこまで見えた
685名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 07:55:30 ID:WFgwU3EK
ブリジット可愛すぎワロタ
にゃー♪
と思ったらクンカーオチで腹筋ブレイクwww
686名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 07:57:28 ID:sL1M8r5w
「おまえ、冬コミ行くのか?」
「えぇ。ぷりりんさんの指導を受け入れて、ちょっと作風を変えてみたの。以前よりは売れるといいんだけど、、」
「ふーん。売れるといいな。しかし荷物が多そうだな。よし、手伝ってやるよ。」
「あなたは受験生でしょ。順当に合格してもらわないと、、、私にも我慢の限界ってものがあるのよ。」
「へいへい。俺の彼女はお袋よりおっかねーな。」
「…が、我慢の意味はお母様のと違うわ。」(ポッ)
「なんだそりゃ?」
687名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 08:02:05 ID:B+FyPO3w
安心と信頼のエロ猫
688名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 08:39:16 ID:+4rvLeJe
>>686 (続き)
「冬休みはずっと塾の特別講座なんだ。31日1日はそれも休みだし、気分転換に手伝いたいんだが、、」
しばらく考え込む黒猫。
「いいわ。ただし、31日の帰りだけ迎えに来ていいわよ。それまでは勉強してて頂戴。」
「わかった。」



「おう!お疲れ。売れ行きどうだった?」
「部数を絞った事もあり、おかげさまで完売よ。」
「それにしても前回よりすげー売れてるじゃん!よかったな。」
「あ、ありがとう……」
「ところで、持って帰る荷物は、、何で完売なのに、こんなにあるんだ??」
「着替えよ。」
「お前、コスプレもしてたのか?」
「…ち、違うわ。せっかくだからこの後、貴方と二年詣りに行きたいんだけど、、」
「大晦日だしな。いいよ。」
「それで、着替えたいんだけど、更衣室は混んでるし、できれば疲れたので少し休みたいわ、、、」
ま、マジっすか?
689名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 08:54:19 ID:9/xX2g6E
>>688
黒猫さんマジエロスw
初エッチの時は、理論上エッチの達人になってそう
690名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 10:17:16 ID:JwPJkvkE
しかし京介のハイパー兵器の前には為す術もなく破れ去るのである
691名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 10:20:37 ID:xKQ+TCkh
ハイパー兵器と書くとランスを連想するからやめろ
692名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 10:36:15 ID:q3dhpgJh
>>688
何回か数をこなしてる女の誘い方だな
693名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 10:36:49 ID:B+FyPO3w
がははグッドだ
694名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 12:35:51 ID:7Ff4rgRi
黒猫は実践以外はこなれて出来ると思うんだ。実践になると………。

一番ひねくれていて一番素直だからなぁ。

ああ、これがツンデレか。
695名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 12:36:56 ID:9/xX2g6E
>>692
>>686の京介は鈍いのに、>>688の京介は多少鋭くなってるから
さりげなく、あいだのクリスマス辺りでヤってそう
696名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 13:32:35 ID:sUEhsxOr
>>679
ブリジット可愛ゆすなぁ…
京介が一つのスプーンしか使わずカレーを食べていたら、激しい奪い合いになっていたんだろうな
俺もクライマックスバトルにかまけてないで、続き書かないとな…
697名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 16:41:09 ID:/k5tFOvZ
>>686

変な所に突っ込んで悪いんだが


ぷりりんさんじゃなくて、ぷーりんさんじゃね?
698名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 19:09:34 ID:uhOPxTng
もうクリリンさんでよくね?w
699名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 19:11:45 ID:JQbBtpxJ
プリンが好きだからぷーりん
顔は厳ついのに
700名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 19:13:38 ID:o2YVQ9JP
豪鬼みたいな顔してるんだよな
701名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 20:12:42 ID:7Ff4rgRi
カレーの話だけど、おばあちゃんがいないのは、おばあちゃんが出ると京介の好みピンポイントのが出てくるからだろうな。

後はフェイトさんが出て欲しかった。妙に出来が良くて、いや、もう、あんた見た目良いんだからどっかの男たらし込んで嫁に行けよって感じの話で。

因みに、中学の調理実習で米を洗剤で洗う女子はマジに居た。
702名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 20:49:36 ID:OulBJwk1
>>701
とりあえずsageれ

因みにうちの学校には水入れないで炊飯器のスイッチ入れた女子が実在した
時間になって中見るとそこには温かいお米が
703名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 21:14:57 ID:n1KmVkkE
ラノベ恥ずかしくて買えない・・・
704名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 21:16:34 ID:o2YVQ9JP
フルフェイスのメットでも被りなさい
705名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 21:24:50 ID:OulBJwk1
>>704
逮捕されるwwt
706名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 21:29:11 ID:aRfimS2k
Amazonをよろしくお願いします
707名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 22:38:59 ID:JwPJkvkE
キノの旅とか塩の街とか、ぱんぴーにも買う人いるようなのといっしょに買えば少しは恥ずかしさも紛れるぞ

てかアニメ化して有名になったんだから今買え
708名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 22:50:45 ID:MRJEMzC4
エロ本にサンドイッチして買えば恥ずかしくないと思う
709名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:05:19 ID:lpgCYuDA
>>708
ハズいわwww

>>703
一度エロ本なりエロゲーなり店で買うと
次から恥ずかしさ減っていくぜ
慣れって恐ろしいよな…
710名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:13:47 ID:YNsmc9e7
 少女漫画を買うのが恥ずかしいと思っていた時期が俺にもあったな……。
 なんつーか、本屋で少女漫画が陳列された棚付近に行くだけで、言いしれぬ恥ずかしさを覚えたもんだ。
 エロゲーコーナーとかもそんな感じだったし。
 そのうち慣れるよ。人間は慣れる生き物だしな。
 大事なのは、その恥ずかしさを乗り越えてでも手に入れたい物があるのかどうかだ。
 欲しいのなら一歩踏み出せ。


 ……ダメなら通販を使え。
711名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:36:14 ID:OulBJwk1
えっ!?ラノベ買うのってそんなに恥ずかしいことだったんか?
ラノベ買ったのシリーズで二作目だけど初めても今回もまったく何も感じなかったよ
712名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:40:49 ID:Zstvju5z
>>711
同じ電撃の「kaguya」持って表紙向けてレジに出してみ?
713名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:41:12 ID:I3o5RB56
俺は厨二病時代はむしろ誇りを持って買ってた
今は普通に抵抗なく買う
小学校時代に本屋で兄に頼まれて買ったとき、店員さんに「え? これ?」って聞かれた記憶があるから恥ずかしいのかもね
714名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:44:20 ID:o2YVQ9JP
入院した友達にシャナの新刊買って来いと言われて自分の分も含め2冊同時に買った時に
店員「これ同じもの2冊ですけどいいすかー?(笑)」
と言われて以来何かが吹っ切れた
715名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:50:05 ID:lpgCYuDA
>>714
封絶つかってからヤれよ〜

ちゃんとこの世と“紅世”のバランスを保ってくれ
716名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:55:58 ID:xOpvQsvn
エロゲなら余裕で買えるけど、ラノベはちょっと・・・
717名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:09:50 ID:xvBuYzNg
臆病者め、なら一生読むな
書店での深刻な葛藤を克服した勇者以外このスレの住人になる資格はないのだ
718名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:14:45 ID:51BPOAES
TPOってもんがあるだろ
エロゲを売ってるような場所は
基本的に大きな店やオタショップのアダルトコーナーで
店員もわかってるし、似たような客もどんどんくるし
慣れれば特に恥ずかしいこともない

しかし街の普通の本屋で
ある程度いい歳をした奴が
ラノベ少女漫画なんかを買うとなると
やっぱり恥ってもんは出てくるんじゃないか
719名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:18:22 ID:YiYO3Hgm
 わからんでもないが、ならラノベが普通に買える店に行けばよいのでは?
 周囲に同じ穴の貉しか居ないと思えば、買いにくくもないだろうし。
720名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:18:50 ID:HDQtuSjg
このスレまで来てる時点で説得力0だなw
721名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:25:36 ID:dF5gYXcy
>>718
つまりこういうことか

「あたしは、世間体のことを言ってるの」
「世間体だあ?」
「そう、世間体。あたしは確かにラノベが好きだし、少女漫画も超好き。ううん、愛していると言ってもいい。
 "もちろん、友達と一緒にいるのもすっごく楽しいよ? でも、こっちも同じくらい好き。
 どっちかを選ぶなんてできない。しょうがないじゃん? だって好きなものは好きなんだもん。
 でも、ラノベオタが世間から白い目で見られがちだってのも、よくわかってるつもり。……この世で一番ラノベオタを毛嫌いしてる人種って、何だと思う?」
紅世の徒。自分がそうだからよくわかるんだろうな、こいつは。
722名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:37:15 ID:27Njejfk
>>688 (続きです)

「とうとう正体を現したわね、このエロ猫が!」
俺の後ろから現れた桐乃が、腕組みをしたまま黒猫を睨む。
「…な、なぜあなたがここに?」
大きく目を見開き驚いた後、ゆっくりと俺に顔を向けた。説明を求める鋭い視線が突き刺さる。
「いや、その。出かけようとした時に、桐乃にいろいろと問い詰められてだな。」
「コミケだったら、私も手伝って問題ないでしょ?」
桐乃は勝ち誇ったように、ニタニタと黒猫を見下ろす。
「…う、まあ、そうね…」
そんな売り言葉に、どうもいつもの切れがない。
「?あんたマジで具合悪そうじゃん。大丈夫?」
「…ち、ちょっと徹夜が続いてたから…」
黒猫はその場でしゃがみこんでしまった。
桐乃は黒猫に駆け寄り、俺に指を指して怒鳴る。
「ちょっとあんた!ボケッとしないで休めるところ探して来なさいよ!いざという時、ホテル探すのが得意でしょ?」
黒猫がピクリと反応し俺と桐乃を交互に見つめる。
「ま、まさかあなた逹、実の兄妹でありながら、、、」
「ち、ちがーーう。桐乃!てめえこの状況で誤解を招く様なことほざくな!」
なんつー悪魔だ。
「とにかく、私も会場ひと回りしてきて疲れたんだから、休めるところさがしてきてよ。」
俺は仕方なくどこか休憩できるところを探すことになった。
723名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:39:41 ID:Eya9n+ki
>>701
>>672を見ろ
料理をつくってくれるのは可愛い 女 の 子 だ
フェイトさんは除外されても仕方ない


あやせはマニュアル絶対主義ならお菓子は上手そうだな
黒猫はホットケーキミックス使った簡単ドーナッツ
沙織は飴とチョコで1/114マスラオを再現
加奈子は計量テキトーでクッキーが煎餅状態
ブリジットは力不足で生地の混ぜ具合が足りずベチョベチョのプリン
724名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:39:45 ID:27Njejfk
大晦日の夜に、なんでこんなことになってるんだ?
俺は冷静に状況を確認した。
お台場の綺麗な夜景が見えるシティホテルの一室に俺逹はいた。
ツインベットの一つに俺の彼女こと黒猫が寝息をたてて寝ている。
どうやら本当に寝不足だけだったらしい。
そして、俺は妹とソファーに座って部屋に備え付けのWiiで対戦ゲームをやっている。
「くそっ!この!今度こそ落ちろ!」
あのー。桐乃さん普通に楽しんでるんじゃないですか?
「まだ、起きないわねぇ」
「疲れてるんだから、そっと寝かしておいてやれよ」
「ふーん。優しいんだ。私がいなかったら、襲うつもりなんじゃないの?」
「アホか。そんなことするか!」
「うーん、飽きてきちゃった。そうだ、沙織呼ぼうよ!」
何を突然言い出すかと思えば、、、
「おまえ相手の都合も考えろよ。し第一、沙織の家から1時間はかかるだろ。」
桐乃は俺の言葉を無視して、ケータイでメールを打始めた。

”いま、お台場のホテルにいるんだけど、来ない?”

暫くすると、返信がきた。

”ごめんなさい桐乃さん、わたくしもちょうど都内に居ますのよ。でも、大切なパーティーの途中ですので、抜け出せませんわ。”

「えー!近くにいるのに来れないって」
沙織もそんなメール無視すりゃいいのに。まあ、あいつはそんなことしないか。

桐乃はにやにやしながら再度メールを送信した。
すると、10秒もしないうちに、、
ピロリーピロピロー。
電話の着信音が流れる。
「はい、もしもし」
『15分でそちらに行くでござるよ!どこのホテルござるか?!』
桐乃が満面の笑みで場所を伝えている。
おいおいすごいな。おまえ一体どんなメール送ったんだ?
「さっきのコミケで有名な原型師さんの百式買ったんだけど、いろいろお世話になってるからプレゼントするよって。」
ガンプラで釣ったのかよ。
725名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:41:09 ID:27Njejfk
「ドンドンドン!」
10分経った頃、俺たちの部屋のドアが激しく叩かれる。
「はいはい。いま開けるぜ。そんなに叩くなよ。」
俺はドアを開けてギョッとした。そこにはシンデレラの様な青いカクテルドレスを着たぐるぐる眼鏡の大女が肩でゼーゼー息をしながら立っていた。
「ぐ、ぐはぁ。お、遅れて申し訳ない。」
俺は思わず後退りする。
「いや、全然遅くない。むしろ早くてビックリした!」
「あら、早かったわね〜」
桐乃はケラケラ笑いながら手を振る。
「ひ、百式は?」
沙織は飛びかかるように桐乃をベットに押し倒した。
「きゃー!襲われるぅ!」
爆笑しながら、コーヒーテーブルの上の箱を指差す。
「おぉ!こちらでござるかっ!失礼つかまった!」
沙織は起き上がり箱を開ける。中はバラバラのパーツのようだ。
「お、おーーー!これは!」
ガンプラのパーツを掲げ、歓喜する青いドレスの美少女ってかなりシュールだ。
「これは高かったでごさろう?」
「いいよ、いいよ、ホントにプレゼントするってば。」
「いやいや、それでは私の気がおさまりません。何かお返しを、、、そう、しばしお待ちくだされ。」
沙織はドレスの乱れを治し、部屋を出ていった。何をするつもりだ?
「…随分と騒がしいようね…」
眠そうな目を擦りながら、黒猫が目をさましていた。
「大丈夫か?」
「おかげさまでスッキリしたわ。迷惑をかけてごめんなさい。」
顔色も良くなったようだ。俺はほっとして、黒猫の頭をポンとなでた。
「ちょっと、私の目の前でいちゃいちゃしないでくんない。」
桐乃がこめかみをピクピクさせながら割り込んでくる。
黒猫も邪魔すんなオーラをまとい、桐乃をにらみかえす。緊迫した沈黙が周囲を包む。
と、その時。
  ルルルル
部屋の電話が鳴る。俺は黒猫と桐乃の対立を横目に、受話器を取った。
「皆様、パーティー用のお部屋を用意させていただきました。上の階にいらして。」
お嬢様声の沙織だった。
「おい、なんか沙織が別の部屋を用意したから異動しろってさ。」
726名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:42:13 ID:27Njejfk
沙織が指定した部屋は最上階のスイートだった。本当に此処でいいのか?
俺達は恐る恐るドアを開ける。
「おまちしておりました!」
そこには先ほどのドレス姿ではなく、ハイレグワンピース水着の沙織がにこやかに出迎えてくれた。
「お、おまえ、なんて格好してるんだ?」
「いやはっはっは。ドレスを汚したくないので、下のお店から水着を取り寄せたのでござるよ。」
多少窮屈な水着を無理に着込んでいるせいで、かなりハイレグそして今にも胸がこぼれそう。普通の男ならば食いつきそうなナイスバディだが、いかんせんぐるぐる眼鏡の沙織には俺のリバイアサンも反応はない。
「な、なんで水着なの?」
「それは、、あちらをご覧ください!」
「おおお!」
中は20畳ほどの部屋があり、その奥のベランダにはなんとジャグジーが設置されていた。
「…す、すごい。私、初めて見たわ…」
「ふふふ、とういうわけでみんなでジャグジーにつかりながら今年の疲れを徒労ではありませんか!」
「しかし、お前は水着を着てるけど俺達はないんだが、」
「はっ!まさか、裸になれということなの?なんて破廉恥な、、」
「いえいえ、ちゃんと皆様の水着も用意してありますぞ。複数ありますので、好きなのを選んでくだされ。」
奥のベッドルームの上には男女それぞれ数種類の水着が用意されていた。
「キャー。このビキニ、かわいくない?」
さすがに服のこととなると、桐乃もテンションが高くなる。
黒猫とあれこれと品定めをはじめたようだ。
「しかし、沙織、ここ高いんだろだいじょうぶなのか?」
「ご安心くだされ。じつは、此処のホテルにはちょっとしたつてがありまして、何とかなるのでござるよ。」
右手の中指と人差し指に伝説の黒いカードを掲げ、沙織は得意そうに胸を張る。
「むふふふωどうなされた京介氏?私のナイススバディーがそんなにまぶしいですかな?」
そのこぼれそうな胸の谷間が強調され俺は直視できない。
「う、いや、なんだその。ありがとな」
「さあさあ、京介氏も着替えて、早くバスタブに入りましょうぞ!」
「お、おう」
俺は、男物の水着を取りに、ベットルームに入ろうとした。
「!」
桐乃と黒猫が着替え中だった。
「き、きゃぁぁぁ!」
「な、なんであんたは入ってくるのよ!」
「わ、悪い。俺の水着も適当に取ってくれ。」
「これでもかぶってろっ!」
桐乃が俺にめがけて適当なトランクスタイプの水着をたたきつける。
俺はそれを手に取り、トイレで着替えることにした。

