ギルティでエロパロ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
玉木と菅野に萌えると言う人多数。
誰か書いてくれ
2名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:34:42 ID:+ClPnYYA
芽衣子は処女
3名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:50:43 ID:+ClPnYYA
拓朗は万里とのセックスには満足していた。
が、それはあくまでも女の中で射精ができる快感だけの満足。
愛だの恋だのなんて感情は失せていた。
そんな日々の中で、地味で暗い第一印象だが、何故かそそられる女と出逢った。
名は芽衣子。
少し触れるだけで怖じけつく芽衣子。
拓朗は処女であることを見抜いたのだった。
ただ、そそられるのは処女であるということだけではない。
自らの気持ちの変化にとまどう拓朗であった。
4名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 17:43:56 ID:dJmJ2NYy
>>3
万里はマグロだから興味はない。

プライベートの吉瀬はクンニばかりを求めフェラを拒否る事で有名(これ実話)

実はフェロモンなさげな芽衣子は天性の淫乱だったって話。
5名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:19:11 ID:+ClPnYYA
>>4
俺、喪男板住人で職人じゃねーし
この先が浮かばんw
職人降臨を待つ
6名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 13:31:25 ID:g5cMVNpa
芽衣子じゃ萌えない
7名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 11:09:42 ID:8S5ViqK9
変態ゴローと10年以上付き合ってたんだから管野かなり性欲強いはず!
8名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 00:07:18 ID:JdUFAuqz
>>1
いちょつ。
そろそろ立つと思っていた。
場合によっては万里と芽衣子の百合もありえるな。
9名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 22:35:32 ID:locz5aVb
伸びないなw
感のも吉瀬も萌えないが玉木になら尻差し出してももいいよ
10名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 23:16:05 ID:7dZhGr1A
菅野と唐沢でしょやっぱ
11名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 23:39:23 ID:hf0KYrsa
玉木に掘られる唐沢
12名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 01:34:34 ID:jtKkL8TC
玉木タソに掘られたい
13名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 00:31:16 ID:H6LUv/Us
「真島さん…あ、あの…っ……私、初めてなんです……」
14名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 12:03:13 ID:bzUqW7pf
↑堂島
15名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 12:06:18 ID:h4KLTvR3
>>8 俺も百合展開に賛同するよ。
16名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 12:06:32 ID:4qX2zevt
玉木の男狩りなら萌える
17名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 20:01:13 ID:8fAsxqkP
>>13 真島「別に何も期待してないけど」
  芽衣子「いやそうじゃなくて」
18名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 03:28:27 ID:UV3rkyt8
宇宙人に襲われた夜の話

まだ、心臓は落ち着かない。打った肩や背中も痛いが、それ以上に真島の傷の痛みに芽衣子は身を切られる思いだった。
アスファルトの上に広がっていく、砂と血の匂いを思い出して、芽衣子はまた身震いした。
あの宇宙人は通り魔なんかじゃない。芽衣子の中に確信が芽生えていた。
あれは警告だ。

「…っう」
真島のうめき声に芽衣子は我に返った。
「…どれくらい、経ったんだ…」
「……」
「…すまなかったな…眠れなかっただろ」
「いえ…」
「使ってくれ」
言って、真島は起き上がり、芽衣子にベッドを譲ろうとした。
「ダメです。そんなの。寝ていてください。お願いします」
腹を押さえたまま、立ち上がろうと苦痛に顔を歪める真島に、芽衣子はとりすがった。
「俺は、ソファで寝るから」
「ダメです!」
芽衣子がぐっと身を乗り出し、止めようとした瞬間、真島はよろめくようにベッドに崩れ落ちた。
勢いにつられて芽衣子もベッドに重なるように倒れ込む。真島の温かい胸が直に頬に触れた。
1918:2010/11/25(木) 03:32:44 ID:UV3rkyt8
>18
エロまで持ち込めるか分かんないけど 取り敢えず続けられそうなんで しばしお待ちを
20名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 07:16:19 ID:UV3rkyt8
>>18

「すみません!」
慌てて飛び起きようとする芽衣子の腕を真島は捉え、さらに深く抱き寄せた。
熱く、深い息遣いが髪から耳へと伝わり、首筋にふりかかる。
「…真島さん」
「そばにいて欲しい」
「…え」
「俺と寝るのは嫌か」

芽衣子は顔が火照って行くのを感じた。真島自身も気が付いたのだろう、芽衣子を捉えていた腕が緩んだ。
「すまない…そういう意味じゃ」
「あ…あの…私」
「変な意味じゃなく…その…」
「いえ、ただ、その…」
「手の届く所にいて欲しいんだ」
ゆっくりと肩を抱く真島の腕は広く、芽衣子はもう何も言えなかった。
21名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 07:17:33 ID:UV3rkyt8
駄目…愛してはいけない…芽衣子は何度も心の中で呟き続けた。けれど、真島の体温を、息遣いを、こんなにも肌に感じてしまっては、そんな意志など跡形もなく砕けてしまいそうになる。
涙が頬を伝い、真島の袖を濡らした。
大きな手が髪を撫でる。
「どうした」
「…なんでもありません」
もう一度、芽衣子を胸の中に抱き締め、真島はその背中を撫でた。
なぜ、そうしたのかは分からない。ゆっくりと、真島は芽衣子に口づけ、さらに強く抱き締めていた。
この腕から逃がせば、取り返しのつかないことになるような気がした。
芽衣子は、逃げなかった。
22名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 07:19:16 ID:UV3rkyt8
涙に潤んだままの瞳が、哀しい光を宿して、真島を見上げていた。
「ケガが…寝て…」
言葉を遮るように唇を塞ぎ、舌を絡ませる。このまま、ずっと俺の腕の中にいれば良い。真島はそう思った。
「まし…まさ…や、やめ…」
唇の隙間から漏れる声に耳を塞ぎ、真島は芽衣子のブラウスに指をかけた。
柔らかな白い肌に、生々しくアザが浮かんでいる。所々、血が滲んで乾いてしまったのは、俺の手当てを優先させたせいか、と真島は自己嫌悪した。
「痛むか」
傷口に舌を這わせると、芽衣子は身をよじり、腕の中から抜け出そうともがいた。
23名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 11:58:48 ID:5ZUkkPKU
おお、遂にネ申降臨
続きをお待ちしてます
24名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 13:40:48 ID:S3Ak3O74
なんか目に浮かぶようだ…
続き楽しみにします
25名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 14:12:21 ID:z8VqdDub
続きお待ちしております
26名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 14:58:33 ID:+l3b8G5g
真島・芽衣子篇が終わったら
過去の真島・万理篇も・・・
27名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 15:39:25 ID:p+xcpkU9
拓朗でお願いします
28名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 00:13:28 ID:dTn8XH5x
芽衣子の華奢で白い肌を舐めまわしたい
ハァハァ
29名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 00:25:07 ID:Uofbuq9f
すごく楽しみに続きを待っているのだけど、
このシーンの芽衣子はVネックカットソー…
30名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:04:10 ID:SHs/neoa
続きが気になるあまり、UPされた文章を何度リピしたことか!!
ネ申すぎる!!!
31名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:18:30 ID:m3c29Wfs
何か失った物を探すかのように、真島は芽衣子の体の一つ一つを確かめていく。
何を怖がっているんだ。真島は自分に問い掛ける。あの日、目の前で燃え尽きた命を、俺はこの子で埋めようとしているんじゃないのか。
不意に、真島の首筋に芽衣子の腕が絡み、優しく包み込むように、真島は柔らかな乳房に抱き取られた。
「…っ」
芽衣子の表情は真島には見えなかった。けれど、背中越しに震える彼女の指の熱に、真島は己の過ちを知った。
「…すまない」
32名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:19:09 ID:m3c29Wfs
芽衣子の上から体を起こし、襟を重ねてやる。
「…すまなかった。許してくれ」
「いえ…大丈夫ですから」
起き上がり、芽衣子はブラウスを直し、髪を手でなでる。不満も悲しみも、すべて飛び越えたような、静かな表情だった。
「…アンの散歩に行って来ますね」
「あ、ああ…」
扉は真島の背後で閉まり、それと同時に、深い静寂と孤独が背中にのし掛かるように襲ってきた。
ずくん、と胸の奥の深いところが抉られるように痛んだ。
守ってやりたい…笑わせる。彼女の抱える闇のほんの一部も俺には理解ができないのに…真島は自分の弱さを恨んだ。
33名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:20:04 ID:m3c29Wfs
野上芽衣子、何を考えているんだ…真島は深遠な闇の中に迷い込んだ自分を鼓舞するように立ち上がった。
不可解な連続自殺…消えた三輪さん。考える力など、あの炎の中で燃やし尽くされたと思っていたが…まだ残っていたんだな…
ソファーに座り直し、ミネラルウォーターを一気に流し込むと、少し頭の靄が晴れる気がした。
キィ…
「戻ったのか」
振り返ると万里が立っていた。憮然とした表情を崩さず、つかつかと真島に歩み寄る。
並みの男ならその美貌よりも凍りつくまでの威厳にひれ伏すところだ。
34名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:20:57 ID:m3c29Wfs
「けが、してるの?」
野上芽衣子のせい?と続けて、万里は真島の隣へ体を沈める。
「見せて」
シャツをはだけさせ、赤黒く染まった傷跡をなぞると、押さえ込んでいた怒りが再び万里の中に燃え上がった。
許せない。心底そう思った。彼の中から野上芽衣子のすべてを追い出したいと思った。
ゆっくりとアザに唇を這わせると、まだ記憶に新しい匂いが間近に感じられた。
「やめろ」
万里は真島の言葉を無視し、首筋に腕を回し、しなだれかかった。
35名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:21:46 ID:m3c29Wfs
かつてそうしていたように、唇を重ね、相手を確かめるように瞼に触れる。
野上芽衣子はどこまでこの人に触れたのだろう。この人はどこまであの女を知ったのか。
下半身に手を伸ばし、探ると、真島は小さく呻き声を上げた。
「やめろ…こんなことするために来たのか」
「だめよ。やめない。あなたからあの女を追い出すまで」
ゆっくりと膨らみを口に含み、舌の上で転がすと、やがてそれは、猛るように万里の中で主張を始めた。
じわり、じわりと真島の中に温かな感覚が昇ってくる。
36名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:24:46 ID:m3c29Wfs
張り詰めていく、痛みにもにた快楽の渦に、真島は顔を歪めた。
すっ、と万里は体を離し、真島を跨ぐように体を沈めた。
下着越しに、熱い女の匂いが漂い、真島を惑わせる。かつて、何度となく貪ったその匂いを、真島の男の性は覚えていた。
万里の体は熱を持ち、もう十分な潤いに満ちていた。
そっと下着を脱ぎ、万里はゆっくりと真島の熱く猛る部分に自身を重ねていく。
甘い疼きに支配され、真島は朦朧とする意識の中に、一羽の鴉を認めた。
ベランダの手すりに掴まり、鴉はギギィと小さく鳴いたようだった。

やがて万里の中で真島が果てた時、鴉はもうそこにはいなかった。
ただ一枚の黒い羽が、風に吹かれ、どこかへと飛んでいった。
3718:2010/11/26(金) 01:28:10 ID:m3c29Wfs
18です。
整合性がないとか まあ突っ込みはお手柔らかに、お目汚し、失礼致しました。
38名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:32:09 ID:zOnQGFyr
GJGJ!!
次はぜひ真島と芽衣子の初Hもお願いしたい!
39名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:45:37 ID:SHs/neoa
30です〜!
続きありがとうございました!!GJでした☆☆
私も真島×芽衣子の初H
が読みたいに同意♪♪
40名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 02:42:48 ID:3tnrZBqE
あなたがネ申か
GJすぎます!
41名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 02:51:46 ID:jKm77wSP
感動しました。
真島でなく「拓朗」と芽衣子でお願いします。
42名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 08:31:44 ID:svYWRjGp
良かったです
思わず6話リピしちゃったw
43名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 09:06:41 ID:y+G/nCk7
芽衣子に思いとどまるところが真島らしいな
真島のセリフが真島そのものって感じだ
職人さんありがとう
またお待ちしております
44名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 09:17:09 ID:aO7yRbi9
GJです!
「拓朗」より「真島」のままの方が雰囲気あって好き
45名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 18:56:55 ID:YvNJy5bH
つ、続きをよろしくぷりーず
46名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 23:29:39 ID:I+lGyugF
少しは自分で考えろ
47名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 17:05:50 ID:A1yWX2ds
宇喜田か溝口にギルティされる万里
48名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 19:56:18 ID:7swrECNv
夜明けの光が目に刺さる。もう何日眠っていないだろうか。それでも、真島の心は幾分穏やかさを保っていた。
警視庁内部をも混乱させた冤罪事件は、間もなく令状が出され、すべてが終わるはずだ。
真島の望みは、芽衣子が復讐の刃を振るう前に、この事件を終わらせること、それのみである。

約束の店に、芽衣子はいた。コーヒーカップを前に、本を読んでいる。
「待たせて悪かった」
「いえ。ぜんぜん」
いつもと少し雰囲気が違うのは化粧のせいか、服装のせいか。
「あの、お仕事は…」
「片付けてきた。今日は一日休みだ」
24時間…長くても24時間以内には令状が出る。そこまでを守り抜けば、芽衣子はこれ以上の罪を重ねなくても済む。
そして、これは琴美からの願いでもあった。
芽衣子ちゃんに、女の子らしい幸せな時間を作ってやって欲しい…
49名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 19:57:28 ID:7swrECNv
「どこか行きたいところは?」
「いえ、特に…」
無理もない、と真島は思う。10代で刑務所に入り、20代の全てを奪われてしまったのだ。年相応の遊びも分からないだろう。
「あの…」
「うん?」
「原宿…とか…ダメですか」
「原宿?良いけど」
ふっ、と芽衣子の顔に笑みが宿る。あどけない少女のようなその美しさに、真島もつられて笑みを返した。
こんな笑顔が見られるなら、あと一日の徹夜くらい安いものだ。真島はそう思った。
「いいよ。行こう」
50名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 21:15:42 ID:cFkU2BMd
おお、またネ申が来てる!
51名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:27:41 ID:NJCO2vmT
神に刺激された。
頑張って書いてみる。
52名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:29:34 ID:1mOIDpcp
続き楽しみに待っております!
53名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:46:24 ID:Kxxz3vIJ
おっ頑張ってください!
54名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 02:13:26 ID:m+VQ0DfP
>>49さん

続きが気になって仕方ありません!!
楽しみに待ってます!!

51さんも頑張ってp(^^)q
作品楽しみにしてまーす!!
55名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 02:20:50 ID:ZBDaY1f4
>>48>>49
本当にドラマ内でこういうシーンあればいいのにー
シチュエーションがツボすぎます!
続き楽しみにしてます
56名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 02:26:50 ID:xmNu1Ol8
>>54
そういう顔文字は控えてくれ
萎える
57名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 05:27:56 ID:cR0o9fzz
>>49

駅を出ると、朝早い時間だというのに、街はもう人で溢れていた。
人当たりしそうな街の喧騒は、真島にも何故か新鮮に映った。
「学生の頃、よく来たんです。友達と。遊ぶって、ここしか思い付かなくて…」
なだらかな坂道を見ながら、誰にともなく芽衣子は呟いた。
「はぐれるぞ」
真島は手を差し出した。芽衣子は少し驚いたような表情をしたが、ゆっくりとその手を確かめるように、握り返した。
芽衣子の手の温かさに、真島は胸が高鳴るのを感じた。
中学生か、俺は…
快い疼きに、真島は思わず苦笑した。
58名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 05:28:49 ID:cR0o9fzz
「無くなっちゃったんだ…」
不意に芽衣子が呟き、真島は振り返った。
「ここ、前にクレープ屋さんがあって、よく来たから…当然ですよね。15年も経ってるし…」
真島は改めて、芽衣子が奪われた時間の重みを知った気がした。
もし、あんな事件に巻き込まれさえしなければ、彼女にどれほどの未来があったか。それを奪われ、復讐を誓った彼女を止める権利など自分にはないのではないか…
真島の中にくすぶっていた迷いは、彼の中の正義に揺さぶりをかける。
どうすれば彼女を救えるのか…
59名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 05:30:49 ID:cR0o9fzz
「せっかくだ、クレープでも食おう」
「真島さん、甘いもの食べるんですか?」
「食べるよ。おかしいか?」
いいえ、と言って、それでも芽衣子は笑っていた。
このまま、笑っていて欲しい…そして復讐を忘れてしまえば良い。真島は願った。
「次はどうするかな…デートなら映画とか」
「デートなんですか?」
「ん?」
「これ、デートなんですか?あ、それで琴美さんたち…」
芽衣子の頬が染まる。
どうも、芽衣子の服は琴美が選んだものらしい。道理でいつもと違うわけだ。
スカートから伸びる細い足を再確認して、真島も少しどきりとした。
中学生か…
60名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 05:35:49 ID:cR0o9fzz
「いやか?デート」
「いえ、とんでもないです。なんか、慣れてなくて」
これから、何度だって連れて来てやる。失った時間を埋めてやる。真島は自分に誓った。

どん!

不意に後ろから走って来た学生らしきグループにぶつかり、芽衣子はよろめいた。
いつものスニーカーなら大したこともなかっただろうが、履き慣れないかかとの高い靴のせいか、芽衣子は体を真島に預ける形になり、そのまま抱き止められた。
「すみません…」
「ケガは?」
「大丈夫です」

その時、真島の携帯が鳴った。
「はい…いえ、すぐ行きます」
「真島さん?」
「すぐ戻る。家にいてくれないか」
真島は芽衣子に鍵を渡した。胸の中に不安が渦巻いていく。
しかし、芽衣子を信じようと思った。
「悪いな」
「大丈夫です」
芽衣子の笑顔が、胸を刺した。
61名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 07:25:01 ID:cR0o9fzz
何度となく訪れている真島の部屋だが、やはり一人でいるとなると、落ち着かない。
テレビをつけると、ニュースが流れていた。
どくん、と胸が打つ。
令状請求…「あいつ」が捕まる…芽衣子はすうっと体温が下がるのを感じた。

「すまなかったな。」
振り返ると、真島が立っていた。真島の目を見ることができなかった。
「用が…帰ります」
震える声で言い、立ち上がると、ふっ、と真島の腕が芽衣子を捉えた。熱が鼓動を通して伝わり、芽衣子を揺さぶった。
崩れてしまう。
芽衣子は剥き出しになりそうな本音を、必死に飲み込んだ。
「今日は、ここにいてくれ」「帰らせてください」
「ダメだ」
62名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 07:26:26 ID:cR0o9fzz
真島の言葉に芽衣子は首を振った。
悲しげな瞳に、真島の胸は痛んだ。だが、行かせるわけにはいかない、とも、強く思った。
「真島さん…」
「行かせない」
真島は芽衣子を背中から抱き取り、ソファーへと押し倒した。
「離してください」
ここで手を離せば、もう後戻りのできない道に彼女は消えてしまう。
抱き止めておきたい。罪も懺悔も、すべて俺に背負わせて欲しい。真島は切に願った。
「お願いします!離して下さ…」
せめて乱暴にだけはならないようにと考えてはいたが、真島の口づけは荒々しく、息すらも許さなかった。
63名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 07:27:16 ID:cR0o9fzz
もうずっと押さえてきた欲望と衝動とがない交ぜになり、真島を突き動かした。
「お願いです…やめ…」
真島には分かっていた。この行為がどれほど彼女を傷つけ、苦しめるかを。
彼女は「あいつ」を殺すつもりだ。多分、自分自身の手で。そして、それが終われば…
だから、帰宅して芽衣子の姿を見た時、心から安堵した。そして、もう手放してはならないと思った。
抱きしめた芽衣子の体はあまりに細く、弱かった。
64名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 07:28:09 ID:cR0o9fzz
真島の手から逃れようとしながらも、芽衣子自身にも分かっていた。これが、真島が自分を守るために取った、最後の手段なのだと。
芽衣子は混乱していた。このまま真島に身を委ねて、果たして「あいつ」を手にかけることなどできるだろうか。愛を知ってしまったこの手で、人を殺すことなどできるのか。
しかし、それでは何のためにこの日まで生きてきたのか分からなくなってしまう。
芽衣子の瞳から、涙が溢れ出た。
真島は腕の力を緩め、もう一度、芽衣子を優しく抱きしめた。
「ここにいろ」
65名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 07:30:22 ID:cR0o9fzz
真島は芽衣子を抱きかかえ、寝室へと運んだ。
芽衣子は何も言わなかった。ただ冷静に、ぶつけられてくる男からの熱情を受け止めようとしているように見えた。
少なくとも、真島にはそう感じられた。
「いやだと言うなら止める。でも…」
「…大好きです…」
「え…」
「真島さんのことが大好きです…こんな形でなく…もっと早くに会いたかった…」
ゆっくりと、芽衣子は真島にくちづけた。溶け合うように、二人は何度も唇を重ねた。

66名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 11:32:00 ID:iV1ZjFZ0
スゲー!本編以上のクオリティを感じるw
続きもよろ。
67名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 12:07:17 ID:jBtHuWNo
キモい
68名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 12:15:21 ID:trJ1HxCY
ここの職人さんたちに脚本書いてもらったら神ドラマ確定w
69名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 12:45:11 ID:ZjQyeqdC
なんだこれ。
いかにも女子が書きましたな妄想wwwwwwwwww
キモ。
ここピンク板だぞw
70名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 13:07:42 ID:cR0o9fzz
なめらかな白い肌に触れると、芽衣子は小さく悲鳴のような声をあげた。
「怖がらないで」
強張る肌をほぐすように、真島は指を這わせ、唇を重ねる。
首筋から鎖骨、乳房へとゆっくりとその存在を確かめるように愛撫する。
こんなにも愛しく人に触れたことはなかったと、真島は今更ながらに気づく。
指を滑らせ、下腹部に触れると、芽衣子は大きく身をそらした。
「こわいか?」
「…大丈夫…です」
「力抜いて」
芽衣子の茂みに顔を埋め、真島は舌を動かし始めた。卑猥な音が響き、芽衣子を苛む。
体が熱を帯びていくのを感じながら、芽衣子は小さく息を吐いた。
71名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 13:08:28 ID:cR0o9fzz
「…っ…ぁ…や…ぁ」
やがて、とろりと熱い液体が、大地を潤すように染み出してきたのが真島にも分かった。
痛みが少しでもないように、と慎重に指を滑らせる。
くちゅ…と小さな音を立て真島の指は芽衣子の中に潜り込んだ。
真島の骨ばった長い指が動くたび、芽衣子は声にならない声を上げ、身をよじった。
「…あっ…や…いや…」
もう片方の手で乳房を探り、先端を指で転がすと、声は一層甘い響きを帯び、芽衣子の体は真島を受け入れる準備を整えたようだった。
72名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 13:09:06 ID:cR0o9fzz
「…真島さん…私にも、何かさせてください…」
小さな声で恥ずかしそうに、芽衣子は呟いた。紅潮した頬と、潤んだ瞳が、真島を駆り立てる。
芽衣子は真島の首筋に腕を絡め、大丈夫ですから、と言った。
真島の下半身を探り、ぎこちなくベルトを外す。そして、真島の男の部分を優しく包むように口に含んでいく。
真島は押し寄せてくる波にさらわれまいと大きく息を吐き続けたが、熱が上がっていくのは自分でもはっきりと分かった。
真島の男性は、芽衣子の口の中ではりつめていく。
どろり、と苦い何かが芽衣子の口の中に広がる。
73名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 13:11:05 ID:cR0o9fzz
真島は芽衣子を抱き上げるように、またベッドの上に押し倒した。
熱く怒張した男性を芽衣子にあてがうと、ゆっくりと中へ進めていく。
「痛くないか」
「…はい…」
真島のキスは優しく、雨のように芽衣子を潤していく。このまま溶けてしまいたい、と芽衣子は思った。
「…っあ…や…ぁ」
真島の律動に合わせて、芽衣子の中も収縮し、やるせない疼きを、音楽のように繰り返す。
真島は芽衣子を抱き起こし、膝の上に抱えるように抱き締め、いっそう奥を貫いた。
「あっ…だ…め…」
声にならない喘ぎが、真島に火をつける。芽衣子を苛みながらも、実は余裕がないのは自分の方ではないかと、真島は自嘲した。
74名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 13:12:01 ID:cR0o9fzz
「愛している…」
芽衣子の瞳から、涙が一筋流れて真島の頬に伝った。
芽衣子の髪を優しく撫で、真島は最後の気を放った。

やがて芽衣子が眠りに落ちたのを見届けて、真島はようやく安堵した。
後は時間が過ぎるのを待てば良い…
真島の心は穏やかだった…翌朝のニュースを見るまでは…

75名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 13:21:49 ID:jBtHuWNo
玉木に掘られたい男子のためのネ申降臨待ち
76名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 13:43:52 ID:1mOIDpcp
GJGJ!!切ない二人の感じが伝わってくるね
77名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 16:13:03 ID:ZBDaY1f4
いいねいいね〜凄いレベル高い!!!
ただエロいだけじゃなくて凄い切ない!
78名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 22:57:24 ID:m+VQ0DfP
本当にレベルに高いっ!
何度も読み返している自分がここに…。素敵作品ありがとうございました!!
79名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 23:22:53 ID:m+VQ0DfP
>>78です

誤字失礼。
本当にレベルが高いっ! と言いたかった…。
80名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 00:23:21 ID:/3Jl5CB5
本当傑作だ
真島と芽衣子の心情が痛いくらい伝わってきて泣ける・・
温かみがあって愛情溢れる感じがいいねー
今度はもうちょっと強引なハード系のも見たいな
81:名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 01:16:38 ID:ZDjtDLmK
真島は激しく芽衣子を攻めたてていた。たまらず絶叫する芽衣子。
「お願い。イかせてぇー!」思わず気合を入れた途端、真島は不覚にも耐え切れ
なくなり、巨根を引き抜くや、芽衣子の顔面めがけて、おびただしく放出した。
我にかえり、あっけにとられる芽衣子を尻目に、真島は立ち上がると、手早く
身繕いをはじめた。(しまった。マリと別れてからご無沙汰だったもんなぁ)
内心動揺しながら、テレかくしにわざとぶっきらぼうに決めゼリフを言った。
「コーヒー、飲みにいくぞ」返事もきかずに歩き出す。「はい」と返事をして
真島の背中を見る芽衣子の目は、悪魔のそれに変わっていた。
(ダッサ〜 堂島のほうがうまかったわ・・・)


82名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 03:49:12 ID:z9UNf40x
ヤリマン菅野タソ(・∀・)イイ!!
83名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 14:22:22 ID:87oTp5TO
>>81
箸休め乙
84名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 21:03:18 ID:e/aPosQ+
今週の溝口を撃とうとした真島を止めた芽衣子
その後モンアンジュにて。


「何で止めた!!」
ガシャンと音を立て側にあったアンティークが粉々に砕け散る。
床に散りばめられた破片には微かに真島の姿が見られた。
「や…!」
その微かに伺える怒り狂った顔を信じたくなくて、
だから勇気を出し芽衣子は目の前にいる本当の真島を覗き見た。
やっぱり真島は怒っていた。
破片に写った真島はたしかに虚像ではなく実像だった。
「…だって…そんな、」
「何で邪魔したか聞いてるんだ!!」
ガシリと掴まれた両肩。
いつか、夜光虫を見たときに抱きしめられた、あの腕。
そう、たしかにその腕だった。なのに今日のはたまらなく悲しい。
「どんな理由があっても、あんなの…間違ってます」
━━━━━━バンっ!
「や…!!」
徐にフローリングに押し倒される。
さっき砕けたばかりのそれの破片が腕に容赦なく突き刺さった。
85名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 21:12:21 ID:e/aPosQ+
「…そんな事を聞いてるんじゃない…!!」
「…っ真島さん、痛いですっ」
破片が突き刺さったからではない。
ましてや両肩を思い切り押さえつけられているからでもない。
身体的な傷よりももっと痛むものがあった。
「……………………。」
「……………………。」
交わる視線が何故かさらに心を締め付けた。
これだって、そう眼が合うことだって今まで何度もしたことじゃないか。
それなのにやっぱり今日のは嫌だ。獣の眼を、していた。
きっと私があの人たちを殺して回っていたときもこんな顔をしているのだろう。
「……………。」
「ちょっと…待っ…!」
いつものぶっきらぼうな態度とは裏腹に、真島さんの指は巧みに動いた。
器用に私の身に着けている衣を取り去り私を私でないものにしていく。
「………っ!!」
上着から露になった腕に血が滲んでいた。
破片は服の上に紅色の染みを作りしっかりとこの出来事の痕を残していた。
86名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 21:28:54 ID:e/aPosQ+
胸元に腕の血液と同じ色が着実に付けられていく。
真島さんの手が、歯が、私しか触ったことがないところを彩っていく。
「はぁ、あんっ…!」
体を弄られる感覚に意識が飛んでしまいそうになる。
榎本さんにも真島さんは同じことをしていたのだろうか。
こんなときだって私はそんなことしか考えていなかった。
多分別の抱かれ方をしてたら違う事を考えていたと思う。
「ふ……っぁ……あっ、」

顎のあたりに柔らかい感触を感じ、涙で霞む両目を走らせた。
真島さんがわたしのうなじ辺りに首をすぼめていた。
その少しの間だけ、行為が止まった。
「…真島…さん?」
「………っ!」
泣いてる、真島さん泣いてる。
必死にそれをかくそうと声を押し殺し、表情を悟られないよう顔をすぼめ、
そして乱暴に私の両肩を握っていたその手が夜光虫を見たときと同じ、
ふいに抱きしめられていた。



続きは明日にでも…。
なんとか後味いい最後になるよう頑張ります…
87名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 21:39:15 ID:jWrlPDt9
楽しみに待ってます
88名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 23:07:04 ID:f7BxAuQ1
明日(続き)が待ち遠しい!!
89名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 23:25:40 ID:gTJTDTUz
皆文章力あるなぁ
90名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 23:45:57 ID:I75FvMG6
裏山しい
91名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 20:57:40 ID:1KV223j7
>>86 視点変わります

これじゃただの八つ当たりじゃないか、と自覚があるのだからなおさら性質が悪いと思った。
自分のこの脆弱な姿を見られたくない。そのくせ彼女を手放せない。だからこうするほかなかった。
「あの…真島さん、その…大丈夫、ですか…?」
そしてお前は自分の心配をしろ。こんなときでもこの娘は他人の生き様を常に気にかける。
というかそう思ってるくらいならいますぐ彼女を放してやるほうが懸命じゃないのか。
しかしやっぱりそれはできなかった。
「…あの、その、私…酷いことされてるだなんて…思ってませんから…」
「………!」
その瞬間に耳を劈いてきたのはそんな言葉だった。
そしてその掛けられた声に反応することもいまの自分にはできなかった、
「あの…上手く言えないんですけど、人っていうのは本当にどうしようもなく
 誰かを憎んでしまう時があります。けれど、その憎しみだって結局はただの
 一つの人間のエゴなんです。そのエゴ、つまり自我です。人それぞれ価値観
 が違う自我を憎しみとして誰かにぶつけるなんて、悲しいだけです…」 



92名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 21:06:43 ID:1KV223j7
この娘は、こんな事を言いながら心の中では何を思っているのか。
彼女が今までしてきたこと、それが何に値するのか自分自身でよく分かっているはずなんだ。
そう、分かっているのに彼女はその道を選んだ。
「…俺は、その自我を、憎しみを、どこへ持って行けばいい?」
彼女がそうしたように、俺は溝口にそれをぶつけようとした。
けどそれはだめなんだ、許されなかった。別に誰からも許されなくてもかまわない。
しかしただ唯一彼女にこんな事をもう言わせるのが嫌だった。
「今しているじゃないですか。私に、ぶつけてください」
刹那、彼女が何を言っているのか理解ができず、脳内が白一色に染まった。
「…君は、」
「分かってます。真島さんが言いたいことは。」
「だったら、」
「でもそれは憎しみを私にぶつけているわけでは…ないです。そうでしょう?
 だって真島さん、私のこと、憎いなんて思ってないでしょう?」
「それは…」
そう言われるとそれは正論だ。しかし、俺が全く今この状況間違ったことを
していないと言えるのか。言えないだろう。
自分でも嫌悪するがさっきまで溝口を殺すこと、それを妨害した彼女を少し、
疎ましく思ってしまっていたのだから。
93名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 21:19:11 ID:1KV223j7
「真島さんが私にぶつけようとしたのはただの自我です、憎しみではありません」
「………。」
「もし憎しみだとしてもかまいません。真島さんの自我なら何だって受け止めます。」
何がこの娘にそこまで言わせるのか、いやそんなの分かってる。他の誰でもない俺だ。
人に優しくされるのに慣れてない、いつか彼女はそう言った。
全てが嘘だったわけじゃない、そして俺はそう言った。
もう自分を抑えることなんでできやしなかった。
「…すまない。」
「何で謝るんですか。」
返事の代わりに先ほどより強く、彼女の肩を抱きしめた。
そっと下半身の衣服を剥ぎ取ると自身を彼女の中に受け入れさせる。
「あぅ……、」
ただでさえ触れてしまえばそれだけで壊れそうだった彼女。
その彼女に触れるだけでなく自分の存在を包み込ませてしまうのに罪悪感が伴った。
「――ぅあっ、あぁっ、ぁっ……!」
その悲鳴のような声は決して拒絶の意味は含まれていなかった。
自分の全てを刻み込みたい、男としてそう思った。
「っ…!!あっ、あっ、はぁ、ぁん!」
94名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 21:25:55 ID:1KV223j7
自分の体液が解き放たれ、一気に互いの力が抜けた。
慌てて彼女のほうを見る。息遣いがまだ荒い。
しまった、許してくれたとはいえつい自分のペースだけで進んでしまった。
「すまない、」
「だから…何で、謝るんですか…」
「いや、もっと優しくすればよかった。」
ああ、何だ、そんなこと。彼女はそう呟き微笑んだ。
「言いましたよね。私優しくされるの慣れてないって。
 私にさっきの真島さんの優しさは十分すぎるものでした。」
そんな言葉を、なんでもない風に屈託のない少女のような笑顔で言うのだ。
本当に彼女は自分より年上か。
まだ世間の汚さを知らない(実際彼女ほどそれを分かっている人間はそうそう
いないだろうが)幼い娘のようだった。
「………」
そしてふと眼に入ったのはさっき自分自身のせいで粉々に砕け散った
アンティークの破片だった。いや、正確にいうとその破片が目に付いたわけではに。
その破片により傷ついた彼女の二の腕付近が痛々しく、瞳に写ったのだ。
95名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 21:36:34 ID:1KV223j7
「わっ、ちょ、待っ」
反射的に彼女のその腕を持ち上げる。きれいだと思った。
そして同時に自分は最低だ。しかし美しかったのだ。その傷は。
「っあ…真島さん、。」
傷口に口付ける。もちろん治癒の意図もあった。
口内に広がる鉄分のそれを迷うことなく飲み干した。
「………。」
腕を離すと彼女はまだきょとんとした顔をしていた。
もう一度強く抱きしめると、それは今までにない感触だった。
最初に彼女を抱きしめたとき、怯え、躊躇い、自己嫌悪、そんなものが
どことなく彼女の体から感じられていた。それが、今日はなくなっていたのだ。
もっと、もっと、早くにこうなるべきだった。
「…頼む、離れないでくれ…ずっと…」


はい、と芽衣子は返事ができなかった。
すぐにでもそうしたかった。けれど自分にそんなことはできない。
(綾乃ちゃん、ごめん。…私にはやっぱり、恋する資格なんてない。)
さっきの行為はあくまで真島さんの自我を受け止めるため、それによって少しでも
彼の事を救えたら、そうれによりできた行動だった。
――――人それぞれ価値観 が違う自我を憎しみとして
    誰かにぶつけるなんて悲しいだけです…

(…ごめんなさい真島さん。私なんかが言える台詞じゃないのに…)

そしてその日も芽衣子が真島を抱き返すことはなかった。

   完  (後味良くなくてすみません、)
96名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 22:47:23 ID:J7XzUHaL
素晴らしい
なんでこんなピッタリのセリフを思いつくんだろう
97名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 23:12:41 ID:V7k7CO2d
GJGJ!凄すぎる!
98名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 08:53:34 ID:fjgGGC3i
泣きそう
魂は触れ合ってるのに
99名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 19:34:16 ID:zLgv2zxi
GJ!むしろこの人に脚本お願いしたい。
100名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 14:21:45 ID:oMkuiYDj
芽衣子と真島が一夜を共に過ごすことを決めたという設定です。


真島はまるでこわれ物を扱うかのような慎重さで芽衣子をベッドへと運ぶ。
そっと優しく横たえ、優しく頬をなでる。
優しいまなざしを向けられ、芽衣子は気恥ずかしさに顔をそむける。
「なんで俺を見ないんだ?」
「だって、あの、恥ずかしくて」
顔を赤らめる芽衣子に愛おしさがこみ上げてくる。
「俺を見て」そう言って優しく口づける。
口づけは深くなり、まるで今までの時間を埋めようとお互いを抱きしめる。
真島の唇はやがて首筋へ、そしてセーター越しの胸のふくらみをとらえる。
「んっ」
声をあげないように必死にこらえても、甘い疼きが体から湧いてきて、
芽衣子は思わず甘い息をこぼす。
その甘い響きに、真島の愛撫はさらに続く。
大きな手がセーターをまくしあげ、乳房をおおう薄い布越しにさえもう隠
せない硬くなった頂を責める。
「真島さんだめ。これ以上されたら私、もう」
押し寄せてくる何かに抗いながら、芽衣子は真島に懇願する。
「やめない。感じればいい。声、がまんしないで。聞かせてくれ。」
 真島の優しいまなざしが、安心させるような穏やかな声が、芽衣子の迷い
を溶かしてくれた気がした。 
いまはこの人を感じたい 思いをこめて真島を見つめると、真島はふっと
微笑んで熱い口づけとともに囁く。「愛している」
 幸せだ。この人にめぐりあえてよかった。
 涙があふれる。
101名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 14:24:50 ID:oMkuiYDj
「ああっ」
やがて愛する人の唇が硬くなった頂をとらえたとき、歓びの声が漏れる。
頂は舌先でころがされ甘噛みされ、快楽の波に翻弄される。
ふっと解放されたかと思った瞬間、真島の指が太ももを捕える。
「だめ」 思わず声が出て彼を拒んでしまった。本当は拒みたくないのに。
悔む気持ちは、閉じられた太ももを愛撫する真島の唇の感触に吹き飛んで…
その快感に、力が抜けた。それを見逃すことなく、真島は芽衣子の足の間に
滑りこむ。
彼の前に大きく足を開くさまを思うと、恥ずかしさがこみあげる。
「いやっ だめ 見ないで」
その声には答えず、真島は芽衣子の中心で息づく花弁に触れる。
「ああっ」
突き抜けるような快感にまた声を抑えることができない。
真島の指は花弁をとらえ、まさぐっていく。
みだらな水音が部屋に響く。
真島は自分を求めてくれるその証が愛おしく、舌を這わせる。
優しくときに強く、芽衣子をまさぐり絡めとり、全身で彼女を感じる。
真島の愛撫に芽衣子は朦朧としながらも、体がビクンと跳ねる感覚を味わっ
ていた。
その感覚はやがて間隔を短くして彼女を襲う。
「あっ あっ」
その様子を感じた真島は、愛撫をやめて彼女を抱きしめる。
やがて「ああっ」という大きな叫び声とともに、芽衣子は、はじめての体を
つきぬける大波を感じた。
一瞬ののち、自分の意識が戻ったとき、真島にぎゅっと抱きしめられていた。
「私、なにがなんだか…」そういいかけて、「大丈夫 大丈夫だ」という深
い声に包まれた。
ああ、いいんだ。真島さんがいる。私には真島さんが。
そう思ったとき、熱く強い力が彼女の体に突き刺さる。
「うっ」 一瞬の痛みのあとに、幸福感に満たされる。
少し心配そうに自分を見つめるまなざしに、優しく「大丈夫です」という
気持ちの代わりに微笑みを返す。
見つめるまなざしは安堵の光をたたえ、そのままゆっくりと芽衣子の体に
突き進んだ。
ゆっくりと力強い律動に、芽衣子は真島を感じていた。
強くやさしく愛を送り込んでくれる。ああ、いまがずっと続けばいい。
その思いは真島も同じだった。ずっとこうして彼女を愛していたい。ほかの
誰にも渡さない。
律動はいっそう早く強く、そして二人の思いはひとつになった。
二人は互いを強く強く抱きしめて、共にのぼりつめた。

熱い波が通り過ぎても、二人はお互いを抱きしめたまま横たわっていた。
何も言葉はなくてもわかりあえる。お互いの存在を確かめられればもうそれ
でいい。
夜があけなければいい。あけるなら、それまでは一緒に。ひとときも離れる
ことなく。



新参が失礼しました。
102名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 16:06:22 ID:HITMAPF6
うわ〜GJGJ!
素晴らしい!!
103名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 16:33:34 ID:1CxRZtrd
傑作です!
ドラマの最終回でずっこけても
こちらを再読すればじゅうぶん気がまぎれると思う
104名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 02:15:19 ID:tRz0ITbI
>>103に同意!

本当に傑作!!
またの投下お待ちしてます。
105名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 14:11:53 ID:pqYuHw9Q
すばらしい!
サウンドトラック聴きながら読んだら目から汁が…
106名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 22:30:00 ID:GrzSuiDd
>>105わかる!サントラの3.Longingがぴったりだ
107名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 12:34:27 ID:KVa+OCIT
妄想の元の放送日。真島が無理やり芽衣子を抱きしめるらしい
108名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 13:51:20 ID:N2v7WqmZ
>>107
けっこう早い段階からせっせと抱きしめておるが
その次に進んだことがない。今度こそ進んでくれ
希望がかなわなかったらこちらの職人さんにまた楽しませてもらうからいいけど
109名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 20:00:31 ID:6eJxYsUK
今日こそ抱きしめ以上に進展してほしいよねー
ここのお話が本編で放送されたら凄い反響になるだろなw
110名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 20:28:47 ID:cVLvxiaF
>>109
でも芽衣子の部屋だったらムードないわー
かといって真島の部屋だと、いつ万里が乱入してくるかわからないから落ち着かないしw
111名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:54:30 ID:kNPOzIn+
それを想定して見せ付けるつもりということも……<万理乱入
「一体どういうつもりよ!」「見てのとおりだ。邪魔しないでくれ」
ドSな真島が見たいw
112mHaYtu:2010/12/08(水) 00:04:07 ID:I4lYwIr+
初投稿です。
お見苦しい点がありましたらご容赦ください。
真島が芽衣子に愛を告げた今週ラストシーンその後です。
113mHaYtu:2010/12/08(水) 00:21:31 ID:I4lYwIr+
『愛してる』
真島の言葉を聞いた瞬間、力がぬけた。

何故こんなことになったのか…
真島の腕の中で芽衣子はぼんやりと考えた。
こんな言葉を聞く資格など自分にはないのに。。
真島だけは巻き込みたくない、その一心で彼に真実を告げたのに。
何故彼は自分の中に入ってこようとするのか。

『放して、放してください、真島さん』
真島にはもっと相応しい女性がいる。
これ以上入ってこないで。必死に真島の腕の中でもがくが、本気になった男、しかも刑事に力で敵うはずがない。
『駄目だ、もうお前を放さない。俺がお前を守る。お前の敵からも、お前自身からも!』
真島は抵抗する芽衣子をなおも抱きしめる。
折れそうなほど、華奢な彼女の身体は炎のように熱かった。まるで身の内で業火に焼かれているように。
こんなにもか細い身体で15年間も一人で苦しみ戦ってきたのか……真島は胸が詰まる想いで腕の力を強めた。
114mHaYtu:2010/12/08(水) 00:33:46 ID:I4lYwIr+
『ま、真島さん……!』
苦しげに芽衣子が腕の中で身じろぎ、真島は腕の力を緩めた。
苦しさか、それとも高ぶった感情ゆえか潤んだ芽衣子の瞳と真島の視線が重なり、真島は吸い寄せられるように唇を重ねた。

『ん…!』
驚きに目を見張る芽衣子の頭に手をまわし、瞳を見つめたまま真島はその唇を合わせ、芽衣子が耐え切れずにまぶたを閉ざすと舌を侵入させ、貪るように口内を侵した。

芽衣子の足から力が抜け、縋るように真島の腕を掴むと、真島は芽衣子の足を掬い上げるように抱き上げ、真っ白なベッドに横たえた。
115mHaYtu:2010/12/08(水) 01:25:14 ID:I4lYwIr+
『復讐なんて…考えられなくしてやる。…嫌なら俺を殴ってでも抵抗しろ…』
芽衣子の瞳を覗きこみ、その瞳に混乱や戸惑いはあっても、嫌悪が浮かんでいないのを確認し真島は芽衣子の身体に手を這わせた。

『ま、真島さん!!やめて…!』
強張り抵抗する芽衣子の身体に体重をかけ、両手首を片手で頭上に拘束すると真島は芽衣子の服に手をかけ、下着を露にすると大きな手でそれを包んだ。
『や…待っ……あ、あぁっ』
羞恥に頬を染め、身をよじる芽衣子を見つめ、真島は愛しげに目を細めると、耳元で囁いた。
『愛してる…芽衣子』
『っっ!!』
ついに芽衣子の瞳から涙が零れ落ちた。
真島のその言葉に張り詰めていたなにかが一気に崩れ落ちそうで。
『わ、私が何をしてきたか、わかってるんですか?!…私は復讐のために…っ!』
『言ったはずだ、俺がお前を守る。お前を受け止める…芽衣子、愛してる。』
どこまでも真摯な真島の瞳と愛の言葉……芽衣子の腕から、身体から力が抜けた。
それに気づいた真島も腕の拘束を解き芽衣子を抱きしめる。

そして芽衣子もゆっくりと彼の背中に腕をまわした。
116名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 01:39:07 ID:SLorYzun
>>112
C
117名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 02:16:32 ID:Wqflsivu
万里と芽衣子の百合キボンage
ビンタした後に万里が芽衣子にキスして拓朗にこんなことされたの?
な展開待ち
118名無しさんピンキー@[sage]:2010/12/08(水) 02:23:19 ID:I4lYwIr+
続きです。

真島は身体を起こすと芽衣子に深く、優しいキスをした。
芽衣子ももう抵抗しようとはしなかった……できなかった。真島の腕が、温もりが心地良すぎて。
あれほど復讐に凍りついていた心が溶けていくようだった。

真島は互いの衣服をすべて取り去ると、時間をかけて芽衣子の身体を解いていった。

潤んだ芽衣子の下肢に手を伸ばすと、ゆっくりと彼女の内に指を沈めた。
119名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 02:34:46 ID:I4lYwIr+
何回も名前の入力ミスしてすみません…初心者だと見逃してやってください。
続きです



『ふ…っ…や、ああっ!』
きつく異物を拒もうとする芽衣子の中を拓くように、真島はゆっくりと指を動かし、確実に指の本数を増やし彼女の中を犯した。
『真島さん…!ダメ…何か…っあ、やぁあ…!』
『大丈夫だ…力を抜いてそのまま感じてろ…』
迫りくる未知の感覚に怯える芽衣子をしっかりと抱き、真島はさらに激しく指を動かす。
『あ…っ!ああっ、ふ…やあぁ!!』
真島の腕に爪をたて、内部を犯す真島の腕をきつく締め付けながら、芽衣子は初めての絶頂を迎えた。
120名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 03:04:06 ID:I4lYwIr+
真島の腕に爪をたて、内部を犯す真島の指をきつく締め付けながら、芽衣子は初めての絶頂を迎えた。

『芽衣子……大丈夫か?』身体を震わせ、息も絶え絶えな芽衣子の額に口づけながら問う真島に頷き、芽衣子は自分からキスをした。
『真島さん……私、あなたが…あなたのことが…っ』
愛してるとは決して言えない、芽衣子の精一杯の気持ちだった。
真島もそれを感じ、芽衣子のキスに応え、ゆっくりと熱を持った自身を侵入させていった。

『いっ……あ、ぁ真島…さ…』
シーツを握りしめ、痛みに耐える芽衣子の手を解かせ、指を絡めた真島は、内部のきつい締め付けに荒い息を吐くと、芽衣子の涙を拭った。
『拓郎だ……芽衣子』
そっと囁くと真島は内部を馴染ませるように、ゆっくりと腰を前後させた。
『あ、あ、やっ…真島さ……拓郎さんっ』
痛みと、快楽に揺れる芽衣子の腰を掴み、真島は律動を激しくし、芽衣子を翻弄した。

『愛してる…愛してる、芽衣子っ…!』
『拓…ろ…さんっ…あ、ああぁっっ!』

芽衣子の内に熱を解放し、力を失った芽衣子の身体を真島はきつく抱きしめた。『愛してる…』

その声を聞いた芽衣子は真島の胸で一筋の涙を零した。

このまま、時が止まれば……この夜が明けなければいい……眠りに落ちていこうとする意識の中、芽衣子はそっと祈った。

〜終〜
121名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 07:08:45 ID:3pBP57Zw
ふわ〜〜〜〜萌える〜〜〜〜!!!最高!!

>『復讐なんて…考えられなくしてやる。…嫌なら俺を殴ってでも抵抗しろ…』

この台詞実際に本編でも言ってほしい!!!!!
122名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 08:58:55 ID:I4lYwIr+
>>121
どもです。
まだ眠ってるネタもあるので固まったらまた投下します。
123名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 09:54:41 ID:kiFccBla
>>117
妄想して萌えたw
ありだな←

>>121
同じく。
2828が止まらないw
>>112さんGJ!
萌えをありがとう!
124名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 10:29:53 ID:Xej2VBD6
>>111
>見てのとおりだ。邪魔しないでくれ
いかにもそういうこと言いそうだよね、あの男ww

>>112
GJGJ!
芽衣子の華奢な体も、真島の大きな手も軽々女性を抱きあげられそうなところも
リアルの人達まんまだから余計説得力あります
固まるのをゆっくり待ってます
125名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 12:08:36 ID:I4lYwIr+
初投下で不安だったが、思いの外好評でホッ

ネタが沸いたので調子に乗って今晩投下します。
126名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 12:48:14 ID:iTavX+68
>>125
わーい、楽しみに待ってますね
127名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 19:25:33 ID:I4lYwIr+
調子に乗って第二弾投下します
最新話予告から妄想…一応120から続いてます
128名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 20:12:43 ID:7FOBwfqu
その言葉を残して>>127は闇に消えた

〜完〜
129名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 20:17:20 ID:I4lYwIr+
芽衣子の部屋で彼女と一夜を過ごした真島は、夜が明けると抵抗する芽衣子を強引に車に乗せ、自宅に連れ帰った。
「一体どういうつもりですか?!何をやってるかわかってるんですか、真島さん!」
「あぁ、わかってるさ…だがお前が復讐を止めるまで、ここから出す気はない。これは警察とは関係ない……俺の意思だ。だから恨むなら俺を恨め。」
「そんな……!」
迷いのない真島の言葉に芽衣子は息を呑んだ。
130名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 20:28:42 ID:I4lYwIr+
「…私を監禁してどうするつもりですか。私にはまだ、やらなくちゃいけないことがあるんです。やっとここまで来たんです…!誰にも邪魔なんてさせない!!」
真島の手を振り払い、芽衣子は部屋を出ようとドアに手を伸ばす…だが、開きかけたドアを背後から伸びた真島の腕が大きな音をたてて閉ざした。

「宇喜田が脱走したんだ…!追い詰められた奴は必ずお前を狙ってくる。ここなら奴もしばらくは手を出せない。頼む、ここに居てくれ……!!」
背後から強い力が芽衣子を抱きしめる。
「っっ…!どうして…!どうして私なんかのためにそこまでするんですか?!私を逮捕するならまだしも、匿うなんて……!!」
真島の腕に囚われた芽衣子の身体は小刻みに震えていた。
その震えを止めるように芽衣子の首筋に口づけた真島はそっと囁いた。
131名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 20:55:49 ID:I4lYwIr+
「言っただろう?俺も共犯だって。宇喜田も、宇喜田の後ろにいる奴らも、俺が必ず捕まえる。法も正義も信じられない今の俺に、お前以上に守るべきものなんてないんだ……俺がお前の復讐を終わらせる。たとえ、お前に恨まれても。お前を守りたい、芽衣子。」

耐え切れずに床に崩れ落ちた芽衣子を抱き上げ、ソファに横たえると、真島はもどかしげに互いの衣服を乱した。
「ま、真島さん…?!まっ…何を…!」
まさか昨日の今日、しかも薄暗いとはいえ早朝に、こんな状況になるとは予想もしていなかった芽衣子はおおいに戸惑い、抵抗した。
「…悪いが、優しくしてやれる自信がない。暴れるとお前が辛くなるだけだぞ。」
低くおとされた声に、真島の本気を悟り、昨夜は感じなかった恐怖を感じた芽衣子は必死に真島から逃れようともがいた。
132名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 21:09:30 ID:I4lYwIr+
もがく芽衣子に小さく舌打ちすると、真島は乱した芽衣子の上着を捲りあげ、二の腕のあたりで拘束した。
「真島さん…っ!いやっ……!」
うっすらと差し込んでくる冬の朝日に露になった下着を照らされ、芽衣子は羞恥に真っ赤になり身をよじる。
そんな芽衣子の儚い抵抗などものともせずに、真島は芽衣子の下肢の衣服をも取り去り、下着だけにしてしまう。
隠すこともできず、眼を閉じて羞恥に耐える芽衣子の身体を見下ろし、真島はその美しさに見惚れた。
「きれいだ……」
首筋に唇を寄せ、自分のものだという証をつけながら、真島は下着の上から芽衣子の胸を弄んだ。
133名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 00:45:26 ID:7LePLZuB
いいよいいよーーー萌えます!!!!
続き楽しみ
134名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 01:54:29 ID:h+qugjGC
ここ見てると創作意欲増すなぁ
続き楽しみにしてるー!
135名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 01:59:13 ID:66b8OzFx
クリスマスを一緒に過ごす真島と芽衣子って設定で見てみたいw
しかしみんなすごい
続き楽しみにしてます
136名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 02:28:06 ID:h+qugjGC
>>135
それいいなぁ…
クリスマスだともう最終話迎えてる頃だよね
1日だけ復讐もなんもかんも忘れて二人で何もない日を過ごしてほしい
その日だけは恋人気分で…とか妄想した

最終話観ないと安心して書けないチキンハートなんだがちょっと頑張ってみるか
137名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 02:31:03 ID:AR24TjSw
>>135

まんま同じ事考えてました!職人さんに期待!!
138名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 02:42:48 ID:66b8OzFx
>>136
芽衣子はサンタ服かセクシーなワンピースを
恥ずかしそうに着てる設定なら尚良しw
139名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 08:25:29 ID:AR24TjSw
>>138
>>136
真島が用意したワンピース(かサンタ服)を着る設定とか!
140名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 17:17:33 ID:EjwM/AJY
そういうのを用意するのはオーナーの役目じゃなかろうか?
141名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 18:53:54 ID:fyuNaT1s
>>140
同意
オーナーor綾乃ちゃんが用意v

煮詰まってホントに闇に消えようか悩んだが文才0でもせっかく好評していただいてるので今夜中に続き投下します
142名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 19:32:34 ID:B8LMk5oO
>>141
楽しみにお待ちしております!
143名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 02:59:00 ID:B4Y/pm8d
下着の上から揉みしだけば、固くなった頂を指に感じ、脱がすのも惜しく真島は下着をずらし、吸い付くような白い素肌に直に口づけた。

一気に熱くなる自身を感じ、真島は苦笑した。
昨夜は初めてだろう彼女を気遣い、抑えていた本能が頭を擡げ始めている……
「真島さん、せめて、せめてカーテンを…!暗くしてください!!」
芽衣子の言葉を無視し、真島は反応を示す頂を舌で転がすと、芽衣子は背を反らせて甘い声をあげた。
「あ、やぁあぁ!」
形を引き出すように強く吸い、空いた片方を片手で揉みしだき、歯をたてれば、目の前の肌が粟立ったのがわかった。
芽衣子の意識が胸に集中している間に下肢に手を伸ばすと、そこは下着の上からでもわかるほど濡れていた。
144名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 03:25:45 ID:B4Y/pm8d
「…濡れてるな」
「っ…やぁ…」
くちゅ、と真島の指先を濡らす蜜の音に頭を振り、羞恥に泣きそうになっている芽衣子が可愛いらしく、真島は意地の悪い笑みを浮かべた。

わざと下着を脱がさず、ぬるりと滑りのいい秘部の割れ目をわざと音をたてて往復し、時々敏感な花芽を爪で掠めてやると、快感に免疫のない芽衣子は悲鳴のような声をあげる。

「あ…はぁ…あ、ぁ…」
瞳に涙をためた芽衣子の腰がゆっくりと揺れ始めると、真島はその反応を待ち構えていたように、花芽から遠ざかり、悪戯にその周辺を愛撫する。

「や、なんで…ぇ…」
じれったい刺激に耐え切れず、非難するような声を出す芽衣子に真島は優しげに囁いた。

「どうしてほしいんだ…?俺にどこを触ってほしい?お前の言うとおりにしてやるよ…」
「そっ…な…!無理で…っやあ!」
芽衣子の唇を撫でながら、言外に言葉にしてねだれ、と迫る真島に、芽衣子は首を振って拒否するが、その間にも片手で秘部を責められ、ついに芽衣子はわななく唇を開いた。

「はぁ、は…ぁ、あぁ……ま、しまさ……」
「ん?どうしてほしい?言ってみろよ…芽衣子。」
145名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 03:46:39 ID:B4Y/pm8d
低く、甘ささえ感じさせる真島の声と止まない愛撫に、ついに芽衣子の瞳から涙がこぼれおちた。
「お、願い……ちゃんと触って……!」
顔を朱に染めながらねだる芽衣子に、真島は、愛しい女を征服する満足感に、加虐的な感情が高ぶるのを感じた。

「触ってるだろう?ちゃんとって……どう触ってほしいんだ?」
あくまでも芽衣子から自分を求めさせたい……執拗に責め、焦らす真島に芽衣子は啜り泣きのような声で、淫らな言葉を紡いだ。
「ちょ…直、接…下着の上からじゃなくて……!」

その言葉に真島は、下肢を隠す一枚を一気に引き下ろすと、隠れる花芽を暴くように回りの花弁を押し広げ、花芽にかじりついた。
「っひっ…きゃあああっ!!」
悲鳴のような嬌声をあげ、身を跳ね上げる芽衣子をさらに高みに押しあげようと、じゅるり、と音をたてて真島が舌全体で花芽を可愛がり、軽く歯をたてると芽衣子はあっけなく絶頂に達した。
146名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 03:47:37 ID:B4Y/pm8d
だめだ……眠い…
続きは明晩。
147名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 10:48:53 ID:UqUBKrzI
>>146
深夜遅くまでありがとう
ものすごく引き込まれました
続きも楽しみにしてます
148名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 10:49:43 ID:ZS+exuma
>>146
ご苦労様!
意地悪真島に萌え死ぬー
続き楽しみにしてます!無理しないでね
149名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 11:51:52 ID:B4Y/pm8d
なんとか昨夜には完結させる気だったのだが……
人に用押し付ける愚弟が一匹……今夜半には完結させます
150名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 12:34:28 ID:f4v+DQc7
面白いw
ドラマもう終わりの方だけど、10倍楽しめそう
頑張って下さい
151名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 18:47:34 ID:4zYAgfbS
乙!続き楽しみにしてます
152名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 20:56:20 ID:b+YLTMTC
Sな真島とドMな芽衣子が好きだ
続き楽しみです
153名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 21:03:51 ID:b+YLTMTC
乙!ドMな芽衣子いいね
154名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 00:17:20 ID:09dxJrRd
力の抜けた脚を大きく開き、秘部の割れ目を撫でていた中指をゆっくりと芽衣子の内へ侵入させる。

「は、あ、やあ…ぅ…!」
昨夜真島によって、初めて拓かれた秘部は、熱く濡れそぼり真島の指をきつく締め付けながらも半ばまで押し入れれば、誘うように残りを飲み込んだ。

「…まるで洪水だな…明るいところで抱かれるほうが感じるのか?」
恥じ入るように足を閉じようとする芽衣子の意思に反して、きつく締め付けてくる内部を芽衣子にも聞こえるように音をたてて秘部を掻き混ぜていると、徐々に芽衣子の内股が震え、爪先に力が入っていくのが見えた。

「ま、真島さ…っ、あっ、や、だめ…だめぇ、また…っ!!」
掻き混ぜていた指を止め、さらに人差し指を挿入して、二本の指で内壁を擦りあげると、柔らかな芽衣子の耳に舌を伸ばし嬲りながら声を吹き込む。

「こんなにぐちゃぐちゃになるほど感じて……ダメなわけがないだろう?芽衣子」
「ひ、あーっ、あ…あああぁっ!!」
内部の指を折り曲げ、側壁を何度も擦りあげ、空いた親指で花芽を押し潰し、爪をたてる。
言葉では抵抗しても、真島の与える快感に従順に反応する芽衣子が耐えられるはずもなく、甲高い声をあげ、再び達した。
155名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 00:37:08 ID:09dxJrRd
快楽の余韻に息も絶え絶えな芽衣子に口づけながら、真島は昨夜教えこんだ言葉を再度繰り返した。

「芽衣子……教えただろう?拓朗だ。」
快楽に酔い、朧がかった瞳で真島の言葉に従順に頷く芽衣子に真島の唇から笑いが漏れた。

くちゅ……

十分に潤った秘部と、熱い蜜を零す真島の先端が触れると響く、粘着質な音。
わざとたてた音に、腕の中で震える身体を真島は舐めるように見つめた。

ぬるり、と先端だけを内部に含ませ、入口を刺激すると焦らされる切なさに耐え切れず、芽衣子は緊張と羞恥に震える唇を開き、真島の腕に縋り付いた。

「た…拓、朗さん……が欲しいんです……っもっ……意地悪しないでぇっ…!!」
156名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:01:57 ID:09dxJrRd
その言葉を聞くやいなや、待ちかねていたように、真島は芽衣子の膝裏を掬い、一気に自身を突き入れた。
「ひぅ…っあああぁっ!」
「ホントにお前は…っ、どこまで俺を溺れさせる気なんだ…っ!」

根元まで挿入し、ぎりぎりまで抜き去る。
数度それを繰り返すと、芽衣子と真島を繋ぐ蜜の糸が増していく。

「あ…ひぁ……あぁん、わ、私…そんなっ」
否定の言葉を打ち消すように、肌がぶつかる音がするほどきつく腰を打ちつけると、芽衣子は瞼をきつく閉じ、真島の背中に爪をたてた。

激しく突き上げられながら、優しい手に胸を包まれ、芽衣子の秘部が震える。

「っ……締めすぎだ…こんなにソファーを濡らして、どうする気だ…?芽衣子」
堪えるような息遣いを直接耳元に感じ、芽衣子は半ば泣きながら喘いだ。

「もう…やあぁっ……」

啜り泣く声が頼りなく響く中、苦しいくらいに折り曲げられた身体は、突かれるたびに敏感に跳ね上がる。
157名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:04:49 ID:09dxJrRd
うーん……不調だ…難産
やっぱり自分ごときが鬼畜真島を書くのは無謀すぎたか……?
158名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:54:22 ID:nj1Cwomf
乙!Sの真島も良いね。
続き楽しみにしてる
159名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 02:09:11 ID:QxRFpCCG
十分鬼畜です。続きを待っています
160名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 02:15:25 ID:ZoGGQSws
乙です。続きが楽しみだw

案が浮かばないようなら参考までに
行為後一旦休憩、何かの拍子に真島のYシャツだけ着る芽衣子→真島興奮→まだまだドS炸裂二回戦(道具使う)

な展開はいかがでしょうか?
161名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 08:39:16 ID:eAGpK6f6
>>160
すばらしい!
華奢な女性がデカい男のシャツをはおる設定大好き
162名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 13:25:17 ID:P+WKOLZc
>>157
自分ごときなんてとんでもない
いやいや素晴らしいです圧巻
163名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 15:09:26 ID:Zfr7/Fac
>>157
こんなに良い出来なのに不調ですか〜〜凄く良いですよ!!
続き楽しみにしてます
164名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 21:33:49 ID:09dxJrRd
遅筆ですが、やっと続きです。


「…自分でもってろ」

ふらふらと宙をかく芽衣子の足先を掴んだ真島は背に回されていた芽衣子の手を離させ、彼女の膝裏におかせた。
自ら脚を開き真島を受け入れる形に、芽衣子がうろたえ嫌だと訴えても、真島は低く笑うだけだった。

「奥まで受け入れろ……昨日よりずっと良くさせてやる…」
「あ、あぁー…やぁっ…んくっ、あ、あああぁっ!」
元々奥まで届いていたのに、肩につきそうなほど膝を持たされ、真島の指で秘部をぐっ、と広げられる。
再奥を犯されるたびに、身体中に走る快感に芽衣子は声にならない声をあげ、口をぱくぱくとわななかせた。

快感に溺れ、とめどなく涙を流す芽衣子の瞳には、先程まで灯っていた復讐の炎など影さえ見えない。
真島の与える全てに過敏に反応する芽衣子に、真島は言い知れぬ安堵を覚えた。
「どこにもいくな…っ!ここに…俺の傍にいろ…!!」

引きつった嬌声をあげ、荒い吐息を吐くだけの芽衣子は奥を抉られるたび達しているのが秘部の感触から真島にもわかる。
おそらく真島の言葉の意味も今の芽衣子にはわからないだろう。そう思いながらも言わずにはいられなかった。
復讐なんて忘れさせて、ずっと自分の腕の中に閉じ込め、守ってやれるなら……!

