《半分の月》橋本紡作品でエロパロ6《リバエン?》
すると、里香が快感に呻くと同時に、
彼女の勃起した乳首の先端から、
ピュッと白濁した液体を飛んだ。
「はひぃ……やだっ、また、おちち……がぁ……、
出ちゃっ‥‥てるぅ……」
未だ快感の渦中にいる僕と里香は、
舌足らずの口調で言葉を交わし合う。
「あぁ、イキながらおっぱい出すなんて、
里香はいやらしいママだな……」
「はぁっ……うぅ、裕一だって、
あんなに出したら……赤ちゃん、中でびっくりしちゃうじゃない……」
確かに里香の言うとおり、
結合部からは、濃厚な白濁液がドロドロと逆流してきていた。
「……しかし、すっかりイク度に母乳が出る体質になっちゃったな」
今度は、白濁の雫を滲ませている里香の乳首を見ながら、僕がそう言う。
「んっ……病院では、この時期に少しくらい出ても問題ないって……、
そ、そう言われたから‥‥はぁっ……いいけど」
息を整えながら恥ずかしそうにそう言う里香に、僕も相づちを打った。
「うん、健康に問題ないってのが何よりだな」
さて、雰囲気が和んできたところで、
僕が前々から里香に頼んでみたかったことを、思い切って口に出すことにした。
「ところでさ……」
「ん、何?」
里香はお腹を優しく撫でながら、僕の顔を見てくる。
僕は里香の瞳の力に気後れしながらも、自分の欲望を正直に伝える。
「あの、里香の……里香のおっぱい、吸っちゃってもいいかな?」
すると、里香は目を丸くして沈黙した後、照れくさそうな顔で返事をした。
「バカ……」
あぁやっぱりダメか、と僕が思った矢先……、
「恥ずかしいけど、吸っていいわよ」
……と、里香がオーケーをくれたのだった。
「えっ……あ、ありがとう」
僕はてっきり、変態だとか罵られて、怒られるかもしれないと予想していたので、
思ったよりもあっさり許可を貰えたのが、正直意外だった。
なので、思わず饒舌になってしまうくらいだった。
「でも、あんまり飲み過ぎてママのミルクがなくなってたら、
生まれてきた赤ちゃんに怒られちゃうからなぁ。
飲み過ぎには気をつけないと」
すると、里香は淫靡に笑いながら僕に言い返してくる。
「ふふっ‥‥もし全部飲んじゃったなら、
パパのミルクを代わりにあげてよね?
赤ちゃんは、お腹の中でたくさん飲まされてるんだから、
案外、口に合うんじゃないかしら」
里香からのあてつけを聞き流しながら、
しかし僕は苦笑せざるをえなかった。
「母親がそういう冗談言うのかよ……。
ま、とりあえず頂きます」
僕は上体を起こして、里香の乳房に口を近付けた。
それに応じて、里香も身体を僕の方に傾けて、
僕がおっぱいを吸いやすくしてくれる。
すると、僕は口先ですんなりと、里香の張った乳首を捕らえることが出来た。
そして、まさに赤ちゃんがそうやるように、乳首から母乳を吸ってやる。
ちゅぱちゅぱと乳首にしゃぶりつかれた里香は、可愛らしく喘いだ。
「んっ、あんっ……!」
そして、僕の口の中には、味こそ薄いものの風味は不快ではない、
不思議な感じの液体が広がっていく。
僕はその味が、僕の子を孕んだ里香が出した母乳のものなのだと、舌で実感する。
するとその途端に、射精した後は里香の中に挿れっぱなしだった僕のペニスが、
何故かギン!と屹立するのが分かった。
しかもソレがちょうど、身体を傾けていた里香の中の、
敏感な部分にぶつかってしまったらしい。
「ふぁんっ……!?」
その瞬間、里香の双眸から、理性の光が消えたような気がした
「ちょ、ちょっと、何してるのよっ……!?