727名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:44:13 ID:27Njejfk
「それでは、みなさん!今年一年お疲れ様でしたー!」
全員でジャグジーに飛び込む。
暖かいお湯につかりながら、俺は二人の水着をあらためて見直した。
桐乃はピンクのビキニ。黒猫は白いワンピースの水着だった。二人ともよく似合ってるぞ。

「なに、あんたは鼻の下伸ばしてじろじろ見てるのよ!」
「いや、二人とも似合ってるなーと」
「…い、いやらしいわね。」
黒猫は悪態をつきながらも、満足そうだ。
桐乃が沙織の胸を見ながらつぶやく。
「しかし、よく見るとあんたかなりやばい格好ね。兄貴に襲われても知らないわよ。」
「はっはっはっ。ちょっと窮屈かなと思ってはいましたが、冷静に見ますとセクシーすぎますかな?」
「、、ほ、本当に大きいわね、どうしたらそうなれるかしら?」
「んー?特別な事はしていないのでござるが?」
この口調でなければ俺ももう少し萌えるかもしれんが、まったくなんとも思わん。
「ふっふっふ。じゃあ、もっと調べさせてもらうわ、、」
桐乃がじりじりと沙織に近づく。
「あっ!きりりん氏いったい何を??き、きゃー」
そして、おもむろに沙織の胸をがしがしと揉み始めた。
「う、うははははwwwや、やめてくだされwくすぐったいでござる」
「おりゃおりゃwおとなしくしなさーい。本物かどうか確かめてやるんよ」
なんかすごいことになり始めてるな。ふと横をみると、黒猫がぴっとりと俺のそばに寄り添っていた。ちょうど斜め上から黒猫の胸が見える状態だ。前から思っていたんだが、やはり桐乃よりもありそうだ。
「何を見てるの?」
赤い顔をした黒猫が俺のにらみつける。
「あ、いや。その、、」
黒猫が俺の耳に顔を近づけささやく。
「触りたいの?」
「いっ!?いや、その、、なんだ、、」
「触ってもいいわよ、、」
ごくり、、俺は自分の中の何かが崩れそうな気がした。
「うひゃひゃひゃ、きりりん氏、拙者も反撃させていただくでござるよ!」
ふと、沙織と桐乃がじゃれあってる方に目をやる。
「うわ!お前ら何やってんの?」
桐乃のビキニの上は上にずれてしまい乳首が見えている。沙織に至っては方乳が完全に露出してしまっているのではないか。
黒猫もその状況に目を丸くしている。
「!!!きやぁぁぁ!」
「見た?見たでしょあんた?」
沙織は胸を隠しながらしゃがみこみ、桐乃なんか俺の頬をグーで殴りやがった。
「ご、ごめんなさい。悪かった。許してください。」
「だめ、許さない。あんたには罰を受けてもらうわ!」
気を取り直した沙織が俺の背後に回り羽交い絞めにする。こいつ、でかいだけあって男の俺でもやすやすとははずせない。
「おいおい、冗談はよせよ」
「ふふふ、京介氏も同じ恥ずかしめを受けていただく!」
「兄貴、覚悟しなさい。」
そう言いながら、桐乃は俺の水着を下ろした。
「!」
「な、なんて邪悪な、、」
黒猫は真っ赤な顔をしながら、俺のリバイアサンをじっくりと観察している。
「うげ!昔はそんなんじゃなかったのに、、いつからこんな風になったの???」
桐乃も口では悪態をついているが、目が輝いてるぞ。
沙織の胸が俺の背中に当たる、やわらかい感触の真ん中に固いものが当たってるぞ。
いままで自制してきた俺のリバイアサンがゆっくりと目をさましつつあった。
「ちょ、、あんた何興奮してんのよ!」
「…いままでは小さかったのに、、あなた見られることによって興奮するの?変態ね!」
俺この先どうなるの?
728名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:51:02 ID:27Njejfk
(つかれた)
729名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:58:18 ID:cKb/i5CD
ガンガレ!
730名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:58:42 ID:vPU3m1CJ
続けて
731名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:00:19 ID:6Z8xt5Ce
>ちょうど斜め上から黒猫の胸が見える状態だ。前から思っていたんだが、やはり桐乃よりもありそうだ。
京介、それは水面の屈折によってそう見えるだけだ・・・

桐乃:165cm/45kg/B82/W54/H81
黒猫:160cm/43kg/B77/W53/H80
732名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:05:22 ID:t54bJXuE
………どうしてこうなったw
733名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:11:44 ID:BIxgdN0e
今まで色んなSSや同人誌を見てきたが、
胸の大きさで黒猫>桐乃というのは初めて見た気がする
…もしや黒猫本人が投稿したのか?
734名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:12:24 ID:6Z8xt5Ce
>>733
しっ!
俺もその可能性は考慮したが、言わないでおいたのに!
735名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:18:21 ID:27Njejfk
黒猫が桐乃の顔を伺うと、桐乃は無言でうなずいた。
え?なんだ?ここにきて何かの同盟が成立したのか?
黒猫が震える手でいまや立派に成長した俺のリバイアサンをつかむ。
「待て待て待て、お前ら何をする気だ?」
「男の人の、その、射精って、私も見たことがありませんのよ。。」
沙織もとんでもないことを、さらっと言いのけんなよ。
そうこうしているうちに、黒猫が俺のモノを上下にこすり始める。
「お、おい、黒猫、や、やめてくれよ、、、」
手の動きに合わせて、俺のリバイアサンも硬さを増していく。
「ねえ、、なんか、汁、出てきてない?」
桐乃!おまえも冷静に観察してるんじゃねぇっての。
「くっ!」
「せ、先輩、、、我慢しなくていいのよ、、わ、私を汚してもいいから、、」
そんな目で見つめられると、腰から力が抜けていく。
にちゃっ!にちゃっ!
粘度の高い液体が黒猫の手にまであふれ、にゅるにゅると音を立てる。
「ちょ!ごめん。俺、もうだめだわ。」
「うぁぁ、くるよくるよ!え?どうなるの?どうなるの?」
桐乃わくわくしすぎだろ、、
「き、京介さん、、はむぅう」
「ひぃぃぃぃ」
沙織が俺の耳たぶアマガミしやがった。ぞくぞくと耳たぶから背中に電流が走る。
そして、その電流が股間にまで達した瞬間。

び、びゅるる!びゅるる!びゅるる!びゅるる!

俺は黒猫の顔をを白く染めちまった。
736名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 02:21:31 ID:unlN13+O
話題ひきずりすまそ

>>719
買えないつってるのは、俺じゃないんだがw
オタ本屋があるのは基本大都市だから
みなが買えるってわけでもないんじゃね?
通販も家族バレを考えれば使えない人間もいるだろうし
安全度が高くて恥ずかしくないのは
amazonコンビニ受け取りあたりだと思われ
737名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 02:23:02 ID:hemIcbAF
田舎ってラノベも普通に売ってないの?
てっきりその辺の普通の書店で売ってるもんだと
738名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 02:28:49 ID:dF5gYXcy
>>735
ここでまさかのアマガミ


>>737
>>736は、
「お兄さん。わ、わたし、ライトノベルを普通の本屋で買うの恥ずかしいんです……」
→「オタクな本屋で恥ずかしく無いんじゃね?」
→「で、でもでも、わたしが今いるの大都市じゃないから、そういうお店ないんですよ……」   ☆今ここ
→「じゃあ、俺が買ってきてやるよ」
→「そ、その代わりにいやらしいことさせろって言うんですね!」「いやそんなつもりは」
→「ちゅっ、んちゅっ、ちゅぱ、…………ファーストキス、捧げちゃいました……」「続き、いい?」「はい……」

ってことかと
739名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 02:31:04 ID:tPs1H8rr
相変わらず快調に飛ばしてんな
740名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 02:59:34 ID:zlW0sCny
>>725 の一行目は台詞みたいだな。カギ括弧要らないだろ。
>>726 「今年の疲れを徒労ではありませんか!」 ×徒労→○取ろう
>>727
 「本物かどうか確かめてやるんよ」 ×やるんよ→○やんよ
 沙織に至っては方乳が…… ×方乳→片乳

>>735
 あれ? 終わり? 続きは、ないの?
741名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 04:34:27 ID:/74TNoy4
 コミケでいろんな黒猫本を買いあさったが
 やっぱり
 黒猫は
 かわいい
 な


 去年からの続き(>>317-319)
---------------------------------------
 俺の部屋のベッドのシーツの上でひく、ひくと全身を小刻みに震わせている黒猫。
 黒猫の可愛らしいあそこにキスをして、舌を入れて舐めまくって、軽く二回、重く二回ほど
イかせたら黒猫はこんな風にかわいくなってしまう。
 黒猫。
 俺の彼女で、大好きで、大切な恋人。

 そんな黒猫がもう目の焦点が合わないくらいにイキまくってふるふるしてたら、もうする事はひとつだろ?
「せんぱい…もう…だめっ…もう、もう、がまん、できないの」

 言葉を震わせながら黒猫があえぐようにそう言う。

「黒猫。どこにナニが欲しいのか、ちゃんと言ってくれ」
 そう言いながらも黒猫の無毛の陰部にまたキスをして、可愛く充血してる女の子の実を舐め、ねぶり、可愛がる。

 黒猫は腕で俺の頭を押し放そうとするけど、こんな細い腕で俺の愛情が動くわけもない。

「ほら、ちゃんとハッキリ言ってよ。黒猫。どこにどうされたいの?」
 そう言ってクリトリスにキスの雨を降らせると、黒猫は快楽に喘ぎながらも必死に言葉をつむぎだす。

「わ、わらしのっ、お、お、お○んこにっ、せ、せんぱいの、お、おち、おちんちん、ちょうだいっ」

 もはや呂律の回ってない唇でそんなエロいセリフを口にされたら、ね。

 俺の怒張しきったリヴァイアサンに薄いゴムの皮膜を被せる。
 そして興奮して小刻みに震えてる黒猫の入り口の可愛いピンクの粘膜のその先端をこすりつける。
 それだけで黒猫は熱い吐息を漏らしながら、涙がこぼれそうな可愛い瞳で俺を熱い視線で見つめてくる。

 とろとろに蕩けた黒猫の肉襞をこじ開けながら、俺は中に突き入れた。
 襞の一枚一枚が俺の先端に絡みつき、言葉にできないほどの快感を俺に伝えてくる。

 一番奥まで女の子の熱い蜜を滾らせていた黒猫の中は、俺の芯を焼いてしまいかねないほど熱かった。

 そして動かない。動けない。
 ちょっとでも動いたら、気持ちよさのあまりにもう爆発してしまいそうだったから。

 ・・
「俺の黒猫は可愛いな」

 俺の、にアクセントを込めて言うと、黒猫は呆けた笑みを浮かべて幸福そうに涙ぐむ。
 その嬉しそうな顔がもっと見たくて、俺は黒猫の真っ赤に染まってる耳に囁きかける。

「俺の黒猫は世界で一番可愛いよ。綺麗で、可愛くて、優しくて、頭もよくって」
 ほめる言葉を口にするたびに、黒猫の内側がきゅっ、きゅうっ、と締め付けてくる。

「黒猫の身体はえっちだな」
「え、えっちだ、なんてっ」
「えっちな黒猫も大好きだ」
「……ほ、ホント?」
742名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 04:34:57 ID:/74TNoy4
「……ほ、ホント?」

「ああ。ホントだ。黒猫の身体は全部大好きだ。愛してる」
 ぴゅぴゅ、と俺と繋がってる黒猫の股間からなにか熱いほとばしりが漏れて、それが俺の下腹にかかって熱い。

「愛してる。黒猫。お前のことを愛してるぞ」
 硬く勃起してしまってる黒猫の乳首を指先で愛でながら、そんなことを言うと黒猫の赤い顔はさらに赤みをましてしまう。

「わ、わらしのっ、か、からだっ、ぜ、ぜんぶっ、へ、せ、せんぱいのっ、だ、だからっ」
 もはや舌もうまく回らないほど感じまくってる黒猫はそんな可愛いことを言ってくる。
「どこも?」
「そ、そうっ、ど、どこもっ、ぜ、ぜんぶぅっ」

 そんな真っ赤になってる黒猫の唇にキスをする。
 唇を舌先で割って、その内側を舐める。
 つるつるの感触のきもちいい歯列。
 吸い付くような唇の内側の粘膜。
 それを舌先で感じながら、黒猫の膣の奥まで突き刺した俺の肉槍をゆっくりと動かし始める。

「…!!」
 キスされてて口のきけない黒猫は、言葉にならない鼻息を漏らす。

 ゆっくりと引き抜く。黒猫の膣の内側の粘膜がひくっ、ひくっ、と脈動する感触を楽しむ。
 カリ首を粘膜のひだ一枚一枚が離したくないかのように絡み付いてくる感触。
 とろとろにとろけた愛液で融けそうなくらい湿りきった膣の柔らかさと締め付けを味わいながらペニスを引き抜くと、
黒猫はその肉竿を離したくないかのように腰を合わせてくる。
 抜こうとすると腰を上げ、深く突き入れようとすると逃げる黒猫の迎え腰。
 乳輪まで充血させてパンパンに勃起している乳首を手指で摘み、愛でるように転がすと黒猫の形のいい唇から甘い声が漏れ出すのも可愛い。

 黒猫の艶やかな黒髪の頭を優しく撫でる。
 掌で頭を包み込むように撫でながらゆっくりと黒猫の中に出入りをする。
 浅く突き入れ、ペニスの先端で黒猫の膣の浅瀬を優しく撫でるように刺激すると、可愛い俺の彼女は声にならない甘い吐息を漏らしながら
俺の身体に両手でしがみついてくる。
「うう…っ」
 ゆっくりと抜き、沈み込ませるように突き入れる。
 浅く、浅く、深く。
 そのたびに黒猫の膣粘膜が俺を迎え入れ、引き止める。

 ズキ、ズキ、と熱く脈打ってるのは俺の最終兵器だけじゃないはずだ。
 俺のリヴァイアサンを健気に受け止めてる黒猫の膣もまた、俺と同じようにズキズキと熱く火照りながら脈動している。

 黒猫の狭い膣穴の中ほど、ちょっと充血して硬くなってる中ほどの上側を、カリ首の背で軽くこすってやる。
 黒猫がそこが弱い、ってことはこれまでのえっちで判ってるから。
「やらっ、らめっ、そこっ」
 そんな可愛い抗議をしてくる黒猫に囁く。
「そんなエロい声だしてたらダメなんかじゃないことがモロバレだぞ、黒猫」
 クリトリスの裏側あたり、その黒猫の弱点を擦りながら、ときどきは一番奥深く、子宮の入り口をペニスの先端でキスしてやる。

「ふぅっ…ううぅっ…ああぁっ」
 もはや黒猫は意味のある言葉を紡げない。
「黒猫…瑠璃」
 その名前で呼びながら一番深くまで突き入れると、黒猫は、瑠璃は、声にならない悲鳴を叫ぶ。
「――――――――ッ!!!」
 膣内全体が収縮する。まるで俺の男根全体を吸いたてるような蠕動運動。無意識なのか、黒猫はその脚で俺の腰にしがみついて、一番奥まで
俺の男根が納まるように必死になっている。

 ゴムの内側で俺は爆発する。
 脈動する俺の滾った兵器を、黒猫の内側は搾り取るようにぎゅっ、ぎゅっ、と締め付けてくる。
 その心地よさと快楽で俺の視界が白くなるくらいに。
743名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 04:36:00 ID:/74TNoy4
 その心地よさと快楽で俺の視界が白くなるくらいに。

「瑠璃……瑠璃ッ!!!」
 快感で頭の中が真っ白だ。
 俺は最愛の恋人の名を呼ぶことしかできない。
「きょう・・・すけぇっ」
 瑠璃も俺の名を叫んでいる。
 ジェットコースターの急降下みたいに、重力を感じなくなる。
 俺の視界すべてが瑠璃になる。
 まるでこの世界に瑠璃しか存在しないみたいに。

 びゅくっ、びゅくっ、とゴム越しに黒猫の膣に射精を続けている。
 黒猫は快楽に耐えられないのか、俺の肩に噛み付きながら、その嬉しい悲鳴をガマンしている。
 そんな肩の痛みも、背中につき立てられた爪の痛みも、すべてが白く溶けていく。





