>>1 馬鹿!こんな無理矢理スレ立てしなくたって私は前から
>>1の事…乙だったんだから!
…乙だったんだからぁっ!!
って事で乙でした
いちおつ!!!
6 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 00:10:15 ID:AAKuoWYt
祝新スレage
>>1さん乙〜
今スレも愛故な雑談や投下で盛り上がりますように。
8 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 02:50:11 ID:eYcYL/5v
テS
投下します。本編7レス消費。シチュ重視?エロ薄め
西洋ファンタジー、でも魔術ほとんど活用してないです。
NGタイトル「魔術師とその新妻」でお願いします。
人によっては「無理矢理」感が物足りないかもしれません。
「っはぁっ……はっ、うあっ……!」
男は何度目かの射精に腰を震わせて仰け反った。
「はぁ、はぁ……くっ!」
心地よい射精後の疲労に耐え、男は再び腰を振り始める。
ずいぶんと久しぶりの交わりだから、これくらいでは治まらない。
すでにシーツは男の精液で汚れ、彼女との結合部からはずいぶんと大きな水音が立ち始めていた。
「も……やめて……」
息も絶え絶えと言った具合に、少女はベッドにくくりつけられた手錠を揺らして懇願する。
「う、うるさい」
男はそれだけいうと、また行為を始める。今さらやめられるものかと思う。
がちゃがちゃと、鎖が擦れる音に男の良心が苛まれる。
二人は、夫婦である。
男はその若さでかなり有能な魔術師であったが、陰気な性格と外見から他者との関わりは少なかった。
少女の父は上流貴族の野心家で、しかも金好き、賭け好き、女好きと悪徳の見本のような男であった。
男の方としては、ただの色狂いの客として見ていたのだが、この父親に気に入られてしまい
娘を嫁にどうだと紹介されたのがきっかけであった。
娘と言っても正妻の子ではない。父親が戯れに手を出した女中の子で、どちらかと言えばただの召使だ。
よく、屋敷に呼びつけられた時、この少女が男を案内していたのを思い出す。
「娘は君が気に入っているようでね。君が来る時はいつも世話役をしてくれているよ」
その言葉に、馬鹿な男だと魔術師は思う。
貴族の娘様方の恋占いを専門とする、甘い言葉と顔が売りの占星術師ならともかく
色狂いの貴族に商売する陰気な魔術師など、誰が進んで世話や案内を申し出るものか。
きっと、その娘は召使仲間でも貧乏くじを引かされているだけなのだろうと、魔術師は思っていた。
それはあながち間違ってもいなかったのが、少々悲しいところだろう。
少女は灰色の髪を左右三つ編みのお下げにしていた。服は支給されるメイド服だ。
正妻の方の馬鹿娘は艶やかな金髪で、いつも違う髪型と豪奢な髪飾りをしていたから
この男は娘として扱っていなかったのだなと、魔術師は思う。
「持参金もつけよう。どうだね?」
体の良い厄介払いなのだと、魔術師にもわかった。
女中の子とはいえ、貴族を父に持つ少女にそう求婚できる男はいない。
貴族の男ならば、女中の子など問題外だし、同じ召使同士では貴族の血なんて恐れ多いのだろう。
どうせ付き合うような女もいないし、女中ならば家事もできるだろうと考えて魔術師はその話を受け入れた。
嫁にやってきた娘は、いつものように灰色のお下げを揺らし、服は粗末で地味な服を着ていた。
結婚式など挙げていない。ただ、魔術師の男の家に女中としてやってきたようなものだった。
「これからよろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げた時、あの娘はどんな顔をしていたのだろう。
入ってはいけない部屋を教え、家事をさせ、彼女の料理を食べて、初夜を過ごした。
水仕事で手は荒れていたが、年相応の瑞々しい肌に吸いつき、跡をつける。
娼館の女たちとは違う、少々硬い乳房。少女の足を押し開いて破瓜の血を流させる。
寝台で少女の灰色の髪が波打ち、波打つ銀色の海のようであった。
歯を食いしばって少女が痛みに耐える様を見て、男は初めてこの少女が愛しいと思えた。
寝台が軋む音と、少女の荒い息遣いが、男をひどく興奮させていく。
次の日、少女は血と精液で汚れたシーツを洗うなど、家事を進める。
男は部屋にこもって、依頼されていた薬や、新しい魔術道具を作っていた時、遠慮がちなノックがされる。
「あの……食材の買い出しに行きたいのでお金を頂いてもいいですか?」
「そうか、そこから適当に取れ」
部屋に入ってきた娘を見もしないで、男は革袋が置いてある机を指差した。
「あ、あの、金貨ばかりなんですが……」
普段の買い物て使うのは銅貨、大きいものでも銀貨しか知らない娘は驚いて問いかける。
「何か問題があるか?」
「い、いえ、では一枚貰っていきますね。何か食べたいものはありますか?」
「なんでもいい」
そっけないその言葉に少女は悲しそうな顔をしたが、男は気付かなかった。
少女が金貨一枚をそれはそれは大切そうに皮袋に入れて買い物に出かけるのが窓から見えた。
男の家は森の中にあり、近くの町に着くまで歩いて小一時間ほどかかる。
「……」
男は、低級使い魔を呼び出して、彼女に護衛と案内としてついていくよう命じる。
さすがに新婚二日目で、森の獣に襲われたりして死なれては目覚めが悪い。
何気なしに、男は鏡で使い魔の眼から少女の様子を眺める。
澄ました顔……というか特に表情も変えずに少女歩いている。
男は昨夜の少女のあの艶めかしい顔を思い出して、思わず顔をにやけさせた。
今夜は何をさせてやろうかと、下種な事を考えていると自然に下半身の物が硬くなる。
自慰してしまおうかと思うが、夜のために取っておくことにする。
鏡の中の新妻を今夜はどう責めてやるかと楽しそうに考えていれば、結構な時間になっていたらしい。
すでに少女は町につき、食材を買い集めている。
「……ん?」
少女は、笑っていた。
少女は晴れ晴れとした笑顔で、店主や女将と楽しそうに会話をしている。
あの屋敷の中や、男の家では見せたことのない笑顔だった。
『久しぶりだねぇ!いい果物があるんだ!持ってお行き!』
『はちみつはどうだい?特製だよ!』
屋敷で働いていたころからの知り合いなのだろう。少女は、とても楽しそうに買い物を続けている。
『金貨じゃないか!お前、ずいぶんと良いところに嫁いだんだね!』
その言葉に、一瞬、少女の顔が暗くなったのを男は見逃さなかった。
何かに気付いたらしい女将が、金貨を眺めている亭主を叩く。
『出来ることがあるならなんでもいいな。大した力にはなれないかもしれないけど……』
『大丈夫よ。ありがとう。屋敷の時より買い物にきちゃうかもしれないけどね』
『お得意様なら大歓迎さ!さ、これも持ってお行き!結婚祝いだ!』
結局、少女は店の者たちから両手でどうにか抱えられる程の大量の品を渡され、よろよろと戻っていく。
男は酷く不機嫌そうな顔をして、それを眺めていた。
あまりにも大量に持たされたものだから、少女は時々荷物を置いて休み休み歩いていく。
こつこつこつ、と机を指で叩くと、男は突然立ち上がった。
そして、乱暴な足取りで家から出ていく。
……―――
「あ」
少女が見たのは、陰気な夫の姿であった。
「遅い」
「お帰り」でも「御苦労」でもない苛立つような男の言葉に、少女は無表情で視線を落としてすみません、と謝る。
「そんなに買ってどうする。持てる量を考えろ」
あれよあれよという間に、男はワイン瓶やら野菜の入った袋を奪っていく。
「帰るぞ」
「あ、はい」
荷物を持って、二人はぎこちない動きで家へと帰る。会話は、なかった。
家に戻ると、男は荷物を置いてまた部屋に戻る。
少女は急いでまた、家事を進める。何度か、男の部屋に入ろうかと思ったが、やめた。
そうして……食事をして、湯浴みをして、今夜も少女は男に抱かれた。
獣のように四つん這いにされて、後ろから乱暴に突かれる。
少女は顔が見えていないのをいいことに、枕を強く握りしめ、苦痛の表情を隠さなかった。
泣きだしそうになる小さな悲鳴も、男には悦びの喘ぎ声にしか聞こえていない。
「か、可愛い奴め」
俺のものがそんなにいいかと言わんばかりの言葉に、少女は小さく頷いてやる。
男はそれに機嫌を良くしたのか、さらに乱暴に激しく突きはじめる。少女の身体が小さく震えた。
結婚してから、一週間はこんな夜だった。
初めて彼女が拒んだのは月のものが始まったのが理由だった。
それなら仕方ないな、と男はあっさり諦めて、だが逃がさんと言わんばかりに同じ寝台で寝る。
次の日の朝、男はいつもより早く目覚めたが、既に少女は寝台にいなかった。
いつものように、食事の用意や家事をするが、まるで男と同じ部屋にいたくないとばかりにせわしなく動き回る。
呼べば来るし、家事も問題ない。ただ、どうしても、彼女が笑っていないのが気になった。
それからしばらく、月のものも終わっただろうと、男は少女に行為を求めたが、少女はすでに寝入っていた。
諦めて、男も大人しく眠りについた。
しかし、それが一週間も続けばさすがの男も、無言の拒絶だと分かる。
これには男も気になって、意味もなく少女を呼び寄せたり、買い物帰りは待ち伏せたり
なるべく傍にいようとしたが、少女の態度は変わらない。
勇気を出して帰り道で手を握れば、握らせはするが、握り返してはくれない。
心臓が、痛い。
こんなことなら、あんな娘、娶るんじゃなかった。と後悔するが、料理はうまい。家事も問題ない。
男が何を食べたいと言い出せば大抵は作ってくれる。
そうだ、女中としては、優秀だが……妻としての愛がないのだ。
夜になれば、同じ寝台に入るが、少女はこちらに背を向けて眠る。
彼女の灰色の髪に、そっと触れる。こちらを向け、お前は俺の妻だろう?
そんな言葉が喉まで出るが、男はそれを飲み下して、背を向けて眼をつぶる。
愛してくれ、と懇願するなどプライドが許さなかった。
男は有能な魔術師で、少女はただの召使だ。身分の差がある夫婦であり、男が娶って「やったのだ」
それなら少女が、男の言う事を聞いたり、機嫌を取るのが自然だろうが!と、男は苛立ちを抑える。
性欲処理なら娼館に行けばいいのだろうが、なぜかそんな気にはなれなかった。
結婚してから一カ月半というところで、とうとう男は我慢の限界に達する。
いつものように背を向けて眠ろうとする少女の肩を軽く掴むが、反応はない。
そのままゆっくりと少女の手に触れると、急に引っ張り、ベッドの枕元の柵に手錠をつなぐ。
「えっ!?」
驚いている少女に馬乗りになって、もう片方の手もつないでしまう。
「な、なんですか!」
がちゃがちゃと手錠を揺らすが、外れるわけもない。
「うるさい、だまっていろ!」
手錠と同じように枕の下に隠していたナイフで、少女の寝着を切り裂く。
ギラリと見えたナイフに、少女は怯えて小さく震えるだけになる。
一か月ぶりの少女の裸体に、男は生唾を飲み込んで、その乳房に吸いついた。
「あぁっ!」
少女の身体が跳ねる。男は赤子のようにその先を吸い、硬くなった彼自身を彼女の太ももに擦り続けた。
寝着を剥がされた少女は、下着一枚となっているため、男の先走りが彼女の肌を濡らしていく。
「やっ、いやぁっ……!」
荒い息のまま、男は少女の口を吸う。互いの唾液が交わり溢れ、少女の唇からつぅ、と流れた。
少々血走った眼で、少女の足を開かせ、久方ぶりのそこへと侵入する。
「濡れているではないか、そうか、お前も欲しかったか」
「ち、ちが……ああんっ!」
「うっ!」
随分と久しぶりの交わりに、入れただけで男は吐精してしまう。
少し硬度を失った男根を容赦なく彼女のモノが締め付けたものだから、すぐに再装填される。
先に出された己の精液を彼女の奥へと流し、かき混ぜるように、男は腰を動かし始めた。
少女は怯えた眼で、自分を力かませに犯している男を見ている。
嫌がる彼女より、己の欲望を優先させたことの罪悪で胸が痛むが、それでも行為は止まらない。
夫婦なんだ、交わって何が悪い。相手を求めて何が悪い。
「っぐぅぅ!」
二回目は、彼女の腹にかかった。
生温かい液体に、少女は身をよじらせた。中も外もこの男の精液で染め上げられる。
がちゃがちゃと手錠の鎖が軋む音が、まるで男の行為を非難しているようだった。
貯めに貯めこんだ男の欲は激しく、少女が泣いても止まらなかった。
「あっ!あっ!ああああああっ!!」
行為の最中、少女も達して、その身体を仰け反らせて震わせる。
彼らの結合部は汗と精液と愛液でこれでもかと濡れ、シーツの汚れは広まるばかり。
途中で何度も口づけしてやると、ようやく少女も返すようになり、男は喜んでまた強く突く。
次第に、強張っていた少女の身体もほぐれ、甘い声を出し始める。
「あっ!ふぁっ!駄目っ!もうやめてぇっ…!」
「だ、だまれ、やめるものか!」
何度目かしれない射精で内部に広がる感覚に、少女は切なくも嬉しそうな声を出す。
男はそれこそ体力の限界まで、少女の身体を貪り、何度も何度も腰を打ちつけた。
最後の方では、少女の顔が悦びでとろんと蕩けた笑顔に見えたのは、
彼女を愛しすぎた男が見た、悲しい幻覚だったのだろうか。
……――――
少女は、自分の胸の顔をうずめて眠っている男を見て、小さくため息をつく。
手錠で手首が痛むし、もう朝だからいろいろ家事に取り掛かりたいのだが、男は起きそうにない。
少女はただ、愛されたかった。
母は死に、父は気まぐれで少女を可愛がるが愛してはいなかった。
正妻の娘は自分を異母姉妹とは知らないし、正妻も特に少女の存在を気にしなかった。
出生を知っていたり、何かに感づいた同僚は、少女に接することさえ避けていた。
気軽に接してくれるのは、出生を知らない行きつけの店の人だけ。
この魔術師との結婚の話は、少女には拒否権がないから心配していたが、来てみればごく普通の少し陰気な男だ。
妻になるからには、この人を愛そうと思った。
それなのに、男は自分にろくに振り向きもせず、構ってくれない。
なんだか、とても悲しかった。ここでも、愛されないのかと半ば諦めたとき、月のモノが来た。
恐る恐る拒絶すると、案外あっさり男は行為を諦めてくれた。
あぁ、この男にとって自分はその程度なのかと思ったが、男は寝台から出ていけとはいかず一緒に寝てくれた。
ぎゅうと、抱きしめられて寝るなんて、ずいぶんと久しぶりだった。
この人に愛されたいと、心から願ってしまった。
月のモノが終わったので男が行為を求めるが、寝たふりをする。
残念そうなため息が聞こえたが、男は諦めて少女を抱いて寝てくれた。
自分の我がままな理由で拒絶したことで心が痛んだが、気遣ってくれたことに少女は喜びを見つけてしまう。
背中を向けて寝ると、構ってくれと言わんばかりに髪の毛を弄られて、少し笑いそうになった。
初めはろくに会話をしてくれなかったのに、拒んでからは妙に話しかけたり、料理のリクエストを言い始めたときには心底喜んだ。
手を握られたときは、嬉しくて嬉しくて、その握られているという感覚を楽しんだ。
もしかしたら、ただ抱きたいがためのご機嫌とりなのかもしれない。
このまま、わざと冷たくすればいつかは離縁されるかもしれない。
それでも、少女は男に優しくしてもらいたかった、構ってほしかった、愛してほしかった。
昨夜の無理矢理には少し驚いたが、少女の自業自得なので男を責めるつもりはない。
むしろ、あんなふうに激しく求められるのも……と、少女は顔を赤くする。
「おはようございます」
男が目覚めたのに気付き、少女は優しく囁く。
てっきり、嫌われると思って恐る恐る少女の顔をのぞいた男は、その優しい笑顔に驚く。
「……おはよう」
「昨夜は、その、素敵でした……」
今まで冷たくした分、優しくしようと思っていた彼女はそう言って男に足を絡めた。
「そ、そうか?」
照れたような男の言葉に、少女の下腹部がキュンとなる。
「あの、今まですみませんでした……」
「や、あの、お、俺も、その、すまん」
痛いか?と男は少女の未だ繋がれている手首を撫でさすった。
「外してもらえますか?」
「お、おお」
ようやく自由になって両腕の使い方はもう決めていた。
目の前の「旦那様」にぎゅうと抱きつき、今までの分をたっぷりとキスの嵐でお返しする。
しがみついて、男を寝台に無理矢理仰向けに寝そべらせ、少女は男に跨る。
「ま、待て」
もう朝だとか、出ないとか、弱音を吐く男に、少女は優しく微笑む。
「だって、好きなんです」
一晩中繋がれていた少女は男根を掴んで擦りあげ始めた。
「お、おい、やめ……」
そう口では言うが、微妙に期待しているのか笑っているし、何より硬くなっている。
「んんっ……」
今度は少女自ら男のモノをゆっくりと下腹部へと飲み込む。
みちみちと、また、互いの接合部が擦れて甘い痺れを走らせ、二人は喘いだ。
「っはぁ……き、気持ちいいですか?」
ぶんぶん!と男は首を縦に振る。
「そうですか、じゃあ」
朝日に照らされている彼女は、腰を動かし始める。
「ちょ、ちょっと待て、もう本当に出ない……」
「そうですか?でも」
もう少し頑張れますよね?という少女の可愛らしくも淫靡な笑みに、男は気を失いそうになる。
そんな眼で見つめられたら、頑張るしかないじゃないか。と、男は今にも出そうになるのを必死で耐える。
そんな顔をされたら、もっと欲しくなってしまう。と、少女は艶めかしい笑みを浮かべて腰を動かし始めた。
……――――
「怒ってます?」
行為が終わり、出すもの出しきって疲れて、いつも以上に陰気な男に少女は恐る恐る問いかける。
「いや、怒ってはいないが……」
「今夜は旦那様の好きなものたくさん作りますね」
ぎゅう、と甘えるように少女に抱きつかれ、男は照れたように笑う。
「まぁ、なんだ、その、今度一緒に買い物に行くか」
その言葉に少女は嬉しそうに、「大好き」と囁いて男の頬にキスをした。
今さらながらに、男も、少女に「愛している」と初めて囁く。
ようやく夫婦らしくなった二人が、手をつないで町に行く日は、そう遠くないだろう。
終わり
以上です。
押してダメ(そう)なら引いてみろを実践してたらこうなりました。
>>17 素晴らしすぎる・・・GJ!!
この二人なんか可愛すぎるw
ちょっととんでもない誤字があったので訂正させてください。
>>15の「少女は、自分の胸の顔をうずめて眠っている男〜」を
「少女は、自分の胸に顔をうずめて眠っている男〜」です。
GJ!
二人ともかわいいな。萌えた
>>17 超GJ!!!
男を狂わす悪いおにゃのこですね!!
実に可愛かったw
すばらしい!二人とも健気で微笑ましいwGJ!!
ふたりが可愛すぎて萌えた
GJ!
24 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 21:23:40 ID:xCskdPoe
二人とも愛するが故に無理やりだったねw
GJ!
前スレ埋まった
状況開始!!
前スレ>896
オフィシャル小説で実際少し似た展開があって(勿論未遂)めっちゃ興奮した記憶が蘇ってきたw
900 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 18:45:19 ID:laRKN3wC
このスレって男女比率どうなってるのか気になる。
ちょっと似てる男ヤンデレは女性が多いみたいだけど。
901 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 19:28:41 ID:r2cvL/Kw
他スレの名前出すな
汚物婆
902 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 20:22:50 ID:0WgFPQAI
駄目なのは他スレのSSの紹介だろ
お前も散々あそこはエロパロ板最底辺を脱してここが最底辺になったとか
別スレの名前を出してたのにって埋め
SSだけじゃなくて他スレ紹介禁止は付け足したほうが良かったな
例の人(900=902)のいいエサになっとる
いや、なんかスマン。900だけど902ではない。
某スレの話題を出したのは埋めついでと、前スレの過去ログ見てちょっと気になっただけなんだ。
そこまでタブーなんだとは知らなかった。
ホントにすみません
>>28 荒らしの自治厨が一人で騒いでるだけだから気にしなくておkw
普段はのんびりしたスレだけど、荒らしはわざとムード悪い方に持って行きたいみたいだから乗っちゃダメだ
テンプレによると「他スレのSS紹介禁止」だから、偶発的に他スレ名が出るくらいは許容範囲
もちろん他スレの話だけになってしまうのはあれだけど、気をつけて謝ってくれる人がその許容範囲を間違えるようには思えないし
30 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 15:06:59 ID:n7PjlP6h
350 :名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 12:52:11 ID:8FaZGi2a
荒らし自身で別スレの名前出してたのに何を言っているんだ。自分に甘いのはお前だよ鏡見ろ…
スレが荒れてるのを「自分の仕事」だと思ってニヤニヤ見守るのが好きなんだろうな
SS書けない、ROMもできない、GJもしないんじゃ荒らす事くらいしかできないってわかるけど
お前の存在はあの場じゃ誰からも望まれてないって事をそろそろ認めて精神科行った方がいいと思うよ
お疲れさん
頑張って糞スレの宣伝してくれや
この程度でいちいち誤爆や愚痴に出張するなよ。だから荒らしを呼び込むんだろうが。
そんな書き込みするくらいならエロい妄想書き込んで下さいお願いします。
>
>>17 なにこの可愛いカップルGJ
今後この男は妻を縛り好きと勘違いしてしまいそうだな 笑
まぁ、俺が902だけどあえて例の人みたいな言い方するなら901だろw
別に積極的に他スレ話なんざする必要も無いが
>>31 最初から荒し目的なんじゃないの?
>>33 仲が良くてSM好きで男S、女Mのカップルは多そうだしねw
愛故に可愛い女の子にいけないお仕置きをしたい
37 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 01:10:56 ID:q5u+hpif
腐女子きもいです><
腐女子かぁ、ポリフォニカのプリネとか腐女子だが可愛くて犯したくなるなぁ
てかラノベとかにはチョクチョク腐女子なキャラが出てくるご時世だが
結構可愛いキャラが多くて困る、ちょっとおじちゃんに股開いてみないか?つか開けみたいな気分になる
こういう気持ちになるのは勿論そのキャラへの深い愛のせいです。
>>17 かわいかったーグッジョブ!
チヤーミー○リーンがにあう二人になりそうだなぁ
町に二人で買い物バージョンが見たくなったw
>>38 38の妄想のせいでいま投下しようと思ってるのうっちゃって
腐女子モノかきたくなったじゃないかw
虹男にしか興味がありません、と公言する痛い腐女子高生。
見た目は可愛いのに言動が残念なもんだから男なんか寄り付かず、友達らしい友達は幼馴染みの男くらい。
そんななか、ブログ通じて知り合った腐女子とタイマンでオフ会することになるが、
ネカフェと教えられた胡散臭い店に会いにいってみると何と相手はネカマ。
ブログに掲載したコスプレ写真と女子高生との情報から彼女に興味を持ち、
世間知らずな腐女子を出会い喫茶に誘い込んで強姦しようとしていたのだった。
心配と嫉妬から後をつけていた幼馴染みによって何とか助けられるも、軽率だときつく責める彼の言葉に反発。
「友達を作ろうとして何が悪いの」!」
「俺がいるだろ!」
「うるさい!あんたなんか私の話全然わからないし、一緒にいても面白くないのよ!」
幼馴染みヤンデレ覚醒。どんな目に遭ってたか教えてやると言ってそのままレイープ。
こうですか!?わかりません><
>>40の妄想いいな〜
自分の妄想は腐女子って本当の意味の腐女子だったw
オタクの漫画描き巨乳少女を幼馴染として持つ男の子が
君にしか見せられないの…と言われて少女の書いた漫画を小学校のころから見せられ続け
段々と見せられる漫画内容がBLになりBLに耐性が付き
「こんなことあるわけねーだろ」とツッコミを入れながらつつ感想を言っていた。
どんな漫画をかいても俺には見せてくれる。
そう自分が少女の特別だと思っていたら、ある日これだけは「君に見せられない」とノートを隠された。
その中に書いてあるものが気になり、少女がいないときについ見てしまうとそこには
学校でも有名な人気のある男子×自分の凌辱モノ。
読み終わり、愕然とした男の子はその凌辱ものと同じシチュで怒りを少女にぶつけ犯してしまう。
とかそんなんw
>>39 >>42 書いてくれると嬉しいけど今書いてるのも投下希望w
>>40 そりゃ腐女子というより女オタかも
いや女オタでも可愛ければ全然良いんだけどねw
さて
>>39>>41だが義理姉弟物は大丈夫か?
大丈夫問題ないという人間だけ読んでくれ多分6レスで投下終了できると思う。
「久しぶり、いきなり呼び出してごめんね」
「ううん、ちょうど私も報告したいことあったから」
某高級ホテルの最上階のディナー。
目の前にいるのは、高そうなスーツに身を包んだ見事なエリートサラリーマン。
でも、メガネの奥の瞳がやさしそうに微笑んでいて、人に拒絶させないやわらかな雰囲気をまとっている。
目の前の人間は、デキスギクンだった。
今も女性客が振り返るほどの、イケメンで。
そしてこの不況の中、誰もが名前を聞いたことのある一流企業に勤めてる。
学生時代はテニスでインターハイに出るほどの腕前で、スポーツ万能。
語学も一年の留学で英語はネイティブかと思うぐらい堪能。
私の知る限り、彼ができないということは一度も見たことがなかった。
反対に私は大学卒業後は就職決まらず、いまだに派遣社員の平平凡凡な女。
彼といると女の視線が痛い、通行人その一ぐらいの十人並みのスペックだ。
もう十分に慣れたけど。
そんなスペックの違いすぎる私たちがなぜ一緒にいるのか。
理由はもちろんある。
私は彼の、義理の姉だからだ。
彼から呼び出されたのは、理由は何となくわかってる。
わかっているけれど、やさしい義理の姉を演じている私としては相手を立てて、初めて聞いたという顔をしてあげるのが正解だろう。
そう思って、相手が話し始めるのを待っていたら、先になに? って顔をされる。
「ううん、侑大から話してよ」
「いや、聞きたいな」
「…………じゃあ、先にいうけど」
「うん」
「私、結婚することにしたの」
やさしげに、相槌を打っていた、侑大の顔が固まる。
晴天の霹靂といった表情に、私は少し溜飲が下がる。侑大はかなりの時間が経ってからやっと言葉を発した。
「相手……相手は誰?」
「えっと、柿崎君覚えてる?」
「……中学の時の?」
柿崎君は中学の頃、一年間だけ一緒のクラスだった男の子だった。
そんな彼との突然の再会。
久々にあった彼の姿はむさいおっさんって感じで、ひげもそってないような感じだったけど。
変わらない、温かい笑顔と、誰でも許容してしまう温かい空気。
なにより彼は私にとって、特別な存在だった。
それはなぜかというと……彼は私と侑大を比べない人だったからだ。
私はこの目の前にいる完璧超人の義弟が、本当は………大嫌いだった。
私は、目の前の侑大と仲の良い姉弟を演じているに過ぎない。
初め弟として紹介された時は、こんなにかわいく素晴らしい弟が自分にできるなんて、しっかりしなきゃとかすごくうれしかった。
でもその気持ちは一年ぐらいしか続かなかった。
なぜなら、この光り輝くほどの弟のそばにいると、私の存在なんてかすんでしまうのだ。
何をするにも侑大の姉だから。
侑大の姉らしく。
侑大はできるのに……。
そうことごとく比べられ続けて……まだ、侑大が嫌な奴だったらよかったのに、侑大はこんな十羽一絡げの何も取り柄のない私にも純粋にやさしく、姉として敬った。
私のゆがんだ嫉妬心は、吐き出す場所がなくだんだん心の中でたまっていく。
その淀みが支えきれなくなり、破裂しそうなほど苦しんでいた時に、まるで換気をするように空気を抜いてくれたのが、転校生の柿崎君だった。
柿崎君はすごく風変わりで、両親を亡くしてカメラマンのおじさんに引き取られているといっていた。
そのおじさんの都合で一年しか一緒にいられなかったけれど、私を侑大の姉としてではなく一人の女の子として見てくれる。
多分、柿崎君に会っていなかったら、私はもっと歪んだ人間になっていただろう。
そんな彼に再会したのは、飲み屋でぐだぐだに酔っぱらっているときだった。
社会人になって一人暮らしをはじめて、侑大の影響からは抜け出たと思っていた。
派遣先にはもちろん侑大のことなんて知っている人なんていない。
それだけで、羽が生えたように心が軽くなった。
それなのに、突然私の派遣先が侑大の会社と提携することになり、屈託なく私に話しかける侑大にどういう関係? と聞かれて……。
私は、「私」の居場所がなくなってしまうと感じた。
また侑大の付属物になってしまう。学生時代のトラウマがよみがえる。
……それで、やけ酒を飲んでいたところ、偶然にあったのだ、柿崎君と。
初めは思い出の男の子と、目の前のひげもじゃで大柄のくまさんのような人物が、同一人物だとは思えなかったけど。
柿崎君はおじさんの影響で海外を飛び回る写真家になっていた。
ひげをあまりそらないのは、ひげがないと成人男子として認めてもらえない国にもいくから、らしい。
私に再会して、「君はいままでどうしてた?」と聞いてくれるのは、彼だけだった。
皆、私に久しぶりに会うと「侑大君どうしてる?」と聞いてくるのが当たり前なのに。
やっぱり柿崎君は柿崎君で、私は年甲斐もなく泣いてしまった。
それから、彼が日本にいるときは何度か飲んで、今度は長期で外国に行くと言っている彼に、私も行ってみたいなと言ってしまった。
どこでもいい、侑大がいない場所に行きたい。
すると、柿崎君はまるで近所のコンビニに行くような気軽さで私にいった。
「じゃあ俺と結婚して、一緒にいくか?」
すごく大変なことなのに……私はすぐに「うん」と答えていた。
「柿崎先輩か……」
「うん、偶然会って。それで、彼写真家なんだけど仕事の都合で、結婚したら一緒に海外に…」
「ダメだ! 許さない」
「!!」
私は初めて、侑大が声を荒げるところを見て、びくっとする。
どんなときにもニコニコやさしい彼が、しかもこんな公衆の面前で大声を出すのはらしくない。
案の上、私たちは店内で注目の的だった。
でも、突然カメラマンなんて職業の人種と結婚するなんて言われたら、家族はきっと反対しても仕方がない。
けど、今まで私の言うことをなんでも聞いてくれた侑大は応援してくれると思ってた。
ずるいけど、こういう時は侑大さえ味方につければ、両親の陥落はすぐだと思ったので、侑大に先に話したのに。
これだけの拒絶は予想外だった。
「ちょっと、侑大?」
「…………」
侑大は私の腕をつかむと、私の抗議の声を無視して店を出る。
このまま、実家に連れられてお説教コースなのかも。そう思ったのに、侑大は私には無言のまま腕を離さずタクシーに乗り向かった先は侑大のマンションだった。
私が一人暮らしするといって家を出た後に、侑大も就職が決まって一人暮らしすることになった。
私の収入では細々としたアパートだけど、侑大は高級マンションだ。
侑大は一緒に住もうと言ってくれたけど、一緒にいたくないなんて言えなくて家賃折半できるほどのお金はないという理由で断った。事実折半しても私のアパートより高い金額で。
いつでも来ていいよ、と合鍵を渡されたけれど、私は一度も使っていないし、使う気もなかった。
「カメラマンと結婚するなんて言うと心配だろうけど、柿崎君は意外とすごい人でねびっくりしちゃった、写真集とかいっぱい出てて……」
騙されてるんじゃないのかとか言われそうだなと思っていた私は、柿崎君がそれなりに有名であることを説明する。
事実、私は柿崎君は売れないカメラマンだと思ってた。
でも有名じゃなくても、貧乏カメラマンでも、私は柿崎君のプロポーズを受けていただろう。
「知ってる」
「え?」
「柿崎……姉さんが唯一気にしていた男だったよね、忘れるわけない」
「知ってたの?」
私が柿崎君のことを好きだって知ってたなんて、びっくりだった。
だってそんな話、侑大だけじゃなく誰にもしてなんかない。
柿崎君との思い出は私の中で別格で、ほかの誰にも知られたくない宝物のようだったから。
「ど、どうだっていいでしょ、とにかく。私柿崎君と結婚するから」
「僕がいやだって言っても?」
「どうして、侑大の許しがいるの?」
まるで大切な思い出を踏みにじられたような気分になっていた私は、いらだっていた。
目の前に侑大がいるのに、もう柿崎君との未来しか考えられなくて侑大から逃げきった気分でいた。
「私が誰と結婚しようと、侑大には関係ないでしょ!」
「弟がこんなに頼んでも?」
「本当の弟じゃないくせに!」
売り言葉に買い言葉だったので、私のいつもの本音がするりとでた。
弟だなんて思ってない。侑大は私のコンプレックスを刺激させる元凶の男だってだけだ。
「そうだよね、本当の弟じゃないよね、僕は…………だから、いいよね。姉さん」
泣きそうな顔だった。そして、私の姉を演じている仮面がはがれたのと同じように、侑大の仮面もはがれた。
「!!」
異変を感じて逃げるのが遅れた私は、壁を背にしてあっさりと侑大の腕の中に納まってしまう。
「ちょっと、姉さんに何をする気!」
姉の仮面を最初に脱ぎ捨てたくせに、それにすがる私。
状況は最悪だった、嫌いな人間に触られる嫌悪。
「ずっと、ずっと好きだったんだ……姉さん」
「い、嫌! やめてっ私は侑大のこと嫌い、嫌い、大嫌い!!」
何をされるか……わかっているけどわかりたくなくて……なぜか私を好きという侑大に混乱している私は、もうかなぐり捨てて本音を吐露する。
「知ってたよ」
私の動きが止まった。
侑大は情けない顔をしている。
「だからもう、これ以上嫌われても変わらないなら……とことん嫌われるよ」
「やだ、やだやだっ!!」
ゾッとした。
嫌いだけど……弟だと認識していた人間から、性的な目で見られるなんて。
抵抗してみても、男の力にかなうわけない。
手が侑大のメガネにあたって、床に派手な音を立てて転がったが、侑大は気にも留めないで私の首筋に唇を這わす。鳥肌が立った。
壁を背にしながら……足を侑大の体で押し広げられ、スカートはめくりあげられて、ショーツの隙間から大事な場所を指でじかに触られる。
今まで侵入されたことのない場所に異物が入ってくる感覚に耐え切れず、体は硬直しずるずると私は床にへたり込むと、そのまま侑大は私に覆いかぶさっていく。
怖い……なんで、どうして、こんなことされているのか。
私が嫌いって知っていたのに……侑大は私のことが好き? ありえない。
おとなしくなった私の服はいつの間にやら脱がされて、あらわになった胸が外気に触れる感覚にびくっと震える。
「っ!」
胸の先端を口に含まれ、舌で弄られると、何とも言えない感覚が体中に走る。
まるで、食べるかのように、侑大は私の胸を好き勝手にする。
嫌いな男に、犯されてるのに……。
ぴちゃぴちゃといつの間にか、下半身からは粘着質な音が聞こえていた。
こういうことは初めてだけど、濡れてる意味はさすがに分かる。
柿崎君とはまだハグしあったり、手をつなぐだけの関係で、満たされたのに。
侑大から触られても、ただただ違和感しか心は感じない。
でも体は裏腹にほてる。
嫌なのに、嫌なのになぜこんなに体は反応するんだろう。悔しくて涙が出てくる。
「や、やぁ! いやぁんっ!」
毅然と「嫌だ」と言っているつもりの自分の声に、自分でびっくりした。
触られている個所から熱と疼きがわく。刺激を与えられるたびに反応してしまう自分の体に考えられなくなりそうになる。
今まで痛かった中に入れられていた指の感覚さえも、痛さとは違った感覚がだんだんと強くなっていた。
「ひっ!」
押し広げるように、指を抜かれると、代わりに熱くてかたいものが当たる。
入り口でじらすようにこすりつけられて、私はそれがなんなのかわかっているから視線を向けられない。
「い、いや」
「……入れるよ、姉さん」
「やめて……っ! お願いだから」
「僕のお願いは聞いてくれなかったのに」
「くうっ!」
容赦なく侵入してくる熱いものに、私はたまらずうめき声を漏らす。
痛い、痛い、痛い!!!! みしみしと押し広げられる感覚に息もできない。
「っ……力を抜いて、姉さん。食いちぎられそうだ……」
「っはっ……うっ!!」
力を抜く? どうやって、こんなに痛いのに痛い、痛い……私は痛みをこらえることしか頭になかった。
「姉さんっ……はっ、好きだ、好きだ、好きだったんだっ……」
「ん、んっ!! くっ、あ、はっ……」
熱のこもった声で好きだというたびに、侑大は私の中で動く。中で暴れる熱い熱の塊。
私は痛くて、その言葉を言われるたびに嫌になる一方的な行為。
ぐたぐちゃとつながっている所から、音が嫌に響いて……その責め苦は、気が遠くなるように長く感じた。
気が付けば、裸のまま侑大に抱えられてベッドの中。寝ていても逃がさないというかのように、侑大はがっちりと私を離さない。
体中が痛くて、特に胸と……乱暴にされた体の中がしみるように痛い。
どろどろに足についていた、精液や血なんかは寝ている間に拭かれたのだろうきれいになっていた。
自分のわからないところで触られていたと思うと、気持ち悪いし悔しかった。
何とか逃げようと、腕を起こさないようにほどいてベッドから出た瞬間。体の中から自分の意志とは関係なく流れる液体に、愕然とした。
気持ち悪い。
嫌だ……柿崎君……。
柿崎君の事を考えて、私ははっとして、合わせる顔がないと思った。
弟に犯された私なんて、会えない、会えるわけない。
どうして、どうしてこんな目に? なんでこんなことするぐらい私を好きなんだろう、この完璧な弟だったら選び放題だろうに。
今日、侑大から呼び出された理由は、昇進と彼女ができたって報告だと思ってた。
昇進の話は、うちの会社でも持ちきりだったし、うちの会社でも女優さんかと思うほどの美女と、付き合っているという噂が流れていたから。
このままここにいたら、侑大に何をされるのか怖くて、洋服を拾い集めて着た。犯された痕跡が残る服に嫌悪感がつのったが、この服を着ないと帰れないから仕方がない。
とにかくここから逃げたかった。逃げて自分の狭いアパートに逃げ込みたかった。
ふと、顔を上げるといつの間にか侑大が起きていた。ひっ、と悲鳴をあげそうになる。
「姉さん……」
「こ、来ないで……嫌」
すごく悲しそうな顔をして私を見る侑大の表情にも、もう私の心は動かない。侑大はどうしたらいいかわからない顔をしてから、決心したように眼をつぶった。
そして、何を考えたのか、携帯で電話し始める。
「誰に、かけ、てる……の?」
嫌な予感がした、本当ならその携帯電話を奪いたいのに、侑大に近寄りたくなくて私は問いかけるしかなかった。侑大は答えない。
しばらくすると、相手が出たようだ。
「あ、義母さん? ごめんこんな早い時間に。大事な話があるんだけど」
何で、今こんな時にお母さんに? 私はびくっと震える。
「実は僕、結婚しようと思うんだ……え、相手?」
ちらりと、侑大が熱い視線でこっちをみた、じっとりとその場に縫い取られたように私は硬直する。
「姉さんと……実は姉さんと僕、付き合ってたんだ」
「!!」
う、嘘!! そんなウソ。そういいたいのに声が出ない。
「ちょっと言いにくかったんだけど……やっぱり責任を取りたいと思って」
嫌な予感は、あたった。
「うん、姉さん僕の子供……妊娠してるかもしれないから」
私は、侑大の強い視線を感じながら、自分のお腹を抑える。
散々吐き出された侑大の精が自分の中に存在していると、さっき嫌というほど思い知らされたばかりだ。
そのあと、どんな話をお母さんと侑大がしていたのか、全く耳に入らずに私はひたすらお腹を押さえていた。
いつの間にか、侑大は電話を切って、私のそばに来て私のバッグから携帯電話を取り出すと操作をしていた。
「ごめんね姉さん。もう嫌われる覚悟を決めたんだ……姉さんを僕のものにする」
浮かぶのは泣きそうな笑顔。泣きたいのはこっちだ。
そして私は、侑大が今まで成し遂げようとしたことを一度も成し遂げられなかったことはないと思い出し、にげられないことに気が付き絶望した。
終。
>>44-49 GJ
義弟ぱねぇw
この後は義姉をじっくりねっとり調教するのだろうか?
精神的に完全に叩き潰して反抗心を削ぎ落とすような方向性かな?w
>>51 す…すまん
萌えすぎて「終」が「続」にみえてたorz
素敵なヤンデレな義弟探しにいってくる
GJありがとう以上ですと書こうと思ったら502の嵐で弾かれて
終了宣言できなかったんだが終って打ってるからいいかと思ったら
>>44で41の名を騙ってしまったことに気が付きすぐに謝れなくてすまんorz
正しくは
>>42だったよ……。
実は夕兄と蛇モノ宣言していた者と同一人物なんだが
ほとんど書いてたんだがPCアボンしてデーター消えたのでむしゃくしゃしてこれ書いたw
深夜のヤホオオオオなテンションで書いたから最後弟が姉の携帯でしていたことは
くまさんの連絡先調べていたってこと書き忘れてたが、まあいい。
>>50 姉は性的な陥落はしてるので、ベットの中では拒めないじっくりねっとり性調教。
普段は姉の真面目で常識から外れた行動ができないことを弟は長い付き合いで知っているから
最小限の動きで体を監禁することなく心を監禁で反抗心を削ぎ落とすような方向性でw
ちなみに姉は本気でくまさんの胸に飛び込めばあっさりと受け止めてくれるのに
自分で自分を縛り付けてしまっているって感じなんだが
別視点から書かないと表現できなかったんで説明しなかった。
>>51 すまん、続きはないんだ……浮かんだネタがこのスレ向きじゃなくなったw
GJっす!
シチュ的にはそのまま突き進んでほしいが、姉とくまさんの幸せルートも願ってしまうな!
後書きだらだら自己主張強い職人ばかりだな
>>53 GJ!こういう主人公的にバッドエンドぽいのもいいね。
ただ作中で表現できなかったことを後から継ぎ足すのは止めた方がいいと思う。
後書き云々というより力不足を露呈しているだけのように見える。
気を悪くしたらごめんよ。
また何か書けたら是非とも投下してくれ。
いや本当にすまなかった
テンションおかしくて空気読めてなかったもう投下自重して空気読めるようにROMに戻るよ…
投下予定の続きものも消えたんでいいくぎりだと思ってさ
今まで読んでグッジョブくれた人本当にありがとう!
58 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 21:01:33 ID:Olpb11OM
しつこいw
>>53 なんと夕兄と蛇モノ消えたのか……
そのうち投下してくれる事を待ってる
>56
たしかに53はうざかったけどまた出たよw批評家気取り
プロじゃ無いんだからと何度言ったらわかるのか
そんなに質のいい作品読みたかったらプロ作品読んだらいいよ
>55と>58は書き手追い出し成功してよかったねw
53はもう投下しないってさ
<まとめ>
書き手…自己主張&補足し過ぎない。投下したら基本黙って待機。
読み手…むやみやたらと叩かない。ナチュラル&スルー。
↓てことで、まったり愛するが故に××語りどぞー
そうだよな書き手はただの萌え製造機になって黙々と投下してればいいんだよな
続きを投下します。10レス頂きます。
巨大な布で覆われた小型の檻が、船へと積み込まれていた。外界からの光を完全に遮断している鉄格子の中には、
ドラゴンへと姿を変えられ、轡と枷を嵌められながらも暢気に眠っているライラの姿がある。共に閉じ込められて
いるケイトには、牙により引き裂かれた衣服の代わりに質素な布の服が与えられており、当然ながら獲物である
剣も手元にはない。
檻はドラゴンの力を以ってすれば破壊できそうなものではあったが、如何せん彼はケイト一人の前では全く
暴れない。暴れるよう手を出しても、蚊が止まったかのような涼しい顔で再び丸くなってしまうのだ。
出航の汽笛が科学都市との別れを告げる。煙を上げる船にケイトが乗船しているとも知らず、姉を追って
街へと辿り着いたティトはセラと共に、港を素通りして城塞へと向かっていた。一般公開されていない研究施設に
余所者が入れるはずもなく、駆け付けた二人の行く手は門番により阻まれてしまった。
「許可のない者を通すことはできない」
「金髪の女の子と赤い奴が来たはずだ。門番なら見ただろう?」
「あの二人ならまとめて出荷された。ここにはもう居ない」
「出荷……?」
セラの呟きと不穏な眼差しに、ティトは彼女を連れて慌てて門から離れた。今の彼女ならば果敢にも門番相手に
食い下がり、騒ぎを起こし兼ねないと判断したのだ。
「出荷ってことは人身売買か……多分、さっきの貨物船だな」
「早く後を追いましょう!」
「ここの連中がわざわざ僕らのために、しかも同じ港への船を出すと思う?」
セラは首を振るが、どうしても先を急がずにはいられなかった。ライラの無事を祈る気持ちは当然あるが、
自分を庇ったせいで川へ落ち、挙句の果てには人身売買などという非合法な取引の材料にされてしまった
ケイトが何よりも気掛かりなのだ。
「人間を商品として搬送できる都市なんて一つしかない。ケイトもあれでも一応女の子だし、余計なのが
付いていても買い手くらいつくだろう」
「先回りはできないでしょうか?」
「無理だね。万全を期すなら、二人とも権力者の手に落ちた前提で打つ手を考えるべきだ」
力尽くで奪い返す手もあるが、問題はセラの存在。彼女を一人放置するわけにはいかず、かと言って一国の
王女に賊の真似事に加担させるわけにもいかない。
「僕に考えがある。一度ラスニールへ戻ろう。世界屈指の大国だし、待っていれば船の一隻くらい出るはずだ」
悠長に国へ戻っている場合ではない。セラはそう言い掛けたが、ケイトの弟であるティトが姉の救出に手を
抜くとも考えにくい。
急がば回れということなのだ。セラは逸る気持ちを抑え、ティトの指示に従った。
自分達を乗せた船が目的地へと到着し、然るべき場所へと運び出されようとしている。檻全体の揺れが、
ケイトに今現在の状況をそう伝えていた。ドラゴンを刺激しないよう搬入に細心の注意が払われている中、
掛けられた布をこっそりと捲り外の様子を覗くと、都市名が刻まれた看板がケイトの目に飛び込んだ。
その都市の名は、外界についてはほとんど無知であるケイトでさえ耳にしたことのあるもの。
『ミランダ』──かつて貿易都市と呼ばれ、数多の交易商人を抱え込んでいた都市。それも今となっては
完全なる闇市場と化してしまっているという。それ以上の知識については、ケイトの知り及ぶところではない。
とある屋敷の中へと運び込まれたところで視界を遮っていた布が取り払われ、再びケイトは檻ごと地下の
牢獄へと幽閉された。ドラゴンの手足に繋がれている枷は、彼が寝ている隙に頑丈な鎖へと繋がれた。
これによりライラは完全に自由を封じられたが、最後に檻の扉が開かれ、ケイトにのみ牢内を自由に動き回る
権利が与えられた。
ライラを自由にすれば脱走の可能性も見えて来るのかもしれないが、枷も鎖も硬質でそう簡単には壊せない。
彼の目蓋を強引に抉じ開け眠りから覚ましても、特に怒る様子もなくただ穏やかな眼差しを湛えるのみ。
やはり脱走は無理かと諦め掛けたその時、突然牢獄内に足音が響いた。ケイトが咄嗟に振り向くと、牢の外に
同い年ほどの少年が佇んでいる。憐れみの眼でケイトを見つめる彼の手に握られているのは、牢の鍵だ。
「ここから出してあげようか」
「!?」
到底考えられない台詞に、ケイトは少年を睨み付けた。こうも簡単に解放されるような都合の良い展開など、
あるはずがないのだ。
「甘い言葉は信じない?だったら……」
警戒の視線を浴びながら彼はおもむろに牢の鍵を開け、こともあろうか自ら牢内に入り込む。扉は開放された
ままであるが、何を企んでいるかもわからない人間に近寄ることはできない。
「ここは昔収容所として使われていたところだ。それなりに設備が整っているから脱走は難しい。だけど
ぼくなら逃がしてあげられるかもしれない」
「人を買収した奴の台詞じゃないな」
「君を買い取ったのはぼくの父だ。昔ここに囚われていた女の人達を売り渡したとかで、あの都市の人間とは
昔から付き合いがあるらしい」
互いの距離を保ったまま、少年は平然と裏事情を話し出す。味方であるという意思表示だとしても、真意が
わからないうちは油断はできない。警戒態勢を崩さず、ケイトは鎌掛けを兼ねて挑発文句を口にした。
「つまり人身売買なんて日常茶飯事だと。ここの人間、頭おかしいんじゃないか?」
「……そう、おかしい。ここだけじゃない、この街自体おかしいんだよ。だからせめて、助けられる人は
助けてあげたい」
少年の真っ直ぐな眼差しは、彼の言葉が嘘偽りないことを示している。澄んだ瞳に毒気を抜かれ、拍子抜け
してしまったケイトに彼は僅かに笑い掛けた。始終ドラゴンに睨まれていようとも決して恐れず、歩みを
進めようとした、その瞬間のこと。
ケイトの背後から低い咆哮が上がった。傍らで沈黙を守っていたライラが突然牙を剥いて立ち上がり、
少年を威嚇し始めたのだ。
「ど、どうした!?」
この娘に近付く者は誰であろうと敵と見なす。そう訴えるかのように、彼の眼は敵意に満ち溢れている。
ケイトがいくら宥めようとも、迸る殺気は一向に収まらない。
「……君をここに閉じ込めたのは、そのドラゴンがいるからだ。君がいれば大人しくなると聞いている。
皆が寝静まった頃……夜にまた来るよ」
少年は如何にも残念そうな面持ちで牢を施錠し、ルイスという名を名乗って地下から立ち去った。
その後、彼の父親らしき人間を含む数名が地下に訪れたが、ケイトの耳には何の言葉も届かなかった。
差し出された食事にも手を付けず、牢越しであろうと少しでも自分に近付く人間を威嚇し続けるライラを
ただ呆然と眺めていた。
ドラゴンへと姿を変えられた時から、彼は自分を守り続けている。今も、そして恐らくこれからも。
野生のドラゴンが人間を守るはずがない。これは、紛れもなくライラ自身の意志なのだ。
そう考えながらケイトが何気なく頭部を叩くと、彼は心地良さそうに目を細め一度だけ尻尾を振った。
「犬みたいだな……」
呟かれた言葉の意味を知ってか知らずか、彼は安心した様子で再び目を閉じ休息に入った。その寝顔を見つめる
ケイトの表情は、苦渋に満ちている。
黒竜のDNAを持つ青年。他者の意思に干渉できる白竜とならば、意思の疎通は可能であるはず。『救出』を
理由にケイトを強引に外へ連れ出して事に及んだあの夜から、彼は白竜の存在を知っていたのだ。
先日の裏切り行為もどうにも腑に落ちなかった。実戦における力量差は明らかで、その気になればいつでも
連れ去ることができたはずだった。にも拘わらず、彼はそうしなかった。
彼の意図と何よりも、心の底が見えない。問い質そうにも、今は人の言葉を話せない。
「ライラ……、おまえ、よくわかんないよ……」
吐かれた弱音は静寂に消える。返事代わりに入れられるはずの喝もなく、先日も感じた虚しさが再びケイトを
支配し始める。
苛立ちしか覚えなかったはずの普段の何気ないやり取りが、如何に大きく自分の日常を占めていたか。
修行相手としか見ていなかったはずの彼の存在を欠いただけで、何故これほどまで喪失感に襲われるのか。
心の混乱は、背後より響いた足音によって一時的に鎮められた。牢の扉は解錠され、ルイスと名乗った昼間の
少年が牢の外から中の様子を窺っている。
「出ておいで。ここに居ても退屈だろう」
「……そう、だな」
彼が何を思っていようとも、外の様子を窺える機会であることに変わりはない。普段通りの気丈な態度を装い、
眠りに落ちているライラを残してケイトは静かに牢を抜け、ルイスに付き従った。
予め手配しておいたのか、地下を出ても警備の人間は見当たらず、二人は何の苦もなく二階のある一室へと
辿り着いた。一目で彼の部屋と見て取れるその部屋にはバルコニーが設けられており、ルイスはその場所まで
ケイトを導く。横からの視線を感じながらも、ケイトは振り向かずに街の景観を眺めている。
「辛そうな顔をしていたね。やっぱり自分の国に帰りたい?」
「こんな状況じゃ誰だってそうだろうよ」
「あのドラゴン何?何であんなに君に懐いてるの?」
「そんなの、こっちが知りたい」
素っ気無い返答にも顔色一つ変えず、淡い瞳と同じ色の髪を夜風で靡かせながら、ルイスはケイトと共に
街の景観を眺めた。
元の姿に戻れるかどうかもわからないライラと、今頃自分を探しているであろう母を思い不安に駆られても、
ケイトは弟の助けと彼の協力を信じ、辛抱強く毎日を送っていた。
「この街も、一昔前はもう少しまともだった。詳しくは知らないけど、当時この屋敷で起きた事件を境に少しずつ
おかしな方向に傾いて行ったらしい。ぼくの父は、その頃からの権力者なんだ」
「つまり、首謀者だと?」
「そこまでは……わからない。でも、ぼくはこの家の跡取りだ。将来的にこの街を変えることも不可能では
ないと思ってる。それからケイト、近々君をここから逃がすことも……」
彼は至って真剣な面持ちで話してはいるが、現にこうして牢から出られている以上、ケイトには逃げる機会は
いくらでも与えられている。今も、負傷を覚悟でバルコニーから飛び降りてしまえば脱走は可能なのだ。
しかし、それではライラが取り残されてしまう。仮に枷を外すことができたとしても、ドラゴンを引き連れて
誰にもばれずに屋敷を出ることなど不可能だ。
「ここにあのドラゴンを残すことはできない。一人でというわけにいかないけど、いずれ必ず帰すと約束する。
父の考えはまだわからないけど、何とか説得してみるよ。君も早く家族に会いたいだろう」
「…………」
該当する人物の姿が、ケイトの脳裏を過ぎる。それは自分を探しているであろう母と弟、そしてもう一人の姿だ。
不意に押し黙り、拳を握り締めるケイトの表情は明らかに曇っている。様子の変化に気付きながらも敢えて
そのことには触れず、ルイスは近々の解放を約束してケイトをドラゴンの眠る牢へと戻した。
やるせない気持ちを誤魔化すよう、枕に見立てたライラの胴体に飛び込み、渡された毛布を被って目を閉じる。
そのままできるだけ何も考えず、まどろみを待った。
その日から夜には必ず牢を抜け、ルイスの話し相手となることがケイトの日課となった。たとえ解放の目処が
立たなくとも、彼は他愛無い話でケイトを楽しませようと努めていたが、本当に楽しんでいるのは誰でもない
ルイス本人であることをケイトは感じ取っていた。普段の彼の姿など知る由もないが、二人で話すこの時だけは
彼は笑顔を絶やさない。羨ましく思うほどに、嬉々とした表情を見せるのだ。
だからこそ、ケイトはルイスは信用した。どの道一人の力で脱走などできるはずもなく、何より心から
笑い掛けてくる人間に悪意などあろうはずがない。それに、今頃ティトが救出に向かっているかもしれないのだ。
しかし、会話の始めに必ず報告されていた説得状況も、いつしか行われなくなっていた。屋敷の主人である
ルイスの父親への探りは常に行われているものの、彼は最近、その結果を報告したがらない。良い手応えを
得られていないのだと予想はできても、流石に数日間一切の報告も無しとなるとケイトも口を出さずには
いられなかった。
「本当に、最近は何の進展もないのか?まだ私達の扱いを決め兼ねているのはわかってるけど……」
「あ……、あぁ……」
唐突に話を切り出され、彼は決まりが悪そうに視線を落とす。わざわざ金を出して引き取った人間を、ただで
解放するなどという虫のいい話はまず有り得ない。それでも彼は、根気強く父親への説得を続けているのだ。
「父の意向は固まっていたよ。ある程度予想はしていたけど……このままでは君は身体を売らなければ
ならなくなる。元を取るにはそれが一番手っ取り早いんだ」
「身体を?冗談じゃない。そんな話応じるわけ……」
「そう、冗談じゃない……」
不意に低い声調で、ルイスはケイトに同調した。その声色に孕む静かな怒りは、ケイトが思わずたじろいで
しまうほどのものだ。
「ケイト。今すぐにでも祖国へ戻りたい?ここに落ち着くという選択はない?」
二人が将来を約束する仲となれば、当然ルイスの父も考えを改める。息子が気に入った娘ならば、資産的
損失に対する対価も見出せるはず。外出の許可を取れさえすれば、旅行という名目でいくらでも他国へ足を
運ぶことができる。
先々のことまで考えられたルイスの案に、しかしケイトは首を縦には振らなかった。
「だめだ、できるならすぐにでも戻りたい。母様は今一人なんだ。今戻らなければ意味がないんだよ。
第一、おまえだって好きでもない女に嫁がれても嬉しくないだろうに……」
「そんなことはない!」
ケイトの気遣いに、ルイスは咄嗟に強く反発した。すぐに我に返り口篭るが、自分の気持ちをはっきりと
言動で示してしまった以上、最早誤魔化しは利かない。腹を括ってケイトを真っ向から見つめ、彼は粛々と
思いの丈を打ち明け始める。
「嫌いな女の子とこうして毎日会おうとするものか。最初はただの同情心しかなかったかもしれない。
でも、今は違う」
「会ってまだ日も浅いのに、そんなに簡単に他人を好きになれるわけないだろ……」
「時間なんて関係ない。君は芯の強い優しい女の子だ。一緒に話していれば、それくらいわかる」
決して煽てて口説き落とそうとしているわけではない。心から好意を寄せ、父親の謀りから自分を守ろうと
している。彼の直情的な口振りは、それらをケイトに自覚させるには十分だった。
悪意無き人間を傷付けたくはない。その思いから、どうにも気の利いた答えを返せず困惑するケイトの頬に触れ、
彼は静かな声で問い掛ける。
「既に誰か、気になる男でも?」
「え?」
不意に、見慣れた男の顔が脳裏を過る。それが誰であるのかを認識した瞬間、ケイトはルイスの手を払い
大きく頭を振った。
「そ、そんな奴、いるわけない!」
自分の問いを全力で否定するケイトへと、彼は安堵の眼差しを湛えて再び近付く。
ケイトが顔を上げた頃には既に二人の距離は零に等しく、唇同士の接触から逃げることは叶わなかった。
触れるだけの口付けではあるものの、後頭部を押さえ逃すまいとする行動が彼の確かな思いを示している。
想定外の行動に戸惑うケイトの髪を、身体を、彼は愛惜しげに撫でて行く。腰へと達した手は二人の距離を
更に縮め、程無くして長い口付けが終えられた。
「もう一度言う。このままだと君は金儲けの道具にされる。少しの間だけでいい、ぼくを受け入れてくれないか」
「それは……できない……」
「……他の男の餌になった方がましだと?」
徐々にルイスの表情から穏やかさが失われて行く。声は震え、激情を必死に抑え込んでいる様子が見て取れる。
自分の恋人である振りをするだけでも良いと言っているのだ。その程度で最悪の危機を回避できるならば、
彼の提案に乗ることは悪い選択ではないはずだった。しかし、母親の事情を差し引いても明らかに乗り気でない
自分がいるのだ。ケイト自身その理由がわからず、それ故追及を続けるルイスにも説明がつかず。遂には自ら
牢へ戻ると言い残し、逃げるように部屋の入り口へと向かっていた。
当然ながらルイスとしても、見す見す逃すわけにはいかない。背後から腕を引かれ、身体の重心をずらされた
ケイトは簡単にベッドへと倒された。
肩を押さえる手の震えが、彼の人間性を明々と示す。しかし良心の呵責に苛まれた末にルイスが導き出した
結論は、正しく彼の本心そのものだった。
「他の男に手を付けられるくらいなら……!」
「ル……っ!?」
再び唇が重ねられ、粗末な衣服の内側をルイスの手が這い回る。触れるだけだった口付けは一転して濃厚な
ものへと変わり、彼は執拗に舌を絡ませながら胸を揉み拉く。唇をすぐに離し、声が部屋の外へと漏れないよう
タオルを巻いてケイトの口を封じ、彼は掴んだ両手を握り締めながら胸の先端を吸い上げた。
「うっ……!」
顔を顰めるケイトの様子を気に掛けることもなく、彼は夢中で行為を続ける。密やかに存在を主張する突起を
口に含み、唇で挟んでは丹念に扱く。集中的な愛撫は女の本能を刺激し、ケイトに男を受け入れる準備を
整えさせている。伸ばされた手に纏わりつく潤いがそれをルイスへと伝え、埋め込まれた指は先を急くように
荒々しく蠢いた。
指の腹による摩擦と圧迫は愛液の漏出を促し、塞がれた口とタオルの隙間から艶のある声が漏れ始めていた。
絶頂を与えられることはなかったが、彼は片足を持ち上げいつでも挿入可能な体勢を取っている。そのまま
子供をあやすように優しく髪を撫で、この期に及んで再び取引が持ち掛けられた。
「ケイト、今ならまだ引き返せる。考え直してくれないか」
「…………」
頷きさえすれば、自制心を取り戻せると思っていたのだ。しかし、ケイトは首を縦にも横にも振らない。
一向に交えられない視線から答えを察し、彼は悲しげな瞳を湛えた。
握られている手に力が篭る。瞬間、強い快感がケイトの身体に襲い掛かる。
「んっっ!!」
一息に行われた挿入を経て、彼は火がついたように腰を振り始める。突かれる度にくぐもった声が漏れる中、
その勢いは衰えることを知らない。卑猥な音を立て、彼は言い訳のように耳元で同じ言葉を繰り返し呟きながら、
小刻みに腰を打って快楽を味わっている。
「好きなんだ、本当に……」
「ぅっ……、んんっ!」
声を絞り出し、首を振って制止を訴えても俯いている彼の瞳には映らなかった。
ルイスの気持ちは紛れも無く本物だ。しかし異性に本気で慕われたことのないケイトにとって、この状況下で
どうすれば彼を傷付けずに諦めさせることができるのか検討がつかない。何も考えず、行為が終えられるまで
大人しく身を委ねてしまっても良いのかもしれないが、心の底に燻る罪悪感がそうはさせなかった。
ライラは今、人であることを放棄させられ地下で何もできずに眠っているのだ。
それなのに、自分は今ここで何をしているのか。
ルイスとて、ケイトの心が自分に向いていないことは承知している。しかし、もう抑えが利く段階ではない。
本人の意に反し、侵入物を締め上げるケイトに応えるよう、彼はより強く、奥深くまで突き上げる。
相手を悦ばせることを最優先とした小刻みな抽送はなかなか終えられず、その過程でケイトは何度も震え上がった。
やがて二人の息が急激に上がり、彼の腰使いもたちまち激しいものに変わり行く。先程までとは一転し、
強く長いストロークでの打ち込みが繰り返される。
「──!!」
彼が果てるまで身を捩ることも許されず、ケイトは積もり行く快楽に悶え続けるしかなかった。
精は身体の外へと放たれた。口を塞いでいたタオルが解かれても、ケイトは決してルイスを罵倒するような
真似はしなかった。その代わりに、強引に自分を手篭めにしたことに対する見返りを与える。
代償は、不屈の信念。
「金で、身体は買えても……、愛情は……、買えないぞ……」
弱々しく言い放たれた言葉が、ルイスの心を大きく揺さ振る。身売りのみを指して言っているわけではない。
自分にも向けられた言葉であることを、ルイスはケイトの重い眼差しから否応なしに痛感させられた。
「……ごめん」
冷静さを取り戻し、途端に罪悪感に駆られ始めたルイスが口にすることができたのは、ただ一言の謝罪のみ。
今は自分の下で眠り始めたケイトを抱き締めることしか、償いの手段は思い付かなかった。
せめて今日だけでも、朝まで温かい布団の中で眠らせてあげたい。そう思うのは山々ではあったが、地下に
戻さなければ毎夜ケイトを連れ出していることが屋敷の人間にばれてしまう。
自分の精で汚れたケイトの身体を拭き取り、毛布を何枚も与えてルイスは地下へと向かった。無意識のうちに
枕代わりのドラゴンに寄り添い、寝息を立てるケイトを尻目に、名残惜しげに立ち去る彼の足取りは重い。
ルイスの好意に気遣い、ケイトはあからさまな非難を行わなかった。しかしそれこそが、彼にとっては正しく
罰と成り得るものだったのだ。好意を抱いている少女に対し、嫌なものを嫌と言わせず、我慢することを強いて
しまったのだから。
明日はどんな顔をして会えば良いのか。自責の念に駆られるルイスの心には、後悔しか残されていない。
以上です。続きます。
>>53 >>57 投下GJ!!
