【戦闘】軍人や傭兵でエロ 3【休暇】

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1名無しさん@ピンキー
ファンタジー世界や現代過去を問わず、
軍人や傭兵を主人公としたエロSSのスレです。

「アタシのケツばっか見てないでちゃんと見張ってろよ」
なんて姉御から、
「上官殿! 弾が出ません!」
「セーフティーを外せ! 訓練でなにをならってきたんだ!」
なんてどじっこまで。

空で。海で。陸で。森で。街で。城で。
会議室で。オフィスで。ジムで。シャワールームで。
ありとあらゆる『戦場』で行われるエロSSのスレです。

強姦陵辱輪姦純愛なんでもありですが、
投下前には一応注意書きを書いておきましょう。
説明は以上だファッキンニューガイ。
では突撃!

★前スレ★
【軍服】軍人や傭兵でエロ【階級】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205085927/l50

※前スレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1247844256/
2名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 10:07:48 ID:6B/S9ORa
いちおつ
3名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 13:19:26 ID:x26dWdZy
>>1曹長殿、お疲れ様です!
4名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 22:45:53 ID:CH0X2wMW
「フフフ…ほらほら早く>>1乙した方が良いわよ?」
とある牢獄にてグラマーな服装をした女が、鎖で両手を縛られている14、15才くらいの女の子のような少年兵に対し
淫靡な笑みを浮かべている。
「い、イヤだ!ボクは……絶対に>>1乙なんかしないからネ!」
「フフ…可愛い顔して勇ましいのね。それじゃあ坊やが>>1乙したくなるようにしてあげる」
女はペロッと舌なめずりをすると少年兵の股間をさすり始めた。
「はうう!?一体何を……んむぅ!」
女は少年兵の唇を奪い舌を差し込む。れちゃれちゃと女は執拗に舌を絡ませ、少年兵の口内を凌辱していく。
「ぷはぁ!」
女の唇が離れると同時に少年兵は大きく息を吐く。そんな少年兵の姿を艶かしい表情を浮かべながら女は自分の割れ目を片手でいじり始めた。
「夜はまだまだ長いわよ…坊や、恨むならさっき>>1乙をしなかった自分を恨むのね」
女は怯えた目付きで自分を見詰める少年兵にゾクゾクしながらも、今から始まる宴に大きく期待を膨らませていた。



つまり何が言いたいのかというと>>1
5名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 07:34:36 ID:aPomvs1W
一乙はいいから、続きを頼む
すごく
6戦車兵:2010/08/18(水) 04:36:45 ID:Aoys6P+x
>>1さん乙です

大尉:ハンスってさ、君達の水浴びを覗いて
オナニーして三回も
射精したんだって

ファニー:最低でーす!
あたしのおっぱいオカズにしないでほしいでーす
エルン:私のお尻に欲情してたなんて…ハンスさんなんか大っ嫌い!顔もみたくありません!


ハンス「はっ!?ゆ、夢が…し、心臓に悪いよ」
7名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 22:26:40 ID:s8xHRi/7
ハンス落ち着けw
8名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 22:45:03 ID:3Qvtv+6r
そういや保管庫はないの?過去作品読みたい
9名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 23:24:02 ID:O1aBcCYb
ほす
10名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 23:29:41 ID:7tKt4+OW
17レスほどお借りします。ダーク、スカトロ分注意です。

あまり軍隊とかに詳しい方ではないんで、厳しい突っ込みはご勘弁。
11西方の雪      1/17:2010/08/20(金) 23:31:38 ID:7tKt4+OW
 
 静かに雪の降る夜だった。
 冷やかな夜空の下、銃口は凍りつき、そして仲間一人一人の心臓もまた凍り付いていった。
「アルマンド、アルマンド!!目を開けろよ、こんな所でくたばるのかよ、おいっ!?」
 幼さの残る少年が、足のない男を抱いて叫ぶ。
 アルマンドというその男は、小隊において少年の兄のような存在だった。作戦がうまくいけば髪を 撫でてくれ、誕生日には必ずプレゼントをくれた。
「エル……ノ……幸せに、なれよぉ……」
 男は少年の手の中、つらそうに目を閉じ、項垂れて二度と動かなくなる。
「っ!!!」
 少年――エルノは義兄の死を察し、唇を固く結ぶ。
「……アルマンドも、逝ったか」
 暗闇の陰から女の声がした。エルノはそちらにゆっくりと目線を向ける。
 ショートブロンドの髪を持つ美女がいた。年は20代前半だろう、ロシア系の透けるような白肌に、軍服越しにも解る女性らしい体つきをしている。
 しかし鼻筋の通ったその美貌は擦り傷と泥に塗れ、目は軍人らしく鋭い光を放っていた。
「はい。……たった今」
 女の質問に少年が答える。
 暫しの沈黙があり、彼女――小隊の長であるイリーナは大きく息を吐いた。
 40人と1人の小隊も、これで残るはあと5人だ。

「……見捨てられたのだろうな、私達は」
 少年がイリーナの言葉に驚愕の表情を見せた。
 敵軍との雪原戦が始まり、一週間。本来の作戦通りであれば、とうに援軍が敵の背後から迫り、挟撃で決着がついている筈だった。
 だがいくら待てども援軍はおろか補給すら来ない。無線で要請を出しても歯切れの悪い答えが返ってくるばかり。
 戦況の芳しくない地域で孤軍奮闘するイリーナ隊が見捨てられた、というのは、もはや疑いようのない状況だった。
 退路も弾薬も断たれて戦い続けるイリーナの小隊は、敵軍に包囲されたまま、一人また一人、銃弾や寒さに倒れていく。
「このままじゃ埒があかねぇ。一か八か闇に乗じて突っ切りやしょう、中尉!」
 小隊軍曹であるアントニーがイリーナに告げる。
「しかし、軍曹……いや、危険などとは言っていられないか。ここにいても死ぬ事は変わらない」
 イリーナの答えに、アントニーが頷いた。
 イリーナとアントニーの付き合いは長い。イリーナが分隊の指揮をまるで知らぬ小娘であった頃から、場数を踏んだ下士官であるアントニーが彼女の補佐に回っていたのだ。
 当時は侮られていたイリーナも、今ではアントニーの強い信頼を得ている。
 アントニーに限らない。エルノも、死んでいった仲間達も。小隊の者はみな、イリーナを頼れる姉として、或いは気の強い妹として心から慕っていた。

「っ! 俺が殿を勤めやす、中尉達は先に!」
 闇の中に敵影を見つけ、アントニーがまだ銃身の凍っていない小銃を構えて告げる。他の2人の隊員もイリーナ達の傍に並んだ。
「中尉の身は俺達が身体張って守りますんで、中尉はエルノの奴を守ってやって下さい。
 まだ小さいんだ、せめて恋ぐらいしてから死なせてやりたい!」
 そう言ってイリーナを闇の中へ押しやる。
「お前達……。……済まない…………済まない!!!」
 イリーナは素早く踵を返すと、エルノを抱えるようにして雪の中を駆け出した。
「待ってくれ、3人じゃ無茶だ!アントニー! レスター!! フィリッーツ!!!」
 エルノが必死で兄達を呼ぶ中、彼らは背を向けたまま手を翳す。
 立て続けに掃射の音が鳴り響いたのは、その数秒後の事だった。
12西方の雪      2/17:2010/08/20(金) 23:32:29 ID:7tKt4+OW

 夜を徹して雪山を駆け下り、凍った川を走って、イリーナとエルノは小さな小屋に逃げ込んだ。
 途中何度か銃声を聞いたが、タイミングよく出た霧で敵を撒くことが出来たらしい。
 周囲から見えない場所である事を確認して暖炉に薪をくべ、凍りついた身を暖める。イリーナの手で長椅子に寝かされたエルノは、疲れから高熱を出して寝込んでしまった。
 どのくらい経ったのか、エルノが目を覚ますと、額に濡らした服の端切れが置かれていた。
 毛布のかかった腹部にはイリーナが倒れるように突っ伏している。
 隈のできたその目元からは、彼女が眠りもせずに見張りと看病をしてくれていたのがわかった。
「……うむ、眠ってしまったか」
 エルノがイリーナに毛布を掛け返すと、彼女が目を覚ます。
「お前もようやく目が覚めたらしいな、エルノ。寝続けて腹が減っているだろう。
 野菜とレーションがいくらかある、スープでも作ろう」
 イリーナはそう言って流し台に行き、土のついたジャガイモを洗い始めた。

「……皆は、あの3人はどうなったんでしょうか」
 エルノは俯きがちに言った。
「解らない。しかしあの状況で、生きていると思うべきではないな」
「そんな!上手く逃げ延びてて、今にこの小屋に来るかもしれないじゃないですか」
「来ない」
 イリーナは冷たく言い放つ。
「たった一夜で、どうしてそんな事が!」
「……一夜ではないんだ、エルノ。おまえはもう3日も寝込んだままだったんだよ」
「え?」
「3日だ。それで来ないなら、もう期待はできない。敵も来る気配がないのが、せめてもの救いだ」
 ナイフで人参の皮を剥きながら、イリーナは淡々と語った。
 エルノは絶句し、叫びを上げようと口を開いた。しかしふと、小隊長であるイリーナ自身の悲しみを思い、その叫びを押し殺す。代わりに涙が溢れた。
「おまえは優しいな。エルノ」
 イリーナも野菜を切る手を止め、かすかに肩を震わせる。エルノは長椅子を降り、その背中を撫でた。小隊で寂しがっている者が居た時、誰かがやった事だ。
 するとイリーナは急にエルノの方を振り向き、痛むほど強く抱きしめた。
「…………おまえは、よく死なずにいてくれた。小さいのに、よくぞ、生き残っていてくれた……!!」
13西方の雪      3/17:2010/08/20(金) 23:33:25 ID:7tKt4+OW

 その夜、エルノは15にして初めて女を知った。
 誘ったわけではないし、誘われたわけでもない。しかし死線を抜けた男と女、例えそれが上司部下や義姉弟の間柄にあったとしても、求め合うのは自然なことに思えた。

 エルノは床に敷いた毛布の上に腰掛け、イリーナがその足元に屈みこんで逸物を口に含む。イリーナは頬を赤らめながら、必死に口を窄めていた。
「すまないな……不慣れなんだ。こういう事は」
 イリーナが言う。初体験であるエルノには、それが不慣れなのかどうか判別できない。ただイリーナの口内はぬるりとして暖かく、やけに情感を煽る。
 何より、憧れの人であったイリーナに性器を舐めしゃぶられている、という夢のような事実が、彼の下半身にたちまち血を漲らせた。
「凄いな……子供でもこんなに大きくなるのか」
 イリーナが口から抜き出した逸物を見て呟く。エルノは少し恥ずかしく、また誇らしくもあった。
「こ、今度はぼくの番です。僕が中尉を気持ちよくして差し上げます」
 エルノが体を入れ替え、イリーナの脚の間に頭を差し入れて言う。
 イリーナは少し恥ずかしそうに身悶えた。
「うっ!えぇと、な。風呂に入れていないから、ほんの少し匂うかもしれない。無理にしなくていいぞ」

 イリーナが言う通り、エルノが初めて嗅ぐ女性器は強い香りがした。
 いい香りかといえば明らかに違う。ワインと一緒に供されるチーズのような芳香だ。
 しかし血と硝煙に慣れた鼻には新鮮な生々しさで、それがイリーナの物であると思えば、これほど性欲を煽る匂いは無かった。
「ぼく、この匂い好きですよ」
 ぴちゃぴちゃと音を立てながら、エルノはイリーナの秘部に舌を這わせた。イリーナの秘部は初々しい桜色をしており、薔薇のように肉びらが重なり合っている。
「……うんんっ……」
 ややぬめった襞に舌を這わせるとイリーナの腰が揺れ、割れ目の奥が強く窄まる。
 割れ目の上、金色の茂みの中に小さな突起があり、そこに鼻先が触れると特に強く身悶えるようだ。
「気持ち良いですか、中尉?」
 秘部に舌を這わせながらエルノが問うと、イリーナは少し困惑したような顔でエルノを見下ろした。
「……あ、ああ、とてもいい。子宮の奥が疼いてしまう。それに何だか……凄く、抱きつきたいんだ。
 良いのかな、おまえにこんな気持ちを抱いてしまって」
「いいですよ。ぼくも嬉しい」
 エルノは身体を起こし、イリーナの背を抱えて抱き寄せた。そしてその温かな身体を強く抱きしめる。
「ああ……!」
 イリーナが心地良さそうに声を上げた。心地が良いのはエルノも同じだ。イリーナの体は、その毅然とした態度とは裏腹に、骨がないのではないかと思えるぐらい柔らかかった。
 いつか兄貴分だったアルマンドが言っていた「女の子の体は柔らかい」という噂を、エルノは憧れの女性の身体で確かめる事ができた。
14西方の雪      4/17:2010/08/20(金) 23:34:23 ID:7tKt4+OW
「中尉。ぼく、中尉が好きです」
「そうか。だがエルノ……私はもう、中尉などではないよ」
「……え?」
 アルトの見つめる先で、イリーナはぞっとするほど美しい笑みを湛えていた。
「イリーナだ。イリーナと、そう呼んでくれればいい」
「い、イリーナ、さん……好きです」
 エルノは抱きついたまま、イリーナの身体と自らを擦りあわせる。豊かな乳房が胸板に弾み、経験したことの無い快感が生まれた。首筋に口付けすればイリーナが甘い吐息を零し、自分が快感を与えているのだと実感できる。
 互いに抱きしめながら、エルノとイリーナは何度も秘部を擦りあわせた。割れ目をなぞる様に何度も亀頭が滑り、ある時ずるりと中に入り込んでしまう。
 ああ、と叫んだのは同時だった。エルノはその暖かく潤んだ中に、また新しい快感を見出した。
 それに夢中になって腰を進めると、ある所で急にイリーナの背が仰け反る。
「い、ぎっ……!!!」
 歯を食いしばり、眉を顰めてつらそうな顔をしている。ナイフで刺された時のようだ。
「イリーナさん!?」
 エルノは相手の不可解な反応に狼狽する。自分はこれほどに心地良いのに、受け入れる方は痛いというのか。
 エルノが焦って腰を引こうとすると、イリーナがエルノを腰を掴んで引き留めた。
「い、いいんだエルノ。女は、その、初めて……の時は、どうしても痛いんだよ。大人になる痛みだ。
 ありがとう。おかげで私は今、本物の女になる事ができた」
 イリーナは額に汗を浮かべながら、精一杯の笑顔を作る。
「初めて……ぼくが……」
 エルノはそれが驚きであり、また嬉しくもあった。
「そうだ。さぁ、腰を動かしてみるぞ。心地良いだろう」
 イリーナはエルノの腰にややのしかかる様にしながら、ゆっくりと腰を使いはじめる。
「ああっ、あそこが絞られるみたいで、凄いです!!」
 エルノはうねるような締め付けに声を上げる。イリーナは少年のあどけない顔に満足そうに笑いながら、何度も腰を使った。時折りエルノの小さな上体を抱き寄せ、愛おしそうに口づけを交わす。
「ああ、イリーナさん、イリーナさんっ!!」
「エルノ、エルノっ!!」
 2人は、何度も何度も結合し、やがて窓から朝日が照らしこむまで、覚えたての快楽を堪能した。

 朝、イリーナはとろとろと眠りに落ちたエルノの頬に唇を触れさせ、静かに戸を開いて外へ出た。
 エルノが目を覚ました時、部屋には誰もいない。
「中……あ、と、イリーナさん……?」
 室内を見回すと、夕べのスープ鍋の横に一枚のメモが置かれている。
 イリーナの字だ。そこにはこう記されていた。

『 私の最後の宝 エルノへ。

 この小屋を山伝いに歩けば、我が軍の西方司令部に辿り着く。そこに向かいなさい。
 あの激戦区から生還したとなれば、軍に重用して貰えるはず。エルノ、お前はそこで立派にお国の役に立つんだ。
 私はこれより、自軍敵軍問わず銃を向ける反逆者となる。
 軍に裏切られて死んでいった軍曹達の弔いをしなければならない。
 だがそれは、私の小隊長としての勝手だ。お前はついて来てはいけないよ。
  ……一つ、頼みがある。
 いつか私が殺されず捕らわれたなら、きっと激しい尋問を受けるだろう。
 それによって、もし私が私でなくなった時には、どうか存在全てを忘れて欲しい。
 勝手な願いで済まないが、宜しく頼む。

                     第1歩兵隊 B中隊 第3小隊隊長 イリーナ・アラルースア』
15西方の雪      5/17:2010/08/20(金) 23:35:58 ID:7tKt4+OW
 ※
 
 それから4年の月日が経ち、19歳になったエルノは西方司令部に勤務していた。
 どこかあどけない面影も残っているが、背はすらりと伸びている。
 彼はこの4年を苦悩と共に生きてきた。
 戦火は依然収まることを知らず、それどころか緩やかに広範囲へ飛び火していく。それはまるで両国が領地を侵略しあうゲームをしているようだった。
 戦争が長引くにつれ、軍のモラルは崩壊していった。当たり前のように敵軍の衛生キャンプを破壊し、無抵抗な村人を蹂躙し、そして味方さえも偵察隊と称して使い捨てにする。
 思えばイリーナの隊を見殺しにしたあの頃から、その兆候が見えてはいた。
 イリーナはいち早くそれに気付いていたのだろう。
(こんな軍の為に尽くすべきなのか?)
 エルノは一日の終わりに必ずそう自問する。

 司令部にいると時おりイリーナの噂が入ってきた。
 彼女は両軍の脱走兵や民間の自衛団員を率い、正規軍による衛生キャンプの破壊や無関係な民間人への暴行を阻止して回っているらしい。
 現地の者からは涙ながらに感謝されているようだが、軍上層部はイリーナをゲリラの首謀者と定め、その捕獲を各軍に命じていた。
 奇妙なのは、ゲリラ扱いにも関わらず『標的の命は奪わず、拘束せよ』との命が発せられていることだ。
 エルノは何度、イリーナの元へ助太刀に行きたいと思ったか解らない。だがその度にイリーナの書置きを思い出し、その思いを呑み込んだ。
 ゲリラとなって復讐に身をやつすのは自分だけでいい。将来のあるエルノは軍で終戦まで生き抜け。
 それがイリーナの最後の命令であり、死んでいった仲間達も同じ事を言うはずだった。
 エルノは彼女や仲間達の為に、ただ死なないように日々を過ごす。苦しい日々だったが、エルノはその毎日がどうか終戦まで続いて欲しいと願っていた。
 そんな願いを打ち砕くかのように、ついにある日、エルノは噂を耳にする。

「おい聞いたかよ。あの“イリーナ様”、南の方でとうとうとっ捕まったんだってさ」
「おっ、マジかよ。いやァしかし長かったなあ」
「ああ。大体このご時勢に、軍を抜けた中尉ぐらいで騒ぎすぎだよな。
 何でも将官クラスの人間が何人も作戦に関わってたらしいぜ」
「そりゃあれ、名門アラルースアの生まれだし、しかも知ってっか?実物はすんげぇ美人なんだぜ」
「へぇ。じゃあ少将中将のジジイ共は、殺すのが惜しいから穴奴隷にでもしようってのかよ」
「殺すなっつってる所見ると、そうだろうな。しっかしかなり軍の邪魔してたからなあ、えらく辱められると思うぜぇ?」
「ひひっ、たまんねぇなあ!」

 同僚たちが笑い転げる中、エルノは持っていたスープ皿を取り落とした。
16西方の雪      6/17:2010/08/20(金) 23:36:55 ID:7tKt4+OW

 反逆者・陸軍中尉イリーナの尋問は、西方司令部の地下尋問室で行われる事となった。
 西方司令部は収容所と繋がるようにして建っており、他国の要人など特別な人間の尋問は司令部の地下で行われる。
 壁に浮かぶ赤黒い染み、天井から下がる無数の鎖。尋問室とは名ばかりの拷問部屋だ。
 今その特別な部屋には、尋問官を除けば大佐以上の身分を持つ人間しか入室を許されていない。しかし1人だけいやに歳若い男がいた。エルノだ。
 エルノは元イリーナ隊である事を口実に尋問に立ち会おうとした。しかしそれを嘆願するまでもなく、逆に将官の方から是非にと声がかかったのだ。

 エルノは暗がりに起立し、目深に帽子を被り直す。
(イリーナさん……)
 4年ぶりに見るイリーナは、気の強そうな青い瞳はそのままに、長いブロンドの髪が美しく背に垂れかかっていた。彼女が真っ直ぐで勇敢な女兵士である事がその顔だけで窺い知れる。
 昔よりさらに凛々しく強かになったようにエルノは感じた。
 イリーナは軍服姿で後ろ手に縛られ、猿轡を噛まされて椅子に腰掛けている。
 普通、尋問は囚人服や拘束服でなされるものだが、それをあえて正装である軍服でする。
 軍に背いた者の尋問としてはかなりの皮肉といえた。

 イリーナの前に、肩幅の広い壮年の陸軍中将が歩み寄る。
 尋問官がイリーナの猿轡に手をかけた。
「いいか。もし舌を噛み切ったりしたら、一緒に捕らえた仲間を公然でバラすぜ」
 尋問官の囁きに、イリーナは小さく頷く。
 尋問官は用心深く猿轡を外した。猿轡の瘤と桜色の口内が唾液で結ばれている。
「……君が生きていると知った時には驚いたよ、イリーナ・アラルースア中尉。
 あの雪原での連戦で、よもや生存者がいようとは」
 中将は髭を撫でながら告げた。
 イリーナがその顔を激しく睨み上げる。
「あれは、そちらの援軍とで挟み撃ちにする計画だったはず。なぜ我らの要請に応えて下さらなかったのです」
 イリーナの瞳は怒りの炎を滾らせていた。身の凍るような迫力だが、美しさもまた増している。
 中将はそのイリーナを眩しそうに見下ろした。
「ああ、あの時は別件がゴタついてな、君達の方へ戦力を割く余裕が……」
「ふざけるなっ!!」
 イリーナの顔はいよいよ怒りに歪む。
「私がこの4年、あの時の戦いについて調べなかったとでもお思いか!
 あなた方は私達の数個小隊を敵大隊の囮にし、手薄になった北東に過剰な戦力を集めていた。
 始めから私達を捨て駒にするつもりだったのだろう!!」
 イリーナは中将へ襲い掛からんばかりに身を乗り出した。尋問官がそれを羽交い絞めにする。
17西方の雪      7/17:2010/08/20(金) 23:38:59 ID:7tKt4+OW

「なるほどな」
 中将が1人頷く。
「デコイに使われた恨みで、我が軍の邪魔をしていたわけか」
「私だけではない、死んでいった仲間達の無念もだ。あなたには理解できない事かもしれんがな」
 イリーナが中将を睨み上げながら答えた。
「貴様!先程から中将殿になんたる口の利き方だ!!」
 将校達が銃を構えるが、イリーナは中将を睨んだまま微動だにしない。
 それを嬉しそうに見下ろし、中将が手を翳した。
「なに、構わん。このぐらい気の強い女軍人がおってもよかろう。
 ……さて、ところでイリーナ。君がなぜ戦場で射殺されず、こうして尋問を受けるかわかるかね」
 その言葉に、初めてイリーナの目の鋭さが翳る。
「ふん。仲間の居所か、アジトの場所でも聞き出すつもりだろう?」
「そんな事はどうでもいい」
「なっ……!?」
 中将に言葉を流され、イリーナが狼狽を示した。
「それは君よりも、他の構成員共に吐かせた方が楽だ。君を捕らえたのは、謝罪と誓約をさせるためだよ」
 中将は美しく整ったイリーナの顎を持ち上げる。
「謝罪と、誓約……?」
「いかにも。軍を裏切ってすみません、これからは軍のために私の身を捧げます、とな。
 無論、身を捧げるとは文字通りの意味でだ」
 中将、そして四隅に座る将校達がイリーナにぎらついた目を向ける。女を食い物にする雄の目だ。
 誇り高いイリーナは恥辱に頬を染めた。
「どこまで腐りきっている……!謝れだと、謝るのはそちらの方だ、死んだ部下を返せッ!!」
 イリーナが憤怒の形相で叫ぶが、彼女に臆するものはいない。
「我々とて、貴様のような女が簡単に転ぶとは思っていない。だからこその尋問だ。なぁ」
 将校達が尋問官の肩を叩く。
「そういうこと。ま、こっちもプロだからね。観念しなよ」
 尋問官はイリーナの肢体を眺め回し、待ち遠しそうに笑った。

(なんだよこれ、無茶苦茶だ……!こんなのが軍の幹部だっていうのかよッ!!)
 エルノは怒りで腰に当てた手を握りしめる。隣に座る少将が横目にそれを見つめていた。
18西方の雪      8/17:2010/08/20(金) 23:39:52 ID:7tKt4+OW

「さて、と。じゃあ皆さん、とりあえず彼女をうつ伏せにして下さい。尻は高く掲げる形で」
 尋問官が命じると、将校たちはイリーナの身体を床に寝かせる。
 見事な臀部とスカートから覗く脚線が露わになった。
「おお……よく鍛えられて、これは……!」
 男達は誰からともなくその下半身へ触れ始める。イリーナが眉を顰めた。
「それは何をしておるのかね?」
 中将が尋問官の手元を見ながら訊ねる。尋問官はブリキのバケツに水を汲み、その中に透明な薬液を溶かし込んだ。
 そして風船のようなゴム球が3つ付いたチューブを取り出す。
「浣腸の準備ですよ。気の強い女を服従させるには、何といってもコレが一番なんです」
 浣腸。その言葉に将校たちが目をぎらつかせ、イリーナが表情を強張らせる。
「い、いやっ!!」
 イリーナが叫ぶと尋問官がその顔を覗きこむ。
「尻から水入れられて糞をぶちまけるのは嫌かい?だったら、
 『逆らってごめんなさい、こんな私でよければ、身体を好きにお使い下さって結構です』
 と皆さんにお願いするんだ」
 尋問官の言葉に、イリーナは顔を背けて拒否の意を示す。
「ノーか。まぁ、そうこなくっちゃな」

 尋問官は嬉しそうにイリーナの背後に回った。そして彼女のスカートを捲り上げると、その下のショーツもずり下げる。
 イリーナの白い臀部が露わになった。中心には、皺の放射状に並んだ肌色の窄まりが隠れている。尋問官はそれを両の親指で押し開いた。
「色素も薄くて綺麗な形をしている、とても排泄の穴とは思えないな」
「い、ひぃっ!!」
 尋問官が指に油をつけてゆっくりと菊の輪を擦ると、イリーナは声を上げて背を仰け反らせる。
「うん、可愛い声だ。真面目で実直なイリーナ中尉は、本来なら一生こんな所を触られる事のない人生を送ったんだろうにな」
 尋問官はイリーナの反応を楽しみながらたっぷりと油を塗りこめ、チューブを手に取る。
 そしてチューブに付いた3つのゴム球のうち、最も大きなものをイリーナの尻穴に押し当てた。
「ぐっ……!?」
 イリーナは尻の穴に何か触れる感覚を必死に堪える。
 ラグビーボールの形をしたその風船は、尋問官の押し付けと油の潤滑でぬるりと奥へ入りこむ。
19西方の雪      9/17:2010/08/20(金) 23:41:11 ID:7tKt4+OW
 
 風船が根元のストッパー部分だけを残して全て埋まると、尋問官は別のゴム球を強く握りこんだ。
 その瞬間、イリーナの体が強張る。
「っ!?何だ、肛門の中で、膨らんで……!?」
「新鮮なもんだろ、お尻の中を拡げられるのは。今、腸の中でゴム風船が膨らんでるんだぜ。
 これが膨らんじまったが最後、もうどんなに息んでも追い出すことはできねぇんだ」
 尋問官の言葉に、イリーナが歯を食いしばりながら腹部に力を込める。しかし一瞬の後、すぐに息を吐き出した。
「ほら、もう無理だ」
 尋問官はさらに一度ゴム球を握りこみ、膨らませてから手を離した。
「面白い道具だな。まだ一つ風船のような球があるが、それを押すとどうなるんだ」
 中将が聞くと、尋問官は笑みを浮かべながらチューブの先を水の入ったブリキバケツに浸す。
「まあ、やってみれば解りますよ」
 尋問官が言いながらゴム球を押し込むと、バケツの水の中で気泡の生まれる音がした。
 と同時にイリーナが声を上げる。
「く、つ、冷たいっ……!!貴様、私の腸に何を入れている!?」
「と、言うわけです。このゴム球を一度握れば、バケツの中の水が彼女の腸内に流れ込む」
 尋問官はそう言ってさらに何度もゴム球を握りこみ、イリーナが息を呑んだ。

「コレのいい所は、じっくりと時間を掛けて少しずつ、好きなだけ浣腸できる事です。
 あまりやりすぎると腹が破裂してしまいますが、その限界まで、様子を見ながら一押しずつ。
 浣腸しながらも流れ込む管以外は塞がれているので、絶対に漏らせません。
 時間を掛けて屈服させるにはもってこいなんです。
 ちなみに、バケツの中には便意を呼び起こすグリセリンが溶かしてあります」
 尋問官がそう言う間にも、何度も水を送り込まれたイリーナはその未知の感覚に震えていた。
 歯の根が合わない、という様子だ。
「さぁ、まだまだ入っていくぞ中尉殿。どこまで我慢ができるかな」
 尋問官はさらにゴム球を握りこみながら、他の将校達を振り仰いだ。
「どうです、皆さんもこの女の腹に水を流し込みませんか。ホンの一握りするだけですよ」
「楽しそうだな。どれ」
 陸軍大佐がそのゴム球を受け取り、強く握りこむ。イリーナの腸に勢いよく水が噴き出した。
「うぐ……っ!」
「ほう、鳴きおるわ。これは愉快だ」
「俺にもやらせてくれ」
 代わる代わるゴム球が手渡されていく中、腸に水を湛えたイリーナは、ただ歯を食い縛って耐え忍ぶしかなかった。
20西方の雪      10/17:2010/08/20(金) 23:42:06 ID:7tKt4+OW

「うく、く、苦し、い……!」
 10度ほどゴム球が握り回されたところで、イリーナが小さく呻く。
 尋問官がうつ伏せになった彼女の前を肌蹴た。白い下腹部が膨らんでいるのがわかる。その中からはぎゅるぎゅると低い唸りが響いていた。
「だんだん腹が膨れてきたな。中で大量の水が渦巻いてるのが解るだろう」
「あ……は、あっ……!!」
 尋問官が腹を撫でると、イリーナが苦しそうに顔を歪める。
「どうだ、出したいか?出したければ許しを請え。惨めったらしくな」
 将官達がゴム球を握りこみながら笑う。イリーナは床につけた頬を捻って彼らを睨みあげた。
「誰が、許しなど!謝るのはそちらの方だ……!!」
「なるほど、気が強い。だが抵抗するとますます苦しみが長引くぞ」
 将官達がさらに液を流し込み、イリーナは歯を食いしばって呻きをあげる。
 それが幾度も繰り返され、やがてどれだけゴム球を握りこんでもチューブに液が逆流するようになってしまった。
 容量一杯と見た尋問官は、チューブの根元をコックで止めて流出を阻む。

「うぐぐぐ、ぐふうんぐうう……!!」
 髪を掴んで引き起こされたイリーナの腹は、妊娠何ヶ月目かのように歪に膨らんでいた。
「2リットルは入っただろうな、腹がちゃぷちゃぷいってるぜ。どうだ?苦しいだろう」
 そう問われ、イリーナは荒い息のまま薄目を開ける。
 眉は垂れ下がり、下唇は噛み締められ、普段の顔からは考えられない弱気な表情だ。
「ほう、いーい表情だ。勝気な女性の見せるこの顔は堪りませんな」
「どれだけ戦場で雄雄しくいようとも、糞がしたくてたまらないだけでこの顔になる。脆弱なものだ」
 将校たちは口々にイリーナの顔をなじった。
「く、うう……ふ、ふん、鏡を見ろ。貴様らの好色面の方が、よほど見るに耐えんぞ」
 イリーナが気丈に切り返しても、軍服の前を肌蹴たまま尻に栓をされる状況は変わらない。
「何とでも言え、女」
 将校たちはイリーナの軍服の胸元に手をかけ、力任せに引き千切る。
 イリーナの前身が完全に露わになった。手のひらでは到底掴みきれないほどの見事な乳房が零れだす。
「見事なものだ。合同訓練の際に何度か目にしたが、軍服を着ていてもこの大きさが分かったよ」
 陸軍大佐が興奮気味にその乳房を鷲掴みにする。
 イリーナが小さく声を上げると共に、その腹部が激しく鳴り始めた。
「ふぐううう、う!!」
「ほう、胸が感じるらしいな。20代も後半に差し掛かろうという歳で戦争に身を捧げる女は、性欲が溜まっているのか?」
 男達が乳房を揉みしだきながら詰った。
「本当に良い表情になってきたな。どれ、乳を揉みながら、じっくり観察するか」
 中将が苦悶に満ちたイリーナの顔を眺めて言う。
21西方の雪      11/17:2010/08/20(金) 23:42:59 ID:7tKt4+OW

 そこからイリーナは、排泄を必死に堪えながら男達に顔を覗きこまれ続けた。
 羞恥に顔を伏せても、顎を掴んで無理やり前を向かされる。
 イリーナは全身に凄まじい脂汗を掻き、後ろ手に縛られたまま腰をくゆらせた。
その乳房を女の扱いに慣れた将校達が嬲る。ある者は膨らんだ腹部を残酷に揉みしだいた。
 その刺激でイリーナは、真っ赤にした顔を崩さざるをえない。
「はぁ、ああああ、あぐっ、うう、ああぐう、はぁ、はああ……っ!!」
 イリーナの口が大きく開き、その口の端から涎が垂れる。それは陸にいながらにして溺れているような有り様だ。
「苦しいか?服従するならすぐに楽になれるぞ」
「はぁ、はぁ……だ、誰が……!このぐらい、何時間でも耐えてみせる……!」
「そうか、ならば何時間でも耐えてもらおう」
 イリーナの負けを認めない姿勢は、ますます男達の嗜虐心を煽り立てた。
「や、やめ、ろぉ……!!」
 膨れた腹を掴まれ乳首を摘まれると、イリーナの眉が垂れ下がる。

 地下には腹の鳴る低い音が響き続けた。女の生々しい呻きもそれに重なった。
 イリーナの汗まみれの顔から血の気が失せ、目も虚ろになった辺りで尋問官が立ち上がる。
「限界のようです。これ以上はこの後の調教に差し障ります」
 尋問官がイリーナの尻の下にブリキのバケツを置き、チューブについたボタンを押す。
 しゅうっと空気の抜ける音と共に肛門のゴム球が萎んでいく。その直後だ。
「あああああ゛っ!!見るな、見るなあああぁぁぁあっっ!!!!」
 イリーナの叫び声が終わらぬ内に、柔らかくおぞましい音を立ててバケツに黄色いものがぶち撒けられる。
「おうおう、細い体でまた大量に出るもんだ。収容所じゃ勝手な用足しが禁止されてるらしいからな。
 数日分のクソってわけだ!」
「あれだけ水を流し込まれて我慢したのを解放してるんだ、気持ち良いだろう。
 どうだ?この人数の前でクソをひりだすのはどんな気分だ、中尉!」
 男達のなじりを受けながら、イリーナの排泄は続く。後ろ手を縛られた蹲踞の格好で、1人に顎を持ち上げられ、その時の顔を見られながらだ。
「いやぁ、ああああああ゛!!……とまらない、どばらないい゛……!!!!」
 イリーナは細く涙を流し、口を開けながら腸に溜まった水を勢いよく放つ。
 妊婦のように膨らんでいた腹がへこんでいき、引き締まった腹部が表れてくる。側筋の浮いた腹は豊かな胸によく似合った。
 長い長い排泄だった。何度もバケツの淵に飛沫を上げながら、窄まりを一杯に開いて噴き出していく。
 ようやく全てを出し切った時、イリーナは床にへたり込んでいた。
「う、ぐぐ、く……ゥッ……!!」
 その汗まみれの顔は射殺すように将校達を睨み据える。
 将校たちは勝ち誇ったように見下ろしていた。
「無様な姿だったな、イリーナ中尉。美しい君が大量のクソをひり出す光景は、生涯私の脳裏に刻まれたままだろう」
 中将が満面の笑みを浮かべて告げると、イリーナは弱りきったような顔のまま、力なく項垂れる。

 ぎりりっ。
 かすかに歯軋りの音がした。音を立てたのはエルノだ。彼の指は静かに胸のポケットに触れ、その内側にある拳銃を指でなぞった。
 (まだだ……まだ、だ)
 エルノは息を整えながら拳銃から指を離す。
 怒りに震える彼の前では、尋問官に担ぎ上げられたイリーナがまた新たな責め苦を受けようとしていた。
22西方の雪      12/17:2010/08/20(金) 23:44:13 ID:7tKt4+OW
 ※

 イリーナは分娩台に酷似した開脚台に手首・足首を繋がれた。
 格好は前を大きく肌蹴られた軍服の上衣と、恥毛の上にたくし上げられたスカート、そして腿までのガーターストッキングだ。
 秘部は大きく開脚したまま男達の好奇の視線に晒されている。
 そのような屈辱的な状態に置かれながらも、イリーナの目はなお軍人らしい凛とした光を放っていた。
「いい絵だな。毅然とした顔に浅ましい格好……最高だ」
 尋問官が楽しそうに言いながら、イリーナの秘部にライトを向ける。開かれた割れ目が奥のほうまではっきりと見えるようになった。
 さらには彼女の全身を捉える形でビデオカメラまでがセットされる。
「ほう、撮影するのかね」
 中将が問うと、尋問官はよくぞ聞いたとばかりに微笑む。
「ええ。これからする責めは、女をそれはそれは恥ずかしい姿にしますから。映像に残す価値はありますよ、と」
 カメラとライトを微調整した後、尋問官は嬉しそうに警棒のようなものを手にする。
「さて中将殿。これから自分が何をされるのか、理解しているか?」
 棒をイリーナに見せ付けながら尋問官が問うた。
 怒りに目を剥いたイリーナが鼻で笑う。
「電気責めだろう。たとえ焼き殺されようとも、断じて貴様らの言いなりにはなら……」
 そう言いかけたイリーナの脇腹へ、尋問官がおもむろに電気棒を押し付ける。
「ぎゃあうっ!?」
 イリーナの肩が跳ね、目が白黒と彷徨った。
「そうだ、電気責めだ。電気責めは素晴らしいぞ。電流を抑えて適度に電圧をかければ、
 外傷を一切与えることなく苦痛だけを感じさせる事が出来るんだ。
 感電死なんて楽はさせないぜ。死どころか気絶すらできない、しかし痛くてたまらない電圧を使う。
 じっくりと、とろ火で炙るように調理してやる」
 軽く息を乱したイリーナを眺めながら、拷問官は告げる。

 尋問官はまず、慣らしと言ってイリーナの膣と肛門に弱電圧を流した電気棒を挿入し、30分ほどかけてゆっくりとピストン運動を施した。
 時に陰唇やクリトリス、尿道孔など周辺にも刺激を与えながら、イリーナの性器を電気に慣らしていく。
「ああああ……あ、ふああぁああうう……!!」
 気持ちいいのだろう。イリーナは亜麻色の髪を台に擦りつけ、白い顎を晒しながら細かに震わせている。
「中将殿はよっぽど男日照りだったのか?えらく感じまくってるな」
 周りから野次が飛ぶとすぐに顔を引き締める。
 だが尋問官が秘部から引き抜いた電気棒には相当な粘度の愛液が纏わりついており、それを鼻先に晒されると口を噤むしかなくなってしまう。
「はぁっ、ん、ふんんんん……!っは、ゥん……うんん、あぁ」
 イリーナの艶かしい喘ぎがビデオに収められる。
 乳輪は収縮して盛り上がり、乳首は尖って上を向き始める。クリトリスも色づき始め、イリーナから女の匂いが漂い始めた辺りで尋問官は手を止めた。
「さて。いよいよ本番だ」
23西方の雪      13/17:2010/08/20(金) 23:44:50 ID:7tKt4+OW

「あああああーーーッ!!あッアっ、はあッ!!く、ひいいああああああ゛あ゛!!!!!」
 ビデオカメラは女の狂乱する顔を捉えていた。
 それは映写機を通じて尋問室のスクリーンに大きく映し出される。
 女は目鼻立ちの整った涼しげな美人であろうと窺えた。
 しかしその美貌は、目を見開いた次の瞬間には涙混じりに細められ、鼻水に塗れてグズグズになっている。
 天を仰いだ口からは、だらだらと絶え間なく涎を流しつづけている。
「ははは、凄い顔だぞ!糞を我慢している時も傑作だったが、ここまで崩れるとはな!」
 スクリーンの映像を見て、将校たちが口々に笑いあった。
 イリーナの両耳と乳首、クリトリスは鰐口のクリップで挟み込まれ、膣と肛門には深々と電極棒が埋め込まれている。さらに脇腹や内腿にも無数の電極が取り付けられている。
 そんな状態で電流を流されるのだから堪ったものではない。
 コードにまみれたそのえげつなさは、紛れもなく拷問のそれだった。

 一旦電流が止められ、海老反りになっていたイリーナの体がどすんと台に落ちる。
「あッ、あ……あッあッ、んうッあァ……はぁッ、はぁあッ……!!!」
 イリーナは小刻みに喘いだ後、肩を震わせて大きく息を求めた。
「何だ、まだ10分ほどしか経っておらんぞ。これが我が国の陸軍中尉を務めていた女かね。
 いささか鍛錬が足りんのではないか」
「お恥ずかしい限りです。しかしこれで照明されたでしょう、この女は戦地に置いても駄目です。
 潜水艦にでも放り込んで、兵士の慰安に充てるのが関の山かと」
 将校たちの蔑みの発言に、イリーナが怒りを露わにする。
 しかしまた電流が流されたことで、その身体は大きく仰け反りながら痙攣を始めた。
「貴様っ……あッ、ううああああああ゛!!!!あああああう、あッ、うくぅはあああ゛あ゛っあぐ!!!」
 スクリーンに白目を剥いて大口を開ける表情が映し出される。
 絶叫が、彼女の身体を駈け巡る電流の激しさを表していた。
 電流はイリーナの白い腹部や内腿の随所を震え上がらせ、ほっそりと伸びた手足の先に至るまで小刻みな痙攣を及ぼしている。
24西方の雪      14/17:2010/08/20(金) 23:45:52 ID:7tKt4+OW

 エルノはその光景を悪夢のように感じていた。
 気高く美しく、自分の軍人としての理想であったイリーナが、踏みにじられていく。
「どうだね、エルノ」
 隣に立つ少将がエルノの肩に手を置いた。
「かつての上司なのだろう、あの女は?一時でも“あれ”の下で動かされていた気分はどうだね。
 男としてやり切れなかろう。見たまえ、まるで家畜だ」
 少将はスクリーンを指す。そこにはイリーナの腹部が映し出されていた。
 ライトに照らされた白い腹は汗で油を塗ったように光っている。
 豊かな乳房と引き締まった腹が濡れ光る様は異様にエロチックだったが、エルノは心臓を突き刺されるようだった。

 カメラがさらに下を映すと、将校達から歓声が上がる。
 映ったのは大きく開かれたイリーナの秘部だ。
 2穴に電極棒を呑み込んだそこからは、夥しい量の液が漏れて開脚台の座部を滴り落ちていた。
「おや、失禁しているのかね」
「いえいえ、それだけじゃありませんよ」
 尋問官が膣に入った電極棒を静かにゆっくりと抜き取り、中を開いてみせる。
 開かれた秘裂はずぶずぶに濡れそぼち、奥から新たな愛液が溢れて床に滴り落ちていく。
「おおお、いやらしく濡れておるわ!あの電流で感じてしまうとは、どうしようもない淫売だな!!」
「うむ、しかし凄い匂いがするものだ、男を誘う女の香だな」
 将校たちになじられ、イリーナはいよいよ顔を赤く染め上げて顔を背けた。
 尋問官が笑いながら補足する。
「感じている訳ではないんです。全身を巡る電流で脳の神経がやられて、
 小便や唾液、愛液といった体液が垂れ流しになってしまうんですよ。
 さっき浣腸をしたのも、下痢便を漏らされちゃあ敵わないからです。
 でも感じてないとはいえ、体液垂れ流しのこの姿、精神的にかなりきつい筈ですよ」
 尋問官はそう言って、イリーナのあられもない姿をスクリーンに映し続ける。
「どうだ、恥ずかしかろう。謝罪するか?軍の性欲処理道具になると誓うか?」
 中将が顔を覗きこみながらイリーナに問うた。
「こ……断る……っ!!」
 イリーナは汗まみれの顔のまま首を振る。中将が尋問官に合図をした。
「ぎいゃああああああッあ、あうっぐああぃあああっはあぁぁあああああッ!!!!」
 イリーナの身体が反り返り、汗を飛び散らせる。豊かな乳房が上下する。
 その美しい体を眺めながら、尋問官は笑った。
「長期戦でいきましょう。この失神できない電流拷問は、しばらく繰り返すと精魂尽き果てる。
 体力がなくなってからあの拷問に耐えるのは、大変ですから」
 その言葉に将校達も待ち遠しそうな笑みを浮かべる。
「だそうだ。楽しみだな、エルノ」
 少将がエルノの隣で言った。
 エルノは痙攣を続けるイリーナを見ながら、小さく喉を鳴らした。
25西方の雪      15/17:2010/08/20(金) 23:46:49 ID:7tKt4+OW

 電流責めはどのくらい続いただろうか。窓のない地下室では、時間の感覚は全く分からない。
 責めを受けるイリーナには永遠にも近い時間に感じられただろう。
 ようやく開脚台から下ろされた彼女は、その瞬間にがくりと気を失った。
 伸びやかな肢体は湯上りのように火照り、汗に塗れている。秘部は開ききり、尻肉に到るまで愛液で濡れ光る。
 将校達の目がイリーナのの恥じらいの部分に集まっていると気づき、尋問官が秘部に触れた。
「如何です、どなたかここを試してみませんか。気絶しているので膣も肛門も締まりがありませんが、
 電気ショックの影響で中が痙攣しています。具合のよさは保証しますよ」
 尋問官の言葉に将校達は顔を見合わせて囁きあう。
 そんな中、中将が歩み出た。

「ならば遠慮なく使わせて貰おう。そろそろ辛抱も限界だったところだ」
 中将はそう言ってチャックを下ろし、隆起した逸物を取り出す。かなりの大きさだ。
 亀頭はイリーナの後ろの窄まりに押し当てられた。中将が腰を進めると、亀頭はずぐりとさしたる抵抗もなく沈み込む。
「ほう、確かに締まりが緩くなっておる。易々と入っていくわ」
 逸物が根元までイリーナの直腸に入り込むと、中将はゆっくりと腰を動かし始めた。
「中将殿もお好きですな、いきなりアナルですか」
「若い頃に村娘を輪姦した時、使った事があってな。それ以来癖になっておるのだ。
 あの時は貧相な娘の上、腸奥に何か詰まっておって全て入りきらんかったが、これはいい」
「なるほど。まあ中将殿のご立派な物は、後ろでないと長さが入りきらんのでしょうな」
 将校達が騒ぎ立てる。
 尻穴に抜き差しをされながらも、気絶したイリーナが気がつく気配はない。
 うつ伏せのまま抽迭に合わせて床に身体をこすり付ける。
「ふむ。中々良いが、締まりが足らんな。おい君、目を覚まさせてやってくれ」
 中将が命じると、尋問官がバケツに入った水をイリーナの頭に浴びせかけた。

「げほっ、げほっ……あ、ああう、い痛いっ!?何、おしりが痛い!!」
 気がついた瞬間、括約筋が戻ってイリーナが悲鳴を上げた。
「おお、締まりおる、締まりおる。菊輪が根元にぎちぎちと食いついてきて痛むほどだ」
 中将が歓声を上げながら腰の振りを大きくした。
「く、う!!はぁ、はぁ……し、信じられん、そこが何の穴か解っているのか貴様っ!!」
 イリーナは目を吊り上げて中将に叫ぶが、手足は力なく床を叩くだけだ。
「全身が痺れて身動きが取れないだろう。抵抗も出来ずに糞の穴を犯される気分はどうだ?」
 中将が楽しげにイリーナの腰を掴み、剛直を叩き込む。
「痛いっ!!やめろ、早く、早く抜けぇっ……!!」
 イリーナは目から薄く涙を零しながら力なく訴えかけた。
 それは彼女がこの4年掛けて守ろうとした、強姦される無力な少女の姿そのものだった。
 尻穴を無抵抗に犯される様を、将校達が楽しそうに見下ろしている。
 イリーナはどうしようもなく、口惜しさに歯を噛み締めて泣いていた。
 どうしようもなく、ただ無力に……。
「もう……もう、やめろおおおおおっ!!!!!」
 うら若い男の叫び声が響いたのは、その直後だった。
26西方の雪      16/17:2010/08/20(金) 23:47:58 ID:7tKt4+OW

 エルノが銃を構えていた。セイフティーは外れ、その銃口はイリーナを犯す中将を狙っている。
 場が凍りついた。
「……どういうつもりだ、若造?」
 中将は余裕の笑みでエルノを見やる。
 エルノは震えた。自分でも己のしている事が把握できないでいた。
 元々彼がここに来たのは、イリーナを殺す為だったのだ。
 軍に反逆したイリーナは嬲り殺しにされるに違いない。ならばその前に、自分の手で殺そうと思っていた。
 しかし出来なかった。代わりに何故かこうして、中将に銃を向けている。
「うああああ!!!」 
 もう退けない、せめてこの悪の根幹と相打ちになろう。エルノは覚悟し、銃の引き金に力を込めた。
 しかし次の瞬間、銃を握っていた右手が弾け飛ぶ。
 痺れるような痛みと共に銃が宙を舞い、乾いた音を立てて床に転がる。
「あっ、ぐ……!!」
 エルノは右手を押さえて呻いた。その瞬間、今度は左足首の腱を鋭く切り裂かれる。
「うう!!」
 エルノが左に顔を向けると、少々がサーベルを凪ぐ形で構えていた。
 腱を切ったのは少将で、銃を弾き飛ばしたのはその奥の大佐らしい。
 エルノは立っていられずに地面に膝をつく。

「ご苦労、少将」
 中将が笑みを浮かべた。それに一礼を返し、少将が膝をついたエルノに語りかける。
「お前がこうする事は解っていたよ、元第3小隊のエルノ」
 その言葉にイリーナが目を見開いた。
「エル……ノ……?」
 イリーナは遠くで顔を顰める青年を見つめる。懐かしい髪の色、顔の造り。
 随分と精悍になってはいるが、紛れもなくあの時の少年だ。
「…………エルノ、エルノッ!!!」
 イリーナは叫びながら青年に手を伸ばした。しかし中将に組み敷かれ、その手は届かない。
「イリーナさ……!!」
 エルノも将校達に床に押さえつけられ、呼びかける言葉を途切れさせる。

「安心しなさいエルノ。お前を殺しはしない。お前は、その特等席で見ているといい。
 己のかつて従った隊長がどうなっていくのか。軍に従えなかった者の末路はどうなのか。
 すべて見届けるんだ」
 少将がそう告げると共に、イリーナの呻き声が響き始めた。
 中将が尻穴への突き込みを再開したのだ。
「あっ、あぅ、あぁッ!!エ、エルノお願いだ、私を見ないでくれ。私のこの声を聞かないでくれ!」
 イリーナが金色の髪を振り乱してエルノに懇願する。
 床に押さえ込まれたエルノが目を背けようとすると、その鼻先の床をサーベルが叩いた。
「見たまえ、エルノ。目を瞑ったり背けたりすれば、その不要な瞳を抉り出す」
 サーベルの剣先が目袋をなぞり、エルノは震えながら顔を戻す。
 イリーナが悲しげに目を細めた。
27西方の雪      17/17:2010/08/20(金) 23:50:19 ID:7tKt4+OW
 ※
「ん……ん、んはっ、はあ、あん……んン!!うん、あっ、ああッ……!!」
 尋問室には女の艶かしい呻きが響いていた。
 女――イリーナは這い蹲った格好のまま手首を拘束され、背後から犬のように犯されている。
「すげえや。ガキの頃から田舎で色んな女とヤッたが、こんなに具合のいいのは初めてだぜ!」
 イリーナを後ろから犯す男が言った。階級章を見る限り伍長だ。
「そりゃあ、よく鍛えてるからだろう。それによ、何しろ誇り高い中尉様だぜ?
 そんなご立派な方を犯せるってだけで、愚息がおっ勃っちまうよ」
 上等兵らしき男が射精を終えた逸物を弄くりながら言う。
「全くだな。しっかし、いきなり尋問室へ来いなんて少将に呼ばれた時は驚いたが、
 こんないい思いできるなんてな。レーションは不味いが、この軍で働いてて良かったぜ」
「にしても、すげえ精液の量だな。いつから輪姦されてるんだ、この中尉サマは」
「さあな。まあ、今日が初めてってわけじゃあるまいよ……おお、締まってきた」
 伍長が腰の角度を変えると、イリーナの喘ぎ声が一段階上がる。
「ふあああああ!!!」
 伍長は構えた自分の腰にイリーナの腰を擦りつけるようにして浅くじっとりと結合していた。
 イリーナの内腿が強張り、足の指が快感に開いて踏みしめられる。
「しかしお前、うめえな。中尉殿も相当感じてるんじゃねえか」
 男たちが伍長の腰遣いを褒める。伍長は誇らしげに腰を突き出した。
「伊達に田舎生まれじゃねぇよ。娯楽といや女を抱くばっかりだったからな。
 今はほれ、Gスポットをゴリゴリと愛してやってるんだ。声がすげえだろ?
 子宮は下がってきてるし、愛液は逸物を包んでくるしでもう感じまくりだな」
 伍長のその言葉を裏付けるかのように、イリーナは口を開き、その端から涎を垂らしていた。
「うう、いく!出るぞ!!」
 伍長がイリーナの腰を強く掴み、奥まで突きこんでから動きを止めた。
 陰嚢が収縮しており、中に大量に射精している事が解る。
「いや、あ……中に、は、入って……くる……!!」
 イリーナはもう何度目か解らない膣奥への中出しに眉を垂れた。

 長い輪姦が終わると、イリーナは拘束服を着せられて収容所の檻に入れられる。
 隣の檻には、同じく拘束服を着せられた青年がいた。
「エル……ノ……!」
 イリーナは乾ききった声で青年を呼ぶ。
「イ……リーナ……さん」
 エルノもやつれた顔でそれに応えた。
 2人は、鉄格子に阻まれ、手足の自由もないまま、舌だけを絡ませて朝まで愛を交わし合う。
 イリーナの舌には他の男の精液が絡みついているが、それでも僅かな時間を愛おしむ。
 朝までの、僅かな時間。
 次の朝、イリーナはまた別の男に犯され、目を蕩けさせては首を振って振り払う。
 しかしそのサイクルは次第に短くなってきている。
 手足に包帯を巻いたまま、エルノはそれをただ見つめていた。
 足首からは血が流れ、首元にはサーベルの刃が当てられている。

 尋問官が体力の尽きかけたイリーナへ与えた最後の拷問。それは快楽拷問だ。
 女に飢えた兵士達を使って好きなだけイリーナの身体を使わせる。
 飢えた男達に辱められ、尋問官たちによって穴という穴を開発されていく中で、イリーナはやがて快楽を自然に受け入れるようになっていく。
 人は苦痛には死ぬまで耐えられても、快楽には耐え切れない。
「ほらどうした、イクんならイクって言えよ!?」
 少佐の階級章をつけた男が抱きかかえたイリーナを突き上げる。
「い、いくっ、ああっ、んうあああああいぐうぅうううっ!!!」
 イリーナは天を仰ぎながら、叫び声を上げた。
 彼女はやがて潮を噴き上げ、エルノの頭上に浴びせかけていく。
( あの日の雪みたいだ )
 エルノは思った。
 
 体が、ひどく寒い。

                                  END
28名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 00:18:28 ID:e8WpHfNw
おお、超大作ですな!
29名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 05:51:54 ID:eA/v2tmR
え?







GJ!!!!!!!!!!!!!
30名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 10:12:50 ID:blEFGtCp
GJ!
31名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 13:27:34 ID:3N912q6F
朝のスパームの匂いは格別だ
32名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 15:57:31 ID:eIOhOlXr
ho
33名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 16:26:52 ID:nU5hXmlX
軍人にとって上官の命令は絶対である。
「そうだよね?ライサちゃん♪」
「くっ…」
もみもみ…と軍服の上からライサちゃんの大きな胸を堪能する。
ライサちゃんは気をつけの姿勢のまま動かない。いや、動けない、僕がそう命令しているから。
「んっくうっ、あっ」
今度は下半身を弄る。でもライサちゃんは直立不動の体勢を崩さない。
「んじゃ今度は座って口を開けてもらおうかな」
「わかり…ました…」
地面に腰を下ろし、口をだらしなく開く。いつものライサちゃんからは想像もできない姿だけど…
「んぐっ、もがっ、んんーっ」
頭を掴み、喉の奥にまでペニスを突っ込み、犯すように腰を振る。
「あははっ、ライサちゃんの口まんこ気持ちいいよっ」
ライサちゃんの顔はとても苦しそう、でもその表情を見るとますます腰の動きが加速しちゃう。
そして僕は欲望をその綺麗な顔にぶちまける、軍服も僕の精液で汚れていく…
「げほっがほっ…うぇぇ、ごほごほっ」
咳き込んでとても苦しそう…その姿を見て僕は…
「服を脱いでよ、全部ね」

僕の家は先祖代々、そんなに役職の高くない役人の一家だった。
それに比べライサちゃんは上級騎士の一家…
子供の頃は家が近所でライサちゃんともよく遊んだ…いや、いじめられた
何せ、親の階級も向こうのほうが上だし、何より腕っ節が違いすぎた。
だって子供の頃から軍人として教育されたライサちゃんと、下っ端役人の我が家の教育では…ねぇ
僕も13歳になって役人として働き出した(当時は12〜14ぐらいで大人扱い)んだけど、そんな僕に一大転機が現れたのがつい先日。
敵国を攻めるにあたっての最重要拠点を、僕が口先一つで落としたんだ!
…といってもそんな格好いいものじゃないんだけどね、単にそこの城のお偉いさんと知り合いで、その人もちょうどウチの国に帰順したいらしくて、僕をパイプ役にして降ったってだけのこと。
でも、敵国の最重要拠点を口先一つで奪ったことに代わりはない。僕は褒美として領土とかなり高い軍の役職を貰ったんだ。
そしてもう1つ、領主となるにあたって、兵士を貰えるということになった。騎士隊長を何人か選んでいいよということになって、それでライサちゃんをもらったんだ。
ライサちゃんも凄く頑張ってこんな若くで騎士隊長になったようだけど、この歳で下っ端役人から領主様にまで登りつめた僕には適わなかった。

「あんっ、やぁっ、だめぇっ、もう…ああーっ!」
「気持ちいいっ、いくよっ」
それで、僕の思うがままにされてるってこと。
ライサちゃんは(黙っていて、何もしなかったら)美人だし、胸も大きいし、鍛えてるからその体は引き締まってるし…
これからも可愛がってあげるね♪
34名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 18:22:47 ID:etymaJVh
うおおおおおおおお!!GJ!
ライサちゃん可愛いいいいいい!
35名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 19:52:49 ID:x1UNpuh8
>>33
これはいい。
続き希望。
36名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 21:51:19 ID:nU5hXmlX
僕がもらった子はライサちゃんだけじゃない。もう1人の騎士隊長、それがジャンナだ。
ジャンナは物凄い力を持ってて、なんと12歳にして騎士隊長っていう軍の期待の星だ、通常なら…
でもジャンナの出生が問題だった、ジャンナは孤児でライサちゃんのように騎士の一家に育ったわけじゃない。
それどころかどこの馬の骨ともわからない孤児、それが物凄いスピードで出世していくことは、いくら実力主義のうちの国でも問題だった。
だから中央にいられるとまずい…そういうことで僕が引き取ることになった。

でもこの子は…物凄い当たりくじだった!


領主となってしばらくすると近くの城から援軍要請がきた。
僕はそれを快諾してしまったのだけど、行軍途中、城が近くなってきたあたりで
「これってやばくない?」
ということにやっと気づいた。冷静に考えれば、戦場だ。僕は文官(というのも情けないような下っ端役人)で戦争は未経験…
「今更何言ってんのよ」
ライサちゃんが僕の様子に気づいて呆れたように声をかけてきた。
「いやだって僕は戦に出たことなんて無いし…ライサちゃん、ジャンナ、ちゃんと僕を守ってよ!?」
「御意、マウロ様には指一本触れさせません」
そう言ってくれたのはジャンナ あ、マウロってのは僕のことね
「ふーん、あんたが死ねば私も自由になるわね……冗談よ、守るべき主人が死んで部下だけが生き残ったとなっては騎士の恥だから不本意だけど命に代えても守ってみせるわよ」
ジャンナに睨まれてライサちゃんは慌てて言い換える。そういえば最初のほうはライサちゃんも反抗的だったんだけど、ジャンナに「説得」されてから従順になったんだよね。


僕らが城が見えるぐらいの場所に着いたころ、既に敵軍が城を包囲し戦闘が開始されていた。
「マウロ!」
「え、えーっと、こういうときは…どうすればいいの?」
初めて見る戦にテンパる僕、だってしょうがないじゃないか、僕は軍人ですらないんだぞっ!
「敵はこっちには気づいていないわ、城攻めに夢中だから背後から攻撃すれば相手を撹乱できるわ 早く攻めましょう、ジャンナ、アンタも早く準備しなさい!」
「私の受けた命令はマウロ様をお守りすること」
攻めようと動くライサちゃんとあくまで僕の命令どおりに僕の傍から離れないジャンナ。
「ならマウロ、アンタが前に出なさい。そうすればコイツも出ざるをえないでしょう!」
ひぃぃぃっ、なんてことを!でもテンパると地が出てライサちゃんの命令に従う僕。
「…わ、わかった ジャンナ、敵軍を打ち倒してきて!」
でもさすがに先頭に立って突っ込むのは無理。
「はっ、必ずや敵軍を打ち倒してまいります」


戦は大勝だった。
とにかくジャンナが強くて、ジャンナの周りの軍は蒸発するように消えていった。
ライサちゃんは意気揚々と向かった割にはジャンナの圧倒的な強さの前に殆ど出番が無かった、ライサちゃんだってかなり有能な軍人のはずなんだけど…
あと、僕の兵も意外と強かった。軍事のことは全部ジャンナに任せてたんだけどかなり上手くやってくれたらしい。
戦場では鬼神のごとき強さを見せるジャンナ、そんな彼女を好き放題にできるっていうのは…凄く気持ちが良い。


ジャンナは忠犬タイプの軍人で、僕の言うことにはどんな命令であろうと従う。
「マウロ様、なんなりとご命令を」
先に命令したとおり裸になったジャンナが次の命令を待つ。
「んじゃそこに寝てよ」
「はい」

「あっ、マウロさまぁっ、あんっ、あんっ」
僕は胸を吸いながら腰を振りペニスを叩きつける。
ジャンナは12歳だけども、とても背が高くて(だからこそあんなに強いんだろうけど)、体を鍛えているから遠慮なく責めることができる。
ちょうどペニスを入れると胸のあたりに僕の顔が届くから、好き勝手に平らな胸を責める。
「(こんなところは子供なんだよなぁ)」
子供とはかけ離れた強さと体格を持ちながら、童顔な顔と平らな胸と無駄な毛の生えていない体、このアンバランスさは僕しか知ることができない。
37名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 22:11:35 ID:x1UNpuh8
二人目キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
38名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 22:32:43 ID:etymaJVh
うほほほ!良作来たーー!!
超支援!
39名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 11:00:30 ID:B00qe0tK
>>11
GJ !
なんか無料で読むのが申し訳ないほどのクオリティでしたよ!

>>33
めっちゃ期待!
40名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 13:18:47 ID:wNCjDDA3
その後も僕はライサちゃんとジャンナを気ままに犯していた。

「わ、私の乳マンコを犯してください…」
俯きながら僕の命じたとおりの言葉を発するライサちゃん。
僕は仰向けで寝そべっているライサちゃんの顔の上にお尻を乗せ、パイズリを堪能する。
アナルを舐められるのが快楽を倍増させ、すぐに出しちゃった。

「ほらほら、進め進め〜」
山族を追っ払って誰もいなくなった山道で、僕は裸で四つん這いになったライサちゃんの背中に跨っている。
「あはは、昔はよく僕がお馬さんになってライサちゃんに乗られたけど、逆の立場になるのはどう? いや、この大きな胸は牛さんかな?」
馬上鞭でお尻や胸をバシバシと叩くと苦痛で顔を顰める。
「んぐっ…あっ、ぐっ…」
「あはっ、苦しそうだけどここはこんなに濡れてるよ、鞭で叩かれて濡れてるなんて変態さんだね」
お尻に挿した尻尾が原因なんだろうけど、僕はここぞとばかりに言葉で責める。
往復で3kmぐらい歩かせて、最後にはもう疲れ果てていたようだった。

ジャンナには特訓と称していろいろやってる。
腕立て伏せしているところの背中に乗って、前の穴や後ろの穴を弄ったり、おんぶさせて胸を弄ったり…
そして今は懸垂のように棒にぶら下がらせて、僕は木に登るようにジャンナにしがみついている。
「あっ、んっ…ひっ」
胸や脇を舐められ悶えるジャンナ、でも構わず体中にキスマークをつける。


…とまぁこんな感じでほのぼのと過ごしていたんだけど、また援軍要請がやってきた。
「あーあ、また戦争か、嫌だなぁ…」
「……そんなに嫌なら、私に任せて城にいれば?」
ライサちゃんが呆れたように…かと思いきや結構真顔で言ってくる。
「え?僕も行かなきゃいけないんじゃないの?」
「王が毎回戦に出ているわけじゃないでしょ、そういうのは軍人に任せるの」
ああ、なるほど…それならライサちゃん頑張ってねー ってわけにはいかないな、今回だけは
今回、僕らはルンデル家から援軍要請を受けた。僕が口先一つで落としたってことになってる相手だ。
僕が領主になれたのも彼らのおかげだし、何より旧くからの付き合いだし、断れない。
「あら、結局行くのね」
41名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 13:19:48 ID:wNCjDDA3
ルンデル家のお城に着いた。ここが集合場所のはずなんだけど…
「おお、マウロではないか!」
「ホルムじゃん、久しぶりー」
「んなっ、マウロ…あんた…戦の天才で僅か1500の兵で5千以上の軍を退けた戦の天才と言われてるホルム殿と知り合いなの!?」
説明口調ありがとう。ホルムは僕の軍を軽く見渡して、
「っ!? マウロ、お前どれだけの兵を連れてきたんだ?」
「500人ぐらいかな 小領主なんでこれぐらいが限界なんだよー」
「(いや、500人は多いぞ!? しかも明らかに素人じゃないってことは…全て正規兵かよ!?)なぁ…もしかして民に重税課したりしてるのか?」
「してないよ!」
なんて失礼な、むしろ他より税金低いんだぞ。
「お前の国の内政って誰がやってるんだ?」
「僕だよ」
だってライサちゃんもジャンナも戦はともかくこういうことはからっきしダメなんだから、僕がやるしかないんだよ。
一応、役人やってたから経験はあるしね。


軍事において最も重要なのが補給である。
項羽と劉邦の3傑、戦の韓信・智の張良・政治の蕭何の中で決して劉邦の兵糧を絶やすことが無かった蕭何に最大の功績があるということからもそれは明らかだ。
更に戦においての兵士はその殆どが傭兵や臨時徴兵された平民であり、正規兵は全体の何割かしかいなかった。
そんな中、小領主でありながら立派な装備をした500もの兵を連れてきたことにホルムが戦慄したのは無理も無かった。

その評価はホルムだけに留まらなかった。それぞれ兵を率いて集結した諸侯も同じような感想を抱いていたのである。
農民一揆に毛の生えたような装備の軍隊が大勢を占める中、立派な装備に身を包んだ500人の軍は皆の目を引いた。


「(単なる口先だけの男かと思ったが…)」
「(これほどの兵を整えてくるとは……)」
周囲がざわつく中、ホルムが現れた。
「どうも、今回の戦の総司令官、ルンデル・ホルムだ。お集まりいただいたこと感謝する」
「(おー、やっぱ凄いなホルムは)」
「そして紹介しよう、今回の戦で補給を全面的に担当する…マウロ殿だ!」
「えっ、ちょっ、まっ」
こうして、事実上の副官に(勝手に)担ぎ上げられてしまった。
42名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 21:51:38 ID:43puZiVx
hosyu
43名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 19:25:03 ID:VSlJeCA2
>>41
面白いな
もう続きないの?
44名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 23:20:31 ID:bNPT6Z+4
ない
45名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 23:25:46 ID:Cb8EUumZ
我が軍は絶好調で、早速いくつも城を落とした…らしい。
らしいってのは僕はあくまで後方支援で、実際に戦には出てないからだ。あくまで報告で聞くだけ
どうも城を落とすってのは大変らしいね、相手の3倍の兵がないと難しいとか それなのにあっさりと城を落としていくホルムは凄いなぁ
「ホルム殿はどうして北に北に攻めないのかしら、東に比べて手薄なはずなのに」
ライサちゃん…そうすると東西から攻められて挟み打ちにされちゃうんだよ。補給路も絶たれちゃうし。
「ライサちゃんって脳筋だよね」
「何ですって!?」
ああ!心の中と口が逆に出てしまった!

