パワポケでエロパロ17

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1名無しさん@ピンキー
ようこそ、「パワポケでエロパロ」スレへ。
当スレッドは野球バラエティゲーム『パワプロクンポケット』シリーズのエロパロスレです。
SS(エロあり・なし)、小ネタ、妄想などを投稿したり、投稿されているのを見て楽しみましょう。

前スレ
パワポケでエロパロ16
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280230044/

SS保管庫wiki
ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/FrontPage

1.「sage進行」
・sageの方法はE-mailの欄に[sage]と入力
・テンプレを見ているかどうかを見分けるための意味合いが強いです。
2.「人を選ぶ内容の作品は投稿前に注意を呼びかける」
・特にNTR、レイプ、リョナなどは先にレスしといた方が無難です。
・苦手な人は、注意が出ていたら読み飛ばすか、専ブラならNGすること。
3.「煽り・荒らしはスルー」
4.「無自覚な荒らしにならないこと」
・1〜3を守れていても、「他人の作品を"過剰に"貶して空気を悪くする」等、
 マナーがあまりにもない場合、無自覚だろうと煽り・荒らしだと判断されます。注意しましょう。
2名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:54:31 ID:U048RqwF
・作品を投稿したいんですが
ちゃんと書き終わりましたか? 未完成ではありませんか?
よし、なら投稿しましょう。

・○○ネタなんだけど、需要あるかな?/書いていいかな?
まずは投稿しましょう。スレ違いでない限り、大抵は需要があります。
なくてもスルーされるだけです、気にしないでまた投稿してください。

・台本形式ってダメなの?
台本形式でも良い作品はあります。結局はキャラ崩壊していないか、扱うネタはどうか、そして『面白いか』です。

・エロなしSSってダメ? 雑談ってダメ?
エロなしSSはローカルルール的にはグレーです。禁止されてはいませんが……ケースバイケースでしょう。
雑談は「萌え談義」「エロ妄想」などはローカルルール的に問題なしです。ただしやりすぎるとウンザリされます。
3名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:56:23 ID:U048RqwF
・wikiって何なの?
有志の管理人が、このスレッドに投稿された作品をまとめてくれています。
一部のページ以外は誰でも自由に編集することが可能ですので、手伝ってあげると喜ぶかもしれません。

・あの、俺の作品がwikiにまとめられてないんですけど……
基本的にwikiの管理人が一人でまとめる、という風潮があるので、どうしても遅れてしまうらしいです。
一刻も待てない、という人は自分でwikiを編集すると良いでしょう。

・遅れてしまうって割には、俺の後から投稿された作品もまとめられているけど?
もしかすると、管理人や他の編集者が載せ忘れているかもしれません。
報告してあげましょう>(ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/%a5%b3%a5%e1%a5%f3%a5%c8%a4%cf%a4%b3%a4%b3%a4%c7)
wikiを編集できない事情があり、ここに書き込む場合は、その旨を書いておくと荒れにくいかもしれません。

・報告しても載せられないんだけど? というかスルーされました
もしかしたら「テンプレを守れていない」などの理由により、荒らしと見なされたのかもしれません。
自分のレスを見返し、ageていないか、マナーのない行動はしていないか……
つまり「荒らし扱いされるようなことをしていないか」を確認しましょう。
書き込んだ時には何も問題ないと思っていても、冷静になればかなりイタイことをしてしまっていた、なんて良くある話です。
4うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
5傑作:2010/10/05(火) 00:12:38 ID:hewhrbwv
桜空と奈桜は、山へハイキングに来ていた。
桜空「う〜ん、空気がおいしい。」
奈桜 「小波君も、誘ったら良かったのに。」
桜空「誘ったんだけど、ちょうど風邪ひいちゃって、今家で養生してるわよ。」
その時、空の天気が変わり始める。そして、何処からともなく、稲光の音が。
『ドオォォォッゴロゴロ』
桜空「やっば〜。早く下山した方がいいわね。」
桜空と奈桜は、下山するため、山道を進んでいく。
だが、これが、思わぬ事態に遭遇することになる!(←なぜかザ・ジャッジナレーション)
『ジャリッジャリッ』(←土を踏む足の音)
奈桜「あの・・・・なんか道、迷ってない?同じ所回ってるみたい。」
桜空「どうやら・・私たち…遭難しちゃったみたいね。」
奈桜 「え〜。帰れないの・・そんな・・うぅ・」
桜空「何とかなるわよ。きっと。」
『ドッカァァァァンゴロゴロゴロ』(←雷の音)
桜空と奈桜「きゃああ!」
ザァァァァァァァァ(←雨が降る音)
桜空「冷たい〜!!!」
奈桜「あれ?」
更に進んでいくと、目の前に村らしき風景が、見えてきた。そして遂に村へ。
奈桜「なんか不気味。」
桜空「う…うん」
?「何かお困りのようだな。」
桜空「きゃあ!」
桜空たちの前に、なぞの老人が立っていた。
桜空「すみません。ちょっと道に迷ってしまいまして、一晩泊めて欲しいんですけど。」
?「よいですとも。そうじゃった。鳩が・・鷹が…あれ?あっ!わしが」
ズルッ(←ずっこける桜空と奈桜)
?「わしは、この村の村長をしてる者じゃ。」
桜空「村長さんですか?」
村長「長旅で疲れてるだろう。ささ、お入りくだされ。」
桜空「うわ〜、広いわね。」
奈桜「すごいです。」
村長「そうじゃった。この家の裏に、風呂がある。入ってくるがよい。」
桜空たちは、風呂場へ通され、そこには、
桜空「うわ〜、露天風呂じゃない。」
桜空たちが、風呂に入っているのを、遠くで覗いている者がいた。
謎の男1「うへへへ…お・・女だぁ…うへへへ」
謎の男2「しかも、2人だぜ。へへへ…」
謎の男3「おお…いい体してるぜ…はぁはぁ…」
桜空「そろそろ、上がろうか?」
ザバァ(←桜空が、風呂から上がる音)
桜空たちは、体を拭き、村長が用意してくれた、浴衣を着て、広間へ。
なんと、そこには、6人の若い男たちが、集まっていた。
村長「お、さあさあ、お座りください。」
桜空の目の前には、料理が差し出されていた。そして数時間もドンチャン騒ぎが続いた。
桜空「村長さん、今、ふっと思いついたのですけど、男しかいないのですけど。」
村長「そうじゃよ。男しかおらんのじゃ。」
桜空「そうなの?…あれ?・・か・・体が…あ」
突然、桜空の目の前が真っ白になり、遂に倒れる。
数時間後、桜空が目を覚ますと、目の前には、なんとお尻が!
6傑作:2010/10/05(火) 00:12:55 ID:hewhrbwv
桜空「え!」
よく見ると、ロープで縛られた奈桜の姿だったのだ!しかも、自分も縛られていた。
村長「今から、儀式を始める。」
桜空「儀式って?一体何を?」
村長「わしらのこの村に新たな命を誕生させる為の儀式じゃよ。」
突然、桜空の目の前に、液らしきものが入った、注射器が、それを、奈桜のお尻の奥へ差し込み、注入していく。
チュウウッゥゥゥゥ(←お尻の奥に注入する音)
奈桜「ふぁぁ…ああっ…いやあ・・入ってくる」
ギュウルルルッ(←奈桜のお腹が鳴る音)
奈桜「ひっ・・あああっ・…い・・痛い・・お腹が…
そして、桜空までもが、注射器で、お尻の奥に注入される。
桜空「あああっ…いやあぁぁ…やめてぇ」
ギュウルルルッ
桜空「はああっ…あああっ・・熱い…お腹が…くっ」
奈桜「あっ…はあぁ…駄目…あっ…ああああ」
ブリリビチャビチャ
奈桜のお尻から、こげ茶色の液が飛び散る。そして、異臭を放ちながら、
肛門から、う○ちが、出てきた。
奈桜「いやああ・みないでえぇ・…」
ブリブリッポトッ
桜空も遂に我慢の限界、桜空の肛門からも、黄色い液が飛び散る。
桜空「ぁあっ…はあああっ」
ブリリリリッビチャビチャビチャッ
飛び散る液と共に、う○こもいっしょに飛び散る。
男達「う○こだ〜・・女のう○こだぜ〜。」
男達は、排泄したう○ちを、手ですくいあげると、桜空と奈桜の体に
う○ちを塗り始める。
奈桜と桜空「きゃあ…いやああ…やめてえ。」
男達「お前たちが排泄したものだ。自分のモノだから汚くないだろう?」
桜空たちの体は、徐々に、茶色に染まってゆく。糞の臭いと共に。
そして、再び、風呂場へ移動させられ、男達に、お湯をかけられる。
ザバアァァ(お湯かけられる音)
桜空と奈桜「きゃあ」「いやあっ」
男たちは、桜空たちを抱きかかえると、湯船の中へ放り込む。
ザブウンッドブウンッ
放り込むと、男達も湯船の中へ飛び込む。
ザブンッドブンッ
男達は、糞のついた桜空たちの体を洗いだす。
桜空と奈桜「きゃあ」「ああっやめてぇ」
男1「洗ってやってるんだよ!感謝しろよ」
奈桜「やだぁ…ああっ」
男2「おお〜、この女の子、いい乳してるぜ」
男2は、桜空のオッパイを揉み始める。
桜空「きゃあっ…ああっ・・はあん・・いやあ・・やめてえぇっ」
男3「ぎゃあぎゃあうるさいな。これでも咥えてろ!」
桜空「もごおっ」
桜空は男3のおチンチンを咥えさせられた。
そして、もう一人の男4も奈桜の口におチンチンを咥えさせた。
奈桜「うっ・・むぐうう…うむううぅ…うっ・・ふん」
男3は、桜空の髪を引っ張り、前後に揺らせる。
桜空「うむううぅぅ…むうう…」
男4は、自ら腰を前後に動かして行く。
奈桜「うむううぅぅ…むうう…」
男3「はぁはぁ…ああぁ…気持ちいい…おおっ…射精る〜。おお!射精る!」
7傑作:2010/10/05(火) 00:13:08 ID:hewhrbwv
男3は、桜空の口からおチンチンを引き抜くと、桜空の顔に精液(ザーメン)を
ぶっかける。
ドピュッ(男3のおチンチンから精液が飛び出す)
桜空「うぷっ・・んん〜…むううぅ」
ドピュッドピュッピュクンッピュクンッビュッビュッビュッビュッビュッ
男4「こっちも射精すぜ…うううっ…イクッ」
ドピュッドピュッピュクンッピュクンッビュッビュッビュッビュッビュッ
奈桜「きゃあ…やあぁ…ううう…むうううぅぅ」
村長「まだ儀式は、続くからの。明日の為に体を休めておくのじゃ。」

8傑作:2010/10/05(火) 00:13:27 ID:hewhrbwv
桜空と奈桜は、男達によって、ロープで縛られていた。
男達「うへへ、いい眺めだぜ。」「えっへへへ」
桜空「いやあぁ…何するの〜。やめてぇ」
男1「うへへへ、結構、毛深いな。ちゃんと処理してるのか?」
奈桜「きゃあ…や・・やめて下さい。」
男2「こっちも毛深いな」
桜空「やあぁ…触らないでぇ」
男達は、桜空たちの陰毛を弄くる。
そして、村長は剃刀と毛剃り用のクリームを持って来た。
桜空「な・…何するの・・いやあ!」
男1「暴れるなよ!こら!」
男達は、暴れる桜空の足を押さえ、羽交い締めする。
桜空「いやあ!」
男2「じっとしろ!」
村長は、桜空の陰毛に毛剃り用のクリームを塗っていく。
桜空「は!・・ぁぁ…冷たい!・・ああっ・・やだぁ」
村長「ほ〜れ、じっとしないと、大事なオマンコに傷つくぞ。」
村長は、剃刀で、桜空の陰毛を剃っていく。
ジョリッジョリッ
奈桜「やめてぇ。ひどい事しないでぇ」
男3「えへへ、あんたは、俺が相手してやるぜ。」
奈桜「あっ…いやぁ…触らない…でぇ・・」
男達は、奈桜の陰毛も、剃っていく。そして。
ジョリッジョリッ
村長「おお。奇麗に剃れた。」
男達「うへへへ」「ツルツルだぜ〜。」
桜空「ううっ…ひどい…」
奈桜「ひどいです。・・」
桜空「どうして・・こんな変態な事するの」
村長「言ったはずじゃ。新たな命を誕生させる儀式だとな。」
桜空「新たな命って・・まさか・・私たちを」
村長「そうじゃ!この村には、男しかおらん!男だけだと、この村は絶滅する!
そんな危機を迎えているところをお前たちが来た訳じゃよ。
気の毒じゃが、お前たちはわしらの子を産んでもらうぞ!」
桜空「そんな…家に帰してぇ」
男1「えへへ…いいお尻してるぜ」
桜空「え・・」
男1は桜空のお尻を撫で回す。
桜空「ああっ・・いやあ・・やめてっ…触らないでぇ」
興奮した男1は、我慢の限界を超え、パンツを脱ぐ。そして、剛鉄のように硬くなった
肉棒を、桜空の膣に挿入する。
ズブウッ
桜空「ひぎぃっ!…きゃあぁぁ!」
奈桜「!…ああっ」
奈桜も男3に後ろから挿入される。
桜空「あああっ」
桜空の膣口から、桜空液と血と混ざり合い、垂れ始める。
同じく奈桜の膣口からも、奈桜液と血と混ざり合い、垂れ始める。
男1「うへへ、おお!気持ちいい!…これが…これが女なのか!?気持ちいいぜ〜」
桜空「いやあぁぁっ…やめてぇ…いやあっ・・動かないでぇ・・」
男3「こっちも、気持ちいいぜ。締まるよ。いいお尻してるぜ〜。」
奈桜「いやあ・…い…痛い・・痛いです…止めて下さい…ああっ」
ズブッズブッグチュッグチュッ
桜空「あっ・あっ・あっ・はああぁ…ああっ・・いやっ…ああん」
男1「はぁ…はぁ…気持ちいい!おおっ…おお〜!…射精る・射精そうだ

9傑作:2010/10/05(火) 00:13:44 ID:hewhrbwv
桜空は、命令されるままに腰をうごかしていく。
桜空「うう・・あん…はぁん…あん…くう…」
男2「えへへ、いい声で泣いてるぜ。もっと興奮させろ。」
ズブッズブッグチュッグチュッ
桜空「あはぁ・・ああぁん・・あっ・・ううっ・・あはぁん・・あんっ」
再び、奈桜の方では、男4に、正常位で犯されている。
奈桜「ああっ・・あああん・…ああっ・・」
その時、男4は、遂に射精の絶頂を迎えようとしていた。
男4「そろそろだぜ!・・今から・・お前の子宮の中によ・・俺の精子が
ドクドクと入っていくぞっ」
奈桜「あっ・・はあ・・いやああ…いやあぁあ・・射精さないでぇ・・いやあ」
男4「イクぞ!…うううっ…くっ・・射精る!…うっ!」
ビクンッビクンッドクンドクンドクッドクッドクッドクッ
奈桜「あっ・あっ・ああぁ〜・・いやあぁあ〜っ」
男4「はあ〜・・はあ〜…で・・射精た〜…ううっ・・気持ちよかった〜・・よいしょっと」
男4は、チンポを引き抜くと同時に、奈桜の膣口から、精液がドロ〜っと垂れる。
桜空「あっ・あっ・ああっ・はあん・・やあ」
男2「こっちもいくぞ!俺の子種で、受精して、子供(ガキ)を孕みな!」
桜空「いいやあああぁぁ!」
男2「射精すぞ!俺の精子!卵子に届け〜!・・ううっ・・うっ!」
ビクンッビクンッドクンドクンドクッドクッドクッドクッ
桜空「ああっ・・はあっ・・ああああぁあぁぁ〜!」
男2「はあ・・はあ〜…気持ち良かったぜ。」
男達「これで、この村は救われるぜ。」
村長「妊娠するまで、どこかに、閉じ込めておけ。どうせ、お前らはこの村からは、
出られはしないからな。」
桜空と奈桜は、あれから、毎日、男達に熱い精液を子宮の奥に射精されたあげく、
その結果、遂に桜空と奈桜は、妊娠したのである。数ヶ月たつに連れ、
桜空と奈桜のお腹は徐々に大きくなっていく。
更に、数ヶ月、桜空と奈桜の腕の中には、子どもが抱えられていた。


END

10OMAKE:2010/10/05(火) 00:14:04 ID:hewhrbwv
―――― NG編―――
最初の場面から、桜空が、はじめて出てきたシーン。
それは、山の中で起きた。
桜空「う〜ん、気持ちいい。」
桜空が、気持ちよさに、背伸びをした瞬間!
ズルッ(桜空の右足が滑る音)
ドテンッ
桜空は、滑ってこけたのである。
スタッフ一同「アハハハ」
桜空「いった〜い」
奈桜「大丈夫?」
小波「はい、今のカットね。」
桜空「ひっど〜い」

11うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
12名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:40:03 ID:lZEGvSQm
>>1
13名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:46:05 ID:Ke/3HgM1
914 名無しさん@ピンキー 2010/10/02(土) 02:13:28 ID:5QgQCON7
胸の大きさ最新版
A 真央 ナオ アカネ アンヌ あかり

B ユイ ヒナコ サラ アキミ マリ子 ちよ 明日香 さとみ 薫 しのぶ

C 春香 紫杏 弓子 リコ 五十鈴 シズヤ 日出子 なつき ちよ いおり

D 芙喜子 めぐみ 冷泉 愛 彩 かすみ 夏菜

E 恵理 准 冬子 レナ

F 瞳 和那 武美 涼子

G みなこ
14名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:46:17 ID:hewhrbwv
俺にもGJが1万個くらいあっていいと思うんだ…
やべっ1万個(マンコ)なんて言っちまったww
15名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:50:47 ID:dSmQvKWT
>>13
ゆかりちゃんェ…
16名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 02:52:34 ID:O+3KR/+W
そろそろ通報するか
17名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 08:35:33 ID:HhRXdNK3
>>13
あのぅ、12の子が一人も見当たらないんだが……人気無いのか?
18うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
19名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 12:31:42 ID:lSMGSA8k
>>17 そんな事はないぞ
20名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 14:41:28 ID:LSSJvzNi
一番はきっと雅美さん
熟女最高
21名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 18:50:47 ID:oIMgmqE6
いい加減避難所が欲しい
22名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 21:44:00 ID:PxZOuHLg
うむ
23名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 22:58:03 ID:JJqWpBb/
確か、保管庫に避難所があったはず
そこに投下してる人もいるし、そこ使えば?
24名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 20:42:49 ID:854xDGsu
>>20
熟女なら奈津姫さんは譲れんな
25名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 20:45:27 ID:CGOupebj
>>20 >>24 この熟女キラーどもめ!
26名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 21:04:47 ID:604mtMOL
そこでなぜ瞳さんを挙げない
27名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 22:48:20 ID:XCXAUT4b
その範疇に入れるのはちょっと違う気がする
28うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
29名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 05:54:53 ID:pMFzBo+6
>>20>>24
ふふーん
30名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 16:22:04 ID:jVKqp9Tg
>>29
それ禁句
31名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 19:01:10 ID:6OcQJV+7
奈津姫って熟女ってほど年齢いってるんだっけ
12時点では知らんが9時点ではまだ20代だったような
32名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 22:26:40 ID:AR4GUp8E
経産婦のおっぱいとは胸熱だな
33名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 21:49:10 ID:+VjsXq6K
>>31
そういう描写あったか覚えてないけど、もし奈津姫さんが30いってたとすると、同級生という設定の武美も年齢詐称とはいえ三十路ということに

あのロリ顔で30ってのは通用しないだろうなあww
34名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 22:20:37 ID:syLPStwT
奈津姫が20代ってのは9の作中で出てきたはず
んで権田が9開始時点で25歳なんだが、奈津姫のことを「学生時代に憧れの人だった」とか言ってるから
仮に同じ高校か中学だったとするなら9開始時点で奈津姫は25〜27歳、終了時点で27〜29ってところだと思う
35名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 22:58:50 ID:4/eQwH1i
>>34
9のサクセスは一年間だよ
36名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:07:02 ID:yTri9FEk
>>35
すまん、なんか記憶がごっちゃになってた
でも20代と出てきたのは確かなんだよ
37名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:10:20 ID:m0E/dMvi
>>34
9は8の三年目や10の一年目と同じ時期の約八ヶ月のお話だぞ?
…そういや、9が発売されてからもう四年近くか…忘れててもムリはないか
38名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:17:50 ID:+VjsXq6K
俺もよく覚えてないなぁ。
まぁ何にせよ奈津姫さんに大人の魅力を感じるのは俺だけじゃないはず。未亡人ってのもまたエロい設定だよなぁ
39名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:28:02 ID:KCBHr/pt
>>38
一時期未亡人だった全くエロさのないやつもいるぞ
40名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 00:16:31 ID:FQfFogUR
ふふふーん
41うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
42名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 17:09:04 ID:vtSrCCp5
たった今パカEND迎えた
・・・・・バカ王子可愛すぎ
43名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 17:34:49 ID:c8/2Sfbv
996 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 16:03:09 ID:Smp3lmg4
ロッテ敗戦記念埋め


これが逆転フラグというやつかw
44うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
45名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 19:14:56 ID:Smp3lmg4
>>43
サーセンww
しかしまた野球が盛り上がり始めたおかげで作品書くヒマがなくなったよ
そもそも3日前から行き詰ってるんだけど。完成はいつ頃になることやら
46名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 19:54:01 ID:dHE87x9I
アキさん率いるホークスがどうなるか楽しみ・・・と、スレッド違いか。
まあいいや、頑張れホークス!

13の公式サイト見てきたけども、まだCEROに審査依頼してないのか対象年齢出てなかったや
47名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 20:20:38 ID:cUBN/gge
>>46
A以外に何があると言うんですか…パワポケは野球ゲームナンダヨ?
48名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:08:43 ID:nTYAMMGV
>>46 仮にBになってたらもっと酷い事になるぞ
49名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:30:12 ID:pPd18hPW
>>46
Cになる夢なら見たんだが…
50:2010/10/10(日) 00:02:27 ID:QUSin/J6
未だにまとめのアキミのとこに投下が1つも無くてアキミ好きの俺が泣いた。
とりあえず自分で書いてみた。なんか書いてるうちにキャラ違う気がしてきたけど
まあいいや。期待を裏切ってバッドエンドじゃないですし、
需要無いかもしれないけど読んで頂ければ嬉しいです。

「じゃあ、また明日…じゃなかった。月曜日に。」
「またね!」
「バイバイでやんす〜。」

吐く息は白く、トレーナーの上にコートを羽織ってもなお寒い、もうすぐ春とはいえ、やはり夜は寒い。
今日は楽しかった。久しぶりにわいわい騒ぎあった。
山田くんとユイさんと、いっぱい笑った。
親友、と呼べる人たちが居る。それに加えて恋人まで居る。
まぁ、俺は幸せなんだろう。…呪われたりもしたけどね。

なんて思いながら歩いていた。時計を見ると、10時。
今日は家に父さんが居ないのもあって、少し遊びすぎてしまった。
帰ったら…寝るのはもったいないな。久しぶりにバーチャルボーイでも……。


……?

家の前に誰か居る…?
遠巻きにも、人が座り込んでいるのが見える。
歩いていくにつれて、疑問は確信に変わっていった。
くりっとした丸い目に、茶色い巻き髪…やっぱりそうだ。

―寒さに震えるアキミが、いた。

「…よかっ…た。」

俺の姿を見つけたアキミは、そう呟いて、抱きついてきた。

「うわっ!どうしたんだよ!」
「よかった…よかった…」

手が食い込んで痛い。それほど強く抱き締められていた。

「アキミ、外は寒いからさ、とりあえず家に入ろうか。」
51:2010/10/10(日) 00:03:43 ID:Um0/fTZ6
「もう!せっかく来たのに誰も居ないし、知らない人ばっかりだし、道わかんないし、寒いし、心細いし、どこ行ってたのよー!」

しばらくして、アキミに俺は責められていた。確かにまだまだ寒く、日が落ちるのも早い。この島は街灯も少なく、あっという間に暗くなる。
しかもほとんど知らない土地だ。いつも強気とはいえアキミも女の子だ。さすがに怖かっただろう。
しかし、気になる。気になると言えば、アキミが何かおかしい。

…気のせいかな?

「ごめんごめん。でも来るんなら連絡してくれたらいいのに。
―ところで、『よかった』って言ってたよな。どうしたんだ?…何かあったのか?」
「…うん、ちょっとね。」

目を伏せ気味に答えた彼女は、やがて、意を決したように顔をあげて、不安げに尋ねてきた。

「ねぇ、約束してくれる?」
「何を?」
「えっと…笑わないって。馬鹿にしないって。あたしがこれからする話を聞いても。」

そんなもの、返事は決まっている。

「わかった。約束する。」

アキミの表情が若干和らいだように見えた。
ホッとした…そんな感じだ。
ポツリ、ポツリと話はじめてくれた。

「最近、夢を見るのよ。」
「夢?」
「うん、ここ一週間ぐらい、断続的に。」
「…どんな夢なんだ?」
「最初に、2日連続で見たんだ。一つ目は、ゲームの中みたいな世界で、あたしはあんたと旅をしていた。モンスターを一緒に倒したりして、楽しい夢だったよ。
…でも、次の日に見た夢は、あたしとあんたが戦ってる夢だった。あたしはなにかに操られているようで、体が言うことを聞かなかった。
そして、あたしは…夢の中のあたしはあんたを……。」

顔色が悪い。思い出したくない記憶を無理やり引っ張りだしているからだろう。

「…大丈夫か、辛いのなら無理して話さなくても…。」

しかしアキミは、自分を鼓舞するように、またNO、を意味するように首をプルプルと振って答えた。

「うん、大丈夫よ。…それに、あんたには聞いてほしい。」
「……わかった。」
「それでね、次の日には、あたしがあんたに手を引かれて、二人で必死に怪物から逃げている夢を見たのよ。
…この夢は、そんなに怖くないって思ってた。あんたと一緒だったし、大丈夫だと思った。
でも、あたしは喰われた。あんたをしっかりつかんだ手だけを残して。

寝るのが怖くなった。夜がたまらなかったよ。またいやな夢を見るんじゃないかって思うと、眠りたくなんかなかったのに、どうしようもなく眠たくて
…そして、また夢を見たのよ。
三つ目の夢は、のどかな町の街道で、あんたは金髪の美人といて、あたしはあんたたちと、また戦ってた。
三対一だったけど、そんなことものともしないぐらいあたしは強くて…それで、それでね、あたしはっ…あっさり、三人とも一突きに…」
52:2010/10/10(日) 00:05:47 ID:QUSin/J6
苦しさに歪む顔は、その夢にどれだけうなされていたかを物語っている。
…これ以上アキミに辛い思いをさせるわけにはいかない。

「…もういいよ。もう十分だよ。」
「あと一つ…あと一つだけ聞いて。…これで最後だから。
誰かに話さないと、わかってもらえないと、怖くて…。」
「……!わかった。…ごめん。」
「それでね、昨日の夜に…夜の村の裏路地でね、また、あんたと戦ってる夢だったのよ。しかも同じ金髪の女の人と居た。」

またか…何だか自分が申し訳なくなってきた。アキミの話は続く。

「今度は二対一だった。あたしは狼男みたいで、ライカンってあんたに呼ばれてた。
…やっぱりあたしは物凄く強くて、女の人のハンマーを掻い潜りながら、鋭い爪の一掻きで切り裂いた。
そして、あんたの方に向き直って、二掻きで、…あんたを切り裂いた。動かなくなった二人を、あたしは、あたしはっ………!
……喰らい始めたわ。食べちゃったのよ。まるで獣が獲物をむさぼるように、血にまみれて、生肉の食感を楽しむように、恍惚とした表情で…、
そんなことしたくないのに、気持ち悪くて、怖くて仕方がないのに、それでも体は言うこと聞かなくて…、
そしたら急に場面が変わって、あたしはあんたの家の前に居た。
戻ってきた、そう思って明るい玄関をみて心底ほっとして、夢中でドアを開けたら、中は小部屋で、血だらけのあんたが…首から下がばらばらで横たわってた。
頭がぐにゃりってなって、もう訳わからなくなって…

そこで目が覚めたわ。
べたっとした寝汗をいっぱいかいてて、気持ち悪くてしょうがなかったわ。」
53:2010/10/10(日) 00:07:09 ID:QUSin/J6
「…誰かに相談とかしなかったのか?」
「したよ!友達にも、お母さんにも、お父さんにも!
…みんな信じてくれなかったけどね。心配はしてくれたけど、ストレスとか、疲れてるだとかで、誰一人夢について真剣に考えてくれる人はいなかったのよ。
…へへっ、そりゃそうよね。こんな子供みたいな話、信じろって言う方がおかしいもん。…それにね、信じてくれないだけならまだましなんだけどね、
中には精神的な病気だとか、自意識過剰だとか言う人も居た。気を引くための嘘なんだろ、構ってほしいだけなんだろって言う人まで居た。そんなわけないじゃない!
あたしはただ本当にあったことを話しただけなのに!
…一旦そんなことを言われたら、みんなあたしのこと嘘つき呼ばわりしてるんじゃないか、バカにしてるんじゃないかって思えてきちゃってさ。
…ねぇ、あんたは信じてくれる?もう…あんたしか居なくて。」

涙をたっぷりとためたその大きな瞳に、いつもの快活なアキミの面影はない。心底参っているのだろう。疲れてしまったのだろう。
何て言おうか…、…悩むまでもないな。

「…信じないわけないだろう。大切な人が、俺のアキミがここまで辛そうにしてるのに、そんなときに信じてやれないようじゃ、恋人失格だ。」
「…じゃあ、じゃあ何で家にいてくれなかったのよ!
すがるような思いであんたに会いに来たのに、真っ暗な玄関を見て、血だらけの夢を思い出して、怖くて、どうしても中に入れなくて、知らない人ばっかりで、
しかも寒くて、どんどん暗くなって、いつまで待っても帰ってこなくて、辺りに誰もいなくなって、まるでっ…、まるで夢の中みたいで…、
いったいどこ行ってたのよぉっ……。」
「…悪かった。ごめんな、アキミ。」

腕の中で小さく震えるアキミを片腕で強く抱き締めながら、頭を撫でてやった。ふわふわとした、髪の感触が心地よく、その体は意外なほど小さかった。
ああ、やっぱり女の子なんだなあ…。
54:2010/10/10(日) 00:08:16 ID:QUSin/J6
「…ありがとね。」

しばらく経って、声が聞こえた。

「…なんで?」
「…信じてくれて。あたしの話を信じてくれて。」
「お礼を言われるようなことじゃないよ。むしろ、こっちが謝らないと。
…怖い思いをさせて悪かった。ごめんなさい。」
「………仕方ないなー、アキミちゃんの海より広い心に感謝しなさいよね!」
「……はいはい。」
「あー、はいはい、いうなー。せっかく許してあげようとしてるのにー。」

ちょっとだけ元気を取り戻した、そんな気がした。
抱えてたものを洗いざらい話して、少しだけ楽になった、そんな感じだ。
まだまだ本調子には遠そうだけど。

と、頭に何か引っかかった。

あれ…、そういえば……。

「なあ、アキミ。」
「ん、なに?そろそろ帰らないと。」
「その事なんだけど、もう帰りの船ないと思うんだけど…。」
「えっ、ウソっ!……どうしよう?」
「…泊まっていけば?」
「え!?でも…」
「布団は二枚はあるから別々に寝ればいいし、どうしても気になるなら、別々の部屋で寝ればいいよ。」

よしよし。いつもアキミに引っ張られてばかりの俺だけど、こういうときぐらい引っ張ってあげないとな。男として。
アキミはしばらく、あー、とかうー、とか言葉にならない声をいていたけど、
やがて、決心したように一言。

「…一つ、お願いがあるんだけど。」

…なんだろう?別に変なことなんてしないんだけどなあ。
でも、続いた言葉は心細げで、それでいて俺の予想の斜め上を行っていた。

「えっと…、別々じゃなくて、その、いっしょに、同じお布団で、寝て…、ほしい…。」
「!?」

瞬間、脳がオーバーヒート寸前になって、なにも考えられなくなり、
何で、そう聞こうとした瞬間に、…一気に冷めた。
そうだ。
…怖いんだ。まだ夜が怖いんだ。独りになりたくない、なれないんだ。
なのに俺は別々でも…だって?馬鹿じゃないか。酷い奴だ。
あまりに鈍すぎる。…ごめんな、アキミ。

「いいよ、アキミ。今晩は一緒に寝よう。…一緒にいよう。ごめんな、鈍くて、すぐにわかってあげられなくて。」
「…まったくよ!アキミちゃんがこんなに怖い思いしてるのに一人で寝ろって!?
…断られたらどうしようって思ったじゃないのよ……。」
「ごめん。…俺って鈍いよなあ。」
「いいよ、許してあげる。その代わり…、何かあったら、絶対に助けてね。ずっとそばにいてね。離れないでよ、…約束よ!」
55:2010/10/10(日) 00:12:04 ID:QUSin/J6
布団を敷く。二人分の布団を並べて敷くと、なんだかダブルベッドみたいで、アキミにそう言うと、恥ずかしいのか顔を背けてしまった。
…こんなアキミは珍しい。いっつも元気いっぱいだからなぁ。
そのギャップも相まって、アキミには悪いけどとってもかわいい。
二人で布団に潜ると、最初は冷たくて、でもだんだんフワッと、なんだかほっとする温かみにつつまれた。

「へへへっ、あったかい、あったかい!」

アキミも同じことを思ったようだ。なんだか嬉しい。

「電気、消して大丈夫?」
「うん、だいじょーぶ。…あー、でも、小さい明かりがほしいかな。」

了解した。父さんの部屋から、読書に使ってる電気スタンドを持ってくる。

「これでいいかな?」
「うん、ありがと。」

…闇夜をほんのりと照らす明かりのなか、俺はアキミとならんで天井を見つめていた。

「ねぇ…」
「ん?」
「あたしね、今ね、とっても幸せだよ。あんたが隣にいて、一緒のお布団で寝てて、温かくて、夜は怖いけど…それでも幸せ。
…もっとこっちに来て、ぎゅって…、その、…抱き締めて。」
「わかった…」

アキミの体に腕を回して、体の震えを止めるように、ちょっと強く抱き締める。…今夜は一緒だ、アキミ。

56:2010/10/10(日) 00:17:07 ID:QUSin/J6
――始まりはどっちからだったかはわからない。
気付けば、唇を二回、重ね合わせていた。最初に、触れるだけの軽いキス。
そして…

「んっ…」

舌を絡ませて、ぴちゃ…くちゃ…と淫靡な音を奏でる濃厚なキス。
今までは、ここまでだった。
ここから先は、二人にとって、未知の世界だった。

「アキミ…」
「…いいよ。あんたとなら…、ううん、あんたじゃないと…」

これが限界だったみたいで、顔が真っ赤に染まっていた。
…ちなみに俺の理性の限界もここまでだった。
アキミの服を脱がせると、普段服越しに見えるよりずっと大きくて、白くて、形のきれいな乳房が露になって、
指でつつくとぷるぷる震え、無防備にさらされたそれは見るからに美味しそうだった。

「アキミ…きれいだよ。とっても。――いただきます。」
「へへっ、そうで…、ひゃあ!」

片方を優しく揉んでみる。柔らかく、自在に形を変えるそれはとても心地よく、もにゅもにゅと堪能しながら、
もう片方の、白いお椀の頂点の、赤い小さな粒を吸ったり、弾いたり、なめ回したり…、とにかく知識を総動員して攻めたてた。

「はぁっ…ぁあんっ、うあっ!」

心なしか、アキミの息もだんだん荒く、熱っぽくなってきている気がする。
ふと、スカートの中に手を入れてみると、下着越しにも分かるぐらい濡れそぼっている。
そのまま、わざとまどろっこしい刺激を与え続けて、赤いつぶらな果実を甘く噛んだ瞬間、

「ダメぇ…ぁああああああ!!」

アキミの体が声と共に震え、スカートの中の手が一気にぐしょ濡れになり、
下着は、まるでおもらしでもしたかのようにぴちゃぴちゃで、もはやその役目を果たしていない。

「アキミ、ほら、下の方、もうびしょびしょで…、気持ち悪いだろうから、脱がしちゃうよ。」

手をアキミの目の前にかざし、指で見せつける。
絶頂の余韻に震え、恥ずかしさに直視できないアキミを尻目に、腰を浮かせて脱がせようとしたときだった。
57:2010/10/10(日) 00:21:41 ID:QUSin/J6
「ねぇ…で、電気を、消してぇ…」

懇願する声が聞こえてきた。残念ながら、その願いは聞けないけどね。
すでに布団は大きくはだけられていて、緩やかな曲線を画くくびれた腰、すらりとのびた健康的な足と、…そして、スカートと下着を脱がされて、
何にも守られることなく、外気にさらされたアキミの秘所がはっきりと見てとれた。

「いやぁぁ……、み、見ないでよ……でんき、けしてよぉぉ……」

凝視する俺をポカポカと叩きながら、か細い声で半分泣いて懇願するアキミ。
ハイ見ませんと、そんな男がいるわけがない。
とろとろと蜜を溢れさせ、くらっとさせられる香りを放つピンク色の花弁と、それを守るかのように、しっかりと、濃い目に生い茂った陰毛が目に映る。
…なるほど、本人は気にしているのか、恥ずかしがっているようだけど、白い肌と恥毛が生み出すコントラストは美しく、…それでいてどうしようもなく卑猥で、
一匹の雌として、これ以上なく目の前の雄を興奮させていた。

「電気を点けてって言ったのはアキミだろ。それに、消しちゃったらなんにも見えないじゃないか。勿体ない。
――綺麗だよ、アキミ。こんなにしちゃって、とってもいやらしくて、…魅力的だ。」
「もうっ!い、いやらしいのは、あんたでしょうが!」

俺だけじゃないだろう。ちょっとムッとする。

「ふーん、ほんとにそうなのかな?まぁいいや。」
「えっ!?ちょっ、ちょっと!そんなところでっ、何をっ…ひゃあああっ!!!」

ちょっとしたダイバー気分で、アキミの股の付け根に潜り、濡れて艶やかに光る陰毛をかき分け、舌で冬の寒さに負けない熱気を放つそこに舌で割って入る。
擦り付け、なめ回し、溢れる蜜と唾液をひとまとめにして吸い上げる。ぷっくりと肥大した豆の皮を、剥いて転がしたり…弾いたり…。

「あっ、んあっ!やっ、やめてぇぇ…き、きもひっ、よふぎっ、てっ、ひゃんっ!おかしく、なっちゃうぅっ!!」

すでに一度絶頂に達し、より敏感になっているアキミにとって、刺激が強すぎてひとたまりもないみたいだ。
…やめるつもりは毛頭ないけど。舌の代わりに指を差し込み、ゆっくり抜き差ししながら、なにかを探るようにアキミのそこを攻める。
58:2010/10/10(日) 00:23:16 ID:QUSin/J6
「ふにゃあああ!?」

ふと、あるポイントに指が触れたときだった。
アキミの反応が、明らかに違った。これはいい。俺はにんまりして思った。少しアキミをいじめてやろう。

「どうした?アキミ。」
「そ、そこはっ…!」
「ん?ここがどうかした?」

ちょっとだけ強く攻めてやる。

「ダメぇぇぇぇ!そこはっ…!はぁっ!…ふぁあああっ!やめっ…!」

アキミの叫びに耳を貸さずに、ひたすらそこを攻める。舐める、掻き回す……。

「やめぇぇぇ…そこはやめてぇぇっ……!…あっ!?
やぁっ!?や、やめてぇ!でちゃうぅっ!なにかが、で、でちゃう、ぁあああああ!!!」

アキミの絶叫が聞こえた瞬間だった。
ぷしゃあっ、と飛沫が顔を濡らし、布団にじわぁぁ…、とシミが広がる。
さらさらしていて、舐めると、ほんのりしょっぱい。

「はぁ…はぁっ……、ゃぁあ…、でちゃった……。ばかぁあ…、だ、だめって、言ったのに…。」
「ごめんごめん、ちょっと歯止めが効かなくなっちゃってさ。…お詫びに、責任持ってきれいに掃除させてもらうよ。」

『責任』を強調して、再び舌を動かす。体液に濡れる秘所の周りを舐める。丁寧に、執拗なくらい舐める。

「ふゃあ!?なっ、なにを、してるのっ…?」
「何って…きれいに後始末してるんだよ。」
「後始末って…、ぁっ!き、きたいでしょ!あたしの、その…。」
「アキミのなら全然汚なくなんてないよ。それにこれ、おしっこじゃないみたいだし。」

はっきり言ってやる。
恥ずかしさの極み、といった感じのアキミ。うんうん、こういうアキミもとってもかわいい。

ちょうどあらかたなめ終わったときだったか、アキミの口から、弱々しく言葉がこぼれた。

「ねぇ…、も、もういいでしょ。」
「ん?何が?」
「もうっ…焦らさないでよ…あたし、もう限界で……してほしい…」
「だから、何をどうしてほしいのかはっきり言ってくれないとわかんないよ。」

俺はこれ以上ないほどの笑顔を作り、ゆっくりとアキミに尋ねる。

「アキミちゃんは、俺に、どうしてほしいのかな?ん?言ってごらん?」
「ぅうう……、そんなこと言わせないでよっ!…ぐすっ…い、いじわるっ!
さんざんあたしの体をいじめたくせにぃっ…、まだっ…ひっ…いっ、いじめたりないのぉっ!?ばかぁっ…!ひくっ…人でなしぃ!」
59:2010/10/10(日) 00:24:00 ID:QUSin/J6
…あー、ちょっとやりすぎちゃったかな?普段強気だと、やっていいことと悪いことの線引きが難しいんだよなあ。
反省反省。怒ってこっちに背を向けてしまったアキミを、背後からそっと抱き締める。

「…アキミ。」
「何よ…!」
「ごめん、俺、ちょっと調子に乗りすぎた。なんかこう、しおらしいっていうか、ちょっとおとなしめのアキミもかわいいなぁって思ったら止まらなくて。…悪かった。この通り、あやまる。」

若干の間。そのあと、アキミはこっちを向いてくれた。

「…もう!そりゃあたしは普段騒がしいし、ちょっとわがままだし、魅力的でもないかもしれないけどさ、これでも一応女の子なんだから、もうちょっと丁寧に扱いなさいよね!
…今回は許してあげるけど、次からはもう知らないから!」
「…わかった。ありがとう。…でも、一つ間違いがあるぞ。」
「間違い?」
「うん。アキミは、普段から十分女の子らしいし、それに、とっても魅力的だよ。」

…言ってから自分の台詞の恥ずかしさに気がついた。

「…………ありがと。」

アキミの顔も赤いが、言った俺の顔もきっと赤いだろう。
…なんだか気まずい。俺のソレだけが空気を読まずに主張している。
ええい!
もう一度アキミを抱き締める。
「あのさ、アキミ…、実を言うと、俺ももう限界で…、いい、かな?」
「………うん、あたしも、もう…」
「できるだけ優しくするけど、痛かったら、…ごめん。」
「うん。だいじょうぶ。…あんたとなら。
あのさ、…する前に、もう一回だけ、その……、キス、して。」
「ああ、わかった。」

俺たちは、今日三度めの口づけを交わす。一番長く、一番濃厚なキスだ。舌を絡め合い、互いを貪りあうキス。

…それが合図だった。
60:2010/10/10(日) 00:24:48 ID:QUSin/J6
「じゃあ、いくよ、アキミ。」
「うん…来て…。」

アキミの、今日何度も味わったそこに俺の分身をあてがい、ゆっくりと挿入していく。
散々前戯をしたとはいえ、やはり初めてだ。かなりきつい。

「ぅああっ……ひぐっ…」

暴発しそうなそれを堪える俺も辛いが、アキミはもっと辛そうだ。
顔は苦痛に歪んでいる。
それでも、確かに中に入りつつあった。ゆっくり、ゆっくりと侵入していく。

「アキミ…もう少しだから、頑張って。」
「うん…、っ…!わかった…。」

すると、先が何かとぶつかった。アキミの、初めてたる証。…そして、俺がこれから奪うもの。

「アキミ、もうすぐだ。…ゆっくりすると痛いから、一気にいくよ。」
「うん………、ひいぃっ!ぁああっ!ぅぐっ…!」

腰を入れて、一気に突いた。

――ぷつん

そんな音が聞こえた気がした。アキミの顔に汗が浮かぶ。大きな瞳からは涙が零れ、結合部からは血が流れていた。

「アキミ…大丈夫か?」
「っ…うん…。ねぇ、つながった、よね。」
「ああ…、いっしょ、だよ。」
「………。」
「なぁ、アキミ、動いていいかな?」
「…うん。…もう、だいじょうぶだよ。」

腰の動きを再開する。アキミの中に、最初はゆっくり、だんだん早く、媚肉に擦り付けるように前後に動かす。

「あっ…!ふぁっ…!ひっ…」

アキミももう痛くないのか、それとも快楽が痛みを上回っているのか、息を荒げ、快感に身を任せていた。
俺も限界だ。

「アキミっ…そろそろ出すぞ…!」
「あたしもっ…、ふぁあああっ!」

体勢を少し変えて、若干ポイントをずらして、より早いストロークで腰を動かす。
さっき触れなかった敏感でまだ慣れていない点に擦り付ける。
「ひぁあぁっ!だめぇっ!また、またイっちゃうよぉっ…!!」
「俺もだっ…!くぅっ…いっ…イくぞっ、アキミぃっ…!!」
「あっ!ひゃぅっ…!ぁああああああ!!!!」

どっちが先だったか、同時だったかもしれない。
アキミは三回目の絶頂を迎え、俺は溜まりに溜まった子種を余すことなく放出した。

「ふぅ…ふぅ……、アキミ、…アキミ?」

息を整えて、射精の疲労に襲われながら、アキミに話しかける。…しかし、答えは返ってこなかった。
かわりに返ってきたのは、すぅすぅという寝息。
そういえば、最近ちゃんと眠れてなかったんだったな。
おやすみ、アキミ。
そう思うやいなや、俺も眠りに落ちていった。
61:2010/10/10(日) 00:39:18 ID:QUSin/J6
…目が覚めたのは、誰かの声でだった。とても悲しい声。怖くて、辛くて、逃げ出したくて、…それでもその願いは叶わず、苦悶し続ける声。
「ぁあ…うぁああ…」
アキミが、うなされている。
顔は歪み、涙をこぼし、まるで地獄を見ているかのようだ。
とりあえず起こさないと…。
そう思って、アキミの体を揺すろうとしたとき、『それ』に気づいた。
アキミの枕元に何か居る。
決して見てはならないと、脳が警鐘を鳴らす。

「…アキミ、アキミ!」
「いや…あ…、たす、けて…」
「アキミ!!」

体を起こして、ゆさゆさとアキミを揺らす。やがて開き始めた目。
よかった。なんとか目を覚ましてくれたみたいだ。

「え…ぁ…あ…?また…ゆめ?」
「しっかりするんだ。アキミ、俺だよ。」
「……うっ…、ひっ…」

よっぽど怖い夢だったのか、しゃくりあげてしまっている。

「もう大丈夫だ。枕元を見ないようにしながら、こっちへおいで。」
「ひっく……まくら、もと?」

しまった。枕元なんて言う必要なかったんだ。
こっちに来いとだけ言えばよかったのに…

「だめだアキミ!見るんじゃない!」

だが、時すでに遅く、アキミの目は既に『それ』を捉えてしまっていた。

「ぁ……あ…あ…ひぃっ…」

腰がぺたんと抜け、目は恐怖に見開き、がちがちと、歯がぶつかり合う音が聞こえる。
助けを求める手は震え、体はなにかに釘つけにされたみたいに固まってしまっている。
急いでアキミに手を伸ばし、体を抱き寄せてやる。
背中と顔の後ろに手を回して、固く、強く抱き締める。

「ひぃぃっ…ゃああ…、もういやぁ…、たすけて……」

むせび泣くアキミの声を聞いて、俺は決めた。
顔をあげて、『それ』を真正面から睨み付けてやった。
62:2010/10/10(日) 00:44:24 ID:QUSin/J6
―まさしく怪物だった。一応人の形はしていたが、肉は所々脱落し、腐り、変色していた。
腹部には大きな空洞があり、そこから腸が垂れ下がっていて、長い髪は血に染まり、顔の右半分は焼け爛れ、左半分は白骨だった。
ぽっかりと空いた眼窩の奥は、吸い込まれるような、闇。
…普段の俺なら飛び上がって逃げ出していただろう。
だが、不思議と恐く無かった。心を怒りと憎しみが支配していた。
こいつがアキミを…俺のアキミをこんなにも苦しめたのか…!
そう思うと、膨れ上がった感情が、口をついて出た。

「おい!なぜこんなことをするんだ!?一体アキミが何をしたって言うんだ!?
俺の…俺の一番大事な、大好きな人をよくも傷つけやがって…!消え失せろ、化け物!!……はぁ…はぁ…はぁ…。」

一気に捲し立てる。頭のどこかで意味がないとわかっていたが、感情がそれを無視した。
息をついていると、声が聞こえた。

「……ま…た……また…ぁ…ぃに…い…く…か…ら…ぁああ…、に…ぃ…ぃ…がぁ…さ…な…………ぃいい…!」

そう言い残して、化け物は消えていった。
ふぅ、と一息付く。とりあえずこの場はなんとかなった。
未だ腕の中で泣いているアキミを、優しく、赤ん坊をあやすように抱いてやる。

そろそろ落ち着いたかな?
そう思った俺は、アキミの頭を優しく撫でつつ、ゆっくり話しかける。

「もう大丈夫だぞ。…怖かったよな。」
「うん…。」
「俺のせいだな。俺が枕元を見るな、なんて言わなければよかったんだ。」
「そんなことないよ。…あんたは必死にあたしを守ってくれた。へへ、嬉しかったよ。」
「当たり前じゃないか。アキミは俺の恋人、だからな。」
「うん…ありがと。あたしも、あんたのこと、大好きだよ。」返事の替わりに、唇を重ねる。あまりにいとおしくて、それしかできなかった。
「…ね、このまま、朝が来るまで、抱き締めててよ。こうしてると、何だかとってもホッとするんだ。」
「わかったよ、アキミ。…もう離さない。」

なんとか抱きつかれたまま布団に入る。
しばらく後に、アキミの寝顔が少しだけ和らいだように見えた。今度こそおやすみ、アキミ。もう夜は残り少ないけど、せめて残りだけでも安らかに君が眠れますように。
63:2010/10/10(日) 00:49:17 ID:QUSin/J6
…どうも俺は眠れそうにないけど。
よく考えたら、俺とアキミは完全に密着している。…しかも全裸で。服を着たかったが、ガッチリ絡まったアキミの腕はそれを許さない。
つまり俺の胸板にはアキミの…おそらくそこそこ豊かな方である…その…おっぱいが…やわらかい。そしてふわふわとした、柔らかな感触…行為の余韻を残す秘所…。
再び元気を取り戻す俺のソレ。しかも柔らかなアキミの肌に触れる、擦れる。
…生殺し、か。
あぁ…朝が待ち遠しい…。布団にくるまりながら、俺はそう思った。


結局、アキミが目を覚ましたのは、もう昼間際の11時頃だった。

「あ、おはよう、アキミ。」
「…う、ん…おはよう…。ふゃ?あのまま、寝ちゃったの?」
「うん。俺に抱きついたまま。しかも…その…はだか……。」
「ふぇ……?………!」

目をまだトロンとさせ、状況をまだ理解できていない。
あ、気付いた。みるみる顔が朱に染まっていく。
…寝起きの女の子って、何だか色っぽいなぁ。

「とりあえず、お風呂入ろっか。…一緒に。」
64:2010/10/10(日) 00:54:40 ID:QUSin/J6
ちゃぽん…
湯船に向い合わせで浸かると、さっきまでのことがまるで嘘みたいに思えてくる。全身の筋肉が弛緩する。
あぁ、極楽極楽。

『寝るな!寝たら死ぬぞ!』

…あまりの気持ちよさに脳内雪山ワールドに突入する勢いだったが、すんでのところでアキミの声に引き戻された。

「ねぇ、…一つ、聞いていい?」
「…ん?あぁ。」
「あのね、あの化け物は、また会いに行く、逃がさないって言ってた。…今回はあんたがいてくれた。あんたのお陰で、助かった。怖かったけど、あんたと一緒だったから、大丈夫だった。でも、いつもそういうわけにはいかない。」

あぁ、何を言いたいのか大体の予想はついた。だけど…。

「そう思うと、えっと、…だからさ、
ずっと一緒にいてくれない…?」
「アキミ、それは…。」

きゅっ、と心が締め付けられるように痛む。
心からそうしてあげたい。
それが出来たらどれだけいいだろうか。でも…それは…まだ…。

「ううん、いいんだ。…へへへっ、バカよねー、あたしも。
…そんなこと、無理に決まってるのにね。ごめんね、今のは忘れて―」
「無理じゃないさ。」

アキミの言葉を遮る。

「え…?」
「もう一度言うぞ、無理じゃないよ。確かに今はまだ難しい。…俺だって、アキミといつも一緒がいい。あの化け物のこと関係なしに、単純に一緒に暮らしたい。
でも、俺たちはまだ学生だし、俺にはまだ何の甲斐性もない。
…俺、プロ野球の選手になろうと思うんだ。一応、いくつかの球団のスカウトさんにも目をかけてもらってる。
プロになって、一生懸命頑張って、一杯活躍して、少しでも早く一人前の男に…、アキミを貰いに行けるような男になるから、待っててくれないか?
絶対に、そんなに長くは待たせないから。…約束するから!」
勢いに任せて言い切る。…正面の、アキミの返事は…、久々に魅せてくれた晴れやかな笑顔。

「…うん!じゃあ、約束よ!」

そのまま、顔を寄せ合い、誓いの口づけを交わす。
…アキミ、待ってろよ。俺は必ず…。


――彼女が本当の安らぎを、幸せを手に入れるのにはもう少し時間がかかるのかもしれない。もうしばらく一人でいることに耐えなければならないのかもしれない。
だが、明けない夜は無い。
いつか来るその日を信じ、彼女は眠りにつく。使い古されたグローブとボールを、必ず胸元に抱いて。


65名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 00:57:27 ID:QUSin/J6
これで終わりです。
13の裏作では久しぶりにアキミが味方キャラになってくれますように
66名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 00:59:47 ID:FTCigAfF
大作乙!

アキミの件はスタッフにそげぶされそうだけどな…
67名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 01:19:05 ID:WrAK+ecW
GJ!とても良かった
しかし改めてみると裏ではひどい扱いだなw
7みたいに秋生が助かっても美咲が助からないケースもあるし
表もオチがアレだったしな・・・

たまには扱いを良くしてあげてください、スタッフさん
68名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 01:32:19 ID:hPIqqC1Z
GJ
ないから自分で書く、良い事だ
69名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 09:07:04 ID:lQIrjCp5
>>67
扱いよくする→むしあん化

とかやりそうだから困るw
70名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 11:20:09 ID:IJlHK3UL
GJ!いい話でした

まだ1作品も書かれてないキャラも8人近くいるのね。
まぁその中には見たくもないキャラとか違法ロリとかあるんだけどw
ミキさんの作品が無いのには驚いた
71名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 12:15:53 ID:N8nieIIG
おつ〜
表でもハッピーになれないし、裏は言わずもがなな人だけにハッピーエンドが際立つな!
72名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 23:34:35 ID:i880M1Kd
GJ
73名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 04:45:08 ID:cQeiQtQL
良かったです。アキミは表や裏サクセスの内容の為、話が作りにくいと
思うのですが、それを逆手にとっての良い作品でした。
74名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 19:28:30 ID:+b7u44Rk
自分の作品をまとめサイトで見ると、なんとも恥ずかしい気持ちになるわw
75名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 21:00:54 ID:rsOiUGQ5
でもコメント付くとそれ以上に嬉しいぞ
ここに投下して乙言われんのとコメントは相当な励みになるわ
76名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 23:01:09 ID:rxyPWDGz
自分の見たら厨房コメントついててワロタ
でも一番最初の作品は絶対見ない 未熟さが露呈してて死にたくなるw
77名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 02:08:36 ID:aiGNDtxB
一番最初の作品ばかりコメント付く俺はどうすれば・・・
78名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 02:38:02 ID:FCDaQ5Ur
どれが>>77の処女作(この表現考えた奴と酒が飲みたい)かは知らんが、
一番最初ってことはリビドー溜まってたんじゃないの?
溜まってるほうがいいのが書ける気がするし。
79名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 19:26:44 ID:xbdNwiq3
武美の13登場記念!ということで8主&9主&友子&武美の4Pを書き始めて早10日
5日前にエロ直前のところまで来たものの、どうしてもいい展開が思いつかない…
まあここまできて諦めるわけにはいかないけど、誰か書いていそうなネタなのに未だに書かれていなかったのがなんとなく分かった気がする。これは書くのが難しい…
80名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 20:03:14 ID:Hc8BnaSY
>>79
そういやかなり前に書こうとした人がいた気がする
もう諦めたか忘れてると思うけど

応援してるぜ、頑張れ
81名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 23:58:45 ID:qXrouezD
>>79
…え?武美が13に出るって?
どこの情報だそれ?
本当なら、個人的には少々複雑な気分……
82名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 00:18:24 ID:9ieVOdt7
>>81
裏で出るみたいだよ
83名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 18:53:14 ID:YZglHeuv
裏には朱里、貴子、しのちゃん、漣、ミキさんあたりを…
84名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 20:31:13 ID:o+IcFg2I
俺的にはそろそろキリちゃんをだな・・・
85名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 20:41:25 ID:WpPlDYbd
いやいや、俺としては明日香に葉月さん、それにあの赤髪の子をだな……あれ?何て名前だっけ?
86名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 20:52:04 ID:LPAy2d4b
な、な・・・
長井? 長門? 長野?
喉まで来てるのに、あと一歩の決定打が出てこない
87名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 20:55:30 ID:jfJmleKQ
長田まゆみさんの本名書いてるやつ、それ全然面白くないから
88名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 21:45:13 ID:1ZmTpswI
名前ネタと空耳ネタはどこの誰のネタでも基本的に気持ち悪い
89名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 22:26:15 ID:oU+Z/Qn9
まあ落ち着けよ
俺は表サクセスの彼女にも期待したいな。高校編の彼女候補は結構レベルが高いし
TXクイーンだったっけ。13にはグラも登場しそうな気がする
90名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 22:40:01 ID:JWC+bxCx
まゆみが空気と呼ばれなくなるには、裏で活躍するしかないな

でもなー、変なキャラ付けだったら別のあだ名がつきそうだよなあ
まあ、まゆみ自体のキャラがシナリオのせいか薄いから仕方ないのかね
むしろ7主の母が強すぎるよね
91名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 23:56:21 ID:jkMcLmae
まゆみは育成に役立たないし、超特殊狙いでも真央ちゃんいるし、ハッピーエンド見るのも大変だしでアルバム埋める2回しかやってない奴が大半じゃないの?
92名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 00:24:47 ID:iA/Kt0N6
というか終わり方が面白くなかった。あれなら湯田とくっつく方がよほど妄想の余地がある。
93名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 01:55:26 ID:XdVDst4o
>>92が湯田×まゆみを書いてくれると聞いて
94 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:18:56 ID:yO8VxLTf
※注意
3主と寺岡さんのSSです。
容量的には19KBくらいです。
3主はまだ金属製です。
3の爆発事故イベント(超特殊能力が貰えるところ)のくだりをかなり改変しています。
以上の記述で何か良からぬ気配がした人は、読まないことを推奨します。



「あーいらっしゃいいらっしゃい、忙しいところわざわざ来てくださって、ありがとうございます」

大学の通用門の近くに、薫は立っていた。
暖かそうなセーターと、細い脚がさらに細く見えるシンプルなロングパンツ。その上から、膝下まで裾のある白衣を羽織っていた。
少し前から吹き始めた木枯らしが、長い白衣を軽くなびかせていた。

「寺岡さんっ、そ、そんな走らなくてもすぐ行くよ!」

門から走り寄ろうとする薫を、小波は制止する。その表情が、いつかの自動車事故を思い出させたからであった。
彼女はひとつの対象に意識が集中してしまうと、他のものに対して注意散漫になってしまう悪癖があった。
彼はその危うさを、一度身をもって知ったことがある。もっとも彼女に自覚があったかは分からないが。

小波が薫からの電話を受けたのは、数日前のことだった。
『サイボーグ用のパーツで、すごいものができました。自信作なので、近いうちに大学に試しにきてくれませんか』と彼女は話していた。
彼女の『自信作』という言葉に対して、不安を覚えないわけでもなかったが、彼の足は大学へ向いていた。
彼がプロペラ島へ再び乗り込む日は、そう遠くなかった。彼女と顔を合わせるのも、最後になってしまうかもしれない。

「何でも、12月に野球の大会に出るらしいじゃないですか。
 キミにはいつも色々とお世話になってますから、できれば、それに間に合わせたかったんですよ」

小波から見て、いつになく薫は上機嫌だった。灰色の秋空の下、休日で閑散とした学内を、彼の腕を引っ張りながら歩く。
高卒でプロ野球選手になった彼にとって、大学は未だに腰の据わりの悪い場所であった。
彼女の研究室を訪ねるときも、彼は足早に構内を過ぎて、何度も彼女の実験の犠牲となった研究棟の扉をくぐっていた。
秋風に乗って、無造作に纏められた彼女の髪から、研究室と違った匂いを感じた気がした。そういえば、いつもの寝癖が直っている。
「寺岡さん、もしかしてあの門でずっと待ってたの? 寒かっただろう」
「え、いいや、そうでもありませんでした。何ででしょうね」
「もしかして、壁の一枚二枚ぶち抜いてるから、外と研究室の寒さが大して変わらないとか?」
「あっ、ひどいですよーそんな言い方。そんなこと言う人には、自分の最高傑作は差し上げませんから」

どうやら、薫にとって今回のパーツは相当な出来栄えのものらしかった。
いつも発明品に対しては自信たっぷりの彼女であったが、彼女から最高傑作という言葉を聞いたのは初めてだった。

「すごい自信があるみたいだけど、一体どんなパーツなんだい?」
「まぁまぁそう焦らない。今からパーツを持ってきますので、キミはここの部屋で適当に座って準備しててください」

薫の研究室は真新しかった。大量の電子機器が隅に追いやられ、かろうじて応接用らしきスペースがある。
また無茶な実験をして、どこかの部屋を吹き飛ばしたのだろうか。どうしてもよくない連想をしてしまう。
それでも最近は、小波は爆発についてうるさく言わなくなった。
慣れ、というのもあったが、実際こんな彼女のきわどい研究によって、彼は命を永らえたこともあった。
そもそも、彼女が研究棟を爆破しなければ、ふたりは出会わなかった。今更諫めるのも気が進まなかった。
座布団の乗せられた回転椅子と、病院によくある革張りの長椅子。座布団は彼女の指定席だった。
彼は長椅子に座って、サイボーグとしての内部機構の確認を行う。出かける前にも念入りに行ったことを、今一度。
大学までの道中では問題なく稼動していた。ショート箇所も無い。かさかさ虫やウイルスもいない。それでも油断は禁物。
いつかなど、放り込まれたキムチの匂いが取れないまま中身を見られて、彼女に笑われたことがあった。
サイボーグになる前よりも、身だしなみ(?)に気を遣うようになったかも知れない。
95 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:19:50 ID:yO8VxLTf
「……って、おい。いきなりノックもせずに開けるなよ!」
「いいじゃないですかー、どうせ自分は、キミの体のことは隅々まで承知してます。
 だいたい、これから腹に手を突っ込まれて中身を弄繰り回される人間が、そんなこと気にしてちゃいけませんって」
「気にするよ! 寺岡さんならともかく、こんなところ他人に見られたら大騒ぎだろうが!」
「その点はだいじょうぶです。自分の研究室は危険地帯扱いですから。立入禁止の紙切れ一枚で、誰も近付かなくなります」

ドアを閉めると、薫は悪びれた様子も無く、小波の隣に座った。腕には真新しいサイボーグのパーツが抱えられている。
彼の人工皮膚に手を触れた瞬間から、彼女の目つきが変わる。
うきうきしていた子供のようなそれが、厳しい自戒を背負う科学者のものへと変わっていた。
野球どころか、トンネル工事やボディガードさえこなす彼の身体は、ある意味人間の肉体よりも丈夫である。
それでも彼女は、デリケートな実験器具や精密機械を扱うよりも慎重に、彼の身体に触れていく。
程なくして、彼女のパーツ取り付け作業は終わった。

「今回のパーツのコンセプトは、単純な燃費の向上です。12月に、野球大会がありましたよね。
 それまでに、どうしてもキミの役に立つものが作りたかったんです。
 でも自分は、あまり野球について詳しくありません。急激に野球が上手くなるパーツは無理でした。
 だから代わりに、自分の専門分野……エネルギー工学の今までの成果を、そのパーツひとつに集積しました。
 キミの身体のエネルギー効率は、今までの約2倍に向上した筈です」
「2倍……2倍ってあっさり言うけど、それって、実はすごいことじゃないのか」
「……えへへ。伊達に研究費ねだってた訳じゃないですよー。おまけもあるんですが、それはまた後で。
 先に、今取り付けたこのパーツの最終テストを行いましょう。稼動状態に異常はありませんか」

小波の隣に座り直した薫が、真剣そのものの眼差しで彼の顔を見上げる。
彼女の声に合わせて、反射的に彼は顔を向けた。下縁の無いハーフリムの眼鏡越しに、息のかかりそうな距離で視線がぶつかった。
疾うの昔に失くしてしまったはずの心臓が、脈打つ幻覚がした。かろうじて残っていた脳が、記憶の洞から呼び出したのか。
先ほど外で感じた匂いが、電子工学の粋を凝らした嗅覚受容器から、電気信号となって知覚される。
彼はそれが、生々しくも懐かしく思われた。生身の肉体を持っていないことを、忘れてしまうほどに。

