別にリョナ展開でもいいのよ
リョナっつっても、ガチの拷問死系だから人選ぶよ
そうなのか、ドラクラの後はこれ買うつもりだったけどやめとこう
そうか
人間のままお料理されちゃうマーリカ様とか
たわわな胸を食いちぎられちゃうヴァレンティーヌ大公爵様とかアウトなのか
>>530 かかれたら別スレでやれよって言われそう
見たいけど
じゃあ百騎兵が若い女村長を暴力とチ○ポで屈服させる感じでどうぞ
「百騎兵ちゃん、新しい戦術トーチカね!むしろ性術トーチカって言ったほうがしっくりくるわね」
「いくらなでもイレギュラーに過ぎる…、いえ正にご立派でございます百騎兵様」
「うわあ、…あの、魔女様これあとでちょっと試してみたいんですがよろしいですよね父さんのより大きいかもゴクリ」
アサギ!アサギ!アサギ!アサギぃぃいいいわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!アサギアサギアサギぃいいぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!朝霧アサギたんの黒髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
アサギウォーズのアサギたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
主人公決まって良かったねアサギたん!あぁあああああ!かわいい!アサギたん!かわいい!あっああぁああ!
オールスターズも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!オールスターズなんて現実じゃない!!!!あ…プリニーもアルバムもよく考えたら…
ア サ ギ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!日本一ぃいいいいい!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?アサギ本のアサギちゃんが僕を見てる?
表紙絵のアサギちゃんが僕を見てるぞ!お風呂ポスターのアサギちゃんが僕を見てるぞ!小部屋のアサギちゃんが僕を見てるぞ!!
主人公のアサギちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはアサギちゃんがいる!!やったよマローネ!!ひとりでできるもん!!!
ま、魔界ウォーズ(仮)のアサギちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあロザりん!!く、黒杉!!プリエぇええええええ!!!アルティナぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよアサギへ届け!!日本一のアサギへ届け!
ほしゅ
ほしゅ、という文字列から「ほん!ほん!しゅっ!しゅっ!」を思いついたが
背表紙でしゅっしゅっするのは誰がいいんだろう、というかあっちは未プレイだったキャラがわからん
537 :
閣下フーカ:2013/09/27(金) 10:44:30.75 ID:lyfxayFo
ここは穢れた魂の贖罪を強制する地獄の最果て。
今日も飛べない鳥の着ぐるみに包まれた魂が蠢いていた。
「起立ぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいつっっ!プリニガーX基準!三列横隊にぃぃぃ集まれぇぇぇぇい!!」ズビシィ!
かつて暴君と呼ばれた鬼教官の号令に従い、プリニー達は挙動に風切り音がつくほどの機敏さで立ち上がり気を付けの姿勢をとる。ふなっしーよりも機敏だ。
が、ただ一人、いまいちらしくないプリニー?がとことこ後からやってきて。
「ううー、お腹痛い。なんで体調悪いのに見学にしてくれないのよ。キョウイクイーンカイに訴えてやるんだからね」
プリニーっぽい帽子にセーラー服、プリニーっぽいブルゾン、ニーハイに絶対領域。
そう、フーカちゃんである。
「馬鹿者!貴様はプリニーであるということを忘れたのか!語尾に、ッス、を付けろ!それにここは教育委員会の管轄ではない、言ってみれば矯正施設!法務大臣かアムネス○ィにでも訴えるべきだ!」
「知らないわよ、それとうるさいわよ。女の子の日で頭からお腹までズキズキしてるんだから大声出さないでよ」
フーカは両手を重ねて自分のお腹のあたりをさすりながら言った。
「む、そうであったか。体調不良ならばそうと言わんか」
「言ったわよイワシ野郎」
「回れーぇぇぇぇぇ!右ぃぃぃぃ!!!休めの姿勢で待機ぃっっっっっ!」ザザッ!ザッ!バッ!
プリニー達は号令に従い右足を半歩引き踵を支点に反転、右足を戻して気を付けした後に踵を肩幅に開いて休めの姿勢をとった。
「だからうるさいって…いつつ」
「服を脱ぐのだフーカ」
「……はぁぁぁ?!」
フーカは自分を抱きしめるようにして体を守り数歩後退った。
「少年院では日々のストレスから囚人同士の諍いが絶えない。よって囚人が体調不良を訴える場合などはまず、喧嘩による負傷を疑うのがセオリー。全裸検身の必要がある!脱ぐのだ!」
「い、嫌よ!嫌に決まってるでしょ!ヘンタイ!」
「生憎だがプリニー教育の現場では男女による扱いの差は設けられていない。検身も俺が行う。アムネス○ィからの申し入れにも従おうじゃないか。パンツだけは履いていていいぞ」
「なんなのそのフェチぃ譲歩?!」
538 :
閣下フーカ:2013/09/27(金) 11:00:46.47 ID:lyfxayFo
「ううう、覚えてなさいよ…」
「うむ、肌に外傷はなさそうだな」
ひん剥かれたパンイチのフーカはナイチチの凸部をこぼれないように隠しながら(こぼれるほどはないが)、耳まで赤くしてヴァルヴァトーゼを睨みつけた。
さっき回れ右の指示を出されてあさっての方向を向いていたはずのプリニー達も、何割かは勝手に盗み見して前屈みになっている。
だが、まったく興味なさそうに回れ右のままの奴らに対してもフーカは激怒した。もっと熱くなれよ!
「そういえば、腹が痛いと言っていたな」
「生理だって言ってんでしょ!ナプキンの中まで見ないと気が済まないの?!ヘンタイ!」
「…うむ、そうするか」
「えー!?」
あ、こういうのはスカとかそういう注意書き要る内容だったろうか…
>>539 今ここで入れておけば大丈夫じゃね?
続き投下待ってる!
全キャラの好感度MAXの主人公?さんは一秒一秒が命がけなんだろうな
「プリニー共よ、フーカを押さえつけるのだ。くれぐれも丁重にな」
「やるっス!」「興奮するっス!」
「ビデオ撮影も怠るなよ。実力行使は証拠が必要な時代だ」
「いやっ、いやぁぁぁあ!」
可愛らしく叫んでいるがフーカ無双。
片手で双丘を押さえ片手でバットを振り回す。爆破に次ぐ爆破。
プリニガーx率いる数体だけが生き延び、やっとのことでパンイチのJKを取り押さえることに成功した。
両手両足にプリニーがしがみつき、大の字に組み伏せられたフーカ。
「うーむ、お前のための検査で何故そこまで暴れるのか理解に苦しむ。ちょっと下着を降ろして見せてくれれば済むものを」
「はぁはぁ、い、嫌に決まってるでしょうが!」
「しかしまぁ、口答えする程度しか体力は残っていないようだな。しっかり押さえておけよプリニー共」「……ッス」
ニヒルなプリニガーxが無口なりに返事をする。
閣下は徐にフーカのパンティに指をかける。元リア充イケメン吸血鬼に童貞みたいな隙はないのだった。
だが、ナプキンの取り方までは知らない。
「フーカよ、これはどうやって外すのだ」
「生理が終ったら自動で解除されて勝手に汚物入れに自立格納される設定になってるのよ。知らなかったの?」ビリビリっ
閣下はフーカが適当なことを言ったのでひっちゃぶいてナプキンを外した。
「ひぃん!」
「ふむ。フェンリッヒはフーカのことを小娘と呼ぶが、やはりまだ小娘だな。あまり生え揃っていな「ひ、批評するな観察するなっ!」
ヴァルヴァトーゼはフーカの襞を指で撫でた。
「ひぁっ…!」
「生憎、今日は血が滲んでいるようだから舐めたり、いれたりはしてやれんが、楽しませてやることは出来るぞ?人の娘は快楽で痛みをわすれることができるそうだ」
ヴァルヴァトーゼは体温の低い手指をフーカの曲線に這わせた。耳、首筋、鎖骨、乳房、腸骨陵、腹、太腿。
其の間、ヴァルヴァトーゼの瞳はずっとフーカの目を見ていた。
彼女の愉しみが、快楽が何処にあるのか、吸血鬼の君主はそれが眼に現れるのを知っていた。伊達に歳食ってないのだ。
「んあっ…あうぅ……」
一周撫でられただけで弱いところを見つけられてしまったフーカは、弱点を入念に攻められてあえぐしかなかった。
「フッフッフ、どうだ俺の愛撫は、悪くなかったろう?すっかり痛みも飛んだようじゃないか」
「ふぁ…?おわ、り……?」
「ああ、裸で寝ていたら風邪を引くからな。もうやめにしよう」
「………生殺しだわ。ちゃんと、最後までやってよ!」
やべぇ、本気だしすぎたか。ヴァルヴァトーゼはちょっと後悔した。
「いや、だが、人の血は口にしない主義だし、そういう敏感な時に行為をするのはどうかと思うんだが」
「……ヴァルっちに彼女が居るのは知ってるわ。だから、そうね、指で良いから、最後までやって」
眠い…最後まで書けない……寝よう……
誰かエロいのくれ
ルッキーニィが先読みしすぎて
「(ああ、この人間ボクを屈服させてどうこうしたいんですねふーん、うわあそんな欲望まであるんだ)」
と理解したうえで断る話が見てみたい
メタリカが百騎兵と遊ぶ話が見たい
犬リカがにゃんにゃんしてるのがいいです!