現状を図で表すとこんな感じ↓
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                                       ○

◎=本陣(僕のいる場所)
○=味方の城
△=落とした城
●=敵の城
■=敵の本拠地
46名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 23:27:16 ID:Cb8EUumZ
ホルムはかなり計画的に敵の城を落としている。それは僕にもわかる。
落とした城はそれぞれ敵の西・北・東からの攻撃を抑えている。
僕のいる場所が軍の中心になってるけど、どこから攻められても援軍を出せる状態になっている。
敵の本拠地がある西を攻めたいんだけどその前に立ちはだかる4つの城は互いに近くて連携しているから攻め辛いんだろうね。
つまり、現状ではどちらも動けない膠着状態。そこで主だった人たちが本陣に集まって、今後の計画を練ることにしたんだけど…
「あえて城を空にし、相手を釣りだすのはどうだ?」
「本国に援軍を頼もう」
「いやいや、それはダメじゃ(まろの手柄が奪われるではおじゃらぬか!)」
「ええい面倒だ!一気に攻め込んでしまえ!」
全く決まらない、ホルムも何も言わない、決めかねているのか、それとも…

「報告します!敵軍が西方に軍を集結!こちらに攻めてくるものと思われます!!」
「兵はどれほどか」
「3万はいるかと」
一気に場がざわめく 3万!一体どこから…
「北や東から軍を集めたようです」
「なら北や東はガラ空きじゃないの、今が攻め時じゃない」
ライサちゃん…頼むから黙っててよ
「早く援軍要請を!こちらは全てかけ集めても1万程度しかおらんのだぞ!」
「だまりゃ!ここは引き上げ時じゃ!(援軍が来る前にまろが死んでしまったらどうするのじゃ)」

「ねぇホルム、敵って全方向の軍を合わせても1万ぐらいしかいないんじゃ…」
「総動員体制をかけたのだろう、とにかく戦える者を全て戦場に駆り出したんだ」
なるほどね、他の疑問もいくつか聞いてみる。
「武器?それは鍬や竹槍など一揆と同程度のものだろう。しかし兵の数は士気にも影響するからな。3万という数字は敵の士気を上げ、こちらの士気を削ぐには十分だ。
どうやって我々に気づかれずに移動したか?そりゃ、何も持たず身一つで移動したのだろう。そうでなければこの早さでは動けん。
兵糧?敵の本城だからある程度の備蓄はあるだろうし、これから北・東の城から移していくんだろう」
「ふーん、それだったら……」


「作戦は決まった!今までどおり軍を3つに分ける、北と東はそれぞれ1000の軍勢を率いてそれぞれ攻めよ!それ以外は西で敵軍を食い止める!」
「(私の案と一緒ね、流石はホルム殿)」
「馬鹿な!それは下策中の下策だ!」
「この期に及んで軍を分散させる気か!」
「敵は北や東を完全に捨てておじゃる、その北や東を取っても何にもならないでおじゃるぞ!」
当然のことながら非難轟々、しかしホルムが反対を押し切り決定した。
「イルヴァ様、敵軍は軍を3つに分けたようです」
その報告を聞いた妙齢の女将軍は思わず口元をゆるめる。
「ふふふっ、何が天才戦術家よ まさかそんな下策を打つとはね…これで我が軍の勝利は決まりだわ」
「では、全軍前進ということでよろしいので?」
「一応、裏から攻められることを考慮してある程度の兵を別働隊に当てなさい。1000の部隊が2つ…3000もあれば十分に防げるでしょう」


47名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 23:27:53 ID:Cb8EUumZ
僕らの軍は別働隊に組み込まれることになった。
理由は騎馬軍で動きが早いこと。別働隊の役目は今頃になってゆっくりと輸送している北や東の城に貯めていた物資を奪い取ること。
兵の規模が大きくなればなるほど必要な物資は多くなる。おそらく3万の兵士たちはロクな武器も持っていないし3万人に長時間食べさせる兵糧もない。
「マ、マウロ殿!貴殿の軍は速すぎる!」
「なら、軍を分けましょう。貴方の軍は途中の城を落としていって、僕らは敵の物資だけを狙う!」
「おそらく兵などいないでしょうが敵国の奥深く、くれぐれもお気をつけください」
途中で別働隊を切り離し、僕ら500だけでひたすら軍を進める。僕だって馬に乗り慣れているわけじゃないし、はっきり言って辛い。
「マウロ様、そろそろ休みましょう」
自分から口を開かないジャンナも僕を心配して声をかけてくれる。でも、立ち止まってはいられない。


「おーおー、大したもんだな3万の軍勢というのは」
城を取り囲む大軍勢。それに比べこちらは8000、流石のホルムも冷や汗を流す。
「ほ、本当に大丈夫なんでおじゃるか!敵は我らの4倍いるのでおじゃるぞ!」
「大丈夫ですよ、俺は1500で5000の軍を防いだことだってある」
しかしこれはホルムの強がりだ、その時は味方が精鋭揃いで指揮系統も一本化されており士気も高かった。
一番の精鋭揃いだったであろうマウロの軍を別働隊に回し、寄せ集めのこの状態…明らかに情勢は悪かった。
「だが、なんとか凌いでみせるさ」
48名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 23:28:44 ID:Cb8EUumZ
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゙゙ ̄`゙゙゙lllllll,,,,,,,,,,,,,,,,,_              △ .,,,il゙゙゙’                        
        `゙”゙゙゙lli,,___     【3万】vs【8千】                                    
            ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙lllllllllllllllllll゙゙゙゙゙’           ○                         
                                                             
                                       ○

状況はこんな感じだ。
僕らは敵の輸送隊を叩き、ここを落とせば敵の本拠地までいける!ってところまで来ている。
他の別働隊が各城を落としていってくれている分、僕ら500だけで敵の最後の砦を攻めなければいけなくなってしまった。
「(そろそろ…最後の策だ、これが決まれば……決まるかっ!?)」


ホルムは巧みな指揮で敵軍の攻撃をなんとか凌いでいた。しかし士気は徐々に低下し、確実に城の防衛力も低下していた。
「ふふふ、あの子、なかなかやるわね…城を落としてもあの子は殺しちゃダメよ、私が食べるんだから」
「イルヴァ様、我らの兵糧庫が焼かれ、補給路が分断されました!」
「なんですって!?」
イルヴァの軍は@の城を兵糧庫として兵糧を貯め、そこから兵糧を流していた。北・東からの兵糧輸送が途絶えた今、最後の食料基地となっていたのだが…
「どうして!?別働隊は食い止めているし、主力部隊は我々が包囲して…一体どこに兵を隠していたの!?」
「わかりません!そもそもどこの国の軍なのかもわかりません!単なる山賊の仕業だったとも…」
49名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 23:29:07 ID:Cb8EUumZ
「姐御!やりましたぜ、敵の兵糧を全て燃やしてやりやした!」
「その姐御っていうのは止めなさい!もうっ」
敵の兵糧庫を落とした軍の中心にはライサがいた。しかしこれはライサの率いる軍ではないし、周りにいる者たちもどう見ても兵士の格好ではない。
彼らは>>40で根城とされていた山を追い出された山賊たちであった。(山族ってなってるけど変換ミスですサーセン)
長年領主や住民たちを悩ませていたのだが、ジャンナの一騎当千の活躍によって駆逐された…と思われているが、実際には諜報やゲリラ戦に特化した部隊として軍の中に組みいれられていた。
敵国に多数潜んでおり、敵の軍勢が集結していたことを知らせたのも彼らである。そしてライサが彼らを集め、ガラ空きになっていた兵糧庫を落としたのだ。
「流石に首都には結構兵がいるから私たちは落とせないけど、ここはガラ空きだったわねぇ」
「へいっ、ホルム様がかなり踏ん張っていたため動かせる軍を全部投入したんでしょう」
「お頭が敵の輸送隊を叩いたため来るはずの兵糧が来なくなって、急いで落とさないと危ないと急かされたんでしょうよ」


「ならば目の前の城を落とすのよ!そして兵糧を奪うの!」
イルヴァは顔面蒼白で指示を出す。しかし…
「ダメです、もう兵たちが気づいて士気が大低下!逃げ出す者が続出しています!」
これも山賊たちが兵として潜み、噂を流したのである。こうなっては寄せ集め集団の悲劇である、混乱に歯止めがかからない。
それに追い討ちをかけるように軍馬の駆ける音…篭城していたホルムたちが討って出てきた。
「もうお前たちの兵糧はないぞ!」
「貴様らの負けでおじゃる!」
「今までやられた分をやり返してくれるわ!!」


3万の軍勢は散り散りバラバラになり、敗残兵を回収できるほどの指揮系統も残ってはいなかった。
次々と城を落とされ、遂に敵国の本拠地を…落とした。
僕らは思った以上に最後の砦に阻まれ、首都陥落の報を受けてやっと相手が降伏して通ることができた。
「私が守将のカルロッタだ、私の命と引き換えに、我が部下の命を保障していただきたい」
守将は思った以上に美人だった。
「いいよ、命なんて その代わり、僕に仕えてくれないかな」
「一度捨てた命です、喜んで」
カルロッタが敵の将軍だったら、僕らは負けていたかもしれないな。それぐらい手ごわかった。


50>>44 まだまだ続きますよ:2010/09/06(月) 23:30:03 ID:Cb8EUumZ
僕が首都で見た光景は、僕の想像を超えて遥かに…悲惨だった。
「オラオラ、もっと締め付けやがれ!」
「やめてぇ、もう、んっ」
「へばってんじゃねぇよ」
「ぐすっ…もういやぁ…」
白昼堂々・道端で繰り広げられるレイプ、若い美人な子ほど悲惨な目に遭っていた。
ある子なんて5人以上の男に囲まれ、ペニスが引き抜かれる度にボトボトとどれだけ犯されたんだというほどの精液を流していた。

「……ホルムっ!」
「おお、マウロか、お前の策のおかげで勝てたぞ それにしても500の正規軍の上にあんな部隊まで持つとは…」
「そんなのどうだっていい!どういうことだよアレは!」
なんで取り締まらないんだ、なんで処罰しないんだ、僕は必死に訴えたけど……
「なるほどな、確かにお前の言っていることは正しいよ、だけど…」


「おお、マウロ殿ではおじゃらぬか、そちも一緒に楽しもうぞや」
貴族の1人が僕を見つけて声をかける、今度はなんだ!?

「あぐっごぼっ…」
地下牢で壁から上半身だけを出している女性が口を犯されていた。
逆側を見れば下半身だけを出し、こちらも犯されている。
「もう…ゆるじでぇっ…」
「ほっほっほっ、その程度でへばってもらっては困るのう」
「名を敵国に轟かせたイルヴァ将軍といっても捕まればこの程度とはのう」
「こんな女に敗れた者たちは浮かばれまいて」


――
「お前の言いたいことはわかる 確かに俺もあれが正しいとは思わんさ」
ホルムが神妙な顔をして口を開く。
「男から女へのレイプだけじゃない、女から男へのレイプ、男から男、女から女…老人子供は暴行され、家も破壊される…金目の物は略奪される。
だが、お前のとこのような正規軍はきちんとした給金を貰っているが、殆どは傭兵や農民だ。彼らはこういう見返りがあるからこそ戦争に加わる。
今回のようなことは流石に希だ。だが、激戦になったからな…命が危険に晒されれば晒されるほど、戦で死ねば死ぬほど……落ちた後がむしろ悲惨になる」

ホルムはそれほどショックを受けていないように見えた、こんなことは日常茶飯事なのだろう。だけど、ホルムにそれほど幻滅はしなかった。
「俺は今回の戦いの総大将だ。だが、あくまで同じ目的を持った集団のリーダーに過ぎない。止めようとすれば反対にあって…味方の間で戦になるだろう。
だから止められない、お前もだ、絶対止めるな。止めたければ…頂点に立つしかないのさ」
ホルムは慣れてしまっただけで、認めてはいないようだから…
51名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 03:25:33 ID:djA6V3EF
ここで区切りかな?
GJ
まだまだ続きそうなんで期待してる
52名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 08:13:39 ID:yJxMvGJh
内容については各人好みがあるだろうから触れないとして、投下マナーが酷すぎる……
53名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 18:44:23 ID:yIQDe1KK
>>52
何か悪いか?普通じゃね?
>>50
gj
54名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 05:07:49 ID:tlejAr9Y
>>53
投下終了時に終わりレスないから終わったのかどうか分かりにくいから書き込みにくくなるって事じゃね?
目くじらたてるほどの事じゃないけども、まぁ、マナー違反かな…とは思うかも
55名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 06:42:27 ID:kNqzDctg
成る程トン
56名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 23:59:33 ID:gHhbZ0NM
ちょっと前に別のスレで投下された女軍師が敵国のショタ王子を性的説得したSSを思い出したよ…
57名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 13:51:49 ID:WYX17kox
kwsk
58名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 22:57:15 ID:iHRuVhIP
アマゾネス100人VS天才ショタ軍師1人
59名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 00:41:26 ID:3ITxs1a4
かなり上級者向けだな
60名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 06:20:16 ID:lHg2rw/q
どう見てもショタ軍師蹂躙の流れ…。

実は武の方も天才とか、しっかり罠貼って待ち構えてたりしない限り。
もしくは犯されるも100人切りして猶まだ余りある性の勇者か

61名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 06:26:23 ID:aeZljSjy
いやまて、力押ししか知らないアマゾネスたちをその知勇で撃退し、
初めての敗北に感服してショタ軍師に忠誠を誓うという流れもありじゃないだろうか?
62名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:38:42 ID:5tMYaIyu
「マオ!貴様は一体なにを考えている!」
村での騒動から一夜明け、城へと戻ったオレに一人の騎士が詰めよってきた。
(やれやれ、またこいつか…)
オレはうんざりした様にため息をはく。彼女の名前はミリア、戦乙女の異名を持つ姫騎士だ。
長い金髪に凜とした顔立ち、戦場での武勇もあってか彼女の名前は敵味方問わず有名である……らしい。
そんな高名な姫騎士ミリアに怒鳴られているオレの名前はマオ。
齢は17、好きな食べ物はサンドイッチとミルク、嫌いな食べ物は人参(これは秘密)、趣味は猫と遊ぶ事……これ以上の自分語りは不要か。
「なにをぶつぶつ言っているんだマオ!私の話を聞いているのか!?」
ミリアはその無駄にでかい胸をオレに押し付けながら怒鳴りつけてくる、全く迷惑も良い所だ。
奴は初めて顔を合わせた時からずっとオレの事を目の敵にしている。理由は分からんがオレのやる事にいちいち文句を付けてくるのだ。
「一体なにを怒っている?任務から帰ってきたばっかりで眠たいから後にして欲しいんだが」
「ふざけるな!貴様はまた国の民に対しての略奪を認めたそうだな!
国の宝である民を傷付けてなんとする!」
「なんだその事に対して怒っていたのか……やれやれ」
「なんだその態度は!?貴様は自分がなにをしたのか分かっているのか!」
ミリアは激昂した様子でオレの腕を掴んでいる。どうやらコイツはオレがその国の宝である民に攻撃された事までは聞いていないらしい。
全く、この女に報告をしたのは誰だ?物事はしっかりと伝えて欲しいものだ……特にこの女のような頭の堅い奴にはな。
オレは面倒くさそうにポリポリと頭をかくと、ミリアに対して口を開いた。
「ミリア、あの村には何回も使いの者を送ったのはお前も知っているだろ?
その結果はどうなった?奴らは知らぬ存ぜぬの一点張り、挙げ句の果てには罵倒を浴びせながら使者に対して
攻撃を仕掛けた事もあったじゃないか。
そんな連中を果たして民と呼べるのか…皮を被った賊とオレは言い様がないのだがな?
それに関して何か言いたい事はあるかミリアよ?」
「そ、それは…………」
ミリアは少し言葉を詰まらせながら視線を逸らす、
オレは自分の腕を掴んでいるミリアの手をゆっくりと離した。
「…………確かに彼らは私達に対して反抗的な態度をとってしまった。その事実に関しては認めよう。 だけど!それが略奪をして良い理由にはならないはずだ!
例えどんな理由で自分の国の民を傷付けるなど『義』に反する事だ!」
「………………」



またそれか。ミリアは義という言葉が大好きで何かあればすぐに義という言葉を使ってくる。
63名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:39:37 ID:5tMYaIyu
いや、ミリアに限らず戦場で名を馳せている奴らはよく義という言葉を使いたがる。
なるほど、確かに義という言葉を支持している人間もまた多く、今までの歴史の中で義は沢山の人達の救いにもなってきた。オレも義というものは嫌いではない。
だが、義を掲げ歴史に名を残してきた者は皆、裏で緻密な計算と策略を重ねてきているもの。
昔の話に兵士の傷の膿を口で吸った君子の話もあるが、それだって兵士達の心を奮わせて命懸けで戦ってもらうための策略であった事はあまり知られていない。
それに引き換え、義だけに囚われた人間の末路なんて悲惨なものだ―――義だけでは人はついていかない。綺麗事だけではこの世界は生きていく事など出来やしない。
不思議な事に義を美徳としている奴のほとんどはその事に気が付いていないのだ。
つくづく末路だな……オレはこのギャーギャー騒いでいるミリアの事を少し哀れに思うよ。
「どうした二人共?このような場所で口喧嘩などしてはならんぞ」
この騒動にようやく終止符を打ってくれるお方が現れた。この国の当主であるライル姫である。
「はっ!これはライル様!身体の御加減はよろしいのですか?」
「うむ、今日は気分が良い。少しは薬も効いてきているようだ」
「それは良かっだです。ライル様はこの国を治める御方……どうかお身体には気をつけてくださいませ」
ミリアはさっきとはうって変わって優しい表情をライル殿に向けている。
いつもオレに向けている厳しい顔とはえらい違いだな。
ライル当主は幼少の頃から病弱で身体が弱い。ほとんど外を出歩く事も出来ないほどに。
本来ならこんな軍事に関わらずに療養に徹するべきなのだろうが
先代が敵の間者によって暗殺され、後継ぎであった兄もまた川遊びの最中に船が転覆
付き添いの配下と共に溺死するなど不幸が重なり、やむを得ずライル殿がこの国の主に据えられる事となった。
しかし、悪い事は続くもの。病弱かつ年若い上に女であるライル殿を多くの家臣が見限り他の国へと鞍替えしてしまい
この国に残っているのはオレとミリアと、古くから仕えている文官のみという状態になってしまっている。
しかも、この国には金が採掘出来る山が複数あり、群雄割拠している現在において他の国からしたら
この国は文字通り金の成る木と言えるだろう。
現にこの国に攻撃を仕掛けない代わりに金を要求してくる使者をオレは何度もなく見てきた。
64名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:40:48 ID:5tMYaIyu
だが、どんな形であれ対話が出来る相手はまだ良い方だ。
中には宣戦布告すらせずにいきなり兵を進めてくる連中もいた。
まあ、大抵そういう奴らには出兵を諌める頭の良い人間がいないから
頭を使うという事を知らず馬鹿みたいな力攻めしかしないので迎撃は容易ではある。
しかし、例え勝ったとしてもこちらが得るものがほとんど無い。せいぜい敵軍の陣に残っていたわずかな兵糧や武器くらいだ。
それに例え物資が手に入ったとしても失った兵士の代わりにはならない。生き残った兵士にしても度重なる戦いの末の価値の見出だせない勝利に士気が下がる一方だ。
だからこそ…その失った士気を少しでも上げるために略奪を認めざるをえない。
それに襲われた村にしても敵国に内通し金を横流しして自己保身を図ろうとしていたのだから、文句は言えないはず。
……とにかく、このままではオレがいる国が敵国に滅ぼされるのは時間の問題だ。
「どうしたものか……」
オレは小さく呟く。そのオレの呟きがミリアの耳に入ったのか奴はオレの顔を指を指し、
「ライル様!マオがまた兵士の狼藉を許しました!この様な不義を放置してはなりません!私はマオの行った事を許す事が出来ませぬ!
マオに対して何らかの処罰を与えるべきです!」
と声高らかにライル殿に言い放った。こうなったミリアにオレが何か言うと厄介な事になるから黙っておくことにしよう。
「ううん……」
それに対してライル殿は困ったような表情でオレの方に顔を向ける。オレはただ黙ってライル殿を見る事しかしない。やがてライル殿はほっと溜め息をつくとゆっくりと口を開いた。
「……分かった。マオに対しての処罰は後で考える事にする…だからミリアもどうか落ち着いてくれないか?」
「流石はライル様!ライル様なら私の言葉を理解してくださると信じておりました!
これで兵士達の狼藉を止める事が出来ましょう!
マオ!ライル様がお前に罰を与えるそうだが……これも不義を働いた報いだ!心して受けよ……いいな!?」
ミリアはそうオレに言い勝ち誇った様な顔でその場を後にする。全くオレも嫌われたものだ、一体オレがミリアに何をしたというのだろう。
「さてと……ライル殿。私にどのような罰を賜るおつもりなのでしょうか?首でもお斬りになりますか?」
オレは右手で自分の首を斬る様な仕草をライル殿に見せる。その仕草を見たライル殿は慌てた様子で両手を振る。
「と、とんでもない。マオは今この国には無くてはならない存在……その様な真似はせぬ」
「ありがたきお言葉でございます」
オレはペコリと頭を下げる。どうやら首は斬られる事はないようだ……まあ、分かっていた事ではあるが。
65名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:42:05 ID:5tMYaIyu
「だが、進言したミリアの体面もあるから無罪放免という訳にはいかない。よってマオには減俸と当分の間の自宅謹慎を申し付ける。…本来ならしたくはないが我慢してくれ」
「承知いたしました。謹んでお受けいたします」
「うむ……それにしても今の国の兵達の狼藉を止めるというのは…やはり無理があるのか?」
ライル殿は自分の胸に手を当ててオレに問いかける。下手な気休めを言っても意味がないから本当の事を話す事にするか。
「そうですね…今、この国にはあまり兵がおりません。そして…それ以上に一軍を率いる事ができる将がおりません。
今いる少ない兵達に対して改めて規律を厳しくするような事をすれば
ほぼ間違いなく他国へと逃亡する者が現れるでしょう」
「そうか……やはり無理か。父上や兄上が生きていたらこんな事にはならなかっただろうに……私が不甲斐ないばかりに……ゴホッゴホッ!」
薬の効果が切れたのかライル殿はその場へと倒れこみそうになる。オレはすかさずライル殿の身体を支えた。
「すまないマオ……お前やミリアには迷惑をかけてばかりだな……この情けない君主を許してくれ…」
「何を言っておられるのですライル殿。ライル殿は十分に頑張っておられます……そうやって自分を責めないでください」
「う…む……そうだな。君主たる者、弱気になってはいかんな…もっと堂々とせねば」
ライル殿はオレの肩を借りながらゆっくりと立ち上がると、決意改めたような表情で空を見上げる。
空は黒い雲に覆われ今にも大雨が降りそうだ。
「殿、そろそろ部屋に戻られた方がよろしいのでは」
「そうだな、マオの言う通りだ…それでは…」
ライル殿が部屋へ戻ろうと歩みを進めようとした時、一人の兵が慌ただしい様子で駆け込んできた。
「殿!一大事です、殿!」
「何事か?今から部屋へ戻ろうという時に……」
「マ、マイルが………マイル帝国が我が国に対しての侵略を計画していると密偵から連絡が来ました!」
「な、なんだと!?それは真か!」
「はい……着々と出兵の準備が出来ているとの事です!」
「な……なんという事だ…」
ライル殿の顔がみるみるうちに青ざめていく。まるでこの世の終わりのような表情をしている。
マイル帝国とはこの国の東に位置する国で天下に近い群雄の一つといわれている大国だ。
豊かな土地と盛んな交易によって強大な兵力を維持しており、マイル帝国の名を聞くだけで震えあがる者も存在する。
よって、ライル殿が絶望するのも無理からぬ事だ。
66名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:43:20 ID:5tMYaIyu
今まで攻めてきた国はどれも小粒であったためどうにか出来る相手ではあったが、マイル帝国ほどの大国となれば話は別。
この国は最大の危機を迎えてしまったという訳だ。
「もはやこの国もここまでか……」
ライル殿はあきらめたように膝を折るとがっくりと肩を落とす。
「ライル殿……」
「マオ…今までこんな不肖な主君に仕えてくれてありがとう…ミリアや残ってくれた者達にも礼を言わなければならぬな…」
「何を言っておられるのですかライル殿…?……まさか」
「ああ、この国ではマイル帝国の侵攻を止める事など不可能だ。私は自分のこの身と引き換えに皆を助け……」
「それはなりませんライル殿。例え貴女がマイル帝国に身を預けたとしても、連中が約束してくれるとは限りません。それに……」
オレは途中で言葉を止める。この先に続く言葉はライル殿にとって非常に恐ろしいものだったからだ。
マイル帝国の今の君主であるルロイは『英雄色を好む』という言葉が実によく合う人物であり、自分の屋敷に数人の妾を侍らせていると聞く。
もし、ライル殿がルロイに降伏したとなれば奴が自分の妾の一人としてライル殿を慰みものにする可能性は十分に考えられる。
まあ、その時はミリアも妾になるかもしれないがあれはどうでもいいとして。
別にこの国に対して思い入れはないが、仕えていた主君が敵の慰みものになったおかげでオレの命が助かるなんて事は
気分が良いものではないしこちらとしても寝覚めが悪い。
義を掲げるつもりは全くないが主に仕える家臣としての、最低限の忠はオレだって持ち合わせている。
かと言ってもこのまま戦っても圧倒的な兵力で押し潰されるのは確実、一体どうしたものか。
「マオ……私は今まで皆に迷惑をかけっぱなしだった。せめて最期くらいは国の主としての本懐を」
「ライル殿、最期なんてそんな弱気な事は……」
その時、オレの頭の中で一つの策が浮かび上がった。もしかしたらマイル帝国の軍勢を退かせる事ができるかもしれない策が。
しかし、この策は失敗する可能性もあり、そうなった場合はただでは済まないだろう。しかし、このまま何もしないというのはオレにはできない。オレは心を決めた。
「ライル殿…私に考えがあります」
「考え…?」
「はい、可能性は低いですがこの国もライル殿も守る事ができるかもしれません」
「そ…それは本当かマオ!?」
ライル殿の顔に明るさが戻る。オレは小さく息を吸い口を開いた。
67名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:44:38 ID:5tMYaIyu
「はい、私はマイル帝国に対して埋伏の計を仕掛けようと思います」
「埋伏の…計?なんだそれは?」
「はい…埋伏の計とは」
オレはライル殿に埋伏の計の説明をする。
埋伏の計とは敵の軍に兵士を忍びこませ、様々な妨害工作をして内部から敵を崩す計略である。
無論、潜入する人間には常に危険が付きまといもしバレればただでは済まない。
「なるほど…そんな策があるのか。しかし、マオよ……その埋伏の計とやらを成功させるためにはそれなりに優秀な人間が
潜入する必要があるのではないか?」
「ええ、ですので私自身がマイル帝国に潜入しよう考えております」
「な、なんだと!マオよ、お前がマイル帝国に…!?」
「はい、今まで戦場で勇敢に前線で戦ってきたおかげで有名なミリアと違い私は特に名を上げた活躍をしていないため
私の名を知っている人間はほとんどいない事でしょう。
ミリアほどの将ならともかく小さな国のしかも無名の男が兵卒として紛れこんだとしても、特に怪しまれる事はないと思います……多分」
最後に多分をつけたのは自分の言った事に対して確証が得られないからだ。
敵国との戦いでは常にミリアが総大将でオレは後方で支援する側だった。よって必然的にミリアに対して注目が集まるのだろうが
もしかしたらオレを知っている奴がちょっとだけでも存在するかもしれない。
もしそんな人間がマイル帝国の軍にいたら、埋伏の計はそこで失敗に終わってしまう。
だが、この計略は他人には任せられない。今の状況でオレ以外の適任者が思いあたらないから。
「だがマオ、私はあまり気が進まない……私はお前を危険な目にあわせたくないし、それに……マオには私の側から離れてほしくはない。
お前を疑う訳ではないがもし……お前がマイル帝国に行き心変わりしてそのまま帰ってこないなんて事が…」
「心配には及びませんライル殿。そのような事は有り得ませんよ。私の心は常にライル殿のおられるこの国にありますから。
敵との交友にほだされて二心を持つなどは義に反する事ですので」
オレはここで義という言葉は使ったが、もちろん本心から言った言葉ではなく
ライル殿を説得するために使っただけに過ぎない。
だが、人を説得する時に義という言葉は実によく役に立つ。現にライル殿の表情がさっきと違って安心したような顔になっている。
「そうか…それを聞いて安心したぞマオ。マオがいない日々が続くと思うと多少寂しくはなるが…私はお前を信じよう」
どうやらライル殿はオレを信用してくれたらしい。こうしてオレは埋伏の毒としてマイル帝国に潜入する事となった。
68名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:46:10 ID:5tMYaIyu
そして出立の当日。オレは自分の部屋で旅立ちに持っていくものをまとめると部屋を見渡す。
「またここに帰る事ができるか…それとも…」
オレは小さく呟いた後、自分の武器である堰月刀を手に持ち部屋から出た。
「待て!マオ!」
声がした方に顔を向けるとミリアが息を切らした状態でそこに立っている。
「どうしたミリア。何をそんなに慌てている」
「どうしたじゃない!一体どういう事だマオ!お前が追放されるだなんて私は聞いていないぞ!」
(ああ、そういえばそういう事になっていたな)
埋伏に行くにあたってライル殿にオレを追放という形で国から出すように進言していた。
埋伏の計に関してはオレとライル殿とあの時報告に来た密偵しか知らない。もし、埋伏が周囲に知られれば面倒な事になるだろうからな。
特にミリアが知れば烈火の如く怒る事だろう。
『敵であれ人を裏切るなど不義の極みだ!そんな事を見過ごす訳にはいかない!』
だのなんだの計画を妨害するに違いない。それに自分から出奔するよりも追放という形なら、周囲からあまり怪しまれずに国から出られる事ができる。
問題は国から出る前にこの女に出会ってしまった事だ。とにかく、ミリアをどうにかしないと。
「ああ、お前が言っていた兵の略奪に関してライル殿が非常にお怒りだったみたいでな。
こうしてオレは地位を剥奪された挙げ句に国を追放される事になった。
良かったじゃないか、お前が望んていた事になったぞ」
オレはやれやれと言った様子で目を閉じミリアの問いに答える。ミリアはオレの事を毛嫌いしていたみたいなので奴としてもオレの追放は喜ばしい事だろうよ。
こうしてオレの所に来たのもオレを貶すために違いない。まあ、分かりきっていた事だから何を言われても聞く耳はもたんがな。
(さて、どんな嫌味を言われる事やら)
オレは溜め息を吐き、閉じていた目をゆっくりと開く。
だが、オレの目に入ったのは何時もの自信たっぷりの顔をしていたミリアではなかった。
彼女はまるで道に迷った子供のようにオロオロしていて困ったような顔をしている。どういう事だ?オレはてっきり勝ち誇った顔でオレを見下すものと思っていたのだが…?
「どうしたミリア?何をそんなに困惑しているんだ……これがお前の望んでいた事ではないのか?」
「ち…違う。私はただ罰を受ける事によってお前に心を入れ替えて欲しかっただけだ。
お前が追放される事を願っていた訳じゃないんだ」
ミリアは視線を落としながら静かな声で言う。明らかにいつもとは様子が違うミリアにオレはほんの少しだけ戸惑ってしまった。
69名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:47:25 ID:5tMYaIyu
と、ミリアは顔を上げると急にオレの腕に掴んできた。今度はなんなんだ全く。
「マオ、今からでも遅くはない。私と共にライル様に許しを乞いに行こう!」
「・・・・はぁ?」
「どうせお前の事だ、自分の非を認めずに口答えしてライル様を怒らせたのだろう?
全くお前はいつも余計な事ばかり言うからこんな事になるんだ!もう一度心を込めて謝ればきっとライル様だって許してくれるだろう。
仕方ないから私も一緒に謝ってやる・・・さあ、行こう」
ミリアはぐいぐいとオレの腕を引っ張りライル殿の所へ連れていこうとする。
偽りとはいえ国外追放される原因を作ったのはオレへの処罰を求めた貴様のせいだろうが。そこの所をこいつは理解しているのか。
「放せ、ミリア。軍律で決まった事を今さら取り消す事はできないのはお前もよく分かっているだろ」
オレはようやくミリアの手を振りほどき、門へ向かおうとするが再びミリアに腕を掴まれてしまう。
「待ってくれ!お前がいなくなったらこの国はどうなる!?マオはライル様や私達を見捨てるつもりなのか!行かないでくれ・・・頼む!」
「見捨てるもなにもそのライル様がオレを追放したんだろうが。
それにお前はいつも言ってじゃないか・・・『お前の力なんか借りなくても私だけで十分だ。だからお前は私の後ろで黙って見ていろ』とな。
オレがいなくてもこの国を守れるのだろう?それとも今さら怖じ気付いたのか?」
「なに!?私が怖じ気付いただと!」
ミリアの顔がみるみるうちにいつもの表情へと戻っていく。どうやらミリアを怒らせてしまったようだ。
「馬鹿な事を言うな!いつ私が怖じ気付いたというんだ!私はただ・・・」
「ただ…何だ?他に理由があるなら言ってみろ。まあ・・・いずれにしろオレがいなくなる事に変わりはないがな」
「それは・・・それは・・・」
「他に理由がないならオレは行くぞ。早くしないと更に重い罰を課せられるかも知れないからな」
オレはミリアの再び手を振りほどき改めて門へと歩みを進める。
「・・・もう良い!私が下手に出ればいい気になって!ああ分かった!貴様のような薄情者がいなくても私がこの国を守ってみせるさ!
お前の顔なんか見たくない!何処にでも行ってしまえ!」
かなりご立腹の様子だが背中を後ろに向けているためミリアの顔を見る事は出来ない。
「なら最初からそう言え、怒るだけ余計だミリア」
「・・・バカ!」
ミリアはそう言い捨てるとこの場から走り去って行った。
不義の輩の次は馬鹿呼ばわりか。この分だと帰ってきた時にまた罵られるだろうな。全くここまで嫌われると逆に清々しさを感じる。
ようやく邪魔者がいなくなった事だし、早くこの国から出るとしよう。
70名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:48:24 ID:5tMYaIyu
城の門には一人の男がオレの愛馬である月影と共に待機していた。
「お待ちしておりましたマオ様」
「おう、お前は確かあの時報告に来た密偵だな」
「はい・・・途中までですが道案内をさせていただきます」
「ああ、よろしく頼む」
オレは荷物を月影に乗せ、背中の上へと飛び乗った。
「マオ」
「・・・ライル殿ではありませんか。お身体の方は大丈夫なのですか」
案の定、ライル殿の足元はフラフラしていたがそれでもライル殿は首を横に振り、オレの側へと歩み寄る。
「良いんだ・・・どうしてもお前を見届けたくてな」
「ありがとうございます。このマオ・・・必ずや埋伏の計を成功させてみせます」
「必ず、必ず帰って来てくれ・・・私はずっと待っているからな」
ライル殿はニッコリと微笑むと従者に連れられて部屋へと戻っていく。
「それでは行きましょうマオ様」
「ああ、分かった」
こうしてオレは密偵と共に城を後にする。
オレは密偵と会話をしながら橋の所まで移動した。ここから先はオレ一人で行く事になっている。
「それでは、私はこれで。マオ様のご武運をお祈りしています」
「ああ、また会おう」
密偵はペコリと頭を下げると、今来た道をサッと走り去っていく。ふと空を見上げると雲の裂け目から日の光が射し込めていた。
「この道の先、オレを待っているのは希望の光が。それとも絶望の闇か・・・それ!」
オレはそう呟くと橋の上を駆け抜けていく。埋伏の計・・・必ずや成功させてみせよう。


しばらくの間オレは勢い良く馬を走らせていたが、辺りが暗くなりはじめ視界が悪くなってきた。そろそろ馬を休ませる必要がある・・・どこか休める場所を探さないとな。
密偵の話によるとここいらには盗賊がいて旅人を襲っているらしい。まあ、盗賊ごときに負けるオレではないが面倒事は嫌いだ。
「中々見つからないな。早くしないと面倒臭い事になる・・・ん」
森の前に差し掛かった時、草むらの中から十数人くらいの男達が現れてオレを取り囲んだ。あーあ、面倒な事になっちまったよ。
「やいやいやい!命が惜しくば有り金と荷物を残らず置いていけ!」
お約束通りに盗賊の一人がオレを恫喝する、本当に面倒臭い。
「・・・お前ら見逃してやるから家に帰れ。オレは眠たくて仕方ないんだ」
オレは手をヒラヒラと振り面倒そうに溜め息を吐く。まあ、こいつらが素直に帰るなんて事はあり得ないだろうが。
71名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:49:26 ID:5tMYaIyu
「ぷっ、はははははははは!中々おもしろい事言いやがるぜこの小娘!その可愛らしい顔で凄んでも無駄だぜぇ!なぁお嬢ちゃんよぉ!」
お嬢ちゃん呼ばわりされてオレは不愉快そうに舌打ちをする。
オレは身長が低く童顔であるため良く女と間違われる事が多い。自分の外見を嫌ってはいないが気にはしている。
ミリアにもその事を指摘され、将たる者そんななよなよした姿でどうすると食事を作ってくれた事もあった。
・・・見た目があまりにもアレだったから食べたふりをして捨ててしまったが。思えばあれは嫌がらせだったのかもしれん。
と、話が逸れた。 アイツの話など今はどうでも良い。このまま女だと思われるのは非常に不愉快なのでオレが男だって事を教えてやる。
「お前ら勘違いしているみたいだがオレは女じゃなくて男だぞ?」
「えっ?おいおい・・・冗談言うなよな。こんな可愛い子が男の子な訳ないじゃないですか」
「そうだそうだ!そんなのあり得ねぇ!」
「今この場で性別を偽る必要があるか?なにを期待していたのかは知らんがオレは男だからその期待には答えられん・・残念だったな」
「・・・マジですか」
「ああ、マジだ」
「・・・・・・」
急に盗賊達が静かになった。なんなんだコイツら・・・いったいなにを考えている。
オレが口を開こうとした時、盗賊の親分らしい奴が大きな声をあげた。
「うおおおおおおおお!まさかの大物が来ましたよ!野郎共、今日はついてるぞ!」
「・・・はぁ?」
「へい親分!俺達も興奮のあまりハラハラしてきましたぜ!」
「おい、そこの坊主!大人しく俺達の所へ来いよ!可愛がってやるぜ!?」
どうやらこいつらは男でもイケる変態だったらしい。逆にコイツらのやる気を起こしてしまったみたいだ。
もうこれ以上は無駄のようだ、というよりもこれ以上はコイツらと一緒にいるのは無理だ。オレは堰月刀を構え、いつでも戦える体勢をとる。
「それじゃあ野郎共、いくぜぇ!」
盗賊は剣を構えるとオレに向かって走り出した。やって来た盗賊を攻撃しようと堰月刀を振り上げた時、後ろの方から怒鳴り声が上がった。
「ちょっと待ちなオメーら!」
突然の怒鳴り声にオレと盗賊達は声の上がった方に顔を向ける。
そこにいたのは小麦色の肌に黒髪のショートカット、そして露出度の高い服を着た女だった。
「うほっ、かなりのベッピンさん・・・じゃねーや!なんだテメェは!」
盗賊の問いかけに対しその女はフンと鼻で笑うと、手に持っていた鉄の棒を盗賊達に向けた。
72名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:50:40 ID:5tMYaIyu
「なーに、野良犬がさっきキャンキャンとうるせーからちょっと退治してやろうと思っただけだ!」
「な、野良犬だとぉ!俺達を馬鹿にするたぁ命が惜しくないみたいだなぁ!」
「へっ、オメーらの様な野良犬ごとき誰が恐れるってんだ!野良犬は野良犬らしく尻尾を巻いて逃げるんだな!」
「なにおう!?」
現れた女の罵声に盗賊達はすっかり逆上してしまっている。
盗賊達の視線が女の方へと集中している隙に逃げるのも悪くないが・・・少し気になるから様子を見るとしよう。
「ぐぐぐ・・・たかが女一人に馬鹿にされたままじゃ盗賊の名がすたるってもんだ!野郎共たたんじまいな!」
「へいさ親分!」
盗賊の親分の合図と同時に子分達が一斉に女の方へと突撃を開始する。
「オメーらごときが俺に敵うわけない事を悟らせてやるぜ!」
女はニヤッと不敵な笑みを浮かべ、持っていた鉄の棒を盗賊の一人へと振り下ろした。
「ぐはっ!」
鉄の棒は頭部に当たり、盗賊はその場に力無く倒れた。
「ほう・・・・中々やるな」
オレは感心した様に呟く。仲間がやられたのを見た盗賊達は動揺したのだろう、動きがピタリと止まった。
「お、親分!あの女、強そうですぜ!」
「ビ、ビビるな!相手はたった一人だぞ!一気にやりゃあ問題はねぇ!いくぜ!」
再び盗賊達は女に向かって走り出した。女は笑みを浮かべたまま今度は盗賊の集団へと突撃をする。
「まだ悟らねーのか!なら嫌というほど教えてやるぜ!それっ!」
女が鉄の棒を振る度に盗賊達の身体が宙を舞い、地面へと倒れていく。
一人また一人と女によって打ちのめされ少し経った時には戦える盗賊の数は二、三人だけとなった。
「ど、どうします親分!あの女・・・強過ぎですぜ!」
「ぐぬぬぬぬ・・・」
「どうしたどうしたぁ!さっきまでの威勢はどこにいった!?遠慮しないでかかってこいよ!」
女は全く疲れた様子を見せず鉄の棒を振り回している。
盗賊の親分はしばらく何かを考えるような素振りを見せていたが、急にくるりと背中を向けた。
「お・・・親分!?」
「こうなったら仕方ない・・・戦略的撤退だ!」
「へい・・・それはつまり逃げるって事ですかい?」
「馬鹿野郎!戦略的撤退だと言っているだろうが!ガタガタ言わずにいくぞ!うおおおおおおお!」
「待ってくださいよ親ぶーん!」
こうして盗賊達は野良犬の様に尻尾を丸めて戦略的撤退をする。その速さは見事なものでまさに風の如くであった。
73名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:51:57 ID:5tMYaIyu
「ったく、こういう奴らがいるから世の中が悪くなるってんだ・・・おいそこのアンタ!大丈夫だったか?」
女は首をコキコキと鳴らし、俺の方へと歩み寄る。オレは堰月刀を納めながらその女に対して返事をした。
「ああ、問題はない。それにしても大したものだな、その棒一つで盗賊共を追い払うとは」
「へっ、あんな雑魚共どうって事はねーよ。それにしても、旅人の割には立派な馬とたいそうな槍を持ってるじゃねーか。
・・・ははーん、もしかしてお前も噂を聞いてマイル帝国に仕官しに行くんだろ!」
マイル帝国の名を聞いてオレはピクリと反応する、とりあえず話を合わせて情報を聞き出してみるか。
「噂・・・?マイル帝国への仕官を考えてはいたが何か悪い噂でもあるのかな?」
「違う違う、そんなんじゃねーよ。なんでもマイル帝国が世界中から優秀な兵を求めているらしいぜ。
性別や家柄も問わないし、でかい国での出世もできるかもしれないから噂を聞いた奴らがマイル帝国に集まっているらしいんだ。
ま、最初に試験があるみたいだから実力がある奴じゃないと軍に入れないけどな!俺は武術に自信があるから腕っぷしで勝負するつもりだ!」
女は鉄の棒を槍に見立てて突くような動作を繰り返す。
これは良い事を聞いた。兵士として紛れ込むために色々と方法を考えていたが、余計な手間を省く事ができる。
それに世界中から集めているらしいので経歴を偽ったとしても、多く来る志願者の身元など一々調べるような事はしないだろう。全く良い時期に兵士募集をしてくれたものだ。
「なるほどな、教えてくれて感謝する。それではオレは先を急ぐので失礼させてもらうぞ」
オレは女に礼を言い、馬を勢い良く走らせる。これ以上の長居は無用だ。

それにしてもかなりの実力の持ち主だったな・・・あの女。まあ、奴もマイル帝国に向かうと言っていたから縁があったらまた会う事も・・・・。
「・・・・・・ん?」
ある違和感を覚えたオレは馬の走りを止めさせ、後ろを振り返った。
「よっ!」
「よっ!・・・・じゃない。なんでお前がオレの馬に乗っている」
オレの後ろにいたのはさっきの女だった。しかもこいつ、オレの食料を悪びれる様子もなくボリボリと食べている。
「いやー、暴れた後のメシは本当にウメーなぁ!」
「おい、何を食べている?勝手に人の食料を食べるな」
「いいじゃねーか!危ない所を助けてやったんだからさ!」
何を恩着せがましく言っているんだこの女?お前が勝手に暴れただけだろうが。
74名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:52:59 ID:5tMYaIyu
しかもこの女、ただでさえ図々しいのにさらに図々しい事を言ってきやがった。
「お前もマイル帝国に向かうんだろ?ここで会ったのも何かの縁だ!これから一緒に行こうぜ!なぁ!」
「・・・ふざけるな。勝手に人の馬に乗って食料を盗み食いするような奴と一緒にいられるか」
「そんな事を言わずにさあ!一人よりも誰かといた方が楽しいとは思わねーか?」
「ああ、思わないね。いいからさっさと降りろ」
「・・・一緒に連れてってくれたらこんな特典があるんだけどなー」
女はオレの右手を握ると自分の大きな胸へと導いた。むにゅっと柔らかい感触がオレの手に広がる。
「んなっ・・・・!」
突然の事にオレは言葉を失い呆然とする…何が起きているのか理解できない。しばらく経った後ようやく正気に戻ったオレは、奴の胸を触っていたすぐに右手を引っ込める。
「何をする!人をからかうのも大概にしろ!」
「あはははー!ちょっとおっぱいを触っただけでそんなに動揺して可愛いとこあるじゃねーか!
耳まで真っ赤にしちゃってほんとカワイー!」
「・・・・・もういい」
これ以上は時間の無駄だ・・・オレはふてくされた様子で馬を走らせる。
「も・・・もしかして怒った?・・・ごめん!お前があまりにもクールだったからちょっとからかっただけなんだ。
もうしないから許してくれよ!」
「別に怒ってなんかいない、ただ次にやったら許しはしないがな」
「次に…って事は一緒に連れてってくれるんだな!感謝するぜ……えーと」
「・・・マオだ」
「おっ!名前を教えてくれてありがと!俺の名前はティアってんだ!これからよろしくなマオ!」
女改めティアは馴れ馴れしくオレの肩をポンポンと叩く。
こうしてオレはティアという厄介な女と共にマイル帝国へと行く事になった。これから先、一体どうなる事やら・・・。
今だ柔らかい胸の感触が残る手を握りしめ、オレは天を見上げる。綺麗な三日月が夜空に浮かんでいた。



マオ天下物語 第一話【埋伏の計】  完
75名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 15:29:04 ID:hJI8HBl1

76名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 22:31:30 ID:LC+xkFDa
これからどんどんエロくなるんだよな

きたい乙
77名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 23:13:50 ID:L2CGPenu
良いぞ良いぞ
78名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 02:58:44 ID:h3HmSof7
「中尉、今度の車輪はコレですか…?」

「スズメバチに88o積んだ通称、『なーすほるん』!カッコイイな。私は気にいったぜ!」

「前の突撃砲がまだマシぢゃないですか!なんですか!砲兵だからって駆逐戦車ばっかり…もうやだ〜おウチ帰りたいよォ〜」

「装甲板だけ…戦死確実だ…」


今月のあくしずでナースホルンにロマンを感じた。
79名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 02:00:06 ID:ZRlBNLqz
オデッサ戦車で虎に挑む話マダー?
80名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 07:18:52 ID:nwa1bkA3
ナースホルンで戦った後は下の8.8で貫かれるんですねわかります
81名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 12:48:20 ID:f85+L+Kc
tp://www.volks.co.jp/jp/la/charactors/teato2/images/main01.jpg
82名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 13:56:52 ID:nwa1bkA3
>>81
え〜と?
83名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 21:26:29 ID:J5rkPJYf
「国産の88や128より、敵さんは122や152の方が固くて、長くて、太いのか…遅漏だけど」

「中尉、何を言っているんですか?」

「どーせろくでもないエロ妄想でしょ?それよりこの自走砲、屋根もなくて寒い!」

「操縦室にいる俺、敵弾当たったら即死だな」
84名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 22:32:50 ID:nwa1bkA3
いいぞ!支援砲撃するから
続きをおおお!!
85名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 23:18:07 ID:ikkqUiAW
このスレでは武将ものとかは好かれないみたいだね
86名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 00:23:39 ID:+V8CKfzv
武将は「軍人」というイメージじゃないからなぁ。
87名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 23:27:47 ID:RgT3Ifk4
ファンタジーとか中世とかの傭兵とか戦争とかも個人的には好きなんだが、
他の住人的にはスレ違いなのかねぇ。
88名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 05:20:57 ID:SkHWcrLv
どっちかと言えば中世〜前近代的な雰囲気な作品の方が多くね?
89名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 13:47:57 ID:ovPAH5/k
そうか?最近のメインはWW1とかWW2くらいのものが多いような気が。
戦車とか戦車とか。潜水艦もあったっけ。
90名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 14:23:16 ID:0Is9gQ1U
飛行機は基地とかじゃないとできないしな。
艦船ならなんとか。
でもWW2の潜水艦はファンタジー。
居住スペースや臭いなんかで
91名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 16:22:47 ID:vxz+aJSs
つまり話をまとめると>>45>>65みたいなのは別のスレに投下しなさいという事か
92名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 21:55:35 ID:ovPAH5/k
俺は「武将ものは好まれない」ってレスに対して、
「確かに最近のメインはWW1-2とか鉄と油のニオイのするものばっかだけど、そういうのも好きよ」
ってレスしたつもりだったんだけど。

武将ってのが純和風的な戦国武将のことだったら
・・・どうだろう。最近の光栄とかCAPとかのアレはアレだけど、。
どうせそんなに活気のあるスレでもないし、いいんじゃないか。
93名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 22:49:39 ID:5An8WG8v
>>92
俺も同感だね。
そこまで厳しくやらない方がより多くの作品の投下になるだろうし。
94名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 04:20:11 ID:0HommAyD
やっぱりサバサバした階級上の美女ってのがいいよね
「なぁにおっ勃ててんだ!きっちり抜いておかねえから私なんかの胸見たくらいで勃起するんだよ!」
「ナマでひと揉みさせてやるから休憩時間が終わる前に向こうの木陰で抜いてこい!…ったく、こんな固いモン行軍の邪魔だ!」
95名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 04:25:10 ID:62GymVzq
ストパンのシャーリーみたいなのが理想の上司
96名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 05:39:37 ID:FxdaZjzs
戦車長♀で他が全員イケメン搭乗員。
総受けとか面白そうだ。
逆に戦車長が男で他が全員女だと総食いか…修羅場になりそうだ。
97名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 06:44:03 ID:mqWfhE7g
ハンス君待ち
98名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 12:28:29 ID:+jK7gVNP
>>94
「センズリなんざ扱(コ)けなくなるまで扱(シゴ)いてやる!!」
「ひゃっほぅ」
「おら、腕立て伏せの姿勢を取れ」
「はいっ(ワクワク)」
「1・2・3・4・5……」
「え、抜いてくれるんじゃ…」
99名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 13:57:44 ID:mqWfhE7g
思わず俺も「えっ」て言った
100名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 02:03:25 ID:G4NgE8lq
装甲車はまだないのね
101名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 03:11:43 ID:KCjJbURJ
飛行士さんと整備兵君

「また今回も派手にヤられましたね…僕達、整備兵の苦労も考えて下さい。聞いてます?少尉」
「もりろん。だから君の苦労を労う為にも、この後お茶でもどう?」
さわさわ
「僕を逆ナンするつもりなら敵の1機でも落としてからにして下さい…とゆーかアソコを触らないで下さい!セクハラですよ」
「いや、今日、敵さんの爆撃機と護衛機一機ずつ落としてきたから、いいのかな〜って思って。どうかな?」
「うう…わかりましたよ!でも整備が終わってからですからね!」
「君の体についた燃料と鉄の匂いがステキだからシャワー浴びないでしてね」
102名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 20:32:50 ID:zhWfoIEc
自走砲
女搭乗員×装填手
前編





「スースラスハ村方面から敵戦車だ。急いでくれ!」
「すーすらはすら村?」
新しく受領された対戦車自走砲『スズメバチ』から顔を出した私は歩兵に聞き返した。
「ス・ー・ス・ラ・ス・ハ・む・ら!
あんた戦車猟兵(パンツァーイェーガー)なんだろ!?しっかりしてくれ!」
「あー…うん、まぁ……そうです」

『スズメバチの虎娘』

歩兵から廃墟になった村への道を教えてもらうと、途中で兵員輸送車で引き上げる
友軍とすれ違いました。防衛にあたっていた歩兵の人達のようです。
「ちょっと、どこに行くんですか?敵はあっちから来るんですよ!?」
私が戦闘室から顔を上げて言うと、指揮官らしき人が怒鳴り返した。
「あんな大部隊を相手にできるワケないだろ!お前達も早く逃げろ!みんな殺されるぞ!」
とさっさと後退してしまいました。
「え〜マジで…めっちゃ敵多いみたいですね、少尉殿?」
戦闘室に戻るとどよ〜んとしたリュリュがため息をついています。

私は第519重戦車駆逐大隊第1中隊第1小隊に所属する
アルベルナ=エルンスト、階級は少尉です。
そして乗車しているのは新型対戦車自走砲『スズメバチ』。
88oPak43長砲身砲をW号戦車の車体に搭載した自走砲です。
同じ88oでも私達のは71口径、かの有名な虎T戦車の砲より強力なんですよ。
ただ、この自走砲、大砲は強力ですけど、防御力はありません。
そもそもこの車体、大砲を搭載してその周囲を破片、機関銃の弾丸ぐらいしか防げない装甲板で覆っただけで
戦車みたいに敵の砲弾を跳ね返すという概念がありません。敵弾あたったらヴァルハラへ直通です。
以前に乗っていたロシアンPakみたいです。
その自走砲は現地での急造品で、捕獲した敵の76.2o師団砲、通称『ラッチェ・バム』を適当な車体に無理矢理積み込んだ自走砲です。
そういった対戦車自走砲には共通する良い点がいくつかあって、
ひとつめは砲が異様に強力で敵戦車の射程外から撃破できること。
ふたつめは戦車兵みたいに戦闘室が密閉されていない為、身体が臭くならないこと、シラミが湧かないことです。
逆に悪い点は風通しが良すぎること。つまり防御力が皆無なので敵の軽戦車でも撃破される可能性があること。
また天井がないので、至近弾で巻き上げられた土や悪天候での雨、雪が頭の上から降り注ぐこと。
103名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 20:33:12 ID:zhWfoIEc
「仕方ありません。我々だけでも防衛します。ここを突破されたら後がありません」
「りょーかい、よっしゃ!ヨハン気合い入れるぜ」
拳を突き上げるリュリュ。上品な名前なのに性格は男の子みたいに活発な少女です。
「おう!無駄弾撃つなよ?リュリュ」
この自走砲には戦車長の私に、照準手のリュリュ。
本名リュシェンヌ=ルーティナンティ伍長
装填手のヨハン=ベルクマン伍長
運転手のヴェアトリーチェ=ヴェルク曹長
無線手のトゥティー=ユフステン軍曹
ヨハンやリュリュはまだ18歳であどけなさが残る少年少女です。
曹長と軍曹は開戦から一緒の古参ですが、それでもまだ若い20代。
実を言うと私が最年長です。28のもうすぐ30です。
『ヴィーチェ、この先の丘で待機。稜線射撃で迎撃します』
『了解です。少尉』

そして丘に陣取った私達の陣形は一列横隊、車間距離は100メートル。
程なく敵軍が雪を巻き上げ、けたたましいディーゼル音と共に森から姿を現した。
「……団体さんのお着きですか…戦車だけでも10、11、12…歩兵満載…」
双眼鏡で確認するだけでもうんざりします。でもやるしかありません。
『こちらクィーン1より、各車へ。アウトレンジで各個撃破します』
『ミツバチ2、了解』
『ミツバチ3、了解しました』
「装填、完了!」
「目標、照準!」
『撃ち方、始めて下さい!』
轟音と共に爆発する敵戦車。3両とも命中、撃破、良い感じです。
『装填急いで下さい!リュリュ、左の軽戦車を』
『りょーかいです!くらえ、必殺リュリュパーンチ!!』
ドガンと七散する軽戦車。小回りのきく軽戦車は自走砲にとっては天敵です。
『次弾装填、急いで!』
敵は射程外からの攻撃にあわてふためき、這々の体で逃げ出していきました。
第1波は撃退したようです。
『撃ち方やめ。トゥティー、本部へ砲弾の補給を要請して下さい。しばらく、ここの防衛につきます。
敵の準備砲撃に備えて、廃墟まで後退』

その後、ここ七日の間に敵の第2波、3波を撃退。ミツバチ2が撃破され、後退しました。
そして補給と補充車が到着。ここの防衛に回って、20日がたちました……

「今日は静かですね…」
「ああ〜暖かいスープは久しぶりだぁ〜」
丘で待機中の私達は自走砲の戦闘室で夕食中。
いつ来るかわからない敵。自走砲の中に藁を持ち込んでそれにくるまって寝泊まりしています。
食事は廃墟で調理したモノを歩兵が配達してくれます。
ジャガイモとウィンナーの缶詰を鍋に入れて水で煮込んだスープにパサパサのパンを浸して食べます。
美味しい…とはお世辞にも言えませんが
先の敵重工業地帯で包囲された友軍を考えると、食べることができるだけマシですね。
「ヨハン、私のミートパティの缶詰とウィンナーの缶詰、交換してあげる」
「いいのか?これ不味いぞ?」
「いいのよ、だってヨハンには精をつけてもらわないと…ねぇ、少尉?」
「え…ええ…」
「伍長…ゴム、しっかり準備しとけよ?」
「今夜は敵が来ませんように」
曹長と軍曹がジト目で見ながらボソッと呟いた。
ペーターは「ははっ…」と苦笑していますが、それにはワケがありました。

104名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 07:17:48 ID:wr1r5Ing
ふむ、後編に期待〜。
105名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 13:36:33 ID:zykSZrWL
期待するぜえええ!
GJ!!
106名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 21:41:47 ID:2Jx1NjHg
投下したいけどこのスレではあまり受け入れられてないみたいなので別のスレに投下するべきか
107名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 22:05:52 ID:80gAyXGx
投下するかしないかは、あなた次第です
多くのスレ住人は、投下を待っていると思いますが


…まあ、中世ファンタジーなネタを扱うスレもあることだし、
自分が一番いいと思うスレに投下すればよいのではないかと
108名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 23:59:16 ID:JtZAccNT
レズノフとチェルノフとデミトリで書いてみよう
109名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 02:00:30 ID:q9ev+6IP
一次大戦モノを書いてみようと思い、カナダ産の作品を見た。

泥と白兵戦でこりゃ無理だと思った。
看護婦さんと隠れて
にゃんにゃんだな。

スカートだけ捲り上げて駅弁にゃんにゃん作品中にもあったけど。
110名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 03:54:22 ID:r+swQTZy
>>109
パッシェンデール?
あれも看護婦さんヒロインだったね
111名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:34:08 ID:4eigY1XP
>>109
兵士が砲撃の爆風で十字架に磔になったような姿になる映画か。
あの廃墟の家で着たままでしているシーンはすごくエロかったわ。
112名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:36:03 ID:Bdg19Xg2
ロング・エンゲージメントがベストだな
113名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 00:43:18 ID:YhVrXAzL
>>110
まさしくソレ。あの戦場の劣悪さはかなりレベル高い。塹壕Hもできん。
114名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 01:27:49 ID:spyz9mLA
塹壕は臭くて不衛生で病気も多かったそうだし…
そんな状態を好む奴なんているんだろうか
115名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 19:28:39 ID:nuLvXuTG
WW1で使ってたっていう包帯を見たことがある

ただの細長い紙でドン引きした。
116名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 21:23:11 ID:QsnerrBu
>>115
ペラペラの紙?
117名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:09:07 ID:oXYbfdS0
>>103
狼の砲声を思い出した。乙
118名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 20:19:20 ID:E+Ib0apB
「スターリングラード」でみんなで雑魚寝してる所でセクロスっていうのもあったな
119名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 21:15:14 ID:9oMYtSrf
>>118
尻も良かったが声も出せず身悶えするのが良かったな
120名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:02:16 ID:iyg6cWBb
>>118
最初の噴水から撃つ時の海兵隊式の射撃スタイルに違和感を覚えてしまった俺はもう駄目かもわからんね・・・
121名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:49:00 ID:cqdglKro
>>118
誰かこれみたいなシュチュで頼む!
122名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 00:16:12 ID:j7/Es+vA
>>119
自分から脱いで桃尻さらすからてっきり経験済みかと思いきや
最中めっちゃ目見開いてたから初めてっぽいよなー
123名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 10:52:30 ID:0uOAmcxE
>>122
一気に脱いで覚悟決めたけど痛かったよと言う感じだね
124名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:17:46 ID:ot5L+DJ9
自走砲続き
女搭乗員×装填手
エロ



訂正
最後の行、ペーター×、ヨハン○


「寒いときは抱き合って暖め合うのが一番だよねぇ。あはっヨハンのチンポ、とっても固くてたくましいよ♪」
……チ…チ○ポ…ってリュリュはいつもオープンです。私には恥ずかしくて言えません。
「むぐぐ…リュリュ、ちょっと…痛っ!お前さ、乱暴すぎなんだよ!もっと優しくしろよ!」
「そんな事言ってさ。少尉の豊満なおっぱいに顔埋めて、嬉しいんでしょ?
サンドイッチだもんねぇ…私のおっぱい、もっと押しつけてあげる」
今は戦闘室の中。藁と毛布を被って、その…さ、三人で…は、半裸のお付き合いをしています。
私は胸元を開いて、そこにヨハンが顔を埋め、その背後から胸元をさらけ出したリュリュがぎゅーと抱きついています。
と、とってもは…恥ずかしい…です。でもヨハンの口が乳首に…んんっ…吸われるととっても
濡れてきます。あ、あんまり…手で…ンゥ!
「し、少尉……乳首が勃って…あ、アソコも…お、俺、もう」
「とっくに薹(とう)が立っていると思いますが……こんな私の身体でよければ」
「と、とんでもないです!」
「そうだもんねぇ〜ヨハンて年上好きだもんねぇ?『お姉さぁ〜ん』て甘えたいんでしょ?」
「ち、違ぇよ!し、少尉だから好きなんだよ!お前の貧相な乳押しつけられても全然、勃たねぇし!」
「はぁ?少尉の大きいおっぱいより私の方がハリがあってツヤがあるもん!、
これくらいのおっぱいの方がニーズあるんだからね!」
「く、くだらねぇ!一生言ってろ!バーカ!」
「後ですっごい締めつけてやる!泣いても許さないからね」
「はっ、こいてろ!めちゃくちゃ突き上げてやる、泣いても許さねぇからな」
125名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:18:32 ID:ot5L+DJ9
………その発言からして、リュリュにフラグが立っていると思う私は変でしょうか?
何か空しいです。ですよね、こんな三十路になる女だし。
もっとフレッシュなアソコに、若々しい肌や初々しいピンクの乳首をもったおっぱいの方がいいに決まってます。
あ、でも……そう考えると、私も一応、フレッシュな部類に入るのかな?ヨハンやリュリュとするまで一度もシませんでしたし。
初めての時はとっても痛くて、痛くて……でも少しずつ気持ちよくなって、今ではもう病みつきです。
耐えられません。その心地よさは一人でする時の比ではありません。
でも無線手のトゥティーと運転手のヴィーチェが先にヨハンとエッチしてた時、その声を聞いてしまって
私はもう…その…すごく濡れてしまって…うう、はしたないです。
「あ、あの〜……す、すいません、少尉…その…もうちょっと気を入れてもらった方が…その…嬉しいんですが」
はっ…私とした事が、ヨハンが申し訳なさそうな顔でこっちをみています。
「少尉…はぁ…少尉」
「ひゃ、ヨ、ヨハン!?」
ヨハンは私が答えるより早く、おっぱいをむにゅっと掴みました。
そしてじっと私を見つめてきます。
「………ゴク」
己の生唾を飲み込む音がヤケにはっきりと聞こえました。
そう、男の子なら誰しも憧れるアレを…女性でも豊かな胸を持つ女性にしかできない
アレを是非…して欲しい。で、でもおっぱいでなんて…
私はおずおずと言いました。
「……私の…その…おっぱい…でヨハンの…して欲しいのですか?」
「し、少尉…」
「は、恥ずかしい事、言わせないで下さい…だ、だけど、ちょっとだけですよ?」
「ほ、本当ですか…少尉」
「いいですよ……挟んで…その、パ、パイ…ズリ……してあげます」
私は乳房を左右から寄せあげました。
そしてヨハンのモノをおっぱいで包み込むようにして挟みました
126名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:19:16 ID:ot5L+DJ9
「うっ…くうう、し、少尉…た、たまりません…気持ち…くうう」
ヨハンはなんだか苦しそうな顔で言います。そんなにおっぱいでぐにゅぐにゅ
されると気持ちいいのでしょうか?
「は…ん……ビクビクって…んん、ヨハンのが」
「はあはあはあ…少尉、少尉…」
ヨハンは私の頭部に手を置いて言いました。
「な、何ですか?」
「も、もっと挟んで…ぺろぺろ…って…舌を出して……な、舐めてく、下さい」
「ダ、ダメですよ…そんな…ダ、ダメです!」
「な、舐めて下さい…少尉のも後で舐めますから」
「……そんな………もう」
たぶんウソだと思いますけど、ヨハンの必死な顔をみていると
断ったら、自決してしまうんじゃないかな?……仕方がないので
私は渋々、おっぱいを両手で抱えシュッシュッとリズムよく扱き上げました。
そして、谷間から出る先端をちろちろと舌を這わせます。
「少尉…す、すっげぇ興奮します…もっと…あ、あの少尉が俺の舐めてくれているってだけで…おれ」
はぁ……ヨハン、そんな顔しても…ため息をついて、私は更に扱き、舐め、しゃぶります。
「あぐッ、あぐうう…俺の…俺のの先っぽ、先っぽ」
「んちゅちゅう…はあ…あん…き、気持ちいいですか?」
「んぐう…出る、出る、少尉!口、離し――――――」
ヨハンが拳を握りしめ、アレがビクンビクンと大きく反応します。
「んふひひひぇふよ…ふひんなか……ふぁひて」
「…し、少尉…少尉!う…ぐ」
ヨハンがついに限界に達し、先端がビクビクと震え、グワッと大きくなると
透明な液がビュッと出され、続いての白濁の塊が
大量に私の口内にぶちまけられました。
うう…苦いです…た、たででさえ飲みにくいのに……か、塊なんて…
でも、私は口を窄めて、アレを扱き、中の白濁を器用に搾り出します。
127名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:19:36 ID:ot5L+DJ9
「んぐ…ぐううう…ああ、少尉…少尉…た、たまりません…少尉」
「げほっけほっ…げほ…の、喉に…絡まって…うええ…」
それでも私は口に手を当て、激しく咳き込みます。上半身が激しく揺れ、たわわなおっぱいが
ゆっさ、ゆっさと揺れます。
………確かに…私のおっぱい…標準より大きいかも…です。
「し、少尉のおっぱい最高です…はぁはぁ…」
むにゅむにゅと揉みながらヨハンは言います。しかし、ヨハンの頭部がスコーンと叩かれました。
「少尉のおっぱい揉みながら言うなっての、このおっぱい魔神。さっきから私のアソコ全然触ってないじゃない!」
「お前は勝手に俺の左手使ってろ!今からお前が使っていいのはこの俺の左手だけだ!」
「は、はぁ!?あんたの手だけ使ってオナニーしてろって言うの!?」
「うるせぇ!黙れ!」
「あ、あの…ヨハン、その…もうちょっと…気を入れてもらった方が…」
「あああ、す、すいません、少尉!んっ…ちゅ…」
あわてて謝罪して、おっぱいの愛撫を再開するヨハン、はっ…ふぅ…ピリピリと乳首の先からピリピリとした電気みたいに…んっ
「あ…あふぅ…ん…いい…ですよ、ヨハン…もう…準備できてますし…い、入れても…」
そう言って私はズボンと下着をずらしてヨハンに抱きつきます。いわゆる対面座位…というらしいです。
こ、この格好じゃないと…戦闘室の面積ではできないんですよね。ヨハンの背中にはリュリュがいますし。
「は、はい…少尉…はぁはぁ…ん…おお」
「はっ…あはっんん」
ヨハンが私の腰を掴み、中に入ってきました。あ、熱くて…ち、力強い…です!
「ああ…少尉、少尉の中…き、気持ちいい…です、ぎゅうぎゅう締めてきて…」
ちゅちゅとおっぱいを吸いながらヨハンが小刻みに腰を振ります。あっ…ずぶって入ってきて
抜けて…あっあっ…こ、ここ最近ご無沙汰でしたから…くっ、が、我慢できなくて…
「もうっ!もうっ!わ、私だけ何でオナニーなのよ!」
リュリュが背中越しに涙目で何か言っていますが…ああ…も、もうダメです。
「はっ、あっ…よ、ヨハン、ダメです、ああっもうダメ!イっちゃいます!」
ピクンと背が引きつり、私は達してしまいました。ぎゅうううと締まるアソコ。
きっと、ヨハンのを痛いくらいに締め付けているハズです
「少尉、少尉の声、好きです!イッってる顔可愛い!、お、俺も、俺も――――んうううっ!」
どろっとした熱い体液が私の中に広がる感覚。きっとヨハンもイッたのでしょう。
私のおっぱいに顔を埋め、「うっ…ううっ…で、出る…」と呻いているヨハン。何だかおっきい赤ちゃんができたみたいです。
「はぁ…はぁ…わ、私の中…どうでしたか?」
「さ、最高です…少尉…」
ちゅっちゅっと唇を合わせ、濃いディープキスに舌を絡み合わせます。
「はい、中だししたんだから少尉の番終わりですよね?ヨハン…今度は私の番よ。たっぷり搾ってあげ――――――」
『こちらミツバチ1よりクィーンへ!戦車警報!敵戦車音多数!』
僚車の無線が外したヘッドホンから聞こえてきました。
『―――は、はひっ!?りょ、了解!戦闘準備!司令部へ連絡を!敵、照明弾に注意!』
余韻につかる間もなく、飛び起きて私は乱れた服装を整えるとヘッドホンをかけました。
『えええええっん!なんで私だけお預けなのよおおおおおっ!』
そして鼓膜を破るくらいのリュリュの絶叫。そしてこの日の戦闘は朝日が昇ってる頃まで続き、
リュリュの鬼神の如き、奮戦で敵に大損害を与えました。
ああ、リュリュ…ご愁傷様です。

END
128名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:09:01 ID:KFTtj+rO
リュリュ羨ましい!ww
GJ!!!!
129名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 02:50:54 ID:LSSJvzNi
欲求不満なリュリュに食べられたんだな・・・敵兵は
130名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 00:30:45 ID:kUkjzRJB
中尉「今度は屋根と装甲付きです、ヤークトパンター!世界最強の豹」

ヨハン「世界最強の"虎"じゃないんですね」

リュリュ「冗談じゃないわよ!密閉されてすごく臭い!鼻が曲がる〜!」
131名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 00:47:56 ID:55K1P31s
中尉、砲塔みたいだけど回りません!
132名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 10:31:39 ID:f9+SsPCf
このスレッドは終わりました。
もう書けないので、早く潰れてくださいです。。。
133名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 13:44:22 ID:IChPwMMK
東京ローズの放送みたいだな
>132
134名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 00:25:01 ID:kVKzmmEF
東京ローズってそうなんだ
勉強になるスレだ。

135名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 01:28:42 ID:In2Ub82c
むしろ戦場の風物詩

「○○大隊は全滅した……次はお前たちだ…」

みたいな偽情報無線?
136名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 02:40:09 ID:7KKgypOf
言葉はわからない
それでも、これから何をされるのかはわかった
僕の両手両足はそれぞれ荒縄で乱暴に括られている
軍服を着た女達が下卑た笑みを浮かべながら僕を見下ろしていた
女達の中でも一番偉い人間なのだろう
眼帯を付け、大きな頬傷を持つ女が僕を
137名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 03:49:53 ID:X6fMGBjJ
ペロペロシコシコNo.1
138名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 18:49:34 ID:bHmXo+pK
>>136
続きは?
>>137
テンダーラーイチ
139名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:31:01 ID:N7SPdyQg
きっと電気を使ってる
悪魔め
140名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 02:11:17 ID:lXvuRLDd
>>138

黒い兄弟ダメね・・・
141名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 07:40:59 ID:bcEef3P2
>>140
ボケッ!情報収集だぞ!任務だぞ!
学がない奴はこれだから!
142名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 21:48:17 ID:7cJ9s4NW
捕虜の女にフェラさせようとして噛み千切られるSS無いですか?
143名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 23:00:02 ID:DJB4C7kd
昔「戦争のはらわた」っていう映画があってだな…
144名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 12:36:56 ID:F1ewoRxc
145名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 12:38:09 ID:F1ewoRxc
>>143

ディマケーション!!ディマケーション!!
146名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 01:26:01 ID:lP+WfCpF
>>143
あれ国防軍だろ
147名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 21:45:18 ID:1xfAHyu3
続きを投下したし、されど許可を与えられぬものを上官に見せてもよいものか
148名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 00:03:39 ID:ePV2Xpc5
これは我らが死装束。誰の許しを請えというのか。
149名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 14:25:59 ID:HzWdeDu4
天佑を確信し全軍突撃せよ
150名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 15:14:21 ID:10AEwg/m
目標、前方の敵塁!!躍進距離50!!突撃!!前へ〜!!
151名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 15:34:48 ID:p291u8tH
生きちょる! 生きちょる者がおるぞ!?
152名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 15:47:21 ID:XYOV71H8
「右舷隊、左舷隊上陸準備!!」

「上陸30秒前!神のご加護を!」

「ビーチで会おう!
153名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 19:01:37 ID:uwoHUjfL
楽しい敗残兵狩りは勝者の特権なのれす

俺達は土くれ、土くれだ
154名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 22:56:30 ID:CRDPvxjR
将校は全員下船しろ
>>147戦闘用意
155名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:21:29 ID:iUJm3qH1
>>147>>147
弾持ってこーーーい!!
156名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:21:42 ID:1dL6YJM5
ハンス:た、大尉…で、出したいです。お、お願いですから…ほ、もっと
ほ、他の所を…出させてください!も、もう我慢できないよォ!!