薫の手が小波の頬に触れた。素人目には、人間のそれと見分けのつかない人工皮膚。
しかし血管が通っていないからか、血色が変わる事は無く、また体温も無い。触れた指先から、彼女の体温を奪っていく。
薫はそのまま、もう片方の手を彼の膝上に添えた。長椅子の人工皮革と、彼女の白衣が擦れる音がした。
かすかな機械の稼動音しかしない静かな研究室で、彼女はくちびるを重ねようとした。
がくん、と体勢が崩れるのを薫は感じた。長椅子の脚が小さく軋みを上げる。
一瞬の後、彼女の身体は、小波の腕に抱き止められていた。前歯に軽い痺れが残っていた。

「……かっこ悪いですね。初めてなせいか、失敗しちゃいましたよ」
「中腰なんて、そんな無理な体勢じゃ失敗するに決まってるだろ。血出てないか?」
「えぐい鉄の味がしますね。でも、これはキミの味ですよ」

薫は顔を赤くしてはにかむと、小波の肩に腕を回した。
彼女の上気した熱が、機械の体に広がっていく。
その熱が、彼の唯一生きていた脳まで伝わったような気がしたところで、薫は口を開いた。
96 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:20:30 ID:yO8VxLTf
「分かってましたけど……冷たいですね、キミの身体は」
「……寺岡さん」
「でも、この中には自分がいます。寺岡薫がここにいた証が、いくつも」

薫は小波の胸板に、いとおしげに頬ずりした。その皮一枚隔てた先には、彼女手製の生命維持装置が稼動している。
小波の意識は、ふわふわと下から浮かされていた。幾年振りの人肌の温もりが、ついていないはずの涙腺に沁みた。

「無理を承知で、小波さんにお願いがあります……自分を、抱いてもらえませんか」
「寺岡さん、それは」
「ええ、分かっていますよ。サイボーグに水気は厳禁。所謂性行為を行うための機能は、キミには搭載されていない」

そのこと自体は、小波が薫と出会って早々に分解されたときに分かっていたことだった。
唐沢博士の技術力を以てすれば搭載も可能だったかもしれないが、博士にはそれを搭載する理由が無かった。

「で、でもその、そこらへんはキミの方の経験で何とかならないかな、なんて」
「経験って、俺は一体どんな目で見られてたんだ?」
「いや、その、深い意味は無いですっ、少なくとも自分よりはマシかなーと」

小波は薫を抱えたまま立ち上がると、しどろもどろのままの彼女を長椅子に横たえた。
ばさりと広がった白衣。セーターの向こうの肌が汗ばんでいるのが分かる。そのまま彼は彼女に覆いかぶさった。

「その、残念ながら、この身体にここまで触れたのは寺岡さんだけなんだ」
「この身体に、というのが少し引っかかりますが……それなら、こういうのはどうですか?
 ほら、キミと出会った時、自分はキミの身体を分解して隅々まで調べちゃいましたよね。
 だから、今度は自分の番です、ほらどうぞ、隅々まで遠慮無く調べちゃってください、なんなら頭蓋骨とか開いて脳を見ても――」

小波は人差し指と中指を薫のくちびるに乗せた。荒い吐息が指の腹をくすぐる。

「もう一回、キスしていいかな。今度は焦らないで」
「よろしくお願いします……」


97 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:21:05 ID:yO8VxLTf

再びくちびるが交わされる。最初は浅く、次はくちびるを抉じ開けて口内へ舌を滑らせる。
一瞬走った金属特有の痺れさえ、逃さないように、もっと深く、絡み合わせていく。
頭がぼうとして、意識が昂ぶっていく。遠く離れた肉欲の残滓に、深く酔いしれていく。

「む、むぐぐっ、むむぅううっ」

長椅子を叩く掌の音で、小波は我に返った。薫は、すっかり息を切らしていた。

「……ごめん。結構長いことこの身体だったものだから、つい呼吸するのを忘れて」
「し、死ぬかと思いましたよ小波さんっ。それにあんなところまで……」
「隅々まで調べちゃって、というのはやめにする?」
「ちょっと驚いただけですよ。まだまだこれからです、あまり面白くない身体かもしれませんが、さぁ遠慮無く」

小波は黙って頷いた。柔らかいセーターを臍下からたくし上げると、薫の素肌が現れる。
彼女が息を呑んでも、彼はゆっくりとした手の動きを止めない。
白衣と同じくらい眩しい下着が、彼の前に晒された。白い肌を彼の陰が包んで、長椅子とのコントラストが淡くなっている。

「あ……う……その、変じゃないですか。ほら、自分は、あんまり普通の女性らしいわけじゃないですし」
「ううん。可愛いと思うよ。でも、見ただけじゃまだ分からないことがあるから、もっと詳しく調べようか」

フロントホックのブラに小波は手をかけた。経験が無さそうに見えて、こういうところの用意はいいらしい。
あの大学の門で待っていた時から、こうなることを考えていたのだろうか。
触れれば溶けてしまいそうな肌に、小波は指を這わせる。それでも薫の肌は、温みを持って指を押し返す。
やや控えめなふくらみまで手が伸びると、不意に彼女は肩口を強張らせた。

「もう少しゆっくりにしようか」
「いや、これは、あれです、た、単なる反射ですよあははっ」
「緊張してるなぁ」
「そんなことは……え、ええ、ありますよ、ありますとも」

これ以上ないくらいに薫は頬を紅潮させていた。人工皮膚を通しても分かる熱さと息遣い。
さらに手を伸ばして胸に指を埋めていく。心臓の鼓動が指先から伝わってくる。指先で感じ取って、彼は目前が眩む思いがした。

それだけではない。
類稀な才能。それを注ぎ込むための目標。自分の歩む道に対する自信。尊敬できる恩師。温かい肉体。
記憶が戻っていくにつれて、強く渇望するようになったもの。
かつては全て近くにあったのに、いつの間にかどこかへいってしまった。
98 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:21:39 ID:yO8VxLTf
「はぁっ、こ、小波さん、すこし、痛い、です」
「……ごめん。あの、また俺がやり過ぎたら、止めてくれないか」

今なら、欲情に突き動かされて止められないなんてことは、きっと無いから。
喉元まで出かけた言葉を、小波はかろうじて飲み込んだ。

「いーや、やりたい放題どうぞっ、ほら、高圧電流流したりとか、爆弾プレゼント渡したみたいに」
「そんなこともあったな。やりたい放題って自覚はあったんだ」

上気して髪の張り付いた上に、妙に必死な形相な薫を見て、小波は微笑を零した。
爪先でそっと稜線をなぞる。アンダーバストからもっと内奥に近いところまで揉み込む。
呼吸に合わせてわずかに震える頂を扱く。強弱、緩急の幅が広がっていく。彼女の吐息のトーンが変わっていく。

「声。我慢してない?」
「そんな、あの、恥ずかしいじゃ、ないですか……あうぅっ」
「俺は寺岡さんの、もっとそういうところが見たいな。今まであまり見せてくれなかったし」
「ひぅ、そんなことはないはずで……んんっ!」

不意に小波は、薫の耳朶を指で触った。胸に意識が向いていた中で、これは不意打ちだったようだ。

「寺岡さん、今日は最初から髪梳かしてきたよね。触ってもいいかな」
「うう、今までは寝癖がついていても何とも思わなかったのに。キミのせいですよ?」

薫の上半身を起こさせ、小波は膝立ちになって彼女を抱き締めた。
ずり落ちたセーターの裾の下から彼女の背中に手を回し、同時に耳元で囁く。

「もっと明るいところで調べたいんだけど、どうかな」
「いいですとも……ちょうど、キミの陰になってて暗いなって思ってたところなんで」


99 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:22:28 ID:yO8VxLTf


いつも使っている回転椅子の上に、薫は座っていた。小波は床に膝をついて、彼女と正対している。
皺になった白衣と着崩れたセーターが、部屋の蛍光灯に照らされてよく見える。ひどく倒錯的な光景であった。
研究室で淫らな行為に及んでいるこの状況に、薫も小波も陶然としていた。

「そ、そんなとこ舐めてもおいしくないですよ」
「失礼な。サイボーグだってちゃんと味は分かるんだ。しっかり調べておかないと」
「ううう……」

小波は薫の臍を堪能していた。敏感なところではないが、細身の彼女は、下腹部から内臓まで愛撫されている錯覚がしていた。
手は両膝の横に。その上から、彼が手を組んで重ねている。少しでも感じようものなら、すぐに分かってしまう。
たまらず彼女は指を強く絡ませる。彼女の膝まで彼は身体を密着させている。ほんのわずかな震えさえ、無防備に伝わってしまう。

「くすぐったいですって、そんな、ところばっかり」
「本当に、それだけかな」
「そんなの分かりませんよ……」

ついに小波は薫のロングパンツに手をかけた。
彼女は顔だけ渋って見せたが、彼が膝元から見上げてくると、わずかに回転椅子の座布団から腰を浮かせた。
ブラジャーよりやや曇った色合いの、白い下着が顕わになった。もっと手を引くと、薫の細い脚が蛍光灯の光を照り返してくる。
籠っていた匂いが、部屋の中に拡散していく。明らかにそれは女の匂いであった。

「あの〜寺岡さんこれは」
「あーっ、だから、だから恥ずかしいって言ったじゃないですかぁ!」

下着の曇った色合いは、彼女がつけた染みだった。
彼にとっても予想以上の事態だったらしく、まじまじとその場所を見つめてしまう。
サイボーグでなかったら、危うく唾を飲み込んでしまうところだった。意を決し手を伸ばそうとして、彼はあることに気付く。

「これは、紐の――」
「いいい言うのはやめてください、こんな下着なんて普段着ないんですから……」

普段薫がつけない香水、妙に準備の良い下着、そして薫の反応。
加藤先生に頼ったな、と小波は勝手に納得した。極亜久高校のときといい、あの先生にはつくづく世話になっている。
不慣れな睦事のために、羞恥を忍んで色々やってきた薫が、いじらしかった。
蝶々結びの一端を引っ張る。地味で清楚なはずの白い下着が、ひどく扇情的に見える。
荒い息遣いはひとり分。張り詰めた視線がふたり分。薫の秘所を隠していた最後の一枚が剥がされる。
生まれて初めて異性の目の前に、どうしようもなく火照った女陰を曝した。余韻に浸る間もなく、彼の指が侵食を始める。
反射的に薫が膝を閉じようとしても、既に両脚の間に彼の身体が割り込んでいた。彼女はまったくの無防備だった。
100 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:23:05 ID:yO8VxLTf

「もしかして、外を歩いているときから、こうされるのを想像していたんじゃないか」
「ふえ……どどどどうしてそんなことを」
「最初から、いつもと様子が違ってたし」

中途半端に脱がされたロングパンツが、膝頭と一緒にびくつく。単語にならない嬌声が、無機質で静謐な部屋に響く。
彼の指が、慎ましやかな花芯を撫でる。細く白い肢体がわずかに跳ねる。薫愛用の回転椅子が、長椅子より露骨な不平を漏らした。
背もたれにかかった彼女の長い髪が揺れる。彼が秘所に顔を近づける。
臍下から、腿からその気配を感じる。迫ってくる視線に灼かれていく。ついに彼は秘所にくちづけた。

「ひゃぅうっ、きゃぁあ……んんんっ」

押し殺しきれなくなった喘ぎが、研究室の白壁を叩く。零れ落ちた潤みが、長椅子の座布団を濡らした。
欠けてしまった物を取り戻すように、ひたすら小波は薫の熱を貪った。
昂ぶりが血を伝って、神経を駆け抜けて、薫の意識を追い詰めていく。
小波は最初のキスよりも容赦無く秘所を責め続けた。

「あうう、こ、小波さん、あ、あの、なんだかっ」
「もっとして欲しい?」

花芯を舌で舐りながら、秘裂に指を沿わせる。粘ついた水音が、耳から入って脳髄を犯す。
燎原と化した肢体の熱で、じくじくと炙られて溶かされていく。世界が閉じていって、彼の蠢きしか感じられなくなって。
目蓋の裏が眩しい。そのまま自分がどこかに抜け落ちてしまいそうで、彼女は手を強く握った。
すべすべとした彼女の腿が、彼の頬をしめつける。そんな柔らかい圧迫感が、彼には心地よく思えた。
彼女の尖った花芯を直接舌と歯列で嬲りながら、同時に襞に這わせた指で裏手から刺激する。

「きゃあっ、もうだめ、だめです、そんなに、いじっちゃっ……!」

回転椅子が、またきいきいと軋みをあげた。痙攣してバランスを崩しそうになる薫を、小波は腕や肘を使ってかろうじて支える。
彼女の愛液がしどけない二人の姿を濡らしていく。切れ切れの吐息が、ずれた眼鏡の曇りを上塗りしていた。
激しい口と指との応酬に、彼女は絶頂へと押し上げられていた。


101 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:23:46 ID:yO8VxLTf


服装をある程度整えた薫は、渋い顔で自分が愛用している回転椅子の座布団をつまんでいた。

「あーあ、こうやってはっきり痕跡が残されていると、自分の事ながら浅ましいですね。これも洗濯しないと」

座布団には、彼女が行為の間に滴らせていた愛液の滲みが広く残っていた。
下着や服の着替えは用意していても、こちらの換えは想定していなかったようだ。

「いやに静かじゃないですか。通常の動作に問題は無いと見えますが……まさか、どこかショートしてるんですか」
「少し、ぼーっとしてただけだよ。こういう形で、寺岡さんに触れるとは思ってなかったし」

小波は苦笑していた。さっきまで快楽に弄ばれていた姿態は、なまめかしくも蠢惑的であったが、
ほんの少しのやり取りだけで、彼女が紛れもなく寺岡薫であることを実感させられた。

「結局、もらってくれませんでしたね、自分のはじめて。どうしてでしょうか。
 他はともかく、ここのところだけはあのパーツが動作不良です。これはバージョンアップが必要です」
「寺岡さん……俺、人間に戻れないのかな」

薫はじっと小波の顔を観察した。何かしらの突込みが入ると予想していたのに、また予測を外してしまった。
行為の後の気だるさのせいで感傷的になったのか。あのパーツが一応稼動している以上、この程度でエネルギーが不足することは無いはずだった。

「自分にできるか、と言われたら、無理です。まぁ時間をかければ、何か閃く可能性は勿論あります。
 ですが、自分は……自分は、今年中に、カナダの研究所の方に行ってしまうんですね。
 その、サイボーグのパーツとか、勝手に作って売ってたのがバレそうになりまして。
 もうここには居られなくなってしまいました。だから、もし何か思いついても、キミに試すことは――」
「――お金ってもしかして、去年の俺の件かな」

小波は、薫がそんな小細工をするような性格ではないと分かっていた。
彼女が研究費をねだるときは、当然のような顔で請求してくるはずだった。
しかし、唐沢博士でさえ切り詰めて200万円はかかると言った生命維持装置を、彼女は開発費用も含めて合計140万円で作ったことになっている。
他にも研究資金を提供したことがあったとはいえ、明らかに計算があっていない。

「キミが気に病むことはないです。もともと自分は厄介者ですから。コネとお情けで、かろうじて置いてもらってたんです。
 ……ところで、自分の質問には答えてくれないんですか?」
「今まで、俺は寺岡さんとどこか遊びに行ったり、ご飯食べたり、話をしたり、人間らしいことも結構やってたよね。
 けれどああやって、寺岡さんに触れてると……どうしても、俺の身体は人間じゃないんだって、思ってしまうんだ。
 気持ちと身体がずれてて、他の誰かが寺岡さんを抱いてるみたいだった。それ以前に、キスもまともにできないし」

研究室に沈黙が降りた。蛍光灯の唸りさえ聞こえるほどだった。
薫はしばらく黙りこくっていた。小波がさっきの言葉を後悔し始めた頃、彼女は口を開いた。

「あの、それじゃあ、自分が、小波さんを人間の身体に戻せたら、その時は今日の続きをしてくれますか?
 それなら、あっちでも頑張れそうな気がしてきますから」
「そうだね。何か必要なものがあったら、言ってくれ。俺も頑張って手に入れてくるから」
「期待、しちゃいますよ。そりゃあもういろんな意味で」

薫はそわそわしながらも、はっきりと言い切った。
彼女の研究に小波が投資する。いつものことだった。研究対象が、サイボーグから生体組織に代わっただけ。

「ところで、最初に言ってたおまけって何?」
「ああ。それはですね、追加のパーツがあるんです。何ですかその目は。え? 今度は普通の野球用パーツですよ!」

102 ◆Freege5emM :2010/10/14(木) 03:25:57 ID:yO8VxLTf



世間は慌しい12月になっていた。
乾燥した、抜けるような冬晴れの空。普段あまり外出しない生活だったからか、太陽の光がじわりと熱い。
国際線の乗り入れる空港は、いつでも独特の雰囲気がある。小さなスーツケース一つを引いて、薫は明るいフロアを歩いていた。

今頃、彼は遠くの島で戦っている。彼女の作ったパーツは、問題無く稼動しているだろうか?
残念ながら、その野球大会は限られた人間しか観戦できないものらしい。
一度くらいは、彼が野球をするところを見ておきかった。もっと触れ合いたかった。今更詮無い事であっても、彼女はそう呟かずにはいられなかった。。

「……何が『隅々まで遠慮無く』だったんですかね。結局あなたには、一番大事なことを言えませんでした。
 あなたは、黙っていたことを知ったら怒るでしょうね。師匠にも呆れられるだろうなぁ。
 まぁ、ちょっとやらなきゃいけないことが増えただけです」

空港のガラス越しに、また一機ジェットが空へ飛び立っていくのが見えた。
もう少しで、薫が搭乗する便が滑走路にやってくる予定だった。

「あきらめたりしませんよ。この寺岡薫、小波さんの依頼に応えられなかったことはありませんから」

(終わり)

張っ付けた直後に誤植に気付きましたOTL
>>100
× 押し殺しきれなくなった喘ぎが、研究室の白壁を叩く。零れ落ちた潤みが、長椅子の座布団を濡らした。
○ 押し殺しきれなくなった喘ぎが、研究室の白壁を叩く。零れ落ちた潤みが、回転椅子の座布団を濡らした。


アキミの一番槍とられっちまったなぁ……まあいいや。

>(顔を赤らめて)こ、これ、持っていて下さい! 一年後にバージョンアップしますから。
>『絶倫』を手に入れた!

シリアスな場面なのに、この流れで笑ってしまったプレイヤー、俺以外にもいると信じている。
……もしかして、いない?
103名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 04:57:14 ID:WDRi538K
>>94 こんな時間だから誰もいないと思って来たら……乙です
104名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 14:57:42 ID:HCOktVRB
正直裏にはさらだけ出ればいいや
他はイラネ
105名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 15:04:27 ID:lR+SQ7Wi
乙乙!
改変でも十分に良かったぞ!
106名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 19:44:49 ID:sD+LxPUa
>>94 乙です。
絶倫は意識してイベントを入れられてる気がする。
五十鈴然り、冬子然り。
>アキミの一番槍 
自分の未熟な作品で申し訳ない。
107うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
108名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 01:12:32 ID:c0CD8YEJ
GJ

正直寺岡さんあまり興味なかったけどこれからは見方が変わるかも
109名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 05:52:09 ID:wbM3y8K2
素晴らしい。まったくもってGJ
110名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 21:38:08 ID:NVq+vAg4
超乙
寺岡さんの健気さが伝わった
111名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 21:45:24 ID:dqL2aKcO
今回裏には春香来たか…
112名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 21:50:39 ID:TU+Sixhs
しあんも来てほしいなぁ
113名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 23:01:21 ID:nSUAFBCp
>>112
オイオイ…前回も前々回も超が付くほどのおいしいポジで出たじゃないか。まだ物足りないのか?
今回はたぶんカズや朱里の出番だな
114名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 23:03:47 ID:nbD86IjU
しあーんは自分も大好きだけど裏3回連続は多くないかw
いや慢性的な悪役不足なのはわかるけど・・・

裏といえば12のソネ:ミュラーさんがかっこよくてすごくびっくりしたな
なんというかあの3人からは「意地」というものをすごく感じた
115名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 00:44:51 ID:5H29QPQM
11からは華音あたりきそうかな?
一番女海賊っぽい気がする
116名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 00:48:32 ID:XYks0+7u
リコも来るな、たぶん
117名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 00:57:55 ID:DmhOg56B
10月って18日がなおとさら、25日が天本さん、29日が維織さんの誕生日だっけ?
118ハイパープラゴミ:2010/10/16(土) 01:06:05 ID:w9xBJZvi
裏にはさらだけ出ればいい
春香みたいな古い作品のキャラは不要
119名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 01:12:49 ID:FoMaH4dd
海賊ならリコかねえ?奇数だし。
幽霊船で葉月さんとか。
120名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 01:25:21 ID:TdH0z9F7
五十鈴は無理かなぁ…
121名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 01:52:30 ID:ZZ3vCoDJ
タマちゃん…
122名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 02:26:33 ID:x8WfacWJ
ようこ先生…
123名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 08:23:50 ID:6kk4eIGQ
リンをパーティに入れたい・・・
124名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 08:32:20 ID:2fO3dn5O
頼むからそろそろまゆみをだな・・・

そういやどっかで聞いたが羽柴君出るんだって?
125名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 09:00:49 ID:RSC3qNQV
アカネは・・・春香と微妙にキャラ被ってるから厳しいか
126名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 10:12:34 ID:3YGR61wQ
エリに出てほしい…性格は5のエリで
9や11のエリはちょっと……
127ハイパープラゴミ:2010/10/16(土) 11:32:24 ID:HJRFoL96
さらだけでよくね?
128名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 11:56:01 ID:WKEsVRk1
そういやエリは9、11ときたら13に出てもおかしくない・・・のか?
これ以上若くなるとこのスレ的には無理があるかもしれないがw
5に近い性格ってならある程度年食ってないと駄目だろうな。俺は別に9や11みたいなのでも良いけど
129名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 12:05:58 ID:RSC3qNQV
エリは少し病んでて主人公に尽くす感じが良かったのにな
中学生じゃ仕方なかったかもしれんが
130ハイパープラゴミ:2010/10/16(土) 12:17:27 ID:HJRFoL96
さらのみが必要
他は不要
131うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
132名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:01:02 ID:/zGN4BEJ
裏に出るのが確定なのは
武美、春香、あとレンっぽいのもいたな
今年は贔屓のチームが優勝したし、武美は出るし、買わないわけにはいかんな
133名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:13:33 ID:edQTk5td
な、なんか投下しづらい雰囲気なんだけど、投下してもかまいませんねッ!
134名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:16:07 ID:zcltJq9d
>>133
頼んだ
雑談は気にせずぶった斬ってくれ
135名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:20:07 ID:edQTk5td
よ、よし、それじゃあ投下させていただきます。
処女作なので稚拙なところがありますけど、そこはなんとか広い目で……



デウエスとの戦いの後、開田くんが戻ってきてパカは部屋を追い出された。
その代わり、ミーナさんと共に行動するようになった。
ミーナさん達の活動については既に知っているだろうから割愛するが、
その活動のために俺達は、しばらく顔を合わせないでいる。
そんな中、ミーナさんが気を使ってくれたのか、俺は久しぶりにパカとデートをすることになった。
「お二人とも、青春真っ只中なんだからデートの一つでもしてきたらどうですか?」とはミーナさんの言。
ミーナさんの活動に影響が出るんじゃなかろうかとは思ったが、あの何か微笑ましいものを見ているような
眼差しで見られたら、何も言い返せなくなってしまう。
俺の提案で、デートの場所は二人で行ったあの遊園地になった。

そういうわけで、俺はパカと遊園地にいる。前にも来たことがある場所だから、
文句の一つや二つは覚悟していたが、前にも増して楽しんでいるように見えた。
王子のコスプレは相変わらず。遊園地だからなのか違和感はないが、
今日くらいは普通の服を着て欲しかった。
もっとも、そんなことを言ったら叱られそうだが。

アトラクションには殆ど乗り終わり、俺達は売店の近く椅子に腰掛けていた。
開園からぶっ通しで遊んでいたから休む暇が無かったのだ。
もう午後を2時間程過ぎたというのに、昼食をとっていないせいで腹が減って仕方ない。
値段が高い割に食欲が損なわれるようなハンバーガー? を昼食にすることにした。
しかし、このハンバーガー? はこの遊園地の名物の一つでもあったりするのだ。
「……ずいぶん変な色だな。チェーン店のもののほうがよっぽど……」
「そういうことを言うもんじゃない。それに案外旨いんだぜ、これ。なんとも言いがたい味がするけど」
「う、うむ……しかし、この原色ばかりというのは些か食欲が失せるような……」
「いいから黙って食え」
俺はパカに食べるよう催促した。パカも覚悟を決めたのか、一気にかぶりついた。そして咀嚼。
「むむむ……これは……確かになんとも言いがたい味じゃな。しかし、旨いといえば旨い」
やっと旨さを分かってくれたようだ。俺達はしばらく無言でこのハンバーガー? を食べていた。
「病みつきになるようでならないような……だがなんだかんだで旨かったのは事実だ」
「気に入ったようでよかったよ」
案外早く食べ終わり、まだまだイケると思うが、パカはそうでもなさそうだ。
目は口ほどになんとやら、さっさと済ませろと言っているような気がする。
「……アトラクションはもう殆ど乗っただろ。あとは何をするんだよ」
「お前の頭蓋骨には何が詰まっておるのじゃ。赤味噌でも詰まっておるのか?」
「酷い言われようだな、オイ」
「いや、もしかしたら白味噌かも知れんぞ。それとも合せ味噌……」
「もう味噌の話はいいよ!」
「ほっほ、これくらいのジョークは受け入れる寛容さがないといかんぞ」
「いや、ジョーク以前の問題だから」
「さて、米みそが詰まっているお主の話は置いておくとしてじゃ」
だから、いつまで味噌ネタを引っ張るつもりだ。なんて言ったら負けな気がする。
「気づかなかったか? まだ乗っていないアトラクションがあるじゃろ」
「流石に気づいてるよ。殆どとは言ったけど、全部とは言ってない」
「そんなで言い回しで誤魔化すでない。面倒な奴め」
「面倒なのはどっちだよ。素直に観覧車に乗りたいって言えばいいじゃないか」
「それではつまらないではないか」
「……つまり、俺から誘えと」
パカは無言で睨んでいる。そういう事なのだろう。本当に面倒な奴だ。
「わかったよ。パカ、観覧車に乗ろう」
おれはパカの手を引いて観覧車まで連れていった。
136名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:21:46 ID:edQTk5td
観覧車前に到着したとき、客は全くいなかった。
今の時間帯は他のアトラクションに行っている客が多いのだろう。
ヒーローショーとかの時間帯とも被っているから観覧車には必然的に人が少なくなんだろう。
それでもちらほらといるにはいるが、それでも混んでいるようには到底見えない。
観覧車の中に乗り込み、俺とパカは対角線上に位置するように座った。
「まったく……お前は乙女心というものを全くわかっておらん」
「はいはい、すみませんでした」
「まあよい。ところで、お主の話をなんでもいい、聞かせてはくれぬか」
それから俺達は様々なことを話した。俺がコーチをやっている野球部が秋季大会で準決勝まで進んだこと。
野球部にいる個性的なチームメイトの話。
それから、パカがミーナさんたちとしている活動について、たくさんのことを聞いた。
話は長く持ったと思っていたが、観覧車はまだ三分の一も行っていなかったみたいだ。
さすがに、これは観覧車が遅いのではないだろうかと思う。
話の種は尽きた。何を話したものか。微妙な空気のまま終わるのは……流石に嫌だ
「あー、えっと、その……ミーナさんに感謝しなきゃな」
「む……あ、まぁ、そうじゃな」
パカもなんとなくこの微妙な雰囲気を感じ取っているのか、どこがぎこちない。
「やっぱ、その、こういう機会は滅多に無いからさ、あはは……」
「…………」
駄目だ、やっぱり会話が続かない。どうしようも無いと思ったが、そんな考えは5秒で吹き飛ばす。
ああ駄目だ、やっぱ辛気臭いのは駄目だな。
俺はパカをぎゅっと抱きしめた。服の上からでも、肌の柔らかさが伝わってくる。
「な、いきなり何をするのじゃ!」
突然抱きしめられたからだろう、パカは動揺している。
「ずっと寂しかったんだ。長いこと会えなくて、それで、お前とこうして居られるのが嬉しくてたまらないんだ」
「小波……」
「やっぱりさ、俺、パカが好きなんだよ。声も、髪も、瞳も、性格も、何もかも全部好きなんだよ。
その生意気な態度も、背が小さいくせに高慢ちきなところとか、そういう悪いとこも含めて全部、な」
気がつけば、俺はパカを押し倒すような姿勢になっていた。
「う……ま、待ってくれ。まだ、心の準備が……」
「パカは、俺のことは嫌いか?」
「嫌いなわけがないだろう! そういうことじゃなくて、こんな場所で……」
「こんな場所でって……あ」
どうやら、いつの間にか俺の下半身にいるジョニーが臨戦態勢に入っていたらしい。
こんな急接近していて、肌の柔らかさを感じ、女の子特有のいい匂いを嗅いでいたのだ。
それなのに、ジョニーが興奮しないわけがない。正直、俺も半ば興奮している。
たぶん、パカにもこいつの感触が伝わったのだろう。
「いったい、ナニを想像してたんだ? お前」
「……そんなことを、女子の口から言わせるな」
俺は顔をニヤつかせ、目の前で顔を紅潮させているパカを見て、さらに顔をニヤつかせた。
「悪いな、そういうことを敢えてお前の口から言わせたいんだよ」
「……お前という奴は、どこまでも意地悪だな」
「ああ、意地悪さ。意地悪な奴だよ。それでだ……その、して、欲しいのか?」
頬の筋肉がつりそうなくらい顔がニヤついているのがわかる。
「勝手にしろ!」
パカは顔を赤らめたままそっぽを向いた。
137名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:24:04 ID:edQTk5td
もうすぐ頂上に来る。なら、やはり"あれ"だろう。
「ん……」
まずは、軽い口付けを交わした。
「これは、前来た時のお返しな」
「いちいちそういうことを……んっ、んぐっ!」
二回目は、舌をねじ込んでやった。
「ん……んちゅっ、くちゅっ、んむ、んっ……ぷはっ、んんっ!」
舌と唾液同士が絡まり合って、粘り気のある音が耳に入ってくる。
二度、三度と繰り返す間に、服の下から手を入れた。
いったいどこから入れるものか困ったが、案外簡単に服の中に入った。
服の下から、女性の象徴でもある二つの膨らみの片方を掴んだ。
柔らかい。
それが、初めて触ったこの膨らみに対する感想かもしれない。
パカは着痩せするタイプだから、見た目によらずスタイルは良い。
というより、体型が年相応であると言う方が正しい。同い年の女性よりは身長が低いだけだ。
「んむ……ちゅっ……ぷはっ……パカって、でてるところはちゃんと出てるんだよな。ちゃんとした女性の体で……」
「そ、そういうことを言うなぁ……恥ずかしいではないか……ひゃうっ!」
膨らみの先にある小さなものを軽く刺激しただけなのだが、かなり感じているみたいだ。
だが、このままではもう片方の手が手持ち無沙汰でちょっぴり寂しい。
服を一気にまくり上げて、空いてる方の膨らみの先を、口で刺激した。
もう片方の手は、下半身へと移動させた。
パカの膨らみの先にあるそれは、既に硬くなっていた。
「パカ……もう、こんなに硬くなってるよ」
「あ、はぁっ…… こ……小波ぃ……そういうことを……ふああっ……」
強がっている割には、ずいぶんと体は正直らしい。
同時に、もう片方の手を下へと移動させ、タイツの上からパカの秘所を擦った。
タイツの下は何も履いていないのは感触でわかる。
「小波っ! そ、そこは……んんっ!」
少し擦っただけで、パカのここがずいぶん濡れているということを理解した。
俺はパカの秘所に指を入れ、内部を強くかき回した。
陰核も軽く転がすように刺激した。
「ああああああああああっ! こ、小波っ! 小波ぃっ!」
パカは絶頂寸前になっているのだろう。
ただ、このまま昇天させるのは癪に障るので、ちょっといじめてやろうと思う。
そこで俺は、パカの二つのふくらみと、秘所への刺激を止めた。
「はあ、はあ、こ、小波……?」
「お前だけ先にイくというのは、ちょっと気に入らなくてね。それと、俺のジョニーも、ずっと戦闘態勢に入ってるからさ」
俺はベルトを外し、ジッパーを下げ、膨張しているジョニーを見せつけた。
「こ、こんなものを、入れるというのか?」
「……もしかして、初めてなのか?」
「あ、当たり前だ! 婚前交渉など、私は……」
「婚前交渉がダメなら、ここでやめようか?」
「……お前は、本当に意地悪だな」
「不完全燃焼のまま終わるのは嫌だろ? それに、俺も我慢出来ないし」
「くっ……こ、今回だけだからな! 特別だからな!」
俺は、うん、とだけ返した。
138名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:26:01 ID:edQTk5td
タイツを片方だけ脱がせたのは、完全に俺の趣味だ。全部脱がせるよりは、半脱ぎの方がいい。
俺はこいつをパカの秘所へと照準を合わせた。
「じゃあ、入れるぞ……」
「ええい! か、覚悟はできておる! 煮るなり焼くなり――っ!!」
パカの中へ入っていく。さっきの愛撫では不十分だったのか、スムーズには入らない。
中でぎゅうぎゅうと絞めつけられているのがわかる。
「――――っ! あ、は、ああああああああああああああっ! あ、あ、こ、小波ぃっ!」
「はぁっ、が、我慢して……くれ……」
「あ、ふ、ううっ、だ、大丈夫だ、こんなもの……んんんっ!」
声にこそ出さないが、相当痛いに違いない。初めてだから、血も出ている。
きっと、パカは苦痛を耐えようと必死になっているんだろう。
だけど、決して「痛い」とは言わない。恐らく、俺がためらうことの無いように。
罪悪感を感じながらも、同時に快感の波が少しづつ押し寄せていた。
「パ、パカ……っ! 全部、入ったよ……! きつ、い、けど、すごく、気持ち、いい…………」
「はあっ、ああっ、こ、小波っ……小波のが、中で、大きく……」
それから、俺はパカの中を無我夢中にかき回した。理性も、何もかも吹き飛ばして。
「はぁっ、あ、パ、パカぁっ、好きだっ、パカぁっ!」
「はあああああんっ! こ、小波、私も、は、ああんっ!」
俺達はただ、お互いに名前を呼び合うしかできなかった。
「パ、パカっ、俺、もう、そろそろ……っ!」
「小波っ! わ、私も、ひあっ! もう、限界……」
「パカ、だ、出すよっ!」
「こ、小波いいっ!、あああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
俺達は同時に果てた。俺は、欲望の塊たる白濁液を、一方的にパカの中へ注ぎ込んだ。
ここ最近、仕事が忙しくずっと自慰もして無かったものだから、かなり溜まっていたのかもしれない。
すべて注ぎ終わって、俺はパカの中に挿し込んでいたものを抜いた。
そして、茫然自失となっているパカに再び"あれ"をした。

「う、う〜〜馬鹿者っ! よりにもよって観覧車の中でっ!」
観覧車から降りて、パカが完全に正気に戻ったとき、俺は両頬にビンタを食らった。
あと一、二分で元の場所に戻ろうというところで、慌てて服を直していたのは微笑ましいものがあった。
とはいえ、ギリギリ間に合ったから良かったものの、間に合わなかったらどうなっていたことか。
「うう、お前のせいでまだ痛みが……」
「えっと、その、本当にごめん」
俺は、謝ることしかできなかった。ジョニーがどうこう言っても、結局は俺の意志でやったのだから言い訳をしていいはずがない。
「小波、余は帰るのじゃ。もう疲れた」
「……了解」
正直、俺もかなり疲れている。だが、パカはそれ以上に疲れている。まあ、俺のせいなのだけれど。
俺はパカの手をとった。が、パカは動かない。
「? 帰るんじゃないのか?」
「疲れたと言ったろう! だから、その、歩けなくてだな」
そういう事か、横着な奴め。いや、原因は俺にあるんだけど。俺はパカを背負うことにした。
「よしよし、それでいいのじゃ」
「ちゃんと捕まってろよ」
パカは俺の首に腕を巻きつけて、足を腰に回した。かなり密着しているものだから……
「? どうした」
「いや、その……何でもない」
139名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:30:34 ID:edQTk5td
とりあえず、俺はアパートへと連れていった。開田くんは就職先を求めていろんな場所を
点々と移動しているので、今日は帰ってこないらしい。
「どうしよっか」
「どうするもこうするも、何もすることが無いではないか」
「……第二ラウンド、いっちゃいますか?」
「それは断る。……まだ、痛みが少し残っておるからな」
観覧車の中でのことを思い出す。思い出すだけで恥ずかしくなる。
「いや、あの、悪いとは思ってるよ? ちょっと、やりすぎたって言うか」
「悪いと思っているのなら、まあ、良いのじゃ。それより、あの、あ、"あれ"をだな」
俺はパカの顔を見て、ふふっと笑った。
「わかったよ。それなら、いくらでも」
そう言うと、俺はパカに口づけをした。今度は、最初から舌を入れて。
「んっ……くちゅ……んんっ、んむ……ん……はあっ、んぐっ……」
どれくらいしたただろう。五、六回はしたと思う。
「ちゅ……んにゅ……んくっ……はぁ、はぁ、むちゅ……ぬちゅ……」
やばい。やばい。とにかくやばい。またしても俺のジョニーが臨戦態勢に入り始めている
我慢できなくなった俺は、自然にパカの下半身へ手を伸ばしていた。
「こ、小波っ! それは駄目っ!」
その一言で、ようやく俺は正気に戻った。
「あ、ご、ごめん!」
「そ、それは駄目だと言ったではないか……」
「あの、その、すごく、気持ちよくて……つい」
「うう……に、二回目からは、契りを結ぶまでお預けじゃ!」
「ああ、うん、そういうことにしよう」
「で、でも、"あれ"なら好きなだけ……」
「うん。でも、今日はこれで最後にしよう。またいつか、再び会ったとき、な」
俺は、今日最後の"あれ"をした。
140名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:32:29 ID:edQTk5td
以上で終わりです

ハンバーガーの下りはいらないんじゃね、とか、最後蛇足じゃね、とか
自分でもそんなことを思ったのですが、とりあえず本当に終わりです
観覧車の中でやるという電波を受信した時点でどうかしてるんじゃないかと……
141名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:53:21 ID:zcltJq9d
パカかわいいよGJ

観覧車プレイなら俺も受信したことあるから安心しとけ
142名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 23:34:01 ID:2fO3dn5O
>>140
GJ!
蛇足なんてとんでもない、よかったよ
ピンとアイデアを思いつけるのは羨ましいな

しかし最近は作品投下が多くていいね
143名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 23:45:37 ID:NE0QNnoy
13も出るし人増えるといいなぁ
144名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 01:07:17 ID:SmAe4D/7
乙!

観覧車プレイは新作でポケモンもやってたし流行ってるのかな・・・・普通の観覧車は一周15分くらいだっけ?
145名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 01:16:31 ID:5PJR9cjM
>>144
こらこら、あの場面はちょっと暗転しただけだぞ(棒読み)

13の裏の題名「海洋冒険編」

う・・・海・・・だと・・・?
146名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 01:28:34 ID:aeAGmwRP
船上プレイですねわかります
147名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 08:18:09 ID:JgNW0Q8i
む〜ん!すばらしい!
キミももっと劣情ゆえの電波に身を任せてもいいと思うのだよ!!
148名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 13:42:03 ID:3US0yHnc
>>147
アニキとスペースコックローチの合体とか勝てる気がしないんですけど…
149名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 14:00:15 ID:iBkSAQlh
>>148
ハルツグ兄妹に捕まえるよう頼めば・・・いや、捕まえるよう前に兄が喰われるか
150名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 14:19:56 ID:w9YsV/CG
まさか裏で鬼鮫出ないだろうな
カントリー君も出るらしいし心配だ・・・
151名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 15:25:04 ID:1WG6PXqI
海洋冒険編か
海賊役でリコとか出るかもねえ
152うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
153名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 22:44:06 ID:zZG9sTN+
>>149 ハルツグ見てる時うっとりしてたからなヒラヤマには反応ないけど
154名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 05:31:20 ID:5pvKhMcw
ナオは可愛らしいなあ とか考えてたら
いつのまにかこのスレを発見していた
何を言っているのか分からねーと(r

まあ1&10を友人から借りたそれぞれ数日で
テキトーにやった事しかないんですけども。
初見、決勝で負けてあすかBADで心臓がキュッてなったっけ…
すぐさまやり直して全国制覇したのもいい思い出
155名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 06:51:22 ID:+Mp4p0GQ
そういや今日は奈桜と桜空の誕生日だな
156名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 14:08:19 ID:5fXFqrzL
>>155
ほう・・・・
157名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 18:05:03 ID:F+rjua+P
すごいの発見したぞ!
http://www.qrbeen.com/fujiwara.html
158名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 19:26:35 ID:lhz392aq
ブルーベリーのパウンドケーキ焼いたんだけど奈桜と桜空はいつになったらうちに来るの?
159名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 20:22:09 ID:UUX5rS6W
親父さんのいる病室にそろって居るからいくら待っても無駄だよ
160うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
161名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 23:20:54 ID:Z/R/1i63
>>155
そんな設定あったのか
162名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 23:32:59 ID:+Mp4p0GQ
>>161
うん、公式設定
確か、桜空攻略してる時の2年目の10月1週に10主の机に手紙が入ってて(たぶん奈桜の仕業)
その手紙に桜空の誕生日が書いてある
10やってる人はまあ知ってると思う
163名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 23:42:43 ID:dFmSvORY
10主ハーレムの作者じゃないですが10主ハーレムSSを投下していいですかね?
164名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 23:43:38 ID:d8BzlWFQ
男は度胸
何でもやってみるものさ
165名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 23:57:33 ID:142E8xOd
桜空の誕生日祝いに初めて書いた小説です。駄文ですが読んで頂けたら
幸いです。

俺は小波。親切高校の主将としてこの夏の甲子園で見事優勝を果たした。

荷田君を始めとした仲間達のおかげでもあったが・・一番大きかったのは最愛
の彼女、さらだと思う。

彼女は「小波君のおかげでお姉ちゃんと仲直り出来ましたし、それにもう一度
人を信じようという気持ちになれました。小波君、ありがとうございます。」
と言ってくれたが俺は優しい彼女の笑顔に救われたんだと思う。

彼女は頼りない俺を信じてくれた。それが何よりも嬉しい。

今は野球部を引退して二人で過ごす時間が増えた。

学校の勉強は正直好きになれないが昼休みに彼女と屋上で話したり彼女に膝枕
してもらって少し眠ったりするのが俺にとって一番の楽しみだ。

そんな風に彼女と過ごして10月になったある日、同室の荷田君が雑誌の懸賞で
当てたい物を間違えてしまったらしく遊園地の1日フリーパスペアチケットが
送られてきたそうだ。

それの処理に困っていて俺の元に来たという訳だ。湯田君は「オイラが持って
てもしょうがないでやんすから小波君にあげるでやんす!友達とか連れてって
あげるでやんす!感謝するでやんす!」とか言っていた。

彼はいい奴なんだか悪い奴なんだかわからない。

少なくとも彼と3年間同室でバッテリーを組んでいたから彼が決して悪い奴で
はないのはわかっているが。

そしてそのチケットは10月20日まで使えてしかも今年の10月18日・・
最愛の彼女の誕生日は日曜日だった。だからその日に行こうと思った。

先週彼女にその事を提案してみても笑顔で喜んでいただけで自分の誕生日であ
る事に気づいてないみたいだった。

最近ナオの方の成績がやばいらしく、彼女と同じクラスの三橋妙子とかいう女
の子と一緒に勉強を見てあげてるみたいで忙しそうだったからかもしれないが


166名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 23:58:04 ID:142E8xOd
そして当日。学校に外出届を出して今遊園地にいる。午前中さらと一緒にジェ
ットコースターに乗ったりおばけ屋敷に入ったりして楽しんだ。

一通りアトラクションを回って楽しんだ後、園内にあるカフェテリアみたいな
所で昼食を取っている。

「おばけ屋敷に入った時のさらの怖がりようは見ててからかいがいがあったな
あ・・ずっと俺の腕にくっついてすごい悲鳴だったもんな。」
(涙目で可愛かったけど。)

「小波君だってジェットコースター降りた時震えてたじゃないですか。グラウ
ンドの時の自信満々な小波君を知ってる人が見たら驚きますよ?」

「さら。そんな事言わないでくれ・・ホント怖かったんだから。」

「くすくす・・わかってますよ。誰にも言いませんよ。」

こんな感じでたわいも無い会話をして昼食を楽しんだ。

その後もプリクラを取ったりクレーンゲームでぬいぐるみを取ってあげたり。

今まで野球ばかりで出来なかった「普通の高校生活」を楽しんだ。
167名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:03:16 ID:142E8xOd
そして5時近くになった・・

「確か学校方面に行くバスの時間って7時くらいが最後だからそろそろ出よう
か。」

「待って下さい、小波君。最後に乗りたい物があるんです。」

「え、いいけど・・何?」

そして彼女が自分の手を引いて向かった先は・・観覧車乗り場。

「観覧車か・・そういえば乗ってなかったね。乗ろうか?」

「わぁ・・夕焼けが綺麗・・」


「この時間が一番綺麗に見える時間なんだよ。」


少し風が強いけど、どうにか観覧車は動いていた。

この時間帯はカップルの利用者が多く、また少し風が強いため乗れないかと
思っていたがどうにか乗れた。

2人は向き合わせに座り、目があうと顔を赤くして背けたりしていた。



(やっぱりさらって可愛いな・・そしてこんな可愛い彼女が出来た俺って幸せ
者だなあ・・)

(小波君が私の彼氏さんで良かった・・安心する。)


「・・子供みたいな夢ですけど」


さらは窓の外の夕日を見ながら呟いた。彼女の顔は夕日で赤く染まっていた。

・・いや、彼女の事だ。本当に赤かったのかもしれない。

「私、大好きな人と遊園地に行って…最後に観覧車に乗るのが、小さい時から
の夢だったんです。お姉ちゃんから「さらってロマンチストだね♪」って笑わ
れましたけど。」

「ううん。笑わないよ。」

小波の言葉にさらは驚きを隠せない。



「笑われるかと思いましたけど・・」


「笑わないよ。だって、俺も子供っぽい夢持ってたんだから。」


「小波君の夢って何だったんですか?」
168名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:06:16 ID:ywIEvIWI
「好きな女の子と手をつないだり抱きしめてあげる事・・今好きな子が出来て
 夢が叶ったから俺、嬉しいんだ。」

「くすくす・・小波君も子供っぽい夢持ってたんですね。」

「おいおい、笑うなよ。女の子に言うの恥ずかしいんだから。」

小波は肩をすくめて言った。

さらは何だかおかしくなって笑い出してしまった。

そんな彼女を見て、小波までおかしくなり笑いだしてしまう。
「じゃ、お互い夢が叶ったわけだね?」


「えぇ。…きゃっ!」


いきなり突風が観覧車を襲い、さらは小波の方に倒れてきた。

間一髪で小波はさらの身体を支え、抱きしめる。


「さら、大丈夫か?」


「はい、大丈夫です」


「よかった。…それにしても、かなり風強かったな。突風かな?」


「えぇ…。……あれ?」


さらは小波から離れ、窓の外を見つめる。そんな彼女の不思議な行動に、
小波は怪訝そうな感じで彼女を見つめる。

「どうしたんだ?さら。」


「・・動いて無いんです。」


「え?」


小波も急いで外を見る。すると、観覧車の周りの景色が変わらない。
169名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:09:45 ID:ywIEvIWI
いくらゆっくりでも動いているのは感じることができたり、見ることだって
できるはず。

なのに、動いていない。

「さっきの突風か…」

「観覧車のご利用の皆様。只今の強風のため、観覧車を動かしている電気を
配給するシステムに何らかのトラブルが発生しました。只今復旧作業に全力を
上げています。今しばらくおまちください」

繰り返し放送が入る。

小波とさらは顔を見合わせ、小さく溜息をつく。

観覧車が止まって10分。

会話のネタも少々つきかけていた。


付き合い始めた2人が、互いを意識しないわけないのだ。

先程から、小さな溜息がつきない。


すると、2人の頭上から何やら若い男女の大きな喘ぎ声が聞こえて来た。


2人は顔を真っ赤にして耳を塞ぐ。


(こ、こんな所で恥じらいもなくするなんて…////ある意味すごいですけど、
やめてくださいっ!////)


(人が我慢してるっていうのに…。どうしてそう、駆り立てるようなことする
んだよ!////)


2人はあまりの恥ずかしさから顔を見ることも出来ない。

「・・俺達も、してみる?」


小波は顔を真っ赤にしながら、さらに告げた。

彼女は驚いた顔で、小波を見つめる。

小波は恥ずかしさのあまりさらの顔を直視することが出来ず、顔を背けたまま
言う。

「やっぱり嫌だよな・・」

「いい・・ですよ?////」

「えっ・・」
170名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:11:51 ID:ywIEvIWI
さらのその言葉に驚いた小波は、急いでさらの顔を見る。

さらの顔は耳まで赤くて、軽く俯き、視線だけずらしていた。

そんな彼女の仕草に小波はドキドキしていた。


「本当にいいのか・・?////」


「…私は、小波君の事が大好きですから……構いません////」

「ありがとう、さら。じゃあ抱きしめていいかい?」

「ええ、来てください・・小波君。優しくしてくださいね。」


小波はそっとさらを抱きしめ、優しく唇をあて、深いキスをした。

舌と舌を絡めあい、より強く抱きしめあった


「ん・・////っんん、ん・・。ふぁ、ん・・////」

「さらの唇、甘いね・・」

小波は何度も何度も角度を変え、まるで彼女を食べるかのように口づけを交わ
していく。

「何でそっち向くの?…さらの可愛い顔見せてよ」


小波は片手でさらの顎を掴み、自分の方へと持ってくる。

そして唇を再び重ねる。


「ん・・ふっ////んんっ!?」


小波はキスをしながらさらの服を少しずつ脱がしていく。

服をはだけさせると、露わになるさらの雪のように白い肌。

「やっぱりさらって綺麗だね・・」

そしてやわらかく、小ぶりだが綺麗な胸が露わになる。

小波はキスをし続けたまま、彼女の胸を愛撫し始める。
171名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:15:00 ID:ywIEvIWI
揉み方にも強弱をつけて。わし掴むように強くしたかと思えば割れ物を触るよ
うに優しく。

どちらの愛撫も、今のさらにとっては快感以外の何物でもなく、声の出ない口
から苦しみ混じりの喘ぎ声が聞こえる。

「んん・・・やぁ・・//」


小波は唇を離し、すぐさま胸の突起をくわえる。


「あぁんっ!////・・あ、ゃ////」


小波は両手で愛撫しながら突起を舌で愛撫する。

愛撫すればするほど、さらの突起はつんと立ってくる。


「ふぁっ!////ぁ、あぁっ!////ぁあんっ!小波君・・」

「感度良好。可愛い・・」


小波は口を突起から離し、さらの瞳を見つめる。

突起と彼の舌は銀色の糸が繋がっていた。

それを見てさらは顔を真っ赤にして、目をつむる。

彼は軽く笑い、さらの秘部に指を当てる。

「やっぱり・・恥ずかしいです・・」

「まだまだこれからだよ・・」

「Σんぁっ!?////あ・・そこ、は・・////」


そこはもうぐちょぐちょに濡れていた。

下着はもうさらの愛液で濡れていて、下着としての役割を果たせていない。


そして愛液はさらのふとももを伝い、床に少しついていた。

小波はさらを前の椅子に座らせ、下着を脱がし、足を開かせる。


「あ・・////だ、め…です。見ないで・・////」


「キスと胸を愛撫しただけでこんなに濡れることが出来るんだ・・?やっぱり
さらってエッチだね。」

彼の言葉にさらは顔を赤く染め、俯く。小波は微笑みながら、右手の中指を愛
液に絡めながら、愛液の沼に沈めていく。
172名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:17:50 ID:ywIEvIWI
「あ・・あ───っ!////」

彼の指が入った瞬間、さらの身体は強張り、小波のたった1本の指を締め上げ
る。

「きつ・・。そんなに締めないで、まだ指は1本なんだから・・」
「ごめ、な…あぁっ!!////」

彼女がちゃんと謝る前に、小波はものすごい早さで指を抜き差しを繰り返す。

ぐちゅ、ぐちゅっと卑猥な音が響き渡る。
「さら・・すごい量の愛液が流れ出てる。感じてくれてるんだね?」


「ぁああんっ!////あ…んんぁ…っ////は、ふぁ…あんっ!!////」


あまりにも声が出てしまっているので、さらは口元を手で押さえ、声を出さないようにする。

だが小波はさらの手を口元から外し、しっかりと両手首を片手で握る。


「何で声を抑えるの?可愛い声もっと聞かせて。」


「だって、恥ずかしいです・・////」


「大丈夫。上の人ほどでてないし、それに…さらの声の方が素敵だよ。」


彼はただ笑い指の抜き差しを再開する。


「ふ…あっ!////あ、あぁっ!////」


「もっと、出して。甘い声…」




173名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:19:05 ID:ywIEvIWI
小波は彼女の秘部に顔を近づけ、舌で穴をなぞる。

さらは身体をビクッと反応させ、震わせる。

小波は丹念に秘部を舐め、蜜を吸っていく。


「あ、あぁっ!////あんっあ・・んあ、ぅ・・////小波君・・そんな・・あぁ
っ!!////」


「さらの蜜、甘くて…美味しいよ」


「美味しいわけ…な、あぁっ!んん…////あぁんっ!は、あ…////」


ぴちゃ…という舐める水音。

くちゅ…という指と蜜が混ざり、絡まりあう水音が混ざりあい、さらの耳に入ってくる。

そして、どんどん感度が増していく。

小波はさらの顔に顔を近づけ、優しくキスをする。

さらはゆっくりと瞳を閉じ、彼の唇と熱を感じる。


「今、どんな気分?さら・・」

「何だか、包まれてるみたいであったかくて・・///幸せです」

ふわっと優しく笑うさらに小波の理性は、完全に吹き飛んだ。

彼はさらを抱きしめ、軽く持ち上げて自分の膝に乗せる。
174名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:21:57 ID:ywIEvIWI
「さらと1つになりたい…。もう、いいかな?」

小波の言葉にさらは頬をほんのり赤く染め、頷いた。

彼はにっこりと優しく笑い、自身をとりだし秘部にあてがう。

そして彼女の腰を掴み、ゆっくりと下に降ろしていく。


今までになかった下からの圧迫感に、さらは小波の肩を掴み爪を立てる。

「あ・・・あ、あぁ───っ!!////」


「うわ・・っ!・・閉まる」


奥まで入れた後、2人は動かず抱き合う。

「奥で・・////すご、く・・ああっ!////」


「大丈夫・・?辛く、ない?」


「大丈夫です・・」



小波はさらの髪を軽く撫で、頬に手を添える。さらは彼の手に自分の手を重ね
、頷いた。


繋がっている箇所からは、とめどなく蜜が溢れ、小波が着ている服を汚してい
く。

「小波君・・服が・・////」

「構わないよ。大丈夫だから、余計な心配はいらないから。俺を感じて?」


「あ、んっ!////ぁ・・・腰が・・・////」

さらの腰は小刻みに動いていた。

小波はそれを見て、もう動いていいと確信する。
175名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:23:57 ID:ywIEvIWI
「自分から動かすなんて、やっぱりエッチだね?・・俺も動くよ。」

小波は再びさらの腰に手をあて、自分の腰を上下に動かし中を自身で
荒らしていく。動くたびに水音が聞こえ、彼女の温かさを感じる。

「く、あぁっ!!////あ、あんっ!////はっ、ふぁ…っ!から、だが…なんだか…ああっ!」


閉めることの出来ない口からは、唾液が一筋流れている。

そして、今まで感じたことのない快感に少し苦しくて、涙を流す。


「痛くないか・・さら。」


「いたく・・ないですっ!あ、んあぁっん・・////」


「じゃ、気持ちいい?」



「すごく・・気持ちい、ですっ!!////」


小波はさらの叫びに似た言葉を聞き、少し顔を赤らめながら笑い、更に律動を早める。


さらの喘ぎ声は高くなり、締め付けは強くなっていく。


「あ、い・・イイですぅ////ふっあんっ!////ん、んんっ・・あ、はっ!////」


「さら…好きだ」


「はい・・私も・・あぁ!!」



小波はさらの秘部の奥まで自身を突き上げる。


「小波君・・わたし・・もぉ、あ、あぁっ。ああぁぁあぁ──っっ!!////」


さらは小波にしがみつき、大きな喘ぎ声をあげ気を失う。

さらがイキ、思い切り秘部は小波自身を締め付ける。

それにより小波は大きな吐精感に煽られ彼女の中に欲望を吐き出した・・

彼女の可愛い寝顔を見ているうちに彼は罪悪感が生まれてきた・・

「ちょっと無理させちゃったかな・・・ごめんな。さら。」
176名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:25:35 ID:ywIEvIWI
[大変長らくお待たせしました。只今から運転を再開いたします]


観覧車の中で放送な鳴り響く。

外はもうすでに真っ暗で、人数も少なくなってきていた。

動き始め、小波は優しく彼女の頬をつつき、起こした。

「さら、観覧車動いたよ?起きて・・」


「あ・・じゃ、急いで服を着なきゃ・・・」


さらは焦って立ち上がろうとするが、小波がさらの身体を抱きしめ、動けなくなる。


「・・小波君?」

「・・ごめんな。さら。ごめんな・・」


「いいえ、気にしないでください。小波君は私にとって世界で一番大事な人なんですから・・」


2人の唇が重なり、舌を絡めあう。

そして、互いの熱を感じる。

・・・急いで服を着たということは、いうまでもないであろう。
177名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:29:28 ID:ywIEvIWI
観覧車に乗った後、急いで電車に乗り、学校へ向かう。


バスに乗り門限ギリギリの時間に間に合った・・

「それじゃあ、小波君。私はこれで・・」

「待ってくれ。さら。最後に渡したい物があるんだ・・」

そう言って彼は鞄の中から箱を取り出す。

「これは・・」

箱の中には小さな指輪があった。

「前に後輩達の試合を見に外に行った時に売ってたんだ。さらに似合うかな・・って思って買ったんだ。それに今日さらの誕生日だろ?」

「そうでした・・本当にありがとう・・ございます。」


「お礼を言うのはこっちさ。今日最後に無理させてごめんな・・」


「いいえ。小波君を感じる事が出来て幸せです。」


俺の方こそ彼女に救われてるのかもしれない・・そう感じる一日だった。

これで終わりです。

この10主は自分に近付けてあるので(ポジションがキャッチャー、憧れてた
事等)ゲームの性格とかと若干違うかもしれませんが許して下さい。

長々とした長文になってしまったのと18日に全部UP出来なかったのを深く
お詫び申し上げます。

178名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 00:30:33 ID:m9EFhZOz
乙だが、下げようぜ
179名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 01:06:33 ID:yOZB0nuu
GJ!興奮した
最近職人さんの投下が増えて嬉しい
180名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 01:11:03 ID:rlFc48Qh
GJ!甘々しくてよかったよ
でも、下げてほしいな
まあ、次から気をつけてください
181名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 03:31:33 ID:TjkYo211
GJ!次からは下げ忘れに気をつけてね
182名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 01:07:56 ID:B8xGOf2x
GJ!湯d・・・いやなんでもない。
183名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 09:22:27 ID:NpdnkZpd
初々しく微笑ましくて素敵ですね!
再三言われてるけどもう一回だけ

sageるのはこのスレの「約束」事だから守ろうね
さらが好きなら特にだ!
約束を守れない人は信じられない、なんて嫌われちゃうぞ!(バッドエンド的な意味で)

とにかくGJ!
184名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 10:30:43 ID:tE2NGqdZ
維織さんの誕生日に向けて書いてるけど、主、維織さん、准って登場させるとどうしても主と准の会話が多くなって維織さんの影が薄くなっていくでござる……
185名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 10:49:45 ID:FQY3FEnb
重要

このスレの糞四天王

wapokya-
調教大好き陵辱大好きの人格破綻者
公安に監視されてもおかしくないレベル

管理人
実力はまあまあだが作品ペースが遅いのと
やはりレイプを書くので気に食わない

水道局
無駄に長いだけでまったくエロくない問題作を書く
消えてくれて本当に嬉しい

◆EqHQZWqzB.
盗撮、痴漢好きな性犯罪者
1レスが長すぎなんだよゴミが
なお別の板で荒らし行為をしていたようでこの点からもスレに迷惑をかけるクズ

186名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 10:50:00 ID:FQY3FEnb
◆EqHQZWqzB.は有名な荒らし情熱です。
みなさん相手しないようにお願いします。
念のため情熱テンプレを貼っておきます。

<情熱の演じる女キャラの簡単な特徴>

・ケツがでかい
・頭が悪い
・芋臭い
・平気で寝落ちすっぽかしをかます
・やたらと【】で注文つける
・特に文章量にはうるさい
・感謝や謝罪といった感情が根本的に欠落している

・長文
・尻コキ
・盗撮
・痴漢
・擬音でたぷたぷとかぷるぷるとか
・ケツの感触や匂いを果物に例えて
・奇形サイズまで肥大化
・幼児パンツ
・相手はキモオタ
・ケツ文字を書く

・【お尻の匂いをかいでどんな匂いだったか果物にたとえて教えてくれませんか?】
・【もっと長文を希望します】
・【お尻の感触を食べ物にたとえてほしいです】
 【あと擬音もふんだんに使ってほしかったり……】

ここらへんは特に重要だから覚えておくように!

187名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 10:50:12 ID:FQY3FEnb
<情熱の特徴>

・長文傾向(短文は嫌いな様子)
・とにかく要求が多い(一度言うことを聞くと際限なく)
・名無しの時は初心者を狙って強引な尻コキ(尻コキ出来れば誰でもおk)
・ネカマの時は気に食わないとすぐ落ちる(ゆえに反感を買う)
・オリキャラ、キャラサロン、雛雛、ピンクの難民、ピンクのなんでもなどを股にかける(凄まじい尻への執念)
・その際いずれも待機ageスレを用いる(スレをそのままageることもしばしば)
・使用キャラやスレが多すぎて本人も把握し切れていない(たまに混乱している様子)
・特徴的な文章の癖がある(書くとバレるのでこれは伏せておく)
・たまに発狂する(順や男児がいい例)

・とにかく尻コキに拘る(挿入やアナルには興味なし)
・キモオタに盗撮&痴漢されるのが好き(自己投影?)
・擬音要求(これぞ情熱ならでは)
・尻の感触や匂いを果物に例えたがる(凡人には理解不能)
・小さい尻も肥大化させたがる(ただし最近は叩かれるので控えめ)
・幼児パンツ大好き(やたらと下着に注文をつける)
・体は成熟しているが精神は幼いキャラを好む(この傾向は非常に顕著)
・尻文字をかいたり尻を地震のように揺らしたり(もはやギャグの領域)

188名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 13:01:53 ID:xa7k9hUM
また懐かしいのが来たな
189名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 13:10:24 ID:fTkcgPFT
>>188
>>152みたいにずっとさらさら言ってるじゃないの
スルースルー
190名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 14:26:35 ID:ktVV7tTC
>>182
確かに上にあるさらの小説一部荷田が湯田になってる・・書いてる時気づ
かなかった・・

あと好評みたいで嬉しいです。
191名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 14:34:32 ID:ktVV7tTC
それと下げ忘れてすみませんでした。
192名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 16:39:07 ID:fTkcgPFT
>>190
ドンマイ、保管庫にのせる際に訂正してもらうように
管理人さんに言っとけばいいと思う
193名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 19:08:39 ID:D4K+MHJ8
今回トチっても、学習して実践していけば大丈夫。
それが本当に大事だから。
194名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 20:33:27 ID:DGRuxHL0
糞四天王のその後w
wapokya-
リアルに公安から監視されているようで逃走

管理人
レイプ禁止令により作品を書けなくなるw
哀れww

水道局
リア充の振りをしているのか姿を見せなくなる
みんなお前がニートだって知ってるからw

◆EqHQZWqzB.ってか情熱
相変わらずサロンでフルボッコ

情熱について知りたい方は
キャラサロンに行って爆尻で検索してみよう!
195うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
196うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
197名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 22:08:18 ID:ri666yJ6
>>184 准のほうが会話を想像しやすいしな
198うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
199うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
200名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 22:36:19 ID:DTpN80Yk
13に期待する
201名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 22:42:45 ID:hRY3DGQO
ようこ先生ッ
202うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
203名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 00:40:52 ID:oQzw5F2m
今月は作品多いな…と思いつつも投下準備
なんか異様に長くなったので前後編にしました
もっと無駄を省いた書き方が出来るようになりたいです

改めまして
10アルバムコンプ記念&11購入記念&12『バッド』エンドコンプ記念に書いたよー
廉価版のせいで11より先に12買っちゃってかなり寄り道しちゃったよ…とっくに俺の心は0よ!

