君に届けでエロパロ★6

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267続々・風早翔太という男 2:2013/05/02(木) 23:51:58.56 ID:VA3zzOF+
 
「何つーの? ―――例えたら、富士山の一合目から山頂までドミノを並べるバイト初日に
完成の日を夢見るような、とにかく言い表し難いでも異次元を見てる感じの目。
纏う陰すら若干濃くなったような気がするあの感じ……誰かの歌であったなー、えーと、アレだ。
『果てーしなーいー闇の向こぉにー』 ―――うん、あの時風早は果てしない闇を見てたと思う。
俺、もうサクッと終わらせたくてさ

『あー、思い出の地! イイね! また行きたくなるトコってことで』

って纏めようとしたら…風早が急に顔を赤らめたんだよ。頭抱えて悶えだすし超怖えー。
おいおいどうした闇の向こうに何が見えたんだよ思い出フォルダからいいモン出てきたのかぁ?
―――なーんて言える空気でもないから、俺は見守ってた。他の奴らも見守ってた。
そしたら風早、ただ一言

『リベンジしてぇ!!』

って絶叫。……もう周りは

不穏過ぎるぞー良さ気な思い出どうしたー相変わらず怖えーよ蝦夷の敵を琉球で討つつもりかぁ?

な空気ビシバシ。―――って話。あ、オチ無いよ、終わり。その後話題変えて終了だから。
余談だけど、福田に彼女はいなかった。
バイトは確かに 【彼女との旅行の為の資金作り】 だったけど、

【もし彼女ができたらいつか行くであろう旅行の為に今から資金作り】

だったから。
まーあれだな、伝言の恐ろしさっつーか言葉の省略化の弊害ってやつだな。
どこでどう歪んだのか分からんが、この如何ともし難い顛末に俺らみんなショボーン…ってなった
―――つーだけだから。うん、オチは無い。福田らしいっちゃらしいなーってだけの話」

最後に原は言った。

「しかし恐るべし沖縄! 何があったんだ? つーか、福田の先走りっぷりも恐えーよな」


+ + + + +


友人、菅は言う。「誰をとは言わねーが、口を割らせるにはやっぱ酒だな!」

「男ばっかで飲んでたら、自然な流れでエロ話に突入して 【今までで一番燃えたシチュ】 で
グアーッて盛り上がっちゃって、みんなエッグいネタ出してきたんだよ。

『XXの部屋でXXのXにXXXしてもらったら、今までで一番XXXXになった』 とか
『途中までXXでXXXってたけど、我慢できなくてXのXXXでXXXX。もちろんXXXX』 とか
『XX内で偶然XがXXにXXて、ついついXっちゃってXXXXにそのままXXXでXXX』 とか

もうAVかっちゅー話のオンパレード、みんな色々乱れ過ぎだっ!
で、その場に風早もいたんだけど、話に入ってくることもなく徹底的に聞き役。
こういうネタの時って、あいつ、いっつもそうなんだよ。自分のこと話しゃしねぇ!
……まーな、あいつの手持ちカード… 【爽ちゃん】 だけだもんな。
エロに限らず、男女ネタはほとんど爽ちゃんが関わってくるから仕方ねーか」
268続々・風早翔太という男 3:2013/05/02(木) 23:54:26.84 ID:VA3zzOF+
 
憤懣半分諦め半分という様子で一旦話を切ると、菅は続けた。

「―――でもそのカード、ジョーカー5枚分くらいのパワーあんじゃん?
切れ味スゲーし、たまに破壊力パねーし、癒し効力もあるけどバカバカしいし……。
こっちもいつの間にか、イラッとする割に一太刀浴びるのが妙にクセになっちゃって、
風早師匠にネタ披露してほしくて、酒勧めちゃうんだよな。ん? 俺M? 斬られたがり?
後はもういつものお決まりのコース、ガンガン飲ませてドンドン喋らす。
あいつ、マジで酒弱すぎ。今後どーすんだろーな。酔った風早って面白いけど、心配だわ。
でも、酔わせた甲斐あった。出たよ出たよ、ゲロ甘ラブラブネタ!
真っ赤な顔でフニャフニャになって、何て言ったと思う?

『今まででぇ一番燃えたのはー……キスした俺をじ〜〜っと見つめたあとー、
視線逸らしてー、黙〜って両腕広げて、コショッと …どうぞ って、言った時?』

―――ってほざきやがったっ!! 爆発不可避の大ネタ披露!」

頭を掻き毟って呻く菅は、ガムシロップ入り味噌汁でも飲まされたかのような顔をした。
一太刀どころじゃなかったんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、菅は更に続けた。

「缶ビール握りつぶす奴一名、何故か腹抱えて爆笑してる奴一名、
耳塞いで 『あーあー聞こえなーい。俺は何も聞こえなーい!』 って喚く奴一名、
プリングルス投げ散らかす奴一名、……喉鳴らした奴もいたな。

『もーソッコー押し倒して〜、むしゃぶりついたな〜…あはっ』

とか続けながら、確実に思い出し笑いと判る緩みを頬に浮かべやがって、気付いたら俺
グラスにキャラメルコーン山ほどブっこんでそのままビール注いであいつに飲ませてた。
味? 美味かったんじゃねーの? 反省? し ね ー よ ? 向こうがしろ!」

最後に菅は言った。

「風早を酔わせてとことん吐かす―――ダメージ0が誰もいねぇ。さすがジョーカー5枚分」



END

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あまりスレ違いにならないようにと心がけると、風早もどんどん遠い所へ……。