大尉:あはは…先っちょだけペロペロして、おしぼりでふきふきしてる
だけでもう1時間だもんねぇ…エッチなお店みたい。

エルン:う、うわぁ…領主様とハンスさんてあんな関係だったんだ…

ファニー:だよねぇ〜領主様なら絶対、領主×ハンスさんだと思ってたし。
でもここまで露骨だと…ああ、ゾクゾクしてきた。エルン、私達も参戦しよ

エルン:え、え、ええ!?

ファニー:領主様!私達もエントリィィィッ!!


ハンス「うわああああッ!ってゆ、夢か…はぁはぁはぁ、し、死ぬかと思った」
157名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 08:26:59 ID:Vv0XbOCk
158名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 19:05:25 ID:dzlRwOmv
>>156
ハンスいつも不憫で羨ましいww
159名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 13:12:49 ID:bWxWQS19
バルクマン:街道十字路で敵を迎撃する。

ボッケンドルフ
了解です。ご主人様!
160名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 22:11:58 ID:CVK0mGff
SSを選別した結果、この地域は過疎の道を辿る事となった........end
161名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 23:46:24 ID:iyhJ0of7
アウスボーデン!
162名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 22:28:38 ID:tkh5k4xm
よし、>>132に穢れの無い一票!
163戦車兵:2010/11/12(金) 02:06:31 ID:HJg0XWDN
バルクマンの十字路(前編)
戦闘モノ








私の名前はポッケンドルフ。皆からは『ポッケ』と呼ばれています。
SS中隊の豹戦車424号車の照準手です。階級は上等兵。年齢は19です。
連合軍の上陸から1ヶ月がたちました。物量に任せたアーミーとトミーの空軍が
爆弾をばらまいていくので自軍の装甲部隊はほとんど破壊され、酷い状態です。
行軍するときはほとんど夜。連日のように連合軍の定期便が飛び交うからです。
昼間は7月のおいおいと茂った葉っぱやら木をこれでもかというくらいのっけて
ワイヤーで車体に固定し、茂みに偽装しての行軍です。

『バルクマンの十字路』

その日、私達の424号車はエンジンが不調だったので修理してから、中隊に合流するため行軍していました。
場所はサン・ロー近郊。この国の特徴である背丈の高い生け垣があちこちにあります。
『あー…暑いな…中隊本部と連絡を…無線手』
164戦車兵:2010/11/12(金) 02:08:53 ID:HJg0XWDN
『Z〜Z〜…んが…Z〜Z〜』
車内無線に聞こえてくるのはすやすやと寝ているアガーテさんの声。
こちらは22のお姉さん、徴兵される前はコックさんだったらしく料理は
とても美味しいですがですが、ちょっと抜けています。
『おい、聞いているのか?アガーテ!?』
『い、痛だっ!?……え、無線?あっ!なっ…な、何もありません!聞こえません!』
きっと運転手のヘートヴィッヒさんに何か投げられたんだ。きっとそうだ。
『バカ野郎!居眠りするな!敵勢力圏の近くだぞ?わかってるのか!』
『す、すいません!』
424号車の戦車長であるエルンスト=バルクマンSS曹長が怒鳴ります。
25歳のお兄様、格好いいです、容姿端麗、冷静沈着、頭脳明晰、非の打ち所がありません。
『曹長、友軍の歩兵が停車を求めています』
運転手のヘートヴィッヒさんの声がします。こちらも女性、24歳のお姉さんです。
ちょっとキツイ感じに思われがちですが実は優しい人。
165戦車兵:2010/11/12(金) 02:10:14 ID:HJg0XWDN
『停車しろ。ん…何かあわてているな……』
曹長がキューポラを開け、車体に飛び乗ってきた歩兵のおじさんから話を聞いています。
『…………むぅ、何かヤバイ感じだな。ポッケ、準備しとけ』
装填手のホフマンさんが言います。こっちはかなり厳ついお兄さん、怖い顔してます。
そんなに年齢くっているように思えないんですけど、なんか50くらいのおじさんに見えます。
『は、はい』
そして私は照準手。曹長さんに褒めてもらうため、女豹の如く敵戦車を仕留めます。
いや、仕留めて見せます、花一匁(はないちもんめ)。
「――――――了解した。情報を感謝する」
歩兵のおっさんとのやり取りが終わり、曹長が車内無線を通して、乗員に言った。
『近くにアーミーの戦車部隊がいるらしい。進行方向からおそらくクータンスに向かっている部隊だろう。
その進行を阻止できるのは我々だけだ、今までにない戦闘になるだろう。各員の奮闘に期待する』
車内に緊張が走る。たった1両での攻撃だ。
『街道で攻撃して進行路を塞ぎ、混乱させて各個撃破する。ポッケ、ヴィッヒ、腕の見せどころだぞ』
『了解です。プロイセン軍人の意地を奴らに見せてやります』
私は鼻息荒く、勇ましく答えました。
『了解。アーミー共を教育してやります。授業料は奴らの悲鳴と血!』
ヘートヴィッヒさん、怖いです。
そして戦車を進ませ、街道の十字路が見せてきました。
『そこの樫の木の下に停車。近接戦闘になる、高速徹甲弾装填』
曹長さんの声が車内無線を通して聞こえました。ゴクッと誰かが唾をのみこむ声。
街道に敵戦車が現れた連合軍の主力戦車だ。周囲には歩兵に兵員輸送車両。
こちらに気付いた様子はない。
『十字路に入った、射撃開始!』
ドンッという音と共に先頭の車両の側面に命中、爆発した。
『次弾装填、完了!』
『目標、後続の戦車!撃(て)ぇ!』
そして先頭車両が撃破され身動きできない2両を撃破。
やっとこちらの位置に気付いたのだろう、歩兵があわてふためいている。
アガーテさんがすかさず固定機銃で牽制し、這々の体で逃げていく歩兵。
しかし戦車や兵員輸送車はそうは行かない。
先頭の車両が撃破された事に気付いていない後続車がつっかえて後退できないのだ。
チャンスだ。
『ポッケ、自由射撃だ手当たり次第、吹っ飛ばせ!』
『了解!』
そして私達は距離を詰め、立ち往生する戦車、兵員輸送車両を次々と撃破していった。
街道は逃げまどう歩兵や戦車で大混乱におちいった。燃えさかる燃料輸送車がもくもくと黒煙をあげている。
『命中、撃破!あ…敵戦車の後退を確認!曹長!』
ヘートヴィッヒさんの声に車内に緊張が走る
『対空警戒を厳にしろ。おいでなすったぞ!』
曹長さんの言葉でこの戦闘においての本当の闘いが始まった。

後編へ続く

地名とか細部はご容赦を。違っていたらごめんなさい。
166名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 13:44:12 ID:iyRSPRyH
いい感じだGJ!!
167名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 21:02:12 ID:XHG2A9td
うおおお!続きはまだか!!
168名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 17:42:00 ID:Q0srCe+a
バルクマンの十字路(後編)
エロ







ほどなくして耳に付くプロペラ音と共に頭上を爆音が駆け抜けていった。
『上空にヤーボ!銀色の戦闘爆撃機です!』
『ポッケ、砲を水平に固定!敵の黒煙に紛れて前進!次で仕掛けてくるぞ!至近弾のショックに備えろ』
曹長は言った。敵に接近すれば視界が悪い敵機は誤爆を避けるために慎重にならざるを得ない。
問題は敵軍と距離を詰めるまでの間、撃破されずにどれだけ耐えられるかと――――――
がごんっ!
『被弾!損害ありません』
敵戦車の砲弾だ。
ヤーボに対しては曹長とヘートヴィッヒさんの腕に掛かっている。
私にできるのは敵にパイロットの突然死を祈るか、腕が三流な事を祈るぐらいしかない。
再び爆音が接近してきた。がががががががががっと機銃音、ヤーボの対戦車ロケット弾も怖いが
同時に掃射してくる機銃も怖い、機関部に命中すれば燃料に引火して爆発する危険があるからだ。
『あああああっき、来たああああっ!神様ぁぁぁぁ!』
アガーテさんの声、無線手のペリスコープから機影でも見えたのだろう。
169名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 17:43:36 ID:Q0srCe+a
『黙れ!アーミーなんかにやられるか!!』
ギギギッ!!と急停車する戦車、そして続く至近弾の音。回避成功したようだ。
『ゲホゲホッ…畜生、ロケット弾か!ポッケ、2時に長砲身付!撃て』
『り、了解!』
向こうが狙うよりも早くこちらが撃った。練度ではこちらの方がはるかに上だ。
にわかの連合軍に負けるわけにはいかない。
『撃破!さっきのヤツがまだ生きてます、後退確認!』
『さらに上空にヤーボ!低空で接近!』
『装填完了!』
車内無線が耳をつく、これらの情報を的確に処理し、指揮する曹長さんはやはりすごい。
うっとりする暇もないが、私の胸はもうドキドキでいっぱいだ。ハートが熱いぜ。
声を聞くだけで…あ…やばっ…少し濡れちゃった……とか思ってると
どががッと車体が揺れた。がこんがこんと嫌な音が車体下部から聞こえてくる
『あぐっ!被弾!転輪がっ……転輪損傷、走行可能ですが速度がでません』
車内に充満する煙がすごく煙たい、げーほげほ、げーほほげ!
『ゲホゲホッ、く、空調装置に異常発生!』
『痛―い!頭打った!ア、アガーテ負傷ですぅ!』
やばい、けど撃破されなかっただけマシかも。
私は曹長さんを見上げた。
『大丈夫か!?ヴィッヒ、後退だ。後方の農家の影に即時移動!』
『り、了解。で、ですが曲がれません。このままでは――――――』
『構わん。農家に突っ込め!!』
ああ、曹長さん。もうたまりましぇん♪
1つめの農家をぶちやぶって、さらに後ろの農家の影に車体を隠し、大急ぎで車外へ出た。
右の転輪が変な方向に曲がっている。私と曹長さんで応急修理に取りかかった。
ヴィッヒさんは負傷したアガーテさんとホフマンさんの手当てをしている。
こんなところを敵戦車に来られたら最後だ。
その後、こちらを警戒したのか敵戦車は前進して来ず、再びこちらが攻撃3両を撃破した所で私達は後退した。
170名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 17:45:11 ID:Q0srCe+a

確認しただけでも、戦車8、大破1、車輌数え切れない…たった1両で…大戦果だ。
合流した中隊では、大歓迎をうけた。こちらの無線を傍受していたらしい中隊長は大喜びだ。
ああ、誉れ高いです。曹長さん。
「よくやったな、ポッケンドルフ」
「あ…え、えへへ〜…それほどでもォ」
中隊の野営地でなでなでと頭を撫でられ褒められた。ついついにまぁ〜としてしまう。
「あ、あのォ…曹長、もしよかったら――――――」
今晩は、ここに泊まって…と言おうとしたらヘートヴィッヒさんが入ってきた。
「曹長、こちらにおられましたか。本日の戦闘記録の照合を……」
「ああ、わかった。ではな、ゆっくり休め」
と言ってテントから出て行ってしまった。な、何ですと……ヴィッヒさん、空気読んで下さいよ!
この高ぶった火照りをどうすればいいんですかっ!怒った私は再度、アタックすべく2人の後を追った。
すると…野営地から少し離れ、え、なんで森の中に入っていくんだ?
も、もしかして……これって――――――そーと覗いてみると


「今日はごくろうだった…ヴィッヒ」
曹長さんはキスしながらヴィッヒさんのお尻を掴んで、ぐいぐいと揉んでいる最中でした。
って、もしかしてもう挿れちゃってる!?駅弁ですか!?
「はっあ…あっ…ん、ん…ん」
ぐいぐいと曹長さんの腰がヴィッヒさんのアソコに……あ、ああ、今度は後ろ向いて
普段はキリッとしてるヘートヴィッヒさんがあんなとろけた表情して…
「あは……そ、曹長…もっと、もっと激しくして下さい。わ、私、後ろから滅茶苦茶に
されるのが…すごく興奮するんです」
お尻をくいっと突き出しながらヘートヴィッヒさんは言った……録音しとけばよかった。
「くっ…うっ…ヘートヴィッヒ…」
「はんっあっ、いい、いいです!あっ、あっ、あああっ」
お尻がぷるんぷるんと突かれる度に波打って、さらけ出したおっぱいがゆっさゆっさって…ああ羨ましい!
おっぱいとお尻だけを露出してるだけあって、なまじ全裸よりも卑猥に見えます。
ヴィッヒさんのおっぱい意外に大きいんですね……ヴィッヒさんがリンゴなら私はレモン……羨ましい。
「まだ少しキツイな…」
はぁはぁと荒い息をつきながらヘートヴィヒさんは曹長さんに向き直り、
「ん…キ、キツイ…です…も、もう私……やめて…」
潤んだ瞳でお約束の台詞を吐いた。
171名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 17:45:47 ID:Q0srCe+a
向こうの情事を覗きながら私、ポッケンドルフは木の影でもっと大変な事になってました。
「あふ…ん、曹長さん…曹長さん」
木の幹に背を埋めながらア、アソコに指を入れて抜き差しします。
おっぱいもブラ外してもう滅茶苦茶に揉みしだいています。
実は私、あのへーヴィッヒさんよりも…その…エッチなんです。オナニーは好きだし、むしろしない日の方がめずらしいかも。
この前、こっそり拝借した曹長さんのシャツに顔埋めてニオイを嗅ぎながらオナニーした時はもう最高でした。
そんな私ですから目の前の生情事はたまりません。
(ん…そ、そう…いいです、わ、私に曹長さんの7.5p砲、突っ込んで下さいいいいっ)
感極まった私は恥ずかしげもなく胸の中で絶叫しました。どうせ聞こえないし。


「あ…うう…ヘートヴィッヒ…き、今日は…膣中で」
「え、そ、そんな、や、約束が違います、膣内で出さないって」
我に返ったヘートヴィッヒさんが目を見開いた。
「もう我慢できないんだ」
「ダ、ダメです!膣内は!危ない日なんです」
語尾を強めた曹長さんはヘートヴィッヒさんのお尻をぐいっと掴み、有無を言わさず、腰を叩きつけた。
「あううっ――や、やめて!いやっ!…な、膣内はやめて!
ゴ、ゴム…付けてな…んん…いのにぃ、で、できちゃ…妊娠してしまいます」
いやいやと頭を振るヘートヴィッヒさんは必死に曹長さんから逃れようとしますが
曹長さんはヴィッヒさんの首と尻を押さえ、下から抉るように突き上げます。
わー…曹長さんて鬼畜だったんだ〜……ヴィッヒさん、妊娠したらどーするんだろ?
とか言いつつ、私はもう興奮しまくりです。
「あああっん…あはっ…くう…や、やめ…て」
パンパンパンと後ろから完全に埋没した肉棒を突く音がします。
「そいつはいいな。妊娠したら産んでくれ」
(はんはあああっいい、いいです!曹長さんの7.5p砲気持ちいい!大きくって
ポッケの砲口いっぱいです!ゴム、ゴム――付けちゃイヤ、中で生出しして下さい
曹長さんの、た、種付けて、子種付けてえええ)
もう胸中で絶叫です。止まりませんし止められません。草むらはもう私の愛液でもうすごい事になってます。
ああ、曹長さんの7.5p砲、素敵…逞しくて、大きくて…はぁううん…も、もうダメです。
私は完全に上気し、とろけきった顔で生情事を覗きました。


「いや、いやです!わ、わたし…んっ!妊娠は――――――」
フィニッシュ直前の剣突の乾いた音が淫らに聞こえます。
「そ、そうかよ…ヘートヴィッヒじゃあしっかり妊娠してくれ―――うっ出…出る…くう!」
「や、やだっやめて!ああっ」
ヘートヴィッヒさんが叫んだ瞬間、曹長さんの腰がビクビクって震えました。
本当に膣内射精したのかな?
「あ…い、いや…わ、私…膣内に……いやああ…あ、赤ちゃんできちゃいます
ど、どうし…どうしよう…」
すすり泣きながらか細い声を上げるヘートヴィッヒさんのお尻を掴み、膣内から抜き出しました。
「…んっ…ふぅ…ヘートヴィッヒ……君はこういった趣向が好きなのか?」
「はぁはぁはぁ…は、はい……すみません、我ながら痛い趣向だと思うのですが……」
………曹長さん、ゴムつけてるじゃないですか!?
何ソレ、膣内射精プレイ!?き、期待させやがって――――――
「こ、今度は…曹長を『兄さん』と呼びながらセックスしてみたいんですが、いかがですか?」
「遠慮しておくよ、ヘートヴィッヒ」
そんで深いディープキス………ひ、酷いです、曹長さん、ぐすん。
そうして私は二人の情事を覗きながら3回も一人でしちゃいました。

END
172名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 22:32:48 ID:XglCwVN5
GJ!!
なんで8.8じゃなくて7.5wwww

ともかくGJ!!!!
173名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 22:37:31 ID:foPXEcFC
パンターだからじゃないかな?

むしろ128oを推奨!
敵機はサンダーボルトかムスタング?
細部までGJ!
174名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 23:29:58 ID:hHo0ir5h
例え歴然の勇士といえどもベッドにおいては己が性欲を解き放つものよ!
175名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 03:22:33 ID:vp5Cj/37
汗臭いロシア女性兵にやられたい
176名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 06:26:59 ID:D0OgRaVL
177名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:28:10 ID:8Yy3Pxj/
mo
178名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 22:30:00 ID:E2yT3FQG
「戦争のはらわた」のトリービヒ少尉のSSを
179名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 21:25:44 ID:2/uZ2yUF
女の子みたいな外見のせいで敵に馬鹿にされる事が悔しくて、男らしくなるために上司の姫騎士と特訓するSSはこちらでよろしいでしょうか?
180名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 21:55:19 ID:Yf6OSyJG
姫騎士というのは、王族であるお姫様が騎士団に入って騎士稼業してるの?
181名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 22:29:20 ID:H//VP8lD
確かに姫騎士ってたまに聞くけど、何だかよくわからん役職だよな
ビジュアル見た限りでは、要するに甲冑着込んだだけのお姫様なんだろうけど

この定義だと、ここじゃなくて姫スレの方がいいんじゃね?
まだあるかどうか知らんが
182名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 22:29:39 ID:TpnxCEGf
>>179
どんな訓練かkwsk
183名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 05:02:50 ID:toQbrIRP
よくわからんが、お嬢様な騎士であるならこのスレだな
184名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 07:21:32 ID:aT6L7fvh
>>179
まだか
185名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 08:43:55 ID:ZbHWSyB0
王族が軍務を担う義務があるとかなら、姫騎士だろうがなんだろうが立派な軍人だな。
186名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 20:35:40 ID:UslMTNn4
車輪のマリスみたいなのにやられたい
187名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 21:47:53 ID:NgpN/0Kb
天才軍師の捕虜説得講座
188名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 22:15:07 ID:87guKkPH
>>187 kwsk
189名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 04:11:50 ID:HsfKdVbl
>>187
体で説得か・・・胸熱
190名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 22:27:15 ID:F5G4JViD
イワン:ぼ、僕はどんな拷問でも耐えてみせる!ぜ、絶対口を割らないぞ
将校:ふーん、君さ、よく見ると可愛いね

イワン:え…?

〜合体〜


将:どう?ぜーんぶ喋ってくれたら、腰が抜けるまでしてあげるけど

イ:喋ります!全部、喋りますから!
191名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 23:47:44 ID:HsfKdVbl
>>190
けしから羨ましい
192名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 03:01:27 ID:WStKCUeO
「戦争のはらわた」のトリービヒ少尉と少年兵で再現された。
193名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 10:12:14 ID:SWzEGnxl
パウル・カレルの捕虜だったか?に、ドイツ人捕虜とシベリア収容所の美人士官(女医)が出来ちゃったてエピソードがあったっけ
まあ極寒の地だし、体を温めあいたくもあるんだろw
194名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 19:14:29 ID:uKMEOw90
シベリア抑留の日本人捕虜と現地のロシア人女性が恋仲になるのも珍しいことじゃなかったらしいね。
抑留経験者の方の本にもかなりの頻度でその手の話が登場する。
「ロシヤの女は働き者。さすがは共産主義の国じゃわい」と回想してる人とかいるけど、
何か日本人女性にはない魅力を感じていたのかもなぁと思うと微笑ましい。シベリア抑留は許さんけど。
195名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 20:29:08 ID:FAPK5vRQ
金髪碧眼ハァハァ
196名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 20:49:10 ID:fL3WrhBA
捕虜が現地人女性と云々な話とくれば、やはりその筆頭はヘタリア人捕虜じゃないのか?
197名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:51:26 ID:pNTeKGVe
蒼海の皇女
二次創作
艦長♂×機関長♀


「か、艦長…冗談が過ぎますって…」
帰投後の潜水艦内、今は夜更けで修理ドッグに入っている艦内には
艦長であるアアルと機関長のヴィルしかいない。
「俺は真剣なんだがな」
「スティアはどうするんですか?」
一瞬のためらい。しかしアアルは言った。
「少尉は関係ない」
「……ほんとに?スティアの方が器量良いですし、おっぱいが大きいですよ。
軍人としても優秀で、さらに貴族でもあるノール家の長女ですしね。
あたしぁ、町工場の娘で一般市民。貴族の艦長にはスティアの方がお似合いですって」
おおよそ貴族は家柄を尊重する。落ち目のアアルの家、すなわちヴァンリート家ならなおさらだ。
国内有数の大貴族であるノール家。その長男、グリーサス=ノール大尉が
海軍第三潜水艦隊のエース、『深淵の白狼』ことジンクウィードの艦長だ。
その妹であるスティアがアアルに想いを寄せている事は士官の間では周知の事実。
しかし、返ってきたのは意外な言葉だった。
198名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:52:05 ID:pNTeKGVe
「くだらない階級制度なんて関係ない。俺はヴィルフィエーゲ=ゲルネ、君という女性が好きなんだ」
アアルははっきりと言い切った。その顔にヴィルのぽっと頬が赤くなる。
(……そ、そんな真面目な顔して言われたら……ああ〜でもスティアに悪いしなぁ…はぁ…)
「わ…わかりましたよ、艦長。言っておきますけど、あたし、まだシャワー浴びてないし
オイルと煤でひどい臭いですけど」
その言葉が何を意味しているのか、それを理解したアアルはあわてて手を振った。
「え…あ…いや、だから俺は君のことが『好きだ』という想いを伝えたくて…」
「即物的なのはイヤですか?あたしぁ構いませんよ。いつ死んじまうかわからないこのご時世。
何事も先に、先に…ってね。これ、あたしの教訓です。それに長い航海で溜まってるんじゃありませんか?」
そう言ってヴィルはアアルの股間に手を這わせた。
「ヴィル……」
「言ったでしょ、あたしは町工場の娘。こういう事は経験済みでして」
えへへ…とヴィルはイタズラっぽく笑った。
「君は……俺で構わないのか……」
んっ…とヴィルは返答の代わりにアアルの唇に吸い付くようにして口づけした。
鼻をつくオイルと汗と潮の臭い。我ながら酷い臭いだなぁ…とヴィルは胸中で呟きながら唇を離した。
「はは…酷い臭いでしょ?続きはシャワー浴びてからにします?」
「構わないさ……そのままの君で…」
「かなり重度な趣向で…艦長1回、抜いておきますか?」
ヴィルはアアルに開いている木箱の上に座るよう促し、その足元にしゃがんで言った。
「できれば…その口調は直して欲しいんだがね、ヴィルフィエーデ」
愛称のヴィルでなく、本名を言ったアアルにヴィルは軽く敬礼して言った。
「あはっ……りょーかい♪では、改めまして………アアルは…口とおっぱいと手、どれがいいの?」
『女』の声でヴィルは甘く囁いた。普段、機関室から聞こえる凛とした声ではない。『女』の声。
アアルのペニスはそれだけでよりいっそう反り返った。
199名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:52:45 ID:pNTeKGVe
「……全部…で頼む」
「はは、困った欲張りさんねぇ」
ヴィルはシャツを捲り上げた。その反動で白い乳房がぷるんっと弾みをつけてこぼれ落ちてきた。
スティアとはまた違った魅力ある質量の乳房。特に際立ったのはその肌の白さだ。
「へっへ〜機関室で素肌を晒さないのは、ここと、下だけで…見事な焼き加減でしょ?」
確かに……航行中、潜行中、戦闘中…常に稼働しているディーゼルエンジンに蓄電池、モーター…
蒸し風呂のような中を彼女は激しく行き交っているのだ。その忍耐力にアアルは舌を巻いた。
「アアル………あ〜やっぱダメだ…すいません…艦長、いつもの呼び方でいいですか?何か調子狂っちゃって…」
「そうか?俺はさっきの方が――――――」
ヴィルはアアルが言い終わる前にそのズボンをずり降ろし、下半身を顕わにした。
「その代わりにコッチで満足させますから」
既に痛いほど勃起しているアアルのモノに舌を這わせ、指先で鈴口を弄る。
艶めかしい視線を投げかけながら、鈴口をチュチュと軽くノックするように指を使う。
「う……」
「ん…あはっ、久しぶりの男のココ…ん、ちゅ」
モノに手を添わせ、ヴィルは犬歯で軽くチュプチュプと先端を甘噛みしながら、唾液を擦りつけ始めた。
アアルは段々と荒くなる息を押さえ、股間に踞るヴィルの頭部を押さえた。
塩水でべったりと張り付いた髪は酷く傷んでいるような感じがした。
「ヴィル……」
「ん…髪の手入れとかあんまりやった事なくて…かなりぱりぱりしてますけど…勘弁して下さい」
ペロと舌を出してヴィルは言った。
戦争さえなければ今頃は町工場で働き盛りの娘であったろうに…
アアルは荒い息と共に何かいいたげだった台詞を呑み込んだ。
「あたしは気にしてませんよ、艦長。
『自転車以上の機械を製造している工場は全て兵器製造に協力せよ』って
お国の命令にあたしの工場は救われたんです。逆に潰れた工場も多いですけどね。
戦争がなかったらウチの工場は潰れてましたし、そうなりゃ女には娼婦くらいしか働き口がない町でしたからね。
貴族だ、軍人だ…って、艦長が気に病むことじゃないですよ」
アアルは「君は読心術でも備えているのか?」と思わず口にしてしまうところだった。
しかし、何とか平静を装うとアアルは言った。
200名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:53:57 ID:pNTeKGVe
「俺は軍人だ……戦争があれば国の為に戦う…それだけさ」
「ん…そりゃごもっともで…じゃそろそろコッチで…」
ヴィルはタンクトップを捲り上げ、乳房をさらけ出した。
いつもタンクトップに窮屈そうに押し上げている乳房は意外なほど白かった。
ヴィルの日焼けた褐色の肌に反してその白い肌のギャップにアアルは生唾を飲み込んだ。
「スティアには負けますけど…あたしのおっぱいもなかなかでしょう?」
そういってヴィルはアアルのモノを挟み込んだ。
「うっ…く…ぁ…」
圧倒的な圧迫感にアアルは思わず唸った。ぐにゅぐにゅと脈動する
マシュマロのような柔らかい乳に挟み込まれる感覚は何とも形容しがたい。
「へへへっ、ピクピクッってしてますねぇ艦長。それからこうやって…ん、ちゅ、はふ、れろ」
「ヴィ、ヴィル…くぅ」
ヴェルはゆっくりと乳房を上下させ、その谷間から先端が飛び出る瞬間を狙って、そこを口で責めた。
「ぐう…あっ…ヴィ、ヴィル」
乳房を両手で抱えシュッシュッとリズムよく扱き上げるヴィルの淫らな性技にアアルは思わず天を仰ぐ。
「なんですか?艦長、もうイっちゃいますか?堪え性がないですよォ?」
アアルが拳を握りしめ、モノがビクンビクンと大きく反応する。
「す、好き放題言ってくれるな…く」
「ほらほら、我慢しないで下さいよ。ヴィルのパイズリは最高だって、ねぇ?」
「うっ…ぐう!」
アアルがついに限界に達した。それをヴィルは見逃さず、モノを口に含んだ。
モノの先端がビクビクと震え、グワッと大きくなると
長い禁欲でたまった濃厚な白濁が大量にヴィルの口にぶちまけられた。
「ん…はぁんくううっ、はむ…んぐんっんんっ」
唇を深く被せ、手でモノを扱きながらアアルの射精を口内で受け止めた。
アアルの射精はまだとまらずびゅるびゅるっと腰が震える度に吐き出されていく。
「ぐ…あ、ああ…ヴィ、ヴィル…うっ」
アアルは呻き声を上げながら、身をかがめヴィルの頭部に手を回し、腰を震わせた。
「うっ…ううう…く…」
ようやく長い射精を終え、ヴィルが唇を引き抜くと、その口元からドロリと白濁が垂れ落ちた。
「んぐぐ…ううん…んっんっんん…ケホッケホッ…艦長、溜めすぎですよ…
これ、ほとんど塊じゃないですか…航海中はオナニーもしないんですか?」
喉に絡みつく白濁の塊を飲み下しながらヴィルは激しく咳き込んだ。
「はぁ…はぁ…航海中にそんな体力があったら…見習いたいね…俺には無理だ」
緊張感張りつめる航海中、しかも今回は敵との戦闘が多く、気の休まる日もなかった。
ベッドに倒れ込んでから、起こされるまでは死んだように眠るのが常であった。
「さて…じゃ、そろそろコッチを……実はあたしもけっこう溜まってまして…満足させてくださいよ、艦長?」

201名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 00:19:02 ID:pnmZZMCM
Uボートの艦内は狭いので密着型体位がオヌヌメ
202名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 22:23:41 ID:UTOzsJge
ふぅ・・・

乙なんだぜ
203名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:18:05 ID:2nArESho
これは乙!な作品
204名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 01:09:52 ID:H+cFg0ol
体臭きっつそうだおw
205名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 23:01:06 ID:bC7rgwJJ
女騎士「さあ!一思いに犯せ!お前のような(可愛い)戦士に犯されるなら本望だ!」
ショタ戦士「えっ、でも・・・いきなりそう言われても困りますよぅ・・・」
女騎士「なに!?貴様はそれでも男か!?それとも私に情けをかけるつもりなのか!
生き恥を晒すくらいならいっそ犯された方がマシだ!悔いなどありはしない!さあ早く犯せ!」
ショタ戦士「そ・・・そんなのボクには出来ないよ〜!」
女騎士「ならば・・・私がお前を犯してくれる!」ガバッ
ショタ戦士「あうあうあ〜!」
206名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 02:22:48 ID:H1SauDhG
蒼海シリーズは全体的にくちゃい+ハーレム状態だからなぁ
ヴァルキュリアの方は危うく素行の悪い敵兵がリンチに遭いそうになってたけど
207名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 17:08:03 ID:Yt5wTSK/
女騎士というと・・・
http://www.youtube.com/watch?v=BizV6CAMEK8&NR=1
208名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:47:08 ID:kPXdfZOV
淫乱バトル
209名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 23:40:13 ID:gN98uenZ
保守する
210名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:21:34 ID:LjdVRP2v
旧海軍搭乗員もの

ベテラン搭乗員同士


 「おい、煙噴いてる飛行機が来るぞ!」
 東部ニューギニアにある飛行場。ここへ1機の機影が煙を曳いて現れた。
 飛行場の将兵は緊急着陸または胴体着陸に備えて動き回る。負傷者を運ぶ為の担架に乗員救出で窓を割る為のハンマーなどが用意される。
 その機は段々と高度を落とし地上からもどんな機体か形状が分かるようになった。
 「あれは陸攻だ。一式陸攻だ!」
 「まさかアレだけなのか?」
 この飛行場ではこの日に一式陸攻の部隊が進出する予定であった。だが唯の1機だけで不安な予感を皆が感じた。
 予感は的中した。
 一式陸攻は滑り込むように滑走路へ入る。しかも胴体着陸だった。
 砂埃を立て煙と炎を纏いながら一式陸攻は滑走路の端で止まり飛行場の将兵が急いで搭乗員の救助へ向かう。
 機首の窓を割り有無を言わさず搭乗員が引き出される。ここまで急ぐのは出火しているのが右エンジンであり、エンジンは主翼に付いている。主翼は燃料タンクになっていてそこへ引火する危険があったからだ。
 「畜生!俺達だけだ!」
 救出された搭乗員。一式陸攻の主操縦手である大河小五郎海軍二飛曹はいきり立つように唸った。
 「おい、他はどうした?」
 少佐の階級を付け参謀章を吊るした将校が大河へ尋ねた。
 「我が中隊は私を除いて撃墜されました…」
 気分が高まっていていたが上の階級に対する接し方をわきまえていた大河は丁寧な口調で説明した。
 「なんだと!敵戦闘機か?」
 少佐はショックを受けて聞く。
 「はい。グラマンでした」
 「本当にグラマンか?」
 この場合のグラマンはグラマンF4F艦上戦闘機の事だ。
 「確かにグラマンでした。私の機の搭乗員みんなが確認していました」
 「そうか。分かった」
 少佐は飛行場の奥にある戦闘指揮所へ去って行った。
 「あの少佐はここの参謀か?」
 大河が介抱している水兵長へ尋ねる。
 「あれは連合艦隊司令部から来たと言う塚作少佐ですよ。どうもここで作戦指導をしているらしいです」
 「そりゃまた妙な事だな」
 大河は何やら変な事に巻き込まれてないか心配になった。
211名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:23:18 ID:LjdVRP2v
大河の居た陸攻中隊9機は本土からサイパン・トラックを経てこの東部ニューギアニアへ進出した。だがトラックからの途上で陸攻中隊はグラマンF4F
の襲撃を受ける。ただの基地移動である為に護衛の戦闘機など同行させてはいない陸攻中隊は洋上でF4Fによる一方的な殺戮を受ける破目になった。
 修羅場から何とか逃れて目的地に着いた大河の機では大河と電信員の森永三飛曹だけで他の5人は機上で戦死していた。
 「君ら陸攻隊を呼んだのはニューギニア近海へ敵機動部隊が来航する可能性が大であると判断したからだ」
 三日後。戦闘指揮所で大河と森永は塚作から説明を受けていた。
 「マーシャル諸島近海で哨戒をしている潜水艦が敵機動部隊を発見した。それからトラック諸島近海を哨戒する潜水艦がその敵機動部隊を見つけトラック
からは偵察と思われる敵機が襲来したと報告が来た」
 塚作は机に広げた地図で位置を指で示す。
 「そこで私は考えた。もしかすると連合艦隊主力を探しているのではないかと」
 絶対の確信を持って塚作は言った。
 「現在、連合艦隊主力はトラックからパラオに移動している。敵機動部隊がパラオへ向かうにはこのニューギニア沖を通るだろう。そう考えて陸攻隊で
迎撃の態勢を取ろうとしたのだ。しかし陸攻隊は全滅してしまった…」
 大河はこのまま敵を見逃すのかと思い顔は平静を装っていたが内心では悔しい思いになっていた。
 「だが私は既に連合艦隊司令部へ新たな部隊を回して貰うように頼んである。お前達もその部隊で存分に活躍してくれ!」
 塚作は不地着で乗機が大破してしまい乗る飛行機の無い大河と森永を励ますように言った。
 「その部隊が今日来るのだ。ちょうど今頃の筈だ」
 腕時計を見ながら塚作が言う直後に飛行場の見張りが「1機着陸する!」と叫んだ。
 「1機だと?」
 塚作は怪訝な顔で指揮所から外へ出て空を見上げる。
212名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:24:12 ID:LjdVRP2v
そこには脚を出して着陸態勢に入っている単発の小型機の機影が見えた。その機体は大河の陸攻とは違い煙も火も出ていない無事なように思えた。
 だがその機体。九七式艦上攻撃機が着陸すると凄惨な姿を見せた。
 機体は穴だらけで防風のガラスも幾つか割れて風穴が開いている。
 「2人やられた!すぐ来てくれ!」
 操縦席から搭乗員が顔を出して叫ぶ。すぐに担架を持って兵達が駆けつける。その中には顔を青ざめた塚作も居た。
 「おい、お前だけか?他は?」
 塚作は艦攻から降りた搭乗員へ質す。
 「はい私だけであります少佐。我ら瑞鶴の艦攻と艦戦は洋上で敵機の奇襲を受けてしまい艦戦の方は分かりませんが艦攻隊は私以外を除いて撃墜されました」
 中尉の階級をつけたその搭乗員は答えると塚作は「なんて事だ!」と落胆すると指揮所へ戻って行った。
 大河は戻って来た塚作を無視して艦攻の中尉を眺めた。まだ飛行帽を被ったままで顔がよく分からない。艦攻に乗っていた2人が担架で運ばれるのを見送って
から中尉は飛行帽を取りながら指揮所へとやって来た。
 髪は乱暴に切って短く双眸は細いが女だと大河には分かった。しかも歴戦の。陽に焼けた顔の左瞼の上に縫った跡があるからだ。
 「瑞鶴飛行隊艦攻隊の咲島由利子中尉ただいま着任しました!」
 指揮所に来た中尉。咲島はこの場で一番の上官である飛行場の司令畑山中佐へ着任の挨拶をする。
 「ご苦労。だが君の上官は塚作少佐だよ」
 畑山は地図を広げた机の前で落ち込むさっきの参謀少佐を視線で指した。
 「少佐。改めて――」
 「官姓名もう聞いたからいい。聞きたいのは敵機は何だったかだ」
 「グラマンF4Fです」
 「やはり艦戦か。それにしても今回は零戦の護衛もあっただろうにどうして1機だけしか残らないのだ?」
 「戦闘機隊は不意をつかれたようで、敵機の急降下による襲撃を受けてからすぐに編隊はバラバラになりました」
 「情けない…」
 塚作の腹立たしいような表情になると咲島の眉がぴくりと動くのを大河は見た。
 「ともかく。敵機動部隊は東部ニューギニア沖に居るのは確実だ。なんとしても撃破せねば」
 咲島を無視してまた塚作は地図に向かい思案に耽り始めた。
213名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:25:12 ID:LjdVRP2v
後編へ続く
214名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:35:27 ID:TGHL1bjA
支援
215名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 00:10:19 ID:sKQNBlqk
期待するぞ!!
216名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 01:49:23 ID:gUT2f+g+
松本御大の戦場漫画シリーズっぽい雰囲気GJ
217名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 02:59:30 ID:f06WxRyp
ワイルドキャットもなかなか手強い乙
218名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 16:18:33 ID:zwOkR4eP
>>212氏の投下に期待するや切である!
219名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 01:38:25 ID:YSuSevZc
それにしても日本機は燃えやすいな
220名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 00:20:03 ID:my3CFf8W
軍服のおにゃのこって萌えるけど、旧日本軍は女性は士官ってなれない…よな?
あんまり詳しくないんだよなぁ
221名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 01:32:12 ID:yTRbRicN
ファンタジーで納得するしかないな。
222名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 03:39:33 ID:I7V+CTbt
>>220

> 軍服のおにゃのこって萌えるけど、旧日本軍は女性は士官ってなれない…よな?
> あんまり詳しくないんだよなぁ


女性軍人は存在しちょらん!!
軍属なら
223名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:32:44 ID:cXE8Mo1o
>>219
一式陸攻はそうでもなかったらしい
ただ大型機×雷撃という運用がやばかっただけで


なかなか燃えるなあ。
224212:2011/01/19(水) 18:53:05 ID:Cn1/2KzR
どうも>>212です。

タイトルを書き忘れたので以後は本作を「雷撃の姐御」としました。
>>210-212を(1)〜(3)となります。
225雷撃の姐御(4):2011/01/19(水) 18:54:21 ID:Cn1/2KzR
「君達はどこの隊だ?」
 咲島は大河と森永へ尋ねた。
 「七五二空、陸攻です」
 大河が答えた。
 「陸攻か。それにしてもお互い酷い目にあったね」
 咲島は親しげに言うと大河は上官に対する緊張が少し解けた。
 「全くです。こっちは戦闘機が1機も無かったから一方的でした」
 「そっちが一番酷いね。まあこっちは零戦が居たけど訓練の未熟な者が多い
隊が選ばれたからまともな護衛にはならなかった…あの参謀少佐が呼ばなかっ
たら技量がもう少し高めて少しはマシな戦いができただろうに…」
 咲島は苦い顔をした。
 「お察しします」
 「愚痴をぶつけてしまったね。すまない」
 「いいえ。こちらも同じ思いですから」
 「二飛曹。当分の間は私が君の上官になるな。これからよろしく頼む」
 暗くなる気分を変えようと咲島はニコリと笑う。
 「はい。こちらからもよろしくお願いします」
 大河も覇気のある声で応えた。
226雷撃の姐御(5):2011/01/19(水) 18:55:21 ID:Cn1/2KzR
翌日の朝早く。塚作は一晩で修理された九七式艦攻に乗り咲島の操縦で飛び立った。
 昼過ぎに塚作が咲島と戻った時には陸軍の一〇〇式司令部偵察機と九九式双発軽爆撃機それぞれ1機づつを連れていた。
 「陸軍と話をすると陸軍も敵空母の存在に困っていると言うのだ。我らと同じく移動中の航空機が撃墜されてな。それで敵空母をどうにかしてくれるなら協力しますと偵察機を貸してくれたのだ」
 塚作は自慢してこう言った。
 ニューギニアに展開している陸軍航空隊も補充や増援で来る戦闘機などが海上で撃墜されてしまっていた。そこへ塚作がやって来て協力を求められて司偵を搭乗員と整備員と一緒に貸したのだった。
 九九式軽爆は整備の兵と部品や道具を下ろしてから戻った。
 こうして塚作の下には九七式艦攻と一〇〇式司偵がそれぞれ1機。合わせて2機の戦力となった。
 そして次に大河ら搭乗員の役割分担が決められる。
 森永三飛曹が一〇〇式司偵の電信員として乗り込む事となった。これは陸軍には不慣れな洋上飛行での索敵をさせるからだ。この為に陸軍の搭乗員は1人しか来ていない。
 大河は咲島と組む事になった。
 咲島のペアだった2人は虫の息であったが一命を取りとめ海軍の病院が置かれている地域へ送られた。なので大河は咲島の艦攻に乗る事となった。後部の電信員として。
 「連合艦隊司令部に増援を要請したが断られた」
 塚作は搭乗員達へ作戦の説明を始めた。
 連合艦隊司令部は二度の移動中による全滅と言う結果に塚作の所へ航空部隊を送る事を躊躇った。またこれには母艦飛行隊から部隊を三度出すはめになった第三艦隊からの強い反対もあった。これ以上は部隊再建が不可能になると艦隊司令官の名前で拒否がなされた。
だからこれ以上の戦力を送るのを却下したのだ。
227雷撃の姐御(6):2011/01/19(水) 18:56:49 ID:Cn1/2KzR
「もはや我らだけでやるしかない!」
 塚作は拳を振り上げた。
 「昼間は陸軍偵察機により索敵を行い。夜間は艦攻が雷装で索敵攻撃を行う。これを敵空母を撃沈または撃破するまで毎日続ける」
 塚作の作戦内容に誰もがこれしかやりようが無いだろうと納得した。なんと言っても2機だけなのだから。
 「もしも昼間の索敵で敵機動部隊を発見した場合は、咲島中尉。頼むぞ!」
 塚作の期待に咲島は冷ややかだった。
 「少佐。いくらなんでも無謀です」
 咲島の反対に塚作は睨む。
 「無謀とはなんだ!臆したか!」
 「臆病になった訳ではありません。昼間であればたった1機で挑めばたちまち敵戦闘機に落とされます。私は確実に敵空母へ魚雷を命中させて戦友の仇を討ちたいのです!ですから夜間での攻撃をしたい。それかせめて薄暮での攻撃にしてください」
 咲島の反論を塚作はじっと睨みながら聞いた。
 「よし分かった!咲島中尉の意見を採用する」
 塚作は睨んだ顔を崩して言った。
 これには大河はほっと安堵した。これで無謀から救われたと。
 
 塚作少佐の作戦は実行に移された。昼間は一〇〇式司偵が索敵し夜間は九七式艦攻が魚雷を提げて索敵攻撃に飛んだ。だが4日過ぎても航跡すら見つからなかった。
 塚作の苛立ちが最高潮の時にラバウルからF4FやTBSアベンジャー艦上攻撃機・SBDドーントレスと言った艦上機による空襲を受けたと言う報告が入り。次いでトラックからニューギニアに飛行して移動中の陸軍一式戦闘機「隼」2機が撃墜された報告が入る。
 「敵はニューギニア沖に空母を置いて我が軍の増援として送られてくる航空機を妨害しているのか」
 ここに来て塚作は米軍の動きを当てた。
 「ますます叩かねばならん。なのにどうして見つからん!」
 とうとう机を両手で叩くようにまでなった塚作を畑山は黙って見つめていた。
228雷撃の姐御(7):2011/01/19(水) 19:00:13 ID:Cn1/2KzR
 索敵攻撃の任務が終わると塚作少佐への報告が終わると飛行場の主計が用意した風呂へと入り夜間飛行の疲れを取る。とはいえ風呂はドラム缶で1個しかない。空いたドラム缶は幾らでもあったが風呂に回せる余分な水が無いからだ。
 だが畑山中佐の計らいで夜間飛行任務を労う風呂が毎日炊かれた。
 とはいえ入る順番はやはり階級順。咲島からだ。
 大河は兵舎で咲島が上がるのを待っていた。誰もいない兵舎で大の字で横になりしばし待つ。
 だが大河は夜間索敵攻撃任務の5日目にして疲れのせいか妙に性欲が高まった。
 その高まりは大河の行動を大胆にさせる。
 大河は兵舎から外へ出ると密林へと入る。そこにあの風呂があるのだ。
 女性である咲島に配慮しての事であったが特に壁を作る事はしなかった。何故なら所狭しと茂る密林の葉が自然の壁となっていたからだ。
 壁とはいえ隙間は幾つもある。大河が覗くのは簡単だった。
 そして何より大河を大胆にさせたのは見張りが居ない事だ。
 普通ならば武装した兵が覗き防止に置かれる筈だがこの飛行場では1人も置いていない。風呂を使うのが大河と咲島だけのせいだろう。だから近づくといえば風呂焚きの兵合わせても3人であり「言わなくても分かるだろう」と言う
 大人の常識が働いたせいである。
 だから大河の覗きを阻む者は無かった。
 (バレなきゃいいよな)
 風呂の手前でこう自分に言い貸せながら大河は緑の壁の隙間へ視線を通す。
 まずはドラム缶が見えた。まだ咲島は入っていない。薪や火を調整している若い兵の姿がドラム缶の向こうに見える。若い兵は火の調整に集中していて大河に気付いていないようだ。
229雷撃の姐御(8):2011/01/19(水) 19:01:06 ID:Cn1/2KzR
「入るぞ」
 咲島の声がして思わず大河は伏せの姿勢をしてしまう。
 (気付いてないな。良し)
 大河はすぐに覗きを再開する。
 (おおお!!)
 咲島の背中が見えた。それだけでも久しぶりの女の裸に大河は興奮した。
 (なんとも細いな…胸はそこそこ…)
 咲島が大河から見て横向きになるとその体格がより分かるようになった。
 身体は鍛えられたせいか細く胸は手で隠せるぐらいであるが綺麗なお椀型だ。顔や首に腕や脚は陽に焼けて褐色であるが胸から胴体・腰にかけては白く際立っていた。
 (胸はもう少し大きければと思うが綺麗だな)
 大河は湯を手で掬い顔や脇の下を洗う咲島をギラギラした目で必死に覗く。もはや誰かに覗きがバレる心配は頭から消えていた。目の前のしなやかな肢体をつぶさに見続ける事。ただそれに全神経を向けていた。
 (これは。こんな格好は妙に興奮する)
 大河を一段と興奮させたのは咲島が立って股間をお湯で洗っている姿だった。大股を開き右手で湯を股の全体へかける姿は妙な興奮をもよおした。
 「ねえ…」
 咲島が突然誰かに向けて言うと大河は冷や水を浴びたように興奮が消え失せて緊張で身体と心が固まる。 「二等水兵。君ちょっと来なさい」 
 呼ばれたのは風呂炊きをしている若い水兵だった。大河は自分じゃなくてほっとする。
230雷撃の姐御(8):2011/01/19(水) 19:01:42 ID:Cn1/2KzR
「あの…なんでありましょうか?」
 童顔の垢抜けなさが残る若い水兵は立ち上がって咲島の前に立つ。その姿勢はやや前かがみだった。また咲島の顔だけを見て身体を見ないように必死になる猫背に近い妙な格好になっていた。
 「いつも風呂焚きご苦労だ」
 「いえいえ。搭乗員の方が一番苦労しているんです。風呂焚きぐらい苦労にはなりません」
 若いながらしっかりした答えで水兵は返した。
 「私にとって風呂があるのはかなり助かるのよ。今じゃ一番の楽しみになっているし。だからお礼がしたいのよ」
 そう言うと咲島は水兵の右手を取り自分の胸へ引っ張る。
 「ちゅ、中尉!」
 水兵は驚き前かがみな姿勢が一気にピンと真っ直ぐになった。
 「お、やっぱり大きくなっているね」
 真っ直ぐ立った水兵のズボンが盛り上がっているのを咲島が見つけると水兵は顔を真っ赤にして俯く。ただし右手はまだ胸を掴んだままだったが。
 「私が風呂の中に入って君に背中を向けている時。君は自分のをしごいているのを知っているよ」
 「すっすいません。その…つい…」
 恥ずかし過ぎてとうとう水兵は咲島の胸から手を離す。
 「謝る事は無いよ。健康な男ならみんなこんなもんだって。それに女としてはまだ色気があるって見られて嬉しいもんよ」
 咲島は屈託無く笑う。だがそれでも若い水兵は緊張が解けない。
 「だから今日は私からのお礼。私の身体触って良いよ。ほら」
 再び咲島は水兵の手を取り胸を触らせる。
 「本当に良いんですか?」
 両手で胸を押さえる様に掴みながら水兵は咲島へ尋ねる。その目はさっきまでの遠慮したものから飢えた熱い目になっていた。
231雷撃の姐御(10):2011/01/19(水) 19:02:31 ID:Cn1/2KzR
「いいよ。好きなだけ」
 許可が出ると理性が飛んだように水兵は咲島の胸を激しく揉み乳首へ吸いついた。咲島は獣となった水兵の頭を優しく撫でてなすがままにしている。
 (くっそう羨ましい!)
 大河は水兵を憎たらしいぐらいに羨ましがった。
 水兵は咲島の胸を貪りながら尻を揉み太腿も撫でた。その一連の動きはまるで咲島を食うかと思うような程に荒々しいものだった。それでも咲島はやや顔を赤くしながらも優しい顔でいる。
 だがその咲島の右手は水兵の股間へ伸びた。
 「う!あう!」
 咲島がズボンの上から固くなった肉棒を触ると水兵は呻いた。
 「すっきりしてあげる」
 悪戯を楽しむような顔で咲島は一旦水兵を引き離すと水兵の前でしゃがんだ。
 「ズボン脱いで」
 水兵は期待から焦りながらもズボンを脱ぎ足下へ落とす。
 「皮被ったままって事はまだだったの?」
 褌の隙間から引っ張り出した水兵の肉棒を目の前にして咲島は尋ねる。
 「はい」
 肉棒を握られ息を荒く吐きながら答えた。
 「君の筆卸をしたいけど、まだ私も体力がいるから今日は口で勘弁してね」
 咲島は肉棒を口に咥えると一気に激しく頭を上下に動かす。
 「うはああああああ。ああ・・・」
 水兵は初めて味わう快感に身体を仰け反らせた。
 咲島は右手で肉棒を握り咥える角度を固定していたが左手は股間を激しく愛撫していた。秘部を伸ばした指でなぞり敏感な部分を擦る。
232雷撃の姐御(11):2011/01/19(水) 19:03:18 ID:Cn1/2KzR
 (中尉がこんな事をたまらねえ)
 大河は目の前の淫らな光景に本人も知らずの内に鼻息を荒くして見入っていた。大河も股間が大きく痛くなっていたがここで僅かな冷静さから欲望の処理には動けなかった。もしも覗きがばれそうになった時に素早く逃げられないと考えたからだ。
 「中尉…もう…もう…出そうです」
 水兵はうわ言のように限界だと伝える。
 「いいわ出しなさい。遠慮なく」
 咲島は口をすぼめて更に激しく水兵を攻める。それは咲島の口からじゅぽじゅぽと言う卑猥な音を立てる程だ。その動きに合わせて咲島の左手も激しくなる。今度は中指を秘部へ抜き差ししていた。
 「で、出るううう…」
 水兵はその精を咲島の口へ放った。
 初めの口淫に水兵は長く射精を続けた。咲島は精液を口で受けながらイった。
 「すごく気持ちよかった…」
 出し切った水兵は褌のまま力が抜けて地面に座り込んだ。
 咲島は自分の指でイったせいで思わず口の中の精液を飲み込んでしまい咳き込んでいた。
 「大丈夫ですか?中尉」
 水兵はまたいつも通りのスタイルで心配する。ズボンを足に引っ掛け褌のままであるが。
 「大丈夫よ。けど凄い量ねさすがは童貞君」
 咲島がからかうと水兵は恥ずかしくなって俯く。
 「さて、君も洗わないと」
 咲島は水兵に促すと水兵は素直に動こうとしたが股間は不足だと物語るように固さをまた戻す。
 「仕方ないわね」
 咲島は水兵の肉棒を再び握る。水兵の身体を自分と密着させてまた胸を貪らせる。握った右手は激しく水兵の肉棒をしごき水兵の頭を咲島の胸に頭を埋めさせた。咲島の左手は水兵の背中に回っていた。
 「そろそろ…出ます…」
 水兵は胸に挟まれながら最初と変わらないぐらいの精を放った。
 しかも大河の所へも。
 (うわ!汚ねえ!)
 まるで全開にした蛇口のように水兵の放った精液の飛沫が大河の顔にかかってしまった。それに大きく痛くなっていた股間は萎えた。
233雷撃の姐御(12):2011/01/19(水) 19:11:11 ID:Cn1/2KzR
 その頃。森永三飛曹の乗る一〇〇式司偵は東部ニューギニアより北の海域を飛行していた。
 一〇〇式司偵を操縦するのは野沢陸軍軍曹だ。ベテランの搭乗員であるが陸軍航空隊の常として洋上飛行が苦手である為に森永を電信員兼航法士として乗せている。
 この索敵が6日目に入って海上を飛行する中で2人は陸海軍の隔てを無くして仲が良くなった。それはお互いに操縦と航法で頼っているからだ。
 「あれはウェーキ…。航跡がいくつもある」
 森永が海面に白い筋が何本もあるのを見つけた。
 「野沢軍曹。あの雲の下に行って下さい」
 「よし分かった」
 野沢は機体を左へ捻り流れるように雲の下へ降下させた。
 「敵艦隊だ!空母が居る!」
 雲から飛び出すと眼前には輪陣形の艦隊が現れた。森永は敵艦隊の様子を見ながら電鍵を叩き位置や空母が居る事をモールス信号で発信する。
 敵艦隊からはすぐに対空砲火が撃ち上がり一〇〇式司偵の機体や翼を揺らす。その中で森永は懸命に打電を続けていた。
 「来た!敵機だ!7時方向!」
 森永は敵艦隊を見つつ後方の警戒もさわしなくしていた。
 迫る敵機はF4Fが4機。だが野沢軍曹は余裕の顔だ。
 「来る!来るぞ!」
 つい最近F4Fに撃墜されそうになった恐怖が蘇り森永は恐怖を口に漏らした。
 「大丈夫だ。この司偵は戦闘機よりも速い!」
 野沢はスロットルを全開にしてスピードを上げる。森永はこの急なスピードアップに座席で背中を軽く打ったがF4Fをみるみる引き離している光景に歓喜した。
 「凄い!本当に戦闘機よりも速い!」
 この一〇〇式司令部偵察機二型は最高速度が605km/hである。これは最高速度が515km/hのF4Fを引き離すには充分過ぎる俊足だ。
 「どうだ最高だろこの飛行機は!」
 気分が良い野沢が言うと森永も「全くです戦闘機が追い着け無いんだから」と興奮気味に言った。
234212:2011/01/19(水) 19:11:45 ID:Cn1/2KzR
また続きます
235名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 22:34:28 ID:CegG9XHV
航空機ものは珍しい!
エロが本番無しでもエロス!

話の雰囲気からして
敵空母は多分軽空母だと思うんだが、軽(護衛)空母の搭載編成ってどんな感じなんだろ?
236名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 00:27:26 ID:dpWexlA9
>>235
>>軽(護衛)空母の搭載編成ってどんな感じなんだろ?

・・・そこでカムシップの出番ですよw
237名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 00:33:55 ID:nEAKT9OJ
軍オタにも楽しめるな
代表的軽空母インディペンデンス級なら竣工時30機(艦爆9機、雷撃9機、艦戦12機)
護衛空母カサブランカ級なら計28機
連合艦隊のパラオ移転が1944年2月であることを考えるとほぼその直前あたりだろう
752空は1943年11月マーシャル諸島ルオット島に進出、翌2月にマーシャル失陥で後退してるからちょうどこの間になりそうだな
この時期のワイルドキャットなら護衛空母でも使える最多生産型のFM-2の可能性が高そうだ
238名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 01:41:52 ID:pmYIxJ2U
咲島さん、下はかなりのベテランだな。
年齢は19〜23歳くらいで変換してたけど28〜32くらいに修正するわ
239名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 22:46:12 ID:Sx44ah53
目安じゃ16で兵学校に入って、20で卒業。少尉候補生を一年やって21才。
少尉を二年、中尉を三年、大尉を五年やって30で少佐。
あくまで目安だから、本人の能力で多少前後する。まして戦時だからね。
20代半ばってところじゃないの。
240名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 00:26:29 ID:hgZTGgoV
waffennSS随一のイケメンヨッヘンパイパーは30で連隊長だお!
33で無職のオレはどうすりゃええのw
241名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 01:36:31 ID:C868WTSY
>>240
無職という存在があり得ない我が国へ来ればよい。
なあに、字が読めない兵が大半だから君でも立派にやっていける。
ただし銃は二人に一丁だ。
タンクデサント兵なら短機関銃支給だぞ。
242名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 01:49:51 ID:oSaTuSNM
市民、あなたは幸せですか?
243212:2011/01/29(土) 15:02:37 ID:yE5JWgrO
好評を頂きありがとうございます
>>238
咲島さんは20代後半で考えています。

ではラストを投下します
244雷撃の姐御(13):2011/01/29(土) 15:05:59 ID:yE5JWgrO
「中尉。起きてください中尉」
 大河は咲島を起こそうとしていた。咲島は兵舎では無く陸軍の隼との空戦で傷つき不時着したB25爆撃機で寝ていた。B25は燃える事は無かったが不地着で翼と機体が折れていた。こうして風通しの良くなったB25の機内を咲島は寝床にしていた。
 「まだ早いじゃないか」
 不機嫌そうに咲島は起きる。まだ昼間であるからだ。
 「敵艦隊を発見したそうです。塚作少佐が指揮所へ来るようにと」
 「まさか今から出ろと言うんじゃないでしょうね」
 咲島は塚作に認めさせた昼間の出撃はさせないと言うのを反故にされるのではと訝った。
 「索敵機が敵艦隊を見つけた。報告によれば空母が1隻だ」
 指揮所で塚作は説明を始めた。野中と森永の一〇〇式司偵が発見した敵艦隊についてだ。位置・速力・進行方向が塚作から知らされる。
 「出撃はいつでしょうか?」
 敵艦隊についての説明が終わるったところで咲島は尋ねた。
 「今からと言いたいが君の進言通りに薄暮での攻撃をして貰おう」
 一番の心配が無くなり咲島と大河は安堵した。
 そして数時間後。咲島と大河の出撃する時間となった。
 たった1機の攻撃隊であるが塚作や畑山に飛行場の将兵ほとんどが帽振れで見送った。
 「全てはお前達にかかっている!奮戦努力せよ!」
 塚作の訓示を受けてから九七式艦攻1機が太平洋へ向けて出撃する。
245雷撃の姐御(14):2011/01/29(土) 15:06:42 ID:yE5JWgrO
南太平洋に夜のとばりが下りる。
 暗闇の幕が空の多くを占めていたがまるで隙間が僅かに開いている様に水平線に沿って茜色の帯が見える。これが薄暮の時だ。
 咲島の操る九七式艦攻は燃料の続く限り敵機動部隊と接触を続けていた野沢と森永の一〇〇式司偵からの続報を元に敵機動部隊の位置を予測して向かっていた。
 高度5000で飛行しつつ夕方前から飛行しているが未だに見つからない。
 だが咲島も大河も闘志は衰えていない。もうすぐこの先に敵が居ると信じているからだ。
 茜色の帯が薄い線のようにまでなり夜へと変わろうとしていた。
 その時だった。
 「何か見える…」
 咲島が呟く。
 「敵艦隊ですか?」
 大河が尋ねるが咲島は黙っている。よく目を凝らし闇へ擬態しようとする何かを見極めようとしていた。
 「高度を下げるぞ」
 咲島は5000から1000へ高度を下げた。すると暗い海面から閃光が幾つも瞬き曳光弾の雨が昇って来る。
 「当たりだ!行くぞ!」
 「はい!」
246雷撃の姐御(15):2011/01/29(土) 15:07:24 ID:yE5JWgrO
咲島は船らしい影を見つけていた。だが暗過ぎて敵味方の区別はおろか本当にそこへ艦船があるのか確認出来なかった。だから高度を下げてみて敵ならレーダーでこちらの動きを掴んで撃ってくるだろうと危険であるが確実な判断方法だった。
 咲島は高度を更に下げて海面スレスレに降りると射撃の光源へ機首を向けた。
 大河は無線の電鍵を叩き突撃を意味するト連送を打ち続ける。
 ガンガン何度も機銃弾や炸裂した砲弾の破片に叩かれながら外周の駆逐艦を越え。
 また駆逐艦を越え巡洋艦を越える為に少し高度を上げる。この時に防風のガラスが割れ咲島と大河に細かいガラス片が顔にかかる。だがそれに少し顔をしかめただけで気にはならない。ガラスよりも危険な物が四方八方から飛んで来るのだから。
 「空母だ!」
 巡洋艦を飛び越えると咲島が叫んだ。
 艦の各所にある砲や機銃の閃光が幾つも重なり艦影が浮かび上がった。それで咲島は空母だと分かったのだ。
 九七式艦攻はまた海面スレスレに高度を下げて空母を狙う構えに出た。
 大河は咲島の肩越しに敵空母の影を見た。どうやら大型空母。僅かに見えるシルエットはよく知るヨークタウン級や最近現れた新型のエセックス級とは違うように思えた。艦橋が先の二空母とは違い小さいように思えた。
 「よーい!」
 雷撃しようと咲島が号令をかける。
 主翼に機体が敵弾で揺らされながらも針路そのままで敵空母の右舷へ迫る。
 「撃て!」
 九一式魚雷が投下された。850kg近い荷物が一気に落ちると九七式艦攻はその反動で浮き上がる。その僅かな動きを利用して咲島は機を少し上昇させた。
 空母の飛行甲板をスレスレ飛び越えその低い高度のまま敵艦隊の中を突破しようとしてた。
 大河は真後ろを向き戦果の確認をしようとしていた。飛び交う対空射撃の火線に射撃の煌きと浮かび上がる艦影だけしかまだ見えない。
 まさか外したかと思った時。
 暗闇の中で高い水柱が上がるのを大河は見た。
 「中尉!命中です!命中!」
 「やったか!」
 二人とも緊張が一瞬だけ解ける。ここまで夜間飛行を何日も続けて来た成果が出来たのだから。
247雷撃の姐御(16):2011/01/29(土) 15:09:01 ID:yE5JWgrO
「右舷後部での浸水は応急作業でもうすぐ止まります。ですが速力は22ノットに落ちました」
 咲島の九七式艦攻が雷撃した空母「レンジャー」では慌しく復旧作業が行われた。
 「レンジャー」は右舷後部に魚雷が命中しその衝撃や水柱の水圧で12センチ砲の砲座がえぐられ砲弾も飛ばされた事から爆発と火災が起きたが
艦自体の大きな損害は魚雷の命中で生じた破口から浸入した海水によって右舷が5度下がって機関が損傷して22ノットに落ちた事だろう。
 「やはり対空砲の射程に入った所で射撃を始めるべきだったな」
 機動部隊の司令官は「レンジャー」の艦長から被害報告を受けてから後悔をした。
 咲島と大河の乗る九七式艦攻を単機であるから偵察機だと判断して夜の闇に紛れた今ならそうそう見つかるまいと思い自ら発見されないように射撃を控えていた。
 だがそれが仇となり「レンジャー」は魚雷で大きなダメージを受けてしまった。
 「任務の順調さで敵を見くびってしまったなこれは」
 司令官は「レンジャー」の損害は自分の慢心だと結論を出した。
 「レンジャー」を中心とした機動部隊は攻撃の主力となる機動部隊のラバウル空襲を援護すべくニューギニアやラバウルへ向かう日本軍機を阻止する任務に就いていた。
「レンジャー」は本来なら訓練用空母として使われる予定だったのを無理矢理また前線に立たせて任務に当たらせていた。
 「この損害だと任務続行は危ういな。ハワイへ帰還しよう」
 こうして咲島と大河によってニューギニア沖から敵空母の排除に成功したのであった。
248雷撃の姐御(17):2011/01/29(土) 15:10:21 ID:yE5JWgrO
飛行場へ帰還すると総出での歓迎を咲島と大河は受けた。
 二人が艦攻から降りると塚作がまず飛び出した。
 「よくやった!本当によくやった!連合艦隊司令部から感状が出るぞ!」
 満面の笑みで塚作は二人を讃える。
 塚作から離れると畑山が近づく。
 「ご苦労だ。あるものだけだが戦勝祝いの席を用意した」
 飛行場の士官用食堂となっている小屋へ案内された。そこにはいつもより豪勢な食事が用意されていた。
現地人から医薬品や煙草と交換した豚と兵が銃で仕留めたワニの肉を焼いたものと言うメニューであるがいつも白米に漬物。または現地で採った果物と言う寂しい内容であるから
ここまで魚と肉が食えるのは豪華なメニューと言える。
 その食事に華を添えるのは畑山が持ち込んでいた新潟産の日本酒だった。
 「咲島中尉と大河一飛曹の勇戦敢闘に乾杯!」
 塚作の音頭で乾杯を士官達がすると咲島と大河は目の前のご馳走を食う。久しぶりの肉は勝利の美酒となった日本酒の心地よさもあり爽快な美味さがあった。
 兵や下士官も肉が振舞われ酒はさすがに主計が用意したどぶろくであったが酒の解禁され宴は賑やかになった。戦争前の流行歌が歌われ真似で落語をする芸達者が場を盛り上げる。
 戦友を亡くし敵を追い求め戦う殺伐とした日々を忘れるような時間だった。
249雷撃の姐御(18):2011/01/29(土) 15:11:23 ID:yE5JWgrO
 宴が終わると咲島と大河は兵舎へ向かう。畑山の酒で久しぶりに酔った2人は心地良かった。
 「一飛曹。ちょっと付き合って」
 兵舎に入ろうとする大河を咲島が呼んだ。
 大河は咲島の後に続いて行くと咲島専用の寝床と化したB25の残骸に着いた。
 「さあ、上がって」
 まるで自分の家みたいに咲島は大河を中へ入れる。
 B25の機内は後ろ半分が歪むように折れて隙間が開きコクピットも窓ガラスがほとんど割れていた。これで風通しの良い空間が出来ていた。
 「一飛曹。こんな事を命令するのは気が引けるけど。私を抱いてくれないか」
 咲島は少し慎重に大河へ言った。
 大河はその言葉を聞いて内心では大声で「やった!」と叫んだ。
 「勿論抱きますよ!命令で無くても抱きたっかたです!」
 大河は思わぬ事に酒の酔いもあって興奮が一気に高まった。
 「嬉しい事言うじゃないか。さあ、来て」
 咲島は大河の首と背中へ手を回し自分へ引き寄せながらゆっくり倒れる。
 大河がのしかかるような格好になった。そして鎖を外した猛獣みたいに大河は咲島へ挑む。
 まずは咲島の唇を奪い。首筋に舌を這わせ左手は飛行服の上から胸を揉み。右手は同じく飛行服のズボンの上から股間をさするように刺激する。
 「ふう…はあ…」
 咲島は首筋と胸・股間同時の愛撫にたちまち切ない声を上げる。
 大河は咲島の上着のボタンを焦りながら外しシャツを捲り上げて胸を出させる。
 (これがあの水兵が堪能した乳か)
 あの覗いた時の光景を浮かべながら大河は咲島の胸を直に両手で揉みながら乳首を吸い上げる。大きくも無く小さい訳でも無い美乳は柔らかく久しぶりの感触に大河の雄な性が猛る。
 盛りに任せて今度は咲島のズボンを引き抜き次いでズロースも引っ張り出される。
 露になった咲島の秘部へ大河は顔を突っ込み水を飲む犬みたいに舌を忙しく動かして咲島を貪る。
 咲島の息が荒い。はあはあと熱でうなされたようになっている。
 吐息をしながら咲島は上半身を起こすと大河の頭を股から離させる。
 そして今度は咲島が大河を倒す。
 「久しぶりに凄く燃えてきた」
 興奮が高いのを示すように咲島の頬が真っ赤であり瞳は細く柔らかく情欲に染まっていた。
 咲島はお返しとばかりに大河と同じく唇を奪い上着を開かせて胸から腹の肌触りを楽しむように舌でなぞる。ズボンは大河よりは落ち着いていたが素早く引き抜き褌から固い肉棒を探り出す。
 「立派なモノじゃないの」
 咲島は右手で握りながら肉棒の感触を楽しむ。大河のモノは出来立ての鉄の様に固く熱くなっていた。
250雷撃の姐御(19):2011/01/29(土) 15:12:25 ID:yE5JWgrO
「んふふふ」
 鼻歌みたいな笑いをしながら咲島は肉棒を舐める。裏筋から初め亀頭や袋をゆっくりと。
 大河はそんなベテランな性技にさっきの咲島と同じく息を荒げるばかりではなく快感に背を何度も弓なりに逸らした。
 「凄い。これはあの水兵が悶えるのも分かる」
 大河はついあの覗いた時の事を言ってしまった。驚いた咲島の舌が止まる。
 「見ていたの風呂場での事を」
 「すいません」
 気まずいなと大河は後悔した。こんな事になるなら覗かず我慢すれば良かったと嫌悪感が湧いた。
 「謝る事は無いよ。あんな場所だから覗かれても仕方ないとは思っていたさ」
 咲島はあっけらかんとしていた。
 「で、一飛曹もあの水兵みたいに私の胸をやたら吸い付いていたんだね?」
 咲島の問いに大河は恥ずかしそうに「そうです。あれが羨ましくて」と正直に答えた。
 「正直でよろしい。じゃあ、おっぱいを堪能させてあげる」
 こう言うと咲島は大河の腰へ跨る。肉棒を右手で掴み濡れた秘部へと定めてから咲島は腰を落とす。
 「んんんん……うはああ」
 ゆっくりと肉棒を飲み込む咲島の身体。大河はそのきつく締める感触に目を瞑るほど気持ちが良さを感じた。
 「ほれ。おっぱいだよ」
 咲島は大河の右手を自分の胸へ運び揉ませる。大河は左手も伸ばして胸を揉む。
 「じゃあ私も楽しむとしようか」
 咲島はゆっくりとだが段々とスピードを増しながら上下に動く。
 「あん!ああん!良いわあ!」
 大河の上で咲島は乱れる。上下に動きながらも身をよじらせ身体の中での肉体のぶつかり合いを喜ぶ。大河は興奮で胸を弄る手の動きが乱暴になる。その刺激も彼女をますます快感にさせた。
251雷撃の姐御(20):2011/01/29(土) 15:13:24 ID:yE5JWgrO
 「さあ、吸って!」
 上半身を倒した咲島は大河へ覆いかぶさる。大河の顔に咲島の胸が押し付けられた。
 大河は咲島に求められたのと欲望のままに咲島の胸を吸う。
 「うっ…くうううう!いい!」
 乳首からの刺激に咲島が呻く。
 大河に胸を強く吸われながら咲島は腰を動かす。腰だけがぐいぐいと動いていた。
 「はあはあ…あん。ああん!」
 夢中で腰を動かし胸を吸われて咲島は快楽へどっぷり浸かっていた。口からは喘ぎ声を気にせず漏らし続け大河の頭を抱きしめていた。
 「中尉。そろそろ出てしまう」
 胸の隙間から口を出した大河が限界を報せた。
 「いいわ。出しなさい!」
 妊娠の危険が一瞬大河の頭をよぎるが下半身は今にも決壊しそうだった。しかも今の態勢は咲島が上で大河が寸前で引き抜くと言うのが出来ない。ましてや咲島がラストスパートとばかりに激しい動きをしているのだから。
 咲島は身体を起こしてからラストスパートに入った。
 両手を大河の胸へ置いてから上から下へ自分の腰をぶつける。溢れていた愛液がぬちゃぬちゃと言う音も混じり2人の興奮は最高潮になる。
 「でっ出る!くうう」
 大河は咲島の尻を両手で掴みながら中へ放出する。
 「来るわ!んううう…ああああああああん!」
 中へ出されながらも腰を激しく動かす咲島も絶頂へ達した。
 呆けた咲島は力が抜けてまた大河の上へ覆い被さる。萎えた肉棒がぬるっと抜け出ると咲島の秘部からは濃い精液がトロトロと流れ出た。
 「良かったよ一飛曹。すごく満足した」
 大河の胸を枕にしながら咲島が満たされた声で褒めた。
 「中尉も凄く気持ちよかったですよ。今までで一番だ」
 大河は上官である事を忘れて咲島の背中に両手を添えて軽く抱きながら褒め返す。
 これはお世辞では無く本当の思いだった。抑制される戦場の日々ではなかなか得られない快感と言うのもあるが相性が良かったのだ。
 「本当に今日は凄く気分が良い…」
 咲島はこう言いながら大河の上で眠り落ちた。
 上官が自分の身体を布団に寝ると言う事に驚いた大河であったが目の前の寝顔の可愛さにすぐ見入った。天井からの月明かりで見る咲島の顔は穏やかで傷があっても綺麗だった。
 「戦争がなければ顔に傷がつく事は無かっただろうに」と大河は思わずにいられなかった。
252雷撃の姐御(21):2011/01/29(土) 15:24:55 ID:yE5JWgrO
 「ラバウルやトラックからの索敵と潜水艦の情報を総合してみると貴官らが撃破した敵空母は東へ向かっている。おそらく修理の為にハワイか米本土へ向かっているのだろう」
 二日後。指揮所で塚作は咲島達陸海軍合わせて4人の搭乗員を前に「レンジャー」の動向について説明をした。
 「つまり我々の作戦は成功したのだ」
 得意満面で塚作は作戦の結果を述べた。自分で計画し実行した作戦なのだから尚更だ。
 作戦終了により咲島や大河らは原隊へ帰る事になった。
 陸軍の野沢と整備員に道具や部品を一〇〇式司偵と九七式艦攻で陸軍飛行場へ運び終えてから咲島・大河・森永の帰還が行われた。
 丁度3人であるから九七式艦攻で一緒にニューギニアを離れた。
 トラックを経てサイパン島。次いで硫黄島から千葉県木更津へ到着した。
 木更津の飛行場で大河と森永は降りた。咲島は大分県の宇佐へと向かう。
 「中尉。色々とお世話になりました」
 宇佐への出発を前に大河は咲島へ礼を述べる。
 咲島は給油待ちで飛行場の待機所で茶を飲みながら休憩をしていた。
 「こっちも色々と世話になったよ一飛曹」
 意味ありげに咲島は笑った。その意味を理解して大河は照れ笑いをする。
 「中尉。給油完了しました」
 そこへ整備兵が報告に来た。
 「さて行くかな」
 咲島は飛行帽を被りながら立ち上がる。
 「一飛曹。いや大河さん。また縁があったらどこかで」
 「はい中尉。またどこかで会いましょう」
 再会の約束を交わしてから咲島は愛機へと向かった。
 西の空へと飛ぶ九七式艦攻を大河は親しげに愛おしく見つめ続けていた。

(終)
253名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 16:14:26 ID:bdT6VlzZ
GJ!!
姉御に惚れました
254名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:05:18 ID:ySbWwXyz
訓練用空母の選択があったとは!ナイスな展開じゃないか!