メ・タ・リ・カだ!
まだトゥルーしか見てないけどビス子とメタリカって充分ゆりっぷるじゃね
551 :
名無しさん@ピンキー:2014/01/17(金) 23:55:10.52 ID:Jus+Ma1F
エトナ鉄板
私は女リベアさんのあの!おっぱい一押しなのだ!
夏の暑さもその手をゆるめ、高い空もその色合いをやや変えてきた頃だった。
「きたぞー」
あなたの部屋に一人の少女が訪ねてきた。合鍵を渡してあるので、勝手に入ってくる。
タンクトップのインナーに襟元の大きく開いたTシャツを重ね、シーンズのショートパンツの開放的な服装の少女だった。
彼女の名は蘭堂かよこ。
かつてあなたの生徒であり、いまは恋人だった。
彼女は半罪人――罪人となるはずが罪を犯す前に命を落とした、地獄の囚人だった。
地獄特別法による更生プログラム「ヨミガエリ」を達成したことで此岸に生還を果たしたのである。
あなたは時給3000円のバイトと信じて応募し、気がつけば彼女を初めとした7人+αの少女達を導く教官として、罪人たちが姿かたちを変えたモンスター"クリミナル"がうようよいる中、文字通り地獄をさまよったのだった。
黄泉帰りの門をくぐったとき、現実世界では1日が経過しただけだった。体感としては一月以上経過していたような気がしていただけに、夢を見たとも思えた。
半信半疑ながら夢の中で約束した待ち合わせ場所に向かうと――全員の住所はかなり近かった――じきに夢ではなかったとわかった。
一番早く着いたのはあなただったが、約束の時刻が近づくに従い、ひとりひとり、不安そうな面持ちで向かってくる少女たちを迎えるたび、ヨミガエリでの思い出が脳裏に浮かび、目に涙がにじんだ。
少女たちは声を上げて泣いた。泣き笑いながら少女たちは現世での再会を喜んだのだった。
ただ、シンだけは何時間も遅れてやってきた。キサラギはそれまでオロオロ心配していた態度から一転して、カンカンになって年上の親友を怒鳴りつけた。
遅れてきた理由が”勇気が出なかったから”と聞いた時には顔を真っ赤にして暴れだしそうだったのでみんなであわてて押さえつけ、あわや警察沙汰になり半罪人として地獄に逆戻りか、という場面もあった。
その後連絡先を交換し、かけがえのない友人として全員と付き合いが続いている。
ただひとり、ランとだけは友人ではなくなっていた。
教師と生徒として最もぶつかり合い、後に最も信頼しあった間柄である。戦闘では最も頼りにしていたし、黄泉帰りの門の前に立ちふさがる強大な敵に立ち向かうため、規格外の力を得られる騎士として選んだのも彼女だった。
地獄でパートナーとして過ごした関係は、そのまま現世で発展していったのである。
いま、ヨミガエリから4,5ヵ月がたち、大学生のあなたは教師免許の取得過程のため、課題に大忙しだった。
駅から遠いからという理由で安く借りられた部屋で、洗濯物やごみに埋もれるようにしてレポートを書いているあなたを見かねて、彼女は週に一度、家事手伝いとして通ってくれているのだった。
ランはどかどか足音を立てて狭いキッチンに向かっていった。プラスチック袋の音もするので、先にスーパーに行ってきたのだと背を向けたままのあなたにもわかった。
「タッパー洗う暇もないのかよー」
シンクには先週、ランが作りおいていったおかずが入ったタッパーがいくつもあった。水にはつけてあったが、彼女に言わせれば、そこまでできるなら洗え、ということらしかった。
「○○さん、返事くらいしろよなー」
あなたはキーボードを叩く手を止め、参考文献である本と論文のコピーを押しのけて、キッチンへ出迎えに行った。
ヨミガエリ中は彼女の過去の体験と敵意からあなたをオヤジなどと呼んでいたが、こういう関係になってからは名前で呼ぶ。
「おい、目のクマすごいぞ。ちゃんと寝ろよな」
ランの目つきが険しくなる。ヨミガエリでは最終的にまとめ役をやるほどに丸くなったが、こういうところは変わらなかった。
「メシ作るから、ちょっと寝とけよ。起こすからさ」
あなたは言われたとおりにすることにした。自分の心配をしてくれる人に逆らって、いいことは何もなかった。
起こされるまでもなく、あなたは食欲を刺激する匂いで目が覚めた。
ヨミガエリでは食事当番は交代制だった。それでわかったことだが、ランは料理がうまい。あまり経験がなかったらしいが、勘がいいのかもしれなかった。
起きだしたあなたを一瞥するとランは、皿を出して、と言うだけで素っ気なかった。
あまりにだらしない生活をしているので、怒っているのかもしれないとあなたは思い、食事が終わったら理由を探ることに決めた。
結果的に、それはしなくてよくなった。ランはあなたに相談があったのだった。
「進路をさ、決めなきゃいけないんだ」
ランは高校3年。進路は決まっている時期のはずだが、男を狙って暴行する、一昔の不良のような生活をしていたランにはそんなものに興味はなかったことだろう。
「オヤジが教師を目指してるのは、アタシらのことがあったからだろ?」
もともと、あなたは教育学部ではなかった。ヨミガエリの一件から、彼女たちのような子供たちを半罪人になる前に救いたい、との考えから教職を志したのである。
もっとも、それより前にヨミガエリの教官のバイトを正式な職としてもう一度やりたい、と彼女たちの前でこぼしたことがあった。それは高収入への下心もあったが、前述の使命じみたものを感じたからでもあった。この世の外側にかかわったのも、何かの縁と思えた。
言った瞬間、ランに殴られた。歯が折れそうだった。
その後一人ずつ強烈なビンタをもらった。あの天使のような心根のアリスまでもが不満もあらわにビンタをしてきたことが、あなたにはショックだった。
彼女たちは「一生美少女たちをとっかえひっかえオシオキしたい」と解釈したらしく、誤解を解くのにかなり苦労したのだった。
とにかく、目的を持った生活をせず、勉強もサボりがちだったランは、このところ進路設計に頭を悩ませているらしかった。
「アタシは頭よくないし、大学行くなら浪人なんだよな。高卒でドカタになってもいいんだけど、その……」
話しながら食器を片付け終え、あなたをちらりと見る。
「女としては、ドカタじゃ、カッコつかないしな」
似合うと思う、といえば鉄拳が飛んできそうだったので、あなたは静かに同意するだけにした。
「どこの学部にいくかってのも、また悩むんだよなあ」
とりあえずなりたい職業を考えて、それによって進路を選ぶことにしたとのことだった。ついては、職業がランに合うか意見を聞かせてほしい、というのが相談の要旨だった。
「警察なんかどうかな」
私的に制裁を加えそうだからやめたほうがいいとあなたは言った。ランがすんなり同意したので、あなたは背筋が寒くなった。
「○○さんが、あたしは面倒見がいいって言ってくれたから、教師とか、保育園の先生とか、どうかな」
あなたにはモンスターペアレンツやDV親を半殺しにするランがすぐに想像できた。
「あたしをなんだと思ってるんだよ、暴力装置じゃないんだぜ」
表情で連想がばれたらしかった。
しばらく議論は続いたが、これといったものは出なかった。ただ、話し合いの様子から、ランはすでに結論を決めてきている、とあなたは察した。この話し合いは最終確認ということなのだろう。
時計を見れば、一時間近くも話し込んでいた。冷め切った食後のお茶をすすって、ランは言った。
「やっぱりさ、小学校教師を目指すよ」
理由は言われずともわかる。ヨミガエリをこなした仲間なら誰でもそうだろう。
ランはかつての自分のような境遇の子を救いたいのだった。
「○○さんにさ、賛成してほしいんだ」
ランの瞳が不安そうに曇った。
「アタシ、また、間違ってないよな……?」
あなたはランの両手を握り締め、大賛成だと伝えた。
ランは今日この部屋に来てから初めて笑った。
「なあ、オヤジ……」
呼び方がヨミガエリのときに戻る。いつもの合図だった。
「今日も泊まるって、親には言ってあるからさ……」