だが、それが不可能なことは、一度同じ闇に囚われたことが真島には痛いほどよくわかっていた。
165名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 21:52:52 ID:09dxJrRd
今の真島が芽衣子を縛る手段は、彼女が対抗できない快楽で、彼女の身体の自由を奪うことだけだ。

「…愛してるんだ、芽衣子…っ!」

「たく、拓朗さん……!ゃ、あああぁあっっ!!」

腰をぶつける度に、大きく揺れる胸を押し潰すように芽衣子をきつく抱きしめ、耳に噛み付くと、真島は低い声を漏らしながら芽衣子の最奥に欲を注ぎ込んだ。

荒く乱れた呼吸を整えながら、覆いかぶさっていた身体を起こし、芽衣子の中から自身を抜き去ると、すでに気を失った芽衣子の身体がふるり、と小さく震えた。

赤く充血した秘部から、先程真島が放った白濁と芽衣子の蜜が混じったものが、芽衣子の白い下肢を伝う光景に、またも熱くなりそうな自分を感じ、真島は自嘲の笑いを漏らした。


「…囚われてるのはどっちなんだろうな…」

涙に濡れた芽衣子の顔を拭うと、真島は芽衣子をそっと抱き上げ、ベッドに運ぶと、その華奢な身体を抱き寄せ、ゆっくりと眠りについた。


〜完〜
166名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 22:00:09 ID:09dxJrRd
か、書き上がった…!
二回目のSS投下で人生初、本格エロ(汗)
(エロと呼べるのかはさておき)

遅筆にお付き合いありがとうございました。
スレでの皆さんの暖かい応援に感謝!!


……というか懲りずにネタが二つも浮かんでしまった…
レスで希望がでてた芽衣子にまりが絡んでくる百合と真島と芽衣子のワイシャツネタ(笑)
書いてみようか……
やっぱ無謀??
167名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 22:15:49 ID:DNjZ2RSD
>>166
エロかったGJ!
初Hの翌日にじらしプレイにソフトSMとか
どんだけ調教されるんだよと思ってたら最後は切なかったし
次作にも期待
そろそろセックルに慣れてきたし色んな事をだな・・・
168名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 22:22:11 ID:VEa87Hjc
>>166

どうもお疲れ様でした〜。本格エロですよ!!
S度MAXな真島さんも素敵でしたーー!!!
>真島と芽衣子のワイシャツネタ

個人的には上記の設定で鬼畜モードでなくマッタリラブエロが見たい☆
ぜひご参考までに…。

今後も作品楽しみにしてまーす!!
169名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 00:21:08 ID:02OP9qQt
GJです!素晴らしい!
私もYシャツネタがぜひ読みたいです!
170名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 00:37:29 ID:39dR3bwK
>>166
文が綺麗すぎる!
凄すぎです!

百合も好きな自分としては、万里と芽衣子のも見てみたいです。
171名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 01:02:12 ID:ZoJQokE9
ワイシャツネタもだが上のクリスマスワンピースネタも見たい・・・
何を着せるか考えるの楽しいw
監禁設定活かしてメイドとか。首輪付きで。年齢的にキツい?w

文才ないので任せて作品を楽しみにしてます。
そして真島はSで輝くなw
172名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 02:30:06 ID:RiiTIE/f
>>166
乙!
ワイシャツ芽生子楽しみにしてる。でも無理はしないようにな。
173名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 06:24:07 ID:u/xyi8r6
>>166
おつかれ!エロの中にもきちんと切なさがミックスされてて感動!
本当に真島が考えそうな事や言いそうな台詞ばかりで萌えましたー
S真島M芽衣子最高!!!!
ワイシャツネタも楽しみにしてます
174名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 10:48:40 ID:/7nCKtRJ
>>166
文章が好みドンピシャで萌え過ぎてキュンキュンしました。
ぜひぜひ続き書いて頂きたい!
175名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 10:50:17 ID:/7nCKtRJ
あでも過去レスにあった首輪とかメイドとか変態チックなのはやめてほしい…
176名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 19:13:11 ID:N4BgwpgZ
>>175

首輪ネタはちょっと……がんばれば書けないことはないだろうが、真島をそこまで変態にするのは(汗)
個人的な脳内設定では、真島×芽衣子は愛ある鬼畜かほの甘がデフォなので

その方向で書けたらいいなぁ〜…とか

クリスマスネタも書きたいが、とりあえず21日の最終回を見てから……結末によっては撃沈するかも
(まぁハッピーエンドは無理だろうな…(T-T))
書けたら書きます(需要あれば……でも他の文才ある職人さんが投下してくれたほうが)

ワイシャツネタと百合ネタは、書けたら月曜深夜に投下したいです
177名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 20:06:25 ID:RinR776g
需要あります!
178名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 21:08:44 ID:u/xyi8r6
月曜夜wktk!
本編並にここ見るのが楽しみになってます!
179名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 21:50:40 ID:pPv488Kk
>>176
>真島×芽衣子は愛ある鬼畜かほの甘がデフォ
はい
自分もそれが好みであります
グッズ持ってる真島が想像出来ないというか・・・
いずれにしろ、楽しみに待ってます
180名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 22:45:54 ID:N4BgwpgZ
このスレの住人さんたちの、あまりの反応の良さに絶句……嬉しいんですが!
本編なみに楽しみなんて……!過分なお言葉ありがとうございます。

完璧初心者の作品、こんなに評価していただいていいんでしょうか(滝汗)
(あまりの好評価にテンパって、文がおかしくなっております)
ご、ご期待に添えるかわかりませんが、頑張ります!
ちなみに月曜投下の理由は、深夜配信の予告でギルティ熱があがるからです(笑)

あと、2ちゃん初心者な自分に教えてください……よく「スレが落ちる」「dat落ち」って聞きますが、どういう意味なんでしょうか?
スレは落ちたら消える?
消えないためにはどうすれば……親切な方、いらっしゃったら空いた時間にでも教えてください!(この間初投下してから2ちゃんを泳ぎだしたら余りに知らないことや用語がありすぎて凹みました…)
181名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:04:39 ID:LBPkuTrs
180

スマソ、自分も2ちゃん初心者だから分からないw
でもこれだけは言わせてくれ、あなたの文章に萌え悶えすぎたネ申すぎる
自分も本編と同じくらい楽しみ
ていうか本編の脚本これでいって欲しいくらい
単なるエロだけでなく心情とか背景もキチンと描かれてて何より本人達に違和感ない。本当にありそうな感じで凄く文章も綺麗で読みやすい。
自分も真島芽衣子は愛ある鬼畜でエロ甘が好みw
Yシャツ芽衣子に真島欲情、wktw楽しみに待ってます!
182名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:06:20 ID:LBPkuTrs
スマソ、自分も2ちゃん初心者だから分からないw
でもこれだけは言わせてくれ、あなたの文章に萌え悶えすぎたネ申すぎる
自分も本編と同じくらい楽しみ
ていうか本編の脚本これでいって欲しいくらい
単なるエロだけでなく心情とか背景もキチンと描かれてて何より本人達に違和感ない。本当にありそうな感じで凄く文章も綺麗で読みやすい。
自分も真島芽衣子は愛ある鬼畜でエロ甘が好みw
Yシャツ芽衣子に真島欲情、wktw楽しみに待ってます!
183名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:20:39 ID:pPv488Kk
>>180
レスが長期間つかないと(期間は板による)スレが落ちて書き込みできなくなります
通常は1000レスで書き込みできなくなります
スレが落ちたらモリタポという有料のものを使えば見ることは出来ますが
新たな書き込みは出来なくなります
そのため落ちないように保守ageとして時折用もなくレスを入れたりします

でも、このペースでレスがついてれば落ちることはないです。
184名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:26:20 ID:pPv488Kk
>>180
連投すみません

参考までに同じ板のツバサのエロパロ でも見てもらえば
今年の3月から保守して落ちないようにしてる様子がわかると思います
かなりレス間隔が空いても残ってますね
ここは落ちにくい板なのかも
185名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:29:28 ID:WItM89qL
スレ進行のペースで考えれば最終回までに2スレ行かないだろうし
ここが過疎る頃まで心配はいらないと思われ
186名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:33:07 ID:N4BgwpgZ
>>184
>>185
ご親切にありがとうございます。
勉強になりました!
187万里の回想:2010/12/13(月) 00:12:57 ID:T8Pt+k/x
自分は真島×芽衣子が好きなのですが,他の方々が素敵な作品を書いてくださっているので
真島×万里にトライしてみます。駄文で少々長くなりそうですが,おつきあいください。

深いため息をついて万里はソファに腰掛けた。
最近立て続けに起こった数々の事件。
自分がこれまでに関わったどのケースよりも巨大で陰鬱な罠が自分を飲み込もうとしているのを感じる。
かつて感じたことのない恐怖に一日に何度も身震いしては,また自分を取り戻す。
そんな日々が何日も続いて,疲労は限界を越えていた。
そして,真島拓朗のこと。
かつて愛し合った男のあまりの変貌振りと,彼のために必死に動けば動くほど遠くに感じる虚しさ。
彼の中には全く自分が存在していない...その現実が頭をもたげるたび,
万里の心は底知れぬ深淵に落ちていく。
「拓朗...」
万里は目を閉じ,真島と出会った頃のことをゆっくり回想した。

捜査一課に配属されたときから拓朗は異質な存在だった。
無愛想で群れない。若いのに傲慢な言動から,「キャリヤだからとスカした野郎」と声高にののしられた。
傲慢に聞こえるのは,拓朗の言葉がいつも真実を突いていて,遠慮が無いからだった。
こういうタイプの人間は,縦社会では特に嫌われる。
万里は同僚たちが口汚く噂をしているのを聞くたび,心を痛め,怒りを覚えた。
少なくともやつらより拓朗の方が数倍刑事としての情熱を持って捜査をしていたことを知っていた。
そして,いつの間にか拓朗ばかりを見ている自分に気付いた。
188万里の回想:2010/12/13(月) 00:15:36 ID:T8Pt+k/x
「榎本,なんで来ないんだ?」
年も押し迫り,街はクリスマスのイルミネーションでどこか熱に浮かれたようなその日,
万里は一課の納会に欠席することを門倉に問い詰められた。
「用事ができたの。悪い。みんなで楽しんできて」
「用事って何だ」
門倉の目が真剣な光を帯びているのを見て,万里は一瞬ぞっとしたが,気を取り直して続けた。
「まるで尋問ね。たかだか納会を欠席するだけで,プライベートを答える義務があるの?」
「まあ...いい。俺たちはもう出るぞ。」
去り際に,窓際に座る拓朗に一瞥をくれ,更にもう一度万里を見てから,門倉は同僚と部屋を出た。
その背中を見送りながら,万里は,門倉が「納会の後で話したいことがある」と言っていたことを思い出した。
その時も,いつになく真剣な光が目に灯っていた.....
「行かないのか」
不意に声をかけられ,振り向くと,そこにはどこか不思議なものを見たかのような表情を浮かべた拓朗の顔があった。
その表情があまりに無防備で,一瞬拓朗とは別人かと思ったほどだ。
万里は,一気に心が軽くなり,はずんだ明るい声で自分でも思わぬ言葉を口走った。
「うん。あの人たちとは行きたくないの。真島君も当然行かないよね?
今日は二人で飲みに行かない?」
「ああ,いいけど....いいのか?」
「何が?」
「君は俺とは違うのに」
「あの人たちと同じにはなりたくないの。ね,どこ行く?」
189万里の回想:2010/12/13(月) 00:19:33 ID:T8Pt+k/x
結局拓朗がよく行くというバーで飲むことになり,二人は並んでカウンターに座った。
他にはカップルが2組,おそらく一年で最も甘いであろう時期を楽しみ,濃密な空気を漂わせている。
「真島さん,珍しいですね。こんなきれいな女性と一緒だなんて。しかも,今日納会の日でしたよね?
宏太が言ってましたよ」
バーテンダーが親しげな笑顔で語りかけてくる。
「同僚の榎本さんだ。こいつは鶴見といって,宏太の昔からの友人」
「私も今日納会サボっちゃったんです。でも,これ宏太君には内緒ね」
「わかってますって」
意味ありげに笑いながら「いつものでいいですよね」とカウンターの奥へ消える。
「いつものって?」
「オムライス」
「え?」
「うまいんだよ,あいつの」
拓朗の顔がほころんだ。その柔和な瞳に,万里は吸い寄せられそうになる。
思えば,こんなに間近に拓朗の顔を眺めたことはなかった。整った顔立ちで,時にそれが同性の嫉妬を煽り,
要らぬ摩擦を産む原因ともなっていたのだが(本人には全くこの辺りの意識が無さそうであるが),
仕事の緊張から放たれ自分の好きな空間にいる今は,思いのほか少年っぽい面影が残っているのに気付く。
その後,二人はとりとめのない話と鶴見の作ったオムライスを楽しんだ。たっぷり時間は経ったのに,
酒量がそれほど進んでいないのが意外だった。こんなに語る拓朗は新鮮で,どこまでも真っ直ぐな言葉に万里は魅了された。
この人になら自分を晒け出せるかも...
万里はこれまで「女」であるが故に受けた屈辱や悔しさをつい口走った。
これまで誰にも打ち明けたことがない,家族にすら語ったことのない心の奥底に抱えてきた黒い塊。
周りの男が畏怖して近づかないよう,彼女に鉄の鎧を纏わせた根源。
が,直後に激しく後悔した。こんな愚痴をこぼす自分が自分で許せなかった。
拓朗も面倒くさい女だと思ったに違いない。しかし,拓朗は真剣な表情で万里の瞳をとらえて言った。
「男とか女とか,キャリアとかキャリアじゃないとか関係ない。俺たちの仕事は目の前の事件を全力で追うだけだ。
君はそう行動してきたし,それでいい」
190万里の回想:2010/12/13(月) 00:23:31 ID:T8Pt+k/x
帰り途,二人は無言で歩いていた。最初は駅に向かっているのかと思った。
しかし,そうではないようだ。どこへ行くの?と何度も問いかけては言葉を飲んだ。
街の喧噪をくぐり抜け,ただ歩いていく二人の間には,不思議な絆を紡ぐ糸があるようだった。
そのうち万里には目的地がどこであろうとどうでもよいと思えた。
ただ,拓朗と同じ時間・同じ空間を共有していることが心を温かくした。
「ここ。ほら,きれいだろ」
「え?」
顔を上げるとちょっとした高台の公園から,夜景が広がっていた。
ぼうっと石畳の模様ばかり見ていた万里は,突然開けた光景に思わず心を奪われた。
「わあ,きれい」
火照った頬に冬の寒気が心地よく,万里はうっとりと目を閉じ,深呼吸した。
と,次の瞬間,人の体温が近づいたかと思うと上半身をきつく抱き留められ,拓朗の唇が自分の唇に押し当てられたのを感じた。
「あっ」
声にならない声をあげたが,抵抗はしなかった。いや,できなかった。
甘い衝動が全身を貫き,頭は真っ白になった。更に舌が押し入れられ,激しく絡まる.......

ここまで回想すると,万里はスカートを捲り上げ,そっと下着の上から敏感な部分を指で触れた。
真島の舌の感触を思い出しながら,ゆっくりと上下に滑らせ,熱い息を吐く。更に回想を続けた。
191名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:46:24 ID:WOWqYpbK
連投規制に引っかかったか?
支援カキコ
192万里の回想:2010/12/13(月) 06:48:03 ID:T8Pt+k/x
>>191
いえいえ 肝心な(?)部分は今制作中でw
またそのうち投下します
193名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 08:10:24 ID:+jhOnv3R
連投乙!!
GJ!続き待ってますv
194名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 08:11:48 ID:kGhx3Dm/
>>192
真島と万里、絵になりますね〜
門倉やバーテンなどの描写もドラマそのもので嵌まります。
続き楽しみにしています
195名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 10:40:57 ID:sbbS9BLh
いいねいいね〜
なんかまりに親近感覚えちゃったよ
今はメイコーでもマリに真剣だった時期もあるわけでマリ辛いよな
196名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 13:01:17 ID:bAoGOEbg
>>180
本編より切なくて、楽しみにしています。
メイコちゃん、化粧品CMみたいなヘアーでYシャツもエロいと思うので、よろしければ…
197名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 13:38:25 ID:7lzYAXpw
>>196
うなじを見せる髪型いいよね
髪型それでお願いしたい
198名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 15:58:46 ID:+jhOnv3R
とりあえず万理×芽衣子の百合ネタは今晩……
筆がのったら真島×芽衣子も投下したいです。
内容は……見てのお楽しみで(笑)
199名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 16:22:18 ID:nNCXGPbt
拓朗万里も万里芽衣子も真島芽衣子も
みんなみんな待ってます
職人さん達いつもどうもアリガトウ
200名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 17:29:47 ID:7i3Ulgt6
新参だが、いちゃこらな雰囲気がありえない内容なのが却ってエロいな
あの二人がエロいしまりりんもエロい
久しぶりにドラマで萌えたので何か書けたら投下させて下さい
まだやっと8話だけどな
201名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 23:28:06 ID:+jhOnv3R
さっき流れた明日の予告に萌えたv
「俺を信じてはくれないのか、芽衣子」
うーわー…奇声発したよ思わず(笑)
深夜のLong版予告にも期待
そしてこれから真理×芽衣子投下します
202名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 23:42:53 ID:+jhOnv3R
万理×芽衣子 百合ネタ
@

早朝から真島に抱かれ、意識を失った芽衣子が目を覚ますと、すでに日は高く昇っていた。

いつの間に寝かされたのかーーおそらく真島によって移されたベッドから一糸纏わぬ自身の身体が露になる。

部屋の中に真島の気配はなく、周囲を見渡すとベッドサイドに、メモーー角ばった男性らしい少し癖のある文字で、短いメッセージが残されていた。


《悪いが仕事で出る。部屋にあるものは好きに使ってくれ。無理はするなーー拓朗》

クスリ、と芽衣子の口から笑いが漏れた。
まるで、ごく普通の恋人同士のようなシチュエーションだ。
自分達を繋ぐのは、そんな甘ったるい関係ではない。犯罪者と刑事、追うものと追われるものーーある意味そこらの男と女より、切っても切れない関係だろう。
203名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 23:52:17 ID:+jhOnv3R
A

普段の芽衣子なら、他人、しかも復讐を邪魔する奴の懐に入れば、相手の目を盗み情報を得ることなどたやすいことだったのにーー今となってはそんなことはできそうにない。
精神的にもーー肉体的にも。

昨夜から今朝にかけて、真島に翻弄され続けた芽衣子の身体は、下半身にはろくに力が入らず、指一本動かすのも億劫なほどだった。
芽衣子は真島の匂いの残ったシーツに顔を埋めると、しばしまどろんだ。

そして、ガタン、とドアの開く音にハッと目が覚め真島が帰ったのかと慌てて身を起こす芽衣子の前に姿を見せたのはーー驚愕に目を見開いた榎本万理だった。
204名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 01:00:22 ID:9UXQIHZi
おっと…驚愕のシチュエーションだな
205名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 01:00:33 ID:pjwAv8VO
つ、続きをおおおおおおおお
206名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 01:11:56 ID:ivvIHcTO
ここの住人はいい人が多いなw
207名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 01:56:36 ID:pdyQ+vZp
>>203
ワイシャツネタもあるだろうから早めに集中投下頼みます
208名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 02:03:18 ID:pjwAv8VO
寝ちゃったのだろうか、残念
明日にでもあがってると嬉しいです おやすむ
209名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 10:46:13 ID:9UXQIHZi
今日はドラマ本編放送
職人さんを急かさずにマターリ待ちましょ
210名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 11:05:35 ID:iCTFlTYs
今夜の本編終了後
またもモヤモヤムラムラして職人さんの作品に殺到するヲタ多そう
自分もだが。
本作の脚本家さんのヲタにはなれんが、すでに職人さんヲタになってるww
211名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 12:22:23 ID:M8PJybcu
すいません、寝オチしました・・・
PCから続き投下します↓↓
212名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 12:43:41 ID:M8PJybcu
B

「あ、あなた!ここで何を…!?」
「榎本さん…!!」
今朝、憑き物が落ちたような顔で真島が出勤し、辞表を撤回した。そのことに安堵すると同時に
不信を覚えた万里が、芽衣子のことを問えば真島ははぐらかし、ペットサロンに問い合わせれば
芽衣子は欠勤――嫌な予感を払拭できず、真島の部屋を訪れれば――そこには裸の芽衣子。
恐れていた最悪の事態に、万里は唇を噛んだ。

「ずいぶんとお楽しみだったみたいね……拓朗のことについては、あなたとは話がついた、と思ってたんだけど…
どうやら違ったようね。」

シーツから覗く、芽衣子の身体に残った赤い跡――明らかな所有印に、そして肌に残ったその数の多さに、
真島の独占欲の強さを感じ、万里の胸はカッと熱くなった。

「ま、真島さんは、そんな……!!」
真っ赤になって身体を隠そうとする芽衣子に、万里の心に嫉妬だけではない何かが湧き上がる。

「拓朗に抱かれたんでしょう?…別に隠さなくてもいいじゃない――彼、あぁ見えて結構情熱的だったでしょう?」
ふっと笑みを浮かべて言ってやれば、芽衣子の顔にサッと影がさした。
明らかに真島のことをよく知っている―――肉体的にも―――

余裕さえ感じさせる万里の姿――いつだって自信に溢れ、正論を主張し自分の正しさを疑わない――周りに愛され、
認められてきただろう、幸せに育ってきただろう彼女に、芽衣子はいつも劣等感を覚える。
耐え切れず芽衣子は俯いた。万里が近づいてきていることに気づかず――
213名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 13:17:35 ID:M8PJybcu
C

「何も知らないような、キレイな顔をして……とんだ淫売ね。あなたなんかに――犯罪者なんかに、彼は絶対に渡さない!」

我に返った芽衣子に、体重をかけ押し倒すと、万里は芽衣子の肩に手を這わせた。

「拓朗は優しいでしょう?あの人はいつもそう…私にだって優しかった!だから…優しいから…あなたみたいな女につけこまれるのよ!
だから私が思い知らせてあげる――あなたなんか、彼には相応しくないって。」

「え、榎本さん…?!なにを…!」

思いもよらない万里の行動に芽衣子は困惑し、狼狽した。

「わからない?簡単なことよ。拓朗は優しくて、誠実で――根はとても潔癖な人よ。
そんな彼が、もし自分の部屋であなたが他の誰かに汚されたら――いくら彼だって許さないでしょう?」

芽衣子の顔から血の気がひいた。

「言ってもわからない悪い女には、お仕置きが必要でしょう?」

真島への愛ゆえの狂気に濡れた万里の瞳に、言い知れぬ恐怖を感じ、芽衣子は必死で抵抗するが、
女性ながら警視庁捜査一課に身をおく万里に、ただでさえ疲労した身体で勝てるはずがなかった。

「拓朗はどんなふうにあなたに触れた?どんな声であなたは彼に媚びたの?答えなさい……!」

シーツを剥ぎ取り、芽衣子の胸をわし掴むと万里は乱暴にそれを揉みしだいた。

「榎本さん…!!いやっ…やめて、やめてください…!!」

暴れる芽衣子に体重をかけ、動きを封じると万里は嬲るように芽衣子の胸を弄んだ。

「いや?ここ、固くなってきてるけど?嫌な相手に触られて反応するなんて…いやらしい女。」

今朝、真島に抱かれた名残りを引きずった、しかも真島によって快感を教えられた芽衣子の身体は、万里の与える刺激にも素直に反応してしまう。
芽衣子の意思に反して固くなる胸の頂につめをたて、首筋から胸、胸から下肢へ――真島の残した跡を辿るように舌を這わせ、びくびくと反応する芽衣子の身体をいたぶりながら、万里は彼女の脚に手をかけた。
214名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 13:56:20 ID:M8PJybcu
D

「いっやあ……!さわ、さわらないで、お願い…!!」

自分の意思通りに動かない身体で身もだえ、芽衣子は叫ぶが、無情にも万里によって開かれた下肢は僅かに濡れていた。

「女に触られても濡れるなんて…拓朗が知ったらどう思うかしらね?相手なんて誰でもいいんじゃない?」

万里が芽衣子の中へ二本の指を一気に押し入れると、芽衣子は漏れそうになる声を押し殺した。

「…いっ…はっ…!!」

僅かに濡れているだけで、未だ狭すぎる芽衣子の内部を万里の細い指が無遠慮にかき回す。

「いっ、やぁぁっ!いたっ、いたい……っ!」

耐え切れず叫んだ芽衣子の内から、昨夜の真島の残滓と赤が混じった芽衣子の蜜が溢れだした。

「痛いと言いながら、感じてるなんてホントに変態なんじゃない?あなたのこんな本性を知ったら、拓朗、どんな顔するかしらね?」

「…いえば……ないですか…」

痛みと屈辱に潤んだ瞳で芽衣子は万里を睨み付け、声を振り絞った。

「言えば、いいじゃないですか……真島さん、いいえ拓朗さんに。あの人はあなたの言うように優しくてもろい…でもとても強い人です。
私があなたにされたことを知れば、確かに彼は私を許さないかもしれない……でもそれ以上に、あなたを絶対に許さない。そういう人だって…
あなただって本当はわかっているはずです…!!」

パァン…!

言葉を発してから、一瞬――芽衣子の頬に焼けるような痛みが走った。

「あなたなんかに……拓朗のことも私のことも何も知らないあなたなんかに……!一体何がわかるっていうのよ…!」

芽衣子の強い瞳に核心を突かれ、万里はたじろぎ、感じた大きな苛立ちを押し殺した。

「榎本さん……」

そう、芽衣子の言うとおり、こんなことをしたところで、真島は自分のところへは帰ってこない――
それは万里自身が一番よく知っていた……知っていてもこうでもしなければ気がおさまらない…
自虐的な笑みを浮かべた万里は、芽衣子への残酷な気持ちを止めることができなかった。

「…誰が相手でも感じるあなたなら、何を入れられたって構わないわよね?」

自分のポケットから出した万年筆――真島が愛用しているメーカーを探し、買ったものを、芽衣子の秘部に押し当てる。

「ひ、っっ…!いや、いやぁ、やめてっ…!たく、拓朗さん……!!」

ひんやりとした異質なものが秘部に触れる感触に芽衣子は悲鳴をあげて拒んだ。助けを求めるように真島の名を呼び、暴れる。

「大丈夫…ちゃんと気持ちよくしてあげるわ…気持ちよくなれるなら、なんだっていいんでしょう?」

そして万里が、芽衣子の内にそれを沈めようと力を込めた瞬間――
大きな音をたてて、部屋の扉が開いた。
215名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 14:13:15 ID:M8PJybcu
E

「なにを…なにをやってるんだ、万里!!」

扉を開け、姿を現したのは今度こそ真島だった。
よほど急いだのか、荒い息をした彼は、万里の下で涙を流す芽衣子を認めると、即座に万里の身を引き離した。

「おまえ…!彼女に、芽衣子になにをした…!?」

隠し切れない怒りを見せる真島を、万里は睨みつけた。

「あなたの思っているとおりのことよ……彼女に身の程を教えてあげただけ。あなたこそどういうつもり?犯罪者を庇うどころか、匿って関係を持つなんて……あなたは刑事なのよ?!」

その言葉に身を震わせる芽衣子に自分の上着をかけ、真島は守るように彼女を抱きしめた。

「俺はこいつを守るって決めたんだ…お前には関係ない…!とっとと出て行け!!…じゃないとお前を殴らない自信がない…!!」

視界から万里を追い出すかのように、芽衣子を胸に抱き寄せ低い声で言った真島に、万里はそっと目を伏せると真島の部屋を後にした――。


〜完〜
216名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 14:16:27 ID:M8PJybcu
一応完結いたしました。
万里×芽衣子の百合ネタ(未遂?)いかがでしたでしょうか…初の百合作品、いまいち勝手がわかりませんでした。。

時間軸は真島×芽衣子から続いてます。

この後、Yシャツネタも書きたいなぁ…
217名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 14:41:26 ID:Z42j6l3E
最高!!!!
百合はあまり萌えないタイプなんだけどこれはかなり萌えましたー
ドS万里とドM芽衣子良かったです!
Yシャツネタも楽しみにしてます!
218名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 14:43:46 ID:iCTFlTYs
>>216
エロくてよかったです。リアルでは二人ともあまり裸を想像できない女性だけど
そして、芽衣子に自分の上着をかけて抱きしめる真島にまた萌えました
ワイシャツネタ、気が向いたときにお願いしますね
体格差が大きい恋人っていいわ
219名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 17:10:26 ID:pdyQ+vZp
>>216
百合は好きじゃないけど予想外に良かったです!
ドS万里にやられっぱなしの芽衣子たまらん
220名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 18:33:13 ID:4QfbJKvH
>>216
本当に文章が素晴らしい!激萌え!

真島×芽衣子が好きなので129-を自分でも引くくらい
読み返してしまう…
次も楽しみに待ってる!
221名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 19:01:29 ID:pjwAv8VO
乙乙!「あらかわいいわねぇ私も味見を」系じゃなくて
嫉妬に駆られてってところがマリらしくて良かった!
222名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 19:12:06 ID:M8PJybcu
放送まで4時間をきり、脳内で妄想が固まってきたので、投下します。
上の万里×芽衣子、その後の真島×芽衣子です。


@

「芽衣子…!大丈夫か?!」

万里を部屋から追い出し、真島は未だ自分の腕の中で震えている芽衣子の顔を覗き込んだ。

「たく、ろうさん、拓朗さん…!私、わたし……榎本さんに…!」

ショックからくる混乱で、焦点の定まらない目をした芽衣子の瞳をまっすぐに見つめ、真島は優しい声で彼女を正気に返した。

「大丈夫、もう大丈夫だ、芽衣子……遅くなって悪かった。あいつがあんなことをしたのも俺のせいだ、本当にすまない…!」

そうして詫びる真島の声に、芽衣子の震えも少しずつ治まっていった。

「…もう、大丈夫です。きてくれてありがとう…拓朗さん」

涙の混じった声でそう告げると、芽衣子は、自分を抱きしめる真島の背にそっと腕を回した。
しばらくそうしているとようやく落ち着いたのか、芽衣子は真島の胸から顔をあげた。

「シャワー、お借りしてもいいですか?昨日からずっとそのままで……」

昨夜真島に抱かれ、夜が明けてからここに連れてこられた芽衣子の状況にようやく思い至った真島は、慌てて頷いた。

「あ、あぁ、好きに使ってくれ。…でも、大丈夫か?」

なにを、とは聞かない真島に芽衣子は首を傾げると、真島の上着を羽織ったまま、ベッドからおり――
ようとしたが、見事に下肢に力が入らず、真島が抱きとめなければ見事に床と衝突していた。

「…やっぱり、無理そうだな。」

自分が昨夜から今朝、さらには先ほどまで万里が責め苛んだ芽衣子の身体は本人の思っている以上に疲弊していた。
真島は初めての芽衣子に、自制できなかった自分の余裕のなさに呆れた。

「え、なんで…?こんな、私、大丈夫なのに…?」

しかも芽衣子自身は、昨夜に今朝、自分が真島にどんなに無体を強いられたのか、その結果身体のどういう筋肉に負担をかけたのかわかっていない。
真島は、芽衣子の無知で純粋なその一面に苦笑した。
彼女はこんなにも純粋で――だからこそ、家族のために復讐を決意した。優しく、強い――だからこそ哀しい女だ。
そんな彼女の運命の哀しさと、感じる愛しさを抑えきれず、真島はそっと彼女に口づけた。

「ん……拓朗さん?」

おとなしくキスを受ける芽衣子に笑いかけ、真島は彼女を抱き上げると浴室に向かった。

「ま、真島さん…!!わ、私重いですから!」

思いきり狼狽して抵抗する芽衣子にかまわず、真島は浴室のドアを開けた。

「いいんだ、無理させたのは俺のせいだしな……名前、元に戻ってるぞ。それに軽いくらいだ…もっとちゃんと食べたほうがいいぞ?」

羞恥からか、真っ赤になった芽衣子を床へ下ろすと真島は浴室を指し示した。

「俺の服で悪いが…適当に着替え置いとくから、ゆっくり浴びて来い。」

その言葉に頷くと、芽衣子は逃げるように浴室に姿を消した。
223名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 19:50:21 ID:M8PJybcu
A

浴室に入った芽衣子は頭から冷たいシャワーを浴びながら、先ほど万里に言われた言葉を反芻していた。
自分が居ることで傷つく人がいる――そして真島をも自分のせいで悪い立場にしてしまう……真島は優しい人だ。彼自身が言ったとおり、芽衣子を受け止め守ろうとするだろう。
それを嬉しいと思ってしまう反面、決して復讐を諦めるなどできない――そんな自分自身に芽衣子は溜息を吐いた。
さらに、万里の…真島以外の人間に触られて反応してしまった自分の身体にも嫌悪感が捨てきれず、真島への罪悪感を感じた。

自分は真島には相応しくない……そんなことは万里に言われる前から自分自身が痛いほどよくわかっていた。だから避け、自ら遠ざけ離れようとしたのに――それでも離れられなかった。

「もう、終わりにしないと…」

浴室の鏡を見つめ、芽衣子は静かに呟いた。
自由に身体が動かせるようになったら、真島には黙って姿を消そう……芽衣子はそう決意を固めた。


浴室を出ると、真島のものらしきワイシャツ、ジャージが置かれていた。
芽衣子が袖を通すと、体格の違いかブカブカのシャツがワンピースのようになり、思わず芽衣子の口からも笑いが漏れた。
ジャージもウエストの違いか、ずり落ちてくるため、穿くのを諦め浴室を出ると、キッチンにいた真島と目が合った。

「服、やっぱり大きかったか?」

ワイシャツから覗く、芽衣子の白い脚からあえて目を逸らし、真島はグラスに水を注いだ。

「はい…ズボンが大きくてずれてきてしまって…でも、お洋服ありがとうございます。」

微笑んで言う芽衣子に、真島も笑い返すと芽衣子に水の入ったグラスを渡そうとし――触れた手の冷たさにギョッとした。

「お前…!なんでこんなに冷え切ってるんだ?!シャワー浴びてきた筈だろう?!」

「あ…!」

明らかに、まずい、という顔をした芽衣子に真島は溜息を吐いた。
なんとなく彼女のしたことの想像がついたのだ。理由はわからないが――

「どうして、こんなことした?真冬に水を浴びるなんて――なにを悩んでる。」

断定する真島から目を逸らす芽衣子の頭を捉え、無理やり目を合わせる。
冷え切った芽衣子の頬に、暖めるように手を添えると芽衣子はそっと目を閉じて口を開いた。

「…万里さんに…されたことを思い出して、自分が嫌になったんです。嫌だったのに…拓朗さん以外の人に触れられたのに…私の身体は反応してしまって、私、わたし…拓朗さんに軽蔑されるんじゃないかって…!」

もう一つの理由には触れずに、芽衣子は一方の真実だけを話した。
万里に『淫乱』と蔑まれた自身の身体が厭わしいことを。

一方真島は、芽衣子を傷つけた万里と、無防備な芽衣子を置いて出て行った自分の迂闊さに怒りを感じていた。
芽衣子の身体は――いわばまっさらな状態だった。それを拓き、快感を教えこんだのは自分だ。
快感に免疫のない芽衣子が抗えなかったとしても、真島はそれを責める気は起こらなかった。

「俺はお前を軽蔑したりしない……俺を信じろ、芽衣子。」

芽衣子の身体を暖めるように真島は芽衣子を抱きよせ、深く口づけた。

「ん…ふ…ぁ」

逃げる芽衣子の舌を捉え、翻弄する真島の背にしがみつき、芽衣子は身体を震わせた。

224名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 20:52:36 ID:Fn+9zAQC
B

「お前はなにも悪くない……悪いというなら、そういう身体にした俺の方が悪いさ……だから気にするな、芽衣子」

優しく芽衣子の頭を撫でる真島の言葉に、芽衣子は涙を流した。

「だったらーー!軽蔑していないなら…私を抱いてください…!」

涙混じりに訴える芽衣子に驚く真島に、芽衣子は言葉を続けた。

「嫌なんです…!拓朗さん以外の人に触れられて…その感触が消えなくて…!だから…だから、拓朗さんで消してください……!!」
大きすぎる自身の服から肌を覗かせ、涙を流して自分を求めてくる愛しい女ーー真島の理性の糸が大きな音をたてて切れた。


「芽衣子……!消してやる、全部消して忘れさせてやるさーーお前の身体が覚えるのは、俺だけでいい…!」
225名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 21:18:57 ID:Fn+9zAQC
「お前はなにも悪くない……悪いというなら、そういう身体にした俺の方が悪いさ。だから気にするな、芽衣子」

優しく芽衣子の頭を撫でる真島の言葉に、芽衣子は涙を流した。

「だったら……!軽蔑していないなら、私を抱いてくださいーー!」

涙混じりに訴える芽衣子に驚愕する真島に、芽衣子は震える唇で言葉を続けた。
「嫌なんです…!真島さん以外の人に触れられて……その感触が消えなくて…!だから…だから、拓朗さんで消して……忘れさせてください…!」

涙を流しながら自分を求める愛しい女ーー芽衣子のその姿に、真島の理性の糸は音をたてて焼き切れた。

「わかった…俺が消毒してやる……だから、もう泣くなーー芽衣子」

芽衣子を再びベッドに横たえると、真島はゆっくりと芽衣子のワイシャツのボタンを外しながら問うた。

「…万理にどこを触られた?言えよ……大丈夫だーー俺が全部、上書きして消してやる。」
226名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 21:49:14 ID:Fn+9zAQC
D

「む、胸と……あ、あの…えっと……!」

顔を赤らめ、目をそらす芽衣子に目を細めると真島は芽衣子の胸を揉みしだき、固くなった頂に舌を這わす。

「あっ…ん……っはぁ」

声を押し殺す芽衣子の唇に指を滑らせた真島は喉で笑った。

「声を出していい……聞かせてくれ、芽衣子」

首筋に口づけ、下肢に手を伸ばし真島は芽衣子の脚を静かに開かせた。
227名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 23:40:15 ID:Fn+9zAQC
「…ここも触られたのか?」

芽衣子の秘部を撫で、真島は既に潤んだ内部に指を沈ませた。

「あっ…あ、は、はい…ゆ、指を…入れられて…っきゃあぁっ!」

指を急に深くまで突き入れられ、花芽を潰されて芽衣子は悲鳴のように喘いだ。
「他には…?芽衣子」

僅かに低くなった声に怒りの色を感じ、芽衣子は小さく身を震わせた。

「…あ、あの…っ…万年筆、を入れられそうに、なって…っ」

芽衣子が震える声で告げた言葉に真島は芽衣子の内から指を抜き、彼女に背を向けると、先程芽衣子に貸したあとは放り出していた上着に手を伸ばした。

真島の行動を目で追っていた芽衣子は、次の瞬間瞳に驚愕の色を浮かべた。

振り返った真島の手に握られていたのは、万理が持っていたものとよく似た万年筆だったーー
228名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 23:41:36 ID:M52QXmYB
9話酷すぎたのでここでお口直し
最終回も萌えそうにないので職人さんよろしくお願いします
229名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 23:42:08 ID:M52QXmYB
あ、今日のは10話か
230名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 00:08:00 ID:pgE4TNol
「や、拓朗さん?何を…?!」

後ずさる芽衣子の腰を抑えつけ、真島は万年筆を芽衣子の秘部に近づけていく。
「万理にされたことは、全部俺にされたことに塗り替えればいい……」

真島は芽衣子に深く口づけながら、万年筆を芽衣子の奥に沈めた。

「いっ、いやぁ……あ!拓朗さんやめて…!!」

冷たい異物を内部に感じ、芽衣子はボロボロと涙を零した。

「どうした、芽衣子ーー腰が揺れてるぞ?気持ちいいんだろう?……感じやすいのは悪いことじゃない。素直に身を委ねればいいんだ。」

万年筆を芽衣子の内部で前後に動かしながら、真島は芽衣子の花芽に爪をたて、それに反応する芽衣子の内から溢れる蜜が真島の手を濡らした。
231名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 00:18:06 ID:pgE4TNol
G

「いや…っいやぁ拓朗さん…っ許してっ!こんなのいやあぁ…!!」

身体の反応に反して泣きじゃくる芽衣子に、真島は手の動きを止めると、そっと唇で涙を拭った。

「なにが……嫌なんだ?やっぱり俺に抱かれるのは怖いか…?」

芽衣子の頬に、額に、そして唇に口づけながら、真島は怒るでもなく優しく囁いた。

「ち、違います……!あなたに抱かれるのが嫌なんじゃない……私、ただこんな風に感じさせられるのが嫌なんです…!感じるならーーちゃんと拓朗さんに抱かれて、感じたいんです…!」

自分の言葉に羞恥を感じながらも、芽衣子は真島の首に腕を回し、自ら口づけた。
232名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 00:22:02 ID:lHG1spzI
>>228
同感
もう本編は萌え期待できない
「愛を確かめ合った」はどこに消えたんだろう

ここの職人さんブラボー!
233万里の回想:2010/12/15(水) 00:23:16 ID:7EK6CEuA
部屋へ上がると,拓朗は性急に求めてきた。ソファに押し倒され,唇を塞がれる。
薄手のセーターの下に両手を差し入れられ,二つの丸い膨らみが大きな手で鷲掴みにされる。
覚悟はしていたものの,いざその場になると万里は慌てた。
「だめ...真島君....」
おざなりの抵抗だった。だめと言いながら,万里の体は確実に拓朗を求めている。
拓朗の興奮が増していくのがわかる。
セーターと下着を一気に捲り上げ,白い乳房を露わにすると,先端を激しく吸った。
「ああ」
万里は甘い衝撃に身悶えする。
舌で転がされ,指でつままれた先端は,瞬く間に固く尖り,更に感度を増していく。
と同時に股間がどうしようもなく濡れるのを感じた。

やがて拓朗の手が腿の内側をとらえ,あっという間に下着の中に滑り込んだ。
濡れた茂みをかき分け,敏感な小さな膨らみを探り当てると
「あっ」
一段と高い声を発し,万里が体をくねらせた。小さな膨らみは拓朗の指の腹の下で固い突起となった。
拓朗はあふれる蜜をすくい取っては容赦なくその突起を責めた。
「あっ あっ」
万里は喘ぎながら拓朗の背中をきつく抱く。閉じていた内腿がゆるみ,徐々に外へと開いていく。
拓朗の長い指が深みへ押し込まれ,複雑なひだの間を素早く動いた。
ぬちゃぬちゃといった粘った音が万里の耳にもはっきりと届いた。
234万里の回想:2010/12/15(水) 00:25:40 ID:7EK6CEuA
***
万里は下着をとると,ソファに仰向けになった。
片膝を立て,再び目を閉じ,真島の顔を,肩を,指を思い浮かべた。
右手の指を秘部に当てると,そこは火のように熱く,ぐっしょり濡れそぼっている。
(ああ,こんなに....)
左手で自らの乳房をつかみ,服の上からでもわかるくらいに勃起した先端を指の間に挟む。
真島との初めての情事を回想しながら,激しく胸を揉みしだき,指の動きを速めていく...

切迫した息遣いが部屋を満たした。

つづく

235名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 00:38:17 ID:pgE4TNol
H

芽衣子の口づけに応え、主導権を奪いながら、真島は万年筆を彼女の内から引き抜くと、既に熱をもった自身を秘部に押し当てーー一ゆっくりと彼女の中に侵入した。


「あっ……!ふっあ、ぁ…」
ゆっくりと芽衣子の内側を犯していく真島の自身を芽衣子の身体は敏感に反応し、内壁が真島をきつく締め付ける。
そうすることで押し入ってくる真島の熱さーー大きさをリアルに感じて、芽衣子の秘部はさらに蜜を零した。

「……芽衣子、芽衣子、大丈夫か?」

芽衣子の中に全てをおさめ、熱い息を吐いた真島は、大きく胸を上下させ苦しげに息をする芽衣子を心配そうに見つめた。

「…っは、大丈夫…です……だから、真島さんの好きに、してください…」

芽衣子のその言葉に、真島はシーツに爪をたて、切なげに言葉を紡ぐ芽衣子の腕を自分の背に回させるとゆっくりと律動をはじめた。
236名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:01:45 ID:pgE4TNol
I

「た、く…朗さん…っああっ!ひゃ…ぁ、ぅっ!」
「芽衣子…愛してるーー!!俺から、離れるな……!」

真島の激しい律動、気が遠くなりそうな快感に、芽衣子は翻弄され、真島の背に何度も爪をたてた。

「…っ」

真島はその痛みに僅かに眉を潜めるが、きつく締め付ける芽衣子の内壁をさらに強く穿っていく。

「や、はっ…あ、あああぁっ!拓朗さん…!私、私っもう……!ひっ…やぁああぁっ!!」

最奥を抉られ、呼吸すら忘れさせる快感に溺れ、芽衣子は真島自身を痛いほどに締め付け、絶頂に達した。
そして真島も荒い息を吐きながら、芽衣子の内に熱をもった白濁を注ぎ込んだーー

ベッドの中、疲れ果て眠る芽衣子の横顔を見つめる真島の顔は切なげに歪んでいた。彼女が復讐を諦めていないことーー自分から離れていこうとしていることを、身体を重ねながらも彼もまた感じていたのだ。

せめて眠っている間だけは安らかにーー明日目覚める時も彼女がこの腕の中にいるように……真島は芽衣子をそっと抱き寄せ眠りについた。


〜完〜
237名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:08:37 ID:pgE4TNol
お、終わった……!
万里×芽衣子から続く真島×芽衣子ワイシャツネタ完結いたしました。。

スレでの希望多数だったワイシャツネタ……ご期待に応えられたか非常に不安ですが……(汗)

とりあえず先週の予告から妄想してこちらに投下した真島×芽衣子監禁SS(笑)が今夜の本編初っ端と台詞被ってたことにビックリしました……!

本編はシリアスまっしぐらで「愛を確かめあう」ははるか彼方に消え去りましたが……せめてこのスレでは萌えを味わえるといいなぁ…
238名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:16:18 ID:lHG1spzI
>>237
お〜素晴らしい
起きててよかった
本編の足りない分を思いっきり補ってくれて嬉しい

もうね、最終回の脚本、あなたが書いた方がいいと思うの・・・

>>234
真島万里ありがとう
続きも楽しみにしています
今夜の本編の万里、よかったね
239名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:18:33 ID:3sbwduFw
最高!GJです!
240名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:24:01 ID:1aYChFvR
乙&GJGJです!!!!!
激萌えさせて頂きました、ありがとう
独占欲むき出し真島にYシャツ芽衣子かわいすぎでヤバイ

さっき家帰って録画した本編見たら先週の愛してるが無かった事みたいになってて撃沈したけど、職人さんのお陰で救われました
このスレに出会えて良かった
そして職人さん遅くまで沢山の素敵SS本当にありがとう
真島×芽衣子最高でした
241名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:39:47 ID:Azf0gDvC
>>237

2作品投下本当にお疲れ様でしたー!
もう素晴らしすぎて大大大興奮状態です!!
もうずっとこの余韻に浸っていたい…。

今夜の本編は初っ端の台詞の被りっぷりがすごくて以前投下してくださった監禁ネタを思いだし一人ニマニマ…。

今回真島の頭なでなでのシーンは個人的にすごく萌えたけれどそこのシーンからエロに発展さすのは無謀??
なんせ職場だし(汗)

これからも作品楽しみにしております!!

242名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:45:58 ID:pOxnTsiy
職人様方おつかれさま!
どうしてこんなに神がかりな展開や台詞が思いつくんだろう〜尊敬です!
本編は萌え不足なのでこちらで補給出来ました
マジで本編の脚本も書いてほしいくらいw
だんだんと大胆になっていく芽衣子と独占欲MAX真島に萌えー

要望なんですが10話の頭ナデナデシーンから続くエロ展開が見たいです
気が向いたらでいいのでご検討下さい
243名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:48:00 ID:NLXlFT6G
今日のギルティにはがっかりだったよ
愛してるの次回だからどんなラブ的展開があるのかと思ったらあれだもんね…
このスレがあって良かった。
乙です。次回予告見て三沢との間に偽りの愛(メイコの策略)
が生まれる→真島嫉妬 的展開を妄想してしまった。
書いてほしい…
>>233-234も乙!!続きよろー(出来ればレス番安価貼ってくれると嬉しい
そしたら前回のすぐ見れるから
244名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 02:15:52 ID:jNPEX9/j
>>237
相変わらず素晴らしいけどワイシャツ脱がすところはもっと割いて欲しかったかな

芽衣子、髪を一つにまとめてぶかぶかで若干透けるワイシャツだけ着る

シャツのサイズとミスマッチの華奢な芽衣子に真島欲情、
見ないふりをしようとしても欲に負けてついむっつり見てしまう

しばらくして視線に気がつき恥ずかしがる芽衣子

耐え切れず後ろから抱いて首筋全体にキスしたり
シャツの上から胸を揉んだり摘んだりする真島
相当興奮が高まりワイシャツのボタンを焦らしながら外す

下がノーブラノーパンなので服を脱がされるにもいつもより焦る芽衣子

続き
ってのはいかがでしょうか?

また再編集する気が向いたらお願いします。
これからも応援してますが、本編が難しい展開になりましたね・・・
245名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 02:51:38 ID:NLXlFT6G
しつこくてごめん。三沢結構好みなんだけど私だけかな
あの丁寧語とか結構萌える。ドS真島とまた違う魅力がある気がする
父親を憎んでる(執着してる?)男と母親に愛されなかった女って
結構共感できると思う。メイコは三沢を憎んでるけど
メイコ側がそこを付いて三沢を(恋的に)落とす事ができそう。
常に文才の素晴らしいpgE4TNolはその辺も情緒豊かに書いてくれそうで期待しちゃう…
あ、三沢興味無かったらごめん
246名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 03:23:32 ID:y5OeCQOr
モヤモヤばっかり残るもんで、鬱憤晴らしに書いてみた。
えらい長くなってしまったが投下させてもらう。
8話に戻ってるのであしからず。

連投規制で途中で止まる気がするが、全9レス予定。
2478話 真島×芽衣子 1/9:2010/12/15(水) 03:24:45 ID:y5OeCQOr
日も暮れかかった人気のないコンテナヤード。
芽衣子の顔は蒼ざめ、頬に幾筋も流れる涙だけが燃え盛る業火に照らされ輝きを放っていた。
これ以上何も見るなとばかりに小さな頭を腕に捕らえ、胸板に押し付ける。
どんな言葉も今は力を持たず、ただ抱きしめることしかできなかった。

腕の中の身体がふと力を失ったのを感じた真島は、慌てて抱き止めると車へと運んだ。
冷静になってみると、灯油を浴びせ掛けられた身体は冷たく
車内に胸の悪くなるような臭いが充満している。
皮膚に灯油が付着したまま長時間放置するのも危険だ。

――なんとかしなくては。

できるだけ他に事情を知られたくないのだが、真島は芽衣子の自宅を知らない。
かといって、ペットサロンを頼る訳にも行かず
本庁に一報を入れて“事故”の概略を手短に説明し、真島のマンションへと車を走らせた。
周囲を伺いつつ、地下の駐車場から意識を失った身体を慎重に玄関口まで運ぶ。
バスルームでシャワーのノズルを捻ると、素早く玄関に戻り
ぐったり横たわる芽衣子を抱き上げた。
2488話 真島×芽衣子 2/9:2010/12/15(水) 03:25:43 ID:y5OeCQOr
温かい湯気が立ち込めるバスルームの中、軽く揺すっても目覚める気配がない。

「すまない…。」

真島は一言呟くと、芽衣子の体に張り付いた衣服を取り去り温かいシャワーで洗い清めはじめた。
白く柔らかな肌にいくつも散らばる赤黒い痣が視界に入る度
あの炎が、呆然と振り向いた顔が脳裏をよぎる。
芽衣子の頭を膝に乗せたまま髪を洗い、石鹸を泡立てた手で頬に触れた瞬間。
目が合った。

「ぇ…まし、まさん?」

状況がうまく飲み込めないのか少し舌足らずの声が小さく呼ぶ。

「その、放っておくと炎症を起こす危険があったんだ。」

急速に事態を把握したらしく、芽衣子は跳ね起きると両腕で膝を抱えるように座りこんだ。

「あ、はい…。あの、もう、大丈夫ですから!それより真島さん、スーツが…。」
「心配するな。後は1人で出来るか?」
「…はい。もう大丈夫です。」

頬を紅潮させ早口で言う芽衣子に苦笑しながら真島は扉を閉めた。
意識が戻った後の精神状態が不安だったが、変わらない様子に少しだけほっとする。

びしょ濡れになってしまったワイシャツを洗濯機に放り込み
ラフな服装に着替えたところで、ふと芽衣子にも着替えが必要な事に気付く。
さすがに下着は無理だが、代えを調達するまで自分の衣服を提供するべくクローゼットを探った。
2498話 真島×芽衣子 3/9:2010/12/15(水) 03:27:56 ID:y5OeCQOr
やがて水音が止み、芽衣子が姿を現した。
完全に肩の落ちたTシャツ、ずり落ちかかっているハーフパンツの下にすらりと伸びた足が
いつもより更に華奢に見せる。
ただ…溝口に踏みつけられた膝に残る痛々しい痣に真島は眉を顰めた。

「あの、着替え、すみませんわざわざ。」
「いや…、すまないけどしばらくそれで我慢してくれ。」

それきり言葉が続かなくなった。
俯いたままこちらに来るそぶりのない芽衣子に少し焦れて立ちあがる。

「今コーヒー入れるから。」
「私…。」
「座ってて。」

ソファーに座る気配を背後に感じて密かに密かに安堵の息をつく。

  自分の弱さが招いた結果だ。
  自分の不甲斐なさが彼女を追い詰め、生命の危険にまで陥れ
  また一つ罪を十字架を背負わせた。
  これからどう動くべきか、何をなすべきか?

芽衣子の思いつめた表情を見ない振りをして、キッチンスペースで湯を沸かす間ずっと考え続けていた。

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

  自分の手は既に何人もの血に塗れている。
  今更1人加わったところで何も変わらない。

何度そう自分に言い聞かせても、断末魔が頭から離れない。

「どうぞ。」

上から降ってくる低い声に芽衣子は弾かれたように顔を上げた。
じっと見つめてくる真島の視線を感じながら
テーブルに置かれたマグカップをぎこちなく取り上げコーヒーをひと口流し込むと
温かい液体と香りが身体に染み込んでくる。
と、水面が小刻みにに震えているのに気付いて慌ててテーブルに戻した。

「はや、く帰らないと…ごちそうさまでした。」

意を決して立ち上がろうとすると、不意に腕を掴まれすとんとソファーに腰が落ちた。

「お前のせいじゃない。1人で抱え込もうとするな。」

そう言ったきり黙って隣に座った真島の手が頭に添えらたかと思うと、そっと肩にもたせかけられる。
振り払ってしまえばいいのに、身体が言うことをきいてくれなかった。
2508話 真島×芽衣子 4/9:2010/12/15(水) 03:30:28 ID:y5OeCQOr
――いつもそうだ。
芽衣子の理性がこれ以上この男に近づくなと警告を発し続けても、心はいとも簡単に裏切ってしまう。
矛盾ばかりで自分でも理解できない感情に掻き乱される。
もう、限界だった。

少しだけ…今だけは…ごめんなさい…。

髪を撫でられる心地よさに酔い、素直に頭を預ける。


「今は何も考えなくていい。」

深い声が直に振動として伝わってくる。
その響きにどこか決意じみたものを感じて表情を伺おうと顔を傾けた瞬間に抱き締められる。
真島の顔が一瞬くしゃりと歪んだ気がして見上げたが、その瞳の色からは何も読み取れない。
やがてゆっくりと近づいてきた唇に、自然と唇を触れ合わせていた。

何度か唇をついばまれたと思った次の瞬間、突然噛みつくように激しく口づけられる。
性急に歯列を割った舌に口内を蹂躙され、舌を絡めとられ、互いの唾液が交じり合う。
吐息まで飲み込まれそうな苦しさに思わず真島のシャツを掴むと
唇に甘噛みをひとつ、名残惜しげに離れていった。

乱れた息を整えながら見上げた視界に映る真島の濡れた口元に心臓が跳ねる。
慌てて目を逸らすと、今度は真島が覗き込んできた。
先程とは打って変わった瞳に宿る熱っぽい光に視線が縫い止められる。

今度は自分から大きな背中に手を添え
再び近づいてくる唇を受け入れながら静かに目を閉じた。
2518話 真島×芽衣子 5/9:2010/12/15(水) 03:31:50 ID:y5OeCQOr
長い長い口づけの間、真島の片手は芽衣子の頭を抱き
もう片方はうなじから肩甲骨、背筋を辿って腰に滑り降りる。
布越しの愛撫に飽き足らなくなったのか、たぐまったTシャツの裾から潜り込み
肌の感触を味わうように手のひら全体で撫で上げ撫で下ろす。

「ん、やっ…真島さっ…!」

そのままTシャツたくし上げようとする動きに驚いて腕を突っ張り距離を取ろうとすると
不意に真島の唇に耳朶を挟み込まれ軽く歯を立てられた。

背筋に電気が走ったかのような痺れに襲われ、わずかな抵抗もあっさりと封じ込まれる。
歯を立てたまま耳朶をひと舐めした舌は耳孔へと移り、小さな窪みを犯す。
ぬるりと湿った感触に戦慄し、舌が這い回る音に聴覚が震え、鼻腔から漏れる息に肌を撫でられ背筋が跳ねる。
ぎゅっと目をつぶり身体を竦めて耐えている隙に、いつの間にか背中から前に回った片手がTシャツの内側で乳房をわし掴ん

だ。

「んふ……ん…ふ…ぁ…。」

手のひら全体を使って乳房をこね回される内に
押し潰された芽衣子の胸の蕾は徐々に芯を持ち存在を主張しはじめる。
先端を摘まれ弄られると、無意識に鼻から抜けるような甘ったるい声が漏れた。

耳と乳房への愛撫であっという間に力の抜けた身体を支え、芽衣子の首から一気にTシャツを抜き取る。
しっとりとした白い肌、細い首から続くなだらかな曲線
触れれば壊れそうな危うさを秘めた身体に真島は見入った。

恥ずかしげにふるんっと揺れた乳房は華奢な身体に反して豊かな丸みを帯びていて
こりりと勃ち上がった蕾がその中央で誘っている。
吸い寄せられるように身を屈めて先端に口づけ、飴でも味わうように舐めしゃぶり、甘噛みし
時には大きく口を開けて乳房を食み、空いたもう一方を指先でこねた。

芽衣子からの小さな抵抗は消え、されるがまま与えられる刺激に翻弄されるのみ。
所々に残る事件の痕跡を慰撫するように口づけを落とすと、その度に芽衣子の身体に小さな震えが起きる。

真島の腕の支えをなくせば背筋を立てていられないほどに蕩けた身体を一旦はソファーに預けたが
この後に続く行為が与えるであろう負担を思い、膝裏と背中に腕を回して抱き上げベッドへと運んでいった。
2528話 真島×芽衣子 6/9:2010/12/15(水) 03:34:05 ID:y5OeCQOr
しどけなく横たわった身体にはオーバーサイズのハーフパンツが下半身に引っかかっているだけ。
ウエストから覗く腰骨の隆起が白い肌に陰影を描き出している。
両手で引き下ろすと、羞恥に芽衣子は両手で身体を隠そうとしたが
刺激に対して鋭敏になった肌を滑っていく手にはもはや何の妨げにもならなかった。

閉じられた腿から覗く茂みを目指し、両足首からゆっくりと撫で上げて膝を開かせる。
辿り着いた脚の間に控えめに生え揃った茂みを掻き分け、現れた花芯に口づけると
芽衣子は高く震える悲鳴を上げた。

「いゃ…や…ん、ん、んぁ………んんっ!」

芽衣子は混乱しきっていた。
舌で花芯を弄られる度に痺れるような鋭い快感が身体中を走り抜け
伸び放題の真島の髪が脚の付け根をくすぐる度に腰から鈍い疼きが湧き上がる。
背が弓なりに仰け反り、陸に上げられた魚のように身体が跳ねるのを止められない。

やがて身体の奥からとろとろと蜜があふれはじめ
花弁を拡げ滑りの力を借りた真島の指が侵入をはじめた。

「え!?や、あ…だ……んっ…ぁ、あぁ…」

異物感と羞恥に抗議の声を上げようとしたが、口から漏れるのは最早意味を成さない喘ぎばかり。
脚を開き、真島の指の動きに合わせて淫らな水音を奏でる自分の身体にいたたまれず
せめて紅潮した顔を見られないよう両手で顔を覆った。

一方で真島は、この女の中に早く自分を刻み込みたいと内から叫ぶ本能を捻じ伏せ
未知の感覚に怖がる身体をゆっくりと暴いていく。

つま先までこわばった脚に気付いて内腿を撫でそっと唇を落とすと
小さな悲鳴と共にくたりと力が抜け落ちる。

潤みはじめた芽衣子の奥に長い指を挿し入れ、締め付ける内部でぐるりと円を描く。
徐々に奥がなじみはじめるのを見計らって指の数を増やし、擦りつける動きを繰り返すと
手のひらを濡らすほどに蜜があふれ出し、熱い内壁が蠢きはじめた。
2538話 真島×芽衣子 7/9:2010/12/15(水) 03:36:21 ID:y5OeCQOr
身体を起こした真島は、纏ったままだった衣服を下着ごと手早く脱ぎ捨てる。
窮屈な下着から解放された真島の男は既に熱く滾り硬く勃ち上がっていた。

「力抜いて。」

膝裏を持ち上げて芽衣子の身体に受け入れる体勢を取らせると
幹に軽く手を添え花弁の奥に先端をあてがい、腰を使ってゆっくりと押し出す。

「いっ…ぁ…っ…んくっ……っ!」

余分な力の入った身体を愛撫でなだめながら腰を揺らして徐々に屹立を挿入していく。
本能的に異物を追い出そうとする身体に逆らって
狭い奥に何とか真島を受け入れようと浅い呼吸を繰り返す芽衣子に、たまらない愛しさを覚える。

「んふっ……んぅ……ん…ああぁっ!」

深い口づけに力が抜けた隙に、張り出した先端がぬるんっと滑り込んだのを感じ
そのまま一気に根元まで突き込んだ。

しばらく動かず覆いかぶさるように抱き締めて
互いの身体が隙間なくぴったりと重なっている様を感じていると
芽衣子の目に涙が盛り上がってははらはらと零れていくのが見えた。

「く…っ……」

呼吸が落ち着いた頃合いを見てとり、狭い奥の締め付けに時折低いうめき声をあげながら
真島はゆっくりと腰を前後に動かしはじめた。
無茶苦茶に動いて壊してしまいたい衝動を抑えつつ、芽衣子の身体に繰り返し繰り返し自分を覚えこませる。

やがて少しずつ余裕が生まれてくるのを感じ芽衣子の顔を伺うと
先程まで眉間にきつく寄っていた皺が消え、何度も上がる

甘い声と夢見るような瞳がこの行為に快感を得はじめていることを伝える。

少しずつ動きを速く変則的に、深く浅く突き上げ、芽衣子の一番感じる場所を探り当てると
先端をそこに何度も擦りつけ、自らもまた快楽を追いはじめた。
2548話 真島×芽衣子 8/9:2010/12/15(水) 03:38:55 ID:y5OeCQOr
「あ……んっ、んっ、んっ…あぅ…は…ぁ、やぁ…も…」

身体の奥いっぱいに挿入された真島の屹立に息もできない圧迫感を覚えていたのに
何度も何度も揺すられ奥を擦られる内に

それまでの痛みが徐々に鈍い快感へと変わっていくことに芽衣子は驚いていた。

一旦芽生えはじめた快感を自覚してしまうと、それはどんどん大きく育っていく。
ひっきりなしに漏れる甘えたような声が恥ずかしく、何とか塞いで欲しくて唇をねだると
口づけと共に後頭部と腰に手が回され、身体を起こされる。

「ああーっ!んぁっ!あ、あ、ぅ…んんっ!」

真島の腰を跨ぐ形で膝の上に乗せられると
重力と自分の体重でより一層奥まで屹立が届き、芽衣子の全身がわなないた。
背中に回った片手で固く抱き締められ、もう片方で腰を掴まれたかと思うと
密着したまま先程までとは違う角度で激しく何度も突き上げられる。

荒い息遣いが耳元をかすめ、真島の肌の匂いを感じ
押し付けられた乳房が揺れる度に胸の蕾が胸板で擦れて
頭の中が真っ白になるほどの快楽を味わった。

芽衣子の奥が不規則に収縮をはじめ、真島もまた限界が近いのを知ると
座位を解いて芽衣子の膝裏を掬い再び屹立を根元まで挿入する。
腰を這い上がってくる射精感を堪えて小刻みに奥へ押し付ける動きを繰り返し
やがてその瞬間を迎えた。

自分の意思に関係なく断続的に内壁が痙攣を繰り返し、より強く真島の存在を体内に感じると
芽衣子の視界は明滅し、背は仰け反り、くの字に曲がった足指が宙を掻く。

「ぅ…くぅ…っ…!」
「んああぁーっ!ぁ……っ!」

ぶるりと震えた腰を大きく数度打ち付け、真島はほとばしりの全てを芽衣子の身体の最奥に注ぎ込む。
内部が激しく収縮し身体ごと遠くに持っていかれるような衝撃に襲われたと同時に
とくんとくんと奥に注がれるそれを感じて、芽衣子もまた絶頂を迎えた。
2558話 真島×芽衣子 9/9:2010/12/15(水) 03:40:51 ID:y5OeCQOr
うっすらと覚醒した芽衣子の耳に、規則正しく脈打つ心臓の音が聞こえてくる。
隆起した胸板に乗った頭を撫でる優しい手に誘われ夢とうつつの境を彷徨っていると
しゃら…と首元に金属の触感を覚えた。

ぬくもりを望んでしまった自分を咎めるかのように冷えた感触に、急激に心が凍る。

  お姉ちゃん…義兄さん…翔ちゃん…ごめんなさい…。

永遠に失われた3つの人生と死んだように生きてきた長い歳月を思い、芽衣子は声を殺して泣いた。
そして、このぬくもりが震えるのを止める術を持たないをこと知った真島は、ぎり、と拳を握りしめた。

(了)
256名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 09:01:09 ID:pOxnTsiy
おおおおお
一気に投下凄い!!!!
本編の物足り無さをここで埋められそうw
本当に脚本お願いしたいってくらいすばらしい出来ですね!!
257名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 09:05:06 ID:UPka1s7I
>>255
私も昨日すごく物足りなかったから救われたよー
なんか満足です ありがとー
258名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 09:16:01 ID:pgE4TNol
>>255

おおおぉ……!
連投乙です!!
あなたはネ申ですか…?!
も、萌えが止まりませんv
糖分が足りない本編に凹んでいたのでこのスレに救われました。
ありがとう!
259名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 11:14:05 ID:pOxnTsiy
本編でも拒まないといけないの拒めずに
涙流しながら真島を受け入れるベッドシーンなどを入れてほしいよ
その方が絶対最後の別れも切なさMAXになるのに
何でそういうシーンを入れてくれないんだろう・・・
260名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 12:26:40 ID:DviNeLrD
>>259
そうだよね
Pのつい読んでると、視聴率しか頭にないみたいなのに
ハグ以上のシーンを作らないなんて、おまぬけだわ
261名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 18:15:14 ID:jNPEX9/j
>>255
連投乙です!
ボディラインが細かく書かれていて良かったです
みんな本編より素敵だw
262名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 22:34:56 ID:Azf0gDvC
255

本当に素晴らしい!!
ドキドキしながら読みました!!
8話のラスト好きなので
あの様に書いてくれたのが嬉しい!!