改造空母とか想像してましたが意表つかれましたGJ!
大規模な海戦よりもこういう小規模な海戦が好きな自分には好みでした!次回作にはヒロインをもう1人追加して欲しい!
255名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:18:14 ID:pgPnlAx3
じゃあ慰問に来たアメリカのハリウッド女優(ばいんばいん)を希望w>次回作にはヒロインをもう1人追加して欲しい!
256名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 21:33:35 ID:mAvzSpv5
>>197の続き
艦長♂×機関長♀





ヴィルはクククッと意地悪く笑い、ナイロンに覆われたゴムをポケットから取りだした。
「コレ、使います?」
「き、君はいつも持ち歩いているのか?」
アアルの問いにヴィルは声を上げて笑った。
「まさか…女所帯のウルディアーナですから掌帆長からの贈り物ですよ。もちろん、士官だけですけど
生で出すと孕むかもしれませんしね……スティアにも悪いし」
「だ、だから中尉は関係ないと――――――」
「じゃ、念のために」
再び反り返っているアアルのモノにヴィルはゴムを被せた。
「これでもあたしは士官なんで。軍じゃ産休はとれませんし、栄えあるウルディアーナに
スキャンダルはまずいですからねぇ〜」
ゴムに覆われたモノを握りしめ、ヴィルはアアルに囁くように言った。
「あたし…うしろから突かれるのが好きなんです…バックでしてくれますか?」
「う、うしろから?」
「えへへ…我ながら痛い趣向でして…」
そう言ってヴィルはアアルを立たせると、自分は木箱に手をつき、ベルトを弛めスボンと下着を
一気に膝までずり降ろした。
「艦長……う、うしろから…思いっきり突いてください」
後ろから見ると、ヴィルの尻は舌なめずりしたくなるほど淫靡なものだった。
きゅっとくびれた腰といい、そのから芸術的な曲線を描く尻は褐色の肌とは違い驚くほどに白い。
スティアの色白の豊満な尻とは違った女性の尻にアアルは生唾を呑み込んだ。
「は…激しいのが好きなのか?」
257名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 21:34:18 ID:mAvzSpv5
「そ、そうなんです…あたし…後ろから激しくされると…えへへ…自分で言うのも何ですけど恥ずかしいですね」
半裸の背中に浮かぶ汗、狂おしい程かもしだ心地よい香りを感じながらアアルは獣のように腰を振り出した。
「あンううう……へへへ、腹ペコの狼みたいですね、艦長…んっ」
愛液で十分に緩んでいるヴィルの秘部にバスンバスンと叩きつけられるアアルの下腹部。
その度にヴィルは腰を仰け反らせた。
「あ…はッ…あ、ん…か、艦長…もっと、もっとして下さい…あン!!」
「ヴィル…ヴィル…ヴィル!」
ズンズンズンと突き上げられる熱い脈動。ゆっさゆっさと激しく揺れる乳房を背後からめちゃくちゃに
こね回しながらアアルはヴィルを責め続ける。
「あ…ふ、太い…あ、ああっんくうううう」
「あっ…ああ…はぁ…はぁ…は、艦長のが中で…ビクビクして…ああ津」
パンパンパンパン。アアルの突きが激しく、また間隔が短くなってきた。
「んん!あは!あん、あっ!ああっ!」
恥ずかし気もなくヴィルは大きく喘いぎ、腰をくねらせる。
「ああ…ああ!す、すごい…すごいで…す…か、艦長……こんな激しくしたらあたし、あたし…んんッ!」
雌の声で喘ぐヴィル。噎せ返るような瑞々しい汗が、唾液が、愛液が冷たい鉄の床に散る。
「ふああ!!んぐせ、ヴィル…はああ」
アアルはヴィルの強烈な締め付けにぐっと眉を潜めたが何とか声が漏れないようにと
歯を食いしばった。そして始まる欲望をあらわにした雄の喘ぎ。
「お…うお…で、出る…くううう!」
びゅばびゅるばどばどびゅるるるるるびゅる…びゅるる……
ゴムの中にはとばしる精液。種をつけることは出来ないが、雄の本能がより深く、より奥へと解き放とうと
腰を奥へ、奥へと突き入れる。
「あっあは…はああ……すご…すごい…ん…」
先に達していたヴィルが脱力して、木箱の上につっぷして、荒い息をついている。
「あたしの中…どうでした…艦長?」
「まだ足りないよヴィルフィエーゲ、」
「え…えっ?」
ヴィルは一瞬、きょとんとした顔になった。アアルはヴィルが次の反応を見せる前に
「か、かんちょ――――――んんっ」
アアルはヴィルに有無を言わせず、強引に引き寄せた。
彼女に重なる唇、その唇は永遠の契りを交わすように深いものだった。
ヴィルが眼を白黒させ、一瞬、唇を離した。
「ふ……ふはっ…ま、待って…あたし、スティアは…待ってくだ――――――んんんっ」
再び、唇を塞ぐと、観念したのかヴィルの瞳が閉じられ、強ばった身体から力が抜けていく。
アアルはヴィルの背中に手を回すと、床にその身体を横たえ囁くように言った。
「愛してるよ…ヴィルフィエーゲ」
その言葉にヴィルはぽっと頬を染めた。
(ああ…スティア…ごめん…あたし、やっぱダメだわ……ほんと、ごめん)




>>252さんの後で申し訳ないです。
飛行機ものもいいなぁ…雷撃機とか格好いい。
258212:2011/01/30(日) 23:30:24 ID:Tz2Ocq5e
GJです!

前回も凄くエロくて良かっただけに続きがあって嬉しい!

>>252さんの後で申し訳ないです。
いえいえ気兼ねする事はありません。スレを盛り上げていきましょう〜
259名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 23:43:54 ID:7X3/gqXN
GJだぜ
どんくらいGJかってえと、
第509重戦車大隊の1945年5月9日最後の3両のティーゲルUによる反撃くらいGJなんだぜw
260名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 17:34:53 ID:K3GPAG5T
雷撃の姉御とかで思い出したけど
提督の決断Uの本土防衛作戦のプロローグ。
あの悲壮感漂う文章にすごく萌えた覚えがあるな。
プロローグ事態は忘れてしまったけど
もし知ってる人いたら教えてくれませんか?
261名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 20:39:53 ID:0msNfID8
キング元帥「あの超ド級戦艦ヤマトが出撃してくるということだ。
オキナワに到着する前に沈めてやるのが勇者へのせめてもの手向けというものだろうな」
262名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 01:15:30 ID:kIm1/klq
>>260
B29の連日の爆撃で国民の生活は悪化の一途を辿っていたが日本軍には
戦う力が残っていた。
それは中国大陸の200万の陸軍であり呉で威容を誇る超弩級戦艦「大和」
であった。
その実情は補給線が分断されて武器弾薬から食糧に事欠く陸軍と燃料不足で
動く事ができない海軍に過ぎなかった。
一方圧倒的な物量を誇るアメリカ軍は硫黄島・沖縄の攻略を開始するなど
着実に日本本土へ迫っていた。
本土防衛をかけた最後の戦いが始まろうとしている。
263名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 01:34:01 ID:pc4V7N/6
ヒトラー最後の12日間を見た
おさげの女の子が死んじゃったのがかあいそーだった
ソ連軍の描写ももっと見たかったなー
レズノフみたいな
264名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 22:13:31 ID:/aVCW/y7
>>262
ありがとうございます。また読めて嬉しい!
265名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 11:17:33 ID:PZPmpUZe
>>263
あの三つ編み娘は鬱屈とした映画の中で唯一と言っていい清涼剤だよな!
266名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 16:00:32 ID:QdkKhsv0
dat落ちを防ぐために遅延戦闘
267名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 19:48:50 ID:IkZHoa1R
ハンス:ほうら…欲しいでしょう、大尉?

大尉:ああ…ハンス…そんないじ…わるしないで
ハ:欲しいなら、ちゃんと言って下さい、誰のどこに何が欲しいか。

大:い、いやだ…お願いだから…

ハ:もう一度しか言いませんよ?「言え、牝犬!」
大:は、はしたない…シュルツーナのス…ケベ砲口にハンス様の…た、逞しい…砲弾を…ぶち込んで下さい!

ハ:お願いします、は?
大:お、お願いします!お願いします!ハンス様


ハ:…という夢を見たんです。

大:ふーん……そんな素敵な夢でボクを犯せてよかったねぇ?ハンスさまぁぁ?

ハ:え、あ、あの大尉?
大:もう君とはエッチしない。あとオナニーも1ヶ月禁止!
268名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 22:41:32.16 ID:nwPzKw/y
dat落ちを防ぐための遅延戦闘に我も参加する

>>255
のネタから米軍主人公のを
269戦場のマドンナ達(1):2011/02/28(月) 22:42:26.27 ID:nwPzKw/y
 これは迷子になった二組の物語である。

 1943年7月13日夜 シチリア島カターニア

 銃撃戦が繰り広げられていた。
 しかも珍しい形である。双方がパラシュートで現地へ降下してから始まったのだから。
 片方はシトメ河の橋を北岸から制圧しようと降下したイギリス第1空挺師団の第1落下傘旅団。もう片方はシチリア島防衛の増援として輸送機に運ばれパラシュートで降下したドイツ第1降下猟兵師団の第3降下猟兵連隊。奇しくもパラシュートで降りた部隊同士が戦っていた。
 「あれはアメリカのか」
 イギリス軍のシーモア中佐は1人ふらふら歩くアメリカ軍の兵士らしき男を見つけた。
 「そこのアメリカ人。こっちへ来い」
 シーモアが呼ぶとそのアメリカ人はやって来た。
 「アメリカ軍第82空挺師団のアラン少尉です。私の部下を見ませんでしたか?」
 アランはシーモアへ敬礼して名乗ってから尋ねた。
 「私はシーモア中佐だ少尉。アメリカ軍をまだ君1人しか見てないのだよ」
 「そそうですか。地上へ降りた時には私一人しか居なかったのです」
 アランは第82空挺師団の1個小隊を連れてイギリス軍と共に降下し現地の師団主力に合流せよと言う命令を受けていた。
 「風に流されたのだろう。よくある事だ」
 シーモアは不安げなアランへ言った。パラシュートでの降下は風に影響され易く目標よりも遠い場所へ降りてしまう事も珍しくない。
 「多分君の部下はどこかの隊と合流しているだろう。それが分かるまではここで小隊を指揮してくれんか?」
 シーモアはバラバラになっていた将兵を集めて30人を掌握していた。だが将校はシーモア含めて2人だけだ。もう1人の小隊長が必要だった。
 「お役に立てるなら喜んで」
 アランはシーモアの提案を受け入れて伍長が指揮する小隊の指揮をするようになった。
270戦場のマドンナ達(2):2011/02/28(月) 22:43:15.12 ID:nwPzKw/y
 果たしてアランの部下達は何処へ行ったのか?
 時間はカターニア降下の夜から3日後へと進む。
 シチリアの山岳地帯を4人の兵士達が木の影や林の中に隠れながら進んでいた。
 「ここは何処だ?」
 ベリル軍曹は丘に中腰で立ちながらモーリス伍長へ聞いた。
 「分からん。地図を見てもな」
 ビーシアは地図を広げて見たが全く見当がつかないでいた。
 「まさかイタリアへ流されたんですかね?」
 マンディ上等兵が笑いながら言った。
 「馬鹿言え」
 ベリルがジョークに笑うと4人全員が笑う。
 この4人はアランの部下達である。本当ならシチリア侵攻作戦のハスキー作戦開始と同時に行われるシチリア南部への空挺作戦に参加する予定であったが情報伝達の遅れから空挺部隊を乗せた輸送機が連合国軍艦艇に誤射される事態が起きた。
 アランの小隊を乗せた輸送機がその誤射に撃たれてエンジンを損傷し基地へ引き返してしまった。師団司令部はアラン小隊をイギリス軍の空挺作戦を利用してシチリア島へ進出させようとした。だが思わぬ突風でアランとベリル達が引き離されてしまい今に至る。
 「ここいらの山がどう言う名前の山なのか分かればなあ」
 モーリスは周囲の山々を眺めながらぼやく。
 「それよりも問題は食糧だ。もうクラッカー4枚だけだからな」
 どの友軍とも会わずに3日過ごした4人は身に着けていた携帯食糧であるクラッカーだけで過ごしていた。だがとうとうそれぞれ4枚持つだけに減っていた。
 「イタリア人に頼みましょうよ。我々はファシストから解放しに来たアメリカ人です。食べ物を分けて下さいとね」
 マンディがまた冗談を言った。
 「それしか無いな。盗む訳にはいかんし」
 ベリルは決心した。これまでは人目につかないように移動していた。もしも熱心なファシストのイタリア人住民がドイツ軍かイタリア軍へ通報するかもしれないからだ。だが食糧が無くなりそうな今ではもう仕方が無い。危険だが住民と接触して食糧を得るしかない。
 「みんな聞け。あの村へ食糧を分けて貰いに行く。もしかすると敵が居るかもしれんから皆で行くぞ」
 3人は了解した意味で頷くとモーリスを先頭にベリル達は村へ向かう。
271戦場のマドンナ達(3):2011/02/28(月) 22:45:42.30 ID:nwPzKw/y
 ベリル達が村へ向かう時と同じ頃。
 「何処なんだここは?」
 ハリスはセダンの助手席で戸惑っていた。
 地図を見ても全く分からない現在地に来ていたからだ。周りはなだらかな丘があり遠くには山々が連なり地中海を隠していた。
 「ねえ。どうしたの?いきなり止まってみんな心配しているわ」
 外から金髪の美女が自分の雇い主であるハリスへ尋ねた。
 「少し。いや、ちょっと迷っただけだ。すぐに出発する」
 ハリスはやや不機嫌そうに答えると美女は呆れたようにフーと溜息を捨てて乗っているバスへと戻った。
 ハリスはこのシチリア島へセダンにバス・トラックをそれぞれ1台づつを持って来た。これは前線での輸送任務をする為では無い。セダンもバスもトラックもアメリカから持って来た民間の車輌である。
 では何をしに戦場の島へ来たのか?
 それはさっきの金髪の美女リリーとバスにあった。
 バスにはハリウッドから連れて来た女優達が5人乗っていた。ハリウッド女優とはいえ一度だけ脇役やその他大勢のモブ役しかやっていない新人の女優やまだデビューしていない女優の卵と言える人たちばかりだ。
 そんな彼女達を連れてはハリスは何をしようと言うのか?
 ハリスはハリウッドでバーの支配人をしていた。とはいえマフィアへ毎月上納金をする雇われ店長みたいなもので儲けはそこまで無かった。だが戦争が彼に金策を閃かせた。
 バーには出征前の兵士が多くやって来た。誰もが恋人や妻と長く離れるのを嘆いていた。またこのハリウッドのあるロサンゼルスの市民であった男は「あの子がもう見れないのは寂しいな」とハリウッドの女優やモデル・歌手などを
 もう見る事が無くなるかもしれないと言う嘆きもあった。
 そんな声を聞いたハリスは閃く。
 戦場でハリウッド女優である美女を戦地へ連れて興行をすれば儲かるのではないかと。
 一念発起したハリスはマフィアの幹部に話を持ちかけた。幹部は面白がってハリスのアイディアをボスに話してOKを取り付け準備や運営の費用を出した。そして軍はハリスの興行を歓迎し輸送や警備の手配を整えた。
 そしてハリスが最も必要なもの。ハリウッドの女優達だ。
 彼女らは先に書いたように新人や卵達である。だからこそ生活に窮しているから戦場での興行と言う危険でも大金の報酬でハリスに付いて行く事を彼女達はあっさりと決めた。
 彼女らは銃弾飛び交う前線では無く後方の安全な所で歌うなりストリップショーでもすれば良いんだと気楽に考えていた。確かにその通りでハリスは彼女らと同じく後方の安全地帯や基地で興行をするつもりだった。
272戦場のマドンナ達(4):2011/02/28(月) 22:46:30.47 ID:nwPzKw/y
 しかし。今や前線か後方か区別のつかない場所で立ち往生していた。
 「とにかくこの道を行け。交差点があればどっちかへ曲がる」
 ハリスは悩んでもしょうがないと思い運転手のポールへ出発を促す。
 セダンが走り出すとバスとトラックも続く。その時だった。
 けたたましい銃撃がセダンの鼻先をかすめ銃弾へ砂煙と共に弾痕が舗装されていない道路に開けられる。
 「止まれ!止まれ!」
 ハリスが言うよりも早くポールはセダンのブレーキを踏んで急停止させた。バスもトラックも追突しそうになったが止まった。
 「銃声よ!銃声!」
 「なんで撃たれるの?どうして!」
 バスの中では女達が銃声に怯え不安を叫んでいた。
 その中でリリーは姿勢を低くて左右の窓を行き来して外を見た。道路の両側から兵士が現れゆっくり近づいて来ていた。
 (あれは敵の兵隊?)
 リリーは各国の軍隊に詳しくは無いが着ている服装とヘルメットで少なくともアメリカ兵じゃない事は分かった。
 「みんな落ちついて。騒いでも敵に殺されるわよ!」
 リリーはまだ騒いでいる皆へ諭す。「殺されるわよ」で騒ぎが止まった。
 「とにかくじっと静かにしていればドイツ人かイタリア人でも冷静に私達を扱ってくれる筈だから」
 リリーはこの女優達の中では一番年長だった。歳は27歳と他の皆が20代前半であるから一番の年上になり時折リーダー的に振舞うようになっていた。
 女優達の混乱が治まった時。セダンへ近づく2人があった。
 「畜生。まだ全然稼いでいないのに」
 ハリスはその近づく2人へポールと共に両手を上げた。
273戦場のマドンナ達(5):2011/02/28(月) 22:47:06.90 ID:nwPzKw/y
 ドイツ軍のレーゼル中尉はパエツ少尉と共にセダンの前に立っていた。
 パエツがMP40短機関銃を構えてレーゼルの隣にあった。レーゼルは武器のワルサーP38をホルスターに入れたままだ。そんな2人がハリスの乗るセダンへ近づく。
 レーゼルはセダンのハリスとポールが両手を上げて降伏しているのを確認すると車から出るように手招きをした。ハリスとポールは素直にセダンから出た。
 「お前は何者だ?軍人には見えない」
 レーゼルは間の前に立つ2人の男に疑問を持ったハリスは小太りで白いスーツを着てポールはジーパンにシャツの格好。どう見ても軍人ではない。
 レーゼルの問いをパエツが英語に訳して言った。
 「俺達はアメリカから来た兵士達向けのショーをやる為にだ」
 ハリスは平然と答える。相手が敵国の軍人とはいえ暴力沙汰に慣れた度胸のおかげだった。
 「ショー?慰問団かね?」
 パエツを通してハリスは「そうだ」と答えた。
 「確かめる。一緒にバスとトラックを見て回るぞ」
 レーゼルはポールを後ろに控えている兵士達に監視させハリスだけ連れて行きバスへ向かう。
 「大丈夫。大丈夫だみんな」
 ドイツ軍将校2人を連れて現れたハリスは引きつった顔で見つめる女優達を笑顔で落ち着かせようとする。
 「これがショーをする人達か?」
 レーゼルが聞きハリスが「そうだ。みんなアメリカから連れて来た」と答えた。
 「皆さん。我がドイツ軍の支配下にありますが安全を保障します。どうか安心して下さい」
 レーゼルの布告をパエツは落ち着いた英語で訳して彼女らを少しでも安心させようとした。
 (あのドイツ人なら紳士そうね)
 リリーはすぐに落ち着き。その顔色を見た他の女優達は安堵の表情をした。
 その様子を見たハリスとレーゼルはバスを降り今度はショーの為の道具を乗せたトラックを検分した。こっちは時間をかけて武器が無いかをレーゼルの部下である兵士2人を呼び寄せて細かく確かめた。
 「貴方達は武器を持たない民間人である事は確かだ。ですが敵国の国民でありますから身柄を拘束させていただきます」
 レーゼルは丁寧にハリスへ言った。ハリスは「仕方ないですな」と溜息をついた。
 「レーゼル中尉。この敵は補給部隊ですかな?」
 そこへイタリア軍憲兵の少佐が現れた。
 「アルギーニ少佐。これはアメリカの慰問団です。民間人ばかりだ」
 「そうかね?もしかすると敵の工作員かもしれんぞ」
 「私と部下が調べましたが武器はありませんでした。正真正銘の民間人です」
 「しかし。ここの治安維持は私の任務だ。私が納得しない限りはまだ信じるには早い」
 ここでドイツ軍とイタリア軍の関係を語らねばならない。
 シチリア防衛はアルフレッド・グッツォーニ指揮のイタリア軍第6軍の指揮で行われた。ドイツ軍はイタリア軍指揮下で戦う事が一応は両軍で決まっていた。(実際ドイツ軍は独自に動いていた)
 それもあるがレーゼルはイギリス軍第1落下傘旅団の降下で急いで防衛に配置された中隊を率いていた。対してアルギーニは憲兵を率いて治安維持任務に当たっていた。
 任務が分かれていたのでどっちかの指揮下に入るという問題は起きずレーゼルの上官も「特にイタリア軍を気にせんで良い」と言われていた。
 だがここに来て両者は捕虜と言う共通の問題に直面したのだ。
 「そのアメリカ人の身柄をこちらへ渡して貰おう」
 アルギーニは強気で言った。レーゼルはアルギーニをそこまで理解していないが俗物な感じに見えた。けれども友軍であるイタリア軍との関係を悪くするまでアメリカ人を庇う意味も無い。そうレーゼルは考えた。
 「分かった。引き渡しましょう」
 ドイツ軍からイタリア軍へハリスやリリー達はその主を変えた。
274名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 22:47:40.18 ID:nwPzKw/y
続きます
275名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 00:44:04.42 ID:x5JjGbBJ
昔読んだマイソフ氏のSSの文体思い出した
翻訳戦記みていだw
276名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 02:22:43.51 ID:IB2qU822
続きが楽しみだ
投下乙!
277名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 17:38:29.35 ID:DpHqqkFM
空挺部隊のKレーションは不味かったらしい
278名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 15:58:08.65 ID:UuDf2pBE
雷撃の姉さんに触発されて飛行機モノ
米軍女中尉×整備兵
大戦末期
史実とはかけ離れた設定ですのでご注意下さい。





僕の名前はエルリック=ハーパー、13歳の整備兵。整備斑の仲間内では『エル』と呼ばれている。
太平洋を主戦場にした今回の戦争。合衆国は多大な犠牲を払いつつも日本本土へチェックメイトできた。
先のフィリピン沖で日本の艦船はほとんど沈み、南方戦線最大の拠点を占領した。
次いで日本国土であるイオウジマを奪取した我が軍は、空飛ぶ要塞B29スーパーフォートレスの基地を建設し、
帝都『トーキョー』に本格的な爆撃を開始した。
これによりフィリピンからの長距離爆撃の損害は軽減され、
長かった戦争もこれで決着がつくだろうと思われたが、それは甘い考えだったようだ。
この島から最初に出撃したB29は24機。その中で、無事帰投できたのはたったの4機。
実際には着陸はできたものの、搭乗員の脱出後、爆発したため3機。大損害だ。
さすが日本の首都だけあって防空網が半端ではなかったらしい。まあ日本軍の新型機を見たとの情報もある。
予想外の損害に、司令部は欧州で活躍していた戦闘機を中心に編成された部隊を護衛につけるらしい。
その部隊の隊長さんは、第三帝国の戦闘機をたくさん撃墜したエースだそうだ。
どんな豪傑が乗っているのだろうと皆で噂をしながらその日を待った。
そして新しく編成された部隊が基地に降り立った時、僕は運命の女性に出会った。
279名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 15:58:58.40 ID:UuDf2pBE
「ゴルァ!ミリー!てめェのせいで俺はまた徹夜だ!わかってンのか!ああ!?
パイロットやめちまえ!下手の操縦する機はどんなに高性能でも空飛ぶカモだ!」
「すみません、すみません、すみません、すみません!!」
整備長のおやっさんの声と新兵の女性搭乗員ミルリア=アンザックスさんの声が工廠内に響いた。
あーあ…コレでもう何度目だろうか?
今日の夕暮れ、帰投した護衛部隊の新米搭乗員のミルリアさんに対しての言葉だ。
それもそのはず、今日の爆撃部隊の目標は帝都ではなく、沿岸の小都市。
着任したばかりの新米搭乗員の訓練を兼ねた『ミルク・ラン』
つまるところ『牛乳を配達するくらい楽な爆撃』だった。
にもかかわらず、それを護衛したミラさんのP51は日本軍機に追いかけ回され穴だらけにされた。
ミラさんだけじゃない。今回、参加した新兵さん達の航空機はどれも似たようなものだった。
長引く戦争いよってどこも人手不足だ。性別云々など言ってはいられない。
この基地でも戦闘機の搭乗員の半数は若い女性だ。爆撃機も。整備兵も。
それは敵も同じだろう。いや、人口が少ない分、もっと深刻かもしれない。
「まぁまぁ…整備長もそれくらいに……ミリーは精一杯やってくれましたよ」
護衛機の隊長が止めに入った。名前をクリスティーナ=キンストン。階級は中尉だ。
「中尉、新兵だからって敵は待ってくれませんぜ!奴らは本土を守ろうと死に物狂いだ。
最近では爆撃機にも体当たりしてくるって話じゃありませんか。
ミルク・ランでこんな調子じゃ、トーキョーの空に行ったら―――」
おやっさんは後ろに振り向いた。周囲には被弾したP51の搭乗員達がいる。
「今日の護衛で派手に弾喰らった奴らは全員戦死だ!全員戦死!お前もお前もお前も戦死だ!」
言葉は厳しいが、その裏には新兵に死んで欲しくないという気持ちが強い。
多くは語ろうとはしないけど、整備長は元々は空母の整備斑だったらしい。
空母の整備班といえば誰でもなれるワケではないエリートだ。整備兵の憧れでもある。
でも、その空母は爆弾を抱いた敵機の体当たりをまともに喰らったらしい。
さらに運悪く、その時空母は発艦直前であった為、パイロット達は搭乗していた航空機ごと吹き飛んだ。
おやっさんもその爆発に巻き込まれ、片眼と足を悪くしてしまい地上整備にまわされてしまった。
息子のように可愛がっていた若いパイロット達が目の前で……何よりも辛かったのだろう。
280名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 15:59:34.55 ID:UuDf2pBE
「だから私は皆を早く一人前のパイロットにしなければならない……その為に命を賭けて飛ぶんです。
それは彼等も同じだ。どうか許してあげて下さい」
「……中尉に言われちゃあしょうがねぇ……おい、おめぇら徹夜で仕上げるぞ!気合いを入れろ!
ミリー!てめェも来い!手伝え!」
「は、はい!」
おやっさんのゲキが飛ぶ。待ってましたといわんばかりに整備兵は『おう!』と声を上げた。
もちろん僕も。

整備兵にはそれぞれ班に分かれ、機体の整備を担当する。
派手に弾丸をくらっているミラさんや他の新兵さんの機体はおやっさんや先輩の整備兵達。
僕の受け持ちは中尉の機体だ。
部隊でも一位、二位をあらそうエースパイロットのキンストン中尉。その機体はほぼ無傷。
劣化したパーツの交換と弾薬、燃料の補給だけで済む事が多い。
そんな日の夜は決まって呼び出しがある。
「ねぇ…エル、ちょっと私の機体なんだけど――――――」
「あ、あの…中尉、僕は他の機体の整備で――――――」
「えー……整備長の許可はとってるよ?それに君は私の機体担当でしょ?そんなに忙しそうにみえないけど?」
確かに僕は今、既に修理し終えた機体の座席に座り、計器のチェックしている。あと5分もあれば終わるだろう。
「い、いや…だから……」
「ふふん、ここ最近は新兵の教育で色々と欲求不満なんだよねぇ…だからエルに付き合ってもらおうと思って」
中尉がとろんとした眼と口調で誘ってくる。
「もう…わかりましたよ!わかりましたから!いきますよ、中尉のお部屋に!」
「あはは、やったぁ。私は君のオイルと汗で汚れたニオイが好きなんだ…洗わないで来てね♪」
281名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 16:00:23.06 ID:UuDf2pBE
中尉は飛行服を脱ぎ、シャツに半ズボンと言った実に涼しげな格好だ。
僕はオイルと煤でよごれたつなぎのままだ。
「はっ…くう…ち、中尉…ああっ」
そうはいっても、前のチャックは前回で、膝まで下ろされシャツに下着と半裸な格好だけど。
「んッ…ちゅ…ちゅぶじゅぶ…んふ」
僕は中尉の頭部を押さえ、必死で声をおさえた。
「あはッ…エルのオチンチン、少し成長したみたいだね…毛も少し生えたみたいだし」
中尉は口を離すと僕のペニスの皮を剥いて、ふゥゥと息を掛けた。
「あッ…い、いき…はっ…む、剥かれて…」
「ふふ…エルのオチンチンがピクピクしてる…可愛いよ……はむっ…」
ペロペロとキャンディーみたいに舐められ、再び勃起したペニスをくわえられた。
僕のペニスは…勃起しても…その小さくて…あんまりむけていないせいか
中尉の小さな口でも簡単にくわえられてしまう。
年齢のせいもあるだろうけど…なんだか情けない。
「くんくん……オイルと煤のニオイ…エル、ちゃんと言うこと聞いてくれたんだ、ありがと」
中尉は口を離すと僕の後ろにまわって、背中に密着した。
「ふっふ〜ん、とりあえず一回、出しておこうね」
ふにゅっと背中にあたるおっぱいの感触に僕のペニスはますます固くなってしまう。
「あ、あの…僕…その汗かいてるから…き、汚いです…あっぐ」
「女の子みたいなこと言わないの。私が好きって言ってるんだからいいの」
今度は中尉の細く繊細な指で激しく扱かれる。
自分でするのとは違った感覚に思わず声をあげてしまった。
「あっ…あっ…ち、中尉、ダメです…ああっ出る、もう出ちゃいます!」
「え〜もう?早いなァ…じゃ、盛大にイッちゃって♪」
「あっあっああっ!で、出て!ふ…うっ!」
ぴしゅっと勢いよく、精液が飛び出し、続けてドロドロの塊がびゅっびゅっと堰を切ったようにあふれ出てきた。
「あはっ…すごい勢い…熱いのいっぱい……うわ、まだ出てくる…元気が有り余ってるんだねぇ」
282名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 16:00:58.32 ID:UuDf2pBE
「はぁ…はぁ…ちゅ…中尉…ぼ、僕…は…」
息を荒くしながら僕は中尉に向き直ってシャツを捲り上げた。
中尉の白いおっぱいがぷるっと弾みをつけてあらわになる。
「ちゅ…中尉のおっぱい…中尉の…」
僕は我慢しきれず、はむっとおっぱいに吸い付いた。
「あっ…ふっンン…もう急に…エル…」
中尉のサラサラなショートヘアが揺れ、天を仰ぐ。形の良いおっぱいがぷるんと揺れ踊り僕のペニスが
ますます固くなる。中尉のおっぱいやお尻は女性にしては平均だろう。でもその柔らかさはマシュマロの生地のようだ。
「ち、中尉…ぼ、僕…もう…」
「え〜…まだ早いよ。エルはすぐ出ちゃうから、あと3回くらい出してくれないとダーメ」
た、確かに…中尉と関係を持ってから自分ではほとんどしない。
というより中尉の中で出す事を経験してからオナニーなんかできないと思った。快感の次元が違いすぎるからだ。
僕の腰の動きに合わせて、仰け反る中尉の甘い声やおっぱいやお尻を見ながらの射精は最高だ。
整備班で見回すポルノ雑誌なんかに興奮していた自分がなんだか恥ずかしくなった。
「が、我慢しますから…お、お願いします…中尉のクリスさんの中で…ぼ、僕のペニス搾って…」
「ははは…エッチで可愛い整備兵君のお願いじゃ仕方ない」
中尉は僕から離れてベッドに横になると、半ズボンと下着を脱ぎ、両脚を開いてアソコを見せつけるように言った。
「はい……どーぞ……私を整備して♪」
283名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 16:01:30.57 ID:UuDf2pBE
「はっはぁ…中尉、中尉のここ熱いです!」
僕は中尉のおっぱいに顔を沈めて、夢中で腰を振りたっくった。
「あっ激しっ…エル、エル…可愛い!エルのオチンチン最高だよ!」
じゅぽじゅぽといやらしい粘液の音がベッドの軋む音と共に室内に響く。
ペニスを通して感じる中尉の熱い粘膜と全体を締め付ける圧迫感に僕は眉を潜めて耐える。
「か、可愛い…っていっても…やっぱり男の子だね…ごつごつした…固い筋肉…ふふ、エル…ステキ」
「はっはっはっ…中尉、中尉!僕、僕っ…だ、大好きです!あ、あの日から…ずっと
中尉がは、初めて…こ、この基地に来てくれた時、飛行帽をとって、笑顔で僕に敬礼してくれた時から!!」
「わ、私も…!エル、エルッ!ああ私もう!」
中尉は僕をベッドに寝かせて、馬乗りになった。
そしてくいくいと腰をうねらせた。僕の腹筋の上で踊るマシュマロみたいに柔らかいお尻の感覚に
僕のペニスはさらに硬くなる。
「き、今日は大丈夫な日だから、膣内でだしていいよ♪」
中尉が僕の胸の上に両手をおいて言った。
「え、で、でも――――」
「大丈夫だよ。あん……エルの精子より、私の卵子の方が強いから」
なにか中尉に言われると説得力があるような気がする。
「整備、整備、整備でポルノ雑誌みるヒマもなかったでしょ?あ、それとも私の
お尻見て妄想してた?」
中尉はそういいながら、腰を動かした。
痛いほど中で締め付けられながらペニスが縦や横に引っ張られる。
「はぁッはあッ…あんんッ中尉、は、激しい!」
締めつけられながら動き回るペニスに僕は歯を食いしばった
「はぁ…はぁ、はぁ…どうコレ?気持ちいいかなこの感じ?」
「も…もうダメですッあッ!」
「ダメってどこが?良さそうな顔してるよエル?それ、そーれッ!」
「あああッ、だ、ダメぇ!!」
さらに腰を振られ、僕は女の子みたいな声を上げた。
「……まいったなぁ…エルの反応のせいで私がイイ女みたいに錯覚して…つい調子にのっちゃうよ!」
中尉の胸元で揺れるクロスのペンダントが室内灯に照らされてキラキラと光った。
僕が中尉のスコア更新を祝して送ったペンダントだ。
「ちゅ、中尉、中尉ィィッ!あッあああッで、出る、僕、出ます!」
「はン、はン、わ、私も…イイよ…気にしないでイッて!エルのイク顔見せて!」
中尉の揺れ踊るおっぱいを下から鷲掴んで僕は腰を仰け反らせた。
途端にびゅるッと堰を切ったように飛び出す精液の感覚。
「ふッ…んんん……ううッ…」
中尉の中でドロドロにとろけるペニスがキュッキュッと収縮を繰り返す膣壁に
合わせて精液を二度、三度吐き出し続ける。
「あ……は……中尉……中尉、大好きです…」
「はぁ…はぁ……私も、好きよ、エル」
284名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 16:01:47.29 ID:UuDf2pBE
その後、何度か交わって体力を消耗した僕と中尉はベッドの中で話をした。
「敵は強いよ……それもトーキョーの防空隊は外地から召集された超一流のベテラン揃いだ。
……いくらP51が高性能だからといって甘く見てるとあっという間に撃墜されてしまう。
その隙に爆撃機の編隊に突っ込まれたら護衛機も誤射を恐れて近づけない。
昼間のミルク・ランでも新兵君達は敵の零戦に追い回されていた…人手不足なのはわかるけど、
整備長の言うとおりさ。最低2年はかかる訓練を6ヶ月に短縮して前線送りだなんて信じられないよ」
中尉は僕の頭を軽く抱いて、言った。
「明後日はトーキョーの爆撃の護衛…その護衛部隊にはあの新米君達も編入されるんだ……
何人生き残れるか…」
ぎゅっと中尉の腕に力がこもった。そしてひそひそと囁くように言った。
「あの澱んだ空にいくとね……私は怖くてたまらなくなるんだ……」
「そんな…中尉が?ど、どうして」
何度も出撃している中尉の言葉とは思えなかった。
「この下が日本の領土だと思うとね……『撃墜されても生きてたら?』とか『不時着してしまったら?』
とか嫌な想像ばかりしてきて恐怖に腕や足が震えてくるんだ。欧州じゃこんな思いはなかったのに…」
「だ、脱出したら…その……命だけは助かるんじゃあ…」
「脱出したら?……毎日、爆撃されて家を、家族を焼かれた日本の人がわらわらいるところにパラシュートで降りたらどうなると思う?
女の子は死ぬまで犯され、男はタケヤリで八つ裂きにされるよ。運良く牢屋に入れられても飢死するまでこき使われるさ」
「そ…そんな?日本の民間人はそんな事はしないって、その…司令部の人が」
僕は中尉の言葉に驚いた。日本は誇り高い国だと信じていたからだ。
「じゃあ逆に聞こうか……エル、もし私が目の前で死んだらどう思う?それも日本軍機の攻撃で」
「そ…それは…」
「戦争だから仕方ないって思う?もし私が日本軍機の爆弾で腕や足が無くなったら?
もし日本軍の攻撃でエルのお父さんやお母さんが…家族や友人が目の前で死んでしまったら?
君はどう思う?そんな時に敵の負傷したパイロットがパラシュートで降りてきたとしよう、君は手厚く看護してあげる?」
「そ、そんな事!そんな事があったら……きっと…きっと僕は……」
そう言ってから僕はハッと気が付いた。そうだ…この思いを日本の人達は毎日味わっているんだ。
「その気持ちと同じだよ……日本の人は何倍もその気持ちが強い。
言葉が違うだけで、みんな同じ人間なんだよ。笑ったり、泣いたり、悲しんだりする人間なんだ」
「中尉…」
「だから敵のパイロットも私と同じように『怖い』って思っているかもしれない」
僕は何だか悲しくなって、中尉の身体にしがみついた。
「でもね……」
中尉は僕をさとすように言った。
「日本軍は『怖い』と思う心を『憎い』って心で塗りつぶしている。
逆に私達はどんなに強がりを言っても。
大義名分を語っても『怖い』や『死にたくない、生きたい』って心のどこかで思ってる。
遅かれ、早かれ、この戦争は終わるからさ。それも合衆国が圧倒的に優位な形で……」
「中尉は死なないです……僕が整備した機体…中尉の腕があればきっと生きて帰ってこれます」
僕はぎゅっと抱きついた。このままずっといたい。ずっとこうしていたかった。


285名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 22:25:18.64 ID:G4L1y8ua
GJ!
続き期待してます
286名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 17:08:45.25 ID:ydCC7BGS
>>284の続き
エロなし





「…エル」
『こちらサンディ2、中尉、まもなく敵勢力圏に入ります』
エンジン音に、ガタガタと揺れる機体。狭いコクピットの中に貼り付けたエルの写真を見ながら僚機の通信に耳を傾けた。
『こちらサンディリード、了解。全周囲を警戒しろ。爆撃編隊に近づけるな』
高々度を飛行する爆撃編隊は私達の頭上を飛行している。
編隊を誘導している先頭の機が一番狙われやすい。
上空を見ながら、そう思っていると進行方向に見える雲の隙間にキラリと光る物が見えた。
距離にして1キロもない。何秒後かには接触する距離だ。
『11時上方に敵編隊。燃料タンクを落とせ、第3小隊つづ――――』
と言おうとした瞬間、直上から太陽を背に飛来してくるモノが目に入った。
『――ッ!サンディ2!上だ!回避しろ!』
『えッ?―――ぐあああッ!』
けたたましい機銃音と共に緑色の機がすり抜けていった。続いて僚機が煙を噴いて雲の下へと落ちていく。
『こちらサンディ4!中尉殿、ヤツを追います!』
明らかに動揺している声がヘッドホンを通して聞こえた。
『待っやめ――――――』
『友軍がやられたのに待ってられません!』
追撃するために降下する友軍機。それに釣られて3機が降下していった。
『追うな!それはオトリだ!』
『11時方向より敵機!』
『4時方向から敵機!!』
『あらゆる方向から来るぞ!』
編隊を乱され、混乱しているパイロットを誘うオトリの機体。
287名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 17:10:01.27 ID:ydCC7BGS
そうしている内に爆撃機から護衛機を引き離そうと敵機が襲い掛かってきた。途端に混戦状態になる。
敵機の動きは巧みで弾をばらまきつつ編隊をすり抜けていく。それはカラーリングこそ違うが、よく見知った機体だった。
『くっ!ろかくしたP51か!?』
『こちらサンディ19!敵機が食いついて離れません!だ、誰か!きゃあっ!』
ミラの声だ。
『ミラッ!落ち着け!私が行く!!回避し続けろ!』
必死に急降下で逃れようとするミラの機体。速度では勝っているが動きが単調過ぎて、敵機にすぐ先を読まれてしまう。
敵機はP47のような機体だ。
『ミラッ!一気に上昇しろ!私が仕留める!』
『は、はいッ!』
ミラの機が急に上昇し始めた。敵機もそこを狙い照準を合わせたようだが、射撃速度はこちらが上だ。
おまけに12・7oが6門。照準を合わせ、敵のエンジンに直撃させた。火を噴きながら墜ちていく敵機。
『た、助かりましたキンストン中尉!』
『まだだ。気を引き締めろ!爆撃編隊から離れるな!』
『は、はい!』
私の胸の警鐘が鳴り続ける。護衛部隊はちりぢりにされ、経験の浅い新兵は敵の得意なドックファイトに持ち込まれつつある。
敵の狙いは護衛部隊を引き離すこと、となれば爆撃機の高度まで到達でき、なおかつ撃墜できる性能を持った
対爆撃機迎撃用の戦闘機がどこかにいるはずだ。爆撃機の編隊からは離れてはいけないのに…!
私は舌打ちしながら通信で叫ぶように言った。
『サンディリードより各機へ!敵機を追うんじゃない!戻れ!戻るんだ!』
『ああっ!?キンストン中尉!爆撃機が!?』
悲鳴のようなミラの声に私は顔を上げた。
『遅かったか!?』
先頭のB29のエンジンが火を噴いた。グラグラと大きな機体が揺れ、降下してゆく。
高度を保てず、編隊を離れればその末路はほぼ決まっている。
『上から何か来るぞ!回避!』
頭上から猛スピードで目の前をかすめていく3機の機体。
『プロペラが後ろに!?敵の新型機か!!』
従来の戦闘機とは形状が異なった機体だ。私はハッとした。
『ミラッ!あいつらだ!推進式の対爆撃機の高々度戦闘機!追撃するぞ、ミラ援護を!』
『は、はい!』
288名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 17:10:18.47 ID:ydCC7BGS
「……15…16…17…」
僕は整備長の横で帰還してくる爆撃機の数を見ていた。
今回も酷くやられている。30機は出撃したはずなのに、まだ半分にも満たない。
帰還した機も酷い有様だった。胴や尾翼、特に操縦席がある正面の風防が血まみれになった機体には目を覆った。
戦闘機も帰投してきたが、ミラさんや中尉の機体はまだ未確認だ。
「くそ…ミラの野郎…やられてたらしょうちしねぇぞ」
おやっさんが拳をぶるぶる震わせながら呻る。
「中尉……」
そろそろ燃料が限界になる頃だ。それまでに帰ってこないとなると……
ぶるぶると僕は頭を振っていやな考えを振り払った。
そんなことはない…そんなことあるハズがないんだ。中尉が撃墜されるなんて事は…
その時――――
「戦闘機だ!機影は2!」
誰かが空を指して言った。
「ミラだ!あの機体はミラと中尉に違いねぇ!」
おやっさんが飛び上がって言った。
「中尉!」
僕はいてもたってもいれず駆けだしていった。
着陸姿勢に入った2機のP51。間違いない、ミラさんと中尉の機体だ。
着陸した機体の風防が開き、ミラさんが降りてきた。
「ミラァ!てめぇ!この野郎!心配かけやがって!」
おやっさんが降りてきたミラさんを抱きしめて言った。ミラさんは黙ったままだ。
「何とか言えよ!よく帰ってきた!」
頭をくしゃくしゃにされながらミラさんは何かを呟いた。
「……か…を…」
「あん?」
その顔は青ざめていた。
「担架を……担架をはやく!中尉が…中尉は被弾してるんです!早く担架を!」
僕はぎょっとして振り返った。中尉の機体の風防が割れ、血が飛び散っている。
「ち、中尉!中尉!中尉!うわあああああ!」
僕は叫び、機体に飛び乗り、風防を開けた。中尉がシートに背をあずけたままぜぇぜぇと
肩で息をしている。肩と脚に裂傷がある。
「……や、やあ…エル……」
「中尉、大丈夫です!基地です!今すぐ担架が来ますから!」
「はァ…くっ…ちょっと…ドジって…敵も…強くて…でも、たぶん…落としたと思う…」
「喋らないで下さい!」
担架をもった救護班が中尉の身体を抱えて、担架に乗せた。
「だ、大丈夫だよ……エル」

その後、軍病院

「はい、エル…あーん」
中尉が口を開けて待っている。
「あ、あの……手は動かせますよね…ちょっと…周りの眼が…」
お見舞いのリンゴを剥き、お皿にのせたまではよかったけど…
た、食べさせて…って…さすがにそれは恥ずかしい。
「気にしない、気にしない♪エルに食べさせて欲しいんだから…あーん」
ぱくっとリンゴを食べ、もしゃもしゃと美味しそうに頬張っている。
看護婦さんの眼が痛い。暗に『静かにしろよ、このバカップル』と言っている眼だ。
「腕と脚なのが幸いしたかなぁ……治ったらエル、いっぱいさせてあげるからね」
「わ、わああっ!い、言わないでください!中尉!」

END
 
エロはやはり最後の方がよかったかも。
289名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 22:56:19.09 ID:XrOGzZKh
GJです
空戦シーンは緊迫感があって良いですねえ〜
290名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 21:37:14.21 ID:k56V54OO
ショタ軍人VS痴女傭兵
291名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 22:06:13.26 ID:j253rAfL
部隊は全滅したようだな・・・・
292名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 17:18:34.69 ID:S5bfAwU6
生きちょる!生きちょる者がおるぞ!!
293名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 20:14:48.97 ID:0/y/LrXN
ふひひ
294名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 20:56:55.88 ID:kap/1110
侵略してきた帝国士官にやられる共和国市民の男の子
九死に一生を得た後にやさぐれて軍隊に入隊→帝国首都に突入、自分を痛めつけた帝国士官に仕返し
295名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 14:23:21.71 ID:UhRUGd8N
災害派遣で施設科・航空科大活躍の巻
296名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 21:15:56.96 ID:sS60PvyC
稀代の天才軍師のショタと稀代の剣士でありショタコンの女騎士によるベッドの中の戦争
297名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 23:22:01.12 ID:YiPaMdoz
悪くない……むしろ良い
298名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 14:27:04.00 ID:J3b1fdcZ
傭兵団員A「この世の天国みたいな所があるらしいわよ」
傭兵団員B「へぇ、何処何処?」
傭兵団員A「○○国の若龍騎士団ってトコ…」
傭兵団員C「あー、聞いたことあります、貴族の子弟だけが所属しているって噂の」
傭兵団員D「でも、一緒の軍になっても多分お付き合いは無理よねぇ」
傭兵団長 「ならば戦って勝ち取るのみです!!」
傭兵団員C「めったに戦場に出ることもないらしいですよ…若龍騎士団」
傭兵団長 「ならば…その国を叩いて若龍騎士団を出さざるを得なくしてしまえばいいのですね」

歴史に残る大国○○国が滅んだ一因には…
とある女性ばかりの傭兵団の活躍があったそうだが…史書にはその記載は無い…
299名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 15:24:12.90 ID:sn3srq4J
>>298
サクランボ騎士団でひとつw
300名無しさん@ピンキー:2011/04/05(火) 03:19:32.29 ID:WTJwlK8G
お飾りの部隊が熟練な敵にボコボコにされるのはよくあるよね
301名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 00:00:00.43 ID:T/dBJzlQ
スレの維持に投下

架空戦記な内容ですw
302インド洋のアーシア(1):2011/04/20(水) 00:04:59.84 ID:ePPdKTTX
第二次世界大戦は枢軸国優位に進んでいた。
 ドイツの東部戦線ではモスクワが陥落してスターリンは健在であったがソ連の力は格段に落ち北アフリカ戦線ではロンメルのアフリカ軍団
 がイギリス軍をスエズ運河の向こうまで追い払い。
 まさに世界地図を塗り替える動きが起きていた。
 そして1944年。
 独伊枢軸軍はスエズ運河を下り紅海へ出てインド洋へと進出しようとしていた。
303インド洋のアーシア(2):2011/04/20(水) 00:13:04.01 ID:T/dBJzlQ
 メーヴェ(かもめ)より全機。敵機は見えない。予定通り地上の敵を攻撃せよ」
 指揮官の命令でイタリア海軍のフィアットG55戦闘機の編隊がソマリアの都市モガディシュ
 を目指して海岸から低空で浸入する。
 「敵の陣地をやるぞ。続け!」
 アーシア・コレッリ中尉は3機の部下を率いて縦隊を作りモガディシュ市街の通りを掃射した。
 20ミリ機関砲3門と12.7ミリ機銃3丁の威力は敵兵やトラック・物資を山積みした集積
所を次々と薙ぎ払う。
304インド洋のアーシア(3):2011/04/20(水) 00:15:21.00 ID:T/dBJzlQ
 1943年10月。イタリア軍はアフリカの角と言われるソマリアへと進撃。ソマリアの東部
は少し前までイタリア領ソマリランドとしてイタリアの領土であったが第二次世界大戦へイタ
リアが参戦した時にソマリア西部のイギリス領ソマリランドをイタリア軍が占領。しかしすぐ
にイギリス軍は奪還しイタリア領側も占領されてしまう。
 イタリアにとっては悲願の奪還作戦であった。
 その奪還作戦はソマリア南部の都市であるモガディシュの攻防でドイツ・イタリアの枢軸軍は
足止めされていた。イギリス軍はソマリアの南隣であるケニアを拠点にソマリア南部で枢軸軍
を食い止める戦略であった。
305インド洋のアーシア(4):2011/04/20(水) 00:18:18.08 ID:T/dBJzlQ
 ソマリアの作戦は戦艦「ローマ」の艦砲射撃も加わりなんとか枢軸軍優位に好転させた。モガディ
シュを奪還して小さいながら港湾を得た枢軸軍は前線で最短の補給を受けられるようになりソマ
リア戦線の枢軸軍は一息がつけるようになった。
 1944年2月末。イタリア艦隊はドイツがイエメン王国から割譲させたソマリアの角の先にあ
るインド洋の島であるソコトラ島で補給を済ませると急ぐようにインド洋へ出撃した。
 「なんだか様子が変ね。何処へ行くのか」
 アーシアは「アクイラ」の飛行甲板に出て晴れて穏やかなインド洋を眺めていた。
 この出撃はまさに緊急であった。3日後にはタラントから食糧や弾薬・搭載機の部品・家族や恋
人からの手紙を満載した補給艦が到着するのを待たず補給できた分だけで良いと「アクイラ」な
ど他の艦艇もソコトラ島を後にした。
306インド洋のアーシア(5):2011/04/20(水) 00:21:25.35 ID:T/dBJzlQ
 アーシアの聞いた噂ではアラビア海へ行きイランへ侵攻しているロンメルの軍団を支援する。ま
たは自由フランスの領土であるマダガスカル島にイギリスの艦隊か船団が来たのでそれを叩く。
更にはイギリス軍とアメリカ軍がジブラルタル奪還の動きを見せているから地中海へ戻るのだと
言うものまで様々だった。
 つまりはそれ程に正確な情報も命令も無いまま艦隊は動いている。
 その不明なままでソコトラ島を出港して2日目。艦隊は東へ向かい南へ向かいインド洋のど真ん
中を遊弋しているような形で航行している。アラビア海と地中海では無い事は確かだ。
 艦隊は何かを待つように航行しつつ時折レジアーネRe2001の複座型を哨戒に飛ばしていた。
 何も変わる事も無くアーシアもソコトラ出撃後初めて艦隊の直掩で3時間ばかり飛んだ。
 ソコトラ2日目の夕暮れとなった時にそれは訪れた。
307インド洋のアーシア(6):2011/04/20(水) 00:25:26.00 ID:T/dBJzlQ
 夕日を背にするように1機の機影が現れイタリア艦隊を警戒させた。だがすぐに司令官や艦長が
「あの航空機は撃つな」と命令が飛んだ。
 その1機はイタリア艦隊へ近づき「アクイラ」上空を旋回した。
 「ワレ日本海軍。着艦の許可を求める」と発光信号で伝えてきた。すぐに「アクイラ」から「着
艦を許可する」と返答する。
 許可を得た日本海軍機。彩雲艦上偵察機は「アクイラ」の飛行甲板へ悠然と着艦した。
 彩雲からは一人の第三種軍装を着た日本海軍将校が降りてイタリア軍少佐の案内でこの艦隊の司
令官へと通された。
 彩雲の搭乗員2人も降りて機体をイタリア兵と共に航空機格納庫へ降りるエレベーターへと押し
ていた。
 (あれは!カタギリじゃないか)
 アーシアは機体を押す搭乗員の1人に見知った顔を見つけた。
308名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 00:27:35.21 ID:T/dBJzlQ
続きます

忍法帖があっての投下はかなりしんどいな。
309名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 01:13:17.94 ID:e5laT2Mm
半端なところで終わりやがって……

続きお待ちしてます。。。
ソコトラとかイタリア海軍とか、めっさわくわくする。
310名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:00:11.12 ID:7NpSCinR
女将軍のオモチャにされる気弱な新人兵・・・・・
311名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:44:40.50 ID:xKDqR31n
投稿乙です
俺も近代装備の軍物で書いてみようかな。70〜80年代辺りので
312名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 16:42:22.72 ID:QZusgxin
ヴェトナムもので米兵の話は結構あるけど、北ヴェトナム正規軍や
解放戦線ものは少ないような気がするな。
生存者が少ないのか、記録が少ないのかな?
313名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 21:21:01.56 ID:cMzWb+DG
近未来SFとかはいいんですかね?
二人乗りの戦闘機で、作戦終わったから無線切って戦闘機を自動操縦にしてからイチャラブとか。
314名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 21:30:48.67 ID:GOikr7W8
むしろ戦闘機とSEXだ!
315名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 21:34:14.72 ID:An0mpJpS
なるほど
316名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 23:26:20.17 ID:kJNRyJn9
よく故障するせいで、割合的には整備兵が車体に潜り込んでる時間が多くて
搭乗兵が紅茶飲みながら待つ程だった
一昔の英陸軍機械化部隊はエロな宝庫に見えてきた。
317名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 02:51:47.37 ID:wyEvqI87
戦車って臭いのかね?
女戦車兵とか体臭がえらいことなのかの
318名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 15:05:31.15 ID:E8f6MkTK
実際は酷いニオイだけどファンタジーだから甘い女の香り。
ハンス羨ましい
319名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 18:55:58.63 ID:ZTvk2AYT
>>316
選りすぐりのエリート女性士官に、叩き上げの整備兵がもっと大切に扱えと言ってしまい……!

あとは任せた
320名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 19:24:19.02 ID:qtn0/L4S
>>319
更にその上官がナイトとかの称号を持つ名家出身だったら・・・と思うとwktk
321名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 20:30:46.86 ID:rngvsJcR
整備兵「砲塔バスケットの中、くっせえなあ・・・どんな戦車兵が乗ってんだろ」
女士官「・・・!」
322名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 21:29:42.31 ID:rngvsJcR
ちなみに女士官てのはこんな体格↓らしいぜ
http://mediabox.blog38.fc2.com/blog-entry-5776.html
確かに丈夫そうだけど、実際臭いそうではあるw
323名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 22:23:46.21 ID:vC4tl5IP
鍛えてる美しさって感じですなぁw
こんな美女士官に投降を促されたら拷問されるのも込みで期待して白旗上げそうw
324名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 02:22:21.95 ID:ZFD0sHQh
士官か?

上のドレスブルーの階級だと兵長ぽいが・・・
325名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 02:24:04.88 ID:ZFD0sHQh
>>314

> むしろ戦闘機とSEXだ!


