1 :
名無しさん@ピンキー:
前のスレは落ちたみたい
2 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 17:00:20 ID:ivMkIcZX
2
2までに4日かかるスレは糞スレポコ。
ポコ
ポコ
ポコ
ポコ
9 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:14:14 ID:wmvZtOQ+
ポコ
10 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 10:21:09 ID:EuylBwZV
ポコ
あの話でエロ思いつけは辛くないか?
俺にはできなかった。
ほとりはエロとは無縁そうだし、タッツンも難しい。
大人しく落としとけ。
レベルの問題だろ
ポコ
14 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 14:18:59 ID:7zzVWOSd
夏秋と歩鳥のエロパロが見たい未来設定でもいい
ポコ
ポコ
16 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 13:51:34 ID:RQ3wxpHS
弟とやっちゃえばいいじゃん
17 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 21:34:58 ID:7BknaKny
エロ免疫のない歩鳥かわいい
エビちゃんが弟君を襲ってるところを目撃してしまう歩鳥
歩鳥とエロゆきがキスしてる場面
を目撃するたっつん
ポコ
21 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 10:53:18 ID:FEWKo47z
常にチンポ欲しがってる歩鳥
非エロでも大丈夫か?
問題ないぜ
色っぽいシーンがあればなお良いがな!
投下いきます
・エロ無し。キスシーンあり。
・タッツン告白済みの“if愛の逃避行”
・真田と歩鳥Only
それではどうぞ
「ふたりで遊んだの何年ぶりかねぇ」
嵐山と学校をさぼってふたりで遠くの町まででかけた帰り。バスの中で嵐山がとうとつにそんなことを聞いた。
「ねぇ」
相槌もそこそこに俺は嵐山と遊ばなくなった理由を考えていた。
「小っさい頃はよく遊んだのにねぇ」
そう。たしか小3くらいまでは一緒に遊んでいたはずだ。
「なっなんで遊ばなくなったのかな……」
かまをかける、とまではいわないが、ためしに聞いてみることにする。
「覚えとらんのか!?」
「は?」
ほ、歩鳥がバスの狭い席の中でこう近づいてきて、ああ顔が近い息が近いにおいが近いもうだめだ!!
「あんたが『女なんかと遊ぶかよバーカ』って言ったんだよ!」
あ……あああああああああ!
そ、そういえば、そんなことをいった気がする……
言ったかも。
「……申し訳ありませんでした」
「別にいいけど。いつかはいってやろうと思ってたんだよね」
「お前はいいよなあ……」
「へ? なにが?」
「いいたいことを、隠さずにいえて」
俺は、「おまえがすき」この六文字もいえないってのに。
「それが楽だからね。でもなによいきなり。なに? あんた悩みでもあんの? あたしでよければ話してみなよ。すこしは気が晴れるかもよ」
「歩鳥」
「!!」
ずっと……ずっと前から呼んでやりたかった名前。ガキの頃から数えて数年ぶりになる呼び方。嵐山なんて他人行儀じゃない、俺の想いが篭った名。
「好きだ……付き合ってほしい」
「え……あんたが、あたしを?」
「……ああ」
っはは。やっといってやった……っても、そんなに驚くようなことかよ。
「……あ。もしかして、タッツンに告白されたときにいってた「ほかに好きな人がいる」って……あたし?」
「そう……なるな」
「そっか……へへへ」
はにかみわらいを浮かべ、肩を寄せてくる歩鳥。えっと……これは、どういうことなんでしょうか。
「あたしもね。好き……だったんだよ。真田……じゃなくて、ヒロのこと」
「……おお」
「タッツンがさ、ずっと前から真田君真田君いってたから。あたしも目が行くようになってさ……気づいたら、好きになっちゃってた」
単純だな! いやでも今はその単純さに感謝あああああ上目遣いで肩寄せてくる歩鳥可愛いよおおおおおお!!
「じゃあ……告白の返事は……」
「ん……いいよ。あたし、ヒロと付き合う」
はーるがきーたはーるがきたーどーこーにーきたー!
やーまにきーたーさーとにきーたおーれーにーきたー! もう六月だけどな!
「……ね、ヒロ」
目を閉じ、顔を近づけてくる歩鳥……つまり、これは……ええい、ままよ!
「……んっ」
歩鳥の薄くても形のいい唇が俺の唇。目と鼻の先にたがいの顔があるのがわかる。いや、俺も目を閉じてたから見ることはできないが。
気づけば、たがいに手をにぎっていた。
やわらかく、生暖かい歩鳥の唇。人肌のぬくもりが、歩鳥の心が、唇をとおして俺に伝わってきたような気がした。
かすかに香る麦の匂いが……ん? 麦?
「歩鳥……お前、さっき弁当くってたよな」
「……う、うん」
とちゅうで顔をあげられたことに、若干戸惑いつつ歩鳥が答える。
「お前、その時なに飲んでた?」
「……麦茶」
おばあちゃんかお前は!
かくして、俺たちふたりのファーストキスにして、俺にとっても歩鳥にとってもファーストキスは、麦茶の味とあいなった。
まあ、その時繋いだ手は、バスを降り、俺が歩鳥の家に送って別れるまで、一度も放さなかったのだが。
Fin.
以上!
真田&歩鳥や歩鳥&猛が好きな自分にとって第七話はごちそうでした。
というかあの2本を一緒にするとか卑怯すぎるよ。GJすぎるよ。
乙!
真田視点はやっぱりいいな、心の声がw
GJ!いいね!
ただ個人的な好みで言わせてもらえば告白したところで
「え?ええぇ?!」
って驚いてあとずさったあと背中向けて
「い、いきなり何いってんのよ……ほんとに?」
「ああ……」
っていう感じのやり取りがあったらなお萌えられたかなぁ
真田視点いいな。ニヤニヤしてしまったw
そのままふつーにつきあって
ふつーにペッティングして
ふつーに4回失敗後成功して
ふつーにサルのようにやりまくる姿まで妄想を進めて
そのまま自己消化して自己完結してしまいました
申し訳ありません
投下行きます
・ミシンそばの翌日
・非エロ
・真田×歩鳥
では、どうぞ
「おっはよー、真田!」
登校中。珍しく嵐山から声をかけられた。
「ああ、嵐山。今日は早いな」
「ん。ちょっとねー」
そういい、何気なく俺の手を取ってくる嵐山えええええ!? K、KOOL! KOOLになれ! こいつの突拍子の無さは昨日やさぼったとき十分わかってるはずだ。焦ることなんてないはず……!
「今日はまた寒いねー」
「だなー……」
な、なるほど! こいつは俺の手で暖を取りたかったんだな!? そ、そうだ、きっとそうに違いない……
「なんか今日は今年で一番寒くなるらしいよ?」
「マジかよ」
「もう十二月だからねー」
「そうだなー」
「ね、ね、クリスマスさ。シーサイド貸し切ってみんなでなんかやろうよ!」
「お、いいなそれ!」
そういやもう十二月なんだよな……俺の高校生活もあと一年ちょっとか。
俺は……いつまで嵐山のそばにいることができるだろうか。
いや、季節などには関係なく、人間はいつか死ぬのだ。
俺は……嵐山に、歩鳥にこの気持ちを伝えないまま終わってもいいのか?
「なあ、歩鳥」
「!! ……あ、あんたがその名前で呼ぶのって、ずいぶん久方ぶりだね……じゃあこっちも意趣返しってことで。どしたの? ヒロ」
!! や、やっぱりこいつの言葉は常に破壊力が高いな。びっくりしすぎて心臓が止まりそうだぜ……ええい、いかんいかん! こんなところで終わってそうする!
「俺さ……前からお前のこと好きだったんだよな」
「え、ええ、ええええええっ!」
驚き、繋いだ手を払いのける歩鳥。
悪意が無い、反射レベルの拒絶ということは俺にもわかる。
だがそれが、まるで世界そのものに拒絶されたかのような錯覚を覚え――
「歩鳥、好きだ! 俺と、付き合って欲しい」
堪えきれず、俺は歩鳥の華奢な身体を抱きしめていた。
「ま、また情熱的ですね。真田さん」
「あ……ご、ごめん……」
「あ、あやまらなくていいんだよ!? そ、その必要性はまったくない……かな。うん」
抱擁からほどいた手をふたたび繋ぎなおす歩鳥。そんなに寒いのか?
「というか、ずいぶんと急だったね」 「人間は、いつ死ぬかわからないかな。だから、今いっておきたかった」
俺は、昨日それを嫌というほど思い出さされた。
「……あたし。誰かと付き合ったりsたこと無いよ?」
「ああ」
よくしってる。
「だから、デートの段取りとかわかんないし、そもそもあんたにこれからどう接していいかわかんないし……付き合ったら、いろいろ迷惑かけるとおもう」
「……そっか」
……これは先を急ぎすぎたか。どう考えても玉砕の空気しかしねえ。
「それでもよかったら……こんな、嵐山歩鳥でよかったら、あなたの彼女にしてください」
あれ? あれええええええええええ!?
マ、マジかよ……こんな簡単に成功していいのかよ。どうしちゃったんだよ、俺。
「……ヒロ?」
「あ、ああ……すごくうれしいよ。これから、改めてよろしくな、歩鳥」
こうして、嵐山歩鳥は俺の彼女に……彼女。嵐山が、俺の彼女。
うわあああああああ!!実感ねえええええええ!!
……あー。こういうのも、たぶん直さなきゃいけないんだろうな。将来的に。
まあ、そんないつかくるはずの未来は置いといて。
俺は、今与えられている幸せを精一杯享受しよう。
Fin.
「ま、また情熱的ですね。真田さん」
「あ……ご、ごめん……」
「あ、あやまらなくていいんだよ!? そ、その必要性はまったくない……かな。うん」
抱擁からほどいた手をふたたび繋ぎなおす歩鳥。そんなに寒いのか?
「というか、ずいぶんと急だったね」 「人間は、いつ死ぬかわからないかな。だから、今いっておきたかった」
俺は、昨日それを嫌というほど思い出さされた。
「……あたし。誰かと付き合ったりsたこと無いよ?」
「ああ」
よくしってる。
「だから、デートの段取りとかわかんないし、そもそもあんたにこれからどう接していいかわかんないし……付き合ったら、いろいろ迷惑かけるとおもう」
「……そっか」
……これは先を急ぎすぎたか。どう考えても玉砕の空気しかしねえ。
「それでもよかったら……こんな、嵐山歩鳥でよかったら、あなたの彼女にしてください」
あれ? あれええええええええええ!?
マ、マジかよ……こんな簡単に成功していいのかよ。どうしちゃったんだよ、俺。
「……ヒロ?」
「あ、ああ……すごくうれしいよ。これから、改めてよろしくな、歩鳥」
こうして、嵐山歩鳥は俺の彼女に……彼女。嵐山が、俺の彼女。
うわあああああああ!!実感ねえええええええ!!
……あー。こういうのも、たぶん直さなきゃいけないんだろうな。将来的に。
まあ、そんないつかくるはずの未来は置いといて。
俺は、今与えられている幸せを精一杯享受しよう。
Fin.
以上!
先月号のラーメン屋の回を見て「二人きりで飯!? 真田もかなり落ち着いてるし、公式の真田×歩鳥化も順調だな。重畳重畳」と思ったのは自分だけでいい。
GJ!
う〜んこっちの告白もいいですなー
二人が付き合い始めたらたっつーはどんな反応するんだろう・・・
38 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 19:22:30 ID:hWndqsus
歩鳥×タケル
きぼん
39 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 18:30:15 ID:MIrLVn1b
ほしゅ
40 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:05:10 ID:CQuOFqi/
未だ紺先輩の話にならないだと…
>>40 「そこでつばめに乗り換えて……いらっしゃい、紺先輩」
「あ、ああ……よく驚かなかったな」
「さっきの電話、背後の音声にかすかですが日本人の子供の声と踏み切りの音がしました。さっき「今向こうの空港にいる」っていったでしょ? そういう嘘をいう人って、逆に近くにいることのほうが多いんですよ。
近くにいるって頃は今日中にきて驚かせようとする意思があるってことでしょ?
つまり、最低でも今日中に紺先輩はくる……それだけわかってたらあとは心の準備だけです。簡単でしたよ」
「……流石プロの推理作家は違うなー」
「それほどでも。お帰りなさい紺先輩。イギリスはどうでした」
「いやーやっぱ本場のベーシストは違うわー。色々勉強になったよ」
「よかったで……いいなー。あたしもいきたかったなーロンドーン!」
「ハハハ。取材とかいっていかせてもらえば?」
「タッツ……担当さん厳しくて……」
「……あいつも大変だな。最近どうよ。みんななにやってんの?」
「特に変わりはありませんよ。あたしはシーサイドの店長兼作家」
「メインが喫茶店かよ」
「真田は鮮魚真田二代目。タッツンは主婦やりながらあたしの編集してくれてますし……」
「ああ。辰野結婚してたんだっけか。席はいれてたけど披露宴はこの前だっけ?」
「はい、タッツン綺麗でしたよ……」
「へー、そりゃ見てみたかったなあ」
「後で写真見せてあげますよ……それでですね、先輩」
「ん? なんだ?」
「……真田と、結婚することになりまして」
「……は?」
「披露宴終わった後……プロポーズされまして。まあ、断る理由もなかったし」
「マジかよ……式はやんのか?」
「いえ、お金かかりますしそれはないです。あー……」
「なんだ?」
「せっかく先輩戻ってきてるんだし、ちょっとした会みたいなことはやりたいですね。どうせならその日に籍いれよっかな」
「歩鳥……いついれるかとか決まってる?」
「まだですね。先輩しばらくこっちいるんでしょ?」
「ああ」
「じゃあ決まったら連絡しますよ。そん時はパーッと遊びましょう!」
「……だな。っと、悪い。歩鳥。あたしそろそろ行くわ」
「へ? いくって、どこへ?」
「そろそろ宿きめねーと」
「なんだ。それならここ泊まっていってくださいよ」
「……いいのか?」
「はい。ばあちゃんに、線香あげてやってください」
「……わかった。先いってる」
補足説明
歩鳥……髪が長くなっている。デフォルトはポニテ。24歳。ばあちゃんの遺言により、シーサイドの店長を勤める。静ねえちゃんと同じく推理作家としての顔も持つ。
紺先輩……25歳。プロのベーシスト。三年の留学から帰国。
真田……24歳。鮮魚真田二代目。親父はまだ生きている。はげていない。このたび念願叶って歩鳥と結婚することに。プロポーズの言葉は「俺、嵐山と結婚したいんだけど」
タッツン……24歳。髪が短くなっている。大学時代にできた彼氏と卒業してすぐに入籍。専業主婦と編集者の二束のわらじをはく。
ばあちゃん……故人。歩鳥が大学を卒業と同時に亡くなる。その際残された遺言により、歩鳥はシーサイドを継ぐことになる。
メイド風喫茶シーサイド……歩鳥が店長を勤める喫茶店。ぶっちゃけると半コスプレ喫茶。基本はメイド服着用だが状況に応じて資料という名で購入した無数のコスチュームを使い分ける。冬場は巫女服だったり夏場は浴衣だったり。
紺先輩にちんこ生えた話を書いてみたんだが
百合スレでは要らんと言われた。
ではここに書くポコ
そもそもの設定からして紺先輩は男の娘だよね。
タッツンエロいよタッツン
このエロさは声とかメガネとか
「あんた、弁護士より検事に向いてるかもね」
ナポビタンCを全部飲んで眠れなくなった猛を連れた夜の散歩から帰り、冷えた身体を
暖めるために一緒にお風呂にはいっていた歩鳥は、手慣れた様子から猛に度々の夜遊びを
見抜かれ、頭まで湯船に沈みこんだ。
そして目を瞑って息を詰め、そのまま暫くじっとしていた歩鳥だったが、不意に目を開けて
ぶるっと身震いすると、ざばりとお湯から頭を出した。
(う…オシッコしたい…)
散歩に出る直前、トイレに行こうとしてたのを歩鳥は思い出した。散歩中は適度な緊張感で
忘れていたが、身体が冷えたせいもあるのだろう、お風呂に入ってリラックスしたら、急に
尿意が強まってきてしまった。
(うー、メンド臭いな…)
歩鳥は風呂のドアを横目で眺めて胸の内でぼやいた。嵐山家は風呂とトイレは別々になって
いて、トイレに行くにはもう一度服を着なければならない。恥ずかしいから、ではなく、肌寒い
からというのがその主な理由だが。
(あーもう、どうしよう…)
湯船の中でそわそわしながら歩鳥は考えた。まだお湯に浸かったばかりで、身体が完全に温まる
まで、もう暫くはかかるだろう。それまで我慢するか? 今すぐ漏れそうとまでは切迫しては
いないし。(でもなー…)
しかし、尿意を抱えての入浴と言うのは、どこか悲しいものがある。かと言って、また服を着て
それからまた脱いで…なんてのも激しく面倒くさい。
(もう、しょうがないな…)
しばらくの間考えを巡らせていた歩鳥は、心を決めるとゆっくりと立ち上がった。
「あれ、お姉ちゃんもう出るの?」
バスタブをまたいで出ていく姉に、隣でお湯に浸かっていた猛が声をかける。たった今、入った
ばかりなのに…。
だが、歩鳥は彼の疑問には答えようとはせず、不意にこちらを振り向くと、洗い場のタイルの
上でしゃがみこんだ。股間の割れ目が丸見えとなり、実の姉とは言えさすがにどぎまぎとなる
が、次の瞬間、猛の目は点になった。
シャアアアアアアアア……
その割れ目から、激しい水音を立てながら勢いよく水飛沫が迸り出したのだ。狭い浴室に、
たちまちアンモニアの臭いが立ち込めていく。
「な、何やってんだよお姉ちゃん! こんなとこでオシッコなんかすんなよ!」
「だって、トイレまで行くのメンド臭いんだもん」
オシッコをしながら、さすがにちょっと照れ臭そうに言う歩鳥に、猛はがなりたてる。
「メンド臭いんだもん、じゃねーだろ!」
うるさい弟に、歩鳥は鬱陶しそうな顔になる。「いいじゃん、すぐ流せるんだし。だいたい
身体についたオシッコとかウンチとか、ここで洗い流してるわけでしょ? 同じよ同じ」
「同じじゃねーって! オシッコはちゃんとトイレでしろよ!」
「あーもう…」歩鳥は面倒臭そうに弟から視線を外した。「堅い、堅いな〜。あんた、本当に
将来弁護士や検事が向いてるよ」
「……」
あくまで引こうとしない姉に、とうとう猛は黙り込んでしまった。そして、頑固でだらしなくて
ものぐさで、思った事をその場で実行に移してしまう姉に、彼は将来弁護士になることを
本気で決意するのだった。
おわり
こんなんでいかがでしょう? 以下おまけ
「ふぅ〜…」
呆れ果てた猛が見守る前で、やがてオシッコを出し尽くした歩鳥は、ほっと息をついた。ちょんちょんと
腰を振って滴を切ると、シャワーを手にとって、股間やタイルにお湯をかけてオシッコを洗い流す。
そしてあらかたオシッコを注ぐとシャワーを元に戻し…(うん?)
そこで歩鳥が、不意に何か考え込むような顔になって動きを止めたので、猛が不思議そうな顔をする。
(何やってんだ…?)
と、歩鳥は床にある排水口の蓋に手を伸ばし、それを取り除いた。下から、ぽっかりと口を開いた
パイプが姿を現す。そして歩鳥は、身体の向きを変えると、今度は猛にお尻を向けてしゃがみこんだ。
丁度、排水口の真上にお尻が来るように。
(ま、まさか…)猛の顔が真っ青になる。(まさか、まさか…)「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
狭い浴室に、猛の悲鳴が響き渡ったが、姉を止める事はできなかった。
おわり
っちょwwwwwおまwwwwwwwwwww
まさかのスカ!
小さい頃風呂場で小便してたこと思い出した
アニメ放映終わって100行かなかったか。
だって歩鳥でエロ書くとギャグになっちゃうし
よし分かった。
ここで俺が長年温め続けて来たチンコ生えた紺先輩と歩鳥の話をですね…
11話
紺先輩が歩鳥に馬乗りになるシーンはやばかった
チーズ食ってる夢を見ていたら、先輩が顔に馬乗り、とかの方が良かった。
嵐山家の間取りってどうなってんのかな
コミックに間取りが載ってた記憶が。
5巻40話 嵐山家、火事になる
の表紙だった。
そんなのあったんだ。
ユキコが自分の部屋が欲しいっていいだすときに二階の間取りわかった気がする
タケルの部屋は歩鳥の部屋の隣でよろしいか?
>>47は途中でスカトロにいってしまったが、本来予定してたSSを
「寝れそう?」
深夜の脱衣場で服を脱ぎながら、歩鳥がタケルに訊ねる。ナポビタンCを全部飲んで眠れなく
なった弟を連れた夜の散歩から帰り、冷えた身体を暖めるためにこれから一緒にお風呂に入る
ところだ。
「たぶん」
歩鳥の隣で、やはり服を脱ぎながらタケルは答えた。時刻はもう0時を過ぎ、町をあちこち
歩き回ってほどよく疲れたおかげで、これでようやく寝付けそうだった。深夜の散歩に連れ出して
くれた姉を、タケルはちょっぴり感謝の眼差しで見つめた。
(やっぱ高校生は違うなぁ)
普段姉の事をバカだバカだと内心バカにしていたが、自分の知らない夜の町の顔をあれこれ
よく知っているうえ、意外と知恵も回る彼女を、タケルはちょっぴり見直していた。知恵と
言っても悪知恵だが。
(…!?)
と、その時タケルの心臓が不意に跳ね上がった。服を脱いだ歩鳥の剥き出しの胸が、目の中に
飛び込んできたからだ。(えっ? へっ?)うろたえながら、タケルは慌てて姉の胸の膨らみから
視線を逸らした。そしてはやる胸に手を当て、何度か深呼吸をして鼓動を落ち着かせようとする。
(な、なんでこんなドキドキすんだ…?)
タケルももう小五、女性の胸を見てドキドキするのはごく当たり前の反応ではあろうが、相手は
実の姉、しかも今でもたびたび一緒にお風呂に入る仲で、こんなふうになったのは今夜が初めてだ。
恐らくはナポビタンCの影響と、夜の散歩を通して歩鳥にオトナの雰囲気を感じた相乗効果の
せいだろうが、姉の裸体に初めて覚えたこの胸の高鳴りに、タケルはとにかく戸惑うばかりだ。
「……」
大きく息を吐きながら、ちらりともう一度姉に目をやると、歩鳥は上着を置いて、ズボンに
手をかけたところだった。歩鳥がズボンを下ろし、ズボンから脚を引き抜こうと前屈みになると、
小さな乳房がプルっと控え目に揺れ、再びタケルの心臓がドキンと跳ねた。
(お姉ちゃんのおっぱい…柔らかそうだなぁ)
それは高校生にしては少々残念な乳房だったが、普段タケルが目にするクラスの女子に比べれば、
十分すぎるサイズである。まして余計な服や下着を取り去った生の状態であれば、より大きく、
より柔らかそうに感じられるというものだ。タケルはしばし我を忘れ、ぼーっと歩鳥の乳房に
見惚れていた。
「ん? どうした?」
「べ、別に。なんでもない」
と、弟の様子が少々おかしいのを目ざとく見つけた歩鳥が訝しげに訊く。タケルは慌てて
視線を逸らすと、ぶっきら棒に答えてあたふたと服を脱ぎ、さっさと浴室へと入っていった。
(なんだありゃ?)
取り残された歩鳥は、しばらく弟の消えた浴室のほうをぽかんと見つめて突っ立っていたが、
やがて首を振ると残ったパンツも下ろすと、自分も浴室へと足を踏み入れた。
(う…)
湯船に沈もうとしていたところに、正面から姉が浴室に入って来るのが見え、タケルは困った
ように視線を泳がせた。胸の膨らみもさることながら、股間の淡い茂みやその下にある割れ目も、
見慣れていたはずなのに、何故か今は彼の心をざわめかせる。タケルはなんとか意識を逸らそうと、
湯船の前に跪いて洗面器でお湯を浴び始めた姉のほうを極力見ないようにして、なにか話題は
ないかと考えを巡らせた。
そうだ、気になってたあのことを聞いてみよう…「お姉ちゃん…」
「んー?」
「夜中に時々出かけてるだろ?」
「え…なんで?」
話しながら、歩鳥が湯船に入ってくる。タケルは視線は真っ直ぐ前を向け、姉の裸を直視しない
ようにしつつ、横にずれて場所を空けた。
「バレないように気をつけるの、色々うますぎる。今日が初めてじゃないよね?」
「う……。あんた、弁護士より検事に向いてるかもね」
図星を突かれた歩鳥は、隠れるように頭までどぼんと湯船に沈んだ。姉の突飛な行動に、
タケルがつい視線を向けると、歩鳥はお湯の中で身体を丸めて大きく脚を広げていて、澄んだ
お湯を通して、胸も大事な部分も全てが彼から丸見えとなっていた。
(うわ…)
タケルは生唾を飲み込み、姉の裸を見ないようにしていたことなどすっかり忘れて、お湯の中の
彼女の裸身にまじまじと見入った。控え目な胸の膨らみと、その頂点にある小さなピンク色の突起、
お湯に漂う薄い恥毛、股を大きく広げているせいで、内部の薄桃色の果肉をわずかに覗かせている
股間の割れ目…。姉の身体をしげしげと眺めているうちに、タケルの心臓はますますドキドキと
高鳴り、さらに股間では、彼の分身がむくむくと頭をもたげ始めてしまう。(えっ、あ、あれ?)