風早くんに色々としゃべらせてますが、本当は鉄壁の守りだと思う。
爽子とのことは絶対言わないwなぜなら、ひとりじめが好きだからww
269名無しさん@ピンキー:2013/05/03(金) 12:32:11.02 ID:ScyJUjL2
神職人GJ
270名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 23:33:59.85 ID:Lvx9jS0P
風早翔太という男

すみません、完全パクリで
のっからせてくださいw

  **********************

友人、小池は言う。「風早の及ぼす温暖化現象はんぱねぇ!」

あれは、相も変わらず、なメンバーで飲みに行ったときのことなんだけどな…
小池は疲れきった様子で嫌々というように首を振りながら
ぽつりぽつりと話し始めた。

いつものように、男ばっかで集まって、まだ見ぬいつか出会う彼女のこととか
脳内の二次元嫁のこととか、アッつく語り合って
彼女持ちのやつらに蛇のように絡みついてたらさ、
向こうのほうから、あっつい視線を感じるわけよ。

なんの?ってそりゃ、女子たちのさ。
こっちも騒がしくうるさかったかなーって思ったんだけど
あっちも割かし騒がしくきゃっきゃしてる。

あっちは女3人。
こっちはというと、彼女持ち含めた男5人。
数としては悪くないわけ。

何がって?そりゃ、さぁ
出会いって大事ジャン。お友だちは多い方がいいじゃん。
チャンスは掴んでなんぼでしょ?
誰が好んでヤローばっかと…。戯れて、楽しいわけないじゃん。

彼女持ちの風早はな、いやーな顔してたんだけど
『おまえは、俺たちの出会いつぶすのか!自分だけが幸せならばいいのかそれで!』
『俺らだって幸せになりてーんだよ!!』
泣きつく俺たちに、最終的にははいはいと、完全に後ろにひきつつ
勝手にすればという感じで了承。
こうなると風早は一人でちびちび飲んでくれてるから助かる。

風早がもともと乗り気じゃないのはわかってるし
こいつがノリノリでも困るんだよな、女みんな風早に行きそうだから。
だから、頷いて、俺たちの邪魔さえしなければ、それで俺らは良かったんだけど。


特攻隊で行ってくれたのは、堀田。

『ああああっちで、一緒にのまねぇ???』
とか、テンパり具合は大声で、こっちまで聞こえてきて普段ならここ笑うとこ!・・・なんだけど
俺らの期待を一身に背負った堀田を、俺らは笑えない。

全力で応援。
頑張れ、堀田、頑張れ。
あっつい視線を堀田に注ぐ。

ちらりちらりと、こっちをみて品定めする女子たちの無遠慮な視線は
やっぱり、というか、案の定?風早に注がれて
風早は、そんなの知らん顔して、ちびりちびりと飲んでる。

ここで、俺らもちっと嫌な予感はしてたんだけど、な。

小池は、ひとまず話を切って、深くため息をついた。
271名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 23:34:57.64 ID:Lvx9jS0P
「こっちのテーブルに移動してきた女どもは、最初っから風早狙い!俺たち眼中にないのかよ!」
小池は唐突に思い出し怒りを爆発させる。

『ねー、風早くんってどこの大学?』
『彼女いるの?』

きゃいきゃいきゃいきゃい!う・る・せ・え!!!
かわいさ余ってうらやまにくさがこうふつふつっとな!!!

風早は迷惑そうに不機嫌な顔さらして
もうひたすらビールを煽ってたね。飲まなきゃやってらんないって態度。

いや、いいんだよ。
わかってんだよ。
風早は、わるくねぇ・・・

でもよー

納得のいかないように、小池は頭をかきむしる。


『あー、だめだめ。風早ベタぼれの彼女いるもんな?』
特攻隊長・堀田は、風早のフォローなんだか、俺たちのフォローなんだか
はたまた、どうせ相手にされっこない女どものフォローなんだかを
必死で買ってでてくれるいいやつで。こいつ、こんないいやつなのに
彼女できねーとか、絶対おかしいだろ。

小池は、堀田を想って、涙ながらに訴える。
それは、自分に彼女ができないのも、おかしいだろ?と同意を求めるかのように。


その後、あからさまにしらーっとする女子たち。

『ふぅーん。そうなんだー?』
『なぁーんだ。』

なーんだって、なんだよ!
小池の憤慨は収まらない。

「だから、俺たちは眼中にないのかよ!?!?!俺たち、フリー で す か ら!!!」

いったん叫んですっきりしたのか、小池はふぅーっと息を吐き出す。
272名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 23:35:52.24 ID:Lvx9jS0P
「まぁさ、それもそこまでは、まぁ、毎度っていうかなんていうか」

こういうことは今に始まったことじゃないからさ、とどこを見ているのか遠くを見て
小池は、やれやれというように、続ける。

風早目当てで寄ってくる女が、当てが外れてがっかりするってのは
よくあるパターンだ。
なんせ、風早は、ベタぼれ彼女のことしか頭にないからな。

そんで、そのあとのお決まりパターンは、女どもの豹変な!
ちょっと女性不振になるよ、俺ら。

いきなりタバコ吸ってもいいとか
あ、彼氏から電話きたから、ばいばーいとか。

今回の女子たちはそこまでひどくはなかったけどさ。

「っていうか、ちょっと可哀想なぐらいで」

その後のことを思い出した小池は、悲痛な面持ちで、あの灼熱のような居酒屋での出来事を思い返す。



風早ってさ、太陽のようなやつだって誰かが言ったんだよ。
太陽も太陽、あの日は灼熱、だったな…

草木一本のこさねぇ

小池は熱いのだか寒いのだかわざとらしく身震いした。



一緒に飲んでた女たちが、結構強気な女子たちだったんだよなぁ。
灼熱の太陽に焦がれてもよくってよ?みたいなな。
火遊びもいとわねぇ!みたいな。

つーか、あれ、結構プライドもあんのかな…?