女性側が本気で嫌がってるのが堪らんw
絶望感溢れるENDが良いですねぇ
そしてもう投下しないんなんて……
別に空気読めてない事も無いし、そもそも
>>1に気に入らないならスルー
感想を越える批評は控えてねって書いてるし気にする事無いよ
もし夕兄と蛇モノのデータサルベージに成功したり
新しく出来たりしたら是非投下して欲しい……
>>74 こちらも投下GJ!!
登場人物的には行動が全部裏目な局面ですね
>>74 投下はGJだが、正直内容が…。
長編向かないんじゃないかな?
>>74 乙
真摯な人だと思う。必死で頑張ってこたえようとしてくれてるんだと思う。
読者を喜ばせようとする姿勢に敬意と感謝を伝えたいと思います。
そして今後もここで書いてくれたらとても嬉しいです。
でも今一度書いたものを見直してみて下さい。落とす前に数日ねかせて再推敲したり、長編の場合は、
あらかじめ作ったプロットや構想を主眼に、以前に書いた部分と比較して不自然さや余計な描写がないか、説明不足がないか、ゆっくり見直すとか。
長編書きはそういう部分でより気を遣う必要があるから、焦らずゆっくり書く方が楽だと思いますよ。
前作からそうですが、少なくとも効果的な伏線は全く張れてないように思われます。
180分の映画で、150分くらいまで悪逆の限りをつくして畜生の名を恣にしてた人間が
次の10分でいきなり「好きだったんだ」「愛してる」とか言い出して、その次の5分で主人公とくっつき、
その後エンディングで結婚したところで、その男にも主人公にも全く感情移入できないでしょう。
その10分と5分の逆転をもっと縮めて、いきなり登場した新キャラにやらせたら、それ以上に現実味がない。
そして、そんな突貫工事で設けたキャラに「愛のあまりレイプ」なんて重大なことをやらせれば、
否が応でもそのキャラにスポットライトを当てざるを得なくなるから、話の筋、各キャラの立ち位置を大幅に変えるとか、
何らかの大工事が必要になる。書き手にとっては本当に大きな損失ですよね。
だからそういうキャラを出すのにも勇気がいるし、万一出すにしても綿密な描写を以て、
そいつがどういう人間で、立場的事情はどうで、どんなことを考えてて、感情の動きはどうだとか、
あらゆることを書いて、その全てからレイプなんて行動に至った動機を説明するか、
ないしは容易に推測出来るようにしない限り、他者から共感を得てはもらえなくて、書く側としてもすごいしんどいと思うんです。
まして強姦って凄まじく反倫理的な行動であって、相手の人権を修復不可能なほど侵害し、
知己の場合は互いの関係についても、もう取り返しがつかないレベルで破壊する危険があるものです。
男のほうも本当に捨て身ですよね。少なくとも人物として他者から共感を得られる程度に善良な男であれば、
強姦に至るまでの凄まじい葛藤とそれを乗り越えてまでの決意とがあるはず。
そしてそれは数行、一レスで簡単に描写できるものじゃないと思います。
長々偉そうにごめんなさい。
なにこれ
;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_, や 公 帰 そ
,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙. っ 園. り ん
、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __, て の 道 な
}; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| 来 ト に わ
ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ た イ あ け
,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| の. レ る で
└i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_ だ に
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _|
|エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__
|エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
|エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__|
|エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
|エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__
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''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l__,|⊥ |__
二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|__| _|_|_
二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_ |⊥ |__
書き方の好みとか展開をただ気にくわないって言うのは横暴だけど、
こんなに批判が相次いでるのは単純に作者の技量が足りないからだろ。
気に入らなければスルーが原則だが、客観的に見て著しく技量が足りず、
または主題が全うされておらず、読者からの評判も薄い、むしろ職人のオナニーに近い状態なら、
中傷はともかく、
>>77みたいなのは言われてもおかしくないと思うが。
つか簡単に新キャラ出しすぎだし、主題や方針や話の筋以前に長編をこなせてなさすぎる。
同じ人だろうね
同人板の嫌覧で愚痴られてそうな人だな
そんなに批評したかったら文章読んでくださいみたいなスレあるからそこにいって十分に腕を振るったら?
気を悪くしたらすまないけど
嫌ならスルーして別の話題に入るのがお勧め。
SS書きとしてこれほど落ち込んで作品を見直すことはない。場も荒れないし、何より平和的!
愛するが故に無理矢理のシチュで好きなのは身分差や立場の差だな
身分差故に愛しても、そう簡単に結ばれないから、片方が無理矢理ーってのが好きだ。
>>1に反してるのは承知してるが、中傷や一方的な展開の強制は禁止にしても、
称賛以外の意見が封殺されてるのはあまりにも不自然だろう。
確かに自分のサイトで同人やってる人に対して長々批判つけるのはナンセンスだが、
ここは仮にもほかの書き手もいて、少なからず公共性のある場所だ。
職人全体に対する批判をしてる訳じゃない。
普通に目に余るほどひどくなきゃスルーして何も言わない。
無制限に批判を加えることを許容するつもりはないが、書き手だから何書いても許されるわけではないだろう。
ところで批判してる人間を同一人に違いないとかゲスパー(笑)したり、
批評家乙とか批判してるあなたがたは、何故
>>74に乙やGJをつけないんだ。
技量の不足には頷けるからじゃないのか?
あなたがたは
>>74の作品を面白いと思って読んでるのか?
何から何を守ろうとして
>>1を作り、そして批判に対する再批判をしているのか。
スレを愛するが故に無理矢理批評ですね分かりません
そういや、無理矢理の定義について聞きたいんだけど
相思相愛ですでにH済みの二人で、片方がしたくて、片方がしたくないってのに
無理矢理するってはこのスレ的におkなのかな?
>>86 個人的にはどんとこい
女性側が生理中で…とかの理由での拒否なら注意書きは欲しいけど
そこに愛があって、愛故の無理強いならいいんでないか
やりたい盛りの年下男と仕事で疲れて明日も早いおねーさんとかいいな
>>74だけど
蒸し返すようで悪いが今帰ったんだ…ちょっと返事させてくれ。
>>1 >・愛あるレイプに確定的な定義はありません。
これ前提+あまり見ないような愛故のシチュを書いてみたくて、自分の嗜好全開で話を考えてたんだ。
でも反応見てるとあまり受け入れられない方向に偏ってしまったんだろうな。
技量が伴っていればまた違って来るのかもしれないが…
で、今回全体的に自分の嗜好の塊のような話になってるので、こちらにそのつもりはなくとも
この先読んでいて気分を害することもあるかもしれない。
一番書きたいところまで辿り着けていないので、個人的にはスルーされること覚悟で書き続けたい
ところではあるけど、投下の度にまずい空気になるなら我を通さずに遠慮すべきだろうとも思う。
連載を故意に未完で終わらせて次に移るのは、今まで読んでくれていた方としてはどうなんだろうか。
投下の度にスルーすることになるなら、打ち切ってしまった方がスレ的にも良いのかな?
他の場所に行くという選択もあるかもしれないけど、そもそも当初はこのスレの活気付けたい一心で
長編書いてたので、他スレに移るくらいなら別のものを考えたい。
嵐にいちいち気をつかわんでいいのでは?
完結楽しみにしてますよ
>>90 俺は読みたいぞなもし
別に気にするこたぁねぇと思う
>>90 自分は毎回楽しみにしてるので完結するまで書ききってもらえるとありがたい
月並みな言葉しか書けなくて申し訳ないが、続き楽しみにしてます
「専用スレに投下できないSS」スレもあるから、
荒らしが来るのが気になるなら、そこも活用してみてはどうだろう。
ここでいいんでないの?
だっていつだって荒らしいるし
>>90氏は目立ってて特定できるから標的になってるだけだと思うし
>>90 ぶっちゃけ、今後おもしろくなるの?
エロファンタジーとしてではなく、愛するが故シチュ的に
na
すまん、途中で送信を。
>>90 自分もいつも続き楽しみに読ませてもらってるから続きを見たいと思ってる。
今のところ愛するがゆえに成分がたりないんで
早く90が隠していることが明るみになってすっきりしたいよw
でも今のところ散々犯され続けたケイトが
私的に気になるのは
ライラを好きになるような魅力というかいい所がよくわからなかったり
犯した相手と普通に旅ができているように見える
セラとかの気持ちがよく見えなくて
あれ?って思うことがあるぐらいかな。
でもそういうところを抜きにしても
読みたいと思わせる90の作品はすごいと思う。
勿論内容にもよるが、真面目なレスをくれる人を荒らしとは思えないんだ…
>>96 読み手の感覚にもよるのではっきり面白くなると豪語することはできないですが、
愛故的に書きたいと思っているシチュは全部この先です。
>>91-95 >>99 ありがとう。何というか、まず話の構成からしくじっていたのだとよくわかりました。
とりあえず、まだ需要はあるようなのでもう少し続けてみます。
申し訳ないですが、合わないと思った方はテンプレ通りスルーしてしまって下さい。
いや、言葉は丁寧なだけでまじめじゃないと思うよw
私も悪いと思ってる(
>>1のルールを破ってることはわかってる)
でも〜(以下どれだけ自分の主張が正しいか言い訳)
とかいうやつにはロクな人間いないってばっちゃんが言ってた
>>100 なんか誘い受け的なところが気持ち悪い
活気付けたい一心でといってるが、別にお前のがなくても
十分活気づいていると思うが?
書いてほしいでちゅ!って言ってほしいんだろ?
GJなくても書きたいなら書けよ
応援してやるから
>>97 >>57よりは引き止められているから需要あるし人気あるって事じゃない?
104 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 00:33:05 ID:VsEtw+W8
また茶番が始まったw
少し前の和か洋かの質問にも出てきてたけど誘い受けの基準がようわからん。
意見聞くのも誘い受けになんの?
読んでみて合わないと思ったら、
タイトルでNGにしたらいいだけの事
万人受けするなんて難しいんだからさ
人の読む楽しみを奪わないでくれ
//
/:::/
/:| ./| /:::/ _/| /:|
/ :::::| /||::::| /:::/ /||::::| / :::::|
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|:::: / .|::::||/ /:::/ |::::||/ |::::::/
|/ .|/ ./:::/ |/ .|/
━━━ Ohsho /:::/Food Service Corp
// [おまえらちょつと落ち着け]
この流れはエロパロの様式美にすらなりつつあるな。繰り返し。
無理矢理シチュ
シスターを…っていうのが無理矢理多くて結構好きだ。
成金のやな奴がシスターに改心させられるものの、シスターに恋慕してしまい
思い悩んだすえに、みたいな。
シスターならば高潔な神父に無理やり…というのはベタなんだろうか?
場所はもちろん教会ですね
筒井康隆であったな。
「信仰性遅感症」 てやつ。
なんかそれググったらおもしろそうだったw
>>109のシチュ見たいな
「何かお悩みですか、私にできることなら何でも協力しますよ」
とかシスターが思い悩んでいる男に言った瞬間に
「神の愛よりあなたの愛が欲しい何でもしますって言ったのはうそだったのですか?」
と言質を取ったかのように理性が吹っ飛び教会で…とかw
>>112 筒井さんは基本なんでもありだよなぁw
シスターならやはり好きになって告白するけど
私は神に使える身ですからとか言われて断られ
全然自分に靡かないから強姦
これだなうん
後は愛してるけど無理矢理なら美しい人妻
愛してるけど既に他人の物なので強姦して、その後策を弄して自分の物にする
自分好みの見た目の美しい人妻とかそれだけで性欲が沸き上がる気がする
外見だけなら人形でも抱いて寝てればいいとかキッツイ人妻に罵られながら…って考えたぜ
政略結婚とはいえいつまでたっても自分にツンな態度の婚約者を無理矢理とか
政略結婚だったら相手がその家の娘ならば姉でも妹でも同じだって思って婚約者じゃない方と
結婚するため無理矢理とか婚約者を無理矢理ってのが萌える
>>117 逆もいけるな。政略結婚で選ばれた娘がいつまでたってもツンな態度の男を無理矢理って感じで
>>118 そっちもいいなw
こんな仮面夫婦を妄想したw
主人公は父子家庭の箱入りのお嬢様
ある日父親の仕事の関係者のかっこいい青年とニアミスし気になっていたら
何度かデートに誘われたり→結婚の申し込みをされ受ける。
青年は仕事が忙しいみたいで帰りが遅くなるぐらいが不満だったが
やさしくかっこいい旦那様との新婚生活という夢のような幸せな生活を送っていた。
しかし、父親が死んで父親の事業を青年が継いだときに
青年が父親の事業を乗っ取りたい&青年に友達と紹介されていた美女は実は結婚前からの恋人だったりと
自分の幸せはすべて幻だったと現実を知ってしまう。
それを青年にぶつけて「恋人とそんなことをしてください」とお嬢様が夫婦生活を拒否するが
青年は構わず「夫婦なんだから」「子供を産むのは本妻の役目だ」と言って構わずお嬢様を犯す。
青年に本当に好きになってもらえないんだと絶望。そんな中妊娠をしてしまい
父親を失い夫も頼れず家族がいないと思っていた唯一の家族の子供を愛そうと決心する。
夫にそのことを話そうとしていた矢先に
父親の元右腕はお嬢様のことを好きで、そんな男と別れて私と結婚してくださいと
お嬢様を無理やり自分のものにしようとするが、お嬢様が妊娠しているとわかると一度は引く。
しかしお嬢様の部屋から出ていく右腕を青年は見ていて自分に愛人がいることは棚に上げて
お嬢様をののしり、子供のことを考えていつもより強く拒否するお嬢様の口を塞ぎ手ひどく犯す。→流産。
そんな中、お嬢様は愛人に嫌味を言われたりして勝手に家を出て行こうと決心する。
実は青年はおままごとのような新婚生活時代に純粋で愛情を向けてくるお嬢様のことを愛し始めていて
後半は愛人の所にはいかず、愛人は青年のことをあきらめきれずに嘘を言っていたとかいうオチ。
青年は妊娠のことを全く知らずに右腕に諭されて……というところまで妄想してもうネタが切れたw
中世ヨーロッパ系で読んでみたい
>>116 そんな事言われたら余計に犯したくなるだろ常考
>>119 憎い相手に無理矢理孕ませられた子供なのにお腹の中の子供を労って
性交を拒否するって凄く好きなしちゅだな
もうすぐ精神的にも屈服しそうな感じだし「貴方の子供でもあるのに乱暴な事しないで」とか言うシチュで一つ
そしてお腹の子は生かしておく展開でも良いじゃなーい
121 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 22:13:01 ID:wmvZtOQ+
ピロピロピロ
>>120 120をみてラストがまとまったwちょっと書き直してみる。
子供のことを考えていつもより強く拒否するお嬢様の口を塞ぎ手ひどく犯す。→流産しかかる。
いつもの情事後と様子が違うお嬢様をあわてて病院に運び
青年は子供を身ごもっていると聞かされ右腕の子供かと思い裏切られたのかと絶望する。
しかし、病院に駆け付けた右腕と大げんかの末、病院に担ぎ込まれる
その時右腕に子供はお前の子だ!自分は拒否されたと言われ自分の子供だとわかり青年は自分の行動を反省。
お嬢様の見舞いに訪れるが子供を流産しかけて混乱しているお嬢様はまた犯されると思い
「貴方の子供でもあるのに乱暴な事しないで」と泣きじゃくるそれで目が覚める青年。
妻を愛していると自覚し、お嬢様をやさしく抱きしめる。
それ以降優しくなった青年しかし内心体のことを考えてお嬢様に手を出せない
青年の献身的な態度にまた青年への愛が甦ってくるが
抱かれないことで自分で愛人にいけばと言ったのに不安が募るお嬢様。
そんな中、お嬢様は愛人に嫌味を言われたりして勝手に家を出て行こうと決心する。
しかし青年に許してくれと愛を囁かれ仲直りし本当の夫婦になるってのはどうか?
>>122 良いと思う
まぁ、俺は孕ませ好きでボテ腹の女の子を犯す話が好きだからという訳なんだがw
さぁ!筆を手に取るんだ!
話はおもしろいんだけど
愛故レイプはどこ?
>>125 後半はお嬢様を愛してるそうだし
今更優しく出来ないからレイプなんだろきっと
>>123よかったら何より
誰か書いてくれないかね
>>125説明不足ですまん
>実は青年はおままごとのような新婚生活時代に純粋で愛情を向けてくるお嬢様のことを愛し始めていて
という文章は。
>青年は構わず「夫婦なんだから」「子供を産むのは本妻の役目だ」と言って構わずお嬢様を犯す。
この時はもうお嬢様を愛し始めていたから拒否されて無理やり犯していたっていう感じのつもりだった。
>しかしお嬢様の部屋から出ていく右腕を青年は見ていて自分に愛人がいることは棚に上げて
>お嬢様をののしり、子供のことを考えていつもより強く拒否するお嬢様の口を塞ぎ手ひどく犯す。
は完璧嫉妬にトチくるって愛するがゆえに無理やりということだった。
逆
レ
イ
プ
お前等wwww
拾われずに過去スレに埋もれていった妄想書き込みって結構数ありそうだな
拾われてない妄想リストとかあればいいのにw
>>134 多分前々スレが一番多い気がする>拾われなかった妄想
>>135 dat落ちしたのはPart2以前か
まだ収拾できるな
投下します。
家族のように育った、お嬢様と使用人。
ぬるいうえに書きなれていないものでいろいろ拙いです。
多分11レスほど。
138 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:35:27 ID:nGwQ7Wxt
『一樹、大好き』
そう言って、笑う彼女のことが好きだった。ずっと。
-----
俺が九条財閥の一人娘である百合子様と出会ったのは今から12年前。
彼女が6才で俺が10才のときだ。出会ってからずっと彼女専属の使用人だった。
俺の家系は代々九条家に仕えている家柄で、10才になると親元を離れてお仕えすることが決められていた。
忙しい旦那様になかなか構ってもらえず、母親は早くから亡くなられていて
いつも広い屋敷の隅で退屈そうに座っていた彼女。
お互い孤独な者同士、俺は彼女の格好の遊び相手となった。
彼女は旦那様に大事に育てられてきたせいか、プライドが高くわがままなところがあった。
俺はしょっちゅう彼女に言いように使われ、振り回されていた。
『…百合ちゃんなんて嫌いだ』
ささやかな仕返しとして拗ねたように呟く俺。
しかし彼女は悪戯に笑ってこう言うのだ。
『ふーん。でも私は一樹好きよ。大好き』
その顔を見るたび、自分が今まで怒っていたことも忘れてしまう。
かなわない、と思った。
俺は彼女の笑った顔が何よりも大好きだった。
この頃からずっと、彼女に淡い恋心を抱いていた。
俺は彼女の使用人に過ぎない。
当然想いを告げてしまえば、俺は彼女の側に居られなくなる。
俺にとって彼女の側から離れることは、何よりも耐え難いことだった。
そして彼女が自分を本当の「家族」のように慕ってくれていることも分かっていた。
そんな彼女を裏切ることなど、出来るはずもない。
だから、想いを隠して優しく笑った。
彼女の望む自分でありつづけようと決めた。
見返りは望まない。
彼女とずっと一緒にいられればいい。
それが俺の一番の望みだと、なんの疑いも抱かなかった。
例え彼女がいつか結婚することになっても
遠くから彼女をずっと見守っていけばいいと思っていた。
そうして日々は滞りなく過ぎていくはずだったのに。
あの日、全てが崩れ去った。
139 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:36:28 ID:nGwQ7Wxt
-----
あの日は確か、心地よい快晴だった。
ある程度執務を終えた俺は、気分転換に屋敷の庭園へと赴いた。
季節は初夏を迎えた頃で、屋敷の前の庭園には真っ白な百合の花が見事に咲き乱れていた。
百合子様と同じ名前の花。
その真っ白で穢れのない美しい姿は、彼女を思い出させる。
ついこの間まではあんなに幼かった彼女も、今年で18を迎える。
短かった真っ直ぐな黒い髪は胸元に届くほど伸びて、やんちゃなあの頃と比べ今ではすっかり女らしくなった。
子供の頃と変わらない笑顔は、ときどき目を見張るような色っぽさがあり
最近彼女を見る度胸の奥に妙な切なさを感じていた。
しばらく百合の花を見つめて物思いにふけっていたところを、通りがかった庭師に声をかけられ我にかえる。
百合の花を彼女の部屋に飾ろうと思って、庭師に頼んで摘めるだけ摘んでもらった。
それを両手に抱えて屋敷へ引き返そうとした時、庭の噴水の前に見慣れた人影を見かけ足を止めた。
百合子様と、伊集院様だった。
伊集院財閥と九条財閥は古くから繋がりがあって
その関係で伊集院財閥の御曹司である彼は最近よく屋敷に姿を見せていた。
一度話したことがあるが、雰囲気が旦那様に似ていて物腰の柔らかな人だった。
…何を話しているのだろう?
別に隠れる必要などはないが、なんとなく覗きのような罪悪感もあって
近くの茂みに体を隠して様子を窺う。
140 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:37:46 ID:nGwQ7Wxt
…彼女は泣いていた。
彼は彼女の頬に手を添えて、その涙を拭ってやる。
ただの知り合いにしては、近すぎるその距離。
見つめ合う二人。
やがて彼は身をかがめて、彼女の唇に自分のそれを重ねた。
その美しい光景に息が止まりそうになった。
しばらくして唇が離れると、彼女は頬を赤らめはにかむように
…笑ったのだ。
花の咲いたような笑顔、俺の大好きな…。
手元に抱えていた百合の花が、いつのまにか滑り落ちていた。
ひどい吐き気がした。
今までずっとあの笑顔が向けられるのは、俺だった。
あの涙を拭って、震える肩を抱きしめるのは、俺だった。
十年以上誰よりも近い場所で、大切に大切に大切に守ってきたのは俺だった。
出会って間もないあの男が全て奪っていってしまうのか。
彼女にふさわしい家柄と身分を持っているという理由だけで。
自分の立っている場所が分からなくなるほどの殺意。
今すぐ飛び出しっていって、あの男を絞め殺しそうな自分がそこに居た。
二人が並んでいる姿はどこか気品が漂っていて、怖いぐらいお似合いだと思った。
きっと旦那様に似て優しい彼は彼女を幸せにするだろう。
これでいい、はずなのに。
どうして自分の体は、こんなに怒りに震えているのだろう。
こんな日が来るのはわかっていて、自分の中で納得していたのに。
こんなのは間違っている。
決めたではないか。遠くから彼女を優しく見守り続けると。
けれどあの嬉しそうな笑顔を思い出すだけで、こらえることのできない怒りが込み上げてくる。
あれは俺だけに向けられていたものだったのに。
141 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:38:23 ID:nGwQ7Wxt
その日から、うまく眠ることができなくなっていた。
やっと眠れても、あの日の情景が夢に出てきてはすぐに目が覚める。
屋敷からこっそり抜け出せる道は知っていた。
彼女の眠ったであろう時間、夜毎屋敷を抜け出し街に出かけて知らない女と寝た。
そうすることでそのうち苛立ちは忘れられるような気がしていた。
だがどんな女を抱いても、彼女のことが頭から離れない。
彼女ならどんなふうに喘ぐだろう
彼女ならどんなふうに乱れるだろう
彼女なら…
今まで彼女をそんな目で見てはいけないと押し込めていた欲が、堰を切ったように溢れ出す。
彼女は今抱いている女と同じで、触れられない存在じゃない。
見知らぬ女を抱きながら、俺は彼女を頭の中で何度も何度も犯していた。
あの小柄な体を組み敷いて、無理やり足を開かせて、情欲を吐き出してしまえたらどんなに気持ちいいだろうか。
夜毎訪れる衝動に、気が変になりそうだった。
次の日の朝彼女を見かけるたび、また彼女を汚してしまったと後悔する日々。
「一樹…?」
「すみません、今忙しいので」
彼女から話しかけられても、そっけなく突き放すことが多くなった。
罪悪感で彼女の顔が真正面から見られなかった。
そう、あの日気づいてしまった。
そういった意味で、彼女が好きなのだと。
きっと遅かれ早かれ気づかざるを得なかった。
…遠くから見守る?
そんなのは最初から無理だったんだ。
いつだって、手の届く距離に居たい。
俺が誰よりあなたの近くに居たい。
…気づきたくなかった。
あなたを、自分のものにしたいと。
…だからもう、あなたの側にいられないのだと。
142 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:39:27 ID:nGwQ7Wxt
-----
「近々この仕事をやめさせてもらおうと思ってます」
「え…?」
夜更けが近い頃、彼女を自分の部屋に呼んだ。
椅子に座った彼女を見下ろしながら開口一番に吐き出してしまう。
どこか心の重荷が解放された気持ちになった。
「…なにを言ってるの?一樹」
真っ直ぐに自分を見据える視線を感じる。
耐えられなくなり、自分の足元に目をやった。
「なんで、目を、合わせてくれないの…?」
「…ごめんなさい」
彼女は勢いよく立ち上がり、俺に詰め寄って声を荒げた。
「謝ってほしいんじゃない!…理由をちゃんと言ってくれないと、納得できない!」
「……理由、ですか」
「最近私のことを避けてたでしょう?
私が、なにか気に障ることをしたから…?だから怒ってるの?」
当たらずとも遠からずな言葉に、うっすらと自嘲めいた笑みがこぼれた。
この人は、本当に何も分かってない。
その純粋さが、時折憎くて仕方がなくなる。
「……嫌いだからですよ」
「…え?」
自分はこんなに冷たい声が出せたのだなと、どこか他人事のように思う。
彼女はびくりと体を強張らせた。
「あなたのような身勝手でわがままな人」
「うそ、…」
「うんざりなんですよ。ここであなたの世話を続けて一生を終えることが。
俺はずっと自由になりたかった。」
143 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:40:03 ID:nGwQ7Wxt
随分と身勝手な事を言っているのは分かっていたが、止められなかった。
彼女に俺が苦しんだのと同じぐらい苦しんで欲しい。
「そ、んな…」
「…話はそれだけです。もう出て行ってもらえますか?」
やっと絞り出した声は、変に掠れていた。
彼女の両目が大きく見開かれる。
やがて大きな瞳から、涙の粒が次々に零れ落ちた。
その美しさに目を奪われ、心臓の音がどくんと跳ね上がった。
震える肩を抱きしめたい。
でも今抱きしめたら、多分もう止まれない。
だから、早く、俺から逃げてください。
「…っいや!!…」
声が聞こえたと思うと、彼女は俺の胸の中に飛び込んできた。
胸に温かい感触を感じる。
肩にすがりつく指が震えているのが分かった。
自分の心臓が早鐘を打っているのを感じる。
「っひっく、ごめ、ん、ごめんなさい
…嫌いなとこ、なおす、から…」
「百合子、様…」
「お、願い…一緒にいて…」
ああ。彼女はどこまでも鈍感で、無自覚で
十年以上も俺の思いに気づきもしない。
だから今もこうして泣きながらすがりついて
家族として兄弟として幼馴染として俺を求めている。
そんな俺は、もうどこにも居ないのに。
あの男が居るくせに、俺なんてもう用済みのくせに。
俺を縛りつけようとするあなたが、憎くて憎くて仕方がない。
けれど俺のために涙を流してすがりつく姿がたまらなく愛しい。愛しい。愛しい。
もっと泣かせたい
もっと、もっと泣いて欲しい。
…欲しい、この人が。
めちゃくちゃに犯して自分のものにしてしまいたい。
連日の睡眠不足で朦朧とした脳内。
いつも自分を押し留めている理性が、追いつかない。
144 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:41:02 ID:nGwQ7Wxt
「んんぅ!!」
衝動のままに壁に彼女を押し付けて、無理やりに口付ける。
薄く開いた唇から口内へ舌を滑り込ませ、奥へと逃げる舌を絡めとり
口内をむさぼると、彼女が小さく声を漏らし始めた。
彼女が強く肩を叩いてきたので、ようやく口を離すと、互いの唾液が糸を引いた。
「な、に…?」
目の前の彼女は信じられない、といった表情を浮かべて腰を抜かしてしまう。
予想通りの反応に思わず笑ってしまった。
「あなたが悪いんですよ」
「あ…、か、一樹…?きゃあ!」
地面にへたりこんでしまった彼女の片足を引っ張って仰向けに引き倒した。
その上に体全体で囲い込むように覆いかぶさる。
白いワンピースの胸のあたりに手をやるとびくりと体を震わせ、下半身をじたばたと暴れさせた。
「やだっ、やだやだやだ!!なんで、こんな…!」
「無駄ですよ」
「ひっ…!!」
服の上から胸を強くもみしだくと、彼女はがたがたと震えだした。
本気で怯えているその様子に、加虐心を煽られる。
想像じゃない、本物の彼女が目の前にいる。
興奮のあまりボタンをはずす手が震えて、もどかしさに途中から全て引きちぎってしまう。
ブラジャーのホックもはずして、強引に引き剥がすと、白く艶かしい肌が露になった。
現れたのは随分と小ぶりな胸だった。
確かめるように、やわやわと揉みしだくと小さく声を漏らす。
先端の突起をギュッと摘むとびくびくと体を震わせる。顔を寄せ、舌で舐め転がすようにすると何度か甘い声が上がった。
ちらりと上を覗き見ると、声を漏らさないように口に手を当てて堪える姿に笑みが浮かんだ。
脱げかけたワンピースを剥ぎ取って、ついでに下着も無理やり引きずり下ろす。
「やだ!!やだやだやだああ…」
閉じそうになっていた両脚を無理やり割り開くと、生まれたままの姿の美しさに息を呑む。
何年も焦がれていた肉体が目の前にある。
その事実に頭の奥がくらくらした。
赤く充血したそこを、そっと指でなぞる。
145 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:41:44 ID:nGwQ7Wxt
「…ここ、もう濡れてますね」
「う、あ」
逃げを打つ体を押さえつけて、浅いところをそっとなぞさする。
「あっ…なに…!?」
先端の突起をぐりっと押すと、びくりと体が跳ね上がる。
そのままこすりあげるように指を動かすと、顔を真っ赤にして首をいやいやするように振った。
「やだ、そこ、…う、ああ、あ」
「…気持ち良いですか?」
「ちが、…そんなんじゃ、あ、」
摘んだり転がしたりしていくうちに、彼女の体が熱くなっていくのが分かった。
彼女が高ぶっていくにつれて、自分の息もあがっていく。
「だめっ…なんか、くる、あ、あああ」
「ん、いいですよ。…イって」
「やあっ…あ、あああああぁあ!!…あっ」
足の付け根から、どろりと透明な愛液がこぼれる。
「あっ…ん、あ…」
口の端から唾液を滴らせて淫らな吐息をこぼしながら、体をよじらせて余韻に浸る姿にごくりと息を呑んだ。
…たまらない。
もどかしい気持で上着を脱ぎ捨てた。
下まで脱ぐ余裕はなかった。
ジーンズのベルトをはずし、きつくなっていた前を緩める。
その隙に彼女が逃げ出そうとしたのか、上体を起こそうとしているのを視界に捉え腕を掴んで取り押さえた。
146 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:42:23 ID:nGwQ7Wxt
「どこに行くつもりですか?」
「ひっ!」
片足を抱えもって逃げられないようにすると、濡れそぼった秘所の奥まで一気に指を突き入れた。
「っいた、いたい、やだぁっ!」
「痛い?あの方といつも、なさってることでしょう?」
「やあっ、なに、言って、っくああ」
中を探るように、指をバラバラに動かす。
抜き差しを繰り返すたびに、ぐちゅぐちゅと淫靡な音が響いた。
閉じそうになる脚を片手で支えながら、しつこく彼女の内部を侵す。
きつく締め付ける内部が、俺の指を拒んでいるように覚えて苛立ちがつのる。
早く、早くあの男との跡を全て消し去って
俺のものにしてしまいたい。
わけの分からない焦燥感で頭がぐちゃぐちゃになる。
「もう、入れていいですよね…?」
「え…?」
答えは聞かないまま、黙って腰を進めた。
中は固く締め付け侵入を拒むが、強引に押し進める。
まるで彼女自身を引き裂いている錯覚におちいった。
「いぎぃっ、…あ、あああああ、」
「くっ…きつ…」
「あ、あああ、ぬい、て、いたい、…う、あ」
肩に爪が痛いぐらい食い込む。
逃げるように腰が引けるのを、ぐっと引き寄せて最奥まで進む。
固くて狭くて痛いぐらいだけど、熱く蕩けそうな熱がたまらなく心地良い。
全て持っていかれそうな、ひどい射精感を必死で堪える。
ようやく全て入れてしまって、一息ついたところで妙な違和感に気づく。
かすかに血のような匂いがする。
すんっと鼻を鳴らすと、確かにに鉄の匂いが漂う。
まさかと思い、少し自身を引き抜いて接合部に目をやる。
引き抜いた先から、真っ赤な血がシーツに伝い落ちた。
147 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:42:55 ID:nGwQ7Wxt
「もしかして、初めて…?」
彼女の青ざめた顔がぐにゃりと歪んだ。
その言葉をきっかけに、張り詰めていたものがぶつりと途切れてしまったように泣き出した。
「…う、あ、あああ、あああああ」
泣き出した彼女を呆然と眺めながら、俺は罪悪感を上回る喜びを感じていた。
彼女の初めてを自分が奪ってしまったことが嬉しい。
「…ごめん。ごめんね、百合ちゃん」
視界がうっすらと滲む。
耐え切れず水滴が、ぼたぼたと彼女の胸の辺りに落ちた。
一番大切な人を
こんなに泣かせて傷つけて、自分は何をしているのだろう。
それでも、やめてあげられない。
「っも、う…やめて、おねが、お願い、」
「…ごめんね」
俺だけが、こんなに幸せで。
「いっ…〜〜〜!!」
両脚を抱え上げ、再度奥まで貫く。
悲鳴にならない悲鳴が、どこか遠くに感じる。
絡みつくように締め付ける熱い内部に、寒気にも似た快楽を覚えた。
黒髪を振り乱しながら苦痛に喘ぐ姿にたまらなく煽られて、気づけば無我夢中で腰を振っていた。
148 :
一樹と百合子:2010/11/21(日) 21:43:47 ID:nGwQ7Wxt
「…っく…もう、出る…」
「っ!!?やだ、やだ、やだああああぁ!!…っあ…」
彼女の奥深くに、溜まりに溜まった精液を吐き出す。
一度では出し切れなかったそれを、何度かに分けて出し切ると
あまりの解放感に体中から力が抜けて、彼女の上に倒れこんだ。
しばらくして気だるい体を起こし、ずるりと自身を引き抜いて彼女を見下ろす。
涙を流しながら呆然とした顔で、息を荒げている。
目線はどこか遠く焦点が定まっておらず、体が淡く赤に染まっていた。
先ほど注いだばかりの精液が足の付け根からどろりと溢れ出している。
あまりの扇情さに先ほど放ったばかりの欲が頭をもたげる。
ああ。足りない、こんなものじゃ、全然。
飢えた獣のように、再び彼女の上に覆いかぶさった。
それから何度も何度も、体勢を変え彼女と繋がった。
彼女は途中から抵抗することをやめてしまい、ただ人形のようにうつろな目で、苦痛に喘ぎ助けを求めていた。
座った自分の上に彼女を跨らせる。
最初よりは大分緩んだ内部へ、ゆっくりと腰を動かしながら
何度も名前を呼んで、抱きしめて、それからキスをする。
まるで恋人みたいだな、なんてありえない空想に涙がこぼれる。
目を閉じれば、すぐに思い出せる彼女の笑顔。
…もう二度と自分に向けられることはないだろうけど。
『一樹、大好き』
うん、俺も好きだ。
好きだ、好きだ、好きだ。
あなたのことだけが、…ずっと。
「ひぃっ…っく、かず、きぃ…助け、あ、うあ、かずき」
「っ百合ちゃん、…好き、大好き」
家族だった頃の俺に助けを求める声。
それはもう、俺の耳には届かない。
終わり
投下乙&GJ!
リアルタイムに遭遇した!
最後切ないじゃないか…
病み気味な男はいいね
>>137-148 やだ何これ、百合ちゃんが可愛い過ぎる……
マジで乙過ぎる、素晴らしかったです
百合ちゃんサイドとかも見たくなるなぁw
GJ!百合ちゃんの本心が気になるところ
GJ!!
本当に焦燥感がいいな
百合ちゃんも実は一樹の事が好きなんだろうなぁと思って読んでいたのだが
婚約者?にキスされて喜んでるってことは…とか
なんで泣いてたのかとか気になるので百合ちゃんの本心自分も気になるw
GJ!!!
なんか俺も書きたくなってきた。
>>148 百合ちゃん可愛いよ乙!
百合ちゃんは一樹を男として好きだったのか、家族として好きだったのか
家族、兄弟として好きだったのに犯されたとかでも良いなぁ
普通に両思いだったでも良いけどw
しかしこういう大好きな女の子に酷い言葉責めするのって好きだわ
身も心も蹂躙していく感じがたまらんw
投下いたします。
注意:
たぶんひどいうえに駄文なのでスルーしてもかまいません。
設定:
空河 山都(かがわ やまと)、明るい性格の男子、高校1年、美夏とは幼馴染で好意をよせる。
椰子奈 美夏(やしな みか)、同じく高校1年、学年では、ベスト3に入る美人、性格はやや天然。
綺羅川 秦(きらかわ しん)、山都の親友であり美夏と山都の幼馴染。
ホスト規制なら投下できないだろうし
よくわからんけどだれもレスできなくなるので仕切り直しをお願いしたい
まぁ、書き込もうと思ったらいきなり規制されたって俺も経験あるしそれかな?
今は携帯ならどこキャリアでも書き込める筈だから
お手元に携帯があればなんかしら反応してくれると有難い
160 :
狂愛:2010/11/22(月) 23:01:28 ID:0sZjN0yB
放課後午後3時半をまわったあたり教室は山都と美夏の二人だけだった。
「戸締りは終わったぞ。」
「ありがとう山都、日直の仕事手伝ってくれて。」
「気にすんな。」(笑)
「後これだけ書いて終わるからさきに行ってて。」
「いいよ待ってるから。」
カリカリ…
教室にはシャープペンの音しかしない。
(美夏…やっぱり…今しかない!)
「あ、あのさ…」「あのね!」
タイミングを誤ったと自分を攻めた山都、少し落ち込みながらも美夏の話を聞くことにした。
「なに?美夏。」
「あたし…ね…し、秦と付き合うことにしたの。」
死んでも聞きたくなかった台詞だった。
よりによって自分の親友を美夏が好きになっていなんて思ってもみなかったからだ。
「そう…か…」
「…」
「美夏…」
「なに?…」
とにかくこの重い空気を何とかしたく自分の思いを美夏に告げた。
「気持ちだけ…気持ちだけ伝えておく…俺…お前が好きだ…」
しばらく沈黙が続いた。
「なんで…なんで、今になってから言うの!?あたしも山都を好きになってたのに…!言うのが遅いよ山都は!」
「ずっと気づいてた…山都があたしを好きになってたことも…」
「じゃぁなんで、なんで秦と付き合うことにしたんだ!?」
「秦は…あたしの悩みや相談に乗ってくれた…!最初は好きではなかった。」
「でも…相談してくれるうちに…だんだん好きに…「なったんだろ?」
「うん…」
「わかった…」
山都の顔が美夏に迫った。
「な…なに」
強引に美夏の唇を自分の唇で塞いだ。
161 :
狂愛:2010/11/22(月) 23:04:52 ID:0sZjN0yB
「んちゅ…ちゅぱ…はぁ…な…ん…で…?」
「俺のことが好きなんだろう?」
ふたたびキスを迫ると美夏は拒んだ。
「いや!あたしは、秦が好き!秦を求めてる。山都じゃない!」
プッツン山都の中で何かがはじけた。
「きゃっ!!」
ドン!
美夏は教卓に無理やり押し倒された。
「お前を手に入れるために…もう俺は手段は選ばない…美夏が悪いんだからな…!」
そう言うと山都は黒く笑い美夏の口の中に舌を入れた。
くちゃ、くちゃ…
「い…や…はぁん…!」
美夏の胸を征服の上からもみだした。
「ずいぶん小さいな…」
美夏の制服を捲り上げ均等の取れた双丘を揉んだ。
「んはぁ…そ、そこでやめよ?…そしたらまだ幼馴染のままでいられるから…」
「……まだそんなこと…」
美夏の唇をまた奪った。
硬く尖った美夏の頂をくりくり転がした。
「もうこんなに硬くして…」
「あ…あん!い…や…」
「いや?こんなに硬くしてもか?」
美夏の乳首を、おもいっきり舐めた。
「あーーーーーーーーーー!!!ダメーーーーーーー!!!」
「これだけでイクなんて…」
「し…ん…たす…けて…!」
「まだあいつの名前を呼ぶのか!?だったらいやでも呼ばしてやる…!俺の名前をな!」
「なにするの!?いや…!やめて!!」
そんな言葉などお構いなしに美夏のショーツを脱がし、M字に脚を開かせ秘所を丸見えにさせた。
「きれいだ…さすが美人のアソコだ…」
顔を美夏の露和になった秘所を触ろうとしたそのとき美夏の一言が、山都の黒い部分をふたたび目覚めさせた。
「見ないで!山都…!そこはあなたが好きにするものじゃない。秦が好きにする場所だよ!」
162 :
狂愛:2010/11/22(月) 23:09:38 ID:0sZjN0yB
「あっそ…でも今はそのかんじんの秦がいない…」
山都は美夏の秘所の入り口を指で上下に軽くカスるかカスらないかぎりぎりの所いじり、決して触ろうとしない、それがかえってむずがゆくなる美夏の秘所を熱くさせるだけだった。
「おいおい…まだなんもしてないのに中から水がでてくるぞ!?」
「み、見ないで…!」
しかし、その声は羞恥心からか、小さい声になって出た。
「あれっ?このお汁も秦がなんかするから、垂らすんじゃないの?んん?」
秦の名前を出したとたん美夏の秘所全体がヌルヌルになった。まるで秦に触れてるかのように愛液が出てきた。
「あーあ…ヌルヌルだ…でも…もっと愛しくなった。」
思わず自分の出たものに恥ずかしく目を閉じてしまう美夏、しかし、山都はやめなかった。
「ほら…触ってごらん…」
「いや…」
くちゅ
愛液が美夏の細い中指を包んだ。
「ひゃっ!」
「ほらね!こんなに濡らして…」
美夏の愛液は、自分の指が触れたとたん、また秘所の入り口周りをテカらす。
「すげーーー…淫乱だなぁ美夏は…それともまさか…!秦の代わりにその中指を毎晩中に入れてるとか!?」
美夏はただ首を横に弱く振ることしかできなかった。
「んじゃぁおもいっきりイカせてやる…」
ヌププ…
そう言うといきなり山都は、中指を美夏の中に入れると前後上下に指を動かした。
「あ、あん!あん!あん!あん!山都〜…そこ〜だめーーーー…」
ある一点を触れた瞬間美夏の身体が跳ねた。そう、そこが美夏の一番感じる部分Gスポットであった。
「ここか…こんなに感じるなんて秦が見たらなんて思うか…」
「いわないで〜…」
くちゃくちゃくちゃくちゃ…
次第に美夏の中で山都の指が人差し指も入り二本で速く指を動かしているうちに、淫らな水音が教室中に響いた。そしてとうとう美夏の初絶頂が山都の手でおきた。
「あーーーーーーー!!!!!!だめーーーーー!!!!!なんか来るぅーーーーーー!!!来ちゃうぅーーーー!!!」
「いいぞイって…!出せ!」
プシャーー!
勢いよく愛液と潮が大量に教卓に大きな水溜りを作り床を濡らした。
163 :
狂愛:2010/11/22(月) 23:11:28 ID:0sZjN0yB
「そろそろころあいだ…」
山都は自分のいちもつを美夏の秘所入り口にあてがった。
「だめ…!山都!!やめてっ!!!…ねぇ、お願いだから!入れな…「可愛いよ…美夏…ますます愛おしい…っつ!狭い…!」
ブチィ!
「ひぎぃ!!!い、いたーーーーい!!!!!!ぬいてーーーーー!!!!しーーーーーーん!!!!た、たすけ…て…」
美夏の初めてが奪われた瞬間であった。
「まだあいつの名前を言うのか!!!今抱いてんのは俺だ!!空河山都だ!!!綺羅川秦じゃない!!!!」
山都の理性は完全に砕けていた。
「すげー…美夏の中かなりトロトロだ…!溶けそう…」
だんだん動きが速くなるにつれ、二人も限界に来ていた。
「クッ!もう限界!!中に出すぞ!愛してる美夏!」
「だめ!山都!!中はやめて!!!もう秦はあきらめるから!!!お願いやめて!!」
「クッ!出る…!」
「イクーーーーー!!!!」
山都は美夏の最奥の中で欲望を放った。自身を引き抜いた後から行き場を失った山都の欲望が美夏の処女崩壊の赤いものと一緒にあふれ出てきた。
「美夏…」
「見ないで!!近寄らないで!!!最低…」
山都は泣いている美夏に背中を向けて帰っていった。
「し…ん…助けて…怖い…山都が…怖い」
美夏はこの後帰宅したのは夜中の2時だった。
終わり
以上です。駄文ですいません。
…(笑)
( ^ω^)…。
( ^ω^ )
せめて誤字を…。
誤字とかのレベルじゃねぇだろ…
…………うむ
まぁ、うん…えーと
えーと…ど…ど…ドンマイける!
>>164乙
設定すごくいいと思う。
ちくしょう……遅すぎたんだ、失恋してやがる。俺ピエロかよ!みたいなw
欲を言えばお互いの気持ちがもっと知りたかったんで描写してほしかったな。
犯したあと、山都はあっさり帰っちゃうんだとか
4時ぐらいから犯されて、美夏ちゃんは夜の二時まで何やってたのとか。
>>164 GJ!山都が明るい設定なのに情念はけっこう暗いなwまあそのギャップがいいんだが…
その後のぎくしゃくした三角関係も見てみたいな
それともっと描写や説明があったら嬉しかったかな
山都はいつから、どれくらい美夏を好きだったのかとか、秦はどういう少年でどういう魅力があるのかとかね
例の常駐メンヘラ荒らしだろ
文体はこなれてるのに無理して駄文にしてんのばればれ
しかしよくもまあ何度も出てきてクサイ長文だらだらかけるもんだ
よほど暇なんだな
どこでもそうだけど、文体(笑)とか持ち出して断言系で特定しましたwって書く奴って、
客観的な証拠は一切ないのに、自分の主観的な印象で決めつけてて恥ずかしいと思わないんだろうか。
「ううん、証拠はないけど絶対そう!(キリッ」とか、ゲスパーさんはすごいですね 〜
174 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 16:38:43 ID:GGxQEYnD
いつも荒れてるね
おじさんと少女の組み合わせが好きだ。年を積み重ねて得たテクニックで無垢な少女の体を開発していくとか、たまらんな。
それが無理矢理だったらもっとたまらん!
>>173 悔しいなw
せっかくヘタレ書き手装ってSSまで書いて頑張ったのにな〜w
厨二設定も頑張ったのにあっさり見抜かれて乙w
自分でこけたんだしゲスパー決め付けくらいしか出来ないよなw
プ
>>173 変なのに触っちゃダメだって
餌与えるのよくないよ
まぁあれだ、とりあえず愛するが無理やりな話一つ頼む。
>>134見て前スレとか読み返してきた。
職人さんはないって言ってたけど
リリーとマリアの奴続きよみてぇぇぇぇ
特にマリアきっと修道院に向かったと思って馬車のってたと思うんだが
きっとその馬車は手紙を握りつぶしたヨハンからのものだったとか……妄想が広がる。
そして世間体を気にするクラウスも愛するが故に……になってたら面白いのにw
>>164 GJ!