ランの両手が背中に回る。桜色の唇が近づいてくる。あなたはTシャツに包まれた背中を抱きしめた。
「ん……」
口付けた後で、ランは慣れた手つきで灯りを消した。
あなたはランの手を引いてベッドへ導いた。
じゃれあいながら服を脱ぎ、あなたたちはベッドの上で対面座位の形で向かい合っていた。
窓からは青白い月明かりが差し込んでランの素肌に陰影をつくり、筋肉質でありながら女らしい肉付きの肢体を浮かび上がらせていた。
滑らかな肌触りの尻肉に手を這わせると、裸の両肩が繊細に震える。瑞々しい肉の感触を確かめるながら、自分の手の形を覚えこませるようにゆっくりと揉み上げると恋人の呼気が熱を帯び、そのままつねれば小さく声を上げた。
「バカオヤジ、やめろって、いつも……は、ぁう」
抗議の囁きも、言葉の途中でもう片方の桃肉を強く揉むと眉根が下がり、わなないた口からはそれ以上言葉が続く気配はなくなった。
こみ上げる快楽をごまかすように唇を寄せてくる。あなたはそれに応え、頬ずりするように唇をすり合わせる。ランはすぐにあなたの下唇に吸い付いた。
ちゅ、ちゅぷ、と音を立てて粘膜を触れ合わせる。音はだんだんと大きくなり、壁で反響して一層大きく聞こえるようだった。
あなたが唾液にまみれたランの唇を舐めていると、水音に紛れて抑えきれなくなった呼吸音が大きくなり始めた。キスに集中していたので中断していた尻肉を揉む手に再度力を込めると、甘い声がまじりだす。
「く、ふぅ……ん、あぅ」
ランの両手はあなたの二の腕にかけられていたが、肌をなぞるような手つきで両肩に移動し、膝立ちになった。いままでよりも体の距離が近くなり、触れていない部分でも互いの体温が感じ取れそうだった。
あなたは両手でむっちりとしながらも引き締まった桃尻を揉んでいたが、右手は揉むのをやめ、筋肉や骨の隆起を確かめるように撫で上げ始めた。懐かしいさわさわ指導の要領だ。
脇腹から腰、肋骨から背筋を、手のひらではなく五本の指の腹で、時にはさするように、時には触れるか触れないかの微妙なタッチで、毛皮の感触を楽しむように、ねぶるように撫ぜた。
ランの呼吸は手の位置が上がるに従って、やはり荒くなっているようだった。長く口付けていることができなくなっており、唾液を舌ですくい取るような、深く吸い付いてはすぐに離れる動きに変わっていた。
右手はランの肩甲骨、胸の高さにまで来た。昼間は服に押し込まれていた乳房は今や自由だった。あなたの左手が尻肉を揉むのに合わせてかすかに揺れていた。
小ぶりのスイカにみえるほど張りがあるので、乳房の根本は、そこから膨らんだと主張しているような盛り上がりと胸筋との境がくっきりとあった。
人差し指や中指の腹で乳房の根本をなぞり、親指の腹で真珠のようになめらかな下乳の曲面を這わせる。もうランはキスを楽しむ余裕はないようだった。あなたの頭上の中空に視線を向け、奥歯をかみしめた喉の奥から、ふぅふぅ、と追い詰められた音を立てていた。
快楽がじっくりと水位を上げ、ランの頭を侵しているようだった。かつてオシオキを行っていた時よりも、反応は強まっているように見える。
あなたはランの肩甲骨の間を暖めるようにさすると、女体の造形美を楽しむのはやめにして彼女の様子を伺う。
先ほどまでの甘い吐息は治まったようだった。それでも肩で息をしてあなたの頭半分上の位置から見下ろしていた。
「ちくしょう……オヤジに触られるだけなのに、何でこんなに気持ちいいんだよ」
言い終わってから、「あんっ!」とかわいらしい嬌声を上げる。
あなたの左手がランの乳房を絞るように揉み上げ、乳輪がぷっくりと盛り上がったところで乳首をこすりあげたからだった。
「馬鹿オヤジ……っん!」
ランの上体が震える。当然乳首もゆらゆらと揺れて、あなたを誘う幻灯のようだ。
ふと、亀頭を舐められたような感触に襲われ、あなたの背筋に快楽の電気が走る。感触はすぐにひやりとしたものに変わったので、ランの胸の間から様子を伺うと、秘裂から淫蜜が垂れて亀頭との間に粘性のある橋を作っていた。
見れば、あなたの肉棒も先端をてらてらと光らせ、ぎちぎち音を立てそうなほど勃起していた。
あなたはランに、入れていいか尋ねた。
「だ、だらしねえなオヤジ。まぁいいぜ、そろそろな……」
言葉だけなら余裕がありそうだが、口の端のよだれを拭いてもおらず、瞳は潤んで目尻はとろんと垂れ下がっていた。
そうっと、濡れそぼった秘裂が肉棒に近づく。淫蜜の橋が短く、太くなってゆく。ランは気づいていないのだ。
亀頭と肉の花びらが触れた瞬間、熱いものに触れたかのように彼女の腰が跳ねた。ランの呼気は先程より水分が多くなっている印象だった。子宮から搾り出された淫液が、蒸気になって吐き出されているようだった。
あなたはランの尻肉に手を添えていたので押しこむこともできたし、そうしたこともあったが、今日は彼女の意思に委ねたほうがいいような気がして、落ち着くのを待った。
ランはそろそろと動き出す。呼吸は追い詰められたあの、ふぅふぅというものに戻っていた。
ぐちゅり、とみかんを潰したような音がした。ランの喉元から何かが詰まったような音が聞こえた。
意地でも声を出さないつもりなのだ。普段の強気な態度を維持したいのかもしれなかったし、入れるだけでイクような、淫乱と思われたくないのかもしれなかった。
実際、ヨミガエリ中のオシオキで性感開発まがいのことをやっていたので、一見敏感すぎるような反応も当然とあなたには思えるのだが。
腰の動きは一旦止まったが、すぐに再開した。ゆっくりと肉棒を飲み込んでゆく。
くち……くち……ちゅぷり。
秘裂の咀嚼音は耳にこびりついたように離れない。
ランは叫び出す寸前の形に口を開け、あなたの両肩を痛いほど掴んでいた。まだ半分も入っていない。
いっそとどめを刺したほうが優しい気もしたが、あなたは何もしなかった。ただ剛直が飲み込まれていく様子と、彼女の肩が跳ねるたびに大きく揺れる尖った乳首を眺めていた。触れてはならないスイッチに見えた。
挿入はゆっくりと続けられ、ランもジリジリと追い詰められていった。あなたの肉竿を伝う蜜液の筋は1つや2つではなくなっていた。
あなたもランの肉ヒダに責め上げられていた。ぬるぬるのヒダが奥へ誘うように肉竿をなめあげてくるのである。
一週間前に味わったとはいえ、肉付きのいい18歳の肉体は強烈だった。いつの間にかあなたも歯を食いしばって射精をこらえていた。
互いにギリギリの我慢を重ねているところに、ランはついに、息も絶え絶えといった様子ながら、最後の力を振り絞って腰をおろしきった。子宮口が亀頭にぷちゅ、と吸いつく。
「あっ――――! っ――――!」
一声だけ漏らしたランはしかし歯を食いしばって声をこらえた。そのかわり絶頂の電流はがくがくと頭を後ろにのけぞらせた。
あなたはランの絶頂とともに精を放っていた。直後、ランがのけぞり痙攣する様子が目に入った。特に、遠慮なく揺れる2つの乳首。さっきまでは触ってはいけなかった突起に、反射的に吸い付いた。
「っはあぅ! イッ、はっ、だめ、オヤジ!」
抗議の声を上げながらランはあなたの頭を抱きかかえる。
「はぁ――! あぁ、あっ、ん! あぁぁ――!」
あとを引くような嬌声を上げてランは絶頂し続ける。
あなたは抱き寄せられてランの大きな乳房に顔をうずめ、乳輪ごと乳首をしゃぶっていた。
すべすべの尻をかかえ、舐め上げるたびに肉竿をしごく動きの変化を楽しみながら、腰から下のすべてが子宮へ吸い上げられているような射精を味わっていた。
挿入しただけではあったが、数回性交し終えたような気があなたはした。
ランも同様らしく、あなたの肩に頭を乗せて休んでいた。
結合部はびしょびしょで、濃い体液の匂いがむわりと立ち上っていた。そのほとんどが白く濁っていて、2度、3度と射精したように思えたのは錯覚ではなさそうだった。
あなたは相変わらず座位の形で、ランを抱きかかえて背中や頭を撫でていた。性交の後のスキンシップを、ランは何より求めた。ベッド以外では甘えたりしない態度の裏返しなのかもしれなかった。