俺らガン無視で
堀田の特攻なんて屁でもない特攻っぷりで
攻めるわ攻めるわ。

風早にがんがん酒飲ませてさ
ここぞというタイミングで
『浮気とか、しちゃうひと?』
とかね!

なにこれ?あんの?そういうこと!!!
俺たち歯ぎしりよ。

聞こえてるし!俺らいるし!!!
路傍の石ころじゃないし!!!!


でも、そんな誘惑をものともしないのが風早でよおおお!!!

くっそーーーーと、小池はもう何に対して腹を立てているのか、自分でもわからない。
273名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 23:36:48.61 ID:Lvx9jS0P
あいつも、酔ってるんだよ。
これ、ちょっと心配だったんだけどな。
風早酔うと、けっこうへべれけだからさ。
おもしれーんだけど、性質悪いんだよ。
でも、今までヤローどもとばっかり飲んでたから
こういうパターンは初めてなわけ。

不機嫌な顔して飲んでたくせにだんだん頬緩んでるし
やばいか?俺らの目の黒いうちは、風早に浮気なんてさせねーけどな!
もちろん、友情のためね。ここ!
そんなうらやましいことさせてたまるか!

風早がにこにこしはじめたから女どもも
ここが攻め時?とばかりに、甘えた声とかだしててさ

おいおいおいおいお、やべーんじゃねーの?
特攻隊、堀田、準備!!とか、思ってたんだけど
それより先に風早が強烈な光を放ちやがったのよ。

『翔太くん、って呼んでもいい?』
風早の隣に座った女が、心得てるとばかりに風早のシャツ掴んでさ
上目づかいでそんなんきくわけ。

ずりーよずりーよ。あいつずりーーよ!
歯ぎしりする俺らの目の前で、俺らの二次元嫁がなんでここに??って感じ。わかる?この屈辱。

けど、こっから風早のかわし方がすげーんだ。
つーか、なんの計算もしてないから、あいつ怖いよ。

「うーーん・・・・」

唸った?

と、思ったら、「違うんだよなぁ」って。
274名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 23:37:32.22 ID:Lvx9jS0P
いきなり乙女かって感じで、手で顔を覆いながらさ。
「爽子は、もっとこう…俺のこと呼ぶときもなんかもう・・・
 触ってくるときも、こうさ…すん・・・っごい、かわいいんだよなー・・・」


その一瞬だけは太陽、撤回してもいいかも。

ぴきん、って凍りつく店内。
この時ばっかりは、お気の毒・・・って思ったよ・・・。


もう、あとは風早のひたすらのろけだよ。

いや、あいつ多くは語らねーンだよ。
爽ちゃんに対して口が固いからな、あいつ!
けど、言葉の端々から漏れてくる、爽ちゃんへの気持ちがもうのろけいがいのなんでもなくて!

あいつののろけの威力は半端ねーんだって!
がんがん周りを焼き尽くして
辺りは砂漠。草木一本のこさねぇ気かってほど、のろけやがる!

北風がコートを脱がせられないのと一緒で
太陽は女子たちの化けの皮をはがすのな・・・

風早がはなせばはなすほど
ばかばかしくなってく女子たちの、あの顔・・・。

取り繕うこともしなくなった女子たちの怖さったらねーよ。


「そーんな聖人みたいな彼女、うそじゃね?」
「いないいない。そんな子。作ってるだけだって」

いじわるそうな顔してさ

「女ってのはね!」

って聞きたくない!聞きたくないことを!
夢も希望も持てなくなることをばかすか吐き出しやがる!!!

うそだ!俺の嫁はう〇こなんてしねぇ!!!


小池は耳をふさいで絶叫する。
275名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 23:38:04.69 ID:Lvx9jS0P
でも、風早はさ、塞がないんだよ。
「俺は、俺の見てる黒沼を信じるよ」とか!
なんかまた、遠い目して、思い出の地に一人旅立ってんだよ!

なんだよ、いきなり黒沼とか!
もういいよ!!ばかばかしい!!

俺らも立ち上がりそうになったわな。
ひっくり返ってるやつもいるさ。

でも、女はつえぇんだよ!
一旦火のついた女はほんと、こえぇんだよ!

「まぁ、仮にそんな可愛い彼女がいるとして
 そんな子、誰も放っておかないよねー」
「もってもてで困るんじゃない?」
「彼氏が女の子と飲んでる状況で、彼女だって
 男と一緒かもしれないよねー。」

にやにやと意地悪く笑う女子たちの悪魔の声に
今度はとうとう風早がぴきんと固まる番な!

でも固まったと思ったのもつかの間!
がたん、って立ち上がって

「おれ、帰る!」とか!
落ち着けって、風早!!

止める俺たちを振り切って、酔っ払いはふらふらしてるくせに
走ってどっかいこうとして!

いや、行くとこなんて愛しの爽ちゃんのとこいがいないんだけど!!

やいのやいのここで一騒動!
その隙に、支払いもせずに、帰る女子たち!