で、妊娠して子供は爆弾で敵地に空爆と・・・






「戦え!軍人くん」という不条理漫画があってだな・・・
326名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 22:59:09.72 ID:o3CrWYE2
特殊部隊の尋問選抜訓練で、女性士官が男の兵を脱がせてセクハラ面での尋問とかやるらしいが
これってエロに出来るかな?
327名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 23:52:24.53 ID:6GeIRXkr
そりゃおめえ、
女性士官
「あらァ?少尉の股間にぶら下がってるふざけたサイズのそれは一体何なのかしら?
それともあなたは士官学校でポークビッツを股間に縫い付けられたのかかしらね、ふふふw」

少尉「(顔面真っ赤で)ノー、マム!自分の一物は、百発百中の海兵ライフルマンであります!」

女性士官「あらそうなの?だったらその性能をお手並み拝見といこうかしら・・・今夜ガンルームへいらっしゃいw」

とかそんな展開だろうがよw
328名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 16:51:05.23 ID:5k4PtCAl
62の続編まだかな?
329名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 13:24:17.29 ID:fHLYrijY
ツンデレ女戦車長の同人はよかった。
戦場のヴァ○キュリアだったけど
330名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 21:08:42.17 ID:k1UepOqg
淫乱軍師の可愛い弟子に対しての指導
331名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 23:29:06.97 ID:+P0EH30t
>>327
続きが気になる
332戦車兵:2011/05/19(木) 16:49:17.59 ID:k6Dm12+5
戦車長
過去話
エロは少なめ




ボクの名前はシュルツーナ=グリンデ。
階級は中尉。戦車長だ。帝国が電撃作戦で制圧した先の侵攻作戦の功績で
少尉から、中尉へと昇進した。
そして、今は東部の敵国との戦争のまっただ中だ。
今回与えられた任務は、先遣隊の支援。あの悪名高い『囚人部隊』が斥候任務にあたっているらしい。
敵軍との勢力が微妙なこの戦線では、ふい遭遇戦もあるのでそれを考慮してのことだ。
初めから気のすすまない任務だった。戦車が修理・整備中でろかくした敵戦車をあてがわれるし、
戦車長と兼任して装填もしなければならない。しかもたった1両で囚人部隊の支援とは……
間違って誤射されないよう、マーキングだけはしっかり塗装したが……
『中尉、前方800m先に建造物群を発見……集落か村のようです』
無線手のカリナ軍曹の声がヘッドホンを通して聞こえた。
『了解……先遣隊がいるかもしれない、でも警戒――――』
ボクはそう言いかけて息を呑んだ。
『どうかしたんですか、少尉?』
照準手の語長には見えないのだろう。ハッチを開けて身を乗り出し、双眼鏡を覗く
ボクには見えた。そう、囚人部隊が行っている虐殺・暴行が。
333戦車兵:2011/05/19(木) 16:50:10.66 ID:k6Dm12+5

「……何てことだ…」
ツーメリカ伍長を伴って、村に入ったボク。
敵はいないだろうけど、機関銃を構えて村に入った。
「…こ、こりゃ……ひでぇ…」
村に入ったボク達はあまりの惨劇に絶句した。
老人と男達が一ヶ所に集められ、射殺されていた。
だが女達は……いや、若い女…それも成人していないであろう少女達が衣服を剥かれ、あちこちに横たわっている。
股には血と白濁の液がべっとりと付着していた。何をされたかは容易に想像がつく
皆、ほとんど虫の息だ。相当な嬲られ方をしたのだろう、何人かは既に事切れている。
「あ……う…」
近くに横たわっていた少女が呻いた。抱き起こして、口に水筒をあてがった。
水を飲む気力もないのだろう、その口からは唾液に混じって白濁液が零れた。
「おい、おい君!しっかりして」
多少、強引に口に水を含ませ、濯いでやった。はげしく咳き込んだ後少女はかすれた声で言った。
「た…たすけて…お、おねがい…たすけて」
ボクの軍服を弱々しく掴みぶるぶると震えた。こんな事をするのは奴らしかいない。
「お……友軍か、やっと来たのかよ」
「ちっ、女戦車長かよ…めんどくせぇ」
教会から出てきた男達がベルトを締めながら言った。
「貴様ら!民間人に何をやっている!指揮官は誰だ!」
ボクはそいつらを一喝した。その声に一瞬、ひるんだがすぐにその指揮官らしき男が現れた。
階級は、同じ少尉だ。他の奴らとは違う雰囲気をもっている。
「この部隊の指揮官は俺だ。何か用か?」
「先遣隊の任務は偵察のハズだ。民間人を虐殺し、女達をレイプして許されると思っているのか!?」
「ゲリラの可能性があった。帝国に反協力的で敵性が認められた。だから殺した」
はっと鼻で笑って男は答えた。他の部下達も『そうだ、そうだ』とやじっている。
「うるせぇ!こんな少女にまで……軍法会議でお前ら全員、豚箱にぶちこんでやる!」
たまらず伍長が叫んだ。『軍法会議』の言葉に少尉が反応した。
「………戦場ってのはこういう事が起こるモンだ。お前ら正規軍の進路を作ってる俺達にまで
偉そうな大儀やら正義を押しつけるのはヤメろ。娼館に行く駄賃にもならねぇ安月給で命はってんだ。
ここのガキ共をヤろうが、殺そうが何も問題ねぇだろうが?しゃちしゃり出てくるんじゃねぇーよ、クソアマァ、ぶッ殺されてーか!
ああ!そこのガキ置いてとっとと失せろ!」
「んだとっ!この野郎!」
激昂した伍長が機関銃を構えた。対峙する男達も一斉に小銃を構えたが
「いやああっ、もう、もうやめてええ!」
教会からぼろぼろになった修道服を纏ったシスターが逃げ出してきた。
「待てよオラッ!さんざん待たせやがって逃げるんじゃねぇ!」
続いて出てきた兵士が背中から覆い被さり、あろうことかそのまま犯しだした。
「いっ…いやっ!いやっ!や、やめて!うぐっ!やっ!ああっ!」
「おーお、中でヤれよ。女戦車長さんが興奮してパンティ濡らしちまうからよ」
334戦車兵:2011/05/19(木) 16:50:50.45 ID:k6Dm12+5
「てめぇら!!」
「伍長、やめろ……行こう」
ボクは伍長をとめた。もう無理だ、囚人達の言う事も不本意ながら一理ある。だけどもう限界だった。
「し、少尉、なぜ止めるんです!敵とか味方とか関係ありません!同じ女として許せません!」
「……ここは戦場だ……そういう事もある」
「し、少尉……」
「あ……あ…た、助け……」
「…………すまない」
すがる少女に背を向けるボクに囚人部隊のあの少尉がタバコを捨て、言った。
「戦車長さん、いい尻してんな。俺達の相手してくれるんなら、ここのガキ共を見逃してやってもいいんだぜ?
その窮屈そうにしまったでかいパイオツの乳首もビンビンに勃起してんだろ、身体のくせぇ臭いは勘弁してやるからよ1発どうだい?
背中に浴びせられる下品な笑い声を後にしながら、ボクは戦車に戻った。

「少尉…見損ないましたよ!長いつきあいだから言わせてもらいます!アンタ、最低だ!」
戦車のハッチを開き、こちらを見ていたカリナ軍曹があわてて言った。
「ご、伍長!少尉に向かって…い、一体なにがあったんですか」
「どうしたんや、伍長。村におったんは友軍やったんやろ?」
エルリカ曹長が操縦席のハッチから身を乗り出して問う。
伍長は戦車に乗り込むボクの背中に向かって吼え続ける。その内容に二人は村での
惨状を悟ったようだ。
「大隊本部に連絡しましょう!帝国軍として許せない行為です」
「あかん、使い捨ての囚人部隊や…言われておしまいや。敵国の女子供が嬲られたくらいで上の連中は何とも思わへん」
「だからって――――」
戦車の前で不毛な言い争いを続ける三人にボクは言った。
「全員、乗車!急げ!これは命令だ!」
しぶしぶ戦車に戻った。伍長は照準席に戻ってもボクにつかみ掛かってきた。
「少尉!俺はまだ納得できません!どうしてあんなクソ共を見逃すんです!
何の罪もない民間人がめちゃくちゃに犯されて!同じ女としては許せません!」
「伍長――――戦場は人を獣にしてしまう所なんだよ…理性とか理屈や規律では縛れない獣にね」
「わかります!それは理解できる!でも、でも!軍法会議かける間にもあいつらはまた別の民間人を襲うに決まってるんだ!」
ボクは伍長の言葉を聞きながら床下から砲弾をとりだし、ラックに乗せた。
「聞いているんですか!少尉!アンタも同じ女だろ!?目の前で家族を殺されて!姉や妹がレイプされるのを黙ってみていられんのかよ!?」
「――――伍長、砲を固定して照準を合わせて」
「何を言ってるんですか!敵なんてどこにも――――」
「黙って命令に従え!ツーメリカ!」
ボクは砲に榴弾を装填し、さけぶ様に言った。伍長はビクッと身をすくませ、あわててヘッドホンをセットした。
『曹長、エンジン始動!軍曹、無線は切って、機銃に専念して』
『は?で、ですが』
カリナ軍曹が訝しげな声を上げた。
『何か言われたら、ボクが責任を取る。伍長、砲の照準』
『は…はい、その…距離は…』
『――――距離はゼロ。村にいる『敵兵』を掃討する。戦車前進!』
335戦車兵:2011/05/19(木) 16:56:21.85 ID:k6Dm12+5


ボク達は榴弾で牽制し、パニックになって村から飛び出してきた男達を機関銃でなぎ倒した。
囚人部隊が対戦車装備をもたされていないからボク達が派遣されたのだ。
村に突入し、隠れ潜む男達を一人ずつあぶり出しながら殺した。そして例の教会で囚人部隊の少尉を追い詰めた。
「な…何をしやがる…俺達は友軍だぞ…」
少尉は息を切らせて、血が流れる腕を押さえている。
「ここは戦場だ」
「はァ?……な、何を言ってやが――――ぎィ」
ボクは自動拳銃を向け、少尉の脚を撃ち抜いた。
「戦場ってのはこういう事が起こるモンだ……お前の台詞だろう?誤射もその範囲だよね?」
「――――へっイカれてやがる、このクソアマが!敵の女犯して何が悪い!正規軍の奴らだって犯ってるじゃねぇか!」
パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!
「ぎィ、あッあああッ!?」
両脚に7発、最後に腹部のはらわたに1発。
「少なくとも……ボクは違う、お前みたいな人間のクズと一緒にしてもらっては困るんだよ」
「て…てめぇ…お、俺を……殺すんじゃなかった…のかよ…」
「殺す?ボクは殺さないよ……お前の罪を裁くのは、彼女たちだ」
そう言って教会の入り口を指した。そこには鎌や鋤や斧をもった半裸の少女達が虚ろな目で立っていた。
教会の中で八つ裂きにされる声を後にしたボク。そこにはあの時のシスターが立っていた。
ボクよりも若いシスターだ。
「……助けて……もらって……感謝します…」
「感謝される覚えはありません……我が軍の兵士が…申し訳ない事をしました」
ボクは頭を垂れて謝罪した。
――――パン――――
乾いた音が村にこだました。
「あ、謝ってもらって…許されると思っているんですか…こんな…こんなめちゃくちゃにされて…
何度も何度も汚されて……孕みたくない赤子を生まなければならない子が何人いるか…謝ってもらってもどうにもならないわ!」
叩かれた頬よりも、痛く胸に突き刺さる言葉だった。
「わ、私だって……こんな…こんな身体に…あああああッ!」
シスターの股から垂れ落ちる白濁液。それを隠すように地面に突っ伏し、泣きじゃくるシスターは何よりも哀れすぎる。
「少尉………」
「行こう……大隊本部には連絡した。今度はボクが裁かれる番だ」
伍長に戦車に携帯している全ての医薬品を渡すように言い、その村を後にした。

END

前スレであった戦車長の過去話です。
もう少しあるのですが切りがよかったので投下しました。ではまた
336戦車兵:2011/05/19(木) 17:34:11.71 ID:vi0r1S11
追伸・シュルツーナの
階級は少尉ではなく中尉です。作中で一貫して少尉と呼んでるのは間違いです。ごめんなさい。
337名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 18:40:57.63 ID:FwwUhYsF
戦場ではよくある話ですが、不覚にもおっきした。
もっとえげつないのは「民族浄化」とかだな。
338名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 19:56:54.60 ID:iKaQSSGw

日頃はsenkaスレでヒャッハーしてる身だが、今日ばかりはシュルツーナ中尉の気高い精神に敬礼させてもらうぜ
339名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:15:33.91 ID:H+MJFPwR
最強の傭兵と呼ばれている男の正体は女の子みたいな姿であった
340名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:26:05.74 ID:Dp36vxr6
謎の機体に助けられたマシンのパイロットの少女のSSは別の所に投下した方がいいかな?
341名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 22:31:07.42 ID:89iMLVXi
一応軍隊みたいだしこっちでもいいんじゃないか

FEの世界って女子供でも武器持って攻撃してくるからけっこうこあいなと最近思い出した
342名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 03:10:43.78 ID:zvG93Uak
ソマリアとか、もうわけやからんくらいカオスだろうな…
343名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 03:14:39.63 ID:Wq/m420P
黒人ってだけで性欲100割減
344名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 15:56:27.77 ID:57R/7r/t
>>341
中世ヨーロッパとか同時期の東アジアとかでも女子供(現代の感覚で)
が武器持って戦場に出てくるとかままあったし。
政情不安定な国とか国境ぶの小競り合いが頻繁に起こっている国だと
現代でも似たようなことは起こり得る。
345戦車兵:2011/05/30(月) 11:14:32.40 ID:2P/pi7M6
>>355の後日談
女戦車兵×男娼




「――――よって、当法廷はシュルツーナ=グリンデ中尉を無罪とする」

ボクは先の囚人部隊の一件によって本国に召喚され出頭した。
そして軍法会議が開かれた。ツーメリカ伍長や軍曹、曹長の証言が決め手となった。
だが真相は所属する師団よりも上、参謀レベルの上層部からの命令があったに違いない。
扱いづらい囚人部隊を『誤射』という形で処分してくれたボクが総統と遠縁にある
大貴族のグリンデ家の出であった事もあるのだろう。結果的に過去の功績と帳消しという事で不問にされた。
346戦車兵:2011/05/30(月) 11:15:25.66 ID:2P/pi7M6
大隊本部が駐留する街に戻ったボクに仲間達が祝杯をあげた。
「グリンデ中尉の無実を祝って乾杯」
『乾杯♪』
ワイワイガヤガヤと騒がしくなる夜の安い酒場。
士官専用のもっと静かな店もあるのだけど、ボクはこちらの方がよかった。
下士官の皆と騒がしく、楽しくやる方が性に合っていた。
「よかったな、シュルツーナ。お前が俺達の期の出世頭なんだぜ、ヒヤヒヤしたよ」
同期のパウエル=ガーナーが酒の入った杯を片手に言った。
「准尉さん、言っておくけどボクは『中尉』さんですから」
「おっと、失礼しました。中尉殿!自分は万年准尉であります」
わざとらしく敬礼するパウエルに皆がどっと笑う。

「いや〜でもよかった、よかった。あの部隊には皆、胸くそ悪かったんだ。ざまぁみやがれってーの」
肩を組んできたキュンメル少尉が言った。彼女とは士官学校の頃から気が合う。
「でもせっかくツーナに会えたのに私はパウエルは来月から熱砂の戦線に行くんだよなぁ〜
寒いにもいやだけど、暑すぎるのもなぁ……ツーナはまだ東部なんだよね?」
「ああ、たぶんね。アルベルナさんとよろしくやるよ」
対面に座る砲兵長さんに向かってボクは言った。
「こちらこそ。よろしくお願いしますね、グリンデ中尉」
相変わらず上品な戦車猟兵さんだ。
仲間内で最年長なだけあって身体だけでなく中身も成熟した女性だ。
きっとこの戦車猟兵さんの搭乗員は艶やかな色気に誘われて良い思いをしているんだろうなと思う。

何度目かの祝杯をあげ、その夜は解散になった。
深く酔ったわけではないけどボクの足取りは重かった。
今でも思い出すと、胸クソ悪くなる囚人部隊の連中だったけど…ほんとうに胸クソが悪くなるのはボク自身に対してだ。
あの村で尻だけ剥かれて犯されていたシスターを見た時、ボクのアソコはゾクゾクして濡れていた。
泣き叫びながら犯されるシスターに姿に興奮し、劣情を抱いていたのだ。何度も、何度も突き上げられ
膣内に射精され、再び別の男に犯されるシスターの光景に。
ああ……ダメだダメだダメだ…乳首が勃起し、アソコがくちゅ…と濡れてきた。
――――――したくて…したくてたまらない――――――
ここまで劣情が高ぶってしまうと何回、自慰をしても沈めることはできない。
「………くッ…軽蔑するよ…最低だ」
ボクは街の喧騒から逃れるように裏路地に入った。
347戦車兵:2011/05/30(月) 11:16:13.46 ID:2P/pi7M6
足早に歩き、いくつかの角を曲がると目当ての者がいた。顔立ちがよく、肌も白い、中性的な少年だ。
路地裏には不釣り合い過ぎる。
「ねぇ…君、男娼だよね?いくら?」
こういった街にいる男娼だ。表の界隈にもそういった娼館はあり、女性の士官や兵卒は利用しているが
そこは管理が徹底していて、ボクが欲している事は頑なに禁止されている。
「え…あ、は、はい…あッ」
「じゃあ、君を買う」
ボクは少年を角の奧に連れ込んで言った。この袋小路は少年のテリトリーだ。誰にも邪魔はされない。
「そ、そうです…で、でも…あ、あの僕は…そのお客さんをとるのは初めてで…」
おどおどした態度を見て、ボクは口早に言った。
「そう、それでいくらなの?」
ボクは軍票の束を取り出した。
「ぐ、軍票じゃなくて…げ、現金でって…女将さんが」
「わかった。即金で――――これくらいでいいでしょ?早くして」
ボクは最高額の紙幣を何枚か少年に握らせ、迫った。
「あ…は、はい…い、いま付けますから…」
あわててポケットからビニールに包まれた避妊具を取り出す腕を掴みボクは言った。
「君、初めてなんだから病気なんてもってないんでしょ?いいから生でして、膣内で出して欲しい」
「お、女将さんに叱られます…な、生はダメだって、病気になったらクビだって」
「ボクも病気なんてもってないから」
「で、でも――――」
焦れったくなったボクは声を荒げていった。
「料金割り増しする、これでどう?君だって初めては生でしたいでしょ?」
ボクはさらに紙幣を握らせた。
「わ…わかりました」
少年は渋々、ゴムをしまいズボンを下げた。
348戦車兵:2011/05/30(月) 11:16:31.62 ID:2P/pi7M6
ボロンと飛び出したペニス。男娼の商売をするだけあって並の者よりも大きい。
生々しく漂う精の臭いにボクはベルトを外して、壁に手をつきだした。
「え…あ、あのお姉さん?」
勝手が違うのだろう、少年は猛々しく勃起したペニスを片手に戸惑いの声を上げた。
「愛撫なんていいから……後ろから思いっきりして」
ボクはパンティーの両端に指を入れ、太腿までずり降ろした。もうアソコはトロトロだ。
お尻を掴んでアソコを広げて、誘うように言った。
「は…はい…はー…はァ…い、入れます」
少年の興奮した声にボクは頷いた。
――くちゅ……ずにゅうううう――
「はっァ!……んんんっ!…はぁ…はぁか、硬い……」
少年の熱いペニスがボクの膣内に一気に押し入ってきた。
待ちに待った挿入。ゾクゾクした快楽が下腹部から一気に脳天まで電撃のように駆け抜けた。
「あ、あは…す、すごい…ぬるぬるが…あっ…う、動きます…んっん!」
少年が腰を使い出した。初めて見た女の尻に興奮しているんだろう、欲望の限り突き上げている。
その激しさはまるで獣のようだ。また少年のモノとは思えないくらい逞しいペニスにボクは満足した。
「あ…い、いい…いいよ…もっと、もっと激しくして思いっきりしていいから」
後ろから獣みたいに犯される感じは最高に気持ちいい。
乱暴にお尻を揉みし抱かれ、アソコをズンズンズンと突き上げられる感覚にボクは甘い声を上げた。
「はぁっ…はああっ…んんっ!もっと、もっとして!」
「ああっ、も、もうで、出ちゃう…出ちゃうよ!」
「いいから、出して!何回でも出していいから!ボクの膣内に出して!」
「はっ…で、出る!うっ!」
「あっ……ああっ…あ、熱い…んんっ」
びゅるるっと膣内で弾ける塊。熱いドロドロの体液が身体に広がる感覚にボクは打ち震え
ゾクゾクゾクと内股になり、軽くイッてしまった。あの村で犯されていたシスターの幻影に
自分を重ねながら、ボクは少年に後ろから責め突くように強要した。
何度も、何度も果てることなくボクはお尻を突き上げられ、甘い声を上げ続けた。
「も、もう…限界…です…ま、満足して…いただけましたか?」
「はぁ…はあ…はぅん…はぁドロドロだね…うん、もういいよ」
あれから5回は射精しただろうか?少年は萎えたペニスをボクの中から引き抜き、ボクのアソコを舐め始めた。
「あはっ…き、綺麗にしてくれるの…こ、これはサービス?」
「は…はひっ…そ、そうです…はっ」
艶めかしく舌で愛液と白濁液を舐め取ってくれる感覚にボクはピクンッピクンッと感じながら行為を終えた。


それからボクはまた戦線へと戻った。
後から聞いた話だけど、ボクを親衛隊へ転属するという話があったらしい。
親衛隊はいわゆる軍のエリート集団で最新鋭の装備に高所得に高待遇、毎日美味い食事にありつける
という特典付きだ。でも、あの囚人部隊の事件でその話はダメになったとのこと。
まぁ、いい。あれ以来、ボクの淫らな性癖は日増しに高ぶっているように思う。
そんなある日に修理を終えた戦車に補充の兵が配属されてきた。
「君が新しい補充兵?名前は?」
配属命令書をみながらボクは言った。
「はっ大尉殿!ハンス=ヴェルナー二等兵、着任いたしました。
本日付けで大隊本部より戦車の照準手に任命されました。よろしくお願いします」
あの男娼の少年とよく似ている若い少年兵だ。
そう…ボクはシュルツーナ=グリンデ、これからよろしくね」
握手をしながら微笑むボク。
「じゃあ、他の搭乗員に紹介しなきゃね。こっちに来て新兵君」
ボクのアソコがじゅん…熱くなった。

END
349名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 23:09:37.13 ID:NX+htj4+
>>348
GJ!
こうして根は淫乱な戦車長が出来上がるわけですな、素晴らしい。
350名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 23:32:35.92 ID:49aPf2xG
よーしパパ自慢の股間の152mm重榴弾砲の連続制圧射撃をお見舞いしちゃうぞ〜
351名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 00:29:45.03 ID:hay+daJG
狙撃兵同士の戦いもいいもんだってスターリングラードを視て思った
352名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 01:06:35.43 ID:gwRVJJcT
たしか狙撃兵って敵に捕まると……ジュルリ
353名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 04:36:16.43 ID:+8oBOsP/
戦列歩兵の女指揮官と男擲弾兵のエロとか
指揮官も負傷が多かったから怪我の介抱とかでネタには困らなそうだ
354名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 00:37:34.77 ID:ZzfRYRjZ
捕まえたスナイパーが女だったら間違いなく死ぬまで林間
355名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 08:16:32.50 ID:9+1FYFuO
>>351
狙撃兵は敵に捉えられたらただでは済まんぞ、運良く後方に
送られれば戦時法規に従って扱われるがそうでない場合は大抵
その場の判断で殺されるか、拷問される可能性は高いね。
ボスニアやチェチェン、では大量虐殺と共に大量強姦もあったし。

>>353
時代にもよるけれど戦列歩兵がとかく運用されていた17〜18世紀
の戦場だと碌な医療行為はされてなかったはず。
怪我が原因での破傷風などで戦病死した人間も多かったから男
に応急処置の心得があればそれでネタにできっかも。

>>354
第二次大戦中にソ連の女性兵士や戦闘機パイロットがドイツ軍に
捕まえられたときにレイプされるケースがちょくちょくあって
そのまま「慰安任務」用として前線(最前線では無い)に留め
置かれたり、見せしめの意味で孕むまで暴行を加えた後拘束されたり
といったケースも。
356名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 08:49:44.73 ID:9+1FYFuO
現代ものだと民間軍事会社(PMC)の社員にはジュネーヴ条約やハーグ陸戦条約
が適用されないから敵対勢力に拘束された時にどう扱われても文句が言えない
というのもあるな。
傭兵が正規兵の代わりに「汚れ仕事」を命じられ『役得』として正規軍以上の略奪
暴行を働く事は現代でもあったり(コソボでPMCの社員が現地人女性を暴行する
事件が起きた)。

ただ、十分な救助が受けられない可能性もかなりあるので低所得国の人間
がPMCにスカウトされて送り込まれた先で拘束されても、正規兵なら救助される
場合でも「捨て駒」にされる事もあるので、レイプされたりすることもあるよね。

PMCには兵站・整備を肩代わりする仕事を行う会社もあって戦闘任務に
つかないという関係から女性兵士や軍務経験の浅い人間がこれらを担うこと
もあるそうな(ケースバイケースだけど)。
普通こういう任務だとPMCは前線後方、グリーンゾーンにいるけどそこまで
敵がいきなり入ってきたりすると捕まる可能性も出てくるわけで、PMCは
軍人でも国家に身分を保証されている訳でも無いのに武装していたり
するので戦時法規で守られない。
実際、2004年にPMCの社員が民衆に惨殺され、市中引き回しされた挙句
死体が橋に吊るされた事もある。
357名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 18:08:12.51 ID:fgSfjVfG
共和国の少年狙撃兵は帝国の女狙撃兵に敗れて捕まってしまった
358名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 22:24:38.25 ID:c16JiJZK
>>356
それアレだろ、2004年3月にファルージャでBWの社員四人が襲撃された件。
民衆が遺体をリンチしたのは確かだが、やったのはテロリストじゃなかったか。
で、その五日後に報復作戦でファルージャに海兵隊送り込んだりしてたような。
勿論、殺られたのは全員男で、初撃で全員殺されたからレイプもないけどね。

詳しくはペルトンの「ドキュメント 現代の傭兵たち」読め。
PMC関連だとファイナルの「戦場の掟」も読んどくと良いかも。
359名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 02:36:20.43 ID:cV/ihvfj
米国の女狙撃兵が旧日本陸軍に捕まってがっつり密着体位でリンカーンされるのを妄想した。
溜まりまくってるから
特濃で孕むだろうなぁ…
360名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 21:01:47.44 ID:ORirnoDX
>>359
史実米国ってWW2中に女性兵士を志願兵でいれてたっけ?
そのシチュエーション自体はすごく興奮する。

架空でそーいうのが出来る戦場となると南方戦線
特にフィリピンか仏領インドシナとかかな。
たっぷり中出ししたら舌を噛み切らないように猿轡
しとかないといかんな。

敗戦になったら思い切り逆襲されそだからそれまでに
始末するか堕しておかないとだがw
361名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 21:09:20.22 ID:gdozl2MN
インドシナにいたオランダ人居留民の婦女が義勇兵に、とかでいいんじゃね?
362名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 21:49:22.54 ID:gdozl2MN
でさ、>>360
> 敗戦になったら思い切り逆襲され
なんだけど、敗戦後解放米軍にコルトを渡されて自分を陵辱した日本兵を射殺する機会を与えられるわけよ
順番にさっさと殺していくwわけだけど、最後の一人、最年少の少年兵
(親切にされたりして情が移った挙句、しまいには和姦状態だった)だけは殺せないわけよ
んで「お腹の子の父親は殺せない!」とか言って泣き崩れちゃうとか
そんな展開に萌えるね
363名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:00:34.96 ID:ORirnoDX
そういふのもアリだが、俺は堕ちネタが好きだね。
個人的な好みだけど。

>>361
ということは米国兵として戦ったオランダ人か。
本国は降伏しているから帰国しない限りは戦闘で死んだとされてそうだな。
インドネシアとかは戦後現地に残った残留日本兵が現地人女性と
結婚したケースもあるようなのでそれを真似るなら堕ちた後の性活
とか妄想できそう。
364名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:02:35.08 ID:ORirnoDX
あ、『戦闘中行方不明』だと「MIA」だな。
この場合は軍人になる前だと民間人としての扱いだが。
365名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:23:32.83 ID:gdozl2MN
おおう、そんでもって、ジャングル・戦時下なんだから
白人女ならではの濃密な体臭と陰毛・腋毛描写、
そして絡み合う日本男児の青黒い男根からとめどなく吹き出す精汁、
そんな描写をこなしてくれたらもうお腹いっぱいw
366名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:28:43.66 ID:ORirnoDX
>>359の話に興奮するのは女兵士というのもあるけど
白人女を集団レイプってシチュエーションなんだろうなー
と勝手に思った。
367名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 21:22:33.39 ID:UGY6nJr+
>>365
それいいなぁw
丸一日リンカーンされ尽くして全身を白濁液(溜まってるから
黄味がかった色になってる)まみれにされて心が折れた状態
になってたりしていて、目が虚ろ(俗にいうレイプ目)な白人女
とかたまらんね。
368名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 23:05:37.26 ID:UPGsX1Re
史実とかだと萎える俺('・ω・)

腋毛かー…
ふぁんたじぃとかって安全剃刀とか無いだろうに、なんで綺麗なんだろ
369名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 02:41:45.36 ID:gGqlUCDX
>>368
ファンタジーだから
370名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 16:40:32.12 ID:CR/E8iyo
>>367
アジア人の固いチンポに突かれまくって中田氏
のローテーション。
若い女狙撃兵は反抗しながらなぶられ憎むべき敵の子供を孕んでしまうのであった。

女狙撃兵の容姿はショートカットの強気なのがいいな。ヤられてめヤられても壊れないで反抗するのに萌える。
371名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:22:10.45 ID:btWyPtw9
ローデシアあたりのアフリカ内戦でもいいじゃん
金髪碧眼で大柄美女の植民地軍士官が、反乱を起こした黒人の現地兵達に犯されるとか
んで堕胎できなくなってから解放されて・・・みたいなw
372名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:32:46.50 ID:tghycoMv
pixivの戦車の頁をポチポチ見てたら頭ン中のツーナ大尉殿ドンピシャな絵があったど
373名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:28:39.38 ID:ZbznSatY
vk4501(H)?だとしたら俺もだ。
ただちょっとおっぱいが足りないかも
374名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 00:14:59.12 ID:VA8wMLLb
ここは年上好きが多そうだの
おいらもだが
375名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 18:54:59.63 ID:FOvjrgxe
学校のクラスが丸ごと動員されて…とか、包囲された都市で女子供もかり出され…とか、
そういうシチュエーションなら美味しく嘘をつけるんだけど、どう転んでもリンカーンな話にしかならない(´・ω・`)

インドに侵攻した日本軍、占領地には英国人専用高級女子校に通うお嬢様達と、そのお付きのゴッスゴスでロリロリなインド人メイドが!
チハにお嬢様とメイドを乗せ、紅茶とカレーを片手に進めチハ坊、カルカッタまであと300kmだ!
376名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 20:06:11.33 ID:6LLmMwOW
チハに乗ったお嬢様「スチュアートよりはやーい!」
377名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 20:43:34.75 ID:J81Bd3er
お嬢様「ねえ…いつになったら本隊と合流できるのよ?このスチアート遅いわよ、壊れてるんじゃないの」

戦車長「壊れてませんよ!ったく、どこが英国淑女だよ!単なるじゃじゃ馬じゃないか…」

お嬢様「何か言った!?」
戦車長「いーえ!」

インドメイド「まあまあお嬢様、日本の方々の捕虜よりは良いですから
カレーでもどうぞ」

お嬢「うわーん、汗臭い!疲れたー!紅茶飲みたーい」
378名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 21:27:31.89 ID:d091TrYk
>>375
>学校のクラスが丸ごと動員されて…とか
?
いまいちよく分からないシチュエーションだな。
軍人でもない限り丸ごと動員されて戦場に出る事は普通無いはずだが・・・。
独逸の国民防衛隊とかソ連の女性兵士でならありうるけれど。
女性の戦車兵(教官職)が多いのはイスラエルらしいが。
379名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 22:20:02.13 ID:9An2vFpJ
>>378
IDFじゃ戦場で負傷した場合に感染症にかからないよう、
女性兵士の無駄毛処理チェックをするらしいぜw
いろいろネタ元になるぢゃろw
380名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 22:25:08.66 ID:r5Qfyx0j
毛唐は不要。やはり大和撫子でないと。

そんなわけで本土決戦モノ希望。
381名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 22:54:44.32 ID:d091TrYk
>>379
ほほう、中々面白そうだな。
ただまあIDFの女性士官は大抵本国にいて戦場に出るのは
男性の戦車兵なんだがね。

メルカバ戦車Mark3なんて迫撃砲まで標準装備して歩兵潰しが
少数の戦車でも行える(戦車に歩兵が張り付く前に迫撃砲で敵兵を
ミンチにする)ようにしてるとか見たたな。
人口が少ない関係で女性士官の割合も高め(事務職もいるけど)
なんじゃろね。

若い男に戦車兵になってもらわないとって言う意味合いも含めて
若い女のイスラエル人が教官職に付くとか。
でもも歩兵よりもイスラエルの戦車兵は自分からマトになり行く運
のない奴らだと思われているとか。
まあ、ゲリラ歩兵がRPGやIDE、自爆攻撃してくるわけだから歩兵より
も死傷しやすいんでしょう。

>>380
沖縄戦を見てたらそんな事は書けんし、どうしてもというなら貴方が書いて
みてはどうか。

382名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:20:29.51 ID:9An2vFpJ
>>381 よ、おまえは本国(軍板)の訛が強すぎる
383名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:22:08.05 ID:d091TrYk
>>371
白人×有色人種の組み合わせが実現する植民地ネタは
いいっすね。
お互い屈折した感情があってというのが特にドゥフフ
384名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:30:12.08 ID:9An2vFpJ
よし合格だ>>383
その調子でこの土地の訛をマスターしろ
ちょっと気を抜くと本土人と見抜かれるぞ
385名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 00:00:02.74 ID:VA8wMLLb
自分達をさんざ蹂躪した敵機を対空砲火で撃墜して、
機体確認に一人だけ行かされたら中から親方!女の子が!
386名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 00:36:21.17 ID:6h26EsyR
「は…ぐっ…んんぅ!」
「うおお…おっ、で、出る、出るぞォ!」
日本語で呻いた男は腰を振るわせると私の上にのし掛かってきた。
途端にどぶっという感触と共に体内に生暖かい体液が広がる。
「うっ…おおっ…おお」
ぷるぷると震える男が私の髪に鼻を押しつけ、荒い息を吐く。
元々小柄なアジア人の身体だ。不快なことこの上ない。
相当溜め込んでいたのか、長々と射精する兵士。私のドッグタッグが空しい音を立てる。
おとぎ話に命を狙われたお姫様が国を出て小人に匿ってもらった話を思い出した。
「あの話の半分はウソ。本当は匿って貰う代わりに身体を指したのよ」
マセた女友達が言っていた。その話のお姫様はきっとこんな感じだったんだろう。
私は米国の狙撃兵。部隊が投降したのを知らず、一人でジャングルの中をはいずり回り
日本兵を見ては狩っていた。捕まらない自信はあったが、相手にも凄腕の狙撃兵がいた。
腕を撃たれた私は日本兵に囲まれた。
ああ、投降した友軍のように銃剣で人を突く実験台にされるんだ……と死を覚悟した。
が、私を女と見るや日本兵は私捕縛し、基地へと連行された。
そこで待っていたのは、死よりも辛い刑だった。
まず手始めに軍服のまま将校に犯された。その後は階級順に犯され、牢に口と手を縛られ放り込まれた。
水や食事は与えられたが、私のいる牢は何日もしないうちに精の臭いが充満する売春部屋へと早変わりした。
汗臭い兵士達が入れ替わり立ち替わりでレイプしにくる。避妊具を付けている者もいたが、大抵の男はつけていない。
「はやく交代しろよ。後がつかえてるんだぞ!?」
暗く湿った牢屋の外で何人かの日本兵が列をなしていた。
「わかった。わかったよ」
男が萎えたアレを私の中から抜いた。ぬぷっという感覚のあと、何秒もおかず再び
ずりゅっと別の男に貫かれる。
「〜〜〜っっ!!」
何度も何度も突かれ、射精される。乳房を荒々しく揉み潰され、吸われた。
獣の様に後ろから突かれ、尻を犯された。
大人数で押さえつけられ垢まみれのイチモツをしゃぶらされ顔にかけられた事もある。
一度、夜中にイカれた変態が軍用犬を持ちだし、犬相手に無理矢理させられた事もあった。
この時ばかりは造顔良く産んでくれた両親を恨んだ。犬が背中にのし掛かってきて交尾してくるのだ。
私は半狂乱になって足掻いたが無駄だった。行為が終わった後、私は獣臭い黄ばんだ精を垂れ流し、すすり泣いた。
せめてもの救いは国元で処女を散らしていた事か……。
これだけ嬲られれば性病の一つや二つ掛かっていない方が不思議だがそれにはワケがあった。
そのワケとはいつの頃からか1日の終わりに来訪する一人の兵。古参の兵から『リョウシ』と呼ばれるこの少年兵にあった。
387名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 00:40:29.67 ID:6h26EsyR
「あ…あの失礼します……少尉さん」
私は項垂れていた顔を上げた。
「あ…リョウシ…ドモ…アリガト」
「食事を持ってきました……あと、身体を拭きに…」
この少年兵は私の世話でも仰せつかっているのだろうか、毎日精液臭い身体を丁寧に拭いてくれ、乱暴に嬲られた時には
医薬品を持って傷の手当てをしてくれた事もある。
最初は無言でなすがままにされていたが私だが献身的に尽くしてくれる少年にだけは心を開くようになった。
幸い、彼は英語の心得があるらしくある程度の会話はできた。
「……どうしてリョウシ…私に…よくしてくれるのデスカ?」
「僕にはこれくらいしか……その他の人達に…無理矢理されて…も、申し訳ないんです」
あろう事か少年兵はしくしくと泣き出した。
「ドシテ…泣くの…?」
「少尉さん…その離れてくれませんか…すいません」
衣服は汚れたシャツ一枚のみ。もちろん下着などはない、乳房もアソコも丸見えだ。少年兵の男が主張していた。
「あ……」
「し、失礼します」
リョウシが逃げるように出て行った。しかし、私は知っている牢屋の反対側で必死にオナニーする少年兵を。
ヤシの木で作られた簡素な屋根の隙間から見える月明かりの中、何度も、何度もオナニーしているのだ。
彼が私を犯そうとすれば誰もいない夜に何度でもできるのに…なぜ?
その理由を私はそう遠くない日に知ることになる。

女狙撃兵ネタ
外見は今日見た海賊映画のエリザベスz−スワン・短髪バージョン
388名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 02:39:23.61 ID:W9lAP2Ps
男共が降伏しちゃってるのにただ一人戦ったGI姐さんカッコイイです!
結末がどうなるのか気になる……
389名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 09:17:52.61 ID:NDURRTaG
やべおれの股間のゲルリッヒ砲が装填されつちゃった><
390名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 20:19:54.44 ID:P3Ur7AyT
続きwktk
391名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 22:11:51.79 ID:H6FMHiN/
えうろっぱと違って湿気と熱気がすごいから過酷な環境だぜっ
臭いもすごそうだわさ
392名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 22:28:10.28 ID:YBW0tNJs
6月6日今日は何の日

・1862年 - 南北戦争: メンフィスの戦い
・1939年 - アドルフ・ヒトラーがベルリンで、スペイン内戦で活躍したコンドル
軍団の凱旋式を行う。
・1942年 - 第二次世界大戦・アリューシャン方面の戦い: 日本軍がアリュー
シャン列島のアッツ島を占領。
・1944年 - 第二次世界大戦: ノルマンディー上陸作戦が決行される(D-デイ)
第一波として15万の連合国軍兵士が敵前上陸

スペイン内戦では両軍ともに現代のサラエボやコソボのような略奪、暴行、
虐殺などの現代型内戦の状況が明らかになった戦争でもあったり。
女性戦場特派員が初登場したり、共産側の女性兵士(義勇軍もいたしね)
への国民戦線側兵士による暴行や共産主義支持派市民への弾圧もあったり。

リンカーンモノとして内戦ネタは使えますですねぇ。
南北戦争の方は北軍の攻撃で南軍の南軍の水上戦力が壊滅した戦い。
米国の南北戦争ネタはリアルに黒人を奴隷身分として扱った南軍への
敗北ネタが使えそです。
まあ、北部にしても黒人=農業奴隷じゃなくて下級労働者向け労働力として
扱ってた向きもあるんですが。
393名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 22:37:09.58 ID:3c9FAN3c
>>392
南北戦争でリンカーンもの、大統領でエロパロとはまた硬派な題材だなと一瞬思ってしまったw
394名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 23:17:06.84 ID:LZWhf/Fq
大統領でエロパロ…
メタルウルフカオスの大統領と補佐官のエロだって?
395名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 23:30:31.28 ID:Tk8K709z
興奮してきた……服を脱げ
396名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 23:35:01.55 ID:NDURRTaG
おれのケツでよければ>>395
397戦車兵:2011/06/07(火) 14:11:04.40 ID:swvQ9K6q
>>372
シュルツーナは銀髪で
スタイル良いぐらいしか考えてなかったのでよかったら教えて下さい。
398名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:12:43.01 ID:0KahEVG2
>>386の続き
汗とか体臭苦手な方はスルーしてください。
女兵×少年兵
エロ




ある日を境に私に対する扱いが変わった。
何でも重い感染型の性病にかかったという理由で嬲られることがなくなった。
歩哨に立って夜な夜な交代でレイプしに来た者達も夜はほとんど近寄らない。
確かに股は腫れ上がっていたし、医学に疎い者が見ればそう見えるのかもしれない。
ここは小規模な基地だ。軍医が常駐できるような重要拠点でもないのだろう。
もう一ヶ月は経つだろうか……熱気と湿気が酷く、ほとんど動かない私はぐったりと横になっているしかない。
汗臭い身体が鼻をつく。ホント、酷い臭いだ。濁った川でもいいからに飛び込んで水浴びしたい。
その夜、例のごとくリョウシがやってきた。
手には白いライスの塊が2つに牛肉の缶詰めがあった。日本では『オニギリ』というらしい。
それに手を伸ばして食べる私を見ながらリョウシは言った。
「……少尉さん、見て下さい」
「リョウシ…?」
リョウシが眼を指さし、その指を下に向けた。オニギリを乗せていたヤシの葉っぱに何かが書いてある。
『米軍の侵攻が予想以上に早く、前線を縮小するために軍はこの基地を放棄します。少尉さんの処遇は処刑。
女性兵士に対する暴行の証拠を隠滅する為です』
「ソウ……当然ね…」
私は食べる手を止め、呟くようにしていった。
「少尉さん……ここを」
葉っぱの最後に書かれていた言葉は……
『――――――逃げて下さい――――――』
驚いた私はリョウシを見た。
「リョウシ…無理よ、見つかったら…」
「処刑は明日の朝です……米軍がすぐそこまで迫っている今なら追っ手はされません。さ、早く」
私はリョウシに渡されたズボンを履き、ブーツに足を入れた。
399名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:13:17.63 ID:0KahEVG2
そして私とリョウシは逃げた。真夜中のジャングルを駆け抜け、はいずり回り、小さな清流のほとりまで来た。
「ここまで来れば大丈夫です…あとはこのまま南に進んで下さい」
そう言って少年兵は来た道を戻ろうとした。
「待って…リョウシ…行かないデ…帰っても殺されるダケ」
「いいえ、僕はどうとでもなります……それよりも少尉さんの方が危険です。」
「ソンナ……ドシテ…私にここまで…」
少年兵は少し、俯いて、何かを思案するように頭を振ると地面に伏せて声を上げた。
「好きなんです……少尉さん」
「えっ――――――?」
「少尉さんを好きになってしまったんです。こんな戦場で何をバカなこと言ってるんだろうって
思われるかもしれませんけど、好きになってしまったんです。初めて見たあの日から」
少年兵はボロボロと泣きながら言った。
敵に惚れた――――――確かにそう解釈すれば今までの献身的な行為には説明がつく。
そういう理由があったからか……年端もいかない少年だ。淡い恋心なのだろう。
私はこの少年兵の想いにどう答えるべきか――――――決まっていた。
「リョウシ…泣かないデ」
私はリョウシの頭をその胸に抱いた。
「私も好きヨ。優しくしてくれたリョウシのコト好き……だからこれは恩返しネ」
400名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:13:54.52 ID:0KahEVG2

その夜、私は初めて自分の意志で日本兵と交わった。
月の明かりの下、シャツを捲りリョウシの眼前に乳房をさらけだす。
夜と言ってもジャングルの中だ、じっとりと汗が浮かんでいる。
「あ…あの…」
「大丈夫、ゆっくり触ってみて…」
日本兵に嬲られた乳房に今は自分から進んで……実に滑稽な光景だと思う。
リョウシの手の中でぐにゅりと淫らに潰れる。
「感じますカ…私の鼓動を…胸を通して…すごく…ドキドキ…」
「あ…あで、でも少尉さ…」
「エリー」
「え?」
「私の名前ヨ…こういう時は名前で呼んで」
私はリョウシの唇に軽くキスして言った。
その感触にリョウシは顔を真っ赤にした。
「は、離れ…少尉さん…ぼ、僕から…」
「リョウシ…心配しないデ。私が……ん」
私の両手を優しく取り、その手を再び己の胸に導いた。
「は…ん…女性の胸は…は、初めてデスカ?」
リョウシの小さな手が乳房を押し上げ、指が食い込むように沈んだ。
「こ…こ、こんな…や、やっぱりダメです、少尉さん。ぼ、僕は―――――」
「これは恩返し……リョウシにしてあげたいの。私を好きになってくれたリョウシに」
私は目をそらしながら嫌がるリョウシのズボンをずらした。
リョウシのソコは日本の変わった下着を突き破らんばかりに反り返り、どくどくと脈を打っている。
その反り返った少年兵のペニスの先端から漏れた液が下着の先端を微かに湿らせていた。
「口でしてあげる……」
ゆっくりとシュシュとペニスを扱き私は言った。こういうセックスするのは久しぶりだ。
一方的に嬲られる屈辱など微塵もない。
愛しい相手との性行為、その相手が敵国の少年。私はその背信行為にゾクゾクした。
「あ…だから…少尉さ…んっ…」
「エリーよ、リョウシ」
私は返答を待たず下着をずらし、ペニスを外気にさらすと、その先端をペロペロ舐めた。
「はぁ…ん…リョウシ…き、気持ちいい…?」
「はっ…エ、エリーさん…う…僕…」
リョウシは耐え切れないと言った口調で私の頭を掴み、暗にフェラチオの続行を促した。
「了解…リョウシ」
401名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:14:25.25 ID:0KahEVG2
私はぎゅっと眉を潜め、蹲る少年の股間に頭を埋めた。
「んちゅ…ぺちゃれろ…ん…ちゅちゅ…ぺろ…はふ…」
私はリョウシのお尻に手を回し、がっちりとホールドすると、しきりに空腰を振るリョウシを責めたてた。
「あう……そ、そこ…そこ…うら裏の筋…エリーさ…し、舌で…こ、こんな」
ゾクゾクと震えるリョウシの腰。私は射精間近なのを悟ると、ぬぽっと口を離した。
「あ…はっ…エリーさん?ど、どうして…」
「ん?どうして…どうしてカナ?リョウシ……日本の女の人じゃあまりできない事してあげる」
「できないこと…?」
「ソウヨ……こうやっておっぱいで…はさむの」
私は両手で左右から乳房を寄せ、むにゅっとリョウシのペニスを挟みこんで圧迫した。
「っっっ〜…!」
たぷん…くにゅっという擬音語が適切だと思う。そこそこ自慢のおっぱいの
圧迫にリョウシのペニスが一気に固さを増したような気がした。
「気持ちいい…リョウシ…ねぇ」
くにゅ…くにゅっとさすり上げながら、挟み、扱いてゆく。
おっぱいの中で汗と唾液に蒸れまくったペニスの先端を私はちゅぷっと口に含んだ。
「はっ…あ、さ、先っぽ…あっはっ!!」
噎せ返るほどの精の臭い。身体中から発する少年の汗臭い雄のニオイに
米国人特有の体臭が混ざり合って、獣臭のような中での口淫だった。
ねちゅねちゅと私の口の中に先走り汁を吐き出すペニスに舌を絡ませ、丹念に皮を剥く。
「んっお…お!はっ…くる…昇ってくる…ゾクゾクって、ゾクゾクって…昇って」
切なげな声をあげるリョウシは腰を震わせた。
「ん、ふ…ちゅうう、ちゅうううう…はふ…んんんッ!」
私は一旦、口を離しすと唇を窄め、鈴口から精液を吸い出すように責めた。
「エ、エリーさ……で、出る!だ、ダメッ――おっおんん!」
どくんとペニスが脈動したかと思うと、びゅるどぶっと白濁の塊が口の中にぶちまけられた。
練乳を熟成させたような香りと舌触り、何日も溜め込んでいたような雄の精液だった。
「ううっ…うっ……うっ……あ、はあ…ん…」
「げホッケホッ…んあ…リョウシ…すごく濃くて…美味しィデス」
喉に絡まる精液に咳き込みながら、ごくんと喉を慣らした私はぼうっと弛緩したリョウシの顔を見上げた。
きっとリョウシは初めての口淫の快楽に打ち負かされ、動けないのだろう。
「あ…は…エリーさん…ぼ、僕…その…ゴメンなさい…」
荒い息をつきながら謝罪するリョウシに私は微笑んで見せた。
「大丈夫ヨ…リョウシ…私が望んでした事だから」
私はリョウシにぴたりと身体を密着させた。玉のように浮かぶ汗が絡み合う
「次は…私の膣内に…来て」
402名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:15:05.53 ID:0KahEVG2
私はリョウシのペニスを指で挟み、優しく膣口に合わせた。
髪の色と同じ陰毛がリョウシの陰毛と絡み合う。
「あ…は…この格好…興奮します」
今の格好は、私が木の幹に手をついて、リョウシに尻を突き出している格好だ。
対面でもいいが、ただでさえ酷い臭いだ。
泥や草まみれになるのと興ざめしてしまうかもしれない。
「は…あい…あ、エ、―さんの…お尻…とっても綺麗です」
「ドモ…アリガト、リョウシ…」
リョウシは私の後ろに立つと項に唇を落とした。
「あ……」
続けて背後から、重力に引かれ釣り鐘のように揺れる胸をむにゅむにゅと揉み始めた。
「あっ…リョウシ…む、胸…ダメ…そんなに触られると…か、感じ…ん」
息を荒くしながら、切なげ呼吸するリョウシの姿にをそそられるのに充分すぎる。
「はぁんん…はぁはぁ…はっ…はっ…んん…はっはっあん…はっはっはっ」
リョウシが一心不乱に胸を掴み揉みしだく、その顔には既に余裕などはない。
そこには熱くわだかまる精子を私の膣内に放出したいという雄の顔があった。
「はぁ、リョウシ…リョウシ」
背中にのし掛かるように責めてくる少年兵の体温を心地よく感じながら
リョウシは挿入してきた。
「あ、あ、エリーさん、エリーさ…!」
リョウシは私のお尻に手を当て腰を振っている。
「はん…は…あはっ…」
後背位からの激しい突き。
背中に半ば乗りかかるようにしながら突くリョウシは手を背後から
私乳房に回し、鷲掴みにしたまま、小さい尻を私のお尻に叩き付けるように何度も、何度もアタックしてくる。
すでにズボンは足元まで下げられ、リョウシは懸命な表情で背後から背中にキスを繰り返す。
「エリーさんの膣中…ぬるぬるって…まとわりついてく…る!んっ!はっ!」
「リョウシ…あっ…はああ!」
私は背後からのし掛かるように責めてくるリョウシにさらに快感を与えようと
己の両脚を閉じ、膝を吸い合わせた。連動して狭まった膣口にリョウシは泣きそうな声をあげた。
「…こ、こんな事…い、いけないの事に…気持ちよすぎて…くうう」
「うん…うふ…はあん…すご…リョウシのが中で大きく…と、とっても硬いデス」
私は眼を閉じ、腹筋に力を込めリョウシを締め上げた。
「あぐ…エリーさん…そ、そんな締め…僕の…あくううう」
リョウシが腰を突き出し、ピンっとこれ以上ないばかりに反り返った。
「出して!…中にぶちまけて!」
「あ、で、出る!エリーさん―――うっ!」
どぶっびゅるるっとリョウシのペニス先端からこれまでにない程の量の精子が
放出された。リョウシは私の背にしがみついたまま動けないでいた。
ドロドロの身体を清流ですすぎ、私はいつしか眠ってしまったのだろう。
目覚めた時にはリョウシはいなかった。私を逃がして、自軍の所には
もう戻れないだろう。これからどうやって戦っていくのだろうか……
私も移動を始めた、いくら米軍が進出しているといってもここはまだ
日本軍の勢力圏かもしれない。敵の斥候部隊に出会わないようにしなければ。
何日か歩いていると、運良く米軍の斥候部隊に出会うことができた。
私は保護され、医療が整っている海岸線の大隊本部へと輸送された。
そこで友人であった女の軍医に会うことができた。
検査の結果、私はどうやら妊娠していることが発覚した。あれだけ嬲られれば無理もない。
軍医は涙を流して慰めてくれ、健康状態も良くなってきた私に一報が入った。
私が捕らえられていた日本軍基地が落ち、何人か捕虜にしたというのだ。
403名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 13:15:19.99 ID:0KahEVG2
「こいつらの処遇を決まるのは少尉殿、アンタが決めな…ま、悩むことはねぇだろうけどよ」
軍曹はそういうと私に自動拳銃を渡した。その言葉通り私は迷うことなく捕らえられている兵達を撃った。
何度も何度も嬲られた相手だ。遠慮する事はない。私の身体で充分、楽しんだだろう?
私の身体を汚し、女の身体の膣内に溜め込んだ精液をぶちまけて気持ちよかっただろう?
私を…私を…孕ませやがって!
特に嬲ってきた奴には股間を撃つ。もう使う事はないのだからいいだろう。
他の奴らは腹だ。はらわたを撃たれたら、苦痛にのたうちまわりながら、やがて出血で死んでいく。
頭など撃つわけがない。簡単に死んで貰っては困るのだ。そうして弾倉を2回ほど交換して、最後の兵になった。
小柄な兵だ。少年兵だろうか?
「少尉殿、そいつはジャングルで捕まえたガキだ。ここの奴らかどうかはしらねぇが
遠慮はいらねぇ…なんたってそいつはジャップの狙撃兵だ。」
「狙撃兵?」
そう問い返した時、少年兵が顔をあげた。その顔はよく見知った顔だった。
「何人もやられたよ。アンタの腕を撃ったのもきっとこいつだ。動物みてぇに鼻がきいて勘が鋭いんだ
……だからジャップ共はこのガキにあだ名をつけていたらしいぜ。そいつは―――」
「………リョウシ?」
「そうリョウシってな―――って?何だ…知っていたのか、そうだよ『猟師』って呼んでいたんだ。国元じゃ『ハンター』の類さ。
その腕で鳥や動物を狩って自分の腹を満たしていたらしい…日本軍の補給が乏しいワケでもねぇのにハンターの血が騒いだのかね?」
そこで私は頭部を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。一つ、一つの疑問というピースがつながり、パズルが完成したのだ。
リョウシ…いや、この狙撃兵が献身的に尽くしてくれたのは私が好きになったという理由だけではない。
私が捕まって陵辱される原因を作った張本人だったのだ。
それなのに私には毎日食事が供給された……それは全てリョウシの分の食糧だったのだ。
日本軍はよほどの事がない限り捕虜は取らない。捕虜にされるのは階級が少佐以上の場合と女性兵士だった場合だ。
しかし、後者は嬲るだけ嬲って捨てられる。ずっと収容している必要がないからだ。
私の場合もそうだ。あれだけ嬲られて食事や水を供給されなければ3日で死んでいただろう。
それが毎度の如く供給され、あまつさえ治療までしてくれた。貴重な医薬品で手当てしてくれなければ
本当に酷い性病や感染症にかかっていたかもしれない。
もしかすると私が『性病にかかった』という偽の報告をしたのも、この少年の――――――自責の念からかもしれない。
僅かに脹らんだ下腹部。友人の女軍医に『子供に罪はないけど――――堕胎する?』と問われたあの日。
憎んで、憎んで絶対に産んでやるかと思っていたこの赤子が急に愛しくなった。
もし、この少年兵の子だったら…
その可能性は限りなく高い。この子と交わったあの日を境に生理が来なくなった。
今にして思えばそれより前…それ以前は1ヶ月以上もご無沙汰だったのだ。
「どうしたね、少尉殿…殺んねぇのかい?」
私は拳銃を頭部にあてた、だけど震えて引き金が引けない…指が言うことをきいてくれない。
「リョウシ………」
少年兵の口が微かに動いた。
「………………エリーさん」
微かに笑った。疲れ切ったような笑みだ
私は泣き崩れて、その少年兵をかき抱いた。
「お、おい…少尉!?」
軍曹が私を引き離そうとしたが、私はその腕を振り払った。
「こいつは狙撃兵だぜ?どの道、処刑されるのに…一体どうしちまったんだ?」
それでも、それでも殺せない…私に殺せるわけがない。
だって…リョウシは…リョウシは――――――このお腹の…お腹の子の…
「お腹の子の父親は殺せない………」

END

>>362さんの設定借りました。ごめんなさい
404362:2011/06/08(水) 21:24:24.27 ID:pEgs+jqh
もうね、おれの股間は列車砲なのねw
それもセヴァストポリを狙う射撃体勢の80cmドーラ砲とかそんな感じヨ>>>403
405名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 21:42:57.81 ID:uQucG0wu
セヴァストポリで思ったけどドイツ人の要塞砲や列車砲に
賭ける情熱はロシア人並だな。
全てを犠牲にしても任務を遂行しようとするドイツ国防軍人
とかふと考えた。

>>403
GJ!
406名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 22:00:03.95 ID:pEgs+jqh
>>405
> 全てを犠牲にしても任務を遂行しようとする

「天秤がこちらに傾くまで、皿に味方の血を盛り続けるんだ!」byジューコフ

・・・どこかで読んだけれど、
「敵を倒す」ことにこだわるのがドイツ軍、
「戦争に(最終的に)勝利する」ことに努力を傾けるのがロシア軍
ってあったっけ
407名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 22:53:35.69 ID:uQucG0wu
>>406
前の戦争で同盟国に裏切られた経験があるのも原因なのかもしれん。
単独で敵を倒して倒した相手に自分の靴を舐めさせるくらいの
執念なのかもな。

余談だけどここの「なにわの総統一代記」はドイツを題材にした
仮想戦記では結構好きな方。

http://maisov.if.tv/r/index.php?nforeword
作中にドイツ軍占領下の島の娘と駐留ドイツ軍の兵士が恋に落ちる描写
があるけどレジスタンスに所属している女工作員が尋問側のドイツ兵の男に
ヤられるうちにその男に依存してしまう・・・とかも大好きだね。

ドイツ式の新種の洗脳方を開発している実験部隊なんかもいてそうだし
そういう部隊の人間だから当然普通の部隊には馴染めなかった(でも
犯罪者では無い)「変人共」ぞろいで敵対勢力を「柔軟に洗脳して」
仲間に入れる方法を考えるのが大好きな奴とかいてそう。

第三帝国にいたぶっ飛んだ人々についてはここが詳しい
http://d.hatena.ne.jp/issai/20070728
408名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 23:09:34.05 ID:pEgs+jqh
まあ何が言いてえかってェとだナ!
「戦争は女の顔をしていない」
を読んでエロSSに変換できた奴にゃ、ソ連邦英雄勲章と柏葉剣付騎士十字章をやるよ!
409名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 23:10:27.74 ID:bN1obxN/
>>404
松本零士の戦場漫画シリーズのような切ない戦場物語ですね
エロいだけじゃなく泣けました!
410名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 23:11:14.82 ID:bN1obxN/
>>403でしたごめんなさい
万歳突撃して玉砕してきまつ………
411名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 23:25:38.08 ID:uQucG0wu
>>410
玉砕なんて勿体無い。
我が軍の撤退作戦に当たり貴殿の所属する部隊には「殿」を努めて頂く。
412名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 00:49:13.24 ID:l3i1O97A
ふう…
やっぱり汗と臭いは戦場に付き物だ
413名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 16:41:27.78 ID:f96lIRv1
逆にエリーさんがリョウシきゅんを倒してたらどうなってたんじゃろか
414名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 17:25:36.36 ID:1lpR90P6
>>413
普通に考えたらその場で殺されてるだろ。
415名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 21:25:30.86 ID:2aAROOjr
>>413
> 逆にエリーさんがリョウシきゅんを倒してたらどうなってたんじゃろか
・・・「家畜人ヤプー」みたいな展開にw
416名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 22:07:59.06 ID:0+NHDrc5
CレーションKレーションとかたらふくもらって健康になった少年兵に優しく筆卸し。
417名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 00:11:08.42 ID:/bJDlYPK
なんとなく大悪司のシャロン・ルースを思い出した。
418戦車兵:2011/06/10(金) 15:09:26.52 ID:FVAWK3ub
戦後、シュルツーナが後輩の水浴びを覗いていたハンスにフェラする話ってここに投下してもいいですか?
戦時中でもないし戦闘がないのでスレチになるかなと思いまして。
419名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 18:55:50.00 ID:wxllT7nP
カモン
420名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 22:58:44.72 ID:X9kIOc7i
OKだぜ
421名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:21:22.47 ID:d1V5IUvL
ハリーハリーハリー
あ、いや別にゆっくりでもいいですけど
422名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 01:35:09.53 ID:OVTGza+j
まとめというか保管庫とかないのけ?
423保管司令部:2011/06/12(日) 14:49:11.03 ID:ndUDqDm3
>>422
作ってみた。まだこれからだけど。
ttp://w.livedoor.jp/headquarters/d/%a5%c8%a5%c3%a5%d7%a5%da%a1%bc%a5%b8
424名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 15:27:45.42 ID:hUqPoxlO
>>415
男女の社会的役割分担が逆転したパラレルワールドの独ソ戦
歴戦の女軍曹率いるドイツ軍小隊が、白兵戦の末制圧した赤軍陣地で少年兵を捕虜にする
兵員不足のソビエト赤軍は、男性・少年も徴用していたのだ!
階級順に整然と行われる捕虜へのレイプ、
さらに撤退中に遭遇した赤軍少年兵達を暴行w
むりやりクンニさせようとしたドイツ女性兵のクリトリスが赤軍少年兵に噛み千切られたりw
最後は高慢なお嬢様士官とMP40持って突撃
425名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 15:46:17.37 ID:Vkc02Hml
>>423
おお…ついに軍人スレに
保管庫が!…全火力をもって>>423を支援するんだ!急げー!
アパム、弾持って来い!
426保管司令部:2011/06/12(日) 20:31:49.07 ID:ndUDqDm3
なんとか整った。
けど俺は●持ちじゃないので過去ログの作品を保管庫に入れるのは出来ない
ここで再び貼って貰いたい
(戦車兵と戦車長は当時取ってあったので)
427戦車兵:2011/06/12(日) 21:39:27.59 ID:SkpIYnvs
保管庫乙です。
よかったら張りますが、ちょこちょこ書き直したりしていたので
投下当時と違う箇所がありますがそれでもよければ投下します
私が書いたのは

戦車長と少佐(米軍)

同志少尉と照準手

熱砂のショタコン女戦車長

戦車兵と戦車長『最後の戦い』
ハッピーエンド編
バッドエンド編

戦車兵外伝(戦車兵の妹)

こんな感じだったかと。
後は初期スレで女指揮官と愚連隊の副官の話があったんですが
これのデータがありません。
それと今書いてる、ハッピーエンド編の後日談話になります。
428保管司令部:2011/06/12(日) 22:18:46.19 ID:ndUDqDm3
戦車兵さん。それでも良いであります。
投下願います。
429名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 22:44:20.35 ID:O3Tl2294
1は>>609まで2は>>481までとってあるけれども、メモ帳にでもコピペしてどっかにうpしようか?
430保管司令部:2011/06/12(日) 23:11:52.41 ID:ndUDqDm3
>>429
それはありがたい。お願いします。
431名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 23:31:39.20 ID:O3Tl2294
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/244298
うpしときました。パスは1234です
432保管司令部:2011/06/13(月) 21:13:44.79 ID:YMN9MUzY
>>431
ありがとう。
433戦車兵:2011/06/13(月) 23:16:57.46 ID:3rKMwxTT
「ど、同志少尉、頭蹴らないで下さい!」
「うるさい!このド下手クソ!何発外せば気が済むんだよ!」
俺の名前はシャリナ=ツェッファ。
親父は戦車を造る技術者で俺のガキの頃から家の中には
戦車に関する本やら戦術書があった。
俺が16になる頃、帝国の奴らが攻めてきて、ワケもわからず親父達と一緒に東へと逃げた。
帝国軍は強力で旧型の戦車やかき集めた大砲では太刀打ちできるはずもなく、瞬く間に首都や重工業地帯まで迫られた。
工場で作った塗装もしていない新型戦車、旧型、トラック果ては大砲を無理矢理積んだ自動車まで残らず戦闘にかり出され、
連邦国内の工場は全て戦車、武器生産に強制参加。その甲斐あってか、何とか進撃を止めることができた。
一進一退の攻防戦は冬まで続いた。帝国軍は冬になるとノロノロと動きが遅くなり、
勢いがなくなったところを包囲してコテンパンにしてやった。
今度は俺達の反撃だ、絶対、ぶっ飛ばしてやる!
そう思って戦車兵に志願したら人数不足で経験もなしに、いきなり戦車長にされた。
戦車の定員は5人なのに俺を含めて4人しかいない。
戦車砲に弾込める奴がエルカ(♂)、15だがマッチョで無口な奴。
狙いを付けて戦車砲をぶっ放すけどよく外すバカがマーシェンカ(♂)、17歳でもやたら童顔の野郎だ。ヘタレだ。アホだ。
そんな俺達のおふくろ役でもある操縦手のアンジェさん(♀)35歳。元教師。
実戦経験豊富な先生とエルカとヘタレなマーシェンカの知恵で何とかこれまでやってこれた。
俺もそれなりの経験を積み、今では85o砲を積んだ新型戦車を操っている。
「まだ動いてる!2時方向!」
「装填完了…」
「今度こそ食うぞ!85oの拳、ケツの穴にぶち込んでやる!」

『同志少尉と照準手』


「はいはい、お疲れ様ぁ〜今日は大戦果ね。大漁、大漁♪3両よ3両」
上機嫌でウォッカを持ってきたアンジェさんが言った。
ここは俺達の補給基地。まだ雪景色が残る森の中だ。
「……5両食えた。絶対。あそこで外さなけりゃ絶対食えた」
俺はムシャムシャと固いパンを囓りながら言ってやった。
気まずそうな照準手はボルシチをチョビチョビ食いながら呟く。
「言わないで下さいよ、同志シャリナ少尉…僕だって」
「ド下手クソ。バーカ、バーカ、ヘタレ!」
「う……」
グッと言葉をつまらせるマーシェンカ。
「弾の無駄」
とエルカのダメ出し。
「二人ともそこまで、そこまで。マーシー君も15発中8発命中したんだから大したものよ。
シャリナちゃんもそんな怒んないでやって」
「ちぇ……先生に言われちゃしょうがないけどさー」
アンジェさんの通称は“先生”で通っている。元は俺らみたいな年齢の学生の面倒をみる先生だったらしい。
でも今回の戦争で半分は空襲で殺され、半分は兵隊にかりだされたらしい。時折、古い教師時代の写真を見て
泣いている時がある。『女同士の秘密よ…』とその写真を見せてくれた。
クラスの集合写真らしい。俺達と同じ年齢の学生が皆、笑っている写真だ。
『みんな、シャリナちゃんぐらいの年齢の子達だったわ……シャリナちゃんやエルカ君、まーシー君を見てると
思い出しちゃって…ごめんなさいね、こんなおばさんが泣くなんて…みっともなくて』
『先生……』
大丈夫だ…とは言えなかった。帝国は強力だ。数では押してはいるが、その分犠牲も多い。
俺達だって何時、無謀な人海戦術の犠牲になるかわからない。
きっと俺は暗い顔をしていたのだろう。気づいた先生が話題を変えた。
434戦車兵:2011/06/13(月) 23:19:10.22 ID:3rKMwxTT
「そうそう近々、西の方から連合軍が上陸するらしいわよ」
「いつ頃…?」
ズズーと豆スープを飲みながらエルカが呟いた。
「うーん…そこまではわからないけど…さっき司令部の前で小耳にはさんだの。」
「はやく参戦してほしいですね。そうしたら東西で帝国を挟撃できるし、戦力が分散されるからこちらの負担も
少しは減るはず…ですよね、同志シャリナ少尉」
知恵が回るマーシェンカらしい考えだ。だけど俺はあまり納得いかない。
「ふん……金持ちの国の野郎共が領土欲しさに後から参戦なんて……ふざけてる。
はじっめからまともに戦ってるンの俺らの国だけじゃないか」
「でもシャリナちゃん…そうしてもらった方が東と西から帝国を挟めるワケで戦争は早く終わるわ」
「うー…そうだけどォ…何かせこいというか…」
「僕は先生の豊満なおっぱいに挟まれたいなぁ〜なんて…ハハ」
黙ってればいいものの、このド阿呆はそんな事をぬかした。もちろんマーシェンカだ。
「やだぁ、マーシー君それセクハラよ♪」
「先生…俺も、俺も」
………無口な装填手め。お前、実はムッツリだろう?
「……あのね、マーシェンカ君、エルカ君…そう言った話題はやめてくれるかなぁ?」
「どうしてですか?同志少尉」
「……なぜ?」
俺はつとめて優しい口調で二人に言った。
「俺も、女なんですけど」
……わかりやすい奴らだ、『意味がわからない』という顔をしていやがる。
「俺も女なんだよ!ボケナス共!セクハラだろうが、ああ!?」
「はっ、はい!も、申し訳ありません」
「す、すみま……せん…少尉殿」
二人はバッと立ちあがり、直立不動で敬礼した。ウソだ、こいつらおっぱいで性別判断してやがる。
くっそ、俺だって後4年もすりゃあ、おっぱい……でかくならぁ!い、今は…まだ……その……ねぇけど……
栄養が足りねぇーんだよ!肉よこせ、チーズよこせ!毎日、豆とジャガイモと肉の切れ端じゃ飽きるんだよ!
俺はヤケになってウォッカのビンをラッパ飲みしようとした。
「こーら、未成年のお酒はダメよ。特にシャリナちゃんは女の子なんだから、ね?」
先生ぇ……酒も煙草もダメって…ある意味拷問だ。俺は先生の教え子みたいに優等生じゃない。
どっちかとゆーと不良だ。それもかなり悪い部類に入る。昔は近所の悪ガキを集めて喧嘩に明け暮れ。
学校には行っていたが、素行不良でちょくちょく停学になっていた。勉強はマーシェンカがみてくれたので
成績は中の上くらいだった。『喧嘩と煙草さえしなければなぁ……』とよく担任に言われたものだ。
「そうそう、同志少尉の分は僕が貰いますから」
「てめぇも未成年だろーが!ボケェ!」
俺の鉄拳がマーシャンカの顔にめり込む。
と、まあそんなヘタレなこいつ(マーシェンカ)だが、実はコイツと俺しかしらない秘密がある。
435戦車兵:2011/06/13(月) 23:23:49.21 ID:3rKMwxTT

「はぁ…はぁ…はぁ…ん、少尉…ん」
腰を震わせ、俯せになっている俺に挿入したまま、
マーシェンカはうなじに小さなキスを繰り返した。むにゅむにゅと尻を撫でるマーシェンカの両手。
ヘタレでもやはり男だ。武骨…とまではいかないが、固くなおかつ力強い。
「あッ……はッ……」
「はぁ…んッ…」
そして俺の膣中からぬるりと引き抜くと、俺の膣液でぬめったゴムを捨てた。
ここは戦車の外、薄暗い中、装甲に手をついてセックスに興じている俺達。
「あ…は…マーシェンカ…少尉じゃねぇだろ…名前で」
顔を向け、マーシェンカのキスを受ける俺。マーシェンカの両親は昔、事故で他界しており
こいつの両親と親友だった俺の親父が面倒みてたこともあって、ガキの時からの馴染みだ。
俺が志願するっていうんであわてて着いてきたヘタレだ。
親父には最後まで反対されていたけど、コイツは妙なところで頑固で、許したらしい。
が、いかんせん心配だったのだろう。コネを使って俺とコイツは一緒の部隊に配属された。
「少…じゃなくてシャリナ…その…試してみたい事があるんだけど…いい?」
おずおずとマーシェンカが言った。
「生出しはやんねぇーぞ。ガキなんてできたらシャレになんねぇ。
く、口もヤだからな……で、でもど、どーしってもって言うなら――――――」
俺はもにょもにょと言葉を濁した。生は…確かにヤバイ。政治委員に知れたら二人とも極寒の収容所行きだ。
で、でも口なら……顎がい、痛いだろーケド……出す事はできる。飲む……こともできなくもない。
が、マーシェンカはあわてて言った。
436戦車兵:2011/06/13(月) 23:27:54.92 ID:3rKMwxTT
「い、いや、それじゃなくって…そのさ、Hする時の…体位なんだけど」
「なんだ……それかよ…いいじゃねェか、俺のペチャパイみてーのかよ?」
心配して損した……うう…無性にムカついて俺は悪態をついた。
「いつも立ったで…後ろからだよね」
「お、おう……」
素直に立ちバックの方が好きだ…とは死んでも言えない。言いたくない。
「たまには……そのシャリナの顔を見ながらしたいなぁ…と思ってさ」
俺の口に軽いキスをしてマーシェンカは言った。
「……ふ、ふざけんな……だ、だいいち雪がまだあるじゃねぇか…」
「いや?」
小動物…例えるなら子犬が『お腹すいたよぅ』というような眼でコイツは訴えた。
「イ…イヤじゃねぇ、イヤじゃねぇけど…で、でも……そ、そんな眼で見るなよ!」
「どうしても?毛布引いてもイヤ?先生とエルカは戦車の中でぐっすり寝てるし、起きないよ」
もしマーシェンカが子犬ならクゥ〜ンクゥ〜ンと甘い鳴き声を発しているだろう。俺はコレに弱い。
「仕方ねぇ…どうしてもっていうなら………わかったよ。す、少しだけな…す、少しだけだからな!」
俺は顔を赤らめながら言った。

「…シャリナ、いくよ…」
マーシェンカが新たなゴムを付け、俺の股を開いた。
ひゃああ…こ、これから犯されるっていう感じがモロにわかる
……眼を下に向ければマーシェンカの勃起したアレが。
「お…おう、来い…さ、さぁ、き、来やがれ」
俺は自分の上に覆い被さってくるマーシェンカをドキドキしながら受け入れた。
いつもは重力に引かれていた少しはマシに見えるおっぱいが、俺の引き締まった筋肉に
支えられてツンと上を向いている。畜生、なんで16にもなってノーブラなんだ。
「ん……はっ…うっ…前…から…入って…」
マーシェンカの分身が中に押し入ってくる感覚に俺は震えた。
「これが前からした時の感覚か…何か新鮮…胸が揉みほぐせて…」
マーシェンカは俺の貧相な乳房をむにゅむにゅと荒々しい手つきで揉みほぐしながら、腰を押し進める。
「あ…や、やめ…そんなに揉むなよ…あッ」
俺が眉を潜め、マーシェンカの両手を掴んだ。それでもマーシェンカの両手は止まることはない。
「あ、ああ…でも…柔らかすぎ…ん、僕が揉んで大きくしてあげるよ」
腰をゆっくりと推し進めながら、マーシェンカは俺の胸にむしゃぶりつき、力強く吸った。
「やっ…はっ、す、吸うな―んんん」
俺は喉を仰け反らせて喘いだ。小振りなおっぱいがぷるっと弾み、背中がピンと反り返る。
それでもマーシェンカは執拗に俺のおっぱいを交互に吸い、舐め回した。
437戦車兵:2011/06/13(月) 23:29:09.84 ID:3rKMwxTT
「はっ俺、俺…うう…はっ」
「はあぁ…シャリナ…シャリナのおっぱい…可愛い、声、声もっと聞かせて」
マーシェンカが俺の尻を掴み、腰を激しく突き動かした。
「あっ!…マーシェンカぁ…んッ…ンゥ!」
ぐちゅ…ぐちゅっと絡み合う股ぐらにマーシェンカの陰嚢が当たる。
「お尻も柔らかくて……ああ…シャリナ…好きだよ、好きだ!」
俺はぎゅーと抱き締められた。自然とマーシェンカの胸に顔を埋める形になる。
やべ…な、なんか…ぼーっとしてきた。しかもヘタレと思ってたけど…結構、胸板厚いじゃねぇか…
「はッ…はン…あ……き、気持ちいいのか?俺ン中…も、もっと触れよ…おっぱいも尻も…」
アソコに突っ込んで必死に耐えるこいつの顔を見てると俺も気分が高揚してきた。
マーシェンカの剣突を受けるたびにじゅぶじゅぶと結合部からエロイ音が響く。
「ご、ゴメン、き、気持ち良すぎて…止まらない」
確かにタッパはこいつの方が上だ。身体も小さい分、締まりもいいだろう。
これでおっぱいがあれば申し分ねぇのになぁ……。
マーシェンカは俺の尻に指を食い込ませて、バスン、バスンと荒々しく突いてきた。
「マーシー!そんな激しくしな…く、くうう…」
俺は声を上げたが、こいつは聞く耳を持たず眉間に皺をよせ、俺の腰を掴みこんで突きまくった。
しかも…ガキの時の愛称で呼んじまった。ああ…なんでヤッてる時って言葉が幼稚になるんだろ。
俺は歯を食いしばった、けど、喘ぎ声は止まらない。
438戦車兵:2011/06/13(月) 23:30:04.03 ID:3rKMwxTT
「シャリナの顔、可愛いよ。もっと、もっと見せてくれ、シャリナの顔」
マーシェンカは突き入れるたびに眉を潜める俺の頬にキスを繰り返した。
「は、恥ずかしい…マ、マーシー、俺の顔を見るな、見るなぁ!」
涙目で俺は訴えたがその声は甘い、甘い甘美な響きがマーシェンカの興奮をさらに高めた。
「ああッ、出る…出るよシャリナ!」
マーシェンカの突きが最高潮に達し、俺は叫ぶように言った。
「んんんっ…み、見るな…わ、私の…私のイッちゃう顔見ないでぇぇ!」
身体がビクンと引きつり、途端にどっと押し寄せてくる疲労感。
うっううっ…と俺の尻に指を食い込ませて呻いているマーシェンカは何回か腰を震わせ、
俺に抱きついてきた。ゴムの中に吐き出しているんだろう…びゅびゅっと射精している感覚がなにとなくわかる。
汗まみれの身体が、さらに酷い臭いになる。だがお国柄もともと厚着だ。
シラミまみれの泥まみれの歩兵よりはいくらかマシだろう……気にすることもない。
「はっ…はぁ……ん、この戦争が終わったら…シャリナ」
チュッ…チュッと啄むようなキスをしていた俺達だがマーシェンカがふいに口を離して言った。
「あん?」
「結婚してくれないか?」
「………!?」
……ちょ…ここで……し、しかもこれってプロポーズ!?
「僕は本気なんだ。絶対、絶対生き残って、二人で親父さんのトコに言って
『お嬢さんを僕に下さい』って言うんだ。約束してくれ。」
口が勝手に『うん…いいよ』と言い出しそうになるが、何とか我慢して俺は言った。
「…………ヤダ」
ガビーンとなるマーシェンカ。
「な、何で……僕のこと嫌い?」
「バカ、そういうこと言ってんじゃねぇよ。生きて帰れる保証はないだろ?約束なんてできねぇって言ってんだ」
「え…それって」
「まぁ、生きて帰れれば……何だ、考えてやっても……いい」
「ほ、本当!?本当だね!?」
「ああ、お前が帝国軍のあのくそったれ総統がいやがる総統府に赤旗立てたら掛け値なし。
そん時は結婚してやるよ!てめぇのガキ、望む数だけ生んでやるよ。2人でも3人でもな」
「わかった。僕、頑張る、頑張って戦車長になって帝国の戦車を倒すよ!それで総統府に赤旗立てる!!
子供は5…いや6人は欲しいな。男の子と女の子3人ずつで。ね?」
…………え、そんなに生むのかよ?つ、つーか…そんなに孕ませたいのか、コイツは……
「その前にちゃんと敵の戦車に砲弾当てろ。このバカ!」
ま、生き残れたらの話だけどねー…とその時は聞き流していた。
439戦車兵:2011/06/13(月) 23:30:59.76 ID:3rKMwxTT
工場から出た戦車の寿命は1週間、乗ってる兵士の寿命も1週間……これが当時、皮肉混じりに流行していたスラングだ。
帝国軍の戦車が規格外に強くてこちらは数で押してやっと勝っているのが現状だ。
事実、部隊の顔ぶれの入れ替わりは激しすぎる。俺達もその中の一人になるんだろう…と思っていた。
だが、俺達は2年、3年、4年と月日が流れても生きていた。
昇進して、部隊長になって、帝国の本土に侵攻して、クソったれ同志の名前を冠した重戦車に乗って
首都に攻め入って、最後に総統府に赤い旗が立っても生きていた。
「……信じらんねェ…」
生き残れた…という安堵感と共に、どっと疲れが出た。
ハッチを開けて外の空気を目一杯吸い込む。無線通信よると、その旗を立てたのは歩兵でなく。
何故か、戦車兵らしい。
ご苦労な戦車兵さんだねぇ……と思っていたら、マーシェンカの乗った戦車が
横付け駐車された。3日前からの首都攻略戦で行方不明になってたから心配して
いたが、生きていやがった……ジンと目頭が熱くなる。
すると砲塔ハッチが開き、煤まみれの幼馴染みの顔が出てきた。
「し、心配してたぞ……このバカッ!」
マーシェンカは開口一番こう言った。
「ごめんごめん。でもシャリナ、約束をね?」
「約束?」
そしてマーシェンカが見せたのは撮ったばかりの写真。従軍記者が撮ったのだろう。
勝利の瞬間、総統府に赤旗を立てている戦車兵の姿だった。
「シャリナ、僕と結婚しよう!」