ペニスの異変を感じ、タケルは視線を姉から自分の股間に移すと、おろおろとそこを押さえ
つけた。(な、なんだ…?)
タケルももう小五、勃起の経験はこれが初めてではなかったが、まだ性的興奮と勃起の関連を
はっきりとは理解しておらず、姉の裸に見入っていて恥ずかしい場所に変化が起きたことに、
ただただ当惑と気まずさを覚え、なんとか鎮めようとぎゅっぎゅとペニスを押さえる。
(あれ? あれ?…)
だが、抵抗も虚しく、タケルの分身はみるみる膨れていき、ちょっと力を入れただけで腰が
震えるくらいに、じんじんと切なく疼くまでになってしまった。(うわっ、うわっ、あっ…)
「ぷはぁ!」
股間を押さえておろおろするタケルの隣で、歩鳥がお湯から頭を出した。ぶるぶるっと頭を
振ってお湯を飛ばし、それから弟の様子がおかしいのに気付いて、彼を不思議そうに見つめた。
「どうかしたの?」
「な、なんでもない…」
おかしくなってしまった股間を見られないよう、姉に軽く身体を背け、タケルは答えた。が、
挙動不審な弟に、歩鳥はますます訝しげな顔になる。
「あんた、さっきから少し変だよ。まだナポビタンCが効いてんの?」
「…!」
姉の言葉に、タケルははっとした。そうかも…。チンチンが変なのも、きっとあんなのを飲んだ
せいに違いない。だったら、これもお姉ちゃんになんとかしてもらおう。思ってた以上にオトナな
姉なら、これの直し方も知ってるかもしれない。タケルはそう考え、思い切って歩鳥のほうを
向くと、口を開いた。「あ、あのさ、お姉ちゃん…」
「?」
「俺、その………ちょっと変なんだ」
「それはもうわかってるって。で、なにがどう変なの?」
「あの、その……」
しかしペニスの具合が変だとはどうしても言い難く、タケルはごにょごにょと口ごもっていたが、
その間もペニスが切なく疼いてしょうがなく、遂に辛抱できずに、彼はぎゅっと目を瞑ると、
両拳を握りしめて叫ぶように言った。
「チ、チンチンが変なんだよっ!」
「ふえ?」
タケルの告白に、歩鳥は目をぱちくりとさせ、それから視線を下へ…弟の股間へと移し、そこで
初めて弟がその分身を雄々しく猛らせているのに気付いて、目を丸くした。「!?」
そして一瞬の間を置いて、歩鳥はばっと後ろに飛びずさると、背中を浴槽の縁に押し付けた。
「な、な、な…」口をパクパクさせ、屹立したタケルの肉棒をわなわなと震える手で指さす。
「なんじゃこりゃ〜!」
歩鳥ももう高校生だけあって、タケルと違って男性の勃起のことはさすがに知ってはいる。
とはいえ、それはあくまでも知識の上だけで、実物を見るのは初めてだ。しかも普段見慣れた
ポークビッツのような可愛らしいモノが、大振りの無着色タラコみたいになっているのだから、
その驚きは大きかった。
「ね、ねえお姉ちゃん、これもやっぱりナポビタンCのせいかな?」
「ぎゃ〜〜こっち向けるな〜〜〜っ!!」
もっとよく見てもらおうとペニスを突き出すタケルに、歩鳥は両手を前に突き出してぶんぶん
振ってそれを止める。だが、それでいてどこか妙に冷静で、その叫び声はしっかりと小声だった。
「あ、う、うん…」
慌てふためく歩鳥に、タケルは弱ったになると、とぷんとお湯に沈みこんで湯船の中で正坐を
した。そして上目遣いで姉に訴える。「ねえ、これ、どうしたら元に戻るかな?」
「し、知らないわよそんなの!」
「そんなこと言わないでよ。なんかじんじんして、これじゃ眠れそうにないよ」
「ああもう…」
しつこい弟に、歩鳥はお手上げといったように目をぐるりと上に回した。そして投遣りな感じに、
ぼそっと呟くように言った。「そんなのオナニーでもすりゃスッキリして元に戻るわよ、きっと…」
「おなにー?」タケルが効き慣れない単語に一瞬きょとんとし、それからみるみる顔を輝かせて
いく。「おなにーってなんだ? やっぱり元に戻す方法知ってんのか?」
「し、知らない、知らないよぉ!」
歩鳥はしまったという顔をしてぶんぶんと首を振ったが、もう後の祭りだった。息子の疼きを
止められそうだと知ったタケルは、壁際にへばりついている姉のほうへぐいっと身を乗り出して
詰め寄った。
「今言ったじゃんか! 知ってんだろ、教えろよ!」タケルが睨むように歩鳥を見つめて言う。
そして一転、泣きそうな顔になって訴えかける。「お姉ちゃんがあんなの渡すからだぞ。頼むから
さ、戻し方知ってんならケチケチしないで教えてよ!」
「う…」
そんなふうに言われると、なんだか自分が悪かったような気になってくるし、タケルが可哀想
にも思えて、今度は歩鳥が弱り顔になる。あまりエロ免疫はないとはいえ、歩鳥ももう高校生だ、
身を焦がすような昂りを覚えることもしばしばあった。自分は自慰でそれを鎮めているが、
解消法を知らないタケルは、さぞかし辛いことだろう。
「わかった、わかったわよ。なんとかするから!」
そして遂に根負けした歩鳥が自棄気味に言うと、タケルがぱぁっと顔を輝かした。「ホント!?」
(はは、めっちゃ嬉しそうだな…)嬉し涙をこぼさんばかりに喜ぶ弟に、歩鳥は苦笑を禁じ得ない。
「だからちょっと落ち着けっての」「う、うん」
タケルが姿勢を正し、また湯船の中で正座すると、歩鳥はようやく人心地つき、壁にへばりつく
のをやめて彼女も姿勢を正した。「はぁ〜…」そして深い溜息を漏らすと、わくわくした様子で
待っている弟をじろりとねめつけ、言った。
「ほら、ちょっと立って、オチンチン見せてみな」
「ん…」
言われた通りにタケルが立つと、歩鳥のすぐ目の前に、未だびんびんとそそり立ったままの
ペニスがお湯の中から姿を現した。
(うわ、すご…)
改めて見ると、本当に大きい。といっても小五としては平均的で成人男性には遥かに及ばない
サイズだが、通常時のモノしか知らない歩鳥には、十分に巨大に見える。
「うう…」
おっかなびっくり、歩鳥は弟の強張りに右手を伸ばした。ふざけて握ったことは何度かあったが、
勃起した状態で触るのは、もちろんこれが初めてだ。しかも、触れて、そしてスッキリさせて
あげなければならないのだから、処女の歩鳥には気が重いし荷が重い。それに、なんとかするとは
言ってみたものの、男性をスッキリさせる方法なんて、クラスメイトのワイ談などを小耳に挟んだ
程度でしか知らなかったし、まして相手は実の弟なのだ。(なんの因果でこんなこと…)
歩鳥は胸の内でボヤいたが、今さら後戻りもできない。覚悟を決めると、歩鳥は弟の分身に、
ちょんと指先をつけた。
「んっ…!」
「ひっ!?」
その途端、タケルは思わずびくんとペニスを跳ねさせた。歩鳥は驚いて手を引くと、バンザイ
するように…あるいは降参するように両手をあげる。だが、それ以上は何事もなさそうだと知ると、
ゆっくり手をおろして弟を睨みつけた。「お、脅かさないでよ!」
「あ、ご、ごめん…」
もごもごと謝っている弟の股間に、歩鳥は改めて右手を伸ばしていった。たかが子供の…弟の
ペニスであたふたしている自分がなんだかみっともなく思えて、歩鳥は恥ずかしさを押し殺し、
敢えて先ほどよりも大胆に、陰茎をそっと握りしめてみる。
(うわ、びくんびくんいってる…)
タケルの分身は、まるでそこだけ独立した別種の生き物のように、歩鳥の手の中でびくびくと
痙攣するように小さく蠢いていた。恥ずかしさと不気味さに、思わず手を離したくなるが、
事前の心構えもあったし、タケルもあまり過剰に反応しないように必死に堪えていたおかげで、
歩鳥はなんとか弟の強張りを握り続けることができた。
(凄い、かちかちだ…)
手の中に感じるタケルの肉棒は、いつも目にする、力なくふにゃりと頭を下げている姿からは
想像もつかないほどに、固く力強く逞しかった。(男の人ってこんなになるんだ…)初めて触れた
勃起した男性器の感触に、気恥ずかしさなどあっと言う間にどこかに消え去り、歩鳥は興味津々で
弟のペニスを弄り始めた。
「へぇ〜…」
拳からはみ出した、皮を被った先っぽ部分を物珍しそうに眺めながら、固さを推し量るように
きゅっきゅっと軽く握り込み、そして手を根元の方へスライドさせて皮を引っ張り、亀頭を
露わにさせてみる。「痛っ!」
「あ、ごめん、痛かった?」
ぱんぱんに膨らんだ亀頭が半分くらい姿を見せたあたりで、包皮が引っ掛かってタケルが顔を
歪めた。歩鳥はこともなげにおざなりに謝ると、手を緩めて皮を元に戻した。もう一度、今度は
痛がらない程度に手を根元の方へスライドさせ、それから動きを反転させて、先っぽに向けて
擦りあげる。亀頭が完全に拳の中に消えるくらいでまた逆に動かし、それから上へと、歩鳥は
徐々にリズミカルに、弟の性器を扱き始めた。
(こんな感じかな?)
聞いた話では、こんなふうにしてあげると男性は気持ち良くなって、そしてシャセーするらしい。
歩鳥は上目遣いで弟を見上げ、訊ねた。「ね、どんな感じ?」
「ん…」
熱っぽい目で自分の分身を擦る姉の手を見つめていたタケルは、ぼんやりと歩鳥に目を移した。
「な、なんかくすぐったくて…そんで、さっきよりもっと…えっと…じんじん…してきた」
「ふむ…」
歩鳥は小難しそうな表情で弟の肉棒を見つめた。自分が自慰をする場合も、少しくすぐったい
感じがして、そして『じんじん』する。どうやらこの方法でいいらしいと歩鳥は判断すると、
熱心にペニスを扱いていく。
「あ…ん…」
擦られるにつれ、ペニスの疼きはどんどん強く切なくなり、その疼きは内腿のあたりにまで
広がっていった。呼吸が荒くなって、タケルの裸の胸が大きく上下するようになり、姉に弄られる
性器を見つめている目が、どこか潤んでくる。
(あ、なんかもっと固くなってきた…)
手の中でタケルの陰茎がますます固さを増すのを感じ、歩鳥も次第に胸をどきどきさせていく。
まだ幼い弟を昂らせているのだと思うと、背徳的な興奮を禁じ得なかった。(タケル、気持ち良く
なってんだ…)
歩鳥の喉がごくりと動く。弟の性器を見つめる彼女の目もいつしか熱っぽく潤み、そして
下腹部の奥がじんわりと熱くなってきて、歩鳥は無意識のうちに太股をもじもじと擦り合わせた。
ぞくぞくとしたものが背筋を這い上がり、我知らずぶるっと身震いすると、彼女は弟の陰茎を扱く
手を一段と強めた。
「あ、お、お姉ちゃん…なんか…チンチンが…おかしくなっちゃうよぉ」
さらに激しくなった姉の手淫に、タケルの股間の昂りは、『じんじん』を遥かに通り越して
ずくんずくんという強烈な疼きへと膨らみ、それまで押し黙って姉の手コキを受けていた彼は、
我慢しきれなくなって上ずった声を漏らした。これ以上擦られると、ペニスが破裂してしまい
そうな心地がする。ちょうどオシッコを限界まで我慢している時のような、あの感じに近い
ペニスの膨張感に、タケルは姉に訴えるように言った。
「オ、オシッコ、オシッコ漏れそう…!」
(オシッコ…?)
すっかり弟の分身を扱くのに夢中になっていた歩鳥は、弟の声にぼんやりと反応を示した。
自分も、イキそうな時にオシッコを漏らしそうな気分に襲われる。きっと男の人も…タケルも
そうなんじゃないだろうか。
タケルがイキかけてる…。歩鳥はまたも身震いをした。見てみたい。タケルがイクところを。
タケルがシャセーするところを…「いいよタケル、ここでしちゃいな」
「え…!?」
湯船の中、そして姉の目前での放尿を勧められ、タケルは思わずぎょっとして姉を見つめた。
そんなこと、できるわけないだろ! 通常ならば歩鳥にそう食ってかかるところだろうが、
今はそんな気力はなかった。込み上げる快感にタケルの意識は混濁し、姉を見つめる瞳からは
焦点が失われていった。
もうどうでもいいや、このまま漏らしちゃえ…。「あっ、あ、出ちゃう、オシッコでちゃう…」
快感に喘ぎながらタケルはうわ言のように呟いた。「はっ、あっ、あ、出ちゃう、出ちゃうよぉ…
あ…ん、あ……あっ、うあっ!?」
「ひえっ!?」
タケルのびっくりしたような声と共に、歩鳥の手の中でペニスがびゅくんと跳ねるように大きく
脈動し、同時にその先端から白くねばねばした液体が勢いよく迸った。顔面から胸元にかけて
その大半を浴びた歩鳥は、弟の陰茎を握り締めたまま、呆気に取られたように固まった。
「うはっ、あっ…!」
タケルの喘ぎとペニスの脈動は続き、白濁液がびゅっ、びゅっと先端から噴き出して、ペニスを
握る歩鳥の手を汚し、お湯の中に落ちていく。あたりには強烈な栗の花のような青臭い香りが
立ちこめた。
「ふぁ、あ…ん……」
そして徐々に肉棒の脈動は治まっていき、それにつれて噴き出す精液も減って、やがて鈴口から
とろとろと滲み出る程度となっていった。歩鳥はのろのろと、力を失いつつある弟の性器を離すと、
白い粘液にまみれた手を呆然と見つめた。
(うわぁ…ホントにシャセーした…)
射精させるためにペニスを扱いていたとはいえ、歩鳥はどこか信じられない気分だった。
夜の散歩に行くというだけでおおはしゃぎしたり、起きたまま0時を迎えてパ二くってたくせに、
勃起して、シャセーもして…。胸のドキドキが止まらず、頬が熱く火照る。タケル、もうオトナ
なんだね…。
「な、なんだよこれ…」
と、タケルの怯えたような声がして、歩鳥は精子で汚れた手から弟へ目を移した。タケルも
歩鳥に視線を向け、声を詰まらせながら彼女に言った。「こ、この白いのなんだ? 僕、大丈夫
なの?」
射精したらスッキリするものとばかり思っていたのに、予想に反して不安そうなタケルに、
歩鳥は目をぱちくりとさせたが、すぐに弟が精液のことを知らないのだと気がついた。オナニーを
知らなかったのだ、射精するのもきっと初めてなのだろう。
「大丈夫だって、精液だよこれは。学校で習わなかった?」
何も知らない弟に、歩鳥がちょっぴり優越感に浸りつつ言うと、タケルがきょとんと訊き返す。
「せ、せーえき…?」
「そ、赤ちゃんの素。これが女の子のお腹の中に入ると赤ちゃんができるの。オメデトウ、
これであんたもオトナだね」
タケルはしばし呆然と、姉の顔や身体にかかった精液を見つめていたが、やがて不安げに口を
開いた。
「お姉ちゃんにかかっちゃったけど、妊娠するのか?」
「顔や手にかかったくらいじゃ妊娠しないっての」
本当に何も知らないんだなと、歩鳥は苦笑交じりに答えた。オトナなんだか子供なんだか…。
とはいえ、お湯にもかなり垂れ落ちて、白いふわふわした塊がいくつも湯の中を漂っている。
それがアソコに入っちゃったらマズイかもと、歩鳥は洗面器を取ると、掬い取り始めた。
「ほら、あんたもオチンチン綺麗にしな」
「あ、うん…」
タケルが洗い場に出て、シャワーで性器を洗っている間、歩鳥はせっせとお湯に浮いた白くて
もやもやした塊を取り除いていった。そしてタケルがペニスを綺麗にし終え、また湯船に入って
来ると、あらかた漂う精液を取り除いてしまった歩鳥が入れ替わりに外に出て、今度は自分の
身体についたザーメンを洗い落とし始める。
「は〜、やれやれ…」意外としつこくこびりついた精液をようやく落とし、再び湯船に浸かった
歩鳥は一息ついた。そしてふと、隣でかしこまったようにお湯に浸かっていたタケルに目を向けた。
「…もう大丈夫? 寝れそう?」
「……」
タケルは歩鳥とは目を合わせず、無言でコクコクと頷いた。「…そう」
歩鳥もあまり多くは語らず、視線を弟から外すとぼんやりと宙に漂わせた。そして二人は
ぎこちなく押し黙ったまま、身体が温まるまで風呂に浸かっていた。
今日はここまで。後編はまたいつか。
GJ今から読む
これこそ待ち望まれていたもんだ
すげええ
GJと言わざるを得ない。
「静かにね」
「うん」
しばらくして脱衣所のドアが静かに開き、バスタオルを身体に巻いて服を抱えた歩鳥と、
同じく服を手に、タオルをマントのように肩から羽織ったタケルが姿を現した。そして二人は
足音を忍ばせ、歩鳥が先頭になって二階にある自分たちの部屋へと向かう。
「……」
歩鳥の後ろを歩くタケルは、少し足取りが重かった。先ほど歩鳥の手によって初めての射精を
した余韻が抜けきらず、まだ身体が少しだるくて頭がなんだかぽーっとしている。それでいて、
姉の肢体が瞼の裏に焼きついていて離れず、まだ心臓とアソコがどきどきじんじんしている
感じで、まだ完全には落ち着いていない。
だが、姉に触ってもらう前よりは、だいぶ鎮まってはいた。きっと“シャセー”したおかげだ
ろう、これならなんとか眠ることができそうだ。タケルは足を止めると、階段を上がり始めた
歩鳥の後ろ姿を見ながら思った。やっぱり高校生は凄いな……(あ!?)
だがその時、タケルの目が真ん丸に見開かれた。歩鳥が階段を上がるにつれ、短めに巻いた
バスタオルの中のお尻が丸見えとなったからだ。(うわ、うわぁ…)射精した後はすっきりした
せいか、姉の裸にもあまり動揺しなくなっていたタケルだったが、心の準備ができていない
ところに不意打ちを食らわされ、再び心臓がばくばくと早鐘のように打ち始めた。バスタオルで
中途半端に隠されている今のほうが、浴室で丸出しになっていたのを見ていた時よりも、一層
胸の奥をざわめかせる。
まるで無防備に眼前に晒される姉のヒップに、タケルはきょどきょどと目を左右に泳がせて
いたが、階段を上がる歩鳥の脚の動きにあわせて左右に艶めかしく動くぷりんとしたお尻に、
否応なしに視線が引き付けられていった。そしてふらふらと誘われるように、彼は歩鳥の後を
追って階段をのろのろと上がり始めた。目の前の悩ましい光景に、股間では彼の息子が再び
むくむくと頭をもたげていく。だが、所詮は一般家庭の階段、あっという間に上りきって歩鳥の
ヒップはまたすぐ見えなくなるが、しかしタケルの心臓と股間は平静を取り戻すことはなかった。
「そんじゃ、明日寝坊すんなよ」
「あ、う、うん…」
階段を上がってすぐのところにある自室のドアを開けながら、歩鳥が後から来る弟に声をかける。
タケルは気まずそうにもじもじとしながら俯き加減に肯いたが、歩鳥のほうもどこか上の空で、
そんな弟の様子に気付くことはなく、彼女は素っ気なく「じゃ、オヤスミ」とだけ言うと、部屋に
入って静かにドアを閉めた。
「ふう…」
部屋に入って一人になってしまうと、歩鳥は溜息をついてベッドに向かい、そこに腰を下ろした。
しばらく肩を落とし、ぽつねんと座っていたが、やがて右手を顔の前に掲げるとじっと見つめる。
(タケル…オチンチンあんなになるんだ…)
さっき握りしめた弟の勃起したペニスの感触が、未だ掌に生々しく残っている。太くて固くて、
熱くて…。男性の…弟のペニスがあんなふうになるなんて、まだどこか信じられない。それに、
身体に浴びせられた熱いザーメンと、むせかえるようなあの青臭い香りも…。タケルの前では
平静を装っていたが、まだ彼女の動揺も完全には治まってはいなかった。
「ふう…」
もう一度物憂げに溜息をつくと、歩鳥はベッドの上にごろんと仰向けに横たわった。今まで
タケルのことは、いくら生意気なところがあるとはいえ、弟、子供としか見ていなかったが、
勃起し、射精するのを目の当たりにし、否応なしに“男”を意識させられてしまう。
(タケル、大きくなったなぁ…)
また右手を見つめ、しみじみと思う。そして一拍おいて、歩鳥はみるみる顔を真っ赤に
染めあげた。「…って何見て思ってんだあたしは! 違う、エロい意味じゃなくて、いや確かに
大きかったけどいやいやそうじゃなくてオトナになったなっていやだからシャセーしたとか
そういうんじゃじゃなくてぇ…」
ひとしきり一人ボケツッコミしたあと、歩鳥は顔からぷしゅーと湯気を立ち上らせると、
ベッドの上でごろごろじたばたと転がった。(う〜、今度はわたしが眠れなくなりそうだよ…)
どうしても脳裏からタケルの雄々しく勃ったペニスの映像が離れない。冷えた身体を温める
ためにお風呂に入ったのだが、今は逆に、タオル一枚だけなのに身体中が熱く火照って
しょうがない。(ああもう、タケルのやつ…!)胸の内で弟に恨み事を呟きながら、歩鳥は
ごろんごろんと幾度も寝返りを打っていたが、やがて彼女は仰向けになって、その動きを
ぴたりと止めた。
「……」
目を瞑って右手を胸に置く。胸の奥でドキンドキンと高鳴っている鼓動が、掌に伝わってくる。
落ち着こうと、何度か深呼吸してみるが、胸のドキドキは一向に鎮まろうとはしない。歩鳥は
胸に手を置いたまま、はぁ、ふぅ、と何度か切なげな吐息を漏らしていたが、やがて胸に置いた
その手がやわやわと動きだして、タオルの上から小さな膨らみをさすり始めた。
このままじゃ自分も眠れそうにない。だったら自分もいっちょスッキリするか…
「ん…」
熱い吐息を洩らしながら、乳房をそっと押さえるように撫で回すと、小振りな胸だが感度はよく、
たちまち身体中にぞわぞわするような官能が広がっていく。「はぁ、ん…」右手はやがてタオルの
合間から中へと忍び込み、直に乳果を弄り出した。きゅっきゅっと乳肉を軽く揉みしだき、そして
先端にあるちっちゃな突起を摘まみ、くりくりと扱いてみる。「あ、ふ…ん…ふぁ…」歩鳥の吐息は
ますます熱っぽくなり、手の動きも次第に激しく大胆になっていく。その動きに耐えきれず、
胸元で巻きつけていたバスタオルがはらりとはだけ、右手に弄ばれる乳丘が剥き出しになるが、
誰かに見られているわけでもなし、歩鳥は構わずに乳房を慰め続けた。
「はぁ、はぁ…あ、ん…」
指で弄ぶうち、乳首は固く尖りだし、それにつれて得られる快感も強く大きくなっていく。
高まる快美感に、脇に垂らしてもどかしげにベッドをさすっているだけだった左手も胸に伸び、
両の乳房を鷲掴みにして揉み回す。「はぁ…ん、あ…はぁ…」甘やかに喘ぎながら乳肉を揉み込み、
そして歩鳥は愛撫の手を左手に交代すると、右手を下へ…股間へと伸ばしていく。
「ん…」
一番大事な部分に辿りついた右手で、タオルの上からすっすっとそこを撫でる。無意識のうちに
膝を曲げ、じれったそうに太股を擦り合わせながら、歩鳥はしばらくタオル越しに股間を擦って
いたが、すぐにそれだけでは我慢できなくなり、タオルの裾を捲り上げて性器を露わにすると、
改めてそこに手先を這わせた。
「ん…!」
ほっそりとした指先がスリットを押し割って内部に入り込み、熱く火照る内側の襞肉に触れると、
歩鳥はビクッと肩を震わせた。一瞬、太股をぎゅっと強く擦り合わせるが、すぐに力を抜いて
股間からこみ上げてくる甘美な刺激に身を委ねていく。
「あ、くぅん…ん…ふ…」
歩鳥はうっとりと目を閉じて首をのけ反らせ、甘い声を漏らしながらクリトリスを包皮の上から
何度も何度も擦り、指先で器用に包皮を剥いて尖り始めた肉芽を露出させると、指の腹で転がし、
軽く摘まんで扱き立てた。そしてさらに指先は秘花に伸び、柔らかな襞肉をこね回し、それから
また先へ進んで、愛蜜を滴らせ始めた膣口を指先でさする。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
歩鳥はしばらくの間指先を秘口でさ迷わせていたが、やがて目を開けると首をもたげ、そこへ
じっと視線を注いだ。この格好では直接膣口を見ることはできないが、指とアソコの感触で、
膣口に触れているのはちゃんとわかる。(ここに…アレが入るんだよね?)