風早が、全部焼き払ったんだよ・・・
俺たちの財布の中身まで・・・


小池はこれでもかってぐらい
ふかくふかくいきをはきだすと、もう、話したくもないと、手を振った。
276名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 23:39:55.54 ID:Lvx9jS0P
特攻隊・堀田は言う。

「本当につらかったのは、そのあとなんだぜ。」

小池が泣くほど、いいやつだと訴える堀田は
千鳥足の風早を、止めることもできず
結局、爽ちゃんの家まで風早を送っていったんだよ。

酔っ払い風早は迷惑なほどぴんぽんぴんぽんって爽ちゃんちのチャイム押してさ
慌ててでてきた爽ちゃんは、可愛いパジャマ姿なわけ。

それみて堀田は、慌てて目を反らしたんだけど
風早は目の前で隠すように爽ちゃん抱きしめたんだと。

「もー、堀田帰って!」
とか、わがまますぎだろ??


堀田は、涙目で家に帰ったらしいよ。


「あのあと、風早むしゃぶりついたんだろうなー
 爽ちゃん大変だ・・・」


想像しただけで殺されそうだけど。

堀田は、これ、オフレコな、と言って涙をぬぐった。



*****************************************


おはり。

すみませんwおもしろくってつい遊んでしまった。
風早という男のファンですww

この後のエロ展開は神におまかせしますww
277名無しさん@ピンキー:2013/05/09(木) 17:24:54.69 ID:1jEwtMdg
GJ!

やっぱり大学生風早は、酔ってメロメロっぷり露呈してナンボですなーw
堀田くんは福田ポジ、ひいてはジョーポジションってことになるんだろうか。
3人の「来し方行く末を語る」座談会面白そうww
278そしてドアは閉じられた 1:2013/05/09(木) 17:27:08.94 ID:1jEwtMdg
 
刺激を受けて、>>270-276の直後を書いてみました。
突発的に浮かんだので色々ご容赦を。

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玄関のドアを閉めた途端、風早は腕の中の爽子をドアに押し付け唇を奪った。
貪る―――そんな言葉を体現するかのように、靴を脱ぐ間も言葉を交わす間も惜しんで
恋人の唇を激しく塞いだ。
口の奥、舌、歯列、すべてをたっぷりと堪能する。

しばらく後、彼女の甘さと柔らかさに満足したのか、聞し召した闖入者は顔を離した。
二人の目が合った。
風早は潤んだ大きな黒い瞳に釘づけになった。

腕の中にいるのは風早の宝物だ。
ベッタベタにベタ惚れしてる、大事な大事な爽子。

突然のキスに上手く息継ぎができなかったのだろう、息を弾ませ目尻にうっすらと
涙を滲ませ、上気した頬を薄く色づかせた爽子がそこにいた。
なんとも艶っぽい姿に口元が緩む。
しかもこの宝物、無体に怒るどころか心を傾けてくれる優しさも持っているのだ。

「翔太くん、いっぱい飲んだの? 大丈夫?」
「だいじょぶだいじょぶー」

風早が同じ言葉を繰り返して語尾を伸ばす時、それはかなり酔った状態を示す。
つまり全然大丈夫じゃないということだ。
それが証拠に、爽子を力いっぱい抱き締めたかと思うと辺りを憚らぬボリュームで

「パジャマパジャマパジャマー! 爽子かわいー、でも他のヤツに見せちゃ駄目〜」

などという、ご陽気ここに極まれりな発言が出てきた。
恥ずかしがったり慌てたりと忙しい爽子を腕の中に閉じ込め、風早はまだ何か
不明瞭な言葉を言い続けた。

「しょ、翔太くん…声。ご近所さんに聞こえるから……」

酔っ払いがそんな言葉に耳を傾けるはずもなく、風早の機嫌はますます良くなっていった。

「ぱじゃま、やっぱジャマだよな〜」

そんなお気楽なことも言い出し、その場で急に脱がせようとする。

一番上と二番目の前ボタンを手際よく外し、腰の両脇に手を伸ばすと上身頃の裾を掴んだ。
続く爽やかな笑顔と口調での「は〜いバンザーイしてバンザーイ」の言葉に、思わず
爽子は応えそうになったが、ハッと我に返った。
二人が立っているのは三和土だ。狭い玄関で盛り上がってる場合ではない。

「とにかく部屋上がろう? ね、入って」
「うん。ただいまー」

噛み合ってるのかいないのか微妙なやり取りだったが、取りあえず風早は大人しく従った。
279そしてドアは閉じられた 2:2013/05/09(木) 17:30:38.95 ID:1jEwtMdg
 
しかしそこは酔っ払いのやること、そう簡単に進むわけがない。

風早は靴を脱ぐ体勢になったものの足元がふらつき、咄嗟に腕を伸ばして転ぶのを
防ごうとはしたが相変わらずバランスが取れずワタワタし、結局体の左手側の壁に
ぶつかりそうになってそれだけは回避しようと上体を捻り、最終的にはイタ恥ずかしくも、
彼女宅の玄関壁に容赦ない頭突きを喰らわす―――という結末に落ち着いた。
その瞬間の

ゴッ

という鈍い音が、風早の耳の中ではまだ響いていた。
そして今、彼は左側頭部だけ壁につけて体を支えている。
散々足掻いてこの醜態。ここは敢えて体勢維持し、羞恥プレイに時間を費やしてみた。