END
440戦車兵:2011/06/13(月) 23:32:10.24 ID:3rKMwxTT
「距離1200、右、ファイア」
熱い、熱い、とにかく熱い。
空からギラギラ照りつけてやがる太陽が怨めしい。
「了解、撃破!」
「次、距離1300、撃破した後方にもう一両」
熱砂の舞う前線で貴重なのは海岸線の道だそうだ。
その理由は補給線の確保。
補給が無ければどんな強力な兵器も鉄クズになるからだ。
では、内陸の砂漠の中を行軍すれば?という疑問が浮かぶが、
それはできない。その理由はここの戦場が灼熱の大地だからだ。
内陸のほとんどが、砂、砂、砂…見渡す限りの砂。つまり砂漠なのだ。
こんな所を行軍していたら、エンジンに砂が詰まり、動けなくなった
ところを敵機のカモにされるのがオチだ。
実際に内陸から前線へ物資を補給しようとした敵の部隊は案の定、
砂嵐に遭って我が軍が物資ごと鹵獲(ろかく)してやった。
「え、ど、どこ?どこですか、中尉!?み、見えません!」
海岸線なのだから海軍に補給を協力してもらえば?
と思うが、かなしいかな陸(おか)の軍人は海の軍人とは仲が悪いらしい。その点は敵軍も同じ様なので問題ないが…
441戦車兵:2011/06/13(月) 23:33:03.32 ID:3rKMwxTT
「……あ、あのねー…オープントップの車体に乗ってるんだから…
見えないなら頭上げろ!このマヌケ!」
「は、はいい!す、すいません、すいません!」
私は照準手の少年兵のお尻を蹴った。顔立ちが一番、幼く可愛い少年兵だ。
その可愛い顔で悲鳴をあげるのは、見ていてゾクゾクする。
「中尉ぃ〜撃破された戦車の車体に鉄板立てて、長砲身乗っけた急造品ですから
装備もほとんどスクラップのモノを流用。照準眼鏡も壊れてるのでは?」
とこれは装填手の少年。生意気なところがあり、いかにもヤンチャ面。だが、こういうのもいい。
こういうのが猿みたいに必死に腰をパンパンしてくるのを想像するだけでご飯三杯はイケる。
「い、今は訓練ですし…ち、中尉も落ち着いて。ね、こいつも反省してますから」
操縦手の少年は落ち着いた雰囲気のある癒し系な甘いマスク。
「訓練?実戦だったら、私達はもう昇天してる、気を抜くな!」
ショタコンな私はもう昇天しちゃいそうだ。三人の少年に見られてるなんてものすごく興奮してしまう。
常に絶頂状態だ。いつか、休暇の時に一人ずつ味わってやろう。いや、別に三人同時でもいいけど。
「言い訳はいらない!ほら、さっさと装填!ぶっ放せ!撃破しろ!」
そう、早く私に装填して、中でぶっ放して、撃破してほしいの〜♪

〜〜熱砂のショタコン女戦車長の日記より抜粋〜〜
442戦車兵:2011/06/13(月) 23:35:56.41 ID:3rKMwxTT
「カプッツォ砦に敵戦車部隊接近!皆、出撃命令だ!」
「ふへッ!?」
私の言葉に水と共に不味いソーセージの缶詰を吹き出しながら
少年兵達は振り返った。
「ふへッじゃない!出撃だって言ってんでしょーが!
お前らの短かい砲身砲揉みほぐすぞゴルァ!」
およそ士官とは思えない発言をしながら、私は少年兵を見回した。
本当は揉むのではなく食べたいが、敵襲とあらば不可能だ。
すると装填手のヴァルケーが言った。
「え、ええーだって、俺らの中隊って2両しか整備できてないっすよ!?」
「第8戦車連隊第1大隊中で2両だ!動けるヤツは動く!
マチルダだろうとも接近でぶっ飛ばすんだよ!」
照準手のベルのお尻をけっ飛ばしながら私は言った。
「あ、ああー我らのまします――――――」
「神への祈りは後にしろ!十字架は敵に突きたてろ!」
操縦手の癒しマスク、ハリーに一喝。
「おおおおっアッガーの神よおおおおおお」
いきなり無線手のツィッギーが叫びだした。コイツはウチの戦車で
もう一人の女だが、アラブ系の血が入っているのか褐色の肌をもつ。
「おわっイッギーが狂った!?」
ヴァルケーが後ずさった。
「狂ってないよ!略式で神に祈った!さァ出撃だ!」
そう言ってツィッギーは走り出した。
443戦車兵:2011/06/13(月) 23:52:50.34 ID:3rKMwxTT
「おい、コラ。待て、待て、待て、待て!そこの褐色小娘!
走る方向逆だから戻って来い来ないと後ろからその貧弱な尻撃つぞ」
と言い終わる前に私は発砲した。こいつは女だから戦死しても一向に構わない。
大事なショタハーレムの定員を削りやがって。しかも最近はお気に入りの
ベルと仲が良い。むかつくぞ。
「言い終わる前に撃たないで下さい」
「うるさい。さっさと搭乗!短砲身砲だからイッギーお前が装填手をやれ。
ヴァルケーは無線手、いそげ!」
私はそう言うと、配置につく歩兵の合間を縫って、戦車へ搭乗した。
「各部チェック!」
「装填機器、同軸機銃異常なし」
「エンジン異常なし」
「照準器、異常なし」
「無線、固定機銃異常なし。中尉、本部からです」
W号F型は短砲身砲だ。近々、長砲身砲になるって噂があったのにツイてない。
攻撃力はそこそこだが機動力を生かせば、何とかなるしかし無線を聞いて私は愕然とした。
『こちらナゲール3、敵勢力、戦車40両以上、歩兵多数!死力を尽くせ!』
ナゲール3とは大隊本部のコードネームだ。
「……逃げよっか?」
私はボソッと呟いた。
444戦車兵:2011/06/13(月) 23:55:50.56 ID:3rKMwxTT
『こちらヤシの木2、中尉。指揮を頼む。8・8が援護してくれるらしい。』
僚車のパウエルからだ。こいつは階級が少尉だが、同期生で気が合う。
『了解。ああー行くしかないか…ヤシの木1、了解。側面から回り込む。
敵は正面の面が固くて抜けない。掻き回して、側面を狙え。』
『了解。』
ゴゴゴッと動き出す戦車の機動音。
『イッギー、スモーク弾を2、その後、榴弾。歩兵から蹴散らす』
『了解。装填完了。』
『戦車、前進!ぱんほー!』
『……何スか中尉、ぱんほーって』
ヴァルケーが聞いてきた。さては私の掛け声が気に入ったのだろう、憂い奴め。
『同僚から教えてもらった掛け声。可愛いだろ?』
『ぷっふー!!げらげらげら、これは傑作だ〜』
ヴァルケーが盛大に吹き出した。
『美人で綺麗なお姉さんが言うならまだしも、中尉が言うのは…ちょっと』
笑いを含んだベルの声。
『……………ふぅ』
ハリーは大きく息をついた。笑いを必死でかみ殺したらしい。
『―ッーッーッー!!』
笑い過ぎて呼吸困難になっている装填手には私は問答無用で頭部を蹴りつけた。
そして後に私が『カプッツォの獅子』と呼ばれる由縁となった戦闘が始まった。
445戦車兵:2011/06/13(月) 23:56:29.55 ID:3rKMwxTT
『ヤシの木1よりナゲール3へ、敵戦車・歩兵の後退を確認。』
『こちらナゲール3、こちらも確認した。素晴らしい、奇跡だ!』

「うおっは!天にましまし!ましまし!神様、我々の」
もう野営基地では大騒ぎ。皆、ハイになって、歓喜した。
「ハリー、お前もっと言葉を頭の中で推敲してから喋れよ」
ビールに酔っているハリー。
「うおおおお!ッガッガッガー!!」
「小娘、お前略しすぎだろ」
地面に頭を叩きつけ、伏せしているヤツは相変わらず
戦車で6両、88o砲で3両。それに驚いた敵がさっさと後退してしまったのだ。
峠に侵攻していた敵戦車群など壊滅的な打撃を受けたらしい。
それも関係しているのかもしれないが。とにかく奇跡だった。
「中尉にカンパーイ!見事な指揮でしたァ!」
不味い缶詰も乾物も、この時ばかりはパーティーの御馳走に見えた。
「しっかし…まァ…こんな戦果は騎士鉄十字章モンですね、中尉。」
ヴァルケーが昼間に残した缶詰のソーセージを食べながら言った。
「神の啓示を受けた。中尉は『カプッツォの雌豚』だ」
どーんと胸を張ってツィッギーが言った。
「だぁれがメス豚だ、この処女野郎!必殺短砲身砲パンチ」
「痛ッ!パンチと言いながら蹴らないで」
しくしくとウソ泣きするツィッギーにヴェルケーが呟く。
「せめて獅子にしとこうぜ…な、イッギー」
「うう、私は処女違うのに…ベルと…」
――――――あんだと?私の耳が聞き捨てならない言葉を拾い上げた。
「おい、小娘。お前は非処女なのか、しかもベルと寝たって?」
「違う」
なんだ。ホッとした。まったく紛らわしいんだよ!この小娘。
「私の処女をあげて、ベルの童貞貰った」
聞きました、奥さん?
既にハリーとヴァルケーはベルを連れて全力疾走している。
「あ、聞こえなかった。もう一回言ってくれるかな?」
「中尉、顔が魔神みたい」

〜〜熱砂のショタコン女戦車長〜〜
446戦車兵:2011/06/14(火) 00:09:46.75 ID:DFITjoXJ
保管司令部さん、投下第一陣はここまでです。
次回の投下は戦車兵×戦車長のハッピーエンド編と
戦車長×少佐(米軍)の予定です。

>>431さんありがとうございます。
447名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 14:46:58.40 ID:lQj2UU1o
過去スレを発掘出来たんで張っておく

仮想戦記でエロパロ
ttp://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1157130616/
【軍服】軍人や傭兵でエロ【階級】
ttp://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1205085927/
【戦闘】軍人や傭兵でエロ 2【休暇】
ttp://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1247844256/
448名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 22:06:10.08 ID:to6SPO9C
なつかしいな、仮想戦記でエロパロスレ
佐藤大輔ネタでスレ序盤にちょこちょこ投下したっけ
平行世界のエロゲ版RSBCネタ
449名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 01:10:21.15 ID:w2/7HNRo
保管作業に参加しようと思って過去スレを開いたら読みふけってしまってこんな時間とかwwwww
450保管司令部:2011/06/15(水) 21:19:29.97 ID:kALR6Jry
>>447
ありがとう!これで全部保存できる!

みんなの支援ありがとう!
作業はゆっくりになってしまいますが次々とやって行きますね
451名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 21:30:23.89 ID:r+WK8Wzi
>>423
TOPのパンターDはイタリア戦線け?
エンジングリル上の増設雑用具入れが特徴的なんだが

・・・戦車で勃っちゃう体質なんですまんw
452保管司令部:2011/06/15(水) 22:10:08.14 ID:kALR6Jry
拾い物の画像なのでイタリア戦線かは不明だけど
砲塔のドラム式キューポラはDですね。狙ってDにしたのでは無いですが
手持ちで一番大きさが手頃でカッコよい画像なのでこのチョイスです。
453戦車兵:2011/06/16(木) 02:16:11.14 ID:x1zoA2Ai
ハッピールート編のおまけ
新人戦車兵
北方軍集団の義勇兵




初めての任務は帝都陥落後で救出部隊の入り口をこじ開ける事。
崩壊した帝都から民間人、友軍を可能な限り脱出させるためだ。
私達に与えられた車輌は塗装もされていない工場から出たばかりの虎戦車。
訓練学校は20日前に卒業した。
もっとも、過程をかなり短縮して1ヶ月しか訓練していない。私の役目は無線手だ。
乗員は国防軍の戦車大隊の少尉さんと操縦手の軍曹さん。
その二人以外は皆、私の同期生だった。

それが私、エルリア=ファーディの最初にして最後の戦闘だった。
454戦車兵:2011/06/16(木) 02:16:55.00 ID:x1zoA2Ai
これを『激戦』と言わずして何と言うのだろう?
横で応戦していた75o砲搭載のハーフトラックが撃破される音が雑音と共に耳をつんざく。
瓦礫から立ち上る黒煙、覆帯が空襲で黒く焼け焦げた肉塊を踏みつぶす感触。
爆発音に至近弾。血しぶきが上がるたびに聞こえる悲鳴。
血まみれになった敵兵がペリスコープにむしゃぶりついてきた時、防弾ガラス越しに目があった。
次の瞬間、その敵兵が戦車の覆帯に巻き込まれ、
肉と骨を踏みつぶす感触と共に上がった絶叫は今も耳にへばりついて離れない。

大丈夫、まだ私は生きている。

敵戦車の砲弾がこの戦車をかすった時は死ぬかと思った。
血と煤で汚れた防弾ガラスの向こうにはさっき撃破した敵戦車らしき影。
火だるまになった敵兵が転げ回り、誘爆した戦車と共に爆散する光景。
はらわたをまき散らしながらのたうつ者、もげた手を持ちながら彷徨う者……
怖くて怖くてたまらない。でも感じる心臓の鼓動、煤と硝煙にまみれたニオイ。

大丈夫、私はまだ生きている。

『照準完了!』
『目標、400メートル先の重戦車側面、ファイア!』
燃えた。こちらに側面を向けていた敵の重戦車が炎に包まれ、次の瞬間、轟音と共に爆発した。
『撃破。次弾、装填急げ。無線手、友軍から連絡はないか?』
戦車長の声が聞こえた。
『…………………』
震えて声が出ない。
455戦車兵:2011/06/16(木) 02:18:29.34 ID:x1zoA2Ai
燃える戦車から火だるまになった敵兵が絶叫しながら転げ回っている。
手が痺れ、喉が渇く。私は無意識のうちに何度も失禁していたらしい。
股間にじっとりとした湿り気を今になって感じた。気持ち悪い。
『エルン!返事をしろ!連絡は!?』
戦車長の怒声で初めて我に戻った。
『はひっ…は、はいっ!な、何も応答ありません!少尉殿!』
『前方をしっかり見張れ。敵歩兵だと思ったら迷わず撃て。取りつかれたら終わりだぞ』
『は、はい!』
薄暗い戦車の中。室内灯が隣の操縦手さんの顔を照らす。覗き窓を見る眼は真剣だ。
『ザー…ザザー……こ…ちら……カッツ…ザー…ツェ、森へと…続く橋…にて
ザー防戦中……敵…戦車…1両撃破……救出…部隊…おう…答せよ…ザー』
無線器から酷いノイズと共に友軍の声が聞こえた。
『応答ありました。救出部隊本部の森へ続く橋を守る車輌からの連絡です。暗号名はカッツェ(雌猫)…?』
『シュルツーナか!……了解。これから向かうと伝えてくれ』
『はい!』


味方の救出作戦はうまくいった。私達がこじ開けた道から救出部隊が突入し民間人や友軍が数十万と西へと脱出できたらしい。
それでも陥落した帝都には今もなおその倍の数の友軍や民間人がいるわけで……手放しには喜べない。
私の戦争は2日で終わった。途方に暮れる私。
帝都出身の私には帰る場所も家族もない。頼るべき親戚も空襲で全滅しているだろう。
そんな時、知り合ったあの『カッツェ』の戦車長から声を掛けられた。

「へぇ……大変だね。もしよかったらボクの領地で働いてみない?
君のとこの少尉と同期でね。彼も一緒に来るけど…どうかな?」
456戦車兵:2011/06/16(木) 02:20:56.19 ID:x1zoA2Ai
そして私はその女性の領地で少尉さん共々住みこみで働くこととなった。
女性…いや、領主様は有数の帝国貴族出身で広い土地をもっていた。
農作業はやったことはなかったけど、親切な先輩、ハンスさんから教えてもらい、
ファニュリアという女の子も働いていた。同年代ですぐ仲良くなり、互いに『エルン』『ファニー』と愛称で呼ぶようになった。
少尉さんは領主様の運転手。実は領主様に私を紹介してくれたのは少尉さんという事は後で知った。
ぶすっとしているけど優しい人なんだ…その後、色々あって私の少尉さんは恋仲となった。
少尉さん……いや、パウエルさんから好意をもっていることを告げられた時は驚いたけど
「私なんかでよかったら……」と了承した。
その後…ま、また色々あって……今はパウエルさんと……厩舎にいる。
「あっ…厩舎でなんて…だ、ダメだと…思うんですけど…」 
「今更だよ、エルン…こんなに誘っておいて…放っておくなんて男じゃないさ」
「え…そ、そんなつもりじゃ…」
私は迫り来る元・少尉さんから、じりじりと後ずさりしたが……トンッ……厩舎の壁に背中が当たる。
退路が断たれたらしい。
「わ、私、農作業終えたばかりだし…あ、汗くさいし…えっと、あの…その」
「構わないよ。戦車に乗ってた時に比べれば、問題ない」
パウエルさんはシャツの前を開き、私に迫った。た、確かに戦車に
乗ってた時は酷い臭いだったけど…こ、これはこれで、別問題だと思う。
「や、やだ…あっん!んっ…た、立ったままなんて…いやですよ、少尉」
「今更だよ…くっ…うっそれにもう少尉じゃない…ちゃんと名前で呼んでくれ」
厩舎の壁に手をついたまま、お尻だけ突き出して、立ちバック。
こ、この前なんてお屋敷の…車庫で立ったままエッチしちゃったし…恥ずかしい。
なんだかんだで濡れている私。厩舎に繋がれている馬の視線が妙に痛い。
馬の種付けをこっそり見ていた私への報復なのかも……ああ、円らな瞳で人間の種付けをみないで…
シャツを捲り上げられ、ショーツは膝までずりさげられて…お尻だけ突き出すなんて最悪だ。
457戦車兵:2011/06/16(木) 02:22:22.90 ID:x1zoA2Ai
「も、もォ!変態、変態!んっうう、パウエルさんのバカ!」
「はっ…はっ…エルン!エルン!」
「ひゃっ!?」
激しく腰を突きだし、パウエルさんは私の背中に舌を這わせた。
生暖かい感触に思わず背筋を反らせ、声を上げてしまった。
「胸…少し大きくなったね…これからいっぱい揉んであげる!」
むにゅむにゅと背後からおっぱいを揉みほぐし、乳首を指でくりくりと弄くるパウエルさん。
「そォ…そういうこと…あっ…い、言わないでっ!あんっんんっ!」
厩舎の周囲は無人なのはいいかもしれないけど…んっあっ…も、もし誰かに聞かれていたら…
はぁ…だ、ダメだ…もう何も考えられない…んんっ
「はぁっ出る…出るよエルン!」
「あっ…は……はぁ…ダ、ダメ…イ、イッちゃ…」
「エルン――――――うっ!」
昨夜に引き続いてパウエルさんのアレがググッと大きくなって熱いモノが私の中に注がれる。
ビクンビクンと波打つ下腹部。
こ、こんなにされたら……本当に赤ちゃんできちゃうかもしれないのに
「愛してるよ、エルリア」
ちゅ…ちゅ…と啄むようなキスを首筋に受けながら、私はずるずると
脱力して、厩舎の床にへたり込んだ。トロリとあそこからパウエルさん精液が垂れ落ちる。
「もう……パウエルさんのバカ!」
「可愛いよ…エルリア…こっちを向いて」
パウエルさんはそう言って立ち上がった。私の目の前には…その…パウエルさんのアレが…
「口でしてくれない?」
「え…そんな…は、恥ずかしいです…厩舎で…なんて」
「君は見られて興奮するタイプだろ?ね、エルン」
「…………」
私は赤くなりながらパウエルさんの…その…オチンチンに手を合わせて…
そっと舌を這わせた。いつも否定しているけど…私は誰かに見られていると
アソコがじゅん…としてしまう。それが例え、馬だとしても。
情事を第三者に見られながらすると興奮してしまう癖があるみたいです。
「はむ…じゅる…んふぅ…」
パウエルさんのを口で愛撫し、手でこすりながら残っている…せ、精液を吸う
「ううっ…いいよエルン…み、見られてると大胆になるし…ね、いった通りだろ?」
「むぅっ…ふはっ……あ、あんまり言うと、オチンチンに歯をたてますよ…パウエルさん」
じーっと睨んで言います。この言葉責め好きの変態運転手さんめ。
「んっ…やばっ…怒った顔も可愛いよ…エルッ――――うッ」
パウエルさんが呻いて、私の頭を掴みました。わっ、く、口が外れて――――
間髪おかずにびゅッと私の顔に振りかけられる熱い精液。ああ…か、髪に、鼻に…
「………ひ、酷いです。最悪ですよパウエルさん!」
「あ…す、すまない…あんまりよくて…すまない、エルン」
そう言ってあわてて濡らしたハンカチで私の顔を拭おうとした。が、その手がはたっと止まった。
「…どうしたんですか?」
「い、いや……その…かけられた顔が…す、すごくいやらしくて…こ、このままだ、ダメかな?」
「い、いやです!いやですからね!早く拭いてくださいよ!」
「ああ、エルン、ごめん!」
そう言いつつも、そのまま三回もしてしまった私……もう、私のバカ!バカ!バカ!
458戦車兵:2011/06/16(木) 02:25:11.79 ID:x1zoA2Ai


あたしが所属するのは半島に閉じ込められた帝国の北方軍集団。
事の経緯は、扱く簡単だ。栄えある帝都の総統様(?)が崩壊し始めた東部戦線の状況を
理解できずに『撤退するな!死守せよ!』との命令を連発したために、前線を突破され
退路を無くしたのだ。実に41万人もの軍集団が閉じこめられており、背後は冷たい海。
今や半島は出口無き戦線となってしまった。
あたし達は無尽蔵に湧いてくる敵をなけなしの戦力で防衛している。
陸路を遮断された今、半島から出る方法は船による海路しかない。
しかし元々、義勇兵で編成されているあたし達に部隊は便利な『火消し部隊』として最前線に投入される。
消耗しつくされ、全滅する前に乗船できる可能性は低い。
かりに乗船できたとしても、制空権が敵に掌握されているので本国に着く前に撃沈される可能性が大だ。
しかも、脱出どころか、本国からの命令はこの半島の『死守』。
帝都の御偉いさんはまだこの戦争に勝つつもりなのか?ここを橋頭堡にする計画でもしているのだろうか?
あいにくとそんな状況ではないのが現実だ。敵野砲の準備射撃で、滅茶苦茶に破壊された森林地帯。
そこに網のように張り巡らせた塹壕があたし達の前線である。手に取れるものなら何でも武器にした。
459戦車兵:2011/06/16(木) 02:26:43.07 ID:x1zoA2Ai
敵戦車相手に上等なのはもちろん戦車……とはいっても半島の戦車部隊は壊滅状態だ。
なので、まともに張り合えるのは対戦車砲、それに砲兵部隊の突撃砲だ。
次は対戦車地雷、パンツァーファスト、取っ手付き手榴弾にワイヤーで爆薬筒を巻き付けた即席の対戦車爆弾。
最悪なのが火炎ビン、これはあたりどころが悪ければ、敵戦車に反撃され火だるまか蜂の巣にされる。
そして敵兵相手に上等なのは機関銃、小銃、手榴弾に敵からぶん取った短機銃に小銃。
最悪なのは弾丸が入ってない小銃に銃剣をつけた『槍』に鉄カブト、そこらに転がっている石の塊。
それで戦車を筆頭に数で押してくる敵を相手に戦っている。一夜明ける事に部隊の人数が減っていく。
毎日、毎日、缶詰と雪で餓えをしのぎ、夜襲に備えて僅かな仮眠、1時間もしない内に始まる準備射撃の野砲が目覚まし代わりだ。
その日の弾直はやや後方から聞こえてきた。敵の総攻撃が始まったのだ。
「来たか…遊底の凍結をチェック!…戦闘配置!いそげ!ファニー、来い!」
隊長の怒声が聞こえ、あたしは野戦電話を担ぎ、配線リールを持って隊長と共に塹壕の中を走る。
配置に付くと頭で考えるよりも先に身体が反応し、小銃の遊底の凍結をチェックした。よし、凍結していない。
野戦電話が鳴った。受話器を取り、応答する。
「隣接する空軍野戦師団より、敵歩兵の攻撃を受け負傷者多数、増援を求めています!」
「クソ、敵は辺りを攪乱しているが本命はここだ……戦車に備えて、前哨を下げろ!」
隊長が大声で叫ぶ。ここは隣接する空軍野戦師団との継ぎ目であり、もっとも戦闘が激しい所だ。
この戦線を突破されたら、ここを起点に敵がなだれ込んでくる、それは北方集団の消滅を意味する。
『こちら司令部より全部隊へ、全力を尽くせ』
司令部から全部隊への連絡だ。すかさず隊長は受話器を取り、怒鳴るような口調で言った。
「こちら、クリュンベルク中隊。先日から要請している対戦車部隊が到着しません。対戦車砲とパンツァーファストだけでは限界です。」
『本部より、クリュンベルクへ、敵戦車が東に集中している、そちらに回す余裕はない!側面のフランツ中隊と共に死守しろ!』
「馬鹿野郎!俺の部隊を見殺しにする気か!?」
そんなやり取りを聞きながら、故郷の事を考えていた。
460戦車兵:2011/06/16(木) 02:27:33.42 ID:x1zoA2Ai
あたしの祖国は敵の連邦国に近い小国。過去に帝国やその他の大国に何度も蹂躙された国だ。
隊長が言うには『連邦は祖国と講和条約締結させる気だ。もし、締結されたら故郷に帰れるぞ』
と言っていたが、ゴメンだ。どのみち、故郷に帰っても、今度は連邦国の兵士として戦争にかり出されるか、収容所行きだ。
レジスタンスに入るという選択もあるだろうけど、ここで戦うのも故郷で戦うのも相手が一緒なら、ここで戦う方がいい。
「戦車警報、敵戦車多数!8時方向、距離約1500!」
「戦車だ。戦車が来た!」
他の兵士が叫ぶ。
あたし達より30mほど先の塹壕に配置されている対戦車砲が射撃を開始した。発射炎と共に敵戦車が燃えた。
「よし、命中!撃破!」
そこらの塹壕やたこつぼから歓声が上がる。続けて二両目も撃破、対戦車砲様々だ。しかし、それも長くは続かなかった。
「4時方向に重戦車!」
と誰かが叫んだ瞬間、対戦車砲付近に敵弾が着弾し、地面を抉った。
対戦車砲は無事なようだが、砲兵達は榴弾の餌食だろう。
「くそ、衛生兵!兵員交替!戦車砲へ!ファニー、フランツ中隊へつなげ!側面から対戦車砲で支援を要請するんだ!」
「それが……つながりません!」
「畜生、配線がやられ――――――!?」
隊長がこちらを向いた時、閃光が走った。吹き上がる土砂、それから遠のいていく意識の中で
ああ…あたし死ぬんだ……あっけない最期だったなぁ…と微かに思考し、目の前が真っ暗になった。


目が覚めたら、灰色の空が見えた。アーアー…と海鳥の声、潮の香りに波の音…あたし…生きてる?
「ここは――――――痛ツツ!?」
身を起こそうとして、左腕に激痛が走った。
肩から胸に掛けて包帯でぐるぐるまきにされている。
特に左腕に酷い出血の跡がある。砲撃の破片で裂かれてできた傷だろう。腕があるだけもうけものだ。
「ああ、気がつきましたか?ちょうど包帯を取り替えたところです。傷が深いのであまり動かないで下さい」
あたしの横にいた衛生兵……といってもあたしとほとんど年齢がかわらない少女が言った。
少しなまりがあるが同じ義勇兵なのだろう。
「あ、あたしは…戦線はどうなったの?部隊は?隊長は!?」
少女の腕を掴み、あたしは言った。
「わわ、伍長さん、落ち着いて下さい、詳しくは知りませんけど戦線はそのまま維持されたそうです」
「あの総攻撃を耐えたって事ね……奇跡だわ」
「その間に伍長さんの所属する師団は海路撤退の命令を受けたそうです。隊長さんは残念ですが…」
「そう………」
隊長さんは死んじゃったか………不思議と悲しくはなかった。あの激戦のなかでは部隊の顔ぶれも
入れ替わりが激しい。誰が上司になろうとも、親しくなる前に戦死してしまう。
あたしもこの腕じゃ、満足に銃も持てないだろう…それなのに撤退…どうせ、またどこかの戦線に
送られるんだ……悩んでも仕方ない。この女の子相手に少し話でもするか…とあたしは身を横たえた。
「あたしはファニュリア=ゼンスキー、ノルトラントの義勇兵。貴女は?」
「あ、はい。僕はヨナティア=ミューラーって言います。軍医の見習いみたいなもので、皆にはヨーティって呼ばれてます」
「キュッラ(了解)………ヨーティ…さっそくだけど、君、いくつ?」
「え…はい、13ですけど?」
あたしと同じ年齢だ……この幼い顔で…しかも僕?もしかして…
「あたしと同じ年齢じゃない…それに君って…男の子?」
「はい、そうですよ。ゼンスキーさん」
ヨーティはきょとんとして言った。
461戦車兵:2011/06/16(木) 02:42:20.54 ID:x1zoA2Ai
それから紆余曲折を経て、ここの領主様に雇われたあたし。
帝都から脱出する時に救出作戦で出会った女性戦車長さんがあたしとヨーティに

『働き手が欲しくてね。他に行く当てがなければどうかな?』

と言われて、住み込みで働くこととなった。
ヨーティは近くの町の診療所で働きに出ていて、夜になると領主様の屋敷へと帰ってくる。
あたしと似た境遇の人がこの農場や屋敷で働いている。
農業は先輩のハンスさんから教えてもらい、エルンという同年代の友人もできた。
それからしばらくしてヨーティに手紙を渡された。
だけど、ほとんど字が読めないあたしはエルンに代読してもらった。
するとエルンが顔を赤くしながら
『あ、あのね……ファニー…これは…そのミューラー君からのラブレターよ?
えっと…ね、い、今から読むからよく聞いていて……』
そして歯の浮くような台詞を二人できゃあきゃあ言いながら読んでもらった。
そして返事はあたしが直接言うことにした。
『ヨーティ、あたしのこと好きって言ってくれて嬉しい。でもあたしは処女じゃないし、
故郷で身体を売って家族を養ってなの…こんな売女はやめといた方がいいよ』
それでもヨーティは力強く言った。
『情婦なんかじゃない!僕はファニーが好きなんだ。過去の事なんて関係ない』
こんなあたしに………もうたまらんわ。その言葉でヨーティに惚れてしまった。
それからヨーティとは恋人としてそれなりにやっている。
462戦車兵:2011/06/16(木) 02:44:36.98 ID:x1zoA2Ai
そして今は農具倉庫の中で……
「じゃーん、どう?お屋敷で働いているヴィーチェさんのお古を貰ったんだ。
一度、着てみたかったんだよねぇ〜メイド服。ご主人様ぁ〜♪」
あたしはそう言ってヨーティに抱きついた。
「あっわわっ!?」
「んん〜ヨーティ…あたしにメイド姿似合う?ヨーティだけに仕えるメイドさんだよ」
「似合ってると思うけど…ファニー、も、もしかして…」
「そうだ。ヨーティってコスプレエッチが好きなんだよね?その願いを叶えてあげる」
そう言ってあたしはスカートを捲った。エッチしやすいように下着は履いていない。いわゆるノーパンだ。
「はやくヨーティとしたくて…もうトロトロなんだ…赤いアソコの毛…ふふふ」
「で、でも…そんな農具倉庫なんて…もし、領主様にバレたら」
「嘘つき。野外セックスも大好きなんでしょー?あたし、知ってるんだから、
それにそんなにテント張って説得力ないよ」
ヨーティは女の子みたいな顔をしているけど、アソコは男らしい。
ズボンの上からでもソコは痛々しいくらいに自己主張している。
「うう…で、でも…」
「ほら…あたしのここ…触って…ん」
ヨーティの手を取って、あたしの割れ目を指でなぞるように動かした。
「……ね、ヨーティのチンポが欲しくてもう濡れてるの…日に焼けていない白い肌…好き?」
「ファニーの肌だったら日焼けしても、してなくても好きだよ……意地悪」
ぶすっと拗ねる顔は食べちゃいたいくらい可愛い。
「えへへ……ごめんね、ではメイド服で……ね、ヨーティ?」
あたしはそう言って、メイド服の胸元を開いた。こっちもノーブラで窮屈に服に押さえ込まれていたおっぱいが
ぷるんと弾みを付けて、こぼれ落ちてきた。年齢の割にはおっきいと思う。
ギリギリパイズリできるサイズだ。
余り大きくても肩がこるからイヤなんだけど、ヨーティはすごく喜んでくれる。
「ねぇ、ご主人様………たっぷりあたしの膣内にぶちまけて♪」
463戦車兵:2011/06/16(木) 02:45:09.39 ID:x1zoA2Ai
あたしは一気に腰を降ろした。濡れそぼった膣内にヨーティのモノがずぶっと呑み込まれる。
「んんんっ…あっ…はァ…硬い…」
「あっ…あ…あああっ!」
溜め込んだのだろうか?潤み切った柔肉の最奥でヨーティのモノが爆発した。
「あっ…す、すごい…ご主人様…ぶちまけ…ん、ああっ!」
ひとしきり搾ったあたしはゆっくりと立ち上がった。
萎えたヨーティのモノがずるりとアソコから抜け落ち、透明な粘着質の糸が先端とアソコとを紡いでいる。
「あは…入れただけで…そんなに出しちゃって…んんッ…相当、溜めすぎだよ…これは1発ヒットかな?
罪作りですよ、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま」
とは言ったけど、一応、ヨーティからもらった避妊薬は飲んでいる。
デキても領主様は許してくれるけど、ハンスさんやエルンそれに他の人の仕事が増えてしまう。
ヨーティが診療所で雇ってもらってからの方がいい。
なんだかんだ言っても体力を消耗してしまったあたしはふらふらしながら後ろを向き、ヨーティから離れた。
「喉乾いちゃった、ヨーティも飲む?薄めたビール――――――――きゃっ!?」
ヨーティは、背後からあたしを押し倒すとスカートを捲って、一気に挿入した。
「ああんんっ…ちょっ…もぉ!こーら、がっつくなぁーヨーティ!」
「ご、ごめん…で、でももう止まらないよ…好き、好き、大好きだよファニー!!」

「ああで、出る、ファニー!!」
これで3回目。ヨーティのは2〜3回くらい抜いても全然、衰えない。
あたしはメイド服のままヨーティの上で腰を振っている。
ぷるんぷるんと揺れるおっぱいを下から支え上げられるように揉まれ、甘美な感触に思わず声が出る。
「は…はァ…ヨーティ…も、もうあたし――――――」
「んっ…ぼ、僕もすごく気持ちいいよ、エルン…お、おっぱいも…柔らかくて…お、お尻も…」
ズンズン下から突き上げられて、じゅぶじゅぶとスカートの中で粘着音がする。
服を着たままなんてすっごくいやらしいけど、最高に興奮する。
「だ、大胆だね…ファニー…んっ…はむっ…ちゅ」
ヨーティは下から突き上げながら、乳首に吸いついた。
「はァっ…もっと…もっとォ!吸って、おっぱい…おっぱいミルク吸って」
いや、出ないけどいやらしさは倍増だ。その証拠にヨーティがズンズンと下から突き上げまくってくる。
「んっんっんんんっ…あっ…イク、イッちゃうよ、ヨーティ!」
「ぼ、僕も…あっあっあっ…で、出る!」
どぶっぶりゅうと中でヨーティのがぶちまけられた。ああ…最高に気持ちいい…幸せだ。
大好きな人に感じてもらえる……しばらく余韻に耽った後、あたしはぎゅっとヨーティに抱きつき言った。
「今度さ…診療所の看護婦さんの制服をもって着てよ…あたし、看護婦さんになってあげる」
「……そ、それはさすがに…難しいかも……」
「お古があったらそれでいいじゃん。あるでしょ?」
「それなら…たぶん……戦時中の軍のがあったかも…」
「じゃ、それで……よろしくねぇ、せんせ…今度はあたしにお注射して」

END

保管司令部さん、保管お疲れ様です。
ハッピーエンド編の後日談ができましたらまたよろしくお願いします。
464名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:26:02.76 ID:A3IxStV7
【軍服】軍人や傭兵でエロ【階級】の>>189->>200を見てアイデアが浮かんだんでちょっと投下してみる
465名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:26:56.07 ID:A3IxStV7
「い……いちばんがんばった者に! お、お……おっぱいをも、揉ませてやる!」


中間管理職とはいつでも苦しい立場の人間だ。典型的なお役所組織である軍隊では一層その傾向が強い。
とある国の、とある歩兵師団。そのとある歩兵連隊にも悩める中間管理職はいた。
「わたしはじょうかんだぞー! 階級が上なんだぞぉー!」
歩兵小隊の小隊長として着任したての新米少尉。これが野郎ならば古参の下士官ならばバカにされ上からは使えない新人扱いされなんとも
肩身の狭い思いをしなければならないのだが、彼、もとい彼女は違った。
軍隊に志願するような連中と肩を並べると親子と見間違うほど低い背。ヘルメットに目元まで隠れそうになる小さな身体。
髪からただよう甘い香りに、幼さを残す、というか幼さそのものである甲高い声。
そして女性であることを慎ましく主張する胸。なんとも場違いな少尉様もあったものだ。
小隊の隊員からは「ちんまい少尉」だの「愛しのヤン・シス」――younger sister(妹)を縮めた露骨に分かりやすい隠語――だのと呼ばれ、
はっきり言って小隊長としての尊厳はない。どころか最早部隊の可愛いマスコットである。

冷戦終結後の世界情勢や世界的な金融危機により軍縮ムードが広がる今、この国においても人員と予算の確保および維持は急務であり――、
まぁ、平たく言うなら、彼女の小隊員にはやる気という物が平均以上に無く、士気が著しく欠如していたのだ。
「ぜんいんー! まじめに聞け〜いっ!」
駐屯地の一角で朝礼を行う我らのヤン・シス。余りにも身長が低いため踏み台の上で喋っている。
目の前には隊員40人。高等学校のホームルームのような、しなびた雰囲気を感じさせる集団は、
ごく一部を除いて皆が腐りかけた魚の目をしている。やる気を迫撃砲で飛ばしてしまったような、
そのなんともだらけた姿は、万が一外に知られれば納税者を激怒させるに十分すぎる物であった。
「今日はいつもよりやる気ないよ〜。どうしたの〜?」
「はい、ヤン・シス。来月発売予定のPC用ソフトウェアが発売延期になりましたため、隊員の士気が激減しております!」
見かねた2等兵が進み出て応える。実に上品かつ穏当にぼかした表現であった。
「やんしすっていうなっ! そんなに大事なソフトって、なんだ?」
「はい、ヤンシス。あー、ゲームソフト……であります」
「ふーん」
466名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:28:05.12 ID:A3IxStV7
彼女は相当なウブだった。それがまたいけなかった。
悲しいかな男は単純である。胸の谷間を見せつけて「きょうの訓練もがんばってね♪」とささやかれるものなら
雄叫びを上げて走り出す程度の生き物だ。もっとも彼女に「谷間」など無いのだが……。
彼女とて座して手をこまねいているわけではない。購買部で「上司はかくあるべき」という怪しいビジネス本を買いあさり
あれこれ試してみた。しかし結果は芳しくない。絶対的な畏敬とか敬意が足りないのだ、と彼女は結論づけた。
「来週に〜、新設された特殊部隊との演習があるの〜。うちの部隊が選ばれたからみんながんばってぇ〜!」
「……」
返事がない。屍ではないのだが。
このご時世に新設される特殊部隊と言えばおおよそ対テロ用の部隊であり、
クソ真面目で脳ミソまで筋肉で出来ているような連中がこぞって志願する汗臭い部隊と相場は決まっている。
「ねぇってばぁー。勝ったらちゅーしてあげるからさぁ〜」
言っててかなり恥ずかしい台詞である。だがここでなんとしても点数を稼いでおきたい事情もあった。
ヤン・シス率いる小隊にやる気無し、とは連隊中に知れ渡った話であり、上官から小言を言われることも少なくない。
相手が特殊部隊とはいえ一方的にボコボコにされるようなことがあれば、それは彼女の評点にも跳ね返ってくる。
「ちゅーだよちゅー? うれしくないの?」

相変わらずやる気を出さない隊員に困惑するヤン・シス。その時瞬間的に、発作的に隊員達の意識無意識が交錯し
ごく短時間ではあるが集合意識が生み出され、そこで議論が起こった。5秒か、10秒かのうちに40名の思考が
有機的に混ざり合い、話し合い、しばき合い、ある結論が導き出された。
考えようによっては発売延期が決まったエロg……おっと、これは本筋ではない。
考えようによっては発売延期の悲しみを埋め合わせてもなおお釣りの来るモチベーション・メーカーとなりうる。
「ちゅーだけでありますか?」
「ええぇっ!? これ以上するって、その……」
「隊長殿!」
「なっ、なにかっ?」
今までとは打って変わって覇気のある声に思わず押されるヤン・シス。
彼らの瞳には無限の闘志と底なしの勇気が感じられた。小隊長として着任してからこんな事は初めてである。
「ちゅーではなくおっぱいを揉ませていただければ、隊員一同ノルマンディーの米軍より勇敢に、
 モスクワ前面のソ連軍より強固に、マルヌのフランス軍よりもしぶとく、
 ガリポリのトルコ軍より猛烈な戦いぶりをご覧に入れてみせます!」
「お、お、おっぱいだとっ!?」
シングルコア、シングルスレッドの彼女の頭は想像にもない言葉が飛び出てきたことによりあっという間に飽和してしまった。
落ち着け。こういう時どうするべきか、昨日呼んだビジネス本に書いてあったはずだ。
部下に褒美を与えることでやる気お、お、お……。


「い……いちばんがんばった者に! お、お……おっぱいをも、揉ませてやる!」
467名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:28:44.77 ID:A3IxStV7
その後の隊員達の反応が如何様だったかは彼女は秘して語ろうとしない。ただ部隊日誌に以下の記述が見られるだけである。

*     +     巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |
        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――

発売延期したゲームがロリゲーであったことが、この事件を引き起こした一因であることも付け加えておかねばなるまい。
468名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:29:23.40 ID:A3IxStV7
陸軍上層部や防衛族の議員が多数視察に来た演習は、しかし彼らの下馬評を裏切る形で決着した。
その日、市街地を模した演習場に入る特殊部隊員たちは猟犬の目をしていたが、ヤン・シス小隊員達のそれは狼であった。
犬が狼に勝てる道理はない。圧倒的、まさに圧倒的。特殊部隊の兵士達は、自分たちがどこから撃たれたのかも分からぬまま
一人また一人と続けざまに戦死判定を受け、視察に来た人々がコーヒー一杯を飲むより早く壊滅した。
いくらか面白いエピソードが残っているのだが、それはまた別の機会に改めるとする。


「ぜんいん〜よくやった! 君たちならできると思ってたんだぞ!」
演習後。駐屯地内の一室。ヤン・シスは小隊員全員を集め祝いの言葉を述べた。
うんうん、と自分で自分の言葉に頷いてから一人一人と握手を交わす。
握手と言っても背が低すぎるせいで、はたからは父親が娘と手をつないでいるようにしか見えない。
一通り感謝の言葉を言い終わり、はて何か忘れているようなという気分になったヤン・シスに部隊員が言う。
「それでヤン・シス。約束の履行を求めたく思うのですが」
見る見るうちに顔が赤くなっていくヤン・シスを40セットの目が眺めていた。
「やんしすっていうな! え、と。一番がんばった人だけ、だぞぅ」
40組の目が互いに互いを眺める。途端に険悪なムードが漂い始めた。
誰だって頑張ったのだ。何が悔しくて愛しのヤン・シスの胸をこの野郎に揉ませねばならないのか。
こんな事もあるだろうと、演習後こっそり拳銃を持ち出したりナイフを懐に隠していたりする者も大勢いた。
一触即発。福が転じて災いとなりかけている。リーダーとしてはここで隊員をしっかりまとめねばならない。
何か方法はないのか。誰も泣きを見ないで済む方法は。ある。あるね。あるが……。
「じ、じゃぁ。みんなが一番がんばったってことに……する、か?」
469名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:30:08.91 ID:A3IxStV7
ヤン・シスがぼそりとつぶやいた瞬間、40名の兵士は40匹の獣と化した。元来軍人は女性に飢えている物である。やんぬるかな。
抵抗するまもなく仰向けに寝かされ、服を脱がされ下着をはぎ取られる。柔らかな乳房が大気に触れ揺れる。
40人が一斉に歓声を上げた。
「これは凄い。何故今まで気がつかなかったんだ」
「灯台もと暗しとはこのことか」
「貧乳がステータスだと!? 違うね、俺の前にいるのは女ネ申だ!」
もっともいきなりひん剥かれた方はたまった物ではない。
「ちょ、ちょっと! やめなさーい! やめなさいってば!」
次から次へと手が伸びて来て、ヤン・シスの小さな乳を揉みしだき、乳輪を指でなぞり、乳首をこねる。
当然「あぶれる」連中が出るわけで、彼らの腕は胸から腹、へそへと下り、彼女の丸く引き締まったおしりを経由し秘所に指を這わせる。
「やあぁっ! そこっ、そこはさわっちゃダメぇっ!」
パンをこねるように何度も何度も胸を揉まれ、尻を揉まれ、あるいは桜色をした乳首と秘所に吸い付かれ、
ヤン・シスの白い身体全体がうっすらと赤みを帯び、一方で頭は完全にオーバーヒートした。
「隊長殿! 我慢の限界につき失礼ながら『させて』頂きます!」
「え? なに? なにを? あぁぁんっ!」
一人が股間からブツを取り出すと、残りの全員もそれに習った。なでられ、くすぐられ、つねられ、
しまいには指を入れて中をかき回されたヤン・シスの花弁はぐっしょりと濡れ、本人の意志はともかく、隊員達を受け入れる準備は出来ていた。
「うそっ!? や、やだ、そんな――んんっ!」
ぬるりと挿入された一物は一度ヤン・シスの最奥まで潜り込む。同時に意識が飛びそうな感触が彼女を襲った。
前後するたび小さな胸が揺れ、快感が脳髄に伝わる。
「あっ、はっ、んんっ、だ……ダメっ!」
言葉とは裏腹に喜悦すら浮かべるヤン・シスを見ながら、しかし挿入中ではない39人の男達は不満だった。
「これじゃいつ自分の番が回ってくるか分かった物じゃない」
「ああ。全く」
「ふむ。ではヤン・シス、こちらの方も失礼するとします」
言うが早いか、ヤン・シスの小さな口に完全にいきり立ったモノが押し込まれる。
470名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:31:13.45 ID:A3IxStV7
「ぶっ! んっ! んんー!!」
秘所と口にとどまらず、右手、左手にも陰茎が添えられしごくことを要求される。さらに胸や尻にいくつものモノが押しつけられ、
キャンバスに筆で絵の具を塗りたくる要領でなで回される。
「はああぁぁっ、んぁぁー!」
秘所に入れられたモノが盛大な射精を開始し、彼女の小さな膣を精液で満たした。
わずかに遅れて口内に加えたモノも射精。口が詰まっている以上吐き出すことも出来ず、ごほごほ咳き込みながら飲み込むしかなかった。
味わったことのない、形容しようのない感触とにおいが口を満たす。モノが口から抜かれ、息をしようと大きく口を開いたとたんに次のモノが押し込まれた。
「やぁっ! も、もうダメ! ヘンな感じで、も、も、バカになっちゃうぅっ!」
両手に握っていたペニスが彼女の顔に向けて射精。化粧水を塗るように、目元から小鼻を通って口元へねっとりとした白濁液が垂れ、
精液を顔全体にまんべんなくを塗りつけるよう、ペニスを刷毛代わりにして延ばす。
肉幹をくわえ込むたび、秘所は異物を排除するように締まり、脈動する。
「おま、おまんこっ! おまんこ気持ちいいのっ!」
膣内に新たなモノが挿入される。彼女の最も奥を執拗に突く。何度も何度も中に出された精液があふれ出し、床に大きな水たまりを作る。
「おくっ! おくをこんこんされるの好きぃっ!」
全身にローション代わりの精液をかけられ、白い肌が白い液体で上書きされる。今のヤン・シスは完全に玩具とされていた。
卑猥な音を立てて膣内から精液と愛液が混じったものが垂れ流される。それを潤滑油として新たなモノが差し込まれる。
上向き、下向き、背後からと、考え得るあらゆる体位が行われ、その間も口や手で奉仕することを強制されていた。
三度口内に精液が飛び散る。
「んぐっ! ん……んっ! もうらめぇ……もうのめないよぉっ!」
ヤン・シスの嘆願を知ってか知らずか、勃起した肉塊がまた口に入れられる。秘所では口と入れ替わるように射精が始まり、
大量の精液が彼女の中に注ぎ込まれる。外からは彼女の下腹部がごくわずかにぷっくりとしているようにも見える。
「あっ! はぁっ! またっ! またイッちゃうのぉ!」
数回目の絶頂を迎え身体が跳ね上がる。それに合わせたようにまた胸やへそ、腋にすら射精される。
それでもまだまだ兵士達は物足りなかった。
「隊長! お気に入りの所申し訳ありませんがまだ隊員の3分の1も満足しておりません!」
「これいじょうえっちになったら、し、しんじゃうっ! えっちになってしんじゃう! きゃぁっ!」
ヤン・シスは足を大きく開くようにまんぐり返され、秘所のすぐ下にある穴にもペニスがあてがわれる。
「そこっ! そこはちがっ! ちがうっ! きゃぁぁんっ!」
2カ所同時に挿入され、出し入れされる。体内で2つの陰茎がうごめくのが分かり、膣とアナルとを隔てる薄い肉が摩擦されて踊る。
口に新たなモノが押し込まれ、3カ所でピストンが行われる。
「んぁっ! んぁっ! こわれ、こわれう! こわれちゃうっ! ふぁああ〜!」
何度目か、何十度目かの射精が行われ、ヤン・シスの膣内に、アナルに、口内に、全身に精液がまき散らされた。
「はぁーっ、はぁーっ、ま、まだする……の?」
一個小隊40人全員が満足するまでに、彼女は一生分かと思うほどの回数、絶頂を迎えた。
471名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:31:48.96 ID:A3IxStV7
「小隊長に敬礼!」
朝日を浴びた練兵所に規則正しく整列した男達が見事な敬礼を決め、ある一点に集中する。
踏み台に乗った小さな女性は全体をゆっくり見渡してから口を開く。
「しょくん、おはよう! 今日も一日訓練にはげんでほしい!」
そう言ってから、口をぱくぱくさせて、戸惑うような表情を見せてから言葉を続ける。
「き、今日も一番がんばった者に、おっぱいを揉ませてやる……ぞ。では解散!」
そう言い終わるとヤン・シスはすぐに踏み台から降り、じっとりと熱くなった秘部を隠すようにそそくさと退散する。

この小隊が後に世界最強を謳われるカウンターテロ部隊の元となるのは、もう少し先の話である。
472名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 20:32:46.17 ID:A3IxStV7
以上、短いですが投稿させて頂きました
473名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 22:29:16.39 ID:skKN57Ej
>>472
ロリ上官もイイなぁ。
GJ!です。

ふと、暗号で思ったけれど東機関のような組織の人間や日本側の工作員が
軍人や軍属を堕として情報を聞き出すというのも読んでみたいすねぇ。
474名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 23:54:13.04 ID:VMjSQYNU
戦争のはらわた見たんだけど、
ロシアの女性兵士が納屋で服剥かれておっぱい出すシーンで
あ…やっぱブラなしで、シャツだけなんだ…と妙な感慨に耽ってみた。
しゃぶらせないでそのまま合体すればよかったのに。

シュタイナーは格好良いな。トリービック、ザマァみろ
475名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 01:41:27.37 ID:psXUUZ+N
レジスタンスでいっちょ書いてみっぺえ
476名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 13:55:23.78 ID:sH5gPPIW
パンツァーフロントでシュトライバーがイちゃった後、ベルリンでの
脱出すつ時の戦闘セリフって

エネジィを感じる。
エネジィが集中する。即時、移動
鉄の拳をたたき込め
見ろ、敵の死だ。
敵が燃える…
その拳ではない。鉄の拳だ。
敵に死を!
味方にも死を!
何をしている。どこも地獄だ。

以外に何かあったけ?知っている人、教えてください
477名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 19:32:09.90 ID:r0qnxQtx
>>476
>>その拳ではない。鉄の拳だ。
なんかやらしい台詞だなw 女戦車兵に言わせたいw
478名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 19:44:45.08 ID:ak39GKpF
>>476
youtubeやニコニコ動画にベルリンの動画が上がってると思うからそこで探してみると良いのでは
というか何でパンフロスレでなくてここで聞くのかとw
479名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 20:44:26.28 ID:5s717N35
>>472
GJ
小隊長の漢字のセリフが所々ひらがなになってるのに萌えたw
480名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 23:52:31.62 ID:H0c3Zben
淫乱な将軍
481名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 01:32:21.13 ID:jVCzADVH
>>戦車兵さん >>465

投下乙&GJです!
最近スレが特に賑わっているようで嬉しい限りです。


>>保管司令部さん
手元にあった拙作の過去投下分を保管庫にUPしておきました。
投下バージョンから一部修正が入っていますが、これが最新版ということでw
482名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 06:12:50.91 ID:ihiMjAXI
>>481
戦車長を書いてくれてありがとうございます。
他の作者さんの戦車長を読んでるとまた違った戦車長が楽しめるし、特に>>481さんは「…話の進め方が上手いなぁ」と思います。
483名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 19:44:20.33 ID:igEnND/N
その拳ではない
お前の股間の拳だ
484名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 02:11:06.50 ID:liHwIGlW
ハンスが戦死。
女戦車長がシュトライパー化。新型戦車に乗って最後の戦闘へ。
車名はタナトス……妄想ですごめんなさい
485名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 02:49:17.79 ID:rMuMrIhU
イルザって映画、シリーズ化されてて吹いた
女所長…
486保管司令部:2011/06/19(日) 23:00:02.34 ID:4k1W/86c
>>481
481さん保管庫へのUPありがとう。

みんなの作品を見ていると頭で浮かんでも筆が進まない自分がもどかしいw
487名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 00:35:58.61 ID:RN8FeQOw
スレ活性化して喜ばしいかぎり。
・・・このまま盛り上がれば、ひょっとしたら某(実質)断筆状態の大ちゃんが
名なしで投下したりしてw
488戦車兵:2011/06/20(月) 23:01:19.10 ID:eIoTdH7k
米軍
元祖ボクっ子戦車長
エロ
 


「目標、800m。徹甲弾!」
暗闇の中、車内無線を通してボクは装填手のツカサへ告げた。
『弾込め良し!』
「ぶっ飛ばしてやる、射(て)ぇ!」
ペリスコープ越しに爆発する最後の敵戦車を見ながらボクは息をついた。
「お手柄、ヘムン」
『へへへ〜それほどでも…」
射撃手のヘムンが声を出す。
『ざまァみやがれ!見たか帝国のクソ野郎共!』
操縦手のジョンが声を上げる。
「油断するな、引き上げる。歩兵部隊に連絡――――」
 
『戦車兵と少佐』

ボクの名前はハル、連合国第5戦車師団第2大隊第―――面倒だから省略。
帝国が隣国へ資源を求めて侵攻したために、各国が連合軍として反撃に出た。
最初は優勢だった帝国軍も連合軍の物量には敵わず、今やその勢力圏は
帝国本土にまで縮小されている。
このままいけばクリスマスまでには家に帰れるだろうと大隊長は言っていたが…。
連合軍もそれなりに被害を被っているワケで…この第二級の前線(第一級は最前線)
でもヘムンやジョンのような少女や少年兵が駆り出されている。
二人ともまだ17歳だ。かく言うボクもまだ21歳…しかも女だてらに戦車長を務めている。
489戦車兵:2011/06/20(月) 23:02:19.85 ID:eIoTdH7k
『…尉…中尉』
「ん、あ…何?」
車内無線を通して装填手のツカサの声が聞こえる。ちなみにこいつは18歳。
『何だじゃないですよ。入りますよ、小便』
「こぼさないでね」
『はいはい…』
戦車に詳しい人は知っていると思うが移動中は当然、車外などに出て用を足している暇はない。
当然、車内で用足ししなければならない。そこで問題、何に用を足すのか?
それは戦闘中に撃った戦車砲弾の空薬莢にだ。ウチの戦車は76o砲なのでそこそこ入る。
帝国のバカみたいにデカイ大砲はどれくらい入るんだか…。
ちなみにボクやヘムンもソレに用を足す。耐え難い事この上ない。 
それともう一つ耐え難いのが……臭いだ。
移動中、戦闘中、何時間もこの密閉された空間に新陳代謝の激しい10代が3人もいて、
トイレも車内、食事も車内、身体は下手したら1ヶ月も洗えない。想像を絶する臭いになる。
歩兵隊の奴らは合同作戦の時に鼻栓をして打ち合わせに来るから、なおさらむかつく。
戦闘中は戦車に頼りっきりのクセに。
帝国の自走砲にさえビビって対戦車バズーカーも撃てないクセに。
『少尉、前線司令部からです。帝国軍はこの辺りから撤退し始めたそうなんで、
引き継ぎを第4中隊に任せて、補給を受けろ。との事です』
最年長者の無線手リック(27歳♂)の声がヘッドホン越しに聞こえた。
「了解。よかった、少し休めるよ」
『ホーント、少佐と久々にセックス出来ますね。中尉』
ヘムンがキャハハと笑った。
「はァ?」
『よせよヘムン、中尉はまだ処女―――痛い痛い』
ボクはツカサの頭を思いきり蹴りつけてやった。
「伍長!軍曹!黙れ、これは命令だ!」
『あっ、あ…ん、少佐、少佐の…下さいボクに〜って…痛い痛い』
ヘムンの甘い声。こっちも問答無用に蹴りつけてやる。
『ホントですか、中尉!?』
ジョンの声。
「何が!?」
『俺の童貞貰ってくれるって』
「死ね。百回、死ね。」
そんなこんなでボク達は前線基地に戻った。
490戦車兵:2011/06/20(月) 23:03:20.77 ID:eIoTdH7k
「道をあけろ!邪魔だ引いちまうぞ!」
「第17歩兵中隊は1430時に集合せよ」
「最前線の物資だ。搬入作業を―――」
前線基地はいつものようにごった返していた。
何台ものトラックやら兵員輸送車両があわただしく行きかっている。
何時にもまして多いのは連合軍の帝国本土侵攻作戦があるからだろう。
何にしてもこんなボロ戦車を転がしてるボク達にはあまり関係ない話だ。
さっき撃破した戦車だって帝国が併合した小国の旧式だし。
本物の帝国産戦車だったら撃破されていたのはこっちだろう。
「ボク達には関係ないって顔ですね、中尉」
 道端で缶詰と代用コーヒーで昼食をとっていたツカサが言った。
「うるさいな。ソレ食べたら砲弾と機銃の弾薬、食糧と水の積み込みしといて。」
「え〜少しは休みましょうよォ〜戦車点検、整備は48時間掛かるって整備班長
が言ってたし。身体も洗いたいです。」
と露骨に嫌な顔をしながらヘムンが口を尖らせた。
「……そう。どっかの誰かのアレをそのまましゃぶってた口がそんな事言うんだ?」
「ななななに言ってるんですかちちちち中尉?」
ボクは軍曹の秘め事を密かに呟いてやった。
「え、マジ軍曹。俺の童貞あげ―――」
学習能力のない操縦手が勇んで言った。
「うるさい、死ね。千回くらい死ね。アンタとヤるくらいなら死んだ方がマシ」
「そんなに嫌がらなくても……」
 落ち込むジョンをツカサとリックが慰めている。
「わかった?ヘムンさっき言った事やっとくように。司令部に出頭命令が出てるから行ってくる」
「りょーかいです。」 
軽く敬礼をかわすヘムンに敬礼を返し、ボクは司令部に向かった。


「新型……ですか?」
帝国貴族の屋敷を接収して司令部に置き換えた張本人――ジャン=ローエン少佐が
やけにあっさりと言った。ここは少佐の執務室。ボク以外の人はいない。
「そうです。厳密には新型ではないですが。名前くらいは知っていますよね?
連合軍で唯一、純帝国戦車を撃破出来るあの戦車を」
「……ああ…あんまり我が軍に回してくれない長砲身のアレですか…それでいて
帝国戦車の最優先撃破目標にされてる戦車ですよね?」
あはははははっと二人して笑う。
「お断りします。つーかヤダ」
「不服ですか?」
「当たり前だよ。何であんな戦車に乗らなきゃならないんだよ?ウチの装填手アレの砲弾持てないよ。
それに他にもっと優秀な戦車兵はいるだろ、ジャン」
「皆、本土侵攻作戦にとられてしまってね……ハル、君しかいないんです。
それに今の車両よりは攻守共に比較に成りませんよ」
491戦車兵:2011/06/20(月) 23:04:03.24 ID:eIoTdH7k
「帝国の戦車の前じゃあ、コッチの戦車の装甲は全部抜かれるよ。戦車の概念から違うんだから…て、ねぇ、聞いてるボクのはな―――」
少佐が後ろからボクの身体を抱いた。
「ちょ…ちょっといくら他の人がいないからって…そ、それにボクの身体…」
「酒に酔った男が豚小屋にまき散らした吐瀉物を七日ほど熟成させた様な臭いでも私は気にしません。
いや、逆にクセになるかもしれません」
「少佐、1万回くらい死んで下さい。いや、死ね。マジで死ね。今すぐ――――んっ」
ヘムンのデマはあながち間違いではない。ボクと少佐は開戦前は恋人同士だったのだ。
ジャンの家は由緒正しい軍人の家でボクは従軍記者の娘だった。ひょんな事から知り合い、
付き合うようになったのだが……開戦と同時にジャンの配属が決まり、別れてしまったのだ。
そして再び出会ったのが、開戦2年目。再燃焼するのに時間は掛からなかった。
唇を離して、ジャンはボクの両肩に手を置き、真面目な顔をして言った。
「この戦争は終局に向かいつつあります、それも連合側の勝利で。それまで君には生き残ってもらわないと」
「わ…わかってるよ……だ、大丈夫…心配しないで」
 もう一回、唇を交わすとジャンは囁いた。
「…構いませんか?今、ここで…」
「そ、そんな……ん、や…やだよ…はっ」
ジャンの手がボクのアソコをズボンの上からクッと触った。
「ちゃんと48時間の休暇を与えたハズですが?整備班に上等の酒5本、安いモノです」
「や、やっぱり…」
 整備班長がやけに上機嫌だったのはコイツの手回しか…。
「身体は後で洗ってあげる。君のニオイをクンカクンカスーハースーハーと嗅ぎながら」
「へ、変態…臭いフェチ!いっとくけど『舐める、しゃぶる、吸う、嗅ぐ』は禁止だからな。特に下半身」
「キスは?」
「く、口だけなら…いいよ。」
「うーん…じゃあ、キスしてもらえますか?」
「……そ、そう改まって言われると…は、恥ずかしいんだけど……ん」
ボクは目を閉じて、唇を差し出しました。1秒…2秒…3秒…いつまでたってもジャンの
唇と重ならない。おかしいな…と思い眼を開けてみると、そこにはきょとんとしたジャンが
さっきのままでこちらを見ている。
「どうかしましたか?」
「それはコッチの台詞だよ。キスしてって言うから…その――」
ボクが恥ずかしそうにモジモジしているとジャンは『ああ』と言って何かに気付いたようだった。
「いや、失敬。キスはキスでもコッチにキスでした」
「……はぁ…最低ですね、少佐。」
ジャンが指す先には既にパンパンに膨れ、ズボンを押し上げているアレだった。
492戦車兵:2011/06/20(月) 23:04:48.71 ID:eIoTdH7k
「ん…ちゅ…あ…」
「はぁ…いいねぇ……久々にいい気持ちです…君の口でシテもらえるのは」
執務室の椅子に腰掛け、その足元に踞るボクは少佐のアレを口に含み、舌で鈴口を突いていた。
「おお…ソレ…ん、効く…いつもより激しいですね。」
「悪かったね。あんな狭い所じゃ―――」
手で少し扱きながら、ボクは口を尖らせた。
「オナニーもできない?」
「うっ……」
返答のかわりにジーと睨んでやる。
「図星ですか…君のトコの装填手やら操縦手は若い少年兵ですよね?
彼らを使えばいいのに。他のトコはそうしてるみたいですよ?」
「そんなの容認してたら軍の士気に関わるし、それ以前に常識が問われますよ!?」
「欲求不満で民間人を襲っちゃうよりはマシだと思いますが……
しないでね、民間人の美少年とか食べちゃうの。色々と面倒事になって。
私がクビになっちゃいますから。」
「誰がするか!」
クイと歯を立てて、噛みつくように言ってやった。
「痛たたたたたたた。私にはそっちの趣向はないからやめて下さい」
「ふんっだ。」
本当に痛がっているので、気を取り直して口を窄めて、アレを舐めるのを再開させる。
さっきよりも太く熱くなっている少佐のアレは大きくなるとボクの口にはおさまりきらない。
袋を手で揉みほぐしながら、裏筋に舌を這わせた時、頭をくっと掴まれた。
「1回は抜いとかないと僕も溜ますから…口でいいですか?」
「飲まないよ。」
「ならぶっかけで。もちろんこれは命令で。」
笑顔でこれ以上ない残酷な命令を告げる少佐。
「わかったよ、飲めばいいんでしょ!飲めば!」
ボクは諦めた顔で爆発寸前のソレを手で扱きながら、唇を覆い被せた。
「ご褒美は君の好きな粉末オレンジジュースとレモンジュース各10パックで。
何ならゴムもつけます?君んトコの若いコ用に」
「ひ、ひらひゃいよ!」
「くっ―――で、出る。受け止め――うっ」
少佐がボクの頭を抱え、股間に押しつけたと同時に口の中に特濃の白濁液が
射精された。
相当溜まってたらしく、液と言うよりはゼリー状の塊がとんでもない量で口の中に吐き出された。
飲みにくいったらありゃしない。やっとのおもいで喉に絡みつくソレをボクは飲み下していく。
「はーはー…う、ううっ…ん」
が、ボクが眼を閉じて、必死で飲み込んでいる姿に興奮しているのかまだ吐き出し続けている。
精液特有の苦みが口の中に広がって舌が痺れてくる。ああ…最悪だ。
「はぁ…はぁ……ああ、最高だ中尉…いや、ハル。さ、今度はお尻を出して」
「ゲホゲホ…ォオエッ…これじゃ身が持たないよ…ホント」
493戦車兵:2011/06/20(月) 23:06:47.47 ID:eIoTdH7k
「ん…はぁ…し…少佐…」
今のボクはとんでもなく恥ずかしい格好をしている。
煤や排莢煙で汚れた戦闘服を来たまま、胸をはだけさせて、ズボンを足元までおろして。
ショーツは太股まで…
「コッチも随分ご無沙汰してましたからね」
既に反り返りガチガチになっているアレをボクのお尻に擦りつけながら言うジャンにボクは言った。
「ね、ねぇ…ゴム付け…ボクまだ―――」
「デキてもお腹の大きくなる頃には戦争は終わってるよ」
「そ、そういう問題じゃないよォ!」
少佐の両手がボクの腰を鷲掴んだ。
「そう…ゴムつけて欲しいですか?」
少佐がボクの背に乗っかり、オッパイを揉みながら耳元で囁いてくる。
「あ……つ、付けてよ。…ん…ボク、怒るよ。」
「ん〜ここはそう言ってないようですけど?」
そう言って手をボクのアソコに回し、ぬるっと割れ目を指でなぞった。
「ひゃ…あッ…や、やだ。そ、そこは反則―――」
実を言うとボクもかなり欲求は溜まっていた。
何ヶ月もセックスしてないうえにオナ禁ってある意味拷問だ。ヘムンのように適度に
ヤれる立場にもないのでなおさらキツイ。セックス嫌いな人はいいんだろうけど
生憎とボクはそういった都合のいい身体にできていないワケで…
「ん、そうだ。じゃあ『ボクのマンコに少佐の2ヶ月分精液を下さい。チンポ、ハメまくって』と言ってくれたら
付けましょう。じゃなければそのまま突っ込んで中出しで」
「……………」
「そんな鬼のような顔はしないで。問題ないでしょう、開戦前はもっとスゴイ事いってたじゃないですか。
『らめぇらめぇ!ボクのボクのアソコ壊れちゃう!ジャンのカノン砲で壊れちゃうのォ!』とか
『ハルの鞘マンコにご主人様の太い剣突っ込んで、ハルの鞘マンコにぶち込んで』とか…
全く言ってるコッチが恥ずかしいですよ!」
「何を逆ギレしてるんだい!あれはお前が言わせたんだろーが!」
がお!とライオンのようにボクは吼えたが
「すいません。じゃあ、ナマの中出しコースで…」
「ちょっと待て!ちょっと待て待て待って!ああ、もう―――わかった、わかったから!」
「ホントですか?」
「オッパイ揉みながら言わないで下さい…」
「気持ちいいでしょう?一回りくらい大きくなりました?」
「知りませんよ。測れませんし測りません……ん、…だ、だから触らな…」
後ろからむにゅむにゅと揉みほぐされるボクのオッパイ。少し大きいにも悩みの種だ。
ボクのオッパイを少年兵達が餓えた狼のような眼で見ていることは知っている。
もちろんオナニーのオカズにもされているだろう。そう思うと複雑な気持ちになってくる。
最近では支給される下着もサイズがきつくなってきた。
「今度はその胸で挟んで扱いて下さいね?」
「いやです」
「つれないなぁ…じゃあ、ハル…言って」
少佐の甘い声がうなじにかかるとボクはビクッと背を震わせた。
いつもこのまま流されるボクは胸中で溜息をついた。
494戦車兵:2011/06/20(月) 23:07:24.91 ID:eIoTdH7k
「ん……ボ…ボクの…ア、アソコ…に…し、少佐…の…2ヶ月分……せ…精…液を下さ…い……」
「え、どこにですか?」
君のお尻ですか?っと、とぼける少佐にボクは涙目になりながら言った。
「ううう〜…ボ、ボクの…マ…マンコ…に」
「はい続き、続き。チンポ、ハメまくって〜」
「チンポ……ハ…ハメ…まく…って」
は、恥ずかしすぎて死にそうだ。
「よく言えました。素晴らしい中尉、大好きです」
そして間髪入れずにアレをぶち込まれた。
「ちょ…ちょっとゴム!約束がちが―――くううっ」
「ちゃんと計算してましたよ。今日は安全日ですよね?」
「な、なッ!?どうしてソレを!」
「付き合ってた時に君の生理周期を暗記しました。計算、ずれてないと思いますけど…
デキちゃったらゴメンなさい。責任は取りますから。しっかり認知しますし」
といいつつ、ガンガンと激しく突っ込まれるボクには反論する余裕はない。
「や、やだっ!やめっ…ああっ…こ、これ…くううう」
久しぶりの異物感に意志とは逆にボクの身体が歓喜しているみたいだ。お腹が熱く、
アソコはもう洪水のように濡れそぼっている。頬を机の上にすりつけながらボクは喘いだ。
「あっあっ…は、はげし…しょ…佐、ふっ…あ…」
「く…絡みついて痛いくらいです…それに…まだキツ…う」
少佐はボクの腰を掴み込み、腰をお尻に擦りつけるように突き上げた。膣壁が熱いアレで
擦られる快感は何物にも代え難く、抗えない。欲求不満なボク……最低だ。
机に押しつけられたオッパイがぐにゅううっと淫らに潰れる。
逆に少佐がボクの腰を引くとオッパイがぷるんと重力に引かれてこぼれ落ちた。
「ハル、ハル…ん、は…気持ちいいですか?」
そのオッパイを揉みくちゃにされながらボクは呂律の回らない口で答える。
「う…う…はぁ……ジャン…ジャンンッ」
「すみませんが、もうイキそうです……あ、ああ…くう…」
「えッ!?や、やだっ、膣内だけには…ダメダメダメェェッ」
とボクは言いつつも腰をくねらせ、ジャンのアレに刺激を与えてしまった。
「イ、イキますよ…ハル……く…ふ…うッ」
最奥にアレを叩きつけたのと同時にジャンは短い悲鳴を上げた。
びゅるるるるると熱い白濁の塊が体内に凄まじい勢いで
射精されているのがヤケにはっきりとわかった。
「あ……は…で、出てる…ボクの中に…ジャンのが…」
495戦車兵:2011/06/20(月) 23:07:53.35 ID:eIoTdH7k