そこに触れながら、歩鳥は風呂場で見たタケルの男根を思い浮かべた。今触れている人差し指
なんかより、もっとずっと長くて太くて逞しかったアレ…(ホントにあんなの入るのかなぁ?)
「んっ…」
歩鳥はじっとそこに視線を注いだまま、ゆっくりと指を胎内に沈めていった。徐々に徐々に指が
消えていき、そして膣に異物が入り込んでくるのがわかる。マスターベーションはもっぱら
クリトリス弄るのがメインで、挿入はあまり慣れていない。痛くはないが、指一本だけでもかなり
窮屈で、歩鳥はひしめき合う柔肉を怖々と掻き分けながら、奥へ奥へと指を進ませ、ほどなく
根元まで挿入を果たしてしまうと、そっと抜き差しを始めた。
「はぁ…ん…ふぁ…ん…」
興奮に荒ぐ息と、ちゅく、ちゅく、という微かな水音が静かな室内に響く。指が撫でる秘肉から
じんわりと快美感が込み上げて全身に広がり、身体がますます熱く火照っていく。これが
アレだったら…指じゃなくて本物のオチンチンなら、いったいどんな感じなんだろう? 指を
抜き差ししながら歩鳥は想いを巡らせた。指よりもずっとずっと太い、あのフランクフルト
みたいなのがこの中に入ってきたらいったい…。「ふぁ!」
その様子を想像した瞬間、身体が一気に熱くなるのを感じて、歩鳥は一段と大きな喘ぎ声を
漏らした。アソコからじゅわっと蜜が溢れるのがわかる。指の抽送にあわせて響く水音が、
じゅぷっ、じゅぷっと大きく淫らになっていく。「あはっ、あ、ん…ふぁっ、あ、はぁっ、はぁ…」
口をだらしなくあけて大きく喘ぎ、興奮のあまり目の端に涙を浮かべ、歩鳥はペニスに貫かれて
いる自分を想像しながら、夢中になって指を出し入れさせた。タケルの、ペニスに。
「あはっ、あっ、す、凄いよぉ…」
ぐちゅ、ぐちゃ、ぬちゅ……。粘っこい水音をたてながら、べとべとになった人差し指が肉門
を激しく出入りし、歩鳥は指を一番奥まで突っ込むとぐりぐりと捻って中を掻き回し、掌底を
クリトリスに押し当て、そこを擦り立てた。左手は乳房をぎゅっぎゅっと強く揉みしだき、乳首を
転がし、弄ぶ。「あっ、あはっ、あふっ…」口端から、たらりと涎が垂れる。そして彼女は
昂りを感ずるまま、うわ言のように口走った。「あはっ、あ、ふぁ、あ…タ、タケル…っ!」
ぎしっ…
彼女が弟の名を口にしたその時、歩鳥の耳に微かに廊下が軋む音が聞こえてきた。オナニーに
夢中になっていた歩鳥は、それが意味するところをすぐには理解できず、数秒ほど指の抜き差しを
続けたが、そこではっとなってベッドの上にがばりと跳ね起きた。誰かが部屋の外にいる…!
慌てて歩鳥が視線をドアへと向けると、ドアが半分ほど開いて、暗い廊下にぼんやりと人の顔が
浮かびあがっていた。「ひ…!?」咄嗟に布団の中に頭を突っ込み、隠れる。「で、出たーー!!」
「いや、それさっきやったし…」
困ったような顔をして、タケルが歩鳥の部屋へと入ってきた。実際、歩鳥はタケルに向けるように
布団からお尻を突き出していて、目のやり場に困る。散歩に出る前も同じことをしていたが、
あの時はちゃんとジーンズを履いていた。しかし今は何もつけてないせいで、アナルも大事な
部分も丸見えだ。
「なんだ、タケルか…」
それが弟だったのがわかると、歩鳥は顔を赤らめながら布団から頭を出し、ほっとしたように
ベッドの上にぺたんと座り込んだ。だが、すぐに別の事実に気付いて一段と顔を赤くする。
「あ、あんた、いつからそこにいたの!?」
「え、あ、ぼ、僕…」
後ろ手にドアを閉めつつ、タケルは焦る様子の歩鳥に、見てはいけないものを見てしまった
のを察し、しどろもどろになって弁解した。「お、お姉ちゃんに頼みがあって…そしたら、その…
お姉ちゃんが…裸で…僕の名前呼んでて…」
(き、聞かれてたー!)さらに赤くなって、もはや顔から火を吹き出しそうになっている歩鳥に、
タケルは訊き難そうに訊ねた。「何…してたの?」
「な、なんでもないわよっ! あ、あれは…その…」ちょっと口ごもってから、はっと何かを
思いついた顔になって後を続ける。「あれは、アソコが痒かったからちょこっと掻いてただけ!
あ、あはははー、いやー痒いなー、蚊にでも刺されたかなー、あははははは…」
「え〜…」
愛想笑いを浮かべて股間をぽりぽりと掻いてみせる歩鳥に、タケルは微妙な表情になった。
まだ蚊なんて飛んでないって…。
「んで、なんなの? 何か用があるから来たんでしょ? もう遅いし、さっさと言いなさい」
「え? あ…」
だが、ツッコミを入れる前に歩鳥に畳みかけられ、タケルはせかされるようにベッドの脇に
いくと、そこで気まずそうに姉を見つめた。「あ、あのさ……その…」タケルはしばし口ごもって、
それから思い切って口を開く。「あのさ、またチ、チンチンが変なんだっ!」
「ふえっ?」
ぎょっとして歩鳥がタケルの股間に視線を向けると、パジャマのズボンの前が、大きくテントを
張っているのがわかる。
「頼むからさ、さっきのまたやってよ」
「えっ、えぇぇぇ〜…!!」
今回はここまで〜。次回で終わる予定です。
はい来た、ついに来たよ!!GJ!
ナチュラルかつ濃厚な描写
うまいなぁ…
なんという素晴らしいスレ
続きを楽しみにしてるポコ
文才がうらやますい
歩鳥ってオナニーしてるの?
1.赤ちゃんの作り方も知らないよ
2.机の角にお股を押し付けてるよ
3.クリちゃん弄るよ
4.指を挿れてるよ
5.器具使ってるよ
6.オナニーどころかチンポハメまくり咥えまくり後ろの穴もビバカモン
2か6で
歩鳥と産卵プレイしたい
続きはまだかな?
だめだよ催促しちゃ
気持ちは分かるけど
歩鳥と紺先輩絡ませたい
ウキと八百屋絡ませたい
>>79の続き行きます。
どうでもいいけど(よくないけど)タケルの学年間違えてたぎゃあああ。
忘れちゃったんで暫定で書いてたらそのまま訂正し忘れてたよ・・・。
タケルの“お願い”に、歩鳥はぶんぶんと頭を振った。「ダ、ダメダメ、さっき教えたでしょ、
あとは自分でやんなさい」
「ちょっとやってみたんだけどさ、やっぱまだよくわかんないんだ。だからお姉ちゃん頼むよ!」
「ヤダっての」
手コキを渋る姉に、タケルは自分もベッドにあがるとぐいっと詰め寄った。「頼むよ、このまま
じゃ眠れないよぉ」
「そんなこと言われてもぉ…」
しつこくねだられ、歩鳥が弱った顔になる。タケルは姉の心に迷いが生じたのを機敏に察知し、
今度は一転強気に出た。「それにお姉ちゃんが変なことしてたの見てたら、もっとおかしく
なっちゃったんだぞ! お姉ちゃんが悪いんだからお姉ちゃんが責任もってなんとかしてよ!」
「えぇ〜?」
またあたしのせい? マスターベーションのことを持ち出され、顔を赤くする歩鳥に、タケルは
またも態度を変え、拝まんばかりに重ねてお願いをする。「お願いだからさ、このままじゃ僕、
おかしくなっちゃいそうなんだよ…」
遂には涙まで浮かべてみせるタケルに、歩鳥はとうとう折れると、叫ぶように言った。
「もう、わかったから泣くなっての!」
「やった!」
(この野郎…)途端に大喜びする弟に、歩鳥は深い溜息をついた。これじゃ風呂の時とおんなじ
じゃん…。剛柔織り交ぜたタケルのねだりかたが巧いのか自分が弱いのか…。
「そんじゃ、その…なんだ…お、オチンチン出しな」
「うん」
やれやれと首を振りながら言う歩鳥に、タケルは嬉しそうに立ち膝になると、パジャマの
ズボンに手を掛け、パンツごとずるりと引き下げた。すでにパンパンに勃起していたペニスが、
びょこんと跳ねるように頭を出す。
「うう…」
それを目にした歩鳥は思わずたじろいだ。さっき風呂場でさんざん見て触ったが、だからと
いって慣れるようなモノではない。しかもついいましがた、それが自分の中に入るところを
妄想してオナニーに耽っていたのだからなおさら気恥ずかしい。
もう、早く終わらせちゃおう…。恥ずかしさからか、それとも別の理由からなのか、高鳴り
始めた心臓を意識しながら、歩鳥は身を乗り出すと右手を伸ばし、おずおずと弟の分身を掴んだ。
「ん…」
固い…そして熱い。再び弟の逞しさに触れ、歩鳥の胸はたちまちドキドキとその鼓動を強める。
そこから噴き出した、あの強烈な芳香を放つ熱い液体や、その瞬間のタケルの可愛らしい声を
思い返して、歩鳥はしばしの間握った弟の肉棒をトロンとした目つきで見つめていたが、やがて
ゆっくりと手を前後させ始めた。
「ふぁ…」
姉の手が動き出すと、ぞわぞわと快感がこみ上げてきて、タケルは小さく身じろぎした。
部屋に戻って、しばらく自分でなんとかしようとしていたが、やっぱり姉が触ってくれたほうが
気持ちいい。これなら、すぐにまた“シャセー”できそうだ…。あの瞬間の得も言われぬ高揚感を
また味わえるんだと思うと、それだけでワクワクドキドキしてくる。
「はぁ、はぁ、ん…」
一方歩鳥も、弟の分身をさすりながら、またぞろ下腹部に火照りを覚え、そわそわと腰を
動かしていた。自慰の途中だったこともあって、さっき手コキをしていた時よりも一段と強く、
お腹の奥で官能の炎が燃え盛っている。
(ヤダ、もう…)アソコを熱くしてしまっている自分に気付き、歩鳥は頬を赤くした。とにかく
さっさと終わらせてタケルを追い出し、これをなんとかしちゃわないと、こっちもどうにか
なっちゃいそうだよ…。歩鳥はお尻をもじもじさせながら、懸命に弟を扱き立てていった。
しかし…
「ねぇ、まだ出ないの?」
「う、うん…」
十分ほど手コキを続けた頃、歩鳥が焦れったそうにタケルに訊いた。浴室ではすぐに最後まで
達したのに、あれからまださほど時間が開いていないためか、タケルは今度はなかなか射精に
至らず、歩鳥はいい加減に腕が疲れてきてしまった。それに、なによりも身体が火照ってしかたが
ない。早く、あの熱いのを出すところを見せて欲しい。そして早く、自分もすっきりしたい。
「ああもう…」
歩鳥は肉胴を扱きながら、他にタケルをイかせる方法はないかと頭を巡らせた。手でダメなら…
お口でとか? 男性器を口に含んでイかせる方法があるというのは知っている。しかし、もちろん
実践したことなどないし、詳しい方法もわからないので、到底できそうになかった。でなければ
おっぱいで挟むとか…(無理だな、うん)。身の程をわきまえている歩鳥はあっさりとその方法も
放棄する。あとは…(…あ!)
と、ある方法が頭に浮かんで、歩鳥はドキリとしてペニスを扱く手を止めた。手や口や胸を
使わずに射精に至る方法が、まだ一つあった。もっとも自然でもっとも普通な方法、セッ……
(ダ、ダメダメダメ、それはダメ!)
その単語を頭に浮かべかけて、歩鳥は慌てて胸の内で否定した。いくら歩鳥でも、それが倫理に
反する行為、許されない行為だということくらいわかっている。それ以前に、スッキリして眠れる
ようになどと、ロマンの欠片もない理由での初体験なんてゴメンだった。
ゴメンだけど…。歩鳥は顔をあげて弟の顔を見た。タケルは、姉が自分をスッキリさせてくれる
のを待って、期待と不安の入り混じった切なげな瞳でじっと彼女を見つめ返している。自分も
身体の奥が熱く疼いてしょうがない今、歩鳥には弟の気持ちが痛いほどに伝わってくる。
(しょ、しょうがないよね…)歩鳥は弟を見つめながら、ゆっくりと身体を起こした。あたしの
せいなんだから、あたしがなんとかしてあげないとね、姉として…。
「それじゃあ…」歩鳥は無理矢理自分を納得させると、切なげな笑みを浮かべて言った。
「手でするより、もっと気持ちよくなることしてあげよっか…?」
「え?」
ぽーっとした表情をしていたタケルが、ぎょっとした顔になる。手で触るよりももっと気持ち
いいこと…? 「ど、どんな?」
タケルが興味を示すと、歩鳥はお尻をベッドにつけて後ろ手で身体を支えながら、弟に向けて
M字開脚の格好になった。そして身体を支えるのを左手だけに任せると、右手を股間に伸ばして
逆V字にした指でスリットをクイッと押し広げた。
「……!」
歩鳥の秘花が露わになり、タケルはぽかんと口を開け、言葉もなくそこを見つめた。凄い、
花びらみたいだ…。一緒に風呂に入る時など、姉の割れ目を目にする機会は多かったが、その
内部を、こうやって意識して見るのは初めてだ。蜜でぬるぬると濡れ光ったサーモンピンクの
襞肉は、まさに朝露に濡れた薔薇の花弁といった趣で、タケルはぽーっとなって姉の秘部に
視線を注いだ。
「見える? ここ…」歩鳥が肉唇を広げるのを薬指に変え、中指の先でトロトロと蜜を滴らせて
いる肉の窄まりを差して言う。「ここに、オチンチンを入れるの」
そこに…チンチンを…? タケルは生唾を飲み込み、膣口から姉の顔へ視線を向けた。「い、
いいの、そんなことして…」
まだセックスという行為も単語も知らないタケルだったが、女の子の大事な部分に男の子の
大事な部分を挿入するのがイケナイことだとは、おぼろげにではあったがもう理解できる歳では
あった。しかし、イケナイということを逆にやりたくなるのが人情というもの。しかも、手で
擦られるより気持ちがいいと言われてはなおさらだ。ただ、一つだけ気がかりがある。
「赤ちゃん、できちゃうんだろ?」
さっきお風呂で歩鳥から教えてもらったことだ。女の人のお腹の中にセーエキを入れると
赤ちゃんができるんだと。姉のアソコに興味は尽きないが、赤ちゃんを育てる自信はなく、
挿入するのはためらわれてしまう。
「うん…」タケルの疑問に歩鳥がおずおずと肯く。「だから、出そうになったらオチンチンを
さっと抜いて、外に出しなよ。約束できるんなら入れさせてあげる」
「うん! 約束する! 約束するよ!」
間髪を入れずに勢い込んで返事をする弟に、歩鳥は微苦笑した。「あー、わかったわかった」
そして彼女はゆっくりと背中を倒していき、ベッドに仰向けになった。膝を軽く折って脚を
広げ、弟がそこに入れるようにする。「ほら、おいでタケル」
「う、うん…」
歩鳥に呼ばれ、タケルは緊張と興奮の表情を浮かべて彼女の広げた脚の間に這い寄った。
姉の股の間に入るとタケルは膝立ちになり、歩鳥の身体の上にゆっくりと覆い被さっていく。
そして彼女の腰の脇に手をついて上半身を支えて、股間の方へちらちらと視線を送りながら
位置をあわせ、腰を押し付ける。
「…ここ?」
ペニスの先っぽが割れ目に触れるのを感じ、タケルが歩鳥に訊ねる。
「もっと下だよ」
姉の言葉に従ってさらに亀頭を下に移していくと、すぐにそれらしき場所に辿りつく。
「あ…ここ…かな?」何度かぐいぐいと押しつけると、変な場所を突かれた歩鳥が顔を真っ赤に
してどやしつけた。「下すぎるっての、もう少し上っ!」
「え、あ、ご、ゴメン…」謝りながらタケルはまた位置を変え、今度こそ目的の場所らしき
ところを捉える。
ここでいい? 物問いたげにタケルが姉を見つめると、歩鳥は無言で肯いた。そして、怖々と
した声で付け加える。「そっとだよ、タケル」
初めての時は痛いというのは聞いている。どれくらい痛いんだろう? 注射より痛いのかな?
色々と恐い想像が頭を巡るが、恐さよりも初体験への好奇心が何倍も勝り、歩鳥は『やっぱヤメ』
と言い出しそうになるのをぐっと堪える。
「い、入れるよ…」
緊張に声を震わせ、タケルはそっと腰を突き出した。皮を被った亀頭が、歩鳥の肉門にずるりと
潜り込む。「ん…!」弟が狭苦しい肉の扉をこじ開けて入り込んでくる感触に、歩鳥はぎくりと
腰を震わせた。「あ、んっ…」そしてタケルが一段と腰を押し進め、彼女の処女の証である繊細な
膜を押し千切りながらさらに奥へと入って来ると、歩鳥はたまらずに声を漏らした。
「い、痛っ!」
「だ、大丈夫?」
姉の苦痛の声に、タケルが動きを止めて心配そうに彼女を見る。「う、うん、大丈夫」
歩鳥は作り笑いを浮かべて答えた。もちろん痩せ我慢だったが、タケルの分身がまだ小振りな
こともあり、覚悟をしていたよりは痛くはなく、これならなんとか最後まで我慢できそうだ。
「いいよ、続けな」
歩鳥が言うと、タケルはまだ心配そうにしつつも、亀頭を包む柔らかな姉の肉の感触には抗えず、
また腰を進め始めた。
ただでさえ狭小なうえ、痛みと緊張で強張る処女道をぎりぎりと押し広げながら、タケルは
分身を姉の中に挿入していった。処女膜が完全に押し破られ、一筋の鮮血が歩鳥のむっちりとした
内腿を伝い落ちる。
「んっ、く…ひっ」
陰茎が進むごとに、ひりつく痛みが歩鳥を襲い、彼女は必死に漏れそうになる悲鳴を押し殺した。
タケルは姉が痛がっているのを感じ、早く姉と完全に結合してしまいたいとはやる気持ちを
かろうじて抑え、優しく、ゆっくりと姉の中に入り込んでいった。
「はぁ、はぁ、はぁ…お、お姉ちゃん…」
「タケル…」
やがて、遂にタケルの分身が歩鳥の中に全て納まり、二人は呆然としたように顔を見合わせた。
(入った…全部…)破瓜の痛みに疼く膣をみっちりと埋め尽くした熱く固い塊が、弟の鼓動に
合わせてずくんずくんと脈打っているのを、歩鳥は感じていた。
(凄い…ぬるぬるして熱くて…)そしてタケルも、ぬるついた熱い柔肉がペニスをぎゅっと
締めつけ、ひくひくと蠢く様子に、胸の中で感嘆の声をあげた。(これが…お姉ちゃんの中…)
二人は、そのまましばらく、じっとしてお互いの感触を味わっていたが、やがて歩鳥は痛みが
引いてくると、ほっと下腹部の力を抜き、おずおずとタケルに言った。「ね、動いてみて」
「う、動く…?」
「うん。オチンチンを出したり入れたりすんの。そうすると気持ちよくなるんだってさ」
動かれたら痛そうだとは思ったが、セックスとはそういうものだと聞きかじりの知識で知って
いる歩鳥は、弟の前でオトナぶってみせたくて、彼に腰を遣うように勧める。
「わ、わかった」
タケルは、歩鳥が痛そうにしているのを気にかけつつも、彼女に言われるがままにゆるゆると
ペニスを引き抜き始めた。
「ん…!」
(うわ!)