「……すげえ、きもちよかった」
「……」
 全裸で、首まで真っ赤に火照ってる黒猫はベッドのなかでぷいとそっぽを向く。
「黒猫……瑠璃」
 そのかわいい額にかいてる汗をキスで拭って、いいにおいのする髪の毛を優しく撫でてやると、満足そうなため息を漏らす。
 もう、なんて可愛い生き物なんだ!
「……これ」
「ん?」
 俺の肩口についた歯形を指差して黒猫がすまなそうに言う。
「ごめんなさい」
 その噛み付かれた跡は血こそでてないものの、皮膚の内側が紫色に歯の形に内出血してる。
 俺はそんな黒猫の泣きそうな顔にはガマンできない。
 そのあごを手でつかんで持ち上げると、唇を塞いだ。

 舌先で歯をこじ開けると、その奥の黒猫の舌に絡める。
 黒猫の口の中に唾液を送り込むと、こくん、と小さくのどを鳴らしてそれを飲み込むのが可愛い。

 キスを終えようとすると、黒猫は名残惜しそうに最後まで唇を俺のほうに押し付けてくる。
「…ぷはっ」
 感極まると黒猫はキスの最中にも呼吸を忘れてしまう。
「これは可愛い黒猫につけてもらった勲章なんだから、気にすんなって」
 そう言うと黒猫のキレイな瞳のふちにじわじわと涙が盛り上がってくる。
「泣くなって」
 涙をキスで拭う。
 その涙の味も、俺の胸の中を狂おしくかき乱すわけで。
 だから俺はこの可愛くて大好きな女の子の耳元でささやいてやる。

「大好きだ、瑠璃」



---------------------------------------------------------------------

 京介と黒猫がベッドのなかでシアワセなままおわる
744名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 05:15:47 ID:6Z8xt5Ce
あ・・・甘い! イチゴに練乳ぶっかけてアイスにトッピングしたみたいに甘いぜ・・・!
だが、それがいい

しかし、ゴム付けてやったり、褒めちぎってあげたり、終始いたわったり、
この京介は、というか作者さんは、優しい人なんだな、好きだぜ
745名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 05:27:00 ID:YYOiF3xo
麻奈実は案外洋食の料理は苦手だとかいうオチもあったりするかもよ。
746名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 06:31:36 ID:kclvGBSK
いや、料理は基本さえおさえてればどんなのにも応用できるから、麻奈実は洋食も(ある程度レパートリーが少ないだろうが)美味しくできるだろう。


……ただまぁ、めにゅうがひらがななのと、なんでも醤油で味付けしそうなのが不安ではあるが。
747名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 06:39:04 ID:6Z8xt5Ce
俺がかーちゃんから教わったカレーのレシピでは、普通に醤油隠し味に使うぜ
748名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 06:40:13 ID:gS1l+s6c
>>743
超乙
ラブラブで二人でエッチものって少ないよね実はw

>>746
カレーに醤油は普通にあうぞ。
749名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:09:26 ID:l4gILoQE
中学生だからアダルトな店とか行けないし、通販も親が勝手に買うのは許してくれないから無理です。
750名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:30:10 ID:Xb85T13Z
二度目の投稿になります。失礼します。
もしも桐乃がデレたなら2

「お兄さんからメールの返事きたの?」
「ん〜、全然。あの馬鹿、あたしが相手してやってるのに何トロトロしてんだか」

桐乃と一緒に下校してると桐乃が深くため息をついていた。
最近桐乃の雰囲気が変わった気がする。
なんだろう、上手く言い表せないけど。

今日だって何かいつもと違ってた。

『桐乃の兄貴ってさー、マジ地味だよなー』
『まあね。妹としても少しは自分のおしゃれ気にしろって思うわね』
『あたしが妹だったらとっくに絶縁ものだし、桐乃ついてないんじゃね』
『・・・兄貴はかっこいいっつうの』
『あん? なんか言った桐乃?』
『何も言ってないよ?』

加奈子とお兄さんの話している時もいつもの桐乃と違っているのが何となく気づいた。
最近お兄さんの事を貶されると凄く怒ったような雰囲気になってる。
一年前も少し反応してたけど最近はもっとわかりやすい。

「加奈子はあんなこと言ってたけど、私はわかってるよ。お兄さんって時々優しくて頼りになるよね」

ちょっと引っ掛けてみる事にする。
すると桐乃はビクッと反応して私を見つめておもむろに叫ぶ。

「だ、だよね」
「・・・・・・桐乃?」

やっぱりいつもと違う。
私の冷えた視線に気づいた桐乃は慌てて口を噤んだ。

「やっぱり今のノーカン、別にあいつ頼りになんないし」
「そうかな、あれで変態じゃなかったら私は結構頼りになると思うよ?」
「うぅ・・・・・・頼りになんないって」

そう思うならその凄く悔しそうな顔は何なんだろう。
まるで言いたくもない事を無理やり言ってるみたい。





「それじゃ、またね桐乃」
「うん、また明日」

いつも通りの場所で桐乃と分かれる。
ただ今日はちょっと桐乃の後ろを付いていこう。
別れた桐乃の背中を気づかれないように慎重についていく。
すると、桐乃は明らかに人通りの無い裏路地に入り込んだ。
私も気になりその路地に入る。

すると、奥から地面が揺れるような声が響く。
751名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:30:52 ID:Xb85T13Z
「ありえない! 兄貴は頼りになるよ嘘ついてゴメン!
 でも兄貴はシスコンだからあたしがカミングアウトして友達いなくなったら悲しむじゃん!
 妹好き兄貴絶対に気にしちゃうじゃん! だからごめんね兄貴あたし今日嘘ついた!
 兄貴が地味すぎるから悪いんだけど、でも兄貴は何も悪くないし! 社会不適合判定赤丸だけど悪くないし!
 ああぁぁぁぁああぁぁん! 兄貴ったらシスコンすぎいぃぃぃ! シスコンこじらせすぎっ、すごいっ!
 シスコニウムで絶対出来てるっ、原子は絶対siだよ! 既にそこにケイ素があるけどあんな黒いのだめ!
 今からsiは絶対シスコニウム決定! あああああぁぁぁん! 兄貴新しい原子発見しちゃった!
 兄貴大好き!」

何か奥で痙攣しながら独り言いってる。
何言ってるのかいまいち聞き取れないけど電話でもしてるのかな?

それから二分たったごろ、桐乃がぴたりと止まる。
するとそのまま向き直って裏路地を出て行った。
やっぱり怪しい。
けれどこれ以上は流石に気づかれそうだから今日はあきらめる事にしよう。




それから数日、依然として桐乃を調べているけど判った事がある。
間違いなく桐乃はお兄さんをその・・・・・・エッチな目で見てる。
確かにお兄さんは時々凄く優しいし、少しは・・・・・・いいなって思うけど。
それでも、やっぱり兄妹でそういう関係は良くないと思う。
やっぱり親友なら桐乃を止めないといけないよね。

そして翌日の日曜日、私はお兄さんをいつもの公園に呼び出した。

「あやせたんが俺を呼び出すのも久しぶりな気がするな。今日も桐乃の事か?」
「えぇ・・・っていうかその呼び方やめてください、気持ち悪いです。あっち行ってください」
「自分で呼び出しておいてあっちいけとな?」

相変わらず変態のような事を言うお兄さんだが、実は私は気づいている。
お兄さんが実はそれほどオタクではない事を。
どちらかというと桐乃がお兄さんを染めているんじゃないかと考えている。

でも桐乃は相変わらず尊敬できる友達だし、お兄さんは変態だけど人間性は凄い頼りになる。
この二人のお陰で私のオタクへの偏見も正直薄れている。

「で、なんだ。桐乃とまたケンカでもしたのか?」
「いえ、今回はそういうのではないです」

私の懐には桐乃の独り言を録音したテープがある。
昨日桐乃をつけて録音したばかりの新鮮なもの。
これをお兄さんに見せて、注意してもらおうと思ってたけど・・・・・・
なんか桐乃に悪い気がする。流石にこれはバラしていい事じゃない。
何より桐乃の気持ちも何となくわかる気がするし。

「やっぱり何でもないです。その、今日桐乃家にいます?」
「今はいないと思うが、確か今日は二時あたりに部活終るって言ってたぞ」
「そうですか、じゃあ私桐乃にちょっと会っていきます」

やっぱりこういうのは本人に言わないとダメだ。
たぶん桐乃怒ると思うけど。
752名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:31:35 ID:Xb85T13Z
「それじゃあ俺は出かけるから、桐乃は靴もあるし帰ってるな。そのまま上がってくれ」
「はい、それでは」

お兄さんと玄関で別れてから桐乃の部屋に向かう。
桐乃に事前に連絡してなかったけど、大丈夫だよね。

階段を上ってお兄さんの部屋を横切ると、その中から何か声が聞こえた。

『ウザっ! マジウザッ! 何これ相変わらず眼鏡モノばっかじゃん!
 あたしがあれだけ妹の良さを高説してやってんのに何も変わって無いじゃん。
 バカなの? それとも鈍いの? あたしの事なんか欠片も興味ないって言いたいわけ?
 あれ、何これ。妹モノあるじゃん。キタッ!妹モノキタコレっ!
 キモすぎいぃぃぃ! なに妹に欲情してんの吐き気するんですけど!
 でも違うよ! この吐き気は兄貴がキモイとかじゃないよ! つわりだよ!
 あああぁぁぁああん! 想像妊娠しちゃった! 兄貴のエロ妄想があたしを妊娠させたっ!
 最悪っ、妄想で妹の進路決定させるとかどれだけ想像豊かなの?
 これじゃあ私の進路調査表ママ決定じゃん。中学生おぱんぽんに赤ちゃん仕込まれた!
 炊きたて赤ちゃんお腹に仕込まれちゃった! 兄貴大好き!」

・・・あれ桐乃の声だよね。
やだから、あそこに乱入とか私には無理だから。
っていうかお兄さんの部屋で何してるの桐乃?
あとそんなに日常的に独り言いってお兄さんに気づかれてないのかな?



結局桐乃に声をかけれない私はお兄さんが帰ってくるまで外で待っていた。
今の桐乃と二人きりはちょっと怖い。


「あやせ、今日は泊まっていくのか?」
「はい、迷惑でなければ。家にももう連絡しちゃいました」
「あやせが迷惑になるわけないよ。両親もオッケーだって。
 ってか兄貴、あんたがいると私とあやせと家族が迷惑だから今日は出て行きなさいよ」
「ざけんな」

これが本当にさっきの桐乃と同一人物なんだろうか。

「ったく、風呂沸かしといたから先に入ってろ。俺は最後に入るからよ」
「キモッ! どうせあたし達の残り湯とかで変な事考えてんじゃないの?
 妹の友達がきている時ぐらい変態なの隠すくらいしてよね。浴場に欲情してんじゃないっての」
「何で俺がお前らの残り湯に欲情しなくちゃならないんだよ! あと全然上手い事いってないぞお前そのドヤって顔やめろ」

ふんっ、と桐乃が息巻くとお兄さんはため息をついた。

「・・・かといって俺から入るとお前絶対怒るだろうが」
「当たり前でしょ。あんたの後とかキモすぎて入る気失せるっつーの」

これだけ見たらいつもの桐乃なんだけどな。
さっきのアレを見たせいでもう何が何だかわからなくなってきた。

「あやせから先に入って。このバカが覗かないように見張ってるから」
「人聞き悪すぎんぞお前っ、どれだけ兄貴信用してねえんだよ!」
「で、その後あたし入る。その後お母さん達で最後兄貴ね。ってかあんた気を利かせてどっか行きなさいよ、帰ってこなくてもいいからさ」
「き、桐乃・・・・・・」
753名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:32:03 ID:Xb85T13Z

流石にお兄さんが可哀想になってきた。






「ん〜、すっきり。それじゃああたしの部屋いこっ」
「う、うん」
「相変わらず長いなお前の入浴時間は。もう湯が冷めてんじゃねえのか?」
「ウザい、妹の入浴時間計ってるとかどんだけ変態なわけ?」
「今日は容赦ないなお前・・・」

今日はってことはいつもは違うんだろうか。
お兄さんもあれだけ言われてそれほど怒っていない所を見ると慣れているのか、それとも桐乃に思うところがあるのか。
やはり・・・・・・二人がそういう関係の可能性もあり得るのかもしれない。

その後、三時間ほど桐乃と色々なことを話していた。

『ふぁぁ〜〜〜あ・・・・・・今日はもう寝るか』

すると隣の部屋から兄さんの声が聞こえてきた。
前から思っていたけど桐乃とお兄さんの部屋の境の壁が凄く薄い気がする。
そういえばついでにもう一つ前から思っていた事があった。

「桐乃とお兄さんの部屋のベッドってちょうど壁を境にくっついてるよね」
「え゛?」

露骨に動揺する桐乃。
間違いない、何か隠してる。
ざわざわと、胸の奥底から――――激情が漏れ出す。

「桐乃、何か私に隠してない?」
「か、隠してるってなにを? やだなぁあやせ、そんなの無いよ〜」
「ウソ、ウソウソウソ。だってわかるもん、桐乃なんか隠してる。
 ほらコレ、証拠だってあるんだよ? これでも隠し事が無いっていうのかな?」

桐乃の声を録音したプレーヤーを再生する。
すると桐乃の顔がみるみるうちに青く染まる。

「お願い、これ絶対に兄貴に聴かせないで」
「うん、私もそんな事する気はないよ。
 でもね、桐乃が私に隠し事しちゃうんなら私ももしかしたらうっかりしちゃうかも」

桐乃は私に怯えているのか俯いて肩を震わせている。
そんなに怯えさせるつもりは無かったんだけど。

「わかった。今から言う事全部誰にも言わないならあたし達の関係教える」
「もちろん誰にも言わない。約束するよ、桐乃」





そして全部知ってしまった。
桐乃とお兄さんの関係の全てを。
だが不思議と嫌悪感や拒否感は無かった。何故だろう、本当にあっさり受け入れられた。
754名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:32:33 ID:Xb85T13Z
「本当にお兄さんは桐乃に・・・その・・・・・・」
「何? セックス?」

あっさり言う桐乃に気圧される。

「そ、そう。してないの?」
「うん、責任取れるようになるまでは絶対にしないってさ」

胸を張って答える桐乃。
うん、ウソじゃないみたい。何となくわかる。
お兄さんはそういう人だ。

「で、どうするの?」
「どうするって、何が?」
「あたしの事、嫌いになった?」

桐乃が私にビクビクしながら聞いてきた。
怯える桐乃も可愛いなぁ。

「嫌いになるわけ無いよ、これからもずっと私達は親友だよ?」
「そ、そう。よかったぁ・・・」
「お兄さんも真剣に考えてるみたいだし、私が反対しても二人とも考え直してくれないんだよね?」
「もちろん。私も兄貴ももう将来の事考えてる」
「そっか・・・・・・」

おかしいなぁ。いつもの私なら絶対に許さないのに。
どんな事をしてもお兄さんと桐乃を分かれさせようとしてたと思うのに。
何故か全くそんな気持ちがわかない。
祝福しようとは思えないけど、二人の邪魔をする気はしない。
ただ、何故か胸の奥底にチクリとした痛みがあった。

その後、桐乃とギクシャクする事もなく和解して一夜を過ごした。




翌朝。
何故か違和感を感じて目が覚める。
なんだろうと周りを見渡したら桐乃の姿が無かった。
お手洗いかな?
気にせずもう一度布団に潜り込むも寝付けない。
仕方なく顔でも洗おうかと桐乃の部屋を出て一階に下りると何やらリビングから声が聞こえた。

『あ―――シス――――きもい――――』

間違いない、桐乃の声だ。
どうしたんだろうと思い扉に手をかけようとした時、嫌な予感がして手を止めた。
そのまま耳を近づける。

『兄貴いぃぃぃいいぃぃぃん! マジ策士! マジ兄貴生命保険!
 こうなること見越してんだねっ、兄貴が手を出さなかったから正直に言っても嫌われなかったよ!
 けどあたし達いつかエッチしちゃうからっ、未来融合しちゃうのも時間の問題だから!
 もう未来のあたしの純潔兄貴に奪われちゃってる! あ、奪ってないっ、捧げてるんだ!
 兄貴のエレファントカシマシを私がサウダージしちゃってる! 最低だ未来のあたし!
 童貞兄貴教育しちゃってる! 兄貴へたくそすぎっ、女の子の扱いなってなさすぎ!
 でもいいよ、あたしが一つ一つおしえてあげ・・・・・・あ、あたしも初めてだ。
 ああぁぁぁああぁぁん! 二人ともマグロとか初体験グダグダすぎいいぃぃいい!
 頑張っちゃう! あたし兄貴のためにいっぱいエロゲで勉強しちゃうから!
 床上手な処女? キタッキタコレッ! 好感度今上がった!』
755名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:32:57 ID:Xb85T13Z
・・・お兄さんの事を考えてやっぱり止めたほうがいいかも。

「なにやってんだあやせ?」
「え!? あ、おはようございますお兄さん。早いんですね」

後ろからお兄さんが歩いてきた。

「あぁ、ちょっと喉が乾いて目が覚めたんだ」
「あ、駄目です!」

お兄さんがリビングのノブに手をかける。
まずい、流石に今の桐乃を見せるわけにはいかない。

「お兄さん、私お兄さんの部屋に行きたいです!」
「よしきた。茶なんて飲んでる場合じゃねえ」
「返事はやすぎです! 何考えてるんですか!」

とりあえずこの場からお兄さんを遠ざけるため手を掴んで二階に引っ張っていく。
心なしかお兄さんが照れているのが面白い。
こういうストレートな接触には奥手なんだろうか?