またの投下お待ちしております…。
263名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 01:51:01 ID:DRCHqMHJ
本編の糖度0具合に撃沈したけど255さんの素敵萌SS読んで元気出てきた!!もうこれnovel版として売り出して欲しい。絶対買う。
エチ描写も心情描写も凄く丁寧で惹き込まれました
文章というか日本語がとても綺麗
二人の絡み場面は勿論、最後の終わり方まで美しい!!
本当にまさにこんな感じのイメージ。これが本編だったら…と思わずにはいられない。生の真島×芽衣子で見たかったorz

神職人さん乙でした
萌えを本当にどうもありがとう
あなたのお陰で萎えた自分の心が救われたよ
264名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 02:02:45 ID:DRCHqMHJ
255さんの素敵萌えSSの破壊力が凄まじくて本編の糖度0っぷりに凍てついた心が一気に吹っ飛びました、ありがとう
エチ描写も心情描写も凄く丁寧で惹き込まれました
そして文章というか日本語がとても綺麗
内容は勿論、最後の終わり方まで美しい!!
真島と芽衣子の二人イメージまんまでした
これが本編だったらどれだけ良かったか…orz
もうnovel版として売り出して欲しいくらい最高でした

神職人さん本当にどうもありがとう
255さんの真島×芽衣子めちゃくちゃツボです大好きです
265名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 02:07:02 ID:DRCHqMHJ
連投すいません
書き込めないと思って2回書いてしまった;
266名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 02:33:25 ID:OE/tjN/p
本当にどうしてこういう切ない場面を本編で入れてくれないんだろうと謎だ
神職人さんが書いてくれた方がずっと良い出来になるんじゃないかな
埋まらない萌え心をこちらで埋める日々・・・
職人さん達に本当に感謝
エロなのに芽衣子真島のキャラ設定は崩さず絶妙な台詞選びシチュエーションで激萌え!
267名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 02:58:20 ID:60ZvRDXe
本編がバッドエンドならこのままキスシーンもそれ以上のシーンもなしのほうが
より悲劇的になって良いと思う。
そのかわりここで萌えを補給させて貰いますので
職人様がたよろしくおねがいします。
268名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 03:29:57 ID:OE/tjN/p
バッドエンドなら一度は二人が繋がるシーンがあった方がより最後の悲劇度が増すと思う
事後にネックレス握りしめて自分を咎める>>255の流れとか最高に切ない
本編でも見たかったけど期待せずにこっちで補給します!
269名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 23:48:36 ID:JEUsyRJs
盛り上がり始めたばっかりだったのに
一気に盛り下がっちゃったな
270名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 01:54:47 ID:PHpPpmWH
今日クランクアップだったのよね。
超切ないラストらしいけど、まあ期待半分くらいにしておいて
足りない分はここでってw
271名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 02:25:33 ID:qBK4Kyjk
最終回どうなるか、ヒヤヒヤだけどまたまだギルティ萌え(特に真島×芽衣子)したいので、まったりと作品投下待ちしてますっ!
272名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 03:16:43 ID:MA3bgE3M
設定は芽衣子がストーカーに襲われそーになったという感じで


 しまったと思った時には手遅れだった。
 拒否する暇もなく唇は塞がれ、生温い感触がそこから伝わってくる。
 頭が真っ白になった芽衣子は、今自分が置かれている状況を把握することが出来なかった。
 何しろこんな風に男に迫られた記憶など無い。

 ようやく今自分は男に口付けられているのだと認識した芽衣子は、背筋に寒気のようなものが走るのを感じた。同時に、怒りも湧いてくる。
 何故こんな目に遭わなくてはならないのだ。
 とにかくこの状況を打破しようと芽衣子が足を構えた瞬間。
 遠くの方から、怒号が聞こえた。
「何をしている!」
 聞き覚えのある声に目を見開く。重なっていた唇が離れ、男も驚いた様子でその声の方を振り向いた。
 直後、男の体は宙を飛んだ。ゴッという鈍い音。それが男を殴る音だと気付いたのは、男が床に転がってからだった。
「この子に何をしていた!」
 目の前を黒い影が覆う。それが黒いスーツの、よく見知った人物……真島拓郎だと気付くのに数秒を要した。
 呆気に取られている芽衣子をよそに、真島は男に詰め寄るとぐいとその襟首を掴む。
「言え! 何をしていた!」
 鬼気迫る形相で真島は男を締め上げた。男は言葉を紡ぐこともできずただ恐れ戦いて震えている。
「……真島さん! 真島さん!止めてください!」
 ようやく声を発することが出来た芽衣子は、今にも男を締め殺しそうな真島の勢いに慌てて駆け寄った。
「だがこいつは……!」
「大丈夫です、私なら大丈夫ですから」
 このままだと本当に大事になりかねない。
273名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 03:36:51 ID:MA3bgE3M
という不安が真っ先に脳裏を過ぎった芽衣子は、男を掴む真島の腕に縋りついた。
 その必死さに、真島がようやく男を放す。床に落ちた男は、苦しそうにげほげほと咳き込んでいた。
「本当に大丈夫なのか」
「はい・・・。それより真島さん、どうしてここに……」
 一見冷静そうに見える芽衣子に真島は少し平静さを取り戻したようだった。
「君の後をつけている男がいたから、監視していた。まさかこんなことになるとは・・・すまない」
真島は項垂れると、地面で男が後ずさりしているのが視界の端に見えた。逃げようという魂胆だろう。
 だが視界から消える前に、真島がその身を素早く摘み上げた。
「お前を警察へ連行する。君は…榎本に任せる」
真島は携帯をとりだし万里に連絡し、芽衣子を家まで送らせるように手配した。


274名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 03:48:11 ID:MA3bgE3M
部屋に戻った芽衣子は、ベッドへ横になった。
 暗い天井を見上げて目を瞑る。
 しかし、目を閉じればまたあの感触が蘇った。
(どうして)
 ちゃんと洗ったのに。あんなに何度も洗ったのに。
 それでも、唇にはまだ虫が這いずり回るような気持ち悪さが残っている。
 芽衣子は横向きになって、ぎゅっと手を握り締めた。
 あんなの、ただ触れただけではないか。唇も所詮皮膚に過ぎない。
とすれば、皮膚と皮膚がぶつかっただけなのだから、それこそ手と手がぶつかったも同じ。気にする方がおかしいのだ。
 必死に自分に言い聞かせるが、脳裏からあの感触が離れることは無かった。
 少しでも感覚を忘れられればと、唇を強く噛んでみる。
 出て行って。
 忘れさせて。
 必死に何度も唱えるが、それでもぞわぞわとした感触は消えてはくれない。
(……情けない)
 芽衣子は自分自身に歯噛みする。
 こんなに弱くてどうするんだろう。
 強くならなくてはいけないのに。
 自分は、強くならなくては。
 そうしなければ、復讐なんて出来はしないのに。
 芽衣子の脳裏に、先程駆けつけてくれた真島の姿が蘇る。
 
 目の前から男が消えて、代わりに目に入ってきた黒いスーツに、どれほど安堵しただろう。
 脳裏に浮かぶ姿に思わず心の中で手を伸ばしそうになった芽衣子は、慌てて首を振った。
 駄目だ。
 助けてなんて思ってはいけない。
 自分はあの人と関わってはいけないのだ。
ゴシゴシと腕で唇を擦る。ぴりりと痛みが走った気がしたが、この感触が消えてくれるならそれでも良かった。
 なのに、感触はどうやっても離れてはくれない。痛みを伴った分、逆にこびりついた気さえする。
 途方に暮れかけた芽衣子の耳に、コンコンと軽いノックの音が聞こえた。
「真島だ」
 聞き慣れた声にビクリと身を震わせる。それは紛れもない、頭の中で今にも縋りそうになっていた真島の声だった。

275名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 04:05:41 ID:MA3bgE3M
芽衣子は努めて平静な顔を作ると、ドアの方へと歩を進めた。
「……どうぞ」
 芽衣子によって開かれたドアから中を見た真島は、まず驚いたような顔をした。部屋は電気も点けずに真っ暗の状態で、出てきた芽衣子の顔もひどく暗かったからだ。
「寝ていたのか?」
 心配そうに尋ねる声にいいえと首を振りながら、芽衣子は電気のスイッチを入れる。
 だが言葉とは裏腹に明らかに様子がおかしい。
 真島は微かに眉を顰めたが、何も言わず部屋の中へと足を踏み入れた。
 芽衣子の部屋はベッドの他にはこじんまりとしたデスクと椅子があるだけだった。その椅子に手を掛けた真島は、芽衣子にそこに座ってくれとベッドを指した。
「本当に、大丈夫か?」
 真島は覗き込むような瞳で芽衣子の目を正視する。
「…大丈夫って……さっきのことですか?」
 芽衣子の問いに、真島はああと頷いた。
「本当に大丈夫ですから…」
 あくまでも平静を装って、芽衣子は微笑んで見せる。
 大丈夫。大丈夫。ほら、いつもと何ら変わりはないでしょう?
 誰より自分自身に言い聞かせるように、芽衣子は心で繰り返す。
「それはそうなんだが」
 真島はまだ納得のいかない様子でじっと芽衣子の顔を見つめている。何もかも見透かされそうな瞳に、芽衣子はこくんと唾を飲み込んだ。
 気付かないで。
 平気だと言っているのだから、どうか信じて、放っておいて。
 弱い私を暴かないで。
 何かに耐えるように口を引き結んでいる芽衣子を見つめていた真島は、カタンと椅子から立ち上がったかと思うと、黙ったまま芽衣子の傍に歩み寄ってきた。
「あの、真島さん?」
 思わず引きそうになる体を押し留めて、芽衣子は眼前でピタリと止まった真島の顔を見上げる。すると真島は前触れもなく、つい、とその顔を寄せてきた。
 突然距離を詰められて、芽衣子はびくりと身を震わせる。
 一瞬、脳裏に先程の男の姿がフラッシュバックした。
 違う。目の前にいるのは真島さんだ。あの男ではない。
「平気なようには見えないが」
 真島はそっと芽衣子の頬に手を近付けた。

276名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 09:24:06 ID:Ua7elFgJ
おっ設定が面白い!!!
続き楽しみです!
277名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 19:30:20 ID:MA3bgE3M
その影に芽衣子は無意識に目を瞑る。自分でも何故こんなに怯えているのか判らなかった。
 そんな芽衣子の反応を見た真島は、触れる直前で手を止めて顔を上げた。
「医者をよんでくる。待っていろ」
 ドアへと一直線に向かう真島の背中に、芽衣子は慌てて言葉で引き止めようとする。
「医者って……どうして」
「そんな真っ青な顔でどうして、もないだろう。一度診てもらった方がいい」
 振り向いて強く言い放つと、真島はドアへと向き直りノブに手を掛ける。
「待ってください!」
 芽衣子は慌ててベッドから立ち上がると、真島へと駆け寄った。今にも出て行こうとする真島の腕を必死で掴む。
「必要ありません。なんでもないんです。ちょっと疲れただけで……」
 ドアを開けかけた手を止めて背後の芽衣子へと顔を向ける真島に、芽衣子は目で訴えた。
 そんな大事にして欲しくない。出来ればこのまま葬り去りたい。
「お願いです……止めてください」
 懇願に近い芽衣子の声に、真島はふうと溜め息を吐いてノブから手を離した。
 そして部屋の方へと向き直ると、芽衣子にベッドを指し示す。もう一度座れということだろう。
 言葉を発しない真島の雰囲気に気圧された芽衣子は、言われるがままベッドの上に腰を落とした。
 すると真島は今度は椅子に座らず、何故かベッドに座る芽衣子の隣へと腰を落とした。鈍い音を立ててスプリングが動き、芽衣子の身体が少し揺れる。
「……本当に平気か?」
 すぐ隣で囁くように問いかけられて、芽衣子は半ば自動的に首を縦に振った。それを見た真島は、再び芽衣子の頬へと手を伸ばしてくる。
「……っ」
 反射的に身を引いた芽衣子に、真島は眉を顰めた。
「どこが平気なんだ」
 芽衣子は自分でも信じられない、という顔で真島を見た。


278名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 19:33:24 ID:MA3bgE3M
 こんなつもりじゃない。自分の体が自分でコントロールできない。どうして体が動いてしまうんだろう。
「怖がらなくていい……だが、記憶というのは厄介だ。癒すには時間がかかる」
 淡々と述べる真島の台詞に、芽衣子は耳を疑った。
 怖い? まさか。そんなつもりなんて全く無い。
「怖いなんて」
「じゃあ、これはどう説明するんだ」
 真島は厳しい口調で芽衣子に詰め寄るように身を寄せてくる。途端に先程の記憶が脳裏に蘇った芽衣子は、再び逃げようと動く体を止めることができなかった。
「やっぱり」
 ふうと溜め息を吐く真島に、芽衣子は愕然とする。どうしてこの身は言うことを聞いてくれないのだろう。何故こんな反応を返してしまうのだろう。
「怖くなんてありません。平気です!」
 芽衣子は無我夢中で真島の手を取って、先程真島が触れようとした自分の頬へと当てる。
「ほら、平気でしょう?」
「自分から触る分には、な」
 真島の言葉に、芽衣子は哀しそうに真島を見つめた。力の抜けた手から、真島の手がするりと抜ける。それがひどく寂しかった。

279名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 19:44:55 ID:MA3bgE3M
芽衣子は揺れていた。
せっかく伸ばしてくれた手を、失ってしまうのか。
でも、私にはそんな資格はない。
しばらく沈黙が流れた。
 自分でもどうすればいいのか判らないまま、芽衣子はなんとか自分の状況を冷静に判断しようとする。原因さえ判れば、打開する糸口も掴めるかもしれない。
 どうしてこんなにも記憶が消えないのだろう。
 今までだって辛い記憶はいくらでもあったではないか。
 あんな程度のことで揺らぐような自分ではなかったはずだ。
「……ただ印象が強かっただけだと思うんです。初めての経験でしたから、戸惑っているだけです。その内きっと忘れますから」
 俯いたまま自分にも言い聞かせるように、芽衣子はただ真島に一心に言い訳のような言葉を繰り返す。
 しかし、そこで突如真島の纏っていた空気が一変した。
「……初めて?」
 低い声に何事だろうかと顔を上げる。すると真剣な瞳と目が合った。
「初めてって、どういうことだ」
 詰め寄るような真島の雰囲気に、芽衣子は怯みながら答えを返す。
「え……あの、あんなことをされたのは初めてで……それが何か…?」
「あんなことって、キスか?」
 真島の露骨な言葉に芽衣子は少し頬を染めて視線を外した。

280名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 19:55:49 ID:MA3bgE3M
「そう、ですけど……」
長い年月を刑務所で過ごしたのだ。恋愛なんて、そんな青春のような日々などありえなかった。


 どことなく気まずさを感じながら再び真島と視線を合わせた芽衣子は、刹那息を呑んだ。
 こちらを覗きこんでくる瞳はやけに深い漆黒の闇を湛えていて、その暗さに意識が吸い込まれそうになる。
 それほどまでに真剣な目で、真島は芽衣子を凝視していた。
「……怖くないと言ったな」
 固まったように動かない芽衣子に、真島はやはりいつもより低い声で問いかけてくる。
「はい」
 芽衣子は努めて毅然と返した。ここで引いてしまえば、もう取り返しが付かなくなる気がしたのだ。
 その返事を聞いた真島は、ゆっくりと芽衣子の頬に触れる。また震えるかと思われた体は、真島の瞳に縫い止められたかのように、今度は身動ぎ一つしなかった。
「これは?」
「平気……です」
 それでもやはり竦む心を隠した芽衣子は、辛うじて口だけを動かして答えを返す。すると真島が突然芽衣子の肩をトン、と軽く押した。不意を突かれた芽衣子の上半身がドサリとベッドの上へ倒れる。
「ちょっ…真島さん……?」
 その意図を図りかねて困惑する芽衣子の傍らに手を付いた真島は、乗りかかるように芽衣子の眼前に覆い被さってきた。
 視界を覆う黒い影が先刻の男を連想させる。しかし身を引こうにも、ベッドに横たわった身体に逃げ場などない。
 思わず目を閉じそうになった芽衣子の耳に、聞き慣れたトーンが響いた。
「よく見ろ」
 閉じかけた瞼を押し上げて目の前にいる人物の姿を視認する。それは確かにあの男ではなく、一人闇の中で縮こまっていた時に助けを求めようとした、真島拓郎に他ならなかった。
281名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 20:07:48 ID:MA3bgE3M
いままで頭の中でさえ伸ばせなかった手を、芽衣子は恐る恐る伸ばしてみる。真島は何も言わず芽衣子の行動をじっと見ていた。

 確かめるようにそろりと頬に触れる芽衣子に、真島は微かに双眸を細める。
「俺が…怖いか?」
 芽衣子はふるふると首を横に振った。
 聞き慣れた声、焦がれた姿、優しい表情、そして瞳。
 それらを怖いと思ったことなんて、一度もない。

「怖くないです…。真島さんを怖いなんて思いません」
 ハッキリと断言する芽衣子に、真島はだったらと呟いた後、芽衣子の方へと急速に顔を寄せてきた。

 次の瞬間、芽衣子の唇に温かいものが触れる。
 先程の行為がフラッシュバックした芽衣子は、チカチカする目を大きく見開いた。しかしどれだけ目を凝らしても視界に入る顔はあまりにも近すぎて、あの男ではないと確かめる術はない。

 無意識に顔を強張らせていると、大きな手が慈しむように頬をするりと撫でてきた。
 やけに優しいその動きに、芽衣子の緊張が一気に緩む。
 この手を知っている。触れるこの大きな手の感触は、つい先程自らの手で頬に当てた真島の手そのもの。間違うはずがない。

 今触れているのが確かに真島なのだと頭で認識出来た芽衣子は、全身から力を抜いて真島に身を任せた。

282名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 20:18:45 ID:MA3bgE3M
 そのままいくばかの時間が流れた。やがて芽衣子は少し息苦しさを感じ始める。呼吸をするタイミングが掴めず、ずっと息を止めていたせいだった。
 唇を震わせて喉を引き攣らせた芽衣子に、真島は慌てて唇を離す。
「……これでも平気か?」
 息をめいっぱい吸い込んだ芽衣子は、真島の問いに改めて唇へと意識を向けた。触れたのは同じ他人の唇に違いない。しかしそこにもう気持ち悪さは感じなかった。あの虫が這うような感覚も消えている。
「平気……です」

 不思議だった。
 あれほど離れなかった感触がまるで嘘のように吹き飛んでいて、代わりに残るのは今触れていた真島の唇の感触ばかり。
 それは当然気持ち悪いはずがなく、ただ柔らかく温かかったという印象しか残っていなかった。

「どうして……あんなに気持ち悪かったのに……」
 意外そうに唇を指でなぞる芽衣子の独り言にも似た呟きに、真島はなるほどと小さく言って何かを決意したような目を芽衣子に向けた。
「平気なんだな?」
 しつこいほどに確認してくる真島に、はい、と答える。すると真島は真っ直ぐに芽衣子の目を覗き込んで言い放った。
「なら、記憶を上書きするといい」
 どういう意味だと問いかけるより早く、芽衣子の唇は再び真島によって塞がれた。

 重ねるというよりは喰らいつきそうなほどの深い口付けに戸惑いながらも、芽衣子に拒む気持ちはなかった。もう逃げようと身体が動くこともなかった。
283名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 20:28:00 ID:MA3bgE3M
芽衣子はそっと目を閉じる。
 しかし呼吸のタイミングを掴むことが出来ず、徐々に震え出した芽衣子に、真島は唇を少しだけ浮かせて囁いた。
「息をしないと苦しいだろう。鼻を使って、あとは隙を狙うんだ」

 言われるがまま微かに離れて隙間の出来た口から息をする。しかし吸ったかと思うとまた隙間を塞がれてしまい、今度は鼻で息を吸うように努めると、苦しさが幾分か和らいだ。
 ようやくコツが掴めたかと思った矢先、突然表面を何かが撫でた。ちろりと擽るような感触に驚いて思わず声を出そうと口を開く。するとまるでそれを狙っていたかのように、真島の舌が素早く芽衣子の口内へと入り込んだ。
「……んっ……」
 初めての感触に狼狽した芽衣子は、無意識に顔を動かして逃れようとする。しかしそれは真島の手によって阻まれた。
 その間にも舌は容赦なく芽衣子の口内を蹂躙する。意識ごと絡め取られそうな動きは、芽衣子から今何をされているのかと考える力さえも徐々に奪い去っていった。
「……ん……ふ……」
 重ねられた唇が熱い。
 そこから熱が広がって全身を覆いつくすようで、芽衣子は必死にその熱を逃がそうと口を開く。
「は……っ、ぅん……」

 解放されたかと思えばまた重ねられる。もう息の仕方などに構う余裕もない。息苦しくなれば微かに隙間を作られ、やっとのことで息を吸うと、また隙間を閉じられる。

284名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 20:36:50 ID:MA3bgE3M
 タイミングを計ったかのような繰り返しに、芽衣子の意識は徐々に霞んでいった。
「ぅん……ふっ……」
 ぴちゃりと微かに鳴った水音は、芽衣子の耳には聞こえない。
否、聞こえてはいるが、頭で認識することがもう出来なかった。貪るようなキスは息を吸うだけで精一杯で、他には何も考えられない。
 ただ時々優しい動作で頬を撫でられるのが、やけに嬉しかった。


 他に何も音の無い部屋に、鼻にかかった小さな声と触れ合う水音が響く。
 長くも短くも感じられた時間が過ぎた時、不意に頬を撫でていた真島の指が移動して、芽衣子の白い首筋を、つ、と撫で上げた。
「……っん!」
 一際高く響いた芽衣子の嬌声に、真島は驚いたようにバッと身を起こした。しかし朦朧としている芽衣子は、何故真島が突然行為を止めたのかが理解できず、それを確かめようと目を凝らす。すると霞む視界の中で、真島がどこかバツの悪そうな顔をしているのが見えた。
「……ましま、さん……?」
 散々絡め取られて上手く回らない舌で辛うじて呼びかけると、真島はすまない、と低く重い声で呟いた。
 そして何故謝られているのか判らないといった顔をしている芽衣子へと手を伸ばすと、力の抜け切った身体を軽く抱き上げて、全身が納まるようにベッドへと横たえる。
 普段ならば抱き上げられること自体が信じられない行為だったが、今の芽衣子にとってそれはまるで他人事のようで、実感として伴わない。
 心ここに在らずといった様子の芽衣子に、真島はそっと毛布を掛けながら囁いた。
「……もう眠ったほうがいい」
 優しい声が静かに耳に響く。言われてみれば確かにひどく眠かった。身体も心も疲弊しきっているせいだろうか。
285名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 20:45:34 ID:MA3bgE3M
 真島はまるで子供をあやすようにゆるゆると芽衣子の頭を撫で始めた。
「眠って、全て忘れろ。今日のことはただの接触事故だと思えばいい」
 芽衣子は真島の言葉を理解するため、沈みそうになる意識を必死に繋ぎ止めようとする。しかし優しく頭を撫でる真島の手は、抗いようのないほど魅惑的に芽衣子を夢の中へと誘い込んだ。

 すう、と芽衣子が寝息を立て始めたことを確認した真島は、撫でていた手を引いて拳を握り締める。
 そして苦しそうに顔を歪めると、足音を立てないように静かに部屋を出て行った。








力尽きましたorz
エロなしでスマン


286名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 21:15:46 ID:WH5tXIuA
うわぁっ、なんかエロなしなのにえらい萌えました!
苦しげで悩ましげな真島の表情が浮かんでくる。
乙でした!
287名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 22:14:46 ID:qBK4Kyjk
>>285

お疲れ様です〜。
エロなしでも艶っぽくて
終始ドキドキしっぱなしでしたっっ!!
最高です!!
288名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 23:58:55 ID:PEJu6Qj0
十分エロでございます。ごちそうさまでした。
他の職人様の作品もお待ちしております。
289名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 00:39:22 ID:dSuE0fiF
職人さんおつかれー!
傷ついた芽衣子を労わりキス以上の事はしない硬派真島ちゃん萌えでした!
290名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 03:39:40 ID:BBwprFp1
さっきはエロなしですみません。エロです。

真島がSです




もっと乱れさせてみたい。

愛情を確かめ合うだけでなく、よりもっと人間として、男と女として、求め合う。
そういう夜が、あってもいい。

真島は芽衣子の膝を掴み、大きく開かせた。
谷間を伝ってこぼれそうになる雫を吸い、赤く腫れあがった先端にキスをして体を離した。
「ましまさん……?」

無言のまま真島は芽衣子の腕を掴んで体を起こさせた。
力が入らない様子で腰を震わせながら、促されるまま芽衣子はベッドの上で膝立ちになる。
熱っぽい芽衣子の頬にひとつキスを落とし、耳元で囁いた。
「君をもっと見せてくれ。」
「え……?」

ぼんやりしている芽衣子をそのままに、真島は体を翻して芽衣子のからだの下へ自分の頭をもぐりこませた。
「や、やめっ」
「足閉じるな」
ガシッ、と力強く腰を固定され、芽衣子は恥ずかしさを感じながらも内股の力を緩めた。
真島の腹の上に掌を置き、背筋を伸ばせといわれるままそのとおりにする。
恥ずかしい。
見られている。
真島の頭の上を跨って、見られているというより自分が見せ付けているようだ。
そう一瞬でも思ってしまうと、どうにも淫らな考えが止まらなくなる。
「あ……はあ……」
してほしい。
熱い部分にかかる吐息が、これからもたらされる快楽を予感させる。
触って、もっと。

でも、何もされない……?

「ましまさん……?」
「どうして欲しい?」

……意地悪だ。
言わせようとする。
わざといやらしい事を言わせようとする。
でも……それに余計体を熱くする自分がいるのを知っている。

「……」
「どうした。言えないのか?その場合ずっとこのままだ」
「………さ…い」
「聞こえないな」
「…な…めて…」
芽衣子は、恥ずかしそうにそうつぶやいて、腰を少し落とした。

291名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 03:43:47 ID:BBwprFp1
真島の舌が芽衣子の割れ目に触れた。
「ふ……あ……」
「やっ、やぁっ、いや……」
「嫌?嘘はいけないな」
真島はさらに舌を固く尖らせ、芽衣子の赤く腫れた部分に押し当てた。
「あっ!!」
唐突に強い刺激を与えられたせいかしなやかにその肢体が弓反りになった。
その反応に自然と口元が緩み、舌の腹でたっぷりと舐め上げた。

「ひぅ…ああっぁ!!」
強い快感から逃れようと芽衣子はもがくが、真島が逃がすはずも無く捕まえられたままだ。
「あ、あっあぁ…ひ、あ…やぁん!!」
芽衣子のソコは更に膨らみを見せて、真島の嗜虐心を掻き立てる。

「ああぁぁ!だめ……」
とりわけ敏感な部分に、今までにないくらいの刺激的な快感がやってくる。
芽衣子は背筋をしならせ、いつの間にか自然と真島の顔に自分の秘部を押し付けていた。


真島は自分にのしかかるからだの重みを感じながら、芽衣子を見上げている。
頬には柔らかい芽衣子の太ももがあって、湿った肌がなんとも心地よい。
ふっくらと真っ白な尻の双丘から伸びる、しなやかで女性的な背筋のライン。
そこを伝い流れ落ちてくる汗。
押し付けられる柔らかく蕩けきった肉に感じる、強い女のにおいに、真島は頭がくらくらとしてきた。
あふれ出る蜜はとどまる事を知らず、真島の唇をぬらしている。

292名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 03:48:39 ID:BBwprFp1
さらに真島は舌を突き出し、おもむろに芽衣子の膣内へともぐりこませた。
「あっ!!」
襞の合間をこそげとるように、舌先で内部をこね回し、啜る。
ひくんとすぼまる入り口をこじ開けては、さらに蜜をかき出す。
「いやっ…あっ……はっ」
温かいぬるりとした、指とも真島自身とも違う、柔らかいものが、自分の中へと何度も出入りする。
入り口をぐるりとなで、内部の物をすべて吸い尽くさんばかりに力強く啜られる。

その合間も、突起は真島の指先でなでられ続け……。
芽衣子は我慢できずに達した。

293名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 03:54:24 ID:BBwprFp1

遠のきそうな意識を何とか繋ぎ止めて貰い、自分自身を蜜溢れる中心にあてがう。
解れてはいるものの、やはりまだ抵抗が残る芽衣子の中へとどうにか収め、ゆっくりと腰を動かす。
「んぅ…あ…はぁ…。」
やはり、と言うかまだ、芽衣子が慣れていないからか動かすのに難がある。


ほんの少しだが、彼女が自分に染まっている。

その事に嬉しさを覚え、たまらず―まだ慣れないため少々皺が刻まれている―彼女の額へと口付けを落とす。
「ん…ま…し…まさ…ん…?」
突然の口付けにきょとんと見上げる芽衣子が可愛いと思いながら、何でもないと誤魔化す。
それでもまだ疑問符を浮かべている彼女を誤魔化すように腰の速度を速めた。

「んぅ!あ…はぁん!!!」
唐突な膣への大きな刺激に、快感で肉壁が俺をきゅっと捕らえ離さない。
「……っく…そんなに…締めるな。」
「……で、も…!」
欲しいとねだる内部に応え、激しく突き動かす。
「い、あぁあ!ん、うっ、ゃぁん!!」
彼女の瞳から落ちる雫が微かに差し込む日の光に煌き直一層、その雫を引き立たせる。
…その姿がとても美しいと思った。

そして、自分だけが知っている一番鋭敏な処に向かって攻め立てる。
「あっあぁ!や、ぁ、だ、めぇ!そこ、あっ、やぁん!!」
「嫌?君はこんなにも、締め付けるのに」
「んぁ、あぁあっ、や、いわ、ないで…くだ、さい!」
「…なんだ自覚はあったのか」 ついでに言葉で攻めながらも、肉壁の締め付けがより強まり自分自身も追い込まれる。
「…っく…ぅ…。」
「んぅ、あ、はぁん…ま、し…まさ…わたし、また……」
「…俺…も」
高まる欲情に合わせて再び動きが激しくなる。強く芽衣子を突き上げながら、二人同時に頂点を迎えていた。


294名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 04:03:40 ID:BBwprFp1

「…芽衣子」
名前を呼んでも返事がない。
行為が終わると芽衣子はすぐにそっぽを向いてしまって、さらにベッドの端に移動をしてしまった。


いつもよりも自分の本能をさらけだしてしまったことが恥ずかしいのだろう。

「…芽衣子」
相変わらず芽衣子からの返事はない。
「…」
ついさっきまで腕の中にあった熱い体が逃げてしまうなんて寂しい。
「きゃっ…!」
腕を伸ばして芽衣子の脇腹に手を差し込み、そのままこちらに引っ張って、胸に抱き抱える。
芽衣子の頭に鼻を埋め、柔らかい体を胸に押し付けるようにして抱き締めると、やっと落ち着いた。
「…ひどいです…」
「すまない。君の反応が可愛いかったんだ」
「な……ホントに恥ずかしかったんですよ!」
芽衣子が目を大きく開いてわざわざ振り向き、抗議する。
「だったら、君がもっと恥ずかしがることを言おうか」
「え?」
「愛してる」
芽衣子は頬を見事に真っ赤に染めて、無言で、ぎこちなく俺から顔を逸らした。

しかし腕の中からは逃げようとしなかった……。



おわり
295名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 04:18:39 ID:KOiBXbvy
キスだけでこんなに切なくて素敵なストーリーになるんですね 
こういうの大好物です!
エロありも、Sの真島が最高に素敵〜 

まとめて ごちそうさまでした 良い夢が見られそうです
職人様 またのお越しをお待ちしておりますっ
296名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 13:10:37 ID:JGMQobX1
職人さん乙
ちょいSな真島も恥ずかしがる芽衣子もいいなあ
エロありなしどっちでもパラレルでも大歓迎
あの2人って何でこんなに萌えるんだろう…

10話はいまいちだったけど、見直したら
腹に頭をもたせかけるのは反則だし
頭を撫でる手が心なしかエロかった
297名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 13:25:15 ID:ki1AXQyr
エロありもおもしろかったです
ほんと、ドラマのキャラでこんなに萌えるの久しぶりだw
職人さん、乙でした
298名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 15:19:07 ID:KOiBXbvy
昨日の夢には、真島&芽衣子ではなく、堂島でもなく
なぜか 竹野内豊 がでてきましたw
299名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 19:07:19 ID:C5Zbd5/r
>>298
それどんな流れ星

職人さん達ありがとう
いかにもなセリフがいい
本編プラトニックなのに惹かれるんだよな
300名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 19:45:17 ID:/g0BQgpy
職人さんGJ!
いよいよ3日後に迫った本編最終回タイトルは…「永遠に愛してる…」

や、やっぱり悲恋かー(泣)
301名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 22:24:41 ID:ZDuHgooq
キスだけってのもいいねぇ…
逆に(ドラマの)真島っぽい!
まぁドラマの真島は硬派過ぎてキス一つもしなさそうで不満だけど。
それかやっぱケイゾク的ラストか。
死ぬ間際に抱きしめキスっていう
302名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 23:17:18 ID:dSuE0fiF
職人さん乙!
アイデアも良いし芽衣子真島のキャラ設定も崩さず
本当に二人が言いそうな台詞や心情なのが良い
ここの職人さん達からは芽衣子真島への愛が伝わってくる
本編の方はなにやら悲恋チックなラストが匂ってますが
終わり方次第ではこちらで慰めてもらう事になるだろな・・・
303万里の回想:2010/12/19(日) 02:12:52 ID:hxbIlIt/
10話で何かちょと熱が冷めてしまって困りました
真島×芽衣子がぐんぐん盛り上がってくれないと,
真島×万里も盛り上がれないんですよー
ってことで,とにかく続けます

>>234つづき
***
拓朗は指を抜き取り,乱暴に万里の下着をはぎ取った。
ベルトを外す音を聞きながら,万里はその時を待っていた。
たくましい体が覆い被さってきた次の瞬間,万里の体を熱い塊が貫いた。

そこからのことは,記憶も朧気である。
覚えているのは,ただ,耳元にかかる拓朗の吐息が,どんどん荒々しくなり,
やがて低く呻いたのが聞こえたのと,快楽の大きなうねりに飲み込まれ,真っ白になり,
やがて意識が戻ったとき,下腹部にははっきりと拓朗自身を感じていたことである。


その日から,万里は仕事場でも自分自身の中で起こっている変化にはっきり気付き,そして戸惑っていた。
拓朗の声を聞くたびに,胸がざわめいた。
横顔を盗み見ては,その唇が,舌がどんな風に自分の体を責めたのかを思った。
ドアノブを掴む手を見ては,その指は確かに自分の奥深くを探ったのだ,とその感触を思い出した。

「何ぼうっとしてるんだ,万里。男との情事でも思い出してんのか」

宇喜田の声にびくっと体を震わせる。くくっという若い同僚の忍び笑いが続く。
見上げると門倉と目が合った。彼だけは笑っていなかった。
むしろ,苦々しい,怒りを押し殺したような表情だ。
以前個人的に飲みに行くのを断ったときから,宇喜田の下劣な嫌がらせが始まった。
「最低」
一言つぶやくとガタンと椅子を鳴らし,万里は部屋を出た。

(サイテイ)
これは宇喜田に吐いた言葉ではない。最低なのは,むしろ自分だ。
宇喜田に心を見透かされたのかと,たとえ一瞬でも心底動揺した自分が許せなかった。しかし・・・
あれから3日。真島は二人のことはおくびにも出さない。あの夜の前と後で何の変化もない。
声をかけてきても事務的なことを二言三言といった程度。あの夜は一体何だったのか?
 
ふらふらと目的もなく自販機の前に来ると,突然眼前を人影が塞いだ。
「今夜,俺の部屋に来ないか」
304万里の回想:2010/12/19(日) 02:16:47 ID:hxbIlIt/
ベッドの拓朗は,激しく,荒々しかった。
小振りだが形の良い両の乳房を大きな掌でがっしり包むと,ぐいぐい力まかせに揉みしだく。
固くなった先端に歯を立て,さらに指で挟んできつくねじり上げた。
「ち,ちぎれちゃう...!」
万里の声で手を緩める。
しかし,次の瞬間,万里の身体は二つに折り曲げられ,拓朗の眼前にひらかれた。
あまりの恥ずかしさに逃れようとする万里を抑え込み,容赦なく顔を埋める。
複雑な襞の間を拓朗の舌がうねり,小さな突起を先端で転がす。
次々に溢れ出る喜びのしるしを,音を立てて吸い取っていく。

一糸まとわず絡み合う二人には何の障害もなかった。
万里の身体は,拓朗によって思い切りひらかれ,組み敷かれ,貫かれた。
細身の身体が折れてしまうのではないかというほど,何度も強く抱きしめられ,あらゆる体勢に曲げられ,揺さぶられた。突き上げられる度,万里は感じるままに声を上げた。それに鼓舞されるように,拓朗もまた動きを強める。

万里が何度目かの絶頂を迎え朦朧とする中,拓朗も彼女の背中を眺めながら全てを放出した。
繋がったまま,しっかりと,しかし,先程までとは違ってやさしく後ろから万里の体を抱きしめ,
そのままの姿勢で呼吸が落ち着くのを待つ。

「すまない,乱暴にして」
やさしく首筋に口づけた。
「ううん。いいの」

前に回された腕を自分の腕で包み込むように抱くと,
万里はこれまでに感じたことのない穏やかな気持ちと,愛しさを味わっていた。
あたたかい時間がゆっくりと二人を包む。
305万里の回想:2010/12/19(日) 02:21:13 ID:hxbIlIt/
その後,二人は寸暇を惜しむようにして,拓朗の部屋で求め合うようになった。
拓朗が「全てを見たい」と言えば,万里はそれに従い,
拓朗がわざと焦らすと,万里は自ら拓朗を口に含み,力が漲ったそれに身体を沈めた。
仕事場では,ともすると二人の間に濃密な空気が漏れ出てしまいそうになるのを,
拓朗は絶妙に距離をコントロールした。
捜査が入るとピリピリとした緊張感が絶え間なく続いたが,
捜査状況の確認と称して拓朗の部屋で落ち合うことが密かな楽しみとなった。
抑えていた欲望が一気に二人を燃え上がらせ,何度も抱き合いながら朝を迎えてしまうことすら珍しくなかった。

この頃は,互いの存在があまりにも当たり前過ぎて,それが崩れる時が来ようとは思ってもみなかった。

***
「ああああぁぁ」
突然糸を引くような高く細い声が部屋に響いた。
腰を浮かせ,両脚を突っ張った万里の身体がのけぞる。
苦しげな,切ない表情を浮かべながら,大きく開けられた口の奥から,声にならない声がしぼり出された。
しばらく間があって,深い吐息とともにバタンと身体が崩れ落ちた。
秘部に埋められていた指が,とろりとした蜜とともに外に出る。
はあはあと呼吸する度,胸が大きく上下する。万里はうっすら目を開け,荒い息の下,天井を見つめた。

(拓朗...どうして....。
 あなたはきっと立ち直ってまた私の元に帰ってくると信じてた。なのに...
 あの頃の私たちにはもう戻れないの?)

一筋の涙が頬を伝った。
いったん溢れ出した涙は,もう止めることはできなかった。
万里はソファの上で一人,嗚咽を上げた。
ひとしきり泣きはらした後,ふらふらとバスルームに立った。
熱いシャワーを浴びながら,
(明日,門倉の申し出を受けよう)
と思った。
昨日,帰り際に突然付き合ってほしいと告白され,軽くあしらって別れたきり,特に返事もしていなかったのだ。
(門倉と付き合うことで,拓朗の気を引きたいわけじゃない。あいつもいい奴だし)

「そうよ。意外といい奴だから付き合ってみるだけ」

万里は自分に言い聞かせるように独り言つと,きゅっとシャワー栓をひねり,バスルームを出た。

−終わり−
306名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 15:53:01 ID:7N7HUDOR
万里せつないなー
芽衣子とだと優しいけどちょいSの真島が好きだけど、
万里とだとこういうかんじになりそうだ
職人さん、乙でした!
307名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 19:21:03 ID:fyZ241VK
ありえない話だが、保護観察処分で芽衣子が真島に引きとられればいいのに(真島の裏取引とかで)
308名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 21:34:43 ID:8yAdwddW
凄くよいと思う

賛成!!
309名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 21:41:17 ID:8yAdwddW
gg
310名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 22:42:01 ID:6EeIU8x0
>>303-305乙!!
意外といい奴だからマリは門倉とくっつけばいいと思ってたら
こちらのスレでもそのような展開になってたw
結構いい奴なのが分かってちょっと萌え要素も出てきた門倉だけど
エロパロ…はちょっと萌えないか
門倉×マリ書いてくれるチャレンジャーはいないかな
311名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 22:56:19 ID:Z70sqp2r
万里編書いたかたお疲れ様でした。
雰囲気が出ていてGJ!
門倉はマジで10話でもっと見せ場を作ってやって欲しかったよ。
312名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 22:59:15 ID:JnOz97sH
エロなしでいいけどディズニーランドとかでデートしてる芽衣子と真島の設定で見たい
前の方での原宿編が良かったので期待してるw
313名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 23:03:13 ID:BC5E3WWR
キスまで編の続きを期待してるw
314名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 23:11:01 ID:hxbIlIt/
万里の回想を書いていた者ですが,
拙い文章にも関わらず,みなさん,あたたかく読んでくださってありがとうございます。
初めての試みでしたが,とても楽しめました。

実は門倉が意外と良い漢っぽく描かれ始めたので,うっかりRIKIYAに惚れかけてしまいましたw
自分も万里は門倉とくっつけばいいのに,と思っています。
315名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 23:59:10 ID:6EeIU8x0
私も門倉結構かっこいいなと思ったです
もうちょいイケ麺だったらエロパロもハマりそうなんだけどなぁ
けど見たい。変化球で一番見たいのは三沢ぼっちゃんとメイコだけどねw
316名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 00:11:38 ID:tcYlkpOm
>>315
三沢息子×芽衣子いいよね!!!
そこに真島乱入とかw
317名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 00:26:43 ID:+UyfY4Va
三沢息子と芽衣子がそういうことになったら
真島は三沢息子を私情入りまくりで射殺しそうなんだけど。
318名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 00:44:43 ID:HBJfwqsb
三沢息子との絡みが最終回のみって残念。
復讐のみだったらどうでもいいけど
親に愛されない同士上手く手なずけて(?)一時的に共謀するって流れ
そして真島の嫉妬と心配(予告ちらっとみての妄想だから実際は違うかもだけど)
これは2話ぐらいかけてほしかった。
すごいエロパロ向きだと思うw
柏原兄の方だったら本気で萌えてただろうな
319名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 00:55:00 ID:/yBmlwOC
今ギルティ最終回直前SPやってるね
明日で終わりだと思うとこれから火曜の夜はどうやって過ごしていけばいいのか…
しばらくは職人さん達の素敵SSで萌えを頂きます
真島×芽衣子って何でこんなに萌えるんだろ
320名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 01:20:09 ID:cI1lDcAp
私も直前SPみてる ラストが悲しい結末だった場合のために
職人様、是非素敵なラストを用意して頂けますよう
よろしくお願いしますっっっっ
321名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 02:25:18 ID:tcYlkpOm
>>318
あくまで復讐のために歩み寄るフリして共謀し真島を拒絶し嫉妬する真島w
せっかく良い男の悪人用意しといて最終話だけなんて勿体無いよねー
もっと上手く料理してほしかったわ
ここの職人さんの方が上手く仕上げそうだ
322名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 08:05:36 ID:II2uV+qn
稲Pのついで
諸々の理由で「記録に残る」が微妙になってせめて記憶に残る、、
とかなんとかつぶやいてた
またしてもアレなときは、職人様たち、補完のほどよろしくお願いいたします
323名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 16:49:03 ID:TRCSmp/z
>>322
アレな結末だったらホントにどうしましょうね……
ホントにこのスレの職人さまたちの補完に縋ります。
クリスマスネタ……書きたいが、明日の結末が恐くて書けません(汗)
324名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 19:05:51 ID:0hZlrVcO
最後まで観て一番せつないシーンが堂島投身シーンって結果にならんといいが…
325名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 19:55:22 ID:fwA8XB0s
真島のネクタイで目隠しすればいいと思う…
326名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 00:28:38 ID:k8IgPdY1
亀だけど>>115の『復讐なんて…考えられなくしてやる。…嫌なら俺を殴ってでも抵抗しろ…』

本当にこれぐらいのシーン本編でもあってよかったと思う
何か他にショックなことでも起こらないと揺らがせられない
すまない芽衣子・・・みたいな真島の苦肉の策ね
もち最後までやっちゃうわけじゃなくて未遂止まりで
もっと工夫次第で色んな萌えシーン作れたと思うんだけどなぁ〜
明日の放送が不安だ
327名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 01:22:32 ID:N9IYCpYo
個人的には
クリスマスネタもネクタイで目隠しも見たい!!
…けど全ては最終回にかかっているかと思うと(涙)どうか死なないで!!
328名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 04:10:31 ID:I6fWAS9v
クリスマスネタいいね〜 それも無理やり引っ張って行かれて
レストランでクリスマスディナー その後はイルミネーション見ながら
なんて夢は広がる
329名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 05:13:12 ID:Ak/Qms6I
以前出てたクリスマスネタ、書いてるもののやはり今夜が怖くて俺も続きが滞ってるぜw
最終回前に間に合えば投下します…
330名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 06:26:48 ID:RUOUgHkI
書くなら今の内だと思います
331名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 08:19:52 ID:QNK29M5S
昨日投下しようと思ったら寝落ちした。
最終回が鬱で終わっても何事もなかったように
まったりネタを落とすつもりだがマズいんかな?
332名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 09:00:29 ID:N9IYCpYo
>>331

どんな最終回であっても ぜひまったりネタを投下してください!!
お待ちしてます〜
333名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 09:08:26 ID:kgVtHi9L
>>331
何事もなかったようにしたくなる人間がたくさんお待ちしております
御気分のよろしいときによろしく
334名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 09:38:57 ID:xPAoDj/j
いつでもお待ちしています
もうドラマとは完全に別世界で育ってますので
335名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 17:21:57 ID:FD1pY10+
最終回前にどうにか間に合った
今晩10時が怖すぎる〜
とりあえず真島×芽衣子エロです
でも思いのほか長すぎて気付いたら本番ナシになってしまったww
直前まで描写ですが宜しければどうぞ↓
336名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 17:23:26 ID:FD1pY10+
「…ん、あ…っ」
漏れ出る甘い声に戸惑う。
こんな声、一体どこから出てくるのだろう。
まるで自分の声ではないようで。
恥ずかしくて堪らない。
部屋に響くのは己の嬌声と、真島の荒い息遣いと、彼から施される愛撫の音。
身体中、余す事なく至る所に口付けが降らされる。
白い肌に紅い花弁が散るように、残る痕。
彼に愛されたという証。

熱い舌が絡みつく。
生き物のように肌を這って、首筋に甘く噛みつかれた。
「っ、」
思わず小さく息を詰め、癖のある黒髪に指を差し込む。
ふわりと柔らかな彼の髪。
ちろり、見える紅い舌が誘うように。
そのまま視線を上げれば深い色を湛えた眼とかち合った。
吸い込まれそうになる。
鋭い光を宿した綺麗な瞳。
涙でぼやける視界に、彼の眼が近付いて。
きゅ、と目を閉じれば瞼に降ってきた口付け。
目尻に浮かぶ涙の粒を、舌で拭ってくれた。
「…ましま、さん」
少しだけ伸び上がって、両腕を彼の首に絡める。
近付いてくる彼の顔に、薄い唇に。
「…好きです」
ちゅ、と音を立てて触れるだけの口付けを。
「大好き…」
ぎゅう、と抱きつく。抱きしめる。
身体と身体の隙間を埋めるように、強く。きつく。二度と離れないくらいに。
一つになるように。
真島が芽衣子の華奢な肩を、背中を、一層強く抱きしめ返す。
そして、噛みつくような激しい口付け。
「…ッ、んん!っん、」
無理矢理芽衣子の唇をこじ開け、舌を絡め取る。
酸素を求めようとする彼女の呼吸さえも奪い尽くすように。
口内を蹂躙し舌を吸う。
どちらとも分からない唾液が互いを濡らすのも構わず、真島は夢中で芽衣子の口内を貪った。
骨張った手が芽衣子の胸に伸びる。
びくん、と彼女の身体が反応した。
既に服は肌蹴ており、上半身が剥き出しになっている。
暗闇に白く浮かび上がる彼女の瑞々しい肌に手を這わせ、目的の場所に辿り着くと掌で乳房を覆い、小さく刺激を与えるように強弱をつけて揉みしだく。
「あん…っ」
芽衣子の感じる、弱い処を探り当てるように。
敏感に反応する彼女の身体。
快感に身を震わせつつも嬌声を押し殺すように、顔を背けて小さく啼く表情が何とも言えず煽情的で。
己の情欲が激しく掻き立てられるのを感じた。
337名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 17:30:02 ID:FD1pY10+
決して大きくはないが、水蜜桃のような形の良い乳房。
きめの細かい、吸いつくような肌の柔い弾力を愉しむ。
唇を解放してやり、首筋から鎖骨に舌を伝わせ、胸の頂を口に含む。びくんっと背中を弓なりに反らせ、芽衣子が荒い息を漏らす。

舌で桃色の突起を口内で転がし、甘噛みをして吸う。
もう片方は指で捏ね回し、そしてその手を下へ下へとずらしていく。
もどかしげに服を脱がし、キャミソールも全て剥ぎ取って、ばさりと端に放る。
下着の上から既に濡れそぼっている其処を指で押す。
「やっ…ア!ぁ、あッ」

首を大きく振り、白い内腿が震える。
尚も指の腹で摩ってやると、新たに蜜が溢れ出てきて。
割れ目に沿って撫で上げ、下着の横から指を滑らせ中に侵入させる。
ぷっくりと紅く膨らんだ、小さな核を擦ると。
「あ、んああぁぁ…ッ!!」
芽衣子の身体がびくびくと痙攣し、ぐったりと力が抜ける。
軽い絶頂に達したようだ。
もう既に意味を為していない芽衣子の下着を剥ぎ取り、自身の服も全て脱ぎ捨てる。
真っ赤な顔で瞳に涙を溜めて、此方を見上げてくる大きな双眸。
とても愛しげな眼差しで。
「真島さ…、」
細い両腕が己の背中に回され、きゅうと抱きついてくる。
胸板に触れる、柔らかな頬。
月明かりに揺れる、甘く細い髪を撫でる。
さらさらと絡まることを知らない艶やかな黒髪を指で梳く。
極上の果実を思わせるような瑞々しい桃色の唇を、舌で舐める。
口付けをし、やがて深く深く。舌を差し入れる。
部屋に互いの水音だけが響いて。
膝裏をゆっくりと持ち上げると、芽衣子が軽く息を呑むのが分かった。
強張った身体から、緊張しているのが伝わる。
それでも、震える細い肩を、小さな手をくっつけてきて。
照れくさそうに少しはにかんで、静かに目を閉じて己を受け入れようとしている。
安心させるように、触れるだけの口付けを落とす。
瞼、目尻、頬、唇。
壊れないように、優しく啄ばむ。

後頭部に手を添えられ、髪に指を差し込まれて掻き乱すように。
逃げられないようにうなじを掴まれ、激しく唇を貪られる。
「ん!んん、ふ…っん…ま、しま…さっ」
空気を求めて開いた口から舌を入れられ、口内を漁られる。
息も出来ぬ程。
呼吸する隙も与えられないくらい、激しく。
漸く唇を解放され、薄く透明な唾液の糸が互いを繋ぎ、荒く熱い吐息が絡まる。
混ざって、溶けるように。
338名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 17:33:53 ID:FD1pY10+
真島の荒くて熱い吐息がかかる。
情欲でちりちりと焦げそうな焔、が。
瞳の奥で燃えていた。
「…先に言っておくが、途中止めはきかないからな」

それを聴いた芽衣子は、ふわりと微笑を零して。
「…はい、」
両腕を真島の首に絡ませて。
「――大丈夫。平気、です…」
少し伸び上がって、ちゅ、と唇が触れるだけの口付けを。
微かに驚いたように眼を見開く真島。
そして、零された、言葉。
「…俺は、平気じゃない―――」

耳元でそう囁かれ、噛み付くような口付けと共に、まるで縋りつくように抱きしめてくる。
ぎゅうぎゅう、強く。強く。
溶けてしまいそうな程、蕩けてしまいそうな程―――
339名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 17:37:25 ID:FD1pY10+
お粗末様でした
エロとかいって本番ナシでスイマセンww
職人さん達の神SSに触発されてついには自分でも書いてしまう始末w

本番ありも今書き途中です
どうにか本編前に仕上げたいが、もし無理だったら何も知らんフリして投下させて頂きます(笑)
340名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 18:19:40 ID:kgVtHi9L
>>339
お上手、もしかしてプロ?と思ってしまうほどです
本番ナシでも十分エロかったし
あの二人の声と容姿が100%活かされてました
これをスタッフ連中に読ませて反省文書かせたい
341名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 18:39:15 ID:RUjDj1mm
素敵です。
342名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 19:36:33 ID:LzJZuTkG
>>339さん、すごい!本当にあなたに脚本を書いてほしい!
本番ありの続きを待ってます!
343名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 20:26:58 ID:2I8UPi5+
最終回前にこんな萌え作品が読めて幸せだ!
真島の「俺は平気じゃない」の言葉にやられてしまいました
344名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 21:27:41 ID:N9IYCpYo
>>339

素敵過ぎます!!
うっとりです!!
本番ありもぜひともお願いします〜〜。
いつでも待ってますので…。
345名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 21:35:39 ID:k8IgPdY1
>>343
同じく!
職人さんさすがに言葉選びが上手い
本編前に興奮してきた〜〜〜
346名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 21:50:41 ID:FD1pY10+
339です
皆さんの温かいお言葉嬉しいです、ありがとう!
ここの住人は本当優しいな〜
お蔭でどうにか滑り込みセーフww
以下から本番あり真島×芽衣子投下します
347名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 21:53:14 ID:FD1pY10+
「…ッ」
芽衣子が息を呑んだ。
その瞬間だけは体がこわばってしまう。
カラダが裂かれる痛みへの恐怖と、そして微かな期待と。


燻る様な濃厚な夜の匂い。むせるようだ。
そして自分の身体の下に在る、芽衣子の芳しい程の瑞々しい滑らかな白い肌。
ずっと焦がれ続けて、止まなかった。
真島の舌が芽衣子の唇、顎、耳朶、耳裏の窪みを這う。
水音が直接脳に響き渡る。
そして首筋、鎖骨へといき胸の桃色の突起を上から押し潰すように捏ね回す。
「んぅ、ふ…っあ、」
びくん、と芽衣子は引き攣るようにして身体を捩る。
真島は口角を上げ、下から上へと白く柔らかな、弾力のある芽衣子の乳房を揉みしだく。
その度に芽衣子は吐息を漏らすように小さな艶のある声を漏らした。
芽衣子の感じる箇所を真島は素早く把握していく。

挿入の際にあまり痛がらないように、愛撫には時間をかけた。胸の突起を円を描くように舐め取り、少々きつく吸う。
「…ア!んっ、真島さ…ッァ!」
そして左手の中指をス、と芽衣子の膣部に差し入れる。
びくん、と大きく反射的に背中を反らした。
真島の指が出し入れする度に、部屋に粘着質な音が響く。

「ひゃ、アっ…ん、ふぁ…あっ、や…!」
中指と人差し指の2本を入れ、襞を擦り合わせるようにして膣内を蹂躙する。
その度にびくびくと芽衣子の膣が収縮して、真島の指を吸い付くように締め付ける。
円を描くように膣内を捏ね回し、しばらく出し入れしていたが、やがて小さく膨らんだ敏感な核を摘んだ。
「あぁあッ?!」
芽衣子は刺激に反射的に逃げようとしたが、真島に腰をがっちりと掴まれた。
真島は膝裏を抱え上げ、膣部に顔を埋める。
小さく膨らんだ核を舌で転がす。
「だ、め…っ!まし、ま…さっ…!やめっ、…そん、なトコっぁ、やあッ!!」
今度は膣腔に挿入する感覚で舌を出し入れする。
先程から芽衣子の体液がとくとくと溢れ出ていた。
己の唾液と芽衣子の体液で、ねとりと彼女の内腿と布団を濡らしていく。
真島は齧り付くように唇で覆い、執拗に芽衣子の膣を貪る。口周りが唾液と体液で濡れて、滴った。

ベッドが、軋む。
真島はゆっくりと身を進ませ、そして喉の奥で低く、唸る様な息を漏らした。

「…は…っ、」

満足そうに口角を緩めながら、自分を締め付けるキツさに酔いしれる。
身体を震わせ、布団に頬を押し付けて痛みに耐える芽衣子の姿は、今まで抱いたどの女よりも扇情的だ。
348名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 21:55:08 ID:FD1pY10+
眉根を寄せて男を受け入れる、折角のイイ顔が見えないのは残念といえば残念だが。
頭の隅でそんな事を考えながら、自身が芽衣子の中に吸い込まれる様に眼をやる。
時折ぴくりと引きつる白い内腿と、自分の見慣れたモノとかひとつになっていく。
明らかに未だ男を受け入れ慣れぬその部分が口いっぱいに真島を頬張っている。
眩暈がしそうだ。

「…、んぁっ…!」

瞬間、芽衣子の口から細い悲鳴が漏れた。
痛そうに顔をしかめる芽衣子をあやすように、目尻に薄く浮かぶ涙の粒を舐め取る。
微かに震える彼女を安心させようと深く口付ける。
僅かに逃げようとする舌を巧みに絡めとっては吸い出す。お互いの唾液が口端を伝った。
吸い付くように収斂する芽衣子の膣で、いい加減自分もツラい状態になってきている。

「…そろそろいくぞ」

そう囁いて、芽衣子の腕を取って自分の首に回させた。
肩口に顔をうずめて芽衣子が頷く。
しなやかに筋肉がついた真島の身体は僅かに汗をかいていた。

「あぁ、っア!んッぁ…っん、ぅ」
芽衣子はいつも、漏れ出る声を押し殺すように啼く。
それがまた真島の情欲をそそる。
緩やかな動きはやがて芽衣子を翻弄する律動となる。
叩きつけられる衝撃、打ち付けられる腰、それに合わせて揺れる自分の太腿。
部屋に響く粘着質な音、せわしない男の息遣い、抑える事の出来ない自分の声。
頭の中が真っ白になって、それでもそのリズムに合わせようと必死になる。
膝裏を持ち上げて、本能に任せて腰を打ち付ける。
白く細い足が、その度に大きく揺れている。

房事でこんなに熱くなるのは久しぶりだ。
次第に荒くなっていく自分の呼吸を意識しながら、真島は他人事のように考えた。
色事を知ったばかりの頃は、自分の衝動を抑えかねて暴走する事も幾度かはあった。
だが年を重ね経験を重ねるにつれて、もっとラクに、且つ楽しく性欲を発散させる事を覚えた。
それ以来女を抱く時は気楽に性を楽しむことにしていた。

はずだったのに。

ベッドのスプリングが衝撃を受け止める度にぎしぎしと軋んだ音を上げる。
行き場を失った芽衣子の手がシーツを握り締めている。
閉じられる事のない口からと、固く閉じられた瞼からとは透明な糸が伝っていた。
ふと思いついて、その指を開かせた。
自分よりもずっと小さな身体にのしかかるようにして、互いの指を絡ませる。
349名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 21:57:09 ID:FD1pY10+
シーツに両腕を縫いとめて、耳元に口を近付けて名前を呼んだ。

「芽衣子」

固く眼を閉じていた芽衣子は、ふ、と眼を開いた。
「真島さ…、い、ま…名…前…」
驚いたように呟いて、そしてやがて花の様に微笑んだ。
両腕を真島の首に絡ませる。

「もっと、もっと名前…呼んで、下さい…拓、郎さ…ん」

真島は啄ばむように芽衣子に軽く口付け、二人見つめ合って、そしてまた口付ける。今度は深く、深く。
名残惜しむように唇を離し、芽衣子の首筋に顔を埋めて、耳元に口を寄せる。

「芽衣子…」

再び愛しいその名を呼ぶ。
自分の声が随分と掠れていた事に少し驚く。

「…芽衣子」

動きながらのせいか、思うように声が出ない。

「芽衣子」

上擦った自分の声を聞いている内に、頭の中が真っ白になっていく錯覚を覚える。
余裕の無い息遣いは自分のものなのか芽衣子のものなのか。

ぎしぎしと軋む音。
力任せに何度も何度も芽衣子を抉る。


芽衣子。

芽衣子。

芽衣子。


一瞬芽衣子が大きく震えて、一際高い嬌声を上げた。
その首筋に吐息を吐き出して、ぶるりと真島も身を震わせた。

350名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 22:07:25 ID:FD1pY10+
お粗末様でした
本編最終回前に無事投下できて良かった
この続きもエロ無しだけど一応書き途中です
でも放送前に投下は無理そうなので後になりそうだ
しかし本編の内容によってはテンション的に仕上げるのが難しそうww
なのでなるべく早く投下できるよう頑張りますw
351名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 23:31:46 ID:3NmKE9Rv
職人さんありがとうございます
もう空しさいっぱいなのでここで癒しやしてください
352名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 23:31:58 ID:FD1pY10+
予想はしていたけど、やっぱりバッドエンド…orz
途中まではこれ真島も待ってる発言したし芽衣子生きるフラグを信じてたけど、最後の最後で何もあんな…!
とはいえラストのキスシーンはとても美しかった。
でもやっぱり2人には幸せな未来が待ってて欲しかったなぁ…

と感想を述べた所で空気を読まず真島×芽衣子の続きを投下させて頂きますw
時間軸は前回エロから一夜明けた朝という事で
353名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 23:33:37 ID:5oU2rkTB
>>350
GJ!乙です!ホントにありがとう!!
…本編ラスト…予想通りといえば予想通りだが、やっぱり涙が止まらない結末にハートが打ち砕かれました……縋る思いでこのスレにきたら、ホントに縋れる作品があった…!ありがとうございます!
354名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 23:36:45 ID:FD1pY10+
冬独特の柔らかな白い朝の光が部屋に差し込んでくる。
チチチ…、と雀の鳴く声。
昨夜の激しい夜が嘘みたいな穏やかな朝だ。

ふるり、瞼を微かに震わせて芽衣子は目を覚ました。
…嘘みたい、目覚めた瞬間そう思った。
昨晩真島に抱かれた事は勿論、自分が真島に今までの復讐を激白した事も、…愛していると告白した事も。
それに真島が応えた事も、復讐を必ず止めさせると言って自分を何度も激しく掻き抱いた事も。

でもこれは現実だ。
そう、彼に白い肌に散らされた紅い痕が告げている。
今思い出しても顔から火が出るくらい恥ずかしくて堪らない。全身も動かすのが億劫なほど気だるく、下半身は未だ鈍い痛みを引き摺っている。
しかしそれは決して不快などではなくて。
甘やかで、幸せな痛み。
生きていると、そう実感できる心地良さが其処には在った。