今回はカズです。10で一番好きなのは五十鈴だけどネタが出ない…

   ※注意
・導入部分なのでエロくないです。
・後編が異常な長さなので長文苦手な方は現時点でスルーを推奨します。

ではでは、投下しまーす!
204カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:43:12 ID:oQzw5F2m
カズの特訓・前編 〜朱里先生のスパルタ授業〜


「はぁ…」
暖かな日差しの降り注ぐ放課後の屋上で、そびえ立つ柱が溜め息を吐いた。
否、それは柱の如き長身の少女だった。
カズこと大江和那。親切高校に通う、ごく普通の少女。
身長は190を越え、古武術の達人。
更に、自分や手に取った物の重力の方向を操る事が出来る超能力を持つ。
そんな事が出来るだけの、普通の、まっとうな高校生である。
そんな彼女が、校舎の屋上で溜め息を吐いている理由。
それは、今彼女が抱えている、ある悩みが原因だった。
「はぁ…」
再び大きな溜め息を吐くのとほぼ同時に、屋上の扉が開かれた。
「やっと来たか、待っとったで。」
振り返りながら言うカズに、来訪者は近付いていく。
「何の用かしら大江さん、こんな所に呼び出して。」
そう言ってにこやかに、来訪者―――浜野朱里は笑った。
「ここにはウチしかおらん。気色悪いしいつも通りでええで。」
カズの言葉を聞いて、朱里は周囲を見回す。
キュィィン、と機械の動く音が小さく聞こえた後、朱里の表情が消えた。
「で、用件は何?」
先程の笑顔はどこへやら、鋭い目つきでカズを睨む。
「また勝負がしたいって言うんなら相手になっても良いわよ?」
何があっても対応できる適当な距離を保ち、朱里が構える。
「いやいや。素の状態での勝負やったら、まだあんたにはかなわへん。」
言葉の通り、へらへらと笑うカズに戦おうという意思は感じられない。
「だったら何よ。」
苛立ちを露わにし、朱里の語気が強まる。
すると、カズはそれまでの陽気な表情に影を落とし、頭を掻く。
「そう怒るなや。その…言いにくい事やから、こっちかて心の準備がやな…」
「あぁそう。じゃあ出来てから呼んでね。」
「ま、待たんかい!」
ばっさり切って帰ろうとする朱里を慌てて止める。
「気が利かんなぁお前。そこはこっちが話しやすくなるように、どうしたのーとか何かあったーとか聞くところやないか?」
「あら、気が利かなくてごめんなさい。ならもっと優しい人に相談しなさい。」
「だー!わかった!言うからちょい待て!」
居直り気味に告げると、朱里はようやく向き直った。
「…どうぞ。早くね。」
「…あ、あんなぁ…」
カズは大きく深呼吸をすると、意を決して口を開けた。
205カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:45:01 ID:oQzw5F2m

「お、男の子って…ウチみたいな女の体でも、興味あるんかな…?」

「じゃあね大江さん、また明日。」
「あああ待って待って行かんといて〜!!」
カズは泣きながら、来た時以上のわざとらしい笑顔で立ち去ろうとする朱里の腕にしがみ付く。
「話ぐらい聞いてくれてもええやないか!」
「そんなくだらない事に付き合ってるほど暇じゃないのよ。」
「く、くだらないとはなんや!ウチにとっては一大事や!!」
「あんたにとっては一大事でも、あたしにとってはくだらないのよ!」
無視して帰ろうとする朱里の腕を引っ張ってぶら下がるカズ。
「ちょっと離れなさいよ!邪魔よ!!」
「嫌や!話を聞いてくれるまでは放さへんで!」
「ああそう、じゃあ勝手にすれば!」
無理やり引きずりながらも扉に向かい続ける朱里に、カズはなお縋り付く。
「この手放さで置くべきか〜!」
「どこの亡霊よ…ってこら!方向ずらすな痛い落ちる肩が抜ける!!」
掴まっていたカズの体が徐々に重くなっていく事に気付く。
カズの重力が真下から少しずつ、ほんの少しずつ横に傾いてきていた。
「ほーらこのままやと屋上から落っこちるで〜。」
「こ、この…!」
強化サイボーグである朱里が屋上から落ちた所で死ぬほどではない。かなりの怪我はするだろうが。
ただし、その怪我が修理できるかどうかは問題だ。
何せ朱里は旧世代型だ。修理するくらいなら破棄してしまった方が楽、と思われれば即処分である。
「…あぁもう!わかったわよ!聞いてあげるからまず手を放しなさい!!」
「そうそう、最初からそうやって素直に聞いてくれたらよかったんや。」
やれやれと言わんばかりに手を放すカズを見て、朱里は拳を握りしめた。
「…その前に一発殴ってもいい?」
「…お前に殴られたらコブじゃ済まんやろ。」
「なら言うべきことは?」
射抜くように睨みつける朱里の視線に、冷や汗が垂れる。
「あ、あはは…ごめん、相談に乗ってくれんか?」
「…………ふう、まあいいでしょ。」
渋々といった風に、朱里が拳を解く。
「で、何があったの?あいつと。」
「いや、その…な?こないだ久々に会ったんやけど…」


・・・・・・・・・

206カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:46:54 ID:oQzw5F2m
「や、遅かったな。来ないかと思ったわ。」
森の中にある広場で、草むらから現れた少年にカズは声をかけた。
「馬鹿言うな、来ない訳がないじゃないか。」
ユニフォームに付いた葉っぱを払いながら、彼は笑った。
「はっはっは、嬉しい事言うてくれるやないか、小波くん。」
軽口交じりの挨拶に、笑って返すカズ。
しかし彼―――小波と呼ばれた少年は、そんな様子を見て急に呆れた風になって言った。
「…なにせ、最近滅多に会えない彼女から久々に呼ばれたんだからな。」
「は」
途端、笑いが止まる。
小波からしてみれば嫌味のつもりだった。
二年の途中でバスケ部をやめて以来、なにやら危険な事に首を突っ込んでいる様子のカズ。
いつか話す、と言われ続けるも、未だにその全てを話してはくれなかった。
そんな彼女が久々に会おうとしてくれたのだ、内心喜びつつも嫌味の一つも言いたくなるというものである。
「なあ、いい加減何やってるのか教えろよ。」
「あ、あはは…ま、まぁええやんそんなことは。」
少しだけ怒ったような、しかし心配しているような彼の視線を、笑ってごまかす。
「久々会えたんやし、もっと身のある話をしようや。槍の話とか。」
「それのどこが身のある話なんだよ。」
いつもだったらごまかせば、話せないのだという事を汲んでくれる小波が、今日はなかなか引こうとしない。
「まま、ええからええから…ほら、座ろ?」
そう言って先に座るカズに続いて、小波は渋々座り込ながら返した。
「服、汚れるぞ?」
小波はユニフォーム姿だから地面についても構わない。
が、カズは制服だ。汚れると寮監の教師にまた説教を喰らうのではないか。
しかし、そんな彼の気遣いはあっさり笑い飛ばされた。
「えーのえーの。払ったら粗方落ちるし、どーせ明日には洗濯や。」
「…そ、そうか。」
洗濯。
ただそれだけの言葉に、何故か今は妙に反応してしまう。
まず思い浮かべるのは自分の洗濯風景―――ユニフォームや制服、下着などが並んだ光景。
そして、次に思い浮かべたのは―――女子寮に並ぶ女生徒の洗濯風景。
所狭しと並んで干されるブレザー、ブラウス、スカート…そして、下着。
今まで布だけ並ぶ光景に執着することは無かったが、イメージしてみると中々に興味をそそられる。
それを見るために再び女子寮を目指してもいいかもしれない。
そう思えるほどに、彼は今「ぼんのう」に支配されていた。
207カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:48:41 ID:oQzw5F2m
「せやから、槍の優れた点はやっぱりその長さにあるわけでやな…」
得意そうに語るカズの言葉を、小波は右から左に受け流していた。
今、彼の目に映るのは座り込んだ彼女の足元。
木に寄りかかる彼女の脚は、軽く膝を曲げた状態で投げ出されている。
彼女を長身たらせている、スラリと伸びた脚。
武術で鍛えたふとももは、スカートと学校指定のソックスの間で眩く輝いている。
今すぐにでも触れに行きたくなる。そして、その奥にはどんなお宝が…
そんな事を考えて、目が逸らせない。
ともすれば、流石に相手も自然と怪しむと言うものだ。
「ん?どこ見てるん?」
女性はこういった視線には得てして鋭い。
思わずちらりと目が行ってしまう程度の視線にも、意外と気が付いているものだ。
ましてや小波のように穴が開くほど凝視していては、気付かれて当然である。
(ま、マズイ!!)
慌てて目を逸らすももう遅い。
カズの視線は彼の視線の軌跡を追い、自分の脚に辿り着く。
「脚、見てたの?」
「い、いやその…」
しどろもどろになる様に、カズは首を傾げた。
何故彼が脚を見ていたのかも、それを指摘されて慌てふためいている理由もさっぱりわからない。
それだけならまだよかったが、彼女はその理由を曲解し、とんでもない事をやりだした。
「何かついとる?」
足に葉っぱか何かが付いていたのかと勘違いしたカズは、外側をさっと見て何もないのを確認すると、なんと膝を開いたのだ。
「ちょっ!」
思わず小波が声を上げると、お互いハッとなる。
片や、男の前ではしたない事をしてしまったと気付く。
片や、男としてとても勿体無い事をしてしまったと気付く。
慌ててスカートを押さえ、膝を閉じたが…
「…しろ…」
スカートの奥を透視するかの如く凝視する彼の目には、恐らくすでに焼きついているのだろう。
中身の色を言い当てられ、顔に熱が上る。
「きっ、きゃああああああああああああああああああ!!」
悲鳴と共に放った拳は、彼の頬を歪ませ、身体を宙に浮かせた。
「ごふぅ!」
「あああああほー!小波くんのアホーーー!」
捨て台詞を残して走り去るカズの足音を、小波は遠くなる意識の中で聞いていた―――


・・・・・・・・・

208カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:50:22 ID:oQzw5F2m
「…という具合で…」
「要するに、エロい目で見られた、と。
「え、エロいとかはっきり言うな!」
直接的な表現に、カズが顔を真っ赤にして怒鳴る。
本来の気質で言えば、カズもこういう話は嫌いではない。
しかし、自分の事となるとやはり違うのか、恥ずかしさが前面に出てしまうようだ。
「で、それのどこが問題なの?」
その様に半ば呆れつつ、朱里が言う。
「え、どこって、そら…」
もごもごと口ごもるカズ。
勿論、朱里にも問題などわかっていた。
彼女達の通う親切高校は、男女交際を固く禁じていた。
なにせ誰もいない場所に二人きりでいる事すらも校則違反となるほどだ。
ましてやその先、ABCを求め合うなど論外。噂の特別反省室送りもあり得る。
無論、その辺りが禁止なのはどこの学校でもそうだし、学生として当然ではあるのだが、そこはやはり若さ。
思春期真っ盛りの高校生ともなれば自重は難しい。
それを踏まえた上で、カズは朱里に相談に来ているのだ。
しかも、お互い監督生の長たる神条紫杏の友としての立場があるにも関わらず、だ。
「嫌じゃ、ないけど…でも…」
山積みの課題に押し潰されそうなのか、はっきりと答えられないでいる。
いつまでもモジモジしているカズにイライラしながら、朱里は直球で問う。
「したいの?あいつと。」
一瞬のフリーズの後、トマトも凌ぐほど顔を赤らめ、あ、とか、う、とか呻くように漏らす。
「…う、ん。」
そして、小さく、ミリ単位で頷きながら、同じく小さく、聞こえるかどうかの声でカズは答えた。
「じゃあ、どうしたい訳?」
「ど、どうって…?」
恐る恐るカズが訪ねる。わかっているのだろうが、自分から直接言うのが恥ずかしいらしい。
その態度にまた苛立つのか、朱里が言う。
「だから、犯されたいのか襲いたいのかそれともアイツが暴走しないように調教したいのか。どれ?」
「ど、どんな選択肢や!!」
どれを取っても過激で、普通の恋愛ルートには到底行けそうにない。
「お前は舌の上にオブラートを100枚重ねて貼っとけ!」
「そんなに貼ってあったらしゃべれないでしょ。」
カズの突っ込みをスルーしつつ、朱里がポケットを探る。
「はい、じゃあこれ。」
そう言って、朱里は何やら手渡した。
209カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:52:03 ID:oQzw5F2m
「何やコレ?」
「何ってコンドームでしょ。」
「…………はあぁ!?」
更に顔を真っ赤にして驚くカズ。思わず渡されたそれを取り落としそうになる。
「ここ、こんなモンいきなり渡されてどうせいっちゅうねん!!」
「どう、って…別にジャングルに水筒無しで行く予定でもなければ使い道は一つでしょうが。」
「なんやそれ!ってそうやなくてぇ!!」
完全に混乱しているカズに、朱里は追い討ちをかけるように言った。
「いい?あいつが着けたくないとか言っても絶対に生でとか駄目よ。あたし、腹の膨れた女とコンビ組むなんてご免だから。」
「はっ、腹ぁ!?」
ぼふん、と湯気がきのこ雲の如く出そうな程に赤くなった顔。想像の限界を越えたらしい。
カズは数秒の思考停止の後、我に帰った。大きく深呼吸をして、朱里に向き直る。
「いや…ちゃ、ちゃうねん。ウチが言いたいのは、その…」
「なによ。」
「だからな、その…こ、これだけ貰っても…な?」
ごにょごにょと呟くようなカズの言葉を、朱里は反芻する。
「これだけ…?…あぁ、何だそういう事。」
「わ、わかってくれたか?」
納得したように頷く朱里を見て、ようやくカズに安堵の表情が浮かぶ。
そして、朱里は再びポケットを弄りだした。
「若いんだもの一個じゃ足りないわよね。あと二つ三つあればいいかしら?」
「いやいや、そんなけち臭いこと言わんとどーんと一箱…ってちゃうわあ!!」
関西の血がそうさせるのか、こんな状況でもノリツッコミを欠かさない。
「なんでよ、これだけって『これっぽっちだけ』って意味でしょ?」
「深読みしすぎや!普通に『このモノだけ』でええねん!」
「物だけ…?」
意味がわからず首をかしげる朱里に、今度はカズが溜め息を吐く。
「せやから…せ、説明書?みたいな…つ、使い方がわからんねん。」
「…あぁ、何だそういう事。」
「ったくもう…わかれやそんぐらい…」
赤くなった顔を手で覆うカズ。
「…でも、そのくらいあいつが知ってるんじゃないの?中学校の保険の授業でもやるんでしょ、そういうの。」
ふと思いついた事を朱里が尋ねる。
朱里自身は受けた事などないが、データで得た知識では教材として使われていたはずだ。
しかし、カズは悟ったような表情で首を横に振る。
「アホ言え、保険だろうと何だろうと授業と名の付くものをアイツが起きて聞く訳ないやろ。」
「…納得。」
二人共、小波と同じクラスであるが故に。
他の男子がギラギラと興味深々に授業を受ける中、机に突っ伏す小波の姿が容易に想像出来た。
210カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:54:17 ID:oQzw5F2m
「じゃあ教えるけど、口頭で説明してわかる?」
「え、口頭でって…他にどう説明できるねん。」
「そりゃ実技でしょ。」
「…待て。待て待て待てぇ!じじ、実技て何やねん!!」
またも興奮して突っ込むカズだが、朱里は冷静だった。
「別に本物じゃなくてもいいでしょうが。ちょっと待ってなさい。」
そう言って屋上の出入り口へと向かう。
「ど、どこ行くん?」
不安げに尋ねるカズに、すぐ戻るわ、とだけ言い残して出て行く朱里。カズはただ待つしかなかった。
数分後、帰って来た朱里は鞄を持っていた。
「さて、と…」
屋上の真ん中まで来ると、朱里は再び周囲をサーチした。
「別に誰も来てへんで?」
「流石にこんなもの持ってると、人目があったら不味いからね。」
駆動音が止むと、朱里は鞄を開けて中を探り出す。
そして、取り出したものは…一本の棒状のモノだった。
「…なあ、これ…」
「コレが大体高校生の平均サイズね。小さければこの程度、大きいとこんなものよ。」
言いながら指で線を引き、その長さと太さの違いを説明する。
「一応ゴムのサイズは平均用だけど、よっぽど大きいとか小さいとかでなければある程度の汎用性はむぐ」
「ハイ待った!ちょっと待った!!」
女としては大きな掌が、朱里の口を押さえつける。
「むむも」
「なによとちゃうわ!さっきのといいコレといい何でこんなもん持ってんねん!てかそんな淡々と説明すな!ついて行けんわ!!」
空中に地震が起こりそうなほどの振動が、カズの口から飛び出した。
その大声を、眉間にしわを寄せながら聞き流した朱里は、カズの手をぐい、と押しのけてから言った。
「ただの模型よ、保健の授業用。桧垣に言って借りてきただけ。
コンドームは…没収品よ。どこかの女子生徒が外から持ち込んだらしいわ。」
「…保健室、行くの止めよかな…」
こんなものがあると聞くだけで、妙に嫌悪感を感じてしまう。
カズの中で桧垣の株価が大きく変動した。
「もう一つ。説明に感情がいる?あたしとしてはこういう行為自体に特に何の感情も持ってないし持ちたくもないんだけど。」
とても不機嫌そうな声。とてもとても不機嫌そうな顔。
まるで、その行為自体を憎み、恨んでいるかのような。
それを見て、カズは何も言えなくなった。
「…じゃ、説明を続けるわよ。」


・・・・・・・・・

211カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:56:18 ID:oQzw5F2m
「…出来た。これでええ?」
そう言ってカズが見せた模型には、試しにと渡したコンドームが丁寧に被せてあった。
「…いいんじゃない?これなら破れたりはしないでしょう。」
「ほんまか?こんなにぴっちぴちでも?」
言いながら、余った先端をちょいちょいと触れる。
「入れて出すだけなら問題ないわ。」
「…そう言われると、凄い生々しく見えるなぁ、コレ…」
触るのも躊躇われてきたのか、朱里に押し付けるように渡す。
「…もういいでしょ?後は自分で何とかしなさい。」
「え、あ、ちょ、ちょっと待った。」
それを鞄にしまいながら、帰り支度を整える朱里を再び引き止める。
「も、もう一つだけ、ええかな?」
「…ああ、もう!今度は何!?」
いい加減うんざりしながら返すと、カズは顔を真っ赤に染めて言った。
「え、エッチって、どうやったらええの?」
「…………」
「な、何か言うてくれ、頼むから…」
可哀想なものを見るような目で、朱里はカズを見つめた。
その突き刺さる視線に、カズは更に顔を赤くする。
「それすらわからないとは思わなかったわ。あんたも保険の授業受け直してくれば?」
「あ、いや、どうやるかはわかるんやけど…」
先ほどと180度変わった返事。意味を取りあぐね、朱里の眉間にしわが寄る。
「えーと、ほら、あの…お、男の人への、やり方?の方を…」
ああ、と納得するように朱里は頷いた。
つまりコイツは、男に奉仕したいのか、と。
馬鹿みたいな考えだ、と思いながら、朱里は面倒臭そうに言った。
「…マグロにでもなってればいいじゃない。」
「マグロ…?赤身か?トロか?」
今度こそ殴ろうかと朱里は拳を作るが、カズの顔を見て呆れ返る。
その表情はいつものボケのノリとは違い、純粋にわからない様子だった。
「…もう全部あいつに任せればいいんじゃないのってこと。好きにさせてやれば?」
「そ、それはアカン!」
急に大声になるカズ。朱里が怪訝な顔をすると、気が付いたようで、少し顔を伏せた。
「出来るだけ、肌…見せたくないねん。傷とかあるし…」
彼女の身体には無数の傷跡がある。それを見られる事を彼女は、否、普通の女性は良しとはしないだろう。
しかし、自分からしようと思う理由はそれだけではなかった。
「それにウチ、臆病やから。襲いかかられたら怖くなりそで…」
元々男に対して抵抗があったカズだ。
彼に対して恐怖を感じたことはないにせよ、いざそう言う事態になれば多少なりどうなるかわからない。
「あぁ、あなたなら思わず握り潰したりしそうだものね。」
「う…」
本当にやりかねないのでぐうの音も出ない。
212カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:58:50 ID:oQzw5F2m
「せ、せやから、こっちからすることで少しでも慣れられたらと…な?」
自分を納得させるように呟いてから、意を決してパン、と両手を合わせて拝むように頭を下げる。
「頼む!教えてくれ!この通りや!」
「嫌。」
「早!んな殺生な!!」
取り付く島もなく断られ、泣きそうな顔で朱里を見るカズ。
「何であたしがそんなことまでやらなけりゃならないのよ。そんな義理はないわ。」
「う、そやけど…そもそもお前らがウチを巻きこまなきゃ、こんな事にならなかったかも…あぁ!」
何かに気付き、言葉を途中で切って大声を上げる。
そして、何か切り札を見つけたかのようにニヤリと笑う。
「なによ。」
その表情に嫌な気配を感じた朱里。その直感は間違いではなかった。
「そうや、お前には一回分の負けと助けられた借りがあるはずや!」
「…!」
そう、朱里は一度カズにやられているのだ。
「あ、あれは引き分けだって、あんた自分で言ってたじゃない!決着も完全には着いてない!!」
確かに、あの時は奇襲と小波の協力があった。後に幸せ草の作用で倒れてしまったりもした。
それに、銃を取り出してから先の結果は出ていない。
「朱里がそれでええんやったらな。」
「〜〜〜〜〜!!!」
だが、こう言われてはあそこまでボロボロにやられた朱里のプライドがそれを良しとはしなかった。
「ま、それでなくとも助けた借りは間違いないやろ?」
「…ジュース、奢った。」
「ケチくさー。」
「…さっきのゴム。」
「もう一声。」
「………」
ついに止まった言葉。朱里の顔には怒りが見える。
だがカズは、ここで引くわけには行かなかった。
「ははぁ、もしかして、教えるほど知らんのか?」
たった一言の軽い挑発。その安易な言葉が、どれほどの効果を持つか…カズは知らなかった。
ピシリ、と空気の固まる音が聞こえた―――ような気がした。
それと同時に、朱里の顔が固まった。
先程までの怒りの表情ではなく、心が消えてしまったかのように。
そう、カズは彼女の逆鱗に触れたのだ。
「…わかった、教えてあげる。」
「本当か!?」
嬉しそうに笑うカズの顔を、未だ変わらぬ無表情で睨む。
その瞳には、地獄のような闇が見えた。
「ただし、逃がさないわよ。」
「…は?」
213カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 00:59:58 ID:oQzw5F2m


・・・・・・・・・


「違うわ、もっと舌を出して。柔らかく這わせるように。ほら、もう一回。」
「…も、もう…堪忍や…」
涙の滲んだ瞳で、カズは朱里を見上げる。
しかし、逆から見下ろすその瞳に、容赦の色はない。
「駄目。逃がさないって言ったでしょ。」
「うへぇ…」
「ほら、もっと奥まで飲み込む!」
朱里はそう言うと、わずかに開いた口の隙間に無理やり模型を捻じ込み、奥まで押し込んだ。
「ぐぅっ!?げはっ、ちょ、いきなりは…」
突然の苦しさに吐き出すも、朱里は手を休めない。
「もっと吸い付かないと意味無いわよ。ほら早く!」
「むぐぐー!!」
暴れながら抗議の声を上げるカズの鼻を、朱里は摘まみ上げた。
「喋らない。歯が当たったら…へし折るわよ。」
「っ…」
無感情の表情ほど恐ろしいものは無い。
そんな顔で凄まれ、カズは抵抗する気力を失ってしまった。
「…さ、続けるわよ。」
そう告げる朱里の心を支配する怒りは、カズへではなく、別の何かに向けられているようだった―――


・・・・・・・・・


「ま、こんな所ね。」
「お、終わったぁ…」
肩で息をしながら、カズは寝そべって疲労を逃がしていた。
その強行演習ぶりは、いつもの訓練の数倍の気力と体力を使った。
「なあ、ホンマにここまでせんとアカンのか?」
訪ねながら朱里を見上げる。朱里は、遠くの空を睨みながら、呟くように答えた。
「…男なんてね、入れて出すことしか考えてないの。
だから、女が学ぶことはそれを出来る限り早くそれを促すこと。それだけよ。」
214カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 01:01:48 ID:oQzw5F2m
「…なんか違うよ、それ。」
その悲しそうな顔と、苦しそうな言葉を、カズは否定した。
「朱里の言うそれは、早く終わらせたい、みたいな感じやんか。」
起き上がって、視線に割り込む。朱里の目付きが、更に鋭くなる。
「ウチは違う。ウチは小波に気持ち良うなって貰いたい。求められるからやなくて、自分が小波の為にしてあげたいからや。」
朱里の眼力に負けないくらい強く、カズは見つめ返す。
その言葉が真実だと、嘘偽りはないと、示すように。
やがて、先に視線を逸らしたのは朱里の方だった。
「…アンタがそう思うなら、そうしたらいいわ。技術は教えた。それ以上は…心の持ち様なんじゃないの。」
まるで奇麗事だと掃き捨てるような言葉だった。その怒りが、悲しみが、カズには痛いほど伝わった。
(…本当にそれでいいんか?だったら、お前の心は…)
そこまで考えて、しかし声に出すことはしなかった。
カズはまだ、朱里の事を殆ど知らない。そんな自分が下手に慰めても逆効果だと思った。
「朱里…ありがとう。」
だから、ただそれだけ。心からの感謝を告げて、カズは屋上を後にした。
「男の為に、ね…」
一人になった屋上で、朱里は空を見上げる。
朱里は一つだけ嘘をついた。
いくら紫杏のサポートをする朱里でも、生徒の私物を没収する権限など無い。
あれは、抹殺任務の失敗や黒猫との敗戦など、最近の失態続きの朱里に下された『懲罰』の際、朱里が自分で用意したものだった。
しかし、当然の如くそれが使われることは無かった。
カズに教えたことは、つい最近朱里が『やらされた』ことだった。
そういう点で、カズは本当にタイミングが悪かったのだ。
「あれだけの事をさせられて、まだ何かしてあげたいと思えるなんて…バカね。」
理解できない感情を、切り捨てるように。
「あたしは、男なんて大嫌い。」
自分自身に言い聞かせるように。
「男なんて…皆同じよ。」
呟きながら、ただただ遠くを見ていた。
「それがわからないの…カズ?」
青に僅かに朱の混ざる空は、やがてくる夏を感じさせた…
215カズの特訓・前編:2010/10/21(木) 01:05:17 ID:oQzw5F2m
前半戦はここまでです。エロ無くてごめんね
後半は10主×カズで今度こそエロになる予定ですが本当にエロいかは不明

最後の朱里の懲罰云々は全部勝手な妄想です
多分普通に処分されそうになるとかそんなところなんでしょうが
11コンプしたら朱里書くつもり 朱里かわいいよ朱里

ちなみに後編はこの倍以上の容量があります
区切りどころが無いから中編を作ることも出来ないので長文駄目な方は本当に要注意
最終チェックの為2〜3日後に投下予定です
216名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 01:12:07 ID:lX6/XipB
乙だよ乙。続き楽しみにしてますわい。
217名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 01:28:09 ID:AJ622Qdz
>>184
維織さんとは目と目で通じ合う仲でおk
218名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 02:10:45 ID:CklkA92f
糞四天王のその後w
wapokya-
リアルに公安から監視されているようで逃走

管理人
レイプ禁止令により作品を書けなくなるw
哀れww

水道局
リア充の振りをしているのか姿を見せなくなる
みんなお前がニートだって知ってるからw

◆EqHQZWqzB.ってか情熱
相変わらずサロンでフルボッコ

情熱について知りたい方は
キャラサロンに行って爆尻で検索してみよう!
219名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 02:24:35 ID:MFEmkCB6
>>215 乙です 後編にいろいろと期待
220名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 13:03:26 ID:U993Q+Ej
A 真央 ナオ アカネ アンヌ あかり レッドローズ
B ユイ ヒナコ サラ アキミ マリ子 ちよ 明日香 さとみ 薫 しのぶ 小晴
C 春香 紫杏 弓子 リコ 五十鈴 シズヤ 日出子 なつき ちよ いおり 詩乃
D 芙喜子 めぐみ 冷泉 愛 彩 かすみ 夏菜 かのん
E 恵理 准 冬子 レナ 友子 ルッカ
F 瞳 和那 武美 涼子 小野 ミキ
G みなこ
221名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 16:36:22 ID:QRksIVPO
>>220
カズ乙
222名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 17:07:51 ID:NL8i6nK9
下げない荒らしにレスすんなよ
223名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 17:46:38 ID:/UM6cqrX
>>215
GJ
後編期待してます!
224名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 01:54:34 ID:ot0faFop
いきなりですが、久しぶりに投下します。
今回は12裏主×イーベルです。
エロSSにしては、若干プレイ内容が薄めに感じるかもしれません。
では
225名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 01:56:41 ID:ot0faFop
それは真夜中のことであった。
任務が終わり、隠れ家に戻ろうとする小波。隠れ家に近づいてきた先に人影が立っていた。
見る限りでは細身で長い髪をまとめた姿―――――――女性の人影だとわかった。おそるおそる近づくと、その人影の正体がわかった。
「イーベルか・・・・」
小波はイーベルとわかると、近づいてみる。
「イーベル・・・どうしてこんなところに・・・」
小波がそう述べた瞬間、イーベルは小波を茂みのあるところまで手を引っ張っていった。
「どうしたんだ?落ち着けイーベル!」と小波は驚きながら言うとイーベルが口を開く。
「話は聞いたぞ小波!! この間の晩、アマルダと交わったことをな・・・・!!」
「なぜそんなことを知っている?」
「真夜中に二人だけいなくなって、なんの理由もなくパーティを抜けだしたら大体の予想は付く。
そしてシズヤが私に報告したことで、確信したんだ。」
「見られていたのか・・・・・・・」
小波は二人だけの秘密にしておくつもりだったが、行為の最中をあのシズヤに見られていると小波は思わなかった。
「だけど、あれはアマルダが望んだことで俺は断ることはできなかった!彼女に協力しただけだ!」
小波は必死になって弁解する。
「本当か小波・・・・。だが私を差し置いて愛し合っているというのは気に食わない」
イーベルは不満そうに答えた。自分の愛する人が、自分の知らない所で別の女と愛しあっていたことにすごく不満であった。
「私の気持ちに気づかずにそんなことを・・・・・」
だんだんイーベルの顔が涙で歪んでくる・・・・。小波は決心し、イーベルの唇を奪う
いきなりの出来事に対応できず、唇と奪われたイーベル。
「なっ・・・・何のつもりだ!」
「イーベル・・・・・アマルダとの出来事に不満があるのはわかる。だけど俺は彼女の願いを断るわけにはいかなかった。
だけどイーベル、俺はイーベルのことを誰よりも大切だと思っている。」
「小波・・・・・・。」
イーベルは、小波に唇を奪われた後、何か考えているのか、その場に立ちつくす。
226名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 01:57:02 ID:ot0faFop
そして自分がやるべきことを決めたのか、小波に襲い掛かり、馬乗りになる。
「イーベルっ!何をする気だ!!」
小波は焦りながら言うとイーベルは答えた。
「いっただろう・・・・・私は小波の仲間以上の存在になってみせると!」
そういうとイーベルは小波のズボンを脱がし、小波のモノを愛撫し始めた。
「どうだ小波、気持ちいいか・・・?」
小波は突然の行動に驚いたが、自分のモノが膨れ上がった瞬間、決心したのか、起き上がってイーベルを抱きしめ
ながら言う。
「イーベル・・・・俺からの頼みだ。 俺の子供を産んでくれ!」
「ああ小波・・・私も小波の子が欲しい・・・・。」
イーベルが合意した後、小波はイーベルの秘所をモノでゆっくり挿入した。
「ううっ・・・・ああっ・・・」
「イーベル大丈夫か?」
「問題ない・・・・続けてくれ小波・・・・」
最初はゆっくりだったが、だんだんとペースを上げていく・・・・突かれる度にイーベルの意識が飛びそうになる。
「くっ・・・・イーベルそろそろ・・・・」
「小波・・・・・いつでも来てくれ・・・・」
「くうっ・・・あああっ」
「はああああっ・・・あああああああああっ」
二人は大きな喘ぎを上げた後果てた。
二人はしばらく繋がったままでいた。
その後二人とも服を着た。
「小波・・・・私はしばらく戦えなくなるが・・・・」
「大丈夫だ、イーベルがいない分まで頑張るさ、それと安静にしなくちゃいけないから、隠れ家に来てくれ」
「わかった・・・・そうする。」
小波はイーベルを連れて隠れ家に戻った。
小波の帰りを待っていたカイダは言った。
「やけに帰りが遅かったでやんすね・・・・・二人とも何かあったでやんすか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「怪しいでやんす・・・・。」

イーベルがパーティから抜けました。▽


227名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 01:58:27 ID:ot0faFop
投下を終わります。
次回はわん子か10主ハーレム(紫杏編)とか書いてみたいなーとおもいます・・・・・・
228名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 10:33:00 ID:nnkH+Q/T
偉そうなことは言えないけどもう少し話を練ってからの方が良いよ。
主人公、アマルダ、イーベルの三角関係を強調したいのなら
アマルダとイーベルの日常会話を書くとか、
戦闘でアマルダに大丈夫か!怪我してるじゃない!とか言ったりして
イーベルも読者側もやきもきさせないと萌えがない
それと主人公がイーベルを抱くという時の葛藤をもう少し書くべきだと思う。
これだと節操のない種馬に見えてしまってアマルダのこと本当に好きなの?
と思ってしまうかな。
229名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 12:24:28 ID:ot0faFop
>>228
ご指導ありがとうございます
出直して来ます
230名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 13:11:39 ID:ilO/ztd8
>>228
プラゴミさんの作品にケチを付けるな!!
231名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 16:33:25 ID:q9pR51G0
>>228
言いたい事はわからんでもないが落ち着け
ちょっと言い過ぎだろう、別にそこまで長編という訳でも無いんだし
乙とかGJの一つ位は言ってあげてもいいじゃないか
>>227
GJ、俺は短編として見ればそこまで悪くはないと思った
まあまた次頑張れば良いさ
めげずにまた書いてくれるといいな
232名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 17:43:45 ID:dtHwcKLy
パワプロエロ合同誌表紙ってのが出るらしいな
パワポケでも出る日は近いのかもしれない
233名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 19:02:47 ID:fXFF4rtg
偉そうなことは言えないけどって言っとるやん
234名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 19:37:58 ID:gyp3cND9
でもだからと言って本格的な指摘はちょっとねぇ…
こういうのは指摘するよりも褒めたほうが良いんじゃないかと思う
それに話を練ろだなんて商業でもないのに無茶過ぎ

何はともあれGJだったぞ、>>227
235名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 19:53:25 ID:IKMzxLy2
職人さんのハードル上げて過疎らせるのはどうかと思うが

>>227
俺は短いだけで普通にいいと思ったよGJ!
わんこや10主ハーレムも期待して待ってます
236名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 22:41:15 ID:ByeIbK8p
>>227 GJちゃんと読める物だから大丈夫だよ足らない部分は脳内で補うし
237名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 00:40:39 ID:JfVN2EzU
投下する以上は基本的に批判も賞賛も受け入れる姿勢でいるはずだから、
そんな腫れ物に触るように接しなくても、よっぽどでなければ言いたいこと
言えばいいと思うんだが。
238名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 01:11:43 ID:Ggh17PAm
ここは優しいインターネッツですね
239名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 01:57:15 ID:IiI/pf6k
>>237
ま、多少はね(迫真)
240名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 03:06:05 ID:j0QQkWj6
ユイ
B:72 W:52 H:84
ナオ
B:69 W:52 H:71
カズ
B:76 W:47 H:88

悪魔で予想です by堤
241名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 03:11:34 ID:Q4bK9srs
>>239
ホモスレに帰って、どうぞ(迫真)
242名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 03:22:18 ID:Hl13iUZw
>>239 おい!鬼鮫監督が呼んでるぞ!
243名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 05:09:34 ID:GO+WjfE8
幼なじみレイプ!ダッシュと化した先輩
244名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 11:43:17 ID:43/37aHB
鬼鮫だけはやめとけよ(棒読み)
245名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 11:49:17 ID:cwntbcTP
鬼鮫コーチはガリ男と筋肉女どっちが好きなんだろうか
246名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 12:16:23 ID:43/37aHB
ガリ男でも「食わず嫌いだったよ」って言ってたからガリでもいけるんでしょ。
筋肉つけさせてから食うってことが多いけど。
強い女でも迅雷とは仲悪かったしやっぱり男のが良いんだろうな
247カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:12:12 ID:URtfgAsF
ソイヤソイヤな流れをぶった切って投下してもいいよね?

10主×カズ後半戦チェック終了
平均35〜40行で20レス越えとか狂気の沙汰だよ…どうしてこうなった
書きたいように書くより読みやすさ重視すべきだよね出来ないけど

   ※注意
・このお話は前後編の後編です。前編を読んでない方は先に>>204>>214をどうぞ
・上にも書きましたが馬鹿みたいに長いです。長文苦手な方はスルーして下さい


それでは投下します
248うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
249カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:13:59 ID:URtfgAsF
カズの特訓・後編   〜お前のドリルは天を突くドリルなのか〜


ガサガサと、草むらが揺れ動く。
森の中、こそこそと、しかし急いで走る影。
やがて、整地された広場のような場所に、影―――小波は姿を見せた。
「…カズ?いるか?」
きょろきょろと周囲を見渡し、目当ての人物がいない事に肩を落とす。
「…約束、してないもんな。仕方ないか。」
一本の木を選び、寄りかかって座る。奇しくも先日、彼女が座っていた場所だ。
いや、無意識に選んでいたのかもしれない。
「ハァ…マズかったよなぁ、やっぱり…」
頭を抱え、小波は深々と溜め息を吐いた。
先日の一件以来、カズはあからさまに小波を避けていた。
この一週間、教室でもろくに目を合わせてくれない。
休み時間ごとに教室から消え、授業開始寸前に戻ってくる。
あまりの距離感に、彼女の友人である神条紫杏が、何事だと問い詰めて来るほどだった。
何とか約束のメモを渡そうと試みるも、誰もいない机に置く訳にも行かない。
かと言って、勝手に机の中に入れようとするのを誰かに見られでもしたら一大事だ。
更に放課後は夏の甲子園に向けての特訓や練習試合などで暇も無かった。
今日は練習が早めに終わり、久々に余裕が出来たから来てみたのだが…
「嫌われたかなぁ、俺…」
小波は溜め息をこぼしながら、自分の行動を後悔していた。
しかし、いつだったか初めて超能力を見せられた時に抱きつかれて以来、傍にいると思い出してしまう。
背中に触れた、身体の温かさ。
押し付けられた、胸の柔らかさ。
耳元で聞こえた、可愛らしい嬉しそうな声。
恋人のそんな部分に触れて、何も感じない男は男ではない。
あの後一時期、まるで記憶が消えたかのようにそんな感情は影を潜めていたが、会えない期間がそれを思い出させた。
そして、久々に二人きりで会えたその時に、溢れ出てしまったのだ。
「…あ〜あ、会いたいなぁ。」
ポツリと漏らす言葉に呼応するかのように、茂みで何かが動いた。
「カズッ!?」
慌てて立ち上がり、近付こうとする。
しかし、そこから現れたのは彼の想い人ではなかった。
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うふ〜ん
258カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:15:42 ID:URtfgAsF
「グルルルル…」
「げっ!?」
唸り声と共に姿を現したのは、一匹のドーベルマン。
小波を睨みつけながら、ゆっくりと近付いてくる。
「や、やば…」
最近この森に入ることは減り、あっても遭遇する機会がなかったため忘れていた。
この森には警備員や番犬がうろつき、侵入者を排除しようとしているのだ。
「ガァウ!!」
大きく吠えると同時に、小波に飛び掛る獣。
「うわっ!!」
慌てて横っ飛びにかわすが、着地のバランスが悪く、転んでしまった。
身体を起こそうとしたその時、すでに目の前には牙が迫っていた。
(やられる!!)
回避出来ない状況に観念し、痛みを堪えるために目を瞑る。
その瞬間、小波の前を風が横切った。
「ギャウン!!」
自分以外の悲鳴が聞こえ、目を開いて顔を上げると、そこにいたはずの犬が消えていた。
代わりに、遠くの方でキャンキャンとくぐもった悲鳴が聞こえる。
「…まさか!」
普通なら何が起こったかついて行けず、呆然とする状況。
だが、小波には心当たりがあった。
急いで立ち上がり、犬の鳴き声がする方へと向かう。
草むらを掻き分け、その先に視線を送る。
そこには、彼の予想通りの景色があった。
「おい、あいつに手ぇ出すな言うとったよなぁ?あ?」
「ギャインギャイン!!」
頭を潰れんばかりに地に押し付けられて鳴く…いや、泣くドーベルマン。
その上で凄みを効かせている少女こそ、小波が待ちわびていた人物だった。
「カズ!!」
「げ」
大声で呼びかけると、カズは気まずそうな声で返した。
「お前が助けてくれたのか。」
襲われそうになった一瞬、風が横切った。
広場の端から真横に落下し、犬を掻っ攫って森の反対側に消えた、と言う訳だ。
それ故、わかってしまった。
とっさに助けに入れるほどに、カズはずっと傍にいたのだと。
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うふ〜ん
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うふ〜ん
261カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:16:55 ID:URtfgAsF
「あー、いやその、えーと…」
カズは慌てていた。
実は小波が来た時には、すでに広場の傍の茂みに隠れていた。
が、まず仲直りする方法が思いつかず、今日は諦めて帰ろうと思った矢先にあの出来事だ。
見つからないままに助けて、この犬を躾けたら逃げ出そうと思っていた。
だからこそ、見つからないような一瞬を狙って助けに入ったと言うのに。
「…わ、わー!!」
どうしたらいいのかわからなくなったカズは、押さえ付けていた犬を小波に向かって放り投げた。
「わー!?」
「キャイーン!」
中型犬ではあるが、体躯は大型レベルのドーベルマンをぶつけられ、小波は後ろに倒れ込んだ。
その隙に逃げ出そうとしたカズだったが、次に聞こえた言葉がそれを制止した。
「いってぇー!!」
ハッとして振り返ると、倒れ込んだ小波が胸の辺りを押さえている。
「だ、大丈夫!?」
慌てて駆け寄り、彼を助け起こした。
「あぁ、大丈夫。ちょっと爪が刺さっただけだ。」
突然空中に放り投げられ、バランスが取れなくなった恐怖からなのだろう。
爪を立てたままぶつかり、しがみ付こうとした結果、倒れこんだ勢いで小波の身体に突き刺さってしまったのだ。
「…あんのアホイヌ…今度会ったらタダじゃおかん。」
泣きながら森へと逃げ込むドーベルマンを殺さんばかりの眼光で射抜きながら呟くカズに、
「いや、お前が投げたのが原因だろ。」
ぺチン、と肩を叩くように突っ込む。
いつもならこれで笑うところなのだが、今日はそうはいかないようだ。
「…ごめん。」
しおらしく謝られ、小波は溜め息を吐きながらカズの頭を撫でた。
「大丈夫、大した怪我じゃないから。一日二日もあれば治るさ。」
「でも…」
「そんなことより、助けてくれてありがとうな。アレにやられたらそっちの方が大怪我だった。」
そう言って笑いかける小波の顔が、カズには眩しすぎた。
「う…ごめ、んな…?小波く、ほん、と…ごめ…」
「泣くなよ、本当に嬉しかったんだぞ?」
泣き出してしまったカズを、そっと抱き寄せる。
カズも腕を回し、ギュッと力を込める。
「この前の事もあって、嫌われてるんじゃないかって思ってたぐらいだし。」
「そんな!ウチの方こそ、殴ったりして…!」
訴えるように上げた顔を、小波はまた胸元に引き寄せる。
「だったらお互い様だ。だからもう泣くな。な?」
「…うん。」
その優しさを噛み締めるように、カズは再び、彼の身体を強く抱きしめた。
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うふ〜ん
263うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
264カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:18:03 ID:URtfgAsF
「ッ…!」
その身体が、ピクリと震えた。
声にしないよう耐える息の意味を察知したカズが、慌てて身体を離した。
「あぁっ!ご、ごめん!痛かった!?」
カズが顔を寄せていた場所は、ちょうど先程小波が押さえていた傷口の辺りだった。
「だ、大丈夫だいじょうぶ…平気へーき。」
ごまかすように笑う小波の顔をぺチン、と両手で挟む。
「駄目や!今年こそは甲子園優勝するんやろ!?小さな怪我でも気をつけな!」
「…は、はい。」
カズの勢いと近い顔に圧倒され、小波はそう頷くしかなかった。
「ほら、立てるか?」
そう言って先に立ち上がると、小波に向けて手を伸ばした。
「そんな怪我じゃないよ。」
差し出された彼女の手を取りながら笑う。
立ち上がり、そのまま歩き出そうとした足を、後ろから持ち上げられた。
「へ…えええええええ!?」
一瞬呆然とし、直後に驚愕の悲鳴を上げた。
「へへー、お姫様抱っこ。」
そう、彼は今、カズに持ち上げられていた。
ニコニコと笑うカズとは対照的に、驚きを隠せない小波。
「待て!おかしいだろ!普通逆だろ!?」
「だーめだめ。怪我人は大人しゅうしとれ。」
「こら!やめろ!おろせー!!」
小波の抗議もどこ吹く風、カズは彼を抱えたまま広場へと向かった。


・・・・・・・・・


「ほいっ、到着〜。」
先ほど彼がいたのと同じ木の根元まで来ると、寄りかからせるように小波を下ろした。
「…あのなぁ。」
呆れつつ睨んでくる視線。しかしカズは動じずに、
「はは、まあええやん。どうせウチがやられても似合わんし。」
と、先程までの沈んだ雰囲気を笑い飛ばすように言った。
265カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:19:01 ID:URtfgAsF
「…今度してやろうか?」
「ウチより背が高くなってからにしてや。」
「小さくたっていいじゃないか。」
恐らく不可能な条件だ。それを飲む訳に行かない。
「あかん。」
「何で?」
チッチッと指を振りながら、カズが続ける。
「お姫様言うんは小さくて可愛らしいもんや。ほんで、王子様はハンサムでスマートやないといかん。」
「その条件だとまずハンサムの時点で躓くな。」
やや諦めの入った口調で返すと、カズが大げさに驚く。
「何を言うんや、足りてへんのは身長だけやで。」
「じゃあカズもそうだな。合ってないのは身長だけだ。」
「…はは、色気無いなぁウチら。」
お互い褒めあっていると言うのに、えらくあっさりしている。
カズの意見に、小波も賛同しながら頷いた。
「…まあな。でも本気だぞ。」
「えー、そうなん?」
「そっちこそ。」
『…アハハハハ!』
なんだか思わず笑ってしまう、そんな雰囲気だった。
やがて、笑いも収まった頃。
「な、なぁ…傷、見せてくれへん?」
頭を掻きながら、カズが申し訳なさそうに言った。
「あぁ、いいけど…」
小波がユニフォームを脱ぎ、シャツをたくし上げる。
胸元に出来たいくつかの小さな引っ掻き傷から、血がじわりと滲んでいる。
突き立てられたらしき場所は更に大きな血の珠が浮かび、他よりも傷が深い事を示していた。
「やっぱちょっと目立つかな…」
自分でも確認した小波が、少し不安そうに言った。
「痛いか?」
「あー、ちょっとな。それよりも…周りにバレる方がマズいな。」
そう言って脱いだユニフォームを手に取ると、穴が開いていないか確かめる。
幸い穴は小さく、目立つようなものでは無かったため、これだけでバレることは無いだろう。
しかし、身体の方はそうはいかない。赤く腫れ、血が滲んでいるため、パッと見てもすぐにわかる。
入浴時や着替えの際に部員達に見つかると面倒だ。
「大人しく森に入って襲われたって言うたらええんとちゃう?」
「何しに行くんだよ、今更。」
クラスが共学になって以来、女子寮まで森を通っていく必要もなくなったため、
現在では森へ入る生徒などはほぼ皆無になっていた。
「散歩、とか?」
「…ま、それで行ける所まで行っておくか。」
小さな溜め息を吐きながら、小波が言った。
266カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:19:56 ID:URtfgAsF
しかし次の瞬間、そんな悩みは吹っ飛んでしまった。
「ん…」
「ふぉぅあっ!?」
傷口の辺りに、ぬるりとした感触を感じ、驚いて目をやる。
見ると、カズが傷口に舌を這わせていた。
「な、何してるんだよ!!」
「何て、ツバつけて消毒を…」
それだけ言って続けるカズ。
柔らかく暖かいそれは、まだ少し痛む傷口を這い回る。
皮膚を裂かれ神経があらわになったそこは、沁みるような痛みをぞくりとする快感へと変えていく。
「ん、ふぅ…んむ…」
ぴちゃぴちゃという湿った音だけが、静かな森の中に響き渡る。
「…もっ、もういいから!大丈夫!!」
やがて、耐え切れなくなった小波が突き放すと、その勢いでカズは尻餅をついた。
「んぁっ…」
ぺたりと座り込む。スカートが、ふわりと揺れた。
「…ッ!!」
いつもより奥まで太ももが覗き、脚の付け根の辺りに一瞬だけ、水色のレースがちらりと見えた。
一週間前の出来事を思い出し、慌てて目を逸らそうとする。
しかし、カズが姿勢を直そうと動くたびに、スカートがまたずれる。
もう一度、見れないものか。
そんな思いが再び彼の目を釘付ける。
その下向きの視線のせいで、その上方で自分を見ている視線に気付くことはなかった。
「…どこ見とるん?」
ハッとして小波が顔を上げると、カズがジトリ、とこちらを見ていた。
「あ、いや、その…」
「スケベ。」
「ぐっ!!」
心臓を刺し貫くかのようなストレートな一言。
「こないだの事で懲りとらんかったんか?」
「そ、それは…そ、そもそもお前があんなことするからだなぁ!!」
「ウチはただ消毒しとっただけやで〜?」
とっさの言い訳を、カズはニヤニヤと笑いながら受け流している。
「ま、女子寮見たさに森に潜り込む位やからなぁ。」
「い、いつの話だよ!」
小波が森に侵入し、カズと出会ったのはもう二年も前の話だ。
そう考えると、あれからもう二年も経ったのか、と少し感慨深くもなる。
「ハハハ、しっかし見る目がないなぁ。もっと小さくて可愛らしい女とかぎょうさんおるのに。」
渇いた笑いをしながらカズが言う。
267カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:20:59 ID:URtfgAsF
「本当に自分に自信が無いんだなぁ、お前。」
それを見て小波は、いつかの事を思い出した。

去年の秋。甲子園出場が決まって、祝いにと一緒に外出した時のことだ。
結局優勝は出来なかったが、星英高校の天道を破ったことで一躍有名になった小波には、それなりのファンが付いた。
女らしさで普通の女子に敵うはずがないと思い込んでいるカズは、その事が不安でしょうがなかった。

「…だって、ホンマのことやもん。」
190の巨体が、しょんぼりと小さくなっている。
そんな姿が可愛くて、そっと手を伸ばして頭を撫でる。
「前にも言っただろ?少しは信用してくれって。」
「…うん。」
照れくさそうに顔を赤く染め、カズが頷く。
長いような、それでいて一瞬のような間。
やがて、その沈黙を破るように、
「なぁ…小波くん?」
と、カズが言った。
「何だ?」
撫でられて下を向いたままのカズの表情は見えないが、髪の隙間から見える耳が真っ赤に染まっている。
一つ二つ深呼吸をすると、カズは意を決して顔を上げた。
「本当にウチでもええんやったら…見せたろか?」
「…は?」
目を点にして返す小波に、カズは慌てて続けた。
「いやその、前もウチのこと見てたやん?アンタもお年頃やし興味あるんやなー思うてな、だからその…」
ごまかすような言い訳の山も、決して否定的な意味ではない。
しかし、何の反応も無い小波に、やがて諦めたように俯いた。
「や、やっぱアカンよな、ウチみたいなみっともない女じゃ…」
「カズ!!」
「うひゃっ!?」
小波に勢いよく肩を掴まれ、思わず声を上げる。
「カズはみっともなくなんかない!カズは可愛い!カズは俺の自慢の彼女だ!カズは」
「わーっ!わかった!わかったからちょっと待って!!」
突然の反応に戸惑い、思わず手を伸ばして口を塞ぐ。
「むぐ…ふ、ふむん。」
「すまん、てなぁ…そ、そんなに急に褒められてもアレやわ、アレ。その…お世辞みたい。」
言葉が出てこない程に動揺しているカズ。その手を外しながら小波が言った。
「で、でも本当にそう思ってるんだぞ。」
「そ、そうか?ならええけど…」
改めて言われ、顔を真っ赤にして目を逸らす。
その姿がまた可愛くて、カズの身体を引き寄せ、抱きしめる。
268カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:21:36 ID:URtfgAsF
「…その、それで…ほ、本当に、いいのか?」
うるさく鳴り響く自分の心臓の鼓動で答えを聞き逃さないように気をつけながら、返事を待つ。
「…うん、小波くんにやったら、ええよ…」
耳元で聞いているのにやけに小さく聞こえたが、確かに聞いた。
「…きっと、見るだけじゃすまないぞ?」
「…わかっとる。」
強く抱き返す力には、不安や恐怖もあるのだろう。
だが同時に、それだけではないことも伝わってくる。
「…後悔、しないか?」
「今考えてもようわからん。…けど、多分…絶対しない。」
「どっちだよ。」
思わず吹き出してしまう返事だが、とても嬉しかった。
「じゃあ、その…行くぞ?」
そう言ってスカートに手を伸ばす。
緊張でやや震えた手が、その裾を引き千切らんばかりに掴む。
「わっ、ちょっ、ちょっと待った!!」
と、ここへ来て突然の『待った』。
途端に力が抜け、コケそうになる身体を何とか支える。
「な、何だよ!!」
今更やっぱり無理、と言われても、ここまで来たら引き返すことなど出来ない。
そう言った意味を込めた小波の視線を、カズは一目で理解した。
目は口ほどにものを言う、とはよく言ったものだ。
それを受けてカズは、少し言いにくそうに口を開く。
「い、嫌じゃないんよ?せやけど、その…あんまがっつかれると…怖くなりそで…」
言われて小波は思い出した。
カズと会ってすぐの頃、彼女に迫って怯えられた事を。
いくら小波に慣れたとはいえ、これからする事を考えれば不安になって当然だ。
「だ、大丈夫!優しくするから!」
そう言って真剣な眼差しでカズを見る。
その視線を受け止めたカズは…
「…気持ちだけは本当なんやろけどなぁ…」
と、深い溜め息を吐いた。
「な、何だよそれ!俺は本気で!!」
「あぁ、嘘は言うてへんのはわかる。けどな…」
申し訳なさそうに、しかし呆れたように、また一つ溜め息を吐いてカズは続けた。
「…自分の目ェ見てみい。まるでケモノやで。」
「け、ケモノ!?ほ、本当か!?」
驚きに目を見開く小波に、カズが更に追い討ちをかける。
「あぁ、森の犬どももびっくりなくらい血走って…むしろケダモノやな。」
「ケダモノォッ!?」
驚愕のあまり顔の形が変形し、妖精谷のトロールのような顔になっている。
269うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
270うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
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うふ〜ん
272カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:22:29 ID:URtfgAsF
呆然とする小波に、カズは顔を赤くして言った。
「だから、な…最初は、う、ウチにさせて欲しいんや。」
女からこう言った提案をするのは非常に恥ずかしい。
ましてや初交渉のこの時に、ともなれば尚更だ。
しかし、男ならこう言われて喜ばない者はいまい。その筈だ。
「えぇっ!?」
が、何故か小波は顔を青く染めた。
「なんや、嫌なん?」
「いや、嫌というかその、困ると言うかなんと言うか…」
ごにょごにょと言い訳を言い連ねていく小波を訝しげに眺めるカズ、
「やっぱこういうことは男の方がリードしないとほら体面的にもプライド的にも」
内容は全て自分からしたい、受身には回りたくないのだというものだ。
しかし、そこはカズも同じで、まだ心の準備が済んでいなかった。
「それにカズは女の子なんだからもっとおしとやかにするべきだと思うんだそうだろ」
このままではお互い自らの主張を推すばかりで、先には進むまい。
そこでカズは強攻策に出た。
「うりゃ!」
小波の言い分を全部無視して、カズは体当たりで小波を押し倒した。
「うわっ!?か、カズ!ちょっ、待っ!」
急な衝撃に身体を支えきれず、仰向けに転がる。
目の前にはカズの顔。慌てて突き放そうとした両手を、カズの大きな手が捕まえた。
「ここまで来たら覚悟を決めんかい!!」
膝の上に座り体重を掛けつつ、両手をぐいぐいと握り締める。
「いででででででで!!ちょ、痛いいたいイタイ!!」
凄い力で手首を締め上げられ、激痛から抜け出そうと両手を暴れさせる。
上に意識が行けば必然、下への意識は薄れる。
その隙に、カズは空いた手で小波のベルトを外していく。
(なんか思ってたのと違うようになってしもうたなぁ…ああくそ、何でこんなに色気無いんやろウチら…ま、ええか。)
予想以上の力ずくに、少しがっかりしつつも、その手は止まることはない。
「痛てっ!ちょ、やめっ…ってあー!カズ、お前いつの間にいだだだだ!!」
ベルトが外されていることにようやく気付いた小波だが、時既に遅し。
一瞬躊躇ったものの、勢いを落としては出来なくなると判断したカズは、ズボンを掴む。
「観念せい!おりゃー!!」
掛け声と共に中のパンツごと引き摺り下ろす。
そして、中から出てきたのは―――見たことも無い形をしたモノだった。
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うふ〜ん
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うふ〜ん
275カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:23:25 ID:URtfgAsF
「………あれ?」
目の前のそれは、先日練習に使用した模型と違いカリがなく、代わりに先端にはビラビラした皮が集まっていた。
予習の時と全く違う形状に、目が点になるカズ。
一方小波は、
「見られた…見られた…」
と虚ろに呟き続けている。
「………え〜と、小波くん?」
先に我に帰ったカズが覗き込んで訪ねるが、返事はない。
肩でも揺すろうかと彼の手を離すと、今度は逆に手を掴まれた。
「ひゃあ!」
びっくりして思わず後ずさるも、強く掴まれた手は放されない。
「カズ…」
俯いたまま、ぽつりと小波が言った。
「な、なんや?」
カズがそれに答えると、小波はゆっくり顔を上げ…
「俺を空から落っことしてくれ。20000mぐらいの高さから落ちれば俺の形なんか跡形もなく」
「ちょちょちょちょお!」
涙目で死を望む小波。そう、彼は包茎だった。
多感な高校生にとって、それを女子に見られることはイコール死、と思えるほどの屈辱だった。
それ故か、今度は開き直ってわめきだした。
「あーそうだよどうせ俺は包茎だよ真性だよドリルだよ笑いたきゃ笑えよチクショー!」
「ちょ、ちょっと待ってや。何を言うて…」
意味の分からない事を叫ぶ小波について行けず、なんとか宥めようとして、ふと気付く。
(…ドリル?はて、どこかで…)
聞き覚えのある部分を解読しようと海馬を探る。
すると、出て来たのは一枚の紙。
廊下で彼とすれ違った時、ひらりとなびいたそれに、でかでかと書かれた文字。