途端に痛みを感じた歩鳥は、思わず膣にきゅっと力を込めた。ペニスが痛いくらいに締めつけ
られ、タケルは驚いて動きを止めたが、歩鳥が涙をちょちょ切らせながらも力を抜いて締め付けを
緩めると、また腰を動かしていった。
「ん…あ…」
タケルは小さな喘ぎ声を漏らしながらゆっくりと腰を引き、そしてまた奥へ入っていく。すでに
ぐちゅぐちゅに濡れそぼった秘肉が、かちかちになった肉胴に擦れる感触が、形容のしようがない
ほどに心地良い。
(す、凄いやこれ…)
お姉ちゃんが言った通りだ。手でさすられるよりずっとずっと気持ち良い。凄い、凄いや
お姉ちゃん…! こんなことを知っている姉に、そしてこんな気持ち良い場所を持っている姉に、
タケルはただただ驚嘆しながら、さらに腰を抽送させた。ぬちゅ、ぬちゅという微かな音を立て
ながら、タケルの分身が歩鳥の中を出入りする。その速度は、タケルの高まる興奮と快感に
あわせて次第に強く、激しくなっていった。
「う…く…」
タケルに荒々しく胎内を擦り立てられ、歩鳥は表情を歪ませた。痛い。やっぱり痛い。セックス
ってこんなに痛いもんなの…? 自分で腰を動かすように言いだした手前、やっぱり止まれとは
言い難く、歩鳥はタケルの両肩にすがりつき、必死に痛みに耐えていたが、タケルの腰の動きは
強まる一方で、やがて遂に堪え切れなくなった歩鳥は涙声で弟に訴えた。
「い、痛…ちょ、タケル、もうちょっと…ゆっくり…!」
「う、うん」
タケルは半ば上の空で肯き、一瞬動きを緩めた。しかしすぐに快感に飲まれ、無意識のうちに
抽送のスピードを強めていく。そしてぎしぎし、ぎしぎしと、ベッドが軋み始めるほどに、
タケルはがむしゃらに姉を突き上げた。
「痛っ、痛い、痛いって!」
むしろ前よりも激しくなったタケルに歩鳥がとうとう悲鳴をあげるが、もはやタケルは下腹部から
こみ上げる快感の虜となり、その耳に姉の声は届いていなかった。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
「ちょ、タケル、や、やめ…痛っ、あっ、やっ…!」
姉を呼びながらひたすらに腰を振る弟に、歩鳥は堪らずに掴まっていた彼の両肩をぐっと押し、
弟の下から逃げ出そうとするが、タケルはのけ反りながらもしっかりと腰を押し付けてきて、
決して彼女から離れようとしない。「やっ、痛い、痛いってば、あっ、ひっ!?」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…お、お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!」
歩鳥と揉み合いながらも、タケルは初めて味わう女の胎内の心地よさに、みるみるうちに
一番の高みへと上り詰めていった。(あ…!?)そして射精に至るまさに寸前で、一瞬理性が蘇る。
(ぬ、抜かないと…)
中で出すと赤ちゃんができちゃう…。だが、わかってはいても、少しでも長く姉と繋がって
いたい、この快楽を味わっていたいという欲求には逆らい難く、タケルはぎりぎりの瞬間まで
踏み止まろうと、ペニスにぎゅうっと力をこめて射精を必死に堪えた。
が、射精の経験自体まだ一度しかない少年に、初体験で射精のコントロールをしようなど、
どだい無理な話であった。それからわずか数度腰を振っただけでタケルの中で快感が弾け飛び、
性器を引き抜く間もなく、激しくも甘美な痙攣が彼を襲った。
「んあっ…!」
「痛い、痛いって……え…?」
痛みにもがいていた歩鳥は、突然切なげな呻き声を漏らして静かになったタケルに、不思議
そうな顔をして動きをとめた。「んっ、あ…」タケルは小さく呻きながら両脇についた腕を
突っ張らせ、背中をぐんと反らしてぶるぶると腰を震わせている。そして歩鳥は、自分の胎内に
根元まで挿入されているペニスが、びゅくっ、びゅくっとしゃっくりでもするように脈動し、
お腹の奥深くにじんわりと温かな感触が広がっていくのを感じとった。
(まさかタケル…)弟の表情が、さっき浴室で射精した時と同じなのに気付いた歩鳥の顔が、
みるみる青ざめていく。(シャセーして…)「ダーーーッ!」次の瞬間、歩鳥は奇声を発すると、
猛然とタケルの肩を押し始めた。「ダメっ、中っ、ダメーーーッ! 外外、外ーーーーっ!!」
焦りの余り片言の日本語になりながら脚もじたばたさせて懸命に弟を引き剥がそうとするが、
射精の快感に酔いしれているタケルは姉の言いつけなどすっかり忘れ、ただ本能に命ぜられるが
まま、歩鳥の奥深くまで子種を注ぎ込もうと必死に腰を押し付け、子宮目がけてどくどくと精を
放出し続けた。
「ふっ、んっ、ん…」
やがてタケルの甘い痙攣は次第に退いていき、同時にその身体からゆっくりと力が抜けていく。
「外っ、外にーーーっ!」
「うわっ」
そこに、あらん限りの力で歩鳥に肩を押され、同時に彼女がばたばたさせていた足がタケルの
脇腹にヒットし、彼は後ろ向きに飛ばされるとどさっとベッドに尻もちをついた。そして目を
ぱちくりとさせ、呆然とした顔で姉を見つめる。
「はぁっ、はぁっ…」
タケルから解放された歩鳥は、肩で息をしながら涙目で弟を睨みつけたまま身体を起こすと、
ぺたんと女の子座りになった。無理矢理ペニスが引き抜かれた痛みが残るが、歩鳥はそれどころ
ではない。尻もちをついたまま、まだ呆然としているタケルの股間で、歩鳥の愛液と破瓜の血で
ぬめ光る陰茎が、ピクンピクンと脈動するのが見える。その先っぽ、包皮の合間からわずかに
覗く亀頭は、白濁した粘液で汚れ、痙攣にあわせて新たな白濁液がどくどくと滲み出て、肉胴に
垂れ落ちていく。
やっぱりシャセーしてる…! 女子高生探偵でなくともそれくらいはすぐにわかった。しかも
風呂で浴びせられた量を考えれば、大半はお腹の中で…。
歩鳥は喉の奥でひっという悲鳴を漏らし、ベッドをばしばしと叩きながらキレ気味に言った。
「あんた、お姉ちゃんを妊娠させる気!?」
「あ、ご、ごめん…なさい」
物凄い剣幕の歩鳥に、タケルはうろたえ、かしこまったようにちょこんと正坐をすると、
小さくうなだれた。そのタケルに、歩鳥はベッドをばんばんやりながら滔々と文句を並べ立てた。
「外に出せって言ったじゃん、赤ちゃんできちゃったらどーすんのよ、信じらんないもう!」
怒りと興奮の余り、歩鳥はもう涙声だ。「もし赤ちゃんできちゃったらあたし…あたし…」
それ以上はもう言葉が続かない。もし妊娠して、それがタケルの子だなんてみんなに知れたら…。
(確かキンシンそーかんって犯罪だったよね…)歩鳥の頭の中に、縞模様の服を着て手錠を
かけられた自分が、看守に連れられて牢へ向かう姿が浮かぶ。
(うう…)
歩鳥はずずっと鼻水をすすった。刑務所を出ても、もうこの家にも学校にもいられない。当然、
女子高生探偵の夢もお終いだ。前科持ちのうえに女子高生でなくなるんだから。彼女の脳裏に
今度は、小学生の弟とセックスをしたケダモノ、弟の子を産んだ雌犬と後ろ指をさされながら、
雪の降る夜の町をタケルの子を抱いてさ迷う自分の姿が浮かぶ。
あ、でも元犯罪者で未婚の母の流離いの女探偵ってのも結構かっこいいかも…。自嘲気味な
薄ら笑いを浮かべ、歩鳥はもう一度鼻水をすすった。だが、なんにしても人生設計のやり直しだ。
タケルが中で出したりするから…。歩鳥はキッと弟を睨みつけると、語気も荒く言った。「アンタ、
責任とんなさいよねっ!」
「えぇ〜…」
妊娠することの…しかも実の弟の子を妊娠することの重大さを、まだ十分に理解できていない
タケルは、取り乱す姉に困惑気味だ。(責任とれって言われても…)
しばしタケルは弱り顔をしていたが、やがてある決意をするときりっと顔を引き締めた。
「わかったよ、俺、責任とってお姉ちゃんと結婚する!」
「ふぇ?」
素っ頓狂なことを言い始めた弟に、えぐえぐ泣いていた歩鳥は、目をパチクリさせて彼を
見つめた。何バカ言ってんだこいつ…。笑わせてこの場を和ませようとでもしてるのか?
そんなことを思ったが、自分を見つめる弟の目はいたって真剣で、冗談を言ってるようには
見えなかった。
「弁護士って儲かるんだろ? 俺、弁護士になって金稼いで、お姉ちゃんも子供も絶対幸せに
するよ!」
「ぷはっ」
ますますトチ狂ったことを言う弟に、歩鳥は怒りも忘れ、可哀相な子を見るような目つきに
なっていたが、やがて堪え切れずに、プッと噴き出した。「あはっ、あははははははははは…」
そして声を弾ませたままタケルに言う。「まったく、どこでそんなセリフ覚えたんだねキミは?」
どっかの漫画かドラマで聞いたのを、オトナぶってマネしてみたのだろうが、そんな弟が
可愛くてしょうがなく、歩鳥は微苦笑せずにはいられなかった。
が、いたって大真面目なタケルは、精一杯の決意を小バカにされたようで面白くない。
「なにがおかしいんだよ」
「バーカ、兄弟は結婚できないって、法律で決まってんだぞ」
「え、そうなの?」
「弁護士になるならそれくらい知ってないとね」
どこか偉そうに人差し指を立ててチッチッと振って言う歩鳥に、タケルがまた弱り顔になる。
それ以外の責任の取り方なんて、彼にはわからなかった。
「いいよ、もう」
「えっ?」
困り果てた様子の弟に、歩鳥は諦め気味の笑みを向けた。これ以上タケルを責めるのはなんだか
可哀相だし、ああ言ったものの、自分でもどう責任をとってもらえばいいかよくわからない。
「で、でも…」
急に態度を変えた姉にまごついているタケルに、歩鳥はクスッとすると、そっと顔を近寄せた。
「その代わり…」そこで一度言葉を切る。「その代わり?」姉の言葉の続きを待つタケルに、
歩鳥は素早くチュッとキスをすると、驚いている弟に苦笑いを投げかけた。「ちゃんと弁護士に
なって、お姉ちゃんを弁護してよね、タケル」
おわり
きたっ
おつです
乙です
自分も真田と歩鳥のやつ書いてくる
乙です。完成度たけー!!
まさか最後まで突っ走るとは思わなかったので驚きました。
やばいわー歩鳥かわいいし
お疲れ様でした。GJ!
盛り上がってきました
GJ
歩鳥ペロペロ
>>101 期待して待っとるで!
投下行きます
・真田と歩鳥
・たぶん前編
・まだエロは無し
ではどうぞ
勿論、俺は全然いいんだけど……いや、これは嵐山以外でもいいってことじゃなくて。むしろ、俺は嵐山以外とそういうことは……て、誰に話してんだ!? 俺。
「……これ、シラフのやつが損するだろ」
廊下を歩きながらぼやく。そもそも、未成年三人のうち二人が泥酔してるってのもどうかと思うんだけどな。
「まあ……」
嵐山を部屋まで送るってこと自体は、役得なんだけどな。
片足でふすまを開け室内に入る。
敷きっぱなしの布団。そこに嵐山を寝せたら俺の役目は終わりとなる……わけだが。
キス……くらいなら。いいよな?
ここまで運んできたんだし、証拠なんて残んないし。
嵐山の身体を布団の上に置かず、右腕で上半身を支えあげながら顔を近づけ―――
PM:7:50。そして、事件は起きた。
バタン、ガタッ。誰かの侵入を知らせる音。それを耳にした俺は、嵐山を抱えたまま一目散に押入れの中に逃げ込んだ。
押入れの戸を開け、侵入者の姿を確認する
「歩鳥〜、あれ? いない〜」
月光に映し出される茶色の髪、月明かりを反射する眼鏡が文字通りの意味で眩しい。
俺と嵐山の接吻に割って入ったのは、誰であろう辰野俊子その人であった。
「アカンて!!」
酔った嵐山にガバガバビールを飲ませる辰野の所業に、俺は絶叫しながら立ち上がった。見れば嵐山は既に顔が真っ青だ。このままだと……いろんな意味でやばいことになる。
「ばあちゃん、俺こいつ寝かしつけてくるわ」
横に寝かせた嵐山をひざ下と背中から―――いわゆる、お姫様抱っこで抱えあげ、ばあちゃんに告げる。
「あいよ」
嵐山の腹に、ばあちゃんが鍵を乗せる。
「ヘンなことするんじゃないよ」
「死ねえよ!!」
シークタイムゼロセカンド。脊髄反射で反応した。
そんなこと、酔ってるこいつにできるはずがない。
やっぱり……そういうのはお互いに合意じゃないといけないと思うし。
勿論、俺は全然いいんだけど……いや、これは嵐山以外でもいいってことじゃなくて。むしろ、俺は嵐山以外とそういうことは……て、誰に話してんだ!? 俺。
「……これ、シラフのやつが損するだろ」
廊下を歩きながらぼやく。そもそも、未成年三人のうち二人が泥酔してるってのもどうかと思うんだけどな。
「まあ……」
嵐山を部屋まで送るってこと自体は、役得なんだけどな。
片足でふすまを開け室内に入る。
敷きっぱなしの布団。そこに嵐山を寝せたら俺の役目は終わりとなる……わけだが。
キス……くらいなら。いいよな?
ここまで運んできたんだし、証拠なんて残んないし。
嵐山の身体を布団の上に置かず、右腕で上半身を支えあげながら顔を近づけ―――
PM:7:50。そして、事件は起きた。
バタン、ガタッ。誰かの侵入を知らせる音。それを耳にした俺は、嵐山を抱えたまま一目散に押入れの中に逃げ込んだ。
押入れの戸を開け、侵入者の姿を確認する
「歩鳥〜、あれ? いない〜」
月光に映し出される茶色の髪、月明かりを反射する眼鏡が文字通りの意味で眩しい。
俺と嵐山の接吻に割って入ったのは、誰であろう辰野俊子その人であった。
などと冷静に状況を描写してはみたもの……
何隠れてんだ俺!! こんな取り返しのつかんところに!!
俺は昔の漫画か―――!?
後悔している場合じゃない。下手すれば社会的に俺は終わる!!
変態か脱出か!! デッドオアアライブ!!
「真……田? は!? なに!? どういうこと!?」
―――いや、デッドオブデッド。デッドオンリーグッドバイマイライフ。文法おかしいけどそんなのは些細なことだ。今は、何とかしてこの状況を打開する方法を考えないと―――!!
「……真田。その、説明してくれないかな」
ま、無理ですよねー。むしろ俺が嵐山に何故一緒に押入れに入っているかを説明してほしいよ。
いつの間にか俺の胸の上に馬乗りになっている嵐山。不安げな、何か触れてはいけないものに触れるような表情を浮かべる彼女に、いつもの子供っぽさは存在しない。
今ここにいるのは、嵐山歩鳥という一人の真摯な少女だ。彼女の真剣さに、俺も答えなくてはならない。
「……酔ったお前を抱きかかえて介抱してたら辰野が戻ってきたから、押入れにお前まで抱きかかえてはいっちまった」
「……本当にそれだけ? 何も、してないよね?」
顔を近づけ身を寄せて、俺の返答に即座に追撃をかます嵐山。未遂ではあったが……告白すべきだろうか。俺が彼女に抱いた欲望を。それ以前から秘めていたこの思いを。
……いや、俺が今すべきことは、嵐山を安心させることだ。なら―――
「なにもなかったよ。なにも」
そう答え、嵐山の頭に手を置いた。それだけで彼女の緊張がほぐれ、強張った体が弛緩していくのがわかる。その反応があまりにも可愛らしかったから、親愛の情をこめて撫でてやるよ。
「や、ちょっとなにすんだよ!!」
その手を払いのける嵐山と、再び掌を頭につける俺。そんな攻防を四、五度楽しんだ後。
「馬鹿、や、やめれっ―――あ」
「えっ」
払いのけた手が嵐山の浴衣の帯にあたり、その勢いのまま帯を抜き取っていく。
シュル、シュルルと衣擦れの音が数度狭い押入れの中に響き―――
「あ、え、えっと真田、見えてないよね」
嵐山歩鳥は、一糸纏わぬ姿になっていた。
「真田、聞いてる? ちょっと真田?」
自分の状況を即座に理解した嵐山が俺に尋ねてくる。けど、答えることができないし、ここで本当のことをいう気もなかった。
押入れにはいり随分と時間がたち、今の俺には夜目も効く。
辰野の姿を覗くために開けた押入れのドア。そこからわずかに入り込む光が、嵐山の姿を十二分に照らし出していた。
たまらなくなり、抱きしめる。ああ、ここまできてしまったらもう何も怖くない。いけるとこまでいってやろう。
隣で辰野が寝てる? なにそれおいしいの?
「……なにも見えない。でも、嵐山がどうなってるかはわかる」
「なっ!?」
ついでに、今顔を紅潮させたこともお見通しだったりする。つうか、ばっちり見えてるし。
「う、うう……も、もうなんかどうでもいいや……」
今の状況にとうとう根をあげ、身をゆだねてくる嵐山。
そのぬくもりに、俺は確かな安堵を覚えていた。
今日はここまで。次回からはHシーン突入。
誤爆&誤字すみません……
おつポコ
盛り上がってきました
「やめろポコォォォッ!」
「姉ちゃん明日って今日さ!」
ジョセはバター犬
タケル「姉ちゃんオナホって何?」
千鶴「まだ知らなくていいのよ」
タケル「姉ちゃんアナルセックスって気持いいの?」
「教えてあげるからお尻を出しなさい」
歩鳥のアワビ
タケル「姉ちゃん、エビちゃんが子供できたって言ってる」
タケル「イカ姉ちゃん、子供のつくりかた教えてあげるよ」
歩鳥、乳首立ってるポコ
姉ちゃん乳首立ってる
歩鳥のパンツをキャストオフ!
「タケル君・・・もう我慢できない!」
タケル「やめてよ!針原さん!ぁぁ駄目っ!」
127 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 09:19:46.93 ID:KWqAww7e
過疎
歩鳥と寝技の特訓を死体
モリアーキー×歩鳥が読みたい
↑同じく
保守
アニメが終わると苦しいな
エロユキ君と歩鳥の初夜はどーなるんだろか
真田には譲れねーな
歩鳥?タケルがたまらなく好きなんです
歩鳥と森秋も悪く無いと感じた
歩鳥と森秋先生が読みたい
ほしゅ
ここってそれ町以外の石黒作品はナシ?
過疎ってるし、それ町以外の該当スレが存在しないなら
ここでやってもいいんじゃないかと。個人的な意見ですが。
わいもええとおもうで
ネムルバカ、百合(というほどでもない)、エロ皆無と
どうもスレ違いのような気もしますが、せっかくなので保守ついでに以下より投下します
144 :
1/3:2011/08/31(水) 01:06:34.53 ID:xZOhayxk
「おい、一緒に寝るぞ」
私が先輩と一緒の布団で眠るようになったのは、一年生の冬だったと思う。
その冬初の寒波が襲来し、木枯らしの吹く夜、突然先輩が自分の布団から私のベッドへと潜り込んできた。
「ちょ、ちょっと先輩! なんでですか!」
「暖房も湯たんぽも無いのに、布団一枚じゃ凍死するっての。お前ベッド使わしてやってんだからいいだろ」
「まあ、別にいいですけど……いや、でもいくらなんでもベッドじゃ狭いですよ」
ベッドから這い出て、さっきまで先輩が寝ていた布団に、二人で入る。
先輩の生々しい体温が布団にはっきりと残っている。
他人の残した体温ってなんでこんなに温かいんだろう?
ベッドのかけ布団も引きずりおろして追加すると、ずっしりとした重みが圧し掛かる。
「うーん、案外まだ寒いな」
「そうですか?」
布団の中で少し離れて、しかも背中合わせになったものだから、先輩との間に空間ができている。
確かに、すかすかとして、一人で布団に包まれるよりもかえって落ち着かない感じだ。
じゃあ、と先輩の方に180度寝返りを打つと、同時に先輩も私の方に身体の向きを変えた。
途端に先輩との距離が近くなり、隙間が埋まる。
当然、その辺のアイドルなんかよりもずっと端正な顔が、目と鼻の先に。
暗闇の中でもはっきりと、その深い瞳がこちらに向けられているのがわかる。
「……近いです」
鼻息すらかかりそうな距離。……私のは多分酒臭い。
普段、他人の顔をこんな近くで見ることなんて、まず無い。もちろん、見られることも。
変な感じに恥ずかしくて、顔が熱くなる。
「2人とも仰向け、でいいんじゃないですか?」
「ああ、そうか」
誰かと一緒に寝るなんてことは、いつ以来だろう。
確かに、布団に一人で丸くなるよりも、温かい。だけど、それだけじゃない。
――なんだろう、これは?
145 :
2/3:2011/08/31(水) 01:07:28.37 ID:xZOhayxk
左腕全体が、先輩の身体に触れている。そこから、服を隔ててじんわりと先輩の体温が染み込んでくる。
先輩がちょっと身動きをすれば、自分の意思と全く関係のない誰かの動きが、私の身体に伝わる。
先輩が息をするごとにかすかな空気の音が耳元に聞こえ、私は先輩と同じ空間の空気を吸って、吐く。
不思議な感覚だ。同じ布団に、誰かがいるということは。
誰かの身体、他人の吐息、見知らぬ体温。
それらはみんな、布団と、私の身体を温かくするようだ。
「お前、最近誰かと一緒に寝たことあるか?」
「……セクハラですか?」
「ちげーよ! この状況で察しろよ!」
「冗談ですよ。……まあ、無いですよね。この歳になると、普通は」
「むしろこの歳だからこそ普通はあるんじゃねーの?」
「……やっぱりセクハラじゃないですか」
いつもより、少し小さな声でも話が出来る。
天井ばかりを眺めていて、先輩の顔は見えないけれど。
「……去年の冬は寒かったな」
「そういえば、私が来るまではこの部屋に一人だったんですよね」
「本当は誰かと相部屋になるはずだったんだけどな」
「けど?」
「私と一緒に入る予定だった奴が追い出されたんだ」
「追い出された? なんでですか?」
「……さあ、知らねー」
なんとなく引っかかるような感じがしたけれど、先輩が黙ってしまったので追求するのはやめた。
二人が黙ってしまうと、狭い部屋の空気が固まったような静かさになる。まあ、今から寝ようというんだから別にいい。
少し頭の真ん中がぼんやりとしてきた。いい加減眠れそうだ。
146 :
3/3:2011/08/31(水) 01:08:16.08 ID:xZOhayxk
「……今年は、お前がいるからちょっとは温かいかな」
意識がなくなりかけた頃に、私に話しかけているのか、独り言なのかわからないくらいの声で先輩が言った。
とても意外な気がしたその言葉に振り向くと、先輩は仰向けのまま目を閉じていた。
ほとんど真っ暗な中に、その整った横顔がわずかに青白い影を映し出している。
やっぱり頬の辺りが熱いのは、飲みすぎだろう。
「そうですよ。感謝してくださいよー」
「……夏は暑くなったけどな」
「あー、素直じゃないなぁ」
なんだか妙に照れくさい。多分、先輩もだ。
「いいからもう寝るぞ」
「そうですね……おやすみなさい」
「……おやすみ」
私がここに来るまで、先輩はどんな風にして暮らしていたんだろう。
先輩がこの部屋で、一人で食事をして、一人で眠って、一人で起きる所が何故だか想像できない。
――想像できないというのは、私自身のこともだ。
まだ1年も経たないのに、今のこの生活があまりにも当たり前で、去年の今頃は先輩に会ってもいなかっただなんて、信じられない。
そして、そのうち私も先輩も大学を卒業して、ここを出て行ってしまうなんてことも。
今という時間が、過去にも未来にも、同じ姿で存在しているんじゃないかという感覚。
これまでに、経験したことの無い気持ちだ。
多分、実際にこの生活はずうっと続くのだろうと、寮のボロい天井を見ながら半分眠った頭で、思う。
もちろん、そんなわけはないのに。
ちょっと腕を動かしたら、先輩の柔らかくて小さな手に触れた。温かい、な。
私は先輩の手を握ったまま、眠ってしまった。
以上、終わりです
148 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 19:34:37.65 ID:yy/cS410
おっつです
149 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 01:36:25.23 ID:vleWe+kh
歩鳥ペロペロ
パンズ病が歩鳥をナンパ性交した場合
などを考えたら夜も眠れません
まあ寝ますけど
歩鳥の女陰
ho
158 :
名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 22:27:21.92 ID:qeRr58RG
復活
二期
まだ?
歩鳥ぃ
ふたなり紺先輩の話はお蔵入りしたのかよぉ。
出し惜しみしないで投下しろよー。
>>42のことか?
まさか需要があるとは思わなかった。
需要ありまくりですよマジで
>>163 おいまだか
そろそろ風邪引きそうなんだが
ごめん。
細々直してるんでもうちょっと待って。
わお、その報告が聞けただけでもwktkだ
パンツ下ろしたまま待ってるやつもこれで報われるだろう
168 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 18:08:07.46 ID:5BqXn1IH
あげ
あげんなバカ
紺先輩にアレが生えた話って、百合スレに投下したってことは女の子同士だね。
相手はやっぱり順当に歩鳥かな?それとも意外なカップリングでタッツン?