「?」
一連の行為が終わり、机に俯せになったままボクはジャンが離れるとふらふらと起きあがった。
だけど、ボクの歩き方が微妙に違っていることにジャンは気付いたみたいだ。
「歩き方…変えました?」
「あのねぇ…」
ボクは苦笑いを浮かべた。若干、頬が引きつっている。
「ジャン…戦場って危険だよね。」
「そうですけど?」
「単刀直入に言うと、量が多い上に濃すぎる!」
「私の精液濃度と量に戦場が関係あるんですか?」
「士官学校では教わらなかっただろうけど…人の本能!
人は常に死と隣り合わせにいれば、子孫を残そうとする力が大きくなるんだよ!
出る量が多くなって、アレの中に含まれるオタマジャクシの数が多ければ多いほど粘度が高いの!」
「ははは、君は性について学が深いですね。中学校の性教育の時間に興味津々で聞いてたタイプですね?」
ボクは問答無用で殴りました。グーで。
「すみませんでした。」
「さらに2ヶ月もオナ禁してたって事は……量なんかもう半端じゃなくて
…しかも凄く濃いから少しずつ漏れてくるの。薄ければ一気に外に出て
こんなふうにはならないのに!妊娠したらどうするんだよ!……ん、んん…」
やばっ…どろって出てきた…ボクの太股を伝ってアレが…。
「どうかしましたか、ハル?」
「だ、だから…その…漏れて」
「見ます。これ命令」
「いやだいやだいやだあああっ!」
じたばたするボクを机上に座らせ、ズボンをはぎ取ると、そのままアソコを凝視するジャン…
最悪だ、なんでこんな時だけ力が倍になるんだコイツは。
ドロっとアレが流れ出てきた所を見られるなんて。もう死ぬほど恥ずかしい。
「おお、これこそ絶対領域…人体の神秘ですね」
「ちょっと…もういいだろ?やめ――――」
その時だった。遠慮なしに執務室のドアが開けられ、目を輝かせたボクの部下達が入ってきた。
「中尉、私達の戦車、新しくなったんですよ!」
「これで純帝国産の戦車をやっつけれます!」
「さっき整備班長が俺達の所に来て――――」
「中尉のおかげです。ありがとうござい―――」
ボクは半裸のまま脚を開いて、少佐はその股間に頭を埋めて。止まる時間と空間と皆の思考。
『……………失礼すますた』
何事もなかったかのようにそそくさと出て行く4人の隊員。しかもすごい噛んでました。
「ふぅ…危ないところでした。ハルの大事な部分は私の頭部で隠れていましたから
問題ありません。」
このクソバカ野郎は汗を拭った。
ボクはベルトにつってる自動拳銃を引き抜きました。弾は既に装填済みなので
安全装置を外すだけで発射可能です。
ボクの銃はコルトガバメントM1911A1です。バカ少佐をぶっ殺します。
「はははははは、ちよつときゆうようをおもいだしたのでそとにでてくるね」
ゴキブリ並の速度でドアまで移動する大バカ野郎にボクは照準を合わせた。
「逃がさない…殺す!絶対殺す!お前のせいだあああああ!」
司令部にボクの鬼のような絶叫が響き、続く銃声。それを聞きつけて駆けつけてくる衛兵。
逃げる少佐、追いかけるボク。もう最悪だ…誰かボクを殺して。

END
496名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 08:52:16.11 ID:G2NzxSu/
これ昔見たことある気がする
そして奇跡的なIDだな
497名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 21:48:55.30 ID:JVmqt+eD
軍服
それは機能美の結晶
498 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/27(月) 22:00:49.57 ID:2sbeU92/
当然、女士官とのSEXはブーツ履いたままだよな?な?
499名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 00:50:43.39 ID:SdkxCwND
蒸れてくちゃそうだな
500名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 21:07:28.02 ID:BSNC6rFl
こう暑いと軍人さんも大変ね
501名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 00:19:29.31 ID:/sJe8L6i
リョウシ「……エリーさん、お風呂ってしってますか?」

エリー「オフロって何デスか、リョウシ?」
502名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 03:22:23.02 ID:B2y74rS5
クサいです…
503 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/30(木) 22:32:12.98 ID:mBxRWaWD
そりゃあ、女士官とくんずほぐれつ男と女の格闘戦、性のクルスク戦車戦交えるときゃあ、
女士官さまの頭にはクラッシュキャップ、真っ裸で巨乳の谷間にゃ騎士十字章、
ブーツに乗馬ズボン(ただし股間は破けてるw)で、てのが風流ぢゃろうてw
504名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 13:49:56.04 ID:RzbF2pEQ
チェリーハンターエリーさん
505名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 02:04:03.10 ID:AYCj+ANE
エリー「リョウシ、シャワーで身体を流して綺麗にしまショ」

リョウシ「しゃわーって何ですか?」
506名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 03:47:28.91 ID:4QcZlRoy
糸を引く豆をうまそうに食べるリョウシを見てショックを受けるエリー。
507名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 18:38:55.78 ID:Z2luOrkv
リョウシを捕虜にし、レーションで健康にしてから欲求を解放するショタなエリー。
もちろん避妊具付で
508名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 20:31:06.73 ID:3ckgAlNZ
その展開だと本編と違ってドSモードっぽくなりそうね
509名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 02:38:31.58 ID:BVlyRamp
エ:いっぱい食べて下さい、リョウシ。レーションはたくさんありマス

リ:美味しいです。少尉さん、ありがとうございます。

数週間後の夜

エ:さぁ…舐めて下さいリョウシ。

リ:し、少尉さん!?
510名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 22:27:15.77 ID:N9JBWCOH
シュルツーナ×ハンス
短編
フェラ




「ねぇ、ファニー…誰かに見られているような気がするんだけど…」
金髪の少女が手で胸と股間を隠しながらキョロキョロと辺りを見回した。
「そう?ここ、野生の狐とか多いからそこらの茂みから見てるんじゃない?エルンって見られて気持ちよくなるタイプ?」
赤毛の少女は気にする素振りもなく、目を閉じて川の流れに身を任せるように言った。
「もう、ファニーったら…」
エルンと呼ばれた少女は顔を赤らめながら言った。
「あはは、冗談、冗――――――って、きゃわっ」
ファニーと呼ばれた少女の顔に大量の水がかかった。エルンが勢いよく両手で水をすくいあげたのだ。
「はははは、隙有り!」
「あっ!?こら、待て!待てーエルン!」
ざぶざぶと清流の流れを掻き分けながら二人の少女が追いかけっこを始めた。
「二人とも、あんまりはしゃいでいると転んでケガするよ」
青年の声が大きな岩がゴロゴロと転がっている反対側の岸から聞こえた。
「大丈夫です!もうすぐしたら上がりますからー!」
「ハンスさーん、あたしのおっぱい見ますー?1回、10000で」
「遠慮するよ」
ファニーの恋人である医者のヨーティにバレでもしたらメスで切り裂かれるか、食事に毒を仕込まれそうだ。
「エルンは1回100だってぇー、安い安いお買い得ですよー?」
「な、何を言ってるの!ファニー!!ぜ、絶対見ちゃだめですからね!ハンスさん!」
「言われなくとも……」
そう、お金を払う必要もないし、命を賭ける必要もない。
そう僕は十二分にその若々しい肢体を覗いて、堪能しているのだから。

『何でもないような午後』

僕の名前はハンス。戦後、この辺り一帯を取り仕切る領地に雇われた農夫だ。
いや、正式には農夫だった…という方が正しいだろうか。
つい先日、正式に領主様と結婚し、婿入りしたのだ。時代が時代なら許されないような身分差だけど
あの大戦が終わってから2年。帝都も今では東の連邦国の統治下に置かれ、
領主様の土地も大部分は英国の分家に譲ってしまったため、帝国貴族の身分も名前ばかりのものだ。
でもそんな事はもうどうでもいい。大好きだった人と結婚できたのだ、これ以上の幸せはない。
だけど最近…嬉しい反面少々悲しい事がある……とある事情で夜の営みがご無沙汰で欲求不満気味だ。
そんな時に若い女の子の後輩達が『すごく暑いので水浴びがしたいです。ハンスさん、見張りをお願いします』
と言われれば、男の性……覗きたくもなる。
511名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 22:28:04.41 ID:N9JBWCOH
暗に『……覗いたら奥様に訴えますよ♪』と二人の純真無垢な笑顔が逆に怖かったりもする。
では、どうするのか?その答えは至極単純だ。『ばれないように覗けばいい』これに尽きる。
ではどうやって覗くのか?もちろん岩から頭を出すなんて論外だ。
エルンは元・戦車兵。実戦経験こそ少ないものの、勘の鋭さに限っては群を抜いている。
ファニーは半島で戦っていた元・義勇兵、眼の良さでは右に出る者はいないだろう。
向こうを見ずに、後輩達の肢体を堪能するには……
まず手の平サイズの鏡を用意して、護身用の軍用ナイフの先端に鳥餅かガムで付ける。これだけだ。
後は、草や小枝をつけて偽装させ、太陽の光に反射させないようにして向こうを映すだけ。
元々は遮蔽物に隠れながら、敵の銃座や掩蔽壕を探る為に戦場で使っていた技術だ。
戦車兵でも、大尉に出会う前は歩兵部隊に一時転属した経験もある僕。
戦場で培った技術に関しては僕の右に出る者はいない。
………にしても…二人とも…すっごく…エッチな身体になってないか?
エルン、本名エルリア=ファーディ。もともと高かった背がさらに伸びて、襟元まであった金髪を今では腰まで伸ばしている。
白い肌に瑞々しさにますます磨きが掛かりスレンダーな身体がふっくらとし、両手で掴めそうなくらい細いウエストから
描きだすお尻の曲線と肉付きがすごく魅力的だ。大きすぎず、かといって小さすぎもせず…後ろから見るファニーの美尻に思わず欲情してしまう。
運転手さんのパウエルさんとつき合っているみたいだしセックスして女としての身体が完成されつつあるのかもしれない。
そしてファニー、本名はファニュリア=ゼンスキー。明るく活発で性に関してもオープンな赤髪のノルトラント人。
激戦区の半島で戦っていただけあって、大小の傷に左腕の裂傷後は痛々しいが前に比べるとずいぶん薄くなったと思う。
ヤンチャな彼女だったが、エルンに教えられたのか、最近は髪の手入れをしているようで、後ろでまとめている。
もともと大きかったおっぱいが2年の時を経て、見事な果実になっている。大きさはリンゴくらいだろうか。
将来はメロンみたいになるんじゃないか?今の年齢でもよく走ったり、動き回るので日焼けが目立つ。
日に焼けていない白いお尻と大きなおっぱいの上に座しているピンクの乳首。動き回るたびにぷるんぷるんと揺れるおっぱい。
……かなり限界だ。一度、出しておかないとまずい。次に水浴びするのは僕だ。
そんな時に勃起していたら二人に見られたら何と言われるか…ちなみに僕が水浴びしている時、彼女たちは必ず覗いている。
さすがにオナニーはしていないだろうけど、僕の身体を自分達の恋人達と比較しているに違いない。
僕はたまらずベルトを弛めて勃起したペニスを取りだした。ゴムを被せて、ナイフを固定させるとシュッシュと扱きだした。
「はァ…んんっ…ひ、久しぶり…だから――――――ふ…うっ」
鏡に映るエルンの尻とファニーの乳房を見ながらハンスは荒々しく扱いた。
512名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 22:29:26.03 ID:N9JBWCOH
絶頂はすぐにやってきたグググッとペニスの中を熱い白濁が昇りつめ、ぶばッと吐き出された。
「あッ…はッ…はッ…はー…はー…」
「ほんと、女の子って2年で変わるんだねぇ……私にもあんな頃があったんだと思うとなんだか悲しいな」
「――――――っ、た、大尉!?」
「ん、こんにちはぁ〜変態ダーリンさん」
僕の横で岩に背を預けて、鏡を見る大尉はくすくすと笑った。
普段着しているスカート姿ではなく、乗馬用のシャツとズボン姿の大尉。
戦車に搭乗していた時を彷彿させる姿だ。
「馬に乗ってゆっくり散歩していたの。そしたらおもしろい光景が見えて」
大尉は首から吊り下げた双眼鏡を手にした。
「一度、コレで見つかったのに、ダーリンもこりないのねぇ〜ふふふ」
「あ……う……」
「おっと…彼女たちに見つかったら大変……パウエルとヨーティにダーリンが八つ裂きにされてしまうわ。
ねぇ……覗いてオナニーする変態さん」
萎えたペニスを握ったまま僕。しかし、大尉の甘い吐息に再び勃起してしまった。
「ふふふ…私の言葉でもう勃起しちゃったの?堪え性がないのね」
戦車長であった時の口調から女性らしい言葉使いになった大尉。容姿こそ同じだけど
僕は未だに慣れない。他人がいる時は名前で呼ぶが、二人っきりの時は未だに『大尉』と呼んでしまう。
「まぁ……ここ最近は事情があったし……そろそろ抜いてあげないと限界かしら?」
大尉がゆっくりと僕のペニスに手を沿わせた。
「あ、あの……ツーナ、で、できれば口調…を昔の方が…」
「ふふん……一人称が『私』じゃイヤ?」
「………………はい」
「ははは……わかったわハンス――――――『ボク』が口でしてあげる」
ニコッと笑って大尉は僕の股に顔を埋めた。
513名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 22:29:44.60 ID:N9JBWCOH
「ふふ……すごいもう先走り汁が出てきたよ…オナニーだけじゃ我慢できないんだねぇハンス」
シュッシュと軽く扱きながら先っぽをペロと舐める大尉に僕は声を殺して反応してしまう。
岩の向こうではファニーとエルンのはしゃぐ声が水しぶきと共に上がる。
「た、大尉……んんっ!?」
じゅぼ、じゅぶぶ、じゅずず
いきなり深く唇が被さり、蛇がとぐろをまいて獲物を締めつける様な動きで
舌でペニスを扱かれた。
「あっ…はっ!」
んじゅ、ちゅば、んれ、れる、じゅづづ、ぶじゅる
「…だ…ダメ…た、大尉…!」
僕は大尉の頭部に手をあて、漏れそうになった声を何とか堪えた。
「んちゅ……よく耐えたね、ハンス……今のでイっちゃうかと思ったよ」
大尉はペニスから口を離し、ペニスを軽く扱きながら鼻を近づけた。
「あっ…ああっ…ダメです…嗅いじゃ」
「オチンチンのニオイくんくんしちゃダメなの?……ボクの唾液と混じってすごいニオイに
なってるよ……雄のニオイ…頭がクラクラしちゃう…ふぅ」
「ダ、ダメです…い、息吹きかけたらっ」
「じゃあ、しっかりイかせてあげる」
大尉はそう言うと鼻先につきつけられたチンポを一気に口にくわえた
「こんなに…べとべと…んちゅ…はむ」
口を窄めて強烈に吸われた。一気にペニスに中に蟠る精子を強制的に射精させるようなバキュームに
僕は何秒も保たず達してしまった。
「――――――んっんんんっ!!」
どぶっびゅるるっと大尉の口にぶちまけてしまった僕は口に手をあて、歯を食いしばった。
「んっ…ハンス……ふっ…ふはっ…すごい飲みきれない…よ」
大尉の苦しそうな顔、嗜虐心に火がついた僕はもうたまらず大尉の頭に手をあて、ぐいぐいと口のぬるっとした
頬の内面にペニスを擦りつけた。
「んんんっ!?ハンス……んっ…もう……」
大尉は口と手を使ってペニスを扱いた。
「はっ…は……は……」
ようやくおさまった射精。大尉は唇と舌で丹念に僕のアレを舐め、未だに絡みついている精子を舐め取っていく
まだ中に残っている精子を啜り、先端を舐めて大尉は鼻で臭いを嗅いだ。
「ハンス……調子にのりすぎたんじゃない?君のオチンチン、すっごく臭い」
「えっ――――――いッぎィ!?」
大尉は僕のペニスに歯を立てた。

END
514名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 15:05:12.30 ID:Dm5BvIjf
「やつら、もうSEXは終わったと思っているようだな」
「では女の性欲を教育してやるか」
515名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 16:20:51.33 ID:1ahYWJtR
何となく歯切れがわるかったのでその後




「あ、あの〜ツーナさん、それだけは……」
「ふーん…で?だから何?無理矢理なんてボクは好きじゃないし……
君はレイプ願望でもあるの?」
ファニーとエルンが水浴びから上がった後、今日の仕事を切り上げた僕は大尉の
執務室に呼び出され、『変態、変態、変態!もうずっとオナニー禁止!』
と激しく怒られた。普通なら夫婦喧嘩の範囲なんだろうけど、僕は大尉には頭が上がらない。
「で、でもずっとは……その……えーと…」
「ダメ。この子が生まれるまで、ダメ。オナニー禁止。
もししたら二人にばらすからねーだ」
大尉は脹らんだお腹をさすって、あっかんべーをした。
そう、とある事情とは大尉が僕の子を妊娠したからだ。
もう安定期に入ったから、一安心だけどあと半年近くもオナニー禁止はかなり辛い。
今までは大尉が口でしてくれていたけど、それがなくなると……夢精するまで溜めなければならない。
「そ、そんな…」
「夢精するまで我慢できるでしょ?ファニーとエルンの
おっぱいとお尻で夢精すれば?」
「ご、ごめんなさい…ツーナ、ぼ、僕が…全面的に悪――――――」
「ダメ。絶対に譲歩しないんだから」
「な……何でもす――――――」
「じゃあ、今すぐファニーとエルンの前に言って
『僕は君達の裸を覗いてオナニーしていた変態です。すみません』
って言って二人の目の前でどこを見てオナニーしたか言いながら
10回射精したら許してあげる」
………絶対、無理だよね。その条件は………
「………うう…」
泣く泣く僕は大尉の執務室から退室した。
これからずっとオナニーできないなんて
……ああ、僕のバカ……どうしよう……。
で、結局、我慢できなかった僕は大尉に踏まれ、
罵られながらSMチックにイカされました。ぐすん。
516名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 01:51:28.57 ID:w/5Us+Fl
ワロスwww
GJ!
517名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 00:33:53.25 ID:Yo0RAusw
パシフィック見たけど
日本兵って本当にあんな戦いしてたのかなぁ…
突撃ばっかなのは末期だけじゃないのか?


「男達の戦場」で豪州兵と戦っていた強くて不気味な日本兵が見たいぜ。
518名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 07:49:14.16 ID:vCYKjXJP
>>515
妊娠かぁ… 安定期に入ったならボテ腹エッチと言うネタも捨てがたい。
519名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 22:44:19.66 ID:JMbuJXc8
天才は天才を知る
変態は変態を知る
520名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:00:44.05 ID:kBww3lZ0
>>517
昭和15年改定の歩兵操典を見る限りじゃ映画やその他の創作作品などのように
やたらと白兵突撃ばかりすることは無いね。
第二章の戦闘の項目でも突撃の説明文は最下段にあってその上には射撃
態勢についてと手榴弾を有効を使えと書いてある。

ttp://www.warbirds.jp/sudo/infantry/souten_index.htm

そもそも日本陸軍だって日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争と戦って
来たんだから戦訓から学んでいる部分はあるよ。
歩兵操典の第三篇 機関銃及び自動砲教練での小隊の項目にはこうある

ttp://www.warbirds.jp/sudo/infantry/i5_32.htm
第304(一部抜粋)
第一線歩兵突撃を準備するに至れば、機関銃は最も有利なる位置に進出し、
準備を周到にし、第一線歩兵に密に連絡し、我が突撃を妨害すべき敵、特に
側防機能を撲滅若しくは制圧すべし

この機関銃てのは九二式重機関銃のことで重機関銃班が突撃を準備
している歩兵を火力支援し、その火力のカバー下で歩兵は突撃する
んです。なので無闇矢鱈と突撃ばかりする日本兵というのは末期も末期で
弾丸する満足にない場合だけ。
いくら日本陸軍でも突撃バカじゃないよ。
521名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:07:15.21 ID:ZF+aHIlV
>>520
おめえ、よりによってエロパロ板でBUNさんとこを引用するなんて・・・
インドネシアでパンター戦車みかけたとか、ディエンビエンフーでドイツ軍歌聞いたとか、
そんな気分だw
522名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:36:17.89 ID:kBww3lZ0
つぶやきを見たから答えたまでだけど?
転載、引用禁止なんて書いてあったか?
523名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:54:07.35 ID:fAYrJlXo
いや責めてないだろ
ちょっと異質すぎるねってだけのこと
524521:2011/07/19(火) 00:01:06.08 ID:ZF+aHIlV
いやいや、べつに責めちゃいないぜ?
なんというか、想定しなかった場所で懐かしいものをみたとか、
そういう感じさw
525名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 17:42:40.03 ID:7oLYzrWU
大半のなんちゃって軍事ものはバカの一つ覚え的な描写しか
しねぇしな(あと多くのハリウッド系)。
歩兵操典の防御射撃のとこなんかは猛射しろって書いてある
のを見ると弾薬さえあるなら積極的に機関銃を使えよって事
なんだろうなぁ。

弾幕は金がないからあまり張らないけれどバースト射撃で相手
を木っ端微塵には出来る。
相手がこっちに来なければいいんだ、でもジャングルだと不利
なんだよね・・・まあ、元々ソ連と戦うための教本だったしなぁ。
526名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 21:48:13.56 ID:fcqsJ7+G
性交操典は・・・このスレか
527名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 22:59:55.20 ID:f7wFtw8/
リョウシ「エリーさん大好きです!突撃!突撃!突撃です!」


エリー「アン、アン、アン!リョウシ!もっと、もっとぉ!Come、Come!はああん!」
528名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 23:29:46.30 ID:mLHhxjpe
突撃一番というアイテムがあってな…
529名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 23:35:56.08 ID:fcqsJ7+G
>>527
そこは
リョウシ「情け無用ファイアー!」
でw
530名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 00:35:42.50 ID:xZpv5cJy
ハニーブロンドを読んでいるとエリーもこんな感じでリョウシを攻めてたのかなと思った
531名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 02:00:13.74 ID:zBTMVrf3
>>519
え? 妊婦プレイで中出しして胎児にぶっかけとかはよくあるネタだよな?
532名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 15:16:54.90 ID:uL2uyif7
>>531
なにそのマトリョーシ姦
533名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 20:09:13.51 ID:4F6FRTIs
>>530
フクダーダ氏のあの漫画はいいなNTRも無いし、乳は大きいし。
534名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 00:35:05.21 ID:2QH1y7+V
攻めエリーさんが見たひ
535名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 01:43:33.77 ID:OyKANQwX
>>529

エ「リ、リョウシ、いきなりズボン脱いで…どうしました?」

リ「俺の尻をなめろ」
536名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 22:04:25.02 ID:/S4lrJwt
エリに搾り取られて干からびてしまったリョウシ
「・・・ちくしょう、魔女のばあさんの呪いか」
537名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 23:01:54.81 ID:r7el9hQ4
技量では圧倒的に上のエリーさんであった
538名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 22:29:40.04 ID:th85wiUP
兵A「下手の操縦する飛行機は空飛ぶカモやさかいのぅ」

兵B「ああ…かたや童貞少年。かたやパツキンのパイズリフェラ姉さんだからなぁ…」
539名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 23:31:16.19 ID:c9PFli0c
エリ「リョウシめ、SEXはもう終わったと思っているな」
エリ「では、白人女の性欲を教育してやるか」
540名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 23:35:06.52 ID:Bx9L2ZlB
エリーさんもシュルツさんも人気ね
なんか絵が見たくなってきた
541名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 00:27:12.94 ID:ogoD5plM
個人的にツーナさんの容姿はストライク魔女ズのハルトマン

エリーはサーニャ

異論は認める
542名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 21:15:29.38 ID:jOSDFLEg
>>541

シュルツーナ>蒼海の皇女達 スティア

エリー>蒼海の〜2 ルツィア
543名無しさん@ピンキー:2011/07/25(月) 13:16:47.09 ID:xthCqRvP
ツーナさんはなんか金髪のウェーブがかったロングに長身だけど
抜群のプロポーションの大柄美女のイメージだった
作者さんによると銀髪なんだっけ
544戦車兵:2011/07/25(月) 17:02:58.90 ID:tCSBqbgt
作者です。シュルツーナは銀髪、ボイン、短髪だったかなぁ…ぐらい考えてたんですが

エリーは設定もテキトーにしていたのでこんなに反響があるとは思ってませんでした。
本当に読者さんには感謝してます。

差し出がましいですが作者として2人の絵は非常に見てみたいので絵心がある方、是非お願いします。
545名無しさん@ピンキー:2011/07/25(月) 21:59:53.37 ID:3VoTpLCC
リアルタイプなツーナさんやエリーさんはこんな感じかな↓
http://www.flickr.com/photos/augustinfotos/5963373089/in/photostream
ドイツ連邦軍所属の女性アスリート
546名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 12:57:25.61 ID:ZkapeutN
すんげぇタトゥーだな。
一種のファッションなんだろうなぁ…っか微乳なのかね、この女軍人さんは?
547戦車兵:2011/07/29(金) 17:42:00.16 ID:N2iMWw24
意見があったエリーとリョウシのハッピールート編
エロ無し
前編





しまった。迂闊だった。
ここは名前も知らないジャングルの中。
時間は深夜だろう、猛烈な雨と雷鳴が響く中、私は日本兵に捕らわれてしまった。
この辺りの日本軍は掃討したと聞いていたのに……。
脇にどけられた狙撃銃、それに隠し持っている自動拳銃、がそこまで手が届かない。
なぜならば、日本兵が馬乗りになり、今にも私をレイプしようとしているからだ。
「へっへっへ…どうせ死ぬんだ。今までのかりを返してやる」
やせ細った日本兵がいやらしい笑みを浮かべて私の胸元を裂こうとする。
日本兵は全部で3人。馬乗りになっている兵と私の腕を片方ずつ押さえつけている兵だ。
男がイチモツを取り出し、私のズボンに手をかけた。
クソ、何てこった。こんな腐った泥の上でジャップにレイプされるなんて
舌を噛み切ろうとしたその時、雷鳴に交じって、
――――ガシッガシャン…――――
金属音がした。この音はボルトアクションの音だ。
友軍か?いや、友軍の歩兵銃は陸軍・海兵隊問わず自動小銃に改変されている。
今やボルトアクションの銃を持っているのはこいつら日本兵と私のような狙撃兵だけだ。
では、友軍の狙撃兵か?それも違うようだ。私の知る限り、米国製のボルトアクションは
さきのような派手な装填音はしない。
548戦車兵:2011/07/29(金) 17:44:27.37 ID:N2iMWw24
「観念したか?ええ?待ってろ、いますぐ突っ込んでやるからな」
この日本兵は私をレイプすることで頭がいっぱいらしい。
雷鳴に交じって聞こえた音など気付いてもいないようだ。
馬乗りになっている男が私の胸元を引き裂いた瞬間、ビクンッと痙攣した。
「くッ――――」
男の頭部がスイカのように破裂したように見えた。私の胸元に飛び散る血しぶきとその他の諸々の肉片。
「なッ何だ!敵ッ――――」
――――ガシッガシャン…――――
まただ雷鳴に交じってボルトアクションの音がした。あわてふためいた日本兵は歩兵銃をもち立ち上がって
周辺を見回した。バカな奴らだ、夜間の狙撃はかなり難しい、ましてやジャングル中ならなおさらだ。
辺りの茂みに潜んで身を隠せばいいものを、格好の的だ。
ドサリ…銃声と共にもう一人の日本兵が倒れた。
「あッ…う、うわああああッ!」
恐慌状態になった日本兵が逃げだそうとした。私はすかさず狙撃銃と構えて、その背中を撃ち抜いた。
ガサッ……ガサ…
何かが動く音が背後から聞こえてきた。
私は咄嗟に狙撃銃を構えたまま、反対側の茂みに飛び込んだ。
あのボルトアクションの音は友軍のモノではない。日本軍のJ歩兵銃の音だ。
考えられることは誤射、でなければ狂った日本兵が撃った、何にしても私は銃を構えて
動く茂みに狙いをつけた。出てきたのは思った通り日本兵だった。
しかし、さっきの奴らと違うのは、ジュニアハイスクールに通うぐらいの少年…いや、少女か?
おぼつかない足どりで息も絶え絶えだ。その少年兵は何歩か歩いて、ドサリと倒れた。
549戦車兵:2011/07/29(金) 17:45:20.37 ID:N2iMWw24

ガツガツガツとものすごい勢いで食事を平らげていく牢の中の捕虜。
私達が辟易している携帯口糧やパサパサのクラッカー、
ドロドロの豆と塩辛いソーセージの缶詰にスパム、鶏肉のトマト煮の缶詰などなど。
あんな不味いモノを完食できるのだから日本軍の食糧事情は相当悪いのだろうか?
「………で、エリー…どーすんのよ。あんなの連れ込んで」
タバコをくわえながら白衣を着た女軍医が私に言った。
基地に常駐しているマリアだ。
「仕方ないでしょ。一応、私の操の恩人なんだから」
「操ォ?ハッハッハ、どこのビッチが言ってるのさ。そんな立派なおっぱい
とけしからん尻してるクセに、本国でヤリマンだったんじゃないの?」
前々から思っているんだけどこいつ、一回シめてりたい。
だが、それをすると負傷して担ぎ込まれた際に強制的に尿瓶やら
極太針の注射で点滴やら復讐されるのでできない。
以前にいたやたらとセクハラしてくる男の部隊長が担ぎ込まれてきた時
「かわいそうに、オツムがパーになっているのでもっと大きな施設で
治療に専念した方がいいと思います」
とさっさと後方送りにしてしまった。
噂だが、その時なんだか怪しい薬を投与したとかしないとか…そんな医者だ。
「で、マリア、どうなのこのジャップは?」
私は食い終わって、すやすや寝ている日本兵を指して言った。
「ああ、極度の疲労と栄養失調に睡眠不足、軽い脱水症状…要するにハラペコでジャングルの中を
はいずり回ってたってトコだね。2〜3日、点滴して、食わせておけば健康になるわ」
診断書をぱらぱらめくってマリアは言った。
「ふ〜ん…ま、部隊長は『捕虜は丁寧に扱って、協定に反したら私の首が飛ぶからね』って言ってたけど」
今の隊長は女性でキツイ性格しているけど話がわかる。男女を平等に扱う見本みたいな大尉だ。
「その内、スコールがくるから、エリー、あんたがジャップの身体を洗ってよ」
「男だったらどうするのよ」
「だからオボコ気取ってんな」
550戦車兵:2011/07/29(金) 17:45:59.10 ID:N2iMWw24

そして4日ほど経った。
この島に進軍していた日本軍は全て撤退したとの情報がはいった。
島に残っている日本兵は牢屋にいるこの兵士だけになった。
「おい、ジャップ。メシだ、食いな」
私は空挺部隊用に支給されているレーションと水が入ったカップを牢屋の前に置いた。
「……………」
おそるおそる手を出し、その箱を取る日本兵。そしていつものごとくガツガツと食い始めた。
「お前、よくもそんな不味い食い物を美味そうに食うね」
どうせ英語なんてわかるワケないだろうと思って言ってやった。
「あなた達はいつもこんな豪華な食事を食べているのですか?」
と英語が帰ってきた。ちょっとなまっているが、聞き取れる。私は驚いた。
「え、英語が話せるの?」
「……少し」
私はすかさず言った。
「どうして味方を撃った?」
それが一番、気になった。あの夜のできごとだ。この日本兵が英語を話せるワケがないと
思って半ばあきらめていたが、話せるなら聞かずにはいられない。
「………軍の規律に反したから……撃ちました」
日本兵は缶詰をおいてぽつりと言った。
「それに………じ、女性が目の前で乱暴されようとしているのに……同じ日本人として許せなかったんです」
「…………………」
そう言って日本兵はまた缶詰を食い始めた。
「お前、名前は――――」
と言いかけた時、マリアがドアを開けて入ってきた。
「エリー、スコールだ。早くその毛むくじゃらを外に出して洗てやんな」
外はどしゃぶりの雨だった。男も女も久しぶりに身体が洗えると大喜びだ。
早い奴は石けんとタオルで身体を洗い始めている。もちろん全裸だ。
私も日本兵を連れ出し、泡まみれにさせて身体をこすってやった。もじもじして
いやがる日本兵。時折、あがる声は少女のようだった。
「何恥ずかしがってんのよ!お前も女だろ?」
私も全部脱いで、ごしごしと身体を洗い始めた。
未だに顔を赤らめて泡まみれの日本兵。
「ホラ、何やってんのよ。こんな機会はあんまりないんだからね、しっかり洗って!
お前、全然おっぱいないな、お尻も肉付きが悪いし、しっかり食べ――――」
……て、なんだこの股から生えてる硬いモノは……しかも幼児の腕くらいあるモノは
こ、この日本兵…も、もしかして――――
「お前、男だったのか!?」
顔を真赤にして涙目の日本兵はこくりと頷いた。

551名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 22:07:59.49 ID:TcuQ9s8v
>戦車兵さん
エリーとリョウシのアナザー、半裸待機であります!
・・・しかしエリーが赤軍兵士でリョウシがシベリア抑留者だったら
こんなもんじゃねえんだろうなw
552名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 00:09:08.10 ID:PB4c49qu
新作キター!!
553名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 12:51:42.37 ID:1V8hzw//
続き待ってます
554 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2011/08/03(水) 04:52:32.73 ID:esxjKbQ1
ほしゅ
555名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 20:40:38.41 ID:nfxzW7rz
しかし、ソ連はともかく米軍では女性を第一線(戦線)に出さないとの原則が
あったはず。ベトナム戦争より後になって女性兵士が登場したという
ニュースを記録映像で見た覚えがあるのよな。
まあ、エロ小説なんでそこはスルーしとくけどw
556名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 22:33:35.70 ID:meaDInWZ
そういやイラク戦争の時に、捕らえられた女性兵士を奪還してたな
557名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 22:47:38.28 ID:W8qK9d4P
東部戦線でドイツ軍に投降後、
レイプされそうになった赤軍少女兵士を救った若いドイツ将校。
・・・時は流れ、二人は戦後キエフのドイツ人収容所で再会する。
美しきソ連邦英雄は、変わり果てた姿となったかつての命の恩人を救い出し、
今や帰るべき故郷すら喪った彼を自らの身と心で慰める・・・

みたいな話を考えたけれど資料集めた段階でいろいろ心が折れそうになって
やめましたw
558名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 00:22:19.86 ID:N+V+AGtU
同志>>557
それは極めて反共産的な思想であるぞ!
ここでSSを書くか、シベリアで木の数を数えるのか選びたまえ。
559名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 12:12:12.15 ID:LkzHxaP3
>>557
そうなったら手に手をとって逃げ出し二人だけで暮らすのがHappy End。
560名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 18:27:51.47 ID:NurgYNEu
ほしゅ
561名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 19:02:00.43 ID:7ffevPTZ
事実に基づこうとすると、確かに資料集めの段階で挫折するよな

だがな同志よ、我々はいつまでも待っているぞ
562名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 21:08:59.55 ID:LjfC1wTY
いや、資料はすでに持ってるんよ
でもハルトマン伝「不屈の鉄十字エース」の虜囚生活と、
パウルカレルの「虜囚」のユーゴにつかまったドイツ兵のエピソード、
そしてとどめに「戦争は女の顔をしていない」をあらためて読んでいたら
鬱になったw
563名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 00:23:05.48 ID:DRuUK6S5
>>562
もっとたくさんアレクシエーヴィチを読むと欝から脱出できるぞ!
戦場がコーカサスになっても大丈夫なように、アンナ・ポリトコフスカヤも読むとモアベター!
564名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 11:58:32.76 ID:J4dPVcSy
余計に欝になるがなw
あ、却って耐性がつくのか?
565名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 21:08:04.63 ID:XuCDLQnh
戦場での女兵士に対する暴行って、じっくりなぶるより、死ぬまでひたすら中田しするイメージがある
566名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 22:52:58.70 ID:Fxr57Sbm
>>565
敵兵士の場合だと時間的なものもあるからじゃね?
捕虜にして時間が十分にあるなら別だが戦場でのレイプとかの場合何時
敵が攻勢をかけてくるかわからんし、前線後方でも安全とは言い難い場合
もあるしね。
浸透戦術とかかけられたら目も当てられん。
567名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 12:35:43.29 ID:mtc4qDAo
age
568名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 22:14:59.74 ID:0zCGwIbv
>>566的な状況で味方の逆襲のおかげで一命を取り留めた女兵士。
しかし心と体に傷を負った彼女は野戦病院へ、主人公の医官はなんとか彼女を元気づけようとするが…

ここまで妄想した
569名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 01:10:04.56 ID:B+2d/LI+
戦場でホモの敵兵士に輪姦される少年兵
生き残るも心に傷を負った彼を、優しく受け止める女性兵士
570名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 17:54:32.06 ID:9E5z8UoW
>>568
何故かベトコン少女と北ヴェトナム正規軍の医官で

少女「米帝の兵士にあたしは…あたしは!」
少女自身の身体をかき抱いた。
レイプされた恐怖と屈辱をかき消すように頭を振った。
小「先生…もうあたしに…構わないでください…
汚れたあたしなんかに構わないで…」
医官「君は汚れているわけない。もし君を笑う奴がいたら
僕は絶対許さない」
小「……先生……」
571名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 22:03:22.39 ID:aVC43VIn
軽戦車好きで軽戦車のスペックを色々見ているけれどフランスの軽戦車
ってWW1後の少子化の影響で乗員がすんごい少ないのな。
乗員が少ないということは内部空間も狭いだろうからムレムレ状態に
なった時とか大変そうだな。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ルノー_R35

反対に隠れてエッチしてもバレにくそうでもある。
572名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 23:15:23.19 ID:sNAo34zt
まあ車内でHできる広さだと、フェルディナント駆逐戦車の戦闘室の中
くらいじゃろ。
他はせいぜい抱き合ったまま動かないポリネシアンセックスしか無理p
573名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 01:14:39.44 ID:P64pBpLK
陸自の74式戦車の中に入った事があるが確かに抱き合ったままとかシかできそうに無いな
574名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 13:49:31.21 ID:lH8/pzD3
藤林丈司は裏切り者
575名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:42:48.80 ID:pEUmCKEa
>>550の続き
エリー×リョウシ
エロ



こいつの名前はリョウジ・スズキ、二等兵、年齢は14〜16らしい。
やはり狙撃兵であった。あの正確な夜間射撃を見る限り相当な技量の持ち主だ。
日本軍が撤退した今、あまり意味はないが、隊長の方針で尋問することになった。
もし、米兵を射殺していたら、こちらとしてもそれなりの処罰をしなければ示しがつかない。
尋問は私が行うことになった。
「んで、リョウ、リョウジ……君はどうやってこの島に来たの?」
「輸送船でこの島の沖まできました。でも敵機の攻撃で船は沈んでしまって…気がついたら
僕だけ浜にうち上げられていました」
敵機というのはたぶん陸軍が使っているSBDドーントレスだろう。
「それからどうしたの?」
「身につけていたのは水筒と銃と弾薬だけで…とりあえず本隊に合流しようとしたんですが
ジャングルで迷っている内に水もつきて……あの夜に――――」
あの夜というのは私と出会った夜の事だろう。
「ちょっと待って、じゃあアンタはこの島に来てから殺したのは味方の兵だけってこと?」
「…………はい」
少しの沈黙の後、少年は小さく頷いた。
「ウソをついてもすぐにわかるよ?」
それきり少年は黙ってしまった。
私の手元にある記録によると、この少年の言葉に嘘はない。
輸送船の攻撃後から私と出会った夜までに味方が狙撃されたという戦闘記録はゼロ。
日本兵の散発的な攻撃はあったけど死傷者もゼロ。
あれだけの腕だ、狙撃されていれば何人も死傷者がでただろう。
他に何点か問い、尋問を切り上げた私は部隊長である大尉に報告した。
576名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:43:32.04 ID:pEUmCKEa
「わかった…味方に被害が出ていなければ問題ない。
後方の収容所へ送る手続きをしたい………が、エリー…この箇所、これは本当か?」
「は……?』
「この箇所だよ、この箇所……ここ」
隊長は報告書に記されている点を指した。私が適当にリョウジに聞いた箇所だ。
「は、はぁ……」
隊長は眼鏡を外してテントから出ると、仮設されている配給所を眺めた。
「………毎日…缶詰とウジの湧いた粥はもうごめんだ。
ウチには材料があってもろくに調理ができるヤツがいない」
「大尉……」
「私が言いたいこと、わかるだろう?」
哀しげな眼をして大尉は言った。その眼がこう訴えている『私は美味しい物が食べたいの』
「で、ですが……毒をもられる危険が――――」
「エリー……日本軍がいる島に進出すれば湿気と雨と泥と汗にまみれた腐りかけのユニフォームで
ここに帰還するわよな?それで一息ついて、さぁ食事だ!で、出された
食事がウジまみれの粥だった。これが毒でなければ、一体なんなんだ?一種の拷問だとは思わない?」
確かにそれは理解できる。痛いほど理解できる。私もその経験者だ。
「この報告によればあの少年は調理ができる。しかも和・洋・中……できるなら使わない手はないだろう?
お前になついているみたいだし、配給所の連中にいじめられないように一緒にいてやれ。
まぁ、どうせ配給所も若い女性兵だ。すぐなつくだろうけどな」
「は、はぁ?私になついているのは誤解です。誰か他の者に――――」
「これは命令だ!」
女大尉の有無をいわせない言葉に私は敬礼を返した。

それでやりたくもない配給所で手伝いをさせられることになった。
名目はこの少年の監視ということだが、もともと人手不足な所だ。面倒な雑用は私にも回ってくる。
リョウジ……濁点がつく日本語は発音が苦手だ。私はこの少年を『リョウシ』と呼ぶことにした。
いじめられるなどとんでもない。若い女性兵士は『リョウシ君』『リョーシ』と抱きしめたり、頭を撫でたり
自分達の弟のように可愛がった。このクソアマ共、そんな暇があったらまともな飯作れよ。
「んで、コックさん、本日のメニューは?」
私はげんなりして言った。この少年兵にまともな食事が作れるとは思えない。
「は、はい…その材料と缶詰を合わせて……他の食材…」
リョウシはてきぱきと配給所に積まれている材料やら缶詰やらを確認していった。
そしてポンと手を叩いて言った。
「ビーフシチューにしましょう」
この少年の口からそんな言葉がでるとは思っていなかった。
日本の一介の少年が『ビーフシチュー』などという食品名をしっているなど。
「………君、本当に料理できるの?」
「え、ええ…そ、そうですけど」
その日と境に私達の基地の糧食は改善された。
『ジャップが作ったメシだって?正気か?』と言っていた兵士がビーフシチューを
一口食べただけで『国で食うおふくろのメシより美味い』とあっという間に平らげた。
他の兵士も少年の作る料理に感動したらしく、
『ジャップ』から『リョウシ』や『リトルコック』や『キッチンボーイ』など親しみを込めて呼ぶようになった。
さらにここを経由して前線に向かう兵士達もその料理に感動し『美味い食事がでる基地』として
あっという間にひろまった。それを聞きつけた将校がわざわざ食べに来たほどだった。
もちろんリョウシの存在はひた隠しにして、現地で雇った島民という事にしておいた。
577名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:44:16.83 ID:pEUmCKEa
「やったじゃん、よかったねぇエリー」
ある晩、軍医のアリアがリョウシの健康診断の後、医務室で言った。
「何がよ」
私は支給されたコーラの瓶を片手にマリアを睨んだ。できれば来たくない医務室なのだが
あいにくとリョウシの牢はこの奥にある。大尉にリョウシの監視を命じられた私は少年兵を牢に入れるまでが仕事だ。
監視とは名ばかりで、その実は『子守り』だ。
「アンタはリョウシの子守りを仰せつかって、前線にでなくていいし、隊長は毎日美味いメシにありつけて
『絶対、リョウシは逃がさない、後方へ送らない』って言っているし、最近じゃ畑を作ってそこの手伝いをしているんだって?」
「うるさいわね。こっちはいい迷惑よ、毎日、毎日カンカン照りの中、汗と土まみれで畑仕事よ?
私は兵士なの。鍬や鍬を持つために入隊したワケじゃないってのよ」
そう。最近ではリョウシが補給が滞っても料理できるよう野菜を栽培しだした。
後方の捕虜収容所ほど規模は大きくないがそれでも十分な量が収穫できる。
私の抗議にマリアはあーはいはいと生返事をしてコーラの瓶を開けた。
「んぐんぐ…ぷはぁー…前線に比べりゃマシでしょーが……」
マリアの言うことはもっともだけど、私にとっては不服だ。
畑仕事をしながら時々、兵士として国の役にたっているのか疑問に思ってしまう。
「で、話は変わるんだけど…リョウシのアレってデカイんだって?」
ニヤニヤしながらマリアは聞いてきた。
「ぶはぁ!?な、何それ!そんなこと知ってるワケないでしょーが」
私は思わずコーラを吹いてしまった。
「あれ?そーなの、てっきりもうヤッてるモンかと思って……あんたらデキてんじゃないの?」
「どこの誰がそんなこと言ってんの!」
「基地中の噂よ。皆も公認していたんだけど……あ、でも、当の本人が否定してるってコトは…もしかして……いいのかなぁ?」
「何が?」
「私があのチェリーボーイ食べてもいいのかなぁ…ねぇ、日本の少年の童貞なんてステキじゃない?配給所の奴らにも
教えてあげなくちゃ」
いきなり言われて私は胸の中が何かムカムカしてきた。
そんな関係ではないけど、誰かとリョウシがしているのを見ると私はどう思うだろう。
しかも配給所のアマ共だと!?あの小娘共がリョウシとセックス!?そう考えるとムカムカがおさまらない。
ものすごくイライラしてくる。返事に窮している私にマリアはふふ〜んと笑むと
「嫉妬だね……わかりやすいな〜エリーは。アンタはどうか知らないけど
リョウシはエリーのことを慕っている。これは間違いない」
「何でそんなコト言えるのよ」
「奥から夜な夜な、エリーさんエリーさんってマスかいてる声が聞こえるの」
「……なっ…うっ…」
「好きでもない女をオカズにするワケないでしょーが……今晩くらいは眼を瞑っていてあげるけどォ?」
マリアが口笛を吹きながら奥の牢へ続く道を指す。
「私は…別にリョウシが好きってワケじゃ…」
「溜まってるんじゃないの?」
悪魔のような囁き。
「だ、だからって……」
「じゃ、私がもらっても文句は言わないわよね。実を言うとアタシ年下好き――――――」
私は決断して、叫ぶように言った。
「わかった、わかったわよ!」
578名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:45:07.98 ID:pEUmCKEa

私は何でここにいるんだろう?
マリアに焚きつけられたから?それとも自分の意志だろうか?
初めてセックスした時のように心臓の鼓動が早くなる。こんな気持ちは久しぶりだ。
下腹部にとぐろを巻くような激しい性欲と、状況に流されまいとする兵士としての私が責めぐ。
じゅんと熱くなったアソコ……毛布にくるまっている少年が眼をさました時、私の中の『ダガ』が外れた。
「ん…エ、エリー…さん?」
「リョウシ……」
私は後ろ手で牢の鍵を閉め、キーをポケットの中に入れた。
「ど、どうしたんですか?こんな夜に……」
無言で迫る私に少年はその黒い瞳で見上げてきた。
「私とセックスしたいんでしょ?」
その意味を察したのか、少年の目が一瞬だけ、変わった。私の胸元を、太腿を見て顔を赤らめた。
「……私の言うことを聞いてくれるなら、させてあげるわ……どうする…リョウシ?」
今、私はどんな顔をしているのだろう。リョウシの眼にはどのように映ったのだろう。
妖艶な淫婦?はしたない年上の異国人?それとも女神?いや、もうどうでもいい
今はこの押さえきれない欲望に身を委ねよう。
私はベッドに腰掛け、リョウシに全裸になるように言った。
拒否する様子はなく、少年は言われたとおり着しているものを脱いだ。
少年の身につけているものは日本の変わった下着のみ。
「下着も脱いで」
「で、でも……」
さすがに抵抗があるのか、しぶる少年に私は語尾を荒げた。
「リョウシ、脱ぎなさい」
少年はビクッと肩を震わせ、下着を脱いだ。
不安げな表情とは裏腹にその雄は本能的に察しているのか猛々しく天をむいている。
「いやらしいんだ……私の身体を妄想して自分でしてるなんて…」
「………す、すみません…」
ふふんと鼻で笑うと、消え入るような声で謝罪する少年をみて私はゾクゾクしてきた。
Sな性癖はないが、こう…主導権を握っているというか…支配しているような感じは気持ちいい。
「ほんと…とんだ変態なのね。私が来なかったら、必死でしてる最中だったんじゃない?」
私はおっぱいを強調させるように前屈みになって、リョウシの顔を覗き込んだ。
579名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:46:09.19 ID:pEUmCKEa
「そ、そんなこと……」
「ふふ…耳に息を吹きかけるだけでまたビクンってリョウシのアソコが反応してる…
とんだド変態ね…罵られて気持ちいいの?」
私は立ち上がり、リョウシの背後に周ると後ろからアレを手で掴み、
シュッシュと軽くさすり始める。男のアレを扱くなんて久しぶりだ。
「はっ…あっ…」
「どうしたの…リョウシ……切ない声だして」
意地悪く笑いながら私は軽くさする動きから、一気に激しく手を動かした。
「あっあっあっ!だ、だめ…も、も、やめ」
「もう出しちゃいそう?ねぇ、変態ジャップのリョウシ君?」
リョウシが眉を潜めて腰をキュッと引いた瞬間、先端からぷしゅっと透明な液が噴き出し
続いてびゅるっと白濁の塊が飛び散った。ドロドロのゼラチンの塊がぶばっ…どぶっと吐き出され
マロンの花の臭みを凝縮した独特のニオイが牢に充満した。
「あっ……ぅわ…あ…はっ…んくっ…う、ううっ…」
ガクガクと腰を振りながら、リョウシは眼にいっぱい涙を溜め、しくしく泣き出した。
「泣く程気持ちよかった?」
「こんな…こんなこと…い、イヤです…恥ずかし過ぎて…」
「そうなの…こんなことされても?」
私は胸元を開き、シャツを捲り上げ、おっぱいを露出させるとぎゅむっと
リョウシの背中に押し当てた。
「あ…ん」
少年でも男だ。がっしりとした体つきに引き締まった筋肉。
萎えかけたアレが再び勃起した。アメリカ産の女体に興奮しやがって。
私は嬉しいやら恥ずかしいやらこのスケベ野郎等々
色んな思いが湧いてきて複雑な気持ちになった。
だがこいつは童貞だ、私がリードしてやろう。
私は再度リョウシのアレを下から上へとすぅとなぞってやった。
「あっあああ」
「リョウシ…どうしたの?背中にあたるおっぱい気持ちいい?」
「は…はい…」
後ろからねっとりと唇を合わせて、舌を絡ませる。
もうリョウシはなすがままだ。ようし、可愛いヤツめ。
割と自慢のおっぱい。サイズは大きめのリンゴくらいだろうか、
身体の芯が熱くなり、くちゅ…と淫猥な蜜がパンティを濡らしている。
580名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:48:12.80 ID:pEUmCKEa
日本の少年相手に濡れるなんて…欲求不満だなぁ…とそんな事を思いながら
私はパンティに手をかけ、するっと引き下ろしていった。
パンティを足首から抜き取ると、アソコから愛液がとろっと太腿をつたって垂れ落ちてくる。
それを感じ取ったのか、リョウシが言った。
「エリーさんの…その…身体…見たい…です」
何だって?リョウシは私のソコをじっと見ていた。
初めて見る女性の身体に驚いているのか、とにかくその眼だけは男のそれ。
「そ、そんなに見たいの?」
「み、見たい…です…」
……見られて感じるタイプじゃないのになぁ…どうかしてる。
「……綺麗なモノじゃないけど…それでも見たい?」
「エリーさんの身体で…綺麗じゃないところなんて…ありません」
私は生娘みたいに顔が赤く、紅潮してきた。自分でもわかる…少年の言葉に興奮し、発情しているのだ。
やばい…でも…身体が火照って……私はリョウシの肩を掴んでこちらに向かせた。
「………ゴク」
少年が生唾をのむ込む音。私はベッドに腰掛けてリョウシの前で少し足を開いて見せた。
「……こ、これが…女のアソコよ…これで満足?」
「お、女の人の…アソコってお、お尻まで繋がっているんですね…は、初めて見ました」
そ、そんな恥ずかしいこと言うな!私はかぁと赤くなって思わず声を上げそうになった。
「す、すみません……でも、は、初めて見るので…つい…」
謝罪する少年にふぅと息をつくと囁くように言った。禁断の一言だ。
「舐めて」
「えっ……」
リョウシが思わず顔をあげた。
「見せてあげたんだから…私のココ…舐めて」
「…あっ……」
リョウシは私の顔とアソコを交互に見て、意を決したのかゆっくりとアソコに顔を近づけた。
ふるふるしながら小さな口から舌をちょろっと出した。
私はニヤリと笑むと、リョウシの頭を掴んでアソコに押しつけた。
「ふぐっ!エ、エリーさっ…ふむっんんんんっ!?」
「そんな感じじゃ夜が明けちゃうでしょ?私は…んっ…もっと激しい方が好きなのよ」
「わ、わかり…ふっ…わかりました!んっで、でもっちょっと待っ――――――」
「待たない」
「あ…あうっ…」
リョウシは唇をぴったりと私のアソコに押しつけ夢中になって舌を使い始めた。
ほとんど私が強要し、押しつけたのだから無理もない。
ぴちゃぴちゃといやらしい音が牢に響く。
「はっ…あっ…んん」
私はリョウシの後頭部にてをあてて、ぐいぐいとアソコに押しつけた。
は、激しい…んっ…気持ちいい…指以外の愛撫は久しぶりだ。
「もっと…リョウシ…もっと、あっ…そ、そこ」
「ふぐっ…んんんっ!」
頭を押さえつけた反動でリョウシの唇が勃起していたクリトリスに吸いついた。
「くっ…はあぁ…ふっんん!」
ちゅううと吸い上げられ、私は思わず達してしまった。
ガクガクと腰が揺れて、私は大きく仰け反り、ベッドに倒れた。
581名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 23:48:30.39 ID:pEUmCKEa
「はぁ…はぁ…はぁ…」
気持ちよかった……私は心地よい疲労感にゴロリと横にうつ伏せになった。
このまま枕に顔を押しつけて寝たい……そんな事を思っていると、リョウシがおそるおそる声を掛けてきた。
「エ…エリーさん…あ、あの……」
一度、射精したにもかかわらずリョウシのアソコは脈打ち、180度の角度で反り返り先端からは
透明な粘液がこぼれだしていた。私のお尻に欲情でもしたのかしきりにソレを扱いている。
「リョウシ…お尻が好きなの?」
「あ……その…い、いつも…自分でする時はエリーさんの…お、お尻を…うう」
「ふぅん……変態さんだ……」
「ご、ごめんなさい」
このままお尻を見せつけて射精されるのも一興だが、それはあまりに可哀相だし、何より私もそろそろ限界だ。
「わ、私と一つになりたい?」
「は…はい」
「じゃ…私の言うとおりにして…」
私はそのまま腰を上げて、少年をベッドに招いた。少年の亀頭を掴み、アソコの窪みにあてがう。
亀頭の半分ほど埋まると愛液がいよいよ溢れだした。
「こ、ここ…ゆっくり…腰を突きだして」
「あああ、エ、エリーさんの…中…に」
ずるっと少年の雄が私の中に入ってきた。久しぶりの圧迫感にチリチリと私の脳を焼いていく。
や、やだ…こ、これ……そんな、まさか…
私はリョウシのペニスに圧倒された。太さも圧力も硬さも何もかもが規格外だった。
「ああうっ!か、硬い……」
「くっ…んんんぅ」
身体の中心に熱く溶けた鉄棒を突っ込まれたような感じがする。
処女を昔の彼氏にあげた時よりもキツイ。充分、濡れていたから痛みはさほどないが、
膣壁を押しかえすようなアレが奥へ奥へと進んでくる。
リョウシは目を閉じて、荒い息をつきながら歯を食いしばっていた。
「あ…あ……エリーさんの…エリーさんのここ…す、すごい…」
「リョ…リョウシもスゴイよ…こ、こんな大きいの…は、初めて…」
私の背中に密着して腰を進める少年。背が低いので抱きつくと胸辺りに顔がくる。
後ろからおっぱいを掴み、こね回すリョウシ。
「リョウシ…大丈夫……そ、そんな必死しなくても…逃げないから…」
「エリーさん、エリーさん、エリーさん!き、気持ちいい…エリーさんの身体…甘い匂い…
ゆ、夢みたいです…好きなエリーさんとこんな、こんなことができるなんて」
リョウシは私の腰を掴み、貪るようにがつがつ突き上げた。
射精したくてたまらないのだろう。リョウシはヘビーマシンガンのみたいに私のお尻に腰を叩きつける。
激しい腰使いに私は声を上げ、シーツを握りしめ大きく喘いだ。
「あっああっ!リョウシ、リョウシ!」
「お、お尻…お尻…エリーさんのああっ柔らかいです!お、お餅みたいにや、柔らかい!」
リョウシが最奥にズブッと突き刺すように腰を繰り出した時、ぶりゅッと塊のような白濁が吐き出された。
あのゼラチンの塊が私の膣内にぶちまけられたのだ。
「あッ、リョウシ…ダ、ダメ!な、中はッ――――――」
「と、止まらない!エリーさん、気持ちよすぎて」
快楽にガクガクと太腿が震え、私はベッドにうつ伏せのまま倒れてしまった。
しかもリョウシも背中に密着して、続けて倒れ込んでくる。もちろんその間も射精し続けている。
ああ…さ、最悪だ…膣内で出させるつもりはなかったのに……
私はリョウシにゴムを渡しておけばよかったと深く後悔した。

エピローグへ続く

すみません。もう少しだけおつきあい下さい。
582名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 00:08:53.39 ID:NEERAE36
つきあうともさ!
たとえイワンのパックフロントだろうと
ゲルマンスキーの悪魔の園地雷原だろうと
アメリカ空母群のVT信管対空十字砲火の中でも!
583名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 03:59:23.76 ID:gZTi/b4a
>>582

つ Baka Bomb
584名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 13:08:53.74 ID:zmL54hWO
前のエリーとリョウシが好きだったけどこういうおバカなエロコメみたいなノリも好きだw
585名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 21:29:54.32 ID:razFr0DP
あっちのBADENDもいいがこっちもこっちで中々Good!w

日本陸軍の食糧事情は南方戦線に置いてはお寒い部分も
あったんですが、何も考えていなかった訳でもなかったようです。
まあ、補給する船を片っ端から沈められてはねぇ。
メシが暖かいか冷たいか、乾いているか湿っているかというのは、
どこの国に限らずかなり士気に影響するんでリョウジ君はモテモテ
っすね。

旧軍における食糧事情に関しては「海軍めしたき物語」
という良書がありますので是非参考までに。

586名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 21:37:03.09 ID:razFr0DP
そういや、「海軍めしたき物語」には筆者が南方の占領地で
フランス人の公娼を買った話がありましたな。
筆者は言葉が分らず逃げ出してしまった(残念?)とありましたが
戦前、占領地のそれも白人娼婦と幾晩かを共にするというシチュ
エーションは背徳的な感じがしてきますね。

フランス領インドシナなんてフランス降伏後は本国から切り離された
状態になってましたし。
587名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 22:00:27.57 ID:nN3C2K9K
インドシナ戦争でゲリラ戦術を教える残留日本兵と、解放戦線少女が
モンスーン気候の中汗みどろでひとつになる話なんてぇのは・・・
588名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 23:40:18.14 ID:6qURja8S
フランス軍ってかっこいいよね
589名無しさん@ピンキー:2011/08/23(火) 13:04:01.29 ID:ra+Pai3f
軍服はだせーけどな
590名無しさん@ピンキー:2011/08/23(火) 21:49:51.98 ID:9d37Iqtm
制服だけ凝っているのはWW2中のイタリアとか?
591名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 21:15:09.32 ID:G7nFQBQ8
新作まだー?
592名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 01:28:10.42 ID:QNuB0M4e
>>581の続き
エピローグ




リョウシはまだ背中に密着して、腰を動かしている。
「ふッ…ふッ…」と小刻みに息を吐き、腰を私のお尻に打ちつけるたびに
びゅる…びゅるる…と白濁の塊を射精し続けている。
うう…こんなゼラチンみたいなのを大量にぶちまけられたら…あッ…うう…
ようやく出し尽くしたのか、リョウシは何度か押し込んだ後、名残惜しくずるずるっと
私の中から萎えかけたアレを引き抜き始めた。
つぷっと膣口から弾むようにして先端が抜かれてもゼラチンみたいな精子は逆流する気配はない。
「はァ…はっ……あ」
私は荒い息をつきながら気だるく起き上がった。激しいセックスの最中は気付かなかったが
猛烈に暑い。全身に汗と体液にまみれ、致した後の独特な臭気が鼻をつく。
「リ…リョウシ…暑いからちょっと離れて……ん…喉が渇いた…」
際はそれどころじゃないのだけれども思考が霞んで本能的に水分を求めてしまう。
「は…はひっ…ん…」
呆けた様な声を出してリョウシはまだアレを握って私のお尻を見ていたが、私から離れた。
私は全裸のまま脱いだ下着や衣服に目を向けベッドから下りた。
593名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 01:28:56.39 ID:QNuB0M4e
床に落ちているシャツを取ろうと屈んだ時
「――――っん」
下腹部からどぷツと白濁の塊が太腿を伝って逆流してきた。
私は咄嗟に立ち上がって、股に手をやった。
「うわ……さ、最悪…どうしよ」
次の瞬間、リョウシに後ろから抱きつかれ、私は反射的に壁に両手をついた。
「リ、リョウシ――――!?」
「エリーさん、エリーさん…ぼ、僕、僕、まだ足りません。エリーさんのお尻
…まだ足りないよォ!ごめんなさい」
リョウシは私のお尻にぐいっとアレを押しつけた。
「えっ…ちょっと、待っ…私はもう、もう限界――――ふぐっ」
リョウシのアレが再び硬くなり強引に押し入り、思いっきり下から突き上げられた。
「あっ…い、いやっ…リョウシ、ダメ…こ、これ…キツすぎ」
そして始まるピストン運動。私の腰を両手で掴み込みパンパンパンと激しく
腰を振り出した。その動きに合わせておっぱいがぷるんぷるんと跳ね回った。
「エリーさんのおっぱいスゴイです…ふわふわでお尻を振るたびにぷるんぷるんて揺れて
踊って…柔らかすぎます」
そのおっぱいにぎゅっと指を食い込ませて、リョウシのアレが膣内で精子をぶちまけた。
「あっあっ…こ、こんなに出されたら――――出されたら」
リョウシはまだ背中に密着して、腰を動かしている。射精しながら腰を動かしている。
冗談抜きで猿だ…マリアに焚きつけられてリョウシを征服するつもりが逆に征服されてしまった。
俗に言うミイラ取りがミイラに……あっ…ま、またリョウシのアレが射精して……ううっ…この猿めっ!
594名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 01:29:53.68 ID:QNuB0M4e
その後、4回くらい出してようやく私から離れたリョウシ。
私の股もお尻もドロドロだ。もう汗なのか体液なのか判別もつかない。
ぐったりした私は冷たい床に倒れていた。起き上がるのも気だるく、またその力もない。
「エ…エリーさん…」
日本の変わった下着をつけたリョウシが声をかけてきた。
「何よ……またお尻とか言うんじゃないでしょうね……」
この変態エテ公め、今度は口とか言ったらぶっ殺してやる。
「そ、そうじゃなくて……そのみ、水を…持ってきました」
私はリョウシから水筒を受け取ると、浴びるように飲み、その水筒を飲み干した。
少し元気が出た私はずるずると壁を支えに、半身だけ起こして言った。
「リョウシ……中で出していいなんて言ってないわよ…どーするの」
「気がついたら――――――その、抜けなくなって…ご、ごめんなさい」
「…………この猿」
「………か、返す言葉もないです」
「この変態、性欲猿、尻フェチジャップ、腰振り人形、変態!変態!変態!妊娠したらどうするのよ、このバカッ!」
ぐしぐしと泣くリョウシ。ちょっと言いすぎたかもしれない。いや、まだ甘い!
だってそうだろう?この後、どうやって身体を洗えばいいんだ?
真水は特に貴重だ。セックスして精液まみれなので身体を洗わせてください。
と言った瞬間、ぶん殴られるか、正気を疑われ、最悪後方の精神病院に送られる。
しかし、こんな時に都合良くスコールがあるワケもな――――
その時、マリアがドアを勢いよく開けて顔を覗かせた。
「Y談中、失礼します。ご両人、スコールです。身体を洗いましょう」


どれだけご都合いいのかわからないけど、私にとっては惠みの雨だった。
身体を泡まみれにして、隠れて膣内に残ったアレを掻き出す事はできたし、
マリアに言って、経口避妊薬をもらい服用した。
効果があるかどうかは不明らしいが…あれから1ヶ月、お腹がぽっこりしてないところを見ると
どうやら大丈夫だったらしい。
そして配給所と畑仕事に従事する日々が2年ほど過ぎたある日、戦争が終わった。
その夜は基地でお祭り騒ぎだったが、リョウシはどこか浮かない顔をしていた。
鉄格子を挟んで私はリョウシに言った。
「これからどうするの?」
「……わかりません。この島に引揚げの船が来るとは思えませんし…」
「ふぅん……確かにね」
実のところ、この少年兵は『捕虜』として正式な登録はされていない。
大尉が美味しい料理を堪能するため、雇った現地民と書類を誤魔化していたからだ。
『捕虜です』と後方の収容所に送ればリョウシは日本に帰ることもできるのだが……
「……リョウシ……日本に帰りたいでしょ?両親や恋人に会いたいでしょ?」
「……僕に親兄弟はいません。僕は山に捨てられた赤子で猟師の老人が拾って育ててくれたんです。
でも戦争が始まる前におじいさんは亡くなってしまって――――その後、料理屋で働いていた時に徴兵されたんです」
「……リョウシ…」
この少年は、幼いながらも過酷な人生を歩んできたんだ。私とリョウシは似た者同士なのかもしれない。
私も両親はいない。教会の前に置き去りにされた捨て子だ。
そこのシスターに育てられ、本来であればシスターになるハズだったが、そんな人生が嫌で荒れに荒れて、最後には軍隊に入った。
軍隊に入ってもシスターからは毎月のように手紙が送られてきたが、眼だけ通して返事は一度も書いていない。
返事の代わりに送金だけしていた。最近の手紙にはそのお金で孤児院が建てられた事と感謝の言葉と
何があっても無事に帰ってきて、貴女の家はここなのだから…とあった。
「…………ねぇ、リョウシ」
「……………エリーさん?」
「もし、よかったら――――――――」
595名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 01:30:22.38 ID:QNuB0M4e

十数年後


「で、それからどうなったの、おばあちゃん」
海から上がってきた色白の少女がアイスキャンデーを舐め、
ワンピースタイプの水着から覗く足をパタパタさせながら言った。
くりくりと可愛らしい青い瞳に黒い髪。これは夫譲りのものだろう。
私はどこまで話したか忘れてしまった。
「それから?……ふふ……おばあちゃんは喋り疲れたわ、続きはまた今度ね」
「ええっ!?続きを話して、話してよ〜」
ばたばたと暴れる少女は実に愛らしい。
「おや…エリコ、どうしたんだい?」
少女の声を聞きつけたのか、夫が奧から出てきた。
料理屋のエプロンを外してどっこいしょとイスに腰掛けた。
浜辺近くの料理屋は盛況で息子夫婦と夫が切り盛りしている。
「おじいちゃん、聞いてよ。おばあちゃんたらね、せんそーの話の続き、お話ししてくれないのよ」
「ははは…戦争の話か……」
「そうなの、おじいちゃんと似た名前の出てくる兵隊さんのお話なのにリョーシっていう日本の兵隊さん」
「そうかい、そうかい…じゃあ、おじいちゃんがお話してあげようね」
「わーい、聞かせて、聞かせて」
ナオミが喜んで夫に元へ向かっていく。
「それで、おばあちゃんはどこまでお話してくれたんだい?」
「えっとねぇ……お医者さんに言われてリョーシのところへ行って、裸でちゅーしたトコまで」
「あー…うーん…その後の話は何だったかな…思い出せないよ」
再び泣き出す少女の泣き声を子守歌に私は眼を閉じた。

END
596名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 02:29:56.77 ID:2nuDRqCQ
乙!
いいエピローグだった
597名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 09:45:41.73 ID:4hWhLFTr
>>595作者です。
孫はエリコとナオミの二人です。
わかりにくくて申し訳ないです。
598名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 19:22:45.52 ID:5V2kC3hm
乙!!
素晴らしかったぞ!!
599名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 20:58:31.55 ID:0lxrrEFN
>>595
いい〆だったぜ!
一等自営業氏のハッピータイガーのエンディングを思い出した
600名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 06:17:07.31 ID:U3mFL4KS
おつ!
ハッピールートも堪能させてもらいました!
601名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 18:35:19.00 ID:Y6nxHzt4
>>162
>>132に1票。
2ちゃんねるもクリーンにしなければいけません。
602名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 00:38:06.57 ID:q0Lo/qHg
>>601
私もだよ。
603名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 10:54:26.17 ID:LgvdYPym
いいエンドだった!
しかし妊娠してたとしても1ヶ月程度じゃ腹なんて全く膨らまないぞ
少なくとも3〜4ヶ月目に入らないとふっくらもしてこない
604名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 01:35:21.38 ID:x/yPwFaR
GOODENDをありがとう!