「ところでリビングから何か変な声が聞こえないか?」
「さ、さぁ? お猿さんじゃないですか?」






「さっぱりした部屋ですね」
「まあな。散らかすと桐乃やお袋の皮肉が飛んでくるし」
「ところで、この箱の中はなんですか? やっぱり変態ですか?」

昨日桐乃が言っていたお兄さんのスケベな本の隠し場所を指摘してみる。

「おっとおおおおぉぉぉぉおお!? なななんんであやせがソレをおおお!?」

見る見る内に顔を青ざめさせるお兄さん。
何かこの展開昨日も見たような。

「まあそれは興味ないのでどうでもいいです」
「そ、そっすか・・・」

とはいえ無計画にお兄さんを引っ張ってきたので特に話すこともない。
さて、どうしたものでしょうか。




そして一時間後、なんだかんだでお兄さんと話し込んでしまいました。
やはりお兄さんはそれほどオタクでも無いようで会話も平凡なものでした。
友達の話や以前見た面白かった事、私の仕事の話など至って普通な内容。
お世辞にもトークが上手いわけでもないですが、なんでしょう・・・なんだか胸がポカポカしてきました。
756名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:33:20 ID:Xb85T13Z

「――――でさ、その赤城ってやつがさ・・・・・・あやせ、どうした?」
「へ? あ・・・・・・いや、なんでもないです」
「でも何か顔赤いぞ、風邪でも引いたのか?
 おでことおでこを合わせて体温計ごっこしちゃうか?」
「いえ、至って健康ですって。お兄さんは気にしないでください、気持ち悪い目で見ないでください」

お兄さんは訝しげにしていましたが、果たして私はどうしたのだろう。
お兄さんと話していると桐乃と遊んでいる時とは違う感じで幸せな気分になる。

そういえば前桐乃に見せてもらったライトノベルというものでこんな症状のキャラクターがいました。
それでその症状の原因は――――

「恋!?」
「なにっ来い!? いっちょ揉んでみっか!」
「変態! 変態!」
「あっ、ダメ! ブザーはやめて!」

まさか、コレが恋!?
私が桐乃のお兄さんに恋!?

「すすすすすすいません! 私ちょっと桐乃に会ってきます!」

お兄さんから逃げるように部屋をでる。
そのまま隣の桐乃の部屋に逃げ込む。




「で、兄貴に惚れちゃったってわけ?」
「・・・そうなのかなぁ?」

桐乃があきれた顔で私の相談に乗ってくれる。

「けどあいつ、その・・・・・・あたしの彼氏だよ?」
「そ、それはわかってるよ。だから桐乃の邪魔もしない、約束する!」

これが恋だとしても桐乃の邪魔はしたくない。
だからこの気持ちは心の奥底に沈めておく事にしよう。

こうして私の恋は始まりと同時に終わりを告げた。




その夜、あやせは夢を見ていた。

「んあああぁぁぁぁあぁぁあお兄さん! お兄さんお兄さん! おにっおにっ、鬼っ、お兄さん!
 変態でスケベなお兄さん! 最低ですっ、妹と付き合うなんてレッドカードです! 退場!
 妹の友達とかならイエローカードなのに! ラフプレーに徹しすぎます!
 ばかっ、変態! ああぁぁぁ変態ついでに変体して私に襲いかかってきた!
 既成事実作られたっ、頭のなかでお兄さんにレイプされた! 今お兄さんのものになりました!
 モラルハザードですっ! 私の常識が規制されました!
 でも大丈夫です、私お兄さんのことが大好きですから。
 お兄さんの大正浪漫受け止めますから! お兄さんのためならルール破ります!
 デモクラシーしちゃいます! お兄さん大好きです!」

最低な寝言だった。
終わりを告げなかった。
757名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:49:29 ID:BIxgdN0e
>>750-756
朝っぱらから強烈なの読ませやがって…最高だわ
758名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:53:00 ID:NOt9s4o3
ラノベは近所の本屋で普通に買う。
なければ店員さんに注文して取り寄せる。
「お姉さん、電撃文庫の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1巻』一冊お願いします!」とはっきりと滑舌良く、できれば腰に手をあてて発声すること。
759名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 08:04:48 ID:089YaOyB
>>749
「俺の妹がこんなにかわいいわけがない」は
ヒロインが中学生では変えないような代物を買い込む小説です
760名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 08:13:43 ID:GtiP/lPR
>>756
GJ!朝っぱらからなんてものを



中学生がこのカテにいるのはいかがなものかと。
あとsage推奨。
761名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 08:16:25 ID:cKb/i5CD
俺厨房のころから文具店もかねた学校真向かいの本屋で
爆裂ハンターとセイバーマリオネットシリーズ買ってたけどね
762名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 08:34:34 ID:ZBEf9sKi
>>756 >>743 >>735
一晩でこんなに良作を読めるとは…。ありがたやありがたや。
763名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 09:32:57 ID:oWe3rl+B
>>750-756
ちょwwwシスコニウムsiとかつわりとかネタが斜め上すぎるwww
あやせにもクンカー衝動が伝染してるしwww
GJ!続き待ってるw
764名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 09:55:24 ID:vTU46pTw
超作一杯で超ビックリ…

皆様超乙!

>>735
つづきマダー?w
765名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 11:21:32 ID:ODvG06Sb
>>756
朝から強烈なクンカは胃が重くなるな……
766名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 13:03:45 ID:icca93xJ
最近このスレのせいでケンカとクンカを見間違えるんだが
塗装工と板金工がクンカ
グループ同士のクンカに発展
クンカにより意識不明の重態

想像してカオス
767名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 13:13:52 ID:a99rbSvy
>>756
超gj!
続きがみたい!
768名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 13:44:50 ID:j5KJ6kZ4
くんかはこのスレのお家芸か…
769名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 14:04:19 ID:o1eDMFn/
 シスコニウムって……。某ムスコニウムの亜種か。新種だな。
770名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 14:26:05 ID:dwILpjhc
>>749
ここは 18禁 です
771名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 14:35:43 ID:INTDTvAI
>>765
むしろ今日一日を生きる為の活力
772名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 15:24:58 ID:/MrtlDHd
桐乃とあやせとの3P期待
773名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 16:35:32 ID:N9xV1aPD
クンカは文化
774名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 18:07:04 ID:Ecq7ZFCe
>>741
最高だ、もっとやれやってください
775名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 19:44:39 ID:scr5eiT7
そういやクンカの元ネタってルイズのコピペなのか?
776名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 19:54:41 ID:/YUWhwPP
加奈子はまだか
777名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 20:34:28 ID:BOL3pFgj
778名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 21:31:16 ID:reN9E9im
>>766
1番上以外はありそうで困る
779名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 22:10:31 ID:JzeKVU8Y
ブリジッドには是非「おにーさん」と呼んでもらいたい
あやせの「お兄さん」も悪くないが舌足らずな感じでな
780名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 22:13:54 ID:tPs1H8rr
おに〜さん
781名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 22:24:26 ID:qudj/2mM
オニーサン、いい子揃ってるよ、どうですか

みたいなイメージが強すぎるわ
782名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 22:27:47 ID:qudj/2mM
自分の背丈より大きい看板抱えて呼び込みしてるブリジット想像したらなんか素晴らしかった
783名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 23:11:33 ID:BgiFA1q6
そんなブリジット可哀想すぎるじゃねーかw
ブリジットを身請けして平均的な小学生の生活にもどしてやる、
そのために奮闘する京介の姿を幻視した
784名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:20:12 ID:MPR0XIEq
京介「アニメからファンになった人をはじめ、当作品のヒロインは誰なのか、
   ファンの間でも取りざたされていましたが、この度、高坂桐乃が
   ヒロインであると発表が・・・」ヒュルルルルルル

ゴスッ
京介「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお」
黒猫「ごめんなさいね。いらないノートパソコンを
   窓から投げ捨てようとしたら手が滑ってしまって。」

京介「えー、この度、当作品のヒロインは高坂桐乃、
   当作品のプリンセスとして黒猫が・・・」
ボムッ
ヒュン
ダダダダダダ
真奈実「ごめんねきょうちゃん。」
あやせ「ちょっとばかり手元が狂って。」
沙織「悪気はござらんのですよ、ニンニン。」
京介「(真奈実までかよ・・・)」

京介「えー、当作品のアイドルには、新垣あやせが、
   イメージギャルには、田村真奈実が、
   キャンペーンガールには、沙織・バジーナが、
   俺の嫁にはブリジット・エバンスが、それぞれ任命されました。」

元ネタわかるかなぁ
785名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:29:57 ID:mKLYgDDZ
恥ずかしくてラノベ買えないとほざいてしつこいかもしれないけど・・・amazonのコンビニ受け取り調べてみたら確認の為、電話が家に来ると書いてあったのだが電話って絶対?なら家族バレしそうなんだが・・・
786名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:35:21 ID:FldgwNko
>>785
sageを覚えるんだ。
メルアド欄にsageって書くだけでいいからさ、わかったね。
787名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:46:49 ID:zn1s9YI1
>>783
「ブリジットは絶対俺が幸せにしてやるっ」

「お、おにーさん!?わたっ、わたしまだ小学生ですよ!?」


みたいな感じか、誰か頼んだ
788名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:47:12 ID:A54B9BhF
その話題なげーよ

ここでそんな質問すんなks
789名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:49:06 ID:Oe71a/Q3
>>785 本屋の店員はおまえの買うものなんて気にしないから買いにいけばいいと思いますまる
790名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:49:20 ID:Ma0NMjAA
>>784
帯ギュのカバー裏4コマか、懐かしいなw
791名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:03:32 ID:EM/R95h8
>>790
それ読んだことないのにどっかで見たような懐かしい感じがする
80〜90年代の定番ネタだったのかな
792名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:16:28 ID:YmMTFt45
そういえばエロ本コレクションを見つかる話はよくあるけど
エロ本を購入する京介の話ってあんまりないよね
793名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:26:32 ID:NSg8NOWv
 む。なんか電波飛んできた……!
 京介がエロ本を買いに行く。→本屋で散々悩んでエロ本を選ぶ。→レジで会計しようとしたら、バイト中の黒猫だった!→やっべ、どうしよう……!!

 まで妄想した。
794名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:33:57 ID:EuBZtOin
>>787 「あやせは絶対俺が幸せにしてやるっ」
「お、お兄ーさん!?わたっ、わたしまだ中学生ですよ!?」
795名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:40:41 ID:TVPFwesU
みんな、そろそろカナカナちゃんのドエロ物を投下してはくれないかね。
796名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 02:17:23 ID:ecv+yRgf
>>793
京介「すいませーん、レジお願いします」
黒猫「はい、こちらにどう……ぞ!?」
京介「……」
黒猫「……」
京介「く、黒猫!?何故ここに?」
黒猫「せ、先輩こそ、私のバイト先知ってたの?」
京介「いや、偶然だ」
黒猫「……そうなの?まぁ、それはそうと、レジ打ちするわね」
京介「いや、待て。ちょっと商品を間違えたから、戻してくる」
黒猫「…………エロ本ね」
京介「ギクっ!?な、何のことだ?」
黒猫「出しなさい。ジャンルによっては許してあげるわ」
京介「……もし、駄目なジャンルだったら?」
黒猫「エロ本を買おうとしている高校生がいると言って、店長でも呼んで来ましょうか?」
797名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 02:18:27 ID:pF5j8eSR
>>787
「桐乃は絶対俺が幸せにしてやるっ」
「なっななな何いってんのよ!マジキモいんですけどっ!!」
798名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 02:25:59 ID:7tosdpHv
>>782
むしろ風俗に堕とす→使い物にならないくらいにぼろ雑巾にして(金はすべて京介に貢ぐ)、最後は看板持ちの客引きにする
799名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 02:53:37 ID:XuuGJSu7
>>756
サウタージwww この語りネタ癖になりそうだなぁ。上手すぎる
誰が始めたんだ。
800名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 02:56:02 ID:bNpmsldm
>>799
通称クンカーの人
作品結構あるけどトリップなかったと思う
801名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 02:57:57 ID:7tosdpHv
ここの影響か冬コミの作品にもネタでクンカしてるやつあったな
802名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 02:59:30 ID:FldgwNko
>>756は何気にクンカネタじゃないのがミソだな。
書いてることは完全にぶっこわれているが。
どちらかというとクンカネタよりルイズコピペを見てる気持ちになる。
803名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 03:00:53 ID:FldgwNko
何行ってるんだろ俺。
ルイズコピペもクンカじゃないか。死ねよ俺。
804名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 04:17:22 ID:bNpmsldm
>>801
普通に考えてアニメで黒猫がくんかくんかしたからだと思うが
805名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 06:52:58 ID:woU/0F/G
>>797
続きを頼む…!
806名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 07:39:39 ID:zn1s9YI1
>>798

そんな役目はフェイトさんで十分です
807名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 07:43:31 ID:RbTFz6R3
出藍の誉れ
という言葉もある。ルイズコピペが先人であっても
クンカーはそれをある意味凌駕したのではないか
この言葉を残した偉人はこうも言っている
百聞は一見にしかず
兄パンの匂いを百回嗅ぐよりも兄のハイパー兵器突っ込まれちまえ、きりりん!
というコトである。むしろクンカーもエッチも両方捨てないのが俺妹だろ
そんな訳だから
駿馬は一日で千里をゆけども駄馬も十日で千里をゆく
の言葉の如く、職人たちはふさたんに及ばずとも
今日も無数の駄文を投下するのだ



「ふむ、性悪説でござるな」
「え?性悪女?誰が?黒いのが?」
「貴方のお兄さんの方がよっぽど性(的な意味で)悪(さばかりしてる)男よ……」
808名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 08:24:58 ID:NoHZezgk
「お、お邪魔します。…」
「ああ、お茶用意するから、先に部屋行ってて良いぞ。」
こくり。
無言のまま黒猫がうなずく。
まあ、学校帰りに黒猫が家によるのももう珍しくないが、今回は新しい分野で小説を書きたいから相談にのって欲しいとの事だった。
いつもと違うのは、今日は桐乃が合宿で泊だし、お袋も親父も帰りが遅いってことが確定だってことか。
俺は台所で麦茶を2つ用意し、お盆に乗せて部屋に上がろうとした。
黒猫がまだ玄関でのろのろと靴を揃えていた。
「ん?まだいたのか?先に上がっててもよかったのに」
「あ、いえ、その…な、何でないわ。」
なんか今日、ぎこちないな?
とりあえず俺の部屋に上がって、茶を飲みながら最近の状況を話し合う。
黒猫もクラスの仲間と仲良くやっているようで、大分安心した。
「さてと、そろそろやるか?」
ビクッと反応し後退る。
「や、やっぱりそれが目的なのね?」
真っ赤になった黒猫が俺を睨む。
「ん?ネタ出し手伝うんだろ?」
「た、種を出すのを手伝えと!なんて鬼畜な…。ま、まあ貴方がどうしてもって言うんなら、私の体を提供してもいいわよ。」
黒猫は制服のボタンを外しはじめた。

(続かない)
809名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 08:34:51 ID:WqeCie6q
エロ猫エロ猫
810名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 10:44:28 ID:NxhVWIKc
エロ猫さん可愛いよ
続け
811名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 12:01:53 ID:ecv+yRgf
黒猫さんはエロいな
多分このまま本番突入させてしまうに違いない
812名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 12:35:44 ID:Bg/gGy+q
エロ猫さんはアレだ
誘い受けのイメージ
813名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 12:43:11 ID:bNpmsldm
や、やめて頂戴…といいつつヌレヌレなんですな
814名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 13:28:00 ID:qzKGmQHZ
(終わらない)
815名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 14:00:41 ID:57pJwu8N
>>796
駄目なジャンルと
許すジャンルって何?w(しらじらw)
816名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 14:11:17 ID:EItT9Qio
メイトにはってあった黒猫のアンミラコスの単独絵の破壊力がやべぇ
817名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 14:31:03 ID:LhgFFneu
黒猫がミラアンセスのコスをしたと聞いて
818名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 15:05:30 ID:zn1s9YI1
>>796
巨乳の眼鏡かけた妹物だったらどうなるの?
819名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 15:17:48 ID:BCffUeMY