やだっ……あたし、おっぱい吸われながら、こんなにっ、なって……!」
その里香の痴態に、僕も激しく興奮してしまう。
だから結局、そのまま後2回ほど――――。
………さて、今度こそ満足しあった僕と里香は、
今は布団の上で仲良く、行為の余韻に浸っていた。
僕の身体は、気だるさと充実感に満たされていて、
実に心地良い気分だった。
そして、里香もきっと同じように感じているのだろうと思うと、
僕は更に嬉しい気分になる。
そう思って、ふと里香の顔の方を見ると、
彼女の唇が色っぽく開かれたところだった。
「―――もう……こんなに出して……。
もし、中で赤ちゃん増えちゃったら、どうするつもりなの?」
里香は、大きなお腹に右手を添えながら、
精液まみれになっている自らの下腹部や秘裂を見た後、冗談交じりにそう言った。
僕は、そんな里香の淫靡な姿に思わず見とれてしまっていたので、
危うく返事を忘れるところだった。
「……そしたらさ、もっと頑張って働いて稼いでくるよ。
俺が、里香も赤ちゃんも、守ってみせるから」
里香は僕のその答えを聞くと、ふんわりとした表情になり、
嬉しそうに目を細めて返事をしてきた。
「ふふ……、そうだね。頼りにしてるよ、パパ」
里香のその言葉は、僕を単なる異性としてだけではなく、
夫として、そして父として信頼しているとでも言いたげな雰囲気だった。
「パパ、か……」
そして僕は、かつて里香がそう呼んでいた人に負けないくらい、
里香と、そしてこれから生まれてくる新しい家族を幸せにしたいと、
心から強く感じたのだった。
そして、その気持ちを更に確かなものにしたくて、
僕は里香の大きなお腹に右手を伸ばすと、その真ん中の辺りをそっと撫でるのだった。
すると、そこには確かに、僕と里香が今までに育んできた絆の証が存在していた。
「んっ……パパが触ったから、喜んでるみたい」
「あぁ、元気みたいだな……」
終わり
今回のSSはこれで以上です
予想より長くかかってしまいましたが、
この話は前から書きたかったので、完結出来て良かったです。
これで当分はドラクエZに専念できますwww
ところで、次回作を書くとしたら、
>>673の下の絵をイメージした話で書きたいのですが、
どうやったら上手くエロに持って行けるか、序盤の展開で悩んでます。
今考えてるのは、初詣か何かで、里香と裕一が冬場に外出して、
その帰りに裕一が自宅に里香を誘って……という感じで、
正直あまり芸が無いのでは?と思っています。
それに、せっかく絵に描かれている里香の服装を生かしたくても、
冬だから夏みたいに青姦は出来ないし、
暖房の効いた屋内に入ったらやっぱり上着やマフラーは脱ぐだろうしで、
ちょっと難しいかなと思っています。
そこで、このスレの読者の皆さんに頼みがあるのですが、
何か、SSを書く上で足しになるようなアイデアがあったら、
いわゆるネタ出しをしてもらえないでしょうか?
ネタの内容は、上記の冬場の話に限らず、
里香と裕一が出てれば自由ということにします。
それでは、長々とお目汚し失礼いたしました……
687 :
名無しさん@ピンキー:2013/02/07(木) 11:34:46.83 ID:ZqavoNhx
保守
今日はバレンタインデーだけど、
裕一は里香からチョコもらえるかな?
むしろ里香が女子から貰いそうな予感
>>689 女子からチョコ貰うとか、白皇学院高等部の生徒会長様じゃあるまいしw
でも、里香は男女問わず人気だからなぁ、確かに貰ってそうだ
顔だけ見るにしたって、美少女だけど、ツリ目とかがイケメンだしね
原作6巻以降の退院後の学園生活編がもっと長く続いていれば、
もしかしたら、語尾に「〜ですの」とか付けたがるような、
里香を熱烈に慕う後輩女子が登場していた可能性もあったかも……?