互いに意識し合ってるのに結局告白出来ずに
女性側が諦めてって結構よく聞くよね
意外に生々しいというか、人によってはリアルでトラウマがありそうw
話にされて読んだら、無理矢理ネタと親和性高いんだと今更気付いた
文体とかはこういう形式のSSって他のスレでも読むからあんま違和感なかったけどなぁ
>>175 おっさんに無理矢理致されて、調教される女の子は良いよなあ
>>178 設定的に好きな女を逃すような男ではないだろうしねw
続きを投下します。
属性:逆レイプ
回避はタイトルで。12レス頂きます。
数日の航海を終え、祖国へと帰着したティトとセラの前には今、国王の姿があった。
王女誘拐の容疑を掛けられようとも、人集りを押し切り国王との謁見を強行した結果だ。これらは全て、
ティトの意志による。売り払われた二人を取り戻すため、セラは与えられた指示を忠実に守っている。
ティトにより与えられた指示は二つ。
何よりも先に、国王との謁見を優先させること。
嘘に気付いても必ず話を合わせること。
たとえ気を許すことができない相手であろうとも、ティトの狡猾さを身に沁みて理解している以上、セラは
過去のしがらみには一度目を伏せて策に乗ろうと決めていた。
セラの父親であるエミル国王は、ティトの両親については昔から係わりがあったためによく知っている。
故に、二人の息子であるティトがどのような人間であるかはそれほど想像に難くはない。故意に国から
連れ去ったわけでも、王女を誑かしたわけでもないとする主張も、国王はあっさりと信用した。ティトに
とってはそれも想定の範囲内で、本題を切り出すまでそれほど時間は要さなかった。
「それで、用件とは?」
「単刀直入に申し上げます。次期王位の座を私にお譲り頂きたい」
「……。何かの聞き間違いかな。もう一度言ってみなさい」
促されるままに同じ言葉が繰り返されると、国王はまるで不可解な生物を見るような目でティトを見つめる。
ティトの様子からも冗談であるとは到底読み取れず、隣に佇む娘の存在から真意を探るしかない。
「あぁ、そうか。つまりセラを娶りたいと」
肯定の返事と同時に、セラは慌ててティトへ振り向く。既にそのような仲であるのかと問われると、ティトは
即座にそうであると返す。複雑な面持ちで事の真偽を問う国王に、セラは即答することができなかった。
これはティトの言う『嘘』なのだ。救出計画のために話を合わせることに同意してしまった以上、ここで
否定することはできない。
「…………その、通りです……」
「…………」
歯切れの悪い返答に、国王は如何にも納得のいかない表情を浮かべる。疑って下さいと言わんばかりに、
セラの態度はあまりに不審過ぎるものだった。
彼女の抱いている不安の払拭、そして返答を渋る国王の背中を押すため、ティトはあらゆる場面に備えて
用意していた台詞の一つを口にする。
「私にその資格がないと判断されたら、即座に全権限を剥奪して頂いて構いません。今後王女が拒否した場合も
然りです。今すぐに御返答を」
「……何か企んでいるね。希望はそれだけかい」
「可能でしたら、資金提供も。お貸しして頂くだけでも構いません」
最後の一言で、セラはティトの目論みに気付いた。地位と資金を利用して、二人を買い取るつもりなのだ。
これでは人を物のように扱っていた科学都市の人間と何ら変わりは無い。しかし事実、それが確実な方法で
あることも確かで、有効な代替案が浮かぶわけでもなく何も言い出すことができなかった。
俯くセラの隣で、二人のやり取りは未だ続いている。
「認められない、と言ったら?」
「失脚して頂くことになります」
「…………」
平然と暴言を吐くティトの目は本気だ。しかし仮にも高い軍事力を誇る一国の王を貶めるなど、並大抵の力では
成し得ない。これは飽くまで脅しであるということは、国王も気付いていた。ここまで言われて何も反論しない
セラの様子から、何か事情があるのだということも。
「セラ、おまえもこの少年と同意見なのか。まさか騙されてるわけじゃないだろうね?」
「え……」
否定は許されない。今は二人を助け出すことが最優先事項なのだ。嘘であるとばれないように目を合わせ
セラが小さく頷くと、国王は憂鬱そうに深い溜息を吐き、小言を呟いた。
「血は争えないな……」
「……?何か?」
「い……いや、何でもない。ともあれ、私はセラを信用している。娘がそう言うのならある程度は譲歩しよう。
ただし王位については正式なものではない。私が不相応と判断したら、直ちに身を引くこと。いいね」
「承知の上でございます」
もう暫らくの外出の許可、他の地域への移動手段の要求も国王は飲んだ。自国という狭い世界しか知らない娘に、
外の世界を見せてやって欲しいという思いもあったのだ。ただし、全ては身の安全を前提としたもの。
「セラはまだ実戦経験がないはずだ。絶対に危険地域へは連れ出さないこと。娘の身にもし何かあったら……、
わかっているね。与えた地位の濫用も許さない。……セラは後で事情を説明しなさい」
ティトとしても、言うまでもない。今回の目的以外に権力を振り翳すつもりもない。国王を妥協させた父親の
威光に感謝しつつ、ティトは軽く会釈をしてセラと共に応接間を後にした。
これで準備は整ったことになるが、首尾良く婚約者としての座まで獲得してしまったティトの策に、セラは
黙って乗っているわけにもいかなくなっていた。
「どこまでが本当なんですか」
「何が嘘であって欲しい?」
背を向けたままティトは質問を質問で返す。まるでからかうような口振りにも、セラは毅然とした態度を貫く。
「勘違いしないで下さい、今貴方と共に行動しているのは全てあの二人のためです。先程の件は後々取り消させて
頂きます。私は貴方が嫌いだとはっきり伝えたのですから」
「そうだね。僕は気があるとはっきり言ったのに、あの夜から君は僕を受け入れなかったね」
「だって貴方は、本気ではなかったでしょう!」
「そうだよ。そのはずだった。でもあんなに鈍いケイトにまで指摘されちゃ認めるしかない。多分、僕は
本気なんだと思う。いつからと聞かれると困るけどね」
セラにとっては意外な返答だった。しかしどんな顔をして答えているのかもわからず、あまりに淡々と
しているために真偽を測ることができない。故にどう答えて良いか判断がつかず、別の話へと逸らすことしか
できなかった。
「そ、それに、お金を使って二人を取り戻すなんてやり方、私は賛成できません」
「じゃあ他に手はあるの?御尋ね者になる覚悟で、力に訴えて取り戻す?郷に入っては郷に従わなければならない。
君の思う正義がどこでも罷り通ると思わない方がいい」
「どうしても、そうしなければならないなら……。権威なら私だって……」
「君はこの国の王女なんだよ。こんな汚い真似させられるわけないだろう。汚れるのは僕一人で十分だ」
「…………」
何を言っても無駄だった。決意は固く、綺麗事だけではティトの意志を曲げることはできない。
自分の無力さに、セラは悲しげに肩を落とす。『地位』とはセラにとって、有効な武器であるはずだったのだ。
背後で沈む彼女の姿を、ティトは見ていない。
急遽手配された船が出航の狼煙を上げるまで、二人は適当に時間を潰すこととなったが、ティトは母親に
会いには戻らなかった。無断外泊など絶対にしないケイトが居ない今、姉の身に何かがあったことは明白で、
下手に顔を見せると尚更心配させてしまうと思ったからだ。
ラスニールからミランダまで、航行に要する日数は五日ほど。ケイトが売り払われてから、実に一週間以上の
日数が経つことになる。全く心配していないと言えば嘘になるが、姉が無事であるということは自分の生存を
以って保証することができる上、ケイトの自我の強さを知っているティトにとって時間はそれほど問題には
していなかった。
金と権力さえあれば、何事でも押し通すことができる。それがミランダという堕落した都市。
地位は王女であるセラが証明してくれる。疑わしく思われるならば、直接ラスニール本国へ確認させれば良い。
ルイスの前に二人が現れるまで、それほど時間は掛からなかった。取引額の二倍の値でケイトを引き取るという
案に、彼の父はまるで媚び諂った笑顔を見せるが、付け加えられた謎の条件にティトは怪訝な表情を見せた。
「あの娘が欲しいと仰るなら、一緒にいるドラゴンもお引き取り願いたい」
「ドラゴン……?」
二人の会話を遠くから聞いていたルイスは慌てて地下へと駆け下り、ケイトに現状を知らせた。たらい回しに
されてしまうとは言え、地下に閉じ込めるしかないこの屋敷から出られることを思えば望ましいことなのかも
しれない。しかし今となっては、ルイスも素直に喜ぶことができなかった。
「ラスニールの王位継承者?……誰だよ」
「とにかく、これでここから出られるんだ」
牢からの解放を祝う台詞とは裏腹に、ルイスは明らかに気を落としていた。解放の約束をしている上、強引に
ケイトの身体を奪ってしまったのだから、これ以上自分の我侭を押し付けることはできない。口が裂けても
本当は残っていて欲しいなどとは言えないのだ。
こればかりはケイトも口の出しようがなく、悲しげな眼差しを受けたまま黙り込んでしまった。
不意に響き出した足音が、何者かが近付きつつあることを二人に知らせる。落ちた人影はやがてその実体を
現し、ケイトはその者を、その者はケイトの背後に佇むドラゴンを見遣る。そして、互いに絶句した。
「……ケイト。何、そいつ」
「王位……って、おま……まさか本気で乗っ取……」
「ケイト!無事で良かったです!」
言い掛けられた言葉を遮り、牢越しにセラが近付く。しかし、牢の外を睨み続けるドラゴンの首元を目にし、
ライラが無事でないことを悟った途端セラもまた口を噤んでしまった。
交わされた会話から三人とも顔見知りであることを察し、ルイスは再び視線を落とした。これでいよいよ
引き止める理由が無くなってしまったのだ。
寂しげな笑みを湛える彼に、ケイトは決して別れの言葉を掛けなかった。
「あの夜のことを許したわけじゃない。でもおまえは真っ直ぐな奴だ、その性格は嫌いじゃないよ。頑張れ」
「……、ありがとう」
街の変革を望む彼の気持ちは本物なのだ。ケイトなりの激励にルイスは素直に感謝の言葉を述べ、解放の約束を
果たした。
解放先は郊外の山の麓。街中でドラゴンを晒すわけにはいかないため、檻に閉じ込めたまま人気の無い場所まで
運び出したのだ。見覚えのある首輪を目にし、ティトは難しい顔でケイトに問い掛ける。
「……で、これがあいつの正体ってこと?何かあるとは薄々勘付いてたけど……そうか。やっぱり」
「そんなわけあるか!あの黒い魔道士の女にやられたんだ。あの城は薬品や小道具だらけだった。
もしかしたら、薬でも使われてこうなってしまったのかも……」
「人の細胞が何と反応してドラゴンの硬い皮膚に変質するんだよ。非科学的なこと言わないでくれ」
「…………」
魔法を駆使する魔道士の存在こそ非科学的だ。そう言いたい衝動を抑え、ケイトは解決の糸口を求めた。
「じゃあ、何だって言うんだ」
「禁呪か呪術……。でも禁呪はそう簡単に人前で使えるものじゃない。多分あの女、呪術師だ。
それよりケイト、ライラを元に戻したいの?あんなに嫌ってたのに」
「それは……」
好きか嫌いか以前に、あるべき姿に戻してやるのが道理。それに、問い詰めたいことが山積みとなっている。
躊躇い勝ちにケイトが頷くと、ティトは複雑な面持ちで答えを返した。
「呪術だろうと禁呪だろうと結局は魔の力。破魔の力があれば解くことができる。……適任者、いるだろ」
名は呼ばれず、ティトの隣に佇むプリーストが暗に示唆される。ケイトの視線を浴びたセラは、自信なさげに
顔を上げていた。
「セラ。僕は別に、君をただの女の子として見ていたわけじゃない。君の勤勉さはよくわかってるつもりだ。
解呪、できるはずだよね」
「……はい」
ケイトにも後押しされ、セラは意を決してドラゴンを見据えた。
携帯していた短い杖を握り締め、ケイトの手により檻から出された彼に、おずおずと歩み寄った。
しかし今、ケイトとドラゴンは隣接している。結果としてケイトに近付いたセラに牙を剥き、ライラは
当然のように吼え猛る。今にも襲い掛からんとする激しい威嚇に、セラは驚きを隠せなかった。
「え!?」
「ばっ、馬鹿!大人しくしろ!元に戻れるんだぞ!セラ、早く!」
両腕で口を押さえ込み、懸命にライラを牽制するケイトの姿を目にし、セラはいつしかのティトの言葉を
思い出していた。
「あいつはケイトしか見ていない」という忠告が、セラに現実を見せ付ける。ケイトは良くとも、自分は
近付くことすら許されないのだ。彼にとってはケイトさえ居れば、他は何も要らないのかもしれない。
要らぬ雑念を振り払い、揺れる心を落ち着かせ、神経を集中させる。現実から目を背けるように瞳を閉じ、
セラは解呪の言霊を紡ぎ始めた。
意中の男に向けられる彼女の態度は至って真剣だ。
もしライラの立場に自分が在ったなら、セラは同じく接してくれるのだろうか。
彼女の姿はティトにそんな不安を与える。過去の軽率な行動を悔いても最早手遅れで、今更謝ったところで
許されるはずもない。
ただ直向きに破魔の術を行使するセラの姿を、ティトは直視することができなかった。
やがてライラを包み込んでいた眩い光は拡散し、細かな光の粒子となって天に消え行く。
人の姿を取り戻した彼の頭を両手で抱えたまま、ケイトはその場に座り込んでいた。手には隠し持っていた
装身具が忍ばせられている。
「……自分でつけろ」
状況をまるで理解できていないライラに一言だけ言い捨て、ケイトは彼に背を向けた。どうせ何も覚えて
いないのだろうし、元に戻ったライラの姿を目の当たりにした途端、無性に腹立たしくなってしまったのだ。
背を向ける直前に見せたケイトの表情から、ライラは何も言えずに俯いてしまった。それは今までに見たことも
ないほどに切なげで、実験体としての引渡しに応じた自分を責めるものだった。
目的は達したが既にラスニール行きの船は全て出航を終えており、帰国は翌日に回されることとなった。
治安の悪い繁華街を避け、取られた宿は街の外れ。個別の部屋ではあったが、足手纏いだという理由で
ティトから剣を借りたケイトは護衛を兼ね、セラと同室とされた。
ライラの潜在意識に拒絶されたセラとしてはケイトの気持ちが最も気掛かりではあったが、普段の姿を
見ていると彼を煩わしく感じているようにしか思えない。今が本音を聞く良い機会であっても、返って来る
答えは知れている。
結局、自分から動かなければ何も変わらない。ケイトにその気がないのなら、自分にもチャンスはあるはず。
腹を据え、セラは直接本人に話し掛けてみようと腰を上げた。しかし護衛という名目で部屋を同じくしている
ケイトなら必ず行く先に付いて来る。ケイトの目の前で、彼と腹を割って話せる自信はない。
だからセラは、初めてケイトに嘘を吐いた。
「セラ?どこへ?」
「その、……ティトの部屋へ。二人で話したいことが」
ライラの部屋へ行くと言えば逆に心配されて付いて来兼ねないが、弟であるティトならば、二人で話したいと
言えば遠慮してくれるかもしれない。セラの目論見に気付くこともなく、ケイトはむしろ弟への応援のつもりで
あっさりと個人行動を許した。
たどたどしい足取りで部屋の前まで移動し、震える手で扉を叩く。しかし、いくら待っても返事が無い。
断りを入れて部屋を覗くが、そこは蛻の殻。開け放たれた窓から、外へ出たのだと察したセラは窓の桟を
よじ登り、隣接している林へと向かった。
夜空の見える開けた場所へと出ると、草むらに人影があった。彼は手頃な岩に腕を乗せ、枕代わりにして
寝転んでいる。眠っているのかと思いセラが静かに近付くと、不意に愛想の無い声が掛けられた。
「何か用か」
「こ、このようなところで眠っていては、風邪を引きます。部屋に戻らないのですか?」
ライラは目を閉じたまま何も答えない。暫し気まずい沈黙が流れたが、やがて彼は上体を起こして僅かに
顔を向け、躊躇い勝ちに答えを返す。
「今は、あそこには居辛い」
「居辛い?」
恐らく今、彼は落ち込んでいる。落とされた視線、弱々しい声音からもそれは明らかで、セラは了承も得ずに
傍に駆け寄りライラの隣に座り込む。
この状況はセラにとっては勇気付けられるものだった。今相談に乗ることができるのは自分しか居ないのだ。
「貴方の身の上の事情はケイトから聞きました。でも、それ以上のことは教えてくれませんでした。
何かあったんですか?」
二人の間に何かが起きたのだということは、ケイトの不機嫌な態度からも勘付いていた。事情についても
ケイトが自発的に教えたわけではなく、ライラが過去に実験体として扱われていたという事実をセラが無理に
聞き出したに過ぎない。
何があったのかを知りたい。その上で、二人の関係を見極めたい。その一心で待っていても、彼は期待する
答えを与えなかった。
「なぁ、元に戻してくれたことは感謝してる。でも今は放っておいてくれないか」
「放っておけません」
「頼む。一人にしてくれ」
「ケイトが来ても同じことを言うんですか?」
全く遠慮の無い言葉に、ライラは思わず振り向いた。自分を見つめるセラは如何にも悲しげで、溢れるつつある
感情を懸命に抑え込んでいる様子が見て取れる。
「ケイトでなければだめですか?話を聞くことも、相談に乗ることも……、私ではだめなんですか?」
「お、俺は別にそんなつもりで言ったわけじゃ……」
「二人の姿、ずっと見てました。私、どうしても勇気が持てなくて、ただ傍から見てることしかできませんでした。
いつも貴方と一緒にいるケイトを羨ましく思っていました。でも、ケイトは貴方を見ていません……」
普段のセラからは想像もつかないほどの積極的な態度に、ライラは気圧されていた。自分の前では物静かで、
ろくな会話すら交わしたことのない彼女が、一体どんな気持ちで自分を見ていたのか。この時初めて知ったのだ。
「ケイトが好きなんですか?だからいつも一緒にいるんですか?振り向かれなくても、一緒に居るだけで
幸せなんですか?」
「ちょ、ちょっと落ち着……」
「私は嫌です……好きな人に振り向いて欲しいです。ケイト以外の人は眼中にもないんですか?私では……」
途中まで言い掛けて、セラは口を噤んだ。抑え切れずに発してしまった言葉に、恥ずかしさに頬を染めたまま
何も言えなくなってしまった。
ライラは呆気に取られた様子でセラを眺めている。一国の王女に好意を寄せられるなど、とてもではないが
予想できることではない。普段の様子からも、ただの引っ込み思案な少女としか思っていなかったのだ。
それでも現実を見つめ直し、どうにか平静を取り戻すことができても疑問だけが残っていた。
特に気品があるわけでも、生まれが良いわけでもない。王族に好かれる要素など何一つ持ち合わせていない。
それ故に、在り来りな台詞を交えた疑問を以ってしか、返事をすることができなかった。
「き、気持ちは嬉しいが……、わからない。何故俺なんだ。俺はあんたに好かれることなんか何一つしてない」
「……一目惚れ、だったのだと思います。でも、敢えて挙げるなら……」
敢えて挙げるとするなら、彼はセラにとって新鮮な存在だった。多少粗暴であるものの、その自由奔放さは
王女である自分を誰もが気遣うラスニール城内の人間には全く見ない性質だ。同じ女であるケイトの強さには
憧れていたが、そのケイトをも凌ぐ力は尊敬に値するものだった。
セラが国王に頼み込んでまで養成施設へ通った理由は、国を代表する者として恥じることのないよう、
いざという時に国のために動けるように力を付けるため。そして何より、自分の知らない外の世界に憧れを
持ったため。ライラはセラにとって、『未知』の象徴的な存在だった。
胸の内を語られたライラは、ここでようやく納得のいく表情を見せた。セラが本当に惹かれている対象が
自分自身ではないのだと悟ったのだ。
「違うな。あんたは別に俺を好きなわけじゃない。自分の知らない世界を俺を通して見ているだけだ」
「!?違います!私、本当に……」
「いや、何も違わない。ただの勘違いに気付いていないだけだ」
セラの瞳が憂いに満ちる。極限の緊張に耐え、勇気を持って思いを告げたつもりだった。にも拘わらず、
自分の気持ちが全く汲み取られていないのだ。
瞳が潤んで来ようとも、彼の態度は変わらない。はっきりと断られた方がましであるとさえ思っていた。
「信じて……下さらないんですか……?どうしたら、信じて頂けますか……?」
「俺が逆に聞きたい。どうしたら気付いてくれる」
「わ、私、は……」
返答を得るどころか、スタート地点にすら立てていない。自分の好意が本物であるのだと伝えることが
できなければ、全てが無駄に終わってしまう。
誠意を見せるしかない。たとえそれが、どんな形であろうとも。
途方も無い焦りが、セラを彼女らしからぬ行動へと駆り立てる。胸元のボタンが外され、緩んだ法衣は肩から
落ち、未成熟故の瑞々しい肌がライラへと迫る。
「お、おい!ちょっと待て!何やって……」
「これでも信じられませんか!?本気で好きでもない人の前で、こんな姿を晒すと思いますか!?」
「わかった!わかったから隠せ!」
「何もわかってません!」
恥辱心など、最早どうでも良かった。手を伸ばして彼へと飛び付き、セラは何度も自分の思いを訴える。
ライラとしてもセラには特に何の感情も抱いていないのだから、望む答えを返すことはできない。しかし
拒絶の言葉や無闇な優しい言葉は、結果として彼女を傷付け兼ねない。
困惑するライラに、セラは涙を浮かべて身を寄せる。蒼白い月の光に照らされた白い肌は年齢に似合わず妖艶で、
ライラに目の行き場を失わせていた。
押し付けられた胸に反応してしまうのは、悲しき男の性。悟られぬように膝を立て、これ以上自分に
近付けさせまいとする行動は、逆にセラに次の一手を与えてしまう。
自分の身体を捧げる覚悟を見せれば、彼も応えてくれるはず。これ以上の愛情表現などあるはずがない。
覚悟を決めたセラが取った行動は、ライラが最も危惧していたものだった。
「私、本気です。後悔なんてしません」
「!?」
腰のベルトへと伸ばされた手が、彼の局部を晒す。腰をずらし、その上へと馬乗りになろうとするセラを
押さえ、ライラは慌てて声を上げた。
「待て!早まるな!頼む、正気に戻ってくれ!」
「私はいつでも正気ですっ!」
「ど、どこが……、っ!?」
ローブの裾へ手を潜らせて自分の秘部を晒し、セラは反対を押し切って強引にライラの上へと腰を下ろした。
左程濡れていなくとも勃ち切っていないことが幸いし、経験の浅いセラにそれほど酷い痛みは走らなかったが、
狭く温かい空間に挟み込まれた陰茎は確実に体積を増して行く。それを感じ取ったセラは痛みなど顧みず、
拙いながらも懸命に腰を揺すり始める。
ライラはここでも成す術がなかった。止めさたいのは山々ではあったが、無理に引き止めてしまうと逆に
彼女を煽り兼ねない。それに何よりも、セラは自分のプライドを捨ててまでこのような行動に出ている。
中途半端な説得に応じるはずが無いのだ。
下半身を何度も襲う快感に耐え、ライラは可能な限り平静を装い、鈍い痛みに耐え続けるセラに声を掛けた。
「なぁ、あんた、王女だろ?俺じゃ釣り合わないってわかってるだろ?」
「え……?」
一瞬の震えと共に、セラの動きが止まる。過去に身分を楯にしてティトを拒絶したのは、他でもない
セラ自身なのだ。身分を理由に拒まれては、返す言葉がない。
「それに、もっと年が近くてちゃんとあんたを見てる奴がいるだろ」
「そんな話、今しなくても……」
「今だから言ってんだよ。あのケイトの片割れ、生意気で性格は悪いが言ってることは大体的を射てる。
何言われたか知らないが、一方的に嫌ってないでもう少し向き合ってやれよ」
「…………」
ティトを出しに使い、自分を遠ざけようとしている。セラにはそうとしか感じられず、ライラの説得は火に油を
注ぐ結果としかならなかった。
「話を逸らさないで下さい!ちゃんと私を見て下さい!嫌なら嫌と、はっきり……っ」
「!?や、やめろ!そんなに、動……」
半ば自暴自棄となったセラに勢い任せに腰を振られ、快感を我慢していたことが災いしライラは急激に
昇り詰め始める。漏れ始めた水音が聴覚を刺激し、男としての本能を呼び覚ます。
目の前で行為に耽る少女を組み敷いて、好きなだけ欲望をぶつけることができればどれほど楽だろうか。
一瞬そんな煩悩に苛まれ掛けるも、それはライラの理性が決して許さなかった。
どれほど顔を顰められようとも、セラは一瞬たりとも止まらない。慣れない腰つきで、懸命に献身を続ける。
不意に覚える快感に驚き、つい動きを止めてしまってもすぐに気を持ち直し、汗も拭わずに再開した。
彼に心地良さを覚えて貰えるほど、自分の心を理解して貰えると信じて疑っていなかった。
出そうだと訴えても全く気に掛けない彼女の様子から、自分の中で果てさせるつもりなのだと察し、ライラは
我慢の限界に達するとセラを強引に引き剥がしに掛かった。
「あっ……!?」
華奢な身体は容易に草むらに押し倒され、その弾みで抜けた陰茎は地に向かって精を放つ。
息を上げるライラを見上げ、冷静さを取り戻したセラは自分の仕出かしたことを自覚し、不安に打ち震え出す。
「ご……ごめんなさい……、私、こんな、勝手な……、はしたないことを……」
目尻から涙が零れていた。もう答えを聞かずとも、嫌われてしまったと思い込んでいた。
そんな不安を拭うように気にするなと声を掛け、ライラは自分を責めるセラの髪を優しく撫でる。
しかしセラが待ち侘びていた肝心の返答は、決して彼女の望むものではない。
「俺は今、あいつのことしか頭にない。あいつの誤解を解かない限り、他のことは考えられないんだ。
だから、今はあんたの気持ちには応えられない。これで納得できるか」
「…………はい……」
開けた法衣を整えてその場に立たせ、宿へ戻るよう促す彼の背を眺め、セラは泣き出したい衝動に懸命に
堪えている。そして、噛み締められたその口で、細やかな希望を求めた。
「一つだけ、お願いがあります……」
「何だ?」
「名前……、呼んで下さい。私の名前、一度でいいんです……」
涙も拭わずに乞われた願いは、普段の彼女らしく控え目で、儚いながらも切なるものだった。
その望みを叶えることはあまりに容易で、それはライラに罪悪感すら与えた。
「……セラ。戻るぞ、送ってやる」
頷きつつもセラが最後に見せた笑顔には、隠し切れぬ悲しみが滲み出ている。
木陰から聞こえた落ち葉を踏み締める音も、二人には風の音としか届かない。
ティトの部屋を誰も訪れていないと知り、慌ててセラを探していたケイトが木陰で全く動けずにいたことを、
二人は知らなかった。
以上です。続きます。
>>193 GJです!!
セラちゃんマジテンパってますねw
続き待ってます。
>>193 投下乙!!
キターやっぱりケイト様が見てる…
少しライラの事を意識していただけにこれからケイトがどうするのか気になる
しかし、ライラが意外とへたれていたんでびっくりしたw
押しには弱いのかw
リリーとマリアの作者さんまだいらっしゃるのだろうか?
クラウスで妄想したんだが妄想呟いちゃっていいのかな
前スレで、他の作者の作品の続編妄想ネタで
荒れかけたというかかなり不快になった人もいるから
あまりオススメできない。
えむえむっ!見てたら男性恐怖症の女の子と偉そうなロリっ娘を愛故に強姦したくなった
>>197 うん、だから作者さんにまずお伺い立ててみたんだ…
200 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 11:09:39 ID:ecUYmsDX
201 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 11:25:36 ID:OEbbwA4+
チュプ隔離スレなのです
あ
い
あ
いあ
い
あ
いあ
い
あ
いあ
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いあ
い
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いあ
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あ
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>>200 無理に褒めるレスもどうかと思うがな
GJ!とか言われて調子に乗られても困る文体だと思ったぞ
あと、俺あたしの考えた同人小説を発表したがる人多いね
例えば作者の考えていたストーリーとカブる可能性とか考えないのかな
あらすじのように語る同人的な妄想は弊害になるかもしれないのに
まぁエロパロ板だから二次から流れてる人多いんじゃないか?自分も初めは二次のスレから入ったし
別のスレでは別の人が続き書く事もあるし…つづきがないっていうなら尚更。
作者にお伺いを立ててるんだから後は作者が決めることだろう
>>200 大丈夫
明らかにおかしい荒らし用駄作を普通のSSが叩かれたと同じ話にすり替えようとしても無駄
お前の気色悪さには誰もかなわない
なんかいろいろスマン
元作品の作者さんがレスから拾ってくれる方だったんで
全くクラウスでなくてもいいんじゃ
というぐらいオリジナル色が濃い妄想(原作他キャラも出てこない)なので
オリジナルに直して別属性も強いのでそっちの属性スレに
シチュ書き込んでくるよ・・・
208 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 21:51:02 ID:OEbbwA4+
チュプスレらしい流れだね
>>206 わざわざageてまでケチ付けてるレスアンカー先の人はともかく
酷い投下作品と思えばわざわざいらん事言わずにスルーすりゃ良いのに……
個人的にはそこまで酷い作品とも思わなかったけど
そしていあいあという文字列を見てクトゥルフではなく
ストラマ様や毛むくじゃらの獣が頭に(ry
後、チュプってなんね(´・ω・`)って思って調べたら
厨な主婦なのか
>>207 そしてそれならさらっとこのスレにオリジナル妄想として投下して欲しかったにゃ
まぁ、しゃあないけど
211 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:24:53 ID:HVJ8EBh1
>>209 なに言ってんの!気に入らなかったらリンチ当然!!!!
愛故スレの伝統でしょ?今更イイ子ぶってんじゃないよ!!!!!
なんだそのスケバン口調www
>>193 定期的に投下されてて嬉しいです。
まだライラの目的とかケイトへの気持ちがどういうものなのか明らかになってないんだね。
気になる。続きが楽しみです。
216 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 03:13:46 ID:IYxskjQ7
リンチ推奨スレだと思います
愛する女性への強姦、性的虐待を描いた作品の投下は大歓迎だが
例え投下された作品が拙い物でもぶっ叩くのは
>>1に書かれた規定に反してる
今まで叩かれてきた書き手はたくさんいるのにいきなりリンチだの規定に反してるだの言い出すのがわかりやすいなw
いきなり?
前々から職人さんを一々叩くな的書き込みなんてごまんと
正直エロパロでSS書くとかって痛いよな
スレどころか板の存在意義を全否定とかw
お前なんでここにいるんだw
223 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 12:17:28 ID:HVJ8EBh1
>>218 そうそう!!今まで叩かれてきた書き手はたくさんいるんだから
リンチこそ正義!!!!擁護するヤツ荒らし!!!!!!!
どんどん叩いていこう!!!
224 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 12:25:45 ID:HVJ8EBh1
テンプレ改正すっか!?!?!?
■お約束
・職人擁護一切禁止!!!!
長編書き手への長文嫌がらせといいわざとらしい厨SSといい
かなりのレベルのメンヘラ女が一人常駐してるのはよくわかった
せっかく厨房を装って書いた厨SSあっさり見抜かれてファビョって
何とか普通SSがいちゃもんつけられたように話すり替えようと必死こいてんのもよくわかった
真性キチガイが並レベルの厨房装おうとしても無駄
そしてまた茶番が始まるのであった
ROMする主婦はキチガイで愛するが故にすぐ職人をレイプしちゃうの
ロリな人妻とか萌えるよな
>>228 人妻、未亡人が若い男にやられちゃうっていうシチュは胸が熱くなるな
可愛くて無意識に色気振りまいちゃうが、夫に放置されがちな幼な妻とかもうたまらん
230 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 20:13:12 ID:IYxskjQ7
>>229 そこで知らない男と一線を超えさせられてしまうのか
放置プレイな夫を逆レイプするのか
または両方か
>>227 元ネタを知ってる自分は死んだ方がいいのかも…
>>229 夫を愛してますからとか言って必死拒む美しかったり可愛かったりする人妻、未亡人を無理矢理手籠めに……ゴクリ
兄弟と女の子でもとから三角関係気味だったが家の関係で女の子は兄に嫁ぐことになる
その後兄が死に、未亡人になった女に弟がせまるが、女は夫への申し訳なさと弟に惹かれてしまう自分の浅ましさから目をそらすため弟を避け続ける。
しかしある日耐えきれなくなった弟は―
「この唇もこの乳房も本当は僕のものだったはずだ!」
「お願い・・・!やめて!」
「なぜそんなに嫌がるんだ。そんなに兄さんのがよかったのか?」
「いいさ、今からじっくり僕の味を教えこんで忘れさせてやる―」
どうにか時代物っぽくしたいな
>>232 普通に読んでたのに232のせいで元ネタがわかったじゃないかw
>>253 いいなその妄想w
きっと弟は兄との性生活でどんなことしたのか
根掘り葉掘り聞いてくるという羞恥プレイやら言葉責めとか
兄さんと僕どっちがいいんだという焦らしプレイしそうだ
>>232 あ、ちなみに本当の大元は
エロゲじゃなくて一般CDだぞw
一般CDだと…
エロゲしかしらなんだ…
前スレの妄想ネタで出てたお人好しでポワポワしたお姉さんを強姦する話とか見たいな
ポワポワした天然なお姉さんを犯して天然な反応返すとことかも見たい
やはり身持ちの固い女性を無理矢理犯して
拒絶する女性を無視して彼女の身体をいやらしい物に開発したいな
>>44-49 遅レスだけど、超GJ!!
すごく萌えたよ。義弟が切なくて超ツボだった
また、落ち着いたら新作を是非投稿してほしいな
出来れば、義弟視点を書いてもらえると嬉しい
なんか実の娘を愛してしまい無理矢理犯っちゃう父親とか思い浮かんだ
せっかく近親が解禁されてるのにエロゲでも実の娘は少ないんだよなぁ
実の姉妹、母親は結構居るのに
娘姉妹と鬼父位で満足してろという事か……
よくある話だと若くして亡くなった妻に年々似てきた娘を無理やり…
ですね。実にありがちだ
リアル家庭内性犯罪で一番多いらしいからね……>父親が娘パターン
亡くなった愛妻の面影を、てのでなければ、妻がいるのに若い子に
手をだすってことで単なる好き者なだけになっちまうしな。
亡くなった妻に似てきた娘を……って
それって妻が好きってことじゃね?って感じもするがw
247 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 21:01:31 ID:oclvwoMs
オエ
>>246 昔好きだった人に似てるからがきっかけなんて他にもよくあるじゃないか
きっかけはともかく最後はその人自身を好きになれば良いのさw
亡くなった妻に似てきたから以外なら
父娘家庭で妻とは離婚、離婚した理由は妻の浮気
年々美しくなる娘を見て、例え娘でも愛してるから他の男に取られたくないと襲うとかで一つ
>>248 それは萌えるw
反対に娘のほうが積極的なのも妄想した。
250 :
前書き:2010/12/01(水) 23:30:45 ID:rlRgvDAJ
今さらですが前スレの神獣と巫女ネタ
舞台は現代でヒロインは自分が神を祀る家系だとは知りません
男神ですが女体ふたなり状態でヒロインを犯しています
251 :
神山家の巫女:2010/12/01(水) 23:32:03 ID:rlRgvDAJ
宮下唯が不思議な手紙を受け取ったのは彼女が小学五年生の時だった。
給食の時間に給食袋の中から折りたたまれた紙を見つけたのだ。
開くとA4ほどの大きさがある紙に、筆でこう書かれていた。
『宮下唯様 あなたは選ばれました。六年後の今日あなたをおむかえにあがります。』
差出人の名前は書かれていない。
唯は小首を傾げながら、机を円形に並び替えている近くのクラスメート達に声をかけた。
「ねえ。この手紙、私の給食袋に入れたのだれ?」
クラスメート達は唯の周りに集まってきて紙を覗き込む。
「知らない」「こんなに字の上手いやついないよ」と声が上がる。
言われてみれば、こんな大人のような字を書くクラスメートはいない。
仲の良い友達から「気持ち悪いから捨てちゃいなよ」と言われて、唯はくしゃりと紙を丸めてゴミ箱に放り投げた。
紙屑はプラスチックのゴミ箱の淵にあたり、床にころりと転がり落ちる。
興味をなくした唯はゴミ箱に背を向けて友人の輪に入っていく。
溶けるように消えた紙屑に気づく者は誰一人いなかった。
「お嬢ちゃん。大丈夫?」
肩を揺り動かされて17歳になった宮下唯ははっと目を覚ました。
セーターの袖の先で涎を拭き取り、人の良さそうな年配の女性に礼を言うと、慌てて電車から駆け下りた。
プラットホームに降り立ち宮下唯は呆然とした。
彼女は帰宅途中であったはずだ。だから駅をいくつか乗り過ごしていても時刻は夕方でなければならない。
しかし――。
携帯電話のボタンを押す。ディスプレイが開き、時刻が表示される――13:47。
日付までもが変わっている。
すなわち18時間以上の記憶が唯から抜け落ちていた。
どうしてと一人慌てふためく唯は辺りを見渡す。目の前に大きく駅名が書かれていた。
白峰駅。全く知らない場所ではなかった。母親の生まれ故郷だ。
ただし唯が現在暮らす家から新幹線と電車を乗り継ぎ時間距離にして四時間半も離れている。
最後にこの地を訪れたのは8年前の唯の祖父の葬儀以来だ。
何かに引き寄せられるように改札の前に立つ。制服のジャケットのポケットに手を入れると切符が一枚入っていた。
切符を自動改札に通す。切符は自動改札に吸い込まれ、問題なく自動改札は開き、唯を歓迎する。
252 :
神山家の巫女:2010/12/01(水) 23:33:15 ID:rlRgvDAJ
駅を出た唯の真正面にまたしても驚くべきものが待っていた。
「シロ!?」
近所の野良犬がちょこんとお座りをして待っていたのだ。
唯はシロに駆け寄り、膝をつく。
シロと呼ばれた野良犬は尻尾を振って唯の唇を舐めた。
「シロだよね?どうして?」
不安からかシロの大きな体躯を抱きしめる。
その首には首輪が嵌められていない。
なので勝手にシロは野良犬なのだろうと思っているが、実際野良犬なのかどうかは唯にもわからなかった。
野良犬にしては毛並みが良く、肉付きもいい。
唯がパンなどの食べ物を与えようとしても一度も食べ物を口にしようとしない。
幼い頃からどこからともなく現れ、去っていく不思議な存在だ。
そのシロがどうしてここに。
シロの体を離したところでするりとシロは唯の腕から抜け出し走っていく。
「あ、シロ」
車道を横切り走っていくシロを追いかけようと唯も駆け出す。
横断歩道を走って渡っていると今度は唯の名前が呼ばれ、唯は声の方に顔を向ける。
軽自動車の窓から男性が顔を出し、驚いた顔で唯を見つめていた。
「誰?」
「俺だ。神山祐介。お前の叔父だよ」
神山は母親の旧姓だ。母親には弟が一人いたはずだ。毎年クリスマスカードを贈ってくれる。
最後に会った時の叔父の顔を思い出そうとするが、青信号が点滅し出したのに気づいた唯は横断歩道を渡りきる。
そして軽自動車を路肩に停めた自称叔父の男の車に寄る。
「どうしてお前がここにいるんだ?学校は?家出か?」
男は親しげに話しかけてくる。
しかし、突然の不測の事態の連続に、唯は疑心暗鬼になっていた。
本当にこれが叔父なのだろうか。
もしこの男が本物の叔父だとしても、少なくとも八年は会っていなかった姪の顔など見分けがつくものだろうか。
男は「とりあえず乗ってけ」と助手席を指すが、唯は頭を振った。
運転席から不思議そうに唯を見上げる男に唯は言う。
「……簡単に、男の人の車に乗ったらいけないって。お母さんが」
男は一瞬きょとんとした顔をして、次に神妙な顔つきに変わり頷く。
「女の子はしっかりしすぎるくらいしっかりしていた方がいい」
そして破顔し、財布から一万円札を取り出して、唯に差し出す。
「後ろのタクシーに乗って、俺の車についておいで」
253 :
神山家の巫女:2010/12/01(水) 23:34:15 ID:rlRgvDAJ
八年ぶりの母親の実家は大人になっても、大きかった。
和風の旅館を思わせる広い玄関で靴を脱ぎ、長い廊下を男について歩く。
通された客間で男と向かい合って座る。
男に近況を訊かれて唯はぽつぽつ話す。
途中でお手伝いさんがお茶とお茶請けを出してくれる。
「本当に家出じゃないんだろうな」
男は念を入れて聞き返してくる。
「そうです。気づいたら駅にいて」
「18時間以上記憶が抜けてると。姉ちゃんに電話したのか?捜索願いが出てるかもしれない」
その場で母親に電話をする。
しかし、仕事中からか母親は電話に出ない。
留守番電話で神山の家に来ていることを伝言に残して通話を切った。
その夜は神山家に泊まることになり、唯は用意された部屋で制服姿のまま、畳の上に仰向けに寝転がった。
い草の匂いが鼻腔をくすぐる。
窓から見える空は橙から紺へと移り変わる。日はとうに沈んでしまい少し肌寒い。
瞼を閉じた唯の耳にコツコツとガラスを叩く音が届き、唯は瞼を開け、身を起こした。
窓の外から唯と同い年くらいの女の子が窓ガラスを叩いている。
唯は部屋の電気を点けて、窓を開いた。
「ここの、家の人?」
紺のセーラー服を着た女の子は小さく首を振る。
「違う。昼間、あなたがあの男と話しているところを見て気になって。ねえ、早く逃げた方がいいよ!」
逃走劇のような台詞に唯は面食らったが、女の子は極めて真剣な顔をして、声をひそめる。
「あいつ、若い女の子に優しく声をかけて……酷いことをするの。私の友達も……。だから逃げた方がいい」
「でも、あの人も神山だって。私のお母さんも旧姓は神山って苗字で。
私の叔父さんなの……たぶん。ここだってちゃんとお母さんの実家だよ」
「この辺には神山って苗字の人はいっぱいいるよ。私も神山。
この家はあなたのお母さんの実家かもしれないけど、本当のあなたの叔父さんとは限らないんじゃない?」
ごくりと生唾を飲んだ。
あの男か目の前の少女か。
どちらの言葉を信じるべきか迷ったが、素性の知れない三十前後と思しき男よりも、同年代の少女の言葉の方がより真実味を帯びて唯には聞こえた。
畳の上に放ってあった通学リュックを背負う。
「靴……」
「上履き持ってきてる」と少女は上履きを掲げる。
唯は窓から脱出して、赤い上履きを履いて、少女の後について庭から神山の家を出た。
少女の後について田舎道を走っていると遠くから男の声で唯と呼ばれた。
振り返り見ると、遠くから叔父と名乗った男が追いかけてきていた。
「やだ。追いかけてくる」
「こっち」
少女二人は手を取り合い、山へと向けて走る。
黒く生い茂る木々を前に唯が躊躇しているとぐいと引っ張られる。
「大丈夫。うちの代々の山だから。小学生の子供の足でも越えられる」
少女二人は山道に飛び込んだ。
254 :
神山家の巫女:2010/12/01(水) 23:35:53 ID:rlRgvDAJ
30分以上走り続け、二人は山道を少し外れた茂みで休憩を取っていた。
唯はその場に座り込み息を整える。
なかなか息が整わない唯を心配してか、少女は唯の肩に手を置いて、唯の顔を覗きこんでくる。
「大丈夫?」
「ん……文化部だから、体育駄目で。走るの、苦手なんだ」
少女は唯に優しく微笑みかけ「知ってる」と言って唯の肩を押した。
唯の体は簡単に倒れ、唯の視界に木々の枝と夜空が広がった。
すぐに少女が呆気に取られる唯の腰を両足で挟み馬乗りの状態で覆いかぶさってくる。
「知ってるよ。唯。だって私はずっと唯の側にいたじゃないか。
唯のお父さんとお母さんが離婚した時も。唯がテストで100点を取った時も。高校に合格した時もずっと」
少女の姿のまま、少女から発せられる声だけが低くなっていく。
唯は悲鳴を発することもできずに、カッと目を見開き、少女を食い入るように見つめることしかできない。
少女は恍惚とした笑みを浮かべ、唯の白く柔らかい頬に触れる。
「可愛い唯。大人は君に何も教えてくれなかったね。
神山家は代々この山の社を祀る家系なんだ。男は社を守り、女は私の花嫁候補だ。
唯。あの男は本当の君の叔父だったんだよ」
「待って!意味がわからない。そんなのありえない。だって、だって」
否定を繰り返す唯に構わず、少女は唯のカーディガンの前を左右に引っ張った。
少女の力とは思えない力がカーディガンに働き、ボタンが弾け飛ぶ。
同じようにしてYシャツも。
唯の前が肌蹴け、首から下腹部までの肌が外気に晒される。
「やだやだやだやだ。やめてっ!お願い」
目に涙をいっぱいに溜めて少女に懇願する唯。
少女はそんな唯を見下ろして、熱い息を漏らす。
「綺麗だ。唯」
両腕で体を隠そうとする唯の手を少女は掴み、木の葉の地面の上に縫い付ける。
すると少女が手を離しても、唯の両手は地面に縫い付けられたまま、ビクともしない。
「えっ。嘘」
青ざめる唯のブラジャーのホックを外すと、丸い胸がぷるんと零れ落ちる。
冷たい空気に晒されたため、桃色の乳首は何もしなくとも存在を主張している。
「ああ。すごい。こんなに立派に育って」
少女は低い男の声で感極まった声を上げて、唯の柔らかくも張りのある乳房を揉みしだく。
目の前の異常な少女と初めての性的接触に、恐怖しか感じられない唯は、全身を震わせ、大粒の涙を零す。
「唯。可愛い。そんなに泣かないでおくれ」
少女は唯の乳房から手を離して、唯の顔を両手で包み込むと、唯の唇を中心にキスの嵐を降らせる。
少女の滑つく舌は唯の口内に侵入してこようとするが唯は歯を食いしばり相手の侵入を拒む。
少女は残念そうに僅かに眉を下げ、少女の首筋、鎖骨に吸いつき、唯の若い肌に赤い花を散らしていく。
255 :
神山家の巫女:2010/12/01(水) 23:37:28 ID:rlRgvDAJ
「おいしぃ」
片手で唯の胸を鷲掴み、おいしいおいしいと硬くなった乳首を吸う。
これが童話の世界なら姫のピンチを聞きつけ、王子様が駆けつけれくれるのが王道のシナリオだが、現実は残酷だ。
唯の悲鳴を聞きつけて山奥まで駆けつけてくれる騎士はいない。
いつしかパンツは剥ぎ取られ、唯の足を大きく開かせて、少女は唯の中心に顔を埋める。
「いい匂いだよ。唯」
少女は犬のようにすんすんと鼻を鳴らして割れ目に舌を這わせた。
渇いた処女の花園を少女は自身の唾液で濡らしていく。
浅く唯の中に入り込んでくる少女の舌の動きに、唯の体は敏感に反応する。
「気持ち悪い!いや!いやぁぁあ」
口で拒否しようとも、少女の舌と指で次第に唯の蕾は開かされていく。
少女は白い顔にうすい笑みを貼りつけ、唯の愛液で濡れた唇を舐めながら、セーラー服のスカートをたくし上げた。
「やはり最初は人の性器の方がいいかと思って、急ごしらえで作ってみたけれど」
「あっ……や……何で……」
ほどよく肉のついた太もも、女らしい丸みをおびた腰。
まごうことなき女の体。
しかし、その中心には不釣合いな、本来ついているはずのないものが、生えていた。
勃起し、赤黒く、血管の浮き出た、グロテスクな男性器を直視できずに、唯はかたく目をつむる。
「さあ、夫婦の契りを交わそう」
唯の割れ目に熱が押しつけられる。
唯は千切れんばかりに首を振る。
「やだ!入ってこないでえええ!やああああッ――」
肉欲が唯の中に押し入る。
膣は異物を追い出そうと収縮するが、それよりも強い力で少女の雄は唯を引き裂く。
結合部からは破瓜の血が流れ落ちていた。
256 :
あとがき:2010/12/01(水) 23:39:15 ID:rlRgvDAJ
以上です
ここまで読んでくださりありがとうございました
続きたいなと思ってますが少々時間がかかるかもしれません
続きたいなじゃなくて、続くんだよね?
これで終わったら、話の意味が分からないし
愛故じゃなくてただのレイプだし
>>256 GJ!!
これは続き期待
やはり獣姦状態での交合も是非みたいので
待ってます。
リアルタイムで遭遇したGJ!
だが、エエー(゜Δ゜)ここで終わり??いいかんじだったのに中途半端すぎるぜ
書き終わってから投下したほうが…
GJです。第二形態を期待して良いのかな?
長門は素で魔改造だからな
ありゃマジ化け物
誤爆したよ、ご迷惑
>>256 君が続きを書くまで続きマダーを止めないw
面白そうだよ、愛ゆえの描写になるまで楽しみにしてます。
ねちっこくてこの文章で前言ってた妄想読みたかったかも
本人よりドロドロ描写具合上手そうだしw
>>266 だがその長門ではなく(ry
そして獣姦チックな話はもっと来れば良いなと願ってる
長い戸の方だろw
あれは凄い愛ゆえキャラだねボーイズラブだけど……
妄想書いたら
久しぶりで弾かれて消えた……w
270 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 21:03:12 ID:Ghu3t7tx
てすと
長戸もいいがやっぱり無理やりといえばジュリエッタだろjk
273 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 22:41:29 ID:msDNBPBR
きめえよ
やはり時代は父娘相姦か……
俺も可愛くて美しい愛すべき二次元実娘を強姦して親子の愛を深めたい
おい早まるなとレスしようと思ったら二次元だった
危なかった…
ジュリエッタは本当にこのスレ向きキャラだと思うw
全身骨折しながらも愛するが故に無理矢理貫いたからなぁ…
あれは主人公がジュリエッタより強いから笑い話だけど
あんな風に追い掛けられたら普通ならトラウマ話だ
>>275 wwww
>>275 「母乳が染み出る愛娘 愛美」をやりながらスレを眺めてたらそんな事が思い浮かんだというお話だったのさ
それはともあれ黒岩心々ボイス聞いてるだけで勃ってきた……
2スレくらい前だったかな、ジュリエッタがマキと最後結ばれたの教えてもらったの
中盤くらいでコンクリートの天井にのめりこみ負けしてたりと
ザコキャラぽくなってたらしいから安心したよ
あいつは本当に幸せな愛故ヤンデレキャラだよな。
子供までできるんだもんな・・・
きっと幸せな家族を築いていることだろう。
ラブコメチックな愛故って、いいかもわからんね。
一回で出来ちゃうのにすごい執念を感じたw>子供
まああんまり考え込まないおバカなマキだから
あのヤンデレに付き合っていけそうだよね。
他の三人女と色々あるけどマキはあっさりしてそうだし
子供にヤキモチやら愛しすぎて壊しそうは少しありそうだけど
マキが止められるしw
一応ジュリエッタは稼いでるから将来は明るそうだ。
>>279 鬱、シリアスチックなのもいいけど
こういうおバカで熱いラブコメ?な無理やりもいいよなw
連投スマン
ちょっと考えたおバカな愛するが故に無理やり小ネタw
「おねーちゃん好きです!」
「あーはいはい、君がもっと大きくなったら考えてあげよう(小学生だし…)」
「おねーさん大好きです!」
「あーはいはい、受験生だよね、高校受かってからねー」
「お姉さん……好きです!」
「あー今高校生だよね、今君と付き合ったら淫行で私捕まっちゃうから無理、卒業してからね」
「お姉さん……愛してる」
「あ、いい大学入ったら考えてもいいかな?(ちょw……まだ言ってる、し)」
「○○(本名下呼び捨て)、愛してる、抱きたい」
「……い、一流企業に就職したら考えてもいっかな?(あれ?なんだかやばくない?)」
「○○、結婚しよう」
「………………(あれ、断る理由がなくなった、どうする私)」
「約束だよね、抱かせてくれるって」
「え、や……っ!!」
「愛してる、幸せになろう」
「ひゃ! ちょ、ちょっと待って(人の話、聞いてない!!)」
「もう、俺、十分待ったよね?」
「こ、こら、服勝手に……どこ触ってるの!!」
「……おっぱい」
「そ、そんな問題じゃ……あっ!」
「好き、好きだ、大好きだ、愛してる……」
「……(もう、しょうがないか)」
>>281 おお、にやにやさせてもらったぞw
お姉さんの年齢は考えち(ry
>>282 お姉さんには「年の差が!」とか言って、最後まで抵抗して欲しいものだな。
愛故無理やり的には。
それこそ一度無理やりやられちゃったり、子供でも作られちゃって観念して欲しい。
>>281 おねーさんがもう諦めるからせめてコンドームは着けてと言っても
子供は沢山作ろうねとかほざきながら中出ししそうだな、最高や
おねーさん「人の話、聞いてないつーか日本語が通じないよ!!」みたいな
>>281 >>282 >「おねーちゃん好きです!」
>「あーはいはい、君がもっと大きくなったら考えてあげよう(小学生だし…)」
○○ :12歳(小6)
おねーさん:16歳(高1)
>「おねーさん大好きです!」
>「あーはいはい、受験生だよね、高校受かってからねー」
○○ :15歳(中3)
おねーさん:19歳(大1)
>「お姉さん……好きです!」
>「あー今高校生だよね、今君と付き合ったら淫行で私捕まっちゃうから無理、卒業してからね」
○○ :17歳(高2)
おねーさん:21歳(大3)
>「お姉さん……愛してる」
>「あ、いい大学入ったら考えてもいいかな?(ちょw……まだ言ってる、し)」
○○ :18歳(高3)
おねーさん:22歳(社会人)
>「○○(本名下呼び捨て)、愛してる、抱きたい」
>「……い、一流企業に就職したら考えてもいっかな?(あれ?なんだかやばくない?)」
○○ :21歳(大3)
おねーさん:25歳(社会人)
>「○○、結婚しよう」
>「………………(あれ、断る理由がなくなった、どうする私)」
○○ :24歳(一流企業会社員)
おねーさん:28歳(社会人)
4歳差くらいでいけそう
期待に副えない続き。
年齢は
>>285とほとんど同じこと考えてたw
お姉さんの年齢と所属計算するの面倒だったのでありがとうw
「……(もう、しょうがないか)」
「このおっぱいも、俺のだ、ずっと夢見てた……」
「あっ…そんなしちゃ………
あ、あれ? もしかして生で、入れようとしっ……て、る?」
「うん、すっごい気持ち良くするから」
「ってしょうがなくなーーーーーいっ!!」
(ゴンッ!!)←ヘッドバットの音
「っ!!」
「さ、最低でもっ、ゴムつけてよ!」
「何で?」
「何でって、子供できたら困るでしょ?」
「最低でも俺は三人ほしい、一姫二太郎で。いや出来るんなら何人でもいいけど」
「ちょ、人の話聞きなさい! 入れようとするなーっ!!」
「結婚するからいいじゃないか」
「しないっ! だったらしないっ!!!」
「大丈夫、大事にするし、いいパパになる自信もあるし」
「結婚なんてしないってば、それとこれとは……別っ! もうダメ、エッチの約束もナシ!」
「あ、でも君が子供にばっかりかまうと、すねちゃうけど」
「だからっ。あっ! ……あぁ、ひ、人の話……嫌っ……(うそ、巧い)」
「そう思うとやっぱり、子供は一人でいいかな?」
「あ、やぁ……あ!」
*
*
「うぅ(結局、中に何度も出されてしまった)約束は、抱かせるって事だけだからっ、結婚はナシ!!」
「……いいよ」
「?(あれ、素直?)」
「子供できるまで、何度でもしようね、○○」
「い、嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「そんなてれなくても。すっごく乱れてたよ」
「ば、馬鹿っ! もうしない、嫌っ!」
「結婚式場は洋式? 和式?」
「だから、人の話をきけーーーー!!」
(私は次にしたいって言われた時にどんな難題を出そうかと真剣に考え始めていた)
>>287 嫌がろうとどうしようと華麗にスルーされて結局犯されるのかw
そして気付いたら結婚させられて嫁になってると
>>287 >(うそ、巧い)
おねーさん処女じゃないんだな
告白されてる間に他の男と付き合ってたということか
彼氏がいることを教えて奈落の底に突き落とさないおねーさん優しすぎる…
一姫二太郎のくだりは釣りですか
マジゆとりですかw
>>289 もし処女じゃなかったら過去の経験を洗いざらい吐かされそうだな
>>290 別に女の子1人、男の子2人って意味ではなく
一姫二太郎の意味通り最初は女で次は男って意味で使ってんでね?
最低でも3人は単純に3人子供が欲しいって意味で別なんじゃねーの
いやあの表現でそれは無理が…
最低限の語力ないと読んでて気になって冷めるしw
>>289 おねーさんが高校生〜大学生で相手が小学校〜中学校だったら
本気にしないで彼氏とか普通にいてもおかしくないしなw
でも経験なくても相手が積極的でよどみなく手慣れてたらうまいって思うだろうしなぁ
むしろ男の方が経験積むため他の女友達とやってそうな気がしたw
勿論その時は避妊はバッチリ外だしでww
>>292 別に無理じゃないよ一姫二太郎ってあくまでも二人目までの順番を言った言葉だから
3人兄弟だろうが4人兄弟だろうが5人兄弟だろうが、上の二人が女、男の順番で産まれてれば一姫二太郎だし
一姫二太郎で子供は最低3人欲しいとか4人欲しいとかでも意味的に問題じゃないよ
…なんか必死だな
過去その間違いで恥かいたトラウマかよ
本人が意味わかってたら、わざわざバカに見えるかもしれん三人とか使わんわな
さっきも言ったが、読み手としてつっかかるしな
>>295 いや一姫二太郎の何が気になったのかが気になって
今さっき一姫二太郎で検索かけて子供は女一人、男二人でなんて誤用があるのを初めて知ったし
本来の意味を考えれば先に3人でも何人でも欲しい子供の人数を言ってから
一姫二太郎でって言っても問題無い筈だがなぁ
むしろ誤用を知らなきゃ気にもならん
297 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 23:15:29 ID:x/JU/1k/
笑えるw
>すっごく乱れてたよ
痛がらないってことは男がいたんだよ間違いない
まあ彼氏いるとか言ってもそれはそれで無理やり犯されるルートに突入しそうだ
>>295 本人がわかってようがわかってまいがこの流れで意味わかっただろうし
そこまでして突っ込むことでもないと思うぞ
とりあえず
>>295が神経質だということはわかったw
職人も295に読んでもらわなくていいと思ってると思うよ
わかってるよ〜じゃすまない感じが泣けるw
誤用とかw
定番のお馬鹿例なのに逆に不自然w
もういいかね?
なんでお前そんなに必死なの?
それこそゆとりに見えるんだが
特に使い方に問題なくね?
なんか自分の文章力ないせいですまん。
>>291のようなつもりで打ってた。
勢いで見直さずに書くとダメだな
「最低でも俺は三人ほしい。順番は一姫二太郎三……
いや出来るんなら何人でもどんな順番でもいいけど」
脳内ではこんな文章の感じでキー打ってるつもりだったよ。
そしてみんなの行間を読む能力すごすぎるw
おねーさんは、高校大学のころには彼氏いたつもりで書いてたw
ごめん ゆとり
304 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 00:09:03 ID:9czRQIja
ゆとり御用達スレだから気にスンナ!
そういや前スレにも職人さんの夜這いって言葉の使い方に突っ掛かってあっさりかわされてた人が居たな
でももうちょいスルースキル必要だと思う
あっさりかわしてるように見えなくなるのが嫌だ
某二次スレでも用法グレーゾーンの言葉に白黒つけたがるしつこい奴が一匹いた
うざい
あっさりかわされて終わるならそれでいい
こいつみたいに必死に食いついてくる奴がうざい
ここまで俺の自演乙
そうでなかったとしても案外ROMいるんだな
人数多くて活気あるね
今度投下してみようかな
スレが伸びてるから投下があると思えばw
>>309 期待してるよw
むしろ「洋式?和式?」に便所かよ?と第一印象が引っかかってしまった
色気のあるワードチョイスして欲しかったな
話とキャラは凄く好きだ!GJ!
たしかに神前?教会?と言ってほしかったな最低でも風でw
あと仕方ないっかで流されるのは今までそういうこと結構あったのかなと
お姉さんビッチ説もありえそうだw
小ネタは一回でいいのにしつこく出てくるから
恥かくんだと思う
と書いた(言った)口で、小ネタはいいから
SS書いてくれとお願いしてみるw
>>313 そんなハードルあげるなよ…
とりあえず投下期待w
神前結婚式みたいな明治維新後に誕生したようなハイカラなイベントは好きくない
とか言い出すような200歳だか300歳だか位のロリババアか見た目が30歳位までのババアを
愛のあまりに強姦したい
>>313 お前アホだろw
投下者のモチベ下げてSS投下しろとはなんという鬼畜w
>>316 見かけは若くても体はついていけないとかいいなぁと
ちょうど赤ずきんチャチャの先生の養い親みてて思ったw
318 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 02:44:21 ID:bBvwGDO8
はあ?
>>317 セラヴィー先生かw
あの人はこのスレに相応しそうな人だな…
あれはすごかったな>セラヴィー
アニメより原作のが病んでた
ジュリエッタの奇行は普通に読んでたけどセラヴィーは引いた
まぁ、ドン引きされ位の方が丁度良いのさ、このスレ的に
好きな女を心身共に絡めとる勢いとかで良い
誰かセラヴィー×ドロシーでSSを!!
このスレは2次OKなん?
あ、ほんとだ
別に2次が嫌な訳じゃないよ! ないよ!
326 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 19:46:13 ID:4v2R5qHy
自分で書け
ジュリエッタといいセラヴィー先生といい
これはいい愛ゆえキャラ達w
他にもおススメあるだろうかkwsk
お姉さんと○○の小ネタで昔読んだ漫画思い出した
たしか幼なじみのお姉さんを年下の男の子が無理矢理…だった気がw
昔見知らぬ男にレイプされて
無理やりの行為に強いトラウマをもってる子が
ようやく心から信頼してた男に出会えて
少しづつ傷が癒えてきたところを
また無理やりやられて(もちろん愛故)
心が壊れてしまうっていう話が読みたいなあ
>>329 悲惨だが女の子がそれ位酷い目に合う話も良いなあ
過去にレイプされた経験があるから恋仲になってもセックスを拒むけど
我慢出来なくなった男に犯され今度は信頼してた相手から受けたレイプだったので
精神的に大打撃とか良いじゃないか、実に良い
なんかスクイズみたいだなぁ
332 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 17:46:17 ID:ynFui1PF
誰か早くホモ書いて!
スクイズってナイスボートで誠市ねのやつだっけ
イエス
>>329 その昔の男と信頼してる男が本当は同一人物だった、とかだったら俺得
>>336 最初のレイプも街中で見て一目惚れしてからで
ある意味で愛故にな原因だったら万事おkだな
この流れでがゆんの実の妹をすきなお兄ちゃんが目隠しレイプして
その思い出を胸に生きてるってまんが思い出したw
そのお兄ちゃんはカモフラのために女友達(レズ)とくらしてたけどw
>>338 なにそれ読みたい
無理やりレイプする作品はよく見かけるけど
愛するが故に…はあんま見ないなあ
記憶うろだったんで確かめてきたw
妖精事件簿に収録されてる暗闇坂ってやつ
ショート連作3話だからその話は8頁しかないけど萌えるんだな、これが
がゆん漫画懐かしい
登場人物みんな片想い、みたいな話だったよね確か
妹と兄の話はなかなか衝撃でした…
暗闇坂の兄と妹の話は、今の今まで兄の妄想だと思ってました。
そんな鬼畜な妄想しながらも、表面上は優しい兄を演じて…みたいな
読み返したら、『二度はない、たった一度の』『誰もアンタを疑ってない、本人さえ』『完全犯罪だね』
で、妹は遅い時間に歩かせるのを家族が異常に心配して、遅くなったからお兄ちゃんのうちに泊めて貰いなさい
(でも彼女と同棲の部屋、その彼女と妹は仲良し)になってる
どう読んでも妹レイプしてましたありがとうございました。
さすががゆんだよな
兄が妹をレイプする位どうって事無いぜ!!
続きを投下します。
孕み要素有りです。
13レス頂きます。
天候は良好、風も波も穏やかで、その日はまさに航海日和だった。
雲一つ無い澄み渡った空とは対照的に、セラは曇り切った面持ちで一人、船尾で白波を眺めている。
セラにとっては昨晩こそ、思いを伝える最後のチャンスだった。国へ戻ってしまえば他人の目もある上、
ライラはまた毎日のようにケイトの相手をすることになる。そうなってしまっては、もう話し掛ける勇気すら
持てなくなってしまう。
もっと冷静になるべきだったのだろうか。焦り過ぎたのだろうか。
もう少し親しい仲になっていれば、まだ可能性はあったのだろうか。
未練を引き摺り、思い悩むセラの足元に影が落ちる。姿の見えない彼女を探していたティトが背後から
その様子を眺め、声を掛けるべきか迷っていた。静かに隣へと歩み寄り、黙って様子を窺うティトに気付き、
セラは自ら話し掛けた。
「振られてしまいました」
「振られた……?」
「貴方の言う通りでした。私のことなんて気に掛けてすらいなかったんです」
ティトは何とも言えぬ微妙な気分に襲われた。正直なところ、彼女にライラに直接思いを告げられるほどの
行動力があるとは思っていなかったのだ。
セラの気を沈めているのは失恋という名の挫折。その心の傷は、昔ならば遠慮なく利用していたものだ。
しかし彼女に対し、そんな卑怯な真似をする気にはなれなかった。
「私もケイトのように、もっと強ければ良かったんでしょうか……。私にもっと力があれば、
一目置いて貰えたんでしょうか……」
「卑屈になってるね。僕は君に力がないなんて思わない。僕らにできないことを、君はやって退けたじゃないか」
「でも、私は弱いんです!私は貴方達のように、戦うこともできないんです!
貴方とケイトは強いから、力があるからそんなことが言えるんです!」
「セラ……?」
普段の彼女からは考えられない台詞だった。傷心故の八つ当たりであると理解することができても、
彼女に悪者扱いされているティトにはその心を癒してやることができない。
「私は優しいお父様も、魔力を与えて下さったお母様も尊敬しています。
でも、貴方の御両親は相当な実力者であるとお父様から聞いたことがあります。
私と貴方達二人は立ち位置から既に違うんです。弱い人間の気持ちなんて……」
「それ、本気で言ってるの?」
セラははっとして顔を上げた。普段から軽快な口調でしか話さないティトには珍しい、まるで相手を
萎縮させるかのような声だったのだ。それは憤りや、侮蔑さえも感じ取れるものだった。
「僕のことは何と言っても構わないよ。実際母さんに頼りっ放しだったからね。
でもそんなこと、ケイトの前では絶対に言うな」
「……ティト?」
「ケイトがどうして毎日飽きもせずに養成施設に通って、強くなろうとしているかわかる?
母さんを守るためだけじゃない。今のままじゃ父さんを超えられないとわかってるからだよ。
親に力があればあるほど、その壁は高くなる。尊敬しているなら尚更だ。
素質はあるはずなのに、いくら腕を磨いても追い付けない……君にその気持ちがわかる?」
「…………」
セラは視線を落としたまま、何も言い返さずにティトの言葉に耳を傾けている。
劣等感とは誰もが多少なりとも持っているもの。要するにティトは、人間ならば個々の立場ならではの
苦悩を少なからず抱えているのだと言いたいのだ。
一層沈み行く彼女の様子に気付いても、ティトは容赦はしなかった。優しい言葉を掛けることが、必ずしも
彼女のためになるとは限らない。
「君は常に上を見ていて、常に自分を高めようとしていた。僕は君のそんなところも好きだったよ。
でも今の君は嫌いだ。誰でも落ち込むことはあるし、弱音を吐くなと言うわけじゃないけど
そんなことを言われちゃ黙ってるわけにはいかない。少し頭を冷やした方がいい」
あまり個人行動を取らないよう、なるべく早めに戻るよう言い残して去り行くティトの背を、セラは呆然と
眺めていた。
言葉がなかった。まさか叱咤を受けるとは思っていなかったのだ。
慰めの言葉を期待したのだろうか。ティトならば味方になってくれると思ったのだろうか。
自分は今、彼の弱味に付け込もうとしたのだろうか。
セラにとって両親以外の人間からこれほどはっきりと叱られたことも初めてで、考えれば考えるほど
ティトの存在が何なのかわからなくなる。
湧き上がる嫌悪感は自分自身のみへと向けられ、不思議とティトへは何の反感も抱いていなかった。
セラはそんな自分の心でさえも、理解できなくなっていた。
ラスニールへ到着するまでの間は、何もすることのない退屈な時間だけが待っていた。
ケイトにはそれが苦痛で仕方が無い。気を紛らわせる術がなく、嫌でも先日の出来事を思い出してしまうからだ。
二人の情事を覗いていたわけではない。木の幹に寄り掛かり、耳に入って来る会話をただ身を硬くして
聞いていただけだったが、二人の本心はそれだけでも十分過ぎるほどに伝わって来るものだった。
ライラを意識したことなど一度もない。故にセラが何をしようとも、ケイトに口を挟む理由はない。
しかし、相手が相手なだけに心から応援などできるはずがなく、更には弟が、王位、つまりセラの婚約者という
立場に手を出すほどに、彼女を好いている。
実際ティトの行動は真意を理解し難く、国を乗っ取りたいのか彼女を手に入れたいだけなのかケイトには
判断がつかなかったが、少なくともセラに対して本気であることだけは理解していた。
誰の背を押してやれば良いのか。これからライラにどう接すれば良いのか。
彼の言う『誤解』とは何なのか。
考えるだけ無駄だった。結局のところ、わかるところから解きほぐして行くしかないのだ。
ケイトは船内でライラを見つけ出すと、逆らえぬよう不機嫌を装い、不躾に命じた。
「ちょっと面貸しな」
「…………」
女としての品位を疑うライラに構わず、ケイトは彼を船首へと連れ出した。
『気になる人間がいるのか?』
眼下に広がる浩々たる大海原を見渡し、ケイトはルイスの問い掛けを思い出していた。
意味は違えど、当時返した否定の答えは間違いだ。
「……気になる」
不意に漏らした呟きは、恐らく彼の耳には届いていない。
普段から自分に付き纏う理由、引渡しに応じた理由、そして何より、一体何が誤解であるのか。
気になって仕方が無かった。
「おまえ、何か隠してるだろ。聞いてやるから全部吐け」
「い、いきなりだな……随分と」
ケイトの突き刺さるような視線を浴びようとも、ライラは肝心な事には何も触れず、極力普段通りの
態度で接しようとしている。
自分で誤解と言っておきながら、弁明の機会を与えてもそれに応じないとはどういうことなのか。
度重なる追及を巧みに躱し続ける彼に、ケイトは到頭痺れを切らした。
「もういい、わかった。おまえは自分のためなら、平気で他人を犠牲にできるような人間だったってわけだ」
「待て、それは違う」
「じゃあ何だよ!?私に心中察しろって言いたいのか!?他人の気持ちなんかわかるわけないだろ!
それにおまえ、普段から私に突っ掛かって何がしたいんだよ!はっきり言って、意味がわからない!」
胸倉を掴んで怒号を上げるケイトに周囲の目が集まり、ライラは一層決まりが悪そうに視線を泳がせる。
ケイトが沈黙を以て返答を要求しても、彼も同じく沈黙しか返さない。
「どうして何も言わないんだよ……。反論しろよ、調子狂うだろ……」
「ここで言えってのか?容赦ねえな」
いつものように茶化されようとも、ケイトは一切乗らない。ここで答えないならば、やはりその程度の
男だったのだと見限るつもりだった。それを察してか、ライラは観念したように溜息を吐いた。
もう誤魔化し切れない。白状するしかない。そんな思いが滲み出ているかのようだった。
「……見捨てるつもりはなかった。引き渡しても助け出す時間は十分にあるんだ。
あいつら、人間の扱いはぞんざいだがデータだけは正確なものを欲しがるからな」
検体の精査だけでも相当な時間を要する。それは、ライラが身を以って知っていることだ。
望みもしない力を授けられはしたが、だからこそ、その力を利用してケイトを取り戻す自信は十分にあった。
「だとしても、勝手に私を利用したってことだろ……。一言言ってくれれば、私だって……」
「最初は利用しようなんて思ってなかった。本当はわかってたんだ。もう元には戻れないんだろうってな。
でもあの女の顔を見たら……どうしても縋りつきたくなったんだ」
万が一にも戻る手段が用意されているとしたら。引渡しに応じれば、約束通り元の体質に戻れるかもしれない。
結局のところ、誘惑に負けたのだ。形だけの約束に踊らされ、その隙に付け込まれ、結果として迎えてしまった
最悪の展開は必然と言えば必然なのだ。
「別にこのままでもいいじゃないか。そいつを頭に付けてれば、死にはしないんだろ?何が不満なんだ?」
「わかってねえな……」
肝心なところで、ライラは再び押し黙る。今更隠すなとケイトが急かすと、彼は渋々と、実に気まずそうに
その先を語った。
「あの女から聞いただろ。俺の血には命を脅かす不純物が混じってる。遺伝したらどうなるかわかるだろ?