…でも、と芽衣子は思う。
首筋に金属の冷たい感触が彼女を戒める。

私がこんなに幸せな目に遭って良い訳なんか、ある筈ない。
こんなに幸せな気持ちになって良い訳が――

そこまで思って、深い呼吸をひとつ。
ぎゅ、とネックレスを握り締めて目を瞑る。

――ううん、大丈夫。
私は忘れてなんかない。
復讐は必ずやり遂げる。
あともう少し。あともう少しなんだから……!!
そうすれば、私も――
待っていて、お姉ちゃん。

ゆっくり瞼を開ける。
其処には再び蒼白い復讐の焔が、冷たく灯っていた。
ふと真島を見ると、肩に芽衣子の頭を乗せ、手は彼女の剥き出しの白い背中に添えられたまま。
規則正しい呼吸で胸が上下している。
よく寝ている。眠りが深いようだ。

「真島、さん…?」
念の為に呼んでみる。
起きる様子は、ない。

「拓郎さん…、」
もう一度、名を呼ぶ。
胸が締め付けられるようで、苦しい。
名前を呼んだだけで、こんなに息も出来ぬ程せつない。

抱かれなければ良かった。
こんな気持ち、味わうのなら。
愛さなければ、良かった。
そうしたら、私も彼も――

出逢わなければ、こんな形で。
もっと早くに出逢いたかった、違う形で。

「…ごめんなさい――…」
そう呟いて、眠る真島にそっと口付ける。
涙が一筋、頬を伝って、真島の顎を濡らした。

意を決したように、芽衣子は真島を起こさぬよう気をつけながらベッドからすり抜けて、床に散らばった衣服を身に纏う。
355名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 23:40:26 ID:FD1pY10+
素早く身に纏い、身支度を整えると、大きな影が芽衣子を覆った。
ハッと気付いた芽衣子が慌てて振り向くより早く、真島は彼女の手首を掴んで壁に押し付ける。

「どこに行くつもりだった」

烈火のような激しい色の瞳が責める。
俯く芽衣子の顎を掴んで無理やり上向かせ、

「どこに行くつもりだったと聞いている」

首を振って、真島の拘束を振り解こうとするが彼がそれを許さない。

「…まだ復讐を諦めてないのか」

その言葉にびくん、と芽衣子は肩を震わせる。
目を上げて、真島の真っ直ぐに見つめてくる瞳と視線が絡み合う。

「…ごめん、なさい――…」

視線を落とす芽衣子の両肩を掴み、真島は憤りを鎮めるように彼女の首筋に顔を埋めながら、呻くように呟いた。

「…っ俺じゃ、駄目なのか……?君の復讐を止めさせる事は、俺には出来ないのか――…?」
唇を噛み締めて目を強く瞑る芽衣子に、真島は両肩に置いた手を頬に触れさせる。

「復讐を終えたら、君は自分の手で全て終わらせるつもりだろう。――自ら命を絶つ、そのつもりなんだろう」
「…っ」

目を見開いて勢い良く顔を上げた芽衣子に、真島は尚も言葉を続ける。

「だが、そうはいかない…俺に捕まったのが運の尽きだな。どこまでも追いかけて必ず捕まえてやる……必ず」

そう言うと芽衣子の華奢な体を強く抱き締め、慟哭した震える声を絞り出すように呟いた。

「頼むから…っ、…生きようとしてくれ…」

すがりつくように抱き締めてくる真島を、芽衣子は僅かに震える手で広い背中に添えた。

「た、く…ろう…さん?」

泣いてるの?と芽衣子が恐る恐る真島の顔を伺おうとする。
と、温かい雫がぽたり、芽衣子の頬を伝った。
自分のものではない、見上げると真島の瞳から涙が零れ落ちていた。

「生きてくれよ、頼むから」
「……」
「自分から命を、投げ出すな。…俺と一緒に、生きていって欲しい」
「……」
「――愛しているから」

震える声を押し殺してそう言うと、芽衣子の唇に触れるようにして口付けた。

拓郎の気持ちは嬉しい。
それこそ泣きたくなるほど、叫び出したいくらいに。
でも、それでも。
やっぱり私には、どうしても――…

微かに震える真島の温かい唇を感じながら、芽衣子は瞼をそっと下ろした。
356名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 23:53:15 ID:FD1pY10+
お粗末様でした
皆さん読んでくれてコメントくれてありがとう
お蔭で無事全部書き尽くす事が出来ました
結局ラスト悲恋ぽくなっちゃったけど、あくまで自分的には芽衣子は罪を生きて償って、真島と二人らぶらぶイチャイチャ末永く幸せに暮らすエンドだからww

とりあえず時間軸としては分かりやすいようにまとめてみた

芽衣子が復讐告白

真島が自分のマンションに連れ帰る

336エロ寸止め

347エロ本番

354事後の朝

という風に続きます
連投でスレ多用してスミマセン
自分も職人さん達のクリスマスネとか楽しみにしてる!
本編バッドエンドで終わった今、縋れるのはここだけだ…
357名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:09:52 ID:jHo2wC+I
ここはパロディだから芽衣子は死ななかったということで
358名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:12:15 ID:SYcurWDH
ついでに真島も死ななかったという事で
359名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:17:20 ID:U+zBdORU
バッドエンドとか以前に脚本が破綻。
ミステリーの体裁まるで無視なので最終回無視でいいですよ。
職人様がたお疲れ様です。これからもよろしく。
360名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:32:03 ID:Cchtyz9g
>>359
たしかに。。ミステリーではないですよね……久しぶりに原作なしのドラマ見ましたが、やっぱりある程度初めに脚本を決めておかないと破綻しますよね。。
ギルティスタッフはぜひここの職人さまたちの作品を読んで反省するべき。

しかし久しぶりにドラマにはまったなぁ……芽衣子が毒を隠し持っていたキーホルダー……預かってた真島の家の鍵ですよね…?
青酸カリなら真島は匂いで気づくだろうし…やっぱり…
361名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:40:04 ID:fEfPkhcC
ああ職人様のような文才が欲しい…
本編は…あのガクッとなる演出で心中だと自分自身を納得させてる
362名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:45:08 ID:RuVkJFFH
アンに嫉妬する真島ちゃんが見たい
三沢家でJrと芽衣子が二人きりになったことに猛烈に嫉妬するのも見たい
363名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:54:32 ID:n81G19+n
職人様、ありがとう!
ここ読んで救われました
せめてパロの中だけでも結ばれてくれれば満足だ
364名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 01:17:43 ID:jHo2wC+I
ストーカー設定(キスまで)をかいたものですが、芽衣子は死なずに真島の家に引き取られたという設定でかいてもよろしいでしょうか?
365名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 01:19:45 ID:RuVkJFFH
>>364
よろしいです!!
いつもありがとうございます
366名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 01:49:12 ID:VXqR6Xez
>>364

もちろんですよ!!
前回とても楽しく、そして萌えながら拝見させていだだきましたので何卒よろしくお願いします。
ドキドキしながら待ってます!
367名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 02:29:26 ID:FG83JB8I
ガラスで自害しようと芽衣子が真島と揉み合うシーンをエロ目線で見てる自分がいる
しかしあそこ「待ってる」で生きてるエンドで良かったのに…

ラストの長いキスシーンも延々繰り返し見てる
ここまでドラマに萌えを感じたのは人生2度目だ
とにかく玉木×菅野のビジュアルにも萌え
特典映像によってはDVD買いだな
368名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 02:39:44 ID:6FSS5ohx
>>361
何度も見直したんだけど、ガクッとなった後-回想シーン-もう一度キスシーンの時、
その前は芽衣子の腕を抱いていた真島の手がありません
引きになった映像では、だらーんとなってるのが判るので心中だと思います
せめて芽衣子一人で逝かなくてよかったと思いました
369名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 02:49:52 ID:FG83JB8I
自分も心中エンドだと思う
本スレでもそうだと言われてるしね
第一あれで真島が生きてても今度こそ絶対立ち直れない廃人決定だし
一番のバッドエンドは芽衣子一人で自殺オチだと思うから、心中なだけ少しはマシかもしれないけど(あくまで真島×芽衣子的に考えて)、しかしそれにしても二人とも死んじゃうなんて救いが無さすぎる…
せめてここでは幸せラブラブな二人を拝みたいな
職人様がた、後は宜しくお願いします
370名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 02:53:25 ID:U+zBdORU
普通に悲恋ドラマにするならべたべたの恋愛ドラマにしたほうが良かったんじゃないかと
思うわ。
中途半端にミステリーにするからどっちつかずの中途半端な出来に。
371名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 02:59:29 ID:jHo2wC+I
Wikipediaで真島も服毒で死んだってかいてあった。
372名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 03:06:43 ID:qcLfVIb2
>>356
いつもありがとうございます!!!!
毎度二人の描写が的確でエロくて切ないです
心救われましたー
また他にも溜めてるアイデアがあったら宜しくお願いします

>>370
同意。心中ならもっと二人の激しい愛を描けばよかったのにね
途中に合体するようなシーンあっても良かったと思う
芽衣子処女のまんまいっちゃった〜
373名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 05:02:43 ID:78+MABXv
まだ自分にはこのスレがあった・・・

やるせなさすぎて、仕事が手につかない・・・orz
374名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 08:52:51 ID:RX1m57kE
真夏の夜のギルティ第一章

NGMMIK「私の履歴には無実の罪でぇ、十五年服役ってのがあって〜」
MJM「え、何それは(ドン引き)」
MR「犯罪者と恋愛させるために別れたんじゃないだろ!いい加減にしろ!」
MUR「お待たせ!ブランデーしか無かったけど良いかな?」
KRSW「俺の原稿を世に出せよ。おう早くしろよ」
MUR「もうさ、俺一人で何人を動かせるか試して終わりで良いんじゃない(棒読み)」
NGMMIK「うわあ…下らない動機ですね。何だそれは。たまげたなあ」
MUR「汚い(落とし)穴だなあ」
NGMMIK「じゃあ私、償わせて帰るから」
MUR「アッー!ツメタイ!ツメータウィ!すいませへぇーん!」
MJM「え、何このガラス片は」
NGMMIK「ちょ、何してんすか!死なせて下さいよ本当に!」
MJM「暴れんなよ!お前のことが好きだったんだよ(迫真)」

MJMはNGMMIKと不幸せなキスをして終了。
375名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 09:13:17 ID:FrUVAjIE
後輩が死んだ直後、悪夢にうなされる真島と
なんとか慰めようとする万里のエピソードなんてのも
興味ある職人さんいらしたらお願いしたいわ
376名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 19:42:01 ID:PSRFx+yS
真島と芽衣子推しなんだけどたしかにあのラストは万理可哀想だよね。
377名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 22:59:41 ID:VXqR6Xez
>>376

同意っ!
残されたマリリン悲惨…。でも門倉に託したい!!
378名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 23:14:48 ID:TSzZX+6X
門倉結構いい奴かと思ってたら上からの命令だからしゃーないって
真島にわっぱかけやがった
月にかわってお仕置きよw
379名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 23:15:13 ID:rFTaNs8p
本スレを見てようやく分かった。
最終的にプラトニックでキス(しかも死後)までしかなかった真島と芽衣子を
何でこんなにエロいと思うのか。

2人の本気でしかも愛ある揉み合いがエロを想起させるんだな。
まあそれだけじゃないけど。
あっちにはとても書き込めないが、すっきりした。
380名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 23:52:58 ID:hnCSWLSk
>>379
あの体格差で本気のもみ合いだったから萌えたよねw
9話愛してるの前のもみ合いの芽衣子が真島ちゃんに飛びついてく
とこ好きだ。
心中エンド、自分は好きだけど、でもやっぱり悲しくてせつなくて
今日もここ読んで癒されちゃったよ。
381名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 00:08:24 ID:72/3cKv+
どうせ心中にするなら生きろと言っていた真島が芽衣子の絶望を理解して
殺してやる終わりでも良かったかなと思う。
そうなれば真珠夫人の悪趣味な告白も少しは意味を持たせることが出来たかもしれない。
最後まで逃げられて真島ちゃん乙としか思えなかった自分がいる。
382名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 00:54:06 ID:lPTHzgm6
本当は永遠に愛してると伝えたい芽衣子が
永遠にさようならの伝言を残して最後まで真島から逃げようとしたけど
最後の最後に真島の腕の中で”あいしてる”と本音が出ちゃって逃げなかったの良かったよ
あの言葉で真島も後追いを決意したのかな
芽衣子に寄り添うEDはやっぱり伏線だったんだね
383名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 01:33:28 ID:f5lVnA9h
ラスト見て改めてあのEDを見るとより一層泣けるわ
十字架=芽衣子と考えて、その十字架にそっと寄り添って静かに目を閉じる真島…

何で悲恋にしたんだよあれだけ三輪さん堂島そして芽衣子の母親にも彼女を守れと散々託されて「いつまでも待ってる」で生きるエンドでいいじゃんか

ラストのキスシーンは勿論だけど回想でアン出産に立ち会い微笑み合う二人が余計切なすぎて涙出る
お蔭で今日一日ずっと上の空で仕事も何も手につかんかったよ
今も現在進行形で絶賛放心状態だよ

お願いだからDVDの特典映像には玉木×菅野で笑い合うほのぼのNG集を沢山入れてくれ
本編に救いが無さすぎだからせめて特典では明るく笑う二人を見たい
384名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 03:38:57 ID:DghyF/sV
385名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 05:18:29 ID:LMlFgbtz
>>383
ナカーマ


やっぱり生きてて欲しかったよ
386名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 07:12:07 ID:f5lVnA9h
385
だよね
死んだら全部終わりだもん

しかしネサフしてて玉木と菅野が熱愛発覚ってマジか、釣りか
せめて中の人がそうだったら少しは救われるっていうか萌えると思ってしまった自分は相当なギルティ病w
387名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 10:41:52 ID:SvzsSe7k
現実だとそうは思わないけど、ドラマ的には芽衣子も真島も死んですべてが終わりになったから美しかったのかも。
逮捕された後に芽衣子に起こること考えるとそっちの方が悲劇過ぎる…
最愛の人に手錠をかけられた挙げ句、真島の前で被告と呼ばれ裁判、囚人服で面会、一生背負うものに真珠の告白も追加され…
ますます真島との世界の差を感じて自ら隔たりを作っていきそうで可哀相だ。
にしても生きてる間に心を通わせるシーンがなくて消化不良…ここがなかったら欝入るとこだった。
職人さんありがとう。
388名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 11:29:19 ID:WoZFRzsj
>>386
釣り釣り、真島と芽衣子は永遠だけど中の人たちはNECとプリウスだからなw
まあもしバンパイアならw真島と芽衣子はあのあと生き返るかもしれないしw
気にせずクリスマスネタも書いちゃえ
389名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 13:07:58 ID:DghyF/sV
>>384は、眠すぎて本スレではなく、こっちに誤爆してました
最終回直前にこのスレを発見して、ラストで落ち込んだ気持ち癒して貰えたので
何とか最終回のまとめ編集できました 職人様ありがとう
そして、新作もお願いします
390名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 19:53:51 ID:IGpQrWWC
>>389
誤爆ありがとう!!
マジ感謝!!他にもあったら本スレ誘導ついでうpに頼む!!
こーゆーの探してたんだよ

391名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 20:03:34 ID:V0yp7yJX
本当ここがあってよかった。
ヤフーで「真島×芽衣子 小説」って検索しても
一つしか作品みつけられなかったもん…。

ここが落ちたらどうしよう。
392名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 20:23:02 ID:6jH8i18H
>>391

ここが落ちたら私も辛いからなんとか保守したいし、もし可能であれば保管庫作りたいけど今までしたことないからやり方が…。
393名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 20:59:56 ID:DghyF/sV
まとめのまとめ

mashima meiko 1-6

http://www1.axfc.net/uploader/Be/so/53725.wmv&key=guilty

http://www1.axfc.net/uploader/K/so/82958.wmv&key=guilty

mashima meiko 7-11 まとめ & 1-11回想

http://www1.axfc.net/uploader/Na/so/18447.wmv&key=guilty

http://www1.axfc.net/uploader/F/so/49697.wmv&key=guilty
リピ用回想シーン
http://www1.axfc.net/uploader/C/so/128154.wmv&key=guilty
ラストシーンのみ
http://www1.axfc.net/uploader/N/so/117089.wmv&key=guilty

堂島ロール まとめ & 回想
http://www1.axfc.net/uploader/F/so/49121&key=guilty

これで全部なんですよ
よかったら拾ってやってください
394名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 21:09:02 ID:IGpQrWWC
>>393
マジありがとう!!
395名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 21:33:33 ID:72/3cKv+
>>391
え、一つあったの?
以前は結構色々なドラマの創作系サイトはあったんだけど、
以前に比べて自衛しているのか規制が五月蠅いのか最近はあまりないんだよね。
もう少し脚本がマシなら夏や冬の祭典で複数サークルが出てきていただろうと思うと
残念。
396名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 23:21:42 ID:f5lVnA9h
本スレで真島芽衣子生きてたら良い夫婦になりそうという意見読んで全くその通りだとオモタ
萌えたから思わずコピペしてきた↓

>よい夫婦は有り得るね 芽衣子一コ年上だしね
>またケンカしたの?って万里に言われてもうざそうだったけど
>芽衣子に「またケンカしたんですか」って言われたら
>「…いや、まあ」とかバツ悪そーに言いそう


本当、素でこんな感じそう。イメージまんまだわ
恋人すっ飛ばして新婚パロもこの二人なら美味しく頂けるな
姉さん女房だけど男性経験皆無なほわほわ純真無垢な白芽衣子と、彼女以外眼中ないけどベッド中ではドSな真島な夫婦とか萌える
もう心の中では二人何事もなかったように生きて結婚式まで挙げさせてるよw
397名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 23:56:54 ID:NXHXDnmT
真島は独占欲が強そうだから芽衣子が少しでも他の男性と話せば嫉妬で狂いだしそうだな。

真島はいわゆる芽衣子病。
398名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:05:24 ID:mZMpXJiK
二人のクリスマスネタ投下してくれる神現れますよーに!!!
399名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:38:02 ID:uc7yZNXE
エロなしなのでクリスマスちょっと前の話にしてみた。
日付は12/22。
時系列とかオーナーが等々無視の方向で芽衣子酔っ払いネタ。
400時系列無視 1/6:2010/12/24(金) 00:40:18 ID:uc7yZNXE
麦わら色に輝く液体が注がれ、シュワシュワと泡が立ちのぼるグラスが3つ。
夜7時を過ぎたペットサロン モン・アンジュでは、オーナーの琴美が
彼女の従業員たちにささやかな乾杯の準備をするべくいそいそと動き回っていた。
そして。

「芽衣子ちゃん、彩乃ちゃん、こっちいらっしゃーい。」

ウェイティングルームから顔を出し、店内の掃除が終わったばかりの2人に呼びかけた。

「うわぁ、琴美さんどうしたんですかこれ?お祝い?」

テーブルの上には小さなケーキと色鮮やかなカナッペの皿がひとつ。
そして天使が描かれたラベルの貼られた瓶。

「ひと足早いけど、クリスマスのお祝い。明日お休みだしあさってはみんな予定があるかもしれないと思って。」

「こ、琴美さん。これお酒ですか?あの私、お酒…。」
「本当はシャンパンにしようと思ったんだけど、芽衣子ちゃんお酒飲んだことないって聞いて…。
これなら大丈夫だと思うの。ね、甘くて美味しいから飲んでみて?」
「じゃーあー、芽衣子さんが初めてお酒を飲んだ記念日も一緒にお祝いしましょっ?」
「え?え?彩乃ちゃん?」
「そうね。じゃ、乾杯!」

戸惑う芽衣子をよそに、ささやかなパーティがはじまった。
手にしたグラスの中にはほのかな葡萄の香り。
ふわふわ浮かび上がっては消える泡をしばらく見つめていると、興味深々に注がれる2つの視線を感じる。

「じゃ、じゃあちょっとだけ…。………ん、美味しい!」

こくりとひと口含むと、マスカットの爽やかな香りと甘さが炭酸によって口の中ではじけた。

「でしょでしょー!?それじゃ、もっと飲みましょ?芽衣子さん。」

勧められるままに飲んで食べて、そして笑い…しばしの時間が過ぎた頃
エントランスのドアをノックする音が閉店したはずの店内に響く。

琴美と彩乃は同時にとある企み”を思いついたらしく、顔を見合わせていたずらな笑みを浮かべた。
401時系列無視 真島×芽衣子 2/6:2010/12/24(金) 00:41:55 ID:uc7yZNXE
「あら〜、もうこんな時間なのね。真島さんこんばんは。」
「こんばんは。アンを迎えに…。」
「後片付けは明日の朝やっておきますから芽衣子さんをよろしくお願いします。」
「芽衣子ちゃん、あっちで寝ちゃってるの。真島さんにお任せしていいかしら?
彩乃ちゃーん、私たちはそろそろ帰りましょ?」
「いえ、あの?」
「お店の鍵は芽衣子さんが持ってますんで、戸締りだけお願いしますね。頑張って!ま、し、ま、さんっ!」
「じゃあ、おやすみなさい真島さん。芽衣子ちゃんをよろしくお願いしますね。」

全く事情が飲み込めずにいる真島そっちのけで、2人はあっという間に帰り支度を整えると
意味深な笑みを残してそそくさ出て行ってしまった。

エントランスに呆然と突っ立ったまま、それでも無意識に職業病が働いて
真島は状況の整理をはじめる。

  ・現時点で店内には自分と芽衣子だけが取り残されている。
  ・芽衣子は店内のどこかで眠っているらしい。
  ・店の鍵は芽衣子が所持。

つまり、芽衣子が目覚めるまでここで待てということか…。
楽しげに急ぎ足で去っていった彼女らの意図をおぼろげに理解すると、一気に脱力した。
店内を見回すと、ご丁寧にもトリミングスペースの照明は消され隣の一室から明かりが漏れている。
覗き込んだ部屋の中には、ソファに丸まってすうすうと寝息を立てる芽衣子の姿があった。

テーブルの上には1本の瓶と2人分のグラス。
そしてロマンチックを演出すべく揺らめくろうそくの炎。

  一体何を期待してこんなことを…。

隣のソファに腰掛けてため息を吐きつつ眉間を手で押さえたところで、傍らでもぞもぞと動く気配がした。
402時系列無視 真島×芽衣子 3/6:2010/12/24(金) 00:42:44 ID:uc7yZNXE
「ふあ……、あれ…?ましゅまさん?」

まだ覚醒しきっていないのだろう、幼い子供のような呼び声。
ひとつ大きくのびをすると、芽衣子は起き上がってぽすんとソファに座り直した。

「あれ?琴美さんたちは…?」
「もう帰ったよ。」
「ねぇましまさん、聞いてください。わたし、今日お酒をのんだんですよ。」
「そうだろうな。見れば分かる。」
「へ?そうですか?お酒ってきもちいいものなんですね〜。」

ほの赤く頬が染まり、背筋はゆらゆらと頼りなく揺れ、瞼が半分落ちかかっている。
それでも、歌でも歌うような口調で
今日は何とかいう犬が、シャンプー中にくしゃみをしてびっくりしただとか
懇意にしている客らしい何とかが誕生日で、ささやかなプレゼントをしただとか
真島が聞いたところで半分も分からないような話を
何度となくソファの背もたれから崩れそうになりながらも懸命に聞かせようとする姿に
苦笑しながら黙ってうなずき続けた。

「それでね、今日ことみさんが――。」

酒のおかげで気分が高揚しているのだろう。
他愛もない日常のことをこんなに楽しそうに饒舌に話す芽衣子を真島は初めて知った。
そして、そんな彼女を見ているだけで楽しいと思える自分も。
403時系列無視 真島×芽衣子 4/6:2010/12/24(金) 00:43:21 ID:uc7yZNXE
「は〜、のどかわいた。もう一杯のもっかな。…あ…れ?」

話し続けて疲れたのか、テーブルの上のグラスにふらふらと手を伸ばそうと腰を浮かせたところで
かくんと芽衣子の膝が折れ、よろめいた。

「おい!大丈夫か。」
「ん?へいきですよ〜。」

とっさに立ちあがって芽衣子を元の位置に座らせ、グラスを手に持たせてやると
あぶなっかしく揺れる背中を支えたまま隣に腰掛ける。

「ん、おいし…。はぁ、なんでだろう〜?たーのしー!」
「おいおい…。」
「ましまさんものんで。カンパイしましょ?」

もう一つグラスを取ろうと懲りずに立ちあがるのを制し、渋々自分も瓶から注ぐとカチンとグラスを触れ合わせた。
真島の嗜好とかけ離れた甘さは酒とも呼べない味ではあるが一気に空ける。
俄かに静かになった傍らを見やると、細い首では支えきれなくなったかのように頭がずるずると滑りはじめ
やがて無意識に真島にもたれかかる姿勢で落ち着いてしまったようだ。
何度抱き締めても、何度も自分の腕から逃れようとする彼女が素直に身体を預けてくれているのは
この甘すぎる魔法の薬のおかげなのだろうか。

芽衣子の重みと少し高い体温を感じながら髪を撫でているうちに、とろんと潤んだ目と目が合う。
そして、少し濡れた淡い色の唇が視界に映った刹那。
自分でも訳の分からない衝動に突き動かされ、気が付けばその唇に口づけていた。
404時系列無視 真島×芽衣子 5/6:2010/12/24(金) 00:44:48 ID:uc7yZNXE
「んっ…!」

突然の感触に驚いて声を上げて見開いた目を見つめ返す。
一瞬酔いの色が消えた大きな瞳の中に走る困惑も逡巡も
その全てを捉えて逃すまいとばかりに視線を送っていると
耐えられなくなったかのようにぎゅっと目を閉じて、それでも芽衣子は逃れようとはしなかった。
まだ手の中にあるグラスを取り上げると、くにゃりと力が抜けるのを感じた。

しばらくじっと唇を静かに触れ合わせるだけ。
激しく貪って互いの興奮を煽るのではなく、ただ触れたいと思った。
温かく柔らかな感触に全ての神経を集中させるため、真島もそっと目を閉じる。


  ――きっとお酒に酔っているから。
  きっとお酒がこんな気持ちにさせているに違いない。

鼻から抜けて頬を撫でる息と自分のそれを包む確かな唇の感触に、芽衣子は不思議な心地良さを覚えていた。
恐る恐る開いた目に男らしく高い鼻梁が映る。
もう見慣れつつある顔のはずなのに、初めて見る距離の近さにおののいて思わず身じろぐと
それに気付いた真島の瞼がゆっくりと開き、再びまっすぐ向かってくる視線に捕らわれた。

見つめ合ったまま真島の舌先が感触を愉しむかのように上唇の端から端へ、続いて下唇の端から端へと辿る。
やがて顎が僅かに動いて、きゅっと唇を吸われた。
穏やかな快感がそこから波紋を描いて、沁み込むようにゆるやかに芽衣子の全身に拡がっていく。
ほんの少し細められた目に促されておずおずと吸い返すと、押し戻す柔らかな弾力にまた新たな波紋が湧き起こる。

繰り返すうちにふたりの間にゆったりとしたリズムが形作られ、瞳を微笑ませ、会話を交わすように啄み合い
次第に夢中になって互いの背に手を回し求め合った。
405時系列無視 真島×芽衣子 6/6:2010/12/24(金) 00:46:41 ID:uc7yZNXE
ひとしきり口づけ合った後、名残を惜しみつつ唇を離し真島の腕に収まった芽衣子は
深く息をついて余韻の波が去っていくのを待っていた。
靄がかかったようにふわふわした意識の中、知らず知らずのうちに唇を指で辿りながら
さっきまでの時間を思い出す。
――唇を触れ合わせるだけの行為がこんなに気持ち良いなんて知らなかった。

髪を撫でられる心地良さに徐々に瞼が降りていく。
どうしてこんなにあっさり真島の腕の中に自分がいるのか、考えるのも億劫なほど睡魔の誘いは抗いがたく
いつしか眠りに落ちていった。

腕の中で眠ってしまった芽衣子を起こさないようそっとソファに横たえ、膝枕の姿勢に落ち着くと
真島は一人苦笑する。
自分から求めてくれる芽衣子の姿に、もう少しで自制が利かなくなるところだった。
唇に残る記憶を反芻し、ほんの少しだけ熱くなる…中学生でもあるまいに。

酔いが彼女の頑丈な箍を外してくれただろうことを思い、お節介な計らいに感謝しながら
安らかな寝顔を見続けていた。

こんな夜がいつかまた訪れることを願って。
406名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:07:22 ID:GK0F4Qfb
ネ申 降 臨 … !!!
聖夜にとんでもない萌えキターー(゜∀゜)=3ー―!!!!
職人様どうもありがとう
クリスマスイブ当日に激萌えさせて頂きました
というかゴメン、泣いたよ思わず
エロなしでもキスシーン描写とか心情も凄く丁寧で惹き込まれてしまった、素敵です
とっても真島×芽衣子らしくてこんな日を過ごしていてくれてたら良いのにって心底思ったよ
ほのぼのなのに涙が出てくるのは何でだろうな…
407名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:10:33 ID:W8kivieu
おだやかで素敵!
408名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:14:12 ID:g1TeSCRo
>>405
乙です!
もうモロに真島と芽衣子まんまの人物描写に感動です
幸せそうな2人に癒されました、ありがとう
409名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:21:29 ID:eZbR/LlH
>>396禿同!
私も二人は生きてて事件は全て解決して幸せに真島さんのマンションで暮らしてると脳内補完
410名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:21:44 ID:mZpzXkj/
素敵すぎる…
ほんとに涙が出てしまうよ
二人らしくて良い話だね!
411名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:28:39 ID:gfsDA9O4
あのシーン、マリの尽力で発見が早かったため二人共蘇生、
私が死ぬと真島さんも死んじゃうんだ、死ぬのやめよう的展開
感動的なモロモロのセリフ、結婚そして初夜
これを表現力豊かに誰か書いてください…
412名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:34:04 ID:UWmtGPs4
>>411
素晴らしく的確な要望ww
413名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:43:06 ID:GK0F4Qfb
以前336、347、354を書いた者です
素敵なクリスマスネタ真島×芽衣子に萌え悶え
性懲りもなくまた書いてしまった
今回はピロートーク的な事後の二人です
エロなしでスマソ
414名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:47:38 ID:GK0F4Qfb
「…平気か」

真島のマンションの一室。
ベッドの中に二人。
腕に愛しい彼女の小さな頭をのせて、艶やかでしなこい黒髪をそっと撫でる。

「…はい…大、丈夫…で、す」
まだ火照る身体、汗ばむ肌。
お互いの触れ合う部分が蕩けるように熱い。

「無理するな」

真島が苦笑する。
そう、本当はまだ下腹部が焼けるように熱くて、じんじんと痛む。
でもそれは不快な痛さなんかじゃなくて。
温かで、甘やかな痛み。
生きていると。
幸せだと、そう実感できる熱。
宥めるように先程から彼はずっと髪を、背中を、優しく撫でてくれている。

「…随分とおあずけ食らってたからな、本当は1回だけじゃ全然足りないんだが――…」
「えっ」

思わずびくりと肩が震える。
とてもじゃないけど、無理。
これ以上なんて、絶対無理。
そんな芽衣子の怯えたような反応に、ニヤリと真島が意地悪な笑顔を見せる。

「冗談だ」

半分、いや8割方本気だった、今の表情(カオ)は。
冷汗を流しつつ、芽衣子は顔を赤らめ、もぅ真島さんてば、と頬を膨らませてむくれてみせた。

「…安心しろ。痛むのは最初だけだ」

さらさらと流れる黒髪を弄びながら、真島は口角を上げる。

「初めてのお前にとってみれば俺のはデカすぎてキツかっただろうが、」
「っ!なななな何言ってるんですかぁッッ?!」

真っ赤な顔の芽衣子が抗議する。

「それがその内ヨくなるから、な?これから楽しみにしとけよ」
「…っもう、真島さん!そんなこと口に出さないで下さいっ!!」

これから変態って呼びますからね!!と言って、ポカスカと胸板を叩こうとするが、いとも簡単に両手を拘束される。

「耳元で大声出すな」
「だ、誰のせいですか…!!」

零れそうなくらい大きな瞳を見開かせて、慌てる芽衣子。
そんな相変わらずの純粋な子供っぽい仕草が、堪らなく可愛くて愛おしくて。
真島は愉快そうに目を緩ませ、まだ尚何か言い募ろうとする芽衣子の唇を自身の其れで塞いで黙らせた。

「まあ、今はこれだけで我慢してやるよ」

そう言って、再び口付ける。
先程抱かれた時のように全て奪い尽くされるような、頭の芯が蕩けて真っ白になるような激しいものではなく、優しくただ触れるだけの其れ。
真島の温かな甘い唇に、芽衣子は酔いしれた。
415名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:49:07 ID:GK0F4Qfb

はじめて、だった。
生まれて初めて、大好きな人に
愛されて、抱き合って、繋がって、
ひとつになれて。
こんなことが世の中に在るなんて。
こんなに幸せで、満ち足りた気持ち。
生きていると、生きていけると。
生きていて良かったと――…思った。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて、
ただただ深い悦びが身体の奥から心の底から湧き上がって溢れ出して。
世界で一番愛する男の人に愛されて、愛し合うことができて、
女に生れて良かったと初めて実感した。

涙がほろ、と。
一粒、二粒、桜色の頬を透明な珠が伝う。

「…どうした」

まだ痛むのか?と、心配げな眼とかち合う。

「…いえ、いいえ。違…っ違うん、です」

ふるふると首を振り、広い背中に手を回して抱きつく。

「ただ、思った…だけなんです」
幸せだ、って。
涙が出るくらい、たまらなく幸せだって。

そう言って、ふわり花が綻ぶような微笑を零す。
真島は穏やかに眼を細め、その華奢な白い裸体を抱き寄せて、目尻に浮かんで光る雫を舌で舐め拭う。
瞼、髪、額、鼻、頬、首筋、鎖骨、
そして最後に、唇。
啄ばむような柔らかい口付けを絶え間なく落としていく。
まるで優しい雨のように。
甘く、甘く、降り注ぐ。
やがてそっと、名残惜しげに唇が離され。
甘く痺れるような余韻を引きずりながら、芽衣子の肩が微かに震えた。
416名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:54:08 ID:E5bE9KSd
ストーカー設定をかいたものです。クリスマスネタではないが、投下します。
復讐後、芽衣子が真島に引き取られたというありえない話。
417名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:59:46 ID:E5bE9KSd
>415
わりこんでしまった。スマン。
418名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:08:23 ID:mZMpXJiK
わ〜願ったら続々と職人神達が降臨!
ありがとうございます!

>>400
芽衣子真島もだけど前半の琴美彩乃の描写も的確で
脳内で見事に役者達の声で再生された!
お酒で天真爛漫になって饒舌になる芽衣子のくだらない話を
黙って聞いてあげる真島ってのも本当にありそうで萌え

>>414
穏やかで幸せいっぱいな二人で泣ける・・・
芽衣子をからかう意地悪真島も
ポカポカ殴りの芽衣子も可愛すぎるよー
凄く温かい気持ちになった

>>416
引き取られた芽衣子!いいですねー
楽しみにしてます!

419名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:16:41 ID:mZMpXJiK
あっまだ>>415の続きある模様ですかね
割り込み失礼しました・・続き楽しみです
420名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:31:44 ID:DurRVhsJ
職人様ありがとう もう書いて貰えないかと思ってたー

まとめサイト欲しいね
職人様がここに投下したのを、順を追ってまとめて読めるようなとこ
どこかあるかなぁ? そしたらもっと読みやすくなるよね?

続きがあるものは、レス番号まとめてくれたら、取り敢えずでよければ
テキストで題名別にローダーにうpしますよ?
421名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 03:21:33 ID:GK0F4Qfb
>>414です
すいません!あれで終わりなので全然大丈夫です、割り込んでないですよー!
あとがきというかちゃんと終わりみたいな事書いておけば良かったですね、ごめんなさい
気にせずバンバン投下しちゃって下さい!
自分も楽しみに待ってます!!
422名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 04:08:24 ID:GK0F4Qfb
>>420

ありがとうございます
とりあえず自分が書いたものだけ何となくまとめてみた↓

真島×芽衣子
>>336>>337>>338(前戯)
>>347>>348>>349(本番)
>>354>>355(事後)
>>414>>415(初夜の後)


こんな感じで良いのかな?
2ちゃん初心者なんであまり分からず…間違ってたらスミマセン
423名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 05:09:41 ID:eZbR/LlH
うわー嬉しい!続々と神作品が…
職人の皆様本当に素敵な作品をありがとう、癒されます
424名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 05:40:42 ID:GK0F4Qfb
しつこい感想すいません
早朝から>>399さんのクリスマスネタでほっこりさせて頂いてますw
とりあえず芽衣子の「ましゅまさん」の破壊力パネェ
白芽衣子の可愛さは異常
そして最後の真島独白「こんな夜が再び訪れる事を願いながら」で不覚にもホロリ
もうラストがあんなんだから二人が幸せであればあるほど泣けてくるわ
職人様、本当にどうもありがとう
自分もまだまだ真島×芽衣子萌えなので頑張って書いてくる!
425名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 08:07:43 ID:DurRVhsJ
>>422さん まとめありがとう
何か簡単なペンネーム貰えませんか?
または題名でもいいです「初夜」とか?
お願いしますー
426名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 08:22:39 ID:GK0F4Qfb
>>425さん、ありがとうございます

題名は上から
二人の夜@
二人の夜A
二人の朝
二人の初夜

でお願いします
ペンネームも必要なのかな?
もし必要な場合は san でお願いします
427名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 08:49:20 ID:DurRVhsJ
>>426
判りましたー 下記にうpしました
取り敢えず暫く保存できると思います

san_001.txt
二人の夜@・二人の夜A・二人の朝・二人の初夜
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/186739.txt&key=guilty
428名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 10:33:48 ID:Vm7f44VB
>>400
クリスマスネタありがとう!
自分も芽衣子の「ましゅまさん」にやられた
真島の膝枕、たまりません
こんな二人が見たかったよ〜
>>414
すごく幸せそうな芽衣子が読めて涙でそう…
芽衣子をからかう真島も幸せそうでこっちまでほんわか
幸せ気分になったよ ありがとう
>>416
うわっなんていう萌え設定!楽しみにしてます
429名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 18:56:54 ID:DEt3mJdP
何となくまとめてみました 間違いがあれば指摘してください
また職人様は、HNや題名等あれば追加してくださいませ
よろしくお願いします

宇宙人に襲われた夜の話
>>18>>20>>21>>22>>31-36

真島と芽衣子のデートのお話
>>48-49 >>57-65 >>70-74

溝口を撃とうとした真島を止めた芽衣子 その後モンアンジュで−
>>84-86 >>91-95

芽衣子と真島が一夜を共に過ごすことを決めたという設定
>>100-101

真島が芽衣子に愛を告げた今週ラストシーンその後  by mHaYtu
(2010/12/07の放送?)
>>113-115 >>118-120 >>129-132 >>143-145 >>154-156 >>164-165

万里の回想
>>187-190 >>233-234 >>303-305

第一章 万理×芽衣子 百合ネタ
>>202-203 >>212-215
第二章 万里×芽衣子、その後の真島×芽衣子
>>222-227 >>230 -231 >>235-236

8話 真島×芽衣子
>>247-255

芽衣子がストーカーに襲われそーになったお話
>>272-275 >>277-285

真島がS
>>290-294

芽衣子が復讐告白-真島が自分のマンションに連れ帰る-その後   by san
第一章 真島×芽衣子 二人の夜@
>>336-338
第二章 真島×芽衣子 二人の夜A
>>347-349
第三章 真島×芽衣子 二人の朝
>>354-355
第四章 真島×芽衣子 二人の初夜
>>414-415

12/22 クリスマスちょっと前の話
(時系列とかオーナーが等々無視の方向で芽衣子酔っ払いネタ。)
>>400-405
430名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 20:05:02 ID:sVvW2u+m
すげええええええ
職人さんも凄いけどまとめてくれた人にも感謝!!
本当こんなにお似合いのカップルそうそういないよね。
ほんわか系で恋愛には奥手でけれどやるときは超絶カッコよくて
酒には弱くて…どれだけ芽衣子は男のツボを兼ね備えてるんだww
431名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 02:53:18 ID:01Kt+37D
以前、エロパロ板の保管庫スレがあったはずと思って板内検索をかけてみたら
落ちているみたいですね。
独自で作るしかないのか…
432名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 02:53:41 ID:FvOm8iwf
>>416
楽しみにまってますよっ
433名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:20:06 ID:ZYCGAAIU
芽衣子が真島に引き取られた設定で。




 ―客間に寝ていた彼女とこのベッドで一緒に寝るようになったのは、彼女を引き取って1ヶ月も経たないうちからだった―。


 彼女を引き取ってから何度かの夜の後、彼女があまり眠らないことに気づき彼女のいる部屋に向かった。
眠れないのかと訊くと、彼女は、コクンと小さく首を縦に振った。

彼女はあの日から、復讐を遂げたであろうあの日から変わってしまった。なにも話そうとはしないし、まして視線をこちらに合わせるようなことはなくなった。己の中に牢獄を作り、そこから一歩も足を踏み出さない。ただ、生きるという最低限の生活しか送らなくなった。


434名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:33:26 ID:ZYCGAAIU


「だったら、こっちに来ないか。少しだけだ」
彼の言葉に私はただ従って彼の寝室に入った。
彼はベッドに腰かけ、私に座れと言う。いったいなんなのだろう。私が座ろうと手を先についたときだった。ふいに強引に手を引かれた私は気付いたときには彼の腕のなかだった。


「っ!放してください!」

抗議の声を上げ、芽衣子は、ぐぐ、と腕に力を込め真島の胸を押そうとしたが、適切な間合いが取れない状態では力がうまく入らない。
「…っ…」
 真島の腕から逃げられない。芽衣子はふるふると首を振って、言葉にならないほどの声を漏らす。


「聞いてくれ、芽衣子」
芽衣子の頬に手を合わせ自分の方に向かせた。


芽衣子――。
私の名前はもう冷たく汚れてしまっている。なのに、なぜこの人に限っては、こんなにも切なく甘く響く気がするんだろう。彼の声は私の思考回路をぴたりと止めてしまうのだ。


彼の両腕が私の頭の向こうまで伸びた。耳のすぐ近くの髪を布が擦る音がざわりと大きく聞こえる。
回り込んだ彼の手が、私の頭を固定してしまった。そこに彼の顔が近づいて、私の目の前に大きく影を落とす。


彼の額がこつんと私の額に当たって,そこからじんわりと彼の体温が伝わってきた。

 後頭部を包むように押さえていた彼の手が、ゆっくりと頭を撫で、やがて背中に落ちていく。
 きゅ、と決して強過ぎない、でもしっかりとした力強さで、抱き締められる。密着する身体がとても熱い。背中に廻った掌がとても暖かい。

「君のすべてを俺にぶつけてほしい。俺が受けとめてやるから。だから、これ以上ひとりで抱えこむのはやめろ!」

 やめてほしいのに…。これ以上私に優しくしないでほしいのに…。彼は私の牢をあっけなく壊していく。

「愛してるから!」


435名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:36:50 ID:G/9SSSNn
本編終了後の話はじめてだよね!wktkです。
キス心中しようとするも病院で蘇生に成功、真島を巻き込んでしまったことで自分はもう死なずに
生きて罪を償う決心をしたメイコ、その後裁判、情状酌量5年か証拠不十分で無起訴
迎えに来た真島がそっと抱き締め…433に続くって感じでよろしいか
436名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:43:32 ID:ZYCGAAIU
「――――――――っ」

抱き締めた腕の力はそのままでも、真島の言葉は芽衣子を掻き抱いた。
芽衣子がくしゃりと顔を歪ませる。真島のシャツを握りしめ、胸板に顔を埋めながら芽衣子は泣き出した。

彼女は15年間の自分のために泣いている。

あの悲劇がつけた彼女の傷の深さを真島は見つめた。

決して口にはしないが、とてつもない苦しみや、悲しみを15年間その小さな体で背負ってきたのだ。真島は芽衣子の苦しみを思うだけで胸が痛くなった。
彼女をこれ以上苦しませない。どんなことからも自分が守る。真島はそう強く誓った―。



しばらくすると芽衣子は真島の胸の中でモゴモゴとうごめきながら、かろうじて声を出した。
「ましまさん、くるしいです」
本当は苦しくなどなかった。真島のおかげで心が暗闇から抜け出せたような気がした。でも、今の状況がなんとなく恥ずかしくて、何を言っていいかわからなくて、わざとそう言った。


「我慢しろ」
やっと自分自身を取り戻せたような芽衣子の変化を感じた真島はさらに強く芽衣子を抱き締めた。
芽衣子もそれに答えるように真島の背に腕を回した。

もう少し可愛いことを言えたらいいのだけど…
芽衣子はほんの少しだけ考えて、やっぱりすぐに諦めた。こんなやり取りでも、私には充分すぎるくらいなのだから。


437名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:49:00 ID:ZYCGAAIU

「君はどうなんだ?」
ふいに頭上から真島の声がした。
「え?」

両手で芽衣子の涙で濡れた頬を包みこちらに向かせる。
芽衣子は意味が全くわからないと顔をキョトンとさせていた。
「俺は君を愛してる。君は、どうなんだ?」

真島は静かで穏やかな、いつもの声音でそう言った。
どんなに聞き慣れてもなお心地よいその声に恍惚となりながら、なんて優しい人だろうと芽衣子は思った。
私をひとりにしないようにと自分の身を削るように私に愛を注いでくれた。
そしてまた芽衣子を満たすために、彼は求める。
共に生きることが幸せに繋がる道ではないことを知りながら、こんなふうに言ってくれる裏でどれだけ悩み苦しんだことだろう。


芽衣子はゆっくりと少しずつ息を吸い込む。心が闇に呑まれないように、声がかすれないように、彼の顔をじっと見つめながら、少しずつ少しずつ。


微笑んだ芽衣子を見て、真島も少しだけ笑った。

「…私も、愛してます」

愛には愛で、応えるのだ。


438名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:54:47 ID:ZYCGAAIU
芽衣子はゆっくりと顔を寄せ、真島の唇の端にほんの少しだけ触れた。

唇を離そうとしたが息を呑む暇もなく真島に頭を固定され、互いの歯がぶつかったあとは、あっという間に虚ろな波にのみ込まれ、芽衣子は何が起こっているのかわからなくなってしまった。

あまりの衝撃に見開いた大きな瞳は、そのままでいることに堪えられず、きつくきつく閉じられた。
されるがままに、真島に唇を与える。
体中の血が一気に沸騰したように、全身が熱くなった。
唇を強く押し付けられ、触れるだけのそれとは違う生々しさとその弾力に、芽衣子の体はふるふると震える。

熱い息が顔にかかり、唇越しにドクドクと脈が伝わってきた。真島の体もまた燃え上がっていることを感じ取る。

重なった唇をきつく吸われ、芽衣子の頭の中がとろける。もうどうなってもいい。本気でそう思った。

この人を離したくない。誰にも渡したくない。今まで向き合ってこなかった独占欲が恐ろしいほどに溢れ出してきて、自分でも抑えようのない力で彼の背中にしがみついた。
芽衣子は箍が外れたように、もうどうしようもなく、真島を抱き締めた。
キスの仕方がわからず、うまく応えられないもどかしさに涙が滲む。心の中で何度も好きですと繰り返しても、抱き締めることでしか、自分の思いを伝えることができなかった。
好きです、好きです真島さん…
背中をなぞり、何度も唱えた。

439名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:09:48 ID:ZYCGAAIU
 唇だけじゃなくもっともっと芽衣子を味わって知りたい欲求がとどまるところを知らずに膨れ上がる。
舌で芽衣子の唇を割り、そのまま上下の歯の間に舌を滑り込ませる。

 がち。

「!」
「!」
 痛みというより衝撃を感じて、反射的に顔を離す。舌を噛まれたのだと気づいたのは、自分の行動に驚いた芽衣子の顔を見てからだ。

 舌を指先で探ってみるが特にひどく痛むポイントがあるわけでもないし、指ではっきりわかる傷口があるようにも感じない。口から引き抜いた指が少々赤みを増した程度にごく微量の出血があるだけだ。

「す、すみませんっ」
「いや、大丈夫だ。驚かせてすまない」

 何をどうしたらいいかわからずただじたばた暴れる芽衣子を制する。むしろありがたいことだ。おかげで少し冷静さを取り戻せた。

「でも、血が」
「たいしたことない。すぐに止まる」
 本当にたいしたことはないので芽衣子を安心させたいのだが、少々滑舌が悪くなってしまっていて、効果があまりなさそうだ。

440名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:16:54 ID:ZYCGAAIU
 芽衣子の頬を撫で微笑んでみる。笑みが引き攣っていない事を祈りつつ。
「でも」

 半泣き顔でおろおろ狼狽える芽衣子がかわいくてしかたがない。きっと俺以外誰も彼女のこんなとこ見たことがないだろう。

 芽衣子は自分が俺に傷を(というほどのものでもないが)つくったことにショックを受け、
その上その理由が深いキスに驚いて噛んでしまったなんてとてもじゃないが恥ずかしい理由で、
しかも部位が部位だけに薬を塗ったり包帯を巻いたりという処置(必要ないが)もできないものだから、どうしたらいいものか途方にくれてしまっているのだろう。

 悪戯半分、助け船半分の指示を出してみる。

「……なら、舐めてくれないか?」
「え」
「傷は舐めると早く治るっていうだろ?自分の舌を自分で舐めることはできないから」

「そ、それは唾液の作用ですっ。口の中にあるのにわざわざ舐めなくてもっ」
「ほら、芽衣子」
 ぺろりと舌を出してみる。

「う、うう…っ」
 彼女は見回す対象があるわけでもないのにきょろきょろ左右を見回す。恥ずかしくて俺を直視できないようだ。

441名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:27:41 ID:ZYCGAAIU
「…〜〜っ」

 芽衣子は、口の形がはっきりしていなくてあーともうーともつかない声を漏らし、勢い良く顔をぶつけてきた。

お?と思ったときにはもう舌先に、ちょん、と何かが触れる感触。

「舐めっましたっ。これで、いい、ですねっ」

すぐさま離れた芽衣子の顔は羞恥に歪んで怒ったようにも見える。
自分で言っておいて何だが、まさか本当にするとは思わなかった。
味蕾のつぶ一つ一つのざらりとした感触まではっきりと反芻して、ぞわぞわとした何かが背中を駆ける。

駄目だ。今夜のところはここでブレーキを踏めと頭の中の冷静な部分が叫んでいるような気がするが、うまく聞き取れない。

落ち着こうと深く息を吐くとふーっと鼻から抜ける熱気に音が混じる。
飢えて気が立った獣みたいなあからさまな呼気を抑えることができないと認識して、かえって自分の興奮度合いを自覚するばかりだ。


きっと俺は今獣の顔をしているだろう。

芽衣子が欲しい。真島は頭の中も全身も芽衣子で溢れさせたいと思った。

442名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:35:55 ID:ZYCGAAIU

気がつけば芽衣子はシーツを背にして、真島に抱き締められていた。

真島の手が芽衣子の服のボタンにかかり、芽衣子は大きく息を呑む。たぎるように熱かった体が、急に震え出した。
迂闊にも初めて、真島がこれから何をしようとしているのかを鮮明に知った。

背中にまわした手の力が抜け、芽衣子の頭は真っ白になる。
どうしよう、どうしよう…と巡るのはそれだけだ。

「…真島さん…」
震える声が出てしまった。薄暗い部屋の中に震える声が響く。真島の手がピタリと止まった。
「…嫌、なのか……?」

首筋に埋めていた顔を上げてそう訊いた真島の眼差しは、なんとも切なげで、こういう眼のことを『情欲に濡れた』と表現するんだろうと真っ白になった頭に浮かぶ。


「ち、ちがいます…。ただ、私、どうしていいかわからなくて…」

「俺に委ねてくれたらそれでいい。優しくするから。……その、なるべく、痛くないように。だから、安心していい」


真島の目を見つめながら、ゆっくりと芽衣子は瞳を閉じる。
その夜、芽衣子は初めて真島に抱かれた――。


443名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:49:06 ID:ZYCGAAIU
「起きたか?」

ひんやりとした指先が頬に落ちてきて、自分の体がどれほどの熱を持っているのかを思い知る。
ゆっくりと首だけを上に向けると、まるで子供を扱うかのように髪を梳き優しく額を撫でながら顔を覗き込む真島がいた。

「…ましま…さ…?」
「おはよう」
「…おはよう、ございます?」
「昨日はかわいかったな…」

そういって彼はツツ…と私の鎖骨を指先でなぞる。
そこでやっと自分も彼も裸であることに気付いた。ついさっきまでしていた行為が鮮明に頭に甦る。

「み、見ないでくださいっ!」
ものすごい速さで手を胸元に持っていく芽衣子の耳はすっかり赤くなっていて、その耳に唇を寄せると、芽衣子がぐっと息を飲む。
目をぎゅっと固くつぶり、さらに唇噛んで耐えているところを見ると、彼女は耳が弱いらしい。
「…芽衣子」
わざと耳に唇を触れさせたまま囁くと、彼女の肩がぴくりと可愛らしく震えた。
「…なん、ですか…」
おそらく頭がとんでもなく混乱しているだろうに、俺の呼び掛けには従順に答える。
まるで子犬のような様子にくすりと笑うと、熱を持っている耳にまた囁きかけた。

「…芽衣子、俺は…」
「…は、い」
彼女の形の良い唇から零れる吐息がいつになく熱っぽい。
この唇に口付けたいのをぐっと堪えて、代わりに絡めた指に力を込める。
「……君のいれたコーヒーが飲みたい」
ゆっくりそう告げて、拘束していた指を一本一本丁寧に解放した。
そして、ぽかんとした表情でこっちを見上げる彼女に触れるだけのキスをし、何事もなかったかのように目を瞑った。

「……それくらい」
しばらく放心状態だった彼女がわなわなとシーツを握りしめる。
「それくらい普通に言ってくださいっ!!」
耳がキーンとするような声を残して、彼女は赤い耳を隠すように押さえながらベッドから抜けようとした。
だが、昨日の自分と彼女を思い出す限り、芽衣子はたぶん起き上がれないだろう。

全くもって予想通りの本当に可愛い彼女をベッドに残して、真島は風呂場に消えた。


真島はその夜以来、毎晩芽衣子をしっかりと抱きしめて寝ている。
彼女を暗闇から守るために。




おわり

ながながとすみませんでした。
444名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:57:16 ID:FvOm8iwf
眠いのを我慢して待ってた甲斐がありました〜 すっごくよかったです
とくにラストは思わず笑みがこぼれてしまいました
あのもしよかったら、このシリーズの違うエピとか読みたいです
最高に素敵な作品ですよ 職人様は神っ!


ところで、ストーカー設定の作品は下記ですか?

芽衣子がストーカーに襲われそーになったお話
>>272-275 >>277-285

このまませっかくのストーリーが流れてしまうのは惜しいので
まとめていこうという意見がでているので、良かったらお名前というか
ペンネームというか、ハンドルネームをお願いします

いい夢が見れそうです 幸せ〜
445名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 04:57:36 ID:XclwFocC
覗いてみたらベストタイミングに新作投下きたーー
肝心の本番シーンが抜けてるのに何でこんなにエロいんだろう
もし二人が生きていて普通の生活に戻ったら
こんな風に少しづつ芽衣子の凍えた心を溶かしていってくれそう
温かい気分になれました!ありがとうございます
446名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 05:06:20 ID:ZYCGAAIU
>>444
読んでいただきありがとうございます。

はい、そうです。
そのレスで間違いありません。
ペンネームはpropaneでお願いします。


447名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 05:15:03 ID:FvOm8iwf
職人様、HNや題名等あれば追加してくださいませ
よろしくお願いします

宇宙人に襲われた夜の話
>>18>>20>>21>>22>>31-36

真島と芽衣子のデートのお話
>>48-49 >>57-65 >>70-74

溝口を撃とうとした真島を止めた芽衣子 その後モンアンジュで−
>>84-86 >>91-95

芽衣子と真島が一夜を共に過ごすことを決めたという設定
>>100-101

万里の回想
>>187-190 >>233-234 >>303-305

第一章 万理×芽衣子 百合ネタ
>>202-203 >>212-215
第二章 万里×芽衣子、その後の真島×芽衣子
>>222-227 >>230 -231 >>235-236

8話 真島×芽衣子
>>247-255

真島がS
>>290-294

12/22 クリスマスちょっと前の話
(時系列とかオーナーが等々無視の方向で芽衣子酔っ払いネタ。)
>>400-405

■ HN確定分




真島が芽衣子に愛を告げた今週ラストシーンその後  by mHaYtu
(2010/12/07の放送?)
>>113-115 >>118-120 >>129-132 >>143-145 >>154-156 >>164-165

芽衣子が復讐告白-真島が自分のマンションに連れ帰る-その後   by san
第一章 真島×芽衣子 二人の夜@
>>336-338
第二章 真島×芽衣子 二人の夜A
>>347-349
第三章 真島×芽衣子 二人の朝
>>354-355
第四章 真島×芽衣子 二人の初夜
>>414-415

芽衣子がストーカーに襲われそーになったお話   by propane
>>272-275 >>277-285
芽衣子が真島に引き取られた設定   by propane
>>433-434 >>436-443
448名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 05:16:25 ID:FvOm8iwf
>>446
お名前追加しておきました
こちらこそ、読ませて頂いてありがとうございましたです
449名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 10:37:21 ID:FAa0exL2
>>433
芽衣子が真島に引き取られた設定、すごく素敵でした!
真島の声、自分も大好きなんで、耳元でささやかれたら
芽衣子もたまらんだろうなぁw
職人さま、ありがとうございました。
450名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:16:57 ID:1j/pHY8T
>>447まとめてくださって本当にありがとうございます。
>>84-86 >>91-95 を執筆したものです。PNは「zero」でお願いします。

  以下、真島と芽衣子が三沢の件が終わった後逃亡生活を送っているという
  かなり無理やりなご都合展開のもとなりたっている小説です、
  苦手要素がある方はスルーして下さい。バッチ来いなかたはしばしお待ち下さい…

  
451名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:21:11 ID:XclwFocC
バッチこ〜いです!楽しみ!
452名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:25:11 ID:1j/pHY8T

眼が覚めるとそこは一つの広くも狭くもない空間だった。
周りをふと見渡すと、他の誰よりも愛しいその人がベッドの上で眠りに着いていた。
「……真島さん?」
「………ん、」
しまった。なんで声をかけてしまったのだろう。
真島さんはさっきまで睡眠状態だった身体を軽くこちらに傾けこういった。
「……どうした、芽衣子?」
「…あ、ごめんなさい、起こしちゃいましたね、何か眠れなくて…」
「寝てないのか」
「あ、いえ。しばらくそこで横になってたんですけど…目が覚めちゃいました」
そうして視線を流した先には空のベッド。この空間には二つの寝台がある。
その事実からこの空間は真島さんの家でも私の家でもないことが分かる。
真島さんの家にも私の家にもベッドは一つだけしかないから。
(あれ…私、)
変だ。何か記憶が抜けている。寝ぼけているのだろうか。
(いや…違う、そうだ…)
瞬時に脳内を巡ったものがあった。その映像はもう随分昔の事のような気がするし、
つい昨日あったばかりのような気もする。…やはり寝ぼけているのか。
「…夢を、見ました」
「夢?」
「はい。」
「…どんな?」


453名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:36:27 ID:1j/pHY8T
「私が…たくさんの人を殺した夢です。最後、私自身も自殺しようとして…
そしたらそれを真島さんが制止して…一緒に逃げよう、って言ってくれて…」
そこまで話してしまうと、なぜか唐突に何も言えなくなってしまった。
違う。何か、何かがおかしい。私は、何を…。
「………!!」
違う。夢じゃない。全部本当だ。
全部全部。たくさんの人を殺したのも。死のうとしたのも。真島さんが逃げようと言ってくれたことも。
「………私、」
「芽衣子。」
完全に寝台から上体を起こし、真島さんの方を見る。真島さんを見た瞬間、
体の中の全ての神経が滾った。
「ああそうだ、夢だ。悪夢だったんだよ、全部。」
「……真島さん…。」
「けどな、{俺と出会ったこと}は夢に出てこなかったんだろ?」
「……はい…」
夢は、それを見る人自身の願望を現す。
今までの事全てがただの夢ならよかった。けれども真島さんとであった事実は消したくなかった。
そんな、そんな、紛れもない私の贅沢が夢となって現れた。
「だったら君は俺を必要としてるんだ。」
「………はい。」
突如、涙腺が緩みその雫をこらえることができなかった。流れ落ちる涙を
止めようと座っている寝台のシーツに思い切り両手で爪を立てるも、無表情には戻れなかった。
「………覚めて欲しくなかったか?」
「…っ!いえっ……違いますっ…うぅ…そうじゃなくて…ううっ!」
454名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:43:22 ID:1j/pHY8T
「だったらどうして」
「…私っ!結局真島さんを巻き込んでしまったっっ…!!貴方を、貴方を…!」
嬉しかった。けれどもどうしてもそれより自責の念が勝った。
あの公園で服毒を図った私を止めて逃げよう、とそう言ってくれた。
その後はよく覚えていない。だからここがどこなのかも検討がつかない。
「…お前、まだそんなことを…」
「そんなことって……!!」
「言っただろ。お前はもう一人じゃない。俺の命が続く限り側にいると決めたんだ。」
「真島さん…っ!…うぅ…!!」
455名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:00:32 ID:1j/pHY8T
「こっち来い。」
「………!!」
だめだ、今からでもここを出るべきだ…そう、そう思ってるはずなのに本能が先に出た。
それでも微かに残る理性で足取りはおぼつかず、ゆっくり、しかし着実に真島さんの寝台の
中へと身体は潜り込んでいった。
「すまない。やっぱり一緒に寝ればよかった。怖かっただろう。寝てる間も。
 …気を遣って別々の場所に寝たんだが…裏目に出たな。」
「いえ…すみません、本当に。」
おおきな真島さんの腕が私の背中にあてがわれ、抱擁される形となった。
何度も何度もそうされたはずなのにいつになってもやっぱりこれが一番好きだった。
「……少し落ち着いたか?」
「……はい。」
抱き返したかった。私の愛もぶつけたかった。けれどできなかった。
巻き込んでしまった、という思いよりも大きかったのは今はただひたすら抱かれていたかった。
それを自制できないのだから自己嫌悪に陥る。
「…ごめんなさい、何も覚えてないんです。…ここは?」
「三輪さんの家だ。奥さんは今入院しているのは、知ってるな?」
三輪さん。15年前の事件に関った人たちの中で私に罪悪感を感じ、
堂島さんと同じで私のために命を捨てた人。
「私なんかのために、大事な上司の方の家を使わせて…すみません。」
「お前、その謝る癖やめろ。人から大切にされたら謝るってのは変な話だろう?」
「はい…、」
そう。こういうときは、謝るよりも伝えなければならないことがある。
「ありがとう。そして…愛してます。」
「…俺もだ。ありがとう、愛してる」
456名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:20:22 ID:1j/pHY8T
愛してる。もう、この言葉はさみしくなんかない。
だから私だって言えるし、彼から言われたのを受け止める事だってできる。
「……愛してる。」
真島さんの手が私の身に着けているそれに伸びる、受け入れる準備くらい出来てる。
同時に密着した唇から互いに進入させる舌で身体中の熱が上昇していった。
「っ……はぁ…!」
とりまく官能的な空間かへの恐怖なんて微塵もなかった。
私自身彼を欲している、本能が、情欲を掻き立てもっと、もっと、と要求していた。
「全部俺に委ねてくれ。」
「っんっ……ふぁ!」
声にならない声だったがそれが何を示しているのか真島さんは分かってくれた。
それは、暗黙の了解。もう逃げない。真島さんから。
それでもなお私を逃がすまいと痛いくらいに強く私を抱く真島さんの両手は次の
段階に移っていた。
ひんやりとしていた私の身体に温かい真島さんの手が添えられる。
乳房を弄られ熱っぽい息が零れた。頂を撫でたり押し込まれたりを繰り返されるうちに、
意識は朦朧としていた。