まぁ、そんなことになったとしたら、
裕一は気が気じゃないだろうけどねw
やれやれだぜ
百合とか関係なく女子から女子にチョコとか普通にあるよね
里香は慕われてる?みたいだし結構もらいそう
裕一は……まあ、里香から本命もらえるから喜んでるだろ
むしろ裕一よりチョコもらってドヤ顔してる里香しか思い浮かばないわ
そんで友チョコ文化を知らない里香は、ホワイトデーに律儀にお返しすると
ありありと想像出来るなw
無駄に気合入れそうw
保守
たまには原点回帰路線ということで、
里香と裕一の復学後の、高校時代の話を書いてみました。
途中までですが投下します。
それでは、次のレスから投下を始めます。
バックトゥスクール
キーンコーンカーンコーン〜〜……‥‥。
……四時間目の授業の終わりを告げるチャイムが鳴り始めると、
今まで授業に熱心だった現国の太宰先生は、切り替えが早かった。
明らかに、授業を終わらせる気配を発したのだ。
生徒達の間では、太宰先生は授業を時間通りに終わらせないことに定評があるだけに、
この展開は正直意外だった。
もしかしたら、昼休みに何か用事があったのかも知れないなと、
僕は空腹を思考で紛らわしながら考えていた。
「……あ、今日はここまでだね。
それじゃみなさん、続きは明後日の2限ということで。
じゃ、日直さん、お願いします」
太宰先生の低いが朗らかな声に促されて、
今日の日直である、確か、紺野七……なんとかとかという名の女の子が、
サッと椅子から立ち上がると、終業の挨拶の音頭をとった。
「はいっ。みんな、きりーつ」
そのよく通る声に、クラス全員が従う。
皆、さっさと昼休みに入りたいせいか、
普通よりも素直な雰囲気だ。
「れい、ありがとうございましたー」
「「「「ありがとうございましたー」」」」
「はい、お疲れ様でした」
太宰先生は、どこか満足げな表情で生徒達の挨拶に応じると、
自分の仕事は終わりましたという感じで、
後はスルスルと流れるように教室から退出した。
つまり今この瞬間、僕がいるこの教室に、ようやく昼休みが訪れたのだ。
当然のことながら、チャイムの残響が薄れるに従い、
クラスの中の雰囲気は急激に弛緩してゆく。
皆、勉強道具をさっさと片付けてから、
机をくっつけたり、違う席に移動したりして、
気の合う友人達同士で、ワイワイガヤガヤと集まりだす。
そして、楽しげな会話をそこかしこで花開かせながら、
昼食として持参してきた弁当やパンを食べ出すのだ。
他には、学食に食べに行く者もいれば、
今から購買にパンを買いに走る者だっている。
もちろん、校内で走ると怒られるのだが、
そのくらい急がないと、人気のあるパンは売り切れてしまうのだ。
中には、本当はやってはいけないのだけれど、
学外のコンビニなどに食料を買いに走ってゆく者もごく稀にいるらしい。
が、鬼大仏をはじめとした体育会系教師が、
高校の正門と裏門を見張っていることが多いので、
実際にやっている奴を、少なくとも僕は見たことがない。
山西なんかは、『先公共の隙を突いてやってみたいもんだぜ』
……等と、よく口にしていたが、
そういう奴に限って、やはり口だけに終わっているのだ。
もっとも、僕だってわざわざ鬼大仏を敵に回すような、
危険極まりないことはしたくないので、山西の気持ちはよく分かる。
……とまぁこんな感じで、
今僕はまさに、まるで絵に描いたかのような、