>>817
ミラアンセスw祖龍かよww
820名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 15:51:10 ID:qYiE6l7t
>>796
ないけど年上物だったらどうなっただろうね(゚ω゚)
821名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 17:46:50 ID:2zh9WEpU
先日コンビニで『マガジン・ウォー2月号』を買ったら付録で縞パンが付いて来た。
それでふと思ったんだが、【俺妹】で縞パンが似合うのって誰だろ?
俺的には黒猫だと思うんだが…
それと、縞パンは水色こそが正義だと思う。異論は認めない。
822名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 17:48:46 ID:qzKGmQHZ
全面的に同意せざるを得んな
823名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 17:49:21 ID:V6VvAIP6
>>821
禿同
824名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 17:50:52 ID:NxhVWIKc
認めないというなら仕方ないな
そもそも異論を挙げる必要がないが
825名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 17:53:39 ID:vYrgdDBE
縞パンってなんでリアルでははやらないんだろうか
水着でしか見たことがない
826名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 18:30:07 ID:NoHZezgk
>>825

そういえば、妹持ってたな。
827名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 18:37:11 ID:VPPIywFd
【週刊 俺の妹P】伏見先生に二見Pも参加した『俺の妹』制作陣座談会をお届け!! - 電撃オンライン
http://news.dengeki.com/elem/000/000/334/334266/

原作にはまだないあやせと黒猫の対面
http://news.dengeki.com/elem/000/000/334/334760/s02_cs1w1_480x272.jpg

これ見てへたれ黒猫なSSをまた見たくなったw
828名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 18:46:14 ID:FldgwNko
俺たちが青縞のトランクスをはいてるのと同じ感じなのかね?
いや、流石にそれはないか。
あの悶絶するほどダサいステテコパンツと縞パンを同列にするのは良くないな。
829名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:05:39 ID:TlM82WXE
>>827
あやせ怖いよw
830名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:10:23 ID:Wa5dyvep
むしろ怖くないあやせなど存在するのか?
831名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:19:48 ID:A54B9BhF
>>821
黒猫は純白かな
何でも合うような気がするのは桐乃
水色が正義は同意
832名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:22:36 ID:ecv+yRgf
舌戦だけなら、黒猫の圧勝だろうけど
相手はあやせだからなぁ……
833名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:24:43 ID:Q9yTQrBn
>>827
 あやせがコミケ会場にいて、正気を保てるはずがない。

 ? よく見ると、黒猫が涙ぐんでるのか……。
 いくらあやせでも許せることと、許せないことが……あ、いえ、何でもありません。
834名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:26:00 ID:BSEgUIEY
しまぱん単品には何の価値もねーよ
しまぱんはそれに合う衣装からみえてこそ真価がある

想像してみろ、しまぱんとニーソだけで胸を手で隠してる黒猫を!
いいじゃねぇか、ちきしょう
835名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:27:37 ID:VW+OVKP0
もし黒猫があやせに殺されそうになったら
自分が出て行ってあやせにやっつけられる!
836名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:28:28 ID:NxhVWIKc
死体が増えるだけ、か…
837名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:30:22 ID:c7Jkl9Wt
仕事中に時間が空いたから、娘の服買いに行ってたんだが、良さげなのがなくてぱんつだけ買った
冷静に考えたら、幼女のぱんつをカウントダウン30過ぎのおっさんはやばいよな・・・
838名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:30:50 ID:BSEgUIEY
>>836
増えないよ
事件にもならずに人が一人社会的に抹消されるだけ
839名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:31:09 ID:p9ktsqhe
 黒猫なら白、かなぁ……。

 あやせなら、桐乃を餌にすれば簡単に誘導できそうだ。ちょろいからな。
「あ、あやせさん、あっちで京介さんが妹さんと仲むつまじく歩いてましたよ?」とか。
840名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:31:43 ID:c7Jkl9Wt
× カウントダウン
○ 買う
841名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:33:35 ID:Wx9oYSXM
というか、なんで縞パンがこんなに人気なのか分からない
なぜ縞なんですか?チェック柄とかじゃいけないんですか?
842名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:55:44 ID:DbSHA+zr
京介「わかめ酒が飲みたい」

あやせ「お兄さん、飲酒なんて捕まりたいんですか!
    ワカメジンジャエールで我慢してください!」
桐乃「ワカメってこんなに堅かったっけ?(×ワカメ○昆布)
   まあでも、これが飲みたいんでしょ?ハイ」
ブリジット「かなかなちゃん、これ増えるワカメだよ!?
      ワカメ酒じゃなくて酒ワカメになっちゃった」
加奈子「ワカメ酒とか加奈子できねーし
    ちっ…うるせーな。ツルツルにはツルツルの需要があんだよ」
843名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:57:39 ID:YmMTFt45
>>841
おまえはよくわかってる
マル顔読モの桐乃様は下着もシャレオツなの?
844名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:59:47 ID:2Ec1/6oT
>841
桂正和並みの画力がなくてもお尻の立体感を描写できるから
845名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 21:18:27 ID:MPR0XIEq
http://news.dengeki.com/elem/000/000/334/334760/s02_cs1w1_480x272.jpg

あやせ「……もう我慢の限界です。どうなっても……知りませんよ?」
そう言うが早いが、あやせは俺に抱きついてキスをしてきた。
京介「ウガッ。ム、チュルル…」
黒猫「なっ、ああああああああああ、あなたっ、公衆の面前でなんて破廉恥な…」
あやせ「ぷはぁっ、ゼイゼイゼイ…桐乃をたぶらかしただけでなく、お兄さんも堕落させるなんて恐ろしい人ですね。
     まずは、お兄さんを更正させて、お兄さんと協力して桐乃をこちらの世界に奪還します!」
黒猫「あら、まぁ…人間風情がなんてたいそれた口をきくのかしら。いいわ。その勝負、受けて立って上げる。」

後は任せた。
846名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:01:47 ID:m4/Ic/MO
>>841
あのふわふわあるいはスベスベした生地が腰から尻及び足の付け根の肉感を際立たせかつ太股の肉付きを強調するから
また横縞は縦の皺を目立たせるため非常にそそる
また縦縞は一般に鋭利、スリムなどキチッとしたイメージを与えるが、横縞はゆったりとした、柔らかなイメージを与えやすい
実際、視覚的にも同じ大きさの正方形に描かれた縦縞と横縞では、横縞のほうが横幅が長く感じるという脳の作用も証明されている
つまり縞パンによって強調される体の肉付き(立体感)は成熟した大人の女性のセックスアピールだが、縞パン自体はシンプルで親しみやすいデザインから幼さや子供らしさを醸し出す働きがある
この肉付きと幼さという二重の性質の混在はまさに心身の成長期にある思春期世代の女子の魅力を最大限に引き出すものであり、太股を強調するニーソやハイソが組み合わさると凶悪的に欲情を駆り立てる
また、人間には類人猿に近しい性質を持っているため、お尻の大きさは性交への本能をかき立てるとも言われており、先述のとおり横縞は縦の立体感が増して見えるので縞パンはお尻のふくらみと谷間をより強調しやすく、男を扇情する働きがあるという説もある



というのは嘘だが、ロマンがある
ちなみに俺は水色ではなくグレー派だ
847名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:04:14 ID:SXKn7cAx
まぁきりりん氏は素材の良さを際立てるシンプルな白パンなんだがな
848名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:05:40 ID:A54B9BhF
このスレはどっかと違ってみんな仲良くていいな
ずっとこうであれ
849名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:14:45 ID:6idHoV9s
ちょっと前までは状況が逆だったけどな
850名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:21:38 ID:LjbSoY/0
さてスレの流れに関係なくブリジット物を灯下する
前スレ後半の続き
2レス程使わせてもらいますわ
851Eの後にDがくる?(午前の部)1/3:2011/01/07(金) 22:22:49 ID:LjbSoY/0
「ちょっと早く着き過ぎたな…」
待ち合わせ場所である駅の改札口を出て俺は呟いた。
今日はブリジットとのデート当日である。昨日から桐乃が妙に絡んでくるので、デートだと気付かれる前に朝飯も食わず家を出て来た。ひょっとして俺って顔に出やすいのかね…。
待ち合わせの時間まで一時間以上も早く着いた事もあるので、俺は軽く朝食を食べれる場所を探そうと辺りを見回した。すると通路を挟んでコインロッカーコーナー脇の柱の前に、見覚えのある顔を発見した。
「ブリジット…?」
一瞬見間違えかとも思ったがやはりそこにいるのは、俺がマネージャーをしてるモデルであり、同時にポニーテールが似合っている最愛の恋人であった。
今日の彼女の装いは襟の開いたカーディガンにチェックのミニスカート、その上から暖かそうなハーフコート、そしてミニスカートから伸びるすらりとした足は黒いストッキングで包まれていた。
ブリジットはちらりと腕時計に目をやると軽くため息をつく。そして肩から下げたトートバックを覗くと、何が嬉しいのかニッコリと笑みを浮かべるとまた腕時計を見た。
その様子が可愛いらしく、もう少し眺めていたかったが俺は声をかける事にした。
「おはようブリジット」
「ひゃう!?き、京介お兄さん!?」
悪戯心を起こし、ブリジットの視界に入らないようそばに寄ってから声を掛けたのだが、こんなに驚くとは…
「ど、どうしたんですか?まだ待ち合わせまで一時間もありますよ」
まさか妹の追求をかわすため早く家を出たとも言えず、とっさに質問を返してごまかす。
「ブリジットこそどうしたんだ」
俺の問い掛けに、ブリジットは、顔を赤くしてパタパタと手を振りながら
「あの、その、今日のお出かけが楽しみでいつもより早く目が覚めて朝ごはん食べても時間余っちゃってそれでお出かけの時間まで待ち切れなくて…ケホッケホッ!」
息継ぎもせず喋り続けむせてしまった。俺は背中をさすってやりながら宥めにかかる。
「わかったから少し落ち着け。要は俺と出かけるのがそれだけ楽しみだったって事だろ?」
ようやく落ち着いてきたブリジットはコクリと頷いた。くぅ〜可愛いな!こんな可愛い娘今時希少種だよ、ワシントン条約で保護すべきだよ、いやそうなると一緒にいられなくなる!やはり俺が保護して面倒みるしかないね!ハイこれ決定!
「あの〜、京介お兄さん?」
ブリジットの呼びかけに俺は、飼い主の義務として首輪を付けようする妄想から帰って来た。
「…ハッ、よし、少し早いけど出かけるか」
「はいっ!」

電車に乗り込むと、まだ早い時間のせいか乗客の数はまばらだった。おかげで、俺達はボックス席にゆったり腰を落ち着ける事ができた。
しばらくして、崎陽軒の袋を下げた乗客が通り過ぎていった。途端に忘れてた空腹感が甦り、我慢する間もなく腹が鳴った。それほど大きな音ではなかったがブリジットにはバッチリ聞こえたようだ。うわカッコ悪ぃ!
「お兄さん、朝ごはん食べてないんですか?」
「ああ、ちょっとバタバタして食いそびれた」
するとブリジットは傍らに置かれたバッグからバスケット型の箱を取り出した。
「お昼にと思って作ってきたんですけど、よかったらどうぞ」
受け取って蓋を開けると、中には上品なサイズにカットされたサンドイッチが並んでいた。
852Eの後にDがくる?(午前の部)2/3:2011/01/07(金) 22:23:36 ID:LjbSoY/0
「これ…お前が…?」
「はい。でも朝になって急に思い立ってから作ったんで…。冷蔵庫の余り物ばかりですからあまり期待しないで下さいね?」
そう言って照れ臭そうに俯いた。いやいや、ブリジットの手づくり弁当だぜ?期待するなってのが無理だろ!俺は有り難くいただく事にした。
う、美味い!スライスされた胡瓜は余分な水気を取ってあるし、チーズに塗られたマヨネーズは手作りか手作りに近いものだ。ハムと一緒に挟まれたレタスもパリッとしている。夢中で頬張っていると目の前に紙コップが差し出された。
「どうぞ…紅茶ですけどいいですか?」
見るとブリジットは小ぶりの魔法瓶を手にしていた。俺が湯気の立つ紙コップを受け取ると、自分の分の紙コップにも紅茶を注ぐ。そして嬉しそうに俺の食べっぷりを眺めている。う…なんか気恥ずかしい…。

「ごちそうさま。美味かったよ」
空になった弁当箱を返しながら俺は礼をいった。
「はい、お粗末様でした」ブリジットは、日本人でも若い世代は使わない言い回しで答えながら弁当箱を受け取った。
しかし…早起きしたって言っていたが、弁当作った上に一時間以上前に待ち合わせ場所に来ていたわけだが何時に起きたんだ?
俺は改めてブリジットの様子を伺う。時々目をしばたたかせている。それに会話が途切れるとボーっとしている。
「なぁブリジット、少し眠いんじゃないのか?」
俺の問い掛けに、ブリジットは徐々に俯き出した顔をハッと上げ慌てて否定する。
「だ、大丈夫です!眠くなんてありません!」
いや、端から見たら明らかに眠そうだって。
「目的地に着くまでまだに20分以上ある。目をつぶっているだけでも違うから休んでろ」
俺の奨めにブリジットは渋っていたが
「目的地についてから眠くなるよりはいいだろう?」
という俺の言葉に渋々納得したようだった。そこで俺はブリジットの隣に席を移った。
「お、お兄さん!?」
「俺に寄り掛かっていいから目つぶってろ。着いたら起こしてやるから」
ブリジットはしばらく逡巡していたが
「じゃあ…失礼します…」そう言って俺の肩に頭を預けてきた。そして5分も経たずに熟睡していた。
「やれやれ…」
この様子だと、昨日も興奮して中々寝付けなかったんだろう。それでいて早起きして弁当まで作って…。
弁当にしたって、朝になって思いついたなんて下手な嘘つきやがって。パンだってパン屋に朝一で焼きたてを買いに行ったんだろ?でなきゃ、あんなにふんわりとしてないって。マヨネーズだって手作りだと日もちしない事くらい俺だって知ってるさ。
ブリジットが目を覚まさないように、頭をそっと肩から膝の上に移す。そして、頬にかかった髪を直してやりながら俺は呟く
「ありがとうな、ブリジット」
今日一日、いっぱい楽しい思いをさせてやろう。

「ん……ふぁ…」
ああ、やっと目が覚めたようだ。ブリジットはゆっくりと上半身を起こし、ここが何処だか確認するように周りを見回した。そして意識が完全に覚醒したのか、ぴょこんと立ち上がった。
「はぅ!ごめんなさい、私どれくらい眠ってましたか?」
「ん〜40分位?」
「あぅ…本当にごめんなさい、せっかくのお出かけなのに私ってば…、それにお兄さんのズボン…」
俺のズボンの太腿部分は、ブリジットのよだれで染みが出来ていた。
853Eの後にDがくる?(午前の部)3/3:2011/01/07(金) 22:24:15 ID:LjbSoY/0
「すぐ乾くから気にするな」
「気にしますよ!」
そういってブリジットはバッグからウェットティッシュを取り出し、よだれを拭いだした。
女の子を足の間に膝まずかせティッシュで処理をさせてる…端から見たら色々と誤解を与える光景だ。うん非常にまずい!
「ブ、ブリジット、本当にいいから!それにもう次の駅に着く!一回そこで降りよう!」
強引に切り上げさせると、ブリジットを促し立ち上がった。

「ここ…どこですか?」
ホームに降り立つと、ブリジットが聞いてくる。
ホームの駅名表示にはこう書かれていた
『北鎌倉』

続く


※おまけ・あるいはデート前日の風景

「かなかなちゃん、本当にありがとう!」
加奈子の目の前でブリジットが満面の笑みを浮かべている。両腕で買ったばかりの服が入ったビニール袋を抱きしめている。
「お兄さん、気に入ってくれるかな〜?」
「あにいってんだよ、加奈子のコーディネートだぜ?気にいるに決まってるだろ」
「そうか…うん…そうだよね!」
センター街の入口でブリジットと別れる事にする。
「じゃあ今日はさっさと寝ろよ。でないと寝不足のヒデェ顔で出かける事になるぞ」
「うん!今日は本当にありがとう!」
「あぁ〜それはもうさっきも聞いたって」
そう言って加奈子は手で追い払う仕草をする。そんな態度にブリジットは腹を立てる事もなく、加奈子に手を振ると地下鉄に続く階段を下りていった。
ブリジットの姿が見えなくなったのを確認すると、加奈子は携帯をかける。
「もしもし、加奈子だ。オメー明日はしっかりエスコートしてやれよ?あいつ、めちゃめちゃ楽しみにしてんだからな。それと服、会ったら必ず褒めてやれよ?加奈子がわざわざコーディネートしてやったんだからな」
その後もいくつかの注意点を告げると通話を終えた。
「ったく世話がやける連中だぜ…。さて歌舞伎町でも軽く流してから帰るかな」
そう言って、口は悪いが妹分思いの少女はJRの駅に向かい歩き出した。

854名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:32:48 ID:LjbSoY/0
ゴメン
2レスじゃなく3レスだった…
保管庫覗いたらブリジット物を書く人が俺以外皆無なのに気付いてショックだった
あんなにカワイイのに…可愛すぎてエロに絡め辛いのが原因なのか
やはりこんなカワイイ娘にコスプレHさせる鬼畜な真似はしちゃいかんよな
奴隷調教ネタ・ソーププレイネタは御蔵入りさせよう
855名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:37:28 ID:57pJwu8N
>>854
>奴隷調教ネタ・ソーププレイネタは御蔵入りさせよう

まてぇぃっ!、そんな真似は絶対させねぇっ!
犯れっ!犯るんだジョーっ!!