「……」
「翔太くん…傾いてるよ……」

一部始終をハラハラしながら見守っていた爽子は、お酒って怖いと心底思った。
ちなみに、事ここに至ってもまだヘラヘラしている風早は、爽子って可愛いと思っていた。

「わー…ほんとにベロンベロン」
「べろんべろん?」
「泥酔ってこと」
「でーすい?」
「あーもう駄目。ほら、翔太くん寝よ? ベッド行こ?」
「ベッド……あ、する?」
「え?」
「するの?」
「『するの?』 ―――?」
「うん! しよう!」
「ち、違っ… し ま せ ん。というかこんなんじゃ出来な―――何言わせるの翔太くん!!」
「できるから! 俺できるから、しよ」

そう言うと、風早は素早く体をまっすぐに戻して靴を脱いだ。
次の瞬間には爽子の腕を掴んで歩を進めていた。
今までのふらふらヘラヘラが嘘だったかのように、ぐいぐいシャキシャキと事を運ぶ。

大股で部屋を横切り、爽子をベッドの横まで連れてきた。
両手で爽子の頭を掴んで固定し、風早は静かに顔を近づけた。

―――翔太くん、本当に酔ってるのかな?

瞼に降る優しいキスを受け止めながら、ちょっぴり疑問に思わないでもない爽子だった。



END

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エロ展開まで持ち込めなかった…。この後は多分、酔いを醒まして万全で挑んだと妄想w
>>270-276の設定をお借りしました。すみません。
280名無しさん@ピンキー:2013/05/10(金) 00:08:06.23 ID:/jZ25VEc
あざーーーーっすwwww
281名無しさん@ピンキー:2013/05/10(金) 00:44:58.91 ID:S1ZYcjt0
職人がたGJ!
ムッツリ早の安定ぶりwww
282名無しさん@ピンキー:2013/05/10(金) 00:49:33.01 ID:S1ZYcjt0
ふと思ったが、この流れはリレー出来ないか?(^^;
283名無しさん@ピンキー:2013/05/15(水) 22:40:00.14 ID:ur78dNot
リレー?とききつけてw
>>278-279 からの流れ、ちょっと勝手に引き継ぎ続けてみました。スレ違いだったらごめんなさい。
こちらお気になさらず投下してくださいね☆
設定お借りしてすみません。


   +++++++++++++++++++++


降り続けるキスを受け止めていくうちに、だんだんと力が入らなくなると
爽子は風早の背中に回した手で、ぎゅっとシャツを握った。

それを合図にしたように、そのまま後ろのベッドに爽子を座らせ
ついでのように、パジャマの下に手をかけてずりおろし脱がせる。

途端あらわになった白い足を目で見れば
もじもじと恥ずかしそうに身体をよじる爽子を抑えて
柔らかい太ももをひとなでしながら
再び、キスを重ねる。深く、深く味わうように繰り返し続ける。
舌を絡めて、吸って、じゃれあって
名残惜しむように、触れあって、また、絡め合う。

零れ落ちる甘い声も吐息も愛しの恋人の全ては甘い。
酒の酔いなんて、吹き飛ばす、爽子の甘さに酔いしれていると

「…酔いそう」

合間に漏れた声は、自分の気持ちとも重なっていて、漏れたのかとぎょっとする。

「ごめん、酒臭い?」

風早は慌てて自分の口を片手で覆うと、「あ、」爽子もまたはっとして
慌てて首を横に振りながら、口元を覆った風早の手に触れ

「違うの。大丈夫…」

赤くそまった頬で、うるんだ目で、じっと風早を見上げ
――――翔太くんに、酔いそう。
と思ったときにはすでに酔わされた後だと、爽子は自分の気持ちに恥ずかしくて、きゅっと瞑る。
もちろん、爽子の誘いに、風早はあらがいようもなく、吸い込まれるように、また触れるが
今度は優しく触れるだけのキス。

爽子が受け入れてくれることも、触れられる幸せも、嬉しくてにやけてしかたないけれど
「ごめん、ちょっと水飲んできていい?」
ほんの少しでも離れがたい爽子の瞼にキスを落として、かすかに頷く爽子に笑いかけてから
勝手知ったる冷蔵庫を開けてペットボトルの水を喉に流し込んだ。
284名無しさん@ピンキー:2013/05/15(水) 22:41:09.54 ID:ur78dNot
冷えた水が生き返るように、すーっとしみこんでいく。

水を戻して、じゃあ、再開!と行こうとしたところで
その場から爽子を見ると
自分が中途半端に脱がせたままの姿でもじもじと
所在なさげにちょこんとベッドで座ってる姿はまた一層可愛らしく、頬が緩む。

―――――――――やべ。かわい

上はボタンが二つ三つと外されて綺麗な鎖骨が見えてるし
ちょっと乱れた髪をなでるしぐさも色っぽいし
もじもじとしてる白い足に釘付けになる。
見えそうで見えないというのが、またそそる。