…まさかの針原さんという線も。
歩鳥だよ。
待たせて悪い。なんかすげー長くなっちゃったんで今縮めてる。
期待
別に長ぁてもかわまんぜ
個人的には長くても大歓迎だけど、著者自身が納得いっていないなら仕方ない。
いや納得いかないとかそんな大層なもんでもないんだけどね。
長々とスレ占有しちゃうのも悪いなと。
とりあえず冒頭部分は纏まったので投下してみる。
^^
※百合注意。ふたなり注意。
【歩×紺】その1 1/3
とある昼下がり。紺双葉は高校の頃から住み慣れたボロアパートの一室でぼんやりとしていた。
作り付けのクローゼットの扉に背を預け、ジーンズに包まれたすらりとした脚を投げ出した形で力なく床を見つめている。
そうやって何時間同じ姿勢のままでいただろうか。
入り口のドアノブがガチャガチャと音を立てた時やっと顔を上げ、ついでに壁の時計を確認した。
「もうそんな時間か…そう言えば朝から何も食べてないな。まぁいいか…」
そんな事を考えながらまた床へと視線を戻す。
鍵穴に鍵が差し込まれる音とバチンと解錠される音が連なって玄関に響いた。
「たらいま〜」
開いたドアからふにゃふにゃした声と共に入って来たのは嵐山歩鳥。1年後輩で双葉と同じ大学に通う同居人である。
大学入学を機に一人暮らしをしたいと言う歩鳥と、そんなお金は無いと言う両親との間で一悶着あったのだが
折衷案として双葉と同居する事に(勝手に)話がまとまり有耶無耶のうちに転がり込んで来てはや一年。
最初こそ戸惑ったものの、家賃が半分になり浮いたお金でCDや洋服が余分に買える様になったし
家事も少しだけ、本当にほんの少しだけだが楽になったから善しとするか。と、なんとなく慣れた。
「うわっ!先輩なんで居るんですか!」
双葉の姿を認めるや否や歩鳥は仰天して声を上げた。
「午後の講義受けるって言ってませんでした?お昼一緒に食べようと思って探したんですよ?」
「サボっち…」
「もー!珍しく鍵かけてると思ったら、そんなんじゃ卒業出来ませんよ?」
「わーかってるよー」
面倒臭そうにそう答える双葉のすぐ横に、どっこいしょと年寄りじみた掛け声と共に歩鳥が腰を降ろす。
そのまま双葉の顔を覗き込む様に擦り寄ると唇を重ねた。
双葉もそれを受け入れる様に少し顎を反らせ暫くの間唇を吸い合っていたが
歩鳥が舌を挿し入れて来た所で両手で突き放す様にして離れた。
「悪ぃ…今日はそういう気分じゃねーんだ」
「はへへ…」
急に突き放された歩鳥はやり場の無くなった舌を出したまま妙な声を上げた。
「何かあったんすか?いつにも増してグランブルーな感じですよ」
「は?グランブルー?」
「ブルーよりもっと深いブルーって意味ですよ。生理?…はまだのハズだし…」
「勝手に人の予定日把握してんじゃねー!!」
「じゃあ何なんですか、何悩んでるか知りませんけど一応相談してみてくださいよ」
「…お前に言ってもしょうがねー事だよ」
「むっ…まぁ確かに解決するって保証は出来ませんけど…でもまぁダメ元って奴で」
「いいよ、もう放っといてくれ」
「一緒に住んでるのに放っとける訳ないじゃないですか!」
「言ってもどうせ信じないよ」
「信じます!信じますから」
「…笑うなよ?…その、朝起きたら…ナニが…」
「え?何が?」
「いや、ナニってその…チン…チンがその…」
「何ってちん?何なんですかそれ?」
「あーもう!だ・か・らっ!朝起きたら股間にチンコが生えてたんだよっ!」
「はぁ?!」
【歩×紺】その1 2/3
ひとしきり爆笑した後、双葉にぶん殴られて出来たたんこぶを擦りながら歩鳥が呟いた。
「すぐぶつ…」
「笑わないって約束しただろ!」
涙目の歩鳥とは対照的に双葉の顔は怒りと恥ずかしさで真っ赤になっている。
「だって先輩があんな下品な事言うから…何か高度なジョークですか?」
「ジョークじゃねぇよ、朝起きたら本当に生えてたんだ」
「またまた〜。股間だけに?」
歩鳥は自分の発言に一瞬吹き出しそうになるが双葉にぶっ殺しそうな目で睨まれそれを飲み込んだ。
「げ、ゲフン。いやとにかくですね、先輩がオカルト好きなのは知ってますけどそれはいくらなんでも…」
ふう、と大きくため息をついた双葉はすっかり諦めた顔になって言った。
「な?やっぱり信じないだろ?こうなると思ってたんだ」
「信じるとは言いましたけどこれは信じろって方が無理ですよぅ」
「仕方ない、実際確認させるしかないか…ちょっと手ぇ貸せ」
「え?」
双葉は歩鳥の手首を掴むと自分の股間へと導いた。
むにゅ。
「う…ん?」
ジーンズの股間部分が何やら盛り上がり、デニムの生地越しに奇妙な感触を感じる。
「どうだ、信じたか?」
「な、なんすかこれ!?ぶよぶよしててちょっとコリコリした…」
「馬鹿!そ、そんなに揉むな!」
「あ、分かった先輩。また私に隠れてやらしいオモチャ買ったんでしょ?」
「んな訳ねーだろ!しょっちゅう変なもん買ってるみたいに言うな!」
「今度何か買う時は相談して買うって約束したじゃないですかー」
「違うつってんだろ!!人の話聞けよ!つか揉むのもやめろ!」
「それを独りで楽しんでるトコにあたしが帰って来たんでー…あれ?」
「う、うぐぐ…」
「なんか固くなって来ましたよ?これ」
「だ、だから…それ以上…も、揉んだら…ぅ…」
「どういう機能なんですかこれ?」
「いてててーっ!!!」
双葉は急にそう叫ぶと歩鳥の手を振りほどく様に立ち上がった。
いや立ち上がりはしたものの真っ直ぐには立てず、前屈みの変な格好でベッドのある方向へと歩み寄った。
「くっ…やっぱレディース用じゃコレを納めるのには無理があるのか…」
ベッドの側にうずくまりそう呟く双葉だったが、
たとえ男性がメンズ用を穿いていたとしても同じ状況下ではやっぱり困窮するという事実を知る由もない。
「ふう…」
うずくまったまま何とかジッパーを下ろし、若干楽になった事で双葉は一息ついた。
「大丈夫ですか?使い方間違ったんじゃ…」
いつの間にか背後に近付いて来ていた歩鳥が心配そうに声を掛ける。
まだ新手のアダルトグッズだと信じて疑っていない様子だ。
「もういい、触らせても分からないんなら実際に拝ませるしかないな」
【歩×紺】その1 3/3
覚悟を決めた様に歩鳥を睨め付けると、双葉は今度こそしっかりと立ち上がり
歩鳥に背を向けたままジーンズをすぱっと脱いだ。
グレーの縞パンに覆われた形の良いお尻があらわになる。
「見て驚くんじゃねーぞ?」
脱いだジーンズをばさりとベッドの上に放りながら双葉は言った。
「そんな凄いの買ったんですか?」
「あー凄いよ、凄くて涙出そうだ」
「ん?!」
くるりと振り返った双葉の股間を見て歩鳥の思考が一瞬停止する。
グレーの縞パン。それは双葉お気に入りのもので、
穿いている所を歩鳥は何度も見ているし自分の手で脱がせた事だって一度や二度ではない。
そんな見慣れたはずの下着の股間部分が、不自然な形に突き出ていた。
体に対して垂直に何か棒状のもので下から突き上げられた様に布地が持ち上げられ
腹部や足の付け根部分は完全に浮いて隙間が空いている。まるで安物の簡易テントの様だ。
「…凄くエロいですね」
「中がどーなってるか見たいだろ?」
双葉は朝目覚めて自分の体の変化に気付き、驚き戸惑い、
この先どうやって生きていけば良いのかという不安から何もする気になれず
同時に、歩鳥に知られたらという恥ずかしさと恐怖にその小さな胸をきりきりと苛まれていた。
さっきまでは。
歩鳥の脳天気でなおかつ馬鹿馬鹿しいリアクションで全て吹っ飛んだ。
あたしがこんなに悩んでるのに何だお前は!という怒りが凹んだ心境を突き上げて勢い余って凸ませ、
むしろ見せ付けてキャーキャー言わせてやる!というちょっと意地悪な心持ちにすらなっていた。
「ほらよ」
双葉は突っ張った布地の両端を摘んでぺろんと捲り下ろした。
それまで頭を押さえ付けられ窮屈そうにしていたソレは束縛から解き放たれ伸び伸びと踊り出る。
そのまま斜め上に向かって勢い良く反り返ると立ち木に突き立った投げナイフの様に「びぃーん」と身を震わせた。
それはそれは御立派なモノだった。
「ご、御立派ですね…」
目をまん丸にした歩鳥が、見たまんまの感想を述べた。
「え?あれ?」
歩鳥がその異変にやっと気付いたかの様に素っ頓狂な声を上げた。
双葉が回れ右をして歩鳥の方を向いて下着を下ろした時、歩鳥は四つん這いで双葉の股間を凝視していたので
一旦下着に引っぱられてから外界に躍り出たソレは歩鳥の目の前を文字通り鼻先を掠める様にして反り返った。
ぶぅんと風切り音すら感じて一瞬ひるんだが、好奇心が勝って夢中で観察した。
浮き出た血管も生々しく、真っ赤に充血したソレは逞しく誇らしげにそそり立っている。
最初こそうわー良く出来てるなぁ、高かったんじゃないかなぁなどと思っていた歩鳥だったが、
装着方法が分からない。
紺先輩の大事な部分に刺さっているにしては位置が変だ。
下腹部に茂る薄い陰毛も途切れる事なくソレに繋がっている。しかもかなり自然に。
結論:なんだこれは?
お粗末様でした。
また纏まったらその分投下します。
最後まで一気に投下出来れば良いんですが手が遅くて申し訳ない。
こんなに面白いのなんで居間まで投下ためらってたのか意味不
GJ
これは素晴らしい。
出し渋るものだから出来もイマイチかと思ってたら、期待の遥か上だった。
皆が夢見た歩鳥と紺先輩の同棲編だなんて感涙ものだぜ。
これは良いぞ・・・!
ども、やっぱ一人で文章打ってるより感想もらえるとテンション上がるね。
続きです。
【歩×紺】その2 1/3
「どーだ。これで信じたろう?」
しげしげと自分の股間を凝視する歩鳥を見下ろしながら双葉が言った。
「へ?何がですか?」
惚けた様な返事にがくっとずっこける双葉。
「何がじゃねーだろ!本物だって分かったろ?!」
「いや、それがですね本物を見た事がないので…なんともはや…」
「はぁー?」
歩鳥は双葉とそういう関係になっている以上既に生娘ではない。
しかしそういう関係になっているからこそ男性経験も無かった。
当然臨戦態勢の男性器を目にした経験も無い。子供の頃に一緒に風呂に入った父親や弟のモノを見た事はあったが
肉親のフルパワー状態を観察し得る機会には恵まれなかった。
なので歩鳥はソレが良く出来た偽物なのか本物なのかの判断ができなかった。というかぶっちゃけ混乱していた。
「触ってみてもいいですかね?」
「はぁ…好きにしろ」
なんだかすっかり怒る気も失せてしまい気の抜けた様に答えると双葉は背後のベッドにどさりと腰を降ろした。
「ほれ」
かなりヤケクソ気味に歩鳥に向けて脚を開く。その中心で渦中のナニがぶるんと震えた。
「んじゃ一寸失礼をば…」
歩鳥が恐る恐る伸ばした指先がソレに触れるか触れないかまで迫った瞬間、
ソレは逃げようとする様にビクンと大きく跳ねた。
「わぁっ!?」
二人同時に大きく叫ぶ。
「ば、馬鹿!脅かすなよ!」
「せ、先輩こそ!逃げないでくださいよ!」
「逃げてねーよ!触るならさっさと触れ!」
意を決した歩鳥は今度こそ逃がさぬ様にとがばっと引っ掴んだ。
「わぁぁぁっ!?」
またも同時に大きく叫ぶ二人。
「ああああ熱い!ビクビクしてる!!び、びくびくっ!気持ちわるいっ!」
「痛い痛いっ!強く握り過ぎだ抜ける!」
「えっ!?抜けるんですか!?これ!」
「抜けねえから痛ぇーんだろ!とりあえず放せ、痛たいって!」
「だだだだって放したら逃げちゃいますよ!これ」
「逃げねーし!逃げてくれたらありがてーよ!」
歩鳥がゆっくりと手の力を抜いてなんとか少し落ち着いた。
「先輩!これ生きてますよ!ほ、本物です!本物!!」
「な?言ったろ?」
「大変ですよ!大変!先輩にチ、チンチンがっ!!どうしよう!?」
「いや、ちょっとお前落ち着け。な?」
「こ、こんな時は何科のお医者さんに行けば良いんですかね?!やっぱ泌尿器?」
「おい…」
「も、もしかしたら研究の為とか言って先輩捕まってじ、実験とか解剖とか…」
ごん。
双葉は自分の体の一部をしっかり握ったまま錯乱する後輩の頭を容赦なく殴りつけた
「落ち着けつってんだろ!」
「すぐぶつ…」
【歩×紺】その2 2/3
「最初からチンコ生えた、本物だつってんだろ。なんで取り乱してんだよ」
朝起きて自分が散々取り乱した事は棚に上げて双葉は言った。
まぁ歩鳥なりに自分事を心配してくれてるんだろうな、とちょっと嬉しかったりもしたのだが
それは恥ずかしいので言わない。
そんな事よりも、歩鳥がナニを適度な握力で握ったままアワアワと取り乱すお陰で
さっきから今まで経験した事の無い何とも言えぬ感覚がじんわりと股間から這い昇って来ているのがいかにもマズい。
「あれっ!?先輩!なんかさっきより太くなって来てますよ!?」
「あ…うん…ちょっとその…なんだ」
掌の中で太さを増して握り難くなったのか歩鳥はソレを慎重に握り直す。
偶然にもその動作は牛の乳を搾る時のものと同じだった。
「うぎっ!?」
双葉らしからぬ珍妙な悲鳴とともにソレは歩鳥の手の中でビクンと大きく跳ねる。
「わぁ!ま、また太くなった!」
握られる力は変わらずとも太さが増せば刺激も増す。
じんわりと双葉の腰の後ろあたりを撫でていた感覚は突然凶暴になり噛み付いた。
「うぎゅ…ほ、歩鳥ちょ、ちょっソレ放せ…なんかヤバい…」
勝手に腰が引けるがナニは歩鳥の手に固定されているので、逃れようとする動きが逆に絶妙な刺激となって伝わる。
歩鳥も何か異常を感じているらしく、放そうか放すまいか逡巡する動きが不規則なリズムを生んだ。
振り解けば良いのだが何故か体は言う事を聞かず、終いには勝手につま先立ちになった両膝がガクガクと震え出す。
「せ、先輩!?」
流石にヤバいと思った歩鳥がぱっと手を離した。
双葉はふぅーっと大きく息を吐いたかと思うと糸の切れた人形の様にベッドに崩れ落ちた。
天井を見上げてはいるがその視線は定まらず、放心した様に開いた口からは若干荒くなった息が漏れている。
「うぁー…やっばいなコレ…」
「大丈夫ですか?先輩?」
「大丈夫じゃねーよー放せつったらすぐ放せよ」
「ごめんなさい…」
双葉はむくりと頭だけ持ち上げて自分の下半身からそそり立つソレを見下ろした。
「やっぱり最後まで行かないと治まらねーか…」
股間から斜め上に突き出たソレは、今は腰がベッドから半分ずり落ちた格好になっているので真っ直ぐ天井を指し示していた。
歩鳥から散々刺激を受けたが達する直前に強制終了されたため
萎むどころか前にも増して太く固くなり、やり場のなくなった力を漲らせて脈打っている。
「どーしよう…このままじゃコンビニにも行けやしねぇ」
「先輩泣いてるんですか?」
「泣いてねーよ!」
「いや、こっち」
「?」
双葉が歩鳥の指差す方向に目を向けると、そそり立つ厄介な部位のいちばん先端、
鈴口と呼ばれる部分で今にもこぼれ落ちそうな大粒の涙がふるふると身を震わせていた。
「なんだこりゃ?」
「なんか綺麗ですね」
「呑気な事言ってんじゃねー!お前が変な刺激与えるからこんな訳の分からんもんが出て来んだ」
「あたしの所為じゃないでしょう。紺先輩の生理現象じゃないですかコレ」
【歩×紺】その2 3/3
カウパー腺液、所謂ガマン汁というものであるが彼女らには知る由もなく。
だがしかし何となく弄ったら出て来る体液らしいという事は理解出来た様だ。
「男の人のも感じると濡れるんですね」
「知らねーよ、ティッシュ取ってくれ」
とりあえずは拭き取っておこうと双葉が身を起こしながらそう言った。
「あぶない!」
体勢が変わったためにトロリとこぼれた雫を、歩鳥はとっさに口で受け止める。
「わあぁぁぁっ!!」
いきなり急所にしゃぶり付かれた双葉は悲鳴を上げた。
「うぇ〜しょっぱい…」
歩鳥は何故だか泣きそうな顔になっている。
「アホかそんなもん舐めるからだろ」
「あんな蜜っぽいのに塩っぱいとかズルい〜」
「こんなグロテスクな器官からそんな甘いモンが出て来るわけねーだろ」
「そりゃまそうなんですけどね」
そう言って歩鳥は再び亀頭に残った体液に舌を伸ばす。
「待て待て待てっ!!なにやってんだお前は!」
「え、だって綺麗にしないと…」
「舐めなくたっていいんだよ!しょっぱいんだろ?マズいんだろ?」
「いや、味は別にヤじゃないですよ?」
「美味しくても舐めんなよ!突然生えた訳分かんないトコから出たもんだぞ?!」
「えー?でも先輩のおチンチンですよ?それにー」
「それに?」
「舐め合うのはいつもやってるじゃないですか」
「ばっ…馬っ鹿やろう!そ、それとこれとは…」
双葉は顔を真っ赤に染めてしどろもどろになって喚いた。
「弄ったらもっと出るかな?」
歩鳥の方は全く意に介さずと言った風に双葉のソレを再び握るとごしごしと扱き始めた。
「ちょ、ちょっと待て馬鹿!今度こそホントに出ちゃうってば!」
慌てて歩鳥の腕を掴みその動きを制止する。
「え?出るって何がですか?」
「いや、その…」
「セーシって奴ですか?」
いつの間にか歩鳥の表情にはどこか悪戯っぽい笑みが含まれている。
「うぐ…そ、そうだよ…」
「見たいなー先輩のシャセー」
「しゃ、射精!?」
ニヤリ。と、より一層意地悪さを増した笑顔で歩鳥は言った。
「出るんでしょ?セーシ?」
お粗末様でした。
次は今週末になるかもしれません。遅くてスマヌ。
ぐぬぬ、こんなに微笑ましくてエロい話を書けてしまうとは、悔しいような嬉しいような。
しかしこの歩鳥、このさき大暴れの予感w
普通に文章上手いなぁ
「生娘じゃない」とかの表現もエロいなチクショー
続き投下しますね。
^^
【歩×紺】その3 1/3
双葉が見下ろす自身の脚の間で、すっかり双葉の分身の様になってしまったモノを歩鳥がごしごしと扱いている。
その顔はとても楽しそうだ。
射精する所を見たいと言われて双葉は当然拒否したものの、歩鳥があの意地悪そうな顔をした時のしつこさは知っている。
何よりまずはコレを鎮めるのが先決だ。こんなバキバキに勃った状態では何も出来やしない。
そう考えて結局歩鳥に任す事にした。
自分で慰めても良かったのだがそれはそれで何だか凄く空しそうだし。
「なぁ、おまえ普段から男はキケン!男はエロス!って毛嫌いしてんのによくそんなモン平気で弄れるな」
「先輩のおチンチンだからですかね?なんか平気です」
「わたしなんか自分の体の一部だと思ってもまだ気味が悪いよ」
「まーあたしの純潔はとっくに散らされちゃいましたからねぇ、今更イヤーンとか言うのも変でしょ?」
「なんだその被害者面は、わたしだってお前に散らされたんだからな?」
「ちょっと黙っててもらえますか?気が散りますんで」
「この野郎…」
歩鳥は気を引き締めた様に、それでもやっぱり楽しそうに双葉の分身を扱き続けた。
「気持ちいいですか?」
上目遣いで尋ねる。
「ん…ああ、なんか変な感じだけどな」
実際初めての感覚だし本来備わっていないはずの器官なので当然なのだが、
気持ち良いという感想も嘘ではなかった。
さっきは突然の事だったので過剰に反応してしまったが、今は覚悟も決めたし落ち着いているので
その感覚を冷静に受け止められる。
なるほど男はこういう風に感じているのか。女の快感とは大分違うもんなんだなぁ。
などと人事の様に分析出来るほど心は落ち着いている。
しかしそれと同時に未知の快楽に嬉々として身を委ね興奮している自分も居た。
「ふぅ、ふぅ…ん…ふぅ…」
冷静な思考とは裏腹に、双葉の唇からは熱い吐息が漏れ続けている。
「イキそうですか?まだ?」
歩鳥が再びそう訊きながら時折溢れて来る塩っぱい蜜を舌先で舐め取る。
鈴口を舌が這う度に双葉の背筋が痺れて震えた。
童顔丸顔、加えて屈託の無い笑顔の歩鳥。その眼前でグロテスクなモノが手の動きに合わせて揺れている。
それだけでもどえらい絵面であるのに赤い舌でチロチロと蜜を舐める姿は恐ろしく退廃的で扇情的だった。
少なくとも双葉にとっては。
「う…うん…もう…ちょい…」
益々荒くなった息の隙間から絞り出す様にして双葉は答える。実際ゴールは近いようだ。
その証拠に歩鳥が舐めても舐めても溢れて来る蜜は増える一方で、
今では鈴口どころか亀頭全体が蜜にまみれてぬらぬらと濡れ光っている。
「あ、そうだ」
歩鳥が「良い事思い付きましたよ?」と言わんばかりに明るい声で言った。
そして空いた手の指で溢れて来る蜜を絡め取る様にして集め始める。
「なんで今まで気付かなかったかなぁ」
そう言うが早いかヌルヌルになった指で亀頭を包み込むと勢い良く扱いた。
「んぎっっっっっっ!?」
いきなり強烈な刺激を与えられた双葉は冷静さも吹き飛ばされて悶絶した。
何と言うか、躯の奥底までじわ〜っと滲みて来る様な女の快感とは違い男のソレは浅いけれどもその分鋭い。
ソコから脳まで直接神経が繋がった様な、そんな直接的な刺激だった。
【歩×紺】その3 2/3
「ちょっ…おま、それ…ヤバい…」
双葉が耐えようとすればするほど刺激はくっきりと鮮明になり、本人も気付かぬうちに勝手に膝が震えている。
「あーここ気持ちいいんですね?」
歩鳥はビンゴ!と言った風に目を輝かせ、おまけに扱く手の動きに捻りを加え始めた。
「ぎゃ…やめ…んぅ…やぁああ…」
「あー先輩の可愛い声久しぶりに聞きましたよー」
歩鳥は手の動きを止めるどころか更に加速させた。
もう指どころか掌全体が蜜まみれになっている。
それが発するぐちょぐちょという湿った音に双葉の荒い吐息が入り乱れ、
それはそれは淫らなハーモニーを奏でた。
もうだめだ何が何だかもう良く分からない。双葉が冷静さを失った思考の隅でそう思った瞬間。
歩鳥に扱かれているモノの付け根、そのもっと奥の方がカーッと熱くなるのを感じた。
あ…イク…
「あ、そうだ」
歩鳥が今度は「うっかりしてました」という口調で突然手を止めた。
「ぶはっ!」
絶妙なタイミングの寸止めに双葉は思わず吹き出し、熱くなっていた部位は急激に熱を失った。
「何だよ!急に止めんなよ!」
「え?あ、ごめんなさい…」
叱られて子供の様にしゅんとなる歩鳥。
あのまま続けられていたらどうなっていただろう?絶頂を迎えて射精に至ったのだろうか?
速やかに冷静さを取り戻した、というか強制的に冷まされてしまった双葉はそう考えながらふと妙な事に気が付いた。
イキかけた時に腰の奥に感じたあの熱は…
間違え様も無い。確かにアレは普段慣れ親しんだ…と言うと語弊があるが、確かに女性の絶頂の前触れだった。
男も絶頂の感覚だけは同じなのか?いやソレとは別に男としての前触れらしきものも確かに感じていた。
だとしたらアレは一体…
「この辺ヌルヌルになっちゃったんで汚れる前にパンツ脱がしちゃおうと思って…」
双葉の思考を歩鳥の言葉が遮る。
「ん?ああ、そういう事か。別に汚れても良かったのに」
よくよく見ればいまだ元気一杯の異物によってV字型に押し下げられた下着が腰に貼り付いたままになっている。
さっさと脱いどきゃ良かったな。そんな事を思いながら双葉は歩鳥が脱がし易い様にと後ろ手を着いて腰を持ち上げた。
「ん?あれ?もう濡れちゃってますよコレ」
「え?」
歩鳥がゆっくりとパンツを引き下ろすと、ぬちゃっと湿った音をたててクロッチの部分が糸を引いた。
「あれ!先輩、女の子の部分そのまんまですよ!」
え?と双葉が答えるのも待たずに、歩鳥はソコに二本の指をずぶりと突き入れた。根元まで。
「んぁっっ!!」
悲鳴とも喘ぎ声ともつかぬ声を上げて双葉の背中が弓なりに仰け反った。
元々浮かしていた腰は大きく跳ね上がりそこから生えたナニも勢いよく跳ね回る。
その先端から白濁した液体が噴き出し盛大に撒き散らされた。
「わぁああああああっ!?」
同時に叫ぶ二人の上にその液体は容赦なく降り注いだ。
いきなり何すんだこの馬鹿っ!!とまたぶん殴られる!歩鳥はとっさに両腕で頭部を庇い身を縮めた。
が、何の反応もない。
あれ?と、恐る恐る目を開けてみると双葉はベッドの上にぐったりと横たわり弛緩していた。
「せ、先輩!大丈夫ですか!」
あわてて駆け寄ると息が荒く天井を向いた目は焦点が合っていないかの様にうつろだった。
「先輩!先輩!」
「うーるせーよ…」
双葉はゆっくりと身を起こした。
「良かった!先輩!」
「おまえなーいきなり何すんだこの馬鹿!」
ノーモーションのパンチが歩鳥の頭部に飛んだ。
【歩×紺】その3 3/3
「やっぱりぶつ…」
「当たり前だ馬鹿野郎!いきなり指突っ込むとか何考えてんだ!」
「だってあれだけ濡れてたら大丈夫かなーって…」
「大丈夫だけど大丈夫じゃねーよ!見ろ!この惨状を!」
見渡すと床からベッドのシーツから、お互いの頭、顔、服と例の白濁液でベトベトになっている。
「これ…セーシ?」
「良かったじゃねーか。見たかったんだろ?シャセー」
「なんか思ってたのとちがう…」
ふと、二人同時に双葉の股間に視線を落とす。大仕事を終えたばかりのソレは何故か萎える事もなく逞しいままでいた。
それどころか射精の余韻を楽しむかの様にひくひくと脈打ち先端からは精液が名残惜しそうにとろとろと垂れている。
「小さくなりませんね?」
「まだ足りねーってか」
双葉はがっくりと項垂れた。顔に付着した精液が一滴、涙の様に頬を伝って落ちて行く。
「もう一回やりましょう!今度はちゃんとやりますから」
「えぇ──?」
「大丈夫ですよ、女の子の部分も残ってると分かったんですから同時に攻めればすぐです!」
「何でそんなに嬉しそうなんだよおまえは…そしてその自信はどっから来るんだ」
「だって他に方法無いじゃないですか」
「お前あれだな、探偵というより余計な事して事件掻き回す警部の方だな」
「なっ、何を失敬な!」
双葉の頭の中でチョビヒゲを生やした歩鳥が「分かった!」と大袈裟に手を打つ姿が再生された。
「案外似合うなクククク…」
「なに勝手に人の顔にヒゲ生やしてんですか!」
歩鳥が双葉の脳内を覗いたかの様に見透かして掴み掛かる。
「悪い悪いはははは」
「全然悪いと思ってないでしょそれ!」
一見微笑ましい女子の戯れ合いにも見えたが、お互い精液まみれというのがちょっと、いやかなり残念な光景だった。
それでもじゃれ合ううちにお互い腕を絡めながら抱き合い、どちらからともなくキスをした。
「なぁ歩鳥。このままわたしに…その、コレが生えたままだったらどうする?」
「…なんか変な味がする」
「人の話聞けよ!」
「これかな?」
歩鳥はやっぱり人の話を聞かないまま、双葉の頬にひと際大きくへばりついていた白濁液を舌で舐め取った。
「うごぁ…」
大嫌いなピーマンを無理矢理口に放り込まれた幼稚園児の様な顔になる。
「ぶははは、その顔!」
「にごぁひ…ぅえぇー…」
「おいおいその辺に吐くなよ?ティッシュティッシュ!」
ティッシュを探そうと起き上がりかけた双葉の顔を、歩鳥が両手でがっしり掴んで無理矢理口付けをする。
「んむ─────っ!?」
ねっとりと濃厚なディープキスだった。
「もが──っ!!苦っ!つかなんだこれイガイガするっ!けほっけほっ」
「笑った罰が下ったんでしょうなぁ」
「オメーがやったんだろ!!」
「ええそうですよ私が悪いんですよ!まぁでも苦いけど味はヤじゃないですよ」
「ポジティブ過ぎんだろ!」
結局歩鳥は双葉の顔や首筋に付いた精液を綺麗に舐め取り始めた。
「くすぐったいな…子猫にでもなった気分だ」
「んぐ…っん」
「おいっ馬鹿!飲み込むなよ!」
「はい」
「はい。って…何だよその顔は…」
「先輩の番ですよ」
「舐めねーよっ!!」
お粗末様でした。
元々書いてあった分はこれで終わりです。
まだ続くんですが書き上がる時期は未定なので気長にお待ちください。
先輩のなら良いという歩鳥に愛を感じた
ええぇエロい!!