…イヤ、スイマセン是非、何卒犯って下さい、おながいすます

超乙。
856名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:44:40 ID:Oe71a/Q3
>>854 ちょっとまって!ね?ちょっとだけだから!さきっぽだけ!さきっぽだけ見せてみよっか!ね?
857名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:46:18 ID:oAyiLLts
おつかれっす
かわいいですねこの小さい子
858名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:57:19 ID:qzKGmQHZ
俺、ロリコンになっちゃいそう
859名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:01:44 ID:VW+OVKP0
まるで今までは違ったかのごとき言いようだ
860名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:02:07 ID:TlM82WXE
>>858
何言ってるんだ、元々だろ?
861名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:09:06 ID:LjbSoY/0
>>855
>>856
そんなにブリジットのアヘ顔が見たいのか!変態!変態!変態!
>>857
あんまりいじめないで…自分でも誰この同姓同名…って思っとるんだから
>>858
医者に診てもらうと保険効かないから拗らせないようにね
862524:2011/01/07(金) 23:30:46 ID:2zh9WEpU
>>854
GJ&乙!!

やはり水色の縞パンは正義だな!
今縞パンSS書いてる。書き上がったら投下します。

ところでトリップの付け方どうやんの?
ここくるまでオカ板とか軍板でのたくってたのと、通い出してから日が浅いのでイマイチ解らない…orz
だからすまないのだが教えてくださいエロい人
863名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:33:28 ID:ojnV74E7
ggrks
半年ROMってろ
864理想の兄貴:2011/01/07(金) 23:35:59 ID:+5elpNTp
『理想の兄貴』

登場人物
高坂桐乃 高坂京介 ほか

語り
高坂桐乃

でいきます。
865理想の兄貴:2011/01/07(金) 23:36:33 ID:+5elpNTp
アタシの兄貴、高坂京介は完璧超人。
眉目秀麗、スタイルファッションセンスともに抜群、
スポーツ万能、学業優秀。友達がいっぱいいて、
全校生徒の憧れの的で、教師からも受けがよくて、
部活では大活躍、校外ではモデル活動なんかもやっちゃって、
みんなから頼られてて、誰からも好かれてて、
そんな超完璧で、超カッコよくて、超イケメンで、超男前‥‥‥‥

要するに、アタシと釣り合っているっているってこと。

でも、兄貴はアタシを見下している。
釣り合っているように見えても、アタシは何から何まで兄貴には敵わない。


「おう、俺とデートしねえか?」

―――出た。こういう女心を知らない、というか女心を無視した誘い方。
もちろん、他の女にもこういう誘い方をしているワケじゃないのは知っている。
だけど、アタシを誘うときはいつもこれだ。
もっとも、デートと言ってもアタシをどこかに連れて行って、
プレゼントを買ってくれるだけなんだけどね。

今度は、発表されたばかりの新作を買ってくれるらしい。
モデル活動で稼いでいる兄貴は、高価なものでも平気でプレゼントしてくれる。
羨ましいって? 何いってんの? バカじゃん?


866理想の兄貴:2011/01/07(金) 23:37:07 ID:+5elpNTp
「ふーん、馬子にも衣装っていうか、悪くないんじゃね?」

試着で新作を纏ったアタシを見ての第一声。アタマにくる言い草だ。

「他に台詞無いの!?『可愛い』とか『奇麗だ』とか『誰にも渡さない』とか」
「―――可愛い。奇麗だ。誰にも渡さない‥‥‥コレでいいか?」

ムカツク!!
このまま主導権を完全に握られているのも悔しい。
仕返しに、古い漫画で見た台詞で煽ってやる。

「そういえば、モデル仲間のおねえさんたちが言ってたよ。
 女に服を贈る男はその服を脱がそうとする下心を持っている、ってね。
 兄貴もそういう気があるんじゃないの?」

今から思えば、店員さんのいる前でトンデモなく下品な煽りだった。
現にアタシの煽りを聞いて、私の採寸をしていた店員さんが手を止めた。
だけど兄貴は涼しい顔でこう言ってきた。

「82-57-81‥‥‥‥下心を感じさせるほどのモノか?」

―――ッ!!
兄貴は古い漫画の通りの返しをしてきた。

「ウエストが3センチ違う! アタシの胴はもっと細い!!」

あまりのことに大声で反論してしまった。

「今、頂戴しましたご寸法と同じですが‥‥‥」

―――ッ! ―――ッ!! ―――ッ!!!
しかも店員さんまで漫画の通りの返し。
勝者の高笑いをする兄貴。
怒りに任せてアタシが投げたパンプスを兄貴はこともなげにかわした。

これだ。完璧超人。それがアタシの兄貴。


867理想の兄貴:2011/01/07(金) 23:37:42 ID:+5elpNTp
パタン

携帯を閉じた。
ケータイ小説に登場する理想の兄貴“キョウスケ“。

こんな見てくれの良い兄貴がいたら、世の女子から羨ましがられるだろう。
同時に、アタシは嫉妬の呪縛から抜け出せなくなるに違いない。


目が疲れたので洗面所に顔を洗いに行った。冷たい水が心地よい。
そのとき、うっかり携帯を水の中に落としてしまった。

やばい。防水じゃないんだ。

あわてて水から掬い上げ、ずぶ濡れになった携帯をドライヤーで
乾かしてみたが電源は入らなかった。カードもダメかもしれない。
アタシが作り上げた理想の兄貴はあっけなく溺れ死んでしまった。

でも悲しい気持ちにはならなかった。
所詮、アタシがちょいちょいと作り上げた架空のキャラだし、
なんとなく感情移入もできない“兄貴”だったから。
もしかすると、完璧超人って思い入れできないのかもしれない。

もし、現実の兄貴もアタシに思い入れできないと思っていたら‥‥‥

イヤだな。


868理想の兄貴 ◆ACPRLbMxAk :2011/01/07(金) 23:38:38 ID:+5elpNTp
「ひでえ目にあった。タオル取ってくれ」

現実の兄貴がリビングに入ってきた。それも全身ずぶ濡れで。
ゲリラ雨に降られたようだ。
ソファーに置いてあったタオルを投げつけてやった。

「おお、サンキュ」

顔と頭を拭くと、シャツを脱ぎ始めた。

「ちょっと! 妹の前でストリップをする気なの!?」

アタシの投げたクジラスリッパが兄貴の顔面にヒットした。
これだ。完璧凡人。それが私の現実の兄貴。

「いってえな! すぐに物を投げるな!!」
「アッチで着替えなさいよ! この変態!!」

現実の兄貴は、文句をいいながらリビンクから出て行った。
カッコワルイ。


でも‥‥‥
やっぱりこっちがいいな。

あんな完璧超人兄貴なんて、そもそもありえないし、
居たら居たで、アタシは365日24時間嫉妬していることになるだろうし。

それに‥‥‥

ずぶ濡れになったくらいではビクともしないし。


『理想の兄貴』 【了】
869名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:46:46 ID:YmMTFt45
この落語っぽい感じが俺は大好きです
870名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:49:26 ID:y+dE6jSf
水も滴るいい男って奴ですね。
わかります。
871名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:50:13 ID:Vun7REX3
いいな
872名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 00:10:56 ID:CO8opk2T
いいね、面白かったよ
またよろしく頼む
873名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 00:27:02 ID:fmbk8UDJ
>>845
今更ながら乙、そして続きを期待してる
あやせのアプローチは怖いなw

>>854
乙。ブリジット可愛いな、今あやせの話を書いてるがブリジッドを書きたくなってきた
コスプレエッチは良かったです

>>868
兄と妹が逆?か、しかし桐乃が地味な様子が想像できないな
874名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 00:42:43 ID:DE/bbkx8
>>854
ブリジットたんが可愛すぎて生きてるのがつらい
早く続きカマン
875名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 01:18:35 ID:RIcnHM/t
>>869
夜神さんとこの兄貴みたいなら妹はつらいぞ
876名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 01:32:29 ID:BQ1JD4AJ
京介が新世界の神を目指しちゃうのか
ちょっと見てみたいなそれ
どうせ最後はあやせに○されんだろうけど
877名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 01:35:01 ID:083sS/1z
あやせに犯されるとか最高じゃないか
878名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 03:30:30 ID:YYrY9fRR
最近は加奈子やブリジットのロリ勢のエロも増えてきたな。
…………リアがいない……だと……?
879名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 03:40:30 ID:vZr7ORqs
>>865-868
京介に主導権を握られっ放しの桐乃っていうのも新鮮でいいな。
兄貴に嫉妬しっ放しの桐乃かわいいよ桐乃ww
880名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 07:03:27 ID:4I4HVgjY
>>868
乙!
桐乃と逆なのかと思ったら妄想だったか
881名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 08:12:01 ID:aN4J2F5O
>>877
「んっ、んっ、はぁ…」
俺は今ベッドに縛り付けられ、腰の上ではあやせが激しく腰を振っている。
「んんっ…、中学生相手に…あふっ、こんな…ガチガチになるなんてやっぱりお兄さんは変態ですね…ふぅ」
「あほか!お前が無理矢理…むぐぅ」
俺の抗議は、あやせの口づけにより中断させられる。あやせの舌が俺の口内を蹂躙していく。その感触の心地よさに情けなくも身体は反応していく。
「ぷはぁ…ほら、中学生にキスされてますます固くするなんて、やっぱり変態です」
そういって身体を密着させたまま腰をのの字を描くように回し、俺のリヴァイアサン全体を刺激する。
「あはぁぁぁ…、私だって変態のお兄さんとこんな事したくないんですよ。でもこうでもしないと、お兄さんがいつ性犯罪で捕まるかわかったものじゃないし…うぅん…、これはお兄さんの為に仕方なくしてるんですよ?」
身勝手な理屈を並べながら、あやせは腰の動きを速め俺を追い込みにかかる。
「まてあやせ!まずい、ホントに限界だ!」
俺の叫びを聞き流し、あやせの膣肉は激しく収縮する。その快感に耐え切れず射精した…

こんな感じなんだろか
882名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 09:00:51 ID:3XNroqtu
お願いだから続きを書いてくれないか
883名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 13:00:26 ID:yvI37m35
>>881
いい
884名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 13:08:11 ID:SUW5+k0V
つづけ
885名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 15:05:34 ID:pI0Lxv7j
続けてください お願いします
886名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 15:39:58 ID:CO8opk2T
>>881
むしろこっから何故こうなったか遡るわけですね わかります

この部屋に桐乃が入ってきて阿鼻叫喚の世界も捨てがたい
887名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 15:50:53 ID:dwC1pi47
遊びにきた黒猫でもいいぞ!
888名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 15:55:27 ID:leiMGeOJ
黒猫に見せるためにわざとこの時間帯にエッチを開始した狡猾なあやせたんを…
889名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 16:06:17 ID:vZr7ORqs
むしろ桐乃が「あやせだけずるい!」と言って参戦するルートで…
890名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 16:23:28 ID:4I4HVgjY
>>881
おっきした
891名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 16:54:28 ID:2TKRIanu
本スレ見て、何と無く思い付いた。桐乃ファンを不快に思わせたらゴメン

伏見「また没、また打ち切りか……俺はいつになったら……」
黒猫「編集や大衆に見る目が無いのよ。彼らはもっと審美眼を磨くべきだわ」
沙織「こつこつ頑張っていれば、いつか報われるでござるよ。だから今は辛抱の時ですぞ」
伏見「でも、俺、もう無理だよ……」
三木「助けてやろうか?」
伏見「え?」
三木「妹ものでキャッチーな設定がある。ニュースサイトで支援もするつもりだ。」
三木「お前は俺に従うだけで、売れっ子に成れる」
伏見「ほ、本当ですか……?」
黒猫「やめなさい。あなたは売れっ子になるためでなく、小説を書くのが好きだから……」
伏見「ごめんな……。黒猫と沙織は脇役として出してやるから」
三木「ほら、行くぞ」


黒猫「人間って不自由な生き物ね……」
沙織「伏見殿には、生活がありますから……」
892名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:00:37 ID:63Eqi/lr
>>881
あやせ「中に出すなんて最低ですね。最低………赤ちゃんできたらどう責任をとるつもりですか?」
893名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:15:30 ID:Nu2U7Ebq
>>892
京介「堕ろせよ」

あやせ「っっっ……そういう……人だったんですね……」


みたいな展開だけは絶対に嫌だ
894名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:17:38 ID:63Eqi/lr
>>893
続き書いてくれw
895名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:18:33 ID:DHag/U/l
>>893
まあそこはどう責任をの辺りで食い気味に「結婚してくれ」って言いそうだから大丈夫だと思うぞ
896名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:23:54 ID:V0kGf4fI
京介は責任取る覚悟もなしに手を出したりしないよ
897名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:29:59 ID:aN4J2F5O
「ねぇお兄さん…知ってます?」
あやせが耳元で囁く
「私ね、今日危険日なんですよ?」
「な!?」
今サラっととんでもない事言わなかったか!?驚愕する俺を他所にあやせは続ける。
「これで受精したと仮定して…、半年後には私も16歳だから婚姻届けを出せますし…、よかった!私未婚の母にならずにすみます!」
………はっ、あまりにブッ飛んだ思考に俺の脳が理解を拒んでいた。なんでこいつ、にこやかに笑いながらとんでも発言を連発してんの?だいたい俺の事嫌いじゃなかったの?
「確かにお兄さんの事なんか、嫌いです。けどお兄さんのような変態を野放しにして複数の女性が毒牙にかかるよりは、私一人が犠牲になる方が被害は少なくすみます」
何その理屈!つか、あやせの中でどんだけ淫獣なんだ俺は!?
「まさかお兄さん…堕ろせとかいいませんよね?」
口元に笑みを浮かべたまま、光彩の消えた瞳で俺の顔を覗き込むあやせ。こえぇぇぇぇぇぇ!!!!この女Lチキ…じゃなくマジキチだ!誰か助けてくれ!
「ウフフフ…、念には念をいれてもうニ、三回出してくださいね?あぁ、そうだ」
あやせはポンと手を打つと、素肌の上にセーラー服を上だけ羽織った。下着を付けてないので、制服越しでも興奮で固くなった乳首が伺える。
「やっぱり…中学生の制服姿を見たらすぐ元気にして…、ホントにお兄さんは変態ですね」
く…!素直な身体が憎い!
「じゃあお兄さん、さっきに負けない位沢山出してくださいね?」
そう言いながらあやせが俺のリヴァイアサンに腰を下ろそうした時
バアァン!
「待ちなさいあやせ!」「そこまでよこの獣!」
突如扉が開け放たれ、二つの人影が躍り込んできた。
「桐乃!黒猫!」
俺は二人の救援者に歓喜の声を上げる。対してあやせは
「思ったより早かったですね、でも…」
そう言いながら愛しげに自らの下腹を撫でる。
「既にお兄さんからの種付けは済ませましたけど」
「くっ!?」「なんてこと…」ショックを受ける二人。すまない…肉欲に負けた俺を許してくれ…
「こうなったら…」「私達も…」
え……?どうして服を脱ぎ出すんだ?二人の目つきが獲物を見る捕食者のそれに見えるのは気のせいなのか…
そんな二人にあやせが襲い掛かる。
「ここで得たせっかくのアドバンテージ…奪われるわけにはいきません!」
俺は目の前で繰り広げられるキャットファイトを茫然と眺めていた。ふと気付くと右腕を拘束していたロープが緩んでいた。
「シーッ」
見るとブリジットがベッド脇にしゃがみロープを緩めていた。
「京介お兄さん、早くこんな変態SSから脱出してデートの続きを楽しみましょう」
「脱出するのはやぶさかでないが作者の奴、お前が寝過ごしたせいで北鎌倉まで行ってしまいプロット再構成しなきゃっ、て頭抱えてなかったか?」
「う…そこは作者さんの腕で見事リカバーですよ!それより足のロープも解けましたよ、さぁ早く逃げましょう!」
「了解だ!」
こうして俺はブリジットのおかげで、この変態が跋扈するSSから脱出した

おわれ

みんな好き放題言ってくれてw…俺はエロいの苦手なんだからハードル上げないくれ
898名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:39:28 ID:maNW4MMo
>>897
自分でそのハードルを高く上げてることに気づくべきだったな…もう今となってはどうにもならないがwww
899名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:47:50 ID:HqfqWsLx
>>897
このひどさにはGJとしか言いようがない……
あやせw
900名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 18:12:04 ID:CO8opk2T
>>897
こいつは...なんというファミチキ...いやマジキチ!?
901名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 18:14:46 ID:/V7X7cnm
あやせw
902名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 18:29:43 ID:63Eqi/lr
>>897
こいうのずっとまっとったたいw
またヤンデレあやせたのむ
903名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:20:26 ID:kyw3m26v
「冷静に考えれば 桐乃のお兄さんがこんなに欲情しないはずがない です」
「この作品のタイトルのように言わないで頂戴、小娘が。
 見境のないこの雄は誰にでも発情するのよ。勘違いしないで欲しいわ。
 現に今だって……」

黒猫の醒めた目線に、俺のリヴァイアサンが項垂れる。
穴があったら入りたいが、手首を縛られているんじゃ仕方ない。
パンツ一枚で女の子の前にいるのも、そういう事情で
決して俺が露出狂のマゾではないことを理解していただけただろうか?