ランの腰はまだ弱い痙攣を繰り返している。困ったことに、激しい射精にもかかわらず、あなたの剛直は全く萎えていなかった。
ランもそれはわかっているので、「ばかやろ……」と小さくつぶやいて、あなたの首筋に何度もキスをした。
「降参だよ、オヤジ。アタシが横になるから……続き、してくれよ」
あなたは壊れ物を扱うように、ランを静かにベッドに寝かせる。
メガネを取ると、意外と幼い顔立ちをしている。呆れたような表情をしているが、しっとりとした頬が紅く上気しているのがわかった。
未だに荒い息をたてて上下する胸の先で固くなった乳首が唾液に濡れててらてらと光っていた。
少し冷たくなった空気の中で震えるそれが寂しそうだとあなたは思ったが、それに吸い付くことはいつでも出来た。あなたが優先したいものは別のところだった。
内股に立てていたランの両膝の間に割り込む。覆いかぶさるようにランの脇腹に手を置き、口内に唾液を貯めると、舌を出した。唾は吸い込まれるように落ちていった。
ランのへそだった。
ひんっ、と小さく悲鳴があがるが、そんなことを気にするあなたではない。というよりも、すぐに次の行動に移らないと抗議の罵声が来ることを知っている。あなたはランが何か言おうとする前に、へその下の白くやわらかな肉へと吸いついた。
「ひゃっ、っふ、ぅん……ひぃ、ん!」
口付けの時そうするように、軽く音を立てて柔らかい腹肉をしゃぶる。ランに声を上げさせたあと、舌を伸ばしてへその周りをなぞる。食事前にシャワーを浴びたせいか、綺麗だった。少ししょっぱさがあったが。
「ヘンタイやろう……!」
結局罵声は飛んできたが、全く力がこもっていない。快楽のためではなく、汚いかもしれないという不安と、好きな相手の行為を受け入れたいという気持ちがせめぎあって、ランは態度を決めきれない。
舌先が再びへその下を通り、下腹のあたりを舐めまわし始めた時、ふと、ランは背中から肩、首筋までが、かっ、と熱くなったのを感じた。
それは、丁度ナメクジのような舌が這いずっている箇所の真下に、子宮がある、と自覚した瞬間だった。
(アタシ、これから犯されるんだ……)
犯される、とは恐怖の言葉でしかなかったが、オヤジがやると思えば甘い響きが感じられた。結局のところ、オヤジのすることならなんでもいいのだ、とランは気づく。
そのオヤジ呼ばわりしている男の舌が唾液の糸を引いてランの体から離れた時、残ったぬめりがそのまま染み込み、受精への下準備をしているような錯覚にランは捕らわれていた。
あなたは自分の肉棒をつかむ。へそに当たるほど反り返ったそれは鉄のように固く勃起していた。亀頭も赤黒く充血しており、一度吐精したとは思えない様相だった。
熱くなったそれを無理に水平にする。それでは入らないので腰を引いて先端を下に向ける。
体勢が出来上がると、目は自然とゴールへと向かう。ランの秘所はてらてらと淫液にまみれて輝いていた。じっと見ていると新たな淫液がじわりと染み出し、今にも湯気を立てそうな気配だった。
ふと、視線を感じて顔を上げれば、ランがあなたの性器をじっと見つめていた。初めて性器を見た時のような、興奮と好奇心にほんの少しの恐怖が入り混じった顔だった。ランと性交するのはこれが初めてではないのだが。
あなたはランの胸の真横に片手をついた。これ以上は我慢ができなかった。
先端を触れさせただけで、ちゅ、と軽い口づけのような音がする。もちろん淫蜜と先走り汁が交じり合った音なのだが、歓迎のキスをされたような気がして、あなたは嬉しくなる。
亀頭が包まれるまで押し進めれば、ぐちゅ、ぐちゅ、と本格的な蜜音がたつ。体格の割にランのそれは狭いので、この正常位のように楽な姿勢でも挿入は慎重に行うのが常だった。
苦しんでいないかランの表情を伺うと、両手でシーツを握りしめ、頭を枕に押し付けながら犬のようにあえいでいた。前戯が足りなかったかとあなたの脳裏に後悔の念がよぎるが、すぐに誤解だとわかった。
「はっ! はあ……ぁん、あっ! はっ、ぅん」
唇の端からよだれを垂らし、ランは良がっていた。苦しませていたのではないようなので、あなたは安心して挿入を続けた。
ランの奥へ進むたびに嬌声は大きくなり、子宮口に届いた。掴んでいたシーツの代わりに枕を抱きしめるように掴み、
「はあぁぁっ、いっ、く……っ!」
と声を上げて絶頂していた。
まだ全部入っていない。そこからさらに剛直を押しこむ。子宮口周辺の柔肉をゴリッとかき分け、鈴口とぴったり重なった子宮口をてこにするようにして子宮全体を押し上げた。
「っあ―――っ!! ―――っ!! かっ、くっ―――っ!!!!!!」
くいしばった歯の間から押し殺した嬌声のかけらがこぼれていた。上体が浮き上がり、肘がビクビクと震え、白い枕に爪が深く食い込んむ。それだけ激しくイッているにもかかわらず、腰は微動だにしなかった。
絶頂中の膣道はぬめりを帯びたヒダヒダがうねり、泡が立ちそうなほど剛直をしごき上げ、子宮口は唇でついばんでいるかのように鈴口を攻めた。
快楽の痙攣がひと通り済んだ時、ベッドの上はすでに行為が終わったかのようだった。
ランの全身は湯上がりのように汗まみれで、濡れた腹筋が時折ビクリと震えた。射精をこらえきった肉棒は更に固く、気持ち大きくなったようだ。性器の合わせ目は恥ずかしいほど濡れそぼり、淫液がねっとりとシーツへたれていた。
ふわりと香り立つ靡香が部屋に満ち、汗の匂いと交じり合った。おさまらない息遣い。。ランの、赤い唇。ちらりと覗く白い歯。拭われないよだれ。大きく隆起する胸。形よく張り出した巨乳がそそり立つ。トロけきったランの瞳はどこも見ていない。
あなたは限界だった。
腰を大きく振って肉棒を引き抜く。ぐじゅる、と桃を割ったような音がした。「あっ!」とランが啼く前に片手でランの腰を抑え、再び子宮口めがけて挿入した。
「あっ、あぁぁぁぁ! だめ、あっ! オヤジっ! いま、いっ、くぅぅぅっ!!」
何度も突き入れる。突くたびに膣はうねり方を変えた。あなたも子宮口を突くだけでなく、上側をこすってやったり、子宮口の周りの肉をこねくり回してやったり、下から右に円を描くように突いた。
「あっあっ、いっ、ヒッ! ぃくっ! だ、おや、あっ、ぁっ!」
さっきからあなたを誘って踊る乳首に、むしゃぶりつく。きりりと痛いほどに尖った乳首を口内に捉えると、一気に吸い上げる。対面座位の時もやったが、コレをやると反応がいいのだ。それに、何度吸っても飽きなかった。
「だめっ! 子宮っ! 響く、くぅぅぅん!」
するとのけぞるようによがっていたのが、逆に背を丸めてあなたの首の後で手を組んだ。嬌声を噛み殺しているように見えるが、本当に抑えたいのは甘いうずきを全身に発する子宮だった。
眼尻釣り上げ、ひっ、ひっ、と嬌声が漏れる中、ふとイッて、目元は蕩けて何かをねだるように開いた口の端から一筋よだれが垂れる。乳首に強い刺激を与えるたびにこうなる。
ランの反応が楽しくて、あなたが乳首の先端を下でほじってやったり、唇で優しくしごきあげてやったりすると、嬌声に涙声が混じり始めた。
「あ゛―――っ! ぁぁぁっ! ふっ、ひぐっ! は、あ゛あぁぁぁぁっ!!!」
ちゅぽん、と可愛げな音を立てて赤くなった乳首から口を離す。
一度出来上がった体は快楽刺激に支配され、連続絶頂に至っていた。
乳首で遊んでいた時も、あなたは腰の動きを常に変化させながら、子宮の周りをほぐすように突いていた。
涙を流して身も世もなく絶頂の叫びを上げるランの両手は、何も握っていなかった。指が曲げ伸ばしを繰り返していた。何を求めているのか、あなたにはすぐに分かった。
腰の動きを止めずにランを抱きしめる。ランの両手はあなたの両肩を掴み大きく足を広げ、つま先をマットに刺すように立てていた。
あなたは叫び痙攣で暴れるランに構わず行為を続ける。動くたびに汗でぬるぬるになった肌が触れ合う。