俺、子供作れねえんだよ」
「…………へ?子供?」
思いも寄らない理由だった。確かに人間の生きる目的である子孫繁栄の観点から見れば、十分納得するに
足るものではある。
「おまえみたいな鈍い女にはわからんだろうなぁ……、俺がどんな気持ちで毎日……」
「何だよ?」
「……何でもねえよ」
ライラは苦渋の色を浮かべ、もういいだろうと呟きながら手を払う。
そのまま逃げ去ろうとする彼を、ケイトはふと、腕を鷲掴みにして引き止めた。
気付いてしまったのだ。彼の言動の辻褄が、どう考えても合わないことに。
「今……、子供を作れないって言ったな?だったらおまえ……なんで私を襲った?」
「よ、よく覚えてたな」
「誤魔化すな!私はどうなってもいいって言うのか!?人の言うことも聞かずに出したいだけ出しておいて……」
「そういうことを大声で言うな!」
「納得できるように説明してみろ!できないなら……」
できないなら、今すぐにでも海の藻屑にしてやる。そう言い掛けた瞬間のこと。
突如込み上げて来た不快な感覚に、ケイトはその場に屈み込んでしまった。
口元を押さえて大人しくしようとも体調の変化は収まらず、むしろ悪化する一方。
ケイトは遂には堪え切れず、醜態を晒す覚悟で小さく呻いた。全身に冷や汗を掻きながら何とか持ち堪えるも、
逆にそれが最悪な気分をもたらす結果となってしまった。
「ケイト?どうした……?」
「……まさか」
不快感の正体は、所謂吐き気と呼ばれるものだ。
体調は万全だった。貨物船の揺れで何ともなかったのだから、船酔いとは考えにくい。月一の、女ならではの
腹痛に悩まされる時期でもなく、心当たりとなる部位に自然と手が移る。
下腹を押さえるケイトの様子が、ライラに体調不良の原因を暗に伝えていた。
しかし彼は敢えてそれを口にせず、ケイトを部屋へと戻して安静にするよう促した。
不本意ながらも何度も交接させられて来た結果だ。
確証はなくとも、頻度が最も高かったライラによって与えられた命であると確信していた。
「……あいつ、怒るだろうな」
部屋の扉を閉じ、ライラは一人呟く。顔を蒼くしてベッドに横たわるケイトの前で、真意を語ることなど
できなかった。この時を待っていたなどとは、冗談でも言える状況ではなかった。
日は疾うに暮れ、闇に染まった夜空に無数の星々が鏤められている。食事にも顔を見せなかったケイトの
様子を窺い、ティトはその足でセラの部屋を訪れていた。
「船酔いですか?ケイトが?」
「本人が言うんだからそうなんじゃないの?もう寝るとは言ってたけど元気そうだったし。
ところで用って何?あまり遅い時間に男を部屋に入れない方がいいと思うんだけど」
「は、はい……」
彼女は椅子に腰掛けたまま神妙な面持ちで俯いていたが、恐る恐るその場で立ち上がると、重い足取りで
ティトの前まで歩みを進めた。そして、変わらぬ沈痛な面持ちで、ゆっくりと口を開いた。
「私は貴方に、今までの非礼をお詫びしなければなりません……」
「お、お詫び?」
セラは朝から、過去の自分の言動を思い返していた。けじめを付けなければならないと思っていた。
冷静さを欠いた失言も、ライラに対して取った行動も、全てティトが自分にしたことなのだと
気付いてしまったのだ。
「どういう風の吹き回しかな。僕は非難はされても謝られることなんて何もしてないんだけど」
「……私はもう、貴方を悪く言う立場にはないんです。貴方に言ったことを全て棚に上げて、私は……、
貴方と同じ過ちを……」
「……どういうこと?」
過去を悔いるがためにセラが取った神妙な態度は、逆にティトに疑念を植え付ける。
ティトが過去に彼女の怒りに触れてしまった失言を気に掛けての謝罪だとしても、まだ情事を強要したという
事実が残されている。それはそう簡単に許されることではなく、前者を加味したとしてもセラが陳謝する理由に
足るものではない。
故に、ティトは彼女の言動から非常に受け入れ難い事実を推測しなければならなくなる。彼女も過去の自分と
同じく、何者かに肉体関係を迫ったということになるのだ。
そしてその『何者か』が誰なのか、わからないはずもない。
「まさか、ライラと……?」
ティトが相手の名を出した途端、セラはびくりと震え、不自然なまでに当惑の色を見せ始めた。
取り繕うかのようにごめんなさい、と蚊の鳴くような声で呟き、まるで自分を責めるかのように堪え切れぬ
涙を懸命に抑えている。しかしその姿を目にしても、ティトに同情心など芽生えない。それどころか、
忘れていたはずの黒い感情が再び目覚め始める。
「君は僕に何を期待してるの?僕が君にどんな気持ちを抱いているか、知ってるはずだよね。
そんなこと言われてどう思うか、僕がどんな行動を取るか、考えないの?」
「でも、私……、このままでは……」
「心の整理がつかないとでも?そんなの僕だって一緒だよ。僕だって、あの夜君にしたことを悔やんでる。
でも口先だけなら何とでも言えるんだ。この身を投げ打ってでも君に尽くして、最後に君を諦めることでしか
償い切れないと思ってたよ」
ティトの口調は穏やかで、それ故その言葉一つ一つが、セラに重く圧し掛かる。動機に違いはあるものの、
今互いに抱いている後悔の念は同じものなのだ。
「第一、何故僕に謝るの?あいつに謝ればいいじゃないか。仮に僕が君を許したら、君は僕を許してくれるの?」
言いながら、怖々と顔を上げるセラに、ティトは一歩、また一歩と歩み寄る。後退ることもできずに
その場に固まる彼女を見つめると、セラは弱々しい視線でそれに応えた。
本当に諦めるつもりだった。彼女を思うからこそ、身を引くつもりだった。
しかし、ここに来てその覚悟を歪ませたのはやはりライラの存在だ。
思い返すと昔からそうだった。セラが彼を見つめる度に、ティトの心に黒い靄が掛かる。他人を本気で
好きになったことのないティトにとって、それは非常に不可解な感情だった。
決して嫉妬などではない。本気になどなっていない。そう自分に言い聞かせているうちに、いつしか彼女が
ライラに向ける視線もその心も、全てが欲しくなっていた。そしてその心が、今まさに蘇っていた。
「君は本当にわかってない。僕が嫌いなんだろう?どうしてこんな、期待を持たせるようなことをする?」
「……、あ、あの、あっ!?」
及び腰となっているセラを強引に引き寄せ、ティトはそのまま彼女の頬に触れる。指を口元へと充てがっても、
彼女は身を硬くしたまま微動だにしない。
「ほら、以前のようにはっきりと嫌いだと言ってごらん。言えないなら、もう嫌われてないと解釈するよ。
このまま君の身体を奪ってしまうかもしれないよ」
「わ、私は……」
頑なに要求を拒み、涙を湛えて首を振る彼女の姿は、不動であったはずのティトの決意を歪ませる。
軽い脅しを交えても要求に応じない彼女の態度は、ティトに望んではいけないはずの希望を与える。
「セラ……お願いだ。迷わないでくれ。もう一度僕を突き放してくれ。でないと、僕は……」
今すぐにでも抱き締めて、彼女の全てに触れ、自分のものにしてしまいたい。それらの渇望を抑制するためにも、
彼女の拒絶は必要不可欠なのだ。
しかし彼女は、物の見事にティトの期待を裏切った。
「ごめ……なさい……。ティト、ごめんなさい……!私にはもう、そんなことを言う資格は……」
「……っ!君は……!」
ティトの腕に力が篭る。この時ばかりは、彼女を憎らしく思った。
今にも泣き崩れそうな彼女を放っておくことなどできない。だからこそ、何があろうとも他人の前では
凛とした姿を見せていて欲しいと思っていた。
それを切に願うが故に、本音と建前の狭間でせめぎ合い、敗北を喫した情動がティトに与える反動は大きい。
ティトは半ば無意識的に彼女の背に腕を回す。そのまま後頭部を押さえて強引に唇を重ねると、セラは驚いて
瞳を開いた。しかし唇を割ってその奥を求めても、執拗に舌を追って絡めても、彼女は何の抵抗も見せない。
ティトの瞳には、それらはまるで自ら『罰』を受け入れているかのように映る。
決して自分を受け入れているわけではない。そう理解できたとしても、最早後に引ける状態ではなかった。
欲しくて仕方のなかったものが目の前に在る。一度は諦めたはずの彼女の身体に今、触れている。
いよいよ我慢できず、ティトはセラをベッドの上へと仰向けに倒し、枕が沈み込むほどに強く唇を押し付けた。
苦しげな声が聞こえようとも、永く抑え込んでいた思いをぶつけるかのように、夢中で口付けを交わした。
せめて今だけは逃すまいと頬を押さえ、無抵抗だったはずの彼女が顔を背けようとするほどに深く、幾度も
口内で生温かい粘膜を擦り合わせた。堪らずに逃げる舌を追っては絡め、表から裏側まで全てを堪能した。
「っ……んっ」
隅々まで味わうかのような濃厚な口付けを受け、セラは不思議な感覚を覚えていた。
これほど醜い姿を晒しても敬遠もせず、甘やかすわけでもない。叱咤と共に自分の覚悟をはっきりと
示した上でのこのような衝動的行動は、心の底にある根深い思いとティト自身の弱さを表す。
彼も自分と同じ、脆く弱い人間なのだ。そう思い始めた頃、セラはふと、心の錘が軽くなっていることに
気付いた。いつしかティトを見つめるその眼差しも、覚束無くなっていた。
自分自身の心境の変化に戸惑い、途方に暮れるセラを抱えたまま、ティトは名残惜しげに唇を離す。
「僕をここに呼んだこと、後悔してる?」
セラを見つめるティトの瞳は憂いに満ちている。それはまさに、拒まれることを覚悟している眼だった。
「後悔しないはずないよね。またこんな状況になってるんだ。
でも、君が嫌だと言うならこれ以上手出しはしない。だから正直に言ってくれ」
頬に添えられていた手が、セラの胸元へと滑る。
触れてはいない。彼女に本心を吐かせるための煽動だ。
「嫌なら嫌と、はっきり言ってくれ。そうしたら僕は、おとなしく引き下がる」
「……!」
はっとしたように瞳を見開き、セラは咄嗟に顔を上げた。覚えのある台詞だった。
それはまさしく先の夜に、セラがライラに求めたものと同一のもの。故に、ティトが今どんな気持ちで
その台詞を口にしているか、痛いほどに理解できる。
可能性がないとわかっていても諦められない。本人の口から未練を断ち切って欲しい。
一方的な願いも、その心の裏に隠れた本心も、拒絶されることへの不安と覚悟も全て、理解することができる。
だからこそ、セラは、ティトの願いに応えることができなかった。
胸元へと添えられていた手が、傍らの膨らみへと移る。開かれた手の平がその膨らみを包み込み、ゆっくりと
揉み拉く。立てられた指先がその頂を掻くように撫でると、そこは徐々に固さを帯び始めた。
「んぅ……」
「早く言わないと、この程度じゃ済まなくなるよ」
言いつつティトは、そのまま立ち始めた先端を摘まみ、指の先で何度も擦る。その度セラは健気な反応を示し、
甘い吐息を零した。
意地でも嫌と言わせなければならない。何でもいい、迷いに満ちた彼女の心の柱となるものを、自分の意思で
掴ませなければならない。そのためならば、手段は問わない。
その思いを口実に、ティトは一心にセラの身体に触れた。おもむろに胸のボタンを外し、心の中で何度も
言い訳しながら露わとなった胸の突起に舌を這わせた。
指と唇で、両の胸を同時に愛撫する。擦り合わせる度、彼女の息が上がって行く。
「あ、あ……っ」
唇を噛み締めるセラの様子を窺いながら、ティトは逸る心を抑えてじわじわと快感を与える。身体は既に
男を受け入れられる状態となっているだろうと考えながらも、決してその場所へは手を伸ばさない。
触れてしまっては歯止めが利かなくなると自覚していたからだ。
彼女の口から直接終わりを告げられるまで、束の間の至福を求め続けた。
殺し切れずに漏れ出す甘い声を聞きながら、ティトは彼女に全てを断ち切られる瞬間を待っていた。
しかし、いくら待てどその時は一向に訪れない。気付けば彼女の白い肌は朱に染まり、甘噛みする度に
上がる声も実に切なげなものとなっている。
何故ここまでされるがままとなっているのか、ティトには理解できなかった。このままではいずれ、一線を
超えてしまうであろうこともわかっていた。
舌先で弄んでいた乳首を強く吸い上げ、一際大きくセラを鳴かせると、ティトは最後の強硬手段に出た。
「何を迷ってる?自分の気持ちを偽っちゃいけない。ここまでされても何も言えないのなら、流石に僕も
考えを変えるよ。今度は本気で君を落としに掛かるよ。それでもいいの?」
彼女の片足を抱え上げ、内腿へと手を伸ばして最後の脅しに掛かる。既に濡れ切ったその場所を指でなぞり、
彼女に焦りと危機感を与える。
「この後でいくら嫌だと言われても、悪いけど止められる自信はない。セラ、これが最後だ」
「ティト、待って……聞いて、下さい。私は……」
消え入りそうな声だった。閉じていた瞳をうっすらと開き、自分を見下ろすティトと視線を交え。
セラは秘所に触れられようとも一切動じず、自分の意思を、迷いを口にする。
「私は、貴方に甘えていました……。あんなにはっきりと貴方を拒んだのに、それでも貴方は私のことを
気にして動いて下さいました。だから私のこんな姿勢をも、きっと正してくれると……」
ティトはセラにとって、認めるつもりなど微塵もなかったはずの相手。心の矛盾に説明がつかず、セラは
静かに瞳を伏せた。
「私、おかしいですよね。貴方の人間性をあんなに否定しておきながら……。
本当は自分で立ち直らなければならないのに、こんな真似までして……」
心の揺らぎはセラ本人よりも、ティトの心を大きく揺さ振る。自分の不甲斐なさを痛感し、震える彼女の
身体をティトは無言で抱き締める。そして耳元に唇を寄せ、頑なに守り続けて来たはずの禁忌を侵した。
「……しても、いい?」
「え?」
「ごめん……、もう、無理だ……!」
内に押し留めていたはずの欲望が姿を現す。邪魔なものを全て取り払い、彼女の両足を抱え上げる。
ここでまた同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。頭ではわかっていても、身体が言うことを利かない。
前戯に及ぶ余裕すらなかった。ティトは先を急くように彼女に自身を充てがい、抵抗させる間も与えずに
根元まで埋め込んだ。
「あぅっ!」
零れた声を引き金に、ティトは夢中で腰を打ち始める。忘れ得ぬ過去の経験から、彼女が最も好ましい
反応を返す箇所を容易に探り当て、徹底して突き上げる。
「はぁっ!やっ!待っ……、ん……っ!」
執拗な胸の愛撫がもたらした潤いが、早くも粘着質な水音を二人の耳に届けていた。
堪らずに張り上げた声をセラは唇を噛み締めて押し殺し、卑猥な音に頬を染める。恥ずかしそうに顔を背ける
彼女があまりに愛惜しく、ティトは一層腰の動きを速めた。
「あぁっ!ティト……っ、やめて、下さ……」
「今更止められるわけないだろ!?嫌ならそう言うようにと僕は何度も言ったのに、応えなかったのは君だろ!?」
当て付けのように、荒々しく彼女の中を掻き回す。喘ぎながら必死に身を捻るセラを一層強く抱き締め、
奥深くまで何度も貫き、責め立てる。
我に返れば必ず後悔であろうことは、ティトは頭の片隅で理解していた。そのリスクを負ってでも、彼女に
触れていたかった。少しでも長く交わり続けることを望んでいた。
膨れ上がる思いの捌け口はただ一つ。ティトは自分の身体の望むまま、無心で彼女を突き上げる。セラに
何度名を呼ばれようとも、振り向く余裕などない。
「や、あっ、ティト、お願……っ!あぁああっ!!」
遠慮のない抽送が、彼女の身を仰け反らせる。
セラはティトの行為を非難するつもりなどなかった。全く同じ行為をライラにしてしまったのだから、
堂々と拒むことなどできないと思っていたのだ。それでも我慢できずに叫んでしまうほど、昂らされた身体へ
加えられる猛攻はあまりに刺激が強すぎた。
突かれる度に身を強張らせ、掻き回される度にティトを煽る。それは延々と繰り返され、果てしない快感の波が
セラを襲い続ける。
「あ、ぁ……!せ、せめて、もう少し、ゆっくり……!」
「無理だよ」
ティトははっきりとセラの要求を退け、問答無用で突き立てる。逃がさないと言わんばかりに腕に力を込め、
息を乱して快楽に苦しむ彼女をひたすら求め続ける。
腰に加わる力が彼女の精一杯の抵抗を示していたが、いつしかそれも無くなっていた。
終わりが近付いていることは、ティト自身も自覚していた。互いを絶頂へと導くように、一際激しく腰が
打ち込まれると、セラは堪らずに限界を訴えた。
「ティトッ!だ、だめっ、いやっ!ああぁぁっ!!」
自分が果てるまで、ティトは一切の容赦もせずに腰を振る。腕の中で身体を反らして震えるセラを強く
抱き締めたまま、絶頂を越えるに必要な快楽を、無理やりにでも貪り尽くす。
「も、もう、や……、ティト……、ぁ、っっ!!」
「……ッ!セラ……!」
著しい収縮が膣内を狭め、膨張し切った陰茎を締め上げる。その中でティトは我慢に我慢を重ね、射精直前まで
此処ぞとして突き続ける。そして限界を感じたその瞬間、ようやく脈打ち始めた自身を引き抜いた。
染み一つなかったはずのシーツは互いの粘液で汚れ、月明かりの差す静かな空間には二人の荒い呼吸だけが
残されている。
二度も強引に彼女の身体を奪ってしまった。だめだとわかっていても、止めることができなかった。
徐々に後悔の念に苛まれ始めたティトの心の裏には、しかし全く別の感情がその頭角を現していた。
この先きっと、再び交わることなど有り得ない。ならばこの機会に、精根尽き果てるまで彼女を犯してしまっても
いいのではないか。
心に巣食う煩悩が、徐々に理性を蝕み始める。以前ならば容易に負けていただろう。
しかし決して流されまいと悔恨の念諸共振り払い、ティトは再びセラの唇を奪った。全ての負の感情から
目を背け、彼女を愛することだけを考えた。
もうそれしか道はないのだ。同じ過ちを繰り返した以上、どんな献身行為も無駄なのだ。
今、ティトが為さなければならないこと。それは、セラに自分の気持ちが本物であると理解させること。
たとえ行為の正当化と捉えられようとも、伝えなければならない。
唇を離し、未だに朦朧とした意識を引き摺っているセラを見つめ、ティトは恐る恐る口を開いた。
「軽蔑してる?」
「…………」
セラは何とか焦点の合わない視線を向ける。その瞳は、憂いとも迷いとも取れる切なげな光を宿している。
「もう、何とでも思ってくれて構わない。でもこれだけは信じて欲しい。僕は君を……」
「わかってます……」
「本当に、……」
予想外の台詞に遮られ、ティトは思いを告げるべき理由を失ってしまった。
揶揄されているわけではないことは、彼女の覚束無いながらも真っ直ぐな眼差しが証明している。
「貴方の様子を見ればわかります。私を思って下さっていることも、昔を悔いていることも……。
今の貴方の目は、あの時とは明らかに違います」
「……セラ?まさか……本気で言ってる?」
狼狽えるティトの様子を目にし、セラは僅かに笑った。しかしすぐにその笑顔は陰り、消えてしまった。
「でも……ごめんなさい。私、わからないんです。自分の気持ちが……」
ライラへの思いが実は彼の言う通り、ただの未知への興味から来るものだったのだとしたら。自分を叱った
ティトに対して抱いた感情も、それと似た類のものなのかもしれない。
自分自身の心もわからぬ状態で、他人への気持ちを測ることなどできない。それがセラの出した結論だ。
「時間をください。貴方に頼らず、自分の力で前を向けるようになるまで」
ティトは暫し呆然と彼女を見つめていたが、やがて静かに頷き、名残惜しげにベッドから離れた。
救われた気持ちだった。肩の荷が降りたような言い尽くせぬ解放感は、言葉で表現するには難しい。
どうにかしてその心を伝えようにも、ティトにはただ一言を残すだけで精一杯だ。
「セラ……その、ありがとう」
気恥ずかしげに彼女に背を向け、それだけを残して部屋を後にする。
俯き、影に包まれたセラの横顔を、月明かりだけが煌煌と照らしていた。
翌朝、船の甲板で、セラはまた一人である光景を眺めていた。
彼女の瞳に映っているのは、清々しいまでの笑顔を湛えるティトと、体調を回復させたケイトの姿。
とても人には言えないような夢を見たと詰め寄り、それを軽くあしらう姉弟の様子を、遠くから複雑な気持ちで
見つめていた。
帰国まであと四日。
二人に宿る竜の意志は、未だに沈黙を守っている。
以上です。続きます。
乙!
>>344 待ってました!
ライラの思惑がはっきりしない所が気になるな。
彼だけ感情表現が少ないような気がするし。わざとなのか?
続き楽しみにしてます!
>>344 乙〜ティトの幸せレベルが低くなってるw
そしてケイト……頻度でいったらライラっぽいけど
ティトともしてるからなぁとドキドキだw
それにしても
>とても人には言えないような夢を見たと詰め寄り、それを軽くあしらう姉弟の様子
ってところがよくわからなかったんだが……
誰にだれが詰め寄ってるのかわからない。
>>344 乙です、毎回先が読めなくてドキドキ
続きも楽しみにしてます
>>362 詰め寄ってるのが姉(ケイト)、あしらってるのが弟(ティト)って事じゃないかな?
例によってまたセラとしてる時の感覚を共有しちゃったんだろうなとw
>>362 ごめん、わかるかなと思って省略してしまった。
>>363の通りです。次回以降気を付けます。
人妻に横恋慕して無理矢理ってのが良いなぁ
いいよね
愛がとどきにくければ届きにくいほど萌えるよね
>>287はあの作品もあの小ネタも287の作品だったのか
長編も小ネタも文句付けられちゃ他スレに移動して作品投下したくなる気持ちも分かるわw
そろそろクリスマスネタが用意される頃だな
サンタさんを信じてるようなウブな娘を無理矢理犯ったり
色んな理由から真っ当な手段では結ばれる事がかなわない女性を
クリスマス記念に無理矢理犯して性欲発散とか良いね
ストーカーものとかもいいな。
無垢で清純な可愛い女の子(小柄)を、ねじまがった愛情と欲望でフフフ…
無垢で純粋で天然だったら
いつもニアミスでよく会うあの人は運命の人かも?とか勘違いしそうだな
それだとストーカーは自動的に「ただしイケメンに限る!」になるな。
女の子のイケメンレーダーが壊れてたらどうすんだよ
見知らぬ人にいきなりアレでアレな事されても許容できるシチュってどんなか考えてみた。
・イケ麺
・身内にそっくり
・酔ってる
・ストックホルムった
・ダイヤモンドに目がくらんだ
・女の子に判断能力が無い
・アレな事になだれ込みながら口説かれ、終わる頃には両思いになってた
・文字通りの体当たりのアタックにほだされた
・なんとなく
・運命の人と思い込んで逆襲
・見知らぬ人にいきなりレイプされないと治らない奇病が大流行
・嫌な相手(親の仇とか汚い金持ちとか)と結婚することが決まっていてそんな相手に処女を散らすくらいならと
・なんかあんまりにも男が必死そうだったから
愛するが故にからはなれた話題だなw
まぁ襲う側ではなく襲われる側の心境だしな
襲われる側にも愛情があると、SS最後の方で某少女漫画板とか幼なじみ板とかヤンデレ系板とかのエロパロと少し被る部分が出て来るよな
あくまでSSの終わりの部分だけど
一応MFVは糞コマツでなしに安心と信頼のMHI謹製なのが救いか
ただまあMHIもいい加減我慢の限界らしいからなあ
ある朝防衛省・自衛隊にMHIからもう疲れました捜さないで下さいって手紙が……
このネタも数年前からだが
しかしマジで10TKそしてMFVが最後のご奉公だったらどうしよう?
防衛省・自衛隊がMHIカムバックって絶叫するのであろうか?
冗談抜きで陸自の戦車定数400輌、火砲定数400門ってどんな罰ゲームだよ……
対人地雷は既に無く、クラスター弾も失われ
03式多目的弾……
橋頭堡破砕射撃は旧軍時代からの陸自特科の見果てぬ夢に終わるのか……
大体戦車定数的に防御戦闘時の回復攻撃も儘ならないよね
防御戦闘って防衛してる側が防御戦闘を成立させる為に
戦術的には攻撃を強いられる局面が多い筈なのに
回復攻撃抜きの防御戦闘ってギャグかなんかなの?
挙げ句言うに事欠いて動的防衛力(笑)とか阿呆なの?馬鹿なの?死ぬの?
基盤的防衛力は放棄するので防衛上重要じゃなさそうなとこ見棄てるけどよろしく
とは言い難いから動的防衛力(笑)って言ってみただけだろこれ
言うだけならただだもんね
まあ既に12Bと13Bの管内とかあの様だもんね
誤爆した悪い
こんな言ってもしょうがない愚痴を軍板とか軍板出張所状態以外のスレに誤爆するとは
>>373 理想のイケメンは一反木綿とか言っちゃうのか
>>381 ヒノマルがスリーダイヤを愛するが故に、
特殊品少数生産地獄に突き落とす話かと思って読んでしまった。
>>382 本来の意味でぬらりひょん大好き!っていってたら
漫画アニメの孫のほうかと思われて
イケメン好きと勘違いされるって所まで想像してしまったw
>>381 最後のご奉仕って所にこのスレ向きの何かがあるのかと思ってしまったw
ほしゃ
新年おめ
投下に期待
388 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 13:08:12 ID:z7QdVw00
書けるかな?
続きを投下します。
【属性】
・人妻
・寝取られ
・強姦、和姦両方
17レス頂きます。
全ての始まりは十数年前。二人の母親である魔道士ディアナが、『魔竜』と思しきドラゴンを禁呪に
手を染め倒したことから始まった。
ロイドがディアナの前から姿を消して数年が経つ。これは彼の傍若無人で自由奔放な気質が起因している
わけではない。そもそもラスニールが誕生した直接的な理由は、紆余曲折を経てディアナが罪人という烙印を
押されてしまったことにある。
世に知れた罪人を正室とするわけにはいかず、彼女を傍に置くためにも彼は王位を捨てなければならなかった。
そこで当時の友好国であったラクール国王の息子に、それまでの数々の非礼の詫びとしてラストニアを引き渡し、
全てを任せることにしたのだ。
生涯を共にすると誓いを立てた女性の元を離れることは、苦痛以外の何物でもない。
当時、訳有って某情報組織のトップの座に名を連ねていたロイドは、特に組織のために何をするわけでもなく、
それ故有らぬ因縁を付けられて今の厄介事を押し付けられるに至っている。
事実、各国から集められた猛者を束ねるには、彼らが認めるほどの実力を備えた人物でなければならない。
それには良くも悪くも世界中に名を馳せていたロイドが適任であり、そのポジションに収まっているだけで
十分に効力を発揮していた。
組織所属の、移動系魔法を得意とする某女魔道士を買収し、一時的にディアナの元へ帰還していた時期も
あったが、組織側から釘を刺されたようでいつしか彼女はロイドの要求に応じなくなってしまった。
それ以来、彼はディアナは勿論のこと、誰とも一切の連絡を取っていない。早々に役目を終えてしまえば
国へ戻れるのだが、『覇竜』討伐任務は実質暗礁に乗り上げた状態となっていた。
存在自体が疑わしい『神竜』はこの際置いておくにしても、相手は『力』の象徴だ。普通に考えて
人間ごときの力で敵うはずがない。ドラゴンという種族の性質上魔力耐性も尋常ではなく、硬質な鱗は
如何なる攻撃も受け付けない。禁呪を使えば多少の希望は見えるのかもしれないが、魔道帝国と謳われる
ロベリア出身の高位魔道士は、術の禁断性を理由に断固として使用を拒絶する。
既に犠牲者も出している現状では、迂闊に手を出すことはできない。
最善策は有効な策が得られるまで決して手を出さないこと。
それまでは、『覇竜』と思しき黒竜について回る魔物から各地の人間を守ること。
これが、ロイドが彼らに与えた指令である。
今もまた、黒竜を筆頭とする魔物の群れから村の壊滅が阻止されたところだった。
全く同じ対応を、彼らの行く先々で繰り返すのみ。あるかどうかもわからない有力情報をただ待ち続け、
このまま一生自国へ戻ることなどできないのではないかとさえ思っていた矢先、事態は急転した。
終わりの見えない任務に辟易していたロイドの元を、昔からの付き合いである組織の女が慌てた様子で訪れた。
「ロイド!ちょっと不味いことになりそうよ」
彼女の名はクレア。ロイドに遠慮なく物を言えるというだけの理由で、こちらもまた当人の意思とは無関係に
彼のサポートを押し付けられた立場にある。
煩わしそうに顔を向けるロイドの目の前で、クレアは状況悪化を臭わせながら両手で地図を広げた。
近頃の黒竜の移動傾向に特徴が見られると、彼女はペンを片手に語る。更にはその傾向が顕著となったのは、
ちょうどケイトとティトが駐屯地を訪れた時期からであると言う。その頃からの黒竜達の移動先を彼女が線で
繋ぐと、それは実に綺麗な直線となった。
「……これは」
何か目的があるとしか思えない軌跡ではあったが、当面の問題はその先の大陸だ。
描かれた直線の延長上には、世界屈指のとある大国が存在する。
「ここが目的地かどうかはわからないけど、このままだとあんたの国、やばいんじゃない?」
クレアの指差す先に在るのはまさしくロイドの祖国。ディアナの待つ、ラスニールだ。
「至急ラスニールへ向かう!クレア、今すぐ召集を掛けろ!」
「……自国が絡むとやる気出すのね」
命令に従うべく呆れ顔で立ち去る彼女を見つめるロイドを、途方もない焦燥感が襲う。
今までの敵の挙動から黒竜の目的が何なのか、ロイドは既に察しがついていた。
実際、各地の人里を襲っていたのは黒竜に纏わり付いている魔物であり、黒竜自体は何もしていない。
まるで探し物でもしているかのようにその地の人間を観察し、各地を彷徨っているのだ。
魔物が活発化し始めたのは『魔竜』が倒された頃。もしも『覇竜』との異名を持つ黒竜が、ある敵を
探しているのだとしたら。『魔竜』を討ったディアナの命を狙っているのだとしたら、非常に厄介なことになる。
無論推測の域を出ないが、万が一その読みが当たっていた場合、笑い事では済まされない。
何の対策も打てていない今、常に最悪の事態を想定して動かなければならない。
本当はケイトとティトに事情を説明しても良かった。しかし、真に伝えられてまずいのはディアナだ。
彼女に今の状況を伝えれば、少しでも早く元の生活に戻ろうと間違いなく参戦を申し出る。
敵に勝つ術を持たない今、黒竜と対峙されてしまっては命を落とすしか道はない。
下手な嘘は却って疑心を植え付ける。彼女の命を守るためにも、ロイドは連絡を絶たなければならなかった。
ロイドが今、どこで何をしているのか。ディアナにだけは、絶対に知られてはいけないのだ。
無論そんな事情を知る由もなく、ディアナは一人、ラスニールに取り残されている。
彼女は子を成してはいるものの、実のところロイドと婚姻関係は結んでいない。何故なら彼は、過去に
広まった自身の死亡説を撤回しておらず、現在ラストニア王家の血筋は途絶えたとされているためだ。
一部の人間にこそ生存は知れ渡っているが、彼の手回しによりそれを公にしないことは暗黙の了解となっている。
これは、また厄介事に巻き込まれ、平穏を取り戻したディアナの日常に支障を来すまいとする彼なりの配慮だ。
既に死亡したとされる人間との関係が公的に認められることはない。二人の子であるケイトとティト、
そしてロイド本人が傍にいることが、ディアナにとっては婚姻の証だった。
しかし、当の娘と息子は忽然と行方を暗ませ、最愛の人も一向に戻って来ない。
街中を探して回っても二人の姿はなく、突然帰って来る可能性を考えると長々と家を空けるわけにもいかず。
ロイドの知人であるエミル国王に相談しに行こうにも、ローブで姿を隠さなければ行動できないディアナでは、
当人の元へ辿り着く前に門前払いを食らってしまう。
何が悪かったのか。一体どこで道を踏み外したのか。
子供のためにも一処に留まりたいと言い出したのはディアナだ。放浪の旅を好むロイドには、それが
苦痛だったのかもしれない。
そんな引け目を感じているからこそ、ディアナはロイドが自分の元を離れても、何も不満を口にしなかった。
しかしもう限界だ。日課としていた勉学も最近は全く手がつかず、ただ涙に暮れる日々を送るのみ。
その日も机に向かおうとも到底書物を読む気になどなれず、ディアナはただぼんやりと窓から外を眺めていた。
こんな時、一番傍にいて欲しいはずの人がいない。もしかしたら、彼の身に何かあったのかもしれない。
そう考えるだけで、自然と涙が頬を伝う。
愛する人の姿を思い浮かべ、ぽつりとその名を呟いた時。突然扉を叩く音がディアナの耳に届いた。
「!?」
ロイドか、もしくはケイトとティトが戻って来たのかもしれない。ディアナは慌てて身体を起こし、
淡い期待を胸に、音の聞こえる方向へと急いで足を運んだ。
身内ならばまずノックなどしないはずで、普段は必ず相手を確認するよう細心の注意を払っていたのだが、
この時ばかりはディアナはそこまで気が回る状態ではなかった。
出入口まで駆けつけ、確認もなしに勢い良く扉が開かれる。しかしそこに、彼女の期待した姿はなかった。
代わりに佇んでいたのは、ディアナよりも一回りほど若いラスニールの騎士。特に面識があるわけでもなく、
ディアナは姿を隠すことすら忘れ、呆然とその場に立ち尽くしてしまった。
「……?どなた、ですか?」
辛うじて口にした質問に、男は何も答えない。思い詰めた面持ちでディアナを見つめているかと思いきや、
彼は突然有無を言わせず家の中へ足を踏み入れる。そして後ろ手に扉を閉じ、当惑しているディアナに向かい
一方的に語り掛け始めた。
「俺は……数年前、実力を買われてこの国の騎士団の一員となった者です。だから、貴女がどんな事情で
ここに閉じ込もっているかは知りません」
「あ、あの……?」
「貴女は知らないでしょう。貴女の主人が行方を暗ましてからこの日まで、我々は上の命令で貴女の様子を
見守って来ました。別に一日中張り付いていたわけではありません。貴女は毎日定刻に、机に向かって
勉学に励む。我々はただその姿を遠くから確認するだけで良かった」
自分が今までどのような状況に置かれていたか、ディアナはここで初めて知らされた。彼女が子供と共に
今の住み処に居着いていることは、一部の人間を除き誰も知らない。身を案ずる者がいるとすれば、それは
自ずと限られて来る。
昔、ラクールで初めて会話を交わした現ラスニール国王、事、エミル国王。
或いは、ロイドに直々に仕えていたラストニアの宮廷騎士、事、現ラスニール騎士団長。この国に身を
置く者ならば『宮廷騎士アルセスト』の名を知らぬ者はいない。
いずれにせよ、ディアナが絶大な信頼を置いている人物であることに違いはなく、それ故今目の前に
現れた男に対して警戒心が緩んでしまっても、それは致し方ないことだった。本来ならばすぐにでも
追い返すべきだったはずが、既に屋内への侵入まで許してしまっているのだ。
彼は相手の扱いに戸惑っているディアナを、どことなく哀愁を湛えながら真っ直ぐに見つめている。
「俺はずっとあの窓から、貴女の姿を見て来ました。子供を持つ貴方に、抱いてはならない感情を
抱いていることも気付いていました。だから決して近寄らず、ただ遠くから貴方の姿を目にするだけで
満足していました。しかし、最近の貴女は定刻になっても姿を見せず、現れてもただ泣いているばかり……」
溢れんばかりの感情を抑え、彼は淡々と心中を述べ続ける。気の緩んだディアナに迫るよう、室内へと
突き進む。生活空間であるはずの一室は辛うじて足の踏み場はあるものの、書物が疎らに散乱している。
その有り様は、彼女らしくもない荒んだ日常を物語っていた。
「貴女は若々しく美しい。貴女の人生はまだやり直せます。子供を連れてでも構わない。
俺と共にここから出て欲しい」
「な、何を……」
純粋な彼の瞳には、邪な光など欠片も宿っていない。本気で気に掛けられているのだと察することは
容易ではあったが、ディアナは堂々と人前に出ることはできない。
彼は自分が誰なのか知らないのだろうか。ディアナはそんな疑問を抱いたが、考えてみれば初めて罪人として
顔が世に知れ渡ったのは十数年前。面影は残っているものの、人々の風化した記憶に残る若き頃の風貌は、
今現在のディアナのそれとは異なる。彼が気付かなくとも不思議ではない。
しかし、たとえ人々の記憶に残っていまいと、ディアナが家を出る理由にはならない。彼女にとって、
生涯を共にすると心に決めた人間はただ一人なのだ。
「私はここを出るつもりはありません。待っている人がいますから」
「……やはりあの男ですか。もう数年間戻っていないのでしょう。いつまで待ち続けるつもりですか?
他に女がいるのかもしれない、裏切られたのかもしれないとは思わないんですか?」
「そんなことは……有り得ません……」
男はロイドの人物像については一切知らされていない。偶然それらしき人物を目にしたことはあっても、
顔までははっきりと見ていない。一体何者なのか、どんな人物なのか、彼には知る由もない。
ロイドの身を案じて視線を落とし、不安に曇る表情を見せながらも頑なに彼を信じ続けるディアナに、
男は徐々に苛立ちを見せ始めた。気付けばまるでディアナを責めるように声を荒らげていた。
「信じているなら、何故そんな顔をするんですか!?俺はもう、貴女の泣き顔など見たくないんです!
あの男のせいで貴女が不幸な目に遭うのなら、俺は何としてでも貴女をこの手で救い出します!」
「!?は、離して下さい!」
勢い余って細い腕を鷲掴む男の手を、ディアナは力の限り引き剥がしに掛かる。思わぬ抵抗に驚くあまり
彼が唐突に力を緩めると、ディアナの身体はその反動で背後の小さなソファへと投げ出された。男はまるで
信じられない光景を見ているかのように、呆然と立ち尽くしている。
「こんな孤独な生活を……自ら望むと?」
「あなたは私達のことを何も知らない。余計なことはしないで下さい」
「そこまであの男を?一生戻って来なくとも、それでも貴女は彼を信じると?」
「それは絶対にありません。必ず戻って来ます。とにかくあなたが何を言おうと、私はここから出ません」
震えた声で信を問う彼に、ディアナは毅然とした態度を以って応える。
二人の信頼関係は、赤の他人には理解し得ないものだ。彼は、ディアナは信じていたはずの主人に裏切られ、
絶望の淵に追い遣られているのだと思っていた。救いの手を差し伸べれば、喜んで縋り付いて来るとさえ
思っていた。しかし、彼女はそれに応じるどころか信に反するもの全てを拒み、悲しみしか伴わないはずの
道を選ぶと言う。
長く思い焦がれて来た女性の、失意に満ちた毎日をこれからも見守らなければならない。
それだけは何としてでも阻止しなければならない。彼はそのために、私生活への干渉という禁を破ってまで
ディアナの前に姿を現したのだ。
「……貴女をあの男から解放する。俺はそのためにここに来た」
立ち上がろうとするディアナを押さえてソファに留まらせ、彼は愛しげに頬に手を伸ばす。狂気とも取れる
光を宿した瞳に射抜かれ、ディアナは思わず身体を硬直させていた。
「どうしても忘れられないと言うのなら、俺が忘れさせてやる」
ディアナが反発する間もなく、互いの唇が触れ合った。子を生んだことで大きく実った胸を弄りながら、
男の手はディアナの上半身を押し倒して行く。逃れようにも力の差は歴然としており、着用していた白い
ケープが外され、彼女の肌が肩から曝け出されて行く。
肩紐へと掛けられた手が払い除けられると、男はディアナを強く抱き締めた。そして耳元に唇を寄せ、囁いた。
「貴女はずっと孤独な夜を過ごして来た。貴女の身体は男を欲しがっているはずだ」
「あなたが欲しいなんて言ってない!離して!」
「そんなことは今に言えなくなる。俺はこれから、奴の束縛を解くために貴女を抱く」
男はこれから行われる行為をはっきりと予告し、急くように再び衣服に手を掛ける。女として成熟した
柔らかな肌に手を這わせ、滑らかな身体のラインに沿って腕を伸ばして行く。片手は乳房を揉み拉き、
下半身へと伸ばされた指は繁みの中を弄り始めた。
「や、やめて!これ以上続けるなら、私も強硬手段に出ます!」
ディアナが魔道士であることは、護衛対象の情報として知らされている。
しかし、だからどうだということはない。攻撃魔法を唱えられなければ、ディアナはただの非力な女なのだ。
「この場で俺を排除するつもりですか?この状態でできるとでも?」
言いつつ彼は指を奥深くまで挿入し、潤い始めたその中を撫でるように掻き回す。ソファのカバーを両手で
握り締めて快感に耐えるディアナの姿を一瞥し、胸に唇を寄せて先端を丹念に舐め上げる。
男の言う通り、しばらく身体の欲求を満たしていなかったことは事実で、これらの愛撫によりディアナの
身体は見る間に熱を帯び始めた。
「やっ、う……あっ……」
魔法の詠唱にはそれなりの集中力を要する。この状態でディアナが攻撃に転じることなど、不可能に近い。
つまり攻撃の手を封じるには、彼はディアナに絶え間ない快楽を与え続ければ良いのだ。
ディアナとしても、強がったはいいものの勝算など皆無だった。蜜を掻き出すように内部を穿る指の動きは、
彼女から甘い声を容赦なく引き出す。身体に力が入らず、身を捩ることもままならない。
やがて指が引き抜かれ、ディアナに安堵の息を吐かせるがそれも束の間。今度は二本の指が捻じ込まれ、
彼はそのまま関節を曲げて女ならば誰しもが悦ぶであろう、ざらついた壁を圧迫し始めた。
「んっ!は……、あぁっ!!」
「この感覚、久しいでしょう。気持ち良いでしょう?貴女の主人は、貴女の心も身体も、ここまで欲求不満に
陥れている。わかりますか」
少なくとも、本人の意思とは無関係に過敏に反応してしまう身体は、彼の指摘が正しいことを示している。
しかし当然ながら、ディアナは決してその事実を認めようとはしない。目を閉じながら首を振るディアナに、
己の身体が如何に『雄』を求めているかを自覚させるべく、彼は圧迫を続けていた指を露骨に暴れさせた。
「やっ、やだ、ぁ、ぁぁああっ!!」
迸る快感がディアナの身体を駆け巡る。背筋を伸ばして震える身体は、容易く絶頂を迎えたことを
示している。男は満足げに指を引き抜くも、そこは未だに微かな痙攣を続けて指を離さず、更なる快楽を
待ち詫びていた。
「相当溜まってますね。こんなになるまで放置されているのに、まだ信じると?目を覚まして下さい」
「あ、あなたには、わからない……、もう、やめて……」
「……わからない人だ」
彼は憐れみを込めた眼差しを向け、勃ち切った自分のものをディアナに充てがった。はち切れんばかりに
膨張した陰茎は、恋い焦がれて止まなかった女性を求め、先端から徐々に、その姿を消して行く。
「だめ!それだけは……、んっ……!」
「ずっと、こうして貴女を抱きたいと思っていました」
両脚ごと彼女の身体を折り畳み、両手を握って抵抗を封じ、彼は既に半分以上埋め込まれている自身を
根元まで突き入れた。長い間男を一切受け入れていなかったディアナの身体は、挿入されただけでほんのりと
肌を朱に染め上げ、逸るように侵入物を締め上げる。
身を硬くするディアナを見つめながら、彼はゆっくりと腰を振り、期待に応えるように次第に速度を上げて行く。
「い、いやっ!や、あうっ!」
「どうですか。あの男との経験など、もう記憶に残っていないのでは?」
「そんな、こと、ぁあっ」
自分を刻み込むよう、男は腰を突き出して奥深くまで、幾度もディアナを貫く。その度に見せる彼女の
甘い反応は、彼にとって過ぎるほどに好ましいものだった。しかし、それはディアナの信頼を裏切り
今も苦しみを与え続けている憎き男が、過去に何度も彼女を悦ばせた証なのだ。そう思う程、彼の腰遣いは
荒々しいものとなっていった。
「いやぁ!やめて!こんなこと、しても、何も変わらな……、ああぁっ!」
「貴女があの男のことを諦めるまで……、忘れ去るまでやめません」
訴えを遮るよう、彼は一際激しく腰を打ち込む。鼻に掛かった悲鳴に混じりロイドの名が呼ばれる度、
その記憶を消し去ろうとするかのように強く腰を叩きつけ、ディアナを酷く喘がせる。
強烈な快楽に悶えながら、ディアナは堪らずに涙を零していた。ロイドとの記憶を忘れ去ることなど
できるはずがない。一時は命を落としてまで身を守り、地位も権威も全てを手離してまで共に歩む道を
選んだ彼が、子供諸共自分を棄てるなど絶対に有り得ない。
必ず戻って来ると信じている。彼以外の人間に屈するなど、絶対にあってはならない。
ディアナは身を苛む快楽に耐えつつ、心の中でそう誓う。それは同時に、今自分を襲っている男に対する
猛烈な反抗心を芽生えさせる。
「まだ、気は変わりませんか」
「こ、この程度で、変わると……本気で、思ってるの?」
「……この程度?」
男の声色が変わっていた。返答次第では事態の悪化を招き兼ねなくとも、ディアナは精一杯の抵抗を、
自分の確固たる意思を示すこと以外頭になかった。
「こんな、少し身体を満足させたくらいであなたについて行くと思ってるの!?この程度、あの人の
足元にも及ばない!」
相手の神経を逆撫でするであろうことはわかっていたが、ディアナはどうしても抑えることができなかった。
口走ってしまった挑発文句に、男の目に深い嫉妬の光が宿る。
「この程度、か……」
彼はぽつりと呟き、突如腰を強く打ち付ける。そのまま膣の最奥部である子宮口に亀頭を押し付け、
ディアナの腹から小さな声を絞り取る。
その直後、二人の叫びが交わった。
「これでも同じことが言えますか!?これでも奴に劣ると!?」
「あ、あっ、あぁああっ!いやああぁぁっ!!」
小刻みに最奥を圧迫され、内臓を揺さ振られ、望まぬ深い快楽にディアナはただ咽び泣く。泣きながら
やめてと叫んでも、男は息を上げながら夢中で快感を貪っている。決して達するまいと、絶頂へと導く
快楽に唇を噛み締めて耐えていたが、結果としてそれが無駄な徒労と終わるのは時間の問題だった。
子を持ちながらも主と認めた人間以外の男と身体を重ね、こともあろうかその身体は悦に入ってしまっている。
混濁して行く意識の中、ディアナは自責の念から一筋の涙を流す。
快楽に呑まれ、弾け飛ぶかと思われた意識は、突然耳に届いた慌しい足音により持ち直された。それは
行為に没頭していた彼も同じで、はっとした様子で部屋の入り口に顔を向けている。
そこには任務の都合で急遽帰国を果たした、ディアナが再会を切に願っていた人物が息を切らしながら扉を
開け放っていた。しかし、ディアナの悲鳴に血相を変えて駆け付けたロイドを目にしても、男は全く動じない。
それどころか自分達の関係を見せ付けるかのように殊更激しく腰を打ち、最後の最後までディアナを喘がせる。
「っ!?いやあぁっ!もうやめてぇっ!!」
震えながら泣き叫び、ディアナは為す術もなく昇り詰めていた。意識が白み、再度の絶頂を覚悟した時。
ディアナはロイドの手により男と引き離され、果てさせられる寸前で底知れぬ快楽の海から救い出された。
ロイドの瞳に、快楽の余韻に苦しむディアナの姿が映る。伴侶と認めたはずの女が、見知らぬ男との姦通に
甘んじていた。
恥部に猛烈なピストンを受けて絶頂を迫られる彼女の姿は、ロイドに思いも寄らない現実を見せつけていた。
しかし合意の上の行為でないことは、涙に濡れた彼女の顔を見ればわかること。
ディアナから強引に引き剥がされ、床に叩き付けられた男は悪びれる様子もなく、自分の胸倉を掴むロイドを
睨み付けている。
「俺を殴るのか?彼女をここまで悲しませておきながら……今更のこのこ戻って来た分際で、俺を殴れるのか?」
「……そうだ、全部俺が悪い。ディアナが一人悲しんでいたことも、今ここにおまえがいることも、
全て俺のせいだ。だから……」
言い掛けて、ロイドは握り締めていた拳を渾身の力を込めて振り下ろす。男の頬へと叩き付けられた
その一撃だけで彼は立ち上がり、怯んだ男を見下ろしながら先を続けた。
「今日はこれで見逃してやる。俺の気が変わる前に失せろ」
騎士剣を所持している彼はどう見ても城の人間であり、顔さえ覚えていれば後でどうにでも処分できる。
今は男のことよりも、望まぬ肉体関係を強いられたディアナの精神状態の方が余程気掛かりだった。
殴り倒されながらも男は物言いたげにロイドを睨み付けていたが、ディアナの嗚咽に気付くと、何とも
やるせない表情を湛え視線を落とした。
結果として、ディアナの言う通りロイドは彼女の元へと戻って来た。今この場にいる者のうち、邪魔者が
誰なのかわからないほど馬鹿ではない。彼は悔しげに拳を握り締め、再びロイドに向き直る。
「またこの人を泣かせてみろ……二度目はないぞ」
ロイドの返答も待たず、男はよろめきながら立ち上がり、名残惜しげにディアナを一瞥した。釈然としない
表情を湛えながらも、彼はおとなしくその場を立ち去った。
男の背を見届けていたロイドの耳に、不意にディアナの恨めしそうな声が届く。
「どこに……行ってたの……」
半身を起こして乱された着衣を押さえ、彼女はロイドを見上げている。悲しみに染まった碧い瞳からは、
大粒の涙が零れていた。
「ねえ、今までどこに……!」
最後まで言葉を紡げずに泣き崩れるディアナを、ロイドは声を掛けることすら忘れて抱き締める。
数年という空白を埋めるよう、寂しさに支配された彼女の心を少しでも満たすよう、身動きも取れぬほどに
強く抱き締める。
言い訳をするつもりなど毛頭なかった。理由はどうあれ、長い間妻子を置き去りにしていたことは事実なのだ。
「ディアナ……すまない」
ロイドは自分の胸で泣き続けるディアナに一言謝罪を述べ、彼女の顎を引き上げて唇を塞いだ。
再会を願っていたのはディアナだけではない。次に会えた時は、彼女が音を上げるまで愛してやろうと
決めていた。
彼女をソファの背に寄り掛からせ、涙が落ち着くまで彼は決して唇を離さなかった。孤独に染まった
ディアナの心が安らぐまで、惜しみ無い口付けを落とし続けた。
ロイドがディアナの不自然な仕草に気付いたのは、それから程なく時間が経った頃。彼女はどこか
もどかしそうに、何度も内腿を擦り合わせている。
認めたくはなくとも、玄関先まで悲鳴が届くほど悦ばせられていたのだ。女という生き物である以上、
本能的にその先を求めるのは当然のこと。しかしディアナはそれを誤魔化すよう、自分の中の情欲を
抑え込むように、固く太股を閉じている。
そんな自制に満ちた姿を見せられて、彼女の希望に応えずにいることは不可能だ。今、ディアナが誰を、
何を求めているのかは、最早わかり切ったことなのだ。
「我慢するな」
しかしロイドが遠回しに脚を開くよう指示しても、ディアナはそれに応えない。催促を兼ねて太股に手を
這わせると彼女の身体は再び熱を帯び、当のディアナも上気した顔を見せるが、やはりロイドの指示に
従おうとはしない。
見知らぬ人間と関係を持ってしまったことを気にしているのかもしれない。
そう勘繰り、ロイドが半ば強引に両脚を抱え込むと、ディアナは慌ててその行為を止めに掛かった。
「ちょ、ちょっと待って!」
「どうした」
「二人が……ケイトとティトが戻って来ないの。今はこんなことしてる場合じゃない」
ディアナの訴えに、ロイドは訝しげに眉を顰めた。
すぐに帰国するよう言いつけたはずの二人が、まだ戻っていない。最近やけに反抗的な態度を取るケイトでも、
慕っていたはずの母親の元を長く離れるとは考えにくく、流石に気に掛けないわけにはいかない。
しかし。仮に二人を見つけ出したとして、心身共に弱り切ったディアナを見て何と思うだろうか。
ケイトは母親に似て感情的な行動を取ることが多々あるが、ティトは反対に冷静で極力面倒事を避ける
傾向にある。つまりティトが同行している限り、大事に至る可能性は低い。
今は少しでもディアナの心を満たしてやることが、最終的に好ましい結果を生むはずなのだ。
「俺が後で探して来る。何も心配しなくていい」
性的欲求が溜まっているのはロイドも同じこと。乱され、露となったディアナの白い肌を目にするだけで、
今すぐにでも彼女が欲しいと身体が訴える。逸るように膝を折って内腿を開かせ、その中心部へと猛る陰茎を
押し当てるだけで、ディアナはびくりと震えた。
「待って、だめ、今すぐ二人を……」
「大丈夫だ。もう少し信用してやれ」
返答も待たずにロイドは一気に腰を進め、自身を根元まで埋め込んだ。彼女は変わらず二人を探すよう
訴えているが、ロイドにとってはディアナも大事な存在なのだ。他の男の手がついた状態で放置しておくこと自体
癪に障る上、挿入してしまった以上彼女が自分に溺れる姿が見たくて仕方がない。
軽く奥を突くとディアナは小さく吐息を漏らし、それきり口を閉ざした。ゆっくりと腰を引くと頬を染めて
身悶えし、勢いをつけて突き入れると身体を反らして高く悩ましい声を上げる。
それを何度か繰り返していると、ディアナはロイドの肩に手を添え、戸惑いに満ちた眼差しを向けた。
子供が行方不明なのだから、情事に耽っている場合ではない。彼女の瞳は未だにそう訴えている。
「そんなに心配か?」
「だって、もう半月近く戻ってないもの。今すぐ探しに……」
「そうか。じゃあ手早く済ませてやる」
言いつつ彼女の身体を手前に引き寄せ、互いの腰を密着させ、ロイドはソファの弾力を利用して強く腰を
打ち始めた。沈み込むバネに合わせるようなディアナの心地好い嬌声が、途端に部屋中に響き渡る。
「あっ!やぁっ!ロイド、だめ、早く……!」
「わかってる」
要望通り、彼が腰の動きを唐突に速めて行くと、ディアナはろくに動かない腰を懸命に捻りながら
見る見る昇り詰めて行く。
「ああぁっ!!ち、違っ……、ん……っ!ああぁあっ!!」
既に絶頂寸前まで追い詰められていた身体は難なく限界に達し、ディアナは声を張り上げながら力無く
腕を落とした。
繋がったまま、ロイドは脱力し切ったディアナをソファから自分の腰の上へと引き摺り下ろし、両腕で
その身体を抱え込む。彼女も弱々しいながらも背に腕を回すと、二人は絡み合うように抱き合った。
抱擁に応じたが最後。ロイドは膝を立ててディアナの下半身を押さえ、結合部の上に座り込んでいる彼女を
下からを持ち上げるように突き上げ始める。立ち上がれぬように肩を掴み、全身を覆い隠している大きな
マントで彼女の身体全体を包み込み、完全に逃げ道を失わせる。
「んっ……うっ、あっ!」
密着することはできても、僅かにも離れられる体勢ではない。突き上げられる度、ディアナ自身の体重が、
埋め込まれた陰茎を最奥部まで導く。
声を押し殺して喘ぐディアナの姿は、昔と何ら変わっていない。どうしてもロイドから逃げられず、逆に
彼にしがみ付いてしまう仕草も、爪を立てて背を掴み快楽に耐える様も、耐えさせまいと一層激しく揺さ振られ
何度も達してしまう姿も、昔と何も変わっていない。
異なる点は、恍惚とした彼女の表情が決して晴れていないこと。子供の行方が気になって仕方がないのだ。
それでも見知らぬ男ではなく、自分の愛すべき人から立て続けに絶頂を与えられ、ディアナは既に至福に
満たされつつあった。
しかし、ロイドの欲求はこの程度では収まらない。今まで周囲に女が居ないわけではなかったが、
最早他の女には何の興味も沸かなかった。もう、何をするにもディアナが相手でなければ駄目なのだ。
彼女が泣こうと叫ぼうと、ロイドは一瞬たりとも動きを止めない。止めたかと思うとぐったりと体重を
預けるディアナをしっかりと抱き直し、休む間も無く再開する。どちらかの体力が尽き果てるまで
交わり続ける執拗さは昔から見られるものではあるが、久しく身体を求められていなかった上、ある程度
年齢を重ねたディアナにとっては堪ったものではない。
一頻りディアナを悶えさせると、ロイドは彼女の身体を軽々と持ち上げてソファに横たえ、その上に
覆い被さり再び唇を貪った。今度は深く、味わうように舌を絡め、そのまま彼女自身を求めて一心に腰を
打ち始めた。
耳に届く心地好い喘ぎがロイドを煽るが、彼の欲求は一向に満たされない。こびり付いて離れない一抹の
不満が原因だった。誤魔化すように一際深く自身を押し込み、捏ね回し、ディアナの乱れる様を眺めても、
彼女が自分以外の男と身体を重ねてしまったという不満を拭い去ることはできなかった。
腰を掴み、手前から奥まで水音を立てながら一思いに何度も貫くと、ディアナはその度身を捻り歓喜の
悲鳴を上げる。しかし、全く足りない。先程玄関先で耳にした甘い叫びは、この程度のものではなかったのだ。
無意識のうちに膣内での往復速度が上がって行く。ディアナがどれほど喘いでも、何度ロイドの名を呼んでも、
執拗に繰り返される抽送は全く終わる様子がない。
積もり積もった快楽に耐え切れず、彼女が声を詰まらせ始めた頃。ロイドは勢い良く奥深くまで自身を捩じ込み、
そこで動きを止めた。焦点の定まらぬ瞳を向けるディアナに優しい眼差しを返し、安心させるように抱き締める。
応えるよう、彼女も力を振り絞って首に腕を回したその途端、ロイドはディアナの下半身を揺さ振るように
小刻みに腰を動かし始めた。
「ぁあっっ!!────っっ!!」
堪らずに身を強張らせ、ディアナは声も出せずに腕に力を入れる。しかし最奥を圧迫されたまま執拗に
身体を揺さ振られ、ディアナはやがてあられもない声を上げ始めた。
「いっ、ぁああ……っ!だ……め、ああっ!やあぁあっ!!」
「ディアナ、そうだ、もっと鳴け」
全神経を以て自分を感じさせるよう、ロイドは震えるディアナを揺すり続ける。喉を晒して果てる彼女から、
更なる甘い叫びを引き出し続ける。
愛する人に与えられる快楽は測り知れず。それは顔も知らず、一方的に情事を強いた男の比ではない。
拘束でもしているかのようにしっかりと抱き竦められ、一切の身動きも許されず、ディアナはその無尽蔵な
快楽にただ悶え、叫び続けるしかなかった。
「ロイド!だめ!もうだめっ!」
「これくらい、いつものことだろ」
「そ、んな、や、あああぁっ!!」
絶頂を迎えても延々と奥を突かれ、ディアナは縋るように彼の背を握り締める。息も絶え絶えに喘ぎ続ける
彼女を更に強く抱き締め、ロイドは尚も腰を打つ。
今や溜まりに溜まった欲求不満の捌け口は彼女しかない。ロイドは気の行くまで、限界を感じるその瞬間まで、
過ぎる快楽に咽ぶ彼女を更なる快楽を以て愛し続ける。彼に力の限りしがみつき、身を貫く凄まじい快楽に
震えながら、ディアナは呼吸もできずに身体を仰け反らせ続けた。
突如急激な収縮を始めた膣壁は、同時に達したロイドの精を余すことなく搾り取る。彼は堪らず小さく呻き、
自身の収まりを待ってゆっくりと腰を引いた。
互いの情に塗れた粘液が、止め処なく溢れ出ていた。
腰まで伸びた美しい金色の髪を撫でられ、ディアナはどこか嬉しそうな眼差しを返す。ロイドは絶頂の
余韻に浸るディアナを見つめたまま、答えの知れた質問を投じた。
「動けるか?」
「動けない……」
「じゃあここでおとなしく待ってろ。これから二人を探すよう手配して来る。絶対に外に出るな」
ロイドは一方的に言い放ち、ディアナの顔色の変化に気付きながらも返答も待たずに表へと出た。
ディアナは慌てて気だるい身体を起こし、覚束無い足取りでその背を追う。
「待って!」
与えられた指示に従わず、ディアナは屋外へと姿を現した。乱れた着衣を整えもせず、迷わずに飛び付いて来た
ディアナを、ロイドは正面から受け止めるしかなかった。
「私も一緒に行く!」
「だめだ!すぐ戻るから待ってろ!」
「嘘!そうやってすぐ居なくなるんだもの!もう一人で待つのは嫌なの!もう、置いて行かないで……!
ロイド、お願い……」
必ず戻ると彼がどれほど説得しようとも、ディアナは決して首を縦には振らなかった。
気休めを口にしているわけではない。ロイドはもう、彼女の元を離れるつもりはなかった。
もし黒竜の狙いがディアナなら、ここで如何なる手を使ってでも黒竜を食い止めなければならない。
ただの杞憂に終わったとしても、心身共に消耗してしまった彼女をこれ以上一人にしておくわけにはいかない。
いずれにせよ、ラスニールが最終決戦の舞台となることは必至であると読んでいた。
一緒に行きたいと涙ながらに縋り付いて来る彼女を、ロイドはただ無言で抱き締めることしかできなかった。
買収していた魔道士の移動魔法を濫用して先回りしたはいいものの、敵はいつラスニールに辿り着くか
わからない。万が一黒竜の目に触れてしまったら一巻の終わりだ。
ディアナを片時も離さずにいるのなら、ロイドは外を出歩くことはできないのだ。
途方に暮れながらも彼女を抱き締めるロイドと、孤独を恐れて泣き付くディアナの姿を、今しがた帰国した
ケイトが複雑な面持ちで遠くから眺めていた。ティトはその隣で、面白そうに姉の様子を観察している。
「どっちに妬いてんの?」
「…………」
冷やかしを入れるティトを睨み付け、ケイトは再び視線を戻す。浮かない表情を見せる姉を、ティトは
溜め息を吐きながら、仕方なしに諭しに掛かった。
「大人の事情ってものもあるんだよ。君のその素直じゃない性格はどう見ても父親譲りなんだから、
父さんのあの態度も何か隠してるんだって普通にわかるよ」
「……本当に?本気でそう思ってる?」
「思ってるよ。何で疑うんだよ……。とりあえず一度出直そう。親と言っても一応男女なわけだし。
まさかここで気遣いもできないほど空気読めないわけじゃないよね?」
「おまえはいちいち一言多い!言われなくてもわかってる!」
ケイトは小声で弟を怒鳴り付け、ティトの腕を掴んで有らぬ方向へと引き返す。向かう先には森しか見えない。
「ケイト?どこ行くの?」
「ライラが用があるんだと。後で来いって」
「……なんで僕も付き合わなきゃいけないんだよ」
「おまえも連れて来いって言われてるんだよ。ちょっとくらい構わないだろ。付き合え」
ティトは思わず眉を顰めた。ライラに呼ばれるなど心外にもほどがある。しかし、ここで彼の企みを
勘繰ってもわかるはずがなく、結局黙ってついて行くしかない。
日は既に沈み掛けている。二人の姿は、暗い森の奥へと消えた。
以上です。続きます。
>>407 GJです!
ディアナたんは酷い目に合うのが実に似合うな
GJ!