『私はドリルです』

(…あぁ、これのことやったんや。)
再び問題の部分を見る。
亀頭を包み、余った皮が先端を尖らせている。
(なるほど、ドリルか…言い得て妙やな。)
などと考えている内に、小波の足がそこを隠すように動いた。
「ああ、もうおしまいだ…俺は一生童貞で生きていくんだ…アハハ…」
膝を抱え、ぶつぶつと呟きながら嗚咽を漏らす。
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うふ〜ん
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うふ〜ん
280カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:24:30 ID:URtfgAsF
一方のカズは、小波が何故ここまで落ち込んでいるのかわからなかった。
原因であると思われる先程の開き直った絶叫を、反芻して思い返す。
(えーと…ほ、ほーけ?やったっけ?なんや最近聞いたような…)
「越後ぉ…お前は良いよなぁ…どーせ俺なんか…」
(あー、そう言えば朱里がちらっと言うとったな。特殊な形だとかで…)
「田島っ…お前はわかってないっ…!普通だろ、なんて言葉がどれほど俺たちを傷付けるかっ…!」
(こういうのは確か…皮をゆっくりと…え〜と…)
「岩田…奴は化け物か…何食ったらあんなデカくなるんだよ…」
(…ゆっくりと…)
「荷田ァ…お前だって、お前だってカセイジンの癖に…!
 何が『仮性と真性には圧倒的な戦力差があるでやんす』だチクショウ…」
(………)
「官取…お前だけは仲間だと思ってたのに…!
 『ウチのメイドは清潔にしていれば気にしないって筆卸しまでしてくれて』だと…
 うっ、羨ましくなんか…ううっ…!うおおおおおお!!」
「…えー加減にせんかい!!」
ゴスッ!
「おんがっ!」
脳天にチョップを喰らい、膝に額をぶつけた小波がようやく顔を上げる。
「な、何するんだよ!」
「いつまでうじうじしとるんや!さっきまでの威勢はどこ行ったねん!」
「だ、だって…!」
売り言葉を買って食いかかろうとするも、言葉にならずに口ごもる。
その様子に、溜め息を一つ落とすと、カズは宥めるように言った。
「なぁ、何をそんなに落ち込んでるん?」
「何でって決まってるだろ!こんな恥ずかしいモノ見られたら誰だって」
「恥ずかしいの?」
悪意無く聞いてくるだけの質問に毒気を抜かれ、小波は一瞬言葉に詰まる。
「…だ、だってそうだろ?普通は剥けてるもんだし…」
「そうなん?」
「…は、はい。」
続く問答に、小波はなんだかインタビューを受けている気分になってきた。
内容が内容だけに悲しくなってくるが。
(と言うことは、練習で使うたアレは、その『剥けた』後っちゅうことか?)
一方カズは、次々入る情報を、頷きながら噛みしめていく。
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284カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:25:53 ID:URtfgAsF
「そんな恥ずかしいのによくそういうことしようと思うたなぁ。」
またも純粋に、カズが問いかける。
「いや、こっちから攻めて余裕なくしてやればなんとか見せずに済むかと…」
小波も段々と落ち着いていたのか、冷静に答える。
「ウチがこういうことをしてくるのは想定外やった、と?」
「そりゃ考えはしたけど、やっぱ最初からってのはなかったよ。」
苦笑いの小波とは対照的に、カズは真剣な顔をする。
「して欲しくない訳やないんやね?」
「そりゃまあ当然…のぉわっ!?」
突如、小波が奇声を上げる。
「な、何するんだよ!」
「何て、見たらわかるやろ?」
そう、見てわかる通り、カズは小波の縮こまったそこに手を伸ばしていた。
「何も問題あらへんやん。ウチはどんな形でも気にせんから…な?」
そう言ってにっこりと笑う恋人の顔を見て、小波の絶望は遠くへ消え去っていった。
「…ありがとう、カズ。」
小波はカズの身体を引き寄せると、その喜びを伝えるようにぎゅっと抱きしめた。
「しかし、なんかこれ…可愛いなぁ。」
少しして離れたカズが、まず口に出した言葉がこれだった。
特訓に使ったものと大きさも形状も違うため、同じものと言う感じがしないからかもしれない。
言いながらくにくにと揉み潰すように握る。
カズの言葉に、小波は複雑そうな顔で返す。
「可愛いってのはあんまり…うっ、嬉しくない、な…」
口では悪態を吐きながらも、その愛撫に身体は反応してしまう。
与えられる刺激が、小さかったそこを変化させていく。
「お?」
軸が硬度を増し、段々と太く長くなっていく。
「…おぉ。」
普通より大きいとはいえ、カズの片手で包める程度だったそれは、手の中から飛び出さんばかりに膨れ上がる。
「おぉ〜!」
やがて、太さも長さも平均的―――を少しだけ下回る程度にまで成長した。
「なんや、結構あるやんか。」
「そ、そうか?」
「立派なモンや。あんま大きいと怖いし、ウチにはちょうどええ。」
そう言いながらも物怖じしない態度に、小波は少し違和感を感じた。
285うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
286カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:26:50 ID:URtfgAsF
「…お前、もしかして経験あるのか?」
初体験のわりには、勃起していく様を見ても陽気なもので、初めてとはとても思えなかった。
だから思わず聞いてしまった小波だが、数秒でそのことを後悔する事になった。
「はぁ?何を言うんやいきなり失礼な!」
「わあ!わかった!悪かったから握るな!!」
握る手に力が篭るのを感じ、慌てて謝る。
むっとした表情を戻すことなく力を緩めるカズに、小波は安堵した風で続けた。
「だって、前はパンツ見られただけで泣いて逃げたくせに、今日は妙に積極的じゃないか。」
「自分かて見られて泣いたのは一緒やんか。」
「…そうだけど。」
痛い所を突かれてた小波に、カズは笑って答えた。
「本当に初めてやで。教わって勉強はしたけど。」
「どこでだ?誰にだ!?」
「秘密。講師は女やから心配せんでええ。」
余計不安になって問い詰める小波に、カズは宥めるように言って続ける。
「それに、こないだはその…心の準備が出来とらんかっただけや。」
「この一週間で覚悟を決めたってことか?」
「攻めに関しては、やな。受け身の方は…今、準備中や。」
そう言って再び手を動かし始める。
「うっ…こ、こんな準備なら、毎回でもいいかも。」
「はは、泣いたカラスがもう笑いよったか。」
「お前が気にしないって、言ってくれたから、な…」
快感を堪え、味わいながら、小波はカズに笑いかけた。
しかし、カズはその笑顔に悪戯っぽい笑みで返す。
「せやけど、アンタは気にするんやろ?」
本音を聞きたくて返した、少し意地悪な質問。
小波は少しだけ戸惑いつつも、頬を掻きながら返した。
「…え〜と、まぁ…ちょっとは。」
いくら彼女が気にしないと言ってくれても、周りからの評価は変わらないのだ。
野球部の仲間達には、一生ドリルとからかわれるのだろうと思ってしまうと、やはり気にはなる。
「ふ〜ん…」
そんな小波の心情をその一言で察したのか、カズは頷くと、少し考えて言った。
「なぁ、これって引っ張れば剥けるん?」
「えっ!?」
突然の提案に、小波の身体が強張る。
しかし、ここで引くのも男らしくないと思い、ゆっくりと頷いた。
「えと、まあ…ただ、少しずつじゃないと痛いんだ。」
「あ〜、ゆっくりと、って事やね。」
カズの中で、ようやく昨日の学習と実践が合致した。
それを振り返りながら、少しずつ力を込めていく。
287カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:27:49 ID:URtfgAsF
ゆっくりと引っ張っていくと、徐々に皮の中から桃色の実が見えてきた。
「っつ!!」
と、同時に小波が苦悶の表情を浮かべた。
「ご、ごめん!早かった?」
「いや、そうじゃないけど…」
カズの問いかけに、今度は恥ずかしそうな表情へと変わる。
「…風というか、空気がちょっと、痛くて。」
普段出ていない部分のため、露出した亀頭はかなり敏感だった。
スースーする感覚が、やや心地悪い。
「だったら…」
そう呟いて、カズは小波の股間に顔を近づけると、舌を伸ばした。
「うっわっ!?ちょ、かかか、カズ!?」
その刺激に驚き、思わず声が上ずる。
(うわ、凄い匂い…)
そこから放たれる強烈な雄の匂いが、カズの鼻腔へ流れ込む。
それを堪えながら、カズの舌は変幻自在に小波のモノを舐めていく。
チロチロとくすぐるように、時にはナメクジが這い回るように。
「う…あぁっ!」
小波の口から漏れる声がいっそう高くなる。
刺激が強くなり、声を抑えることが出来なくなってきているのだ。
「んっ…気持ちええの?」
全体を舐め終えると、息を整えた後、ぱっくりと口を広げると、唾液でテカテカと光る熱いそれを咥え込んだ。
「ふおおっ!!」
包み込むような暖かさとぬるりとした感触に、思わず大声を上げる小波。
口内で舌を動かすと、皮が唾液で少しずつふやけ、剥がされてゆく。
その隙間に舌先を差込み、徐々に剥くと同時に現れる亀頭を刺激する。
「あぅっ!ちょ、やばいっ…!!」
敏感な部分への刺激に耐えかねたのか、腰を引く小波。
しかし、それを阻止するかのように腰に回されたカズの腕が小波の身体を引き寄せる。
「〜〜〜〜〜っ!?」
その勢いで、半分近くまで剥けていた残りの皮が、一気に剥けた。
突然の強烈な刺激で、それまで抑えていた射精感が爆発した。
「ぅああっ!!」
カズの口内でニ、三度震えると、完全にその姿を見せた亀頭の先端から、白濁色の液体が吐き出された。
「んうっ!」
突然のことに驚くも、カズは喉の奥に飛び出す液体を何とか飲み込もうとする。
が、放出された精液は余りに濃く、次々と量を増していく。
流石に無理と判断したカズが、今度は自分から身体を引き、小波のモノを抜いた。
なんとか口内に溜まった精液を飲み込もうとする間にも、尚も射精は続いていた。
かなりの量を口の中に出したため量はそれほどでもないが、勢いは衰えておらず、カズの頬に白い筋をニ、三本残し、流出は止まった。
288うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
289カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:28:29 ID:URtfgAsF
「んぐ、げほ、うえー、何やこれぇ。」
口の中に残った液体を何とか嚥下し、喉の奥の違和感を拭おうと数回むせる。
「む、無理に飲まなくてもよかったんだぞ?」
心配して覗き込む小波に、カズは不敵に笑った。
「そんなこと言うて、嬉しかったくせに。顔、ニヤけとるで?」
「うぉ、ま、マジか!?」
慌てて口元を覆うが、逆に意識してしまいなかなか元に戻らない。
「それより、なんやの今の量?溺れ死ぬかと思ったわ。」
顔にかかった分を指で拭う。掏り合わせたり伸ばしたりして、ぬるぬるした感触を感じてみる。
「あー、それは…まあ、溜まってたもので。」
「え、でも男の人って結構頻繁にするもんなんとちゃうの?」
カズが驚いて小波の顔を見る。目を放した隙に、伸ばした指の間で精液の糸が切れ、ぽたりと地面に落ちた。
「いや、その…そういう気分になれなくて?」
自分から首を傾げて言ったら、ごまかしているのがバレバレである。
「…ウチのパンツじゃ、やっぱ物足りんかった?」
少しだけしょげながらカズが言うと、小波は大きく首を横に振った。
「いや、逆だよ。」
「へ?逆?」
今度は逆に首を傾げる側になったカズに、小波は照れ臭そうに説明を始めた。
この一週間、カズの下着が頭から離れなかった。
しかし、怒らせてしまった罪悪感と、嫌われたのではないかという恐怖心から、それを使うことも躊躇われた。
そのため、今日までの一週間一度もせずにいたのだ。
「…と、言う訳なんだ。」
「はー、そんなもんなんか?」
説明を終えると、二人は息を吐いた。
片方は初めて聞く男の心情に感心する息、もう片方は安堵と後悔の入り混じった溜め息だった。
「胸のもやもやがなければ、間違いなく一日5回は出来たのに。」
「うーわー、警備員さーん、ここに変態がいますー。」
「こらこら、俺をこんなにしておいてそれはないだろ?」
そう言って彼が指を差した先には、未だ衰えない剛直がどん、と天を突いていた。
その姿は先程までの皮被りではなく、見事に脱皮していた。
「お〜、こらまた立派な槍でんな〜。」
そう言ってちょん、と指先で先端をつつく。
先ほどからカズは小波をからかってばかりだ。先日のオドオドした態度とは大違いである。
仲直りできた安心感と、一度イかせて優位に立てたことで自信を持てたのだろう。
「またそれか。槍の話はもういいよ。」
小波が突っ込むが、カズは気にせずに笑いながら続けた。
「アレや、これで大人の仲間入り、やな?」
290カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:29:21 ID:URtfgAsF
「いや、まだだ。」
「え?」
急に真顔になって見つめられ、カズは胸が高鳴るのを感じた。
その鼓動を速めるが如く、肩に手を置き、顔を近づける。
「大人になるのはこれから…二人一緒に、だろ?」
「…うん。」
唇が重なり合う。柔らかな感触が、互いに伝わる。
時間にして5〜6秒。そっと離れて、先に口を開いたのはカズだった。
「えへへ…今日初めてのちゅーや。」
「あ、そういえばそうだな…大分順番を間違えたな。」
そう言って頭を掻く小波の頬に、カズの唇が触れた。
「ほな取り返さな。さっきまで忘れてた分…もっとしよ?」
その時のカズの微笑みは、身長差に怯える男子生徒の八割を萌え殺せるレベルだった、と後の小波は語った。
「カズッ!!」
優しくする、の言葉はどこへやら、貪るようなキス。
歯列を舐め上げ、舌を絡め、口内をしゃぶり尽くす。
放す時には、お互い息を切らせるほど激しい口付けだった。
「ぷぁあ…はぁ、はあぅ…」
情熱的なキスに、カズは蕩けた声を上げる。
それがまた官能的で、小波の欲望を掻き立てる。
再び唇を合わせに行く。今度は先程とは違い、啄ばむようなキス。
「んっ、ぅ、ぁ…ん!んふぅ、うぁ…」
打って変わった緩やかな刺激に、少し物足りなさを感じるカズ。
せめて唇の感触をもっと強く味わおうと、目を瞑った。
その間に、小波の手が怪しく動いているとも知らずに…
しばし短いキスが続いた後、小波は再び強く吸い付いた。
舌でカズの唇をくすぐると、カズが自分の舌を伸ばしてきた。
その瞬間、小波の手がカズの胸に触れた。
「ふぁっ!」
カズが目を瞑っている間に、小波はこっそりブレザーのボタンを外していた。
その隙間から手を差し込み、カズの胸の柔らかさを確かめるように手を動かす。
ブラウスとブラジャーの上からとはいえ、布の厚みがあるブレザーの有無だけでも、刺激は段違いだ。
予想だにしていなかった攻めに、身体が跳ね上がった。
離れた口からは驚きの声を上げる。
「あっ!やっ、ちょっ!こ、小波っ、くん!?!」
突然の行動に抗議するカズ。
が、一方の小波はと言えば、おお、とか、わー、とか感動するのみで全く聞いていない。
あまつさえ、直の感触を味わおうと、ブラウスのボタンを外し始めた。
291カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:30:09 ID:URtfgAsF
「ちょ、待った!服は脱がしたらアカン!!」
ハッとして隠すように服を押さえるカズ。
「は、肌は見んといて…その、見たら、がっかりするから…」
ちらりと見えた肌に、一瞬傷跡が見えた。
それを見て、カズの身体の事を小波は思い出した。
「…カズは、俺のを見てがっかりしたか?」
小波は、自分の恥ずかしい部分だったそこを指差して言う。
「そ、そんなことは…」
「そう、そんなことは気にしないって言ってくれたよな。」
未だ強く服の裾を握るカズの手に、自分の手を添える。
「だったら同じだ。カズの身体が傷だらけだろうと、俺は全然気にしない。」
そう言って微笑む小波。それは紛れも無く彼の本心だった。
しかし、カズはその言葉に驚きの表情を浮かべた。
「し、知ってたん?な、なんで?」
「あ…」
しまった、先走りすぎた。
修学旅行二日目の夜、露天風呂を覗こうとして彼女の身体の傷を見てしまったのは自分しか知らないのに。
「と、とにかく!俺はカズが好きだから見たいんだ!!」
慌ててごまかす小波を訝しく思いつつも、カズはゆっくり頷いた。
「わ、わかった…で、でも、自分で脱ぐから。」
立ち上がり、ゆっくりと服を脱ぎだす。
脱いだ服を木の枝に引っ掛け、下着姿となったカズが振り向くと、小波も服を脱いでいた。
同じようにズボンを枝にかけた後、ユニフォームとシャツは地面に広げて敷いた。
「立ったまんまじゃやりづらいし、直に座るのもなんだろ?」
そう言って笑いかける小波の優しさに甘え、その上に座る。
「そもそも初めてが外、ってのもなんやけどね?」
などと笑い返しながらも、お互いやめる気は無いのだが。
「…で、どうや?」
「何が?」
「身体…気持ち悪くあらへん?」
自信無さ気に腕で隠した肌には、しかし隠しきれない無数の傷跡。
擦り傷程度は日常茶飯事の小波だが、カズの傷は自分のそれとは異質のもの。
それは女の身体には痛々しくもあり、哀れにも見える。
しかし彼にとっては、それはとてもとてもいとおしいものにも見えた。
「…綺麗だよ。」
「嘘!そんなはずない!!」
首を振って否定するカズ。小波は一番目立つ傷跡に、そっと手を這わす。
「確かに、痛そうだと思うし、カズにとっては嫌なものなんだろう。」
なぞるように指を動かすと、ピクリとカズが身を震わす。
「でも、そんなものを全部吹き飛ばすほど、今のカズは凄く綺麗だ。俺が保証する。」
「…ありがと、小波くん…」
感極まったのか、目尻に涙が浮かぶ。小波は指を伸ばすと、それを拭った。
その手はそのまま頬を伝い、顎を持ち上げる。優しいキスを一つ。
それだけで、二人は再び笑いあえた。
292うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
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293うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
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294うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
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295カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:31:04 ID:URtfgAsF
「可愛い下着してるな。」
小波がまた身体の方に視線を動かす。
今日のカズはレースのついた水色の下着を着けていた。
「ま、一応勝負下着ってヤツや。どう?」
「うん、似合ってる。可愛いよ。」
ごくりと唾を飲み込む音が響いた。
それを聞いて噴き出しそうになるのを抑えながら、カズが尋ねる。
「で、建前はそれくらいにして本音は?」
「俺下着より中身の方が興味あるんだ。」
堂々としたストレートな主張に、今度は抑えきれずに噴き出した。
「あっはははは!パンツは覗いとった癖に、しゃあないヤツやなぁもう…ほな、どうぞ。」
カズは後ろに手を回すと、ブラのホックを外してみせた。
肩紐を抜き、肌から離れたブラジャーの下からは、張りのある美しい乳房が現れた。
「おぉ…」
それは、まるで後光でも差しているかのように輝いて見えた。
そっと手を伸ばす。指先が触れると、さっきとは違い、直に肌の質感が伝わってくる。
「んっ…」
我慢した風なカズの声が、自分が触れているものの証明をしている。
これが胸か。これが乳なのか。
感動しすぎてこれ以上の言葉が浮かばない。ただ、ずっと触っていたい。
ふにふにと揉みしだく度に形を変えるその様に、小波の視線は釘付けだった。
「も、もうええやろ?そんな触ってて面白いモンでもないし…」
余りの熱中ぶりにカズが言うと、小波はようやく顔を上げ、しかし否定した。
「そんなことは無いさ。柔らかくて触ってて気持ちいい。」
「いやいや、それはあんたが本物の乳を触ったことが無いからや。」
言いながらさり気なく距離を置こうとするカズ。
「なんだよ本物って。お前のだってそうだろ?」
逃げるカズに追いすがりながら、小波が返した。
「ウチのは六割筋肉や。本物は凄いでー、ぷにっぷにや、ぷにっぷに。
 いっぺん女子同士で触りっこしたことあるんやけど、自分との差に思わずヘコんだわ。」
無論、割合は小波を引かせるための冗談だが、それでも多少なりと固いのは事実だった。
しかし今回の場合、その先が逆効果であった。
「触ったことの無い他の女子となんか比べられないし、比べたくない。
俺はお前の胸が触りたいんだ。出来ればずっと触っていたい。むしろ一日中触り続けたい。」
言ってることは恥ずかしいのに何故か格好良く見えてしまうのは惚れた弱みというヤツだろうか。
そんな事を考えながら、カズは言った。
「せやけど、その…そこばっか触られてても…」
そこから先は口の中で掻き消され、小波の耳には届かなかった。
しかし、もぞもぞと足を掏り合わせるその仕草でようやく察することが出来た。
296カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:31:54 ID:URtfgAsF
「そ、そうだな。じゃあ、その…お、俺が脱がせていい、のか?」
顔を真っ赤にして伺う小波に、同じくらいに赤い顔でカズが頷く。
「じゃあ、いくぞ…」
下着の左右の腰の部分に指を入れ、ゆっくりと下ろしていく。
まるで焦らされているように感じて、カズの恥ずかしさは更に高まっていく。
ついに足から抜かれたそれを、思わずまじまじと見つめてしまう。
じんわりと染みの付いた部分から溢れる女の匂いが鼻を刺激する。
「し、下着に興味はなかったんと違うの?」
その言葉にハッとして、慌ててそれをカズの制服の上にかけた。
「い、いや…今まで履いてたと思うとつい…」
だんだん性癖が変わってきているような気がする。深呼吸を一つして、
再びカズの正面に向き直ると、最後の扉である膝に手を添える。
「あっ…」
一瞬身体を強張らせたが、すぐに力が抜けるのを感じた。
小波が軽く力を込めるだけで、簡単に開いた。
「うぁ…っ!」
遂に全てを曝け出してしまい、羞恥に思わず声を上げるカズ。
小波は逆に、声を出すことも出来なかった。
初めて見る女性器は、とても神秘的で、言葉に表すことが出来なかった。
ただ、割れ目に糸を引く粘液がついていることだけが印象的だった。
「ふぁっ!!」
気がつけば手を伸ばしていた。指でそのぬめりを掬い上げる。
指同士を擦り合わせ、その感触を味わう。そのまま開けば、指と指の間を透明な糸が繋いだ。
「やぁ…そんなん、恥ずかしいって…」
自分が出したものを弄ばれ、見ていられなくなったカズは顔を逸らす。
しかし小波はお構い無しに、秘所に両手を添えると、思い切り開いてみせた。
「ひゃああ!?」
自分がされていることに驚き、思わず目をやる。
小波が、自分の恥ずかしい所を凝視している。
目は血走り、鼻息荒く、ただそこだけを見つめている。
思わず隠そうとして手を伸ばすより一瞬早く、小波が顔をそこへ近付けた。
「うああああっ!?」
強烈な刺激が、カズを襲った。
小波は顔を近づけると、舌を伸ばしてそこを舐め上げた。
秘裂を上下に舐め、舌を膣口へ突き刺し、秘芯を食み吸いつく。
「あっあっああっあああっ!!」
その刺激に耐えかね、大声を上げる。
その乱れぶりに、小波も反応を楽しむどころではなくなってしまった。
297うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
298カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:33:02 ID:URtfgAsF
「ごめん、カズ…俺、もう我慢できない…!」
ずい、と圧し掛かるように覆い被さる。
その逞しい身体を見て、カズも自身の身体の奥が疼くのを感じた。
「うん…あっ、そうや!」
何か思い出したようにパッと顔を上げ、立ち上がると、カズは自分の制服のポケットを探り出した。
「これ、付けなきゃ。」
そう言って取り出したのは、先日朱里から貰ったコンドーム。
「あ…そ、そうだな!俺たちまだ学生だもんな!!」
小波はそれを受け取ると、取り出す前に袋の両面を丹念に見る。
「…えーと、説明書きは?」
何も書いてないのを見て、首を傾げながらカズに尋ねた。
予想通り使い方がわからなかった小波に、思わず苦笑いをする。
「あ〜…大丈夫、ウチがやったるから。」
カズはサッとゴムを奪い取ると、袋を破いて中身を取り出す。
それから慣れた手つきで、小波のモノへと取り付けた。
「…本当に、誰にこんなこと教わったんだよ。」
「えーと、まあええやん。」
小波の質問をごまかしてカズが言う。
「これも秘密なのか?」
不満そうな言葉が返される。
「ま、これに関してはウチのためやなくて相手のためやな。」
「相手?」
「教えてくれた恩人の立場を悪くしてしまうやろ?」
その相手が男嫌いで通っている人物となれば尚更だ。
「別に誰かに言ったりしないぞ。」
そんなに信用されていないのかと、更に不機嫌になる小波。
「まあまあ、そんなことより…」
「槍の話ならもういいぞ。」
何時だかの会話を髣髴とさせる流れに、先手を打って逃げ道を潰す。
「わかっとるて。そろそろウチも…な?」
我慢できないのはカズも同じだった。
小波は頷くと、固くそそり立つ肉棒を彼女の入り口へとあてがった。
「…行くぞ、カズ。」
「うん、来て…小波くん。」
じっと見つめあいながら、小波は腰を押し込む。
「はぁっ!」
先に声をあげたのはカズだった。
溢れるほどに濡れていたそこは、予想以上にすんなりと小波を受け入れた。
その勢いに、小波は止まることが出来なかった。
「っ!?」
まるで飲み込まれるかのようにずるずると引き入れられ、ゆっくりしようと思っていたはずの身体が加速する。
あっという間に奥の奥まで辿り着き、お互いその感覚に溺れそうになる。
299うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
300うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
301うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
302カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:33:58 ID:URtfgAsF
「あ、や、アカン…これ、すごぉ…!」
深くまで押し込まれ、内壁を擦り上げられ、心臓が破裂しそうな程に暴れだす。
初めてだというのに、痛みはおろか異物感すら感じない。
今彼女を支配するのは、圧倒的なまでの快楽。
それは小波も同じで、しかし一点だけ違うものがあった。
男が絶頂を抑えるには、彼女の膣内は余りに素晴らしすぎた。
「っくぁ!だ、駄目だ…!」
うねる肉壁、締め上げる膣圧、火傷するほどの熱量。
何もかもが初めての小波に、それは刺激が強すぎた。
「ごめん、もう…ぁああっ!!」
ビクン、と身体が震える。同時に、ゴムの中には白い液体が放出された。
「ふぇ、あ…れ?」
「ご、ごめん…」
余りに早い絶頂に、小波は情けなくなった。
ゆっくりと引き抜くと、やはりゴムには精液が溜まっていた。
「あらら、凄い量やな…」
挿入前に一度出しているにもかかわらず、中には相当量の白濁液が出ていた。
「無理に褒めなくていいよ。」
しょんぼりとうなだれる小波。同時にヘタレの愚息も萎れていく。
「あ〜…と、とりあえず外そか。」
カズはそう言ってゴムを取り外した。
そのまま萎えた小波のそこを咥える。
「わっ!?」
口の中で舐め回され、現金な息子は再び血を滾らせる。
「んっ…ぷぁ。」
カズが口を放す頃には、完全復活を遂げていた。
「な、なぁ…まだ、行ける?」
「…あぁ、もちろんだ!!」
一週間の禁欲生活は伊達じゃない、と小波が大きく頷くと、カズはまたコンドームを取り出す。
それを取り付け、二回目の準備が整った。
「…今度はもうちょいがんばろな?」
頬にキスをしながらカズが言う。
「ど、努力します。」
少し焦りを感じながら、小波は再びカズの中に入り込んだ。
一度出したお陰か、またすぐにイってしまうほどの快感は来なかった。
「あっ!んっ、ぁああ!」
一方、カズは先ほど物足りなかったからか、与えられる快楽を貪るように味わっている。
逆に小波は、今度はカズを気持ちよくさせてやろうと試行錯誤している。
「カズ、どうだ?気持ちいいか?」
入り口付近で抜き差しを繰り返したり、奥を集中的に突き上げたり。
「はうぅ、んっ!い、イイ…ぁあっ!あぁん!!」
その度に、カズは面白いほどに身体を弾ませる。
303カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:35:10 ID:URtfgAsF
「あっあっああっ!やっ、アカン!あぁ、ダメェ…っくうううあああああ!!」
遂に激しく痙攣を起こすカズの身体。絶頂を迎えたらしい。
「だ、大丈夫か?」
余りに激しい動作に、少し心配になって声をかける。
「はぁ、はぁ…だ、大丈夫…」
するとカズは、息も絶え絶えに返事をしながら、ぎゅっと小波に抱きついてきた。
「あかん、もう…辛抱たまらん。」
「つ、疲れたなら少し休むか?」
「違う…」
不安そうに尋ねる小波の言葉を否定しながら、カズは腰をくねらせた。
「もっと、欲しい…激しく、して…小波ぃ…」
そう言って潤んだ瞳で見上げるカズ。官能的なその声は、小波の理性を叩き潰した。
「カズ!好きだ!」
自らの欲望を全てぶつけるかの如く、腰を激しく叩きつける。
「あっあっあっ!いっ!イイッ!小波くっ!!あああああっ!!」
先程の余韻もあってか、またすぐに上り詰めていく。
同時に、中の剛直を締め上げるカズの膣内の激しさに、小波の快感も高まる。
「くっ、カズ…っ!もう、イクッ!!」
「あぁ、来てっ!小波!小波ぃいいあああああああ!!」
互いの身体を強く抱き締めあい、二人は同時に果てた。
「…っ、く…はぁ。凄く気持ちよかった…」
息を整えながら小波が自身を引き抜く。
ぐちゅ、といやらしい音を立てながら抜け出たその先には、三度目とは思えないほどの量が溜まっていた。
「大丈夫か?カズ…」
胸を上下させ、大きく息をして、起き上がる気配を見せないカズに、小波が心配そうに声をかけた。
「…熱い。」
ポツリ、と呟くカズ。
「は?」
良く聞き取れなかった小波は顔を近づけようとして、次の瞬間突き飛ばされた。
「なっ!?」
そのまま後ろに倒れ込む。驚いている間にカズが小波の上に乗っかって来た。
「あの、ちょっと?カズ?」
小波の反応もお構い無しに、小波についていたゴムを引き抜く。
「身体が、熱うて…止まらん…」
そして、傍に置いてあった新しいコンドームの袋を咥える。
「…くっくくくククククッ…」
「あの、笑いが怖い…」
口の端を引きつるほど引き上げながら、食いちぎるように袋を破く。
興奮すると抑えが効かなくなる性格。
後に、ダークスピアと呼ばれる事になる彼女の本質は、すでに内に芽生えていた。
そして、その興奮とは戦いだけでなく…
「まだ、いけるよなぁ…小波…!」
「い、いやぁー!!」
…性的な意味にも通じるようであった…
304カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:37:19 ID:URtfgAsF


・・・・・・・・・


「…で?あたしいくつ渡したっけ?」
翌日、屋上には腕を組み、仁王立ちする朱里と、その前に正座するカズの姿があった。
「…ろ、ろっこ…」
「そう、一箱分ね。」
作った風ににっこりと笑う朱里の顔が、カズには鬼の如く怒っているように見えた。
「…で?昨日は何回したって?」
聞かれた内容の恥ずかしさと申し訳無さから、自然と声が小さくなる。
「…かい」
「な・ん・か・い?」
「はっ!は、はち、かい…です。」
はっきり答えろ、でなければ殺す。そんなプレッシャーを感じて、カズは思わず敬語になって答えた。
「ふ〜ん、そう…」
その答えに、よりいっそう笑顔を増す朱里の顔。
この時点で計算が合っていないことは、誰が聞いても明らかである。
「ところで、あたしの言った忠告…覚えてる?」
「…な、生でさすな、って…」
「あらそう、覚えてるんだぁ。じゃあ…」
ゆっくりと顔を近付ける。カズがびくりと震えた。
朱里はまだ笑顔だったが、目だけは笑うことを止め、続く言葉は怒りと苛立ちを孕んでいた。
「な・ん・で・中に出しちゃった時の対処法なんか聞かれなきゃいけないのかしら?」
射抜くように睨み付ける視線に耐えかね、カズは目を逸らす。
が、なおもじりじりと突いてくるそれに、限界を感じ口を開く。
「い、いや、その…なんちゅうか、抑えが効かんようになってしもて…」
「…アンタ、何のために特訓したのよ。」
笑顔でいることも面倒になったのか、呆れ顔で朱里が言う。
「無くなったら後は手でも口でも使って抜いてやればよかったでしょ。」
「あ、いや、その…小波は止めてくれたんやけど…」
「は?」
カズが言った事の意味がわからず、しかし数秒考えて一つ思い当たる。
「まさか…」
ありえない、と思いながらも、反応を見るにそうとしか思えない。
その考えが間違いでなかった証明を、すぐに目の前の少女はしてくれた。
「まぁ、えと…ウチが、な?」
「…アンタ…」
呆れて物も言えない、という風に、顔を覆って溜め息を吐く。
「ケダモノ。」
「ぐ、ぅ…」
昨日は小波に対して言った言葉が、今日は自分に返って来た。
305カズの特訓・後編:2010/10/23(土) 14:38:13 ID:URtfgAsF
「…め、面目次第もございません。」
謝罪の言葉と共に、地に頭を擦りつけ深々と土下座する。
その姿を見て、朱里はもう一度深い溜め息を吐いて言った。
「…しょうがないわね。これ、使いなさい。」
ポケットを探り、錠剤をカズの頭の先に放り投げる。
「へ?」
頭を上げ、それを拾い上げるカズに、朱里は不機嫌そうに続ける。
「緊急避妊薬。確実じゃないけど飲んでおきなさい。大分確率は下がるわ。」
元々は朱里本人が服用していたものだが、念の為にと持って来ていた。
起こりうる展開の一つとして予想していたからだ。カズの方が原因になるとは予想外だったが。
説明の意味を理解したカズは立ち上がると、パッと顔を綻ばせた。
「いやー、すまんなぁ朱里!感謝しとるで!!」
「ぐぅふっ!」
感謝の意なのか、バンバンと背中を叩くカズの手が、朱里の肺を刺激した。
強烈なダメージに思わずむせたが、カズは気にすることなく歩き出した。
「ほな、先に教室行ってるで、ありがとさん!」
飄々としたその態度。迷惑をかけていることに全く反省のないカズの様子に、朱里の額に青筋が浮かぶ。
その怒りが、彼女に一つのいたずらを思い付かせた。
「そういえば、一つ聞き忘れてたけど。」
その声に、カズはノブに手を掛けたまま振り返る。
「なんや?」
と首を傾げるのを見て、朱里はわざと大きな声で言った。
「どうだったの?アイツのモノは。」
朱里としては、彼女が慌てふためけば痛快。
それでなくとも真っ赤になればそれで愉快、という程度のつもりだった。
しかしカズは、少し頬を染め、言いにくそうにはしたものの、意外にあっさりと答えた。
「え〜と…ドリル、ついとった。」
それだけ言って、扉を開けて出て行った。
「…はぁ?」
謎の言葉に、後に取り残された朱里は眉間にしわを寄せ、首を傾げた。
「…アイツもサイボーグだ、なんて話は聞いてないけど?」
彼女がその意味を知るのは夏を過ぎ、『ファーレンガールズ』が結成・解散されたずっと後のお話。
306名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 14:43:47 ID:URtfgAsF
以上です
長いよどんだけ長いんだよ一通りチェックするのにニ時間はかかったよ
でも投下後に気付いた前編の誤字の多さに絶望したからかなり慎重にならざるを得なかった…

前編に感想くれた方、最後まで読んでくれた方、ありがとうございました
307名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 14:55:04 ID:iYbzrBUc
乙、よかったぞ
308プラゴミ代理人:2010/10/23(土) 15:36:40 ID:COfsrDC8
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
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309プラゴミ代理人:2010/10/23(土) 15:42:29 ID:COfsrDC8
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310プラゴミ代理人:2010/10/23(土) 15:51:58 ID:COfsrDC8
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311名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 16:02:21 ID:IiI/pf6k
>>306
GJ
312名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 16:03:31 ID:lv7TUJhr
>>306
GJ!! そして乙!
凄い長編だ
313プラゴミ代理人:2010/10/23(土) 16:06:36 ID:COfsrDC8
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
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さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
さらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらーさらー
314名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 18:14:46 ID:ECEiIfRy
カズがかわいい、だと……!? 読み応えのある長文、GJでした!

変な電波沸いてるけど気にしないで下さい。そんなものに負けない、いい作品でした!
315名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 18:32:32 ID:vO5W9KyM
カズは可愛いのです、偉い人もそれを理解しよう
GJですb
316プラゴミ代理人:2010/10/23(土) 18:41:02 ID:COfsrDC8
求む
さらの作品
317プラゴミ代理人:2010/10/23(土) 18:46:29 ID:COfsrDC8
さらのみが至高
318名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 18:49:22 ID:zYv5Mueo
・・・そろそろ通報しとくか
319プラゴミ(本人):2010/10/23(土) 18:50:59 ID:COfsrDC8
通報だけは勘弁してください
俺はさらの作品を読みたかっただけなんです
320名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 18:56:48 ID:jm6+UNvw
同一IDで大量の同文コピーなので、容量圧迫型荒らしのテンプレに合致してる
通報するなら今じゃないかな
321プラゴミ(本人):2010/10/23(土) 18:59:41 ID:COfsrDC8
さらの3サイズ(俺の理想)
86・50・77
こんな幹事か?

このスレに溶け込むので許してください
部で一人だけ童貞でイライラしただけです
322名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 19:05:27 ID:3hTFybqa
こいつって他所のスレも荒らしてんの?
323名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 19:05:42 ID:cwntbcTP
通報されたくなかったら二度とここに書き込むな
住人や職人に迷惑掛けたことを理解しろ
324名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 19:16:33 ID:zYv5Mueo
じゃあ次回以降奴の書き込みがあれば即通報という事で

あと>>306GJ
カズ可愛いな
11以降のカズに馴れちゃって
こういうカズはなんか珍しく思えてしまうね
325プラゴミ(本人):2010/10/23(土) 19:19:41 ID:COfsrDC8
最後に謝罪させてください(これはノーカウントですよね?)

今回の件は僕にも責任の一端はあったかと思います
今後は荒らさないので雑談とかSS投下とかはさせてください
お願いします!!
326名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 19:22:39 ID:jm6+UNvw
>>322
他スレだけでなく他板でも荒らしてる。
327名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 19:26:53 ID:IiI/pf6k
>>324
もうされてるけどね
328名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 19:54:10 ID:5OW9kHdT
過去に3〜4回は削除依頼済

IP表示か規制をしてほしい
329名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 20:03:28 ID:3hTFybqa
僕に「も」?
330名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 20:32:56 ID:Hl13iUZw
通報されるたびに慌てて何もなかったらまた暴れる、まるで成長してない
>>306 GJ!個人的に10の最初の頃のカズが好きだから嬉しかったよ
331名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 21:15:22 ID:g6sVq+mC
今回は完全にガイドラインに触れてるから通報で良いだろ
やっと平和になる
332名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 21:31:05 ID:QthfzweU
通報するならとっとと通報しておけよ
333名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 22:45:24 ID:ECEiIfRy
少なくとも俺は、お前の書き込みでさらSS書く気が全くなくなったがな。
はっきり言って逆効果だアホ。とっとと規制されちまえ。
334名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 05:00:03 ID:ot8Jdoxq
pcが規制食らったから携帯からぐっじょぶ!
ここまで気合いの入ったものはなかなか書けんですよ。
335名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 09:31:17 ID:GUnhF4QC
>>306 GJ!
俺も10の時のカズが一番好きだ
336 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:08:18 ID:REvqBGJy
お久しぶりです。
8主と冬子の作品を前編まで書いたので、投下します。

初和姦なのでうまくかけているかどうかわかりませんが…
処女が感じるなんておかしいという方はIDまたはトリップをNGにしてください。
337 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:09:03 ID:REvqBGJy
男はいつものように冬子と合気道の練習をしていた。今日は根室コーチがいないため二人きりだった。
となるとどうしても男は冬子のことを意識してしまう。
(冬子さん…こうやって見ると綺麗だよなぁ……)
名前通りの透き通るような色白の肌、バラの花びらを思わせるような小さな桃色の唇、
吊り上った目は意思の強さをうかがわせるが、黒目がちの大きな瞳はどこか優しさも湛えていた。
男はついつい冬子の美貌に見とれ、手から力を抜いてしまう。
心なしかいい匂いもする……品のいい香水か、冬子自身の香りかわからなかったが、すっかり油断して鼻から深呼吸までしていた。

気を抜いた男を見て、冬子は苛立ちを隠せない様子で、強引に男を倒そうとしていた。
「えいっ、くう…っ」
あんなに余裕そうなのに、掴んだ腕をねじり上げることさえできない。
さらに身体を密着させて、冬子は身体ごと男を畳の上に倒そうとした。
合気道の練習をしているので本来ならこんな力任せで男に勝っても意味はない。
しかし生来の負けず嫌いさからか相手の力を利用しなければならないということをすっかり忘れていた。

「力なら俺のほうが上みたいだな…………ん?」
男のほうも、なかなか投げ飛ばせない冬子の焦りに気がついていたが……
せっかくだから好きにやらせてみようと足に力を入れてその場に踏みとどまった。
ここでふと、腕に柔らかいものが当たっていることに気がつく。
男が冬子のほうを見ると、丸い二つの膨らみがしっかりと胸に押し付けられていた。
(こ、これは…冬子さんの胸が…!!)
ぷにゅぷにゅっとした心地よく暖かな感触……冬子が夢中になっている隙に手を動かしてみるとさらに乳房が腕に食い込んだ。
大きさこそ控えめだったが、マシュマロのように柔らかく、ぷるんっと押し返すような弾力も申し分ない。
しかも胴着が肌蹴て薄手のシャツ越しに胸が当たっているので体温もダイレクトに伝わってきた。
(柔らかくて気持ちいいなぁ…ああ、この優しい感触……)
男は欲望のままに何度も腕を動かして、強く当てられた程よく熟した果実をじっくりと堪能する。
(こう、普段はつんつんしてるけど…二人きりになったら…)
ヴェールに包まれた母性の象徴は男の思考力まで奪っていき、いつしかよからぬ妄想まで始めていた。
(優しくチンポしゃぶってくれたりなんかして…)
夢想の中では、普段は物言いもきつく、お高くとまっている冬子が目の前に跪いてそそり立つ肉棒にむしゃぶりついている。
男は目を瞑り、その至上の光景を楽しむ。唾液まみれのペニスを上目遣いの冬子が頬張り…そして…………

「やあっ…!」
ふっと男から力が抜けるのを感じると、冬子は思いっきり男を畳の上にねじ伏せた。
男の上に乗りながらその筋肉質な身体を無理矢理押し倒す。
「うわっ!! いたたた……」
荒く息をつきながら倒れた男の近くにしゃがみこんで様子を見る。
怪我はしていないようなので内心安心しながらも、冬子はどこか怪訝そうな顔をしていた。
「どうしたの? 急に力が緩んだみたいだけど…」
食らい付くように男の腕にしがみついていたとき、妙ににやにやしていた、そのことがどうしても気になっていたが…
「いや、なんでもないよ…やるなぁ、冬子さん」
と、男は言葉を濁し話をごまかしてしまった。
ぜひ彼の心中を知りたかったが、言葉で追及して本心を話してくれる人ではないということも、短い付き合いの中でよくわかっていた。
「あなたほどではないわ。私のほうが先に始めたのに…もう追いつかれてしまったのですから」
だから冬子は話を変えて、男を見据えながらさりげなく褒める。
育ちのせいで気位が高いからか、表面的なお世辞を言うことはあっても、こうやって他人を評価し認めるような発言をしたことはない。
彼のせいで少し変わったのだろうか…こうやって男のことを考えていると不思議と胸が高鳴る。
最初は異性に慣れていないからだと思っていた…でもすぐに違うとわかった。
顔が赤くなっているような気がして、それをごまかすために冬子は投げ飛ばしたままの男の上にのしかかり固め技をかける。
338 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:09:24 ID:REvqBGJy
「ちょ、ちょっと! 冬子さん!?」
「せっかく横になっているのだから、こっちの練習も…」
(ああっ…また胸が……)
(痛いけど、ぷにぷにしてて気持ちいい…)
不意打ちとも取れるような行動に男は戸惑い、結局いいように技をかけられてしまった。
押さえつけられているがあまり痛くはない、それよりも胸が顔に当たり、むにゅむにゅとこすり付けられる乳房に力が抜けてしまう。
「こうされたら、抵抗できないみたいね…」
「うぐっ……冬子、さん………」
気持ちよさそうにしてるのを反撃できないだけだと思ってるのか、さらに冬子が馬乗りになった。
腹の辺りにお尻が乗っかるとプリプリとした重みのある肉が男の身体を圧迫する。
胸が顔から離れてしまったのは残念だったが、質感の違う大きな桃が楽しめるのでこれはこれでよかったが。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

練習を終えてから15分後……男はシャワーで身体を洗い道場に戻ってきたが、まだ冬子はシャワー室にいるようで姿は見えなかった。
「ふう、すっきりした…冬子さんは、まだか…」
荷物をまとめながら冬子が戻ってくるのを待つ。考えるのは明日の試合のことと、冬子のこと。
(シャワー、浴びてるんだよな……)
そんなことを考えると、立て続けに邪な想像をしてしまった。
一糸纏わぬ冬子がシャワーを浴びる光景、水滴を弾くような張りのある色白の肌、背中まであるつややかに濡れた長い髪、
半球型の綺麗な乳房、きゅっと上を向いたお尻、しなやかに伸びた太もも…そして………
尽きる事のない妄想に浸っていたので、男は背後からやってきた冬子に気がつかなかった。
「へへへへへ……」
「何一人で笑っているの? ちょっと気持ち悪いわよ……」
いきなり後ろから声をかけられて男は飛び上がりそうなくらいに驚いてしまう。心臓が止まりそうになったのは生まれて初めてだった。
「うわあっ! な、な…なんでもないよ!」
振り向くと、シャワーを浴び終えた冬子がいた。さっきとは違う、リンスのいい匂いを漂わせて。
(冬子さん…いい匂い……)
首筋に鼻を押し当ててくんくんと匂いをかぎたい衝動に駆られながら、その場を取り繕う。
冬子は意外と鋭いのでごまかしきれるかどうかはわからなかったが。
「…………? まあいいわ。ところで、このあとは暇かしら?」
じろっと睨まれたような気がしたが、話を続けてくれたので安心する。
「え、今日は大丈夫だけど」
「そう…なら、私の家に来てくださる? 話したいことがあるので」
どうやらお誘いのようだ……今日は暇だし、食事もできるということで男はすぐにそれを受けることにした。
話したいこと…と改まって言われたことで男は少しだけ警戒する。
もしかして冬子に欲情していたのがばれたのだろうか……それならまだしも、自分の本当の姿についてか……
(まあいろいろ考えてもしょうがないか…)
「話したいこと? ここじゃ話せないことなら別に構わないよ」
冬子の真意を探る……といえば大げさになるかもしれないが、とにかく男は誘いを受けることにした。

――――――――――――――――――――――――――――
「ん〜、相変わらずうまい。舌でとろけるようで、それでいて後味はさわやか、まるで草原の………」
男がおいしそうに食事をするのを見て、冬子は呆れたような顔をしながらも微笑んでしまう。
「……本当においしそうに食べるのね、その顔を見たら城田もきっと喜ぶわ」
「冬子さん、ところで話って……」
思い出したかのような男の言葉…どうしても聞きたいことはあるのだが、内容が内容なのでなかなか言い出せなかった。
「あとで話すわ。私の部屋で……あまり他の人には聞かれたくない話だから」
男は納得したようで小さくうなずいた。部屋に男を入れるのは初めてだった。
彼が、自分の領域に入る最初の異性……そう思うと、冬子は何気ない会話の中でも男を強く意識してしまう。
339 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:09:42 ID:REvqBGJy
(聞かれたくない話…一体なんだろ?)
冬子の緊張をよそに、話をはぐらかされた男は冬子の真意を測りかねていた。部屋にまで来てくれというのなら重要な話なのだろう……
「そういえば、学校のほうはどう?」
考え込んでは怪しまれると、男は話題を変えた。
振った話は当たり障りのないものだったが興味がないわけではない。男は身を乗り出して冬子に顔を近づける。
「どう? そうね…別に何も変わらないわ」
この返答はある意味予想していた。別の話題にしようかと男が口を開こうとした瞬間、冬子が続けてしゃべる。
「あ……でも、あなたのおかげでレポートの評価は結構よかったわ」
「あれか……あの時は大変だったなぁ…ああいう知的作業っていうのは苦手だから」
大学の図書館で、何時間も本を探しあげくあれじゃないこれじゃないと文句を付けられたことを思い出す。
普段は野球漬けの男にとって溢れんばかりの本の中に身を置くことは、新鮮である一方、ひどく疲れるものだった。
「……知的作業? 本を探しただけじゃない」
もっともらしい顔でうなずく男に冬子がすかさず突っ込みを入れる。こういうのは相変わらずうまいよなぁ…と思わず感心してしまった。
「あ……そうだったっけ?」
なんて適当な相槌を打ちながら冬子を見ると、ナイフやフォークの使い方、食べ方が綺麗だと改めて気づかされる。
(綺麗な食べ方だな…さすがお嬢様……)
「はぁ………」
容姿端麗の上に一部の隙もなく行き届いたテーブルマナーに思わず見とれてしまった。

また男がぼーっとしている。さっき練習をしていたときもにやにやしたり様子が変だ。
何か考え事をしてるのかもしれないが、冬子には何を考えているのか理解できなかった。
「どうかしまして?」
「え、いやいや…なんでもないよ、気にしないで」
また男にごまかされてしまう。あまりしつこく追及すると角が立つような気がして及び腰になってしまうが……
「今日は様子が変よ……さっきもぼんやりしていたわ」
「ちょっと疲れてるのかも……」
普通の女性なら、こういうときなんて言うのだろうか…”違う世界”でずっと過ごしてきた冬子には、
”普通の世界”で過ごしてきたであろう男のことがたまによくわからなくなる。
「……………本当に? まあいいわ…信じてあげます」
男が食べ終わるのを見計らって、冬子は立ち上がり、扉のほうに向かう。なんとなくもやもやしたものを抱えながら。

冬子に続いて部屋の中に入る。中はキャッチボールができそうなくらい広い。
家具は白を基調とした高そうなものばかりで、男はすっかり気後れしてしまった。
「すごい…なんて広さだ……俺の部屋4つ分くらいか…」
「そんなところに住んでいるの…息が詰まりそう。一度見てみたいわ」
冬子は心底不思議そうな顔をしていた、馬鹿にしたようには見えない……やはり住む世界が違うのだろうと男は変な納得をしてしまう。
「ははは………」
もの珍しいからか、部屋の隅から隅まで見渡す。その様子を冬子はしっかりと見ていたようで…
「あまりじろじろ見ないで下さる?」
「あ、ああ……ごめんごめん…圧倒されて、つい…」
冬子に落ち着かない態度をたしなめられて申し訳なさそうな表情を浮かべる。

――――――――――――――――――――――――――――
「お嬢様…紅茶をお持ちしました」
二人が椅子に腰掛けたところで、牧村がやってきて紅茶を注ぐ。
男を自室に招いたことで何か思うところがあるのだろうか、なかなか立ち去ろうとはしない。
「牧村、もういいわ……下がって」
「……………かしこまりました」
冬子が出て行くように促すと、ようやく立ち去ってくれた。
立ち聞きをされるということは考えられないが、足音が聞こえなくなるまでしばらくの間待つ。
男はまだなんとなく落ち着かない様子で熱い紅茶をすすっていた。ここまできたら話を切り出さなくてはいけないのだが……
「……話って何? もしかして、話しにくいこと?」
沈黙を破るように男のほうが先に口を開く。それに続くようにようやく話し始めることができた。
「ええ……話しにくいといえば…そうかもしれません」
「………………………今までに、その…誰かとお付き合いをしたことはあって?」
「……? そりゃそれなりには……でもどうして?」
質問の趣旨を理解できなかったのか男は冬子に聞き返す。
表面的には彼の恋愛経験を聞いているのだが、本当に聞きたいのはそんなことではなかった。
340 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:09:54 ID:REvqBGJy
「……………………それは、その……あなたのことをもう少し知りたくて。それに……」
これも違う。気恥ずかしいからか今一つ核心を付いた話ができず冬子は我ながら歯がゆい思いをしていた。
「それに?」
「…………私は………経験が……」
小さく息をついて、意を決して冬子は話し始める。ぽつりぽつりと……
「だから、男女の行為がどういうものなのかよくわからなくて…」
「あ……」
ここまでしゃべれば、ようやく男も理解したようで真顔になる。
自分なんかがいきなり変なことを言い出したからきっと男はおかしくなって笑ったりするんだろう…冬子はそう考えていた。

「このようなことを聞けるのは、あなたしか……」
(おいおい、これってまさか…)
冬子の思考とは裏腹に、男は思わぬところからの発言に戸惑い言葉を失っていた。普通に考えればチャンスなのだろうが……
冬子の立場が立場なだけにもしかして……と思っていたが見事に大当たりだった。
だが、相手が初心なだけにここであせるわけにいかないと、男は何とか平静を装う。
「ま、それは気にしなくてもいいんじゃないのか? むしろ俺からするとすごく嬉しい…」
「嬉しい?」
冬子は目を白黒させるが、これは本心だった。多くの男性にとって、好きな女性に経験がないというのは嬉しいものだろう。
まして冬子は人目を惹くほどの容姿の持ち主だ。そんな彼女の処女を奪えるなら…………
「男ってのは、女の人の初めての男になれるのがすごく嬉しいんだ。もちろん俺も例外じゃない」
冷静さを欠いているのは男も十分わかっていた。しかしあせってはいけない。冬子をその気にさせるのが先決だ……
「そう……知りませんでした。やはりいろいろなことを知っていたほうがいいのでは、と思ったので」

「いろいろ知りたいんだったら、俺がちゃんと教えてあげるよ。俺だって何も知らないわけじゃないんだ」
どこまで冬子が乗り気なのか、男は試してみることにした。興味本位で聞いただけなのか…それとも”その気”なのか……
冬子の表情を見る、薄桃色の頬はわずかに赤みが差している。
やはり恥ずかしかったのだろう…あんなに思い切ったことを言ったのだから無理はない。
「……………」
「冬子さんの部屋に招いてくれたってことは………」
(い、いいんだろうか……でも、これはチャンスだ…!)
押し黙ってしまった冬子…このまま待っていてもだめだろうと男は思い切って隣にいる冬子の手を軽く握ってみた。
手をつないだりなんてもちろん何度もあったが……いつもとは意味合いが違う。冬子もそれはわかるだろう。

「…………」
隣に座った男の手のひら……いつもとは違って少し熱く、汗ばんでいるような気がする。
相手に聞こえてしまいそうなくらい心臓の音が高鳴る……こんなに緊張したのは初めてだった。
「あっ…!」
それだからか、気がついたら冬子は触れる男の手を離してしまう。顔が熱い……もしかしたら真っ赤になっているかもしれない。
「ご、ごめん……」
「いいえ、悪いのは私ですから……」
男は、ひどく申し訳なさそうな顔をしていた。拒んでしまったのだから当然といえば当然なのかもしれない。
ただ…このまま男を受け入れたら、もっと恥ずかしいことをされてしまいそうな気がしていた。
それがいいことなのか悪いことなのかはよくわからない。
………あと一歩を踏み出す勇気がほしかった。こんなにはっきりとできないうじうじした自分がいたなんてまだ信じられない。

「冬子さん………」
「あなたのことは、大好き……でも……」
(まずい、やりたい……でも、押し倒したりしたらまずいよなぁ…)
目を潤ませ、顔を赤くしている冬子を見て男はすっかり欲情してしまっていた。手をつなぐだけで満足できるはずはない。
柔らかそうな頬、つややかな唇、白く細い首筋…順番にむしゃぶりつきながら、
衣服の上からでも十分に膨らみが見て取れる乳房、強く抱きしめればそれだけで折れてしまいそうなくびれた腰、
その腰とのギャップを感じさせるヒップの膨らみに手を伸ばし揉みくちゃにしてやりたい。
ただ、そんなことをしてしまったらきっと冬子を傷つけてしまうだろう。初めてを捧げてもらうのだから、
できるだけいい思い出にしたい、性欲よりも冬子への気遣いが勝ったのか男は何とか踏みとどまる。
「でも?」
「怖いの……ここであなたを受け入れたら…何か、変わってしまうような気がして…」
341 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:10:05 ID:REvqBGJy
冬子のためらいは、男にも十分理解できた。もう一歩、背中を押せる魔法の言葉を捜していた。
………そんなものがあればいいのだが。
「どうして? 男女の付き合いには欠かせないことだと思うけど?」
「それは…わかっています……」
(うーん……だめかな。口説くより体当たりか…?)
いっそのこと自分のペースに冬子を巻き込んでその気にさせてしまうか……男は前に誰かから聞いた話を思い出す。
マッサージでもして身体を解してあげれば何とかなるかもしれない…それに、冬子に思いっきり触れてみたい。
男は傍から見れば冷静そのものかもしれないが、今すぐ冬子に襲い掛かりたい衝動をかろうじて押さえ込んでいた。
そんな気持ちを少しでもガス抜きしなければいけない……ずいぶんと安っぽいいいわけだな、と男は自分自身に呆れてしまった。

「冬子さんは頭でいろいろ考えすぎちゃうんだよ、きっと。多分それで必要以上に緊張してるんじゃないのかな?」
「………………」
「だから、俺が冬子さんの緊張を解してあげるよ」
「………どうやって?」
「マッサージで。身体を解せば心も解れるかなって……さあ、ベッドに横になって」
男の言う通りかもしれないが、肌に触れさせるというのはどうなのだろうか……本当に………
ここまで考えて冬子ははっと気がつく。確かに頭でいろいろ考えすぎている。そもそも男女の営みは理性ではなく本能で行うものだ。
自分はどうしたいのだろうか……彼に、抱かれたいの…だろうか………?
怖くないわけではないが、男のぬくもりをもっと強く感じたかった。そのための代償なら支払える……この気持ちは、嘘ではないはずだ。
「わかったわ……これでいいのかしら?」
受け入れよう……もっと、彼のことを好きになるために。冬子はそう決意して立ち上がりベッドのほうに向かう。男もあとから付いてきた。まとわりつくような視線がすこし気になったが……

「ごくっ………もうちょっと脚を、開いて……」
意外なくらい素直になった冬子に男は一安心するとともに、これからできることを想像し気持ちを高ぶらせていた。
広いベッドの上にうつぶせになる冬子。髪がふわりと広がり短めのスカートがわずかに翻る。伸びた脚の先には冬子の下着が……
男は身をかがめ食い入るように冬子のスカートの中を覗こうとしていた。長い脚もわずかに開かれているので何とか見えそうだった。
(パンツ見えそうだな………)
「はっ……いいからマッサージを始めなさい」
(ああ、もうちょっとだったのに……)
あと一息、というところで冬子が男に振り返り、咎めるような口調でマッサージを促す。
気づかれてしまったのだろう…残念に思いながらも覗きをしたのは自分なのだから諦めて自分もベッドの上に乗る。
冬子に顔を近づけた瞬間、髪の匂いが鼻をくすぐる。さらさらの髪の毛に指を絡ませてみる。
ビロードのような触り心地の髪はまったく指に引っかからない。
「じゃあ、まずは肩から…痛かったら言ってね」
いつまでも触っていたらまた怪しまれるので、まずは肩を揉み解そうとする。
指に力を入れて、首筋から肩甲骨、肩までツボを押しながら肩を揉んでみる。
もっとも、マッサージの経験はあまりないので、見よう見まねだったが。
「…………」
「………気持ちいいわ…マッサージなんてしてもらったの、初めてだから…」
ふうっ…と冬子が切なそうにため息をつく。どうやら悪い気はしないようで目を瞑りどこかうっとりとした表情を浮かべていた。
一方、男はとてもではないが落ち着いてなんていられなかった。
目の前には無防備な冬子が……彼女を思い何度も自分自身を慰めていたことを考えると、
何でこんな回りくどいことをしているんだ、さっさとやってしまえ…という心の声に耳を傾けてしまいそうになる。
そんな悪魔のささやきを何度も振り払い、ふにふにと柔らかな二の腕を、ぎゅっぎゅっと押し込めるように揉み続ける。
「くんくん…………」
もちろん衝動を全て押さえ込むことはできず、自分でも気がつかないうちに豊かな髪に顔を埋めて、甘い香りで肺を満たしていたが。
「息が荒いわよ…」
「そ、それは仕方ないよ。冬子さんにこうやって触ったこと、今までになかったから…」
冬子の言葉でふと我に返る。心なしか揉む力も強くなっていたような気がして手を緩めた。
顔を上げてひとまずマッサージに専念することにした。
342 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:10:14 ID:REvqBGJy
「…あなたでも緊張するのね」
そう言った冬子の方がよほど緊張していた。男の手が軽く触れるだけでその部分がやけどしたように熱くなる。
制服の中に隠れた素肌はじっとりと汗ばんでしまう。
「はあ………あん……っ…」
背中の辺りを触られたときに軽く電気のようなものが走った、そのせいかとっさに変な声を出してしまう。
ゆっくりと男のほうを見上げると視線がぶつかる。熱に浮かされたような男の目……しばしの沈黙の後目をそらしてしまう。
「ん、ちょっと強すぎるわ…」
「ああっ、ごめん…!」
沈黙に耐え切れなくなった冬子は男を拒むようなことを言ってしまう。
本当はもっと触ってほしかったのに……乱れつつあった自分が許せずに素直になれなかった。
身体にはまだ火照りが残っていて、額にも汗が浮かんでいた。これ以上続けてもいいのだろうか……
マッサージが気持ちよかったから、逆に冬子の中にためらいが生まれてしまう。

(でも、あまり嫌がってないな…これは……)
冬子の気持ちは揺れている。男は彼女の態度を見てそう確信していた。気持ちが固まればおのずから手つきも大胆なものへ変わっていく。
背中から腰のほうに手をやり、親指で腰骨の上あたりに圧力をかけながら、他の4本の指はお尻の膨らみにさりげなく宛がう。
「冬子さんって、ウエスト細いんだな……」
「あふ………っ」
(もうちょっと下に…………)
男は無駄な肉がほとんどついていない腰を撫で、ゆっくりと指先をお尻のほうに向かわせる。指が這い回るたびに冬子が身体を震わせる。
声を出さないようにしているのか、唇をかんで喘ぎ声を押し殺している。
触られ慣れていないから敏感なのかもしれない、指で円を描かせつつ、ついに柔らかなお尻に触れることに成功した。
「…………?」
「ほら、これはマッサージだから、だから全体を満遍なく揉み解さないと」
冬子は困ったような顔をするが男はお構いなしにお尻を手のひらで包み込んだ。今までのツボを押す手つきとはまったく異なる触り方で、冬子が何か言わないか不安だったが、マッサージだと思っているのか無言のままだ。
「……わかったわ、続きをお願い」
冬子の疑いの目つきが心に突き刺さるようだった。だが、続きをすることを許してくれたみたいなので続けてお尻を撫で回す。
押し付けた手指を沈めるように力を入れる。むにゅっ…と柔らかな尻肉は簡単に形をへこませる。
スカートの上からでもぬくもりと心地よさが伝わってきた。
柔らかいだけでなくぴんっと張り詰めた美尻を思わずわしづかみにして揉み回したくなってしまった。
「ん……あ………はあぁ…」
プリーツスカート越しに引っかかりを感じる。ここが下着のラインだろうか……
合気道の練習をしているときも時々覗く下着の線に男はいつも欲情していた。
短いスカートを持ち上げてしまえば、冬子の下着はあらわになるはず。
今なら簡単に見えるんじゃないのか……とスカートの裾をそっとつまみあげた。
(ついでにスカートもめくっちゃえ…)

「っ……こ、これ以上はいいわ、もう十分解れたからっ!」
スカートをめくられそうになっていることを素早く察知した冬子はあわてて男の手を止める。
最後までするつもりなのだから、下着を見られたくらいで…とも思うが、まだ心の準備ができていない。
それに、例え相手が彼であっても覗きのような姑息な行為は許せなかった。
「えー……まあ、冬子さんがそう言うなら」
「まったく………どうしてそんなに残念そうなのかしら?」
反省の色のない男に、どこか上ずっていた声で嫌味をぶつける。
「そこまで触っていいなんて…言ってなくてよ。
それに、これはマッサージのはず…お尻まで触るなんて、痴漢じゃあるまいし……」
マッサージのはず……でも、触られたときはぜんぜん嫌ではなかった。それどころか…今はもっと触ってほしいとまで思っていた。
身体が疼く…こんな気分は初めてだった。
触れる手は羽のように冬子の身体をくすぐり、押し当てられる指は心の中にまで入り込んでくるようだった。
心臓は今も早鐘を打っている。早く続きをしてほしい、もっといろんなところを触ってほしい……
こんなこと、当然男にはいい出せず気恥ずかしそうにもじもじするだけだった。
じっとりと汗ばんだ額を手の甲で拭い、もう一度視線を前に向け、男に続けてもいいというサインを送る。
「続き…お願いできるかしら? でも…今度おかしな真似をしたら……」
「わかったわかった、もうしないよ、冬子さん」
343 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:10:26 ID:REvqBGJy
しばらくの間、男は大人しくマッサージを続けていた。手は足首、ふくらはぎのほうまで進んでいたが、太ももの辺りは触れてこない。
さっきやめろといったからだろうか……触ってほしくないわけではなかったので、少しだけ残念だった。
「今度は、俺のほうを触ってほしいな?」
足裏まで揉み解し終えると、男が隣に横になった。触ってほしいといわれても何をどうしてほしいのか、冬子には理解できなかった。
「触る……マッサージをするってことかしら?」
「違う違う、触ってほしいのは…」
てっきりマッサージをしてほしいと思ったが、男は股間を指差している。その部分にあるのは男性器だろう。
男に向かって伸ばしかけた手を引っ込める。そんな恥ずかしいことできないと首を振った。
「そ、そんなの……だめよ」
「どうして? ここを触ってもらうとすごく気持ちいいんだ」
冬子は拒むが男はなおも食い下がる。男の股間に目をやるとそこは膨らんで、まるでテントのようになっていた。
「でも……恥ずかしいわ」
「お願いだよ、冬子さん…こんなこと、冬子さんにしか……」
いつになく男にせがまれる。いつもわがままを言うのは自分ばかりで、男からここまでお願いをされたのは初めてだった。
「…………仕方ないわね、こんなことするの、あなただけですからね…」
別に、ちょっと触るだけなら……それにあまり嫌がったら嫌われるかも……冬子は仕方なし…という振る舞いをしてペニスに手を触れる。
触れた瞬間、びくんっとペニスが跳ねる。脈動と熱がズボンと下着越しからはっきりと伝わってきた。

冬子がテントに指を絡ませる。遠慮がちなタッチだったが、細く柔らかい指の感触を楽しむことができた。
「ううっ………男のあれは見たことある?」
ぎこちない手つきだったが、冬子が一生懸命触ってくれているのだと思うと、さらにペニスが硬くそそり立っていく。
男は上ずった声のままペニスを見たことはあるかと冬子にたずねる。
ダイレクトな質問だったからか冬子の顔が少し赤くなったように見えた。
「…………一度だけ」
「……わかった、お兄さんのかな?」
返事をしながらも冬子は硬くて太い肉竿を手のひらと指で何度もこすっていた。単純な往復運動…物足りなさを感じるが、
ちらちらと落ち着かない様子で男の顔と勃起したペニスを交互に見る冬子の仕草に何ともいえない愛おしさを覚える。
「違うわ、私……痴漢に遭ったことがあって、そのとき…」
「痴漢? さっきもそんなこと言ってたな。ところで、痴漢って何されたの?」
痴漢…その言葉を聞いて興奮してしまう。冬子が痴漢に遭った……
確かにこれだけきれいでスタイルもよくていい匂いがすれば男に狙われてしまうのも無理はない。
(やっぱり…胸揉まれたり、指入れられたりしたのかな…?)
「……そこに食いつかないでほしいわ……ちょっと、お尻を触られて、それで…」
当然だが冬子はあまり話したくなさそうだ。しかしできるだけ具体的に聞きたかった。
妄想の中では満員電車の中、冬子は下着の中に手を突っ込まれ割れ目を直接触られていた。
頬を赤く染めて声を押し殺す冬子、その目は潤み、頼りなさ気に宙をさまよう。痴漢に割れ目を弄られるたびに肩を小刻みに震わせて……
「それで? それで? スカートめくられた? 他の場所は触られなかった?」
妄想の材料にするためについついしつこく聞き出そうとしてしまう。
冬子の立場になればこんなこと聞かれるのは絶対に嫌だろう…男はそんなことにも気がつかなかった。
「相変わらずデリカシーがないのね……」
冬子がむっとしたような表情を浮かべる。手の中にあった肉竿を強く握り締めながら男をにらみつけた。
「いたたたた! つ、強く握らないで…っ…! ごめん、もう聞かないから…!」
「……お返しです」
これには男も参ってしまったのか、苦しそうに冬子に許しを請う。竿だけだからまだいいが、この調子で玉に手を出されてはかなわない。
男の痛そうな声を聞いて、少し気分が晴れた。冬子は力を緩め優しくペニスをさする。
勃起した亀頭のあたりを指先でくすぐっていると男がいきなりズボンのジッパーを下げた。
「何をするの?」
「いや、せっかくだから生で触るのはどうかと思って」
露出するペニス…面と向かってみたのはこれが初めてだった。屹立するそれは、今にもはちきれんばかりだった。
344 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:10:37 ID:REvqBGJy
あれが自分の中に入る……そう思うと不安を感じるが、それ以上に身体の芯が熱くなるような………期待を覚える。
「……お断りよ、そもそも…私、触りたいなんて言ってないのだけど」
ペニスをまじまじと見ながら冬子はごくりと生唾を飲み込む、触ってみたい…
けど、男の思うとおりに動いてばかりな自分がどこか恥ずかしくもあり拒絶してしまった。
本当は……触ってみたくないこともなかったが。
「でも…もっと続きはしたいでしょ?」
見透かしたような男の言葉、もちろん続きはしたいが気持ちを読まれたことが悔しく、首を縦に振ることも横に振ることもできなかった。
「………………」
「拒否しないってことはいいんだね?」
沈黙を肯定と受け取った男が冬子の手を取った。男の手は汗で少し湿っていた。
余裕たっぷりに見えるが、向こうも緊張しているのだろうか……
「あっ………」
てっきりペニスを握らされるとばかり思っていたが、男の顔が近づいてくる。避ける間もなく、頬に軽くキスされてしまった。
男の息遣い、唇の感触、付いた唾液…その全てがはっきりと頬に残っている。冬子は戸惑いを隠せないままキスされたところを軽く触れる。
「冬子さんの頬、すべすべぷにぷにで気持ちいいよ」
ぼんやりしているのをいいことに、男はさらにキスをしようとする。
まだ心の準備ができていないと、今度こそ逃げようと思ったが、背中に手を回され動くことはできなかった。
冬子の唇に男の唇が触れる。粘膜のねとっとした感触を上下の唇で強く感じた。
唇を触れ合わせるだけの軽く、まるで小鳥が啄ばむような優しい口付け。
それだけなのに、冬子は気絶してしまいそうなくらいどきどきしていた。
生まれて初めてのキス……それを彼とできたのは喜ぶべき事なのだろう。
さっきまで逃げようとしていたのに、今度は冬子から男のほうにしがみついていた。
「ん………っ…」
「ん……」
二度目のキス、男と呼吸のタイミングが合う。押し付けられた唇の生暖かさが口の中にまで広がってきた。
男の手が腰から下、お尻のほうまで進む。丸く盛り上がった左右の山を撫でられてもあまり気にならなかった。
今はもっとこのままでいたい……これが冬子の本音だった。
「は、あっ………」
やがて、男が口を離す。名残惜しそうに冬子は男の身体に手を回してしまった。もう少し…と思ったときに限って男は離れていってしまう。
もしかして焦らされているのだろうか…
「初めてのキス、どうだった?」
「どうと言われても………よかったわ…あなたとできて」
感想を聞かれると、自分でも信じられないくらいに素直に答える。普段なら恥ずかしくてこんなことは言えないだろう。
どんな顔をして男を見ればいいかわからずに、うつむいたまま赤くなった顔を横に向ける。

(可愛すぎる………)
「冬子さん…………もう一回」
冬子の恥じらいを浮かべた表情が何ともいえず可愛らしくて、男はもう一度キスをせがんだ。
手はまだふっくらしたお尻に宛がったままだが冬子は何も言わない。
だんだんと自分のことを受け入れてくれる冬子、このまま突っ走りたい気持ちをぎりぎりのところで抑えながら、男は冬子の唇を求める。
「え? う、ん……っ……」
小さくうなずいた後、上目遣いの冬子がそれに応える。花びらのような唇は、唾液でつやつやとしている。
(柔らかくてねとねとしてて…甘くておいしい……)
―――ちゅっ…くちゅっ………
唇を優しく啄ばんだ後、冬子の上唇、下唇を舌でなぞった。冬子の唾液はほんのりと甘い味がする。
何者も受け入れたことのない唇…それを容赦なく汚している………征服感が気持ちいいからか男は身体をぞくりと震わせた。
(もう抵抗しないかな……?)
そっとスカートをまくって、下着の上からお尻を撫でる。冬子の肩が跳ねるが、気にせずに手のひらでお尻に円を描いた。