男の胸板に押しつぶされた乳房が形を変えてニュルニュルと動いた。乳首が刺激されるらしく、乳首がこすれるたびに膣がキュウ、と締まった。
抱き合ったあなたの耳元で、喘ぎ声混じりにランが言う。
「くひっ、オヤジ! アタシに、はなれ、だめっ! ずっと、いっ、あぁっ!!」
両手でランの体を固定する――あんあん喘ぐランに、ふと可愛らしさを覚えた――感覚が肉棒に集中する。
ぐちゅぐちゅ音を立てる秘所の中、子宮が口を開けている。それめがけて挿入の速度を上げていく。右に、左に。えぐるように、カリ首で削るように。
「あっ、あ、あっ、はっ」
嬌声もおとなしくなる。激しい動きで生まれたそれは絶頂へ向かうのではなく、快楽溜まりとも呼ぶべきどこかで、徐々に圧力を高めていた。
「くるっ! くるっ!!!! オヤジっ、オヤジ!!」
ランの膣が小さなベロのようなヒダで亀頭をなめあげる。別のヒダは精子を誘うように尿道をなで上げる。
そろそろイく、とあなたが思った時、ランと目があった。絶頂を迎えるたびにうつろに空を見つめていた瞳は、あなたの顔だけを見ていた。あなたを待っていた。
チリッ、と脳の何処かが焼けた音がした。
力いっぱい肉棒を子宮に深くねじ込む。両手に力を込めて体をくっつけ、体重を使ってランの腰をベッドに押し付ける。絶対に逃げられないように。
びゅるる、と股間から音がした。
「―――っ! ―――っ! あ゛―――! ぁっ―――! ―――っ!」
それはこれまでの絶頂を超える、甘い稲妻だった。全身にとどろき、思考を塗りつぶした。
ドロドロの精子が音を立てて子宮へ流れ込んでいく。ランの膣は精子を促す動きを止めない。肉竿をくちくちと粘り気のある音を立てながらなめ上げられ、玉袋の奥の精子までがせり上がってくる。
「―――あっ! あ゛ぁぁぁぁ! はぁっ、っく! ぅあぁぁぁぁ!!!!」
声なき絶頂は終わり、甘ったるい叫びが部屋中で跳ね返ってあなたの耳に届く。それは激しいながらも頂点は過ぎ去り、何かが体に染み込むのを味わうような余韻の響きをにじませていた。
ランの嬌声はいつもあなたの耳に甘い疼きを残す。ランを抱きしめる手にますます力がこもり、腰をさらにぴったりくっつける。
「あ゛っ! はいってくるっ!!!! あっ! あぁぁぁぁ!!!!」
ランの体は腕の中でビクビクと痙攣を続けていた。ランはいつの間にか足を交差させ、あなたの腰を自分の側に押していたが、膝頭はびくり、びくりと震えるたびにあなたの脇腹を叩いた。
射精が終わってもランの痙攣は小さくなりはしても止まらなかったが、ランは気絶しなかった。対面座位の時から考えれば快楽漬けの連続絶頂が断続的に続いたわけで、いくら体力自慢のランといえど指一本動かす元気もなさそうだった。
ときおり、あっ、と痙攣に合わせて出る声を聞きながら、あなたはランを抱きしめたまま、性交の余韻に浸っていた。
冷え始めた互いの肌は冷えているというそれだけで気持ちがよかったが、大量の体液と精をかわした仲ともなると、肌が触れた場所からじんわりと快楽が広がり、離れることなど想像もできなかった。ただ重なっているだけで幸せだった。
息が整う頃にはランの痙攣も止んでいた。どちらともなく顔を見合わせ、唇をゆっくりと近づけてくちづけた。長いが、互いの性感を刺激しないキスだった。もうそんな必要はないのだった。
キスが終わると、ランは少し笑った。あなたはランを抱きしめたまま、横に転がってベッドに体を預けた。足は絡ませたまま、恋人の頬をなでた。照れたのか、ランはあなたの胸元に顔を埋める。
「あ、あのさ」
顎の下から恋人の声が聞こえる。叫びすぎたのか、少し変な声だとあなたは思った。
なかなか話し出さないので、あなたは火照りの静まった裸の肩を抱きしめてうながした。
「奥さんっていう進路も、ありだよな……?」
喉元に頬をこすりつけるようにして見上げるランの瞳は、窓の外の青白い明かりを映し、水面が揺らいだようにきらめいていた。
あなたは、いいよ、と言って彼女の頬と額に口付けると、ランも「ぅん……」と声を漏らしながらますますあなたに裸体を擦りつけた。
そういいながら、ランが結婚を選ばないということは、あなたにはわかっていた。いずれするにしても、ラン自身が、一人の人間として独り立ちしたと自分で納得してからだろう、と。
どんな進路を選ぶにせよ、ランとの時間が少なくなっていくのは避けられない。
この恋は終わった、とあなたは思った。
腕の中の愛しい少女のことは、もはや恋だけでは語れなかった。
あなたはランとの、離れていても揺らぐことのない確かな絆が出来上がったような気がしていた。もちろんそんなものは錯覚ということもできたが、逆に出来上がっていた絆に今まで気づかなかっただけだ、とも言えた。
どちらにしても、あなたは自分とランの選択を信じることにした。
寝息を立て始めた愛しい人の髪をなで、愛していると伝えたらどんな顔をするだろうかと考えながら、あなたは幸せなまどろみの中に落ちていった。
(クリミナルガールズはこのスレでいいよね?)
投下終わり
GJ
このスレでいいと思うよ
また何か書いたら来て
GJ
京都弁適当につきご容赦
---------------------
トモエこと春川朋はかつて半罪人――罪人となるはずが罪を犯す前に命を落とした、地獄の囚人だった。しかし地獄特別法によ
る更生プログラム「ヨミガエリ」を達成したことで、此岸に生還を果たしたのである。
あなたは時給3000円の文字に小躍りしつつ応募し、気がつけば彼女を初めとした7人+αの少女達を導く(バイト)教官として、
罪人たちが姿を変えたモンスター"クリミナル"がひしめく地獄を乗り越えたのだった。
黄泉帰りの門をくぐったとき、現実世界では1日が経過しただけだった。体感としては一月以上経過していたような気がしてい
ただけに、夢を見たとも思えた。
半信半疑ながら地獄で約束した待ち合わせ場所に向かうと――全員の住所はかなり近かった――じきに夢ではなかったとわかっ
た。
一番早く着いたのはあなただった。約束の時刻が近づくに従い、ひとり、またひとりと、不安そうな面持ちで少女たち向かって
くる。彼女たちを迎えるたび、ヨミガエリでの思い出が脳裏に浮かび、目に涙がにじんだ。少女たちは声を上げて泣いた。泣き笑
いながら少女たちは現世での再会を喜んだのだった。
ただ、シンだけは一時間も遅れてやってきた。キサラギはそれまでオロオロ心配していた態度から一転して、カンカンになって
年上の親友を怒鳴りつけた。遅れてきた理由が”着る服がなかったから”と聞いて、初めてシンがジャージ姿(中学)であることに
気付き、「信じらんない。女として。人として。アンタそれで二十歳!?」と、シンのコンプレックスをえぐる罵倒を浴びせながら
、いじけるシンの手を引いて服を買いにいくという場面もあった。
その後連絡先を交換し、かけがえのない友人として全員と付き合いが続いている。
ただひとり、トモエとだけは友人ではなくなっていた。
ヨミガエリの経験から教職を志したあなたを心身ともに支え、トモエ自身も短大で幼児教育を学んだ。あなたが中学校教諭とし
て職につけば、トモエも幼稚園に勤務し、悩みや喜びをわかちあった。
ふと気がつけばそばにいる。そんなパートナーとしての関係が、ごく自然に出来上がっていた。
教師として勤務し数年後、あなたはトモエに結婚を申し込んだ。ヨミガエリの仲間たちも、それぞれ個性的な言葉で祝福してく
れた。
幸福な結婚から、三年がたとうとしていた。
梅雨も過ぎた6月末の金曜日、あなたは仕事を終えて家路へとついていた。
教師はなかなかの重労働だった。聖職に求められたのは奉仕に近い働きであり、対価としての金銭を求めない労働であり、つまり誠実なタダ働きだった。
文句はあったが社会は進歩の歩みを止めず、生徒たちは日々成長していた。世間と生徒たちに合わせて対応を変化させていくだけでも重労働なのに、研修に部活、地域の互助会など、やるべきことは山のようにあり給与改善を叫ぶ暇などない。