ディアナとロイドww
ゴチです
続きもwktk
新年初投下GJ
ディアナかわいいよディアナ
>>407 グッジョブ!投下待ってた
二人とも心配してるディアナに一声だけでも掛けてあげてーと思ったが
気を使っただけでなくついでにロイドを困らせたかったと思っていいんだよなw
しかし哀れな兵士の行く末が気になる…可哀相なピエロだぜ
でも良い思いできたじゃん
あ、逝ってないのかw
街中で見かけて完全に一目惚れ
その後ストーカー化して愛が高じて、拉致って強姦
犯った男の方には愛が溢れてるが、女性側完全涙目って電波が来た
こういうのも良いよね
3レスと短いですが投下します。性悪男×気弱少女。
タイトル「宵闇の月」ファンタジー風ですが魔法とかは出てきません。
ちょっと痛い描写が多いかもなので苦手な方はスルー・NGお願いします。
組み敷いた彼女はひどく怯えていた。
混乱しているのか一言も発さず、小さな肩を震わせてシーツを握り締めている。
僅かに涙を浮かべた、不安と恐怖の混ざり合った表情。加虐趣味の気があるのかひどく美しく感じた。
「なに……するんですか……?」
思い出したように細く発した声。身体同様に震えているその響きが心地良い。
「言って欲しいの?」
透き通るような肌。流れるような銀の髪。指の先まで白を纏った少女は、その返答に頬を僅かに朱く染めた。
その先は言わずとも分かっているのだろう。視線を逸らし、口を噤んでしまった。
その隙に襟元から覗く首筋を吸い、細身のわりに発育のいい乳房をなぞる。
「ゃ……やめて……」
彼女はいつも人の顔色を伺ってばかりいる。性格なのか他人に強く出れないという事は分かっていた。
例え抵抗されたところで、起こりうる不都合などほんの些細なこと。ならばみすみす逃がしてやる理由など何もない。
「やだよ」
「っ……!」
訴えを一蹴され、彼女の表情は瞬時に絶望に沈んだ。
身体を弄りながら衣服を脱がし、耳や頬に舌を這わせると体躯が跳ね、小さな悲鳴を漏らす。
小刻みに続くそれが嗚咽だと分かるのに時間はかからなかった。
「なんで……?どう、して……?」
まだあどけなさの残る顔が悲しみに曇る。
何で。どうして。
理由なんてない。
そんな事、こっちが知りたいぐらいだ。
アデルがこの少女――ミレーユと出会ったのは一年前。国が保護したという彼女の面倒を命じられたのが始まりだった。
正直、面倒なものを押し付けられたと思った。
年頃の娘を男の所へやるなんて普通は有り得ない。ならば、この女には何か裏がある。
それでも命令ならば仕方ないと行動を共にしていたが、彼女に不審な所は見当たらなかった。
見目は良かったが常に萎縮していて、こちらが話しかけてやっと顔を上げて口を開く、ただの暗い女の子。
何故この状況を受け入れているのかは知らないが、彼女自体に害はなかった。
あちらも警戒していたのだろう。気まぐれに構っているうちに、少しずつ話しかけらるようになった。
観察するだけでは知り得ない情報を手にするのは面白い。徐々に見えてくる彼女の内面は、アデルにとってとても興味深いものだった。
いつしか彼女に向けていた感情。強烈な所有欲。季節が一巡りする間に、アデルはすっかりミレーユという少女に心を奪われていた。
もちろん当のミレーユはアデルのそんな思いには気付いていない。
おそらく保護者、良くて少し年の離れた兄ぐらいに思っているだろう。
それでもある程度の信頼は得られていたはず。しかしその可能性も、今自らの手で摘み取った。
どう思われようと関係ない。彼女はどうせここに居るしか――自分の側に居るしかないのだから。
そう気付いてしまえば後は早かった。好意でなくていい。畏怖でも侮蔑でも、彼女に誰よりも強く思われたい。
その歪んだ欲求はついに表に現れ、ミレーユを捕らえた。
いくつもの赤い痕を付け、時折漏らす甘い声を楽しむ。
月並みの形容だが、正に食べ頃の果実。年相応の瑞々しさと、女性らしい柔らかさが同居する身体は、高ぶる欲情を更に掻き立てた。
「やっ……あっ……!」
この今にも壊れてしまいそうな白を汚していくのは快感だった。
固く尖った頂を捏ね回すと身を強ばらせて小さく鳴く。舌先でなぞり吸い上げれば身を捩って抵抗する。
彼女の掌が自分を押し退けようと肩に触れるが、震える指先には力が入らない。
自然と手を添える形になり、ただ触れ合う肌の面積が増えただけ。伝わる熱が彼女の高ぶりを示しているようで、
行為はより激しくなった。
蜜を溢れさせる場所へ手を伸ばし、もはや意味を成さない下着を剥ぎ取って何度も指を滑らせ、入口をかき混ぜる。
無口な少女が甘美な悲鳴を上げ、気分の良い音を立てながらよがる、淫らな光景。
もっともっと鳴かせてやりたくて、予告なしに一気に突き入れた。
「っあああああああ!」
突然の刺激に堪えきれなかった絶叫が部屋に響く。
きつい締め付けに陰茎が早くも音を上げそうになったが、何せ久しい女の身体。それも求めてやまなかった少女の肢体。
それを心ゆくまで堪能するべく、脈打つ鼓動を抑えて腰を振った。
「痛、あっ……やめてっ……!」
ミレーユは涙をこぼしながら懇願した。
快楽は感じられず、ただ苦痛に耐える表情。だがそんな事には構わずアデルは続けた。
彼女のこの顔を知っているのは自分だけ――そう思うと自然に動きが早まり、より強く打ち付ける。
「ぅ……ごか、ないでえっ……!」
僅かに後悔の念が過ぎったが、優しくしようが手酷く犯そうが、今更転ぶ結果は同じだ。
だったら気を遣う必要はない。それに、今更加減する事など出来なかった。
端正な顔を歪ませる彼女の声は次第に色付いていき、呂律の回らない制止が途切れ途切れに耳に届く。
頬を朱く染め、全身に汗を滲ませながら痛みと快感に耐える。
力ずくで辱めた彼女が悩ましい嬌声を上げる――それだけでゾクゾクして頬が弛んだ。
「も、や……」
「もう少し我慢して」
恋人を気遣うような台詞を言いながら、容赦なく責め続ける。
「いや……ああっ!」
絶え間なく何度も最奥を抉り、彼女の体力の限界と同時に全てを吐き出した。
ぐったりとベッドに身を預けるミレーユから自身を引き抜いて、やっとシーツの染みに気が付いた。
湿った箇所にぽつぽつと浮かんだ赤い色。それは先ほどまで繋がっていた場所から零れていた。
ああ、初めてだったんだ。
経験があってもおかしくはない年齢ではあるし、男が寄らない容姿でもない。少々意外だった。
そしてそれ以上に、彼女の身体の味を知っているのが自分だけという事実が気分を高揚させた。
「……ごめんね」
髪を撫でながら軽く唇を重ねる。
自己満足に呟いた謝罪は、既に意識を手放しているミレーユには届いていなかった。
――体が重い。
いつも目が覚める時間。真っ先に感じたのは朝陽よりも下腹部の鈍痛だった。
上体を起こし、被っていた毛布がするりと滑り落ちる。
――服、着てない。
ああそうだ、私は――
「目、醒めた?」
声の主は確認するまでもない。目を向けた先にいたのは他の誰でもない『彼』だった。
「おはよう」
軍服に袖を通した彼は姿見に向かい襟を整えながら微笑む。
――この人は、自分が何をしたか分かっているのだろうか。
いつもと変わらない対応。結局質問の答えも聞いていない。彼の心意が分からなかった。
分かるのは、一つだけ。
「だんまり?昨日はあんなに大声出してたのに」
――この男は、とてつもなく最低な奴だという事。
「……最低」
思わず口をついた言葉。
彼は一瞬だけ呆けたような顔をして、もう一度笑みを浮かべた。
「うん。知ってる」
「……最悪」
「……それも知ってる」
恨めしげにぶつけた視線を気にも止めず、彼は部屋を出て行った。
彼はいつもこうだ。優しそうな顔をしながら、腹の内では何を考えているか分からない。
それでも昨日まではこんな事しなかった。そんな素振りも見せなかった。
もしも兄がいたなら、こんな感じだったのだろうか。そう思っていた。
――でも。
「やっぱり……」
曲げた膝に突っ伏し、毛布を強く握りしめる。
「大人は……信用できない」
自分に言い聞かせるような呟きが、誰もいない部屋ですぅと消えた。
以上続きます。
遅筆なうえ続きものは初めてですが、少しずつ書きためて投下していきたいです。
乙
続き楽しみw
ミレーユがなぜアデルの家にきたのか気になるな
GJ!!
腹黒×気弱・・・燃えるな
犯された女の子が犯した男に最低とか最悪とか言うのがたまらん、最高や
どう考えても男を煽ってるよお嬢ちゃん的意味合いで
男心をくすぐる良い女の子ですね、実に犯しがいがある
425 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 05:42:06 ID:ac76dydg
投下期待
好きな女の子をストーキングしてつい手を出してしまったところ
男も嫉妬で狂ったストーカーの女に逆レイプされて調教されて妊娠されて結婚させられる
という電波を受信した
そこに乱入する、女ストーカーをストーキングしていた別のストーカー男
しかしなんと、ストーカー男2はストーカー男1が好きだった女の子に一目ぼれされてしまう
男2をなんとかせねばと嫉妬で怒り狂う男1、その妻となったストーカー女に伸びる男2の魔手…
もうわけわからんわ!
永遠に続くか人間関係が閉じた環みたいになるかのどっちかだなw
ロマンティックが止まらない状態ですね
止まらないのは強姦の連鎖だが、それもまた良しかw
:
女
本↑|遊
命|↓び
男
本↑|遊
命|↓び
女
本↑|遊
命|↓び
男
:
これで解決
>>33のコメントで思いついた「魔術師とその新妻」の続編投下させていただきます。
すでに夫婦なので無理矢理感は薄め。
嫁が喜ぶだろうと思いこんで、結果的に無理矢理……というものです。
元々、この魔術師である男に、軽度のサディズム趣味があった。
可愛い妻を悦ばせたいという気持ちもあったし、魔術にも自信があったのも原因の一つだろう。
まぁ、一番の問題点は何か、と言われたら……
妻を愛しすぎた、ということだ。
「ーーーーー!」
猿轡をされた少女は声にならない悲鳴を上げた。
「あまり暴れるな」
そう言って、少女の首元にくちづけを落とすのは、彼女の夫である魔術師だ。
暗い部屋の中、ぎしぎしと軋む寝台の音と男の荒い息、そして少女のくぐもったうめき声が響く。
少女は裸で仰向けにされ、足は男に掴まれ、大きく開かれていた。
ここまでなら、いつもの交わりと特に変わらないのだが……
「んっ!!!んんんっ!!!!」
涙眼でいやいやと首を振る少女だが、男にはそれが肯定の仕草に見えるらしい。
「似合っているぞ」
そんな事を言って、彼女の肢体をうっとりと眺める。
少女の身体には、蛇のように蠢く縄が這いずりまわっていた。
乳房をより強調するかのように上下に縄が巻かれ、腕はがっちりと後ろで拘束されている。
そのように、少女を拘束する縄とは別に、まるで愛撫するかのように
乳首や秘所にその身をこすりつけるようにして、身体を這いずりまわる縄もあった。
「ーーー!!」
猿轡をされた少女は叫ぶ。嗜虐心をそそる彼女のその姿に、男はさらに興奮していた。
戯れに作ってみた短時間しか使えない魔法の縄だが、これはなかなかいいかもしれない。
一方の少女はそれどころではなかった。
この男に抱かれるのは構わない、腕や体を縛られるのもまだいい、猿轡も許容範囲だ。
一番、彼女の精神を苛んでいるのは
『気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!』
蛇のごとく縄が蠢き、体にまとわりつくことであった。生理的に耐えられないこの仕打ちに気が遠くなる。
本気で嫌がってこの縄をほどくように、男に眼で訴えるがわかってもらえない。それどころか
「もう欲しいのか?」
などとニヤニヤ顔で言われ、秘所に指を入れられた。
そこは男の人差し指と中指をあっさりと受け入れて、きゅうきゅうと締め付ける。
中を擦られて、甘い声が出そうになるが、また体をうぞうぞと縄に這われ悲鳴に変わる。
「こういうのも、どうだ?」
男の言葉に、一番細い紐が彼女の乳房へと這っていく。
そしてその丘のぷっくりと膨らんだ先にくるりとその身を巻いて、強く引っ張り上げた。
「!!!!」
乳房から痛みにも近い刺激が走り、少女は仰け反ってその身を震わせる。
その間にも、男はくちゅくちゅと彼女の秘所を弄んでぬめりを増やしていた。
ふぅふぅと、彼女は必死に呼吸をして、どうにかこの縄をほどいてもらうために上体を起こそうとする。
男が指を抜いたので、どうにかこの気持ちを伝えようとした時だ。
くいっと、秘所を上に引っ張られ、充血したクリトリスがより露わになる。
「ここのは、絹のを用意してやったからな」
「!!!」
男の手にあるのは柔らかな絹の細いリボン。もちろん、勢い良くまるで獲れたての魚のようにびちびちと動いている。
ミミズを連想させるおぞましい道具に、少女の顔は一気に青ざめた。
『やっ!いやっ!あああああっ!!!』
少女の嫌な予感はすぐに現実となる。
動く絹のリボンはうねうねと動いて、彼女の一番敏感な芽にまとわりつくと、上下に擦り上げ始めた。
『ひゃああああっ!!だめっ!いやあああああああ!!!!』
滑らかな肌触りが気持ちいいが、気持ち悪い。
いい加減、本気で拒否しなければと男を睨みつけようとしたが……
「くうっ!」
とうとう見ているだけでは我慢できなくなった男が、自らのモノを押し入れた。
これが欲しかったと、少女の代弁をするように、肉壁が男のモノを締め付ける。
「っはぁ……そうか、そんなにいいか」
少女は全力で首を横に振るが、男は腰を振り始める。
「んっふ!ふぅー!ふぅーーー!!」
猿轡越しに、彼女は必死に声を出そうとするが、それはただの喘ぎ声に変わってしまう。
きゅっと乳首を引っ張られ、クリトリスを擦りあげられ、中を擦られ、肌を縄が這いずりまわる。
快楽と生理的嫌悪で、頭がおかしくなりそうだった。
「ふーっ!ふぅぅぅーーーーっ!!」
「あぁ……!い、一緒にイこうな?たっぷり、中に、出してやるから。」
「ーーーー!んんっーーーーっ!!」
少女の泣き叫ぶ声は男には聞こえず、
ぎしぎしぎしっと、べッドの軋む音はより大きくなるばかりであった。
……―――
「っく……ひっ、ふぇっ……」
「すまなかった。本当にすまなかった」
泣きべそをかく妻を、慌てて男は抱きしめて謝る。
行為が終わり、大人しくなった彼女の戒めを全て取ったら、彼女はぽろぽろと涙をこぼして泣き始めてしまったのだ。
どうした痛かったか?と、男が慌てて問いかけて、ようやく出た言葉は。
「蛇、は、き、嫌い、なんですぅ」
これにはさすがの男も、全身から血の気が引いた。ようやく色々と理解できたのだ。
少し考えれば、年ごろの娘が全身を得体の知れないモノに這われて、悦ぶわけがないと気付く。
未だべそべそと泣きじゃくる娘を抱きしめ、よしよしと頭をなでてやる。
白い肌には縄跡がついて、若干赤くなっていた。嗜虐心をそそる扇情的な姿だ。
「すまなかった、もうあんな道具は使わないから、な?」
こくん、と少女が頷いてくれた。どうやら許してくれるらしい。
「……縛られるのも、痛かったか?」
今度はふるふると、頭が横に振られる。痛くはなかったらしいが……
「だが、跡がついてしまったな」
男はそっと少女の肌を桃色に彩っている背中の縄跡をなぞった。
ビクンッ!と大きく少女の身体が揺れた。
「すぐに元に戻るだろうが……」
彼女の手を取って、縛っていた手首の方も見てみれば、そこにも跡がついていた。
ふと、今まで男の胸で泣いていた少女と眼が合う。かぁっ、と、少女の顔が赤くなって眼をそらされた。
むずむずと、抑えていた嗜虐心が顔を出してくる。
「そうか、縛られるのは、嫌いじゃないのか」
それは、実に、余計なひと言であった。
……――――
はしゃぎすぎた……
男は魔術部屋の机で頭を抱え、昨夜の事を後悔していた。
昨日の少女への嫌がる行為はもちろん、その後の反省していない態度にさすがの少女も怒った。
キッ!と睨まれてしまい、そのまま不貞寝されてしまったのだ。しまったと思った時にはもう遅く、少女は現在も不機嫌だ。
「あああああ……」
男は、昨夜の自分を殴りに行こうかと、ちょっと時間移動の悪魔とか探してしまいそうになる。
一方、ようやく気も晴れて落ち着いた少女は、部屋から出てこない男を心配し始めていた。
なお、魔術部屋に少女が勝手に一人で入ることは禁止されている。魔術道具や魔術書は大変貴重というのもあるが
そういう道具や本を通して、人間を誘惑する悪魔や妖精もいるため、知識もない少女が一人で入ると危険だからだ。
少女は、しばらく扉の前でうろうろすると、諦めて寝室へと向かう。
昨夜の悪夢を思い出しつつも、少女が掃除をしようとしたときだった。
「―――ひっ!!!」
少女が叫ぶ間もなく、「それ」は襲いかかった。
「花か?いや服か?」
機嫌を直すために、プレゼントをするという単純な解決案を男が考えていると
突然、ドアが控えめに叩かれた。
「どうした!?」
男は本や道具が散らばるのも構わず部屋から慌てて出る。
「……」
「……」
そこには、両手を縛られた少女が恥ずかしそうに、男を見上げていた。
「その……昨日の勝手に縛ってくる紐が落ちていたみたいで……」
「すまん、すぐに外す!」
男は慌てて両手の紐を外そうとする、ふるふると少女は首を横にふる。
「その……そこより……その……」
少女は顔を真っ赤にして、もじもじと腰を動かした。
「ス、スカートの中を……」
「は?」
それ以上は言えないらしく、少女が黙りこくったので、男は仕方なしにスカートをめくる。
「これは……」
どうやら昨夜拾い忘れた紐は一本ではなかったらしい。
清楚な少女の白い下着の上から、きっちりと縄で縛られて、秘所に当たる部分にはコブが作られている。
「は、はやく外してください」
そう急かされて、男は股を縛る紐を引っ張った。コブがぐりっと性器を擦り少女の足が震える。
「……気持ちよさそうだな」
「ひっ!!やっ!駄目っ!」
普段着のスカートの中だからだろうか、少女に食い込む紐が余計いやらしく見える。
ごくりと、男が生唾を飲む音が聞こえた。
「やっぱり自分で外します!」
「こ、こら、待て!」
少女が逃げようと動いただけでも、紐がごりごりと性器を擦って刺激した。
そのため、男が少女を捕えて床に押し倒し、再びスカートをめくった時には、すでに下着が濡れ始めていた。
「……」
「ちょっと!なんで下着をずらすんですか!!」
半泣きで少女はそう喚くが、男は聞いていないし、解く気もすでに失せていた。
仰向けで押し倒された少女の足を開き、紐を緩め、下着をずらして濡れた秘所をあらわにしてやる。
もうこうなれば、入れるものは一つだ。
「や!駄目!まだ怒ってるんですからね!」
「……すまん」
色々な意味で男は謝ると、急いで自身の張り詰めたモノを取り出してそこに押し当て
「ば、ばかぁぁぁ!!」
少女の罵り声と同時に一気に貫いた。
「ばかっ!ばかばかばかぁっ!!」
そう泣き叫ぶ少女に遠慮なく男は腰を激しく動かし始める。
少女は涙目で「もー!駄目ですってばぁぁぁ!もぉー!」と牛のように鳴いている。
せっかく仲直りしようと思っていた矢先にこれである。
少しは自重してほしいというか、せめて別の仲直りの方法というものを考えてほしい。
「んっ…!あっ!ああっ!」
コブのせいで濡れていたとはいえ、男のモノを受け入れるにはまだ足りなかったはずだった。
それなのに、突かれているだけでどんどん愛液が溢れる自分の下半身に少女は泣きたくなる。
「いいっ……!すごくいいっ!!」
一方、男は嫌がる彼女を着衣のまま犯すという行為に、快感を覚えていた。
乱れた衣服が、裸よりもより艶めかしく感じ、自然にピストンのスピードも上がっていく。
「ッ……ぐぅっ!!」
「あっ!ああああっ!!」
中に出されたとほぼ同時に、少女も達し、ピンと両足を伸ばして仰け反った。
あっという間に、頭の中が真っ白になって――――。
……――――
数日後……
「この間の紐だがな、一本金貨3枚で売れた」
その言葉に、少女はちょっと顔を赤くして視線をそらし、そうですかと返した。
「お前好みだと思って作った道具だったんだがな……」
「怒りますよ?」
「すまん」
少々開き直っているような男をみて、少女はため息をついた。
別に縛られるのはいい、がっつくように抱かれるのもどちらかというと好きだ。
ただ、変な魔術で作った道具を使うのだけは勘弁してほしかった。
「もう、変な道具はないですよね?」
「……」
男は無言で、とある道具を取りだした。
「……!!」
少女の顔がみるみるうちに赤くなり、思わず後ずさる。
「そ、それ、お、おち……いえ、その、男の人の……」
「ちなみに動く」
男の手に握られた「張り型」が、大きく振動し始めたのをみて、少女は短い悲鳴をあげた。
「や、嫌ですよ!そんなの使いませんから!やだ!嫌ですってばぁぁぁ!!」
有能な魔術師である夫は、今夜も愛しい可愛い妻を「無理矢理」可愛がったのだった。
終わり。
嫁さんは普通のがしたいけど、旦那が張り切り過ぎってお話でした。
GJ!GJ!!
あいかわらずこの夫婦はぎこちなくて可愛いな!
変な方向に頑張っちゃうSな夫も嫌がりながらも夫にされると結局受け入れちゃう妻もいいね!
グッジョブ!
やってる事は変態チックなんだがこの夫婦は可愛いなぁ
ソフトでラブラブでいいね!
ニヤニヤさせてもらいましたありがとう!
GJ!!
嫁はもちろんだけど旦那も妙にヘタレてて可愛いな。子供ができて嫁が構ってくれなくなったら拗ねそうだw
まさか続きが読めるとは…GJ!!
この二人相変わらずかわいくて萌えるなw
>>433-439 GJ!!
妻が可愛い過ぎるw
俺も金持ちに気に入られて嫁入り先に困る妾腹の私生児の美少女を貰いたい…
何処に行けば会えるんだ
GJ!!
この夫婦、あまりの可愛さにもだえる
縄を触手にしちゃう変に素敵なセンスの魔術師が作った張り型は
「ちなみに動く」のところでどんな珍妙な動きを見せるのか、想像すると可笑しい
このあと怒った妻の仕返しとしては
一週間連続夫の嫌いな物を食卓に出しつづけるとか可愛い仕返しをするのを受信したw
GJ〜!
二人ともかわいいなー
少女もなんだかんだでアブノーマルな性癖に染まっていきそうだ
>>447 この夫食べ物の好き嫌いとか無さそうな雰囲気がw
確かにw
>>419 そろそろミレーユたんの続きが読みたいです
涙目になってトイレか風呂場で中出しされたザーメンを掻き出すとかが似合いそうな素敵なキャラですし
続き待ってくれてる方がいて嬉しい…!
続きを投下します。今回は7レスほど消費です。
あの日以来、ミレーユは再び口を閉ざしていた。
話し掛ければ半分は答えるが、自ら話す事はなく、イエスとノーで答えられる事には首を振るだけ。
そう邪険にするだけの理由があるのだから、納得できる行動ではある。
ただ不思議なのは、彼女はアデルが何処かへ行く時にはほとんど必ずついてくるという事だ。
元々アデルが命じられた任務は彼女の面倒を見る事。当然といえば当然なのだが、
それならばミレーユの行く所へアデルがついて行くのが普通である。
アデルが外に出ようとすれば、ミレーユは自分から少し後ろを付いてくる。周辺には警備も配置されていて、そうする必要はなかった。
不思議で仕方がなかったが特に理由は聞かなかった。
覚悟はしていたが、完全に嫌われたわけではない。その事実に、アデルは内心胸をなで下ろしていた。
「それで、何か変わった事は?」
「いえ。今のところは何も」
もう一つの任務である経過報告。
この国のトップである男はミレーユに強い興味があるらしい。わざわざ幹部クラスの人員を割いてまで、この男はミレーユを手元に置いている。
彼女と出会ってもう一年が経つ。魔法の素質はあるようだが、魔導師としての力は身に付けていない。
仮に魔法を会得したとしても、あの性格では兵士として使い物にはならないだろう。
そうか、としばし思案するような顔をした総統に、アデルはずっと考えていた疑問をぶつけた。
「……彼女、何者なんですか?」
そう、彼女と過ごした時は一年を経過している。それなのにアデルはミレーユの事を、この男からは何一切知らされていないのだ。
この国は力が全ての軍事国家。能力さえあれば年齢も性別も関係なく上に立てる。
わざわざ保護するぐらいなのだから国に――少なくとも、この男にとって有利に働く何かがあるはずなのだ。
「……確証はない。ただ、可能性はある」
この男は自分の考えを安易に口にしない。曖昧な物言いの時は不確定要素のある時だ。
つまり、今は話せないという事なのだろう。
「……分かりました。失礼します」
不満は残っているが、これ以上は無意味だろうと踵を返す。
気に掛かりはするが、すぐに解決しなければならないほどの疑問でもない。
今はただ、扉の向こうで待っている彼女と共にいられる事の方が、アデルにとっては重要だった。
ローブを羽織った影に「お待たせ」と声をかけ、じゃあ行こうかと顔を上げたミレーユの前を歩く。
フードを被り、返事も頷きもせず、ミレーユは少し離れてアデルについて行った。
「あら、久しぶりね」
何人かとすれ違い、少し廊下を進んだ所で呼び掛けられた。
アデルと同じ軍服――と言っても男女の違いはあるが、階級の高そうな女が前方からこちら側へ向かってくる。
きつく巻いたブロンドの美人。だが強気そうな目が妙に威圧感を感じさせる。
「……それが例の子?」
女はアデルの背後に隠れているミレーユを横から覗き込んだ。
アデルがそうだと返すとふぅん、と上から下まで観察し始める。
女の青い瞳と視線がぶつかると、ミレーユは目を逸らして縮こまってしまった。
そんな怯えた様子のミレーユを見て、女は溜め息混じりに肩を竦める。
「災難ね。よりによってこんなクズの所で世話になるなんて」
「ヒステリーな年増よりはマシだと思われたんじゃない?」
「っアンタねえ……!」
からかうように返すと、女は今にも殴りかからんとばかりに胸ぐらを掴む。
驚いて固まっているミレーユを気にも止めず睨み付けるが、アデルは笑顔のまま彼女を見下ろしている。
しばらくそうしていたが、彼女は付き合ってられないとでも言いたげにはあ、と息をついた。
乱暴に腕を払うと、ヒールを大きく鳴らして二人の横を足早に通り過ぎていく。
「またね。シャーロット」
「二度とごめんだわ」
お互い振り返ることなく言葉を交わし、何事もなかったかのようにアデルは再び歩き出す。
ミレーユは状況に戸惑っていたが、何度か二人を交互に見やって、小走りにアデルを追いかけた。
「……あの……」
自分の背後から小さく聞こえる声。随分と久しいミレーユの声だった。
「今の人は……?」
「ああ、シャーロットの事?」
シャーロットは若くして国の幹部に上り詰めた数少ない女性である。
少々頭に血が上りやすいのが勿体ないが、銃と魔法の扱いに長けて頭の回転も早い。
総統にも一目置かれているが、その反面、彼女より階級の低い男にはやっかまれている。
まあ、彼女に難癖を付ける者は大抵が完膚無きまでに叩きのめされるのだが。
そんな事を簡単に説明して、アデルは肩を竦める。
「今日は機嫌よさそうでよかったよ。酷い時は部屋の一つや二つ、なくなっちゃうからね」
「…………」
そう、この国は力が全てだ。能力さえあれば上に行ける。性別や年齢、出自や人格などは些細な事にすぎない。
そんな国だからか、上部の人間は実に様々な人間がいる。
私欲の為に他者を蹴落とした男、理想のために力を付けた青年、単純に才能のあった子供、長年国を支えた老人――共通点は皆有能な兵士という事ぐらいだ。
しかしそれ故に、少々癖のある者や性格に難のある者は少なくない。
それはシャーロットも例外ではなく、もちろんアデルもその中に含まれている。
だから先ほどアデルが言った「マシだと思われた」というのも、あながち間違ってはいないのだろう。
――シャーロット曰わく「こんなクズ」がどう適任なのかは全く想像もつかないが。
「他に質問は?」
「……いえ……」
ミレーユは再び黙りこくり、アデルも特に声はかけない。
それから部屋に戻るまで、二人の間に会話はなかった。
ローブを脱ぎ、ちらと前方の男の様子を窺う。
人の機嫌に敏感なミレーユは、なんとなくアデルの虫の居所が悪い事を察していた。
帰路の途中で急にそうなったものだから、理由は分からない。自分が何かしたかもと思ったが心当たりもない。
触らぬ神に祟りなし。余計な事はしない方がいいだろう。そう思い、ローブを抱えて黙って部屋へ戻ろうとした。
「っ……!?」
ぐっと腕を引かれて壁に縫い付けられ、もう片方の腕は頭の横。
逃げ場を無くすようにし、少し屈んで視点を合わせる。
僅かに怒気の含まれた瞳に、ミレーユは思わず震え上がった。
「君は、何者なの?」
先ほど総統からは貰えなかった質問の答え。アデルはそれをミレーユに求めた。
ずっと考えていた。総統の目論見もだが、彼女自身に関する事は長い間一緒にいても分からない事が多すぎる。
それは本人に聞くのが一番手っ取り早かった。
「……離して、下さい」
「やだ」
手首を折ってしまいそうなほど強く握りしめ、アデルはミレーユに詰め寄る。
顔をしかめる彼女に質問の答えを求めるが、返事はない。
「ねえ。何か言ったら?」
いつもと同じ口調。しかしその声色は脅迫的だ。
それでもミレーユは伏し目がちに眉を下げ、無言のまま。
彼女の行動は虫の居所が悪いアデルの機嫌を悪化させるには十分だった。
――だんまり、か。
何で何も言わないのだろう。
何で教えてくれないのだろう。
僕はただ君の事が知りたいだけなのに。
――むかつく。
「……まあ、言いたくないなら仕方ないけど」
アデルはそう言って振り上げていた腕を下ろし、握力が緩んだ事でミレーユは安堵した。
が、それも束の間。
だんっ、と両腕が彼女の頭上で押さえつけられ、息がかかりそうな距離まで顔が近付く。
似たような状況を思い出し、ミレーユの顔は一気に青ざめた。
以前あれだけ手酷く犯したのだから、彼女にはこの行為がかなり辛いものと記憶されているだろう。
だからこそ、口を割らせるには有効な手段と言える。
スカートの裾を捲り、太股をすっと指先で撫で、下着の中に手を滑らせる。
ミレーユはビクッとして身を強ばらせ、押さえつけた腕から微かに震えが伝わってくる。
痛いだろうな、と思いながら濡れていない割れ目を開き、擦っていく。
。
求める答えを導くためだけの凶行。今は彼女を気持ち良くさせてやる気などさらさらなかった。
「抵抗しないの?何で?」
ミレーユは答えず、涙目で歯を食いしばっている。
八つ当たり気味にねじ込んだ指を乱暴に動かし、肉壁を引っ掻く。
「何で何も言わないの?」
何も言わない彼女に、どうしても苛立ちが先行してしまう。
どんなに動きを激しくしても、ミレーユは痛みに耐える呻きしか声に出さない。
どんなに彼女の事を知りたくとも、これ以上先には踏み込ませてくれない。
今まで欲しいものは力ずくで手に入れてきた。そういう環境で育ってきた。だから
アデルは力で押さえつける事しか出来ないし、それしか知らない。
でも力では彼女は――ミレーユの心は手に入らない。
だからこそ無理矢理彼女の体を奪ったが、全然満たされない。
どうせ彼女に慕われる事がないのなら、心以外の全てが欲しかった。
彼女の持っているもの、見て来たもの、向けられる感情――彼女自身。
一つ奪ってしまえばもっと欲しくなる。届かないものであればあるほど、その欲求は高まった。
「何で……何も言ってくれないの?」
僅かに悲しげに発してしまった言葉。
ミレーユはそれを感じ取ったのだろう。ずっと噤んでいた口を開き、ぽつりと漏らす。
「……さ、い……」
「……?」
「ごめん、なさい……ごめんなさいっ……」
言えない。
言いたくないの。
ごめんなさい。
お願いだから、聞かないで。
泣きじゃくりながら謝り続ける彼女は、そう言っているように見えた。
「……」
沈めていた指を引き抜き、捕らえていた腕も解放する。
力が抜けたのかミレーユはその場にへたり込み、ひっくひっくと嗚咽で肩を震わせている。
以前泣かせた時でもここまで泣き崩れる事はなかった。何故そこまで頑なに拒むのかは分からないが、
何をされてもひた隠しにするぐらいには知られたくない秘密が、彼女にはあるのだろう。
その秘密が何なのか、今すぐには問いただせない。仮に問いただしたところで、答えが得られるわけでもない。
それに自分が招いた事とはいえ、こんな状態の彼女に詰め寄るのはさすがに気が咎めた。
「ごめん。やりすぎたね」
しゃがみ込んで抱き寄せ、髪を梳くように撫でる。
あんな事をしでかして、また同じような事をして、それでいて優しくしようともしている。
どう思われても構わない、関係ないと思っていたが、やはり心のどこかで好かれたいと思っているのだろうか。
例え嫌われはしなくても、決して好かれる事はないだろう。それは理解していても、
自分の胸で縋るように泣く彼女を見ていると、誤解してしまいそうになる。
知識欲はとりあえず引っ込んだが、もう一つの欲求は治まりそうになかった。
「っ!?……ん、むぅ……!」
大した抵抗をされないのをいいことに、唇を奪い舌を絡める。
驚いて固まってしまったミレーユから離れては深く吸い、彼女の涙が落ち着くまで何度も繰り返した。
「ふ……、んぅ……はぁっ、や……」
そのまま押し倒したところで顔を逸らされた。
キスしている間はおとなしかったが、さすがにこれ以上は許容できないラインなのだろう。
非力な彼女の精一杯の抵抗。繰り返される拒絶に耳が痛くなるが、自業自得だと割り切る。
遮ろうとする腕を払って荒々しく服をはだけさせ、胸を直接揉みしだく。
嫌だ嫌だと叫んでいても、淡い突起を刺激してやると小さく声を漏らす。
一度無理矢理犯されているミレーユからすればたまったものではないが、その反応が可愛く、愛おしかった。
手を下へ滑らせ、今度は下着越しに触れてみる。指を何度か往復させると、僅かに湿り気を帯びているのが分かった。
「やだ、いやっ……!」
「いや?何が嫌なの?」
下着をずらして指を直接這わせ、すっと撫で上げる。
くちゅ、と音を立てる蜜壺に指を一本沈めると、ミレーユの体がビクッと跳ねた。
「嫌って言うわりには、気持ち良そうだね?」
「ちが……そん、なんじゃっ……!」
先ほどと違い滑りの良くなったそこは簡単に吸い付いてくる。ギリギリまで引き抜いては根元まで差し入れ、
その感触を楽しんでいる間もミレーユは律儀に反応を返す。
「すごいね。この前が初めてだったのにこんなにしちゃって」
指を引き抜き、糸を引く様を見せびらかすようにするとミレーユは真っ赤になって顔を背けた。
だがそろそろいいだろうと下着を剥ぎ、足首を掴んでぐっと開かせると、はっとしたように抵抗し始めた。
「っいや、お願い、やだあっ……!」
ばたばたと暴れ出したが今更どうしようもない。いい加減に限界だった自身を入り口に押し当て、躊躇なく一気に突き刺した。
「ーーーーっ!!」
瞬間、蕩けるような快感が背筋を駆け上がる。
ミレーユの方はまだ慣れぬ痛みに歯を食いしばっているが、経験がないに等しい締め付けは格別のものだ。
子宮を小突くように抉り、引いては深く突き入れ、何度も小刻みに震わせる。
悲鳴に似た喘ぎが嫌でも聴覚を刺激する。そしてその先を求めるのは本能だ。
次第に結合部からかき混ぜられた体液がこぼれ、肌を伝って床を濡らしていた。
「あっ、いやっ……あっ……!」
声に甘い色が混ざり、煽られるように激しく腰を打つ。
絡みついてくるような内壁の刺激に、早く吐精してしまいたくなるが、一方でこの感触をずっと味わっていたいとも感じる。
だがそういうわけにもいかない。彼女の体力はそろそろ限界だろうし、意識のない女にまで致す趣味はない。
「……、んでっ……」
「……?」
すっかり息を荒げているミレーユが、何か言おうと懸命になっている。
覆い被さったまま動くのを止め、潤んだ瞳をじっと見る。肩で呼吸する彼女が少し落ち着くのを待った。
「何でっ……こんな事、するっ……んですかっ……?」
前にも聞かれた当然の疑問。そういえばあの時はその質問には答えなかったような気がする。
「自分は何も答えないくせに人には聞くの?わがままだね」
そう返すとミレーユはぐっと黙り込んだ。アデルが今している事に比べれば随分と可愛いものだが、
正論で返されては気弱な彼女は何も言い返せないのだ。
そんなミレーユにアデルは「まあいいけど」と付け足して続ける。
「好きな子って虐めたくなるんだよね、僕」
「は……?」
予想だにしない返答に、ミレーユはポカンとした。
何をどう考えても、そんな結論に行き着くわけがないのだから当然の反応のではあるのだが。
「それ、どういう、意味……」
「どういうって……」
言いかけてすっと片足を持ち上げ、肩にかけた。
「そのままの意味だけど?」
言うが早いか、ぐっと腰を沈める。深い挿入が足の負担以上に快楽を与え、波打つように身をよがらせる。
「ひあっ、んっ!あ、あんっ!ぁあっ……!」
腰を浮かせ、再び沈める度に強い波に思考を奪われ、言葉を紡ぐ事すらままならない。
空いた手で乳房をまさぐられ、敏感な場所を同時に責められては堪えようがなかった。
幾度も最奥部を擦られ、きゅうきゅうと肉壁が子種を搾り取らんとばかりに締め付ける。
そしてそれはもう限界まできていた。
「も、ぁめえっ……あ、ああああああっ!!」
「く、ぅ……!」
背を弓なりに仰け反らせて達したミレーユを抱きしめるように肩を押さえ、アデルも後に続くように射精した。
脈打っていた陰茎を、未だに責めるように捕らえて離さないそこから引き抜くと、
なんとか治まっていた混合液が栓を抜いたように蜜壺からこぼれた。
互いの息遣いだけが残り、共に快感のに余韻と疲労感に浸っていた。
力なく横たわるミレーユの頬にそっと触れると、反応はするがすぐにふいっと顔を背けられた。
「……さっきの、本当……なんですか……?」
顔を背けたままミレーユは聞いた。先ほどの――自分に対する好意の事について。
まあ普通は信じないだろうと、アデルは改めて肯定した。
「そうだよ」
「……そう……ですか……」
顔色をうかがってみるが、何も掴めない。
僅かな差はあれど、彼女の表情はいつも沈んでいるか、泣いているかが殆どだ。
困っているだろうか。戸惑っているだろうか。喜んではいないだろうが――悲しんではいるだろうか。
感情の僅かな変動を捉えるのが苦手なアデルでは、今のミレーユの心境は量れない。
それとも最初からこんな風に伝えていれば、何か変わっていただろうか。
変わらなかったかもしれない。でも変わったとしたなら少なくとも、今よりは良い方向だっただろう。
「……ほんと、最低だよね」
今さら気付いたその可能性のあった事に、少しだけ後悔した。
以上続きます。
他の職人様の投下も増えますように!
GJ!
面白かったです。
これから明かされてくる設定が楽しみw
>>460 GJです!
ミレーユたんは犯しがいのある可愛い娘ですね!
アデルが好きな娘をいじめたくなる性格で美味しいです
GJです。
アデルがいろいろと率直過ぎなのがまた良いです。
続き待ってます。
例の連作書きの方なのだろうか
ミレーユたん可愛いな中出ししまくって孕ませてボテ腹状態でも犯したい
確かユニコーンって処女にしか近付けないんだよな
そういうのがきっかけで好きな女の子が非処女と知って「他の男ともした事あるんだろ」と
無理矢理…ってのを想像した。勘違いでも美味しい
好きになった女が非処女だったので
売女は強姦だーこうですか?わかりません><
>>467 非処女は逆にユニコーンに殺されるんじゃ…?でもそのネタいいな。
ユニコーンがとち狂って獣姦→男に嫉妬されて強姦とか自然にいけそう。
個人的にはユニコーンの慰み物になるのがw
ユニコーンが惚れる→そのままユニコーンの女って展開で
神話の言い伝えに忠実に行くなら、ユニコーンは処女を好むから
相手を自ら非処女にすることはない気がする。非処女大嫌いのようだし。
まぁ、設定と解釈次第でいくらでもいけるかな?
まぁ入れないだけでいろんなエロい事できるだろうしねw
お約束だけど好きな女がユニコーン触ろうとしたら羽虫かなんかがいて
ユニコーン大暴れ→男が遠目で見てて誤解→嫉妬で強姦とか萌えるな
ユニコーン「マンコが新品ならそれで良い、アナルと口にブチ込んだり、おっぱいやらクリやらにいたずらしたりする」
こんな奴なんだな
変態め
ユニコーンって処女厨かよっていう生体だなw
処女じゃない女に騙されたと知るとふぁびよるあたりwwww
>>473 それで開発されすぎて我慢できなくなった女が
ユニコーンを愛するが故に無理やり……で
愛憎劇がはじまるんですなw
中古女は氏ねとか書き込みまくって、嵐扱いされてそうなユニコーンさんマジ漢前
>>476 なにそれ萌えるw
ユニコーンに処女以外の女の子にもやさしくしてあげて!っていうのは
ニンニク食べられないドラキュラに好き嫌いはダメでしょ!っていうレベルかw
ユニコーンってこんなに萌える動物だったのか…知らなかった
ユニコーンって擬人化したら激しく痛々しい野郎になりそうだよね
でも無駄にイケメンで、しかも馬鹿みたいに金持ちとかそんな奴
一角獣「お前は処女か?」
女「それセクハラ」
一角獣「とりあえず答えろ」
女「非処女だったらどうすんの?」
一角獣「ビッチ氏ね」
女「ビッチじゃねーし」
男「てめえ俺の女をビッチ呼ばわりしてんじゃねえよ!女が純潔の花を散らすのは俺と真に心が通い合ったとk」
一角獣・女「「男はお呼びでない!!」」ドゴォッ
男「ぐはあっ!!」ドサッ
一角獣「という事は生娘なんだな!?どうせならもっと清楚で巨乳が良かったがこの際贅沢は言わんぞ!」ハアハア
女「(処女厨もストーカーもうぜえ……)」
おいユニコーンさんどころか他のも大変な事になってしまったぞ
GJ!!
いいなみんな変人変態ww
この後膝枕してくれ攻撃が始まるんですねわかりますw
ユニコーンの角って治癒効果あるよな。
処女奪った端から処女膜再生すればいいんじゃね?
お前は天才かと思ったが
残念ながら主に毒無効化が専門でそんな効果はないんだぜw
確かに調べたら解毒って書かれてた。
残念すぎる……
え、好みの女戦士が媚毒持ちのうにょうにょに襲われてるのを助けたユニコーンが
毒の効果で「もう我慢できない…抱いて…!」状態の彼女に解毒のために
いろんなことをすればいいんじゃないのかw
抱かれたら興味を失われるってわかってて
乙女の方からそれでも愛してるからって無理やりでもいいな
そしてユニコーンは自ら角を折ってただの馬に……
いつからこのスレはユニコーンスレになったんだとツッコミをいれつつ
処女とユニコーンとストーカー男の小ネタ投下
森の中を軽快な足取りで歩く一人の少女がいた。
少女が跳ねるたびに白いリボンで一つに結った栗色の長い髪が揺れる。
通い慣れた家までの道のりだ。
齢15の少女アリスは何を警戒することもなく歌を歌っていた。
森の中で歌を歌うと獣を引き寄せるからいけないと父親に言われていたことも忘れて。
そんな無防備なアリスの目の前の茂みが大きく音を立てて揺れ、初めてアリスの中に警戒心が生まれた。
ようやく父の教えを思い出して青ざめるがもう遅い。
茂みの中から現れた角を見てアリスは悲鳴を上げた。
太く、長い、金色の一本の角。馬に似た体躯。白い毛並み。
聞いた事がある。世界で最も獰猛で残酷な生き物、ユニコーンだ。
ユニコーンに出会ったものはその角で一突きにされるか、角と牙で八つ裂きにされて殺されると狩人たちがおどろおどろしく話していた。
一瞬逃げることも考えたがあんな逞しい足で追いかけられ逃げ切れるわけがない。
死を覚悟したアリスはその場に膝をつき身を震わせる。
大きな碧眼から大粒の涙が零れ落ちた。
ユニコーンはゆっくりとアリスに近寄って来る。
アリスは固く目を閉じユニコーンから顔を背ける。
熱い息がアリスの顔に吹きかかる。滑るユニコーンの舌が頬を舐める。
(ゆっくり味見をして、私のことを食べるんだわ……)
ユニコーンの鼻先が戯れにアリスの二の腕や脇腹を小突いていく。
恐怖のあまり気絶してしまいそうなのに、気絶できずにいるアリスの耳にどさりと重い音が聞こえた。
その次に太ももの上に重みが加わる。
いけないと思いながらアリスがそっと瞼を開けて、片目で下を見ると、ユニコーンが体を横たえて、アリスの太ももに頭を預けていた。
「何っ……どうして?」
さらには混乱するアリスの柔らかな太ももに、気持ち良さそうに頬擦りしてくるではないか。
アリスの太ももに頭を預けるユニコーンはどう見ても獰猛そうには見えない。
村にいるどの馬よりも穏やかで、賢そうな顔をしている。
そして間近で見れば見るほどに美しい。
アリスが震える手でそっとユニコーンの太い首を撫でれば、ユニコーンは甘えるように処女の体に擦り寄ってくる。
獰猛と言われるユニコーンが仔猫のように自分に甘えてくる。
その姿にアリスは心奪われた。
青白かった顔に赤みが差し、思わず笑みが零れ落ちる。
「なんて美しくて愛らしい生き物なの」
美しい処女とユニコーンが戯れる様子を遠くから見ている男がいた。
「俺のアリスに、あのユニコーンめ……!」
男の双眸に憎悪の火が灯る。
今すぐにでも背負った弓でユニコーンを射殺してしまいたいが、今射てしまえばアリスに怪我を負わせかねない。
ぐっと拳を握って堪える。
一度見初めた処女の前にユニコーンは何度も現れると聞く。
何とかユニコーンを追い払わねば。
必死に策を練る男の頭にある暗い考えが浮かぶ。
「ああ、簡単じゃないか。アリスが処女じゃなくなればいいんだ」
男は喉の奥でくつくつ笑うと、準備に取り掛かるため、足早にその場を去ったのだった。
*
続きは
ストーカー男に処女を奪われ腹ボテになったアリスを見て超ショックなユニコーンさんの処女厨精神レイプエンド
ストーカー男に処女を奪われそうになっているアリスをユニコーンさんが助けてユニコーンさんの慰みものエンド
このどっちかだろう
小ネタ失礼しました
いいね! 個人的には腹ボテENDがいいが、
ユニコーンさんに処女を奪われて更にストーカー男に強姦される展開もみたい
馬ネタならケンタウロスもいいなあ。
>>487-486 これはw
GJです、アリスたんから不幸臭しかしないw
ストーカー男にボテ腹にされるのも捨てがたいが
処女厨なユニコーンさんの慰み物化が見たいかも
>>487-486 GJ!
個人的にはユニコーンさんの慰みものED希望だがw
>>489 ケンタウロスは基本人間を低能って見下してるんで
ツンツンって感じで楽しそう
>>491 先が円いならともかく流石に角は危険すぎるだろw
フ、フン人間なんて好きじゃないんだからと強がりながら
人間の美少女、美女を視姦してる人語を解す獣、獣人か
実に残念な変態だな
同志的意味合いで感情移入出来そうだから良いと思うが
人魚を犯したら何姦になるんだ。やっぱり獣姦?
どう頑張っても挿入できないけどw
サメとかエイみたいな穴があるんだよ
496 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 23:52:23 ID:BOKpbige
ユニコーンさんはあれか
リアル馬なんて興味ありません、人間の処女最高!な変態で
キモーイ人間相手とかありえないでしょと白い目で見られているキモオタだったのか
どこにいるの僕の本当の処女(こいびと)と万年森を彷徨う若干痛いユニコーンと
愛する貴方に巡り合うために風の舞う冬の森を旅する電波処女なら似合うのではないか
人間形態に変えられたユニコーンが人間の三大欲求に逆らえず精神は嫌がりながらも体は正直に処女を食らうとか(性的な意味で)
架空の獣や獣人ならグリフォンも良いな
遥か上空から鼠すらを見つける猛禽類の目で全力で覗きをするグリフォン
でもチンコは犬のが良いかも
返しがついてる猫科のチンコもアイテム的には良いけど
貴重なマンコが傷付く可能性が……
しばらくはお預けと女に散々怒られる猫科の男を想像したw
ユニコーンってメスいないのかな。
いたら汚れなき童貞が大好きだったりするのか…
童貞を嗅ぎつけるとその生物の模範的メスに変身して襲う
もちろん銘器で膜も都度再生
なんか厨二みたいになったwww
メスだったら私のお姉さまになってと擦り寄っていくんだろ
妹になれと迫ってくる可能性も……
>>465 例の連作書きが夕兄の人の事だったら違うようだよ
本人の保管場所見たけどこのスレからは完全に撤退して別のスレに行ってる
兄と妹か姉と弟コンビのユニコーンに迫られるとかw
>>504 連作っていったらディアナの人の事を指してるんでは?
てかおまえらユニコーン大好きだなww
真性の変態っぽい逸話に親近感を覚えます
>>506 ディアナの人ならいつもの人っていいそうだから読み間違えたw
しかしユニコーンはどうやって生殖をするんだろうな
雄しか居ないのなら一定以上の大きさの哺乳類の子宮と卵子を借りれば
必ず雄のユニコーンが産まれるみたいなありがちな設定?
非処女の大型哺乳類の雌を適当に強姦して義務的に種付けとか?
上のような変態ぶりでは普通の馬の派生と考えるしかないな
覚醒した者にのみ角が生えてくるのだ、選ばれし変態の証として
そうか馬の魔法使いがレベルアップしてユニコーンへと……w
何この流れ気持ち悪い
もはや愛なんてないただの強姦だろ
愛のある無し……というかこのスレ的には必須だけど
その度合いは書き手や妄想の主次第なところがあるから難しい話題だね
ユニコーンネタは空想上の生き物とはいえ獣姦になるわけだし、より本能と愛情のバランス取りに悩みそうだ
なんでいきなりユニコーンネタが湧いたんだろーって思ってたんだけど、最近そういうエロゲが出たからなのかな?
どっちにせよ、獣姦も愛があればとてもいい題材だと思います。
ユニコーンネタで盛り上がってるところ悪いけどネタ投下
女→男の逆レイプ。次レスから3レスです
516 :
聖女と騎士1:2011/02/04(金) 22:21:30 ID:sUi6sU+6
リーゼロッテは聖女と呼ばれていた。
その理由は彼女の使う治癒の魔法。一般的な基準とはかけ離れた強い魔力は、医者も匙を投げるような重い病ですらも治してしまう。
いつしかその噂は海を越え、彼女に謁見を求める者は後を絶たなくなった。
そこで彼女は護衛の騎士達を共に世界を巡る事にした。
世界には自分の力を求める者がまだ多くいるはず。そう思って周囲の反対を押し切り、旅を始めたのだ。
元々の穏やかな性格と器量の良さ、気品のある立ち振る舞いで、いつしか彼女は聖女と呼ばれるようになっていた。訪れた先々で求婚される事もあったという。
しかし彼女はその誰にも首を縦に振らなかった。
理由は旅の途中だから、一所に長居をするわけにはいかない、自分には帰るべき故郷がある――色々理由を付けていたが、全て建て前だった。
本当の理由は、自分が想いを寄せる相手がいる事。護衛である騎士の一人、ギルバートだった。
誠実で細かい気配りのできる紳士な面と、剣を構え相手を流れるように制す一面。旅をするうちにすっかり見惚れてしまっていたのだった。
旅をしている間は彼と共にいられる。それだけで苦手な船旅も野歩きも苦痛じゃなかった。
しかしその楽しい旅は突然終わりを告げる。
「お暇を、頂きたいのです」
明朝に出国という時の深夜、部屋を訪ねてきたギルバートはリーゼロッテにそう言った。
もちろん驚いた。ギルバートが訪ねてきたというだけで心躍ったというのに、その理由は別れを乞うものだったのだから。
「ど、どうして?なぜそんな急に……!」
「急にではありません。……以前から考えておりました」
以前立ち寄った街にギルバートの故郷があった。そこで幼なじみと再開し、以来想いを寄せ合っているのだという。
明日この国を旅立つという事は海を越えるという事。護衛の任を最優先にしなければと思っていたが、彼女と離れてしまうのが辛い。ずっと悩んでいた。
そう淡々と答えるギルバートに目眩がした。
私だって貴方の事が好きなのに。ずっとずっと想っていたのに。離れてしまうのは辛いのに!
「お願いします、リーゼロッテ様」
彼の目は苦しそうだが真剣だ。
そんな風に暇乞いをされたら許してしまいそうになる。苦しむ彼を見たくはないが、そうしてしまえば自分が苦しい。
彼と離れなくなどない。どうすれば……どうすれば……?
「ギルバート……どうしても、なのですか……?」
517 :
聖女と騎士2:2011/02/04(金) 22:22:21 ID:sUi6sU+6
思わず震えてしまった声に、ギルバートは小さく「はい」と答えた。
彼は私の気持ちに気付いているだろうか?分かっていて知らない振りをしているのではないだろうか?
私では駄目なの?どうしても行ってしまうの?
そんなの、嫌だ。
「っ!?リーゼ……」
名を言いかけたギルバートに駆け寄り、リーゼロッテはそのまま唇を押し付けた。
よろめいてすぐ後ろに倒れ、自分を引き剥がそうとするギルバートに拘束魔法をかける。
自由のきかなくなったギルバートは抗おうと必死だが敵わなかった。
「リーゼロッテ様、何を……」
「どうしたら諦めてくれますか?」
再び言葉を遮り、リーゼロッテは言った。
「どうしたら……私を見てくれますか?」
今にも零れてしまいそうなほど目に涙を溜め、リーゼロッテはギルバートを見下ろす。
ギルバートは何も答えない。リーゼロッテは何度も問い掛けたが、彼は何も言わなかった。
どうしても彼は答えてくれない。どうしたら引き止められるのだろう。どうしたら……?
悩みに悩んだリーゼロッテは、ついに行動に移した。
就寝時の薄い夜着を脱ぎ、その白く瑞々しい裸体を晒した。
「リ……何、を……っ!?」
普段のリーゼロッテからは考えられない行動。顔を背ける事も出来ないギルバートは固く目を瞑る事しか出来なかった。
しかしそんな事では暴走した彼女は止まるはずがなかった。
ギルバートの腰のベルトを外し、中に手を差し入れる。
「リーゼロッテ様、お止め下さい!こんな……っ」
ギルバートの制止を聞かず、リーゼロッテは目当てのものを軽く掴むとその先端を口に含んだ。
拙い舌使いだが、禁欲的な生活をしていたギルバートにとってその刺激はたまらないものだった。
膨張して硬度を増していくそれを懸命に頬張り、時折離れた時に唾液が糸を引く。
そろそろ頃合いと見たのだろう。もう自らの手で支えなくとも起立するそれを跨ぎ、柔らかい肉の裂け目に押し当てた。
「お止め下さいリーゼロッテ様!そんな事をしたら……!」
「止めませんっ!私は、貴方が……ああっ!!」
一気に腰を落とし、リーゼロッテは悲鳴を上げた。勃たせただけでほぐしてなどいないし、十分濡れていなかったのかもしれない。
涙をぼろぼろと零しながら、リーゼロッテは痛みをこらえて腰を動かす。それは全てギルバートのためだ。
518 :
聖女と騎士3:2011/02/04(金) 22:23:30 ID:sUi6sU+6
ギルバートは気持ちよさに呻くのを我慢しながら止めるよう言うが、リーゼロッテは聞かない。
美しい少女が自分に跨り、頬を染め胸を揺らしながら腰を振っている。
なんとも理性が弾け飛びそうな光景だが、相手は聖女と呼ばれるリーゼロッテ。
このまま彼女の胎内に己の精を吐き出しては、あまりにも格の違う彼女相手に、その可能性が格段に上がってしまう。
「リーゼロッテ様!お願いです、このままでは……っ」
「いいんですギルバート!全部……私の、中にっ……!」
リーゼロッテはこのまま中に出させる気だった。
ギルバートの言葉でその時が近いと知り、より高く腰を浮かせ、深く腰を沈める。
「貴方は真面目な方ですから……私が貴方の子を孕めば、責任を取ってくれるでしょう?」
リズムを刻むように喘ぎながら飛沫を散らし、リーゼロッテは腰を振り続けた。
ギルバートもなんとか耐えていたが、そんな風にされては長くもたない。激しい腰使いに根負けし、とうとう彼女の胎内に精を吐き出した。
「はあっ、はあ……」
胎内に熱いものが放たれるのを感じ、リーゼロッテは笑みを浮かべる。
そしてそのまギルバートの胸に倒れこむと、寝息を立ててしまった。
魔法が解けず身動きの取れないギルバートは、彼女と繋がったままなんとも言い難い表情をしていた。
「じゃあ、気を付けてね」
「……それは貴女の方でしょう。失礼します」
ギルバートは笑いも怒りもせず、リーゼロッテに背を向ける。
リーゼロッテは悲しそうに視線を落としたが、すぐに微笑んだ。
半年程の間に大きくなった、自分の腹を見て。
部屋を出て、ギルバートはそのまま出て来たドアにもたれかかった。
大きく息を吐いて、天を仰ぐように天井を見つめる。
――結局、暇の許可は下りなかった。それどころか、彼女は本当に妊娠してしまったのだ。
しばらくはその処理に追われ、気付けば彼女に宿った生命は大きく育まれていた。
季節が変わる頃には人の親だというのだから空恐ろしい。故郷の幼なじみには笑顔で激励されたが。
リーゼロッテはいつも辛そうに笑顔を繕っている。多分、自分のしてしまった事を気に病んでいるのだろう。
胸元から一枚の紙を取り出し、再び息をつく。
自分だって辛い。もうしばらくは演技を続けないといけないのだから。
「……貴女は本当にすごい人ですよ。リーゼロッテ」
まだ聖女と呼ばれる前のリーゼロッテの写真に、ギルバートは愛おしげに呟いた。
以上です。女の子が責めるのってあんまりないなーと思って書いてみた
勢いで書いたから変な所あるかも
GJ!!!
初めからギルバートはリーゼロッテが好きだったというオチかw
ギルバートはどうやって演技を解くのか続き書いてくれ
GGJ!!
なんかこのカップル好きだw
逆にギルバード→リーゼロッテへの無理やり・・・も見てみたいな
萌えそうだ
これは名作の予感!!!
聖女さまエロいな
続きを期待せざるおえない
せざる『を』得ない
これはいい!
GJ!
自分で襲わないところがギルバート腹黒いんだかへたれなんだかw
え、ギルバート腹黒なのか?