そして両性具有のポテンシャルの高さ……。
ここからあんなコトやこんなコトもやってくれるんですね。
二人のやり取りも原作の延長線みたいに違和感ないし楽しいわー。
10巻と同じくらいに続きを期待してます。
いやぁよろしいですなぁ
天然攻めはよろしいです
続きも大いに期待
書いたと言ってから投下されるまで約1年半
まさかこの続きも1年半後てことは・・・
紺先輩×歩鳥で小ネタ的なものを
百合注意ということで
「ほら、これ、プレゼント」
ある夜、私が紺先輩のアパートに遊びに行くと、一つの紙袋を手渡された。
それを渡す紺先輩の顔はなんだか変な感じにニヤニヤしている。嫌な予感しかしない。
「なんですかこれ」
「いいから、開けてみろよ」
ここで抵抗しても多分意味はないので、紙袋を開ける……と、中には『紐』としか形容しようの無い白色の布が入っていた。
「……なんですか、これ」
見たところ、割と上等な生地で出来ているようで、上品な光沢がある。
全て一本なのではなく、所々で小さな丸い金具で紐同士が繋がれている。しかし、何をするためのものなのか全く分からない
「水着」
私がその紐をいじっていると、さらにニヤニヤしながら紺先輩が言った。
「どこが!?」
水着とは、プールや海なんかで泳ぐ時に着る服のことだろう。
こんなもん着てプールで泳いでいたら、間違いなく通報される。
というかどうやって着るのかもよくわからない。
「また何買ってるんですか……」
この金ネコ、ちょいちょいわけのわからない服を買っては私に着せようとする。
この間はスクール水着を着させられた。旧式だかなんだか知らないが意味がわからない。学校で着てるのに。
「で、どうするんですかこれ」
この後に続く言葉は分かりきっているが、とりあえず聞いてみる。
「着ろよ」
ニヤニヤ顔のままその鋭い目をこちらに向ける。そのにやついた口元も、色んな意味を含んでいるように見える。
「い、嫌ですよこんなの! 恥ずかしい!」
「それ高かったんだぞ。せっかく買ったんだしよ。いいだろー」
「な、何で私が!」
多分真っ赤になって、私は拒否する。が、このフタバカときたら
「お前が着てるところが見たいんだよ」
とか言いながら私の頬をその細い指で撫でてくる。
ちょっと青灰色がかった綺麗な瞳が、真っ直ぐに私を捉える。その中に、案の定真っ赤になった私の顔が映っているのが見えた。
この目に私が弱いということを、わかってやっているんだから、タチが悪い。
「な? 頼むよぉ」
普段素直じゃないくせに、こんな時だけ甘えた声を出すのも、また悪質。
「で、でも着替える所が……」
「ここで着替えりゃいいだろ。私しかいないんだし」
「せ、先輩がいるじゃないですか!」
「気にすんなって」
結局逆らえない自分が、若干情けない。
ボロいアパートの一室で、シャツを脱ぎ、下着姿になる。
背後から紺先輩の視線を感じる。何の言葉も無いのが、逆に恥ずかしい。
静かな部屋に、衣擦れだけの音が響く。耳の奥で聞こえる激しい鼓動の音が、紺先輩に聞こえるんじゃないかと焦る。
「あの、下着も脱ぐんですか?」
「当たり前だろ。パンツの上に着てどうすんだよ」
既にブラとパンツだけになって振り返ると、紺先輩はベッドに座って、相変わらずにやにやしながらこっちを見ている。
まあ、今更裸を見られた所でどうということもないような気もするけど、こうやって服を脱ぐ所を
凝視されるのは、なんだか妙に恥ずかしい。
再び紺先輩に背中を向けて、ブラを外す。部屋の冷たい空気が肌に直接当たって、ひやっと身を震わせた。
それから、パンツに手を掛けて、ちょっとためらう。
肩越しに紺先輩に振り返ると、口元のにやつきは相変わらずだが、微かに頬が赤くなっているように見えた。
「……あんまり、じろじろ見ないで下さいよ」
どうせ脱がなきゃいけないんだからと、意を決して、パンツを下した。
うっかり、身を屈めてしまったが、これ、後ろから見るとお尻を突き出したみたいになって……うわぁ。うわぁ。
もう、見られていることをなるべく意識しない様にして、急いであの紐を手に取る。
「ん、どうやって履くんだこれ……」
なにしろ紐なもんだから、普通の服と違って、どこに身体を通せばいいのかわからず、全裸で焦る。
後ろで金パツリ目がこの上もなく喜んでいるのが、見なくても分かる。
「あ、こうかこうか」
半分ヤケクソ半分照れ隠しで、わざと声に出してなるほどなるほどとか言いながら、紐を履いていく。
そしてなんとか紐を身体に回して、一応、着用完成したようだ。が……これは……。
「おー、いいじゃん」
おずおずと振り返った私を見て、先輩が歓声を上げた。
なんというか……これは……やっぱり平べったい『紐』としか言いようが無い。
一応、トップスとボトムスに分かれた、ビキニのような形をしたものではあるのだが、どう考えても布の面積が少なすぎる。
胸にあてたトップスは一応、その先端を押さえてはいるものの……その、輪っかがはみ出して見える。
ちょっとでも動いたら、たちまちずれて、その、頭というか首というか、も見えそうだ。
ボトムスもほとんど同じで、なんというかもう、色々とはみだしそう、っていうかはみ出してる。
こんなの、手で隠していないと、丸見えにもほどがある。
「やっぱり私の見立に間違いはねーな。似合ってるぞ」
「こんなの似合っても、嬉しくないです!」
思わず怒鳴ったら、トップスの右がずれた。慌てて直すと、今度は左がずれた。なんだこの服!
「いやいや似合ってるって。だって……エロいもん」
そんな私を見ながら、声を潜めて、低く紺先輩が言った。なんだか、頭がくらくらする。
よく考えたら、さっきまでの全裸の方が露出度はまだ多かったはずなのに、恥ずかしさでは圧倒的にこの服の方が上だ。
紺先輩の視線が、ゆっくりと私の身体を舐めていく。その遠慮という言葉を知らない視線が、直接肌に触れてくるように感じる。
「手、どけろよ」
ベッドから立ち上がって、紺先輩が私に近づいてくる。
その言葉に私は、まるで魔法をかけられたように、胸と下半身を隠していた腕を下した。
「しかしエロい服だよなぁ」
私の目の前に立って、紺先輩が私の身体を見つめる。なんだか、足が震えてきた。
「乳首も、すぐに見えちまうなこれじゃ」
そう言って紺先輩は、私の胸のところの布を、指でずらした。
「ふふ、可愛い色してるな」
既に固くなった私の乳首を、先輩が軽く指で弄ぶ。途端に静かな、しかし鋭い刺激が走る。
「こんな服着ちまうなんて、歩鳥はほんとにエロいなぁ」
紺先輩が私に顔を近づけて、ほとんど耳元で囁いた。
心臓は早鐘のように打ち、顔は火が出そうに熱い。足ががくがくと震えて、立っているのも困難だ。
「こっちだって……お前、たまには毛の処理しろよなぁ」
さらに、紺先輩のもう片方の手が、私の下半身に伸びる。
私の身体で一番敏感な所に紺先輩の指が触れて、思わず過敏に反応して、変な声が漏れてしまう。
「ひゃっ……先輩ぃ……」
「なんだ、もう濡れてるのか?」
紺先輩が指を、裂け目の形に沿ってゆっくりと動かす。微かな水音が、私の下半身から聞こえてくる。
「せ、先輩……私、もう……」
とても立っていられなくて、思わず紺先輩に寄りかかった。
「ふふふ、ゆっくり楽しもうな」
私を抱きかかるようにして、紺先輩は私をベッドに連れていき、寝かせた。
そして、私に覆い被さり、もう完全に隠すべき箇所を隠す機能を放棄した布をめくりあげて、取ってしまった。
『結局脱がすんかい!』
と、言おうと思ったが、左の胸を紺先輩の指、右の胸を舌、そして股間を反対の手の指が刺激しはじめていたので
「あぁっ、はぁ……ん……」
という我がながらエロいと思うため息にしかならなかった。
結局いつもと同じかぁ、とか思いながらも、私は目を閉じて完全に紺先輩に身を任せた。
今度は、どうにかして紺先輩にも恥ずかしい服を着せてやろうと、ちょっとだけ思った。
おわり
なんというドスケベな先輩だよw
コンパクトな話も悪くないと思わせるね。GJ。
完全に思考が男だなww
今度は先輩が攻めか。GJ!
流されるままの歩鳥かわいいな。
ふたなり続き投下します。
【歩×紺】その4 1/4
「苦ぇ…」
なんだかんだで結局歩鳥の顔を舐めるハメになった双葉は呟いた。
歩鳥の眼前で射精したのだから当然歩鳥の方が多く精液を浴びていて、
双葉は不公平だと訴えたが歩鳥に却下された。
渋々舐め取り始めたがすぐに口内は精液で満たされた。
飲み込むのも抵抗があるし、かと言って吐き出すのもこの流れでは無理っぽい。
仕方がないので少量ずつ小刻みに嚥下して新たに舐め取る分のスペースを確保する。
そうしてもうすっかり舐める所も無くなった頃、双葉の胸中に奇妙な感情が湧き起こって来た。
歩鳥が愛おしくて愛おしくて堪らない。可愛くて可愛くてしょうがない。
野生動物が我が子を舐め清める時に抱くであろう原始的な感情、母性本能と呼ばれるものであろうか。
もう舐める所もないというのに、気が付くと両手で歩鳥の頭を抱え込み夢中で舐め続けていた。
「ちょっちょっと先輩舐め過ぎですよ!ふやける!溶ける!」
「あ、悪ひ。子ラヌキの親にらった気分らった」
「誰がタヌキだーっ!」
綺麗に舐め取られた精液の代わりに双葉の唾液で濡れた顔で子ダヌキが吠えた。
「もういいらろ?」
とりあえず義務は果たしたぞと双葉は歩鳥の首を解放し、口内に残ったモノを一気に飲み下した。
「ん──…」
やはりチビチビ飲むのとは違うのか、喉を下っていく攻撃的な刺激に双葉は顔をしかめる。
「なんて顔するんですか自分のでしょ」
「ぉぇ…あのなぁ…自分から出たもんだからって平気な訳無いだろ」
「でも世の中には飲尿健康法なんてものもありますし」
「また胡散くせー民間療法出て来たなオイ。んじゃ飲めっつったらお前飲めるのか?」
「え?えぇー?うーん…」
「考えるなよ!そこは即答で拒否るトコだろ」
「んーなんか先輩のなら飲めそうな気がしたんですよ」
「わたしんじゃねーよ!自分の飲もうよ!」
「それはちょっと…」
「駄目なんじゃねーか!」
なんだか馬鹿馬鹿しくなった双葉は小さくため息をつくと、
精液を吸ってしっとり重くなったTシャツを脱ぎ捨てた。
スポーツブラにしか見えない可愛らしい下着があらわになる。
そしてTシャツのまだ汚れていない背中の面でごしごしと髪の毛を拭った。
「あ」
「いいんだよどうせすぐ洗濯するんだから」
歩鳥の短い声にちょっとだけサッパリした顔で双葉が答える。
「いや、髪型が凄い事になってますよ」
双葉の髪は整髪料をたっぷり塗り付けたかの様にぼっさぼさに逆立ち、
金髪なのも手伝ってスーパーなんとか人の様になっている。
「ね、寝起きみたいぶははははふがっ!?」
爆笑する歩鳥の顔面に丸めたTシャツが投げつけられた。
「オメーの髪だってベトベトじゃねーか」
「じゃあ一緒にシャワー浴びますか?」
「いや別に一緒じゃなくたっていいだろ、狭いし…」
「なんですか先輩が浴びてる間、あたしに生臭〜い汚〜いままで待ってろって言うんですか!」
「あー…分かった分かった」
「浴びましょう浴びましょうそうしましょう」
楽しそうに妙な節を付けながら歩鳥も自分の服を脱ぎ始めた。
【歩×紺】その4 2/4
「あ、お前また勝手に人のパンツ穿いて!」
デニムのスカートを脱ぎかけた姿勢で歩鳥の動きがぎくりと止まる。
「あ、いやその、ちょうどその辺にあったもんで…ちゃんと洗って返しますから」
「いや貸すのは別にいいんだけどさ。なんかお前が穿くとゴム緩くなる気がすんだよなー」
「そりゃどういう意味ですか!?あたしのお尻がデカイと?」
「いや実際でかいじゃんかお前…」
「失礼な!人並みですよ!先輩が細すぎるんですっ!」
「なんだと!」
そう言って双葉がベッドから勢いよく立ち上がると股間のモノも大きく跳ねて下腹を叩いた。
「あ」
二人同時につぶやく。
「まだお元気だったんですね…」
「ああ、お陰さんでな…」
問題が何も解決していない事を思い出し二人はとぼとぼとバスルームへと向かった。
「バスタブにお湯張ればよかったですね」
ユニットバスの中で歩鳥のどこか楽しそうな声が反響する。
「洗い流すだけだからこれでいいだろ」
双葉は茹で玉子の様な歩鳥の肌に優しくボディスポンジを擦り付けながら答えた。
狭いユニットバスでは同時に体を洗うと腕がぶつかり合う。
仕方なく向き合って抱き合う様な格好でお互いの体を洗い合っていた。
歩鳥の方はと言うと両掌に集めたボディーソープの泡を双葉のモノに塗り付けてもにょもにょと弄っている。
洗うというよりは遊んでいるようにしか見えない。
「って何でお前ソコばっか洗ってんだよ、変な気分になっちゃうだろ!」
「いやぁなんだか面白くってへへへ。ここならいくらシャセーしても大丈夫ですよ?」
「そりゃそうだけどぅひっ!」
歩鳥の指が敏感な部分に触れたのか双葉が悲鳴を上げると同時にきゅっと腰を引いた。
狭い浴室内で勢いよく後方に突き出された尻が壁に当たりぺったーんと間抜けな音を立てる。
「あーもー狭いんだから余計な事すんなよなー」
「先輩のおチンチンは敏感でしゅねー?」
「誰でも敏感だろソコは!つかドコに向かって話しかけてんだよ!そして何故赤ちゃん言葉っ!」
「そんな事より、あたし思い付いちゃったんですけど」
双葉の訴えに耳も貸さずソレを弄り続けながら唐突に歩鳥が言った。
「何をだよ?」
「コレの鎮め方」
そう言って歩鳥は窄めた指先でソレの先端を銜え込むようにしてヌルヌルと動かした。
「んっ…し、鎮め方?…ぁんっ」
泡を隔てている所為で感触はソフトになっているが逆に滑りは良くなっていて、
歩鳥の指が動く度に双葉の背筋を甘美な刺激が這い登る。
「はい。鎮め方です」
そう答えながら歩鳥の両手の動きは逃げるウナギを追い掛ける様な仕草に変化し、
ぶりんぶりんと前後左右にソレを弄ぶ。
「ど、どうやるんっ、んんっ、んぁっ…って余計元気にしてんじゃねーか!!!」
すぱーん!と歩鳥の頭に双葉の平手がスポンジごと叩き付けられ、頭が爆発したかと思うほど盛大に泡が散った。
「ぶわーっ!目が泡に!目がっ!目がーっ!」
「逆だ馬鹿!ホラ、泡流すからこっち来い」
【歩×紺】その4 3/4
歩鳥の体はあらかた洗い終えていたのでついでに全身の泡も洗い流す。
双葉の方はというと股間だけがやたらと泡にまみれているばかりで殆ど洗われてはいない。
「ひどい…」
泣きはらした様な赤い目で歩鳥が訴える。
「ひどいじゃねーよ、鎮める鎮めるって弄り倒してどーすんだよ。見ろコレますます元気になっちまったじゃねーか」
白い泡の中から充血した頭を突き出しソレはひくひくと脈動していた。
「先輩は魔法でカエルにされた王子様の話知ってます?」
「なんだよ薮から棒に」
すぅっと歩鳥から表情が消えた。そのまま無表情な顔をゆっくり下ろすと双葉の股間を見つめポツリと呟いた。
「泡から棒…」
すぱーん!「目がーっ!」(以下略)
「で、カエルがどうしたって?あれだろ?お姫様のキスで魔法が解けてめでたしめでたしーって」
歩鳥に付き合ってたらいつまで経っても洗い終わらない気がして、
双葉は大急ぎで自分の体をスポンジで擦りながら
それでも昔読んだ童話の内容をなんとか思い出し答えた。
「そう、それです。まぁグリムの原典では全然違うお話なんですが、何故かこっちの方が一般的になってまして」
「はぁ…」
双葉は半ばぽかーんとしながらも相づちを打った。
歩鳥が訳の分からない事を言い出すのはいつもの事だが、
この話が一体何処へ向かっているのかさっぱり分からなかった。
「で、ですね。魔法を解くにはキスが必要なんですよ」
「チンコにキスするのか?お前キスどころか何度も舐めてたじゃんか」
「や、キスってのは例えですよ。カエルの魔法を解く条件がキスだったと」
「はぁ…」
「なのでコレにもきっと鎮める為の条件があるハズなんです。さっきのシャセーだけでは条件に満たなかったんですよ」
双葉にもなんとなく歩鳥が何を言いたいのか分かり始めた。
全然関係ない話だと思ってたがちゃんとチンコの話だったのか。
「例えばー100回シャセーしたら鎮まるとかー…」
「死んじゃうだろその前にわたし」
「例えばですよ。で、考えたんですコレが満足する為に必要な事を」
そう言ってふふんと歩鳥は鼻を鳴らした。
「満足?」
「はい。さっきは手で弄ってシャセーしましたよね?あれって結局はオナニーと同じで疑似行為なんですよ」
「はぁ…」
体を洗う事も忘れた双葉の手は完全に止まり、スポンジを握った手はだらんと垂れ下がっていた。
「コレを本来の目的に使用してシャセーすれば条件が満たされると思うんです。きっと」
「本来の目的…ってセッ…」
そこでハッと我に返った双葉は慌てて口を手で塞ぎ言葉を飲み込んだが、
スポンジを握っていたので口の周りが泡だらけになった。
「そんな訳で。本来の目的で使ってみません?」
「えぇぇぇぇ──────っ!?」
【歩×紺】その4 4/4
「コレも満足すれば鎮まるだろうし、もしかしたら成仏して消えてくれるかもしれませんよ?」
「いやいやいや成仏て、なんか童話から怪談になってるし!」
「突然生えたんなら消える時もきっと突然ですよ。成仏させてあげましょうよ、ね?」
「お前…ただ自分がやってみたいだけなんじゃぁ…」
「し、失敬な!あたしは純粋にですね、その…あれですよ!」
あれが何を指すのかは分からないが歩鳥の目的はとても分かり易かった。
「分かった分かった。確かにコレを満足させるにはそれが正解な気もする」
「でしょ!?」
「ああ、チョビヒゲ警部にしちゃマシな推理だよ」
「だーかーらー警部じゃないって言ってるでしょー!いや加藤武さんは良い役者さんですけれども…」
「いや役者までは知らねーし…って何やってんだお前」
見ると歩鳥は双葉の股間のモノのその先端をモジモジとこねくり始めている。
「でもまだシャセーしてるとこ見てないんですよね…」
「さっき見ただろ、ちょ、やめろバカ」
「急だったしドタバタしててちゃんと見れませんでしたよ」
そう呟く歩鳥の手の動きは大胆さを増し、もうほとんど扱いていると言ってもよかった。
「わ、分かったから…ちょ、一旦止め…」
「成仏したらもう二度とシャセー見れないじゃないですか?だからここでもう一回出しちゃいません?」
双葉の言葉は全く耳に届いていないかの様に歩鳥はソレを激しく扱き続ける。
「や…め…で、出ちゃ…」
「えっ!?もう!?」
びっくりして思わず手を離した歩鳥に慌てて双葉が釈明する。
「ち、違う違う!その、ちょっとトイレ…」
「なーんだ、そっちの方ですか」
双葉は大急ぎで体中の泡を洗い流すとすぐ横の便器の方へ向かった。
「あっち向いてろよ?」
お互いの裸は見慣れているもののやはり用を足す姿を見られるのには抵抗がある様で、
双葉はそう歩鳥に言い含めると便座に座った。
「あれ?」
またもや二人同時に声を上げる。
便座に座った双葉の股間から便器とは真逆の上方に向かってソレはつーんと立ち上がっている。
このまま放尿すれば大惨事になる事は想像に難くない。
双葉は両手で掴んで下向きに曲げようと努力してみたものの、水平より下向きになってはくれなかった。
「男の人は立って用を足すんですよ」
歩鳥が見かねて助け舟を出す。
「し、知ってるよ!つか見てんじゃねー!」
双葉は何故か顔を真っ赤にして立ち上がり、便座へと臨んだ。
「ありゃまだ上向いてますね。ちょっと屈んでみちゃどうです?」
歩鳥に言われるままに上半身を屈めると何とか先端が便器の方へと向いたが体勢が非常に苦しい。
そもそもこれで狙いが正しいのかどうかも分からない。
足を開いて跨いでみたり便器を抱え込む様に四つん這いになってみたり
歩鳥の前だから出来る、いや歩鳥の前ですら恥ずかしいポーズを色々と試みたがどれも上手くいく自信が持てなかった。
「どうすんだこれ…まともに用も足せねーぞ」
「仕方ないからこっちの洗い場でやっちゃったらどうです?シャワーで流しててあげますよ?」
体を洗う場所を排泄物で汚すのには抵抗があったが、無理をして便器の周りを汚すよりはマシか。
そう諦めて双葉は洗い場にへと戻った。
いざ致そうと排水口のそばに立った所で歩鳥が前に割り込んで来てぺたりとそこに座った。
「オイオイ、そこにいちゃ出来ないだろ」
「いやぁ…その、さっきのやってみようかなーなんて」
心無しか歩鳥の目が好奇心でキラキラと輝いて見える。この目をした時の歩鳥は大変危険だ。
双葉は嫌な予感がした。
「さっき…の?」
「ええ、その…飲尿健康法を」
「はぁああっ!?」
お粗末様でした。
書き手の趣味で下品な方向に進んでますが批判が多ければ展開変えます。
>>215 なんというギャグマンガ的展開w
コメディが効いてて微笑ましい二人がよく引き立ってますわ。
方向性ですが、個人的には作者さんの好みなように書かれたほうが持ち味が出ていいように思います。
ソッチ系のフェチは自分にとっては新鮮なので、どんなものか好奇心がくすぐられるのとエスカレートした時の怖さとがありますが・・・。
肝心のところで二人が濃厚ラブラブしてくれさえすれば満足です。
それにしてもこの既視感、スレ序盤の歩鳥×猛の作者さんと同一の方ですか?