むしゃぶりついて早く脱がせたいのと
じっくり楽しみたいのと

俺はエロオヤジかと、ごくりと息を飲む。
水を飲んだばかりだというのに、からからだ。

爽子に近づいて、「寒い?」と聞くと
困ったように眉をさげながら、「寒く…は、ないけど、すーかすーかするので」
と、また可愛い言葉にぷっと吹き出す。

「なにそれ。すーかすーかってかわいい」
暖めるように撫でながら、柔らかいほほにキスをして
そうっと横たえる。

「あーあ。見られちゃったなあー」
「え?」
「誰にも見せたくなかったのに。爽子のパジャマ姿とか」

自分が泥酔して、友だちを連れてきてしまったのが悪いんだけど…

「それは、翔太くんが」「うん、わかってる。わかってんだけど…」

それでも、もう絶対、誰にも見せないでとか、言いながら爽子のパジャマに手をかける。
やっぱ、酔ってるのかもしれない。
普段は言わないこともぺらぺらでてくる。

「翔太くん、電気…」
恥ずかしがる爽子のパジャマをすこしずつずらしながら
「見られちゃった分、俺だけしか知らない爽子を全部見せて?」
285名無しさん@ピンキー:2013/05/15(水) 22:41:50.01 ID:ur78dNot
真っ赤に染まった爽子をじっと見る。
「は・・・恥ずかしいよ」蚊の鳴くような声で応える爽子に「うん、でも見たい」覆いかぶさる。

うぅ、っと唸って横を向く爽子。恥ずかしくって限界なのはわかるけど
あらわになった首筋に唇を寄せて耳をなめる。

爽子も、俺に酔ってくれればいいのに。

せめてもと、普段恥ずかしくて言えないような言葉で
酒に酔ったふりしながら、爽子に酔ったままで
願うように、耳元で「かわいい」「爽子」「全部見たい」
何度も何度も繰り返し囁くと、身をよじっていた爽子がやっと観念したかのように可愛い顔をこちらにむけた。

小さく、恥ずかしそうに頷くのを確認して
残されたボタンに手をかける。

長い、夜のはじまり。



   +++++++++++++++++++++


風早ハピバ!ってなもんで
風早おいしい話をおとしときまーす!
とかいいつつ、力果ててしまいましたがw

本当は、話の流れで、女の子たちと飲んでたってのをぺろっといって
なんもやましいこともないのに、勝手にわたわたする風早は酔いがさめていく一方
ちょびっとじぇらった、積極的な爽子さんが降臨するってな流れまでいきたかったのですが
力尽きましたwごめんw
286名無しさん@ピンキー:2013/05/17(金) 20:43:03.55 ID:o7RggQsU
GJ
できればその続きも頼む
287名無しさん@ピンキー:2013/05/31(金) 01:24:33.83 ID:KpCIPxm/
288名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:42:08.60 ID:WsyzAipz
設定:社会人一年目の風爽

    ***********

「風早は巨乳派?貧乳派?」

ぷーっ

「ーっ!!」

ある日の社食での昼食時、同僚の質問に思わず吹き出す。

「お前、汚ね〜〜なぁ」
「はぁ?・・・いきなりなんだよっ」

俺が眉根を寄せて言うと、同僚は雑誌から目を離さないまま布巾を渡してくれる。

(いきなりなんつーこと聞くんだ、こいつは!)

「こーこーせいでもないのになに動揺してんだよ。いやさ、この雑誌の特集面白くてさ〜〜。結構貧乳派っているのな」

”俺は絶対巨乳だけど〜〜♪”なんて呑気に言いながら雑誌を眺める同僚。そして思った通り、ニヤッとして俺の方を見る。嫌な予感が走る。

「で、風早は?彼女どうなの?」
「ー聞くな」

早くこの話題から遠ざけたい俺は、気にしない素振りでラーメンを啜りながら仕事の話題に変えてみたが、同僚は引き下がらない。そう言えば空気を読まないヤツだった。

「巨乳とは言えないか・・・おっ・・・コワ!」

俺にじろっと睨まれ、同僚はさらっと視線を逸らす。こいつは爽子に会ったことがあるだけに頭ン中で想像していると思ったら腹立つ。

「でもさ、女の子って胸を揉まれると大きくなるってこの雑誌に書いてたよ。ほら、ここ ”女の子の秘密コーナー”に。だから爽子ちゃんも大きく・・・ってっ!」

ぼかんっ

思いっきり風早に殴られた同僚であった。


  * * *


「ったく、いーつってんのに・・・」


結局、”読んだから”と同僚はその雑誌を風早に押し付けた。
エロっぽい雑誌はなるべく家に置きたくない風早は拒否しながらも内容が気になっていた。
帰り道、ちらっと同僚が言っていた”女の子の秘密コーナー”の箇所を読んでみる。

(そっかぁ・・・そう言えば最近っ・・・////)

俺は自転車を飛ばしながら最近の爽子の胸を想像していた。
ほんとスケベだと思う。
でも爽子を想像するだけでテンションが上がってくるから不思議だ。

「♪〜〜♪」

鼻歌なんかも自然に出ていた。実家に住んでいる彼女とは週末しか会えない。
一緒の朝を迎えた時はこのまま離したくないってマジ思う。
289名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:43:11.60 ID:WsyzAipz
でも社会人一年目の俺にはまだ彼女を守れない。
だから彼女をずっと心の中で感じてる。そうしなければ離れている間、たまらなくなるから・・・


かちゃっ

「ただいま・・・」

誰もいないけどいつもの習慣で口に出ていた。そして違和感に気付く。

(アレ?ドア開いてる・・・鍵閉めるの忘れたかな)

「ん??」

そして玄関には・・・

(こ、これはっ!?)