「公立高校の昼休み」という景色の、その中に溶け込んでいる。
……いや、溶け込んでいると表現するのは、ちょっと間違いかも知れない。
というのも、僕はこの日常的な賑わいの中で、
未だに拭い去りきれない居心地の悪さを感じていたからだ。
そして、その居心地の悪さの原因こそ、
僕が情けないことに留年してしまって、
他のクラスメイトから1年年上で、
ぶっちゃけ周囲から浮いてしまっているからなのだが……。
などと考えていると、
お腹がクーッと小さく鳴ってしまい、
今度は空腹が思考を妨げてきた。
(あー、腹減ったな〜……)
まぁ、色々と思うことはあるが、
留年して困ることにも、悲しいかな、そろそろ慣れてきた。
それに、学年が違うとはいえ、
里香と1年でも長く同じ高校に通えるというのは、
たとえ留年したとしても、僕にとっては悪い話ではなかった。
……さて、僕が机に座ったまま勉強道具を片付けて、
昼食の準備をしているところ、
視界の端から、クラスメイトの男子生徒二人が近づいて来るのに気付いた。
僕より一個年下の彼らは恐らく、僕と昼食を共にしたいのだ。
もっとも、彼らのお目当ては僕ではなく、
里香に関する情報であろう。
というのも、実は最近の僕は、
里香のファンの男子生徒と昼食をとることがちょくちょくあるのだ。
僕は当初、里香のファンが、
僕と里香のことを何かと聞きだそうとしてくることに対して、
生理的にかなりの抵抗感があった。
何故なら、里香のことを何も知らないクセに、
里香について饒舌に語り出す連中の無礼さや、
僕と接することによって、
少しでも里香に近づきたいという連中の下心を、
どうしても許すことが出来なかったのだ。
だが、僕が文化祭で二つの事件を起こして以降、
そんな状況に変化が起きた。
二つの事件の詳細が人づてに広まるにつれ、
僕と里香の関係が『実は想像以上に進んでいる』、
……という内容の噂が校内に流れたせいか、
里香に本気で告白する男子生徒は、ついにいなくなった。
そのおかげで、僕は里香のファンの生徒達と、
多少は気楽に接することが出来るようになっていた。
それに、留年してしまった僕が、一個年下のクラスメイト達と、
色々話す為のきっかけを手に入れられたのは、ラッキーだと思うべきだろう。
そして、彼らはいつものように、
昼食用のパンや弁当を手に持ちながら、
僕の周りの席に座ると、楽しげに喋りかけてくるのだった。
「戎崎先輩! ……俺、もう正直、秋庭さんのことは諦めたんで、
むぐっ……代わりにっ、学校以外の場所で、
可愛い女の子を落とすコツ教えてください!
はぐっ……確か、秋庭さんとは病院で知り合ったんですよね!?
だったら俺にもチャンスが……!」
どうしようもなく腹が減っているらしい男子生徒の一人が、
焼きそばパンにかぶりつきながら早口でまくし立てるのと対照的に、
もう一人は、家から持参したらしい弁当を開封しながら、
僕と里香の動向について冷静に問いただしてくる。
「おいっ、ちょっとテンション下げろよ。
食べながら喋るのは汚いし、戎崎さんも迷惑してるだろ。
……そういや、戎崎さんはあれですか?
もしかして、秋庭さんと昼に会う約束とかしてるんですか?」
その言葉を聞いて、焼きそばパンを食べていた生徒が、
オーバーリアクションで悲痛な叫び声を上げる。
「えーっ、そりゃまた見せつけてくれますねぇ!