これ以上聖女様のそばにいるのは苦しいからあきらめようとして
でもそのまま護衛を辞退する理由がないから
村立ち寄ったときに相談した幼馴染みと
じゃあ結婚するかと盛り上がって帰って結婚してあきらめようと考えたけど
実は両想いだったからやったねって感じだったが今更本当の事言えないし
とか勝手に妄想してたんだがw
腹黒説→立場上自分から手を出す事は出来ないのでリーゼロッテの気持ちを知ってて逆手に。
幼馴染み云々は嘘なので感づかれないよう素っ気なくしている(部屋を訪ねた時の態度も演技)
ヘタレ説→本当は好きだけど諦めようとしたら両想いだった。それでも立場が違いすぎるので諭そうとするも失敗。
見事懐妊して夫婦になったけど今更そんな事言えないどうしよう(バレないようにしてたらどうしてか冷たい態度に)
こんな感じか?個人的にはどっちでも美味しい
続きを投下しますが、投下前に話に上がっていたので念のため。
宵闇の月の作者様は別の方です。
注意事項
生命倫理に触れる流れがあります。
人によっては何か思うところがあるかもしれませんが
創作だと割り切って頂きたく思います。
15レス頂きます。
呼び出された場所は人気のない森の中。鬱蒼と繁る木々が、一面に広がる湖を囲うだけの何もない空間だ。
両親と会わずに向かったため早過ぎたか、二人が辿り着いた頃にはまだライラの姿はなかった。
仕方なく湖畔に座り込み、彼が現れるまで二人は時間を潰すことにした。思えば姉弟二人でのんびりと
他愛ない会話を交わすのは、記憶を辿れぬほどに久しい。白竜に取り憑かれて以来、予想だにしない珍事が
ありすぎて、落ち着く暇もなかったのだ。
ティトはケイトの隣で寝そべると、夜空を見上げて呟いた。
「結局何もわからなかったなぁ」
「何が?」
「神竜の伝承だよ。こいつ、いくら話し掛けても何も反応しないし。何考えてるのかさっぱりわからない」
「あ、あぁ……そういえば」
生活にもほとんど支障がなく、一方的に何か語り掛けて来るわけでもない。その存在感の希薄さは、
依り代とされていること自体を失念させてしまうほどだ。
「ケイト、僕らは人間だ。ドラゴンよりも短命なんだ。この状態が続けばいずれ共倒れするのは目に見えてる。
そうなる前に、こいつは必ず別の媒体に移るはずなんだ」
「そうなったら、私もティトも終わり……か」
姉弟の命を繋ぐ契約は、依り代としての役目を終えた瞬間に無効となる。二人の中に潜みつつ、着実に
力を蓄え、より都合の良い媒体が見つかれば白竜は間違いなくそちらへ移る。たとえ二人の命の灯火が
燃え盛っていようとも、彼らにとって取るに足らない存在である人間の命など簡単に切り捨てるだろう。
「私が命を差し出せば、ティトだけでも生きられるのかな」
「笑えない冗談はやめてくれ。そんな重い十字架背負ってまで生きたくないよ」
双子として生を受けた以上、運命は共に受け入れる。ケイトもティトも、それは共通の意識として
持ち合わせている。
だからこそ、二人がこれからも共に生き続けられる道を、何としてでも見つけ出さなければならない。
白竜が、次の依り代を得る前に。
当てもない希望を胸に、二人は揃って満天の星々を見上げた。
あらゆる物質を呑み込み、悠久の時を経る広大な宇宙は、人という存在の儚さを実感させる。
たとえ二人がその若き命を散らせようとも、万物は滞りなく流転し、時の歯車は一寸の狂いもなく
回り続けるのだ。
運命には逆らえないのだという絶望感が、未来へと掛けられる二人の希望を奪って行く。
重い沈黙が場を支配し始めた時。唐突に、二人の背後から声が掛けられた。
「なんだ、諦めるのか」
二人同時に振り向いた先にあったのは、湖畔に歩み寄るライラの姿。普段ケイトと接する時とは異なり、
至って真面目な面持ちで、座り込む二人を見下ろしている。
「……人を呼び出しておいて盗み聞きとはね。いるならさっさと出て来いよ」
相変わらずのティトの皮肉にも、彼は顔色一つ変えない。ただケイトに視線を送り、黙って様子を窺っている。
彼は『神竜』、つまり白竜の存在を知っている。竜の意思を拾う彼の力を以ってすれば、人の精神に
介入する白竜から何らかの情報を得ることは造作も無い。
「もしかして、何か知ってるのか?何か方法があるのか?」
「ないことはない。ただしケイト、おまえ次第だ」
二人を白竜による命の束縛から解放すること。彼の含みのある物言いから、これが姉弟揃って呼び出した
理由なのだと、ティトは察した。
しかしティトの命は一度失われている。仮に白竜が協力に応じたとしても今の弱り切った力では、
第三者の命でも捧げない限り、二人が個々の命を得られるとは考え難い。
「僕ら、こうなってまだ数ヶ月しか経ってないんだ。こいつがどこまで力を取り戻しているかは知らないけど、
新たな命を生み出せるほど回復してないと思うよ」
『無』から『有』を生み出すには膨大なエネルギーを消費する。これは万物における絶対不変の理であり、
当然ながらドラゴンにも同じことが言える。しかしライラはそれを肯定した上でティトの主張を撥ね退け、
ケイトに向かってきっぱりと言い放った。
「命ならある。なぁ、ケイト」
「…………」
ケイトの身体から、嫌な汗が滲み出ていた。
彼が一体何を示唆しているのか。何をさせようとしているのか。船でつわりと思しき吐き気に襲われた
ケイトに、わからないはずがない。
動揺と疑りの眼差しを向けるケイトに、彼は疑心を拭い去る確信的な言葉を浴びせ掛けた。
「助けてやるって、言っただろ?」
「!!」
ライラの思惑を完全に理解した途端、凄まじい重圧がケイトの身に圧し掛かる。
決して産声を上げることのない生命を宿し、失われた命に替えること。
これこそ彼がケイトの元を訪れ、外に連れ出して強引に身体を重ねた理由なのだ。
ライラの子供であるという確証はないが、彼はケイトが自分以外の男と身体を重ねた事実は知らず、
ティトも自分が姉と肉体関係を持っていることを知らない。第三者から見れば、ライラに孕まされた
子供であると考えるのが最も自然であり、要らぬことを言うと無駄に話が縺れてしまう。
絶句するケイトに、何も知らないティトが横から口を挟んだ。
「内輪話されてもわからないんだけど……」
「……私、多分妊娠してるんだ。しかも、こいつの」
「……は?妊娠!?」
突然の告白からティトは全てを悟り、同時に釈然としない様子でライラを見遣る。
未熟と言わざるを得ない状態の生命を、個々の命に替えることが可能なのか。できるとすれば白竜しか
いないが、果たして人間の要求に応じるのか。
ティトの懸念に気付き、ライラは敢えて声に出して白竜に語り掛けた。
「おい、神竜。聞こえてるんだろ。俺はおまえの指示を守り続けた。約束を果たせ」
「ちょ、ちょっと待て!本気で言ってるのか!?」
尊き命を奪うなど、冗談でも口にすべきことではない。詰まるところ、本気で言っているのだ。
それを理解した上で、ケイトはライラに否定の返事を求めた。このような勝手な理由で奪われる命など、
あってはならないのだ。
しかし、望む答えを得る前に、全員の意識下に何者かの思念が入り込む。
それは紛れもなく、一切の沈黙を守っていた神竜の『合意』の意思。
「ケイト。異論は……ないよな」
「待て、こんなやり方……、私は……」
ケイトの意思に関係なく、神竜が動いた。
宿された命の欠片を拾い上げ、残された魔力を以って、その生命力を増幅させて行く。
数秒と掛からずして完成した個の命が、元の器に戻ることはない。
姉弟を繋いでいた命はティトに受け継がれ。
ケイトが止めに掛かる間もなく、神竜は、二人に個々の命を与えた。
何の前触れもなければ何の異変も伴わない、ただ一瞬の出来事だった。
「終わったそうだ」
「……嘘だろ」
「嘘じゃない。弟で試してみろよ」
ライラに促され、ケイトは即座に傍観を決め込んでいたティトへ振り向き、その腕を掴む。
そして、固唾を飲んで一歩退く弟の身体を張り倒し、慌てて関節技を仕掛けた。いつしか痛みを感じた
力を以て、あるはずの痛みを求めて、苦悶の叫びを上げる弟を懸命に締め上げた。
「も、もういいだろケイト!僕はこのために呼ばれたのか!?」
「痛く……ない……?」
感じるはずの激痛がなく、ケイトは唖然とした様子で激痛に悶える弟から手を離した。関節を押さえつつ、
呆然と立ち尽くすケイトの頬を引っ張り、ティトは仕返しに現実を突き付ける。
「……痛い?」
「……痛い」
痛覚が機能している以上、夢ではないのだ。痛みが伝わらないにも拘わらず、二人は生きている。
これはつまり、この世に生を受けるために誕生したはずの命が、失われてしまったことを意味している。
ケイトは恐る恐る、ライラへと振り返った。彼の常軌を逸した倫理観に何も言葉が出ない。
悪びれる様子もなく、無表情のまま自分を見つめる彼を目前に、徐々に痛烈な悲しみが込み上げていた。
勢い任せにライラに掴み掛かるも、その力はあまりに弱々しいものだった。
「他に……やり方はなかったのか」
「これは神竜お墨付きの方法だぜ。やるなら俺が適任だろ」
好きでもない男との子供を生みたかったわけではない。しかし、堕胎という行為にはあまりに抵抗がある。
結局どうすべきであるのか、ケイトは答えを得ることができていなかった。
しかし、否応なしに種を仕込み、不本意であろうとも私事に巻き込み、挙げ句の果てには与えた命の
行く末を、ケイトの判断も待たずして決めてしまう始末。
命を救うためとはいえ、人生を左右し兼ねない大事な局面までも振り回され、ケイトはもう、穏便に
事を済ませることはできなくなっていた。
「私とティトを助けるため……?そのためなら命の一つくらい、平気で捧げられると……?」
「……殴りたきゃ殴れよ。それで気が済むなら」
「お、おまえ……ッ!」
拳に力が込められる。しかし、どうしても手を上げることができない。
先日の彼の告白の通り、ケイトに宿されていた命は決して息吹くことのないものだ。未来ある人間の命に
替えられるなら、子孫を残せぬ彼にとっては本望だろう。たとえ選んだその道が、背徳的な道であろうとも。
最早何が正しくて何が間違いなのか、ケイトにはわからなかった。
拳を振りかぶって見せるも、それが彼に向かって振り降ろされることはなく。
代わりに残されたのは、弱々しい精一杯の『強がり』だった。
「…………最低……だ……」
「……?ケイト?」
静かに拳を下ろし、悲しげに俯くケイトの様子は普段の威勢の良い姿とは明らかに異なる。ケイト自身も
思いも寄らぬ自分の異変に気付き、慌てて二人から離れて背を向けていた。
何度名を呼ばれようとも「寄るな」と突っ撥ね。
遂にはどうにも居た堪れずに、森の奥へと姿を消してしまった。
残されたティトが、深く長い溜め息を吐く。そのまま腕を組み、実に煩わしそうにライラに声を掛けた。
「追わなくていいの?後で面倒見るの僕なんだけど」
「化けの皮剥いでやるとか、あいつに近付くなとか言ってなかったか?」
「ケイトが全部ばらしちゃったからなぁ。もう剥ぐ皮も無さそうだし、結局敵でもないようだし。
あんたのこと、ケイトの方がよくわかってるだろ。別にもう興味ないよ」
邪魔者は退散すると言いたげに、ティトはライラに背を向けた。神竜の出した『指示』に興味はあったが、
今はそれでどころではない。
今回ばかりは、恐らくティトの言葉はケイトには届かない。当事者同士でなければ解決できないことなのだ。
「わかってると思うけど、言いたいことははっきり言わないとケイトには伝わらないよ。
僕もこう見えて、いつも苦労してるんだ」
この状況を何とかしろと遠回しに言い残し、ティトは来た道を戻り始める。はためく黒のマントが
視界から消え去っても、ライラはその場から動くことができずにいた。
ケイトが最後に見せた反応は、ライラにとって実に意外なものだった。
失望され、罵られ、いつものように力で訴えて来るものと思っていた。これからも変わらぬ姿で
生きていてくれるなら、それで良いと思っていた。
しかし、現に示された反応はそれとは正反対のもの。ライラが強いた現実は、まだ多感な年齢期である
少女にはあまりに重過ぎた。ケイトの芯の強さを、信じ過ぎていたのだ。
おもむろに、彼はケイトの元へと足を踏み出す。湖畔に沿って森の奥へと進み、湖頭を越えるとそこには
また別の湖が広がっていた。
ケイトは湖畔の岩陰で丸くなり、膝に顔を伏せている。
ライラが近付いても振り向かず、無言のまま肩を震わせている。
「なんで……泣いてんだよ」
「…………」
「どうせ死ぬんだぞ。生まずに済むなら願ったり叶ったりだろ」
無神経な言葉に、ケイトは勢い良く顔を上げる。
非難の眼差しを受けると同時に目が合い、彼は謝罪すら忘れてその場に立ち尽くした。
蒼白い月の光を受けて煌き、音もなく揺蕩う湖面。
その傍らに佇む、翠の瞳に涙を湛える少女。
これらの情景が相俟って、月光に照らされたケイトの姿は、ライラにはこの上ないほどに魅力的で、
恐ろしいほどに妖艶に映る。場違いな感情であるとわかっていても、普段の明朗快活な姿との驚くほどの
差異に魅せられ、彼はつい言葉を失ってしまった。
「わ、悪い……」
一呼吸置いた後、掠れた声で失言を謝るも、ケイトは変わらず彼を睨み付けている。
普段ならば、挑発にはすぐに乗って来るはずだった。何度か会話を応酬すれば、すぐにいつもの調子を
取り戻すだろうと思っていた。
しかし、ケイトは何の言葉も返さない。正確には言うならば、何も言葉にできずにいる。
これは順調と思われたライラの計画が、最後の最後で失敗してしまったことを意味していた。
ライラは静かにケイトの隣に座り込む。自虐的な笑みを浮かべた彼を、ケイトは不思議そうに見つめている。
「……ケイト。おまえが知りたがってたこと、教えてやろうか。少し長いぜ」
当時、少年であった彼の記憶は死に等しいほどの苦痛から始まる。
それ以前の記憶はなく、自分の年齢すらわからない。生まれて十年と教えられたが、年齢など時機に
意味を成さなくなると言われていた。
脳を蝕む激痛は、死んだ方がましだとさえ思えるほどのものだった。
痛みが和らいだかと思えば、見知らぬ女に失敗だと言い捨てられ。
数年間いいように使われたかと思えば、ある時まるで厄介払いでもされるかのように、外界へ出て
代わりの人間を連れて来るよう命じられた。裏切りを働かぬよう、口先だけの約束と共に。
示されたターゲット情報を手に、彼は頷いた。自分の身体を戻すことを条件に、必ず連れて帰ることを誓った。
人間らしい成長など一切遂げぬまま。身も心も未熟なまま、彼は自由を求めて外の世界へと飛び出した。
本当はもう、自分の身体のことなどどうでも良かった。
約束を守るつもりなど微塵もなかった。
拉致対象とされていた少女は、偶然訪れたとある国の訓練施設で出会った。
幼いながらも剣を振るい、確たる目標に向かう彼女の生き様に、彼は惹かれた。
恐る恐る声を掛けると、少女は親しげに接してくれた。
記憶に残っている限り、人間らしい会話を交わしたのはこれが初めてだった。忘却の彼方に消えていた
『嬉しい』という感情を、ここで初めて思い出したのだ。
だから、少女に近付いた。人として持って然るべき心を求め、少女の隣にいる資格を得ようと試みた。
使えもしない剣を手に、彼女と同じ土俵に立った。
多少しつこくても、少女は軽く手を出すだけで簡単に相手をしてくれる。
家庭事情によるものか、素行が荒れ始めた時期もあったが、接し方は変えなかった。
あまりに執拗過ぎたか、いつしか疎ましがられるようになってしまったが、それでも態度は変えなかった。
人間らしい扱いを受けた記憶のない彼にとって、誰かに振り向いて貰えるだけで嬉しかった。
その時だけは過去を振り返らず、前を向いていられたのだ。
一人善がりな行動であることはわかっていたが、それ以上は何も望まなかった。
できることならこの時が、永遠に続けば良いと思っていた。
ある時少女は『竜』を連れて来た。それは実体はなく、彼女の中に宿っていた。
ドラゴンと呼ばれる種族のうち特に高い知力を誇る者は、魔力を以って周囲と意思の疎通を図ることがある。
甚大な魔力を帯びた黒竜の血は、彼にその受け皿を与えていた。その気がなくとも彼らの意思を、気配を、
肌で感じ取ることができるようになっていたのだ。
自分の存在に気付いた彼の呼び掛けに、竜は応えた。
『神竜』と呼ばれる存在であることを告げたその竜は、彼女達の死の運命について触れた。
絶対に死なせたくない。そう思った彼は、神竜ととある契りを交わし、救出の手立てを得た。
救うには、もう一つの人間の命が必要であると言う。ただし、完成された命である必要はない。
少女に命の源を与えるだけで事足りるのだと。
彼は迷った。彼女は真っ直ぐな人間だ。授かった命の未来を奪われることに抵抗を覚えないはずがない。
それがもし、好きな男との子供なら尚更である。
しかし、彼はお世辞にも好かれているとは言えない状況である上、子孫を生きた状態で残せぬ体質だ。
苦渋の末、彼は決断を下した。後をつけて住み処を割り出し、強引に外へと連れ出して少女を抱いた。
試しに好意を仄めかしても、彼女はその気にはならなかった。
悲しくないと言えば嘘になる。しかしそのおかげで、安心して己の心を封じ込めることが叶った。
それからは、数日間に渡り繰り返し彼女を犯した。決して愛情など感じさせまいと唇は奪わず、
抱き締めもせず、憎まれ口を叩き続けた。
後は、懐妊を待って彼女の命に替えるのみ。
好きでもない男に与えられた命なら、心傷も少ないはず。
大嫌いな人間に無理やり授けられた、生みたくもない命であるのだと割り切らせ。
最後は彼女自身が持ち前の屈強さで、何とか乗り越えるはずだった。
しかし、現実はそう甘くはない。
己の信を貫き通して来たその少女は今、信じるべき道を見失い、助けを求めるかのように目の前で泣いている。
こうなってしまっては、嫌われ役に徹しても何の意味もない。
項垂れながら自分の浅はかさを呪うライラの姿は、今まで誰も目にしたことのないものだ。
人の神経を逆撫でするような言動は全て、ケイトの精神的負担の軽減を図るためのもの。
大切に思うからこそ、愛されてはならない。変わらぬ姿を願うからこそ、彼は、自分の人生を変えた少女に
忌み嫌われなければならなかった。
真実と共に、ケイトはライラの計り知れぬ苦悩を知った。抱いていた嫌悪感は完全に消え失せていたが、
掛けるべき言葉が見つからない。
恐る恐る肩へと伸ばされた手を、彼は突然掴んだ。そして唐突に顔を上げ、吹っ切れたかのように
ケイトの華奢な身体を抱え込んだ。
「どうしても、生きていて欲しかったんだ!」
「ラ……、!?」
抱き締められたかと思いきや力強く唇が塞がれる。驚きの余り逃れようと首を振り、身体を押し返そうと
もがくと、彼はケイトの身体を傍らの岩肌に押し付けた。
もう嫌われる努力をする必要も、自分の気持ちを隠す必要もない。胸の内に封じ込められていた思いは
箍が外れたかのように溢れ返り、求めていた少女へとただ向けられている。
可能ならば、せめて一度は心から愛し、抱いてやりたい。しかし真相を伝えたところでケイトがライラへ
好意を持つはずがなく、万が一子供ができてしまっては元も子もない。
そう思った時。ふと彼はあることに気付く。その途端、急くように目の前の小さな身体をまさぐり始めた。
「なっ、何を、して……、んっ……!」
慌てて抵抗を始めたケイトの唇を再び塞ぎ、大きく膨らむ胸元を覆う麻の布を下ろし、彼は露となった
双の胸に直に触れる。先端を親指で愛でながら、時折摘んでは鋭く甘い刺激を与え、ケイトの身体を慣らして行く。
引き離そうと彼の頭に添えられた手には全く力が入っておらず、ケイトは混乱の中必死に声を押し殺していた。
こんな時に何故このような行為に及ぶのか。ライラの考えが全くわからず、ケイトはただ「いやだ」と
繰り返し、じわじわと襲い来る快楽に耐えている。
やがて下腹部に指の感触を覚えると、途端に身体が恐怖で強張り始めた。その場所に触れられた後に
何をされるのか、最悪の場合、再び同じ悲劇が繰り返される可能性があることをわかっているからだ。
浅く、深くと指が動き出した途端、ケイトは取り乱したように泣き叫び始めた。
「やだっ!いやだっ!もうこんな思いしたくない!」
「ケイト、大丈夫だ」
涙を流して泣き出したケイトを抱き締め、彼は可能な限り優しく、ゆっくりと指を滑らせる。
「な、何が、大丈夫な……、あ、うっ……」
肩に手を置き、くたびれた上着を握り締めるケイトを横目に、ライラは小さな声で囁いた。
「さっきまで身籠ってただろ。だから、大丈夫だ」
「…………?」
つい先程までケイトは妊娠していた。つまり今は、絶対に排卵していないことになる。今ならば、
いくら身体を重ねても身籠る心配はない。これは子を作ることの許されぬライラにとって、ケイトを
気兼ねなく抱ける絶好の機会なのだ。
身勝手な理由であることは重々承知していた。それでもライラは、この機を逃すことはできなかった。
一度で良い。どうしても、自分を人間として扱ってくれた少女を、心行くまで愛してやりたかった。
彼が不意に小さな芽を摘むと、ケイトはびくりと震えて肩を握り締めた。撫でると小さな声を漏らしながら
身を捩り、一層固く目を閉じる。続けているとやがて湿気を帯び始め、再びその奥へと指を差し入れ丹念に
這わせると、明らかに熱の籠った声が上がり始める。
かつてないほどに弱々しく、素直な反応を見せるケイトを、ライラは心から愛しいと思った。
指を抜いたついでにホットパンツを下着ごと掴んで強引に脱がせると、ケイトはやはり激しい抵抗を見せた。
一種のトラウマと化してしまったか、いくら大丈夫だと宥めても泣いて止まない。
仕方なく、身を苛む罪悪感を殺し、彼は互いの局部を密着させる。
はっとしてライラを見上げるケイトの瞳には、大粒の涙が湛えられていた。怯えをも孕むその瞳は、
彼女が決して人に見せたことのない、許しを乞う眼だった。
「……ごめん。ケイト、ごめんな」
苦しげな面持ちで謝罪を述べ。彼は、その先に待つ行為を強行した。
「いっ、いやだっ!や……ぁああっ!」
恐怖で強張る身体を強く抱き締め、彼は夢中で腰を打ち始める。岩肌を背に、逃げ場のないケイトはただ
叫び続けている。突かれる度に高く発せられるその声は、泣いているのか喘いでいるのか最早判別がつかない。
不安を和らげようと身体を撫でつつ、ゆっくり腰を動かしても結果は変わらない。どれほど優しく接しても、
ケイトは恐怖と快楽の狭間で悶え、苦しみ続けている。
「ケイト、落ち着け」
「やだ、もうやだ……、ぅっ、あぁっ……」
ライラがいくら話し掛けても、ケイトの耳には届かない。早く済ませてやろうと激しく動くと、
一層泣いて取り乱す。
彼が望んだのはこんな姿ではなかった。
己の信念を貫き、決して折れぬ心を持つ。そんな姿に惹かれ、憧れて来たのだ。
ケイトの怯え切った姿など、できることなら見たくはなかった。
「おまえ……こんなに弱くないだろ」
堪らず呟かれた言葉に、ケイトの動きがぴたりと止まる。まるで夢から覚めたかのように呆然と顔を上げ、
涙を湛えた瞳はしっかりと彼を捉えていた。
「この程度で音を上げるような玉じゃねえだろ!しっかりしろよ!」
「なっ……!?誰のせいだよ!」
「俺のせいに決まってるだろ!だからおまえは、黙って俺を見限ってりゃ良かったんだ!
いきなりしおらしくなってんじゃねえよ!」
「こっ……!このやろ……!」
強気を通り越して殺気すら漲らせ始めた瞳を目にし、ライラは安心して頬を緩めた。
それもケイトには見られぬように、自然を装い首筋へと唇を寄せ、行為を再開した。
「ぅあっ、……っ!もう、全部、終わったんだろ、何でまた、こんなっ……」
「理由なんて一つだろうが」
威勢を取り戻したケイトを再び抱き竦め、ライラはゆっくりと腰を回した。纏わり付く蜜壁を擦りながら
音を立てて奥を突き、味わうように掻き回す。
神経を芯より侵す快感は、ケイトから抵抗力を根こそぎ奪って行く。
漏れる水音は顕著となり、唇を噛んで殺していた声も抑えが利かなくなっていた。
生きて欲しい。その思いの裏にある本心は、好意と同じ類いの感情に他ならない。
自分を見限れと言った彼は先日の船旅で、嫌々ながらもケイトの尋問に応じた。
嫌われたければ、意地でも黙っていれば良いはずだった。
嫌って欲しいのかそうでないのか。好いているなら今何故、心の傷を抉るような真似をしているのか。
やること成すこと全てにおいて、全く筋が通らない。
もう何でも良い、ただ本心を知りたい。ケイトがそう考えている間もライラは絶え間無い抽送を繰り返し、
腰を引いては一気に最奥まで貫いて来る。特に好意など持っていなくとも、彼に害意がなかったことを
知ったためかどうしても気の緩んだ声が漏れてしまっていた。
ケイトが普段の調子を取り戻したことを認め、ライラは草むらに身体を倒して体勢を整えた。より奥まで
届くようケイトの腰を持ち上げて引き寄せ、投げ出された両手を握り締め、抵抗の術を奪って遠慮なく腰を打つ。
堪らず高い声が上げられる度、より好い反応を求めて狭い膣内を夢中で擦り続ける。
今やケイトは恐怖より、快感に身体を強制支配されている。何かに縋らなければ自分を保つことができず、
不本意ながら掴まれた手を懸命に握り締めていた。
意地を張りつつ涙を滲ませ、必死に声を殺して手を握り返す少女を目の前に、勢い付かない男はまずいない。
確実に奥へ届くようにと身体を撓わせて腰を進め、逃がさぬようにと両手を押さえ。
ケイトの頭上には岩が立ちはだかり、側面には湖が広がっている。逃げることも暴れることもできず、
触れて欲しくないところを幾度も突かれ、ケイトはただ、背を反らして著しい快楽に翻弄され続けている。
行為は徐々に激しさを増し、二人を更なる高みへと追い立てていた。
真意を問うなら今しかない。間が空けば必ずはぐらかされてしまう。
意識を呑まれて言葉を失う前に、ケイトは精一杯声を張り上げた。
「やっぱり、よくわからない!好きでも嫌いでも、何でもいい、はっきり言え!」
ライラの手に、僅かに力が込められる。躊躇い勝ちに俯くも、黙って腰を振り続けている。
「んっ、く……っ!ああぁっ!!な、何とか、言……っ!」
「……言えるわけないだろ」
彼は俯いたまま小さく呟く。痛みを感じさせるほどに手を強く握り締めたかと思えば、顔を上げて
ケイトを真っ向から見つめ、突然声を荒らげた。
「そんなおこがましいこと、言えるわけないだろ!?」
「お、おこがまし……?っ、うっ、あぁっ!!」
「仮に俺がおまえを口説いても、おまえは絶対に聞き入れちゃいけないんだ!俺がいくら他人を好いても、
俺はそいつに好かれることだけは絶対に許されないんだよ!」
「ちょ……っ、や、やめっ……!あっ……」
八つ当たりのように腰を激しく叩き付け、彼は苦しそうに顔を歪めた。
子を残せぬ上、彼は成長における時間軸が通常の人間と異なる。長寿であるドラゴンの血は、彼の身体の
成長を大幅に遅らせている。よほど強い絆でもない限り、相手との間に不整合が生じることは目に見えている。
生半可な覚悟では、いずれお互いを不幸にしてしまうだけなのだ。
彼の勢いは増すばかりで、ケイトはもう耐えられる状態ではなかった。親身になってやりたくとも、
そんな余裕は全く与えられない。
「お、おまえっ、言ってることと、やってることが滅茶苦茶だ!」
「あぁ、わかってる。頭では理解していても、やっぱり駄目なんだ」
憧れ、惹かれた人間に慕われたいと思うのは人間として自然なこと。しかし、彼はそれを望むことが
できない。諦めようにも、他人への好意は易々と否定できるものではない。
前にも後ろにも進めぬそんな中。前方の道は神竜により塞がれ、退路はケイトが断ってしまった。
進む道は、ライラ本人が自分の意思で切り開くしかない。
密かに慕っていた少女が目の前で泣いているのだ。これ以上、無闇に突き放す真似はできなかった。
「なぁ、ケイト。俺は……」
ケイトの耳元で、彼は物言いたげに呼び掛けるが、それきり口を噤んでしまった。
絡みつく戒めの鎖は、これ以上の本心の披瀝を許さなかった。
ライラは悔しげに固く瞳を閉じ、再び手に力を込める。ただ一時の幸福を求め、何も考えずにケイトの
身体を求め続ける。今後二度と聞くことはないであろう『女の声』を耳にしながら、限界を訴えられる度に
一線を超えさせようと盛んに突き立てる。
「も、もういっ……、はっ、ぁああっっ!!」
「……っ!く……」
終わりは早かった。強烈な締め付けを食らい彼も同時に達するが、これ以上要らぬ不安を与えないためにも
草むらへと吐精した。
休む間も与えずに、彼は直ぐ様息を上げるケイトの身体を起こし、力任せに抱き締める。
そして静かに、悲痛な声で問い掛ける。
「俺は……どうしたらいい」
「…………」
そんな大事なことを一人で抱え込んで、馬鹿ではないのか。
それからこの礼は、近々必ずさせてもらう。
返し文句はいくらでも出て来るが、如何せん会話ができる状態ではなく、ケイトは力を振り絞って
手を伸ばす。慰めるよう、背を掴みながら片手で頭を数回叩いてやると、彼はぎこちなく力を緩めた。
離れようと思えば簡単に離れられる状態ではあったが、ケイトはそうはしなかった。ライラに身体を
預けたまま、黙って目を閉じている。
「ケイト……?」
「動くな。身体がだるいんだよ。支えが欲しいだけだ」
わざと言っているのか、そうでないのか。ライラにとっては、この際どうでも良かった。
結われて靡く、長い髪を見つめながら、今という時を噛み締めていた。
しかし、その時間も長くは続かない。突如悍ましいほどの殺気を感じ、彼は逸早く空を見上げた。
そこに見えるのは、満天の星々などではない。
「ケイト!立て!」
寄り掛かっているケイトを強引に立たせ、二人は空を仰いだ。夜闇の中でもはっきりとわかる、
『黒』の巨体が物凄い速度で上空を横切っている。
「あれは……、まさか……?どうしてこの国に……」
「呆けてる場合か!早く戻らないとおまえの母親殺されるぞ!」
「!?」
問答する間も惜しんで、二人はラスニール本国へと向かって駆け出した。
上空を飛行していたのは、紛れもなく黒竜である。人口の多いラスニールで暴れられては一溜まりもない。
草木を掻き分け、道なき道を真っ直ぐに駆け抜け、辿り着いた郊外の地にはティトの姿があった。
後方から呼び掛けても何も返事はない。傍まで駆けつけ、弟の視線の先を見遣り、ケイトはその理由を理解した。
家が、燃えているのだ。母と暮らした、二人の家が。
「か……、母様……!?」
「いないよ」
「見たのか!?」
「見てない」
燃え盛る炎へと向かうケイトを、ティトは即座に引き止める。
非常時にも拘わらず至って落ち着いている弟の姿は、却ってケイトに焦りを与えるほどだ。
「ケイト、母さんを見くびってない?君と僕で束になって掛かっても絶対に勝てないよ。
それほど実力のある魔道士が、この程度でやられるわけないだろ?父さんもいたんだし、尚更だよ」
「じゃあこんなところで突っ立ってないで、早く探しに行けば……」
「待ってたんだ。そいつを」
「……俺?」
ティトの視線を受け、ライラは訝しげに顔を向ける。まさか、興味ないと言い捨てたティトが自分を
待っているとは、思ってもいなかった。
「神竜との約束、今すぐ教えろ。内容によっては僕らは下手に動けない」
「……どうせもう、なるようにしかならん。別にいいだろ。教えてやる」
二人の命を助ける代わりに彼が神竜と交わした契約。
それは、もし彼らの目的を察知してしまっても、絶対に他言しないこと。
余計なことを吹聴して、覇竜とディアナの接触の邪魔をするなと言っているのだ。
真意は計れずとも、これらの約束を守ることは彼にとって容易なことだった。
何も言わずにいるだけで、二人の命が助かるのだから。
「……まだ何か隠してるだろ」
「さぁ?どうとでも思えよ」
ティトはどうにも腑に落ちない様子でライラを睨んでいる。
彼の供述からわかったことは三つ。
覇竜がディアナの命が狙っており、今、その危機が迫っていること。
神竜と覇竜の目的は、必ずしも一致しないこと。
その目的は、まだ達成の兆しが見えていないこと。
根拠は至って単純。神竜に取り憑かれてからも、二人はディアナと共に過ごしている。彼らの目的が
同じなら、既に彼女は殺されているはずである。目の前の命を奪うことは、神竜にとって容易いことなのだから。
そして、ライラの不明瞭な態度は何を意味するか。
これは神竜の目的が、まだ口外してはいけない、つまり達成するに及ばない段階であるのだと推測できる。
手に入れた新たな命を確実に守るためにも、彼はこれ以上の追及には応じないだろう。
何にせよ、神竜の意図を気にしていても埒が明かず、この状況で覇竜を放置するわけにもいかない。
三人は既に黒煙の上がり始めている街へと向かった。各々の、守るべき者のために。
以上です。続きます。
神竜GJです!!
次はティトとセラのターンかな?
GJ!!!
待ってた!
GJ!
ワクワクしてきた!
家の事情とかで嫌いな男と結婚させられた人妻に
本当はあなたを愛してたのって言われて犯されたい
むしろ幸せそうな人妻に横恋慕して強姦と言うのも
他人の女を強引に寝取るのウメー
好きすぎてレイプか…
レイプされる側の反応は多種多様なのかね
さめざめ泣いたり睨み付けたり反対に好きになったりと多種多様あるね。
好き合ってるのに変に二人とも不器用ですれ違ってて、片方が我慢できなくなって事に及ぶのとか大好きだ。
このスレで大事なのは「愛ある」の部分だよな
適当な女の頭に紙袋を被せてヤリ捨てするような肉欲のみの行為は対象外!ってのがいい
愛するが故に女の頭に紙袋を被せてレイプだったら萌えるんだよな
女の視点からするとどっちも変わらないんだがw
いやむしろ愛してる女を強姦してるのに
頭に紙袋を被せて、股を開かせて、チンコを出し入れする程度で済ますとか
気合いもやる気も性欲も、まるで足りていないと言わざるおえない
好きな女の身体だろ、もっとやりたい事があるだろうと小一時間位問い詰めたい
まぁそこであふれるばかりの気持ちを抑えて
例のがゆんの書いたお兄さんのような状況に陥るのもいいんだよw
オナニーを途中で止めて抜いてないみたいな状態になるぞw
ちゃんと出さないと辛いんだよねぇ……
溜めに溜めて最後に女相手に爆発させれば無問題
あー愛し過ぎて堪らない気持ちになる二次元の女性を強姦したい……
何時になったら二次元に行けるの?
てst
経済的、社会的に優位にある男が好きな女の子を強姦して
孕ませて無理矢理結婚ってのが良い
歪んでるし下種な行為だけど、そんな目に合う女の子を見ると興奮する
お腹の子への愛情と男への微妙な感情とか
籠鳥の儚さと可愛さがあって素敵だよね
孕まされて、結婚させられ、籠鳥の如く囚われ、愛でられてる女の子ハァハァ(´д`;)
女の子は町工場かなんかの社長の娘で会社の内情は火の車
両親は娘に心配かけないようにと頑張ってるが娘は心を痛めてた
ある日大会社のボンボン(将来重役になるため平からやってる)が
一大プロジェクトのために下請会社を探していて娘に一目惚れ
娘に無理矢理迫るが娘には恋人がいてはねつけられたがあきらめきれず
下請の話をちらつかせ娘をゴカーン
→何度か繰り返し妊娠してしまった娘を脅し妻にまで妄想したw
何という昭和設定昼ドラのかほり
文句いうなら563の考える最先端オサレ()な妄想聞かせちゃいなよw
昭和設定昼ドラは大好物でつ
>>562 彼氏が居るってのが良いな
愛してても相手の感情なんざ斟酌せず自分の物にするのが良い
例え自分を犯した相手との子供でも愛しそうな女の子だし
腹の中の子供まで人質にして脅しに掛かりそうだな
彼氏のとこには直接ザマァとかプギャーとか的な事やりに行きそう
口では嫌がってるけど、今ではすっかり乱暴に犯されるとだらしなく喘ぐ淫売になりましたとか
痛い位が丁度良いドMみたいですとか、わざわざ報告して怒りを煽ったりとか
>>564 別に
>>563は文句を言ってる訳では無いと思うよ
>>566 前にレディコミや腐女子が考える妄想だって
難癖つけて叩く奴とかいたから
そういう手合いだと思った
文句言うぐらいなら新しいネタフリしろよとw
初投下失礼します
中世西洋風
貴族とメイド
寝取られ要素あり
569 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 03:46:32 ID:FbT7Zo5l
1
母が倒れたとの一報がアレクシスの元に届いたのは、あと二日で夏期休暇が始まるという頃だった。
寄宿学校から馬を飛ばし、やっとのことで故郷の屋敷に到着し、父への挨拶を済ますと、アレクシスは母の部屋を訪ねた。
「母上」
ノックをすると、内側から扉が開かれた。
アレクシスは息を呑んだ。
視界に入ってきたのはひとりの少女だった。
アディンセル家の家紋が刺繍された、黒を基調としたメイド服に身を包み、紅茶色の髪はすっきりと結いあげられ、
髪留めでまとめられている。
少女はアレクシスの姿を認めると、まるで天使のようにあどけなく微笑んだ。
どくん、と心臓が跳ねる音がした。
「アレクシスさま」
その声に、ふと記憶が浮かび上がる。
お転婆で、勝ち気な女の子。小さな頃、よく一緒に遊んでいた……。
「……まさか、ステラ?」
驚きながら尋ねると、少女は少し顔を赤らめて頷いた。
「はい。……お久しゅうございます、アレクシスさま」
言葉もなくアレクシスとステラは見つめ合った。
かつて、ふたりは身分の関係なく一緒に遊んだ仲だった。庭園で追いかけっこをし、丘で野苺を摘み、ウサギを
追いかけた。
勝ち気で向日葵のように笑うステラ。
それは淡い初恋の少女だった。
しかし、使用人として働いていたステラの祖父の方が病を患い、温暖な地方の方が良いだろうと、彼らはリースに
ある屋敷に移っていったのだった。
あの別れから七年――
アレクシスは美しく成長したステラから目が離せなかった。
透き通った白い肌に、バラ色の頬。小振りな鼻に、みずみずしい唇。そして翡翠の瞳。
歳は自分より二つほど上だったから、今は十七のはずだが、目が大きいからかもっと若く見える。
それでも、服の上から胸の膨らみやくびれた腰、丸みを帯びた尻が女としての存在を主張しているのがわかる――。
アレクシスは幼なじみの少女によこしまな視線を投げたことを恥じ、顔をそらした。
「……君が、母の世話を?」
「はい」
本来の訪問の目的を思い出し、アレクシスは母親のベッドに近づいた。
「母上、ただいま戻りました。アレクシスです。おわかりですか?」
母親であるキャサリンは、かつての美貌も枯れ果て、生きる屍のような有様だった。
「母上」
何度話し掛けても反応はなく、目を開ける様子もなかった。
「医者の見立ては?」
「……三月、もつかもたないか、と」
「……そうか」
ベッドの傍らに立ったまま、アレクシスは母親を見つめた。
気難しく、あまり触れ合った記憶のない母。それでも死期が近いとわかれば、何となく淋しい気持ちになるものらしい。
「アレクシスさま……」
「……君にそんな風に言われると、何だか違和感があるな」
茶々を入れて、重い空気を拭う。
「昔みたいにアレクって呼んでよ」
「そんな、無理をおっしゃらないでください」
「ステラ、お願い」
「無理ですわ」
アレクシスはステラをからかいながら、心の霧が晴れていくのを感じていた。
570 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 03:49:08 ID:FbT7Zo5l
2
アレクシスが故郷に帰ってきて一週間が過ぎた。
相変わらず母親の容態は思わしくなかったが、ステラの存在のおかげで気持ちが沈むことはなかった。
アレクシスはステラに学校や友人の話を聞かせ、ステラを感心させたり笑わせたりした。
また、城下街へ買い物に行くのに付き合い、まるで恋人同士のようにふたりきりで過ごす日もあった。
その時に買ってあげたティアドロップのペンダントを、ステラはいつも身につけてくれた。
アレクシスはステラへの気持ちが日増しに高まっていくのを感じていた。顔を見たい、隣にいたいというささやかな願いは、
いつしか抱きしめたい、口づけて愛を交わしたいという欲望に変わっていった。
――打ち明けよう。
再会から一ヶ月が過ぎた頃、アレクシスはそう決心した。
嫌われてはいないはずだ。もし駄目でも、諦めない。受け入れてくれるまで、何度でも気持ちを伝えよう。
屋敷の裏にある庭園で花を摘みながら、アレクシスは早鐘を打つ心臓を静めようとした。
ため息をつきながらバラを見る。不器用ながらも小さなブーケを作り上げた。
ステラは喜んでくれるだろうか。
自分の気持ちに、どう返事してくれるだろうか……。
その気持ちが通じたのだろうか、何気なく庭園を眺めていると、視界の端に想い人の背中が小さく見えた。
(ステラ)
立ち上がり、その後を追う。ステラは庭園の奥へと向かっていた。
(何処へ行くんだろう?)
一瞬、羽ばたいた鳥に気を取られて、ステラを見失った。キョロキョロと辺りを見回す。
「……もう……な……」
ステラの声がした。自然と足はそちらを目指す。
「……か?」
「……ん……やめ……」
声が二つであることに気づき、アレクシスは足を止めた。
そっと木の影から顔を出し、様子を伺う。
――ステラともうひとり、思いがけない人物がそこにはいた。
(父上……?)
最初は、父親の出現にただ驚いた。ステラの声もわずかに聞こえるのだが、父親の背中でよく見えない。
(何故、父上とステラが……)
「……あぁ!」
一際高い声が上がった。背中越しに、ステラの顔が見えた。
――!
571 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 03:51:43 ID:FbT7Zo5l
3
それはアレクシスの知らないステラの顔だった。瞳に涙を溜め、紅潮し、愁眉を寄せて何かに耐えている。
ひどく艶めかしく――美しい表情。
「ルーファスさまっ……」
その表情で、ステラは父親の名を呼んだ。アレクシスの手からブーケが地に落ちる。
「もう……やめ……おやめくださ……い……っ」
「ここはそう言っておらんようだが」
「あっ……!」
「たまには外でというのも良いだろう?」
「……っ、あぁ」
ふたりの会話と乱れた吐息を聞き、アレクシスはやっと彼らが何をしているのか、悟った。
「っ、ふ、……いや」
頭の血管がドクドクと波打ち、全身に氷水を浴びさせられたような冷たさが広がっていく。
「どうせ誰も来ない。声を出せ」
「いやあ……あっ」
耳を塞ぎたい。目を閉じたい。それなのにアレクシスは微動だにすることができなかった。
「可愛いステラ……」
「っ、ああっ」
体勢が変わり、ステラの姿がよく見えるようになった。ブラウスははだけられ、たわわな乳房が揺れている。
スカートも腰までめくられ、ステラの尻には父親の手がしっかりと添えられていた。
「こんな、……っ、もう、いやぁ……」
叫ぶステラの首元は、皮肉にもアレクシスの贈ったペンダントが輝いていた。
「あ……ああ、ルーファスさま……あ、あ、ああ、んっ」
木の幹に手をついたステラの尻に、父親の腰がピッタリと当たっている。赤黒い棒がぬらぬらと光りながら
抜き差しされる光景を、アレクシスは呆然としたまま眺め続けた。
「ステラ、良いぞ……」
「や、ルーファス、さまっ……あぁ!」
救いといえばステラが言葉の上だけでは抵抗していることだったが、秘所から滴り落ちる雫や、くねくねと動く
腰が目に入る度、そして快楽に濡れた嬌声が上がる度、アレクシスの恋心は打ち砕かれていった。その変わり、
激しい怒りと嫉妬、どす黒い欲望が釜をもたげてくる。
「いや……やだ……っ、っあ、――!」
ステラの白い肢体がビクビクと震え出した。
「っ、く、達するか……」
「、っ、あぁ、――!」
「ふう、う――!」
ぐったりとしたステラに、父親が激しく腰を打ち付けた。やがて父親が離れると、ステラは倒れ、
木にもたれたまま荒々しく呼吸を繰り返した。
「良かったぞ」
「……」
ステラは黙ったまま服を整えた。
「……失礼します」
「うむ」
ステラが先にその場を去り、しばらくしてルーファスもいなくなった。アレクシスは――日が沈み下男が
彼を探しに来るまでその場を動けなかった。
572 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 03:54:23 ID:FbT7Zo5l
4
アレクシスは夕飯を断り、ひとり寝室のベッドで打ちひしがれていた。
(悪夢だ……!)
愛する女性が、犯されている光景を目の当たりにしてしまったこと。
しかもその相手が、自分の父親だったということ。
それはまだ十五のアレクシスにとって、耐え難い苦痛と衝撃だった。
(信じられない……信じたくない……)
しかし脳裏にはステラと父親の痴態が生々しく焼き付いている。
あの顔……あの声……あの白い尻、足、胸……。
しかも、あれが初めての行為ではないようだった。
この一月、自分が熱い眼差しでステラを見つめていた間、裏ではどれだけルーファスに抱かれていたのだろう。
何度貫かれ、何度達したのだろう……。
想像するだけで、アレクシスの下半身は熱を持ち、猛々しく暴れた。
(許せない……!)
以前から両親が不仲なのには気づいていた。別に愛人がいても仕方ないだろうとも思っていた。
しかし、よりによって、二十歳以上離れた自分の初恋の相手に選ぶなんて――!
(ステラは……ステラは、自ら望んで父上と……?)
だとしたら、母の介護に献身的なのは、罪悪感を償うためだろうか。
アレクシスの淡い想いは、今や真っ黒に塗り潰されていた。
(裏切られたのか、俺は……)
暗闇に染まった静寂の中、コンコン、と控えめに扉がノックされた。
「アレクシスさま」
今一番会いたくない女の声だった。
「どうかなさったのですか?……スープをお持ちしましたので、せめてこれだけでも召し上がってください」
いらない、帰れ――と言おうとして、アレクシスは思い止まった。
のっそりと起き上がり、施錠していた扉を開ける。
「アレクシスさま」
「入って。――それ、机の上に、置いて」
アレクシスが顔を見せると、ステラは安堵の笑みを浮かべた。ステラが部屋に入ったのを見届け、静かに鍵をかける。
「レンズ豆のスープです。冷めないうちに召し上がってください」
「ああ……」
アレクシスは気怠げにベッドに腰掛けた。
「もう、駄目ですよ。お加減が良くない時こそ、栄養をつけなくては……」
食事をしようとしないアレクシスを見かねて、ステラはスープをスプーンで掬い、息を吹きかけて口の前に差し出した。
「はい、お口を開けてください」
アレクシスは黙ったまま指示に従った。
ステラは頬を染め、嬉しそうにスプーンを運ぶ。
(少しは気があるんじゃないかって、そう勘違いしてたのは俺だけか)
何も言わず、スープを嚥下しながらステラを見つめる。
「アレクシスさま、お顔が赤いようですが――」
器が空になった後、ステラはそう言って心配そうに顔を覗き込んだ。額にそっと触れようとしたその手を、
アレクシスは力強く握り締める。
「アレクシスさま……?――きゃっ」
そしてそのまま寝台へと引っ張り込んだ。
573 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 03:57:06 ID:FbT7Zo5l
5
「な、何を――」
「ステラ――」
その上に覆いかぶさり、有無を言わせず唇を奪う。柔らかい感触に目眩がしそうだった。
(これがステラの唇……!)
初めてのことで技巧も何もない。ただ激しく、舌を押し付け絡めて蹂躙する。
ステラは瞳を見開き、何か言おうとしていたが、その隙を与えるつもりはなかった。
「んっ……ふっ……アレ……シス、さ……」
くぐもった声と、唇の触れ合う音が響く。口の端から溢れた睡液がステラを濡らした。
そのうちアレクシスの手は、白いエプロンの下の膨らみに伸びていった。胸と胸が密着した時から感じていたのだが、
ステラのそれはかなり大きく、弾力も申し分ないようだった。
(この唇を許し、この胸で父上を愉しませたのか)
嫉妬のあまり目眩がした。激情に駆られたアレクシスに、普段の優しさは微塵も残っていなかった。
生地ごと鷲掴みにし、ちぎれんばかりに揉みしだく。
「やぁ、痛、い――っ!」
うるさい唇を塞ぎ、片手で力任せにブラウスを引っ張る。ボタンは勢いよく弾け飛び、
残りの邪魔な布地を引き裂くように取り除く。首元のペンダントがチャラチャラと虚しく鳴った。
「アレ……さま、やめ……!」
露になった乳房は白く豊かに実り、上を向いた先端は桃色に張り詰めていた。頂を囲む部分は慎ましやかで、
落ち着いた色をしていた。それはまるで、今が旬だから食べてくれと主張する果実のようだった。
両手から零れる二つの実を荒々しく愛撫し、頂は指の腹で捏ねくり回す。
「あっ!あぁっ」
ぽろぽろと涙するステラの首筋に舌を這わせ、胸の谷間に顔を埋める。
「おやめください……っ、やあっ……どう、して……、っあ!」
「『どうして』?」
「こ、こんなこと、あ、やっ!」
乳首を舐めながら、片方の手を足へと向かわせる。スカートの中の下着へと到達すると、そこはしっとりと濡れていた。
「やあっ」
アレクシスの指を激しく擦りつけると、甘い声が上がった。
「やめ、やめて――こんなの――」
「――父上じゃないと嫌?」
その言葉に、ステラの表情から血の気が引いた。
574 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 03:59:42 ID:FbT7Zo5l
公爵家の秘密6
怯えたその愛らしい顔に暗い感情の火がつき、嗜虐的な言葉が次々に飛び出る。
「もうこんなに濡れてる。随分淫乱なメイドだね――父上に開発されたのかな?」
「あっ……」
「どうやって父上を誘惑したの? そのでかい胸で抱きついた? それとも尻を振ってみせた?」
ステラは目を真っ赤にして首を振った。
「淫乱女のくせに、純情ぶって。すっかり騙されたよ」
「そんな、酷い……」
「酷いのはどっち? 妻子ある、親子ほどにも歳の離れた男に――あろうことか昼間の庭園で、後ろから突かれて
よがっていたくせに」
「――!」
詰りながら下着を降ろし、紅茶色の茂みで隠された場所に分け入り、無理矢理股を開かせる。
濃厚な女の香りが鼻孔を刺激した。
「やぁ、アレクシスさま! 許して!」
初めて目にする女の秘所は、蜜に濡れひくついていた。こんなグロテスクな器官があどけないステラについていることに驚きはしたが、
萎えることはなかった。
(すっかり身体は女だということか)
募る苛立ちと興奮は、すでに最高潮に達していた。痛いほど張り詰めた自分自身を取り出し、
思いの外下の方にあった花弁に先端を押し付ける。
「ステラ」
――愛してる。君が愛しくてたまらない。
伝えたかった本当の言葉を胸に隠し、一気に自分の猛りで彼女を貫く。
「アレク――!」
幼い頃の呼び名をステラが叫んだ。それが嬉しくて、せつなくて、ただ想いをこめて腰を振る。
「や、アレク、激し……あっ、あ、あ」
「ステラ――ステラ――」
繋がった部分からぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響く。ベッドの軋む音、ペンダントが揺れる音、
そして何より、ステラの鳴く声が甘く耳を犯した。
「アレク……っあ、ん、や、ああぁ、あ、あっ」
ステラの中は溶けそうに熱く、ざらついていて、鳴く度にアレクシスを締め付けた。堪らなく気持ちいい。
気を抜けばすぐ放ってしまいそうだった。
そして何より、愛しい女を犯しているという事実が、アレクシスをこの上なく満たしていた。
だから、限界はすぐにやって来た。
「ステラ、いくぞ――」
「あっ――だめぇっ……アレク……!!」
「く、あ、っっ!」
最奥で放たれた奔流は、ステラの子宮に飲み込まれた。
長い放出だった。自分の子種が注ぎ込まれている様を感じ、偽りの幸福に酔いしれる。
「ステラ……」
息を整え、喘ぐステラを見下ろす。涙と睡液に汚れても、彼女の美しさは損なわれることなく、
むしろ怪しい輝きを放っていた。
575 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 04:06:50 ID:FbT7Zo5l
7
「……まさか、これで終わりだとか、思ってないだろう?」
若い肉体は、果てるのも早かったが、回復するのも早かった。
中で固さを取り戻しつつあるアレクシスに、ステラはびくりと身体を震わせた。
「あっ――うそ……」
ステラの足を持ち上げ肩にかけ、より深く当たるように穿つ。
「あぁんっ!」
「気持ち良い?」
先程より余裕ができたアレクシスとは対照的に、ステラは息を荒げ、声を押し殺せなくなっていた。
ゆっくりと抜き差ししながら胸の赤い頂を口に含み、媚肉をまさぐる。
女についている敏感な部分を探し出し、皮を向いて優しく擦り上げる。
「ああぁっっ!!」
ステラが悲鳴を上げた。それが面白く、容赦せず責め立てる。
「いやあ! アレク、だめぇっ、もう……!」
「何がだめなんだ? 自分から腰を振っているのに」
「そん、な……や、いやあっ! は、激し、い……ああぁ!」
ステラは背中を弓なりにしならせ、びくびくと震えた。同時に中もきつく締め付け、アレクシスは
果ててしまわないよう必死に堪えた。
「……っ、」
ステラは絶頂で言葉もないようだった。アレクシスは自分自身をステラの中から一旦抜き出した。
溢れ出る白濁した液体を満足げに眺め、着ているものをすべて脱ぐ。そしてステラの服も脱がせる。
もはや抵抗はなかった。太股までの黒いストッキングだけを残し、ステラは裸になった。
「アレクシスさま……」
掠れた声で呼ばれると、壊れたはずの想いが蘇ってくる。
「後ろを向け」
冷たい声でアレクシスは命じた。
「父上と同じ格好で犯してやる」
576 :
公爵家の秘密:2011/02/13(日) 04:08:07 ID:FbT7Zo5l
8
ステラは涙を流しながらも、半ば諦めたように背を向けた。四つん這いにさせ尻を持ち上げ、躊躇なく後ろから貫く。
「っあ、アレク、っ……!」
カチューシャが外れた長い髪が豊満な乳房とともに揺れ、何とも淫らだった。
「父上にこうされて、気持ちよかったんだろう?」
「……も、う、許して――あふぅ!」
――許すものか。
もっともっとよがり狂わせ、俺のことを忘れられないようにしてやる。
アレクシスは秘所の上の、慎ましやかな菊座に目をつけた。
寄宿学校の仲間のひとりが言っていた。――こちらもなかなか良いものだと。
「ひゃあっ」
蜜を塗り付けた指を、菊座に沈ませる。
「やっ、そっちは……」
「使ったことないの?」
「そんな、まさか、ありませ――あう! あはぁ!」
その答えに満足し、アレクシスは深々と指を突き入れた。
「いやっ! 痛い……!」
まだ、誰にも散らされていない場所。
あの、父親にさえも――。
「やめてぇ、やめてくださ――あっあっ、あっ」
奥に入れたまま小刻みに腰を振ると、ステラは嬌声を上げて震え始めた。それと連動させ、菊座の中を指の腹で擦り上げる。
「やだあ、ああん、あ、一緒に動かさないでぇ!」
「どうして?」
意地悪く尋ねながら、腰の動きをいっそう激しくさせる。
「やあ、だって、んっ、私――いやあっ!あ!ああっ!」
「う、っ――!」
中が収縮し、アレクシスを締め上げた。二度目の絶頂は、ステラとはぼ同時だった。
「あぁ……」
出し切ってからずるりと抜くと、受け止めきれなかった欲望の証がステラの股の間から滴り落ちた。
「……子ができるかもな」
肩で息をするステラに、アレクシスは残酷な言葉を放つ。
「父上の子でも俺の子でも、大した違いはないだろう?」
ステラはシーツに顔を伏せ、肩を震わせた。そんな彼女の腰を引き、太股に汚れた己を擦りつける。
「っ、もう、これ以上は……お許し、ください」
「だめだ」
無理矢理こちらを向かせ、口づける。いやいやと首を振るのもかまわず、強引に舌を絡め、再び押し倒す。
ふと、寝台脇の時計を見ると、まだ深夜に届かない時間だった。
「まだまだ、これからだ」
青ざめるステラに、アレクシスは優しく微笑んでみせた。
続く
以上です
続きは父親視点を予定しています
GJ!
読みやすくてしっかりエロくて素晴らしい
続きも楽しみにしてる
父親視点もあるということは息子にとっては嫌な予感しかしないというか
男でもいうのかわからんが親子丼注意とも書くべきじゃ……
っていうか書いてくれよ
>>577 GJ
親父羨ましいな、自分より遥かに年下の女の子をオナホール扱いとか
息子の気持ちを知ってそうw
ステラたんの事は愛してるけど、相手の気持ちは考えない!!的思考の人だと尊敬w
>>579 親子丼やないで
こういのは同じ穴を共有した穴兄弟って言うんや
因みに同じ男にやられた女性は棒姉妹
つまりママンとステラたんは……
A責め無表記についてはスルーなのかw
>>577 嫌がりながらも感じちゃって
自からも腰振っちゃう淫乱メイドタン (;´Д`)ハアハァ
父親としっぽりやりながらつつも
面の皮厚くも顔色を変えず母子の世話しちゃって
しかも息子は俺って脈あり?と勘違いさせるなんて
夜は娼婦昼は淑女っぷりがパネエっすw
父親視点ということは父もメイドを愛してるってことなのか
どう父子決着するのか期待w
しかしそのあと後ろの処女は息子がいただいちゃってるとおもうんで
父親が気づくんだろうかというのも期待
>>582 あ〜……
読んだ時は、実は既に後ろも親父により開通済みと思った
いや、普段から使ってないと、あの程度であっさり入らないって絶対!!