冬子は何も言わず、ただ男のほうを見ていた。心なしか唇を突き出しているようにも見える。
潤んだ瞳とりんごのように赤く染まった頬…誘っているような顔を冬子なりのおねだりだと男は解釈した。
男は冬子の顔を正面から見据えて、今度は不意打ちではなく同意を得ようとする。こんなキスではもちろん物足りなかった。
「もっと違うキスをしてみようか……」
345 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:10:49 ID:REvqBGJy
「………!!」
違うキスの意味も、冬子はわかっているのかもしれない。それた大きな瞳は天井や壁のほうに向けられ、落ち着きなく動いている。
もう一押しだろうか……男は冬子の華奢な身体を抱きしめて引き寄せる。黙ったまま腕に力を入れて冬子がほしい…とサインを送った。
身体に乳房の柔らかな丸みを感じる。これだけ密着していれば向こうにも勃起したペニスの存在がわかっているはずだ。
「……………」
冬子は再び視線を交差させて、小さくうなずいた。男は腕の力を緩めて冬子の唇に狙いを定める。
冬子も少しだけ背伸びをして男がキスしやすいように高さを合わせる。
「ん、んんっ………………んぅ…」
―――ちゅっ…じゅるっ……ぷちゅっ……
冬子の唇を割り開き、わずかに閉じた歯をこじ開けて口の中に舌をねじ込む。暖かくて柔らかく、湿度の高い冬子の口内を舌でなぞった。
冬子が身体をこわばらせる、舌もおびえたように下あごの奥あたりから出てこない。
(冬子さん、震えてる……?)
―――じゅるっ、じゅ……うっ……ちゅるっ…
唇に吸い付きながら、怖がらなくていいと、男は冬子の背中を優しくさする。冬子の震えが止まった…少し落ち着いたようだ。
(これなら大丈夫かな……)
次に、縮こまった冬子の舌を捕まえようと舌を奥まで進ませる。ぴちゃぴちゃと唾液が交じり合う音が妙に耳に残った。
「んっ…………!」
ぷにぷにしてて小さな舌を捕まえた瞬間冬子が小さく声を上げる。
冬子の方も男の背中に手を回していた、嫌がっているようには見えないと構わずに舌を絡ませる。
―――じゅぷっ、ちゅっ……ちゅうぅ………ぴちゅっ…
まるで捕まえた獲物を食べるように、男は冬子の柔らかく、傷つきやすそうな果肉に蛇のように舌を巻きつけ、唾液をすすった。
「!?……はう…っ……」
―――ぷちゅっ、ちゅるっ……れろっ…ちゅぱ……っ…
冬子の身体がびくっと揺れる。その揺れを押さえ込むように彼女を抱き寄せると、冬子は安心したような顔になり目を閉じた。
―――ぴちゃっ……ちゅっ、ちゅ…ぅ…じゅる…っ…
舌を右から左、左から右と細かく動かしてさまざまな方向から冬子の舌をしゃぶる。
冬子はキスの感触に酔いしれているのか、目を細めて身体を委ねていた。
冬子の舌を解放してやると、今度は舌の付け根から歯茎、歯、内頬と鮮やかなピンク色をした粘膜を丹念に舌でなぞる。
極上の肉を味わっているような舌触り…とろけそうなくらい柔らかく、やけどしそうなくらい熱い。
男は息が荒くなるのを必死に我慢しながら冬子の唾液をすすり、喉奥まで流し込んだ。

「……ぅ…………」
男が舌で口の中をかき混ぜる、生暖かさが妙に心地よく夢うつつで男との口戯を楽しんでいた。
しかし、ここで突然男の舌が止まり奥に引っ込んだ。もう終わりなのだろうかとも思ったが、男は冬子を抱きしめたまま離れない。
もしかして…今度は自分の番なのだろうか、意識が朦朧として倒れこみそうな中、冬子はそう考えた。
彼のようにうまくできるだろうか…拙くぎこちないキスで失望させてしまわないだろうか…
「………………」
でも、男ともっとこうしていたいという気持ちは心からあふれ出してしまいそうなくらいに強かった。
だから…自分から、そっと舌を男の口の中に差し入れ、さっきされたみたいに男の舌に自分の舌を絡ませる。
「…んっ………ん……ぅ……」
―――…ちゅっ…ちゅっ……じゅ…っ…
尖らせた舌で男の舌をつつき、上面のざらざらしたところに、まるで文字でも書くみたいに舌を這わせる。
舌を動かしていると、自然と男の唾液が自分の口の中にたまる。それを飲み込むと少しだけ苦い味がした。
―――ぴちゅっ、じゅるっ、にゅる、ぷちゅっ……
ごくっと喉を鳴らして男の唾液を飲み干す。
飲めば飲むほど男が身体の中にまで入り込んでくるような気がして、渇きを潤すみたいにためらうことなく唾液を飲み込み続けた。
―――じゅ…るっ…にゅぷっ……ちゅる……
男の舌も冬子の舌の動きにあわせて動き始める。やはり男は手馴れているのか、冬子はあっという間に翻弄されてしまった。
こちらから責めているはずがいつの間に男に主導権を握られてしまう。そういえばいつもそんな気がする…
ぼんやりとした頭で冬子は男と初めて出会ったとき、初めてデートのようなものをしたとき、思いを打ち明けられたとき…
普通にしていてもずっと彼のペースに巻き込まれていた。
346 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:10:59 ID:REvqBGJy
冬子が考え事をしている間も、男は口の中をぐちゅぐちゅと音がするくらいにまで舌を這いずらせて、そ
のせいで口の端から唾液が細い糸のように伝っていた。
―――ぐちゅっ……ちゅぅっ…くちゅ……っ……
粘着質な水音を聞いているだけで何も考えられなくなっていく。どうして彼はあんなに冷静でいられるのだろうか…
冬子は今にもその場に崩れ落ちてしまいそうだった。
にもかかわらず男は余裕たっぷりで冬子の唇を、舌を思いのままむさぼっているように見える。
「ふう………冬子さん……すっかりできあがってるね…」
こんなに長いキスをしたのは男も初めてだった口を離したときに若干の息苦しさを覚えてしまうほどの………
冬子はキスする前と後では明らかに様子が変わっていた。
目は涙をこぼさんばかりに潤み、呼吸は心なしか荒くなっている、さらに腕や太ももにはうっすらと汗が浮かんでいた。
感じているのは誰の目にも明らかだった。
「手慣れてるのね……」
「そう見える? 結構緊張してるんだけど…冬子さんは?」
「……………」
「聞かないほうがよかったね、ごめんごめん」
緊張しているのは事実だった。冬子の処女をもらえるのだから、彼女にとっても最高の思い出になるようにしてやりたい。
だから勢いで押し切って最後までしてしまう…ということだけはしたくなかった。
「じゃあ…もう一度横になって……」
「………………ええ…」
あと少し…あと少しだ………男は冬子の腰を抱くとそっと熱っぽい身体をベッドに倒す。近くにいると彼女の息遣いが聞こえる。
熱っぽく、そして湿っぽい吐息……すぐ近くで吹きかけられているような気がする。

「……………」
男は無言で冬子の服を脱がしていく。ブレザーのボタンを外され、プリーツスカートのホックも外されてしまう。
スカートが音もなく引き抜かれ、真っ白なブラウスに純白の下着という着替える途中みたいな格好にさせられる。
恥ずかしくて冬子は目をそらしてしまう。その間も男は黙々と作業を続けていた。
一つ一つブラウスのボタンを外される、男の指が乳房にこすれたとき、ぴくっと身体を反応させてしまう。
「くすぐったいわ…」
くすぐったくて冬子は身をよじる。でも嫌ではなかった。心地よいけだるさが身体中を包んでいる、
それに身を浸らせていると男はブラウスも脱がし終え、ついに下着に手をかけようとしていた。
「あっ…………」
「冬子さん、どうしたの?」
「……………なんでもないわ、続けて」
小さく声を上げたところで男が手を止めた。生まれたままの姿を見せるなんて顔から火が出てしまうくらいに恥ずかしいことだった。
しかし、男に本当の自分を見てもらいたかったのも事実だった。背中に手が届くとあっさりとブラのホックを外されてしまう。

「なんだか変な感じね……」
「まだ触ってないんだけど…?」
「見られてるだけで、身体がむずむずするような気がするの…触られているような…」
ベッドに横たわるパンツ一枚の冬子…その美しい裸体を男は舐めるように見た。ほっそりとしているが丸みを帯びた身体…
肩から腕にかけてのなだらかなライン、真っ白なシルクのような素肌、
淡雪を積み上げたような丸い乳房、その頂点には桜色の乳首、引き締まったウエスト、小さなおへそ……
男は上から下までじっくりと冬子の身体を眺める。肉付きのいい太もも、細い足首、
ここからだとうまく見えないが程よく膨らんだお尻……その全てに男の興奮は否応なく高められていく。
(視線だけで感じてるのか…冬子さんって意外と…)
冬子は見られているだけで、愛撫されたかのように身体をくねらせる。初々しいその仕草が何とも欲情をそそる。
男は手を乳房に伸ばそうとしたがあえて引っ込める。
指先が乳首に掠めただけで目を瞑り身体をずらす冬子をもう少しからかいたくなってしまったからだ。
「じゃあもう少し見てようかな、脚をもじもじさせてる冬子さんも可愛いよ?」
「……………エッチ…」
冬子が怒ったような声を出す、本気で怒っていないことくらいすぐにわかる。
あまり焦らすのもかわいそうだと男は下着に手をかけ、薄い布地を足首の方まで引き下ろしてしまった。
次は割れ目に目をやる。ぴったり閉じたそこは一本の筋のようになっている。
本来生えているはずの茂みは冬子の陰部には一本たりとも生えていなかった。
「おおっ、こ…これは………一本も生えてない……」
347 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:11:16 ID:REvqBGJy
こういう秘所を見るのは初めてだからか男は思わず驚いてしまう。
冬子のその部分はまるで幼女の割れ目のようにぷにぷにしていそうで、到底男のペニスを受け入れられなさそうにも見えた。
「冬子さん、つるつるしてる…赤ちゃんみたい」
「いや…ぁ……そんな近くで……くすぐったいわ」
恥ずかしがる冬子を無視して、男は冬子の脚を開く。そうすると割れ目からピンク色の粘膜が覗いた。
まだまだ未成熟な青い果実のようで、膣口は若々しい桃色で、クリトリスは小さく、皮をかぶっていた。

「もう…………だめ…」
近くでじっくりと割れ目を見られると、気絶してしまいそうなくらい身体も気持ちも硬くなってしまう。
自分のようなつるつるしたあそこは珍しいらしい…確かに毛が生えていないのは自分だけだったような気がする。
男がふうっと息を吹きかけると、むき出しになった秘唇に風が当たりむず痒くなる。
まだ触れては来ない…他の場所はあんなに触りたがっていたのに…わけがわからなかった。
「だめっ、隠さないで……こんなに綺麗なのに…」
穏やかな刺激を避けようとクレバスを手で隠すと、男がそれを止めた。
見られているだけで身体中がざわつく、目で触れられている気さえしてきた。
「はあぁ………冬子さんって本当にスタイルいいな」
「………? だからって………んっ…視線が怖いわ。なんだか舐められているみたい…」

「まるで舐められたことがあるような言い方だよね…」
「ちょっと…! 違うわ……今日のあなた変よ、いつもよりずっと意地悪だわ」
誰かに身体を舐め回されたことなんてもちろんあるはずがない。
ただ、彼になら…火照った身体を舌と唾液で冷やしてほしい、そして溶けてしまうほどに舐り倒してほしい…
そんな冬子の考えを知ってか知らずか、男はまだ指一本たりとも触れてこようとはしなかった。
「そうかな? 冬子さんがあんまりかわいいから、自分でもちょっとおかしくなってるのかも」
可愛い、きれいという言葉…何度も聞いた言葉ではあったが、男に言われると陳腐な一言であっても、心の奥深くまで染み渡る。
「…………これ以上褒めても、何も出ないわよ」
こういうときは、嬉しいわ…あなたも素敵よ……なんて言えればいいのかもしれないが、
もう隠さないと思ったのか、手を掴む力が緩んだ。解放されるととっさに隠してしまいたくなったが、男はそれを許さない。
「ああっ、冬子さん…隠さないでよ。もっと見てたいな」
男にお願いされたら隠すわけには行かない。仕方なく脚を開いて、その奥にある秘密の場所を向こうからも見えやすくする。
「………………」

恥らう冬子は見ていてなかなか可愛かったが、このあたりで一気にその気にさせてしまいたい。
「わかった、見られてると思うから恥ずかしいんだ、ちょっとじっとしてて」
「何を……きゃっ……」
「ほら、こうすれば俺の目…気にならないだろ?」
男はハンカチを取り出して冬子に目隠しをする。視線が気にならなくなる……
これはもちろん建前だった。本音は視覚を封じて感度を高め、一気に絶頂に導く…というところにあった。
「……確かに、でも、何か嫌な予感がするわ」
当然冬子は戸惑う、だがいまさら引き下がるつもりはなかった。男は冬子の手を取って、手の甲を軽く舐める。
冬子の汗ばんだ肌はほんのりと甘くしょっぱかった。
「ひあぁっ! ああんっ、えっと…あの……」
「どこから来るかわからないとドキドキするでしょ?」
きょろきょろする冬子にはお構い無しに、親指をそっと口に含んで舌でれろれろと舐め回す。
爪から関節、付け根まで丁寧に舐め、指を唾液まみれにしてしまった。
「ずるいわ…だましたのね………」
舐められるという行為は嫌なのか、非難するような口調で冬子がつぶやく。
確かに悪いのは自分だと男は自覚していたので、それには何もいい返せなかった。
お返しということで、手首から肘まで一気に舌を進ませる。
柔らかなプリンのような舌触り、しかしプリンとは違って決して形は崩れることもなく、男の舌を程よい弾力で押し返してくる。
「ひゃ、あぁっ……んんっ!」
動く舌からもたらされる刺激に耐えられないのか、冬子は甲高い声を上げる。
外に聞こえたりしないだろうか…まあ聞こえたところで問題はない、と思いたかった。
肘の骨ばっているところから二の腕に舌を進ませる。だんだんと汗の味が強くなってきたような気がした。
すべすべとした向きたてのゆで卵のような冬子の二の腕。前腕よりも肉付きもよく、程よい柔らかさが舌をくすぐった。
348 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:11:28 ID:REvqBGJy
「ん…くっ、舐められてる、だけなのにっ……!」
視界を完全に封じられて、わかるのは男が腕を舐めているということだけだった。
逃げたいけど逃げたくない…舌が字を書くように前後するたびに身体の力が抜ける。
これが、もっと敏感なところを舐められているのならわかるが、
今舐られているのは腕のはず。どうしてここまで気持ちよくなってしまうのか…心も身体もそれほどまでに男を求めているのか……
「これが冬子さんの汗の味かぁ………」
舐めるとしょっぱいのだろう…もしかしたら、今の自分は汗臭いのかもと冬子は身を硬くする。
嫌がって腕をゆするが、何も見えないからどこに逃げたらいいかわからず、すぐに男に捕まってしまう。
「はあんっ、だめ…ぇ……せめて、もう一回シャワーを…」
男の舌が肩から回り込み、脇の下まで進む。こんなところまで舐めるなんて、彼は変態かもしれない…
一番汗をかいているであろう場所を舌でつつかれ、ざらざらした表面を押し付けられる。
しかしそれだけでは終わらなかった。腋汗を吸い取るかのように男が唇でその部分をしゃぶり始めた。
汗の匂いが好きなのだろうか…男にそういう趣味があっても別に構わないのだが、
実際に汗を舐め取られ、匂いをかがれ、キスまでされてしまうのは、意識がなくなってしまいそうなくらい恥ずかしかった。
「いまさら逃がすわけにはいかないなぁ……」
今にも真っ白になりそうな頭の中にぼんやりと男の声が響いた。
ようやく腋から口が離れてほっとするが、次はおへその辺りをぺろぺろされてしまう。
臍の周りを一周、二周……舌が円を描くと冬子もその動きに合わせて腰をくねらせてしまう。
もう、自分の意思ではどうすることもできなかった。
「指の先からお尻の穴まできれいに舐めてあげるからさ…」
「そんなこと、望んでないわ………あ、あんっ!」
お尻の穴……? 男が何かとんでもないことを言ったような気がする。そんなことまで本気でするのだろうか…
男の顔を見れば嘘かどうかくらいわかるかもしれないが、目隠しをされていればそれもできない。
「へ〜、望んでないなら…もっと気持ち悪そうにするんじゃないの?」
「……うっ、知りません…あ、んうっ…はああぁ……」

目隠ししたままさらに責める、しかしあえて性感帯は外していたから、乳首や割れ目はきれいなままだった。
「そろそろほぐれてきたかな?」
「え……? 何を……あああんっ!」
乳首に手を伸ばし、人差し指で軽く弾いてみると、冬子が悲鳴のような声を上げる。たっぷりといたぶった甲斐があったみたいだ。
次に親指と人差し指でころころとピンク色の果肉を転がしてみる。薄桃色の硬い膨らみはさらに指を押し返すまで硬くなる。
左の乳首を指で責めるとともに、右の乳首を口の中に含んで舌を差し入れる。
尖らせた舌先で何度もつついたり、控えめな乳輪を形にそってなぞったり、先端の凹凸を押しつぶしてみたりする。
唇にかぶせ、口内にしっかりと収めた小さな乳首は、刺激に屈したのかむくむくと起き上がってくるようだった。
指で弄繰り回している方も、手のひらで圧迫し、かと思うと二本の指でつまみ上げ、
冬子のまだまだ未熟な官能を少しでも引き出そうとする。
「ひあっ! そんな……今、までと……全然……」
冬子も乳首を刺激されて感じてしまっているのか、恍惚とした表情になっている。
吊り目がちだったはずの瞳は、目尻がだらしなく垂れ下がり、瞳は今にも上の方に隠れてしまいそうだ。
口は半開きでよだれが垂れていた。普段の凛とした表情はもうどこにもなく、間違いなくメスの貌になっている。
「いや…だいぶ焦らしたからな……お、敏感になってる」
「あ、ああ…だめ、こんなの初めて……私が…私じゃないみたい……」
男は歯を立てて軽く乳首を噛む。傷つけないように、優しく……くにくにとしたわずかな歯ごたえを感じる。
歯を使って根元から乳首を扱きながら先端を舌でちろちろとなぞる。
両手は下からすくうように優しく乳房を持ち上げて、柔らかく重たい二つの肉球をそっと揉みしだき始めた。
「冬子さんのおっぱい、綺麗だね…真っ白ですべすべしてて、大きさもちょうどいい」
ふにゅふにゅと他の部位とは違う、指が飲み込まれてしまいそうなほどの柔らかさ。
冬子の乳房は巨乳といえるほど大きいわけではなかったが、まろやかな丘は揉む手に合わせて形を歪ませる。
「……まだちょっと芯があるな……」
349 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:11:38 ID:REvqBGJy
指が飲み込まれた先で押し戻される感触が。揉まれ慣れていない胸はまだ青さを残しているのか…
熱く熟した果実が食べごろになるのはもう少し先のようだった。
「あ、くっ……ぅ……ああ、はあん……」
感度が高まった冬子の声はさらに大きくなる。広い部屋に響き渡る彼女の嬌声。
男は感じ乱れ雌へと変わる冬子を見て、密かに…しかし今すぐ射精したいほどに興奮していた。

容赦なく、それでいて優しい乳への愛撫……マッサージの時よりも、全身を舐め回されていたときよりもずっと気持ちいい。
恥じらいやためらいはほとんどなくなっていた。
今では逆に、こんなに気持ちいいのなら、なぜもっと早くしてくれなかったのかとまで思っていた。
「気持ちよさそうだね、こっちはどうかな?」
「………? ひゃんっ! あ、ああ…そこは、だめっ!」
ただ…それでも、嫌とかだめとかいってしまう。本当はたくさんしてほしいのに……冬子自身もその理由はわからなかった。
「だめじゃなくて…もっとして……じゃないの?」
「………………」
男に本心を見透かされ黙り込んでしまう。むにゅっ……と乳房を揉み潰される。
ほとんど力を入れていないようなのに冬この胸は形が変わってしまいそうなくらいひしゃげていた。
乳首を、そして乳房を責められると、身体中に電気が走る。全身を進む激しい何かが身を焦がす……
それが通った後は甘い痺れが身体中に残っていた。
もう起き上がることはできない…このまま気を失ってしまいそうだ。
男に最初に触れられた時から積み重なっていった快感が全身に重りとなってのしかかる。
「してほしそうな顔してるよ、冬子さん……」
五指は複雑に蠢き、乳輪の周りから脇腹に近いところまで、さまざまな角度から満遍なく乳房を弄り回していた。
身体をずらすとそれに合わせて乳房もぷるんっと揺れる。
「……そんな、顔………して…るの、かしら」
目隠しを外されると、鏡のほうを向く。そんなことはどうでもよかった。ここまでされて冷静な顔でいられるはずはない。
これは仕方のないことなんだ……ここまでする彼のせいだ……冬子はそう考えるとすこし気が楽になった。

「ふあ…っ……ん、んんっ…」
「小さくてピンク色で……でも感じやすくて……理想の乳首だな…」
男は二つの、桃色のさくらんぼみたいな乳首を絶えず弄り続けていた。左を指で、右を舌で…しばらくすると左右が入れ替える。
何回もこね回された乳房は、段々とほぐれてきて、熱も柔らかさも増してきた。固めのプリンだったのがマシュマロのように……
「はあっ、はあっ…だめ、舐めないで……」
「ん……どうして? 赤ちゃんにちゅうちゅうされてるみたいで気持ちいいでしょ?」
さっきからだめとか嫌とか冬子は拒絶の言葉を並べ立てる。もっとも、それが本心から来る者ではないことくらい、男にはわかっていたが…
「それは……ああんっ…でも………」
冬子はまだ何かいいたそうに言葉を濁す…それ以上の言葉は必要ない、男はそう言わんばかりに冬子の乳首を摘んでひねり上げた。

「あ、あっ………………」
乳首を強くつねられて、冬子は声にならない声を上げた。そろそろ頃合か……男は乳房から手を離して太ももに手を宛がう。
すべすべむちむちとしたきめの細かい肌の触り心地…男は夢中になって、冬子の美しい脚のラインに沿って手のひらを往復させる。
すらっとした細長い冬子の脚…肉付きは若干薄めでそのラインは一本まっすぐに伸びている。
その反面、柔らかさや弾力も程よく持ち合わせていて、乳房やお尻とはまた違う質感を手の中で楽しんだ。
「顔真っ赤だよ、冬子さん……」
「嘘よ……私は……あふっ…」
男は乳首を玩具にしながら脚を撫で、ゆっくりと付け根から下腹部の方まで進ませた。
そこから先にあるのはもちろん何も受け入れた事のない清らかな淫花だった。
「身体起こして、脚開いてくれる?」
「ひぁっ………」
指を土手から秘裂へと進ませる。柔肉のまとわりつくような感触が人差し指を満たす。
肉の柔らかさとは裏腹に指は拒まれているかのように押し出される。
蜜がまぶされ潤いを帯びているがまだ鮮やかな薄紅色の花びらは硬くこわばっていた。
男は乳首から手を離して秘所を左右の指で押し広げる。つるつるぷにぷにした粘膜を指の腹でそっと撫でる。
そこは肌よりもずっと熱を持っていて、ずっと触れているとやけどしてしまいそうに思う。
350 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:12:27 ID:REvqBGJy
「な、に………やっ、近くで、見ないで…」
男は息を荒くしながら無毛の恥部に顔を近づけ、観察するみたいに覗き込む。
一本の産毛すら生えていない、大陰唇、小陰唇、クリトリス、膣穴と順番に見る…
見たのはもちろん初めてではなかった、今までの女性器と比べ物にならないくらい冬子の処女孔は美しかった。
本来はグロテスクなはずの部分は、愛液に照らされきらきらと光っている。
クリトリスは申し訳なさそうにちょこんと上の方にくっついていた。
花弁は冬子が身を震わせると呼応してひくつく。だらしなく開いていたりはしない。
一番奥…すなわち牡の肉棒を受け入れる穴はまだ見えない。
「いいじゃないか…こんなにきれいなんだから。もっとよく見せてよ」

男の指がゆっくりと割れ目をなぞる、動くたびにくちゅ…くちゅっ…という生々しい音がした。
頭の中でその音が響くと他には何も聞こえなくなる。
「どう? 自分でするときとどっちが気持ちいい?」
「じ…ぶん、あんっ……で…?」
まただ…何か男が聞いてくる……冬子はやっとの思いで返事をした。指がまるで濡れたビロードのような媚肉をかき回す。
指の動きは本当にゆっくりだった……しかし、そこからの刺激は他のどこを触られるよりも強いものだった。
ほんの少し、何ミリか指先が動くだけでもびりびりとした鋭い痺れが身体中を飛び回る。
「………………!!」
なぜか冬子の身体ががくがくと震える。止めようと思っても止められなかった…稲妻が走るような強すぎる衝撃…
その痛みにも似た激しい刺激は陰部から脚や背中、腕、指先にまで容赦なく広がる。
やがてそれは頭の中まで痺れさせていき、冬子の思考力を完全に奪おうとする。
「冬子さんって…もしかしてオナニーしたことないの?」
「……え、ええ……っ…くっ…」
あまりに敏感だから男が妙に思ったのだろう……確かに彼の言うとおりだった。
冬子は小さくうなずくと再び指の先まで麻痺させるような「何か」に全てを任せる。
最初こそただただ驚くばかりだったが、何度も指が滑るたびに慣れてきた。慣れてくると逆に「何か」がほしくなった。
自分ひとりでは絶対に味わえないような、五感全てをストップさせるような強烈な快感……
それをもっと楽しもうと、冬子はみだらに腰をくねらせ、男の指に白液を浸らせた秘奥への入り口を押し付ける。

男はむっちりとした太ももを撫でながら入り口をゆっくりと解して穴を大きくしようとする。
冬子の話を聞く限りでは、一番最初に触ったのはどうも自分らしい。
美しく清らかな二枚の桜貝、今までの間誰一人として侵入を許さなかったその先……
まだそこ道のりは長いような気がするが、それでも最後の目的を果たすまで歩みを止めるわけにはいかなかった。
「そっかー…じゃあここに触ったのは俺が一番最初か…」
外に向けて開かれた二枚貝を引っ張って摘み上げる。弄り続けた陰部は桃色から薄紅色に変わっていた。
とろとろと次々溢れ出す愛液も白く濁ったものに変わってきている。
「あ、ああんっ! んんっ! は…うっ……」
指の動くタイミングにあわせて聞こえる冬子の喘ぎ声。男はもっといろいろな声を出させてやろうと入り口に添えた指の角度を変える。
「こっちもまだこわばってるな…」
秘裂はだいぶほぐれてきているが、まだまだペニスを入れるのは先になりそうだ。
ただ、さっきよりも心なしか指が深くまで入るような気がした。

男の指がそっと入り口をなぞったあと、少しずつその指を内側に進めていく。もっと痛いかと思っていたが、
男が丁寧に触ってくれたおかげで異物感が少しあるだけだった。
じっくりと責めていたのは、経験のない自分を気遣ってのこと……男の優しさに冬子は満たされたような気持ちになる。
遠慮がちに男の指が中へと入り込む。くちゅ…にちゃぁ……っと粘度の高い愛液が膣口から指へとこぼれた。
「ん…んぅ……はあぁ…」
気持ちよさに耐えられずに冬子が声を上げる。ずっと触っていてもらわないと、なんだかじれったいような気がした。
男の太い指がピンク色のゼリーの上を滑り、指の腹で下の唇の形に沿ってくすぐってくれるのを心待ちにしていた。
今までの自分ではないようだ…こんなに素直な気持ちで何かを求めたのは初めてだった。
351 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:12:42 ID:REvqBGJy
男の指がだんだんと中に進む、冬子は目を瞑りシーツを強く掴んで押し寄せる快楽に耐える。
何か気持ちのやり場を探さないと暴れだしてしまいそうだった。
「く…っ……ふあっ……ん、んぅっ」
閉じた目から涙がこぼれているのに気がつく、嬉し涙…なのだろうか……
「大丈夫………?」
男が遠くで心配そうに声をかけてくる。遠く…すぐ近くにいるのに、男の声は薄ぼんやりとしか聞こえなかった。
飛び上がってしまいそうな刺激を全身で受け止めているのに、
頭だけはもやがかかっていて何かを考えたり、言葉を聞いたり、返事をするのも億劫だった。

「キツキツだな…ゆっくりと解していかないと…」
指一本でも入り口は侵入を許したくないみたいで、粘膜の壁に人差し指が挟まれ身動きが取れなくなっていた。
無理矢理にかき回してしまうこともできるが……そんなことをしたら冬子が痛がる。
だから男はゆっくりと指を引き抜いて、差し入れて…硬く閉ざされた秘門へどこか遠慮がちなノックを続けることしかできなかった。
「はあ…あっ……強く、しないで…」
冬子が刺激が強すぎるからか不満の声を漏らす。男はあわてて指を戻す。経験がない上に敏感だからなのだろう…
羽でくすぐるように優しく冬子の秘所を撫で擦り、さらに細心の注意を払い指を奥に進ませた。
「わかってるよ、冬子さんは焦らされるのが好きだからね」
「ち…違う……初めてだから、優しく……してほしいの」
爪の辺りが隠れるまで指を狭く窮屈な膣口にねじ込む。ねっとりとしていて暖かいが異物を押し戻そうとする力は思いのほか強い。
優しくとは言われているが、思い切って男は指を躍らせる。
冬子の中は、窮屈なばかりではなく、ふわふわと柔らかくまるで毛布のように粘膜が包み込んでくれるところもある。
(ここにチンポ入れたら……相当気持ちいいだろうな…)
冬子の陰部は充血し、さらに赤みを増していた。処女口はきゅっと閉じたり開いたり…まるで呼吸をしているみたいに見える。
「ふふっ、わかってるよ…冬子さんをからかってみたくなっただけ…
だって、頬なんてりんごみたいに真っ赤な顔して…すごくかわいいからさ」
悪いとは思っているが、冬子を見ているとついつい意地悪したくなってしまう。
今も指先で緊張と弛緩を繰り返す肉唇に泉の芯から滾々と溢れ続ける淫水を塗りつけ、指先がふやける感力を楽しんでいた。
「んっ…意地悪……」
男は、鮮やかな色合いの大小の畝にそって指を動かし、再び冬子の秘奥を開拓しようとする。
こっちの手の動きは冬子にも十分予想はできることだろう。
しかしもう片方はどうだろうか…男は冬子の肉の皮に包まれた突起を軽く指で弾いた。
「ひゃんっ! ああ…っ……ん…」
「こっちも気持ちいいでしょ?」
皮を剥くのはまた次の機会にしようか…包皮を隔てていても、
それだけで背筋を大きく反り返らせている冬子は十分気持ちよさそうに見えた。
男はさらに乳首にやったように親指と人差し指で、ほんのわずかに圧力をかけてクリトリスを押しつぶす。
「んんっ……くっ……ふあっ!」
冬子がお尻をくねらせる。男はもう一度肉の芽を指でつまみ上げた。今度はいやいやをして手を止めようとしてきた。
快楽に翻弄され続けて、冬子の理性が身体にストップをかけているのかもしれない。
クリトリスは蜜をまぶされ宝石のように輝いている。それはごく小さなきらめきだったが、男の劣情は刺激される一方だった。
宝石の美しさに魅入られ、我を忘れてしまう女性の気持ちがなんとなくわかったような気がした。
「ん、あ…うっ……はあっ…んんんっ…」
(……もしかして、痛い、かな……)
(やっぱり初めてだから…濡れにくいか……最悪今日は諦めたほうがいいかもしれないな……)
ルビーのような冬子の陰核を指先で弾き、扱き、抓る。
こりこりとした柔らかく傷つきやすそうな秘唇とは違う弾力のあるクリトリスを弄っているとさらに左右の肉帯はぬかるんでくるが、
まだペニスどころか指も受け入れてくれなさそうだった。
「どう、ここが一番気持ちいでしょ?」
今回は最後まで行けないか……いや、まだ試していないことがある。
「…………んっ、んんあ…っ……」
顔を歪ませ、腰を左右に8の字を書くように振っている冬子の濡れそぼった肉の合わせ目に、
そっと顔を近づけ芳しい香りを楽しみながら舌をゆっくりと裂け目に近づけた。
352 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:13:31 ID:REvqBGJy
「冬子さんの処女マンコ、指だけで楽しむのはもったいないな」
「はあっ、はあっ……今度は、何を……?」
男は出した舌でぺろりと垂れた蜜を掬い取るように冬子の下の唇を一舐めした。
舌をクレバスに押し付けた瞬間口の中に例えようのない複雑な味が広がった。
この冬子の味が男の性欲をさらに増幅させる。
甘くて、しょっぱくて、すっぱくて……愛液を味わうために舌のストロークをさらに大胆なものにする。
「心配しなくても、痛くないから大丈夫だよ」
「やっ、ちょっと…汚いわ、ああんっ…」
舌を押し付けたまま冬子の表情を確かめる。熱に浮かされたような顔…
汚いなどと嫌がる素振りを見せても半円形の瞳は目尻が下がっており、どう考えても気持ちよさそうにしか見えない。
もう一度男は小陰唇から膣に向かって舌を侵入させ、枯れ果てる気配のない水源の水を何度もすくい、口の中で味わい、飲み込んだ。
「汚くなんかないよ…この生々しい匂いが……」
冬子の無毛の恥部からはむわっと汗と蜜の混じった甘ったるい匂いがする。
押し寄せるように薫る冬子の柔肉を余すことなく楽しもうと思わず鼻で呼吸する。
舐め回すとそれに合わせて冬子が切なそうな声を出し、軟体動物のように腰を砕けさせる。
舌先でゼリー状の唇を満遍なく舐り、ざらついた表面でつるつるした粘膜を拭うように控えめに擦る。
押し殺すような冬子の声…しかしそれも段々と大きくなっていく。それとともに、冬子が男の頭を掴んだ。
押し戻そうとしているのか、それとも自分の秘所に押し付けようとしているのか……動きが微妙でよくわからなかった。
「あ、あ…あっ、あっ…ああん…!」
もっとしてほしいのか……男はこれ幸いにと冬子の割れ目にむしゃぶりついた。
シルクのような舌触りと生肉の柔らかさ……ねじ込んだ舌で膣壁を押し広げるように進ませて、ぐっぐっと閉じきった膣を解す。
相変わらず締め付けは激しいが、指よりも抵抗感は少ない。
舌も柔らかいからか痛みも少ないようで冬子の声も苦しそうというよりは切なそうなものだった。
「んぐっ……冬子さんのオマンコ、おいしいよ…」
「は、はあっ、あんっ、んんんっ! はぁ…あ、ぁ……」
びくっびくっと冬子の身体が痙攣する。冬子はシーツを握り締める代わりに男の身体にしがみついていた、
爪が食い込んで痛かったが、それだけ冬子に求められていると思うと嬉しさがこみ上げてくる。
喉を鳴らしながら冬子の白く濁った蜜を飲み続ける。
湧き出る愛液がさらに滑りをよくしてくれるので、舌を奥深くまで差し込むことができる。
冬子の緋色の絡まりが舌を締め付けるように押し寄せてくる。
ぎゅっと押さえつけられているような気がして、男はどこか息苦しさを覚えた。
「ん……どんどん溢れてくる……飲みきれないよ」
今度はクリトリスを舌でつつく、真珠のようなきらめく突起に舌を巻きつけてきゅっと染み付いた粘液を搾り取る。
「あふっ……ん、んんっ、そこ、は………」
「近くで見てもピンク色で…ぴったり閉じてて………」
クリトリスへの刺激のほうが我慢できないのか、冬子の声のトーンはより甲高いものへと変わる。
男は冬子を尻目にさらに激しく舌を使い、小さな豆状のその部分を舌でつつき回す。

「ふあっ、あん、ああうっ……な…に……?」
クリトリスへの延々と続く刺激、終わりのない心地よさに冬子の身体は翻弄される。
引っ張り上げられたり突き落とされたり、そんな錯覚を感じてしまう。
「クリトリスもちっちゃくて……んっ……」
「……? あ、あああああーーっ!!」
膣を弄られるよりも、こっちのほうが刺激が強い。つんつんと尖ったところを舌で触れられると、
意識しなくても身体が跳ねて、揺れて、倒れこんでしまいそうだから男の身体を強く掴む。
舌が動くと、にゅるっ…ぷちゅっと粘っこい水音がする。口が動くとずずっ…じゅるっと愛液を舐める音がする。
冬子は知らず知らずのうちに腰を突き出し自らのピンクの秘裂を男のほうに近づけてしまっていた。
「こっちも感じやすいなぁ…どこ触っても気持ちよくなってくれるなんて……俺、ますます冬子さんのこと………」
最後まで言ってほしかった…きっと好きだと言ってくれたに違いない。冬子も同じように、肌を重ねるうちに男を強く求め始めていた。
セックスをすれば、この気持ちはもっと強くなるのだろうか…冬子の思考力はほとんど奪われていたが、
不思議と男のことだけははっきりと考えることができた。
353 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:13:45 ID:REvqBGJy
「んぅっ………あ、ああぁ…」
身体を包み込む奇妙な浮遊感…どこかに飛んでいってしまいそう、冬子はさらに男の身体に強くしがみついた。
「冬子さん………」
切なさが心を満たす、なぜ男が近くにいるのに、胸を刺すような気持ちでいっぱいなのだろうか。
まぶたの裏に火花が走る、男の舌がさらに粘膜を掻き分け冬子の奥に入り込んできた。
「な…に、か………変……あ、ああっ…」
身体の力が抜ける、目を見開いて恍惚とした表情を浮かべたまま、男からもたらされる刺激に全てを委ねた。
「あああーーーっ!!」
何かが頭から指の先まで襲い掛かってきた。それは冬子の身体に絡み付いて、心まで締め付けてくる。
頭の中は真っ白なもやに包まれたままで、何もかもが夢みたいだった。ただ、掴んでいる男の腕だけがリアルな感触をもっていた。

「いっちゃったんだね、冬子さん……」
「いく……………?」
これがいく…ということなのだろうか。言葉では言い表せない不思議な感覚だった。冬子はぼんやりしたまま男にもたれかかる。
「ずっとオマンコ弄られて、おかしくなりそうにならなかった?」
「……ええ、身体がふわふわ浮いているような…でも、何かに引っ張られて落ちていくような……」
さっきのことを思い出す。何がどうなって、いってしまったのかあまりよく覚えていない。
「それがいくってことだよ。嬉しいな……冬子さんを気持ちよくできて」
「…………私も、あなたに気持ちよくしてもらえて………」
これはまったく飾っていない本心だった。こんなに気持ちよくしてもらえるなんて嬉しい半面申し訳なさも感じていた。

しばらく快楽の余韻に浸っていると、男がつぶやく
「さてと……今度は俺を気持ちよくしてもらおうかな…」
354 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/24(日) 17:14:29 ID:REvqBGJy
以上です。

ここまででちょうど半分の予定です。
続きは未定です…すみません。
355名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 17:43:28 ID:fKhCcrCy
>>354
GJ!
乙!
356名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 17:47:50 ID:ZipFetoZ
乙!
357名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 18:11:13 ID:2xHh9if/
>>354
オッツオッツ!
続きに期待
358名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 18:54:11 ID:X3VhnRii
>>354
GJ!冬子さんは久方ぶりだなあ
後編にも期待してます
359名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 19:04:00 ID:FASSCuKm
>>354


今月になってから作品投下が増えたね
360名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 19:11:27 ID:j7eGKW+E
処女が感じるなんて気にしてたらロリものはみんなひぎぃになっちまいますよw
361名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 19:35:16 ID:g4r2iNht
なんだかなぁ…
描写がくどい。カズの特訓の方がいいな。
俺8知らないし。
362名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 19:57:56 ID:Etg7D6f4
>>361
描写は人によって好き好み別れるからいいとして、だ。
「8知らないから」とか、そんな感想はないだろ

改めてGJ!
主人公を‘男’で書くのは新鮮だなぁ。後半が楽しみです
363名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 20:05:20 ID:g4r2iNht
次は9から12の作品を期待

俺希望
武美、桜空、奈桜、柴杏、シズヤ、パカ、漣
364名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 20:06:11 ID:VinQZrRs
>>362
いつもの
365名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 20:13:11 ID:IFdovWSt
>>354 久しぶり!そしてGJ
366名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 21:42:33 ID:X3VhnRii
まだ300半ばなのに、いつの間にか400KB突破してるな
容量大丈夫か?
367名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 21:46:31 ID:2xHh9if/
大丈夫だ、問題ない
368名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 23:23:05 ID:fmJl22DS
いや、駄目だろw
369名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 23:35:09 ID:Etg7D6f4
容量関係で新スレッド立てることになるとか、なんとまあ贅沢なことか。
発売一月前にこれだけ活性だから嬉しいことには代わりないんですけどもね。11/25が待ち遠しいです
370名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 23:57:45 ID:e6uYUVMm
GJ
371名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:10:36 ID:xcwoW0Fq
後1ヶ月か…胸が熱くなるな…
372名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:12:13 ID:5dLar+iP

373名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:15:03 ID:5dLar+iP
あれ…書き込めてる。
カズの特訓の人、超GJ!!!

それと◆EqHQZWqzB. さんは
他のスレでも同じトリップでSSを投下してるみたいだけど…マナー違反じゃない?
いくらいい作品を書いたとしてもマナー違反はよくないですよ
374名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:22:31 ID:LTyhiTRX
お前は何を言っているんだ
375名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:23:08 ID:5dLar+iP
昔控え室スレでルール違反と聞いたのですが…違ったでしょうか?
376名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:25:40 ID:tF+TtxbF
どういうことだ?
377名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:30:58 ID:LTyhiTRX
他の奴がその人のコテハンを騙るのを防ぐためのトリップであって
トリが違うとそりゃ偽物になってしまうんじゃないのか
378名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:32:13 ID:Qdn/h6Ws
いつもの
379 ◆Freege5emM :2010/10/25(月) 00:33:37 ID:yJtAn/Ce
前回(寺岡さんの)読んでくれた方、感想くれた方、
たいへんありがとうございます。
>>106氏へ 一番槍云々は私の自己満足なので、できれば気にしないでください。

規制に巻き込まれ携帯からしか書き込めませんので、
エロパロ板SS専用アップローダーにて失礼します。
アドレスは↓ パスは pawa です。
ttp://u3.getuploader.com/eroparo/download/72/%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%9D%E3%82%B12%E9%9C%9E.txt

内容は2主とかすみです。
寺岡さん以上に覚えてる(知ってる)人がいるか心配ですが、
遠慮無く一番槍つかまつります。
容量は28kbの470行ほど、レスにして10くらいです。特別な属性はありません。
380名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:44:55 ID:yJtAn/Ce
>>373
他人事じゃないので書いときますが、
ざっと控え室ログみたところ、そんな話題は見つけられませんでした。
気になるならあなたの方で探しておいてくれるとありがたいです。
381名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:06:07 ID:uJ2LMz9T
で、このスレは平和になったのか?いつものが控えめになっただけじゃ…
まあ気のせいか >>379乙です、かすみのSSってかなり珍しいような
382名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:15:29 ID:iA1b5C80
こんばんは、イーベルのSSを書いたものです。
需要を調べずに投下しますがどうかよろしく。
少し設定がおかしいことがあるかもしれませんので、ご了承ください。
わん子×ダッ主 
内容
わん子の身体に欲情して、暴走した主にわん子が犯される内容。
383名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:16:39 ID:iA1b5C80
[子犬に向けられる狂気]

それは雨の降る日のことであった。
少年野球が休みだったので、小波は大急ぎで自宅に帰った。
「ああ〜こんなことなら傘持ってくるべきだった〜〜〜っ!」と小波はそう呟きながら走っていた。
するといつもの空き地を通りかかる。小波はチラッと空き地を見ると、そこには小さな人影がうずくまっていた。
「なんだろう・・・・?」小波は、雨が降りしきるなか空き地にいた人影に近づいてみる。
人影の正体は小波と同じガンバーズのチームメイトであり、小波の1年先輩であるわん子であった。
「わん子ちゃん?どうしたの?」小波はわん子に尋ねる。
「うぅ・・・・寒いワン・・・」
わん子はこの冷たい雨でガンバーズのユニフォームを雨で濡らしており、わん子身体も冷え切っていた。
濡れたユニフォームからわん子の肌が透けて見え、小波の目を引く。しかし、弱っているわん子を見て小波は
「わん子ちゃん、今日の練習はないみたいだから早く帰ろう!」とわん子に言う。
「わん子、家に帰れないワン・・・・」わん子はブルブル震えながら言う。
小波はわん子にそう言われたのだが、困っている仲間を放ってはおけないと思った。
「とりあえず、俺の家で雨がやむまでゆっくりしようか。」
「いいのかワン・・・・?」ワン子は申しわけなさそうに言う。
「まあ、ユニフォームも俺の家で乾かしてあげるから来なよ。」
「わかったワン」わん子は小波の家に行くことにした。
そしてわん子と小波は雨の中をひたすら急いで帰る。
小波は全速力で走っているが、どうしてもわん子に追いけない。なのでわん子の後ろを必死で追いかけながら道案内を
し、小波の自宅へと向かった。
「ここが俺の自宅だ。」
「おじゃまするワン」
ワン子と小波は家の中に入る。
「ただいま〜。」
小波は自宅に上がりこんだ・・・・
自宅の居間で小波の父・・・・ボール親父が寝ていた。
「親父は寝てるし・・・・どうしようか・・・とりあえず自分が入ることだし、風呂の準備して服を洗濯機に入れようか。」
しかし、ここで小波は気づく。
「わん子ちゃんのユニフォームも洗濯しなくちゃいけないかな・・・・だけど女の子の服をそんな・・・・」
小波は戸惑った。女の子に「服、一緒に洗濯してあげようか?」などと言えるわけがない。
しかし、わん子が小波の家でどうして過ごせばいいかわからず立ち尽くしているので、小波は、唐突に言った。
「わん子ちゃん、風呂沸いたから・・・・先に入って温まりなよ。」
小波はわん子に恐る恐る言ってみる。
「いいのかワン?」とわん子がいう。
「別に・・・・いいけど・・・じゃあ入ってる間にユニフォームを洗濯しとくから。」
「ありがとうワン!」わん子はうれしそうにいった。
384名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:17:25 ID:iA1b5C80
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
あれから30分ほどたった。
「わん子ちゃん上がるの遅いなぁ・・・・・・」
小波はわん子が上がらないのを知り、様子を見に行こうとする。
「いきなり入ったらわん子ちゃん・・・・・怒るだろうな・・・」
そして、風呂のドア越しに呼ぶ。
「わん子ちゃん、お風呂まだ―?」
「うぅ・・・」
様子がおかしい。様子がおかしいことに気付いた小波は、風呂のドアを開けるとそこにはのぼせ上ったわん子の姿
があった。
風呂に入る前に身体を洗って無いためか、風呂の中が汚れが充満していた。
小波はのぼせ上ったわん子を引き上げる・・・・・・小波はその時、一糸纏わぬ姿のわん子に触れた。
小波の脳裏で何かが迫ってくる感じがした。わん子の裸を見てか、わん子の身体を触ったからか、迫ると同時に小波の下腹部が
反応し始める。
持ちあげられたことによって意識を取り戻すわん子。小波の姿を見た瞬間、一瞬驚きを見せた。
「何をしているワン!」
「ご、ごめん!わん子ちゃんがなかなか上がらないから、様子見に来たらこの有様だし、風呂が汚れてるし!」
小波は必死で答える。
「せめて身体位洗ってから入ってよ!」
「あっ・・・・ごめんなさいワン・・・・・」と謝るわん子。
だがこの間にもわん子の裸を見ている小波は、わん子の裸に欲情してしまい、何者かに操られていたかのようだった。
385名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:18:26 ID:iA1b5C80
そして小波はワン子にこう言った。
「じゃあ、俺が身体洗って上げるよ。」と小波はストレートに言う。
「えっ・・・・・・!」
「洗うから」
小波の勢いのある言葉にわん子はその勢いに乗せられ「わかったワン・・・・・」と返事をした。
スポンジで、わん子の身体を洗い始める。わん子の軟肌を感じながら身体を洗う小波は、次第にわん子に対して
性欲を持て余してゆく。
(ああ・・・・・わん子ちゃんの胸・・・・・すごくやわらかい・・・・・・)
(ああ・・・・なんだろう・・・・すごくわん子ちゃんを・・・・愛sいや・・・ぐちゃぐちゃにしたい・・・)
そう思う度に小波のモノがパンパンに膨れ上がる。
「小波、もっと背中も洗うワン!」わん子そういった瞬間、小波を抑えていたブレーキが利かなくなった。
手に持っていたスポンジを離し、右手でわん子の胸を触り、左の手でわん子の大事な所を触る。
「なっ・・・小波やめるワン!・・・やめっ・・・離すワン!」ワン子が必死に抵抗する。
「わん子ちゃんがかわいいからいけないんだ!」そう言うと小波は大事な所に指を入れ、かき回す。
その度にわん子は喘ぎながら、必死に抵抗する。
「あっ・・・ああ・・・やめ・・・るワン」息絶え絶えのわん子をよそに、小波の性欲は更に勢いを増す。
泡だらけのわん子を風呂場に寝かせ、わん子の大事なところに小波のパンパンになったモノのあてがう。
「わん子ちゃん、保健の授業で習ったんだけど・・・・ここにこれを入れるとすごく・・・・いいらしいんだ」
「やっ・・・・それだけは・・・ダメだワン!」
「いやだ・・・もう俺はわん子ちゃんで気持ちよくなりたい。もうガマンできないから行くよ!」
そしてわん子の秘所を勢いよく貫いた。
「くっ・・・・わん子ちゃん・・・・きつくてすごくイイ・・・・」
「がああっ・・・・っひいぃ・・・痛い・・・・・痛いワン・・・」わん子が顔を歪めながら言う。
小波とわん子を繋いでいる所から血が流れる。わん子を苦痛を味わい、小波は抑えきれないほどの快感を味わう。
「どう?わん子ちゃん?気持ちいい?」
「そんな・・・・あっあっ・・・わけ・・・ないワン! はやくやめるワン!」
「わん子ちゃんも次第に良くなるって」
「ふざけるな・・・・・・・ワン!!」まだ抵抗するわん子。
ここで小波が思いつく。
(確かこの前、近くで見つけたエッチな本にあんなやり方があったなぁ・・・)
(試してみようか・・・・・・)
すると小波は、わん子を四つん這いにして後ろからパンパンと突きあげる。
「すごいよわん子ちゃん・・・・さっきよりきつくなってきた・・・・まるでわん子ちゃん・・・『犬』みたいだ」
「なっ・・・・犬じゃっ・・・・ふあっ・・・犬じゃないワン!!」
欲にかられ、禁句を連発する小波に、わん子は本気で怒り始める。
だが、最初は痛がっていたわん子にも快楽の波が押し寄せる。
「ああっ・・・ああ・・・・頭がおかしく・・・・なり・・そうだワン」
「いやらしいよ・・・わん子ちゃん・・・! ヌルヌルしてきたじゃないか!」
「メモリーは・・・いやらしくなんか・・・ないワン!」
だんだんと高まる熱・・・・小波の突くスピードを上げてゆく。
「くっ・・・・そろそろ出るけどいいよね?」小波が言う。
「やめるワン!そんなこと・・・・・」
「うっ・・・ああああぁぁぁぁ・・・・」
「くうぅ・・・ひあっ・・・・ああああああああああああっ」
ドピュゥゥゥゥゥゥーーーーー
これほどまでに無い勢いでわん子の中で飛び出る小波の精液。
二人とも力尽き、風呂場で重なるように倒れる。
「ひどいワン・・・・・ひどいワン・・・・小波・・・・」
わん子はひたすら小波を責めた。
386名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:19:44 ID:iA1b5C80
それからしばらくして、わん子との情事ののあとをきれいに片づけた。わん子のユニフォームもきれいに乾かしたが・・・・・
あれからわん子は小波に口を利かなくなった・・・・。
「ごめんね、わん子ちゃん!!」小波が謝る。
「・・・・・・・・・」わん子は小波を軽蔑した。
「わん子ちゃんがどの女の子よりも可愛かったから・・・・・・つい・・・・」
「・・・・・・・過ぎたことはしょうがないワン。今回のことは許してやるワン」
「ホント!?」
「ただし・・・・メモリーは犬じゃないワン!」
「わかったよ。」
そうゆうと小波はわん子の唇を自分の口で塞いだ。
「んんっ!?」
小波はわん子の臭い口の中を自分の舌でなめまわした。
「なっ・・・・・なにをするワン!」
「本当に俺はわん子ちゃんのことが好きなんだ・・・・」
「わかったワン・・・・」

そして小波とわん子は「あの日」が来るまで、なかよく過ごしたとさ。
387名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:22:55 ID:iA1b5C80
以上です。
ダッシュの内容はうろ覚えな点があったりしますが、12裏でわん子が登場したので
勢いで書きました。
388名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:28:16 ID:dy1BhqVd
レイプはきついからやめてほしいな…
せめて注意書きくらい書いてくれよ、NGにできなかったじゃないか!
389名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:34:56 ID:iA1b5C80
>>388
すいません
390名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:37:59 ID:dy1BhqVd
いや…俺も言いすぎた
わん子は好きなキャラだから…

まあ今後は気をつけてくれ
391名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:45:15 ID:n4vKby1D
>>389
そいつは他スレでも荒らしてるキチガイだから触らなくていい。

ともあれ乙!
392名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:48:28 ID:dy1BhqVd
>>391
は? あんた何言ってんの?
人を勝手に荒らし扱いするなよ!
確かに感情的になりすぎたが、注意書きをしないのはどうかと思うぞ。
393名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:56:33 ID:uUYfr2QV
>>379>>387
GJです

394名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:56:47 ID:sHBymlVo
あれ?ダッ主の家って風呂あったっけ?
395名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:11:34 ID:dy1BhqVd
>>386
もう一つ文句を言わせてくれ

一人称はアタシ、間違っても自分のことをメモリーなんて言わない
それに家に風呂はない、銭湯通いが常のはず

せめてこのくらいは予習してからSSを書いてくれ…
396名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 06:51:46 ID:2GZ3YNkS
>>387
乙!
12裏と混ざっちゃってるが、気にするな
ミスった物はしょうがない
>>373
文句や荒らし行動はしない約束だ
通報しておく

>>395
あまりにも辛辣すぎるだろ
誰にだって少しのミスはあるんだし
せっかく投下してくれたんだから
乙やGJの一つは書いたらどうだ
397名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 07:55:04 ID:TVZ9xcoZ
>>375
そんなルールはないと記憶してるが…
なりすましとかを無くすためにトリップを着けるんだから、職人個人を識別する分には
むしろどこでも同じものを使ってくれた方がわかりやすい
398名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 08:01:48 ID:iA1b5C80
>>394
>>395
やっぱり設定無視してましたか・・・
お恥ずかしい限りです
399名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 08:16:31 ID:Qdn/h6Ws
>>396
言いたいことはわからなくもないけどさすがに他の人に強要するのはちょっと……

>>398
分かってたならはやる気持ちを抑えて見直してほしかった
勢いで書けるのいいと思うけど見直ししなくていい理由にはならないし
400名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 09:28:41 ID:ZIL+AlJG
マスター、いつもの……
401名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 10:51:19 ID:29wKz4J4
アドバイスとかはいいと思うが
書き手を過度に責めたり批判するのは止めてくれ
好みは人それぞれだし無理に賞賛しろとは言わんが
頼むからスルーというのを覚えてくれ
402名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 12:45:31 ID:l6lkOnqN
そこは同意、作品の批判と人格の批判がごっちゃになってるぞ
403名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 13:01:17 ID:ptg+V2sm
以前にも似たような文章を書いてた奴がいたし
通報云々と騒いだから雌伏の時(キリッ をやってんだろ
404名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 13:11:11 ID:2GZ3YNkS
>>399
申し訳ない、俺もつい熱くなってしまったみたいだ
ただ黙って見てられなくてな、すまない
一応アレについては過去の発言もろとも規制の方に出してきたから
これからアレについては完全スルーで運行すればいいと思う
405名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 13:55:46 ID:O2MhUo+x
>>401
過度になんて責めてないだろ…
ちょっと調べればわかることを調べないというのはどうなんだ?

それと>>373がどうして通報されるんだ? 理解できない
406名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 13:59:34 ID:YyH7jvt5
中古でアドバンスSPとダッシュを買った俺に隙はなかった
407名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 14:27:05 ID:MbyGGFVP
>>406
新品で買って売り上げに貢献しようぜ
俺も新品で大全見かけたら買うからさ
408名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 14:44:33 ID:O2MhUo+x
むしろ通報とか脅して正当な言論を封じるほうがどうかと思う
409名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 15:37:06 ID:2GZ3YNkS
>>405、408
脅すとかじゃなくて、もう通報したからねえ
それに通報したのは>>373ではなくて、アレの過去の荒らしの書き込みだからね
373が無関係なら何も関係ないし、どのみちアレだけが規制されるから大丈夫
この話はこれにて終了

友子と武美って表じゃ接点あるのに、裏じゃ共演しないよな
他のサイボーグ同盟の面子と一緒に出ないかな
そういや逃走したサイボーグって15人いるけど、残りもいつか出るのだろうか
410名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 16:22:37 ID:2GZ3YNkS
忘れてた、今日は天本さんの誕生日だった
天本さんおめでとう
411名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 16:29:00 ID:wgeFRDT1
レイプ禁止
作者は万死に値する
412名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 17:00:24 ID:uJ2LMz9T
>>407 すまない俺も中古でダッシュ買ったんだ、大全ってまだ新品あるか?
413名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 17:10:52 ID:wgeFRDT1
凌辱禁止
凌辱好きは頭がおかしい
414名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 17:15:41 ID:NaD7rP97
>>409
同じサイボーグ同盟でも、その二人はイベント担当者が違うらしい
友子は藤Pで、武美は西川さんだっけか
415名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 17:25:33 ID:MbyGGFVP
>>412
ないと思う
アマゾンでも中古7000越えだし増刷して欲しいんだけどな
416名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 17:48:40 ID:O2MhUo+x
個人的には反省しているんだから通報なんて必要ないと思うぞー
417名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 18:14:02 ID:q6IT4S5A
毎回、謝罪だけ言ってしばらくしたらまた同じことを繰り返すから、
反省とか言い出しても誰も信じなくなってるんだよ。
もう年単位の話だから、覚えておいて損はないと思うよ。
418名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 18:25:37 ID:NaD7rP97
>>417
つまり、反省を装っていい子ぶってるほら吹きの自己中か
…根本からイカレちゃってるのかね?
419名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 18:29:19 ID:O2MhUo+x
爆尻スレ2
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1274698331/l50

◆EqHQZWqzB.がここでフルボッコなんだが…
何か問題でも起こしたのか?
420名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 19:52:46 ID:5ZXLbjpt
>>418
その上、自分の作品が評価されなかったって理由で荒らしてるんだぜ
http://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/%bc%e3%ba%da%a4%c8%bb%e7%b0%c9%a4%c7%c8%c8%a4%eb%cf%c3
http://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/%a5%cf%a5%bf%bf%cd%b4%d6%a4%f2%c9%e1%c4%cc%a4%ce%bf%cd%b4%d6%a4%d8%ca%d1%a4%a8%a4%e8%a4%a6%a1%aa
↑ちなみに例の荒らしの作品
いろんな作者に噛み付いてるのも嫉みから来てるんだと思う
あと、浪人生だって自分で暴露してた

通報されたんだし、この荒らしは放置しとけば良いだろ
どうせ1人じゃ何も出来ないし、その内規制されるだろう
以後スルーで進行していこう

ところで次スレはいつごろ立てる?
この容量だと、長くはもたないだろうし、早めに立てとく?