うっうっ……、羨ましい……ちくしょうっ……」
こういうやりとりが頻繁にあるので、
僕は苦笑いを浮かべずにはいられなかった。
「お、お前らもよく飽きないな……。
ってか、俺まだ何にも言ってないんだけど‥‥」
さて、僕が自分の席で、
そんな他愛ないやりとりをしている時のことだった。
「――いち」
急に、自分の下の名前を誰かに呼ばれた気がしたのだ。
「裕一」
やはり聞き間違いではない。
今度はハッキリとした言葉として声が聞こえてきた。
しかも、その声の通り具合に反比例するように、
無秩序だったクラスのざわめきが、妙に静かになり、
やがて、統一感のある好奇心を帯びた、
ひそひそ声へと変わっていったのだ。
――――僕はまさかと思い、
声が聞こえてきた、教室の後ろの出入り口の方を見る。
お久しぶりGJ
原点というかコレを基本にしてほしいw
するとやはりそこには、もはや僕が見慣れた、制服姿の里香が立っていた。
ひっつめ髪にした里香の黒い長髪が、扉の傍で穏やかに揺れている。
つまり里香は、昼休みにわざわざ僕の教室を訪ねてきて、
廊下から僕に話しかけたのだった。
しかも、里香が手に弁当箱が入った包みらしきものを持っているところを見ると、
これはもう明らかに、ランチのお誘いにしか見えないというものだ。
僕の周りの男子生徒は、
いきなりの里香の登場に顔を赤らめ、
動きを止めてシーンと黙ってしまった。
ちょうど話題にしていた憧れの女の子が、
タイミングよく登場したのだから、無理も無い反応だろう。
一方、僕も顔を赤くしながら、しかし黙って席から立ち上がり、
自分の弁当を掴むと、里香の方へと向かって歩いていく。
その間、背中の方から、
『やっぱり会うんじゃないですか〜……!』
『秋庭さん、今日も美しいなぁ……』
『いいなぁ、彼女とランチなんてよぉ!』
……といった感じで、男子生徒達による、
呻きや嘆きの声が聞こえてきていたが、
まぁ、そこは……例によって気にしないことにした。
廊下を二人一緒に歩き出すなり、
里香はどこか楽しそうな口調で話しかけてくる。
「裕一も大変だね」
どうやら、僕の近くにいた男子生徒達の様子を、
里香は教室の入り口から見ていたらしい。
「いつものことだよ。もうだいぶ慣れたな」
僕がこともなげにそう返事をすると、
里香は少し恥ずかしそうな顔になりながら、言葉を発する。
「実は私も、さっきクラスを出てくる時に女の子達から、
『秋庭さんは、今日も戎崎先輩とお昼一緒なんですよね?
羨ましいなぁ、あたしも彼氏欲しいな〜』
……とか言われちゃったの」
そう言い終わってから、気恥ずかしげに苦笑する里香に、
僕は頷いてから相づちを打つ。
「あぁ、俺も似たようなことよく言われるよ……。
というか、まさについさっき言われてたな」
―――このように、僕の復学と里香の入学から時間が経つにつれ、
僕と里香の関係は、生徒の間では半ば公然の秘密となりつつあった。
それどころか、教師の間でもジワリジワリと噂が広まりつつあるらしい。
事情を知っている人の口に、なかなか戸は立てられないものだ。
が、やはり決定的だったのは、僕が文化祭で起こした二つの事件だった。
あの二つの事件――。
一つめは、写真部が開催した秘密のオークションでのことだ。
出品されていた里香の隠し撮り写真を、僕が半泣き状態で叫びながら、
高校生の身には大金である、一万円という高額で落札したことである。
写真を手に入れることが出来たのは良かったが、
その後しばらくは本当に懐事情が厳しかった……。
二つめは、体育館でやってた劇で……。
「どうしたの裕一?なんか不思議そうな顔してるけど」
里香が吸い込むような瞳を僕に目に向けて、問いかけてきた。
だからその瞬間、僕はハッと現実に戻ることが出来た。
‥‥あの時の記憶は、こういう時に思い出すには、
あまりにも刺激が強すぎるようだ。
「ん、いや何でもないよ」
僕はそうやって適当に誤魔化すが、
里香の目は欺ききれないようだ。
「ふーん、そう。ちょっと怪しいけど……、
なんていうか、変にニヤニヤしてたわよ?」
「そりゃあ、こうやって里香と一緒に、
それも屋上に二人っきりでご飯食べに行くんだから、
嬉しくてニヤニヤもするさ。当たり前だろ?」
僕がそんな風に調子よく言い返すと、
里香も機嫌が良くなったらしく、可愛く笑ってくれた。
「あはは、裕一ったら、今更何言ってるのよ?