584 :
582:2011/02/13(日) 09:50:46 ID:o3PyglWl
すまんリロってなくてA責め無表記については〜は580-581へのツッコミw
後ろの処女については現実問題だとそうだけど
エロ創作はファンタジーということで読んでたよw
今更嘘はつかないだろうと普通にメイドの言葉を信じてしまったw
AFまであったのか最後まで読んでなかったから知らんかった
とりあえず特殊属性は書いてくれNG登録してスルーするからw
>>581 いや穴兄弟とかは知っていたけど
それが親子だったら親子丼みたいに特殊な言い方あるのかとw
>>584 その突っ込みか
いや、アレクシスがブチ切れ気味なのは、ステラたんとしても分かってるだろうし
自身の恥ずかしさとか、ハイ経験済みですとゲロった場合のアレクシスの反応とか考えたら
あの状況では実際の経験の有無はともかく、反応としてはあんなもんかと思って
>>585 いや親子でも穴兄弟でおkな筈
違和感あるなら穴親子でw
因みにまだ指を入れただけで「痛い」などと言ってたが
反応的に僕としては既にアナル経験済みと読んだ
ただ
>>584の言うようにエロコンテンツ的には、未経験でもあんなもんかも知れない
作者様だけが真相を知ってるな
589 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 11:44:41 ID:Zppj+F7K
めんどくせースレ
面倒くさいくらいでちょうどいいんです
遅ればせながらGJ
最近投下増えて嬉しすぎる
>>568-588の続き投下します
時系列的に前の話になります
注意事項
・貴族とメイド
・このターンは父親のみですが、父と子とメイドの三角関係(穴兄弟)
・処女喪失
ちなみに今回A責めはないです笑
593 :
公爵家の秘密:2011/02/14(月) 01:13:55 ID:yw4Qh9m2
1
アスター公、ルーファス・アディンセルの結婚生活は、決して幸福なものではなかった。
二十歳の時に政略結婚したキャサリンは、見目こそ麗しかったが、気位が高く派手好きな令嬢で、
いつも三つ年下のルーファスのことを頼りないと詰った。凡庸な顔立ちだと罵り、夜の営みも下手くそだと嘲笑した。
義務だと思い何とか男子を産ませた後には、ルーファスはキャサリンの行動に干渉すらしなくなった。
領主としての政務が多忙であり、元来真面目な性も相まって、ルーファスは女遊びをすることもなく、
気づけば四十を過ぎていた。
そんなある日、リースの屋敷を任せていた昔からの使用人、ヘンリー・クレセントが亡くなった。
彼の遺書には、残される孫娘を頼みますとルーファス宛てに記されていた。
ルーファスは義に厚い。使用人とはいえ、よく尽くしてくれたヘンリーの頼みを快く受け入れた。
彼の孫娘――ステラを本邸に呼び戻し、後見人となり、目の届くところで働かせることにしたのだ。
「旦那さま」
やって来た少女は愛らしく、素直でよく働き、ルーファスと目が合う度に微笑んだ。
彼女の煎れるお茶は祖父譲りの美味しさで、ルーファスの心を癒した。
また肩を回しているところを見ると、「祖父にもよくやっていたんです」と嬉しそうに肩たたきをしてくれた。
いつしか、ルーファスにとって、ステラは特別な存在になっていった。
――それは、遅すぎる初恋だった。
始めて出会う感情にルーファスは戸惑った。ただ娘のようなステラに家族愛を感じているのだと、そう思おうと努めたが、
無邪気な笑顔を独占したい、薄紅色の唇を貪りたいという激しい情熱を抑えることが日に日に難しくなっていった。
「もうすぐ、アレクシスさまが戻られるのですね」
夏が近づいて来たある夜、ステラは嬉しそうにそう言った。
「ああ、あと一週間もすれば帰ってくるはずだ」
「お会いするのが楽しみですわ」
窓の外を見つめるステラの頬はほんのり色づいていた。
ルーファスはその些細な表情の変化を見逃さなかった。
自分とは似ていない、母親似の、金髪碧眼の息子。
妻と違い、息子のことは愛していた。
父のひいき目を除いて見ても、息子は美男子だ。性格も明るく朗らかで、後継ぎとして申し分ない能力も備えている。
そしてその息子と、幼少期をともに過ごしたステラ――。
そこに恋が生まれても、何の不思議があるだろうか。
ルーファスは、生まれて始めて息子に嫉妬した。
594 :
公爵家の秘密:2011/02/14(月) 01:18:20 ID:yw4Qh9m2
2
そしてその夜、この一月ほど気分がすぐれないと言っていたキャサリンがが倒れ、意識を失った。
医者が呼ばれ、検査したところ、回復は絶望的だと告げられた。
ステラはそんなキャサリンに付き添い、かいがいしく看護した。
「奥さま、もうすぐアレクシスさまが帰って来ますわ。だから、頑張ってくださいませ」
意識の戻らないキャサリンに話し掛けるステラは、慈愛に満ちていた。
明日にはアレクシスが戻ってくるだろう。夜の戸張の中、ルーファスは蝋燭の明かりに浮かぶステラの顔を見つめながら、
このタイミングで倒れ、ステラとふたりきりになる機会を与えてくれた妻に感謝した。
「ステラ」
「旦那さま……」
「いいのだ。もう」
「そんな弱気なことをおっしゃらないでください。お気を確かに」
妻を失いかけている男を前に、ステラは励ましの意を込めてその手を包んだ。
「ステラ……」
焦がれていたその温もりに、たまらず小さな体を抱きしめる。
ステラはこの抱擁を精神的なものととったのか、何も言わずそっと手を添えた。
――限界だった。
「お前を愛している」
突然の愛の告白に、ステラは顔を上げた。
驚きの表情を浮かべ、瞬きを繰り返している。
「愛している」
もう一度告げ、首に手を回し顔を近付ける。
「旦那さま、何をおっしゃって……っ!?」
触れる直前でステラが顔をそらそうとしたが、壁に押し付け、しっかり顎を固定することで、逃げ場はなくなった。
「ん……うぅ……!」
最初は優しく、触れるだけの口づけ。何度も何度も触れ、口全体に覆いかぶさるよう塞ぐ。
漏れる吐息の合間に舌を滑り込ませ、味わい、酸素を奪う。
「いけま……せ、んん……旦、……ま……!」
ささやかな抵抗を見せるステラだったが、キスが深くなっていくと次第に力が抜け、抵抗も弱くなっていった。
一旦唇を離すと、どちらのとも判別のつかない透明な糸が引いた。
ステラは胸を上下させ、真っ赤に頬を染めていた。初々しい反応に満足し、さらに耳へと舌を捩込む。
「やぁっ……!」
艶めかしい声が上がった。耳は弱いらしい。わざと音を立て、耳全体をしゃぶる。
「いい声だ」
「あっ、おやめくだ――っ」
また口づけ、責め立てる。しっかりと腰を支える手は尻を撫で、もう一方は胸元をまさぐる。
幼げな顔立ちに不釣り合いな豊満な体つきだ。
「奥さま、が、いらっしゃる、のに――」
「意識はない」
キャサリンがいようとどうでもよかった。
ボタンを外した首筋に舌を這わす。それに何とか抗おうとしてルーファスの背を叩くのだか、全く痛くない。
愛撫の手から逃れようと身をよじるのも、かえってルーファスを刺激するだけだ。
595 :
公爵家の秘密:2011/02/14(月) 01:21:36 ID:yw4Qh9m2
3
「やぁ! だめ――」
ルーファスは片手で容易くステラのエプロンを解き、ブラウスを開けた。白い胸が顔を出し、ルーファスを誘った。
「いや、お許しください……!」
羞恥のあまり涙を流して胸を隠そうとするステラは、小鳥のように愛らしかった。
「綺麗だ、ステラ」
ルーファスはうっとりして白い乳房を両手で慈しんだ。ピンクの頂上には触れず、弾力のある塊を楽しむ。
ステラは眉を寄せ、刺激に堪えながら何度もやめるよう懇願した。しかし頂の周りを刺激し始めると、
言葉とは裏腹にそれは尖り固くなっていった。ルーファスはにやりと笑い、一方の頂を舌で包んだ。
「あぁっ……!」
同時に片方を指で抓り、弾き、挟んで擦る。
「……っあ、やあっ……」
またルーファスは足を曲げ、膝をステラの股間にぐりぐりと押し付けた。吐息はますます荒くなり、
快楽を覚え始めているのがわかる。
「っあ!」
ステラの身体が一瞬跳ねた。軽く達したのだろう。ルーファスは次に行こうと黒いスカートをめくりあげた。
「や、いやぁ!」
ステラも必死に暴れる。見ると、白いレースのショーツは染みを作り、感じていたのが明白だった。
太股まである黒いストッキングとガータ―ベルトがいやらしく、ルーファスはごくりと喉を鳴らした。
「見ないで、旦那さま、いやです……!」
ステラの意見は聞かず、ルーファスはそこを存分に視姦した。それから腰を落とし、股の間へと顔を埋める。
「あ、何を……!? やああっ」
太股を固定し、尻たぶを揉み、下着の上からステラの秘所を口で味わう。
今までとは違う快感に、ステラはびくびくと奮えた。
「旦那、さま……っ、あ、あぁ」
特に突起のある辺りに吸い付くと、ステラは啜り泣き、蜜が溢れた。感度がいいのだろう。押し殺そうとしても
出てしまう嬌声が、よりルーファスを興奮させた。
「やめ……んっ……やめてぇ……」
前から後ろまでしつこく舐め続けると、蜜はどんどん溢れ、ステラの足を伝っていった。
ストッキングの留め具を外し、もはや用を為さないショーツに手をかける。
「いや……!」
引き下ろされたのに気づいたステラが身を揺らす。いつの間にか外れてしまったカチューシャが床に落ち、
紅茶色の髪が広がった。
596 :
公爵家の秘密:2011/02/14(月) 01:26:12 ID:yw4Qh9m2
4
「ステラ……本当に綺麗だ」
暴かれた秘密の花は、紅茶色の茂みの下で、濡れて光っていた。そこまでの道筋に指を滑らせると、
ステラは高い声で鳴いた。
何度も往復させ、淫らな水音が響く。ルーファスが蕾を見つけてやわやわと皮ごと擦ると、ステラの身体が戦慄いた。
「旦那、さま……っ、お願い、もう、や――あ、あぁ、身体が、変、に、な――っ!」
「変になって良いんだ。感じるままに動きなさい」
「あ、っ」
「それから――私のことは名前で呼びなさい」
「は、はい――っ、あ、ふあっ」
蕾を剥いて責め立てる。
「ああっ! ルーファスさまあっ!」
ステラの身体がのけ反り、跳ねたかと思うと、ぐったりと弛緩した。
「どうだ?」
問い掛けても答えはなかった。呼吸するだけで精一杯のようだ。
ルーファスは唇を落とし、快感に翻弄された少女を労った。
――そして、ここからが本番だ。
「ルーファスさま――?」
終わったのだろうかと期待の色を浮かべるステラを抱き上げる。
「やっ、降ろしてください!」
抜け殻を拾い上げ、扉を開けて自分の寝室へ向かう。
「いや……いや……!」
しんと静まった廊下には誰もいなかった。寝室まではそう遠くない距離だ。
その間、ステラは震えながら両手で顔を隠していた。
自室のベッドにステラを横たえ、丁寧に着ているものを剥がしていく。
「いやあ……!」
抵抗らしきものはあったが、絶頂を迎えた後ではたかが知れていた。ガーターもストッキングも脱がせ、
生まれたままの姿になったステラは、夜の闇の中で蝋燭に照らされ、ゆらゆらとした光に濡れていた。
ルーファスも衣服を脱ぎさり、少女の裸体に覆いかぶる。
「ルーファスさま、どうかお許しを……!」
ぴったりとくっついた身体は熱く、しっとりとしていて、どこもかしこも柔らかい。
「愛しいステラ……」
すべすべの若い肌を、額から足の指まで丹念に口づけ、しゃぶり、味わい尽くす。
びくびくと反応する身体をこじ開け、女の部分を刺激する。
「お許し……くださ、い……あぁ!……お願……ルーファス、さ………いやぁ……っ」
譫言のような言葉は嬌声に掻き消され、ルーファスを煽るだけだ。
じゅるじゅると溢れる蜜を吸う。ステラはシーツを握り締め、苦悶の表情を浮かべていた。
やがて舌が蜜の奥へと伸ばされる。
「っあぁ……っ!」
ステラの鳴き声は高く、可愛らしいものだった。
ぴくぴくと魚のように反応する姿が愛しく、ルーファスはシーツに大きな染みが広がるまで口を離さなかった。
「あぁ……やめて……汚……汚いで、す……あっ」
「お前の――身体の――すべてが清らかだ」
「そん――! あっ……ひああっ!」
逃げる腰を捕まえ、蕾を舌で転がし、襞の奥へと指を進める。
「っう――!!」
どうやら少し痛みを感じているようだ。
(これは……処女か)
ならばと時間をかけて出入りを繰り返す。一本は大丈夫そうなので、二本にして道を広げる。
「やあ……!そこだけは、やめて、お願い……あぁ!」
「大丈夫だ、ステラ」
無理強いしているのはわかっていたが、もう行為を止めることなど不可能だった。
反り返り滴る自分自身を柔らかな足に押し付けつつ、中の指を増し、関節を曲げてざらついた壁を刺激する。
「お願い、です――ルーファス、さま……っ、ひっ、んあ、ふああ!」
さらに敏感な蕾を責め立て、哀願を退ける。
快楽に染まり、高まっていく身体は、ルーファスの欲望を受け入れる準備が整ったことを示していた。
597 :
公爵家の秘密:2011/02/14(月) 01:37:10 ID:yw4Qh9m2
5
「――ステラ、行くぞ」
額に唇を落とし、細腕を自分の肩に回させる。熱を持った矛を、狭い花の中心に導き、先端を差し込んだ。
「いやあっ、だめ、やめてぇっ――!」
ステラは涙ながらに腰を引いて暴れた。拒まれて悲しくないわけではない。だが、きっといつかわかってくれるだろう。
ルーファスはそう思い、自分の矛を中へと押し進めていった。
「いっ、っう――!」
ステラの中は狭く、こちらにまで痛みを伴った。しかし同時に熱く、何とも言えぬ快感をもたらすものだった。
「い、痛い! 痛いの! お願い、抜いてぇ――っ!」
叫びを無視し、より深く腰を沈める。途中で進まなくなる場所があったが、ステラの腰を押さえ、強引に貫く。
「っ、い――!」
そこを過ぎると、後は滑らかだった。深く突き入れられ、ステラの手が空をさ迷う。
「……私のステラ。ご覧、今私たちはひとつになった」
反応はない。虚空を泳ぐ眼差しをこちらに引き戻そうと、繋がったまま深く口づける。
「今は痛むだろうが……直によくなる」
胸元に咲かせた花をなぞり、髪を撫で、耳元で囁く。
胸元に咲かせた花をなぞり、髪を撫で、耳元で囁く。
「お前は私のものだ。誰にも渡すものか」
奥に入れたまま、動かず愛撫を続ける。ステラの呼吸が落ち着いてくると、ルーファスは指と指を絡ませて繋ぎ、
そしてゆっくりと動き始めた。最初は小さく、喘ぐ顔を見つめながら、次第に動きを大きくしていく。
夜のしじまに、再び淫猥な水音が広がっていく。
「……ぁ……っ……!」
「お前の中は熱くて締まりがいい。最高だ」
「いや……」
「もっと私を感じろ、ステラ」
ルーファスはたっぷりと時間をかけてステラを犯した。最奥で小刻みに揺らし、円を画くようにえぐったかと思えば、
次には浅瀬で散々焦らし、時には単純に同じ動作を繰り返した。
「……なかなか、良くなってきただろう?」
「はぁっ……あ……あぁ……!」
慣れていないステラといえども、ルーファスの執拗な責めを受け、だんだんと艶めいた声になっていった。
「ステラ」
「あぁ……や……んっ……」
ルーファスはステラの背を起こし、座ったまま抱き合う形で行為を続けた。
ステラの尻を掴み、その身体を打ち付けるよう前後に動かす。
「あっ、あっ、あっ」
「もっと声を出せ」
「あっ、そん――ひあっ」
尻の肉も弾力性に富み、ルーファスの手に吸い付くようにみずみずしい。結合部から溢れる蜜を塗りたくり、
肢体はますます艶やかに淫らになっていく。
598 :
公爵家の秘密:2011/02/14(月) 01:38:19 ID:yw4Qh9m2
6
「ステラ、愛している……」
「んっ……」
交わりながら熱い口づけを贈る。無意識なのだろうが、ルーファスに応え始めているステラが愛しくてならなかった。
「良いぞ、ステラ」
再びシーツの波に沈ませ、ルーファスは荒々しく猛りを抜き差しする。
その目的を察したのか、挿入してからは成すがままだったステラが、悲鳴に近い声を上げた。
「あぁ、やめて! いや、やぁあぁ!」
もちろん、避妊するつもりなど毛頭なかった。
「大丈夫だ。最後の一滴まで子種を注いでやる」
「ひ、いやぁ!」
逃れようとするステラを許さず、ルーファスはさらに激しく突く。
「あっ、だめ、だめぇ! あ、あああぁ――!」
「く、う、ああ――」
子宮の壁にたたき付けるように精を放つ。大量の濃厚な子種を受け、ステラの身体が痙攣する。
「あ――!」
震える少女の身体を抱きしめる。ルーファスは幸福だった。罪悪感や後悔は微塵もない。
ステラに口づけたが、反応がない。処女を散らした衝撃故か、気を失ったようだった。
しばらくして、役目を終えた自分自身をずるりと抜く。血に染まり、薄紅色になった液体が花を濡らした。
少女の肢体を月明かりが照らし出す。
微笑み、ステラを抱き寄せる。
ルーファスは愛する女の初めての男になった悦びに包まれ、満ち足りた気持ちで眠りについた。
続く
以上です。
次はステラ視点の予定です。
>>592-599 GJ過ぎる
しかし親父はヤバいな
この歳で初恋とか絶対抜けられないぞ、殆ど麻薬じゃんw
しかも10代の女の子とか
親子で殺し合いになっても驚かないな
ステラちゃんは魔性の女だな
しかもドMっぽいとか最高や
俺も犯したい
マジでGJ
親父が女好きの色狂いで性欲に任せて〜じゃなくて純粋な恋心を抱いてるのがいい
続き超楽しみにしてます
これはいい清純に見せかけた
夢食い毒婦の女狐めぇぇぇと罵られる不幸メイドw
それにしてもステラちゃんはアレクシス視点では
一つも悪びれたところがないように見えるんだが
普通の神経なら奥様付きメイドなんてできないだろうし
屈託なくアレクシスと恋人未満のようにいちゃいちゃして
お買いもの行ってプレゼント貰って身に着けるなんていう肝すわった行動に
実は弄ばれているふりをして親子二人を弄んで
公爵家を破滅させようと企んでる悪女……だったりはしないよなw
ただ単にアレクシスが浮かれててステラちゃんの苦悩を読み取れなかっただけだと信じたい
とかちんたら打っていたら親父視点キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!
年取ってからの初恋ってこじらせると怖いよね
ステラちゃんの処女淫乱っぷりが
犯されて名前で呼んでくれと言われそれに応えてたりと
全然抵抗しているように見えないっていうのがまたw
父親と関係持ってからあまり間もなかったのか
それなのにこの淫乱っぷりがけしからん!
父と子どちらも初恋で引く気なさそうだし
nice boat.な雰囲気がプンプンで最後が気になる
自業自得と言えお母さん死にかけてんのに
この状況が可哀そうすぎて笑えるwww
ステラちゃん視点スゲー楽しみです。連投スマン
なんだ別に旦那様が脅してるとかやむない事情があって無理矢理関係をせまられてる訳じゃなくて
口だけイヤイヤの和姦に近い関係の流され系ビッチだったのか……残念
アレク逆転サヨナラ負けしそうな雰囲気w
だがメイド視点みるまでアレクエンドをあきらめんぞw
しかしこう言う系は手に入れても影で何やられてるか安心出来ないだろうね
信用出来ないっていうか浮気をいつまでも疑ってしまいそうなビッチ
え?普通にステラタンは父親の事が好きなんだろうjk
と言いたくなるような流れにアレクシス涙目wwwww
このどっちとくっつくの!?と投下待っている間の楽しみがたまんないね
よくある恋したのは息子で愛しちゃったのは父親って雰囲気?
自分は初めに見た方に感情移入しちゃうタイプなんで
息子振られたら後味悪すぎるw
でも父親も応援したいというじれったさw
しかし夫人から見たら
身の回りの世話をかいがいしくをしてるメイドは夫と子供をたぶらかしてるし
夫はメイドと幸せになりたいから夫人早く死ねって思ってるし
子は死にかけてる母よりもメイドの尻追っかけるのに夢中って………
どんな修羅の家w
こうなったら夫人があんだろのアンナさんみたいだったら
更に泥沼でいいんだがw
公爵家の秘密、続きです
ステラ視点を何回かに分けて投下します
注意事項
・ロリ(13〜4)
・自慰
・痴漢、未遂
皆さんの反応を見てステラがエロくなった理由を書きたくなったので、長くなってしまいました笑
608 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 18:39:07 ID:GLXY+o6H
1
ステラが祖父とともにリースの屋敷に移ってきたのは十歳になったばかりの頃だった。
ステラは幼いながらも祖父の仕事を手伝い、屋敷の使用人たちから可愛がられた。
本邸ではあまりいなかった若いメイドたちとも親しくなり、
初潮を迎える時期になると、男女の営みについて朧げながら理解するようになった。
「あんたはもっと気をつけなきゃだめよ、ステラ」
一番年の近いマリーはよくそう言った。
「そんな、私しっかり者ってよく言われるわ」
「仕事の話じゃないの」
やれやれ、わかっちゃいない、とため息をつくマリーにステラはムッと口を尖らせた。
「じゃあ、何なの」
「男に襲われないように気をつけろってこと」
「私まだ十三よ」
「貴族のお姫様は十五くらいで嫁ぐ人もいるのよ」
マリーは上から下までステラを凝視し、にやりと笑った。
「あんた、顔もいいし胸も大きいし、騙されやすいし――何より隙が多いわ」
「もう、変なこと言わないで」
マリーは妹のようなステラを心配してか、はたまたからかっているのか、
しょっちゅうステラに――所謂性知識というものを教えこんだ。
ステラは明け透けなマリーの態度に赤面しつつも、興味がないわけではなく、
その手の話を聞いて時には妄想を巡らせた。
(私だって、いつか好きな人と――)
そう考えると浮かんでくるのは、かつてよく一緒に遊んだ男の子――
アレクシスのことだった。
(だめ。アレクは、公爵さまの息子なんだから。私とは身分が違いすぎる――)
大人になりつつある今、かつてのように無邪気にアレクシスに接することはもうできないだろう。
ずきんと胸が痛む。
(私、アレクのことが好きだったんだ)
あの屈託のない笑顔を思い出すと、胸が締め付けられる――。
夜のベッドの中で、初恋の少年を思い出し、ステラは熱を帯びてくる身体を抱きしめ、
夢想に溺れた。
(優しいキスをして、抱きしめあって、そして――)
服の下に手を伸ばす。胸を両手で触り、ぎこちなく揉みほぐす。
まだ硬くて成長中の乳房は、マリーの言う通り確かに同じ年頃の子より豊かで、
ステラのコンプレックスだった。
(でも……アレクに触ってもらえるなら……)
先端をこねると、不思議なことにそれはだんだんと固くなっていった。
そしてびりりと奇妙な感覚が生まれてくる。
(これが……マリーの言ってたこと……?)
まだステラには快感というものがわからなかった。いやらしいことをしている。
その自覚がステラの気持ちを高めていく。
すると今度は下半身の奥に鈍い痛みを感じるようになった。
(なに、これ……?)
無意識に太股を擦り合わせ、生まれてくる痛み――甘い疼きをどうにかしようとする。
(あ……何か、変な感じ……)
何か、足らない。呼吸が早まり、ステラは恐る恐る太股の間に手を伸ばした。
609 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 18:42:40 ID:GLXY+o6H
2
(あっ……!)
――下着が、わずかに湿っている。
マリーから聞いた。女は感じると濡れるのだと。
そして濡れている穴に、男を迎えるのだと。
(穴……これかしら?)
下着の上からそれらしき場所を探り当て、指で突いてみる。
「あっ……!」
思わず声が出た。恥ずかしさで顔から火が出そうになる。
(ここに……男の人のものが……)
それはどんな感覚なのだろう。初めては痛いと言うけれど、慣れれば気持ち良いらしい。
(もし……アレクだったら……)
瞳を閉じ、想像しながら握った拳を押し付ける。
「……あっ……アレク……」
ぐりぐりと刺激しながら、ステラは初めての自慰に震えた。
悩ましげなため息をつき、未知の感覚に身を委ねる。
(ああ……もっと)
ステラの好奇心は、さらに一番敏感だという蕾に移った。
下着の中に指を入れると、くちゅりといやらしい音がして、ますます変な気持ちになる。
(これ、かな……)
秘密の場所の中から探し出した蕾に触れる。
ビリリと、雷に打たれたような鋭い痛みが走った。
「あっ!」
本能に導かれ、ステラはその刺激を求めた。
優しく触れ、少し慣れてきたら、指の腹で激しく上下に擦りつける。
「っ、あん、あぁ――!」
びくびくと身体が反応し、のけ反る。
軽いものだったが、それは確かに達した証だった。
その日からテラは徐々に快感を覚え始めていった。
だが、穴には怖くて触れなかったし、それは自慰と呼ぶには可愛らしい程度のものに過ぎなかった。
それが一変したのは、その一年後のことである。
610 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 18:47:26 ID:GLXY+o6H
3
ある夏の日、ステラは街まで買い物に出かけた。
その日は頼まれた調味料がなかなか見つからず、
すべての買い物が終わった時には夕暮れ時だった。
ステラが街から屋敷へと続く道を歩いると、ふいにガサガサと音がした。
(狐かしら?)
通い慣れた道のりだったので、ステラは気にも留めなかった。
――しかし、それは間違いだった。
「――!?」
いきなり背後から抱きすくめられ、手で口を塞がれた。
突然のことに頭が回らず、ただびっくりして荷物を落とした。
(な、何!? 盗賊!?)
背が高い。多分男だ。その生臭い息が耳にかかる。
――ぞっと、背中に悪寒が走った。
恐怖のあまり、動けない。
男はステラを抱きすくめたまま、道の脇の暗がりに連れ込んだ。
口に布切れのようなものを詰め込まれ、麻袋を被せられて目隠しをされ、押し倒される。
(――やだ、こわい!! 私、殺される!!)
ガタガタと歯が震え、涙が零れる。
男ははあはあと息を荒げながらステラのワンピースを縦に引き裂いた。
素肌が空気に触れ、男の手が全身を這う。
(やあ! 嘘!)
理想から程遠い状況で胸を揉まれ、吸われ、腹や太股を撫でられ、
ステラはパニックに陥った。
(やだ……! 誰か、助けて!)
抵抗して暴れると、思い切り殴られた。そのショックで意識を失いかける。
「……大人しくしてろ。言うことを聞けば殴らねぇ。……わかったか?」
ステラは涙ながらに頷いた。
男はステラをうつぶせにすると、太股を撫で回し、尻を力強く揉んだ。
(やあ!)
そして尻の間に鼻を埋める。
ステラは啜り泣くことしかできなかった。
男はじっくりと尻の肉を味わうと、脱がしけた下着の上から指で
ステラの大事なところをなぞり始めた。
(あっ! いやあ……!)
他人にそこを触られると、今までにない刺激が走った。
自分でする時とは比べものにならない。
――こんな状況だというのに、ステラは痛いくらいに感じてしまっていた。
いや、実をいえば、胸をいじられた時も、尻を揉まれた時も、すでに感じていたのだ。
ただ、恐怖のあまり気づいていなかっただけで。
男はステラの下着を完全に脱がし、秘密の穴へと指を入れた。
(う、嘘……!)
見知らぬ男に襲わているというのに、そこは濡れていた。男の指が突き入れられ、異物感と痛みに呻く。しかし意思とは関係ないかのように、そこはどんどん潤い湿っていく。
(どう、して……?)
やがて男が何か熱く固いものステラに擦りつけ出した。
(何――これ――)
そして、それが柔らかな肉に触れようとした瞬間――
611 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 18:51:43 ID:GLXY+o6H
4
「――ステラ!ステラ、いるのかい!?」
(マリー!)
ランタンの光がふたりを照らし出した。
「あんた、何してる!」
男が逃げ出す気配がした。
「ステラ!」
駆け寄ってきたマリーがステラを抱き起こし、目隠しを取ってくれた。
口の中のものを吐き出し、息を吸う。
「もう大丈夫だよ、大丈夫だ」
「マリー……!」
抱きしめられて、ステラは号泣した。
「良かった。最後までされてないね。あいつ……あんたに惚れてた、街の肉屋の息子だ」
だから気をつけろって言ったのに、と言いながらもマリーはぎゅっと腕に力をこめた。
(マリー、私……)
怖かった。痛かった。殺されるかと思った。
(それなのに……私は感じちゃってた)
そんな自分が恐ろしくて、ステラはまた泣いた。
結局、犯人は捕まったが、ステラの頼みで公になることはなかった。
その事件が起きてから、ステラは出来るだけ露出の少ない服を着て、
男の子の誘いを受けることもなくなった。
しかし――与えられた刺激を忘れることはできず、
恐ろしかったはずの経験を思い返しては身体が疼き、幾度も自分を慰めた。
そのためかステラは男好きのする凹凸のある身体に成長し、
些細な刺激で感じようになってしまっていた。
そして、十七の冬――祖父が亡くなり、
ステラは後見人の公爵のいる本低に移ることになる。
続く
612 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 18:53:45 ID:GLXY+o6H
以上です
次はステラ視点で父親のターンの予定です
それは最悪だなw
アンナタンは愛ゆえに無理やり奪われて
悪い意味で腐れてしまった典型的ないい例w
読み返してみたんだがステラタンは犯されると
相手の呼び名が変わるんだね
いつの間にか屋敷の男使用人の名前の呼び方が
全員変わってたとかあったら怖いw
うわ投下来てたリロってなかったスマン。
本当に淫乱処女だったのかw
次はオヤジのターンということで
肉欲だけの関係なのか気持ちが動いたのか楽しみですぞ
そして早く親子対決を・・・・・っ!!
公爵家の秘密、ステラ視点の続きです。
注意事項
・貴族とメイド
・父親、息子、メイドの三角関係(穴兄弟)
・父親のターン
・処女喪失
>>612 ステラちゃんエロ過ぎ吹いたw
マジでそこら中で男をたぶらかしてるのか……
まさに淫乱雌、褒め言葉ですけどね
しかし年齢的に中学生だろ?
ブルマ着せたいなあ
巨乳美少女中学生相当年齢とか萌える
617 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 23:45:21 ID:GLXY+o6H
1
アスター地方を治めるルーファス・アディンセルと七年ぶりに対面した時、
ステラはガチガチに緊張していた。
「お久しゅうございます、公爵さま。この度、私の後見人になって頂けましたこと、
またお屋敷にお呼びくださったこと、心より感謝いたしております」
何とか噛まずに言えたことに安堵しつつ、微笑みを浮かべる。
「本当にあのステラか? 見違えたな」
灰色混じりの髪をした公爵は、鋭い眼差しで一見厳ついが、微笑むと大分印象が変わった。
その目元が記憶の中のアレクシスとよく似ていて、ステラの胸はきゅんと高鳴った。
「……あまり、昔のことはおっしゃらないでくださいませ」
「うむ。ヘンリーがリースで良い教育をしたのだな。
……惜しい者を亡くしたものだ」
「……もったいなきお言葉、ありがとうございます。祖父が聞けばきっと喜んだことでしょう」
祖父のことは、まだ思い出すだけで涙が出た。
「も、申し訳ありません。見苦しい姿を……」
慌てて手の甲で拭おうとすると、すっと白いハンカチが差し出された。
「たったひとりの身内を亡くしたのだ。その涙を詫びる必要はない」
「公爵さま……」
暖かい気遣いに感謝し、ハンカチを賜る。
「ありがとうございます」
(この方のために、一生懸命働こう)
ステラはそう決意し、にっこりと微笑んだ。
アディンセル家で働き始めたステラは、清掃から買い出し、
ベッドメイクに草むしりと、嫌がることなく何でもこなしたので、
先輩メイドたちからの評判も良く、また紅茶を煎れるのが上手かったため、
ルーファスのお呼びがかかることもしばしばだった。
ルーファスは有能な領主であり、多忙だった。
ステラはそんなルーファスを心から尊敬していたし、恩人である彼に深く感謝していた。
ステラはルーファスのために心を込めてお茶を煎れ、慰めになればと花を活け、
厚かましいかと思いながらも肩たたきを申し出たりした。
しかし、何といってもステラの一番好きな仕事は、アレクシスの部屋を掃除することだった。
寄宿学校の生徒であるアレクシスは、一年近く帰って来ない。
だが、彼の痕跡を、歴史を、成長を感じる度、ステラの胸は高鳴った。
(アレクシスさま……)
彼を思い、ステラは幾度も自分を慰めた。
きっと、この恋は実らない。そうわかっていたが、ステラはそれでもかまわなかったのだ。
この屋敷にいられるだけで、彼を感じていられるから。
まさか、それが苦痛になるなど、この時のステラは夢にも思っていなかった。
――そう、そして、自分を見つめるルーファスの熱の篭った眼差しにも、まるで気づいていなかった。
618 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 23:48:40 ID:GLXY+o6H
2
奥方であるキャサリンが倒れ、医師が呼ばれ、残酷な診断が下された夜――
ステラは自ら看病役を買って出た。
「奥さま、もうすぐアレクシスさまが帰って来ますわ。だから、頑張ってくださいませ」
黄泉路へ向かうキャサリンを引き戻そうと、必死に話しかける。
それに、死期の迫る妻の傍らで黙りこくったままのルーファスも心配だった。
「ステラ」
思い詰めた瞳でルーファスが呼んだ。
「旦那さま……」
「いいのだ。もう」
「そんな弱気なことをおっしゃらないでください。お気を確かに」
父親のように慕っているルーファスを何とか力付けようと、
ステラは彼の大きな手に自分の手を重ねた。
「ステラ……」
すると、ルーファスにいきなり抱きしめられた。
ステラはびっくりしたが、遠慮がちに抱擁を返した。
やがて視線を合わせたルーファスの瞳は、熱っぽく潤んでいた。
(どうなさったのかしら)
ステラが不思議に思った、その時だった。
「お前を愛している」
いきなり、にわかには信じ難い言葉が放たれた。
(え?)
ルーファスを見上げ、驚きに目を瞬かせる。
「愛している」
自分の耳を疑い、ステラは混乱した。
「旦那さま、何をおっしゃって……っ!?」
目を閉じたルーファスの顔が近づき、咄嗟に避けようと顔を反らす。
しかし背後の壁と顎に回ったルーファスの手により、ステラの動きは封じられた。
そして、温かな唇が触れる。
(――!!)
それは、ステラの初めてのキスだった。
619 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 23:52:35 ID:GLXY+o6H
4
「ん……うぅ……!」
ルーファスの唇は何度も優しく触れてきてから、徐々に激しくなっていった。
ステラはただ呼吸するので精一杯だった。
(どうして、旦那さまがこんなことを――)
遊びで女に手を出す人ではない。
しかし、急に愛していると言われても、ステラには理解が追いつかない。
さらには口内に生き物のような舌が侵入し、歯列を舐め、縮こまったステラの舌を絡めとった。
「いけま……せ、んん……旦、……ま……!」
とにかく離れようとルーファスの胸を叩き、押してみるのだが、びくともしない。
長い間キスされて頭がぼうっとなり、腕や腰に力が入らず、下半身まで熱くなってきていた。
やっと唇が離された時、ステラの意識は朦朧としていた。
「やぁっ……!」
耳に舌が入れられ、堪えきれず甘い声が出てしまった。
「いい声だ」
「あっ、おやめくだ――っ」
耳を睡液でべとべとにされ、その舌でまた口を犯される。
さらに大きな手に尻を撫でられ、身体がびくんと跳ねる。
服の上から胸も触られ、あちこちからくる刺激に身体が熱を帯びていく。
(だめ……!)
「奥さま、が、いらっしゃる、のに――」
「意識はない」
身をよじり、逃げ出そうと試みるが、がっちり押さえ付けられて叶わない。
「やぁ! だめ――」
やがて、白いエプロンとブラウスで隠されていた上半身が月光に晒された。
「いや、お許しください……!」
「綺麗だ、ステラ」
白い二つの膨らみを愛撫され、股間には肘を押し付けられ、
ステラの敏感な身体が開拓されていく。
「あぁっ……!」
いつかの痴漢とは違い、ルーファスの与える刺激は甘く、
無理矢理にされているのに優しさすら感じられた。
「……っあ、やあっ……」
本物の快楽を求めていたステラの身体は、意思に反してルーファスを受け入れようとしていた。
「見ないで、旦那さま、いやです……!」
ただ、心はそれを認めたくなくて、懇願を続けた。
「や、いやぁ!」
しかし、丹念に秘所を舐められ、執拗に蕾を刺激され――ステラの理性は崩壊しつつあった。
自分では達したことのない領域まで昇らされ、身体が言うことを聞かなくなり――
(アレクシスさま……)
嬌声を上げながら、ステラはいつしか金髪の少年を思い描いていた。
場所を変えられ、組み伏せられてからの記憶は、あまりない。
ただ、痛かったこと、熱かったこと、そして――
初めて味わった、濃密な快感。
それがステラの処女喪失の記憶のすべてだった。
620 :
公爵家の秘密:2011/02/15(火) 23:55:46 ID:GLXY+o6H
5
夜が明ける前にルーファスの寝台で覚醒したステラは、全身の疲労を感じつつ起き上がった。
隣のルーファスの寝顔を眺め、霞がかった頭を振る。
(本当に……私、旦那さまと……)
股間から垂れる白い粘着質な液体が、夢ではないことを物語っている。
(いけない、戻らないと……)
違和感を訴える股間を押さえ、着替える。全身が痛かった。
急いで自室に戻って身を清め、キャサリンの部屋へと戻る。
幸い、キャサリンの容態に変わりはなかった。ひしひしと罪悪感が押し寄せる。
(私は――旦那さまに――)
その事実を、ステラはまだ受け止め切れていない。
(どうして、こんなことに――)
ルーファスはステラを愛していると言った。何度も何度も。
あの言葉や態度に偽りがあるようには思えなかった。
普段の厳つい雰囲気が嘘のように情熱的で――
だからこそ、途中から現実を認めるのを放棄し、
まるでアレクシスに愛され抱かれているような錯覚を起こした――
(無理矢理純潔を奪われたというのに、私は――)
感じ、乱れ、一度は登り詰めてしまった。
生々しく残る感触に、身体が火照り、下着の中でとろりと蜜が漏れた。
(やっぱり私は――ふしだらなんだわ。
だから、こんなことに――全部、私が悪い……)
ステラは声もなく涙した。
(でも、こんなことは許されない。アレクシスさまに合わせる顔がないわ)
アレクシスが帰って来るのは今日だ。
(私は、いない方がいい)
やがて、交代のメイドがやって来ると、ステラは自室で荷物を纏めた。
――この屋敷を出ていくつもりだった。
どうしても推薦状だけはルーファスに書いてもらわなければならないが――
(きっと、今頃正気に戻っていらっしゃるわ)
昨夜のことは、何かがルーファスに取り憑いていたとしか思えない。
ステラは、そう思い込もうとしていた。
621 :
公爵家の秘密:2011/02/16(水) 00:02:09 ID:/iVrlumU
6
「何をしている」
突然、扉が空き、怒りを露わにしたルーファスが入ってきた。
ステラは怯え、狭い部屋の隅に逃げた。
「な、何故、旦那さまがここに……」
「起きたらお前がいなかったからだ」
ルーファスはステラの手首を掴み、腕の中へ閉じ込めた。
「その荷物はなんだ」
「……お離しください」
「なんだときいている」
ルーファスが手に力を込めた。
「っ……お、お暇を、頂こう、と――」
「許さぬ」
ルーファスは荒々しくステラの口を塞いだ。
「私から逃げることは許さぬ」
「っ――!」
スカートがめくられ、下着を降ろされる。
「もし逃げれば、私兵や密偵を使い、私の財産と権力、
すべてを賭してもお前を探し出し、地の果てであろうと追いかける。
見つけたならば地下牢に繋ぎ、一生陽の当たらぬ場所で飼い殺してやろう」
怒気を孕んだ冷たい瞳は炎を宿したようだった。
ぞくりと背筋が凍る。
再び乱暴に口づけられ、ステラはきつく目を閉じた。
622 :
公爵家の秘密:2011/02/16(水) 00:03:21 ID:/iVrlumU
7
「ん――! うぅ――!」
蕾を引っ張り出され、荒々しく潰される。容赦ない刺激に、ただ痛みだけが走る。
「どう、して――ひ、い、いたあっ――!」
「愛しているからだ」
「い、もうやめてくだ――あああぁっ!!」
千切れるのではないかと思うほど引っ張られ、ステラは絶叫した。
「ならば、誓え。何処にも行かず、未来永劫、私のそばにいると」
「いた――痛いっ――ち、誓います、からあっ――いっ、やめてぇ!!」
遥か昔、襲われかけた男に殴られたことを思い出し、
ステラは恐怖と痛みでただルーファスの言葉を繰り返した。
「私は――未来、永劫、旦那さまの、そばにいると誓い、ます――」
「忘れるなよ」
「は、はい……ああっ!」
立ったままルーファスが中に入ってきた。
湿り気を帯びているとはいえ、十分ではないそこへの挿入は、かなりの痛みを伴った。
「痛い、痛いです、旦那さま……!」
「ルーファスと呼べ」
昨夜とは打って変わり、緩急もなく、ただステラを痛めつけるような動きだった。
「何処にも行かせはしない」
「いっ――!」
これは罰なのだ。ここから去ろうとしたステラへの――
それなのに、ステラとルーファスが結び付いた箇所からは、次第に水音が響き始めた。
「あ……っ」
壁に背を付き、片足を持ち上げられ、深く突かれる。
「あぁ! ……あっ、んっ!」
いやらしい声が出てしまう。そんな自分が恥ずかしくて嫌だった。
「だ……ルーファスさま、ああ、っ――!」
「離さないぞ、ステラ」
「あぁ! ひあ!」
「ステラ……!」
激しく突き上げられ、ステラはだんだんと思考能力を奪われていった。
ただひとつ確かなのは――ルーファスが本気で、ステラを手放す気はない――という、
絶望的な事実だけだった。
(キャサリンさま、アレクシスさま、ごめんなさい……)
何がいけなかったのだろう。
ルーファスにアレクシスの影を見たことか、それとも快楽に抗えなかったことか。
「ステラ、ステラ――くっ、あっ、ああ!」
ルーファスの欲望が放たれて解放されても、ステラはその答えを見つけることができなかった。
続く
以上です
次もステラ視点で、
父親少し、そして息子のターンの予定です
>>623 GJ
割り込んでしまった御免
しかしこれアレクが帰ってくる日だったのかw
ステラちゃんは悪くないのに、魔性の女としか言えない
続き待ってます
うおおGJです!
投下ペースの早さにビビるw
こんなにすぐに続き読めると思って無かったので嬉しすぎるわ
最初に親父に抱かれてた時はアレクに抱かれてると想像してあんあん言ってたのかw
ステラたん淫乱過ぎて可愛いな可愛い
GJ!これは嫉妬できる投下の早さw
親父の鬼畜台詞が最高です。続き待ってます。
親父パネエGJ!
飼い殺すとかまさかのヤンデレ…
しかし魔性すぎるぜステラたんw
アレク(15)がこの魔王を倒せそうな気がしないぜ
父親も頑張れと思ったオレのピュアな気持ちをかえせ!!!w
しかしこのあと一番始めのアレクとの再開シーンなんだだよね
まったくメイドからはそんな気配がしなかったんだが?あれ?
肉屋、主人、息子とステラたん常に襲われまくりだな
この後も、執事とかコックとか庭師とか馬とか狙ってきそう
馬だと…
馬……年老いて自分のものが役に立たない馬丁に襲われ、最後は馬でやられる、とか?w
何にせよ淫乱メイドご好評頂けて嬉しいです
公爵家の秘密、続きです
息子のターンがもうちょっと先になりました
・貴族とメイド
・父と子の三角関係、穴兄弟
・A指責めあり
632 :
公爵家の秘密:2011/02/16(水) 23:04:10 ID:/iVrlumU
1
窓の外で馬の鳴き声が響き、一気に屋敷が騒がしくなった。
キャサリンの傍で椅子に腰掛けていたステラは、ゆっくりと瞼を開けた。
(……アレクシスさまがお帰りになられたんだわ)
違和感を抱える下半身を引きずるように窓辺に立ち、見下ろす。
立派な馬車の回りに使用人たちが集まっていた。
そして中から金髪の少年が姿を見せる。
すらりと背が高くなったアレクシスは遠目からでもよく目立った。
胸の奥が締め付けられ、鼓動が速まる。
(でも、私にはもう、あの方を慕う資格なんてない……)
挨拶だけして、必要以上に関わらないようにしよう。
いつも以上にでしゃばらず、目立たないようにしよう……。
ステラはそう心に誓った。
(私は……もう汚れているんだもの)
それからまもなく、アレクシスはキャサリンの寝室にやってきた。
「アレクシスさま」
至近距離で対面したアレクシスは、少女なら誰でも頬を染めるような、
凛々しい少年になっていた。
「……まさか、ステラ?」
紺碧のまっすぐな瞳が大きく見開かれ、金の髪が揺れる。
ステラの中にじんわりと暖かいものが広がり、同時に身を切られるような痛みと
重い罪悪感が襲ってきた。
「はい。……お久しゅうございます、アレクシスさま」
幸いなことに、アレクシスはステラの様子がぎこちないことに気づかなかった。
ステラは完璧な作り笑いの仮面を身に付け、アレクシスへの恋心を隠した。
しかし、アレクシスはステラの行く先々に現れた。
キャサリンの部屋にいる時はもちろん、草むしりをしているところにやって来て話しかけられたり、
廊下で顔を会わすことも多かった。
買い出しを頼まれた時には、こっそり見つからないように出ていったのに、
後から追いかけてきて「俺も行くよ」と宣言され、まるで恋人同士のように街を歩いた。
ステラは嬉しさと申し訳なさがまぜこぜになり、純粋に楽しむことはできなかったのだが、
アレクシスはずっと上機嫌だった。
「はい。あげる」
何かと思えば、突然ネックレスをプレゼントされて――溢れるアレクシスへの想いで
胸がいっぱいになり、しばらく言葉が出てこなかった。
「……こんなものを頂ける資格が、私にはありません」
「そんな固いこと言わないで。絶対似合うから」
「……申し訳ありません」
頑として受け取ろうとしないステラに、アレクシスは自ら包装を破り、
取り出したネックレスを首にかけた。
「ほら、似合う」
にっこり笑われて、断れるはずがない。鼓動は早鐘を打ち、涙腺が熱くなる。
一度かけられたネックレスは、まるで魔法がかけられたかのように、
ステラの手で外すことができなかった。
633 :
公爵家の秘密:2011/02/16(水) 23:05:28 ID:/iVrlumU
2
しかし、そんな些細な幸福さえ、ルーファスは気に入らないようだった。
「今日はアレクシスと楽しんできたそうではないか」
夜遅く、ルーファスは寝台の上でステラを貫いていた。
アレクシスという名前が出ただけで、ステラの中はきゅっと締まった。
「ただ……買い物に……あっあっ……行っただけぇっ……です、ああぁ!」
その時にもらったネックレスが、ステラの首で今も光っていた。
「本当だろうな?」
「は、はいっ……あ、やあ、あっ」
アレクシスが帰ってきてからも、当然の権利とばかりにルーファスはステラを抱いた。
屋敷を去ろうとした時は暴力的に犯されたが、逃げることを諦めた後のルーファスは優しかった。
ステラの快感をさらに高めようと、ありとあらゆる方法で全身を刺激し、
様々な格好でステラを愛した。
「あっ! いやあっ、そこは!」
そして現在、ステラは排泄に使われるべき穴までこじ開けられようとしていた。
「やだ、やめてっ……お願いです――!」
「指も大分入るようになったではないか」
何が楽しくてそんな場所をいじるのか、ステラにはさっぱりわからない。
「もうまもなくか――」
「お、お願いです、やめてぇっ! 口でします、だから……」
「なら、中に出してからだ」
「あ、……」
ルーファスの上に跨がるよう指示され、ステラは言われるまま腰を落としていった。
「ああ!」
下から突かれ、いやらしい女の声が口から出る。
634 :
公爵家の秘密:2011/02/16(水) 23:08:18 ID:/iVrlumU
3
「ステラ、良いぞ……もっと鳴け」
「あっ、あっ、……やぁん!」
ルーファスの色に身体を染め上げられながらも、ステラにはひとつだけ譲れないものがあった。
それは、けっして「愛している」と言わないこと。
いくら快楽の高みに押し上げられても、ステラはルーファスの待ち望んでいるだろう言葉を
告げなかった。
「愛しいステラ……もっといやらしい姿を見せてくれ」
「あ、んっ、ふあ、あ、いや、あ、あぁ――!」
真っ白な空間に引き上げられる直前、一瞬だけ過ぎる顔は、金色の髪の少年のものだ。
身体は許しても、心までは侵させない――
それがステラにできる、唯一の抵抗だった。
「あっ――ああ、っ……」
ステラが達しても、ルーファスはまだ余裕だった。
ゆっくり断続的に突かれ、ステラはぐったりしながらも腰を回し続けた。
「っ……は……あ……」
「そうだ、ステラ」
揺れる乳房を捕まえながらルーファスが言った。
「数日後、しばらく留守にする」
「はい……っあ、やあっ……」
やけに嬉しそうな口調のルーファスに、喘ぎながらもステラは違和感を感じた。
「アレクシスの縁談がまとまりそうなんだ」
「――え……? あっ!」
突き上げが激しくなる。いやがおうでも腰が動き、声が溢れる。
しかし、脳ははっきりとルーファスの言葉を刻んでいた。
(アレクシスさまの……縁談……)
「お前も、喜んでくれるな……?」
「あ、はぁっ、あぁん!は、はい……やああぁ!」
再び頂上に向かわされ、ステラの裸身が跳ねる。
「先方も乗り気だ。学校を出たらすぐ結婚、ということになるだろう」
(アレクシスさまの……結婚が決まる……)
元から叶うはずもない想いが、バラバラに引き裂かれ踏みにじられ、ステラを苦しめた。はらはらと零れる涙は、快楽の余波ではなく、破れた恋の残滓だった。
「あああぁ、はぁ、っやあ――!」
身体が中から弾ける一瞬、脳裏に浮かんだのは、やはり屈託なく笑う少年の姿だった。
635 :
公爵家の秘密:2011/02/16(水) 23:10:11 ID:/iVrlumU
4
ルーファスは領地を後にする直前、事もあろうに白昼の庭園でステラを犯していった。
誰かに見られたらとステラはいつもに増して拒んだのだが、ルーファスは聞き入れなかった。
屋敷の人間は、薄々この関係に気づいているだろう。
ステラの方から誘惑したのだと思っているかもしれない。
最近、他のメイドの態度がつれないし、コックや下男からは纏わり付くような視線を感じていた。
そんな中、話しかけてくれるのがアレクシスだけという皮肉な事実に、ステラは苦しんでいた。
本人には知らされていないのだろうが、彼にはまもなく婚約者ができるのだ。
罪悪感と失意と悲しみの中、それでも消えてくれない想い。
それなのに、ルーファスの与える快楽に酔い、嬌声を上げ腰を振る自分がいる。
(いっそ消えてしまいたい)
何度そう思ったことだろう。
ルーファスが出かけても、ステラの心は晴れなかった。
アレクシスの顔が浮かぶ。
彼は今日、ステラの前に姿を見せていなかった。聞けば夕飯も取っていないという。
傷つき、孤独な立場に追いやられた今のステラは、どうしてもアレクシスの顔が見たくなった。
(お食事を運ぶだけなら……)
自戒を破り、スープを持って部屋を訪ねる。
それが悲劇の第二幕とも知らずに――。
続く
以上です
次こそ息子のターンです
>>636 GJです
ステラちゃんマジ裏目ってるなw
そのうち尻穴も間違いなく精液便器だなこれは
そして屋敷の男共w
馬の話をしていて作者さんも馬話に乗ってきてて冒頭が馬から始まったので
変な期待をしてしまった
エロいし面白いし最高です
続きも全裸待機してる
>>636 GJです。アレクも父親も応援したくなってしまうのでステラちゃんの本心が気になるところ
宵闇の月の続きを投下します。遅くなってしまいましたが神竜の謳の方でも夕兄の方でもないです。他スレでも小ネタ以外は投下した事ないので…
今回は10レスほどです。
初対面の彼の印象は、はっきり言って最悪だった。
顔は良いし背も高い。若いのに地位があるのも雰囲気で分かった。
そんな人に愛想笑いでもあんな風に微笑まれたら、女の人はクラッときてしまうんだろうと思う。
でも、すごく不機嫌だった。
私に対して警戒心のような、嫌悪感のような、好意的でないものを抱いているのが分かったから、怖かった。
私の知っている大人達と同じ。あの笑顔の下では何を考えているか分からない。
大人は、嫌い。
私が住まう事になったのは、高台に建っている避暑地のような場所だった。
心地よい風が流れ、賑やかな街並みが見下ろせる。わざわざ手配されたらしいその家は、そう遠くない場所に国の中心である軍令部もあった。
一日のほとんどは部屋の中で過ごしている。外に出るのは、彼が所属している軍の本部に出向く時、ついて行くだけ。
必要なものや欲しいものは買い与えてくれる。意外と本を読む彼の持ち物らしい蔵書を借り、読みふけって過ごすのがほとんどだ。
何をしてもいいと言われると困るから、それはすごく助かった。
「…………」
でも今は、毎日していた読書ですら集中できない。どんな物語も哲学も、全く頭に入らなくなっていた。
その理由はもちろん、彼だ。
自分の貞操を無理矢理奪った相手。そんな男にとはいえ、好きだと言われたら正直戸惑ってしまう。
共に生活している内に、次第に彼から向けられていた敵意は和らいでいった。
しかしそれが好意に変わっていたとは思いもよらず、どうしたらいいか分からずにいた。
「……意味、わかんない……」
栞も挟まずに本を閉じると、額をこつんと机に当てて突っ伏す。
どうしてそうなったのか、本当に意味が分からない。
年も離れているし、彼ならいくらでも女性の方から寄ってくるだろう。なのに何故自分なのか。
任務とはいえ色々と気遣ってくれる事には感謝していたし、それなりの好意も持っていた。
でもあの日その全部が崩れた。
本来ならば心から想いを交わす相手にしか見せない姿を、一度ならず二度も晒してしまった。
身体中を撫で回され、舌を這わされ、そして――。
「…………っ!!」
あの時の事を思い出しそうになって頭をぶんぶんと振り、思考を散らす。
でもどんなに考えないようにしても、どうしてもあの事と、彼の事が何度もちらついて離れない。
「ほんと……最っ低……」
本当にどうしてこうなってしまったのか。知っている人がいるなら教えて欲しい。
何もせずにいてくれたら――そんな事言わずにいてくれていたら、今までのようにいられたのに。
そのくせあの人は今までと変わらず接してくる。本当に意味が分からない。
そんな風にされたら、私はどうしたらいいと言うのだろう。
「好きって言われても……分かんないよ……」
そんな風に言われた事なんてない。
親兄弟に抱く好きや友人に対する好きはもちろん分かる。尊敬や憧れだって好きのうちに入るだろう。
でも彼から向けられているものはそのどれでもない。
恋なんてした事がないのだから、そういう「好き」がどういうものかなんて分からない。
「……やっぱり、最低……」
もうこの言葉しか出てこなかった。
そんな独り言を言ってもどうにかなる訳でもないし、本人に言ったって前のように軽く流されるだけだろう。
色んな事が許容量を超えすぎていて、ミレーユはただ恨み言を言う事しか出来なかった。
「……きらい」
随分と長くなった髪の先をいじりながら、ミレーユは呟く。
「私は……大っ嫌い」
一方のアデルは本当にいつも通りである。
たまに本部へ経過報告に行くだけで大した制限がないものだから、彼にとっては長い休暇のようなものだった。
ミレーユの面倒と言っても手のかかる娘ではないし、家事はほとんど通いのハウスキーパーがやる。
アデル自身が何かしてやる事はほとんどなく、感覚的には保護対象というよりは同居人に近かった。
アデルは元々任務で彼方此方へ飛び回る事が多い。自由な時間は少なかったものだから、今は本当に好き放題している。
好き放題と言っても、ほとんどの時間を読書や剣の手入れとミレーユの事に費やしているのだが。
机に向かいながら書類に目を通している今も、日程の確認と情報整理をしながら、片隅ではミレーユの事を考えていた。
――彼女に関して推測できるのは、ほんの少しの事だけだ。
保護期間がこれだけ長期に渡っているのだから、それだけの理由があるのは間違いない。
では、納得のいくそれなりの理由とは何なのか。
傍目に見て、彼女自身に特殊な能力や素質があるようには思えない。
紛争でも起きている国の重要人物なのか、何かの事件の証人か、はたまた謂われなき罪に問われた罪人か――保護という名目の監禁か。
どこぞの重役の令嬢を拐かしてきた、という線が一番納得がいくようにも思う。しかしそれならば、
一時でもミレーユが自分に懐くような事は振りでもあり得ない。
どちらにせよわざわざこんな形を取る必要はない。人の住める部屋など有り余っているのだから、
身柄を押さえるならば出入りが激しいとはいえ警備が厳しく、絶えず人がいて目の届く本部に置く方が確実なのだ。
アデルが見る限り、この周囲の警備体制は並程度。いくら自分が常に彼女の側にいるとしても、万全とは言い難い。
逆に自分がいる事で危険が及ぶ可能性もある。仕事柄恨みを買われるような心当たりは有りすぎるぐらいだ。
それに自分が男でミレーユが女である以上、そういう関係を持つ可能性を考えないはずがない。
まるで危険な目にあってくれと言っているような環境。どうにも拭えない矛盾が思考を惑わせ、真意に近付けさせてくれなかった。
「……ま、人の事は言えないか」
守るべき少女に危害を加えているのは他ならぬ自分なのだから、自分だって矛盾しているのだ。
それを望んでいないミレーユに行為を強いるのは道徳に反している。
それは理解していても、共に生活していればどうしても彼女は手の届く距離にいる。
正当化に過ぎないが、一つ屋根の下、壁一枚を隔てた向こうに想い人がいる。それで自制しろというのが無理な話だ。
答えは出せず、応えてくれる者もいない。ずっと胸の内にあった疑問は膨らむばかりで、未だ晴れる気配は無かった。
「意味分かんないなあ……」
そう独りごちた時、控えめなノックが飛び込んできた。どうぞと声をかけると、小さな影がそっとドアを開けた。
その相手が誰なのか確認する必要はない。使用人は既に帰っている。自分以外にこの家に居るのは一人だけだ。
おずおずと部屋に入って来た少女を一瞥すると、胸に抱えた本を抱き締めるように固まってしまった。
「どうしたの?ミレーユ」
「あ……えと、……本、ありがとうございました……」
先日貸した本の内の一冊を前に持ち、すっと差し出す。
多少前よりも萎縮しているようではあるが、こちらの顔色を窺う様子は以前と変わらない。
「ああ、そこに置いといて」
脇にある小さな棚を示し、書類に目を戻す。
郊外の領土問題に今度催される祭の警備、国境付近の争い事の鎮圧。
どれも自分は携わらない事なのだが、目を通すぐらいはしておかねばならない。
どうせ書面で伝わってくるからと会議にはほとんど参加しないので、それは必要最低限の義務だった。
最初の頃こそシャーロット達になじられたが、今では馬の耳に念仏だと呆れられている。
軽く流し読みしていると、なんとなく違和感を感じた。
入ってきた音が出て行っていない。ふとドアを見やると、ミレーユはノブに手をかけたまま動かずにいた。
「どうしたの?」
声をかけると、僅かに俯くぐらいで返事もしない。そそくさと出て行く事はあったが、こんな事は初めてだった。
「……ミレーユ?」
再び声をかけるが、反応はない。
不審に思って椅子を引き、具合でも悪いのかと声をかけようとした。
「私、なんかの……どこがいいんですか?」
不意をつかれた質問に、喉まで出かかっていた言葉が遮られた。
「面倒じゃ、ないですか。普通……こんな、私みたいなの」
不思議そうな、疑っているような声だった。
「だから……あなたに好かれてる理由が、分かりません……」
以前もこんな風に話していた。言葉を選んでいるのか、途中躓きながら話す彼女の言葉が終わるのを待って、それから自分が話す。
いつもぎこちない会話だった。が、ろくに言葉を交わさない今は少しだけ懐かしかった。
「さあ。何でだろうね」
キィ、と微かにノブが鳴る。
応答はない。よって言葉を続ける事にする。
返事がなければ適当に言葉をかけるのが、いつの間にか定着していたミレーユとの会話の仕方だった。
「でも実際そうなんだから、どうしようもないかな。……君は嫌だろうけど」
言って書類に目を戻す。
本当に、どうしようもない。
女性経験はそれなりにある。それでも何故かこの臆病で面倒とすら思っていた少女に惹かれていた。
最初は父性のようなものだと思ったが違った。自分でも気付かぬうちに抱いていたのは、今までの誰よりも明確な恋愛感情だった。
いつ、どこで、何がきっかけで。自分でも分からないのだから、どうしてかと聞かれても答えようがない。それに相手は七、八は年の離れた少女だ。
そんな彼女に本気になるなんて、本当に、どうしようもなく、どうかしている。
「嫌じゃ……ない、です」
ぴた、と文字を追っていた目が止まる。
何やら自分の耳に都合の良い事が聞こえたような気がして、顔を上げる。
先程と同じくノブに手をかけたまま、ミレーユは言葉を探しているようだった。
「どうしたらいいか……分からないけど……でも、嫌とは……思わなかった、です」
「……ずるいなあ、その言い方」
苦笑して手にしていたものを適当に放り、席を立つ。
コツコツとミレーユに歩み寄り、背後に立つと腕を回して言葉を漏らした。
「……そんな風に言われたら、期待しちゃうじゃない」
自分の肩ほどまでしかない背丈を、顎を乗せるように後ろから抱き締める。
同じものを使っているのに、さらりと流れる銀糸から漂う石鹸の香りが心地良い。
ミレーユは少しだけ身を強ばらせたが、抵抗はなかった。
「…………っ」
少しからかってみようとすっと手を胸に重ねてみる。が、それでも抵抗の素振りはない。ゆっくりと力をこめてみても、ミレーユは身じろぎすらしなかった。
「……今日はおとなしいね。どうして?」
ほとんど抵抗しないミレーユに疑問を持ち、アデルは小さく震える少女に問い掛けた。
「…………意味、ないですから……そんな事しても……」
ミレーユはこちらを見ようとはせず、背を向けたまま答える。
力で勝てるわけがないし、回避する事も出来ない。
抵抗なんてしても止めてくれるわけがなく、アデルを煽るだけだ。多分それを分かっているのだろう。
「好きにすれば……いいじゃないですか」
「……そう」
アデルは一言だけ返したが、どこか納得はしていなさそうだった。
だからといって行為を中断するわけでもなく、ミレーユをひょいと抱え上げるとベッドに押し倒した。
頬に手を添えて唇を重ね、唾液を絡め取るように舌を伸ばす。応える事はしないが、ミレーユは先の言葉通り抵抗せずそれを受け入れていた。
とは言っても身体は震えているし、華奢な手はシーツをぎゅっと握りしめている。
単に諦めているのか彼女なりの虚勢なのか――或いは生活を縛られている故のご機嫌取りのようなものなのかもしれない。
どちらにせよ本心では怖がっているのは明らかだった。
それでも止めようとは思わない。首筋を吸い、つっと肌に触れるだけでミレーユは素直な反応を見せた。
陶器のように滑らかな肌が、少しずつ熱を帯びていく。
布越しに柔らかな感触へ触れると、ミレーユの緊張は強まった。それをほぐすようにそっと力を込め、丁寧になぶる。
その先端部が固くなっていると笑うと顔を背けられてしまったが、これ幸いと細首に顔を寄せる。
「っ……ぅ……!」
襟元に唇を落としていき、首筋から鎖骨、鎖骨から胸元へと滑る。
斑に広がる赤い点は、ミレーユの白い肌によく映えた。
服の間から手を差し入れ、今度は直接触れる。
ピクン、と波打つ体躯を撫で回し、舌を這わせる。乳房の突起をわざと音を立てて吸い上げると、大きな嬌声を上げた。
最も敏感な場所には触れぬように腕を、腹を、脚を、ほんの少し掠めるように指を走らせる。
もどかしそうに身体を捻る姿は今すぐにでも滅茶苦茶にしてやりたくなったが、同時に焦らしてやりたくもなった。
まずは一本で触れる。ぬるりと粘液で濡れた秘部を軽く撫でつけ、入り口をくすぐるように指を動かす。
くちゅ、と卑猥な音を立てたそこは、もう十分すぎるぐらいに潤っていた。
「…………っ」
ミレーユは口を固く結んで堪えている。
そんな風に我慢されたら、意地でも鳴かせてやりたくなってしまう。
「やっ!ふあっ、あっ……!」
上の方で顔を出す小さな芽を摘むとようやくそれらしい声を上げた。
蜜を掬いゆっくりとさするように塗り付けると、大きく跳ねる。
中に指を沈め、突起に指の腹を沿わせるだけで疼きが伝わってくるようだった。
挿入した指をでたらめに暴れさせ、中に満ちた愛液を掻き出すように曲げて擦る。不規則に中と外を弄ぶと、頭をぶんぶんと振って咽んだ。
「……行くよ」
ミレーユをうつ伏せにし、強引に尻を高く上げさせて自身を押し当てる。
ミレーユの意志とは関係なく、ぬるりとした狭い入り口が、吸い付くように奥へと誘う。
細い腰を掴み、だらしなく汁を垂らすそこへ力を込めた。
「っ……ぁ、んああっ!」
甲高く、甘い声が上がった。
以前よりは容易く、それでもまだ狭い中へゆっくりと腰を進め、根元までねじ込む。
柔らかく、それでいてきつく締め付けてくる膣壁に頭が蕩けそうになる。
静かに腰を引いてはぐっと押し付けて内部を細かく揺さぶり、より一層強く喘ぐ箇所を探し当てると、そこを集中的に責めた。
「は、あっ、んあっ!」
程よく肉の付いた尻にぶつけるように腰を振る。シーツや枕を強く握りしめながら喘ぎ、衝撃で髪が幾重も波を描いた。
しばらくそれを楽しみ、思い出したように止まると奥まで突き入れていた男根を引き抜いた。
「……やっぱりこっちの方がいいかな」
ミレーユを仰向けにし、再び入り口に引き抜いたものを押し当てる。
「この方が、よく見える」
肩を掴み、一気に突き刺す。淫らな悲鳴が部屋に響いた。
打ち付けられる程にいやらしい音を立て、喘ぎ、痙攣する。高ぶった身体の限界は近かった。
今にも限界値を振り切ろうという時、絶え間なく高みに押し上げる強い波は突然停止した。
「……ぇ……?」
淫靡な時間からゆっくり引き戻され、快楽に身を任せていた思考が自我を取り戻す。
自身に埋め込まれた男の圧迫感だけが微かに性感を刺激し、まだ二人が交わり続けている事を教えている。
呼吸が少し落ち着いたところで、見計らったかのように律動が再開した。
「や、んっ、んああっ!」
奥をぐりぐりと押し付けるように擦られ、肉壁が収縮する。
ざらついた表面を幾度も往復し、全身を蝕む快感が再び高みへ導こうと心身を支配していた。
思考を快楽で塗り潰されたように何も考えられず、ただ目の前の快感に焦がれる。
もう少しで解放される。他の追随を許さないその一瞬を迎えようという時、それはまた少女の絶頂を妨げた。
「っ……なん、で……」
再び動きが止まり、すぐそこにある高みが遠ざかる。
「だって、好きにしていいんでしょ?」
悦びに浸っていた意識がすぅっと引いていき、再び押し戻され、今にも達しようという瞬間に途切れ、再開される。
いつまでも解き放たれる事がない、甘美な拷問。
繰り返される満足しきれない快感が、消耗した身体を微睡みから遠ざけた。
訴えるように眼前の男を見ても、願いを聞き入れてくれる様子はない。
予感はしていたが、明らかにこちらの反応を楽しんでいる。
「どうしたの?して欲しい事があるならお願いしなきゃ。ね?」
いつもと同じ笑顔。同じ話し方。
子供に諭すような言葉でも、それの意味するものは優しさなど欠片もない。
このまま満たされない快楽を味わい続けるか、僅かに届かないその先を乞うか。
自分の言葉と目の前の男を呪いながら口を噤んでいる間も、身体を揺さぶられ、再び引き戻される。
どちらに転んでもミレーユにとっては苦渋の二択。
それでも女としての本能が、男を求めていた。本能に抗う事など出来るはずがない。
「っ…………て、……ぃ……」
「聞こえない」
振り絞ったつもりで掠れた声。その言葉を察していてもアデルは容赦しなかった。
羞恥と涙でぐしゃぐしゃの顔を腕で覆いながら、ミレーユはもう一度声を振り絞った。
「最後、まで……して、ください……っ」
「はい。よく出来ました」
満足そうに髪を撫でると、途端に強く突き上げる。
内部を抉る甘い衝撃が全身を駆け、何度も焦らされた身体はすぐに登りつめていった。
「あっ……!んっ、やあっ……!」
「……!」
きつく抱きしめると強く密着し、より深く繋がる。
瞬間、ミレーユが腕を背に回ししがみついてきた。
近頃自分を避けていた、そうでなくとも自分に対し良い感情は持っていないであろう彼女の思わぬ行動に、正直驚いた。
ああ、そうだ。
この娘を好きになったのは、彼女の事を「何も知らなかったから」だ。
ただ面倒なだけだったものが、こんな風に意外な面が見えて、少しずつ自分の知っているものになるのが面白くて――嬉しかった。
自分の知っているものを、自分「だけ」が知っているものにしたくなった。
こんな形である必要はないのだから、歪んでいる自覚はある。しかしそれでも彼女が欲しかった。
だからこそ、いくら嫌われようと、怖れられようと、侮蔑の目を向けられようと、自分と肌を重ねて咽ぶ彼女が愛おしかった。
今この時だけは、彼女に求められている。
爪を立てられた背に痛みが走るが、それもアデルにとっては心地良いものだった。
耳元に届く嬌声も、必死にしがみついてくる華奢な腕も、頬を濡らした赤みの差した顔も、今は自分だけのものだ。
――どれもいずれ、他の男のものになるのだろうけれど。
どうせ届かぬ想いなら、それでもいい。
一切の希望が打ち砕かれさえすれば、辛くとも迷わず彼女を壊してしまおうと思える。
衣服を裂いて、手足を括って、夜通しでも一日中でも気の済むまで陵辱して、骨の髄まで犯し尽くして屈服させてやりたい。
今し方半分は叶ったが、完全に望み通りにはならないだろう。彼女は意外と頑固だ。身体は思いのままになっても、心は許してくれない。
先の言葉だって、自分から解放されるための言葉だ。どんなに肌を寄せて深く繋がっていても、心はこんなにも遠い。
そう分からせられる度に、痛みと怒りがこみ上げてくる。
それは自分に対して。全てはあの日この衝動を抑えなかった自分のせいで、自業自得だ。
それでもこの歪な渦を巻く感情をぶつける相手は、彼女しかいなかった。
「あっ!んっ、ああっ!!」
回された腕に力がこもる。比例するように蜜壺が空間を狭めていき、強く絡みついてくる。
焦らした分焦らされたのはこちらも同じ。
愛しい少女が乱れ悶えるさまを焼き付けようと、何度も腰をぶつけた。
喘ぐ声とお互いの呼吸、衣が擦れる音に混じって結合部の水音が響く。
強く突き刺すほど音は大きくなり、甘い痺れが全身を駆け抜ける。
強弱混じりの不規則な喘ぎが小さな唇から奏でられ、思わず吸い寄せられそうになった。
「ひっ……う、ああっ……!」
「……っミレー、ユ……」
無意識に名前を呼んでいた。何度も、何度も。
その度に震える腕がきつく締まっていくような気がして、残り僅かな時間を貪った。
「あっ、あ……んうっ……っっ!!」
待ち焦がれた至福の時。数瞬遅れて精を吐き、欲の満たされた開放感がすうっと心身を埋め尽くしていく。
瞬間、より強く締まった腕から力が抜け、汗ばんだ温もりが離れた。
あれだけやればもう力は入らないだろうが、少しだけ名残惜しい。
「…………」
白い肌を赤く染め、薄く開いた瞳を潤ませる少女はひどく美しかった。
髪を汗で張りつかせ、熱い吐息を漏らす珊瑚色の唇は蠱惑的だ。
未だヒクヒクと痙攣する淫裂と相まって、たった今満たされたはずの欲情がまだ満足し足りないと訴えてくる。
――ここまでにしておこうか?