457名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:39:01 ID:1j/pHY8T
「悪い…っ止めらんねぇ…」
貪るような勢いだった口付けを止めると真島さんはそう一言呟いた。
その手がまた一つ下のほうへと動いたのに一瞬からだが震える。
怖いのでもない、拒絶してもいない、そんなのではない、別の感覚があった。
「ああ…っんっ」
「濡らしすぎ。」
半笑いで真島さんがそう言う。否定ができないだけに押し黙るしかなかった。
「…あっあんまり…意地悪くしないで下さいっ」
「分かってる。優しくする、ただし、俺のやり方でな。」
再開される、行為。
真島さん自身が私のそこにあてがわれたと思うと息をする暇もなく押し薦められた。
「━━━ああっ…あっああ!!」
激しい快楽が身体の中を襲った。身体は自然と悦びの悲鳴を上げる。
「くっ……っ!!」
真島さんの少し苦しそうな息遣いが耳元にあてがわれる。
たまらなくなり自分から彼へ口付けすると待っていたといわんばかりにもう一度
その贓物が口内を彷徨った。
458名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:49:57 ID:1j/pHY8T
「っああっ…!!ま…真島さん…!!」
一定で上下に動く真島さんの腰の動きに合わせて吐息が漏れる。
疲れるたびに恍惚が遅い意識を失うかと思うほどだった。
「ふぁ、あ、あぁっ……!!!」
中がきつくなり、咥えこんだそれが大きく蠢くのが意識の端で感じれた。
脳内は白一色に染まり、そのあと体内で受け取った真島さんの体液に気が飛んだ。
「はぁ…はぁ…っ真島さん…」
一度果てた身体の動きを変えようとするも瞬時に真島さんの手で止められた。
「わっ…」
「お前はそうやって抱かれたあといつも俺から逃げてった。もう逃がさない。」
その声には芯が突き刺さったような、力強い何かがこめられていた。
嬉しかった。申し訳ない気持ちよりもそっちの方がずっとずっと大きくなっていた。
「………」
大人しくもう一度真島さんの腕の中へ身を置く。
このまま、朝が来なければどんなにいいだろう。
あとどのくらいこうやって抱かれることができるのだろう。
459名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:53:33 ID:1j/pHY8T
「……ここまで来たら、もう引き返せない。」
「はい…分かってます。」
「ずっと側についてるんだ。ずっと…」
刑事という職も、大事な榎本さんや他の同僚の方も、みんなみんな真島さんは捨ててきた。
全部、私だけのために。だから私はそれを裏切って台無しにしてはいけない。
やっと、気がついた。自分の気持ちに正直になれた。
「約束します。離れない、絶対…。」
もう、迷わない。

460名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:47:17 ID:K2zeh07w
神作品キター!素晴らしい!素敵なクリスマスプレゼントありがとうございます!
461名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:57:07 ID:FvOm8iwf
職人様、HNや題名等あれば追加してくださいませ
よろしくお願いします

宇宙人に襲われた夜の話
>>18>>20>>21>>22>>31-36

真島と芽衣子のデートのお話
>>48-49 >>57-65 >>70-74

芽衣子と真島が一夜を共に過ごすことを決めたという設定
>>100-101

万里の回想
>>187-190 >>233-234 >>303-305

第一章 万理×芽衣子 百合ネタ
>>202-203 >>212-215
第二章 万里×芽衣子、その後の真島×芽衣子
>>222-227 >>230 -231 >>235-236

8話 真島×芽衣子
>>247-255

真島がS
>>290-294

12/22 クリスマスちょっと前の話
(時系列とかオーナーが等々無視の方向で芽衣子酔っ払いネタ。)
>>400-405

■ HN確定分

溝口を撃とうとした真島を止めた芽衣子 その後モンアンジュで−    by zero
>>84-86 >>91-95
真島と芽衣子が三沢の件が終わった後逃亡生活を送っているお話    by zero
>>450(解説) >>452-459

真島が芽衣子に愛を告げた今週ラストシーンその後  by mHaYtu
(2010/12/07の放送?)
>>113-115 >>118-120 >>129-132 >>143-145 >>154-156 >>164-165

芽衣子が復讐告白-真島が自分のマンションに連れ帰る-その後   by san
第一章 真島×芽衣子 二人の夜@
>>336-338
第二章 真島×芽衣子 二人の夜A
>>347-349
第三章 真島×芽衣子 二人の朝
>>354-355
第四章 真島×芽衣子 二人の初夜
>>414-415

芽衣子がストーカーに襲われそーになったお話   by propane
>>272-275 >>277-285
芽衣子が真島に引き取られた設定   by propane
>>433-434 >>436-443

462名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:59:13 ID:FvOm8iwf
>>450
追加しておきました 申告ありがとうございます〜
お礼を言うのはこちらの方で、素敵な作品で癒して頂いてるのですから
本当にありがとうございます

これから新作読ませて頂きますっ
そして次の作品もお待ちしております
463名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 01:41:02 ID:EX04i+ep
職人様、HNや題名等あれば追加してくださいませ。よろしくお願いします

宇宙人に襲われた夜の話
>>18>>20>>21>>22>>31-36

真島と芽衣子のデートのお話
>>48-49 >>57-65 >>70-74

芽衣子と真島が一夜を共に過ごすことを決めたという設定
>>100-101

万里の回想
>>187-190 >>233-234 >>303-305

第一章 万理×芽衣子 百合ネタ
>>202-203 >>212-215
第二章 万里×芽衣子、その後の真島×芽衣子
>>222-227 >>230 -231 >>235-236

8話 真島×芽衣子
>>247-255

12/22 クリスマスちょっと前の話
(時系列とかオーナーが等々無視の方向で芽衣子酔っ払いネタ。)
>>400-405

■ HN確定分
溝口を撃とうとした真島を止めた芽衣子 その後モンアンジュで−    by zero
>>84-86 >>91-95
真島と芽衣子が三沢の件が終わった後逃亡生活を送っているお話    by zero
>>450(解説) >>452-459

真島が芽衣子に愛を告げた今週ラストシーンその後  by mHaYtu
(2010/12/07の放送?)
>>113-115 >>118-120 >>129-132 >>143-145 >>154-156 >>164-165

芽衣子が復讐告白-真島が自分のマンションに連れ帰る-その後   by san
第一章 真島×芽衣子 二人の夜@
>>336-338
第二章 真島×芽衣子 二人の夜A
>>347-349
第三章 真島×芽衣子 二人の朝
>>354-355
第四章 真島×芽衣子 二人の初夜
>>414-415

芽衣子がストーカーに襲われそーになったお話   by propane>>272-275 >>277-285
真島がS by propane
>>290-294
芽衣子が真島に引き取られた設定   by propane
>>433-434 >>436-443
464名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 09:43:30 ID:FlAsSbmw
>>450
すてきなお歳暮&クリスマスプレゼントをありがとうございました!!
芽衣子が抱かれる描写も好きだけど、文字どおりの
真島の温かい胸と腕にくるまれる描写もたまりません
465名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 12:33:25 ID:j/gdrGCu
職人さんもまとめてくれた人も乙!
どれもセリフがいいな〜萌え死にしそう
芽衣子や真島の中のひとたちが次の作品やCMにでてても
芽衣子と真島はそのまま永遠に残る気がする
466名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 19:43:16 ID:710sgyuF
>>463zeroです。まとめてくれてありがとうございます。
にしてもギルティの人気すごいなぁ…。
文章創作版って結構行き来してるけどここまで活性化してるところってあんまりない。
467名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 21:06:09 ID:DWYyQ108
職人さんたち素敵すぎます!!
もう本編終わってしまったのでここで補充してます。

誰か真島×芽衣子で嫉妬ネタ書いてほしい!!
真島ちゃんの独占欲は半端なさそうwwwww
468名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 21:30:48 ID:710sgyuF
嫉妬の対象は案外、鶴見とか(笑)?
逆に芽衣子が万理に嫉妬とかも面白そう。
469名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 21:52:02 ID:8S6pTBTG
三沢邸前で玉木が菅野の腕つかんでたのを、三沢がバッと引きはがしてってあたりの真島の顔が嫉妬まじりでいい。
どなたか、三沢に嫉妬する真島、芽衣子を独占欲で取り戻し抱く話を書いてください
470名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:43:25 ID:I6XFa1re
>>469
わかる〜〜〜!本編ではただ心配なだけの心情なんだろうけど
三角関係の設定で見るとニヤニヤしてしまうw
「芽衣子はどこだ!彼女を出せ〜」って乱れまくる真島も萌えw
471名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 23:18:14 ID:MHs4MeuM
>>469
嫉妬編いいね 三沢Jrとかおもしろそう >>470さんのシーンはすごかった

ところで、まとめサイトって
http://wiki.livedoor.jp/slavematome/
こういうサイトのことなのかな?
使ったことないのでよく判らないんだけど、詳しい人いるかな?
472名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 02:17:27 ID:xj0L4cqR
>>471さん

まとめサイトに関して
貼って下さったURLが一般的なまとめサイトになりまして保管庫とも言われています。livedoor以外ではヤプログやウィキモバなどで管理されている場合も…。
ヤプログ
http://yaplog.jp/liar_game4/archive/108
ウィキモバ
http://www26.atwiki.jp/keizoku_eroparo/m/#bottom_menu

これはほんの一例ですが
携帯ユーザーさんが多いことも考えますとウィキモバはかなり見やすいかなと思われます。

参考になれば良いですが…。
473名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 19:40:04 ID:3uoGPuqS
一晩時間を決めて真島×芽衣子チャットとか需要あるだろうか…。

PC参加可能の特設携帯チャット用サイトをちょっと立ち上げてみた。
それだけのために作ったものだから別にここにURL貼っても構わないけど…
チャット参加してくださるかたいますか?
474名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 21:31:36 ID:eIylK2Ng
>>473

自分はしたいよ!
このどうにもならない真島芽衣子萌えを同士と発散したい分かち合いたいw
475名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 22:01:10 ID:xj0L4cqR
>>473さん

真島×芽衣子チャット私もぜひ参加したいですーっっ!!URL貼って下さると助かります〜。
476名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 22:02:42 ID:8Rp0nF8s
頭に浮かんだんで投下します。エロなしです。
芽衣子と鶴見が仲良しです。
鶴見はよく女に振られます。


「そう、それでしばらく元気がなかったのねー」
心配してたの、と椅子に座っているさらさらの黒髪をもつ女性は上目遣いにこちらを見た。
目の前に熱々の食事があるにも関わらず、俺の話を聞くためにずいぶん前から手を止めて顔をこっちに向けてくれている。
気の毒そうに眉をさげた彼女の顔を見て、思わず涙がほろりと零れそうになった。
ああなんかもう、その小さな仕草だけでもぼろぼろになった今の心は大きすぎるくらい効果がある。
そうか、元気がないの気付いてくれていたんだ。
俺は仕事柄、そういったことを表に出さずにいるのに。

弱っているせいか、彼女の優しさがいつもより倍のスピードで体に染み入る気がする。
あ、やばい、本気で涙でそう。
「元気だして、鶴見くん。鶴見くんは優しいからすぐにまた彼女ができるよ。きっと。」
俺の情けない失恋話を聞いたあと、彼女はいつも優しい笑顔とともにこう言ってくれる。

477名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 22:07:38 ID:8Rp0nF8s
俺は感極まって彼女の手を咄嗟に掴み、机の上に置かれたもう片方の手もぎゅうっと握った。
「鶴見くん?」
「…芽衣子さ〜ん…」
男にあるまじき情けない声が出たが今は恥ずかしくもなんともない。
今は彼女の優しさに思いきり甘えちゃいたい。
今は二人きりだし、しばらく誰も来る気配はないし、環境は完璧。
少し戸惑った様子の彼女に構わず、両手で彼女の手をぎゅうぎゅうと握りしめる。
「…人の温もりって、いいですね…」
「…よっぽど辛かったのね」
思わずでた俺の呟きに眉を八の字にした彼女は、さきほどよりも心配そうな声でしみじみ言う。
「…芽衣子さん、もう少しこのままでいいですか?」
彼女が嫌と言わないのを知っているけれど、甘えるのを許されているのだと彼女の口から言わせたくて聞いてみる。
「…少しだけだよー?」
くすくす笑って決して嫌そうな様子なく返ってきた返事に思わず頬が緩んだ。
彼女のこういう優しさは素直に嬉しいし、とても美人でとても可愛い顔が自分のために心配そうに眉を下げるのはもっと嬉しい。
478名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 22:19:30 ID:8Rp0nF8s
「俺、芽衣子さんがいれば彼女なんていなくていいって気がしてきました」
「…どういう意味か分からないけど、元気がでてよかったねー」
さっきの鬱々とした態度から一変して笑って告げた俺に、彼女も心底嬉しそうににっこり笑う。
笑うとますますきれいだな。

「あー、なんか元気でたら腹減ってきました」
「そう、よかったー。じゃあ鶴見くんも今から一緒に食べようよ」
「そうですね。芽衣子さん、ありがとうご…」
ざいました、と言い切る前に部屋の扉がガチャリと開いた。
二人して扉の方を見ると、そこにはドアノブを掴んだまま唖然としている、真島さんがいた。
「…白昼堂々セクハラとはいい度胸だな、鶴見」
部屋に静かに響き渡る言葉が、怒りを含んでいることが長年の付き合いから分かる。
あ、そういえば芽衣子さんの手をまだ握ったままだった。

つかつかと無言でこちらに歩いて来た真島さんは、いきなり芽衣子さんと俺の手首をがっしりと掴んだ。
「とりあえずこの手をは、な、せ。話はそれからだ」
平常を装っているものの、語尾が荒れていてやっぱりかなり怒っている。
「別にセクハラじゃないですよ。芽衣子さん嫌がってないし」
「ふーん。じゃあ何をしていた?」
「えーと、しいて言えば…愛についての語らいですかね?」


479名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 22:55:19 ID:8Rp0nF8s
こんなに素晴らしい恋人がいる真島さんに手を離されるのがなんだか釈で逆に彼女の手をぎゅうっと握ってみせると、真島さんの頬がぴくりと引き攣った。
「…俺は友人をなくすのが心底惜しいよ」
まったく惜しくなさそうにそう言うと真島さんはポケットから手錠を取り出した。
げ、逮捕する気かよ!
「覚悟しろ鶴見」
「真島さん」
真島さんが手錠を取り出した瞬間、一気に芽衣子さんの表情が冷たくなった。
「ヘンなことを言ってないで手錠をしまってください」
「ヘンって、俺は君をこのセクハラから…」
「真島さん」
いつもは穏やかな表情の芽衣子さんが、怒ると視線だけであの真島さんを制するところはものすごく恐ろしい。
真島さんはそれ以上何も言えなくなり、恨めしげに俺を睨んできた。
「さ、鶴見くん。ご飯にしましょう。」
「あ、そうですね」
「何でお前まで食べるんだ。働け。」
「本日の営業は終了しました。今から芽衣子さんとここでランチデートです」
しぶしぶ机についた真島さんが、俺の言葉を聞いた途端、手にしていたコップを床の上に落としてしまった。
「つ、鶴見…お前…」
「真島さん、手錠はしまってください」
再び手錠を取り出そうとした真島さんだが芽衣子さんにひと睨みされてまた黙る。

「さ、食べましょーか、芽衣子さん」
彼女のすっかり冷めた料理を暖めなおし、自分の分の食事も用意した
「鶴見!」
机に身を乗り出しながら咎める声にさらにこう一言。
「あの、さっき芽衣子さん、俺なら付き合ってもいいって言ってました」
もちろん、嘘だけど。芽衣子さんも悪戯な顔をしながら横目で真島さんを盗み見て楽しいんでいる。嘘だろ芽衣子、と芽衣子さんに詰め寄り腕に閉じ込める真島さんは子供のようだった。

このあと、すっかり拗ねてしまった真島さんを芽衣子さんがどうやってなだめたのか俺は知らない。
480名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:08:34 ID:WLQskXJU
いたずら芽衣子にすねる真島ってのも可愛いなぁw
鶴見もここでは役に立ちましたかw
481名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:12:18 ID:buMnN6cA
独占欲真島キタァァ
思ったんだけどギルティってエロ無しでも尋常じゃないエロさがあるから
エロパロスレでもエロ無しでもエロパロって事でいいよもうw
482名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:14:56 ID:xj0L4cqR
ほのぼのSSありがとうございましたー!
芽衣子ちゃんの「…少しだけだよー?」 が可愛すぎる!!バーテンが相手だと姉弟風味が増していいなあ…。彼も彩乃ちゃん辺りと恋愛フラグたっても良さそうだったのに…。また作品投下楽しみにしてます〜!
483名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:15:22 ID:BUptJL+T
>>476さん、素敵なお話ありがとう!本当にこんな幸せな光景が本編でも見れたらどんなによかったか…!癒されました!
484名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:35:36 ID:MiwG9d5g
きゃああ!!
素敵な作品ありがとうございます!!
芽衣子が拗ねた真島を宥めるシーンが見たくてたまらないwwwww
485名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:35:51 ID:8Rp0nF8s
ペンネーム忘れてました。propaneです。

読んでいただいてホントに嬉しいです。なかなかエロが浮かばなくて申し訳ないです。エロじゃなければ書きやすいのだが。エロパロ板なのにスミマセン。
486名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 23:54:34 ID:+lw7j385
幸せそうな二人の話がせつない
もうすぐ初七日ってやつか?
487名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:00:36 ID:X1xqzZln
>>486
架空の人物があの世で幸せに暮らすことを心から祈る
なんて生涯はじめてだ
毎晩情熱的な二人。先に疲れちゃうのはどっちかなww
488名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:04:13 ID:a8GoS7A9
>>487
先に疲れちゃうの芽衣子だと思うwwwww(体力的な意味で)
真島ちゃんは毎晩毎晩芽衣子にがっついてそう。
華奢で小柄な芽衣子壊れちゃうwwwww
489名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:15:03 ID:CJ3bZN+B
いっその事もう天国設定でもいい気がしてきた
エロス溢れる新婚生活が見たい
490名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:45:24 ID:nb9mHlTk
>>485
エロナシパロ大好きですよー
これからも宜しくお願いしますー
というか、もう首を長くして待ってる状態ですっ
491名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:59:15 ID:nb9mHlTk
>>472
@ウィキ 説明書読んできます
できなかったらごめんなさいね
492名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 01:03:49 ID:0V4vzrgO
>>481
> ギルティってエロ無しでも尋常じゃないエロさがあるから
> エロパロスレでもエロ無しでもエロパロって事でいいよもうw

ワロタwww
でも本当、確かにその通りだ
もう真島×芽衣子ならエロからほのぼのまで
節操なしに何でも美味しく頂けちゃうよw
だから職人さん、エロ有無は全然気にしないでおkですよー
鶴見とはまた新鮮でとても良かった
姉さん芽衣子可愛いなw
嫉妬真島ちゃんは言わずもがな
手錠とか公私混同もちつけww
いいなあ、きっと何事もなかったら
こんな日常だって普通にあったかもしれない
あれ、おかしいな 何かまた目から汁が…
493名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 01:24:57 ID:0V4vzrgO
以前何度か(多分全部で4話?)二人の夜シリーズで
真島×芽衣子を書いたsanです
職人様達の素敵SSの数々に萌え感化され再び書いちゃいました

二人は新婚wという設定で、
真島は刑事を続けており芽衣子は専業主婦
復讐逮捕云々とかもう色々ご都合主義で
矛盾点とかはドラマ並みに華麗にスルーしてくれたら有り難いww

まだ全部書き終えてなくて
でも凄い長文になっちゃいそうなので
とりあえず出来たものから投下していきます
スレ多用ごめんなさい
494二人でバスルーム:2010/12/28(火) 01:27:25 ID:0V4vzrgO
「ただいま」
既にネクタイを緩めながら、真島は気怠そうに玄関を上がる。

「お帰りなさい、真島さ…」
と言いかけて、芽衣子は慌てて言い直した。
「…じゃなかった、…拓朗さん。おかえりなさい」

ふわりとにこやかに微笑を零し、お疲れ様です、と労う。
そんな芽衣子のまるで花が綻ぶかの様な笑顔ひとつで、疲れなんて全て吹っ飛ぶようだ。
あの警視庁捜査一課特有の、暗く無機質な雰囲気と人間関係、そして鬱屈とした事件の数々。
そんな仕事を誇りを以て選んだとはいえ、やはり気分は荒むもので。
しかしそれも芽衣子の「お帰りなさい」の一言と笑顔、それだけで一瞬で消えてしまう。
彼女の天性の人を癒やす力か、それとも惚れた弱みか。
恐らく限りなく後者に近い、しかしそのどちらもなんだろうな、
そう心の中で独り言ちて、思わず微笑が漏れる。

「まし…拓郎、さん?」
それに気付いた芽衣子が不思議そうに首を傾げる。

「まだ慣れないな」

そう言って、ぽんぽんと頭を撫でてやる。
くすぐったそうに「すみません」と笑って、彼女は軽く首を竦めた。

結婚して約1ヶ月。
未だに名前を呼ぶ事に慣れない彼女は、以前のまま名字で呼んでしまう事もしばしば。
その度に慌てて言い直す仕草がまた何とも愛らしく、初々しくて微笑ましい。
思わず綻ぶ口元を押さえきれぬ自分もまた、柄にもなく今のこの新婚生活を満喫しているらしい。

…これじゃあ万里に"色惚け"と言われても仕方無いな。

つい先週言われたばかりの言葉を思い出し、口元に上る苦笑を芽衣子に悟られぬよう喋りかけた。

「いい匂いがするな。夕飯は何だ?」
「あ、えと…今日は鱚と野菜の天ぷらに根菜のお味噌汁、ほうれん草のおひたしと酢の物と、ポテトサラダです」
ちら、とキッチンスペースに視線をやりながら、真島は「美味そうだ」と笑った。


「どうしましょう、先にお夕飯にしますか?あ、お風呂も沸いてるのですぐに入れますよ」
汗もかいてるみたいだし、先にサッパリした方が良いですかね?と思案の表情を浮かべ、真島を窺う。

「たまには一緒に入るか」

投げかけられる言葉。
大きな目をぱちくりと瞬かせて見開く芽衣子とは裏腹に、どこか愉しげな真島の表情。

「…へ?」

思わず呆けた声が出る。

「風呂。」

真島は言って、芽衣子の華奢な肩をぐい、と掴む。
「え、え、ちょ…?拓郎さ…待っ」
「待たない」
495二人でバスルーム:2010/12/28(火) 01:29:39 ID:0V4vzrgO
狼狽する芽衣子に構わず、真島は彼女の腕を引っ張りバスルームへと向かう。
「た…拓郎さんってば!ま・まだ、ちょ…心の準備が、」
「そんなもの別に必要ないだろう」

今更心の準備も何も、と全く意に介さず、抵抗する芽衣子をずるずると引き摺るようにするが、もどかしいとでも思ったのか途中で、ひょい、といとも簡単に軽々と小柄な彼女を抱き上げる。

「きゃあ?!」

驚き、どうにか降りようとバタバタ暴れる芽衣子を物ともせず、上機嫌で悠々と歩く。
脱衣場に着き、尚も頬を真っ赤にして恥ずかしそうに俯く芽衣子の服を脱がそうとするが、

「や、やだっ…ダメです!!」

という彼女の悲鳴に近い声と手によって芽衣子の手は静止された。

「…そんなに嫌なのか」
「そ、そうじゃないですけど…っ、…その、でも…はっ恥ずかしい…ですし」
「今更だろう」

呆れた様子の真島の声に、確かにそうだとも思う。
一緒にお風呂に入るのは別に今回が初めてではない。
でも、やっぱり何回経験しても恥ずかしいものは恥ずかしい。
だって、それにまだちょっと明るいし。
「じゃ、じゃあ拓郎さんは先に入ってて!私はちょっとお皿とかボウルを洗わないと…」

わたわたと焦りながら急いで出ようとするに芽衣子に、分かった、と一応了解するように答えたが。
ホッと安堵の吐息を漏らす芽衣子の腕をしっかりと掴み、

「じゃあ先に入ってる。ただし後から来なかったら…今夜はどうなるか――分かってる、よな?」

そう言って、にやりと口角を上げる。
まるで獲物を捕えた肉食獣の様な鋭い眼光で。
嗚呼、この眼を芽衣子は知っている。
もし約束を破ったら間違いなく今夜は一晩中解放されないのだろう。
きっと容赦なく激しく朝まで抱かれるに違いない。
何度も何度も。
今までで幾度も経験済みなのだ。
嫌な冷汗が背中を伝うのを感じ、
「…分か、りまし…た」
と返事をするので精いっぱいだった。

そして数分後。
意を決したように芽衣子はカラリとバスルームの戸を開ける。

「お湯加減はどうですかー?」
先程とは打って変わり、にこにこと呑気な声でタオルを持ち、静かに入る。
芽衣子の表情とは裏腹に、真島は眉を顰めて不機嫌に問い返す。

「…おい。何だソレは」
「?ソレって…どれですか?」
きょと、と目をぱちくり瞬かせ、キョロキョロと周りを見回す。
ハァと軽く溜め息を吐き、真島は濡れた髪をくしゃりと無造作に掻き上げて。
496二人でバスルーム:2010/12/28(火) 01:32:33 ID:0V4vzrgO
全く。
天然な彼女は可愛いが、時にとんでもなく無敵に厄介だ。

「じゃなくて。それだよ、その身体に巻いたタオル」
「へ」

このタオルがどうかしたんですか?と、尚も首を傾げる彼女。
夫が何故不満顔なのか解せぬといった様子だ。
真島が不機嫌なのは、それもその筈、と言うべきか。
芽衣子は大きなバスタオルで自身の身体を巻いており、胸から太腿にかけてすっぽり覆い隠されているのだ。
しばらくの沈黙を経て、真島の不満気な視線に漸く合点がいく。
芽衣子はだって、と呟き、小さく反撃を試みる。

「…だって、やっぱり恥ずかしいんですもん。」
「バカだな、だから今更だろう?お前の裸はもう何度も見慣れてるんだし」

それに隅々まで知り尽くしてる。
暗にそう含みを持たせニヤリと口元を緩める真島に対し、むぅ、とそれでも口を尖らせて納得しない芽衣子。
しかし、はた、とさも良い事を思い付いたとでもいうように表情を輝かせる。

全く、我が妻ながら何て分かりやすい。
彼女の脳裏で電球がピカッと光る様まで見えるようだ。
思わず、くくっと喉を鳴らし、自然に笑みが上る口元に手をやり巧みに隠す。

さぁて、俺の奥さんはどんな言い訳をするのやら。
お手並み拝見といこうか。
愉快な気持ちになって芽衣子の次の言葉を待つ。

「そうですね、確かに今更です」
「ああ」

やけに素直に認めたな。

「でもそれって私だけじゃなく、拓郎さんにも同様に言える事だと思いますけど?」
「…どういう意味だ?」
「何度も見てるって言うのなら、"今更"、もう私の裸なんて見なくっても良いんじゃあ無いですか?」

してやったり、という様に得意気な表情を覗かせる。
成る程な、そうきたか。

「バカだな」
「ふぇ?」

ば、ばかって何ですかぁ!と言い返されるより先に、
「俺は見慣れてるとは言ったが、見飽きたとは言ってない」
「え、」
「お前の裸は何度見ても見飽きないからな」
「…っ!!」

かぁぁと頬を真っ赤に染め、
「ま…真顔で何てこと言うんですか…!」
と口をもごもごとさせ俯く。
やっぱり俺の方が一枚上手だったな。
そう満足気に笑みを零して。

「それに隠したって意味ないぞ。どうせこの後じっくり見れるんだから…な」
くつくつと愉しげに喉を鳴らす。
しどろもどろになった芽衣子のバスタオルを引っ掴んで剥ぎ取る事は容易い、が。
497二人でバスルーム:2010/12/28(火) 01:34:04 ID:0V4vzrgO
「まぁ、別に良いとするか。今回は後で脱がせる楽しみに取っておく。」

そう少年の様な笑顔で無邪気に言うのだが、言ってる内容と表情がまるで一致しない。

うぅ、入ろうが入るまいがやっぱり結果は一緒じゃないの…!
がくり、と芽衣子はうなだれて思った。
こうなる事は予測できた筈なのに、頭のどこかでは分かっていた筈なのに。
結局いつも騙されてしまう自分が情けない。

「…拓郎さんのスケベ。えっち。」

そう言うことが出来る限りせめてもの些やかな抵抗。
きっと彼にとってはそんなこと、何の意味も為さないのだろうけど。
その証拠にほら、今もまた笑ってるし。
しかも何だか嬉しそうに。

悪戯っ子のような真島の笑顔に、もぅ、と溜め息を吐きつつ。
でも、と、こっそり芽衣子は思う。
事件がある度に徹夜や泊まり込みが余儀無くされるなど日常茶飯事。
仕事柄仕方ないと言ってしまえばそれまでだが、しかし真島はそういった時必ず連絡をくれる。
本来ならばそんな余裕など有りはしないだろうに。
自分を心配させない為。
いつでも真島のそんな細やかな心遣いが、芽衣子には有り難かった。

だからこそ普段、多忙な真島が出来る限り仕事を早くに切り上げて、こうして自分の為に帰ってきてくれる事。
それは堪らなく素直に喜べる。

久々にこうして二人きりでゆっくり過ごせるのだって、本当はとっても嬉しい。


嗚呼、やっぱり彼には適わない。
いつだって結局最後は必ず自分は負けてしまうのだ。

いつも、そう。
二人が付き合う時、結婚した時だって。
真島の温もりに、強く優しい愛に、自分はついに負けてしまったから。

願ってはいけないのに願ってしまった。
傍に居て欲しい、って。
自制心が警鐘を響かせる、そう。
頭では理解してた筈なのに。
溢れそうな気持ちを何度となく抑えつけてきた。
本当の気持ちを押し殺してきたのに。

甘えてしまった。
縋ってしまった。

――愛して、しまった。
498二人でバスルーム:2010/12/28(火) 01:39:04 ID:0V4vzrgO
そんな物思いに耽っていた芽衣子だが、ざば、と湯が溢れる音で我に返る。
見ると真島が湯船から上がろうとしていた。
あ、と気付いて芽衣子は慌てて目を逸らす。

「た、拓郎さんも…腰にタオル巻いて下さい」
「どうして?」

分かっていながらニヤリと笑って聞いてくる。
そんな真島のからかいに業を煮やして、
「もうっ!拓郎さんは私の裸、見慣れちゃってるかもしれませんけど!私はまだまだ全ッ然、見慣れてなんかないんですからねっ!!」

真っ赤な顔で怒る芽衣子に、真島は思わず笑ってしまう。
くっくっと笑いを噛み殺し、
「悪い、悪い」
「その言い方、悪いなんて全然思ってないでしょ」
「ばれたか」
「!!ど、どうせ私は子供ですもんっ」
「…凄いな、芽衣子」
「?」
「どうして今俺が思った事が分かったんだ?」
「……ま、しっ真島さんの意地悪っ!!」

ぱちぱちと自分の肩を叩く小さな手。
「また"真島さん"に戻ってるぞ」
そう言いながら、少しからかいすぎたかもな、と思わないでもないが、それ以上に彼女を揶揄するのは愉しい。それに何より、ムキになる姿が堪らなく可愛い。
己の嗜虐心が疼くのを実感しながら、真島は思う。
そんな彼の思惑を知ってか知らずか、

「〜〜〜と、とにかく!!早くタオルを腰に巻いて下さいっっ!!!」
そうしてくれないと背中流さないですからねっ!と断言する彼女に、
「分かった分かった」
と言葉を返し、タオルを受け取って腰に纏う。

漸く、ほっと息を吐いた芽衣子は洗面器を引き寄せ、ミニタオルにボディソープを泡立てる。
椅子に腰かけた真島の後ろに回り、優しく撫でる様に擦る。

細身だが筋肉質な広い肩。
引き締まった背中と腰。
大好きな彼の、大きな後姿。
よくよく見れば、治りかけの生傷や痣がいくつもある。
きっとこの内のどれかは、あの時――溝口に襲われた自分を命懸けで救ってくれた時――のものでもあるんだろう。
そう思うと、芽衣子の胸はきゅ、と痛んだ。

「…どうした」

洗う手が制止したのを不思議に思い、真島が尋ねる。

「…い・いいえ、何でも――」ありません、と答えるより先に真島が言う。
「気にするな」
「え?」
「これは全部、俺にとっては名誉の勲章みたいなもんだから」
「……何、で」
「"私の考えてる事が分かったんですか?"って顔だな。」

ふっと深い笑みを零す。

「…解るよ。お前の事なら、何でも。」
「……」
499二人でバスルーム:2010/12/28(火) 01:40:50 ID:0V4vzrgO

「何だって、分かる」

何でも知りたいから、
何でも解りたい。
お前の事なら何だって。
全て、全て。

真島の強い想いに触れ、芽衣子の胸がしゅわしゅわと高鳴る。
心が温かく満たされる。
溢れてしまいそうなくらいに。
――ありがとう…
ありがとうございます…拓郎さん。

「…拓郎さん、」
「何だ?」
「愛してます」

こつん、と背中に芽衣子の柔らかな髪と額の感触。
真島は深い微笑を零し、

「知ってる」

慈しむように優しい眼差しを芽衣子に向ける。
真島が自分の方に向いた気配を悟り、芽衣子が顔を上げる。と。
すかさずそれを見計らった真島が、彼女の顎を掴んで口付けひとつ落として。
始めは軽く啄むような其れが、次第に深さと激しさを増してゆく。

芽衣子の顎に置かれた真島の手は、やがて華奢な背中に回り、白い肌を撫でるようにして後頭部へ。
湿った髪に長い指を差し込み、小さな頭を己に密着させる様に掻き抱いて支える。
芽衣子の両腕もまた、真島の広い背中に絡ませ強く抱き締める。

浴室に響く水音、荒い吐息。
強く強く求め合う二人。
溶けそうに甘やかな快楽の波が互いを包み込む。
500名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 01:54:34 ID:0V4vzrgO
とりあえず今回はここまで、一旦ここで切ります
無駄に長文ほんと申し訳ない
簡潔や要約というスキル皆無の自分orz
読んでくれた皆さん、どうもありがとう
これだけ書いて今やっと折り返し地点というw
続きはまた後日、なるべく早く完成させるよう頑張ります
その間に他の方の素敵SSをwktk待ってるww

ドラマのカプ厨になるなんて初めてだよ
先週の今頃はハラハラドキドキしながら
ギルティまであと○時間…!と心臓ギリギリさせて待ってたな…
もう本当に真島×芽衣子が愛しすぎて生きるのが辛い
二人の幸せらぶイチャ妄想しないとやってられんw

長々スマソ
501名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 02:01:23 ID:jH8oSmse
リロード何度もしてました
素敵描写!

続きがすごい楽しみです
502名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 02:03:55 ID:n/FTqAxK
>>500
電球笑いました!!
最高です!

投下します。
500様の続編のコマーシャルだと思ってください。
503名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 02:05:25 ID:KCKHyPBV
>>500
乙過ぎです!
常に一枚上手をいく真島と
見透かされやられっぱなしの芽衣子かわいすぎるてぃです

続きが早く読みたい・・・しかもいいとこで区切ってきたなと。
504魔性の女1 bypropane:2010/12/28(火) 02:05:33 ID:n/FTqAxK


「…あ、は…っ!」
芽衣子の腰を両手で掴んで下から強く突き上げると、彼女はぎゅっと目を閉じ、白い体がびくりと跳ねた。
「ああ、ごめん、つい」
余裕がないのを芽衣子に悟られたくなくて、何か言いたそうな彼女の唇を急いで塞いでしまう。
「…ほら、芽衣子が動かないと」
唾液で濡れた唇から悩ましげな吐息をこぼす芽衣子は、俺に促されるまま、再び私の首に腕を回して動き出す。
「…ん…う…っ」
声を抑えて一生懸命に腰を振る芽衣子の様子に、目を細めて魅入る。
さらさらの黒髪も、つり目気味でくりくりと丸い大きな瞳も、ふっくらとした頬も、形の良い唇も、すべてが俺を魅了する。
どこもかしこも俺の指が沈み込む柔らかな体もそうだ。
細い肩も、揺れる胸も、引き締まった腹も、スラリとした脚も、もうずっと俺を虜にして離さない。
「…ましまさん…っ!」
芽衣子はきゅうっと俺のものを締め付けると、高い声で俺の名を叫んだ。

頬を熱で赤く染め、目尻を涙で濡らし、前髪が汗で額に張り付いているため彼女が幼く見える。
十代の芽衣子を抱いているような実に不思議な気分だ。
「芽衣子」
呼吸を荒くして、ぐったりと俺の胸に寄り掛かってきた芽衣子の汗ばんだ体を抱き締め、彼女と繋がったまま、彼女をシーツの上に押し倒す。
芽衣子はぼんやりとした瞳で不思議そうに私を見上げた。
「…ましまさん…?」
「一人で腰振って、一人でイったのか」
「…そ…んな…」
芽衣子は恥ずかしさのあまり涙の浮かんでいる目をさらに潤ませ、唇を噛む。
最中で彼女は恥ずかしいことがあるとよく唇を噛んでいた。
おかげで、嫌がる幼い芽衣子を強引に組み敷いて、泣きじゃくる彼女を無理やり抱いているという危ない妄想を抱いてしまう。

505魔性の女2:2010/12/28(火) 02:17:06 ID:n/FTqAxK
「…ま、ましまさんっ!?」
芽衣子のしなやかな脚を片方だけ肩に担ぐと、彼女は目を丸くした。
「俺はまだイってないから」
「…やだ…待って!」
「無理」
「…駄目です…っ!駄目…!」
芽衣子がやめてと言うのも聞かずに容赦なく腰を動かすと、彼女は今にも泣きそうな顔をして喘ぐ。
達したばかりの敏感な体にまた刺激を与えられるのは、芽衣子が苦手なことのひとつだ。

「…あっ、あ…!」
「君は魔性の女と呼ばれるべきだな」
「…動いちゃやだ…!」
「俺をこんなに夢中にさせて」
「あっ!!」
「芽衣子、聞いてるか?」
「…だめ…!」
芽衣子は俺の背中に腕を回して必死に抱き着きながら、訳が分からないといったように首を振る。
「ましまさん…っ」
涙交じりの声と、少し苦しそうに眉をぎゅっと寄せて、潤んだ瞳に俺だけを映す芽衣子が愛おしい。
「苦しい?」
「…当たり前…です…っ」
「嫌いになった?」
「…大嫌い…!」
息を切らして辛そうにそう叫びながらも、芽衣子は俺の背中に回した腕に力を込める。
俺に意地悪をされているのに、結局は俺を許して縋りついてくるのは、芽衣子が俺に甘いところのひとつ。

芽衣子の優しさに甘えて、彼女に気遣えそうもないことを自覚しながら、彼女を貫くように突き上げる動きを再開する。
「芽衣子」
「…あ…ましまさん…っ」
辛そうに眉を寄せていた顔から力が抜け、だんだんと甘くなってきた声で何度も俺の名を呼ぶ芽衣子の様子に目を細める。
俺たちは激しい呼吸のなか互いに名前を呼び、声にならない彼女の悲鳴とキツイ締め付けで俺たちは達した。
俺はたとえ大嫌いと言われようがこれからも、彼女の姿や仕草、何より存在に魅了されて、ますます彼女を手放せなくなるのだ。



おわり
506名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 02:45:59 ID:nb9mHlTk
まだ職人様の読んでません〜
保管庫メニューと項目だけできました
http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/pages/1.html

説明書読むのが苦手なので、全く読まずに作成してます
デザイン等不満があるとは思いますが、許してください


トップページの注意書き考えてくださいっ
今はケイゾクと同じ注意書きにしてますので、お願いしますー
507名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 02:57:05 ID:jYLj9Wae
>>500
いやいや全然無駄じゃないです
長くても飽きないすばらしい文才!
甘い新婚生活いいですねー本編が苦しかった分胸にしみる・・・
慣れずに恥ずかしがる芽衣子とそれをからかう真島も激萌え
「愛してます」「知ってる」の流れで目から汁が・・・
続き楽しみにしてます!!!

>>504
はぁ〜エロい〜
魔性芽衣子にすっかり虜で自制心失う野獣真島と
大嫌いといいつつ受け入れる芽衣子萌え

>>506
まとめ職人さんも乙です!
これだとスレが落ちた後も名作を何度も見直せていいですねー!
皆のギルティ愛に感動
508名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 03:01:37 ID:KCKHyPBV
>>504-505
身体は成熟してるのに、顔や反応が幼めなのがまたやらしさを増してるな

前髪あり芽衣子もいいね
これで慣れない様子でのツインテールや三つ編みもさせたい・・・幼さMAXかな
509名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 03:13:18 ID:nb9mHlTk
職人様、HNや題名等あれば追加してくださいませ。よろしくお願いします

宇宙人に襲われた夜の話
>>18>>20>>21>>22>>31-36

真島と芽衣子のデートのお話
>>48-49 >>57-65 >>70-74

芽衣子と真島が一夜を共に過ごすことを決めたという設定
>>100-101

万里の回想
>>187-190 >>233-234 >>303-305

第一章 万理×芽衣子 百合ネタ
>>202-203 >>212-215
第二章 万里×芽衣子、その後の真島×芽衣子
>>222-227 >>230-231 >>235-236

8話 真島×芽衣子
>>247-255

12/22 クリスマスちょっと前の話
(時系列とかオーナーが等々無視の方向で芽衣子酔っ払いネタ。)
>>400-405

■ HN確定分
溝口を撃とうとした真島を止めた芽衣子 その後モンアンジュで−    by zero
>>84-86 >>91-95
真島と芽衣子が三沢の件が終わった後逃亡生活を送っているお話    by zero
>>450(解説) >>452-459

真島が芽衣子に愛を告げた今週ラストシーンその後  by mHaYtu
(2010/12/07の放送?)
>>113-115 >>118-120 >>129-132 >>143-145 >>154-156 >>164-165

芽衣子が復讐告白-真島が自分のマンションに連れ帰る-その後   by san
第一章 真島×芽衣子 二人の夜@
>>336-338
第二章 真島×芽衣子 二人の夜A
>>347-349
第三章 真島×芽衣子 二人の朝
>>354-355
第四章 真島×芽衣子 二人の初夜
>>414-415
二人のバスルーム  by san
>>493(解説) >>494-499


芽衣子がストーカーに襲われそーになったお話   by propane
>>272-275 >>277-285
真島がS by propane
>>290-294
芽衣子が真島に引き取られた設定   by propane
>>433-434 >>436-443
魔性の女   by propane
>>504-505
510名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 03:50:23 ID:0V4vzrgO
sanです。
即レス嬉しい〜どうもありがとう
皆さんの真島芽衣子二人の愛は永遠だ熱に感動!
ここのスレ温かい住人ばかりで本当癒やされるわ
テンション上がったからもう絶対今日中に完結編投下するww

>>502
コマーシャルだなんてとんでもない!!
もう極上すぎる素敵真島芽衣子に終始メロ萌えでした
特にエロ描写が丁寧&リアルで本当に興奮したww
ドMな恥じらい芽衣子かわいすぐる
ドS言葉攻め真島ちゃんもサイコー!
神職人様、どうもありがとうございます
素敵作品に良い刺激受けたお蔭で続きも張り切って書けそう
ていうかむしろ素晴らしすぎていっそこれを続編と差し替えたいくらいだww

>>503
芽衣子かわいすぎるてぃ
に思わずウマイ!!と笑ったw
そして何より和んだww

>>506
まとめ大変だろうにどうもありがとう!!
携帯からじゃ編集できないぽいのかな?
自分もPC持ってたら良いんだけど
着々とギルティパロが沢山増えてって嬉しい
まとめ保管作業、本当に感謝です
⊃真島ちゃん宅の合い鍵(二人の愛を覗き見隊用)
511名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 04:38:15 ID:nb9mHlTk
>>510
誰でも編集可能に設定しているし、携帯からでも編集できると思いますよ
http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/
ここから入れば大丈夫だと思います

でも、どんどん続きを書いて楽しませてください
ものすごく楽しみにしてるんですよ

まとめは、まだこのスレがあるので、
落ちるまでには完成させるつもりで
がんばります〜
512名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 13:12:33 ID:nb9mHlTk
>>509
抜けてたような気が…

真島の嫉妬   by propane
>>476-479
513名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 14:06:46 ID:nb9mHlTk

取り敢えず、いままでのまとめましたー
急いでやったので、間違ってたら指摘 or 修正してください
肩こったよー

http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/

514名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 15:59:50 ID:3Jp3e4nj
ドラマスレにアドレス貼られてるよ
半生は色々危険も伴うからご注意あれ
515名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 16:48:51 ID:o/79gHtS
>>514
半生 を素直に「はんせい」と読んで意味が分からなかったw
516名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 18:50:01 ID:1RSDvxDY
芽衣子「わ〜〜大きい!
真島さん、ここ、すごく大きくなってますね!!」

真島「……この上に乗ってもいいんだぞ、めいこ」

芽衣子「本当ですかぁ?
なら、遠慮なく…」
517名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 18:51:59 ID:rjizeSh0
>>514
ありがとう こういう時どうすればいいんだろう
518名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:33:56 ID:PYnkHFQn
>>473です。

参加希望の方がいらしたのでチャット開催しようと思います。
12月30日 20時〜何時でも。
真島×芽衣子語りましょう。
時間が迫りましたら下記のURLにチャットの入り口を載せておきます。
PC、携帯どちらも参加可能です。長時間参加してくださるかたは、
一定時間ごとにPCと携帯両方使用することをオススメします。
(携帯の電池が悲鳴を上げるとおもうので。)
荒らし、誹謗中傷等は絶対にやめてください。

http://m-pe.tv/u/page.php?uid=girty&id=1
519名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 19:43:20 ID:OILIsXC9
>>513
GJ!!
さっそくブクマしました!
520名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:10:41 ID:t3HK634y
>>516
超短文だけどなかなかそそる
結構なお手前でw
521名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 21:57:34 ID:v3dCGoOV
518
楽しみに待ってます
522名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:15:41 ID:1RSDvxDY
真島「……この上に乗ってもいいんだぞ、>520」
523名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:19:01 ID:87/LVmht
>>517さん

URL直リンしてても今のところ目立った荒らしもなさそうだけれど、今度貼るときはhttp://のhを取って貼ると、それだけでもだいぶ荒らし対策にはなるかもです〜。
作成していただいたまとめ、守っていきたいですよねー!

>>518さん

待ちに待ったチャット!
楽しみですーっっ!
524名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:26:33 ID:Yax6qvY2
まとめ職人さま、ありがとうございます!お疲れ様です!
525名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:08:33 ID:nb9mHlTk
>>523
次回からそうしますね
今は一応管理者のみ編集可能に設定を変えましたが
本当にそうなっているかどうか… 初心者なのでイマイチ判らないですー
様子見て、設定はまた変更しますね
526名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 23:43:24 ID:PFCrE5l8
職人さんも、まとめさんも、チャット幹事さんもありがとう
持ち寄り感がなんともいいな〜
職人さんはどなたもセリフがツボ・ツボ・ツボ
脳内再生ばっちりです
これからもよろしくお願いしま〜す
527名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:19:11 ID:GeylLNv0
バスルームの続きが気になってうずうず
今日はもう職人さんはこないのかしら
528名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:20:05 ID:pkT3Hutp
この時間になるとリロードしちゃうよね?w
529名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:36:02 ID:tEX+upQr
バスルーム書いたsanです
今日中と言いつつ遅れてごめんなさいorz
以下から昨日の続編投下します!
530名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:38:14 ID:pkT3Hutp
うわーい うれしい
まとめサイトは、バスルーム第一章と第二章に分けましょうか?
携帯の人は長いと見にくいかもしれませんし どうしましょう?
531二人のバスルーム(後編):2010/12/29(水) 01:39:05 ID:tEX+upQr
やがてゆっくり唇を離して。
二人の間を銀の糸が繋ぐ。
はぁっ、と荒い息を零して、芽衣子の細い肩が震える。
情欲孕んだ熱、燃えるような眼が愛しげに自分に視線を注いでるのが分かり、
何だか急に恥ずかしくなって居ても立ってもおられず、

「あ…あ、の!せっ背中…背中流しますねっ!」
あたふたと我に返ったように真島の後ろに回り、
立て膝をついてそっと彼の大きな背中を
持っていた泡立てたタオルで優しく擦ってやる。
真島もリラックスして、気持ち良さそうに身を委ねている。

「力加減は大丈夫ですか?」
「ああ、丁度いい」
「ふふっ…良かった」

傷口に沁みないように、ゆっくりと。
丁寧に丁寧に、撫でるように優しく洗い流す。

「さ、これで一丁あがりです!」
そう少しおどけた調子で言って、コックを捻りシャワーで洗い流す。
すると真島は芽衣子の腕を取り、

「じゃあ次は俺の番だな。」
彼女の身体をすっぽり包んでいたバスタオルを剥ぎ取る。

「き、きゃあッ?!ちょっ、何するんですかっ拓郎さん!!」
はらりと落ちたバスタオルを拾い上げ、扉を開けて脱衣所に放り投げる。
一糸纏わぬ姿になった芽衣子は両手で胸の前を覆い、しゃがみ込んだ。

「背中流してくれた礼。しないと、な?」
今度は俺が洗ってやるよ、と言って。
ポンプを押して手にボディソープを取り、
それを両手で擦るように泡立て、芽衣子に触れる。
直接身体に塗りつけてくる、到底洗うとは言えないその手つき。

「やっ…た、拓郎さ…やめっ…ァ、」

ぬるぬると泡を纏う真島の骨ばった大きな掌が、長い指が、芽衣子を弄る。
ぬめりを帯びた真島の艶めかしい手つきが、変な気分にさせる。
ぴくん、思わず反応する身体。
生き物のように芽衣子の身体中を這いまわる。
やがて真島の手が、水蜜桃のようにたわわに実った芽衣子の乳房に触れ、柔らかく肉を揉む。

「ぁん…ッ!」
思わず漏れた甘い声に、芽衣子は恥ずかしそうに顔を俯かせる。

「た、くろ…さん、のばか…っ!こんな、の…ッ身体洗って、るって言わな…っ」
涙声で訴える芽衣子が堪らず抱きつく。
ぎゅ、としがみついてくる彼女の首筋に甘く噛みつき、舌を這わせる。

「…感じてるのか?」
「っ!!」
「欲しいんだろう」
「ち、が…うも…っ」
「素直に言えよ、俺を欲しいって――」
「…や、」
「俺はお前が今すぐ欲しくて堪らないんだが、な」
「!!ッ、」
532名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:44:15 ID:tEX+upQr
あ、ごめんなさい被っちゃったw
はい、出来れば前・後編に分けて頂けると有り難いかもです
それでも長ければ適当な所で切って章分けしてくれても全然構わないので
まとめ職人さんも面倒な作業なのに乙です
本当ありがとう、感謝
533二人のバスルーム(後編):2010/12/29(水) 01:56:08 ID:tEX+upQr
ばか、拓郎さんの馬鹿。
いつも、そう。
いつだって拓郎さんはずるい。
そんなこと、そんな表情(カオ)で言われちゃったら、
何も拒否できなくなっちゃうじゃない―――

「…上に乗れ」
「…!此処、で?!」
「跨がれよ…早く」
そう言って、真島は芽衣子の薔薇色の頬に口付け。
彼女の両脇の下に腕を差し込んで持ち上げ、膝上に乗せる。

「……っ」
ゆっくりと、深く、彼女の中に沈んでいく自身。
芽衣子もまた、体の重みの所為で常時より深く深く沈み込む彼自身を感じて。
ふるり、ひとつ身を震わすと、
「――は…ッ、」
真島が熱い吐息を零す。
そして芽衣子の細腰を掴み、ゆっくりと揺さぶる。

「ア、ん・あ…ぁっン…ぁっ、あ!ッ」

始めは緩やかだった動きが、段々と急いてくる。
真島の律動に合わせて漏れる、甘ったるい嬌声。
拠り所を求めて真島の背中に両腕を回す。

「あ、たく、ろ…さっ…ァ、んッ、拓郎さ…んっ」
向かい合って互いを抱きしめ合う格好で。
涙と湯気に濡れた頬を彼の逞しい胸板にぎゅうと押し付ける。

肉と肉がぶつかる音。
粘着質な水音がバスルームに響く。
胸元から顔を俄かに離した芽衣子の唇が、真島の其れに微かに触れた。
ちゅ、と音を立てる。
口付けをせがむ芽衣子に、真島も応える。
最初は啄ばむようだった其れも、何回も繰り返す内に段々と深く深く。
舌を絡ませ、唾液が混じって互いを濡らすのも構わず貪るように口付けを交わす。

「芽衣、子…」
「ぁッ、アっ!ん、」
「―――…っ」
「…?った、くろう…さ、ん?」
どうにかなってしまいそうなくらい激しかった動きが、突如緩慢なものになったのを不思議に思い、芽衣子が声を掛ける。

「どうし、た…んです…か?」
「――いや、」
おかしいな、といった様子で真島は僅かに首を傾げて呟く。
「今さっき、芽衣子って言ったら…――あぁ、まただ」
「?」
何がどうなっているのか全然分からない、と疑問の表情を浮かべる芽衣子に、

「…、そうか」
真島がにやりと笑う。

「芽衣子」
「っ」
「…芽衣子」
「な、何ですか…っ」
「芽衣子――…。なるほど、やっぱりな」
合点がいった真島は確信の笑みを口元に浮かべる。
534二人のバスルーム(後編):2010/12/29(水) 02:01:21 ID:tEX+upQr
「芽衣子、って呼ぶとお前は感じるワケか」
「?!」
「ナカの締め付けがキツくなるんだよ……芽衣子」

そう言って緩やかだった動きが再び激しくなる。

「芽衣子――…」
「え…や、ウソ…あッぁ、ん!アっ」
「……芽衣子」
「ふ…っぁあ…ア!あッぁ…やっん、」
「芽衣子。――ほら…お前も、俺の名前」
「あ…アっぁ!ッん、……、ぅ」
「聞こえない、」

言って、腰を強く掴み、より一層深く突き上げる。

「?!んッ、あああぁっ!!ぁん…ア!っんん……た…く、ッ」

子宮の奥の奥まで入ってくるような感覚に、芽衣子の視界が茫洋と白みかける。

「まだイくなよ」
「ぁ、あっ…ん!は、…アっあ!、拓郎…さ、」
「…ッ、もっと大きな声で……芽衣子」
「っ!ア、んぁっ…拓郎さ、ん…ッ」
「もう一度」
「…っ、た…くろ…ッあ…ア!ん、拓…郎さ…ん、っ拓郎さん…ッ!!」
「――何度でも、」
「ぅ…き……、っ」
「…何?」
「す…き、…拓郎さ…ん…好き…大、好き。」
「――…ッ」

次第に性急になっていく律動。
芽衣子は真島の動きを追いかけることに必死だ。
頭に靄がかかったような錯覚、目の前が真っ白になる。
と、意識を手放しそうになった瞬間。
どくどくと内に熱いモノが放たれて。
艶のある溜め息を耳元で零されると同時、ぶるり、と真島が快楽に身を震わせたのが分かった。
くたり、と力が抜けた芽衣子。
しな垂れる彼女を抱きかかえ、真島はそっと愉悦の笑みを浮かべた。

「…もう…っ 拓郎さんの、ばかぁ…」

未だ腰が抜けて力の入らない芽衣子は、真島にしがみつきながら、
目に涙を浮かべ先程から恨めしげに愚痴を零す。

「も、無理って…何度も…言ったの、に…」

しかしながら真島は余裕の微笑を浮かべて素知らぬ振り。

「久々なんだから仕方ないだろう」
「久々なんかじゃないですっ!!一昨日にもしましたっっ!!しかもまた朝まで!!」
「風呂場で大きな声を出すな」
「だ、だって…っ」

誰のせいですか…!と言葉に詰まり
うぅ、と唸る芽衣子。
535二人のバスルーム(後編):2010/12/29(水) 02:09:28 ID:tEX+upQr
「一昨日でも俺にとってみれば"久々"だ。本当は毎日やりたい」
「な!何そんなっ恥ずかしいこと言って…!!」
「お前見てたら欲情するんだよ。こんな風に――な」

言って芽衣子の手を取り、まだ昂ぶる己に触れさせる。

「!!な、拓郎さん…ッ!?な、何して…っ」
「今更だろ?さっきまでコレがお前の中に入って気持ち良くさせてたんじゃないか」
「なな何言ってるんですかぁッッ?!
最近…特に結婚してから拓郎さん、おかしいです!!
スケベすぎますっっっ!!!」
「…何だ、そんなに元気が有り余ってるなら――」
「!なっ、何…です、か」

じりじり追い詰める肉食獣に怯えた草食動物のように、芽衣子はびくり、としてたじろぐ。
嫌な予感がする。

「…――分かってるだろう?」

それを何もかも見透かした様に、ニヤリと見慣れた挑戦的な微笑を浮かべながら。
愉しそうに緩む切れ長の眼。
嗚呼、しまった。
芽衣子は思ったが、時既に遅し。

「ッや、む、無理です!!ダメ…っ、拓郎さ…ッ!…アっ」

必死の抵抗空しく、やがて拒絶の言葉が甘い吐息に変わるまで。
時間はそんなにかからない。
536名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 02:27:18 ID:tEX+upQr
終わりです
長文乱文にも関わらずここまでお付き合い下さってありがとう

真島ちゃんは絶倫だと信じて疑わない自分w
天国でもドS真島に翻弄されまくってんのかな芽衣子ww
でも肉体的に翻弄するのは真島の方だけど
精神面で翻弄してるのは芽衣子だよね、ドラマでも
相手への愛レベルも真島≦芽衣子な感じ
ごめん真島×芽衣子を語り出したら止まらんわ自重するw

だからチャットとか凄く嬉しい、ありがとう!
まとめ職人さんもチャット幹事さんも
書く度コメントくれる皆さんも全員素敵だーーー
ドラマ終わって廃人状態にならんで済んでるのも本当にこのスレのお蔭
まだ真島芽衣子の罠から抜け出せない自分
これからもお世話になりますw
537名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 02:32:35 ID:pkT3Hutp
>>536
何だか光景が目に浮かんでw 台詞まで脳内再生できます
sanさんには、真島×芽衣子から抜けだせない状態で居て貰わないと困りますw
職人様は貴重ですもの 早速まとめにうpしましたよ

さぁ、次はどんなストーリーで来るのか今から楽しみですー
538名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 03:01:53 ID:4HS/xp7G
>>535
脱いだ後は意外とあっさり?な感じでしょうか。
名前に反応しまくる芽衣子、とことん肉食な真島が最高です!
一応完結されたようですが朝まで編も見たい・・・。

この話応用して夫婦で温泉旅行(当然混浴)編も作れそう。
喘ぎ声や身体の音が大きすぎて隣近所の部屋に聞かれる、しかもたまたま鶴見や門倉が聞いちゃってるとか。

設定は思い浮かぶけど文章が上手く作れないので職人さんには頭上がりませんいつもどうもです。
前の方で出てたサンタコスしてるクリスマス編、それと着物で迎える正月、
裸エプロンや野外でノーブラノーパンも見たい
この二人、ネタが尽きなくて困るw
真島も芽衣子も各方面にパワーアップしてるから余計に。
539名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 03:18:03 ID:GeylLNv0
>>536
おぉーバスルームの続き投下されてたーー
職人さん毎度ありがとうございます
絶倫真島想像できすぎるww
でもその欲望が芽衣子相手にしか向けられない真島ちゃんの芽衣子愛はさすが!
いやいや言いつつ受け入れてしまうドM芽衣子も可愛いなぁ
どうしてこんな抜群な台詞が思い浮かぶんだろう・・・
自分は文才が無いので読ませていただくばかりで申し訳ない
提供できるとすればシチュエーションくらいかなあ
>>538さん同様温泉旅行はいいな
あとは夏祭りで浴衣姿でとか夕飯の準備中の芽衣子を後ろからガバッとかw
とにかく野獣系真島と子犬系芽衣子の図に萌えるー
色んなシチュで楽しめそうな二人だ

sanさんの芽衣子真島熱冷めない事を祈ります!
これからもよろしくお願いします
540名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 05:08:18 ID:JHZrCC1D
チャットに入りたいがその時間は仕事で入れず・・・orz

みんな自分の分まで語りあってくれw

全然さめないこの真島×芽衣子熱、どうしてくれよう
541名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 06:18:18 ID:e32ZitUH
sanサマまたもや神作品投下ありがとうございます!あー癒されました!この二人にはホント幸せになってほしい
542名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 08:58:44 ID:hh3znpg3
>>469だけど、どなたも投稿くださらないので妄想を駆使して自分で書いてみた。
誤字脱字、表現、日本語変な部分は許して!

「堂島の原稿、持ってきてあげたわよ。…あなたの家まで」
顔色を変え辺りを見回す準。
こちらを憎しみの表情で睨みつける芽衣子と目が合った。
準は微笑みつつ
「お待ちしてましたよ。野上芽衣子さん。ここでは人目もありますし、場所を変えましょう。車の中へどうぞ」
そう言い、電話を閉じると手を車へと促す。
さっと彼女の瞳に警戒の色が浮かんだ。
「安心して下さい。あなたに危害は加えません。私が欲しいのはあなたの命ではなく堂島の原稿だけですから」
そう言いながら片手を軽く上げ、もう片方はジャケットを開き、パンツのポケットにも何も危害を加える物が無い事をアピールした。「どうぞ」
もう一度準は促した。
芽衣子は警戒しながらも静かに助手席に乗り込む。
準の運転する車は人気の少ない河川敷へと向かった。
その間、二人とも一言も発する事なく車内には静かな緊迫した空気が流れていた。
車から降りると、芽衣子は距離を空けるように数歩離れ、準を睨みつけた。
「やっぱりあなた、卑怯な人間だった。私を救うような事を言って、宇喜田を使って私を殺そうとした。約束を破って」
準はふっと微笑む。
「それは誤解です、野上さん。あれは彼が勝手に暴走してやったことです」しゃあしゃあと嘘ぶく。
それを見抜いて更に憎しみの色を濃くした瞳で睨みつけてくる芽衣子。
「またそうやって人になすりつけるのね」
543名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:01:13 ID:hh3znpg3
宇喜田が始末してくれるに越したことはなかったが、
準はこうして野上芽衣子が自分の目の前に現れたことにひそかに喜びを感じていた。
15年前、若さ故の自分の遊びの始末を総て被ってくれた当時18歳の女。
冤罪案を持ち掛けてきた宇喜田が一度だけ見せた写真。
そこには何の変哲も無い、その辺にいる至って普通のセーラー服姿の女子高生が写っていた。
この15年間、準の中での野上芽衣子は、その写真の中のまま、普通の弱いどうでもいい人間だった。
名前も顔も思い出す事すらなかった。
それが今では冤罪加担者をことごとく始末し、警視庁捜査一課管理官・宇喜田まで追い詰めたのだ。
次は自分や父の命を狙っていると承知しつつも、一体彼女はどんな風貌になったのだろうか、
どのように人を死に追いやる術を身につけたのか、そしてどう自分を追い込むつもりか…
準は野上芽衣子に興味を持ちつつある感情を抑えきれなかった。
あの写真から15年、今日が初対面である野上芽衣子。
年相応かと言われれば年齢よりも幼く見えるが、憎しみのこもった瞳でこちらを睨みつけ芽衣子は悪魔の様に妖艶で魅惑的で美しかった。
「あなたも自分の命で、償いなさい」吐き捨てるように言う芽衣子のなんと美しい事か。
544名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:03:09 ID:hh3znpg3
「ははっ。僕をあんな雑魚どもと一緒にしないで下さい。それに堂島の原稿だって、僕の力で握り潰す事も簡単です」
「…宇喜田との最期の会話、警視庁の記者クラブの皆様に聞いてもらったの。堂島の原稿、今頃必死になって探してるわ」
「……」準は黙り込む。
「それと、あなたのお父様、今度の代表選出馬なさるんですってね。
対抗者がこの事を知ったらどうなるのかな。地位も名誉も失った人間がどんな悲惨なものか」
「わかりました」
溜息をもらしつつ芽衣子の話を遮る。
なるほど、賢い女性だ。
準はますます芽衣子に惹きつけられた。
「取引しましょう。実は父と確執がありまして」
「…殺されそうってこと?」
「まあそんなところです」
「それなら信用出来そうね」
「貴女には僕の父の命、それと冤罪を晴らすことと安全で幸せな環境、今度こそ約束は守ります。」
「わかったわ。計画はすぐに実行しましょう。堂島の記事は成功した後にあなたにあげるわ」

「それでは、僕の家へ。大丈夫です。父は家のことには無関心ですから。貴女を匿う部屋も確保出来ます」
二人は再び車に乗り込んだ。
545名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:05:57 ID:hh3znpg3
車内で三沢豪殺害自殺偽装の計画を二人で練る。
それ以外は余計な会話もなく車内は重く深い沈黙につつまれる。
今は結託している二人だが、三沢豪の命を奪った後は今度はお互いの命を狙い合うことを芽衣子も準もわかりきっていた。
芽衣子は沈黙の間、その次の段階、準を追い込むことへと思考を巡らせた。
だが準は、自分の命を狙う芽衣子になんともいえない感情を抱き持て余していた。
殺すには惜しい…。
二人を乗せた車は三沢邸へと着いた。

ここに芽衣子はいる、真島はそう践んで三沢邸の前に張り込む。
一台の車が邸内にすっと入り込んできた。
運転席からはあのUSBの画像の男、準が出てきた。
そして準は助手席側へ回りドアを開ける―――
「芽衣子!!」真島は叫んだ。
助手席から出てきたのは準の命を狙っているはずの芽衣子だった。
「ま、真島さん…!」真島が三沢邸の前にいることに芽衣子は驚いた。
いたく動揺している芽衣子に準は注目した。
546名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:07:28 ID:hh3znpg3
何故だ芽衣子。
三沢準を狙っているんじゃないのか!?
何故行動を共にしている!?
真島は走り寄り芽衣子の腕を掴んだ。
「何をするつもりだ?何を考えている!?」
芽衣子を揺さぶり問い詰めるが目を逸し無言のままだ。
「私のお客様に失礼ですよ」
準が二人の間に割って入って真島の手を芽衣子の腕から無理矢理剥がす。
「…っ、警視庁捜査一課の真島だ。彼女を保護し」
「彼女とは和解したんです」
準は真島の言葉を遮るように言うとふふと笑った。
この真島という男、刑事でありながら前科者の芽衣子への執着ぶり、どうやらかなり惚れているようだ。
「15年前の事はお互い色々と誤解があったようで…。今後の生活の保証をするということで納得してもらったんです」
そう言いながら準は芽衣子の腰に手を伸ばし、ぐいっと抱き寄せた。
「僕との幸せな生活を彼女は選んだんですよ」
密着したまま芽衣子の艶やかな頬を撫で、ニヤリと笑みを浮かべ真島を挑発する。
突然の事に芽衣子は驚き、怒りを生じたが、計画の為、真島を遠ざける為に瞬時に平静を装った。
「本、当なのか…?」
真島は信じられないという表情で探るように芽衣子を見つめる。
「…本当です。だからもう私の前に現れないで…!」
目を逸らしたままそう告げる芽衣子に真島は衝撃を受ける。
「ではそういうことで。この刑事さん出して。さ、芽衣子さん中へ。」
準はガードマンに真島を頼むと、腰に回した手をそのままに芽衣子と体を密着させたまま邸内の奥に入っていった。
ガードマンに遮られつつも真島は「芽衣子!」と叫ぶ。
その叫びに芽衣子が振り向き、二人は無言でしばし見つめ合った。
真島の表情は、嫉妬、信じられない、まだ復讐をするつもりなのか、芽衣子を失いたくない焦燥等…色んな感情を浮かべていたが、
芽衣子の表情は静かだった。
でもその瞳の中には真島だけを映していた。
やがて芽衣子と準は館へと消えた。
547名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:09:47 ID:hh3znpg3
「この部屋なら誰もきませんし安全ですよ。しばらくはここで身を隠して下さい」
準はあまり使われない部屋へと芽衣子を案内した。
もう部屋の中だというのにまだ体を密着させたままだ。
準がドアを閉め鍵をかけた途端、
パシン!!
芽衣子は準の頬を叩いて身を剥がした。
「いい加減にして!どういうつもり!?」
準は微笑みながら
「ああした方が真島…さんでしたっけ?諦めてくれるかと思いまして。
芽衣子さんもそう思ったから素直に従ったんですよね?その怒った顔、とても素敵ですよ」飄々と言うと、
再び芽衣子の腰に手を回し今度は強く抱き寄せ顎を引き寄せ強引に口づける。
言葉は飄々としているが、荒々しい行動には先程の頬を叩かれたことへの怒りのあらわれだろうか。
芽衣子が逃れようにも準の腕は強く、きつく抱きしめられたままで身動きがとれない。
口内へと入り込もうとする準の舌を拒むように芽衣子は歯を食いしばり唇を固く閉じた。
口内へ入ることを諦めた準の舌は、芽衣子の唇を左右に優しくねっとりとなぞり吸い付くを繰り返した。
同時に空いた片手は服の上から芽衣子の背中をゆっくり何度も撫で上げ、うなじへと移動していく。
直の肌のうなじを撫でられた途端、芽衣子は意に反して甘い吐息を漏らした。
今まで全身で固く固く拒否していたのに、今の愛撫で一瞬緩んだ。
その反応を準は見逃さなかった。
うなじを指先で、唇で、舌で執拗に愛撫した。
触れるか触れないか曖昧な匙加減で、何度も何度も。
芽衣子の体はその度にふるふる震えた。
準の吐息にすら敏感に感じとっているようだった。

嫌だ、何だろう、怖い
頭の中にぼんやり霞みがかかって、理性とか色んなものがどこかへと消えてしまいそう…
なんとかしないと…

そう思いつつも力が入らない。
その様子を見てとった準は背中に回していた片方の手をすかさず胸へ持っていき、優しく揉みしだく。
「どうしました?芽衣子さん。さっきまでの勢いはどうしたんですか?」
その質問には応えられず、固く閉ざされた唇の間からは次第にはあはあと甘い吐息の漏れ、
準はその隙間に舌を割入れると、口内をまさぐる。
粘着質な水音が響く。
深い口づけのまま、やがて準の手は服の中に侵入し直接肌へと触れ、胸の頂へと移動しし責め始めた。
頂をコリコリと起立させ、甘い吐息を漏らし、力無く震えながら自分に身を任せている芽衣子を見て、準は征服感ともいえるなんともいえない喜びを感じた。
548名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:11:33 ID:hh3znpg3
「芽衣子さん、殺したい程憎んでいる相手に感じてるんですか?」
ククッと嘲笑しながら耳元で囁く。
その言葉にカッと全身が赤くなった。

嫌だ嫌だ嫌だ!
私と私の家族の人生をめちゃめちゃにした男にこんなことされて…!