でも、そういうこと言われると、悪い気分はしないわね」
あぁ、危なかった……。
もう少し追及されていたら、アウトだったかも知れない。
里香が目の前にいるっていうのに、
これ以上文化祭の演劇のことを思い出していると、
落ち着かなくなって、お昼ご飯どころじゃなくなってしまいそうだ。
まぁ、とにかく、文化祭で起きた事件が口火を切る形で、
僕と里香の関係の認知度が、学校内で余計に高くなったのだ。
そして嬉しいことに、大多数の生徒は、
僕と里香の関係を祝福というか、応援してくれているらしい。
少なくとも、僕と里香のクラスではそんな感じだ。
……もっとも、里香が重い持病を抱えているのを知って、
同情的になっている連中も少なからずいるので、
それはそれでちょっと複雑な気分にさせられるのであった。
今回の投下はこれで以上です。
気付けば、スレの容量がそろそろ怪しくなってきましたね……。
上手いこと使い切って、次スレに繋げたいものです。
>>705 こちらこそ、連投支援に感謝します
いきなりご好評頂いてるようで、嬉しいですw
ちなみに、この話しを書いてる時に思いついた次回作も、
里香と裕一の復学後の、高校時代の設定で書こうと思ってます。
というか高校が標準だからな?
数人の年増好きだけでスレが構成されてたら新規も入ってこないし
ROMってる人も職人も敬遠しちゃうぜ?
>>711 排他的になるのは良くないぞ。
学生時代の話は保管庫なら多めにあるし、今でも投下の半分くらいはその時期の話だろう。
どんな時期であっても裕一と里香が仲良くしている話を作ってくれているから、
今いる職人の方々には好きに書いてほしい
というか、あえて別の時代を書くのが主流になっている現状が
そもそも排他的になっていると感じるので
絵師さんとかも、前はいたのに此処には寄り付かなくなってるでしょう?
いやいや、別に高校生書こうが主婦里香書こうがいいんじゃね?
(裕一に) 「私ね、今回のお産で余命が短くなるかもて言われたんだ…。もしもの時はごめんね…。」
(亜希子さんに)「私、実は母親一人だけなんです。出産終わったら新しい家族の顔を見せようと…。」
「ベビー用品も裕一に買ってもらって揃えてあったりして…(笑)」
(裕一に) 「出産無事に終わったら、3人で砲台山行こうね、裕一…。」
と死亡フラグを某ゲームのキャラクター並みに立てるものの、全部死亡フラグへし折って、15年後に主婦をやっている里香を見てみたいしw
まあ高校生のいちゃいちゃも良いんだがな…。
別に悪いとは思ってないけど
原作にちらっと出てきただけの”未来の”里香は今の里香じゃないし
そっちが主流になるなら、もうここは里香スレじゃない気がする
↓
職人離れ
につながったんじゃないの?という意見
知り合いの絵師もそう嘆いてたしね
>>709の続きを投下します。
……さて、そんなこんなで屋上に着いた僕と里香は、
その後、予定通りに昼食を終えた。
「ごちそうさまでした」
今、僕の目の前では、女の子座りをした里香が、
ちゃんと手を合わせてごちそうさまを言った後、
食べ終わった弁当箱を片付けているところだった。
里香の白い指が、渋いデザインの巾着袋に、弁当箱をしまってゆく。
僕はと言えば……正直、食事中は、
里香のスカートから見え隠れする、
健康的な太ももに目が奪われてしまい、
意識しないようにするのが大変だった。
とはいえ、こんな風に、
屋上で里香と二人きりでお昼ご飯を食べるのにも慣れてきたし、
今日はもう、多少は気を抜いても良いだろう。
……おっと、僕もごちそうさまは忘れずに言わないと、
行儀が悪いと里香に怒られてしまう。