421名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 19:54:56 ID:ogNB1A+u
470KBくらいでいいんじゃないか
422名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 20:08:14 ID:O2MhUo+x
>>420
おいやめろ
無関係な人を叩くな
それじゃ荒らしと変わらんぞ
423名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:01:42 ID:LTyhiTRX
通報するスレってどこだっけ
424名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:08:17 ID:uJ2LMz9T
>>415 うぇーやっぱりそれくらいするか
こんな事なら5年前の古本屋のバーゲンで300円であったの買えばよかった
425名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:20:32 ID:TVZ9xcoZ
>>422
っ鏡

よそのスレとかいちいち張って因縁つけるのを止めてから言おうな
426名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:20:32 ID:ogNB1A+u
某合同誌の企画者の絵全部消えてるな。
コンマイもえげつねー
427名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:31:54 ID:2GZ3YNkS
>>426
合同誌とかあったんだな知らんかった
どこのサイト?
428名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 23:00:14 ID:ogNB1A+u
ピクシブから出た企画
表紙絵が上がった数日後には消えてた
429名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 23:52:22 ID:xhTLqhgP
GJ
今日はマイナーキャラの流れだな
オレの好きなキャラ達も流れに乗ってくれるといいが
430名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 23:59:18 ID:tF+TtxbF
駄目だ・・・誕生日に天本さんのSS書いてたが間に合いそうにない
ごめんなさい、天本さん そしておめでとう
431名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 00:05:41 ID:/DvOEK7K
13効果で投下が増えたなぁ
一気に読ませてもらったよ。みなさん超GJ!
432398 ◆mK4JR6o3g7pu :2010/10/26(火) 00:29:25 ID:ZWHRoXHm
設定ミスばかりで本当にすんません・・・
wikiの編集方法知らないんですがだれかわん子の一人称だけアタシに直していただけると幸いです
433名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 01:05:10 ID:KrurWTAr
気が向いたからやっといた。
>>432を見て一瞬鳥の桁数が改訂されたのかと勘違いしてしまったわい。

それにしても、パワポケ大全が7kとは驚きだ。1300円は安いと思ってたけど。
巻末用語集の(その他)が妙に充実してたり。
434名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 02:09:36 ID:BuhgBH46
ところでパワポケ大全2はまだかな?かなり分厚いだろうが
435名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 06:10:40 ID:kt3ivIEI
パワポケ続編が出なくなる頃になるんじゃねえの
436名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 14:09:25 ID:/J9IXiqf
ブックオフなら100円だけどな。>大全
437名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 00:08:38 ID:H8VsQzlw
wapokya-さんは、もういなくなったのかな?
管理人さんも音沙汰ないし…
みんなこのスレを見限ってしまったんだろうか……悲しい。
438名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 00:15:03 ID:os1TJ2xY
>>437
他がいなくなっても、また別の人が投下してくれてるし
その内他の人も帰ってくるよ。
439名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 00:42:29 ID:1Wavef12
消えたとか思うの早すぎだろ。週一誰かの投下ありゃ御の字だわ
440名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 00:44:30 ID:/PCb58Z8
2で去って最近戻ってきた奴もいるぜ。
その頃に比べりゃだいぶ賑やかになったよ。
441名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 17:40:32 ID:QEpeXLqk
>>437
ここ2週間はむしろ豊作だよ
普段は1週間にだいたい2〜3作品だから、気にする必要はないさ
442名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 23:19:45 ID:jjYtpvzo
ここのプラゴミって
pixivのプラゴミ?
443名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 00:54:50 ID:XYXUogrO
萌えスレにまで出張しているし…
おかしいとしか思えんよ、本当に
444名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 11:40:14 ID:vYghkzjR
>>442
そう
でも荒らしが成り済ましてるって話を聞いた事がある
萌えスレでやたらとプラゴミって人に噛みついてたし
445名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 11:44:00 ID:XvCSHU47
プラゴミはブログで童貞宣言
ワールドカップに盛り上がる人たちに水を差すような発言(勝てるはずないだろ、馬鹿じゃないのかとか)
天皇個人への中傷(天皇制の批判ではない)をしちゃうような人だからな……
まあ荒らし行為くらいはしてるかも
446名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 11:45:49 ID:XvCSHU47
あと未成年飲酒もしてたな
しかもそれをサイトの掲示板で指摘されるとその書き込みを消していた
447名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 12:21:24 ID:vd4kgBjJ
ヲチスレででもやれば良いんじゃないかな
448名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 12:54:42 ID:vYghkzjR
プラゴミって奴の話はこのスレとは全く関係ないし
最悪板かどっかでスレ立てて勝手にすればいいでしょ
以後この話題は無しで

明日って維織さんの誕生日だっけ?
449名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 13:31:00 ID:cL1H8FzS
>>448
俺の誕生日
450名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 14:08:35 ID:LBBf1XaP
ハロウィンの日に誕生日なんだ

記念にSSを投下したいのだが、課題と定期試験がががががが…
451名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 14:23:57 ID:XvCSHU47
グダグダいうくらいなら試験終わってから投下しろ
なんて反応してもらいたいんだ?
452名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 14:45:02 ID:AGq7pJhE
課題と定期試験を諦めるんだ!……とでも言うと思ったかぁ
453名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 15:48:27 ID:vYghkzjR
>>450
勉強しろww
終わらせてから書いた方が良いよ
SSは後からでもゆっくり書けるからな
454名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 16:15:10 ID:9Ja5YRew
その葛藤、分からんでもないな。
忙しい時に限ってネタが思い付く。たぶん脳が無意識に忙しさから逃亡しているんだろうな。

それとも、単なるマーフィの法則か?
選手育成でもそうだが、うまくいってるときに限って
455名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 00:50:17 ID:gBJ48HUj
俺も仕事忙しいときに頭ん中じゃ8主と白瀬と友子が3人仲良くにゅくにゅくしてるぜ。
456彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 01:56:49 ID:oWrdzWd+
突然ですが投下させていただきます。
内容は4主×五月さん(葉月さんの姉の孫)です。
レアキャラでめちゃくちゃ需要ないかもしれないけど読んでいただければ幸いです。



「葉月さん?」
「え?私のこと?」

時は五月、自分の名前と同じ月で春も終わりに近づく頃。
私が小波さんと初めて会ったのは本土で葉月という人に間違われたときである。
そのときは急いでいたので、彼の質問に答えないで行ってしまった。

彼が言っていた女性の名前には聞き覚えがあった。おばあちゃんの妹の名前が
確か葉月だったと思う。私は昔、お母さんに連れられて来た島の泉を思い出した。
そこで葉月おばあちゃんは終戦の後に入水自殺してしまったという悲しい話を聞いた覚えがある。




そのことを思い出した私はある日、キショウブの花束を持って葉月おばあちゃんが
亡くなった泉に行くことにした。キショウブの花は葉月おばあちゃんが好きだったという花であり、
私もこれを初めて見たときは不思議とどこか惹かれる花であると感じ、この花が好きになった。

島に着き、泉のそばに花を添えた私がしばらく泉を眺めていると、
本土で会った小波さんに再び会った。彼は私をまた葉月さんと間違えているらしく、
人間違いであることを言うと、
「え?あ、五月さん?」
「そうよ、一応覚えててくれたのね?」
初めて会ったときからどこかで会ったような気がするのは気のせいだろうか。
前に話せなかった葉月おばあちゃんとの関係を話すと彼は納得したようであり、
まるで会ったことがあるような反応をした。
少し違和感があったが、今は深く尋ねないことにしよう。

小波さんはこの島の人であり、私が案内を頼むと彼は快く引き受けてくれた。
彼は偶然にも私と同い年らしく、同年代なので話しやすかった。
「俺もここに来たのは2年とちょっとくらい前かな」
「へえ?じゃあずっとここに住んでいたわけじゃないのね?」
「うん……でも俺は好きだよ、この島は。自然も多くてすごく落ち着けるし」
私は彼に案内してもらう前に、自然の多いこの島を好きと言った。
彼も自然が好きと言ってくれて、なんだか嬉しかった。

私たちはまず小波さんが通っている高校に向かうことにした。
「ここが日の出高校だよ」
「う〜ん、教室とか見てみたいけどダメかな?」
「別にいいと思うよ、じゃあ行こうか」
教室に入って、窓から見える景色を眺めながら彼に声をかける。
「いいよね、こうゆう静かな所で勉強したりできるのって」
「そうだね…俺はあんまり勉強得意じゃないけど」
「ふふっ、確かに秀才って感じじゃないものね」
「ひどいなぁ、まあ…当たってるけどさ」
「でもスポーツは得意なんでしょ?野球やってるんだよね?」
「まあね」
聞くと、日の出高校野球部はとても弱かったらしく、部員がほとんど辞めて
廃部の危機を迎えたがなんとか再建したらしい。
457彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 01:58:04 ID:oWrdzWd+
島のおおよその場所を案内してもらい、日が暮れる前に私は帰ることにした。
「小波さん、今日はありがとう。楽しかったわ」
「どういたしまして、またいつでも来てね」
「うん。あ、これあげる」
電話番号の書いてある紙を彼に渡す。
自分でも信じられないが、すでに彼に興味を持ち始めたみたいだ。
「えっ、いいの?」
「良かったら今度遊びに誘ってね、待ってるから」
「うん、絶対に!あと俺の電話番号もあげるよ、はい」
彼の電話番号を受け取り、私はまた会うことを約束して別れを告げる。
「ありがとう!それじゃあ小波さん、またね!」




私と小波さんはそれ以来、本土で一緒に遊んだり、
日の出島でのんびりしたりと何度も会うようになっていた。
そして日の出高校が甲子園で優勝し、彼にお祝いの言葉をかける。
「ありがとう、五月さんと…あと葉月さんのおかげだよ」
確かに泉のそばに置いてあったあの野球超人伝という本は『葉月』という人が
くれた物かもしれないが、葉月おばあちゃんに何か関係があるのだろうか。
「ねえ小波さん、その葉月さんってやっぱりあの泉に関係があるの?」
「え?それは…その…」
「もし関係があるなら聞かせてほしいの」
「………」
「お願い」
私にも関係のあることかもしれない、だからどうしても聞いておきたかった。
彼がいいにくそうに話し始める。
「ねえ…五月さんは幽霊って信じる?」
「幽霊…?どうして?」
なぜいきなりそんなことを聞くのだろう。
「信じられないかもしれないけど、俺は君の言っていた葉月さん…
つまり君のおばあちゃんの妹さんの幽霊に会ったんだ、あの泉で」
「え…?」
「初めは全然分からなかったんだ。普通に見えていたし、話すこともできた。彼女と一緒に遊びにだって行った」
彼の言っていることがすぐには理解できなかったが、何故か話の内容が気になった。
「でもある日彼女が話してくれたんだ。自分の恋人が昔戦争で亡くなったこと…。
二人でどっちかが死んだら残った方も死のうって約束したこと…。
そして彼女は約束を守って泉の中に身を沈めたこと…」
「……」
なんて悲しい理由なのだろう。彼女は恋人との約束を守るために…。
「彼女は眠っている時もひとりぼっちだって言ってた…。恋人と違う死に方をしたからかもしれないって…。
最後に俺のおかげで本当に幸せになれたと言って彼女は消えてしまったんだ…。
それ以来葉月さんに会うことは無かった…」
「そうだったんだ…」
彼は泣いていた。その涙は真実であることを私に納得させていた。
「じゃあ、小波さんは葉月おばあちゃんに会ったのね」
「信じてくれるの?この話」
「うん。嘘をついてるようには見えないもの」
「ありがとう」
「…それにね、その話を初めて聞くはずなのに、どこかで聞いたような気がするの」
「もしかしたら…五月さんは葉月さんの生まれ変わりかもしれないね。姿もそっくりだし」
「そうかな?そうだったら小波さんは嬉しい?」
「嬉しいと言えば嬉しいけど…やっぱり五月さんは五月さんだよ」
小波さんがそう言ってくれて嬉しかった。同時に彼に惹かれつつあるのも自覚していた。

458彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 01:59:35 ID:oWrdzWd+


季節は過ぎて、寒い風が流れるようになり、一年の終わりが近づいていく。
ある日、彼が急に話があると言われて、私は日の出島のあの泉に呼ばれた。
「どうしたの、小波さん?急に呼び出して」
「五月さん…俺、プロのドラフトに選ばれたんだ…」
「本当!?すごいじゃない、小波さん!」
「自分でも信じられないよ、まさか選ばれるなんて…」
やはり甲子園優勝となると有名になるのだろう。
彼の顔が今も信じられないという表情をしながら嬉しそうに見える。
「それでね、高校を卒業したらこの島から出て遠い所に行かなきゃいけないと思う」
「えっ…」
急に不安を覚える。もしかしたらもう小波さんと会えなくなってしまうのではないのかと…。
その前に自分の思いだけでも伝えておきたかった。
「小波さん、私…」
「でもその前に言いたいことがあるんだ」
言わせまいとするように彼の言葉が遮った。
「好きだよ、五月さん」
「えっ?」
「俺は五月さんのことが好きだ」
一瞬、何を言われたのか分からなかった。
しばらく私は何も考えられなくなり、その場に止まった。
「さ、五月さん!?どうしたの!?」
自分でも気付かないうちに涙が出ていたらしい、彼が心配そうに見ている。
これ以上見られたくなかったので思い切って彼に抱きついた。
「わっ!?」
突然で彼も驚いたためバランスを崩しそうになったが、しっかりと受け止めてくれた。
「うん…、私も小波さんが好き」
やっと言えた言葉がこれだった。それを聞いた彼に急に強く抱きしめられた。
少し苦しいけど、それよりも嬉しさの方が上だった。
「五月さん…」
彼の顔が近づいて、自然と私は目を閉じた。
軽く唇が触れ、そのまま初めてのキスをした。

好きなだけじゃ我慢できない。
私も小波さんと一緒に行きたい、ずっと一緒にいたい…。
「ねえ…私もついて行っていいかな?」
「もちろん、断る理由はないよ」
「じゃあ、私をお嫁さんにもらってくれる?」
「うん、早くても高校を卒業したらね………ってそれプロポーズ?」
「ふふっ、約束してね、小波さん?」
「うん…分かったよ」
もう一度抱きしめあってお互いの温もりを感じる。
あっさり婚約をした私達は二人で笑いあった。
459彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 02:00:25 ID:oWrdzWd+
そういえばこの泉に呼ばれた理由をまだ聞いていなかった。
「ねえ小波さん?どうしてここに呼んだの?」
「ここは俺に…いや君にとっても大切な場所だから…。
どうしてもここで言いたかったんだ、五月さんが好きって」
「そうね…すごく嬉しかったわ」
「まさか逆にプロポーズされるとは思ってなかったけどね」
「嬉しかった?」
「うん、すごく嬉しかったよ」
「よかった、そう言ってくれて」
「あ、そうだ」
彼が急に私の手を取り、泉の方に歩きだす。
「どうしたの?」
「俺達のこと、葉月さんに言わないとね」
小波さんは泉に向かって話し始めた。
「葉月さん…。
俺、五月さんと結婚します。
葉月さん達の分まで
俺たち幸せになります。
だからこれからもずっと、天国から
俺たち二人を見守っていてください」
「小波さん…」
「俺が五月さんと会えたのは、きっと葉月さんのおかげだよ。
だから…幸せになれなかった葉月さん達のためにも俺達が幸せにならなきゃね」
そうだ、私達が初めて会ったのも小波さんが私を葉月おばあちゃんと間違えたから。
そしてそのことがきっかけで私達はこうして隣に立っていられる。
私も言わなければならないことがあるはず。
「葉月おばあちゃん…。
私が小波さんと会えたのは貴女のおかげよ…。
私、すごく感謝しているの。
こんなに思いやりのある優しい人の隣にいられること。
ありがとう…。私達、必ず幸せになってみせるからね…」
また来るからと最後に言い、私達はその場を後にした。

日も傾いてきて、いっそう寒い風が吹いてきた。
本土に戻る船も無くなってくるころだろう。
「五月さん、そろそろ帰らないと」
しかし、何故か私は帰る気分になれなかった。
そこで思い切った決断をしてみる。
「小波さん。今日は小波さんの家に泊まってもいい?」
その一言で彼はものすごく動揺した。
「それはまずいよ!今日は俺しかいないんだよ!?」
「え…?」
小波さんの母親はすでに亡くなっているらしく、父親も今日は帰ってこないらしい。
彼の家に泊まるとならば、二人きりで一晩を過ごさなければならない。
そう思うとだんだん顔が赤くなってきた。
「その…五月さんも分かるよね?」
「……いいよ」
「……え?」
「小波さんがしたいなら…していいよ…」
ここまで言えばもう後には戻れない。彼も覚悟を決めたみたいだ。
「…じゃあ行こう、五月さん」
「…うん」
460彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 02:01:12 ID:oWrdzWd+
まだ夕食を食べていなかった私達は帰る途中にどうしようかと話していた。
「私が作ってもいいかな?」
「えっ、いいの?」
「あなたの家にお世話になるんだから、それぐらいしなきゃね」
「嬉しいなぁ〜。あっ、でも食材があまりないかも…」
「じゃあ、これから買いに行きましょう」
買い物をすませ、ようやく小波さんの家に到着した。
「ただいま」
「おじゃまします」
彼の家に入るのは初めてなので興味もいろいろあったが、
とりあえず居間に通してもらう。
「小波さん、さっそくだけど夕ごはん作ってもいい?」
「うん、台所はこっちだよ」
「わかったわ。じゃあすぐに作るから待っててね」
「楽しみにしてるよ、五月さんの手料理」
「ふふっ、期待しててね?」
しばらく時間がすぎた。夕食を作り終えると彼がこっちで食べようよと
声をかけてくれたので居間で食べることにした。
「美味しいよ。五月さんは料理上手だね」
「ありがとう。私ね、小さい時からお母さんに教えてもらってたの」
すると彼の顔が突然寂しそうになった。
「お母さんか…」
彼はきっと亡くなったお母さんのことを思い出していたのだろう。
もっと気を遣うべきだったかもしれない。
「…ごめんなさい、私…」
「なんで謝るのさ。別に五月さんは何もしてないよ」
「でも…昔を思い出したようだったから…」
「母さんのことは確かに思い出してたよ。
俺も小さい時は母さんの料理を食べてたな…って。
けどね、それだけじゃないんだ」
「?」
「五月さんもいつか自分の子供に料理を教えるのかなって…」
「…やっぱり優しいのね、小波さんって」
「ん?そうかな」
「だって私のことを考えてくれて言ってくれたのよね?」
「まあ、それは…、いつか五月さんにも母親になってほしいし…」
顔を赤くしながら言うので、思わずこっちまで恥ずかしくなってきた。
「…がんばろうね」
「…そうだね」
それから顔も見合わせられないまま夕食を食べ終えた。
461彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 02:03:27 ID:oWrdzWd+
食器を洗い終え、先にお風呂に入らせてもらってからあっという間に
時間は過ぎて、ついにその時が来てしまった。
彼の部屋に行くが、私も彼もそわそわしない。
とりあえず二人ともベッドに座る。
「五月さん…、その…」
「あ、あのね…、初めてだから、優しくしてね…?」
こういうことをするのにあまり詳しい知識が無かったので、
私は彼に身を任せることにした。
「俺だって初めてだけど…、できるだけやってみるよ」
彼の顔が近づく、あの時のようにまた目を閉じ、唇が触れる。
「ん……」
しかし、今度はやや強くキスをされ、少しの間何も考えられなくなったところで
口内に舌が入りすばやく舌を絡め取られた。苦しかったが、私も必死に
彼の動きに応える。
「んんっ…!」
これだけで頭がぼやけてしまい、体が熱くなった。
ようやく顔を離され、彼にそのままゆっくり押し倒された。
「触ってもいいかな…?」
私が無言で頷くと彼の手のひらが胸に触れる。
「あっ……」
胸に軽い痺れが走り、変な声を出してしまった。
服のボタンを外され、薄い桃色の下着に包まれた控えめなふくらみが顔を出す。
彼に初めて胸を見られているので顔が真っ赤になった。
正直言って私は自分の体に自信を持ってない。だから彼の反応を見るのが少し怖かった。
「私の胸……大きくないでしょ……」
「大きさなんて関係ないさ」
「自信がなくて…」
急に弱々しい声になってしまい、目を逸らした。
しかし、彼は私と視線を合わせてくれて、
「俺は好きだよ、五月さんの胸」
「本当……?」
「もちろん」
そう言うと彼は下着を取り除き、私の胸の先端に吸い付いた。
「やっ……小波さん……赤ちゃんみたい……」
まるで母乳を飲むかのように味わっているみたいだ。
先端を舌で転がされ、軽く噛まれる。
「ひゃあっ!」
大きな喘ぎ声を上げ、体を揺らす。
「ごめん、痛かったかい?」
思ったより強く噛んでしまったかもしれないと彼が聞いてくる。
「ううん…そうじゃないの…」
心配させないように笑顔をする。
「よかった、続けるよ」
胸への愛撫が続けられているうちに彼は空いている方の手で
もうひとつの下着に触れる。
「少し、湿ってるね?五月さん」
「ああっ……んっ!……い、言わないで、そんなことっ…!」
下着の中に手を入れられ、自分でもあまり触れたことのない場所に触れられた。
462彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 02:04:10 ID:oWrdzWd+
その途端に全身が急に熱くなり、体がよじれる。
「やあっ…!そ、そこは…!」
「もっと見せてほしいな、五月さんの全てを」
下着を脱がされついに生まれたままの姿になった。
もはや恥ずかしいなどと思っている暇もなく、
彼の指が秘所に入ってきて中をかき回された。
「やっ、んあっ…だ、だめっ…!」
秘所から出てくる液体の音がどんどん大きくなり、指の動きも早くなる。
「んんっ!ああぁっ!」
指だけで物足りなくなったのか、彼は顔を近付けて
すでに湿っているそこに舌を入れる。
「はあっ、や、やだっ!そんなところっ…汚いのにっ…!」
「まさか。綺麗だよ、五月さん」
褒められてうれしいものなのだろうか。じっくり味わうように吸われている。
そして小さい突起に刺激を与えられた。
「んっ、あっ、やああああぁっ!」
絶叫を上げ、身体が痙攣した。それを聞いて彼が顔を上げる。
「気持ちよかった?五月さん」
「はぁ……はぁ……うん……」
答えるのがやっとだった。
しばらくして彼も服を全て脱ぎだした。
すでにそそり立っているそれは彼の欲求を表しているようだった。
「五月さん…そろそろいいかな…」
「うん……来て……小波さん」
いよいよその時が来た。
秘所に先端が入ると、初めての痛みを恐れる恐怖と小波さんと一つになれる嬉しさが
半々になって思い浮かんだ。
「痛かったら…おもいっきり俺に抱きついてほしい」
「や、優しくしてね…」
「うん、……いくよ」
ゆっくりと入れられ、純潔の証の前で止まる。
目を閉じて覚悟を決める。
463彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 02:05:04 ID:oWrdzWd+
一瞬の反動の後に一気に貫かれ、ぷつんと音がした。
「あああああああああっ!!!」
「くうっ…!」
繋がっている場所から血が流れ、身体に激痛に襲われる。
「う、うう…ああ…」
「五月さん、俺の事だけを考えて!」
そう言われ、少しでも痛みを忘れようと彼に抱きつき、繋がった喜びだけを
必死に考える。そのうちに痛みが薄れ、快楽が出てきた。
「小波さん…もう…おもいっきり動いていいよ…」
「うん…分かった」
その言葉に反応して彼は腰を前後に動かし始め、やがて強くなる。
「んっ!あっ!ああっ!はあっ!」
「う…!」
あまりの気持ちよさに痛みの事など完全に忘れてしまい、ただ快感に溺れる声を出す。
「五月さんっ…!」
「お願いっ…!私のこと…呼び捨てに…してっ…!!」
「わかったよ……五月っ!」
「こ、小波さんっ!ああっ!んっ!ああんっ!」
彼と繋がった場所から血と水が混じり、どんどんあふれ出て来る。
「五月っ!愛してるよっ!」
「私もっ…!ああんっ!愛してるっ…!」
今の私にはもう目の前のあなたしか見えない。
「小波さんっ!、もう私…!」
限界を促すと、彼の動きもさらに早くなる。
「くっ…!そろそろ行くよっ…!」
彼が最後に大きく突いた時、お互いに限界に達した。
「五月っ!!」
「小波さんっ!ああああああっ!!!」
大きな声を上げ、彼から私の中に熱いものが入ってきた。
そのまま私達の動きは止まり、愛し合ったということを改めて実感していた。

初めての行為でとてつもなく疲労が出たが、なんとか乱れたベッドを整えて
ひとつの布団に包まっていた。しかし私達はまだ起きている。
「すごかったね、五月さん」
「あ、戻ってる」
「え?ああ、そうだった。あのさ、五月」
「なに?」
「その、中に出しちゃったけど…」
「出来ちゃうかもね、子供」
「……その時はその時さ、二人で頑張ろう」
「うん…」
ようやく眠気が来ると、彼に抱きしめられたまま私は眠りに落ちた。
464彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 02:06:39 ID:oWrdzWd+

「ううん……」
目が覚めると彼はすでに起きていたようでベッドにいない。
部屋のカーテンが開いてあり、日の光が直に射しこんでくる。
しばらくぼうっとしながらベッドを見ると、行為の跡が残っていた。
それに今の自分は何も着ていない。そこでようやく昨夜の事を思い出す。
「そうだった……私達……」
あの時は二人とも夢中になっていたが、
あんなに乱れたことを思い返してみると急に恥ずかしくなり、顔が赤くなった。
それでも彼と結ばれたのだから、今はすごく幸せな気分になっていた。
「あ、五月。起きたんだね、おはよう」
部屋に入ってきた彼に声をかけられる。
「おはよう、小波さん」
「………」
彼に凝視されてはっと今の自分の格好に気付く。
「きゃっ!こ、小波さん、あっち向いてて!」
「今さら恥ずかしがることないじゃないか。綺麗だよ、五月」
「で、でも…」
綺麗だと言われたのは嬉しいけどやっぱりまだ恥ずかしかった。
手早く服を着ると、彼が近づいてきて私に口を合わせる。
やっぱり私は幸せだ。こんなに優しい彼のそばにいられるのだから。
改めて私は彼に問いかける。
「小波さん…これからずっとよろしくね?」




それから時は流れ、お互いに高校を卒業した私達はすぐに結婚した。
私の両親や彼のお父さんも意外とすぐに認めてくれて、祝福してくれた。
それから私のお腹の中に新しい命が宿っていると知り、彼はすごく嬉しそうだった。
プロ入りした彼も目覚ましい活躍をしているようであり、私も彼の活躍を欠かさずテレビで見ている。
順調にお腹の子も大きくなり、出産の日が近づいてくる。

そして―――

「五月!」
よほど急いで来たのだろう、肩で息をしている。
「小波さん…。生まれたよ、私達の子供…」
隣には生まれたばかりの赤子が眠っている。
「うん、よくがんばったね」
「ね、抱いてあげて。お父さん?」
彼は起こさないように優しく子を抱き上げた。
「桃色の髪…女の子だね?」
「そうよ、やっぱり分かる?」
「君にそっくりだからね。ところでこの子の名前だけど、
女の子だったらどうしてもつけたかった名前があるんだ」
「ふふっ、私もよ?」
おそらく彼も私と同じことを考えているのだろう。
それは私達にとって大切な人の名前。
そしてその人と同じくらいあなたも大切な存在。
感謝の気持ちを込めてあなたの名前を呼ばせて。

『生まれてきてくれて本当にありがとう、葉月』
465彼と私と大叔母と:2010/10/29(金) 02:07:27 ID:oWrdzWd+
以上です。

なお、五月さんは4主と同年齢ということにしています。
性格も葉月さんとほぼ同じ感じにしました。
この人に会ったときのアルバムを初めて見たときはすごい展開だったけど感動しました。
466名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 02:12:50 ID:m1eJs9YQ
GJ!!
五月アルバム感動だったよね〜
良作ktkr
467 ◆EqHQZWqzB. :2010/10/29(金) 02:19:26 ID:ZIB0bdr4
ようこ先生 163/86(D)・60・85
由紀 156/82(C)・61・87

ヒナコ 157/81(C)・58・82

唯 160/80(B)・62・86
天本さん 158/87(E)・58・85
みゆき先生 164/88(E)・64・91

恵理 154/85(E)・57・87
珠子 167/80(A)・60・84
めぐみ 159/91(F)・59・90

春香 156/83(C)・60・84
玲奈 163/89(F)・62・90
真央 153/78(A)・56・80
梨子 162/85(D)・59・85
  
茜 148/87(F)・56・80
冬子 163/82(C)・59・83

紫杏 163/86(D)・60・85
甲斐 167/88(D)・61・89

わん子 144/72(A)・54・78
夏海 151/79(B)・58・85
青空 152/80(C)・57・84
瑠璃花 145/70(AA)・55・76
霊華 160/88(E)・60・91

眠れないので勝手に好きなキャラだけ3サイズ妄想
エロゲ慣れしてる人から見るとみんなピザに見えるかも…
468名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 02:20:39 ID:ZIB0bdr4
まずい…トリップ残ってた…
しかも考えてる途中に作品が投下されていたなんて…

>>465
GJです。
邪魔するような形になってしまいすみません。
469名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 02:38:12 ID:oWrdzWd+
>>468
いえいえ、そんなこと気にしないでください。
470名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 04:15:35 ID:/yM4MUOL
>>465 GJです。五月さんと葉月さん裏サクセスにでないかな
>>468 いやいや、少しムチムチしてるのもいいと思うぞ個人的に
471名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 04:16:44 ID:bZWA3Zfo
>>465
GJ!良かった
今月はよく投下されるなあ、いいかんじだね
>>468
ドンマイw
472名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 04:27:46 ID:SQsI1foi
>>456
GJ!
まぁ個人的には最初に五月さんの名前を見た時点で既に、
よくぞ彼女で書いてくれた、と思ったがw
473名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 04:40:38 ID:SQsI1foi
>>467
一瞬読み流しそうになったが、天本さんの査定、かなりけしからん育ちっぷりだな。
保管庫の作品のせいか、彼女にはスレンダーなイメージがあったが、こんな時間に新世界を見たぜ。

あーでもイルだと思えば……
474名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 07:03:01 ID:9TYD/boJ
>>465
GJってかんじだよ
475名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 07:41:17 ID:bZWA3Zfo
そろそろ次スレかな?
476名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 10:39:52 ID:m1eJs9YQ
冬子さんはスタイル抜群だった、バスト92ぐらい?
プレイも大胆だったし、また相手してもらいたい。予約合戦に勝てたらだけど。
477名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 12:56:24 ID:SojIb0Sz
霊華さんのはまだ無いんだよなあ
478名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 15:26:11 ID:DXXtKOJp
>>475
容量の問題?
夜に投下しようと思ってたんだけどまずい?
479名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 15:29:27 ID:z74npfFS
>>475
まだ30も容量があるから気にするな
それとも30以上なのか? お前の作品は?
480名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 15:33:11 ID:9TYD/boJ
>>479
途中で関係ない奴が意図的に容量食うコピペとか貼らなければ、の話だけどね
481名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 15:38:48 ID:DXXtKOJp
>>479-480
サンクス
普段容量落ちなんて経験しないもんだから限度がわからなかったんだ
限度の半分にも満たなかったから投下できそうです
482名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 20:59:15 ID:AiklOKym
どうでもいいけどパワポケで3サイズとかちょっと話にしては難しいな。
表現はあっても、明確でもないし。 

人によってキャラのスタイルなんてそれぞれなんだし>>467みたいなのはいかがなものか。
いや、別にその人の妄想だから別にいいんだろうと思うけど
483名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 21:08:11 ID:8W85bBu+
そもそもどういう基準で判断してんだか…
あの見た目で3サイズなんざ、自分好みで適当に考えてるとしか思えないぞ?
484名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 21:45:18 ID:bZWA3Zfo
>>483
まあ、そこは俺達の想像次第ってとこだろ
例えば武美がチッパイかロリ巨乳かはたまた普乳かなんて
誰にもわからないし論じるだけ不毛という物だしね
ひとりひとりに武美のイメージがあるんだから

そういえば本日は維織さんの誕生日だったね、おめでとう
10月に四人も誕生日がいるとは驚きだね
スタッフは10月が好きなのかな?
485名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 22:49:10 ID:Am9eXdc0
>>484
さしずめ「シュレディンガーのおっぱい」といった所かな
486名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:26:51 ID:DXXtKOJp
>>485
それ単なるおっさんのおっぱい



では予告通り投下していきます
エロ無・キャラ崩壊微妙に有なんで苦手な人はNGしてください
487名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:27:38 ID:DXXtKOJp
日もほぼ沈み、客も一人を除いていなくなった喫茶店でその残された一人と店員は話し合っていた。
「…………ってことなんですけど、どうですか?」
「……………………やる」
「ホントですか!?
 よかったー! 久しぶりにマスターが留守だから今日を逃すわけにはいかなかったんですよ!」
「うん。じゃあもう少し話合っとこ」
「あ、はい! ぼろが出たらまずいですもんね!」
そう言って店員は客の座る席の向かいに座った。



488名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:28:23 ID:DXXtKOJp
「維織さーん。迎えに来たよー?」
野球の練習を終えた小波は店に到着するやいなや店内で声をあげる。
「……いつもありがと」
「………………准さん? あなたは何をしてるんでしょうか?」
というのも、小波は野崎維織を迎えに来たわけだが、どういうわけかその席に座っていたのは夏目准だったのだ。
「…………?」
「『?』じゃなくて!
 なんで維織さんを呼んだのに准がついてくるんだよ!!」
お互いがお互いを理解できない状態を終わらせるためか店の奥から一人の女性が出てきた。
「あー小波さん、信じられないと思うけど、今はそっちが維織さんなの。
 で、私が夏目准ね。」
そう言いながら店の奥から出てきたのは野崎維織の顔をした自称夏目准であった。
「…………変わった遊びか?」
小波は理解しがたい説明に納得のいく理由を付けようとする。
489名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:29:23 ID:DXXtKOJp
「あのね、維織さんがそんなめんどくさいことするわけないでしょ?」
「その言い方もどうかと思うが……それもそうだな。
 で、なんでそんなことになったんだ?」
「…………意外と物分かりいいね、小波さん」
予想外の返答にその顔には驚きの表情が浮かんでいた。
「まぁピエロだの武士だのが野球をしてる時代だからな、何が起きてもおかしくないだろ」
「さすが小波さん! 変人に囲まれてるだけはあるね!」
「お前は素直に褒められないのか!!
 ったく。で、なんでそうなったんだよ」
いつものようなやり取りを終えようやくその質問を投げかける。
「それがね、頭と頭がごっつんこして、そしたらこんなことに♪」
「『♪』じゃないだろ!」
小波が先程のように返すと笑顔を振り撒いていたその顔から元気が消えていった。
「……しょうがないじゃん、戻んないんだからさ。
 開き直りでもしないとやってけないよ」
「あ……悪い」
「ん。別にいいよ、気にしてないし。そのうち戻るでしょ?
じゃあそろそろ店閉めるから出てった出てった!」
490名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:30:13 ID:DXXtKOJp
元気のない自分を見せたくないのか、小波を追い出そうと手でシッシッとジェスチャーする。
「出てった、って家とかどうするんだ?」
「…………まぁ、近所の人に怪しまれるかもしれないし今日は家は交換かな? 先に言っとくけど変なこと考えたらただじゃおかないからね?
 あ、維織さんもそれでいいよね……って寝てるし!」
野崎維織は二人で喋っていたのが退屈だったのか、元来のマイペースな性格は顕在のようでいつの間にか寝てしまっていた。
ただそれでも社長令嬢としての立ち振る舞いは染み付いているせいか見苦しい様子は見られなかった。
「あぁー……こうなったら維織さんは起きないからなぁ。
 仕方ない。准、家の場所教えてくれ。維織さんおんぶして送るから」
「ちょ、ちょっと待ってよ小波さん!」
「ん? どうした?」
「本気でおんぶするつもり!?」
「今そう言っただろ。流石にお姫様だっこで家まで帰るのは無理だからな」
相変わらずの小波に准の声も大きくなっていく。
「じゃなくて!! 今の維織さんの外見は私なんだよ!? 噂されたらどうするつもり!?」
「あ、そうか。
 じゃあどうするかな……ここに泊まるわけにもいかないし……」
491名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:30:47 ID:DXXtKOJp
二人の頭では納得のいく結論が出ず、それにしびれを切らした准が一つの妥協案に到った。
「……あぁー!もう!! みんなで維織さんちに泊まるよ! それでいいでしょ!?」
「いや、でも……」
「でもじゃない! これで私に迷惑かかったら小波さんのせいなんだからね!」
「いや、まぁ維織さんは何も言わないだろうし准がよければそれでいいんだが……」
「じゃあ決まり! はい、さっさと帰りの支度する!」
そう言ってなんとも強引に押し切り帰り支度をさせて3人は店を出ていった。



492名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:32:00 ID:DXXtKOJp
店を出てしばらくして、三人は川沿いの道を歩いていた。
「ねぇ、重くない?」
「ついこの間までテントを担いで山を登ったりもしてたからな。それに比べれば全然だよ」
「…………前から聞きたかったんだけど、なんでそんな生活してるの?
 今も今でなんで堂々とヒモしてるのか気になるけど」
「お前はいちいち毒を含めないと喋れないのか!」
そんなやりとりをする二人だったが、時間も経って落ち着いてきたのかしょぼくれた様子は伺えなかった。
「で、なんで?」
「忘れた。既に風来坊の頃の記憶しか残ってないな。
 ちなみに維織さんの世話になってるのは維織さんにテントを燃やされたからだ」
調度自分が以前住んでいた場所の近くだったためか小波の目には涙が浮かんでいた。
「似た者同士の過激な二人組だこと。
 妬けるね〜」
涙を拭ってから准の言葉を否定する。
「おいおい、俺達は別にそんな関係じゃないぞ?」
493名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:34:51 ID:DXXtKOJp
「あれ? そうなの?
 てっきりそうなのかと思ってた」
「その実は維織さんにテントを燃やされただけだからな」
その声には親友を失った悲しみが込められていた。
「……維織さんって時々すごいことするよね。
 でもじゃあ、テントもないし小波さんはずっとここにいるの?」
「…………どうだろうな。まぁテントが無くても旅はできなくはないからな」
実際は冬になると凍死するホームレスもいるわけだが、小波はいざとなれば住み込みで働き口を探せる歳なのであまり関係はない。(当然そうなればしばらくは旅を続けられなくなるので本人は乗り気ではないが。)
「計画性のないダメ人間だね」
「だからお前は!!
 だいたい、先の事を考えて旅をしてもつまらないだろうが」
「…………でもなんか面白そう」
「面白くなかったらこんなことしてないさ。いろんな人に出会えるのは楽しいぞ?」
「ふ〜ん。じゃあ、今までどんな人に会ってきたの?」
准にそう聞かれ、小波は昔を思い起こす。
「……そうだな。ラーメン屋で何時間も並んで倒れるバカとか、自称マッドサイエンティストだとか、暴走族を一人で壊滅させる情報屋とか……まぁいろいろだな」
494名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:37:07 ID:DXXtKOJp
「へー……世の中広いねー
 ……ねぇ、小波さん。そのうち小波さんの旅に私も連れてってくれない?」
「おいおい、何言ってんだよ。
 お前には将来の夢がちゃんとあるんだろ? こんな大人に着いてくるもんじゃない」
「あぁー……うん、まぁ……」
「馬鹿な事言ってないで将来をちゃんと見据えなさい。
 っと、着いたぞ。准、ジャケットに鍵が入ってるはずだからそれで開けてくれ」
「あ、うん」
そう言われて少し残念そうにしながら左右のポケットをまさぐる。
少しして准は左の指先にキーホルダーを引っ掛けながらその手を掲げる。
「……この鍵?」
「あぁ、それだそれ。」
「……っと。はいどーぞ。」
「ん、ありがとな。じゃあとりあえず維織さんの部屋に行って維織さんに布団かけなきゃな。」
「私はどうしたらいい?」
「そしたら維織さんの部屋で待っててくれよ。俺はご飯作らなきゃいけないからな。」
495名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:38:07 ID:DXXtKOJp
「………………カシミール行く準備しなきゃ」
「料理くらいできるわ!!」
自分の腕を信用されなかったために声をあらげたが、そのせいで小波の背で寝ていた維織を起こしてしまう。
「……んっ」
「っと、ごめん維織さん」
「…………大丈夫」
維織は眠そうな眼を擦りながらそう答える。
「じゃあご飯作ってくるよ」
「…………ありがと
 …………おやすみ」
「あぁ、おやすみ」
小波は維織と挨拶を交わし、あとはよろしく、と准に目配せをして台所に向かっていった。
496名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:44:57 ID:DXXtKOJp
二人は小波が遠くに行ったのを足音から確認すると向かい合って口を開く。
「………………流石に寝たふりしておんぶされるのはどうかと思う」
「維織さんだって前にやったって言ってたじゃないですか! だいたい、維織さんが家を交換するだなんて言わなければやりませんでしたよ!」
そこにいたのは容姿、性格、口調の何一つ変わらない、いつも通りの二人だった。
そして小波が来る前に二人が計画していたのはこの『入れ代わり』のことだったのだ。
またその動機も、お互いが相手と小波の距離を羨ましいと思っていたからというなんとも不純なものであった。
「………………それを利用するのはずるい」
「維織さんには言われたくありませんー!!」
「私は全力を尽くしてるだけ」
「…………旅に連れてってって言って断られたくせに!」
「あれは准ちゃんが断られたようなもの。
 断られた原因が将来の夢なんだからむしろ准ちゃんだからこそ断られただけ」
小波がいないとわかると、それをいいことに不平不満を言い合っていた。


497名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:45:37 ID:DXXtKOJp
そんな二人のことはつゆ知らず、台所では小波がカレーを作っていた。
「野菜は前に維織さんが使った残りがあるんだけど……まいったな、肉がなかったか。
 ………………確か裏庭を掘り返せばカブトムシの幼虫がでてきたよな。
 よし、准は幼虫大丈夫か聞いてみるか」
そうして小波は二人のいる寝室へと向かっていった。


「………………疲れた」
「…………もうお互い文句は言わない方向でいきません?」
小波がバカなことを思い付いたとき、寝室では二人が肩で息をついていた。
思っていたことをぶつけ合って疲弊しきった二人は布団に寝転びながら会話を続ける。
「…………賛成」
「じゃあ、それで。
 ……にしても、この布団ふかふかですね。」
准は自宅の物とは大違いの、高価な布団に包まれながら足をパタパタさせていた。
498名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:46:21 ID:DXXtKOJp
「…………欲しければ買ってあげようか?」
「さすがにそこまでしてもらうわけにはいきませんよ!
 でも、ホント寝心地いいですねー。このまま眠りた「なぁ、准。お前カブトムシはだいじょ……ってなんだ。二人して寝てるのか」
用意周到な二人であったが、疲れのせいか、気の緩みのせいか、ぎりぎりまで小波の接近に気付かなかった。
そして咄嗟の出来事に、この悪戯をしている罪悪感からか、反射的に寝たふりをしてごまかそうとしてしまった。
布団の大きさに関しても、もともと維織が二人でも寝れるようにと新しく買った布団なので細身の女二人なら裕に入れたというわけだ。
(………………准ちゃんまで寝る必要はなかったんじゃない?)
(ごめんなさいー!
 自分は寝てることになってるって思ったら頭の中こんがらがっちゃって!)
(…………まぁ、そこまで気にすることでもないから)
「…………二人とも回りに心配かけないように頑張ってたから気疲れしたんだろうな。気持ち良さそうな寝顔だよ」
そう言いながらいつも維織にするように准の頭を撫でる。
(ちょっ、ちょっと維織さん! いつもこんなことしてもらってるんですか!?)
(………………………ノーコメント)
(私には全然してくれないのにー!!)
(…………ヘッドドレス付いてたら撫でられないでしょ。
 それにそれにあの二人もいるし……)
(それはそうですけどー!)
499名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:50:08 ID:DXXtKOJp
(………………准ちゃんばっかりずるい。えいっ)
普段は自分の撫でる手が他人を撫で続けていることに珍しく怒りの感情を見せた維織がもう片方の手を引っ張り小波を布団の上に俯せに倒れ込ませる。
小波は准の上に倒れないよう引っ張られる方向に自分からも力を加え、その結果二人の間に寝転んだ。
「おっ、おい!
 ったく、こいつ寝相悪いな……ってこら、腕に絡み付くな!」
維織は甘えられなかった反動のせいか胸まで掛けられた布団から手を出し小波の腕にほお擦りをしている。
そして当然小波は二人の間にいるから准も小波に届く距離に位置しているので
(…………じゃあ私もっ!)
と、小波に密着する。
「維織さんまで……
 …………ったく、起こすのも可哀相だし、二人が起きるまでは脱出できそうにないな。
 ………………………俺だけ布団なし、か」



500名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:50:49 ID:DXXtKOJp
川の字になってからどれほど経ったか、別室の鳩時計が日を跨いだのを知らせる。
「…………維織さん?」
「なに?」
「起きてるかな、って思って」
「准ちゃんは寝ないの?」
「いや、まぁ……寝たいんですけどね」
「ドキドキして寝れない?」
「…………お恥ずかしながら」
「………………私も」
「え? いつもはどうしてるんですか?」
「小波君はリビングのソファで寝てる。
 身体に良くないって言っても頑なに断られる」
「それだけ大切にされてるんですよ。
 そういえば明日の朝までって話でしたけど、どうでした『夏目准』は?」
「小波君と、近かった。
 なんというか小波君と同じ目線で接せるのが羨ましかった」
「まぁそのせいで友達より先には進めないんですけどね……」
501名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:52:02 ID:DXXtKOJp
「『野崎維織』は?」
「そうですね。なんか、大切に扱ってくれるのがすごい嬉しかったですね。
 普段の私なら悪口言うくらいしか自己アピール出来なかったけど、その、一歩前進できた気がします」
「…………そんなに頭撫でてもらって嬉しかった?」
「そりゃそうですよ! 店で会う時はそんなことなかったですもん!」
「そっか」
「なんか……今日で終わりってのも名残惜しいですね」
「うん。でも明日は世納が実家から帰ってきちゃうから」
「そうですよね……
 ……あの維織さん」
「なに?」
「今回はありがとうございました、私のわがままに付き合ってもらっちゃって」
「ううん……私も楽しかったから……」
「それならいいんですけど……」
「だから、気にしないで
 ……ホントのこと言うとね、准ちゃんに感謝してるくらいなんだ」
「……なんでですか?」
502名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:52:37 ID:DXXtKOJp
「……准ちゃんがいなかったら小波君に甘えてるだけで、自分からは……何もしなかったと……思うか……ら」
「……変われたのは維織さん自身の力ですよ…………って、寝ちゃったのか。私と代わってたわけだしやっぱり無理してたのかな。
 ……………………ホントに小波さんのこと好きなんだな。
 …………………………私も頑張らなきゃ。おやすみ、維織さん、小波さん」
准はそう独り言を呟くと瞼を閉じて明日に備えた。



503名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:53:18 ID:DXXtKOJp
「…………っともう朝か」
夜中まで起きてた二人とは違い熟睡していた小波が一番に眼を覚ます。
「…………にしても、准はああ言ってたけど戻らなかったらどうするんだろうな。一応黒野博士に会えばどうにかなりそうだけど……」
「…………おはよう」
もともと眠りも浅かったので小波の声に反応してこちらも眼を覚ます。
「お、維織さん今日は起きるの早いね。
 昨日はお疲れ様」
「……………………小波君、昨日は疲れたから頭撫でて」
「あ、あぁ、わかったよ維織さん」
小波はよくわからない理由にたじろぎつつも髪に指を通した。
その気配を察知してかもう一人も起き出す。
「………………小波君、私も疲れた」
「えっ!? 維織さんが二人!?」
小波はいつも見ていた維織のローテンションを持つ二人に錯覚を起こす。
その滑稽さに
「……まったく、そんなわけないでしょ」
と、頭を撫でられながら呆れつつ言った。
504名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:54:28 ID:DXXtKOJp
「って、あれ?准?
 ……ってことは元に戻ったのか!!」
元に戻ったと思っているだけに小波の口角がぐっと上がる。
そしてそれとは反対に終わってしまった悪戯に准は寂し気な表情を浮かべる。
「……うん、そうみたいだね」
「なんだよ、戻ったのにやけに落ち着いてるな」
「えっ!? そんなことないよ!」
「そうかぁ?」
二人のやり取りを見ていた維織がこのまま不信感を抱かれては都合が悪いので袖を引っ張って自分に興味を向かせる。
「……小波君、お腹減った」
「あ、結局昨日は夕ご飯食べなかったもんね、すぐ作るよ。
 あ、そうだ准は幼虫食べられるか?」
「幼虫は食べないけど小波さんの指くらいならかじりつくよ?」
「……その元気があればもう心配ないな。パンでも焼いておくぞ」
「あ、うん、ありがと」
そう言い残して小波は台所に向かって行った。


505名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:55:53 ID:DXXtKOJp
「准ちゃん、昨日の今日で頭撫でて貰おうなんてずるい」
「文句なしって言ったじゃないですか!」
「…………それなら私にも手はある」
そう言うと箪笥の引き出しを開け、奥の方に手を伸ばす。
「……なんですか?その紙」
「…………魔法の紙。
 これとあとサインと印鑑で婚姻関係が結べる。」
「それはさすがにダメです!」
「文句は言わない約束」
「それでもさすがにやり過ぎです!」
そう言って維織の手にある紙を奪い取った。
そして少しの間を置いて維織が口を開く。
「…………ねぇ、准ちゃん」
「なんですか?」
「どんな結果になっても文句は言いっこなしだよ?」
「……はい、わかってますよ?」
先程自分が言ったことをわざわざ言う意図が掴めず頭に疑問符が浮かぶ。
506名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:57:08 ID:DXXtKOJp
そしてまた少しの間を置いて口を開く。
「………………どんな結果になっても仲良くしてくれる?」
どんなことを言うのかと思っていただけに呆気に取られるも、相手も小波と同じくらいに自分が大切なんだと理解し笑顔で返答する。
「もちろんですよ!」
そんな張り詰めた空気を壊すかのように場違いな一声が寝室に届く。
「おーい二人ともー!焼けたよー」
そんなやり取りをしていることも知らずに小波が二人を呼ぶ。
真剣な話をしていた二人にはそれが何故だか可笑しく感じられ、ふふっ、と笑みを零して小波の元に向かって行った。
507名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 00:01:27 ID:DXXtKOJp
以上です。
補足になりますが、三人が家に着く前後で地の文の固有名詞が指してる人物が変わっています。
読み進めていくうちにわかるようにしたけど冒頭でネタばらしして書いた方がよかったんじゃないかと後悔しています。

あと1回sage忘れてすみませんでした。
508名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 00:03:39 ID:5HzsUl9U
おっつ!
509名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 00:16:36 ID:77lXuBub
やばい。にやにやする。
これだから維織さんと准は。
510名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 00:25:51 ID:BOL1/ohN
もうそろそろ立てといた方が良くね?
511名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 00:38:30 ID:7SzFiajr
カブトムシは寄生虫がらめぇ
512名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 00:45:43 ID:EYZmosyz
513名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 01:34:39 ID:sAF5vmsp
しかし今月は激熱だな
514名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 04:52:30 ID:77lXuBub
>>465
葉月さん知らないから勉強してから読んだぜ。
主の愛を感じる。

あとは4主の下の名前も設定してくれるとよさげな気がする。
呼び方のやりとりがあるだけにもったいない。
515名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 23:25:04 ID:K0qWi+t9
こんなに早く500KB行くスレを初めて見た気がする
516名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 08:57:02 ID:2mu4ujS0
あれ、埋めないの?
517名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 11:23:52 ID:fj0kJ2Br
半分しかいかなかったか…これも新作の影響か?
…新作出る前に書かなくちゃ

とりあえず埋め
518名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 19:45:15 ID:rxSK73FZ
埋め埋め
519名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 21:51:39 ID:39zmhsL/
埋め原
520名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 07:00:20 ID:SLIey1k7
埋め
521名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 19:48:15 ID:TWkrAqU2
埋め蔵金
522名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 00:34:15 ID:M/9XSmt2
容量埋めは1000埋めと違って字数稼がなきゃならないんだぜ。
でも埋めネタがなくて困る。
523 ◆Freege5emM :2010/11/03(水) 01:15:27 ID:UD67fN0C
埋め。
鈴音さんのおはなし。
はっきりとは書かなかったけど、野郎は6主ってことで。




夜。月が空に昇りきる頃に、鈴の音が鳴る。
ちりりんちりりんと風鈴のように、か細いながらよく通る音が鳴る。

「ひあっ、あっ、あっ、ぁあ!」

澄んだ鈴の音に、時折くぐもった水音が混ざる。かすれた嬌声が重なる。
広々とした和室の、ほんの一角を薄明かりが照らしている。

「……鈴音さん、いま、どうなってるか、言ってごらん」
「ひぅっ……、こ、こすれて、奥まで……ひゃあぅ!」

音の主たちは、ぼんやりした光を切り取る影だった。
男が女を後ろから組み敷いていた。四つん這いになった女の長い髪が、扇のように広がって見える。
硬質な青白い色味の敷布団と、何もかも溶かし込んでいきそうな乳色の蠢きの上を、黒い流れが裂くように見える。
男が剛直を突き入れると、女の背が波打って、長い髪が揺れる。黒い流れの上の方、鈴をあしらった鼈甲の平内簪が音を立てる。
ちりりん、ちりりんと涼やかな音を立てる。その響きが、中空を曇らせそうな熱い吐息と、一瞬だけ絡まる。

「やり直し。次は、どんな感じかな、教えて」

男は抽送の角度を変える。女は布団に突いていた肘を震わせ、シーツの皺を増やす。
鈴の音の拍子が変わる。男は浮き上がりかけた女の腰を支えながら、水音を立てる源に手を差し伸べる。

「ひんっ、はぁうっ、んんんーーっ!」
「声、我慢してるのか。いいけど。しても、しなくても、可愛いから」

男は手馴れた様子で、律動に揺られる女の秘所をまさぐる。貫いたまま剛直の動きを止め、そろそろと忍ぶように指が行き来する。
手触りだけで女の肉芽を探り当てると、既に秘所から腿まで垂れた愛液を拭っては肉芽に塗りつける。
敏感な部分に、何度も愛液を塗り重ねられる。包皮越しのぬるついた刺激が、こそばゆい感覚を沁み出させていく。

「鈴音さんは、ここを、いじられる方が好きかな。軽くやっただけなのに、締め付けがすごくきつくなった」

女の身体がびくつくと、男の剛直に貫かれたままの肉壷も反応する。さらなる刺激をせがんで、肉壷は剛直に絡みつく。
それが自分のものであると主張するように、深く咥え込んで離さない。
男は包皮の上から、肉芽を捏ねはじめる。肉芽の形がぐにぐにと変えられ、身体の奥が引き攣られる快楽を送り込む。
524名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 01:18:36 ID:UD67fN0C
「そ、それは、あなたが、いつもそうやって……」
「俺のせいかな。鈴音さんは、自分でいじったことない?」

男は女の肉芽の包皮を剥いて、指の腹で軽く挟んで擦り出す。
ふくらみだした肉芽は、男の指によって捻られ、押し潰され、引っ張られ、その度に女は身を捩らせた。
不規則になった鈴の響きが、押し殺された嬌声の代わりに、女が翻弄されている劣情を物語る。

「本当に、自分では触ったこと無い?」
「は、あぁぁんっ、やぁあっ、だ、駄目っ、ですっ、私、私はまだっ」

女の懇願を無視して、男は肉芽を責め続ける。上から撫でつける。根本から二本の指で抓んで扱く。
愛撫から逃れようとする腰を、男はもう一本の腕で抑え付ける。そのはずみで肉壷が剛直に抉られ、悲鳴じみた声が漏れ出す。

「やめっ、やめてください……! あぁぁっ、だめ、いやです、そんな、まだっ」

長い髪を激しく振り乱して、女はいやいやと首を揺らした。
またちりんちりんと鈴の響きがする。男は責めを緩めない。女の腰に密着して、剛直を横にスライドさせる。
小さな円を描くようにかき回す。肉壷と肉芽から流れ込んでくる感覚に、女は意識を飲み込まれていく。
女は最早顔から敷布団に突っ伏していた。両腕が身体を支えられていない。
男に抱えられた腰だけが、高く突き上げられてがくがく震えている。女の羞恥心を煽るには十分な体勢だった。

「いやぁっ! ゆ、ゆるしてっ……まだ、まだいきたくっ、あああぁああっ!」

男に言葉を向けようとして、突っ伏した敷布団から顔を上げたとき、女の身体が痙攣する。
乳白色の背中。艶のある鴉色の髪。男にしっかりと掴まれた尻たぶ。まだ少女らしさが抜けていない華奢な脚。
シーツに食い込んだ指。外からは見えない女の秘所。器を溢れ出した悦楽が血を通して、身体の制御を女の脳裏から奪っていく。
あるかないかの切れ切れの女の声が、乱れた呼吸と綯い交ぜになって口唇から零れる。ちりんちりんと鈴が鳴る。
女がのたうつ様を、男は無言で見下ろしていた。

「ひ……どい、です……私は……あなたといっしょに……」
「いっしょに?」
「……やっぱり、あなたはひどいです」
「だって、鈴音さんが嘘つくんだもの。嘘のひとつくらいついてもいいけど、いじわるしたくなっ

(省略されました。全てを読むには今すぐパワポケ6を購入してください)
525名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 01:22:50 ID:UD67fN0C
しまった。ワッフルワッフルなのにイクとこまで書いてどーすんだ。
まぁでもまだ射精できてないし。


鈴音さんは、6主がしあわせ島に飛ばされている間、
6主を思って夜泣きするからだをオナニーして慰めていたんだけど、
そのせいででクリだけ敏感になっちゃってるんだきっと。


中途半端な容量残してしまった。あとはよろしく。
526名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 21:16:42 ID:XrMwrjda
GJ!
次スレでもよろしく
527名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:12:03 ID:SWgj3hii
GJ
528名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:20:28 ID:v+20IriV
うめうめうめうめ!
529名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:50:21 ID:xp4XzOLh
埋め
530名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 12:40:52 ID:v/shH6EE
ヤバイ。パワポケヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
パワポケヤバイ。
まず黒い。もう黒いなんてもんじゃない。超黒い。
黒いとかっても
「主人公が甲子園行けないくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろCEROがA。スゲェ! なんか単位とか無いの。BとかCとかを超越してる。CEROAだし超黒い。
しかもセクロスするらしい。ヤバイよ、セクロスだよ。だって普通はパワプロとかでセクロスしないじゃん。だって野球していたパワプロ君がホテルに行ったら困るじゃん。そんでセクロスとか困るっしょ。
パワプロ君がセクロスして、野球ゲームだったのに、次の瞬間エロゲになるとか泣くっしょ。
だからパワプロではセクロスしない。話のわかるヤツだ。
けどパワポケはヤバイ。そんなの気にしない。セクロスしまくり。最も遠くからバント○したりよくわかんないくらい黒い。ヤバすぎ。
黒いっていたけど、もしかしたらRPGもするかもしんない。でもRPGできるって事にすると
「じゃあ、パワポケのジャンルってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あとパロディ。ディズニー。でも続編は出す。それでもヤバイ。危険すぎ。訴えられる暇もなく作る。怖い。
それに超死ぬ。超バタバタ。ありえないくらい死ぬ。彼女候補も平気で死ぬ。死ぬて。
パワプロではありえないよ、死亡。
なんつってもパワポケはイベントが凄い。彼女候補が自殺とかしょうがないし。
パワポケなんて野球とかがんばってもセンターゴロとかでアウトになるからロックオンにしたり、幸せ草バグしてみたり、課金だけして練習しないのにクリアは全然平気。
パワポケをパワポケのまま扱ってる。凄い。
とにかく貴様ら、パワポケのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイパワポケでパワプロにも出た輝とか超可哀想。もっと掘れ。超掘れ。
531名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 00:53:18 ID:FFyOaYdJ
>>530
全盛期のパワポケ伝説とか作れそうだな
532 ◆Freege5emM :2010/11/05(金) 16:48:45 ID:m19aeeV6
もういっちょ埋め。
3のミキさん……なんだけど……

「魔性の天使(?)ミキさん」

俺は小波。プロ野球選手だ。
あ、違う違う。よく勘違いされることがあるんだが、ちょっと前に事故死した小波は俺のいとこなんだ。
顔も声もよく似ていて、プロ野球選手でもあったから、よく間違えられるけど。

俺は、プロ入り前は社会人野球をやっていた。
その時にある女性と出会って、男と女として付き合うようになり、めでたく結婚した。
死に掛けたり死なれ掛けたりしたけど、今では幸せに暮らしている……んだが。

「やぁ、サイボーグ青年。久しいな。前は必要も無いくせにうちの病院に入り浸ってくれてたというのに、最近じゃめっきり顔を出さなくなって。
 お目当ての子が辞めてしまったからか? 病院はそういう施設じゃないぞ。そもそも彼女はキミと結婚してここを辞めてしまったんだが」
「加藤先生……俺はもうサイボーグじゃないです。生身の人間ですって」

目の前で自分の冗談に笑っている女医さんは、加藤先生という。加藤先生と俺は何かと縁が深く、いろいろお世話になった。
美人で、医者としての評判の高い先生だ。ときどき何科だか分からなくなるけど。

「へぇ。どこか怪我したの?」
「いや……今日は怪我ではなくて、その、一種の病気というか」
「何だ、歯切れの悪い」

今日は俺の嫁さんのミキさんに言われて、加藤先生に診察をお願いしに来た。
俺はこの身体を再生――いや何でもない、とにかく身体に不具合ができたと思ったので、知り合いの唐沢博士に見てもらおうと思ったんだが、
ミキさんがとても深刻な顔をして強く勧めるものだから、まず加藤先生に診てもらう事になった。
正直加藤先生には男として話しづらいものがある症状なんだが……

「ふむ。Erectile Dysfunction、所謂EDというやつだな、それは」
「……ですよねー」
「結婚してからそれなりに経っているけれど、その間叶野さんとは?」
「……立たなくなったのは最近です……」
「それじゃ、朝立ちは?」
「それが全然……」

亀田君あたりなら『ここは“私が確かめてあげようか”の展開に決まっているでやんす! それが様式美でやんす!』
と言い出しそうだなぁ、と思いながら、加藤先生の問診を受けた。ほんの少しだけ亀田君がうらやましくなった。
一通り俺の話を聞くと、加藤先生は何か考え込むような顔をしていた。

「……ねぇ、小波君。あなた、立たないことに心当たりは無いの?」
「え、こ、こ、心当たりっですかっ?!」

心当たり。実はある。あるにはあるのだが、言えない。
加藤先生にはバレているが、少なくとも自分から言うわけにはいかない。
まさかこの身体が、研究途中のクローン技術で作られたものだなんて――

「小波君は、叶野さんの前の彼氏がどうして死んでしまったか知ってるかしら?」
「……は?」
「腹上死よ。ちなみに腎虚もやらかしてたわ。これは、叶野さんが何やらかしたか、詳しく聞かなければなさそうね」

そういうと加藤先生はおもむろに服をはだけて

(省略されまs

※「私を助けるために……」とか、すっかり忘れてました。
 最近は一発ネタばかり思いついて困る。
533名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 23:53:21 ID:tgtMGmGF
534名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 00:37:21 ID:RUuiFR6O
埋め
535名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 11:37:47 ID:qkeu5VUO
君の隙間を埋める(キリッ
536名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 21:33:57 ID:NwE7yc7f









537名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 21:35:16 ID:LiM20WZB
埋め
538名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 21:50:18 ID:BF3ZBbbL
春香がかわいすぎて生きるのが辛い・・・

13でも春香みたいな後輩キャラ出てほしい
539名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 23:10:37 ID:HYti3SjM
ヒッフッハ
540名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 00:42:30 ID:wQ851Cw4
ν






















541名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 02:04:43 ID:cUiNFgcz
オレで500KBなら13裏で夏海が仲間に
542名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 22:23:46 ID:pF/vjVXG
おいどうすんだこのスレ
543名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 22:28:28 ID:HTZgPFSa
どうやら荒らしの余分なレスが削除されたから容量が減ったみたいだな
まあ、再利用してもいいけど
新スレにほとんど移動してるし流すのもありだろう
544名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 22:42:13 ID:1fr3C7b7
これまた中途半端に余っちゃったな
545名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 23:20:41 ID:+by6Xw/D
ロッテ勝ったかぁ
明日は友人がうるさそうだww
546名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 21:41:30 ID:u2YfJVoW
>>541涙目wwwwww
547名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 22:33:36 ID:0veh2aLW
>>546
オレ涙目wwwwww……orz
548 ◆Freege5emM :2010/11/09(火) 01:31:54 ID:yCerEf+u
これはもっと埋めネタを書いて埋めろってことなんじゃないか、
と勝手に解釈してさらにネタを投げてみる。

パワポケ1
明日香のおはなし。陵辱注意。


太陽が昇り始め、辺りがはっきりと見えるようになった時間のことらしい。

「いやぁ……やめてっ、離して……」

人影ひとつ見えない砂浜に、少女の弱弱しい声が吐き出されていた。ともすれば、さざなみにかき消されてしまいそうな声だった。
まだ砂浜は染み込んだ潮の面影を残し、必死に“それ”から逃れようとする少女の指に引掻かれて、少しばかりの爪跡を残していた。
“それ”は蛸であった。少なくとも、力強い八本の触腕に肉付きの良い吸盤、さらに坊主頭に似た胴を備えていた。
少女の衣服だったらしいものは、原型を留めていなかった。蛸らしきものに引き裂かれたのだろう。

「ああっ! だめ……そんな、やめてっ!」

少女は首を大きく振って抵抗しようとしたが、しっかりと巻きついた蛸の腕がそれを許さない。
どれだけ激しく動こうとしても、砂浜に散らばっていた女の長い髪が、わずかに揺れるだけだった。
少女は蛸に比べてあまりに華奢であった。すっきりとした曲線を描く脚は、蛸の長い腕ならば何周でもできそうなほど。
白磁のような肌の裸身は、ところどころ湿った砂に汚れていた。砂浜よりやや沈着した色の蛸の腕が、それに絡みつこうとする。

少女は絡みついてくる蛸の腕を、手で掴んで払い除けようとする。それは反射的なものだった。
けれど、れっきとした人間である少女の腕は二本、少女を目の前で襲っている蛸の腕は八本。少女は腕を封じられただけだった。
蛸が少女の脚に割り込み、口らしき器官を少女の秘所に迫らせる。不吉な気配を覚えた少女は、ひっと声にならない呻きを上げた。
まだ誰にも侵入を許したことの無いそこへ、怪物の何かが近づいている。おぞましい想像が脳裏に浮かび、少女の身が総毛立つ。

少女は蛸を締め出そうと、懸命に脚に力を込めたが、蛸はその圧迫により力を得たようであった。
冷たい蛸の肌が少女の体温を奪う。ついに蛸は少女の秘所に触れた。

「ひぅううっ……いや……いやあ……」

少女の粘膜に蛸の吸盤が襲い掛かる。人や機械の手では決して味わえない侵食に、少女は為す術も無く晒され続ける。
細く白い肢体の中でわずかに肉感的な、少女の慎ましい乳房にも、蛸の残りの腕が這ってくる。
膨らみを締め付けて無理矢理搾り出す。少女は息を詰まらせた。

「だめっ、いや、助けて、助けてっ」

じゅぶじゅぶと粘性のある蛸の体液が、少女の肌や粘膜に塗りつけられていく。
ぬめる白い肌を蛸の吸盤は危なげなく保持し、さらに成長途上といった風情の乳房に似合う桜色の頂を責め始める。
死の恐怖と未知の感覚に少女は転げまわされる。未熟な性感帯を強引に刺激され、呼吸を乱される。
内奥の体温を吸い出され、奪われていく。少女は最早抵抗する力を失って、思い出したように身体をびくつかせるのみだった。
少女の濡れた瞳は濁っていた。それは残酷な姿であったが、少女の儚げな美しさを引き立てていた。

「うぁ……いっ、あぁぁ……」

ひとしきり少女の反応を愉しんだ蛸は、いよいよ少女の秘所のさらに奥へ腕を伸ばそうとする。
微かに残っていた少女の意識が、青ざめたくちびるを動かして言葉を紡ごうとした。
少女の吐息交じりの声は、砂と水音に紛れて聞こえなくなった。
蛸の腕は少女の脚を大きく開かせ、別の腕が押し開かれた秘所の中に――
549名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 01:33:01 ID:yCerEf+u


「――うわあああぁああああぁあっっ!」
「こ、小波君どうしたのっ」

小波は机に突っ伏し、顔を自分の腕に埋めていた。それがいきなり叫び声を上げて立ち上がった。しかも授業中に。
教師とクラスメイトは全員度肝を抜かれ、午後の気だるい授業風景は一瞬にして消え去った。

「だいじょうぶかしら? 小波君、すごい汗をかいているわ」

小波は、自分の顔に伸ばされた手の主を見やった。幼馴染の心優しい少女だった。
心配げに小波を見るその顔が、夢の中で犯されていた少女と重なって見えた。
べっとりとした汗とは異なる嫌な感触を股間に覚え、小波は少女――明日香に向かって力無く笑った。

「あれ、小波センパイ今日はお休みなんですか?」
「何だか調子が悪いらしいでやんす。午前中はそんな様子は無かったでやんすが」
「あいつ、午後の授業中に居眠りしだして、どれだけ起こそうとしても起きなかったくせに、ようこ先生が諦めたあといきなり大声出して起きてな。
 しかも変な汗かいて顔色も悪かったから、先生と明日香ちゃんに練習止められて帰ってったよ」

小波は明日香に送られて帰っていった。今まで病弱な明日香を小波が送って帰ることはあったが、その逆は初めてのことだった。
下校途中、尚も小波の様子を気にする明日香の顔を、小波はまともに見ることが出来なかった。

(おしまい)

※たぶん1主は「蛸と海女」でも見たんだろう。
 明日香は1で一番幸せになって欲しいキャラだけど全然ネタが思いつかない。
 タコを男に食わせまくる女って結構いやらしいと思う。タコはそういう意味で身体に良いし。

550名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 01:53:30 ID:yCerEf+u
>>547
元気出せって……みんなが埋めネタ書いてくれたら、またチャンスがくるかもしれない。
551名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 21:51:13 ID:nJ0X32+I
umehara
552名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 01:41:37 ID:6FtopyE/
今さらだけど>>541おめでとう
553名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 20:34:56 ID:qnPgbF+L
今なら言える、一時間サエカ
554名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 22:03:37 ID:oyBUFdgs
阻止できんかった・・・
555名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 11:36:19 ID:Wfn1/Igo
今だ!1時間あさみ
556名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 13:23:12 ID:1+Vs0J2Q
>>555
なん・・・だと・・・
557名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:45:59 ID:tM0TMT30
五時間サエカ
558名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:49:33 ID:6teB8WQJ
1時間マダラ
559名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:50:35 ID:wBJmrzQS
阻止
560名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 12:48:22 ID:TBRZ6U3f
24時間白瀬
561名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 14:24:43 ID:hMFKGeTg
阻止
562名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 20:35:31 ID:nnKDPkIK
24時間阻止なら白瀬
563名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 12:59:50 ID:6hivLG2e
24時間みゆき先生
564名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 13:53:56 ID:C0Le51kV
24時間涼子
565名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 03:47:58 ID:qfWPoAxO
24時間ゆかり
566名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 09:39:51 ID:M09821vO
くそっ……やりたい放題やりやがって
567名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 07:04:13 ID:s8WKKIVU
24時間ジオットさん
568名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 07:05:15 ID:s8WKKIVU
さげ
569名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 07:48:25 ID:NRF4L1sH
24時間武美
570名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:50:08 ID:yWki1naU
一分ようこ先生
571プラゴミ:2010/12/31(金) 20:00:55 ID:lbl562uM
脱糞さら
572名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:43:32 ID:ugF+bRCj
12時まで阻止がなければ武美爆発
573名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:51:53 ID:rfSR3T+S
阻止

このスレって書き込まないでDAT落ちとかさせないの?
574名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:19:24 ID:A+F1GTS4
容量もレス番号も残ってるから、書き込みが無くても2〜3ヶ月ぐらい平気で持つしねぇ。
575名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:49:00 ID:rfSR3T+S
そうか・・・確かに100kbぐらい残ってるみたいだな
完成させる気の無い中途半端な没ネタを投下しようと思ったけど、焼け石に水になりそうだ
576名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 20:07:43 ID:MIdZdXm7
今のスレが埋まったら誘導して再利用する?
577 ◆Freege5emM :2011/01/05(水) 03:08:19 ID:5BKomTQR
年末にこの微妙な空き容量を埋めてしまおうと書いていたが、結局半分くらいの容量にしかならず今年を迎えてしまった。
あけましておめでとうです。