快楽に砕けていた体に再び力が入る。
「貴女の僕への憎しみの表情、ゾクゾクする。もっと僕を憎んで…」
だがそう囁く息でさえ敏感に感じとり芽衣子はふるりと震え、また力をなくした。
その様子をとらえた準は耳を愛撫した。
準の息が舌が唇が耳に触れる度、背筋がぞくぞくする。
ひとしきり耳を愛撫され耳たぶを甘噛みされると、完全に力が抜けきる。
準の唇と舌が何度も耳とうなじを往復する。
「芽衣子さん、耳とうなじが弱いんですね。ここをこんなに固くさせて」
そう囁きながら準は頂きを摘む。
もう抗う力が出ない。
その様子を確認して、また再び深い口づけと執拗な頂への責めが始まった。
なすがままだ。
殺意、復讐心すら忘れてしまうこの快楽に抗うにはどうすればいいのか…
甘い刺激の中、芽衣子は無意識に何度も心の中で叫んだ。

真島さん!
真島さん助けて!!

「あの刑事のこと…好きなんですか?あの刑事も随分貴女に執着しているようですが…。
刑事さんと恋愛は無理でしょう。未来なんかないって。それは貴女が一番よくわかっているはずですよね」
準が耳元でそう囁く。

そうだ、真島さんは私には相応しくない。
真島さんに助けてもらう価値なんてない。

絶望感とともに更に体の力が抜けた。
その瞬間もまた準は見逃さなかった。
準の愛撫は更に勢いを増し、芽衣子のシャツははだけ、半裸に近い状態になっていった。
芽衣子の白くしっとりと艶やかな肌があらわになる。
準はそれにねっとりと舌と唇を這わせる。赤い跡をつけながら。
やがて膨らみの中央の淡いピンクの頂きを口に含むと舌で転がした。
549名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:13:12 ID:hh3znpg3
「…あっ」
初めて感じる突き抜けるような鋭い快楽に思わず声が漏れた。
準は芽衣子の反応を愉しみながら膨らみの片方を舌で、もう片方は指先で責めた。
二つの頂の、コリコリとした感触に準は満足の笑みをもらした。
「はっ…はあっ、あぁっ」
頭の中は真っ白だ。

準は時折言葉巧に芽衣子に囁き、羞恥、怒り、絶望感とあらゆる感情を煽りつつ、愛撫で快楽を与え体を開かせるということを何度も繰り返した。

この征服感がたまらない。

やがて頂きを責めていた準の指先は臍をたどりながら下へ降りていった。
ぬるり…
芽衣子のそこは下着の上からでもはっきりわかる程濡れていた。

その時、外で聞き慣れた車のエンジン音が近付き、それが停止すると、三沢豪の声が聞こえた。
「父のお帰りです」準は溜息をついた。「全く間が悪い」
芽衣子はハッと意識を取り戻し、息と衣服を慌てて整えた。
「計画どおり実行して。もし失敗したら自分が死ぬって、わかっているわよね?」
乱れた髪や濡れた肌を拭いながら冷たい瞳で準を一瞥する。
「ええ、勿論。わかっています。成功した後…今の続きが待っていると思うと、とても楽しみです。」
睨みつける芽衣子だが、体はまだ快楽の余韻にふるふると震えている。
その様子に準はニヤリと笑い、毒入りのワインとグラスを持って部屋から出ていった。
550名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:15:52 ID:hh3znpg3
準が部屋から去った後、芽衣子は自己嫌悪に陥っていた。
あんな男に体を弄ばれ喜びの声を上げ濡らした自分に吐き気がする。
盗聴器からは準と豪のやりとりが聞こえる。
この声、三沢準の声に感情を煽られ心を侵され、あの手とあの唇で体を侵されたのだ。
自己嫌悪とともに準への憎しみや殺意も増幅されていった。


計画通り、準は豪を毒殺した。
別部屋で盗聴器でやりとりを聞いていた芽衣子がやってきた。
「そろそろ、警察呼んだ方がいいんじゃない?…これは自殺なんだから」
芽衣子が悪魔の笑顔をたたえながら囁く。
「そうですね」
準は受話器に手を伸ばした。


真島は芽衣子と準のやりとりに疑いを拭えず、やはり復讐をするのではないかと芽衣子の身を案じ、捜査一課の面子に協力を仰ぎ、三沢邸を張り込んでいた。
その時一台のパトカーがサイレンを鳴らし三沢邸で停まった。
「捜査一課の真島だ、どうした」
「代議士三沢豪が自殺をはかったようです」巡査が答える。
「自殺!?」
真島は目の色を変え邸内に駆け込んだ。
そこにはテーブルの上にブランデーのボトルと転がったグラス、ソファには横たわる息絶えた三沢豪が、
対面のソファの背に腰掛け俯いている準の姿があった。
「彼女がやったのか!?それともお前がやったのか!?」
真島は準に詰め寄る。
「やめてください。身内を亡くしたんですよ」
「てめえ芝居してんじゃねぇ!人の気持ちがわからないのか!彼女をどこにやった!?」
胸倉を掴みかからんばかりの勢いの真島を巡査らが止める。
「彼女?野上芽衣子なら僕が通報している間に消えちゃいましたよ」
その言葉を聞いて真島は部屋を飛び出した。
「ああ、そうだ真島さん」準はニヤニヤ笑みを浮かべながら真島を呼び止める。
「彼女、耳とうなじが弱いんです。知ってました?」
真島は準を見据えたままつかつかと戻ると静かに拳を振り下ろした。
更に拳を振ろうとしたところで巡査らに止められる。
「ってぇ…」口内に広がる鉄の味に準は顔を歪める。
「暴行の現行犯で逮捕ですね。これじゃ彼女、追えませんね!残念だ!」
あはははと高笑いする準を睨みつけるも真島は邸内から追い出され、手錠をかけられてしまった。
「すまん。こればっかりは俺の力じゃどうしようもねえ」門倉が詫びる。
マリとともにパトカーに乗せられるが、マリが手錠を解いてくれた。
「私はルールを破っただけ。正義は捨ててない。早く行って。彼女、死ぬつもりよ」
真島はマリに礼を言うと芽衣子を追った。
551名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:17:54 ID:hh3znpg3
「堂島の記事は明日渡す、全てが始まったあの場所で」
そう書いたメモを残し、準が通報している間のどさくさに紛れて芽衣子は消えた。
準はワイングラスを傾けながらぼんやりと考えていた。
やはり父の次は僕か。
明日、あの場所で、今度は僕が追い詰められるわけだ。
出来れば今日の情事の続きを願いたいがそれはもう無理だろう。
明日は殺るか殺られるか。
それならば、とたった一日の自由を噛み締めるように準はグラスのワインをゆっくり味わい、飲み干した。

真島は芽衣子が行きそうな心当たりのある場所をしらみ潰しに探した。
廃墟と化した実家、母のいる施設、ペットサロン、しかしどこにもいない。
もうすっかり日が暮れてしまった。
もしかして―――
一緒に夜行虫を見たあの場所に芽衣子はいた。
今日は波も静かで空も海面も穏やかな暗さをたたえ、少ない照明によってぼんやりと芽衣子の姿が浮かんでいた。
「芽衣子!」息を切らしながら駆け寄り、大きく力強く抱きしめる。
「ま、真島さん…」
芽衣子の体は冷たかった。
「もう復讐なんかやめろ。どこにもいくな。君を失いたくないんだ」
「離して!私にはまだやらなければいけないことがあるんです!」真島の腕から逃れようとする芽衣子。
「だめだ。もう離さない。愛してるんだ。俺のそばにいてくれ」
真島に更に強く抱きしめられ、芽衣子の瞳には涙と迷いが滲む。
「私には真島さんに愛される資格なんて無いんです。…汚れてしまったから」
「復讐の事か?それなら全部受け止めると言っただろう」
芽衣子は黙ったままだ。
「もしかして三沢に…」そう言いかける真島に対して、芽衣子は静かに頷く。
真島の表情にさっと嫉妬が浮かんだ。
「来い」
「え!?ちょ、ま、真島さん!?」
強引に腕を捕まれ引きずられる。
連れていかれたのは真島のマンションだった。
552名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:19:34 ID:hh3znpg3
散々な抵抗も虚しく、芽衣子は真島に捕まりマンションへと連れてこられた。
逃げても逃げても追いかけてくる。
何度も私の心を揺さぶる。調子が狂う。
これで何度目だろうか?芽衣子は半ば諦めつつあった。
部屋の中に連れられると、ペタンと床に座りこんだ。
「大人しくなったな。寒かっただろう。飲め」
震えている芽衣子に真島はコーヒーを入れて渡した。
どの位あの場所にいたのか、芽衣子の体は冷え切っていた。
「いただきます…」
これで体が暖まり震えも止まるだう、と思われたが、最期の一口まで口に運ぶが一向におさまらない。
その様子を見て真島は尋ねた。
「どうした?まだ寒いのか?」
「いえ、そんなことは…」
「…三沢に」「いえ!そんなことは!!」声を張り上げて否定する芽衣子を真島はそっと抱き寄せる。
「真島さん…」
「愛してる芽衣子…」そう言いながら芽衣子の唇に口づける。
「三沢とのことは忘れろ。いや…忘れさせてやる」
真島からの深い口づけ…芽衣子は一瞬躊躇したが、ゆっくりと少しずつ受け入れた。
三沢との強引な口づけとは全然違う、優しくて労るような真島のそれを、心が締め付けられる程の喜びを感じながら受け入れた。
大きな体に包みこまれ安心したのか次第に震えがおさまる。
「芽衣子…愛してる、芽衣子…」何度もそう言われ、芽衣子の目には涙が浮かぶ。
「私も…真島さん、愛してる…愛してる…幸せです」芽衣子は深い口づけの合間にそう呟いた。
幾度夢見たことだろう。幾度願ったことだろう。
愛を伝え合い、愛を受け入れ合う…二人はやっと叶った想いに貪るように何度も何度も口づけと互いの名前を交わした。
口づけの合間に芽衣子の体をベッドに寝かせ、優しく丁寧に服を剥ぎ取っていく。
あらわになった白く艶やかな肌にはいたるところに赤しるしが残っていた。
それに芽衣子も気付くと手で体を覆い隠す。
「…っ見ないでください!」
顔を赤らめ反らす。
二人の間に少しの沈黙が流れる。
真島の表情は嫉妬で歪んでいたが打ち消すようにしるしの跡に唇を這わす。
準のねっとりとしたものとは違い、優しく滑るように這う。
「まっ真島さん!くすぐったいです!」笑いを堪える。
「我慢しろ」「…は、い」
553名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:21:18 ID:hh3znpg3
言われた通りしばらく我慢していると、くすぐったさで準の感触だとか自己嫌悪だとかが吹っ飛んでしまった。
でもやっぱりクスクス笑っていると体を這っていた唇が芽衣子の口を塞ぐ。
「ん…」
「耳とうなじが弱いのか?」
真島の急なその発言の経緯と意味を瞬時に汲み取ると、芽衣子は準にも真島に対しても怒りが生じ、体がカッと赤くなった。
「無躾ですまない。だが忘れさせると言っただろう」
そう言いながら唇を耳に近付ける。
真島の吐息が耳にかかり、ピクンピクンと体が動く。
「は…はい」
耳とうなじを往復する度芽衣子の息は荒くなっていく。
真島は片手を芽衣子の下へと這わせた。
下着の上からのぬるっとした感触に笑いながら「耳とうなじだけで濡らし過ぎ」と言おうと思ったら
「そこはちょっと!!まだ!いやっ!!」
とすごい勢いで手を振り払われた。
「えっ…と、こっち未だ?」と呆気にとられていると
「あ、いえ。いえじゃなくはい。あっいえ!えっと…」
真っ赤な顔でわけわからなく答える芽衣子。
その様子を見て、三沢と芽衣子がどこまで進んだとか不粋な押し問答を自分の中でやっていたことを恥じてやめた。
馬鹿馬鹿しい、と真島は吹っ切れた。
またその様子が芽衣子から見て、芽衣子が未だだという事にわかりやすく顔が晴れやかになる真島の様子に、何だか真島さんって犬みたい…例えるならゴールデンレトルバー…?
なんて考えてたらクスリときて、「何を笑っている」「いえ、何でもありません」
芽衣子につられ真島も笑い、しばらく二人は口づけながらクスクスじゃれあった。
手を芽衣子の丸い豊かな胸にそっと乗せる。
優しく撫でるとすぐに手の平の中央に頂の固くなる感触が伝わる。
「ま…まし…真島さん…」
自分の行為全てにに素直に敏感に感じる彼女が愛おしい。
固く起立した頂を口に含むと甘い吐息が漏れた。
舌で転がすと頂は更に固くなり、我慢しきれず漏れ出たような掠れた嬌声が聞こえた。
「声、我慢しなくていい。聞かせて」
そうは言われても恥ずかしくて無理…と思いつつも結局どんどん与えられる刺激に芽衣子は我慢することなど出来なかった。
「あっ…あ」
頂を舌と唇と指先で責められ、やがて、するり、と下の下着も剥ぎ取られたが、もう与えられる快楽に身を委ねるしか出来なかった。
芽衣子のそこは溢れんばかりに濡れていて、割れ目を開くと左右に糸を引く程だった。
「そ、そんなに見ないで…」
芽衣子の言葉を無視し、その割れ目の中央の上にあるぷくりと小さく主張するように膨れた赤い花芯を口に含む。
途端に「ああっ」と大きく反応する芽衣子に満足しながら花芯をゆっくり舌で撫で回す。
554名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:22:35 ID:hh3znpg3
次第に固くなる花芯を上下左右に細かく舌で転がすと、芽衣子は嬌声を上げ痙攣しながら呆気なく果ててしまった。
真島から初めて与えられた快楽は、芽衣子はしばらく身動きが取れないほどだった。
「すまない。俺ももう無理」
真島はそう言うと自身を芽衣子のそれにあてがう。
ぬちゃり…
互いの性器が触れ合い、粘着質な音が部屋に響く。
先端が入る時、芽衣子は苦痛に顔を歪めるが、「大丈夫です」と汗ばみつつも微笑む。
芽衣子のからだに気を遣いながらゆっくり自身を沈めていく。
「…ああ」
真島の全てが芽衣子の中に入った時、二人はえもしれぬ幸福な気持ちになった。
「真島さん…」「芽衣子…」「愛してる」 二人は繋がったまま何度も口づけとその言葉を繰り返す。
やがて真島の律動と芽衣子の収縮が重なり合い、二人は同時に果てた。
体内に注がれる真島の熱い体液に、芽衣子は女としての喜びを噛み締めた。
二人はしばらく繋がったまま口づけ合い余韻を味わう。
「真島さん…私、今、一番幸せです。ありがとう」
芽衣子が微笑む。今まで見せてきた笑顔の中で、一番美しく儚い微笑みだった。
「何言ってる。これからもっと幸せになる。いいか、もう俺から逃げるな。君を失いたくない。愛してる。」
芽衣子はにこりと笑い
「はい」と自分から真島に口づけた。
二人はそのまままどろむように眠りについた。
真島が目を覚ますと、芽衣子の姿はそこになかった。

芽衣子は全てが始まったあの場所に向かっていた。

おしまい
555名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:26:38 ID:pkT3Hutp
>>542
三沢Jrと真島&芽衣子のお話しすごく読みたかったんですよ〜
また一人職人様が誕生! ささ お名前と題名お願いしますっ
556名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:28:22 ID:hh3znpg3
真島、三沢邸で張り込む〜手錠かけられ逃してもらう下りはやっぱりどう書き直しても格好悪くなってダメだった。
すんません。
内容や台詞、脚色が所々前の方の神様からパクっちゃってますけど、どうぞお許しを…。
後は私の中での妄想はドラマの脚本通りの展開です。
しいて付け加えるなら、理科室での二人の応答で
「殺したい男に触られて濡らして感じてたくせに」
「あらあら、後ろ盾をなくしたお坊ちゃまがでかい口叩くんじゃないわよ。」
なんてやりとりが少し繰り広げられるくらいで、
追いかけっこ→準あぼーん→真島到着、芽衣子逮捕→逃走→芽衣子自殺→真島後追いキス。
でやぱ完結かなぁ。
あのラストシーンは変えられないっ。美し過ぎて。

長々とすんません
557名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:44:46 ID:pkT3Hutp
>>556
全部読みました 真島&芽衣子と三沢Jrの声と顔が脳内再生されて
ドラマとも台詞がリンクしているので、あの時本当はこんなやりとりが?と
思うと萌えました これからも是非宜しくお願いしますっ
558名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 12:17:52 ID:MNZ9Ma4P
zeroです。
門倉と芽衣子を絡ませたかったので(not恋愛的な意味)書いてみます。
エロ無しですすみません。
559門倉と芽衣子(真島×芽衣子前提):2010/12/29(水) 12:25:55 ID:MNZ9Ma4P
ガシャリといかにも高級そうな音を立て、ペットサロンモンアンジュの扉が開いた。
自分でも自身が物に対してやや荒い気性を取ることは自覚していたが、
この上品な雰囲気の中それを発揮するのは何故かやけに気が引けた。
「いらっしゃいませ…あっ。」
「おう。」
野上芽衣子。真島がやけに気にかけていた女。あの榎本よりも、だ。
「あ…どこかで、お会いしましたよね?えーっと…」
「警視庁捜査一課、真島の同僚の門倉だ。」
「えっああ!真島さんのお友達ですね。」
「友達じゃねぇよ」
つかつかと店内に入る。床から天井、壁の隅々まで汚れ一つない。
いい店だと思った。
「ええっと…門倉さん、犬飼ってましたっけ?」
「いや、今日はそういうんじゃなくて…。最近巷で噂になってる
 通り魔、知ってるだろ?ここのペットサロン付近で犯人を目撃した
 って人間がいたんだ。そういうわけで聞き込み捜査しにきた。
 あんた、何か見てないか?」
560門倉と芽衣子(真島×芽衣子前提):2010/12/29(水) 12:32:29 ID:MNZ9Ma4P
うーん、と野上芽衣子が唸る。記憶をめぐらせている間もう一度回りを見渡す。
犬がいた。場所が場所だけに当たり前だが。動物は嫌いじゃない。
台の上に座っている小型犬と目が合ったので笑い返してやった。
「あのぉ…その通り魔が目撃された時間とか…分かります?」
「大体夜の9時ごろだ…どうだ?」
「そうですねぇ…」
--------バタン!!
後ろから室内の扉が開き一人の女が現れた、ここの職員だろう。
「ああダメですよ刑事さん!その時間帯、真島さんが犬を引き取りに来る
 時間ですもん!芽衣子さんが真島さん以外もものが見えなくなる時間帯です!」
「あああ綾乃ちゃん何言っての!!」
ほう。そういうわけか。ただならぬ関係でないことは真島を見ていれば大体
分かったがまさか、そういう間柄とは。
561門倉と芽衣子(真島×芽衣子前提):2010/12/29(水) 12:40:31 ID:MNZ9Ma4P
「初耳だな。真島が犬飼ってたなんて」
「あ、いえ。そうじゃなくて…ちょっと諸々の理由があって真島さん、
 上司の方の犬を預かってらっしゃるんです。だから…」
ああ…三輪さんか。あそこはまだ奥さんが入院中で、
肝心の三輪さんは…だ。そういうことか。…いや、そうじゃなくて。
「じゃぁ結局不振な人物は見てないと。」
「はい。」
「見てないんじゃなくて見えてないんですよ芽衣子さんは」
「もう綾乃ちゃん!怒るよ!!」
ここはダメだったか。手帳をしまうと外に出ようと体勢を変え、
ドアノブに手を添える。
「ありがとうございました。」
「…いや、別に礼言われるようなことなにもしてねぇけど…」
「いえいえ。」
「…じゃぁな、もし他の従業員や客から通り魔の事を聞いたらすぐに
 ここへ連絡してくれ。」
そういって渡したのは、おれ自身の名刺。
記してある電話番号は署のものでもなんでもない、おれ自身の携帯の。
562門倉と芽衣子(真島×芽衣子前提):2010/12/29(水) 12:48:57 ID:MNZ9Ma4P
「…9時頃に真島が店に来るってことはお前、仕事は夜帰りか?」
「はい。そうです。」
「……そうか、気をつけろよ。色々物騒だから。」
自分でも信じられないような台詞を吐いた。まったく、何度だって言ってやる、
自分でも信じられない、この店の雰囲気がそうさせるのか。
「あああ!刑事さん!狙ってますね芽衣子さんのこと!残念!芽衣子さんには
 真島さんがいますから!」
「もう綾乃ちゃん!!」
「はいはい、それは失礼しました、じゃぁな。」
カシャンともう一度扉を閉める。
犬、か。こんな仕事じゃなかったらまぁ…飼ってないこともなかったかもな。
563門倉と芽衣子(真島×芽衣子前提):2010/12/29(水) 12:56:49 ID:MNZ9Ma4P
「あの、門倉さん!!」
ん、と声のするほうへ顔を向ける。何故か野上芽衣子が店の外へ出てた。
「…何だ?」
「あの、真島さんのお友達なんですよね?折り入って頼みがあるんです。」
いやだから友達じゃねぇよ、と言い返そうにも何故かそうはできなかった。
「…真島さん、人を守るためなら自分なんてどうなってもいいって…
 そういう、人でしょう?それを一概に悪いこととは言いません。
 けれどもっと自分を大事にして欲しくて…門倉さんからもそう言って
 下さいませんか?」
「…俺が?」
「私や榎本さんが言っても何かあんまり耳に入ってないというか…
 同性の門倉さんだったらちょっとは受け止めてくれるかなって…
 それだったら鶴見さんにも言えることなんですけど…ほら、
 やっぱり同じ仕事をしてらっしゃるでしょう?」
俺が、ねぇ…。
あいつに「もっと自分を大切にしろよ」か…。…想像しただけで悪寒が走る。
俺そんなキャラじゃねぇんだよなぁ…。弱った。

「分かった。言っといてやるよ。」
564門倉と芽衣子(真島×芽衣子前提):2010/12/29(水) 13:09:40 ID:MNZ9Ma4P
--------警視庁にて。

「おい、真島」
「…何だ?」
「お前、刑事で一人暮らしのくせに犬飼ってるとはいいご身分だな。」
「誰から聞いた?万理か?」
違ぇよ、ばーか。声には出さず眼でそう言ってやった。
怪訝そうな顔をする真島。これを見るのは毎回非常に面白い。
「そうそう、伝言預かってるぜ。」
「伝言、誰から?」
「さあな」
「テメェ…」
教えてやるかよ、悪いな野上芽衣子。
あいにくそういう間柄じゃねぇんだ俺たちは。それに…何でだろうな。
何か引っかかる。野上芽衣子の言葉を真島に伝えたくない、何かが。

2人の様子を影から見る三人の影があった。
同じく警視庁捜査一課の藤井、高部、そしてここの華でもある榎本万理だった。
「あーあ、またやっちゃってますよあの二人、止めなくていいんですか?榎本さん」
「にしてもよく飽きないなぁ…毎日毎日」
「いいんじゃない?たしかに前は殺伐としてたけど最近のあの2人…
 喧嘩してるはずなんだけど何か可愛いじゃない。」
「…女の人ってよく分からないです。」
「僕もっす。」
まったく、と万理が呟く。男って分かってないんだから。
温かいじゃない。なんかあの2人、
「…あれ以来、よね」
「え?」
「ううん、なんでもない」
野上芽衣子。本当に物凄い女。あっぱれだわ。
彼女と関るとみんな変わっちゃう。いい方に。


完   警視庁のあのモブ2人、高部と藤井って言うんですね…(wiki参照)
    お粗末さまでした。
565名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 13:45:34 ID:Rm4bAaQT
面白いありがとう、大掃除のいい息抜きになりました
ちょっぴり門倉を好きになったよw
ここの職人さんたちはドラマと違って鶴見や門倉に活躍の場を作ってあげて
やさしいなぁ
566名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 16:40:12 ID:e32ZitUH
zero様、三沢jrとのお話の職人様、素敵な作品ありがとうございます!何か皆様プロの脚本家かと思うくらいすごい!
567名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 17:40:49 ID:dbclEOFy
門倉のキャラぴったりでした!!
面白かったです!!
568名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 18:12:47 ID:hh3znpg3
名前と題名ですか〜
うーん、名前はhokurogeで。
題名は、うーん…!?
「真島さん三沢Jrに嫉妬」を書いたつもりで、
三沢Jr絡みの描写の方が濃くなってしまったので、
「三沢Jr&芽衣子」ですかね…。
お粗末さまですんません。
いずれ別キャラとも絡ませたいのでまた懲りずに投下します。
569名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 19:04:35 ID:pkT3Hutp
>>568
更新しました 確認してくださいませ
他キャラの絡みもお待ちしてますー

>>558 zeroさん
更新しました 確認してくださいませ
それと「--------バタン!!」 この「--------」が、@ウィキでは
水平線のタグらしく使えなくて化けてしまうので、「………」これに変更していますー

他にも使えない記号が多いみたいなので、その時は別の記号に
変更することがあると思います すみませんー
570名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 19:06:35 ID:pkT3Hutp
職人様、HNや題名等あれば追加してくださいませ。よろしくお願いします

宇宙人に襲われた夜の話
>>18>>20>>21>>22>>31-36

真島と芽衣子のデートのお話
>>48-49 >>57-65 >>70-74

芽衣子と真島が一夜を共に過ごすことを決めたという設定
>>100-101

万里の回想
>>187-190 >>233-234 >>303-305

第一章 万理×芽衣子 百合ネタ
>>202-203 >>212-215
第二章 万里×芽衣子、その後の真島×芽衣子
>>222-227 >>230-231 >>235-236

8話 真島×芽衣子
>>247-255

12/22 クリスマスちょっと前の話
(時系列とかオーナーが等々無視の方向で芽衣子酔っ払いネタ。)
>>400-405

※上記職人様の作品も含め、HN確定分は、まとめサイトにあります
571名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 19:11:00 ID:u0qF/cnr
569さん
ありがとうございます!変な記号使ってすみませんっ
572名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 19:14:44 ID:pkT3Hutp
>>571
いえいえ 変な記号ではないんですよ
普通は使える文字なんですよ
なのに@ウィキだと使えないので、変なのは@ウィキですよっ!
職人様は悪くありませんっ(キッパリ
573名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 20:02:32 ID:dbclEOFy
こんばんは、propaneです。
発熱(真島ver)投下します。
エロありです。
574発熱:2010/12/29(水) 20:10:19 ID:dbclEOFy
「それじゃあ、いってくる」
いつものように私の頬に触れた彼の手が、何だか熱く感じて、私は彼の背中を見た。
 それは、ふらっと彼の身体がよろめき、額を押さえてしゃがみこむところだった。

「拓郎さんっ!!」
私は慌てて駆け寄る。
彼の手をどけて、額に触れると尋常ではないくらいに熱かった。
「熱あるじゃないですかっ!!」
「大したことはない」
彼は俯いたまま言うと、立ち上がろうとして、またバランスを崩した。私は身体の下にもぐって無理やり寝室に担ぎ込んだ。力が入っていない分、彼の身体はひどく重かった。

「今日はお仕事、休んでください」

手を添えて彼の身体をベッドに沈めると、彼はやっぱり動けないらしく、腕を上げて髪をかきあげた。運んだときにすでにシャツが汗で濡れていたため、私は彼のパジャマを出し、ちょっとためらって彼のシャツのボタンに手を掛けた。

「ベッドの上でお前に脱がされるって、ドキドキするな」

かああっと顔が熱くなり、私はごまかすようにぶっきらぼうに言った。

「当たり前ですっ!熱があるんだからっ」

彼はニヤっと笑う。

「へぇ。それじゃ、下も脱がせてくれるのか?」

私は思わず硬直し、大きく息を吸い込んだ。

「も、もちろん」
そうしてベルトに手を掛けたんだけど、彼がニヤニヤと観察しているので、手が震えてベルトがカチャカチャ音を立てる。彼の手が私の手首を掴んだ。

「自分でやるよ。壊れそうだからな」
「こっ、壊しませんよっ!!」
彼は、よっ、と肘を突いて、私は起き上がる彼を支えた。
「そんなに俺の理性、壊してみたいのか?」

至近距離で彼は私の耳に熱っぽく囁く。
あまりの大刺激に私は動揺して、彼をえいやっと押しのけて寝室を飛び出した。
こんな時にまで私をからかって遊ぶなんて、いったい彼の思考回路はどうなっているのだろう?
私はバクバクする胸を押さえて洗面所に行き、タオルを濡らした。

575発熱:2010/12/29(水) 20:18:26 ID:dbclEOFy
それを、ようやくおとなしく布団に入った彼の額にポンと置いた。
「粥が食べたい」
これまた突然、彼が呟く。
布団の中から上目遣いにこちらを見る彼が何だか可愛く思えた。
「じゃあ、今から作りますね。だから、少しの間いい子にしててください」
弱って反撃ができないだろう彼の隙をねらって、普段犬たちにしてやるように彼のフワフワの頭を撫でた。
「俺は犬か…」
そう言いながら彼は眠りにいざなわれた。
口調は拗ねたようにしているが、眉がすっかりたれてしまっているのに彼は気づいていない。
私は小さくクスリと笑うと、お粥を作り、おとなしく寝ている彼の寝室に戻った。
彼にせがまれ、一口一口食べさせた後、薬を飲ませると、彼は目を閉じた。

彼は相変わらず荒い息を繰り返している。
濡れタオルもすっかり熱くなっていて、私は汗を拭いてやりながら、それを何度も取り替えた。
こんなになるまで無理して。
汗で額に張り付いた髪をそっと小指で払ってやりながら、私は彼を見つめた。
この人は、人の心配ばかりして自分のことに関しては無頓着すぎる。

「……………」

ベッドの中で彼がうめいた。

ああ、うなされてるみたい。お、起こした方がいいの?
汗を浮かべ、ぎゅっと眉根をよせて、彼は掠れた声で何か伝えるように手を伸ばす。

「………芽衣子………」

突然、名前を呼ばれて、私はびっくりして汗を拭く手を止めた。

「………行か…ない……で…くれ……たの……むから……」
へ?私?
私はどうしたらいいかわからなくて、とっさに宙を掴む彼の手を握った。

「こ、ここに、います、拓郎さん。もうどこにも行きませんから、安心してください」

576発熱:2010/12/29(水) 20:25:07 ID:dbclEOFy
ゆっくり小声で呟くと、彼はまたスゥっと深い眠りに落ちたようだった。
あぁびっくりした。

規則正しい寝息を立て始めた彼の寝顔は、ちょっとあどけなくて可愛い。飛び出してしまった肩を布団に入れてあげようとして、私は自分の右手を見た。
がっちり、彼は私の手を握り締めたまま放さない。

子供みたい。
私はぷすりと彼の頬を指先で突付いた。それは滑らかで、意外にも柔らかくて、指に圧されて簡単にへこんだ。
やだっ、可愛い!
私は笑いをかみ殺しながら、肘を倒して、その上に頬を乗っけて彼を見た。

鼻、高いなぁ。
普段は照れちゃってなかなかじっくりと見られない彼の顔。

私はそっと濡れタオルを取って、彼の額に手を当ててみた。
 良かった。熱、下がってる。
 時計を見ると、もう夕方になろうとしていた。

「……芽衣子?」
彼がぼんやりと目を開けてこちらを向いた。
「気分は、どうですか?」
「………ずっとここにいたのか?移ったらどうするんだ…」
彼はまだトロンとした眼差しで、それでも一生懸命こちらを睨んだ。
私はその様子が可愛くて思わず笑ってしまった。
「熱は下がったみたいですよ。私は元気だから大丈夫です。拓郎さんは毎日頑張りすぎなんですよ、きっと」
自分のことも大事にしてくださいねと言おうとした瞬間、
彼は、はっとしたように口元を押さえた。
「俺、何か言ってたか?」
「寝言というか、うなされてました。どうも私にうなされていたらしいですよー」

私がじとっと睨むと、彼はわざとらしく目を逸らした。
「お前の寝言癖がうつったかな…」
私はびっくりして頬杖を外した。
「えっ!?私、寝言言ってるんですか!?」
「あぁ。いつも俺のことを呼んでるぞ?」

うそっ!まったく記憶にないのに!
それに追い討ちを掛けるように彼は言った。
「もしかして、イビキもかいてたか?お前みたいに」

ええーっ!?私、イビキもかいてるのっ!?
真っ青になる私の頭にポンと手を置いて、彼はベッドから出た。
「冗談だ」
なっ、なっ、なっ……。
「拓郎さんっ!!」
彼はおかしくてたまらないと言ったように笑いながら、部屋を出ようとして、振り向きざまに言った。
「高笑いは、してるけどな」
どんな夢見てんだ、お前は、と。

――っ!!
前言撤回!!
彼なんて、これっぽっちも可愛くない!!
577発熱:2010/12/29(水) 20:32:13 ID:dbclEOFy
彼はシャワーを浴びて、上半身が裸のままこっちに向かってきた。
「芽衣子…今から、するか?」
「えっ!!?…いいいっ…いきなり何言ってんですかっ!!!拓郎さんは病人なんですよっ!!!」
突然の真島の言葉に驚きを隠せず動揺してしまう芽衣子。

ドサッ――――

真島はそんな芽衣子を押し倒すといきなり服を脱がせた
「ちょっ!!…やっ待ってください!え、えーと、で、電気!電気消してくださいっ!」
「ダメだ。暗くしたら、お前の全部が見えない。」
強引に服を脱がせる真島に、電気を消すようにと抗議の声を上げるが、真島はそれを聴き入れようとはしない
「見なくて良いんですっ!!」

「へぇ……あんなに明るいとこで俺の服を脱がせてたくせに」
真島の言葉に芽衣子は真っ赤になった。
「あれは拓郎さんが…んっ!!」
真島は芽衣子の下着を剥ぎ取ると口付け落としながら、露になった胸を激しく揉み出した

「んっ………ふぅっ…んんっ!」真島は唇を離すと今度は首に吸い付き、紅い華を点々と咲かせる

「だめっ……そんな目立つとこに…痕つけないでっ……」
「他の男にとられない様に、俺の物って印、付けておかないとな」
真島はそう言って芽衣子にいくつもの紅い痕を残し、そしてゆっくりと舌を体に這わせながら徐々に乳房へと持っていく

「あっ…ああっ…」
真島は乳首を口に含ませると激しく吸ったり、甘噛みをして刺激を与える。それに感じた芽衣子はギュッと目を閉じて甘い声を上げた。
「やっ……拓郎さんっ」
「…嫌じゃなくて気持ち良いだろ?」
「はぁっ…そんなことっ…」
意地悪そうに微笑む真島はなおも言葉を続ける
「じゃあ、何でここはこんなに濡れてるんだ?」
「やっ………やめっ…」

くちゅり、と真島は芽衣子の秘部から溢れ出た蜜を掬い上げて芽衣子に見せる。指に絡み付いた蜜が電気の明かりでテカテカと光った。
578発熱:2010/12/29(水) 20:36:26 ID:dbclEOFy
「こんなに濡らして。明るいからよく分かる」
真島はそう言った後、中指を芽衣子の秘部に入れ動かし出した「あっ!!はぁっ……あんっ…あぁ!」

真島は指をもう一本増やし、くちゅくちゅ、と二本の指で芽衣子の秘部を荒々しく掻き回し始める。
掻き回す度に卑猥な音が部屋中に響き渡る
「あっ…ひゃっ…もぅ…」

「…芽衣子…まだ指なのにこんなに締め付けて。そんなに…気持ち良いのか?」

「ふっ…んっ!!言わせないでっ…!あっ…もっ…だめっ……あっ…え?」

イく寸前で真島は芽衣子の秘部から指を抜いた。指の快感を失った芽衣子の秘部はいやらしく蜜が溢れ、ヒクヒクと痙攣している。

「どうして…?」
芽衣子は涙を流しながら真島を見つめる。その姿に真島は理性が飛びそうになるのを必死に堪えた。

「っ!……まだ、ダメだ」
「ぁ…っ!」
そして真島は涙を浮かべるを芽衣子の脚を大きく広げ、秘部に舌を入れて蜜を舐めだした。

「やぁっ…拓郎さっ…も…やだぁっ…」

なかなか絶頂を与えられない芽衣子は涙を流しながら真島を見つめる。その表情を見た真島はさらに己が膨脹するのを感じた。

「仕方ないな…我慢させた分、気持ち良くしてやるから…」

真島はそう言うと硬く大きくなった己を手に掛け、芽衣子の秘部の入り口に数回宛がって、慣らした後、ゆっくりと挿入する。

「あぁっ……!!」

ずっと我慢させられていたため芽衣子の秘部は真島のものを奥へ奥へと呑み込んでいく。

「はぁっ…あっ…拓郎さんのっ…熱いですっ…」
「っ……そんなに急ぐな……っ。」

真島は熱い息を吐き、芽衣子の腰を掴むと己を激しく打ち付け始めた。

「あっ、あっあっ!!ひゃぁッ…」
「はぁっ……お前の中…くっ…気持ち良すぎ…だっ…!」

真島は激しく動き、出し入れを繰り返しては快感を求める。
凄まじい水音。互いが互いを求めて手を絡める。そして徐々に近付く限界。

「た…くろさっ…あっ…も…限界っ…」


芽衣子の言葉を聞くと真島は激しさを増して腰を動かした。そして――
「あっ…あッ!!!」
「くっ……」

芽衣子が真島をキュウッと締め付けた後、真島は芽衣子の中に吐き出し二人は果てた。
579発熱:2010/12/29(水) 20:43:00 ID:dbclEOFy
二人はベッドの中でお互いを抱き締め合っていた
「芽衣子…気持ちよかっただろ?」
「っ!!!び、病人なのに!もぅ拓郎さんが倒れても、私、知りませんからねっ!!!」

芽衣子は真っ赤な顔して一生懸命に反抗しようとする。その小さな顔を引き寄せ、

「顔を真っ赤にして、どの口が文句を言うんだ」

と、自分のそれで塞いでやった。罪深くも恐らく本人自覚皆無だろう、なおも反抗する彼女は危うく凶悪な気分に浸りそうなほど可愛らしく離し難い。

「黙っておとなしくしてろ。いい子だから」
いい子いい子と頭を撫でてやると、思い当たる節があるのだろう。彼女はまるで金魚のように口をパクパクさせる。

「ふっ……本当にお前は見てて飽きないよ」

「きゃっ…」

真島は芽衣子を包み込むように優しく抱きしめた
「あー可愛い、可愛い。」

背中をポンポン、とされ赤ん坊を寝かしつけるように芽衣子の背中を優しく叩く。私は赤ちゃんじゃないですよ、もぉ、となんとも可愛い彼女の可愛くない言葉はこの際聞かなかったことにしておこう。



おわり。
580名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 20:50:00 ID:e32ZitUH
>>573
GJGJ!!
素晴らしいっ!!
581名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 21:04:33 ID:dbclEOFy
propaneです。
読んでいただきありがとうございます。ここの皆様は暖かくて大好きです。san様と同じく、自分も真島×芽衣子からぬけれません。

皆様の暖かさに感謝です。
582名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 21:34:14 ID:KJgGQc/r
もはや真島芽衣子新婚設定が当然のノリだよねこのスレw
吉瀬さんもケコーンおめ、こんなとこで祝われたくないかもしれないけどw
583名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 21:53:27 ID:4HS/xp7G
>>581
熱っぽい真島かわいいけど治りかけて豹変する早さも真島らしいですね。
真島の言葉のチョイスがツボでもあります。

芽衣子は年上女房なのに顔立ちと小柄な故か真島に子供扱いされるも、一応あるとこはある体型、
真島etcに日に日にエロい身体にされていく過程もいい。

ギルティは芽衣子以外の人がSだなw
ドS万里×芽衣子の組み合わせも好きでした
584名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:11:00 ID:PpQjon2I
>>581

高笑いにしてやられましたw
ここの職人様たちは本職なんじゃないかって程、ひきつけられます
GJです!

自分は文才なさすぎなので、妄想だけにしておきますw

まだまだ毎日、ギルティリピしまくり人間よりw
585名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:16:57 ID:yh5Rh5CI
>>581
GJGJ!
芽衣子ちゃんいいなあ、発熱で色っぽい旦那を眺められて
手も握ることができて、で最後はいい思いができてw
ここの妄想の根っこを作ってくれた本編の脚本家とPにも
いちおう感謝するわ
586名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:41:15 ID:fxYcd1t9
propaneです。wikiの管理人様、更新ありがとうございます!
587名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:47:51 ID:rwrXWOQf
>>586
とんでもないです まとめるのは性格でしょうか?
でも、まとめてて思いましたけど、ものすごい沢山作品ありますよね
改めてびっくりしました

実は、mashima&meikoのまとめ動画も私が作ったんですよ
動画編集するソフト生まれて初めて使ったんですよ
wikiとかも初めて作りました
ギルティは、私を色々と進化させてくれますw
588名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:50:42 ID:/3x64L4S
>>587
おお!まとめ職人さまがあの動画を作ってくださった方だったとは!
あの動画、毎日リピしてますよ!ありがとうございます!
589名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:55:37 ID:yh5Rh5CI
>>587
動画は本当にありがたいです
三が日は家族の前でブラウン管使ってドラマ反芻するのは無理だけど
PCでmashima&meikoに会うことならできますのでね
こちらの皆さま、よいお年を!
590名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 01:37:56 ID:9B5uWTtI
おぉ〜続々と職人様方の新作投下されてますね
ドラマは終わったのに皆さんのギルティ熱は冷める事知らず
より熱くなってる???
自分もまだまだ全然冷めません
三沢に鶴見に門倉に新婚設定に盛りだくさんですねー
どの素材もおいしく料理してくださる職人様方さすがです!
>>587
まさか初めてであの出来栄えの動画を作成なさったとは・・あっぱれ!!
あの動画は毎日見返してニヤニヤしてますよー
本当にありがとうございました!
ラストキスシーン後の二人のまとめがまた泣ける・・・
591名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 01:42:34 ID:fxYcd1t9
なにかお題はないだろうかー。
592名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 01:52:52 ID:9B5uWTtI
職人さんですか?
付き合い設定か結婚設定で
気立ての良さ故に男に付け入られやすい芽衣子
それに腹を立てる真島とか
真島が嫉妬する話もっと見たです
593名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 02:03:45 ID:rwrXWOQf
>>588-590
リピありがとうございますー 喜んで貰えて良かったです
PCにチューナー付いてないので、DVDで取り込んで変換して
編集してと悪戦苦闘しました(だから説明書を読めよっなんですけど…)
自分用に作ってたんですけど、うpして良かったです

>>591
私も真島の嫉妬は読みたいですー
594名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 02:07:25 ID:n+4FaSTh
真島の嫉妬いいですね〜
逆に芽衣子が嫉妬するのも読んでみたい
595名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 02:08:25 ID:lSamebr3
>>591
>>538-539の温泉旅行や夕飯準備中に襲うとか
これからなら正月ネタとかどうでしょう?
596名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 04:19:20 ID:fxYcd1t9
>>592
propaneです。なにかお題があれば書きやすいと思いまして。書くのは自分なので、まだまだ下手くそですが。
597名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 04:48:45 ID:9B5uWTtI
>>596
下手だなんてとんでもない!
真島発熱話にこちらも発熱しそうでしたw
前半可愛い真島、後半男っぽい真島2度楽しめて良かったです
翻弄されてあたふたする芽衣子がまた可愛い
嫉妬話ぜひご検討くださいませ
なんなら>>595の夕飯準備中に嫉妬で襲うコラボでもいいかもw
598名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 05:24:07 ID:rwrXWOQf
ドラマの設定全部無視なら、高校の時に芽衣子がよく苛められていた
三沢Jrにばったりあってしまい、拉致されて、服やぶかれたあたりの
あわやというとこで怒り狂った真島助ける とか
ドラマの中で頭狂ってない鬼畜な奴は、三沢Jrしかいないのよね
私には、まとめ能力はあっても文才はない。。。。
599名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 10:14:18 ID:kmcOrRMg
職人さん、まとめ職人さん乙です
まとめさんのお陰で動画といい百倍おいしいギルティです

本編の隙間を埋めるような切ないシチュもまたまだ読みたいし
その後の二人で芽衣子からオネダリするのも見てみたいな
600名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 11:58:33 ID:3u5H/C12
職人さんいつもいつも萌えをありがとうございます!!
やっぱ真島ちゃんは芽衣子に対してはベタ惚れメロメロじゃなくちゃねw

ネタなんですが、芽衣子妊娠ネタなんていかがでしょう?
毎晩真島ちゃんが情熱的すぎて芽衣子はとうとう孕んでしまったみたいな。

芽衣子妊娠→真島愛する人との間に子供ができたことに大喜び(妊娠させた事で芽衣子を完全に手に入れる)→プロポーズ

スルーでもかまいません。
601名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 17:32:50 ID:tI9j5+y8
ここのSSで真島ちゃん種付けしまくってるもんな
602名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 17:51:43 ID:9J3jk3PC
絶倫だからねw
でも盲目的に芽衣子しか愛してないってのが真島ちゃんクオリティ
603名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 19:48:47 ID:rwrXWOQf
今日はチャットの日ですよね?
これから1時間ほど出掛けないといけないけど、帰ったら参加しますー
604名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 19:54:24 ID:45W+0tLj
>>603 お待ちしておりますww
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=girty&id=1

誹謗中傷、冷やかし等はやめてください
605名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:19:00 ID:9J3jk3PC
チャットまだやってるのかなぁ
今出先で充電少ない上に
あと1時間位しないと帰れないから心配だ〜
606名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:37:44 ID:amFlt9l5
>>600
妊娠ネタは見たいけどまだ早くないかと・・・

たまには違う系統の服着てみたら?と
お互いの服買いにショッピングデートしたり、
遊園地デートとか見たいな
観覧車で襲う真島、しかも途中で故障で閉じ込められたり、
メリーゴーランド二人乗り、コーヒーカップ乗ったら酔った芽衣子を受け止める真島なんて良さそう。

シチュエーションは思いつくのにな・・・
607名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:51:44 ID:3MPwkW+R
Pの最後のツイ、最終回はホントは10分拡大版のつもりだったらしい。
DVDボックスは完全版で出したいけど、どうなるかわからないって言ってたけど、
そう呟くって事は、ファンの要望が殺到したら可能かもしれないって事だと思って
公式やPにお願い出してみたよ・・
608名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:30:16 ID:E0F2WsMC
チャット、使い方がよくわからず断念・・・
みんな頑張ってください
前のレス見れなくて流れについていけないorz
609名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 00:46:37 ID:V2dd5AgH
>>608
私も前のログ見れないから同じですよ
だから大丈夫ですよ 是非是非
ちゃっと自体初ですし、その辺はみなさん優しいですよー

>>605
余裕でやってそうな雰囲気ですよw
610名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 01:45:25 ID:V2dd5AgH
ギルティチャット まだまだ開催中
エロパロな時間になってまいりました
ご参加お待ちしております
611名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 02:17:10 ID:V2dd5AgH
612名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:19:59 ID:V2dd5AgH
みんな何処いったのかな?
今日は職人様の投下はあるかな?
613名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:09:20 ID:Y9KeE6Px
>>612
昨日はチャット楽しかったですね〜
読みたい設定の話題がたくさんあって
職人様の降臨がいまから楽しみですっ

動画再UPもありがとうございました〜
614名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:20:21 ID:V2dd5AgH
>>613
楽しかったですよねー でも613さんにも課題があったようなw
私も職人様の降臨をお待ちしておりますっ
615名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:30:28 ID:x6CLX6AD
昨夜はたくさんの参加、本当にありがとうございました。
また機会があれば第二段も開催したいなぁと思う今日この頃です。
チャット内でリクエストいただいたので投下します。

zero
616名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:34:53 ID:x6CLX6AD
「おい」
「…………」
「おい!」
「…………」
「芽衣子!!」
「…………」
何度大声で呼んでも芽衣子はなぜか、むくれたまま返事をしない。
明らかに聞こえているうえでの無視なのだから性質が悪い。
「何なんだよ…。」
「………………すか?」
「あ?」
「心当たりがないんですか!!」
やっと口を開いたかと思えばそんなことを言われる始末。
心当たり?ないから困ってるんだ、俺が何をした。
何でそんなに怒ってるんだ、芽衣子。
「………門倉さんに聞きましたよ。」
「……門倉?」
617名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:44:51 ID:x6CLX6AD
枕に埋めていた顔をゆっくりとこちらに芽衣子が向ける。
拗ねているような素振りで彼女はこう続けた。
「今日のお仕事、さぞかし楽しかったんでしょう?」
「仕事…?」
あっ!と瞬間、走馬灯のように午後の記憶が蘇った。
今日は、捜査一課が一つのデカい山を終わらせ、職場全体が和やかな雰囲気だった。
そこにやってきたのは交通課の婦警の面々。
誰が呼んだかは定かではないが和気藹々としたムードだったのはたしかにそうだ。
「…仕事帰りたまたま門倉さんと会ったんです。真島さん、婦警さんたちに
 キャーキャー言われてとっても楽しそうだった、って。」
門倉…!あのアホ!!楽しそうだった…?それはない、断じてない。
ああいう空気は苦手だ。寧ろうっとうしく思っていた。
わざとだ。そう確信した。門倉は俺を、芽衣子を使って困らせるのが好きだ。
明日、ぶん殴ってやる。
618名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:52:13 ID:x6CLX6AD
こんな些細なことで嫉妬、なんてバカげてる。
そう心では分かってるはずなのにどうしてもやきもちが消えない。
彼は、このルックスもあって女性にはそうとうモテるのだ、自覚してないけど。
「…よかったですね、モテモテに生まれて」
「芽衣子、誤解だ。あの眼鏡は俺を困らせたくてそんな嘘をほざいたんだ。」
「…………。」
「本当だ。俺が一番困るのはお前が傷つくことだ、門倉はそれを知ってるんだ。」
真島さんの眼は、光が宿っていた。嘘をついているときにはけしてつかない光だった。
私は15年前真実を偽ったたくさんの人を見たから、嘘をついてるかどうかくらい、分かる。
「…本当、ですか?」
「ああ。婦警たちは悪い奴らじゃないし署の仲間だが、それだけだ。デレたりもしてない。」
619名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:01:00 ID:x6CLX6AD
そう、眼の前で言われた。たったそれだけなのに今まで全身に取り付いていた
モヤモヤしたものがすうっと取り払われたような気がして、それだけで救われた。
「……そうですよね、ごめんなさい、変なことで疑ったりして。」
自分でそう言ってしまうと余計に平気に感じることが出来た。
半分うつ伏せになっていた顔を枕元から上げ、毛布をそっとずらす。
「……にしても芽衣子、お前嫉妬してくれたんだな。」
「…え?なっ!!そんなんじゃ…!」
そんなんじゃない?いやそんなこと言えない。だってさっきまで、
自分で嫉妬、とかヤキモチとか、そういう単語が頭を回っていたのだ。
「心外、だな。俺をそんな風に見ていたとは。」
怒ってるわけじゃない、真島さんは。
だって笑ってる。やばい、真島さんがこういう顔をするとき、次の瞬間
私は蹂躙されるのだ、いつだってそう。
620名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:17:13 ID:x6CLX6AD
「次から門倉に何を吹き込まれても俺を信じれるようにしてやるよ。」
「や…ちょっと、待って!」
大きな掌が私の両肩を制圧する。これだっていつものこと。
ぬるりと差し込まれる舌を拒めるはずもなく一気に口内を好き勝手されっる。
「あっ…ぁ!」
「この口が、俺を傷つけたんだよなぁ…?」
いやいや、傷つけてないです!そりゃあたしかにあんな嫉妬ムキだしで
真島さんを責めちゃったけど…。
離された唇が向かったのは私の耳元だった。まるで食事をするかのように
耳たぶを軽く歯を立て噛まれ、舐られる。
「っふああっ!」
「お前、ホントここ弱いな?この耳であることないこと聞いたんだろ?」
すっと、右手が伸びたかと思うと服を徐々にむき出しにしていき肌を
露にさせられる。
621名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:25:43 ID:x6CLX6AD
胸を覆う下着の止め具を器用に片手でパツンと外すと再度そこに口付けを落とす。
ふくらみを手で扱いながら適度に舐り、噛み、と愛撫を繰り返される。
「‥や、ぁ‥ッ!」
「…もう大分俺を染み込ませたつもりだったんだけどな…まだ足りなかったか。」
「ど…どういう意味ですか!?」
「そのまんまの意味だ。今晩じっくり時間をかけて俺を刻み込んでやる。
 身体で覚えてもらうしかないだろ。俺がお前以外見てないって事を。」
下腹部に、熱を感じた。その真島さんの言葉だけで、それだけでこんなに
身体が熱を帯びている。それを感じ取ったかどうか分からないけれど、
真島さんは下半身の異腹をゆっくり、丁寧な手つきで剥いでいった。
622名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:38:39 ID:x6CLX6AD
「‥やぁ、‥あぁん‥!!」
いつでも真島さんの指は正確に、艶かしく動く。
私の中を掻き乱しながら、湿潤になっていくそれを互いに感じている、
「挿れるぞ?力抜け。」
真島さんと、一つになる感覚。
ズブッと卑猥な擬音が聞こえたかと思うとその瞬間快楽の波に襲われる。
「ふぁ‥ぁ、あああっ!」
凹凸が徐々にかみ合うように快感が増す。奥の奥まで真島さんは
入れこんでくるものだからたまったもんじゃない。
「動くから…っつかまってろ!!」
破滅的な快感で薄れゆく意識の中、たしかにその声は聞き取れたから、
必死に手を伸ばし真島さんの背へと両手を伸ばす。
「ーーーくっっ!」
上下に動く真島さんを感じ取るたびに体中に電流よりも凄いものがぴりりと走る。
「ふ、アアッ‥あ‥ッ、アァ!!」
623名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:46:56 ID:x6CLX6AD
そのとき、心臓をも揺るがすような一際大きな、耐えられない快楽が
体中を包み込み、一瞬気絶しそうになるほど身体が反応した。
「っふっあ…あああああ!!!」
放たれる、精。
体内を流れている一つの体液の温かさすら真島さんのぬくもりに思えた。
「……分かってくれたか、芽衣子?」
「…はぁ…はい。真島さんがこんなことするの、私だけですよね?」
「さぁ…どうだろうな?」
そしてまたこの犯罪者のような笑い顔である。
「真島さん!!」
「冗談だ、お前以外にこんなことするか」
ポソッと私の頭に手を置くとまるで小さな子供が相手のように撫でた。
子ども扱いされてる、私年上なのに。
けれどこの瞬間がとても好きだ。
「さてと、明日は門倉を締めに行くか。今から体力つけとかないとな。」
そう独り言とは思えない大きさで呟くと真島さんがこっちを見た。
「へ?へ?ちょっと…」
「もう1回」
「やっちょっ何でそうなるんですか!!」
明日のために体力温存して早く寝てください!、と必死の叫びも虚しく
芽衣子が解放されるのはそれからとてつもなく時間が経った後だった。

完。チャットにて 芽衣子嫉妬、真島に怒る→真島の逆襲(ドS前回)
というリクエストをもらい書いてみました。お粗末さまでした。

624名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:59:39 ID:VFLFEZ5Q
>>623
zeroさま、大みそかの夜に素敵なお話ありがとうございます!真島さんドSっぷりに磨きがかかってますね!
昨日は仕事納めでそのまま飲み会だったのでチャット参加出来ずorz
第二弾開催待ってます
625名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:05:56 ID:kIyslhza
>>623
昨晩はお世話になりましたー
さっそく「芽衣子嫉妬真島の逆襲」を形にしてくださったんですねー
職人さんの手にかかると1つの設定をこんなに生かせるんですね
嫉妬した芽衣子に怒らず誤解を解こうと誠実に向き合う真島ちゃんいいなー
その後の逆襲もうろたえる芽衣子にも萌え〜
大晦日に幸せな気持ちに浸れました!ありがとうございました
626名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:11:27 ID:x6CLX6AD
あわわっこちらこそお世話になりました!
>>624さま次回は一緒に盛り上がりましょう!!

wikiの管理者さま(一応昨日のHNは伏せておきます)、
三度もご迷惑をおかけしてすみません!アドの件よろしくお願いします…
627名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:12:45 ID:V2dd5AgH
>>623
お待ちしてましたー 昨日はお世話になりました
素敵な作品ありがとうございます
「もう一回」最高ですw
628名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:13:22 ID:Y9KeE6Px
>>623
嫉妬する芽衣子がすごく可愛いです〜
そしてさすがドS真島さん!
言葉責めやお仕置きっぷりも最高!
読みたいものを形にしていただけて幸せですっ
629名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:17:00 ID:V2dd5AgH
>>626
アドの件 zero3ですね 了解です
まだご本人からのメールがないので、連絡していません
メールが届いたらお知らせしますー
630名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:57:42 ID:4bT+jSop
新作ありがとう
芽衣子の嫉妬も従順さもかわいいっすね
来年もまたよろしくお願いします
631 【末吉】 【307円】 :2011/01/01(土) 00:57:25 ID:DrwhPZRb
甘甘2人希望
632 【大凶】 【136円】 :2011/01/01(土) 01:25:34 ID:RsUsESYy
あけましておめでとー
今年も宜しくー
633 【吉】 :2011/01/01(土) 04:29:06 ID:M/MngEMZ
あけおめ
634名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 05:07:55 ID:+norqeic
hokurogeです。
先日のチャットの流れで考えついた話を投下します(HNはひげでしたw)。
芽衣子に癒されたい甘えん坊の真島です。
時期は未来になりますが2011年4月、新婚二ヶ月目という設定です。
ちょいウェットな上、駄文長文すんません。

「ただいま」
「拓郎さん、お帰りなさい!」
出社前と帰宅時には必ずキスをする二人。
「お仕事、お疲れ様です」
ちゅっ
上機嫌の芽衣子とは反対に、今日の真島はいつもとは違いどこか沈んだ面持ちだ。
「…?」
芽衣子は不思議に思いながらも上着を真島から受け取るとハンガーにかける。
真島の上着からはほんのりと線香の香りが立ち上る。
ああ、そうか…
溝口の事件からちょうど一年、今日は真島の後輩、宏太の命日だ。きっと墓参りに行ったのだろう。
帰宅してからの真島は、一言も喋らず静かにソファに腰掛け、考え込んでいる。
まだ…自分を責めているのだろうか。
「拓郎さん、大丈夫ですか…?」
深く考え込んでいるのだろうか、返事は無い。
真島の表情を覗くと、顔色も悪くひどく落ち込んだ様子が窺えた。「拓郎さん…?」もう一度声をかける。
「ああ…すまない。なんだ?」
「いえ…元気がないなと思って」
そう芽衣子が答えると、真島はふと笑い、
「ちょっと、こっちに来い」と芽衣子を横に招き寄せた。
芽衣子が真島の傍に腰掛けると、そっと抱き寄せ、彼女を大きな体の中にすっぽりおさめる。
いい香りのする艶やかな髪の毛に顔を埋め、愛おしそうに何度も撫でる。
いつものように芽衣子の身体を求めるでもなく、しばらくそのままで時が過ぎた。
「拓郎さん…?」
「もうしばらく…このままでいさせてくれ」
真島が耳元で呟く。
こんな拓郎さん、初めて…。
芽衣子は戸惑いつつも頷くと、真島にされるがまま、大きな腕の中で彼の心臓の鼓動を聞きながら静かにその時を過ごした。

拓郎さんに髪の毛を撫でられるのは心地よい…何だか眠くなってくる…
でも、折苦しそうな表情と呼吸をする真島に気付くと、その度に芽衣子は宥めるように、厚い胸板に置いていた手で彼をそっと何度も撫でた。
お互い、しばらくの間そうやって慰めあった。

芽衣子に対してあまり弱い部分は見せたくないのだが、
彼女とこうしているだけで心が落ち着く…。
自分の子供っぽさに内心自嘲しながらも、何も言わず何も聞かずにこうして
無言で宥め傍にいてくれる芽衣子に、感謝の気持ちと愛しさで更にきつく抱きしめた。
「拓郎さん、くるし…!」
「ははは、すまない」
明るく笑う真島に安心したように微笑む芽衣子。
「もう大丈夫なんですか?」
「ああ。もう大丈夫だ。ありがとう」
真島はそう言うと彼女に深い口づけを一つ落とした。

おしまい
635名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 05:15:18 ID:+norqeic
>>634
でも、折苦しそうな表情と呼吸をする真島に気付くと ×
でも、時折苦しそうな表情と呼吸をする真島に気付くと ○
636名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 05:18:51 ID:+norqeic
>>634
でも、折苦しそうな表情と呼吸をする真島に気付くと ×
でも、時折苦しそうな表情と呼吸をする真島に気付くと ○
637 【大吉】 【1773円】 :2011/01/01(土) 07:47:22 ID:wR0aI6tD
>>632
投下ありがとうごさいます!
こういうシリアスもの大好きです〜
弱った真島もいいですね!新婚の初々しさもあってドキドキしました〜
638 【大吉】 【1188円】 :2011/01/01(土) 12:16:19 ID:sV3ZCdx4
あけおめ〜
639 【ぴょん吉】 【994円】 :2011/01/01(土) 12:19:37 ID:RsUsESYy
>>637
弱っても子犬みたいな芽衣子抱きしめて癒される真島いいですねー
元旦からほのぼのーな雰囲気でよかったです!
素敵なお年玉をありがとう
640 【小吉】 【1350円】 :2011/01/01(土) 12:20:09 ID:RsUsESYy
間違えた >>639は >>632へのレスです
641 【凶】 【706円】 :2011/01/01(土) 12:25:44 ID:pCzIZvoy
あけおめっ