「お兄さん、こっちを向いてください」

おちつけ、高坂京介、平常心だ、平常心……
例え俺を呼んでいるあやせが、
俺の部屋だってのに、一月だってのに
水着であろうと、その程度で俺の超サイヤ人は反応しない。
さっきのはアレだ、常に超サイヤ人でいることで、超サイヤ人の違和感を無くす的なコトだ。

「どうです?このメガネ似合いますか?」

これが超サイヤ人を越えた超サイヤ人、超サイヤ人2ってとこかな?

「黒髪でメガネ、先輩の好みだものね……全く単純な脳細胞ね
 それとも下半身と脳が直結しているのかしら?」
「そう言いながら自分もメガネをかけてないで下さい」
「勘違いしないでくれるかしら? これはメガネではないわ。このスク水のオプションよ?」
「どこの世界に部屋でスクール水着に着替える人がいるんですか!」
「貴方、自分の姿を鏡で見てみたらどう?」
「そ、そうやって変態のお兄さんを挑発しようとしているんでしょうけど無駄ですよ!」

あやせさん、その手にもった定規は一体…うげ!? 首!? 首!?! ゴキって、掴んで!?

「ほーら、貴方を見てる時のお兄さんの…その、あ、アレは地面から10センチ
 私を見ている時のお兄さんは地面から13センチ、私の方が3センチも大きいです!」
「ぐ…これはどういうコトなの、先輩……」
「分かっていませんね、セ・ン・パ・イ
 桐乃のメモを盗み見た所によると、お兄さんの変態ポイントは大きく分けて三つです。
 一つは黒髪、一つはおっぱい、一つはメガネ
 私達は黒髪で伊達メガネをかけた時点でイーブンですけど……」

チラリ、と年上の少女を見下ろしてあやせは勝ち誇ったように笑う

「ち…乳の差が戦力の絶対的な差ではないわ……」
「おっぱいの差が絶対的な差なのは、お兄さんの反応をみれば一目瞭然じゃないですか!」

「そのとーり! だからアンタたちさっさと帰れば?」

き、桐乃!? どうしたんだその髪の色は!?

「べ、別にあたしも受験あるし、黒髪に戻したっておかしくないでしょ?」

た、確かにそうだが……それとダテ眼鏡&水着にはなんの意味が!?

「……先輩、新記録更新というのはどういうコトなのかしら?」
「14センチ……確かに私より桐乃のほうが胸は大きいですけど……ですけど……
 桐乃は妹だって……お兄さん、分かってますよね……ふふふ……」
「……キモッ」

殺せよ! もういっそ殺せよ!!
904名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:22:23 ID:kyw3m26v
「邪道です……みんな、邪道すぎます!」

「せ、せなちー!?」
「高坂先輩の歪んだ性癖を甘くみていませんか?
 伊達メガネで本当に先輩が興奮するとでも?
 そんなの、乙女ゲーをホモゲーっていうようなもんじゃないですか。
 見てください、本物の眼鏡っ子を前にした先輩のペニックスを!」

ぐおぉぉ…巨乳&眼鏡のコンボで地上15センチを記録!?

「お、お兄さんの好みは黒髪なんですよ!? 貴方は茶髪じゃないですか!」
「ふふふ……ちゃんとブリーチで卍解して黒髪に染めるから問題ありません!」
「あら? 人の眼鏡を伊達と言って置いて、自分は偽物の黒髪で勝負するつもり?」
「そ、そうだよせなちー! あたしは元々は黒髪だけど、せなちーは茶髪じゃん!」
「お、お兄ちゃんが黒髪だから、私だって染めてる可能性もあるんだから!」

それは伏見先生かかんざき先生に聞け……
っていうか何なんだよ、みんなして
ここは俺の部屋だぞ!? ハワイじゃねーんだぞ!?
揃いも揃って水着で眼鏡でウロウロしやがって!
俺の手が自由なら、おまえら全員サンオイル塗ってやるんだからな!

「はんっ! あたしは伊達にエロゲーやってるわけじゃないし?
 パソコンの見過ぎで視力落ちる可能性だってあるんだから!
 お父さんも眼鏡かけてるし? これから眼鏡っ子になる可能性充分だし?」
「ふっ…私は既に日常的にカラーコンタクトを使用しているのよ?
 コンタクトとはつまり眼鏡のコトよ。私はすでに眼鏡っ子だったということね」
「カラーコンタクトと伊達眼鏡に違いが見受けられないんですが、五更さん」
「お、お兄さんが好きなのはただの黒髪じゃなくて黒髪ロングな筈です!」
「た、確かに、兄貴のコレクションの中には、か、髪でシゴいてるのもあったし?
 せなちーの長さだとちょっとねー。あたしぐらいの長さじゃないと?」
(さり気なくベルフェゴールの登場フラグをへし折るとはやるわね……)

「あらあら、私困ってしまいましたわ……
 京介お兄様の性癖がそのようなものだったなんて」

さ、沙織!?

「な、な、何が困ってしまいましたわ〜よ!? お嬢様モードで来ておいて!」
「そ、そ、その水着は何なんですか! 破廉恥な!」
「いえいえ、今日は京介お兄様の部屋で水着パーリィだとお聞きしまして
 でも急なお誘いでしたので、水着が去年のしかなくて……」

こ、零れ落ちそうでございます……ゴクリ……
沙織の身体は未だ成長を続けているというのか……
そして俺の超サイヤ人も2から3へと成長しちまったってのか……
スゲーぜ超サイヤ人3。物理法則無視して髪が伸びるだけあるぜ。
記録も一気に20センチまで上昇しやがった。

「あざとい…あざとすぎるわ、沙織……
 いつもの瓶底眼鏡はどうしたというの? そんなオシャレ眼鏡……
 いえ、それよりストレートパーマを当てている辺りが、最高にあざといわ」
「み、みなさん、ここは一旦手を組むべきじゃないですか?」

いや、手を組むとかわかんねーよ!?
何をすりゃ勝ちなの?! 勝者は俺をどうする気だ!?
905名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:23:47 ID:kyw3m26v
ん? なんか縛られた手が弛んできている気が……

「マネージャーさん、マネージャーさん、ジッとしててください」
「京介、今助けるからね!」

ブ、ブリジット! リア!
お前達……
よかった、マトモなのはお前達だけぜ……
水着姿なのはもう突っ込まないけど

「……アンタ、それ何?」

へ?
ゲ…馬鹿な、俺の超サイヤ人が4に!?

「……ロリコン……いえ、ペドフィリアね」
「通報しました」
「ショ、ショタはいけるんですか? 高坂先輩!」
「……せ、拙者達は思い違いをしていたでござる……
 京介氏の性癖は黒髪・おっぱい・巨乳、そう思われていた……
 でも実は違ったのでござる……京介氏の本質は男であるより先に兄!
 それも"俺は妹でも食っちまうんだぜ"という鬼畜兄貴でござった!
 故に、何よりも優先されるのは"年下"!! 庇護欲を擽る幼女こそが、京介氏のドストライク!!」
「それってつまりペドよね」
「シネ」
「半ズボンとサスペンダーですね」

ま、まさかこの場で一番マトモじゃないのが俺だったなんて!?
推理小説を読んでいたら、犯人は実は一人称の俺だった的な展開っ!!
ち、違うんだ、ブリジット、リア、俺はお前達をそんな眼で見ていたわけじゃ……

「マ、マネージャーさんなら……いいです」
「京介なら……いいかな?」

この小説には探偵役がいなかった!!
ま、まさか完全犯罪達成しちまうってのか!?
い、いいのか? ヤっちゃていいのか!?!

「いいわけないでしょうがぁ!!」






「――つーわけでよぉ、桐乃達がジャーマネ凹ってる間に
 ジャーマネのパンツ加奈子が頂いちゃったんだよねー
 加奈子ってばロリロリだけど、中身は大人の女だから庇護欲とかありえねーし?」
「へ、へぇ…」
「あ、いくらランちんでもジャーマネのパンツはやらねーかんな?」
(何かがオカシイ……でも何がオカシイのかわからない……)
906名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:28:02 ID:12X1tvi6
>>851-853
俺待望のブリジットSSキタコレ
何でブリジットちゃんの人気が無いのか理解出来ないぜ…出番さえあれば…出番さえ…
907名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:33:15 ID:f06NpJLD
>>905
こいつら全員狂ってやがるw
狂い咲きGJ!
908名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:36:58 ID:aN4J2F5O
>>905
GJ!
水着姿の女子を複数はべらす変態息子…
両親に見つかったら勘当確定だなw

>>906
逆に考えるんだ
本筋に絡むとブリジット圧勝になってしまい、話が進まなくなるので出番が少ないと…
909名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:37:10 ID:V0kGf4fI
これはひどい(褒め言葉)
ところでここでランちんが出てきたのって初めてなんじゃないか
910名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:56:44 ID:m822d360
2巻で高坂家に来た桐乃の友達3人の中にはランちんもいたのかな
アニメ化でヴィジュアル見てみたかったのう
911名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:05:13 ID:gU6fSbM2
>>905
激しくGJ

両親が登場して、水着姿のまま家族会議マダー
912名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:08:16 ID:Nu2U7Ebq
家庭教師のバイトで、指導してる最中に素晴らしいネタを思いついた気がしたんだが、忘れた……orz

思い出したらあやせたんとイチャイチャするの書く
913名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:09:33 ID:dwC1pi47
>>897
おっきしたお
エロ苦手?じゃあこのおにんにんはなんだお
914名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:21:04 ID:bTv8DzUo
つまり
京介の欲情度=庇護欲×(黒髪+眼鏡+乳)/3
ハイここセンター対策ね
915名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:25:03 ID:m822d360
そういえばもうセンターの時期か。京介だったら会場は千葉大か?w
土日だから黒猫や桐乃も応援に送り出しに行くのかなあ
916名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:31:37 ID:CO8opk2T
>>905
ここまでやられて誰の好意にも気づかないってどういうことなの...?w

色んなネタあって面白かったw乙

そういえば桐乃の黒髪って見たことねえな...アニメ見る限りじゃ地毛も濃い茶色だったし
917名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:46:39 ID:dwC1pi47
>>905
せなちー久々に見た
見た目は京介のストライクなのに…
918名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:15:12 ID:OEFKfhDx
919名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:17:56 ID:kyw3m26v
>>911
「京介、お前とは一度話し合わなければならないと思っていた……」
「親父……」

親父はお袋を退室させると、晩酌をあおった。
その姿に、違和感を憶える。
親父は俺を叱る時はシラフで、ズバッと言ってくる筈だ。
それが間を探すかのように、酒を含んだのだ。

「桐乃の趣味が……」
「俺と桐乃は関係ないだろ!」
「最後まで聞け。桐乃の趣味は妹らしいな」
「へ? あ…ま、まあな……」

確かに桐乃のアニメ・ゲームで好むジャンルは妹モノだ。
しかし親父、なぜそれを知っている……

「妹か……お前はどう思う?」
「は? どうって、まあぶっちゃけ、前よりは仲良くやれてる自覚はあるな」
「桐乃のコトではない」
「おいおい、俺に桐乃以外に妹がいるってのかよ」
「……新しい妹が欲しいか?」
「え?」
「む?」

本気か親父っ!!?

「桐乃が妹を欲しがってるというのなら、な……
 俺も母さんと頑張るのもやぶさかではない」
「夫婦仲よろしいのは結構だが、息子に相談するんじゃねぇ……」

そもそも娘が妹フェチだから、娘つくるとか子煩悩ってレベルじゃねーぞ!?

「まあ、お前達もその歳で妹ができるのもどうかと思ってな」
「確かに気まずさがないわけじゃねぇが……別に家族が増えるのは悪いことじゃねえんじゃねえの?
 けどさ……必ずしも妹ができる訳じゃないよな?」
「………」

何「しまった…」みたいな顔してんだよ、この親父は。
もうやだ、俺がその酒飲みたい。

「それはそれとしてだ……お前にも言いたいことがある」
「まだ何かあるのかよ……俺のコト? はぁ……何だよ?」
「眼鏡は認めんぞ。眼鏡はない方が良い」

……田村さん家の子供になろう。

「眼鏡の何処がいい!!」
「眼鏡いいじゃねぇかよ! 精液レンズにかかってる所とか最高じゃねぇか!」
「貴様は眼鏡じゃないから、眼鏡のものが裸眼に憧れる気持ちがわからんのだ!」
「なんで自家発電で親父の気持ちを考えなきゃなんねぇんだよ!」
「それから女性の価値は胸ではないぞ」
「エロ本はエロ本、リアルはリアルだろうが! 人を巨乳至上主義者みたくいうんじゃねぇ!」

確かに瀬菜の巨乳はガン見するがなぁ! 黒猫のちっぱいだってペロペロしたいわ!

「あと、髪の毛は黒髪よりは赤毛が……」
「それお前の嫁だろうがぁぁぁぁぁぁぁ!! ホントにアンタらラブラブですねぇえぇぇぇぇぇぇ!!」

もうやだこの家
920名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:21:33 ID:63Eqi/lr
>「………」

何「しまった…」みたいな顔してんだよ、この親父は。
もうやだ、俺がその酒飲みたい。




ここクソワロタwwwwwwwww
921名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:22:24 ID:m822d360
これはひどいw
922名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:32:20 ID:aN4J2F5O
何この良作の釣瓶打ち
しばらく投下サボってもよさ気だな
923名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:38:15 ID:AJIek5qh
>>854
 遅ればせながら、乙。ブリジット可愛いな!
 前回のおまけでの加奈子の扱いはちと受け入れがたかったが、今回は良い感じだった。

 何か違和感を感じると思ったら、カギ括弧の“「”だけ半角なんだな。
 フォントの関係かそこだけ太字に見えてしまう。
 あと、文章上手いとその他の部分もきちんとして欲しいと思ってしまう。
 具体的には、地の文の行頭と、疑問符・感嘆符の後ろに全角空白を入れて欲しいとか、三点リーダは2個以上にして欲しいとか。
 まあ、気にしない人は気にしないのだろうけど、気になる人は気になるんで。強制はしない。

 次回も楽しみにしている。
924名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:38:36 ID:63Eqi/lr
>>922
あなたはさぼっちゃだめwwwww
早くあやせSSを!
925名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:39:02 ID:vkGyPk/N
>>922
さぼりとか許さないですよ
926名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:40:41 ID:vl/Te8y7
麻奈実と同じ大学に進ませないために、
センター試験前日に京介を誘惑しまくるヒロイン達という
シチュエーションが浮んだ。
まさしく呉越同舟。
927名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:42:08 ID:dwC1pi47
>>919
妹か弟が出来て桐乃がそっちばかり構いまくって相手してくれなくて拗ねる京介が見える
928名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:44:40 ID:91yHFeW8
ここって職人さんのレベルやたら高いよな
929名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:45:48 ID:Mm/qYbhV
>>927
むしろ妹か弟が出来て京介がそっちばかり構いまくって相手してくれなくて拗ねる桐乃が見える
930名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:47:59 ID:AJIek5qh
>>868
 乙。
 最初、誰かと思って違和感を感じていたが、桐乃の作った妄想でしたか。
 しかし、翻って現実を顧みた場合、自分が兄から疎ましく思われている可能性をないと思う辺り、桐乃だなぁ。

>>881
 そんな感じの同人誌があったな……。
931名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 22:01:06 ID:ag/Q3/c5
>>905
 乙でした。そして、ランちん登場おめ。

> (何かがオカシイ……でも何がオカシイのかわからない……)
 いや、何もかもがおかしいよっ!? そして『凹ってる』って何だよっ!!
932名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 22:03:08 ID:aN4J2F5O
>>923
あ〜指摘ごもっともw
携帯で書き込むせいか記号関係を半角で済ませたがる癖があってさ
加奈子については、イマイチ台詞がピンとこなくてオマケという形で試行錯誤してる感じなんでご勘弁。いずれピンで書いてみたいんだけどね…
…に関しては数で間合いを使い分けてるつもりなんでまぁ見逃してくれ