2本ほど投げ込みに来ました。どちらも4裏です。

>>578-589
エンディング後、ちょっとした都合でテンプル神殿で同居することになったアキミとハヅキ。
出先でハヅキがむらむらきてアキミを襲ってしまって大変なことになる話です。
都合の悪いことは全てバケモノ神父=ぶきみ君のせい。百合、陵辱注意。28kb弱。

>>590-600
直前の話の、ハヅキがむらむらきてしまった原因についての話です。
バケモノ神父が絶好調でハヅキ(とオマケ)をいじめてます。拷問・陵辱・失禁などリョナ成分ばかりです。
それらの描写が苦手な人は読まないことを推奨します。32kbぐらい。


18スレの由紀ちゃんのおはなしを読んでくださった方、感想を下さった方、ありがとうございます。
嬉しかったです。特に明日香へ頂いたコメントは正直リアルで快哉を叫びました。
578名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:08:52 ID:5BKomTQR

『テンプル神殿異聞その1』


「神殿んんっ!? あたしがそんなところに行ってもいいのかな」

第51回キングダム対エンパイアの野球の試合は、無事終了した。
試合は、新戦力の野球人形『コナミ』の活躍もあってキングダムの辛勝。
近年に勝る白熱した戦いは、試合直前の騒動とあわせて、のちのちまで語り草となるものであった。

「そう。アキミさんは、テンプル神殿に身を置くつもりはないかしら?」

アキミは、『コナミ』誕生に貢献した人間として、特等席(こちらの世界で言うバックネット裏)での観戦を許されていた。
試合の興奮冷めやらぬその席で、同じく『コナミ』誕生に貢献したハヅキから、アキミは声をかけられた。

「なに、あたしの前歴を知ってのこと? ミユキさんに懺悔でもしろって言うの」
「別にシスターになれとか、そういうことじゃないわ。そもそもわたしだって正式なシスターじゃないもの。
 テンプル神殿は、例のバケモノ神父がむちゃくちゃにしてしまったから、立て直さないといけないんだけど、
 どうにも人手が足りなくて。わたしと一緒に、働いてみる気は無い? もちろん報酬だって出すわ」
「うーん、働いてみる? って言われても……あたしに神殿での仕事なんかあるかなぁ。
 神の教えは説けない。力仕事なら男の方が使えるだろうし。まさか暗殺だの錠前いじりだのの腕前が役に立つの」

アキミは、スラム街でギルドに所属しないモグリのスリを働いているところを、コナミに捕えられた。
とっさにアキミは、舌先三寸で冒険者コナミに自分を雇わせた。そのため、なんとか官憲やギルドに突き出されずに済んだ。
その時アキミはコナミのことを“なんというお人好し”と思い、半ば呆れていたのだが、
実際はコナミたちとドラゴンの山を踏破したり、砂漠のダリ遺跡を捜索したり、魔王城に招待されたり、古代超兵器ゴーレムと戦ったり、
前金1000Gを足しても割に合わないぐらいこき使われたので、その呆れた感情はすっかり失せていた。
特にダリ遺跡での『キレ○』や『シンカー+2』といった高性能パーツは、アキミがいなければそう何個も見つけられなかった。

「そんなことはしなくていいわ。アキミなら単なる用心棒でもじゅうぶん心強いし、
 退屈になったら、コナミさんとの旅の時みたいに、宝探しにでも行って一山あてるのもいいじゃないかしら」
「そんなに融通が効くんだ」

寝場所には困らず、おそらく食事にも困らず、退屈になったら遠出して宝探しにでも行けばいい。
アキミからすれば、かなりお気楽な身分である。少なくとも、シーフやアサシンよりは暮らしやすいだろう。
しかし、アキミは浮かない顔をしていた。

「面白い話なんだけどさ〜」
「なにか、まずいことでもあった?」
「まずね。トレジャーハントは流石にひとりではきついわ。サポートがいないと安定しないし。
 もしひとりでそんなに稼げる仕事だったんなら、あたしはスリなんかしてないわよ」
「うーん、ちょっと考えが甘かったかな」
「まぁハヅキが手助けしてくれるっていうなら、一発当てられるかもしれないけど、もう一個気がかりが……」
「……気がかりって?」

アキミは親指で空を弾く仕草をして見せた。

「……神殿住まいじゃ、賭場には行けないよね」
「あ、そういえばアキミはよく行ってたわね」

アキミは博打をこよなく愛する性分であった。それも、イカサマの手口にまで精通する、筋金入りの博打好きである。
579名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:09:26 ID:5BKomTQR

「まぁ、賭場くらいならミユキさんに言ってなんとかして……もしもだめだったら、出稼ぎの時にこっそりと行けば」
「え、いいの?」
「だってわたしは、これからも正式なシスターになるつもりないし。聖職者なんかもうこりごり。
 博打ぐらいでうるさく言うつもりはないわ。あ、でもわたしがこんなこと言ってたのは内緒にしてね?」
「それは当然よ」

アキミとハヅキは、ともに砂漠の亡霊やらエルフやらロック鳥やら高位悪魔やら殺戮兵器やらと渡り合った仲である。
気心の知れた仲間と、たいした不自由も無く暮らしていける。当たり前のようで、なかなか手に入らない生活。
アキミにとって、思い浮かべるにはどうにも眩し過ぎる光景だった。

「ところで、ハヅキはその話、あたし以外にはしてないみたいだけど」

それを一度でも不自由無く手にしていた人間なら、即座に頷いていただろう。
勇者コナミ一行の中にも、この提案に深く考えず首を縦に振りそうな人間がひとりいる……役に立つかどうかはともかく。

「そうね。ミユキさん以外にこの話をしたのは、アキミがはじめてよ」
「それは……正直ちょっと嬉しいけど……なんで? さっき言った通り、あたしは神殿なんか似合わない女よ」
「来て欲しい人間の中で、あなたが一番うんと言う見込みがありそうだったから」
「……? どうしてそう思ったの」
「ここで言っていいものかしら?」

ハヅキはあたりを憚る素振りを見せた。キングダムとエンパイアの試合を観戦しにきた、両国の重鎮たち。
それらに混じって、勇者コナミとその一行――アキミとハヅキを含む――も、野球人形のプレイに歓声を上げたり、
試合に伴うお祭り騒ぎを楽しみにしていたり、騎士と格闘家が剣と拳について語り合っていたり、思い思いに過ごしていた。
アキミとしては、特に負い目は無い。知られたら困る過去もあるが、コナミとの出会い方に比べればどれもマシである。
アキミは軽く手振りした。声を落とせば構わない、と。一行はその程度でも通じる関係だった。

「……だって、あなたは身寄りが無いし、これからの行き先も特に決まってないじゃない?」
「ずばり言うわね。普通はもう少し躊躇うところよ」
「あらら、触れちゃいけなかったかしら。ごめんなさい」
「いーのいーの。身寄りが無いのはしょうがないし、行き先がないのはあたしのせい。
 ホント、どうしてこんなに可愛くて仕事もできるアキミちゃんに相応しい場所がないのかなー」

アキミはからからと、女の子らしくない笑い方をした。
コナミに雇われる前から、年齢に似つかわしくない修羅場を踏んできた彼女は、先行きが安定しないことにも危機感が無い。
生きていければ儲けもの。その上で面白おかしくやっていければ万々歳。
加えて、今度の旅はアキミにとって楽しいものだった。スリルと達成感に満ちた冒険の余韻が、先のことを考えさせなかった。

「ところで、そういうハヅキはどうしてテンプル神殿に行くの」
「それは……ミユキさんに口説かれたからよ。ほらわたしって、身寄りも無いし、これからの行き先も決まってないでしょ?
 もともと孤児だから親の顔は知らないし、世話になってたチャーチ教会からは売り飛ばされたし。
 そんなときに、ミユキさんからお誘いを貰ったの。だからわたしは、ミユキさんにお世話になることにしたんだ」
「なるほどね。で、それと似たような身の上のあたしなら、話が通ると思ったんだ」

率直に考えて、悪い話ではなかった。
ミユキやハヅキ相手であれば、短くとも濃い付き合いがあるだけに、アキミも気楽に構えられた。

「……いいじゃないの。オーケー、その話乗ったわ。改めてよろしく、ハヅキ」
「こちらこそよろしく、アキミ。きっとミユキさんも喜ぶわ」

アキミとハヅキは手を握り合った。
誰かから自分が必要とされる嬉しさ、もう天涯孤独には戻れないだろうという幾許かのほろ苦さ、
球場に残った熱気の残り香など、色々胸に去来するものたちを噛み締めながら、アキミはハヅキの体温を感じていた。

580名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:10:14 ID:5BKomTQR

テンプル神殿は、アキミにとってそれなりに居心地の良いところであった。
スラム街とは比べ物にならないくらい良い住環境。旅の途中のように、モンスターとの遭遇を警戒し続ける必要も無い。
物価も落ち着いてきて、働けばとりあえず食べられる。身体がなまってしまうんじゃないかと心配になるほどだった。
それにしても、近場のリーベックには悪魔ダンジョンがあり、少し北にはルーフェンの森まである。
いずれも腕試しや金稼ぎに十分な場所だった。ルーフェンの森のエルフとは顔見知りでさえある。エルフたちは良い顔をしないが。

そんな生活が数ヶ月ほど続いたある日。

「勇者トイの宝ぁ? あんたそれ本気で言ってるの」
「そうだよ。俺は勇者トイの子孫なんだ……直系じゃないし、今はすっかり落ちぶれてしまったけどな」

事の発端は、タナカというスラム街から流れてきた男の話だった。
何でもタナカは、200年ほど前に活躍した勇者トイの財宝の在り処を、偶然知ったらしい。
しかしその在り処はドラゴンの山であった。勇者の子孫だが勇者そのものではないタナカには、回収など無理な話である。
そこでタナカは、財宝を山分けにする条件で、アキミに財宝の回収を依頼してきた。

「確かにドラゴンの山には、金目のものがあったけどね……ドラゴンが勝手に集めたものにしか見えなかったよ」

実際アキミは、勇者コナミとともにドラゴンの炎を掻い潜り、ドラゴンの巣にあった体の珠を回収してきた経験がある。
回収の際、行きがけの駄賃とばかりに金目のものを巣から奪ってきたりもした。
ドラゴンは、金目のものを好んで巣に溜め込む習性があるのだろうか。まるでカラスである。

「なんとか頼まれてくれないか? 俺が壷を割って地図を見つけてしまった以上、
 俺が宝を回収するか、地図を隠し直して一族に伝えなければならないんだが、勇者トイ一族といっても今はこのザマだ。
 俺の次の代があるかどうかも分からない。そうなったら、ご先祖に顔向けできないだろう」

アキミは心の中で眉に唾をつけた。以前、コナミが大盗賊ガイドウの宝の件で、おぞましい目にあったのを思い出したからだ。
宝こそ手に入れたが、金と引き換えに出来ない精神的な何かを奪われていた。自業自得だと思ったアキミは助けなかったが。

「まぁ……条件次第では考えてもいいわ。宝が見つかったら、8:2でどう? 勿論2はあんたよ」
「おい、元はといえば俺の家の宝なんだぞ。せめて3はよこせよ」
「だめ。あんた、前金無しでしょ。勇者コナミだってあたしを雇うときは前金を払ったわ。
 それにあたしが宝を持ち帰りそこなっても、あんたは何の損もしないけど、あたしは死ぬかもしれないんだよ?
 勇者トイが、本気で宝を隠そうと思ってたら、そう簡単に見つかるところに隠したりしないだろうし」

結局タナカは、アキミの口説に折れて宝の地図を見せた。
もったいぶって出された宝の地図は、それらしい外見をしていた。それはますます、アキミにガイドウの宝を連想させた。
アキミはトイの財宝にまったく期待していなかったが、タナカの話に乗ることにした。
そろそろ賭場が恋しくなってきた。ちなみに、リーベックにアキミが楽しめるほどの賭場はない。

「……というわけで、あたし出かけるから」
「ひとりでドラゴンの山に行くのかしら。ちょっと心配ね」
「大丈夫よ? わたしだってついていくから」
「……それでもふたりよ。しかも、あるかどうかも分からない宝を探すなんて」

ミユキは、しばらくアキミの話に難色を示していた。
ドラゴンの山に埋まっているらしい、200年前の伝説の宝を掘り出しに行く、それも女の子ふたりで。
ダリ遺跡でたくさんのパーツを見つけた実績が無かったら、まず冗談と笑われるところである。

人手不足のテンプル神殿で、自分のみならずハヅキまで引き抜いて遊びに――名目は出稼ぎだが――行くということに対して、
アキミも気が咎めるところはあった。トイの宝もついでに探すつもりではあったが。
だからアキミは、ミユキが彼女らの出発を渋る理由を、神殿の人手が足りなくなるからだと考えていた。
ミユキは何か言いたげな様子であったが、ハヅキが続けて説得すると、気乗りしなさそうに頷いた。

「はぁ、これが信用の差ってやつかしらねぇ」
「そう気を落とさないで。むしろここであっさり頷かれたら『あなたはいなくても構わないです』と言われたようなものじゃない?」
「まぁね……それにしても、ミユキさんがあんな煮え切らない顔をするなんて、珍しいわね」
581名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:10:49 ID:5BKomTQR

アキミから見て、ミユキはシスターという職業が似合わないぐらい果敢な性格だった。
彼女はデスアキホの魔手から唯一脱走し、非戦闘員としてではあったが、コナミの旅に最後まで同行した。しかも自分の意思で。

「いいじゃない、せっかくうんと言ってくれたんだから。……無理を言ったから、少しは稼いでこないとね」
「それはあたしにどーんと任せなさい!」

アキミとハヅキは、意気揚々と神殿を出発した。
ハヅキにとっては、野球人形の一件以来の神殿からの外出だった。


「どうしたのハヅキ、顔色が悪いわよ。明日もこの街で休んでいこうか」
「心配しないで……わたしのことはだいじょうぶだから、神殿に帰りましょう?」

アキミたちの最初の遠征は不発に終わった。
トイの宝の地図に従ってドラゴンの山を探索して見たものの、地図の指し示す場所はゴブリンの棲み処と化していた。
ゴブリンどもの眼を盗んで調べてみれば、出てきたものは少々の金目のもの。
それらは全部集めて売り払っても、アキミが久しぶりの博打で稼いだ金に及ばなかった。

「もしかして、ドラゴンの山で拾った金目のものが呪われてたのかしら」
「……っ! の、呪いっていうのは……?」
「剥き出しの金目のものには、たまにそういうブツがあるのよ。呪いだとしたら、確かに早く神殿に行くべきね。
 ……ごめんね。あたしのわがままに突き合わせたばかりに、ハヅキにもミユキさんにも迷惑をかけて」
「ううん、わたしのほうこそ、サポートするなんて調子の良い事言って、足手纏いになってごめんなさい」

さらに悪いことに、ハヅキの体調が日に日に悪くなっていた。
そのため、アキミもあちこち寄り道するのを自重し、神殿への帰り道を真っ直ぐに辿っている。
ちょうどキャッスル城で一晩休んでいくことになったため、王宮の医師にハヅキを診せてみたが、
連日ドラゴンの山を探索したことによる疲労が溜まっている、としか言われなかった。毒や病気の類ではないらしい。
アキミの危惧通りに、ドラゴンの山のガラクタで呪われたとしたら、文字通り骨折り損のくたびれもうけである。

「ハヅキー、ごはん貰ってきたよー。あ、開けなくていいから、あたしが開けるよ」

ハヅキがベッドから身を起こしかけたときに、アキミは部屋の扉を開けていた。
ふたりはキャッスル城下の宿屋に部屋をとっていた。特に分ける理由も無いため、相部屋である。

「さすが勇者様御用達の宿屋は違うわね。店の人、あたしたちのこと覚えてたわよ。
 しかも急なお願いも聞いてくれたわ。消化のいいもの頼んだから、冷めないうちに食べましょ」

アキミが手に乗せていたトレイには、湯気を立てる汁物が二皿。
彩りは無いが、料理を冷めにくくする深い皿。柔らかく煮られた米に、適度なスパイスが食欲をそそる。

「あれ、アキミもそれなの? わたしに付き合うこと無いのに……」
「気にしなくて良いって。あたしだけ美味しいもの食べるのも気がひけるし、それに……」
「それに?」
「……ひとりで食べても、ねぇ。前はそんなこと考えもしなかったのに」

アキミは備え付けの卓と椅子を運んで、ハヅキのベッドのそばに座った。
トレイを卓に置く。銀の匙で食事を掬う。軽く息を吹きかけた後に、ハヅキに目を合わせて、

「ハヅキ、口あけて」
「あの、アキミ? わたしは自分で食べられるから」
「いいから、口あけて」

子供のような扱いに、ハヅキは赤面していたが、アキミが目をきらきらと輝かせて迫るのに押されて、口を開けた。
ゆっくりと、宝箱の錠前をいじるよりも慎重な手つきで、アキミは匙を運ぶ。くちびるに匙が触れる。

「どうかな?」
「もう少し、熱いままのほうがいいかな。冷めちゃってる」
582名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:11:30 ID:5BKomTQR

再びアキミは皿に匙を潜らせる。

「いや、もういいから、気が済んだわよね?」
「気が済んだ? 何の話かしら。まだたくさん残ってるじゃない。もしかして食欲無いの」

アキミの目の輝きはますます増していた。

「ぜったいあなた楽しんでるでしょ?」
「そんなこと無いって。あたしのごはんが食べられないっていうの」
「アキミが作ったわけじゃないでしょうに」

ハヅキは半目でアキミを睨んだ。その視線に力は無かった。
数息、ふたりは見つめ合っていたが、やがてハヅキが観念して口を開けた。嬉々としてアキミが匙を取る。

「あっ――」

互いに不慣れな動作だったせいか、二口目をアキミはわずかに零してしまう。
くちびるから尾を引く雫に、アキミは咄嗟に指を伸ばす。ハヅキの白い肌に指先を滑らせて、垂れかけた雫を拭う。
慌てた勢いで、アキミの指先がハヅキのくちびるに触れる。かすかな息遣いを、繊細なそれで感じる。

ハヅキは顔をくすぐった感触にきょとんとしていた。アキミが描いた軌跡を、自分の指でなぞってみる。
顎に近いところからはじめて、くちびるまで辿り着くと自分の息遣いを感じる。アキミもそれに触れたことは、すぐに察せられた。
粗相を詫びながらアキミが用意した手巾に、黙って口元を拭わせる。柔らかい布の感触は、指先のそれとは違っていた。

夕食が冷ますまでもない温度になっても、アキミはハヅキに匙を握らせなかった。ハヅキも最後までアキミの行動を制止しなかった。
さっぱりとした料理の味つけは、湯気のように記憶から消えていた。

583名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:12:04 ID:5BKomTQR

(冗談のつもり、だったんだけどな)

その日の夜。
アキミはベッドに転がっていた。自分の腕で自分の身体をかき抱いていた。背中のほうには、相部屋のハヅキが寝ているはず。
けれども、彼女は眠っていない。夜更かし癖が急にぶり返したのか。神殿での朝早い生活に慣れてきたせいか、旅立ちの前のアキミは早寝になっていた。
こんな時間まで起きている日など、最近はなかった。

一度やってみたかったから。軽い気持ちで、ハヅキのくちびるに匙を持っていった。
そのときのハヅキの反応は、冒険しているときには無かった感覚を、アキミに芽生えさせた。
だから、ハヅキに軽く睨まれても、アキミはその行為を続けた。むしろあの表情に煽られたのかもしれない。

何となく胸の奥がざわつく感覚に、アキミは困惑していた。目が冴えてしまっている。
直接背中合わせになっているわけでもないのに、後ろに身体を横たえているであろうハヅキを意識してしまう。

(かわいい――じゃないのよ、もうっ)

初心なネンネじゃあるまいし、とひとり言ちる。そもそも色々とおかしい気がする。
ハヅキとふたりきりで明かした夜は、今夜がはじめてではないというのに。
彼女の困惑を黙殺して遊んでいたせいか。罪悪感というほど深刻なものではないが、やってしまったかという思いはある。
今更になって気恥ずかしさが湧いてきた。これが夕食の時に湧いてきてくれたなら自重できたのに。
持て余したざわつきが眠気に侵食されはじめるまで、アキミはベッドで蹲っていた。

声が聞こえる。
浅い眠りだった。モンスターの襲撃に備えるうちにそうなったのだが、アキミは何故目が覚めてしまったのか、すぐには分からなかった。
明瞭としない意識であたりを窺う。懐に忍ばせた短剣を握る。その堅さが、彼女を覚醒させる。
誰かが床を踏む音はしない。殺気も感じない。不審な薬の匂いもしない。部屋にはハヅキとふたりきり。
思い過ごしか。ハヅキが本調子でない状況で緊張して神経が昂ぶっていたせい、とひとりで納得する。

また声が聞こえる。
今度は間違いなかった。アキミは茹だりそうな心臓を押さえつけて、もう一度周りの様子を確認する――これはハヅキの声だ。
この部屋にはアキミとハヅキしかいない。息苦しそうな声音がする。別の意味で心配になってきた。
外からの侵入者の気配は無さそうだが、これはただごとではない。ハヅキの容態が悪化しているのか。
ハヅキの状態が対処できないほど深刻なものになったならば、何か手段を考えなければならない。
例えば、王宮のあるかないか微妙なコネで強引に人手を借りるとか。

「アキミ……」

空気中に拡散していく呟き。どこか湿っぽくなった夜の帳。
そこには、混乱魔法にかかる直前の感覚に似た、触れてはいけないようなものがあった気がした。
自分の名前が、ここまで熱っぽい響きを持つのかと思って、アキミは背筋がむず痒くなる。頬が火照るのを感じる。

「なんだ、起きてたんじゃない? あなたも眠れなかったんでしょ」

首だけで振り返ったアキミのほの暗い視界いっぱいに、ハヅキの姿が映った。わずかな囁きも届きそうな距離。
その姿にアキミは、洞窟の淫魔(ルーズ)――ハヅキとは似ても似つかないはずの――が二重写しになって見えた。
584名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:12:36 ID:5BKomTQR

声さえあげさせずに、ハヅキは馬乗りになってアキミを組み敷いた。
そのまま肩口を手で抑えて、アキミのくちびるを貪る。不意を突いて歯列に割り込もうとしたとき、鋭い痛みが走った。

「いたいわ……もう。噛むことはないでしょう?」
「あんた、これはどういうことなのよ」
「あなたがいけないのよ、全部あなたのせいなんだから」

抵抗する腕を掻い潜って、アキミの服に手をかける。力を込めて押し退けられても、構わず引っ剥がす。
数え切れないほどの魔物を仕留めた腕も、ハヅキに対して抵抗らしい抵抗ができない。
仲間に対して本気で振り払うことを躊躇っているのか、

(それだけじゃないでしょう? アキミ)

「や、やめてよハヅキ、冗談きついって、今ならまだっ」
「もう無理よ。耐え切れないの。あなたが……欲しい」

またハヅキはアキミのくちびるを襲った。今度は舌でくちびるを弄び、上から唾液を送り込む。
強張ってしまったアキミの肢体を撫でつつ、脱がせる作業を再開する。アキミの肌があらわになっていく。
細くしなやかな腕。指で触れるたびに反射運動が感じ取れる鎖骨。栗色の髪に指を通す。

「アキミ、もう息が荒くなってるんじゃない?」
「ハヅキっ、どうしてっ……いやっ、やめてってば、あたしはっ」

首筋に指を這わせて呼吸の手触りを味わう。髪で隠れていた耳朶に、ハヅキは迫った。
そこが生暖かい吐息に巻かれただけで、アキミは眉根を寄せる。舌で耳殻を舐る。溝のひとすじひとすじまでが、唾液で濡らされていく。
蠢く粘膜。その後に残る冷たさ。それに浸らせる暇も与えず、ハヅキは耳穴まで侵入する。
舌が捻じ込まれる。音が直接アキミの頭に流し込まれる。ぐちゃぐちゃと下品な水音が、抗いようも無いほど近くから襲ってくる。
未経験のそれらに、アキミは翻弄されていた。背徳感だったり、羞恥心だったりが、代わる代わる顔を出す。

「いいわね、顔真っ赤にして、とっても可愛い」
「ねぇ、ハヅキ、あたしが悪かったから、だからもう冗談はやめて」
「冗談……? わたしは、ここまできて、悪ふざけで済ませるつもりなんかないわ」

(冗談なんかじゃないわ。たぶん、ずっと考えていたことだから)

熱に浮かされた顔つきのまま、ハヅキはアキミの肌を堪能する。胸のふくらみに頬を寄せれば、鼓動が聞こえてきそうだった。
顔が辛うじて分かるほどの夜目で、アキミの身体を眺める。視線に敏感なアキミは、それだけで火の出るような思いをさせられる。
アキミは細身だが、服を脱がせて見れば、女としての柔らかそうな曲線も持っていた。
さらに暗闇にぼうと浮き上がる肌の色が、無残に脱ぎ散らされた服とあわせて、劣情を煽ってくる。

「恥ずかしがるのもいいけど、アキミはきれいよ?」

もうアキミは、まともにハヅキの顔が見られなかった。それなのに、ハヅキの表情が分かってしまう。
振り向いた瞬間の、悪魔女を連想させるような、蕩けきった表情が。

ハヅキはアキミの胸に手を伸ばした。小さなハヅキの手にはやや余るふくらみを、ゆっくりと揉みしだく。
それはアキミをいたわるものではなく、自分がその瑞瑞しい触り心地を愉しむためのものだった。

「ふぁ……はぁ……あ……」
「こうやっておっぱいいじってると、あなたが興奮してるのが分かっちゃうわね?」

優しげな手の動きが、緩急を伴ったものに変わっていく。おもちゃを弄るようにぷるぷると震わせる。
麓から頂に向かって搾り出すように力を込める。堅くなり始めた胸の頂に向けて、ねばつく吐息を吹きかける。

「もっといじって欲しくなってきたんでしょ」
「ひゃっ、そんな、そんなこと」
585名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:15:09 ID:5hJ6DsxC
連投規制忘れてたのでセルフ支援入ります
586名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:17:35 ID:5hJ6DsxC
(こんな時間に投下するんじゃなかった……)
587名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:17:43 ID:5BKomTQR

ハヅキは指をふくらみに食い込ませながら、指の間で胸の頂を挟み込み、しごきだした。
心臓のあたりが締め付けられる錯覚が走る。まどろんでいた官能が身を起こしていく。
反応に気を良くしたのか、ハヅキはもっと大胆な責めに転じる。くちびるに挟む。舌で唾液を塗りつける。
軽く歯型がつきそうなくらいの甘噛み。強く吸い付いて、乳首を口内に閉じ込めて、舌と歯でなぶる。

「ああぁっ、ひいぃぁあっ、だめ、だめだったらっ」

口唇に責められていないほうの頂は、手指が襲い掛かる。抓る。捻る。引っ張る。
口による責めと緩急を連動させて、爪先で焦らすように引っかく。治まりかけたところに、まただんだん刺激を強くしていく。
許容量を超えた激しさに、アキミはいやいやと首を振る。切羽詰ってくるアキミの嬌声に、ハヅキは酔い痴れる。
嗜虐心に意識が浸っていく。可愛らしく、いやらしく、

(もっと、もっと鳴いて。わたしに声を聞かせて?)

「だめ、なんて嘘ついちゃいや」

ハヅキは一度責め手を離し、脇腹からかすかに浮き出たアキミの肋骨を撫でる。
肢体の曲線美のアクセントになる腰骨をくすぐる。アキミの腰がかすかに浮きかけた。
半ば無意識の為させたことであったが、アキミは自分の動きに気付いてしまった。

「期待してるんでしょう?」
「ちが、ちがうって、そんなことないって、いや、い、あうぅぅんっ……」

ハヅキは脚の位置を直すと、既に潤んでいたアキミの秘所をなぞり、彼女の蜜を陰核に塗り込めた。
無遠慮な手つきに、アキミは思わず背中をのけ反らせる。心の意思に反して、身体が震える。声が溢れてしまう。

「いっちゃったんだ。アキミは、ここがそんなにいいの?」

息も絶え絶えになったアキミを、ハヅキは無邪気に笑いながら見下ろしていた。
みんな同じ、もう少しで、同じところまで墜ちていける。指先に残っていた蜜を、見せ付けながら舐める。

「アキミの味はおいしいね。もっと、もっとわたしにちょうだい……」

アキミがその言葉を理解する前に、ハヅキはアキミの両脚の間に身体を置いて、秘所を指で割り開いていた。
あんまりな格好に、殆ど本能的にアキミは抵抗しようとする。しかし、ハヅキの目の前に晒された秘所は逃げられない。

(みんな同じだから、そんなに怖がらないで?)

「いやぁあっ、やめ……ひゃあんっ、あんんんっ!」

ハヅキは直に秘所へ舌を這わせた。ぴちゃぴちゃとわざとらしい水音を立てて、まだ開かれない入り口を嬲る。
張り詰め始めた陰核を指でいじめる。薄い草叢を撫で付けて遊ぶ。蜜と唾液が混ざり合って、アキミの秘所を覆っていく。
アキミの声は、最早泣き叫んでいると言ったほうが似合うものになっていた。

「うわぁ、アキミのここ、すごい熱くなってる。火傷しちゃいそうね」

アキミの秘所の中に、ハヅキは指を侵入させた。およそひとの身体とは思えない締め付けと熱。
動かすことさえ難しいはずの内奥を、ハヅキの細い指が蹂躙していく。

「いやっ、ハヅキ! ほんとにそこはだめ、だめだから、おねがいっ」
「だめ、もっとわたしと一緒になろう……? 気持ちいいわよ? だから、あなたも――」

指をもう一本増やす。きつい膣内を浅いところから馴らしていく。アクセント代わりに、開いた指で時折陰核を撫でる。
涙声が途切れる。感触を頼りに、蜜を掬い上げて塗りたくる。内奥に打ち込んだ指にもまぶして、抜き差しを滑らかにする。
ざらついた天井を擦って回ると、アキミが悲鳴をあげる。どんな強敵の前でも出さなかったような、怯えの混じった声音。
588名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:18:18 ID:5BKomTQR

「ねぇ、アキミ、どうしたの、もっと愉しまないとだめよ?」

ハヅキは、単に慣れない膣内の性感にアキミが戸惑っているものだと思っていた。

(その方が良かった。自分と同じだったら、自分と同じになれる。わたしが同じにしてみせる)
(そうすれば、きっと、夜毎押し寄せるものに、苛まれなくて済むから)

ハヅキはアキミを宥めるために、指による責めを取りやめて、口唇によるそれに切り替えようとした。
舌で秘所の水気を広げようと、秘所の周りから舐め上げた。
蜜とは違う、べっとりと張り付くような生臭さが、ハヅキの味蕾を染めた。

ハヅキは、アキミに打ち込んでいた二本の指を見た。視線を上げて、くしゃくしゃに歪められたアキミの顔を見た。

(いやっ、アキミ……わたし、こんなの、嘘っ)

「あ――わ……わたしっ……」

何か、とても大事なものが、目の前でがらがらと崩れていった気がしていた。
アキミが我に返ったとき、ハヅキはまだアキミのベッドの上に転がっていた。
転がったまま、調子がおかしくなったゴーレムのように、ひたすら何事かを呟いていた。
589名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:18:54 ID:5BKomTQR

アキミとハヅキは、数日後にテンプル神殿へ帰り着いた。王宮衛士隊の数人かが、護衛についていた。
アキミがヤマダに無理を言って手配した人手である。

「ハヅキは……あなたに話していなかったのね」

重い口ぶりで事の顛末を話したアキミに、ミユキは抑揚の無い声で話しかけた。
ハヅキは自分の部屋ではなく、ミユキの部屋に置いておかれた。彼女の荷物は、アキミと王宮からの人手が運んだ。
禁治産者のような扱いだ、とアキミは思った。

「アキミ。もしあなたが、まだ神殿にいてくれるのなら、あの子から離れないでいてくれるなら、聞いて欲しいことがあるの」

アキミは、やっとの思いで顔を上げた。ミユキの目から逃げそうになるのを、懐剣を握り締めて抑える。

「あの子が……チャーチ教会からバケモノ神父へ売り飛ばされたことは、知ってるわよね」

アキミはミユキの目を見返した。バケモノ神父との二度に渡る戦闘は、未だに鮮烈な記憶として残っていた。
バケモノ神父――デスアキホと名乗っていた――は、神父になりすました悪魔だった。
女を集めて奴隷にし、飽きたら売り飛ばす。リーベックの街から女の姿が消えるほど、それを繰り返した。
そこから脱走したミユキが勇者コナミに助けを求めたことから、勇者たちとデスアキホの戦いが始まった。
このテンプル神殿で、最初にデスアキホと戦った。上級悪魔をも上回るタフな肉体と魔法の実力に、コナミたちは苦戦する。

「あの子は、デスアキホに攫われた女の人の中でも、とりわけひどい目に合わされた。皆までは言わないわ」

デスアキホは本気で戦うつもりが無かったのか、自分の集めた女たちをワープさせると、コナミたちの前から逃げ去った。
コナミたちは、野球人形の一件の途中であったが、デスアキホの悪行を見逃すことが出来なかった。
そしてサンドの街で再戦。デスアキホを退け、囚われていた女たちを解放した。解放された中に、ハヅキも含まれていた。

「デスアキホはハヅキに相当執心していたらしいわ。あなたたちに解放されてから分かったことなんだけど、
 ハヅキにはある特殊な呪いがかけられていた。簡単に言えば、催淫の呪いね」
「……そんな状態で、あたしたちに同行していたというの?」
「呪いは、わたしの魔法で何とか抑えていたの。でも、わたしが未熟だったせいで、解除するまではいかなかった。
 おそらくデスアキホにとどめを刺すしか……デスアキホが再び現れたとき、わたしとハヅキだけでは、あのバケモノには到底叶わないわ。
 だから、あなたたちに同行していたの。ごめんなさい。黙って利用するような真似をして」
「それはあたしだけに言っても、仕方が無いでしょ」

結局デスアキホと遭遇しないまま、野球人形の一件は解決した。一行は解散し、ミユキとハヅキはテンプル神殿に赴いた。
アキミはハヅキに誘われて、ともにテンプル神殿に身を置くことになった。
590名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:19:30 ID:5BKomTQR

「あなたに関しては、現在進行形で用心棒やってもらってるから。余計に謝らないといけない。
 あなた以外にも助けを求めるべきだったんだろうけど、信頼できそうな人は皆どこかに旅立ってしまった。
 ……ハヅキがあなたに声をかけたのは、男というものに不信感があったのか、催淫の呪いが悪化したときのことを考えてたのかも」
「それで、あたしがハヅキを神殿から連れ出したせいで、呪いがぶり返したって言うことなの?」
「……端的に言えばそうよ」

どうして言ってくれなかったのよ――と口に出しかけて、アキミは言葉を飲み込んだ。
アキミの外出にハヅキを付き合わせることは、アキミがハヅキに話の流れで約束させたことで、ミユキは関知していない。
そしてアキミが外出を提案したとき、ミユキは首を縦に振らなかった。

「あのとき、どうにも煮え切らない顔してたと思ったら……予想はしてたわね」
「わたしがもっと強く止めていれば、ね。女の子同士なら大丈夫か、と思ったのはわたしの油断だった」

ミユキの話が途切れた。アキミは、ハヅキと歩いていった道のりを、サンドから順に思い起こしていた。
渇きと暑さの支配するサルムス砂漠。死者の都ダリ遺跡。人と魔を分かつクリフの崖。魔王が一番温厚な魔王城。城下街。迷いの森。ドラゴンの山。

「ハヅキは、ずっとあのままなの?」
「今はそっとしておいて。神殿はそういう面倒を見るところでもあるから、ある程度は回復するはずよ」

あれだけ広いこの国で、ハヅキがまともに行き来できるのは、こんなちっぽけな神殿だけだった。
気ままな自分の身の上をハヅキに重ね合わせたことが、アキミには馬鹿馬鹿しく感じられた。
やがてアキミは意識を目の前の部屋に引き戻すと、ミユキに向き直った。

「ミユキさん。あたしは、何かハヅキにしてあげられることはないかな。
 あれから、ハヅキはあたしと話もできていないの。あたしとハヅキは仲間なんだよ。
 下らない呪いのせいで、こんな目に合わされるなんて、あたしはぜったい嫌よ」

(シスターミユキが解決策を思いついたら続く)

591名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:20:53 ID:5BKomTQR

『テンプル神殿異聞その0』

その牢獄は、監禁される側にとっても、する側にとっても、立派なものとは言えなかった。

(随分……人数が少なくなってしまったわね)

石壁に背をもたれさせながら、ミユキは心中で呟いた。
ミユキがここに押込められてから、しばらく経っている。日付の感覚があやふやになってきた。
だというのに、この牢獄を訪れる人間は、ターバンを巻いたあの男の手下しか見た事が無い。
人間以外を含めるならば、ミユキたちを押し込めるときに、あの男自身が一度だけやってきたが。

テンプル神殿の一角に急ごしらえで作られた牢獄に、ミユキたちはいた。
たち、と言っても、共通する特徴は全員が若い女であることぐらいだった。
ミユキがこの牢獄に入ってから、女たちは徐々に数を減らしている。
時折新入りが入ってくることもあるが、減っていくペースの方が速かった。
牢獄から出された女たちはどうなるのか。

『いやぁっ、やめてっ、やめてくださいっ、お願いしますから、どうかそれだけはっ……!』
『キミの代わりなんて、いくらでもいるんだよね。これも仕事、だと思って、せめて最後に、ボクの役に立っておくれ』

牢獄の女たちはびくりと肩を震わせた。
牢獄の鉄格子のすぐ外に置いてある水晶玉から、その場にいないはずの声が聞こえてくる。
どうやらあの男の玩具らしい。水晶玉はこの牢獄に向けて、別の部屋で繰り広げられる音声を投げつけてくる。

(……また始まった)

牢獄から出された後はどうなるのか、ミユキたちは見た事は無い。ただ水晶玉から一方的に聞かされるだけだった。
あの男は牢獄の女たちから、気力体力が充実してそうな者をひとりずつ牢獄から連れ出していく。
そして連れ出した女たちを様々な責め苦で屈服させ、奴隷に仕立て上げ、その様子を牢獄の女たちに延々と聞かせ続けていた。
牢獄の中では、脱走を図ろうとする女が減った。会話も減った。わけのわからないひとりごとを呟く女は増えていった。
拘束具が無いことなど、何の慰めにもなっていなかった。単に必要が無いと判断されただけだろう。
今となっては、何かしらの現実に根ざした思考を行っている者は残っていないと思われた。

奴隷がひとり売り飛ばされたようだった。何に使われるかは分からない。ミユキは水晶玉をねめつけた。
この状況に付き合うのも、嫌気が差してきている。といっても、目前に転がっている屍のような女たちの仲間入りも御免だった。
うっかり恨み言の一つも言えない。あの水晶玉は、こちらの音も拾ってどこかに届けるらしかった。
あの男の趣味だけではなく、一応監視の道具も兼ねているらしい。

(リーベックの腰抜けたちに期待するのもうんざりしてきたし、そろそろわたしもまずいかしらね)

監禁されている末路がまずいのか、それに慣れつつある自分がまずいのか、ミユキは考えなかった。

592名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:21:33 ID:5BKomTQR

その日、あの男――アキホは上機嫌だった。新しい玩具が手に入ったのだった。
元々アキホは、自身の悪魔の力を使い、神父に成りすましてテンプル神殿に入り込んでいた。
そして邪魔な男どもをあの手この手で排除し、逆らう女は徹底的に責め抜いて奴隷とする。
飽きた奴隷は適当な相手に売り飛ばして金にする。それを繰り返して、アキホは神殿内にハーレムを作り上げてきた。
さらに手下を通して神殿の隣邦リーベックを事実上支配しているが、アキホ自身はあくまで表向きは神父として振舞っている。

最近のアキホは退屈していた。アキホの趣味に適う玩具が、なかなか手に入らなかったからである。
アキホは嗜虐趣味の持ち主で、抵抗する女を嬲って這い蹲らせることを何より好んでいる。
しかし、調教の手間を省くために考えた仕掛け――水晶玉――が思いの外効き過ぎて、牢獄に躾け甲斐のある女が残っていない。
かといってリーベックの街のめぼしい女は、ことごとく捕えて奴隷にしてしまった。
既に陥とした奴隷を肉体的苦痛でのた打ち回らせるのも、最初は楽しかったが、今では飽きが来ていた。

そんなアキホの前に、新しい獲物がやってきた。王国南部のチャーチ教会から、貢物が届いていた。
アキホの肥えた目を満足させる容姿の、まだ折れていない少女。名前は、ハヅキといった。

「こ、これはまさか、みんな……」
「ふうん、人間の癖にかしこいね。一目見ただけで分かるなんて。助けを呼んで、泣き叫ぶのを期待したんだけど」

ハヅキがテンプル神殿で最初に迎えた朝、アキホはハヅキに与えられたことになっている個室で、調教の開始を告げた。
呆気にとられたハヅキであったが、アキホの意図を察するとすぐに魔法で抵抗し、部屋を強引に脱出しようとした。
部屋のすぐ外には、既に調教済みの奴隷たちが何人か立っていた。

鈍い音が部屋と廊下に響いた。アキホが鉄の杖を以て、ハヅキの横っ腹を打ち据えたのだった。
たまらずハヅキは、床に倒れて身体をくの字に折り曲げる。
ハヅキ愛用の五芒星の杖は、アキホに蹴り飛ばされて手から離れてしまった。

「ゲホッ、カハッ、ハッ」
「お前達は“水”の用意を。他のものには、いつもどおり、聖務に励むよう伝えてある。
 ハヅキ、といったよね。この紙人形が、何だか、分かるかな?」

アキホの奴隷達が部屋の扉を開けるのを聞いて、脱出しようと手足に力を入れたハヅキが、驚愕に表情を歪めた。
紙人形の首がアキホによって軽く曲げられると、歪んだままのハヅキの顔が床からアキホを見上げた。

「あ、あなた、わたしに何をしたのっ」
「これは、ちょっとした呪いで、この人形の呪いをかけられた人間は、この人形と同じ動きをしてしまうんだよ。
 その呪いを、夜のうちにかけさせてもらった。使い捨てだから、長続きしないけど、最初の愉しみには十分さ」

ハヅキはアキホを鋭い目つきで見据えていた。昨日見た可憐な顔は、人を睨んだことさえほとんど無さそうだった。
アキホはその視線を受けて、むしろ嬉々とした様子を隠さなかった。

「いいねぇ、今のうちに、もっとそういう目で睨んでくれ。さて、まずは調教の準備運動をしよう。そこに、四つん這いになってもらおうか」

593名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:22:05 ID:5BKomTQR

アキホは薄笑いを浮かべながらハヅキを見下ろしていた。ハヅキは部屋の床に突っ伏したまま、一向に動かない。
紙人形の呪いに、完全に自由を奪われている。アキホは勿体をつけた手つきで、紙人形をいじった。
ぎくしゃくとした四肢の動きで、ハヅキが姿勢を変える。両肘両膝を床につけて、尻を高く上げさせた。
ハヅキは頬を紅潮させてくちびるを噛んだ。殆どの生活を教会で過ごしてきた彼女にとって、味わったことの無い羞恥だった。

「さてキミはさっき、このボクを傷つけようとしたね? おいたをした子には、お仕置きが必要だ。
 チャーチ教会ではどうやってたか知らないけど、ここは、ボクのやり方でやらせてもらおう」

ハヅキが部屋の天井へ突き上げている臀部の、すぐ横にアキホが立った。
ハヅキの視界は床だけになっていた。それでもアキホが凝視しているのを感じたのか、肢体を微かに揺らした。

「な、何をするのっ?」
「何って、そりゃお仕置きだよ。小さい頃やられなかった? お利口さん、だったんだね」

アキホは無言でハヅキの下半身の着衣をたくし上げ始めた。ハヅキの抗議の声に構わず、アキホはハヅキの肌を晒していく。
尻の肉付きは、アキホでなくても薄いと判断する程度だった。膨らみは少女らしい慎ましやかなもので、瑞瑞しい色が眩しい。
少し下に目を下ろせば、申し訳程度の草叢で覆われた陰部が目に入る。秘裂は闖入者を拒むように、ぴったりと閉じられていた。
すっきりとした腿は太過ぎず細過ぎず、肌の色と相俟って健康的な魅力を醸し出している。

アキホは視線でハヅキを堪能すると、ハヅキからは見えない笑みを浮かべて、右手を軽く素振りした。
そのまま右手はこなれた軌道を描き、ハヅキの臀部を打った。

「あぅっ……!」
「痛い? 痛いかなぁ。痛いから、お仕置きなんだ。もっと痛がってくれ。痛いなら、痛いって言ってもいいんだよ」

皮膚が鳴らす甲高い音。手のひらに残る弾けた感触。噛み殺されたハヅキの呻き。アキホの気分は早くも高揚していた。
ぱん、ぱんと打ち続く打擲音はハヅキの耳にも入っていた。子供染みたお仕置きは、苦痛よりも屈辱が上回っていた。
尻肉が打たれるたびに、ハヅキは食い縛った歯の間から息を吐いた。アキホからは見えないが、おそらく眉根を寄せて耐えている。
苦悶が塗りたくられた顔を思い浮かべながら、しばらくアキホはハヅキの尻を張っていたが、不意に右手の動きを止めた。

「強情だね。木の股から生まれたわけじゃあるまいし。痛みぐらい、感じてるでしょう」
「これがお仕置き、ね……」

赤くなったハヅキの下半身の曲線を、アキホがそっと指で撫でた。
予想しなかった刺激に、ハヅキは息を乱す。ぞわぞわとした痺れが、臀部の頂点から垂れ落ちてくるようだった。

「へぇ、もっとすごいお仕置きが欲しいんだ。いいよ。ボクもたっぷり教えてあげようと思ってたんだ……」

からからから、と乾いた音がした。先ほどアキホの指図を受けた奴隷達が、車輪つきの台車を押してきた。
台車には、大量の水で満たされた水槽と、鉄製らしい奇妙な台が載せられていた。
594名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:22:37 ID:5BKomTQR

奴隷達が、数人がかりで奇妙な台をどすんと床に下ろした。台と言っても奇妙な形だった。
強いて言えば、直角三角形を底面とする三角柱を横倒しにしたような格好だった。
底面の直角と鋭角の部分が床に接していて、どうにか物を置けそうな面にも20度ほどの傾斜がついていた。
重さを軽減するためか、内部は空洞になっていた。台というより、一枚の鉄板を折り曲げた外見だった。

「これから何をされるのか、分かるかな」
「知らないわ。その、出来損ないの鉄板みたいなものは何なの?」
「本当は、もっとおおげさな拘束具も使うんだけど、これは無いから分かりづらいか。まあ、そのうち分かるさ」

アキホは奴隷達に命じて、ハヅキの身体を持ち上げさせた。そして、ゆるい傾斜がついている三角柱に横たえさせる。
横から見れば、ちょうど凵iデルタ)のように見える台の斜辺の部分に、ハヅキは頭が下にくるよう設置されている。
両脚は膝関節で曲げられ、ハヅキが滑り落ちないように膝裏が面の端に引っ掛けられた。膝下だけが、支えも無しに揺れていた。
ひんやりとした金属の感触が、白い肌に接する。紙人形の呪いはまだまだ健在らしく、ハヅキは筋肉にうまく力が入れられない。

「さて、お仕置きが終わって、次は調教の時間だ。使うのはただの井戸水だけど、せいぜい愉しませてくれよ……」
「……何もかも、自分の思い通りになるとは思わないほうがいいわ」
「いかにも人間らしい言い草だね。おい、始めろ」

アキホの言葉で、奴隷のひとりが漏斗を咥えさせようとする。動物の角か骨のらしきそれを、ハヅキは口を堅く閉じて拒む。
別の奴隷が無言で柄杓を取り、水槽から水を汲み上げてハヅキの顔に浴びせる。
鼻に水が入って咽(むせ)た拍子に、漏斗が口腔に突っ込まれた。

漏斗を持った奴隷が漏斗を保持し、柄杓の奴隷が再び柄杓に水を汲み、漏斗の中に注ぎ込む。
朝汲みの冷たい水がハヅキの喉に流し込まれる。ハヅキがそれを飲み干すと、また柄杓に水が汲まれる。
その動作が規則的に繰り返され、アキホは食い入るようにハヅキを見ている。
2杯、3杯程度ではハヅキの様子に変わりは無い。意に反して水を呑まされているが、ごく常識的な量だ。
漏斗も柄杓も特別大きなものではなく、咳き込むことがあっても、注がれた水の全てを飲み干すことができた。

水責め――傍から見ると、これはそれほど残酷な拷問には感じられない。
漏斗と水で口が塞がれているので、悲鳴が出ることも無い。肌を炙ったり裂いたりすることもないので、派手な傷も見えない。
縄で絞めたり石で圧迫するわけでもないので、肉体のどこかが鬱血して変色したりもしない。
それでもアキホは、あるひとつの欠点を除いて、この拷問を好んでいる。

「ググ、ガホッ、ゲホッ」

水槽の水かさが少し減った、と分かる頃には、ハヅキも様変わりしていた。
人間の胃は水を直接吸収するようにはできておらず、漏斗から飲み干された水はそのままハヅキの腹に溜まっていく。
飲み干せなかった水が口内から溢れると、それが顔を濡らし、鼻に入り込み、またハヅキを咽させる。
水に濡れたハヅキの髪が、べっとりと額に張り付く。再び漏斗に水が注がれる。
そんな動作が何回も続く。水は変わらず柄杓で注がれ続ける。その内、ハヅキが身体を捩らせる頻度が多くなっていく。

水が注ぎ込まれてしまえば、それを飲み干すまで碌に呼吸は出来ない。
鼻でかろうじて息を持たせているが、それもだんだん細くなっていくことをアキホは知っていた。
吸収できない水分は胃の中に留まり続け、ハヅキの腹は妊婦のように膨らんでいた。

595名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:23:21 ID:5hJ6DsxC


596名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:24:47 ID:5hJ6DsxC



597名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:25:23 ID:5hJ6DsxC




598名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:25:30 ID:5BKomTQR

「……苦しい? まだ水槽には、たっぷり水が残っているよ」

ひゅうひゅうと異常な呼吸音が漏斗から聞こえる。ハヅキは身体を上下させて呻いている。
膨張させられた胃が、内臓に負担を強いていた。頭がやや下にされているこの体勢では、水の重みも頭の方向にかかる。
つまり胃が横隔膜を圧迫して、肺腑の動きを妨げている状態だった。自然と肺活量が減らされ、息が苦しくなる。
最も大きな臓器の肝臓にも、胃の重荷が背負わされている。腹を殴られた時に似た息の詰まりが、じわじわとハヅキを苛む。

「この、程度で、あなたに屈したりなんかしないわ……こんな、ことが、いつまでも続くとは、思わないで」
「……いつまでそんなことが言ってられるかな。おい……水を止めろ」

柄杓の奴隷が動きを止めた。水の流入が止まり、ハヅキは反射的に息を大きく吸う。
同時にアキホは、右手で思い切りハヅキの膨らんだ腹を押し込んだ。

「グェ、ゲブッ、オグッ」
「はは……苦しそうだなあ……もっと、もっといくよ」

胃を押され食道から逆流した水が、吸い込もうとした空気と混じって喉と器官を責め立てる。
消化され切っていない昨夜の夕食が、水と胃液に混じって嘔吐(えず)かせる。顔が酸っぱい匂いのする吐瀉物にまみれる。
アキホと奴隷達は、体重をかけて溜まりに溜まった水を押し出す。
腹にかかる圧力と、消化器官を走る痛みに、ハヅキは何度も封じられているはずの四肢を震わせた。
鉄の台から反吐混じりの水が流れ落ち、部屋の床に水たまりを広げていく。

「だいたい出し切ったみたいだね……どうする? やめて、とひとこと言えば、やめてあげなくもないけど」
「そんな……そんな、ことは、言わない……どうせ、楽しんでるんでしょ……」
「ご名答……やっぱり、人間の癖にかしこいね。それでは、もう一度……」

漏斗の奴隷が再び注ぎ口をハヅキに押し付ける。
まだハヅキは抵抗するが、鼻を抓まれて耐え切れなくなったところに、強引に押し込まれる。
柄杓が傾けられる。今度は決まったペースではなく、ハヅキが呼吸する素振りを見計らって水が注がれる。
ハヅキが首から上だけを振り回して藻掻く。腹がまた出っ張りだした頃には、飲みきれなかった水で胸まで濡れていた。

「気分はどうかな、さっきよりも、たくさん水を飲んでもらったんだが……」
「こんなの、たいしたことない……お腹でもなんでもやってみなさいよ……コナミさんが、こんな、ことを、知ったら、ただじゃ済まないわ……」
「コナミ……ああ。昨日やってきた、あの自称勇者たちか。ボクの正体を見抜けなかったボンクラに、何を期待してるんだか」

目蓋に力が入らなくなってきても、ハヅキは気丈にアキホを睨もうとした。
満足げに頷いたアキホは、無言で腹を押す。ハヅキが目を見開いた。
吐出の潰れた水音とは違う、勢い良く噴出する液体の音。ハヅキの股間から小水が湧き出ていた。
少女の惨めな様に、アキホは声を上げて笑った。ハヅキは羞恥に啜り泣く暇も無く、腹部に打撃が加えられる。
くしゃくしゃになった悲鳴らしき音が、うっすらと赤みの差した水が、くちびるの狭間から漏れ出てくる。
アキホと奴隷達は、再び水を吐き出させる作業にかかった。時折杖で叩きながら、絞り出すように作業は進められた。
ハヅキは最初よりも激しく身体をのたうたせる。最早さっきの気丈さは跡形も無かった。
小水が鉄の台の傾斜を滴って、ハヅキの腰から上を汚していった。やがて既に零れていた水と混じって、区別がつかなくなった。
腹がへこむ頃には、肌はすっかり色を失い、冷え切っていた。
ぜいぜいとした喘ぎが無ければ、水死体と言われても不思議に思われない姿だった。

「ふん、もうこんな時間か。ボクはお昼を食べてくる。お前たちは、これを見張っていろ……」

アキホは淡々と調教の中断を告げた。部屋の扉が開き、足音が遠ざかっていく。
奴隷達は感情の失せた目で、ぜいぜいと息を整えるハヅキを見ていた。
599名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:26:02 ID:5BKomTQR

(あの男……午後もやるつもりかしら)

ハヅキが調教されている様は、水晶玉を通じてミユキの耳にも届いていた。水音と苦しげな嘔吐だけで、内容は想像できた。

(悔しいけど、あの男相手じゃ魔法を使っても太刀打ちできない。抜け出すなら、あの男が対応できない時を選ばないと)

ミユキもテンプル神殿で魔法の修行を重ねていたが、魔法でも戦闘でもアキホの方が上手だった。
しかも牢獄に押込められたときに杖を奪われてしまい、この状態では回復魔法ひとつ使えない。

(それに、リーベックまでがあの男の手に落ちているなら、脱出しても助けを求められるのは余所者しかいない)

牢獄に足音が近づいてくる。アキホの手下が、申し訳程度の食事を運びにきたらしい。
牢獄の女たちは、ミユキを除いて誰も関心を持っていないようだった。

「おい、食事だぞ、取りに来い……ふん、ここまで来ると薄気味悪いな。
 もし正気の奴が残ってたら、他の奴に食べさせておけよ……死なれたら、俺たちが危ないんだからな」

牢獄の扉越しに、専用の受け渡し口から人数分の食器が置かれた。
手下が覗き穴から様子を窺っても、女たちは誰も反応しない。やがて手下は牢獄を離れていった。

(そろそろわたしも……覚悟を決めるべきかしら。うまくいくかは分からないし……下手したら、あの男よりひどい手だけど)

ミユキは一瞬だけ逡巡したが、やがて皮膚に歯を食い込ませた。皮膚からは鉄臭い血と、べたつく組織液が滲んだ。



ミユキが牢獄で葛藤していた頃、ハヅキは鉄の台の上に乗ったままだった。
腹の水が抜かれて尚、呻吟してみせるハヅキに対して、奴隷達は何もしなかった。
ハヅキが苦悶の表情を浮かべながら身を捩じらせ、そのはずみでバランスが崩れたかのように、ハヅキの身体は台から落ちた。
奴隷達が反応する間もなく、ハヅキは部屋の隅によたつきながら走る。アキホに蹴り飛ばされた杖を掴む。
ようやく動き出した奴隷達はハヅキを押さえ込もうとするが、触れる直前で電撃魔法を見舞われ、ばったり倒れて動かなくなった。

「ごめんなさい……あなたたちのせいじゃないのに」

奴隷がひとりも動かなくなったことを確認したハヅキは、息を整えつつ自らに治癒魔法をかける。
本来切り傷や火傷に効果のある魔法だが、それでも多少水責めのダメージは回復した。
扉の近くに寄り、廊下に足音が無いのを確認する。逸る心を抑えてドアノブを握り、ハヅキは一気に扉を開けた。

「待ちくたびれたよ、ねえ……ハヅキ?」

扉の向こうで待っていた影を認識する前に、再びハヅキは横っ腹に鉄の杖の痛烈な打撃を食らった。
魔法を一節も詠唱する間も無く、ハヅキは自らの排泄物に汚れた床に突っ伏した。

「紙人形が吐き出された水に濡れて効果を失ってたことなんて、ボクが気付かないわけないでしょ……。
 ……それにしても、ここまでやってくれるとは思わなかったよ、お膳立てした甲斐があったね……」

倒された奴隷達には目もくれず、アキホはハヅキを滅多打ちにした。顔や身体に傷はつけず、手足ばかりを乱打した。
やがて骨が折れると、ハヅキは刺激に堪えきれず声を上げた。肉と骨を打つ音と混じって、声はさらに部屋に響いた。
ハヅキの手足が、人目で機能を失ったと分かるほどになると、アキホはようやく杖を止めた。

600名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:26:34 ID:5BKomTQR

「あーあ、こういうことしたくなかったから紙人形使ったのに、それとも、こういうのが好みだったの?」

ハヅキは抵抗することも無く倒れていた。意識はあるようだったが、先ほどの乱打のせいで這うこともできない。
胴体の部分だけ無傷なせいか、失敗した手足をトルソーに無理矢理くっつけたようにも見える。

「痛い……? 痛いかな……治して欲しいかい、ボクは治癒魔法も得意なんだ」

水でてらてらと光るハヅキの髪を引っ掴んで、アキホは自分の方を向けさせた。
泣いているかどうか分かり辛いのが、アキホにとって唯一水責めの欠点だった。

「おっと。その前に……キミはまた粗相をしたんだっけ、治してあげるのはそれからにしようか……。
 ハヅキ……舐めろ。この部屋の床を舐めて綺麗にするんだ、キミが出したものだからなぁ」

そう言ってアキホは、ハヅキの顔を手から離して落とす。ハヅキのぼやけた視界に火花が散った。
さらに片足でハヅキの顔を踏みつけ、床のぬかるみに押し付けた。
わずかにぬかるみが跳ねて、水と吐瀉物と小水の入り混じったそれが、ハヅキの顔をさらに汚した。

「どうしたの、手足が動かなくてもそれぐらいできるよ。何……もとは、キミの腹の中にあったものじゃないか」

アキホはぐりぐりと足を動かして、より強くハヅキの顔をぬかるみの中に抑え付けた。
既に折れた奴隷へのお仕置きには、いつしか徒労感さえ感じていたアキホも、
顔を踏まれつつも一向に舌を伸ばす様子の無いハヅキに対しては、久しく味わっていなかった興奮を覚えていた。

「はは……そうか。ハヅキはいけない子だな……そうだ。あれだけ水を飲んだんだから、身体が冷えてるじゃないか」

わざとらしい猫撫で声で、アキホはハヅキにささやいた。鼻を突く胃液の匂いさえ、自身の演出の産物と思えば愛おしかった。
小柄な身体――勿論彼の本来の姿ではない――に似合わない力強さで、ハヅキの身体を持ち上げ、水責めのときと同じように鉄の台に載せた。
そしてハヅキの四肢を折った杖とは別の、赤い宝玉のついた杖を握った。

「ボクの魔法で、少し暖めてあげよう」

アキホは鉄の台の空洞に赤い宝玉の杖を差し入れると、短く呪文を唱えた。一瞬赤い宝玉が禍々しく輝き、空洞の中を炎が蠢く。
詠唱と音で、ハヅキも状況を察することが出来た。何もできることは無かった。

「あアッ、ウウ、あああああぁッ!」

アキホの火炎魔法の勢いは、鉄の台を満遍なく熱するには十分なものだった。
はじめてハヅキのまともな悲鳴を聞くことの出来たアキホは、魔法を操る手を止めてハヅキを凝視した。

「……まだ台の水だって蒸発していないのに、随分情けない悲鳴を上げるんだなぁ」

肌を焼かれる感触に、太腿の筋肉ががくがくと痙攣した。それに合わせて骨折した膝下がぶらぶらと揺れる。
手足がまったく使えず、重心も動かせないこの姿勢では、鉄に染み込んだ熱から逃れることは叶わなかった。
不自由な身体をがたつかせて、ハヅキは台の上で悶えていた。突然太腿をひくつかせたかと思えば、また小水が漏れ出ていた。
小水の湯気とアンモニア臭が、水を吸った衣服から立ち上る蒸気と混ざって、部屋に溶けて行った。

アキホはハヅキの様子に見入っていたが、鉄の台が冷えてくると、その都度火炎魔法で熱した。
ハヅキの濡れていた衣服が、完全に乾き切る頃までそれを繰り返すと、ついにハヅキは気絶した。

601名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:27:07 ID:5BKomTQR

異変に気付いたアキホの手下は、テンプル神殿の中でもっとも不運な男だったかも知れない。
手下の男自身も、アキホの威を借りて横暴を働いていたが、それだけアキホの一睨みに弱かった。そのため、

「なっ……なんだこれは……おいっ」

昼食を片付けに牢獄まで来た手下が目にした光景は、まさに悪夢だった。
女たちが身動きしていないのはいつものことだった。うわ言がぶつぶつと聞こえてくるのもそうだった。
異様だったのは、覗き穴から見えたもの。薄暗い牢獄の中に、赤黒いものが視界に入る。
つい目が止まり、目を近づけて覗き込む。手下が思い当たるものはひとつしかなかった。

手下は度を失った。無我夢中で牢獄の錠に手をかけた。がちゃがちゃと耳障りな音ばかりが立った。
アキホの独占欲所有欲の強さは、手下として嫌と言うほど見せ付けられてきた。
少々飽きが来ていたとは言え、アキホの物であるはずだった女たちに何かあれば、手下はただで済まない。
やっとの思いで錠を外し、扉を跳ね飛ばす勢いで開く。女たちは一塊になって倒れていた。そのうちの何体かが異様だった。
申し訳程度に着せられていた衣服には、揃って胸部に不吉なシミがべっとりとついている。

「クソッ、いったい何が起きたってんだ! おいッ、しっかりしろ!」

手近に寝転がされていた女の身体を改める。治療用の杖を握り、血を流している傷を探す。
もし女が傷ついているのならば、どうにかしてそれを誤魔化さなければならない。無かったことにしなければならない。
服を剥がしてもっとよく調べようと、手下が腰をかがめたとき、筆舌に尽くしがたい痛みが手下の急所を襲った。

(治療魔法使えるくせに、血ぐらいで泡食うとか……親玉とは大違いね。これだけ人間転がしてるんだから、それなりの血ぐらい流せるわよ)

ミユキは小煩い水晶玉を一目だけ見つめると、小走りで牢獄を去っていった。あの男はまだお楽しみらしかった。
仮初の同居人たちは動かなかった。ミユキは特に脱出を促したりしなかった。
ミユキが彼女らに歯爪を突き立て血を流させた時も、彼女らからは、あるかないかの反応しか返ってこなかったからだった。



「ねぇ……“教頭”せんせい? この間の届け物はとても嬉しかったよ。すっかり愉しませてもらっている」

アキホは、チャーチ教会の神父をテンプル神殿に招いていた。ハヅキが失神した後、急に思いついたのである。
思いついてすぐそれを実行できることが、アキホの実力を端的に示していた。
人の足では十日以上かかる道程をワープしてチャーチ教会に現れ、また神父ごとワープしてテンプル神殿に戻ってくる。
ただの人間――隣のスラム街で人身売買に一枚噛む程度の一介の神父――は、アキホの意向に従うしかなかった。

「い、一体なんなのよ。あたしも忙しいんだから、急な呼び出しは困るわ」
「いや、さぁ。愉しいのはいいんだけど、ひとつ困ったことがあってね」

“教頭”としては、どうにもアキホの存在は面白くなかった。
キングダム王国で聖職者――の立場を利用して甘い汁を吸う者――としては後発の癖に、今や自分より大きな顔をしている。
特にハヅキを献上させられたのは、“教頭”にとってひどく心象を害する出来事だった。
かといって、そこいらの暗殺者など問題にもならない戦闘力を持っているため、迂闊に手出しが出来ない。

純粋にアキホ自身にのみ目を向けても、とても好感が持てない相手だった。
行動や立ち居振る舞いがいちいち陰湿で、どうして聖職者などやっていられるのか、という疑問さえ覚えていた。
もっとも、アキホの方も“教頭”に対して同じ疑問を持っていたのだが。

602名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:27:41 ID:5BKomTQR

ハヅキはやや縦長のXの字の拘束台に、皮手錠で手首足首を拘束されて、仰向けに横たえられていた。
この手の拘束具は、通常の神殿や教会でもお仕置きのため使われることがあるが、ここでは奇妙なことに拘束台が、儀式用の荘厳な至聖所に鎮座していた。
素行の悪い修道者などを懲らしめる、いわば神殿の恥の象徴が、神殿においてもっとも尊ぶべき場所に置かれている。
悪徳神父である“教頭”も、この常識外れの趣向には面食らったようだ。