「ごちそうさま」
僕はそそくさとそう言うと、里香と同じように片付けをする。
ちなみに、僕の弁当は、
昨日の残り物を適当にそれらしく詰めたもので、
里香のも、僕と同じような感じのものだった。
……片付けも終わったので、
僕はそれとなく、里香の体調を気づかってみることにする。
「ちょっと風出てきたな。そろそろ中入るか?」
すると里香は穏やかな表情のままで、
風になびく長い髪を少しだけ色っぽい動作で撫でながら、
「うん」
……とだけ言った。
その里香の姿は、僕をドキっとさせるのに十分だった。
(やっぱり、里香は可愛いなぁ。
……今なら、周りに誰もいないし、
ちょっとくらい、キスとかしたって……)
……などと、僕は不純なことを考えながらも、
弁当箱を持って立ち上がろうとする。
すると、先に立ち上がっていた里香が、
僕に向き直ると、ちょうど思い出したという感じで、口を開いた。
「あ、そういえば……あたしこれから、
世界史の資料取りに行かないといけないんだったわ」
「じゃあ、俺も付き合うよ」
世界史の資料が置いてある社会科資料室は、
僕と里香がいる屋上からはそう遠くはない。
だから、社会科資料室へ向かう道中も、
里香とほんの少し会話をしていれば、あっという間だった。
「今日は、当番か何かの用なのか?」
社会科資料室の戸に手をかけて開けながら、
僕はなんとなく里香に聞いてみた。
「違うわ。実はさっき、裕一に会いに行く途中に先生から頼まれたのよ」
「はは、里香は優等生だからなぁ」
僕は素直に感心しながらも、
里香が歳や持病のせいで先生から特別扱いを受けていないことに、ホッとした。
とはいえ、あまり重い荷物は持たせないで欲しいところだけど。
……とにかくそういう流れで、
僕と里香は社会科資料室の中に足を踏み入れた。
あまり大きくはない、くたびれた雰囲気の部屋の端には、
大きな本棚が詰めて置いてあり、
その中には、地球儀や色々な種類の地図、
それに、日本史や世界史の学習に使うらしい副読本が、
まぁまぁ整理されて収まっていた。
また、机とイスが置かれていることもあり、
どことなく、里香が好きな図書館のような雰囲気である。
「それで、いったいどれを持っていくんだ?
なんか色々あるけど……」
僕は部屋の中の資料を見ながら、後ろの里香に問いかける。
一方、里香はと言うと、
今入ってきたばかりの戸を後ろ手で、
ガラガラッと音を立てながら閉めていた。
わざわざ閉めることはないのに、
と僕が考えていたら、里香がそっと近づいてくる気配がした。
「ダメなの……最近、授業に身が入らなくて」
「ん?」
よく聞こえないくらいの小さな声に僕が振り向いた、
まさに次の瞬間のことだった。
僕の視界と唇が、何かに塞がれたのだ。
「………!」
塞がれた自分の口元から、驚きの声が漏れ出た瞬間になって、
僕はようやく事態が理解出来た。
僕は、背伸びしてきた里香に、不意打ちでキスされたのだ。
そうハッキリと認識すると、
里香の唇や身体の温もりや髪の匂いも感じてしまい、
僕の顔はカアッと熱くなってしまう。
そして、その熱さをもたらした里香は、
案外あっさりと唇を離すと、
多分今の僕と同じくらい赤い顔をしながら、
伏し目がちに語り出した。
「ずっと……裕一とこうしたかったの」
そして、申し訳なさそうな顔をしながら、謝りもしてくる。
「ごめんね……学校でこんなこと……」
「困るよ」
理性が早くも限界に達した僕は、短くそう言い残した。
そして、今度はこっちから里香を抱き寄せて、
しっかりと唇を塞いでやる。
色々な温もりが、僕と里香の間で再び交わりはじめた。
「………!」
