ギルティでエロパロ

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848名無しさん@ピンキー
男性客に真島嫉妬&ボディガード編を書いた>>838です
HNは 「ぎるちぃ」にしました 
読んでくださった方ありがとうございます!
なんだか筆が乗って、続きを書いてみました
まだエロには到達していませんが、萌え要素を盛り込みながら
ゆっくり真島芽衣子を進展させていこうかと思ってます
少しお時間くださいね
ではとりあえず続き投下!
849ぎるちぃ:2011/01/12(水) 12:31:27 ID:d5VqhqEV
どのくらいの間そうしていただろう。
彼女の体の震えが治まったのを確かめてから問いかける。
「少し落ち着いたか?」
彼女は俺の胸にうずめていた顔をそっと離して答える。
「はい…。」
そしてふと気づく。
ボタンがちぎれ飛んだシャツからのぞく彼女の白い胸元に。
あの男の行為に改めて湧き上がってくる怒りをおさえこむように、
俺は自分の上着を脱いで彼女に羽織らせた。
「送っていく。立てるか?」
彼女の細い肩を抱いて立ち上がらせるが、まだ足元がおぼつかない。
頼りなくフラつく彼女を支えながらペットサロンを出た。

「家はどこだ?」
そう尋ねると、彼女は歩みを止めてフルフルと首を振る。
「家は…帰りたく、ありません…」
「え?」
「怖い…」

よくよく聞けば、さっきの男に教えたはずもない家の場所を知られているらしい。
「昨日は玄関のドアノブに、プレゼントと手紙が入っていて…」
そんな所へ帰すわけにいかない。
「わかった」
俺は彼女を自分のマンションへ連れて帰った。

クローゼットを漁って彼女の着られそうな服を探すが、適当なものが見つからない。
なんとかYシャツとハーフパンツを引っ張り出して彼女に渡す。
「着替えに使ってくれ。風呂はそっちだから、ゆっくり温まってくるといい。」
「ありがとうございます。すみません…ご迷惑おかけして。」
「迷惑なんかじゃない。君が初めて俺に頼ってくれたんだ。もっと甘えていい。」
彼女は俺が渡した着替えをぎゅうっと抱きしめながら、
みるみる瞳がうるんでいくのを見られまいとするように、
「あ、シャワー、お借りします!」
とバスルームへ入っていった。
850ぎるちぃ:2011/01/12(水) 12:38:16 ID:d5VqhqEV
「真島さん」
「温まったか?」
彼女の呼ぶ声に振り向きながら問いかけたが、その姿に釘付けになる。
「はい、あ…あのぅ、ズボンはブカブカで、落ちてきちゃって…」
彼女は俺のYシャツを纏い、脚を太ももから露にした格好で、
恥ずかしそうに俺の側に来ておずおずとハーフパンツを返してきた。
「ああ、すまない。合うものがなくて。」
「いえ、とんでもないです。ありがとうございます。」
そんなやり取りの間も視界の隅に映る細く白い脚に気をとられて仕方が無い。
「あ…俺も、風呂に入ってくる」
理性が働いているうちにその場を離れたが、
自分の妄想と、先ほど目にした彼女の姿とが容赦なく脳内を占めてくる。
俺はそれを振り払うように頭からシャワーを浴びた。

「ベッド使ってくれ。俺はソファで寝るから。何かあったらいつでも起こしていい。」
「そんな!私の方がお世話になるんですから。ソファで大丈夫です。真島さんはベッド
で眠って下さい。」
気にしなくていいからベッドを使えと言おうとしたが、つい自分の願望を口に出してし
まった。
「だったらベッドで一緒に寝るか?」
「え…え!?」
「心配しなくていい。君の嫌がるようなことはするつもりはない。」
自信はあまりないが、本心だ。
「いえ…あの、でも…」
俺は先にベッドに入り、空けた半分のスペースをポンポンとたたいて彼女を呼んだ。
「ほら、来い」
彼女はとまどいながら近づいて来て、俺に背を向けてベッドへもぐり込む。
ベッドから落ちそうなくらい端っこに横たわる彼女の背中を見つめていると、
このもどかしいほんの少しの距離が愛しさをいっそう掻き立てた。
「おやすみ」
思わず彼女をかき抱いてしまいそうになるのをこらえて目を閉じる。
「お、おやすみなさい!」

さっきからずっと、モソモソサワサワと布団のすれる音がする。
「どうした、眠れないのか?」
一瞬びくっと小さく体を跳ねさせ
「あ、ごめんなさい!うるさいですよね?」
彼女は背中を向けたまま答える。
「いや、それより…」
今日のことがまだ怖いんじゃないのか?と言いかけて、無理もないかと思い直す。
だが、今彼女があの男に対して心に抱いているのが嫌悪感や恐怖感だとしても、
自分以外の男の影が彼女の心を占めているのはたまらなく許せない。
ここで彼女を無理やり組み敷いて、彼女の全てを俺だけでいっぱいにしてやりたくなる。
851ぎるちぃ:2011/01/12(水) 12:43:40 ID:d5VqhqEV
「こっち来い」
「え?」
「そんな隅っこに寝てると落ちるぞ」
「いえ!大丈夫です!」
頑なに距離を取る彼女に俺は小さく苦笑混じりのため息をついて、
片手を彼女の首の後ろへ差し入れて肩を掴む。
もう一方の手を彼女の腰に添えてぐいっと己の側へ引き寄せた。
「きゃっ…」
彼女の頭を胸に抱き、艶やかな髪を優しく撫でる。
「このまま眠れ。今日のことは忘れるんだ。俺がいる…ずっと側にいるから…」
「…真島さん」
俺の胸から顔を上げた彼女の額に口付けを落とす。
「甘えていいって言っただろう。」
彼女は涙に顔を歪ませ、俺の胸の辺りを掴んで再び顔をうずめた。
そして彼女を抱き締めながら、眠りにつく。


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To Be Continued
ってことで、一旦切りますねー