実際そんなカポーいるのかと訊かれれば微妙だと言わざるを得ない組み合わせ。
HできないカップリングのエロSS。
創作上ではありそうなペアだと思いきやこの板には無いようなので、スレを立ててみますw
2 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 09:50:44 ID:itSF1AJM
ぬるぽとぬるぽのカップル
3 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 11:34:41 ID:UeyHvO5h
なるたる嫁
蟷螂と蜘蛛か
NTR展開以外に発展すんのそれ
6 :
1:2010/12/17(金) 14:59:39 ID:+Tn2fAT0
1です。
立てておきながら間を空けまくってしまい申し訳ない。
では投下します。
が、かなりちょこちょことした投下になるうえ、お話の意味が分からない人が多数かと思われます。
重ねて非礼を申し上げます。
1
使役していた触手奴隷が死んでから一週間が経つ。
そのあいだ私は、生理真っ只中だろうが構わず気が狂ったように不特定多数の男と寝た。
肉欲の捌け口がいなくなったのだから当然といえば当然なのだが、我ながら軽率であり情けない所業であったと思う。
いくらあいつが死んだからと言っても代わりはいくらでもいる。
……そう言い聞かせてはいるが、未だ私は奴のことを忘れられずにいるし、しばらく忘れられそうにない。
それに、魔界の怪物と契約するのだって面倒事が多いうえに難しい。
触手とはしばらく別れなければならない。
ならば人間の男という話にはなるが……。
嫌なわけじゃないが、奴隷として連れて行くにしても危険は多い。
無論、私の身の安全の話だ。
触手と異なり契約で縛ることが出来ない故、いつ裏切られてもおかしくない。
諸般の理由があって、人間の男と臥所をともにするのは危険なのだ。
この一週間は運よく何事も起こらなかったが、はなから強姦する気なら――あるいは殺すつもりなら、私のような女子はひとたまりもないのだ。
とはいえ、これからは性欲をすべて自慰で済ませるなどというのはごめんだ。
全く考えられない。
結局、何も思いつかないまま八日目の朝を迎えた。
2
一夜限りの情交の相手をした男の床を抜けだし、朝の日差しが眩しい街中を闊歩する。
いつまでも‘こんな格好’をしていては目立つことこの上ない。
服飾店を探しだし、開店するまで待たなければならないが……やれやれ、こんな時間だというのに変質者がいるらしい。
気色悪い視線を感じる。
あの平行世界の言葉でいうならば、今は七時ごろか。
ここラルマンサの街は確かに治安がよくないとはいえ、目を付けられたならしょうがない。
誘ってやるか。
3
「おい、私になんの用だ」
路地裏に入ってきた変質者に、私は背後から話しかけた。
あからさまにびびったリアクションをとり、男は恐る恐る後ろを向く。
「男なら男らしく正面から来い。どうせこれが欲しいんだろう?」
言下に、私は短いスカートをまくって下衣を見せた。
「ふ……げへへへ…………」
浮浪者風の男は下卑た声を洩らしながら、嬉々として襲い掛かってきた。
「いっただっきま――ふげっ!」
男は何もないところで派手にすっころび、間抜けな声をあげた。
こういう相手はさっさと魔法で身の程を思い知らせてやるのに限る。
「おまえが触手なら逆にいただいてやるんだがな」
「ふげぇ…………」
うつ伏せに倒れながら、臭い男は上目遣いで私を見つめる。
その見た目でかわいさアピールなどされても……その、なんだ、困る。
「おい、おまえが私の質問に答えるなら身体を触れさせてやってもいいぞ」
「ふ……ふげぇ?!」
醜男はうめいた。
「ふげぇ」しか言えないのかこいつは。
いや、先刻それ以外の言葉も発していた気もするが…………忘れた。
「服飾店がこの街のどこにあるのか、教えてもらおうか」
私の台詞を聞き入れたとたん、この馬鹿は一瞬ぼうっとした後、ふいに醜く歪んだ笑みを浮かびあがらせた。
「ぎひひぃ……あのひちがいのとこいくがぁ」
やっとまともに話したルンペンだが、口から除くあまりに汚い乱杭歯とその口臭のせいで思考がおかしくなりそうだった。
「あのひちがいはなぁ……ひちがいなんだぁ…………――げぶっ!」
ホームレスは顔面を地面にうちつけた。
顔つきがあまりにおぞましいのでついやってしまったが、後悔はしていない。
「ふぎぃ…………」
「で、その‘きちがい’の服飾店はどこにあるんだ?」
奴は鼻血を噴き出しながらむくりと起き上がり、私を睨めつけてきた。
気圧されずに睨み返してやると、醜い男はなぜか冷笑を浮かべて口を開きはじめた。
「きゃつはこの街の北西にひる(居る)……う゛んすい(噴水)の近くに看板がある゛からずぐわがるでぇ……」
「なんだおまえ、まともに喋れたのか」
ぜんぜんまともになんて話せちゃいないが、この容貌の男がこれだけ話せれば上出来だと思うからそう言ってやった。
「やぐそくだぁ……むね゛ざわらせろ゛ぉっ…………」
白目を剥き涎を垂らす様はまるでゾンビのようだ。
アンデットは浄化するに限る。
私は右手をかかげ、初級呪文を呟きながら光を収束させた。
「ひっ…………」
「ふん」
無慈悲に右手を振りおろすとともに光は散り、同時にかの男の顔が強烈な光に覆われ、またその光も風船が割れるようにはじき飛ぶ。
「ぎひゃああ゛あぁああ゛っっ!!」
臭男は両手で眼をおさえ、地面のうえで醜くのたうちまわる。
一応補足しておくが、別に眼に別状はない。
「眼ぎゃ、眼ぎゃあ゛あぁっ!!」
「まともな仕事をさがすんだな」
やつのためになりそうな忠告をくれてやり、その場を立ち去る。
………………。
まともな仕事の経験がない私があんなことを言うのはおこがましいかもしれない。
が――まあ、どうでもいいか……
続きは近日に