寝かせられているハヅキは、穏やかな表情だった。衣服は、奴隷たちによって通常のシスターのものに着替えさせられている。
その布の下は、とても同日に水責めと焼き責めを受けたとは思えない身体だった。アキホの治癒魔法の為せる技である。

「実はね、ハヅキは……ここに辿り着くまでに、タチの悪い淫魔に憑依されてしまったようなんだ。
 “教頭”せんせいは、ハヅキを手塩にかけて育てられた、と聞いている。チャーチ教会でそんなことは起きないよね」
「淫魔……いったい何なの」
「どうやらハヅキの中には、リーベックの洞窟の淫魔が隠れていると見える。
 これから彼女を折檻してその淫魔を燻り出そうと思うんだけど、神徳のたかぁくていらっしゃる“教頭”せんせいにも協力願いたくてね」
「折檻ですって! いったい何を……」

アキホは黙って蝋燭を“教頭”に押し付けた。七本に束ねた真っ赤な蝋燭だった。もう一束、同じものがアキホの手にあった。

「真っ赤な蝋燭は珍しいかい? 海の向こうでは、白や黄色よりこっちがよく使われるんだって。何でも、血で染めた赤らしいよ」
「なっ……なんて物をあたしにっ」
「冗談だって。蜜蝋に血なんかで色つけようとしたら、分離してしまうよ」

アキホは至聖所を煌々と照らす燭台のひとつから種火を貰い、自身の蝋燭束に火を灯した。“教頭”はアキホから火を貰った。
ステンドグラス越しの傾き始めた夕日と、いくつも並べられた燭台の光が、ハヅキたちを隈なく照らしていた。

「それでは、ボクの指示通りに動いてよね。まず、ボクがハヅキを起こす」

アキホは意識を失ったまま、仰向けのハヅキの首元を寛げると、鎖骨の近くに蝋燭束を近づけた。
赤蝋燭の炎が揺らめくのを、“教頭”は固唾を飲んで見守っていた。やがて、赤い雫がハヅキの白い鎖骨に落ちる。

「――――っ!」

悲鳴と言うより呼吸音に近いものが、ハヅキのくちびるの間から出てきた。
すぐに意識は覚醒したが、動くようになっていた手足をばたつかせても、皮手錠についた鎖がじゃらつくだけだった。

「……今度は、何?」
「キミは、本当にいい子だねハヅキ……これから、キミも知っている“教頭”せんせいに手伝ってもらって、
 キミの中に潜んでいる淫魔を退治しようとしていたところなんだ……ねぇ、せんせい?」
「あ……う、そ、そうよ。全てアキホ神父が取り計らってくれたわ」

ハヅキは拘束されていない首を動かして、孤児だった自分を拾い、育て、売り飛ばした男の顔を見た。
その目は、特に何の感慨も映していないとアキホは見たが、“教頭”はハヅキの視線から身体を避けた。

「それじゃいくよ。まずはこの邪魔な修道服を始末しようか」

アキホは蝋燭をナイフに持ち替え、真新しい修道服を縦から真一文字に切り裂いていった。ハヅキは反射的に顔をしかめる。
これまで拷問はされてきたが、異性の前で素肌を晒す経験ははじめてだった。
しかもその異性は、婚約者だったはずの男と、今まで親代わりだと思っていた男であった。

「ボクも初めて見たけど、きれいな肌だね。肉付きも、この年頃の割にはある方かな? さすがは“教頭”せんせいの秘蔵っ子だ」

603名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:28:15 ID:5BKomTQR

“教頭”は蝋燭の束を握り締めながら歯噛みしていた。下心があったにしろ、幼い頃からハヅキを大切にしていたのは確かだった。
才能があると知れば魔法を教え、教会という場所を生かして、世間の都合の悪い物を見せずに育ててきた。
全ては、ハヅキを自分好みの女に仕立て上げるため。それが完成間近になって、半ば強引に奪い去られた。
鼻先に繋げられている半裸の少女は、ふくらみかけの稜線は、水滴を弾く白い肌は、“教頭”のものとなるはずだった。

「ひいぃぃぁあああっ! あっ、あつっ、あああぁあアアアアっ!」

“教頭”の回想は、ハヅキの悲鳴で塗り潰された。

「“教頭”せんせい、ボクは左側から炙りだすから、キミは右側から同じように蝋燭で炙ってくれ」

アキホは切り裂かれたハヅキの衣服を捲くりあげ、腋窩に直接蝋燭の火を近づけていた。
白い肌の上を火が這い回る。火傷するほどの距離ではないが、熱さと痺れがハヅキの中にじんわりと広がっていく。

「あ、あなた、またわたしの身体に何か――」
「せーんせい、早くやってあげないと、ハヅキが淫魔に憑りつかれたままだよ?」

“教頭”はアキホの笑っていない瞳を見てしまった。軽そうな声音に、まったくそぐわないものだった。
見えない力に押さえつけられるようにして、蝋燭の火を近づける。再びハヅキが悲鳴を吐き出す。

「いいね、そうそうその調子……もっとそういう声で鳴かせるんだ」

火を左右から近づけては離し、近づけては離しを繰り返す。玉の汗が浮かんでくる。
気絶する前の鉄板での責めも火炎魔法を使っていたが、炎そのものに比べれば温度は低く、温度の変化もゆるやかだった。
一方蝋燭責めは、上から吊られたような動きをする炎に、直接ハヅキの肌を舐めさせる。より熱や痛みを感じさせる責めだった。
首筋。赤い蝋の垂れたままの鎖骨。かすかに浮いた肋骨。二の腕。ふくらはぎ。ハヅキは身体を痙攣させ、喘ぎ悶え続ける。
汗が蒸発する。皮手錠の鎖が、X字の拘束台が音を立てる。時折赤い蝋が肌に垂れて、血と紛うばかりに花開く。
アキホは“教頭”とともにしばらく火炙りを続けていたが、不意にアキホが手を止めた。

「さて、そろそろかな。淫魔ってのは、普段は上手に隠れているけど、こうやってとろとろ炙ってやると姿を現してくるんだよ」
(……よくそんな出任せを抜け抜けと言えるわね。自分が悪魔のくせに)

その台詞はアキホお気に入りの口上だった。神父の前では、誰もが罪を背負わされた仔羊だった。
もっともらしいことを言って神父を演じる愉しみは、人間たちを見て覚えた。
アキホにとっては、持ち上げてから落としていく悪魔の話術より、こちらの方が向いているかもしれない。

「例えばさ……こうしてやると、ね」

アキホは軽く指先をハヅキの肌に触れさせると、そのまま胸の曲線をなぞった。

「ひああぁあんっ」

さっきまでとは明らかに違う声が、ハヅキの喉から漏れ出てきた。反応の変化に驚愕したのは、他でもないハヅキ自身だった。
苦痛とは違う、じわじわと内奥に散乱していく感覚は、未知のものだった。
そのまま慎ましやかな膨らみの表面を軽く撫でていく。ハヅキの意思を飛び越えて、くちびるの間から切なげな息が吐かれる。

「ほうら、だんだん男に媚びるようになってきた」

白かった肌が見る間に紅潮していく。肌色と調和した薄い色の乳輪を引掻き、まだ柔らかい乳首をぎゅっと抓る。ねじる。しごく。
愛撫と言うほどの労わりはなく、責め苦というほどの強さもない。それでも徐々にハヅキの身体は感応しだした。

「はぁううっ、いやあぁ、あぅうっ、やめ、やめてっ!」
「ほうら、ずいぶん甘い声を出すようになってきた」

かつてない種の刺激に、ハヅキはびくりと引き攣る筋肉の動きを抑えられないままだった。
じくじくと下腹のあたりに溜まっていく衝動を、本能的には悟っていた。しかし、意識の上では認められなかった。

604名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:29:13 ID:5BKomTQR

「アキホ様!」

息せき切った様子の男が、至聖所の扉を押し開けた。アキホの手下のひとりだった。アキホも、ハヅキも、“教頭”も、誰も反応しなかった。
手下は一直線にアキホに向かい、“教頭”の姿を憚ってか、小声でアキホに何事か囁いた。アキホはハヅキを弄ぶ手を止めなかった。
自分を無視したままのアキホに、手下が苛立たしさを顕わにし始めた頃、アキホがぼそりと呟いた。

「――それで? 追っ手出して捕まえたの」
「い、いえ、手分けして探させてはいるのですが、ひとりだけ見つからず……このままでは、この神殿のやっていたことが明るみに」

咄嗟に出しかけた言葉を飲み込み、アキホの問いに手下は返事をした。アキホは持っていた赤蝋燭の束をハヅキの臍の上に置いた。
いきなり受けた炎の奇襲に、ハヅキが絶叫を上げる。アキホは赤蝋燭の代わりに、愛用の杖を握った。

「それで、何か他に問題はあるの?」
「な、何か他にって」
「無いんだね」

アキホは淡々とした口調だった。ハヅキには一度も聞かせていない、平坦で感情の籠らない声だった。
次の瞬間、手下の身体は火柱になっていた。ハヅキは勿論“教頭”の耳にも、詠唱は一音節たりとも聞こえなかった。

「……お前たちの処理は、王国に任せることにしてたから。こうやってボクがいちいち燃やすのも、めんどうだしね」

アキホにとってテンプル神殿は、玩具になれるはずだったものと、その場だけの道具を放り込んでおく施設に成り下がっていた。
王国が処理を請け負ってくれるなら、わざわざ自分が片付けることはしない。そんなことより、面白い遊びが目の前にある。

「ひゃあぁぅっ、ああぅ、あああぁあっ!」

ハヅキの扇情的な叫びが、至聖所に響き渡った。もう時は黄昏で、燭台の灯りと混じって作られた蜜柑色の視界がぶれた。
敏感な場所への刺激に身をくねらせ、時に赤蝋燭の熱に喚きたてる。全ての感覚に靄がかかってしまったようだった。

「おや、“教頭”せんせい? 何を呆けているのかな……まぁいいけどね。少しでも見知った人が居れば、彼女も我に返るかなぁと思ったんだけど」

“教頭”の足元には、赤い水溜りができていた。握り締めたままの赤蝋燭から垂れた蝋が、冷えて固まったものだった。
彼は動けなかった。内心アキホに戦慄さえしていた。悪魔といえど、自分と同じ悪徳神父? 冗談ではない。
この悪魔にとって神殿は、一時的な遊び場と玩具箱でしかない。飽きてしまえば、放り捨てるだけのものだ。

「それじゃ、これ以上じゃまが入る前に、仕上げと行こうか」

“教頭”の様子を気にしていない風に、アキホはハヅキの草叢をまさぐった。無造作な手つきで、女陰を割り開く。
割れ目は汗か何か判然としない液体で、かすかに湿っていた。

「なぁっ……や、やめて、わたしは、わたしはまだっ……」
「淫魔はここで男を咥え込んで、精を搾り取るんでしょ? だから、ここを浄めてあげなきゃ終わらないんだ」

拘束された身体を、ハヅキは必死に捩った。抗う力も無いまま、アキホのやらんとするところを察してしまった。
アキホは七本の赤蝋燭の束を、火のついたまま女陰の中に差し込んだ。指すら受け入れたことの無い未開の粘膜を、熱せられた蝋燭が突き進んでいく。
人体でもっとも敏感な部分を火で炙られ、ハヅキは首を振り乱して凄惨な咆哮をばら撒いた。
赤蝋燭の雫に混じって、聖血が拘束台を濡らした。“教頭”は、ハヅキの秘所を赤蝋燭が往復する様を凝視していた。
やがてハヅキの身体から力が抜けた。心臓の脈が、皮膚を通して透けて見えそうなほど激しく打たれていた。

「誰かが大切にしていたものを奪うって、何度やっても愉しいよね?」

“教頭”は、アキホの屈託無い笑みに目を向けられなかった。赤蝋燭の火は、いつの間にか消えていた。


(その1へ続く)
(あと60KBか……)
605名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 20:03:42 ID:3fWrvdul
>>577
GJです
割と少なめな4裏作品が来て嬉しいね
606名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:50:41 ID:EUM91Txw
ラブブレもの書いたら向こうのスレで被っていたのでこちらに投下
注・エロ無、小ネタ、ギャグものです
興味がなければスルーでお願いします
607名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:51:42 ID:EUM91Txw
―――バキ! ドカ! ボコ!

十二波「ちょ、ちょっと渦木さん、何で・・・(ガク!」
漣「きゃー! 十二波さん! そんな渦木さん何で・・・」

『ラブブレイカーズその後』(非エロ)


渦木「いや〜、清々しい気分ですね。こんなに楽しい事ならもっと早く誘って下さればよかったのに」
マダラ「あの〜、渦木君?」
渦木「待って下さい。今の私はラブブレイカー3号です」
マダラ「ああ、すまん3号、さっき襲った人物だが君の名前叫んでなかったか?」
渦木「ええ、ネットゲームの仲間ですが」
マダラ「良いのか?」
渦木「はい、良い人達なんですが、常にイチャついててムカつくカップルだったんで・・・」
マダラ「そうなのか・・・」

加山「1号! 向こうに仲の良さそうな中年夫婦が!」
マダラ「なんだと!」
渦木「中年なのに仲が良いなんて信じられませんね。懲らしめてやりましょう」

―――バキ! ドカ! ボコ!

三波「うわ〜、君達何をするんだ!」
ヒナコ「きやー! 貴方!」

マダラ「よし3号、持ち物チェックだ、定期入れ等の愛妻の写真を破り捨てろ」
渦木「はい・・・ あれ? この写真は紀香伯母さん・・・」
マダラ「何だと! どういうことだ!」
三波「イテテ・・・ 前の妻だよ」
渦木「あれ? 復活が早いですね」
三波「ベテランプロ野球選手の体力舐めないでほしいな」
マダラ「前の妻ということは離婚したのか!」
三波「そうだよ、俺バツイチだよ。悪いか?」
渦木「いえいえ、滅相も御座いません」
マダラ「今迄の御無礼お許し下さい」
三波「えっ・・・ 急にどうしたの?」
渦木「もし、良ければどうやって離婚したか教えて頂けませんか」
三波「簡単だよ、一度死ねばいいんだ」
渦木「はっ?」
マダラ「ふざけるな! こっちは真剣なんだぞ!」

―――バキ! ドカ! ボコ!

三波「ギャー!!!」
ヒナコ「いやー! 貴方!」


マダラ「ふー、世の中嘘つきが多くて困る」
渦木「独身への道は遠いですね」
608名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:54:09 ID:EUM91Txw
真琴「大変です1号 あそこに仲の良さそうな中年夫婦が!」
マダラ「またか・・・」
渦木「このムシャクシャした気持ちをぶつけてやりましょう」

―――バキ! ドカ! ボコ! ゴギ!

二波「うわ〜、君達何をするんだ!」
弓子「きやー! 貴方!」

マダラ「いつもより多く殴ってしまった」
渦木「定期入れを発見! これより中を確認します・・・ こ、これは」
マダラ「どうした3号」
渦木「また、数枚の別の女性の写真と紀香伯母さんの写真が・・・」
マダラ「何だと! どういうことだ」
二波「イテテ・・・ 昔付き合ってた女の子達だよ」
渦木「それは、紀香伯母さんとも付き合ってたって事ですか」
二波「う〜ん そんな子も居たかな」
マダラ「どうやって別れたんだ」
二波「簡単だよ、五股掛けてて気が付いたらこいつだけが残ってたんでしょうがなく結婚したんだ」
弓子「・・・・・・」
マダラ「3号聞いたか」
渦木「はい、どうやら我々は間違っていたようですね」
マダラ「愛を破壊するのではなく、愛を振り撒くことが重要だったとは」
渦木「複数人付き合うことで関係が解消できるなんて,、こんな技があったとは思いもしませんでしたね」
マダラ「こうしてはおれん、2号、加山!」
真琴・加山「はい!」
マダラ「今より、ラブブレイカーは解散する。以上だ」
真琴・加山「はい・・・ えっ?」


真琴「解散って言われても・・・」
加山「困ったな・・・」
弓子「ねぇ、貴方達ちょっといい」
加山「なんですか、おばさん」
弓子「・・・お姉さん・・・」
加山「スミマセン・・・」
弓子「何で、貴方達殴る方に参加しないの」
真琴「私達は、偵察及び誰か来ないかの見張りが任務なので」
弓子「そう、じゃあ私が代わりに見張りしてあげるから、この人ボコボコにして良いわよ」
真琴・加山・二波「えっ・・・」
弓子「こいつだけが残った? 全員に捨てられたのに拾ってあげたの間違いでしょうが」
二波「弓子さん、俺明日仕事が・・・」
弓子「あら〜、もう選手引退してコーチなんだから少々怪我してても問題ないわよね」
二波「あ、ああ」
真琴「あの〜? 旦那さんなんですよね?」
弓子「貴女に関係ないでしょ。殺るの?殺らないの?」
二波「御免なさい! 許して!!」
加山(大人って・・・)
真琴(・・・怖い)
609名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:58:02 ID:EUM91Txw
おまけ

―――数日後

マダラ「よくよく考えたら結婚した後だと慰謝料請求されて意味ないじゃないか、なあ渦木君・・・って貴女誰?」
白瀬「ああ、私は渦木さんの代理で来たんだけど、彼大怪我してこれないから代わりに・・・」
マダラ「大怪我? ああ、彼刑事だから犯人にでも撃たれたか」
白瀬「いえ、違うんです数日前、渦木さんから私にデートのお誘いがあったんです」
マダラ「はぁ?」
白瀬「私も最近、彼とご無沙汰だったから、まあバレなきゃいいかなっと思って受けちゃったんです」
マダラ「それで?」
白瀬「それが彼に何でかバレちゃって、彼先回りして渦木さんを・・・」
マダラ「・・・」
白瀬「全身の骨を砕かれて可哀そうに、今は病院のベッドの上で・・・」
マダラ「それ貴女が悪いんですよね」
白瀬「えっ? そうなの気付かなかったわ」(ニヤリ)
マダラ「・・・ところで、渦木君から何か伝言とか無いんですか」
白瀬「ああ、確かラブブレイカーの件だけど、奥さんからこんなボロ雑巾要らないって離婚されたからもういいって」
マダラ「・・・」
白瀬「意味が分からないんだけど、貴方に言えば分るって・・・ えっ?」
マダラ「うっ、うう、良かったな渦木君・・・」
白瀬(何でこの人泣いてるの? 怪我して良かったってどこかの主人公みたいでおかしくない)
マダラ「渦木君無しでラブブレイカーを再興させなければならんとは・・・ それで加山、二階堂はどうした」
加山「それがあいつ解散した後、すぐ十三波の所に行ったようなんですが」
マダラ「そういえば、彼氏らしき奴がいたな」
加山「ええ、そうなんですが既に奴には別の女が居たみたいでして」
白瀬「えっ! 何それ面白そう! どうなったの」
マダラ「・・・」
加山「俺は止めたんですけど、元ラブブレイカーとしての意地とかでその女の子に戦いを挑んでその・・・ 惨敗しちゃったらしいです」
マダラ「そんなに、強い奴が居るのか是非とも名前を教えてくれ」
加山「俺もよく知らないんですけど、ウチの野球部の雨崎の妹らしいですよ」
白瀬(今噂になってるクラス6の生物兵器じゃない!)
マダラ「そうなのか? 開拓高校に昔のライバルが居るとか言ってたからその子かと思ったんだが」
白瀬「あのー、その二階堂さんって生きてるの?」
加山「女の子の喧嘩で大袈裟だな、まあ偶然通りかかったジャジメントの犬井専務が助けてくれたそうですよ」
白瀬(それ絶対偶然じゃないから)
マダラ「惜しかったな加山、君がもし助けてたら可能性あったのにな」
白瀬(死体が二体になってるだけだと思うけど)
加山「それで二階堂君は、犬井専務の追っかけに・・・」
マダラ「そうか・・・」
加山「俺もラブブレイカー見習としての意地があります。こうなればこの二組のカップルの関係を・・・」
白瀬「ああ、それやめた方が良いんじゃないかな」(どっちにしても肉片すら残らないわよ)
マダラ「確かにその通りだな」
加山「マダラさんどうして」
マダラ「我々は世界中のカップルが結婚して、もしくは既に結婚してしまった為に不幸になってしまったの助ける為に活動している」
加山「はい・・・」
マダラ「だが今の君は、何だ自分の私利私欲の為にその力をふるうのか、それはラブブレイカーとしての崇高な理念ではない」
加山「マダラさん俺間違ってました」
マダラ「分かれば良い、分かれば良いんだ・・・」
白瀬「あのー 私もう帰っていい?」

―完―
610名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:59:21 ID:EUM91Txw
何でだろう?中村さんが一番の常識人になってしまった?
まあ、いいや
611名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 08:18:46 ID:0mF71qW5
ワラタw
612名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 22:57:45 ID:aE7TiZjs
1時間白瀬
613名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 23:12:09 ID:kaYOcJQI
だめだ、渡さん。
614名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:12:51 ID:rdAbTB8c
1時間さらなお
615名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 10:16:23 ID:63HmqIHT
1時間武美
616名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 17:49:13 ID:U19oVxfT
10時間明日香
617名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 19:22:12 ID:f78JmcaX
それは断じて阻止する
618名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 19:39:48 ID:m8hBKX2l
5時間涼子
619名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 20:57:05 ID:EjRw/TOB
2時間真央
620名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 21:13:20 ID:aAZC0Och
まとめて阻止
621名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 21:22:23 ID:fNgAynHd
年末年始の嵐は凄かったな
バレンタインにもまた来そうな予感
622名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 11:20:24 ID:LK4awU6H
皇くんの包茎チンポ
うおおおおおおおおおおお
623名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 13:04:26 ID:lA9vu7z0
偽プラゴミと情熱はどう考えても別人だろ…
キャラサロンから客が来てたみたいだけど
文章に差がありすぎる
624名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 15:33:34 ID:0lj/zwTG
>>623=情熱
625名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 15:47:10 ID:PWzy6Koa
荒らしが情熱だろうとそうじゃなかろうとどうでもいい
正直どっちも迷惑荒らしなので別に問題ない
これ以上はキャラサロンの方でやってください
じゃあ以後この話題はスルーで

大鉄と幸恵さんってくっついてなかったんだなあ、あんなに長いこと一緒なのに
626名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 16:35:18 ID:LK4awU6H
皇くんみたいなイケメンになんで彼女がいないんだろう
あの包茎チンポの良さが分からんとは
627名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 16:38:38 ID:7wIYUY5S
>>625
荒らしの話題もコテハンの話題もスレ違いじゃないからおk
628名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 16:44:11 ID:geII7qBE
>>625
その後の展開を作るのは俺達さ…
629名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 17:14:51 ID:D4syUM/w
後の作品から知った俺は人妻系キャラだと思ってたなあ
630名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 19:05:20 ID:m6QOWbRK
>>626
統道とのホモ疑惑が流れてるせいで、女性が寄り付かない。と推測してみる。
631名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 22:19:20 ID:dyuDqUV7
632名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 22:23:08 ID:dyuDqUV7
あ、しくじった。

夫婦で、仲の良いバッテリーを組もうね♥

だってさ。ほんといい女性(ひと)だよな……チクショー! 主人公なのに妬ましいわ!
633名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 22:28:29 ID:D4syUM/w
御影×八坂を投下しまーす。

軽く読めるちょいエロを意識しました。
634名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 22:30:46 ID:D4syUM/w
(うーん…。なんか苦しい…)
とある平日の夜。
御影は明日の野球部の早朝練習のために早寝をしたが、寝ている最中に突如違和感を感じ、目を覚ませようとする。
体に纏わり付くような謎の感触、微かに鼻に付く甘い香り、涼しい季節のはずなのに息苦しさと暑苦しさを感じる。
意識が徐々に戻り、謎の違和感の正体を掴もうとし動くと…。
(ふにゅ…)
何か柔らかい感触が当たった。
しかも随分心地好く、何故か反射的に身を固くしてしまう。
(なんだこれ…)
気を取り直し、意識を覚醒させた。目は開いたが瞳孔は閉じているためまだ真っ暗だ。
その時、謎の物体が動いたようだ。
(!!!)
首筋に生暖かい風が流れた。この大気の流れは湿感を含み肌を僅かに濡らす。
薄々正体に気がついてしまった。
瞳孔が開き、暗闇の中で正体を掴んだ。
そこには見慣れた姿があった。
「透…」
幼なじみであり、野球部のマネージャーでもある八坂透である。
彼女は同じ布団の中で、気持ち良さそうに寝ていた。
まさかとは思ったが、昔から彼女は眠れないと御影と一緒に寝る癖がある。彼女曰く「京ちゃんがいるとぐっすり寝むれるんだよっ」とか。
しかしそれをしていたのは小学校低学年のまでで、今になって再発するとは思わなかった。
というか今の年齢で男女がこうするのはマズイ。それにも関わらず八坂はかなり密着している。
「透っ!起きろっ!」
肩を揺さぶりつつ声を上げ、起こそうとするが反応しない。
透は一度熟睡するとなかなか起きない。
付き合いの長い御影でも起こすのに最悪30分近くかかる時があり、放っておくと昼になってしまう。
意識が完全に埋没したであろうこの時間帯で、彼女を起こすのは不可能だと判断した。
「ま、仕方ねーか」
自分が部屋から出て行き、朝に起こせば済む話だ。
気を取り直し、再び八坂の寝顔を見る。
本当に気持ち良く寝むっている。八坂がなかなか起きないのは、他の人よりも心地好い夢を見ているからだと御影は思っている。
普段は陽性の笑顔で明るくさせてくれるが、この安らかな寝顔は見る人を穏やかにさせてくれる。
「やっぱ透の寝顔はいい…な…」
彼女の寝顔は本当に天使のようだ。
本人には絶対言わないが。
635名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 22:33:26 ID:D4syUM/w
「京ちゃん」
突然の声にドキリとする。無論寝言だ。
「えへへ…。野球やってる京ちゃんがまた見れるね…」
この言葉に御影は驚いた。八坂がそれ程まで御影に野球することを望んでいたとは。
「透…」
御影は真剣に言った。
「お前にはもっといい夢を見せてやるからな」
目指すは甲子園。そう心に誓った。
その時突然、八坂は寝返りをうち御影を襲う。
「お、おいっ」
さらに密着した八坂は御影を枕を見つけたかのように抱きついた。一気に胸の感触を押し付けて来る。見かけによらず純朴な高校生である御影には堪ったものではない。
「!!!!!」
無言の絶叫が続く。
割りと激しく動いたためか着衣が乱れてしまっている。僅かにピンク色の下着と谷間が見えてしまう。
「ぶっ」
鼻血が出そうになった。目のやり場がなくなり行動を封じられた御影に八坂の容赦ない攻撃が続いた。

この絡みは体感的にかなり長く続いた。

その後の御影は「不眠症」かつ「煩悩」になり練習の調子が悪くなったとか…

お・わ・り
636名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 22:37:21 ID:D4syUM/w
以上です。

書いてて気になったのは、
本編でどうやって京ちゃんが八坂ちゃんを起こしているかということ。
わざわざ男が起こしに来ないと遅刻する幼なじみってなんだよ。
637名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 23:32:11 ID:geII7qBE
GJなんだミジュ!
638名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 23:33:47 ID:fxwDBNef
乙です。
くそーおれをこんなにニヤニヤさせやがってーっ!

男が起こさないと遅刻する幼馴染みっていうと、
kanonの名雪が思い浮かぶな。
639名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 18:50:26 ID:491wMAG5
GJ!
この2人は互いに控えめな愛情表現がいいよなあ
御影と八坂関連のイベントも多いから、ニヤニヤできるって言うか
しいて言うならマネージャーじゃなくて応援団長だったような、別に問題ないけどね
640名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 21:16:28 ID:OOwexRDz
白瀬はいい締まりでした
641名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 22:10:06 ID:cXrzipJ6
>>640
お前つまらねーから死んでいいよ
642名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 22:12:57 ID:Eq8Y/lcV
…13のネタか
まだやれねぇ…早くやりたい
643名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 23:42:55 ID:cE5u/XDB
チハヤ「ゴ・メ・ン・ナ・サ・イ・ネ」
644名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 00:21:00 ID:p7iSHjPg
>>636
乙!
ニヤニヤして見させていただいた
なんかこの2人見てると幸せなるなあ

チハヤはもっと13主と恋人らしい事するべき
きっと3年目のクリスマスは去年回れなかった遊園地でデートに違いない
645名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 01:20:08 ID:43gV/k91
川口さんのパンチングVS皇くんの包茎チンポ
646名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 02:26:08 ID:g7ze4T9U
19スレの勢いは半端無かった
647名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 14:37:05 ID:E7M9ZHlP
俺が書くと主人公の口調が七回死なないと死ねない人の口調になるわけわからん。
意識してもなるとかどういうこと
648名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 22:51:33 ID:C9gJp9uI
勢いいくらなんでも落ちすぎだろw
誘導に失敗してしまったのかな
649名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 23:16:34 ID:0py/JOeK
いつも巡回すると何十とレスがあったのに今日はたった2レスでワロタ
650名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 23:24:29 ID:pl2OL6cO
13が発売される前はこんなもんじゃなかったっけ?
651名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 23:39:03 ID:g7ze4T9U
摩擦熱とオーバーロードで疲れてるのさ
少し…冷やそうよ
652名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 23:51:55 ID:p7iSHjPg
かなり埋もれてるから気づいてない人もいるんだろう、たぶんageれば人は来るんだろうけど
まあまったりして行きましょう、新スレになったら要領気にせず長編も投下できるしまた活気づくさ
653名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 00:21:56 ID:MOHydHHB
まあ最近の勢いは凄かったけど、普段は1日5〜7レスくらいだもんな
気になるなら例外として一度ageてみる?
654名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 00:59:55 ID:hjLFFiBW
皇くんの包茎チンポを咥える妄想をしながら寝るか
655名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 01:23:51 ID:fxnCpjtu
13彼女勢は既に全員SSが出来てんだな。
656名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 01:38:10 ID:qwaS+mYT
ageたら例のアンポンタンが来そうだし、職人さんなら気付いてくれるでしょ
657名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 01:48:45 ID:MOHydHHB
それもそうだな
しかし意外と冴花書かれてないんだな、もっと書かれるかと思ったけど
まあ、まだ2ヶ月だし13の作品もどんどん増えるだろうしな
658名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:03:32 ID:SdN7Icx0
>>657
なー、冴花めっちゃ好きなんだがなー
659名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:12:08 ID:a2duW7Gl
13ならさんざ苦労させられた分桜華が好きだったなあ。

ところで、あんまり一度にたくさん投下しすぎるとまずいかな?
660名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:13:26 ID:/HiiDr7b
ゆらりを書いてる途中なのに、陵辱物なルッカのSSを投下。
ついでに言うと自己満で小ネタです、ハイ


とあるホテルにて、ルッカは男に連れ去られていた。
サイボーグであるルッカならば一般人など楽勝……なのだが、不意を突かれて気絶させられてしまったのである。
そして現在、ルッカは全裸で大の字でベッドに固定され、今にも裸になっている男の性処理道具になろうとしていた。
「この(ピー)な(ピー)が!さっさと解放しろ!」
「へへっ…誰がするかよ。お前みたいなおっぱいがあって綺麗な奴程ヤる価値はあるってもんさ」
男はそう言うと、ルッカの胸に貪りついてきた。
まるで赤子のように、乳首を噛みながら胸を唾液で汚していく。
「ぐあああぁぁっ!こ、この、あぁ!やめ、ああぁん!」
「いい鳴き声だ…もっと鳴いてみせろ!」
胸から口を話したと思うと、今度は彼女の股間に埋めて秘部を刺激し始める。
何度も舐めたかと思えば中に舌を入れて暴れさせ、吹き出してくる愛液を飲み込んでゆく。
「はああああああん!ああああぁぁぁぁぁっ!!」
大きな喘ぎ声を上げて体を痙攣させると、一気に愛液を吹き出してオルガスムスを迎える。
「もうイっちまったのかい?早いかもしれないが、入れさせてもらうぜ!」
661名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:15:01 ID:/HiiDr7b
男は何の予告も無しにペニスを秘部へと突き入れ、最奥まで一気にペニスを埋没させる。
「うああああああああああっ!!!」
「へへっ…気持ちいぜ……流石美人でおっぱいがあるだけの事はある!」
ルッカの事は目にも見ず、男は激しく腰を前後に動かす。
「はあ、ああぁ、あああん!は、うあぁ、あああああ!」
身動きが取れないルッカの目には、涙が浮かんでいた。
ただの男にやられている悔しさの涙なのか、快楽で得ている涙なのかは解らない。
男が腰を動かしていると、その時は訪れた。
「ぐっ……出すぞ、受け止めろよ!」
「はあ……はあっ…!」
勢いよく前へ腰を突き出すと、ルッカの胎内に精液が注がれる。
ルッカは呼吸を乱していて、理性を保っているのかは解らない。
「ふう…気持ちよかったぜ」
「貴様…後で(ピー)をして(ピー)をしてやるからな!」
「あー、それは無理。だってお前が気を失うまでヤるんだもん」
「なっ……何ぃ!?」
「じゃあ、LAP2といきますか!」


翌日、路地裏で精液まみれになったルッカが部下に発見された。

――――――

はい、ここまでです。
ルッカとか誰得だよね。
まだピンクや真琴の方が需要あるよね
662名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:24:31 ID:fxnCpjtu
乙彼です。
ルッカほどイジメたくなるキャラはいないとおもうんだがww
663名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:29:10 ID:OGgA+YaW
>>660-661
もっとルッカと男の掛け合いをちゃんと書け
物語性皆無じゃないか
664名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:38:13 ID:MOHydHHB
>>660
乙!
本当ルッカさんはいじめられるのが絵になるなw、公式でもいじめられてるし
いつか、裏で報われる時が来るといいね・・・

表? 狩村さんを殺した罪は大きいですよ
665名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:41:25 ID:6q1703AA
>>660
ドゥーニーレベル
666名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:42:34 ID:MOHydHHB
>>659
別にかまわないと思う
でもここはもう容量が少ないので次スレに投下した方がよろしいかと
667名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 09:38:28 ID:5Kr/lTpg
3、4作はいけそうかね。
スレを埋めたいから、どんどん投下してほしい気がするけど
668名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 12:23:52 ID:hjLFFiBW
皇くんにチンポを激しく突っ込まれたい
669名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 14:29:54 ID:6L0FU48s
冴花だけは消えればいい
理由はわかるよな?
670名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 15:01:01 ID:c1dEp4WV
そんなこちいうなよ
671名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 18:20:02 ID:aPrspvbj
もどってきたのかこのスレを爆撃したやつが
672名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 18:50:56 ID:MOHydHHB
スルースルー、構うだけ無駄
どうせ一人なんだし
673名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 01:08:09 ID:3ubVmiVF
このタイミングで投下しても埋めにしかならないという心理かな。
まとめには保管されると思うが。

ところで本編でもあったけどデスマスの能力とルッカの挑発に乗りやすい小物ぶりはいい相性だと思う。
「ところでルッカさん?密室で二人きりになったからといって『私を押し倒したりしないでくださいね』」
「きっ…貴様!この私に能力をっ!?……くっ、調子に乗るなこの下種が!」
(以下略)
みたいなこう。
674名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 01:39:58 ID:zDxZ2vZG
デスマスの能力は否定系NG
675名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 03:00:43 ID:EfC6wCn9
ルッカさん精神力強いんでね?
676名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 03:54:19 ID:HnOD2mo2
またまた。ごじ(ry
677名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 12:45:07 ID:Lyob/0Lv
ルッカさん、前にデスマスにカモにされてたばっかじゃないですかw
10では一戦級だったのにどうしてこうなった・・・

時代も変わったから、武美や友子たちは狙われることなく元気でやってるんだろうかな
678名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 16:26:28 ID:6fBssM4x
>>669
まったく持って同意する
デカ尻は犯罪
679名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 23:15:44 ID:8ZRVNVSc
>>677
サイボーグっ子は寿命がね・・・
大神ブランドはかわいい子揃いなのに
680名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:05:58 ID:Bm0ui+Ax
友子を狙えば8主に返り討ちにあい、武美を狙えば9主に洗脳され、刺客さんご苦労さまです。

ところで友子の暗示はヒーローには効くのかね。
681名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:51:18 ID:jQdZMyom
皇くんカッコいいマジ最高
682名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 01:36:02 ID:tIGOooKp
14で春香ちゃんあたりもう一回ヒロインにならないかな。
683名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 02:34:05 ID:y5qNMAEq
>>682
ないな、自分はルッカ、ジュン、ミーナあたりの誰かがきてほしいな
684名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 02:38:33 ID:Bu6XTMMZ
冴花だけは消えればいい
理由はわかるよな?
685名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 02:49:13 ID:mSBSsQT3
>>682
下手に再登場させると不幸が・・・
過去キャラの再登場を素直に喜べないのがパワポケ
カリムーしかり、寺岡さんしかり
686名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 06:13:54 ID:RipaYfBP
パワポケで再登場して幸せになってる人なんて数える程しかいないんだ!
だからここでエロい妄想をするんだよ
687名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 07:39:20 ID:Jvxjh5FN
>>684
いらない子だからな
今回のスタッフオナニー枠
688名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 10:10:33 ID:Z7eUbLPI
カズが一番オナニー臭がするな
私可哀相でしょ的な押し売りがうざい
689名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 10:25:01 ID:H2OCV/Vx
いや、その枠はどっちかってーと紫杏だ
690名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 11:07:54 ID:P8plUEO4
くらしあんぜん
おそろしあん
691名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 12:25:11 ID:mSBSsQT3
荒らしはスルースルー

ていうか全員愛せよ
誰かを晒しめるなんてもっての他だね
692名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 15:26:53 ID:354FK2WT
のりかは頑張っても愛せない
693名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 15:35:56 ID:RzziwdXE
冴花だけは消えればいい
理由はわかるよな?
694名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 19:47:57 ID:WhXMDo4c
トラウマがこのスレで癒されたことがあったなあ。
さくらとか。
695名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 19:58:27 ID:Z7eUbLPI
とりあえずカズとか紫杏は有り得ん
スタッフのオナニーが酷すぎてザーメンの匂いがする
696名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 20:43:49 ID:mSBSsQT3
>>694
アキミとかもあったな
アルバムまでホラーだったからハッピーエンドな作品が来たらすっきりした
697名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 20:53:14 ID:2+jKa5bj
逆に明日香とか智美は「のりかENDにしたスタッフェ…」って気分になる
698名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 21:52:21 ID:jQdZMyom
皇くんに包茎チンポについて妄想すると

萌 え な い か ?
699名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 21:55:07 ID:Jvxjh5FN
>>688-689
はあ?冴花のほうがオナニー臭強いだろ
押し付けんなカス
700名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:07:43 ID:RipaYfBP
>>698 鬼鮫さんこっちきてー
701名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:10:21 ID:Z7eUbLPI
>>699
カズ厨は黙ってろ
702名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:10:40 ID:mSBSsQT3
>>698
もう皇ネタはいいからw

さて、さすがにしつこいからしかるべき場所に通報しますかね
703名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:13:04 ID:jQdZMyom
>>702
いつ俺がスレ違反の話題をしたんだ?
他の雑談してる奴も全員通報しろよ
704名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:17:34 ID:Jvxjh5FN
このスレは雑談でも何でもウェルカム
705名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:21:26 ID:Z7eUbLPI
>>704
但しカズ厨は荒らしだから除く
706名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:28:47 ID:mSBSsQT3
>>703
いや君じゃなくて、ID:RzziwdXEとかID:Bu6XTMMZとかID:Jvxjh5FNとかID:Z7eUbLPIみたいな
冴花消えろとかカズがどうとか意味わからん事を一人で寂しくほざいてるいつもの荒らしの事だって、誤解したなら申し訳ない

まあそういうネタはほどほどにね

じゃあ通報も済ましたし、荒らしはスルーしましょうかね
707名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:28:54 ID:Jvxjh5FN
カズアンチって毎回同じ様な批判しかできないよな
プッシュしすぎ?智美とか寺岡はどうなんだよ
カズの人気に嫉妬しているだけじゃねーの?
708名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:30:23 ID:jQdZMyom
>>707
この傲慢さ
これがカズ厨です
709名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:32:10 ID:mSBSsQT3
>>708
やっぱ君も通報しとくわ
710名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:32:19 ID:Z7eUbLPI
武美厨の俺より偉い奴は存在しない
711名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:33:49 ID:jQdZMyom
>>709
発言が目に余ったから一言書いただけなんだけどな
じゃあもう当分ここにはこないよ
712名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:35:55 ID:Jvxjh5FN
皇はネタ抜きで良さが分からん
傲慢な態度がいちいち鼻に付くし鬱陶しい
713名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:38:33 ID:Jvxjh5FN
・皇の顔グラ欲しい厨
・皇をデビルスターズに入れろ厨

冴花並みにウザい
714名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:42:11 ID:Jvxjh5FN
とりあえず冴花が好きな奴は全員このスレから出て行けよ
冴花の話題はスレチだから禁止な
715名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:46:42 ID:3Zxfsbh6
裏のスメラは結構いいやつなのになー
716名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:55:01 ID:mSBSsQT3
確かに今回裏の皇はライバルしてたな

せっかく冴花と千羽矢の二股ルートがあるんだから、何か専用イベントとか欲しかったよなあ
ゆらりに甲子園の後のイベントなかったり、かゆい所に手が届かないなあ
717名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:06:21 ID:u0wKGdi6
こんなのでスレが伸びるなんて…
あまりにも関係ない雑談を容認してきたせいってのもあるんじゃないか?
諌める方を荒らし扱いしてたし
フリーダムすぎると典型的なエロパロスレ末期になりますよ
718名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:09:34 ID:0J4Rt1Eb
いや、今荒れてるのは雑談云々とは関係ない
単純に数名の荒らしが居着いてるだけ
多分萌えスレを荒らし尽くしたから、次はこっちに目をつけたんじゃないか?
通報してスルーが得策
719名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:20:10 ID:WhXMDo4c
このスレの容量どのくらい持ちそうかね。


>>717
ID見ろよ
720名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:03:15 ID:7SX7GXUG
今回も灰根の出番あんまなかったなぁ
721名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:26:47 ID:CydVRw40
チハは中々展開が浮かばんな
結果的に怪物になっちまうし、結婚後の話は…うん
722名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:32:06 ID:ETSmRzQ/
>>721
触手プレイ!
723名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:39:22 ID:Ry7nFPq0
>>721
触手プレイ!!
724名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:44:33 ID:5IH8l+/k
何かと思ったら主人公が触手される側かw
725名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 01:25:05 ID:R7DE5ZJ4
限界まで搾り取られるんですねわかります
726名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 01:39:58 ID:liCCsk62
チハの触手って、先端から舌出てきたりしないんかな
727名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 01:46:24 ID:j3IsuU7v
>>726
舌を出せても、主人公が触手プレイされる側じゃあちょっと…

でも、怪物の力が暴走して自分の触手に襲われる、とかならなんとかなるか?
728名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 02:23:27 ID:QrbQt91V
「フフフ、こんなのはドウダ」
千羽矢の背中から怪しくぬめる触手が何本も伸びる
「うわっ、お前っ何するつもりだ!」
「触手プレイというモノダ・・・モッチーが持ってた漫画にノッテタゾ」
「それは、女が攻められるものであって、男が攻められても何の意味も、うわああっ!!」
一本の触手がパンツの中へともぐりこんできて、パンツを剥ぎ取った
そしてぬるぬるとした触手が性器に絡みつく
うわっ、やばい。これちょっと気持ちいいぞ
「千羽矢!頼むからやめてくれ!」
「漫画の中の女の子も嫌ガッテイタゾ。触手プレイというのはそういうモノナノダナ」
千羽矢はまったく俺の静止を聞いてはくれない
残りの触手が俺の体に巻きついてくる
ふわりと体が持ち上げられ、浮遊感に背筋が凍る
「うわあああ!降ろしてくれえええ!」
「イイ声で鳴くナ。カワイイ」
触手が全身を撫で回す
乳首や耳といった性感帯を重点的攻められる
「うあっ」
思わず甘い声が出てしまった
「感じているノカ?」
「うわああああ!!屈辱だああ!!」
何が悲しくて触手で責められないといけないんだ!
「フフフ、もっと気持ちよくシテヤルゾ」
触手の動きが激しくなる。さらに性器に絡み付いていたのも上下にしごくように動き出した
「ああっ!」
否応なしに快感を送り込まれる。全身を同時に責められるという初めての感覚に何も考えられなくなっていく
触手から分泌される粘液で全身がぬるぬるになっていく
「はぁ、はぁ、はぁっ・・・」
もはやどこを触られても快感になってしまう。まるで全身が性感帯になったようだ




・・・途中まで書いたがダメだこりゃ!
729名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 02:45:57 ID:3zPUABzu
>>728
いや、俺は十分ありだと思うぞ。
むしろチハヤの口調がジナイダさんぽくなってる方が気になる。
730名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 02:46:56 ID:ETSmRzQ/
逆レイプ好きの俺からすればなかなか良いんじゃないだろうか
と思う俺はおかしいのかも知れんが

触手逆レイプが駄目なら
ライバル設定がある冴花とレズ系のバトルファック物とかありかも
731名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 02:59:23 ID:JWIyqlpl
>>730
冴花の話題はこのスレでは禁止のはずだが?
7321/5:2011/01/30(日) 03:20:47 ID:3zPUABzu
729だが、>>728さんのアイデアを勝手にいただいて、大幅加筆してみた。

「ねえねえ、こんなのはどうカナ?」
「えっ?」
いたずらっぽく笑うチハヤの瞳を覗き込んだ瞬間、
ちゅるりとした感触が俺の右手を這い上がってきた。
こ、この感触は…触手!?
「うわっ、お前っ何するつもりだ!」
チハヤは小悪魔っぽい顔でチロリと舌を出した。
「えへへ〜、しょ・く・しゅ・プ・レ・イ!」
うげえ〜っ!? 
今度は全身にぬるっとしたものが巻きついてきた。
これはきっとアレだ。
餅田が持ち込んでた漫画を見たのがきっかけに違いない。
「それは、女が攻められるものであって、男が攻められても何の意味も、うわああっ!!」
一本の触手がパンツの中へともぐりこんできて、パンツをはぎ取った
そしてぬるぬるとした触手が性器に絡みつく
7332/5:2011/01/30(日) 03:21:21 ID:3zPUABzu
うわっ、やばい。
これ、ちょっと気持ちいい・・・いやいやちょっと待て!
がんばれ、正気になれ、俺。
「チハ!頼むからやめてくれ!」
「えーっ?本当にやめてもいいのオ?
 すっごく気持ちよさそうな顔してたじゃん。」
「いやいやいやいや、少しは気持ちよかったけどっ!」
ぬるぬるぬる
「ひあああああ〜っ!!」
ふわりと体が持ち上げられ、浮遊感に背筋が凍る。
「うわあああ!
 降ろしてくれえええ!」
「主人公くん・・・カ〜ワイイッ♪」
触手が全身をなで回す。
乳首や耳といった性感帯を重点的攻められる。
7343/5:2011/01/30(日) 03:22:08 ID:3zPUABzu
「うあああああっ〜!!」
思わず甘い声が出てしまった。
「ほれほれほれ♪
 いやよいやよも好きのうち〜♪」
「うわああああ!!屈辱だああ!!」
何が悲しくて触手で責められないといけないんだ…
「すっごいなあ。
 全身をくまなく責められるってこの身体便利だなあ。」
触手の動きが激しくなる。さらに性器に絡み付いていたのも上下にしごくように動き出した
「ああっ!」
否応なしに快感を送り込まれる。
全身を同時に責められるという初めての感覚に何も考えられなくなっていく。
触手から分泌される粘液で全身がぬるぬるになっていく・・・
「はぁ、はぁ、はぁっ・・・」
もはやどこを触られても快感になってしまう。
まるで全身が性感帯になったようだ。
7354/5:2011/01/30(日) 03:24:09 ID:3zPUABzu
…いや、このまま一方的に責められるのは男として納得できん。
俺は顔の前にきた触手にねらいを定めた。
かぷっ!
「うっひやああああああ!?」
よし、思ったとおり自分も快感を得るために
触手は敏感になっていたようだな。
「ちょ、ちょっと、いきなりなめないでよ!」
うるさい。
さっき俺の抗議を無視したむくいだ。
俺は手当たり次第に触手をかるくつかんで激しくしごきあげる。
「ひあっ、うううう?」
チハヤの全身がビクッとひるんだ。
その機を逃さず、全身で相手の本体に攻勢をかける。
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
触手がドロッとふやけたが、この程度で勝負をあきらめるチハではない。
向こうも必死で反撃に出る。あ、くすぐってきやがった。噛んでやる。
げっ、ケツの穴は反則だぞ!じゃこっちもお返しだ!
甲子園優勝チームキャプテンの意地を見せてやる。
7365/5:2011/01/30(日) 03:24:34 ID:3zPUABzu
………。
「はう〜」
俺とチハヤは、ぐったりとベッドにつっぷしていた。
最後のほう、チハヤはスライムみたいにぐじぐじになっていたが
今は元の姿に戻り、かわいらしいおしりをつんと天井に向けている。
「すっごく気持ちよかったけど、メチャ疲れるわ、コレ。」
「どう考えても、そっちだけ触手があるのはなっとくできないな。」
「そっちも一本だけあるじゃない♪」
「あのなあ〜」
「…ねえ、そろそろ回復した?」
「お前、もうちょっと休ませろ。」
「いいじゃん。次は普通のでいいからさ!」
まったく…
「じゃあ延長戦開始な。」
「やたっ!」
うれしそうなチハヤの顔を見ると、断れない。
まったく世界一かわいい怪物だよ、お前は。
737名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 03:26:29 ID:TvFxYvHU
調子に乗ってんじゃねーよ
738名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 03:29:09 ID:CydVRw40
>>736
イイネ、イイネ!
GJ!
739名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 06:40:42 ID:vGzDkxvF
>>736
GJ!
740名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 07:49:25 ID:5IH8l+/k
お二方GJ!
なんか目覚めそうになったよぼかぁ。


チハヤ小悪魔的Sが似合うなあ。
741名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 07:56:56 ID:/m4TWzyW
>>736
GJ!
やっぱSが似合うなあ
千羽矢はハッピーエンドなら逆に怪物の方を使役してそうだなあ、人格変わらないで
742名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 09:16:41 ID:iBnGdNmC
逆レイプされるなら最後までその流れでいった方が貫徹してていいと思う。
とはいえGJ
743デカ尻は罪:2011/01/30(日) 10:25:53 ID:5PxAsKUj
冴花だけは消えればいい
理由はわかるよな?
744名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 12:24:40 ID:QrbQt91V
うお起きたらなんか出来てる
GJ
745名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 13:23:35 ID:7SX7GXUG
やっぱ冴花はアナルだな
746名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 13:25:01 ID:uq6BGkRZ
13裏乱交ものの電波送信する
747名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 13:33:39 ID:JWIyqlpl
>>743
冴花厨には>>745みたいなゴミしかいないからね
748名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 13:56:35 ID:ITIjuvF9
やっぱ冴花はアナルだな(失笑)
萌えスレでやれよ豚
749名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:16:30 ID:/m4TWzyW
>>745
いろいろ貴重だよね

冴花と桜華はスタイル良い印象があるなあ
逆に麻美は胸が控えめな印象があるな、スポーツ少女だからだろうか
750名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:19:09 ID:JWIyqlpl
>>749
このスレでは冴花の話題は禁止だと何度言ったら分かるんだ
お前のレスは荒らしと変わらないから通報しといた
751名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:22:21 ID:TvFxYvHU
冴花の話は荒れるだけだからいらないな
話したいなら萌えスレに戻ってそこで思う存分やってくれ
ここは雑談スレじゃないんだから
752名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:22:26 ID:wD78PcPa
>>736
逆レと見せかけて主人公の反撃いいな。
敏感な触手GJ。


ところで>>736が加筆することを>>728は了承してんのか?
753名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:28:03 ID:5IH8l+/k
>>752
その当たりは暗黙の了解ってことで。
754名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:28:37 ID:Vt8cGlVh
>>728は雑談で>>736は作品だろ?
積極雑談○お持ちのみなさんお待ちかねの雑談から作品になったケースなんだし、
恐悦至極なんじゃね
755名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:30:57 ID:JWIyqlpl
つーか冴花のことが好きな奴って冴花アナル君だけだろ
756名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:34:23 ID:ITIjuvF9
>>753
そんな自分裁量はいらないよ自治厨

>>754
>>728が作品に見えないのか
目と頭が腐ってるんじゃねーのか?お前
757名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:40:20 ID:/m4TWzyW
冴花いいじゃないか
三半眼とか照れた時顔真っ赤とかクーデレと思わして実は一目惚れとか
冴花の魅力が尻しかないとか言ってるやつは13やってないにわかに違いないw
まあ冴花に限らず13勢はみんなドストライクでしたがね
758名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:24:04 ID:Kgnq8zkr
>>728
>途中まで書いたがダメだこりゃ!

>>736はこれを受けての加筆だろ。

それより、20スレはいつ立てる?
490KB行ったらいい加減立てたほうがいいと思うんだけど。
759名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:47:55 ID:7SX7GXUG
>>757
俺はアルバムの『最近甘えてくるようになった』の一文で完堕ちしたな

冴花批判してんのはあれだろ?寝とられたのがきにくわないんだろ?ホントは好きなんだろ?
760名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:57:47 ID:CydVRw40
そろそろスレ立ての時間
761名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 16:07:58 ID:XEDFQIjO
>>728
>>744でGJレスしてるし別にいいんじゃないの
762名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 16:27:06 ID:/m4TWzyW
まあ暴れてるのはいつもの荒らしでしょ、前に13やってないの判明したし
どうせ何か叩いてスレ荒らしたいだけだろうから通報してスルーしとけばいいだろ

それはともかく
桜華と瑠璃花っていろいろ共通点があるような、ライターが同じだからだろうけど
せっかくだから絡んでほしかったな、漣も出たんだし
763名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 16:38:33 ID:g07UAshb
>>758
まあ、490KBいったらでいいんじゃないかな
SS投下していいですかって人がいたら次スレに落とすように言ってあげればいいし

まあ、共通点があっても瑠璃花と桜華自体に面識は無かったからな
今作でレンを通じて接点できたし、表でどっちかが再登場したら少なくとも話にはのぼりそうだ
あと、裏では絡む可能性高いんじゃないかな
あのライターさん裏で同キャラを深く関わらせるの好きみたいだし
764名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 16:42:38 ID:ETSmRzQ/
>>736
GJ 表で触手物が普通に拝める日が来るとは!

次回作の主人公に触手が生えてたらいいな!
765名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 16:51:35 ID:Kgnq8zkr
立てた。

パワポケでエロパロ20
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296373778/l50
766名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 17:01:17 ID:wD78PcPa
>>761
本当だ。
なんか言いがかりしたみたいでスマン>>736
767名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 17:10:05 ID:CydVRw40
>>765
永遠に君への感謝を忘れない
768名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 17:41:38 ID:/m4TWzyW
>>763
ツンデレ、お嬢様、名前に花関連、青髪
やっばライターの人は狙ったんだろうなあ
裏はシズヤが中心になってるよな、表で絡めない分
12で五十鈴、13で漣だから、きっと14は桜華だな

瑠璃花、五十鈴、漣、桜華が一堂に会する話なんか面白そうなんだけどなあ、作るのがキツそうだ
769名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 17:50:22 ID:f2DWdb1v
>>765
770名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 18:24:23 ID:g07UAshb
>>765


>>768
ダッ主×瑠璃花
10主×五十鈴
12主×漣
13主×桜華
の8Pもやろうと思えば可能だな
更に漣が和桐に就職したことを考えると、夢の10Pも…!

まぁ、そこまで人数増やしたら絶対収拾つかないけど
771名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 19:45:03 ID:5IH8l+/k
下3人は本編中でちょめちょめシーンがあるから、瑠璃花もその後にやってんだろうなあ。
772名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 23:19:01 ID:pg5ClKo6
ダッ主と瑠璃花は中学までは清い関係 ソースは俺
773名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 00:11:18 ID:BSruYD39
誰だお前は!?
774名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 00:31:11 ID:HZ7CFaw4
つまり高校では…
瑠璃花って高校だと野球部のマネージャーやってそうだな
775名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 00:35:59 ID:faZklulL
ダッ主や瑠璃花と同じ学校
そしてそんなことが分かるということは、どちらかの友達である可能性が高い
つまり>>772は徳川

>>774
そして野球部の主将であるダッ主とお似合いのカップルになるのか
定番の部室でセクロスとかもやってるんだろうな
776名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 01:33:44 ID:H6GiAMxK
そりゃ、小学生の時から相思相愛で、引っ越したのを追いかけてまで一緒になって
おそらく中学、高校、大学とずっと一緒なんだぜ
互いの癖とか知り尽くしてて、おしどり夫婦みたいになってるに違いない
777名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 15:50:34 ID:H6GiAMxK
早く埋めて新スレに移行しよう

埋め
778名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 16:03:00 ID:V5gcOKWT
結婚した主とナオがのんびり過ごしてるところで

桜空「お姉ちゃんの妹である私には、小波君と一緒に暮らす権利があります」
いつき「ナオちゃんと桜空ちゃんは、私が守るっ!!」

という風に二人が押し掛けてくる展開は……ねーか
779名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 16:20:53 ID:zM4CVRrH
そして色々とあった後に4Pへ…ですね、分かります
いつきは例え10主相手でも、簡単に手玉に取られて気づけば陥落してる気がする

そして最近中古屋で4を買ったせいで天本さん熱が上がり過ぎてる
自分の罪を告白してくるところとか超可愛い
ちょっと前にもSSであったけど、やっぱ巫女服って正義だよね
780名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 21:47:55 ID:V5gcOKWT
う〜め

12裏でジーマとの話って…無いよな
781名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 22:13:17 ID:H6GiAMxK
>>780
ある意味表より考えやすいかもしれない
782名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:02:07 ID:2We/AlFW
容量埋めの場合、字数稼がなきゃ埋めにならないよ。
今493だから500まであと3500字ぐらいか。
計算間違ってても知らん。

瑠璃花を水木に寝取られてダッ主涙目
783名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:03:47 ID:5tQXiLOJ
梅。

ジーマさんは表であれな分ヤンデレ化が容易だと思う。

12裏は修羅場多そうだな。
784名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:06:40 ID:F/nnqi5K
785名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:25:23 ID:fqlCsAQD
埋め
新スレがいつものアレに荒らされてるなあ、立てるの早かっただろうか
まあ、通報してるから問題ないんだけどね

>>779
巫女服の破壊力は異常
天本さんと詩乃の可愛さも増し増しでたまらんね
786名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 01:34:45 ID:AgbsZp5s
>>728さんのアイデアを勝手に完結させてみた。
いつもギャグ小ネタしか書いてないのできたいしなでね
787名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 01:35:38 ID:AgbsZp5s
「フフッ♪、こんなのはどお〜」
千羽矢の背中から怪しくぬめる触手が何本も伸びる
「うわっ、お前っ何するつもりだ!」
「触手プレイというものなんだって・・・モッチーが持ってた漫画に描いてあったし」
「それは、女が攻められるものであって、男が攻められても何の意味も、うわああっ!!」
一本の触手がパンツの中へともぐりこんできて、パンツを剥ぎ取った
そしてぬるぬるとした触手が性器に絡みつく
うわっ、やばい。これちょっと気持ちいいぞ
「千羽矢!頼むからやめてくれ!」
「漫画の中の女の子も嫌がってたけど、気持良さそうだったよ」
千羽矢はまったく俺の静止を聞いてはくれない
残りの触手が俺の体に巻きついてくる
ふわりと体が持ち上げられ、浮遊感に背筋が凍る
「うわあああ!降ろしてくれえええ!」
「イイ声で鳴く。カワイイ」
触手が全身を撫で回す
乳首や耳といった性感帯を重点的攻められる
「うあっ」
思わず甘い声が出てしまった
「感じているの?」
「うわああああ!!屈辱だああ!!」
何が悲しくて触手で責められないといけないんだ!
「フフフ、もっと気持ちよくシテアゲル」
触手の動きが激しくなる。さらに性器に絡み付いていたのも上下にしごくように動き出した
「ああっ!」
否応なしに快感を送り込まれる。全身を同時に責められるという初めての感覚に何も考えられなくなっていく
触手から分泌される粘液で全身がぬるぬるになっていく
「はぁ、はぁ、はぁっ・・・」
もはやどこを触られても快感になってしまう。まるで全身が性感帯になったようだ
 俺のペニス瞬く間にそそり起ち射精の準備を完了する。亀頭の部分は大量の我慢汁でベトベトになっていた
「駄目だ、もうで…」
「まだ、早いヨ〜」
そう言うと千羽矢は、触手の中で一際細い一本を亀頭の先の鈴口に突き立てて蓋をしてしまった。
「ぐわぅ!」
俺は声にならない悲鳴をあげてしまった。
 尿道の中で行き場のない大量精子がマグマのようにのたうち回る。
「頼む…、出させてくれお願いだ!」
もはや恥も外聞もなく千羽矢に懇願する。対する千羽矢は薄ら笑いを浮かべて
「しょうがないな〜、ホラ」
鈴口を塞いでいた触手が、その栓を外すと俺のペニスは火山の噴火の如く勢いよく射精した。
「うわ〜、凄い一杯貯めてたんだね。オイシソウ」
「くっ、はぁ…」
ドクドクと暫く射精を続けた後も、ヒクヒクとペニスの先は痙攣を続けていた。
788名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 01:36:14 ID:AgbsZp5s
千羽矢は俺の精液を美味しそうに夢中になって舐めている。
しかし、その行動に夢中になるあまり触手が緩んだのだ、俺はその隙を見逃さなかった。
「えっ、ちょっと何!」
必死になって触手を振り解こうと手足をバタつかせ抵抗を試みた。千羽矢はいきなりの抵抗に
さすがに驚いたようである。
 このチャンスをものにするべく、俺はこの薄暗い部屋で何かを掴もうと必死になった。とりあえず
地に足が付かなければ反撃どころか逃げる事もできない。
「ちょっと、そんなに暴れちゃダメ」
千羽矢は可愛い声をあげたが、そんな声に耳を貸している場合ではない。
 必至の頑張りの甲斐があってか触手が態勢を崩して傾き始めたのだ。そして遂に俺の手が何かに触れたのだ。
「やったもう少しだ…、えっ?」
俺の手は、その何かを掴んだ…

 これは…、手…
  男の手…、誰の…

その手をぐぃっと引っ張るとその人物は難なく俺の元に手繰り寄せることができた…。
 俺はこの顔を知っている。彼は俺の親友…、彼は俺のライバル…。彼は千羽矢の兄…、彼は…、

「ユウキィィィィィ!」  

目の前に居るのは変わり果てた俺の親友だった。眼には生気がなく、口元はだらしなく開き、
辛うじて息をしているが、糸の切れたマリオネットの様にだらんとしている。
「何で… こんなことに…」
「小波君のせいだよ」
「俺の…」
「うん、昨日小波君喜ばせようと、おにぃを使って色々研究してたら動かなくなちゃった」
「あぁぁ、ユウキ…、嘘だろ…」
「フフフ、これが現実よ。そしてツカマエタ!」
千羽矢の触手が今度は外れない様にガッチリ俺をロックした。最早抗う気力は残ていなかった俺は成り行きを見守るしかなかった…
 そうこうしてる内に触手の一本が搾乳機の様な形に変化していく、内側には精液を一滴残さず搾り取る為の繊毛がびっしり生えている
その凶器は俺のペニスを優しく包み込んでいく…
「もうこれでニゲラレナイヨ」
千羽矢は楽しそうである。搾乳機型の触手の繊毛一本一本が俺のペニスを刺激していき簡単に勃起させられてしまう。
 再び絶頂を迎えそうな俺に、千羽矢は自分の顔を俺の顔に近づけ強引に唇を奪うとそのままディープキッスに移行していった。
上と下の同時に責められている俺はもう何も考えられなくなっていた… どん!
「があああああぁぁぁぁ」
「アレ、上と下だけだと思った?」
一瞬何が起こったのか分からなかった。後ろに強烈な痛みが走った。
 ゆっくりと背後に目線を向けると、極太の触手が俺のアナルに突き刺さており、その部分は血が滲んでいる。
「な…、何をする気だ」
「コウスルンダヨ」
彼女が嬉しそうに笑うと、それが合図だったのかアナルに刺さっていた触手が回転がを始めたのだ。
「や、やめろおぉぉぉぉぉぉ!」
その快楽の前に俺は呆気なく射精した。しかも先程の量を遙かに超える精液を吹き出しながら…
789名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 01:36:36 ID:AgbsZp5s
その後、俺は千羽矢の攻勢の前に何回イったのか分からない。もう考えるのも面倒になってきた…

「さすが小波君、おにぃより耐久力が違うね。もう飽きてきたしもうそろそろ終わろうか」
「えっ…」
千羽矢は縛り上げていた触手を解き俺をベッドの上にそっと下ろした。
 解放してくれるのか…?
「じゃあ最後に一回私を満足させてくれる♪」
「なっ!」
彼女の指と口が消耗しきった俺のペニスを再び奮起させる
「う〜ん、コンナモノカナ?」
「や、やめろ…、やめてくれ」
俺の意思とは裏腹に瞬く間にそそり立った一物、彼女はその上に腰を下ろし騎乗位の体制になる。
 最早俺には逃げだす体力は残っておらず千羽矢は嬉しそうに腰を振っている。
 彼女の中は暖かく冷たい触手の感覚と違う別の快楽が俺を支配していく… プッツン…

何だろう今の音は? 頭の中でしたような気がする。そして目の前が暗くなってきた…

 ああっ、そうか俺の脳が快楽の連続にによる負荷で血管の何本か切れたのか…

  恐らくユウキもこんな感じに…

小波の脳はそこまで考えるとその機能を止めた…

―完―
790名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 01:37:12 ID:AgbsZp5s
よっしゃギリギリセーフ
791名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 01:43:33 ID:RGvBIPbh
乙、まさかの展開だ
ていうか自分が書いた小ネタがいろんな人に拡張されるのは嬉しいが恥ずかしいな
792名無しさん@ピンキー
乙っす。

まさかのチハヤ触手ブーム。