生徒と直接向き合う時間は、もはや貴重だった。だから忙しい中でも生徒たちと話す時間は削れなかった。生徒たちには年代の違う話し相手が必要なのだった。本当は、大人たちにも。
あなたは二ヶ月近くをかけて、問題を起こした生徒の相談を受けていた。言い争いになったこともあったが、先日、ようやく前向きな変化が見られたところだった。あなたの足取りは軽かった。
「おかいんなさい」
妻であるトモエが玄関口に立っていた。あなたには一目見て分かった。
怒っている。
いつもと変わらない笑顔。しかし両肩から立ち上る、尋常でない気配でそれとわかる。あなたは軽い足取りで玄関を開けたことを後悔した。この気配なら家の外からでも気づけただろう。
トモエの怒りの理由は明らかだった。
前述の生徒のため、職務を抱えながら休日も夜も駆け回り、頭を悩ませた。その間、トモエは事情も聞かずに夜食を作り肩を揉み、新婚の頃と変わらぬ献身さであなたを支えていた。
事態がひと通りの落ち着きを見せた昨夜、初めて妻にどんな生徒なのか聞かれたあなたの一言がきっかけになった。
『ランみたいな子』。
その返答を聞いた瞬間から、トモエはむっつりと押し黙ってしまった。
たしかにあなたはその子の悩みに取り組む中で、手をつなぎ、頬を撫で、雨の中で抱きしめた。しかし、やましいことは一つもなかった。
そのように説明してもトモエはしかめっ面を崩さなかった。翌朝、つまり今朝の様子はいつもと変わらなかったのであなたは安心していたのだが、朝の慌ただしさのため見逃していただけのようだった。
あなたは冷や汗を流したまま、どうしていいかわからずに立ち尽くしていた。
「わかってますやろね」
トモエの声は耳をくすぐるような心地よい響きがあるのに、今夜はやけにドスが効いていた。
あなたはトモエに促されるまま居間に入り、畳の上に正座した。トモエは上座の座布団の上だ。
一分に満たない沈黙が、一時間にも感じられた。
トモエが口を開く。
「お隣の新納さんが言っとったことやけど」
あなたにとって予想外の話題だった。
「家が犬を預かっとるって、言わはったね」
たしかにそういうことがあった。夜中に犬の鳴き声がする、と隣家の新納というおじいさんに言われたのである。
苦情ではなく、ただ話題に出しただけらしかったが、あなたは犬など預かっていなかったし、まして飼ってもいなかった。この辺りで犬を飼っている家もなかった。
ただ、心当たりがあったので、犬を預かったと嘘をついたのだった。
「なんでそんな嘘言うのかわからんかったけど、新納さんの言う犬の鳴き声いうんは……」
膝の上に置かれたトモエの両手に力がこもる。
「……うちの、あの時の声やね?」
夜の夫婦生活の、まさに生活音が漏れたのだった。
新納さんにその話をされる数日前、部屋の窓が開きっぱなしだった事に気づいたのは、事の真っ最中だった。エアコンつける程でもないが熱気のこもる夜だったためで、慌てて閉めたのだが遅かったらしかった。
トモエは何度目かの絶頂で突っ伏していたため、気づかなかったのだろう。
「今日のお昼ん時に気付いて、もう、顔から火が出るかと思ったよ!?」
恐る恐る顔を上げると、トモエは耳まで紅く染め、目尻に涙を浮かべて怒っていた。自分に当たれても困る、とあなたは思ったが、トモエからすれば他に恥ずかしさのぶつけ先がないのだ。
その後、あなたはことに至る前に戸締まりを確認することを再三念押しされ、不注意についてこってりと絞られた。
ひと通り怒り終えるとトモエの気も済み、あなたは解放された。
すっかり憑き物が落ちたような顔つきでトモエはあなたの鞄を持って尋ねた。
「お酒、用意します?」
それは、お誘いの合図なのだった。
最近ずっと帰りが遅く、寂しい思いをさせていたかもしれないとあなたは思い、そういう気遣いとは全く異なる単なる性欲という意味からも、あなたは頷いた。
風呂を浴びた後、簡素な食事と晩酌を済ませてあなたは寝間着に着替えて寝室にいた。
地獄にいた時、トモエは椿の花をあしらった髪飾りをつけていた。本来、ほとんど香りのない花なのだが、匂い椿という品種は違った。バラのそれを薄めて優しくしたような匂いで、生還したトモエは好んでいた。
いま、あなた達はその香りで包まれている。布団が敷かれた寝室にはお銚子とおちょこ、水差しと手ぬぐいを載せた盆が置かれていた。
襦袢をまとったトモエはお猪口の酒を干すと、艶然と上気した笑みを浮かべながら、あなたににじり寄った。
初めてした頃はオシオキの時と同様、話をしながらすることが多かったのだが、一緒にいる時間が長くなると口数は減っていった。一緒に暮らすようになってからはほとんど言葉をかわさない。
表情や仕草で伝えたいことはわかる上に、五感を目一杯使って相手を感じたい気持ちが回数を重ねるごとに強くなっていくのだ。夜の二人だけの世界にいると、言葉は日常生活から生まれた雑音だった。
トモエはあなたの目から視線をはずさないまま後ろ向きになり、あぐらをかいたあなたの足の上に桃の形をした尻を浮かせた。
ゆっくり腰を下ろすと肉付きのいい脚と尻の肉が男の足を覆うようにわずかに広がる。。むにゅり、と音を立てないのが不思議なほどの柔らかさだった。脂ののった牝肉が窓からの月明かりに照らされると、何かを期待するようにひっそりと白くきらめいた。
あぐらの上に座ったトモエは体内に酒の火照りが広がるのを感じながら、彼女の尻から尾てい骨、腰にかけて、焼きごてのように熱く押し付けられたあなたの肉棒に意識の大半を捕らわれていた。
先ほどまで挑発するように輝いていた目は、これから与えられる何かに場所を開けるかのように、意図的に虚ろになっていた。
腰と背中から伝わる熱により子宮がじっくりと温められていく。その感触を抗うことなく味わっていると、心の底に割れ目ができて、真っ赤なマグマのような興奮がふつふつと湧いてくる。虚ろだった瞳が少しずつ熱を帯びて、その輝きが濁っていく。
急に部屋の中が暑くなったような気がして、トモエは身動ぎする。男の肉体に触れているのは腰と足のみで、背中は接触していない。なのに鼓動のたびに熱い血がどくどくと流れ、背筋から肩にかけて湯上がりのように火照っていた。
自分の鼻息が荒くなっていることにトモエは気づいていない。
温められたバターがそうであるように、男の体温と静かな興奮で温められた牝肉の脂が、いつの間にか生の女の香りをふわりと立ち上らせていた。
心と体が静かに茹で上がっていく。湯気が雫を作るように、目覚め始めた性感にあてられ開いた唇から淫蕩な雫がとろみを帯びて、つう、と華奢なおとがいを伝った。
汗を吸って少し湿った襦袢から帯が、しゅるり、と衣擦れの音をたてて解かれた。合わせが左右に分かれてほんのり赤みを帯びた肌とパンティが露わになる。盛り上がった乳房が支えになって、襦袢がそれ以上広がるのを防いでいた。
男の胸板に背中を預けて上向きになっているので、手に余るほどの大きさの乳房はわずかに左右に分かれていた。
胸の谷間のふくらみをなぞるように汗が伝う。重力で勢いを付けて盛り上がった乳房の頂へ登ろうとするのだが、急な勾配に力尽きてお椀のように丸い下乳をたどり縦長のへそまで落ちていく。
へそから下はどうかといえば、パンティのクロッチがじっとりと湿っていた。もちろん、汗のためではない。
トモエの両手首の間を、帯を握ったあなたの手が行き来する。キュ、と音がした時には華奢な両手首の間に結び目ができていた。
トモエは吐息が唇を焼きそうなほど熱くなっていることに気づいた。それは自分の両手首をつかまれ、帯で縛られたことで一層熱くなった。
輪のようにつながった両腕を男の首に通すと、仰向けに釣り上げられたような格好になった。股間の熱い湿りが、じゅわ、と広がる。口を閉じて息をするのは、もうできそうになかった。
(なんや新しいわ……)
縛り上げられたのは初めてだった。