僕に反撃を受けてしまった里香は、
一瞬で目を丸くして、塞がれた口元から声を漏らす。
が、僕は構わず、里香の右胸に向かって左手を延ばしてゆく。
里香のそこは、元々さほど大きくない上、
今はセーラー服とブラジャーに守られている。
けれども、僕が指先からその柔らかさを感じることは十分に可能だった。
もちろん、指先でちょっと触るくらいでは、
里香の胸を求める僕の手は満足しない。
劣情を帯びて段々と激しくなる手つきで胸を揉みしだかれたことで、
里香は塞がれた口からも喘ぎ声を漏らしてしまう。
「……っふ……んっ!」
乳房の辺りからびくっと震える里香の身体を見ながら、
僕はそっと唇を離すと、里香に向かって語りかけた。
もちろん、胸を愛撫しながら、である。
「……俺だって、学校に戻ってから、
里香と二人きりになれる機会が減って……」
僕は、口では冷静に言葉を紡ぎながらも、
左手では、里香の乳房をグニグニと弄んでゆく。
その左手の勢いはまるで、
僕の心が最近溜め込んでしまっていたものを引き写したかのようだった
「あっ……」
里香は小さく声をあげる以外は、僕にされるがままだった。
そのことはむしろ、オスとしての僕の本能を煽り立てたらしい。
理性なんて、とっくになくしていた。
「ずっと色々我慢してたから、ゴメン」
僕はそう言うと、今まで敢えて待機させておいた右手を、
そっと里香のお尻の方に伸ばした。
「あ!」
今、里香が叫び声をあげたのは、
里香のスカートの中にまで入り込んだ僕の指先が、
ショーツの周りの柔らかい尻肉を、ムニッと触り出したからだ。
退院直後に比べれば、だいぶふっくらとしてきた、
里香の身体のその辺りを触っていると、
僕は実に幸せな気分になれるのだった。
しかしもちろん、僕はそれくらいでは満足出来なかった。
だから、指でショーツを下にずらしてやって、
その下にある秘裂を愛撫することも、僕としては当然の流れだった。
僕の指先が里香の大事な部分に触れると、
彼女の身体全体が、まるで電気が流れたみたいにピクンと震えた。
「ふぁんっ‥‥!?あ、バカっ……!」
里香は流石に困った顔をして僕に抗議してくるが、
彼女の目つきや口元から見るに、明らかに快感を感じている様子だ。
おまけに、僕の指先の感触によれば、里香の秘部は既に湿り気を帯びている。
「っあ……ダメだよ、こんな‥‥っ」
そもそも、既にクチュクチュと音が鳴るくらいに濡らしている時点で、
もう何をどう拒んでも、手遅れなのだが、
里香はいじらしく否定を続けるのだった。
僕はそんな里香がどうしようもなく可愛くなって、
強く抱きしめながら、更に愛撫を続けてしまう。
「こんなに濡れてるのに、何言ってんだよ……!」
僕はそう言いながら、少し乱暴なくらいに、
里香の細い身体を、ぎゅううううっと抱きしめた。
「あ‥‥っ!!ん‥‥っ……!」
ついに、お互いの身体を密着させた僕と里香は、
時も場所も忘れて抱き合い、どんどん昂ぶっていく。
しかし、時間の流れというものは、実に非情だった。
キーンコーンカーンコーン〜〜……‥‥。
「予鈴………」
僕がそう呟いた瞬間、里香の動きも止まってしまった。
冷や水を浴びせかけられた気分、
と表現するよりもむしろ、まるで魔法が解けてしまったようだった。
「………はぁ……はぁっ‥‥」
「………っく……」
そして僕と里香は、お互いを抱き合う手の力を徐々に緩めながら、
行き場を無くした熱を帯びた息を、それぞれ静かに吐き出す。
二人とも、昼休みがもうすぐ終わるのだということを、確かに理解していたのだ―――――
今回の投下は以上です
次の投下までちょっと間が空くかもしれません