元々ブリジット物がないんで下手なりに時給自足始めたんで、文章が上手いと言われると照れ臭いわ〜
933名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 22:07:23 ID:opMif1hB
>>919
 乙でした。面白かったよ。
 なんで親父は息子の性癖について語り合ってるんだ……(笑)

 まあ、でも実際妹が出来たら、京介が桐乃のようにならないように猫っ可愛がりしそうだな。
 そして、それを見て拗ねる桐乃が見える。
934名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 22:08:20 ID:9/dYYvgO
>>919
これは意外な角度からの新たな攻撃w
こういうの嫌いじゃないぜGJ
935名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 22:11:37 ID:12X1tvi6
…はふさたんも使い分けてるよ
例えば黒猫の場合は基本間合い長めの……になるけど、間合い短めで喋ってるんだなって時は…になってる
936名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:07:28 ID:HYsldaVW
俺妹の原作本文に三点リーダー一個だけの…って本当にあった?
日本の出版業界では、慣習で三点リーダーは二個以上をセットで使うのが普通なんだけど
937自慢の兄貴:2011/01/08(土) 23:14:03 ID:COTDpRuo
『自慢の兄貴』

登場人物
高坂桐乃 赤城瀬菜 赤城浩平 高坂京介

語り
高坂桐乃


あるCMを参考にしました。
938自慢の兄貴:2011/01/08(土) 23:14:35 ID:COTDpRuo
待ち合わせ場所にはもう二人は来てきた。
ちょっと待たせちゃったかな。

「せなちー、待った? こんにちは、お兄さん」
「桐乃ちゃん、待ったよー」
「おいおい、まだ約束の時間には早いだろ。高坂はまだだけどな」
「アイツったら、時間にルーズなんだから」

時間にルーズなんて嘘。アイツは時間にはキッチリしている。
アイツを高く見積もってもらうのが面白くなかっただけ。

「まだ時間があるからそのへん歩かない?」

せなちーの誘いで、アタシたちは三人で時間をつぶすために歩いた。


アタシたちは兄妹同士四人でアニメ新シーズンのプレイベントを見に来ていた。
プレイベントの会場前は、小さな子供連れの家族、大きなお友達、王国民、
そしてごくわずかのカップルと色んな人でごった返していた。


「あれ‥‥‥、高坂先輩じゃない?」

せなちーが指を差した方を見るとアイツがいた。
オバサンと何やら話している。

「ははは、高坂のヤツ‥‥‥」

せなちーの兄貴が意味がありそうな笑いをした。
次の瞬間、アイツは財布からお札を出してそのオバサンに手渡した。
お札を受け取ったオバサンは何度もアイツに頭を下げながら、
雑踏の中に消えて行った。

939名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:14:44 ID:pfDcnv/j
「…」が多いとそれだけ間が空いてると思っちゃう
940自慢の兄貴:2011/01/08(土) 23:15:05 ID:COTDpRuo
「おう、待たせたな」

アイツが何食わぬ顔でアタシたち三人と合流した。

「オイ高坂、見てたぞ」
「ん? 何を?」
「トボけんなよ。あのオバサン『病気の子供にミルクを飲ませる金がない』
 とか言って、お前にカネをせびったんだろ?」
「なんだ、聞いていたのか?」

そうだったのか―――
でも、なんでせなちーの兄貴は笑っていたんだろ?

「それ嘘だから」
「え?」
「病気の子供がいると言って、カネを騙し取るオバサンがこの辺にいるんだよ」

何? コイツは、せなちー兄妹とアタシの目の前で騙されたってコト?
カッコワルイ。アタシにも恥をかかせるなんて最悪―――

「なーんだ、そうだったのか」

バツの悪そうな顔をして頭をかくだけのコイツにムカついた。

「ねえ、そんなことより、イベントが始まるよ!」

せなちーに急かされて、アタシたち四人は会場に入った。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「やっぱり神アニメだよね―――もう最高!!」
「新シーズン突入がホント待ち遠しい!」

アタシはせなちーと興奮しながら会場から出てきた。

「やれやれ、BL物やホモ物じゃないだけマシだったな、高坂」
「同感だな。それでもついていけないアニメではあったが」

「何を二人で話しているの? あれ? もしかしたら二人は!?」
「「違う!!」」

せなちーは色々と誤解をし、色々と誤解されているようだ。


941自慢の兄貴 ◆ACPRLbMxAk :2011/01/08(土) 23:15:55 ID:COTDpRuo
「じゃあここで解散だな」

アイツの解散宣言でアタシたちはそれぞれ家路に着いた。
せなちー兄妹は腕を組んで寄り添いながら歩いていった。
アタシは小さくなっていくせなちーの背中に向けて囁いた。

「せなちー、あんたの兄貴、羨ましいよ」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「おーい、なんでそんなに離れて歩くんだよ?」
「フン! あんなマヌケな姿晒したアンタと一緒になんか歩きたくないっての!」
「マヌケ? ああ、さっきのオバサンとのことか?」
「当たり前でしょ。せなちーとお兄さんの前で騙されちゃって、格好悪すぎ」
「でも良かったじゃないか」

ハァ?「良かった」!?
ナニ言ってんの? このバカ兄貴は?
アタシの怪訝そうな渋い顔を察したのか、こう言ってきた。

「だって―――」

‥‥‥なんだって、コイツはこんなことを言えるんだろう。

「“病気の子供”なんていなかったんだし」

‥‥‥。

アタシは無言で駆け寄って、アイツの右腕に腕を絡めた。

「!? マヌケな俺とは一緒に歩きたくないんじゃないのか?」
「そんなこと言ったっけ?」
「言っただろ!」
「言ってない! 言ってない!!」
「勝手な奴だな」


さっきのせなちーへの囁きは取り消し。
とっくに見えなくなったせなちーの背中に向けて囁き直した。

「せなちー、アタシの兄貴、羨ましいでしょ?」


『自慢の兄貴』 【了】
942名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:20:49 ID:vkGyPk/N
かっこいいいいいいいいいいいいい
943名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:23:12 ID:jtafxzB/
>>941
京介兄貴マジ天使
944名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:23:27 ID:leiMGeOJ
この桐乃は原作より若干子供っぽいイメージ
945名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:32:19 ID:BQ1JD4AJ
>>941
京介男前杉…マジどこかの幻想殺しと殴り愛出来るレベル
946名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:40:17 ID:IzZP82Yn
うわ禁書厨……
947名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:50:10 ID:AJIek5qh
 乙。
 なんか京介の言い回しが某上条さんっぽいな。
948名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:51:20 ID:4I4HVgjY
乙です。
京介男前。
949名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:00:44 ID:7N6XiLOl
ブリジットのコスを見た京介は、いきり立ったリヴァイアサンを押さえるために、
そばにあった蕪に穴を開けて行為を済ませた後に投げ捨てました。
さて、その後通りかかったブリジット、蕪を見て、「おいしそうなソースがかかっているわね。
ちょうど小腹も空いたしいただきましょう。」とはむはむ食べてしまいました。

ブリジットは、この後なんとなく気分がすぐれないようになったので、
父親も母親もどうしたのかと心配していたところ、月日がたって、
なんとまあ妊娠していることが分かりました。両親はひどく驚いて、
「お前は何をしたのか。相手は誰じゃ」と問いただしました。
ブリジットは、「わたし、男のそばへ寄ったこともないわ。
心当たりといえば、しばらく前に楽屋のそばに落ちていた
穴の開いた蕪を食べたことがあるわ。そのあとから
身体の具合が変になってこんなになったの。」といいました。
親は納得がいかず、仕えているマネジャーたちにも尋ねましたが、
「お嬢様が男のそばに寄ったことなど、決してございませぬ。」
というので、仕方なく日が経ってゆきました。そして数ヵ月後、
ブリジットは安らかに玉のような男の子を産みました。
もはや娘に婿をとることもできず、両親はふたりを養い育てていました。

それから数年後、大学生となった京介は再びブリジットの出演するイベントへやってきました。
今は部活にも参加して、何人もの後輩を連れての参加です。
京介は楽屋の前に差し掛かると後輩の一人に、
「おお、そうだ、昔ブリジットのコスを見て我慢ができなかったので、この大きな蕪をひとつ取って
穴を掘って、それと交わってから投げ捨てたことがあるぞ」と笑って話しました。
これを聞いたブリジットの母親は、「さてはこれぞ!」と表に出て、
「もし、そこのお方。あなた様のお話聞きました。ぜひお知らせしたい大事なことがございます。
楽屋の中へお入りくだされ」と、泣かんばかりに言います。
京介は蕪をひとつ盗んだのをとがめられたと思って言い訳をしますと、母親は、
「そんなことではない、もっともっと大事なことですわ」と涙を流し、京介の腕をつかんで
家の中へと連れて行きます。家に入った母親は、「実はこういうことがあったのです」と、
事の次第を話しました。そして子供と対面させますと、五歳くらいの可愛い盛りの子の顔立ちは、
京介と瓜二つ、次いで現われた娘は一五歳ほどで、この世にはまれなブロンド美人です。
事情を知った京介は、以前に何気なく行なったことが思いがけない結果を招いたことに、
強く心を打たれ、深い因縁を感じました。
『自分は千葉に帰ってもツンツンした妹と、やけに自分に冷たい両親しかいない。
これはよほどの宿縁(しゅくえん)のあることに違いない。
よし、この娘を妻としてここに留まり、この家の者となろう』

と決意して後輩に後事を託し、入り婿となりました。
950名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:05:41 ID:x8ufUG9L
イイハナシダナー
951名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:06:24 ID:OdY5NM+9
この神話シリーズは一体なんなんだよw
952名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:09:52 ID:4Dd8qz8r
ワラタ
953名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:13:13 ID:lzX0NViA
>>947
上条さんになってる京介よく見るよな
「〜なんですかねえ!?」とか「〜じゃないですか」とかそんな口調になってるやつ
954名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:16:16 ID:mTK7ciQp
そんな語尾の一つや二つでそう思うのは毒されている証拠
955名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:16:35 ID:DqY4clry
>>949
京介はっちゃけすぎだろw
おまえ後輩になにぶっちゃけてんだよww
956名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:16:57 ID:0Gy2wUy9
何でも上条さん
957名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:22:45 ID:upmFWYd8
元ネタ思い出せん
更科あたりだったっけ?
958名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:23:57 ID:OdY5NM+9
今昔物語でしょ?
959名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:25:44 ID:6F1yvC+C
今昔物語集の「東の方に行く者、蕪をとつぎて子を生みし語」が元ネタ
960名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 01:35:43 ID:0lzeKeSG
>>941
上...京介さんマジぱねえッス!

男前だな京介!
961名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 01:44:24 ID:wfSdCWU/
>>928
レベルも高いがそれ以上に変態度が高いw
962名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 01:52:35 ID:bQJTwjHK
原作自体が2chのノリみたいなのがあるから書きやすいんだろうなぁとは思う
963名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 01:53:23 ID:cKrB66Q+
>>941
この京介のセリフ最近OOOで聞いたような……
964名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 01:56:56 ID:MnlqvV+K
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1294505746/
作品投下したいので早いですが次スレ
965名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 01:58:34 ID:KH0rVTNf
まだ30KB以上も残ってんだ
まずこっち使えよ
966名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:03:20 ID:M5eCDb4B
40レスでは収まらない長編が次スレで読めると聞いて
967 ◆puaSuRdqIk :2011/01/09(日) 02:05:31 ID:MnlqvV+K
>>965
ごめん
気づくと作品が40kbになってたから
容量足りなくて

ほんとにごめんorz
968名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:12:31 ID:HnOyKUr0
>>964
新作に期待しつつスレ立てGJ
969名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:18:45 ID:hmYPSqL7
フェイトさんともに地下賭博に入った京介が、伝説のカモ女版カイジの二つ名よろしくぼろ負けするフェイトさんをしり目に大勝ちするというネタが浮かんだが、ギャンブルって競馬しか知らんのよね
970名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:26:18 ID:nUfYVeHb
フェイトさんが一緒ならバカラをするな。
フェイトさんの反対側に賭ければ連戦連勝間違いなし
971名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:55:23 ID:KH0rVTNf
>>964
とりあえず乙
972名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 03:01:14 ID:MvR9hPe+
>>966
皮肉で言ったんだろうけど、本当に40レスすら超えそうな勢いみたいだね
973名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 03:29:52 ID:lbgsuzk7
>>941
金渡したオバサンってフェイトさんかと思ったw
桐乃たちから見たらオバサンって言われるかもしれんし
974名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 07:36:21 ID:mUF2Cu2c
さて埋めるか
携帯から適当に規制だったら泣く

馬鹿アニキ!馬鹿アニキ!!馬鹿アニキ!!!
妹の誕生日に地味子と出かけるとかマジありえない、シスコンなんだから妹の誕生日ぐらい妹の傍に居なさいよね
キモいしうざいから嫌だけど、本当マジ嫌だけど、しかたなく、本当にしかたなくだけど、ちょこっとぐらいなら、
本当にちょこっとぐらいなら傍にいても我慢してあげるから、傍に居なさいよね。
そういえば夕べあいつの携帯チェックしたときにあやせや黒いのの名前増えてたけど、
妹の友達に電話掛けて何やってんのよマジ信じられない。
シスコンなんだから妹の部屋に聞き耳立てたりアルバム見てニヤニヤするとかやる事他に有るでしょう。
あ、そんなことしたら変態が我慢出来なくなってくっさいティッシュ量産しちゃうか、
マジごみ箱妊娠させる気かっつーの。
ビニールに入れて捨てるのはいいけど、口を堅い結びにするの止めなさいよね
解くの大変なんだから、妹に対して配慮が足りなさすぎ。

書き途中だがタイムリミット駄文失礼しました
975名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:21:36 ID:4GiF7kSC
さて埋め作業の一環としてまたID抽選をしようかな

・1〜3:ブリジットが京介と
・4〜6:ブリジットと加奈子が京介と
・7〜9:ブリジットとあやせが京介と

・A:奴隷調教プレイ
・B:屋外露出プレイ
・C:風呂場でソーププレイ
・D:拘束放置プレイ

ID内で複数被った場合は左側の文字を優先する
さてもう30もないから今回は無理かな…
976名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:23:28 ID:6F1yvC+C
7cよ、こい!
977名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:27:16 ID:750C9zTu
>>929
むしろ妹か弟が出来て桐乃がそっちばかり構いまくって相手してくれなくて拗ねる大介が見える
978名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:27:39 ID:jR5CBRV7
俺は4aだな
979名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:31:37 ID:xg29cvBE
1a
京介がブリジットに調教受ける形で
980名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:41:58 ID:GSS+MtGM
8aでよろ
981名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:52:16 ID:vx6yDmx1
7b
982名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:53:46 ID:CLbCuV76
俺妹三大ロリ
・ブリジット
・リア
・加奈子

次点
・黒猫妹
983名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:06:29 ID:YoBAx5Wm
加奈子は永遠のロリだからな
984名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:07:33 ID:JiXBPqp2
8aカモン!
985名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:12:20 ID:4GiF7kSC
>>976
おま……一発でスナイプとか埋めにならねぇw
ID:6F1yvC+Cだから
ブリジットと加奈子が京介と風呂場でソーププレイ ね
ロリの二輪車とか変態な内容にしかならない予感が…
986名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:13:47 ID:YoBAx5Wm
>変態な内容にしかならない予感が…
何 を 今 さ ら
987名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:35:28 ID:lbgsuzk7
想像しただけで股間が熱くなるな…
988名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:52:16 ID:N/ZYta/2
>>972
>本当に40レスすら超えそうな勢いみたいだね

改行が普通なら半分ぐらいで済んだんじゃないかって感じがするw

折角SSをはるのに、スレ終了間際じゃ流されちゃうだろうから
新スレにはりたいというのはわかるし
新スレにケチをつけるつもりはないのだけどね
989名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 10:01:10 ID:lbgsuzk7
携帯であれだけ書いたんだから許してやれよ
もし埋めてもスレまたいだら感想する奴なんかほとんどいないし
990524 ◆FrkmMVJIQLXV :2011/01/09(日) 11:02:34 ID:jR5CBRV7
縞パンSS書いたけど、こっち後10レスだから新スレに投下しますね
991名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 11:31:14 ID:IcdyTqOt
てす
992名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:12:33 ID:MG/cm86g
ume
993名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:27:23 ID:p1bda8+U
moe
994名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:33:50 ID:V0gPfiY1
アニメ版のフェイトさんにならなじられてもいい!
995名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:35:59 ID:8haKy/X1
1000ならきりりん大勝利
996名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:36:25 ID:6C0GLDgu
勝たせる気無いだろw
997名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:52:33 ID:fza3AY3t
1000なら瀬菜ちゃん大勝利
998名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:53:34 ID:FFxHG6xB
1000なら今ここにいる全員回復の泉、今すぐにパンツ脱げ!そしてケツを向けろッ!
999名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:54:24 ID:OdY5NM+9
999なら京介センター失敗
1000名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 12:54:53 ID:xg29cvBE
1000なら地味子爆散
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