あなたはゆっくりと手を動かす。縛り上げた腕の内側を撫でつつ手を下げていく。腕を上げたことであらわになった白い脇のくぼみを指でたどり、襦袢の上から乳房の外側の輪郭を楽しむ。
すくい上げるように持ち上げてみると、ついたばかりの餅のように柔らかい。頂を覆う襦袢を取り払うと、小さな乳首と少し大きめの乳輪が現れた。
薄い桃色のそれを指の腹で押すと弾力のある乳房とは違って沈み込むような、ひときわやわらかい感触を味わうことができた。
「っあ、はぅ……うんっ」
トモエの声はすでに桃色の彩りを帯びていた。柔らかい肉の、特に柔らかな部位をほじるような感触が楽しく、くにくにと遊んでいると、そのたびに漏れる吐息交じりの声があなたの耳をくすぐった。
「ふぅん……セ、センセ、ひんっ!」
ふと、ぬかるみのような乳輪の中で芯のような感触を、あなたは見つける。その巨乳には不釣合いな小ささの乳首だった。根元からしごくように擦り上げる。
「はぁん! はぁぁぁ、ひっ、ふぁん!」
トモエは両肩をあなたの胸に押し付け、腰を前のほうに跳ねさせて悦びの声を上げる。
「あぁ、ふう……やっ! 乳首、しびれるわ……」
あなたは左手も乳首に伸ばし、右手でしたような愛撫を行う。右手は乳房を、揉むというよりは何かを擦りこむように撫でた。時々乳首を親指ではじいてやる。
「あっ! はあっ! やぁん!」
あなたに抱えられるような格好でトモエは悶える。どれだけ感じているのかが動きとなって、あなたの胸や腹に伝わってくる。あなたはトモエを完全に手中に収めたような、"モノ"にした実感が湧いてきていた。
「センセ、あっ、あかんよ、もう、ひぃん! はっ! はっ、あぅ、あんっ!」
絶頂が近づいているようだった。あなたはそれがいつもより早いことに気づく。縛ったのがよかったのか、抱えて甘えさせるような格好がよかったのか、まだあなたにはわからなかった。
腕の中で悶えるトモエを力いっぱい抱きしめたい気持ちと、組み伏せたい気持ちがあなたの中で渦巻いていた。そろそろ限界だった。
両の手で乳房をすくい上げるように持ち上げ、乳輪に指を沈み込ませてから乳首をつまみ上げる。振動を与えるように軽く振る。同時にうなじに口付けて、吸いながら舐めあげた。
「はん、あんっ! あ、ふぁぁぁ、はあぁぁぁぁんっ!」
すんなりとトモエは快楽の頂点を味わう。
甘い電流が乳首から心臓に流れ、うなじからとろけるような幸福感が脳を侵す。涙が頬を伝って胸にこぼれる、その刺激すら性感となって乳房が揺れた。両足はだらしなく開き、パンティから吸収しきれない淫液が滲んであなたの足を濡らした。
一方、あなたは肉体的な意味でも我慢の限界だった。襦袢越しとはいえ、トモエの腰が跳ねるたびにもっちりとした尻肉で肉棒をしごかれてきたのだ。
肩で息をしながら余韻に浸っているトモエに、あなたは欲望のまま、次にとるべき姿勢を示すべく肩を抱いた。
組んだ足の上からむっちりとした尻肉が離れていく。ヨミガエリの時よりも肉付きを増した女の肉は張り付くような弾力ととろけるような柔らかさをあなたに感じさせながら、名残惜しそうに肉棒から離れた。
トモエは両肩をあなたに掴まれ、鵯越え(四つん這い)の格好を取らされる。
しぼり芙蓉(男の首に腕をかけた背面座位)からの乱れ牡丹(男が女の両足を抱えた背面座位)と予想していたトモエは少し残念だった。興奮した男の体に触れて、火傷しそうな熱さを感じて達したかった。
そんなトモエの気持ちを知るはずもないあなたは立ち上がり、トモエの両手を縛ってもなお長さを残す帯を掴み、障子の上の欄間を隔てる柱に括りつけた。
当然トモエは四つん這いではいられず、両手を天井に伸ばし、胸を前につきだした格好になる。完全に立て膝になるほど上体を起こすわけではなかったが、半端な中腰を強いられた。
トモエはふと、奴隷のようだと思う。両手を封じられ、無力化された獲物だ。何をされるのかわからず怯える収穫物。自分は捕らわれたのだ……。
身震いするような冷たさが背中から肩を走り、一瞬の間を置いて、かあっ、と熱くなる。
(あかんよ、これは……したことない)
背中を走ったものが恐怖と錯覚するほど強烈な興奮だった。
トモエには覚えがある。騎士化した後、電気パッチンやスパンキングをされると知った時にもおなじ感覚があったが、もっと強いものだ。最近も味わった。あれはご近所の新納さんに聞かれた時、初めて子宮で連続絶頂した。
あの時と同じ。期待だけがずっと大きくなっている以外は。
(また……犬になってまう)
わん、わん。
つぶやいた心のなかで、どろりとした何かが浮き上がる。それはフワフワと移動してトモエの脳にゆっくり染み渡り、範囲が広がるごとに理性や常識が溶けていく。良妻としての意識の影に隠れていた女の本能がむっくりと起き上がっていた。
いつの間にか、触れられていない乳首とクリトリスが勃起していた。子宮が脳の真後ろにあるような気がした。それが伴う放射熱は、まだ残っていたブレーキを熱ダレさせて機能不全にさせてしまった。
あなたはそんなトモエの心の内はわからない。
長い黒髪で背中を覆った美しい獲物が、襦袢の合間から汗ばんだ白い肌を見せていた。パンティからは糸を引いた何かがこぼれ、そして背中越しにあなたの目をじっと見つめる淀んだ瞳。
その口元は微笑っていた。
あなたは焼けた鉄のような肉棒を掴んでトモエの慎ましい割れ目に押し当てた。
パンティを脱がせた時は、ローションをぶちまけたような有り様だった。
てらてらと光る媚肉の蟻の門渡り側を肉棒で強めに押す。すると割れ目から淫液のしずくが大小合わせて2つ3つ、ぷっくりと押し出されて外気に震える。あくまで楚々とした外見とは裏腹に、媚肉の内側は溶鉱炉のように煮えたぎっているに違いなかった。
亀頭で雫を拭う。トモエの釣り上げられた両肘が内側に跳ねた。
あなたの獲物は発情した性器を晒し、抵抗できないように縛られている。襦袢をめくって剥きだしにした桃尻が発する淫熱に置いた手を炙られていると、あなたは相手が極めて無防備でなんでも好きなことができる、ということを再認識した。
あなたは手を媚肉の肉ビラに当て、肉のカーテンを開く。トモエがなにか言ったような気がした。構わず亀頭を潜り込ませる。
「はぁん……っん!」
いいわぁ、とトモエのつぶやき。
亀頭はぽってりとした唇に包まれたかのようだった。先端を膣のヒダがクチクチと触れたり離れたりしている。挿入への期待に今や遅しと蠢いているのだった。
「センセ、もう終わりなん?」
挑発的な催促だった。あなたは尻肉をひっぱたく。昔とった杵柄というやつで、赤い跡が着いたにもかかわらずトモエは甲高く啼いた。
2,3発続ける。そのたびにトモエは声を上げたが、悲鳴には聞こえない。どう聞いても嬌声だった。その証拠に、媚肉に埋まったままの亀頭は新たに湧いた淫液に暖かく包まれていた。
「はぅん……はぁ、あぁ……」
あなたは赤くなった尻に手を置いた。
肩で息をする女。あなたの獲物。
組み伏せたい。頭の天辺からつま先まで、自分が起こした何かでべったり塗りつぶし、彼女自身すら届かない奥の秘所を自分自身で溢れ返るほど満たしたい。
そんな衝動があなたを包んだ。
肉と肉がぶつかる音が床の間に響く。あなたの剛直は一突きで子宮口を押しつぶした。
トモエは声もなく突然訪れた絶頂に震えている。両手の指はそれぞれ異なる曲がり方で、何かを求めて中空をさまよった。上体からはがっくりと力が抜け、あなたからは見えないが畳に向かって幸福そうな笑みを浮かべていた。
もしこれが狩猟なら、致命傷を与えた、とあなたは思った。
あなたは余韻を味わせる気はなかった。すぐに腰を引いて連続挿入を開始する。
ぱんっ、ぱんっ、という音に合わせてトモエは顎を天井に向けて快楽を訴えた。意識を性感に侵され尽くした上、たっぷりと発情させられていた。加えて両手を縛られ擬似つり上げを味あわされている状況がトモエの神経をいっそう鋭敏にしていた。
「はっ、はぁん! はっ、やっ、ああんっ、アッ!、んっ、はっ、あっあっアッ!」