すると、パタパタとかわいらしい音をさせて長い綺麗な髪がさらっと視界に入ったと思うと、天使のようにかわいい笑顔の爽子がいた。そう、玄関には爽子の女の子らしいリボンのパンプスがきちんと並べられていた。

「お、おかえりなさいっ」
「・・・・・」
「突然、ごめんなさいっ・・・」
「さ・・・わ?」

あまりの驚きに俺は言葉を失っていた。茫然としてしまう。

「今日は週の真ん中だけど・・・?」
「そうなんだけど・・・・会いたくてっ」
「え・・・」
290名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:44:35.76 ID:WsyzAipz
恥ずかしそうにワンピースの裾をぎゅっと握りしめながら真っ赤な顔で言う爽子に俺は再びフリーズする。
はっきり言って欲情しない方が異常だと思う。
ピンクのリボンがシンプルにあしらってあるワンピースを着ている爽子。
まるで「私を食べてください」と俺へのプレゼントのように感じるから不思議だ。なんてかわいいんだう・・・。

がばっ

「えっ///しょ、翔太くんっ!?」
「ちょっと、チェックしていい?」
「な、なにを??」

俺は爽子に抱きつくと白いうなじにキスしながら言った。そして柔らかい俺が最も好きなところ・・・胸にそっと触れた。

「きゃっ///」
「やっぱり」
「えっ!?」

俺はにんまり笑うと、爽子の真っ赤な顔を覗き込んだ。いや、俺も負けずに真っ赤だと思うけど・・・。恥ずかしさのあまり視線が泳ぐ。
291名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:45:57.92 ID:WsyzAipz
「大きくなった。胸」
「〜〜〜っ////」

すると、しばらくぱくぱくっと口を動かし焦った様子の爽子がぽすっと俺の胸に身体を預けた。

「さわ?」
ごにょごにょごにょ・・・

「何て?爽子?」

俺が聞き返すと潤んだ目の爽子が俺に近づく。それだけで俺の心臓はどくっと脈打つ。
爽子の息が耳元にかかった。

”翔太くんのおかげです”

しぃ〜〜ん

「・・・・」

ぷつっ

俺はその時、ぷっち〜〜んとタガが外れた音が自分の中で聞こえた。いや、最初から外れているのは自覚している。爽子が側に居る限りちょっとした仕草、言葉、匂い、身体・・・全てがぶっ飛んでしまう。

(上目遣いヤバイって・・・)

君は自覚してるだろうか?君のすべてが俺を欲情させることを・・・・。

「あっ・・・んんっ」


スイッチが入ったらすぐだ。本能のままに爽子の唇を奪う。柔らかい・・・かわいい、そして、エロい。爽子は分ってない。その仕草、表情にどれだけそそられるか。

(絶対・・・誰にも見せない)
292名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:46:34.29 ID:WsyzAipz
「しょ・・・うたくんっ・・・食事が・・・んんっ、あん」
「爽子が先」
「で、でもっ・・・・んっ」
「ごめん、我慢できない」

ちゅっ・・・ちゅっ

やらしい音が部屋中に響く。キスを繰り返しながら爽子の胸を激しく揉んだ。するとどんどん艶っぽい顔になる。

「しょ、しょうたくんっ・・・やっ」
「立ってらんないね。ベッドいこ」
「ひゃっ///」

俺はひょいと軽い爽子を抱き上げると、一秒も待てないとばかりに靴を脱ぎ捨て、ベッドに爽子をそっと埋める。週の真ん中に思いがけないプレゼント。想像ではないリアルな爽子がいる。柔らかくて、気持ちよくて、たまらないほどかわいくて・・・・。
俺は何度も何度もキスを繰り返した後、白い肌がピンクに染まった爽子を愛おしく見つめると、下着に手を伸ばした。

「今日もいっぱい大きくしてあげるね♪」
「////」

耳まで真っ赤に染まった爽子のかわいいつぼみを心ゆくまで堪能したい。とろけそうな気持ちで胸に顔を近づけると浮かれている俺とは正反対に爽子の顔が少し曇った。
293名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:47:15.80 ID:WsyzAipz
「爽?」
「・・・翔太くんはやっぱり、お、大きい方がいいよね?」
「へ?」

ぎゅっと身体を固くして胸を隠す爽子に動作が止まる。そして顔を覗き込むと、今にも泣きそうな爽子の視線がベッドの下に向いていた。

「あ・・・」

俺は爽子の視線の先に気付き、さ〜〜っと血の気が引いた。

バッー

さっと立ち上がり、カバンからちらっと見えているあの雑誌を隠す。

「ち、違うんだよ。これ。同僚からもらってさ・・・」
(やばい・・・完全に言い訳になってる)

その雑誌の表紙は巨乳のモデルだった。

「・・・ううんっごめんね、変なこと聞いて」
「・・・・」

そう言いながらも落ち込んだ様子の爽子にたまらなくなる。

がばっ

「ーきゃっ」

ちゅっ・・・

「翔太くんっ・・・あっ」

俺は爽子に再び覆いかぶさり、胸の頂を口に含んだ。そしてちろちろと舌で転がす。
294名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:48:00.34 ID:WsyzAipz
「やっ・・・しょった・・くん」
「ーっとに分ってない」
「え??」

ちゅばちゅ・・っ

俺は爽子の胸を舐めまわしながら上目遣いに拗ねるように言った。

「爽は分ってないよ。俺がどれだけ爽子しか見えてないか」
「!」
「大きくても、小さくても・・・・爽子の胸がいい///」
「/////」

爽子は恥ずかしそうに微笑んだ。その顔もたまらなくて・・・
(ほんっと・・・ブレーキきかね)

