芽衣子は初めての温泉旅行にはしゃいでいた。
列車の中でも旅館についてからも楽しそうに話しかけてくる。
失った時間を少しでも埋めてやりたい、いろいろ経験させてやりたい、そんな気持ちもあって
真島は休みが取れるたびにいろいろなところへ芽衣子を連れていく。
そして混浴の露天風呂…
「足伸ばしてリラックスしたらどうだ」
芽衣子は露天風呂に正座をしてつかっていた。
服役中に身についてしまったのか、足を伸ばして入るのは落ち着かない。
真島に言われてそっと足をくずしてみたものの、体操座りで小さくなって入っている。
「ここに座って」
真島は自分の太腿あたりを指差す。
「えっ、でも…」
ためらっている芽衣子を抱き寄せ自分の体にもたれるように座らせた。
背中から抱きしめ、うなじに舌を這わせる。
「やめてください、誰かきたら… んっ…」
真島は今の時間貸し切りにしていたのだが、芽衣子はそれを知らない。
耳を優しく噛み舌を這わせながら肩越しに伸ばした手で胸をつかむ。
さらにもう片方の手をわき腹から下へ伸ばす。
「いやっ、こんなの誰かに見られたら…」
「感じてるかわいい芽衣子をみせてやればいい」
芽衣子の両足は真島の足を間に入れられ大きく開かれている。
「ん あぁっ… やめっ 」
足を閉じようとするが真島の両足で固定され閉じることができない。
「お願い やめてっ 」
「大きな声出すと誰かくるぞ」
その間にも真島の手が止まることはなく、芽衣子は目に涙をためて声を押し殺している。
「んっ んんっ 」
「芽衣子、かなり濡れてるぞ、恥ずかしいからやめて欲しいんじゃないのか?」
「いや そんなこと言わないで」
芽衣子は声にならない声で大粒の涙を流しながら訴えてくる。
さすがにやりすぎたか…
「貸し切りにしてあるから誰も来ない、大丈夫だ」
真島は耳元でそっとささやき手を緩めた。
「ひどい…、真島さんのばかぁ 」
芽衣子は安堵すると体の向きをかえ泣き顔で真島の胸を何度も叩いた。
真島は自分を罵り続けるかわいい口をふさぎ舌を絡ませた。
「続きは部屋でしよう」
真島は芽衣子の顔が真っ赤でのぼせていることに気付き中断した。
部屋での食事はおいしく温泉につかる時とは違い芽衣子はリラックスしていた。
浴衣の芽衣子にお酌をしてもらい真島はついつい飲み過ぎてしまった。
「真島さん、真島さん…、起きて」
芽衣子が声をかけても体を揺すっても真島は気持ちよさそうに眠っている。
芽衣子は真島の浴衣の胸元をそっと開き筋肉質な体に触れた。
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以上です。
ほんとに中途半端ですいません。