どこかからそう聞こえた気がしたが、そんな選択肢は浮かばなかった。
「っ!?は……や、あんっ!!」
微睡みに沈もうとした瞬間、激しい律動に再び現実に引き戻される。
ミレーユが休息を得られたのは、それから幾度か達した後の事だった。
目を覚ますと、すぐそこに彼の顔があった。
視界に飛び込んだ意外なものに思わず固まったが、寝息を立てているのが分かるとほっと力が抜けた。
離れようとしたが回された腕ががっちりと掴んで離さず、全く身動きが取れなかった。
仕方なく離れる事を諦め、息をつく。
「……何なんだろう。ほんと……」
感覚が麻痺していると思う。
普段はわりと優しい。任務故だと思っていたけれど、出会った当初とは瞳が違っていた。
以前のような刺々しさはない。代わりに少しだけ柔らかな眼差しが、向けられるようになった。
本当に、好いてくれているのだと。そう思った。
でも、彼が行為を強いる事だけは理解できなかった。
好きな人が嫌がる事なんて、ましてや身体や心に痛みを伴うような事は、自分ならしたくない。
しかし、嫌われてでもぶつけたい想いというものも、あるのだろうか。
「……やっぱり、意味分かんない」
でも――この温もりは、嫌いじゃない。
誰かに抱きしめられながら眠るなんていつ以来だろうか。
幼い頃の記憶。こうして側にいてくれたのは父だったか、母だったか、今では思い出せない。
遠く懐かしい思い出。それによく似た体温が、今ここにあった。
「……ごめんなさい」
自分なりの、贖罪のつもりだった。
一度は問いただされたけれど、何も言わない自分を、この人は追及しないでくれた。
悪びれる事なんてしないけれど、自分の事を考えてくれた。
自分の知っている大人達と違っていた。
名前を、呼んでくれた。
だからこれぐらい――ほんの少しの時間身体を任せる事ぐらい、いいのではないだろうか。そう、思った。
ほんの少し、というにはあまりにも長い時間だったけれど。
「言えそうになったら……言うから。だから……」
言いかけて、口ごもる。
もとより言葉を宛てた当人には届いていないが、それ以上を口にする事は出来なかった。
「……あったかい」
額を目の前の胸にくっつけて呟く。やはり麻痺していると思う。
毛布とは違う、人の温度。懐かしい温もり。
彼がどんな性格で、自分に何をした人物か、それは身を持ってよく理解している。
でも、それでも。また眠りにつくまでの僅かな時間。それだけでいい。
今だけは、この心地良い温かさに包まれていたかった。
以上続きます。
書き込んでから
>>636さんの投下との間を開けた方が良かったのかな?と思ったのですが、
マナー違反に当たるようでしたら以後気を付けます。
>>650 うわあ、続き待ってた!
GJでした!
だんだんほだされてきたミレーユちゃん可愛いなw
投下間隔は勝手に一日くらいは空けた方がいいのか?と思ってた
あんまり間隔が近すぎると嫌がられることはあるから、
気をつけた方が良いのかもです。
何はともあれ楽しませてもらいましたw
基本的には一日ぐらいあけたほうがいいだろうけれど
侯爵家の人がほとんど毎日投下してるから気を付けるも何もできないじゃん
侯爵家の人が連載終わるまで投下するなってこと?
ずっと侯爵家のひとのターンで他の妄想も投下するなと?
だから別に話の投下かぶらなかったり、数レスついたら近くてもいいと思うけど
普通に安価つけて感想反応すればいいと思うけどね
>>650 GJ
ミレーユたん可愛いなぁ
虐めてオーラ全開なんだろうなw
まぁ、上の方も仰ってるように公爵の人は毎日投下してくれていますし問題無いかと
基本的に感想レスが既に複数付いてるなら
こういう場合以外でも問題はあんま無いと思いますが
同日投下時の注意点は感想レスが複数、既に付いてるかとか
先方の職人さんの投下形態に合わせてって感じですかねえ?
そして続き待ってます。
>>650 待ってましたありがとう
読み手としては良作がいくつもコンスタントに読めるなんてこれほど嬉しい事はない
投下中に被せたりとかだったら論外だけど数時間程度開いてればいいんじゃないか?
最近本当に投下多くて漲る
いい作品ばかりだからか高尚様も黙っててくれるし
職人さん方頑張って下さい
萌える投下が多いのには同意だが
>いい作品ばかりだからか高尚様も黙っててくれるし
それって前に絡まれてた職人さんに失礼だろ
あれで絡まれても投下してる人もまだいるし
投下しなくなった人もいるのに、そんなことよく言えるよな
>>650 GJです。わざわざ自分から襲われに行くとは…
続き待ってます。
>>655-656 悪かった
高尚様の気に入るような作品だからか だな
投下してくれる職人全員に感謝してるし今まで落とされた作品はみんな好きだ
つーかそもそも投下祭りでいい雰囲気の時に
荒らしまがいの高尚様の話なんかするべきじゃなかった
ちょっと抜いて頭冷やしてくる
少々読み手を選ぶ内容ですが、祭りに乗じて投下します。
注意事項
前半戦闘、後半死姦です。
生々しい描写はありませんが、苦手な方・興味ない方はスルーをお願いします。
10レス頂きます。
街は既に混戦状態。巨大な地鳴りと爆音が、三人を戦地へと誘う。
ロイドの手回しにより住民は既に城へ避難しているため、街中は武装勢力と人ならざる者との対立状態と
なっている。
ラスニールの強みは国を守る騎士団のみならず。様々な目的で訓練施設で己を鍛え続けた人間が数多く
存在し、その真価を発揮すべく集っている。更には各国の覇竜討伐の任を課せられた精鋭部隊が勢揃い
しているこの状況は、この世界の人類が持ち得る最大級の戦力であると言っても過言ではない。
まさに総力戦。手を抜けば自分の命は愚か、一国の存亡にも関わるであろうことを誰もが理解できるほど、
敵の力は見るからに脅威だった。
今まで自ら動くことのなかった覇竜が、ここに来て初めて人間の命を狙い始めたのだ。
しかし衛兵が捌き切れなかった数多の魔物が国内へ侵入し、戦力はほとんどそちらへ注がれている。
現状を一言で言い表すならば、どこから手をつけるべきか計り兼ねる状態。
剣を片手に立ち尽くすケイトの腕を引き、周囲の魔物には目も呉れず、ティトは直ぐ様遠方で暴れている
覇竜の元へと駆け出した。
親玉を討たなければ状況は悪化の一途を辿ることは明らかであり、これほどの戦力が揃っているならば
雑魚を相手にする必要はない。
路地裏、小道を移動して敵の目を掻い潜り、躍り出た街の広場には、見るに堪えぬ死闘の爪痕が残されていた。
武器を片手に持つ人間は、士気を奪われたかのように血を流して沈黙し、覇竜はただ一人の人間の命を
狙い続けている。フードで顔を隠したディアナを、最優先で抹殺しようとしていた。
覇竜とディアナが鉢合わせてしまったこの状況は、完全にロイドの誤算だった。まさかここまで早く
ラスニールへ辿り着くとは思っていなかったのだ。エミル国王の元へ赴き、彼の最高権力を以て娘と息子への
捜索の手を広めさせ、ひとまず彼女を連れて戻るつもりだった。
街中を戦地とすることを許してしまった上、暴れ回る魔物が邪魔で国外へ誘導することもできない。
そして何より、最悪の誤算は覇竜の実力である。本気で敵を狩る姿を一度も見たことがないにしろ、
無尽蔵な『力』など、当たりさえしなければ意味を成さない──と、今この時まで思っていた。
問題は、想像を絶するほどの身のこなし。覇竜の司る『力』とは、単純に破壊力のみを指しているわけでは
なかったのだ。少しでも油断しようものなら一瞬で追い付かれ、前後左右、あらぬ方向から攻撃を受ける。
これではロイドも回避で手一杯で、ディアナを抱えた状態では反撃すらままならない。
明らかに足手纏いとなっているディアナも参戦を申告していたが、身体能力を理由にロイドに却下されている。
魔竜を仕留めた禁呪魔法は、逃亡と詠唱を両立させられるような代物ではない。
敵がディアナを狙っている以上、彼女の力に頼ることはできないのだ。
飛び散る礫がダメージを蓄積させ、ロイドの動きを徐々に鈍らせる。このまま体力を消耗し続ければ、
結果がどう転ぶかは明白である。
攻撃を完全に回避できなくなりつつあるロイドを遠目に見遣り、駆け付けたティトがケイトの隣で呟いた。
「このままだとまずい。母さん、同士討ちでやられるかも」
「同士討ち!?」
「この状況をどうにかしたいなら、標的にされてる人間を殺してしまうのが手っ取り早いんだよ。
父さんはともかく、あまり素性が知れ渡ってない母さんは……」
青褪めた顔で、ケイトは嵐のような攻撃を負う二人を見つめた。
国の存亡のために、唯一無二の存在である母が殺されてしまうと言うのだ。
助けようにも戦力となり得るライラは神竜との契りが邪魔で覇竜には手を出せず、アルセストを始めとする
ラスニール騎士団は、既に満身創痍で手も足も出ない。ケイトとティトが参戦したところで、彼らの二の舞に
なるだけだろう。
負傷者はラスニール城内へと担ぎ込まれ、王妃を始めとする癒し手により救命が行われている。
戦力が減りつつある中、ロイドもまともに攻撃を食らい始めており、このままでは二人とも持たない。
力になれないとわかっていても、この状況下では助太刀するなと言う方が無理がある。
「ティト、私はやるぞ」
「ケイト!?勝算は!?」
勝算など考えていては、両親を守れない。ケイトはただ一言「わからない」と言い残し、覇竜に向かって
駆け出していた。
「心配なら行くしかねえだろ!援護くらいなら俺もできる!」
「わかってるよ……何で毎度こうなるんだ」
ライラに急かされ、ティトも一緒にケイトを追う。
勝機を見出すこともなく、ただ闇雲に敵に突っ込むなど無謀の極み。命亡くして何を得られると言うのか。
そんなティトの考えを真っ向から否定するかのように、ケイトは剣を抜いた。
歯が立たなくとも良い。まずは力の差を知るために、覇竜へと剣を一閃する。
その刹那。鈍い音と共に、振り下ろしたはずの刃が視界から消え去った。
白刃は弧を描いて弾き飛び、大地へと突き刺さる。
折れたのだ。先日借りた、ティトの剣が。
「なっ……何だこのおもちゃ!?」
「僕はそっちは専門じゃないんだよ!間に合わせの剣に決まってるだろ!」
一瞬の油断をつき、覇竜の反撃がケイトを襲う。敵の行動を読んだライラがケイトを救出するが、肝心の
獲物を失ってしまっては話にならない。
ライラの剣を借りても、覇竜相手では恐らく同じ道を辿るだろう。彼もまた、生粋の剣士ではないのだから。
長い年月を掛けて磨き上げた力は、大事な人間を守るためのものであるはずだった。
その力は、まさに今、発揮しなければならないはずだった。
しかし現実は、その舞台さえ与えない。剣を持たないケイトはあまりに無力で、このままでは母親のみならず、
父親までも失ってしまう。
果てしなき焦燥感に、視界が揺らぐ。想起された最悪の結末に目眩さえ覚えたその瞬間。
名を呼ばれ、目前に出現した剣を、ケイトは反射的に掴んでいた。
「ケイト!使え!」
「父、様……!?」
二人の参戦に気付いたロイドが、自分の剣を投げたのだ。それは娘の前では一度も抜かれたことのない、
彼の持つ第二の剣。
若干の戸惑いを覚えながらも、『敵』の命を狩るその剣を、ケイトは強く握り締めた。
鞘から静かに刃を抜き、覚悟を決めた翠の眼で再び覇竜を捕捉する。
「ライラ。援護しろ」
「おうよ」
全く役に立たないティトを差し置き、ケイトは再び地を蹴った。覇竜が次の攻撃を繰り出すと同時に、
死角から漆黒の背を駈け登る。
僅かでも良い。まずはダメージを与えなければならない。
父の助力を手にし、迷いなどあろうはずもなかった。ケイトはまるで剣に導かれるかのように身を翻し、
文字通り覇竜の眼前に下り立つ。
そして剣を逆手に持ち直し、紅蓮の瞳を眼下に見据え。
磨き上げた力を手に、自分を睨む瞳を真っ直ぐに貫いた。
鮮血が飛び散り、けたたましい咆哮が天を裂く。振り落とされたケイトを受け止め、ライラは断末魔の如き
悲鳴を上げる敵を見上げた。苦しげに巨躯を撓わせ、それはやがて力を失ったかのようにその場に崩れ落ちる。
『覇竜』と呼ばれ、人々に恐れられたドラゴンが、いとも容易く倒れた光景は、誰の目から見ても
不自然極まりないものだった。
各国の精鋭部隊ですら傷一つつけられなかった覇竜が、瞳を突き刺された程度で力尽きるはずがない。
この不可解な事象の理由を、二人だけが瞬時に理解していた。
戸惑い勝ちに上がり始めた歓声の中、ケイトとティトだけが、顔色を変えて後退っていた。
「ケイト……、これ、最悪の展開じゃ……」
覇竜の身体が、淡く光る。今ここで、二人は初めて神竜の真の目的を知ったのだ。
彼らは魔竜が死に際に伝えた情報から、ディアナを自分達にとっての『脅威』として認知していた。
駐屯地で出会った覇竜に、二人の記憶から得たディアナの居場所を伝え。
全戦力を結集させて彼女を守らせ、覇竜に僅かなりとも傷を負わせ。
生命の綻びから、生きる力を奪う。
全ては、残された力で覇竜の身体を乗っ取るため。
二人の歩んだ道のりは、『神』の意に則った単なる戯曲に過ぎなかったのだ。
これらの真実は今この瞬間、神竜から二人へと直に伝えられた。祈願成就の礼として。
「……随分皮肉の利いた礼だね。全部計算済みだったってことか」
ティトの呟きと共に、神竜は二人の中から完全に消え去った。
同時に覇竜の身体は眩い光を発し、漆黒に包まれていた鱗は神々しき白に染まる。
身体も力も全てを呑み込み。人々の目に触れることのなかった神竜が、今ここに、完全な力を持して降臨した。
現状を理解した者は皆、滅亡への幕開けに戦慄する。
ある者は果敢に立ち向かい、ある者は残された力を振り絞る。
しかし完全に畏縮してしまっている人間も少なくはなく、死傷者多数、ロイドも負傷しているこの状況で、
勝てる見込みは零に等しい。
そんな中、神竜へと敵意を剥き出しにし始めた周囲の魔物を目に、ティトはある疑問を抱いた。
駐屯地へ向かう途中の森で、ケイトとティトだけが敵に狙われた。しかし、敵の真の狙いは二人ではなく、
神竜だったのではないか。だとすれば、神竜は一体誰の味方であるのか。
抱かれた疑問に、神竜は答えない。代わりに巨大な翼を広げ、天に向かって高らかに吼え猛る。
それはドラゴンとは到底思えぬほどに、全てを魅了する美しい声だった。
人も魔物も関係なく、戦意を持つ者は皆その声に心を奪われ、声もなくその場に倒れた。
何の苦痛も伴わない、安らかな死が与えられたのだ。
これこそ、白竜が『神』と呼ばれし所以。人智を超えた力を持ち、生ある者全てを畏れさせる。
永久の安息を与え、魂を眠りへと誘う咆哮は、まさに鎮魂歌。
数え切れぬほどの遺体が一面に散らばる惨憺たる光景は、この世界の終焉すら彷彿させる。
幸いにもロイドとディアナはアルセストに強制的に匿われ、楯突く意思のなかった者は命を奪われずに
済んだものの、完全に戦意を喪失してしまっている。
誰もが途方に暮れる中、ただ一人、空気を読まない人間がいた。
「良かったな、思惑通りに事が進んで。これで俺は、晴れて自由の身になったわけだ」
戦意もなく挑発するライラを、神竜は静かに睨み付ける。
そのまま瞳を細め、人の解する言葉を言い放った。
『……貴様のその力』
足元から光の塵が舞い上がる。
それはたちまち濃度を増し、まるで防御壁の如く神竜を包み込む。
『邪魔だ……!』
力ある声と共に、光の壁が弾け飛んだ。瞳を突き刺す閃光は、痛みを伴わぬ浄化の光と化し、戦う意志に
関係なく周囲の人間を吹き飛ばす。
至近距離で謎の光に当てられたライラは、何か理解し難いものに遭遇したかのように、不可思議な力を
放った神竜を呆然と眺めていた。
得体の知れない光を最後に、神竜に刃向かう者は誰一人として居なくなった。
ケイトもティトも、抵抗する気など端からない。依り代となり得る器が数多く在るこの状況下では、
戦う意味がないことを知っているからだ。
「ティト、こいつ、どうすれば……」
「精神体を相手に戦っても不毛なだけだよ。やるなら……封印するしかない」
打開策はただ一つ。神竜以上の魔力を以て、覇竜の身体に精神諸共封じ込めること。
しかし、この時点で不可能である。圧倒的な戦力を提供していたラストニアは元々魔道士が皆無であり、
必然的にラスニールも魔道戦力の乏しい国となっている。
魔竜を倒したディアナには魔封じの力はなく、魔道国家ロベリアより派遣されたプリーストの力を
以ってしても、伝説と謳われる神竜の魔力には遠く及ばない。
他の手段を模索し、試行錯誤している最中。唐突に、ティトの背後からか細い声が上がった。
「私がやります」
二人揃って振り向くと、神竜を真っ直ぐに見上げるセラが佇んでいた。
「セラ!?君じゃ無理だ!早く城に戻れ!」
「嫌です。やってみなければわかりません。お願いです、やらせて下さい」
彼女はいつになく真剣だ。護衛を振り切ってまで戦地に身を投じ、神竜の封印に加担しようとする勇姿は、
二人にとっても予想の範囲外だった。
「私にも力があると仰って下さったのは、ティト、貴方です。だから私は、もう逃げません」
「違う……、勇気と無謀を履き違えちゃ駄目だ。君が動いたら、こいつは……」
「ではこのまま黙って国の危機を見過ごせと言うんですか!?私は今まで何のために、施設で貴方達と共に
過ごして来たのですか!?」
ずっと、弱く臆病な自分を責め続けて来たのだろう。大声を上げて胸の内を訴えるセラに、ティトは何も
言い返せなかった。
彼女を駆り立てるのは、勇気でも度胸でもない。国を背負う者としての使命感だ。
神竜に楯突いた者は種族を問わず、皆命を奪われた。ここでセラが動けば、彼女も間違いなく殺される。
命亡くしては何も得られない──しかし彼女は、自分の命よりも国の担い手としての誇りを重んじている。
彼女のプライドを傷付けることを恐れたティトの一瞬の迷いが、セラを神竜の元へと導いていた。
迷いなく魔封じの言霊が紡ぎ出す彼女を、神竜はどこか寂しげに見つめている。
その瞳は、ティトに背筋も凍らせるほどの恐怖の予感を与える。
「セラ……駄目だ!やめろ!」
周囲から上がる身を案じる声も、ティトの悲鳴に近い懇願も、セラの耳には入らない。
ティトが彼女の元へと駆け出すと同時に、神竜は再び翼を広げ、天を仰いだ。
常しえの安穏を願う、祈祷の如き美しき咆吼から逃れる術はない。
奏でられた死の旋律は、ティトがセラの身体に触れると同時に、何も知らない彼女の脳を射抜く。
詠唱の中断を余儀無くされ、たちまち崩れ落ちるセラの身体を、ティトは両腕で支えるしかなかった。
「セ、セラ……?」
名を呼んでも返事はない。返事どころか、呼吸すらない。
未来を約束されていたはずの命は、彼女を思う人間の目の前で、たった今、呆気無く奪われてしまったのだ。
思考は完全に停止していた。ただ呆然と立ち尽くし、腕の中で息を引き取った少女を見つめ続ける
ティトに、ケイトは慌てて走り寄る。しかしその足は、至って不自然な形で止められることになった。
滅多に感情を露わにしない弟から、身の毛もよだつほどの激しい憎悪を感じ取ったのだ。
既に神竜から解放されている今、二人の感情は共有されていないはずだった。にも拘わらず、怒り、
悲しみ、憎しみ、絶望──あらゆる負の感情が、弟の瞳から苦しいほどに伝わって来る。
渦巻く激情の矛先は、言うまでもなく神竜へと向けられる。セラを胸に抱き、底の見えぬ憎悪に満ちた瞳を
湛えて立ち上がるティトに、ケイトは全力で飛びついた。
「だめだ!やめろ!おまえまで居なくなったら、私はどうしたらいいんだ!」
セラへ掛けられた台詞と同じ言葉を、弟の耳元で叫ぶ。ケイトの悲痛な願いは、二人が双子でなければ
届かなかったかもしれない。
我に返ると同時に希望の光を失い、虚ろな瞳を地に落とし、ティトは何も言わずにその場に膝をついた。
こうして、神竜に抗う者はいなくなった。事態の収拾を願う人々を一瞥し、神竜は静かに森へと姿を消した。
気が気でない様子で弟を心配するケイトに、ティトは至って落ち着いた、しかしながら全く感情の篭っていない
低い声で、一方的な指示を与えた。
「……ケイト、君は母さんに会って、安心させてあげて。セラのことは、誰に何を聞かれても誤魔化しておいて。
この件は、僕一人で決着をつけるから」
ケイトに反論の余地すら与えず。ティトはセラを抱えたまま淡く弱い光を纏い、瞬く間に姿を消した。
弟が本当に冷静さを取り戻したのかどうか、ケイトにはわからない。厚顔無恥である反面、過剰なストレスに
弱いことを知っているからだ。
一抹の不安を胸に残し、ケイトは自分の名を呼ぶ母の元へと向かった。
とあるラスニール郊外の森に、二人は現れた。
そこは初めて神竜と出会った森。全ての始まりの場所だ。
息のないセラを胸に、ティトは適当な木に寄り掛かり、項垂れたままずり落ちるように座り込んだ。
「僕の、せいだ……」
小型のドラゴンすら恐れていた彼女は、いつの間にか伝説のドラゴンに立ち向かうほどに成長していた。
その成長に誰が関わっていたか、最早言うまでもない。
ケイトを救出する際に、ティトはセラの王女としての立場を守るため、その役を与えなかった。
失恋に気を落とし、自分の不甲斐なさと無力さを嘆く彼女を船上で叱りつけたのも、他でもないティトである。
守るべきもののため、己の命を犠牲にしてでも強くあろうとする心は全て、ティトが与えてしまったものだ。
「こんなことになるなら……君は弱いままで良かったんだ」
嘆くには、あまりに遅すぎる。その後悔の裏で、ティトは自分がこれから取るであろう行動を自覚していた。
命を取り戻すためには、孕ませてしまえば良いのだ。事実、方法を同じくして得た命があるのだから。
神竜が力を貸すかどうかはわからない。死亡直後の人間が身籠るかどうかもわからない。
しかし、僅かにも可能性があるなら、やるしかない。やらなければならない。
セラの身体を静かに横たえ、ティトは彼女の頬に触れた。まだ温もりの残る白い肌を愛しげに撫で、
躊躇い勝ちに肢体を外気に晒して行く。
ローブに掛けられる手が震えていた。当然の反応だ。死者の身体を穢すなど、許されることではない。
「こんな不貞、君が知ったら失望するだろうね……」
決して返事をしないセラに語り掛けながら、ティトは小さく膨らむ胸にそっと手を添えた。手の平で
包み込むように持ち上げ、安らかに眠る幼い顔を見つめる。
鼓動を伝えぬ心臓が、ティトの心を痛いほどに締め付けていた。
夢であると願いたかった。しかし手中に収まる小さな膨らみが、これが現実であると知らしめる。
気付けば頬を、涙が伝っていた。
「泣いているのか……僕は」
過去に誰にも見せたことのない涙を拭い、ティトは固く瞳を閉じた。現実から目を背け、両足を抱えて
彼女を抱き締め、首元に顔を埋めた。
仄かに香るセラの匂いが、生前の姿を脳裏に刻む。それはティトが彼女に手を出す前の、仲睦まじく
過ごしていた頃の記憶だ。
あの時余計な手出しをしていなければ、セラがティトを嫌うことはなかった。
ライラに出会うことも、四人纏めて攫われることもなかったかもしれない。
全ての元凶は自分自身であるのだと、ティトは自分を戒める。そして、それを最後に腹を括った。
責任は必ず取る。そのために、これから自分は死した少女を犯すのだと。
固く揺るがぬ誓いを立て、彼女の秘部に優しく触れる。瞳を閉じ、恥辱に悶えていたセラの姿を思い起こす。
意中の少女の悩ましい姿は、男の本能を刺激する。たとえそれが、幻であろうとも。
濡れることのない女の奥地を、その上の小さな花芯を丁寧に撫でながら、ティトはあるはずのない反応を
求めていた。心のどこかで、彼女の死を、まだ受け入れることができていなかった。
物言わぬ少女を見つめ、ティトはやがて諦めたように、至極簡単な魔術を呟いた。
指先を伝い、徐々に彼女の中に湿気を与えていく。空気中の水蒸気を集め、水滴として流し込んだだけだ。
滑り気は少ないが、何もしないよりはましだろう。
雫が滴る入口に、そそり始めた己を充てがい、心に迷いを残しながらも腰を進める。
まだ硬直が始まっていないセラの身体は、ティトに僅かな温もりと有らぬ錯覚を与えていた。
それは虚構への逃げ道となり、ティトの躊躇いを一時的に和らげる。生存という有りもしない幻想と
彼女との記憶に縋り、ティトは可能な限り心を現実から引き離した。
そしてゆっくりと、腰を動かし始める。
セラの死に身を記憶の中の現せ身と重ね。徐々に、そして確実に、己の気持ちを高めて行く。
ここで奥まで貫けば、彼女は拒絶しながらも一層恥ずかしそうに喘いだ。
続けていれば、熱に浮かされたような顔で、男を誘う声を上げた。
今となっては幻の、彼女の『女』の姿に思いを馳せ、許されざる悦楽を求める。
背を反らせて自分を感じていた過去の記憶から、精神的快楽を。
まだ狭くきつい膣より、達するに必要な肉体的快楽を。
悲しみもプライドも、全てをかなぐり捨て。ただ彼女のために、罪深き愛欲に耽る。
脳裏で切なげに鳴き続けるセラに煽られながらも、ティトは決して激しく動きはしなかった。
これ以上死者に鞭打つ真似はせず、腰を密着させて優しく扱う。奥深くまで挿入しては、彼女自身を
味わうように、じっくりと掻き回す。
休む間も無く刺激を求め続けた身体は、既に一線を超え掛けている。その上で、逸る欲望を抑えて
気を散らさぬように最後まで、柔らかな膣壁に差し挟まれ一層快楽を深めていた。
果てるセラの幻影が、目前に迫り来る。
自分の名を叫ぶ幻聴に答え、やがてティトは彼女の名を呼んで己を放った。
荒れた呼吸が交わることはない。ティトは一人息を切らし、ゆっくりと身体を離して瞼を開く。
開けた胸元から覗く夜闇に映える雪の肌は、生気を感じさせぬほどに白々しい。
昂ぶっていたはずの心は、既に憂いに包まれ始めている。
セラの亡き骸を腕に抱き、ティトは再び木に寄り掛かった。
果たして奇跡は起こるだろうか。起こしたければ、もう一度交わった方が良いのだろうか。
苦悩が頭をもたげるが、これ以上セラの身体を穢すには気が引ける。そもそも神竜が力を貸さなければ
叶わぬ目論見だ。
ティトは黒のマントで彼女を包み、再び魔術で冷気を集めた。魔力が続く限り彼女の身体を冷却し、
肉体の損壊を妨げ続けた。
もしこれで、新たな命が芽吹かなかったなら。その時は、この身を彼女に捧げるまで。
それはまさに、命を賭して得られるもの。愛すべき少女の死に触れ、ティトは初めて見出した。
「このままでは終わらせない。僕の命に替えてでも……取り戻す」
腕の中で眠り続ける少女と、ティトは絶対遵守の契りを交わす。
闇より深い夜は二人を包み。音もなく、ただ静かに更けて行く。
以上です。あと1話で終わります。
乙!
この前聞いていた例の話はこんなところで生かされるのか!!
まさかティトが……切ない
そしてあと一話で終了ということで
最後まで楽しみにしてます…
神竜GJです!!まさかセラたんが…皆に幸せになってもらいたい…
他の方達もGJすぎて最近頻繁にここをチェックしてしまう
GJ
あと1話かってセラぁ!!
GJ!!
あと一話楽しみにしてます
GJです!
公爵家の秘密、続き投下します
・貴族とメイド
・父と子とメイドの三角関係、穴兄弟
・AFあり
メイド視点です
676 :
公爵家の秘密:2011/02/19(土) 02:27:24 ID:jtdSEjp5
1
ステラがアレクシスを訪ねた時、彼の様子はどこかおかしかった。
いつもの朗らかな笑顔はなく、気怠げでぼうっとした感じだ。それにいつもより顔が赤らんでいる。
(お病気かしら)
だとしたら医者を呼ばなくてはならない。
「アレクシスさま、お顔が赤いようですが――」 顔を覗き込み、額に手を伸ばす。その手を痛いほど強く掴まれ、ステラは首を傾げた。
「アレクシスさま……?――きゃっ」
いきなり視界が反転した。寝台に押し倒されたのだと理解するのに少し時間がかかった。
「な、何を――」
なさるのですか、と続けようとしたステラの上に、アレクシスの影が重なる。
「ステラ――」
熱に浮されたように名を呼ばれ、ステラの胸が高鳴った。
(え――?)
端正な顔が近づき、その唇が触れた。
(アレクシスさま……!)
恋しい人からの口づけにステラの身体は震えた。
激しく吸われ、舐められ、押し付けられ、舌を絡ませられる。それだけでステラの下腹部は疼き、蜜に濡れた。
(――いけない……)
理性は告げる。お前にはアレクシスに愛される資格などないのだと。
ルーファスに汚され堕落した身体は、清らかなアレクシスには相応しくないのだと。
「んっ……ふっ……アレ……シス、さ……」
しかし、言葉を挟む余裕はなかった。代わりに漏れるのは、甘い吐息だけ。
睡液がステラの口の端から溢れ、首を伝いペンダントに落ちていった。
677 :
公爵家の秘密:2011/02/19(土) 02:32:43 ID:jtdSEjp5
2
(あっ……!)
アレクシスの手が胸の膨らみに伸ばされた。これ以上はだめだ、とステラは抗うものの、力では敵わない。
アレクシスの手の感触に、頂は張り詰め、布に擦れて痛いほどだった。
突如、アレクシスの手つきが荒々しくなった。生地ごと鷲掴みにされ、激しく潰され、引っ張られる。
「やぁ、痛、い――っ!」
悲鳴は再び口で塞がれた。
(何故、こんな乱暴な真似を……)
ステラはアレクシスの真意がわからなかった。
力任せにブラウスを開かれる。ボタンは勢いよく弾け飛び、上を向いた乳房が露わになった。
「アレ……さま、やめ……!」
アレクシスの手が指が直に触れ、また乱暴に揉み潰された。
尖った小さな実も絶え間無くこね回され、ステラの身体は快感に赤く染まっていく。
「あっ!あぁっ」
いつのまにか涙が零れていた。
「おやめください……っ、やあっ……どう、して……、っあ!」
「『どうして』?」
「こ、こんなこと、あ、やっ!」
頂を舐められる。アレクシス相手だと感じ過ぎてしまい、言葉が続かない。
スカートの中の足、太股、そして下着を触られた。恥ずかしいほど濡れ、太股まで伝っている。
「やあっ」
張り付いた下着の筋をアレクシスの指がなぞり、快感でさらに蜜が出る。
(だめ、私はアレクシスさまに相応しくない。こんなことは許されない)
「やめ、やめて――こんなの――」
息も絶え絶えに抵抗の言葉を捻り出す。
すると、アレクシスの目がすっと細まり、冷たく光った。
「――父上じゃないと嫌?」
678 :
公爵家の秘密:2011/02/19(土) 02:38:07 ID:jtdSEjp5
3
――頭を殴られたような衝撃がステラを襲った。
言葉もなく、呆然とするステラを、アレクシスはさらに追い詰める。
「もうこんなに濡れてる。随分淫乱なメイドだね――父上に開発されたのかな?」
「あっ……」
下着ごと指が秘所に差し込まれる。
「どうやって父上を誘惑したの? そのでかい胸で抱きついた? それとも尻を振ってみせた?」
アレクシスの指で秘所がぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
「淫乱女のくせに、純情ぶって。すっかり騙されたよ」
「そんな、酷い……」
思わずそう零すと、アレクシスの指と詰る言葉がさらに激しくなった。
「酷いのはどっち? 妻子ある、親子ほどにも歳の離れた男に――あろうことか昼間の庭園で、後ろから突かれて
よがっていたくせに」
「――!」
(見られて……いた……)
彼の父親に思うまま犯され、よがる自分を見られていた。
よりによって――アレクシスに。
その事実にステラは打ちのめされた。
その隙に下着を脱がされ、足を開かされる。
「やぁ、アレクシスさま! 許して!」
気づけば熱い塊が宛がわれていた。
「ステラ」
その声が優しく聞こえたのは幻聴だったのだろうか。
「アレク――!」
一気に貫かれ、容赦なく肉をぶつけられる。
「や、アレク、激し……あっ、あ、あ」
「ステラ――ステラ――」
アレクシスは入口から最奥まで暴れるように出入りし、ステラは自分が壊れてしまうのではないかと恐れた。
「アレク……っあ、ん、や、ああぁ、あ、あっ」 だが同時に今までにない感覚を味わい、声は艶めき、身体は反応した。
ルーファスも激しい時は激しいが、今のアレクシスの比ではなかった。
「ステラ、いくぞ――」 これ以上はないと思われた激しさがさらに増し、ステラは悲鳴を上げた。
「あっ――だめぇっ……アレク……!!」
「く、あ、っっ!」
一番深いところに、熱い精が放たれる。アレクシスが脈を打つ感覚に、ステラの中がきゅうっと締まった。
「ステラ……」
呼ばれても、返事を返せない。激しい交わりに、ステラはただ呼吸することしかできなかった。
679 :
公爵家の秘密:2011/02/19(土) 02:45:58 ID:jtdSEjp5
4
ようやく息が落ち着き、ステラは繋がったままのアレクシスを見上げた。
その顔は優しげで、ステラの好きになったアレクシスだった。
しかし、その口から信じられない言葉が飛び出た。
「……まさか、これで終わりだとか、思ってないだろう?」
(え、――っ!?)
先程果てたばかりのアレクシスが、ステラの中でみるみる固さを取り戻しつつあった。
びくりと身体を震わせ、その回復力にただ驚く。
「あっ――うそ……」
アレクシスはステラの足を持ち上げると肩にかけ、律動を再開した。
「あぁんっ!」
「気持ち良い?」
より奥を奥をと突かれ、思考が飛ぶ。快楽に濡れた声が大きくなる。
「ああぁっっ!!」
胸の突起と媚肉の中の突起を同時に刺激され、瞼の裏に火花が飛んだ。
それにもかかわらず上は歯を立てられ、下はぐりぐりと押され、結合部を突かれ、おかしくなりそうなほど追い詰められる。
「いやあ! アレク、だめぇっ、もう……!」
「何がだめなんだ? 自分から腰を振っているのに」
「そん、な……や、いやあっ! は、激し、い……ああぁ!」
アレクシスを見つめたまま、ステラは絶頂を迎えた。背中が浮き、つま先が伸び、交じり合う中はアレクシスを逃がすまいと締め付ける。
「……っ、」
がくりと脱力し、放心していると、熱い塊がずるりっ中から引き抜かれた。
それだけでステラは感じてしまい、自分の蜜で白濁した液体を押し出す。
シーツにはすでに巨大な円が描かれていた。
裸になったアレクシスは、ステラの衣服も取り去った。動くことのできないステラは、為すがままだ。
「アレクシスさま……」
「後ろを向け」
冷たい声でアレクシスは命じた。
「父上と同じ格好で犯してやる」
(ああ……彼は……)
――私を憎んでいる。
ステラは悟った。
死の床にあるとはいえ、妻がある父親を寝取った。彼にはきっとそう見えているのだろう。
そしてそんな女を憎んでいるに違いない。
だから、こんな行為に及んだのだ。
憎い女を――ステラを痛めつけ、復讐するために――
680 :
公爵家の秘密:2011/02/19(土) 02:48:59 ID:jtdSEjp5
5
「っあ、アレク、っ……!」
「父上にこうされて、気持ちよかったんだろう?」
「……も、う、許して――あふぅ!」
残酷な言葉、愛のない性交。それは確かに効果的だった。特に、慕っている相手からならば。
「ひゃあっ」
濡れた指が後ろの穴に入り込む。
「やっ、そっちは……」
「使ったことないの?」
ルーファスに指でほぐされていたが、そんなことが言えるはずもない。
「そんな、まさか、ありませ――あう! あはぁ!」
アレクシスが深々と指を突き入れた。
「いやっ! 痛い……!」
加減を知らぬアレクシスの指が出入りする。
「やめてぇ、やめてくださ――あっあっ、あっ」 後ろの穴を指で、前の穴をアレクシスの矛で抜き差しされる。
「やだあ、ああん、あ、一緒に動かさないでぇ!」
「どうして?」
腰の動きが激しくなった。痛みと快感、おぞましさと悦楽が交ざり、再び意識が浮き上がる。
「やあ、だって、んっ、私――いやあっ! あ! ああっ!」
「う、っ――!」
全身が収縮し、頭が真っ白になる。アレクシスも同時に果てたらしく、奥にじわりと熱いものが広がった。
「あぁ……」
やがて抜かれて空洞になったステラの秘所は、ぽっかりと口を開き、だらしなく白いぬめりを垂れ流した。
「……子ができるかもな」
アレクシスと――自分の子。
一瞬、その想像にステラの瞳が輝く。
だが、続けられた言葉はひどく無情なものだった。
「父上の子でも俺の子でも、大した違いはないだろう?」
ステラは耐え切れず、シーツに顔を伏せて嗚咽した。
(酷い……アレク……)
――こんなに好きなのに。小さい頃からずっとずっと好きだったのに。
(彼が……あの優しい目で私を見てくれることは……もう……ない……)
アレクシスは、泣き止まぬステラの腰を引き、太股に自分自身を擦りつけてきた。
また大きく硬くなっていくそれに、ステラは恐怖を隠せなかった。
「っ、もう、これ以上は……お許し、ください」
「だめだ」
口づけさえも、ステラの傷口に塩を塗り込んだ。強引に舌を奪われ、再びシーツに縫い付けられる。
「まだまだ、これからだ」
優しい微笑みは、時としてこんなに恐ろしく見えるものなのかと、ステラは初めて戦慄を覚えた。
681 :
公爵家の秘密:2011/02/19(土) 02:54:26 ID:jtdSEjp5
6
アレクシスは、ステラを一晩中離さず、日が昇ってもふたりは繋がったままだった。
「……っ………は……」
多少の休憩らしきものがあったとはいえ、ステラの体力は限界を通り越していた。
もう声も出ない。
乳房を使われ、口での奉仕を命じられ、そして今、ステラは菊門を貫かれていた。
ルーファスにもまだ入れられたことがなかったそこは、最初こそ激痛を伴ったが、長時間に渡ってアレクシスに責められたことにより、今や快感を感じる器官として機能していた。
そんな自分が信じられず、ステラは気が狂いそうだった。
(もう……いや……)
恋した男に貫かれているのに、ステラは泣くばかりだった。
アレクシスは、ステラを愛しているから抱いているのではない。
ルーファスと関係を持ったステラへの憎しみをぶつけているだけだ。
それは何よりステラの心を傷つけた。
(こんな風にだけはなりたくなかった……!)
「泣いたって許さない。まだいけるだろう?」
「っ……!」
アレクシスの声音は冷たく、有無を言わせなかった。
朝日に不似合いな肉を打つ音が響き、奥を突かれ、乱れた吐息が部屋を満たす。
「っ、ア……ク……っう……あ……っ!」
涙を零し、汗を流し、涎を垂らし、陰部からは精と蜜を滴らせる。
白痴のような顔つきで、獣の如くただ快楽を貪る。
「――! ひ、っあ――!」
「くう――!」
やがてステラは何度目かの絶頂に導かれ、アレクシスとともに達する。
(……もう、何が何だか……わからない……)
ステラは涙しながら意識を手放した。
何故か、最後に――泣き出しそうな顔をしているアレクシスを見たような気がした。
682 :
公爵家の秘密:2011/02/19(土) 03:00:41 ID:jtdSEjp5
7
ステラが起きた時、アレクシスの姿はなかった。
とっくに日が昇っていたので、びくびくしながら部屋に戻り、他のメイドたちに謝ると、逆に休んでいなさいと帰された。どうやらアレクシスが何か言ってくれていたようだったが、それ以上に酷い声と顔をしていたらしい。
その後、アレクシスはステラと関わろうとしなくなった。
ルーファスが帰ってきて結婚相手が決まったと聞かされても、あまり驚くこともなく、ぼんやりと物思いに耽っている様子だという。
快活だった笑顔の代わりに、陰のある憂い顔をしていることが多くなり、大人びたとメイドたちの間では評判だった。
それが自分のせいだとわかっていたステラは心苦しく、気が重かった。
しかしそれもわずかな間のことだった。
やがて秋の始まりを迎えると、アレクシスは寄宿学校へと戻っていった。
そして――二ヶ月後、ついにアスター公爵夫人、キャサリン・アディンセルが、静かに息を引き取った。
続く
以上です
次は父親視点になります
おおおGJ!
ぼっちゃん絶倫w
ついにママン死すか。これで更なる親父の魔の手が…?
GJ!!
ステラ相変わらず淫乱不幸娘で素晴らしい!
父親もすっかり憎まれ役になっちゃった気もするが
どうしようとも誰かにとってはバッドエンドの予感に震えちゃうぜ
どこに落とすのか気になってしょうがない!
GJ!!
ステラかわいいな
メイドに騙された開発中だったのかw
息子と父親はAF大好きだな流石穴兄弟親子ww
母死すで父親のターンだなんて
息子派の自分には嫌な予感しかしないぜ!
しかし息子は一日しかやらなかったか
父親が返ってくるまで脅してやりまくると思ったんだがw
淫乱メイドも愛されていないと誤解。
息子もメイドは父親を愛してると誤解してるんだろうなぁ
言葉が足りないだけで泥沼化する
こういうすれ違いっぷりは大好物です。
益々面白くなってきたな
ステラたんマジ淫乱すぎて堪らないww
コックや下男辺りにもやられてしまえばいいと思う
>コックや下男
それは愛があるのか?
美人だしこんなに男の気持ちを捕らえて離さない淫乱メイドなら
第二第三の肉屋の息子がでてきても仕方が無いw
旦那様とやってるんだから俺も…とか
息子のように裏切られた感一杯で無理矢理とかされても不思議じゃない淫乱ちゃんだぜ
公爵家の者ですが
以前の馬話に触発されて書いてみました
本編とは関係ないIF話としてお楽しみください
注意事項
・獣姦、馬
最初はスレチかなと思ったんですが、馬に愛があるということで…
「ステラぁ」
ステラは馬丁のジャックに呼び止められて首を傾げた。
「何ですか?」
「ちょっと手伝ってくんねぇか」
「構いませんよ」
ステラはにっこり笑って引き受けた。
「何すればいいんですか?」
「藁ん中によぅ、ナイフ落としちまったんだ。危ねぇだろ? だけとこの老いぼれの目が役立たずでめっかんねぇのさ」
ジャックは逞しい体躯をしている現役の馬丁だが、かなりの高齢だった。
「すまねぇなぁ、時間大丈夫か?」
「今交代したところですから。しばらくは大丈夫ですよ、ジャックさん」
「そうかい」
ステラはジャックと連れ合って屋敷から少し離れた場所にある馬小屋に向かった。
「汚ねぇし臭ぇが、我慢してくれ」
確かに、馬小屋は生き物に特有の臭いで充満していた。
ステラはちょっと顔をしかめたが、早く終わらせようと藁の集まっている奥の方へと進んで行った。
闖入者に、小屋の中の馬たちが鼻息を荒くする。
「きゃっ!」
「はは、興奮してら。お前さんが好きでしかたねぇからな、そいつは」
何か霧のようなものを吹き掛けられて、ステラの上半身が湿った。鼻息……いや鼻水だろうか。
「もう、何するのよ」
犯人はつやつやと光る黒い毛並みの馬――ルーファスの愛馬であるネロだ。
彼に文句を垂れながら、ステラは藁の山に落ちたナイフを探し始めた。
「どこらへんに落としたんですか?」
「多分……そっちじゃなかったっけかなぁ」
ステラは光があまり射さない壁の角を中心に探した。しかしナイフは見つからない。
「ないですね――」
「どれ……」
ジャックがステラの近くに寄り、前屈みになっているステラの後ろから藁を覗き込んだ。
「おっかしいなぁ……」
――と、ジャックの手がステラの腰を捕まえた。
「――!? ジャックさん!?」
「ひょお、いい身体してんなぁ」
「ちょっと、やめてください!」
身を振るステラの後ろから、老人の体重がかかる。
「きゃあっ!」
重みに耐え切れずステラは藁の山へと倒れ込んだ。
「ステラぁ、いいもん持ってんじゃねぇか」
「やだっ、やめてくださいっ」
馬乗りになられた状態で身動きできないステラの身体をシワまみれの手がはい回る。
「おっぱいもでかいなぁ」
「やだ、離して……!」
「いいじゃねぇか、少しくらい。旦那さまに毎晩可愛がってもらってんだろ?」
「――! な、何で……」
「屋敷の連中は皆知ってらぁ。よっ、と」
「あ、何を……!」
動揺している間に、ジャックはどこからか取り出した縄でステラの手首を拘束してしまった。
「外して……!」
「んー、終わったらなぁ」
にやにや笑いながらジャックはステラのスカートをめくりあげた。
「お、黒かぁ。食い込んでるエロいやつだな。旦那さまの趣味かぁ?」
「やっ、ちょっと……!」
恥ずかしさで顔から火が出そうだ。まさか、ジャックにこんなことをされるなんて!
「さ、生尻生尻」
「やっ、やめて!」
あっという間に下着が下ろされる。
「おーっ、やりまくってる割にはきれいなピンク色だなぁ」
「やだ、いや、見ないで――ひあっ!」
老人が二本の指で媚肉を開かせた。いきなり空気に晒された蕾が震える。
「ステラのおめこは甘そうだなぁ」
「いやあっ!」
ジャックは尻の間に顔をぴったりとくっつけ、舌を伸ばしてきた。
じゅるじゅると卑猥な音を立て啜られ、ステラの身体が跳ねる。敏感な身体の熱が高められていく。
「お! 汁が出てきたなぁ」
「やあ! 嘘!」
「嘘なもんかぁ。ほれ」
今度は蜜壺に指が入れられ、抜き差しされる。
「あっ、いや、だめ、だめぇっ!」
「うわ、すげぇ。あっちゅう間にびしょびしょだ。つぅことは……」
蕾を擦られ、皮を剥かれ、全身に痺れが走った。
「ひゃああっ! あっ、ふあっ、ひぁっ」
「にしても、こんなに濡れるなんて、お前すんげぇ好きものだなあ。ド助平メイドだ」
ボタンが外され、エプロンもスカートも脱がされる。
ブラウス一枚を羽織っただけの格好にされ、たわわな乳房が揺れるのがまる見えになった。
「うぉお、こんなにでかくて気持ちいいおっぱい初めてだぁ! 手に吸い付くわ!」
「も、やめてぇっ……!」
ジャックの手で豊かな乳房が形を変えられ、まるで牛の乳を搾るように引っ張られる。
「だ、誰か……助けて……!」
「いいのかい? 男共が来たらまわされちまうぜ?」
「……!」
恐ろしいことを言われ、ステラは青ざめた。
「なに、そんな趣味はねぇから安心しな。誰も来ねぇよ。……俺たちがたっぷり愛してやらぁ」
「……? やっ……」
胸を搾られ、背中を舐められ、尻を撫で回される。
悲しいことにステラの秘所からは蜜が滴り、藁を濡らしていった。
「ひっ……! いやあ!」
蜜壺に指が何本か入れられ、掻き回され、関節を曲げて中の壁を刺激された。
「やっ、そこはっ……やめ、あ、っ、あ、出ちゃ……っ!」
そこを責め立てられると何が起きるのか、ステラは十分に理解していた。
「へぇ、ここか?」
わかっているだろうに、ジャックはしらじらしい台詞を吐きながら、指を激しくさせた。
「やっ、あっ、だめ、……いやぁ――っ!」
耐え切れず、ステラの秘所から淫水が孤を描いて飛び散った。
「潮まで吹くとはなぁ。驚きだ。可愛い顔してこんなにすげぇ淫乱女だったなんてな」
ステラは言葉もなく、ただ嗚咽と快楽で身体を震わせる。
するとジャックは指を抜き、ポケットから縄を取り出してステラの手首を支柱に結び付けた。
「やだ、何するの……!」
いやな予感しかしない。がっちりと二重三重に結ばれた縄が柔らかな手に食い込み、ひりひりと痛む。
「いい格好だなぁ」
ステラは支柱を前に低く腰を突き出すような体勢にさせられた。
ジャックはステラの尻たぶを掴んで揉みながら、にやにやと気持ち悪い笑みを浮かべた。
「今いいもんやるからなぁ……」
そして一旦ステラから離れる。
老人の手の感触がなくなったことにステラはほっと息をついたが、
この身動きできない状況では不安は消えなかった。
「ほら、ネロ、お前さんの大好きなステラだ」
馬の鼻息が近くなり、ステラはびくりと震えた。
――まさか。
「ほれ、もうちょい屈め」
ステラは恐怖のあまり、声が出なくなった。
ますます近づいて来る馬。その胴の下に潜りこまされるような格好。
「俺の息子は役に立たねぇが、その代わりにとっておきをくれてやる」
興奮した馬が鳴き、ステラの背中にその胸が押し付けられた。
「う……そ……」
横からジャックの手が伸び、ステラの尻が持ち上げられる。
そして――
「ほれ――行け――」
熱い塊が、ステラの秘部に添えられた。
「――!!!!」
ありえない太さの塊――馬の男根が一気に侵入し、ステラの中が押し広げられ、おぞましい痛みが襲う。
「か……はっ……」
声にならない叫びを馬が聞くはずもない。最奥まで容赦なく突かれ、ステラの思考が飛ぶ。
「どうだ? ネロのちんこは気持ちいいか」
「……い……っ……や、ぁ……っ」
下手に動けば蹴られる。
狭い膣道をめりめりと広げられ、腹まで突き破られるのではないかと思うほど突かれ、
ステラは痛みと死の恐怖に耐えていた。
「ひ……っ……」
馬に犯されている。ステラの頭では考えつきもしない悪夢だ。
「可愛いなあ、ステラ。……ネロも喜んでるぞ」
ジャックの言葉などもうステラの耳には届かない。
ただ出入りする馬の肉棒を受け入れ、快楽を感じないほどの生理的嫌悪感に身を震わせる。
時間自体はそんなに長くはかからなかった。
だが、自分の中に熱い馬の子種が注がれているのに気づいた時、ステラは絶叫した。
「…………やあああぁ!」
長い放出を終えると、ネロは満足げに鼻を震わせ、すぐにステラから自分を引き抜いた。
長い舌でステラを一舐めし、水を飲みはじめる。
「どうた、すごかっただろ?」
藁の中で突っ伏したステラに、もはや意識はなかった。
終わり
以上です
GJ
まぁ、あの様子なら肉屋の倅同様恋い焦がれてる男は多いんだろうなw
獣姦は例え別種でもマンコの臭いを嗅がせたら興奮するらしいし
馬も惚れるエロい臭いだったんだw
そして容量的に次スレの季節ですね
gjといいたいところだが
さすがに本編でそういう流れになるならともかく
わざわざIFルートでスレ違い投下されても・・・・
投下ペースが早いから早く本編を終わらせてくれ
正直妄想や小ネタ書き込んでいいか投下を待った方がいいか迷う
696です
妄想も小ネタも読むの好きなので、投下ペースの早さが邪魔になってたら申し訳ないです
すみません…
以後は投下の間隔空けるこてにします
ただの痴女とレイパーにしかみえない…
自分のレス誤解されてたらと思って追加するけど
前語られてた通り数レスあけたりして他職人さんと被らなければ
IFルート書こうが職人さんの書きたいものを書いた時の投下ペースでいいと思うんだ
作品と小ネタや妄想の投下も一緒だと思うし
食いつきたければ安価つけて食いつけばいいし
住人の反応をすぐに反映する
>>700はすごいと思うし作品は好きなんだが
でもスレ違いだけはいかんと思うんだ
>>696 GJ
まさかの本人によるネタ回収とはwww
愛はありそうだからすれ違いとまではいえないと思うが
なんにせよ480kB 超えてしまったので、ほっとくと落ちるな
ペースが早いのは良いことだろjk…
自重する理由ないから、気にせず投下すればいい
ペース早いから他が投下できないなんて、理由にならんよ
実際、宵闇の人は投下してるじゃないか
↑あと神竜の人も
作品投下がないときは小ネタで時間潰しするの好きだが、
SS未満の粗筋投下したいからちゃんとしたSS投下するの
遠慮しろって言うのは何か違うと思う。
ほんと、ちょっとしたことですぐ騒ぐ奴がいるな。
小ネタが散々続くならまだしも、今の段階でそんなケチつけるようなことじゃないだろ。
スレの趣旨からちと離れてることは注意書きにもあるんだし。
あと投下のペースが早いのは良いことやん。
エロパロ板に寂れてるスレがいっぱいある中で、最近の流れは神
神は神でも邪神だけどなw
まあこのスレらしくていいんじゃない
スレ趣旨に反してるものは注意書きしてるからいいって問題だったら
なんでも投下していいと言うことになると言ってるほうがおかしいと思うんだが?
好き作者を庇いたからといって無茶苦茶いってると作者に迷惑かかるぞ
例えば脇道でもステラたんの友達とその周辺で愛するが故に〜とか子供の頃のアレコレとかならむしろ大歓迎なんだけどスレチな上に人を選ぶような獣姦ネタ投下されると何かモニョる
あくまで個人の意見だけど自分でもスレチと分かってるならやめといた方が良かったんじゃないの
>>711 こっちでも乙!!
馬丁のおじちゃんはステラたんに惚れてたんでしょ?
なら良いじゃなーい
せめて本編完結後のifなら受け入れられたかもしれんのだが、
何か色々薄くなるわ親父や息子の苦悩が
あとついでに馬丁はばれたら殺されるんじゃないか魔王に
馬もろともw
注意書きがあるんだから騒ぐほどでもないと思うが…許容範囲は個人で違うからなー
ただ、既に否定的な意見は出てるのに同じようなこと延々と書くのはただの叩きになるから、ほどほどで
馬丁は馬もろとも刺身にされんじゃないか…
魔王はステラに色目使ったって理由で粛清始めかねんな
本編を愛するが故につい文句を言ってしまうの
わかって
あと
>>711乙
ツンデレか
自分もそこまでスレチと思わないけどうるさいのがいるから特殊傾向の強いネタの時は
該当スレに落として番外編を○○スレに置いてきたって誘導してくれるといいかもな
まあ注意書きしてくれてる以上読んでおいて文句言う奴がおかしいんだが
住民のどうしようもないネタを反映させてくれたのが嬉しかったw
投下ペースの早さは上で言われてる通り気にする必要なんてないので
思うがままに書いてくれると嬉しいです
続き楽しみにしてる
父上の呼称が魔王になってるw
ある事件を追う男女ペアが追跡調査中に対象に感づかれ、カップルの振りをしてやり過ごすんだけども
実は男の方がパートナーの女を好きでなし崩しにカーセックスに突入
という所まで妄想した
公爵家の人、チヤホヤされるのが嬉しいのは分かるが
本編完結してからにしておくれ
楽しみにしてます
楽しみにしてると言いつつ投下し難くなるような空気を作るレスするのが意味不明
職人に恵まれてるスレって総じて住人が自己中でお客様気取りだよな
今回は獣姦のことじゃケチつけられんでしょ
ユニコーンネタなんかも散々盛り上がってた訳だし。
それでネタ拾うなだなんて、雑談自体が釣り糸みたいでどういう鬼畜プレイかとw
まず本編を進めてほしいというのには同意
>717
張り込み中のライター&カメラマンとかもイケそうだな
というか某漫画思い出した
722 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 10:42:32.33 ID:kItfnJhu
test
何だか論点がずれてるようだけど、今回のは
・獣姦
・投下ペース
・本筋終了してないのに派生投下
のどの一つも問題ではなくて、「愛するが故に無理やり…」なの?ってことでしょう
正直馬丁にステラへの愛情があるように見受けられないし、仮に馬丁なしで
馬だけで事を進めていたらそれなりに見えないこともなかったかもしれないけど
自分は作者さんの作品外での注意書きでしか愛ゆえ〜に当たらないと思う
スレ違いではないの?と思ってもおかしくないでしょう
スレ主旨自体各人イメージや許容範囲ばらばらではっきり定義できないものだからこそ
書き手は逆にその点にだけは気を付けて投下してほしい
別に主人公が屋敷の男性陣全員に輪姦されるような展開をifが超スピード投下されたって全く構わない
ただし主人公への愛情のあまり、だったり俺の純情もてあそびやがってな愛情が屈折しての形が
とられていないとアウト、そういうことっしょ
ただのレイプが読みたいなら違うスレ開いてるんだから
どうでもいいけど泣いてる女の子に逆レイプされたい
>>723 はげ同
なんか明らかにいろいろめちゃくちゃだよね…
727 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 14:46:56.33 ID:hTfPliSB
いつも荒れてるの?
最近は特に声のでかい一部住人ばかりがレスばんばんつけてて
なんか勘違いしてる節はある
スレチSS投下で批難がでるのは当然だろうに
長く尾を引いた他スレSS紹介禁止騒動のときから何も変わってないね
自分たちの気に入るものはスレチで擁護・気に入らないものは悪者に仕立て上げて排除しようとするから
いつまでも定期的に荒れが続くんだろう
正直さすがにスレチSS擁護はちょっとどうかと思う
もう叩いたんだからこれ以上はやめろと言ってるわりに
自分らはずっと相手側にねちねち言ってるし
ユニコーン話もあほらしくてスルーしてたし最後あたりgdgdだったのに
住人総出で楽しんでたみたいに捏造されても困るんだよね
うーん、空気に乗じればきつい事言っても許されるだろって風潮は良くないな
スレ違いに関しては「以後自重」でいんでね?
連載書き手さんは○曜日と×曜日投下とか、週末だけ2,3まとめて投下とかなんとなく決めておくと
ファンにも他の書き手さんにも優しいかもしれないよ。
>>728 あれは単に名前が出かかっただけで実際には紹介されてなかったのに
紹介だめファビョーン!このスレ危ないファビョーン!って過剰反応した基地害が一人いただけだから気にしなくていいと思う
基地害に意見を引き摺られたら危険だよ。
荒れの流れを作り出したがってたのも荒らしだけだったし、荒らしが暴れてたのを他住人の責任とするのは
いささか乱暴ではないかなぁと思うんだよ
ただまぁ一つ言いたいことは続きを全力で待機してるってことだ!
袋被せて〜とかも雑談拾いで何気にネタが細かいよね
投下間隔に関しては、ゆるくてもルールを作ってしまうと投下しにくくなるかも知れないから、
どうかなぁ……とか思う
まあ書いてくれる人の都合>読む人の都合でいいと俺は思ってる
これからも愛あるが故にの投下待ってるよ〜!
まあこれからスレルール違反しちゃう人がでても
大人な感じでやんわって注意し合えればいいな
侯爵家の人は
スレ違いを投下しちゃったのは注意されてもしょうがないし
次気を付ければいいよ
次の魔王のターンを楽しみにwktkしてるよ!
そして魔王はきっと馬丁が命より大切にしてる馬をまず馬刺しにして
わからないように食べさせてからおいしいといわせて
何の肉だったか種明かしするという鬼畜プレイしてると脳内保管w
>>717 追跡対象がずっと近くにいて仕方なくどんどん行為がエスカレート
追跡対象に見られながら
「え、そんな事まで?ダメ……」
「でも見てるからここで辞めたら不自然だろ(しれっと)」
「ダメ……(でも興奮しちゃう!)」
とかいいなぁ夢が広がるなぁ
それだと無理やりといいつつ和姦だなw
おにゃのこ嫌がってないね
>>730 悲しいほどでかい釣り針乙
もうスレで三度荒れにつなげた大騒動を一人のキチだかのせいにしたがっても無理だよ
荒れなんて双方がやり合わないと起こらないしな
諦めなさい
他スレ紹介騒動についてはもう二度とここでは他スレSS紹介しないし封印の方向で…
自家発電でやってけるスレなんだからさ
まあスレに沿った愛する投下は大歓迎だ
これだけ職人さんが多いのは過疎スレ住人からするとうらやましいぞ
お前も少し落ち着け
>>737 シチュスレでこれだけ投下多いのも珍しいよな
今職人さんスレに何人くらいいるんだろ
神竜の人、宵闇の人、公爵家の人でとりあえず三人か?
他がどんなものかは分からんけど現時点で長編が三つは読み手として嬉しい限りだ
基地外書き手が多いだけじゃん
しつこく基地外連呼してる奴こそ基地外に見える
↑ほんとだ
基地外連呼してるねw
自己紹介乙
あの大騒動を一人の基地外だけが暴れてたって言ってる基地外と
その一行レスの基地外は普通に別人だろ
後者の基地外はただのアホ
前者の基地外は昔からスレに巣食ってる
己の考えこそ正義っていうのを振りかざして自分の気に食わない意見は
ことごとく異物に仕立て上げようとするこのスレの患部っていうか癌
3回目の他スレSS騒動のときも結局荒らしより最悪の事態を引き伸ばした奴
他にも騒動の種まくの趣味な奴とかいろんなアレなのいるし
そもそもスレチSS叩かれたらうるさいのがいるとかいうレスつくあたりで異常だろ
クソスレって事実は割り切った方が楽だぜ