「つづき・・・していい?」

爽子ははにかみながらコクンと頷く。何度脱がせてもぞくぞくとして興奮が止まらないんだ。俺は服を脱がせながら爽子の首筋を舐めまわす。そして耳に口が触れると、爽子の口から甘い吐息が漏れた。

「あふっ・・・ん」
「もっと感じて」

爽子の甘い声をもっと聞きたい。喘ぐ声がたまらなくそそる。
295名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:48:37.11 ID:WsyzAipz
「んんっ・・・」

そして唇を奪うと舌と舌を絡めあう。ぴちゃぴちゃと艶めかしい音と、漏れる甘い声に俺の下半身が主張してくる。

くちゅっ

「あぁぁ・・・っ」

キスを繰り返しながら爽子の蜜の部分に指を入れた。そこはじゅくじゅくとたっぷりと甘い汁で濡れていた。

くちゅくちゅっ

「気持ちいい?」
「ん・・・あぁぁ・・・ん。はずかしっ////」
「俺も一緒だから・・・ほら、感じるでしょ」
「////」

俺はビンビンに主張している下半身を爽子の大事なところに押し付けた。

「気持ちよくて・・もう、我慢できないっ」
「翔太くん」
「ん?」

”きて・・・”

爽子は真っ赤になりながら、耳元でそう言った。最初は苦しそうで見ている方がつらかった。でも今は同じように感じてくれている。一つになれることを爽子も求めてくれている。
296名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 20:57:39.63 ID:WsyzAipz
「爽子・・・好きだよ」
「私も・・・」

爽子の中は温かくて、興奮しているのになぜか泣けてくる。あまりにも愛しくて。
ずっとこうやって繋がっていたいって・・・いつも思ってしまうんだ。


  * *


「いっただきま〜〜す♪」
「どうぞ、召し上がれ」
「うま〜〜っ!!」

結局、食事しを始めたのは夜の22時。あれから1回では物足りずもう一回やってしまった。作ってくれたご馳走をすぐに食べなかったのは申し訳ないけどこの満足感は紛れもなく愛し合った後。

「しょ、翔太くん」
「ん?」

食べ始めてものすごくお腹が空いていることに気付いた。夢中で食べていると爽子の箸が止まった。

「爽子?」

不思議に思い、顔を覗き込むと真っ赤になった爽子が言った。

「ちょっとは・・・胸が大きくなったかなって///きゃっ」
「〜〜っ!!」

(カンベンしてって思う・・・)

手で顔を覆い恥ずかしそうに言う爽子を見つめながら、俺は再びむくむくと固くなり始めた下半身を抑えるのに必死になった。




   *********



おわり。
297名無しさん@ピンキー:2013/06/02(日) 11:39:26.64 ID:6y6NJoZ7
GJ!GJ!
乙だくっそwwww
298名無しさん@ピンキー:2013/06/03(月) 09:37:33.52 ID:QZpaymH5
もげろ

もげろ
299名無しさん@ピンキー:2013/06/18(火) 00:09:53.61 ID:MjuiQdvm
ho
300名無しさん@ピンキー:2013/07/03(水) NY:AN:NY.AN ID:Qo15WTfP
本編で風早が爽子の部屋に上がり込んだらしいな
誰か押し倒す話書いてくれないかな
301名無しさん@ピンキー:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:AddgXqhu
302名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:F7GUbiTT
303名無しさん@ピンキー:2013/09/18(水) 21:52:18.45 ID:j35oZlG6
ほしゅ
304名無しさん@ピンキー:2013/09/29(日) 13:09:37.13 ID:uW/lZELo
305名無しさん@ピンキー:2013/10/01(火) 16:33:58.44 ID:7e3nQHHl
最近新作来ないねえ……
住人減ったのかな?
306名無しさん@ピンキー:2013/10/04(金) 00:03:20.64 ID:O3PGxs+B
何と無く思い付いた会話

爽「ねぇ、翔太君」
風「何?」
爽「子供何人欲しい?」
風「え?急にどうしたの?」
爽「(もじもじ////)・・・あのね・・・翔太君が欲しいだけ産んであげたいな・・・って、思って」
風「/////・・・・え、えっとぉ・・・(!)あ、そうだな、野球が出来るぐらい」
爽「え・・・?・・・・・9人!?」
風「あ、冗談だよ(汗)多い方が賑やかでいいけど、だから、その、2・3人とか4人とかでも」
爽「わ、分かったよ!私、子育て頑張るよ!」
風「え、あの」
爽「あぁ!!名前考えるの大変かな(オロオロ)」
風「そ、そうだね・・・」

以上w
307名無しさん@ピンキー:2013/10/15(火) 22:34:30.12 ID:JZniilyX
風爽はかわいいなー
308名無しさん@ピンキー:2013/10/16(水) 11:53:12.29 ID:6nNQP8Os
実際には18人いないと試合出来ないよねw
309名無しさん@ピンキー:2013/10/20(日) 16:57:43.53 ID:Ta+8suAC
補欠も要るかなw
310名無しさん@ピンキー:2013/12/06(金) 21:45:54.14 ID:fA+4A4tg
age
311名無しさん@ピンキー:2014/01/11(土) 01:10:28.19 ID:Pd4R2kSR
312名無しさん@ピンキー:2014/02/16(日) 21:56:37.71 ID:Ju5bNg3h
313名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 11:29:40.55 ID:7GSSLEW3
314名無しさん@ピンキー:2014/03/22(土) 13:30:55.76 ID:yp6c2KUM
age
315名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 20:17:57.30 ID:lbapwR/i
316名無しさん@ピンキー