うちの嫁さんが妊娠した時もぽっちゃり体型だったせいか4ヶ月目に入っても
そんなに目立たなかったな〜。
まして一ヶ月程度じゃ普通の体型のままで何も変化はないぞ。
白人だったなら尚の事体格からして日本人と違うしなぁ。
605名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 18:27:19.50 ID:HO7HJBwY
軍人て腹筋あるから余計目立ちにくそうだな
606名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 23:24:56.55 ID:ZOB7kTif
妊娠ネタで閃いたので投下
短いです




「ちょっと、リョウシ、いつまで寝てるのよ!店開けるの遅れるでしょ!」
朝の6時、私は顔を洗ってモーニングを用意した後、未だに眠り続ける夫を起こしに来た。
夫は料理の腕は最高で、働き者だが、朝にめっぽう弱い。
夫婦の寝室に入ると未だに寝ている。
「んん〜あと5分〜お願いしますぅむにゃむにゃ」
「ふざけんなぁ!とっとと起きろ」
私は胸ぐらを掴んでガクン、ガクンと揺らした。
「ぐるじぃ〜……ん〜エリーさん、じゃあ、おはようのキスして下さい」
「……誰がするか!このバカ!」
寝ぼけ眼でん〜と唇を突き出す夫の頬を抓り、
踵を返して寝室から出て行こうとすると
「お願いします。おはようのキス〜」
足に縋り付く、愛撫をねだる猫のような夫。
「わーかった、わかったから……んッ……はいコレでいいでしょ?」
私が軽くキスをした途端、夫の目が輝き、同時にアソコも元気になった。
「エリーさん、大好きです!後ろ姿のお、お尻…もう我慢できません」
「わッ!?や、やめ…こら!」

「あん、もっと…もっと…もっと突いて」
組み敷かれて、後はなすがまま。剥かれて突かれて、なし崩し。
「はぁはぁ…最高ですエリーさんのエプロン姿、スカートの下のお尻、最高です」
ズンズンズンッ年下の夫は今日も元気だ。
「あ…ああっ…こ、こんなにしてたら…んんッ…子供なんてすぐ…ああイクッ!」
607名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 23:25:45.47 ID:ZOB7kTif
そして数ヶ月後

「……本当にできちゃった…」
大きく膨らんだお腹に手をあてる。リョウシと私の赤ちゃんがお腹にいる。
鏡で自分の姿をみると何か恥ずかしい。
「ああ…エリーさんと僕の赤ちゃんが…初めは男の子がいいなァ…名前どうしましょう?」
ホントに幸せそうな顔だ。私もついつい頬がゆるんでしまう。
しかし、赤ちゃんができた為、安定期に入るまでエッチは当分、お預けだ。
最初の1〜2週間は問題なかったが、3週目に入ると
「もう死ぬ、死んじゃう!」と悶え始めたリョウシ。
そこで仕方なく――――――口ですることにした。
私は今、ベッドに腰掛けるリョウシの股の間に顔を埋めている。
リョウシのペニスは180度に反り返り、どくどくと脈を打っている。
その反り返ったペニスの先端から漏れた液が先端を微かに湿らせていた。
「あ、あのねぇ嬉しいけど……今、この場で言うこと?」
手でシュシュ扱きながら私は呻くリョウシに言った。
「ん…あは…エリーさ…んっ…」
私は返答を待たずペニスの先端をペロッと舐めた。
そして手で扱きつつ、浮かび上がる血管に舌を沿わせる。
「はぁ…ん…き、気持ちいい…リョウシ?」
「はっ…エ、エリーさ…ん…僕…」
リョウシはたまらないと言った口調で私の頭を掴み、暗にフェラチオを促す。
ぎゅっと眉を潜め、たえるリョウシの顔はゾクゾクする。
「んちゅ…ぺちゃれろ…ん…ちゅちゅ…ぺろ…はふ…」
私はリョウシの尻に手を回しがっちりとホールドすると、しきりに空腰を振るリョウシを責めたてた。
「あう……そ、そこ…そこ…うら裏の筋……は、歯で…」
私はリョウシの言葉にチラッと目を向けるとペニスにはむっと軽く歯を立てた。
「ううッ!はっ…くる…昇ってくる…ゾクゾクって、ゾクゾクって…昇ってくる」
切なげな声をあげるリョウシは腰を震わせた。
「ん、ふ…ちゅうう、ちゅうううう…はふ…んんんッ!」
私は一旦、口を離しすと唇を窄め、鈴口から精液を吸い出すように責めた。
「エ、エリーさ…あっあっあ…で、出る!だ、ダメッ――――ふ、ふっ!」
ピュと先走り液が飛び出し、続いてドロッとした白濁液が口内いっぱいに溢れた。
「ううっ…うっ……うっ……あ、はあ…ん…」
「ケホッケホッ…ん…濃いタンパク…んちゅ…お腹の子がびっくりしちゃうわ…」
喉に絡まる精液に咳き込みながら、ぼうっと上気した顔のリョウシ。
フェラの快楽に打ち負かされ、ピクン、ピクンと痙攣している。
608名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 23:27:31.53 ID:ZOB7kTif

そして待望の赤ちゃんが生まれた。元気な男の子だ。
スヤスヤ眠るその赤ちゃんの寝顔を見ながら、二人で笑った。
赤ちゃんにおっぱいをあげて寝かせた夜、リョウシが言った。
「……エ、エリーさん…僕もおっぱい飲みたいです」
「……はぁ?」
「だ、だって赤ちゃんがあんまりに美味しそうに飲むから僕だって飲みたいです。
エリーさんのおっぱい飲みたい!」
「はぁ〜あ、はいはい…大きな赤ちゃんですこと……はい…どーぞ」
私はベッドに腰を下ろしたリョウシの前で胸元を開いた。
ぷるんと飛び出るおっぱい。
「エリーさんは僕の奥さんです。でもおっぱいは子供達だけの物じゃないんです」
「はぁ…何を言おうが“変態”の言い訳にしか聞こないわよ、おっぱい吸うなんて…この変態」
「………で、でも…僕は我慢できません」
リョウシは私の桜色の突起を口に含み、力強く吸った。
「は…あ…」
(胸を吸われているだけで…ん…赤ちゃんとは…ああ…吸う力が…はぁ)
「は…リ、リョウシ…そんな…そんなに吸わな…ふ…」
「ちゅうう…ちゅ…音を立てると…もっと感じますか?ちゅぱ…ん…」
「あああっ、イ……あっ…は」
私はリョウシの頭をかき抱き、眉を潜めた。しまった、軽くイッちゃった。
「軽くイきました?エリーさん」
「はぁ…そうよ…まったく…もう」
「さ、じゃあ今度はベッドに手をついて、こっちに尻を向けて下さい」
「…またお尻……」
「そ、それなら……赤ちゃんの前でお、おっぱいを……」
はぁはぁと獣のような眼で荒い息をつくリョウシ。
「うう……この変態ジャップ!」

おしまい
609名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 00:44:37.09 ID:uc3THgHj
日本人は貧乳が多いから尻が好きなのかな
なにはともあれGJ!
610名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 09:05:14.79 ID:P5FhfQ4e
尻がでかいと安産タイプだからとかで昔はいい女の基準が尻だったんじゃなかったっけ
611名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 11:39:30.85 ID:omvJ7hdk
外国人が流入してくる前までは、日本人の文化として、胸はけしからんものではなかったような気がする
授乳してる人限定じゃなかったよな?
あああ、どこで見たのか覚えてないのが恨めしい
612名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 02:36:19.14 ID:LecP4fAN
明治維新以前は着物の前はだけて、おっぱいぽーん!
が珍しくなかったようだ。
浮世絵にもちょいちょいおっぱいぽーんが描かれてる。
613名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 09:01:23.92 ID:ZHKYXp44
>>601
そうですね。
『チーム・フリーダム』を発足させて、
しがらみのない社会を作れたらと思ってます。

614名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 10:58:29.65 ID:2xHB6euo
>>557
「俺の故郷を焼き払ったお前らは所詮蛮族にすぎん」
とか
「あの時お前を助けるんじゃなかった」とか
心無い罵りを受けても必死にドイツ人将校に尽くそうとするソ連将校を妄想した
615名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 11:29:33.97 ID:lUDFy0vn
>>614
いいね、そういうのも
旧オストプロイセンの故郷にようやく戻るも、
赤軍に陵辱されたり爆撃の犠牲になったりで家族がひとりも居なくなって
しまって絶望するドイツ士官を必死に慰める美人ソ連邦英雄とかね

自分が妄想してたのは、
二人で収容所脱走⇒厳冬の森の中必死に逃避行
⇒夜間、火をたいたら居場所がわかってしまうので、二人で身体を温めあううちに・・・
て流れ
寒さ慣れしてる赤軍女士官は生き残るけれど、衰弱しきったドイツ人は…
でも最後に子種を女士官の中に残して、みたいなw

616名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 01:39:40.46 ID:RAzdOFv3
ちょっと台詞が変かな
「貴様も俺の故郷を焼き払った蛮族の一人にすぎん」
「赤軍兵士の小娘一人助けるだけ無駄だった」
「お前の顔など見たくもない。同情などいらんから俺の前から消え失せろ」
とか

…SS書くのって難しい
617名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 12:35:48.76 ID:AdE2Emrp
太平洋の奇跡見た。
エリーさんには申し訳ないけどリョウシは銃殺
618名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 13:04:54.66 ID:PXjnkQLJ
>>616
それはSSじゃなくてポエム
619名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 14:16:30.57 ID:zOVCDNBf
>>612
明治維新までは日本人ノリがてラテン系だったからな。
浮世絵とか春画のなかには冒頭からおっぱいぽーんがあるし。
620名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 14:17:22.05 ID:zOVCDNBf
×日本人ノリがてラテン系
○日本人はノリがラテン系
621名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 04:38:21.97 ID:DoWiGo2a
比較的女子多し、な分隊指揮官になった♀兵士が射撃班の♂兵士と共に
初期メンバーが段々いなくなっては、補充要員と交流していく
バンド・オブ・ブラザーズのリパブリック賛歌の替え歌が似合いそうな空気のやや鬱作品
622名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 21:00:53.26 ID:9DfQhB1U
>>621
連合国なのか枢軸国なのかでも鬱度合いが変わるねそれ
623名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 21:02:51.75 ID:Ug2NOlP9
>>621
Gory gory what a hell way to die〜♪
624名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 20:12:12.49 ID:wGXLQFjq
エロパロスレには慎重派です。
625名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 01:26:38.07 ID:KQaMgvD+
スナイパー(男)とマークスマン(女)の射撃の腕がどちらが高いかで揉める

射撃対決するも、結局勝負付かず

和解してセクロス
626名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 06:19:22.80 ID:cnNlWqNs
>>625
そしてスポッター(女)も参戦してくる……と言うわけか
627名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 14:36:58.84 ID:2+9tlkgN
>>625
リョウシとエリーか…
狙撃の腕は山で老猟師に鍛えられたリョウシの方が
上だろうけど
628名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 23:30:09.20 ID:B/2VpN22
元猟師で狙撃兵というのは安直だけれどシモ・ヘイヘやスロ・コルッカ
ビリー・シンなどがおるからなぁ。
選抜で狙撃兵になる人間も強いけれど生活のために狩猟していた人の
方が場数を踏んでるかもね。
629名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 23:42:21.84 ID:+ejOitTR
猟師が飢えに苦しむ家族のために密猟、つかまる
⇒減刑とひきかえにオラニエンブルク密猟者コマンドへ入隊
⇒そして義勇SS「ディルレヴァンガー」へ
・・・この展開じゃあ仮に赤軍少女兵士を助けても強制鬱展開だなw
630名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 02:35:18.55 ID:nkWvH0yp
技のリョウシ
力のエリー
631名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 14:14:27.54 ID:kQlPiyAC
戦火のナージャ、ソ連の女性衛生兵ってあんな格好していたのか…
厚着でエロに発展しづらい
632名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 15:12:41.75 ID:zs44RWpo
そこを北風と太陽のごとくどうやって剥いていくのかが楽しいんじゃあないか
633名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:42:51.85 ID:o22xYmWw
>>632
ヒロインがラストで乳を見せてくれる
634名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 21:19:41.34 ID:smv+Zit6
>>631
あのロリコン映画、まさかの続編かよ。
635名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 15:57:53.75 ID:aEDx2xnI
保守であります
636名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:16:21.26 ID:RGHF0a2Z
保守ネタ




士官学校を卒業したばかりの新人士官がこの辺境の部隊に配属されてくるらしい。
聞けば、貴族出身の娘という話だ。
軍も大手スポンサーの娘をないがしろにするワケにもいかず、この辺境の部隊に
擦りつけざるをえなかったのだろう。
金持ちが酔狂で士官を目指す。
よくある話だ。貴族がお遊び気分で軍に入隊する。そして3日とたたず除隊する。
しかも今度は『女』だ。もって12時間、長くて1日だろう。
誰もがそう考えていた。そう彼女がこの部隊に来るまでは……

彼女の名前はトマナ・ハイウェイ。金髪をアップにした中尉殿。
准尉の俺よりも階級が上なので上司となるのだろう。
特徴的なのがその身長だ。身長は何と150p、
そこいらのジュニアハイスクールのガキ共よりも低い。
そんなちびっ子が来たんで部隊の連中は大笑いだ。
その中でもロリコン趣味の奴が
「お嬢ちゃん、可愛いいねぇ、初潮はまだなのかい?」
と冗談半分に言った。次の瞬間、そいつの顔面に蹴りがめり込んだ。
鈍い音と共に倒れるロリコン。
「2日目だが……貴様の血よりは鮮明な赤だったぞ?ゴミクズが」
声は可愛らしい声だが体術は相当なモノだ。しかも、このガキ、靴に鉄板仕込んでやがる。
それからこの中尉は部隊を次々とシメていった。
まずはこの中尉殿が着任する前にたまたま乗り合わせたバスで尻を触った痴漢がいたので半殺しにした。
また着任した夜、早々に着替えを覗かれたのでその兵士に目つぶしを喰らわし、浴槽に沈めた。
危うく窒息死しそうになった兵士を助けにいった兵が殴られ、二人揃って放り出された。
その兵は中尉の華奢な腕のパンチなどと舐めていたら、意識が飛んだと証言していた。
そして、この上司の着任を知らない不幸なヤツが朝帰り。
朝礼に遅れてきたので、ちびっ子が理由を問うたところ「馴染みの娼婦とセックス――――」
半分も聞かずにアソコを蹴り上げ、貞操帯を着けて営倉にぶちこんだ。あいつ、発狂していないだろうか。
7日もたたない内に部隊はシメ上げられた。
「お前らの任務はなんだ!」
『イエス、マム。殺せ!殺せ!殺せ!』
とこんな具合に……が、このちびっ子中尉と俺、二人しかしらない秘密がある。
637名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:16:48.83 ID:RGHF0a2Z

「教えてよ!ヘンリー君、どどどどうすればいいの!?」
………執務室でのこのヘタレぶり、これが本物のハイウェイ中尉だ。
「エッチな本が宿舎にあるなんて、あってはいけないことなんだよ!?」
「えー…あー…まぁ…いや…みな、男だから」
司令室に呼び出された俺はキンキン声に耳を塞ぎながらあいまいに答えた。
テディベアやら東方の白黒熊のぬいぐるみが置かれた部屋……ここに入れるのは俺しかいない。
「部隊で何があったの!?ねぇったら、ねぇ!ヘンリーさんにしか頼めないの!」
グスグスと泣き出す中尉。これが素というのだから参ってしまう。
「…中尉…それは中尉がいつも通りに言えば誰が買ってきたかはすぐわかる……つーか、
そんな繕った鉄仮面、いつかばれますぜ?そっちの方が重要かと…」
「うるさいな!もーッ!!」
ぷんすかと怒ってテディベアをぎゅっと抱き締めた。
「兵卒になめられたくないもん。私だって好きで厳しい上官をやってるわけじゃないのッ!!
それにヘンリー君だって手伝ってくれるって言ったでしょ?」
「いや…そ、それはそうだけど…」
なんでこんななんだよ……あー…俺は顔に手をあて、ガラにもなく中尉に告白した時の事を思いだした。

『ハイウェイ中尉…自分は、貴女のような士官に憧れていました。何でも言いつけ下さい。
中尉の為なら死ねます。ですから…その自分と…付き合って下さい』
『言いたいことはわかった…では条件がある――――――』

それが、これだ。――素の自分と付き合う、その手助けをする――――これって詐欺だろ!?
「ねぇ…ねぇ…あのエッチな本は誰が持ってきたの?教えてくれたら…いいことあるカモ?」
無理矢理、座らされ、その膝の上に跨って、中尉が囁く。
「や、やめてくれ。俺の理想を壊さないでくれ!俺は鉄仮面な中尉が好きなんだ!態度を変えないでくれ!
エロ本ぐらいでうろたえて…厳しくてクールな中尉が魅力的――――――」
「黙れ、准尉」
ビクッ――――――膝の上に座る中尉が声色を変えた。背筋に走る緊張感。ゾクゾクくる冷気に満ちた視線。
「……立場を弁えろ……貴様はここのゴミクズ共を束ねる立場かもしれんが、その価値はミジンコ以下だ。
が、私は『神』だ!私の命令は『神託』……この意味、わかるな――――――ミジンコ?」
チラッとこちらを見る眼。俺はその目に反射的に答えた。
「は…はッ!イエス、マム!」

あるエロ本を読んで思いついた。
638名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 10:47:13.95 ID:rFH6Vz0G
自分も鉄面皮な中尉が好きだけど素も可愛いなw
639名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 00:16:06.48 ID:Qq7UDVTx
「ハンスと中身だけ入れ替わっちゃった!?」
「た、大尉!ど、どうしましょう!?」
いつもは凛としているシュルツーナがハンスに不安げな顔を向ける。
「うん、とりあえず元に戻る前に−−−−−−」
「戻る前に?」

「はっ、はっ、はっ!す、すごい!男のアソコってな、なんか攻撃的で
わかりやすい!き、気持ちいいよ!これじゃ毎日、自家発電しても
仕方ないな〜んっんっ!射精しちゃう!グググってあはっ!」
「んっあっ、お、女の人ってこんな…すごっ…包み込んで奥まで
突かれるのがっ!あうううっ!熱い、熱いのが中に!」

軍曹「ふ、不潔ですよ!二人とも!」(う、羨ましい!私も男の快楽を味わってみたい!)
640名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 19:13:50.14 ID:NexNh34A
こういうのも悪く無いな
641 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/10/02(日) 03:22:13.24 ID:TfT4OnNl
保守
642名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 11:27:52.93 ID:EfpYyk2m
>>639
なぜかドイツ軍人でイメージされた
643名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 17:05:40.37 ID:fqcXIcme
とある飛行士〜というアニメが何か面白そうだな。
敵対する国の戦闘機、『震電』みたいでかっこいい。
あのタイプは某アニメでも見たけど人気あるんだな。

>>642明記されてないけど、保管庫読む限りドイツ
644名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 16:05:02.10 ID:LkmeeNss
プッシャーエンテ式は実戦で活躍していないからこそ魅力がある
のかもね。

民間航空機でプッシャーエンテ式なものはイタリアのピアッジョ P.180
アヴァンティとかがある。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/ピアッジョ_P.180_アヴァンティ

性能諸元
最高速度:732 km/h
巡航速度:644 km/h
高度: 41,000ft
空虚重量:3400 kg
最大離陸重量:5,262 kg
1乗員、6名搭乗時の航続距離:2595 km
エンジン: Pratt & Whitney Canada PT6A-66 turboprops(850shp) ×2
645名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 14:51:34.53 ID:jeshszNh
ふ〜ん
646名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 21:44:44.63 ID:u+cVZotD
ファンタジー系の軍物成分が足りんな。
凛とした女騎士隊長と、それに従う中年補佐官の大人な関係とかいいよね。
647名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 22:59:33.17 ID:9C7O/cot
そんなあなたに姉妹スレご紹介

◆ファンタジー世界の戦う女(女兵士)総合スレ 7◆
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1292249974/
648名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 23:54:13.84 ID:ofOMCBjv
強い女騎士と戦う名も無い一兵士のお話とかが好き
649名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 00:09:59.37 ID:n9nqljKx
>>647
なるほどそこの管轄になるのか。
となると、1にある「ファンタジー」でなおかつ「軍物」で「まさにこのスレ」な作品てどんなんだろう。
触手とかに襲われる新人女兵士を説教しながら助ける上官とかそういうのかそういうのなのか。
650名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:10:18.76 ID:C3gJ3Jgr
ファンタジー風な軍物
微エロ
長いので注意




かつて大陸を支配した王も、元を正せば大陸南部を拠点とした小国の君主であった。
軍馬に跨り、戦場を駆ける君主に常に付き従う者が二人いた。
一人は後に君主の妻となる女騎士。
もう一人は軍師として仕える、青年。
幼い頃より共に笑い、泣き、苦楽を共に過ごした親友であった。
やがて君主は大陸を平定し、強大な帝国を築く。
女騎士を正妻として迎え、軍師として仕えた青年も妻を迎えた。
帝国は益々、栄えるはずだった。しかし、君主は全ての頂点に立つ者として
『大陸に平穏を保たねばならない、再び戦乱の世に戻してはならない』という思いがあった。
いつの頃からか……誰かがこの座を奪うのではないか?…と君主は人の心を疑うようになった。
今、この座を奪われては、再び大陸は戦乱の世に戻ってしまう…と人の心を疑う思いが日に日に強くなっていった。
そして王の心が闇に閉ざされるきっかけを作ったのは皮肉にも、王の世継ぎが誕生した日だった。
側室を持たなかった王には待望の世継ぎであったが、生まれたのは元気な女の子であった。
さらに王妃の産後の容態が思わしくなく、そのまま帰らぬ人となってしまった。
赤ん坊を前に王は、一つの結論に辿り着く。

疑わしき者は全て消さなければならない。

そしてその日を境に謀反を疑われた者は全て処刑された。その中には無実の罪を問われた者の少なくはなかった。
あまりに度が過ぎた粛清に対して、かつて軍師は君主に諫言した。
しかし、もはや疑心暗鬼の塊と化していた君主はその軍師を筆頭にその一族郎党を全て処刑してしまった。
王は自ら親友を処刑した事で自責の念に駆られたのか、ようやく冷静さを取り戻したが既に時は遅く
王は臣下、万民から『魔王』と呼ばれ、恐怖の対象となると共に多くの怨恨を背負った。
時は流れ……剣と魔法がやや翳りを見せ始め、新たに鉄・火薬・蒸気が新しい文明を築き始めた時代
長年にわたる帝国の圧政と強引な併合政策に耐えかねた辺境の諸国や少数民族が各地で反発。
大陸には不穏な空気に包まれた。
651名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:12:30.50 ID:C3gJ3Jgr

「……有能な将校さんはこんないい部屋で寝泊まりできるのね」
朝の日差しが差しこむ部屋で若い女性がくるまったシーツから顔を出した。
「ははは、何度修理しても雨漏りする兵舎が懐かしいよ」
「贔屓だわ。とっても贔屓。同じ王に仕える身なのに」
「ルナは近衛騎兵団でも副長だからね、俺とは勲章の数が違うのさ……」
既にベッドから出て、制服を身につけた青年将校が水差しと2つのグラスを持って来た。
「……気兼ねなくシャワーが浴びられる貴方が羨ましいわ」
ルナと呼ばれた女性が半身を起こしてグラスを受け取る。
群青色の髪に赤い瞳が印象的な女性だ。何気なしに水を飲んでいるだけなのに不思議と見とれてしまう。
「私なんて身体を拭くのがやっとなのに……ん?…やだ」
青年の視線に気付いたルナはシーツから覗いている乳を隠し、顔を赤らめた。
「あ、ごめん……そんなつもりじゃなかったんだけど」
「もう……」
近頃は帝国内外で兵士の行き来が激しい。
その理由は帝国に反旗を翻す部族や小国によって帝国領内の街道が寸断され、物品の流通に支障が出ているからだ。
特に貴重な真水や塩などの供給がここ数日、滞っている。先に大規模な暴動が街道で起こったためだ。
さらに国境外の強制開拓団、少数民族及び、森林地帯のエルフ、地下探鉱のドワーフ達が同盟を組み、着々と軍備を進めているという。
また帝国内でも一部の者達がその同盟組織と内通しているという噂がある。果ては王の暗殺まで画策しているとか、ないとか…
「なら前線の部隊に転属するかい?ルーナンティ=エレオノーレ君。
我が第1歩兵連隊は君を歓迎するよ。毎日、乾燥豆のスープに塩漬け肉と水割り酒のフルコースで」
水を飲み干した女性は軽く笑って
「遠慮しておくわ。キース=フィリップマン少佐…………もう行くの?」
「ああ、新兵の訓練の時間だからね。シャワーは自由に使うといい。じゃ、また後で」
「ありがとう、いってらっしゃい」
652名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:15:17.15 ID:C3gJ3Jgr

「失礼致します。お呼びでしょうか」
「………入れ」
城内に設けられている塔の中で、最も高い塔の一室
城下が一望できる部屋の主にルーナンティは低い声で入室を告げた。
「ルーナンティ=エレオノーレ近衛騎兵副団長であります」
「………近くに寄れ」
暗い室内で椅子に座す男の声にルーナンティはゆっくりと歩み寄った。
「ここ最近、お前に命じた任務の報告書に同じ文字が記されている」
「い、いえ…そのような事は――――――あっ」
男はいきなりルーナンティの尻に指を食い込ませた。
「事細かに記されているが……要は『成果なし』と言うことだ。これが何を意味するか、わかるか?」
「じ…事実を述べているだけです…わ、私は―――んっ…く」
男の指がさらに下部に伸び、ぐっと上へ突き上げた。
「フィリップマン…とか言ったか…あの男は有能すぎるのだ。それに人徳もあるとあれば計画とやらに携わっているかもしれん。
風の噂では……私を暗殺する計画というではないか。
お前をあの男へ近づけたのは、暗殺計画に関わっているであろう者共を調べ上げるためだ。
それを命じて4ヶ月も経つ…それほど時間がかかっておるのには、他にワケがあるのではないか?」
「も、申し訳ございません。計画に携わっている様子は未だ、何も……」
「男と女……床を共にする中では寝物語に何を囁いているかわからんからな?」
男がルーナンティの眼を射抜くように睨んだ。
「特にお前は」
「わ、私は……あの者にそのような感情は……んっ…は」
男の手がさらにルーナンティを弄(まさぐ)る。
「我が血を分けた娘で無ければその首をとうに刎ねているところだ。あの男の下で股を開くだけがお前の任務か?」
「……断じて…そんな…心構えでは…」
「お前の身体には母親と同じように淫らな血が流れているのだ。
男を狂わせるセイレーンの血がな。その能力(チカラ)を使ってもこの程度とは……」
男はルーナンティを突き飛ばすと報告書の束を投げつけた。
宙を舞う紙の中でルーナンティは静かに言った。
「…母は貴女を愛していたと………ち、父上」
ルーナンティは目を閉じ、震える声で答えた。
「何だ、それは?」
しかし、男は殺気を帯びた声で答えた。
「――――――し、失礼しました。陛下」
「お前の存在は、私しか知らん。この世で私の血を正統に受け継いでいるのは第一皇女のみ」
「………はい」
「あと一週間の猶予を与えてやろう……その汚れた雌犬の身体をもって、忠誠を示せ。
もし計画にたずさわっていたとしてもあの男だけは生かしてやる」
その言葉にルーナンティは顔を上げた。
「舌を抜いて生かせておけば裏切りの憎悪の矛先は全てあの男に。お前もその方が楽しめるだろう?」
「……し、承知致しました。計画の首謀者、必ずや……」
「その言葉、努々、忘れるな……」
653名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:17:33.51 ID:C3gJ3Jgr

「………」
数日後、首都の郊外の娼館がひしめき合う地区をキースは歩いていた。
「ねぇん、将校さまぁん、お願い、私を買ってくれないかい?」
一人の街娼が腕を絡ませてきた。大きく開いた胸元を見せつけるよう言った。
「ああ……そうだな」
「ふふふ…『どれくらいで買ってくれる』?」
「『それ相応で』………ハンナ、集まっているか?」
「そこの角の酒場よ。あと1時間は巡回の兵士が来ないわ」
娼婦はボソとキースに呟くようにいうとさっと路地へと入った。
酒場のドアを3回叩き、さらに3回叩く。するとドアが開いた。
「遅いぞ、キース。お前が最後だ。皆、揃っている」
ドアを開いたのはルーナンティの上司である近衛騎士団長のハリーだった。
酒場に入ると帝国の名だたる将校と同盟組織の代表が集結していた。
「遠路痛み入る、この計画の責任者、キース=フィリップマンだ」
「前置きはけっこうです。時間が惜しい、本題に入って下さい」
どこかの少数民族の族長だろうか?どこか気品がある。美しい青い髪に尖った耳、エルフの女性だ。
「決行はこれより3日後の半月の夜だ。抜け道に精通しているというのは君か?」
キースの視線が一人の男性に向けられた。
「ああ。とある縁で開拓団のラズライト公に協力している者だ。あんた達よりあの城の構造を知り尽くしている自信はある」
男がテーブルに置いた詳細な城内地図を指し、言った。
「ここに兵舎がある。奥から2番目兵舎の屋根は新築でもしていなければ今も雨漏りがしている。
そして側溝を流れる水は地下水路に流れず、逆流して兵舎の床を水浸しにする…違うかい?」
「……君の素性に興味があるな。正解だ、王を討つメンバーに君が入っている事は心強い」
「王を討つメンバーは申し分ないが…皇女を討つメンバーの編成はどうする。
聞けば、あの王の力を受け継いでいるらしいではないか、生かしておくのは危険だ」
ドワーフの男が言った。これには近衛騎兵団長のハリーが答えた。
「そうしたいのは山々だが、皇女の部屋まで距離がありすぎる。我等、近衛隊の者でさえ
ここには近づけん。皇女直属の者達がガードしている。ここは確実に王のみに的を絞りたい。
王が死ねば、この強大な帝国をまとめ上げることはいくら皇女とて容易ではないだろう?
皇女を討つのは、盟約通りに各部族の代表で議会制を敷き、帝国から自由を取り戻してからでも遅くはない」
「帝国の残党をまとめる事は容易ではない………確かに、あなた方をみていれば納得がいきます」
先のエルフの女性が皮肉まじりに言った。
「耳が痛いが、そういう事だ。あとは――――――」
そして最後の会合が終わり、メンバーは別々に散っていった。
残ったのはキースと近衛騎兵団のハリーだけだ。
「いよいよだな……」
「………ああ」
654名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:19:26.04 ID:C3gJ3Jgr
二人は酒場から出て、城下にある兵士御用達の酒場に入った。
「こうしてお前と二人で話すのは久しぶりだ。近衛騎兵団は都の警備ばかりで暇でな」
葡萄酒が入ったボトルを置き、ハリーは上機嫌に言った。
「お前が近衛騎兵団に入る前に会ったきりか……確か2年も前だな」
「中尉から少佐に昇進、それに帝国勲章に乾杯」
「ああ…ありがとう…」
「辺境の平定じゃかなり武勲を挙げたそうじゃないか、聞かせてくれよ」
ハリーはキースのカップに酒を注ぎながら言った。が、キースは一口煽るとボソッと呟いた。
「………酷いもんだ」
「ん?」
「国境の外にいる部族は皆、敵に見えてくる。帝国の圧政と無理な併合が原因だ。
彼等は我々を憎んでいる。道ですれ違う荷馬車にエルフが潜んでいて毒矢で射かけてきた事もあった。
行商の女にピストルで頭を撃ち抜かれたヤツもいたよ。我々の黒い軍服は格好の的だ。
有翼人は槍、エルフは弓に森に仕掛けた罠で対抗し、ドワーフやホビットは鉄鍛冶で鍛えた鉄製の斧に剣。
獣人は切れ味の悪い石のナイフと格闘術で我々に挑んでくるんだ。
俺達は隊列を組み、マスケット銃の一斉射撃、大砲、騎兵の突撃…倒れても、倒れても彼等は向かってくる。
さらに最近では裸同然で強制開拓団にかり出された諸侯や民間人が敵側に加わった」
「……もともと王に逆らった諸侯に帝国内の貧困層の民間人だ……当然といえば当然だな」
「彼らはまずドワーフ達と同盟を組み、さらに獣人、ホビット、有翼人達と次々に同盟を結んだ。
今や鉄や火薬を毛嫌いするエルフまでもが銃や鉄製の武器を使い出し、戦火は広がるばかりだ………リセを覚えているか?」
「お前の副官のだった女だな……彼女は……残念だった」
キースは酒が入ったカップを一口煽った。
「花売りの子供が持っていたバスケットに爆薬が仕掛けてあってな…リセの脚ごと吹き飛んだんだ。
俺は必死で彼女の脚を探したよ。だけど見つからないんだ……俺はもう血まみれのリセを抱えることしか出来なかった。
リセが息も絶え絶えに言うんだよ……『帰りたい…故郷に帰りたい…』って…似たような兵は他にも大勢いた……
そうしてこちら側の報復が始まった。老人を殺して、女を殺して、子供を殺して……疑わしいヤツは皆、殺した。
『殺さなきゃ、殺される』って自分を納得させながら、町を焼き、村を焼き、しらみ潰しに殺したよ……」
キースは顔を覆った。リセの弔い合戦とばかりに敵の集落をいくつも焼き払い、皆殺しにした光景が、次々に浮かんでは消えて行く。
「もういい、もう終わった事だキース……お前のおかげで故郷に帰れた奴もたくさんいるんだ。お前は悪者じゃない」
「いや、俺の方こそすまん。悪い酒になってしまったな……そんなつもりで話したんじゃないんだ。
こんな戦は早く終わらせたいと思ってな…」
「だが、正直……辺境の平定からお前が戻った時、嬉しかったよ。よく生きて帰ってきてくれた」
「感謝するよ…戦友」
キースはふと言った。ハリーに耳をかすように身振りで伝えると
「ひとつ提案があるんだが」
「どうした」
「ルーナンティを………何とか逃がすことはできないか?」
「エレオノーレをか?冗談じゃない。無理だ。あいつは大した実績もなく王の命令で配属されたヤツだぞ?
王の息が掛かっているに決まっている。いくらお前とつき合っていると言っても……それは無理だ」
「……彼女を愛しているんだ。何も知らずにあんな王を守って死ぬなんて――――――
決行の前に何とか彼女だけでも」
「いいか、キース冷静になれ。あの女は俺の副官だ。監視役といってもいい。それに――――――」
失言だったのだろう。ハリーは言いかけた口を噤み、誤魔化すように酒を口に含んだ。
「それに?何かあるのか?」
不審に思ったキースが尋ねるとハリーは渋る様子を見せたが、キースの押しに根を上げ言った。
「エレオノーレのことで一つ気に掛かる情報がある……ただの噂らしいが……それでも聞きたいか?」
「構わない。話してくれないか?」
655名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:21:03.96 ID:C3gJ3Jgr

「…………どうにもならないのか」
キースは酒が回らない程度に話を切り上げ、自室へと戻った。
決行までの時間は教育隊での任務をこなすだけだ。指揮下にあった第1連隊には新たな指揮官が配属されているが
ただのお飾りにすぎない。何年もの間、戦場を共にした兵士や兵長達は自分の命令に従う。
決起の日は指揮官を消し、首都の主要な機関を制圧する手筈になっている。
「ルーナンティ……」
彼女と付き合うきっかけは些細な事だったような気がする…今思えば副官の……リセの事を忘れたかったからかもしれない。
ルーナンティの笑顔を見る内に癒されていくような感じがしたのは確かだ。
血まみれのリセの夢をもう見ることはなくなった。
だが、王を暗殺することによって再びルーナンティが死ぬような事があっては……
「くそ……」
苛立ちを隠さずにドアを開けた。頬を撫でる一陣の風……そこにいたのはルーナンティだった。
「キース、おかえりなさい」
「あ…ああ…すまない。君が来ているとは思わなくて……外で一杯やってきたんだ。どうしたんだ?こんな夜更けに」
明らかに動揺している、心臓の鼓動が何かを警戒するように脈打つ。戦場で何度か経験した事がある。
何かがおかしい、自分の身に危機が迫っている。だが、その何かがわからない。
その何かとは…まさか――――――
「キース」
その言葉に、キースは思わず声を上げた。心臓が鷲掴みにされるような声。
ルーナンティに圧倒されている?この声と優しく微笑みを浮かべた眼に見つめられただけで?
「抱いて下さい」
ルーナンティは後ろを向き、するするとスカート捲り、下着を着けていない臀部を晒した。
月の光に照らされ、色白の男を狂わせる女の肌はいつもとは違う妖艶な色気を漂わせていた。
例えて言うなら…セイレーンが持つという…魅惑の…否応なしに魅了されるという色気だ。
「ルナ……?」
「貴方が欲しくてたまらないのです」
こちらを振り向いたルーナンティの肢体。まるで神話で語り継がれるような女神がそのまま顕現したような美しさだった。
年相応に実っている乳房も、それを支える胸筋によって張り出し、その頂きでツンと慎ましくも存在を主張している桜色の突起。
大胆にくびれている腰から太腿の艶やかな曲線美、腹部にうっすらと浮かぶ腹筋は男性のような武骨なものではなく
股間部の淡い茂みへと続くなめらかな線を描いている。
「何も言わずに……キース」
それはまさに女神だった。女神には違いないが、誘う者を破滅へと導く深淵の女神、セイレーンの化身だった。

獣のようなセックスだった。
キースはルーナンティをベッドに押しつけ、むしゃぶりつくように身体を貪った。
尻に何度も何度も怒張を叩きつけ、ルナの髪、顔、口、項、胸、臍、股間、尻、脚…あらゆるところに唇をつけ、
己の欲望をぶちまけた。そのたびに上がる甘く、官能に溺れる嬌声。
その声が萎えかけた劣情を再び奮い立たせ激しく体内に吐き出した。
656名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:22:40.35 ID:C3gJ3Jgr
何を口喋ったかわからない。
ただひたすら彼女に言われるまま、なすがまま快楽に溺れていく。
再び、我を取り戻したのはルナを組み敷き、体内に精を解き放ち脱力した時だった。
ルーナンティがベッドの横で微かな動作を起こした。まどろみのような光景、こちらを振り向いた
哀しげなルナの顔と記憶の奥底に眠っていたリセの幻覚が重なった。

『……子ができた?』
『……友人の軍医に診てもらいました……確証はないのですが…たぶん』
関係をもって、1年たったある日の夜。一つのベッドの中で隣に寄り添うリセの言葉にキースは驚いた。
『すみません……面倒な事になって』
『なぜ謝るんだ?君はもうすぐ任期を終える……俺も行くよ、君の故郷へ』
『中尉……それって…!?』
『大丈夫だ。その子は俺との間にできた子だ。結婚しよう、リセ』

『あ…ぐっ…ふ…ち、中尉……無事ですか……』
『リ、リセ!?』
『あ、脚が痺れて……ぐっ…か、感覚がないの…』
『リセ…リセッ!』
『すみません……脚がこれじゃあ…もう故郷に帰っても…あ、あなたに迷惑を…ゴホッ、ゴホッ』
『何を言ってるんだ!一緒に帰ろうって約束したじゃないか…迷惑なんかじゃない
俺が君の世話をしてやる。どこへでも連れて行ってやるから!』
『あ…ありが…ありがと…キース…ああ故郷に…故郷に……帰りたい…』
「…クソッ!衛生兵!衛生兵!手の空いている奴は消火作業を急げ!』
『……キース…せめて…貴方の子を……生み…』
『リセッ!リセッ!リセェェェッ!!』

「う、うわあああああッ!リセッ!」
キースは頭を抱え、ルーナンティを突き飛ばした。
「きゃ!…キ、キース…?」
「俺に、俺に何をした!ルナッ!俺に何をしたんだ!」
キースは咄嗟にベッドの脇にあったペンを逆手に持ち、ルーナンティのその切っ先を喉元にあてがった。
「うっ……キ、キース…わ、私は何も……」
「ウソだ!何を聞いた!何を尋ねた!?言え!言うんだ!」
鬼のような剣幕のキースにルーナンティは意を決したように言った。
「キース……ごめんなさい」
「知ったんだな?………知ったからには君を生かしておくわけにはいかない!」
キースがペンに力を込めようとしたとき、どこから取りだしたのかルナの手にはピストルが握られていた。
「………大人しくしてください。私は貴方を殺したくない」
「俺を撃つ?君が?ろくな訓練もしていない君が俺を撃てるのか?」
「試してみますか?」
その瞳に恐れはない。かなりの修練を積んだ暗殺者の眼だった。
「君が刺客だったというワケか……」
657名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:23:27.32 ID:C3gJ3Jgr
「王は憂いているのです。魔王と悪魔とよばれようとも強大な力で大陸を支配しなければ、
また大小国がひしめき、大陸の覇権を巡って多くの血が流れた狂乱の時代に戻ることを憂いているのです」
ルーナンティはキースを諭すように言った。
「確かにそうかもしれない。だが、帝国の腐敗はもう手に負えないところまで来ている。腐りきっているんだ!
君は知っているか?帝国が定めた国境(くにざかい)の外でどんな事が行われているのか……
集落や村は焼かれ、略奪・暴行・虐殺の嵐だ!
女は見境なしに犯され、子供は奴隷商へ否応なく売られているんだぞ?
それでも黙ってみていろと言うのか?目の前で恋人が殺されても君は黙って見ていられるのか!?」
「………私には関係ありません。私にあるのは王への忠誠だけです」
キースはペンを離し、ルナから離れ言った。
「本気で言っているのか?君だってうすうすは気付いているんじゃないのか?帝国は間違っている
あの王が存在する限りにいつまで経っても大陸に平穏は訪れないという事を」
「違います!王がいなければこの大陸は再び混迷の時代に――――――」
キースはルーナンティの腕を掴み、激しい口調で言った。
「混迷の時代だって?そんな時代はもうとっくに通り過ぎている!今、虐げられている人々がこの時代をなんと
称しているか知っているのか?」
「そ、そんな事――――――」
「『暗黒』時代だ!どんなに光を求めても黒い闇にのまれ、決して光が見えない時代だと言っているんだ!
君は死んだ親の骸を喰らっている子供を見たことがあるのか!?その日を食う為に子供を奴隷商人に売る親を見たことはあるのか!?
この大陸は魔界そのものだ!そしてあいつは魔王!全ての元凶なんだ!今、あの魔王を倒すために大陸がまとまりつつあるんだ!
それでも君はあの魔王に味方するのか?魔王の尖兵として覇道の道を突き進むのか?ルナ!」
「わ、私は…私は……」
ルーナンティはピストルを下ろし、泣き崩れた。
「私は王から貴方の周辺を探り、計画の詳細を聞き出すように命じられました。
貴方を愛していた副官の女性との関係も何もかも知った上で貴方に近づきました
……で、でもそれは全て…この国の…この大陸の…」
「王への忠誠………それは王の血を受け継ぐもう一人の皇女としてか?」
「――――――っっ!?」
ルーナンティの動揺は明らかだった。
「本当だったんだな……君はあの王の……」
「だ、だったら…だったら何だというの!この国で王の血を受け継いでいるのは一人。
皇女様のみ。私は…私は存在してはいけない女なのです……」
「……セイレーンとの間にもうけた子…その力を使って俺を」
「私は最低の女です……でも…私は…貴方を…」
ルーナンティの手を持ち、ピストルを取り上げたキースはルナの身体にシーツを被せた。
そして身支度を済ませると、荒々しくルーナンティの腕を掴んだ。
「服を着ろ。俺はもう大事な人間を失いたくはないんだ。一緒に来てくれ!」
「で、でも…わ、私は」
「俺は………君を愛している……イエス…と言ってくれ」
ルーナンティはハッとして顔を上げた……そして俯きながら言った。
「……イエス」

深夜でもこの辺りは喧騒が絶えない。その合間を縫うようにして
キースはルーナンティを娼婦街のハンナの店へ連れて行った。
そして『この女性を計画の決行の日までかくまって欲しい』と願い、金を渡した。
『あんたの子種を付けた娘じゃないだろうね?』と念を押すような顔
が、フードをとったルーナンティの顔をみてハンナは声を上げた。
『あ…え…あ……その…お、お客を取ってくれない?い、1回だけでいいから!』
キースはハンナを落ち着かせ、俺の客人だぞ!とキッパリ断った。
『………もったいないねぇ…きっとウチの看板娘になれるのに…私でさえ見とれちまうよ』
と言ってうっとりした。セイレーンの血は男も女も見境はないようだ。
とにかく人目につかないようにしてくれ。と再度、ハンナに念を押し、金を上乗せした。
ルーナンティが言うに、王から命令された期間は7日間。まだ余裕はある。
翌朝、キースはハリーの元へ向かい、昨夜の一件を話した。
当初は驚いた様子だったが、話を終える頃には納得したようだった。
「あの王のことだ、事が発覚していたら俺の首はもう飛んでいただろう。
今、生きているのが何よりの証拠なのかもしれんな………よく話してくれた。
王の言った期限が7日間なのが幸いしたな」
「感謝の言葉もない…ありがとう、戦友」
658名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:24:36.31 ID:C3gJ3Jgr
(これで殺さずに済む……王を討てば全てが終わる。
帝国の歴史に幕を降ろすまであと2日。帝国が崩壊した後はしばらく混乱が続くだろうが
種族、民族の代表議会が招集されれば、自ずと鎮まるだろう)
キースはそんな思いを抱き、廊下を歩いていた。
ふと、顔をあげると対面から別の一団が歩いてくる。
皇女の一団だ。直属の部下と教育係のダークエルフの女性が見える。
年齢は12か、13だろう。幼いながらも覇王の威厳と風格を漂わせている。
キースは廊下の隅により、軍帽を脇に抱えて膝をつき頭を垂れた。
「……待て」
キースの前を通り過ぎようとしたとき、一団の歩みが止まった。。
「面をあげろ」
頭上から、冷ややかな声が響いた。
「は……」
キースは顔を上げ、皇女の顔を見た。ルーナンティと同じ紅い瞳。
が、ルーナンティのどこか儚げな紅い瞳とは違い、
凛と輝くその瞳には何者にも屈しないという強い意志が宿っていた。
「貴官、確か第1歩兵連隊の――――――」
「は、帝国陸軍第1歩兵連隊長キース=フィリップマン少佐であります」
「やはりそうか。帝国軍の精鋭たる功績、特に辺境での戦振りは聞いている」
「皇女様より直々のお言葉、光栄であります」
「聞けば…貴官は昇進と共に兵学校の校長に任命されるそうだな」
「は……」
皇女の言葉にキースは眼を閉じた。

思い起こされる戦場。
キースはリセの一件以来、周辺集落に潜伏していた敵勢力を掃討した。
当時の戦闘記録には大小、20を超える敵性部族を全て壊滅させた、と。
しかし、それは帝国側記録だ。それらの部族内にはもちろん帝国に敵対する者もいただろう。
が、そうでない者もいた。しかし、それらの見分けがつかない場合、どうすればよいのか?
その答えは、扱く簡潔だった。

『両方、葬ってしまえばよい。怨恨も残さないほど、徹底的に壊滅させる』

これがキースの出した答えであり、下した命令だった。
リセの死によって内に潜む修羅が心に取り憑いたのかキースは一切容赦しなかった。
キースの部下達も副官を死に追いやった爆破事件以来、怒りと憎悪を募らせていた。
反撃してくる者も、逃げる者も、命乞いする者も、子を庇う母も、皆殺しにした。
前線司令部からの報告にさすがの陸軍本部も難色を示した。
『やりすぎではないか?』『壊滅させた部族はよいとしても他の部族の反感が高ぶるにでは?』
『しかし、有能かつ部下の信頼も厚い。模範的な指揮官である』『他の功績も素晴らしい』『失うのは惜しい』
そして出された結論が
『本国に呼び戻し、最高の勲章を授与、昇進と共に兵学校の校長の席を与え、退役後は皇女の兵法指南役に』
であった。その報を聞く頃になってキースはようやく正気を取り戻した。
虐殺を楽しみ、金品や装飾品、捕らえた部族を奴隷商に売り、私腹を肥やす指揮官達。
滅ぼされた種族の集落で泣き叫ぶ年端もいかない少女達を犯す兵士達。
『敵性部族の掃討』『辺境平定』という大儀の箕(みの)に隠れ、
虐殺・暴行・略奪を繰り返す帝国の腐敗した汚泥に自らも浸かっていたことを悟った。
キースにとってリセの死は正邪の判断を狂わせるほど大きいものだった。
このままでは自分のような人間が……第二、第三の自分が生み出されかねない。
いや………帝国が存続する限り、途切れることなく生み出されるだろう。
それを断たねばならない。断つためには何をしなければならないか……
そういった思いを抱く者の組織にキースは密かに接触し、ある計画に荷担した。
そして帝国内で同じ志を持つ者達を続々と召集し、その代表となった。
659名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:26:17.30 ID:C3gJ3Jgr
「また退役した後は、私の兵法指南役に貴官が任命されるらしいな、よろしく頼むぞ」
「は、皇女様のそのようなお言葉……実に光栄であります」
「少佐が困っておられますよ…お話はそれまでに。陛下がお待ちです」
ダークエルフの女性がふふっと笑いながら皇女を嗜めた。
確か…ヘスタプリンという名前だったような……
「……わかっている。お前も兄に似てきたぞ。あまりうるさく言うな」
どうやら皇女は王に会うつもりのようだ。
キースは皇女の一団が去ると立ち上がり、踵を返して歩き出した。
「……親と子…か」
660名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:26:56.99 ID:C3gJ3Jgr
「陛下と久方ぶりのお時間、ティルフィードは嬉しく思います」
城内の一室で椅子に座る王に皇女は言った。
「うむ…………」
王は傍らに立つ長身のダークエルフに目配せをした。
ダークエルフは王の意を悟り、侍女を退室させ自らも部屋を出た。
室内に残るのは王と皇女の二人だけになった。
「……陛下?」
突然の人払いに皇女は訝しげな顔をした。
「取り繕った呼び方はよいぞ、ティル」
ふっと王は微かに口元を弛め皇女を愛称で呼んだ。
張りつめたような気が解かれ、皇女は微笑んだ。
「ありがとうございます、父上」
皇女は王の対面に座し、茶が入ったティーポットを持ち、王のカップに注いだ。
静かに流れる悠久の刻。王は眼を閉じ、静かに茶を啜っている。
皇女もまた何も言わず、その身を刻が流れるままに預けていた。
「ティル……もしお前に姉か妹がいたら何とする?」
ふいに王が口を開いた
「ティルに姉上か…妹ですか?」
「そうだ」
「姉上がいれば、良き妹として。妹がいれば良き姉であろうと思います」
「ふむ…実に面白味のない言葉だな、我が娘よ」
王は短く言った。だがその言葉は愛情に満ち溢れていた。
「父上が投げかけた話題に率直に答えたまでです。
それにティルがそういった冗談や洒落には疎い事は百も承知なハズです」
皇女は年相応の少女の言葉で王に言った。少々拗ねているような表情だ。
「……冗談や…洒落…か」
ふぅと息をつき、王は遠い眼をした。
「父上……?」
皇女は王の態度にもしや…と疑問をもった。帝国の頂点に立つ王ではあるが、新たな后もめとらず側室も持たない。
亡き母上に操をたてているのだ……と皇女は勝手に思いこんでいたが、それ以前になると話は別だ。
王が若りし頃に関係をもった女性がいないとは限らない。そう言った類の話は一切、耳に入ることはなかったが、
今になってそう言った者が名乗りを上げてきたのかもしれない…皇女は期待と不安が入り交じった表情で王の言葉を待った。
「儂にはティルフィード…お前しかおらぬ。儂と亡き后の血を受け継いでいる者は第一皇女であるティルフィードのみ」
「……父上、驚かせないで下さい」
皇女は安堵の表情を浮かべた。
「この広大な大陸を治め、帝国を維持するためには継承者は一人でよい。
継承権を巡って親族やその取り巻き共で骨肉の争いなど…愚かにもほどがある。そうは思わんか?」
「はい、父上の仰るとおりです。王たるものは大陸の平穏を保たねばなりません。
その本分を忘れ、土台を根本から崩すような行為は愚の骨頂でしょう」
その答えに王は満足したのか、頷き、身を背もたれに預けた。
長い沈黙、先ほどの静寂が室内に訪れた。その静寂の中、皇女がぽつりと言った。
「父上……母上はどのような御方だったのですか」
「………そう言えば、ティルには話してはいなかったな」
「はい……その…母上のお話を聞こうとすると…父上が悲しい眼をされるので…ですが、ティルはもう13になります。
あと数年もすれば母上が父上と婚儀を結ばれた年齢に………
そのような時に母上の思いが少しでもわかれば……無礼は承知の上です。どうかお聞かせ下さい」
「美しい女性だった……ティルのその紅い瞳は母譲りのものだ……共に戦場を駆け抜け、背中を預けあいながら
何度、死地を乗り越えてきたことか…………ティルや先の話に戻るが…もしお前に姉がいて、そのような行為を企てたとしたら何とする」
王の問いに皇女は一呼吸おき、凛として言った。
「仮にそうだとしたらティルは姉上を討ちます。己の信念に従って」
「そうか……」
661名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:27:52.09 ID:C3gJ3Jgr
数日後

「まずは部族の枠を超え、あの『覇王』を討った事に皆を代表して敬意をあらわしたい」
円卓にならんだ各部族の代表達がキースに眼をやった。
覇王を討ち、帝都の混乱に乗じて主要機関をキースの配下が素早く抑え、
暫定的ながら帝都内の治安維持を受け持つ形となった。
表立って動けないキースであったが、直属の第1歩兵連隊の動きは迅速かつ的確であった。
皇女の行方は未だ不明だが、大陸が帝国の支配から解放された報は瞬く間に諸国に伝わった。
そして大陸の代表を集めた評議会が密かに行われた。
出席者は有翼族、ドワーフ、エルフ、ハイエルフ、獣人、開拓団の代表、そしてキース達、帝国軍人だった。
「覇王の支配から大陸は解放された事を今日、ここに宣言する。
今まで散っていった同胞達、また今日まで圧政に苦しんだ全ての者達の働きが功を成した」
キースが評議会に集まった面々を見回し、言葉を続けた。
「今後、この大陸を治めていく評議会だが、暫定的ではあるが今この場にいる者達の
話し合いという形を取りたいと思う。皆の意見を聞かせてくれ」
キースの言葉にドワーフが言った。
「ワシ達は帝国に牛耳られていた地下鉱脈都市の自治をもらえればそれでよい。他は好きにしてくれ」
そう言って腕組みした。あとは何も聞かず、言わず、取り合わないというように目を閉じた。
「そう言うなら永遠に地下に潜っていてください。ドワーフの体臭に鼻が曲がりそうです。
それに勝手に木を切り出すなど……森が汚れ、ツリーフォーク達は怒り、妖精や精霊は歎いています」
「お高くとまって森のことばかり考えている長耳が何を言う?覇王軍を恐れて永久に森に
ひきこもっておればよかったものを……鉄製の鏃や武具を作った恩をもう忘れたか?」
「――――っ、と、とにかく今後、いかなる種族も私達の森から木を切り出すことを禁じます。
また木を切り出した事が発覚しだい、ハイエルフに対する宣戦布告と見なすと大長老からの言葉です」
ハイエルフが高慢な態度で反論した。
662名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:33:46.71 ID:C3gJ3Jgr
「お前達ハイエルフはいつもそうだ!高慢ちきでいつも多種族を見下している!
俺の子供は森に入って落ちていた木の枝を踏み追ったという理由で脚を折られたんだぞ!?」
獣人が立ち上がり、ハイエルフを指して叫ぶように言った。
「お気の毒に思いますが、我々は森の掟に従ったまで」
「何だと!?」
「しかし獣人族の部族紛争で森が荒らされるのも事実です。我々も渓谷や山に流れる
貴重な水源を奪い取られた。その問題は未だに解決していない。帝国を討つために協力はしましたが……
帝国亡き今、その罪が消えたとは言わせません」
有翼人の女性が獣人に向かって言った。
「人間達の開拓もそうです。山を崩し、森を切り開き、動物を殺す。
もっとも……多くの種族を奴隷として売買し、虐殺、略奪、暴行を繰り返した帝国軍よりはマシですが…」
円卓に座す各々の眼が一斉にキースに注がれた。いくら帝国の支配が無くなったとは言っても
部族間の対立や問題が解決したワケではない。各地に傷跡を残した帝国軍の問題もそうだ。
打倒・帝国という目的が達せられた今、なにとかこの評議会をとりまとめなければならない。
「各部族間の問題もそうだが、今ここで我々が仲違いする事は許されない。各々が自分の利益を
優先し、また多種族との協力・共存を考慮しなければ、この大陸は再び混迷の時代を迎える。
下手をすれば帝国が支配していた時よりも酷くなるかもしれない。それだけは阻止しなければならない。
これからの時代は我々、評議会の場において、対話することで解決の道を探りたい」
「私も貴方の意見には賛成です。東部にあるシールグランドは帝国打倒に尽力してくれた各種族に
支援を約束してくれています。また開拓団の自治区も可能な限り多種族との連携・協調の道を摸索しています。
互いを憎み、蔑み、武力で物事を解決する時代はもう終わりにしましょう」
そう発言したのは決起前の会合で顔を合わせたエルフの女性であった。
「……人間に感化されたエルフが何を言うのです。森の恩恵を忘れ、身も心も人間に売った貴女には――――」
「森から出ようとしないハイエルフの方々が外の世界をどう批判できるのです?
森を支えているのは大地です。その大地は誰にとっても平等なものではありませんか?」
さしものハイエルフも彼女の言葉には黙ってしまった
(大した女だなぁ……キース、俺は彼女に惚れちまいそうだぜ。エルフのワリにはいい身体しているしな)
側にいたハリーがキースに耳打ちした。
(冗談はよせ。彼女の横にいる男がこっちを睨んでるぞ、やめておけ)
評議会の重く暗い空気が幾分、軽くなったように感じた。
「帝都内の混乱は治まりつつある。辺境方面軍に主立った動きもないが
皇女を中心として帝国内の残党がまとまらない内に――――」
その時だった。会議室の扉が開け放たれ、なだれ込んできた兵士が小銃を構え一斉に射撃した。
マスケット銃の音と火花が飛び散った後、硝煙によって室内に霧が立ちこめたようになった。
視界が狭まり、悲鳴と怒号が飛び交う。
「ハリー、大丈夫か!?」
キースは小型のピストルを抜き、ハリーを捜した。
「ぐ……やられちまったよ。キース」
腹部を押さえ、ハリーは床に倒れていた。会議室では銃剣を構えた兵士と射撃から逃れた部族の
代表が応戦している。兵士の制服は東部方面軍の物だった。
帝都の混乱を察知し、前線から帰還した――――いや、帝都を掌握し、あわよくば覇権を握ろうと野心をもった者達が
骸にたかるハゲタカのように舞い降りてきたのだろう。
「腹だ……クソッ」
「起き上がれるか?ここから――――」
銃剣を構えて突っ込んできた兵士に向け、有無を言わず発砲した。
倒れた兵士に続けてもう一人の兵士が突っ込んできたが、ハリーが発砲し、よろけた所をキースが
ピストルの銃底で殴りつけ、サーベルを突き刺した。
ドワーフ達の戦斧が、有翼人の槍が、エルフのナイフが、獣人の拳が、兵士達をたたきのめしていく。
「裏切ったな!人間共!」
「狡猾な、下賤な蛮族が招集した評議に何の用意もなしに来たと思いますか?」
窓が割れ、火矢が次々と飛んできた。エルフの矢だ。カーテンや絨毯に火が燃え移り、数分もしないうちに
会議の場は火に包まれた。

ずっと前に書いて、お蔵入りしてもちまちま書き足した話
663名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 17:50:04.83 ID:niVFXth8
違うスレで見たことあるSSな気がするんだが…
記憶違いだったらすまん
664名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 18:28:56.41 ID:WOf6mp9/
ダン・フォースを覚えてる?
665名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 23:35:33.80 ID:lSuBVMuJ
うむ
666名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 01:06:40.67 ID:TIOUovvC
>>649
遅レスだが昔、PS1であったヴェルデセルバ戦記って設定が好きだったな
地球人が宇宙船の事故でどっかの惑星に不時着したらそこは
戦争真っ直中で、高速飛行船同士で空戦……初めは軍に所属して途中で
海賊になったりもできて…これってSFファンタジーで軍モノになるよね?
667名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 07:36:25.40 ID:19hn2osK
ぱらみりっ!



何故か起きて早々このスレ見てたら
そんなタイトルが真っ先に頭に浮かんだ
668名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 19:22:33.46 ID:FCSS6Vtj
どっちかって言うとみりぱろっ!じゃね
669名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 20:18:18.62 ID:GDXMlB4t
>>667
パラミリタリーもこのスレの範疇か

確かジェーン年鑑では自衛隊はパラミリ扱いなんだよな
670名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 21:35:00.75 ID:ZtKApx3O
IDF女性兵士とLF女性民兵の濃厚なレズプレイですねわかります
671名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 15:55:21.44 ID:xzX5b9Vj
けっこう前にこのスレで読んだと思うんだけど
女の皇帝だか国王だかに惚れてる将軍が、「戦争に勝ったら私を好きにしていい」って言われて活躍しまくるやつ残ってない?
他にも養成学校の女学生とか、野戦病院のナースとかとヤりまくる話
シリアスじゃなくてちょっとバカっぽい感じだった
保管庫見たけど無いんだ。datっつうの?持ってたら誰かくれないか
672名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 16:55:01.51 ID:mQ6FQPdV
>>669
マジかよ
673名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 19:07:05.71 ID:tR6sLUc3
>>679
マジ。
あと、海上保安庁なんかもパラミリ(準軍事組織)。
674名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 19:07:37.77 ID:tR6sLUc3
673は>>672へのレスねw
675名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 19:47:48.97 ID:k2gt0T8Y
日本は憲法上、軍の保有ができない
代わりに自衛隊という強力なパラミリが存在するのです
676名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 19:56:27.16 ID:CuVw4nyF
>>671の話面白そうだな
自分も読みたい
677戦車兵:2011/10/16(日) 01:39:15.02 ID:/kpl1+7J
>>671たぶんこれだと思うけど…


帝国第6軍は極寒の地に包囲され、脱出が困難になっていた。

将:総統閣下、脱出の許可を!
総統(♀):ダーメ。救出部隊送るから、それまで死守してよ。
将:し、しかし!
総統:頑張ってくれたら君には私が直々にナースコスで十発、
各兵には本土の美少女看護学校を貸し切りで給与。やりたい放題ってのでどう?
将:じーくはいるあああ!さむくねぇああああ!野郎ども!
兵:じーくはいるじーくはいるじーくはああ!
総:みんな、大好きよ。頑張って守ってね♪
救出部隊到着を待つまでもなく、
重工業地帯を占領した第6軍はご褒美を受けるべく、本土に後送された。
総:あん、ん…先生、私の膣に注射して下さい。
将:じーくはいるじーくはいるじーくはいる!!
総:あん、あん、そんなに私に注射しないで!ん、ん、んん〜!

看護学校
生徒A:兵隊さん、注射の時間ですよ
兵士:は、は、はいいいっ!
生徒B:いっぱい、注射してね。ここにはお姉さんも妹も、人妻もあらゆる
ジャンルがいるから…今日はどんなプレイがいいですか?
生徒C:可愛がってくださいね♪
兵士:じーくはいるじーくはいるじーくはいる!!!
兵士一人につき、三人の美少女看護生徒。
戦意高揚した全軍は極寒の大国を占領し、一度失敗した島国を占領し、
大帝国を誕生させた。


大尉:………って事になったらいいなぁと思ってさ。どう?
ボクだったら、そこの女医師になってさ、眼鏡かけて、似合うと思う?
ハンス:は、はいい!似合いますよ大尉!絶対、似合います!
軍曹:……溜まってるんですか?あと、二等兵、不潔です。
曹長:あかんなぁ…ハンス、舐めたれば?一回、イケばもどるやろ
伍長:溜めすぎは身体に毒ってね……あ〜はやく救出部隊来ねぇかなぁ…
瓦礫と化した建物の影に隠れ、友軍、避難民を援護する砲塔に白帯を
塗った主力戦車でのお話でした。
678YELLOW TAILS:2011/10/16(日) 11:54:26.44 ID:LIqibual
この物語は一つか二つの素敵な嘘と百か二百のどうでもいい事実から出来ている
−矢作俊彦

はるか南方にアレクサンドリアの街の灯りを望む夜の地中海を、船団は粛々と進んでいた。
UGS8Aという無味乾燥な識別番号を付けられた船団を構成するのは新旧様々なタイプの輸送船とその護衛艦艇で、第69戦闘飛行中隊が間借りしている空母レンジャーもその中に含まれていた。
フットボール場のように平坦な飛行甲板の下で、海に向かって張り出した回廊の手すりにもたれ、一人の女が夜風にあたっていた。
女性にしてはびっくりするほどの長身で、脚が長く、尻の位置が高い。
オリーブ色のシャツを砲弾型に押し上げる胸の膨らみは40インチを下るまい。
プラチナブロンドの長髪は海風に煽られて海草のようにのたくり、瞳の色は猜疑に満ちた暗い光を湛えたペイルブルー。
唇は苦虫を噛み潰したように厳しく引き結ばれている。
別にこれといって気分を害するようなことがあったわけではなく、69中隊の指揮官であるシルヴィア・コスプレスキ大尉はいついかなるときも不機嫌そうな顔をしているのである。
鏡のような水面の向こうに黒々と横たわるアフリカの大地では、かの有名なエルウィン・ロンメル元帥率いるドイツ・アフリカ軍団とおまけのイタリア軍が好き放題に暴れまわり、猛烈に叩かれくたびれきった連合軍はエジプト国境に向け雪崩を打って退却している。
連合国軍中東方面軍司令部の悲鳴のような要請を受けて急遽派兵されることになった69中隊は夜明けとともにレンジャーの飛行甲板から飛び立ち、リビア砂漠との国境に近いビル・エル・ハムサの飛行場に展開することになっていた。
シルヴィアは首を傾けて甲板を見上げた。
細長い飛行甲板の後ろ半分には機体の後ろ三分の一をチームカラーである黄色に塗った69中隊のP−40Fが、猫が潜り込む隙間も無いほどの間隔で並べられている。
その名が示すとおりポーランド系であり、ヤン・ソビエスキー三世のもとウィーンを包囲するオスマン・トルコの軍勢を蹴散らした精強なポーランド騎兵の血を引くシルヴィアは、天駆ける鉄騎兵に乗って戦いに臨む興奮に子宮の疼きを抑えられなかった。
部屋に戻って自慰でもしようと格納庫甲板に降りたシルヴィアは、何の前触れもなく背後からの襲撃を受けた。
複数の腕が伸びてきて口を押さえ、腕を掴み、鋭く絞り込まれた柳腰を抱えて女戦闘機乗りの自由を奪う。
そして一瞬の混乱状態から立ち直り男たちの手を振りほどこうとした巨乳士官を、あっという間に備品倉庫の暗がりに引きずりこんでしまった。
倉庫の中は薄暗く、ペンキやグリースの匂いが充満していた。
「へへ、いい格好だな」
万歳の格好で両手を組まされ、仰向けの体勢で身体を床に押付けられた屈辱の束縛姿勢に固められたシルヴィアに、闇の中から声がかけられる。
「貴方たち…」
それは69中隊がノーフォークでレンジャーに積み込まれる際、空中戦での腕試しを持ちかけてきてボロ負けした第42戦闘飛行隊の面々だった。
679YELLOW TAILS
「この前の借りはたっぷりと返させてもらうぜ」
航海の間ずっとシルヴィアを付け狙い、人気の無い場所で一人になるときを待っていたのだ。
生意気な女将校を強姦し、所詮女は男に征服され、奉仕する存在なのだと思い知らせることで傷付けられたプライドを癒そうという魂胆であった。
「…好きにすればいいわ」
シルヴィアは力を抜いた。
抵抗しても勝ち目は無かった。
多勢に無勢であった。
「お前は俺たちの奴隷だ」
シルヴィアの傍らに膝をつき、顔を寄せてきた男が言った。
目に狂気に似た熱が浮かんでいた。
男たちの手が無造作に着衣を剥ぎ取っていく。
たちまち全裸にされた。
生唾を飲み込む音が幾つも重なった。
「凄ぇ体だ」
誰かがうめいた。
男たちは先を争って服を脱ぎ捨て、シルヴィアに挑みかかった。
何本とも知れぬ指と舌が熟れきった女体を這い回る。
腹に跨った男が荒い息づかいで乳房を弄びはじめた。
重力に屈することなく見事な形を保つ美巨乳が、男の乳責めを受けてグニグニと柔らかく変形する。
「ひあ…ッ!」
陵辱の予感に昂ぶり、敏感になっていた乳肉を荒々しく揉みしだかれ、思わず頤を反らして甘声を漏らしてしまう。
「無愛想な顔してる割には色っぽい声で鳴くじゃないか?」
銀髪の美人将校は10歳の誕生日に父親に犯され、それから毎日昼は父親に抱かれ、夜は客を取らされていた。
14歳の独立記念日にグリップにガラガラ蛇をあしらったコルトの六連発で父親の心臓を撃ち抜いたシルヴィアは、僅かばかりのドルを手にメキシコ行きの汽車に乗る。
ガーランド郡で人買いに捕まった住所不定の巨乳美少女は、一味に輪姦されたあとホットスプリングズの娼館に売ら、19歳の復活祭の日にブルーアイからやって来た保安官に保護されるまでにありとあらゆる変態プレイを仕込まれた。
開発されたシルヴィアの肉体は快楽に従順で、複数の男たちに玩具にされることにどうしようもない悦びを覚えてしまう。
尻の割れ目に舌を入れられ、こみ上げる肉悦にたまらず腰がくねる。
牝犬の性を目覚めさせられた美人将校が淫悦に身悶えるたび、発情した女体から香り立つ濃厚な性臭が男たちの鼻腔を擽る。
滑らかな雪肌に散った桜色が凄絶な色気を醸し出していた。