>>216 >それにしてもこの既視感、スレ序盤の歩鳥×猛の作者さんと同一の方ですか?
いいえ違います。
女子の尿が好きなだけの単なる変態です。
しかしあの歩×猛は良い作品でしたなー
有能な変態の集うスレ=良スレ
219 :
217:2012/06/10(日) 03:04:23.15 ID:T2Sr2pSW
否定的意見が無いという事は
この路線のまま進めても大丈夫なのかな?
^^
おれが直後の216で後押ししたせいで反対しづらくなったとしたら申し訳ない、
気にせず意見してほしいです。
あー早く続きが読みたい。
222 :
217:2012/06/13(水) 07:07:48.71 ID:cqb/PKlc
続き投下します。
※スカ注意
223 :
217:2012/06/13(水) 07:21:37.65 ID:cqb/PKlc
うお、改行が多過ぎるってはじかれた…
ちょっと手直しするんで少々お待ちを。
224 :
217:2012/06/13(水) 07:54:22.75 ID:cqb/PKlc
【歩×紺】その5 1/4
「ほんとにいいんだな?どうなっても知らないぞ?」
双葉がそう言うと歩鳥はこくこくと頷き、無邪気にあーんと口を開けた。
こいつはなんでこう変な方向にばかり思い切りがいいのだろう。
当然の事ながら双葉も最初は激しく抵抗した。
そんな事をするぐらいなら周囲を汚しまくってでも便器を使う。
そう言ったが一旦この探求モードに入ってしまった歩鳥を説得するには時間が足りなさ過ぎた。
そう、もう暴発寸前になっていたのだ。
考えてみれば朝起きて股間に生えた異物に驚きすったもんだした挙げ句トイレ行く事すら忘れていた。
朝からずっと溜まっていた分濃くて量も多いはずだ。本当に大丈夫なのか?
双葉はぽかんと口を開け目を閉じて放尿されるのを今か今かと待つ歩鳥の顔を見下ろした。
「本当に知らないからな。あと歯磨いてうがいしてもしばらくお前とはキスしない」
「ぅえ!?」
歩鳥が口を開けたまま驚きの声を上げる。
その顔が可笑しくてちょっと双葉の気が緩んだ。その瞬間限界が訪れた。
あ、と思った時には放尿が始まっていた。
溜まりに溜まったその量もさることながら、勃起している所為で尿道は細く絞られ凄まじい流速だった。
「うごばっ…ごぶっ…ぼ、ぼう無理!ごばっ」
「諦めんの早っ!!」
がばがばと歩鳥の口内で激しく泡立ち、端からバシャバシャと溢れているがその量は思ったほど多くはない。
無理と言いつつも歩鳥は懸命に飲み込んでいる様だ。
止められないにしても少しは勢いを弱めてやりたいと双葉は思ったが
何しろ今初めて使う器官である。
使い慣れたモノですら急に止めたり流量を微妙に調節するなんて芸当はやった事が無い。
早い話が双葉はコントロール不能に陥っており、空っぽになるまで放出を続ける事しか出来ないでいた。
歩鳥も歩鳥で無理なら逃げるなり避けるなりすれば良いものを律儀に双葉の放尿を口で受け止め続けている。
長い長い放尿が終わった。
「ぷぁ…終わりました?」
驚いた事に歩鳥は注ぎ込まれた量の3分の2以上を飲み干していた。
それでも溢れた分は歩鳥の口の周りを汚し、首筋から胸元、腹部へと流れ落ち、要するに全身を尿まみれにしていた。
「あーあーせっかく洗ってやったのに…」
「まぁまぁ、また洗ってくださいよ」
「今度は自分で洗え馬鹿!」
双葉は歩鳥を立たせるとシャワーのコックを捻って頭から湯を浴びせた。
「なぁ…味を知りたいだけなら一口舐めるだけでも良かったんじゃないのか?」
「そこはそれ、勢いって奴で」
「何だよ勢いって」
「いやしかし凄い勢いでしたね、男の人のオシッコってあんな激しいんですね」
「だな、男性用の便器が変な形してる訳だ」
双葉は学校の男子トイレ入り口からちらりと見えた自分の肩程も高さがある男性用便器を思い出し呟いた。
男性が毎度毎度勃起した状態で放尿する訳ではない事を流石に二人は知らない。
「で、味はどーだったんだ?満足したのか?」
「想像以上に強烈でしたね。あ、味見してみます?」
そういって歩鳥はぺろっと出した舌を双葉に向けて突き出した。
「キスしねぇつってんだろー!!」
225 :
217:2012/06/13(水) 07:59:17.83 ID:cqb/PKlc
【歩×紺】その5 2/4
双葉の怒号にも動じず、歩鳥は目まで瞑ってんーと舌を尖らせている。
「はぁ…ったく…」
何かを諦めた様に小さくため息をつくと、双葉はその突き出された舌の先端を啄む様に口付けをした。
そのままむちゅーっと舌を吸い込みディープキスへと移行する。
どちらからともなく背に腕を回しきつく抱き合う。激しく舌を絡め合う湿った音が狭い浴室に響いた。
「ぷは…苦塩っぱい…そしてなんか臭い…」
「でしょー?」
「でしょーじゃねーよ!」
歩鳥が先輩のなら飲めそうだと言った様に、歩鳥が飲んだものなら何故か平気な気がしている自分に気付き
その恥ずかしさを紛らわせるかの様に双葉は再び歩鳥の唇を激しく吸った。
「慣れるとクセになる味かも知れませんなー」
「なんねーよ!」
ひとまず歩鳥の体を流し終え、双葉がボディソープに手を伸ばした所で歩鳥が言った。
「さて、ではもう一回お願いします」
「えっ!?な、何を?」
まだ飲むの?もう出ないよ?
「何って、さっき言ったじゃないですか。シャセーするとこまだ見てないって」
「あぁ…あれか」
「また汚れるでしょうから体洗う前にやっちゃいましょう」
「えーマジでやんの?」
「こっちはやる気満々みたいですよ?」
歩鳥はそう言うといまだ萎える様子を見せないソレをむぎゅっと鷲掴みにした。
「はぅっ!ば、馬鹿痛いって」
「じゃぁ先輩はそこの湯船に腰掛けてください」
歩鳥は握ったソレを馬の手綱の様に操り双葉を誘導する。
「いたたたちょ、ちょっと待てコラ!ソレ引っぱって操縦するな!」
結局双葉は歩鳥のペースに呑まれたままぺたんと湯船の縁に腰掛けさせられた。
「よいしょっと」
その両脚の間に歩鳥が腰を降ろす。
ついさっきベッドの上で射精させられた時と同じ配置だったが、
湯船の縁はベッドよりも若干高く、幅が狭いので座りも浅いとても不安定な格好だ。
これ滑ったら後ろの壁で頭打つなぁ…などと双葉がボンヤリ考えている間に歩鳥はもうソレを扱き始めていた。
「えっ!もう?」
「もうって何ですか、何か準備が要りました?」
「いやその、心の準備が…はぅん…」
もうすっかり扱いに慣れた歩鳥の手の動きに双葉の声も自然と甘く切なくなる。
握る場所、握る力加減、速度、その全てが的確に双葉の快楽のツボを押して行く。
これは歩鳥が慣れたというよりも、双葉側の神経回路の敷設が完全に整った事によるものにも思えた。
たちまちその先端にぷっくりと例の塩っぱい蜜が盛り上がる。
「おぉ!出た出た!」
歩鳥は嬉しそうに口付けすると、ちゅうっと吸った。
「はわっ!」
「お?吸うと気持ちいいんですか?」
ちゅーっ
「んぎぃ…そ、それダメ…」
226 :
217:2012/06/13(水) 08:03:32.00 ID:cqb/PKlc
【歩×紺】その5 3/4
「我慢しなくていいんですよ?すぱっと出しちゃってください」
「そ、そうは言っても…んんっ…」
「じゃぁこっちも…」
歩鳥はソレを扱き続けながらその根元に開いた秘裂へと空いた方の手を伸ばした。
先程の失敗を繰り返さない為に今度はゆっくりと、まずは人差し指だけを慎重に挿し入れる。
「んっ…はあぁぁぁ」
「ありゃ?先輩コレ中まで続いてますよ!」
「な、中まで…?」
「ほらこれ」
歩鳥は一旦は挿し入れた指を引き抜くとその濡れた指を怒張したソレの付け根にぴたりと押し当てる。
そしてつううーと撫で下ろして行き、そのままくちゅりと秘裂を割って中まで指を滑り込ませた。
「あぁっ!」
「ほら、繋がってるでしょ?表面から生えてるものだと思ったら奥まで根が張ってたんですねー」
「ダメ、それ…だ…め」
人体の神秘に触れ感心したのか歩鳥は更に指を伸ばす。
ソレの付け根から秘裂内に繋がり体内にまで伸びる根を、その形を確かめる様に丹念に指が這う。
いつの間にか指の数は2本に増えくちゅくちゅとかき混ぜる様に蠢いてる。
「んんっんんっんーっんーっ」
男性器と女性器を同時に攻められる形となった双葉はひとたまりも無かった。
脚は震え、上体を支えようと反対側の湯船の縁に置いた両腕には力が入らず、
固く結んだ口も喘ぎ声を押し殺す事が出来ないでいる。
ただし、2カ所を攻められ単純に2倍気持ちいいと言う訳ではなかった。
確かに快感は倍にはなったがその分混乱も来している。
男性器が新たに増えその神経も滞りなく接続された。
しかし回線は繋がったものの肝心の信号を処理する部分が元のままだ。
全く異なる2つの快感に脳の処理速度が追い付かず、
どちらの刺激によって絶頂を迎えるべきなのか判断出来ないまま快感は快感として処理された。
本来なら何度も絶頂に達する程の快感を得ながら絶頂に至れない。
快楽の地獄とも言える状況に双葉はその身を焦がされている。
そんな双葉の様子を見ながら歩鳥は呑気に呟いた。
「きょうの先輩はなんかノってるなぁ」
そうして絶頂に至るに至れず快感だけが蓄積して行った先で双葉は限界を迎え、
これ以上は危険だと判断した脳がある判断を下した。
2つの異なる快感を統合したのだ。
「んんんっ!で、出るっ!!」
意識があったのか無かったのか双葉はそう鋭く叫び、同時に体が大きく痙攣した。
「えっ!」
慌てた歩鳥は何を思ったのか手の中でメリッっと太さを増したソレを頬張った。
ばしゃっ!
凄まじい量の精液が噴き出し歩鳥の口内を満たし、収まり切れ無かった分が口の端から勢いよく溢れた。
「ごふっ!」
喉の奥にまで達した精液で咽せた拍子に鼻からも精液が噴き出す。
「もがっむ、んぐぐ」
更に慌てた歩鳥は無理矢理口の中の物を飲み込むが、
咥えたままのソレはびくびくと脈打ちどくりどくりとしつこく精液を放っている。
流石に双葉の放尿を受け止めた時程の量ではなかったが、粘度が高いため飲み込むのに苦労した。
227 :
217:2012/06/13(水) 08:08:25.36 ID:cqb/PKlc
【歩×紺】その5 4/4
「ぷぁーっ!はぁ、はぁ…ビックリした」
「う…うぅ…」
「あぶない!」
腕の力が抜け後ろ向きにゆっくりと崩れ落ちて行く双葉を歩鳥が慌てて支える。
が、寸での所で間に合わず、ごん。と鈍い音を立てて双葉の後頭部が壁にぶつかった。
「あいてて」
その痛みで我に返ったのか双葉はあっさりと起き上がった。
「やっぱ頭打ったか…」
「ぅぅぅ…鼻の奥が痛い…」
「なんだお前その顔はあはははは」
口の周りをベトベトにさせ、両方の鼻の穴からひと筋ずつ精液を垂らした歩鳥の顔は凄まじいものだった。
「もしかして…口で受け止めたのか?」
「あい…」
弱々しくそう答えると、歩鳥は手鼻の要領でちーんと鼻をかんだ。
しかし男の人ってのは案外大変ですなぁ射精の度にこんな大量に出してたら後始末も面倒でしょうに。
そんな事を思いながら口の周りの精液を指の腹で拭いぺろぺろと舐め取る歩鳥だったが、
それが通常の男性の射精量を遥かに超えた異常とも言える量である事を彼女はまだ知らない。
「イガイガする…」
「あーもう舐めるなよそんなの!で、何で口で受けたんだよ?」
「え、だって先輩が出る!って…」
「わたしそんな事言ったのか…いや、出るなら見とけよシャセー」
「あ!」
「やっぱまた見てないのな」
「ああああどうしよう、また見れなかった!」
「馬鹿だろお前?」
「ふぁい…」
しょんぼりと項垂れた歩鳥が情けない声で答えた。
「なんで同じ失敗するかなぁ…」
「面目ない…」
「だいたい出るとこ見るならこう、斜に構えて横から見ないか普通?」
「ですね…」
「もうやんないぞ?」
「えぇー?」
「えーじゃねーよ!結構しんどいんだぞこれ!」
歩鳥がちらりと双葉の股間に目をやると当然の様にばきーんとソレは立ったままでいた。
その先端からは精液の最後のひと雫がたらーっと糸の様に伸び垂れている。
「やっぱり本来の用途じゃないと成仏しないみたいですねー」
そう言いながら歩鳥はソレに口を寄せ、ちゅっと尿道に残った精液を啜った。
「ぁんっ!って馬鹿!やめろそれ!」
「先輩吸われるの好きなくせに」
「好きじゃねー!…いや、その…嫌いではない…かな」
「好きなんじゃないですか」
「う、うるせー馬鹿!ほらさっさと体洗って出るぞ!いつまで風呂入ってんだ」
「大丈夫ですよ。ソレ無くなっても吸ってあげますから」
「いやそういうのいいから」
「またまたー照れちゃって」
双葉は冷水のコックを捻ったシャワーを歩鳥に浴びせた。
「ぎゃー!!」
228 :
217:2012/06/13(水) 08:10:11.57 ID:cqb/PKlc
お粗末様でした。
次からは普通のエロになると思いますのでご安心?ください。
うぅ、この歩鳥にフェラさせたい。悶々としてしまう。
それにしても話の構成がうまいなー。
同じ失敗を繰り返すまいとしてやっぱり失敗する歩鳥のアホっぽさとか、らしくていい。
こういうシナリオって最初に全部組み立ててから書き出すんですか?
それとも書きながらアイディアを出してその局面ごとに考えるのかな?
230 :
217:2012/06/14(木) 15:02:23.89 ID:T3EIFhn4
>>229 始まり〜ラストまでのおおまかな構想はありますが細部を考えるのは1話毎です。
日頃のエロ妄想で思い付いたネタやシチュを前後の繋がりに注意しながら編集して
1話分の脳内動画をひとまず完成させ、その動画を再生しながら見たまんまを書いてます。
>>230 大変わかりやすいです。ありがとうございます。
それにしても書き上げるのが早い。すぐに続きが読めて至福です。
しかしこの調子だと、終わるまでに紺先輩は何回シャセーさせられるのやらわかりませんなw
100回イかされて成仏するというのもまんざら冗談じゃ済まなくなってきたか。
>>231 そんなに長く続きませんw あと2回ぐらいで終わると思います。
ではふたなり続き投下します。
【歩×紺】その6 1/4
「ところで本来の目的って…やっぱ相手はお前なんだよな?」
風呂上がりの濡れ髪をバスタオルでゴシゴシと拭きながら双葉が尋ねた。
「なんですか、先輩は他に相手が居るんですか!?」
歩鳥はぶすっとした顔を双葉の眼前に突き出して噛み付く様に吠える。
「んな訳ねーだろ、冗談だよ」
そう答えて双葉は目の前のチョウチンフグに口付けをした。
先程までの舌を絡め合う濃厚なキスではなく、それはそれは優しいキスだった。
いきなりの優しいキスに吃驚した歩鳥だったが、すぐさまとろんとした表情になって自分から唇を求める。
「だからソレ、爪立てて握り締めるのやめてくんない?」
重なる唇の隙間から双葉の哀願がこぼれた。
ソレを握っていた歩鳥の手は素直に解け、双葉の背に回って強く抱き締める。
抱き合ってはいるが股間のモノが邪魔をしてお互い腰の引けた、それは何とも奇妙な抱擁だった。
しばらくそのままお互いの唇を吸い合っていたが、ぷぁ、と息継ぎをする様に歩鳥が離れる。
「どうしたんです?急に優しくなって」
「いやなに、飴と鞭のアメって奴?」
「アメぇ?!まーた子供扱いして!」
「嘘だよ、そうムクれんなよ。いや、ホントのとこお前には感謝してんだ」
「えぇー?先輩が優しいとなんか調子狂うなぁ」
実際、双葉は朝からの陰鬱とした気持ちを歩鳥が綺麗に吹き飛ばしてくれた事に感謝していた。
あのまま一人で悶々と悩み続けていても解決策は見出せなかっただろうと思う。
まぁまだ根本的な問題が解決した訳ではないのだが、それでも心はビックリするほど軽くなった。
「ありがとな」
そう言って双葉はもう一度キスをした。
「何にありがとうなのかよく分かんないんですけど?」
「いいよ、分かんなくて」
自分でもガラにも無い事をしたと思ったのか双葉の頬はうっすらと紅く染まっていた。
「はぁ…やっぱなんか調子狂うなぁ」
きょとんとした顔の歩鳥の頭を双葉はよしよしと撫で、まだしっとりと湿ったその黒髪を指で漉く。
「だいぶ伸びたな…髪」
「あーまぁバッサリやられてから2年近く経ちますからね」
「短いのも似合ってたのに」
「サルみたいだとか言う人がいたんですよ」
「ひでー奴だなそいつ」
「あんただよっ!!」
「そうだっけ?悪ぃ悪ぃははは」
双葉は悪びれもせず肩に届くほど長くなった歩鳥の髪をさらさらと弄ぶ。
「じゃぁさっさと終わらせて成仏させちゃいましょうか」
歩鳥が2人分のバスタオルを洗濯かごに放り込みながらそう言った。
「なんだか身も蓋もねぇ言い方だなぁ…」
「おや?なんか乗り気じゃないみたいですね?さっきまでの優しさはいずこへ?」
「優しさ関係ねーだろ。鎮痛剤かよ」
「私とするの嫌ですか?」
「嫌って訳じゃねーけど…やっぱやんなきゃダメか?」
【歩×紺】その6 2/4
とりあえず二人は全裸のままベッドへ向かい、並んで腰を掛けた。
「いまのとこコレしか他に方法が無いんですから」
「それは分かってんだけどな。イマイチそういう気分になれねーんだよな」
「チンチンがちがちにしながら言われても説得力無いんですが」
「いや、だからこれは気持ちと関係なく立ってんだってば!」
「野良犬に噛まれたとでも思って我慢してくださいよ」
「なんかそれ使い方間違ってねーか?」
「私が相手で何の不服があるって言うんですか!?」
「相手がお前だから不満な訳じゃねーよ、何て言ったらいいのかなー…」
「改善出来る部分があれば善処しますよ?」
「うー…」
「何ですか歯切れの悪い!先輩らしくないですよ」
俯いてもじもじと自分の指先を弄んでいた双葉だったが、歩鳥にそう言われて意を決した様に口を開いた。
「その…なんだ、こういうのお互い初めてだろ?」
「まぁ…本物使うのは初めてですね」
「だからその…こういうドタバタしながら、仕方ないじゃあやりましょうっていうのじゃなく」
「いうのじゃなく?」
歩鳥に覗き込まれ双葉の顔はどんどん赤くなって行く。
遂には耐えられなくなったのかぷいっと顔を反らし、歩鳥とは反対方向の壁に向かって話し始めた。
「もっとこう…いいムードっつーかいい雰囲気の中で、その…お前をだ、だ、抱きたいなーなんて…」
「えっ!?」
今度は歩鳥の顔がボンと音を立てそうな勢いで真っ赤になった。
「えっえぇ?や、やだなぁ先輩。顔に似合わずマロンチストなんだからもー」
「ロマンな。あと顔関係ねーから」
「分かりました。要は気分を高めたいエッチな気持ちになりたいって事ですよね?」
「えらいざっくり解釈したな…」
「ようがす!高めましょう欲情させましょう!」
何故か両の拳を胸の前で握り締め、歩鳥は勢いよく立ち上がった。
「あーほれみろ…それが駄目だつってんのに」
双葉は額に手を当てガッカリした様に肩を落とした。
しかしこうなってしまった歩鳥はもう聞く耳を持たない。
「先輩の好きな服を着て来てあげますよ!」
「好きな服ぅ?」
歩鳥は本人がスキップだと思っているらしい奇妙な歩法でぴょんぴょんとクローゼットに駆け寄った。
「なんでこれから事に及ぼうって時に服なんか…?」
そんな双葉の疑問はガサゴソとクローゼットの中を漁っていた歩鳥がにこやかに振り返った瞬間氷解した。
「じゃーん!」
「あ!」
歩鳥の手にした服、いや服と呼んで良いのかすら怪しいその物体は魚でも獲る網にしか見えなかった。
いつだったか皆で旅行に行った先で、川にはまった歩鳥にふざけて着せた事を双葉は思い出す。
「あーみーふーくー!」
未来のネコ型ロボットの様な口調で言いながら歩鳥はその網を高々と掲げた。
「先輩この服好きでしょ?」
「いや…気に入ってはいるけど今それ必要か?」
当然の様に双葉の意見は無視され、歩鳥は鼻歌まで口ずさみながら楽しそうに着衣を始めた。
【歩×紺】その6 3/4
網の塊の中から探し出した裾へ頭を突っ込み、袖、襟にそれぞれ腕と頭を通す。
背中の面は裾までするりとアミが滑り落ちたが前面はそうはいかなかった。
それほど大きい訳でもないのだがやはり抵抗になるのか胸につかえてアミが溜まっている。
歩鳥が溜まったアミの裾を一気に引き下ろすと、
つんと小さく尖っていた乳首を網の目がぷちぷちと連続的に弾いた。
「ぁあんっ!」
「おおおええぇエロい!」
歩鳥らしからぬ可愛らしい喘ぎ声に双葉も思わず声を漏らす。
その声に歩鳥はニッと少し恥ずかしそうな笑顔で答える。
「ほら、やっぱり好きなんでしょ」
「い、いやそれはその服が好きなんじゃなくて、その服を着たおまえが…ムグ」
うっかりとんでもない事を口走りそうになって双葉は慌てて口を噤んだ。
「じゃぁソレ、なんです?」
「え?」
双葉が歩鳥の視線の先を辿って自分の股間を見下ろすと、
股間のソレは表面にくっきりと血管を浮き上がらせ今まで見た事無いほど太く固くなっていた。
痛い程に張り詰め真っ赤に充血した亀頭はびくびくと力強く脈打っている。
「えぇぇー!?」
さっきまで一緒にシャワーを浴びていたし裸も見慣れた仲だったが、
アミの服を着た途端に歩鳥の裸体は見慣れたソレとは別次元のものになっていた。
決して整ったプロポーションとは言えない、どちらかというとずんぐりポッチャリして
出るべき所はそれ程でもないのに出ちゃいけない所にはしっかりと肉の付いたいわゆる「油断した体型」
それでも日頃のストレスが無い所為なのか肌は茹で玉子の様にツルンと張りがあり、
その白い肌に真っ黒い編み目が荒々しく纏わり付く姿。柔らかな肉を閉じ込める固く編まれた網の牢獄。
様々なイメージがぐるぐると双葉の脳裏を駆け巡ったが、
一体どれが正解で、どれがどんな理由で自分の性欲を刺激するのかは結局分からなかった。
とりあえず辿り着いた結論。「アミ服を着た歩鳥は凄くエロい」
「ほんと先輩こういう服好きですよね、網だったりベルトだらけだったりチェーンで繋がってたり」
興奮冷めやらぬ双葉の隣によいしょと腰掛けながら歩鳥が呟いた。
「もしかして…」
まだドギマギしている双葉の顔にずいっと自分の顔を近付けて歩鳥は続ける。
「捕獲されたり束縛されたい願望があるんじゃないですか?先輩」
「は?な、何を馬鹿な…パンクファッションにそんなコンセプトねーぞ」
「パンクだかパンツだか知りませんが、心の奥底では縛られたい自由を奪われたいと願っているのでは?」
「なっ、んなわけねーだろ!」
そう強く否定したものの、双葉には若干思い当たる節があった。
優しい両親の間で何不自由無く育って来た自分が甘えん坊であると言う自覚はあった。
それを恥じ、隠す様にあえて荒々しい言動ををとる様になった事も事実だし
誰かに甘えたい、この身を委ねたいという欲求も無い訳でもない。
しかし束縛されたい自由を奪われたい、身動き出来ぬ体を弄ばれたいとまで思っているだろうか?