のけぞりっぱなしになっているのは2,3突きごとに軽く絶頂しているためだ。子宮口を押し潰すように何度も突き上げられると、まるで強引に犯されているような気がした。力任せにイカされるのは、例えるならオシオキか。
トモエは連続絶頂で震える歯を食いしばった。そうでもしなければ快楽浸しの脳は少しも働いてくれない。
想像する。
もしヨミガエリの時こんな関係だったら。桃色の光球の中に広がる部屋。全員が横になれる巨大な円形ベッド。
その上に天井から吊り下げられ、全裸のまま両足を広げられ、仲間たちが見つめる中でしどしどに濡れそぼった秘所丸出しで貫かれ、やめてと懇願しながら涙とよだれをまき散らして絶頂する……。
「いやあぁアァァァァァァァァァッッッ!!」
ただでさえ軽くイッているのに、ひときわ大きな波がトモエを襲う。想像の中の自身と同じく、涙とよだれをまき散らして盛大にイッた。異なるのは、その表情が悦びに満ちていることだった。
あなたはあなたで、囚われた衝動が勢いを増していた。
自分の与える快楽でトモエの100%を埋め尽くす。
それは狩猟本能に似て、相手の息の根を止めるまで満足しそうになかった。
トモエがイッていることはわかっていたが、足りない。トモエという人格を支える大黒柱を快楽でバラバラにするまで、決して終われないのだ。
腰を一旦止める。トモエは背中を汗でびっしょりと濡らし、全力疾走の後のように肩で息をしていた。ときおり大きく震えるのはまだ絶頂の波にもまれているのだろう。
あなたはトモエの波が引かないように、手早く用意しておいたものを枕元から探り出した。
それは昔のストラップ、根付だった。それに糸を通し、先の方で輪を作っている。
輪をトモエのクリトリスの根元にかけ糸をひくと、輪が根本に食い込む。女の小さな突起から根付が垂れ下がっている格好になった。根付は当然、重石だ。
「はぁぁぁぁぁッ!」
途端、トモエが再び嬌声を上げる。あなたは暴れる牝尻を押さえつけ、すぐさま挿入を再開する。
突くたびに根付が揺れる。それはクリトリスを根本からつまみ上げる行為に等しい。
「アッ! はっ、アッ、あん! アッ! やっ、ああんっ、アッ!、アッアッ、アッ!」
トモエの中で快楽が稲妻のように轟き、股間から脳裏を焼いた。稲妻は消えない。消える前に新たな稲妻が生まれ体内を荒れ狂う。
激しく蹂躙されているのに、腰が甘く溶ける。足との付け根が炙った蜜のように甘くしびれ、精液を求める子宮は気が狂わんばかりに震えた。
絶頂のたびに腰から力が抜けるのに、男の腕ががっちりと抑えているので微動だにしない。クリトリスからの激流と子宮からあふれる濁流が意識のすべてを押し流してしまう。
垂れっぱなしのよだれは重力に従って乳房の勾配を伝い、乳首で汗と交じり合い、絶頂のたびに畳へ振り落とされる。
もうトモエは自分がどうなっているのかもわからない。
ふと、空気が動いたことに気付く。
精一杯の自制心で顔を上げる。
月が見えた。
襖だったはずの眼前は、庭と夜空に変わっていた。
どぷり、と音がして子宮が焼ける。
「ッやぁぁぁぁぁぁあぁぁいくいくいく、イッて、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
襖を開けたあなたは、トモエの子宮に精を放っている。
トモエは発条仕掛けのような動きで上体を起こし、天を仰いだ。だのに目線は外を向いたままだ。
「はぁーーーー!! あッ、あッ、ーーーーッ!! ーーーーッ!!!!」
ドロドロの精液がトモエの子宮に流れ込む。あなたにはその音が聞こえるようだった。
あなたの胸板に背中をぴったり押し当てて絶頂し続けるトモエの腰をがっちり抑えたまま、あなたはとどめを刺した、と思った。
「あっ……あぅんっ、いやぁ……ぁ」
トモエは気を失っていた。
悦楽の波はまだ引ききってはいないようで、うわ言のようにささやかな絶頂を告げている。
あなたは水差しを取ると手ぬぐいを塗らし、寝かせた妻の体を拭いていた。
肌が弱いので心配していたが、トモエの両手首に痕は残っていなかった。あなたが腰を抱えていたのと、トモエがほぼイキっぱなしで上体を起こしていたのが良かったようだった。
拭き終わると、ゆっくり上下する乳房に吸い付き、そのまま体中にキスをする。
あぁん、もっと……そんな声が聞こえて、もう一度アレをやるのは無理だとあなたは思った。
顔を上げると、トモエはぼんやりと上気した顔であなたを見つめていた。
「うちばっかり、ごめんなセンセ」
かすれた声だった。あなたは水差しの水をトモエに飲ませた。
再び発した声は相変わらず力がないが、もうかすれてはいない。昼間の気力を少し取り戻したようだった。
「よう動けんけど、センセが良かったら、うちの体つこうていいんよ」
あなたは首を振ってトモエの横に添い寝した。
トモエの体は時折弱い痙攣を起こした。まだ完全に落ち着いてはいないのだ。
あなたは開けたのは襖だけで、窓は開けていないことを伝えた。するとコロコロと鈴を転がすような声でトモエは笑う。
「よう考えんでも、そうに決まっとるのになあ。なんで窓があいたと思たんやろ」
あなたは夏用の掛け布団を自分とトモエにかける。トモエの問いに対して思うところはあったが、言うべきでないように思われた。それは行為をもって立証すべきだった。
寝入る前にトモエは言う。
「ね、犬でも飼おか?」
あなたは理由を尋ねた。
「だって、窓開けても良くなるやろ」
一瞬戸惑ったあなたの顔を見て、トモエはくすくす笑う。「お返しや」と、チロリと舌を見せた。
あなたはトモエの、今度は唇にキスをして、お休みを言った。
匂い椿のかすかな香りで目が覚める。
薄い掛け布団の心地よい温かさの中を手で探る。抱き合っていたはずのトモエはいなかった。耳を澄ませば台所から物音がする。いないとわかると、心地よいはずの布団の中も急に寒々しくなったように感じられて、あなたは布団を払った。
途端、股間にひやりとした感触を感じて思わず声を上げそうになる。
何も着ないで寝たのでひと目見ればすぐに分かった。何かが触れたのではなかった。生理現象で半立ちになった性器の先端が濡れて光っていた。夢精ではなかった。ただ濡れていた。
障子が開き、エプロン姿のトモエが現れた。寝間着から着替えており、白いシャツにエンジ色のスカートといういで立ちだった。混乱しているあなたを見ると、頬を少し染めて目をそらした。
「今ご飯作っとるから、シャワー浴びてきといてくださいね、センセ」
あなたは頷きながら自分の股間を指さした。
するとトモエの顔の赤みが増し、視線は更にあらぬ方へと向かってしまった。ほとんど後ろを向いている。
「ごめんな、はしたなくて……」
その様子から、あなたはなんとなく察した。
「ちがうんよ、寝ぼけたまんまやったから、昨日の続きのつもりで……でも昨日の今日でお腹も減ってるやろし、今日はお休みなんやし、いつでもできるし……」
ここまで恥ずかしがるのは、性的な話に抵抗のないトモエにしては珍しかった。それだけごく自然に咥えてしまったのだろうか。
あなたはシャワーを浴びることをトモエに伝え、寝室をでた。
トモエが台所に戻る足音が背後に聞こえる。今日ぐらいは生徒より妻に気持ちを向けるべきだった。
あなたは今日一日、特に朝食後の予定について考える。
トモエの様子からすると朝食を済ませて、さあどうぞ、とはならないだろうから、こちらから行くべきだろう。そうなればすぐに昼食の時間になってしまうが、一日中、というのもいい。またお隣に犬の声を聞かれてしまうが、構うものか。
そんなことを考えているうちに、萎えかけていた肉棒が力を取り戻して天を向いていた。
あなたはあと数年で30歳になる。貯金も少しはできている。寂しがっている妻のためにも、子供のことを考えてみる時期かも知れないと、あなたは振り向いて台所をちらりと見たが、戸に阻まれ妻の姿が見えるはずもなかった。
おしまい
お粗末さまでした
前と同じ人かな
GJ
こういうやわらかい感じのラスト好き
h