>>634
新年早々に癒されました
本放送でもそうだけど、芽衣子ってアン的要素ふんだんだw
642 【だん吉】 【924円】 :2011/01/01(土) 12:28:21 ID:pCzIZvoy
>>641
ちょ…凶って、リトライ
643名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 13:40:40 ID:dMM65hl2
あけおめです。propaneです。
新年ですが、真島が変態な文にどうかお許しを。
では、投下します。
644パーティ1:2011/01/01(土) 13:49:08 ID:dMM65hl2
鏡に映る私はいつもと少し違う。紅い口紅に、ゆるく巻いた髪。そして、身に纏うのは黒のロングドレス。

「明日これを着て少し付き合ってくれ」
スッと私が返事をする前に渡されてしまった袋。迂闊だった。そのとき中身を見ていれば断ることができただろうに。
私の後悔もむなしく今、私は彼に渡された袋の中身を取り出し、それを身に纏っている。
芽衣子はうー、とうねりながら鏡の前でオロオロと自分の姿を見た。
このドレスはやたらと露出がひどいのだ。高級感のある光沢を放っていて、背中は詰まっているが胸元が広く開いており、さらにスカートには腿の上の方までスリットが入っていた。

「恥ずかしすぎる…」と芽衣子は小声で言うと、鏡の前から離れた。芽衣子が時計を見上げるのと同時に、コンコンとドアが叩かれた。
部屋のドアを開け迎え入れたのは、タキシード姿の真島だった。
彼はいつもはフワフワにしている髪をきっちりと撫で付けていた。こうやって見ると、どこかのオーケストラで指揮でもしていそうなくらい紳士的に見えた。
そのきっちりした風貌に似合わず、彼の目は大きく見開き口は半開きで固まってしまっている。

「あ、あの、真島さん?」
芽衣子は何も言わない真島に不安を感じた。
「万里のやつ…やりすぎだ」
その不安をよそに真島はぼそりと呟いた。「ドレスなら私が用意してあげてもいいわよ?」と言った万里が明らかにニンマリとした笑みだったことを今さらながら思い出した。

645パーティ2:2011/01/01(土) 13:54:39 ID:dMM65hl2

 今すぐその肌に触れたい衝動に駆られたがなんとか抑え、そこでやっと率直な感想を口にすることができた。
「…綺麗だ。よく似合ってる」

その言葉だけでさっきの不安はどこへやらといった感じに芽衣子は表情を輝かせる。
「かっこいいです。真島さん」
なんだか指揮者みたいです。
「え?あぁ、ありがとう」
彼女の仕草がいちいち俺を刺激するものだからつい、返事が上の空になってしまった。
気を取り直して彼女の手を取り、俺たちはパーティーへと向かった。



あー、イライラする。
「真島さん、すっごくおいしいですよこのケーキ」
と、少し酒が入ったこともあって芽衣子は上機嫌だった。もちろんそれは悦ばしいことだ。彼女がこんなに喜んでいて、なおかつ俺だけにその笑顔を向けてくれるのはとても嬉しい。

だが、視線が気になって仕方ないのだ。芽衣子とすれ違う度に男女構わず彼女に見惚れている。特に男はやたらと彼女に話しかけようとするのだ。

646パーティ3:2011/01/01(土) 13:58:13 ID:dMM65hl2
とうとうその時がきてしまった。本庁の上官にバッタリ出会し、少しだけ相手をさせられていたときだった。


明らかに彼女を狙っていた男が彼女に話しかけていた。愛想がいい彼女はもちろん話に乗っかってしまう。
普段から天然で無防備な彼女が酒の力でさらにレベルアップしてしまっているため、全くそいつの下心に気付いていない。

男の目はもう彼女に釘付けといったふうに芽衣子の露出した肌をなめまわしていた。

男が酒を勧めるせいで、彼女はもう足に力が入らないのだろう。芽衣子の体がゆっくりと傾いていった。男は狙いすましたように彼女の体に触れようと手を伸ばし――。


「っ大丈夫か?芽衣子」
ガッシリとよろめく芽衣子の肩を真島が掴んだ。
「ましまさん?」
芽衣子はホケーッ、と間抜けな顔をしている。
あぁ、間に合って良かった。俺以外の男に触れさせてたまるか。

そのまま後ろを見ると、男は俺に驚き、手を伸ばしたままだったが、はっと我に帰ったように口を開いた。
「な、なにするんだ、お前!」
男は俺よりもやや背が低く、俺を見上げていた。
「お前こそ何してんだ。彼女に近付くな」
少々威圧的に言うと男はゴクリと生唾を飲みあっさり去っていった。

まったく。
真島はため息をつくと自分に身体を預けている芽衣子を見下ろした。相変わらず間抜けな顔をしているので、支えていない方の手でその緩んだ頬をペチリと叩いてやった。
「歩けるか?」
ムリムリとでも言いたげに芽衣子は俺の胸板に頭をグリグリと押し付けてきた。
グリグリ…グリグリ…
「わかった、わかったから。ほら、これで満足か?」
グリグリを止めない彼女の膝裏に腕を通して抱き上げた。

647パーティ4:2011/01/01(土) 14:02:44 ID:dMM65hl2
視線を下げればうるんだ黒く艶やかな瞳が、しっとり俺を見上げている。
これは、まずい。
非常に、まずい。
早くこの場所から彼女を連れ出さないといけない。
彼女のこんなカオ、誰にも見せたくない。

「さっきみたいに顔、埋めてろ」
彼女が言葉に従ったのを目の端で確認するやいなや、俺は会場を早足で横切った。周囲が騒ついたがもちろん無視。


取っておいた自分たちの部屋に着くと芽衣子を抱えたままベッドに上がった。そのままあぐらをかくように座れば彼女の体はすっぽりと俺の腕と足の間に収まる。
「もう、いいぞ」
はーい、と顔を上げた芽衣子はなにがおもしろいのかクスクス笑っていた。
「…楽しそうだな」
「じぇっとこーすたーみたいでしたぁ」
呂律がまわっていない芽衣子の口から出てきた言葉で一気に脱力感でいっぱいになった。

「ハァ…」
「どーしたんですかぁ?」
人の気も知らないで。
俺は自分の中に存在する凶悪な部分が沸々と現れるのを感じた。

648パーティ5:2011/01/01(土) 14:11:23 ID:dMM65hl2
シュル…
真島はネクタイをほどいた。そしてそれで芽衣子の視界を覆う。
「え?」
「…お仕置きだ…」

真島はそう言って、今まですっぽりと大人しく収まっていた芽衣子をベッドに組み敷いた。


突然のことに酔いはすっかり覚めたらしい。白く柔らかな頬に触れようと手を上げると、その気配を感じとったのか、彼女は大きく肩を揺らした。
唇から漏れる息がわずかに震えている。

「こんなことやめてくださいっ」
「そういうわけにはいかない」
布を取ろうと伸ばした彼女の腕を素早く掴み、シーツに押し付ける。
今の彼女は狩人に捕らえられた子兎のような様子で、人知れず目を細めた。
「……なんで…こんなこと…おかしいです、変態です」
「何とでも言ってくれ」
彼女は相変わらず、普段の彼女からは想像もできない、最悪だとか馬鹿だとか、つらつらとひどい言葉を吐き出す。

彼女は怒っている。
そして、きっと、それと同じくらい怖いに違いない。
「…あっ…」
真っ白な首筋にそっと触れるだけで、彼女は可哀相なくらい体を揺らした。
しかし、やめてやるつもりはさらさらない。
舌で首筋を舐め上げると、彼女はまた大きく肩を震わせた。
耳、こめかみ、顎。
普段彼女の嫌がるところばかりを執拗に舌でなじる。
その度に、彼女は泣いているんじゃないかと思わせる声を漏らした。

そんな彼女の様子を見下ろし、もっといじめてやりたいと思ってしまう俺は、彼女の言う通り、おかしいに違いない。
「……芽衣子、怖いのか?」
答えなど聞かずとも明らかに分かることを、わざと耳元で、そして軽く噛みながら囁く。
彼女は面白いくらい予想通りに、またびくりと体を揺らした。
しかし、予想通りだったのはここまでで、次に、彼女は驚くべきことを口にした。
「……ま、真島さん相手に、別に怖くも何ともないです」

649パーティ6:2011/01/01(土) 14:17:53 ID:dMM65hl2
声は弱々しく震えているがそれに似合わない挑発的な発言に、思わず目を丸くする。
これは予想外だ。

ここで彼女がいつものようにしおらしく、怖い、と降参すればネクタイをはずしてやろうと思っていたのだが、急遽予定変更だ。
「へぇ、そうか…」
それなら、もっともっといじめてやる。
口には出さず、代わりに唇の端を上げる。

彼女をうつ伏せにさせて背中にあるファスナーを腰までおろし、現れた彼女の背筋にそってツツ…と指先でなぞる。
ゆっくりゆっくりと背骨をひとつずつ数えるように。
「……ん」
彼女の唇からわずかに吐息が漏れた。
しかし、それはいつものとろけるように甘いものではなく、明らかに怯えを含んだものだ。

彼女は声を出すまいとしているのか、それとも何をされるか分からない恐怖から逃げようとしているのか、枕に強く顔を埋めた。

指先が腰まで到達すると、彼女は今まで以上に体を揺らした。
「や…っ!真島さんっ!」
身を翻そうとする肩と、ばたつく足を簡単に押さえつける。
そしてスリットに手を忍ばせ心ゆくままに、すべらかな太腿の内側を何度も手の平で撫でた。
650パーティ7:2011/01/01(土) 14:23:50 ID:dMM65hl2

「……っ!」
手の平が足の付け根に近づく度、柔らかな肌がびくりと強張る。
その反応が面白く、気まぐれにシンプルな下着に指先を滑り込ませると、彼女が大きく息を飲んだ。
あの大きな瞳をギュッと瞑るのが、見えなくても分かる。
「…やっ…まし、まさ…っ!」
彼女はすっかり涙声になっていた。
しかし、ここまできても彼女は頑なに「怖い」の一言を言わない。
怖い、と、ただその一言を言えば解放されることなど、彼女自身よく分かっているはずなのに。
やばい、と思った。
彼女を少しだけいじめるつもりが、本気でいじめてしまいそうだ。

彼女が泣いて喚いて降参するまで、己の欲のままに暴走してしまうかもしれない。
それはだけは、駄目だ。
辛うじて頭の中にほんの少しだけ残っていた理性が警告を鳴らす。

スリットの中に忍ばせ、好き勝手遊んでいた手を逃げるように慌てて抜き出し、彼女を仰向けにさせた。
それから、長い間彼女を苦しめていた黒い布に手を掛けた。
彼女のためではなく、自分のために。
ようやく目隠しから解放された二つの瞳からは、やはり涙が溢れていた。

651パーティ8:2011/01/01(土) 14:30:31 ID:dMM65hl2
「もぅ…っ最低です…最悪です…」
彼女は小さな震えた声ぽつりぽつりとつぶやいた。
涙を隠したいのか、引っ切り無しに俺の非道に対する文句を呟きながら、わずかに赤くなっている目を手の平でごしごしとこする。
「擦るな」
一生懸命に目元を往復する両方の手首を掴み、今度は優しく押さえつける。
そして、幼い子供を抱き上げるかのように、そっと彼女を抱き起こした。
「すまない、やりすぎた」
彼女はいまだに文句を言い続けながら、それでも大人しく、俺の腕の中におさまっていた。
また、やばいな、と思った。

鼻をすすりながら涙目で俺を睨む彼女に、申し訳ないと思うより、心底可愛いと、そして愛おしいと思ってしまう。

さらに、また意地悪をしてみたいという最低な考えが頭をもたげる。

そして何よりも最悪なことに、彼女の狂っているのではないかと思うほどの、俺への甘さに気が付いてしまった。
あんなにひどいことをされたのに、それでも彼女は俺から逃げることもせず、むしろ俺の胸に体をくったりともたれさせている。

652パーティ9:2011/01/01(土) 14:35:58 ID:dMM65hl2
異常なくらい速かった鼓動も、だんだんと落ち着いてきている。
さっきされたことを忘れているはずがないのに、無理矢理剥き出しにされた背中を撫でると、彼女は安心したように瞳を閉じた。

俺はおかしい。
そして彼女は、もっとおかしい。
そんなおかしな彼女にどっぷりと浸かっている自分がいる。
彼女の底のない愛情と優しさと甘さに嵌まって堕ちて、抜け出せなくなりそうだ。

「……お前のせいで変な趣味に目覚めそうだ…」
ぼそりと呟くと、彼女はまだ涙の残る顔を上げて、むっと唇をとがらせた。
「もう十分すぎるほど目覚めてますよ…」
「でも、お前も俺に負けじとおかしいぞ」
「そん……」
抗議しようとした唇を自分のそれで塞ぎ、お互いへのおかしなくらいの愛を持っている二つの体を、きつく絡ませた。




おわり。
653名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 14:43:04 ID:dMM65hl2
propaneです。長々と書いてしまいました。
まとめ職人様、毎回お世話になってます。
あの、長くなってしまったので前編と後編に分けていただいてもよろしいでしょうか?
654名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 14:51:18 ID:1T/0IjZK
きゃ〜〜〜〜〜
もうシチュエーションがツボすぎます
ドキドキ鼓動がやばい・・・・
後編楽しみすぎます!!!
655名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 15:06:57 ID:+norqeic
嫉妬で周りの男から守る真島ちゃん。
ちょっと危ない趣味に危うくはまりそうになる真島ちゃん。
涙ながらに変態趣味を受け入れる、真島ちゃんにあまあまな芽衣子。
うは〜たまらん〜!
656名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 15:30:14 ID:dMM65hl2
>>654
読んでいただきありがとうございます。propaneです。
あれで一応終わりなんですよー。
すみません。

657 【末吉】 【106円】 :2011/01/01(土) 15:50:13 ID:wR0aI6tD
ち、千秋センパ……じゃない真島さんの正装キター!

ほろよい芽衣子たまらん〜
真島がHENTAIになる気持ちもわかります!
目隠しエロいですね…シチュだけでドキドキしました
投下ありがとうございました
658名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 16:49:33 ID:mZWIqdgt
>>634
こんなお話を待ってました!
芽衣子を抱きしめて辛さを抑えようとする真島がたまらない。

>>644
パーティーの華やかな場面が浮かびました。
ちょっと危ないお話をどうも!
659名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 16:52:19 ID:NJp1cFXS
>>653
propane様からのお年玉キター!素敵すぎますっ!
660 【大吉】 【1431円】 :2011/01/01(土) 17:23:08 ID:RsUsESYy
>>653
前後編に分けましたー
超ドキドキ!! もうによによが止まらないっ
もう一回読んできますー!
661名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 17:31:28 ID:dMM65hl2
>>660
いつもありがとうございます!
「パーティ」だけログインしないと読めないって表示されちゃうのですが、どうしたらいんでしょう…。
662 【大吉】 【1647円】 :2011/01/01(土) 17:46:58 ID:RsUsESYy
>>661
設定間違えていたようで… 直しました すみません
なんか基本設定いじったのがいけなかったのかなぁ?
もう読めると思うので、みてみてくださいー
663名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 17:58:15 ID:dMM65hl2
>>662
見れました!!
ありがとうございました!!
664名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 19:46:25 ID:PUZuQ9pC
芽衣子嫉妬が、ログインしないと…となってしまうのですが…

なぜでしょう?
665 【小吉】 【1564円】 :2011/01/01(土) 19:58:26 ID:RsUsESYy
>>664
ごめんねー 直しました
他にもあったらご連絡お願いしますー
666 【ぴょん吉】 【1080円】 :2011/01/01(土) 20:04:22 ID:M/MngEMZ
とーしのはーじめの姫はーじめ♪

あけましておめでとうw
667名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 20:07:10 ID:M/MngEMZ
あ、おみくじに夢中であげちゃった・・・
しかもぴょん吉だし、芽衣子ちゃん本当にごめんなさいorz
668名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 20:49:36 ID:PUZuQ9pC
>>665

見れました。
ありがとうございます。
669名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 00:31:19 ID:PVBgLxCg
規制されちゃった
670名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 01:07:45 ID:kLhL99zp
>>669
頭なでなで
671名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 02:16:29 ID:FArq79Ev
パーティ編で思ったが、真島の影響で見た目、身体は垢抜けたけど
性格と言葉遣いはあまり変わってない芽衣子ってのも見たい。
久しぶりにペットサロン訪ねたら驚かれたみたいな。
672名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 03:10:53 ID:e3EEGnph
>>670
ありがとう 何か癒された
お試し●使って復活してきた
673名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 19:39:01 ID:NdrM1uVi
hokurogeです。
6話のベッドの上で痛みでうなされる真島ちゃんのエロさ、あれで話が一つ浮かんだので投下します。
あのシーンの真島ちゃんの表情を思い浮かべていただければ(ゲスくてすんません)。
いつも責められてばかりいる芽衣子が黒芽衣子Sになります。

しっとりと濡れそぼるそこに指を沈めた。
音がなるようにわざと激しく指を動かすと、くちゅくちゅといやらしい水音が部屋中に響く。
「い、いやっ。真島さん、恥ずかしい…」
羞恥からかそれとも快楽からか芽衣子の頬は紅く染まっている。
だが瞳を覗き込むとうっとりと虚ろな眼差しで、快楽の虜になっているのは一目瞭然だった。
「いや?こんなに濡らしてるのに?芽衣子」耳元で囁く。
「……っ」
羞恥で頬をさらに紅潮させる。
「今日はお前が上になれ」
真島はそう言うとベッドに仰向けになり芽衣子の腰を引き寄せた。真島に跨がり騎乗位になり、ゆっくり沈める。
「入るところがよく見えるな」
「ま、真島さん…!エッチ!!」
言葉で羞恥を与える真島だが、芽衣子の中が気持ち良すぎて次第に余裕が無くなる。
中は温かく濡れそぼり真島をきつく締め付ける。
奥まで挿入されると入口の控えめな肉襞がヒクヒクと根本に絡み付く。
自分で動くのとはまた別物の、芽衣子のゆっくりとした不定期な腰の動き。
腰を動かす度、サラサラと艶やかな髪が落ち、程よく豊かな胸をたわませ、くびれたウエストが強調される。
エロいな…。
「あぁ…」と思わず吐息を漏らす真島。
その様子を見た芽衣子は少し驚いた。
真島が声を漏らす事は初めてだった。
「真島さん、気持ちいいんですか?」
「ああ…。気持ちいい…」
真島は悩ましげな吐息を一つこぼす。
初めての体勢に初めて見せる真島の切なく悩ましい表情と苦しそうに喘ぐような吐息。
芽衣子はちょっと虐めたい気持ちになってきた。
何度か身体を重ねて、どこが一番感じるかはお互いだいたい熟知している。
芽衣子はにっこりと、小悪魔のような笑顔を浮かべながら、
「真島さんって…ここが一番感じますよねえ?」
そう言い、軽く腰を上げ奥まで挿入していたものを浅いものにした。
カリの裏からその少し下が真島の弱い部分だ。
そこを中心に擦るように芽衣子は腰を動かした。
一番弱い部分に肉襞がウネウネと絡みつく。
「は……芽…衣子…待っ…て」苦しげな表情を見せながら、堪らなくなったのか芽衣子の腰を掴んで動きを止めた。
だがそれに抗い、芽衣子は腰の動きを止めない。
「…!」
堪らず真島は更に力をこめ芽衣子の腰を完全に抑えつけた。
目を閉じ耐えるように、はあ…はあ…と荒い呼吸を繰り返す。
芽衣子はそっと真島の汗ばんだ頬に手をやる。
「真島さんのその顔、とても可愛い…。もういきそう?」
真島は芽衣子の質問には答えない。
「お前…、今日なんか違うぞ」
高まる射精感を抑え芽衣子を睨む。
「そんなこと、ないです」
芽衣子はニヤリと笑いそう言うと、腰に巻き付いた真島の腕を解くと、また再び同じ動きを再開した。
674名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 19:41:33 ID:NdrM1uVi
真島がまた制止しようと腰に手を伸ばすが芽衣子はそれを押しのける。
「止めないで。真島さん、ここが一番気持ちいいんでしょう?ねえ?」
そう言うとまたその部位を激しく腰を動かして刺激する。
真島のそれは芽衣子の中でまた一段と固く大きく張り詰め、もうすぐ果てる前兆である。
それを感じ取った芽衣子の中は更に収縮し、ヒクヒク襞を蠢かせ真島をより一層昇りつめさせる。
真島は更に苦しそうに呼吸を繰り返し、時折耐え切れず声を漏らす。
もう、限界…そう真島が思った瞬間、芽衣子は再びぬるりと根本までくわえると大きく腰を回した。
「あぁ」苦悶の表情を浮かべながら、真島は熱い体液を芽衣子の奥にほとばしらせた。

「はあ…はあ…、お前…今日全然余裕だな?」
「真島さん、とっても可愛かった♪」
「ようし、そんなに余裕なら朝までやる」
「えっそんな〜!ごめんなさい」「謝ってもダメ」
やっぱり形勢逆転、朝まで責められる芽衣子でした。

おしまい
675名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 19:50:52 ID:mvt0j57w
イイ!!芽衣子責めGJ!
676名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 22:08:56 ID:nqZ7YlSy
正月だし・・・

温泉でイチャイチャしてるとこ
読みたいなぁ
677名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 22:19:00 ID:e3EEGnph
>>673
>ベッドの上で痛みでうなされる真島ちゃんのエロさ

脳内再生完了 真島むちゃくちゃエロい 最高っ!
ごちそうさまでした
678名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 22:49:15 ID:SlwFVHd5
真島の一方的な片想いで芽衣子を無理矢理抱く話が見てみたい。
激しい恋心で必死に芽衣子を手に入れようとするけど芽衣子が完全拒否みたいな
679名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:08:00 ID:xXANpzKi
真島さんは激情に身を任せた後、それを涙目で後悔しそうで萌える
すまない、俺のせいで君をこんな目に・・・
じゃあやるな、みたいなw
680名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:22:07 ID:l8Jqmfaf
真島×芽衣子は凄く好きだが二人とも好きなんで
自分は正直言って>>678-689みたいな芽衣子(と書き手と読み手)に
どこまでも都合の良い扱いされる真島は不憫でならないし読むに耐えないよ
681名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:23:25 ID:l8Jqmfaf
>>680
安価ミスった>>678-679です
682名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:53:56 ID:i0YuEJNz
いやエロパロ全てが都合いいからw
そういう好みもあるのは解るけど、ここでそれを言ったら
本スレでエロパロ板は読むに耐えないから潰せって言うのと同じ事だよ
みんなで罪かぶってこの板楽しんでんだから他の人の嗜好も否定しなさんな
嫌いなネタは黙ってスルーしてりゃ何の問題も無い、もう終わったドラマの話だし


683名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:56:50 ID:D2Lkjkd/
>>673
痛がる様子がなんでエロイのかといったらsexを連想させる
からと思ってましたが、それが正しかったとわかった
なんか真島さんに申し訳ないけど……

>>681
同意
684名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 23:59:58 ID:fcGP5RRK
大昔から言われてるけど
自分の萌えは他人の萎え、自分の萎えは他人の萌え
読みたくないのはスルーが鉄則だよ
スレの分裂や過疎化の始まりはこれと読み手から書き手への叩きが多いから
685名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:07:30 ID:SlwFVHd5
678です。一人でも不快な方がいるようでしたらこのネタはボツで構いません。
でも書いてくれる職人さんがいるかもしれないと期待してしまう・・・
686名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:12:22 ID:tKLW0fEP
>>685
謝らなくていいよ、684が正しい
でもこういうのがあると興冷めでみんなどれも書く気萎えるんだよな、やれやれ
687名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:22:40 ID:s0UNd3Jo
自分は新作が出る度に楽しく読ませていただいてる
好みはモチロンあるけれど(エロだけど、真島・芽衣子像に近いとか)
でもそうじゃなくても、いろんな視点で丁寧に書かれてる事にいつも感心する

今後ものびのび書いて拝見させてください
688名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:26:47 ID:9AL0GdgP
ドラマが終わって寂しくてここだけが、拠り所でした。
職人さん、いつも読み逃げでごめんなさい。
ここで癒されてます。
まとめてくれる方も。
いつもありがとうです。

私みたいに、楽しみに待ってる人はたくさんいると思いますので、よろしくお願いします。

689名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:28:52 ID:s0UNd3Jo
>>688
思わず同意w
ここにくると、あの二人は元気に生きてるんだよね
それがうれしい
690名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:45:50 ID:LCsJGSv/
人の数だけ好みもあるし尊重しあってまったりなスレになればいいな
>>679
片思いっていう設定も今までにないから新鮮でいいね
ちょっと切ない物語が出来そう
無理強いされたのに芽衣子も惹かれだしちゃう
みたいな救いもあれば個人的にはツボかも
691名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:03:53 ID:RQQQfvBi
突然ですみませんが、真島受けのシュチュエーションで、真島×芽衣子・真島×万里を書いて頂けませんか?
692名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:07:48 ID:KS2fp7S3
>>687
同意
普段は百合好きじゃないけど、万里×芽衣子は良かったし色んなの読めて楽しい
特に、Tシャツ一枚やセクシーなドレスなどエロめの服着てる設定や
行為中の様子が具体的に書いてあるとしっかり読んでしまうw


ところで携帯からだとwikiの芽衣子×三沢Jr.編が途中で途切れてました・・・
前後編と区切り出来る方、よろしくお願いします・・・
693名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 01:38:35 ID:w0fSgxVb
>>673
またまた新作ありがとう
芽衣子のニヤリ顔(ドラマと違って目は笑ってる)も真島の悶え顔もいい!
694名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 02:54:55 ID:CBupCjcz
>>692
新しい作品うpと一緒に、芽衣子×三沢Jrを前後編にわけました
確認してみてくださいっ

お正月は暇なので、作品読めるのはとっても嬉しいです
私は、どんな作品も美味しく頂いてしまう「煩悩」を持ってますっ
695名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 06:37:17 ID:4I7B2u0J
>>694さん素敵ですw
私もここのおかげで真島と芽衣子に会えて楽しいです〜

696名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 11:45:09 ID:4I7B2u0J
投下までの保守ついでに
真島は兄弟いると思う?
万里は妹がいそうなんだけど
697名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 12:12:23 ID:rWRrzr0m
>>696
とにかく末っ子じゃないよね。しいて言えば最初は弟がいるイメージはあるけど
全話見ると天涯孤独にしか見えない
両親には愛されたけど、早く死なれていやでも自立せざるをえなかったみたいな

698名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:32:41 ID:V9sNkQD1
>>696
私は一人っ子のイメージだなあ
一匹狼タイプで友達と群れたりしない感じ
699名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 18:26:19 ID:FZIqnW4I
長子はかまいたがり
末はかまわれたがり
一人っ子はかまうのもかまわれるのも嫌い
ってイメージだから後輩孝太や芽衣子への扱い見ると
面倒見の良い親分肌だから長子っぽいかな(万里も長子っぽい)
妹や姉がいる人は優男なフェミ系のイメージで
男兄弟は男臭いイメージだから真島は後者かな
って事で男兄弟の長男に一票
700名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 18:55:01 ID:OLWX9j+d
痛みで気を失いかけていた芽衣子が真島が泣いてる事に気づいたのは
自分の頬に自分のものだけではない涙も流れている事を感じたからだった
・・・どうして真島さんが泣くんですか・・・
そう芽衣子は伝える代わりに真島の頬をそっとなでた
さっきまでいつもの真島とは別人のように、芽衣子に襲いかかっていた野獣のような真島はもうそこにはいない
眼の中にあった狂気も彼の体の中の熱とともに力を失い
まるで大事なものを失くしてしまって途方にくれて泣いてるかのような少年がそこにいた
芽衣子は黙ってそのまま真島の顔を自分の肩に寄せて、優しく髪を撫でた
すまない・・俺のせいで君をこんな目に・・・
真島がかすかな声で呟く、その声の中の傷跡に芽衣子も胸を抉られるような痛みを覚えた
お願い・・・今日はもう何も言わないで・・・
芽衣子はそう答えるのがやっとだった、自分の手の中で深い眠りにつく真島を感じながら
あの部屋にこの人を連れてこよう、芽衣子はそう決心した
全て話そう、この闇に二度とこの人を連れてこない為に

でも今は、この夜が止まればいいのに

頑張って真島片想い編ぽいものを書いてみた、超散文なので名無しでいいです
でも一応強引な事後のつもりで書いたけど、これだけだとまるで真島さん違うところに出したように見えるw
701名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 20:25:02 ID:XQ9ZNUAh
>>700
gj!
無理矢理抱かれただろうに、情が湧いて真島をなだめる芽衣子。
でもあのギル部屋へ連れていき真島を突き放す決心をするあたり切なす
702名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:02:07 ID:XtCiSqSw
>>700
おぁ〜何か凄く切ない…
芽衣子も優しくて情が深いから光景が目に浮かぶ
ぜひ事に及ぶ経緯もよみたい!
703名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:47:45 ID:MiqDrwdR
それは・・・著作権を手放しますので誰か書きたければ書いていいですw
むしろこっちが読みたいw
灯油かぶった後の時間が怪しいという意見がどっかにあったので
そうか!あの時があったか!あの服は乾かさなきゃ帰せないよね!と思って頑張って書いてみたw
初めてこんなの書いたよ、ギルティ恐るべしw
704名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 01:26:32 ID:449YYLdD
投下します。真島→芽衣子の完全片想い設定です。
文章力は皆無なのでご了承下さい。
705@:2011/01/04(火) 01:27:34 ID:449YYLdD

過去にこんな感情を抱いたのはいつだっただろうか。
思春期と呼ばれる幼気な少年時代が最後だったか。

頭から彼女の顔が、声が離れない。あの子供のような優しく包み込むような声で「真島さん」と呼ばれた事が嬉しくてたまらなかった。

気がつけば俺は無意識に彼女がいるペットサロンに足を運んでいた。
本当に無意識だ。
今日はアンは動物病院に預けられていてこの場所に来る理由は何もない筈なのに。
全ては彼女に会いたいが為。あぁ、俺は相当彼女にやられている。自らを嘲笑した。
706A:2011/01/04(火) 01:29:09 ID:449YYLdD

21時を回っているがペットサロンの中はまだ光が灯されている。
まだ誰かが勤務しているのだろう。俺は彼女が居ることを期待して控えめに扉を叩いた。



「まし・・・まさん?」



あぁ、よかった。彼女に会えた。たったそれだけで今日の仕事疲れも吹っ飛んでしまった。我ながら単純だな。中学生のようだ。




「今日はどうなさったんですか?アンは今日は動物病院で一日お世話になるのでお迎えはいらないはずですが・・・・」




柔らかなソファーに2人で腰掛け、コーヒーを啜る。俺は彼女の大きな瞳を見つめながらこう返した。



「お前に会いに来た」
707B:2011/01/04(火) 01:30:40 ID:449YYLdD

「へ?あ、・・・えっ」



「会いに来ちゃ悪いか?」



彼女は持っていたマグカップを落としそうになった。
顔は夕日のように赤く染まり目はウヨウヨと泳いでいてなんとも可愛らしい。




「こ、コーヒーのおかわり、煎れてきますねっ」



彼女は逃げるようにソファーから立ち上がり給湯室に消えていった。


俺はニヤリと口角を上げながら彼女のいる給湯室に向かう。給湯室の入口に肩を寄せてコーヒーを煎れる彼女の後ろ姿を眺めた。



―――小さな身体だ。
160も無いだろう。無駄に肉が無い華奢な体型。
俺は彼女が身に纏う衣服の下の裸体を脳内にちらつかせた。
708C:2011/01/04(火) 01:32:15 ID:449YYLdD

俺は毎晩何度も何度も彼女を脳内で犯し、性欲を発散させていた。
脳内の彼女は俺に夢中で、その華奢な身体を差し出し、淫らに喘いでいるのだ。
子供のような可愛い声で何度も俺の名を呼ぶ。
たまらなく最高のシチュエーションで、彼女は俺を求めてくる。
そんな彼女が脳内妄想、白昼夢で無かったのなら。どれだけ幸せだろう。



コーヒーを煎れる彼女にそっと近づき、後ろから包み込むように抱きしめると、小さな身体が微動し硬直した。マグカップとスプーンがカチャリと音をたてた。



「真島・・・さん?」



「・・・好きだ」



「はな・・・して、くださ・・・コーヒーがこぼれますから・・・」



「聞こえているか?好きだ。お前が好きだ。・・・愛してる」



更にきつく身体を抱きしめる。彼女が緊張し、小さく震えているのが手に取るようにわかる。
709D:2011/01/04(火) 01:33:43 ID:449YYLdD

「だ、ダメです!!離して下さい!!」



俺の告白を否定するかのように激しく抵抗し、その弾みでマグカップが床に飛散した。彼女の小さい身体では俺の拘束から逃れる事ができない。
逃がさない。逃がすもんか。俺は彼女を手に入れる。心も、身体も。




「いやっ、嫌あああっ!!!」



「芽衣子・・・芽衣子芽衣子芽衣子!!!」




彼女の身体を無理矢理壁に押しつけ、強引に唇を奪う。下唇を軽く吸い、啄むようなキスをするが、彼女は顔を思い切り反らし、拒否の意志を見せる。




「――こっちを向け」



「ッ・・・・」




意地でも俺を見ようとしない彼女に苛立ちを覚えるが、それを上回る彼女への恋情と情欲が俺の興奮をかきたてる。




「・・・芽衣子」




耳穴に舌を挿入し、わざと水音をたてて舐め尽くす。彼女は声にならない甘い息を漏らし始める。
710E:2011/01/04(火) 01:35:10 ID:449YYLdD

「や、やぁッ・・・」



「可愛いよ、芽衣子」



白くて細い首に口づける。やんわりと歯をたてて赤い傷をいくつもつけていく。その度に彼女は苦痛の表情を浮かべる。嫌で嫌で仕方がないのだろう。
俺の左手はすでに彼女の衣服の中に侵入し、滑らかな肌をまさぐっていた。




「・・・嫌い・・・真島なんかっ・・・きら・・んあっ」



俺への拒絶の言葉は聞きたくない。俺を受け入れるまで何度でもこうしてやる。
お前は俺だけを見ていればいい。
なあ芽衣子。愛してる。愛しているから・・・
俺だけを、愛してくれ・・・



おわり
711名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 01:37:20 ID:449YYLdD
投下終了です。
私にはこれが限界のようだ・・・
どなたか続きエロを書いて頂けたら私は地球三週します。
712名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 02:09:15 ID:1p7ynVEt
>>711
これから読みますっ ありがとうっ
その前に、HNも良かったらお願いします〜
713名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 02:19:54 ID:0BvJtsaN
どなたか、芽衣子→真島←万里(3P)の小説を書いて下さい・・・
お願いします・・
714名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 02:20:59 ID:449YYLdD
HN忘れてました。申し訳ありません。
ASMDUSでお願いします。
715名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 02:22:08 ID:1p7ynVEt
>>714
了解ですっ wktkしながら読んでますよー
716名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 02:34:51 ID:1p7ynVEt
>>714
読み終わりましたっ
あのぉ このまま放置されると今晩眠れないんですが?w
私もこの続き書いて頂けたら地球3周します!!
717名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 02:40:54 ID:2Vj7OoMN
>>714
GJです!
何気に普段真島はどうやって性欲発散させてるんだろうと思ってたから
案の定芽衣子を想像しながら・・・という設定に納得w
芽衣子一筋真島ちゃんらしい!

続き誰かプリーズ
718名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 02:44:04 ID:1p7ynVEt
>>700
すみませんー よろしければHNをお願いしますー!
名無しの場合も回答頂ければ嬉しいです
719名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 03:29:00 ID:1p7ynVEt
>>700
名無しでよいって書いてましたね すみません
レスNo.700様としてうpしました〜

それと、他の職人様の作品もそうですが、コメントがある場合は
そのままか多少変えて付け加えてます お許しを…
720名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 05:25:58 ID:DmRz8UoW
>>719
むしろ助かります!ありがとう!

propaneです。
ここにいる皆様にはいつも暖かく読んでいただいて本当に感謝しております。
が、自分はエロ無しをここで書きすぎたので、(エロ希望の方は非常にがっかりされていらっしゃるだろうと思います。)
エロ無しはブログを作ってそこに書くことにしました。
もちろんエロ有りはこちらにも投下させていただきます。

エロ無しも読んでやってもいいよ、と思ってくださる方、レスをお待ちしております。
検索方法を載せますので…。

以上、かなりのスレ汚しすみませんでした。

721名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 05:51:32 ID:1p7ynVEt
>>720
propane様 エロ無しも是非ここで書いて頂きたいのですが、
読んでやってもいいよ ではなくて、もちろん是非読みたいですよ〜
propane様の作品を読みたいっ!という方は、私を含め沢山いると思いますよ
だから、もしもブログで発表なさるなら、検索方法を絶対教えて欲しいです

宜しくお願いします
722名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 06:48:32 ID:2Vj7OoMN
>>720
propane様の作品大好きです
エロ薄くても十分エロく感じるのが不思議
>>721さん同様ぜひ読ませていただきたいので
ブログの検索方法教えてほしいです
723名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 07:00:08 ID:O+DdhlOH
>>720
propane様、私もぜひともブログ拝見したいです! 本当にpropane様の作品で最終回の寂しさから癒されてます!
724名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 08:15:29 ID:NBAk8Uel
>>720
propane様いつも楽しませていただいてます
検索方法ぜひ教えてください
725名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 08:33:49 ID:DmRz8UoW
おはようございます。
propaneです。
レスしてくださって本当にありがとうございます!

Google検索で「propane ブログ」と入力していただければ、
検索結果の一番上に出てくると思います。URLの一部にfc2とあるはずです。

ではでは、よろしくお願いします。

見つからないという方はまたレスしてください。
726名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 10:05:12 ID:inCj8iA6
>>725
見つけました、ありがとうございます。
さっそくお気に入りに追加しました〜。
727名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 10:09:53 ID:DmRz8UoW
>>726
よかったです
ありがとうございます!
728名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 12:38:56 ID:wEXD11F+
ブログ見つけた

余計なお世話かもしれないけど、
ここは21未満NG板だから年齢ぼかしたほうがいいかもね
729名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 12:44:20 ID:1p7ynVEt
ブログみつけましたよ ありがとう〜
730名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 12:47:34 ID:wEXD11F+
正月ボケだ
18未満NGに変更になってたわ
スレ汚し失礼しました
731名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 20:56:45 ID:Sxol8arU
規制たいがいにしてほしい。
732名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 21:04:39 ID:ofWqM+fi
>>731
よちよち
733名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 21:47:15 ID:MiqDrwdR
真島さんて、私の髪撫でるの好きですよねー
・・・お前が・・俺に撫でられるの好きなんだろ・・・

という脳内床物語が今頭に浮かんだw
734名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 21:57:02 ID:2Vj7OoMN
10話で髪なでられてる芽衣子も
撫でてる真島もどっちも気持ち良さそうだったw
サラサラツヤツヤ

あとここでは芽衣子は耳を攻められるのが弱いってのがすっかりデフォになってるのが面白いw
735名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 22:43:06 ID:gRwdCQgY
propane氏へ
「エロ」パロ板かもしれませんけど、
住人はパロを特に見たいので、エロなしでも全然構わないと思いますよ!!
って言うか、ただのパロ板なんてないしさw
ブログを始めるのは止めませんが、エロ関係なしにここ投稿してほしいです!!

ここが盛り上がるためにもpropan氏をはじめ、書き手のみなさんの投稿をーー!

736名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 23:15:17 ID:h8wySLmq
ウィキの管理人様
その他職人様の欄、万里の回想を書かれた方のが抜けてるような??
(トンチンカンなご指摘でしたら申し訳ありません)
737名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:28:18 ID:pkjggmWM
>>736
修正しました ありがとうございます
また変なとこがあれば指摘してくださいませっ
738名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:47:17 ID:nAHfM4xf
>>737
いつもありがとうございます!まとめ作業お疲れ様です、つ肩モミモミ
739名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 08:48:29 ID:Uk2j5ew2
>>737
私からも〜 つ肩モミモミ

いつもまとめありがとうごさいます
おかげで充実したギル正月となりました!
年が明けてもまだハマって抜け出せない…はぁ
740名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 16:15:05 ID:PvknAqJY
私、規制に巻き込まれてるんだけど ここなら書き込めるのかな
お邪魔します〜
741名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 16:19:07 ID:PvknAqJY
おお〜入った!
某スレからこちらに来ました。
ジキニン飲んで寝てたら規制されてしまいました。
ここではすばらしい世界が繰り広げられてたのね
職人さん尊敬します。
742名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 19:11:32 ID:fH6TFk9x
本編よりハマってしまいましたw
743名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 19:47:34 ID:rVXCI7cM
職人様方も規制に巻き込まれてしまったのかな〜
744名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 20:05:52 ID:pkjggmWM
>>738-739
肩モミモミ ありがとう〜

そんなに沢山規制されてるのかな?
職人様方大丈夫ですか?
745名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 20:26:01 ID:hzVDN7sq
お久しぶりです。zeroです。
真島×芽衣子投下します。

真島さんは酔っ払うと手がつけられないんじゃないかな
746酒が入った真島:2011/01/05(水) 20:31:40 ID:hzVDN7sq
ただいま、の声もなしに玄関の扉が開いた。
珍しいな、と思いつつこっちがいつもの姿勢を崩す必要はないと思ったので、
「おかえりなさい。」
いつものようにこう声をかけた。玄関からのそのそとぎこちなく姿を
現したのはやっぱりいつものその人。
「た…だい…」
「…真島さん?何かあったんですか?」
咄嗟に近づき顔を覗き込む。ちょっとやそっとどころではない
アルコールの匂いがした。飲んできたんだ、珍しい…。
・・・・・・ルルルルル
彼についていたいのだがタイミング悪く電話が鳴り響き
少しだけ迷ってからそちらを優先して受話器をとる。
「もしもし…あ、鶴見君」
「芽衣子さん?すみません、夜分遅くに。…あの、真島さん帰ってきてます?」
「え?あ、うん。たった今。」
「あ、良かった。心配だったんですよ。今日俺の店でがばがば飲むもんだから。」
「え。そうなの。」
747酒が入った真島:2011/01/05(水) 20:37:29 ID:hzVDN7sq
たしかに今夜は仕事が忙しくなるから晩飯はいらない、と言われていた。
「仕事、終わったは終わったらしいんですけど…何でも担当していた事件の
 被害者が犯人に刺殺されたらしくて…、結局犯人は逮捕できたんですけど
 真島さん、相当きたみたいなんです。」
「そう…それで…」
いつかの三輪さんのときの記憶が鮮明に浮かび上がる。
あの時私は始めて真島さんの狂気を見た。そのときにお酒が入っていたか
どうかは知らないけれど彼はこういうことに人一倍、感じるものをもっているのだ。
「そういうわけで、今日自棄酒みたいになっちゃって…前みたいに暴れたりとか、
 そういうのはなかったんですけど…だから、今夜は真島さん、そっとしておいて上げて下さい。」
「…うん、分かった。じゃあ切るね。わざわざありがとう」
ガシャンと受話器を定位置に固定する。
{分かった}と鶴見くんに嘘をついてしまった。そっとしておく気なんてない。
748酒が入った真島:2011/01/05(水) 20:52:51 ID:hzVDN7sq
「真島さん…、聞きました。事件のこと」
私の言葉に返事することもなく真島さんはのそりと立ち上がりすたすたと
冷蔵庫へ向かっていった。取り出したのは缶ビール。
・・・・プシュウウ
缶を開けるとアルコールと酸素の音がしてそれを一気に真島さんは飲み干した。
「…助けられなかった。」
「……真島さんが悪いんじゃありません」
「俺のせいだ。」
その声は強く、深夜の室内に響いた。どこかで見たことのある光景だ。
真島さんは私が被写体でなくても、誰かが傷つくと必ず自己嫌悪に陥る。
「…立ち向かって救えなかったことは罪にはなりません。その…上手く言えないんですけど…
 完全に守ることなんて本当に難しいんです…そうでしょう?だからこそ人は人を守ろうとします。
 かつて…いえ、今も貴方が私にそうしようとしているように、です。だから、自分を責めないで下さい…」
「ああ、分かってる。分かってるから苦しいんだ…分かるだろう?」
そう返答されて私は押し黙ってしまった。そう、いくら理屈で綺麗事を述べようと
そんなのただのお笑いだってことは分かってる。けれど言わずにはいられなかった。
「……………」
もう一度真島さんがビールに口をつける。その様子を私は見ているだけしかできなかった。
そして再度唇から缶の開いた部分を外すとさっきまでのぎこちない千鳥足が嘘のように
俊敏に真島さんは動いた。
「……わ、やぁ…!!」
 
749酒が入った真島:2011/01/05(水) 21:00:21 ID:hzVDN7sq
がんっと押し倒され、いつもの行為の前のように口づけを交わされる。
「…うっ…ふぁ…」
そしてさっきまで真島さんの口内にあった唾液とアルコールが私の体内に
入っていく。お酒は飲めない。ちょっとの量でもダメだ。だから必死に拒むけれど
それはまるで必然のように流し込まれている。
口移しの状態で甘美な麻薬のような液体が絡みつく。
「…だ…だめ…」
「お前も飲め」
たった、一口分。それだけなのに頭に霧が撒かれたように意識が揺らいでいく。
けれども私がおぼれてるのはアルコールではなく真島さん自身なのだ。
750酒が入った真島:2011/01/05(水) 21:12:23 ID:hzVDN7sq
何だってこんなときまで欲情してるんだ、と自分でも呆れる。
だが呆れつつ事情は分かっている。今日俺は一つの生命を失った、守ると決めたその命を。
単純な生殖要求なのかもしれない、失った命を性欲という形で紛らわそうという、我ながら最低だ。
「…芽衣子、許せ。」
忍び込ませた手は彼女の薄い腹や瑞々しい胸を服の下から指で弄くっている。
酒の勢いとはよくいったものだ、正直、今この行為の最中でも我慢ができない。
「…だめっ、ゃああ!」
前戯もろくに行わないまま彼女と自分自身の下半身を結合させる準備にとりかかる。
「ぅあ、待っ……!あ、貴方は今お酒で混乱してるんです、落ち着いて下さい…!」
待てない。今すぐにその華奢な腰を何度も何度も揺さぶりたい、彼女の全てが欲しい。
「ぁんっ、ぁ、ああっ……っゃあぁっ!!」
ここまで早急に交わったのは初めてだった。だから彼女の負担も大きいだろうと
まったく罪悪感がなかったわけではなかった、しかし。
751酒が入った真島:2011/01/05(水) 21:21:43 ID:hzVDN7sq
「指、入れてないのにこんな濡れてるぜ。…お前嫌がってないだろ?」
「そ、そんな、ぁ…っわけないですっ…!」
己自身で湿潤を感じているのだから絶対にそうだ。十分濡れてる、ということは
彼女が俺を受け入れるとき痛みに泣いたとか、そういうことはなかったわけだ。
そう結論ずけて少し安心した。それと同時にならもっと、もっとしたってかまわないと
いう欲望が渦巻き始める。
「………っ!!…くっ……!!」
自分でも耐え切れずに声を出してしまうほど今までにないほど激しく、何度も
腰を彼女の中へと打ちつける。
「いやっや、あ、頭おかしく、あああ、ああ、…!」
「なっちまえよ、俺に溺れろ…!!」

752酒が入った真島:2011/01/05(水) 21:35:40 ID:hzVDN7sq
熱に犯された彼女の声は、それだけで媚薬にように俺の興奮を高まらせる。
ここまで彼女の身体よりも自分を基準に行為を進めたのは初めてだ。
「…うぅ…、真島さん、」
辛そうだ、誰が見ても分かる。けど止められなかったんだよ、
そして芽衣子は俺に怒ることも、最終的には拒むこともなく受け入れた。
泣きながら。本当は今すぐここから逃げ出したいの、分かってる。
「…芽衣子、すまない。怖かっただろう、」
「…うぅ…」
すぅ、と芽衣子の頭を撫で、さきほどとは違った意味で{抱いた}
こんな抱かれ方は芽衣子は好きじゃない。
俺だって本当は好きじゃない。
最中が夢中だったのは認める、けど断じて良かったとは思っていない。
狂気に取り付かれて哀しみのあまり胸糞悪い愛を肉欲と共にぶつけてしまった。

いくら彼女と一緒でも、こんな夜は二度と御免だ、そう思った切実に。


完 後味わるくてすみません…           
753名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 21:46:03 ID:wd8DL0SK
おぉ、ありがとうございました(^-^ゞ
754名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 21:52:41 ID:rVXCI7cM
職人様きたああああ
新作ありがとうございます!
こういうちょっとダークで切ないのも良い!
暴走する真島を優しく諭す芽衣子って8話を思い出しました
755その@:2011/01/05(水) 21:54:38 ID:1IZkiybY
初めまして。いつも楽しくロムらせて頂いてました。

以前、真島と芽衣子の妊娠ネタが見たいとの書き込みが
あったので、投下させて頂きます。妊娠は早すぎるという
意見もあったので、見たくない方はスルーをお願いいたします。
またエロも冒頭だけです。

このような場に投稿するのは初めてですので稚拙な駄文に
なっているかと思いますがどうか大目に見てやって下さい。

改行や長さが読みにくいところが多々あるかと思いますが
どうかお許しを。


ペンネームはkisshugでお願いいたします。

ではお楽しみくだされば幸いです。




「あぁ…あ…ん…」
ふたりの吐息が重なり、芽衣子の甘い声が響く。

「うッ…あぁ…」
真島が顔をゆがめて押し殺すような声を発すると、
芽衣子の中がきつく締まり、真島の熱が芽衣子の中に広がった。
ふたりの動きが止まり、真島が芽衣子に口付ける。
「芽衣子…」
真島は名前を呼びながら長い指で芽衣子の睫を塗らしている涙を拭き
ゆっくりと自身を芽衣子から離してゆく。

その間、芽衣子はきつく目を閉じ、息を切らしている。
「大丈夫か?」
真島は芽衣子を気遣いながら、腕を芽衣子の肩へとまわした。

「真島さん…」
ようやく芽衣子が目をあけた。視線が真島とぶつかる。
真島が安心したように微笑んだ。

「私…」
芽衣子が何かを言いかけたが、すぐに口をつぐんでしまった。
「ん?どうした。」
真島が芽衣子を覗き込む。芽衣子は思わず目を背けてしまった。

「そんなに見られたら…は、恥ずかしいです。」
「そんなこと気にしてたのか?俺は顔以外にも色々なところを見てるんだがな。」
真島がからかうように耳元でささやくと、芽衣子は顔を赤らめた。
「もぉ真島さんったらッ」
そんな芽衣子の様子を見て笑う真島。

芽衣子は、行為が終わった後すぐに自分に背を向けることなく、必ず自分が眠るまで
こちらを向いて優しく腕をまわし、話しかけてくる真島の気遣いが好きだった。
もしかしたら自分にとっては、ひとつになることそのものよりも、こうしてふたりで
生まれたままの姿で肌を触れ合わせながら言葉を交わすほうが、愛されているという
実感がわくからなのかもしれない。外はあんなに寒そうなのに、ふたりでいるとこんなにも暖かい。


756そのA:2011/01/05(水) 22:01:54 ID:1IZkiybY
ただ、今日だけは違った。真島に聞いて欲しいことがあった。

今、自分が不安に思っていること。でもなかなか言い出せずに一緒にいると、
そのまま彼を受け入れる流れになってしまった。いつものように。

これで彼が出したものを自分の中で受け止めたものは何度目だろう…
芽衣子はぼんやりと記憶をたどっていった。

すぅ…と気持ちよさそうな寝息が聞こえる。
彼は寝てしまった…とうとう伝えられなかった…

芽衣子は悩んでいた。予定日を数週間過ぎても、生理が来ないのだ。
もしかしたらお腹に彼の子が…そんな思いと、いやいやただの不順なの
かもしれない、気にしすぎているばっかりに逆に遅れてしまっている
可能性がある、あまり意識しない方がいい、という考えに苛まれていた。

検査をしようかと思うのだが…もし…もし子どもができていたら…
彼は…私を受け止めてくれるのだろうか。

いやそれ以前に、自分は彼と子どもを受け止めることができるのだろうか。彼の反応次第では、ひとりで育てるということになるかもしれない…

そんなことを考え出すと止まらず、検査もできず、真島にも言い出せずにいた。
検査をするなら覚悟をしないと…
隣に寝ている真島を見ながら、ふとひとつの疑問がよぎる。

757そのB:2011/01/05(水) 22:11:00 ID:1IZkiybY
彼はどうして避妊しないんだろう…

付き合い出してから結構な月日が流れているけど、
一緒に住もうとか結婚しようという話もしたことがない…
今、俺のそばにいろとか愛しているとかは言ってくれるけど…
彼の今後はどうなっているの?彼の描く未来に私はいるの?

それとも私は彼が今求めている快楽を満たせばそれでいいの?
もしかして…彼は…体目当てなの…?

そんな思いがこみ上げてきて、ふと枕が塗れていることに気がついた。

私…こんな風に真島さんを疑うなんて…最低だ…
彼ほど自分のことを愛してくれる人はいないのに…
このままではいい方にはいかない。妊娠しているのかをはっきりさせなくては。

芽衣子は声を出さないように泣きながら、決心を固めた。


朝になり、真島はシャワーを浴びた後、上機嫌でコーヒーを飲みながら芽衣子に話しかけた。
「芽衣子…今日、午後からあいてるか。行きたいところがあるんだ。」
「えっと…私は大丈夫です。真島さん、お仕事は。」
「有休を取ったよ。午前中だけ出勤して帰ってくるから、
その間ここにいて待っててくれないか。」
「はい…そうしますね。」
「そうか。じゃあ行って来る。」
バタンとドアの閉まる音がして、芽衣子はひとり取り残された。

大変だ、真島さんが帰ってくる前にちゃんと調べないと…
芽衣子は真島が完全にいなくなったのを確認し、白い息を吐きながら、
近くの薬局へと向かった。そして検査薬を購入すると急いで部屋へ戻る。

トイレに座り、芽衣子は唖然とした。



陽性反応…



妊娠している…自分はお腹の中に、真島との子どもを身ごもっている!!


758そのC:2011/01/05(水) 22:31:12 ID:1IZkiybY
急に熱いものがこみ上げてきた。でも悲しくて泣いているのではない。感動している。
言葉では言い表せない感情がこみ上げてくる。

彼との間に…新しい生命が…

奪われた大切な命。その復讐として何度も人の命を奪ってきた自分。
そんな自分は、全てをやり遂げて死ぬしかないと思っていた。
孤独に自分の人生を終わらせるつもりだった。

けれども彼と出会って、人から愛されることの温もりを知った。
抱きしめられ、大切にされ、生きてみたいと思うようになった。

それだけではない…愛する人との間に新しい命が…自分が命を育むことになるなんて…

「お前はもう…ひとりじゃない。」
蘇ってくる真島の言葉。

そうですね、真島さん…もう私はひとりじゃない。
あなたの…あなたの子どもが私のお腹にいます…!!


芽衣子は後から後から流れてくる涙を止めることができなかった。

これはとうていひとりでは成し得なかったことだ。
真島に…拒否されてもいい…この子を…この子を私は守らなくては。
たとえ再びひとりになったとしても。もう私はひとりではない。



759そのD:2011/01/05(水) 22:35:56 ID:1IZkiybY
どれくらい時間が経ったのだろうか。
芽衣子が目を腫らして検査薬を片手にトイレから出てくると、既に昼を過ぎているのに気がついた。
もうすぐ真島さんが帰ってくる…私は逃げない。ちゃんと言わなくちゃ。

芽衣子がそう思っていると、ドアが開いた。
「すまない。遅くなった…どうした?」
明らかにいつもと違う芽衣子の様子に驚き、真島が駆け寄ってきた。
「泣いてたのか?すぐに帰れなくて悪かった。」
「…が…きました。」
「え?芽衣子?」
「赤ちゃんができました。」

芽衣子の声を聞くと、真島は目を見開いた。
「本当…か…?」
芽衣子の頬を大きな手のひらで包む。
「はい…検査してみたら…陽性でした…」
真島が反対がわの手で検査薬を差し出す芽衣子の手を握る。

「私…絶対育てたい…真島さんとの子どもだから…!!」
「芽衣子ッ!」
芽衣子の声を聞くと、真島は堪らなくなったかのように芽衣子を強く抱きしめた。
「でも大丈夫…真島さんはゆっくり考えて…
父親になる準備をしていないどころか、私達結婚もしてないから…
私はひとりでも大丈夫だから…」
「芽衣子…愛してる…ありがとう…!」
芽衣子の言葉を遮るかのように真島は言った。

「真島さん…?」
真島の思いがけない反応に、芽衣子は真島を見上げた。



760そのE:2011/01/05(水) 22:50:04 ID:1IZkiybY
「ありがとう…芽衣子…俺との子どもなんて…嬉しい…
いつも不安だった。芽衣子は俺を置いてどこかへ行くんじゃないかって。
だから常に俺自身を刻んでおきたかった…

たとえ俺がひとり置いていかれても、ふたりで愛し合った証は
お前の中に残しておきたいと思って
そんな覚悟でいつも芽衣子を抱いていたんだ。

そしたら俺との子どもを産んで育てたいって…
何て言ったらいいのか…

夢みたいだ。」
「真島さん…」

芽衣子がつぶやくと、真島が芽衣子の視線まで下がってきた。
そして柔らかく、真剣な眼差しで言う。
「真島じゃない…」
「え…?」
「芽衣子も真島になるんだからもう俺は真島さんじゃないよ。

結婚してくれ、芽衣子。ふたりで子どもを育てよう。」
「うそ…」
真島の真摯な言葉を聞き、芽衣子の奥からまたもや熱いものが流れ出す。
…これで何度目だろう…昨日の夜からずっと泣いてばっかり…

「もう返事は聞く必要ないな。出かけるぞ。」
どこへ…?芽衣子はしゃくりを上げながら声も絶え絶えに問う。

「指輪だよ。婚約指輪。
前から今日ふたりで選びに行きたいと思ってたんだ。
…でももしかしたら俺は断れるかもしれないって思ってた…
芽衣子は自分は幸せになる資格なんかありませんとか何とか言って。
ふられるかと思ってた。

うまくいったら充分サプライズになるはずだったのにな。
芽衣子の方がもっと大きなサプライズを持ってたなんて。」


761その最終:2011/01/05(水) 22:58:57 ID:1IZkiybY
芽衣子の顔は、もう真島に見せられないほど涙でぐちゃぐちゃだった。

「ほら。笑って。」
真島が芽衣子をドアの方へと引っ張る。
「雪だ…積もってる。珍しいな。」
ドアを開けると、そこには一面の銀世界が広がっていた。
「きれい…」
「婚約するのにふさわしい光景だな。」

いつの間にか芽衣子も顔を上げ、雪に見とれていた。
そんな芽衣子の様子に安心したのか、真島はそっと手を握り、お腹を触った。
「俺にいつ言うか、悩んだだろ。」
「知ってたんですか。」
「いや…全く気がつかなかった。
でも芽衣子のことだからひとりで背負い込んだんだろうと思って。
今度から重要なことは早く俺に教えてくれ。
これから一緒に生きていくんだから。
ふたりで…いや、三人で。」

「はい。そうします。」
「あと呼び方は拓郎な。」
「たくろ…さん。」
「まぁ…慣れるまではそんな感じかな。」
満足げな真島は雪の中を踏み出して歩く。
芽衣子も遅れまいとそれについていき、ふたりが歩いたところは足跡が刻まれてゆく。
これからのふたりの人生のように。
真っ白な道をふたりで歩み、跡を一緒につけていく。
いつまでも、いつまでもー。


(完)


長々と失礼しました。
お付き合い頂きありがとうございました。
762名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:05:13 ID:ImS2niBn
うわ、ふたつも新作、職人さん達ありがとう
これからゆっくり拝読いたします
763名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:20:41 ID:wd8DL0SK
感激です。ありがとうございました!!ゆっくり読ませていただきます!
764名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:32:32 ID:RaNe5751
もうなんというか、
ドキドキした。
(妊娠、真島が大喜びなのは間違いないじゃんwなんだけど)
芽衣子の不安や喜びが凄く伝わってきて、切なくて、
最後はよかったねぇって、涙が出てきました。
しあわせな、芽衣子&真島に会えて嬉しい。


酔った真島も大好物。
想像できるしw


職人様、本当にありがとうございます。
またお待ちしております。
長文失礼しました。


765名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:42:27 ID:pkjggmWM
>>745 zero様
酔って暴走する真島に によによしてしまった〜
あ〜真島に会いたい〜!

>>755 kisshug様
ほのぼの幸せそうな2人に 感動〜
とても初めてとは思えないですよ
これからも宜しくお願いします〜
766名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 23:49:51 ID:rVXCI7cM
新しい職人様が誕生!おめでたい!
本当、とても初とは思えないような表現力
二人の心理が伝わってきてとても幸せな気持ちになって
涙腺がやばいです・・・・
こんな二人を本編でも見たかった〜
ここで実現化させてくれて感謝です

今日はちょっとビターなお話と甘いお話両方楽しめて幸せ♪
767名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:29:25 ID:os3LaKof
>>745 zero様
更新してますっ またまた・・・・ が使えなくて …(三点リーダ)に変更してます すみません

>>755 kisshug様
kisshug様コーナー作りました〜
題名がなかったので、勝手に「芽衣子の妊娠」とつけて、
説明に「芽衣子が真島の子供を妊娠するお話」と加えてしまいました
訂正があればお知らせください
768名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 02:29:02 ID:SHnUkNKw
規制くらったぉああ
ここでしか真島&芽衣ちゃん語れない(涙)
ところで1/2にたまくらに入会申し込みしたけど音沙汰なし
こんなもんなのかな
年賀状是非欲しいがお願いできるか問い合わせのメール送ったけど。これも音沙汰無し
電話で聞くべきかな?