「試しに今度買ってみます?」
「えっ?え?な、何を?」
【歩×紺】その6 4/4
歩鳥の会話の方向が予測不能なの事には慣れていたが、ちょっと自身の内面に旅に出ていた双葉は慌てて聞き返した。
「ほらよくあるじゃないですか、革のベルトだけぐるぐる巻かれたコスチュームが」
「あぁボンデージか」
「ぼんでーじってんですか?それですソレ。もうすぐバイト代出ますからお金出し合って買ってみましょうよ」
「バイトってシーサイドだろ?まだメイド姿でやってんのか?」
「もちろん!女子大生メイド結構評判いいんですよ?…たぶん」
「なんだよそのたぶんて」
「え?えーと…メイビー?」
「何で英語で言い直すんだよ」
「まぁそれぐらい大人気って事です」
「お前いっぺん英語圏の人間全員から一発ずつ殴られて来い」
「何故っ!?まぁそれは置いといて、買いましょうボンデ何とか」
「ドーナツ買うみたいに気軽に言うなよ、あれ良い奴は結構な値段すんぞ?」
「値段調べた事あるんすね…」
「うっ!いや、衣装の参考までにだな…そ、そうだああいうのは肉付きのいい体型じゃないと似合わねーし、わたしが着ても…」
「着る気満々じゃないですか」
「あっ!いや、ちがっ、違う!!その、ほんとむっちりぽっちゃり……」
「何故そこであたしの体を見るっ!!」
なんだか本当に自分に縛られたい願望がある様に思えて来て内心焦り始めていた双葉だったが、
ぶんムクれた歩鳥の顔を見てストンと落ち着いた。
歩鳥が私を縛るのならばそれはそれでいいかもしれない。と、その瞬間思ってしまったのだ。
それと同時に、歩鳥を縛ってみるのも悪くはないな、とも。
「いや、お前は凄く似合うと思うよ」
「全然嬉しくないっ!」
「まぁ買うのはいいけど条件がある。買ったらソレの上にメイド服着てバイトに出てみてくれ」
「はぁっ!?は…は、ハレンチなっ!」
「どーだ?ドキドキするだろ?」
双葉はメイド服の下で歩鳥の柔らかな肌に黒い革ベルトがみっちりと食い込む様を思い浮かべ軽い興奮を覚えた。
「いや、だ、だってそんな格好じゃ仕事になりませんよ!」
「なんだよわたしには着せようとするのに自分が着るのは嫌がるのか?」
「そ、それは…」
「わたしはその姿を眺めながらゆっくりコーヒーでも飲むかな」
「先輩の変態!」
「買おうって言い出したのお前だろー」
「違いますよ!こんなハレンチな話しながらホラ、見てください」
歩鳥が指差す先、双葉の股間にそそり立つソレの先端からは例の塩っぱい蜜が零れ落ち、もうヌルヌルになっていた。
「わぁ!」
「もう十分気分は盛り上がったみたいですね。アミ服恐るべし…」
「いや、これはアミ服の所為じゃ…」
と言いかけて双葉は口を噤んだ。あらためて隣に座る歩鳥の姿に目をやるとその白い肌を覆うのは黒いアミ。
白と黒のコントラストが生み出す妖艶さにきゅーっと股間に血液が集まるのを感じる。
あれ?本当にわたしは変態なのか?。そんな思いに双葉は軽い目眩を覚えた。
「どうしたんです?」
「いや、なんでもない…確かに気分は盛り上がったみたいだ。始めようか」
歩鳥と一緒にいて良い雰囲気にまで持って行くのはどうやら無理らしい。双葉はもう諦めた。
しかし歩鳥を愛おしいと思う気持ちは確実に高まっている。
双葉は歩鳥に優しくキスをして、そのまま後ろへとゆっくりと押し倒して行った。
お粗末様でした。
次回でたぶん終わると思います。
「うぇー!?もう終わっちゃうんですか!?」
という歩鳥の真似はおいといて、今回もラブラブで良かったです。
個人的な好みで言えば、どこかのスレに投稿されたネムルバカのSSに次いで最高傑作ですね。
続きも楽しみにしてます。
順序付け良くない(´・ω・`)
今回もGJでした次はア歩鳥の方もたくさん可愛がってあげて欲しい
遅くなりましたが、ふたなりの続き投下します。
【歩×紺】その7 1/5
ベッドの上に歩鳥を優しく横たえた双葉は、自分もその上に覆い被さり歩鳥を見下ろした。
おぉ、ほんとにヤル気だ。とでも言いたげなキラキラした目で歩鳥が見つめ返す。
「優しくしてくだぅぶ…」
何か言おうとしていた歩鳥の唇を双葉は自分の唇を押し付けて塞いだ。
控えめな二つの乳房が自重で平たく潰れ、網の下でたゆん。となんとも旨そうに揺れる。
双葉は歩鳥のこの胸が好きだった。
別に自分に胸が無いから羨ましいとかそういう意味ではなく、純粋に美しいと思っていた。
大きさだけならもっと大きい後輩を知っているし、
形の美しさならTVや雑誌で見かけるモデルのものには到底及ばない。
しかしそれら大きく美しい乳房にも負けない不思議な魅力を双葉は感じていた。
歩鳥に似合った、歩鳥らしい、歩鳥だけの乳房。
それは普段ならば双葉に母の胸に抱かれる様な温かさと安らぎを与えたが
今その胸は荒々しい網に覆われ双葉の嗜虐心を無性に掻き立てている。
双葉はアミの服ごと歩鳥の柔らかな乳房を鷲掴みにした。
網の目のから、指の間から、白い肉が溢れ落ちそうな程盛り上がる。
「やっ!あぁん!ちょっ先輩、優しくって言ったでしょ!」
「優しくなんか出来る訳が… あっ」
「あ?…どうしたんです?」
「いや、その…大事な事忘れてた」
「大事な事?」
「今まで女同士だったから気にした事も無かったけど…これ避妊しないとマズいだろ」
「否認?罪状は何です?」
「その否認じゃなくて!妊娠を避ける方の避妊」
「あー」
「いや、その、万が一お前が妊娠したら色々と面倒…いや、決して責任とる気が無いとかそういう訳じゃなくてだな」
「分かってますよ。ソレが成仏しちゃったら父親誰だ!って話になりますもんね」
「そ、そうそう」
「じゃぁ避妊具使いましょう」
「え?」
「ヒニングですよ避・妊・具。コンドームとかスキンとか言うんでしょ?」
「ど、どどどどっから用意すんだよ!」
「買いに行くに決まってるじゃないですか。先輩が」
「えっ!わ、私こんな状態だし、外に出られないし!」
「こういうのは男の人が用意するものなんじゃないんですか?まさかわたしに買いに行かせる気じゃ…」
「えー?えーうーん…」
双葉は頭を抱えて唸り始めてしまった。
「はっ!待て待て私も女だよっ!うっかり納得する所だった」
「でも一応先輩は致す側でしょ?」
「そりゃまぁそうだけど…」
「じゃあこうしましょう」
そう言って歩鳥はベッドから降りると壁に添って置かれた収納棚から歩鳥と書かれた小箱を取り出した。
これは貧乏性の歩鳥が捨てるに捨てられない細々とした物を集めた、要はガラクタ箱である。
「じゃーん!」
そう言って歩鳥がその歩鳥箱から取り出したのはピンクの可愛らしいリボンだった。
【歩×紺】その7 2/5
「それこないだ買ったケーキ包装してた奴だろ」
「そうですよ。やっぱり何でも捨てずに取っとくもんですねーこういう時に役に立つ」
そう言いながら歩鳥はそのリボンを双葉の細い腰に巻いて行く。
「先輩ちょっと立って、ここ押さえててください」
双葉は歩鳥に言われるままに、自分の股間からにょっきり突き出ているソレを押さえ付けた。
歩鳥は鼻歌なんかを口ずさみながら楽しそうにリボンを結んでいく。
「出来ました!すごい!長さもぴったし!」
一旦ヘソの下で結ばれたリボンがナニのカリ首の部分に巻き付けられ、
ソレは下腹にぴったり張り付く様に固定された。
そしてリボンの端はカリ首の真正面で可愛らしくチョウチョ結びにされ、
ご丁寧にその先端はツバメの尾の様な飾り切りが施されている。
真っ赤に充血した亀頭とシルク風の光沢を放つピンクのリボンの対比が妙にエロチックだ。
「どうです?これならちょっとゆったり目の服なら目だちませんよ?」
「……」
「ん?どうしたんです?先輩」
「ぶん殴るタイミングを見計らってんだよ」
「えぇっ!?何故!」
「こんな可愛らしく飾り付けるこたねーだろ!」
「いや、服着れば見えなくなるんだからいいじゃないですか」
双葉はリボンで飾られどことなく嬉しそうな様子の自分の性器を見下ろし、深いため息をついた。
「分かった、もういいよ。買って来るよ避妊具、買って来ればいいんだろ!」
若干ヤケクソ気味に言い捨てて双葉はクローゼットへと歩み寄った。
「んんっ…!?」
歩く度にリボンがカリ首を擦り、そのさりさりした感触に双葉は悶絶した。
「こ、コンドーム売ってんのって薬局だっけ?コンビニだっけ?」
股間に刺激を与えない様にゆっくりと振り向き歩鳥に尋ねる。
「どっちでも売ってるんじゃないですかね?近いのはコンビニですけど…けど──」
「けど?」
「よく行くコンビニで買う気ですか?」
「むぐっ…」
一番近いコンビニはほぼ毎日行くと言ってもいいぐらい頻繁に利用している。
店員もこちらの顔ぐらいは覚えているだろう。
そんな所で避妊具を買って裏で話のネタにされるのは願い下げだった。
そうなると通学路とは真逆の方向にある普段全く使わないコンビニへ行くしかない。
「と、遠いなぁ…」
「あ、いい事思い付いちゃいましたよ」
「なんだよ。お前のいい事っていい事だった試しがねーぞ」
「コンビニまでノーパンで行ってください」
「はぁっ?!何バカな事言ってんだよ!」
「あれれ?人にはボンデ何とかの上にメイド服着せて働かせようってのに自分は嫌なんですか?」
二人の立場がいつの間にか先程とは全く逆になっていた。
「いや、それとこれとは話が違うだろ!」
「違いませんよ、先輩はコンビニ行って帰って来るだけ。私は勤務中ずっとなんですから」
「ええぇー?」
「これもプレイの一部ですよ。ね?そう考えたら興奮するでしょ?」
「いや勃起はしっ放しだけどさ…分かったよ、もうなんか殴る気力もねーよ…」
「心配しないでくださいよ、私も一緒に行ってあげますから」
「お前も行くならお前買って来いよっ!!」
【歩×紺】その7 3/5
双葉はクローゼットの中を漁って取り出した黒のポンチョ風ワンピースに
チンコをリボンで飾られただけのノーブラノーパンのままばさりと袖を通した。
「これでいいんだろ?どうだ目立たねーか?」
双葉は末広がりのスカート部分を手で何度も押さえ付けて下腹部の膨らみを確認した。
「大丈夫ですよ。強い風が吹いて服がぴったり体に張り付かない限りは分かりませんて」
「風が吹かない事を祈ろう…」
歩鳥は帰って来た時とそう変わらないトレーナーにジーンズというTV局のADの様な装いなっている。
「先輩にだけ恥ずかしい思いはさせませんよ。私もノーパンです!」
「おめーはズボンじゃねーか!ジーンズ!!」
「けっこうスースーするもんですねえへへ」
「えへへじゃねーよ!こっちは心許ない事甚だしいよ」
「さあ!では伝説の避妊具を求めて冒険の旅へ出発っ!」
「あーなんかもうやだこのパーティー…」
二人は意気揚々と、とは言いがたい足取りながらも前人未到のコンビニへと旅立ったのだった。
完
「いやいやそういう最終回的なネタはいいから」
「なんスかノリが悪いすね先輩」
「いいわきゃねーだろ、こっちは歩く度にリボンが擦れてモジモジしてるってのに」
「気持ち良いんですか?」
「…」
「良いんですね?」
「だから困ってんだろ!どんな刺激でも気持ち良いに変換されるみたいだ。ホント何なんだコレ?」
「男の人って色々不便ですねぇ」
そんな会話を小声で交わしながら二人はてくてくと商店街を歩いた。
知った顔に出会わなければ良いなーと思う時に限ってそういう相手には出会すものと昔から相場が決まっている。
「よう、歩鳥ちゃん。きょうはシーサイドお休みかい?」
魚屋の見事なハゲ…いやスキンヘッドの店主が配達帰りなのかサボりの帰りなのか向こうから歩いて来た。
「あぁオッチャン。うんきょうは休み…いや休む事にした」
「なんだそりゃサボりか。まぁ客もサボりに行く店だしながはははは」
二人が楽しげに会話している間、双葉はその場にモジモジと落ち着かない様子で佇んでいた。
会話に混ざろうにも布切れ一枚下はギンギンに勃起した男性器だし、下着はピンクのリボン以外身に着けてはいない。
バレやしないかとそれどころではなく、またその様子が怪しまれはしないかと気が気でなかった。
「それで?これから二人でどっか行くのかい?」
「うん、ちょっとコンビニへ」
「へぇ、でもコンビニは逆方向じゃぁ…」
「そっちの店じゃ買えないからあっちに行ってみようかなって」
「なるほどね。しかしコンビニで売り切れるたぁ大した人気商品だな」
ハゲ、いやスキンヘッドのオヤジはそう早合点してその商品に興味を示した。腐っても商売人である。
「人気商品って訳じゃないよ日用品だし」
「ははぁじゃぁ仕入れでしくじりやがったなあの店長。で、何なんだいその日用品ってな?」
「秘密」
「なんだよ秘密って」
「オッチャンのスケベ!」
そう言って歩鳥はぷいっとそっぽを向いた。
慌てたのは魚屋のスキンヘッド。スケベと言われてまた勝手に生理用品か何かと勘違いした。
「あっ!あぁそういう事かゴメンゴメン!あっああ!俺店に戻んなきゃ!じゃっ」
言うが早いか自分の店の方角へ一目散に駆けて行った。
ポカンとした顔で双葉が歩鳥の顔を見つめている。
「わたしは一つもウソ言ってませんよ?」
「お前のオッサンあしらう能力はスゲーな…」
「商店街内限定の近距離パワー型ですけどね」
【歩×紺】その7 4/5
その後も罠かと思える程に様々な知り合いに会敵したが、歩鳥のスタンド能力によりことごとく退けた。
最後に出会ったメガポリこと松田巡査には
「もう大学生なんだからあんまバカな事すんなよー」と諭されただけであっさり解放された。
思いきりバカな事を絶賛実行中の歩鳥はほくそ笑みながら呟く。
「ふふふ流石のメガポリも私らが女子大生を装った痴女だとは見抜けなかった様ですな」
「痴女て…女子大生なのは事実だし」
「そんな事より。見てください、遂に目指すコンビニに辿り着きましたよ」
「あぁ…しかしコンビニってほんとどこも同じだな…」
二人の目の前でどこにでもあるごく普通のコンビニが妙に明るく出迎えてくれている。
いつも利用している近くのコンビニとは同じ系列なので、当然店構えも内装も同じ。
うっかりすると別の店だと気付かないぐらいソックリそのままの姿だった。
「これで店員まで同じだったらビックリしますね」
「それじゃ何しにここまで来たか分かんねーじゃねーか」
そんなやり取りをしつつ入店音のチャイムを聞きながら二人はコンビニ内へと潜入する事に成功した。
良く効いた空調のひんやりした空気に剥き出しの尻と性器を撫でられて双葉がびくりと震える。
「じゃぁわたしは立ち読みでもしてますから、先輩はちゃっちゃと買っちゃってください」
「お、おう…」
そう答えたものの、目的の商品がどこに陳列されているのか分からず双葉は困惑した。
普段買い物をしている時にはよく目にするのに、いざそれを買おうとすると見当たらない。
どこだ?日用品?生理用品でもない…医薬部外品コーナーか!
やっと思い至ってその場所に立った双葉は愕然とした。目指す商品は確かに有る事は有った。
4種類も…
「ど、どれを買えばいいんだこりゃ?」
分からないならいっその事4種全部買うか。とも考えたが今後使うあても無い物だし値段も結構する。
ならば一番安い奴を──駄目だ4種中3種が同じ値段。
どうしよう歩鳥!と歩鳥の姿を探すと、すっかり本来の目的を忘れたかの様に雑誌を読みふけっている。
「あんの鳥頭…」
双葉は声には出さず恨み言を呟いた。
仕方が無いのでとりあえず安い方3種のパッケージの謳い文句を比較する。
「薄さ爆発!ウススキンZ…いやいや爆発しちゃ駄目だろ」パス。
「新・感・覚!バナナフレーバー…え?味付き?しかもなんでバナナ?」パス。
「安心の品質と実績。新開発薄膜多層構造…新開発で実績とか意味分かんねー」パス。
ああもう訳が分からなくなった!という様に双葉は頭を抱えた。
どれ買っても良い様な気もして来たしどれ買っても駄目な気もする。
どうする、こんな所でモタモタしてたら万引きか何かと間違われかねないし、
そもそも買おうとしてるモノが恥ずかしい。
それになんだか如何わしいモノを手にしているという思い込みからか
股間のモノがめきっと太さを増してリボンが食い込んで痛い。
その瞬間双葉ははっと閃いた。
残りの一個、値段が数百円高い奴を引っ掴むとパッケージを見た。
シンプルなデザインの商品名の横にただ一言「高級」と添えられていた。
好きな子の為に使うものならば高級なものがいいに決まっている。
もう何の迷いも無くなった双葉はその小箱をしっかりと握り締め、
カムフラージュ用のスナック菓子やペットボトル飲料をてきぱきと掻き集め始めた。
【歩×紺】その7 5/5
しかし、いざレジカウンターへ!という段階で双葉の気力が尽きた。
「うぅ…」
空いている時間帯なのかレジ前に客の列はなく、すぐに清算出来る様子だが店員は全て男性だった。
双葉は恥ずかしさに尻込みをする。
「ええコンドーム買いますよ?これから帰ってSEXを楽しみますがそれが何か?」
と無表情で言い放てる程の強い心も老練さも双葉は持ち合わせてはいない。
「ど、どどど…」
「あーもうじれったいなぁ」
いつの間にか双葉のすぐ横に来ていた歩鳥がそう言うと、
双葉の手からコンドームだけをぱっと奪いレジへと進んだ。
「これ下さい」
「歩鳥…」
双葉はこれほど歩鳥を頼もしいと思った事は無かった。いや大した事をした訳ではないのだが
双葉が困った時に進んで恥ずかしい役を買って出てくれるその気持ちが嬉しかった。
「あれ?歩鳥ちゃん。どうしたのこんなトコまで?」
「ぶふぉあっ!?」
カウンター内の店員にそう声を掛けられて文字通り歩鳥が吹き出した。
「て…店長…?なんでこのお店に?」
ギクシャクと壊れたロボットの様な挙動で歩鳥が尋ねる。
彼こそは二人が毎日利用する近所のコンビニの店長で、
それどころかシーサイドにも時々コーヒーを飲みに来る顔見知りでもあった。
「あぁ、うちフランチャイズで2店舗契約しててね、ここもうちの店なんだよ」
「そ…そうでふか…」
「なに?なんかあっちの店で無い商品があった?」
と、気さくな店長は手にした商品にPOSのバーコードリーダーを押し当てて気付いた。
「あ」
「あ、いや…その…」
「そう言う事か、そうだよね歩鳥ちゃんももう大学生だだもんね」
一段声のトーンを落とした小声で店長はそう囁いた。
「え、えへまぁ、だ、大学生ですんで…はは」
「大丈夫、安心して。おじさんこの事誰にも言わないから」
店長は掌で隠した口を歩鳥の耳に近付け、声をさらに小さく絞ったもはやウィスパーボイスでそう囁き、
トドメに一発見事なウインクをバキューン!と決めた。
「ヤメてぇー!!そんな優しさ発揮するなら最初から無視してくんなよオッチャン!」
そう心の中で叫びながら、真っ赤な顔で歩鳥は清算を済ませた。
「うぅぅぅ恥ずかしいよぅ…顔から屁が出そうだ…」
「火な」
歩鳥の無様な戦いっぷりに、助けられた感動もすっ飛んだ双葉がクールに突っ込む。
カムフラージュ用になるはずだった菓子の詰まったコンビニ袋を手に二人は帰路を歩いていた。
「しかしあれだな、ノーパンノーブラも案外慣れちゃうもんだな」
見る影もなく萎れた歩鳥の為に話題を変えようと、双葉はスカートを摘んでひらひらさせながら言った。
「あーそう言えばすっかり忘れてましたよ…」
「いやお前は最初からズボン穿いてるから」
「いやいやいや、これが思ってる以上にスースーする…」
そこまで言って何か変だなと二人同時に気が付いた。まさか。
ばっと歩鳥の股間に二人の視線が集中する。予感的中チャック全開歩鳥号泣。
「うおぉぉぉ──ん!!」
「あー…こりゃ帰ってお前の気分盛り上げるの一苦労だわ…」
お粗末様でした。
遅い上に長い、そして終わりませんでした申し訳ない。
もうちっとだけ続くんじゃ。
商店街の面々を巻き込んでの予想外の方向へと発展w
だがいよいよ物語りも佳境か!
この痴女たちはいったいどこへ向かうんだろうな
とりあえず歩鳥に振り回されっぱなしの双葉がついに主導権を握るチャンスの到来だな
復活
アニメ全視聴した。歩鳥ちんアホ可愛いw
古道具屋の姉さん無駄にエロい。たっつんよく揺れるねw
エロカワイイ二人の続きはまだかなー。
なにかと忙しい時期だし暑いのもあって執筆がはかどらんかな。
253 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/05(水) 15:19:16.57 ID:QLgKFOOW
保守あげ
ふ
255 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/28(金) 15:52:01.82 ID:DxNP4Atl
ほすー
まとめたいけど前スレはいずこに
こんなのをキャラスレで見つけてフル勃起しました。
「その歩鳥が無防備にオシッコしてるところを、後からガッと。
「な、何だお前!やめろぉーー!!」
叫びは届かず。
薄い恥毛に覆われた割れ目を「くぱぁ」っと開き、処女膜を確認して、屹立した肉棒を
メリメリと押し込んで行く・・・
「いだだだ!やめーろー!」
その声を聞きながら丸い尻に激しく腰を打ち付けて、歩鳥の処女子宮口に大量射精。
膣壁に叩き付けるザーメン。
すっと、肉棒を抜くと大量のザーメンがドロリと流れ出る。
「つぷぅ!」と俺の精子が歩鳥の卵子に受精した瞬間。
「うあー。ひどいよー。いたいよー。」
静ねーちゃんもこうして処女を失ったのだ。」
前スレがあったのか…
紺先輩は中で射精しても、なんだかんだ言って
「しょうがないなー」
とか言いそうだが、歩鳥は
「うわー!なにしやがる!!」
とか引っかかれそう。
259 :
名無しさん@ピンキー:2012/10/15(月) 00:39:42.97 ID:NqjKKdmH
なんだかんだのところを詳しくw
ふたなり紺先輩の続きはまだかのう
歩鳥と風呂に入ってるタケル
「ねーちゃん。ねーちゃんの割れ目舐めてみていい?エビちゃんがこないだ舐めろって。」
「練習か。しゃーないな。ほらよ。」
城島君×紺先輩希望
あけおめ
おめあけ
267 :
名無しさん@ピンキー:2013/03/15(金) 05:54:59.59 ID:MwD7nyNR
紺先輩妊娠しろ!
ええい、誰か書け
歩鳥でなら5回連続でかける。
タッツンなら10回だ。
>>241-245 精巣を有していないふたなりを見るといつも思うんだ。
「その精子に生殖能力は無いのではないか?」と。
つまり、妊娠の心配などせずに好きなだけ中出しさせてあげてください。
しかしそれでは二人が実際に結婚したときに切ない結果になるのではないだろうか
やはり生殖能力はあると一応しつつもそこは創作だからということで、思うが侭にやり放題でしょう
たなり化させたら一番でかいのあ
ユキコ
雪子に生えさせろ
>>245 ゴムありプレイはやくぅ〜。
待ちきれないよ。
歩鳥の柔毛をかき分けてペロペロしたい。
鯨井ルカが生えたら後輩うつ伏せにさせて亀頭を後輩のケツふともも大陰唇にこすり付けて
そのままザーメン3発ぐらいケツにぶっかけて写メとって大満足ではしゃぎ疲れてすぐ寝てそう
すこし可愛いと思いました
で、終いにキレた入巣に押し倒されると
良い尻してんだから鳴らしてやれお
パンッ!パンッ!
歩鳥の柔らかい尻をわしづかみしながら、ギンギンになった俺の肉棒を柔らかい恥毛を
に擦り付け、
メリメリと膣にめり込ませて処女膜を拡げ破った。
八百屋と魚屋のガチホモssはどこに投下すれば良いんですかね…
田口×伊藤はどこに…
まとめて来いやオラァ
ホモ達は成仏せえ
パンッ!パンッ!