と、スレ違いすみませんhokurgeです。
またスレ違いの話ですが。最終回その後の万里な話が頭にあるんだけど、結構壮大で複雑な心理描写も絡めて暖めてあるんだ。
芽衣子から受け取った赤いUSBの中には、菅原の自供(音声)、松本弁護士の不正(盗聴)、
金谷の自白動画、三輪&宇喜田の動画、
溝口の無差別殺人の動機と無罪獲得からくりの自供(ボイスレコーダー)、
宇喜田&堂島最期の会話録音なども含まれており、万里はそれを全てマスコミに公開
警視庁記者クラブも芽衣子宇喜田の会話を公に。
動画や音声はまたたまくまにネット上で広がりおさまりがつなかいほど。
世間は、警察内部、裁判官、検察、民自党、弁護士会と様々なところに波紋を残し騒然となる。
世間の風は組織を叩く風潮に。
警察上層部、裁判官、検察、弁護士会、民自党で、関係者には何等かの処罰という詫びの記者会見がひらかれる。
野上芽衣子の北区の事件現場の荒廃した実家には沢山の慰問と花束の数々。
ペットサロンオーナーは叩かれ廃業に。
美人過ぎる刑事として万里はメディア媒体に持ち上げられ英雄視されるが、本庁に居場所はなくなる。
警察上層部にいる父親とも確執。
上司、父親から刑事を辞めろと言われる。
真島も失い孤独に。
部下には「とうとう万里さんも真島さんと同じか」と陰口。
唯一の味方は門倉。
辞めるつもりの万里をかばい、「俺がお前を守る。やめるな」
(ここで少しエロ入れる予定)
「偉くならなきゃ守れるものも守れないだろう」が伏線…
という感じで落ちも大体用意しているんだけど
いかんせん仕事が忙しく、まとめきれん。
多分二月過ぎかDVD発売あたりかそれぐらいに投下します。
その頃にはスレ落ちてたりして…
図々しいですが、どなたか文才のある職人様、代わりに書いてくださると嬉しい…
769名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 08:50:35 ID:d0EVl1/S
>>768
スレチレスなんで手短に
芸能事務所も普通に年末年始は休業してた
年賀状は去年までに入会してた人が対象かな?気長に待つがよろし

スレチレスほんとスマソ
規制は解るが、どうか自重願う
770名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 10:26:43 ID:XYV8Tcgi
>>768
hokurogeさま、楽しみにしておりますよ
エロばかりか社会的な視野を入れたストーリーでも、本職よりこちらの職人さん
たちのほうが優秀なのが目に見えるのがなんとも
それまでスレが落ちませんように、ナムナム
今までの御作はエロもよかったし、命日に落ち込んで芽衣子の髪をなでる
ところもすばらしかったです! 辛そうな真島の表情も息遣いも伝わってきました
771名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 12:38:32 ID:SHnUkNKw
>>669さま
スレチな質問に回答いただいて申し訳ないです。有り難うございます。
まったり待つことにします。
年賀状はとてもとても残念ですが…(泣)

>>770さま
嬉しいお言葉有り難うございます。
また時間が取れましたら投下します。
772名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 14:05:39 ID:Yx+3gqDT
復讐で初めて人を死においやってからちょうど1年たった日に
朝から沈んでいるけど無理して笑顔をつくる芽衣子と
それを知りつつ仕事で家を出なければならない真島
真島が家に急いで帰ると…

という設定でどなたか書いていただけないでしょうか?
ああ、文才が欲しい
773酒が入った真島:2011/01/06(木) 21:10:38 ID:m+BY8+VG
>>767ぎゃあああっ!!すみません!!以後絶対気をつけます!!
コメントしてくれた方々、元気でました。いつもありがとうございます。 zero
774名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:15:06 ID:32WBclCI
こんばんは、kisshugです。
妊娠ネタ、好評なようで嬉しいです。
あたたかいコメントありがとうございました。
皆さん優しいので…これからも安心して
作品投下できそうな気がします。


>>767
まとめ職人さん、お手数おかけしました。
題名つけ忘れていました。ありがとうございました。
775名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 14:08:20 ID:3CA2pXmT
今日はこのスレ静かで 寂しいね〜
776名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 14:26:20 ID:3jF7qybR
ここは投下が多いからか、何もない時の雑談はあまりしないもんね
777名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 14:53:55 ID:3CA2pXmT
じゃあ みんなで 萌え設定でも考えますか?
778名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 16:15:07 ID:rJgrmtrG
萌え設定か〜
万里、結構好きなんだよね私
芽衣子に対してはSだけど万里に対してはMな真島が見たいかも
もう真島が万里に甘えまくりな
または真島と署内でいちゃこらとか
779名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 16:18:40 ID:ApVV/c1G
この世の最後、明日死ぬかもしれないという極限状態での
真島と芽衣子の絡みが読みたい
780名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 18:25:35 ID:Hk9Ut2aw
真島が誰かに見せつけるような絡みが見たい。
真島さんっ誰かに見られてます!!!やめてください!!みたいな
781名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 18:26:51 ID:Hk9Ut2aw
>>780
真島×芽衣子です
782名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:04:48 ID:bMDhnNtL
元旦も投下してくれたもんね職人さん。
しばらく正月休みということでいいんじゃない?
書いてくれるなら大っっ歓迎だけどね。
783名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:14:03 ID:BrWL/k3e
>>780
堂島?
784名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:27:37 ID:3jF7qybR
覗き魔w
実際見られてるかは別に、誰かに見られそうなシチュエーションはいいな
実はちゃんと安全を確保してるのを知らなくて焦る芽衣子に
大丈夫なのを知ってて構わずアレコレしまくる真島とか
785名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:51:10 ID:PM5719EI
>>780>>784
それみたい!
二人っきりでも恥ずかしがる芽衣子なのに
誰かに見られるかもってシチュではさらに慌てるんだろうなぁ
やっぱドS真島ドM芽衣子が萌える
786名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 20:04:44 ID:SlSshDP9
では、宇喜田から芽衣子を守るため警察で保護した時
実はあの会議室でエチをやっちまってたという設定でお願い。
髪なでなでした後かな。
787名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 21:39:49 ID:0gLb+3GM
>>786
(真島が)エチに走るのを止めるためにあいてる椅子を無視して
立ったまま撫で撫でしてるのかと思ってたw
芽衣子の横に座って撫でてたら次の段階に移っても全然不思議じゃないよね
788名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:40:06 ID:SIZEhEN0
うわ〜なにその萌え展開!
読みたいーっ
789名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:33:52 ID:BHQslZvc
以前出てた温泉旅行と夕飯作ってる時に襲われる編も見たいけど
>>780がまず見たいな

職人さん規制か正月休み終わったんだろうか・・・
790@:2011/01/08(土) 04:03:41 ID:aLCCYday
捜査一課の会議室での夜設定でチャレンジしてみます

初挑戦なので拙文お許しくださいませ
しかも結構長文でお目汚しすみません


「私が最初に食べれば良かったんです。そうすれば・・みんな・・・」

そう言って芽衣子は泣いた。
真島は芽衣子のやるせない気持ちを思い芽衣子の肩にそっと手を置いた。
行き場のない己への怒りと罪の重さに、その肩は震えていた。

「君のせいじゃない。君は巻き込まれただけなんだ。」

真島の大きな手が芽衣子の髪を撫でる。
最後に誰かにそうしてもらったのはいつのことだろうか。

この人のために、もう復讐は終わりにしよう。

芽衣子もまた真島の優しさに心を動かされ、何度もそう思った。
しかし真島の闇を垣間見た時、芽衣子は真島を闇から解放するために溝口を手にかけた。
そうしたことで真島の重荷になるのを恐れていたのに、今はこうして守られている。
真島の手の心地よさに思わず彼に頭を預けた。

芽衣子が身を寄せてきた瞬間、真島は抑えきれない衝動を覚えた。
初めから、犬を助けるために芽衣子に手を貸したあの時から、もう彼女の瞳に囚われていたのかもしれなかった。
捜査のためと自分に言い訳をしながら芽衣子と会うたびに
芽衣子の哀しい心が真島の心と呼び合って、真島は己を止められなかった。
791A:2011/01/08(土) 04:07:01 ID:aLCCYday
「芽衣子」

静かに愛おしい名前を呼んだ。

「芽衣子」

芽衣子はゆっくりと顔を上げた。
涙に濡れた瞳は真島の僅かに残っていた理性を奪った。
芽衣子の形の良い唇に吸い寄せられるように口づける。

「んっ・・・」

突然の行為に驚いて芽衣子は腕を突っ張るが、真島は構わず彼女を抱きしめる。

「・・ま・しまさ・・」

言葉で抵抗しようと口を開けた隙に舌を入れる。
芽衣子は初めての感覚に目眩がするようで、体に力が入らない。
一度は真島を押しやった腕で、真島の肩に縋りついた。
そうしなければ体も心も支えられなかった。
真島の舌が芽衣子のそれを絡めとる。
やがて芽衣子もそれに応えるようにそっと真島の唇に舌で触れた。
真島の口から優しい笑いのような吐息がもれる。

「ずっと・・・こうしたかった」

唇が触れるか触れないかの距離で真島は囁いた。
犬を落ち着かせるためにしばらく傍にいてくれと言った夜も。
初めて見た夜光虫の色をした芽衣子の瞳に魅入られたあの夜も。
何かがこみ上げてきて真島はそれ以上何も言えそうになかった。
もう一度今度激しく芽衣子に口づける。
抵抗しない芽衣子に肯定と受け取った真島の手が薄いセーターのウエストから芽衣子の肌を求めて滑り込む。
792B:2011/01/08(土) 04:09:37 ID:aLCCYday
「まっ・・て・・」

真島の唇から必死に逃れて、芽衣子は体を後ろへと反らした。
しかし容赦のない真島の手は既に芽衣子の胸の頂きに辿り着いていた。
逃れた芽衣子の唇を追いながら真島は言った。

「待たない・・・もう無理だ」

もっと傍に、もっと近くに。離れられなくなるように。
芽衣子を束縛したい。今彼女を離したら二度と手に入れられない。
ひどく刹那的な感情に追い立てられ、真島は芽衣子を机の上に押し倒した。

「やめ・・こんな・・・」

誰かに聞かれるかもしれない。
そう思い芽衣子は小さな声で抗議しかけるが、その唇をまた真島に塞がれる。
息をすることも許されないほどの激しさだった。
そのまま真島は大きな手で芽衣子の胸に触れた。

びくり

芽衣子が大きく身体を震わせた。
真島の触れた胸の蕾はその手を待っていたかのようにかたく立ち上がっていた。

「芽衣子・・・感じてるのか」

そんなことあるわけがない、こんなところでこんなこと。

芽衣子は大きく首を横に振ったが、真島の指が頂きを掠めるたびに息が上がり身体が跳ねるのを止められない。
自分の身体が自分のものでないような初めてのその感覚に、芽衣子は翻弄される。
793C:2011/01/08(土) 04:12:02 ID:aLCCYday

「誰か・・来たら」
「だれも来ないさ。来たってかまいやしない。」

真島は手の動きを止めずにそう言った。

「そ・・んな・・」

羞恥に頬を染めた芽衣子に真島は一層欲情した。
芽衣子が快感と羞恥の間を行き来している間に、真島は芽衣子の衣服を脱がせ胸に唇を寄せる。

「やぁっ・・!」

ひときわ高い声を上げる彼女に

「聞こえるぞ」

とわざと真島は低い声で言い放つ。
芽衣子は思わず自分の指で唇を押さえた。
真島の舌と指が芽衣子の胸を執拗に弄ぶ。芽衣子は必死で声を抑える。
そうして真島は芽衣子の白い肌に自分の痕跡を残していく。
紅い・・・あの封筒のように紅い痕跡。
あれが芽衣子が復讐の証として残したものなら、これは俺が芽衣子に残す愛の証だと真島は思った。

「芽衣子」

怖がらせないようにもう一度名前を呼ぶと、真島は芽衣子の秘部を指でなぞる。

「ん・・ひあぁっ!」

誰にも触られたことのないところ。
そこが濡れているのが芽衣子自身にも分かった。
真島の長い指が入口をなぞるたび卑猥な音が無機質な会議室に響く。
恥ずかしさとこみ上げてくる何かで、芽衣子は涙を流していた。

「芽衣子、すまない。こんな風にしか・・・」

できなくて。
もっと早く抱き合えば良かった。愛していると分かったときに。
そう思ったからといって時間を巻き戻せるわけもなく、真島はさらに芽衣子に愛撫を加える。
中指をゆっくりと芽衣子の中を探るように差し入れる。
芽衣子は大きく左右に首を振りながら異物感に耐えていた。
794D:2011/01/08(土) 04:16:55 ID:aLCCYday
「っ・・・はぁっ・・・」

ときおり呼吸をあわせ損ねて声にならない声が芽衣子の口からもれる。
芽衣子は真島の中指を呑み込み、蜜をあふれさせていた。
指一本でもきつい芽衣子の中に真島はさらに人差し指を入れる。

「・・・っ!」

芽衣子の腰が浮き上がる。苦痛に耐えているのか、それとも快感におぼれているのか。
自分でも分からなくなっていた。
それでも誰かに聞かれては・・・と必死に声を堪えると、更に快感が増すような気がして
なんとか内側にこもる熱を外へ出そうと肩で息をする。
真島は芽衣子の中の敏感な部分を探り当てると、その部分を指で刺激した。

「ましまさ・・んっ・・声がっ・・」

芽衣子がたまらず声をあげた。ましまさん と呼ぶ芽衣子の声が真島を駆り立てた。
真島はベルトをはずし、自らを露出した。

「芽衣子・・」

入口で逆らう芽衣子の身体をゆっくり開く余裕もなく、
真島は半ば強引に芽衣子の中に自らを押しこんだ。
十分濡れていたとはいえ、初めての挿入に痛みを感じながら、
動き始める真島に芽衣子は唇をかみしめて耐えた。

「っ・・・」

強すぎる締めつけに真島が息とも声ともつかぬ息を吐くと、芽衣子の腕が首元に絡みつく。

「芽衣子?」
「・・・あいして・・る」

そう言って唇を合わせてくる芽衣子に真島はすぐに達しそうになって、慌てて動きを止めた。
しかしもはやその締めつけの中にいるだけで、真島は苦しくなっていた。
再びゆっくりと動き出す真島の、その動きになんとか合わせるように芽衣子は真島の広い背中にしがみついた。

「芽衣子・・・芽衣子・・・芽衣子・・・」

何度も名前を呼ぶうちに愛しさと独占欲が身体を突き抜けるような快感が襲った。
身体の快楽と芽衣子の心を手に入れた充実感がないまぜになり、真島は今まで経験したことのない快感に満ち足りて
芽衣子の奥深くに自分を注ぎ込んだ。

「ましま・・さん」

芽衣子が泣いているのに気がつき一瞬自分の行為を悔いた真島に、芽衣子は泣きながらふわりと笑った。

「あなたに出会えて・・良かった。」


「芽衣子 愛してる」

真島は芽衣子を腕の中に包み込んで、優しく髪を撫でながら、そう、言った。


  完
795名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 04:18:42 ID:aLCCYday
ここらへんが限界です
自分が書くとあんまりエロくなくて・・・なんか暗いし
想像力が貧困でほんと申し訳ない
しかも芽衣子にあいしてる言わせてしまった まじスミマセン
796名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 04:31:53 ID:EIS/6mKA
>>795
ありがとう〜
職人様の投下がない夜に、待ってて良かったこの投下〜
暗くないですよ なんか切なくて、でも愛おしい気持ちが伝わってきて良かったです!
初投下とは思えないですよ 
新人職人様大歓迎ですから、これからも作品まってます〜
お名前と題名なんかも、是非お願いしますっ
797名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 06:09:55 ID:Dd6Acb5o
ドラマが終わってもこうやって続々と新しい職人様が誕生し
毎日のように投下が続くのって凄いですね

>>795
全然貧困じゃないですよ
本当に互いが互いを愛しくて大切でたまらないのが伝わってきて
切なくて暖かい気持ちになりました
「ずっと、こうしたかった」は本編の真島ちゃんも思ってそうだね
いつも抱擁止まりだったけど芽衣子に気を使ってただけで本当は欲情してそうw
798名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 08:07:44 ID:+5bY7IYL
>>795
ありがとうございました
真島はあの日あたりそろそろ我慢の限界に近付いてたと思うw
あのあと芽衣子に優しく毛布をかけて会議室を出たわけですね
萌えました

>>797
全文同意でございます。これだけ多くの人の創作意欲をかきたてる
あの二人って凄い!
799名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 08:42:22 ID:ZGjyHhlu
きゃあああ!!ありがとうございます!!
なんかもう感動しました!!
真島ちゃんアンの出産シーンですでに芽衣子に墜ちてそうですよね。
絶対にこの人を嫁にする!とか思ってそうw
芽衣子が男性客に接客しているだけでものすごく嫉妬してやさぐれるだろうね。
800その1:2011/01/08(土) 10:51:39 ID:HbQ91K6T
以前万里の回想を書いた者です
あんな結末を迎えてしまい,二度と真島と芽衣子に会えないのかと,しばらく暗い気持ちになりましたが,
ここではしっかり営んで,いや生きていてくれて嬉しい!w

ということで,妄想の世界でくらい仲良く暮らしてほしいとの思いで,同棲設定で書き込みます。タイトルは「真島と芽衣子,ときどきジョン」ですw

「帰ったぞ。おお,ジョンか。よしよし」

ドアを開けると飼い犬のジョンが千切れんばかりに尾を振って出迎える。毎日の光景だ。
いつもはこれに続いて「お帰りなさい」という鈴を転がすような声とともに芽衣子が姿をあらわすのに,
今日はそれがない。

(キッチンにいるんだな)

拓朗は靴を脱ぎながらフフっとほくそ笑んだ。そっと覗くと,そこには想像通りの愛らしい姿があった。
拓朗は芽衣子の後ろ姿が好きだった。艶のある長い髪を後ろで結び,白いうなじがのぞく。
華奢な身体だが,きゅっと縛ったエプロン紐のお陰で,引き締まったウエストと適度に張り出した腰のラインを強調している。

「ジョン。拓朗さん帰ったのー?」
皿を取るために食器棚の方へ振り向きかけた瞬間,後ろから突然抱きすくめられた。

「きゃ!・・・た,拓朗さん?」
「今日はジョンしか出迎えてくれなかったぞ」
髪に顔を埋め,芽衣子のにおいを吸い込みながら拓朗が言う。

「ごめんなさい。 あっ」
拓朗が後ろからこめかみにキスをし,続いてうなじに唇を滑らせる。
大きな両の掌で二つの乳房を服の上から揉みしだいた。
「あっ,こんな・・・まだ,だめ」

ベッドへ誘う時,拓朗はいつも芽衣子をこんな風に突然抱き留め,胸とうなじを愛撫するのだ。
帰ったばかりでいくらなんでも冗談だろうと,芽衣子は軽くいなそうと腕の中で藻掻く。
が,逆に強く抱き締められ,全く身動きが取れなくなった。

(え? 何?)

拓朗の無言の愛撫に今更ながらハっとして身を強ばらせた芽衣子だったが,耳をかまれ,熱い息を吹きかけられると,
あまりの甘い衝撃に一気に力が抜けていった。

「しよう・・・」
拓朗の言葉に陶然となって芽衣子は思う。
ああ,この瞬間。毎日,毎日どれほど心を焦がして待っていることか・・・

「はい」
うるんだ瞳で見上げた芽衣子に,拓朗が優しく微笑み返す。
恐らく全ての女が一瞬で恋に落ちてしまうであろう最高にセクシーで甘い微笑で。
二人はそっとキスを交わすと互いの腰に手を回してキッチンを出た。
時折ふふっと芽衣子が照れ隠しに笑い,いたずらっぽい眼差しで拓朗を見上げ,拓朗もそれに答える。
これも二人の前戯の一部だ。

ジョンをケージに入れ(以前,二人の情事の最中に“異変”を察知したジョンに邪魔されて以来,欠かさずそうしている),
互いに手早くシャワーを済ませると,裸の身体を性急に絡ませた。
ほどなく芽衣子の身体はとろとろに溶け,熱く激った拓朗自身を深く受け入れた。

頂を目指して二人で呼吸を合わせていく・・・
801その2:2011/01/08(土) 10:56:38 ID:HbQ91K6T
「ああっ,いや,こんな格好」

芽衣子は突然犬のような姿勢を取らされた。
「かわいいよ,芽衣子。恥ずかしがらないで」

丸く柔らかい臀部を両の手でがっちり掴むと,拓朗は,しばしその眺めを楽しんだ。
透き通るような白い肌が枕元のライトに照らされ,艶めかしい身体のラインを浮かび上がらせている。
特に背中からくびれたウエストを経て二つの尻の盛り上がりに続く曲線は,
ライトの作り出す陰影とあいまって,奇跡の造形美を生み出していた。

拓朗は,長い腕を伸ばし,乳房の脇からウエスト,そして尻の頂へ,そして今度はその逆へと,愛おしげに掌でなぞっていく。

「ああん」
顔から火の出るような恥ずかしさに堪えながらも,敏感に反応しては声が自然に漏れてしまう。

そして,二つの尻の間に見える暗い部分にぱっくり口を開けた緋色の性器。
今まで拓朗を受け入れていた痕跡がはっきりと見てとれる。
不意に激しい劣情に突き動かされ,両手の指でぐい,と左右に開いた。
拓朗を飲み込んでいた更に深い部分が露わになる。
普段,子どものように無邪気にはしゃぐ芽衣子からは想像できない成熟した女のそれだった。

「いやあ!見ないで!」
「ああ,きれいだ・・・」
深いため息とともに,拓朗の舌が芽衣子の性器に挿入され,内部の襞を舐め回していく。

「だめぇ,そんなの,そんなの」
芽衣子の声は泣き声に近かったが,拓朗の動きは怯むことはない。
まるで肉食獣が倒した獲物の腹を食い破り,生き血をすするがごとく,芽衣子の性器を貪り,溢れ出るぬめりを舐め取った。
恥辱におののきながらも快楽に抗えず,喜びの印を吐き出し続ける姿は,たまらなく愛おしく,狂おしい情欲を掻き立てる。
舌を差し入れたまま,指が小さく尖った陰核をとらえた。

「はうぅ!」

ぬめりを掬って滑らかにした指の腹で円を描くように転がすと,途端に硬度が増してこりこりとした感触が返ってきた。
芽衣子の身体が大きく波打つ。慌てて口を離し,波打つ身体を力ずくで抑えながら,指の動きは止めずに芽衣子の反応を伺う。
芽衣子の身体が小刻みに震えひときわ甲高く声を上げる。
あれだけ恥ずかしがっていたのに,今では自ら尻を高く持ち上げ,物欲しげに突き出してくる。

眼前の赤い肉壁が,男根を誘うようにひくひくと収縮している。
拓朗はたまらなくなり,屹立したペニスをあてがった。
802その3:2011/01/08(土) 11:01:02 ID:HbQ91K6T
「入れるぞ」
「うん・・来て・・」

根元まで一気に貫くと,芽衣子が悲鳴を上げた。
先端が外れないぎりぎりまで抜き,また一気に根元まで貫く。この動きを繰り返しつつ,結合部に目を落とす。
芽衣子の入り口の肉襞がぴったりとペニスに纏わり付き,その出入りに合わせて引き出されたり,押し込まれたりを繰り返している。
まるでそこだけ別の生き物のように拓朗を飲み込み,咀嚼する。

(ついこの間まで男を知らなかったというのに)

エロティックな眺めとその感触に新鮮な感動を覚えながら,拓朗はこれ以上はないという程に興奮し,怒張した。

「あっ,あっ,すごい,こんなの」

普通の交わりでは感じたことのない大きな快感の波にたゆたう芽衣子は,自分でも何を口走っているのかわからない。

「芽衣子の中,いつもより感じてるのがわかるよ。そんなにいいのか?」
「うん。ものすごく・・・おかしくなっちゃう」
既に息も絶え絶えになった芽衣子が返す。あまりの愛おしさに拓朗はさらに虐めたい衝動にかられる。
「もっともっと感じさせてやる」

拓朗の動きが速くなる。
高く持ち上げられた臀部をがっしと掴み,華奢な芽衣子の身体が壊れてしまわないかと心配になるほど力強く腰を打ちつけてゆく。

「あっ あっ あっ おかしくなっちゃう。おかしくなっちゃうよぉ!」

芽衣子の顔は半分以上枕に埋まり,乳房もシーツに押しつけられて苦しげだ。
肌と肌のぶつかる音が一定のリズムを刻む。それに併せて響くのは,
互いの性器から溢れる愛液と空気が混ざり合う,ぬちゃっ,ぬちゃっという恥ずかしいほどに粘った水音だった。
芽衣子の内部は痛いほどにぐいぐい拓朗を締め付けていく。

「ああ,いいよ芽衣子」
荒い息の下で拓朗が切なくつぶやく。余裕がなくなり,徐々に背中に寂寥感が上り詰めてゆく。
全身の筋肉が強張り,もともと筋肉質な身体を強調する。

「好き,好き,拓朗さ・・ん」
芽衣子がうわごとのように「好き」と「拓朗」を繰り返す。
「好きだよ,芽衣子,芽衣子,ああ」
拓朗も芽衣子の名を何度も何度も呼んだ。

やがて芽衣子の頭の中が真っ白になり,鋭い快感の塊が下腹部から脳天に突き抜けた。
全身を強張らせ,糸を引くような甲高い声を上げると大きく上半身をのけぞらせる。
その動きで拓朗も絶頂を迎える。後ろから芽衣子をきつく抱き締め,低く呻いて中に勢いよく射精した。
射精は何度も続き,その間,芽衣子は膣の中で拓朗のペニスが何度も脈打つのを感じていた。
803その4:2011/01/08(土) 11:08:11 ID:HbQ91K6T
やがてきつく絡めた腕を緩め,芽衣子の身体を仰向けにすると,額,鼻,口にやさしくキスをした。
そのまま拓朗も仰向けになり,目を閉じて事後の余韻を楽しんだ。
芽衣子は拓朗のたくましい二の腕にすっぽりおさまり,呼吸に合わせて胸が上下するのを眺めていた。
つい先程まであんなに激しく交わっていたとは思えない安らかな時。
芽衣子は心底この幸せをかみしめた。と,

「お,ジョン?」
「へ?」

後ろを振り返ると,ベッドの脇にちょこんと座ったジョンが二人を見ているではないか。

「やだ,ジョン,一体いつからそこにいたの?」
芽衣子の言葉にちょっと首をかしげる様子が可笑しい。

「お前どうやって出たんだ?」
ジョンはゆっくりと尻尾を左右に振るだけで,もちろんそれには答えない。

「この間の時みたいには吠えなかったな。・・・ワン公の交尾でも見てるつもりだったのかな?」
「や,やだ! 拓朗さんのエッチ」
拓朗をたたこうとした芽衣子の手を素早く握り,意地悪く笑う。

「あ,そういえばエサまだだった!」
突然素っ頓狂な声を上げて芽衣子が飛び起きる。

「だから来たのね,かわいそうに」
「俺たちのエサもまだだな」
「拓朗さんが悪いのよ。ジョン,ごめんねー。今すぐあげるからね」
「おい,ジョン。お前今回鳴かなかったのはエライぞ」
そう言うと,拓朗は立ち上がりかけた芽衣子の身体を抱き寄せた。

「え? 何なに?」
「お前が鳴かないなら,これからも見せてやってもいいからな」

後ろから乳房を強く掴むと膨らみを強調するようにぎゅっと上に持ち上げる。
「ちょ,ちょっと何するの!」
構わず乳首をつまみ,うなじに舌を這わせる。

「もう。だ,だめよ」
まだ濡れそぼった繁みをかき分け,指で小さな芽を探り当てる。
「んああ・・・」
声にならない声を上げ,芽衣子の身体がくねった。乳首もそこも既にこりこりだ。

ジョンがいるのも忘れ,芽衣子が陶然となるのを確認すると
「ハイ,ここまで。飯にしよう」
さっと芽衣子から手を離し,にこやかに言う。

盛り上がった気持ちをおざなりにされて,芽衣子は少し拓朗を憎らしく思った。
「飯が済んだらまた続き,な。今度はまた違うのを試すから,覚悟しとけよ」

(違うのって?!・・・)

拓朗を恨んだのも束の間。もう,芽衣子の頭の中は食事後の未知の情事の想像でいっぱいになった。

−終わり−

結構エロく書きました。
万里→真島←芽衣子みたいなのも考えています。
いずれ投下しますね(いつになるかわかりません。それまでこのスレがありますように!)
804名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 13:19:18 ID:pB+2vubi
>>803
GJGJです!
幸せ一杯な二人…こういうのが大好きです!
本編の二人はあまりにもかわいそうだったから癒される〜
805名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:08:33 ID:6WZ0rCln
>>800
うはぁエロいぃ
脳みそしびれました
万理→真島←芽衣子読むまでスレ保守しますとも
806名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:43:32 ID:S1+dS+EV
>>800-803
清純さを保ちつつ男慣れしていく過程がいい。
髪後ろに束ねてエプロン姿な夕飯モードを待ってたのでありがたいです
まっしー相変わらずやりよるのおw
807名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:30:47 ID:Dd6Acb5o
夕飯シチュ待ってました〜!!
ほのぼのかつエロくて良い
真島によってどんどん開花させられていってちょっとノリノリな芽衣子も新鮮

あとジョンかわゆすww
今後も登場させてほしい!
808名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 01:28:07 ID:SAjvf2H0
>>800
うわぁ〜い、よかったです
2度目の途中で投げ出された芽衣子、ワンコ扱いっぽくてワロスww
(読んでる途中、芽衣子がCMに出てきてちょっと混乱したけどw)

万里の回想の時からのファンです
またの投稿お待ちしております
809名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:40:45 ID:VwtndcGn
>>800 >>795
両方ともまとめにうpしました〜

職人様の投下があるとワクワクして嬉しい〜
810名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:15:10 ID:JVtDran4
芽衣子ちゃんの幸せそうな車のCM見た
広い空き地かどこかで真島が芽衣子に運転を教えるシチュは萌えると思った
意外と無鉄砲な芽衣子に冷や汗かきそうになりながら
あぶないときはさっとハンドルに長い腕を伸ばす真島……
811名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:21:28 ID:uLLKv3qB
会議室エチありがとうございます。
新人さんとは思えないです。
エプロン芽衣子濃厚エチごちそうさまでした。
どんなシチュエーションもキャラのイメージからブレてなくてすばらしい
812名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:32:25 ID:uLLKv3qB
>>810
そして危なかしいドライブの後車エチになるんですね

ああ私に文才があれば…
職人さんお願いします
813名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 18:50:55 ID:0MG0yT8/
そういえば鶴見も門倉もここでは結構出番あるのに堂島だけいまだ未登場だよね。
814名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 21:57:37 ID:R0PxPbcd
>>813
堂島だと芽衣子と真島の情事をを覗いて見てそうだからなぁw

> そういえば鶴見も門倉もここでは結構出番あるのに堂島だけいまだ未登場だよね。
815名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:19:16 ID:9kGGYfbi
職人様、言葉責めしまくる真島と恥ずかしがりながら、溺れていく芽衣子を、よろしくお願いします。


816名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:48:54 ID:MQ4wHKXL
あの〜下世話な話なんですが
まっしーのようなヒゲのある男性とのエチーってどんなんでしょうか?
何か特別な効果があったりするんでしょうか
書いててもそこだけ想像できなかったりするんで完全スルーだったんですけどw
817名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 23:20:34 ID:ayX02wb0
>>816
とてもくすぐったく、快楽も感じます。
強く押し付けられると痛いですが。
あのひげお口でうなじをそっと愛撫されたらたまりません。
818名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 00:12:55 ID:aBY5yH8y
>>817
なるほど〜ヒゲでうなじか
芽衣子は耳が弱いがデフォなのでヒゲでお耳も感じるんだろうな
まっしーやっぱエロいなw
819名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 01:41:10 ID:qXrFsKmB
もしや、髭ネタ混ぜてエロ描写する気満々ですか??
ぜひみた〜〜い!
820名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 10:42:32 ID:6HIhgfBI
1対1もいいけど三角関係でのせつなさとか嫉妬があると尚いいなぁ
その点最終回前にはちょい期待したんだが…芽衣子にはまるでなびかなかったからがっかりした三沢息子
芽衣子にシンパシー感じて好きになったりしたら面白いと思ったんだけど。
芽衣子は真島以外からもモテるべき。
三沢希望だけど三沢じゃなくても誰かと良いムードになって真島嫉妬的なの書いてくれないかな
821名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 11:29:09 ID:wk6fgiDi
>>820
芽衣子の中の人が可愛らしい感じなんだからモテてもおかしくないよね。
三沢→芽衣子(真島嫉妬)も好きだけど
ペットサロンに来た男性客に好意を寄せられて、猛烈アッタクされる芽衣子(芽衣子にその気は無い)を見て嫉妬する真島も見てみたかっりする。
822名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 20:12:56 ID:LbC+3TVk
823名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 20:43:04 ID:qXrFsKmB
>>821
その設定良い!
彩乃と琴美は真島派で真島に
「最近芽衣子ちゃん目当てのしつこい男性客が来て芽衣子ちゃんも困ってるんですよ〜」
なんて告げ口するとかw
824名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 20:53:00 ID:qXrFsKmB
>>822
こんなサイトがあったんだー皆上手だね
芽衣子×真島ファンはあらゆる場所に生息してるの〜嬉しい!
「芽衣子の決意」と「本気(マジ)ですか」って2作品で爆笑w
825名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 21:35:54 ID:wk6fgiDi
>>823

そのセリフいい!!ぜひ職人様に描いて頂きたい!!
私が書くと中学生が書いた携帯小説みたくなってまう・・・
ってか真島も芽衣子狙いのしつこい男性客だよなw
826名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 23:44:25 ID:Ii4USEWY
>>822

個人サイトで無くSNSとはいえ、URL貼るのはちょっと違くない?
せめてh抜きとか
827名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 00:16:02 ID:+BohDmtq
まあDVDまでの打ち上げパーティみないなもんだからね
ギルティはいろんな人の何かを刺激するのかな?てなわけでちょっと客絡みの話を即興で書いてみた
エロなしですみません、タイトルは「mad mei」でwPNはgiruruにしとく、駄文雑文ですが

真島さん!!どうしてうちのお客様に勝手に警察手帳出したんですか!!
案の定、血相変えた芽衣子が真島の部屋に乗り込んで来たのはその日の夕方だった
・・・やっぱり少しやりすぎたか・・・
その日は非番だったので部屋にいた真島は少し反省してため息をついた
そもそも事の始まりは、真島が彩乃からこんな話を聞いたのが発端だった
最近、というかいつもの事ですけどまーた芽衣子さんの事気に入ってるお客さんがいるんですよ♪
・・・・何だって・・・!?
真島さん・・・うかうかしちゃうと盗られちゃいますよ!
どうもこの彩乃という娘はこういう話が大好きらしく、時間がある時にはやたらこういう話を真島にふってくるのだが
今回ばかりはやけに具体的でそれが真島をいつになくあせらせた
何でも琴美さんの知り合いの敏腕サラリーマンで、最近結婚を考えていてどうも芽衣子に目をつけたらしいと
金融マンだから黒い仕事が日常なので芽衣子の過去も気にならないらしい、むしろ歓迎とか・・・
それで時間を見つけては口説く為に芽衣子の職場にせっせと通ってるらしいのだ
・・・全く、何て野郎だ・・・彼女が仕事で断れないのをいい事に・・・
真島は、かつての自分を棚にあげ、自分の中にふつふつとした怒りが沸いてくるのを感じた

で、スキを見てそいつに警察手帳をちらつかせて追い払って今に至る
俺は刑事として当然の事をしただけだ、だいだい駐禁の場所に止める奴が悪いんだろ
駐禁って!!!自転車ですよ!!!!
息を荒げて怒鳴る芽衣子を真島は怒る顔も可愛いなと呑気にみてたらひっぱたかれた
芽衣子がボロボロ涙を流して泣いているのを見て真島は慌てた
あの犬の世話はちゃんと!毎週観ないといけないんです!そうお客様に頼まれてるんです!
・・・それはお前に下心があるからだよ・・・
事前に彩乃から犬の状況も聞いていた真島はそう言いたくなるのをぐっとこらえた
10年近くの世界を知らなかったからかどうかは知らないがどうもこいつは自分の天然の魔性に無自覚なところがある
・・・気付かれても困るんだけどな・・・、その魅力を自覚されてこれ以上翻弄されたらたまらない
ここは折れとくか、確かに俺もやりすぎた・・・
この前、私も将来モンアンジュみたいなお店を持ちたいんです
だからどのお客様も犬も大切にしないととはりきって笑っていた芽衣子を思い出して
敵を一匹追い払った安堵もあり真島の中で嫉妬心が罪悪感に変わった
わかったわかったもうしませんと泣いてる芽衣子を抱き寄せて背中をぽんぽんと叩いたが
芽衣子はまだ信用できないと言った顔で恨めしそうに真島を見ている
まいったなかなり怒らせたな・・・お詫びに身体で払うと言った真島のほおをつねると
「もう、真島さんは私のお店にこないで下さい!!私の部屋にくるのも暫く禁止です!!!」
もうほんと!たまに子供みたいな事するんだから!!!とそのままキッチンに戻った芽衣子が
リビングで土下座している真島に持ってきた料理を落としそうになるのはそれから一時間後の事であった・・・
828名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 00:23:12 ID:+BohDmtq
あ、17行目だいたいをだいだいって書いてる!
見直しはしたのに見落としてたなあ、エロはないわで失礼しましたorz
829名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 00:58:13 ID:TZAXM78z
即興なのに十分楽しませてもらいました!
「かつての自分を棚に上げ」ってとこで爆笑w土下座で大爆笑w
まっしーかわいすぎる〜
なんだかんだでちゃんと料理作って持っていく芽衣子も優しい
芽衣子は無自覚な魔性女だよねー


この設定のエロ有りも誰かお恵みを〜
830名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 02:53:24 ID:N4LqYOJ7
こういうのすごい好き〜
即興とは思えないです!
ほのぼので暖かい気持ちになったよ
真島さん自分棚にあげてて可愛いなw
831名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 07:56:47 ID:dNToyew1
「お詫びに身体で払う」とさらりと言っちゃう真島さんも好きですw
832名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 07:57:09 ID:yzG1tu/N
彩乃のセリフもまさに本人が言いそうだね
833名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 14:27:43 ID:KbHVlNyg
温泉旅行ネタ書いてみました。
エロ部分がうまく書けないので中途半端に終わります。
どなたか続きの「芽衣子欲求不満編」を書いていただけるとすごく嬉しいです。
誰も書いていただけないようでしたら、みなさんの脳内で妄想補完してください。
834名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 14:28:31 ID:KbHVlNyg
芽衣子は初めての温泉旅行にはしゃいでいた。
列車の中でも旅館についてからも楽しそうに話しかけてくる。
失った時間を少しでも埋めてやりたい、いろいろ経験させてやりたい、そんな気持ちもあって
真島は休みが取れるたびにいろいろなところへ芽衣子を連れていく。

そして混浴の露天風呂…
「足伸ばしてリラックスしたらどうだ」
芽衣子は露天風呂に正座をしてつかっていた。
服役中に身についてしまったのか、足を伸ばして入るのは落ち着かない。
真島に言われてそっと足をくずしてみたものの、体操座りで小さくなって入っている。
「ここに座って」
真島は自分の太腿あたりを指差す。
「えっ、でも…」
ためらっている芽衣子を抱き寄せ自分の体にもたれるように座らせた。
背中から抱きしめ、うなじに舌を這わせる。
「やめてください、誰かきたら… んっ…」
真島は今の時間貸し切りにしていたのだが、芽衣子はそれを知らない。
835名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 14:29:00 ID:KbHVlNyg
耳を優しく噛み舌を這わせながら肩越しに伸ばした手で胸をつかむ。
さらにもう片方の手をわき腹から下へ伸ばす。
「いやっ、こんなの誰かに見られたら…」
「感じてるかわいい芽衣子をみせてやればいい」
芽衣子の両足は真島の足を間に入れられ大きく開かれている。
「ん あぁっ… やめっ 」
足を閉じようとするが真島の両足で固定され閉じることができない。
「お願い やめてっ 」 
「大きな声出すと誰かくるぞ」
その間にも真島の手が止まることはなく、芽衣子は目に涙をためて声を押し殺している。
「んっ んんっ 」
「芽衣子、かなり濡れてるぞ、恥ずかしいからやめて欲しいんじゃないのか?」
「いや そんなこと言わないで」
芽衣子は声にならない声で大粒の涙を流しながら訴えてくる。
836名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 14:29:30 ID:KbHVlNyg
さすがにやりすぎたか… 
「貸し切りにしてあるから誰も来ない、大丈夫だ」
真島は耳元でそっとささやき手を緩めた。
「ひどい…、真島さんのばかぁ 」
芽衣子は安堵すると体の向きをかえ泣き顔で真島の胸を何度も叩いた。
真島は自分を罵り続けるかわいい口をふさぎ舌を絡ませた。
「続きは部屋でしよう」
真島は芽衣子の顔が真っ赤でのぼせていることに気付き中断した。

部屋での食事はおいしく温泉につかる時とは違い芽衣子はリラックスしていた。
浴衣の芽衣子にお酌をしてもらい真島はついつい飲み過ぎてしまった。

「真島さん、真島さん…、起きて」
芽衣子が声をかけても体を揺すっても真島は気持ちよさそうに眠っている。
芽衣子は真島の浴衣の胸元をそっと開き筋肉質な体に触れた。

---------------
以上です。
ほんとに中途半端ですいません。
837名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 15:36:14 ID:RZqH6OC6
>>836
この寸止め感がいいんですよ!
3話で真島の部屋で正座してる芽衣子を見て
刑務所の習慣が出てるなあと思ったんです。こちらで
それに触れた作品は初めてで、ナイス!と思います。
芽衣子のほうから真島の筋肉質な胸板に触れるのも新鮮。
二人揃ってエロい体でいいですねえ……
838名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 16:26:41 ID:mxepQrLC
エロなしですみませんが、芽衣子につきまとう男性客に真島嫉妬&ボディガードな設定です。

今日もペットサロンに預けているアンを迎えに行く。
それを理由に彼女に会えるのがほの嬉しい自分に苦笑しながらも、
初恋のように、甘く鈍く己の胸を打ち鳴らす何かに心が逸る。

「あら、真島さん!こんばんは。」
店内に入ると、彼女の同僚の彩乃に出迎えられた。
「アンちゃんですよね?ちょっと待ってくださいね。」
彩乃が隣の部屋からアンを連れてくる間に、
無意識に彼女の姿を探す。

「はい、アンちゃんお迎えですよー。」
「あ…今日は…野上さんは?」
そこにいると思っていた彼女の姿は無く、
それを探している自分を彩乃に悟られることに一瞬躊躇したが、
聞かずにはおれなかった。
「気になりますぅ?」
意味深な笑みを浮かべながらアンを手渡してくる彩乃に
「いや、この時間ならいつもいたから…」
と弁解してはみるが、こんな言い訳は意味を成さないようで、
彩乃はからかうような表情を変えない。

「それじゃ…」
アンを受け取り踵を返そうとした時、奥の部屋からオーナーの琴美が顔を出して呼び止
める。
「あ!真島さん!お待ちしてたの。
 お話したいことがあって…今お時間少しいいかしら?」
「ああ、かまいませんが。」
ソファに促されて掛けると、
「琴美さん、もしかしてあのことですか?」
「ええ、真島さんには伝えておいた方がいいかと思って。」
一見真剣な琴美と彩乃の表情に、先ほどの彩乃に見たからかうような楽しげな色が見え
る気がして、
直感的に芽衣子に関係することかと己の心が音を立てる。

「あのね真島さん、最近ご贔屓にしていただいてる男性のお客様がいるんだけど、
 どうも芽衣子ちゃんを気に入ってるみたいなの」
「え?」
胸の奥がざわめく。
「お店の前で待っていたり、電話やメールがしょっちゅう来てるらしくて…。」
何だと?
「そう!この間もお店が終わって帰ろうとしたら、
 その人が門の前で芽衣子さんをしつこく食事に誘ってて。
 私あわてて「芽衣子さん今日は私と先約があるんですー」って追っ払っちゃいました
。」
得意げに言う彩乃にお手柄だったなと思うも、胸のざわめきは消えない。
839名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 16:29:02 ID:mxepQrLC
「芽衣子さん実はかなりモテるんですよ?
 今までも男性のお客さんで、芽衣子さんに気があるっぽい人は何人もいたけど、
 こんなにストーカーちっくな人は初めてで、琴美さんも私も心配してるんです。」
なるほど確かに。
俺をこんなに夢中にさせる彼女に、他の男が落ちても不思議はない。
ともすれば俺だって、アンの送り迎え以外にも
彼女に会うためだけにこのサロンを訪れたい衝動に駆られる時がある。
彼女を抱き締めた時も、あのまま全てを己のものにしてしまいたくなった。
俺がそれをしないのは、かろうじて理性で踏みとどまっているに過ぎない。
彩乃の「ストーカーちっく」という言葉に自分も紙一重であることを自覚する。
と同時に、ふとこの理性が途切れた時、芽衣子をどうにかしてしまうだろう自分と、
同じ感情を持った輩がいつ芽衣子を奪っていくかも知れないと思うと、
どうしようもない焦りのような、怒りのような、今までに感じたことのない思いが湧き
上がる。

「実害があったわけじゃないから、お客様に対して強くも言えないし、
 でも何かあってからじゃ遅いし…。
 特に芽衣子ちゃんはお客様を大事にする誠実な人だから、
 困惑しながらも受け流すしかできなくてね。
 芽衣子ちゃんはよく残業してくれて遅い時間までお店にいるから、
 余計に心配なの。」
「だったら、帰りは俺が彼女を送ります。
 俺がアンを迎えに来るのを待って遅くなってるようなもんだし。」
ついそんなことを言ってしまった。
俺はよっぽど彼女を他の男に奪われたくないらしい。
とたんに琴美と彩乃がぱぁっとうれしそうに顔を見合わせる。
「真島さんなら、ぜーったいそう言ってくれるって思ってました!」
「よかったわ!真島さん、芽衣子ちゃんのこと、よろしくお願いしますね」

何やら2人の思惑が見え隠れしないでもないが、
彼女と帰り道を共にできるのは悪くない。
その一方で、見知らぬ男の存在が神経をざらりと逆撫でする。

「ただいまー」
「芽衣子ちゃん、ご苦労様。」
聞き覚えのある声に心が跳ねる。
「あ、真島さん。アンのお迎えですか?」
「ああ」
先ほど探していた彼女の微笑みを見つけ、
温かいものに、ゆるく、心地よく締め付けられる。
「芽衣子ちゃん、最近何かと物騒だから、今日から帰りは真島さんに送っていただきな
さいね。」
「え…?で、でもそんな…迷惑なんじゃ…」
彼女がそう言うだろうことは予想できていた。
「俺ならかまわない。アンの迎えのついでだ。」
すかさず出た言葉は我ながら素直じゃない。

「じゃあ、真島さん、芽衣子ちゃん、気をつけて帰ってね。」
「芽衣子さん、お疲れ様でした。」
琴美と彩乃がひと足先に店を出ようとする。
すれ違いざまに彩乃が「真島さん、がんばって!くださいねっ!」
といたずらっぽく小声でエールを送ってくる。
「お疲れ様でした」
彼女の声と共に扉が閉ざされ、サロンに彼女と2人残された。
840名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 16:31:41 ID:mxepQrLC
彼女が閉店後の後片付けをしている間、ソファに座って待つ。
2人きりだと思うと落ち着かなく、傍らにいるアンをくしゅくしゅと撫でる。
「真島さん、お待たせしました。
 戸締りを確認して行くので、先に出ててください。」
「ああ」

アンを入れたバッグを持って、門の脇で塀に寄りかかった、その時、
「きゃあぁぁぁ!」
彼女の悲鳴が静かな闇をつんざく。
それに突き動かされるように走り出し、入り口の扉を開けるのももどかしく店内に飛び
込むと、
床に押し倒された芽衣子と、その上に覆いかぶさる男が目に映る
その瞬間、さっきまでふつふつとは感じていた見知らぬ男への怒りが、一気に燃え盛る

「何してる!?彼女から離れろ!!」
怒鳴りながら駆け寄る俺に驚いた男は、すぐ側の開いていた窓から素早く逃げ去って行
った。
男を追いかけてとっ捕まえたいのはやまやまだったが、彼女の方が心配だった。

彼女は床に座り込み、ボタンのちぎれ飛んだシャツを胸の前でつかんでガクガクと震え
ている。
「おい、大丈夫か!?」
彼女の目線までしゃがんで問うが、よほどショックが大きいらしく俯いたまま震えるば
かり。
「怪我は!?何をされた!?」
彼女の頬を両手で包んで俺の方へ向けさせると、ようやく目線が合う。
「だ、い、じょうぶ…です…大丈夫…なにも…」
大きな瞳に涙をたたえて、声にならない声で答える。
「真島、さん…真島さん!…真島さん!」
彼女は突然俺の胸に飛び込んでしがみつき、何度も俺の名前を呼んだ。
「芽衣子」
震える体を思い切り抱き締め、
「もう大丈夫だ。何も心配しなくていい。」
腕の中の狂おしいほど愛しい存在、おそらくもう、己より大切な。
「お前を傷つけるどんなものからも、俺が…守る!」
それに答えるように、彼女は俺の胸に深く顔をうずめる。
「芽衣子、愛してる」
彼女の頭を片手で包むと、その黒髪にそっと口づけた。

841名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 16:35:29 ID:mxepQrLC
>>838->>840です。
とりあえずここで一旦「完」です。
駄文失礼しました。
素敵なエロを書ける職人さんがここはたくさんいらっしゃるので、
どなた様か続きを書いていただけるとありがたい!
842名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 21:22:59 ID:TZAXM78z
おぉー続けて作品が投下されてますね!
ありがとうございます
>>836
やった〜温泉ネタだ!!
貸切なのを隠す意地悪真島ちゃんと
予想通り恥ずかしがる芽衣子に萌え
でもその後に物足りないのか逆に欲情しちゃって
芽衣子から真島に触れるっていう展開は新鮮♪
続き気になるな〜

>>838
こんな話待ってました!
芽衣子は絶対真島以外の男性客からもラブコール受けてそうですもん
あの本人自覚無しの天然魔性に骨抜きにされてる男はたくさんいそうw
琴美彩乃ナイスアシスト!
脳内で走り寄って震える芽衣子を抱きしめる光景が浮かびました
続き気になるな〜

それにしてもエロ寸止め作品が続きますねーw
じらされ感がたまらん〜誰か続きプリーズ♪
843名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 21:38:31 ID:FtyIJJpi
温泉旅行もボディガードもGJ!
みんな色々考えてて面白い。

>>833
芽衣子が寝てる真島にイロイロと…
という展開でよければ引き継げるかもしれない。
希望に沿えるか謎だけどちょっとだけ時間もらえれば。

スレ容量が480KB超えてるし、まさかの次スレが必要だね。
このホストじゃスレ立てできないから誰かよろしくです。
844833:2011/01/11(火) 22:50:04 ID:KbHVlNyg
> 芽衣子が寝てる真島にイロイロと…

ぜひぜひよろしくお願いします。
845名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 04:09:14 ID:zrLkOe8p
■mad mei _ giruru様
モン・アンジュのお客様絡みのお話

■温泉旅行 _ レスNo.834様
初めての温泉旅行のお話

■芽衣子につきまとう男性客に真島嫉妬&ボディガードな設定 _ レスNo.838様
モン・アンジュのお客様に真島が嫉妬するお話

以上3つ更新してます
また変なところがあったら指摘してください

そんな私は、家族が入院してバタバタしてたのでまだ読んでない〜
これから読みますっ
846名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 04:40:59 ID:zrLkOe8p
次スレのテンプレを、他スレからコピッてきて修正しました
皆さん添削お願いします〜
完成したら次スレ立てますっ


スレタイトル 【真島】ギルティでエロパロ 2【芽衣子】

ここはドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」のパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください

◆前スレ
ギルティでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1289718996/

◆まとめwiki(保管庫)
http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/
※一緒に管理して下さる方募集中

◆書き手さんへ
 ○可能であれば、題名とHNをお願いします
   HNを付けない場合もお知らせしてください
 ○エロパロスレですが、エロなしでも全然OKです
 ○新規職人様随時募集しております
   初SS挑戦でも躊躇しないで是非どうぞ

◆その他
 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりをお願いします
  ・SS投下宣言、直後は雑談をしばらく自重
  ・自分の嗜好に合わないSSなら黙ってスルーすること
 ○こういうSSが読んでみたい等のリクエストは節度を持って
 ○荒らし、煽りは勿論スルー
 ○sage進行です。メール欄に半角で sage と書いてください。ageた人を煽るのはやめましょう。
   大半のsageていないレスは荒らし目的の釣りか煽りです、慎重に見極めて反応しましょう。
847名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 12:17:55 ID:d5VqhqEV
>>845>>846
乙です!いつもありがとう
テンプレは、自分はこれでバッチリだと思いますがみなさんいかがですか?
848名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 12:24:46 ID:d5VqhqEV
男性客に真島嫉妬&ボディガード編を書いた>>838です
HNは 「ぎるちぃ」にしました 
読んでくださった方ありがとうございます!
なんだか筆が乗って、続きを書いてみました
まだエロには到達していませんが、萌え要素を盛り込みながら
ゆっくり真島芽衣子を進展させていこうかと思ってます
少しお時間くださいね
ではとりあえず続き投下!
849ぎるちぃ:2011/01/12(水) 12:31:27 ID:d5VqhqEV
どのくらいの間そうしていただろう。
彼女の体の震えが治まったのを確かめてから問いかける。
「少し落ち着いたか?」
彼女は俺の胸にうずめていた顔をそっと離して答える。
「はい…。」
そしてふと気づく。
ボタンがちぎれ飛んだシャツからのぞく彼女の白い胸元に。
あの男の行為に改めて湧き上がってくる怒りをおさえこむように、
俺は自分の上着を脱いで彼女に羽織らせた。
「送っていく。立てるか?」
彼女の細い肩を抱いて立ち上がらせるが、まだ足元がおぼつかない。
頼りなくフラつく彼女を支えながらペットサロンを出た。

「家はどこだ?」
そう尋ねると、彼女は歩みを止めてフルフルと首を振る。
「家は…帰りたく、ありません…」
「え?」
「怖い…」

よくよく聞けば、さっきの男に教えたはずもない家の場所を知られているらしい。
「昨日は玄関のドアノブに、プレゼントと手紙が入っていて…」
そんな所へ帰すわけにいかない。
「わかった」
俺は彼女を自分のマンションへ連れて帰った。

クローゼットを漁って彼女の着られそうな服を探すが、適当なものが見つからない。
なんとかYシャツとハーフパンツを引っ張り出して彼女に渡す。
「着替えに使ってくれ。風呂はそっちだから、ゆっくり温まってくるといい。」
「ありがとうございます。すみません…ご迷惑おかけして。」
「迷惑なんかじゃない。君が初めて俺に頼ってくれたんだ。もっと甘えていい。」
彼女は俺が渡した着替えをぎゅうっと抱きしめながら、
みるみる瞳がうるんでいくのを見られまいとするように、
「あ、シャワー、お借りします!」
とバスルームへ入っていった。
850ぎるちぃ:2011/01/12(水) 12:38:16 ID:d5VqhqEV
「真島さん」
「温まったか?」
彼女の呼ぶ声に振り向きながら問いかけたが、その姿に釘付けになる。
「はい、あ…あのぅ、ズボンはブカブカで、落ちてきちゃって…」
彼女は俺のYシャツを纏い、脚を太ももから露にした格好で、
恥ずかしそうに俺の側に来ておずおずとハーフパンツを返してきた。
「ああ、すまない。合うものがなくて。」
「いえ、とんでもないです。ありがとうございます。」
そんなやり取りの間も視界の隅に映る細く白い脚に気をとられて仕方が無い。
「あ…俺も、風呂に入ってくる」
理性が働いているうちにその場を離れたが、
自分の妄想と、先ほど目にした彼女の姿とが容赦なく脳内を占めてくる。
俺はそれを振り払うように頭からシャワーを浴びた。

「ベッド使ってくれ。俺はソファで寝るから。何かあったらいつでも起こしていい。」
「そんな!私の方がお世話になるんですから。ソファで大丈夫です。真島さんはベッド
で眠って下さい。」
気にしなくていいからベッドを使えと言おうとしたが、つい自分の願望を口に出してし
まった。
「だったらベッドで一緒に寝るか?」
「え…え!?」
「心配しなくていい。君の嫌がるようなことはするつもりはない。」
自信はあまりないが、本心だ。
「いえ…あの、でも…」
俺は先にベッドに入り、空けた半分のスペースをポンポンとたたいて彼女を呼んだ。
「ほら、来い」
彼女はとまどいながら近づいて来て、俺に背を向けてベッドへもぐり込む。
ベッドから落ちそうなくらい端っこに横たわる彼女の背中を見つめていると、
このもどかしいほんの少しの距離が愛しさをいっそう掻き立てた。
「おやすみ」
思わず彼女をかき抱いてしまいそうになるのをこらえて目を閉じる。
「お、おやすみなさい!」

さっきからずっと、モソモソサワサワと布団のすれる音がする。
「どうした、眠れないのか?」
一瞬びくっと小さく体を跳ねさせ
「あ、ごめんなさい!うるさいですよね?」
彼女は背中を向けたまま答える。
「いや、それより…」
今日のことがまだ怖いんじゃないのか?と言いかけて、無理もないかと思い直す。
だが、今彼女があの男に対して心に抱いているのが嫌悪感や恐怖感だとしても、
自分以外の男の影が彼女の心を占めているのはたまらなく許せない。
ここで彼女を無理やり組み敷いて、彼女の全てを俺だけでいっぱいにしてやりたくなる。
851ぎるちぃ:2011/01/12(水) 12:43:40 ID:d5VqhqEV
「こっち来い」
「え?」
「そんな隅っこに寝てると落ちるぞ」
「いえ!大丈夫です!」
頑なに距離を取る彼女に俺は小さく苦笑混じりのため息をついて、
片手を彼女の首の後ろへ差し入れて肩を掴む。
もう一方の手を彼女の腰に添えてぐいっと己の側へ引き寄せた。
「きゃっ…」
彼女の頭を胸に抱き、艶やかな髪を優しく撫でる。
「このまま眠れ。今日のことは忘れるんだ。俺がいる…ずっと側にいるから…」
「…真島さん」
俺の胸から顔を上げた彼女の額に口付けを落とす。
「甘えていいって言っただろう。」
彼女は涙に顔を歪ませ、俺の胸の辺りを掴んで再び顔をうずめた。
そして彼女を抱き締めながら、眠りにつく。


---
To Be Continued
ってことで、一旦切りますねー
852名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 15:04:13 ID:M7WFFW4J
>>849
いいね、いいですね、優しい真島ちゃん
でもなんだかんだ真島ちゃんぺースw
続き、いつまでも待ってるから…
853名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 15:46:38 ID:uynl/EMz
激萌えです!!
本編でもありえそう。
文章もすごく好きです。

私も続き、いつまでも待ってるから!!


854名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 16:26:35 ID:olnuiFCx
以前捜査一課会議室設定投下した者です
HNや題名を書かずお手数おかけしてすみませんでした

自分最終回で真島間に合った設定で書き始めたものの
どんどん長くなる〜そしてエロに辿り着けないorz
早くやるんだっ真島っ!
とPCのモニターに向かって言ってる自分w

ぎるちぃさん、自分もいつまでも待ってるから
855名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 16:35:02 ID:MnKRdMY5
>>845
ご家族の方は落ち着かれましたか?
お忙しい中ありがとうございます
>>846
乙です。
大丈夫だと思いますよ〜

自分もひとつできたんですがエロなし長文でつたない文章なんで、
投下するか迷い中


ぎるちぃさん。大丈夫、いつまでも待ってるからw
856名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 17:14:28 ID:q4tMd2EU
>>849
髪をなでる優しい真島、真島の胸に顔をうずめる芽衣子
言うことはございません。二人の声が聞こえてくるようです。

>>854
迷ってらっしゃるなら、投下してみては?
ここは2ちゃんと思えないオアシスですわ
857名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 17:20:14 ID:XxtoETRC
前にも話が出たけど、500KBを超えると1000行かなくてもこのスレには書き込めなくなるよ
ここはもう492KBだから、次スレが立つまで書き込みは控えた方がいいと思う

自分は>>846さんのテンプレでOKです
858名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 20:12:16 ID:zrLkOe8p
取り敢えず 次スレです

【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1294830691/
859名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 20:14:02 ID:zrLkOe8p
職人様の投下は新スレでお願いした方がいいかな?
ここは埋めましょうか

>>854
迷ってる間に投下しましょう〜 待ってる
860ぎるちぃ:2011/01/12(水) 21:10:40 ID:d5VqhqEV
>>858
乙です!

ぎるちぃですが、真島モードで「待ってるから」な方がたくさんいてうれしいです
ありがとうございます
いま続きを萌えながら書いてます
ずっと真島視点で書いていたので、続きは少し芽衣子視点の回想を入れました
本編のどの辺りからこのお話につながっているかも、次で分かるようにしましたし、
主題歌も折り込んで切なく仕上げております
私もまだまだ続きを書きたいと思ってるので長編作品になりそうですが良いですか?
作品は次スレに投下しますね

迷ってる職人さんの作品もぜひ!いつまでも待ってるから…
861名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 21:14:24 ID:XxtoETRC
>>858
乙です
次スレでもよろしく!
862名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 22:11:02 ID:Tsum/PS3
ああ
帰ってきたら昨日の続きが!!!
Yシャツ芽衣子再び!!紳士真島ちゃん良いですねー
頭掴んで抱きしめる「真島抱き」はもうデフォですね♪
本編でもありえそうな光景です

続き私もいつまでも待ってるから
作品投下迷ってる職人さんも勇気出して投下してみよ〜〜〜
何でもどーんと来いですから!

>>858
スレ立て乙です
863ぎるちぃ:2011/01/12(水) 22:12:09 ID:d5VqhqEV
次スレに>>851の続き投下してきました
864名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 17:28:42 ID:2SBEEG6a
うめ
865名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 17:36:52 ID:a+Hlfnjc
まとめいつもありがとうですうめ
866名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 17:47:32 ID:3r6RVUun
作家さんも読み手もみんなギルティへの愛に溢れてる良スレだ
867名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 17:48:13 ID:GNAJsBNC
2スレ目突入めでたい梅
868名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:24:12 ID:d/olVIdy
永遠に愛してるうめ
869名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:36:18 ID:GNAJsBNC
今夜はここにいろ 梅
870名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:57:21 ID:xVuHWbWf
真島ちゃん、小まめに梅てる?
871名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 19:28:49 ID:8lDsteXO
公式BBS読んで二人を偲ぶ梅
872名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 19:33:19 ID:hEtRJVRM
1行レスだと500KBいくよりも1000レスいくほうが早いかも。
このまま埋め続ければいいですかね?
873名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 19:38:44 ID:pxPkONIT
乙です
こんな時こそ雑談で埋めようか

公式の掲示板が久しぶりに更新されてるよ
年末年始を廃人になって過ごした人がいっぱいいるんだなあ
大量の感想を見て改めて反響パネーと思った
874名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 20:05:57 ID:LRTQdzxH
芽衣子はもらっていきますね
875名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 20:13:16 ID:3gG+i9Jq
思い入れたっぷりの熱い長文の人がたくさんいたね >公式BBS
読んでるうちに今更ながらウルウルしちゃったよw
876名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 20:26:50 ID:1EVtJoLu
じゃあ真島さん一晩お借りできるかしら
877名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 20:31:15 ID:hEtRJVRM
こうして引き裂かれる真島と芽衣子であった
878名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 20:51:23 ID:pxPkONIT
むしろ2人とも借りて来て一日中観察したいのは自分だけですか?
変態ですまんw
879名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 21:13:59 ID:d/olVIdy
先の話だけどDVDBOXきたら、ここの人たちで実況したいw
880ぎるちぃ:2011/01/13(木) 21:14:27 ID:pwxrvDS0
男性客に真島嫉妬&ボディガード編のぎるちぃです
続きを次スレに投下しました
「いつまでも待ってる」なみなさん、まとめさん、いつもありがとう
881名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 21:34:28 ID:IiBi2tuH
待ってる・・・いつまでも待ってるから うめ
882名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 21:42:35 ID:HWVYItoG
>>878
ww
883名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 21:58:32 ID:8lDsteXO
>>878
俺も変態仲間に入〜れてらだみのり
884名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 22:17:21 ID:a7NJtQPJ
>>878
二人をくっつけ隊ですねw
885名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 22:55:24 ID:iJg0PlGU
あまりに早い埋め作業は規制の元
886名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:35:06 ID:GNAJsBNC
もうすぐ真島の中の人お誕生日ですね
ちょっと早いけどおめでとう
真島は芽衣子に祝ってもらってください
887名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 00:23:09 ID:Tc3Uw+pV
そだね。真島の中の人の誕生日だ!
って、もう今日か?14日?

おめでとう。そして、真島を見せてくれてありがとう(^-^)
888名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 00:57:48 ID:9espkG7e
真島ちゃんの誕生日は芽衣子からたっぷりとプレゼント貰えるんだろうね
889名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 01:57:10 ID:jsto+2pW
◆新スレ
【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1294830691/

◆現スレ
ギルティでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1289718996/

◆まとめwiki(保管庫)
http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/
※一緒に管理して下さる方募集中

◆書き手さんへ
 ○可能であれば、題名とHNをお願いします
   HNを付けない場合もお知らせしてください
 ○エロパロスレですが、エロなしでも全然OKです
 ○新規職人様随時募集しております
   初SS挑戦でも躊躇しないで是非どうぞ

◆その他
 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりをお願いします
  ・SS投下宣言、直後は雑談をしばらく自重
  ・自分の嗜好に合わないSSなら黙ってスルーすること
 ○こういうSSが読んでみたい等のリクエストは節度を持って
 ○荒らし、煽りは勿論スルー
 ○sage進行です。メール欄に半角で sage と書いてください。ageた人を煽るのはやめましょう。
   大半のsageていないレスは荒らし目的の釣りか煽りです、慎重に見極めて反応しましょう。

埋め
890名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 01:57:53 ID:jsto+2pW
「ギルティ 悪魔と契約した女」2010年10月12日〜12月
関西テレビ・フジテレビ系列 毎週火曜 22:00〜22:54(最終回は12/21(火)22:20〜)

■公式サイト■
http://guilty.ktv.jp/index.html

■キャスト■
野上芽衣子(ノガミ メイコ/33):菅野美穂
真島拓朗(マシマ タクロウ/32):玉木 宏
榎本万里(エノモト マリ/32):吉瀬美智子
鶴見真人(ツルミ マサト/27 ):水上剣星
宇喜田 元(ウキタ ハジメ/52):吉田鋼太郎
堂島基一(ドウジマ キイチ/47):唐沢寿明
三輪周平(ミワ シュウヘイ/53):モロ師岡
門倉 了(カドクラ リョウ/32):RIKIYA
矢部彩乃(ヤベ アヤノ/29):滝沢沙織
小山内琴美(オサナイコトミ/42):横山めぐみ
野上千津(ノガミ チヅ/65):岩本多代
891名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 01:58:26 ID:jsto+2pW
■スタッフ■
原案:相沢友子
脚本:大久保ともみ・平野悠希
監督:小林義則(共同テレビ)・植田泰史 (共同テレビ)   
プロデュース:吉條英希(関西テレビ)・ 稲田秀樹(共同テレビ)
主題歌:JUJU「この夜を止めてよ」
(ソニー・ミュージック アソシエイテッドレコーズ)
挿入歌:TheNewClassics(ttp://www.thenewclassics.com/
音楽:住友紀人
制作著作:共同テレビ
制作:関西テレビ
892名無しさん@ピンキー
31: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1293001890/
30: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1293001846/
29: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1292944479/
28: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1292856765/
27: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1292521390/
26: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1292382457/
25: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1292315949/
24: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1291970745/
23: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1291754526/
22: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1291730932/
21: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1291465965/
20: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1291218741/
19: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1291124478/
18: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1290691152/
17: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1290527105/
16: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1290294328/
15: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1289991039/
14: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1289544852/
13: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1289540929/
12: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1289316993/
11: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1289046916/
10: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1288171553/ (表記8)
09: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1288537168/
08: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1288171553/
07: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1287840308/
06: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1287499211/
05: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1286981130/
04: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1284011663/ (表記2)
03: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1284011233/
02: http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1281796794/
01: http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/kouhaku/1281068508